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小説 【飴が降る庭園】
1 ◆xZtno0QzmQ:2013/04/01(月) 18:52:30 ID:dcy/lRuw0
小説を書いていこうと思います。。
将来の夢が小説家なの
キャラも出来たことだし...

感想があったら雫の自スレにお願いします


2 ◆xZtno0QzmQ:2013/04/01(月) 19:06:52 ID:dcy/lRuw0
プロローグ*庭園

 日本にある北国にあるビルが建っていた。
 ビルの周りには綺麗な花壇が並んでいる。それを辿ると小さな庭園と小屋があった。
 小屋には「Flower Candy」と書かれた看板がある。

 そこは小さな飴屋さん。店員がいないため、人材を求めるような無人の飴屋。
 庭園自体が目立たない場所にあるのだが。

 そして、ある少女のもとに一通の手紙が届いた。


3エース:2013/04/01(月) 19:16:03 ID:q/rncvPoO
俺も小説書いてるよ

4 ◆xZtno0QzmQ:2013/04/01(月) 19:36:16 ID:dcy/lRuw0
第一章*春宮 露花

「ん…、何?これ…」
 一人暮らしの少女、春宮露花(はるみや つゆか)の家のポストに庭園から手紙が届いた。露花は封筒のシールを剥がし、中を開けて便箋を取り出した。手紙にはこう書かれていた。

“春宮 露花様”
“貴方にご用事が御座います。○×ビルの花壇を辿った庭園の小屋に来て下さい。”
“庭園長・久住院 ティア”

 露花は気に食わない顔をしている。まあ、当然だろう。

 露花には両親も親戚もいない。露花の産みの親が誰なのかは誰にも分からない。

 露花はワンピースに着替えて、庭園へと向かった。
 庭園は案外近く、徒歩で5分程度だった。露花は小屋のドアをコンコン、とノックした。
「春宮露花と申しますー!」
 露花が言ったとき、小屋のドアが開いた。そこから銀髪でハーフアップの女性が現れた。
「あの、久住院ティアさんですか…?」
「ええ。来てくれてありがとう」
 ティアはにこり、と答えた。露花は小屋の中に入った。
「あの、用事とは」
「露花ちゃん」
 ティアは静かに言った。


5 ◆xZtno0QzmQ:2013/04/01(月) 19:39:46 ID:dcy/lRuw0
>>3
へーっ

一回おちる


6くまー ◆red...gu9w:2013/04/01(月) 22:59:06 ID:F38bNqRY0
小屋の中っていう意外(?)な演出だから行く途中の道に仕掛けをしたらいいかもね!!
続き待ってますワッショイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワッショイ

7 ◆xZtno0QzmQ:2013/04/02(火) 09:41:46 ID:x2n/htKE0
第二章*飴とガム

「うちの、店員さんになって、飴を売ってくれないかな?」
「え?何で私なんですか?」
 当然の質問だ。ティアは答えに留まらず、答えた。ティアはリモコンのボタンを押して、スクリーンを出した。すると、画面に露花が現れた。
「これ、貴方で間違いないかしら?」
「…はい」
 画面の中の露花は棒のついた飴を食べていた。ビデオカメラにはサーチ機能が付いているらしく、飴が見つかると青白く輝くようになっている。だが、探してみても露花以外に飴を食べたり、持ったりしている人はいなかった。露花は「なんで、こんなに飴が少ないの…?」と呟いた。
「…飴って、古いイメージが多いのよ。そして、今の食べ歩きの定番はガムになってしまった…」
「そんなぁ…私、飴が大好きなのに…」
 ティアも露花も暗い顔をしている。
「…そう言ってくれるのは、露花ちゃんしかいないのよ…」
 露花は息を飲んだ。ティアも飴が大好きなのだ。それをみんなに分かって欲しいんだというティアの気持ちを露花は受け止めた。
「あの、私、店員やります!飴の力を、みんなに見せつけてやります!!」
 露花は笑って言った。


8 ◆xZtno0QzmQ:2013/04/03(水) 18:17:38 ID:5lZcqT0w0
第三章*花の蜜

 飴屋の店員となった露花は何をすればいいのか分からなかった。飴の力を見せつけてやるとはいったものの、いつ、何処で、誰に、どう見せつけてやればいいのかが分からない。露花はそこまで言わなきゃよかったと後悔した。
「でー、ティアさん、何すればいいんでしょうか?」
「そうねー、うーん・・・花の手入れでもしてもらおうかしら」
 飴屋なのに花の手入れを任されるとは思ってもいなかった。というか、どうして庭園に飴屋があるのか、またはどうして飴屋に庭園があるのかそのこと自体が謎だった。露花はこれも仕事だ、と疑問を抱いたまま花の手入れをしに庭園へと向かった。
「あ、じゃあ、行ってきます」
「行ってらっしゃいな」
 露花は小屋を出て左にあるじょうろに水を入れ、一面の花壇に水をまいた。露花が次の花壇に水をまこうとして隣の花壇に向かった時、椿の花に蜜があるのを見つけた。露花はゾッとして、ティアの元へと走っていった。なぜゾッとしたかというと、蜂蜜のように見たことがないくらい鮮やかで活き活きとしていたからだ。
「ティ、ティアさん!!椿の蜜がっ・・・!!」
 ティアは大声を出した露花に」一瞬驚いたが、露花が言い終わった途端にぷっ、と吹き出した。
「あははははははははははははははっ!!」
「な、なんで笑うんですかぁ!!」
 露花は爆笑したティアにふくれた。ティアは笑いすぎて流した涙を拭きながら話した。
「その花の蜜はね、うちの飴の原料よ。その蜜から水飴ができるのよ」
 露花は一瞬「はぁ!?」と言いそうになった。
「そんなの聞いてないんですけど」
「じゃあ、なんで庭園があると思う?」
「てっきり、ティアさんの趣味かと・・・」
「みんなそう思うよね。」
「当たり前じゃないですか」
 露花は自分でも驚くくらい冷静に答えた。そういうことで、花の手入れ=蜜の収穫、ということが分かった。

 そういえば露花はこの飴屋の飴を一度だけ食べたことがあった。その飴は甘すぎず苦すぎず、そして泣き顔が笑顔になる魔法のような飴だった。

 露花はこのことを思い出し、たくさんの人に笑顔になってもらおうと思った。


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