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銀河英雄伝説 雑談・考証スレ
1名無しさん:2012/01/17(火) 12:16:44
銀河英雄伝説に関するネタを書くところです。
ネタ・雑談・考証等はこのスレにてお願いします。

2名無しさん:2012/01/17(火) 16:45:27
ブロージット!

3ひゅうが:2012/01/17(火) 17:05:35
スレの勢いが他作品を圧迫するのは心苦しいので本板の存続を希望いたします。
また、関連ネタの投下はこちらに切り替えようと考えています。いかがでしょうか?

4名無しさん:2012/01/17(火) 17:23:33
自分は、ひゅうが氏の考えを支持します。

あのままで行くと荒れる元になりそうですし、
多次元世界の時の二の舞は御免です。

5ひゅうが:2012/01/17(火) 18:23:42
とりあえずearth閣下ほかの見解が出るまでこちらで暫定投稿ということで。
ネタスレ9の841で指摘された民間用の移動要塞(仮称)についてですが、民生用の中継ステーションとして稼働しているかもしれませんね。
星系内物流を担う小型高速船舶(トラックに相当)に荷を受け渡すターミナルとしてとか、軌道エレベーターやダイソン殻をはじめとする巨大工事で使用する大型機械の輸送や作業拠点となっているかもしれません。

6名無しさん:2012/01/17(火) 18:48:39
若しくは、マクロス・シティ級か、アイランド級みたいな移民用の巨大艦が
移動要塞モドキとして運用されているかもしれませんね。

7名無しさん:2012/01/17(火) 19:17:31
あの世界では巨大化することでワープ能力が向上するし、
建設はともかく維持はそれほど負担でもないようですね。
捕虜を食わせるのは大変と言いながら、イゼルローンのコストは問題視されていませんし
イゼルローン建設時は予算を大幅にオーバーしたせいで責任者の首が
物理的に飛んだようですが、他にも要塞があるところをみると
新規設計の際の失策か同盟の妨害で被害を出したのかもしれません。
大軍派遣・大規模移民の際にはあると有益でしょう。

8名無しさん:2012/01/17(火) 19:29:05
予算オーバーで〜>リューデリッツ伯爵の事ですね。
           守銭奴皇帝・オトフリート五世に詰め腹を切らされた。

9名無しさん:2012/01/17(火) 19:35:28
移動拠点を中心にした星系開発は地球連邦時代から銀欝日本で既に行われている気がします。
国譲り事件はシリウス戦役級以上の危機を想定した国民総避難計画を事前に立てていた節が有ります。
大半は移民船、開拓船ですが銀欝日本の所持する移動拠点はガイエスブルグ級ン百基、ン千基とか、金髪でも卒倒しそうな、黒猪でもこの国とは戦争にならないと匙を投げる数を保有しているかもしれない。

10第三帝国:2012/01/17(火) 19:37:01
自分も賛成です

11ひゅうが:2012/01/17(火) 19:43:11
ネタ短編―派遣船団―1


――同 皇紀4249(宇宙暦789)年6月 銀河系 サジタリウス腕
  自由惑星同盟領 エア星系

そこは、白い回廊だった。
文字通り宇宙が白い。
強力な重力や星間物質の作用により、サジタリウス(エア)回廊の中央部に位置している白色輝巨星「スサノオ」が発するあのリゲルの倍近い膨大な量の光が屈折し、また放射される電磁エネルギーに銀河中心核から流れ来るエネルギーが加わり、トンネル状になっている回廊外郭が淡い光を放っているのだ。

自由惑星同盟軍 統合作戦本部「付」であるヤン・ウェンリー中佐は、そんな回廊の様子をぼうっと見つめていた。

「ヤン・ウェンリー中佐。」

はぁ。と返事をしたヤンを、声をかけた男は呆れたように、しかし仕方がないかという風に肩をすくめて軽く笑ってみせた。

「何か御用ですか?パエッタ閣下。」

「いやなに。またぞろ君がぼけっとしているようだから、話し相手でもつとめてもらおうと思ってな。」

と、少し悪人面に見える中年の男は笑った。
彼の名はレオン・パエッタ。自由惑星同盟軍で少将の地位にある。一貫して前線に立ってきた武闘派の軍人であり、それゆえに今回の使節団派遣に際しては実質的な武官団のまとめ役となっている。
部下からの受けは必ずしもよいとは言い難い人物ではあるが、何があったのか彼はヤンに積極的に関わろうとしているらしい。

キャゼルヌによれば自ら功を誇ろうとしない姿勢が彼の琴線に触ったということだが、ヤンにしてみれば新国家との接触という重大ニュースに触れたマスコミが移り気の症状を発生させて興味を失ったところに、あのリンチ少将へのバッシングをたくらんだイエローペーパーを追い払っただけと思っているため、有難迷惑という言葉がぴったりだった。
が、パエッタにしてみればヤンは「なかなかの知略と決断力を持ちながらも英雄願望に陶酔することがなく、有能な若手士官」と映ったらしい(ヤンがメディアにちやほやされるのに甘んじていたのなら話は別だったのかもしれないが)。
それに、昨年の惑星エコニアで巻き込まれた事件の解決という功績を立てたこともあって、パエッタのヤンへの評価は一定のものとなっているということだった。

ために、第8艦隊司令長官シトレ大将を武官長とする派遣将校団の中に「箔付け」のために放り込まれたヤンをみつけたパエッタはヤンが閑を持て余していることをいいことにさんざん彼を引っ張り回していたのだった。
案外、文官代表で全権をつとめているあのトリューニヒト氏に近付いて出世をもくろんでいるという噂がたち同僚や旧友から敬遠されているのがこたえているのかもしれない。

断っても部屋まで押し掛けてきて彼いわく「世話を焼く」のが確実なのでヤンは溜息をひとつしてから戦艦「アキレス」のブリッジ横にあるデッキに備え付けであるテーブルに腰を下ろした。

「さっきからブリッジが騒がしいのですが、どうかしたのですか?」

黙っているだけでも芸がないためにヤンは当たり障りのない会話を試みた。
気を許した相手には甘いらしいパエッタはヤンが手にしている紅茶が入った紙コップにブランデーを少々垂らしている。

「ん?気付かなかったのか?」

呆れたな。とパエッタは肩をすくめる。

12ひゅうが:2012/01/17(火) 19:43:43
「大方、白い宙域はどうなっているのだろうかとか、回廊の構造とその防衛方法に頭を捻っていたのだろうが――」

図星だった。

「前をみてみろ。」

ブリッジの上方では、呼び出されたらしい「校長先生」ことシトレ大将と全権のトリューニヒトが厳しい視線をスクリーンに送っている。

「先ほど会同した日本側の戦艦が送ってきた航路情報と、超光速センサーが捉えた前方の光景だ。・・・ん?こいつもう夢中になってやがる。」

パエッタが横で言っている通り、ヤンは前方に展開される光景に目を奪われていた。
機雷原を抜けた先に待っていたのは――


「何だ・・・あれは。あれが要塞なのか?」

モニターには、航路図に大きく「金剛」という文字が躍っている。
そして、センサーが捉えたリアルタイムでの30光秒先の光景は、ヤンの目を見張らせるのに十分なものだった。

外見は、円錐形を前から見ているものに似ている。
センサーによれば大きさは全長約21kmほど。「それ」を中心にして半径数光秒には同心円状に円筒形の物体や「それ」の縮小版のような円錐形が並んでいた。円の外側と内側には無数の軍艦に似た何かが浮いている。

物騒なことに「それ」はこの艦と正対し、砲門とみられる円筒形をこちらに向けていた。


「前方の要塞より信号!『ようこそ大日本帝国へ。我ら『金剛』乗組員一同、貴艦隊を歓迎す。』」

今度はヤンも報告を聞いていた。

「返信、『歓迎恐縮なり。願わくば我ら筒先を合わせられんことを切に希望す。』」

シトレ大将が間髪をいれずに凛とした命令を下した。
伝令はしゃちほこばって敬礼し、命令を復唱しまわれ右をした。

「あの要塞についている円筒形はまさか砲か?地球時代の戦艦のような砲塔としたらあれだけの大きさだ、イゼルローンの浮遊砲台よりもはるかに大きく威力が――もしかしたらトールハンマーなみの射程があるのか?周囲に散らばっている円筒形も単一の砲だとすれば威力は・・・射程はどうなる?これじゃあ我々は射程外から一方的に撃たれ続けることになるのでは――」

「おい、ヤン中佐?」

「あ。すみません。」

ヤンはベレー帽を脱いで頭を掻いた。

「それで、期待の俊英がみるところ、『あれ』はどういうものだと思う?要塞にしては形が変だが。」

「そうですね。」

ヤンは頷いた。
確かに。宇宙空間の星が球形であるように、無重力空間において物体が最も安定するのは球体である。
事実、イゼルローン要塞を筆頭にした宇宙要塞はそうした形をとっている。
だのに目の前にあるのは、円筒形だ。

「あれは・・・宇宙船かもしれません。」

「要塞ではなく?」

パエッタが首をひねる。

「はい。あれが角度を使って装甲厚を稼ぐためのものと仮定することもできます。しかし、それでは円錐の底面の部分では無意味になってしまいます。そしてあの砲門の配置は円錐の軸線上に位置しています。――宇宙戦艦のように。」

パエッタは一瞬目を見開き、なるほどなと言った。

「底面にはエンジンがある、か。考えてみればこの潮流の激しい回廊で運用するにはそういう設備が必要か。ということはあれか?要塞のような大きさの巨大戦艦が前進してきたと?」

「いえ。それはないでしょう。」

「何故だ。」

「この位置は、回廊に入ってから安全にワープをできる最初の場所です。そこを守るために『あれ』は存在するのでしょう。しかし向こうさんから提示された航路図には、巨大な白色輝恒星が中央部にあり、また回廊もまるで砂時計のように狭まっているということが記されています。――確実に防衛拠点が構築されていますよ。」

パエッタは瞠目し、顔をひきつらせた。
いつのまにか、艦橋の視線が彼らに集中している。

「まったく。空恐ろしいことになりそうだな。」

パエッタが言った言葉は、この後数日間見事に証明され続けることになる。

13ひゅうが:2012/01/17(火) 19:44:46
【あとがき】――スレ支援のために投稿です。とか言いながら誤爆をやらかしていますが(汗

14名無しさん:2012/01/17(火) 19:51:42
乙乙〜

ヤンの憂銀日本旅行記が始まるよ〜♪

15名無しさん:2012/01/17(火) 19:52:01
ひゅうが氏、乙。
こう見るとヤンは軍人になるべくしてなった感が強いです。
艦隊司令にするより作戦参謀として本部に迎えた方が実力を発揮できそうな気がします。

16名無しさん:2012/01/17(火) 19:55:13
ひゅうがさん、乙です。
いやぁ、こういうのが読みたかったんですよ。つづきを期待してます。

17名無しさん:2012/01/17(火) 19:56:59
大日本帝国・都市級イベント艦ARIAKE

全周七キロの元移民用巨大艦。

大遷都時使われた移民艦を、イベント用に改装した物。
各星系・自治惑星に要望に応じて移動し、活用される。
建艦から五百年近い老嬢だが、度々近代化改装が施されている為
現在でも現役。艦橋と都市中心部には、萌神・嶋田侯の像が
御神体として、祀られている。

ちょっと悪乗りしてみました。

18411:2012/01/17(火) 20:03:35
ひゅうが氏、乙です。

有能ぶりを周囲に示してしまったヤンは、上層部に色々と使われてしまうはめになりそうです。

それにしても、面白かったです。こういうの好みなので続きも期待してます。


移動要塞ネタとして、日本では民間用に幅広く使用されているということでしょうかね。
一民間企業が平然といくつもの移動要塞を保有してそうです。


電脳技術は、同盟にとっても軍事利用だけでも使用したいかも。
あらかじめ、軍人の頭脳を保存しとけば戦死してもアンドロイドとして復活できますから。

19名無しさん:2012/01/17(火) 20:10:05
ひゅうが氏
お疲れ様であります。

20名無しさん:2012/01/17(火) 20:14:35
ひゅうがさん乙です。
こんな迎撃陣地組んでる国と国境を接してしまったら戦争オプションは絶対に取れないですね。
もう有効的にに接するしかないからひたすら交流と国力回復に努めるしか道がない。
銀河帝国からの派遣軍はどうにか迎撃しつつこちらからは攻めないというのが基本方針になりそうです。

そしてやっぱり異文化交流はいいですね。まだ端緒についたところですが。
戦争の燃えとはまた違った燃えがあります。

21名無しさん:2012/01/17(火) 20:15:13
紅茶少佐殿が、中佐殿になってるYO

役務昇進か・・・記録更新かな?

22名無しさん:2012/01/17(火) 20:19:33
>>18
一民間企業が〜>自前建造じゃなくても、国からの払い下げというのも
           あるかもしれませんね。

23ルルブ:2012/01/17(火) 20:36:46
ひゅうが様のネタから思いついてみた小さいネタです。
初めてなので温かい目で大目に見て欲しいです。


以下本文。

極秘文章「J-095」・宇宙歴790年8月15日 統合作戦本部

788年に接触した大日本帝国についての報告。
大日本帝国は単一国家と思われていたがそうではない。
大日本帝国が13日戦争以前の第二次世界大戦に勝利していこう、多くの国家がかの国の影響圏に組み込まれた。
それは13日戦争、シリウス戦役、ルドルフ・フォン・ゴールデンバウム登場、銀河連邦解体時も継承された。
具体的な例を挙げるなフィンランド共和国、タイ王国、独立インドシナ連邦、大英連邦などである。
これらの国々は「クニユズリ」、「大遷都」の宣言時に一部を大日本帝国移民船団と同行した。
その後、中央銀河開拓は数と技術で勝る「ニホン人」にこそ後れを取ったものの、およそ500年かけ独自の星間国家を築き上げた。
それらは小さいもので一つの惑星、一つの大陸であり、人口は1000万。
大きいものでは数個の恒星間国家で1億から10億前後である。
788年の接触時には明らかにされなかったが、大小合わせて約30の国家が大日本帝国の傘下の下に結集していた。
この国家の群れは、銀河系最大規模の国家、大日本帝国の関心を買う、或いは独走を許さぬよう楔を経済・通商・国際法・軍事などを共同とする条約を締結した。
それを、PTO、「惑星条約機構」と呼ぶ。
これらの加盟国(120億のヒューマン人口を持つ大日本帝国を別枠として)は総人口100億に迫り、穏やかな交流と苛烈なる経済戦争を行っていた。
この条約は銀河連邦時代の伝統を、否、地球時代の伝統を受け継いだと言える。
「惑星条約機構」。最大の勢力を誇る大日本帝国を議長兼調停国とした一大勢力である。
更に、1カ国でも交戦状態並びPTO総会にて援助要請を実行すれば、条約に従い全ての加盟国がこれに拘束される。
極めて攻撃的な集団安全保障条約である。

以下、惑星条約機構についての調査報告。
総兵力算定不能。
ヒューマン人口220億人前後
加盟国家、37国。
PTO統合宇宙艦隊、同盟政府・同盟軍基準にて7個艦隊(1個艦隊は15000隻)
各国自治軍(沿岸警備軍)、算定約25万隻。
加え、大日本帝国宇宙軍6個艦隊が加わる。
特に軍事部門は、整備・経済性・人的資源の希少性・政治的パフォーマンスから全て大日本帝国軍と共通規格で統一されている。
また、経済面では帝国・同盟・フェザーン全てを網羅して尚、互角である。
以上の点から、大日本帝国との交戦は、同盟の全兵力を投入をもってして初めて互角である。
故に、「テンノウ」という象徴的な皇帝や各国の王族・貴族階級が存続している事を理由に敵視する行為は極めて危険である。

第8艦隊司令官 シドニー・シトレ中将
第8艦隊分艦隊司令官 レオン・パエッタ少将
第8艦隊所属派遣武官 ヤン・ウェンリー 

この情報は最高評議会により極秘とされた。
そしてラインハルト・フォン・ローエングラムが銀河統一を求めて行動した時、巨大な障壁となるのである。

お粗末さまでした。
勝手に、あれ?大西洋大津波、アメリカ崩壊を知っている他の国人々が日本人が逃げ出すのにほかの友好国が王族や国民の避難をさせるんじゃねぇ?
と、勝手に自由惑星同盟以外に、リスク回避のお家分散で生き延びた同盟国を登場させてみたくて書きました。
すいません。。。

24名無しさん:2012/01/17(火) 20:45:04
乙です

こう言うのもアリかと

25ひゅうが:2012/01/17(火) 20:47:42
>>21
手持ちの資料ですと少佐昇進以後の昇進過程がいまいち分かりませんので交渉団に参加が決定と同時に惑星エコニアの一件(とアッシュビー調査)の功績をもって一階級昇進と想定しています。
そうすると戦勝に立ち会い随時昇進をしていけば准将にまでなれると思われますので。
>>22
払下げはありそうですねw
>>23
よりチートになってますね(汗
ご苦労様でした。

ネタスレ9の858に対する返信ですが、維持費は莫大なものになっているでしょう。
そのために艦の省力化と制御能力の向上という二律背反を実現すべく軍は電脳化や電子知性に心血を注いでいるかもしれません。
また、宇宙空間を長期にわたり移動し整備を行うためにマイクロマシン技術の向上も図られているかも。
となると、自動修復機能も――だめだチートになりすぎる(汗

26名無しさん:2012/01/17(火) 20:47:51
民間企業が移動要塞を保持するとしたら、この憂銀日本ならやっぱり何らかの祭典用かなあ。
元衛星級要塞改造高機動型遊園地であちらこちらの恒星系に遊園地ごと移動してくるとか。

この世界なら娯楽として、
跳躍装置使用禁止の恒星系1週レースでガスジャイアントの大気圏内や小惑星群の中のチェックポイントをくぐり抜けるのとか。
憂銀日本一週レースでそれぞれのチェックポイントとしてブラックホールの近所を通ったり、恒星表面をかすめるのとか。
オリンピックの種目で電子知性体による直接制御(FCS使用不可)で戦艦を使用した早撃ちとか。

27名無しさん:2012/01/17(火) 20:56:11
シリウス戦役の時点で日本の人口は十数億から数十億(本土と開拓星の総合計)を突破している気がしますし、銀河連邦時代は宗主への遠慮もあり急激な上昇こそは無かったにしろ現在の地球の総人口より多くてもおかしくないです。
銀欝開始前は所帯が大きくなりすぎ、日本(中核国)も国分けをしているとか想像していました。

銀欝で同盟と帝国の戦力比を計算するとしたら
帝国=五千億以上(銀河連邦末からの人口増加を低く見積もった場合)
同盟=一千数百億以上(帝国と1世紀以上戦争を続けている事から想定)
とか実態の十倍以上の数値を算出している気がします。

28名無しさん:2012/01/17(火) 20:58:22
>>25
一応設定だと少佐時代は3年と10ヵ月ということなんで、中佐に昇進したのは宇宙暦792年7月ごろのはず
具体的にいうと第五次イゼルローン攻防戦の時点ではまだ少佐だったということになるはず

どういう理由で昇進したのかは不明ですが

29411:2012/01/17(火) 21:00:10
乙です。

ひゅうが氏のSSだと、日本は各州と自治領を合計して30個程度の連邦国家とあった気がします。
同盟国・友邦国も一緒に脱出と言っても残ることを選択する国もあっただろし、日本もそんなに抱え込む必要がない気がします。
やはり、元設定である日本人と各民族ごとの自治領というのが近いきが。


移動要塞は便利なので日本領内での利用されているのを、同盟使節団が目撃することになってさらに驚くことに。


電脳世界は、遊戯王の海馬瀬戸が作ったバーチャルリアリティー世界のような感じですかね

30名無しさん:2012/01/17(火) 21:00:43
夢幻会ノートに書かれていたヤンに日本が強い関心を示した事が理由だったりして。

31名無しさん:2012/01/17(火) 21:08:20
>>25
原作では少佐在任は三年十ヶ月、中佐には第五次イゼルローン攻略戦前後
にはなっているようです。
某所でもその話が出ていましたが、
攻略戦時には中佐という話で落ち着いてます。
因みに、攻略戦時の進言に功ありとして、戦後に大佐になっています。
その後、ご存知のユリアン坊やが猫の元帥と共に、ヤン家に入っています。

払い下げ>有効活用という事でw

32ひゅうが:2012/01/17(火) 21:14:44
なるほど了解しました。派遣団編入と同時に中佐には史実よりやや早く任官するも中佐時代が2年ほど長くなることになるかもしれません。

33名無しさん:2012/01/17(火) 21:21:50
>>32
でも「アノ」紅茶さんですからね。

何かの拍子でまた「一段飛ばし」なんて事もw

34名無しさん:2012/01/17(火) 21:33:16
金髪、赤毛(宇宙暦789年時13歳)が日本に来るとしたら交換留学になる。

35名無しさん:2012/01/17(火) 21:33:34
払い下げに関してはどうでしょうね。
あの世界は惑星系内戦闘が海洋戦並みに運用できるところを見ると策敵も通信も
タイムラグのほとんど無い超光速通信が成立していると思われます。
よって電脳世界が発展していると思われる大日本帝国だと娯楽は仮想世界に充実しているのではないでしょうか?
また、ガイエスブルクの技術問題点とされたのがワープエンジンの同期技術です。
大日本帝国ではAI関連技術として制御プログラム・同期技術が早期にクリアされている可能性は高いと思います。

36名無しさん:2012/01/17(火) 21:37:43
>>26
>>17の様なのが、ゴロゴロあるかもしれませんねw

それで、いざ、という時はまた移民艦として使う、と。

37New ◆QTlJyklQpI:2012/01/17(火) 21:41:01
ひゅうが氏、ルルブ氏共に乙。
あんな所にでんと配置されると出血覚悟の突破しかなくなりますね。

一緒に逃げてきた国も帝国より格式・伝統が上だと泣けてくるなw。
トルコさんを入れてやってくれ〜。

38名無しさん:2012/01/17(火) 21:52:45
>>35
単純に技術の維持、及び問題点の洗い出し用として
運用はされるんじゃ?
それに移民艦を丸抱えしているよりは、コスト削減の意味も兼ねて
民間に払い下げた方が良いのでは?
その過程で何か問題等が見つかったり、技術のブレイクスルーがあれば
新規建造の艦艇群にフィードバックさせれば、予算的にお得かと。

いかん、どうも考えがT氏寄りになっている・・・orz

39ひゅうが:2012/01/17(火) 21:55:42
小ネタ――伝統と格式

――ある日の銀河帝国フェザーン高等弁務官府

コンコン。
???「こんにちはー。」
帝国貴族「誰か?(誰だよニホン人との交渉で忙しいのに)」
???「あ。私、こういうものです。」
帝国貴族「えー。なになに?ロシア帝国政府外務省?帝国を名乗るなど不遜な。(どこだっ
け。)」
露外交官「そんな失礼な。どうやら交渉が難航しているようなので、あなたがたが受け入
れやすい白人系の私たちが仲介しましょうかと申し入れに来たのに。」
帝国貴族「はん!帝国といったってそんな聞いたこともない――大したことはないだろ
う?それよりどうだ。皇帝陛下の民として悔い改めるなら使ってやらんこともな
いぞ」
露外交官「(かちんとくる)・・・ローマって御存じですか?」
帝国貴族「知らぬと思ってか?偉大なるローマを。堕落した民主共和制を(長いので中略)
     偉大なるルドルフ大帝の正しさを証明する者たちだな。お前たちのような偽物
とは違うが。」
露外交官「・・・うちの陛下、ローマ皇帝の血族ですよ?」
帝国貴族「え?」
露外交官「ローマ滅亡時に脱出した文化人と皇室を受け入れ、そちら風にいうなら何度も
あった衆愚政治の危機から守り抜いたのが我々です。」
帝国貴族「いや・・・あの・・・」
露外交官「まったく。そんなだとこれから来る連中にいいように弄られますよ?」
帝国貴族「え?・・・参考までにお聞きしますがどんな?」
露外交官「二枚舌三枚舌が当たり前で弁舌と謀略で世界の7分の2を支配した巨大帝国の
末裔とか、かつて青き狼といわれてゲルマン民族を恐怖のどん底に叩きこんだ
国家の正当な後継者とか、あとは・・・」
帝国貴族「まだいるの!?」
露外交官「あとはあんまりにも強すぎたんで当時の世界(欧州)が総がかりで戦ってやっ
と守り切ったりした国とか。ちなみに今言ったの全部歴史が2000年超えて
る。」
帝国貴族「なにそれこわい。」

40名無しさん:2012/01/17(火) 21:58:00
>>37
トルコもオスマン朝なら・・・・

ダメだ・・・黄金樹じゃ格式・伝統共に惨敗している

リヒテンラーデ侯、涙目w

41ひゅうが:2012/01/17(火) 22:01:11
>>40
単なるネタなんで本編に出す可能性は極めて低めですw
でもロシア帝室あたりはまだいるかも・・・

42名無しさん:2012/01/17(火) 22:01:21
日本皇室以上の長さと言われるエチオピア皇室は憂鬱世界では残っていたっけ?

43名無しさん:2012/01/17(火) 22:04:24
>>39
ああw、ドアこんこんからはじまると、ヤンとルークの愉快な兄弟がががww

だめだw、日本以外の従属国・衛星国でも、格式でも伝統で勝てねぇw
例えソレが民主国家だったとしても、名門どこは1500年存続して
王侯貴族化してることになりかねんし

44ひゅうが:2012/01/17(火) 22:05:19
>>42
イタリアが戦勝国(笑)なんでどうなりますかね?
でもシヴァの女王の末裔というのはロマンをそそられます。

45名無しさん:2012/01/17(火) 22:05:19
>>39
投稿、お疲れ様です。

ハハハ・・ハ・・

帝国貴族どの、悪い事は申しません。
直ちに異動願いを本国に提出する事を、お勧めします。

46411:2012/01/17(火) 22:14:42
本編でロシア皇帝の血筋をひている皇族がいるようなので、自治領としてロシアはは存続してるかもです。
イギリスとかは不明ですが。エチオピアは日本と基本的関係性が薄いので残ってないような。
そもそも、一緒に脱出する民族たちは、あまり多すぎると収拾が不能な事態になります。
せいぜい10個以内が適当でしょう。


ロシア帝国でも歴史が長いですし、意外とスウェーデン王国あたりも結構古い国だったり。

47名無しさん:2012/01/17(火) 22:14:44
まぁ、格で負けても公的な身分が対等なら交渉はできますが・・・。
特権階級の意識が肥大した連中を交渉相手にあてた時点で交渉決裂かな。
流石に調整して代表はまともな対応をできる人据えても随員が・・・。

48名無しさん:2012/01/17(火) 22:16:40
そう言えば、モナコ・リヒテンシュタイン・ルクセンブルクなどの
侯国や大公国はどうなったんだろう?

ブルボン、ハプスブルク=ロートリンゲン各王家・皇家

帝国と話をするんだったら、英王家も良いんですよね。
元はドイツ系だし、古い時代の家名に中には
ブラウンシュヴァイク=リューネブルクというのもありますからねw

49名無しさん:2012/01/17(火) 22:16:48
>>44
ヒトラーは伝統物が好きだし、独日でエチオピア皇室を残す為に便宜を図るかもしれない。
日本は帝国の倍近い歴史を持つ名家でさえ新参者呼ばわりされそうな世界。

帝国貴族はルドルフを銀河の支配者と認めた慧眼を持つ祖先を持つ国だと納得しそう。
リヒテンラーデ=お前等もっと危機意識を持て

50名無しさん:2012/01/17(火) 22:19:01
ハインセラシエ朝でしたっけ。たしか古代イスラエルのソロモン王と
シバの女王ビルキースの間に生まれた子供ユダの末裔。
だから聖書にも由来の記述されてる由緒正しい王朝だから・・
残ってると銀河帝国は発狂モノでは?

51名無しさん:2012/01/17(火) 22:20:41
>>46
今の長く続いている皇室や王室のTOP3って日本、イギリス(イングランド)、スウェーデンでしたっけ。

まぁ一緒に脱出してる国はよっぽど日本と深く結びついた所だけでしょうね。
地球時代に滅んだり別物になった国や連邦時代に維持できなかった国のほうが多いでしょうし。
国として残ってるのはロシア、北欧、次点で東南アジア数国くらいですか。
ロシアはある意味日本に同化してる可能性が高いですしね、血は残っているでしょうけど。
あとはイギリスがこっそり残っている気がするのはイギリスだからとしか言いようがありません。

52名無しさん:2012/01/17(火) 22:24:02
>>46
スウェーデン王国・・・王家はフランス系でも国としては古いですからね。
十八世紀にフランスのベルナドット将軍が国王になっていても・・・

負けるな、銀河帝国・・・

53名無しさん:2012/01/17(火) 22:25:33
ロシアはロシア皇室に系図で辿れる日本人になっている気がします。

54名無しさん:2012/01/17(火) 22:27:53
まぁ国譲りをしてから独立した国もあるやもしれん

55411:2012/01/17(火) 22:29:30
>>51
大日本帝国の自治国として存続している国は、北欧諸国・ロシア・東南アジアの何か国ですかね。

その他の地域は文化遺産・文献日本が確保していますが、国としても民族としても脱出していないかも。
移民船の関係上日本とごく例外な民族だけかも。


ヤンが日本の存在を知ったときと、日本滞在中の反応とか色々と想像できて面白い気が。
日本滞在中に変なものにのめり込む可能性もありますがね。

56名無しさん:2012/01/17(火) 22:36:23
この流れで見ると、同盟は兎も角、帝国は人員問題で頭を抱えそうだな。

下手な貴族じゃ格式負けするし、人で選ぼうにも今度は国内の序列的に
揉めそうだし。

57名無しさん:2012/01/17(火) 22:37:20
ヤンは大量に残っている同盟には無い史料の海に嬉々として溺れ、変な物にのめり込む余裕は無い気がします。

58名無しさん:2012/01/17(火) 22:39:49
とりあえず最低限の地球時代の情報を知っている人じゃないと問題が起こりそうな気が
急いでその辺の情報をまとめて周知徹底させないとまずい気が

59名無しさん:2012/01/17(火) 22:39:55
>>56
貴族制をとっているからこその葛藤がありますね。
同盟なら役職的に適当な人間送っておけば最低限問題ありませんが帝国はそうもいかない。
貴族の身分と役職を使い分けながら面子を保たないと国内がやばいです。
相手を認めないっていう選択肢を取れればどんなに楽か・・・。

60名無しさん:2012/01/17(火) 22:40:41
>>56
皇帝「どうやら余が自ら行くしかないようだ」

皇帝陛下がアップを始めました。

61VISP:2012/01/17(火) 22:41:48
>60
年食ってるんだから無茶しなくても…
にしても帝国貴族は本当に役に立たんな

62名無しさん:2012/01/17(火) 22:41:59
行きたいでしょうねえフリードリヒ陛下は

63名無しさん:2012/01/17(火) 22:45:53
まだ原作が開始されてない時期でしたっけ?
もしそうならば皇太子が存命してるので、彼を勉強がてら派遣するのでは?

64名無しさん:2012/01/17(火) 22:47:36
>>63
そして夢幻会の手によってオタに染め上げられると(マテ

65ひゅうが:2012/01/17(火) 22:49:34
小ネタ(こうなるとは保障できません)



――日本・同盟会談のあと

嶋田「あ。これお土産です。そちらへの友好の証としてひとつどうぞ。」
トリューニヒト「は・・・はあ。ありがとうございます。(まだ若いので毒に染まり切ってない)」

(帰りの宇宙船の中)

トリューニヒト「何だろうこれ?・・・本?アルファベットなのに読めない。こっちは巻物っぽいけど紙が弱そうだからなー。帰って開けよう。」

(同盟領内に帰ってきて)

トリューニヒト「ううむ。こういうのはどうすればいいのか。あ、そうだ。確かヤンとかいうのがこういうのに詳しいというらしい。ちょっと訊いてみよう。」

ヤン「お呼びですか?」

トリューニヒト「うん。単刀直入に言うけど、これ何?」

ヤン「・・・ぜ・・・全権・・・あなた何でこんなもの持ってるんです!?」

トリューニヒト「もらった。あっちの偉い人に。」

ヤン「ええっ!?これ、クーテンベルグ聖書の初版とアメリカ独立宣言じゃないですか!」

トリューニヒト「え!?」

・・・こうして、自由惑星同盟は大日本帝国をただの「帝国」とは思えなくなってしまった。むろん、これが辻の手による精神的な謀略であることは言うまでもない。

辻「他人にいいことをされたと思ったら、自分がそれに対するお礼をしたいと思うものです。これを反射効果というのですが、要は相手がしてくれたことで自分が感じた感謝を自分も受けたいと思うわけです。ふっふっふ。自由惑星同盟ははたしてこの至宝(民主主義&西欧的な意味で)に何でかえそうとするのでしょうねぇ。たっぷりお礼はしてもらえそうです――」

嶋田「(相変わらずあくどい・・・)」

66名無しさん:2012/01/17(火) 22:50:27
>>59
相手を認めない>完全な自己否定ですものね・・・
           四千年オーバーの、且つ同一の血統の王朝
           高々、五百年弱の赤ん坊では・・・
           その周辺国も、ほぼ帝国の五倍近い歴史がある・・・
           自尊心の肥大した帝国貴族じゃ、話した途端
           憤死しそう・・・

67New ◆QTlJyklQpI:2012/01/17(火) 22:52:15
マジで他国を内包した連邦なら帝国が新興貴族扱いだなw。
英国紳士との付き合いはとんでもないことに。

68名無しさん:2012/01/17(火) 22:53:57
いちいち格を気にするもんかねえ

69VISP:2012/01/17(火) 22:54:14
誰か帝国と金髪に愛の手を…

70名無しさん:2012/01/17(火) 22:55:06
4千年の英知があったからルドルフの才能を見抜き銀河の支配者として認めたと解釈して自尊心を誤魔化す気がします。

71名無しさん:2012/01/17(火) 22:55:10
>>65
嶋田さんに同意。

72名無しさん:2012/01/17(火) 22:56:39
>>68
貴族ってそういう者です

73名無しさん:2012/01/17(火) 22:57:25
>>65
アメリカ独立宣言にそこまで価値を見いだせるかはどんな話の伝わり方をしてるかによりますね。
植民地が自由と民主主義をもって立ちあがった偉大な先人とみるか民主主義の暴走の末に滅んだ唾棄すべき愚者とみるか。

74ひゅうが:2012/01/17(火) 22:57:59
>>70
自分に都合よくそう思っていたら日本側に「え?認めてはいないよ?ただ滅ぼされるのが癪だから奥へ引っ込んだだけだから」とか言われて呆然となるかもw

75名無しさん:2012/01/17(火) 23:02:54
>>67
(残っていたとして)英国貴族最古参のノーフォーク公と
チャールズ二世庶生の公爵家、帝国相手ならどちらが適任でしょうねぇ・・

76名無しさん:2012/01/17(火) 23:03:51
国譲りってそういう側面ありますからね。
面子を立てる意味で旧連邦支配領域については認めてもそれだけですし。
相手の面子を立てるだけの価値が今の帝国にあるかというと微妙な所です。

77名無しさん:2012/01/17(火) 23:04:53
>>74
そうなる確立に十マルク

78411:2012/01/17(火) 23:08:24
日本が同盟に友好の証としての土産のとして、とりあえず歴史書・各種思想家の書物・近代国民国家の憲法や法律
とかですかね。
同盟は地球時代からの書物が圧倒的に少ないでしょうから、地球時代からの書物・文献は同盟にとってかなりの衝撃になることでしょう。
日本からもらった文献・書物を研究・検討だけでも同盟にとって思想的・各種政策に変化が起こるかと。

79名無しさん:2012/01/17(火) 23:09:26
帝国陣営って……

日本の情報を知れば知るほど戦争? 何を言ってるんだバカやろうと叫びたい帝国上層部。

情報があまりなく、従来通り帝国こそ銀河を統べるに相応しいと思い込み、弱腰な上層部にイライラしている中堅貴族たち

とにかく手柄が欲しい
権威を上げたい下級貴族たち


下からの突き上げで暴発しそうな予感しかないんですが。
あれ? この構図どこかで見たような……

80名無しさん:2012/01/17(火) 23:17:04
数年後には、金髪さんという名の特大のレーザー水爆が出て来る事も
お忘れなく。

81New ◆QTlJyklQpI:2012/01/17(火) 23:21:33
「クニユズリ」をゴールデンバウム王朝への禅譲と取るかただ単に領土を明け渡した
ことを言うのかの解釈に悩んでるリヒテンラーデがいるだろう。惑星それぞれに一文を置いてたら余計にw。

82名無しさん:2012/01/17(火) 23:22:39
帝国は悔しいニダと暴発しそうな気がするのは何故だろう。
反戦派のリヒテンラーデは過労死か、交戦派の暗殺、帝国に絶望し皇帝と一緒に日本に銀河を返しに行くのどれかになりそうです。

83New ◆QTlJyklQpI:2012/01/17(火) 23:29:45
流石にブラウンシュヴァイクやリッテンハイムも現実を知って若手を抑えるだろうが
何時まで続くか疑問だな。

84名無しさん:2012/01/17(火) 23:30:01
帝国の上位貴族は作中で見る限りリヒテンラーデ以外は自尊心以外の全てを何処かに置いて来た様な連中ばかりだし、中堅以下の突き上げが無くても暴発しそうな気がします。

85名無しさん:2012/01/17(火) 23:34:50
上層部の貴族たちは、日本に後継者を留学させたりしそう。

帝国においておくよりも安全
(帝国よりも)立派な歴史がある名門校
高度な教育システム

そして万が一の場合、学校を経由して日本に亡命を早急に申請できる

ここまで考えたら留学希望者は多そうですね。

86New ◆QTlJyklQpI:2012/01/17(火) 23:35:51
暴発するにしても距離の暴虐の更にその先だから文句垂れるだけでなんも出来なないだろうがな。
当面の帝国の問題はフリードリッヒ4世だろう。何気に隠れチートの匂いがするし
やろうとすれば大体のことができる地位だから怖いぞ。

87名無しさん:2012/01/17(火) 23:39:01
帝国を揺るがす古き民の出現
その時ランズベルク伯アルフレッドのとる選択は

88名無しさん:2012/01/17(火) 23:40:00
まぁ、暴発された所で今の日本には痛くも痒くもないけどね
サジタリアス回廊まで来ようにも、同盟軍と何戦かしなけりゃ
ならないし、回廊まで来ても守備隊によって「丁重に」お帰り頂くだけ。

89411:2012/01/17(火) 23:41:10
>>86
日本との交渉中に門閥貴族がアホなことをしでかして、日本との交渉をパアーにしかねかいと。

90名無しさん:2012/01/17(火) 23:41:13
>>85
バカ息子が帝国と同じノリで動いたためにパクられ、それが原因で断交する所まで浮かんだ。

91New ◆QTlJyklQpI:2012/01/17(火) 23:43:34
>>85 ケンブリッジかオックスフォードのどっちにするか悩むヒルダを想像したw。

92名無しさん:2012/01/17(火) 23:44:59
>>81
全ての惑星に置いてあるというのは、普通に考えると個別にそこを明け渡したという意味で
要するに勢力として禅譲をしたわけではないという意味になりますからねぇ

>>85
ところが日本へ行くためには同盟の領土を突っ切らないといけない
日本→同盟→フェザーン→帝国というルートで貿易も可能ではあるだろうし
大使などの派遣や交換は認められるだろうけど
留学とかのレベルになるとちょっと難しいと思われ

大使館から本国への通信もどの程度安全なのやらというレベルじゃないか?

93名無しさん:2012/01/17(火) 23:49:25
フリードリヒが同盟を含めた銀河を日本にお返しに行き、人類圏に衝撃を走らせそう。

94名無しさん:2012/01/17(火) 23:49:52
>>90
しかも危害を加えた相手が、公家系華族のご令嬢。
謝罪と賠償請求と共に送還される馬鹿息子。
それが原因で生家はお取り潰し。
まで想像した。

95名無しさん:2012/01/17(火) 23:53:50
>>93
今更返されても、日本としては持て余すよね。

96名無しさん:2012/01/18(水) 00:05:45
>>93
元々日本領じゃない所は返すって事にはならないだろうけど・・・。
皇帝がどう動くかが帝国の分岐点かなぁ。
貴族連中も本物の馬鹿以外は宮廷で生き残るだけの才覚はあるんだから相応の対応は取るだろうし。
原作は主人公がラインハルトで反門閥貴族的な見地からってのもあるから強調して書かれてるだろうし。

交流するにもフェザーンでの会談くらいしかできないし帝国の艦艇の領域通過を同盟が認めるとかあり得ないし。
戦闘回数減って様子見の帰還がある程度続くだろうし、
とりあえずラインハルトは出世の機会が著しく奪われて発言力を得るまでだいぶかかりそう。

97411:2012/01/18(水) 00:15:34
過去の皇帝たちは権力闘争で何度も暗殺されたとありましたから、そんなに絶対的なまでの
権力は保持していないかと。仮にフリードリヒ4世が勝手なことをしでかしたら門閥貴族層の反感をかって暗殺されるか、クーデターで潰される可能性も。


現状のSSではプロローグが終了してこれから本格的な接触ですかね

98New ◆QTlJyklQpI:2012/01/18(水) 00:20:19
日本帝国との接触=帝国首脳陣のSAN値激減だな。

99名無しさん:2012/01/18(水) 00:22:00
>>97
確かにね。そうじゃなきゃ原作で金髪に滅ぼしてもらおうなんて考えないもんね。

100ひゅうが:2012/01/18(水) 00:40:24
>>96
しかもパエッタ提督との距離感が変なことになってますからもしも史実通りアスターテになってもラインハルト御一行様に死亡フラグがたっていることに今気がつきましたw
これはまずい・・・と思いましたが接触によってイゼルローン攻防戦や異常な頻度で発生した同盟・帝国間の消耗戦の歴史も変わっている・・・かも?
あれ?ユリアン父が戦死しない!?・・・どうしましょう(汗

101名無しさん:2012/01/18(水) 00:44:58
様子見で戦闘が無い期間が絶対に生まれると思いますけどね。
まぁラインハルト死んだら死んだで帝国の滅ぶ原因が
ローエングラム王朝成立→ラインハルト死亡による反乱などが相次ぎ分裂崩壊
から
皇帝死亡→跡目を争い貴族対立が悪化することによる分裂崩壊
に変わるだけという気もします。

102411:2012/01/18(水) 00:52:53
>>101
銀河帝国ブランシュバイク朝・銀河帝国リッテンハイム朝の二か国が有力であとその他大勢の小国といった感じですかね。

同盟が日本に派遣する使者団を決めるだけでも大騒動になる予感。

日本の文化として、ジャンプ・サンデー・マガジンあたりの漫画も立派な伝統文化となっていますかね。
大ヒットした作品なんかは、現在も親しみを持たれていたり。

103名無しさん:2012/01/18(水) 00:56:58
まぁ、銀河英雄伝説って、よくよき考えたらパエッタって割と優秀なんだよな…後ぽっと出のアップルトンや名前だけのビューフォートやデュドネイ

104名無しさん:2012/01/18(水) 01:26:07
パエッタさんが無能そうに見える場面も
コミュ症気味の紅茶さんが上司との意思疎通努力を放棄したから土壇場になるまで意見が通らなかっただけだからね
普段から有能な所見せてりゃ意見も通るさ

105名無しさん:2012/01/18(水) 01:51:31
えー、ネタスレ9の822でございます。
以外に賛成意見が多い?みたいなので削除依頼は撤回いたしました。
後はearth様の判断にお任せします。

106名無しさん:2012/01/18(水) 10:53:22
 新無憂宮。
 その一室。
 周囲にはメイドや従僕が仕事をしているようで、実は彼らはその全てが護衛の人員である。この場所に現在、普通の表の人員はいない。
 当然だろう、その一室に今、誰がいるのかを考えれば……。

 そんな密かな重警備の中の一室には三人の男達がいた。
 一人は国務尚書リヒテンラーデ侯。
 一人はブラウンシュヴァイク公。
 最後の一人はリッテンハイム侯。
 いずれも帝国の重要人物であり、彼らは周囲から人を排して密談していた。

 「日本帝国へと送る人員の代表をどうするか、だが……」

 呻くようにブラウンシュヴァイク公が口にした。
 同盟領の向こう側にある新たな超大国、大日本帝国の出現は帝国と同盟の戦乱にも大きな影響を与えた。
 実を言えば、同盟と帝国はフェザーンを介して貿易を行っていた。
 が、これが一気に減少した。
 原因は分かりすぎる程に分かっている。同盟にしてみれば、強い宇宙風の吹きつけるエア回廊を抜けねばならぬとはいえ、その向こう側には実質的に同盟のおおよそ四倍の人口を有する巨大な帝国があるのだ。
 これまで帝国と行っていた貿易を大幅に減らしても、十分すぎる程の見返りが望める相手だった。色々と互いの倫理や観念に、さすがに何百年も断絶があった為か差異はあるものの、同盟はその全てに目を瞑った。
 正確には、目の前の利が大きすぎた為に、同盟内部の市民団体らを抑えてでも大日本帝国との国交を優先した。
 だが、ここで一つの問題が発生した。
 それは大日本帝国から「そちらの三つの国家に大使を派遣したい」と告げられた為だった。
 同盟は良い。
 フェザーンは帝国の自治領とはいえ実質国家のようなものだし、それも構わない。
 フェザーンは最近凋落が激しいがそれもいい。
 問題は帝国だ。
 大日本帝国から大使を派遣する以上、銀河帝国からも大使を派遣する必要がある。
 ちなみに、同盟を国として認めていない帝国だが、大日本帝国に関しては渋々ながら国として認知した。原因はルドルフ大帝の記録にしっかり残っていた為だ。下手に大日本帝国を否定すれば、ルドルフ大帝の業績や記録の否定に繋がりかねない。そんな事をすれば、帝国では如何に大貴族であっても終わりだ。
 同盟も帝国の人間を通すのは悩みはしたものの、通過の艦艇を制限する事で最終的に承認したのは、大日本帝国側との駆け引きの結果だと言われている。
 さて、ここで問題となったのはゴールデンバウム王朝銀河帝国の側だ。

107名無しさん:2012/01/18(水) 10:54:08
大日本帝国側からはそちらの貴族制に配慮して、大使を皇族に連なる者とする旨が伝えられてきた。
 これが大問題となった。
 原因は単純だ。相手は四千年を越える歴史を誇る帝国の皇帝に連なる者。
 格として釣り合う者などいる訳がない。
 門閥貴族だ、と普段威張っている者達は、史実のラインハルトを「成り上がりの若僧が」と陰口を叩いていた。だが、歴史ある門閥貴族でさえ大日本帝国から見れば「ごく最近成り上がった新興貴族」になってしまうのだ。
 無論、ブラウンシュヴァイク公家やリッテンハイム侯家でも同じだ。
 どうするかと悩んでいた折、先日、とんでもない話が飛び出したのだ。

 「……陛下は矢張り…?」

 リッテンハイム侯がブラウンシュヴァイク公の後を継ぐ形でリヒテンラーデ侯に尋ねるが、リヒテンラーデ侯も何とも言えない表情で頷いた。
 彼らが頭を悩ませているのは皇帝フリードリヒ四世の先だっての内々の話にあった。
 大日本帝国に送る人員が決まらないと知った皇帝は何と、「皇太子に皇帝の座を譲って、予が行こう」と言い出したのである。
 前皇帝、現皇帝の父ならば歴史では負けるかもしれぬが、格式では問題あるまい。
 そう言って笑っていた皇帝であったが、問題は周囲の貴族達である。
 場所が場所、というかわざとやったとしか思えないのだが、大規模な宮廷で行われたパーティの最中、大勢の貴族達の最中で行われた為に当然、大騒動になった。
 世の中には邪魔だからと暗殺された皇帝も当然いるが、退位しようと自分から言い出した皇帝を暗殺する、という奴はさすがにいない。それでは暗殺に成功した所で誰かが暗殺した、という犯人とばれるリスクが生まれるだけでフリードリヒ四世がいなくなる、という事には全く変わりがないからだ。
 最早、こうなったからにはどうしようもない、というのがこの三人の共通意見ではあったが、それでも帝国のこの後の混乱を少しでも小さく抑える為に、そして貴族達の大日本帝国への対応に苦心惨憺する同志としてこうして集まっていたのだった。
 ……表向きは対立している様を装っているので、打ち合わせも大変なのだ。

 「そういえば、陛下は寵妃はどうされるのだ?」

 あれこれと重要な話題が飛び交う中の一休憩の最中、ふと思い出したようにリッテンハイム侯が尋ねた。

 「うむ、それなのじゃが……一人を除き、『かまいなし』の書状と共に実家へと戻されるそうじゃ」

 この時、他の二人の脳裏に浮かんだのは一人の女性であった。
 ちなみにここで言う『かまいなし』とは『好きな奴が出来たら結婚でも何でもしたければしても良い。帝国は罪に問うたりしないよ』という許可証である。

 「グリューネワルト伯爵夫人か」

 なるほど、と頷いたブラウンシュヴァイク公であったが、リヒテンラーデ侯は頭を振った。

 「いや、ベーネミュンデ侯爵夫人じゃ」

 驚きの声を上げる二人を尻目に、リヒテンラーデ侯は先日の侯爵夫人に話をした際の事を思い返していた。
 陛下が『シュザンナを連れて行こうと思う』と言ったのも驚いたが、侯爵夫人が退位する陛下が望まれた、無論断るならば断っても良いという選択に迷いなく『連れて行って下さいませ』と告げた事に驚いていた。

 (侯爵夫人が陛下を愛するのは権力故かと思うておったが……女としての愛情とは。陛下の目も確かじゃったが、そこ等辺はまだまだ儂も甘い)

 しかし、グリューネワルト伯爵夫人など暇を与えられる寵妃を新たな皇帝となられる皇太子殿下が望まれた場合はどうすべきか。頭を悩ませるリヒテンラーデ侯であった。

108名無しさん:2012/01/18(水) 10:54:51
※何となく思いついた話をつらつらと書いてみました
これだとラインハルトも原作程栄達出来ない?

109名無しさん:2012/01/18(水) 11:03:49
原作補正なくなったら、金髪は1巻のアスターテ会戦で戦死、
または敗戦の責任で処刑の2択になっちゃうような

110yui:2012/01/18(水) 11:12:40
乙です

>グリューネワルト伯爵夫人など暇を与えられる寵妃を新たな皇帝となられる皇太子殿下が望まれた場合はどうすべきか。

ま、21世紀日本の一般人としては倫理的にどうよとは思うんだけど、
やったらやったで余りの事に憤激と栄達出来ない分超ラインハルトとして覚醒するかもしれない……もっとも戦場でないと功績立てられない人ではあるんですが

111yui:2012/01/18(水) 11:14:45
後、この状況なら原作の頻度で大規模な戦闘が起こる様な事も考えにくいですし。

112名無しさん:2012/01/18(水) 11:21:13
ラインハルトってまともな対人関係を構築できないから、
皇帝の寵妃の弟っていうのがなければ、幼年学校か士官学校のどちらかで放校処分になりそう。
もし任官できたとしても、キルヒアイスと一緒に配属されるという贔屓はなくなるから、
アスターテまで行くのは無理じゃないかな。

113名無しさん:2012/01/18(水) 12:16:31
乙です。

皇帝の生前譲位、ゴールデンバウム朝では三回前例があるんですよね。

カスパー帝の時と
ジギスムント二世の時と(これはクーデターの結果ですが)
グスタフ帝の時と。
ただ問題なのが、前者二名は兎も角、後者は寿命を悟っての譲位なので
日本や中華王朝の様な上皇のようなものが無いんですよね。
使節の役目を終えて戻ってくるフリードリヒ先帝(予定)の処遇は
首脳部の頭痛の種でしょうね。

114New ◆QTlJyklQpI:2012/01/18(水) 12:45:23
乙。ラインハルトの成り上がり人生がちょっとのびたw。
しかし「我が姉を奪っておいて捨てるとは・・・・・」と逆恨みしてる気も
なにせすべての結論が「帝国を憎む」という結果に帰結するしなあ。
ジークはすっごい悩んでるだろう。

115名無しさん:2012/01/18(水) 12:49:13
憂銀日本なら夫人の不妊治療も可能かも。

夫婦にこの世の春がきたなw

116411:2012/01/18(水) 12:52:27
乙です。

ラインハルトは相変わらず帝国を憎むでしょうが、キルヒアイスは、愛しの人が帰ってくるので嬉しくて帝国打倒の必要性はなくなるかも。

何気に、侯爵夫人は皇帝と一緒にいられて万々歳でしょうか。

117New ◆QTlJyklQpI:2012/01/18(水) 13:03:31
なんでだろう・・・・フリードリッヒ4世がハワイ系の星でアロハシャツ着て
のんびり暮らしてる様子が・・・・疲れてるのかな?

118名無しさん:2012/01/18(水) 13:13:52
>>117
亀○人ばりのファンキー爺さんに見えるのなら、
正常です。

自分も容易に想像できますからw

119名無しさん:2012/01/18(水) 13:20:51
>>118
いやいや、若返り処置と老化遅延処置を受けて容姿が若返ってるかもよ?
候爵夫人は夫が若返り、自分も若さを保てて大喜びだなw

120名無しさん:2012/01/18(水) 13:22:37
ラインハルト以外誰もが喜ぶ解決法ですね。
ラインハルトはどうあっても帝国憎しへ向かってしまいそうで困る。

121名無しさん:2012/01/18(水) 13:24:45
お姉さんが戻ってくると、金髪さんの「帝国憎し」って
完全に説得力が無くなるんですよね。

赤毛さんの胃と頭髪に優しくない日々が続きそうですよね・・・

122名無しさん:2012/01/18(水) 13:33:08
>>119
若返り処置は考えなかった。

でも、歳を考えればまだ六十代なんですよね、フリードリヒ四世。
日本から帰ってきたら(?)・・・

123名無しさん:2012/01/18(水) 13:46:43
>暇を与えられる寵妃を新たな皇帝となられる皇太子殿下が望まれた場合

前例として「流血帝」第9代皇帝アウグスト1世が居ますが彼は皆殺しにするために
寵后達を望みましたからね
帝国の黒歴史とでもいうべき存在を思い浮かべかねないそのような行為は全員が総力を挙げて押しとどめるでしょう

あと神そのものとでも言うべき作者自身が「流血をもって洗い流さねばならぬほど膿が溜まっていた」と表現しましたからね
行動力はともかく賢明さという点では作中屈指のキャラであるフリードリヒ4世が
ラインハルトを後押しするんじゃないでしょうかね、いろいろと

124名無しさん:2012/01/18(水) 13:50:28
問題点は大日本帝国が存在している状態で下手にラインハルトが帝位についたら帝国の一新ではなく消滅を招きかねない事なんですよね。
同盟も大日本帝国との交流で国力を再建するだろうから相当激しい抵抗を行うでしょうし、その領土をまともに支配出来ずに大日本帝国へ攻撃しようとしてサジタリアス回廊に突っ込んだ日には…
宇宙艦隊が壊滅し反乱祭り。

125New ◆QTlJyklQpI:2012/01/18(水) 13:56:21
ネタSS  〜とある自由惑星の資料〜

X月X日ついに大日本帝国へと繋がるエア回廊に抜けることになった。しかし、最初のワープ地点に移動要塞といい、あの回廊内は史上
     類を見ないキルゾーンだ。接触が友好的であったからよかったものの、あんな所を通過して戦うのは御免被る。


X月O日大日本帝国本星にようやく到着。マスコミの連中はこっちも同じくパシャパシャ眩しいが同盟のような不躾な質問や進路を塞ぐような事
     をしないだけでもかなりマシだ。お偉方もその点に関しては同意していたらしい。同盟のマスコミ連中に爪の垢を煎じて飲ませてやりたい。


O月X日ある程度覚悟していたがカルチャーショックという言葉しか出ない。こちらでは電脳と呼ばれる技術を使うのが一般的らしいが至極自然に
     首にプラグを差し込んでるのを見るのは違和感があり過ぎる。かわいい子が受付に居たから話しかけてみたら反応がおかしい・・・・・・
     って向こうにも同じ容姿の子が!!後で聞いてみると大笑いされながらアンドロイドを口説こうとしていたらしい・・・・・・・。


O月△日やはり、この国には慣れない。今日通路で小型の箱にアームや4脚が付いたようなロボットを蹴飛ばしてしまったがひっくり返ったのを直し
     て通り過ぎようとしたら「人にぶつかっといて謝罪もなしか!」とロボットがすごい剣幕で怒鳴ってきた。後で聞いてみたら脳みそがあの中に
     入ってるらしく”センス”であの形をしてるらしい。こう言っては何だが人の形くらいはしたほうが良いと思うよ・・・。


△月O日エル・ファシルの英雄に誘われて図書館に行ってみた。流石に歴史が長いだけにとんでもないデカさだ。戦争の歴史関係を漁ってたら
     アメリカという我々に近い共和国が日本に滅ぼされていた。詳しく見てみると中国人に裏切られたり津波にバイオハザードとほぼ自滅だった。
     中国人に関して英雄に聞いたら苦笑いされた。ああ、そういえば彼の御先祖様だったっけ。


△月X日お偉方がコーヒーを噴き出していた。噴き出した訳を聞いてみると120億のヒューマン人口と聞いていたが120億の”純粋な”ヒューマン
     人口、つまり未成年の人口だったらしく徴兵出来る人口が580億もいるということだ。しかも、クニユズリなどで一緒に来た友好国が他にもいて
     すべて合わせると銀河帝国と同盟の総兵力を上回るかもしれないらしい。これを聞いたらハイネセンの議会がどうなるんだろうか?


△月O日どうやら俺の不運はまだまだ続きそうだ。今日、日本の巡行艦に乗せてもらったが艦長があの箱だった。「今度は蹴飛ばすなよ」と
     言われ気まずい雰囲気の中同盟と日本の軍事交流は始まった。


ハイネセンポリスに保存されている歴史資料。当時の大日本帝国と自由惑星同盟の文化的倫理的差異を顕著に表す貴重な資料である。

126New ◆QTlJyklQpI:2012/01/18(水) 13:58:24
攻殻で出た関西弁の箱やアンドロイド嬢を見てて思いついたネタです。
首にプラグ差し込むのは知らない人にはなんともいえない光景でしょうね。

127名無しさん:2012/01/18(水) 13:59:10
>>123
流血帝はアウグスト「二世」ですよ。

一世は「国政の名君、後宮の凡君」にして長髪フェチ。

128名無しさん:2012/01/18(水) 14:00:10
日本へやってきたフリードリヒ四世一行。
その中には幸せの絶頂にあるベーネミュンデ侯爵夫人の姿があった。
そんな夫人に忍びよる魔の手が……。

候爵夫人を候爵腐人へと変貌させ帝国進出への橋頭堡となし、
ラインハルト×キルキアイスを実現せんとす花園会の恐るべき陰謀。
そして、それを阻止せんとす夢幻会良識派との暗闘が今ここに始まる!www

ごめん、何か電波が飛んできたんだ。

129名無しさん:2012/01/18(水) 14:32:24
>小型の箱にアームや4脚
サイモン教授がとっさに思い浮かんだ。
古典SFファンなのかと。

130ひゅうが:2012/01/18(水) 14:37:47
>>129
ホンゴーレイゾウコー1号が思い浮かんだのは私だけでいい・・・かも?
あとは某石ノ森作品とか。

131名無しさん:2012/01/18(水) 14:42:53
>>129
>サイモン教授がとっさに思い浮かんだ。

漏れはどっちかというとジェイムスン教授だな(w。

132131:2012/01/18(水) 14:53:56
追記。……しかし、一応軍人であるはずの「箱男氏(仮名」なんだけど、
軍艦に乗って勤務するときまで古典SFのガジェット風味な姿でいいのかね?
軍隊ならば使用する義体その他について、制服同様の規定があるのでは……

いや、正真正銘の「惑星ミュム謹製・ジェイムスン教授式義体」ならば、
下手なパワードスーツより生存性が高かったりするんですけどね(w。

133名無しさん:2012/01/18(水) 14:59:08
確かに、制服に類する規定は課されている筈ですよね。
それは服務規定なので無視した場合、上司から何らかの処分が有りそう。

134名無しさん:2012/01/18(水) 15:18:40
そうだ、フリードリヒ4世とベーネミュンデ侯爵夫人は義体化すればいいんだ!
子供は試験管ベビーかなんかで作ればOKだろう

135名無しさん:2012/01/18(水) 15:21:34
ジェイムスンといえば社長だわw

136名無しさん:2012/01/18(水) 15:23:37
>>134
流石に無理っすwww
日本と帝国では全く感覚が異なるだろうし、ひょっとすると嫌悪感が先に来るかもしれん。
というか、歴史的に後退していることを考えると今現在と同様に嫌悪感を催すを強いかもしれない。
そしてそれを他国の国家元首に施術を行うのも拙いしね。

137名無しさん:2012/01/18(水) 15:35:09
ふと疑問に思ったのだが、銀欝日本の標準型戦艦は旋回砲塔を持っているのだろうか?
ひゅうが氏の『金剛』のような特殊任務艦はともかく、ほぼ全方位に対して、
大火力を叩きつける事ができる旋回砲塔もまだ価値を失っていないと思うのですが。
戦列歩兵的な運用をする帝国、同盟の艦にとってはある意味最悪の相性ですが。

138ひゅうが:2012/01/18(水) 15:37:00

ネタ――派遣船団2

――同 皇紀4249(宇宙暦789)年6月 銀河系 サジタリウス回廊(エア回廊)
  白色超巨星「須佐乃男」近傍


誰もが言葉を失っていた。
ヨブ・トリューニヒトもそのうちの一人だった。

彼が、自由惑星同盟が本格的に送りだす初の「全権大使」となった理由は与野党各派のかけひきの結果ではあったが、彼がおおむね「自由の闘士」としてみられており同盟市民の受けがいいこと、そして軍においても親軍派と目される彼については問題がないと思われたことがその理由とされた。

数日前に到達したエア星系――イゼルローン回廊に連なる辺境星域と中枢星域を繋ぐ大動脈から大きく外れた、サジタリウス腕の事実上の内端に位置し調査ステーションで、日本帝国側の外務官僚たちとの実務協議を済ませて代表団の派遣が決まったのは、昨年の年も押し迫ったころだった。
当初は日本側が「礼儀として」特使の派遣を要請してきたのだったが、同盟側としてはその相手が「3カ国」に同時にという要求だったことからあわてて同盟側からの特使派遣を打診し、その調整にえらく時間をとられたのだった。

同盟側としては、日本帝国の国家概要を自身の目で確かめつつ、豪華な面子をそろえることで友好ムードを醸成したいという思惑があった。加えて、「最初に国交を樹立」することで、万が一にも銀河帝国と日本帝国の間に同盟関係が構築されるような悪夢を避けたいという思いもある。
これら政治的なものに加え、特使団には同盟経済をけん引する大企業から出された代表も参加しているように経済的な思惑も強い。

何しろ、実務協議中に同盟側外交官たちは日本側の実務者が光ファイバーのケーブルを自分の首筋に差し込むという異様な光景を目の当たりにしている。おそるおそる訊いてみれば日本側は「大遷都」と称される国家規模の移動時においてそれまで発達していた遺伝子工学や人体の機械的置換に関する忌避感に実利がとってかわり、現在では奇形的とすらいえるほど情報工学や電脳ネットワークが発達するに至ったのだという。
彼らの護衛兼秘書をつとめている女性――に見えた――が、何気なく「自分はそちらでいうアンドロイドに相当する」と苦笑しながら述べたことで同盟側経済団体は歓喜と驚愕の二重奏を高らかに歌い上げたのだった。

現在、長きにわたる戦争のためもあり、労働力の不足は深刻だ。
可能な限りの省力化が図られているものの、それに要する費用と労働力不足がゆえの賃金のインフレーションは彼らをしてフェザーン系資本への対抗が不可能と判断せしめるほどのものだったのだ。
政治家たちが「友邦」となるかもしれないと期待をこめる(事実、銀河帝国軍はエル・ファシル星系を放棄しイゼルローン回廊に撤収するなど様子見状態に入っていた)のに対し、彼らは文字通り新大陸を発見したかのように特使団に同行したのである。


話を戻す。こうして派遣された代表団は戦艦2隻とその護衛8隻に分乗し、回廊を抜けてきた日本側巡航偵察艦「三瀬」の先導により回廊へと入った。
――時に、宇宙暦789年1月10日のことである。

そして、彼らは日本側の過剰ともいえる防衛網を目の当たりにした。
回廊入口部に展開された無数の機動爆雷原と、戦艦そのものが大砲になったような大型火砲の数々。
そしてヤン・ウェンリー中佐の推察通りなら移動ができる「要塞」の周囲には、アルテミスの首飾りのように火器や小型の要塞が周回していた。
いずれも、同盟側の軍艦をはるかにしのぐ巨大なものである。

ようやくワープを実行し、次に飛び込んできたのは、それらを数倍したような恐ろしく重武装な防御地帯。
御丁寧にも航路を開けるべく全長が30キロを超える彼らいわく「機動鎮守府」が動き出したときは武官たちはおろか、その光景を見守っていた文官たちからもどよめきが沸き起こっていたほどだ。
そして、彼らは3日をかけてようやく要塞の最深部に到達していた。

139ひゅうが:2012/01/18(水) 15:37:32
「白い輝きに満ちた空間に展開するのは、白い熱線反射塗料に身を包んだ円錐形や球体、円筒形の群れだった・・・か。」

「そして我々のものとは少し違う戦闘艦たちも、です。特使。」

同盟側派遣団は、白色輝巨星の陽のもとで、ようやく自分たちサイズの艦隊を合流することができていた。
予定によれば、ここで「三瀬」たちは先導艦の任を解かれ、新たにサジタリウス回廊防衛軍集団(第1軍集団)に所属する正規艦隊のうちの2艦がこれを引き継ぐという。
その前に、派遣団は要塞中枢で歓迎式典を受けていたのだった。

幸いにもというべきか、白地に金ボタンという礼装を身にまとった日本帝国宇宙軍の将帥や士官たちは彼らを歓迎してくれ、回廊防衛の装備の一端についても熱心に教授してくれたのだ。


「ここをもしも突破しようと思ったら、どれだけの兵力が必要になるかね?」

トリューニヒトは、共に歩いているシトレ大将にそう尋ねた。

「・・・まず、最低でも15万・・・いえ20万隻はいるでしょうな。あの『巨砲』が運用できるなら何とか勝負にはなりますが、これでは要塞ひとつに肉薄しても他の要塞や陣地群からの支援砲撃によってたちまち優位を崩されてしまいます。」

「ということは、『旅順要塞攻防戦や第1次大戦時のように機関銃陣地に生身で突撃するようなもの』ということか。」

シトレは、ほう、と眉を上げた。

「お詳しいですな。」

「いやなに、ヤン中佐とパエッタ少将の受け売りだよ。こっちは又聞きだが。」

ああ、ヤンですか。とシトレは頷く。
思えばあれは問題児だったが、それ以上に光るものがあったように思った。だから戦史科の廃止時に戦略科に転科させたのだ。

「ヤン中佐はもとは戦史科の在籍です。古今の歴史上の戦闘についてはヤンに訊けばほぼ間違いはないでしょう。」

「なるほど。同盟の新たなる英雄の強さの秘訣は過去に学ぶということなのか。いや、私も勉強しなければ。」

左様で。とシトレは頷いた。
このトリューニヒトという男の真意は測りかねる。表向きは愛国的な政治家だが、どうもそれだけではない。かといってそれを読み切れるほどではない。

有り体に言えば、胡散臭いのだ。


「こちらです。どうぞ。」

ドアに手をかざして不在確認をとったらしい先導の士官が、にこやかな東洋的微笑とともに彼らいざなった。
要塞内の軍港に隣接する一室。会議室と書かれたその場所のドアは自動で開いた。
と同時にドアからは立体映像で入室者の情報(彼らはVISITORと書かれた簡易カードを胸ポケットに入れるようにいわれていた)が表示される。


「ようこそ。自由惑星同盟の皆さん。これより皆さまを日本本土へ御案内する役目を仰せつかりました。宇宙軍統合軍令本部次長 嶋田中将です。」

礼装ではなく黒の第2種軍装を着用し、制帽を被った人物が敬礼をしてきた。


「あ・・・ああ、よろしく。ところで嶋田中将。」

「何か?」

なぜか冷や汗をかきながら、シトレは怜悧な嶋田の返答に対し質問を投げかけた。

「失礼だが・・・御いくつで?」

「これでも閣下と同様に年数を喰っております。――ああ、そういうことではなく、なぜ私がこの姿をしているか、という話でしたね?」

と述べた嶋田は、見事な金髪をなびかせ、俯いた。

「戦傷・・・そういうことにしておいてください。(おのれMMJ・・・この時代の夢幻会の「嶋田元帥ならこの姿っしょ!」的なネタが電脳化で実現できるとはいえまさか本当にこの姿にするとは・・・)」

どこぞの八百万の神様がいらっしゃるお湯屋の下働きよろしくいつのまにか名前を変えられていた軍籍簿を思い出しつつ、嶋田「茉莉」中将は表面上はにこやかに二人の人物のいたわるような眼に耐えた。

彼女は知らない。お祭り好きな某宮様とかが政府を巻き込んで彼女に「そのまんまで」という「訓令」を下すということを。
というか、外見的には既に集団意識の影響を受けている嶋田は髪と目の色以外はあんまり変わっていないということに本人はまだ気付いていなかった。

140ひゅうが:2012/01/18(水) 15:39:46
【あとがき】――最後はネタらしくネタで。一応彼(彼女?)は普段は男性用軍装です。電脳化って便利ですね(爆)
        一部修正ですが、「白色超巨星」ではなく「白色輝巨星」です。

141名無しさん:2012/01/18(水) 16:04:36
ひゅうがさん乙です。
>>137
一応、ブリュンヒルデ以降の旗艦用戦艦及び次世代主力戦艦は全方位型主砲を搭載していますよ。
あの球体状の部分がそれです。あそこから全方位に向けて撃つことができます。

142名無しさん:2012/01/18(水) 16:09:26
ああなるほど。髪をほどいた原作セイバーか。
でも何かこれじゃない感が。
やっぱりTS嶋田さんは撫子じゃないと。
乙です。

143名無しさん:2012/01/18(水) 16:09:30
余談ですが銀英伝モノでは「やる夫落書き板」にある
「やる夫は隠し子だったようです」が妙に面白い

ラインハルト役なキラが実は皇帝への忠義に(友情に)一番厚いキャラというのが面白い

144名無しさん:2012/01/18(水) 16:15:43
それでもほとんどが固定砲塔の帝国、同盟に対しては優位だと思うな。

145ひゅうが:2012/01/18(水) 16:41:16
>>142
了解しました。以降そのように変更しておきます。

146名無しさん:2012/01/18(水) 16:41:24
残念ながら既に配備が始まっているよ。
帝国宇宙艦隊に配備が進んでいる高速戦艦。あれが一番最初に無砲塔型砲を採用した帝国軍艦艇。

ローエングラム王朝になってから主力戦艦全てに採用する計画が本格化したみたい。
ただ、その試作艦が直ぐ出てきていることを考慮するとゴールデンバウム王朝末期の混乱のせいで新型艦艇計画が一時的に凍結されていたのかもしれない。
但し、大日本帝国が採用している情報が流れればその影響を受けて配備がゴールデンバウム王朝において早まる可能性も有るよ。
少なくともブリュンヒルト級の建造を行うぐらいには設計思想が進んでいたみたいだし、他の勢力が積極的に採用している様であれば採用が早まってもおかしくは無い。
しかも無砲塔型だから砲塔を向ける作業必要無く全方位に砲撃ができると言う砲塔型に無い利点も持っているからかなり厄介。
そして帝国軍の正規艦隊だけなら転換がうまくいく可能性も有る。

147New ◆QTlJyklQpI:2012/01/18(水) 16:56:04
乙です。日本に行ったら首筋どころか人型すらない光景に顔が引きつってるでしょうね。
帝国の派遣団もこの防備を見たら冷や汗流すでしょう。

148名無しさん:2012/01/18(水) 17:14:14
>>147
まぁ、さまざまな人種に加えアンドロイドやら普通の人型の人も多いでしょうから其処までひきつらないかと。
攻殻機動隊の新浜や福岡と似たような風景が広がっているのでしょうねぇ。

149New ◆QTlJyklQpI:2012/01/18(水) 17:49:17
でも大日本帝国だけでなく英国など地球時代の国家も生き残ってることがわかったら
接触するトリューニヒトのSAN値が大変なことになるだろうな。

150名無しさん:2012/01/18(水) 17:56:45
投稿、お疲れ様でした

日本側の重防御陣、果たして「見えている物」だけなのか
勘繰りたくなりますね。

某妖孤の台詞が、頭を過ぎります・・・

 ’切り札は、先に見せるな
      見せるなら、奥の手を持て・・・’

151名無しさん:2012/01/18(水) 18:00:30
>>149
上の方でも言われていますが多数は連れて行けないと思われますので、
北欧三カ国・福建・東南アジア数カ国、そしてロシアと言った所ではないでしょうか。
英国は微妙です。下手すれば乗っ取られるかもしれないですし。

152411:2012/01/18(水) 18:09:01
乙です。

軍事力は行使せず、存在して他国に見せつけて戦いたくないと思わせることが最も良いですからね。

これから使節団は、古参国家日本に行くことになりますが、さらなる衝撃の数々の予感。
そして、同盟経済界の望みは叶うのか。

同盟は惑星エコニアや惑星ウルヴァシーを始めとして未開拓地が多いですから、これを機会に開拓したがる勢力も多そうで。
惑星エル・ファシルが一時的にせよ敵に奪われたという前例がありますから、意外と通りやすいかもです。

153名無しさん:2012/01/18(水) 18:20:03
>>129
おいらはゼロ軍曹を思い出した

154名無しさん:2012/01/18(水) 18:23:34
シリウス戦役時の脱出の際に治めるべき国民の殆どを失っているでしょう。
英国でも治める国民がシリウスの大虐殺でほぼ消滅となれば宮内省から王姓を貰って帰化する道を選びそうです。
○○王氏と帰化人である事を示す氏姓が残る程度で祖先に異国の者が居る日本人になっていそうな気がします。

連邦国は皇族の株分けみたいな形で建国されそうな気がします。
皇族の国王を持たない場合は首都に参勤義務が生じるが連邦国として認知されないわけではない。

155名無しさん:2012/01/18(水) 18:24:21
………銀河パンジャンドラム伝説

156名無しさん:2012/01/18(水) 18:27:08
………銀河パンジャンドラム伝説

157名無しさん:2012/01/18(水) 18:47:10
アンネローゼが年金付き(寵妃側に問題が無く一方的に暇を出された場合は多分付くと思われる)で帰ってきた場合
赤毛=好き勝手弄んだ帝国に憎しみが無い訳ではないが、報復より帰って来たアンネローゼと共に居ることを望む
金髪=姉を赤毛に任せ報復に向け動く。対人関係に難が有るが優秀なのと、予期しなかった巨大国家の確認で混乱中の帝国内で頭角を現していく。赤毛が側に居らず緩衝材にならないので対人関係を学んでいく

赤毛サイドは
金髪の一人立ちに不安がる赤毛を過保護な父親の様と微笑ましく見守るアンネローゼになりそう。

158名無しさん:2012/01/18(水) 18:55:43
>>157
確かに上手く成長したら金髪も化けるかもしれませんね〜。
特に人付き合いを学べば彼に忠告してくれたりする人間も増えるでしょうし。
なにより、周囲の人たちが戦術>戦略の彼の思考回路を正してくれると思うんだ。

159名無しさん:2012/01/18(水) 19:04:53
原作では赤毛が金髪の緩衝材、保護者になっていたから金髪は赤毛に甘えて原作の性格なったのだろう。
帝国への報復で早い内に袂を分かち一人立ちすれば大化けしそうな気がします。

160ひゅうが:2012/01/18(水) 19:11:12

――同 皇紀4249(宇宙暦789=帝国暦480)年1月 銀河系 南十字腕
  「伊予・安芸星域」

大日本帝国の地方制度はいくつかの星系(国)をあわせた「道」あるいは「州」と呼ばれる行政区画を基本としている。星系ごとの自治制度こそ緩いが、道あるいは州への中央政府の監査統制と自治は司法をあわせた疑似的な三権分立という厳しいものになっている。
一例を挙げれば、自由惑星同盟における星あるいは星系首相は「知事」とされ官選。副知事が民選である。
こうした点を見る限り、日本帝国という国家はどちらかといえば中央集権的といえる連邦制をとっている。

これは、銀河連邦崩壊時にルドルフ・フォン・ゴールデンバウムに対抗し「大遷都」を実行するために行われたものの名残であり、常に銀河帝国による追撃を警戒していたためであった。

銀河連邦時代の自国領内には日本神話の神々の名がつけられていたのではあるが、「大遷都」後の日本帝国は各地の星系に地球時代の日本列島やその古名を名付けている。
彼らは二度と本土喪失という事態を引き起こす意思は持っていない。言いかえれば、新たな大地を是が非でも守り切るというそれは決意表明であるのだ。

「すごい密度ですね。」

「この『瀬戸』は南十字腕の大動脈ですからね。帝都へ向かうためにこれから向かうサザンクロス回廊を通る『東海道』はこんなものではありません。」

艦長の言になるほど。とヤンは頷いた。
ここは、日本側の汎用戦闘艦「秋月」のブリッジ。
連絡武官として交換の形で日本側の武官と引き換えに彼はこちらへ乗り込んでいた。
当初はどんな中身なのかと戦々恐々としていたヤンだが、ブリッジは思いのほか普通に見える。
配置は同盟軍の戦闘艦に似ているが、視界を重視するために全天モニターで囲まれた中心にコンパクトにまとめられたブリッジが配置されているのでヤンにとっては単座式戦闘艇に乗った時のように宇宙空間にぽつんと浮かんでいるような気分になり、あまり落ち着かない。
ブリッジには艦長だという男性と操艦手と呼ばれる女性のほかは増設されたアドミラルシートに座る嶋田中将とヤン以外に人はいなかった。

不思議に思って尋ねてみると、小型艦のために制御にそれほど人手を使うわけではないらしい。それに、必要となれば機関長や各砲塔にいる乗組員をモニターに投影し疑似的な艦橋を作りだすこともできるため常に艦橋につめる必要もないのだという。
嶋田提督いわく、「電脳化が前提のシステムだが、こういうものはなくならない」らしい。


ヤンたち一行が回廊を抜けてから初の長距離ワープを行った先にあったのは、まるでハイネセンのフリーウェイのような宇宙船の列だった。
一行はその外側を悠然と高速で進み始めていたのだ。


「周囲の船舶には十分距離をとるように伝達。」

嶋田提督が脚を組み直しながら言った。

「了解しました。」

見ていると、艦長がどこからか空間投影パネルに文章を呼び出し、それを指先ひとつで「通信」と書かれたアイコンに投じている。
どうやら信号発信も自動化されているらしい。

161ひゅうが:2012/01/18(水) 19:11:50
「自動化が進んでいるのですね。」

「おや?漢字が読めるのか――そうか。ヤン中佐は中華系だったな。そうだ。我々は銀河連邦を継承した帝国に対抗するためには圧倒的に数が足りなかったからな。
経済的発展を優先するためにどうしても省力化が必要だった。」

嶋田提督はそう説明してくれた。
この人物は意外と面倒見がいいようで、ヤンの質問にはたいてい答えてくれている。
嶋田にしてみれば物語で知っている主役級の人間を相手にして少し舞い上がっているのだが、軍用義体は某義眼レベルで嶋田の「見せたくない」表情を隠しきっていた。

「はぁ。名前表記がE(イースタン)式である以外はそれほど自覚があるものでもないですが。」

「だろうな。あの戦争以後は特にそうなっている。」

ヤンは頷くにとどめた。
内心は驚きの感情を覚えている。伊達に4000年以上の歴史を誇るわけではない。でなければ900年前のシリウス戦役をこともなげに「あの戦争」などとは言わない。

「ヤン中佐は――」

ヤンの思考を中断させ、嶋田提督は言った。

「民主主義は最悪の政治体制だという言葉を知っているかな?」

「いえ。」

「はは。そうしかめっ面をしないでほしい、悪かった。その言葉には『それ以外に比べてはるかにマシであるが』と続く。ウィンストン・チャーチル卿の言葉だ。」

「第2次大戦時の悲劇の英国宰相でしたか。」

ヤンの返答に嶋田は頷いた。
そうか。我々が変更した歴史にあってはチャーチルはそうなっているな。第2次大戦回顧録も書いていない。

「そうだ。統治者にNoを言え、無血で交代させることができるという一点において民主政治――というよりは議会政治は独裁や専制政治に勝っているという意味だ。」

「君主制国家の方からそんなことを聞くとは思ってもみませんでした。」

「まぁ、ギリシアとペルシャの昔から民主政治と君主制時のどちらがマシかという問題は議論されてきたがね。
私は共和制よりも立憲君主制――いや統治者と権威者を分離する方式の方がいいかもしれないと言っておくことにするよ。これでも私は大日本帝国の軍人だから。」

「権威者と統治者、ですか?」

うん。と嶋田は頷く。

「専制者というものはその人格や伝統をもって権威を帯び、統治にあたって独裁的な権力を振るう。
だが、最初から権威を持つ者から統治権を離しておけば、独裁的にはなっても専制者にはなれない。権威を持つ者が権威としての継続性と伝統を継承している限り専制者はそれを上回るものを持てない。
よしんば制度疲労を起こしても、権威者はそのままにして統治機構を作りなおせばいい。」

「王権神授説の神の役割を君主に置き、統治者を王にするわけですか?どうも納得しがたいのですが。」

「日本の歴史はそうしたことの繰り返しだよ。ヤン中佐。統治者がいくら変わろうとも皇室はそのまま君臨され続けてきた。現状の議会政治が暴君を生まない、生んでも排除するシステムであるなら、皇室は議会と統治者の両方に任免の正当性を付託するシステムであるといえるのかもしれないな。三者ともに幸福でいられる。」

おっと、これは言いすぎか。と嶋田提督は話題を打ち切った。

「少なくとも、我々は陛下を敬しているし、人間が皆賢いとも思っていない。それだけは覚えておいてほしい。」

ヤンは頷いた。
自由惑星同盟の中の極右共和制一派が日本帝国の共和主義者への援助を主張していることへ釘を刺したのだろう。と彼はそう理解していた。


「さて。今日中には呉へ寄港し、帝都へ出発できるだろう。そろそろ食事にしないかね?」

どうも似合わぬことをすると腹が減る、と言った嶋田に、ヤンは「お供します。」と返した。

162ひゅうが:2012/01/18(水) 19:12:22
【あとがき】――何やら評判がいいようですので続けてみました。

163名無しさん:2012/01/18(水) 19:27:05
乙でした。

うほほーいw
ヤンと嶋田中将の雑談キターーーー!
そこかしこに伝統と最先端が混ざってるあたり、日本らしいですね。

164New ◆QTlJyklQpI:2012/01/18(水) 19:34:38
乙w。ところでヤンは箸使えるのかな?
日本の共和主義といっても天皇制排除とかは絶対しないだろうな。
寧ろ史実日本みたく完全な象徴とする組織なのかも。
同盟の極右派って憂国騎士団くらいしか浮かばないから彼らの映像見せたら
支持は下がるだろう。

165名無しさん:2012/01/18(水) 19:42:56
投稿、お疲れ様でした。

こういうのも良いですね。
紅茶中佐は、日本の帝都を見て如何思うんでしょうね・・・

166ひゅうが:2012/01/18(水) 19:44:07
憂国騎士団はアニメ版がどこのジェイソンだって顔してますからね・・・
中華料理が消えてなければたぶん箸は使えるのでは?と思います。
どうも現状のグローバル化(笑)で北米では基本教養と化しているそうですからw

167New ◆QTlJyklQpI:2012/01/18(水) 19:52:00
バイオのほうも発達してるなら全天モニターより網膜投影を使うような気もするな。

168411:2012/01/18(水) 19:54:19
乙です。

ヤンと嶋田の会話ですか、色々とヤンにとって考えさせられる話でしたね。
日本には様々な資料があるでしょうから、ヤンの思考の幅を伸ばすにはいい機会かもです。

ところで、ヤンは日本を見てどう思うのですかね。

権威と権力の二重構造は日本が今まで長く続いてきた秘訣ですからね。実際とても便利です。
同盟にとっての権威はせいぜいアーレ・ハイネセンでしょうけど。
同盟は日本との交流で政治制度の改革運動とかも起こりそうです。

169名無しさん:2012/01/18(水) 19:55:56
乙!嶋田とヤンの会談で
ナウシカ(漫画版)のヴ王の「我が血は最も古く、しかして常に新しい」と「失政は政治の本質だ」
を連想した。

170名無しさん:2012/01/18(水) 19:58:32
WW2後のアメリカの資料なんて物を見せられたら、ヤンはあれほどまで民主主義というものを信仰出来るのかな?

171New ◆QTlJyklQpI:2012/01/18(水) 19:59:51
>>168 今まで自由民主主義を守ることだけ考えてきたから日本と言う余裕が生まれると
どう捉えるかで議論が起こるだろうな。君主制を認めるかどうか、中央集権的か地方分権的か
帝国とこのまま戦い続けるのか、帝国に立憲君主制になるように働きかけるか、
色々と考えることが山積みですね。

172名無しさん:2012/01/18(水) 20:03:00
視野を広く取って議論が深まることはいいことですね。
現時点では国力的に致死限界を超えそうで超えていないから立て直しが可能になるかもしれません。

173名無しさん:2012/01/18(水) 20:06:05
そういや帝国って憲法が無いんだっけ?有るなら立憲君主制だし、少なくとも文章としての憲法は無いのかな?
憲法無しで銀河クラスの国家が運営できるんだろうか?

174New ◆QTlJyklQpI:2012/01/18(水) 20:06:18
>>170 自由民主主義とか言って悪逆としか言えないことをしている自分の先祖に
呆れてるかも。民主主義への信仰は捨てないでしょうが同盟での機構の改革の必要性は
自覚するでしょうね。

175名無しさん:2012/01/18(水) 20:06:41
しかし同盟の極右は何やってんだ……同盟にとって貴重な貴重な議会政治を行なっている味方になるであろう国に
ちょっかいかけるとか……

176New ◆QTlJyklQpI:2012/01/18(水) 20:09:55
>>175 坊主憎けりゃ袈裟まで憎い状態で帝国憎くて君主制まで憎んでる奴が出るんだろうな。

177名無しさん:2012/01/18(水) 20:11:58
>全天モニターより網膜投影を使うような気もするな。

全天モニターを使っているのは、この日本は義体の人間が多いので網膜そのものを持っていない人間がいるからではないかな。
全天モニターなら光学的な視覚を保持している人は何も特別な装置を付けなくてもそのまま見る事が出来て。
必要なら、電脳にケーブルをつないで直接脳内に情報を送り込むのでは。

178名無しさん:2012/01/18(水) 20:19:37
>>173
帝国にも憲法は有るよ
ただ『憲法によって保障された絶対君主による帝国』は立憲君主制とは呼ばねーってだけで
議会の有る無し、憲法の有る無しじゃ判断できないんだとさ
その辺かなり言葉遊びな部分だから曖昧
戦前の日本だって絶対君主制だって言う人は居るし、そういう人達には銀英「大日本帝国」も絶対君主による帝国に見えるんじゃない?

179New ◆QTlJyklQpI:2012/01/18(水) 20:28:29
宗教関連はどうなるんだろうな。ロシア正教とか下手すればチベット人までいると
同盟での布教を始める動きとか出るのだろうか。

180名無しさん:2012/01/18(水) 20:37:55
>>178
いや、ゴールデンバウム王朝、ローエングラム王朝(少なくともその初期)に銀河帝国には無いんじゃなかったっけ? 
そうでなきゃユリアンが帝国に憲法を作らせるという発想にならないと思うし。

181411:2012/01/18(水) 20:38:20
民主主義といっても様々な統治形態がありますからね。
スイスのような直接民主制から、中央集権の民主制、地方分権型民主制など様々ですから、
同盟やヤンにとって民主主義とは何かを考えさせるいい機会です。

日本のマスコミはどうなっているんでしょうかね。電脳技術・情報工学が異常に進歩しているなら、
電脳世界での情報発信が随分と進んでいる予感。
もしかしたら、一人一人が情報の発信者であると同時に受信者でもある可能性も。
民主政治にとって”知る権利”は重要ですから、どのくらい進歩してるんですかね。
それとそれを知った時の同盟の反応とか。どうも同盟のマスコミは20世紀時代のインターネットの登場以前の
テレビ神話時代ぽいですから。日本との交流で情報通信技術が進歩すれば随分変化するかもです。

182名無しさん:2012/01/18(水) 20:45:25
日本の統治下で千年以上となると宗教関係は慣習宗教化して来る者は拒まないが基本姿勢で、布教とか拡張力を失っている気がします。
時代を動かすのはその時代に生まれた者達と、自分達がしゃしゃり出るのではなく、後継者が前任者の経験と知識を継承していく伝承法形式の方を夢幻会は採用する気がします。
特定個人に頼るのは長期独裁、思考停止の肯定、親離れ出来なくなるとか考えなかったのだろうか。

嶋田茉莉=ロマサガ2の伝承法は確か4000年が限界だった筈、それよりいい加減親離れしろよ子孫…

183名無しさん:2012/01/18(水) 20:45:59
いやもう有権者の在り方が劇的に違うんでしょうなー。
とはいえ意識の根っこの部分は余り変わらないだろうし、
世論とは利用する物という、とある国のとある時代にいたとある政治家のポリシーの一つも相変わらず生き続けているでしょうが。

184411:2012/01/18(水) 20:47:18
>>181
続き
国民の政治参加はどこまでなのかでも重要だったり。
数年に一度だけの選挙権の行使だけで本当に民主政治なのかとか、住民投票や国民投票や市民参加
といった形で市民の政治参加を進めるげきではとか、民主政治といっても様々な形態です。

185名無しさん:2012/01/18(水) 20:54:36
>>182
伝承法は最大でも3000年が限界だぞ
開始時点が帝国歴1000年で、限界まで引き延ばしつつ年代ジャンプを重ねるとクリア時点が帝国歴4000年だ

186名無しさん:2012/01/18(水) 20:58:22
>>185
前世の記憶なのでうろ覚えって事にしておいて下さい(ペコリ)

187名無しさん:2012/01/18(水) 21:10:55
一応は順調な同盟は置いといて、未だに使節の事が決まらない帝国は
どうなってんだろう?

早く決めて送り出して、接待のノウハウを学んで帰国してもらわないと
典礼問題で揉めそうな気がするんだが・・・

188名無しさん:2012/01/18(水) 21:18:35
典礼尚書が「え? 『ポッポ ポッポ ハト ポッポ』?」のオジいサンですからね。
まず閣僚のクビが代わりそうですね。

189名無しさん:2012/01/18(水) 21:26:58
>>188
首にしても後任がまったく期待できない。

ロビー活動と賄賂の額で決まるような尚書じゃ・・
宮内尚書に期待かな?

このままじゃ、史実の英国VS清王朝の典礼問題の二の舞になりそう・・・
結果も、恐らく二の舞。

190178:2012/01/18(水) 21:27:17
>>180
ユリアンのお願いにおける「憲法」は君主の権力を制限する目的の憲法いわゆる立憲主義的憲法の施行の事だと思うよ
銀河帝国の憲法は「絶対君主である事を保障する憲法」になってるんだろう
だからアレは「それまで無かった憲法の施行」じゃなく「新憲法への変更」を要求してるんだと思われる

191名無しさん:2012/01/18(水) 21:36:27
フリードリヒ4世が精力的に動いて決める気がする。
家柄が良く、そこそこの能力が期待できる人物で使節の候補に上がるのがミュッケンベルガー、リヒテンラーデ、ゲルラッハ。

ラインハルトは家柄に腰を掛けている下らない国だが侮れない戦力があると日本を敵視しそう。
僻みっぽい奴に凄い才能を与えてみるとラインハルトが出来る気がする。
帝国が安定期だったらメルカッツ並みに時間を掛けて出世し、かつての黒歴史に思いを馳せる老提督になっていたかもしれない。

192名無しさん:2012/01/18(水) 21:44:03
>>191
それなんて能力底上げされたフォーク准将じゃないですかやだー。

193名無しさん:2012/01/18(水) 21:47:58
現実認識能力がそれなりにあり、精神の耐久度も上だからラインハルトはフォークの上位互換になります。

194名無しさん:2012/01/18(水) 21:55:06
諸氏からのラインハルトへの負の期待が凄い!

ちなみに、腐の期待を持っているのが、日本帝国内に巣食っているであろう事は周知の事実だな。

まあ、この流れだと皇帝ラインハルトは無いんじゃないかな。
庇護者(当人は全否定だろうけど)であるフリードリヒが退位して日本帝国に行ってしまえば、
どう考えても、浮かび上がる道が無い。

195名無しさん:2012/01/18(水) 21:58:47
ラインハルトなら挫折する度に学習し、原作のスピードでは無理だが自力で浮かび上がる気がする。
向上心が叩上げのオフレッサーに受け何かと目を掛けられるラインハルトとか。

196名無しさん:2012/01/18(水) 22:00:59
>皇帝ラインハルトは無い
ですよねー、ただ金髪(の経歴)に傷をつけたら自分の首が飛びかねないから金髪を評価してももてあます上司って構図が無くなるから
普通に出世する可能性も有るよ

197名無しさん:2012/01/18(水) 22:03:09
>>195
ラインハルト「地上戦とかマジ野蛮wwww
       俺は宙を行くからてめぇらは這いずり回ってろよ」(原作で言ってます)
オフレッサー「表に出ろ。」
リューネブルク「屋上に(ry)」

198ひゅうが:2012/01/18(水) 22:05:06
>>195 こんなのが思い浮かんだ。

オフレッサー「おう金髪!今日も辛気臭い顔をしているな!」
金髪「誰が辛気臭い顔だ!」
オフレッサー「はっはっは!そらみろ。そうして怒っている方がお前には合っているではないか。で?何があった?」
金髪「う・・・姉上に・・・叱られた。もう少し女心を考えろと。」

(金髪説明中)

オフレッサー「うーむ。さすがに花束付きのラブレターを女性の眼前で断るのはなー。女性の純情を踏みにじっているぞ。」
金髪「そ・・・そうなのか!?付き合えると希望を持たせたら断った時のショックが大きいと――」
オフレッサー「おいおい・・・しょうがないな。今日は俺の家に来い。うちの妻を交えてじっくりと伝授してやろう」
金髪「あんた妻がいたのか!?」
オフレッサー「おう!だが料理は俺の方がうまいがな!」
金髪「・・・その弁当、あんたが作ってたのか――」

199名無しさん:2012/01/18(水) 22:06:06
>>196
ただ出る杭は打たれる可能性が高いと思う。
精神的な棘がある分、敵も多いだろうしね。
寵妃の弟という傘が無くなると、何らかの理由から謀殺、暗殺とかされる恐れもあるし。

まあ、すっぱり帝国を見限って、キルヒ・アンネと共に市井に生きる選択というのも
見てみたくは在るんだよね。

200New ◆QTlJyklQpI:2012/01/18(水) 22:06:23
皇太子に譲って退位すると言ってるけど皇太子は大丈夫なのか?
テンパって余計に混乱を広げるかすぐさま誰かに暗殺される気がするが。

201yui:2012/01/18(水) 22:07:03
………後に英雄になったから英雄性の表れとして称えられるけど、
当時はDQN発言以外の何物で無かった、という事って良くあるよね?

202名無しさん:2012/01/18(水) 22:13:25
オフレッサーに>>197でボロ雑巾にされ、それでも屈しなかった根性を買われ>>198に至ったところが思い浮かんだ。

203第三帝国:2012/01/18(水) 22:13:33
>>198
弁当男子な原始時代のおっさんだとwwww
ふと思ったけど、そのまま某フレーゲル憑依のと同じく、ライハルトの必殺技になったりして。

嶋田「うん、順調だこのまま―――」
オペレーター「山本提督戦死!どうやらオフレッサーに突入されたもようです」
嶋田「はいぃぃ!?」

204名無しさん:2012/01/18(水) 22:14:58
英雄ってのは力を持った中二病患者だからね
まあ妄想じゃなく実行出来れば中二病じゃないけど
……それでも、ねぇ?

205411:2012/01/18(水) 22:16:58
>>194
根本的にラインハルトは精神的に幼すぎますからね、永遠の厨二患者。
本人は否定したいでしょうけど、皇帝フリードリヒの庇護と援助がなければ速攻干される可能性大です。
というか、姉であるアンネローゼが寵姫でなくなったらミューゼル家は財政的に終了する危険性すらありません。


同盟と日本が貿易したらとりあえず、フェザーン涙目確定ですね。
フェザーン経由で同盟と貿易している帝国貴族・商人も経済的にヤバイことに。


同盟・日本交流で、日本が欲しがる同盟のものって何かありますかね。

206New ◆QTlJyklQpI:2012/01/18(水) 22:17:55
というよりあの原始の英雄対策をしとかないと省力化してる分危ないな。

207名無しさん:2012/01/18(水) 22:18:57
ラインハルトは自前で兵力を持っているわけではないから、
ちょっとでも上に疑われて、人事異動で書類仕事に回されるだけで簒奪の目は潰える。

208yui:2012/01/18(水) 22:19:00
叩き上げていくだけの根性は間違いなくあるハズだから、
そういう意味では期待したいし見てみたいんだよねフリードリヒ4世の引き無しのラインハルトって。

209名無しさん:2012/01/18(水) 22:20:07
>>203
大丈夫、その前に
フナサカ・トルーパーVSオフレッサー
が行われます。

210名無しさん:2012/01/18(水) 22:20:24
>同盟・日本交流で、日本が欲しがる同盟のものって何かありますかね。

どうしよう、何も思い浮かばない……
日本が欲しがる物があったとしても、生産力の差が価格に反映されて「高過ぎ馬鹿じゃないの」ってなりそうだなあ

211名無しさん:2012/01/18(水) 22:20:26
>>206
ロイエンタール流で、艦ごと火葬がベストでは?
広い艦内の割りに人居ないですから、乗り込まれたら速攻退艦→自爆or集中砲火コンボでしょ。

212New ◆QTlJyklQpI:2012/01/18(水) 22:23:06
>>210 一時のソ連みたく共和主義が輸出品になるかも。
フェザーンは没落著しいだろうな。いきなり血流が止まっただけでなく
独立商人同士でパイを奪い合いして経済力はガタガタ。

213名無しさん:2012/01/18(水) 22:23:23
金髪は赤毛が姉に付いているのと皇帝が退位してしまった為、自力で這い上がらなければならなくなった。
金髪は赤毛と皇帝の庇護が無く苦労して上がるから原作開始時の地位に上がるころには中二病は卒業していそう。

214名無しさん:2012/01/18(水) 22:24:13
ラインハルトは才能のない人間をデフォで見下しますからね。
そういうのを諌めてたのがキルヒアイスだったんですが、彼が死んだ後はやや暴走してましたし。
俺に言いたいことがあれば戦争で俺と戦って才能を示してみろって感じでしたからね。

215名無しさん:2012/01/18(水) 22:31:42
寵妃の弟の肩書きが消えるから、その性格は周りから叩かれ是正されると思う。
オフレッサー配下に回され揉まれて矯正されるとかのイベントがありそう。

216yukikaze:2012/01/18(水) 22:32:18
>>194
負の感情というか、好意的に見ても「天才的戦術家」でしかなく、
どうやっても「戦争の天才」なんて口が裂けても言えない存在なのに、
作者が必死になって「主人公は不世出の英雄。主人公を認める奴は有能。
認めないのは底抜けの馬鹿」という図式を立てていれば、醒めるしかないのでは。

>>195
原作読む限り、「戦術的に勝つこと」に拘り続けて、まるで学習していなかったとしか。
マル・アデッタの時にビュコックとの戦いを決意した時も「向こうが挑戦しているんだから受けて立つ。
理由はそれだけでよい」という、大馬鹿発言やらかしているし。

>>196
原作の出世は「皇帝の寵姫の弟である立場」「後ろ暗い背景のある作戦にかり出されることが多く
その見返り」という部分があるからねぇ。
そこらへんがどうなるかでも変わると思う。

217名無しさん:2012/01/18(水) 22:34:07
>>209
違う、フナサカ・トルーパーじゃない、フナサカ・トルーパーズ(ここ強調)だ!

218ひゅうが:2012/01/18(水) 22:35:09
寵妃の弟の肩書きが消えるかどうかは分かりませんが、本当に皇帝どうしましょうかw

219名無しさん:2012/01/18(水) 22:42:49
>>217
異能生存体の量産に成功してるのか。
どうやっても勝てねぇ……。

220yukikaze:2012/01/18(水) 22:43:45
>>214
キルヒアイス死後は、しばらくの間は「無能」と断じても、それなりに配慮
する姿勢はあったんですが、いつの間にか消えちゃいましたしね。

ちなみに、原作で「キルヒアイスがいれば」と嘆かれた彼の死ですけど
個人的には、あそこで死んだから高評価になったのかなと。
外伝とか読むと、オーベルシュタイン程ではないですけど、「ラインハルトに役に立つか否か?」
という視点で人物観察を行ってるため、当人が理解していない所で、不満を
買いまくった可能性があるんですよねぇ。

221名無しさん:2012/01/18(水) 22:43:57
覚醒というか精神的に解放されたフリードリヒ4世は強いぞ〜。
日本に行ったらそのまま居付きかねないしな。

ラインハルトはうまく矯正されれば一角の将官になれるけどあのままの性格なら左遷されるか死ぬかの二択かな。
市井で暮らす絵が見えないし。

222411:2012/01/18(水) 22:44:13
原作のラインハルトだと、成長するどころか劣化してますけどね。
外伝だと結構まともだなぁと思いますが、本編が進むにつれて劣化速度を速めてます。
まはや、学習能力なしとしか言いようがない。

>>218
ひゅうが氏のSSにあったように、フリードリヒは、退位して日本の大使でもいいきがします。
フリードリヒ・ベーネミュンデ夫妻の日本滞在生活も面白そうです。

223名無しさん:2012/01/18(水) 22:44:20
ヤン&ラインハルトとその取り巻きたちを有能に描くため、それらのキャラクターの有能さを示す描写より敵対する相手を無能に描いて相対的に有能に見せる手法を多用してるしね
作者より有能なキャラクターを作者は書くことができないから仕方ないことではあるが
まぁ、別に銀英伝に限った話ではないけどね

224yui:2012/01/18(水) 22:44:39
>>218
フリードリヒ4世が現状で何を一番楽しく思っているか次第でしょうかねえ……
漫画版では臨終の際に何一つ決めてやるものかとずっと思っていたと回顧していた位ですが、
そこら辺も今ではどうなっているやらw

225名無しさん:2012/01/18(水) 22:45:54
>>217
山本「おい、アソコだけ今川ワールドになってるぞ。」
嶋田「いいから脱出艇の用意はしておけよ。
   富野も田中も死ぬんだからな。」

メッタメタやで

226名無しさん:2012/01/18(水) 22:47:20
そういやこの世界の日本の白兵戦力ってどうなってるんだろ。
銃火器やらの進化は言うに及ばず、魂の解明までいってるなら気なんかも理論だって証明されてるかもしれない。
そっち方面に行かずとも純戦闘用義体だって開発されてるだろうし、そこに船坂やらの戦闘データを入れてるとしたら…

227名無しさん:2012/01/18(水) 22:49:04
流体金属を船内にも採用して船そのものが襲いかかってくるとか。

228名無しさん:2012/01/18(水) 22:49:05
ラインハルトの不幸はきちんと叱ってくれる相手の不在に有ったと思う。
ミュッケンベルガーかメルカッツの直属で働けば、まともになったか視野が広がった可能性がある。

229名無しさん:2012/01/18(水) 22:51:50
母性は、アンネが担っていたけど、ダメな父親の所為で父性が存在しなかった為
偏った人間になってしまった、と。

230名無しさん:2012/01/18(水) 22:52:14
>>227
ケイネス「ガタッ」

231名無しさん:2012/01/18(水) 22:52:43
覚醒フリードリヒかぁ、トリューニヒトの転生だとオーベルシュタインと組んでとんでもないことやらかしたなぁ、まぁあっちのラインハルトやキルヒアイスはビュコックという新しい父親が出来たから性格矯正されたが

案外いい父親がいれば、あそこまで歪まなかったかもなぁ、ラインハルト




主人公が有能、周りはどアホ……昔からの伝統だからなぁ

232名無しさん:2012/01/18(水) 22:53:21
転生と魂の研究の延長線上に、ルーデルやヘイヘの直感というか超能力見たいのが解明されているかも。
直感トレーニング法とかが軍の訓練に取り入れられてたらすごいことになるな。

233名無しさん:2012/01/18(水) 22:53:57
>>228
マザコン・シスコン・・・後はケスラーがくれば三重苦コンプリートですね。

234名無しさん:2012/01/18(水) 22:54:28
ヘレンケラーもびっくりだ

235名無しさん:2012/01/18(水) 22:55:14
ラインハルトは下層の貧乏貴族から寵妃効果で上流階級に飛び、身内人事で苦労せず提督になっている。
身の丈以上の地位を中身が育つ前に与えられれば、おかしくもなると思う。
寵妃と皇帝の後押しが消えるか弱くなるから地位に似合う大きさに成長する時間を与えられたと考えられる。

236名無しさん:2012/01/18(水) 22:55:37
>>233
晩年の皇帝は、エミールという少年を傍に侍らせていた。

……腐、腐、腐

237名無しさん:2012/01/18(水) 22:58:11
>>230
よんでないよ?座ってろ〜。

238名無しさん:2012/01/18(水) 22:58:14
>>236
伯爵腐人「ペン先が熱くなるわ。」
男爵腐人「たまにはショタもいいわね!!」
ヒルダ 「・・・おうちかえる」

239名無しさん:2012/01/18(水) 22:59:56
>>231
普通の家庭で育ったらしい赤毛の歪みはアンネローゼがある日、急に絶対権力者に奪われた事に起因していると考えられるから、父親の不在どうこうの話ではないと思う。

240名無しさん:2012/01/18(水) 23:00:43
>>238
貴腐人達の宴であったw

241名無しさん:2012/01/18(水) 23:03:31
権力や財力や地位やらで、子供作ると後々面倒くさいことになるのが予測される立場にある人にとっては、子供のできる心配のない稚児趣味は都合がよかったらしい
昔の話だけど
まぁ、舞台が宇宙で科学も発展してるけど、その装飾を取り払えば中世〜近世と同じ帝国なら普通にありえる思考だと思う

ちなみに避妊という手段もあることはあるが、そういう立場の側室や妾はむしろ避妊をしない(させない)のが常だから、実際は選択肢になりえないね

242名無しさん:2012/01/18(水) 23:03:46
ウィンザー国土交通委員長=TSヨナーイ。
帝国領侵攻の代わりに日本征伐「邪悪な独裁政権から日本人民を解放」を主張。
サンフォード議長=ガーナー
「賛成」

ロボス元帥=スターリン
フォーク准将=ヒトラー
「出撃」

最悪の事態が発生しましたとか。

243名無しさん:2012/01/18(水) 23:06:01
>>241
青髭の世界だな。
何というか、あの時代は戦場では少年調達するのも難しいので、人間以外にも手を出すのが普通だったとか。

244名無しさん:2012/01/18(水) 23:06:38
>>238
皇帝腐人「やっぱり長年知り合ってきた気心の知れた親友同士の純愛ね。でも親友不在の寂しさを別の子で発散、悲しみを受け止めようと必死になるショタにも確かに惹かれるものは有るわ」
種無し「本のネームは仕事を片付けてからにしてください」

245 テツ:2012/01/18(水) 23:09:30
旧皇族11家のうち一番新しい皇族が東久邇宮家。それでも1906年からだから、どんな銀河帝国DQN家柄マンセーでもルドルフ大帝以来の名門()と言われるでしょうな

246名無しさん:2012/01/18(水) 23:09:44
ラインハルト死後の帝国を支えたヒルダと種無し、金髪の死後、タンクベッドではない普通のベッドで寝れた日は何日ぐらい有ったのだろうか。

247 テツ:2012/01/18(水) 23:10:50
>>242
日本軍「殺し間へようこそ♪」

ですね、解りますw

248名無しさん:2012/01/18(水) 23:12:36
>>244
ごめん!
>皇帝腐人「やっぱり長年『尻合ってきた』気心の知れた親友同士の純愛ね

に見えてしまったw

249名無しさん:2012/01/18(水) 23:14:49
>>242
そして五カ年計画、十カ年計画で国民をすり潰して戦争準備を整えようとするロボスと方針を巡って内戦に突入(金髪「内戦の時期が早過ぎる」)

250名無しさん:2012/01/18(水) 23:15:59
それ、ロボスとフォークで喧嘩にならない?
ヒトラーフォークが、なんで俺があいつの部下なんだと怒り狂いそう

251名無しさん:2012/01/18(水) 23:16:33
自分には腐度が足りなかった…完敗です>>248氏。

252yukikaze:2012/01/18(水) 23:16:40
ちょいと考えてみた『夢幻会が銀英伝世界に転生したら?』

帝国暦486年。皇帝フリードリッヒ四世が在位三十周年を迎えるこの年。
新無憂宮の飛燕の間には、帝国の重鎮たちが集っていた。

「30年か。長いというべきか短いというべきか」
「あっという間でしたな。かつても今も。がむしゃらに生きた」

遠い目をして語るは、ブラウンシュバイク公爵とリッテンハイム侯爵。皇帝の女婿にして
帝国でも有数の大貴族の二人である。

「しかし・・・よりにもよってこの世界に飛ばされるとは」
「全く。萌えの概念が殆どないことに絶望しましたよ。私は」

どこか達観した表情をしている閣僚筆頭のリヒテンラーデ侯爵に対し、実に嘆かわしい
といわんばかりの声で答えるのは、やり手で名高いカストロプ財務尚書である。

「軍務尚書・・・」
「皆まで言うな。平常運転だ」
「前の世界から換算して150年位ですか。歪みがないですね。あの人」

乾いた笑みを浮かべながら脱力するのは、帝国3長官。上から順に、ミュッケンベルガー宇宙艦隊司令長官、
エーレンベルク軍務尚書、シュタインホフ統帥本部長である。
もっとも、彼らの目には、こうした会話が楽しめるだけの余裕があることへの感謝もあった。
それだけ彼らは、ここに至るまでの間に多くの危機に直面し、乗り越えていったのである。
それは、かつて前の世界で次々に直面した危機に勝るとも劣らない代物であった。

「色々あったな・・・本当に」

そう呟くエーレンベルクの脳裏に、これまでの事が走馬灯のように駆け巡ったのであった。

253名無しさん:2012/01/18(水) 23:16:45
>>245
男子が多ければ普通に宮家も増えるしね
さらに、ひゅうが氏のSSで月面都市移住に際して、特別に宮家が三つ増えてるし
菩提を弔うために、断絶した宮家の名跡を継いだのか
天体の名を特別に付けられた、新設宮家かわからんけど

254名無しさん:2012/01/18(水) 23:17:07
フォークの中の人は、ロングの方が似合うと思うが?
あの自意識過剰で声のデカイあたりが特に。

255yui:2012/01/18(水) 23:19:36
まあ、夢幻会お姉さま(?)派閥の存在から腐ネタに走る気持ちは良ーく分かるがw、
シュザンナさんだけにはフリードリヒ陛下への愛にのみ生きさせてあげようという気になるな。

256411:2012/01/18(水) 23:24:03
日本で老化防止の治療をフリードリヒとともに受けたシュザンナ。
幸せいっぱいの生活の中で目指すは、自分たちの子供でサッカーチームを作り、日本で出場させること。
フリードリヒ陛下はどうなる(笑)。   
     帝国はドイツ系なので野球ではなく、サッカーだと思ったので。

257名無しさん:2012/01/18(水) 23:25:44
>>256
フリードリヒは治療を拒否する気がします。

258名無しさん:2012/01/18(水) 23:32:52
銀英で金髪は人類中興の祖にされていますが、金髪がやった事は戦争と戦争準備をしただけ。
新帝国の真の功労者は皇妃ヒルダのような気がします。
ヒルダと種無しは夢幻会の辻と嶋田のようなやり取りをしながら新帝国を回していたのかもしれない。

息子が経験を積み休める(引退できる)と気が抜けたヒルダが夢幻会に転生はどうだろう。

259 テツ:2012/01/18(水) 23:38:45
>>253
伏見宮、閑院宮、有栖川宮、桂宮の4家が世襲親王家と呼ばれる。天皇の直系が断絶した場合、この4家が血筋を補完していたそうな
内、有栖川宮家と桂宮家は戦前の明治大正期に廃絶してますから、これを復活させた可能性はありますね

260名無しさん:2012/01/18(水) 23:47:11
>>259
あるいは、徳川幕府のように
昭和帝の兄弟宮(明治帝の血筋たる直宮家)や当時の天皇の兄弟・子息宮家を
世襲親王家として指定したのかもね

261yukikaze:2012/01/18(水) 23:49:44
>>258
原作読む限り、ヒルダはどう考えても旦那が残した負の遺産を
しこたま抱えることが確定でしたからねぇ。

「軍の発言力が高すぎる」
「同盟占領地はいつ反乱起きても不思議ではない」
「帝国の辺境地域も新帝国に対する反感が強い可能性が高い」
「権力が集中した工部省を始めとする中央省庁の肥大化の問題」

どれをとっても頭痛い問題です。

唯一の慰めは、軍最高トップのミッターマイヤーが協力的であったのと
ヒルダの人格がこなれていたこと。
皇妃になるまでのヒルダは、有能ではあるんだけれども、余計なことばっかり言って
いつ自滅してもおかしくない状況に陥ろうとしたのが何回あったか。

262名無しさん:2012/01/18(水) 23:51:34
日本帝国が、シャレで渡した金印を、故事に疎いが故に、あっさり受け取る同盟代表団とか。
事の次第を知ったヤンに、印綬を受ける意味を説明されて青くなるシトレとトリューニヒト。

ま、有り得んなw

263名無しさん:2012/01/18(水) 23:52:04
>>258
確かにラインハルトのやった事って戦争だけだな。
覇王と言うべきかウォーモンガーと言うべきか・・・。

そこで統一しないで帝国、同盟共に分裂した挙句に文明後退を起こして銀河中に人類の居住惑星を残したまま星間ネットワーク消滅
各星系ごとに独自に再発展をしたのち再び宇宙に漕ぎ出すことで始まる新しい銀河史というのもありかもしれんね。

ローマ崩壊→欧州の諸王国群雄割拠的な歴史のループ

264名無しさん:2012/01/18(水) 23:53:27
>>263
ヒルダに子供が出来なければ、残された部下達が軍閥化して、そうなった可能性もあるな。

265ひゅうが:2012/01/18(水) 23:54:21
本日最後の投稿です。


ネタ――幕間 「協議」



――同 フェザーン自治領 ホテル・シャングリラ


「では、はじめましょうか。」

二コリと笑った相手に、フェザーン駐在の高等弁務官 レムシャイド伯は冷や汗を流しながら頷いた。
理由は簡単。この場には「自由惑星同盟を僭称する叛徒ども」が仲介者という名目で存在しており、そのため――

「用向きは何だ?わざわざ叛徒どもに仲介を頼むなど、我らを侮辱しているのか!?」

こいつだ。とレムシャイド伯は苦虫を噛み潰したかのような苦い思いに囚われていた。
スピッツベルゲン候フリードリヒ。
財務尚書カストロプ公オイゲンの一門に連なり、カストロプ公に可愛がられている人物である。
典礼省の禄を食む彼は、高等弁務官府の弁務官補佐官という地位にある。
しかし、帝国においては官僚の地位は宮中での力関係といずれの権門に属しているかで決まるといっていい。

もちろんそういったものを感じさせない誠実で有能な人物もいる。ほかならぬカストロプ公の一門に属する典礼省出仕マリーンドルフ伯フランツなどがその代表例である。
だが、そのおおよそはそういったものに甘えており、ことにスピッツベルゲン候は典型的な「貴族のどら息子」といってもよかった。

「そちらは?」

笑みを張りつかせたままの日本側の相手がはじめて気付いたかのようにスピッツベルゲン候の方を見、レムシャイド伯の方に視線を向ける。

「失礼、補佐官のスピッツベルゲン候です。」

「ほう、お若いのに、優秀でいらっしゃるのですね。」

にっこり笑う銀髪の女性に、レムシャイド伯は背筋を冷や汗が伝う感覚を覚えている。
この人物、極秘裏に接触を求める銀河帝国国務省の求めに応じてやってきた「特使」は、ただものではない。
生来人の上に立つことに慣れ、そのための努力と研鑽を怠っていないという「高貴なる義務」を心得ている人物だ。
レムシャイド伯にしても海千山千といわれる貴族政治家である。
だが、300年以上の歴史を誇る(彼の家は分家なのだ)家に生まれた彼をして、目の前の人物が発散している何か気品のようなものは想像を絶していた。

銀河帝国が西欧系の国家である以上、東洋的と評するしかない目の前の人物を評するにはいささか経験が不足していたことを彼は認めていた。
だが、柳眉の角度をわずかに変え、目をほんのわずかに細めるだけで「不愉快である」と相手に悟らせる技術は、そこらの貴族ではありえない。
明らかに長い伝統に裏打ちされた文化的な教養を感じさせるものだった。

「そうだとも。女の相手をしている暇はないのだ。」

こいつは・・・とレムシャイド伯は頭を抱えたくなった。
当初、国務省は勅許による代表団派遣を模索していた。しかし、調整は(理由はわからないが)難航を極め、自由惑星同盟側の妨害もありほとんど予定が決まっていなかった。

そんなとき、唐突に同盟側の態度が軟化。電光石火の勢いで実務協議の開始が提案されたのだ。
実際のところ、帝国への接触を警戒するあまりの同盟側の妨害に苛立った日本帝国外務省により同盟側に特使派遣の強行が通告されかけ、慌てた外交委員長が許可を与えただけだったのだが、帝国側は慌てた。
フェザーンに向け既に実務者は出発しており、一方の帝国側は交渉の正使にいかなる権限を持たせるべきかという基本的なことの討論が延々と続いていたのだから。
慌てた国務省は、外交的経験を有するフェザーン高等弁務官府に実務協議を丸投げし時間稼ぎを図ったのである。

それを見たカストロプ公が何とか自分の利益を誘導したいという強欲ゆえの色を出した。
そして、腰かけポストとしてこの地位に置かれていたスピッツベルゲン候に何事かを言い含めたらしい。

266ひゅうが:2012/01/18(水) 23:55:09
以来、スピッツベルゲン候は自分こそが帝国の代表者なりという顔をしてレムシャイド伯の横にい続ける。


「そうですか。」

やめてくれ・・・そんな顔をできる人物がただの人間であるはずがない。
これ以上訊いてしまえば、大変なことになる――
レムシャイド伯は顔が引きつるのを堪えながら、何とか話題を変えようとしたところで彼女の顔に気付いた。
彼女は、微笑していた。

おそろしい――

彼の中を恐怖が駆け巡る。見ると、同盟側の案内人をつとめているらしい木端役人も同様な顔をしている。
ああ。こいつも何かやらかしたな。

「はじめまして。私(わたくし)は月詠宮皐月と申します。」

「み、宮?」

「はい。一応は爵位を持つ者ということになります。そちらに配慮しまして。」

レムシャイド伯は、自分の持てる伝手を使って取り寄せた地球時代から連邦時代にかけての日本についての書籍の内容を想起し、愕然となった。
「〜のみや」とある姓を持つ者は確か――


「辺境の名ばかりのものだろう?だが言ってみろ。我が家は帝国建国以来の名門だ。
どうせ200年も伝統を持っていないのだろう、どれくらいの歴史を持っているのだ?」

レムシャイド伯が口を開く前に、バカは(既にレムシャイド伯の中にあってこいつの名前はバカに確定していた)決定的な一言を言ってしまった。


「そうですね――月面遷都が西暦で2201年ですから・・・1688年ほどですね。」

ニコリ。
彼女は典雅に笑った。
スピッツベルゲン候はきょとんとしている。

「爵位は、ありません。」

「そ、それみろ、だから――」

絶句したらしいバカは無駄なあがきとばかりに言葉を継ぎ。

「皇族ですので。」


彼女の一言、そして、彼を憐れむかのような視線と微笑に、真っ赤になって立ちあがった。

「見苦しいですぞ。候。」

レムシャイド伯は耐えきれず、怒りを込めて言った。
候は真っ青になり・・・ふらふらと席についた。

「侯爵はお疲れの御様子ですね。いずれ日を改めたようがよろしいですか?」

「どうもそのようですな。」

では、と女性、皐月は席を立った。

「にしてもお人が悪い。実務協議でいきなり皇族が来られるとは。」

レムシャイド伯は負け惜しみのようにそう述べた。
しかし、皐月は今度は苦笑で返してきた。

「いえ。外務省では私は実務者でして。」


レムシャイド伯は目を見開き、そして何かをこらえるかのように首を振った。

「では、お大事に。」

パタン――と戸は閉じられた。




【あとがき】――なんだか帝国側の反応を希望される方が多いようですので一筆書いてみました。

267名無しさん:2012/01/18(水) 23:56:52
乙乙〜

レムシャイド……酒飲みに行かないか?

268名無しさん:2012/01/18(水) 23:56:56
>>262
臣下にしたら守ってやらなきゃならんじゃないかw

269ひゅうが:2012/01/19(木) 00:00:33
>>263
そうなると日本帝国は・・・ビザンツ的な立ち位置?
蛮族侵攻がないのであっさり覇権国家化しそう(汗

270名無しさん:2012/01/19(木) 00:02:27
レムシャイド卿・・・乙。

というか相手の情報多少でも持ってるならこんなバカぶつけるなよ。
圧倒的な歴史を持つ国相手に時間を持ち出すことなんてマイナスにしかならないわ。

271 テツ:2012/01/19(木) 00:03:39
教訓:喧嘩は相手を見てから売ろうw

272名無しさん:2012/01/19(木) 00:05:44
>>269
ああ、いえ日本帝国のことは想定してませんでした。
多分存在してるパターンなら、
文明再構成してる時間に帝国・同盟の領域以外の天の川銀河を制覇してアンドロメダあたりを目指したりしてそうです。

273名無しさん:2012/01/19(木) 00:07:23
原作だと、帝国貴族って本気でこれくらいバカなんですよね。

274New ◆QTlJyklQpI:2012/01/19(木) 00:07:36
カストロプ公爆沈w。後でレムシャイドに簀巻きにされて帝国に送り返されるだろうな。
カストロプも流石にこれほどのバカと見てなかったのだろう。
でも皇族が居る以上、帝国も上位のしかも土下座くらい出来る人材を派遣しないといけないなw。

275ひゅうが:2012/01/19(木) 00:07:58
>>266
修正「爵位を持つ者」ではなく「そちら風にいうなら貴族としての地位にある」で。

276名無しさん:2012/01/19(木) 00:08:21
帝国orzったw
実務者協議に、日本が皇族出してくるなんてのは想定外だろうけど
自分のとこだって、中〜高級官僚・閣僚・大使クラスは貴族で固めてるんだから
日本も貴族出してくると考えなかったのかw

277 テツ:2012/01/19(木) 00:10:07
伏見宮家が1409年設立、4家の中で一番新しい閑院宮家で1718年設立だから、こいつら出てきたらレムシャイド伯の胃に穴が開いたかも知れぬ・・・もう開いたかもw

278New ◆QTlJyklQpI:2012/01/19(木) 00:16:01
数時間後、カストロプ公にレムシャイド伯から通信→何だろうと見て見たら罵倒、罵倒、罵倒の嵐
→カストロプ公無礼だというものの経緯を説明され顔面蒼白→翌日には馬鹿一門潰しと
誰が交渉+謝罪に行くかで大混戦

279yui:2012/01/19(木) 00:16:09
乙です。
まあ、帝国国内向けの見せしめにもなるでしょうから損ばっかでもないのでしょうが……カストロプ公も人は選べよと。

それにしても同盟側の案内人の方は一体何をしでかしたんだー?w

280名無しさん:2012/01/19(木) 00:17:49
実務協議終わった後の最終的な局面では親王殿下とかが来て国交締結とかでもおかしくは無いしなぁ。
その辺を必要以上に気にして対応してたら国交なんて開けないね。
まぁ、必要最低限の格がとんでもなく高い訳ですが。
帝国も面子をかけてやり切らないと自分達の権威が地に落ちる。

281第三帝国:2012/01/19(木) 00:25:36
ひゅうがさん、乙

282411:2012/01/19(木) 00:27:26
ひゅうが氏乙です。

それにしても、同盟の人たちはもっと上手なやり方があっただろうに。

283New ◆QTlJyklQpI:2012/01/19(木) 00:27:55
というかカストロプの奴マジで暗殺されるんじゃないか。
何を言い含めたか知らないが貴族的に見ても危ないな。

284411:2012/01/19(木) 00:36:04
そういえば、日本の教育制度はどんな風になっているんだろうか。
電脳技術や情報工学が発達してるなら、暗記系は楽そうだから、その空いた時間を他のについやしているのか。

285名無しさん:2012/01/19(木) 00:39:12
知識や情報を記憶するだけなら電脳にダウンロードで十分だと思うので。
実技や社会見学、体験学習などの知識を実際に活用する方法が重視されるのではないのかな。

286名無しさん:2012/01/19(木) 00:39:39
あ?
もしかして、女性だからお飾りだと馬鹿にしたか
平民と侮って大臣(尚書)クラスなり、高級貴族なりを
交渉の場に引きずり出そうとしたのか?

だったら、交渉は銀日本の勝ちだコレ
帝国はまず謝罪から始めないといけないから、不利すぎるw

287名無しさん:2012/01/19(木) 00:40:28
>>228
キラ「呼んだー?」

288名無しさん:2012/01/19(木) 00:40:52
投稿、お疲れ様です。

あ〜あ やっちゃった・・・

貴族の世界で相手の面子に傷を付けるのは、万死に値する行為
まして、皇族相手にたかが侯爵風情が雑言の数々・・・

レムシャイド伯、お疲れ様でした。
報告を受けたリヒテンラーデ侯が、カストロプ公を罵倒する様が
容易に想像できる。

辞表が二通ばかり、必要になるな
国務尚書・弁務官のじゃないやつが・・・

289ひゅうが:2012/01/19(木) 00:44:07
>>286
お察しの通り。彼は彼なりに頑張ったのです。あと日本人っぽく背広着てましたので地位に比例して服が豪華になっている帝国貴族の感覚にあわなかったのでしょう。
「叛徒ども」と同一視してしまったのが彼の間違いのもとだったのかもしれませんね。

290名無しさん:2012/01/19(木) 00:44:56
>>284
案外、身体的・精神的な成長に悪影響があるとかで、
18くらいまでは電脳化とか学習装置の使用とか禁止されてて、
中学・高校くらいまでは旧来とあんまり変わらんかったりして。

291名無しさん:2012/01/19(木) 00:49:39
この場合、身分に相応しい服といったら大礼服?女性皇族だから
十二単フル装備?

292ヒナヒナ:2012/01/19(木) 00:51:17
>>291
十二単は昔ながらに絹に金糸、銀糸を織り込むと一人で歩けなくなります。

293New ◆QTlJyklQpI:2012/01/19(木) 00:55:45
しかし、帝国はこの後どう切り返す気なのだろうか?経験値の高いレムシャイドも
恐れる人材に対抗するのはほぼ不可能だが・・・・。

294名無しさん:2012/01/19(木) 00:57:05
>>291

改定されてないとしたらだが、マント・ド・クールかね?
普通イメージするいわゆる「ドレス」だね

295名無しさん:2012/01/19(木) 00:57:18
>>228
フリードリヒ帝が去り際にメルカッツに影ながら金髪の後見という可能性もあるかも
勿論原作並ではなく、“あの者次第”的な扱いになるだろうけど

296名無しさん:2012/01/19(木) 01:01:02
>>292
そう言えば、ちょっとした甲冑くらいあるんですよね。>十二単フル装備

となると、大礼服か・・・
お出ましになられた宮様が義体をお使いになっていらしたら
十二単もありですね。

297名無しさん:2012/01/19(木) 01:01:10
本当に上皇クラスにならないと話にならないですね。
皇位継承権は無いに等しいであろうことが唯一の救いか。
「よろしい、ならば戦争だ」と言い出す奴がいないことを祈ろう。

298名無しさん:2012/01/19(木) 01:01:46
今更肥大したプライドを修正するのは容易ではない以上、ちゃんと現実を理解している上層部のみでバカの尻拭いをするしかないんだろうな……

ストレス過多&職務過多&バカの尻拭いで上層部が悲鳴をあげてそうだ。

いや、本当にどうすんの帝国。

299名無しさん:2012/01/19(木) 01:09:21
>>294
インパクトを与えるために少しばかり「飾り」が必要になりそうですね。
特別に大使を表す陛下御下賜の首飾りとか、ティアラとか。

300名無しさん:2012/01/19(木) 01:10:18
>>298
馬鹿貴族粛清→内乱のコンボが近づいてるなw
まあ、銀日本的にはどうでもいい事だろうけど(いや、混乱されてると困るか?)

301名無しさん:2012/01/19(木) 01:12:46
>>298
上層部はご老体が多いから、ヴァルハラ逝きが現実にありそうだ・・・

302名無しさん:2012/01/19(木) 01:15:57
>>299
軍人出身の女性宮様なら、軍服大礼装と勲章・略綬で「飾り」っ気は十分なんだけど
まあ、それでもドレスで出てくれば、「貴族」或いはそれに類する者だとは察知したでしょうね

303名無しさん:2012/01/19(木) 01:17:33
電磁鞭で日常的に市民ぶん殴ってる馬鹿も居るからなあ、貴族共。
真っ当なのも居るだろうけど馬鹿が非常に多そうで仮に民間交流とかが行われたら
そういう奴ら抑えるのに非常に苦労しそうだ。

304名無しさん:2012/01/19(木) 01:30:10
バカがはけて風通しが良くなるかもしれないけどねー。
権威だけを頼ってた奴は矯正が効かないようなら自分の権威の後ろ楯そのものに排除されそうだ。

305名無しさん:2012/01/19(木) 01:35:15
>>297
変わっていないのなら女性に継承権はないので本人には文字通り存在しないだろうが
親はどのあたりなのかはさっぱりわからん


まぁ探せば日本にも最近できた華族がいてもおかしくはないんだが
わざわざ皇族を連れてきたのははったりを利かせようとした結果だろうなぁ
もちろんそれ相応の実力もあるんだろうが

306名無しさん:2012/01/19(木) 01:45:03
シリウスの英雄たちや地球統一政府、ルドルフの日本に対する反応や絡みを読んでみたいな(チラッ

307New ◆QTlJyklQpI:2012/01/19(木) 01:46:20
しかし同盟の木端役人もなんか仕出かしているから両者ともに悲鳴物だな。
同盟も妨害やってる手前ビクビクしてるだろう。

308名無しさん:2012/01/19(木) 01:54:31
読んでいて思ったけど戦争負けてないから軍服も大礼服も昔のままなのね
かっこよくて羨ましいわぁ

309名無しさん:2012/01/19(木) 05:51:54
しかし、ここから巻き返すのは至難の業だな・・・

格上の相手なんて、帝国政府はこれまで相手にしたことが無いのだから。

310名無しさん:2012/01/19(木) 06:45:19

>>288
旧ロシア帝室  「いい家系だな」  
スウェーデン王室「感動的だな」
英国王室    「だが無意味だ。」
皇室       「(^U^)」
リヒテンラーデ 「     」

311名無しさん:2012/01/19(木) 07:07:14
結局、ラインハルトの政治的な功績って腐敗・硬直して崩壊しかかっていた体制を破壊したってだけだね。
新体制への功績としては遷都ぐらいかな。
富の還元にしてもやり方は上手いとも思えんし。

312名無しさん:2012/01/19(木) 07:24:12
ようするに散らかすだけ散らかしといて、片付けを他人に丸投げしたのか

313名無しさん:2012/01/19(木) 07:32:40
>>312
寧ろ手術をして内蔵摘出した後、
人工臓器を入れたり術後経過などの必要な処理を助手に任せてさっさと帰った
名医センセイみたいな感じじゃないでしょうか

314名無しさん:2012/01/19(木) 08:21:08
>>310
国務尚書のライフはゼロだな・・・

アノウマシカの行為、時代によっては戦争ものだからな・・・

315名無しさん:2012/01/19(木) 08:24:04
こうなると帝国で通路が見つけた場合も過程したくなるな��
同盟と違ちって距離的な武力進行は簡単になって戦争できる!ラインハルと君ラッキー♪

316名無しさん:2012/01/19(木) 09:56:48
※皇帝が退位して帝国へ行く提案って話を書いた者です
皇帝が大日本帝国へ行っちゃって、原作より状況が大分変わったラインハルトをイメージして書いてたら、こんな話が出来ちゃった

 ラインハルト・フォン・ミューゼル大尉はここ最近非常に困っていた。
 姉であるグリューネワルト伯爵夫人アンネローゼが帰って来た事は嬉しい。
 爵位などは特に彼女に何か問題があった訳でもない為に剥奪されず、領地もそのままという事で金には困らない生活になったが、元よりアンネローゼは贅沢を好む性質ではない。
 戻って来たアンネローゼは伯爵夫人とは思えないこじんまりとした屋敷を手に入れ、喜んで掃除や料理を自らの手でこなしている。小さくとも屋敷と呼べる家にしたのも本心ではなかったらしいのだが、伯爵家という事でこれ以下は帝国典礼省が許可を出さなかったらしい。
 当然、金は溜まるばかりで、彼女が本当の意味でお金を使ったのはラインハルトとキルヒアイスの士官学校入学の為(特に平民であるキルヒアイスの為に使われたのだが)ぐらいだった。ラインハルト自身は幼年学校卒業後は即戦場に出るつもりだったのだが、取り返すと決意していたアンネローゼが戻って来た事とアンネローゼ自身の反対もあり、士官学校へ進んだのだった。
 アンネローゼが戻って来たのもキルヒアイスもそのまま士官学校へ進んだのは、この時代、若く健康な男が軍人にならずにすむ、というのはなかなかに厳しく、それなら兵士から始めるよりは士官学校を卒業して士官となった方がいい、という事。
 ラインハルトが進学に同意したのは、当り前だが士官学校にいる間は休みの度に実家に戻って、アンネローゼに会えるが、幼年学校が終わって即戦場に出ては年単位でアンネローゼに会えなくなる可能性があるので、当面は折角帰って来た姉に甘えたいという気持ちがあったのは否定出来ない。

 さて、そんなラインハルトとキルヒアイスも無事卒業し、任官した。 
 ここで金を積めばキルヒアイスはともかく、ラインハルトは伯爵家の人間という事で、佐官ぐらいなら望めただろうが、金で地位を買うという事に我慢ならず、ラインハルトは敢えて少尉に任官した。
 そうして、史実と異なり、寵妃の弟という訳でもないラインハルトはそこまで危険な目にも合わず、『気難しいが、有能な部類に属する貴族の若僧』として周囲から認識され、大尉まで順調に昇進を重ねていた。
 何しろ、『気難しく、すぐ癇癪を爆発させる無能な貴族の若僧』なんてのが割りと転がってるのが銀河帝国だ。まだ、ラインハルトの気難しさを生暖かい笑みで見ている程度の余裕があったとも言える。
 ちなみにキルヒアイスは現在、中尉である。
 配置場所は異なるので時折電話で話しをして、愚痴ったりしているぐらいだが、人当たりの良い彼がラインハルトに劣っているのは矢張り平民と伯爵家に連なる人間の差だろう。
 さて、そんなラインハルトが困っているのは……オフレッサー装甲擲弾兵副総監の存在であった。
 アンネローゼの住む屋敷の近辺は下級貴族の多く住む場所であった。
 彼女ならば門閥貴族の屋敷が連なる一角へ屋敷を構える事も出来たが、彼女がそれを嫌った、のだが。そこでアンネローゼは最初こそ敬遠されていたものの、元々善良な彼女である。すぐに友人が作れた。のだが、その際に大きな役割を果たしてくれたのがオフレッサーの奥方であった。 
 他が気後れする中、夫に似た豪胆さを発揮した彼女はみずから買い物をするアンネローゼに積極的に話しかけ、気付けばアンネローゼを周囲の人間に受け入れさせてくれたのである。
 ただラインハルトは結果として、オフレッサー大将に妙に気に入られてしまったのだが……史実では原始人と馬鹿にしていたラインハルトであったが、姉が世話になったとあっては、そして階級ではるかに上なのに気さくに接されては何とも憎めない、けど引っ張りまわされるのは何とかならないものか、という気分になっていた。
 同僚や上司もオフレッサーがやって来て「借りるぞ」と言われては、何も言えず、気の毒なものを見る目でラインハルトを見送る日々である。ラインハルトとしては本心では『そんな目で見るぐらいなら助けてくれ!』という感情と、『相手が相手だからまず無理だな』という理性が日々激突し、胃がその内痛くなるんじゃないかという所だ。

317名無しさん:2012/01/19(木) 09:57:23
 装甲擲弾兵の訓練施設に引っ張り出されて汗をかいた後、ラインハルトは本当はぐったりと倒れこみたかったが、ここでそんな姿を見せてなるものかと気合で耐えていた。まあ、実はそんな姿勢がオフレッサーに気に入られた原因の一つだったのだが。
 何となく黙って向かい合わせの状態でスポーツドリンクを口にしていた二人だったが、突然オフレッサーが口を開いた。
 「艦隊勤務希望の自分がこうして装甲擲弾兵の真似事をするのに意味があるのか、そう思うか?」
 内心ドキリとしたラインハルトだった。
 確かに自分は内心そう思っていた部分があったからだ。
 「そのような事は……」
 「別に隠さんでもいい。艦隊勤務の奴らは多かれ少なかれ、そういう意見を持っている奴らが大部分だ」
 否定しかけたラインハルトだったが、それをオフレッサーはばっさりと切り捨てた。
 「まあ、俺も別にお前がこっちに来るとは思っておらん。ただ、知っておいて欲しかったからな」
 何をだ、と思ったラインハルトがオフレッサーの顔を見詰めるが、オフレッサー自身は淡々とした口調を崩さず話を続けた。
 「俺達を馬鹿にしている者もいる。宇宙で戦う時代に武器を直接振るって相手を叩きのめすなど野蛮な、とな。だが、装甲擲弾兵はなくならない。理由は分かるか?」
 「必要だからでしょう。如何に宇宙艦隊が決戦を行っても実際に要塞や惑星表面を制圧するにはどうしても必要……」
 そう当り前の事を口にしてラインハルトは内心ではた、と気付いていた。
 ラインハルトが優秀な頭脳を持っていたからこそ、気付けたとも言える。
 「そうだ、必要なのだ。艦隊も必要だが、俺達だって必要。帝国は後方で任務に当たる奴らを馬鹿にしてるが、奴らがメシを弾を運んでこなけりゃ艦隊も俺達も働けん。必要だから軍隊って奴は兵站部を置き、装甲擲弾兵を置いている」
 お前はただ艦隊にしか目が行かん馬鹿になるなよ。
 そう言われているようで、ラインハルトとしては考えざるをえない。
 それ以上は自分で考えろ、そうとでもいうかのように、この後、オフレッサーが同じ事を口にする事はなかったが、この後ラインハルトはこの事を忘れる事はなかった、ようである。少なくとも、オフレッサーを原始人呼ばわりするような事はキルヒアイスにもしなかったのは事実らしい……。

318名無しさん:2012/01/19(木) 09:58:46
※……まあ、オフレッサーがらしくない!ってご意見はご容赦を
彼だって、単なる脳筋じゃ前線司令官が精々でしょうし、それだったら大佐ぐらいで止まってたと思うんですよね
上級大将までいったのは、ある程度戦術を理解出来る頭があっただろう、って事で……

319VISP:2012/01/19(木) 10:07:13
…原作よりも遥かに納得できてしまうのは何故だろう?
やはり作者の設定に無理があるという事だろうか…

320名無しさん:2012/01/19(木) 11:04:51
まあ最前線で実際に戦う者が補給とかの重要性気づいてないってありえないし

作者を超えることができない主役を賢く見せるために周りをバカに設定するってのは
ありふれた技法だし

321名無しさん:2012/01/19(木) 13:00:09
>>315
そもそも銀河帝国では接触するための回廊が見つからないから難しいね。
盾南十字腕だってペルセウス腕を挟んでいるし、白鳥座腕にしてもオリオン腕と対角線上に在る訳じゃないから回廊が繋がることはまずない。
盾南十字腕と射手座腕が対角線上にある奇跡的な状態のおかげで回廊が開いているともとれるしね。

322New ◆QTlJyklQpI:2012/01/19(木) 14:15:25
皇族に無礼働いことを謝罪する人員って帝国にいるのかな?

323名無しさん:2012/01/19(木) 14:37:14
できる格式に加え地位が有るのはリヒテンラーデ侯ぐらいかな。
実質宰相の代役である国務尚書ですし、侯爵でもある。
それ以外では皇帝の女婿であるブラウンシュバイク公爵とリッテンハイム侯爵が候補。
二人ともあの宮廷政治をうまく乗り切っているのだから、決して無能な筈ないですしそういったことは可能な筈。

324New ◆QTlJyklQpI:2012/01/19(木) 14:43:29
問題は女婿らが謝罪するとウマシカな門閥が騒ぐことかな?
彼らにとっては悪いことと謝罪することは別な気がするし。

325名無しさん:2012/01/19(木) 14:50:33
>>324
あの二人が切れたら流石に粛清されかねないからウマシカも黙ると思う。
ある意味、皇帝よりも簡単に動かせる諸侯軍を有している二人はそれだけでも他の諸侯にとっては悪夢。
派閥の諸侯もそれは理解しているから黙ると思う。
金髪に激しく抵抗した辺境宙域のように何も馬鹿だけではないしね。

326名無しさん:2012/01/19(木) 15:00:39
>>324
内容を伝え聞いたら流石に文句は言えないだろ。下手すれば自分がそうなった可能性がある訳だしな。
そうじゃなくとも歴史ある皇族を馬鹿にした名門貴族って訳で貶める材料が出来ただけ良しと思うのが居るだろうな。
>>325
辺境宙域は馬鹿だけじゃないだろ、同盟攻勢防ぐためとはいえ辺境を飢えさせた金髪を信頼できなかったてのもあるだろ。
情報網をまともに持たない連中だからこそ偽情報に踊らされた可能性もあるな。

327名無しさん:2012/01/19(木) 15:44:39
銀河帝国を代表してカストロプ一門の人間の謝罪をするのは貴族的に高貴な行為だ
少なくとも自分の一門ageカストロプ一門sageが強烈にできる
ましてや皇族の婿である自分にしかできない仕事だとか一門に面子も立つしね

328411:2012/01/19(木) 16:15:32
>>325
辺境宙域の貴族たちの行動は至極まともだと思うが。
いくら戦術的によくても政治的・戦略的にありえない、焦土作戦をやらかした人物なんて危険すぎるだろ。
しかも焦土作戦で大勢の民衆を犠牲にした後すぐに自分は民衆の味方ですとかぶっこいてるやつですけど。

原作で辺境地域の平定にあれほど抵抗を受けたのも、辺境貴族たちが軍を派遣したのも
根本的にラインハルト一党が信用できない危険人物だと思われているということ。


謝罪はバカをやらかした上司のカストロプ公がやればいいかも。
貴族社会はメンツが重要ですから、無礼に対する謝罪くらいはできそうかと。


そういえば日本の首都星はどうやら、京都でなく東京ぽいですね。
同盟は第五次イゼルローン要塞攻防戦とかの出兵案を取りやめそうな予感。
同盟軍の出兵は選挙対策らしいですから、日本の登場で日本との友好関係樹立と経済活性化の方が楽に選挙PRになりますし。

329名無しさん:2012/01/19(木) 16:31:41
サジタリウス(エア)回廊防衛機構の一つとして
コロニーレーザーかガンド・ロワっぽい物を設置できないだろうか
(ガンド・ロワは10分の1サイズでもいい)
ガイエスブルク級機動要塞が侵攻してきたときに真正面から粉砕できるように
平常時には発電衛星的な運用をするとして

技術的な問題点は何もない(サイズがでかいだけで作ろうと思えば作れる)と思うんですが

330名無しさん:2012/01/19(木) 16:34:52
ラインハルトの焦土作戦って、十中八九、中朝のやらかした一連の作戦がモデルなんだろうなぁ……

331名無しさん:2012/01/19(木) 16:40:56
辺境星域の方が、ひょっとすると人材の宝庫かもしれないぞ。

某所の作品では、先祖が有能であった為に左遷されたり、敬遠されていたり
反対にポカをやらかして左遷された後、
覚醒しまともになった貴族が出ていたぞ。

332名無しさん:2012/01/19(木) 16:44:41
>>328
勘違いさせたようで御免。
辺境宙域の貴族達の様に馬鹿じゃないのも多いだろう。と言う意味で書いたつもりだったんだ……
バカだったら焦土化されても何も気にしないだろうけど、徹底抗戦だから領民を気にっかえているだろうと思ったんだ。
本当に勘違いさせて申し訳ない。

333名無しさん:2012/01/19(木) 17:31:08
そういえば上の方でローマ帝国崩壊を例にしていた人が居たが、確かに銀河連邦崩壊後の世界はローマ崩壊後の中世初期に近いね。
ひゅうが氏の世界で言えば銀河帝国が神聖ローマ帝国かフランク王国が僭称した西ローマ帝国。
大日本帝国が東ローマ帝国こと中世ローマ帝国のペルシャ等の隣接する異民族無し版。
そして自由惑星同盟は後ウマイヤ朝あたりと言った具合で。

334名無しさん:2012/01/19(木) 17:48:47
 ひゅうが氏の作品>>265のその後を、想像してみました。


 >>265の出来事から数時間後、事の次第はレムシャイド伯により
緊急連絡という形で、帝都オーディンに伝えられた。
連絡を受けた国務尚書リヒテンラーデ侯は、その報告のあまりな内容に
卒倒しかけたが、何とか気力で持ち直し、レムシャイド伯との通信を終えると
傍らで控えていた秘書官ワイツに、先程の事を文章に纏める事を命じ
極秘で女婿二人を新無憂宮に呼び出した。

 −新無憂宮・小部屋−

呼び出された女婿たちと国務尚書は、室内のソファに腰を下ろし
善後策を協議した。

「・・・何という事をしてくれたんだ・・」

侯から渡された文章を見た、ブラウンシュヴァイク公はそう言うと
天を仰いだ。

「・・・・・」

335名無しさん:2012/01/19(木) 18:23:05
リッテンハイム侯は、あまりの事に声も出ず文面を凝視していた。
そんな二大貴族たちを見ながら、リヒテンラーデ侯は口を開いた。

「起きてしまった事は、仕方ありますまい・・・
  問題は、どの様にこの事を解決するか、ですじゃ」

その老侯爵の台詞に女婿二人は、渋面を作るしか出来なかった。
ややあって、公が溜息のような台詞を吐き出した。

「・・仕方あるまい・・・そのスピッツベルゲンとやらには・・・
    退場してもらう他、あるまい。罵倒した相手が悪すぎる・・・」

重苦しい雰囲気の公爵に続いて、義弟に当たる侯爵も口を開いた。

「・・・まったく、相手の素性の確認もせぬうちに
    余計な事をペラペラと・・・同じ階位かと思うと、
    情けなくなる・・・
    それよりも公、退場させると言うが如何するのだ?」

義弟の疑問に公爵は、暗い笑みを浮かべながら答えた。

「フフフ 決まっておる。この事実をカストロプめに付きつけて
   奴自身に始末をさせる。元々は、彼奴がでしゃばらなければ
   起きなかった問題だ。落とし前は、付けてもらう・・・」

この密談の数日後、カストロプ公が国務尚書名義で呼び出された。

336名無しさん:2012/01/19(木) 18:23:14
>>329
その前に歴とした機動要塞が多数配備されている訳だが。
ネタスレその9の>>786-789までを読んでみれば幸せになれる。

337ルルブ:2012/01/19(木) 18:26:41
ネタです(><)
Newさま、ひゅうがさま、106の名無しさま、幻の皇后シュザンナさんに捧げます。。。
皆様のアイディアから思いつきました。駄作ですがよければご一読下さい。


帝国暦479年12月
自由惑星同盟を僭称する叛徒どもが、銀河連邦時代から、いや、歴史の始まりから脈々と血筋を通す古の帝国と接触して5ヶ月。
この日、銀河帝国皇帝フリードリヒ4世は文字通り帝国を動かす勅令を出した。
少なくとも、ノイエ・サンスーシ(新無宮殿)に集った全ての貴族はそう考えた。


「国務尚書」


「ハッ」


事実上の帝国宰相であるリヒテンラーデは新無宮殿の離宮にて皇帝に呼ばれた。
場は皇帝主催のパーティ。
戴冠記念と名目をうっているものの、実質は叛乱軍が接触した古の帝国、大日本帝国への対応を協議する場であった。
だが、纏らない。
誰を使者にするか。
伝統と格式を重んじる帝国だからこそ纏められない。
そんな混乱を知ってか知らずか、フリードリヒ4世は主要な貴族を集め、園遊会を開くことを国務尚書に通達した。
無論、その場には寵愛するグリューネワルト伯爵夫人を連れて。

それから2週間後、宮廷の主要な貴族・軍人はこの離宮にて驚くことを耳にする。
パーティも半ばに入ったころ。
珍しく素面のまま、殆どワインに手をつけず、国務尚書や皇太子、ブラウンシュバイク、リッテンハイム、カストロプらと皇帝は話していた。


・・・・・・そして。


「これより皆に話したいことがあるが、良いか?」


と。
一同が静まり返る。
リヒテンラーデが一同の喧騒、いや、対ニッポン帝国政策の議論を一旦打ち切らせる。
そして皇帝が口を開いた。


「皆の意見は聞いた。
彼の国は4000年の歴史を持つという。
ルドルフ大帝の御世から続くそなた等や我がゴールデンバウムの血筋を持ってしてもその歴史にはあがなえん。
されど、我らもまた貴族としての気品があろうよのう」


皇帝はあたりを睥睨した。
そしておもむろに切り出す。


「ここでそなた等の中から、誰を代表に選んだとしても歴史、伝統、貴族としての格付けによりニホン人相手に負けよう」


「・・・・・陛下?」


「な、何を?」


ブラウンシュバイク、リッテンハイムが相次いでかすれた声を上げる。
皇帝の娘を妻とする名門貴族であるからこそ許される態度。
皇帝は面白そうに顔を歪めると言った。


「そこでじゃ、余、フリードリヒ4世自らが退位し、大ニッポン帝国へ行こうと思う」


「な、あ、で、では、へ、陛下!?
皇位をルードヴィヒ皇太子にお譲りになる、と!?」


リヒテンラーデが即座にその言葉の裏にある重大な事実を読み取った。
そして続ける。

338ルルブ:2012/01/19(木) 18:27:26

「そうなるかのぅ。まあ、余は誰でもかまわぬ。
息子が当てにできぬと言うなら孫たちでも良い。
サビーネでも、エリザベートでも、ヨーゼフでもな。
仔細は国務尚書、ブラウンシュバイク、リッテンハイム、ルードヴィヒ、カストロプらに任せる」


そう言いきると、皇帝はアンネローゼを連れて後宮に去っていった。
そして、会場が凍りつき、皇帝が退出し、扉が閉まった瞬間、直ぐに熱狂的になったのは間違いない。
次期皇帝を誰にするか、それを決める為に。
そして大日本帝国という得体の知れない闇の怪物に、或いは亡霊と言うべき存在にどう対応するかを決めるために。






1週間後、バラ園。


「陛下の命により、国務尚書クラウス・フォン・リヒテンラーデ、参内しました」


「来たか」


バラの手入れを止めリヒテンラーデに言う。


「余の退位後じゃがな、後宮におる全ての者にふれを出す。
かまいなしと、な」


「ハッ」


そうしてリヒテンラーデは立ち去ろうとした。
だが、皇帝がそれを止めた。


「それとな、これをシュザンナに渡せ」


「? 失礼ながら陛下。
グリューネワルト伯爵夫人ではなく、ベーネミュンデ侯爵婦人でありますか?」


「そうじゃ」


そういって一通の勅書を手渡す。


「古の帝国・・・・・そこには何があるのかのう。恐らくは想像もできぬ世界があるに違いない。
じゃからな、シュザンナも連れて行こうと思う。
・・・・・・・・・・もっとも、シュザンナが望めばの話じゃがな」


そう言ってリヒテンラーデを下がらせる。




その午後。
新無宮殿内に存在するベーネミュンデ侯爵夫人の屋敷に訪れた。
この来訪を聞いたとき、かの侯爵夫人はたいそうお怒りであったと国務尚書の日記に書いてある。


(何故じゃ!? 何故陛下はあの場にわらわではなくあの女を、あの成り上がり者の女をはべらせたのじゃ!?)


何度も何度も口惜しさが腸を煮え繰り返す。


(陛下・・・・・陛下・・・・・わらわは・・・・ただ陛下の事を・・・・・・)


八つ当たりをし、思わず枕を引き裂く。


(陛下!!!)


ソファーから立ち上がり、一目で高級品とわかる扇を破る。


「お、奥様」


そこへリヒテンラーデ侯爵が到着した旨を、執事が伝える。
拝礼したリヒテンラーデに、立ったまま怒りをぶつけるベーネミュンデ。


「何用じゃ! はよう申せ!」


そしてまず皇帝が全ての寵愛した妃を実家に戻す事を伝えた。
そして自ら退位して大日本帝国に行くことを望んでいる事も。
絶句するベーネミュンデ。
それをかまいなしという勅命の拒絶と捕らえたリヒテンラーデはこうも告げた。

339名無しさん:2012/01/19(木) 18:27:39
>>786-789の防衛陣地の設定を読んだ後で>>11からと>>138からのひゅうが氏の投稿を読むと、
それこそ数十万隻の戦艦を集めないと突破できない、できても次が待っている最高殺し間空間になっているのが解るよ。
要塞如き一つ突っ込んできても軌道鎮守府と機動砲台の十字砲火で瞬時に崩壊する事になる。

340ルルブ:2012/01/19(木) 18:28:05


「畏れ多くも皇帝陛下の勅命にございまする。
陛下のご自愛あってお一人のみ同行を許可すると、また、その者にも拒否権は存在するとの格別のご配慮に御座います」


リヒテンラーデの前でベーネミュンデは怖いほど無表情な声で聞いた。


「・・・・・・・あの成り上がり者の女か?」


と。
絶望だった。
嫉妬だった。
怒りだった。
哀しみだった。
悲しみだった。


(あの女・・・・・あの女さえ・・・・・)


だが、次に出てきた答えは全くの別物であった。


「いえ、グリューネワルト伯爵夫人ではありません。
皇帝陛下は、ベーネミュンデ侯爵夫人、夫人を大日本帝国まで同行させよとの命にございます」


唖然としたのか呆けた様に地べたに座り込む。


「ほ、ほんとうか?」


さよう。

国務尚書はそう答えた。
そしてもう一度、この命を受けるか否か迫ろうとした時。
目の前の女性は立ち上がった。
さっきまでとは裏腹に希望に満ちた表情で立ち上がる。
まるで親鳥の巣から飛び立つ雛鳥の様なあどけなさと無邪気な子供の様な表情で。

「連れて行ってください。
どこまでも、例え叛徒どもの領域深く行くとも、このオーディンを離れようとも。
陛下がわらわを必要して下さる。
それだけで十分でございます。ですから・・・・・どうか。
陛下にわらわを・・・・・・・」


と。


こうしてベーネミュンデ侯爵夫人は大日本帝国へと足を運ぶことになる。
最愛の人物と共に。


次回銀河憂鬱伝説第XX話 「皇帝と天皇」 

銀河の歴史がまた1ページ(オイ!)


ついやってしまいました。二次ならぬ三次、あるいは四次創作SSでしょうか?
あんまり大日本帝国でてないし、殆ど関係ないけど勘弁してください。。。。
駄文ですが読んでくれた方、このひらめきを与えてくれた上記の先輩方。本当にありがとうございました。
また何か思いつけば書きたいと思います(T_T)

341名無しさん:2012/01/19(木) 18:43:01
>>334-335の続き

 −新無憂宮・国務尚書執務室−

呼び出されたカストロプ公オイゲンは、他の帝国貴族とは違った
古代ローマ貴族の様な姿で国務尚書と相対していた。

「何ですかな国務尚書、御用と承ったが?」

役儀上は上司に当たる国務証書に、そう問いかける財務尚書だが
態度はどう贔屓目に見ても、自分の方が爵位が上なんだぞ、というのが
ありありと出ていた。
そんな、自分の後任で財務尚書になった男の事など気に留めるでなく
リヒテンラーデ侯は、例の書類を公に示し、目で読むように促した。
最初は不機嫌そうに書類を読んでいたカストロプ公だったが、読み進む内に
段々と顔色が悪くなり、最後の方は顔面蒼白となった。

342名無しさん:2012/01/19(木) 18:58:14
まぁ常識的に考えて無効でも晩餐会の一つや二つあるだろうし
パートナーを連れていかないわけにはいかんしなぁ

アンネローゼがそういう場所でのたち振る舞いに長けているとも思えんし
純粋に政治だけを考えるとそういう場所になれている女性を連れていくわな

343名無しさん:2012/01/19(木) 19:01:33
確かにアンネローゼはそういった夜会とかにも余り出ていなさそうですし、出ていても離れしていないと辛いですよね。
かといってパートナーが居ないのはもっと拙いし。

344名無しさん:2012/01/19(木) 19:09:54
>>334>>335>>341の続き

その様を冷ややかに眺めていた国務尚書だったが、ここに来て財務尚書が
入室してきてから、初めて口を開いた。

「用向きは分かったかな、財務尚書?
  卿の素晴らしき一門に対し、『善処』するように、というのが用件じゃ」

普段から険しい瞳をさらに険しくさせ、老侯爵は冷然と言い切った。
その言葉に打ちのめされたのか、財務尚書を勤める公爵は足取りも怪しく
侯の執務室を退出していった。

その後、オーディンに召還されていたスピッツベルゲン侯が急な病で亡くなり
その家族も領地への帰還途上に「偶々」レーダーが故障していた事が原因で
宇宙船が隕石との衝突事故を起こし、船諸共爆死した。
後継者の居なくなったスピッツベルゲン侯爵家は断絶となり、
何故かカストロプ公もこの件に関しては沈黙していたので侯爵家の
領地・財産は帝国に接収された。

 【あとがき】
ちょっと長くなりましたが、>>265のその後を妄想してみました。

345名無しさん:2012/01/19(木) 19:15:08
>>344
本格的な処分と成るとコレぐらいですかね。
後は、家族は海賊に襲われて死亡とかその辺りか。
どちらにしろリヒテンラーデ侯と女婿二人を敵に回した時点で貴族として終了な訳ですが。

346名無しさん:2012/01/19(木) 19:16:14
皇帝の名の下にで公開処刑されるよりは大分マシですね。

347名無しさん:2012/01/19(木) 19:16:58
スピッツベルゲン候の末路はそうなるんだろうけど
事が事だけにカストロプ公もそれなりのペナルティを受けざるを得ないわけで
果たしてこの後どうなったのやら

348名無しさん:2012/01/19(木) 19:27:07
まぁ影響力の減退は避けられないよね。
ブラウンシュバイク、リッテンハイムはここぞとばかりに攻勢をかけるだろうし。
どっちにしても皇帝が退位したあとの勢力争いの一部になっていくんだろうな

349名無しさん:2012/01/19(木) 19:35:06
>>344
ネタ書いてくれるのは良いけどさメモ帳とかに書きためてから書き込んでくれんかな

レス書きずらいんだが

350名無しさん:2012/01/19(木) 19:42:29
別にSS仕立てにしなくてもいいのに、余計なアドバイスをかましちゃう、恥知らずなウマシカがここにいた!

351New ◆QTlJyklQpI:2012/01/19(木) 19:43:31
ルルブ氏、名無し氏両SSともに乙w。
ペーネミュンデ侯爵夫人も禁断症状じみたヒステリーはなくなるだろうなw。
フリードリッヒ4世の言う事を聞いたら皇太子が疑心暗鬼になって他の皇族殺すかもしれない。

カストロプ公自身が処分したけど当分は横領とかを控えないとある意味国家反逆罪だからなあ。
リヒテンラーデ候は皇族への謝罪をなんとかして考えてるだろう。
ひょっとしてあの場に同盟役人が仲介役で居たのってこういう状況を見越してかな?
同盟もまさか最初から皇族が来ると思ってなかっただろうし。

352名無しさん:2012/01/19(木) 19:47:56
オイゲンは不正蓄財の洗浄後に財務尚書からの引退、当主を息子に譲り隠居になりそう。
引退までに不正で得た財産の洗浄を完了させるだろうから、息子の反乱は起きないかもしれない。

353名無しさん:2012/01/19(木) 19:49:28
>>350
何でまとめてから書いてくれって言っただけで恥知らずになんの?

354名無しさん:2012/01/19(木) 19:50:15
カストロプ公爵は自ら辞職して領地に引き籠りすることになるでしょうね。
ただ、不正資金等の追求が無い分反乱をおこす理由も無く、金髪がどう動くかによりますが当座は安泰と言ったところか。

355名無しさん:2012/01/19(木) 19:57:13
フリードリヒはアンネローゼよりラインハルトの方に興味があり、ラインハルトを取り立てる理由付けの為にアンネローゼを身近に置いていたっぽい。
自分の望む滅びに近いやり方(国譲り)で銀河連邦を去った歴史の始まりから滅びずに残っている国はラインハルトより興味深いだろう。
必要なのは会談で恥を掻かない教養があり地獄の果てまで着いて来てくれるペーネミュンデ侯爵夫人で、優秀で反骨心旺盛の弟を持ったアンネローゼ伯爵夫人ではない。

356名無しさん:2012/01/19(木) 20:01:46
銀英伝は未だに人気あるから、何も言わなくとも、
色んなトコから色んなのが集ってくるから気を付けよう
妙な具合になったら、マブな愛のおはなすと同じ感じがよさげ

>>353
相手すんな

357411:2012/01/19(木) 20:01:57
両氏ともに乙です。

皇族に対する無礼の処罰はとりあえずできた感じですかね。
あとはブランシュバイク公かリッテンハイム侯あたりが謝罪すればいいかな。


ベーネミュンデ侯爵夫人は地獄から一転して天国って感じですかね。
フリードリヒ夫妻の日本滞在で楽しく過ごせそう。


ひゅうが氏のSSでありましたが、エア回路の日本の要塞陣地を同盟も大幅縮小した形になるかと思いますが、
イゼルローン回路出口付近につくろうという動きが出てきそうです。
日本の支援がないと無理そうだけど。

358名無しさん:2012/01/19(木) 20:02:15
>>352>>354
息子がおとなしくしていれば問題ないだろうけどね
どうしてもそうならない予感がひしひしと

>>355
そういうものを抜きにしても好きではあったように見えるけどね
ただアンネローゼに求めていたのは皇帝とか政治とかとは無関係の女としてのアンネローゼであって
皇帝を退位した以上はアンネローゼは必要ないともいえる

359名無しさん:2012/01/19(木) 20:04:03
>>344の続きを書いてみました。
皆様が、納得されるか分かりませんが、こんな感じです。

スピッツベルゲン侯爵家の「偶然の不幸の連続」の後、カストロプ公は
体調不良の為、暫くの間、財務尚書職を休職する旨、宮中に届けを出し
それが勅許を得たので、彼は自分の領地の惑星ラパートに帰還した。
その際、勅使である女婿二人(何故か立候補し、皇帝も許可した)から
陛下の御言葉であるとして、『懇ろな』見舞いの言葉を賜り
それに恐縮したのか、ぎこちない動きで自家用宇宙船に乗り込み
以後、領地に着くまで自室から出てくる事は無かったという・・・

公の休職を受けて帝国政府は、財務次官でリヒテンラーデ侯が財務尚書在職中、
その補佐役を勤めていたゲルラッハ子爵を尚書職代行にすると発表した。

 【あとがき】
如何だったでしょうか?
その後、公は一度復帰しますが、影響力はがた落ちとなっており、
再び失職します。その後に例の「カストロプ動乱」が起こります。

360New ◆QTlJyklQpI:2012/01/19(木) 20:08:48
まあ言われたことは「旨い汁今まで啜ってただろう?今回の件は咎めないから
ガメたもの返せや」だろうけどw。

361名無しさん:2012/01/19(木) 20:09:42
遺産相続ではなく始祖帝の温情で追撃を免れた蛮地の王族の所為(息子視点)で発言力を落とした事の不満が反乱の原因になりそう。

362名無しさん:2012/01/19(木) 20:15:25
原作の様な段飛ばしの出世が無い分、理解者が原作より増えた金髪。
カストロプ動乱は赤毛が誰かの参謀、副官として従軍する事になるのかな。

363名無しさん:2012/01/19(木) 20:16:24
>>361
ま、それを標榜したが最後・・・でしょうね・・

討伐軍が来る前に、首が泣き別れだろうな・・・

364名無しさん:2012/01/19(木) 20:24:02
サ○トリーによる開発を嚆矢とする青薔薇に衝撃を受け、
日本の園芸に興味を示し、日本庭園にのめりこむフリードリッヒ4世とか。
帝国はもちろんのことながら同盟もフェザーンも文化面では劣化し過ぎてるから
園芸と庭園に耽溺するだけでも後半生を謳歌出来そうだが。

365名無しさん:2012/01/19(木) 20:25:24
分かりづらいとの事なので
此方に纏めました。

>>334-335
>>341>>344
>>359

366New ◆QTlJyklQpI:2012/01/19(木) 20:25:39
同盟とかは連邦時代の記録とかもほとんどないでしょうから絵本から小説など
歴史的名作とかは売れるでしょうね。

367名無しさん:2012/01/19(木) 20:34:09
R-18Gの挿絵しかない本当は怖いグリム童話とか?

368yui:2012/01/19(木) 20:48:57
>>歴史的名作

坂の上の雲に夢幻の如く。
同盟の皆様には何度も何度も何度もリメイクされた映画版やドラマ版も併せて楽しんでいただくという事で。

369411:2012/01/19(木) 20:50:04
一万光年の逃避行の際に持って行けるものはほとんどなかっただろし、亡命者が来てからでも
たいして書物はなかっただろしね。
もしかしたら、歴史的資料をほとんど参考にできなくてほぼ一から作り上げたのかもしれない、同盟は。
だから、歴代の思想家の本も売れるだろし、グリム童話あたりも売れるかも。

もっとも幾分かは日本が友好の証として進呈するかもだけど。
当分、歴史家や研究者は大忙しになることは間違いない。

370 テツ:2012/01/19(木) 20:50:38
>>日本庭園にはまる皇帝
・・・バラではなく、松の盆栽を剪定している姿ががががが

371VISP:2012/01/19(木) 20:53:57
それ、単なるオリジナルのグリム童話じゃ…
古今東西の昔からある伝承・伝記・神話とかは文化的財産として重宝がられるかも

ただ、それを伝えようとすると十中八九ヲの字の人たちが布教活動を開始しそうwww

372 テツ:2012/01/19(木) 20:56:39
つまり「源氏物語」や「好色一代男」が古典的日本文学の代表扱い・・・
それを見た同盟市民の感想を是非聞きたいwww

373名無しさん:2012/01/19(木) 20:56:53
連邦時代の資料だけでも涙を流して喜びそうですよね。
ましてやシリウス戦役以前の書物だった場合は研究者が嬉しさのあまり卒倒するかもしれない。

>>370
そこは盆栽かと。

374名無しさん:2012/01/19(木) 20:59:09
>>357
支援が有っても難しいでしょうね……
大体500年ぐらいかけて建設した上に更に十年余りかけて大規模近代化改修ですから。
ただ、取り入れられる点をとりいれて防衛陣地構築は実施するかもしれません。
上手くいけばイゼルローンと相対する防衛陣地を構築し帝国の侵攻を防げるのですから。

375yui:2012/01/19(木) 21:00:10
しかし同盟市民に日本、日本人を(とりあえず)理解してもらうにはどんな映像資料、書籍を提供するのが良いでしょうね?

376名無しさん:2012/01/19(木) 21:00:25
神保町に行ったきり戻ってこないヤン。
日本史、人類史を皇帝時代には見せなかった熱心さで学ぶフリードリヒ。
神保町で出会いヤンと親友関係になる元皇帝と叛徒と親しげに付き合う夫に不満だが諦め気味な侯爵夫人が浮かんだ。

377yui:2012/01/19(木) 21:01:29
>>372
そもそも日本神話からしてインモラルさで一杯ですからwww

378名無しさん:2012/01/19(木) 21:01:54
>>375
撫子たんで学ぶ日本の歴史

・・・・絶対憂鬱日本ならあると思うんだ。
色々な意味で分かり易いと思います。

379名無しさん:2012/01/19(木) 21:01:55
歴史遺産の対価には何を日本に渡すことになるのやら。
"善意"で色々な歴史資料などを提供することで民意レベルで逆らえなくして行く方向もありかもしれんね。

380名無しさん:2012/01/19(木) 21:02:54
>>377
世界の神話の中にインモラル要素がないものなんてあるん?

381yui:2012/01/19(木) 21:03:55
>>380
当然無いさwww

382名無しさん:2012/01/19(木) 21:06:46
ぶっちゃけないねー
近親相姦とか拉致強姦とか何でも有りだったし

383ひゅうが:2012/01/19(木) 21:07:15
>>376
平和だw

384名無しさん:2012/01/19(木) 21:07:43
取り敢えずシリウス戦争以降の銀河連邦の歴史関係やシリウス戦争前後以降の日本の歴史関係のものでしょうね。

ヤンは国会図書館に入れたりした日にはパネッタが引きずり出さないと噛り付いて離れないかもしれない。

385yui:2012/01/19(木) 21:07:54
ただ、インモラルといってもあの独特な気楽な感じは日本ならではだと思う。

386名無しさん:2012/01/19(木) 21:11:24
あと10時間だけと強請るヤンと、もう閉館だと首根っこを掴んで引きずり出すパエッタ…
日本の新しい風物詩ですね。

387yui:2012/01/19(木) 21:13:58
しかしひゅうが様の作品だとシリウスや黒旗軍はシリウス戦役後に内部分裂してないのかな?

388411:2012/01/19(木) 21:16:00
確かアメリカの学者の理論ですけど、国家の力にはハードパワーとソフトパワーの二種類があるとあったような。
この場合日本の優れた文化・膨大な文献などなども立派なソフトパワーになりますかね。
同盟にとって軍事的だけでなく、精神的な意味でも対立を避けたくなりそうです。

>>384
日本滞在中に図書館に引きこもりっきりなヤン。帰るときに苦労しそうです。

389名無しさん:2012/01/19(木) 21:16:14
実際、あそこまで金髪の敵対者が多かったのは
何のかんの言ったて早すぎる出世からの嫉妬があるし
ある程度の時間をかけての出世なら赤髪以外の理解者もできそう

390名無しさん:2012/01/19(木) 21:16:27
>>386
平謝りするシトレに苦笑いする嶋田まで幻視した

391名無しさん:2012/01/19(木) 21:21:01
スピッツベルゲン侯のその後を書いた者です。

ひゅうが氏に質問なのですが>>265に登場する
月詠宮皐月殿下の品位・階位(内親王か、女王か)は
どの程度を想定してお書きになったのでしょうか?

392名無しさん:2012/01/19(木) 21:21:03
>>389
幼年学校から直接戦場に出ちゃったんで士官学校での人脈も作れなかったしなあ。
あの性格では通ってても作れたかは怪しいが。

393名無しさん:2012/01/19(木) 21:21:06
平和だな。
回廊の向こうは今まさに戦時なのに帝国vs同盟だけじゃなく、新しい国への対応的な意味で。

394 テツ:2012/01/19(木) 21:22:12
つまりヤンにとっては「B○○K○FF」は天国とw

395名無しさん:2012/01/19(木) 21:23:05
>>388
本の電子書籍データで端末をいっぱいにして帰国するんでしょうね。

396名無しさん:2012/01/19(木) 21:24:16
>>387
まだ仮想敵国が残っている。
あと原作と違い、銀河連邦ほどではないにしろ地方分権は日本の働きかけで進んでいると思われる。

397New ◆QTlJyklQpI:2012/01/19(木) 21:25:37
>>387 分裂は防げないというより下手に手を出すと飛び火しそうだったから
チャオあたりは確保して静観してたのかも。

398名無しさん:2012/01/19(木) 21:26:42
シリウス戦役は地方分権が進み、中央からの独立闘争と原作とは違う形で起こったのかもしれない。

399 テツ:2012/01/19(木) 21:27:34
現在の皇室典範では「今上天皇の二親等までが親王・内親王、三親等以遠が王・女王」と規定されてますが、これは戦後に改定された皇室典範

400411:2012/01/19(木) 21:35:15
日本から個人的に書物を大量に貰ったヤンだが、帰国途中でそれが他の使節団に発見され
歴史・政治・経済など研究材料として、コピーするために一時的にせよ貸さざるをえなくなるヤン。
そして、帰ってからキャゼルヌ先輩に盛大に愚痴りまくる。

401名無しさん:2012/01/19(木) 21:35:35
ヤンが同盟に戻ったら
古書の購入で駐留武官時代の給料(貯金は崩さなかった)を全て摩った事に気付きorzとなる。

402名無しさん:2012/01/19(木) 21:45:31
>>401 ヤンならそのぐらい平気じゃないの?

403名無しさん:2012/01/19(木) 21:46:31
むしろ実物としての「本」は、保存用くらいしか無いんでないのかな。
電脳化処理済みの日本国民なら、「は? 電脳世界なら感覚も再現できるじゃん場所も要らないし」とか。

そして古典や希少本の閲覧許可を求めたら、「最近の三千年分はここからですね」とか言われてケーブルとアドレス渡されて、
電脳化に抵抗のあるヤンが途方にくれたり。

404名無しさん:2012/01/19(木) 21:47:11
>>402
まだ出世してないから。
いや、中佐だからなぁ、同盟ディナールと日本円のレートが気になる

405名無しさん:2012/01/19(木) 21:57:02
あまりにもニホン>>>>>>>>>>>>>>>>同盟≧帝国すぎる・・・
他のネタでもそうだけど、あまりにも優位すぎないか?
原作者は金髪有能に見せるために貴族を無能にしてたが、ここも似たような感じがするのは俺だけ?
もう少し国力が拮抗した状態でのネタはないのか・・・orz

406普通の名無しさん:2012/01/19(木) 21:58:46
>>405
大丈夫だ、何も問題は無い

407名無しさん:2012/01/19(木) 21:59:53
日本軍の地上部隊はどうなってんだろ?
独自の進化をしてるだろうし
レッドアラート3みたいになってんのかな・・・

408名無しさん:2012/01/19(木) 22:00:49
じゃあ、自分で書いてみれば?
というか、帝国と同盟のように国力が戦乱続きで衰退しなければ、千年以上戦争することもなく存続し続けている日本の方が上なのは当たり前では?

409名無しさん:2012/01/19(木) 22:03:25
敵国がいなくて平和ボケが何百年も続いて軍備を縮小しすぎているのならともかく、銀河帝国という強大な仮想敵国がいるのに過度な軍縮なんてするわけもないし、備えをやらないなんてこともない。

410名無しさん:2012/01/19(木) 22:03:44
>>407
ARMSのネクスト部隊+モデュレイテッドARMS部隊と予想。
もちろんネクスト部隊の元になってるのは舩坂軍曹。

411名無しさん:2012/01/19(木) 22:04:38
この世界の金髪に対する周りの印象は
「大好きなお姉ちゃんが戻ってきてうれしい半面、
 出世の糸口が消えて複雑な想いをしているのだろう」
という感じでしょうか?

チャンスを逃したという時点で好意的に見てもらえるでしょうし
多少は周りと打ち解けられるかもしれないですね

412名無しさん:2012/01/19(木) 22:07:57
銀英は3000億から1/10ぐらいに人口が減少した世界だし、順当に成長した国と衰退が急激に進み止まらない国じゃこんな物。
人口5000億以上(夢幻会も帝国は総人口が計れない説を採用)の帝国の侵攻に備え防衛白書を作ったり防衛計画の見直し、移動要塞を旗艦にした機動艦隊の増加など上層部は普通の布団で眠れないほど忙しかったりして。

元皇帝の推薦で日本に駐留武官として訪れた金髪。
日本の防衛線と軍備増強を見てこのままではヤバイと同盟を日本の橋頭堡にされない為、銀河統一の構想を固める金髪が浮かんだ。

413名無しさん:2012/01/19(木) 22:08:35
>>411
後は本人の問題ですねぇ
義眼ルート行ったら目もあてられませんが、赤毛が突き放せれば良いのですがねぇ

414ひゅうが:2012/01/19(木) 22:09:05

ネタ――派遣船団4

――同 皇紀4249(宇宙暦789=帝国暦480)年1月 銀河系 白鳥腕
  秋津洲星系 大日本帝国 帝都「宙京(そらのみやこ)」


「ここが、『帝都』か。」

「さすがというべきか――巨大ですな。」

「はい。秋津洲星系の第3惑星、帝都『宙京』。正式名は『そらのみやこ』ですが漢字を音読みして略称の『ちゅうきょう』とも『みやこ』とも呼ばれます。基本的に都市圏として規定される通勤圏は第2惑星『千代田』と第4惑星『八十島』第5惑星『中津』にまで伸びています。都庁の直轄区域である秋津洲特別区の国民は5億程度ですが、都市圏人口は42億ほどに達します。」

「通勤圏ということは――」

「鉄道・・・ああ、俗称ですがレールウェイといわれる環状線と放射状航路の複合体を乗合い恒星系内用宇宙船が運航しています。軌道上に『駅』があり、そこから惑星上の位置調整では惑星軌道上のリングを使うことが多いですね。各所に設けてある軌道エレベーターから地上に降ります。」

同盟軍の戦艦「アキレス」に乗り込んでいる連絡武官の霧河中佐はそう説明した。
どうも彼女はこれまでの実務交渉団の半分程度を占めていた電子知性起源の出生であるらしいが、傍目からみれば表情豊かでとてもロボットのようなものには見えない。
ただ、説明が少し冗長なのがそれを感じさせるがそれもまた個性と割り切れてしまうものだった。
ゆえに、連絡武官と対応した同盟の軍人たちは彼女が「人」であるような対応をとることにしていた。

「これより、帝都の玄関口を守る新横須賀軍港へと向かっていただきます。」

彼女は、手にした信号変換機を通じてデータを転送してきた。
既に慣れているらしいオペレーターがそれをスクリーンに投影する。

標準的な星系図よりやや惑星の数が多目の「太陽系型」星系の外側を周回している大型の構造物が映し出される。
天体よりは小さいながらも、それでも下手な小惑星なみの大きさがある。
数は4つ。航路を表す線はそのうちのひとつをさしていた。


「あれが?」

「はい。帝都の外郭港です。艦隊泊地は呉軍港と横須賀軍港が主ですが、帝都の周辺にも展開可能な部分が必要です。ですから中規模ですが横須賀軍港の支部という形で整備されたのが新横須賀軍港になります。それ以外は商港です。」

工業地帯からの出荷などは横浜・川崎・鹿島などの各港で行われているが、この宙域自体が白鳥腕の要衝に位置しているために周辺宙域へのターミナルにもなっていると霧河中佐は述べた。

彼らは、連続ワープを行いつつ、防衛網構築作業が進むサザンクロス回廊を抜けてここまでやってきていた。
軍用航路と民間航路のすみ分けができているために旅程は順調で、エア回廊に突入してからわずか1カ月ほどしか時間は経過していない。
軍用艦船ならではの高速だった。

415ひゅうが:2012/01/19(木) 22:09:42

「皆さま、本日1200時をもって歓迎式典を挙行する予定です。長旅お疲れ様でした。久方ぶりの遠来の賓客を持て成すゆえに至らぬところもあるかもしれませんが、歓迎いたします――」

霧河中佐が微笑んで敬礼を捧げる。
ブリッジのシトレ大将たちも答礼でそれに答えた。



新横須賀軍港は、回廊で見たそれと同じくらいの円錐同士を底面でくっつけたような形をしていた。
ガイドビームに従って入港した先には、巨大な硬化テクタイトでできた窓に挟まれた埠頭があり、管制官の少し古びた感じのする旧銀河連邦公用語に従って「アキレス」は接岸した。
設備としては新しいもののようで、これといって大きな振動などは感じない。

「では、行こうか。」

「少し緊張しておられますかな?特使。」

「大将。君もだろう?」

少しオーバーに笑ったトリューニヒトは、今までのどこか作り物じみたものではなく本物の苦笑を見せた。
代表団には、文官と武官がそれぞれ150名ほど含まれている。
ほとんどが実務者や文民の護衛であり、本当の意味での武官は30名ほどしかいない。
彼らは、事前に手渡された手順書を思い出しながら舷梯(ラッタル)を降りた。
文官らしくトリューニヒトは集まっているらしい報道陣に向けて手を振るのを忘れない。

まず目に飛び込んできたのは、自由惑星同盟の国旗とならぶ日本帝国の国旗。
儀仗隊が整然と整列し、その奥には高位の軍人たちが整列している。
後列にいるのは、背広を着た文官たちだ。

「気をーつけっ!」

儀仗隊がざっと音をたてて姿勢を正す。

「自由惑星同盟特命全権大使閣下にィ、捧げ、銃!」

礼装を身に付けた霧河中佐が白い手袋に包まれた右手でトリューニヒトを促す。
整列した代表団から一歩前に出てトリューニヒトは儀仗隊の前に立った。
と、指揮官の合図で軍楽隊が曲を吹奏しはじめた。
自由惑星同盟国歌「自由の旗、自由の民」の前奏である。

これまで、フェザーンを舞台に繰り広げられていた外交交渉において何らかの妥結に至っても、この曲が吹奏されたことはなかった。
銀河帝国としては自由惑星同盟という国家の存在を認めてはいないためだ。
しかし、儀仗隊は日本宇宙軍の軍艦旗とあわせ、自由惑星同盟の国旗を掲げているし、軍楽隊は自由惑星同盟国歌を吹奏している。

きょとんとなった文官たちは、たちまち顔を紅潮させた。
自分たちの存在が否定されず、受け入れられている。それを象徴する光景に感極まって涙を流すものまでもいる。
代表団に同行していた報道陣は吹奏を邪魔しないようにせいいっぱい抑えながらもマイクに向かってこの慶事をがなりたてていた。

「liberty stands for freedom. Oh,hail!the flag set us free!」

制帽を脱いだ軍人と、文民たちは声をあわせた。

――数時間遅れ、この映像は自由惑星同盟のすべての放送局からトップニュースとして放送された。
歴史はこの光景をもって自由惑星同盟市民の日本帝国への態度を決定づけたと記している。

416ひゅうが:2012/01/19(木) 22:10:36
【あとがき】――しばらく見ないうちに良作をありがとうございました。
とりあえず投稿いたします。

417名無しさん:2012/01/19(木) 22:10:43
赤毛は甘やかしちゃいそうなイメージがありますね。
とはいっても原作みたいに退場しちゃうのも問題か。

418VISP:2012/01/19(木) 22:12:49
戦艦はどんなデザインが主流なのだろう?
ヤマトみたいな水上艦系か、完全宇宙用の地球連邦系かナデシコ系、両者の中間もしくはごちゃまぜなマクロス系か
他のどれにするにしても日本軍内で確実に揉めるな…
機動兵器つまり航宙戦闘機もヤマト系、ビックバイパー系、AI発達してるなら雪風、デザインだけならR戦闘機とかも
まさかトリアーエズが採用されるとは思えんが…そこんとこどうなんでしょ?

419New ◆QTlJyklQpI:2012/01/19(木) 22:13:42
生まれて初めて他国で国歌歌えば嬉しいだろうな。

420名無しさん:2012/01/19(木) 22:14:12
>>412
銀河帝国が3000億人の人口を持った銀河連邦を乗っ取った国家である以上、それ以上の人口を抱えていると想定するのが普通ですからね。
しかもそれが自分たちの故郷ヴェガ・アルタイルを失う原因となった天敵ともなれば自分たちが想定した銀河帝国に十分軍備は整えているのが当然だしね。
それに、大日本帝国の方は脱出後も銀河連邦の技術等を維持したまま順当に発展したのに対し銀河帝国は技術的な交代が著しいから更に差は広がります。
予想では最低でも5000億近い筈の銀河帝国に備えていたら技術的には後退し人口も350億人にまで衰退。
当然軍事面でも大日本帝国優位になりますわ。
しかも、遠くに逃げたおかげで進入路が一つしかない。
完全に鉄壁とも言える状態ですからね〜。

421名無しさん:2012/01/19(木) 22:15:06
通勤範囲といっても年、季節単位の期間労働者の移動を通勤と呼んでいるのでしょうか。
他惑星まで日帰りで通勤するのは無理っぽい気がします。

422名無しさん:2012/01/19(木) 22:16:18
乙乙〜

一週間位はトップニュースだなw

423名無しさん:2012/01/19(木) 22:16:33
ひゅうが様乙でした。
いいですね、初めての他国が奏でる国歌、泣く気持ちもよく分かります。

424名無しさん:2012/01/19(木) 22:19:27
同盟は完全に親日になったな。

425VISP:2012/01/19(木) 22:21:02
ひゅうが氏、乙です
にしても同盟が順調に思考誘導されてる気がするのは自分だけか…
まぁ感涙するほど嬉しいのも致し方ない気がする

426名無しさん:2012/01/19(木) 22:21:20
乙です。
帝国は日本が同盟を国家扱いしたことを、バカが皇族にやらかした報復と受け取るんでしょうか?

427ひゅうが:2012/01/19(木) 22:23:03
>>421
月あたりまでにしておけばよかったかもしれません。

428 テツ:2012/01/19(木) 22:23:44
投下乙です
自由惑星同盟にしてみれば「初めて国家として他国に認められた」象徴ですからね。嬉しいでしょう

>>421
そこは宇宙に生存権を得て千年以上経っている為の技術進化故
同一の恒星圏で隣接する惑星なら1時間で行き来できるようになるかも知れない。と

429名無しさん:2012/01/19(木) 22:28:16
>>427
それでも厳しい気がします。
駅から駅までの移動なら時間が掛からなくても構内の移動、降りてからの移動があります。
現代の東京、上野、新宿の乗換えでさえ駅の広さでかなり苦労します。それとは比べ物にならない大きさの宇宙駅、埠頭となると片道の移動だけで一日以上掛かるのではないでしょうか。

430名無しさん:2012/01/19(木) 22:28:37
乙です。
国家として初めて正式に他国から承認された訳ですからね。
同盟市民どころか自由惑星同盟の利権家達すら来る物がったでしょう。

431名無しさん:2012/01/19(木) 22:31:49
>>418
ネタスレその9>>491を読もう。
そこに設定が書かれているからね。
飽く迄も銀英伝ででてくる戦闘艇で有って宇宙戦闘機は存在しないよ。

432普通の名無しさん:2012/01/19(木) 22:33:08
スパルタニアンもワルキューレも「単座式戦闘艇」という名称でしたからね

433名無しさん:2012/01/19(木) 22:34:25
>>432
実際に戦闘艇だしね。
アニメでも決して航空機ではなく近接して攻撃する戦闘艇として運用されていましたし。

434yui:2012/01/19(木) 22:35:29
乙です。しかし本当にひゅうが様は泣きのツボを押さえるのが上手いですね…

435名無しさん:2012/01/19(木) 22:35:57
>>403
そこは、何らかの理由でウエット(非電脳化)人向けの
ヘッドセット・ダイブベットとかあるんじゃないの?
成長型電脳素子とかじゃないと、成長したさいに神経が異常になるし

436名無しさん:2012/01/19(木) 22:36:54
スパルタニアン、ワルキューレは戦闘機ではなく水雷艇に近いです。

437ひゅうが:2012/01/19(木) 22:38:17
>>429
となると、「通勤圏」として規定できるのは大陸間程度になりますでしょうか。
月や惑星間での移動は我々でいう特急で同一地方内の都市間移動のような感じで。
で、恒星間の移動が新幹線、さらに遠距離だと航空機ないし船舶のような感じになるとか。

438名無しさん:2012/01/19(木) 22:38:53
>>429
その辺はなんとかなるのでは?
それこそ駅ごと動かす感じで宇宙船の中で乗り換えのための仕分けをするとかもできますし

そもそも日本の鉄道網が複雑なのは四方八方に線路が伸びているからです
しかし惑星間を結ぶ以上、星の無い場所に電車を走らせても仕方が無いので
かなり単純な構造にせざるをえません
そして惑星内の移動は、原作でも一つの星は一つの都市圏と見てよいぐらいの描き方でしたし
うまくさばくシステムがあるのでしょう

439名無しさん:2012/01/19(木) 22:39:00
ひゅうが氏
投稿、お疲れ様でした。

氏のお話>>265のその後を書かせて頂きましたが、
中々纏めるのに苦労しました。
宮様の位階の基準が纏まれば、また書いてみたいのですが
当方でいじってしまっても宜しいでしょうか?

自分としては、四品・女王辺りを想定しております。

440411:2012/01/19(木) 22:40:39
ひゅうが氏乙です。

同盟にしてみれば散々自分たちのことを否定され続けてきたなかで、日本に正式に対等な国家として承認されるのですから、そりゃ感涙ものでしょうね。
これならある程度のカルチャーギャップでも目をつぶって交流できそうです。
何事も第一印象が大事ですからね。日本にしても同盟を否定する要素はないですし、むしろ対帝国の軍事・国家・経済などの情報は今現在最も欲するものでしょうから
優遇するでしょうけど。経済的にも輸出先ができていいでしょうし。


これから、両者の本格的な対談、楽しみです。
これが終了したら逆に日本の使節団が同盟に行くのでしょうね。

441名無しさん:2012/01/19(木) 22:41:51
>>432
日本が戦闘艇という呼び方を使っているって書いてたっけ?
戦闘機、攻撃機という呼び方を使ってそうな気もする。

442ひゅうが:2012/01/19(木) 22:42:30
>>439
どうぞどうぞ。ただ臣籍に降ったり宮家へ養子縁組された方もいると考えられるのでその点もよろしくお願いします。

443名無しさん:2012/01/19(木) 22:43:43
>>426
慌ててレムシャイド伯爵が日本特使駐在所に行くと・・・
其処に居たのは日本帝国在住の英国紳士でした。

444New ◆QTlJyklQpI:2012/01/19(木) 22:44:08
フェザーンも交易とかで接触したいけど帝国の手前迂闊に行けないんだろうな。
前の帝国との交渉時に同盟の木っ端がやらかしたことってなんだろう?

445名無しさん:2012/01/19(木) 22:45:02
>>441
ネタスレその9>>491を読みましょうか。
ひゅうが氏が書かれていますよ。
そして戦闘機や攻撃機とは書かれていないし銀英伝自体でも存在していないです。

446名無しさん:2012/01/19(木) 22:47:55
人間の大きさをベースで考えると関東平野でもかなりの広さになります。
どこでもドアの発明でも無いと惑星間の通勤はやってやれない気がします。
日帰り通勤圏は精々、惑星上が精一杯(同惑星に複数の都市あり)のような気がします。
惑星移動は現代の感覚で言うと東京から名古屋、大阪に出張する感じではないでしょうか。

447名無しさん:2012/01/19(木) 22:51:30
というか、しつこい。
まじめな公証がしたいなら科学技術板でも立ててそこでやって頂戴

448名無しさん:2012/01/19(木) 22:52:53
>>445
原作で書かれてないだけで大気圏内専用の装備としてなら存在するんじゃないかな?
同じように海洋用の艦船などもあると思う。
ただ重要度はかなり低く半世紀くらい装備の更新がないとかじゃないかな?

449名無しさん:2012/01/19(木) 23:00:46
>>448
それに>>160-161を見ると夢幻会のほかのメンバーもいそうだし、MAやVFを作ってそう。
後者の場合、可変戦闘機という呼び方にこだわるはずだろうし。

450普通の名無しさん:2012/01/19(木) 23:02:36
ちなみに、帝国のワルキューレは大気圏内での活動も出来ます。原作でも描写あるし
同盟軍は最初から想定していないと思う。基本的に同盟軍は専守防衛・国境宙域で迎撃しなければならない。なにしろ毎回本土決戦だし

451名無しさん:2012/01/19(木) 23:02:36
ダイブ→仕事先においてある擬体でお仕事

452ヒナヒナ:2012/01/19(木) 23:04:15
○銀鬱TSなしシナリオを考えてみた

※設定話なので銀英成分は出てきません。銀鬱3次といった感じです。



格式を匂わせつつも、華美にならない宮殿の一室。
今や惑星恒星をまたに掛ける大日本帝国の今世の天皇と話しているのは、
一見ボウとした目をした軍服を着た50代の男性であった。
謁見できるだけの地位にいるので、将官ではあるはずだが、階級章はつけていない。

「陛下、また、お会いできるとは思いませんでした。」
「朕も再び生を受けるとは思っていなかったし、またそなた等と見えるとは想わなかったな。」
「しかし、私の様な古い人間ばかりを使っていると人材が育ちません。再考なさりますようお願いします。」
「分かってはいるが、今回は国難であるという事だ。朕だけではなく国会もこれを承認した。」
「……英霊保存法ですか。」


英霊保存法

それは日本が電脳世界という新たな地平を得た後に制定された法律であった。
実績において特に優れた功績を残した文武官に適応される。
生前に電脳世界にデータ人格を記録しておき、死後においてもそれを保管する。
有事の際には義体を与えられて呼び起こされ、
軍事・政治への助言・補助を行うというものであった。

これは有事の際にのみ発動され、天皇、国会、国民によって審査され行われる。
旧時代の権力者を呼び出すという、間違えば自国を滅ぼす毒にもなりかねないことなので、
憲法改正なみに厳重に手順が定められている。
(電脳投票を行っているため、国会投票、国民投票には地球時代ほど時間がかからない)
彼らを実体化させておく期限を区切っておかなければならないなどの制限が加えられている。
もちろん、死後の平穏という観念はまだあるため、
普段その人格データは一般電脳世界とは切り離され、
新靖国神社の中に鎮座するサーバに静かに保存されていた。

なにかと批判の多い法律ではあったが、大遷都当時の
銀河連邦に比べるべくも無い、自国の人的資源をカバーするために生まれた法だった。
当時、大日本帝国は精神的にそこまで追い詰められていたのだった。
結果からみると、今の今まで使わず死んだ法律になっていた。
もちろん、何回か改廃することも検討されたのだが、
まさか、それまでに靖国サーバに入れてしまった英霊の魂(人格と経験データ)を
消す訳にもいかず、どうするのかという問題が起こり、
結局、死んだ法律として、今まで英霊が静かに眠り続けることになった。

453ヒナヒナ:2012/01/19(木) 23:04:47

「先ほど現在の状況のレクチャーは受けております。
たしかに銀河連邦時代に他の文明と切り離されたわが国の人間は
国交に向いていないのかも知れません。だからといって……
あの時代の旧夢幻会の人間をほぼ全員呼び出すのはやりすぎです。」
「ついでに我々は戦争と無縁になって久しい。防衛体制こそ歴代の首相が築いてきたが、
軍そのものは硬直が見られ、わが国の国家規模に対して弱体化している。
そこで、そなたら救国の英霊に指南役を頼みたいのだ。」
「……わかりました。このまま座して、この国を食い荒らされるわけには行きません。」

結局折れる辺りが嶋田であったが、義体ながら疲れた表情に見えるのは
先ほどまで怒り狂っていたので反動が来たのかもしれない。
実は嶋田の義体が女性タイプで用意され、嶋田が切れるという事件があったのだ。
嶋田首相少女説が本気で信じられていた(半ば常識化していた)ことも有り、
担当の係員が彼らを生前とは似ても似つかない姿で用意してしまったのだ。
笑いながら怒り迫る美少女姿の英霊に担当の係員が真っ青になり、
必死に生前のデータを漁り写真を探し出し、義体製作会社に即作らせ、
本人らの生前の姿に則った義体をすぐさま用意することとなった。
因みに、外交も担うことから最低限の年齢は必要ということになり、40-50代の姿だった。

「では英霊嶋田繁太郎に命じる。
自由惑星同盟と銀河帝国およびフェザーンと国交を開き、
また、大日本帝国の軍事強化をまかせる。
役職は皇任特別顧問、階級は中将をもってこれに当たれ。」
「はっ」

敬礼し拝命した嶋田は陛下が退室した後、別室に下った。
そしてそこには見覚えのある顔をした面々が雁首をそろえていた。

「良かったですね。嶋田さん義体なら一日24時間勤務の無理ではありません。
それに100億人規模の国同士の通商を一から構築するとは心が躍りますね。」
「精神が死んでしまう。只でさえここでの自分の評価にSAN値が削られているんだ。」
「この日本でアニメを復興させなくては。いや、新しい萌を考えるのが先か?」
「平常運転ですね。私はやっぱり近宙域防衛艦隊の整備なのですかね。地味役ですよね。」
「陸戦が殆ど無い…私は必要だったか? 2c○どころか、二次元に人権が認められる世界か。
同盟・帝国とも交信できる新たな情報規格を整備するかな。」
「国民の意識改革もしなくてはな。安全が只であるという認識を取り払わなくては。
そのためには体感型燃え戦争映画を……。」

嶋田ら昭和期の夢幻会中枢メンバーは、その研究の結果魂の原理に肉薄し、
不完全ながら条件が揃えば、転生という荒業を行えるようになっていた。
(その度に辻とコンビを組まされ、嶋田が仕事に泣くのはお約束であった。)
その後電脳世界が発展し、人格と人生経験のデータ保存という技が確立するに至って、
転生という不完全な技術は廃れて電脳システムへと移行した。
というよりも電脳世界が魂の保管庫として機能しだしたということでもあった。
ちなみに嶋田らは何回目かの転生後にその魂をサーバに捕まえられ
(死ぬ前に人格データと記憶データを取られた)、
以来、英霊として靖国神社のサーバに眠っていたのだった。


「神様、俺、何か悪い事しましたか……?」


衝号を決行したと言う自答は置いておいて、嶋田は死後も働かされる事態を嘆いた。
ちなみに萌文化を作った神様や軍神として、彼自身が神として奉られていることを知って、
悶絶するのはこのあと暫くしてからのことだった。

454ヒナヒナ:2012/01/19(木) 23:05:17
あとがき

どちらかというとTS二次はダメな方なので、TSなしの設定で考えてみた。
うん、設定が浅いな。
(その他の皇族はともかく)天皇の転生は出来るとは思わないので、
陛下だけはリアル転生ということで。
このあとは書く予定はありません。

銀鬱世界の書かれてきた作者さん方の肩に
乗っかる形になってしまって申し訳ありません。
うっとおしかったら無視ということで、どうかよろしくお願いします。

455名無しさん:2012/01/19(木) 23:06:03
金髪は原作の段飛ばしの出世が無いからオフレッサーからも気難しいところがあるが優秀で真っ直ぐな将来が有望な若者と見られている。
リューネブルクの亡命先は時期にもよるが帝国ではなく日本に…亡命を受け入れるか探りぐらい入れるだろうし、日本に行く為、退役して民間人になって入るかもしれない。
日本でシェーンコップに助言を入れたり毒付き合ったりする警備会社所属のリューネブルクが浮かんだ。

456名無しさん:2012/01/19(木) 23:06:09
>>446
重力・慣性制御技術が発達していれば
大気圏内・外をエレベーターチューブで繋いで、高速移動が可能ですよ
マッハを超えてようが、エレベーター室内は微動だにしませんから

銀英伝原作も、人工重力技術はありましたし
そっから500年以上の技術格差があれば
惑星圏はおろか数億キロは通勤で我慢できる範囲の、2・3時間で行き来できても構わないかと

457名無しさん:2012/01/19(木) 23:06:42
>>442
ご許可、有難う御座います。

458411:2012/01/19(木) 23:08:26
>>446
政治・経済的観点で考えると、同星系内での移動が簡単・素早くないと星間国家の樹立は困難なきがしますがね。
銀河連邦・銀河帝国のようなに同一国家といっても惑星間の移動がほとんどなさそうな場合なら別ですが、
大日本帝国の場合惑星間の移動が経済的事情から多いでしょうから、同一星系内なら大丈夫でないと経済大国は困難というか無理かと。

現実の日本とてリニアが建設予定ですが、それが開通した場合理論上なら名古屋。東京間とて通勤可能です。
現実の日本とて技術の進歩で通勤圏内が伸びますから、技術の進歩したこの大日本帝国なら可能かもです。

459名無しさん:2012/01/19(木) 23:09:51
ドラえもん世界まで突き抜けた科学力があれば、めんどくさいSF考証とか必要なんでしょうけど。

460名無しさん:2012/01/19(木) 23:11:06
×必要なんでしょうけど
○必要なくなるんでしょうけど。

間違えた。orz

461名無しさん:2012/01/19(木) 23:15:25
帝国ショックはそこまで大きかった・・・。パニックから正気を失い狂気の法が成立する背景の説明に納得がいきました。
これまでの危機は英霊に頼らず夢幻会ノヲトを参考に現役世代だけで頑張っていたのではなかったのですか。
萌がどうのこうの言っていましたが、死後数千年になると蒔いた種が育ち想像できなかった花(文化)を咲かせている気がします。

462New ◆QTlJyklQpI:2012/01/19(木) 23:15:29
mmmm,やはりおっさん顔よりも黒髪セイバーが浮かぶぜw。
同盟は宇宙風の強いエア回廊用に艦艇を慌てて建造してるだろうな。

463名無しさん:2012/01/19(木) 23:18:11
>>446
追加で、電脳技術の発達で、>>451氏の言うように
どんな遠距離にある仕事場でも、擬体に精神を移す事を「通勤」を言う方法も

464名無しさん:2012/01/19(木) 23:21:59
通勤時間=超光速通信の交信時間
惑星軌道上にある通信ターミナルを駅(物資の集積場の役目もあり)と称しているわけですか。なるほど。
労働はトリコのGTロボ操作のような感じになりそうです。

465名無しさん:2012/01/19(木) 23:27:23
確か原作では亜光速まで加速する技術はあったから、
重力制御と併用すればまったく無理ってわけでもないんでない?

同盟や帝国が特急なら、日本はリニア幹線みたいな感じで。

466名無しさん:2012/01/19(木) 23:29:37
魂は独立しているとは言っても、技術情報や戦術理論は更新しているんでしょうねぇ

467名無しさん:2012/01/19(木) 23:30:43
星系内通勤網ならぬ、配送網が発達すると思う
そんで、実際に人が行くときは高くなる
みたいな

468名無しさん:2012/01/19(木) 23:32:58
ぶっちゃけもう日本も銀英も関係ないな
話題が半分蹂躙系最低系の領域に入りつつある

469名無しさん:2012/01/19(木) 23:33:30
>>467
配送料金が安い貨物で送ろうと、擬体をばらばらにして送るやつが出そう。

470名無しさん:2012/01/19(木) 23:33:50
>468
いい加減しつこいなお前

471名無しさん:2012/01/19(木) 23:36:22
>>468
だったら他所へ行ってください。
蹂躙系だろうと最低系だろうと面白ければそれでよし!!
それともここのSS面白くないのか?

472名無しさん:2012/01/19(木) 23:36:45
クラッシャージョーでチューブとリングを用いた、惑星間規模の移動手段がありましたが、そういう感じだと思います

473名無しさん:2012/01/19(木) 23:38:43
>>471
構わない方が良いのではありませんか?
まぁ嫌ならばさようなら、が一番かと。
銀英も二次が流行ってますし、>>468さんはお好きなところへどうぞ

474名無しさん:2012/01/19(木) 23:38:52
>>468
どこが?、まだ戦っているわけでもないし、上位者の傲慢が炸裂してるわけでもない
銀英伝の技術+銀河帝国に打ち捨てられた技術保持と500年の進歩を
どれくらい?、コレくらい?っ手言ってるだけ

475yukikaze:2012/01/19(木) 23:39:29
昨日書いた>>252の続き。
なお、テツ様支援SSに出てきた閑院宮を使わせていただきます。

当然のことではあったが、銀英伝世界に転生した夢幻会のメンバーの心境は
「またかよ・・・」という諦めにも似た境地であった。
もっとも、彼らがそういう境地に浸っていたのはごくわずかな時間であり、彼らはすぐにも
自らに出来る行動に着手した。
何しろ、このままでいくと金髪によって軒並み殺されてしまうのである。
また、金髪による殺害フラグもさることながら、帝国崩壊のフラグも又刻一刻と迫っていることも
考えれば、彼らが安穏としていることなどとてもではないができるものではなかった。

まず最初に、彼らが執り行ったのは、自分達と同じ同志を見つけることであった。
何をやるにしても協力者がいなければ話にならない。そして彼らは憂鬱世界での経験をもとに
「銀英伝世界で無能呼ばわりされている存在」をピックアップするわけだが、何しろ対象者が
余りにも多すぎ、探し出すのに一苦労するという一幕もあった。
(最終的にこれを解決したのは、カストロプ公に憑依していた辻の存在であった。憂鬱世界で
辻に予算折衝でさんざん苦労していた面々は、例え世界が違ったとはいえ、彼の交渉のやり方を
忘れてはいなかったのだ)

そして時間はかかったが、再び夢幻会を結成した彼らは、様々な改革へと動く。
彼らにとって幸運だったのが、夢幻会が再結成されたのがフリードリッヒ四世が即位した直後であり、
少なくとも30年近い猶予が得られたことであった。
そこで、夢幻会側は、同盟に対しては難攻不落のイゼルローン要塞を利用することで
防衛戦を展開することで、軍事予算と兵の損失を可能な限り抑えると同時に、その分浮いた予算と人員を
利用して、辺境地域に対する開発を大々的に行っている。
これにより、帝国内における経済の活性化を促し、国力を増強しようとしたのである。
この方針に、軍はやや渋い顔をしたものの、国力の増強は軍備の増強にもつながるとして、最終的には受諾。
(エーレンベルクに憑依した嶋田と、シュタインホフに憑依した杉山が軍の不満を抑えた)
門閥貴族たちは、開発費用が先帝が溜め込んだ莫大な金を使うと言われたことから
『別に自分たちの懐も痛まないし』と、殆ど他人事であった。
(ブラウンシュバイク(伏見宮)、リッテンハイム(閑院宮)、リヒテンラーデ(近衛)が
『予想通りだったな』と、溜息交じりに言葉を交わすほど、予想された反応であった)

かくして夢幻会側は、国家的事業として辺境地域の開拓を行うとともに、ゆっくりとではあるが
着実に自己の勢力の浸透に注力することになる。
何しろ彼らが行おうとしているのは、自らの生き残りのために、これまでの特権階級層を切り捨てる
ことに他ならないのだ。それに、帝国の国力増大を嫌うフェザーンや地球教の暗躍にも神経をとがらせなければならない。
魑魅魍魎が跋扈する宮廷という戦場において、彼らが細心に細心を重ねるのも当然のことであった。

そして15年後。辺境地域の開発に一定のめどが立った時、彼らは行動に移すことになる。
『帝国の春の目覚め』と称されることになる、一大改革と内乱の始まりである。

476ひゅうが:2012/01/19(木) 23:40:36
>>452-454
乙でした。
まさしく悪魔の所業・・・あと悪乗りしてすみません。
確かに人口比に加え、一時的にせよ最盛期の銀河連邦の国力を取り戻した帝国を相手にするのは大変ですからね。
あと安易な蹂躙系にならないように気をつけます。
それにこっちばっかり書いてないで本編支援も考えないと――

477名無しさん:2012/01/19(木) 23:42:44
>>476
蹂躙系になったとしても【夢幻会メンバー(特に嶋田さん)が苦労する】、という描写があれば良いような気もします。

478名無しさん:2012/01/19(木) 23:46:21
たまには苦労して叫んでいる辻を見てみたいが・・・ 無理かな?

479名無しさん:2012/01/19(木) 23:48:25
>>476
私的にはひゅうが氏にはしばらくこっちにいて欲しいなあ、と思ってしまう次第なのです。
・・・我がままな考えでしょうか?

480New ◆QTlJyklQpI:2012/01/19(木) 23:49:00
>>475 乙です。やっぱり馬鹿は切り捨て状態で行くしかなさそうだw。
帝国って辺境切り捨てて持ってる感じもするな。

481名無しさん:2012/01/19(木) 23:49:47
辻「苦労しても表に出さない事も日本紳士の心得ですよ。」

482名無しさん:2012/01/19(木) 23:50:08
>>478
SSに出てこない裏で予算折衝に苦労してると思うw
銀日本だと、捻り出すのも楽だろうけど
どこまで進歩しても、会議・会談はなくならないしw

483ひゅうが:2012/01/19(木) 23:52:30
>>475
乙でした。
よく考えてみたらこの面々って国家建て直しのプロ集団になってますね(汗
あと「春の目覚め」ってなんかフラグがたっているような気も・・・
なにはともあれ乙でした。

484名無しさん:2012/01/19(木) 23:52:42
>>478
仕事楽しんじゃう人だからダメだろう。

人口5000億くらいの国家との全面戦争まで想定して防衛網作っていたら相手が勝手に10分の1まで弱ってる状態だからなぁ
正直拍子抜けする部分は有ると思う。
同盟の人口はともかく帝国の人口は公称と実数と差が有りそうですけどね。

日本は国民の意識改革から始めないといけないけど直に戦争になる訳でもないしゆっくりと進めるのかな。
外交で方はついてしまう可能性が高いけど派遣軍を送ることになる可能性は0じゃないしな。

485名無しさん:2012/01/19(木) 23:54:41
>>475
乙です。
しかし30年前となると夢幻会の身内の若手は教育方針ががらりと変わったことで誰だお前状態になってるかもw
有能できれいなフレーゲルとかw

486名無しさん:2012/01/19(木) 23:55:01
辻は本編でも「仕事も楽しむ」って言ってるし、嶋田ほどの精神的な負担は無いんじゃないかな

487名無しさん:2012/01/19(木) 23:56:59
仕事が趣味か社畜め

488名無しさん:2012/01/19(木) 23:59:07
>>478
アメリカとの戦争をあおる連中について、高橋是清相手に愚痴ってたシーンがあったはず。
すぐ立ち直ったけど。

489 テツ:2012/01/20(金) 00:04:51
投下乙です
おお、拙作のキャラがw
でも憂鬱日本の時以上に苦労しそうなポジションにw

490名無しさん:2012/01/20(金) 00:04:56
うん、なんか困っても愚痴どまりで本気でキレてるの見たこと無いような、
ストレスもオタ関係か嶋田さんで発散してるし、魔王にはなるけど嶋田さんみたいな
キレ方しないもんなぁ

491名無しさん:2012/01/20(金) 00:09:22
電脳化による性別の不明化や夢幻会がばらまいた萌え文化で
性的な部分の倫理観がエラことになってそう銀欝日本

492名無しさん:2012/01/20(金) 00:13:03
>>491
狂四郎2030みたいな感じかな?

ところで銀英世界の日本企業ってどんなんだろう?
企業戦士YAMAZAKIみたいなのであふれてるんだろうか?

493名無しさん:2012/01/20(金) 00:15:26
≫487
社畜ですみません…でも仕事が趣味もいいもんですよ?
自分なんてミリオタ高じて旭日を掲げるフネの末端設計者になっちゃいましたし
今デスマーチで死にそうですけどね。ああ、タンクベッド欲しいなあ

494名無しさん:2012/01/20(金) 00:19:54
>>491
あのな、江戸時代の時点で触手だの異種姦、
今現在の時点で男の娘だのふたなりだの既にカオスの極なんだぞ。
変態度にかけては平成日本に負けないどころかヲタク文化がオープンな分上回っているだろう
憂鬱日本の三千年後なんて平成日本人の我々の想像の遥か斜め上をワープ航法でかっとんでるに決まってるだろ。
いまさら性的倫理観が何だというのだ?

495名無しさん:2012/01/20(金) 00:22:13
俺も歴史オタ高じて今は某国立博物館の学芸員やってる。
>>493
あんたもか、お互い頑張ろうぜ。

496ヒナヒナ:2012/01/20(金) 00:23:32
>>476
いえ、こちらこそすみません。人の話の尻に乗っかるような話で。

>>490
ドイツと講和したイギリス相手に切れてなかったっけ?
アホのジョンブルが!って

497 テツ:2012/01/20(金) 00:28:19
恋姫ばりの三国志キャラTSもあったのが江戸時代

性的倫理観なんて、それこそ「何を今更」感がね(苦笑

498名無しさん:2012/01/20(金) 00:30:03
>>497
マジで!?

499名無しさん:2012/01/20(金) 00:32:58
馬琴の傾城水滸伝か。

500 テツ:2012/01/20(金) 00:40:57
ああ、三国志ではなく水滸伝の方だったっけ
さすが滝沢馬琴。南総里見八犬伝で犬塚信乃を男の娘として描いただけの事はあるwww

501名無しさん:2012/01/20(金) 00:44:05
改めてこんな逸話を聞くと「ああ、変わってないな」って気がする。

502名無しさん:2012/01/20(金) 00:45:53
ってことは江戸時代には触手、異種姦、TS、男の娘がすでに出てて、現代はふたなり。
・・・・・・あれ? あんまし変わってない?

503New ◆QTlJyklQpI:2012/01/20(金) 00:50:42
なんか銀河英雄から遠ざかってる気がするが・・・・・・。

504名無しさん:2012/01/20(金) 00:52:20
>>502
せいぜい、切り口が新しくなって
情報技術の進歩から、拡散・収束速度が上がって、知名度が上がったくらいか?

勝手にカテゴライズされたとも言うが

505名無しさん:2012/01/20(金) 00:59:06
ツンデレだってかなり昔からよくあるタイプのキャラですしね
カテゴライズには良い点も悪い点もあるんだけど

506名無しさん:2012/01/20(金) 01:11:20
そういえば日本宇宙艦隊の攻勢作戦能力はどの程度だろう。
その気になれば十個艦隊を帝国領に侵攻させ得る程度にはあるかな?

507名無しさん:2012/01/20(金) 01:12:32
ツンデレっぽいものは源氏物語にもあったからな。
俺たちの萌文化は千年以上前にさかのぼれるんだよw

508名無しさん:2012/01/20(金) 01:14:13
平安時代と言えば男女入れ替えもあったよな

509 テツ:2012/01/20(金) 01:23:10
日本にあって、帝国同盟に無いもの。
多分、潤沢な予備役って無いと思う。若いモンは片っ端から徴兵して軍役に付かせてるだろうし。
同盟でもホアン・ルイが「各職場の平均年齢は三十代、ただし、60代と10代が殆どの数字のマジックにすぎない」とかぼやいてるくらい人的資源が危機的状況。

日本の常備軍はは少なくても、第一次動員(主に20代の兵隊適齢年齢)で十分な予備兵力を確保できるんじゃないかな

510ひゅうが:2012/01/20(金) 01:27:55
>>506
艦隊の数自体が少ないので、ほとんどが回廊内における迎撃戦闘を重視して設計されています。
ですので、航続距離などは短めで長距離侵攻作戦艦隊は整備の途上――と考えています。

その代償として回廊内で戦闘する艦は高速性能と火力を重視した「砲撃専任艦」と「雷撃専任艦」に二分化しており、前者の射程は長距離砲なみ。
後者は艦側面に同盟・帝国側のそれに比べると明らかに巨大な「魚雷」を仕込んでいます。
反物質弾頭が望ましいのですが、取扱が難しいので作中のブラックホール発生装置を利用した縮退弾頭かなと。

現状、限定的ながら侵攻作戦能力を持つ艦隊は長距離哨戒用の巡航艦隊から発展したものをあわせても5個艦隊があるかないかということになるかなと思われます。

511New ◆QTlJyklQpI:2012/01/20(金) 01:29:28
>>509 確かに前線がああだったら予備の人材は枯渇してるだろうな。
捕虜交換に応じて喜んでるほどだからかなり深刻だろう。

512名無しさん:2012/01/20(金) 01:39:56
とりあえず同盟からビーム砲とスパルタニアンを買いそうだな
軍事技術は同盟の方が上だろうし・・・

513New ◆QTlJyklQpI:2012/01/20(金) 01:42:04
>>510 夢幻会が登場したから「速い・安い・旨い」の吉野家艦隊を新造しそう。
ラーメンがあれだと牛丼も高級化か?

514名無しさん:2012/01/20(金) 01:43:43
>>405
無理に拮抗させるのもなんかアレなんだぜ・・・
確かにやり過ぎた感じもするし、相変わらずだが

515名無しさん:2012/01/20(金) 01:55:02
>>512
そこらへん割りと微妙な気もするんだよな
あの世界って長期間にわたって科学技術が停滞してるみたいだし

516ひゅうが:2012/01/20(金) 02:10:12
>>514
となると国家・人口規模がフェザーンレベルのところとか、帝国・同盟間に実は存在していた「幻の回廊」内にあるとか・・・
でもそうすると星界世界っぽく滅ぼされかねませんね――難しいです。

517名無しさん:2012/01/20(金) 02:13:56
まぁ人口多くて戦争による消耗もなく発展し続けた側の方が
技術レベルの上昇曲線は急になってる方が自然な気はするな

518名無しさん:2012/01/20(金) 02:18:24
>>514
現状で無理に拮抗させるなら、帝国と同盟で無茶苦茶な技術進歩が発生して
なおかつ数年で就労人口が激増
おまけにそれでも、拮抗に足りないなら帝国と同盟で対日軍事同盟を
…てな感じにしなきゃならんし
あるいは、帝国と同盟そっちのけで、日本領宙域の外からエイリアンが攻めてきて
なぜか帝国と同盟は無視されるとかいうことにでもせんとイカン

なんか、冷戦期の米ソの感じだね、米(銀日本)が対ソ連の準備して待ち構えてたら
ソ連の情報が入ってきたら、ソ連(帝国)は分裂して内乱(ソ連崩壊)状態
そんな情勢じゃ、拮抗なんて無理だよ
せめて、コレでソ連(帝国)がアフガン位(同盟分裂前)のころなら拮抗しようもあるんだが

519411:2012/01/20(金) 02:20:30
そもそも銀河帝国が銀河連邦時代と比べて弱体化が異常なだけで、至極真っ当な国家運営している国なら普通に銀河帝国よりも
国力が高くて当然な結果になるけど。


>>512
軍事技術はどうか不明。戦闘技術の方は長年実戦経験がある同盟の方が高いだろうけど。
いくら電脳世界とかでシュミレートしていても実践とは微妙に違うのだろうし。
軍事関係の開発・研究は同盟の方が戦争中だからより熱心だろうけど、日本の場合経済力に裏打ちされた
高度な民生品があるから、民生品からの軍事転用が相当数あると思う。
結局高度な軍事兵器は経済力と高度な民生品がないと難しい。

520名無しさん:2012/01/20(金) 03:19:15
そもそも帝国では、『一般人が中世レベルの環境で大学まで行ける程の資金的余裕』か『軍の技官として教育を受ける機会』があり『貴族に反感を買わない程度の社交性』を持たないと技術を得ることなんて無理じゃないの?
篩いにかけ過ぎてる状態っていうの?同盟も必死かもしれないけど数を揃えるのを優先して技術開発に熱心なようには見えないよ?っていう

521ひゅうが:2012/01/20(金) 03:22:56
もしくは日本内戦みたいな状態か――あまり見たくはありませんね。
原作中でローエングラム王朝時代になって艦隊戦力を維持できていたのはこれまで貴族領の中でもよくわからないことになっていた人口登録とか戸籍とかが整備され、国家が中央集権化されたことで一時的にせよ政府に入る予算が激増したからかもしれませんね。
実際は1000億を超えていたなんてことがある・・・のでしょうか?
もしくはアー○による人類帝国みたいなの存在が帝国・同盟の弱体化を感じ取って「オリオン・サジタリウス腕へ帰還」してくるとか。
こうなるとほとんどローマ帝国末期みたいですけど(汗

522名無しさん:2012/01/20(金) 03:32:55
>>521
現状の設定のまま最後まで続けてはどうでしょう?

今、改変したら未来人の多元世界見聞録の二の舞になってしまう気が。

523名無しさん:2012/01/20(金) 03:46:27
銀欝日本の対等や劣勢な第3勢力は想定が結構難しいですね。
銀河帝国の異常な衰退の関係で、日本が独立を維持していた場合は有利になる場合が多いですし。

>>521
私もこのまま続けるのがいいと思います。
ネタですし好きなように書けばいいかと。拮抗した状態が見たいなら誰かがそのネタを書けばいいと思います。

524名無しさん:2012/01/20(金) 05:48:40
侵攻能力をもった艦隊(と日本は認識してる)もあると思うな
それが外交というものでしょ
そんで、費用対効果的に考えると別の艦型で量産するのは勿体無いから、
結局標準的と思われる航続距離にする、みたいな

というか機動鎮守府があるなら侵攻能力とか何それって感じ
そんで、前進した機動鎮守府までの輸送艦が足りない、徴用して民業圧迫なんてできないって悲鳴あげる、みたいな
結局、同盟との接触というこの半有事においてまず建造したのは、大航続距離輸送艦整備ですた、なんて感じになりそう

525名無しさん:2012/01/20(金) 07:05:15
田中芳樹の作品って仮想歴史小説といっても英雄(ヒーロー)物語だから
内政系の憂欝と比較するとこうなるのは当然だと思う。
拮抗するとなると
オフレッサー・シェーンコップが要塞・旗艦に乗り込んで機関破壊・爆沈とか
艦橋制圧による停戦とか
キルヒアイス・グエンが敵陣突破で混乱させて撃破とか
ラインハルト・ヤンが倍の敵を殲滅10倍の敵を翻弄するとか
英雄陣が活躍してる内に
門閥貴族だの、腐敗政治家だの無能軍人がぼろ負けして星間国家として崩壊だね。

526名無しさん:2012/01/20(金) 07:16:59
>>あるいは、帝国と同盟そっちのけで、日本領宙域の外からエイリアンが攻めてきて

それなんて『でたまか』?

527名無しさん:2012/01/20(金) 07:32:08
こうやって半公共の場に出せるSSなんだから、自身の中において納得のいく試算の結果でしょう?

下手に内部数値いじるとろくな事になりませんよ。

それ以前に同一人物か別人かわかりませんが、意見が通せた様子を見て増長し不平屋が何処構わず噛み付き始めるかもしれないです。
最近も作家のモチベーションや場の雰囲気を悪くするような発言をするものが出ていますし。

528名無しさん:2012/01/20(金) 07:48:58
>>521
このままで良いと思いますよ。
途中で下手に路線を変えて迷走するのは愚策だと私も某所で実感しましたし。

どうしても気になるのであれば現状の路線を
終点まで持って行ってから、支線という形でやれば良いかと。

529名無しさん:2012/01/20(金) 08:03:50
いまさら思ったんだけど、地球にいけるぐらい近いのに、資源なんてあるの?

530ひゅうが:2012/01/20(金) 08:06:32

ネタ 閑話――汝平和を欲さば戦争に備えよ


――秋津洲星系 第3惑星 帝都「宙京」 兵部省 統合軍令本部


「待たせたか?」

「いえ。我々も今来たところですので。」

型どおりの挨拶を挟み、嶋田は用意された席に座った。
兵部省内にある統合軍令本部は、嶋田たち夢幻会が中心となって設立された機関だった。
日本帝国軍という官僚組織において、部署同士の対立構造はやはり消滅し得てはいなかった。
表向きは帝国軍として統合されていた軍は、長い歴史を経ることで地球時代における陸軍に相当する「防衛軍」と海軍に相当する「打撃軍」に分裂。
軍装や組織も違ううえ、最高司令部である大本営は有名無実化し互いに協力を拒否するという「それどこの史実帝国陸海軍?」という頭の痛い状態に陥っていた。
この状況を憂いたかしこきところのお方に嶋田たちが呼び出されたのは前述の通りであるが、電脳化による教育効率の向上をもってしても現在の状態に落ち着くまで、時間にして数十年がかかっていたあたり問題の根深さが伺える。

長い時間を経て増えすぎていた役職の整理と解体、教育体系の改革、そして両軍の共同作戦の推進というステップを経たうえで久方ぶりの統合軍としての「宇宙軍」が復活したのは、実に20年前というから驚きだ。

要するに――嶋田たちが手にしていたのは、明治の日本帝国陸海軍のように実質的に新設された軍組織だったのだ。
実のところ、「何とか原作に間に合った」というのが日本帝国の軍備の実態でもある。


「では、我々がこれまでに入手した情報を総合してお伝えします。」

統合軍令部の情報部長をつとめる村中大佐が立ち上がった。
嶋田は、知人(?)にそっくりである彼にどうも胡散臭さを拭えないでいるが、情報部の統括役としてははるかな時を隔てた彼方にいる人物と変わらず彼は有能だ。

「まず、我々が長年仮想敵国としていた銀河帝国ですが、人口・経済の両面において想定をはるかに下回ることが確認されました。把握されている限り人口は250から320億程度と推定されます。誤差が大きい理由は銀河帝国の領域の3分の2が貴族領となっており、正確な統計が望むべくもないためですが、国力に関しては自由惑星同盟の1.2倍程度と考えてほぼ間違いないかと。」

電脳を通じて配布されたファイルの内容が各自の端末上に表示された。
と同時にほっとした空気が流れる。
宇宙軍再編以前からの想定では、国力にしておよそ5倍、軍事力にいたっては10倍近いものを持つと考えられていた。

だからこそ日本帝国は艦隊同士の決戦という選択肢を放棄し、強力な火力を用いた要塞群による機動防御戦術を構想し、ために強力な防衛地帯と引き換えに組織の分裂という代償を払っていたのだ。
経済発展と国力増加を図るために制限された軍事予算の大半をもってゆく要塞維持費に対し、戦時には航空機のように大量生産による補充を予定されていたために予算の大半を人件費にとられるという状況は、双方に深い溝を刻んでいたのだった。
過去の話となったことだが、高級佐官以上になると当時の現状を思い出すたびに冷や汗が出るという者も多い。


「ということは、最大でも15個艦隊15〜18万隻は超えないか。」

「はい。加えて、銀河帝国宇宙軍は基本的に攻城砲や大口径砲に類するものを保有しておらず、例外となるのはイゼルローン回廊や帝国領内に構築された中大規模宇宙要塞の主砲か一部の特殊艦に限られます。」

同盟軍から提供されたイゼルローン要塞の要目が映し出され、統合軍令本部の作戦をつかさどる面々は少し笑みを浮かべる余裕が出てきていた。

「また、全体のうち4万から7万隻は貴族領内の治安維持に動員されており、私兵と正規軍の混成軍に似た状況です。予備艦艇や人材のプールとしての役割を果たしていますが、実質的な戦闘力は正規のナンバーズフリートに劣ります。
つまり、実質的に動員できる艦艇の上限は、汎用戦闘艦11万隻ほど。予備艦としてプールされている分も含めれば13,4万隻程度とみられます。」

531ひゅうが:2012/01/20(金) 08:07:35
「まぁ、我々の最悪の想定よりも大幅に少ないことは歓迎すべきことだろう。嶋田閣下。これで改装と外洋機動艦隊計画にゴーサインが出せますね。」

そうだな。と作戦参謀の一人の言葉に嶋田は同意した。
外洋機動艦隊計画。それは、嶋田たち夢幻会派が押し進めていた「原作」対抗計画だった。
現状は近海迎撃型の軍備である宇宙軍を、攻勢防御や場合によっては侵攻攻撃も可能な攻撃的な軍備に作り替えるという目的のもとで現状の要塞防御地帯の改装と新型艦艇の整備を行うというものであるが、当初は反対意見が多かったのも確かだった。
その点、銀河帝国軍の数が少ないということは歓迎すべきことである。

「続けます。現状、銀河帝国は貴族制の暗黒面に加え、長年の戦争と国費の浪費や中抜きによって経済的な停滞状態にあります。
しかし、侮りは禁物です。というのも、帝国の人口の5割は農奴や農民のような形で非効率的な農業に従事しており残る3割は第2次産業にほとんどが割かれています。裏を返せばこの歪な産業構造が変革されれば、現状の少なくとも倍以上の生産力を発揮することが可能でしょう。
第3次産業については、『機械ではなく人力に頼ることが贅沢』とするゴールデンバウム朝の方針と、貴族制に付随するものも計算に入れています。かなりの割合がフェザーン系資本の影響下にありますが、フェザーンの国力への寄与はむしろ少ないものと思われます。
あくまでもフェザーンは商業国家ですので、そちらに重点をおいているのでしょう。」

「つまり――王朝末期状態にある政治的な状況が強力な指導者により改善されれば、たちまち脅威になるということですか。」

「そんなことがあり得るのか?人口を10分の1にまで激減させた奴らだぞ?」

「ないとは言い切れないだろう。かのルドルフ・フォン・ゴールデンバウムがやったことをできない人間がいないとは言い切れない。我々の存在がそれを促すとも考えられる。」

嶋田はそう口を挟んだ。

「まして、我々は彼らが主力とする汎用艦隊戦力においては8万を切っている。防御特化型といってもいい。となれば、我々が介入する前に同盟を殲滅してしまおうと軍備拡張と攻撃的な戦略をとりかねない。」

「あり得ない話ではないな。」

航宙護衛総隊指揮官をつとめる南雲が同意を示した。

「いずれにせよ、現在行われている同盟側との国交樹立交渉と銀河帝国側の反応が鍵になる。そういうことだな?」

統合軍令本部長の永田大将がそう総括した。

「はい。すべては自由惑星同盟の覚悟がいかなるものか。それによりサジタリウス腕は戦場となるか、市場・・・古臭い言い方をすれば共栄圏になるかが決まります。」

できれば後者であってほしいが、そうなるとこの国は難しいかじ取りを余儀なくされるだろう。と嶋田は考えていた。

――すべては、明日からはじまる交渉如何。
それを確認し、会議は散会した。

532ひゅうが:2012/01/20(金) 08:10:21
【あとがき】――ご意見ありがとうございました。というわけで一本日本側サイドです。

533名無しさん改めYVH:2012/01/20(金) 08:19:54
ひゅうが氏
投稿、お疲れ様です。

日本帝国国内の軍制改革、大変だったみたいですね。

534名無しさん:2012/01/20(金) 08:31:03
お疲れ様です。

流石に夢幻会無き後の何千年も仲が良いまま、ってのは難しいですよね。
明治日本軍は新興組織だったので無理も利きましたが、がっちがちに成熟した後に解すのはさぞかし骨が折れたことでしょう…。

535VISP:2012/01/20(金) 09:42:56
乙です。
にしても防衛軍と打撃軍って…
確かにこれは史実海軍と陸軍。嶋田さん達呼ぶ理由も納得納得。
所で描写ないけどフェザーンと地球教は今何を?

536名無しさん:2012/01/20(金) 09:46:24
 ふん、と男は鼻を鳴らして、眼下に広がる星を見た。
 男はこれより大日本帝国へ大使として赴く。
 そう、フェザーン自治領の大使として……男の立場は自治領主ワレンコフの幹部の一人ではあるが、次の自治領主を望める程ではない、と少なくとも周囲は認識している。
 今回、男がこうして大使に任じられたのも当人が手を挙げたというのもあるが、自治領主の傍からこの時期に離れる事が権力争いにどのような影響を与えるか検討がつかなかったという面もある。

 (くだらん)

 だが、男はそう思う。
 今、軌道エレベーターから見下ろすフェザーン自治領は活気に満ちている。
 多くの船が行きかい、大地は夜の部分もまた輝いている。
 だが、この活気は今の内だけだ、という事も男は理解している。
 フェザーン自治領の繁栄を支えてきたのは帝国と同盟、二つの敵対する国家同士の中間に位置する中間貿易の拠点としての面が実に大きい。その利点を生かして、経済面では帝国・同盟の双方に大きな影響力を持つに至った。
 だが、大日本帝国という新たなプレーヤーの存在が全てを変えた。
 
 大日本帝国。
 かつて地球に存在した最強国家。
 十三日戦争すら乗り切り、あのルドルフが銀河連邦を奪い、銀河帝国を建国した後忽然と姿を消した国。それが今、衰退した帝国と同盟、フェザーンの全てを足してすら尚及ばない巨大な国家として姿を見せた。
 おそらく、同盟は今後、大日本帝国との貿易を活発化させるだろう。
 そうなった時、それまでの利点を失ったフェザーンが落ちぶれていく光景は今からでも想像がつく。
 実際、史実では暗殺されたワレンコフが未だ存命なのも、肝心の地球教からしてこれからどうすべきなのかで大混乱に陥ってるからに他ならない。

 (同盟のあの映像……)

 機動鎮守府という名の移動要塞。
 大日本帝国と同盟がその気になれば、あれでフェザーン、イゼルローンの両回廊を封鎖して、ゆっくりと互いの国力を高めていく事も可能だろう。
 あれだけの巨大な構造物を、あんな危険な宙域で建造したとは考えづらい。まず間違いなく、後方の安全な宙域で建造され、それをあそこまで移動させたと考えるべきだ。より安全な宙域である同盟の領内でそれが行えない訳がない。
 このまま行けば経済的に、そして、そうなれば、軍事的な意味合いでもフェザーンは終わる。
 
 (くだらんな)
 
 そう、そんな未来の見えた星の領主の座に何の意味がある。
 ワレンコフはまだ分かる。
 一度その席に着いたからには、例え苦しくなろうともその責を果たすのが領主たる者の役割だ。
 だが、その周囲に群がる意味などありはしない。
 それよりは、今正にこれからが実に面白くなるであろう大日本帝国へと赴いてこそ、面白みが湧くというもの。
 
 「大使、そろそろ出発のお時間です」

 「分かった」

 声をかけてきた秘書に答えると、アドリアン・ルビンスキーはフェザーンを見下ろす窓から離れ、力強い足取りで立ち去って行った……。

537名無しさん:2012/01/20(金) 09:47:53
※フェザーンは、あの男はどうしてるかな、と思って書いてたらこうなりました
フェザーンはこのままだとそれまでの立場をどうやっても失うんですよね
20億のフェザーン相手より純粋なヒューマン(未成年)だけで同盟の全人口にほぼ匹敵するという大日本帝国を相手にした方が絶対良いし

538名無しさん:2012/01/20(金) 09:48:10
ひゅうが氏、投稿お疲れ様です。
流石に防衛軍と打撃軍で史実の様な対立。しかも大本営が形骸化ってとんでもない事態になっていたとは。
これは無理をしてでも嶋田さんを召喚しなければならなかった訳ですね。
それでも、千年にわたって成熟しきった組織を一度解体に等しい大改革をやらかすの困難極まり無い物だったでしょう。
そう考えると大日本帝国の方も準備が整うまでの時間が足りない状況みたいですね〜。

539411:2012/01/20(金) 11:34:04
ひゅうが氏、乙です。
500年程度という長い平和の時代だと軍隊の硬直化が進むのもしかたないですね。
あまり、軍が外征用に整備されていなかった理由が組織改革に手間取ったということに納得です。


帝国で中間搾取層の門閥貴族をいくら潰しても国力増強に結びつくのは少しくらいですかね。
中間搾取層を潰しても、長い期間で失われた技術は戻らないし、一人一人の経済力の低さと知的レベルの
低さは変わらないのですから、大変なものです。
史実の日本も江戸時代で遅れた技術差を埋めるために費やした時間は事実上100年くらいでしたからね、
それでも奇跡的な速さでしょうけど。

これから本格的な交渉の開始。日本・同盟双方とも友好関係を築きたそうですから上手くいきますかね。
経済的交流もそうですが、人材交流・軍事交流も重要そうです。

540New ◆QTlJyklQpI:2012/01/20(金) 11:59:19
ひゅうが氏、名無し氏ともに乙。
時代が変わっても派閥は変わらんなあw。
とりあえず同盟から汎用艦艇の技術ノウハウを持ってくればある程度の侵攻能力は出るだろうが
帝国を如何にこのまま貴族主義に走らせるかが鍵ですね。

ルビンスキーがフェザーン見限ったw。英国紳士かロシア紳士と黒い話ばかりしそうだな。

541名無しさん:2012/01/20(金) 12:27:36
ルビンスキーが生き生きしているwww
確かに、今後没落していくことが確定しているフェザーンよりも圧倒的に発展している上にこれからも発展していく地へ
行った方が楽しそうですからね。

542New ◆QTlJyklQpI:2012/01/20(金) 12:57:42
ルビンスキーのことだから日本の手足としてフェザーンからの工作とかを請け負いそうだな。
まだ地球教との縁もない以上活発に謀略を巡らすだろう。

543VISP:2012/01/20(金) 13:25:52
名無し氏、乙です
丁度フェザーン側が気になってたんですが…そりゃ凋落するわな(汗
今は蝋燭の最後の輝きといった所ですかね

544名無しさん:2012/01/20(金) 13:36:36
地球はいっそのこと同盟辺りに星☆ごとワープさせてバチカンみたいな宗教支配に方向転換させたら良い
トップ2やガイエスブルグみたいに
また百年かかけ宗教流行らせるべ

545名無しさん:2012/01/20(金) 14:38:46
>>544
あのシスもどき連中は、「地球の復権を企てる秘密結社がいつのまにか宗教化して、
現在は自分たちでも何が主目的(地球中心の体制復活or地球教の勢力拡大)なのか
よくわからん状態になっているのではなかろーか。しかもヤヴァイ事にクスリ使ってるし。
挙句に同盟や帝国相手に(フェザーン経由で)シャレにならない陰謀かましてたり。
下手に表社会に出てきたら、それだけで叩き潰されかねない要素が満載と思われ。

……こうなって来ると、今は潜伏している「地球教萌神派原理主義過激集団(笑」が頼みの綱だな。
彼らをもって地球を「萌え」と「オタク文化」の聖地とするのだ! そして大聖堂(コミケ会場)
を建立し、年二回の大祭と巡礼(コミケ)をもって、全人類の魂と宇宙の平穏を実現するのが……

……なんだか、大して原作とやってる事が違わない気がしてきたぞ(w。

546名無しさん:2012/01/20(金) 15:29:47
>>545
一応、武力ではなく文化を使って平和的?に頑張ろうとしていますから萌神派の方がマシなのかもwww

547名無しさん:2012/01/20(金) 15:55:23
憂鬱日本と帝国・同盟を拮抗させたいって意見があったけど、
今まで書かれた銀英日本ネタの設定にこだわらないなら、
ゲートネタの拡大宇宙版で新たにやってみるというのはどうでしょうか?

憂鬱日本やドイツ・英国等が宇宙進出して帝国や同盟と同程度の勢力圏を
築いた時点で巨大次元回廊で銀英世界の銀河と繋がったという感じで……。
これだと、ドイツや英国もからめる事ができて面白いと思うんですが……。

あと、嶋田達を直接出すんじゃなくて、あくまで子孫が頑張る話でも良いと思います。



………自分で書いてみようと思ったけど、全然ダメだ誰か文才をくれ……。orz

548New ◆QTlJyklQpI:2012/01/20(金) 15:59:27
>>545 万が一地球侵攻作戦で大聖堂壊したら帝国全土で萌神派の暴動が発生するだろうな。

549名無しさん:2012/01/20(金) 17:22:25
江戸時代は国民の初等教育が行き渡り、商業、農業の発展から、かなり高い潜在力を秘めていた。
帝国は教養が期待出来るのは貴族階級と一部の都市居住者、富裕層のみで大多数の国民に教養を期待することができない。帝国は幕末の日本ではなく、末期のロシアに近いと思う。帝国が短期で飛躍するとしたら共産革命になるのではないでしょうか。

550411:2012/01/20(金) 17:33:05
>>549
銀河帝国が帝政ロシアで、自由惑星同盟がWW1後のフランスですかね。

551New ◆QTlJyklQpI:2012/01/20(金) 17:37:19
平民でも兵士として使わないといけないから日本ほどじゃないけど教えてるとは思う。
だけどそれは皇帝直轄地などで貴族領の平民は読み書きも出来ないということはあるかも。

552名無しさん:2012/01/20(金) 17:38:57
日本の国力ってどの程度なんだろ?
帝国48 同盟40 フェザーン12 日本350 くらいかな?

553New ◆QTlJyklQpI:2012/01/20(金) 17:41:38
>>552 帝国は60くらいはあるんじゃないかな?

554411:2012/01/20(金) 18:08:12
>>553
アニメでルビンスキーが帝国:同盟:フェザーン=48:40:12と言っていたきがします。
最も帝国の場合の正確に数字に表れていない可能性が高いので60もありかもです。

日本の国力は総人口によるかと。
ひゅうが氏のSSで甲種兵役可能人口が580億・未成年が120億のありましたので、合計しても700億人。
その他の国民も入れると単純に倍にすると1400億人程度のなります。
フェザーンの総人口が20億ですから、日本は70倍になるので、国力は日本840となるかと。
しかし、電脳技術や情報工学や宇宙船の技術差などと、日本の場合高い技術力がありますから、それを
考慮して単純に考えても2倍〜3倍程度になります。そして、2倍程度としても日本1680程度とかなりの怪物国家となります。

ですが、長い間平和で順調・真っ当に経済発展が継続した場合は十分可能な数字かと。

555名無しさん:2012/01/20(金) 18:09:46
憂鬱日本と帝国・同盟を拮抗させたいってことだけど
逆に拮抗してない事が憂鬱日本に問題になるって方向性もあると思う。

実は夢幻会召喚にいたる危機とは銀河帝国とは別にあった。
銀河系=人類世界に未曾有の危機が迫る
その正体は銀河を数日でのみ尽くす移動性超巨大ブラックホール
台宙ジェーン!(某無責任艦長のネタですが)
このままでは人類が銀河ごと滅びてしまう。

憂鬱日本だけでは力不足、だが帝國も同盟も問題あり劣化しまくりで
頼むに足らず・・どうする憂鬱日本
とか考えたが・・憂鬱日本がどう対処するか思いつかないほどの難問に
なった。

556名無しさん:2012/01/20(金) 18:13:52
帝国は下手したら帝露より更に悪く北朝鮮の可能性もある。
人口が連邦時代から1/10に減った事はジワジワ人口が減っている北朝鮮を連想する。
北朝鮮の場合は韓国とか日本とか、中国とか集る相手が居るけど、もし集る相手が居なければ人口減は更に激しいと思う。

557名無しさん:2012/01/20(金) 18:15:08
>>帝国が短期で飛躍するとしたら共産革命になるのではないでしょうか。
でも星間国家なんだよね。
民衆は惑星上で生活してるから、惑星上の戦力と民衆は直結していないんだ。
軍を乗っ取るのでないと船団を組織するのも難しい。
ドライアイスの船を作るのがやっと。

558New ◆QTlJyklQpI:2012/01/20(金) 18:15:24
>>554 日本の問題は経験値のある将兵の不足と艦艇特化による戦略幅の縮小でしょうね。
ヤンとかが来たら徹底的に演習に付き合ってもらい若手をボコボコにしてもらう事で
帝国チート提督に対抗するしかないかも。
同盟にとっても比較的対等な国力と思っていたのが実質大帝国だったから
ある種の疑心暗鬼とうか取り扱いに注意するでしょうね。

559名無しさん:2012/01/20(金) 18:21:44
大日本帝国傘下の連邦になろうとする動きがあるかもしれない。
帝を頂いているとは言え、政治は議会民主制で回り銀河連邦の制度に近い。
大帝国の一邦となる事で実質独立国のまま銀河帝国の脅威を取り除こうと考えるかもしれません。

560411:2012/01/20(金) 18:23:05
>>558
日本が同盟に劣っていることとして考えられるのが、戦闘経験の差でしょうからね。
同盟にとっても同程度の国だと思っていたらとんでもないほどの大帝国だったのですから、
ショックはあるでしょう。
そこに日本と軍事演習という形で交流して実質日本の若手も徹底的にしごけば同盟の精神的にもいい結果になるかもです。

何か同盟の方が進んでいるとことがないと下手したら卑屈になりかねませんし。日本も増徴しかねませんので、
軍事演習でぼこられるのも方法にとって良い結果でしょうね。

561New ◆QTlJyklQpI:2012/01/20(金) 18:31:21
ただ外務のほうは皇族が実務者だったりするから同盟・帝国両者の胃と毛根に
大ダメージ与えるだろうな。

562名無しさん:2012/01/20(金) 18:32:50
>>560
やるとしても同規模の艦艇を使ってでしょうね。
そうじゃないと機動鎮守府なんていう移動要塞兼チート戦艦ors戦闘母艦が出てくる事に。
いや、逆に出した方がいいのか?
それでも戦術などで機動鎮守府を護衛する通常艦隊が敗北したりして機動鎮守府が追いつめられれば日本軍人には良い感じで危機感を植え付ける事が出来るかも。

563名無しさん:2012/01/20(金) 18:33:33
同盟が大帝国に対し劣っている物だけではないとなれば、それが誇りになりますが、ヤンやビュコックの胸中は複雑でしょう。

564New ◆QTlJyklQpI:2012/01/20(金) 18:39:13
下手すると日本に勝ったから俺ら強いと武力を振りかざす馬鹿が出る可能性もあるからな。

565411:2012/01/20(金) 18:45:09
移動要塞を出しても追い詰められるのもありかもです。
同規模の艦艇での演習なら敗北しても、自分たちにはより高性能な兵器があると言い訳しかねませんし。

>>564
可能性としてはありそうですが、日本という経済大国がありますのでまずは自分たちの生活水準の向上が優先に
なるかと思います。万が一に備えて、日本の経済大国・技術大国ぶりも合わせて報道すれば相殺されるかと。

あと、同盟が誇れるものとしてはアーレ・ハイネセンの一万光年ですかね。
映画化して宣伝するのもありかもです。

566名無しさん:2012/01/20(金) 18:49:32
そもそも銀英伝の外交は表向きは存在しない事になっていて
捕虜交換式ですら軍人間で行うぐらい外交人材が不足しているんだよね。
星間国家なら恒星系間、あるいは門閥貴族間で準外交交渉があってもいいし
同盟にしても全部直接選挙?惑星代表いないの?
戦争≒外交に過ぎるのはラインハルトだけじゃないな。

567名無しさん:2012/01/20(金) 19:10:33
>>566
一応同盟にも、エルファシルにあった様に各星系政府が有った筈だよ。
ついでにその惑星の星系守備艦隊も。
だから、それなりに交渉とかはある。
ただ、捕虜交換に関しては帝国が同盟を国家として認知していないから外交官職務をする文官を派遣しなかった。したら国家として承認した事になってしまい帝国の国是に反する。
だから、面と向かって戦っている帝国軍と反乱軍(自由惑星同盟軍)の間で軍同士で交渉を行い捕虜交換をしたという体裁をとった。

568名無しさん:2012/01/20(金) 19:13:25
>>565
日本軍は守勢に回ると強いかもです。長年それを徹底して訓練してきた訳ですから、引き分けになるかもしれませんね。
ただ、日本軍にとっては機動鎮守府を出して尚引き分けと言う事態にも十分衝撃を受けるでしょう、
意識改革には全く問題ないです。それに同盟にしても艦隊戦で引き分けられても、サジタリアス回廊要塞が有ることを考えれば矢張り戦争は避けるべきという方向へ行くでしょうしね。

569名無しさん:2012/01/20(金) 19:15:15
皇帝の興味がラインハルトから大日本帝国に移り、ラインハルトは経験不足のまま高い役職をこなさずに済むようになった。
原作で金髪は辺境民衆を戦時物資として見做し人と見ていなかったっぽいですが、下積みが増えた事で改善されると良いな。

中央や大貴族のお膝元でもない辺境民衆は人ではない金髪も含め帝国一般の感覚なのかもしれない。
新帝国が旧同盟領政策で行った事も帝国の常識に当て嵌った物になる…新帝国の統治で旧同盟市民はどれだけ減ったのだろう。

570名無しさん:2012/01/20(金) 19:24:25
>>同盟が誇れるものとしてはアーレ・ハイネセンの一万光年
ほぼ絶望的な状況から星間国家を樹立した人類史上有数の偉業ではある。
その子孫は差別意識から嫁憎し、孫に冷たしの意地悪婆(ユリアン祖母)だけど

戦争を停止縮小すれば同盟が国力で勝る可能性もあったと思う。

571名無しさん:2012/01/20(金) 19:26:06
霧「でもそれって根本的な解決になりませんよね?」

572名無しさん:2012/01/20(金) 19:26:43
いや、合同シミュレーション位ならやるかもしれないけど。わざわざ他国の軍人に(条件付きとはいえ)切り札潰させる実績やら与える訳にはいかんでしょう
下手しなくても舐められるし

573名無しさん:2012/01/20(金) 19:27:33
>>570
不定期の帝国の襲撃があるから難しいと思うよ。
帝国がイゼルローン回廊を使える限り同盟が戦争で主導権を握る事は多分無い。

帝国がイゼルローン回廊を閉塞、軍事主導権を握った為に同盟は長期消耗戦を強いられてきた。

574ひゅうが:2012/01/20(金) 19:34:46
個人的にはですが、イゼルローン回廊から進出してくる帝国艦隊によってかき乱される流通によってコストが増大し、それが経済的低迷に拍車をかけていたのではないかと思っています。
イゼルローン要塞建造によって迎撃側の時間的・労力上の優位が失われ、攻勢防御という形がとれなくなったことで軍事コストも増大していったのかなと。
加えて要塞攻略作戦により失われる大量の人命が同盟の国力を削いで行ったのでは・・・
極端な話、攻者3倍の法則にあるように帝国側の消耗は抑えられているわけですから、いかな高度成長を実現していた同盟側も労働人口の喪失には耐え消えなかったのかなと思います。

575名無しさん:2012/01/20(金) 19:34:59
言っちゃいけないことかもしれませんが超光速航行を実用化させてる状態で
二つの回廊以外船が一切通ることができないって一体なんなんでしょうね

576名無しさん:2012/01/20(金) 19:39:12
ガイエ帯ですね、わか(略

577名無しさん:2012/01/20(金) 19:40:24
>>572
確かに。軍事演習はやらないでしょう。
むしろ観艦式を行って日本軍の宇宙艦隊戦力を見せつける方向で行くかも。
長距離作戦を可能とする打撃艦隊の整備計画が完了するまでは今ある手札をチラつかせて手出しを封じるしかない訳ですし。

>>573
日本の技術を導入して戦闘艦艇の省力化を推し進めて軍から人的資源を社会に還流させるか、若しくは最前線の星系を要塞陣地にしてイゼルローン要塞に相対するかですね。

578名無しさん:2012/01/20(金) 19:47:56
>>575
空間的に安定しなくてワープができないとか一次元上のレベルでの障壁になってるとか。
屁理屈つけようと思えば何でもできる。そういうもんだと納得するのが吉。
通常空間航行で年単位の時間をかけて乗り越えるとかはできるかもしれないけどやる価値が無さそうで。
技術革新により回廊以外も通れるようになりました〜とかやると制御できなくなりそうですし。

579New ◆QTlJyklQpI:2012/01/20(金) 19:52:42
>>574 その可能性はあるでしょうね。早期警戒網とか作ってみたのかな?

580411:2012/01/20(金) 19:55:15
エル・ファシル、ヴァンフリート4-2、ウルヴァシーなどのイゼルローン回路出口付近を要塞化して駐留艦隊を配備することをまず行うことでしょうかね。
対イゼルローンように駐留艦隊と要塞があるだけで、帝国は出兵するのを戸惑いますから効果的かと。


同盟としては、ここ10数年程度出兵を控えれば所得が倍になるという所得倍増計画でもすれば同盟世論も変化しそうです。

581名無しさん:2012/01/20(金) 19:57:34
アルテミスの首飾りを中心に要塞化すればかなり役にたってくれそうですしね

582yui:2012/01/20(金) 20:06:19
ブルース・アッシュビーが艦隊戦力拡充ではなくイゼルローン要塞建設を選んでいたらとも思うんだけど、
帝国謹製イゼルローン要塞並の代物を建設出来るだけの国力は……まあ、無かったんだろうなー……

583名無しさん:2012/01/20(金) 20:08:43
イゼルローン出口は閉塞するにはワープ可能領域が広過ぎ、閉塞に凄く手間と予算が掛かるような事を言っていませんでしたっけ?
フェザーン回廊は回廊が広く攻撃側の回廊の維持に労力が掛かり軍事路にするには難があったからお互い手が出せず、第三勢力が台頭できる隙間になりました。

584名無しさん:2012/01/20(金) 20:11:01
イゼルローンは取るより粉々に破壊しそう・・・
残すと碌な事にならなそうだし・・・

585411:2012/01/20(金) 20:12:12
>>582
国力的に難しいかったのでしょうね、イゼルローン要塞を建設するのは。

今後の同盟としては、日本のサジタリウス要塞陣地を見たことですし、自分たちもイゼルローン回路出口を
要塞陣地化する方法を考えるでしょうね。小惑星を改造したり、アルテミスの首飾りを配備するだけでも随分効果的かと、安いですし。

586名無しさん:2012/01/20(金) 20:19:44
>>575
惑星上と恒星間では密度の違いは大きいです、航行が自由だと会敵するのも一苦労なので
艦隊ものにするには戦場を限定する必要があったのでしょう。
防御を重視するのは作品補正的にも有効だと思われます。

587名無しさん:2012/01/20(金) 20:34:20
日本のサジタリアス要塞を見た事で手間と時間をかけてでも防衛陣地を造ることの有効性に
同盟が傾く可能性がは十分にありますね。
少なくとも同盟にしてみれば日本との貿易路は今後最重要航路でしょうし、日本と近い宙域の発展の可能性も高いです。
そこに横合いから仕掛けられてはたまりませんしね。
経済発展や国力の拡大を見越した防衛政策へ移行してもおかしくは無いです。

588名無しさん:2012/01/20(金) 20:40:44
へいっ!毎度ありがとうござーい!
機動鎮守府一丁はいりやしたー!

589yui:2012/01/20(金) 20:42:36
しかし同盟の主戦派(の中の更にタカ派)が友邦の存在を得てどんな謎理論を構築するか想像するだけで中々楽しいですねw
いくら何でも日本が本土からイゼルローン回廊出口近辺まで艦隊を派遣するだけでもすっごい大変なんだよ?という事実を無視してまで……うん、するかもしれないw

590名無しさん:2012/01/20(金) 20:45:44
>575
現実の道路に例えれば分かりやすいかな?

・ワープ
高速道路
基本、高速で飛ばすのが前提で速度遅いと却って危険

・通常空間
一般道路
速度出せなくもないが、信号もあるし事故る可能性もある
それよりは高速道路に乗るべし

・ワープ不能領域
昔ながらの入り組んだ住宅街
ここでの住宅は恒星などの大重力存在などが相当
速度を出そうものなら間違いなく事故る

591名無しさん:2012/01/20(金) 20:53:04
日本がイゼルローンを攻略するとしたら
数個艦隊(移動要塞数基)と攻城砲として持って来た浮き砲台数十基と言う帝国の度肝を抜く陣容で正攻法で落とすだろう。

592yui:2012/01/20(金) 21:02:56
>>591
セヴァストポリ要塞攻囲戦の様にですかね?
同盟がああせざるを得なかったのは壊して代わりを持って来るという訳にいかなかったからでしょうし。

593New ◆QTlJyklQpI:2012/01/20(金) 21:21:11
>>591 砲艦「松島」という言葉がよぎったw。

594411:2012/01/20(金) 21:32:29
古来から要塞戦の基本は、火力と物量で潰すか、戦略的に無視するかのどちらかですからね。


外伝に同盟はイゼルローン出口に哨戒網を築いていたらしいですから、これに改造した小型小惑星と
アルテミスの首飾りなどを設置すればかなり防衛力が向上するかと。
完全に封鎖しなくてもある程度築いておいて、補給・修理基地と駐留艦隊をもうけておけばだいぶよくなるかもです。

同盟にとっては日本との貿易のために帝国軍に邪魔されたくないだろし。

595名無しさん:2012/01/20(金) 21:34:23
経済力、国家規模でも帝国、同盟、フェザーンの三勢力を併せて倍加した数より多い。
帝国が銀欝日本と戦端を開けば日米戦の日本より勝ち目が無い無謀な戦いになる。

596New ◆QTlJyklQpI:2012/01/20(金) 21:35:54
>>589 日本「我々も帝国と同じく距離の暴虐を味わえ・・・と」

597名無しさん:2012/01/20(金) 21:38:54
>>596
同盟「距離の暴虐を無視できる移動要塞があるではないですか」

598yui:2012/01/20(金) 21:40:54
どれだけ掛かると思っているんですかby辻w

599New ◆QTlJyklQpI:2012/01/20(金) 21:41:23
>>597 辻「レンタルなら請け負います。ただし人員の貸し出しは行いません」

600yui:2012/01/20(金) 21:44:27
目の玉が飛び出るほどの思いやり予算を請求する辻w

601名無しさん:2012/01/20(金) 21:45:47
>>597
おk、ただ補給はそっち持ちで頼むわ
ちなみに隣の星系に移るのに燃料反物質1万トン要るから
弾薬とかも色々ウチの規格で同盟も量産するか、ウチから買って運ぶか…あ、運ぶのもそっち持ちね

602名無しさん:2012/01/20(金) 21:48:34
 「では報告を聞こうか」

 トリューニヒトが部屋の人間に声をかけた。
 集まっているのは軍人面ではシドニー・シトレ大将、パエッタ少将、それにヤン中佐といった面々、これに経済官僚や企業の重役などごく一部の、そして口が固い信頼出来る者のみが集められている。
 彼らが集まっているのは大日本帝国の戦力分析。
 軍事面、経済面、政治面。
 あらゆる方向からの分析。
 無論、今回は諜報活動などをやらかすつもりはない。見える範囲、見せてもらえた範囲、話をした範囲で分かる段階での分析であり、どうせこれらは大日本帝国でもやっているだろう。
 如何に友好国でも緊張を忘れれば、餌となるだけ。それが国家間の関係というものだ。ではあるが、国交をこれから開こう、という段階でのむやみやたらな諜報活動は拙すぎる。要は程ほどに、という事だ。

 「まず軍事面ですが……侵攻が行われた場合、一時的に防ぐ事は可能と思われます」

 軍人側からはヤンが立ち上がって報告を始めた。

 「ほう?それは大日本帝国の軍事力は然程でもない、という事かね?」

 別の文官が口を開いた。
 
 「少し違います。一時的に、です」

 「ふむ、違いを説明してくれるかね?」

 トリューニヒトがヤンの言葉を聞いて、説明を求める。

 「観艦式を見せてもらった限りでは大日本帝国軍……以下、日本軍と呼称しますが、その錬度は高いものがあります」

 だが、実戦経験がない。
 彼らは長年平和を享受してきた為だろう、実戦経験がない為にどこか動きが丁寧にすぎる。

 「……ですから、一時的に侵攻してきた日本軍を食い止めよ、と命じられたなら、それは可能と思われます。ですが、ここで問題となるのが双方の国力です」

 日本軍とて馬鹿ではない。
 すぐ経験を積んで、実戦に対応してくるだろう。
 そして、いざそうなった時、背後にある技術力、生産力、経済力、人口の差が大きな意味合いを持ってくる。同盟と日本軍のキルレシオが1:10ぐらいのパーフェクトゲームを毎回やっていかなければ、すぐに押し潰される。
 そんな事が無理な事ぐらい真っ当な頭を持っていればすぐに分かる。
 
 「生産力に関しては簡単な報告が上がっておりましたが、それこそ一月で一個艦隊どころではありません。……それに日本軍も馬鹿ではありません。いざ戦争になれば確実に頑強な要塞線の向こうで多数の艦艇を建造してから押し寄せてくるでしょう」

 その時相手の戦力はどのぐらいになるか……。
 通常ならば補給線を断つといった方法が可能だが、機動鎮守府のような移動要塞を伴えば、補給を絶つ事すら困難な可能性が高い。
 もし、50万隻の艦艇を揃えて押し寄せてきたら……。

 「同盟の全戦力を集めても、最後は数に押し潰されるでしょうね」

 それに日本軍の兵器も脅威だ。
 見せてもらえた範囲でも重力場偏向力場や重力砲など同盟の兵器を圧する兵器が見られた。……最初から全ての手札をオープンする馬鹿はいない。間違いなく、更に奥の手があるだろう。
 無限にも思える回復力を持ち、圧倒的多数の数を誇る相手とやりあう等、出来れば考えたくない。それは話し合ったシトレ大将やパエッタ少将も同じだった。

 その後も経済面、技術面でも話し合ったが、ろくなものじゃない。
 長い戦争で疲弊した同盟と数百年の間、かつての銀河連邦を相手取る事を前提として脈々と戦力を蓄えながらも平和を享受し続けた国。全ての面でとても相手にならない事が分かる。
 下手をすれば、いや、下手をしなくても経済面で飲み込まれる可能性も高い。
 次第に場は暗い雰囲気になっていった。
 幸いなのは、日本に同盟を併合する気がまるでない事ぐらいだろうか。

 「……諸君」

 誰もが考え込む中、トリューニヒトが口を開いた。

 「現状を聞く限り、我々には選択肢はないように思えるのだがね」

 「と言われますと?」

 発言の意図を読めず、シトレ大将が確認するように尋ねた。

 「同盟の独立を保ったまま、日本に飲み込まれないようにする。それを可能にするには一つ大きな問題がある。帝国との戦争だ。帝国と戦争を続けながら同盟の国力を回復する、それは可能だと思うかね?」

 そう言いつつ、軍人や企業家、官僚に順に視線を向ける。
 ある者は瞑目し、ある者は溜息をついて首を横に振り、ある者は「無理ですね」とあっさり述べた。

 「そう、無理だ。ならば話は簡単だろう」

 帝国と和平を結ぶか、或いは……。

 「……あの機動鎮守府とは言わない。イゼルローン回廊とフェザーン回廊を封鎖する何らかの手段を取るか、だ」

603名無しさん:2012/01/20(金) 21:49:25
※こんな感じでもありかな?
ぶっちゃけ、史実の太平洋戦争時の日本とアメリカぐらいの差はありそうですよね、同盟と大日本帝国

604名無しさん:2012/01/20(金) 21:50:19
辻(同盟はまだまだ存続してもらわないと困りますし、帝国に打撃を与えるのは良いかも知れません)
と控えめな賃貸料(日本基準)の要求で済まそうと考える。
日本基準の控えめな賃貸料は同盟にはかなりの重圧だったりする。

同盟首脳部「彼等は貸す気が無いのか」
ホアン「いえ、彼等の経済基準で考えるとかなり良心的な額です」
同盟首脳部「これでもか・・・」
経済格差に肩を落とし、絶望する同盟首脳部が浮かんだ。

605New ◆QTlJyklQpI:2012/01/20(金) 21:54:27
まあ、経済のほとんどを小国のフェザーンに握られてる状況だから更に経済ジャイアンな
日本だと思いっきり飲まれるな。帝国戦争+経済戦争という重荷が。

606VISP:2012/01/20(金) 21:57:00
何か同盟上層部に明るいニュースをー(棒読み)

607名無しさん:2012/01/20(金) 22:00:13
人はここまで行ける。と言う未来をモニャモニャ

608名無しさん:2012/01/20(金) 22:00:25
同盟は滅びない為に国内産業を軍需に傾けねばならず、民需はフェザーンを通して帝国から買い補わないとならない。
更に労働者は長年の戦争に取られ全労働者が全力で働いても需要を満たすのが難しい状態。

トリューニヒトは限界集落と化した同盟を解体して大日本帝国の連邦国として加盟することを視野に入れていそう。

609名無しさん:2012/01/20(金) 22:07:13
>>608
しかし、日本帝国はそれを受け入れられないだろう。
確かに同盟は限界集落化しているかもしれないが、130億のマンパワーは脅威。
軒下を貸して母屋を取られる愚を犯す可能性が高い以上、そちらはそちら、こちらはこちらだろうな。

610名無しさん:2012/01/20(金) 22:12:06
トリューニヒトは始めから母屋を乗っ取るつもりで吸収を打診するだろう。
黒狐、義眼に並ぶ怪物に腹を見せる気にはならない。
原作では勝利に酔って油断から誑しを挑発し、撃ち殺されたけど、それが無ければ新帝国の母屋を乗っ取り立憲君主制国家に改造したかもしれない。

611名無しさん:2012/01/20(金) 22:12:20
>>609
条件や背景は違うが、経済的には朝鮮併合の二の舞になりそうだな
疲弊しきって産業が歪んでる旧同盟領を立て直すために投じる資金量は、
一から国を造るに等しい量となるだろうし

612411:2012/01/20(金) 22:12:51
>>506
同盟は16万人からスタートして100年程度で帝国と戦争できるまでに異常な急成長して、
戦争中なのに130億程度まで拡大したチートレベルなバイタリティがありますから、
出兵を抑制すればまだ十分立て直せるかと。

原作で同盟が崩壊したのは長い戦争で疲弊したなかで、ラインハルトに被害を拡大されて
帝国領侵攻で大敗して、軍の立て直しに経済が限界にきたことと、ラインハルトのタイミングがちょうどよかったことですから、
まだ十分に立てなせると思います。

史実の日本も敗戦後15年程度で復興しましたし。

613New ◆QTlJyklQpI:2012/01/20(金) 22:13:21
この傾いた状況で更に軍事クーデター起こされたらそりゃ潰れるわな。

614名無しさん:2012/01/20(金) 22:17:31
>>611
朝鮮併合の結末を知る夢幻会なら、全力で回避するレベルだな。
かといって同盟に梃入れし過ぎると将来的に自国の脅威に成られても面倒。
生かさず殺さずが日本帝国にとってはベストだと思う。

615名無しさん:2012/01/20(金) 22:19:11
あの軍事クーデターこそ最も訳分からん展開。

なぜ、リンチを信用するんだ……
飲んだくれで、しかも同盟に既に居場所のない帝国帰りの元捕虜なんて工作員として
これ以上なく警戒すべき存在だろうに。

616VISP:2012/01/20(金) 22:19:54
笑顔で握手しながら足元では相手の足場を蹴り崩すくらいは当然でしょう、日本の立場的に。

617名無しさん:2012/01/20(金) 22:20:23
>>612
ダゴン会戦以降の急成長は確か帝国からの大量の亡命者が居たし、市場開発の為にフェザーンが手を回した点も有っただろうけど、それでも驚異的。
イゼルローンを取った後、国の大きさを整理して何十年か穴熊を決め込めば立て直せたかもしれないです。

618名無しさん:2012/01/20(金) 22:26:43
歴史は繰り返すというか過去に学べば規模や状況はちがっても
同じような出来事は枚挙にいとまがないなって言うのを実感するね。

日本としては関わらないのが一番だけど先を見るとある程度かかわらないといけないのが辛い。

619名無しさん:2012/01/20(金) 22:31:40
金髪と魔術師を排除すれば、同盟はイゼルローンでの長期消耗戦から人口減少で国を維持する事が出来なくなり崩壊。
帝国は社会制度が限界を迎え分裂、崩壊。

現状維持で両者共倒れが望ましいが魔術師はともかく、金髪の排除は難しいだろう。

620411:2012/01/20(金) 22:34:04
幸いといべきなのが、史実の朝鮮と比較できないほど同盟の方がまともであることですかね。
帝国と同盟は冷戦状態にしとくのが一番良いですかね。

ダゴン星域会戦でも220万人程度の兵力を派兵してますから、異常なまでのチート。

621名無しさん:2012/01/20(金) 22:34:27
>>525
うん、だから無理に拮抗させると酷くなるってw
圧倒的な方がむしろ戦争から遠ざかりそうでいいわー

622ひゅうが:2012/01/20(金) 22:36:38

ネタ――会見1


――同日 皇居 儀典場「松の間」

皇居 千代田御所は、帝都の中央に設けられた広大な緑地帯の中にある。
国事を行う大極殿は、地球時代以来の工法で建造された和式建築であるが、それ以外に国賓の歓待や認証式などの平時の業務を行う新宮殿が設けられ、それら両者の奥に皇室の生活スペースである「御所」が設けられている。

大極殿までは普段は一般の見学も受け付けているが、新宮殿は警備が厳しく御所にいたっては一般人が立ち入る機会はほどんどないといってもいい。
この不文律は来賓や行事の行われる場所にも適用されており、たとえば知事の認証などは新宮殿内で、首相などの閣僚の認証式は新宮殿奥で、そして叙勲などの特別な行事の際は区画上は「御所」の一部ということになっている新宮殿との連結部分にある「松の間」で行われる。
外観は落ち着いた明治時代の和洋折衷建築である新宮殿から参内した代表団はそのまま内大臣と勅使の案内でこの「松の間」の前室に通されていた。

「あまり緊張なさらずに。我々も国賓をお迎えするのはずいぶん久しぶりですから、一般的な礼儀を守ってくだされば結構です。」

牧野内大臣がそう言って苦笑した。

「はい。」

全権をつとめるトリューニヒトと、武官代表として通されたシトレ大将、そして側付きとして参加を許されたヤンと記録をつとめる記者は緊張した面持ちで格子模様の天井や壁の美術品にしきりに目をやっていた。

「君ら軍人はいいな。礼装があって。私など、モーニングなんて映像資料ぐらいでしか着たことがないのに。」

トリューニヒトが緊張をほぐそうと冗談を言うと、記録係たちが声を上げて笑った。そしてしまったという風に牧野内大臣とトリューニヒトを見比べる。

「お気になさらず。式典では困りますが、それだと神経が参ってしまうでしょう。だからこういう一休みする場所があるのです。ここだけの話、式の間出番がない侍従などはここで囲碁やら腕相撲やら好きに過ごしていることもありますよ。少々若い者など時間があることをいいことに酒盛りをはじめることも――」

「それはまた。」

「ところが、それがこともあろうに主上(おかみ)に見つかってしまったことがありましてね。主上は何も言われずに徳利をぐいと傾けられ、御所に戻られましたが。
まぁそれは困りますがどうぞ気を楽に・・・呼び出しがあるまでフランクにどうぞ。」

照れくさそうに語るあたり、どうやらその「若いの」とは牧野本人であるらしかった。
一行は少し気が楽になったようだった。


「皆、ここはご厚意に甘えようじゃないか。帝国――ああ銀河帝国だが――では儀式の間に我々共和主義者がカメラとマイクを連れ込むことを許さないだろう。
過度な遠慮と緊張は逆に慇懃無礼だろうよ。
ああ、侍従殿、皆に紅茶をもらえるかな?」

脇に控えていた若い侍従はにっこり笑って「かしこまりました」と一礼した。

623ひゅうが:2012/01/20(金) 22:37:10
「コーヒーではないのですか?」

紅茶が出てきたことで少し顔がゆるんでいるヤンがふと尋ねた。

「エル・ファシルの英雄殿にあやかってね。それにこういう場所では紅茶があっている。雰囲気としてはね。」

「貴族趣味の悪徳、というやつですな。ですがそれもまたよしと思います。」

シトレが肩をすくめた。
トリューニヒトはすでにテレビジョンでは、エル・ファシルの英雄が「紅茶好き」であることが例の少女のコメントとともに報道されており、二人はそれをネタにしたのだった。
緊張もだいぶほぐれたようだ。

「オリベイラ教授。何か?」

と、使節のアドバイザーとしてついてきているハイネセン自治大学のオリベイラ教授が壁の美術品を食い入るように見つめるのに気が付いたトリューニヒトが首をかしげる。

「あ、いえ。この絵のタッチ、どこかで見た覚えがあると思いまして。」

「確か教授は地球時代の政治史がご専門では?」

ヤンが言った。
彼もまた「どこかで見たことがある」と感じている。

「いや。ヤン中佐。研究者というのは専門研究以外に、趣味でやっているような全然別の分野の研究もしているものだ。私の場合、それは美術でね。これは――」

「ああ、横山大観です。本物ですよ。」

あらかじめ用意してあったらしいティーセットを持ってきた侍従が説明した。

「おお!・・・ああ、夢のようだ。13日戦争で消滅を免れた美術品は多いが、シリウス戦役後の動乱や銀河連邦末期の混乱でほとんどが帝国貴族の所有になっているから――」

うっとりと鳳凰図を見つめる教授。
一行がよく見てみると、この空間を構成しているものはどれも一級品揃いであることが一目でわかる。
ただし、銀河帝国のそれのような大陸的なものではなく、どちらかといえばかつて英国式といわれたそれに日本風の品々がちりばめられているようだ。
油絵のかわりに日本画がかかり、棚は漆で塗られている。足元の絨毯は赤漆色で、壁紙には落ち着いた色合いの中に唐草文様と金色の菊花紋章、そして桐紋がちりばめられている。

「ジャパニーズ・スタイルのレストルーム、実物を本当に見ることになるとは思ってもみませんでした。それに――これはすごい。雨下天晴の色合い、北宋様式の青磁ですよ。」

思わずヤンはさりげなく飾られている花瓶に目を見張った。

「なんと!――本当だ。ヤン中佐。詳しいな。」

「死んだ父が骨董が趣味でしたから。その割には遺産の美術品の中で本物は万暦赤絵の磁器たったひとつでしたが。」

オリベイラ教授はほうほうとしきりに感心している。

「君も私も両方にとって、ここは宝の山のような場所のようだな。」

どうやら仲間認定されたらしい。
ヤンは、侍従が持ってきてくれた青花絵付のティーカップを手に取り、中身に口をつけた。
英国式に渋みが効いているが、ほんの一滴垂らされたブランデーと、柑橘類がきいてほっと和む味だった。



「皆様、ご準備を願います。」

牧野内大臣が一行を呼びに来たのは、一服が済み、オリベイラ教授がこの部屋の美術品について一席ぶってほどよく緊張がとれた頃だった。

624ひゅうが:2012/01/20(金) 22:37:49
【あとがき】――会見まで進まなかった・・・今日はこのへんで。

625VISP:2012/01/20(金) 22:42:11
乙です
ヤンこのまま移住しちまいそうだな本当に…

626ひゅうが:2012/01/20(金) 22:43:40
とりあえず最低でも国交樹立交渉とその結末あたりまでは書こうと思っています。
もちろん本編も支援しつつ。今日は寒かったので少々疲れました・・

627名無しさん:2012/01/20(金) 22:44:54
この時期は、まだユリアン引き取ってないよな。
独身の身軽さ、ジェシカをラップに持って行かれた落ち込み諸々合わせて移住フラグが在りそうだ。

628名無しさん:2012/01/20(金) 22:46:16
同盟にとって好ましい話となると、ヤンのコミュ障と政治家嫌いは改善してるかも
昇進の上で日本に派遣されたのは明らかに彼の歴史に対する見識を評価したものでしょう
自分が見てほしい部分を評価してもらえるというのは確実に良い影響を与えているはず
歴史家としての意見を求められたのなら相手が政治家であっても真面目にコミュニケーションをとるでしょうし

629名無しさん:2012/01/20(金) 22:46:48
投下乙です。

630名無しさん:2012/01/20(金) 22:48:33
移住したとして、魔術師最大の戦果である嫁さんははたして日本に来るかな
フラグ潰しちゃったらかわいそうぜ

631名無しさん:2012/01/20(金) 22:48:51
日本帝国にはヤンが愛した民主主義があるし、地球時代、銀河連邦時代のお宝が山脈のようにありヤンにとっては天国のような場所。
だからこそリアルティが感じられずヤンは同盟に戻ろうとするだろう。

632名無しさん:2012/01/20(金) 22:55:10
殴り合いの戦争はともかく政治闘争は連邦加盟国内で
常に繰り広げてるでしょうから政治的には平和ボケしてなさそうですしね
銀欝日本。
というか銀欝日本の台木業の従業員数も気になる。
トヨタで1億2000万中30万だから、銀欝換算だと2億人?
億人単位の従業員を抱える企業とかどんだけー
それとも某飲料メーカーみたいに
設計企業と製造企業が分かれているのだろうか?
設計の倉崎重工社と出雲倉崎重工製造社みたいに
[地名][設計会社名]製造社みたいな感じになってるのだろうか

633New ◆QTlJyklQpI:2012/01/20(金) 22:55:51
同盟でこれだと帝国使節は気絶する人が出るだろうな。
しかし古風と異常な最先端が結びつくという産業革命期のイギリスのような状況ですね。
秘密結社もあるしw。

634名無しさん:2012/01/20(金) 22:59:01
>>633
それって、現代日本と大して変わらない気がします…
帝国使節は美術品に対する審美眼は同盟より上だろうから、色々薀蓄が聞けそう。

635名無しさん:2012/01/20(金) 23:05:31
にしても同盟使節団は気圧されるだろうな。
今上陛下には福島で一度お言葉を頂いた事があるが、なんというかなんて答えたのかまったく覚えていない。
高貴なオーラというのはこういうのを言うんだというのを痛感した。

636サムさん:2012/01/20(金) 23:07:28
武器艦艇が常識的ですねw。
夢幻会の皆様は、YAMATOや、マクロスを作ろうとはしていないのでしょうか。(形だけでも)
また、ガンダムやバルキリーなど艦載機は作成していないのでしょうか。
見てみたいな。

637411:2012/01/20(金) 23:16:00
乙です。

4200年程度と歴史は比較にならないほどある日本ですから、文化遺産の量は帝国・同盟と比較にならないだろうな。


まあ、ヤンはなんだかんだ言っても同盟で軍人としてあり続けるだろうけど、
この日本派遣はヤンにとっていろんな意味でプラスであることには変わらなさそうです。

638名無しさん:2012/01/20(金) 23:21:31
>>636
夢幻会が復活してまだそれほどの時間がたってないんじゃないかな。
だったらさすがにまだネタ兵器を作る時間が無いんじゃないかと。

639名無しさん:2012/01/20(金) 23:22:48
>>634
ドイツ・ヨーロッパ系以外の美術・芸術作品はルドルフの謎趣味によって排除されてるから……

640New ◆QTlJyklQpI:2012/01/20(金) 23:29:54
まあ、辻の末裔がクニユズリする時にある程度持ち逃げしてるでしょうが。

641名無しさん:2012/01/20(金) 23:31:58
>>638
夢幻会の末裔が先祖の影響を受けずに兵器を作るかな?

642ひゅうが:2012/01/20(金) 23:39:39
>>641
嶋田「なんだこれは・・・」
技術者「お気に召しましたか?」
嶋田「なにこの宇宙戦艦ヤ○ト?」
技術者「ええ。再現には苦労しました。タキシオンを利用したエンジンは残念ながら実用化できていませんが、それ以外はなんとか作れましたよ!」
嶋田「え?波動砲も?」
技術者「ええ。ブラックホールの発生とその蒸発を利用した高熱エネルギー反応砲です!重力子アンカーを利用したガイドレールに乗って半分真空縮退レベルにまで圧縮した空間のゆがみを射出します。」
嶋田「それはすごい。」
技術者「難点は、爆発の制御ができないことですが、まあ兵器ですから大丈夫でしょう!」
嶋田「へ?」
技術者「単艦運用を前提にしていますから、相転移暴走が発生した場合も逃げればいいだけです。最悪惑星が吹き飛びますが逃げ切れるように機関は強化しておきました!」

嶋田「さっさと廃艦にしろ!!」

643名無しさん:2012/01/20(金) 23:43:03
オリベイラ教授と仲良く話すヤンなんて初めて見た。

644New ◆QTlJyklQpI:2012/01/20(金) 23:44:36
ナデシコにしろよw。

645名無しさん:2012/01/20(金) 23:45:58
ネタ兵器については、ネタスレの方でありえないという話になってなかったかな?
実利を求めた結果として最終的にネタになってしまった場合を除いて、ネタ兵器を作ることが許されるような環境にはないでしょう

646ひゅうが:2012/01/20(金) 23:48:01
>>645
はい。本編では書けませんのであくまでネタレベルの返信です。
実現性も?レベルですし。

647名無しさん:2012/01/20(金) 23:49:38
>>639
南欧系文化も怪しい、おそらく伊、希臘は全滅と思われ。
仏はある程度は残ってそうだけど、メインはやはり独式か。

こうしてみてみると恐ろしく文化の深み無いのね、帝国。
個人の趣味による文化封殺が許されてしまえば当たり前の話ではあるけれど。

648名無しさん:2012/01/20(金) 23:52:42
>>647
そんな文化封殺王朝がようやく崩壊したと思ったら
次の初代皇帝もまた自分の謎美意識でハイネセン像を倒したりしちゃう
厨二病患者でしたの巻。

649名無しさん:2012/01/20(金) 23:53:20
最盛期の銀河連邦を継承し発展させた銀河帝国を仮想敵国としている以上
軍事の分野で遊ぶ余裕はなかったでしょうしねぇ

もちろん研究の為にトンデモ兵器を試作したりというのはあったでしょうが

650New ◆QTlJyklQpI:2012/01/20(金) 23:54:57
移動要塞って帝国からみても鬼畜級だろうな。

651名無しさん:2012/01/20(金) 23:55:56
>>645
そう?タキオンを利用したエンジンにしろ、波動砲にしろ研究する価値は十二分にあると思うけど。
というかロマンが無ければ技術なんて発展しないだろ。
技術の発展って「こうなればいいな」、「こうだったら良いのにな」の繰り返しだろう。
当時から見ればネタに等しい発想から今一般的に広く利用されているものなんていくらだってある。

652411:2012/01/21(土) 00:00:39
>>648
そういう意味でもラインハルトは、正当な第二のルドルフなんですよね、本人は否定したいだろうけど。
やっていることは、ルドルフと全然変わってない。
文化抹殺という基地外じみた行為を行っている銀河帝国ですから面白い文学作品は圧倒的に生み出されてないんだろうな。


移動要塞は原作でもモドキレベルでありましたから、チートではありますがトンデモ兵器ではないんですよね。

653名無しさん:2012/01/21(土) 00:02:37
ところでゼッフル粒子にはどう対応する?

654名無しさん:2012/01/21(土) 00:07:05
>>651

「ネタ兵器を作る」と「基礎研究や技術開発」は全くの別物
何も新技術の研究開発を否定してるわけではありません
その技術を使って実用ではなく趣味やネタに走ること
それを問題視してるだけです

655名無しさん:2012/01/21(土) 00:08:39
オリベイラ教授も、この頃はまだまともだったんだな……
後の権力に汚れた人達だけじゃなく、ヤンも色々な人と知己が出来て……
うん、人と人の接点が広がって、理解が広がる
良い事です。このヤンなら、パエッタの参謀になっても上手くやれそうですしね

656ひゅうが:2012/01/21(土) 00:12:16
>>654
本編で最初からネタ先行で開発されたかのような物品は出すつもりはありません。
あっても問題視されるか廃棄させられるだけでしょう。
ただ、技術開発の結果ネタに走ったのかと思われるような代物の存在は否定いたしません。
この話はこの辺で。

657 テツ:2012/01/21(土) 00:12:59
投下乙です

意外と相性がいいのか、ヤンとエンリケ・ナントカ()・オリベイラ教授。意外と趣味の方向性が近いからか
将来査問会が開かれたとしても、逆にヤンを庇いそうですな

658 テツ:2012/01/21(土) 00:15:47
四肢欠損者用に義手義足を開発しようとして、「どうせなら軍用の義手も技術的挑戦として作ってみない?」→「・・・サイコガンが出来てしまった。どうしてこうなった」ってことは起こるかもしれませんw

659名無しさん:2012/01/21(土) 00:17:38
ネタ兵器とトンデモ兵器は別だよね
ネタ兵器は否定するけど、トンデモ兵器の類は真面目に研究しているだろ

それこそフォールドブースターとか光子魚雷とかホーミングレーザーとか

660名無しさん:2012/01/21(土) 00:18:10
しかし外交武官としてエリートコースに乗ると、政治に関わる仕事ばかりになるんじゃね
ヤンの明日はどっちだ

661名無しさん:2012/01/21(土) 00:18:16
義手義足に爆弾仕込んでた某宇宙戦艦の技師長を思い出した。

662名無しさん:2012/01/21(土) 00:21:02
ヤマトに出てきた反射衛星砲とか
アレって実用化できれば防衛兵器としてすごく重宝すると思うんだ
拠点防御用に配備できれば要塞の死角が無くなるだろうし、任意方向への火力の集中も出来る

663名無しさん:2012/01/21(土) 00:21:47
そもそもの問題はネタ兵器とトンデモ兵器の境があいまいなことだと思う。
どうも>>645はひゅうが氏のヤマトネタをネタ兵器と判断しているのに対し、
>>651はヤマトネタを技術開発の一ステップと見ている気がする。

664名無しさん:2012/01/21(土) 00:26:18
>>654
「ネタ兵器(出典アニメ・漫画・小説)を作りたいが故に、基礎研究や技術開発に挑む」
尚且つ「機能面・サイズ的に問題はあるが、開発に成功してしまう」
これは、貴方的にはOKなんですよね?、なら問題なし

ネタ兵器=実用性皆無って割り切ってるのかもしれないけど
ネタ兵器とはいえ、それなりに考えてデザインされているし
何らかのIF技術によって、有効性が確保されている

宇宙戦闘艦では、重力・慣性制御技術(人工重力)が発達し
エネルギー供給機関(核分裂・核融合動力や縮退機関)が出力十分で
対ビーム兵器・対大型水爆ミサイル用バリアーが装備されてれば、外観はさほど関係ない

実際の宇宙空間では、円盤型、球形が正しいデザインで、円錐も可
バリヤー技術が異常に発達してれば、どんな形状でも問題ないけどね

665New ◆QTlJyklQpI:2012/01/21(土) 00:26:46
ヤンが演習で日本軍をてんてこ舞いにすると「戦術の神様」というあだ名が付くかもw。

666名無しさん:2012/01/21(土) 00:27:17
>>663
ヤマトそのものを作ろうというのはネタ兵器だろ
波動エンジンや空間磁力メッキ辺りはトンデモ兵器というかトンデモ技術だが

667名無しさん:2012/01/21(土) 00:28:14
軍艦が銀英系以外の作品のものとか、艦載機がR-9系などのシューティングゲームの影響を受けてるとかはありそう。
それくらいなら独自の進化といえるかな?

668名無しさん:2012/01/21(土) 00:30:16
都市帝国を作りたくて色々やってるうちに移動鎮守府になったとか…

669 テツ:2012/01/21(土) 00:32:23
まあ、ジェット機やミサイル、宇宙ロケットも100年前は「トンデモ技術」だったわけだし

670名無しさん:2012/01/21(土) 00:33:16
>>667
ゲームの影響で独自進化してる兵器が実在しないので何ともだな。
ゲーム以外の要因を挙げなけりゃどうやっても登場せんだろう。
だから、まあ他所の兵器を持ち込みたいなら、そういう○○をモデルにしました!
ではなく、戦術思想、環境、技術その他の要因があってこれ以外の形はありませんでした
ってネタss書けばよろしい。

671名無しさん:2012/01/21(土) 00:33:39
うん、きっと帝国の切り札は、白色彗星化して敵陣を切り崩す機動鎮守府の群れなんだよ。
白い長高出力中性子のシールドをまとい、宇宙を爆走する白色彗星の群れ。

素晴らしい!

672名無しさん:2012/01/21(土) 00:34:02
>>658
すでに軍用擬体にビームライフル仕込んでソウではあるw
あと、魂の解明の結果、超能力系の技術も出てるかも
超能力が無くっても、サヴァン症候群や
何となくで精密機械よりも精度がよい品物作る職人技とかの
謎は解明されてるんだろうなぁ

673yukikaze:2012/01/21(土) 00:34:42
>>475の続き。いい加減ネタスレ進めないといけないのに・・・

結論から言ってしまえば、夢幻会のメンバーは、門閥貴族を切り捨てる
ことを既定方針としていた。
元々彼らは帝国の藩屏であることを望まれ、そうであるが故に数々の特権を
享受していたわけだが、既に彼らは国家の藩屏どころか、むしろ害悪になっていた。
一例を上げれば、帝国の富の実に1/3近くが、彼らの特権を維持するために使われていたと
いう試算が出ており、当時の財務次官であるカストロプ公が「何たる無駄遣い」と
慨嘆したほどであった。

もっとも、前述したように、彼らは門閥貴族の排除を既定方針としても、
短兵急に事を進めるようなことをしなかった。
何しろ、現在の帝国の統治形態は門閥貴族を中核としてまわっているのである。
そして、あらゆる組織において、門閥貴族とその息のかかった者達が職務に従事している以上、
彼らを一気に排除すれば、組織の機能がマヒする恐れが十分にあった。
夢幻会が、帝国歴471年まで門閥貴族排除よりも辺境地域の開拓に注力したのも、
辺境地域の開拓に従事させることによって、門閥貴族の息のかかっていない官僚層を育て上げると
いう目的もあったからだ。
大抵の門閥貴族にとって、辺境地域は左遷地域でしかなく、何より首都周辺での利権のある地域を
わざと餌としてばらまかれたことに目がくらんでいたことも、夢幻会側の狙いを隠すことに役立っていた。

そして帝国歴471年。夢幻会側は満を持して行動を開始した。
まず口火を切ったのは軍であった。
この年の人事異動において、門閥貴族層に連なっていた面々を、名誉職や「階級上昇→待命」
というコンボによって、第一線から外し、軍内部における門閥貴族層の影響力を激減させることに成功する。
外された面々が、その真意にほとんど気づかない程の鮮やかさであった。

次に手を打ったのが内務省であった。
内務省で警察官僚として実力を蓄えていたハルテンベルク伯爵(田中隆吉)が、
サイオキシン麻薬事件の捜査を極秘裏に押し進め、証拠がそろった所で、
一気に摘発に躍り出たのである。
ハルテンベルクの巧妙だったのは、麻薬密売に絡んでいた門閥貴族のうち、
大物には全く手を出さず、主に下級貴族連中を狙い撃ちにしたことであった。
当初、ハルテンベルクの行動に警戒感を示した門閥貴族達も、自分達に対して全く
手を出さず、おまけに揺するそぶりも見せないハルテンベルクの行動を「物のわかった男」と
評価する有様であった。
無論、夢幻会側は門閥貴族に配慮する為に、ハルテンベルクにそういった行動をさせたわけではかった。
彼らにしてみたら、麻薬摘発事件など、これからの策の為の前振りでしかなかったからだ。

そして、最大の一撃を放ったのは、財務省であった。
財務尚書であったリヒテンラーデと次官のカストロプは、前述した麻薬事件に関連した貴族達が
その密売ルート確立の資金源として、貴族専用の金融機関を利用していたことを受け、
当該金融機関を利用している全ての貴族達に、これまで借りていた資金の使用内容の内訳の提出と
それに対する査察を行う事を通達したのである。
この通達に、遊行費やマネーゲーム用の資金として利用していた門閥貴族は大反発するが、
夢幻会側の貴族陣が進んで資料を提出したことで、もはやにっちもさっちもいかなくなってしまう。
結果として、多くの門閥貴族達が、そのでたらめな資金運用を赤裸々に暴露されてしまい、
当該資金の返済を命じられることになる。

そして経済的に困窮することが明白になった門閥貴族達は、追いつめられた思考の元、
リヒテンラーデ達の排除を決意。ここに内乱の号砲が切って落とされることになる。

674New ◆QTlJyklQpI:2012/01/21(土) 00:39:20
見事に巾着袋で破滅をさそうなw。
これほどのことになるとオーディン周辺もかなり激戦になりそう。

675 テツ:2012/01/21(土) 00:44:26
投下乙です

二階に上げて梯子を外すやりかたが上手いですね、流石w

ネタもこちらもどちらも楽しみにしておりますよ〜

676earth:2012/01/21(土) 01:01:01
お疲れ様でした。
確かに門閥貴族を排除するとしても、代わりの人間がいないと洒落にならないですよね……。
原作のように大々的に排除したらあとが大変ですからね……。

677名無しさん:2012/01/21(土) 01:31:07
>>実際の宇宙空間では、円盤型、球形が正しいデザインで、円錐も可

つまり、『ペリーローダン』シリーズの艦デザインこそ正義というわけですねわかります

まあ銀鬱世界では、アニメやゲームのネタ兵器は仮想現実の世界で『現実』化していると思います。
“仮想”とは銘打つものの、独立した電子人格や二次元世界の存在にとっては“現実”でしょうから。
DP(デンジャープラネット)みたいにあくまで現実世界の物理学で可能なロボット兵器を研究し、ヴァーチャルと言う
名の別世界でそれらを享受する事も可能でしょう。

と言うか仮想現実の世界(ゼロ魔とかなのは、さらにはその二次創作世界を惑星規模、世界規模でシュミレートする)
とかしたものの住民も『生命』として捉えると、銀鬱日本の人口はいったい・・・・・・。

678ひゅうが:2012/01/21(土) 01:34:45
>>673
乙です。
やっぱり帝国貴族はアレでしたね…
本当にこれからトップ層を構築するためにの教育とか大丈夫でしょうか…(汗

679yukikaze:2012/01/21(土) 01:42:02
>>676
正直、銀英伝での致命的な問題の一つなんですよねぇ。
例えば、アスターテの勝利後に、ラインハルトは元帥府開設と9個艦隊の指揮権を
継承した訳ですけど、同盟の大攻勢が始まるまで半年しかない状況下で、司令部の
大幅な異動(各司令部に平民クラスが多数混じっていることから)やらかしておいて
満足のいく艦隊運用ができるのかどうか・・・
特にキルヒアイスに至っては、艦隊司令官になったのは5月。(同盟の侵攻は8月)

もっと致命的なのがリップシュタット戦役。
この時、ラインハルトは軍務省なんかをクーデターで制圧するわけなんだけど、
これによって軍中枢部が完全にマヒした筈なのに、ラインハルトもオーベルシュタインも
前線に出向いたまんまで碌に手当をしていない。
これなんか明らかに後方軽視でしかないんだけど、作中の描写を見ると、補給なんかに困った様子は見えない。
まあ原作では18個艦隊指揮できるはずなのに、実際にはその半数しか動かしていなかったところを見ると、
碌に艦隊が動ける状況ではなかったのか、あるいは正規軍から大量の脱落者が出たのかなんでしょうけど。

あの作者は「悪い元凶を壊せば解決するよ」という、組織を舐めきった認識だからなぁ。

680名無しさん:2012/01/21(土) 01:43:29
ていうかこんだけ技術が発展した世界なら中身はともかく、
個人でヤマト作ったり、ナデシコ作ったりしてるんじゃないかな?
現実でも1/1ガンダムとか作られた訳だし。

681名無しさん:2012/01/21(土) 01:43:49
民生方向が発展してれば娯楽分野で惑星一つなり小惑星改造型の超大型遊園地みたいな物もあるんだろうな。
電脳上でもVRMMO的な物が日常生活中にあるだろうし。

―――生物工学系の発展でリアル子猫やらリアルネズミとか居るかもしれん・・・。

682名無しさん:2012/01/21(土) 01:45:14
銀英伝においては腐ってる連中なんて貴族の一部だから全体的には問題ないんじゃないの?

683名無しさん:2012/01/21(土) 01:52:47
>>677
宇宙空間の上下左右前後の完全360度対応しようとすると
球形が一番いいが、進行方向のからの被弾を考慮すると円盤型がよく
推進機関が大型化するのであれば、円錐あるいは長方形(兵装を艦首に集中させるため)ですかね

>仮想現実の世界で『現実』化
これは同意、仮想世界が遊戯場としても使われるだろうから
現実(銀英宇宙)では技術的にありえない、超エネルギーや超装甲、超能力に魔法なんでもゴザレだね

684名無しさん:2012/01/21(土) 02:06:17
仮想世界ならどんな設定でもアリだし
遊びとかそういうのも含めたら数億回ぐらい艦隊戦を実施して研究されてるんじゃないかなあ
いくらぶっ壊してもタダなんだから、もう実戦経験とか必要なの? ってぐらい極まっててもおかしくはないと思うんだけど

685名無しさん:2012/01/21(土) 02:07:41
>>682
明治維新ェ…、ソ連崩壊ェ…
上の管理職をやたらと排除すると
組織運営の経験の無い奴らが慣れるまでに、数年〜数十年もかかる

ラインハルトたちは前線指揮官で、後方管理はさほどしてない
メックは多少慣れてるだろうが、オーベルもメックも出撃してるんで
軍務省の業務は誰がしてたんだか

686YVH:2012/01/21(土) 02:18:16
ひゅうが氏・yukikaze氏
投稿、お疲れ様でした。

 こちら(宙京)の御所は基本的に、旧地球時代の再現みたいですね。
内大臣の牧野さん、ひょっとして元七万石藩主家の御当主?
だとしたら、子爵か男爵・・・詳細を知ったら同盟側は驚くだろうな・・・

 国単位の大掃除・・五百年近い年月が経っているから、埃が凄そう・・・
粗大ごみ(という名の失格貴族)はブラックホールにでも放り込んだら
さぞ、爽快だろうな・・・・

687名無しさん:2012/01/21(土) 03:02:38
仮想空間でデータ収集用として使用されているなら
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艦長でもパイロットでもお好きなプレイを楽しめます!ランキングではあなたのプレイスタイルにあわせた評価で競い合い仲間を見つけよう!・・・この広い銀河でイレギュラーはあなただけのハズがない!!
(プレイスタイルにより、イレギュラー、ドミナント、異能生存体に分類されポイントが加算されます)

688名無しさん:2012/01/21(土) 04:43:33
>679
それ言ってしまうとさ、フェザーン占領に同盟占領
それにかかる人員どんだけかかるんだよと
フェザーンと同盟の官僚そのまんま使ってるにしても、協力してるように見えてサボタージュなんて事も可能だしなあ
実際、それらを統括する人員にしたって到底足りんでしょうに
一部確かに硬骨漢の例えはあったけど、帝国とフェザーンと同盟
三国を統括する上には必ずそれなりの数の帝国官僚がいるのに、どっからそんだけの人員用意出来たんだろーね
帝国だけは「どっからともなく有能な人が湧いてくる」でもないと説明がつかん

689名無しさん:2012/01/21(土) 05:26:24
TopGearの覆面の備品みたいな連中がいるんだよきっと(棒)

690名無しさん:2012/01/21(土) 05:44:52
>>679
後方機能は元帥府で補完したんじゃないかな

691名無しさん:2012/01/21(土) 06:45:34
ヤ○トとかホワ○トベースとかガ○ダムとか、そういうネタ兵器は観光地とかアミューズメント系で実現することはありそうですが。
言ってみれば琵琶湖で浮いている外輪船とか1/1ガンダム「こいつ動くぞ!」Verみたいな。
個人でも趣味で実現してる人はいるでしょう(岡山にもZガンダムがあるし)。
あとバトリングとかでロボット同士を戦わせるエンターテイメントはありそうですね。

692名無しさん:2012/01/21(土) 07:37:07
帝国は実務で不遇を味わっている下級官僚と構造的欠陥から余剰人員がかなりいるでしょうから、動揺はあるだろうけど、何とか回るのではないでしょうか。

693名無しさん:2012/01/21(土) 07:43:22
同盟はトリューニヒトの手腕によるところが大きいでしょうね。フェザーン遷都は落ち着かないフェザーン安定化の為に行った一環の可能性が高いです。

694名無しさん:2012/01/21(土) 08:03:14
まあ、実務云々はきちんと引継ぎがされてないと、ほぼ新規立ち上げに等しくなる。
当然そんなありがたい真似されてる訳無いので、完全再編みたいなエグイ状態になる筈なんだけどね。
作者自身、実社会での経験殆ど無いみたいだから、そこまで考えが回らなかったんじゃないかと。
腐敗した特権階級が、偉大でカッコいい英雄の排除されれば、それだけで世界が全て良くなり上手く回る的な発想は、
あっちに寄ってる人特有のものだけどね。

695サムさん:2012/01/21(土) 08:19:18
ひゅうがさま、ありがとうございました。
「敵は強大」と思って整備していたのですから、防衛部隊の艦艇は現実的な兵器になりますよね。
打撃部隊の兵器に期待しますw。

696名無しさん:2012/01/21(土) 08:25:59
なんか物理的な兵器に頼らなくても
サイバー的なあれこれで相手の社会システムを
ダウンさせられるんじゃないかという気もしてきたぞ

697名無しさん:2012/01/21(土) 08:39:52
>>696
ルリ「呼びましたか?」

698名無しさん:2012/01/21(土) 08:54:07
>>697
バカばっか(帝国・同盟的な意味で)

699名無しさん:2012/01/21(土) 08:54:57
>>696
銀英伝は昔の作品なのでサイバー系やECM、ECCM、ステルスなんかはあんまり出てこないんだよね。
広い銀河の支配には通信インフラの整備は必須だし、そっち方面からのアプローチは面白くなりそう。

700名無しさん:2012/01/21(土) 09:55:40
>>699
確か最初の出版が1982年くらいじゃなかったかな?
現在のコンピューター関連の発達は当時の予測以上でしょうし。
その手の技術が出てこないのはしょうが無いですよね。
あと、宇宙船の動力源が核融合炉なのも時代を感じさせますね。

701名無しさん:2012/01/21(土) 09:59:57
623
ああ、まだユウコク騎士団襲撃前だから形見の皿割れなかったんだ。
あの事件ヤンのトリューニヒト嫌い地味に進行させてるよね

702411:2012/01/21(土) 10:11:43
トリューニヒトなども同盟政治家はまだ、腐る前でしょうからね。
まだこの時なら微妙にきれいなままな政治家ですかね。

同盟の問題点として情報通信がマスコミに牛耳られてるぽい点ですかね。
中東革命でツイッターなどのインターネットが重要な役割を果たしたように同盟でも情報通信網を整備すれば
多少はましの方向に行く可能性もあります。


最大の利点としてはまだ軍事的・経済的にまだ余力があることですかね。

703 テツ:2012/01/21(土) 10:29:03
この時点ではまだヨブたんもそれほど汚れては居ないですからね
まだ憂国騎士団や地球狂とも付き合いが無かったはずだし

・・・ヤンが神保町めぐりをしている横で、エンリケ・ナントカ・オリベイラ教授が骨董市巡りをしているビジョンが浮かんだw

704名無しさん:2012/01/21(土) 11:18:32
日本軍は同盟艦艇を参考に外洋軍の整備をするんだと思うけど、
どうすんだろあのワイヤー。
帝国の柱と同じくアレについてのどういう見解を持つか気になるwww

705名無しさん:2012/01/21(土) 11:55:59
少なくとも、ブリッジの柱はなくなるか減らすでしょう。
何気にあの柱が原因で死んだ人は少なくなかった気がします……
何人か死んでましたよね?最近、原作やTV版には触れていないので自信がないのですが

706名無しさん:2012/01/21(土) 12:19:07
帝国のコラムと同盟のワイヤーが銀英伝作中の勲功第一だと言われますからねw

707名無しさん:2012/01/21(土) 12:31:01
補強用の柱なくなると天井ごと落ちてきたりしてな
それよりはシートベルト着用させようぜ

708名無しさん:2012/01/21(土) 12:45:46
シートベルト以前に宇宙服の着用が第一では?
宇宙服を着ていたら戦死者は半減してると思う。

709名無しさん:2012/01/21(土) 12:53:09
そもそも船の人員も少人数化してるだろうし巨大なブリッジなんていらんだろ
電脳化万歳w

710411:2012/01/21(土) 12:53:40
確かに宇宙服着用とか、船外に放り出された場合にある程度生き延びられるような
道具を持っておくだけでも生存は格段にあがるはずなんですがね。

それに軍管区や方面軍なんて制度もなそですし、参謀本部も通商護衛総隊とかもないので、近代軍事組織として成立してないような気がします。

711名無しさん:2012/01/21(土) 12:54:57
それ以前に銀英の艦艇のダメコンがマジで駄目こんなんだよな。
モニターが割れて死傷とか意味が分からない。
二十世紀の技術でも割れても怪我しないガラスを作れるのに。

712名無しさん:2012/01/21(土) 12:57:20
>>710
原作者の頭が宋代辺りで止まってるからとしか言いようが無い。
三次元空間で二次元戦闘するのを戦略の天才と称して褒めちぎってるんだし。

つか、艦橋ではなくCICが出来た意味とかも、きっと理解できていないと思う。

713名無しさん:2012/01/21(土) 13:01:19
原作の政権交代は
帝国は行政サービスは元から無い政権交代で庶民層の影響は徴税官と治安を預かる警官の不正が減り、貴族の横暴を取り締まるようになるぐらい。
中世レベルの国民管理の帝国だと、原作のラインハルトの行動で十分かもしれない。フェザーン、同盟市民から搾取した富を帝国に投下すれば人口は増加するだろう。帝国はともかく、同盟、フェザーンで大量に必要になるであろう秘密警察、軍人は何処から調達したのか、捕虜交換で同盟に戻った捕虜たちの就職先はひょっとして…

714名無しさん:2012/01/21(土) 13:06:33
いや、原作の退化ぐらいなら、人口が1/10ぐらいになっていても不自然ではないかもしれません。

715名無しさん:2012/01/21(土) 13:20:41
ダメコンが駄目というよりダメコンの描写を見た記憶がない。
種でさえダメコンの描写があったのに…

716倶利伽羅:2012/01/21(土) 13:26:37
ダメコン・・・一応漫画版にはあったよ、
汚水処理システム破壊の影響とそれに伴う
隔壁閉鎖をダメコンと呼んでいいのならだけど・・・

717411:2012/01/21(土) 13:26:45
自動修復機能くらいつけるだけでもだいぶ違う。
というか、中世レベルの諸制度を現代的な制度に変更するだけでチート化する気がします。


帝国・同盟ともに経済力・文化・モラルだけでなく、あらゆる制度面で日本と比較にならないほど劣っているかと。
まず、同盟は日本の諸制度を参考にして制度面での近代化をする必要がありますね。
そのため、当分出兵なんて論外な状態にあるかと。

718New ◆QTlJyklQpI:2012/01/21(土) 13:34:19
帝国はルドルフの登場で近代制度が破壊され、同盟はノウハウ持ってる人材が皆無
だったため我流の制度だからなあ。

719名無しさん:2012/01/21(土) 13:38:47
>>708
>>710
宇宙服を着用していないのはアニメ版の銀英伝だけです。
原作小説では宇宙服を着用している描写が存在しています。

720名無しさん:2012/01/21(土) 13:40:11
>>719
確か、原作では宇宙服着用であれだけの死者を出していたんですよね。

>>717
日本から民主共和政に関する資料を貰ってくるべきでしょうね。
それでもって一度同盟は自国の国家制度の根幹から見直すべきかもしれないです。

721名無しさん:2012/01/21(土) 13:52:18
こうやってみると歴史って大事だよね。

722YVH:2012/01/21(土) 14:06:35
帝国軍艦艇の柱の被害者は
(OVA)

第二次ティアマト会戦での、カイト中将(重症)

ヴァーミリオン会戦での、グリューネマン中将(重症)

はっきり分かっているのは、以上です。

723名無しさん:2012/01/21(土) 14:06:44
一応、ルドルフって軍人として名声を博したのが世に出る切っ掛けだった筈なんだが。
皇帝になって、劣化しまくった描写もあったが、それが軍事にも及んでいたのか?
それとも、後継者が500年掛けて劣化させてのか?
どっちだろ。

724名無しさん:2012/01/21(土) 14:09:08
逆に同盟や帝国から鬱日本が学び取れる物ってないのだろうか?

725名無しさん:2012/01/21(土) 14:12:17
>>722
シュタインメッツは?

726名無しさん:2012/01/21(土) 14:16:00
帝国軍が劣化していなかったら、初戦で同盟軍敗北→同盟滅亡だった筈なんだよな。

「ようやく分かった。
 ヤツラは阿呆だ」
「賛成」

なレベルの皇族が、総司令官になったが故の悲劇。
でもって、それを是とせざるを無かった軍人の無念。

727411:2012/01/21(土) 14:17:25
>>724
あんな風になってはいけませんという反面教師かと。
それでも重要な役割だと思うけど。

まあ、帝国と違って同盟は知らなかったという影響が大きいだろうから、日本から資料を得て学べばかなり変わると思うけど。
日本にとっても友好関係を築けそうなある程度ましな国家だから、まともな制度を有する国家になってもらわないと困るだろし。

728名無しさん:2012/01/21(土) 14:27:10
銀河帝国は独裁制等が行きつく先、自由惑星同盟は民主共和政というイデオロギーが前に出過ぎた結果。
と考えると見事な反面教師ですよね。

自由惑星同盟は幸い大日本帝国から銀河連邦やそれ以前の歴史という教科書を提供されればそれを活かせる立場です。
日本も後押ししてくれるでしょうし再建はかなりの速さで果たせる筈。
むしろ日本にとっては市場としても銀河帝国に対する盾としてもそうなってくれないと困る訳ですが。

729YVH:2012/01/21(土) 14:28:03
>>725
確証が無いので、あえて外しました。
柱の様にも見えたし、何かの機材の様にも見えたので。

後、艦艇じゃないですけど、番外という事で・・・

第十次イゼルローン攻防戦において、ルイ・マシュンゴ中尉が
崩れた柱の残骸を装甲擲弾兵の集団に投げ込み、数人の兵が
それに押し潰された。

730名無しさん:2012/01/21(土) 14:29:28
まあ、原作者が軍事や兵器の意味合いを理解出来てないのは今更です
だからこそ、二次での弄り甲斐があるのですから

宇宙服に関してはガンダムでも戦闘時は着込んでいますからね
確かに平時はともかく、戦闘時は着込んでいる方が普通だと思います

731yukikaze:2012/01/21(土) 14:29:54
>>673の続きでも。文才が欲しいニダ・・・

夢幻会の目論見通り暴発した門閥貴族達であったが、その規模は原作のリップシュタット戦役と比べると
多くても1/3程度の規模でしかなかった。
その最大の理由は、反乱を起こすための大義名分であった。
原作では、政権の主流派から落とされたブラウンシュバイク・リッテンハイムの両家が「君側の奸を討つ」
という大義名分を掲げたことで、殆どの門閥貴族達が雪崩を打って参加した訳だが、
今回の反乱の原因は「浪費ばかりしていた貴族が借金棒引きの為に反乱を起こした」という代物。
はっきり言って、「自業自得」としか言いようがない代物である。
少なくとも領地経営を真面目に執り行っている貴族層からは呆れられていたし、比較的裕福な貴族層も
「何で貧乏貴族の連中と一緒になって馬鹿をやらかさないといけないんだ?」という考えが殆どであった。
それでも全貴族の内、1000人近くが反乱に参加していたというのが、当時の門閥貴族の腐敗と
堕落を指し示していたといえる。

さて、反乱を起こした門閥貴族達であるが、参戦をしたのは、「身代を超える贅沢をしていた連中」か
「領地経営がまともにできていない」連中である。
要するに反乱軍の核となるべき存在が全くと言っていいほどいないのである。
無論、探せば家柄がいい貴族は幾人もいたのだが、裏を返せば家柄だけなのである。
原作でも、有数の家柄と実力を誇っていたブラウンシュバイクやリッテンハイムをしても、門閥貴族の
我儘を抑えるのが難しかったことを考えれば、家柄だけの貴族が、統一した指揮を執るなど不可能であった。
必然的に、彼らは自領に籠って、各個ばらばらに反乱を起こさざるを得なくなる。

もっとも、彼らのこうした行動は、夢幻会側にとってはいささか厄介なものでもあった。
敵は分散させて討つのが用兵の常道だが、この場合はむしろ集中させて叩いたほうが効率は良い。
何しろこうした反乱が長引けば、反乱が起きた地方の物流、通商がマヒしてしまうのである。
それは直接的には、その地方にダメージを与えることになるし、まわりまわっては国家にダメージを
与えることになるからだ。
勿論、反乱鎮定にかかる費用についても馬鹿にはならない。

だからこそ夢幻会内部では、首都でのクーデターによって門閥貴族を一網打尽にする案や、貴族に対する累進課税を
発表することでの大規模な暴発、更にはサイオキシン麻薬の一件を大々的に利用することでの失脚と言ったプランも
話し合われたのだが、これらの案を行った場合、帝国は今以上の混乱を誘発する可能性が高く、そうなった場合、同盟が大攻勢に打って出る
危険性を考えれば取ることは出来なかった。
如何に難攻不落のイゼルローン要塞であったとしても、それなりの艦隊がなければ不落ではないのである。
同盟に対する防衛と、貴族の反乱の鎮圧とを天秤にかけての戦力分担を考えれば、これがぎりぎりの妥協点であった。

かくして、門閥貴族の反乱は、原作と比べて小勢力であったが、広範囲でかつ不規則に勃発したために
原作で5ヶ月で終焉したのが、ここでは全てを合わせると2年近い時間をかけての終焉となっている。
やむを得なかったとはいえ、帝国のダメージはそれなりに生じることになったのだが、もう一つの問題として
反乱には加わらなかったが、既得権益の保持を重視している門閥貴族層についても、対応を講じなければ
ならなかったのである。

732名無しさん:2012/01/21(土) 14:36:09
同盟にとって重要なのは、単に民主共和制のサンプルを移入し従来のそれを拡充・発展させることではなくて、
民主共和制を裏付ける理念・理想が欠如していることをどうにかしなきゃいけないんだろうなと思いますね。
政治システムはそれぞれの社会が採用する前提的・背景的な理念から導き出される手段にすぎないのに、
同盟では殊更にその手段を称揚して、肝心要の国家としての理念が蔑ろにされ、建前以上の物になっていない。

個別具体的な時代状況・社会状況の下では、その理念に合致する政治制度の設計は千差万別なわけで、
どれが正解とか最適解ということもなく、場合によっては、民主制国家において、民主的制度それ自体が
他の原理や理念に対して大きく道を譲る、または完全に排除される場面だってある(eg.民主的基盤がなくとも、
上位概念である自由主義の観点からその存立を許される司法権など)。

でも、同盟にはそういう発想自体がない。 民主的に(多数決で)決定したからそれだけで正当性が認められる。
民主共和制が何にも勝る価値・国是であるから、民主共和制のために国(or国民)が滅んでも、国(or国民)のために
民主協和制が滅びることは到底許されない。 だから、国民の命を平気で投げ捨て居るような国策がまかり通る。
これは社会として相当歪なことですよね。

それと、現代人ならば、「民主主義」・「民主制」・「民主的制度」という言葉なら何気なく使うことがあると思いますけど、
「民主共和制」という政治体制を強調した大仰な言い回しは、一般的にも、講学上もまず使うことはありませんよね。
このことは同盟人自身が民主制を過大に評価していることを端的に表すとともに、彼らの絶対視しているものが、
理念としての「民主主義」ではなく、所詮は一制度に過ぎない「民主共和制」であるということを暗示している気もします。

733YVH:2012/01/21(土) 14:45:48
yukikaze氏
投稿、お疲れ様です。

壮大なもぐら叩きですね。
確かに、手間が掛かる・・・

734名無しさん:2012/01/21(土) 15:11:41
乙!
原作の貴族のレベルを考えると纏めて潰した方が確かに楽で時間も掛からないです。

軍務不適合者を入れれば1000億を越え、経済的にも順当に発展しているであろう銀欝日本。
ある程度まともな感覚が有れば比べる事自体が間違っていると判断するだけの格差があります。
帝国の歴史は
ルドルフによるソ連の共産革命に似た革命で銀河連邦の慢性的な不況が一時的に収まる。
ブルジョアを許さない国是から日本と天皇家が睨まれ大遷都(日本国内での通称が夜逃げ)に繋がる。
革命を見守る事を名目に世襲議長となり、幹部、党役員も世襲していく。
権力の長期独占からルドルフの死後から不満が爆発し反乱祭り開催。
反乱鎮圧後、党の支配を確実にする為、他の馬鹿共(党以外)と区別する為、皇帝、貴族と称するようになり、その他大勢を農奴階級に落とす。
その後、何代目かが箔を付ける為、ルドルフから皇帝を名乗り始めたと歴史を改竄。

帝国は規模の大きな北朝鮮なのかもしれない。

735New ◆QTlJyklQpI:2012/01/21(土) 15:23:31
乙です。個別撃破はいいとしても年数が掛かっていけないが金髪のようなぶった切りよりは
混乱が少ないし、逆に艦隊の錬度向上として使えたから仕方ないかもしれない。
貴族連中取り抑える時はオフレッサー投入してるだろうな。
>>723 多分500年掛けたせいだろうな。
ルドルフも艦艇とかはスペック重視でコストや
整備性とか度外視してるのかも。そして劣化した軍により「砲撃第一!防御なんて考えるな」的な
発想に近づき、同盟にも亡命技術者によりその思想が受け継がれて何時の間にやら
砲撃力重視でダメコンが駄目な設計になったとか。

736411:2012/01/21(土) 15:29:28
乙です。
個別に叛乱されるだけめんどくさそう。

明治期の日本は近代化をするにあたり、お雇い外国人や留学生を送ったりして近代的な諸制度を
学んだことで日本流の近代制度を構築できたのですからね。
同盟はいわば、絶海のことでたった人で何も経験・書物・学者などの教えをなくて作った国ですからね、
歪んだ部分がでてもしょうがないのでしょう。
何かをするにあたって昔の情報は貴重ですからね、歴史や経験から学べるものが多いですから。

737ひゅうが:2012/01/21(土) 15:31:38
>>731
乙です!
一気に暴発してくれたほうがやりやすくていいのかもしれませんが、インフラの被害と彼我損害の面からみたら面倒でも五月雨式のほうがいいのかもしれませんね。

ちょっと用事があって帰ってきたところなのでこれから続きを書きます。

738名無しさん:2012/01/21(土) 15:36:18
元々、同盟の基礎を造った人たちって、帝国で農奴階級に落とされた人だから、職業軍人は少なかったのかも。
軍務経験がある人は、農奴にするより危険という事で処分してしまいそうだし。
素人が、聞きかじりで軍隊造った結果が、同盟軍の基礎で、その後も是正が利かなかったというのはアリでは?

739New ◆QTlJyklQpI:2012/01/21(土) 15:36:26
>>737 よろしくお願いします!

740名無しさん:2012/01/21(土) 15:50:59
>>712
亀で申し訳ないけど、
宇宙で二次元な陣形については原作者自身が
3次元陣形とかちょっと想像力がついていかんので勘弁してください
みたいなことを何かのインタビューで言ってたから許してあげて

ただ、軍制はなー……

741名無しさん:2012/01/21(土) 15:55:40
レベルに合わせて『ガイエスブルグ節度使』とか『オーディン西園軍』とかにしておけば良かったんだと思う。

742名無しさん:2012/01/21(土) 16:14:50
素直に、銀河帝国とかにせず大晋帝国とかにでもして中国風にすればよかったのにね。
そうすれば約束の名称等も全て中国風で問題なし。

743ひゅうが:2012/01/21(土) 16:19:02
>>742
晋だと「パンがなければ肉食えば?(意訳)」の皇帝もいますしねw

744名無しさん:2012/01/21(土) 16:21:58
>>742
中国王朝中、不人気度No.1とも言われる晋にせんでも。

まあ、本質そっちの人だよね。
まえラノベでゼピュロシアサーガだったか、西洋風ファンタジーを
見た事あるけど、ネタ元は宋代初期の帝位継承に絡むお家騒動だったし。

息子に帝位やりたさに、兄弟殺しに手を染めた皇帝の息子が
発狂する辺りは、まんまだったな。

745YVH:2012/01/21(土) 16:22:28
>>365の後の、帝国の動きを書いてみました。
拙い文章ですが、暫しお付き合い下さい。


 カストロプ公が病気療養(という名の謹慎処分)に入って暫く後、
公を除く閣僚、帝国元帥四名、大将以上の役付き、主だった諸侯に対し
皇帝フリードリヒ四世の御名で、新無憂宮・南苑内の大会議室に参上する様
勅命が下った。また、それ以前に件の会議室に軍の施設部隊がFTLの装置を
設置した。
これは、フェザーンから離れられないレムシャイド伯との通信用で
リヒテンラーデ侯の要望と、皇帝の強い指示が出た為である。

 −新無憂宮 南苑・大会議室−
その日、参集したのは帝国宰相も兼ねるリヒテンラーデ国務尚書、
フレーゲル内務尚書、ゲルラッハ財務尚書代理、ルーゲ司法尚書
ノイケルン宮内尚書、アイゼンフート典礼尚書、ウィルヘルミ科学尚書
キールマンゼク内閣書記官長。
軍務尚書エーレンベルク元帥、統帥本部総長シュタインホフ元帥
幕僚総監クラーゼン元帥、宇宙艦隊司令長官ミュッケンベルガー元帥
近衛兵総監ラムスドルフ上級大将、装甲擲弾兵総監オフレッサー上級大将
憲兵総監クラーマー大将、帝都防衛司令官グナイゼナウ大将
十八個艦隊の司令官たち。この日、帝都に駐留していた独立艦隊の司令官数名。

746名無しさん:2012/01/21(土) 16:36:49
>>744
あの人は北宋までが限界ですからね。
南宋になるともう駄目。

747名無しさん:2012/01/21(土) 16:39:32
>>745
遅い!しかも中途半端すぎる!!
もう少しまとめてから出してくれ。

748名無しさん:2012/01/21(土) 16:50:01
>>742
中華系の王朝なら原作の人口激減、技術停滞が…中華系だと中央の目が届かない事を良い事に軍閥、事実上の独立国と化し、数百年で群雄割拠の戦国時代に入るか。
中華系で500年近く続く統一政権なんか情報、流通が発達した時代では無理だわ…

749YVH:2012/01/21(土) 16:54:29
>>745の続き

ブラウンシュヴァイク公、リッテンハイム侯、以下多数。

この顔ぶれが揃った所で、会議は始まった。
冒頭、リヒテンラーデ侯が宰相代理の立場でこの会議で話し合うべき案件を
説明していたのだが、ある貴族がそれを遮って『貴族の総意』とやらを
高らかにのたまい始めた。

「そも・・・・」

その貴族、ヒルデスハイム伯の言葉を要約すると

何故、恐れ多くも太祖ルドルフ大帝陛下に選ばれた、我々高貴なる帝国貴族が
辺境から沸いて出た蛮族如きに、謝罪などせねばならぬのか?
納得がいかない。

この演説は会議参加者の反応を、幾つかに分けた。
一つは、事情を知る大部分の上層部が何かに耐えるかのように震える様、
我間ぜずと居眠りを決め込む者。
そして、上層部の予想どうり伯の独演会に酔いしれ、無駄に騒ぐ者。
議場は暫し、収拾の付かない騒ぎに包まれた。

【あとがき】
取りあえずは、此処までとします。
続きは後ほど・・・

750New ◆QTlJyklQpI:2012/01/21(土) 16:59:15
この後リヒテンラーデの冷徹な言葉の剣がヒルデスハイムに襲いかかるだろうな。

751名無しさん:2012/01/21(土) 17:00:32

ヒルデスハイム伯空気嫁、今までどおりの相手じゃないぞ

752名無しさん:2012/01/21(土) 17:01:54
リヒテンラーデ侯どころか皇帝陛下の女婿であるブラウンシュバイク公とリッテンハイム侯の怒りも爆発しそうだ。

753サムさん:2012/01/21(土) 17:04:36
>748
人口増による社会構造の変化、富の移動、人の移動により、社会の不安定は起こるよ。
500年続くのは隣の国の李朝、権力のブラックホールにより、社会が発展しないで続いたw。
情報、流通が未発展のままだよね。

754ひゅうが:2012/01/21(土) 17:05:07
原作からしてただの無能という形ではありませんからね。
ブラウンさんとかも漸減邀撃作戦を理解していましたし。
まして娘婿にまでなったほど政治的なセンスはあるのですから――ヒルデスハイム伯に合掌・・・
というかまだ書き始められてないorz

755New ◆QTlJyklQpI:2012/01/21(土) 17:09:41
というより謝罪するという皇帝認可の方針にケチ付ける辺りで終わりを感じてるな。
そしてそれに乗っかってる貴族の方々も・・・。

756名無しさん:2012/01/21(土) 17:17:43
要するに陛下の勅命に異を唱えた訳か。
それも専制君主制の国家で、しかも最大諸侯が受け入れている物に対して目の前で。

757名無しさん:2012/01/21(土) 17:18:25
下手に事実を述べると臆したのかと騒乱が助長、反主流派が政権獲得のため、これって何処の朝鮮?な感じで蛮夷に臆した軟弱な中央政府を倒すとクーデターを起しかねない。
大帝以前から存在し、大帝でさえ一目置いた国を蛮族呼ばわりするのかと、ルドルフを前面に出した説得しかないだろうな。

後金と明の革命で最悪の決断を下した朝鮮が頭から離れないのは何故だろう。

758名無しさん:2012/01/21(土) 17:22:24
幸い、反乱をおこして国をどうにかできる諸侯は二人とも謝罪に同意しているから問題ない。
むしろ歩とボス事でその和kれ前にあずかれる連中も出てくるから大丈夫。
ま、ルドルフが認めていた国家と言う話を出したうえで大帝を侮辱したなどで処分する手も有るけどね。

759名無しさん:2012/01/21(土) 17:31:17
確かに大帝を侮辱したと不敬罪で処分する事が出来ますね。
国内はそれで済ませると、大帝が認めたから謝罪してやっているんだという態度で出る貴族(バカ)が出るだろう。

彼我の国力差を解ってしまったブランシェバイク、リヒテンラーデ、リッテンハイムの苦悩は続きそうだ。

760名無しさん:2012/01/21(土) 17:40:18
>>759
そういった行動に出た連中も大帝の名を汚しているとして処罰できるかと。
最悪、事故に合わせて明確には言いませんが警告をするでしょう。
それでも解らなければそもそも帝国貴族として失格でしょうし。

761名無しさん:2012/01/21(土) 17:43:48
勅命に反してる時点で不敬どころか反逆及び大逆の罪が確定して

762名無しさん:2012/01/21(土) 17:46:04
確かにそもそも勅命に反論しているのだからその時点で大逆罪。
さらに、大帝が評価した国家を侮辱した事で更に大逆罪が追加。
完全に死刑が待っていそうですわ。

763名無しさん:2012/01/21(土) 17:48:36
このままだと帝国は夢幻会をガチギレさせて、衝号作戦並みのエグイ攻撃を受けそう。
まあ自業自得なんだろうけど。

764名無しさん:2012/01/21(土) 17:51:48
>>763
カスケードブラックホールをオーディンに向けて

「発射!」

とか。

765名無しさん:2012/01/21(土) 17:52:26
彼我の戦力差を見ると衝号作戦を用いるまでも無く、機動艦隊(移動要塞付き)50万が同盟の協力の下、帝国を蹂躙になる気がします。

帝国を一方的に粉砕する日本を見た同盟「また長征しようかな…」

766名無しさん:2012/01/21(土) 17:52:36
>>763
ひゅうが氏の作品で有ればまだ大丈夫。
既に先手を打たれている状況だけど、謝罪と処分を行っておけば問題ないレベルだし。

767名無しさん:2012/01/21(土) 18:01:42
これを奇禍として、帝国のボンクラ貴族どもを削減できるんじゃないかな?
皇帝・リヒテンラーデ侯・ブラウンシュヴァイク公・リッテンハイム侯の最強スクラムに敵対したことになるし

4千年続く帝国を馬鹿にできるってことは、ルドルフ大帝に反逆できるって言い切ったようなもんだし

768名無しさん:2012/01/21(土) 18:03:16
>>764
先祖である夢幻会が冗談で残したバスターマシン3号を元に、子孫がブラックホール爆弾を作って量産とかありそうだしね。
何百億位人口が減るんだろう?

>>765
同盟のアレな連中が調子に乗りそうだ。

>>766
最悪の選択をする無能な働き者とかがいたら、小火が大火災とかになりそうな気もする。

769名無しさん:2012/01/21(土) 18:04:51
>>765
イゼルローン回廊に向け、粛々と迫り来る大海嘯。
王蟲の群れの如く怒涛の進撃を推し進める機動鎮守府の群れ。

迫り来る脅威に、阿鼻叫喚の渦に巻き込まれる帝都オーディン。
「貴様の所為だ!」
「何を言う貴様が!」
「……ああ、もう終わりだ」

後方の混乱を他所に、必死の抵抗を繰り広げる帝国軍
「トール・ハンマー撃て!」

虚空を貫く雷神の鎚。
だが、全ては無力。
「ダメです!
 敵軍の侵攻止りません」
「ば、馬鹿な……」

砕かれる虚空の女王。
流体金属装甲を雫と化して四散させながらリヴァイアサンの群れが咆哮する。

「全ては、我等の萌神の為にぃぃぃ!!!」

猛り狂う王蟲の群れを治められるのはただ一人。

「帝国の古文書に曰く『その者、青き衣まといて金色の野に降り立つべし』」

古き帝国にて、魔王が笑う。

「さあ、出番です。
 これを着てください。
 さぁ、さぁ、さぁっ!」
「また、オレか!
 また俺なのか!?」

……青き衣の人は、舞い降り―――無いかもしんないw



>>765をみてピンと。
反省はしている、しかし後悔はしていない(キリッ)

770名無しさん:2012/01/21(土) 18:09:40
現状の国力差なら日本は手段を選んで帝国を倒せる。
日本は移動要塞を中心にした機動艦隊を持ち補給線構築の為、惑星占拠の必要性が薄い。
ラインハルトは戦力の無力化さえ済めば星系の占領の必要性が薄い敵に対し焦土戦術なんか取りそうにない。戦力を分散させ敵が潰す手間を増やし、条件降伏狙いの戦術を立てそう。

771YVH:2012/01/21(土) 18:10:42
お待たせしました。
>>745>>749の続き

何時果てるとも知れない乱痴気騒ぎに、とうとう堪忍袋のを切った国務尚書、
帝国元帥四名、女婿二人が雷を落とし、漸く騒ぎを鎮めた。
老侯など、最後は不敬罪をちらつかせたほどであった。
漸く静まった会議場に、国務尚書の声が響いた。大音声を上げた後とは
思えないほど、息は乱れていなかった。

「説明が途中になってしまったが、詳しい事はレムシャイド伯が説明する」

侯に指名を受けて、レムシャイド伯が説明を始めた。

『通信にて、失礼します。この度来られた・・・』

伯の説明によると、スピッツベルゲン侯が愚弄した、月詠宮皐月なる者は
彼の大日本帝国皇族の端に連なり、宮家の創立以来千七百年近い歴史を誇る宮家であり

『この、宮家というのは我が帝国に例えますと大公に相当する家の様で・・・』

此処までの説明で、先程高説を述べて多数の賛同を得ていたヒルデスハイム伯から
顔色が失われ、嫌な汗が顔中に浮かび上がっていた。

『彼の御仁のご身分ですが、何でも四品(しほん)・女王と申すそうで
これは、三親等以降の皇族に下賜されるものだそうで・・・』

この段階で、ヒルデスハイム伯の周りから、人が居なくなり始めていた。
伯自身は、今にも悲鳴を上げそうなくらい、震えていた。

『また、彼の御仁に随行してきた副使殿たちは・・・』

高等弁務官の説明によると、副使は二名。一人は久我通雅侯爵、もう一人は
広幡忠元侯爵。両侯爵、共に家祖は時の帝(みかど)、言わば皇帝陛下ですな。
の皇子で、臣籍に降下して誕生したそうです。
因みに前者が三千年以上、後者が約二千五百年程の歴史を誇る。
他の随員も、同じような華族、帝国風に言えば貴族ですな、と続いた。

772名無しさん:2012/01/21(土) 18:13:05
嶋田「・・・と言う夢を見たんだが」
辻「私はそんな(予算的に無駄な)事はしませんよ」
その他「「え」」

773ひゅうが:2012/01/21(土) 18:30:51
>>771 乙です。私のほうもちょっと投稿いたします。>>622-624の続きです。


ネタ――会見2


――同 皇紀4249(宇宙暦789=帝国暦480)年1月
  日本帝国 帝都「宙京」 皇居「松の間」


そこは、豪華とは言い難い空間だった。
しかし、控えの間とはまったく違う丹朱色の絨毯が敷かれ、儀典の場らしく比較的広々とした空間が広がっている。
日本建築らしい落ち着いた空間の外郭は古典的な御簾と几帳の色彩が彩っており、一段高くなっている奥の玉座と段の部分には金色の菊花紋があった。
天井は、漆塗りの格子で仕切られ、それぞれに様々な花の意匠があしらわれている。
銀河帝国のそれのように石材を用いてはおらず、いずれも木材の質感を前面にし落ち着いた、しかし厳粛な佇まいだった。

「跪く必要はありますか?」

「いえ。その必要はありません。」

牧野内府の言葉に、一行はほっとした。
何しろ、自分たちは民主共和政国家の代表団だ。いくら敵対していないとはいえ、君主の前で跪くのは世論に障りがある。

ヤンをはじめ、側付きとしてついてきていた記録係はこの空間の構成に驚いた様子だった。
銀河帝国が誇る新無憂宮の黒真珠の間では、白い大理石でできた階段の上に玉座が置かれており、臣下はその段下で跪かなければならない。
そういった「常識」と比べると、この玉座の間は「あまりに近すぎる」のだった。

やがて、どん、どんという太鼓の音が遠くから響いてきた。

「主上の御成りでございます。」

全権であるトリューニヒトを先頭に、武官のシトレ大将を右後方、そして側付きであるヤンと記録係の一人がその後ろに並んで立っている。
その向って右側に牧野内府は移動し、松の間の反対側には撮影班がついた。

と、おもむろに右奥の扉が開かれ、長身の男性が入室してくる。
これといって特別な特徴はないが、微笑をたたえた顔と燕尾服に身を包んだかの人に、牧野内府が頭を下げた。
あわててトリューニヒト以外の一行がそれに倣う。
トリューニヒトは軽く頭を下げる程度だった。民主共和政国家という建前からすると全権を委譲されている彼は頭を下げない方がよいのだろう。
ふとヤンはトリューニヒトの顔を見た。彼は、ひどく緊張していた。

日本帝国の国家元首は彼らの前に立った。
そして、檀上で立ったまま、礼からなおった牧野内府に問う。

「牧野。この方々は?」

低くはないが、不思議な重みのある声だった。

「はい。本日来朝されました、自由惑星同盟の全権外交交渉団の方にございます。」

牧野内府は目で侍従たちに合図を送る。
すると、漆塗りの箱に乗せられた信任状を手にした若い侍従が後方から進み出、一礼してかの人の前にそれを差し出す。

牧野内府は、トリューニヒトの方を見て黙って頷いた。

「自由惑星同盟の政府たる最高評議会および同盟議会より国権を代表し外交交渉の全権を付託されました、特命全権大使 ヨブ・トリューニヒトと申します。
貴国との国交樹立交渉のためにやって参りました。後ろにおりますのは我が国の武官と記録係となっております我が国の報道協会員です。右から――」

名前が読み上げられ、一行は軽く頭を下げた。

「話は聞いています。遠路はるばるようこそ。長旅大変だったでしょう。」

彼は、月のような笑みを浮かべて労をねぎらった。
そして――

「おおっ・・・」

774ひゅうが:2012/01/21(土) 18:31:25

報道班からざわめきが起こって、あわてて止まった。
牧野内府も一瞬目を見開いている。
かの方は、一段上から皆がいるところに何でもないという風に降り、トリューニヒトの前まで歩み寄ってきたのだ。

「貴国は大変な苦労をされて国をつくり、そして守ってきたとか。わが国と貴国、よき友人として末永くあることを願います。」

と、そう述べられた。
かの人は、儀礼に則って信任状を受け取った。

「陛下。」

目を見開いて事の成り行きについていくのがやっとだったトリューニヒトが少しかすれた声で言った。

「我々も、まったく同じ気持ちです。互いによき友邦となりたく思うこと、まったく同感です。」

それはよかった。と陛下は今度は嬉しそうに笑われた。

「信任状確かに受けとりました。滞在の間、不自由なことなどありましたら遠慮なく申し出てください。」

かの人は、手を差し出した。
トリューニヒトは、わずかに遅れてそれを受け、二人は握手をした。



儀式は終わった。

「特使。お疲れ様でした。」

別室に戻り、疲れたように座り込むトリューニヒトにオリベイラ教授がそう言った。

「ああ・・・本当に。政治家として意地を張るのがこれほど疲れるとは思わなかったよ。」

「仕方がないでしょう。歴史と伝統の重みは――」

おっと、民主共和政下の軍人としてこれは失言かといいながらシトレ大将がぎこちなく苦笑した。

「世界最古の王朝の継承者、歴史のはじまりから存在する皇室。なるほど――これはすごい。」

「友人、か。」

トリューニヒトはかみしめるように言った。

「いいものだな。」

「はい。」

全員が、頷いた。


――のちに、この歴史に残る映像は野党の一部から「民主共和政国家の全権でありながら君主に対し頭を下げた」と指摘され、少なからず物議を醸すことになる。
この件に関し、トリューニヒトの公式な返答はただ「苦笑する」だけであったという。

775ひゅうが:2012/01/21(土) 18:32:09
【あとがき】――難産でした・・・いや本当に。

776New ◆QTlJyklQpI:2012/01/21(土) 18:40:25
乙です。野党にはシトレから「あの場所にいたらお前らなら頭どころか跪くわ」と言ってるだろうなw。
こういう所が天皇家の天皇家たる所以なんだよなあ。

777名無しさん:2012/01/21(土) 18:44:00
野党からの追求は「あの過剰とも言える防御陣地、都市惑星のステータスと化している軌道エレベーターなどを見せ付けられ萎縮するのは解るが頭を下げるのはどうか」といった感じになりそうです。

778名無しさん:2012/01/21(土) 18:46:42
乙です。
オリベイラ教授も側面支援しそうですよね。
その場に居ない人間がどの口をして言うか?と。
最古の王朝だからこそ持っている育て方や格式等これら全てをひっくるめて凄く重いですからね。

779YVH:2012/01/21(土) 18:49:01
>>771の続き

此処までのレムシャイド伯の説明で、先程騒いでいたお調子者たちは
完全に黙り込み、
モノの分かった諸侯たちは各々隣席にいる諸侯と話合い始めた。
その様子を玉座から見ていた皇帝は、国務尚書に話をすると告げた。
それを受け、侯はいったん諸侯の話を止めさせ、
清聴するように諸侯に伝えた。皇帝は発言する。

「卿らに問う。先程の高等弁務官の説明を聞いて尚、
 彼の者達を蛮族と呼ぶか?」

奉答する者は、いない。
ここで是と答えたらならば、「退場させられたバカ」と同じ目に合うのが
明白だからである。

「違うと、申すか・・・ならば、今フェザーンにおわす女王殿下に
 謝罪の使者を遣わすのに、否なは無いと余は判断するぞ」

此処まで皇帝が言い終えるのを待ちかねた様に、若い貴族が叫んだ。

「おお・・・ 皇帝陛下の御言葉、このランズベルク伯アルフレット
 感嘆の極み!!」

その発言に皇帝は眼を細め、国務尚書ほか数名が苦笑いした。
それとは気付かず若い伯爵は皇帝に何方をお遣わしになるのかと
問うた。本来なら叱責ものなのだが、老侯はあえて見逃した。

780yukikaze:2012/01/21(土) 18:51:14
自分の奴の回答でも。

原作と違ってまとめて撃破にしなかったのは、1も2も同盟の存在ですね。
確かにイゼルローン要塞は難攻不落ですけれども、それでもある程度の
駐留艦隊は必要。(第五次では艦艇の差によりあわやというところまで追い込まれましたし)
それに、同盟が万が一フェザーン方面より侵攻した場合も考えないといけませんので、
大規模な内乱に発展させることが(現時点では)困難な状況と予想した訳です。

しかし・・・考察すれば考察するほど、帝国の内部改革って難しいですね。
貴族への課税や農奴の廃止と平民の権利の拡大、更には貴族が持つ私有兵力問題は
中央集権と同盟領の併合を考える点では絶対に手を付けなければならない問題ですけど
これこそ国を揺るがす大問題になりますから。
こうした改革を可能な限り犠牲と影響を少なくして行うには、長期間かけてやらないと
厳しいでしょうねぇ。

781名無しさん:2012/01/21(土) 19:00:11
この時代の陛下って180代目ぐらいだろうからなぁ
歴史の重みはとんでもないですよね

782名無しさん:2012/01/21(土) 19:00:29
>>780
アムリッツァで自滅する前の同盟なら内戦に乗じる戦力ぐらいはありますね。
帝国はマクシミリアン・ヨーゼフ2世の改革でも平民の負担を軽くするのが限界でした。
ラインハルトのように何もかもを御破算にする革命か、次世代が阿呆で無い事を祈りながら政策を託すやり方しかないですし、下手に時間を掛け何かしらの失敗をしたら権力亡者の身内や足を引っ張る馬鹿共に改革を無にされる可能性があります。

783名無しさん:2012/01/21(土) 19:03:51
>>779
謝罪の使節の一員はアルフレッドに決まった。

784ひゅうが:2012/01/21(土) 19:05:39
>>783
なんだか力作の詩をささげてそうw
それで煙に巻こうとするレムシャイド伯と日本側の辻の弟子たちの攻防戦が繰り広げられることに・・・!

785411:2012/01/21(土) 19:08:06
ひゅうが氏乙です。

確か、少し前にオバマ大統領が来日したとき天皇に頭下げたとしてアメリカで問題になっていたような。
共和政国家ってあんな感じなんでしょうかね。


同盟にとっては衝撃だろうな。”帝国”と名前がついているからどうな君主なのかと思ったら自分たちの特使に
労いの言葉をもらって、国の成り立ちについて褒められたのだから、衝撃でしょうね。

786名無しさん:2012/01/21(土) 19:08:37
>>784
一方陛下は歌会の用意を嬉々として始めた

787名無しさん:2012/01/21(土) 19:12:24
交流の活発化で他のバカ共が来るまでの間に過ぎないが、アルフレッドの活躍?で帝国は無礼だが何処か憎めない印象を定着させそう。

788YVH:2012/01/21(土) 19:15:26
>>779の続き

ランズベルク伯の質問に皇帝は上機嫌で答えを下賜した。

「そうよな・・・あれ程の家柄の者達じゃ。そちらでは荷が重かろう・・」

その言葉に切歯扼腕する者、項垂れて居る者が散見された。

「そこで、余はこの者たちを遣わそうと思う。ヨアヒム、これへ」

皇帝の言葉に、玉座近くに侍っていた貴族が御前に参上し跪く。

「勅命じゃ。直ちにフェザーンに赴き、大日本帝国の使者殿に
 我が家臣の過日の無礼を詫びて参れ。よいな?」

主君の言葉に、その貴族ははっきりと奉答した。

「勅命、謹んでお受けいたします。
 このヨアヒム・フォン・ノイエ=シュタウフェン、身命を賭して
 務めを果たしてご覧に入れます」

789名無しさん:2012/01/21(土) 19:16:13
アルフレッドといえばどっかのSSで覚醒し、ヨーゼフ4世を張り手打ちしてメイドを落とし、
最終的に愉快な仲間たちといっしょに銀河の彼方へ飛び立ってたな。

790名無しさん:2012/01/21(土) 19:16:36
>>784
前時代的な封建国家への特使である以上芸術関係の才能もあるでしょうし、
相手を煙に巻く交渉や煙に巻かれない交渉についての技術も一通り持っているでしょう

791名無しさん:2012/01/21(土) 19:24:58
アルフレッドは変なことを吹き込む人間がいなければただの馬鹿だからね。
自分から進んで愚かなことはしないだろうし、むしろその馬鹿正直さ、率直さは、
政治の世界のどす黒い水に慣れてしまった人間にとっては一服の清涼剤でしょうw

あと、多分、外タレのおっかけよろしく、アル様とか言って騒ぐ信者が出そうな気がするw
しかも、若い女の子よりもオバちゃんとかに変な人気が出そう。

792名無しさん:2012/01/21(土) 19:28:54
アルフレッドは癒し系貴族として領民からも慕われていそう。

793名無しさん:2012/01/21(土) 19:31:35
YVHさん頼むからメモ帳使って短期間で投下してよ
こういう切れ切れ投稿はダメだって

794名無しさん:2012/01/21(土) 19:33:43
細切れ投下は感想も書きにくいし、ほかの投下もしにくければ、雑談もしにくくなるからなぁ
自分がSSを書くためのスレとかならそれでもいいんだが

795名無しさん:2012/01/21(土) 19:34:44
確かに、アルフレッドの性格からして無意味に領民を虐げたりはしないだろうし、
それだけで銀河帝国の平均的な貴族より遥かにマシという認定を受けていることでしょうw
無能であっても無害なアルフレッドが、有害貴族だらけの世界では神認定とかワロスw

796ひゅうが:2012/01/21(土) 19:41:56
※本編がこうなるかどうかはわかりません(汗


ネタ――〜「星渡りの歌会」〜

――ランズベルク伯アルフレッド。
銀河帝国の中上流貴族として生を受けたこの人物は、本来なら宮廷で埋没しかねない平凡な貴族として一生を過ごすはずだった。
彼は自分の政治的なセンスや軍事的才能のなさについては熟知しており、そのために生家であるブラウンシュバイク公の陪臣であるケーニヒスベルク侯爵家(彼は次男だった)の相続権を放棄し、二十代前半ですでに隠居状態にあった。

彼の夢見がちではあるが誠実な人柄に好感をもっていたブラウンシュバイク公は、自身の末の弟が養子に入ったという縁でケーニヒスベルク侯爵家に働きかけ、また自身の荘園のうち暮らすのに困らない程度の小規模なものを割いてまでして典礼省に断絶を待つだけであったランズベルク伯爵家への養子縁組を打診。受け入れられていた。
以来、彼は比較的にではあるが豊かな詩的才能と音楽家のパトロンとしてブラウンシュバイク公家のパーティーの仕切りをつとめている。

そんな彼の名を一躍高める一連の出来事が起こったのは、彼が伯爵家の門地を継いでから2年が経過した帝国暦479年のことになる。
やがては銀河帝国を大きく揺るがす出来事――「日本帝国の帰還」がそれである。
軍事的な危機感や政治的な問題はさておいて、銀河帝国の貴族たちの間では時ならぬ日本文化ブームが起こった。

ちょうど帝国文化の革新期にあり、若手の芸術家たちが貴族をパトロンにしてその才能を開花させつつあった時代において、「デフォルメーションキャラクター」と称される漫画やアニメーション、そして日本画といった異質な文化の再発見は彼らに新たな活力を与えていたのである。

そんな中にあり、アルフレッドは詩的な興味から日本の詩について何気なく調べた。
そして彼は、生涯をかけるべきものに出会う。
俳句、短歌と呼ばれる短い詩の世界がそれである。
古代から続く詩を使った会話――ことに平安時代から鎌倉時代にかけての歌物語に魅了された彼は、国務省に日参する熱意をもって日本行きを熱望した。
しかし、それは叶えられず、落胆した彼を見かねたのか彼を気にかけていたブラウンシュバイク公は日本帝国に向けた親書の付属文書中に彼の作品である短歌の短冊を入れることを認めさせた。
これが彼の名を大いに高める。

ちょうど、宮中の歌会の時期であった日本帝国において、自由惑星同盟の駐留大使も参加している中において政治的バランスをとるべく、彼の短歌は披露されたのである。

そして、時の帝は自由惑星同盟の駐留大使とアルフレッドの短歌に対し「返歌」をした。
この知らせは遠く離れたオーディンのアルフレッドにまで届く。
彼は感激し、すぐさま返歌をする。
それに自身の作った詩を添えて。
貴族の横やりに恐縮する銀河帝国大使に対し、帝は笑ってこれを許し、直ちに返歌をされる。

こうして、身分も立場も違う二人の間で短歌と詩のやりとりがはじまった。
最初はつたないものだったアルフレッドの短歌は、彼の驚異的な学習によって「連歌」としての形式に則ったものになってゆく。
時の帝も、アルフレッドの詩に感銘を受け漢詩を返した。

この二人の時には攻撃的で、時には親子のような詩のやりとりは、この後彼が念願かなって日本帝国駐在の副大使に抜擢されても続いた。
そして、彼は毎年のように歌会へと招待されるようになる。

ランズベルク伯アルフレッド――誰よりも和歌を愛した彼は今、故郷であるオーディンでなく、日本帝国の帝都宙京で、生涯交流を続けた帝の御陵と正対するかのように眠っている。
毎年、彼が晩年を過ごした小さな屋敷は、彼の薫陶を受けた日本や銀河帝国に住む弟子たちでいっぱいになる。
1万7千光年を挟んでつづけられたやりとりにあやかり、「星渡りの歌会」と呼ばれる歌会のためである。
会には、時の帝とアルフレッドの子孫がそれぞれ和歌を持ち寄るのが通例となっている・・・

797名無しさん:2012/01/21(土) 19:45:53
へぼ詩人と言われた彼が本当に歌人として名を残すことになるとは…
そして自らの家を帝国において日本と交友関係を繋ぐ特別な家にしてしまうとは…

798VISP:2012/01/21(土) 19:46:54
何という感動物語…
伊達男は最後まで伊達に生きたか…

799名無しさん:2012/01/21(土) 19:51:54
>1万7千光年を挟んでつづけられたやりとりにあやかり、「星渡りの歌会」と呼ばれる歌会

何というロマンチックな催し物……。
ここのアルフレッドは玉をとられずに、玉と交わったのか。

800名無しさん:2012/01/21(土) 19:52:18
ひゅうが様乙でした
平安ロマンですね。
雅な話でした、
芸術は文化、金髪にはそれがわからんのです。

801名無しさん:2012/01/21(土) 19:55:54
>YVH氏
投下してくれるのは良いですけど、もう少し纏められませんか?
飛び飛びで読みづらいです

802ひゅうが:2012/01/21(土) 19:56:49
ありがとうございます。
真面目に書いていて疲れたので、少し思いついたネタでした。
へぼ詩人(笑)でなく「大歌人アルフレッド」はじまります?な感じですが、書いている本人にセンスがないのでこんな感じになってしまいました。

803YVH:2012/01/21(土) 19:58:04
>>788の続き

ノイエ=シュタウフェン公爵家。

帝国で、その名は太祖ルドルフの女婿公爵家四家の一つとして知られている。
他には、第二皇女ゾフィーの婿ヴィデルスバッハ公ルードヴィッヒ
第三皇女ハンナの婿ノイエ=ザーリアー公ハインリッヒ
第四皇女ヨハンナの婿ルドルフィン公タゴベルト。

ジギスムント一世即位の後は、皇父・皇叔として宮廷において
重んぜられていたが、時が経つに従い、万が一ゴールデンバウム王家の
血統が絶えた時の為に、血筋をプールする為の家系へと歴代の政府によって
作り変えられていった。
その為、後には庶子の落ち着き先となり、家格は貴族筆頭に据えられながら、
政治的な実権は無きに等しく、久しく忘れ去られていたほどで
あの流血帝ですら、存在を認識すらしていないほどであった。

 皇帝の指名を受けた当代のノイエ=シュタウフェン公は、
先帝オトフリート五世第二皇女ゲルトルートの子で
現帝フリードリヒ四世の甥である。

かくして、漸く使者選定を終えた帝国は、公に謝罪の品を持たせて
フェザーンに派遣した。

【あとがき】
大分、でっち上げましたが、何とか完成しました。
また、色々言われそうですが、未熟なものでご勘弁を。

804名無しさん:2012/01/21(土) 20:02:43
YVH様乙です・・・乙ですが・・・纏めて投稿して下され、読みづらいですよぉ(泣)

805ひゅうが:2012/01/21(土) 20:03:51
>>803
乙です。ただワードかメモ帳に書き溜めてまとめて投稿されるのがおすすめです。
面白いのですがちょくちょく間に挟むと感想を入れにくくありますので・・・

806名無しさん:2012/01/21(土) 20:05:00
ラインハルトが新帝国を建てたとしても対日関係からアルフレッドを潰す事ができなくなる。
原作版=彼我の国力差を認識、シリウス戦役の地球軍のように分割、各個撃破を狙う
銀欝版=下積みがあり、親友とは離れたが姉に充分に甘えられたので性格的に多少は丸くなり、原作のような戦争バカになっていない。発展を続けた日本と比べ疲弊が著しい帝国の回復を優先させる

807YVH:2012/01/21(土) 20:07:42
>>801
なるべく、努力はしてますが、何とも・・・

以下に纏めておきますので、ご容赦を。

>>745>>749

>>771>>779>>788>>803

808名無しさん:2012/01/21(土) 20:08:56
①メモ帳にまとめる。
②コピペする。
③連投規制に引っかからない程度の短い間隔で投下する
④容量が大きく、投下完了まで時間が掛かりそうな時には前もって予告を行う。

最低でもこれぐらいは守ってくれないと。ここだからまだこの程度で済んでるが
場所によっては荒らし扱いされるか、されずともそういう行為を行った投下主に
対する賛否でスレッドが間違いなく荒れるから、ちょっと気をつけて欲しい。

809名無しさん:2012/01/21(土) 20:09:27
YVH氏、乙

こんだけ言われても細切れ投稿を頑として続けた、その頑強なる神経を賞賛したい

810名無しさん:2012/01/21(土) 20:10:14
>>806
原作版だと日本が防衛に徹したら成り立たない戦術だね。
第一、日本はその時に潰す側に居た訳で対策が無い訳が無いし、もとより出てくる必要もないと言う。
原作版のままだと一台で帝国を滅ぼしそうな感じがする。

811名無しさん:2012/01/21(土) 20:10:57
>>807
そういうまとめ方をしろという意味じゃないから
はっきりというと有難迷惑

812名無しさん:2012/01/21(土) 20:11:39
>>807
もっとためてから投稿すればいい話ですよ。
別に無理難題ではないと思いますが。

813名無しさん:2012/01/21(土) 20:15:04
>>807
携帯で投稿してるとか?
あれ?ここって携帯でも投稿できるの?

814名無しさん:2012/01/21(土) 20:17:15
>>810
>一台
一代の事?

815ひゅうが:2012/01/21(土) 20:17:16
>>813
投稿できます。なるほど・・・そういうことなのでしょうかね。

816名無しさん:2012/01/21(土) 20:17:17
携帯でもレスできるから携帯でSSを書いて投下することは可能だな
どうしてもできないというのであれば、代理投下スレでも作るとか

全部投下し終わった後に、誰かに転載をお願いするためのスレ

817YVH:2012/01/21(土) 20:18:50
分かりました。努力してみます

ご迷惑をお掛けしました。

818名無しさん:2012/01/21(土) 20:24:19
>>817
もし代理投下スレを作ったら今回のSSをまとめてもらえませんか?

819名無しさん:2012/01/21(土) 20:28:49
>>818
立ててくれるのなら抽出してコピペするぐらいはやってもいいですが
そもそもそういう作業ができるのであれば、細切れに投下したりしないでしょうし

820名無しさん:2012/01/21(土) 20:40:13
YVH氏のSSが読みにくかったんでまとめてみました。YVH氏、勝手にまとめてすいません。


745 :YVH:2012/01/21(土) 16:22:28
>>365の後の、帝国の動きを書いてみました。
拙い文章ですが、暫しお付き合い下さい。


 カストロプ公が病気療養(という名の謹慎処分)に入って暫く後、公を除く閣僚、帝国元帥四名、大将以上の役付き、主だった諸侯に対し
皇帝フリードリヒ四世の御名で、新無憂宮・南苑内の大会議室に参上する様勅命が下った。また、それ以前に件の会議室に軍の施設部隊がFTLの装置を
設置した。
これは、フェザーンから離れられないレムシャイド伯との通信用でリヒテンラーデ侯の要望と、皇帝の強い指示が出た為である。

 −新無憂宮 南苑・大会議室−
その日、参集したのは帝国宰相も兼ねるリヒテンラーデ国務尚書、フレーゲル内務尚書、ゲルラッハ財務尚書代理、ルーゲ司法尚書
ノイケルン宮内尚書、アイゼンフート典礼尚書、ウィルヘルミ科学尚書
キールマンゼク内閣書記官長。
軍務尚書エーレンベルク元帥、統帥本部総長シュタインホフ元帥
幕僚総監クラーゼン元帥、宇宙艦隊司令長官ミュッケンベルガー元帥
近衛兵総監ラムスドルフ上級大将、装甲擲弾兵総監オフレッサー上級大将
憲兵総監クラーマー大将、帝都防衛司令官グナイゼナウ大将
十八個艦隊の司令官たち。この日、帝都に駐留していた独立艦隊の司令官数名。
ブラウンシュヴァイク公、リッテンハイム侯、以下多数。

この顔ぶれが揃った所で、会議は始まった。
冒頭、リヒテンラーデ侯が宰相代理の立場でこの会議で話し合うべき案件を説明していたのだが、ある貴族がそれを遮って『貴族の総意』とやらを
高らかにのたまい始めた。

「そも・・・・」

その貴族、ヒルデスハイム伯の言葉を要約すると

何故、恐れ多くも太祖ルドルフ大帝陛下に選ばれた、我々高貴なる帝国貴族が辺境から沸いて出た蛮族如きに、謝罪などせねばならぬのか?
納得がいかない。

この演説は会議参加者の反応を、幾つかに分けた。
一つは、事情を知る大部分の上層部が何かに耐えるかのように震える様、我間ぜずと居眠りを決め込む者。そして、上層部の予想どうり伯の独演会に酔いしれ、無駄に騒ぐ者。
議場は暫し、収拾の付かない騒ぎに包まれた。

821名無しさん:2012/01/21(土) 20:41:15
何時果てるとも知れない乱痴気騒ぎに、とうとう堪忍袋のを切った国務尚書、帝国元帥四名、女婿二人が雷を落とし、漸く騒ぎを鎮めた。
老侯など、最後は不敬罪をちらつかせたほどであった。
漸く静まった会議場に、国務尚書の声が響いた。大音声を上げた後とは思えないほど、息は乱れていなかった。

「説明が途中になってしまったが、詳しい事はレムシャイド伯が説明する」

侯に指名を受けて、レムシャイド伯が説明を始めた。

『通信にて、失礼します。この度来られた・・・』

伯の説明によると、スピッツベルゲン侯が愚弄した、月詠宮皐月なる者は彼の大日本帝国皇族の端に連なり、宮家の創立以来千七百年近い歴史を誇る宮家であり

『この、宮家というのは我が帝国に例えますと大公に相当する家の様で・・・』

此処までの説明で、先程高説を述べて多数の賛同を得ていたヒルデスハイム伯から顔色が失われ、嫌な汗が顔中に浮かび上がっていた。

『彼の御仁のご身分ですが、何でも四品(しほん)・女王と申すそうでこれは、三親等以降の皇族に下賜されるものだそうで・・・』

この段階で、ヒルデスハイム伯の周りから、人が居なくなり始めていた。
伯自身は、今にも悲鳴を上げそうなくらい、震えていた。

『また、彼の御仁に随行してきた副使殿たちは・・・』

高等弁務官の説明によると、副使は二名。一人は久我通雅侯爵、もう一人は広幡忠元侯爵。両侯爵、共に家祖は時の帝(みかど)、言わば皇帝陛下ですな。の皇子で、臣籍に降下して誕生したそうです。因みに前者が三千年以上、後者が約二千五百年程の歴史を誇る。他の随員も、同じような華族、帝国風に言えば貴族ですな、と続いた。

此処までのレムシャイド伯の説明で、先程騒いでいたお調子者たちは完全に黙り込み、モノの分かった諸侯たちは各々隣席にいる諸侯と話合い始めた。
その様子を玉座から見ていた皇帝は、国務尚書に話をすると告げた。
それを受け、侯はいったん諸侯の話を止めさせ、清聴するように諸侯に伝えた。皇帝は発言する。

「卿らに問う。先程の高等弁務官の説明を聞いて尚、 彼の者達を蛮族と呼ぶか?」

奉答する者は、いない。
ここで是と答えたらならば、「退場させられたバカ」と同じ目に合うのが明白だからである。

「違うと、申すか・・・ならば、今フェザーンにおわす女王殿下に 謝罪の使者を遣わすのに、否なは無いと余は判断するぞ」

此処まで皇帝が言い終えるのを待ちかねた様に、若い貴族が叫んだ。

「おお・・・ 皇帝陛下の御言葉、このランズベルク伯アルフレット 感嘆の極み!!」

その発言に皇帝は眼を細め、国務尚書ほか数名が苦笑いした。
それとは気付かず若い伯爵は皇帝に何方をお遣わしになるのかと問うた。本来なら叱責ものなのだが、老侯はあえて見逃したランズベルク伯の質問に皇帝は上機嫌で答えを下賜した。

「そうよな・・・あれ程の家柄の者達じゃ。そちらでは荷が重かろう・・」

その言葉に切歯扼腕する者、項垂れて居る者が散見された。

「そこで、余はこの者たちを遣わそうと思う。ヨアヒム、これへ」

皇帝の言葉に、玉座近くに侍っていた貴族が御前に参上し跪く。

「勅命じゃ。直ちにフェザーンに赴き、大日本帝国の使者殿に 我が家臣の過日の無礼を詫びて参れ。よいな?」

主君の言葉に、その貴族ははっきりと奉答した。

「勅命、謹んでお受けいたします。 このヨアヒム・フォン・ノイエ=シュタウフェン、身命を賭して 務めを果たしてご覧に入れます」

822名無しさん:2012/01/21(土) 20:41:52
ノイエ=シュタウフェン公爵家。

帝国で、その名は太祖ルドルフの女婿公爵家四家の一つとして知られている。
他には、第二皇女ゾフィーの婿ヴィデルスバッハ公ルードヴィッヒ
第三皇女ハンナの婿ノイエ=ザーリアー公ハインリッヒ
第四皇女ヨハンナの婿ルドルフィン公タゴベルト。

ジギスムント一世即位の後は、皇父・皇叔として宮廷において重んぜられていたが、時が経つに従い、万が一ゴールデンバウム王家の血統が絶えた時の為に、血筋をプールする為の家系へと歴代の政府によって作り変えられていった。
その為、後には庶子の落ち着き先となり、家格は貴族筆頭に据えられながら、政治的な実権は無きに等しく、久しく忘れ去られていたほどであの流血帝ですら、存在を認識すらしていないほどであった。

 皇帝の指名を受けた当代のノイエ=シュタウフェン公は、先帝オトフリート五世第二皇女ゲルトルートの子で現帝フリードリヒ四世の甥である。

かくして、漸く使者選定を終えた帝国は、公に謝罪の品を持たせてフェザーンに派遣した。

【あとがき】
大分、でっち上げましたが、何とか完成しました。
また、色々言われそうですが、未熟なものでご勘弁を。




改めて、勝手にまとめてすいませんorz

823名無しさん:2012/01/21(土) 20:46:59
乙です。
まぁ投稿環境は人それぞれですからしょうがない部分もありますね。

824名無しさん:2012/01/21(土) 20:47:05
>>820
GJ!! 俺に出来ない事をやる、そこにシビレル憧れる。

825ひゅうが:2012/01/21(土) 20:50:26
YVH氏と>>820-822氏お疲れ様です!
こうして読めれば本当に面白いのですが投稿環境は確かに大変ですね。
少し言い過ぎてしまいました。すみません。

826名無しさん:2012/01/21(土) 20:52:21
通して読むと確かに読み易い。
YVH氏と>>820-822氏乙です。

827YVH:2012/01/21(土) 20:56:22
>>820
お手数をかけて、申し訳ありません。

828411:2012/01/21(土) 20:59:50
YVH氏乙です。

帝国が日本に謝罪の品を持っていくらしいですけど、双方の文化慣習の差からとんでもないものを送りそうな予感。

829名無しさん:2012/01/21(土) 21:09:24
謝罪の品は
1.アルフレッドの思いが篭った贖罪の詩集
2.無礼を働いた侯爵家の財産目録
3.皇帝の正式な謝罪の言葉
4.その他

まあ、1はないわな。

830VISP:2012/01/21(土) 21:13:24
全部じゃない?

831YVH:2012/01/21(土) 21:17:52
>>825
こちらも不慣れなもので、皆様に大分ご迷惑をお掛けしました。
今までは直接打ち込んでいたもので・・・

大分、要領が分かってきたので、今回のような事は無いと思います。

832820:2012/01/21(土) 21:25:10
ごめん、820でまとめたとこに1つ段落変換し忘れて文が区切れてましたorz申し訳ない。

833名無しさん:2012/01/21(土) 21:29:01
>>831 そういう時はテスト板で練習してからにしなきゃ。

834名無しさん:2012/01/21(土) 21:35:42
原作でアルフレッドがヘボ詩人指定を受けたのは貴族連合が負けたからが大きな要因で、実際の才能はどの程度かイマイチ計り切れないところがある。
金髪配下の芸術提督も負ければクズ芸術家の指定を受けたと思う。まあ、芸術提督は優秀だから大成できる勢力に付くからクズ芸術家呼ばわりはされ難いとは思う。

835yukikaze:2012/01/21(土) 21:40:56
>>834
リップシュタットの回顧録が、フェザーンの出版会社から「脚色しすぎだろ」と
ダメ出しを受けたことから、記録家としては凄く無能。
ただ、後に新帝国に捕まるまで記していた架空の日記は、幼帝の偽の亡骸を本物だと
信じ込ませるほどの出来なので、フィクション作家としては大成できた可能性はある。

836411:2012/01/21(土) 21:50:42
>>835
そういう意味でもアルフレッドは芸術方面の才能は高かったのでしょうね。
日本駐在で日本文化を学べばアルフレッドは、銀河帝国の文化と合わせるなどして
新しい文化をつくって大成するでしょうね。

837名無しさん:2012/01/21(土) 21:53:09
アルフレッドはラノベや架空小説の適性はあった。
つまり、銀欝世界なら領地の税収をゼロにしても今までの生活が維持できる印税が入る作家になれるかもしれない。

838名無しさん:2012/01/21(土) 21:53:33
大げさな過剰装飾癖が無くなれば……みたいな評価なんでしょうね
その辺はもう文化と若さのせいですが、センス自体は在るんでしょう

839ひゅうが:2012/01/21(土) 21:56:06
>>838
戦記小説は得意そうですね。歴史小説というか、歴史物語を書く上では文章の装飾は様式美になりますから意外にいけるかも・・・

840名無しさん:2012/01/21(土) 21:56:36
>>838
その癖を押えられるかどうかは担当する編集者の腕次第な気がします。
良いも悪いも素直で純粋な人だから忠告は素直に聞いてくれそう。

841名無しさん:2012/01/21(土) 21:57:33
 地球教にとって、大日本帝国の存在は極めて重大な問題であった。
 本来、彼らは帝国と同盟双方の共倒れ。
 その後の混乱期を利しての精神的支柱としての地球教の台頭を通じて、地球を崇められる対象に、地球への巡礼を人生の間に何時かはと望むように、という、かつてイスラム教徒がメッカへの巡礼を目指したものの宇宙版を目論んでいたと言える。
 だが、その為に、帝国と同盟双方に干渉する為に多額の金を費やして生まれたフェザーン自治領はその価値を急速に減衰させつつあった。
 当り前の話だが、殆どの商人はそのような宗教になど関心はない。
 地球教もまたそのような商人達になど教えはしない。
 商人達が知るのは、巡礼を望む者達がいて、それらを時折運ぶ事がある、という事ぐらいである。
 何が言いたいかというと、真っ当な頭を持った商人達はフェザーンという地を見捨てる事を決めつつあったのだ。
 十分に金を貯め、引退した商人達は良い。
 彼らにしてみればのんびりと田舎で過ごせればそれで良い。
 彼らを相手にする個人商店規模の商人もまた、残る。
 だが、宇宙を股にかける大商人、独立商人達は次々とその本拠を新たな大国の元へと、より正確には新たに判明した巨大な市場へと参入するべく虎視眈々と機をうかがっていたのである。
 ……もっとも、独立商人はともかく後に移動した大商人達は、下手な国家規模を上回る巨大さを誇る倉崎や三菱といった大企業の前に次々と膝を屈する事になるのだが……。
 
 「由々しき事態である」

 総大主教がまず口を開いた。
 この場にいるのは彼なりに「使える」と判断している者達。末席に近い辺りではあるが、ド・ヴィリエの姿もある。
 重要なのはこの場では末席であろうが発言に関しては咎めだてされぬ、という点にある。無駄な話であれば止められるが、意見や役立つものであれば席を問わず発言を許可される。
 権威を重要視してはいるが、人材に関してはどうしても地球というこの時代においては辺境の一惑星の住人から中枢の人材を抜擢せざるをえなかった彼らなりのやり方であるとも言える。

 「大日本帝国、嘗て地球にありて最古の国家と謳われ、銀河帝国の成立と共に一度は忽然と行方を晦ませた古の帝国が再び歴史に姿を現した」

 十三日戦争を生き延びた。
 シリウスとの戦争時には既に地球を離れていたが故にこれも切り抜けた。地球教の面々からすれば、シリウスをして地球に加えて更に日本帝国を敵に回すのを避けたとされる程の戦力を有しながら、地球を見捨てた、という気持ちが強い。
 もっとも、日本からすれば当時の地球政府は対立していた欧州系の政府が元になっており、裏ではかなり対立が激しかった。この為、シリウスに密かに援助をしており、実際にはラグラングループが勝利を納めるのに大きな役割を果たした味方だった、というのが実情なのだが……。
 考えても欲しい、当時の地球は大きな権限を有していた。
 これに対抗可能な艦隊戦力など早々揃えられるものでも、そもそも建造技術すら植民地星にはなかなか揃えられるものではなく、また艦隊戦術を如何に天才といえど全くのゼロから学ぶには多くの犠牲が前提となる。
 これらをカバーし、艦隊戦力を提供し、教育を施したのが日本帝国であり、チャオ・ユイルンの工作の工作員と金を提供し、そうして地球崩壊後にはその内部に初期より関わっていた情報と諜報網を利して、ラグラングループを崩壊に追いやった、正真正銘の黒幕でもあった。
 そして、それを未だに地球教も含めて全く表に出ていないのは当時、地球政府成立時に独仏との対立の末に地球脱出をせざるをえなかった英及び日の腹黒紳士達の面目躍如と言えよう。
 閑話休題。
 さて、地球教にとってはこれまで長年の時間をかけてきた計画が正に崩壊しようとしていた。
 総大主教のおおまかなまとめと共に他の者が次々と口を開く。

842名無しさん:2012/01/21(土) 21:58:03
育ちを良く素直にした田中芳樹がアルフレッド!?

843名無しさん:2012/01/21(土) 21:58:26
 「フェザーンはその価値を喪失しつつあります」

 「然様、一時的に同盟に干渉して止めようにも大筋の流れは最早止めようが御座いますまい」

 「同盟は帝国との戦いを一時的に停止してでも、日本帝国との関係構築を優先する模様です」

 「帝国もまた、自身の歴史を大幅に上回る古の帝国に対して使節を派遣する事を決定した模様にございます」

 「伝統と格式を重んじるが故に銀河帝国は日本帝国を軽視出来ますまい。否定は彼ら門閥貴族自身の否定になりまする」

 出てくるのは重い意見ばかり。
 そのような中、ド・ヴィリエ主教は沈黙を保っていたが、言葉が一旦途切れた時を狙い、口を開いた。

 「この際、まずは権威の確立を狙っては如何でしょうか」

 「どのような事か、申せ」

 これまで出てきた案件はいずれも現状の厳しさを語るものばかり。
 そのような中、初めて提案とでも言うべきものが発せられた事で、総大主教は直々にド・ヴィリエに声をかけた。

 「は、聞き及びます限り、日本帝国は宗教に関しては寛容であり、その内部において破壊工作等を行わぬ限り、布教を受け入れているとの事に御座います」

 ド・ヴィリエの提案とは、まず日本帝国で真っ当な宗教集団として、『人類発祥の地として地球にきちんと礼儀を払おう』という部分を前面に出しての布教活動を行う、というものであった。
 陰謀、サイオキシン麻薬による洗脳、それらを全て一時中断して、だ。
 
 「この地球においても、か?」

 「は、もし調査を行われた場合、こちらと向こうの規模が違いすぎます」

 地球に関する情報においても地球教以上に知識を持っているのは間違いない。下手にカルト宗教としての顔を隠せば、この本拠地においてさえその真実の顔を暴かれる危険があった。
 最悪、サイオキシン麻薬の元締めとして三ヶ国共同の殲滅戦を受けかねない。
 
 「……つまり、しばし地球こそが再び人類の中心となる事を目指すのを放棄せよ、そう申すか」

 総大主教がそう告げ、それにド・ヴィリエが頷く。
 その途端に怒号が飛び交った。
 当然だ、それはこれまでの全てを否定する道でもある、だが。

 「静まれ」

 総大主教の言葉にピタリと口を噤んだ。
 
 「……不本意ではあろう、だが確かに他に道があるとも思えぬ」

 全員が沈黙した。
 わかってはいた。他に道がない事ぐらい……彼らはそれを理解出来る程度の頭はあればこそ、この場にいたのだ。
 
 「よかろう、ならばまずは隠蔽。サイオキシン麻薬の栽培、宗徒の教育、全てを一時見直す。開かれた宗教、それを構築し、その上で日本帝国へと地球教の教会を成立させるのだ」

 それは方針の大転換を示す言葉でもあった。
 大変な労苦があるだろう。だが、それでもやらねば地球教に未来はない。

 「して、事前に準備と、後の日本における責任者を決めねばならぬ。誰ぞ手を挙げる者はおるか」

 「僭越ながら言い出した者として宜しければ私めが」

 「よかろう、ド・ヴィリエ主教よ、汝は事前に場所の見定め、宗教として布教をどのように行うかを調べよ。こちらの作業が終了次第、即時地球教を日本帝国に成立させるのだ」

 かくして地球教もまた動き出す。

844名無しさん:2012/01/21(土) 21:59:37
※ルビンスキーとか、皇帝の退位しての話とか書いてるもんです
地球教の話も書いてみました。当面は「権威を求めども権力を求めず」方向で動く、って形で…
下手な動きすれば、潰されるしね

845ひゅうが:2012/01/21(土) 22:05:15
地球教がきれいになろうとしている・・・だと!?
乙です。
案外、これで危ない部分を切り捨てたら地球時代のキリスト教みたいな存在になったりしてw
実はそのほうが影響力が残るので望ましいかもしれませんが――

846名無しさん:2012/01/21(土) 22:05:15
乙です。
原作でもこれぐらいの慎重さが有れば…権威の一本化を考える帝国に罪をでっち上げられ滅ぼされる。
原作だと全面戦争以外に選択肢が無い。

847411:2012/01/21(土) 22:13:17
乙です。
残念ながら地球教の狙い通りには布教が成功しないでしょうけど。
日本人は宗教に基本的に無関心ですから。

848New ◆QTlJyklQpI:2012/01/21(土) 22:14:24
でも銀河連邦時代から地球教があるのなら日本独自の地球教も成立してるのでは
ないかな?

849名無しさん:2012/01/21(土) 22:17:50
無関心というわけではないけど、天皇という神話の時代から続き、完全に意識するまでも無く認識している権威が有り、他の何を持ってきても脅かすことが出来ない点に有ると思う。
地球教過激派は共産教徒と同じように天皇暗殺計画を企てそう。

850 テツ:2012/01/21(土) 22:21:16
みなさん投下おつです

日本で特定宗教を根付かせるのはほぼ不可能
ロシア正教ですら日本に入ってきたら日本正教会として独自のものが出来ちゃったし
「赤い宗教」ですら日本で変節しちゃったからねw

851New ◆QTlJyklQpI:2012/01/21(土) 22:22:31
天皇暗殺なんて企てた日にはフェザーンは消滅し、地球の根拠地の山が巨大クレーターになるでしょうね。
フェザーンの大商人も驚くほどだから同盟の企業もウキウキして行ったら巨大企業を見て悲鳴を上げてるんでは
ないだろうか?

852ひゅうが:2012/01/21(土) 22:22:31
>>841-843 への支援。またしてもアレですw

――同 地球教本部 某所

「諸君、いよいよ念願がかなうぞ。」

「ああ。ツジ大臣を通じてわれ等が『萌神』様が再び降臨されたと知った時は心臓が止まるかと思ったよ。」

「ははっ。大司教殿。まだまだ生きていただかなければ困りますぞ。」

「で、ド・ヴェリエめはどうだ?」

「悶々としております。地球の古き良き時代の文化資料として新たなテレビジョンプログラム用の参考にと渡しておきましたからな。」

「ふふふ・・・『め○ん一刻』・・・このカンチェンジュンガで禁欲的すぎる原理主義派の生活を送っていたヤツにとってナニカが目覚めざるを得ない代物――同志A。次なる首尾は?」

「は。ツジ閣下から賜りました『ふたり○っち』を既に――」

「うむ。あれに食いつかないのなら、文化局総出で日本から友好の証として送られた某カー○キャプターの上映会を行おう。」

「名目はあくまでも、美しき地球の生み出した文化の再発見ですな。」

「NHKス○シャルの記録映像も一緒に混ぜてあります。本当に13日戦争以前の記録ですから異論は唱えにくいでしょう。」

「にしても、われらが『萌神』さまが生み出された美しき『萌え』の血統を受け継いだNHK・・・さすがというべきですな。」

「ああ。萌えいずる感情をうまく取り込み、美しき地球の映像と共に抒情性を高めている――我々の宣伝でも見習わなければ。」

「左様。萌えとは、音楽・絵画・演劇などあらゆる芸術が統合された複合芸術なのだから。我々もまだまだ修行が足りんな。」

「諸君。すべては――」

「「「萌えの母たる萌神様に拝謁するために!!」」」


――地球教(の一部)も動き出したようです。

853New ◆QTlJyklQpI:2012/01/21(土) 22:24:34
ド・ヴィリエが染められるww。

854名無しさん:2012/01/21(土) 22:24:52
地球教日本教会辺りが既にあったりするかもしれませんね。
完全日本化してその文化等の遺児をお粉慈善団体化しているかもしれませんが。

855名無しさん:2012/01/21(土) 22:27:42
既に嶋田繁太郎と言う名前は歴史書の片隅にしか残らなくなってしまったか……。
これも時代だな……。

856 テツ:2012/01/21(土) 22:27:48
ひゅうがさんの作品の天皇陛下の声が、今上陛下のお声で再生された・・・

857名無しさん:2012/01/21(土) 22:29:25
テロや麻薬に走らず、萌えに走る地球教
胸熱すぎるw

858名無しさん:2012/01/21(土) 22:30:24
本気のNHK(地球大進化、CCさくら、月のワルツなど)はこっちではどれだけあるのだろう。

859名無しさん:2012/01/21(土) 22:31:04
1つの宗教あるいは宗教的習俗に拘る人は少ないですけど、日本ほど信心深い国はなかなかいませんよ。
というか、社会学等の分野では日本人はものすごい敬虔な民族だと思われています。

具体例を挙げるなら、先進国では最も(そして唯一)宗教心が強いと言われる宗教国家アメリカでは、
「信仰をもたない人間は信用に値しない」と言われていますが、彼らアメリカ人に「それでは、日本人は
信用に値しない民族なのか?」と問うと、「はあ? 日本人ほど信心深い連中はそうそういないでしょう?」
と逆に聞き返される始末。
要するに、彼らの言う「信仰をもたない人間」とは、宗教という外部的な規範によって自らの行動を律する
ことが出来ない人間を意味し、日本人の場合は、様々な迷信、神道や仏教などの宗教、長い伝統の中で
培われた国民の気質などが複合的な社会規範として機能しているということらしいです。
実際、平均的な日本人でも結構迷信を信じていますしね。 鰯の頭や豆まきなんて日本人にとっては特に
宗教と意識することすらないほど有り触れた行事なのかもしれませんが、あれも立派な宗教な訳です

860 テツ:2012/01/21(土) 22:36:38
すでに「宗教」ではなく「文化」になっちゃってるようなものですからね

861名無しさん:2012/01/21(土) 22:42:21
盆暮れの帰省だって、他所から見れば巡礼みたいなもんだしねぇ。

862名無しさん:2012/01/21(土) 22:44:15
確かに宗教というよりも文化・慣習に近い。
外から来る文化は無節操に受け入れ、自国向けに最適化してしまうのが日本
そしてどんな宗教・文化であろうと最後に燃えや萌えに行きついてしまうという…
新興宗教が日本領全土に影響を持てる可能性は限りなく低い
紹介用に萌えアニメ作れば別かもしてんが…

863名無しさん:2012/01/21(土) 22:51:17
習慣の一部として吸収されるのがオチな気がするけど日本で知名度を上げ、日本での知名度をバックアップに同盟、帝国で信徒を増やす方向で行くのかな。
帝国には大日本帝国に対抗する権威に人類発祥の地である事をアピールして国教の地位を狙う戦術が取れる。
同盟には日本で上げた知名度を背景に市民の信徒を増やしていく方向だろう。

864名無しさん:2012/01/21(土) 22:55:50
>>860
日本人の基本的な宗教基盤である神道からして"教"ではなく"道"ですからねぇ
世界的に見ても非常に信心深くて敬虔である民族……
だからこそ福音不毛の地とか1%の壁とか言われるというのは皮肉ですが

始めにキリスト教が伝来した戦国時代の時点ですでに
宣教師が農民に論破されて上に泣きついたとかいう土地だからなぁ

865名無しさん:2012/01/21(土) 22:55:51
宗教としては進行しなくても、昔の日本の足跡をたどる旅ということで観光客は来るようになるかも。
もちろん、航路の安全は絶対条件だが新しく開拓された観光地としてならかなりの人が来るのではないのかなあ。

経済的にも、帝国の農奴のや同盟の親戚が戦争で亡くなって娯楽なんてとんでもないと言う国と違い。
この日本は経済的に繁栄しているので十分な余裕があるだろうし。
遊行が行える人口も文字道理、(帝国や同盟と)比べものにならないのでいざ地球への観光航路を開いたら。
「地球への観光客数が今年は1億人を突破しました。
来年は1億2千万の予定です」
とか言われても不思議ではないんだよなあ。

866 テツ:2012/01/21(土) 22:58:13
国教化は無理でしょう、特に帝国では
既存既得権益(唯一神聖にして不可侵の帝国皇帝云々がある)に思いっきり触れるし、帝国版ガノッサの屈辱でも起こったら一気に内戦一直線

867名無しさん:2012/01/21(土) 22:58:54
>>852
地球教がただのヒラコーの以下略になってるwww
教徒A「次はピザ食ってソファーでゴロゴロしろや。」
教徒B「次は寝転んでCCさくら見ろや」
教徒C「次はGガン見ろや」
教徒D「次はジョジョブートキャンプを」
ヴィリエ「やめてください死んでしまいます」

868New ◆QTlJyklQpI:2012/01/21(土) 22:59:42
お遍路さんとか星間化してすごい広さを回ってるだろうな。

869 テツ:2012/01/21(土) 23:00:04
・・・つまりアレですか。ヴァチカン市国みたいに国(この場合は地球)が観光地になると

870名無しさん:2012/01/21(土) 23:00:24
フェザーンの独立商人たちが聖地巡礼のツアーを組んだり、経由地の観光化を進めたりすると。
ハイネセンの道とか長征一万光年を旅するツアーも組まれそう。

871名無しさん:2012/01/21(土) 23:03:39
>>864
鎌倉時代以来、ルター改革以上の宗派乱立と信者獲得競争やってた日本に
15世紀まで精々異端狩り程度でしか競争力を磨けなかったカトリックが勝てるわけがないんでよね。

日本って宗教でさえ市場競争やってるような社会ですから。

872411:2012/01/21(土) 23:03:54
宗教としては無理でも人類発祥の地として観光地化はするかもです。
そのうち、帝国・同盟・日本の間で地球全体を世界文化遺産化して独立地域化するのはありえるかも。

873名無しさん:2012/01/21(土) 23:34:31
確かに人類文明発祥の地として観光地化する可能性はありますね。

874名無しさん:2012/01/21(土) 23:38:58
一番手っ取り早いのは、やはり燃えと萌えの殿堂と成る事だろ。
すなわち、コミケットIn地球の定期開催だ!!

875第三帝国:2012/01/21(土) 23:40:24

ユリアンの日記


宇宙暦79×年 11月某日

ニホンへ引っ越すことが決まった、それを機会に今後日記を記そうと思う。
今から7年前、同盟が「もっとも古く、新しい国」と出会った際の騒動はよく覚えている。
というよりも、あまり仲がよくなかった祖母が僕に嬉しそうに語っていたからかもしれない。

しかし、僕はここで印象は残っていても、
知性的な意味でニホンについては無知に等しいことに気づいて、
とりあえずニホンに行ったことのあるヤン准将にニホンについて聞いてみた。

「驚きの連続だったね」
「准将でも驚くことがあるのですね」
「おいおい、私をなんだと思っているんだい」

首から下は不要の人、と答えたら先輩め、と苦笑しつつ何冊かの書類を僕に渡した。
どうやら軍が纏めたレポートらしく堅苦しい印鑑が押してある。
機密上まずいのではと言ったけど、どうやらヤン准将が独自に纏めた資料らしく、公開してもよいものらしい。

「准将も働く時があるんですね」
「いや、これは趣味だよ」

准将は怠け者だった。



宇宙暦79×年 11月某日

宇宙船では准将やその他の人々と一緒に3次元チェスをして時間を潰している。
思えばこの年の春に准将の家に引き取られてから随分駆け足で楽しい生活だった、いや、であるだ。

「ん、どうしたユリアン」
「いえ、なんでもありません」

宇宙風が強いらしい。
随分と揺れる、気持ち悪い。

876第三帝国:2012/01/21(土) 23:41:26
>>875の続き

宇宙暦79×年 12月某日

驚きの連続だ。
イゼルローン並みの要塞、いや宇宙船。
さらには各種防御施設、書類で事前に知ってはいたけど改めて見ると凄い。

難航不落の要塞地帯とはこのことかもしれない。
だからだろうか、僕はつい准将に尋ねてみた。

「准将ならどうやってここを攻略しますか」

「うん、残念だけど前提として敵対する方が間違っているかな。
 戦史上二正面作戦で成功を収めたケースは極めてまれだからね。
 それにこれじゃあ、イゼルローンと違い移動宇宙船を中から攻略して他の防衛施設が残っているから少し難しいな」

凄く参考になった



宇宙暦79×年 12月某日

今日ほど初めてと驚きの連続はなかっただろう。
ぼくは同盟から派遣された近年有力な軍人の非保護者ということで、
ニホン側の人と初めましてと挨拶だけでで一日が終わった、

驚いた点について特に印象に残るを取り上げると。
まず、なんといっても惑星周囲に浮かぶ港の巨大さ。
今まで立体TVや写真で見ていたけど、やはり実物が与える印象は違った。

今日はもう遅いので、
一度港のホテルで一泊してから、明日帝都に降り立つ。
非常に楽しみだ。



宇宙暦79×年 12月某日

帝都にある同盟の大使館近くにある、一軒家がぼくと准将の新しい住居だ。
なんでも、ニホンの貴族が所有していたと言われる家で部屋の飾り、彫刻の一つ一つが見事なものだ。
それと家に来てから、ヤン准将の気分は大変よろしいらしいからそのわけを聞いてみた。

「僕の給料ではこんな家は買えないからね」

そう言いつつ、部屋の飾りを食い張るように眺めていた。
それ以外の理由があったのはのは明確だった。



宇宙暦79×年 12月某日

ニホンの首都、いや帝都はコンクリートジャングルな同盟の首都と違い、
建築制限がされた銀河帝国首都のようにどこか古く、同時に緑豊かな場所だ。

今日はヤン准将の付き添いで、連合艦隊最高司令長官ことシマダ大将と対面した。
同盟にいたころ時からインフラネットで随分と騒がれたから知ってはいたけど、実際の人物はすごく美人だった。

見た目歳は15、6程度で背は150センチ程。
眼はグル―ン、髪は黄色、というより黄金と表現していいほど見事な金髪だ。
擬体を使用しているらしいけど、生身の人間との差が見えない。

ニホンの貴族階級出身らしいけど、気さくで、冗談も言うしすごくいい人だった。
ただ、そんな彼女が50歳超えた人であると思うと少し残念な気持ちに襲われる。

「君がユリアン君か?なるほど、いい眼をしている。」

自分より少し背丈小さい少女?から年上のような言葉を投げかけられるのは違和感を覚える。
その後、将来は軍人になりたのか?と問われた時ぼくは、はいと答えて。

「それは法に定めた義務にしたがってか?」

シマダ大将の反応はこちらを探るような感じだった。
だからぼくは堂々と自分の本心を打ち明けた。

「ヤン准将の傍にいたいからです」

そしたらシマダ大将はおもしろそうにぼくを見て微笑んだ。
その姿がなんというか、凄く様になっていたから正直どきり、とした。

877第三帝国:2012/01/21(土) 23:43:54
ひゅうがさんのを基準に少し未来の話を書いてみました。
また機会があれば続きを書きます。

お粗末様でした。

878名無しさん:2012/01/21(土) 23:44:16
乙乙〜
嶋田さん……すっかり女性だな、色香を身につけた
と言うか前世で男であった程度でしか無いなwww

879名無しさん:2012/01/21(土) 23:47:46
極自然にユリアンが落とされたwwww
嶋田さん順応し過ぎww

880名無しさん:2012/01/21(土) 23:49:01
おつです〜
ユリアン祖母はそりゃ嬉しかろうですね。
にしても登場タイミングはいつでも最も古き新しい国なんだなぁ日本

881ひゅうが:2012/01/21(土) 23:54:04
>>877
乙です!
ただ、嶋田さん髪の色は抗議を受けまして黒色に・・・とのことなので今後はそのように書く予定であります。
あと、夢幻会に復帰したのを期に本来の姿に近い男性型義体を作っている間にこの姿で慣れられてしまったのでこのままにしているという楽屋裏ネタも。
転生後も仕事に追われる嶋田さんの憂鬱はかくて続くわけで――

あとなんだかいじわる祖母が若干報われてる!?
確かに歴史上から消えたと思ったら唐突に復活したりしてますからね日本ってw

882名無しさん:2012/01/21(土) 23:56:41
日本側が知ったら嫌悪感示すだろうけどなあw>ユリアン祖母

883New ◆QTlJyklQpI:2012/01/22(日) 00:00:16
乙です。この後メガネ貞子な辻が来たらユリアンはどういう反応を示すだろうな。

884YVH:2012/01/22(日) 00:01:55
ひゅうが氏
投稿、お疲れ様です。
先程はどうも。

ひゅうが氏の地球は、環境改善が進んでいる描写があったと記憶してますので
巡礼と観光がその内、3:7位になるかもしれないですね。
そして、何れは販売会という例大祭が挙行される、と。

885名無しさん:2012/01/22(日) 00:04:12
>>876
嶋田大将(♀)がハマーン様声で再生された……
これではフレデリカ嬢と嬢と重なるww

886ひゅうが:2012/01/22(日) 00:05:21
あと、真面目なシーンでは不快感を覚える人がいるかもしれないので、以前書いてある分はそのままに外観は極力描写しないようにしております。念のため。
もちろんネタですので私がそうしているだけですがw
あとネタは好物です。

887名無しさん:2012/01/22(日) 00:07:07
>>871
もののあわれだとか情緒的な内容重視が多い日本文学の中で、宗教系はやたら論理的にあくまで理詰めで、「他所より家の宗教が良い理由」を説明してくるので読んでるとびっくりします。

888New ◆QTlJyklQpI:2012/01/22(日) 00:07:34
3次元チェスがあるなら将棋や囲碁も3次元化してるのかな?ある意味チェスより
かなり凝ってるだろうが。

889YVH:2012/01/22(日) 00:13:16
第三帝国氏
投稿、お疲れ様です。

800年代のユリアンは、どうなっているのか・・・

ハートの撃墜王の反応は・・・いつもどうりに行動して、存命なら
                 クラブのエースの毒舌で、撃墜、と。

890411:2012/01/22(日) 00:36:44
第三帝国氏乙です。

どうやら無事?ユリアン少年はヤンに引き取られたようでなによりです。

日本滞在でヤンが本を買いすぎないように注意する必要があるかもです、ユリアン少年。

891名無しさん:2012/01/22(日) 00:38:11
>>881
なに?嶋田の髪の色は黒髪か金髪かで揉めている?
ひゅうがさん それは逆に考えるんだ
「黒髪でも金髪でもいいじゃないか」と
考えるんだ


黒髪と金髪、二つの擬体を使い分ければどうでしょうか?

892名無しさん:2012/01/22(日) 00:41:42
個人的にはTS嶋田=嶋田茉莉=撫子(黒髪セイバー)だと思う。
まだ日本人に黒髪以外の人種が少数派だった時代に生まれたキャラなんだし。

893名無しさん:2012/01/22(日) 00:42:54
>>891
成程! 頭髪ユニットの付け替えはファッションということか!

894ひゅうが:2012/01/22(日) 00:43:21
>>891
!?
変身機能…だと!?
そういう悪乗りは(本編ではできないけど)大好きですw
MMJなら密かにやらかしていても不思議は…んで、地球教 萌神派の団結力が異常にw

895名無しさん:2012/01/22(日) 00:44:37
思考操作で気軽に変えられる
髪、目、肌、ぶっちゃけ緑だろうがドドメ色だろうが
そんで本人の好みを上手く読み取り反映し、バランスの取れた配色に調整するメイクアップアーティストが古くからの人気

896名無しさん:2012/01/22(日) 00:45:33
出来ればTS嶋田さんの身長も伸ばして(165cmくらい)あげれないでしょうか?

897名無しさん:2012/01/22(日) 00:47:05
>>892
では公人=黒髪、私人=金髪とすればどうでしょう?
この日本帝国は日本人以外の人種もいますし・・・

898名無しさん:2012/01/22(日) 00:48:35
>>881
嶋田さんの髪の色は最初に読んだときはどうなのかなと思いましたが。

すでに地球から出て1500年程経っていて、皇族にロシア系が入っており。
ロシア系日本人などが大阪人とか東京人程度の意味しか持たないであろう時代であることを考えると
日本の萌えキャラとして生まれていた撫子の髪や目の色などが変わっているのも時代の変移というものなのかなと受け取っていたのですが。
この時代の日本人に金髪碧眼がすでに珍しくない時代というモノを表現して、昭和日本時代とは違っていると表しているのかなと。

個人的には金髪のままでも、時代が違っているんだなと言う感じで面白いのですけれど。

899名無しさん:2012/01/22(日) 00:48:36
仕事のストレスでキレた時にスーパーニホン人になるんですね、わかります

900名無しさん:2012/01/22(日) 00:52:07
大分前に出てきた箱男(仮)氏も私人のときはセンスで箱ロボットで、仕事の時は人間の義体だったりしたのだろうか。

901名無しさん:2012/01/22(日) 00:56:19
銀髪に赤目、もしくはオッドアイがウヨウヨいたりして

902名無しさん:2012/01/22(日) 01:02:52
 地球教は変質した。
 一部の原理派はそう口にして、頑なに禁欲的な地球教を唱え、改革を唱える。
 もっとも、地球教の総大主教含めた幹部達は「これでもいいか」とすっかり信者の洗脳やサイオキシン麻薬の栽培を彼方に忘れ去っている。
 はっきり言ってしまうならば、日本帝国に地球教の教会を開設した後、日本のルーツを辿るという事で観光客が激増した。
 そして、観光客が増えれば、それを目当てにする商人も増えるのが自明の理で、かつては寂れた辺境の惑星であった地球は急速に発展しつつあった。
 問題となったのは統治機構が皆無だった事にある。
 何しろ、かつての地球政府なぞ最早影も形もなかったのである。
 やむをえず代行したのが地球教総本部であった。
 いわば、地球自体を古のバチカン市国などと同じレベルで扱ったのである。
 当然、運営の為に何らかの税金を取らねばならないが、お布施にお参りの為の賽銭箱、お守りなどの販売などに加えて、商人相手の税金など地球教には膨大な金額が雪崩れ込んだ。
 
 日本の観光客を相手にする内に、何時の間にやら地球教寺院だの、そこで求められた地球守りだ、絵馬だ、記念品の地球メダルだ、果ては日本からやって来た連中が開拓した温泉地に地球まんじゅう。
 要は「別にあくどい事しなくても、普通に表で儀式とかやってれば全員が思う存分贅沢してもお釣りが来る」程、金が稼げるようになってしまったのである。
 こうなると、下手に後ろ暗い犯罪に手を染めるのを躊躇ってしまう。
 確かに地球が人類の中心ではないかもしれない。
 けれど、それなりの敬意を払われるようになり、裕福になった。
 もし、下手にかつてのような洗脳だ、麻薬だのとやったらどうなるだろうか?当然、今の生活全てを失う事になってしまう。

 (それは嫌だ)

 現状に満足している者が次第に増えていった。
 今では人口も億単位に増え、一大観光地と化している。
 ここでの敬意も払われ、食い物も何もかも満たされている、そんな生活をあっさりと捨てられる者はそう多くはない。
 かくして、地球教は人類にそれなりの立場を持つ一宗教としてそれなりの立場を築いた訳だが、その内容は完全に大日本帝国の文化に取り込まれ、変質したものと化していた。
 こうなると、出てくるのが真面目な連中な訳で……。
 かつて地球教が怪しい事に手を染めていたなど知る由もない連中が「地球教は堕落した!」と上層部を非難して、禁欲的な生活を営む連中だのが出てきたりしているのだが……。
 原作を知る夢幻会の面々の一人は後にこう語ったそうである。

 「計画通りですね(ニヤリ」

903名無しさん:2012/01/22(日) 01:07:58
またお前か、辻!!!

904名無しさん:2012/01/22(日) 01:18:29
さすが辻!そこに痺れる、けど何故か憧れはしない

905名無しさん:2012/01/22(日) 01:19:21
地球教関連の投稿したものです

まあ、ぶっちゃけ満たされちゃえばリスク犯してまで犯罪に走らんだろうとw
宗教って儲かりますからね
日本側も下手に変なカルトに走られたりして地下に潜られるよりは、こっちの方が遥かに効率もいいでしょうし
経済規模が圧倒的に違うからこそ出来る芸当じゃありますが

906 テツ:2012/01/22(日) 01:25:17
乙です
適当にアメを与えて気付かれる事なくテロ組織から宗教団体へ変貌させる
流石辻、えげつない。ヘタに弾圧したらそっちのほうが金がかかるからとか、そういう理由からなんでしょうがw

907名無しさん:2012/01/22(日) 01:26:06
嶋田さんが馴染んだというより、世界がそれになじんだというべきなんじゃないかなぁ
別に四六時中自分の姿を見ているわけでもあるまいし

周囲から女性として扱われるのなら違和感も感じるかもしれんけど
嶋田さんの場合そういうものをすっ飛ばして「嶋田元帥」として扱われてるだろうし
そもそも擬体が普通にあふれていて、自分の趣味で自由にコーディネートできる世界で
外見上の性別を相手に意識させるような対応はマナー違反だろう

せいぜい新しいデザインの軍服(微妙に気に入らない)を着ている程度の認識になるんじゃないの

908New ◆QTlJyklQpI:2012/01/22(日) 01:26:18
まあ、同盟や帝国を上回る人口に拝められたら流石に満たされるし今までなかった
怒濤の文化交流で変質してしまうよな。辻・・・・お前は・・・・。

909名無しさん:2012/01/22(日) 01:30:48
>>902
嶋田「これがあの余りにも有名な『孔明の罠』です」
ヤン「こういう事だったのか・・・」

910411:2012/01/22(日) 01:36:36
乙です。

地球教じたい他の宗教と違って本来は戒律とかとは無縁そうですからね。
ただ単純に「人類発祥の地である地球を大切」程度ですから、一文化として受け入れやすいわけです。
そして、一定程度敬意を評されてしかも発展するのですから大概の人物には満足でしょうね。


日本人の総人口が1000億人だとして、寿命が100年程度とかていすると、年10億人が観光にくることになる。
最も半数程度の人しか行かないとしても年5億人がくることになります。
そして、日本人は裕福なわけですから使うお金も多いことになるのですから、年間収入は空恐ろしいことになるかと。
下手したら、帝国・同盟の国家予算の数十%になりかねないかもです。

911New ◆QTlJyklQpI:2012/01/22(日) 01:43:11
そして貿易が廃れて貧乏になってしまったフェザーンがこの観光を命綱に生き残ると。

912名無しさん:2012/01/22(日) 02:19:43
フェザーンは旅行代理店と化しました。
上で誰かも言っていましたが同盟向けに長征一万光年ツアーや
帝国向けに帝国のルーツに迫る大帝の征伐ツアーとかやってそうです。

913名無しさん:2012/01/22(日) 05:11:22
日本のルーツ観光ツアーのルート
日本→同盟→フェザーン→元日本領域→地球→適当に日本に帰る、みたいな感じか
俄かに活気付くことになりそうだ、帝国辺境
ついでにオーディン観光もオプションで、みたいな

ハイネセン観光、これは普通にあるでしょ
ただハイネセンは、同盟側が人的資源きついから、日本から資金から何から持ち出してホテルとか建設とかやってるかも
フェザーン独立商人なら、好景気のドサクサに紛れて同盟戦没者遺族相手にイゼルローンにて献花ツアー
みたいなことも素でやりそう
要塞のほうは見れません、あしからずご了承ください、みたいな

914YVH:2012/01/22(日) 06:14:48
>>913
>日本から資金〜持ち出し〜

その内、同盟側が気が付いたときは、
経済的属国になってたりして・・・(冷汗)

915ひゅうが:2012/01/22(日) 07:43:39

いつかたどりつくかもしれない?世界ネタw

地球教A「えー、おせんにキャラメルー」
地球教B「あ。伊勢の禰宜さんじゃないですか。最近どうです?」
伊勢禰宜「おかげさまで。そちらも巡礼が増えたようですね。」
地球教B「ええ。ポタラ宮や旧インド観光ツアーが人気です。どうですか?モヘンジョ・ダロでも見ていかれては。」
伊勢禰宜「いえ、今日は修学旅行生用のお守りの納入にきたので――」
地球教B「あ。お疲れさまでーす!」

――地球。かつて細々と守られていた文化財は、今や観光名所として発展をはじめていた。
日本人が宇宙へ持って行ったものはさておき、環境再生の結果再び緑あふれる星になった地球の自然に憧れる者は多い。
一年で20億人が訪れる宇宙屈指の観光スポットは今日も平和だった・・・

916YVH:2012/01/22(日) 08:13:30
ひゅうが氏
投稿、お疲れ様です。

ハハハ・・・(汗)
この地球、ハイネセンより発展していそう・・・
観光客数が、ハイネセン人口の二倍。恐ろしや・・・

917VISP:2012/01/22(日) 08:43:35
乙です。
うわお…(汗
流石は辻、見事な計略

918411:2012/01/22(日) 10:08:17
乙です。

シリウス戦役から約900年程度。戦後日本が地球環境再生に手を貸してしかも、900年間という長い年月手つかずの
場所が圧倒的でしょうから、動植物の回復度合い尋常がないかもです。
かつて絶滅危惧種レベルの生物が種としてよみがえっていたり、人類の開発で悪化した自然環境が開発以前の緑豊かな
時代レベルまで回復していたりするでしょうね。

地球という人類の発祥の地が自然豊かで文化遺産も豊富なら銀河屈指の名観光地にと。

919名無しさん:2012/01/22(日) 10:23:06
絶滅動物すら残された骨髄や毛皮からDNAを再構成して復活してるかもしれませんね
恐竜はムリでも、某エデンの檻クラスならば

920名無しさん:2012/01/22(日) 10:54:47
地球以外でもいいなら惑星ごと自然公園的にしたうえで恐竜とか再生してることもあるかも。
下手すると竜とか天馬とか幻想生物的なのも居るところがあったり…

921 テツ:2012/01/22(日) 10:56:59
どこの「大長編ドラえもん日本誕生」w

922名無しさん:2012/01/22(日) 11:12:19
でもきっとやってるな。
遺伝子工学の研究施設併設とかでリアルジュラシックパーク。
失敗するとラクーンシティ。

923名無しさん:2012/01/22(日) 11:13:37
地球と名乗りを上げる惑星が増えるかもしれない。
元祖地球はシリウス戦役で殆どが焼き払われ何も残っていないので、地球観光ブームで言った者勝ち状態が続きそう。
お伊勢参りでは、観光客と信徒を増やす為にツアーを組んだり、イベントを興すなど現代の観光地並みの経営努力をしていた。
地球巡礼もお伊勢参りと同じ物を感じる。

夢幻会ノートに書かれ確認された地球候補
・地表の七割が特殊な磁場で覆われ宇宙から地上の様子が解らず、宇宙から見える残り三割の部分も屈強な猛獣や攻撃的な植物が闊歩する魔界
・地上の多くが猛毒植物と強酸性の海に覆われ在来種以外の生物の生存が困難な惑星
・大気が有毒で在来種以外の生物の生存が困難な部分はそれほど無いが、磁場で7割が見えない星の生物以上の強さを持つ妖物が闊歩する世界

924名無しさん:2012/01/22(日) 11:49:38
>>921
銀河超特急のドリーマーズランドみたいに星系一つが丸ごとテーマパークになってそうだw

925名無しさん:2012/01/22(日) 11:51:38
>>923
一番上はトリコかww!

926名無しさん:2012/01/22(日) 12:49:29
>>922
失敗したらディノクライシスのほうになるんじゃない?

927名無しさん:2012/01/22(日) 12:52:31
フェザーン商人を中心にした銀河観光協会が興りそう。
帝国では観光収入を当てにする観光協会加盟の辺境貴族と中央貴族の対立が深まり、同盟では帝国辺境貴族と観光協会に連盟した辺境自治体が対帝国の窓口になるとか、意識問題もあり急激には起こらないだろうけど変革が起こりそう。

928New ◆QTlJyklQpI:2012/01/22(日) 14:58:34
辺境貴族にとっては貴重な日本の円・銭を獲得するチャンスだから中央との
対立も辞さないでしょうね。

929ひゅうが:2012/01/22(日) 15:16:30
ゲーム版の地図をみてみますと、確かに辺境星域は息を吹き返しそうですね。
さすがにイゼルローン回廊は通してくれないでしょうけど、フェザーン経由だと条件付きでOKが出るかもしれません。
で、イゼルローン回廊側の諸侯が不満を持つと・・・(汗

930New ◆QTlJyklQpI:2012/01/22(日) 15:27:09
不満を持つというよりフェザーン側の交易途絶の代わりに観光だからイーブン+α程度でしょう。

931名無しさん:2012/01/22(日) 15:36:37
ふと思ったけど、フェザーンの重要度低下で高等弁務官のレムシャイド伯のポストがどうなるの疑問だなあ。
今回のニホン帝国との接触でも随分骨を折ってくれたようだし、頑張れば頑張るほど自らの地位の価値と影響力の低下
を招いた上で、ニホン側と正式な国交が結ばれた頃には、お役御免でリタイアとなってしまうのは流石にカワイソス。
かと言って、これから彼を新たに駐日大使とするには流石に年配すぎるし、やはり弁務官を勤め上げて引退が妥当かな。
そして、名誉職的な外交顧問官としてニホンや叛徒との折衝に苦慮する若人たちに含蓄に富んだアドバイスを送ると。

932名無しさん:2012/01/22(日) 15:42:50
というか、日本が現われた時点で銀河『英雄伝説』は終了なんだよな。
むしろ、銀河外交官伝説?

933名無しさん:2012/01/22(日) 15:46:01
英雄の時代は終了と言う事だね。
英雄ではなく実務家や歴とした政治家/軍人達による仕事の始まり。
本来あるべき国家の関係が復活したと言った所かな。

934New ◆QTlJyklQpI:2012/01/22(日) 15:47:35
>>901 人工種族でアインツベルンとかいそうだな。
ホムンクルスがホムンクルス作るという方法で増殖w。

935名無しさん:2012/01/22(日) 15:49:25
辻にオーベルシュタイン、そしてルビンスキーが主役になるのか?
うわぁw

936名無しさん:2012/01/22(日) 15:55:58
>>932
原作の最後の文章は「伝説は終わり、歴史が始まる」でしたね。
太古の伝説の国家の再発見で歴史が再び戻ってくるとはなんともロマンですね。

937名無しさん:2012/01/22(日) 16:00:30
母なる地球を大切にしようという地球教の表向きの教義と自然を代表とした生きてる人間以外はすべて神になりうると言う考えの神道は共通性を見出す事が出来ます。
そこらへんをうまく使って、なおかつ日本列島をエサにすれば日本帝国と地球教はそこそこうまくやれるんじゃないかな?

938New ◆QTlJyklQpI:2012/01/22(日) 16:01:29
日本という超巨大パピルスみたいなものだからな。
歴史を知れば同じ愚行に走ろうとする馬鹿は極限できる。

939名無しさん:2012/01/22(日) 16:06:01
>>937 追記します。
日本列島のさまざまな自然そのものが御神体といえる神道にとって日本列島自体が宇宙時代においては聖地といえるのでしょうか?

940名無しさん:2012/01/22(日) 16:07:16
地球星神を祭る神社でもつくればいいのでは

941名無しさん:2012/01/22(日) 16:11:43
――休暇が終わり、書類仕事が始まる。

942名無しさん:2012/01/22(日) 16:13:11
シリウス戦役でどれだけ元の地形が残っているかに掛かっていると思います。
地球連邦の中枢だった欧州はイベリア半島が島になっているかもしれない。
東アジアは中国、朝鮮が海になり、日本が幾つかの島になるとか原型を留めていない可能性が・・・

943New ◆QTlJyklQpI:2012/01/22(日) 16:13:41
銀河過労伝説w。

944名無しさん:2012/01/22(日) 16:20:44
>>942
原作はともかくこの話だとシリウスも日本には一定の配慮をしていたし
その日本の意見で遺跡や史跡への攻撃は控えたということになっているんで
日本はそこまで壊滅的なことにはなっていないでしょう

945yukikaze:2012/01/22(日) 16:21:21
さて続きでも。しかし・・・需要あるのかこれ?

帝国歴476年。フリードリッヒ四世在位20周年になるこの年。
帝国は表面上は繁栄を築いていた。
帝国にとって病巣となっていた、気位だけが高い無能な門閥貴族層は潰され
20年に渡る投資の末、中央と辺境の経済格差も大分縮まるとともに、帝国全体で
開発に伴う好況が続いていた。
外憂である同盟軍の攻勢も、イゼルローン要塞と駐留艦隊によって阻まれ、兵員の損失も
最小限に抑えられ、どこにも問題がないように思えた。

しかしながら、そうした表面的な部分の裏では、相変わらず問題が蟠っていた。
最大の問題は、貴族の独立性の高さである。
帝国は、貴族達に領土を与えることで、その地域の安全保障や流通を委任していた。
これは、開祖ルドルフ大帝の「銀河帝国の根幹は貴族」というスタンスによるものであったのだが
だが、こうしたことで、中央政府の権力が貴族領土に中々反映されなくなったという
弊害を持つことになった。
一連の反乱騒ぎにより、反乱を起こした貴族領土を帝国の直轄領にし、辺境地域の投資の条件として
遺産相続税、固定資産税、累進所得税等の適用を飲ませたことで、ある程度は緩和されたものの、
中央に領地を持つ有力貴族達については手つかずのままである。
そして彼らは、これまでの夢幻会側の行動に対して、徐々にではあるが不信感を抱きつつあった。
夢幻会側も可能な限り彼らに不信感を抱かれないように細心の行動をしていたものの、
彼らとて無能ではないのである。そして彼らの力は侮れるものではない。

もう一つの問題は皇太子の無能さである。
現帝のフリードリッヒ四世はしたたかさと先見性を持っている名君なのではあるが、
ルードヴィヒは、その才能を欠片も受け継いではいなかった。
しかも性質が悪いことに、猜疑心だけは人一倍あり、皇帝の女婿であり夢幻会の一員である
ブラウンシュバイク・リッテンハイム両貴族のことを陰で嫌ってもいた。
仮に皇太子と反夢幻会派の貴族が結託した場合のことを考えると、夢幻会ならずとも
頭を抱えたくなっていた。

このように繁栄を謳いながらも、内実は危ういバランスの上に保っているというのが
帝国の実際の姿であった。
そしてそうした危ういバランスを突き崩すことになったのが、リヒテンラーデ侯爵の
国務尚書就任問題であった。

946411:2012/01/22(日) 16:21:46
>>942
日本が文化遺産は対象から外すようにとのことでしたし、日本の影響もあって地形を崩壊させるような
攻撃は行われてなかったのでは。

それにしても、今までのSSの設定から地球連邦=独仏、銀河連邦=アングロサクソン、銀河帝国=ドイツ、
自由惑星同盟=アングロサクソン主流ってな感じで民族の権力争いですね。

947New ◆QTlJyklQpI:2012/01/22(日) 16:27:37
皇太子の無能か・・・リヒテンラーデは国務尚書が無理なら宰相じゃ駄目なのかな?

948ひゅうが:2012/01/22(日) 16:27:41
>>945
大いにあると思います。少なくとも私は読みたいです。

949yui:2012/01/22(日) 16:35:56
>>945
いや、もちろんありますけどね。

それにしても何という手足がいくらあっても足りないモグラ叩き状態……

950名無しさん:2012/01/22(日) 16:36:04
帝国=日本という超巨大国家が現れた事で、国内の動揺が広がり下級貴族、平民と上級貴族の緊張が高まる。混乱から同盟を認め対日同盟を結ぼうとする一派がある。
同盟=規模、質ともに圧倒する日本経済、軍事に対し危機意識が高まる(同盟市民の意識は皇帝を頂いている事から銀河帝国の同類ではないかという不安が高い)。
一部では帝国と対日同盟を結ぼうとする動きがある。
金髪=同盟と対日同盟が有っても相手国は両者を圧倒する軍事力、資本力がある事を認識。大帝国への不要な挑発を抑えるため、防衛計画の見直し構築で書類の海か会議室とタンクベッドを行き来する日々
原作の金髪幕僚=金髪同様、書類の海か会議室とタンクベッドを行き来する日々を送る
宿将、赤毛、原始人=周囲と衝突しがちな金髪らと貴族達の緩衝材として走り回る日々

951New ◆QTlJyklQpI:2012/01/22(日) 16:39:06
対日同盟結ぶのは百年以上対立してる以上無理がある。

952名無しさん:2012/01/22(日) 16:45:57
>>945
改革が一発で御破算になるかもしれない危ういバランスが夢幻帝国。
皇太子に反乱を起こさせ反改革派と撃破する必要が有るけど、救いようの無い馬鹿共を一掃した為、反乱が長期化し易い環境にある。
この時代の帝国は敏腕宰相ではなく壊し屋(金髪)が必要だった事を感じます。
>>951
一部でそういう動きが出るほど、衝撃が大きかったという事で・・・

953名無しさん:2012/01/22(日) 16:51:44
>>944
中国、朝鮮への攻撃(シリウス戦役で受けた蛮行の報復)の巻き添えで日本列島が物理的に分裂する可能性は高いと思います。
シリウス戦役後、分裂した日本列島を見て朝鮮、中国系の住民が怒り狂った民衆に押される形で浄化される事件が有ったかもしれない。

954YVH:2012/01/22(日) 16:53:18
yukikazu氏
投稿、お疲れ様です。

老侯爵の宰相就任に付いては、
かつて皇帝が勤めたから臣下は遠慮する、という慣例があるから
ならないのであって、侯の宰相就任を、現皇帝陛下がご所望しており
その為の勅令も辞せず、という流れに持っていけば
なれる可能性はあります。

それが無理なら、皇太子にはカール大公の前例に従って貰うしかないですね。

955411:2012/01/22(日) 17:09:55
yukikazu氏乙です。

基本的に改革に反対するのは、特権階級の上流層でなく、下級層・特に一般市民と
対して生活水準が変わらない特権階級の末端だったりします。
最も下級層でも有能な人物たちなら快改革はむしろ好都合ですから、無能な人たちであまり豊かでない人が反対層だったりします。


日本・同盟貿易でフェザーンの価値が喪失することになりますが、その際の流出人口は同盟に行くぽいので20億人のうちの大分が同盟領に
流れこむので同盟は人口が増加することになるのでは?

956名無しさん:2012/01/22(日) 17:10:53
そうなると後継者は覚醒アルフレッドに教養を授かり、オフレッサーに肉体言語を仕込まれた覚醒エルウィン殿下かw
オフレッサーの縁で金髪あたりに子守をさせると意外と成長を促すかもしれん。双方のね。

957名無しさん:2012/01/22(日) 17:18:02
しかし銀英伝を見ていて思うのは
ああいう悪い部分を取り除けば良くなるよという発想って
すごく西洋的・アメリカ的だよなぁという感想だったり

反米な人たちって基本的にこういう英雄主義的な考え方が好きだけど
それこそがアメリカの根幹にある思想だというのは、どういう皮肉なんだろうなぁ

958名無しさん:2012/01/22(日) 17:22:51
>>957
結局、どんな体制でも反動主義が繰り返されるのが大衆の真理なのかもしれませんね。

959名無しさん:2012/01/22(日) 17:28:43
万人を満足させる体制がない以上、誰かが不満を持って騒ぎ出すわけだ。
「オレの方がもっと上手くできる!」とか。

で、やらせてみた結果が、今の日本である訳だが……書いてて微妙に空しくなったな。
これが民主主義を衆愚と侮蔑し、賢人政治を求める感覚かも。

960New ◆QTlJyklQpI:2012/01/22(日) 17:45:40
同盟建て直しのために両回廊を封鎖したら原作みたく軍事クーデターが起きないかな?

961ひゅうが:2012/01/22(日) 17:48:52

ネタ――ヤンの宇宙軍大学校訪問1

――同 皇紀4249(宇宙暦789=帝国暦480)年1月
  日本帝国 帝都「宙京」 宇宙軍大学校


外交交渉の準備があるトリューニヒトたち文民を迎賓館に残し、同盟軍の軍人たちは湾岸にある日本の高等士官学校にあたる「宇宙軍大学校」へと案内されていた。
これもまた古い習慣で、軍人がある国を訪問したときはそれに関連する省庁を表敬訪問するものだがその際にはあわせて士官学校なども訪問する。

「これは」

ベイサイドにある敷地へ向かってリニアレールに乗りながら走っていた一行は、吊り橋の向こうの埋め立て地にたたずむ灰色の艦影に気が付く。

「気に入ったかな?ヤン中佐。記念艦『三笠』と『大和』は。」

してやったりという風に、相変わらず案内役を任されている嶋田中将がえくぼを作る。

「ミカサというと・・・まさか。」

「そう。そのまさかだ。日本海大海戦時の連合艦隊旗艦。奥の『大和』は、13日戦争時の連合艦隊と対弾道ミサイル統制迎撃総旗艦。独・東米間の熱核戦争の流れ弾を迎撃し切った『最後の戦艦(ザ・ラストオブ・ドレッドノート)』。
リゲルへの第2次宇宙遷都時に移動させた文化財のうちこれでも比較的小さなものになるか。」

目を見開くヤンに、嶋田が説明した。
それにしても外見に反して歴戦の男性将官のような風格があるな、という感想を抱きながら、シトレ大将も窓の外の光景に驚きと現実感のなさを同時に覚えている。

「見学の時間は後で十分とってあります。シトレ大将。こことは別に第2次世界大戦時の戦艦『長門』と空母『天城』も保存されていますが。」

「いや。これで十分だ。」

それにしても――

「よくぞ保存されていましたな。」

「我々日本帝国宇宙軍は、かつての日本海軍の後継者を自任していますので。それに、国が宇宙へ移転する際にこれを残していくわけにはいきませんから。」

退役後はいずれも国民から愛された記念艦ですからね。と嶋田はなつかしそうな目でふたつの艦を見つめていた。

この湾岸地帯と、緑地帯の外側にまるで島のように点在しているビル街の谷間に、軌道エレベーターや軌道リングをバックにして軍艦旗を掲げる地球時代の軍艦。それはひどくミスマッチに思えるがなぜか逆にこれ以上にきれいにかみ合う物はないとすら思える。
星が変わっても、そしてわたるべき海が変わっても、そこに軍艦はいるという普遍的な事実を象徴しているようにシトレには思えた。

962ひゅうが:2012/01/22(日) 17:49:29


「ようこそおいで下さいました。シトレ閣下。」

赤レンガで築かれた建物とその奥にたたずむ高層ビルをバックに、ブレザーと海軍帽の軍装を身にまとった将官が敬礼をした。

「軍大学校校長をつとめております古賀峯一少将であります。ようこそ日本へ。」

「武官代表のシドニー・シトレ大将です。歓迎痛み入ります。」

シトレは答礼する。
彼らがここにやってきた理由、それは、500年近い断絶を経ている双方の軍事事情についての意見交換を行い、後に予定されている外交交渉にその情報を活かすためだった。
日本側としては、18世紀の戦列歩兵のような一糸乱れぬ運動を行う洗練された戦術に興味を覚え、また同盟側はサジタリウス(エア)回廊防衛網に代表される大火力を用いた戦闘の情報を欲していた。
そのために日本側が行った提案はすぐに認められたのだった。

そして、嶋田がここにいる理由――それはとかく気が緩みがちな日本宇宙軍の新世代の将帥に対するショック療法を期待してのものである。
その要となるのは――

「?」

ヤン・ウェンリー。自由惑星同盟の新たな英雄。
同盟側の政治的思惑により代表団に加えられた「魔術師」。

シトレをはじめとする上級将官は、強力な設備と国力に圧倒されがちな同盟側の意地を示すことを期待。
嶋田をはじめとする夢幻会の面々は、火力に頼った作戦構想で軽視されがちな用兵技術への意識の向上を期待していた。

かくして、二つの思惑が重なるヤンたちの宇宙軍大学校訪問がはじまる。

963ひゅうが:2012/01/22(日) 17:50:02
【あとがき】――短いですが、追加です。

964New ◆QTlJyklQpI:2012/01/22(日) 17:54:47
乙です。ヤンが無意識に噛ませ犬に・・・三笠も大和も持ってきているとは・・・。
後で軍艦ミュージアムに直行ですね。そして日本将兵らはボコボコにw。

965名無しさん:2012/01/22(日) 17:56:19


うーん……同盟にも帝国にもこの500年以上「女性将官」は存在していないので
わざわざ「"男性"将官」と表現することはないんじゃないかなぁ

女性将官と男性将官の雰囲気の違いを把握している可能性はゼロですし
「将官」ならみんな似たような雰囲気だろうと認識していると思うんだが

966ひゅうが:2012/01/22(日) 17:57:59
>>965
読み直してみましたら確かに。語感も少々悪いですね。
以後気を付けます。

967New ◆QTlJyklQpI:2012/01/22(日) 17:58:18
嶋田は女性型義体だぞ?

968411:2012/01/22(日) 17:59:32
乙です。

ほぼ、素人が一から作った軍隊である同盟軍と、長い歴史のなかで構築されてきた日本軍とでは
色々と違う分野が多いことでしょう

969名無しさん:2012/01/22(日) 17:59:59
最終的に打撃艦隊壊滅で撤退する痛み分け(事実上の敗北)か、消耗をしつつも魔術師が防御陣地を突破する完全敗北のどちらかしか浮かばない。

970名無しさん:2012/01/22(日) 18:01:19
同盟軍を造る時、ホントにどうやって造ったんだろ?
古代に人狩りやって適当に武器渡して戦わせてたのとはレベルが違うだろうに。

971ひゅうが:2012/01/22(日) 18:01:43
>>967
自然とそこにいても不思議ではない風格を出している風を書きたかったので些事になってしまいます。
あんまり露骨にしたくはありませんでしたので(汗
本当はMMJの暗躍の結果増殖した「痛い子」たちも書かせてもらおうかと思ったのですが自重しました。
ああ。加減具合が難しいです。

972New ◆QTlJyklQpI:2012/01/22(日) 18:04:40
ネタのネタSSで痛い子とか女性義体のことを書けばいいと思うな。
日本に来て一番ヤンらが驚くのはトイレのウォシュレットかもw。

973ひゅうが:2012/01/22(日) 18:07:23
>>972
ネタのネタ――やりすぎてしまわないか心配ですw
そうか・・・ウォシュレットか!
あれ便利なんですけど人力大好きなルドルフさん(笑)は追放していたりして。
しかし貴族たちは痔対策用にひそかに導入していたりとかw

974New ◆QTlJyklQpI:2012/01/22(日) 18:10:07
あと同盟もあの概念は絶対ないから帝国同盟共に売れそう。
でも何百年もたってるからどれほど進化してるかわからないがw。

975名無しさん:2012/01/22(日) 18:11:12
あるいは「女性将官」の実物を知らないからこそ
「将官」でありながら女性的な部分も持ち合わせているんだろうなぁという妄想が爆発して
現物を見てがっかりしたというパターンも考えられますが

976名無しさん:2012/01/22(日) 18:16:59
ルーデルが帝国に転生したら
前線に残る為、昇進を断り何処の戦隊?と思われる戦果を出し続ける大佐が、幾つぐらい勲章が新設されるのだろう。

977ひゅうが:2012/01/22(日) 18:17:13
なるほど・・・軍隊内での妄想力はわれらが海自が誇る伝統行事「マドンナ」でも明らかですからね。
(注:旧海軍時代から伝わる兵学校の伝統。ある一人の生徒を「マドンナ」に認定して隠れてみんなで「萌える」というもの。
モウソー力が試される。ちなみに本人に知られたらやめるのが決まりです。)
・・・そこ、日本人がHEN★TAIだっていうんじゃありません!

978New ◆QTlJyklQpI:2012/01/22(日) 18:22:46
やっぱり後で海軍カレー食べてるのかな?

979名無しさん:2012/01/22(日) 18:24:53
>>977
とはいっても細かいしぐさなんかは擬体の方にセットされていて
自然に女性らしい動きができるだろうとは思いますけどね
じゃないと女性物の服を自然に着こなしたりはできないし

体の動かし方を知っていればアレはアレで合理的に考えてあるというか
必要最低限の行動とそれに必要な体の動きを想定して
それを邪魔しない範囲で装飾を施すのが女性服です

なんで男物と同じように動こうとすると絶対に服が邪魔でうまく動けない

980名無しさん:2012/01/22(日) 18:56:14
同程度の装備と兵力を与えられた戦闘じゃ同盟が勝利
でも、同盟は同盟で双方の本来の戦力や装備に乗っ取った国同士の戦闘をシミュレーションしたら余りに差がありすぎて愕然となりそうな気がする
実際、兵器に関してもかなり差が出ると思うんですよね
三十万隻に耐えるとされていた要塞線をその半分程度で突破されて愕然とする日本軍
突破はしたけど、同盟軍全戦力に相当する艦艇を完全にすり潰してやっと突破出来て苦い顔になる同盟側
要塞線だとどうなるかな?

981名無しさん:2012/01/22(日) 19:01:37
>>980
難攻不落を謳われながら、アッサリ抜かれて祖国陥落という憂き目にあった例もある。
マジノ線とか。

982ひゅうが:2012/01/22(日) 19:06:04

ネタ――ヤンの宇宙軍大学校訪問2 〜ネタ暴走〜

――同 帝都某所

「ご苦労様でした。嶋田さん。」

「ああ。」

「ところで、また宙軍大でやらかしたそうですね。」

「言うな!元はといえばお前がこの義体で無理やり固定したんだろうが!おかげで私は『撫子たんはぁはぁ・・・し、失礼しました!指導お願いします!』
『い、いや、以後気を付けてくれればいい』『いえ!ぜひ!今後も間違いを繰り返す・・・さないために!』『ずるいぞA!自分だけご褒美を貰おうとするなんて!』『貴様ら・・・顔を近づけるな!!』『『ご褒美ありがとうございました!!』』とかいう変態的な連中に目をつけられているんだぞ!
おまけに生写真まで出回っているし!」

「声真似乙です。またいい素材が――いえ、いいものを見させていただきました。」

「素材って言ったか!?お前の仕業だったのかあのコラ画像!」

「なんのことやら。それに、こっちに来てからの嶋田さんの顔と全体的なパーツは変えていませんよ?何か問題が?」

義体は、ことに軍用のそれは登録した顔以外にはしてはいけない。
そして、その基本になるのは入隊時の顔となる。つまり、嶋田の顔は生まれてこれまで数十年を過ごしてきたそのままなのだ。

思い出したくない事実(実家の両親その他)を思い出してしまった嶋田は、再びため息をついた。

「問題がって・・・まぁいいが。」

ああ、このやりとりがあってこその「会合」だとニヤニヤしている近衛公その他を睨み付け、嶋田はため息をついた。

ここは、夢幻会が誇る美食家 北一輝が経営するおでん屋である。
なお、口調に影響されてかどこぞのメ○ドガイそのまんまになってしまった北は迎賓館にヘルプに行っているので現在は不在だ。

「で。若手士官どもにショックは与えられたのだろう?」

相変わらず調子を崩さない山本がさりげなく茶を嶋田の前に出しながら言った。

「ああ。まぁヤン・ウェンリーがあれほどだとは思っていなかったが。」

指で眉間をもみほぐしながら嶋田は答える。
いつも凛とした表情を崩さない責任感の塊のような嶋田がふとした拍子に見せる表情。
実はそれこそが日本宇宙軍内で嶋田の人気が絶大である理由なのだが、この場にはそれを指摘するようなものはいなかった。

近衛公や辻たちの暗躍の結果、復古され完全に日本文化の一部として定着した「そういう」文化は、「そういう」ことを可能にしていたのだった。
ちなみにその入門書には、世阿弥の「風姿花伝」からこんな一節が引用されている。

983名無しさん:2012/01/22(日) 19:06:07
>>950
率直に言って、ばかじゃね?

同盟国民は、不定期な帝国による侵攻により、子供のころから常に、級友隣人の悲嘆を目撃経験して育っている
原作中にて不戦云々やっていたが、現実的に考えれば帝国と不戦派穏健派に対する敵愾心は大きくなる一方で現実的ではない

同盟国民を腑抜けた日本人と一緒には考えんなよ

984ひゅうが:2012/01/22(日) 19:06:49
いわく、「花は秘すれば花なりき。」たとえ大っぴらにやっていることでも、秘密にしてみればさらによさが引き立つという意味でそれは使われている。
なお、目下、自分たちが萌えていることを知らせて恥らわせようとする連中と、このまま秘密の萌えを楽しもうとする連中という2派閥がよくわからない激闘を繰り広げているが、嶋田はそのことを知らない。
閑話休題。

「疑似突出によって機動鎮守府と火力を一方に誘引し、一気に機動鎮守府前衛にまで迫った手腕、心理的間隙をつく罠はあれは天性のものだな。
見事なものだった。それに、シトレ大将が行った並行追撃――第5次イゼルローン攻防戦時の戦法が組合わせられたらあれほど厄介だとは・・・」

最終的には要塞火力による殲滅がなされたが、その過程で自軍の迎撃艦隊が各個撃破されては世話はない。

「まぁ、誘い出されてカンネーの戦いの再現をされそうになったときに即座に気付いただけでもよしとしたいと思うよ。」

嶋田は、この日、ヤンが示したエア回廊での同規模の兵力を用いた全面戦闘のシミュレーションを映し出した。

日本側が三次元での相互支援を重視しすぎて突出をためらう隙を見据え、火力支援部隊を誘い出すヤン。その隙をついて正面空間にできた一筋の通路を突進し並行追撃を完成させたシトレ。
それは見事な組み合わせだった。

迎撃側をつとめたのは今期の入校生だったが、さすがに意気消沈していた。

「これで、若いのも迎撃のみに固執するのがいかに危険が分かっただろうと思うよ。」

「外交交渉で自国を嵩に着て高圧的になることもないでしょうね。」

辻がニヤリと笑う。貞子そっくりになっているため、かなり不気味だ。
政府としては願ったりかなったりだ。と山本は辻に言った。

「明日の交渉、互いに妙な偏見を持つ要素は一つでも少ない方がいいからな。」

「ああ。あ、そうだ。近衛さん。」

「何か?」

唐突に呼ばれた近衛は首をかしげる。

「明後日、ヤン中佐や文官の何人かが神保町に行きたいと希望してきた。文化的な面での担当は近衛さんだったと思うので、まかせても大丈夫ですか?」

「もちろんだ。伊達に古五摂家筆頭をつとめてはいないつもりだ。」

「なら――これ、お願いします。」

嶋田は、口元を釣り上げてニヤリと笑い、メモを電脳に転送する。

「ん?・・・なんだこれは。『戦史』『地中海』『日本歴史資料集成』・・・全部で500シリーズを超えているじゃないか!?これを全部揃えろというのか!?」

「近衛さん・・・この間、あの件でノリノリで主上に言上したでしょう?」

「あの?・・・ああ!宇宙軍の募集ポスターか。いやいや助かったぞ。おかげで写真集の売れ行きも――あ・・・。」

近衛公はうんうんと頷きながら、固まった。


「山本くん・・・君、裏切ったな?」

「ふふ・・・嶋田侯爵家および『嶋田閣下を陰に日向に愛でる会』からクレームが入っていますので。いわく『うちの娘(こ)を泣かせるんじゃない!!あとなんでポスターの焼き増しを寄越さなかった!』とのこと。」

「そっちかよ!!」

助けを求め、辻の方を見る近衛。

「辻さ――逃げやがった!!」

「さぁさぁ・・・しまっちゃいましょうねー。」

「アッ―――!!」

「ふ・・・きたねぇ花火だ。」

最後だけ決めたつもりの東条の一言は、いつものように誰も聞いていなかった。
夢幻会は、今日も平常運転であった。

985ひゅうが:2012/01/22(日) 19:07:48
【あとがき】――ネタに走った話も読みたいとのことでしたので、そっち方面に走ったものを一本追加しました。
        今日はこれで打ち止めです。

986名無しさん:2012/01/22(日) 19:09:03
>>981
マジノは抜かれたというよりはスルーされた感が大きいかな。
あっさり抜かれたといえば、師団単位の攻撃に数ヶ月は耐えられると豪語していた割に
少数の挺身部隊に一夜で破られたジットラ線。

987名無しさん:2012/01/22(日) 19:20:15
そうですねえ
マジノ線の場合、折角独仏国境線に建設したはいいけど、ドイツ軍が中立地帯だったベネルクス三国というか突破は無理だろうって後回しにされてたアルデンヌの森を通過されたせいでスルーされちゃったんですよね
まあ、強固な防衛線に真正面から突撃する愚考は誰だって避けるだろうけど

988名無しさん:2012/01/22(日) 19:20:45
ジットラ・ラインは奇跡だよな。
幾ら植民地兵で質が低かったとはいえ、夜襲の威力偵察で陥落とか。

989名無しさん:2012/01/22(日) 19:23:59
>>987
アルデンヌの森はフランスも戦車は突破可能って知ってた。
事前に実際に戦車を走らせて確認済み。
ただ、予算的に防衛が無理だから日本じゃないけど見なかった事にしようって結論をね。

990ひゅうが:2012/01/22(日) 19:26:28
>>989
日本的すぎる決断ですね・・・

991名無しさん:2012/01/22(日) 19:30:57
嶋田閣下、最初から女性でしかも自分が興しただろう家に転生したのね。
本気でよくばれなかったもんだ。

992名無しさん:2012/01/22(日) 19:32:04
どこの国の人でも人見たくないものは見なかったことにすることはあるよね。
「くさいものにふたをする」

993ひゅうが:2012/01/22(日) 19:37:44
>>991
女性なのか女性っぽいのかどうかはこの世界の嶋田さんの胃にくる話題なのでノーコメントということでw

994名無しさん:2012/01/22(日) 19:38:29
ところで、このスレは次スレあるのかな?

995名無しさん:2012/01/22(日) 19:38:36
サブプライムローンとかもかなり露骨な「くさいもの」ですからね

996VISP:2012/01/22(日) 19:42:04
乙です。
にしても会員にまで萌えを見出すとは…相変わらず素晴らしい人達だなww
後、嶋田さんの実家の人達が日本連邦の標準だと思うと腹が痛いwww

997名無しさん:2012/01/22(日) 19:42:31
しまっちゃうおじさんまでいるのか、恐るべき夢幻会

998ひゅうが:2012/01/22(日) 19:43:19
できるなら「中長編ネタスレ」とすることを提案したく思います。
ネタの中でも中編以上になるネタスレのような感じで。
ネタスレの消費速度が速くなったら移転する先といてあったら便利kなと思います。

999名無しさん:2012/01/22(日) 19:48:27
島田さん擬体なんだっら、表情だけ本物で後は同型擬体でどんな画像も作り放題じゃ?

1000New ◆QTlJyklQpI:2012/01/22(日) 19:49:58
乙。北さんがメイドガイとは・・・迎賓館に行ってよかったのか?
山本さんも女性化してるならJK56の格好になってるのか?
ミラクルヤン炸裂w。でも同盟も同じ兵力でこれだから喜ぶどころか顔が青くなってるかも。

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