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在日朝鮮人のための北朝鮮講座（２７）
- 1 名前： 解法者 投稿日： 2004/01/18(日) 22:30
- ＞離散家族(２１)＜
このように「万景号」に乗って、北朝鮮にいる家族の元を訪問する＜在日朝鮮人＞さぞかし金持ちだと日本人は思っていると考える。これがとんでもない。コツコツと蓄えて、北にいる家族のために尽くしているのだ。＜在日朝鮮人＞の三大事業、パチンコ、焼肉、金貸し、もこの不景気で大変だろう。こうして１５年間も通っている人もいるのだ。
北朝鮮にいる家族の元を訪問する＜在日朝鮮人＞の元には日本にいる家族の消息・援助を待っている人たちから手紙を日本に届けて欲しいという依頼が多く寄せられる。もちろん、帰りの元山港で厳重な検査が待っているから、簡単に預かるわけには行かない。それと日本に帰って来てから連絡するのも大変だし、連絡してもケンモホロホロのことが殆どだ。それでも根負けして持って来る。それがこちらにも回って来る。本当に気苦労が多いのだ。
なお、北朝鮮にいる家族の元を訪問する者、＜在日朝鮮人＞とは限らない。日本に帰化した者も非常に多い。帰化したからといって、北の家族から逃れることはできないのだ。
また、日本人もいる。これは＜在日朝鮮人＞と結婚した人たちで、連れ合いの＜在日朝鮮人＞に同道する心優しき人たちなのだ。
そういえば、思い出した。こちらは元在日が北へ渡るのを港で見送ったことがある。これまでも港で出航風景を見たり、こちら自身、北へ渡ったことがあるが（ただし、日本船）、
これほど盛んな出航風景を見たことがない。「金日成将軍の歌」が叫ばれ、それはものすごいものだった。テレビでも紹介されているからおわかりだろう。船は「万景号」ができておらずロシアの船だった。
皆、すぐに日本に錦を飾ることができると考えていたのだ。それを騙した北の体制が憎い。
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