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在日朝鮮人のための韓国講座(78)
1 名前: 解法者 投稿日: 2004/01/22(木) 01:44
>韓国映画の現在<

 韓国映画、これまで500本以上は見ただろうか。こういう日本人も珍しいのではないか。日本で上映される韓国映画なら全部鑑賞しょうと固い決意をしているから、昨年も全部鑑賞した。もちろん、韓国に行く機会があれば、必ず映画館に立ち寄る。
 感想は、韓国映画もずいぶん軽くなったというものだ。それにしても韓国映画といったら10年ほど前までは、5〜20人ほどだったが、今では満員でチケットを獲得するのも大変だ。
 韓国映画の鑑賞者の70%が女性で、これまた隔世の感がする。おわかりになられると思うが、韓国映画の殆どが娯楽映画で、「愛」を題材にしたものが多い。これでは<軽い女>に受けるわけだ。今はやりの<冬のソナタ>、韓国の春川(チュンチョン)近郊の撮影現場に日本の女性が群がっているという。昨日のニュースでも主演女優の「崔 智雨(チェ
ジウ)」に会えずに大騒ぎとなり、主催旅行者が全額旅費を返還したという。
 娯楽映画が殆どだから、社会性、芸術性がなく著名な国際映画祭では苦戦している。この点では日本の水準には及ばないと考える。
「軽い」、「明るい」、「印象が薄いー記憶に残らない」が今や韓国映画の特徴になっている。
映画、面白ければよい。これも一つの考えだが、やはり「重く」、「暗く」、「忘れ難い」がよい。
 もちろん、娯楽映画といっても捨て難いものがある。最近では「猟奇的な彼女(オテンバと翻訳する)」がよい。ビデオやにあるから借りてご覧になるとよいと思う。社会性のある映画では障害者への差別を描いた「オアシス」だろう。
 韓国映画を見れば、世相がよく理解できる。本当に勉強になった。「餅も多く食ったものが知る」と思う。

「ドリーム仮面」さんもソウルでうろうろしていたというから、映画の話でもしてくださるとありがたい。そうでなくとも、ソウルの話でもよい、昔話なお結構ではないか。

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