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蟲づくし- 1 :とはずがたり:2008/11/14(金) 17:36:27
- このスレのテキストはこれしかないでしょう
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150501432/
- 2 :とはずがたり:2008/11/14(金) 17:37:32
- それにしても集団で生活してるなんて・・・おぞましい。。
ゴキブリって冬はどこで暮らしてるの?
R2511月 6日(木) 12時 0分配信 / エンターテインメント - エンタメ総合
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20081030-00000000-rnijugo-ent
この夏、久し振りに家の冷蔵庫の下からサッと這い出してくるゴキちゃんを見てしまい、ゾゾッと寒気がしました。寒気といえばそろそろ肌寒くなってくる季節ですが、冬のゴキブリって、どこで何をしているんでしょう? どこかに固まってジッとしているなら、あわよくばそこを一網打尽にできないものか…。
そんな疑問を解決すべく、害虫駆除を専門に行っているFCCシステムに、冬のゴキブリの生態について伺いました。ズバリ、冬のゴキブリってどんな所に潜んでいるんですか?
「ほかの昆虫同様、ゴキブリも寒さには弱いので、冬は冷蔵庫や食器洗浄機のモーター部などの暖かい所に巣を作り、集団で生息しています。タイムカードや計算機器、電子レンジにも入り込むため、ゴキブリが原因で機器が故障するケースもあるんです」(FCCシステム代表取締役 深澤正司さん)
ゲゲッ! そんな所に巣を作られたら困ります。ゴキブリが巣を作っていそうな場所を見つける方法ってありますか?
「ゴキブリが生息する場所には、体液やフンでできた“ローチスポット”と呼ばれる独特の染みがあります。流し台の下などに黒い点々のようなものがある場合は要注意ですね」(同)
自宅をチェックするのがコワイ…。外が寒くなると、家の中が居心地よくなってしまうんですね。でも、1カ所に固まっている分、“ローチスポット”で巣の場所が特定できれば、殺虫剤で一斉駆除できちゃいますよね?
「広範囲に散らばっていないだけ、一斉駆除は比較的容易です。ただ殺虫剤での駆除は、一時しのぎにしかなりません。都市部のチャバネゴキブリには殺虫剤に対して抵抗性を持つものもいますし、すでに巣に産み付けられた卵には殺虫剤は影響しません。冬を越した卵が夏に孵化すればまた…」(同)
うーん、考えたくない。殺虫剤が効かないなんて、恐るべき生命力です。ちなみに、仕事に忙しいR25世代が今日から簡単にできる対策ってありますか?
「ゴキブリの巣となりやすい素材として段ボールが挙げられます。段ボールは非常に暖かいので、隙間にゴキブリが卵を産みつけるケースが多い。特に、通販や引っ越しなどで使った段ボールには屋外からゴキブリがくっついてきている可能性もあるので、家の中に放置しておかない方がいいでしょう」(同)
なるほど。本格的な駆除は業者さんに任せるとして、自分もネット通販で届いたダンボールの山、早々に片付けることにします!
(R25編集部)
- 3 :とはずがたり:2008/11/14(金) 17:39:04
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甲虫の同性愛行為、繁殖に影響していた
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20081105-00000002-natiogeo-int
ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト11月 5日(水) 18時52分配信
同性愛行為に及ぶ2匹のオスのコクヌストモドキ(写真)。この甲虫の場合、オス同士の同性愛行為によって異性との繁殖の機会も増えていることが新たな研究で明らかになった。
(Photo courtesy Sara Lewis Tufts University)
コクヌストモドキという甲虫のオスは同性愛行為に及ぶことがある。この行為によって、実際には繁殖の機会が増えていることが新たな研究で明らかになった。
コクヌストモドキ(Tribolium castaneum)は小麦の害虫で、温帯地域に広く生息している。この虫の同性愛行為自体は、数十年前から指摘されていた。だが、その理由については、進化の観点から見て説明のつかない謎として残されていた。進化の理論に基づけば、オスはメスとの生殖行為にエネルギーを集中するはずだからだ。
アメリカ、マサチューセッツ州メドフォードにあるタフツ大学の進化生態学者で、研究を率いたサラ・ルイス氏もこの点に着目した。「コクヌストモドキのオスは繁殖につながらないような行為に多大な時間を費やしている。何か理由があるのか、突き止めるために実験に着手した」と同氏は語る。
この研究は「Journal of Evolutionary Biology」誌に掲載されている。
同性愛行為はほかにも昆虫、ペンギン、霊長類などで行われることが知られている。理由についてはさまざまな仮説も提唱されてきた。メスとの交尾の前にできるだけ練習を積んでおくため、劣化した古い精子を事前に排出しておくため、ほかのオスに対して社会的に優位であることを誇示するため、などといった考えが出されている。
ルイス氏の研究チームは、コクヌストモドキのオスとメスに個体を識別するマークを付け、生殖行為の成果を追跡調査した。同時に、対象とした群れの子孫における父系のつながりについても観察を行った。その結果、子孫に受け継がれた遺伝子の数から判断すると、同性愛行為に及んだからといってメスとの繁殖成功率が上がるわけではないことが分かったという。また、同性愛行為と社会的な優位性にも関連は認められなかった。別のオスと性的行為に及んだ回数の多いオスが、メスの関心を引くようなこともなかったという。
一方、オス同士は同性愛行為において互いに精液をかけあっていることが判明した。したがって、このような行為はメスとの交尾の前に古い精子を排出し、新しい精子を準備するためのものである可能性が示唆された。
さらに研究チームは、精液をかけられたオスがその後でメスと交尾すると、メスは交尾相手以外のオスの精子を受精することを突き止めた。つまり、オスはメスと直接交尾せずに自らの精子を受精させているのではないかという驚きの結果が得られたのだ。そうなると、コクヌストモドキの同性愛行為は繁殖に直接役立っていることになる。交尾の時間と手間をかけずに精子を受精させることができるからだ。
「にわかには信じられないような結果だったので、何度も実験を繰り返してみたが、確かにこうしたメカニズムが働いていると考えられる」とルイス氏は話している。
イギリスにあるシェフィールド大学の昆虫学者クラウス・ラインハート氏は、この研究を高く評価して次のようにコメントしている。「この種の行為に言及している研究は多いが、すぐに人間の視点に置き換えて考察するものばかりだった。今回の研究はいたずらに同性愛行為をはやしたてるのではなく、昆虫の場合はどうなのかという冷静な観点で行われ、結果として素晴らしい成果が得られている」。
アメリカのフロリダ州ゲインズビルにあるフロリダ大学の行動生態学者ジェーン・ブロックマン氏も次のように述べている。「これまでは単に混乱しているか、性欲が強すぎてそんな行為に走るのだろうと同情的に語られることが多かった。こうして客観的な調査がなされたことは非常に大きな進歩といえる」。
Matt Kaplan for National Geographic News
- 4 :とはずがたり:2008/12/10(水) 17:29:23
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小4少女が新種の化石発見 和歌山、白亜紀のエビ
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/12/2008121001000574.htm
和歌山県立自然博物館は10日、同県湯浅町の約1億3000万年前(白亜紀前期)の地層から、大阪府阪南市の市立小4年、熊谷菜津美さん(9)が新種のエビの化石を発見したと発表した。発見者にちなみ「ホプロパリア・ナツミアエ」と命名された。
昨年12月、同博物館の観察会で拾った石に化石があるのを見つけ、学芸員が調べて新種と分かった。菜津美さんは「まさか新種とは思っていなかったから、びっくりした。これからは爬虫類の化石も探してみたい」と目を輝かせている。
同博物館によると、この時期の地層からエビの化石が出るのは非常に少なく、貴重な発見という。
化石は、頭や内臓を包む長さ3センチの頭胸甲と、2・3センチの腹部、5・1センチの片方のハサミで構成。殻にある溝の形状や、ハサミが細長いことなどから、アカザエビ科ホプロパリア属の新種と判明した。
学芸員の小原正顕さん(35)と、瑞浪市化石博物館(岐阜県)の学芸員柄沢宏明さん(44)が学会誌に発表。化石は13日から和歌山県立自然博物館で公開される。
2008年12月10日水曜日
- 5 :とはずがたり:2008/12/16(火) 03:02:37
- 線虫と人間一緒にするなといった感じではありますが,俺も喰うときはがつんと喰うけど朝起きてから空腹で斃れそうになる位迄飯喰わない断食状態だ。長生きするかな!?w
断食は長生きのもと?線虫の寿命1・5倍に、京大が実験 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_research__20081215_2/story/20081215_yol_oyt1t00294/
断食で長生き−−。土の中に住む線虫は、断食を繰り返すと最大1・5倍寿命が延びることを、京都大生命科学研究科の西田栄介教授らが突き止めた。
人間にそのまま当てはまる訳ではないが、断食を繰り返し、食べる時は好きなだけ食べた方が、食事の量を減らすよりも長生きできるかもしれない。英科学誌ネイチャー電子版に15日、発表した。
西田教授らは線虫に2日間、十分に餌を与えた後、2日間断食させる、というサイクルを繰り返し、餌をずっと与え続けた場合と比較した。その結果、平均24日だった寿命は36〜40日と、50%以上延びた。
モデル動物の線虫の寿命には、人間にもあるレブという遺伝子が関係しており、この遺伝子の働きを止めると、断食を繰り返したり餌を制限したりしても、寿命は延びなくなった。
[ 2008年12月15日15時51分 ]
- 6 :とはずがたり:2009/01/28(水) 17:15:20
- 蜥蜴も虫偏が付くし此処で良いでしょう。
111歳で初めて父親に NZのムカシトカゲ
01/28 14:27
http://www.shizushin.com/news/culture/topix/2009012701000664.htm
【シドニー27日共同】ニュージーランドにしか生息せず絶滅の危機にある爬虫類ムカシトカゲの雄が、111歳にして初めて父親になったと同国南島インバーカーギルの博物館が27日、明らかにした。
「ヘンリー」と呼ばれるこの雄は、ムカシトカゲの繁殖で有名な同博物館で1970年ごろから飼育されていたが、1度も交尾に関心を示さなかった。だが、体にできた腫瘍を取り除く手術を受けた後「“人格”が変わったよう」(同博物館)になり、昨年3月、80歳の雌と初めて交尾に成功。10数個の卵が生まれ、先週から今週にかけて11匹がふ化した。
ヘンリーは現在、3匹の雌と生活しており、近くまた交尾するのではと期待されている。
ムカシトカゲは古代の恐竜の仲間の生き残りとされ、約2億2000万年前から姿がほとんど変わっていない「生きた化石」ともいわれる。
- 7 :名無しさん:2009/02/02(月) 18:01:19
- 環境問題且つ農業スレマター(林産)且つ地域問題かも知れぬが堂々と此処へ投下。
子供の頃マツクイムシの被害が甚大でしたがあれは終熄したんですかね?
「ナラ枯れ」秋田など23府県に拡大 昆虫媒介
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090202t73040.htm
「ナラ枯れ」の病原菌を運ぶカシノナガキクイムシ(雌)(森林総合研究所提供)
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/eco/20090202009jd.jpg
ナラ枯れが確認された23府県
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/eco/20090202_y301.jpg
昆虫が運んだ病原菌によってナラやシイ、カシなどの樹木が集団で枯死する「ナラ枯れ」の発生が秋田や山形、福島など少なくとも23府県に拡大していることが森林総合研究所(茨城県つくば市)の2日までのまとめで判明した。同研究所などは、発生場所の予測手法や原因となる昆虫の防除法開発に乗り出した。
森林総研によると、ナラ枯れは、体長約5ミリのカシノナガキクイムシ(カシナガ)が夏に繁殖のため幹に穴を開けて多数侵入。カシナガが持ち込んだカビの一種、糸状菌が木の細胞を殺し樹液の流れを止めるため、1―2週間で枯れてしまう。
1930年代に宮崎、鹿児島各県で被害が報告された後、新潟や福井、兵庫などで確認されたが、80年代までは計8県と散発的で、被害も短期間で終わっていた。だが、その後拡大に転じ、昨年までに23府県に広がっていることが各地の研究機関の調査などから分かった。
木材や炭に利用されることが減って伐採されなくなったり、公園整備が進んだりして、カシナガが好む太い木が多く残ったためとみられる。
地球温暖化の影響でカシナガの活動範囲が広がったのが一因との指摘もある。
森林総研などは、カシナガが出すフェロモンやカシナガを誘引する木のにおいを使い、殺菌剤を注入した木に大量におびき寄せる「おとり木」を採用。森林のどの位置に、何本設置すれば被害を抑えられるのかを実地研究する。
また、被害地の木の種類のほか、標高や気温、降水量などを調べ、発生しやすい場所を分析し、次の発生地を予測する手法も開発する。
牧野俊一森林昆虫研究領域長は「周辺環境に優しい防除手法を考えたい」と話している。
[ナラ枯れ]樹木の流行病。木にはカシノナガキクイムシ(カシナガ)の雄がまず侵入、その後雌が菌類を持ち込む。多いと一本の木に数千―数万匹が集まる。カシナガは枯れた木の方が繁殖率が高いとされ、糸状菌とは共生関係にあるとみられる。標高の高さなど被害の大きさを左右する環境条件があるとみられるが、詳細は分かっていない。放置すると森林破壊や木材資源の減少につながり、景勝地では美観を損なう。日本以外のアジアにも広がっており、韓国などでも感染防止が課題となっているという。
2009年02月02日月曜日
- 8 :とはずがたり:2009/02/02(月) 19:36:05
- >>7
コテつけ忘れた…orz
- 9 :とはずがたり:2009/02/17(火) 01:06:11
-
宇宙スレかなぁ。。
地震発生トカゲが探る 電磁波に反応?
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000000902140003
2009年02月14日
展示されているフトアゴヒゲトカゲ。電磁場を当てると尾を立てる回数が増えるという=富山市古沢
京大院生の研究に協力
富山市ファミリーパーク展示
富山市古沢の市ファミリーパークに、オーストラリアに生息するフトアゴヒゲトカゲのメス3匹が展示されている。この3匹は、トカゲの行動と地震の関連性を検証する研究用。京大大学院3年で医学研究科探索医療センター検証部所属の西村勉さん(31)が、全国各地にトカゲを置いてデータを蓄積しているのを、同園の山本茂行園長が知り、協力することになった。
西村さんは「大地震前に動物が暴れた」といわれる現象を科学的に検証している。07年3月から1年間、大地震前に発生するという電磁場を、トカゲに毎日12時間当てて、尾を立てた回数を集計。電磁場を当てた3匹は1日平均16回前後、当てなかった3匹は5回程度と、回数に差が見られた。
そこで西村さんは、大気圧などの環境の違いによる反応を調べるため、愛知県の日本モンキーセンターや京都府の自宅、愛知県の友人宅など数カ所にトカゲを置き、尾が反応する要因の調査を始めた。
今年1月から同園に展示されているのは全長約40センチの3匹で、期間は1年間の予定。午前9時〜午後7時に、近くに設置したカメラが1分間隔で3匹を自動撮影し、西村さんの元にデータを送信。尾を30度以上立てた回数を集計している。
2月上旬の浅間山の噴火は遠すぎて、反応は見られなかったという。西村さんは「動物だけで予知は難しいが、参考データにはなるはず。富山でどんな反応が見られるか注目したい」と話している。
- 10 :とはずがたり:2009/04/13(月) 11:22:44
- 魚だけど。
雷魚を飼ってた人の日記。
雷魚図鑑
http://www.gonta036.com/
雷魚の飼育日記
http://www.gonta036.com/history/index.html
- 11 :とはずがたり:2009/04/14(火) 08:28:57
- ミツバチが大量死、果樹の授粉に影響…巣箱の盗難も相次ぐ
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090411-OYT1T01014.htm
ハチミツをつくったり、花粉交配に欠かせないミツバチ。「例年の半分以下しかいない」と杉浦さん(愛知県半田市で)=尾賀聡撮影
ミツバチが足りない――。ミツバチを使って授粉させているイチゴやスイカ、ナスなどの栽培農家が、全国的なミツバチ不足に、「このままでは収穫に影響する恐れがある」と危機感を募らせている。
原因は、害虫駆除のために散布された農薬や、寄生虫の発生で、ミツバチが各地で大量に死滅するなどしたため。ミツバチが手に入らなくなった果樹農家では、ハチに代わって授粉作業に追われているほか、養蜂農家から巣箱ごと盗まれる“事件”も相次いでいる。
ミツバチは、蜂蜜の採取のほか、花から花へと花粉を運ぶ習性を生かして、果樹などの授粉作業に使われているが、昨年夏以降、各地で激減し、ミツバチ不足が深刻化している。
愛知県半田市の郊外で、養蜂業を営む杉浦利和さん(50)も、ハチの入っていない巣箱を前に、「例年なら100箱以上のハチを園芸農家に貸し出しているが、今年は、自分のところで蜂蜜採取用のハチを確保するのが精いっぱい。園芸農家へ回す余裕は全くない」と肩を落とす。杉浦さん方も昨年からハチが徐々に減り、気がつくと半分以下になっていたという。
県内の養蜂農家は十数年前まで、100軒以上あったが、高齢化などで年々減少。現在は80軒ほどになり、今回の大量死で、「これではやっていけない」と廃業を考える農家も出ているという。
緊急の全国調査を実施した農林水産省は10日、ハチ不足は山形、静岡、栃木など21都県に及んでいると発表。大量死に加え、海外でハチの伝染病が確認されたため、昨年冬から女王バチの輸入ができなくなっていることなどが、不足に拍車をかけているとして、各都道府県にミツバチの需給調整体制を構築することなどを指示。ミツバチの販売価格も高騰し、例年の3割増から倍以上になっているとして、引き続き、調査することにした。
また、愛知県内では昨年秋以降、養蜂農家や果樹農家から、ミツバチの入った巣箱の盗難が続発。県養蜂協会が把握しているだけでも、70箱以上(1箱6000〜7000匹)が被害に遭ったといい、防犯カメラを設置する農家も出ている。
一方、同県内では、西尾市や吉良町などの梨産地で、約1割の農家がミツバチを入手できず、手作業による授粉作業に切り替えた。農家の男性は「こんなことは初めてだ。梨の成育や、出荷に影響が出なければいいが……」と話していた。ハチ不足が続けば、栽培コストが上がり、果樹や野菜の値段にも影響するとみられている。
また、知多半島のイチゴ農家では、「昨年は原油高でハウスの燃料代が高騰。今年は下がったと思ったら、今度はハチ不足になった。様々な材料費も値上がりしており、泣きっ面にハチだ」といらだちを隠せない様子だった。
(2009年4月12日13時34分 読売新聞)
- 12 :とはずがたり:2009/04/14(火) 08:30:50
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21都県でミツバチ不足確認 輸入拡大を検討、農水省
http://www.47news.jp/CN/200904/CN2009041001000980.html
農林水産省は10日、農作物の受粉を仲介するミツバチが21都県で不足しているとの調査結果を発表した。長期的には農作物の生育に影響を及ぼす恐れもあるため、同省はミツバチの輸入拡大を検討するなど対策に乗り出す。
調査は一部の地域でミツバチ不足が深刻化している事態を受け、全都道府県を対象に緊急に実施。その結果、山形、栃木、静岡、岡山、鹿児島など計21都県が「不足している」と回答した。ミツバチ不足が全国に広がっていることが確認された。
農水省は、足りている地域と不足地域の間でミツバチを融通する都道府県間の調整を促すほか、日本向けの輸出を希望しているアルゼンチン政府との間で輸入に向けて協議を急ぐ方針だ。
2009/04/10 21:10 【共同通信】
授粉用ミツバチ激減 農薬・ダニ被害で 道内 果物栽培に影響も(04/10 15:19)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/agriculture/158225.html
果物や野菜の授粉に使われるミツバチが農薬やダニの被害で不足し、国内各地で農作物収量低下への懸念が広がっている。これからメロンやリンゴなどの授粉作業が本格化する道内にも影響が及ぶ可能性が出ている。
農林水産省によると全国の授粉用ミツバチの巣箱数は昨年一月現在で三万三千二百余り(一つの巣箱につき二万−五万匹)。しかしその後、ミツバチの大量死が相次いだ結果、ミツバチ販売業者によると、今年三月現在の個体数は前年同月の約半分に激減した。今は女王バチが人工的に増産されているものの、四−五月も前年の八割程度の個体数確保にとどまる見通しだ。
昨年のミツバチの大量死は農薬の影響とみられ、道内でも大きな被害が出た。台風が上陸せず晴天続きで、幼虫に寄生する天敵のダニが増えたことも、ハチの減少につながったという。
道内では四月から五月にかけてメロン、スイカ、リンゴなどの授粉が本格化する。北海道養蜂(ようほう)協会は「道内の養蜂農家はハチミツ生産が主体で、授粉用の提供依頼に十分応えきれない状況が出ている」と話す。
一足早く授粉が始まった道外では「マンゴー農家の一部でハチが足りない」(宮崎県農産園芸課)、「スイカ、メロンの栽培に使うハチを例年の七割しか確保できていない地区がある」(千葉県生産販売振興課)といった影響が出ている。ハチの貸与価格の相場も約五割上がっているという。農水省は農業への影響把握を急ぐとともに、アルゼンチンからのミツバチ輸入も検討している。
- 13 :とはずがたり:2009/04/14(火) 08:32:10
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ミツバチ失踪 農薬? 伝染病? 環境変化? 受粉できず果物高騰も
2009.4.9 23:59
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090410/biz0904100008000-n1.htm
ミツバチが昨年から激減する謎の現象が起きている。農林水産省は寄生ダニが発生する病気などで大量死したのではないかと推測しているが、真相は分かっていない。農家では、イチゴやメロンなどの受粉作業にミツバチを使っているため、栽培に深刻な影響も出ており、果物の価格高騰につながりかねない。「自然環境が変化しているのか」と不安を募らせる関係者も出ている。
「ミツバチが足りない」。昨年以降、全国各地の農家から、こんな苦情が農業団体などに寄せられるようになった。イチゴやメロンなど、果実を育てるには、花粉をオシベからメシベに受粉させる必要がある。自然に生息するニホンミツバチやそのほかの虫も花粉を運ぶが、それだけでは足りないため、多くの農家が飼育に適した別種のセイヨウミツバチを購入したり、レンタルしたりして、利用している。
減少しているのはこのセイヨウミツバチ。農水省によると、平成20年夏の調査では前年比14%減。ミツバチは女王バチ1匹と1万〜数万匹の働きバチなどの群れで「1群」と数える。19年は3万8592群だったのが、20年には3万3220群に減っていた。
その影響もあってか、ミツバチの売買価格やレンタル料金が急速に値上がり。人の手で受粉作業をする農家も増え、栽培コストは上がるばかり。ナスやカボチャなど野菜栽培でも受粉に使われるため、ミツバチ不足の悩みは深刻で、東京都世田谷区では今年3月、ミツバチが巣箱ごと盗まれる事件まで発生した。
ミツバチ激減の原因を農水省は「寄生ダニや農薬で大量に死んだからではないか」と推測する。実際にミツバチが大量死する例もあり、大量の幼虫が死ぬ腐蛆(ふそ)病など伝染病の可能性も指摘されている。
しかし、寄生ダニや伝染病は以前からあるため、これだけが急減の原因とも言い切れない。オーストラリアなどから1万匹以上輸入されているミツバチが、昨年以降、伝染病などを理由に輸入が止まったことも一因とされ、畜産草地研究所の木村澄(きよし)主任研究員は「複数の原因で減ったと思う」と話す。
減少がはっきりしているのは飼育されるセイヨウミツバチだけ。ニホンミツバチやそのほかの虫が花粉を運んでいるほかの植物については、当面、生育に影響はなさそうという。ただ、木村主任研究員は「セイヨウミツバチの減少は、何かの環境の変化が起きている兆候かもしれない。その場合、ほかにも影響がないともいえない。自然環境に注意しないといけない」と警鐘を鳴らしている。
- 14 :とはずがたり:2009/04/14(火) 08:40:40
-
蜂群崩壊症候群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
蜂群崩壊症候群(ほうぐんほうかいしょうこうぐん、Colony Collapse Disorder、CCD)とは、一夜にしてミツバチが原因不明に大量に失踪する現象である。
歴史
2006年秋〜現在にかけてセイヨウミツバチが一夜にして大量に失踪する現象が米国各地で起こっており、その数は米国で飼われているミツバチの約4分の1になる。ヨーロッパの養蜂家においても、スイス、ドイツでは小規模な報告ではあるが、他にもベルギー、フランス、オランダ、ポーランド、ギリシア、イタリア、ポルトガル、スペインにおいて同様の現象に遭遇している。また、CCDの可能性のある現象は台湾でも2007年4月に報告されている。
原因は「疫病説」(イスラエル急性麻痺ウィルス (IAPV)など)、「栄養失調説」、「ネオニコチノイドやイミダクロプリドなどの殺虫剤説」、「電磁波説」、「害虫予防のための遺伝子組み換え農作物説」(3倍体トウモロコシ等)、「ミツバチへの過労働・環境の変化によるストレス説」などが唱えられているが、未だ解明はされていない。
CCDは、問題の発生した地域の商業養蜂家により報告されており、野生のコロニーや有機養蜂では発生していない。そのため、養蜂の慣習が基本的な要素であると考えられている。
1971年から2006年にかけ、米国における野生種のミツバチ数が激減(今ではほとんど存在しない)し、養蜂家の保有しているミツバチのコロニーがいささかゆるやかに、しかし顕著に減少した。これは、都市化や農薬の使用、アカリンダニ (Acarapis woodi)やミツバチヘギイタダニ (Varroa mites)、商業養蜂家の撤退などの要因が重なって累積的に減少しているものだが、2006年の終わりから2007年の始めにかけ、減少率は大きな比率となり、「蜂群崩壊症候群」(CCD)の名称を用いて、突発的なミツバチ失踪現象を表すことが提唱された。
CCDによく似た現象は、1896年にはすでに報告されている。ごく最近では、2004年から2005年の冬に同様の現象が発生し、ミツバチヘギイタダニによるものとされたものの、断定には至っていない。過去に発生した事例についても、いまだにその原因は明らかになっていない。この現象がある季節に限定されたものではないということや、通常の意味での「病気」ではない(病気であればそれを引き起こすものが存在するはず)から、この症候群は名称の変更を受けた。
兆候
CCDが発生したコロニーでは、以下の状況が同時に発生することが分かっている。
成蜂がコロニーから完全にいなくなるものの、コロニーの周囲には死んだ蜂がほとんど見られない。
コロニーには孵化前のミツバチの幼虫が存在する。蜂は通常、卵が全て孵るまで巣を放棄しない。
蜂蜜や花粉といった食料は備蓄されている。
i. これらがごく短時間のうちに他の蜂に奪われることはない(盗蜂は容易に起きない)。
ii. 食料が備蓄されていれば、蜂の巣を襲う害虫(例えば、ハチノスツヅリガやケシキスイ)からの攻撃が著しく遅くなる。
最終的なコロニー崩壊の前に生じる兆候は、
存在する幼虫を維持するだけの働き蜂が不足する。
働き蜂は若い成蜂から編成されているものと思われる。
女王蜂は残っている(すなわち、女王蜂は失われない)
コロニーの構成員は、砂糖水や蛋白質などの餌をあまり食べようとしない。
- 15 :とはずがたり:2009/04/14(火) 08:41:17
- >>14-15
問題の規模
症状が最初に観察され、CCDの現状が報告されている米国では、この問題が、ジョージア州、オクラホマ州、ペンシルベニア州、ウィスコンシン州、カリフォルニア州をはじめとする複数の州のグループでそれぞれ解析されている。
北アメリカ全体ではカナダの一部と24の州で少なくとも1件のCCDが報告されている。合衆国では2006年から2007年に養蜂の25%が消失したと言われている。ケベック州のある養蜂家は、養蜂している蜂の40%が死亡したと述べている。
インドやブラジル、ヨーロッパの一部でも同様の問題が報告されている。1990年代の初めから、フランス、ベルギー、イタリア、ドイツ、スイス、スペイン、ギリシア、ポーランド、オランダでも、完全にCCDが原因だとは認められていないものの、同様の消失は発生している[3]。オーストリアやイギリスでも同様の消失が生じているという(イギリスでは、1872年に乗員が消失した船にちなんで「マリー・セレスト号」現象と呼ばれている)。
しかし、報告されたこれら全ての例がCCDであると断定するには不確かな点が多い。CCDはかなり知られてはいたものの、症状が事細かに述べられることは稀であったためである。例えば、ドイツではヨーロッパで最初にCCDが報告されたが、ドイツの国家養蜂家組合によれば、40%のミツバチのコロニーが絶滅したものの、科学的な検証は行われていない。2007年5月現在、ドイツではCCDと断定できる事例は発生していないようだとドイツのメディアが報道している。
原因の可能性と研究
CCDの正確なメカニズムはいまだ不明である。ある報告では、CCDとイスラエル急性麻痺ウィルス (IAPV)との強い関連が示されている。他の要因も関わっているかもしれず、CCDの原因として多くの要因が提案されている。
- 16 :とはずがたり:2009/04/24(金) 13:46:10
- 虫だけじゃなくて獣禽その他進化論なども扱う生命科学綜合スレと致しましょう。
“腕”を持つアザラシの祖先を発見
http://news.goo.ne.jp/article/nationalgeographic/life/66897773-ng.html
2009年4月23日(木)18:55
想像図
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/nature/090422-seal-evolution-missing-link_big.jpg
(Illustration courtesy Mark A. Klingler of Carnegie Museum of Natural History (CMNH))
アザラシは陸から海に入り、ヒレ状の四肢を持つようになったが、その進化の過程はわかっていなかった。最新の研究によると、“腕”を持つ先史時代のアザラシの化石が発見され、途切れていた進化の鎖がつながったという。
古代の北極圏では温暖化と寒冷化が極端だったために生物の進化が促進されたのではないか。陸上と淡水の両方で生活できるアザラシはその一例だと考えられる。
新たに発見されたこの“歩くアザラシ”の化石は2000〜2400万年前のもので、体長は約110センチ。陸生の哺乳類を思わせる筋肉質のどっしりした四肢と長い尾、さらに足には水かきがあった。研究者たちによると、足を引きずるように歩く現在のアザラシとは異なり、泳ぎも歩きも優雅にこなしていた可能性があるという。
ヒレを持たないこのアザラシの外見があまり奇異なものに感じないのは、現生のカワウソに似ているからかもしれない。今回の研究を主導したナタリア・リプチンスキー氏も、「生態学的にみて、カワウソは初期の鰭脚(ききゃく)類の“現代版”ともいえる」と認めている。鰭脚類は“ヒレ状の四肢”を持つ海生哺乳類の総称で、セイウチやアザラシ、アシカなどが含まれる。
クジラやマナティーなど多くの海生哺乳類がかつては陸で暮らしていたことは、150年前にチャールズ・ダーウィンが唱えて以来すでに定説となっている。しかし、アザラシなどの鰭脚類が陸上から水中へと進化した確かな証拠は、今回新たな化石が見つかるまで存在しなかった。
この新たな種は「プイジラ・ダーウィニ」(Puijila darwini、イヌイットの言葉とラテン語を組み合わせた造語で“ダーウィンの若い海洋哺乳類”の意)というぴったりの名前を付けられた。「陸に暮らす祖先が存在したことはわかっているが、どのようにして完全な海洋動物になったのか?」と、カナダ自然博物館で脊椎動物を専門に古生物を研究するリプチンスキー氏は問い掛ける。「そこには形態学的な空白があった。P・ダーウィニはそれを埋めてくれる重要な化石だ」。
鰭脚類の骨格の化石としては最も原始的なP・ダーウィニの標本は2007年、カナダの北極圏で隕石クレーターを調べている際に発見された。リプチンスキー氏らがまとめた研究報告によると、ヌナブト準州にあるデボン島の内陸で化石が見つかったことは、鰭脚類が進化の過程で淡水に暮らしていたことを示唆するものだという。
当時、北極圏の湖や川は温暖で、P・ダーウィニの生活の場となっていた。その後、冬の間は湖が凍るようになり、アザラシの食物がなくなった。こうして、海での生活に徐々に適応していった可能性がある。
リプチンスキー氏によると、北極圏に暮らす初期の鰭脚類の証拠が見つかったことは、この地で鰭脚類が進化したことを示しているかもしれないという。北極圏では、気候の変化が増幅されるため、進化のスピードが速かった可能性もある。動物たちは適応を余儀なくされ、それができなければ絶滅するしかなかったのだろう。
研究結果は23日、「Nature」誌で発表される。
Brian Handwerk for National Geographic News
- 17 :とはずがたり:2009/04/24(金) 14:40:12
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