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三科祓について
1:2010/03/02(火) 15:39:40 ID:8EoybA1Y0
こんにちは、初めまして。

当方、日々、三科を奏上して祓いを行っているのですが恥ずかしながら言の意味が分かりません。

麻呂都?かかんのんでん?と意味も分からず行っている事に恥ずかしさを覚え、失礼ながら質問させていただきました。
出来ることでしたら全文の解説と意味をご教示いただけませんでしょうか?

よろしくお願い致します。

2津多姫=^_^=☆ミ:2010/03/03(水) 08:08:30 ID:rsiOHeWs0
高天原(たかまのはら)に住(す)める麻呂都(まろと)は由良(ゆら)由良(ゆら)と祓(はら)ひ由禮(ゆれ)由禮(ゆれ)と祓(はら)ふ比禮(ひれ)比禮(ひれ)と清(きよ)め比良(ひら)比良(ひら)と清(きよ)めて可可呑牟出(かかのんで)んと我(われ)宮柱(みやしろ)に出(い)で持(も)ちて三科(みしな)の三谷(みたに)に分(わ)けて其(そ)の入道(いれみち)の乗(のり)に吹(ふ)き截(き)りて造(つく)る嵐(あらし)凩(こがらし)の落(お)ちる瀧(たき)の風(かぜ)の布浪(しくなみ)に鳴音(なるおと)を竿牡鹿(さをしか)の八(やつ)の御耳(おんみみ)を振立(ふりた)てて聞(き)こし食(め)せ吾(われ)は駒(こま)を曳(ひ)き立(た)てて行(ゆ)くと申(まを)す

麻呂都(まろと)は、客人(まろうど)が約まったもの。語源は、まれ+ひと、稀なる人、めったぬ来ない珍しい人の意味。
由良(ゆら)由良(ゆら)、由禮(ゆれ)由禮(ゆれ)、比禮(ひれ)比禮(ひれ)は、布帛を手に持って風にはためかせる動作を表していると思います。
そのようにして、罪翳れを祓い清めることなのでしょうか?
可可呑牟出(かかのんで)んは、がぶがぶと飲み込んでしまうこと。
我(われ)宮柱(みやしろ)に出(い)で持(も)ちては、神のおやどりになられる神聖な場所に(その罪穢れを)持って出ての意味。
三科(みしな)の三谷(みたに)に分(わ)けては、三種類ある三つの渓谷に分散して。
其(そ)の入道(いれみち)の乗(のり)には、その入り口の所で。吹(ふ)き截(き)りて造(つく)るは、吹ききって作る。
嵐(あらし)凩(こがらし)の落(お)ちる瀧(たき)の風(かぜ)の布浪(しくなみ)は、高所からの落水によって、激しく風が吹き、水しぶきに混ざって滝つぼから打ち寄せるさざなみを表現していると思います。
鳴音(なるおと)をは、瀧全体から発する、轟音でしょう。
竿牡鹿(さをしか)の八(やつ)の御耳(おんみみ)を振立(ふりた)てて聞(き)こし食(め)せは、
牡鹿が耳を振り立てるように、耳をそばだててお聞き届けください。
吾(われ)は駒(こま)を曳(ひ)き立(た)てて行(ゆ)くと申(まを)すは、
今までの罪穢れから、開放されて新たなる自分に旅立とうとする決意だと思います。

3津多姫=^_^=☆ミ:2010/03/03(水) 08:20:00 ID:rsiOHeWs0
>>2の訂正:めったぬ来ない珍しい人の意味。→めったに来ない珍しい人の意味。

いずれにしましても、相当厳しい瀧行を行じていた行者が、詩的インスピレーションをはたらかせて、
創作した名文の祝詞だと思います。

4:2010/03/08(月) 19:11:37 ID:yw4A8lc.0
お礼のお返事が遅くなり、申し訳ありません。

大変、勉強になりました。ご丁寧に有難うございました。

5津多姫=^_^=☆ミ:2010/03/08(月) 21:25:50 ID:rsiOHeWs0
お返事ありがとうございます。
話題を盛り上げるためにも、ほかの祝詞につきましても、
どうぞなんなりとご質問ください。
わたしとて、オールマイティーではありませんが、
その時折に、皆さんの質問に受け答えしながら勉強してゆきたいと思っています。
私の勉強にもなりますし、皆さんの勉強にもなると思います。
倭さま、これからもよろしくご質問くださいね♪

7yuri:2011/09/12(月) 04:04:36 ID:ZJ3HZTJc0
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