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献血お断り条件
1 名前: 妹尾 泰利 投稿日: 2005/05/27(金) 06:59:02
諸外国の献血お断り条件はどうなっているのでしょうか?
英国以外では 英国に一日でも滞在したら献血できないのでしょうか?
早期癌を根治手術して5年以上も諸外国共通なのでしょうか?
たまたま検診で癌が見つかった者で申告すると献血お断りし、
末期癌でも知らない人や言わない人からは献血している実態を納得できるように説明して下さい、

2 名前: 妹尾 泰利 投稿日: 2005/05/27(金) 07:07:06

平成17年4月21日東京都赤十字血液センター医師 佐竹正博

英国以外では 英国に一日でも滞在したら献血できないのでしょうか?
早期癌を根治手術して5年以上も諸外国共通なのでしょうか?

アメリカ合衆国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでも日本と同じ趣旨の献血受け入れ制限を行っております。
ただし、「英国に1日でも」というのは日本だけで、多くの場合は英国に3ヶ月とか6ヶ月居住した場合にお断りしているようです。
対象となる期間も少しずつ違っているようです。

がんの既往の取り扱いについて比較的明瞭に記載されているのはアメリカの場合で、次のようになっています。
「限局した皮膚がんが完全に切除され治癒した場合、子宮頚部のCarcinoma in situの場合は採血可能。
Malignant melanoma, leukemia, lymphoma, ホジキン病は永久不可。その他の場合は医師の許可が必要。」


たまたま検診で癌が見つかった者で申告すると献血お断りし、
末期癌でも知らない人や言わない人からは献血している実態を納得できるように説明して下さい、

おっしゃるとおりの不合理は確かに存在します。申告しなければ進行がんの人も献血ができます。

本来、問診というシステムは、献血される方からできるだけ正確な申告をいただいて少しでも血液の安全性を高め、
少しでも献血者への健康被害を食い止めるためのものです。
検査・診断の手段が何もない献血の現場で、献血者の健康状態を正確に診断することを求めているものではありません。
実際、医療機関の受診や健康診断で健康であると証明された方だけが献血できるというようなことは実際には不可能です。
問診での質問も、あくまでもご本人の知る限りにおいて正確に答えていただくことを期待するものであり、
それによって少しでもリスクの少ない血液をいただくことを目的としております。

3 名前: 妹尾 泰利 投稿日: 2005/06/01(水) 05:29:30
厚生労働省の血液事業部会運営委員会は30日、80〜96年に英国に1日以上滞在した人の献血を6月1日から禁止することを決めた。BSE(牛海綿状脳症)が原因とされる変異型(新型)クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)に日本人で初めて感染した男性の渡航歴から、3月に中止方針を決定していたが、その後一時、大幅な献血不足に陥ったため、慎重に実施時期を検討していた。
 対象となるのは364万人。厚労省によると、今回の制限による献血量の見込みは全国で2.6%減だが、東京でみると5.7%減。同日夕から尾辻秀久厚労相を本部長とする献血推進本部会議を開き、vCJDへの安全対策を進める一方で、献血制限が国民の医療に支障がないよう、献血の確保、血液製剤の適正使用の徹底を図る方針。
 また、運営委では、輸血用血液製剤でC型肝炎ウイルス(HCV)に感染した疑い例が日本赤十字社から1例、報告された。日赤によると、ある献血者の血液がHCV陽性であることが判明したため、過去の献血を調べたところ、血液疾患の80歳代女性に04年4月21日、輸血されていた。女性は輸血前の03年10月29日はHCVが陰性だったが、輸血後の04年8月4日は陽性だった。現在は肝機能値は回復しているという。
 HCVの場合、精密検査をしても感染直後の約1カ月はウイルス量が少なく、検査をすり抜けるケースがある。日赤によると、精密検査導入後、すり抜けの疑い例はHCVでは2例目という。【玉木達也】
(毎日新聞) - 5月30日12時10分更新

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