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在日朝鮮人のための北朝鮮講座(10)
- 1 名前: 解法者 投稿日: 2004/01/13(火) 04:45
- >離散家族(4)<
荷物が着く。荷物にはこちらの住所、名前が書いてある。まず、日本から渡った朝鮮人がこれを見た。手紙を送って来て、親戚を探してくれという内容が全てだった。当時は全く事情を知らなかったので、日本にいる親戚を探して連絡した。帰って来る答えは「好きで帰ったのでしょう。いまさら面倒を見てくれなんて厚かましい」、「こちらも生活があるから面倒など見切れない」、「あんた、誰、日本人、おかしいのじゃないの、こんなこと止めなさい」、「とにかく、関係ない」、取り付くひまがなかった。当たり前だ。北に渡ってから30年が経とうとしているのにそれまで援助して来なかった親戚が援助するはずがない。援助しているなら遥か昔に援助していた。200人位からは手紙が来ただろうか。そのうち、「ありがとう」と言われたのは10人もいなかった。援助したのは3家族だけだった。朝鮮人は「血の社会」といわれ、家族の絆が深いと聴いていたが、日本人以下だった。親が息子(長男)の援助を拒絶した例もあった。衝撃を受けた。
北で援助を待っている朝鮮人に本当のことを伝えることができなかった。
その窮状を察した日本人が集まりだし、金を出し、品物を出してくれて、送った。朝鮮総連から送ると安いということで(東京からだと1個7500円(最初は6500円)、新潟からだと4500円)、朝鮮総連用のダンボール(1個500円)に詰めて送った。1000個は送っただろうか。ダンボール代・送料だけで数百万は使った。金も東京朝銀信用組合から送った。数千万円は使った。もちろん、私一人の金ではない。朝鮮人の会員は全くいない。全部日本人の金なのだ。
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