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8/12 久々にちゃんと喋る- 1 :12月生まれの少年:2009/08/12(水) 09:43:40
- なんてこたないラジオです
音がメインなんですけどね、たまに喋ろうかなと。
- 2 :名無しさん:2009/08/12(水) 10:06:40
- また、『BAKUMAN』のスペルの下部のみを隠して見ると『RAKIIMAN』になる事も一つのヒントなのではないかと噂されている
- 3 :名無しさん:2009/08/12(水) 10:20:42
- やっぱりやめておけばよかった。
現地人からさんざん戒められていたのに、高をくくって上半身裸であの森に入ったからこうなった。
この時季の平均気温41℃、湿度95%、結局は此処のこの異常な蒸し暑さが災いしたのだ。
それに耐えきれず、裸でうろちょろさえしなければ・・・。
現地人からは「ポコポコ」、訳すと「散弾銃」と呼ばれて恐れられているその植物は、見たところどこにでもあるようなマメ科の蔓木で、大きいもので高さ3mほど、藤に似た芳香を放つ花房をつける。
問題はこいつの種で、これもマメ科らしく莢に収まったのを垂れ下がらせるのだが、どういう訳かこの木は人に反応する。
近くを人が通ると、まるでホウセンカのように直径2mmほどのその種を飛び散らせるのだ。
その勢いはすこぶる強烈で、ミニチュアの砲弾のような形をした種は、1cm程度の本なら難なく貫通する威力がある。
その時の俺は、あまりの暑さに頭がボーッとして、つい上衣を脱いだ状態でふらふらとポコポコの群生する森へ入ってしまった。
パチッと何かがはぜるような音を聞いて、瞬間的にそちらに背を向けはしたものの、俺の背中は蜂の巣になった。
あまりの激痛に気を失い、気がついた時は現地人の集落に運ばれていた。
漆塗りさながらに黒い顔をした現地人達は、皆一様に憐れむような目で俺を見ていた。
現地人の中にも一応医者らしい者が居て診てはくれたが、首を横に振るだけだった。
こうなったらもうどうしようもないのだという。
ポコポコの種は俺の肉深く食い込み、異常に生長の早いその根は数時間で脊髄にまで達するのだそうだ。
俺が気絶してから現地人たちに発見されるまで、おそらく5〜6時間はたっていただろう。
無理に引っこ抜けば、脊髄の神経はズタボロになる。
完全な手遅れだ。
痛みは3日ほど続き、突然それがなくなると今度は猛烈な痒みが俺を襲った。
発芽期である。
とにかく異常なまでに痒いので、ヒーヒー言いながら俺はそこら中を走り回った。
そして走り疲れて眠りに落ち、目覚めた時には嘘のように痛みも痒みも無くなっていた。
無事に発芽を終えたポコポコが、すくすくと俺の背中で育ちはじめたのだ。
植物に栄養を盗られるせいで、無性に腹が減った。
食い物を求めて集落をさまよい歩く俺に、気のいい現地人たちは米や肉や野菜など、幾らでも恵んでくれた。
例の憐れむような目を向けながら。
今は10cmほどに生長したポコポコが畑のように密生した背中を丸めながら、恵んでもらった肉にかぶりついている時、急に眩暈がした。
肉を喉に詰まらせたからではない。
やがて俺の背中が花期を終え実を結ぶようになった時、俺はどうなるのか、という事に気がついたからだ。
こんな危険な木を背中に生やかした奴が、ただで済むはずはない。
丸ごと引っこ抜かれて神経ズタボロか、或いは生き埋めか。
あの森が自分の墓に思えてきた。
- 4 :名無しさん:2009/08/17(月) 15:17:29
- 今日のまとめ
地味に喋ってる時にヘッドフォン壊れる
マイクとヘッドフォンの線が混線
そして俺断線
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