なかでも今週は、3歳限定戦で唯一のハンデ戦・ラジオNIKKEI賞に挑みます。
夏の暑さにも負けず、当たらなさにもめげず。日々是精進を続ける予想家たちは、
この難しすぎる夏の宿題にどんな答えを書き上げたのでしょうか。
観測史上初めてというほどに梅雨も早々に明けてしまい、
今週から開催も福島・小倉・函館と、いかにも夏競馬らしくなりました。
しかし天気図をよく見てみると、梅雨がなかったはずの北海道に梅雨前線が乗っています。
ちなみに今日の最高気温予想は、福島34度・小倉32度・函館19度。
日本列島の広さをあらためて感じるとともに、気候変動についても考えさせられますね。
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第71回 ラジオNIKKEI賞【GIII】 3歳 ハンデ
【人気】
●1番人気 [2-3-0-5] 人気に応えた年はすべて良馬場（ただし例外も2頭）
●波乱係数μ＝0.412 上位人気だけで決着した年は皆無で伏兵探しがポイント
【ステップ】
●前走GI組 [0-4-2-19] に対し1勝クラス組 [3-4-4-49] と大差なし
●間隔は中10週（皐月賞）までが理想的 例外は30頭中1頭だがそれも中11週
【有力キャラ】
●ハンデ53-55㎏ [8-10-8-77] 大多数はこの斤量ゾーンから
●牝馬 [0-1-0-20] と夏競馬のわりに不振だが今年の気温なら要警戒？
【コース】
●枠番傾向では1-2枠優位 [5-4-4-21] 38.2％ なぜか4枠 [0-0-0-18]
●福島開幕週らしく基本は逃げ・先行有利 前走4角先頭 [2-3-2-14]
【血統】
●非サンデーを含むヘイルトゥリーズン系が近年の中心 ND系は苦戦傾向
●後に菊花賞戦線で活躍する馬も多く長距離適性のイメージも必要か
これらの条件から、今回は以下の各馬を合格圏と判定します。
A判定 該当なし
B判定 該当なし
C判定 フェーングロッテン グランディア
D判定 ボーンディスウェイ サトノヘリオス クロスマジェスティ タガノフィナーレ
なにしろ波乱傾向の強いレースでもあり絞り込みは難しいところですが
データ適合性の上では、前走白百合Sを勝ったフェーングロッテンが最上位となりました。
時計の速い今年の中京でも2000ｍで1.59.8なら評価できる時計ですし
京都新聞杯2着のヴェローナシチーを抑えた勝利には価値があります。
そのフェーングロッテンを、1勝クラスで負かしたグランディアが次位になりました。
ここまで掲示板を外したことのない安定株ですし、戦ってきた相手も重賞クラス。
ハービンジャー産駒とこのレースの相性や枠順が減点材料ですが、軽視はできないでしょう。
皐月賞組のボーンディスウェイとサトノヘリオスは、ワンランク下げての評価。
この2頭のうちでは福島経験のあるボーンディスウェイを上位としました。
1番人気に推される可能性のあるサトノヘリオスですが、
こちらはエピファネイア産駒の距離短縮という点に多少の不安も残ります。
それから、今年特有の猛暑をふまえて例年活躍の少ない牝馬にも注目しましょう。
桜花賞では13着でしたがタイム差では0.9秒差にすぎないクロスマジェスティに加えて
おそらく人気にならないタガノフィナーレを最後にピックアップしておきます。
種牡馬スピニングワールドは短距離馬のイメージでしたが、
母の父としてヌーヴォレコルトなども送り出しているように父系のスタミナを活かすタイプ。
エピファネイア産駒なら距離延長のときに狙いたいところで、ここはチャンスと見ました。
【結論】 3連複 ボックス（20点） ①③⑤⑥⑧⑫
上位判定の馬から流す手も考えましたが、
例年の波乱傾向もふまえて手広くボックスで押さえることにします。
タガノフィナーレが粘ってくれると、いい配当になるのですが。
みなさんの合格、お祈りしております。
その他印を打った馬たちは凡走＆取消で完敗。
ラジオNIKKEI賞
◎ 9 ベジャール 457.90
○13 ゴーゴーユタカ 428.40
▲12 グランディア 408.30
△ 2 ホウオウノーサイド 351.10
△ 7 ショウナンマグマ 326.00
△ 6 ボーンディスウェイ 316.10
データ1位は、ハンデ頭でもあるベジャール。重賞実績の少ないメンバーの中で
毎日杯2着でもあり、デビューして4戦、新馬戦以外は勝ち負けしているし、
戸崎圭への乗り替わりもプラスと考えられる。
2位は、ゴーゴーユタカ。福島芝1800ｍに実績のあるルーラーシップ産駒でもあり、
こちらもデビューから4戦3着以下はなしという好成績。前走中山のマイル戦でも
3歳としては速い時計もある。
3位は、グランディア。OPクラスでも掲示板には載れるし、ドレッドノータスや
ディアデラマドレなど兄弟の中に重賞勝ち馬もいるし、力は上位と見る。
その他、距離不安はあるものの逃げて面白いホウオウノーサイド、同じく前々走で
逃げて圧勝したショウナンマグマ、弥生賞3着の実績を持つボーンディスウェイまで
押さえたい。
買い目：3連複ボックス
2・6・7・9・12・13
（20点買い）、
過去１０年の１〜３着馬の前走とその着順（１２.２.２.１４）馬券率５３.３％
GⅠ（ダービー､皐月､樫､NHK）６頭（０.０.０.６）
GⅡ（青葉賞､京都新聞杯） ３頭（０.０.０.３）
プリンシパルS ４頭（１.０.１.２）
白百合S ３頭（１.１.１.０）
特別戦（１勝クラス） ４頭（４.０.０.０）
１勝クラス平場 ７頭（６.１.０.０）
特別戦（古馬混合） ３頭（０.０.０.３）
▶前走重賞（GⅠ･Ⅱ）組はすべて着外からの巻き返し クラシック戦線､力及ばずでもOK
▶１勝クラスの平場･特別戦は勝っていること オープン特別も入着が条件
過去１０年の１〜３着馬３０頭の実績
▶３０頭中、重賞馬はゼロ 入着経験があるのも５頭のみ
▶２７頭は１８００〜２０００ｍで勝っている（３頭中２頭は重賞２着馬 １頭はＬ２着馬）
▶１８００〜２０００ｍの成績 １１６戦（４２.１４.２２.３８）馬券率６７.２％
▶１８００mの持ちタイム平均は１.４７.５ （２０００ｍは２.０１.０）
・人気別実績
１番人気（２.３.０.５） 勝率２０.０％ 馬券率５０.０％
１〜３番人気 ９頭 ４〜６番人気 ７頭 ７番人気〜 １４頭
・ハンデ別実績
〜５２ｋｇ １頭 ５３〜５５ｋｇ ２６頭 ５６ｋｇ〜 ３頭
５６ｋｇ以上の出走は２２頭（２.０.１.１９） 馬券率１３.６％
今年の出走メンバーの実績
1800〜2000実績 前走 持ちタイム
ベジャール （１.２.０.１） 毎日杯 ２着 １.４７.６ ２.０２.８ 毎日杯２着
サトノヘリオス （２.０.１.３） 皐月賞 １７着 １.４８.６ １.５９.７ スプリングS３着
ボーンディスウェイ（２.１.２.２） 皐月賞 １４着 １.４９.９ ２.００.６ 弥生賞３着
ソネットフレーズ （０.０.０.０） NHKマイル１７着 １.３４.３ ー－ デイリー杯２才S２着
グランディア （２.１.１.２） プリンシパル５着 １.４９.９ １.５９.２
フェーングロッケン（２.１.１.２） 白百合S １着 １.５０.８ １.５９.８
クロスマジェスティ（０.０.０.０） 桜花賞 １３着 1.３３.８ ー－
ゴーゴーユタカ （０.０.０.０) １勝クラス １着 １.３４.２ ー－
▶重賞実績、持タイムからはベジャール、サトノヘリオス、ボーンディスウェイが上位
▶次いでグランディア、フェーングロッケン ソネットフレーズは距離未知数で割引き必要
本命◎はグランディア。デビュー以来１８００ｍ以上ばかり６戦してまだ掲示板を外していない
前走プリンシパルSは後方から上がり２位の脚で追込み１着とは０.２秒差だった。
対抗〇はサトノヘリオス。折り合いに難があり成績にムラがあるが今回は先行馬が多くペースが
この馬に向くはず。２才時に2000ｍで２戦連続レコード勝ちがありスピード勝負なら。
▲はボーンディスウェイ。福島1800ｍは（０.１.１.０）デビューからすべてコーナー４回の右回りと
徹底している。弥生賞でドウドュースとは同じ上がりタイムで０.１差だった。
△はベジャール、フェーングロッケン、ゴーゴーユタカの３頭
短評：混戦
買い目：３連複BOX
①③⑥⑨⑫⑬ 計２０点
対抗デアリングタクト3着、▲エフフォーリアが6着でハズレ。
勝ったタイトルホルダーは従来のレコードを0秒4更新する2分9秒7のタイムで覚醒し、
スタミナに加えスピード能力も証明しました。
凱旋門賞の挑戦も楽しみなり、早世した父ドゥラメンテを継ぐ種牡馬としても前途洋洋ですね。
今週は3歳のハンデ戦「ラジオNIKKEI賞」です。
●ラジオNIKKEI賞「過去10年5つのPOG視点と注目馬」
1）生産者、ノーザンF（3頭：ソネットフレーズ・グランディア・フェーングロッテン）
・社台F（2頭：サトノヘリオス・ボーンディスウェイ）
□順位 生産者 ：着別度数 ＿勝率 連対率 複勝率
1 ノーザンF ： 2- 1- 1-29/33 ＿ 6.1% 9.1% 12.1%
2 社台F ： 1- 1- 2-12/16 ＿ 6.3% 12.5% 25.0%
4 辻牧場 ： 1- 0- 1- 1/ 3 ＿ 33.3% 33.3% 66.7%
27 追分F ： 0- 0- 0- 3/ 3 ＿ 0.0% 0.0% 0.0%
31 岡田スタツド ： 0- 0- 0- 3/ 3 ＿ 0.0% 0.0% 0.0%
※10年データなし）協和牧場・新冠タガノF・青藍牧場・藤原牧場
2）厩舎、手塚厩舎（ソネットフレーズ）・斎藤誠厩舎（ホウオウノーサイド）
□順位 調教師 ：着別度数 ＿勝率 連対率 複勝率
2 (美)手塚貴久 ： 1- 1- 0- 4/ 6 ＿ 16.7% 33.3% 33.3%
17 (美)斎藤誠 ： 0- 0- 1- 3/ 4 ＿ 0.0% 0.0% 25.0%
43 (美)菊沢隆徳 ： 0- 0- 0- 2/ 2 ＿ 0.0% 0.0% 0.0%
47 (栗)友道康夫 ： 0- 0- 0- 2/ 2 ＿ 0.0% 0.0% 0.0%
66 (美)尾関知人 ： 0- 0- 0- 1/ 1 ＿ 0.0% 0.0% 0.0%
※10年データなし）(美)土田稔・(美)水野貴広・(栗)中内田充・(美)武井亮・
(栗)中村直也・(栗)宮本博・(美)田中博康・(美)牧光二
3）馬主、サンデーR（フェーングロッテン）・井山登（ゴーゴーユタカ）
□順位 馬主 ：着別度数 ＿勝率 連対率 複勝率
9 サンデーR ： 0- 1- 1- 5/ 7 ＿ 0.0% 14.3% 28.6%
24 井山登 ： 0- 0- 1- 0/ 1 ＿ 0.0% 0.0% 100.0%
26 キャロットF ： 0- 0- 0-13/13 ＿ 0.0% 0.0% 0.0%
29 福井明 ： 0- 0- 0- 1/ 1 ＿ 0.0% 0.0% 0.0%
42 国本哲秀 ： 0- 0- 0- 2/ 2 ＿ 0.0% 0.0% 0.0%
86 サトミHC ： 0- 0- 0- 1/ 1 ＿ 0.0% 0.0% 0.0%
※10年データなし）辻高史・八木良司・シンシアリー・小笹芳央・平田修・野田みづき
4）種牡馬、キングカメハメハ（ホウオウノーサイド）
・エピファネイア（3頭：サトノヘリオス・ソネットフレーズ・タガノフィナーレ）
□順位 種牡馬 ：着別度数 ＿勝率 連対率 複勝率
3 キングカメハメハ ： 1- 1- 0- 3/ 5 ＿ 20.0% 40.0% 40.0%
13 エピファネイア ： 0- 1- 0- 1/ 2 ＿ 0.0% 50.0% 50.0%
16 モーリス ： 0- 0- 1- 1/ 2 ＿ 0.0% 0.0% 50.0%
17 ハーツクライ ： 0- 0- 1- 4/ 5 ＿ 0.0% 0.0% 20.0%
23 ルーラーシップ ： 0- 0- 0- 4/ 4 ＿ 0.0% 0.0% 0.0%
32 ハービンジャー ： 0- 0- 0- 5/ 5 ＿ 0.0% 0.0% 0.0%
34 ブラックタイド ： 0- 0- 0- 2/ 2 ＿ 0.0% 0.0% 0.0%
※10年データなし）フェノーメノ・ディーマジェスティ・ザファクター
5）騎手、戸崎圭J（ベジャール）・田辺J（ゴーゴーユタカ）・ 津村J（ソネットフレーズ）
□順位 騎手 ：着別度数 ＿勝率 連対率 複勝率
1 戸崎圭太 ： 2- 0- 2- 5/ 9 ＿ 22.2% 22.2% 44.4%
4 田辺裕信 ： 1- 0- 0- 7/ 8 ＿ 12.5% 12.5% 12.5%
10 津村明秀 ： 0- 2- 0- 2/ 4 ＿ 0.0% 50.0% 50.0%
11 石橋脩 ： 0- 1- 1- 3/ 5 ＿ 0.0% 20.0% 40.0%
30 吉田豊 ： 0- 0- 0- 6/ 6 ＿ 0.0% 0.0% 0.0%
31 坂井瑠星 ： 0- 0- 0- 1/ 1 ＿ 0.0% 0.0% 0.0%
37 Ｍ．デム ： 0- 0- 0- 2/ 2 ＿ 0.0% 0.0% 0.0%
42 菅原明良 ： 0- 0- 0- 1/ 1 ＿ 0.0% 0.0% 0.0%
45 菊沢一樹 ： 0- 0- 0- 1/ 1 ＿ 0.0% 0.0% 0.0%
46 松若風馬 ： 0- 0- 0- 1/ 1 ＿ 0.0% 0.0% 0.0%
※10年データなし）永野猛蔵・岩田望来・三浦皇成
上記1〜5のファクターにプラスして競走実績・コース適性などを考慮し総合的に予想しました。
その2に続きます。
7/3日曜 天気予報：晴 降水確率：0％
馬場想定「良」開幕週
不確定要素「中」ハンデ戦、気温37度
短評：夏の経験
券種：3連複フォメ
◎ ①サトノヘリオス
夏の新潟デビュー、2歳時に2戦続けてレコード勝ち。
秋の飛躍のために負けられない
○ ⑥ボーンディスウェイ
夏の福島を2歳時に経験。葉牡丹賞勝ち、弥生賞3着と実績上位
▲ ⑨ベジャール
2着した毎日杯が1:47.6、先行し上がり2位の強い競馬。
56kgは見込まれたが・・
△ ③フェーングロッテン
△ ⑤クロスマジェスティ
△ ⑦ショウナンマグマ
△ ⑩ミッキーブンブン
△ ⑪ソネットフレーズ
△ ⑫グランディア
●買い目：3連複フォメ19点（3-3-9）
1頭目：①⑥⑨
2頭目：①⑥⑨
3頭目：①③⑤⑦⑥⑨⑪⑫⑬
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ヒシイグアスが来なければほぼパーフェクトだったのに、憎きもの、それはレーンだ。前付けしてきた。
イヤホン本命のディープボンドは1着馬をマーク、負かしに行っての4着。悔いはない。予想としても悪くないと思う。
さあ、夏本番だ。行くぞ！イヤホン！
ラジオNIKKEI賞
短評：先行注
福島芝1800m 開幕週。金曜７時時点のクッション値8.2、含水率G前12.8、4コーナー14.9%
芝の生育は良好。2300平米芝を張り替え、
↓
ペースを考える。
21年 稍 60.7 35.2 2頭
20 稍 59.6 35.8 2頭
19 不 61.0 36.5 1頭
18 良 58.7 35.1 2頭
17 良 59.5 35.4 2頭
３コーナーからのスパートで上がりがかかっている。一番右の頭数表示は4角5番手以内で3着内の馬の数。
4角では前にいなければ用なしだ。
つまり
・先行有利。コーナー４回の小回りのコース実績を評価。（中山・福島・小倉の1800、2000）
・2000mでもこなせるスタミナ。息の入らない厳しい流れのため。
↓
◉ショウナンマグマ
・前走は最内枠で折り合い欠く。度外視。
・前々走中山1800m圧勝。小雨馬場。翌週のスプリングSのサトノHとは時計差ほとんどなし。
・葉牡丹賞では人気のボーンと0.1差。
・ハンデ53kg、ボーン、サトノは55kg
◯フェーングロッテン
・前走は逃げて２枚腰。力つけた。
・ハナへ行って。
▲クロスマジェスティ
・1600しか経験ないが欧州血脈でスタミナある。
△ボーンディスウェイ
△グランディア
△ぺジャール
△ゴーゴーユタカ
買い目
単複 7
馬連BOX 3,5,7
3連単BOX 3,5,7
3連複 7-3,5,6,9,12,13
この穴当てるぞ！
イヤホン
差してきたサトノヘリオスは届かず3着。
イヤホン親父が久々に馬連・複勝のダブル的中、3位浮上。
ラジオNIKKEI賞
1着フェーングロッテン(3人) 2着ショウナンマグマ(8人) 3着サトノヘリオス(2人)
馬連4,130円 3連複9,340円 3連単59,280円 複勝7番350円
2022通算回収率(的中R数/予想R）
1位 本紙(教授)(10R/26R） 的中なし 回収率105.52% （ +2,400円）
2位 全頭検査官(5R/26R) 的中なし 回収率 79.26% （ -10,100円）
3位 イヤホン親父(3R/26R) 複勝・馬連的中 回収率 72.70% （ -18,620円）
4位 電妄親方(5R/26R) 的中なし 回収率 72.27% （ -14,750円）
5位 合谷鶴三(2R/26R) 的中なし 回収率 14.28% （ -42,860円）