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在日朝鮮人のための北朝鮮講座（１８）

1 名前： 解法者 投稿日： 2004/01/17(土) 05:12

＞離散家族(１２)＜

　ここで、少し、日本から北へ渡った「在日朝鮮人」の話をしたい。
　在日朝鮮人も朝鮮総連もこの話をしないので、こちらが体験した話をする。ただ、日本人でこの＜北送事業＞に参加したわけではないので、断片的な話になることを了承していてだきたい。
　私は、彼らが北へ渡った北国の出身者だ。父が牧師をしていた関係で、高校時代には教会のセツルメントの仕事を手伝っていた（当時、父は亡くなっていた）。＜北送事業＞が始まる直前だった。
　朝鮮人は橋の下に住んでいた。仕事といえば、違法のドクロク造りと鉄くず拾いだった。
ヤクザも多かった。日本人の朝鮮人差別は激しく、まともな仕事はなかったと思える。ここに、リヤカーで米や肉を運んでいた。この辺の事情は、一昨年の「夜を賭けてー金　守珍監督」という映画に詳しい。これと同じで、川辺に住んでいたので、船で工場に忍び込んで、鉄泥棒をしていた。人間貧しくなればどんなこともする、と感じたので、あまり悪いことをしているとは思っていなかった。ドクロク造りは違法であるので、頻繁に警察の手入れがあり、大乱闘となることもあった。

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