今回は大阪杯を目指す古馬の戦い・金鯱賞を予想します。
昨年の三冠牝馬デアリングタクトが今シーズン初登場でどんな走りを
見せるのかも注目の一戦、果たしてアーモンドアイのような最強牝馬
になるのか、それとも？
3連単1着流しで1着軸◎ダノンザキッドが案外なレースになり、大失敗。
格好つけてマルチなしと意気込んでしまい、恥ずかしい負け方となった。
マルチにしても充分にお釣りの来る配当だった。慣れない買い方はやめる。
金鯱賞
◎ 3 ブラヴァス 629.94
○ 1 デアリングタクト 604.15
▲10 ポタジェ 565.04
△ 2 サンレイポケット 549.87
△ 4 グローリーヴェイズ 529.32
データ的には昨年の牝馬三冠デアリングタクトを抜いて、ブラヴァスがトップ。
近走芝2000ｍG3戦で安定した成績を残しているからだ。
デアリングタクトはJCでコントレイルのクビ差3着を見ても実力上位と思われるが
古馬戦がこの1回だけなのでデータ不足で2位。
3番手に重賞経験はないものの3着以下がなく、4連勝のポタジェ。
近走の調子でいけばトップクラスと言えるし、毎度接戦を制してきた強みがある。
サンレイポケットは中京実績が良いし、左回りは得意そうだ。
グローリーヴェイズはJCでデアリングタクトの0.1秒差5着香港G1や京都大賞典を
見ても力はある。
逃げが嵌ると3着もあるジナンボー、追い込んできそうなルメールの
サトノフラッグなどがいるので弱気に馬連ボックスも買っておく。
買い目：3連複ボックス
1・2・3・4・10（10点）
馬連ボックス
1・2・3・4・10（10点）
（計20点）
2011年 ５月
2012〜2016年 12月
2017年 ３月
2018〜2020年 ３月
2011年は５月で宝塚記念のトライアル的なレースだった。2012年から2016年は12月
に行われ、G1の狭間のレースで超一流の馬は出ていない。2017年から今の３月になったが、
2017年は2016年12月からわずか３か月後で再選のようなレースで勝ち馬も同じ
ヤマカツエースだった。
2012年から2017年までのレースのG１馬の出走数は５頭で１レース平均で１頭に満たない。
2018年から2020年は３年間で７頭出ていて平均２.３頭である。１〜３着になった馬を比較しても
2012〜2017年はG１で（0.4.1.28）とG1を勝っていない馬ばかり、その後もG1を勝った馬にはなっていない。
2018年から2020年の３年間はG1で（6.9.2.18）とG1を６勝していた。さらにこのレース後を
含めると９頭でG1を11勝している。2018年以降のレースはそれまでとは異なる性格のレースに
なっている。データとしては、この３年を見てみる。
2018〜2020年のレースの平均勝ちタイムは２.０１. １、上がり ３３.７である。
かなりの切れ味が必要とされている。
前走とその着順は（１.２.０.６） 馬券率３３.３％ G１ ６頭 G３ ２頭 特別１頭
重賞の成績は、９頭中８頭は重賞馬（2000ｍ以上)、４頭はG１馬で現在１１勝している。
年齢別の成績をみると
４才馬 ３頭 ５才馬 ４頭 ６才馬 １頭 ８才馬 １頭
この３年、明け４才馬が３連勝している。年齢が高いほど劣勢で８才はﾘﾋﾟｰﾄ馬だった。
また１番人気の成績は（２.０.１.０） 勝率６６.７％、馬券率１００％となっている。
今年の出走メンバーの実績をみると
Ｇ１成績 重賞成績 上り
デアリングタクト （３.０.１.０) (３.０.１.０) 33.1 桜花賞 オークス 秋華賞
グロｰリｰヴェイス（１.１.０.３) (３.２.０.５) 33.4 香港ヴァース
キセキ （１.４.１.９) (１.６.４.11) 32.9 菊花賞
ペルシアンナイト（１.３.１.10) (２.３.２.16) 32.7 マイルＣＳ
サトノフラッグ （０.０.１.２) (１.１.１.３) 34.5 弥生賞
ブラヴァス （０.０.０.０) (１.２.０.１) 32.6 新潟記念
ポタジェ （０.０.０.０) (０.０.０.０.) 33.3
本命◎はデアリングタクト。G１３勝で実績断然。ジャパンカップも直線寄られた
不利から立て直してから伸びてアーモンドアイ、コントレイルに次ぐ３着。底力大とみる。
対抗〇はグローリーヴェイズ。 JCでは超ハイペースを３角２番手で直線で寸前まで粘り
デアリングタクトと０.１差の５着。６才だが掲示板外したのは２回のみと安定している。
▲はブラヴァス。昨年は2000ｍばかり５戦して（2.2.0.1）と安定。土曜日の雨で当日の
馬場状態は不透明だが、切れ味勝負ならこの馬か。
△はキセキ、サトノフラッグ、ポタジェの３頭。
短評：軸不動
買い目：３連単フォーメーション ①－③④⑨ー③④⑦⑨⑩
馬連 ①－③④⑦⑨⑩
計１７点
勝ったタイトルホルダーと2着のシュネルマイスターは皐月賞やNHKマイルでも楽しみですね。
●金鯱賞_過去10年「5つのPOG視点」--------------□
1）生産者、ノーザンファーム 5勝 2着3回 3着3回（4頭：ポタジェ・ブラヴァス・サトノフラッグ・ジナンボー）
社台ファーム 1勝 2着2回 3着3回（ギベオン）
□順位 生産者 ：着別度数 ＿勝率 連対率 複勝率
1 ノーザンファーム ：5- 3- 3-31/42 ＿11.90% 19.00% 26.20%
3 社台ファーム ：1- 2- 3-17/23 ＿4.30% 13.00% 26.10%
10 下河辺牧場 ：0- 0- 1- 2/ 3 ＿0.00% 0.00% 33.30%
13 追分ファーム ：0- 0- 0- 1/ 1 ＿0.00% 0.00% 0.00%
※10年データなし）様似共栄牧場・長谷川牧場・レイクヴィラF
2）厩舎、池江厩舎が 1勝 2着3回 3着3回（ペルシアンナイト）友道厩舎がのべ8頭で馬券内無し
□順位 調教師 ：着別度数 ＿勝率 連対率 複勝率
3 (栗)池江泰寿 ：1- 3- 3-11/18 ＿5.60% 22.20% 38.90%
10 (美)堀宣行 ：0- 1- 0- 1/ 2 ＿0.00% 50.00% 50.00%
21 (栗)藤原英昭 ：0- 0- 0- 4/ 4 ＿0.00% 0.00% 0.00%
25 (栗)友道康夫 ：0- 0- 0- 8/ 8 ＿0.00% 0.00% 0.00%
39 (栗)杉山晴紀 ：0- 0- 0- 1/ 1 ＿0.00% 0.00% 0.00%
42 (美)尾関知人 ：0- 0- 0- 1/ 1 ＿0.00% 0.00% 0.00%
56 (美)国枝栄 ：0- 0- 0- 1/ 1 ＿0.00% 0.00% 0.00%
※10年データなし）高橋義忠・辻野泰之
3）馬主、シルクR 1勝 2着1回（グローリーヴェイズ）
サトミHC 0勝 2着3回 3着3回（サトノフラッグ）
□順位 馬主 ：着別度数 ＿勝率 連対率 複勝率
3 シルクR ：1- 1- 0- 1/ 3 ＿33.30% 66.70% 66.70%
10 サトミHC ：0- 3- 3- 4/10 ＿0.00% 30.00% 60.00%
11 社台RH ：0- 1- 0- 5/ 6 ＿0.00% 16.70% 16.70%
12 金子真人HD ： 0- 1- 0- 8/ 9 ＿0.00% 11.10% 11.10%
18 永井啓弍 ：0- 0- 1- 2/ 3 ＿0.00% 0.00% 33.30%
27 G1レーシング ：0- 0- 0- 1/ 1 ＿0.00% 0.00% 0.00%
49 佐々木主浩 ：0- 0- 0- 1/ 1 ＿0.00% 0.00% 0.00%
※10年データなし）石川達絵・ノルマンディーTR
4）血統（種牡馬）キングカメハメハ 3勝 2着1回 3着3回（ブラヴァス）
ディープインパクト 2勝 2着4回 3着3回（5頭：グローリーヴェイズ・ポタジェ・サトノフラッグ・ジナンボー・ギベオン）
□順位 種牡馬 ：着別度数 ＿勝率 連対率 複勝率
1 キングカメハメハ ：3- 1- 3- 8/15 ＿20.00% 26.70% 46.70%
2 ディープインパクト ：2- 4- 3-18/27 ＿7.40% 22.20% 33.30%
10 ジャングルポケット ：0- 0- 1- 1/ 2 ＿0.00% 0.00% 50.00%
12 ハービンジャー ：0- 0- 0- 4/ 4 ＿0.00% 0.00% 0.00%
30 ルーラーシップ ：0- 0- 0- 1/ 1 ＿0.00% 0.00% 0.00%
※10年データなし）エピファネイア
5）騎手、ルメールJ 2勝 3着1回（サトノフラッグ）
川田将雅J 2勝（グローリーヴェイズ）
□順位 騎手 ：着別度数 ＿勝率 連対率 複勝率
2 ルメール ：2- 0- 1- 2/ 5 ＿40.00% 40.00% 60.00%
3 川田将雅 ：2- 0- 0- 3/ 5 ＿40.00% 40.00% 40.00%
4 Ｍ．デム ：1- 0- 1- 4/ 6 ＿16.70% 16.70% 33.30%
6 福永祐一 ：1- 0- 0- 3/ 4 ＿25.00% 25.00% 25.00%
11 松山弘平 ：0- 1- 0- 3/ 4 ＿0.00% 25.00% 25.00%
23 北村友一 ：0- 0- 0- 3/ 3 ＿0.00% 0.00% 0.00%
29 秋山真一 ：0- 0- 0- 2/ 2 ＿0.00% 0.00% 0.00%
47 菱田裕二 ：0- 0- 0- 1/ 1 ＿0.00% 0.00% 0.00%
※10年データなし）大野拓弥・西村淳也
上記1〜5のファクターにプラスして競走実績・コース適性などを考慮し総合的に予想しました。
その2に続きます。
中京競馬場「Aコース」開幕週2日目
3/14日曜 天気予報：晴 降水確率：0％
不確定要素「小」G1馬4頭出走のG2、現役最強クラスのデアリングタクト始動
短評：堅軸
券種：3連単1着固定
◎ ①デアリングタクト：伝説のJCではアーモンドアイの上がりを超えた
○ ⑩ポタジェ：2000mのスペシャリスト、4連勝し重賞に挑戦。大阪杯に出走するため2着を死守
▲ ⑨サトノフラッグ：皐月賞以来の2000m。このレースのサトミHCは買い＆2回目の鞍上ルメールJに期待
△ ④グローリーヴェイズ：約3年ぶりの2000m戦だが天栄の仕上げに注目。
△ ③ブラヴァス：このレース苦戦の友道厩舎2頭出し。G3戦を3連続連対中
【買い目】3連単1着固定 相手4点 12点
1着固定：①
相手4点：③④⑨⑩
--------------□的中しますように。
スローの瞬発力比べになった。そんな中逃げたタイトルホルダーが逃げて34.5で上がられては後続はなすすべなし。
そんな流れだからシュネルマイスターでも２着に来れた。4人気と2人気の馬連が5060円！ダノンが連を外すとは
皆考えなかったのだ。ダノンの頭をはねる馬を狙ったイヤホンは◉ソーヴァリアントがダノンを徹底マークしていったのだが
このスローでは前が止まらなかった。流れの読み違いだ。
今週こそしっかり予想するぞ。
今週は金鯱賞
短評：適性重視
今回の金鯱賞、例年と違う点は京都開催の代わりに開催されており12月3週の後１〜２月６週間使用された点だ。
その後６週間阪神開催で休んだが馬場は十分に回復していない。金曜日のJRAの馬場の発表でも3〜4コーナー内柵沿い
に傷みが見られると言っている。その上金曜日の晩から土曜日にかけての雨。そんな中の開催になる。日曜日は天気回復
するだろうが馬場の痛みは進むだろう。その上芝2000mのコースは坂を２度上がり、向こう正面から３〜４コーナー
までずーと下りの特殊コース。1倍台の1人気が予想されるディアリングタクトにとっては初コースだ。JC時から負担重量の
差は２キロになり全複の信頼は置けない。この馬を負かす馬、その馬がイヤホンの◉だ。
◉キセキ
昨年のJCではハイペースの逃げで見せ場を作った。その後年末の有馬では出負け、３コーナーからまくっていったが流石に
燃料が切れた。その上落鉄もしていたようだ。秋3戦目で疲れもあったのかもしれない。
今回休み明け、中間の調教も1月中旬に帰厩後20本も消化して仕上がりも万全だ。不良の菊を制し荒れ馬場もこなし
中京2000mにも勝ち鞍ある。鞍上もミルコに戻しここは勝負の一戦だ。
◯デアリングタクト
牝馬３冠を無敗で制し、今まで先着を許した馬はアーモンドアイとコントレイルしかいない。重の桜を制しており
馬場不問。中京初経験であることぐらいが気になる点だ。ここは対抗に。
▲サンレイポケット
重得意、中京競馬場2000mは2戦２勝。前走大外から上がり最速で2着。調子が上がっている。
△ブラヴァス、△グローリーヴェイズ
まで。
川田Jに振られたポタジェ、Jがなかなか決まらなかったジナンボーは見送り。
ギベオン、ペルシアンナイトは近走勢いない。サトノFは追い切り疑問。
よって買い目は
単複 7
馬連BOX 1,2,7
3連単フォーメーション 1,7→1,7→2,3,4
これでどうだ。
イヤホン
勉強捗っていますでしょうか？
第57回 金鯱賞【GII】 4歳以上 別定
流浪の番組といえば、タモリ倶楽部。
そして流浪のレースといえば、この金鯱賞。
そう呼んでも、過言ではないでしょう。
1965年に「中京競馬場・砂1800ｍ」の施行条件で始まり、
なぜか第6回は「博多ステークス」の名で行われ、
その後も負担重量がハンデになったり別定になったり、
冠名に東海テレビ杯がついたり外れたり、
5月開催で宝塚記念ステップになったかと思えば
12月開催で有馬記念のステップに急に変更されたり。
現在の設定になったのは2017年のことでしたが、
さて、この条件で行われるのは何年までなのでしょうか。
【人気】
●単勝10倍以下 [10-5-7-24] アタマは堅いが連下には一考の余地
●穴馬なら単勝20倍台 [0-3-1-8] 33.3％ 単勝万馬券でなければ狙いは立つ
【ステップ】
●大阪杯ステップになってからの直近4年「前走GI」が4連勝中
●前走の格を問わずコース適性あれば大敗からでも巻き返しは可能
【有力キャラ】
●基本的に人気の4歳馬が中心だが軽視されたベテラン実績馬には注目
●迷ったときには大型馬 直近4年で490㎏以上 [4-3-4-18]
【血統】
●サンデー系とキンカメ軍団の二大勢力が覇権を争う
●血統の底力よりスピードの絶対値を重視すべき
【コース】
●強いのは外枠 ７・8枠 [5-4-0-31] 22.5％
●直近4年で逃げ馬が３回圏内 低評価でも単騎なら軽視禁物
これらの条件から、今回は以下の各馬を合格圏と判定します。
B判定 該当なし
C判定 グローリーヴェイズ
D判定 デアリングタクト キセキ ギベオン ポタジェ
実績断然、1番人気確実のデアリングタクトですが
なんと実績以外の項目ではノーマークに近いデータ適合性となってしまいました。
この程度だと本来なら圏外判定となるところなのですが、
さすがに国内最強クラスの存在を消してしまうわけにはいかないので
無理にでも下駄を履かせてギリギリのD判定としました。
ただ、三冠レースすべてを叩き台なしで制したこの馬。
おそらく大阪杯へのステップなのでしょうが、
こんなところを使わなくてもよかったのでは…？という疑問は残ります。
いわゆる「初めて」に戸惑って案外の決着というケースがあることは
念頭に置いておく必要があるでしょう。
データから見ると、最上位判定はグローリーヴェイズ。
こちらは持ち時計でも血統面でも裏づけするものが揃っていますが、
それでもB判定までのゾーンには届きません。
同等の適合性をもつキセキは年齢面で一歩後退のD判定。
破竹の4連勝でここまで上り詰めてきたポタジェも、
実績こそ見劣りますが評価しておかなければいけないでしょう。
最後に１頭、人気薄ながら注目したいのが、3年連続出走のギベオン。
一昨年は6着、昨年は４着と、いずれも先行策でそこそこの結果を残しています。
キセキがデムーロに手戻りして逃げを打たない見通しとなれば、
鞍上に西村淳也くんを配したこの馬の単騎がありそう。
デアリングタクトの動向に気を取られた後続勢が、気づいたときには時すでに…。
そんな決着になる可能性も低くはないと見ています。
【結論】3連単 軸1頭ながし（12点） ①→④⑤⑦⑩
馬連BOX（6点） ④⑤⑦⑩
デアリングタクトに何の問題もなければ
1番人気強しの伝統のままに楽勝してしまうでしょうから
まず3連単1着固定で保険を打っておきますが、
むしろデアリングタクトに潜む不安を見越した馬連BOXのほうを
お楽しみ馬券として握りしめておくことにしましょう。
みなさんの合格、お祈りしています。
鞍上の西村淳騎手も初重賞勝利で、複勝・ワイドの一部以外はすべて万馬券の波乱。
合谷は惜しかったが、全員外れ。
中京・金鯱賞
1着5ギベオン 2着1デアリングタクト 3着10ポタジェ
馬連13,570円 3連複34,650円 3連単783,010円
2021通算回収率(的中R数/予想R）
1位 合谷鶴三(2R/17R) 的中なし 回収率397.82% （ +84,880円）
2位 電妄親方(5R/17R) 的中なし 回収率 81.31% （ -5,700円）
3位 本紙(教授)(5R/15R） 的中なし 回収率 65.74% （ -7,640円）
4位 全頭検査官(5R/17R) 的中なし 回収率 50.32% （ -13,860円）
5位 イヤホン親父(1R/17R) 的中なし 回収率 1.82% （ -34,070円）