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ジャック・デリダ 「痕跡」学について

1 : climber :2015/03/05(木) 12:11:58 f8D7wMcM
差延 (さえん、diff���rance) とは、哲学者ジャック・デリダによって考案された「語でも概念でもない」とされる造語。

およそ何者かとして同定されうるものや、そのものの自己同一性が成り立つためには必ず、それ自身との完全な一致からのずれや、違い、逸脱といった、つねにすでにそれ自身に先立っている他者との関係が必要である、ということを示すために導入された。
論理を簡略に述べれば、同定や自己同一性は主語になるものと述語になるものの二つの項を前提とする。

(「AはAである」)そのため、主体や対象は反復され得なければならない。

「同じである」ということは、二つの項の間の関係であり、自己同一性においてもその事情は変わらない。

自己自身が差異化することによって始めてそれが複数の「同じ」しかし「別の」項として二重化しうる。
そうなってはじめて、同定や自己同一性が可能となる。
このことは、それ自身に完全に一致し、他を成立のために必要とせず、他に制約されておらず、自己充足した、根本的で特権的なもの、「他のもののうちにあり、他のものによって考えられるのではないもの(スピノザ『エチカ』 実体の定義)」というのは、たとえ概念の世界だけであっても、副次的に構築された名目的概念としてよりほかにはありえない、ということを意味する。
差延は、再帰的な性質を持つが、このとき、この再帰を媒介する他の項は、あくまでも不在の形で、自己の側に残された、自己の側の対応する痕跡から遡及的に確認されるにすぎない。しかし他方で、こうした痕跡は、あくまでもそうした不在の媒介項を前提とし、痕跡が刻まれたその項が自己充足することを許さない。
原・痕跡、あるいは原・エクリチュールとも表現される。


2 : climber :2015/03/05(木) 12:12:25 f8D7wMcM
« Tous les deux signifiaient dans ce contexte une op���ration portant sur la structure ou l’architecture traditionnelle des concepts fondateurs de l’ontologie ou de la m���taphysique occidentale. Mais en fran���ais le terme « destruction » impliquait trop visiblement une annihilation, une r���duction n���gative plus proche de la « d���molition » nietzsch���enne, peut-���tre, que de l’interpr���tation heideggerienne ou du type de lecture que je proposais. Je l’ai donc ���cart���. Je me rappelle avoir cherch��� si ce mot « d���construction » (venu ��� moi de fa���on apparemment tr���s spontan���e) ���tait bien fran���ais. » ― Derrida, Psych���, p.338


3 : climber :2015/03/17(火) 16:15:25 5s6eTcPY
仏教哲学で物理学を理解出来るよ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/15688/1381014924/

避難所
http://jbbs.shitaraba.net/study/10809/


4 : (。・_・。)ノ :2015/05/18(月) 07:30:51 10zlyzmM
ほうほう


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