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在日朝鮮人のための北朝鮮講座(17)
- 1 名前: 解法者 投稿日: 2004/01/14(水) 07:29
- >離散家族(11)<
そして、感激の長い電話となって、お互いの消息を尋ね合って(韓国人の場合は、北にいる父母がいつ亡くなったか、という話が多い)、長い一日が終わる。
もちろん、朝鮮語は理解できるから、話には涙することが多い、何しろ、韓国人の場合は約50年振り、日本人妻、元在日朝鮮人の場合でも40年振りなのだ。電話の様子はビデオ録画・カセットテープ録音し、差し上げる。
無事、電話が通じたときは、祝勝会だ。宴会となる。韓国人には<日本料理の真髄>を差し上げる。離散家族の韓国人は日本統治時代に北朝鮮に住み、富裕階級で高等教育を受けた人がほとんどで、それがために「金 日成」時代になってから<親日派>として弾圧され、已む無く韓国で逃亡して来たのだ。もちろん、日本語は何不自由ない。正統日本語だ。「金 日成」時代と比較するからか、もともと富裕階層からか、<反日>を説くことはない。<親日派>でなくとも<知日派>なのだ。
ついでに、日光、川越など東京近郊などの観光旅行にもお連れする。
全くボランティアも大変だ。一人でないからやって行けるが、費用も人もかかる。報酬など請求したこともない。もちろん、北との連絡費、宴会代、観光代もこちら持ちだ。
「離散家族」は韓国でも富裕層の人がとても多い。一人だけ北に残して来た妻と子を探して挙げた(このような例はとても多い)ので喜んで100万円くれた。お金をいただいたのはこれだけだ。ありがたかったが、これまでの費用の何十分の一だ。こういう<ボランティア>、皆様にはとうていお勧めできない。
その上、北朝鮮にとっては好ましくない行為だから、秘密を保持しなければならない。これが一番大変で、気苦労も多い。
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