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在日朝鮮人のための北朝鮮講座(16)
1 名前: 解法者 投稿日: 2004/01/14(水) 07:27
>離散家族(10)<

 とにかく連絡して、北の家族には「平壌」に来てもらい、韓国の家族には日本に来てもらって、電話することになる。日本の家族は原則として東京に出てきてもらってこちらの事務所から電話する。もちろん、こちらの協力者立会いだ。元在日朝鮮人ならいざ知らず、一般の朝鮮人など国際電話などかけたこともない。
 北で一般人が日本からの電話を受けるにも、かけるにも、電話局に申し込みをしなければならない。信じられないことだが、これに最低、5時間かかる。約束した日に電話がこないこともある。「平壌中央電話局」が工事中で全線不通だったという信じがたいこともあるし、NTTから「平壌電話局」が停電?などで不通だと言われたこともあった。電話ができないときは同じ時間で3日間待っていると伝えてある。幸い、3日間待っても電話がこなかったということはないが、最後の3日目ということもずいぶんあった。東京で待機している家族も大変だが、こちらも大変だ。交代するが仕事もままならない。電話は午後にかかってくることが多い(平壌では朝8時から電話局に駆けつけている)。しかし、何かの調子で朝の9時にかかってくることもあるので、こちらも一日中待機していなければならない。

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