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物語る- 1 :学部名黙秘:2011/11/15(火) 20:10:58
- 時は遡ること、大航海時代。ファビョール・シャガッキー船長は、野郎どもを従えて、大海原を暴れ回っていました。
「今日もグロッグが美味いな。ガハハハハハ!面舵、いっぱーい!」
- 2 :学部名黙秘:2011/11/16(水) 00:48:35
- part4?
- 3 :学部名黙秘:2011/11/16(水) 02:02:51
- 船長の威勢とは裏腹に、下っ端船員のパート・フォーは今日もぐちぐち言いながら、甲板をブラシで磨いていました。
「畜生め。なんでオイラがこんな目に。潮臭え船ん上でコキつかわれて、ムサ苦しい野郎共と食っちゃ寝の毎日。早くどっかの港に着いておっぱい揉み揉みできんもんか」
軍艦トラン・ヴァン号の航海も、もう3ヶ月。海軍に憧れて水兵に志願したフォーは、まさかこんな劣悪な環境だとは思いませんでした。例えるなら、晴れて受験競争を突破して早稲田に入学した新入生が、理想と現実のギャップに打ちひしがれた時の心境に似ています。
ただ、野郎共との生活は、それなりに楽しい部分もありました。屈託のなさというのは、女家系のフォーにとっては新鮮でした。ナカミチという仲のよい友達もできました。彼は幾分年上で、フォーと違い士官候補生なのでえらいのですが、ひょんなことから仲良くなったのでした。ナカミチは読書が好きなようです。
おや、なにやら舵取りが叫んでいます。
「おーい!遠くに何か見えるぞー!」
- 4 :学部名黙秘:2011/11/16(水) 16:05:07
- ナカミチ「ヒョッコリヒョウタン島.....」
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