,..ィ: : : ￣ : : : : : : : ::
／.: : : : : : : :､; : : : : : : : : : :
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,,イ: : : : : : : : :/ヾヽ/ｨ ﾍ: : : : : ヽ: : : : :
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/.:,ｲ: : : : : : :; : !: :{ !: : : : : : : : ｉ: : ｉ
{:/ ｉ : : : : : : ﾊ: ﾊ:.ヽ /!: }: ｉ: : : : : ::ｉ: ｉ
Ⅴ ｉ: :ｉ : ｉ: :ｉ::{ Ⅵ ヽ､ ノ ｉ::/}/}:ｉ : : : : ｉ:ｉ
ヽ ﾔﾊ: :ヽヽ,ｨ乞沁ヽ 「/ﾌ .ﾅ}: !: : : ｉ{.. γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
ヽ 〉､: ヽ_ ゞ=ﾂ ノｰ===-:ﾉ: : : :!ヽ. | このスレにおける注意事項 |
ヽ/:ヽ::. , /ィ:/ｉ:/: : ::. ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
ノ: : : :ﾊヽ ｀ ノ /ﾉ: !': : : : ::
イ /: : :/ : ヽ ` ｰ ' ｲ:ｉ: : :ｉ : : : : :
ﾆ ニ 二 ー: : : 三 : : : : /. : : /. : : : : ト .. / } イ: : : :l: : :ｉ: : : : : :
＞ｬ: : : : : : /. : : ハ: : : : : : :ｉ ` { !≦ !: : : : ｉ: : :!: : : : :
＞: :´: : : : : : : : .;ｲ: : .;ｲ: : : : : : :./ ｉ! _ { ! !､ : : : ｉ: : :､: : : ::
イ: : : : : : : : : : : : ｲ: : : ;ｲ: : : : : : ／､ ,ィ´,､ヽ ｉ ﾉ !､: : : :!: : :ｉ: : : :
: : : : : : : : : : : イ: : : ／. : : :,, ィ X_ ィ/ ヽ ヽ／ ヽ : :ﾊ: : ∨ : :
: : : : : : : : ::／: : : ／≦豸ﾆ三ｉ } `､ｰ ､ヽ ! /≧ｰ!: : :.ｰ ､
: : : : : : : :/.: ::ｨ: /三三三三三ｉ ! }ノ ` / / 三三}: : ::.ﾆ
: : : : : : :/: ;ｲ//三三三三三三! { / 丶 /､ /三三三ｉ : : :.ﾆ
: : : : : :/; /{-{:! 三三三三三三ｉ ヽ' / ヽ /三 三 三!: : : :
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※ 18歳未満閲覧禁止作品です 18歳未満の方はスクロールすることなく閉じてください
※ 展開予測に関してはしないでいただけると助かります
これを踏まえて常識的なレスを心掛けてもらえると>>1としては嬉しいです
※ 『寝取り』『寝取られ』若しくは『その他特殊性癖』の描写が出てくる可能性があります
そうした表現に耐性の無い方、および嫌悪感を抱いてしまわれる方についても
閲覧することなくタブを閉じてください
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ﾆﾆ|::{:: :: ィ:: :: :: :: :: :: :: :: :: ::ヽ
ﾆﾆ|:: :: :: ‐.､:: :: ::; ､:: :: :: :: :: :: ::ヽ
ﾆﾆ|ー:: ::､:: :- ﾁ ＝ヽ:: :: :: :: :: :: :::
ﾆﾆ|:: ::ィ´ ヽ:: :: :: :: :: :::::
ﾆﾆ|ｲ ヽ:: :: :: :: :: ::::
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ﾆﾆ| ∨:: :: :: :: ::ｉ
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ﾆﾆ|ｰ ‐ ‐ ― = '' ´ィ ,∨:: :: :: ::!
ﾆﾆ| _ ｀ /,'｀ヽ;: :: :: :ｉ
ﾆﾆ|｀弋乞云弌=､ _ ,, ､_ !:: :: :: ｉ
ﾆﾆ| `ゝ叱汐 ヽ ,仡; 〃/:ｉ:: :: :: ｉ
ﾆﾆ| ｀ ” !“'‐ /:ｉ::ｉ:: :: :::ｉ
ﾆﾆ| ゝ /.::ｉ:::ｉ:: :: ::!. γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
ﾆﾆ| /.:: :ｉ:: !:: :: ｉ. | 以下、>>1の作品及び雑談時に関しての諸注意 ..|
ﾆﾆ| .:: :: ::ｉ:: ｉ:: :::; ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
ﾆﾆ| _ , ｲ:: :: :: ｉ:: ｉ:: :;
ﾆﾆ|＞ ｨ::_:/ イ ｉ:: :: :: :!:: !::::;
ﾆﾆ| ｲ＞ _ ／ !:: :: :: ｉ:: ｉ:::/
ﾆﾆ| /.:: :ｉ:: :ｉ:: :ｉ !:: :: :: ｉ:::ｉ::/
ﾆﾆ| {≧ ､!:: :ｉ:: :} ｉ:: :: :: :: :!:/
ﾆﾆ| ｱ} ー ≧ ‐.､ ｉ:: :: :; :::ｉ/
ニ/ ノヽ ｉ ｉ:: :: :: :;/!
ﾆヽ｝ / ! !:: :: ::/.::!
ﾆ/_ ｲ , ｉ ｉ:: :: :/.: ｉ
ﾆﾆ}′冫' ! ヽ:: :: :: ::ｉ
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WARNING! WARNING! WARNING! WARNING! WARNING! WARNING! WARNING! WARNING! WARNING!
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
【作品に関して】
※ 主人公の性格・行動に関して即興で作成投下している都合上その日の気分で
ぶれたり一貫性がなかったりすることが多々あるようです
※ 即興作品なので伏線なんてものは基本ありません
短編中編の作品を投下する際はもしかしたらあるかもしれませんが…
※ 1投下10〜20レスを目安に行っていっています
その都合上作中で語られないことや触れられない描写があるかと思いますが
その辺に関しては気にしない方向でお願いします
どうしても描写しないとマズイなってものは、後で描写されるかもしれませんが…
※ 豆腐メンタルなので、あまり細かいことを言わないで貰えると助かります
基本書きたいものを書き散らかしてるだけなので、突かれると意欲を失ってしまいます
【雑談時に関して】
※ >>1はあまり雑談におけるおしゃべりは上手ではありません
表現不足や言わなくていいことを言ってしまうことも珍しくないです
なので原則的に返レスはしないことが多いです みんなをｲﾗｯとさせたくないので
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WARNING! WARNING! WARNING! WARNING! WARNING! WARNING! WARNING! WARNING! WARNING!
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.
【現在このスレで進行中の作品】
① Welcome Deep Place
│
└ やる夫が主人公のお話 ゲス系 当然１８禁です
エルフの国で冒険者をしているやる夫を中心に進めています
② やらない夫は剣で成り上がりたいようです
│
└ ①の幕間的な感じで進めていく予定の作品
タイトル通りやらない夫主人公 これも１８禁の可能性有
【過去スレ】
① ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/14504/1428809248/
② ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/14504/1430048644/
.
,. : :´: : : : : : : : : : : : : : :｀ : ､
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
.:' : : ／:,: : : : : : : : : ､: : : : : : : ヽ : : ヽ
/: : :/: :/:/: :, : : : : : : |: : :!: : : |: : ∨: :∧
, : : /: :/:/ : / 、: : : : :.ﾄ､: |:|:{: :|: : :.| : |: : .
/: : 〃:/:/|:从-､}:､: : : :.|-从}-Ⅵ : : | : |: : | というわけで移転作業完了
／: : ｨ: : :{: |r----从＼: : |, ---- ﾐ: : :,: :/: : , この板では二度目のスレ建てと相成ります
￣´ |: }从:{ ⌒Y ∨ ⌒Y }: :/}/Y : ′
|: : : :/ 乂_ﾉ 乂_ﾉ /:イ /: :,′ 注意事項は>>1-2に思いつく限りは書いてみた
|: : : { r-: ': : / 足りない部分が出たら次スレから書くようにする
从: : 乂 ^ｰ( イ: : :/: :/
∨: {:从{¨¨, ィ｢￣ 7¨´､_: 从:ｲ: :/ というわけで、皆様よろしくお願いいたします（ﾍﾟｺﾘﾝ
＼| / ＼ ∨^/ ／＞/' }:/
/ |乂＼∨_,イイ/ }
{/⌒ｱ ｀ｰ介 -‐´ {＿_〉
{｀ｰ∧ /:∧:.､ |- r'
＿＿＿＿＿＿＿＿__乂ﾉ ｢iY{:/__}:./, -=- } ＿＿＿＿＿
￣｀, {====}-､￣￣
ゝ ――‐ '
こういう方針にしてもらえないのかな
まさかのここでびっくり
ようやく見つけたー
ここ転載禁止って書いてあるけどまとめ大丈夫なん？
板のトップの注意の、板の仕様の上ぐらいも見るのだ
>>17 そうか？俺探しまくったぞ
１０分位探した
スレを検索するというより、作者の最新のレスを追いかける感じの検索にすれば見つけやすい
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
/: : :/ : : : : : : : : : : : : : ｉ : : : : : : : : : ヽ
/: : :/: : : : : : : :./|: : : : : :| : : : : : : :ヽ : : :.
/: : : ｉ: : : : : : : |: | |: : : : : :|ヽ:.:i: : : : : :ｉ : : i
′: : :|: : :ｉ.: : :./|: | |: : : : : :| ｉ:.|: : : |: :.| : : | この板のこのスレにまで見に来てくれてる人には
/ : : : : |: : :|:|i: :|‐|‐ト: : : :|i:斗‐|┼: ｉ:.|: :.| : : | わざわざ言わなくていいかと思って言ってなかったけど・・・
. /: : :／|八 : |八 |_.ﾚ'.._|: : :八/__.}/∨}/: : | : : |
厶イ |: : ヽ{{ 午不か}／ 午示下}.: : :| : : | 基本的にこのスレの場所に他スレや他サイトでおいて
|: : : :| 弋__ソ 弋__ソ レ': : : | 他の人を誘導したりヒントを与えたりするのは禁止ね
|: : : :|ﾊ /| : : : : |
|: : : :|ヽ} ' /´| : : : : | 私は別に多くの読者を求めていないから
|: : : :|: :人 ＿ ／.: :.| : : : : | 私は描きたいだけで、どうしても見たい人が見てくれれば
|: /i: |: |: : ｀: :._ ｨ: : i: : :.| : :ｉ.: :.| それだけで満足できる
{/.人{: |/}: :厂} ｰ .{ｱ}_l_: : |: : i :. ′
,. -‐乂¨￣{¨ ¨} ¨八/}/ だから他スレからこのスレの場所が分かってない人まで
r＜. ､ | | ＞､ 呼び込む必要性は一切ないということ ゆーあんだすたん？
／ ＼＼ | | ／／ ＼
流石に明記してある板のローカルルール守れないのは論外でいいよね
ちなみにここは二度目らしいけど前のスレッドって？
過去ログには無さそうだけれど
. ´ ｀ヽ､
／
／ ,
／ / /| ﾄ､ ′
∠.＿/ / i| i ＼ 〕 >>25
〔 |/ 八〔＼ .' ＼ / 過去ログにある唯一のスレが私の作品なのだ
. |∧ :| ┯:┯ Ｖ ┯:┯∧ / j
' ∧| 乂ﾉ 乂ﾉ ∨、 | 雑板時代に鬱憤溜まってた時に別酉で
. /:Ⅴ "" ノ | ちょいちょい流してた作品
/::::入_ _ ＜ / /| /
／＼ /∧ﾉ へ￣￣/ ＼ﾘイ/ / 〔′
￣＼＼ r‐' ＼/ ／/＼ /
＼ヽｰヽ └─ｰ／─' ＼ で、今日の投下はあと少ししたらやる予定
丶ー| 〉 〈 | 〈 モブキャラを誰にするかでちと悩んで遅くなってしまった
| .〈∧/ !__／
| | |
前スレ見たら呼び込むとか一切考えてなかったけど
ＨＩＯさん戻ってきてくれてうれしいよホントに･･･
見つけるのに1日かけたが見つかってよかった。
これからも静かにたのしむわ
＿＿＿
／ ＼
厶ゞ ／ ヽ、,, __ノ ヽ
`＜＞． ＿ ./ （ ●） （●） ',
`＜＞． ／,-、｀| （__人__） 〉
`＜///」〉ﾉ､＼ ｀ ⌒´ ノ. ┏━━━━━━━━━━━━━━───
└‐＜＞｡ヽ ヽ ､ , - = ≦、 ┃ Welcome Deep Place 7 ┃
`＜＞． Y ,:" ﾍ ───━━━━━━━━━━━━━━┛
`＜＞． ﾊ ∧
l `＜＞． l .∨ ∧
ｿ `＜＞｡∨ ∧
／ ヽ. `＜＞．_廴
／ ／´`＼ `ﾚ///l．
! く´ ＼ 弋√＜＞．
＼ ＼ ヽ ﾍ `＜＞．
(´____＿ ___ノ ヽ ヘ `＜＞=-．
｀￣ ￣ ∨__＿___｀) ヽイ ＞．
`＜ ＼
`＜＿_＼
.
＿＿＿
─── ＼
＿＿＿￣￣ 二 ＼ ,＼
＿＿＿＿＿＿三 （ ●）ヾ'|
￣￣￣＿＿＿＿ 二 ⌒（__人_）
──────────────＝≡ /
───────────‐イ=ﾆニ二＿＿ 二二― - ．_
Lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ［＿__(ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ(((ヾ）ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ((三三三三三＞
───＝二三 / ￣￣ ¨¨
￣￣＿＿≡三 /
￣￣￣￣￣二 /
＿＿￣ 二 ／ ＼
三 ／ `三 ＼
─＝ ／ ─＝≡ !
二 ／ ─二 ／
─ ／ ─ ）
二 ）
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
サイトたちとPTを組むのをやめた次の日からは、やる夫はソロで討伐を続けていた
回復役がいないことで、多少のダメージを計算に入れなければならないことから
先週末のように順調、というわけではなかった
それでも回復薬を途中で使うことで、20匹超のペースは維持することが出来ていた
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
ﾊ
, ' .丶
,. '´ ` ､ もうそろそろ次いけよ…
γ (・) (・) ヽ
..! ゝ_‐----‐_つ .}
. 丶.. ＿＿＿ _ ,, .. ' ﾄﾞｻｯ
.
;; ;; ;; ;; ;;＿＿＿＿＿＿_ ;; .| ; . !|
;; ;; ;; ;; [「ニニニニニニﾆ] ;|ﾆ∩ﾆﾆ∩O !|
;; ;; ;; ;; | ||￣￣￣￣￣||´ .;;|.|l∪─ ∪.| . !|
;; ;; ;; ;; | || | ￣..T ￣~|i|| ;; |.|l C.A.F.E.| ; !|
;; ;; ;; ;; | || | . i||i .|i|| ;; | ￣￣￣￣ .!|
;; ;; ;; ;; | || O__ノ||ゝ＿|i||;; | ＼ _ . !|
;; ;; ;; ;; | || |＿＿＿＿|i|| ;; | ＼ ; ＼ !|
＿＿＿＿＿＿__＿|_|l＿＿＿＿___.||＿＿| ＼ ; _＼!|
─l─.-┼..-..┼__|_|三三三三三三三|_|ー| ＼ ..!|￣￣￣￣￣￣￣
＿|＿＿|＿＿|＿l!il三三三三三三三liil＿| ＼!|＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
───────────────────────────────
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
装備も一応最低限は揃い、生活水準の向上に回す金も生まれつつあった
そのため週に1，2度程度ではあるが屋台以外の店で食べることも出来つつあった
週の中日と、今日のような週末にそうした贅沢をしようと決めている
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
, '／, / ヽ ｀ ､
/ / ,' l ヽ
l f / / l l ｌ i l l i
八ｌ l_,+-ｌ k /ﾘl_|_ﾉ ﾉ l
f ﾒ lｨﾃｩV､ i !,ﾑﾚﾞi/ ,' 結局ソロに戻ったみたいだけど、割と順調だね
｀l |.ｌ込ﾘ ｀' 伐ﾘイ)
!l .l , `¨/i.l´ この一週間は日に６０〜７５Gで推移してるし
V ' , ー‐ ｲ/,' スライム討伐ならソロでも安定してやっていけそうだね
_ - ‐ ‐ぇNヽ イ/,'/ｰ- _＿
ヽ ,ｨ￣フ´ｆﾉ トｲヽ､￣ フ
ヽ／ ヽ-､ ｒ‐/ >i〈
＞､´ヽ｀ ､_ ＼ / ／ ﾉ ＞ ､
', ｀ヽl ＼ ｀ ｰ‐‐>'ｔ ﾆ´_／ V ,'
l | ｀´ ￣ ﾄ-{ r' l l
l i ｌ. ﾊ i |｀ｌ
l ',､ l i､ ｲ ｌ .|
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼ 理想を言えば、出来れば３０〜３５匹くらいは討伐したいところなんですお…
. ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
| ／ .ｲ '（ー） （ー） u| ただ、素材の回収とかをしてると時間がどうしても足りなくなるんだお
. /,'才.ﾐ). （__人__） ／
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
たまにではあるが多少の贅沢… といっても1食5G〜7G程度のものではあるが…
とはいえ、友人らしい友人もいないため顔見知りであるギルドの受付の子を
誘ってみたりといろいろしていたりする
あんまり冒険者と親しくなるのは好ましくないのかと思っていたが、
別にギルドにそういう規則のようなものはないらしいので、今後も誘おうと思う
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
_ｆr' l ､ ／ ｀ ＼
∨ ,' ｉ | γ´ / ヽﾊ
ｌ ｌ l V / / , ' i ヽヽ
l ﾊ i l / / ,' l i l i ', ∨
l､r ‐､ﾘ.i ,'l‐ﾃ'メ､ｉ_ ｌ ﾉ ﾉ l i l
/ i r ,'/ﾚfぅ示iヽ ﾚ/ノ ,ｲ__/ ﾉ ﾘ
ヽ ヽ .,' l 込ｼ /´/,ｨ示､ﾞメ/ /i 大きいPTとかだと回収専門の人を付けてるよ
〉､ ｀ i ｆx'iﾀ'/ノ / /
iヽ｀ lﾊ , ｀¨ﾞ/／ﾘ でも、基本的にはそういう人を募集するのは難しいんだよね
＞ ‐ - 〉､ﾝｌ| ヽ _ ｲ ｌ| 何かしら事情があって回収役をやらされてる人はいるみたいだけど
ヽ --ﾊヽﾉ l ＼ , イ/ﾉﾘ
l ノ ´<´ ,'､ _´ヽ, /' ./ 1日３G程度でそれをしてくれる人がいるならいいけど
,ヽ＜´ ヽ iヽ ＼ ｆ なかなかそういう人はいないしね
,＜ ＼_ _l ｀＞､
,' ｀ヽ､ ヽ｀ '´.l ﾉ｀ヽ
_,' ヾ､ｰ､ ﾍ ﾊ ／/ /´｀'i
.l ｀ ､ ｀ ｰ- ､_ヽ/ _／_ノ / l
_', ヽ l ｀ー ─ｆ¨ヾ ´ 〈 l
' , ｀ｌ ヾ-'{ ', l
. ﾍ ヽ ハ | ﾊ ', l
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼ ですお 実際そんな募集掛けても応募があるとは到底思えないお
. ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
| ／ .ｲ '=・= =・= u| かといって、６Gとか出したら余分に2匹分以上は利益を求めないと損になるし…
/,'才.ﾐ) （__人__） ／ 自分と回収役の安全を確保しつつ、となるとちょっと…ね
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
.
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
ちなみに別に何か下心があって誘っているわけではない 純粋に顔見知りが少ないのだ
最初は本当に冗談半分でソロの寂しさを訴えつつ誘ったら乗ってくれただけなのだ
ただ、2回目となった今日もこうして色々と相談にのってもらっている
知らないことの多いやる夫にとって、こうした場を設けることは想像以上に助かるのである
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
,ィ , ::、
,:: // ,' ',
/,:/, / , ,' , :､ :、 ‘. ', :、
//,' i /,: ｉ i!::i! i| :i、 、 i、 i 、 i
,ｲfi| | , i! ,i!-|!:{ i| ｣_!_ i、 }i } ｉ }
,: ｉ l| | ,iィf才{_」ﾊｌ､ i| i j l }iｰｧ}、.,' :l j
{i | i{ ､ {,ィ≦ミ､ ﾏ l|i :|ｲ≦ミ斥j / ,:: ,' もう少し稼ぎの額が増えたら、低レベルの冒険者を
. :､ﾄﾊ､ Ⅵ う:::ﾉi ＼{乂 し':::::ﾉﾊ /} / 〉 １０G程度で雇えるようにはなるかもだけど…
,ゝヽ 込少 込z少/ ,ｲj/} /
. //爪 ﾊ }ィ'./j 同じ下位が下位を雇うとなると相当難しいかな
/ｲf弋 ､ /,ｲij〃ｧ
. ,:/ |:i{ﾆミz、 ,..､ //}: ,i_ノi}―=ｧ しばらく討伐はこのくらいのペースの維持が無難だよ
{:i |:|三ﾆミz､ ｀´ ,〃/ / }ノ-‐'"ﾉ
i:ｌ. 从 Ⅵ斗rf＞､ ,..イi| / /}/ﾆﾆﾆf
{{-ｧ' ﾊ.ﾏ |:::fﾊ ゝ _,.ｨ彡7ｲ::/ / /｀ ヽミﾘ从j7彡'ｧ､
,ィ'"´/ヽi{/ ヾ＼.{:::i } ／ ,／,‐=ｲ ｀ヽ ｀ヾ=彡､
ﾊ / i{＼ ヽミ=- j ‐=彡'ｨ::j } ヾ≦
／￣￣￣＼
／ ／ ＼ ＼ 無謀な無茶はするなってことかお…
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | 佐藤さんの言うとおり、しばらくはこのペースを維持して
＼ ｀ ⌒´ ／ 装備と生活の向上に充てていくお
／ ＼
.
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
自分の脳みその中でこねくり回して考えることと、誰か詳しい人間と話しながら
整理をしていくことでは生まれる結論に違いが生じることは多々ある
ソロでやっていたり、方向を同じくしている者の集まりだと
見えるモノが見えなくなってしまうことも珍しくないのだ
そういう意味で、やる夫にとって彼女との交流は制御の役割を果たしてくれていた
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
どっちが早いかねえ
＿＿＿ ,. -‐- ..＿_
r──￣￣￣ ￣￣￣──＿＿ _,. -=彡‐ '´￣´ ￣ ｀ ─
∠´ ヽ /ﾆ´- ´ ＿__
|-、 ＿ イｰ--‐=ﾆノ ＼
| `丶──--＿＿＿＿＿＿--──￣ ﾉ'､ ｀￣｀ヽj＿__ ｀丶..＿__
ヽ | （ゝ-──' ‐'｀)
ヽ | ｀ヽ‐----─ '´｀）'"ﾉ ,.--
,.,,ヽ | ／ゝ-r- ..___.,／,／─--‐'"
,,, ,,--''´r'ヽ ノ ／／ ヽ-─--'′
, .‐'´ -:'"゛ ＼ ／／／ `''ｰ-､. ,.ｲ ,, ∠二＞ ,.イ
r' r' . : ::. ヽ , ＜二／''ｰ-､ ヽ、. | |／ .! ∠二＞ ／_/
（ lヽ､ . : :: ｀－-＿＿＿＿＿-－´:::ｊ ﾉ ). ／ ,／! | ／／ rz＿
ヽ、 ヽ、 `''ー－、 ,,,,,,/,--‐'''´ ,.-'´.....ﾚ'.| | .| | ／／ r‐' rz/
`''ｰ-､, 冖ｰ--､,l_ /`''ー'`''`''ー'-─'─‐-,ノ,,,,,,,--‐'''´ '''´. | | .|/ |/ ￣.|_〉
冖ｰ--､,_＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿,,,,,,,--‐'''. |/
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
食事も一段落し、食後のお茶を飲んでいる時にふと話題が変わる
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
, '／, / ヽ ｀ ､
/ / ,' l ヽ
l f / / l l ｌ i l l i
八ｌ l_,+-ｌ k /ﾘl_|_ﾉ ﾉ l
f ﾒ lｨﾃｩV､ i !,ﾑﾚﾞi/ ,' そういえば、前組もうとしてたあの二人だけど…
｀l |.ｌ込ﾘ ｀' 伐ﾘイ) 新しくメンバー募集申請出してたみたいだね 応募はまだないけど…
!l .l , `¨/i.l´
V ' , ー‐ ｲ/,' ちょいちょい冒険者の間でも話題には上がってるみたいだけど
_ - ‐ ‐ぇNヽ イ/,'/ｰ- _＿ なかなか踏み切るところまではいかない人が多いみたいだよ
ヽ ,ｨ￣フ´ｆﾉ トｲヽ､￣ フ
ヽ／ ヽ-､ ｒ‐/ >i〈
＞､´ヽ｀ ､_ ＼ / ／ ﾉ ＞ ､
', ｀ヽl ＼ ｀ ｰ‐‐>'ｔ ﾆ´_／ V ,'
l | ｀´ ￣ ﾄ-{ r' l l
l i ｌ. ﾊ i |｀ｌ
l ',､ l i､ ｲ ｌ .|
l ', , 'ｌ. ﾊ , ' l !､|
l ∧ / l l ン / ノ l
l ヽ 〉 ' .l ﾊ }´ ヽ
＿_＿__ ━┓
／ ― ＼ ┏┛
／ノ ( ●) ＼ ・ なんでだお？
. ｜ ( ●) ⌒） |
. ｜ （__ノ￣ / 条件変えてないなら、そこまでキツイ条件じゃなかったはずだお
. ｜ /
＼＿ ⊂ヽ∩＼ 張りだしされたら、いくらか応募あっても不思議じゃないお？
/´ (,＿ ＼.＼
. | / ＼＿ﾉ
.
. /〃 /., / / / i i ヾV彡'ヽ
//i/ /;i {/ { ,:' ./i ,ｨ| }、 ::',}ｨｯ'/ｦ
. {′{ ｌ ｉi爪f､ｉ /ｨfﾃミx:|::､ i lｼ彡'j}
｀ ヾ从ｌfi从{ / jﾊ川ﾊ{ヽ:.|:lｲ彡〈 普通ならね… ただあの二人が以前誰と組んでたかを
〉,ｆ=ﾐ＼{ ,ｨﾆﾆミ､ ヾ|fr )）》 ヽ 割と多くの人が知ってたことが問題みたいで…
_,ｲil i j }彡^! }
lハ ｀ u. /,ィf´ /7､ノ 皮の盾、たけやり装備の冒険者でもダメだったって
{ ＼ゝ::ｧ ,.::// ' ' /7 〉 一部で噂になって、それが広まって応募が掛からないみたい
ヽ ,..ゝ.. _ ,.ィ:::/=≠=､ ,.ｲ_/
. -r ´￣ヽ//∧:::/ｨ' ‐-､ ヾ' ￣＼
,f´ { {/ ／ ヽ} ,.::￣￣ヽ
,:: ,; 、 fi!ィ{ｉ 〉 :}
i / ,ゝ-‐ﾁﾐ､7 / { /
| ／ ヽfﾆィヽ._｣ { ヽ i/
j/::: ,ｨ'__∧__>} ,ｲ 、 /
. ,.::: ,.ィｉl]|7/ｌiヽ / / {ヽ } /
}:::::;ィil l li｣!'::ヾi |li;' / i/ }ヽ Y
. j::/| |..il｣//::::::::|ヾj ∧/i j}、:|
＿＿__
／ノ ヽ､_＼
（●） （● ） ＼ 噂ってまたそんな大げさな… 高ランク冒険者ならいざしらず…
／⌒（__人__）⌒ ＼
| ) ) u. | やる夫みたいな低ランクを周りがそんな見てるとは思えませんお
＼ `ー'´ ／
⊂⌒ヽ 〉 ＜´/⌒つ
＼ ヽ ヽ /
＼_,,ノ| ､＿ノ
.
___,.-' ´ ._,.- ､｀`丶、
_,.ｆ/人ヾ／ ヽ
{ / ｉ{ / / ヽ
| {!. ﾊ/ ./ ｀、
| ﾊ.ヽ{ 斗‐ナメ ,. }
∧⌒}ﾊ.,ィｫｚ‐ﾄ/l;/ ノ 人ﾉ /､ｌ それは認識が甘いよ…
〈人 `/{ {てﾘ ' ﾚl//,rｫ､}ﾊ /ノ}|
ヽ ｀f |. `‐'‐ fぅﾘ }.ノ / / 低ランクの冒険者の方が全体の数は圧倒的に多いんだよ？
{ ＼{ｉ､u. """" ｉ ゞ' /.ノ´ そうなると気にするのは自分と同じ低ランクの人のこと
_,-‐ー‐-人､.ﾊ ヽ ｆ⌒ ｧ ´""ｲ/}
｀Y::::::::ー-∨/ ヽ ヽ｀ ‐',.. ィ´ﾉ}// デイリー業務に勤しむ人は別として、討伐をしてる人や
}/｀‐‐く´:く /､´:::`ｧ /´ しようとしてる人は、割と同じくらいの人のことを観察してるからね
_,. '"´ ､ ＼＼ ｒ､::ヽハ
. / ､ ＼＼ ,-}::::| `.ヽ やる夫君も、変なのに捕まらないようにするためにも
{ ､ ＼＼ /::::| ｀ヽ 少しは他の冒険者を観察するのも大切だよ？
| ､ ＼_Ｆノ / |
. | ｀ヽ-､ヽY´._ノ |
| ､ /⌒Oヽ､} |
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ ,＿＼ そ、そんなものなのかお…？
／ （●）゛ （●） ＼
| ∪ （__人__） | むむむ… これからは周りのことも少しは気にするようにすべきかお
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
.
,ｲ , ' ヽ＼ヽ
/( ヽ､ / ', ヽ｀ヽ
,ﾍ ヾｰ-,;' i ﾊ ヽ ヽ ｀ヽ∨
lヽ＼ i l l､ ', V i l N l
i ､ヽ､ヽl | l l', l ヽ ,_l_l_i ｌ } l ﾍｌ
',ヽ＼｀ l l , ,' ﾉ_l__ﾑ-l.|∨ ﾘ ｌ,'ﾘ l l ｉ ,'
rV r=､ｰN ﾉﾉﾃ´ l ﾉ,,,､ ! l , ',ｨ示｀'ﾚl/l'
/i i i (｀〉 l/ｿ' ｨrｬ示1 l/ ｔﾀﾘ .ﾄ､/ ﾘ そうした方がいいだろうね
ｉ l ,..V､__Y lヽ 弋込'ﾘ ｀¨´ lヽ V
ﾊ V ', 'ｰ｀､l iﾊ ｀¨ , ,'ｉ l ヽl それに周りを見てると良いこともあると思うよ
Xﾞ't丶 ｌNﾊ , l l
.〈､'; ｀ l ヽﾍ ､ - ‐ ,ｲ .l i 朝夕のギルドや換金所とかでも目に付くものは
_ ﾄヽ ,ｨ‐ﾞヽl ＞ , ／ｰ-, ﾘ 少なくないと思うし、ね…
>'´｀ヽ､／ ＼ /､｀ " ｀ｰ <_ /
_／ ,' , - ' ´ ｀ヽﾍ i l ｀ｰ,､
一 - ､ l／ ヽ l ノ/ ヽ
￣ ￣ ｀Y iヽl , ・ ´ﾉﾚ l
｀ V ﾄ､>_ ／- ' '´ V l
_ ', ', ', __> ＼f:l
i i l ﾊ ヽ
l ｌ ｌ ﾊ ヽ
ヽ l l ｌ ﾊ ',
＿_＿__ ━┓
／ ― ＼ ┏┛
／ノ ( ●) ＼ ・
. ｜ ( ●) ⌒） |
. ｜ （__ノ￣ /
. ｜ /
＼＿ _ノ＼
/´ |
. | / |
.
これも積み重ねか
│::::::::::::::::::::::::::::::::│
│::::::::::::::::::::::::::::::::│
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│::::::::::::::::::::::::::::::::│
└──────┘
┌───┐
│::::::::::::::::│
│::::::::::::::::│
└───┘
┌─┐
│ :: │
└─┘
┌┐
└┘
□
・
| | :. ＼＼.| |.＼＼ :l :| :| :| :| :| :|
＿|────────────┘::.. ＼＼ | | ＼＼ :| :| 〈二二二二二二
|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; /7 ＼ ＼＼.| |.＼＼ :| :| || ||
|;;;;;;;;;;;;;;; ｌ| 三三 ∠＞//|ｌ ＼ ＼＼ | | ＼＼ ..:| || ||
|;;;;;;;;;;; ||==============||::.. ＼ ＼＼.| |.＼＼:| ||======||====
|;;;;;; ||┌─┐ 日巛□ ||::::::.. ＼ ＼＼ | | ＼＼ || ||
|;;;; □============□::::::::::.. ＼ ＼＼.| |.＼＼_､ ||
|;; ::::::::::::::::::::::: ...::::＼ ＼＼ | | ＼:」二二二二二
| .<二二二> <二二二> <二二＼ ＼＼.| | l :| :| :|
| ...::::::| :l :l :l :l.:| | :l :l :l :l.:| | :l :l :ｌ :ｌﾞ＼ ＼＼ | l :| :| :|
￣|＿＿＿＿＿＿_.::::〈￣￣￣_〉〈￣￣￣_〉〈￣￣￣_〉_:＼ ＼＼.l＿:|＿_:|＿_:|_
＿|::.. 「￣￣| | :l :l :l :l.:| | :l :l :l :l.:| | :l :l :l :l.:| ￣.＼＿＿＿＼_」
,.|＿＿:|＿＿＿.、 「￣| ´ ｀￣￣￣´ ｀￣￣￣´
（＿＿＿ ＿＿＿） | i| （ ￣￣￣￣￣￣ ）
|l￣ "l||| ｒｰ─i| ｀￣￣｀||´￣￣´
＿＿||＿＿ |!￣｀l| ＿＿||＿＿
｀￣￣￣´ ｀￣￣￣´
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ (むぅ… やっぱりこの時間は混むお)
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
翌朝、少しだけ早くギルドへと訪れる
良美から言われたように少しだけ周囲を観察する時間を持ってみようということだった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
┌──────────┐┌──────────┐┌──────────────┐
│ ≪討伐受付≫ ...││ ≪各種掲示板≫ ││ ≪ デイリー・臨時受付≫ │
│ ..└┘ ..└┘ ...│
│ ...│
│ ..┌┐ ..┌┐ ...│
│ ..││ ..││ ≪デイリー・臨時等掲示板≫ │
│ ..││ ≪休憩エリア≫ .││ ...│
│ ..││ ..││ ...│
└──── ─────┘└───── ────┘└─────── ──────┘
↑ ↑ ↑
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
ギルドの造りは大まかにこんな形となっている
討伐を基本とする者と、そうでないものは住み分けがギルド側によってされているのだ
真ん中のスペースでは、PT募集等様々な事柄を貼り出す掲示板エリアと
他の冒険者などと談笑できるスペースが設けられている（あまり使われてはいないが…）
現在やる夫がいるのは真ん中のエリア
左右のエリアをある程度見渡せる位置で立っているような状況である
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
⊂ニ、ﾆ⊃ ⊂ ⊃
,, -‐- ＼ | |／⌒ヽ
（ ⊂ニニ / ／⌒) ） (ヽ、００ ∩
｀ｰ――'′ し∪ （ノ ⊂ニ、ﾆ⊃ ⊂ ⊃
／￣ー―‐ 、 ,, -‐- ＼ | |／⌒ヽ 〇 〇
:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ （ ⊂ニニ / ／⌒) ）
:::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ ｀ｰ――'′ し∪ （ノ
:::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ::::i ., -―- 、 ___
:::::::::::::::::::_＿_ノ､/〉' ／::::::::::::::::::て/::_:::ヽ
:::::::::::::::/ u て;/7 /::::::::::::::::::;ｧ､､:::「ｪ ヽ::〉 __
::::::::::::/ /〈 i::::::::r､::／=ﾐ ｀く.u J／:::::::::＼
:::::::::::j u ､ ´_}ヽ.|::::::iｵ/u ﾆi < iヽｧ/:::::r----J .r:´二ﾆヽ
::::::::::i （二７´_.L., ､ハ 〉 _ _ﾏ/ﾝ::::r ' ;tr /;j i::/r-､r-| r一ー､
::::::::::|、 .r ' c ／､:.:.:ヽ ヽ ｰ」: : : : ii ヽu.___､/ ＿ん' ｀´ム.' |:::r―┤
:::::::::／￣ ´」ｰ／:.:.:.:.＼:.:.＼＼__j: : : : : ヽ ヽフ｀ヽ´ | | ヽ'ｰン､ _/ﾊu.'_' |
i:i i:::i:iヽi ´ !':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.',:.:i: : : : : : : :「=| : : : |: ! ７!｀:´|< ７ﾏ.ヽー'
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
入口から向かって右のエリアでは、この早い時間帯にも関わらず混み合っている
そこからあぶれた者たちが、真ん中のエリアで波が収まるのを待っているようだ
混み合って熱気があるはずなのだが、どこか覇気が感じられない
必死な表情はそこにいる誰もが浮かべているのに、そこに熱意はまるでない
実に不思議な光景がそこにはあった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ― ‐
／ （ ●） ） （なんというかまさしく底辺だお…）
| u. （__ﾉ､_）
＼ ｀_⌒ （一番割のいい仕事をああやって朝から争って確保してたのか…）
／ ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
男女入り乱れての争奪戦 ―――
だが、現実的なところ女で争いに勝てているのはごく一握りというような有様だった
あまり女性じゃないとできない仕事というのはあそこにはないのかもしれない
争いに負けた女性たちが、次第にぞろぞろと真ん中のエリアへと入っていき
一部はそのまま通り過ぎ討伐受付のエリアへと向かって行った
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
／ ＼
/ ＼
j │ :,
ｉ ｉ 八 | | :,
| | |/::::::｀| |､＼ ｉ ｉ ｉ i
| | |`ニ::::| | ＼ヽ| | | |
| | j彡==ﾐ| |＼__,'⌒ヽ | | :, あー… 今日もダメだった！！
人∨{:::{】 // :':::::: 〈 } | | ｉ :,
ノ::::=彡/ノ r' ′│ | | :, せっかくいい仕事あったのに、あの男連中ときたら…
｢ /ｲ _,,／ | | | j i
｝ j .l::: .::: : /| !
＼T つ / .::: /∧ /ﾚﾞ リ
丶 ／ｨ /:::/:::/八 ﾚ
ｰr＜⌒ヽ／／}／八斗--‐┐
∨彡-―＜ ..,,__: : : : : :|
-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽニ=┴┐
/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ|ﾆﾆ二∧
|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆlﾆﾆﾆ二∧
／: : : : : : : : : : : : : : : :＼: : : :..ﾉ}ヾ:.:ﾊ
/ : : : |: ｉ: :|: : : : :､: : : : : : : ::, : : : :}: ∨ }〉
.: : : : : |: |: :|: : : : : : ; : : : : :.:, : :, : :ﾉ::. :iノ
ｉ: : : : /|: |: :|: : : : : : ﾄ､: : : :..:|: : ; : : :.:.:.|
|: :|: : | ∨: ::､: : : :.:斗-v-: : :|: :.:| : :/ : |
|i :|: : r匕V: :{＼: :..jﾘ___,Ⅵ: ,: : :.|: / : /|
八: : :ﾊ,__-＼{ j:.／/ﾄr刋 》: : :,'⌒;.:/: | 取れなかったものは仕方ないよ
| ﾄ : l灯芥ﾄヽ 弋＾ﾂ/}: :./( ｲ:.:.;
リ Ⅵ Vツ 厶ｲ丿/: |:.:,′ 今日の分くらいは皆でどうにかしよう？
: ′ u. r:彳{:ﾉ:/
、 ｆ⌒¨: !:.:}:.{:.ｲ ほら、みーちゃん先に行っちゃったよ
＼ 丶 ノ ／ ∨//∧
__, ィ ∨///〉
| ⌒ヽ:.:.:.:.＼
| ／ ---＼:.:.:.:.＼
rﾉ／.／:i:i:i --- ､ﾊ:.:.:.:.:.:＼
ﾉ ／:i／ ∨:./:.: : :.、
/／:i:i:/ ∨:/:.:.: : :.、
/'i:i:i:i:i/ } v':.:.:.:.: : : :
／:i:i:i:i:i:i{ } }:.:.:.:.:.:.:. : :.
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
その中で３，４人でPTのようなものを組みながら討伐受付エリアへと向かうものもいる
彼女たちのようなのは、基本はデイリーで、ダメなら討伐…とかなのだろうか？
その辺はちょっと観察を続けなければ分かりそうもないが、おそらくそうだろう
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
....:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.....
...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
/::::::::::::: |:::::::::::::::::::: 1::i:::::::::::i:::::::::::ｉ::::::::::::::::.
/:::::::::::::::: | ､::::::::::::::::::| ｌ|:::: : |:l:::::::::::|::::::::::::::::::.
.::::::::|::::::i::::| ＼／:::::: | ｌ|:::: : |:l:::::::::::|:::::::::::::::::::.
.::::::::::|::::::|:: | ／斗ｬfｱ|ｼ|::: : 从::::::::::|i:::::::::::i::::::::.ヽ
|::::::::::|＼乂イ,〃乂ツ |:: :/::::::::::: : |l::::::l::::|:::::::::. ＼
|::::::::::| ´ :::::::| /７:::/:::::::::|l::::::l::::|::::::::::: 丶
八::::::::::: 斗-ミ 丿 厶ｲ |:::: : |l::::::l::::|:::::::::::.
＼::: 込ぃ圦_ |::: : 八::::l:: 1::::::::::: ｝
|::|＼:: 爪:::::: - |::: /:::::::::l::: |:::::::::::| ｝
|::|／＼＿__ ´ ,厶ｲ:::::::::::l:::::|:::::::::::|
ア´ _ノ ｀'ＪJ）≧:............ノ |:: |::::::::::::l::: |:::::::::::|
/ ｀¨⌒(￣::::::::::::::::::: | |:: |::::::::: ﾉ 八:::::::从
/ 斗--- ｀つ: :ﾉ:／￣| |:::乂__彡く::::::＼/::::＼
/ /::| |::::::::彡ｲ ./ 乂＿＿彡へ ＼::::::＼
/ / :::| レ' / / ／ 丁 ヽ:::::::
. / / |:| ｲ / .{ ヽ / } ｝ V::::
/ / .|:| /１. / { / } ｝ ハ:::
′ / |:|.ﾉ^ | `¨¨丁{. /｀ア¨¨¨¨¨¨¨´ | / |
. / ／￣＼ |. | | /／. | / |
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
その一方で、争いから脱落するやいなや即座に化粧室へと行く女もいた
そして、5分も経たずにそこから出てくる
入る前と違って多少身なりが整ったような印象を受ける
そして、その彼女もまた同じように真ん中のスペースを横切り
討伐受付エリアへと向かって行くのであった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿＿_
／ ＼
/ ─ ＼ ふむ… やっぱりそういうのって珍しくないのかお…？
' （●） ＼
（ｌ､__） u. | でも、こんな朝からそんなことして客付くのかお？
⌒´ ／
｀ｌ ＼
ｌ ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
あれは、もしかしたら立ちんぼにシフトした層なのかもしれない
もしかしたら違う可能性も大いにあるが…
討伐に行くのに身なりを整える必要はないし、わざわざそれをしたということは
やはりそういうことなのかとやる夫は考えてしまう
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
, '／, / ヽ ｀ ､
/ / ,' l ヽ
l f / / l l ｌ i l l i
八ｌ l_,+-ｌ k /ﾘl_|_ﾉ ﾉ l
f ﾒ lｨﾃｩV､ i !,ﾑﾚﾞi/ ,' あぁ、それはちょっとまだ認識が甘いかな
｀l |.ｌ込ﾘ ｀' 伐ﾘイ)
!l .l , `¨/i.l´ あそこであぶれた娘たちで討伐に出るのなんて1割にも満たないから
V ' , ー‐ ｲ/,' ﾎﾞｿｯ
_ - ‐ ‐ぇNヽ イ/,'/ｰ- _＿. ＿＿＿_
ヽ ,ｨ￣フ´ｆﾉ トｲヽ､￣ フ ／ ＼
ヽ／ ヽ-､ ｒ‐/ >i〈...‐ ─ ＼ へっ！？
＞､´ヽ｀ ､_ ＼ / ／ ﾉ （ （ ●） ＼
', ｀ヽl ＼ ｀ ｰ‐‐>'ｔ ﾆ´_／.. （人__） u. |
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣.ﾞ｀⌒´ ／....￣￣￣￣￣￣￣￣￣
｀ｌ ＼
ｌ ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
だが、どうもそう簡単な話ではない… ということを良美から教えられる
実際に他の討伐受付を見ても、彼女たちが受付を済ませている様子はなかった
多くの者たちが、受付手前のベンチで談笑したり休んだり…
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
／ / | / |
/ / | j＞― ￣￣￣￣￣￣￣＼ /
| | ／ ＿_ ＼／
[ ＼／＼ ...:┬＜|￣￣｢￣＼::::＼ ＼
[＼ ／|::::::::::＼__＿＿／|:::::| | :::::::::|U |:::::|:::＼ ＼
＼/::::::|::::::::::::::::|＼j―辷|／ ,′:::::::|／ |:::::|::::::::|ｰ┘
,'::::::::::::::::::::::::::| ,斗-―-ミｰ‐厶＿／|＿＿|:::::|::::::::|
|:::::::::::::|::::::::::::く｢~｢しヘ} /⌒i寸|／:::|／
|:::::::::::::|:::::::＼| `冖''＾ 「しｸ /:::::::::| 〜〜〜〜〜っっ！！
＼|:::::::|:::::::::::::＼ , ｀¨¨＾ |:::::＼:＼
|:::::::|:::::::＼|￣ ｕ 人|::::::|＼|
|:::::::|:::::::::::::＼ ／ ::::|::::::|
|:::::::i::::::＼::::::::＼ ー=' ／|::::::::::|／]
|:::::::|:::::::|:::＼｢￣` ＿＿／::::::|::::::::::|::::::|
|:::::::|:::::::| ::::: |＼ {:::::::::::::|::::::::::|::::::|
|:::::::|:::::::| ::::: | `ァー┤::::::::|::::::|
|:::::::|:::::::| ::::丿 O |::::::::::|￣￣￣＼
|:::::::|:::::::|／ O -― ∥ |::::::::::| ＼
j＞┤:::::| |｢￣｀ O |::::::::::| ',
／ |:::::::| O ∥ ／|::::::::::| }
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
中には余裕無さ気にうろうろと何かを探すような素振りを見せている者もいる
何を探しているのかやる夫はイマイチよくわからなかったのだが…
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
. /〃 /., / / / i i ヾV彡'ヽ
//i/ /;i {/ { ,:' ./i ,ｨ| }、 ::',}ｨｯ'/ｦ
. {′{ ｌ ｉi爪f､ｉ /ｨfﾃミx:|::､ i lｼ彡'j}
｀ ヾ从ｌfi从{ / jﾊ川ﾊ{ヽ:.|:lｲ彡〈 まぁ、夕方に帰ってきてまた観察しててごらんよ
〉,ｆ=ﾐ＼{ ,ｨﾆﾆミ､ ヾ|fr )）》 ヽ
_,ｲil i j }彡^! } 何日かしてたらすぐに答えが分かると思うよ？
lハ ｀ /,ィf´ /7､ノ
{ ＼ゝ::ｧ ,.::// ' ' /7 〉
ヽ ,..ゝ.. _ ,.ィ:::/=≠=､ ,.ｲ_/
. -r ´￣ヽ//∧:::/ｨ' ‐-､ ヾ' ￣＼
,f´ { {/ ／ ヽ} ,.::￣￣ヽ
,:: ,; 、 fi!ィ{ｉ 〉 :}
i / ,ゝ-‐ﾁﾐ､7 / { /
| ／ ヽfﾆィヽ._｣ { ヽ i/
j/::: ,ｨ'__∧__>} ,ｲ 、 /
. ,.::: ,.ィｉl]|7/ｌiヽ / / {ヽ } /
／￣￣￣＼
／ ／ ＼ ＼
／ （●） （●） ＼ はぁ… それじゃ討伐行ってきますお
| （__人__） u. |
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
これに関しては明確な答えを良美は教えてくれなかった
ただ、何日か見ていればわかる、とだけ…
仕方なかったので、とりあえず討伐にでることにしたのであった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＝討伐中＝ . l＼
. ＼＼
＼＼
＼＼ ＿＿
/_⌒) ／ ＼
＼／＼ ／ ＼
| (●) (● ) |
＼ (_人__) ／
i￣￣￣￣ ＼
| 〉 〉
| {{`￣￣￣￣}
r | rﾍ {{ ￣￣￣/
l i とノ | {{ ￣￣/
ノ ＼ | ／ . {{ ￣/
ｨ´ ヽ （__） ￣￣
/ ',
{ ｊ
ヽ＿ __ノ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
そしてこの日も先週と変わらない程度の討伐を終え、ギルドへと戻る
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
／.::.::.::.::.::.,.::.::.::.:: /.::.::.::.::.::/.::.::.::.::.::.::.::､::.::.::.::.::.:.::.
. , .::.::.::.::.::.::.::/.::.::.::. /.::.::.::.::.:: '.::.::.::.::.::.::.::.::.:ﾟ:,::.::.::.::.::.::
. /.::.::.,.::.::.::.::. '.::.::.::.::/.::.::.::.::.::.::j.::.::.::.::.::.::.::.::.::.: ﾟ,::.::.::.::.::.
'.::.::./.:: .:: .::,ｉ{.::.::.::./ {.::.::.::.::.::.:j{.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:ﾟ::.::.::.::.::
i.::.::.:.::.::.::.::./:ｌ{‐- / {.::.::.::.:: /ﾞ{.::.::.::.::.::.::.::.::.:: .::.}i:.::.::.::.::
ｌ|.::.:｛.::.::.::.:,' .:ｌ{.::.::' ｀`{ ､.:::::.,ﾞ {.::.::.::i.::.::.::.::.::.:: .::}l:.::.::.::.::
ｌ|.::.:｛.::.::.::｛ﾚ'从.:｛ .:: :: ::l {.::.::.::ｌ､.::.::.::.::.::.::.:}l:.::.::.::.::
. 八.::.::'､.::.::｛li jI竿ミ､ ､ :: :l ｰ--l‐`,一 ''"~ :}l:.::.::.::.::
'⌒＼{/＼「jk｛{l ﾉ沁 ＼｣ ＼｣ }.::.::.::.::. , .::.::.::.::., 今日は本当に助かった
,'.::.::.::.,小,乂 乂ツ jI斗ャ竿弍､.:,'.::.::.::.::./
. .::.::.::./::ﾘiｌ ｀~~ Ｖ爪りﾉ }｝.::.::.::.::/.:: また次も機会があったらお願いしたいな
ｉ.::.::.:ﾞ.: :叭/// ′ ｀` 冖 "~/.::.::.::.:/.::.::
. ／|.:.::.:{.::.::{i沁、 //// /.::.::.: , '.::.::,::
／.: 八.: ::{＼「:i:i:i:i:>、 丶 ＿ ｰ=彡.::.::／.::.／.::
.::.::.::.::.:＼{..::.,:i:ｉ／ﾆﾆ- ／.:: イ､}／｝.::.::.
.::.::.::.::.::.::.::.:/i:/ﾆﾆﾆﾆ／ }iｯz=七Iだ ⌒´ ﾉ Y､.::.::.::
.::.::.::.::.::.::.:/i:ij{ﾆﾆﾆｱﾟﾆ／ ﾊ ／ ｜ ＼.::
.::.::.::.::.::.:/i:i:ij{-ニ/-ﾆ└r‐‐r ､{ l __ ''~ ,ﾆﾆﾆ`､
, ´ ＿ , ＼
／ ／ / ＼
／ ／ / / ヽ ヽ
. /-‐ｧ ' ' , ' ヽ ヽ 、
. / / , i l ｜ ｜ | ！ i ' '
. ,' / ｉ ﾍ i、｜ ｜ | ｜ | } ！
i /！ | ｌ ヽl ヽｌ ､ ∧ | ∧ | / ! |
| /i ‘ ,斗―‐-､{ ', ′ｿ斗‐ﾍ升 ′ トl
| , | ヽ |ｧ〒 ミ､ V 斤ﾆ〒ﾐl / / ! ハハハ、次も機会があればいいけどな
ﾚ ｛ ﾊヽl iﾕりi 'ﾕりｊ l′ 厶ｉ/
‘ ﾊﾍ i ,! ｸ ﾊ ﾉ′ そうだ、この後どうだ時間は ―――
V ｀ ぃ//;;. ﾉ} l／／
八 ヽ! ;;# /ｌ「
ヽi ､ 、＿_ , ,.ｨ l'
＞､ － ／{ﾑ
ハ ヽ､＿_ ´ ∧｛
, -丿Ⅵ / ､ ‐､
_ -‐ ﾉ _ ｖ ／ } ` ‐-. . ＿
´ / / 八 ｒ―<ﾍ {
/ ' l n 〉 | ￢ ハ |
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
内容はよく聞こえないが、どうやら朝見た子の一人は男と談笑していた
PTメンバーなのだろうか？結局この男と討伐に行った、ということだったのか…
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
. /〃 /., / / / i i ヾV彡'ヽ
//i/ /;i {/ { ,:' ./i ,ｨ| }、 ::',}ｨｯ'/ｦ
. {′{ ｌ ｉi爪f､ｉ /ｨfﾃミx:|::､ i lｼ彡'j}
｀ ヾ从ｌfi从{ / jﾊ川ﾊ{ヽ:.|:lｲ彡〈
〉,ｆ━＼{ ━━ ヾ|fr )）》 ヽ 30点だね それじゃいつか痛い目を見ると思うよ
_,ｲil i j }彡^! }
lハ /,ィf´ /7､ノ
{ ＼ ー ,.::// ' ' /7 〉
ヽ ,..ゝ.. _ ,.ィ:::/=≠=､ ,.ｲ_/
. -r ´￣ヽ//∧:::/ｨ' ‐-､ ヾ' ￣＼
,f´ { {/ ／ ヽ} ,.::￣￣ヽ
,:: ,; 、 fi!ィ{ｉ 〉 :}
i / ,ゝ-‐ﾁﾐ､7 / { /
| ／ ヽfﾆィヽ._｣ { ヽ i/
j/::: ,ｨ'__∧__>} ,ｲ 、 /
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
という自分の考えを良美に伝えると、却ってきたのは辛辣な採点だった
どうやらそれでは全然満点には足りないらしい…
つまるところ、何かを勘違いしている…ということだ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＝討伐中＝ . l＼
. ＼＼
＼＼
＼＼ ＿＿
/_⌒) ／ ＼
＼／＼ ／ ＼
| (●) (● ) |
＼ (_人__) ／
i￣￣￣￣ ＼
| 〉 〉
| {{`￣￣￣￣}
r | rﾍ {{ ￣￣￣/
l i とノ | {{ ￣￣/
ノ ＼ | ／ . {{ ￣/
ｨ´ ヽ （__） ￣￣
/ ', 使いまわしやめーや！！
{ ｊ
ヽ＿ __ノ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
仕方ないので、翌日もそのまた翌日も同じように討伐前後に観察を継続することに
討伐を終え、ギルドへと戻ると ―――
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
. / :/ , /.:/ :|: :| 丶 ヽ. ﾍ ﾍ
/ :/ .:/ /.:/ .:|: :|:. ＼ ﾍ ',
. / :/ .:/ :,ｲ .:! .:::|: :ﾄ､:. :ヽ ',.ﾍ |
′:! :/ :/ :/| ::::::ﾄ :∧ﾍ:. ::ﾍ :} ::', | ::l
: : l :| .:/ ::! !: : ::: :|_,V∧弋 ー ､:ﾍ | :::| l .::|
｜:ｌ :| : ::l :斗─ﾄ| |:.i : ::::::| ﾍ;∧ ＼:::::｀:| : | :::| | ::::l
｜:| :l :::小::ｉ| ﾍ| |∧::::::::| 丶} ＿ ｀ ＜｜ :l.::::| }.::::|
｜:| :l ::从ﾍz=ｧミx、|ﾍ、:∧ イ,笊示 ヽ｜l : l、 |/.::::l 今日はありがとうな
: Ⅳﾍ : :厶｀ Ｙil爪 ＼:へ、{/乂巧 ′} l :: :| }:/:::::::{
V:, ヽﾄ､ 成:、弋zり ￣ ｀'ｰ≠ 厶' :::::l/:::}::::::::! また次も一緒に行けたらうれしいな
. V:, l ＼小 /／/ ､ /／/ / | ::::::|:::/::::::::{
ヾ, | ::::::∧ 灯::::: :}:::!:::::::|:!
! :| :::::::::ﾍ、 ､-─ｧ ,. / .::::::::/:::ﾍ::::::|ｉ
| :|:::::::::::|i::|＞ , ヘこ´ イ / .::::/:;、::::::::::|::|
Ⅵ :::::::::lﾍ| ／ ＼z:≦ / l.:::/|/ ∨＼::|::|
. ﾞ|V ::::::l. r'^〜∠ヽ } / |:/ ｀}ｰ=ﾆ二、
_,.｡＼: :Ｙ へ､ ｀代_,|' / |:.:.:.:.:.: : : ｀: : ＜
／ : : : : :Υ ,,__ ﾞヽ | / ／'′ 灯:.:.: : : : : : : :γ｀ヽ
＿,,,,,,,,,,,,,＿
,,-‐''´ ｀`''ー 、
／ ヽ､
/ / , ､ 丶 丶
. / | / , l l 丶 ﾍ
/ | l ／| /1 |､ | i l |
| , i | | /‐'''ﾌノ | |'''ﾍ / l i |′
ﾍl l l jﾍレ-='､ | ,/-=､|/l / l丿
ﾍi l,ﾍ | '! {辻|l ｌ／ 'l辻l`ﾌノ ノ′ そうだね また一緒に行けたらと思うよ
｀ﾞ{仝､ﾍ、ゝ-' `ｰ' 厶'"
｀ﾞｰ-ﾆ､;;# ` //;/ あ、もしよかったらこの後 ――――
`ユ ､ にﾌ ／
／ﾞｌﾍ ﾞヽ､＿_,,ｨ'"
,,／/ ヽ＼、 〕１`ゝ､_
,,-‐''´ `‐- ﾍ、 ﾞ>='、卜､> ﾞ'ｰ-,,_
,'´ ／ ﾍ ∧_∧| ＼ ﾞ''ｉヽ
ｿ`ヽ ﾍ ヽ､〕 l `l / | ﾍ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
彼女は、この間とは別の男と談笑していた
今日は彼と一緒に討伐に出た、ということだろうか…？
しかしそうなるとこの間の彼は一体 ―――
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼
／ _ノ ::::::: ゝ､ ＼ …… ！？ まさか！！
| （○） （○） u |
＼ （__人__） ,／
／ ｀⌒´ ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
ここまで見て、ようやくそれらしい答えへと辿り着いた
つまるところ、彼女はPTを組んでなどいなかったというわけだ
お試しPTという形を上手く利用して、甘い蜜を吸っている人間の一人…
いわゆる寄生冒険者と呼ばれる者たちなのではないか、と
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
__ ＞ ´ ＞- ､｀ ､
_ｆr' l ､ ／ ｀ ＼
∨ ,' ｉ | γ´ / ヽﾊ
ｌ ｌ l V / / , ' i ヽヽ
l ﾊ i l / / ,' l i l i ', ∨
l､r ‐､ﾘ.i ,'l‐ﾃ'メ､ｉ_ ｌ ﾉ ﾉ l i l
/ i r ,'/ﾚfぅ示iヽ ﾚ/ノ ,ｲ__/ ﾉ ﾘ
ヽ ヽ .,' l 込ｼ /´/,ｨ示､ﾞメ/ /i
〉､ ｀ i ｆx'iﾀ'/ノ / / はい、正解
iヽ｀ lﾊ , ｀¨ﾞ/／ﾘ
＞ ‐ - 〉､ﾝｌ| ヽ ､ _ ｲ ｌ| もし詳しいことが知りたかったら週末に誘ってね
ヽ --ﾊヽﾉ l ＼ , イ/ﾉﾘ
l ノ ´<´ ,'､ _´ヽ, /' ./
,ヽ＜´ ヽ iヽ ＼ ｆ ﾎﾞｿｯ
,＜ ＼_ _l ｀＞､
,' ｀ヽ､ ヽ｀ '´.l ﾉ｀ヽ
_,' ヾ､ｰ､ ﾍ ﾊ ／/ /´｀'i
.l ｀ ､ ｀ ｰ- ､_ヽ/ _／_ノ / l
_', ヽ l ｀ー ─ｆ¨ヾ ´ 〈 l
' , ｀ｌ ヾ-'{ ', l
. ﾍ ヽ ハ | ﾊ ', l
／￣￣￣＼
／ ／ ＼ ＼
／ （●） （●） ＼ あ、その辺はやっぱしっかりしてるんですおね
| （__人__） u. |
＼ ｀ ⌒´ ／ ﾎﾞｿｯ
／ ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
どうやら今度のやる夫の考えは当たっていたらしい
ただ、詳しいことを知りたければと言われたので
今週末もまた彼女を誘って夕食に行こうと思うやる夫であった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
・ ━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━ ━━ ━ ・
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ 入速出 やる夫
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | LV １
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼ ランク Ⅰ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
【ステータス】 たいりょく １
. こうげき １
. すばやさ １
. かしこさ ２
. きようさ. １
【技能】 ・ 不意打ち ―― 敵の不意を打ち、先制攻撃しやすくなる
・ カウンターLv1 ―― 50％の確率で相手が攻撃を仕掛けた際にこうげき＋２でダメージ与える
(発動条件：剣か槍を装備していること)
【補助技能】 なし
【その他特記事項】 なし
【補足】 なし
【装備】武器：たけやり （※そろそろ買い替え時期です）
防具：皮の盾
【所持金】 1110G
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
【固定出費】食費4G/日 （朝夕各２G）
銭湯代3G/週
洗濯代1G/週
倉庫・BOX代 ５G/月
家賃50G/月 （冒険者宿舎/Lv1）
・ ━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━
.
ではまた次の投下の時に・・・
レベル上がらないなぁ
所持金4桁になってもレベル1って底辺が一番多くなるわけだ
最近の楽しみはスライムさんの一言ですｗ
レベルアップ縛り思った以上にきついな
所持金は逆にたんまりだけども
やっと見つけられました
よーやっと見つけた
作者さんのレスを読んでれば移転先を探す必要ないと思うんだけど読まない人ってそれなりにいるのね
＿＿＿
／ ＼
厶ゞ ／ ヽ、,, __ノ ヽ
`＜＞． ＿ ./ （ ●） （●） ',
`＜＞． ／,-、｀| （__人__） 〉
`＜///」〉ﾉ､＼ ｀ ⌒´ ノ. ┏━━━━━━━━━━━━━━───
└‐＜＞｡ヽ ヽ ､ , - = ≦、 ┃ Welcome Deep Place 8 ┃
`＜＞． Y ,:" ﾍ ───━━━━━━━━━━━━━━┛
`＜＞． ﾊ ∧
l `＜＞． l .∨ ∧
ｿ `＜＞｡∨ ∧
／ ヽ. `＜＞．_廴
／ ／´`＼ `ﾚ///l．
! く´ ＼ 弋√＜＞．
＼ ＼ ヽ ﾍ `＜＞．
(´____＿ ___ノ ヽ ヘ `＜＞=-．
｀￣ ￣ ∨__＿___｀) ヽイ ＞．
`＜ ＼
`＜＿_＼
.
【第四週 週末】【ギルド近くの飲食店】
;; ;; ;; ;; ;;＿＿＿＿＿＿_ ;; .| ; . !|
;; ;; ;; ;; [「ニニニニニニﾆ] ;|ﾆ∩ﾆﾆ∩O !|
;; ;; ;; ;; | ||￣￣￣￣￣||´ .;;|.|l∪─ ∪.| . !|
;; ;; ;; ;; | || | ￣..T ￣~|i|| ;; |.|l C.A.F.E.| ; !|
;; ;; ;; ;; | || | . i||i .|i|| ;; | ￣￣￣￣ .!|
;; ;; ;; ;; | || O__ノ||ゝ＿|i||;; | ＼ _ . !|
;; ;; ;; ;; | || |＿＿＿＿|i|| ;; | ＼ ; ＼ !|
＿＿＿＿＿＿__＿|_|l＿＿＿＿___.||＿＿| ＼ ; _＼!|
─l─.-┼..-..┼__|_|三三三三三三三|_|ー| ＼ ..!|￣￣￣￣￣￣￣
＿|＿＿|＿＿|＿l!il三三三三三三三liil＿| ＼!|＿＿＿＿＿＿＿
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・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
週末になり、今日も今日とてちょっとした贅沢に店を訪れる
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
,ィ ｀ヾi ,∠-''⌒`´ ＼丶
/ / ｀:、. ／ ,-‐ｒ''''ヽ :. :. :. ヽ.',
/ / ; / ｀ 、 :、 、 ヽ:. / :l:ｒ''"´｀ヾ :::. ::::. ::: ::',',
. ,: { : i i: { '., i i i :: / l ::. ::i! } .:;::.::i::..::: ｊ ::::i i''ﾌ _ _,
. ,: : i | { i ,i i i }‐:}ヽ j }、. {/ , { ::::.. :{ ｊ :/l::ﾉl:;ィ::/ .::::i ｀'''´_'ノ
i { ヽl.,{从{ﾊﾄ､{ { jﾊjﾉ }ｲj ,ｲﾊ 'l ヽヽ:::､'､:',‐ |/,.ィ''うﾄiｲ/ ::;ﾘ: ` _ｚ;－'´/
{ﾊ i ヽﾄ､ ヾ{ ヽﾊ }jｨ＝=x､.j}/ﾉ} ,j l l ､ ヽヾゝ,;ｚ= ゞ‐'' /:;ｲ/ }....~..／.::::::/
ヽ{fヽ{i,ｨﾁ¨ﾞ ` j/ /jﾂ/i `ヽヽﾊ ヽヾ`'´ , ノ‐1 {ｒ,/::::::::::::::;ｚ'´
,ゝ､ﾊヽ._ j ﾊ iヽ}ヾ77z､. ゝ､ _ヾ､`ｔ;ヽ ､ ,1 l７:::::::::::::／
rf{≦{{ﾊヽ ` __, 〃:}.|ﾊj .〉〉//ﾊ. ｀ ｚ‐:::::::::｀ヽ､ <￣7 ,.ﾆへ/ｒ―‐''´
,ィf{ {i {ﾊ{∧{ミz、 ゝ::::ﾉ ,ｨi//,ｲ | ﾉ//}///ﾊ ｀'''７T''''''"｀ｒ.､｀´ ,,.='´_／/ {
,ｨ{//ﾊヽミzz､ヾ三ﾆz:...__,..ィｹ ,.ィ≦j／//////ﾊ. _ｒ' | l／ヾ~_,.-'´ / 丶
／ :ii///≧z＼二＼ミz､｀¨´/／ ,ｨ}／ヽv/////j. _/ , ｲ _ハ ﾉ ／ ヽ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
ちなみに今日は良美がミリアリアを連れてきている
もちろん、払いはやる夫なのだが… 知らない顔ではないので良いと言えば良いが…
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＿＿＿＿
. '" U ｀丶、
／ ＼ ＼
/ ｀¨″ `'ｰ'"￣｀ （ふ、増えてるお…）
{ 三三 三三 }
'. Ｊ / （お金あるから良いけど…）
＼ ｕ ﾞ'ー'^'ー'ﾞ ／
｀¨７ ￣ ‘,
/ ‘,
.
／ ,....,,,-､ ヽヽ
/ . /::::;;;;;;;;;;', ヽ',
/.: . .:::. .:i／ ヽ . . . l
ｊ::: :. ::: :::| } :.:::. :. : ,!
l::: :. ::.. :::.:. ::| !: .::::::. ::::: .: ::.｜
i::::. :::.. ::::.. ::i､､:.. ::{ }:: ;:ｲ/:.::/:: .::: ::::: ｊ,
{:::::. ::::::..:::ﾄ､ヾ~ヽ;:{｀ ｊｲ:/ /ｊ／ｊ::;イ: . :::;i::ｊ `ー そういえば、良美さんから聞いてますけど
ﾄ,l::{::::..:. ::::､::', ｀_ｚ＝;ﾐ､ /´彳_フメ,// .:..::/ ﾘ ￣ なんでも寄生冒険者について聞きたいとか
`､ーゞ､ lﾊ::::::::::.. :::ヽゝ1‐'´;;} ｀ ⊥;;;;;;ｊ_ ７ .::::::;ｲ
丶､;:..... ヽ､ヽ､::....:'､ ┴‐'"´ ノ:;::::／ ﾉ:: 勉強熱心ですね〜
`ニ`;;;;;;;::::::￣ヾヽ:＼ ' ‐''Z;''ﾆ‐'´:::::::::::::::::: 気にしない人は気にしないものなのに
ヽ;ー‐''"´::::::::::::::'‐ﾍ｀` ｀_ ∧､_;;::::::::;;;;;;;-‐
｀ゝ､;;:::::::::::::::::::::;ｨ`ｒ,、 ーニ一 ,ｨiﾍ ｌ￣
_,.-`''`ー―'''7「´ ﾞヾヽ｀ヽ､ ー ／/ ||/ /. _ﾘ""'ﾊ
. ,.-''´ l ヽ､_ ｀ヽ,,,,...-'′/.ﾞ,r=''''''ﾍr､___ｒ'=-`_/ｲ},,,_________
{＼ ヽ } {..ヘ二三ラ'"r=(i""7 `ヽ､
l. ＼ | |. / {ヾ"''',=-- ...,,,,/
l ＼ {_ ,.-'"!.. / ', `=- ..,,,, }
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
三人での食事の時間が進む中、ようやく本題へと入ることが出来た
今日は寄生冒険者について詳しく教えてもらうことになっていたのだ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
,: ' ／::／ ＼
/ ./::::/ ／ ヽ
/ , /__:/／ / ,:./ } 、
/ { /＿/〃 /_,:/ =ﾅミ､ // :i! :l ', 、 :.
, vﾆ7 / ,:' / /,.:イ ノ ゞ/ } i ; ; i l 、.
{ ,ｨ≦i､,ｨ′/ /i,ィ≦宍ミ､/ {ﾊ ,ｲ } ji j } , } i
､f;' =ミx､{: / / jヾ{:c;;;j::} ヽ{ //j /ヽ!./ j/ ,:' i|
{{ Vi/:{∧ ゞz汐 } /,ィj不､/j/ ,: / j| 成り立ての冒険者とかは
八 }::{ lヽム ｀¨ﾞﾞ j//c::ﾉ }ﾂ /,ｨ /}l 大体1回は痛い目を見て覚えるんだけどね
/ ゝ__ノ:::ﾊ{ :､ﾊ じ', / ,..ィノ j／ ,j′
ゝ、 ヾ=≠ハ ヽ:.、 :､ ｀ ,ｨ彡'′／ 男の冒険者はどうしても引っかかりやすいから…
. ,r{､＼ ヽ 人 .} } ＿, ′,{
{ﾊ＼. ＼ / ヽ jﾉ ( ｱ ノi:i、,rfミ:x､ r ､
/ﾊ ヽ＼＿/ _,人 ,. }.} :.ヾﾆﾆﾆ==zzr┴┴､
,ｨ{f,_iヽ-イ:::::::::｀ヽ ヽ ｧ‐' ﾉハ} ,ｲ二､ヽ ヾ=っ
. / r'"f￣｀ヾ≫x､:::::::::＼ | ﾉ ./.,iｰ-､ヽ. /
〈 ;f´￣ ｀ヽ ｀ヾ≫x､:::::::＼ {≫z､ / 〈_jゝ /
rf/ ､_ ヽヾ≫x､:::::＼ ヾ:≫x､ { Y /
r{/ ｀ヽ＼ヾ≫x､::::＼ ヾ:::::::}､ヽ i｀ .／
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
この二人は、ギルドの受付と換金所の受付で多くの冒険者を日頃から見ている
当然冒険者たちの中にどんな者たちがいるのかも把握しているのだ
ただ、違法行為が無い限り干渉することはないだけで…
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＿＿＿ ━┓
／ ― ＼ ┏┛
| (●) ヽ＼ ・
l （⌒ (●) | なんで男だけ？
〉 ￣ヽ__） │
. ／´ _＿_／ 女の冒険者は違うのかお？
| ヽ
| |
.
,. -―-――‐-､__
／ / Ｗｌ ,.=ｙ=､ !､l､ヽ
. lｲ /ﾍ/Vﾄl Nlﾍ∧ﾊ
. ゝ: ､{＼l_` ´_lノ| : : l 女の冒険者はホストに引っかかるからです
｀ｖﾍ'´ﾋｯ` ﾋｯｹ7^K__,
ゝニﾍ.{ ､ソ:＜, ただ寄生冒険者に関しては、女性が引っかかる事例は
`ｚ‐- 丶、 __ ∠: :‐≦ ほぼ報告されることはないですね
｀¨_フゝ TiT」`≦￣
ｆ´, -‐'.ｺ八{⌒ヽ:} ゼロとはいいませんが…
∨､ 「: : | i三!｀l
_/ ｝＼_|＿ ｊ l
ﾉ:＼/ゝ＜土＞(___ｈ
〈: : : lﾉ /: 〉 l : : |
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ あー… ホストってあれかお？
／ -=・=- -=・=- ＼
| （__人__） U | 花街とかにある女性向けの酒場にいる男のこと？
＼ ｀ ⌒´ ／
.
／ / . ﾄ､ .ヽ ヽ
//: : / .// . :i ﾑﾊ : . iヽヽ
/ｲ : / . : /: ｲ/ : ./: ,!:/ V: |l: :ﾄ.＼
ﾉ:| i: :/:/:/ '!l!: : :/:/:/￣￣!ﾄ ||: 从
/ｨ|:| |: -||:|/￣!|l` /:/|/ｨ云歹|i: |ﾍ|
从| ||: :|l:|弋歹∨!ｲ ′ ￣￣iﾙ| }
_, -‐ｙ'二. ‐-､. V从:|l:|｀￣ ::| ﾚ ﾉ
/ , -‐K＿ ｀ヽへ ＼､ﾊ ｀ .ヶ'′
. ソ. :/ｆ⌒ヽ ヽ: . V ﾊ `-へ マ__ ｱ .ｲﾘ
{ { : :{ {（@ｿ}） }: : /: } 从>. ､ ／ ﾚ
ゝゝ : ゝニﾆｿノ: :/: : :/へ⌒ヽ _ｒ<｀ ﾐ、- ´ ﾊ
{⌒ゝ_＞ ¨´: :／: : :ム. ＼ ＼へ. ＼ ＼ |
｀＞ _: :二二∠: イ＾ ヽ ＼ ＼ >く|
く⌒ゝイﾊV⌒ヽ ヽ ヽ |Vヽ:::}＼__ _ -―‐ ､
＿_ゝ |V ﾊﾊ ヽ ＼￣ ＼Vﾊ､ ＼￣ ｜ }
／ ― ＞く､| Vﾊ 丶 /＼ ヽ::::ヽ∠＿ ｌ |
.∠. ｲ } ｒ'⌒ヽ! ..-‐┐ |. / ＼ ヽ::::V | | / /
￣￣ ゝ >､ ヽ /／ / |/ 丶 ヽ::::V. L |. / .ﾑ 【某有名店のNO1ホスト】
＼/ノﾍ V/ ∠ -‐┐ / ヽ ヽ::| |ﾊ ﾚ /ﾑ}
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
風俗街の中、といっても隅っこの方ではあるが女性向けのお店がいくつか存在している
男性向けの店に比べて売り上げ自体は落ちるが、それでも総数が減ることはない
女性冒険者の一部はこうした店で命の洗濯をするために稼いだ金を使うらしい
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
/ ／ ヽ｀ ｀＼ ﾞｉ
,ｲ!、,/ ,' ,. ,.} ﾞｉ .!|,
ﾄ､ヽl{ |! i !| }l ,rｲ
|ヽ>! ! ﾊ }､ | ﾊ ! !<,r'|
{ ミ| | ! ,/|_,i | ﾉtr,_|ﾞｉ, |彡}
ﾐｒ‐ｖノ,Nｿｒﾊ .| ﾘ|ﾉ}ypヾ r-ﾃ まぁ、その辺は男も女も一緒なんだよね
ヾ_!}lk' ━━｀ﾍﾉ´ ━━ ﾘﾉl{ ｿ
川、 ﾙ从 ギルドが風俗店を認めてるのも冒険者の
!ゞﾄ､ ｲ>ﾊ ヾ ストレス発散が目的で、最低限の治安維持のためだし…
! ,|´く人 - ,r'ﾝ∧ l!
l! < ＞ｙ __ pイヲﾉ ｀l| ただ、男の場合はある程度定期的に抜かないとダメでしょ？
ｚ‐!‐-,,_,,ｪ(( | | ))ｭ,_ ! でも、そういうお店って結構お金掛かるのが相場だからさぁ…
,|.ｪ‐′::::::::ヽ＿ ＿/:::::::::`ヽ、
,ﾍ´ヽ.ヽ､:::::::::::::::ヽ｀´／:::::::::::::, ' ,｀>､_
} ＼ ｀ 、｀廴＿__∨_＿,イン′,／／ ヽ
| Y ゞ‐--―｛r}─--‐''"´ / |
／￣￣￣＼
／ ／ ＼ ＼
／ （●） （●） ＼ （風俗の店についても詳しいなぁ、おい）
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／ （ギルド職員って大変だお…）
／ ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
訥々と良美はそうしたお店について語っていき ―――
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＞ ´ ｀ヽ ＞ _
／ ,ｨ ｀ヽ
,ｲ , ' ヽ＼ヽ
/( ヽ､ / ', ヽ｀ヽ
,ﾍ ヾｰ-,;' i ﾊ ヽ ヽ ｀ヽ∨
lヽ＼ i l l､ ', V i l N l
i ､ヽ､ヽl | l l', l ヽ ,_l_l_i ｌ } l ﾍｌ
',ヽ＼｀ l l , ,' ﾉ_l__ﾑ-l.|∨ ﾘ ｌ,'ﾘ l l ｉ ,'
rV r=､ｰN ﾉﾉﾃ´ l ﾉ,,,､ ! l , ',ｨ示｀'ﾚl/l'
/i i i (｀〉 l/ｿ' ｨrｬ示1 l/ ｔﾀﾘ .ﾄ､/ ﾘ
ｉ l ,..V､__Y lヽ 弋込'ﾘ ｀¨´ lヽ V そうなると、より安く、できればタダでやれたらって
ﾊ V ', 'ｰ｀､l iﾊ ｀¨ , ,'ｉ l ヽl そう考える男がいても何も不思議じゃないんだよね
Xﾞ't丶 ｌNﾊ , l l
.〈､'; ｀ l ヽﾍ ､ - ‐ ,ｲ .l i それが寄生冒険者が生まれる原因なわけだよ
_ ﾄヽ ,ｨ‐ﾞヽl ＞ , ／ｰ-, ﾘ
>'´｀ヽ､／ ＼ /､｀ " ｀ｰ <_ / ヤれるかもっていう女が目の前にいたら
_／ ,' , - ' ´ ｀ヽﾍ i l ｀ｰ,､ ついつい手を伸ばしちゃう 悲しい性だよね
一 - ､ l／ ヽ l ノ/ ヽ
￣ ￣ ｀Y iヽl , ・ ´ﾉﾚ l
｀ V ﾄ､>_ ／- ' '´ V l
_ ', ', ', __> ＼f:l
i i l ﾊ ヽ
l ｌ ｌ ﾊ ヽ
ヽ l l ｌ ﾊ ',
＼ l i l. ﾊ ,
＼ rl ｌ l ﾊ ,
ヽ l l l ﾊ ,
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
一気にぶちまけた
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
よく言ったものだね
／ ヽ
, ' `､_
/ .: .: .: ヽ
, / /;::: .::: .:: .:: : .: .: ,ィ _ ヽ
i、 l`ﾄ､i _ノ i/i::: :::::.::::.:::. .:::.::: :: / '､_l
l ヽl ヽ｀ﾞ'' ／l:::..::::::ﾊ::l;:::.:::;:::: .::/ ｊ l
l ` ///`ﾍ::::ﾄ! ｚヽ::llﾊ:::/{_ / l ただ寄生冒険者も上手く寄生する子と
,.､ ';:::. :.. ........{ ､ ( `ヽ `＝ミヽl ノィ / ! そうでない子がいますけどね
{ l ヽ::::::....:::::::::ヽ､__ ｚ／-ｨ , / ｊ
', ', ヽ;::::::::::::::::::::::::} l `ﾐ_ｚﾆ‐' //ノｊ/ 具体的にいうとヤらせちゃう子と
ヽ ヽ ＼::::::::::::::::::ﾊ ｒ 、 , -ｒﾆ-‐彡'´ ヤらせない子って意味ですけど
―- ,,..__ _} ヽ ｀''－-､_l ヽ l ｀> ,.ｲ
--､_ ￣￣~ ヽ /`く ＼ _`''''´,. -..'´ `ヽ､_
__ __`ｺ , }＿＿__,,..-‐''´ ｀7 `－ 7く;;::::::::::..:::::...ｚ‐`
､ ´＿__ ! {､ { {ｒ‐ }ー―'''"´
. ｒ‐;;ー''` ヽ ／ { | | } ヽ
‐ヽ ヽ,,,,,.. ﾉ } |､ | '"ヽ､
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
その流れにミリアリアも乗って、教えてくれる
つまり良い言い方をすれば、寄生冒険者とは『女を武器』にして
生き残ろうとしている者たちなのだろう
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＿＿＿_
／ ＼
／ u ノ ＼
／ u （●） ＼ あ、ヤらせちゃう子もいるのかお…
| （__人__）|
＼ u .｀ ⌒／
ノ ＼
／´ ヽ
.
,ィ , ::、
,:: // ,' ',
/,:/, / , ,' , :､ :、 ‘. ', :、
//,' i /,: ｉ i!::i! i| :i、 、 i、 i 、 i
,ｲfi| | , i! ,i!-|!:{ i| ｣_!_ i、 }i } ｉ }
,: ｉ l| | ,iィf才{_」ﾊｌ､ i| i j l }iｰｧ}、.,' :l j
{i | i{ ､ {,ィ≦ミ､ ﾏ l|i :|ｲ≦ミ斥j / ,:: ,' むしろヤらせる方が多いんじゃないかな？
. :､ﾄﾊ､ Ⅵ う:::ﾉi ＼{乂 し':::::ﾉﾊ /} / 〉
,ゝヽ 込少 込z少/ ,ｲj/} / ヤらせないで逃げると次につながらないし
. //爪 ﾊ }ィ'./j 下手すると恨みを買う可能性もあるしね
/ｲf弋 ､ /,ｲij〃ｧ
. ,:/ |:i{ﾆミz、 ,..､ //}: ,i_ノi}―=ｧ だから、そうだなぁ… たぶん ―――
{:i |:|三ﾆミz､ ｀´ ,〃/ / }ノ-‐'"ﾉ
i:ｌ. 从 Ⅵ斗rf＞､ ,..イi| / /}/ﾆﾆﾆf
{{-ｧ' ﾊ.ﾏ |:::fﾊ ゝ _,.ｨ彡7ｲ::/ / /｀ ヽミﾘ从j7彡'ｧ､
,ィ'"´/ヽi{/ ヾ＼.{:::i } ／ ,／,‐=ｲ ｀ヽ ｀ヾ=彡､
ﾊ / i{＼ ヽミ=- j ‐=彡'ｨ::j } ヾ≦
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
おおにわとりの肉をつつきながら、良美は考えをめぐらせていく
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐
／.::.::.::.::.::.,.::.::.::.:: /.::.::.::.::.::/.::.::.::.::.::.::.::､::.::.::.::.::.:.::
. , .::.::.::.::.::.::.::/.::.::.::. /.::.::.::.::.:: '.::.::.::.::.::.::.::.::.:ﾟ:,::.::.::.::.::.::
. /.::.::.,.::.::.::.::. '.::.::.::.::/.::.::.::.::.::.::j.::.::.::.::.::.::.::.::.::.: ﾟ,::.::.::.::.::
'.::.::./.:: .:: .::,ｉ{.::.::.::./ {.::.::.::.::.::.:j{.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:ﾟ::.::.::.::.::
i.::.::.:.::.::.::.::./:ｌ{‐- / {.::.::.::.:: /ﾞ{.::.::.::.::.::.::.::.::.:: .::.}i:.::.::.::.::
ｌ|.::.:｛.::.::.::.:,' .:ｌ{.::.::' ｀`{ ､.:::::.,ﾞ {.::.::.::i.::.::.::.::.::.:: .::}l:.::.::.::.::
ｌ|.::.:｛.::.::.::｛ﾚ'从.:｛ .:: :: ::l {.::.::.::ｌ､.::.::.::.::.::.::.:}l:.::.::.::.::
. 八.::.::'､.::.::｛li jI竿ミ､ ､ :: :l ｰ--l‐`,一 ''"~ :}l:.::.::.::.::
'⌒＼{/＼「jk｛{l ﾉ沁 ＼｣ ＼｣ }.::.::.::.::...┌────────────────────┐
,'.::.::.::.,小,乂 乂ツ jI斗ャ竿弍､.:,'.:│ 昨日のあの子は、間違いなくヤらせてるよね .│
::.::.::./::ﾘiｌ ｀~~ Ｖ爪りﾉ }｝. └────────────────────┘
ｉ.::.::.:ﾞ.: :叭 ′ ｀` 冖 "~/.::.::.::.:/.::.::
. ／|.:.::.:{.::.::{i沁、 /.::.::ﾞ┌─────────────────────┐
／.: 八.: ::{＼「:i:i:i:i:>、 丶 ＿ ｰ=彡.::.::. │ ソロであのレベルだと、ヤらせないと無理だよ ....│
. ::.::.::.::.:＼{..::.,:i:ｉ／ﾆﾆ- ／.:: イ､ └─────────────────────┘
. ::.::.::.::.::.::.::.:/i:/ﾆﾆﾆﾆ／ }iｯz=七Iだ ⌒´ ﾉ Y､.::.::.::
. ::.::.::.::.::.::.:/i:ij{ﾆﾆﾆｱﾟﾆ／ ﾊ ／ ｜ ＼.::
. ::.::.::.::.::.:/i:i:ij{-ニ/-ﾆ└r‐‐r ､{ l __ ''~ ,ﾆﾆﾆ`､
. ::.::.::.::.:/i:i:i:ｉj{ﾆﾆ'⌒ヽ二l l|::{ Y^, ／ﾆﾆﾆﾆﾆ
. ::.::.::.:/i:i:i:ｉ:ｉj{ﾆﾆ- ／ﾆﾆl l|::{ｰ‐ ∨ イ -ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐
.
＿＿＿_
／ ノ ＼＼
／ （●） (●）＼ えっ？ レベルって低レベルだとヤらせる子が多いってことかお？
／ ∪ （__人__） ＼
| ｀ ⌒´ | レベルが高くても、寄生とかしてるような子いるものなのかお？
＼ /⌒)⌒)⌒) ／/⌒)⌒)⌒)
ノ | / / / (⌒) ./ / /
／´ | :::::::::::(⌒) ゝ ::::::::::/
| ｌ | ノ / ） /
ヽ ヽ_ヽ /' / ／
ヽ ＿＿ ／ / ／
,. -―-――‐-､__
／ / Ｗｌ ,.=ｙ=､ !､l､ヽ
. lｲ /ﾍ/Vﾄl Nlﾍ∧ﾊ
. ゝ: ､{＼l_` ´_lノ| : : l
｀ｖﾍ'´ﾋｯ` ﾋｯｹ7^K__, そうじゃなくて、顔とか身体のレベルのことですよ
ゝニﾍ.{ ､ソ:＜,
`ｚ‐- 丶、 __ ∠: :‐≦ 昨日の子っていうのがどんな子なのか知りませんけど
｀¨_フゝ TiT」`≦￣ 別に特別可愛いとか身体が男受けしそうとかそういうのじゃなかったんでしょ？
ｆ´, -‐'.ｺ八{⌒ヽ:}
∨､ 「: : | i三!｀l
_/ ｝＼_|＿ ｊ l
ﾉ:＼/ゝ＜土＞(___ｈ
〈: : : lﾉ /: 〉 l : : |
.
安売りしなくて済むのか
,..::／ ヾヽ、
/ / ､::..
./ ,:' ,' / ヽ ﾐz､
∧f / ./ / ,' , i ､ ､ ::::>
{､ { ｉ { / { ,' / :|i i､ :､; i彡'
ﾄ､.i! i| l i､ ﾊ{､i || ,ｲ! } i :i }彡'
Ｖ､j ﾊ i! {ﾔ :{,ノﾏ､ :i|｀ ﾅｷ:ﾑ }､ } j/ﾉ
Ｖﾊ Ⅳヾハ斗ﾊj､iﾍ j|:i/ jハj j /i ﾚ′ そういうことだね
,ｨﾆ{､:l,ィf不符iヽ ∨{. ﾊj,ィ不示ミz､j//ヽ
{ {ﾉiﾊ{ヾ ゞ==斗 {乂 ゞ==斗〃jﾊ j } あの程度の寄生冒険者はいくらでもいるよ
ヾ.l､ﾊ /ﾊ jノ それでもあの子は割と長く寄生できてる
{{ヾﾊ :i ,i' j}}
|i i､ﾊ ′ /j /ﾘ それはつまり、上手くヤらせながら
. :、 ヾ人 ｰ .... -' ,ィi/ / いくつかの寄生先をキープできてるってことだよ
ヾ{ ヽ、 ,.ｲ7イﾌ
Y/ }≧x、 __ ,x≦ V //
（ :| | }//
>ｨ |ヾ'/
_,:ｧf"´ 、 ﾉ ／ ＼_
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼ そ、そういう子って他のところで強姦されたりとか起きないのかお？
| ／ .ｲ '=・= =・= u|
/,'才.ﾐ) （__人__） ／ だって、簡単にヤれるなら別に寄生させなくても…
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
.
. ,.-''"´ ｀ ´ ､.｀ヽ.
/ ﾚ/Nｗ .. .. NM : . : ヽ
,ﾚ i/ . . /`"＾!: : : : : ﾊ
// . :i: :ヽ{ ｊィ} . : /: : :}
i八 : ヽ|>､:{｀ ,ム:イ: :/:/ 当然そういう危険は付き物ですし、実際にされてるかもしれませんね
ヽﾄ､: iしｔｊ｀ ´レﾃｊ:イ}/__.ｨｨ
ﾄ-- ':ゝ_!`￣ ,:::. ￣´ﾚ': . . .∠ でも、別にそれをする方もかなりのリスクを背負うことになるし
＞- : : へ _.._ ∠: : : ＞'´ スラムでもない限り現行犯で見つかる可能性は少なくないですしね
｀ ‐‐ｚ:_:_ｨ>､ ‐ .ｨ:_:ｚ‐ '´
__／」. ｀ｌｌ ´ |へ.__ ただ、それなら風俗行きなよって言いたいかもしれませんけど…
__ イ: / へV !! /_ |: |- ､___
￣ __|: :|〈／ ＼|ﾚ' └- |: |､＿ ｀ヽ.
. /〃 /., / / / i i ヾV彡'ヽ
//i/ /;i {/ { ,:' ./i ,ｨ| }、 ::',}ｨｯ'/ｦ
. {′{ ｌ ｉi爪f､ｉ /ｨfﾃミx:|::､ i lｼ彡'j}
｀ ヾ从ｌfi从{ / jﾊ川ﾊ{ヽ:.|:lｲ彡〈 風俗に落ちたら、冒険者資格を店から取り上げられることが
〉,ｆ=ﾐ＼{ ,ｨﾆﾆミ､ ヾ|fr )）》 ヽ ほとんどだからね
_,ｲil i j }彡^! }
lハ ｀ /,ィf´ /7､ノ 冒険者で成功して、良い暮らしをしたいという欲求との
{ ＼ゝ::ｧ ,.::// ' ' /7 〉 兼ね合いで、寄生してでも経験値と金を稼ぎたいんだろうね
ヽ ,..ゝ.. _ ,.ィ:::/=≠=､ ,.ｲ_/
. -r ´￣ヽ//∧:::/ｨ' ‐-､ ヾ' ￣＼ うまく寄生し続けてレベルが上がれば、自分で稼げる可能性は
,f´ { {/ ／ ヽ} ,.::￣￣ヽ ぐっと上がるからね
,:: ,; 、 fi!ィ{ｉ 〉 :}
i / ,ゝ-‐ﾁﾐ､7 / { /
| ／ ヽfﾆィヽ._｣ { ヽ i/
j/::: ,ｨ'__∧__>} ,ｲ 、 /
. ,.::: ,.ィｉl]|7/ｌiヽ / / {ヽ } /
.
下積みみたいな側面もあるってことかな
＿＿＿
／ノ ヽ､_ ＼
／（●） （●.） ＼ ふーむ… そう考えると寄生するメリットも当然あるのかお
／ （__人＿,） ＼
| ｌ^l^lｎ ⌒ ´ | なるほどねぇ… あの子がねぇ…
＼ヽ L ,／
ゝ ﾉ
／ /
,ィ ｀ヾi
/ / ｀:、
/ / ; / ｀ 、 :、 、 ヽ:.
. ,: { : i i: { '., i i i ::.
. ,: : i | { i ,i i i }‐:}ヽ j }、 とはいえ、デイリーからあぶれた子がみんなそうじゃないからね
i { ヽl.,{从{ﾊﾄ､{ { jﾊjﾉ }ｲj ,ｲﾊ
{ﾊ i ヽﾄ､ ヾ{ ヽﾊ }jｨ＝=x､.j}/ﾉ} ,j 女でも、女だけでPT組んで討伐に行くような子たちもいて
ヽ{fヽ{i,ｨﾁ¨ﾞ ` j/ /jﾂ/i きちんと誠実に稼いでる子たちもいるから
,ゝ､ﾊヽ._ j u. ﾊ iヽ}ヾ77z､
rf{≦{{ﾊヽ ` __, 〃:}.|ﾊj .〉〉//ﾊ ほら、この間みたあの5人PTの子たちとかはそうだと思うよ？
,ィf{ {i {ﾊ{∧{ミz、 ゝ::::ﾉ ,ｨi//,ｲ | ﾉ//}///ﾊ
,ｨ{//ﾊヽミzz､ヾ三ﾆz:...__,..ィｹ ,.ィ≦j／//////ﾊ
／ :ii///≧z＼二＼ミz､｀¨´/／ ,ｨ}／ヽv/////j
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
討伐受付のところで見たあの女冒険者が、そういうことをしているかもしれない
女の身で冒険者をするというのは想像以上に大変なんだな、と考える
女同士で固まってするのが結局一番安全策だというのが実に悲しいことだと思いつつ
食後のお茶を飲むのであった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
高レベル冒険者を抱けるって需要はあるかもしれんけど
やる理由がないもんな
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└──────┘
┌───┐
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│::::::::::::::::│
└───┘
┌─┐
│ :: │
└─┘
┌┐
└┘
□
・
【翌早朝】
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;,|:..;;. .. .....
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;,|:.. ..:,.. . ..／|.
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; :;,|:: , .; ／ | _＿＿＿＿
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; :;,|;; : ／....... | ,○○○○／|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; :;,|: .;|;;;;,.... | |￣￣￣￣| ○
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ::: ;: ;:|:. .|;;;;,.... | |.Pin-Salo.| ○
;;;;;;;;;;;;;;;;;;; | ,: ;::; : :;:|:.: |;;;;,.... | | SOYA .| ○
;;;|;;;;;;;;; | ,:; ;:;: : :;,:|,; .|;;;;; ; _＿|／| 4G〜 .| ○
;;;|;;;; | ; ; : ,;:|;;. |;;;／ ／＿_￣￣￣￣
;;;|;;;; ｏ|;; :;: , ,;:;|;., |;.. ／ ／
;;;|;;;; | ;; : : ;; ; :: ,;:|;;. |,／.＿_／
;;;|;; | ::; ; ;; :;|,,／;;;;;;;;;...
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ （風俗ねぇ…）
／ ＼
| |
＼ ／
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
昨日の二人の話を聞いて、思うところがあったのだろう
早朝にも関わらず、やる夫は起き出し以前サイトが来ていた風俗店を見に来ていた
名前だけの冒険者をしつつ、男に股を開いて生きていくのと
風俗店で嬢の一人として男のモノをしゃぶったり、股を開いたりするのと
結局のところどちらが幸せというか稼げるんだろうかと思ってしまうのであった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼
／ （●） （●） ＼ （1人の男に股開いたら、貰った金の何割が報酬になるのかお？）
| （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／ （半分くらいは貰える…？）
( ＼ ／ ＿ノ | |＼
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
早朝の風俗街は人通りもまばらだ
そんな中ぼうっと立ったままそんなことをやる夫は考えていた
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
l /
＿＿＿_ ′／
／ ＼
／ ─ ─＼ ヽ -─li───li───li───li──-/
／ （●） （●） ＼ iｌ うちの店の前で、何か用…？ ≫
| （__人__） | /ー|i───|i───|i───|i───ヽ
＼ ⊂ ヽ∩ <
| | '､＿ ＼ ／ )
| |＿＿＼ “ ／
＼ ＿＿＿＼_／
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
すると、店から誰か人が出てきてやる夫に声を掛けてきた
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＜.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＞
／,-‐.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:⌒ヽ、
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l:l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_;.:.:.:.:::ｨ:::::.:::.:.::.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.} ﾘ
_）.:.:.:.:.:.:.:::::::::::://l.:.:.:.:::|.l:|i::l､::::li::::.::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}
ーイ.:.:.:.:.:.:.:.::::::::|.l l::.:.::::i:ﾄ弍Ll_ヽl.l: ﾄ;:::::.:.i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:
ﾉ).:.:.:.:.::::::::::::::l ll:::::::::ﾄl＼弋_'癶弋ヾﾄ::l:.:.:.:/:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
（.:::::.:.:.::::::::::::::::::V::::::::ﾊl: ｀￣´: : : .:.:|:.}ｶ::::/::/::.:.:／.;ィ.:.:.:.:.:.:.:.:.
---―‐'￣二＞_二二＞､_＿::::::::::|:::::::::ﾄ: lﾉ:l:://ｨ::／/;ｨ::.:.:::.::.:.:.:. 今の時間は開いてない
: : : : :／ .／￣ , i i ＼::::|::::::::::li ノ ／ィ／/:::::::::::::::ry
: : :／ / 、 ', ',. L_i ｀i|::::::::::|'､ ' : _ノノィ::rｲ 陽が沈まないと開けないことになってるから
: :/ i┴―ヽ | | |__| |￣｀|＼＼ ー=-_､_ ／／::::;ﾚ
: | : : : : :|＿＿_} l l l .ﾉ .ﾉ .| |. ＼ ｀:-‐:´ ／／ それとも、何か別の用事…？
.:.ヽ: : : : : :＼ヽ=-┴-ﾉ ノ{ r /＿＿|__,ﾉ/l ＼_ _,. ィ7´:::/
.:.:.:.:.＼＿_: : ＼￣￣フ三ﾆ>‐ﾁ-‐ﾍ::::::::l> <_ ﾉ} j.厂ﾘ }!/::::r'´
＿＿_／ ￣｀'ー‐-'´／// ＼::::}/ヽ ,ミ-',-ノﾆr-ﾚ
: : : : : i : : : : : : : : : :/: : （ ヽ、 ヽ:| ./ﾉ /ﾉ ）￣ 【ピンサロSOYA オーナー】ソーヤー
: : : : : |: : : : : : : : .:.:{: : : : ヽ: :｀'‐-､ `|
: : : : : |: : : : : : : .:.:.:.＼: : : : ＼ ｀'-､.}
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
声を掛けてきたのは少し変わった感じの女性だった
抑揚のない声だったため、やる夫は少し戸惑うこととなる
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＿＿＿_
／ ノ ＼＼
／ （●） (●）＼ あ、っと… えっといやその邪魔をするつもりはありませんお
／ ∪ （__人__） ＼
| ｀ ⌒´ | ちょっと考え事してただけだったんで…
＼ /⌒)⌒)⌒) ／/⌒)⌒)⌒)
ノ | / / / (⌒) ./ / /
／´ | :::::::::::(⌒) ゝ ::::::::::/
| ｌ | ノ / ） /
ヽ ヽ_ヽ /' / ／
ヽ ＿＿ ／ / ／
.
.,,. ､.,, _＿
ｨｰ´ ''ト-ヾ ､
ｲ ,ilil `ﾐ :} ',ヽ
/ ''ili ,, t` ﾉ ﾉ ',
,ｲ i!´ / i なんだ… それなら別に構わない…
'ﾊ 〈il;/v´／ }
/ki i|,, ﾊノz⌒ヽ7/ てっきり元PTメンバーとかそういうのがクレームでも付けにきたのかと思った…
{,. ヘﾊi,liﾊi i:| ` ＜:.:.`, /ｿr ､＿
r‐ゝ〈__/:.:/`''iト､i:.:.:i ';／ `く ヽ
L ./ /, ￣`r―-'二ー´i ヽ､ ハ` ﾍ
/ ｲ /{ ヾ, ゝソ `￣` ',
{ /`ー´i:.ﾄ､＿ ｲ7
`く_,ﾉ:l lxi ./:.l lxi ﾊ ヽ ﾉ
l lxi / .l lxi l､ vﾍ_ /
. l lxi / l lxi / `く_ ゝ､＿,.､_ ,.ノ
l lxi / l lxi / `￣ ` ´
//ﾒ .} .//ﾒ i
i./ﾒ / //ﾒ /´
{_ ,.// ./
`ー ´
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ__ ＼ そ、そんなことあるんですかお…
／ （● ） （● ） ＼
| （__人__） u | というか所属してる嬢の経歴とか洗わないんですかお？
＼ ｀ ⌒´ ／
/ (__｀ヽ、 u ＼
＼| ｀＼ ＼＿__ﾉ |
| ＼＿＿＿/ |
| {
.
､‐- ＿ゝー ､
, -‐＞.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ _
／.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ￣ ヽ、
イｰ-イ.:.:.:.:.:. ＞.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾊ￣
/.: .: /.:.:.:.:.／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼.:ﾊ
,'.: .: /.:.:.:.:./.: .: ,ｲ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..' ,.:ヽ、
,'.:.:.:.,'.:.:.:.:.:.!.:.:.:./ !._ｲ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾊ￣
!／i i.:.:.:.:.:.l: : / l/ iヽ.:.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ そんなことしても意味なんてないからしない
ﾊl.:.:.:.:.ri 代えヽ l.:.:.:.:.,ノﾄ､ﾘ.:.:.:.:.:.:.:.:}
!.:.:.:.i_lN ¨ ﾚi／rﾃ ､ﾊ.:.:.:.:.:.:.:/ きちんと契約書を取り交わしていれば
ﾚ.:.:.:.:.! ｨ ｰ' //.:.:.:.:., ｲ ギルド側が問題なく承認してくれるんだから…
ﾑ从 iﾍ _ イノ ,ｲノ ﾘ
,. …ｰ､_ l ﾍ ＿ イ.:∧! いちいち奴隷の身元確認してたら
,'.:::::::::::::::i ﾄ- l二(::)ﾆｉ ﾚﾊﾉ＾_ -､ お金がいくらあっても足りない
,'.:::::::::::::::::.! iｰ- ､ ＿「丁::::::::::::ヽ
／.:::::::::::::::::::::i 廴 ´ ﾉ !:::::::/::::::::i
. 〈::::::::::::::::::::::::::::.ゝ、 ￣￣＿_ノ.::::/:::::::::::l
ゝ.:::::::::::::::::::::::::}:::: ￣￣ :::::::::::::::〈.::::::::::::::ヽ
ヽ _ =＝―-ｲ.::::::::::::::<⌒>.::::::::.ヽ .::::::::ｲ
＿＿＿_
／ ＼！？
／ u ノ ＼ ここで働いてる嬢って奴隷なのかお！？
／ u （●） ＼
| （__人__）| 普通に風俗嬢として雇われてる子っていないのかお！？
＼ u .｀ ⌒／
ノ ＼
／´ ヽ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
仕事が終わって、時間があるためなのか見知らぬ冒険者との雑談にも応じてくれた
思ったよりも優しい人で良かった…
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
/ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::;:∧
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼|＿_} ノ
{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 羝ﾄソ
∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}}＼_, ノ
_二キ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::::┼'サ＼
＿_厶::::::::::::::::::::::::::::::::::::≒::::: :::: :| ＼:::|ヽﾉ|:::::::::::| 他の店だと一部ではそういう形で雇ってると聞く
､_ﾉ＿_,ｲ:::::::::::::::::::::::::::|弋辷ハ:::::| Ⅵ ｲ::::木:;|
＞─::::::::::::::::::: :::::ﾄ､|＼ ヽ:| ﾘ::ﾉj| ＼ ただ、うちの店は契約で奴隷縛りをするほうが良いの
＿__∧::::〉 》＼|:::::∧ /ｿ | |＼ 安価で回転を上げる形で利益出してるんだし…
／ ＼_人_, ＼:::∧__ ' ／ |
ノ ＼, ＼:::::|｀ヽ、 ´ ,イ そうしたら嬢の食事と住居を提供してしまえば
＼{＼|__l＿,__r‐'￣￣`┬┬､＿＿_ 残りは必要経費を差し引けば全部利益になる
＿/＼ | | }: :| ﾉ:::::::::}
__／＼__ ＼ |: :|／::::::::::::》, どこの店だってそう考えるでしょう？
/＼＿＿ ＼＿＿＿＿__r─‐'::::::::::::::: ::::::::::|
r‐ ┴──'￣:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::》
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::＼
＿＿＿_
／ u ＼
／ ／ ＼＼ そ、そういうものかお…
／ し （○） （○） ＼
| ∪ （__人__） J | （思ったよりもハードだったお…）
＼ u ｀⌒´ ／
`＝､. i ｲ i ﾊ ﾄ､ i i / / /| |-､ ﾄ､
＼ 〈＿ iハﾊ / | ﾑﾄ､ト､_ ﾄ､ //7/ｨ＿ム| |. ﾊ ﾄﾘ ＼
＼. 〉 人 ﾍ | 卞丈ラミ ＼|i /孑七ラフ´/ :| / i ＼ ただ仕入先によっては、違う場合もある
. ＼|_ ／ラｨイ ﾍ| ﾐ ￣ ´ !/ ヽ ￣ /ｨ |ノ iﾊﾉ .／ ＼
＼i/ ﾍ∨'i トミ ／ｨ/ | ハ / ／ } 契約先がうちではなく、仕入元の場合
＼Y ＼/ :|＼ ､ ,. ／ｲ iハﾉ /／ ,' 何割かをキックバックする必要がある
. ＼`-､ | | ＼ _ - - ､ .／ |: i ／
＼〈 ! |､ ゝ､ ￣ ´,.イi| ./| i| /.:_ - ￣ ,' 最近は奴隷確保も大変だから
. ＼､ i ﾊ| ＼ 'iﾊiｰ-,イ i/ ／ :|:| ／ ´ 仕方ないんだけどね…
＼. |! ヽ ＼`ヽﾍ / ／/ .|! / :／ ／ i: i
＼､. i＼ ＼､` ／／ |.:／ ／/: i:i
＼i＿. i ＼ `二ﾆ/ ,./＿＿ -―´ / '|
. ＼ 〉＼ ＼ ＿ / Y⌒ヽ ,./:.:.:./ ﾍ i }
＼i ＼ ./´ :ゝ_.ノ,./!:.:.:/ ／ ﾍ i／
＼-､ ヽ ./´ ,./ i／ .∧／
＼ 〉 i/´. ,./ .／- ￣￣￣`ヽ. ｲ:.:.i|
＼､.`Y⌒ヽ,./ /. ∨:.:.:.:〉
＿＿＿
／ ＼
／ノ ＼ u. ＼ （なんか複雑そうだお… たかが風俗だってのに）
／ （●） （●） ＼
| （__人__） u. | それってつまり、やる夫が奴隷と契約してそっちに卸したら
＼ u.｀ ⌒´ ／ いくらかを上納してもらえるってことですかお？
ノ ＼
／´ ヽ
.
.,,. ､.,, _＿
ｨｰ´ ''ト-ヾ ､
ｲ ,ilil `ﾐ :} ',ヽ
/ ''ili ,, t` ﾉ ﾉ ', 上納、って言い方は違うけどそんな感じ 分け前、かな…
,ｲ i!´ / i
'ﾊ 〈il;/v´／ } うちにとって上の存在はあくまでギルドだけだから
/ki i|,, ﾊノz⌒ヽ7/ 上納金はギルドに払うものだし…
{,. ヘﾊi,liﾊi i:| ` ＜:.:.`, /ｿr ､＿
r‐ゝ〈__/:.:/`''iト､i:.:.:i ';／ `く ヽ まぁ、実際に卸してもらえるならこっちは助かる
L ./ /, ￣`r―-'二ー´i ヽ､ ハ` ﾍ ただ大した利益にはならないだろうけど…
/ ｲ /{ ヾ, ゝソ `￣` ',
{ /`ー´i:.ﾄ､＿ ｲ7
`く_,ﾉ:l lxi ./:.l lxi ﾊ ヽ ﾉ
l lxi / .l lxi l､ vﾍ_ /
. l lxi / l lxi / `く_ ゝ､＿,.､_ ,.ノ
l lxi / l lxi / `￣ ` ´
//ﾒ .} .//ﾒ i
i./ﾒ / //ﾒ /´
{_ ,.// ./
`ー ´
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
風俗業界は風俗業界で色々と大変な問題があるのだと思うのであった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
│::::::::::::::::::::::::::::::::│
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□
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| | :. ＼＼.| |.＼＼ :l :| :| :| :| :| :|
＿|────────────┘::.. ＼＼ | | ＼＼ :| :| 〈二二二二二二
|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; /7 ＼ ＼＼.| |.＼＼ :| :| || ||
|;;;;;;;;;;;;;;; ｌ| 三三 ∠＞//|ｌ ＼ ＼＼ | | ＼＼ ..:| || ||
|;;;;;;;;;;; ||==============||::.. ＼ ＼＼.| |.＼＼:| ||======||====
|;;;;;; ||┌─┐ 日巛□ ||::::::.. ＼ ＼＼ | | ＼＼ || ||
|;;;; □============□::::::::::.. ＼ ＼＼.| |.＼＼_､ ||
|;; ::::::::::::::::::::::: ...::::＼ ＼＼ | | ＼:」二二二二二
| .<二二二> <二二二> <二二＼ ＼＼.| | l :| :| :|
| ...::::::| :l :l :l :l.:| | :l :l :l :l.:| | :l :l :ｌ :ｌﾞ＼ ＼＼ | l :| :| :|
￣|＿＿＿＿＿＿_.::::〈￣￣￣_〉〈￣￣￣_〉〈￣￣￣_〉_:＼ ＼＼.l＿:|＿_:|＿_:|_
＿|::.. 「￣￣| | :l :l :l :l.:| | :l :l :l :l.:| | :l :l :l :l.:| ￣.＼＿＿＿＼_」
,.|＿＿:|＿＿＿.、 「￣| ´ ｀￣￣￣´ ｀￣￣￣´
（＿＿＿ ＿＿＿） | i| （ ￣￣￣￣￣￣ ）
|l￣ "l||| ｒｰ─i| ｀￣￣｀||´￣￣´
＿＿||＿＿ |!￣｀l| ＿＿||＿＿
｀￣￣￣´ ｀￣￣￣´
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼ （奴隷とか契約とか言われてもそんなもん
| ／ .ｲ '（ー） （ー） u| やる夫みたいな冒険者がどうこうできるわけないお…）
. /,'才.ﾐ). （__人__） ／
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼ （まぁ、あの人も冗談で言ったんだろうけど）
／＼ ヽ ヽ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
その後今日の討伐登録のためギルドへと行く
奴隷云々の話がずっと頭の片隅から離れなかった
思った以上の実態だったということ以上に、この実態の一部でも知っていれば
確かに女性冒険者にとって風俗行きは一番最悪な事態なのだろう
寄生行為をして、惨めに生きる方が遥かにマシなのかもしれない…
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
//.:::::/.::::::::;ｲ::::::::::::::::∨:::::::::::::::::::::: |::::|::|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
. //.:::::/.::::::::/│:::|:::::::::::::∨:::::::::::::::::::::|::::|::|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
:::|:::::::|::i:::::::l ‘，:|:::::::::::::: ｉ:::|::::::::::::::::::|::::|::|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
|::|:::::::|::| :::::| ∨::／::::::::|:::|::::::::::::::::::|::人|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
|::|:::::::Ⅵ::::::| 斗匕､:::::::::::|:::|::::::::::::::::::| ::::::::::|::|:::::::::::::::::::::::::::::: ｲﾗ
∧|::::::::八:::::| ___＼＼:::::|:::|:::::::::i::::::::| ::::::::人|:::::::::::ｉ:::::::::::::::::
＼::::::|::＼〉 ィ芹芋ミｧｰ|:::|:::::::::l::::::::|:::::::::::::::::::|:::::::|:::::::::::::::::
|＼|::::::| _)j} ′ ,::::|:::::::::l::::::::|⌒ヽ ::::::::|:::::::|::::::::::::::::: （くそっ！！いつもの奴らはもう行った後か…）
|::::::::::ノ У /::;ｲ ::::::::::::::: | 、 } :::::人:::::|:::::::::::::::::
|:::::. "" /::/│:::::::::::::::::| ノ.ｲ::::::::::::::ヽ|::::::::::::::::: （カモになりそうな目ぼしい奴もこの時間じゃな…）
|:::i:::. 厶ｲ |:::::::::::::::::::|イ:::|:::::、:::::::::::::::::::::::::::::
|:::|::::. u. l:::|:::::::::::::::ｌ│::|、:::＼:::::::::＼:::::::::::: （昨日の稼ぎが悪かったから今日は何としても
|:::|::::ゝ -- ､ ::::|:::::::::://.人::| ＼:::: ＼:::::::::＼:::::: 稼がないと家賃がまずいことになるぞ…）
|:::|:::::::::.. ￣ ,::/::::::::// |-─≧=-ミト､:::::＼
|:::|:::::::::::::. _ /ｲ ::::::// ／.: .: .: : : : :＼.: : :＼:::::
. 人:|＼:::::::::::ー=ﾆ[ | ::::// ､<.: .: .: .: .: : : : : : :＼.: : :＼
＼::::::|＼| |:::/ｲ /.: .: .: .: .: : : : : : : : : : :＼: : :
. ＼| !/ / ′: : : : __＿＿＿.: : : : : :∧: :
ｲﾗ | :| : : :／.:.:.:.:.:.:.:.:／.: : : : : : :∧:
| :| : :/.:.:.:.:.:.:.:.／.: .: : : : : : : : :∧
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
そんなことを思いながら、そろそろ討伐に行かなければならない時間になった
良美のところに登録をしに行こうとしたとき、例の女冒険者の姿が目に付いた
この時間帯… すでに粗方の冒険者が討伐へと行った時間にも関わらずここにいる
つまるところ彼女はデイリーにもあぶれ、寄生先からも今日は断られた
そういうことなのだろう
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ ふむ …
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
そういう日は別の稼ぎ方があるのだろうか…
だが、あるのならあんな切羽詰ったような顔はしてないだろう、と思い至る
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
／）
／／／）
／,.=ﾞ''"／
／ i f ,.r='"-‐'つ＿＿＿_
/ / _,.-‐'~／⌒ ⌒＼
／ ,i ,二ﾆ⊃（ ●）. （●）＼ そこのお姉さん！！ちょっといいですかお？
/ ﾉ ilﾞフ::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼
,ｲ｢ﾄ､ ,!,!| |r┬-| |
/ iﾄヾヽ_/ｨ"＼ `ー'´ ／
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
結局やる夫は彼女に声を掛けることにしたのであった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
／ / | / | ／＼
/ / | j＞― ￣￣￣￣￣￣￣＼ / ／ ／
| | ／ ＿_ ＼／ ＼／ ／>
[ ＼／＼ ...:┬＜|￣￣｢￣＼::::＼ ＼ <／
[＼ ／|::::::::::＼__＿＿／|:::::| | :::::::::|U |:::::|:::＼ ＼ ┌─┐
＼/::::::|::::::::::::::::|＼j―辷|／ ,′:::::::|／ |:::::|::::::::|ｰ┘ .└─┘
,'::::::::::::::::::::::::::| ,斗-―-ミｰ‐厶＿／|＿＿|:::::|::::::::|
|:::::::::::::|::::::::::::く｢~｢しヘ} /⌒i寸|／:::|／
|:::::::::::::|:::::::＼| `冖''＾ 「しｸ /:::::::::|
＼|:::::::|:::::::::::::＼ , ｀¨¨＾ |:::::＼:＼
|:::::::|:::::::＼|￣ ｕ 人|::::::|＼|
|:::::::|:::::::::::::＼ ／ ::::|::::::|
|:::::::i::::::＼::::::::＼ ー=' ／|::::::::::|／]
|:::::::|:::::::|:::＼｢￣` ＿＿／::::::|::::::::::|::::::|
|:::::::|:::::::| ::::: |＼ {:::::::::::::|::::::::::|::::::|
|:::::::|:::::::| ::::: | `ァー┤::::::::|::::::|
|:::::::|:::::::| ::::丿 O |::::::::::|￣￣￣＼
|:::::::|:::::::|／ O -― ∥ |::::::::::| ＼
j＞┤:::::| |｢￣｀ O |::::::::::| ',
／ |:::::::| O ∥ ／|::::::::::| }
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／.:.: ,.:'.::,.::.::.::／.::./.::.::.::.::,.::.::.::.::.::.::.::.::.:.:`,
'.::, '^/.::./.::.::.,:'.::, '^'.::.::.::.::/.::.::.::.::.::.ﾟ,::.::.::.::.::ﾟ,
{.::' '.::.:.'.::.:_/l_:/{{ {.::.::.::.:,'{.::.::.i.::.::{l.::}.::.::.::.::.::}
人{l ｉｉ.::.::i.::.:/ ｣/｀{{､'､.::.::｛ ､.::.l.::.::{L.}.: ::}.::.::.:}
ｌｌ.::.::l.:::,rf云ミ､ ヽ＼｛ 斗r七爪.:,.::.::.}.::.::.:}
从.::.::､｛[ Vzツ 斗ャ弌､ /.::.:::,.::. ::.,
/.::.＼「`ｉl ｀~ ´ , 廷ッ' }｝.::.::/.::.::.:,'
/.::.::.::.::.::.从 __ ,.:'.::.::,.:'.::.::.::.:
/ﾆ=-‐‐-=l}::}＼ ∨ ｧ ｰ=彡z イ/,.::.::i.::{...... ┌────────────────┐
rz‐-=ﾆﾕZ"~ /:/ /` --=ﾆ"~.::.:/:::/.::{.::.::l.::{ │ 彼女、三日月夜空の話をしよう ..│
. ￣￣￣￣`､ ｀` ,..':,.' ' i ／{L ,.':.:,.'lL {.::.::ｌ.::ﾟ,.... └────────────────┘
`, ／／ L lﾄ､__､+'~／／:／ ／⌒V,.::`,
＿＿＿＿＿} ,．'` '` ｣llzzrf}／／:／ , ﾟ W.::.`,
＼_ﾉ ､丶`丶`' 才^(＼ rく.::, ' / ., }}ﾟ,::.:.`,
､丶`丶`‐=ﾆ/ ｘ≦,/r‐‐‐ヽ ＼∨ /／ ,:i:ｉ`,::.:.`,
,．'`,．'`.::.::.::.,i:iＷ 〈ﾆﾆ7ﾆ｀¨¨¨¨ﾌ V r'＾ 〈:i:i:i:ｉ`,::.:.`,
. ,.:'゜,. '゜ /.::.::.::.,i:i:ｉ{{ ｀｛-ﾆ二r''~ _, V ,,ノ 〉i:i:i:ｉ:`,:: :.`､
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∧ノ: : : : : | : : : : |:|.: .: .: .:|: : : : : : |: : | : : |:..:. .:|: : :、
ハ|: : : : |: : | : : : : |:|.: .: .: .:|: : : : : : |: : | : : |:..:. .:|: .: :;
| 7|: : : : |: : | : : : : |:|.: .: .: .:|: : : : : : |: : |＿_|:..:. .:|: .: .:,
| |ﾉ: : : : |: : |＿: :__|」.: .: : : |＼＿／|￣|:|: .:|:..:. .:|: : : |
| |.:|: : .: :|￣| |￣｜＼: : : | |: | : :|＿|:|: .:|:..:. .:|: : : |
| |.:|: : .: :|: : | |r==|ｘ ＼人 NY⌒刈 ﾌ|:..:. .:|: : : | 【1年前の三日月夜空】
| |.:|: : .: :|: : |兀}f⌒ﾏ^ ㌦凵ｿｲ｜.:. .:|: : : |
| |∧: : .:',＼ﾄ､尖凵ﾘ ＾¨＾ /|:. .:./:.: .:/
| |/∧ :fﾏ 乂＼＾¨＾ . /: .:/:.: .:/
| |/ |: : |/＼人 /: .:/: : :/|
| | /|＼| .: .:| : :＼ ‐一 ／: .:/|: : / 」
ﾚ|くV| | .: .:| : : : |＞ ､ _ ＜: : : /: |: / |
| | .: .:| : : : |／ハ ￣ ´ |: .:/|: /り |
| | .: .:|＿厂 ∧ 厶ｲN/＼
,厶／|∨ / ∧ / ｜冫 |￣＼
／￣ ｜ノ/ ｜ / ,小′ | ＼＿
/ / ＿ﾉ＼＿_ ＿ノ/ | ￣＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
1年ほど前に彼女は冒険者になった
普通に学校に通える程度の家庭で育った彼女であったが、
何がきっかけだったのかは不明だが冒険者の道を選んだらしい
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
i.:.ﾞ/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::｀丶:::::::::::::::::;::;::;::;:;::;:;;;;;;;;;;;;;;;|i |: : :; ; ,, :
.:.:ﾞ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ＼:::::::::＼:::::::::::::.、::;:;::;:;;;;;;;;;;;;;;;|i |..: ┌────────────
/:ｉ:::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ:::::::::::::::::::::::: ＼ ::;:;;;;;;;;;;;;;;;|i |.:::: │:::::::::::::::::::::: : :
:: |:::::::::i::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｝::＼;;;;;;;;;;;;;;;|i |..: │:::::::::::::: : :
:: |:::::::::i::::::::|::::::|::::::::::::::::丶:::::::::::::::::::::|:::::::::::|::::::::::人_::::::｀ﾆ=ミﾞ|i |::: │::::::::::: : :
:: |:::::::::ｉ:::::::::::::::| :::::::::|::::::::::＼:::::::::::::::|::::::::::::::::::::|:::::::＼ﾞ;;;;;;;;;;;;;;|i |::. │:::::::: : :
:八 ::::::ｉ:::::::::::::八::::: 人::::::::::::::＼ー-八::ﾉｲ ::::::::{⌒＼::ヽ;;;;;;;;;;;|i |::: │::::::::::: : :
:::::::::::::: ::::::::::{＼::匕｛ ＼:::::::{ ィぅ::卞ア|）::::::::::＼ ヽ::::、ﾞ;;;|i |::: │::::::::::: : :
､::::::::::::::::::::::::∨斗ぅ≠ミ 弋;::ノ^ .:::::::::::八⌒ ）:ﾉ;;;;;;|i |..: │:::::::::::::: : :
. ＼∧::::::::::::::::ﾍ弋;;::ノ , : : : : :从:::::::::::::＞＜／ ;;;;;;;;|i |.:::: │:::::::::::::::::::::: : :
i.:.:..:.:.: ＼:::::::::::::::＼: : : : ｲ:::::／|::::厂￣¨}＼ﾞ;;;;;;;|i |; # └─────────────
.:.:.:i.:.:..:.:.ﾞ丶::::::::::::::: ＞ ‐-: ´ イ ∨ 八｛ :ト ＼ ;|i | :; :
i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:八:::::＼::∧ ≧=- ´ │ ＼ ＼ ∨ ⌒＞ _..|: :; ; ,, ::
.:.:.:i.:.:..:.ﾞ／ ＼∨⌒ ＼ 厶イ.. ・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・
i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:../ ＼ ￣￣＞く |::| ／> ＼ //;:
.:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.ﾞ/ / ＼ xく＿}:∨:::∨.....そういう出自である彼女は、お世辞にも冒険者の知識などなかった
i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:../' ＼／ー―ﾍ::::::::人.. 当然のように、スライム相手にも勝てずいきなり挫折した
￣￣￣￣.ﾞ｛ / -=ヘく::::::::::::::::::::::::::::::::::_ノ . // ､.ﾞ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
∨ ＼::::ろくにお金を持たず飛び出してきた経緯もあり、
∨＼ ｛{ 彼女は何としても金を稼がなければならなかった
∨ ヽ八 ﾊ＼::::＿／ ∧＼＿,,ノ /
} ／ ＼. その結果彼女がまず選んだのは立ちんぼだった
∨ ＼ / ＼＼ }⌒＼厶 -=ヘ＿＿＿
＼/ ＼. ・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・
〈＼ >rヘ ﾉ }| ////////////////////|
＼ ＞‐=彡ﾍ│ {{ / ∨///////////////////人_
`ーく {{ ＼ ﾍV ／///////////////////////〉
ﾏﾆ=- ,＿＿___〉〉／/////////////////////////
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'. │///////////////////////////////////// 〔
∧////////////-=彡///////////////////////＞
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. |::| _ ´ ,厶ｲ:::::::::::|ニニニニニニニニニニニニニニ }/////////////
. |:! ≧:............ノ :ﾞﾏi乂 }ニヽニニニニニニニニニニニﾆﾆﾊ＼///////////
. , -- ヽ ',}. ｰr― --- ..ニニニニニニニニニ:/ニニヽ/////////
/ .／ ハ | ヽ. ／ ヽニニニニニニニﾆｲニニニﾆ＞､/////
', ∠ __ / j | ∨ ',ニニニニニニ／ニニニニニニ＼///
. { 〉／_ ＿,.. {/⌒ ー-{ ﾏiニニニ-=ニニニニニニニニ{ .ゝ/
. } r'' ｱ´ ｀ ´ ﾏ___ i ／ Vニニニニニニニニニニ.＞≦///
. j/ / ', } __ 彡 ヽニニニニニニニﾆﾆ／///////
. -'―'- .. ヽ.! ＿ }ニニニニニニニ／/////////
.. ／ / :､ ヽ...__ ハニニニニニ＞//////////＞
.. / ／ ', ',＿_ ,,.ィ /ﾏニニ_＞//////////＞
.. r.:.:', / ', i }ヾ-- ´ ヾ/////////＞ｆニニ{
Y:ﾉ ′ .:.:_:.:.:, | { .!ニ＼ }//////rff,.ﾍニニニ!
.. 八 i { :.:.ゞ:.:ﾉ }.! .ﾊ |ニニ.>:. ﾉ//////, ノ! ＼ニニ,
ヽi | .ィ:ﾍ i. ｀ ´ i ,. :.| / fz._jニニニﾊｰ彡//////ヽ{ 〉ﾆﾆ:',
. | ! ー- ｆ ´ ヽ ゝ. | i Jィ ! ./ } ≧z..ニニゝ＜//彡 j ＼{ニﾆﾆ:
} ', ＼. ! |= ― =≦ | i 八 ーt..ニニ}＞ ,,／ }ニニニ
i } ､ ! | j ', } マﾆゞ＜ ﾉ ｀
| ＞. ､ | , , ＼ﾆﾆヽ__ .:く
, ヽ i ヽ ヾ | ./ i i / ヽニニニヽ （ニ
i ', -― } ｀ . | ′ } .|／ ﾏニニニ＞ ヽ
| } / ''ｰ- | |＿＿＿ 」 i Vニニニニヽﾉ
| / / | __j / し Ⅵニニニニニ
| -― ' ′ j.. ィ ーｧ.' iニニニニニﾆ
ﾚ'´ / r' ′ }ニニニニニﾆ
, /Y i !ニニニニニニ
{ / |! ! ﾑニニニニニニ
′ J / } | ,ニニニニニニニ
i .ｲ .j i /ニニニニニニニ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
スラム地域で声を掛けられるのを待つ日々
声を掛けられたら、交渉して路地裏で穴を差し出す
いくらが目安なのかというのも、何度か声を掛けられ交渉するうちに掴みつつあった
風俗店よりも安くないと買ってもらえないのが前提であること
そして、周りの同じ立ちんぼを見て自分自身がどの立ち位置かで決めなければならない
彼女の穴の価値は５Gであった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
. ´￣￣ ｀ ー‐‐ ´￣￣￣ ｀ . ,'´ / ｀',
´ ｀ヽ:./´ !. /｀し ｌ
. ／ :{ ＼ ! / .ｌ
／ 人 ＼ ｌ /｀し ｌ
. .' u ij .:{::i!:.', ＼ l つ ｌ
/ { u人:i!:ﾉ } u : ＼ ： /
. / Y U / }:.、 ￣￣
/{ し { u / ＼ ij }::::.
. /:::{ : / 八 ヽ / .::::::.
′::. u八 ′ {:i!:} } u /::::::::.
,:::::::::::. ＼ u { {:i!:} } ／ ./::::::::::::.
. {:::::::::::::＞-- ､ ≧s｡,,.. ,,..斗乂 V/ .ノ､ ,,..斗 '' ｡s≦::￣｀::､:::::
. {::,::::´::::::::::::::::::＼ イj. ｀{:ｉ'´ u ￣ ＼ /::::::::::::::::::::::::ハ::
/::::::::::::::::::::::::::／´￣:::.､ u{:|i! ､__,ｨ,ｨ /´￣:::::｀::.､:::::::::::::::::::::::::i
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. {:::::::::::::::::::::叭::::::::::::::::::::: ｃ 》 ﾌﾟ 《 ﾉ::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::;
.. 八:::::::::::::::::::::::::}::::≧s｡::::::＞-- ､ ） ｯ .(´::::≧s｡ノ´￣:::{ ::::::::::::::::::::::/
≧s｡:::::::::::::::{::::::::::::::::::::::::::::::::::} ｿ⌒Y{::::::::::::::::::::..斗-:::}::::::::::::::｡s≦
￣ 乂:::::ー‐--:::::-=≦´::) (:::::::≧=-=≦::::::::::::/¨¨¨´
＼:::::::::::::::::::::::::::::ノ ＼::::::::::::::__,,::::斗 '
｀¨¨´￣￣ ￣￣
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
たった５G それが当時の彼女の価値だった
だが、彼女よりも酷い生き方をしている層はいる まだマシな方だった
彼女はその５Gでようやくこの国で生きることができるようになったのだ
翌日食べるモノを買う金も、汚れた身体を洗うことも金がないとできないのだから
そして、彼女は運が良かった 最初に差し出したこの1回で妊娠しなかったのだ
魔法を使えない彼女にとって、きちんと避妊具を自分から用意して使わないといけない
そんなことすら、この時初めて理解したのだ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
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, / ..:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
,′ .:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::}.:.:.:.:.:.:.:.:l:.}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
. .:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:./: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l∧.:.:.:.:.:.:.:ｌハ:.:.:.:.:.:.:.:}:.:.:.:.:.:.:i
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::.:.:.:.:.:.:厶.:.:.:.:.:.:}.:.:.:|:.:.:.:|::l:i＼:| |.:.:.:.:.:.:.:| 八.:.:.:.:从.:.:.:.:.:八
. :::.:.:.:.:./ |:.:.:.:.:.:仏斗=云以ｰ┘ |.:.:.:.:.:.:.」厶斗=ﾐx ﾘ:.:.:.:/
::.:.:.:.:ｌ{ l.:.:.:.:.:.代 V/汽ハ｀ ￣￣ ｨf汽ﾟﾘ / /: : :ｲ （このままじゃここから抜け出せない…）
:::.:.:.:八 |.:.:.:.:.:.| 丶Vこソ 弋こノ 厶イ.:.|
::ｉ:.:.:.:.:个八.:.:.:.:|i ｀¨¨¨ ｀¨´ .::: :.:|::.:| （なんとかしなきゃな…）
::|:.:.:.:.:i:ｌ:ハ:.:.:.:.:|h ' .:::.:.::.|:.:i|
::|:.:.:.:.:|:l::::∧:.:.::l八 .:::.:.:.:ﾘ.:八
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デイリー業務もまともに取れない日々 立ちんぼを続ける日々
彼女は５Gで自分自身を切り売りしてきた 値はいつまで経っても上がらなかった
使われれば使われるほど価値が下がる そう教わったのは1ヵ月経った後のことだった
５Gという金はすぐに消えてしまう 朝食を食べて２G 汚れた体を洗って１G
そして、その日の夜の仕事の為に２Gで避妊具を用意するのだ
彼女が身体を売って手に入れた金は、翌日彼女を辛うじて生かす程度のものでしかなかった
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／::::::::／::::ﾊ::ヽ::::::＼::＼ヽ､
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/:/:::/:::/ {｛::::{ _,,ｪzj,_i:::}::::}:::}ﾞY::}::::::ﾞ,
j:::{::::::/{{ ゞヾ,ｧ''劭豸ｱi::::::ﾘ::j ｝::::::}:::!
i::::::::::{ ＼ ゞ''" }/::/::/ノ:::::::j!:::}
i:::i:弋ﾞｨf芯､ /／::/:::/::/::/:::j! （こんなもんでいけるか…？）
{:λ::::癶`" ` ｰ=彡::::／:::/::/::/::::/
i::{::ﾞ､::::ﾊ ､::-‐ /::::::/:::::::／／:::/(
λ:::::＼:人 " /:/::/i::::::／/::::::/
ゞ＞'⌒＼~::ト､ __{:::{:::{ {//l::::{::::::l:{
,∠＿＿ ヾ{「｀>"＼:::ゞ::( l::λ::::ﾄi
/''"￣｀＼＼ Lj癶、 ｀'''"弋￣＼
/ ,,.z=＝〔:::〕 / ヽ ,..-―ﾞ1下ﾆ―-､
/ ｛:( ／ {::jﾊ /｡} l l / ヽ
/ { >彡 j::∧ﾄ、 /／ i l / ｝
/ i f/⌒ /乂ノ ヾ､ ／ ヾ{/ / j
/ Y {:{ ＼__,斗彡> Y / j
/ ｛ L! / / 〉 }/ {
/-r''⌒`ヽ / / ; ／ i
j }｀''ｰ- ／ __／ヾ、 /／ i
j i l ＞''" ＞''1 ＼ l:l ＿／ ／ / i
__i ,... ''" ＞'" ノ ﾉ ミ} ﾉ ＿ i
／ / ／ _/ll j!／/!￣ ￣j＞‐┘
/ { ,..イ _/ j! j:! /l /
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
そんな日々から抜け出すために、彼女は己の身体で男の冒険者を釣ることを考えた
身体を目当てに近づいてきた男に討伐へと連れて行ってもらい、
ヤらせてやる代わりに素材の一部を融通してもらう
経験値の一部と、素材代がその日の彼女の稼ぎとなった
寄生する相手を間違えなければ、８G〜１０G近く稼げた
ただ、そういうことをするためには身なりは最低限以上に気を使わなかればならなかった
そこそこ小綺麗な服を着て、安物でもいいから香水をつけ、髪もきちんとしないといけない
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
//.:::::/.::::::::;ｲ::::::::::::::::∨:::::::::::::::::::::: |::::|::|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
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:::|:::::::|::i:::::::l ‘，:|:::::::::::::: ｉ:::|::::::::::::::::::|::::|::|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
|::|:::::::|::| :::::| ∨::／::::::::|:::|::::::::::::::::::|::人|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
|::|:::::::Ⅵ::::::| 斗匕､:::::::::::|:::|::::::::::::::::::| ::::::::::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
∧|::::::::八:::::| ___＼＼:::::|:::|:::::::::i::::::::| ::::::::人|:::::::::::ｉ:::::::::::::::::
＼::::::|::＼〉 ィ芹芋ミｧｰ|:::|:::::::::l::::::::|:::::::::::::::::::|:::::::|::::::::::::::::: （家賃を収めて、日々の生活費…）
|＼|::::::| _)j} ′ ,::::|:::::::::l::::::::|⌒ヽ ::::::::|:::::::|:::::::::::::::::
|::::::::::ノ У /::;ｲ ::::::::::::::: | 、 } :::::人:::::|::::::::::::::::: （それに加えて、身なりを整える金もいる）
|:::::. "" /::/│:::::::::::::::::| ノ.ｲ::::::::::::::ヽ|:::::::::::::::::
|:::i:::. 厶ｲ |:::::::::::::::::::|イ:::|:::::、::::::::::::::::::::::::::::: （寄生を続けても先はないのは分かってる）
|:::|::::. l:::|:::::::::::::::ｌ│::|、:::＼:::::::::＼::::::::::::
|:::|::::ゝ -- ､ ::::|:::::::::://.人::| ＼:::: ＼:::::::::＼:::::: （装備を買う金さえあれば… 借りるか？）
|:::|:::::::::.. ￣ ,::/::::::::// |-─≧=-ミト､:::::＼
|:::|:::::::::::::. _ /ｲ ::::::// ／.: .: .: : : : :＼.: : :＼::::: （いや、借りても最初の内は返すアテが無いぞ）
. 人:|＼:::::::::::ー=ﾆ[ | ::::// ､<.: .: .: .: .: : : : : : :＼.: : :＼
＼::::::|＼| |:::/ｲ /.: .: .: .: .: : : : : : : : : : :＼: : : （早い段階で詰みかねない…）
. ＼| !/ / ′: : : : __＿＿＿.: : : : : :∧: :
| :| : : :／.:.:.:.:.:.:.:.:／.: : : : : : :∧:
| :| : :/.:.:.:.:.:.:.:.／.: .: : : : : : : : :∧
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
寄生を続けるにも結局金が必要だった
ただの立ちんぼだった頃よりは抱かれる相手を選べるだけまだ幾分かマシではあった
何より、戦い方を含めた経験が己の中に積み上がるのだ それだけマシと言えた
彼女だってこのままでいいと思っていたわけではない きっかけが欲しかったのだ
差し伸べられる手を、沼から抜け出すため、差し出される手を欲していたのだ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿ ＿
_,rｰく´＼ , --､ ／⌒ ⌒ ＼
,-く ヽ.＼ ヽ Y´ ／ ／（●） （●） ＼ それじゃ装備はやる夫が用意してやるお
{ -! l _｣_ﾉ‐′/ ／ （__人__） ＼
ヽ ﾞｰ'´ ヽ / | . `Y⌒y'´ | 金のことは気にしなくていいお
ゝ、 ﾉ_ イ ＼ ゛ー ′ ,／ 流石に分け前はしばらくは等分ってわけにはいかないけど…
ヽ | / ー‐ ヽ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
そして、彼女は彼女を沼から救い出す手が差し出される幸運と出会った
冴えない男だった だが、その男は彼女にチャンスを与えたのだった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
. / :/ , /.:/ :|: :| 丶 ヽ. ﾍ ﾍ
/ :/ .:/ /.:/ .:|: :|:. ＼ ﾍ ',
. / :/ .:/ :,ｲ .:! .:::|: :ﾄ､:. :ヽ ',.ﾍ |
′:! :/ :/ :/| ::::::ﾄ :∧ﾍ:. ::ﾍ :} ::', | ::l
: : l :| .:/ ::! !: : ::: :|_,V∧弋 ー ､:ﾍ | :::| l .::|
｜:ｌ :| : ::l :斗─ﾄ| |:.i : ::::::| ﾍ;∧ ＼:::::｀:| : | :::| | ::::l
｜:| :l :::小::ｉ| ﾍ| |∧::::::::| 丶} ＿ ｀ ＜｜ :l.::::| }.::::| （ソロで困ってる冒険者から声掛けられるとか…）
｜:| :l ::从ﾍz=ｧミx、|ﾍ、:∧ イ,笊示 ヽ｜l : l、 |/.::::l
: Ⅳﾍ : :厶｀ Ｙil爪 ＼:へ、{/乂巧 ′} l :: :| }:/:::::::{ （こんな幸運があっていいのか！！）
V:, ヽﾄ､ 成:、弋zり ￣ ｀'ｰ≠ 厶' :::::l/:::}:::::::ﾍ、
. V:, l ＼小 /／/ ､ /／/ / | ::::::|:::/::::::::{｀ ＼ （しかも装備まで用意してくれるとか…）
ヾ, | ::::::∧ 灯::::: :}:::!:::::::ド＼
! :| :::::::::ﾍ、 ､-─ｧ ,. / .::::::::/:::ﾍ::::∧
| :|:::::::::::|i::|＞ , ヘこ´ イ / .::::/:;、::::::::::|＼＼
Ⅵ :::::::::lﾍ| ／ ＼z:≦ / l.:::/|/ ∨＼:ﾍ、 ￣
. ﾞ|V ::::::l. r'^〜∠ヽ } / |:/ ｀}ｰ=ﾆ二、
_,.｡＼: :Ｙ へ､ ｀代_,|' / |:.:.:.:.:.: : : ｀: : ＜
／ : : : : :Υ ,,__ ﾞヽ | / ／'′ 灯:.:.: : : : : : : :γ｀ヽ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
彼女はその差し出された手を振り払うことなどしなかった
このチャンスを逃せば、次はない そう思うくらいには必死だったのだから
ゴム越しに感じる精液の感触 身体にぶちまけられるザーメンの臭い
すえた臭いのする路地裏で穴を差し出し、貫かれ、排泄される
そうした暮らしから抜け出すことだけが、彼女の目標だったのだ
だから、彼女と同じ境遇にいる者たちは誰も彼女を馬鹿にはしないだろう
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
┌─────────────┐
│ だが、忘れてはいけない ....│
└─────────────┘
┌────────────────────────────―――─┐
│ 彼女は冒険者であり、差し出された手もまた冒険者の手だということを .│
└───────────────────────────――――─┘
.
. ＿＿＿_
. ／ ＼
. ／ ─ ─ ＼
. ／ -━- -━- ＼. ┌───────────────────────────────┐
.. | （__人__） |.. │ 悪魔は、いつだって笑顔で人々に手を差し出すのだということを ――― │
. ＼ ｀⌒´ ,／. └───────────────────────────────┘
. ／ ー‐ ＼
.
・ ━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━ ━━ ━ ・
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ 入速出 やる夫
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | LV １
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼ ランク Ⅰ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
【ステータス】 たいりょく １
. こうげき １
. すばやさ １
. かしこさ ２
. きようさ. １
【技能】 ・ 不意打ち ―― 敵の不意を打ち、先制攻撃しやすくなる
・ カウンターLv1 ―― 50％の確率で相手が攻撃を仕掛けた際にこうげき＋２でダメージ与える
(発動条件：剣か槍を装備していること)
【補助技能】 なし
【その他特記事項】 なし
【補足】 なし
【装備】武器：たけやり （※そろそろ買い替え時期です）
防具：皮の盾
【所持金】 1092G
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
【固定出費】食費4G/日 （朝夕各２G）
銭湯代3G/週
洗濯代1G/週
倉庫・BOX代 ５G/月
家賃50G/月 （冒険者宿舎/Lv1）
・ ━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━
.
また次回
堕ちていく人がまた一人
生きるって大変
この流れ、男娼奴隷としてない夫が売られちゃうのか…
大きすぎるハードルって感じですなあ
う〜む、下手に動いて、ギルド職員との良い関係を崩して欲しくはないな。
面白かった
(リニューアル前の話を確認しつつ)
あっ(察し)
まぁ元々底辺だったし、やる夫に拾われてマシになる可能性も有るだろ？（震え声）
いい笑顔だな、やる夫ｗ
前作で蒼の子娼館におとしてたし二番煎じはやらないんじゃない？
たのしめなくなる
ちょっと位はやってもいいと思わず自重しような
サイトの娼館通いとかバラせば簡単に引き抜けそうだったし、タダマンや回復薬に喜んでたみたいだったからな
いや、俺がルイズのエロみたいだけですけどもｗ
作者さんがルイズ出すために書いてるって公言してたし今後に期待ということで
,..:'´::::::::::::::::::::::＼
＿__ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
／ ヽ ￣｀/:::::::://:.:/:.:.:.:.::::.:.:.:.:.:.:.:ヽ
＼ ,..-‐=､_/::::::::/:i:.:/:.:/ﾊ:|.:.|:.:.:.:..::::::::i
f／::::::_:::i:|:::::;!.:.|.ﾊ:.ﾊ:| |:!､:!､:| |: |. i
{::::::／:-i::|:::{^|:.:|,ｨ≧y. ﾘ |;ヒﾄ､:|:.:!:::..i
_..;;=≠'"´ ｰ|::|:::::､ﾍ:|弋ﾝ...:::::..ぞｿ/iﾊﾉ＼! 今日は投下するぞー・・・
／'" ゝi､::::::ヽ _ _ﾞ /
｀ヽ､ ／／＼:i､:｀:....､__,..ィ'
＼､ ／／ ／ﾞ ｰ-L でもその前にひとつ叫ばせろー
>＼／／ ／ ｰ-､_ ＼
/:::＼／ ::＼
/::: ＞ｰ-､＿＿＿,.／／ >、
/:: _,...-≠ ..:ノ{:::i::ヽ＼／ ,ｨ' ｀:..､
/:: ／ ﾞ､:ヽ::丶 ￣ ＼ ＼
/: ...::::／ |:::::i:::::丶 ＼_ ＼
r{＼::. :::: .:{ }::::::|ヽ:::::i ｀ ､_. ＼
/::::＼ｨー-ｧ--‐イｺ〕 ／:::::/ }::::i ｀ .､ ヽー-､
/:: ￣￣￣Y´ | ＜_;::-‐' |::::| ｀ ､＿＿ﾞ､
/ ﾒ -‐へ、 i:::::i
:.:.:.:... :::::::::::::::::::::::__,::‐---‐-､::::::::::::::::::::::
:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::f´ , |::::::::::::::::::::
::.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::i ! | | |ヽ:::::::::::::::
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:.:.:.:.:::::::::::::::::::::ﾞ､.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:::::::::
:.:.::.::::::::i:.:.:.:.:.:_;.-┴┐::
:::::| ／／::::::::,!-､_
／／:.:.:.:.:_/:::::....|
〈 // ::.／:.:.: :.:.|
＼_人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人_／
≫ オフなのになんで仕事入ってるんだよぉぉぉぉぉぉおおおおお！！！！！ ≪
／⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ＼
:.:.:.:.ﾞ､ /／ ヽ
:.:.:.:.:.. i / __,ゝ, _,,..-‐''""´￣￣｀｀ﾞ ﾞヽ
:::.:.:: i / ／ ／ ＼ _,....-‐''"_,..-‐_''"´￣￣￣二二二＼
:.:.:.:.: .i / / ／ -=､-ｧ''":.:.:.:.:/ ﾉ）‐''"-:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::ヽ
:::::::::: V ／／ ／ ／:.:.:.:.:.:.:.:.:! ／_;／:.:.:.:_;.:.-―:.::.:.::::::::::::::ﾞ､
::::::::::: ノ'′/ ／ /:.:／:.:.:.:／'"/／ｨ彡:._.:-―-､_:.:.:.:.:.:..:::::::::::::i
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:::::::::::::: ／ ／!.// _.ｲ;/-i:.:./ / i. (三}'} ﾅｰ-､｀.:.:.:.::::::::::::|
／ /::::| i:.{ ,.ィ´ | |/ / .::. _//_,.:-―:.:.:.:::::::::::::::|
／::＼ |::::::| |.:| ／ i ｊ: i r.､ ::::::. -‐;i二７.;.:.:. ..:.:.:::::::::::/
（:::::::::::::ヽ !:::::::､|:.! / ､ :､ | | :::: ∠..-‐／:.:.:.／:.:.:::／
ヽー-､ >.､::::::::::ヽ{:::::::::i.:|./ ＼＿_,.､-‐ｰ､._ └' :'､=∋メ'"..-‐'"; ‐／
＼:｀ｰ-..､_ / ｀ｰ-､_::＼:::､V _,...-‐''"´ ｀>ｰ---――∠:.:_;.:-ｲ :/
＼:::::::::::＼ ;ｲ ＼:::>(_!-rf'"´ /／7:.;.ｨ.:.:.:.:.:.:.:／.:.:.:/ :／
＼:::::::::::::ﾒ| i､イ::＼､-､ー-､＿ _,:=ﾋ ∠ノ /:.:.:.:.／:::::/::/ /
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,. : :´: : : : : : : : : : : : : : :｀ : ､
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
.:' : : ／:,: : : : : : : : : ､: : : : : : : ヽ : : ヽ
/: : :/: :/:/: :, : : : : : : |: : :!: : : |: : ∨: :∧
, : : /: :/:/ : / 、: : : : :.ﾄ､: |:|:{: :|: : :.| : |: : .
/: : 〃:/:/|:从-､}:､: : : :.|-从}-Ⅵ : : | : |: : | 少しだけ鬱憤が晴れた
／: : ｨ: : :{: |r----从＼: : |, ---- ﾐ: : :,: :/: : ,
￣´ |: }从:{ ⌒Y ∨ ⌒Y }: :/}/Y : ′ ってことで投下していくよ
|: : : :/ 乂_ﾉ 乂_ﾉ /:イ /: :,′
|: : : { r-: ': : /
从: : 乂 ^ｰ( イ: : :/: :/
∨: {:从{¨¨, ィ｢￣ 7¨´､_: 从:ｲ: :/
＼| / ＼ ∨^/ ／＞/' }:/
/ |乂＼∨_,イイ/ }
{/⌒ｱ ｀ｰ介 -‐´ {＿_〉
{｀ｰ∧ /:∧:.､ |- r'
＿＿＿＿＿＿＿＿__乂ﾉ ｢iY{:/__}:./, -=- } ＿＿＿＿＿
￣｀, {====}-､￣￣
ゝ ――‐ '
＿＿＿
／ ＼
厶ゞ ／ ヽ、,, __ノ ヽ
`＜＞． ＿ ./ （ ●） （●） ',
`＜＞． ／,-、｀| （__人__） 〉
`＜///」〉ﾉ､＼ ｀ ⌒´ ノ. ┏━━━━━━━━━━━━━━───
└‐＜＞｡ヽ ヽ ､ , - = ≦、 ┃ Welcome Deep Place 9 ┃
`＜＞． Y ,:" ﾍ ───━━━━━━━━━━━━━━┛
`＜＞． ﾊ ∧
l `＜＞． l .∨ ∧
ｿ `＜＞｡∨ ∧
／ ヽ. `＜＞．_廴
／ ／´`＼ `ﾚ///l．
! く´ ＼ 弋√＜＞．
＼ ＼ ヽ ﾍ `＜＞．
(´____＿ ___ノ ヽ ヘ `＜＞=-．
｀￣ ￣ ∨__＿___｀) ヽイ ＞．
`＜ ＼
`＜＿_＼
.
昼から現場に来いって言われた俺がいるし
ﾍ x ヾ､
ヾ､＼ ≧- _ V',
_ - ￣ ｀`ヽj＿
─=≦＿ ,.､7} , |-､
／ ＞'´ ／／,ィ´ ヽY､
／ ＞'´ ／∠ｚ､ ,.彳ｲ ゞj i
/ ＞'７/ ／| /ﾋ:ソ`ヽ/ ＞'/{ _!___ うーん… たけやりは消耗品だからなぁ
/ '´ ./ ／ j/`ｰ /イ rzﾐi ', ,. ＜: : : :∧
/／t ､ ﾋｿ／: : : : : : : :.∧ 持ち手の部分なら直してやるが
, xji /ーY _ _ ′,.ィ: : : : : : : : : : : : ＼ この段階まで来たら買い替えた方がいいぞ
ヾ ハ { i', ´ `ヽチ'ヽ､: : : : : : : : : : : : : : ＞ｘ_
ｷ=-z ミ=-z- ,ィﾍ | ヽ ,､_ ,. イ ／/＞x: : : : : : : : : : : : : : : :＼
`ー＜ィ:､___〈xﾆi i.斗 7 r-＜ /.／_〃__ V: : : : : : :z=-＝-z_: :ハ
／: : : : : :.Vﾆi lノ / /ニニイﾆzxj: : ＞-､t＿__;: ／｀`::;´￣: : : : |
＼: : : : : : :〉ﾆｘ＼ ｲ_,/ニニ＞:':.´: ／: ／/: ／:／: :/／: : : : : : : : |
r＜: : : :V: :./ニ{二二二}ﾆi/: : : : :.／: : /: :/.:': : /: : : ' : : : : : : : : : : ﾘ
＿ﾉ: : : : : : : イﾆ＞'7./ﾆﾆニi/: : __:.ィ: : : :/ : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : :/
r=＝ﾆ￣二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ///i/./ニニﾆj: : : : : : : : イ: ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : ｲ
| |ニニニニニニニニ7//i/ /二二イ: : --: ＜: : : :': : :i: : : : : : : : : : : : : : : :／
| |ニニニニニニニニi/// /ﾆﾆﾆ/ー': : :/: : : : : : : : : :.l: : : : : : : : : : : : :.／
＿＿＿_
／ ― ＼
／ (● ) ﾍ＼ だいぶ傷んでたし、無理もないかお…
| （⌒ (● ) ｜
ﾍ ￣｀､__） ｜ それじゃまたたけやりで
ヽ ｜ 先端部分をもうちょい丈夫にできないのかお？
, へ、 ＿／
| ＾ヽ
| １ |
.
_＿
´ ⌒ 丶 -――…‐-
／ ｒ く ヽ＼ ／ ｀ ､ ｀ ､
. / ヽ } ﾉ ヽ ヽ
/ , 、__ ',
. / /ﾐ1{ｿ,} ヽ l
′′..::/ { ¨｀´¨} } :l
/{ l :′l ! :/ } ヽ .! :l !
l l .:∧..:l .u !.:/ ´! ', ..:l - ､/:′ やってやってもいいが、たぶんイマイチだぞ
l ｌ i.｀', l､ ﾞ｀}/ -z}≦}7; .:lr }/ 先端が重くなると、逆に扱いにくくなるし疲れやすい
| :ﾊ :t=={ﾐ /′ 乂.:ﾘ } .:|/）/
. l ; ',.:} 弋ｿ ./ ｀¨¨ ! :l l_ノ ＼ まぁ、たけやり使い始めた奴はみんな一度は
!{. ',l::. し l !:l_i_|＿ } そういう発想に行きつくけど、すぐに戻すんだよ
′ }∧. ′ | :/.:i ￣ }〈
i ＞ ー=＝ ´／:} /ﾘ/:::::::::L_}
l/}/ ._＞ _,. ／:}/::′:::::::::::::_j
{: _＞ ´_ ´:::::::_::::::::::::::::::::::ヽ
｀ヽ ヽ:／´:::::::::::｀ ､::::::::::::',
／::::::::::::::::::::::::::::::}::::::::::: ',
{::::::::::::::::::::::::::::::::::′:::::::::::i
／￣￣￣＼
／ ／ ＼ ＼ やる夫も例に漏れず、というわけですかお…
／ （●） （●） ＼
| （__人__） u. | 大人しくこのまま使いますお
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼ ≪たけやりを買い替えました≫
.
∩∩
| |.| | ＿
● ● ● ● ● ● ● ⊂ニニ三三|―|
| |.| | ￣
∪∪
【討伐へと出発】
.
─── ＼
＿＿＿￣￣ 二 ＼ ,＼
＿＿＿＿＿＿三 （ ●）ヾ'|
￣￣￣＿＿＿＿ 二 ⌒（__人_）
──────────────＝≡ /
───────────‐イ=ﾆニ二＿＿ 二二― - ．_
Lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ［＿__(ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ(((ヾ）ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ((三三三三三＞
───＝二三 / ￣￣ ¨¨
￣￣＿＿≡三 /
￣￣￣￣￣二 /
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
寄生冒険者として燻り続けていた夜空は、やる夫とPTを組む機会を得る
当初ろくな装備を持っていなかった夜空に、やる夫は自腹で武器と防具を購入し
いくつかの条件を付けて貸し与えてやった
【ここまで前回のあらすじ】
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
´:／.::.::.::.::.::.: ,.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::`､
／.:.: ,.:'.::,.::.::.::／.::./.::.::.::.::,.::.::.::.::.::.::.::.::.:.:`,
'.::, '^/.::./.::.::.,:'.::, '^'.::.::.::.::/.::.::.::.::.::.ﾟ,::.::.::.::.::ﾟ,
{.::' '.::.:.'.::.:_/l_:/{{ {.::.::.::.:,'{.::.::.i.::.::{l.::}.::.::.::.::.::}
人{l ｉｉ.::.::i.::.:/ ｣/｀{{､'､.::.::｛ ､.::.l.::.::{L.}.: ::}.::.::.:}
ｌｌ.::.::l.:::,rf云ミ､ ヽ＼｛ 斗r七爪.:,.::.::.}.::.::.:}
从.::.::､｛[ Vzツ 斗ャ弌､ /.::.:::,.::. ::.,
/.::.＼「`ｉl ｀~ ´ , 廷ッ' }｝.::.::/.::.::.:,'
/.::.::.::.::.::.从 __ ,.:'.::.::,.:'.::.::.::.:
/ﾆ=-‐‐-=l}::}＼ ∨ ｧ ｰ=彡z イ/,.::.::i.::{
rz‐-=ﾆﾕZ"~ /:/ /` --=ﾆ"~.::.:/:::/.::{.::.::l.::{
. ￣￣￣￣`､ ｀` ,..':,.' ' i ／{L ,.':.:,.'lL {.::.::ｌ.::ﾟ,
`, ／／ L lﾄ､__､+'~／／:／ ／⌒V,.::`,
＿＿＿＿＿} ,．'` '` ｣llzzrf}／／:／ , ﾟ W.::.`, 武器：たけやり
＼_ﾉ ､丶`丶`' 才^(＼ rく.::, ' / ., }}ﾟ,::.:.`., 防具：スライムの盾
､丶`丶`‐=ﾆ/ ｘ≦,/r‐‐‐ヽ ＼∨ /／ ,:i:ｉ`,::.:.`,
,．'`,．'`.::.::.::.,i:iＷ 〈ﾆﾆ7ﾆ｀¨¨¨¨ﾌ V r'＾ 〈:i:i:i:ｉ`,::.:.`,
. ,.:'゜,. '゜ /.::.::.::.,i:i:ｉ{{ ｀｛-ﾆ二r''~ _, V ,,ノ 〉i:i:i:ｉ:`,:: :.`､
/:／ ./.::.::.::.:,i:i:i:i:}} ⌒¨¨Ll´ li }i´ '{:i:i:i:i:ｉ:ｉ:`,:. ::.`､
.
ﾊ
, ' .丶
,. '´ ` ､ なんやまたソロじゃなくなっとるやないけ…
γ (・) (・) ヽ
..! ゝ_‐----‐_つ .}
. 丶.. ＿＿＿ _ ,, .. ' ﾄﾞｻｯ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
サイトと連携を取らなかったときと違い、今回はやる夫もある程度連携を取ろうと
意識をしながらやっている
それもあってか、35匹程度を日に討伐することができている
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ （ふぅ… 二人掛かりだと複数匹にもある程度対応できるお）
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／ （二人とも盾を持ってるからなんだろうけど…）
／ ー‐ ＼
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ いくらPTを組むとはいえ、無条件で何もかもしてやるってのはね…
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | 彼女にとっても居心地悪いことになると思うし…
＼ ｀ ⌒´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
通常であればその報酬は折半になるが、装備をやる夫が買って貸し与えていることもあり
①自前の装備を買い揃えて貸与物を返却するまでは報酬は1割固定
②装備の修繕は自腹で行う
このふたつの条件を課している
節制して、貯めていけばひとつずつ装備を揃えていくのは難しい話ではない
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
. .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀.:.:.:..､
／.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/.:.:././.:/／.:.:..:}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/.:.:.:.i .|.イ从x≦L.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ （それでも10Gは貰える計算だ
/.:.:.:.:.:!.:|.:.{ ,イつ/|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ 寄生先も探さなくていいし、余計な金も掛からない）
{.:.:.:!.:.:ト{`^ ﾝ' 八}.:.:/.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. .:.
.:.:八ト!- ､ "~ﾉ.:/.:.:./.:.:.八.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:. （これなら日に最低５Gは貯金できる…！！）
|.:.:.:ｉ.`ト..爪 イ彡'/.:.:./|.:.:.:､.:.:.:.:.:.:.:.:.|＼.:.
|.:.:.:|{.:|.:.:.:}" _, ｰ u./=イ !.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:.:! .:.:.
八|V|乂.:.:.乂 ／ﾉ 八.:.:.:.:.:.:.＼.:.:.:.:､ }.:.:}
|.:{ |.:|ミ二.:≧=---ヘ ／⌒>ｰ'⌒'ヽ.:.:.:.＼:/
|.:| |.:| |＼{＼{.:.:.:|八_}／ ／_／ ∨.:.:.:.:＼
.
_＿＿＿
／ ＼
／─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ さーて今日も元気に討伐に行くお
| （__人__） |
＼. ｀⌒ ´ ／
／ !:::: ﾍ
ゝ＿|:::: ﾍ ﾊ
|:::: ＼／
|:::: |
ﾍ::::: ／ i
ｷｭﾑ ｷｭﾑ ＼: | ／
ﾍ＼＿／|
＼＿／
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
そんなこんなで二週間が経った
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
//.:::::/.::::::::;ｲ::::::::::::::::∨:::::::::::::::::::::: |::::|::|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
. //.:::::/.::::::::/│:::|:::::::::::::∨:::::::::::::::::::::|::::|::|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
:::|:::::::|::i:::::::l ‘，:|:::::::::::::: ｉ:::|::::::::::::::::::|::::|::|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
|::|:::::::|::| :::::| ∨::／::::::::|:::|::::::::::::::::::|::人|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
|::|:::::::Ⅵ::::::| 斗匕､:::::::::::|:::|::::::::::::::::::| ::::::::::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
∧|::::::::八:::::| ___＼＼:::::|:::|:::::::::i::::::::| ::::::::人|:::::::::::ｉ:::::::::::::::::
＼::::::|::＼〉 ィ芹芋ミｧｰ|:::|:::::::::l::::::::|:::::::::::::::::::|:::::::|::::::::::::::::: （お、お金が貯まらない…）
|＼|::::::| _)j} ′ ,::::|:::::::::l::::::::|⌒ヽ ::::::::|:::::::|:::::::::::::::::
|::::::::::ノ У /::;ｲ ::::::::::::::: | 、 } :::::人:::::|::::::::::::::::: （まさかたけやりが3日で折れるとは…）
|:::::. "" /::/│:::::::::::::::::| ノ.ｲ::::::::::::::ヽ|:::::::::::::::::
|:::i:::. 厶ｲ |:::::::::::::::::::|イ:::|:::::、::::::::::::::::::::::::::::: （武具を変えてから収入も落ちるし最悪だ…）
|:::|::::. u. l:::|:::::::::::::::ｌ│::|、:::＼:::::::::＼::::::::::::
|:::|::::ゝ -- ､ ::::|:::::::::://.人::| ＼:::: ＼:::::::::＼::::::
|:::|:::::::::.. ￣ ,::/::::::::// |-─≧=-ミト､:::::＼
|:::|:::::::::::::. _ /ｲ ::::::// ／.: .: .: : : : :＼.: : :＼:::::
. 人:|＼:::::::::::ー=ﾆ[ | ::::// ､<.: .: .: .: .: : : : : : :＼.: : :＼ 武器：ひのきのぼう（買い替え3回）
＼::::::|＼| |:::/ｲ /.: .: .: .: .: : : : : : : : : : :＼: : :
. ＼| !/ / ′: : : : __＿＿＿.: : : : : :∧: : 防具：スライムの盾（シート貼り換え4回）
| :| : : :／.:.:.:.:.:.:.:.:／.: : : : : : :∧:
| :| : :/.:.:.:.:.:.:.:.／.: .: : : : : : : : :∧
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
なぜかは分からないが、未だに夜空の報酬1割生活は続いていた
装備は武器はたけやりから新たに別のものになってはいるが
盾は未だに貸与されたものを修繕に出しながら使っている
加えてなぜか、先週あたりから日の討伐数が30匹程度に落ちてしまっている
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
出費もかさむ
他の人を観察したり、しっかり武器の使い方を考えて使ってたし
.... / /⌒`'''ー---‐ヘヽ
.......l l ` ー---‐'' ＼
......| L_ ￣｀`ヽ '⌒`|
......| r:=､ヽ. ─- , ､-‐│. ＜二二+={三{{三三三三三三三{ {三（）
.. | {に.| |. l l |
.ﾞ/|. ヾﾆ|l __,ﾉ {.＿＿}（__! 【たけやり】 ２５G
. | /l ヾ:三三三三:ヲ|
.ﾞ│ / :l --- ,1`ｰ-
...ﾞ|/ `ｰ-------‐1´ |
ヽ ::::::::::::::::::/|. |.... / 〉
＼ / | |. / /
／｀ヽ:ｰ---::/ '´＼ |. / / , ― ､
_／ o ＼::::/／ ヽ!...../ / . / /⌒＼
. `/ / / .. | ,'/////;,
/ / ', ',//////;,
/ / . ', ','//////;,
/ / ', ','//////;,
/_/ . ', ',//////;,
/ / ', ' /////;,
. / / 【ひのきのぼう】 ８G ' , '////;, 【スライムの盾】 ２５G
〈 / ＼' //;'
´ ＼/
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
最初に貸してもらったたけやりはすでになく、スライムの盾ももう基盤が怪しくなっている
買い替えなければと分かってはいるが、なかなかそのお金を貯めれない
たけやりの代わりにと使っているひのきのぼうも消耗品に過ぎなかった
三日に1回交換しているような有様で、明らかに悪循環へと陥っていた
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
／ / | / |
/ / | j＞― ￣￣￣￣￣￣￣＼ /
| | ／ ＿_ ＼／
[ ＼／＼ ...:┬＜|￣￣｢￣＼::::＼ ＼
[＼ ／|::::::::::＼__＿＿／|:::::| | :::::::::|U |:::::|:::＼ ＼
＼/::::::|::::::::::::::::|＼j―辷|／ ,′:::::::|／ |:::::|::::::::|ｰ┘
,'::::::::::::::::::::::::::| ,斗-―-ミｰ‐厶＿／|＿＿|:::::|::::::::|
|:::::::::::::|::::::::::::く｢~｢しヘ} /⌒i寸|／:::|／ （今この盾まで壊れられたら完全に詰むぞ…）
|:::::::::::::|:::::::＼| `冖''＾ 「しｸ /:::::::::|
＼|:::::::|:::::::::::::＼ , ｀¨¨＾ |:::::＼:＼ （私に盾無しで討伐できるだけの技量はないんだ）
|:::::::|:::::::＼|￣ ｕ 人|::::::|＼|
|:::::::|:::::::::::::＼ ／ ::::|::::::| （せめて買い替えができるまでもってくれよ…）
|:::::::i::::::＼::::::::＼ ー=' ／|::::::::::|／]
|:::::::|:::::::|:::＼｢￣` ＿＿／::::::|::::::::::|::::::|
|:::::::|:::::::| ::::: |＼ {:::::::::::::|::::::::::|::::::|
|:::::::|:::::::| ::::: | `ァー┤::::::::|::::::|
|:::::::|:::::::| ::::丿 O |::::::::::|￣￣￣＼
|:::::::|:::::::|／ O -― ∥ |::::::::::| ＼
j＞┤:::::| |｢￣｀ O |::::::::::| ',
／ |:::::::| O ∥ ／|::::::::::| }
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
そのため夜空は装備が壊れないようにと願いながら討伐を続けていく
当然そんな消極的な考えが頭にこびりついている以上、動きはどこかぎこちなくなり
積極的な行動すらできなくなっていく悪循環
討伐数はこの日もまた減ってしまった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ （８４Gか… ってことはあの子の報酬は８Gかお）
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | （たぶんろくに貯めることできてないんだろうなぁ…）
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
この日も生活を切り詰めて切り詰めて切り詰めて、なんとか６Gを貯蓄に回す
実際これまでも時に風呂・洗濯・食費を削りながらも地道に貯蓄はしていたのだ
だが、それを上回るスピードで装備品が消耗されていく
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
//.:::::/.::::::::;ｲ::::::::::::::::∨:::::::::::::::::::::: |::::|::|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
//.:::::/.::::::::/│:::|:::::::::::::∨:::::::::::::::::::::|::::|::|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
:::|:::::::|::i:::::::l ‘，:|:::::::::::::: ｉ:::|::::::::::::::::::|::::|::|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
|::|:::::::|::| :::::| ∨::／::::::::|:::|::::::::::::::::::|::人|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
|::|:::::::Ⅵ::::::| 斗匕､:::::::::::|:::|::::::::::::::::::| ::::::::::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
∧|::::::::八:::::| ___＼＼:::::|:::|:::::::::i::::::::| ::::::::人|:::::::::::ｉ:::::::::::::::::
＼::::::|::＼〉 ィ芹芋ミｧｰ|:::|:::::::::l::::::::|:::::::::::::::::::|:::::::|::::::::::::::::: （この６Gで何とか…）
|＼|::::::| _)j} ′ ,::::|:::::::::l::::::::|⌒ヽ ::::::::|:::::::|:::::::::::::::::
|::::::::::ノ У /::;ｲ ::::::::::::::: | 、 } :::::人:::::|::::::::::::::::: （ひのきのぼうが壊れなければ）
|:::::. "" /::/│:::::::::::::::::| ノ.ｲ::::::::::::::ヽ|:::::::::::::::::
|:::i:::. 厶ｲ |:::::::::::::::::::|イ:::|:::::、::::::::::::::::::::::::::::: （シートがもってくれれば…）
|:::|::::. u. l:::|:::::::::::::::ｌ│::|、:::＼:::::::::＼::::::::::::
|:::|::::ゝ -- ､ ::::|:::::::::://.人::| ＼:::: ＼:::::::::＼:::::: （頼む…頼むぞ…）
|:::|:::::::::.. ￣ ,::/::::::::// |-─≧=-ミト､:::::＼
|:::|:::::::::::::. _ /ｲ ::::::// ／.: .: .: : : : :＼.: : :＼:::::
人:|＼:::::::::::ー=ﾆ[ | ::::// ､<.: .: .: .: .: : : : : : :＼.: : :＼
r‐ ､r‐､ ＼::::::|＼| |:::/ｲ /.: .: .: .: .: : : : : : : : : : :＼: : :
. rく⌒（ ＼（＼ ＼| !/ / ′: : : : __＿＿＿.: : : : : :∧: :
. ｢（ ＼ ＼ ＼、 、 | :| : : :／.:.:.:.:.:.:.:.:／.: : : : : : :∧:
. 〉 ＼ ｰ ＼ ＼ | :| : :/.:.:.:.:.:.:.:.／.: .: : : : : : : : :∧
.
／￣￣￣＼
／ ＼
/ ─ ─ ヽ （やっぱりあの店は粗悪品しか置いてなかったのかお…）
| （●） （●） |
＼ ∩（__人/777／ （安さの裏にはそれなりの理由があるってことだな）
／ （丶＿//// ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
やる夫も別にこの状況を狙っていたわけではない 考えてなかったわけではないが…
もしかしたら、安く買った装備でも案外使えるものの可能性もあったし
それならそれでPTメンバーが増え討伐数も増えて世はことも無しで済んだのだ
ただ、そうでない可能性があることも考えてちょっとだけ条件を付けただけなのだ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿ __
┌ ┐ ┌ ┐|┌ ┬┐ ┌-
│ │ | | └ ┴┘＿_|￣l_＿‐┐ ＿_
／ / l ヽ＿ ￣ |＿_ _＿| ＿┐ | ||
!l |￣ __／ ヽ＼__ | | ‐┘ └―i l￣| |＿l ＿. ｜ ｜
￣ ￣ └┐ ┌‐┘ ￣ ／ ／ .|＿|
| |＿l ／ ／//
￣ |￣|
￣ ┘
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
そして、そんな綱渡りの生活は大きな破壊音と共に終わりへと向かっていく
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
, / ..:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
,′ .:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::}.:.:.:.:.:.:.:.:l:.}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
. .:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:./: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l∧.:.:.:.:.:.:.:ｌハ:.:.:.:.:.:.:.:}:.:.:.:.:.:.:i
:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| |.:.:.:.:.:.:.:| }:.:.:.:.:.::ｌ|.:.:.:.:.:.:ｉ|
::.:.:.:.:.:.:.:ｉ:.:.:.:.:.:.::l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:| |.:.:.:.:.:.:.:| |.:.:.:.:.:.:ｌ|.:.:.:.:.:.:ｌ|
::.:.:.:.:.:.:.:}.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:ｌ:.:.:.｣;;｣:.:.:.:| |.:.:.:.:.:.:.:| |.:.:.:.:.:.:ｌ|.:.:.:.:.:.:ｌ|
::.:.:.:.:.:.:厶.:.:.:.:.:.:}.:.:.:|:.:.:.:|::l:i＼:| |.:.:.:.:.:.:.:| 八.:.:.:.:从.:.:.:.:.:八
. :::.:.:.:.:./ |:.:.:.:.:.:仏斗=云以ｰ┘ |.:.:.:.:.:.:.」厶斗=ﾐx ﾘ:.:.:.:/
::.:.:.:.:ｌ{ l.:.:.:.:.:.代 V/汽ハ｀ ￣￣ ｨf汽ﾟﾘ / /: : :ｲ あっ… あぁ…！！
:::.:.:.:八 |.:.:.:.:.:.|ｉｉｉ丶Vこソ ::::::::::: 弋こノ 厶イ.:.|
::ｉ:.:.:.:.:个八.:.:.:.:|iｉｉｉｉｉ ｀¨¨¨ ｀¨´ .::: :.:|::.:| （この音、この感触はマズイっ！！）
::|:.:.:.:.:i:ｌ:ハ:.:.:.:.:|h ' u. .:::.:.::.|:.:i|
::|:.:.:.:.:|:l::::∧:.:.::l八 u. .:::.:.:.:ﾘ.:八 （シートじゃない… 板だ…）
.::|:.:.:.:.:|:l:::::|∧.:.:.:.ｉ: ` 、 - - .イ:::/:.:/.:./
. ,.:::|:.:.:.:.:ｌ:l:::::|::::|.:.:.:.|:i . ..:::个::::|::/:./:.:./
/:.:/.:.:.:./::l:::::|::::|.:.:.:.|({ ｀ ｰ＜〔:::::::::|::::::|/:.:ｉ:.:./
/:.:/.:.:.::/川:::::|::::|.:.:.:.| ＼ 圦::::::::|::::::l.:.:.:|:./
. /:.:/.:.:.:.厶斗rｬ⌒ｉ.:.:.:.| ＼ } ＼:::l::川.:.:.:|;′
厶ｬ㌃￣ |.:.:.:.| ＼＿ / }＞l｣_.:.:|
/⌒V |.:.:.:.| )‐{_/＼ | ⌒＞ 、
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
それは三週間目に入って2日目の最初の戦闘の時だった
何かが折れる音が辺りに響いた
貼り換え時を見計らい続け薄くなったシート それでは受け止められない衝撃を
その板が受け止め続け、ついに蓄積されたダメージは限界を超えてしまったのだ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
｀ 、
ﾞ 、
・ .、 rｧ ， ・ .、 rｧ ， }｀ヽ、_ ﾞ 、
r､＿＿_ ‘ ',.’ ,. r､＿＿_ ‘ ',.’ ,. -=' ｀ 、 、
． ',──── ´─ ． ',──── ´─ ＿ ヽ . おらおらねーちゃん！！
r､ .，,.‘: ト、＿＿ r'r､ .，,.‘: ト、＿＿ r':ヽ. （ ●）（● .
"´ ， } ; ＼ , "´ ， } ; ＼ :,￣ r‐- _ ,:ｭ : ぼ〜っとしてたらドテッパラに一発喰らわすど！！
. ── ，:人: ── . ── ，:人: ─── :rｧ ゝ ＿ ノ/ .,
＼人从从 ＼ ', : .＼人从从 ＼ ', : .＼ }＼_＿＿＿, ' ,
'' ﾞ゛'' ゛'゛ ゛''r'￣i ''゛'' ﾞ゛'' ゛'゛ ゛''r'￣i ''゛ rﾆ) '゛' '"' ´
｀ー' ｀ー'
.
＿＿＿_
／＼ ／＼
／（ ●） （●）＼ 夜空！！ぼーっとしてないで一度後ろ下がるんだお！
f'r/´⌒ヽ／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
_,,.. ---- ――_= ＝＝{｛（ | |::::::::::| _|_＿＿,､ /
_..-''"゛ _､ｰ''""´´´´´ `｀=｀--､.| |;;;;;;;;;;| │:::::::::::::::::ｷ人_,/:│
゛ _､ｰ''" ＼ `⌒ ´ . │:::::::::::::::::::::::） て
／ ヽ │:::::::::::::::::::::/´⌒Y,. ｶﾞｨﾝ !
| ＼::::::::::::::::::::::::::／ ＼
＼:::::::::::::::／
＼__／
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
盾を失った夜空は、こうなってしまうと一気に前衛での戦闘が厳しくなってしまう
この日は実質やる夫一人で討伐を行ったようなものとなってしまい、討伐数25と
PT結成以来一番少ない討伐数となってしまったのである
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
人
. .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀.:.:.:..､ て
／.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ 〈
.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/.:.:././.:/／.:.:..:}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/.:.:.:.i .|.イ从x≦L.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ あ、あぁ！！
/.:.:.:.:.:!.:|.:.{ ,イつ/|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
{.:.:.:!.:.:ト{`^ ﾝ' 八}.:.:/.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. .:.
.:.:八ト!- ､ "~ﾉ.:/.:.:./.:.:.八.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.
|.:.:.:ｉ.`ト..爪 イ彡'/.:.:./|.:.:.:､.:.:.:.:.:.:.:.:.|＼.:.
|.:.:.:|{.:|.:.:.:}" _, ｰ u./=イ !.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:.:! .:.:.
八|V|乂.:.:.乂 ／ﾉ 八.:.:.:.:.:.:.＼.:.:.:.:､ }.:.:}
|.:{ |.:|ミ二.:≧=---ヘ ／⌒>ｰ'⌒'ヽ.:.:.:.＼:/
|.:| |.:| |＼{＼{.:.:.:|八_}／ ／_／ ∨.:.:.:.:＼
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┌───┐
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└───┘
┌─┐
│ :: │
└─┘
┌┐
└┘
□
・
【ギルド】
| | :. ＼＼.| |.＼＼ :l :| :| :| :| :| :|
＿|────────────┘::.. ＼＼ | | ＼＼ :| :| 〈二二二二二二
|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; /7 ＼ ＼＼.| |.＼＼ :| :| || ||
|;;;;;;;;;;;;;;; ｌ| 三三 ∠＞//|ｌ ＼ ＼＼ | | ＼＼ ..:| || ||
|;;;;;;;;;;; ||==============||::.. ＼ ＼＼.| |.＼＼:| ||======||====
|;;;;;; ||┌─┐ 日巛□ ||::::::.. ＼ ＼＼ | | ＼＼ || ||
|;;;; □============□::::::::::.. ＼ ＼＼.| |.＼＼_､ ||
|;; ::::::::::::::::::::::: ...::::＼ ＼＼ | | ＼:」二二二二二
| .<二二二> <二二二> <二二＼ ＼＼.| | l :| :| :|
| ...::::::| :l :l :l :l.:| | :l :l :l :l.:| | :l :l :ｌ :ｌﾞ＼ ＼＼ | l :| :| :|
￣|＿＿＿＿＿＿_.::::〈￣￣￣_〉〈￣￣￣_〉〈￣￣￣_〉_:＼ ＼＼.l＿:|＿_:|＿_:|_
＿|::.. 「￣￣| | :l :l :l :l.:| | :l :l :l :l.:| | :l :l :l :l.:| ￣.＼＿＿＿＼_」
,.|.. ＿＿＿_... 、 「￣| ´ ｀￣￣￣´ ｀￣￣￣´
（. ／ ＼.ﾞ） | i| （ ￣￣￣￣￣￣ ）
／ ─ ─＼ ｰ─i| ｀￣￣｀||´￣￣´
／ （●） （●） ＼. ｀l|.....それで、結局盾はどうするんだお？
| （__人__） | ｀￣￣￣´
. / ∩ノ ⊃ ／. 修繕できるかどうか確認してみたのかお？
( ＼ ／ ＿ノ | |
. ＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
討伐を終わらせた二人は、精算を終えてギルドで話し合いの場を設けていた
もちろんこれからのことも含めてのことではあるが、目下夜空の盾のことが課題であった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
./:::::::::::::::::::::ﾊ::::::::::／:',::::::::::::::::::ヽ:::ヽ::::::::::::::::::::ヽ:::::',
. /::::::::::::::::::::::::| |::::／::::::::i:::::::::::::::::::::ヽ:::ヽ::::::::::::::::::::::ヽ:::',
/::::::::::::::::::::::::::| ／::::::::::_,,,l:::::::::::::::::::::::i:::::::',::::::::::::::::::::::::ヽ::',
,::::::::::::::::::::::::::／ ヽ::彡ｲﾘ''l::::::::::::::::::::::i::::::::'::::::::::::::::::::::::､:＼
,::::::::::::::::人::::/人,／/ﾀ;;;;ｿ |::::::::::::::::::::i::::::::::l:::::::::::::::::::::::::ヽ:::ヽ 持って行ってはみたが、流石に無理だと…
|::::::::::::::|| '"､ヽ` .ﾍ ﾏ/ !/}:::::::::::::::l:::::::::::}::::::::::::::::::::::::::::ヽ::ヽ
|::::::::::::::|ﾍ ´ / ,':::::::::::::ｲ:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ:::ﾍ シートなら貼り換えでどうにでもなるが
|ﾊ:::::::::人ｨ=-､ / /:::／::::/ l::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::', 下の板となると買い替え以外は無理なんだと
||.|::::::::::＼ヽｲ;ﾀ> /／./::ノ ,'::::::/ }､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::|ﾍ',
{|.|::::::::::::::::彡ヽ,〉 '´ /::::ノ /| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::', ヽ, 買い替えだと２５G掛かるんだが…
∨:::::::::::::::::::::ﾊ _／´ u. /／ ノ | |:::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::',. ',
. ゝ::ﾍ::::::::::::::::ﾍ .／ ', ﾍ::::＼:::::::::::::::::::::::::::::',. ',
|::| ｀|:::::|ﾍ::::::::＞.､. ／ ヽィ､::::::ゝ-==-､:::::::::::::', .i
|::| .|::::| Ｙ::::::::::::::::::::≧::..=ｲ｀ヽ ＞'" ／::::::／::::::::::::ヽ::::::::::', .}
|::| .|::::| .|::::::::::::::::::::::::::::::::| ヽ:::）, ィ´ ／::::::／::::::::::::::::::::ﾍ::::::::::ﾍ |
|::| .|::::| .|:::::::::::::::::::::ﾊ:::::: | /ソﾍ ／＞'"´:::::::::::::::::::::::::::::Ｙ:::::::',..＼
|::| l::::', |:::::::::::::::::::/ |: ::: |./: : ｲ_ヽｲ:::´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}:::::::::',
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／￣￣￣＼
／ ／ ＼ ＼
／ （●） （●） ＼ その２５Gが手持ちにない、か…
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／ でも盾が無いと今の夜空じゃ回復薬だけで赤字になるお…
／ ＼
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ ・・・
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
結論は出ていた 現状夜空は手詰まりだと
金が無ければ、何も買えない
金を手に入れるには、討伐をしなくてはならない
討伐をするには装備が必要
その装備を買うには ――― 金が必要なのだ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
. .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀.:.:.:..､
／.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
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/.:.:.:.i .|.イ从x≦L.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ ・・・
/.:.:.:.:.:!.:|.:.{ ,イつ/|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
{.:.:.:!.:.:ト{`^ ﾝ' 八}.:.:/.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. .:.
.:.:八ト!- ､ "~ﾉ.:/.:.:./.:.:.八.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.
|.:.:.:ｉ.`ト..爪 イ彡'/.:.:./|.:.:.:､.:.:.:.:.:.:.:.:.|＼.:.
|.:.:.:|{.:|.:.:.:}" _, ｰ u./=イ !.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:.:! .:.:.
八|V|乂.:.:.乂 ／ﾉ 八.:.:.:.:.:.:.＼.:.:.:.:､ }.:.:}
|.:{ |.:|ミ二.:≧=---ヘ ／⌒>ｰ'⌒'ヽ.:.:.:.＼:/
|.:| |.:| |＼{＼{.:.:.:|八_}／ ／_／ ∨.:.:.:.:＼
.
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ― ー ＼ （大怪我や死を覚悟で、命差しだすつもりで回復薬なしで
| （●） （●） | あえて討伐に出るという選択肢もあるけど… 選べないだろうなぁ…）
. ＼ （__人__） ／
. ノ ｀ ⌒´ ＼
／´ ヽ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
金が無い 金が無いならどうすればいいのだろうか
いくつか道はあるが、おそらく一番安易なのがこれだろう
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
//.:::::/.::::::::;ｲ::::::::::::::::∨:::::::::::::::::::::: |::::|::|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
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:::|:::::::|::i:::::::l ‘，:|:::::::::::::: ｉ:::|::::::::::::::::::|::::|::|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
|::|:::::::|::| :::::| ∨::／::::::::|:::|::::::::::::::::::|::人|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
|::|:::::::Ⅵ::::::| 斗匕､:::::::::::|:::|::::::::::::::::::| ::::::::::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
∧|::::::::八:::::| ___＼＼:::::|:::|:::::::::i::::::::| ::::::::人|:::::::::::ｉ:::::::::::::::::
＼::::::|::＼〉 ィ芹芋ミｧｰ|:::|:::::::::l::::::::|:::::::::::::::::::|:::::::|:::::::::::::::::
|＼|::::::| _)j} ′ ,::::|:::::::::l::::::::|⌒ヽ ::::::::|:::::::|::::::::::::::::: な、なぁ！！その…
|::::::::::ノ У /::;ｲ ::::::::::::::: | 、 } :::::人:::::|:::::::::::::::::
|:::::. "" /::/│:::::::::::::::::| ノ.ｲ::::::::::::::ヽ|:::::::::::::::::
|:::i:::. 厶ｲ |:::::::::::::::::::|イ:::|:::::、:::::::::::::::::::::::::::::
|:::|::::. l:::|:::::::::::::::ｌ│::|、:::＼:::::::::＼::::::::::::
|:::|::::ゝ -- ､ ::::|:::::::::://.人::| ＼:::: ＼:::::::::＼::::::
|:::|:::::::::.. ￣ ,::/::::::::// |-─≧=-ミト､:::::＼
|:::|:::::::::::::. _ /ｲ ::::::// ／.: .: .: : : : :＼.: : :＼:::::
. 人:|＼:::::::::::ー=ﾆ[ | ::::// ､<.: .: .: .: .: : : : : : :＼.: : :＼
＼::::::|＼| |:::/ｲ /.: .: .: .: .: : : : : : : : : : :＼: : :
. ＼| !/ / ′: : : : __＿＿＿.: : : : : :∧: :
| :| : : :／.:.:.:.:.:.:.:.:／.: : : : : : :∧:
| :| : :/.:.:.:.:.:.:.:.／.: .: : : : : : : : :∧
.
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| 金を貸してくれないか…？ .....|
ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
人は、苦しい時ほど楽な道を選んでしまう生き物である
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
・ ━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━ ━━ ━ ・
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ 入速出 やる夫
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | LV １
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼ ランク Ⅰ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
【ステータス】 たいりょく １
. こうげき １
. すばやさ １
. かしこさ ２
. きようさ. １
【技能】 ・ 不意打ち ―― 敵の不意を打ち、先制攻撃しやすくなる
・ カウンターLv1 ―― 50％の確率で相手が攻撃を仕掛けた際にこうげき＋２でダメージ与える
(発動条件：剣か槍を装備していること)
【補助技能】 なし
【その他特記事項】 なし
【補足】 なし
【装備】武器：たけやり （※買い替え済み）
防具：皮の盾
【所持金】 170 G 【BOX】2,000 G
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
【固定出費】食費4G/日 （朝夕各２G）
銭湯代3G/週
洗濯代1G/週
倉庫・BOX代 ５G/月
家賃50G/月 （冒険者宿舎/Lv1）
・ ━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━
.
なかなかエロに入れなくてちょっと不満
レベル2マジ遠い
ここで借金して粗悪品じゃない装備買ったらワンチャンかな
こういうジワジワと忍び寄ってく展開も好きよ
たけやりの出費がちょっともったいないなぁ
やっぱ安いのには理由があるよな
古いたけやり渡したのかと思ったら粗悪品買って渡したのか、いろいろ仕込めそうだったけど古いのは捨てちゃったのかな？
なんであんなにAA少ないんや・・・
そしてヒロインぇ
金溜まってるのに装備のランクは上げないのね
2000Gも貯まったならそろそろより強い装備がほしいな
>>245
だから次の装備を買うにあたってのメンテ代はどれほど食うかの実験を今やっているわけで
はがないだと肉以外はきついと思う
メンテナンス代もあるから相手がスライムな内は今の装備で十分ってことでしょ
そして、夜空リーチw
二割ならともかく一割で修理自弁じゃ詰むのは分かり切ってたし、やる夫最初からはめるつもり満々だったやろｗ
夜空は安物はやっぱり粗悪品なのか、というただの実験
やる夫が次に買うだろう装備とは質も値段も桁違いだから、メンテ代の参考にはならんと思うよ
真面目に討伐する気あるんだし、夜空を育てた方が結局効率いいんじゃないのかね
ひのきのぼうになった結果、やる夫の収入も減ってるわけだし
やる夫スレで肉は見るのに夜空は初めて見たので珍しいなぁ。。と思ったらＡＡが少ないのか・・・
やっぱエロの力は偉大よｗ
というよりは一割報酬で納得する夜空さんが残念だったという事で
ささやかな支援
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12368/1429106511/721-723
乙
おぉ！エロい支援乙です
乙
ああ＾〜いいすね＾〜
乙〜
／: : : /.: :/: : ::j: :| ﾄ :|. |: : : :|: :| _i: :∧: :|i: :
／: : : : /.: : :|: : : :i: :| |.:/ `ヽ |: : : |i: :| '´ |:/ V .|::
／: : : : : : !: : : :i: : : :|ヾ| , ィ, ﾆ､ヾ､ .|: : :八/ ,=ヾ,ニ､ヾ､ |::
／: : : : : : : : |.: : :八: : :| 〃 /少iハ ヾ|／ ミ、 /少L心 ヾ
￣￣￣￣￣|: : : : |:＼｛ ! {斗ﾆ刀:::::::::::::::::::::::::::{斗ニj匀
. i: : : : |:::::::ハ 气l∪iﾘ:::::::::::::::::::::::::::气l∪ikﾘ ← 自分で改変したり作ったりすることを
. l: : : : |:::::::i l{',、 乂Zソ 乂ZZソ 完全に失念していた>>1の顔
|: : : : |:::::::j ,
|: : : : |:::::::{
|: : : : |::::::::ヽ ,ｨ⌒ー'⌒ヽ.
|: : : /|: |:::::::::::＞ . `－⌒ ⌒'‐′ . ＜ （>>257さん、本当にありがとうございました）
|: : / 乂|:∧:::| ､::::≧= ＿＿＿ ＜--- （夜空AA作るの正直めんどくさかっ（ry ｹﾞﾌﾝｯｹﾞﾌﾝ ）
.
,..ィ'"::::::::::::::::::::｀~丶､ ┃
／::::::::／::::ﾊ::ヽ::::::＼::＼ヽ､ ┃
／／:::::/::::::/__ i::::Y::::::::ﾞ､:::::ヽ::＼ .┃
/::/:::/::/i::::::f"￣ i::::ﾄ::::::::::iヽ:::::ﾞ;::::`、 ┃
/:/:::/:::/ {｛::::{ _,,ｪzj,_i:::}::::}:::}ﾞY::}::::::ﾞ, ┃
j:::{::::::/{{ ゞヾ,ｧ''劭豸ｱi::::::ﾘ::j ｝::::::}:::! .┃
i::::::::::{ ＼ ゞ''" }/::/::/ノ:::::::j!:::} . .┃
i:::i:弋ﾞｨf芯､ /／::/:::/::/::/:::j! ┃
{:λ::::癶`" ` ｰ=彡::::／:::/::/::/::::/ ┃
i::{::ﾞ､::::ﾊ ､::-‐ /::::::/:::::::／／:::/( ...┃ ┏━━━━━━━━━━━━━━───
λ:::::＼:人 " /:/::/i::::::／/::::::/ ┃ ┃ Welcome Deep Place 10 ┃
ゞ＞'⌒＼~::ト､ __{:::{:::{ {//l::::{::::::l:{ .┃ ───━━━━━━━━━━━━━━┛
,∠＿＿ ヾ{「｀>"＼:::ゞ::( l::λ::::ﾄi .┃
/''"￣｀＼＼ Lj癶、 ｀'''"弋￣＼ ┃
/ ,,.z=＝〔:::〕 / ヽ ,..-―ﾞ1下ﾆ―-､ ..┃
/ ｛:( ／ {::jﾊ /｡} l l / ヽ ┃
/ { >彡 j::∧ﾄ、 /／ i l / ｝ ┃
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ¨¨¨¨¨ ┃
┃ ／一 ー ＼ .┃
┃ ′＿__ ＿＿ __ .┃
┃ { } ﾏﾑ{ } ...┃
┃ (__人__) ｡s≦ /ﾏﾑ :} ...┃
┃ ゝ ｡s≦ ｡s≦＼ﾏﾑ} .┃
┃ ≧==ハ｡s≦-- ､.............ﾏ 〉 ..┃
┃ ﾏ..厶 --- ､ ∨.........∨ ...┃
┃ ′{ } }/............, ┃
┃ ,......| }ﾉ................., ..┃
┃ ,.......| |....................} .┃
┃ {.......| |....................} . ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛
.
【ギルド 融資課窓口】
／{
/{..／:.:.:.ﾄ=ｰ::.‐-＜
|i／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:＼
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|ヽ:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.':.、
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/＾＼:.:.ﾄ ＼ﾄｉ{:.:.:.:.:.:.:ﾄ{
/ィ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ヽ{ ＼:.:.:.:.|
|:.:.:.:.:.:.:.:.:ｲ ⌒ヽ }:.:.:.:i
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.l ／⌒ ｲ:.:.:/
. }ｲ:.:i|:.:.:.:ﾄ{ ､ ' r笊ヽ|/ｲ
. }イヽ:.:.:l /f笊 V:ﾂ iヾ| 無理ですね
ｉ }ﾄV Ｖﾂ |イ
. ＼ 〉 ｀ ′ こちらとしても、返済見込みの薄い方への融資は出来ませんから
. Ⅵﾍ、 、＿_ , /
}Ⅳ＼ ／
.ｨ}ト、 ＞ｰ - イ ＼
ｉ::::＼ヾ ＿ |ヽ i}| ＿＿_
_|:::::::::::ｰ‐::┐ | ｢7::::::::::::::::＼
／::ヽ::::::::::::::::::ｉ| |'::::::::::::::::::::::::.
_ ／::::::::::::::=ｰ―::::|L ＿ ｲ:ヽ:::::::::::::::::::::|
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::| i|:::/:::::::::::::::::::::| 【ギルド融資課 福部 里志】
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼| l|:´:::::::::::::::::::::::|
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
夜空に金を貸してくれと言われた翌日、二人はギルドの融資課を訪れていた
冒険者同士での貸し借りはもちろん可能なのだが、それより先に頼れるところを
頼った方が健全だろう、とやる夫が夜空を諭したのである
PT内での貸し借りはあくまで最終手段にした方がいいのは確かなのだから…
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
: : : : : : : : : :ｲ : : : : :/:::::::::::::::::::::::::丶
／ ー― ､:.:/// ′: :.:.::/|:::::i:::::::::'. :ヽ::::::::.
. . :/: : /:/// |:ｉ::: :.:.ｲ ‘;::ﾊ:::::!:::'. :::'. ::::::::.
/:./ : : : /: : /:/ ,′ !i:::::::::::| Vﾊ_:::!::::i::::::'. :::::::i
/:ｲ: : :/:/i: :.//ー!-‐' l:|lﾄ､:::ﾄ!¨¨´ⅵ l|::::i::::::::i::::::::!
;′|: :.:.|: !:|: ::| ! ＿ ﾘl ゞ| ! ヾ j ⅵ:::::::!:::::::|
ﾘ ||: : |i !:|Ⅵ ｨ'芹芯ﾐ ,.イ芹芯ミ/j::::::::!:::::::| そ、そこを何とか！！
ﾘ:::::|ﾊ:::ﾊ｀ヾ込ｔソ 込ｔソｲﾉｨ:::::::!:::::::l
乂{..::Ⅵ ､ ／/::::::/)::i::::: １０G… いや、５Gでもいいから！！
/| ::::::iヽ! u. /ｨ::::/j:::::i:::::.
{ |ﾊ::::|::::＼ ｢:::ヽ / /::ｲ:::::::::i::::::.
リヾ{::::::i:::＼ ＝′ ／イ::i::::::::::::i:::::::.
| :| :..::::|:::::::i≧ｉ . __ .. イ::::::i::::::!::::::::::::!:::::::.
.′!.:.:::::|:::::::ｉ:,.r| |､:::::i::::::!::::::::::::!::::::::.
/.::::i.:.:.::::|:::::::∧.| lハ:::!:::::!::::::::::::!:::::::::.
／:::::::ｉ:.:.:::::|__,/ ＼ ／ ‘,-.､!::::::::::::!:::::::::::.
. ／.:.:::::::::.′.::: !: :| ハ ハ /: : ∨:::::::|:::::::::::::.
／.:.:.:::,，＜'.:.:.:::::′ﾊ /､i:iVi:i:r‘, /: : : : V:::::::!､:::::::::::::.
. ／.:.:.:::r:´＼: /.:.:.::::, : : :‘ / {i:i:i:i:i:} ヽ/ : : : : : V:::::|/／＞､::.
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
しかしながら、現実は甘くない
融資課の基本融資先は、あくまで冒険者登録をしつつ、店を開こうとしている者だ
討伐業務で食って行こうとしている者には厳しい審査を経ない限り融資は為されない
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
／/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/: /: ｨ: ﾊ:.:..: ト :＼
. ′: : : : : : : : : : : : :/: : : /: : : : : : : : : : :/イ／ |:{ ゞ}:.:| ｀ヾ
／イ:/: : : |: : : : : : : : /: : : / :/: : : : : :/: : / ´ リ |八
|/ : : :..|: : : : : : ／: :.:.:.:. :/:/: : : //{:..:/ │
_／ｨ: : : :..:|/ : : : :/イ:.／｀у/: : : : |{/レ′ ￣￣ ヽ│
厶イ :.:ﾉ: : :.:.:.:.:.:.:./ / Уｲ}: : / |’ ＿＿_┐ /
|／: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:{ { /〈 j:../:/ﾊ! ｛ 〈八 / 何と言われようと、無理です
／ィ/:.:.:.:-－…:.:＼ヽ_,)/ｨ:.:/人{ ヽ〈/ ′
ィ⌒ヽﾉ::/:.:.:.:.:.:.:.:.:.／ ヽ__ ﾉｲ ｀ 、 （確かに今月の討伐数はPT討伐ではあるが
＼:.:.／ｲノ } ＼ それなりに数をこなしてはいるけど…）
＼__ | ノ
::.. ＼ 、 r ´ （だが、実績の少ないLv1相手じゃ
:::. ＼ 、 ゝ＼＿,ﾉ こちらとしても貸すわけにはいかないんだよ）
－- ..,,_ ::.. ＼ ／＼ __]
＜´￣￣｀ヽ ::､ ヾ⌒ ＼_丶 /
: : : : : : : : : : ＼ ＼ ＼⌒ヽ＼ ＞‐'′
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
その審査内容は、討伐履歴や過去の賞罰が当然含まれる
PTでの討伐結果も審査には含まれるが、幾分か割り引いて考えられてしまう
貸す側からすれば、あくまでその『個人』に対して貸すのだから当然であろう
何より、数の多い低ランク冒険者においそれと貸していたら財政がもたない
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
,:'.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.´.::.::.::.::.::.:｀`: .､.::. `､
/ .:, .::.::,.::.::.::.::.::.,:'::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.＼.:::
,'.::./ .::./ .::.::.::.::./.::.::.::.::.::.::.::.,.::.::.::.::.::.::.::.`､
.::.:,' .::.:,ﾞ.::.::.::.::.:/.::.::.::.::.::.::.:::/.::.::.::.::.::.::.::.::.::.
::.::.::.::.::.::.::.::.::.:,:'ｉ.::.::.::.::.::.::.::/.::.::.::.::.::.: ::}.::.::.::
i .:i.::.::.::i.::.:: ､/ ｌ.::.::.::.::.::.::/.: ::.:: i.::.::.::.::}.::.::.::
l|::ｌl.::.::.::l.::.::./ ＼l.: ::i.::.::.::,' {.:: :: .:l.::.::.::.::}.::.::.::
l|::ｌl.::.::.::l.::.:, l＼ｌ.::.::.: ,.::.:: ::l.::.::.::, ｝.::.::.:
/l|::ｌl.::.::i:rf芋恣ミ､:::::ｌ.::.::.ｉ ﾟ,.::.::.:l.::.::/_,｝.::.::.:
. /.::l|::ｌl.::.::l｛{ 乂 ツ＾⌒＼:｣ 斗r七爪~｝.::.::.: くっ…
/.::.::l|:从.::.l「 ｀~~´ jI斗劣ミ ,.::.::.::.,
/.::.::.::l|.::.:{ヽﾘ , Vh ツ }｝ﾞ.::.:／ （やっぱり無理、か…）
,.r‐='＝=- l|.::.:{__｣∧ u. ~~~´..:厶イ.::.:/
. /∧二二二 l|.::.:{ ｛ 、_ ｘ仏:／.::.:, '
. 二∧二二 /l|.::.:{ '､ 丶 __ -七升｝イ.::.:／{
. ニニﾟ,二-/,从.: { ＼ ∧＼＝=‐- _l／.::.::{
-ニニﾟ,二⌒ヽﾟ, { ＞r r ＾,ﾆ丶 二二ﾆﾆ-`､.::.:{
-ﾆﾆ二ﾟ,ニﾆﾆ-ﾟ,{__ イ乂llノ､ }ﾆﾆ-＼二二ニﾆ`,.::{
.
./:::::::::::::::::::::ﾊ::::::::::／:',::::::::::::::::::ヽ:::ヽ::::::::::::::::::::ヽ:::::',
. /::::::::::::::::::::::::| |::::／::::::::i:::::::::::::::::::::ヽ:::ヽ::::::::::::::::::::::ヽ:::',
/::::::::::::::::::::::::::| ／::::::::::_,,,l:::::::::::::::::::::::i:::::::',::::::::::::::::::::::::ヽ::',
,::::::::::::::::::::::::::／ ヽ::彡ｲﾘ''l::::::::::::::::::::::i::::::::'::::::::::::::::::::::::､:＼
,::::::::::::::::人::::/人,／/ﾀ;;;;ｿ |::::::::::::::::::::i::::::::::l:::::::::::::::::::::::::ヽ:::ヽ やはりダメだった…
|::::::::::::::|| '"､ヽ` .ﾍ ﾏ/ !/}:::::::::::::::l:::::::::::}::::::::::::::::::::::::::::ヽ::ヽ
|::::::::::::::|ﾍ ´ / ,':::::::::::::ｲ:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ:::ﾍ その、悪いんだが…
|ﾊ:::::::::人ｨ=-､ / /:::／::::/ l::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::',
||.|::::::::::＼ヽｲ;ﾀ> /／./::ノ ,'::::::/ }､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::|ﾍ',
{|.|::::::::::::::::彡ヽ,〉 '´ /::::ノ /| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::', ヽ,
∨:::::::::::::::::::::ﾊ _／´ /／ ノ | |:::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::',. ',
. ゝ::ﾍ::::::::::::::::ﾍ .／ ', ﾍ::::＼:::::::::::::::::::::::::::::',. ',
|::| ｀|:::::|ﾍ::::::::＞.､. ／ ヽィ､::::::ゝ-==-､:::::::::::::', .i
|::| .|::::| Ｙ::::::::::::::::::::≧::..=ｲ｀ヽ ＞'" ／::::::／::::::::::::ヽ::::::::::', .}
|::| .|::::| .|::::::::::::::::::::::::::::::::| ヽ:::）, ィ´ ／::::::／::::::::::::::::::::ﾍ::::::::::ﾍ |
|::| .|::::| .|:::::::::::::::::::::ﾊ:::::: | /ソﾍ ／＞'"´:::::::::::::::::::::::::::::Ｙ:::::::',..＼
|::| l::::', |:::::::::::::::::::/ |: ::: |./: : ｲ_ヽｲ:::´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}:::::::::',
|::| .l::::', .|:::::::::::::::::/ |::::／: : :ソ /:::|::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::',
|::| |::::ヽ!::::::::::::::/ ,,ィ´: : : : :|.／:::: |:/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::',
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|::| ゝ::::＿_／:_:_:ノ : : : : /:::::::／::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::／|::::::::::::::
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
そして、結局は夜空はやる夫から金を借りる以外に道がない現実を再認識させられる
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽへ＼
／ （ ―） （―） ヽ うーん… やっぱり無理だったかお…
.l .u ⌒（__人__）⌒ |
＼ ｀ ⌒r'.二ヽ< そういうことならもう仕方ない、か
／ ｉ＾Yﾞ r─ ゝ、
/ , ヽ._Ｈﾞ ｆﾞﾆ、|
{ { ＼｀7ｰ┘!
.
. /〃 /., / / / i i ヾV彡'ヽ
//i/ /;i {/ { ,:' ./i ,ｨ| }、 ::',}ｨｯ'/ｦ
. {′{ ｌ ｉi爪f､ｉ /ｨfﾃミx:|::､ i lｼ彡'j}
｀ ヾ从ｌfi从{ / jﾊ川ﾊ{ヽ:.|:lｲ彡〈 はい、それじゃこれが用紙だから
〉,ｆ=ﾐ＼{ ,ｨﾆﾆミ､ ヾ|fr )）》 ヽ これに互いに名前と金額を記入してね
_,ｲil i j }彡^! }
lハ ｀ /,ィf´ /7､ノ 文書管理料は５G 書類作成費用は２G
{ ＼ゝ::ｧ ,.::// ' ' /7 〉
ヽ ,..ゝ.. _ ,.ィ:::/=≠=､ ,.ｲ_/ これは入速出君が払うから後で精算お願いね
. -r ´￣ヽ//∧:::/ｨ' ‐-､ ヾ' ￣＼
,f´ { {/ ／ ヽ} ,.::￣￣ヽ ちなみに業務代行に関しては、利息分から差し引きがあるから
,:: ,; 、 fi!ィ{ｉ 〉 :}
i / ,ゝ-‐ﾁﾐ､7 / { /
| ／ ヽfﾆィヽ._｣ { ヽ i/
j/::: ,ｨ'__∧__>} ,ｲ 、 /
. ,.::: ,.ィｉl]|7/ｌiヽ / / {ヽ } /
}:::::;ィil l li｣!'::ヾi |li;' / i/ }ヽ Y
. j::/| |..il｣//::::::::|ヾj ∧/i j}、:|
fYi|ｌ,i|ｨ'// :::::::::|ヾ{ / .,}ｲ/ /iﾉ
Lｨ'"´//,'::::::::::::| ,.イ:::ヾ/ /
| .// ..ｉ:::::::::::::| ヽ ／ /:::::::::）′
l// { |::::::::::: j ‐' {=≠´
｀i ヽ:::::／ ,..イ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
その後、ギルドの受付で契約書を購入し ―――
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
_,.. -‐''"~￣ﾉ
,､‐'''"´_,,.､-‐ｧ''"~)
／ ,ィ孑'´,､-‐'乙-‐ｲ
／ ／ ｊ''_,.ィ_,∠-＜イ
/ ノ-‐づ､'´_ノ-'"_,／
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／ _,. - '´／ ,∠-''"
／ ,jﾉ／´ 'ﾌ_,／ ｱ
/ ／´,っ‐､／´‐'_xく
″/ / 人) イ -‐ _ノ
／ /う_,'ぅ 丿- '"ｿ
/ ,ノ､,) -'--┬ '"´ ″
ﾑ､ヾ,-‐'ﾞ,ﾆ-<
,ゝ/＼ヽヽ､ソﾞ
,ﾉ〈､_入_,ト､ﾉ
,ｲﾀ弋 Ｊ´^ﾞ''''ｰ-.._
, ‐',ｲﾀ 、 .． ｀ﾞ'ｰ ,,,
,／ ,ｲﾀ |______l,,..-'゛ .｀'''ｰ ..,,,,、
/ , ‐‐'~´
! （ !
ｌ .//ヽ_＿_ _.ﾉ┬―-､.. ;;ﾝ'
ﾞ // ヽ .,,ﾞ_''く |''ｰ .._
//｀ゝ⊥_,l‐､.( 八. | .￣^ﾞ''''''"゛
〃 `''､ l＿)ー'ーｰ- ..,,＿__, ＿,,..
′ ￣￣
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
夜空は少し震える手で、やる夫は特に何も思うことなく
指示された場所へと必要事項を記載していく
そして、最後に５０G、とやる夫は乱雑に書き込んでいく
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
, '／, / ヽ ｀ ､
/ / ,' l ヽ
l f / / l l ｌ i l l i
八ｌ l_,+-ｌ k /ﾘl_|_ﾉ ﾉ l
f ﾒ lｨﾃｩV､ i !,ﾑﾚﾞi/ ,' それじゃ、後はこれだね
｀l |.ｌ込ﾘ ｀' 伐ﾘイ)
!l .l , `¨/i.l´ はい、腕を出して
V ' , ー‐ ｲ/,'
_ - ‐ ‐ぇNヽ イ/,'/ｰ- _＿ これは返済が終わるか、契約が切れたら返却してもらうから
ヽ ,ｨ￣フ´ｆﾉ トｲヽ､￣ フ
ヽ／ ヽ-､ ｒ‐/ >i〈
＞､´ヽ｀ ､_ ＼ / ／ ﾉ ＞ ､
', ｀ヽl ＼ ｀ ｰ‐‐>'ｔ ﾆ´_／ V ,'
l | ｀´ ￣ ﾄ-{ r' l l
l i ｌ. ﾊ i |｀ｌ
l ',､ l i､ ｲ ｌ .|
l ', , 'ｌ. ﾊ , ' l !､|
l ∧ / l l ン / ノ l
l ヽ 〉 ' .l ﾊ }´ ヽ
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━・━━━━━…━━━━━
_
_ _/ j) _
i ヽ ／/ / √ ）
| |/ / / ／ .／
| ./ / し／ ／
/ r r ／ _
/ （ ／ _丿┌──────────────────────────┐
┌ ､ ／.... │ カチリ、と小さな音と共に夜空の腕にそれが付けられた ......│
／⌒ヽi兮;、 ___ , r'. └──────────────────────────┘
／ ::::::::::::｀~.､ 〉
／ :::::::::::::::::::::::::::〉
／ ::::::::::::::::::::::::::::／
／ ::::::::::::::::::::::::::::::／
／ ::::::::::::::::::::::::::::::／
／ ::::::::::::::::::::::::::::::／
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━・━━━━━…━━━━━
.
,ィ ｀ヾi
/ / ｀:、
/ / ; / ｀ 、 :、 、 ヽ:.
. ,: { : i i: { '., i i i ::.
. ,: : i | { i ,i i i }‐:}ヽ j }、 これには魔法が掛けられてるから、ギルド職員しか外せない
i { ヽl.,{从{ﾊﾄ､{ { jﾊjﾉ }ｲj ,ｲﾊ
{ﾊ i ヽﾄ､ ヾ{ ヽﾊ }jｨ＝=x､.j}/ﾉ} ,j それと、これを付けたままだと遠くへはいけないから注意してね
ヽ{fヽ{i,ｨﾁ¨ﾞ ` j/ /jﾂ/i まぁ、スライムとかの討伐をする程度の距離なら問題ないけど…
,ゝ､ﾊヽ._ j ﾊ iヽ}ヾ77z､
rf{≦{{ﾊヽ ` __, 〃:}.|ﾊj .〉〉//ﾊ 護衛業務とかは受けれなくなるから、そこだけは注意してね
,ィf{ {i {ﾊ{∧{ミz、 ゝ::::ﾉ ,ｨi//,ｲ | ﾉ//}///ﾊ
,ｨ{//ﾊヽミzz､ヾ三ﾆz:...__,..ィｹ ,.ィ≦j／//////ﾊ
／ :ii///≧z＼二＼ミz､｀¨´/／ ,ｨ}／ヽv/////j
. .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀.:.:.:..､
／.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/.:.:././.:/／.:.:..:}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/.:.:.:.i .|.イ从x≦L.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
/.:.:.:.:.:!.:|.:.{ ,イつ/|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ は、はい…
{.:.:.:!.:.:ト{`^ ﾝ' 八}.:.:/.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. .:.
.:.:八ト!- ､ "~ﾉ.:/.:.:./.:.:.八.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:. （い、いよいよもって後には引けなくなったぞ…）
|.:.:.:ｉ.`ト..爪 イ彡'/.:.:./|.:.:.:､.:.:.:.:.:.:.:.:.|＼.:.
|.:.:.:|{.:|.:.:.:}" _, ｰ u./=イ !.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:.:! .:.:. （なんとしてでも返済しないと…）
八|V|乂.:.:.乂 ／ﾉ 八.:.:.:.:.:.:.＼.:.:.:.:､ }.:.:}
|.:{ |.:|ミ二.:≧=---ヘ ／⌒>ｰ'⌒'ヽ.:.:.:.＼:/ （この金で装備を整えて、なるべく早く返済しないと…）
|.:| |.:| |＼{＼{.:.:.:|八_}／ ／_／ ∨.:.:.:.:＼
.
,.ィ´ ｀Y´ ｀ヾ:.､
,〃,. ' ヽ:ヾt、
/{/, / , ,' ,: }ﾊ;}ﾐ、
. Ⅳ i {ｉ ｌ/ ,:}i;/..,ｲi ｉ Ⅵ
. ﾄ{ ,.ｨiサ{、i |lｉjﾊ从j} j/j あと、『利率』に関しては揉め事にならないように
. ,ゞ､{{てﾊ ﾏ lﾘ fうﾊ.}}ｲ'^i ギルド規定に従ってもらうことに決まってるから
ﾊ{ ｉｌ|ゞ‐' ヽ! ゞ‐' ﾊ}ィ′
. { ﾊ从 ﾉ}ﾉ}1 それと返済は一応毎週末に5G〜ってなってるけど、
｀ :{ヾﾋヽ、｀ ´ ,.ィﾉｲ ﾘ 前倒しで返済することは可能だから、その時は私に言ってね
＿｀ .ゞf} ` - '.{:ﾊ 〃 ＿
} ,.イ::::} {:/ﾉ:.:｀ヾ {
,イ.::.:.:.:.:.:.ヽ‐ ‐/.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
f´ヾ｀ヽ:.:.:.:.:.:.:.:､ /.:.:.:.:.:.::.:,ィ彡':.、
| ＼ゞz､:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.;ィf´ }
| Ｖ ヾミ=riミ三彡'/ ,
| ヽ /:ﾊ / /
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
これで夜空とやる夫の間に契約は成立したこととなる
あとの細かいことはギルド側が全て代行してくれるので、
やる夫はいつも通りの討伐生活を続けていればいい
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
／ / | / |
/ / | j＞― ￣￣￣￣￣￣￣＼ /
| | ／ ＿_ ＼／
[ ＼／＼ ...:┬＜|￣￣｢￣＼::::＼ ＼
[＼ ／|::::::::::＼__＿＿／|:::::| | :::::::::|U |:::::|:::＼ ＼
＼/::::::|::::::::::::::::|＼j―辷|／ ,′:::::::|／ |:::::|::::::::|ｰ┘
,'::::::::::::::::::::::::::| ,斗-―-ミｰ‐厶＿／|＿＿|:::::|::::::::|
|:::::::::::::|::::::::::::く｢~｢しヘ} /⌒i寸|／:::|／ よし、明日からに備えて急いで武器と防具を揃えないと…
|:::::::::::::|:::::::＼| `冖''＾ 「しｸ /:::::::::|
＼|:::::::|:::::::::::::＼ , ｀¨¨＾ |:::::＼:＼ できればたけやりと盾が買えればいいんだが…
|:::::::|:::::::＼|￣ ｕ 人|::::::|＼|
|:::::::|:::::::::::::＼ ／ ::::|::::::|
|:::::::i::::::＼::::::::＼ ー=' ／|::::::::::|／]
|:::::::|:::::::|:::＼｢￣` ＿＿／::::::|::::::::::|::::::|
|:::::::|:::::::| ::::: |＼ {:::::::::::::|::::::::::|::::::|
|:::::::|:::::::| ::::: | `ァー┤::::::::|::::::|
|:::::::|:::::::| ::::丿 O |::::::::::|￣￣￣＼
|:::::::|:::::::|／ O -― ∥ |::::::::::| ＼
j＞┤:::::| |｢￣｀ O |::::::::::| ',
／ |:::::::| O ∥ ／|::::::::::| }
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
夜空は夜空で、借りた金を握りしめ急いで市場へと駆け出していった
市場は夕方には店を閉めてしまう 翌朝品物があるかどうかは定かではないのだ
なるべく早く欲しいモノを手に入れておかなければ、一日無駄にしてしまう可能性もある
だからこそ、彼女は急いでいたのだ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
まあ夜空についてはもはや見守るしかないなw
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ ……
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
そして二人は、その夜空の後ろ姿を何も言わず見送った
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
,.ィ´ ｀Y´ ｀ヾ:.､
,〃,. ' ヽ:ヾt、
/{/, / , ,' ,: }ﾊ;}ﾐ、
. Ⅳ i {ｉ ｌ/ ,:}i;/..,ｲi ｉ Ⅵ
. ﾄ{ ,.ｨiサ{、i |lｉjﾊ从j} j/j
. ,ゞ､{{てﾊ ﾏ lﾘ fうﾊ.}}ｲ'^i ……
ﾊ{ ｉｌ|ゞ‐' ヽ! ゞ‐' ﾊ}ィ′
. { ﾊ从 ﾉ}ﾉ}1
｀ :{ヾﾋヽ、｀ ´ ,.ィﾉｲ ﾘ
＿｀ .ゞf} ` - '.{:ﾊ 〃 ＿
} ,.イ::::} {:/ﾉ:.:｀ヾ {
,イ.::.:.:.:.:.:.ヽ‐ ‐/.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
f´ヾ｀ヽ:.:.:.:.:.:.:.:､ /.:.:.:.:.:.::.:,ィ彡':.、
| ＼ゞz､:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.;ィf´ }
| Ｖ ヾミ=riミ三彡'/ ,
| ヽ /:ﾊ / /
.
.
,.. -― :::.､,:::::―- :...､
,ィ彡' ｀ ､ヽ、
,..::／ ヾヽ、
/ / ､::
. / ,:' ,' / ヽ ﾐz､
∧f / ./ / ,' , i ､ ､ ::::>
{､ { ｉ { / { ,' / :|i i､ :､; i彡'
ﾄ､.i! i| l i､ ﾊ{､i || ,ｲ! } i :i }彡'
Ｖ､j ﾊ i! {ﾔ :{,ノﾏ､ :i|｀ ﾅｷ:ﾑ }､ } j/ﾉ
Ｖﾊ Ⅳヾハ斗ﾊj､iﾍ j|:i/ jハj j /i ﾚ′
,ｨﾆ{､:l,ィf不符iヽ ∨{. ﾊj,ィ不示ミz､j//ヽ. γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
{ {ﾉiﾊ{ヾ ゞ==斗 {乂 ゞ==斗〃jﾊ j }. | エグイことするね、やる夫君… .|
ヾ.l､ﾊ /ﾊ jノ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
{{ヾﾊ :i ,i' j}}
|i i､ﾊ ′ /j /ﾘ
. :、 ヾ人 ｰ .... -' ,ィi/ /
ヾ{ ヽ、 ,.ｲ7イﾌ
Y/ }≧x、 __ ,x≦ V //
（ :| | }//
>ｨ |ヾ'/
_,:ｧf"´ 、 ﾉ ／ ＼_
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
その姿が完全に見えなくなると、薄ら笑いを浮かべた良美がそう囁いた
どうなるかくらい分かってるでしょ、と
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ 適正な手段で、救いの手を差し出してるだけですお
／ -━- -━- ＼
| （__人__） | 彼女がきちんとした金の使い方をすれば、
＼ ｀⌒´ ,／ きちんとした冒険者に戻れる可能性は十分にあるんだから…
／ ー‐ ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
やる夫はその言葉をやんわりと否定する
救いの手を差し出すのはPTメンバーとして当然の行いだ、と
ギルドの定めた適正な利率（週1割）の元での貸し借り
金額も彼女の必要だと言う金額を貸したのだ
５０Gあればきちんとした武具か防具の“ひとつ”くらいは買えるはずだ
だから何一つ、やる夫自身は悪いことなどしていないと胸を張れるだろう
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
´:／.::.::.::.::.::.: ,.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::`､
／.:.: ,.:'.::,.::.::.::／.::./.::.::.::.::,.::.::.::.::.::.::.::.::.:.:`,
'.::, '^/.::./.::.::.,:'.::, '^'.::.::.::.::/.::.::.::.::.::.ﾟ,::.::.::.::.::ﾟ,
{.::' '.::.:.'.::.:_/l_:/{{ {.::.::.::.:,'{.::.::.i.::.::{l.::}.::.::.::.::.::}
人{l ｉｉ.::.::i.::.:/ ｣/｀{{､'､.::.::｛ ､.::.l.::.::{L.}.: ::}.::.::.:}
ｌｌ.::.::l.:::,rf云ミ､ ヽ＼｛ 斗r七爪.:,.::.::.}.::.::.:}
从.::.::､｛[ Vzツ 斗ャ弌､ /.::.:::,.::. ::.,
/.::.＼「`ｉl ｀~ ´ , 廷ッ' }｝.::.::/.::.::.:,'
/.::.::.::.::.::.从 __ ,.:'.::.::,.:'.::.::.::.:
/ﾆ=-‐‐-=l}::}＼ ∨ ｧ ｰ=彡z イ/,.::.::i.::{
rz‐-=ﾆﾕZ"~ /:/ /` --=ﾆ"~.::.:/:::/.::{.::.::l.::{
. ￣￣￣￣`､ ｀` ,..':,.' ' i ／{L ,.':.:,.'lL {.::.::ｌ.::ﾟ,
`, ／／ L lﾄ､__､+'~／／:／ ／⌒V,.::`,
＿＿＿＿＿} ,．'` '` ｣llzzrf}／／:／ , ﾟ W.::.`,
＼_ﾉ ､丶`丶`' 才^(＼ rく.::, ' / ., }}ﾟ,::.:.`,
､丶`丶`‐=ﾆ/ ｘ≦,/r‐‐‐ヽ ＼∨ /／ ,:i:ｉ`,::.:.`,
,．'`,．'`.::.::.::.,i:iＷ 〈ﾆﾆ7ﾆ｀¨¨¨¨ﾌ V r'＾ 〈:i:i:i:ｉ`,::.:.`,
. ,.:'゜,. '゜ /.::.::.::.,i:i:ｉ{{ ｀｛-ﾆ二r''~ _, V ,,ノ 〉i:i:i:ｉ:`,:: :.`､
/:／ ./.::.::.::.:,i:i:i:i:}} ⌒¨¨Ll´ li }i´ '{:i:i:i:i:ｉ:ｉ:`,:. ::.`､
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
悪いのは、無知なこと 考えないこと 思慮が浅いこと
手に入るモノ全てを得ようとすること 二兎を追うこと
そして、自分を縛るものの整理が出来ていないこと
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＿＿
r'´, ‐- ､__｀,ゝ、
l 〈_ ,.二ﾆ'"､__ヽ
. lr,ｺ|: ‐-, ､-｀|
,||ｌ_||;.ィ、 {.___,ﾊ__|
＿.／ |｀ｧ|:: |.ﾄﾞﾆﾆﾆﾆ,.||
. , くﾞ´￣＿│ :|/ハ::ヽﾞﾆﾆﾆﾆﾝﾉ
/ Y'ﾞ´ | | ﾞ ` ｰ--＝イ＼
. /ﾞヽ、│ | ヽ :::::::/| | ＼＼
/ﾞヽ、 | | ,.へ､.＿_./ ﾍ、| ＼〉、
. 〈. ｎ∩ｎl,、 l_／ oヽ;:::/__ ヽ! / }､ ｎ _.,､_
. /ﾞｿ| || ||∥| V / / l ノ ,ｈ_| | |.|
/,rﾍl ´/ ノ / ,.r',ニヽ、 r'〜 j |////
!{ ` イ 〈 o /7'ｰ‐/ / / ,二ﾏ. ／` ｰｧ─ '´
ヽ. / ﾉ ,〈〈__ｏ/＼'./ ／ ,.ゝ-‐''" ／
`ｰｧ ´ ノ 〈 ｀ニ7 `'ヘ. ／ ／
.
＜二二+={三{{三三三三三三三{ {三（）
【たけやり】 ２５G
┌────────────────────────┐
│ 結局、金というモノは使う側次第だと言うことなのだ .│
└────────────────────────┘
, ― ､
/ /⌒＼
| ,'/////;,
', ',//////;,
', ','//////;,
', ','//////;,
', ',//////;,
', ' /////;,
' , '////;, 【スライムの盾】 ２５G
＼' //;'
＼/
.
・ ━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━ ━━ ━ ・
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ 入速出 やる夫
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | LV １
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼ ランク Ⅰ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
【ステータス】 たいりょく １
. こうげき １
. すばやさ １
. かしこさ ２
. きようさ. １
【技能】 ・ 不意打ち ―― 敵の不意を打ち、先制攻撃しやすくなる
・ カウンターLv1 ―― 50％の確率で相手が攻撃を仕掛けた際にこうげき＋２でダメージ与える
(発動条件：剣か槍を装備していること)
【補助技能】 なし
【その他特記事項】 なし
【補足】 なし
【装備】武器：たけやり
防具：皮の盾
【所持金】 290 G 【BOX】2,000 G
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
【貸付金】 三日月夜空：５０G （利息：５G/週）
【固定出費】食費4G/日 （朝夕各２G）
銭湯代3G/週
洗濯代1G/週
倉庫・BOX代 ５G/月
家賃50G/月 （冒険者宿舎/Lv1）
【夜空とのPT契約】 ①自前の装備を買い揃えて貸与物を返却するまでは報酬は1割固定
. ②装備の修繕は自腹で行う
・ ━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━
.
ようやく夜空編が少しずつ進みだしたぞ〜ｲｲｿﾞ〜ｺﾚ
やる夫は上手く金を使えたな
>>286〜>>289の流れにゾクッとしたｗ
よっぴーが邪悪になってるｗｗｗ
よっぴーは原作でもブラックだから仕方ない
夜空はやる気あるようだしそのまま依存させてルイズも回収して依存させて前衛2後衛1でやっていってほしいが無理なんだろうなｗ
風俗堕ち待ったなし。
夜空は短髪から覚醒キャラ
やっぱりやる夫が味見をして欲しい
予想でなくても先の展開にどうこう言うのはやめた方がいいのでは
そんな奴が多かったからここに移動した訳ですし
>>１の判断でさ。
>>1-2ぐらい読んどけよ
夜空
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12368/1429106511/774
前支援してた人かな？
支援乙〜
あぁ＾〜いいすね＾〜
まとめ先読者といちゃもんつけてきた2つの読者がもろにかぶってるからな
>>324
支援乙です
前に平日は無理っぽい事書いてたからなぁ
まあ、のんびり待とうぜ
´ ｀
／ . . . : : : : : : : : : . . ＼
/ /: :/: : : : : : : : : : :|＼: : : : :ヽ
/: :/: :/: : : : :/} : : : : : l ﾟ。: : :..__i
′j／' : :_:_///: : : : /:/＿_}:il: : :＼}
|／: : |: :／/ /ｨ: : ／j/ j八: : l: :|
|: : : : |灯¨苅 /イ 灯¨苅ﾐ |: /: : , 今日は投下するでー もう少し夜遅くなってからやけどな
': : : :.:ﾍ 辷,ｿ 辷,ｿ jｲ: : : ′
/: : : :.ﾊ＼:':':': _'_ :':':':: /|: : : : :,
{: : : : :| :. ／ ヽ │: : : :ﾊ >>329
|: : : : :ゝ{ / :, /ノ: : : : |i:| すまんなぁ 平日はどうしても投下は無理な日が多いんよ
八: : : : : ＼ j ′ ／: :/ : : : jリ 金・土・日くらいがメインの投下予定日やからよろしゅう
ﾘ＼:{＼ﾄ:≧,′r==┐ }ィ: : ／: : :/}/
___r===- ―‐ ´ |:.:.:.:.|ノ / ´/イイ 週末でもなぜか投下できないときは、それは>>1の
／ ／ ｛ ＿_,|:.:.:.:.|{ヽ 貴重なオフが消えたものだと思ってくれ
／ﾆﾆ／ │ | ,ノ |:.:.:.:.|＼}ﾆ=-
／イ ,. { { | | .|:.:.:.:.| |ﾆﾆﾆﾆ=-
,ﾉ.....／ | l { | .|:.:.:.:.| |ﾆﾆﾆ=- イヽ
. ∨ / | ’:, ‘, ｝ .|:.:.:.:.|￣｀ ー―‐ ､ |
∨ ＼ ＼ ゝ __ﾉ____,,.|:.:.:.:.|___ ,ノ 、
｛ ｀¨¨｀¨´ r===l:.Ｏ.:|}ニ}ﾆ=＜ Υ ＼
,. :.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀丶
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.＼
/:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
. /:.:/:.:.:.:.:/|:.:./:.:.:.:.:.: / .:.: : :.|.:.:.:.:.:.:.:.:.
′:.:.:.i:.:/斗ｧl:.:.:.:.:／ﾄ､__i:.:|__亅:.:.:.:.:.:.:.i
ｉ:.:.:l:.:.:Ⅳ/ / :|:.:／ ﾉ ﾚ'|／}/:.:.:|:.:.:.:|
l:.:.八├┬─┬ ┬─┬┤:.:.:|:.:.:.:| どーも 新しい読者の方がまた見えたようで・・・
|:.:.:.:.:.:| 乂::::ﾉ 乂::::ﾉ ﾘ: : :|:.:.:.:|
|:.:.:.:.:.: |:.:.:.:|｝ : | この板は結構マイナーな板でほとんど知名度も
|:.:.:.:八 u. |:.:.:.:|:.:.:.:| なかったはずなのに、意外と人が来るもんやね・・・
|:.:.:.:.:.:.:ヽ. r‐､ ｲ:.:.:.:|:.:.:.:|
. 八:.:.:.|:.|:.:|:.:i＞ー┬─┬ｾ爪./}:.:.:/／Ｙ だったら私以外にもスレ建てして管理人さんを
＼|人乂|＼|／, -‐' ｝/厶ｨ'" 喜ばせてあげるんだよ
r‐'厂{／ -─＼
/ ｛／ ／ ヽ
投下楽しみに待ってるよー
ぶっちゃけこの板の存在すら知らなかったです
最近の楽しみだからありがたい
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
/: : :/ : : : : : : : : : : : : : ｉ : : : : : : : : : ヽ
/: : :/: : : : : : : :./|: : : : : :| : : : : : : :ヽ : : :.
/: : : ｉ: : : : : : : |: | |: : : : : :|ヽ:.:i: : : : : :ｉ : : i
′: : :|: : :ｉ.: : :./|: | |: : : : : :| ｉ:.|: : : |: :.| : : |
/ : : : : |: : :|:|i: :|‐|‐ト: : : :|i:斗‐|┼: ｉ:.|: :.| : : |
. /: : :／|八 : |八 |_.ﾚ'.._|: : :八/__.}/∨}/: : | : : | それじゃ21時半くらいからやろうか
厶イ |: : ヽ{{ 午不か}／ 午示下}.: : :| : : |
|: : : :| 弋__ソ 弋__ソ レ': : : | 今日は殊更ゆっくりだけどよろしく
|: : : :|ﾊ /| : : : : |
|: : : :|ヽ} ' /´| : : : : |
|: : : :|: :人 ＿ ／.: :.| : : : : |
|: /i: |: |: : ｀: :._ ｨ: : i: : :.| : :ｉ.: :.|
{/.人{: |/}: :厂} ｰ .{ｱ}_l_: : |: : i :. ′
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／::::::::／::::ﾊ::ヽ::::::＼::＼ヽ､ ┃
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i:::i:弋ﾞｨf芯､ /／::/:::/::/::/:::j! ┃
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i::{::ﾞ､::::ﾊ ､::-‐ /::::::/:::::::／／:::/( ...┃ ┏━━━━━━━━━━━━━━───
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┃ ¨¨¨¨¨ ┃
┃ ／一 ー ＼ .┃
┃ ′＿__ ＿＿ __ .┃
┃ { } ﾏﾑ{ } ...┃
┃ (__人__) ｡s≦ /ﾏﾑ :} ...┃
┃ ゝ ｡s≦ ｡s≦＼ﾏﾑ} .┃
エアタイムの終わり ┃ ≧==ハ｡s≦-- ､.............ﾏ 〉 ..┃
┃ ﾏ..厶 --- ､ ∨.........∨ ...┃
┃ ′{ } }/............, ┃
┃ ,......| }ﾉ................., ..┃
┃ ,.......| |....................} .┃
┃ {.......| |....................} . ┃
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.
落ちる瞬間、人は一瞬だけ浮き上がるような錯覚を覚えることがある
.
【五ノ月 第四週 3日目】
＿＿＿_
／_ノ ヽ_＼
／（ ●） （ ●）＼ いやー、装備をきちんとした甲斐があって良かったお
／ ::::::⌒（__人__）⌒::::＼
| ￣ |
＼ ／ 【35匹討伐で105G やる夫手取り95G】
´:／.::.::.::.::.::.: ,.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::`､
／.:.: ,.:'.::,.::.::.::／.::./.::.::.::.::,.::.::.::.::.::.::.::.::.:.:`,
'.::, '^/.::./.::.::.,:'.::, '^'.::.::.::.::/.::.::.::.::.::.ﾟ,::.::.::.::.::ﾟ,
{.::' '.::.:.'.::.:_/l_:/{{ {.::.::.::.:,'{.::.::.i.::.::{l.::}.::.::.::.::.::}
人{l ｉｉ.::.::i.::.:/ ｣/｀{{､'､.::.::｛ ､.::.l.::.::{L.}.: ::}.::.::.:}
ｌｌ.::.::l.:::,rf云ミ､ ヽ＼｛ 斗r七爪.:,.::.::.}.::.::.:}
从.::.::､｛[ Vzツ 斗ャ弌､ /.::.:::,.::. ::., そうだ、これだったんだよ！！
/.::.＼「`ｉl ｀~ ´ , 廷ッ' }｝.::.::/.::.::.:,'
/.::.::.::.::.::.从 __ ,.:'.::.::,.:'.::.::.::.: やっぱりひのきのぼうじゃダメだったんだな
/ﾆ=-‐‐-=l}::}＼ ∨ ｧ ｰ=彡z イ/,.::.::i.::{
rz‐-=ﾆﾕZ"~ /:/ /` --=ﾆ"~.::.:/:::/.::{.::.::l.::{
. ￣￣￣￣`､ ｀` ,..':,.' ' i ／{L ,.':.:,.'lL {.::.::ｌ.::ﾟ,
`, ／／ L lﾄ､__､+'~／／:／ ／⌒V,.::`,
＿＿＿＿＿} ,．'` '` ｣llzzrf}／／:／ , ﾟ W.::.`,
＼_ﾉ ､丶`丶`' 才^(＼ rく.::, ' / ., }}ﾟ,::.:.`,
､丶`丶`‐=ﾆ/ ｘ≦,/r‐‐‐ヽ ＼∨ /／ ,:i:ｉ`,::.:.`,
,．'`,．'`.::.::.::.,i:iＷ 〈ﾆﾆ7ﾆ｀¨¨¨¨ﾌ V r'＾ 〈:i:i:i:ｉ`,::.:.`, 【でも、やっぱり報酬は1割の10G】
. ,.:'゜,. '゜ /.::.::.::.,i:i:ｉ{{ ｀｛-ﾆ二r''~ _, V ,,ノ 〉i:i:i:ｉ:`,:: :.`､
/:／ ./.::.::.::.:,i:i:i:i:}} ⌒¨¨Ll´ li }i´ '{:i:i:i:i:ｉ:ｉ:`,:. ::.`､
.
【五ノ月 第四週 週末】
./:::::::::::::::::::::ﾊ::::::::::／:',::::::::::::::::::ヽ:::ヽ::::::::::::::::::::ヽ:::::',
. /::::::::::::::::::::::::| |::::／::::::::i:::::::::::::::::::::ヽ:::ヽ::::::::::::::::::::::ヽ:::',
/::::::::::::::::::::::::::| ／::::::::::_,,,l:::::::::::::::::::::::i:::::::',::::::::::::::::::::::::ヽ::',
,::::::::::::::::::::::::::／ ヽ::彡ｲﾘ''l::::::::::::::::::::::i::::::::'::::::::::::::::::::::::､:＼
,::::::::::::::::人::::/人,／/ﾀ;;;;ｿ |::::::::::::::::::::i::::::::::l:::::::::::::::::::::::::ヽ:::ヽ 5日で１５Gか…
|::::::::::::::|| '"､ヽ` .ﾍ ﾏ/ !/}:::::::::::::::l:::::::::::}::::::::::::::::::::::::::::ヽ::ヽ
|::::::::::::::|ﾍ ´ / ,':::::::::::::ｲ:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ:::ﾍ 思ったより貯めれなかったな
|ﾊ:::::::::人ｨ=-､ / /:::／::::/ l::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::',
||.|::::::::::＼ヽｲ;ﾀ> /／./::ノ ,'::::::/ }､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::|ﾍ',
{|.|::::::::::::::::彡ヽ,〉 '´ /::::ノ /| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::', ヽ,
∨:::::::::::::::::::::ﾊ _／´ /／ ノ | |:::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::',. ',
. ゝ::ﾍ::::::::::::::::ﾍ .／ ', ﾍ::::＼:::::::::::::::::::::::::::::',. ',
|::| ｀|:::::|ﾍ::::::::＞.､. ／ ヽィ､::::::ゝ-==-､:::::::::::::', .i
|::| .|::::| Ｙ::::::::::::::::::::≧::..=ｲ｀ヽ ＞'" ／::::::／::::::::::::ヽ::::::::::', .}
|::| .|::::| .|::::::::::::::::::::::::::::::::| ヽ:::）, ィ´ ／::::::／::::::::::::::::::::ﾍ::::::::::ﾍ |
|::| .|::::| .|:::::::::::::::::::::ﾊ:::::: | /ソﾍ ／＞'"´:::::::::::::::::::::::::::::Ｙ:::::::',..＼
|::| l::::', |:::::::::::::::::::/ |: ::: |./: : ｲ_ヽｲ:::´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}:::::::::',
|::| .l::::', .|:::::::::::::::::/ |::::／: : :ソ /:::|::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::', 【借金残高50G→40G】【利息分5G支払】
|::| |::::ヽ!::::::::::::::/ ,,ィ´: : : : :|.／:::: |:/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::',
＿＿＿_
／_ノ ヽ_＼
／（ ●）（ ●）＼ 盾の補修でどうしてもいくらかお金いるからしゃーないお
／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼
| （ （ | それをケチって大怪我する方が後々痛い目をみることになるお？
＼ `ー' ／
.
【六ノ月 第一週 3日目】
／ / | / |
/ / | j＞― ￣￣￣￣￣￣￣＼ /
| | ／ ＿_ ＼／
[ ＼／＼ ...:┬＜|￣￣｢￣＼::::＼ ＼
[＼ ／|::::::::::＼__＿＿／|:::::| | :::::::::|U |:::::|:::＼ ＼
＼/::::::|::::::::::::::::|＼j―辷|／ ,′:::::::|／ |:::::|::::::::|ｰ┘
,'::::::::::::::::::::::::::| ,斗-―-ミｰ‐厶＿／|＿＿|:::::|::::::::|
|:::::::::::::|::::::::::::く｢~｢しヘ} /⌒i寸|／:::|／
|:::::::::::::|:::::::＼| `冖''＾ 「しｸ /:::::::::| やりが… なんだか変にしなってきたんだが…
＼|:::::::|:::::::::::::＼ , ｀¨¨＾ |:::::＼:＼
|:::::::|:::::::＼|￣ ｕ 人|::::::|＼| 上手く突けなくなったせいで、今日はイマイチ
|:::::::|:::::::::::::＼ ／ ::::|::::::| 数を倒せなかったな…
|:::::::i::::::＼::::::::＼ ー=' ／|::::::::::|／]
|:::::::|:::::::|:::＼｢￣` ＿＿／::::::|::::::::::|::::::|
|:::::::|:::::::| ::::: |＼ {:::::::::::::|::::::::::|::::::|
|:::::::|:::::::| ::::: | `ァー┤::::::::|::::::|
|:::::::|:::::::| ::::丿 O |::::::::::|￣￣￣＼
|:::::::|:::::::|／ O -― ∥ |::::::::::| ＼ 【本日PT討伐数30匹】
j＞┤:::::| |｢￣｀ O |::::::::::| ',
／ |:::::::| O ∥ ／|::::::::::| } 【報酬 9G】
＿＿＿＿
r､／ ⌒ ⌒ ＼
|.ｌ1 （● ） （● ）ヽ え？ なんか言ったかお？
.|＾ ） （__人__） |
.ノ ｿ、＿ ヽノ ＿／￣｀! なんか不具合でもあったなら修理に出した方がいいんじゃないかお？
/ ｲ ｲ7 _/
{＿_／＼ ヽ {
.
【六ノ月 第一週 週末】
//.:::::/.::::::::;ｲ::::::::::::::::∨:::::::::::::::::::::: |::::|::|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
. //.:::::/.::::::::/│:::|:::::::::::::∨:::::::::::::::::::::|::::|::|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
:::|:::::::|::i:::::::l ‘，:|:::::::::::::: ｉ:::|::::::::::::::::::|::::|::|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
|::|:::::::|::| :::::| ∨::／::::::::|:::|::::::::::::::::::|::人|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
|::|:::::::Ⅵ::::::| 斗匕､:::::::::::|:::|::::::::::::::::::| ::::::::::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
∧|::::::::八:::::| ___＼＼:::::|:::|:::::::::i::::::::| ::::::::人|:::::::::::ｉ:::::::::::::::::
＼::::::|::＼〉 ィ芹芋ミｧｰ|:::|:::::::::l::::::::|:::::::::::::::::::|:::::::|::::::::::::::::: 盾とやりの修繕でお金が…
|＼|::::::| _)j} ′ ,::::|:::::::::l::::::::|⌒ヽ ::::::::|:::::::|:::::::::::::::::
|::::::::::ノ У /::;ｲ ::::::::::::::: | 、 } :::::人:::::|::::::::::::::::: 今週は利息分だけ払って来週纏めて返すしか…
|:::::. "" /::/│:::::::::::::::::| ノ.ｲ::::::::::::::ヽ|:::::::::::::::::
|:::i:::. 厶ｲ |:::::::::::::::::::|イ:::|:::::、:::::::::::::::::::::::::::::
|:::|::::. u. l:::|:::::::::::::::ｌ│::|、:::＼:::::::::＼::::::::::::
|:::|::::ゝ -- ､ ::::|:::::::::://.人::| ＼:::: ＼:::::::::＼::::::
|:::|:::::::::.. ￣ ,::/::::::::// |-─≧=-ミト､:::::＼
|:::|:::::::::::::. _ /ｲ ::::::// ／.: .: .: : : : :＼.: : :＼:::::
. 人:|＼:::::::::::ー=ﾆ[ | ::::// ､<.: .: .: .: .: : : : : : :＼.: : :＼
＼::::::|＼| |:::/ｲ /.: .: .: .: .: : : : : : : : : : :＼: : : 【PT討伐数 28匹】【報酬 8G】
. ＼| !/ / ′: : : : __＿＿＿.: : : : : :∧: :
| :| : : :／.:.:.:.:.:.:.:.:／.: : : : : : :∧:
| :| : :/.:.:.:.:.:.:.:.／.: .: : : : : : : : :∧
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
／ ⌒ ⌒ ＼ しゃーないお そういうときもあるって
／:::::: " （__人__） "::::: ＼
| |r┬-| | 装備はきちんと直しとかないと、命の方が大事だお？
＼ `ー'´ ／
.
【六ノ月 第三週 週末】
..,;' ,;'
.;'ﾞ ,;
＿＿＿ ;'ﾞ ､ﾞ
／ ＼ ';, ､'ﾞ
／ _ノ ─ ＼ '; :;. ,;'ﾞ 先週から利息分すら払ってないみたいだけど大丈夫かお？
／ （●) （●) ＼ r､ ∩ ';ﾞ;...;'
| （__人__） | ﾞ'､'v'ﾆﾆッ~''''ﾞ 今週もあんまり余裕なさそうだけど
＼ ⌒ ／ rﾆ>ﾉ l |
／ ＼ r'r‐,⌒ﾞ/
ﾞY´ /
/ / 【← あくまでイメージです】
〃 ..:.:.:.:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..
//.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、
, / ..:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
,′ .:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::}.:.:.:.:.:.:.:.:l:.}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
. .:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:./: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l∧.:.:.:.:.:.:.:ｌハ:.:.:.:.:.:.:.:}:.:.:.:.:.:.:i
:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| |.:.:.:.:.:.:.:| }:.:.:.:.:.::ｌ|.:.:.:.:.:.:ｉ|
::.:.:.:.:.:.:.:ｉ:.:.:.:.:.:.::l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:| |.:.:.:.:.:.:.:| |.:.:.:.:.:.:ｌ|.:.:.:.:.:.:ｌ|
::.:.:.:.:.:.:.:}.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:ｌ:.:.:.｣;;｣:.:.:.:| |.:.:.:.:.:.:.:| |.:.:.:.:.:.:ｌ|.:.:.:.:.:.:ｌ|
::.:.:.:.:.:.:厶.:.:.:.:.:.:}.:.:.:|:.:.:.:|::l:i＼:| |.:.:.:.:.:.:.:| 八.:.:.:.:从.:.:.:.:.:八
:::.:.:.:.:./ |:.:.:.:.:.:仏斗=云以ｰ┘ |.:.:.:.:.:.:.」厶斗=ﾐx ﾘ:.:.:.:/ うぐ・・・
::.:.:.:.:ｌ{ l.:.:.:.:.:.代 V/汽ハ｀ ￣￣ ｨf汽ﾟﾘ / /: : :ｲ
:::.:.:.:八 |.:.:.:.:.:.| 丶Vこソ 弋こノ 厶イ.:.|
::ｉ:.:.:.:.:个八.:.:.:.:|i ｀¨¨¨ ｀¨´ .::: :.:|::.:| 【盾：薄くなったスライムシートで板にひびが入ってる】
::|:.:.:.:.:i:ｌ:ハ:.:.:.:.:|h ij. ' .:::.:.::.|:.:i|
::|:.:.:.:.:|:l::::∧:.:.::l八 .:::.:.:.:ﾘ.:八 【武器：そろそろヤバいひのきのぼう】
.::|:.:.:.:.:|:l:::::|∧.:.:.:.ｉ: ` 、 - - .イ:::/:.:/.:./
. ,.:::|:.:.:.:.:ｌ:l:::::|::::|.:.:.:.|:i . ..:::个::::|::/:./:.:./ 【PT討伐数：26匹】【報酬：6G】
/:.:/.:.:.:./::l:::::|::::|.:.:.:.|({ ｀ ｰ＜〔:::::::::|::::::|/:.:ｉ:.:./
/:.:/.:.:.::/川:::::|::::|.:.:.:.| ＼ 圦::::::::|::::::l.:.:.:|:./
/:.:/.:.:.:.厶斗rｬ⌒ｉ.:.:.:.| ＼ } ＼:::l::川.:.:.:|;′
厶ｬ㌃￣ |.:.:.:.| ＼＿ / }＞l｣_.:.:|
斗―━━―-ミ
....:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.....
...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
. /::::::::::::: |:::::::::::::::::::: 1::i:::::::::::i:::::::::::ｉ::::::::::::::::.
. /:::::::::::::::: | ､::::::::::::::::::| ｌ|:::: : |:l:::::::::::|::::::::::::::::::.
.::::::::|::::::i::::| ＼／:::::: | ｌ|:::: : |:l:::::::::::|:::::::::::::::::::.
.::::::::::|::::::|:: | ／斗ｬfｱ|ｼ|::: : 从::::::::::|i:::::::::::i::::::::.ヽ ／ （ただでさえひのきのぼうじゃ倒すのに
|::::::::::|＼乂イ,〃乂ツ |:: :/::::::::::: : |l::::::l::::|:::::::::. ＼ ／ 時間が掛かるっていうのに…）
|::::::::::| ´ :::::::| /７:::/:::::::::|l::::::l::::|::::::::::: 丶 ／ ／
. 八::::::::::: 斗-ミ 丿 厶ｲ |:::: : |l::::::l::::|:::::::::::. ／ ／ （何時折れてもおかしくない…）
. ＼::: 込ぃ圦_ u. |::: : 八::::l:: 1::::::::::: ｝ ／ ／
|::|＼:: 爪:::::: - |::: /:::::::::l::: |:::::::::::| ｝ .／ ／ （廃材ともう大差ないぞこんなの…）
|::| ＼＿__ ´ ,厶ｲ:::::::::::l:::::|:::::::::::| .／ ／
|::| |::::::....≧:............ノ |:: |::::::::::::l::: |:::::::::::| .／ ／
|::| |::::::::::::::::::::::::: | |:: |::::::::: ﾉ 八:::::::从／ ／
|::| |::::::...: :ﾉ:／￣| |:::乂__彡く::::::＼.／ ／
|::| |::::::::彡ｲ ./ .┌──-ﾐ ／ ／.:::＼
::| レ' / / ／ ┌' ── 、｀ く ヽ:::::::
.|:| ｲ / .{ ヽ / {ﾆ7 ＿＿__ ＼__} V::::
.|:| /１. / { /.∠ﾆ/ ＿＿_ }ﾉ .ハ:::
.|:|.ﾉ^ | `¨¨丁{. ∠ニ/ ＿＿＿ }ﾉ .|
. ..|人 . |. | |...∠ﾆ二/ ／ ／─′ .|
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
装備の質の低下は、そのまま攻撃力守備力へと直結していく
1匹を倒すまでに掛かる時間がどんどんと延びていき、
討伐に出ているのに、1匹を倒せるかどうかという有様になっていく
1匹3G… PTを組んでいるから何とか6，7G貰えているという有様
傍から見れば、寄生していると言われても仕方のない状況であった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
【六ノ月 第四週 週末】
,. -―-――‐-､__
／ / Ｗｌ ,.=ｙ=､ !､l､ヽ
. lｲ /ﾍ/Vﾄl Nlﾍ∧ﾊ
. ゝ: ､{＼l_` ´_lノ| : : l
｀ｖﾍ'´ﾋｯ` ﾋｯｹ7^K__, 今週も返済滞ってますけど… どうします？
ゝニﾍ.{ ､ソ:＜,
`ｚ‐- 丶、 __ ∠: :‐≦ 一応3週間滞ったら、強制執行も出来ますけど…
｀¨_フゝ TiT」`≦￣
ｆ´, -‐'.ｺ八{⌒ヽ:} まぁ、最初の方でいくらか返済してますから
∨､ 「: : | i三!｀l まだようやく元本を少し超えた程度なんですけど…
_/ ｝＼_|＿ ｊ l
ﾉ:＼/ゝ＜土＞(___ｈ 【貸付金額(滞納利息込) 55G】
〈: : : lﾉ /: 〉 l : : |
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼ まだ今はしなくて構わないお
／ （●） （●） ＼
l ⌒（__人__）⌒ ｌ まだいくらか『余裕』はあるみたいだし
＼ ｀⌒´ ／ それが無くなってからの反応次第かな
／ ＼
.
【七ノ月 第一週 週末】
,:'.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.´.::.::.::.::.::.:｀`: .､.::. `､
/ .:, .::.::,.::.::.::.::.::.,:'::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.＼.:::
,'.::./ .::./ .::.::.::.::./.::.::.::.::.::.::.::.,.::.::.::.::.::.::.::.`､
.::.:,' .::.:,ﾞ.::.::.::.::.:/.::.::.::.::.::.::.:::/.::.::.::.::.::.::.::.::.::.
::.::.::.::.::.::.::.::.::.:,:'ｉ.::.::.::.::.::.::.::/.::.::.::.::.::.: ::}.::.::.::
i .:i.::.::.::i.::.:: ､/ ｌ.::.::.::.::.::.::/.: ::.:: i.::.::.::.::}.::.::.::
l|::ｌl.::.::.::l.::.::./ ＼l.: ::i.::.::.::,' {.:: :: .:l.::.::.::.::}.::.::.::
l|::ｌl.::.::.::l.::.:, l＼ｌ.::.::.: ,.::.:: ::l.::.::.::, ｝.::.::.:
/l|::ｌl.::.::i:rf芋恣ミ､:::::ｌ.::.::.ｉ ﾟ,.::.::.:l.::.::/_,｝.::.::.: （ヤバい… 完全に手詰まりになったぞ…）
. /.::l|::ｌl.::.::l｛{ 乂 ツ＾⌒＼:｣ 斗r七爪~｝.::.::.:
/.::.::l|:从.::.l「 ｉｉｉ ｀~~´ jI斗劣ミ ,.::.::.::., （今週分… いやもうこれで三週目だな）
/.::.::.::l|.::.:{ヽﾘ , Vh ツ }｝ﾞ.::.:／
,.r‐='＝=- l|.::.:{__｣∧u. ~~~´..:厶イ.::.:/ （返済をどうやって猶予してもらおう…）
. /∧二二二 l|.::.:{ ｛ - ､ ｘ仏:／.::.:, '
. 二∧二二 /l|.::.:{ '､ 丶 __ -七升｝イ.::.:／{ （話し合いで何とかなるだろうか…）
. ニニﾟ,二-/,从.: { ＼ ∧＼＝=‐- _l／.::.::{
-ニニﾟ,二⌒ヽﾟ, { ＞r r ＾,ﾆ丶 二二ﾆﾆ-`､.::.:{ 【装備消滅】 【収入無し】
-ﾆﾆ二ﾟ,ニﾆﾆ-ﾟ,{__ イ乂llノ､ }ﾆﾆ-＼二二ニﾆ`,.::{
＿＿＿＿
／ ＼
/ ─ ─ ＼
/（ ●） （ ●） ＼ （限界だな…）
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／ （思ったより早かったお）
/ ー‐ ヽ
/ ｀
.
: : : : : : : : : : : : : : : : : :ﾟ: : : : : : : ｡: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: ﾟ:: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ｡:: : : : : : : : : : : : : : : : ﾟ:: : : : : : : :
: : : : : ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : /7_7_7_7_7_7_7_7_7_7_7_7_7_7_7_7_7_7_7_7_7_7_7_7_7_7/＼: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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: : |´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀| __| : : : : : : : : : : : : : : : :
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| {三三三三} {三三三三} {三三三三} ., |..:| ' . ; '
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. ; | ,: ||￣||￣|| ,ノヽ、 !￣￣￣| ;|..:| |i三三!| , " |i三三!|
| ||＝=＝|| : , {open} | ,o | , |..:| |i三三!| |i三三!|
| ||＿||＿|| . | | : |..:| : ｀￣￣ ｀￣￣
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........, ........, ....,,,,,
....,,,, ,,,,..,,,
....,,,,,
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
その日、やる夫は夜空を食事に誘った
場末の酒場ではあるが、やる夫が最近通う様になった店である
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
／（ ●） （●）＼ まぁ、食えお ここの飯はうめーお？
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
| |r┬ | | あ、ここはやる夫のおごりだから金の心配はするなお
＼γ⌒＿ξ）' ＿ ／
( ^ノ ￣ ヽ
＿ ＿ ＿＿
γξ）ξ）ξ） ﾉ
ー―――――’
. .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀.:.:.:..､
／.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
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/.:.:.:.i .|.イ从x≦L.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ あ、あぁ…
/.:.:.:.:.:!.:|.:.{ ,イつ/|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
{.:.:.:!.:.:ト{`^ ﾝ' 八}.:.:/.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. .:.
.:.:八ト!- ､::::::: "~ﾉ.:/.:.:./.:.:.八.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.
|.:.:.:ｉ.`ト..爪 イ彡'/.:.:./|.:.:.:､.:.:.:.:.:.:.:.:.|＼.:.
|.:.:.:|{.:|.:.:.:}" _, ｰ u./=イ !.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:.:! .:.:.
八|V|乂.:.:.乂 ／ﾉ 八.:.:.:.:.:.:.＼.:.:.:.:､ }.:.:}
|.:{ |.:|ミ二.:≧=---ヘ ／⌒>ｰ'⌒'ヽ.:.:.:.＼:/
|.:| |.:| |＼{＼{.:.:.:|八_}／ ／_／ ∨.:.:.:.:＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
やる夫はいつも通り注文をし、夜空の分もおすすめを頼んであげる
しかしながら、夜空は暗い表情でどこか落ち着きがない
何かを切り出すタイミングを窺っているのは容易に見て取れた
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
_,_- ／＿ ＼
, r f´, - ､/´ ヽ_｀_ ﾊ
／ ／ / ﾍ ｀ヽ ヽ、
, ' , ' ﾊ ヽ ヽ
/ / ﾊ ヽ ﾍ
,' / i ﾊ } ﾍ ﾊ
,' ' i | ハ ﾘ ',
; ,' / ﾘ ∧ l l .} ∧ } ﾊ ﾊ
l / { |/}≧弋ﾄ､. ﾘ '/ ﾅ≦ﾍ } ﾊ ', 他にご注文はございますかー？
! ! ､ { ＿ ｀＼ ﾘ ＿ ﾄ ! l |
| l { ﾍ ゝ '´￣｀ ｀' ´￣ヽ,/ｲ / /} |
,'. { ﾄ、ﾍ＼ゝ 丶 イィ /lﾘ |
,' ﾊ | ＼＼.ゝ、 r＝=ｧ .ノ ノ ノ }ハ ',
// ＼ﾊ !＞ ､ヽ- ' , ＜ ´ / / ﾊ.',
'/ ﾊ | ,rﾄ、 ｀´ ﾄ､ { / ﾍ ﾍ
/ / / ﾊ |= ＝氷＝ = | / i ﾍ. ﾍ
/ /._ z ＜.ﾊ | /ｲ,, ||､､ | /＞ ｪ _ ﾊ ﾊ
ノ / .f::ﾍ:::::::::::ﾊ |〃|| |｡!| ﾐ=| ./:::::::::::/:::::l ﾊ ハ
／ ／/ {':::::ﾍ::::i:::::::} {::ﾍ|| | .|!| /:::| {:::::::::::/::::::::| } ! ＼ 【店員】逢坂 大河
/ ( ',::::::::ﾍy:::::/ ﾊ::::||､|｡|.||::::::| ﾊ:::::::/::::::::::! ﾘ / ｀i
(. ｀ !:::::::::ﾍ::::// }:::::ﾍ| .ﾚ:::::::| .ﾊ::::ﾘ:::::::::::|// ﾊ ﾘ
∨ ,':::::::::::::}::｀| ﾘ::::::::ﾍﾑ-―ﾘ ﾘ:::|::::::::::::::| ﾊ /
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
店員とやる夫が何か話している間も、必死に夜空は何事かを考えていた
もっとも、そうして考えることに何か意味があったのかは定かではないが…
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼
／ （●） （●） ＼ あぁ、悪いけど例のやつ頼むお
| （__人__） |
./ ∩ノ ⊃ ／ 飯食い終わったら使うから
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
.
┌──────────┐
│ 結論から言おう .│
└──────────┘
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ 条件付きで1週間待ってやるお
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ,／ その間に次の利息分だけでも用意出来たら
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ その時はまた待つかどうか検討してやるお
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
こうなった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
,,イ/
,,イ////
,,イ////／
,,イ////／
,,イ////／l|
,,――――――――――´イ////／|//l|
,,イ/////////////////////////／ |//l|
,,イ////,三三三三三三三三三三/／. |//l|
,,イ////／. |//l| |//l|
,,イ////／. |//l| |//l|
´////／ i//l| |//l|
///／ |//l| |//l|
//| |//l| |//l| ＿
//| |//l| |//l|. T‐
//| |//l| |//l| |
//| |//l| |//l| |
//| |//l| |//l| |
//| |//l| Ｔニニニニニニ!
//| |//l| ||
//| |//l| ||
//| ＿_＿＿＿＿＿__」//l|＿＿＿＿＿___ｊ_|
//|. Ｔ――――――――――――――
//| |
//| |
//| |
＝＝＝＝!
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
そして、その与えられた条件を果たすために部屋を取ってある二階へ…
つまるところ、その条件は ―――
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
/::j:::::i::::ゝ代::::::ﾄ、｀ﾞ" , ゞシ ,ｲ::::ヽ ノ
/j::j::::::i::::::::l::::ゝ:::ゝ u. /i:::::::::｝
/ i::i::, -―…vr..､ｚx､ `::.._..， _.ノ!ﾉ}::::::ﾉ
/ / ／ イ::::::::::） ｀`ヽ. :::''":::::::l ﾉ:／
/....../ 〃 ｀¨´ ヾ ＞-‐ …‐- 、
/ ∧ ,' ', (:::::r.､
/... /i { { ／ ', ヽ:::`{
./ / } ﾍ ヽ , ' ヽ ｀ｉ
/ ', ヽ }ヽ、 ＿_, ＜ ヽ }
／ ヽ ヽ !/} ', ＼ / ┌───────────┐
{ 、＿ ヽ ',/i .} ヽ、 ｲ │ こういうことである .│
j イ ＝=ミ }/i ! ',｀´}.. ＼:::＼. └───────────┘
. / ＞-―…ミ/{-‐⌒＞=-―ュ＿ }/ﾘ. ＼::::＼
,' ／ ´ ／ ／'´￣ ヽ、 l/ ＼ ＼:::::＼
{ ／ / ヽ ヽ、..`ヽ､ ヽ:::::ヽ
＼ / ｲ ヽ ヽ.＼::`''ｰ-ﾞ､::::ﾊ
/: ＼ ,' { ＼ ヽヽ ヽ. ''ｰ-- i:::::::i､
ﾞ::::::/.＞-―‐- 、{ |￣ヽ i 〃ヽ、 ヽ ヽヽ ｀ ‐- 、...ﾐx､
_:: ／＿ ｀´￣｀`…="｀ヽ } / , ヽ ', ', | ｀ 、
////////≧ | .| { 公 ', ', i} 、
////////////ヽ ', | | /::c::ヽ ', } l ＿＞=-、
//////////////ヽ ', l {'::::::::::::::::ヽl !/ ≦////////
///////////////∧ ', ' , }::::::::::::::::::::::', ﾘ ／////////////
////////////////∧ ゝ!ノ:::/::⌒::ヽ:::::〉' / ／///////////////
//////////////////ヽ ヽヽゞ::::::::ﾘ::イ／ 〃/////////////////
////////////////////ヽ ＼ヽ ／ ／ ////////////////////
/////////////////////∧ ヽ イ 〃////////////////////
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///////////////////////ﾊ ,' ,'///////////////////////
////////////////////////} ノ {////////////////////////
/////////////////////// ﾘ イ ヽ、 |////////////////////////
.
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┌───┐
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┌─┐
│ :: │
└─┘
┌┐
└┘
□
・
. ＿＿... リヾ{::::::i:::＼ ＝′ ／イ::i::::::::::::i:::::::. へへへ
,'´ / ｀',. | :| :..::::|:::::::i≧ｉ . __ .. イ::::::i::::::!::::::::::::!:::::::. ハ_）/≧'/
＿へへ!. /｀し ｌ . ′!.:.::::＿_ﾞ:ｉ:,.r| ﾉ >､＿i::::::!::::::::::::!::::::::. { <//////
し/し. l つ .ｌ /.:::: ／／___ / ＼ ／ ＼_, ￣｀ヽﾞ!::::::::: i∨//////
//////＼ ： /....::::::' ＞― ' ￣` ＜__Vﾞ:::::::::: （＿＿__ ノ
//////７..￣￣ :.::::::/ ／... ヽ / ... ヽ ',:::::::::::. 人＼ /
////-=＜／.:.:.:::,....// :.::r,:.:. .:.r,:.. V::::::::::. / ― ,
／r ''" ∧. :::r:´..ﾞ/ , ¨´ i i ¨´ i ､: . ､::ﾞ/{ /
∨=彡＜ ､ / , ＼／ __/_
／ニニニ ＼ノ 人 ／ ､ .ィ 〃 ／ニニﾆ＼
/ニニニニニﾆ＼ ＞ ＿ ―=≦ | ＼ { ／ニニニニニ
ニニニニニニニ ヽ/ 八 /| | ＼,／ニニニニニニ ‐|‐”
ニニニニニ|ニニニ ､ / ､ , | | ／ニニニ |ニニニニ . ‐|‐
ニニニニニ|iニニニ=＼/ } { 人 l ／ニニニニ=|ニニニニ ニ /
ニニニﾆ==八ニニニニ _ , , ニニニニニ==|ニニニニ ／
ニニニニ,/ニニニニニニ-_／ ＿_ ∨ニニニニニﾆﾆ人ニニニニ ﾂ
ニニニ ｲニニニニニニニヽ ｀^´ /ニニニニニニニニ ＼ニニニ
ニニ／ニニニニニニニニニ}＼ ｲニニニニニニニニニ=/＼ニ
ﾆ,／ ニニニニニニニニニ/ ' |ニニニニニニニニニ ,: .＼
/ ',ニニニニニニニニ, ', u / ニニニニニニニニニ/
Vニニニニニニ／ ', , ､ニニニニニニニ=/:
',-=ニニ=- '' ', ＼ニニニニニ_／ ':
', } _ { ,.ィﾛﾛ￣￣￣ /
', ｨぅ }. <,ｧ 〈. u /
__ u { /: u: ヽ ,... /∧_〉. /
///＞ ,, ､ 人/Ｙしﾍ）:∨ lニ ◎.. , ,, ＜
////////＞ ＼ ｉ: } {: :u: : ｉ. //. ／,, ＜////////
///////////// ＞ _ -=从从从从从=-.... ウﾞ-=///////////////
//////////////////////////从从从从从从从//＜////////////////////
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
なぜ、私はここで股を開いているのだろう ――――
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ｉ! : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ｉ! : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :（⌒ヽ_ : : ﾉ､;_: : ; ⌒）: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .､ /'⌒⌒~､ ,.': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :_) '(_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :_).' '(_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
:.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :_（ ）_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : _)｀ヽ､ ＿,-‐(_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :_) ￣ .(_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
:.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : _) | i ）（ (_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
:.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :._) ﾉ ﾞ､. (_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : _) '⌒ ､ ! (_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :_) ）ｉ (_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : _) ﾄ. (_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :_) (_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : _) (_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :_) (_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : _) (_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :_) (_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : _) (_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : i! i! : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ;} {; : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : i! i! : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ;} ､从V/ｨ／ {; : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : 人从V/ミ､从ﾉ人从V,／ : : : : : : : : : : : : : : : : : :
｀゛ﾞ` ー-----‐ミ､从人ﾉ人从V/ミｲ从ﾉ人从/ｨ从/／ー-----― "¨´
〃 ﾞﾞﾞﾞ;;;ミV/ミ､V/ﾉ人从/ｨ;;;"" ヾ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
誰彼かまわず股を開くような生活が嫌で、必死で冒険者として頑張ってきたつもりだ
それなのに今、私の穴はまた望まぬものに支配されてしまっている
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
. ＿＿＿_
／ ― -＼
.. ／ （●） （●）
／ （__人__） ＼ ふぅ…
| ｀ ⌒´ |
. ＼ ／ （あー… キツイっちゃキツイ穴だけど…）
. ノ ＼
／´ ヽ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
私の目の前で、私の穴を埋めている男は挿れたまま動こうとはしない
まるで型でも取っているかのように その形を覚え込ませるかのように
挿れただけ ただそれだけのことだというのに ―――
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━
i
|
! ,
､ i /
ヽ , .i 、 .i
. ｀i , イ＿ _ 人 ＿ ヽ .!. ┌───────────────────┐
| , _ ノ:.:.::ヽ ノ:..::.:.::::::.:.:ゝ｀ヽ |. │ 私の身体は、その圧迫感を喜んでいた ....│
ゝ__.i:.: ﾄﾛｫ….i i:.::.:.:.::.:.:::.:.::.:i |:.:.:.｀i_ _ ノ. └───────────────────┘
!.:.:.:.:.:.::.:.:.i |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:| !:.:..:.:.:ﾊ
,|:.:.:.:.:.:.:.::.:.ij:.::.:.:.:.:::.:.:.:.:.:.i |:.:.:.:.::..:i､
/ i:.:.:ﾉ i:.:.:.:.:.:.::.:.::.:::..:.::::.:.:.:| !:.:.:.:.::..:! ヽ
, イ !:/ !:.:.:.:.::.:.:.::.:.:.:.:.:..:.:.:.:.!j:.:.:..:.::.:.! ＼
＜ !:.⌒ j:.:.::.:..:..:.:.::...:.:.:..:.::.:.:..:..:...:.:.:.:|
|:.:.:.::.::.:.:.:..::.:..:.::..:::.:.:.:.::.:.:::.:.:.::.:.:..:i
i.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.::.:.::.:.::.:!
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━
.
__＿＿
／ ＼
／ ＼
／ ⌒ ー ＼ （やっぱある程度使われた後だと雑味があるよな）
| （●） （●） |
＼ （__人__） ／ （“イマイチ”な穴だわこれ）
／ ｀⌒ ´ イ｀ヽ、
, ' ｀￣ ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
いや、喜んでなどいない これはただ身体の防衛本能に過ぎないはずだ
現に私はこの行為に何一つ好意など抱いてはいない
私が冒険者として生きるために、『仕方なく』している行為に過ぎないのだから
だが、それでも目の前の男の顔には苛立ちを覚えてしまう
自身の立場が弱いと分かっていても、女として許せない部分がある
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
|:::::. "" /::/│:::::::::::::::::| ノ.ｲ::::::::::::::ヽ|:::::::::::::::::
|:::i:::. 厶ｲ |:::::::::::::::::::|イ:::|:::::、:::::::::::::::::::::::::::::
|:::|::::. l:::|:::::::::::::::ｌ│::|、:::＼:::::::::＼::::::::::::
|:::|::::ゝ -- ､ ::::|:::::::::://.人::| ＼:::: ＼:::::::::＼::::::
ｷﾞﾘｯ…... |:::|:::::::::.. ￣ ,::/::::::::// |-─≧=-ミト､:::::＼
|:::|:::::::::::::. _ /ｲ ::::::// ／ ＼ ＼:::::
. 人:|＼:::::::::::ー=ﾆ[ | ::::// ､< ＼ ＼
＼::::::|＼| |:::/ｲ / ＼
. ＼| !/ / ′ ∧
| | ∧
| | ∧
＿＿＿_
／ ― ＼
／ (● ) ﾍ＼
| （⌒ (● ) ｜
ﾍ ￣｀､__） ｜ ┌─────────────────────────┐
ヽ ｜ │ なんでそんなにつまらなそうな表情をしてるんだ！！ │
, へ、 ＿／... └─────────────────────────┘
| ＾ヽ
| １ |
.
その許せないことを平然とできる立場って良い
}≧=-ミ
＞ ´≦三三＼
／ ヽ ヾ三三=,＼
tｰ ' fゝ }三三三=ヽ
/` ' /三三三三,ﾊ
/ ､ ,/_,彡ミ三三三}
7二=- ' ´ /} }三三=; あ゛〜、やっぱ女の中は気持ちええなぁ！！
{ ,､__／三ﾆ,／
. / ／ ＼ﾆ／
＼__. . : : : : :´ `＜ヽ
>, }:::::＼_
/:::iヽ .／::::::::::::::
／:::: | .／::::::::::::::::::
／::::::::ry'´｀ﾞヽ ／::::::::::::::::::::::::
. /:::::i::::く/__￣｀ ｀ヽ／:::::::::::::::::::::::::::::::
/::::: |::::/__ ｀ |__:::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::: |:::ヽ ｀ !/:::::::::::::::::::/::::::::::::: ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ
＼: |::::::ﾊ _ ＿}＿::::::::::::::/::::::::::::::::
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
普通、挿れた時の反応っていうのはこういうものだろう？
男ってのは挿れたら気持ちいいものなんじゃないのか？
今まで私の中に入ってきた男の顔は、程度の差こそあれ
こんな表情を晒す奴がほとんどだった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
. ＼:::::::::::::::＼: : : : ｲ:::::／|::::厂￣¨}＼ ｷﾞﾘﾘｨ…
丶::::::::::::::: ＞ ‐-: ´ イ ∨ 八｛ :ト ＼
八:::::＼::∧ ≧=- ´ │ ＼ ＼ ∨ ⌒＞ _
／ ＼∨⌒ ＼ 厶イ￣ ヽ〈 ｀77
/ ＼ ￣￣＞く |::| ／> ＼ //
. / / ＼ xく＿}:∨:::∨ 匸__／ ／⌒フ ∨/
/' ＼／ー―ﾍ::::::::人＿＿..........::´::::::::∧ } }
｛ / -=ヘく::::::::::::::::::::::::::::::::::_ノ . // ､
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
そうしたアホな表情を晒す連中に、犯されるのは当然吐き気がした
それでしか金を稼げない自分自身には、もっと嫌気が差した
だが、少なくともそうした行為に於いてまだ己は価値があるのだと思えたのだ
少なくとも、女としての価値でなら金を作れるという思いがあった
だが、これはなんだ ――――
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
／￣￣￣＼
／ ／ ＼ ＼ （ちんこ休ませるためのケースくらいにはなると思ったんだけどなぁ…）
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | （やっぱダメみたいですね）
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
ずるり、と私の中を圧迫していたモノが抜かれていく
ひとつも動かすことなく、ただ挿れて抜いただけ
まるでそれは、“おもちゃに飽きた”かのような反応
『なんだ、こんなものだったのか…』
そんな落胆すら感じられるような扱い
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━
､ ｀ヾ |' /l 0 0
ヽ 〉ヽ _i__, - ‐ ､ ,-‐'二 こヽ (ヽ
,ｲ＜.:.:.:.:.:.:.:.:.:..,ｨ =｀- ― ― ‐ - . /／,-､! ! 〉 >
ヽ /:.::.ij.:.:.:.:.:.:::..:.:./:.::.::.:.:.::.:.:.:.:.:.::.:.:.:..:.:.:.:.: （ O ﾉ /./_
， .i:.:.:.:..:.:.:.::.:.:.::／.:.:.:.::.:.:.:.:.:.::.:.::.:.:.:.::.:.:.:.:.:. ヽ | '‐-､ヽ
ゝ..:.:.:し':.:／.:.:.::.:.:.:.:.::.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:. じ /⌒ヽﾉ / ⊂､ヽ
i ｀ー ､,ｲ:.:.::.:.:.::.:.:..:.::.:.:.::.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.: . ヽ ○ / ノノ o
,ヽ ,' ﾘ ij ｀ー ､.:::.:.:.:..:.:.:::.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.: ヽ-‐' o
/ ｀ ij ￣ ｀ー ― -- -／
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━
.
女としての価値はあると思えるという屈折してる所に
これってのがいいなぁｗ
その価値以上はないというだけの話では・・・・
,'´ / ｀',... '. ｀ヽ、::::｀`::::::::::ヽ ＞''":::::::::::::::::::::::::::::::
!. /｀し ｌ '. ｀ヽ::::::::::::::::::::ヽ-‐''"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
! / .ｌ u 、 ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
、 ｌ /｀し ｌ ヽ、 ヽ、＿＿≧::::::::::::::::::::＿＿＿＿＿＿
ﾍ-‐ﾞl つ ｌ ヽ､ i 。 ｀`ｰ＜￣￣
::::::::: ＼ ： / u ｀ ＜
:::::::::::::::!￣￣ ＼ /￣￣￣￣ヽ
::::::::::::::l ＼ ￣￣＜｀メ､/
::::::::::ノ/ 。 ヽ、 ヽ ／ ,.ﾍ_〉_
-‐'''"/ ヽ u u '. 〈__／―{ 0 }
. / '. '. └‐ｧ /_, ,
/ ', l. く__/00７
,' u '. l 〈/
l ι '. l
! l. u ,'
l l! / r――― ､
'. ﾊ u / `ー＜ﾒ く
'. u ﾉY:'. , ' 〈_,へ〉
'. u ,.、,ｨ'=＝ｷヽ l⌒)( , ' /----( O
'. -､ ノっ:::::っ:::::ﾍ し . ／ ,,. -‐''"´ `ー‐ｧ /´
. ヽ '. ）(ヽ -‐7 '.ミ-‐:::::::u::ﾍ ∠-‐''"´:::::::. 〈_/00
＼ '. ij / '.ﾐ:::::::::u::::::::ﾍ''"´:::::::::::::::::::::::::::::::::::
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
そして、体位を変えられ後ろから挿れられる
表情は見えない 見えないが、扱いが雑になっていくのが感じられる
ただ、『穴』があるから挿れているだけ
別にとりあえず遊べればいいや、というような何かの代用品のような扱い
まるで、そう言わんがばかりに ―――
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
身体の防衛本能に過ぎないかもしれないが
喜んでいるというｗ
|::| ＼＿__ ´ ﾏi乂 }ニヽニニニニニニニニニニニﾆﾆﾊ＼///////////
|::|... , -- ヽ ',}. ｰr― --- ..ニニニニニニニニニ:/ニニヽ/////////
|::|. / .／ ハ | ヽ. ／ ヽニニニニニニニﾆｲニニニﾆ＞､/////
|::|. ', ∠ __ / j | ∨ ',ニニニニニニ／ニニニニニニ＼///
|::|. { 〉／_ ＿,.. {/⌒ ー-{ ﾏiニニニ-=ニニニニニニニニ{ .ゝ/
::|. } r'' ｱ´ ｀ ´ ﾏ___ i ／ Vニニニニニニニニニニ.＞≦///
. |:| ｲj/ / ', } __ 彡 ヽニニニニニニニﾆﾆ／///////
. |:| /-'―'- .. ヽ.! ＿ }ニニニニニニニ／/////////
／ / :､ ヽ...__ ハニニニニニ＞//////////＞
/ ／ ', ',＿_ ,,.ィ /ﾏニニ_＞//////////＞
r.:.:', / ', i }ヾ-- ´ ヾ/////////＞ｆニニ{
Y:ﾉ ′ .:.:_:.:.:, | { .!ニ＼ }//////rff,.ﾍニニニ!
八 i { :.:.ゞ:.:ﾉ }.! .ﾊ |ニニ.>:. ﾉ//////, ノ! ＼ニニ,
ヽi | .ィ:ﾍ i. ｀ ´ i ,. :.| / fz._jニニニﾊｰ彡//////ヽ{ 〉ﾆﾆ:',
. | ! ー- ｆ ´ ヽ ゝ. | i Jィ ! ./ } ≧z..ニニゝ＜//彡 j ＼{ニﾆﾆ:
} ', ＼. ! |= ― =≦ | i 八 ーt..ニニ}＞ ,,／ }ニニニ
i } ､ ! | j ', } マﾆゞ＜ ﾉ ｀
| ＞. ､ | , , ＼ﾆﾆヽ__ .:く
, ヽ i ヽ ヾ | ./ i i / ヽニニニヽ （ニ
i ', -― } ｀ . | ′ } .|／ ﾏニニニ＞ ヽ
| } / ''ｰ- | |＿＿＿ 」 i Vニニニニヽﾉ
| / / | __j / し Ⅵニニニニニ
| -― ' ′ j.. ィ ーｧ.' iニニニニニﾆ
ﾚ'´ / r' ′ }ニニニニニﾆ
, /Y i !ニニニニニニ
{ / |! ! ﾑニニニニニニ
′ J / } | ,ニニニニニニニ
i .ｲ .j i /ニニニニニニニ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
自慰行為の延長のように、ただ突き上げられた
モノのように腕を掴まれ こちらの反応など興味も示す素振りもない
立ちんぼを相手にする男でも、もう少し女の反応を楽しむものだ
だが、そうしたことすらなくただただ乱暴に穴を擦りあげられ ―――
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
r,v_´￣ ー} ／ ＼ /ニニニニニニ.／///////////////
_/: : :ﾉ￣ ｀ ＜ - ´ ヽ /ニニニニ,.＞＜/////////////////
__人 ＞ ´/｀ ´ ヽ ＿ V{_＞----＜////////////////_z≦ニ
） ,.._,.ィ ´ ′ ´ ＼ .／//////////＼////////_,.z≦ニニニニ
Y: :ﾉ .{ j /＼..i//／//////////,}//z≦ニニニニニニニニ
i´ i ', ,ｲ__ノ/{//j//／/////,＞´ニニニニニニニニニニﾆ
{ { :, .J iヽ. i ／//////ヾ////／//／ニニニニニニニニニニニニ
ヽヽヽ || ＞|| ＿ ィ {///////ﾉ/|＞､ｲz/／ Vニニニニニニニニニニニニ
≧=--v′! .|| .ﾊ//}⌒ヽ//,j / ´ ﾑニニニニニニニニニニニﾆ
i i ! /_ノ.}ｲ i.イ / /ニニニニニニニニニニニニﾆ
{{ ', .', ﾊヾつ | ./ .ｲニニニニニニニニニニニニニ
ﾊ ', { ｀i ! .′ ｲ.ﾞ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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i ヽ ー--/ /...... | :i | .r':.:.:.:.:.:.:.:.:', i:.:.:.:.:.:.:. } }: : : |
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､ :、 し | }... |: :, ', ）:.:.:.:.:.:.ヽ .!:.:.:.:.:.:.:j/ /: : : : .|
､ i j ﾊ. |: : ､ヾ{:.:.:.:.:.:.:.:.:.', !:.:.:.:..:ノ .ｲ.: :. : :.:.|
..l￣l /¨l /'７. ＿) ＼ } / { |: : : :＼ー --.､:.:', {:.:r'' ／:.: : : : : : |
...ｌ. ! l ! ./ / ｀ヽ /ヽ. j 〈 〈. { .ﾄ､_Y | : : : : : ≧=ｫ. }:.r !-､ （:.: : : : : : : : |
...ﾞｌ l l._/ /_/ __ ＿ ｰ／. ヽﾄ､}_)... |: : : : : : : : （__ノ/} |:i:i:iヾｲ: : : : : : : : .|
.. l l＿,.-‐､ .l ｌ l l┐ | : : : : : : : : : : :ﾘi:i {:i:i:i:i:}.: : : : : : : : : |
... ｌ ＿ﾉ ,へ l ﾚl ｌ l....′ ／.|: : : : : : : : : : :/:i:iし:i:i:/:{.: : : : : : : : : |
.... l l￣ < ’. /Y Υ"./ ,ｨ///|: : : : : : : : : : :ゝz=彡 :.: : : : : : : : : |
..... l l ﾞ ， V ／ ＿ / ////.ﾞ| : : : : : : : : : : : } { : : : : : : : :｜
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∨/..ﾞ‘， ／ （_/l ﾚﾌ l l ｌ l __..... ｲ,:///////ﾞ|: : : : : : : : : : : :.} ノ ﾉ {.:.: : : : : :.｜
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∨//////, | j... ﾑ'..... ////////////////////////////////////
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
ゴムも付けていないというのに、なんの躊躇いもなく膣内へと射精された
本当に一切の躊躇いもなく 当然の権利と言わんがばかりに
最後だけ、きっちりと奥へと突き上げられ射精をされた
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
└────────────────────────── ── ─
┌──────────────────── ── ─
└──────────── ── ─
┌──────── ── ─
└── ── ─
. i::{::ﾞ､::::ﾊ ij ､::-‐ /::::::/:::::::／／:::/(
λ:::::＼:人ﾟ " /:/::/i::::::／/::::::/
ゞ ';:::::l::::~::ト､ __{:::{:::{ {//l::::{::::::l._ _
';:::i::::::::::::l .＼:::ゞ::( l:: ｨ'´ﾉ／/Yl.､
／￣ ヽ:lー-‐' ヽ::l::l./ ./´ ' / .ﾄ､}
/ ｀ー-､ ,r-リ{ ' ' ／.|
{ ､, / ノ l
', ', 、 , / ,ｨ’ i
_', ', ヽ / ./ ./ .i l /
(_f.', .', .} ./ /| l l .'
} .', ',、 i/ ,ｲ .V .l l .;
Y_.', '｀＞／ /.' ∨ ;
l｀ヽ l／ /.' .∨ ,ｲ
} ,ﾄ､ ' /＼ ∨ .|
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
生きるために自分から身体を売った時、あの時も夜は悔しさで涙を流した
だが、それはそうすることでしか生きられない自分に対してのものだ
自分の力の無さ 不甲斐無さ そうしたものを呪い、悔しさを涙で誤魔化したのだ
だけど、今日のこれは違う
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿＿
／ノ ヽ､_ ＼
／（●） （●.） ＼ （まぁ、とりあえず一週間は仕方ないけどこれで我慢するかお…）
／ （__人＿,） ＼
| ｌ^l^lｎ ⌒ ´ | （でも、それまでだおねこれじゃ…）
＼ヽ L ,／
ゝ ﾉ
／ / ﾌｷﾌｷ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
その最底辺の生き方を支えた私の価値すら、この男にとって無価値だと
そう突きつけられたに等しかった
ただ挿れるだけ挿れられ ただ吐き出されるだけ吐き出され
セックスではない オナニーの延長としての 自慰行為の補助器具のような扱い
起き上がる気力の起きない私に対して、ただの布切れのように
私の髪を使って竿に付いた残滓を拭きとっていく
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
ﾞ{二{{. :.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..｀ヽ:.:.:.:.:.:.:八 ,. '´ /
ﾞ{二{{ﾞ:./.:.:.:.:.:.i:.:.＼:.:.:.:k:.:.:.:.:.:.:.:＼＿:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`､:.:.:.:.:',:.＼ ,. '´ ./
ﾞ{二{{ﾞ/:.:.:.:|:.:.ii:.:.:.:.',＼:.:.｀ヽ、:.:.:.:.:｀､ ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.::',:.:.:.', .,_ .,. '´ /
:.ﾞ二{/:.:.:.:.:|:.:i:.l:.:.:.:.:',:.:.＼:.:.:..＼:.:.:.:.:｀､ ＼:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:.|:.:.:.:| ｀'=-- --‐=''" /
:.ﾞ二{. :.:.:.:.:|:.i:.:.l:.:.:.:.:.',:.:.:.:.＼:.:.:.:＼:.:.:.:｀、 ｀ヽ:.:.:.:',:.:.:.|:.:.:.:| /
:.ﾞ二{. :.:.:.:.:|:.i:.:.:l:.',:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:.:.:.:.',＼:.:.:.', ﾞ:,:.:.',:.:.:|:.:.:.:| ,.-‐- ., /
:.ﾞ二ﾊ:.:.i:.:.:|:.i:.:.:.l:.:',:.:.:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:', }:.:.:}:.:|:.:.:.:|l { ＼ /
: 二 ∧ﾞ:.:.:.|:.;:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.:.'ﾞ,.-‐- ..､_:',:.:.:.:', .}:.:ハ:ﾊｧ…. { ＼._ /
二二ﾆﾊﾞ:.:.|:.:',:.:.:.:.:.:.:. ＿////////ﾊ',:.:.:ﾊ }:.:| |:.:!:.:.|:. ',ｰ----‐''"￣＼ /
二二二ﾑﾞ:.i:.:i:',:.ﾞ__..z≦///////////}ﾄハ| }:.:j .|:..ﾊｧ…....',:.:.:.:.:.:.:.:.::.:..{:.从}、 /
ﾞ二二二ﾆ|vｚ≦/////////////////i.. j| .}:./ .|:.|:.:.:',:.{ }:.:.:.:.ゝ:.:.:.从／ },/
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ﾞ二二二二二|....:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.:',＼:.`〈,.ィ／´￣￣,. -───- ￣｀ ／ ｀ :.､
ﾞ二二二二二l.ハ:.:.:.:.:.:.:.＼:.＼', ＼.／_,. -‐ ''" ＿＿＿ ／ ~''=-
ﾞ二二二二二| ＼:.:.:.:i ＼{ ＼／´ ,. -─━''"￣￣￣ ／
ﾞ二二二二二} ＼:.', f￣￣ _,. '´
..ﾞ二二二二 ,'. ＼ 乂＿,,.-='´ ,.｡-=ニﾆ==‐‐----------─=''"
.
いつの間に、私は立ちんぼより酷い場所に堕ちていたのだろう…
.
・ ━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━ ━━ ━ ・
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ 入速出 やる夫
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | LV １
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼ ランク Ⅰ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
【ステータス】 たいりょく １
. こうげき １
. すばやさ １
. かしこさ ２
. きようさ. １
【技能】 ・ 不意打ち ―― 敵の不意を打ち、先制攻撃しやすくなる
・ カウンターLv1 ―― 50％の確率で相手が攻撃を仕掛けた際にこうげき＋２でダメージ与える
(発動条件：剣か槍を装備していること)
【補助技能】 金融業 Lｖ１
【その他特記事項】 なし
【補足】 なし
【装備】武器：たけやり
防具：皮の盾
【所持金】 440 G 【BOX】4,000 G
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
【貸付金】 三日月夜空：55G （利息：５G/週）
【固定出費】食費4G/日 （朝夕各２G）
銭湯代3G/週
洗濯代1G/週
倉庫・BOX代 ５G/月
家賃50G/月 （冒険者宿舎/Lv1）
【夜空とのPT契約】 ①自前の装備を買い揃えて貸与物を返却するまでは報酬は1割固定
. ②装備の修繕は自腹で行う
・ ━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━
.
また次回ね
いや＾〜いいすね＾〜この外道っぷりｗｗｗ
もうドロ沼やな。。。
何時って言ったら借金の時かなあ
/ : .:/: . : . : . : . :│∨: . : . : ‘｡: . : . : . ﾟ, }
:ﾟ : . : /: . : . : . : . : . | Ｖﾄ : . : . ‘｡: . : . : . .ﾟ, __,ノ
, { |: . : 〃: . : . : . : . j.:.:ﾟ }:い: . : . :‘｡: . : . : . :｡: . ´￣{
|｛: . :.|: . :/{: . : . : . : . 〃 ' --|:|‐∨…{: . :｡: . : . : .ｉ.: . , 夜空のAA少なすぎてエロ作るの大変やったで・・・
| ゝ.__|: . :| |,.斗-: . : //:/ |:| }: . 八: .:ｉ: . : . : .|: . : ′
|／:. .|:.: .匕ﾟ｡: . : .／/:/ jｲ |／ }ﾊ|: . : . : .|: . :. :{ 汎用使用＋汎用に顔の一部合成という荒業で
| | : . ﾄ : .| い: ./ /ｨﾟ ,ィ=＝≠=ミ:､|: . : . : .|: . : . 八 なんとかやってみたけど、どない？
| l: . ∧ リ 斗-==ミ {_)ﾟ:i:i:i:i:i:| / . : . : . :.|ヽ: . : :,
|:乂＼ﾊ /{_)ﾟ:i:i:i:i:i| ∨ゝイノ .|: . : . : .| }: . : i ﾄﾍ マジで支援してもらったAA無かったら無理やったわ
|:| : . :.ヽい ∨ゝｲ ﾉ ｀¨¨´ 1..: . : . :| /..: . : | | }i
|:|i : . : . ∧ ｀¨ ¨´ :':':':ﾟ |: . : . : .|′: . : .| | }|
|:|{ : . : . : ∧ﾟ:':':': ′ } |j: . : ..:, : .: . :. ..j│ }!
|:|o : . : . : .∧ し :ﾟ|: . : ./: .:|: . : /./ /
|:| ﾟ: : . : . : .:∧ r‐ｭ ｲ j.: .: ｲ : /} : ／jｲ
|:ｌ ﾟ: : . : . : . : ＼ ´ / /／∨イ/／
ｌ{ Ｖ: . : . :.ﾄ : . :＞ ｡.. ＿＿ ィ __,,,... -=ニニニﾆ=-
乂 ＼ : ﾄ::} 乂: . :.{＼:::{∨ _}／ニニニニニニニニニﾆ＼
ヾ{ ﾘ ｀ー ／二ニニニニニニニニニニニﾆ＼
, ': : : : : : :.:.:.: ::::::::::::. : : : : : : : : ､
/: :/: : ::::::::::/::::::::::::::::::::;:::::.:.:.:.ヽ: : ヽ
,': :/.:::::::::/::/:;ｨ::::::::::::::::,'.|:::::|::::::.::!: : :.ﾞ.
'ヽ': : :::::/-!-',':::::::::::;:ｲ,'__|:_: !:::::::::!:.:.|: :.!
| !＞::|/ |'|'-l::::::::／;:/ l:::/!ヽ:::::!::.:|＜! >>421
ｊ:´|:::::/ﾘ |::／ ／ !x､|:/|::::':::::!: :.| さよか？ほんならええねん
,': ﾊ:::l〈 ,ｧ＝ミ´ ,..‐==ﾐ /:/::::::!: :.|
/:l:::::ヽ:!′ ` `〃:::::::::,':: : :! まぁ、即興やさかい合成に粗があるんは見逃してな〜
/: :!::::::::{.! ,, ,, , ,'|:::::::::!::: : :l
. /: :.:|::::::::｀l " " ,'_j:::::::::!:::: : : 、 まぁ、あくまで雰囲気よ雰囲気
/: : : |::::::::::::::､,r==＝〜 ノ::,':::::::::l::::.: :ヽ:ヽ
.'::ﾊ: : |:::::::::::: '/≧:... _ ,.._:＜:::::/::::::::/::::::.:.::::|ヽ!
|:' l: :.!::::::::: '/::::::::λ! ´ _,,ﾚヽ::/:,':::::/L.::-─､! i!
|' |:,r=､:､:'/::::_:ノ >､ r<´ 7ｲ:::/;' /- ､ i!
/ ｀ ｀ヽ.､ ノ､ `ヾ >､ //:':::;' ﾊヽ li!
/ ＼=X=K=､ﾆ_Y:::::::::::! ,' ! |
/二ﾆゝ /／「|:ﾄヽ、7/:::::::::::| .,'l |
r'´-‐ ､＼ ,.ﾁ／|| |:| ＼'./|::::::::::::|.,' | |
落ちたのは粗悪品の装備を買ったところかもだけど、
夜空の固定出費考えるともっと前の気がする。
さてさて次回の夜空さんが楽しみやのう
r: : : : : : : : : : ﾊﾍ : : : : : : : : : : ヽ
／: : : TTﾆﾆﾆﾆi iﾆﾆﾆﾆﾌﾌﾌ : : : : :ヽ
{ : : : : : : : : { 卍 } : : : : : : : : : : :ﾌ
ヽ : : : : : : : : : : : :: : : : : : : :: :: : : : : : : /
,|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ::ﾄ::ﾆﾆﾆﾆ::ｲ::::ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆr
|ﾆﾆﾆﾆﾆ:::::ﾊﾄ{ ○ }ｲｲ::::ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|
,'==========================k-ﾞ.
ﾉ＼_____________________________________r,'::!:::.!
| !＞::|/ |'|'-l::::::::／;:/_ l:::/!ヽ:::::!::.:|＜! 怜のAA漁ってたら、こんなの出てきた
ｊ:´|:::::/ﾘzﾁ=x|::／ ／,===!x､|:/|::::':::::!: :.|
,': ﾊ:::l〈 tc::ij:::}´ ´{c::ij:::ﾇ</:/::::::!: :.| 軍事怜やねこれ 咲SS界ではある意味有名な・・・
/:l:::::ヽ:! ゞー'' v_:''_;ﾉ〃::::::::,':: : :!
/: :!::::::::{.! ,, ,, , ,'|:::::::::!::: : :l 咲SS書いてたなぁ うちあそこでエロ修行してたんやで
. /: :.:|::::::::｀l " " ,'_j:::::::::!:::: : : 、
/: : : |::::::::::::::､, ヽ〜 ノ::,':::::::::l::::.: :ヽ:ヽ
.'::ﾊ: : |:::::::::::: :::≧:... .._:＜::::/::::::::/::::::.:.::::|ヽ!
|:' l: :.!:::::::::::::::::::::::λ! ｰ '´_,,ﾚヽ::/:,':::::/L::-─､! i!
|' |:,r=､:､::::::::::_:ノ >､ r<´ 7ｲ:::/;' /..- ､ i!
// 我 ｀｀＼ ノ(卍)､ヾ >､ //:'ﾆ;' ﾊ.ヽ li!
// が 闘 ＼=X=K=､ﾆ_Y::ﾆﾆﾆ! ..,' ! |
/二ﾆゝ 争 /／「|:ﾄヽ、7/:ﾆﾆﾆ| .,'l====卍=|
r'´-‐ ､＼ ,.ﾁ／|| |:| ＼'./|::ﾆﾆﾆ|.,' | |
. /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶
/:::::::::::::::::::::::::::::/::::::/ ::::::::::::::::::/::::::::::∧
. /:::::::::::::::::::::::::::::/::::::/:::::::::::/::::::/::::::::::::⌒
/:::::::::::::i::::::::|/ :──-::::::::::/:::::∧::::|:::::::::::::|
.:::::::::::::::::l::::::::|:::/:/::/:::::::／/:::::/___Ⅵ:::::::::::::| >>425 数少ないチンコ所有者として使いやすいからなぁ
,′ ::/::::/| ::::::Ⅳ笊示ミ、 厶イ ｉ|:::::::::::::|
:::::::/!:::八|::::::::| 乂:ｿ ｧ==､ ,ｉ|:::::::::::::| やる夫スレの良いところは、AA＋文章というやり方が可能なところ
,/::|:::/ |::::::::ｉ|::::::::| ﾒｿ' / |:::::::::::::| SSだと ○○「〜〜〜」＋文章になって状況説明やらなんやらで
ｌ/ l|::::::::ｉ|::::::::| '' , ｀¨ /::::|::::::::::::i| 文章形成を考えるのが非常に難しかった記憶がある
' 八::::/ｉ|::::::::ﾄ､ _ '' /:::::ｉ|:::::ｉ|::::ﾘ
∨从:::::::| ＼ , イ.!:::/ｉ|::::/!::/ それでも小説書くよりはなんぼかマシやったけど
_.ノマ'＼:| ｰr: ≦/:::／|:/ |::/ |/
_,.‐=ﾆﾆﾆﾆﾆ＼ ∧＼::/／ _ノ'′ﾉ'
∠ニﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼ ｛ ∨ﾆ=‐- .,_
./ `＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ丶 ‐=- Ⅴﾆﾆﾆニ7 ､
i ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼ 〕ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ∧
「その場所で会話してる」みたいな表現ができたりするしねえ
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...
,:':::::::::::::;::::::::;;;;;;;;;::;;;;;;;;;;;;;;;;;;::i!::::::::::::::::::::::::..
/─,'─┼─;;;;;;;;,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾊ--::::::::::::::::::::::.
,' ....,' ::::;;;;!;;;;;;;;;;;;ｲ;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;,' ﾞ､;;;;;;:::....｀ー‐ﾞ.
l::::::|:::::;;;-!─‐ｧ<!;ｲ;;;;;;;;;;;ｲﾚー─､-|､:!;;:::::..... !
|:::;;l::::;;;;;,'|;;;／＿|l |;;;;;;;／/'＿＿ ､|;;;|;;;;::::::::::|
|::从|;;;;;;|チテ:≠ﾄ7;／ チテ≠zx;;;;|;;;;;;::::::::l ・・・ 冷静に考えてみたらうち楽な方に堕ちてるだけやな
∧;;ﾘ､!;-〈 tﾟ:::ij:ｃ|´ |ﾟ::ij::ｃ}〉 〉ﾊ;;;;;;;;::::::!
/:::;;;;;;;;;;Nﾄ.` ゞー‐' ゞ--'' 1:ﾊ.|;;;;;;;;;:::::| まったく、誰ややる夫スレなんてもん考えたんは・・・
,':::;;;;;;;;;;l;;;;{ﾊ 〃 ' 〃 /) l!;;;;;;;;;;;:::l
,':::;;;;;;;;;∧;;ﾄ､! /='';;|;;;|;;;|;;;l::l さて、そろそろ寝るわ おやすー
!:::;;;;;;;;,';;;;|;;!;;;ヽ － ,.ｲ ;;;;;;;|;;;|;;;|;;;;!::!
|!:l;;;;;;;l!;;.r!;|;;;;;;;;;;≫､. ....ィ;;;;_;;:;;;;;;;;|;;;|,;;|;;λl
ヾﾄ､;;;|!;|. ﾄ!;;l;;;;l;;;;{ |;;!}. ｰ ´|､;;;;!;;j ∨;;;;;;!;/ j|;;,' |'
＼!;;! !ｔLヾレ! !;;;{ }::ヽ､:' .,';;;;;;;;;' /;/ /
≦|r┴=r‐-} ﾞ.:! !:::::::,' .{ｰｒ‐< /-､
. , '´ ｊ ,'´,r‐ﾁ l:.,r''⌒ヽj:::::::,' ヽ､`ヽ ｀<. ヽ
/ / /_,'／ヽ..__ !:、 ,'::::::/ __,..-.＼_＼ヽ. l
,' / r'─rｧ ヽ_ ﾄ､､ /:::::/ /￣}`Tﾆl､ |
|/ ﾞｰﾆT､.__ __ ト､ゝ/:=ｸ､ f｀テﾞﾞﾞ ヽ
/ ,.ィﾞ,-､＼＼ ￣ ＼ﾎ／ ヽ ｀＞',ィﾆヽ ﾞ､
|／／ ＼＼!ヽ ＼ ,イ／／`ヽ. ＼ !
おもしろかったよー
夜空を見てると、最初は手酷く扱って、後に優しくして従順な犬にしたくなる
乙
AAあるかどうかの確認って本当に重要なんだな（震え声
,..ィ'"::::::::::::::::::::｀~丶､ ┃
／::::::::／::::ﾊ::ヽ::::::＼::＼ヽ､ ┃
／／:::::/::::::/__ i::::Y::::::::ﾞ､:::::ヽ::＼ .┃
/::/:::/::/i::::::f"￣ i::::ﾄ::::::::::iヽ:::::ﾞ;::::`、 ┃
/:/:::/:::/ {｛::::{ _,,ｪzj,_i:::}::::}:::}ﾞY::}::::::ﾞ, ┃
j:::{::::::/{{ ゞヾ,ｧ''劭豸ｱi::::::ﾘ::j ｝::::::}:::! .┃
i::::::::::{ ＼ ゞ''" }/::/::/ノ:::::::j!:::} . .┃
i:::i:弋ﾞｨf芯､ /／::/:::/::/::/:::j! ┃
{:λ::::癶`" ` ｰ=彡::::／:::/::/::/::::/ ┃
i::{::ﾞ､::::ﾊ ､::-‐ /::::::/:::::::／／:::/( ...┃ ┏━━━━━━━━━━━━━━───
λ:::::＼:人 " /:/::/i::::::／/::::::/ ┃ ┃ Welcome Deep Place 12 ┃
ゞ＞'⌒＼~::ト､ __{:::{:::{ {//l::::{::::::l:{ .┃ ───━━━━━━━━━━━━━━┛
,∠＿＿ ヾ{「｀>"＼:::ゞ::( l::λ::::ﾄi .┃
/''"￣｀＼＼ Lj癶、 ｀'''"弋￣＼ ┃
/ ,,.z=＝〔:::〕 / ヽ ,..-―ﾞ1下ﾆ―-､ ..┃
/ ｛:( ／ {::jﾊ /｡} l l / ヽ ┃
/ { >彡 j::∧ﾄ、 /／ i l / ｝ ┃
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┃ ¨¨¨¨¨ ┃
┃ ／一 ー ＼ .┃
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┃ { } ﾏﾑ{ } ...┃
┃ (__人__) ｡s≦ /ﾏﾑ :} ...┃
┃ ゝ ｡s≦ ｡s≦＼ﾏﾑ} .┃
┃ ≧==ハ｡s≦-- ､.............ﾏ 〉 ..┃
┃ ﾏ..厶 --- ､ ∨.........∨ ...┃
┃ ′{ } }/............, ┃
┃ ,......| }ﾉ................., ..┃
┃ ,.......| |....................} .┃
┃ {.......| |....................} . ┃
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ヽ. ヽ＼ ヽ. ﾊ | ,' ,'
ヽ、 ヽ＼、ヽ |丶 ,' !
ヽ、 ﾐ､ヽヽ､、 :! | 、 ..::＿＿__,,. '"ﾞ`ヽ､ λ
ヽ ヽ ヽ、ヽ、ヽヽヽ､、.! | ヽ , ::-ー‐ー y"｀ ,、>- 、 ヽ .ﾉ ヽ
ﾐ丶---、ﾄ ヽ ヽ｀ヽ､ヽ-.|_ ヽ、, " !こ／,く ／ レ､ / ヽ
ヽヽ ヽ ヽ ﾞヽ､-ーっ" ヽ-' ／ ,,, ｝_ / 丶
レ. ヽ ヽ ｀ヽ-,ーー--ーー一-､､、、、、、、＿と...y'......_ ヽ
ト ^､ 丶 ヽ......ｨ'" / ｲ ヽ、 丶
| ヽ ヽ、 ヽ-- " /" ヽ、､
l i ヽ ヽ、､ ヽ- ／ ,, ヽ、
,' ヽ ヽ｀~~" , ／ ヽ
/ 丶 ＼ ヽ / _,,,／ ヽ
, ' ヽ ヽ、 ヽ' ,,,- ''"´ ヽ. 丶
, '- 、 ` ヽ ヽ. ┌────────────────────────┐
、.. ' ヽ、 , ' ヽ ヽ、- ､..│ あの己の価値を踏みにじられた夜が明け ―――― ......│
、 ,.ｒ ' ,.. ヽ、 ヽ、 └────────────────────────┘
｀ヽ 、 /´ .:: ヽ、 ヽ、 ｀ヽ､/ 丶ヽ 丶 ヽ ｀
｀ﾞ``丶丶 ' ::: ヽ、 ヽ、 ヽ ヽ 丶 ヽ
｀｀｀ ヽ､ ＼ 丶 丶丶 ヽ
入 ／ ｀ヽ 、 ヽ､ ヽ、 :i ヽ丶、 ヽ
う' 、 ヽ、｀ヽｊ _,....ﾏ丶丶 ヽ
; ヽ、 ヽ、｀ v' | ヽ丶丶 丶
｛ .> 、 ,.. r-' 、 ヽ ! | ヽ ヽ. ヽ
! / ｀ﾞ 7ー-- '"´.! 丶 丶丶丶 丶 ヽ 〉 '"
ヽ , ' ,' ｛ ヽ ヽ{ ヽ 丶 ヽ. ,. ィ
ヽ 、 丶､r::::::::... , ｨ " __ / ヽ y、 λ ヽ ヽ ヽ、/´ ,, 、
ヽ､ ＼ ι-ー‐ ''"´ ,. ｨ'" ｀ﾞ丶 ､ j' ／ヽ 人 ヽ、ヽ、___/ .λ !
ヽ､ ＼ ｜ , ｨ' ＼ ｀ヽ ／ム-'ー"/ ヽ 、ヽ ∧ ヽ、 ヽ__
､、 ＼ ヽ, | ／ ヽ ＼ L、 _,,c' C '`ーー~~~~""""丶 L ヘ__／￣
／''｀ーーーー' ' ' ´フ´ ヽ ヽ | i ヽ、ﾞﾞﾞﾞ`ーーーー'''ﾞヽ ､、 ,,, ヽ
/ 、 ヽ l L,,ﾉヽ-‐"
/ ,-‐ヽ 〉 /＿/
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八|V|乂.:.:.乂 ／ﾉ 八.:.:.:.:.:.:.＼.:.:.:.:､ }.:.:}
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その日を境に、三日月夜空は変わった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
ﾊ
, ' .丶
,. '´ ` ､ おい… なんかこいつ昨日までと違わねぇか…？
γ (・) (・) ヽ
! ゝ_‐----‐_つ u..}
. 丶.. ＿＿＿ _ ,, .. ' ﾄﾞｻｯ…
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
まるで決死の悲壮感すら漂うような戦闘スタイルへと変わったのがひとつ
ろくな盾もないのに、怪我を恐れないような戦い方
武器も廃材にも関わらず、なりふり構わずそれを振り回す
疲労することなど、後のことなど一切考えない刹那的な戦い方へと変わっていった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
. /:::::::::::::::::::::ﾊ::::::::::／:',::::::::::::::::::ヽ:::ヽ::::::::::::::::::::ヽ:::::',
. /::::::::::::::::::::::::| |::::／::::::::i:::::::::::::::::::::ヽ:::ヽ::::::::::::::::::::::ヽ:::',
/::::::::::::::::::::::::::| ／::::::::::_,,,l:::::::::::::::::::::::i:::::::',::::::::::::::::::::::::ヽ::',
,::::::::::::::::::::::::::／ ヽ::彡ｲﾘ''l::::::::::::::::::::::i::::::::'::::::::::::::::::::::::､:＼ 私には… 余裕がないんだ！！
,::::::::::::::::人::::/人,／/ﾀ::::ｿ |::::::::::::::::::::i::::::::::l:::::::::::::::::::::::::ヽ:::ヽ
|::::::::::::::|| '"､ヽ` .ﾍ ﾏ:/ !/}:::::::::::::::l:::::::::::}::::::::::::::::::::::::::::ヽ::ヽ
|::::::::::::::|ﾍ ´ #/ ,':::::::::::::ｲ:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ:::ﾍ
|ﾊ:::::::::人ｨ=-､ / /:::／::::/ l::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::',
||.|::::::::::＼ヽｲ:ﾀ> /／./::ノ ,'::::::/ }､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::|ﾍ',
{|.|::::::::::::::::彡ヽ,〉 '´u. /::::ノ /| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::', ヽ,
∨:::::::::::::::::::::ﾊ _ ´ //;; /／ ノ | |:::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::',. ',
. ゝ::ﾍ::::::::::::::::ﾍ;;# .／ ', ﾍ::::＼:::::::::::::::::::::::::::::',. ',
|::| ｀|:::::|ﾍ::::::::＞.､. ／ ヽィ､::::::ゝ-==-､:::::::::::::', .i
|::ﾊｧ…| Ｙ::::::::::::::::::::≧::..=ｲ｀ヽ ＞'" ／::::::／::::::::::::ヽ::::::::::', .}
|::|.ﾞﾊｧ….ﾞ|::::::::::::::::::::::::::::::::| ヽ:::）, ィ´ ／::::::／::::::::::::::::::::ﾍ::::::::::ﾍ |
|::| .|::::| .|:::::::::::::::::::::ﾊ:::::: | /ソﾍ ／＞'"´:::::::::::::::::::::::::::::Ｙ:::::::',..＼
|::| l::::', |:::::::::::::::::::/ |: ::: |./: : ｲ_ヽｲ:::´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}:::::::::',
|::| .l::::', .|:::::::::::::::::/ |::::／: : :ソ /:::|::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::',
|::| |::::ヽ!::::::::::::::/ ,,ィ´: : : : :|.／:::: |:/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::',
|::| . ',::::::::::::::::::::|´: : : : : : : : /::::::::::ﾉ:::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::: ::|:::::::::::::::
|::| ゝ::::＿_／:_:_:ノ : : : : /:::::::／::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::／|::::::::::::::
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//.:::::/.::::::::;ｲ::::::::::::::::∨:::::::::::::::::::::: |::::|::|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
. //.:::::/.::::::::/│:::|:::::::::::::∨:::::::::::::::::::::|::::|::|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
:::|:::::::|::i:::::::l ‘，:|:::::::::::::: ｉ:::|::::::::::::::::::|::::|::|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
|::|:::::::|::| :::::| ∨::／::::::::|:::|::::::::::::::::::|::人|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
|::|:::::::Ⅵ::::::| 斗匕､:::::::::::|:::|::::::::::::::::::| ::::::::::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
∧|::::::::八:::::| ___＼＼:::::|:::|:::::::::i::::::::| ::::::::人|:::::::::::ｉ:::::::::::::::::
＼::::::|::＼〉 ィ芹芋ミｧｰ|:::|:::::::::l::::::::|:::::::::::::::::::|:::::::|::::::::::::::::: 今までの私が甘かったんだ
|＼|::::::| _)j} ′ ,::::|:::::::::l::::::::|⌒ヽ ::::::::|:::::::|:::::::::::::::::
|::::::::::ノ У /::;ｲ ::::::::::::::: | 、 } :::::人:::::|::::::::::::::::: 朝食はパンを半分にして二日に分けて食べよう
|:::::. "" /::/│:::::::::::::::::| ノ.ｲ::::::::::::::ヽ|:::::::::::::::::
|:::i:::. 厶ｲ |:::::::::::::::::::|イ:::|:::::、::::::::::::::::::::::::::::: 夕飯は絶対に食べない
|:::|::::. l:::|:::::::::::::::ｌ│::|、:::＼:::::::::＼::::::::::::
|:::|::::ゝ -- ､ u. ::::|:::::::::://.人::| ＼:::: ＼:::::::::＼:::::: 腹は空くだろうけど、今は金を貯めないと…
|:::|:::::::::.. ￣ ,::/::::::::// |-─≧=-ミト､:::::＼
|:::|:::::::::::::. _ /ｲ ::::::// ／.: .: .: : : : :＼.: : :＼:::::
. 人:|＼:::::::::::ー=ﾆ[ | ::::// ､<.: .: .: .: .: : : : : : :＼.: : :＼
＼::::::|＼| |:::/ｲ /.: .: .: .: .: : : : : : : : : : :＼: : :
. ＼| !/ / ′: : : : __＿＿＿.: : : : : :∧: :
ｸﾞｩ….. | :| : : :／.:.:.:.:.:.:.:.:／.: : : : : : :∧:
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
そして生活スタイルまで半ば強引に変えていった
食事を減らし、風呂にも入る頻度を週に1度に減らした
削れるところは遍く削っていき、死に物狂いで金を貯めて行ったのだ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
｀ 、
ﾞ 、
・ .、 rｧ ， ・ .、 rｧ ， }｀ヽ、_ ﾞ 、
r､＿＿_ ‘ ',.’ ,. r､＿＿_ ‘ ',.’ ,. -=' ｀ 、 、
． ',──── ´─ ． ',──── ´─ ＿ ヽ .
r､ .，,.‘: ト、＿＿ r'r､ .，,.‘: ト、＿＿ r':ヽ. （ ●）（● . ひゃっはーーーーｗｗｗｗ
"´ ， } ; ＼ , "´ ， } ; ＼ :,￣ r‐- _ ,:ｭ :
. ── ，:人: ── . ── ，:人: ─── :rｧ ゝ ＿ ノ/ ., 弱い冒険者だああああああああああああ！！！
＼人从从 ＼ ', : .＼人从从 ＼ ', : .＼ }＼_＿＿＿, ' ,
'' ﾞ゛'' ゛'゛ ゛''r'￣i ''゛'' ﾞ゛'' ゛'゛ ゛''r'￣i ''゛ rﾆ) '゛' '"' ´
｀ー' ｀ー'
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
本当に死にもの狂いだった
盾のない冒険者 しかも女でそれをすることの恐ろしさたるや想像を絶する
スライムの攻撃を腹に受けて、怯もうものなら袋叩きに遭う可能性が高いのだ
そうならないためには、やられても視線を切らないこと 蹲らないこと 動き続けること
夜空はまさしく決死の覚悟を持って、スライムに対峙していたのだ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
: : : : : : : : : :ｲ : : : : :/:::::::::::::::::::::::::丶
／ ー― ､:.:/// ′: :.:.::/|:::::i:::::::::'. :ヽ::::::::.
. . :/: : /:/// |:ｉ::: :.:.ｲ ‘;::ﾊ:::::!:::'. :::'. ::::::::.
/:./ : : : /: : /:/ ,′ !i:::::::::::| Vﾊ_:::!::::i::::::'. :::::::i
/:ｲ: : :/:/i: :.//ー!-‐' l:|lﾄ､:::ﾄ!¨¨´ⅵ l|::::i::::::::i::::::::!
;′|: :.:.|: !:|: ::| ! ＿ ﾘl ゞ| ! ヾ j ⅵ:::::::!:::::::| うぐっ…
ﾘ ||: : |i !:|Ⅵ ｨ'芹芯ﾐ ,.ｨ=≡=ミ /j::::::::!:::::::|
ﾘ:::::|ﾊ:::ﾊ｀ヾ込ｔソ ﾟ,ｲﾉｨ:::::::!:::::::l （スライムは… どこだ！？）
乂{..::Ⅵ#;; ､ ／/::::::/)::i:::::
/| ::::::iヽ! ;;# /ｨ::::/j:::::i:::::. （反撃しないと…っ！！）
{ |ﾊ::::|::::＼ ｢:::ヽ / /::ｲ:::::::::i::::::.
リヾ{::::::i:::＼ ＝′ ／イ::i::::::::::::i:::::::.
| :| :..::::|:::::::i≧ｉ . __ .. イ::::::i::::::!::::::::::::!:::::::.
.′!.:.:::::|:::::::ｉ:,.r| |､:::::i::::::!::::::::::::!::::::::.
/.::::i.:.:.::::|:::::::∧.| lハ:::!:::::!::::::::::::!:::::::::.
／:::::::ｉ:.:.:::::|__,/ ＼ ／ ‘,-.､!::::::::::::!:::::::::::.
. ／.:.:::::::::.′.::: !: :| ハ ハ /: : ∨:::::::|:::::::::::::.
／.:.:.:::,，＜'.:.:.:::::′ﾊ /､i:iVi:i:r‘, /: : : : V:::::::!､:::::::::::::.
. ／.:.:.:::r:´＼: /.:.:.::::, : : :‘ / {i:i:i:i:i:} ヽ/ : : : : : V:::::|/／＞､::.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
やる夫ももちろん夜空のその姿を見ていた
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
. ； ト ． r匕イ│ | |
ﾌﾟﾙ V | | | | │ .
Ｖ | | | | │ .′
ヽ.ﾍ.{ | ,ﾊ {＼
；} }廴.ノ} 乂⌒廴 厂}.ノ
| |ｌ| | |、＼ }￣}__.ﾉ|
厶斗==ミ | ＼ ヽ／ ｲ； ﾌﾟﾙ
|i:i:i:i:i:i:i:i:i| | ヽ.！/ .
|´￣￣｀i| | │|│ ,
乂＿＿ノ │ |！| {
| | { ’ ′
| |ｲ |
| |ｌ| {；
{､ _|l|_, ｲ
| _}j}_ ！
| |ｌ| {
ﾑ斗====ミ､}
|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|
l／￣￣￣ヾ|
| |
乂 ﾉ
ー===彡
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
午後になると、蓄積されたダメージからか震える足を引きずる日もあった
空腹で動きが鈍い日は珍しいことではなかった
今までだったら、そこで弱音のひとつでもこぼしながら危険だという理由で以て
討伐を終えていたような日も珍しくはなかっただろう
だが、あの日からの夜空はそんな状態からでも踏ん張った
踏ん張って踏ん張って1匹でも多くスライムを倒すんだという気概を見せていた
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
相当の屈辱だったんだな
【七ノ月 第二週 週末】
／.::.::.::.::.::.,.::.::.::.:: /.::.::.::.::.::/.::.::.::.::.::.::.::､::.::.::.::.::.:.::.
. , .::.::.::.::.::.::.::/.::.::.::. /.::.::.::.::.:: '.::.::.::.::.::.::.::.::.:ﾟ:,::.::.::.::.::.::
. /.::.::.,.::.::.::.::. '.::.::.::.::/.::.::.::.::.::.::j.::.::.::.::.::.::.::.::.::.: ﾟ,::.::.::.::.::.
'.::.::./.:: .:: .::,ｉ{.::.::.::./ {.::.::.::.::.::.:j{.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:ﾟ::.::.::.::.::
i.::.::.:.::.::.::.::./:ｌ{‐- / {.::.::.::.:: /ﾞ{.::.::.::.::.::.::.::.::.:: .::.}i:.::.::.::.::
ｌ|.::.:｛.::.::.::.:,' .:ｌ{.::.::' ｀`{ ､.:::::.,ﾞ {.::.::.::i.::.::.::.::.::.:: .::}l:.::.::.::.::
ｌ|.::.:｛.::.::.::｛ﾚ'从.:｛ .:: :: ::l {.::.::.::ｌ､.::.::.::.::.::.::.:}l:.::.::.::.:: ハ、ハハハ… やればできるんだ私も…
. 八.::.::'､.::.::｛li jI竿ミ､ ､ :: :l ｰ--l‐`,一 ''"~ :}l:.::.::.::.::
'⌒＼{/＼「jk｛{l ﾉ沁 ＼｣ ＼｣ }.::.::.::.::. , .::.::.::.::., とりあえず、１０Gだ
,'.::.::.::.,小,乂 乂ツ jI斗ャ竿弍､.:,'.::.::.::.::./ これで今週分の利息と元本の一部返済だ…
. .::.::.::./::ﾘiｌ ¨”｀~~ Ｖ爪りﾉ }｝.::.::.::.::/.::
ｉ.::.::.:ﾞ.: :叭;;# ′ ｀`,,冖,,"~/.::.::.::.:/.::.:: やれる… まだやれるぞ…！！
. ／|.:.::.:{.::.::{i沁、 u. /.::.::.: , '.::.::,::
／.: 八.: ::{＼「:i:i:i:i:>、 丶 ＿ //;ｰ=彡.::.::／.::.／.::
.::.::.::.::.:＼{..::.,:i:ｉ／ﾆﾆ- ／.:: イ､}／｝.::.::.
.::.::.::.::.::.::.::.:/i:/ﾆﾆﾆﾆ／ }iｯz=七Iだ ⌒´ ﾉ Y､.::.::.::
.::.::.::.::.::.::.:/i:ij{ﾆﾆﾆｱﾟﾆ／ ﾊ ／ ｜ ＼.::
.::.::.::.::.::.:/i:i:ij{-ニ/-ﾆ└r‐‐r ､{ l __ ''~ ,ﾆﾆﾆ`､
.::.::.::.::.:/i:i:i:ｉj{ﾆﾆ'⌒ヽ二l l|::{ Y^, ／ﾆﾆﾆﾆﾆ
.::.::.::.:/i:i:i:ｉ:ｉj{ﾆﾆ- ／ﾆﾆl l|::{ｰ‐ ∨ イ -ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
そして、その執念ともいえる気概は実りを見せた
やる夫と良美とミリアリアをして、絶対に二度と返済はないだろうと思っていた第二週
この日、確かに夜空は１０Gを返済に充てたのである
そして驚くべきことに、彼女は手元に５Gの余力を残していた
つまり彼女は返済しつつ、装備を買うための資金を貯める術を得たのである
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
お風呂削ったらやる夫は嫌だとか思わないのかな？
やる気になれなくても別に問題ない程度にしか考えてないかもしれんが
| |;;:. ' : .| |
| |;;::... | | ‐'―||ｰｌ
| |＿＿＿|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_|―――――,
| "゛゛"''''''::::::;;;;;;::;;|＿ [] [] [] [] [ｌｺ
| |;;;;;:.＼＿＿_ |
| ;;:"' black;;ﾞ ／￣￣￣￣|] .[] [] [ｌｺ
| :／ | ｜
| ::;／ bitch！ ;;ﾞ |] .[] [] [ｌｺ
| ;;: ／ ;;:",.っ ｰく ･ｰ ..ｌ_,,_
| ┌─ ／ ;;;´,,|/ｌ ｰ･￣;:;"´
| ┌┴ ／ ..;:|;;｡)ゝ::
┌┤ ┌┴─| ...::;:;;;:|;;"ｰ､.,
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣;;:"^￣￣
;;:ﾞ ﾉゞｰゝ ";:::,.､ ｡ "'' ´ﾞ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
そんな夜空の執念の日々をやる夫は隣で眺めつつ ―――
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
やる夫の事なんて考えてる場合じゃないでしょ
ニニニニニニニﾆﾍニニニニニﾆ|ニニニニニﾚニニニニニニニニニニニﾆ=､
ニニニニニニニﾆﾆ}----＜ニﾆﾆ!ニニニニニ{ニニニニニニニニニニニニニ=.､
ニニニニニニﾆニﾆ| |ニ≧､ﾆVﾆニニニニ|ニニニニニニニニニニニニニニ＼
ニニニニニニィニﾆj |ニニニ| Vニニﾆニﾆi!ニニニニニニニニニニニニニニニヽ
´￣￣ ｀ヽノ¨´ ￣ |ニニニ| Vニニニニi!ニニニニニニニニニニニニニニニﾆ＼
_,. -‐.ﾞ|ニニニ| Vニニニﾆi!￣￣ ｀'' ＜ニﾆ、ニニニニニ/ニニニニ=.､
. ｰｧ＜: :.／: : : : : : : : :｀ヽ..{ニニニニi! ヽニﾆヽニニニニ'ニニニニニニヽ
. ／ : : : /: : : : : : : : : :ヽ: : :....Vニニニニ! ﾏ＼ニニニニ }ニニニニニニﾆﾊ
. /: :./: : /!: : : : :.}: : : : }: :|: : : . Vニニニニ }＞--, =ニ_ニ{ニニニニニニニi}
. ,': i:.:{: : /从: : :.;ｲ: /!: / : |: : : :....Vニニニﾆ! ／ ／ ｀ ＜ニニニニニニV
从{:人i:.{=､ﾊ: /_」ﾒ､}ｲ : : |: : ∧: }ニニﾆ}ﾆi! ´ ﾏニニニニニ ',
. ∨ヽ{.Y::, ﾚ' ⌒'ﾏﾉ;ｲ:.ﾞー- ,,ﾞ....{ニニニﾆﾊ / / ＼ニニニニﾆ',
. /从 r‐､ ::::∠.／ ｀ﾞﾏニニニニ}＿/ , ＼ニニニニ
/: /:ﾑゝ┘u,/.{ ､{ Vニニニﾆ! ｀ヽ / ､ニニニ
. /: /: : :.｀ﾆフ'.. ゝ､ ＼ ∨ニニニ| ／ ヽニﾆﾆ
. {: :{＼＞ ´: :,.ﾞ乂 ｀ﾞ .､ ＼ Vニニニ! ／V:＼ ﾏニﾆ
. 人 〉´: ｨ≦´: :....｀ﾄ､ ＼ ヽVニニﾆ! ..イ ∨ﾆ＼ ∨ニ
人: : :ゝ､: : ＿__}ﾆ', ',::＼ iﾆニニ! __ 。≦ ﾍ ＼ニ＼ Vﾆ
ヽ: :..ﾞ//ニニニ',__ }:::ｉ:::>､ i!ニﾆﾆ!￣ ＼ ＿ ｨ､ニﾆ＼ ＼
, --- ..,,＿ -= ニ二.. -- '''' ￣ }ニニﾆ! ＼ニﾆ ヽ
〃/ ム ／,, ＿＿,,.. -=ニニ≧､ﾆ} ｀''＜ニ=-.._
ゝゝ--- ´ヾく_ --- ´￣ //ﾆ/ﾆ/ニニニﾉ ￣
ゝﾍ_{_ﾑソ^ ー ´
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
夜空の穴を使わない日には、彼女の穴を使って性欲を解消していた
サイトとPTを組む組まないと言っていた日からはや三ヶ月
結局組まずに別れた後も、ルイズとやる夫の関係は継続されたままだったのである
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿＿_
／⌒三 ⌒＼
／（ ○）三（○）＼ （くそがっ！！イライラするお！！）
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
| |r┬-| | （あそこまで追い詰めたのに、なんで巻き返してくるんだお）
＼ `ー'´ ／
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
夜空の前では冷静さを努めて維持していたやる夫ではあったが、
やはり心の中では思うところはあった
やる夫の当初の目論見では、装備を失った時点でほぼ詰みだったはずなのだ
1，2週間程度適当に穴を使って、飽きたらソーヤの店に卸すはずだった
それがこれだ その苛立ちをルイズにぶつけるがごとく、荒々しく腰を叩きつける
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.. ｰ七ﾞ―z
.. /(乂 ） ｛ / , ! ,'
.. { ツ | / / _,.. i| 〃 ,.' , ／ /!
. ＼ ♥ /... ＿＿＿ ＿＿__ / _,. i ‐＝=ｨ=彳´ 〉‐〃ｿｯ ／ ／彳
. Y⌒ ＞＜: :´: : : : : : : : : : : ｀: ／ >' ／ 彡
／: : : : : ／: : : : : : : :＼: :＼: :＼＿＿ ,. イ⌒ヽ_ /´￣￣´ ／ 彡 ／
/: :/: : :／: : /: : : : : : : : : ∨: :ヽ: : V::::::::::::::/::::::∧:: ,┐ ____,,..．'" 彡 彳／
{／: : :/: : : / : : : : : : ! ､ : : V: : : : : :ヽ::::::: /::::::::: ∧ / | ＼ 彡 ／
/:./: /: :i: : :i:.{ : : : : ー┼:|ｰ! i:|: : : '，: : : ＼￣￣｀ヽ:::' / / / ! . ,': 彡／ ／
ｲ ｨ: :,': : :{: :人|＞、: : :/ﾉ从人}:i: : : : '，＼: : ｀ ＜⌒ヽ _/ヽ/-'´~ // ／ ／
ﾚ'{: :{: : : ∨／从 ＼ノ ｨ≦斧刈 : : : : '，: :ヽーr┴'ﾍ ∨}:::ﾚ'＼ ／// 彡
|ノ＼N: : :.:ﾑｨ≠'' ::::::::::::::: i!: : : : : :,: : /:ﾘﾆ＼ﾘニ＼y从 ＼_ ,. イ∩ ◎
_／二ノ: : ＼:_:,.ゝ::::::: ' ＿ u /: : : : : : i: / /二ﾆ/二ﾆﾆ〉__::}＿, ＼//.l ｌ ∩ﾞ/
∩ ◎...＞ '´: : : : : : : :∧ ﾟ ∨｀ヽ イ:/: : : : : : :!／二ﾆ/二二 /二 ）二＼. ∪.∪ ∩
. l ｌ ∩......: : : : : : : : : ／二＞ ､ ヽノ /: : : : : : : :i!＿__ノニニ／ニ／二二| ＼ ＼//...∪／｝
∪.∪ ∩ﾞ: : : : : ／ヽ二二二 ＞ ､_ . ィ/: : : : : : : : :i ┬─― 彳ﾆイニニニノ二∧ｰ ､ ＼.ﾞ(_彡' 00∩
＿__人: : :.ﾞ∪／｝......¨＞'⌒ヽ.ﾆ｀ー― ､_／: : : : : : : :／ｲ ＼二,／⌒ ＜￣ ｀＞‐ミ二.}二 (彡'
´: : : : : : : :..ﾞ(_彡' 00∩.i ヽ >/)二_／ : : : : : : : ／ 〈/ , ｀ヾー....∩ ◎... Vヾ二. 〉―z
: : : : : : : : : : : :.く / (彡'...|〉 i 人,/ ＼(: : : : : : : : :/ ＼_〈 / , ﾊ.... l ｌ ∩.... , イ ＼ / あ｛
: : : : : : : : : : : : : 〉八 }.ﾉ ｨ个( }＼ ＼: : : : : : :｀＞ ｀〈_,〈 _人厂..∪.∪ ∩......￣￣￣. ､ー-′っ |
: : : : : : : : : : : イ ﾉ／⌒／ ヽ ﾉ ＼ _У: : : : : : : : :｀＞ ヾ ｀＞ー＜ ∪／｝..ﾞ＞. | あ ♥ ｛,
: : : : :｀＞＜ ＿ イ く ─┴ ／: : : : : : : : : : : : : : : ｀＞ ､＼. (_彡' 00∩... ｝ っ ｛⌒´
: 人: : : : : : : : : : :｀＞ 、 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : >. ＼ ＼......(彡'. ｝ ♥ /
: : /＼: : :{:_:_: : : : : : : : : ｀＞ ∠: : : : : : : : : : : : : ／: : : : : : : ／ ＼ ＞ ｀⌒7
.: :{ ＼:.＼ ￣￣￣ ￣￣￣｀ ア: : : : :
.
はてどうなることやら
_ｲ/: : :./: : : : : :/: : : : : : ｀ヽ:.ﾊ
／＼ , ≦/{: /: /: : :./: ;.ｲ: : :ヽ:.ヽ: :ヽ: : :
／ /7[[l＼ ／///// ∨i:人:.ﾄ､{∨人:): :从ﾊ: : :.}: : :}
| //_ ( //////////人ゝﾉ,≠=ﾐ ∠ノ _/_ }: ノ:/:.ﾘ
f⌒⌒)/_∧し7 （ |////////////}i '::::::: ' ´￣｀ﾉｲ /: /
＼／ 「l「l/7 .( |//////////／从 u ,ｨ== ､ :::::::/: :/: /
＼＿___∠/／ |/////,.ｨ＝= ｨ‐､:.ﾄ､ ￣｀ij /: :/: 〈
ヽ＞'´;ｲ＼__/ ク-iﾉ个 - iスヽﾍ:_: :.:≧ー ､
{,.イ: / ／{ '⌒) ,∨∨´ {ｰ }ノV: : : : : ﾊ
_ -(: : :./／r ┴ ､ノ´／∨ V'､｀}､＿ﾄ､ ∨: : : : : }
／r‐: ≦｀У{: / ｀ ー 〉´ ＼}＿／}＼: : : :.人
_,.. -- ⌒∨>┴:‐:‐: :./ ﾚ ノｯ u }| ﾏ:ﾉ､:.:.(:_:_:), - ､ ,ｨ＝
. , イ::::::::::::::::::::::::＼: : : : : :./￣ 人 ..:::: :::. rｯ:ハ V ﾏ: :.:.／::::::::::::＼ /二/
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イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::/ )_::::::::ﾏ: : :.} {∨: : :ﾉ. Wiｌ | | | |. ::::::,-({::::::::::::::::::::::＼ ,ｲ二,':::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::;.ｲ／ )､:::::::ﾏ: :ゝ イ!＼:_:_(. | | | | | | ::::::rゝ八::::::::::::::::::::::::::ヽ_ /.ﾘ二{::::::
::::::::::::::::::::::::; イ／ ／／::::::::::ﾏ: : :V/／ ､ ＿, | l／ | | |ﾞ::::::ゝ､＿':::::::::::::::::::::::,ｲミｲ:::/二ﾘ::::::
:::::::::; - イ八 ／／´):::::::::::::::ﾏVノ ￣｀ ,ｨ ／ヾ′ ¨′ﾞ:::ゝ､＿,.＞ _:::::::::/ミ/::::/二./::::::::
＞'´ 〈///＼＿＿_／:::::::::::::::::::ヾ､＿ ij ∠.ｨ i へ :::::::::::::::::::////////｀ヾミ/::::/ﾆ／::::::／
∨////// )!::::::::::::::::＞=＝ ﾏ二＞ ､＿ _. | |／ ／ ﾍ...///// Y }三{::/ﾆ/:::::::::::}
＼///／ ﾏ::::／ ∨二二二二ニニﾆ.| .／ ／ |. ￣￣ ﾏミY二{::::::::::/
∨ ﾏ二二ニニﾆﾆﾆ/ l／ ∠／ | ﾚ'.ﾌ V从ｒー ´
{ マ' ＜二二ﾆ/ ／ ／ ＿ }彡}!
∧ ﾞヽ ￣￣{. ∠／ / ム斗.ｧ...... ﾑ彡'
∧ 〉 ﾊ Y /ー...../ r―i / ゞ彡
_ -‐― ≦//＼ { ,ｨ'⌒ヽ } ////ﾞ/__/ / / //≧ .,_
,. ＜///////////////// ＼ ∨ﾉl|) {从ノ , イ////////.ﾞ/ /ﾞ///////// ≧ .,_
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///////////////////////////////7 ≦ﾉl|l:し'l八/////////////////////.ﾞ「l 「l..///////////////
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・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━.∠/ . ・・・━
同じように穴に挿れ、同じように自分が気持ちいいように腰を振る
実際の行為に於いてはルイズと夜空に然して差などないのだ
ただ、ルイズは初めてがやる夫であった ただそれだけ
だからやる夫にとってルイズの穴は一番都合のいい形になっているだけなのだ
もっとも、いくらかは相性という部分も加味しなければならないのかもしれないが
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
これは面白い
／￣￣￣＼
／ ／ ＼ ＼
／ （●） （●） ＼ …… ふぅ…
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／ （あー、すっきりしたお やっぱ使うならこっちの穴だわ）
／ ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
結局ルイズと夜空の差というのは与える精神的な充足の差なのだろう
処女というファクターは、現実がどうあれ男に与える充足感は大きい
『自分以外が使っていない穴』という事実だけである種の満足感を雄に与える
そのルイズの膣内へと吐き出されるザーメンと共に、やる夫の中で煮えたぎっていた
苛立ちも少しずつクールダウンしていき、冷静な思考を取り戻していく
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━
u ＼ lj ＼//////////////////
o ｀ﾞ'＜ ∨///////////////
u ｀`丶、 ∨//////////////
＿ ＿ __ U 丶 ヽ､ 〉////////////../l 0 0
儿ノ/⌒ こ に、 __ ヾ,=J, ／;;;∨///////ﾞ,-‐'二 こヽ (ヽ
)/´ ／´ ⌒ヾ;;::::｀ヽ､.__lj ／;;;;;;;;;;;;∨/////./／,-､! ! 〉 >
／ // 丶u;:::/ﾉr＜;;;;;;;;;;;;;;;;ｨ〈;;∨/////..ﾞ（ O ﾉ /./_
(/ ∥ ｀`i::{ ヽ/);;;／;;;;;;;;;;;;V///////.ヽ | '‐-､ヽ
l ; /i:{ し--:::::::ﾉl;;;;{////////じ /⌒ヽﾉ / ⊂､ヽ
-――…― ------ ．、 l（ |.|ヾ;;l⌒ヽ丶、_/ L;;:{//////////..ﾞヽ ○ / ノノ o
｀` ）ヽ U ) ヽ;;;_::＞''"⌒l ∨///////// ヽ-‐' o
／ '⌒-⊃、 l lヽ r―ヾヽ( l J ∨/////////
/ // ｀`丶、ノ/ l { ヽl { / ∨////////
| J /／⌒｀` ) l、 Uヽ、 .∨///////
U // ヽ ト / ヽ) ∨//////
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.
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼ （夜空に対して、やる夫はたぶんどこかで間違えたんだお…）
. ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
| ／ .ｲ '（ー） （ー） u| （だから今夜空はこうして息を吹き返してきている）
. /,'才.ﾐ). （__人__） ／
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼ （そして、それはもう今更やる夫がどうこうできない段階に来てる気がするお）
／＼ ヽ ヽ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
夜空に対する己の行動をひとつずつ振り返っていく
どこで間違えたのか 何がダメだったのか
途中までは良かったはずだと確信にも似た何かを持っていたはずだったのに…
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
二ニニニニi ／二二二二ニニニニニニﾆ}
ニニ＿＿ . ! ／二二二二ニニニニニニニﾆﾑ
二,'´ / ｀',! ,. ‐ ≡≡＝ ＜二二二二二二二ニニi
二!. /｀し ｌ. , ´: : : : : : : : : : : : : : : : :｀ ､二二ニニﾆﾘﾆﾆﾑ
. l つ .ｌ , ｲ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼二二ニ/ニニﾑ
二＼ ： /.... ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヾ二ﾆ/二ニニi
二.. ￣￣.i ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :',ニ/二ニニﾆ!
ニニニニﾆi/: : : : : : : : : :./: : : : : : : ヽ: : : : : : }: : : : : : :.ヽ: :.∨二二二二i
二二二ニﾆ!: : : :/: : /: : /: : : :./: : : : :∨: : : :/: i: : ヽ: : : :!: : ::.二ニニニﾆ!
二二二二ﾆ!: : : i: : :.!: :∧: :∧:{: : : : : : } _|:.,ｲ: : }: : :ｉ!: : : :!: : : :.二二ニﾆﾆi
二二二二ﾆ|: : : { : : !,ｲ从「 ｀八: : : : :./´ }/l|: 从ヽ/}: : : :|: : : : ∨二二二 !
二二二二ﾆ|: : 从: : |V , -- ､ヽヽ: : :.//,. ＿|/ ﾚ' ': : : : ! {: : : : ＼ ＿＿彡⌒ヽ
二二二二ﾆ|ヽﾄ､人:ﾑ,ィ'〔云≧｀ ＼( 'セ云ﾌ气, /: : : :.i!: !: : : : : : ＼: : : :＞ ´ ￣￣ ｀ ､
二二二二ﾆ|/: :} ヽ:＼ ｀::::::::::::: ::::::::::::: ´ /: : : : :i!: :∨ : : : : : : ｀＜ ＿ ィ⌒ヽ ＼
二二二二ﾆ| : /: : : : |} ' /: : : : : :i!: : :∨: : : : : : : : : : : : : : : : : : :} ヽ
二ニニﾆﾆ八/: : : : :.从 ,ｨ=.､ｧ.､ u /: : : : : : ﾊ: : : :.＼: : : : : : : : : : : : : : : : : i '，
二二ニニﾆ∧: : : : : ﾘ >≦´::::::::::):λ /: : : :ﾞ-ｊ─. !: : : : : : ≧≦⌒ヽ : : : : : : : : { i
二二二二二∧: : : :/ (:::::::::::::::::;ｲ‐'´ ,. /: : : : :..ﾞ二)ﾞ八: : : : :／ ⌒ ヽ: : ＼ : : : : : : ＼＿ /:} ＼}＿
二二二二ニニ＼ /／￣ ｀つiｉ||| .. ィ ´,: : : : : : : :..ゆ ,.. ゝｰ ´ ∨: : :＼ : : : : : : : : : /⌒ヽ＼ ｀ ､
二二二二二二ニ＼／￣ ｀つl|l|ﾘ ／: : : : : : :./..つ. } ヽ: : : ＼: : : : : : :/: : : : ﾑ '，＿＼
二二二二二二二二＼二つl|l|l|/ /: : : : : : : :.:/. ： {/ ,' ﾏ: : : :＼: : : : : : : : : }V i ｀ ー
ニニニニニニニﾆﾆﾆﾆ＼l|l|l|l|/:. /: : : : : : : : / ／ / i!: : : : : ヽ: : : : : : : ﾘ i!
二二ニニニニニニﾆﾆﾆﾆ＼l/⌒ﾞ ./: : : : : : : : / ／ ／ ﾘ : : : : : : ∨: : : : :/ ,'＿
二二二二二ニニニニニニﾆ＼ ./: : : : : : : : / ／ ／ /: : : : : : : : }: : :.:∨ / ｀ ー
二二二二二二二ニニニニニﾆ∨: : : : : : : :.〈..;:／ ／ ＿／: : : : : : : : :/ : : :./ 人
二二二二二二二二二二二二二＼: : : : : : :.／ ／ ＼: : : : : : : : : :/ : : : / ／
二二二二二ニニニニニニニニニﾆヽ:_:_:_／＿＿＿＿＿ ／ー― ---／::ノ{: /≦:.／}／ }/ ＜
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二 ｀ﾆ≧ ｰ- .,￣ i/ ￣￣ /
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ニニニニﾆﾆ≧ .,
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
三か月の間に繰り返し仕込んだ情事の後の掃除に勤しむルイズの舌の
感触を味わいながら思考を巡らせていく
PTを組む際の条件が悪かったのだろうか それとも借金の条件だろうか
良美やミリアリアの提案通り、あのタイミングで無理矢理にでも売れば良かっただろうか
どれも正解のようで、どれも違う気がしてならない 答えなど今更分かるはずもないのだ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = -
: --: .､ . , .-- .､
／ ヾ ＼
/ . : ＼
/ . : ヽ. :､
' , / :∧: ヽ. :. :
: :/ :/: ｜:| ∨:! | .:'; ｉ: l
: .:! :i:|:..:|!｜ | !| | !ﾘ | !| ｌ: l
j: :l :从 ｉ|ｰ| ､Ｎ| i__ム斗-ﾘ |: |
{: :l . :ﾍN＼｀ヾﾉ ﾉルﾍソイ:. |: |
Y: . :|ヾ=＝''" ｀''＝=ｲ从: :|i . !
|:!. . :|i､ /| ﾘ:八
从:. .:|^ﾍ ′ /＾i ｛: ヽ
//.i . :∨ へ ´ ｀ .イ:::::从 :Y .: ､
// / .:.∨rｰ=≧≦=ュ:: / :八 ヽ
／ 厶: V ___i|__ ′ .:/:､: ｀ヽ :}
/ ,:イ :ヽ :ｊ / ／⌒ヽ ｛ ′ ｀ヽﾉノ
{: :/ ） .':Y ／⌒ヾ) ヽ { Ｙ
┌─────────────────────┐
│ ドブに落ちかけた犬でも躊躇わず落としなさい │
└─────────────────────┘
l ） ヽj ー-ﾊ、＿__V: :（ ｌ : :Y
l ／ r‐;/ ー ﾊｉﾍ二ニ７! :＼ l :ﾘ
／l /:/: .:/ :/_￣｀从!!i〉＿__l ∨ ＼ﾍ l （
（いl {/! / :〈´￣_/∨i∧／ ' ∨:. :}ヾ j : .､
Ｙ ＼__＿＿ﾍｒﾍ ∨.７ V' ∧ ' ﾊハ厶-=≦: : . . ヽ
ﾉ 〈三三三!ｿﾆﾍ ∨ ! ∧/ ｉ三三三三.i :Y ヽ ﾘ
／.:/ :}三三才三ﾆ.ﾍ ＼ ! :／ :ｉ三三三三.l .:|:!｀ヽ:i !
｛ｲノ!イﾉ三三i 三三三ﾍ ｊ ,.ｲ三三三三.ｌソ八ノﾉ ﾉ
{三ニ|三三三ニ＼、 ノ｀ヽ、_∠,三三三三三!
Ⅵ=/ﾆ三三三三三/三三∨三三三三三三′
Ⅵﾆ三三三三三/三三三∨,三三三三iⅣ
Ⅵ三三三三ﾆ/三三三三∨,三三三iⅣ
〉ミ三三彡イ三三三三三ヾミ三彡ｲ′
/=三三三三三三三三三三三三ニ∧
/=三三三三三三三三三三三三三ニ∧
/=三三三三三三三三三三三三三三ニ∧
/=三三三三三三三三三三三三三三三ニ∧
/=三三三三三三三三三三三三三三三三ニ∧
三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = -
.
.. ＿＿＿_
／ ― -＼
. . ／ （●） （●）
／ （__人__） ＼ （シスターカレン… まだまだやる夫は未熟でしたお…）
| ｀ ⌒´ |
. ＼ ／
. ノ ＼
／´ ヽ ﾌﾞﾙｯ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
教会時代のシスターの言葉を再度思い起こす
躊躇いはなかった 手を差し出すふりをして、その手で以て頭を押さえつけ
確実にドブの底へと落としやる予定だったのだ
だが、現実としてやる夫は夜空をドブに落とし損ねたばかりか結果助けてしまっている
それはつまり、その言葉の真の意味を理解していなかった
正しく実践できていなかったということに他ならない
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
. |三三三三三三三ﾆ/: : : : : : ∨三三三三三三三三三三三三三三...,.- | ―‐z
. |三三三三三三三./:{: :i: : : : :/三三三三三三三三三三三三三三 / |⌒し ｛
. {三三三三三三ﾆ/: : !: ∨: : :.＼三三三三三三三三三三三三三....｝ ｜ ;ﾞ
./＼三三三三三_∧: : ',: :.＼: : : :｀: :＜三三三三三三三三三三三..ﾞ| 〉 ツ/
′ ｀ ‐ = ‐ ¨ ,ｲ: : :.{＼: {＼:_:_:_ {Y斧;､三三三 ＞-≦三三三三..| 〈 ／
／ ／:.ﾏく＞ｨﾁ芹ヾ :::::::::: ゛¨ヽ＼ﾆr≦//////////// ｢ / ♥／//
, ／: : : :.:＼〈{ {:少'".:::::::::: n. ／::｀ヽ//////////////.| /⌒し｛///
／ ／: : : :＼: : : :＼ ::::::::::::::::: ||Y´::::::::::::::}//////////////｝ ｜ {..///
ヽ/ ／:.＼: : : : : ｀: ､..,,: ＞ー ﾘ.{::::::::::::::::::!/////////////.ﾞ｝ ｜ッ{..///
{ .{: : : : :.＼: : : : : : : : : : ｀ ヽ. ノ ∧::::::::::／////////////// ⌒ ♥､ノ////
＼ 」: : : : :.(⌒ヽ: : : : : : : : : : : ／ィ⌒ヾ ＜」//////////////////////////
. 人: : : : :.＼ｰ.＞ ､: : : : : : :(／:ヽ (/r ､ ///////////////////////////
／＼: : : : :.￣￣: :＞ー ､: : : : ├‐┴ ⌒ ヽ///////////////////////
,,.. ｨ彡: : : : ＼: : : : : :／ ヽ: : : |f´ _∠⌒ヽ}//////////////////////
: : : : : : : : :.／:＼: : / ∨: :|{ ´￣￣ ｀ヽ//////////////////////
: : : : ;,:. ｨ彡: : : : :∨ !: :.〈 エ二二二//////////////////////
彡ｲ´: : : : : : : :／.′ i: : 〈 ＿＿＿__ノ/////////////////////
: : : : : : : : : :.:./: :/ /: : : 〉 ＿／////////////////////////
: : : : : : : : : :./: :/ ': : : / ﾘ/////////////////////////
: : : : : : : :.／: :/ u /: : : :' ///////////////////////////
: : : : : :.／: : :/ /: :.／ ////////////////////////////
: : : :.／: : :.:./ ,ｲ:.／ ./////////////////////////////
: : : :{: : : : :/ ,ｲ ´ //////////////////////////////
: : :从: : : :.' , ' u ./!/////////////////////////////
: : : : :＼: :{ / / |/////////////////////////////
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次がもしあるならば、その時は確実にドブの底に沈める
そう決意を新たに、ルイズの頭を掴み喉の奥へとザーメンを流し込むのであった
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□
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逆もまた然りよ
【八ノ月 第四週 週末】
＿ ..,.:-‐:.:.:.:.:i ,．'"´ ヾ:三ﾆ=-=ヘ
く:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: | ,イ／ ,:ヽ.＼ ヽ ヽ:三ﾆ=-ﾆﾊ
｀ヾミ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾉ ,ｲ// ,. i-―.､＼ ヽ＼二ﾆ==三}}
, :ｰ=ﾆヾﾐ㍉＼:.:.:.:.:.:.;ｲヽ , :/{ /i {ﾊ,ｨ=ミx:i i :}ﾆミx‐=彡'
-‐=≠彡' /／:ミ≧[:::]彡'r彡'j/_.{ ; { i |ﾊ :i {c:::i/| j j .//‐=彡'
,ィﾁ/ ／ ／／j:.:.＼ r=彡'ﾉﾊ ｉﾊ { i,:心 :{ ゞ´ ,} / /|_// / // ８…９…１０ っと
. / /／ ,イ／ /:.:.:.:.:;':ヽf‐=彡'ﾊ{ﾆﾍ ヽ }ﾂ ＼. ／i/}/ |ﾍ i/ //
/ 〃 ／j〃 /:.:.:.:.:/:.:.:ﾊｰく fく三彡Ⅵく } } | jﾊ //{ うん、確かにあるね
,' i ,:'／ /:ﾘ /:.:.:.:.:/:.:.:/ハ ヾｰく=彡'/ /ﾊ ヾつ // ﾘ ヾ/i
}/ /:.:.:.:.:.:.:.:.//.:.:」 ヾ‐=彡辷三z､ //i / ＞ｰ‐=x､
{ ｀￣￣￣￣ ´ j/{i,ィ:.:ヽ `ｰﾁ/ :| ／ ｰ‐=ミz､
ヽ / ﾘ＼:.:.:} ,ィ≠ﾆ彡'/ ／ ｀ヽ｀ヽ
,' ,.ィ}:.:.i」 { {:.:.::.:/／ /／ ｰ=ミz､＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
それから、一月以上が経過したこの日
ギルドの一室で、夜空とやる夫の前で精算をする良美の姿があった
夜空の脇には、今ではきちんとこん棒とスライムの盾が置かれている
それが意味することはもはや語るまでもないだろう
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
//.:::::/.::::::::;ｲ::::::::::::::::∨:::::::::::::::::::::: |::::|::|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
//.:::::/.::::::::/│:::|:::::::::::::∨:::::::::::::::::::::|::::|::|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
:::|:::::::|::i:::::::l ‘，:|:::::::::::::: ｉ:::|::::::::::::::::::|::::|::|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
|::|:::::::|::| :::::| ∨::／::::::::|:::|::::::::::::::::::|::人|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
|::|:::::::Ⅵ::::::| 斗匕､:::::::::::|:::|::::::::::::::::::| ::::::::::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
∧|::::::::八:::::| ___＼＼:::::|:::|:::::::::i::::::::| ::::::::人|:::::::::::ｉ:::::::::::::::::
＼::::::|::＼〉 ィ芹芋ミｧｰ|:::|:::::::::l::::::::|:::::::::::::::::::|:::::::|::::::::::::::::: そ、それじゃ…
|＼|::::::| _)j} ′ ,::::|:::::::::l::::::::|⌒ヽ ::::::::|:::::::|:::::::::::::::::
|::::::::::ノ У /::;ｲ ::::::::::::::: | 、 } :::::人:::::|:::::::::::::::::
|:::::. "" /::/│:::::::::::::::::| ノ.ｲ::::::::::::::ヽ|:::::::::::::::::
|:::i:::. 厶ｲ |:::::::::::::::::::|イ:::|:::::、:::::::::::::::::::::::::::::
|:::|::::. u. l:::|:::::::::::::::ｌ│::|、:::＼:::::::::＼::::::::::::
|:::|::::ゝ -- ､ ::::|:::::::::://.人::| ＼:::: ＼:::::::::＼::::::
|:::|:::::::::.. ￣ ,::/::::::::// |-─≧=-ミト､:::::＼
|:::|:::::::::::::. _ /ｲ ::::::// ／.: .: .: : : : :＼.: : :＼:::::
人:|＼:::::::::::ー=ﾆ[ | ::::// ､<.: .: .: .: .: : : : : : :＼.: : :＼
r‐ ､r‐､ ＼::::::|＼| |:::/ｲ /.: .: .: .: .: : : : : : : : : : :＼: : :
.
,ィ ｀ヾi
/ / ｀:、
/ / ; / ｀ 、 :、 、 ヽ:.
. ,: { : i i: { '., i i i ::.
. ,: : i | { i ,i i i }‐:}ヽ j }、 おめでとう！！これで借金は完済だね！
i { ヽl.,{从{ﾊﾄ､{ { jﾊjﾉ }ｲj ,ｲﾊ
{ﾊ i ヽﾄ､ ヾ{ ヽﾊ }jｨ＝=x､.j}/ﾉ} ,j その腕輪も外せるし、PT内での報酬も等分に戻せるよ
ヽ{fヽ{i,ｨﾁ¨ﾞ ` j/ /jﾂ/i
,ゝ､ﾊヽ._ j ﾊ iヽ}ヾ77z､
rf{≦{{ﾊヽ ` __, 〃:}.|ﾊj .〉〉//ﾊ
,ィf{ {i {ﾊ{∧{ミz、 ゝ::::ﾉ ,ｨi//,ｲ | ﾉ//}///ﾊ
,ｨ{//ﾊヽミzz､ヾ三ﾆz:...__,..ィｹ ,.ィ≦j／//////ﾊ
／ :ii///≧z＼二＼ミz､｀¨´/／ ,ｨ}／ヽv/////j
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
八ノ月第四週の終わり この日、三日月夜空はすべての返済を終えた
それはつまり、彼女がようやく冒険者としてあるべき姿を取り戻した日でもあった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
. / :/ , /.:/ :|: :| 丶 ヽ. ﾍ ﾍ
/ :/ .:/ /.:/ .:|: :|:. ＼ ﾍ ',
. / :/ .:/ :,ｲ .:! .:::|: :ﾄ､:. :ヽ ',.ﾍ |
′:! :/ :/ :/| ::::::ﾄ :∧ﾍ:. ::ﾍ :} ::', | ::l
: : l :| .:/ ::! !: : ::: :|_,V∧弋 ー ､:ﾍ | :::| l .::|
｜:ｌ :| : ::l :斗─ﾄ| |:.i : ::::::| ﾍ;∧ ＼:::::｀:| : | :::| | ::::l
｜:| :l :::小::ｉ| ﾍ| |∧::::::::| 丶} ＿ ｀ ＜｜ :l.::::| }.::::|
｜:| :l ::从ﾍz=ｧミx、|ﾍ、:∧ イ,笊示 ヽ｜l : l、 |/.::::l
: Ⅳﾍ : :厶｀ Ｙil爪 ＼:へ、{/乂巧 ′} l :: :| }:/:::::::{
V:, ヽﾄ､ 成:、弋zり ￣ ｀'ｰ≠ 厶' :::::l/:::}:::::::ﾍ、
. V:, l ＼小 /／/ ､ /／/ / | ::::::|:::/::::::::{｀ ＼
ヾ, | ::::::∧ 灯::::: :}:::!:::::::ド＼
! :| :::::::::ﾍ、 ､-─ｧ ,. / .::::::::/:::ﾍ::::∧
| :|:::::::::::|i::|＞ , ヘこ´ イ / .::::/:;、::::::::::|＼＼
Ⅵ :::::::::lﾍ| ／ ＼z:≦ / l.:::/|/ ∨＼:ﾍ、 ￣
. ﾞ|V ::::::l. r'^〜∠ヽ } / |:/ ｀}ｰ=ﾆ二、
_,.｡＼: :Ｙ へ､ ｀代_,|' / |:.:.:.:.:.: : : ｀: : ＜
／ : : : : :Υ ,,__ ﾞヽ | / ／'′ 灯:.:.: : : : : : : :γ｀ヽ
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＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼
l ⌒（__人__）⌒ ｌ
＼ ｀⌒´ ／
／ ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
何も言わず、ただ笑顔を浮かべてやる夫はその光景を見ていた
内心どういう思いが渦巻いているのかは、定かではない
ただ一つ確実なことは ―――――
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
,;;---－―――――--,,,
／ ＼
, ; ／ ＼
c=＝ｰ＾ /li ＜こ＿ .:; イ.:.:.:.:.::.:＼ : : ＼
z ,ｨ≦ ﾑ}|/__／´⌒ ／.| ::::.:.:::.:.:.:.:ヽ ＼
__ -一 .:fr'/{ﾐ ,...＼ | ’.. ﾊ ＼
c=＝ ¨¨ ／^{ノ ilil/／......＼、_ ﾉし'/／ﾞ´ }... ┌────────────────────┐
ｃ に≠==ー 厶- il,／. ＿＿） て....{ │ 一人の女が、一人の男の頬を張り倒して │
`ーﾄ､ 〃.ﾞ――＝二 ＝――一.└────────────────────┘
C °。 : . ﾍ にﾍ,{i ヽ.i{. ﾒ、 （_ﾞヽ、ﾞ_, -‐' ´.ﾞ: : : : : : : : ヽ. : :
: ', ,〉ｨﾍ ヾミ{!. : : : : :...Ｙ＾.... , '´ :＼: : : 丶: : : : : : : : ＼
. ｨー- く {^ヽ人 ﾍﾞ, .-─‐ ＿ ,／ ＿.: : :
／ :｀ 、: :ﾄこ´ ヾ. (ﾞ ( ,,__ _ , -‐ ´￣___ : :
/ , ﾍ､＿＿ ｀ '' ｰ- ニ ~"ﾆ = - ‐.... l
/ . : : : ´¨¨ ／ l , - ,'
. / / ､＿ノ l'´ ､―‐ '
| / ,ｲ ,' ,ｌ l
/ .〃 / 八 .l
／ ノ / く＿ イ ｌ | /
'-‐' / ／ l / ヽ'
く_ノ ヽノ
.
┌─────────────────────────────┐
│ ひとつのPTがあっさりと終わりを迎えたということだけであった │
└─────────────────────────────┘
.
・ ━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━ ━━ ━ ・
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ 入速出 やる夫
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | LV １
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼ ランク Ⅰ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
【ステータス】 たいりょく １
. こうげき １
. すばやさ １
. かしこさ ２
. きようさ. １
【技能】 ・ 不意打ち ―― 敵の不意を打ち、先制攻撃しやすくなる
・ カウンターLv1 ―― 50％の確率で相手が攻撃を仕掛けた際にこうげき＋２でダメージ与える
(発動条件：剣か槍を装備していること)
【補助技能】 金融業 Lｖ１
【その他特記事項】 なし
【補足】 ※少しだけ周りから変な目で見られている可能性があります
【装備】武器：たけやり
防具：皮の盾
【所持金】 505 G 【BOX】5,000 G
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
【固定出費】食費4G/日 （朝夕各２G）
銭湯代3G/週
洗濯代1G/週
倉庫・BOX代 ５G/月
家賃50G/月 （冒険者宿舎/Lv1）
・ ━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━
.
夜空に対して思うところがある人もいるだろうが、
次の話の冒頭くらいで少しというかちょびっとだけ加えたい部分があるので
それを読んでから判断してくれればと思う
この話である程度納得してくれたならそれはそれでいいんだが
夜空に関しては感心しかないです
殴られるのはしゃーない
悪評はマイナスだけど、教訓を得られたので良しとすべきかな。
やる夫も堕とすの初めてだし、何もかもが思い通りにはいかないよね
やった事考えればグーパンされなかっただけマシよｗ
なんで叩かれたのか分からない
結局、夜空が全部承諾したことじゃない？
残当
ビンタは女としては判るが、
冒険者、金を借りた側としては負けの宣言に思えてしまう。
夜空やるな
やる夫が普通に抱いてただけなら納得しただろうけど
物のように扱われて屈辱受けてたからね
でもそのおかげで変われた夜空
夜空を手放しで褒めてあげたい、と同時にここまで執念を持った女なら
取り逃がしたり、店に堕とすので無く、手元に置いてじっくりと飼いならされる様が見たくなるジレンマ
やる夫はまだこの手のことは素人だし
謙虚さを持たないとな
別に男同士だったとしても、金を盾に屈辱的なことさせてれば、金の精算が終わればグーパンぐらい飛んでくるやろｗ
機械じゃねーんだからｗ
ただ、どのみち受付前で殴られたりしろ、見えない場所であったにしろ
これは夜空側にとって悪評にしかならんよなぁ。冒険者から見たら優良なのはやる夫だし
>>506
ぐうわかる、覚悟を持った強い女程、屈服させてコレクションしたくなる
体を迫られたのに興味がないような素振りをされて、最後の女のプライド踏みにじられたから怒ってるんだよ
抱いた女に『粗チンでテクなしで早漏なんて、あんた男の価値なしね』とか言われてみろ
男としてのプライド粉微塵だろ？ 夜空はそれをやる夫にされたんだよ
あんな好条件で金を借りて、返せないやつが悪いだけじゃ・・
夜空を応援するというか
今回はやる夫が未熟だった、ってのに納得してる人間が多かっただけだと思う
反省して次は確実に沈めよう
それに好条件だったけどやる夫最初から沈める気だったし……
普通なら空回りの挙句事故って回収不可能になりかねなかったんだし
元本割れせずいい勉強が出来たと思えば痛くはないよなー
しかし金はあるのに装備がｗ
／￣￣￣＼
. ／ ─ ─ ＼
| （●） （●） | Welcome Deep Place 13
＼ (_人_) ／
/ ヽ、
/ i. ヽ |
∠ニニニニし| .ソ:::::::
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. し´::::::::し′::::::::::::::::::::::::::
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【夜 飲食店】
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i´ !! ! ／ ::::::＼:::｀:..、ｌ＼`''.ii'"、
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| ｌl::::: ..... ! ! ! .. .... ... ......... ＿ /7 ! ! !: :: :: ::: ::::::::::::｀:.､
..::! ＿|｀ ´|＿＿＿ _ _ _ _ _ ＿ _ ＿＿ ,. ＿ 〃__＿＿＿＿＿_＿:::::/7｀:..、
::::! ／ ,. ｌ!` "l|――― ‐ ‐ ‐ ‐ ― ‐ ―‐（(ミﾐｼ.ﾂ彡)）―――――､ ｀//::::::::::｀:.
／ ／ ヽ、ノ ,. ,.- .､‐,: ,.、: ‐:_-._ ､::::ヽ､ ＿ ..ノ ヽ` ｰ,-_-_‐//ﾌ!__::::::::::
／_ .／ j.l、 ....（ :^: :＾_;^-〜へｰﾍ〜) .） , -― ､ ｀ゞー--― ' ﾉつ）
／( :) ／::)>:‐ ‐ ´--｀ :::::::::｀`::: =、－--－ ,= ´ " ,:'⌒i:＿/ノﾆゝ- ｀―.、ー-‐ ',ゝ￣ ＼
／ ,. -――-- ..＿ ￣￣￣ '､_ノ'￣ヽ)` ﾆ ー -'' 、￣￣ ＼
.／ .／ ヽ ￣ ｀ヽ, ｀ ー-ヽ. ＼ ＼
／ ｝＿ .... =､ `、 `, ` 、
.
【九ノ月 最初の休養日】
. /〃 /., / / / i i ヾV彡'ヽ
//i/ /;i {/ { ,:' ./i ,ｨ| }、 ::',}ｨｯ'/ｦ
. {′{ ｌ ｉi爪f､ｉ /ｨfﾃミx:|::､ i lｼ彡'j}
｀ ヾ从ｌfi从{ / jﾊ川ﾊ{ヽ:.|:lｲ彡〈
〉,ｆ=ﾐ＼{ ,ｨﾆﾆミ､ ヾ|fr )）》 ヽ いやー、まさか本当に全額返済されるとは思わなかったね
_,ｲil i j }彡^! }
lハ ｀ /,ィf´ /7､ノ 流石にあれはやる夫君も予想外だったでしょ？
{ ＼ゝ::ｧ ,.::// ' ' /7 〉
ヽ ,..ゝ.. _ ,.ィ:::/=≠=､ ,.ｲ_/
. -r ´￣ヽ//∧:::/ｨ' ‐-､ ヾ' ￣＼
,f´ { {/ ／ ヽ} ,.::￣￣ヽ
,:: ,; 、 fi!ィ{ｉ 〉 :}
i / ,ゝ-‐ﾁﾐ､7 / { /
| ／ ヽfﾆィヽ._｣ { ヽ i/
j/::: ,ｨ'__∧__>} ,ｲ 、 /
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽへ＼ うぐっ… まぁ、ねぇ…
／ （ ―） （―） ヽ
.l .u ⌒（__人__）⌒ | いきなり火が点いたように『冒険者』らしくなったから驚いたお
＼ ｀ ⌒r'.二ヽ<
／ ｉ＾Yﾞ r─ ゝ、 あの手のタイプでも、こう生まれ変われるんだな、と…
/ , ヽ._Ｈﾞ ｆﾞﾆ、|
{ { ＼｀7ｰ┘!
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
良美と交わしているのは、ついこの間までPTを組んでいた彼女の話
あれから彼女――― 三日月夜空とは一度も顔を合わせることはないが
どうやら今はソロで討伐を続けているらしい
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
rf´ー‐ -､, - 一 ＼
/! ', ｀￣／ ／ ､ ￣ ｀ ヽ
,'l N ヽ / , ' ヽ ｀ ,
lﾊ V /,' / ﾉ i l i ｌ ', ヽ ﾊ
. l i､ヽY i ,' / /,' i ｌ l | i ｌ V ｌ ',
. ノl､l ＼l l , ,'-'/ｒ‐,'/‐l-ｌ l l ', ', V
. ,/f i､ >'｀ﾘ ｌ /'ノ,'ｨr示､ﾚl ｌ ,' /‐､ﾉi l l l l
l ,' l ,' ﾉ从 /´‘ |ｔ'j/ﾘ｀ ﾘl ｌ /ﾉ,'/ｌﾒ,' ,' ｌﾊ l
l l ﾘ '､//| l |' ､弋シ ﾚ, ノｨﾃﾀヾﾉ// ﾉ' ﾘ いや〜、私もああいうのは初めて見たかな
ﾉ, ', ', i ,'､ｌ l i ｀¨ ´ 込ｼ ﾉノ,ｲ ./ﾘ l
./ .ﾄ､l ﾍ l ｉN l l u. l ｀¨ノ/ｲ,'／ 掃き溜めにいるような人たちであぁいうのは稀だよ
_l l l tヽヽﾞl l l ﾍ ' ｲﾊ l 球体紳士さんもそう言ってたし…
.rl l, ､＝- ｌ-,' , l l ヽ ｒ ｧ イ/ ,' l l
.l ｿ ￣｀ l¨ｰ', l_l ＼ イ /,',' ,' ﾘ 基本堕落していく人だからこそあっち側にいるんだからね
.〉_|｀ヽ､ ', l !｀ ー｀･_イ＞､/ﾉ , / /
｀ヽ､ ｀ヽ､_ ＿ﾘ ｀ フ ´｀,/
.ｰ-､-､｀ヽ ＞ ､￣ ー -‐ ´ ノ/i ヽ､
_＼ ヽ＼ｰ-､ ｀＞ ､ _ - ‐´ / ﾉ ｀ i
ヽ l ヽ l｀ ｰ､ー‐- ､＿ - ﾌ ∧ V
ヽﾊ i ヽ ￣ｌ｀ー 一 ' ', ﾉ',
／￣￣￣＼
／ ／ ＼ ＼
／ （●） （●） ＼ そりゃそうかもしれないけど…
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／ やる夫からしたら手痛いしっぺ返しまで喰らったんだからたまったもんじゃないお
／ ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
やる夫はやる夫で、今ではその時のことはこうして雑談のネタにできる程度には
気持ちの整理はつけることができていた
最後のビンタを含めて、ではあるが初めての失敗だったのだから
その整理が付くまではもやもやとした気持ちが残り討伐もどこか気持ちが入らなかった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿ ..,.:-‐:.:.:.:.:i ,．'"´ ヾ:三ﾆ=-=ヘ
く:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: | ,イ／ ,:ヽ.＼ ヽ ヽ:三ﾆ=-ﾆﾊ
｀ヾミ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾉ ,ｲ// ,. i-―.､＼ ヽ＼二ﾆ==三}}
, :ｰ=ﾆヾﾐ㍉＼:.:.:.:.:.:.;ｲヽ , :/{ /i {ﾊ,ｨ=ミx:i i :}ﾆミx‐=彡' まぁ、気持ちは分からないでもないけど…
-‐=≠彡' /／:ミ≧[:::]彡'r彡'j/_.{ ; { i |ﾊ :i {c:::i/| j j .//‐=彡'
,ィﾁ/ ／ ／／j:.:.＼ r=彡'ﾉﾊ ｉﾊ { i,:心 :{ ゞ´ ,} / /|_// / // でも、ビンタ程度で済まされて
. / /／ ,イ／ /:.:.:.:.:;':ヽf‐=彡'ﾊ{ﾆﾍ ヽ }ﾂ ＼. ／i/}/ |ﾍ i/ // 個人的には良かったんだと思うよ？
/ 〃 ／j〃 /:.:.:.:.:/:.:.:ﾊｰく fく三彡Ⅵく u. } } | jﾊ //{
,' i ,:'／ /:ﾘ /:.:.:.:.:/:.:.:/ハ ヾｰく=彡'/ /ﾊ ヾつ // ﾘ ヾ/i
}/ /:.:.:.:.:.:.:.:.//.:.:」 ヾ‐=彡辷三z､ //i / ＞ｰ‐=x､
{ ｀￣￣￣￣ ´ j/{i,ィ:.:ヽ `ｰﾁ/ :| ／ ｰ‐=ミz､
ヽ / ﾘ＼:.:.:} ,ィ≠ﾆ彡'/ ／ ｀ヽ｀ヽ
,' ,.ィ}:.:.i」 { {:.:.::.:/／ /／ ｰ=ミz､＼
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼ … やっぱりそう思うかお？
| ／ .ｲ '=・= =・= u|
/,'才.ﾐ) （__人__） ／
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
最後に三日月夜空と別れた日 打たれた頬が熱を持つ程度には痛んだ
その痛みからやはり苛立ち、怒りが先に来て冷静にはなれなかったが
二日、三日と時間が経つにつれて冷静さを取り戻すや考えが変わっていった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
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|::::::|::八:-‐ __＼:＼ ゞ ´ |:::|:::::::::| }:::::::::::|:::l ／／
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::::::::＼:::|:::ヽ ゞ'､ |:::::::::|:::::| ::::| :|::＼..／／ , -―――-､
.. ＼{＼::::ﾚﾍﾊ _ ﾚ:::::/::::::| ::::| :|`ﾞ／／ ／ __ ヽ、
ー|:::::ゝ ´ | :/从:::{::::::|.ﾞ／／ /´ /´ ● __ ヽ
|:::::::::|｀ =- . __ .イ j/＿__＼: ／／ / ゝ....ノ /´● ヽ
|:::::::::| }/|::;ﾊ ／. ／／ { r ゝ- ′ ヽ
. jﾍ:::::: rくr'´. ／／ ゝ `ｒ-ｲ＿,) |
. ＼| ∧｜... ／／ ／ ＼ |r┬ｙ′ /
| ,У___ ／／ ／ ` ､_ `ー' ＿／
/￣〉 ／／ l `ー――‐-T´
/￣..／／ | j
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
やる夫と夜空の関係というものは非常に微妙な関係だった
本来対等であるはずのPTメンバーでありながら、対等ではない
夜空はやる夫に借りがあり、やる夫は最後辺りでは身体を一部対価で要求している
その全てが夜空とやる夫の間で合意の元で行われていたことであったとしても
その前提条件となる貸し借りが精算されたとあっては友好な関係に戻るのは
余程狂った人間でない限り不可能だろう、と思い至ったのである
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
／￣￣￣＼
／ ＼
/ ─ ─ ヽ 個人的には正当な対価を要求したつもりだったんだけどな…
| （●） （●） |
＼ ∩（__人/777／
／ （丶＿//// ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
夜空の心情の細微な部分まで推し量ることはやる夫にはできなかったが
それでもアタリを付けることはできた
ｿ ﾚ
身体を差し出す以外の選択肢のない状況で夜空は身体を差し出したのだ
あの時の行為がある種の強姦のようなものと受け取られてもおかしくはないだろう
だからこそ、夜空は最後に頬を叩いたのだ、とやる夫は考えていた
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
,ィ ｀ヾi
/ / ｀:、
/ / ; / ｀ 、 :、 、 ヽ:.
. ,: { : i i: { '., i i i ::.
. ,: : i | { i ,i i i }‐:}ヽ j }、
i { ヽl.,{从{ﾊﾄ､{ { jﾊjﾉ }ｲj ,ｲﾊ （たぶん見当違いのこと考えてるんだろうなぁ…）
{ﾊ i ヽﾄ､ ヾ{ ヽﾊ }jｨ＝=x､.j}/ﾉ} ,j
ヽ{fヽ{i,ｨﾁ¨ﾞ ` j/ /jﾂ/i
,ゝ､ﾊヽ._ j u. ﾊ iヽ}ヾ77z､
rf{≦{{ﾊヽ ` __, 〃:}.|ﾊj .〉〉//ﾊ
,ィf{ {i {ﾊ{∧{ミz、 ゝ::::ﾉ ,ｨi//,ｲ | ﾉ//}///ﾊ
,ｨ{//ﾊヽミzz､ヾ三ﾆz:...__,..ィｹ ,.ィ≦j／//////ﾊ
／ :ii///≧z＼二＼ミz､｀¨´/／ ,ｨ}／ヽv/////j
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
ただ、実際はそんな単純な考えだったわけではないのだろうと良美は踏んでいた
当事者には分からないことでも、傍目から見る分なら分かることもある
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
焦らずに一歩一歩成長していけばいいのよ（なお、成長後がどうなるかはお察し
＿＿＿_
／＼ ／＼
／（ ●） （●）＼
f'r/´⌒ヽ／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
_,,.. ---- ――_= ＝＝{｛（ | |::::::::::| _|_＿＿,､ /
_..-''"゛ _､ｰ''""´´´´´ `｀=｀--､.| |;;;;;;;;;;| │:::::::::::::::::ｷ人_,/:│
゛ _､ｰ''" ＼ `⌒ ´ . │:::::::::::::::::::::::） て
／ ヽ │:::::::::::::::::::::/´⌒Y,. ｶﾞｨﾝ !
| ＼::::::::::::::::::::::::::／ ＼
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＼__／
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
実際のところ、やる夫と夜空のPTは確かに歪な形だったのだと思う
討伐経験ひとつとっても夜空がやる夫に勝る部分など何一つなかったのだ
それが仮に装備を揃えたところで即戦力にならないことは明白だった
だが、やる夫は夜空をPTメンバーとして迎え入れた 形はどうあれ、だ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
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／.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
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/.:.:.:.i .|.イ从x≦L.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ ｀､_.)
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{.:.:.:!.:.:ト{`^ ﾝ' 八}.:.:/.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. .:.
.:.:八ト!- ､ "~ﾉ.:/.:.:./.:.:.八.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.
|.:.:.:ｉ.`ト..爪 イ彡'/.:.:./|.:.:.:､.:.:.:.:.:.:.:.:.|＼.:.
|.:.:.:|{.:|.:.:.:}" _, ｰ u./=イ !.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:.:! .:.:.
八|V|乂.:.:.乂 ／ﾉ 八.:.:.:.:.:.:.＼.:.:.:.:､ }.:.:}
|.:{ |.:|ミ二.:≧=---ヘ ／⌒>ｰ'⌒'ヽ.:.:.:.＼:/
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7⌒ ｀ヽ
r＝＝＝ / ﾄ､
| / / !
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| zz(＿ノ ！ノ
＼ j ｀ヽ
＼_＿_/ ／ ヽ ヽ
/ / ‘, ’
/ / ‘ ！
(＿＿ノ (＿___）
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
背景がどうあれ、初めてのときも、装備がろくにないときも、怪我をして動けないときも
結果として夜空を守っていたのはやる夫だった
城壁の外で無防備な状態でいることの恐ろしさを理解できない冒険者はいない
それは夜空だって当然理解していたことだった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
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:::|:::::::|::i:::::::l ‘，:|:::::::::::::: ｉ:::|::::::::::::::::::|::::|::|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
|::|:::::::|::| :::::| ∨::／::::::::|:::|::::::::::::::::::|::人|:::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
|::|:::::::Ⅵ::::::| 斗匕､:::::::::::|:::|::::::::::::::::::| ::::::::::|::|::::::::::::::::::::::::::::::
∧|::::::::八:::::| ___＼＼:::::|:::|:::::::::i::::::::| ::::::::人|:::::::::::ｉ:::::::::::::::::
＼::::::|::＼〉 ィ芹芋ミｧｰ|:::|:::::::::l::::::::|:::::::::::::::::::|:::::::|:::::::::::::::::
|＼|::::::| _)j} ′ ,::::|:::::::::l::::::::|⌒ヽ ::::::::|:::::::|:::::::::::::::::
|::::::::::ノ У /::;ｲ ::::::::::::::: | 、 } :::::人:::::|:::::::::::::::::
|:::::. "" /::/│:::::::::::::::::| ノ.ｲ::::::::::::::ヽ|:::::::::::::::::
|:::i:::. 厶ｲ |:::::::::::::::::::|イ:::|:::::、:::::::::::::::::::::::::::::
|:::|::::. u. l:::|:::::::::::::::ｌ│::|、:::＼:::::::::＼::::::::::::
|:::|::::ゝ -- ､ .,::；;;#::::|:::::::::://.人::| ＼:::: ＼:::::::::＼::::::
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. 人:|＼:::::::::::ー=ﾆ[ | ::::// ､<.: .: .: .: .: : : : : : :＼.: : :＼
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, ../ .// | | /| | ＼ ',
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, / ../ | | .| .| | .| ', .',
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| ' | .| | ゝ ゝ＼'''" V | | |
|' |, |＼ ミテテﾁ≧ 彡ﾁテ三テミレ | |
| |ﾍ | ',Vﾍ しＰoﾘ しＰoﾘ'// |) |
}ﾍ＼.＼', ''''''''` '''''''''"// .|ﾘ ,'
| |', ,＼ ', i ノ // ./ |
|,',' ,ヽ `' __ノ/ /// |
| ヽヽ.＼ 'ヽ ,, ,,,,,_ , -''" /／ |
| | | ` -,, ,, - | ,'" | .|
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,' | | /`-',,_ j-, .| | ',
,' .| |/ `--,,_ |/ | | | ',
,' | ',, />,,,_j',, |``| | ',
,' __,-', ', `-, //／;;;;;;;;','ヾ| |-,,,,_ ',
./,-'"_ ' , ', ' .,,_/"/ ゝ;;;;;;;;;;| ', | | ',
,r'''" ' -, ' ., ヽ ' ,,;;;;;＼ ',' , ' , | .',
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
夜空からすれば、恩義を感じている自分と、そうでない自分がいる
屈辱を受けた事実と、それを上回る利益を享受した事実がそこにある
ごちゃごちゃとした感情の中で、少しだけ上回ったのが女としての自分だった
その部分のプライドに多少なりとも傷を付けられたことがしこりだったのだろう
だから夜空は最後の最後に、やる夫の頬を叩いたのだと良美は考える
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
／ , ,__, ＼
/ ／ ヽ｀ ｀＼ ﾞｉ
,ｲ!、,/ ,' ,. ,.} ﾞｉ .!|,
ﾄ､ヽl{ |! i !| }l ,rｲ
|ヽ>! ! ﾊ }､ | ﾊ ! !<,r'|
{ ミ| | ! ,/|_,i | ﾉtr,_|ﾞｉ, |彡}
ﾐｒ‐ｖノ,Nｿｒﾊ .| ﾘ|ﾉ}ypヾ r-ﾃ
ヾ_!}lk' ━━｀ﾍﾉ´ ━━ ﾘﾉl{ ｿ （所詮これもやる夫君から聞いた話からの推測だから
川、 ﾙ从 正しいかどうかなんてわからないけどさ…）
!ゞﾄ､ ｲ>ﾊ ヾ
! ,|´く人 - ,r'ﾝ∧ l! （でも、犯されたからって理由でああいう行為に及ぶほど
l! < ＞ｙ __ pイヲﾉ ｀l| 未成熟な女のようには見えなかったんだよね）
ｚ‐!‐-,,_,,ｪ(( | | ))ｭ,_ !
,|.ｪ‐′::::::::ヽ＿ ＿/:::::::::`ヽ、
,ﾍ´ヽ.ヽ､:::::::::::::::ヽ｀´／:::::::::::::, ' ,｀>､_
} ＼ ｀ 、｀廴＿__∨_＿,イン′,／／ ヽ
| Y ゞ‐--―｛r}─--‐''"´ / |
| ｀i .| | ! |
| ヾ l ! ! ! Г|
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
結局本当のところは夜空本人にしか分からないのだろうが…
冒険者も結局は人間 感じ方も受け取り方もまた人それぞれ異なるのだから…
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＿_＿__ ━┓
／ ― ＼ ┏┛
／ノ ( ●) ＼ ・ 黙りこくってどうしたんだお？
. ｜ ( ●) ⌒） |
. ｜ （__ノ￣ / 食後のお茶が冷めるお？
. ｜ /
＼＿ _ノ＼
/´ |
. | / |
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└──────┘
┌───┐
│::::::::::::::::│
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└───┘
┌─┐
│ :: │
└─┘
┌┐
└┘
□
・
／￣￣￣＼
／─ ─ ＼
/ （●） （●） ヽ
| （_人__） |＿
,ｨＴl'ヽ＼ ／| | |
kﾋﾋど, (( (({⌒|＿_| |
｀´￣ヽ ﾉ＼ |＿_. |
ヽ ｀ / '}| | |
> /ごノ | //
__,∠ / | //
〈、 ／ ￣
＼､__ノ ｽﾀｽﾀ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
さて、やる夫が冒険者になってからはや5ヶ月目になろうとしていた
基本的に今も元気にスライム討伐を続けていはいるのだが、
この頃から少しずつ次のステップへと向かうことを視野に入れていた
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
∧
_/:|:ﾞi､ _,,,,,,,_
.,r;'"_ﾞ'V'ﾞ_｀ヽ､ .／´ .ﾞヽ,
/ lﾞr｡;r〒､;｡ﾞi i, ./ ,/ﾞ⌒l::::::::::!
.ノ ,ﾗﾞ l. ヾ,'ﾞ .ﾞヽ､! / ヽ;::::;ﾉ
.iﾞ ､,(:､,,,,,,,,,,,,,､)/ﾞ ﾉ ./ ~´
.ト-､;ｨﾞ!ﾞ'＝＝''ﾞ.'iｽ7"|ノﾞ ももんじゃ （ランクF）
_ﾞ!、´'ﾞ｀ ,､く,
'-Lｨ"＞------‐＜,ﾞi-''ﾞ
ﾞ´
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
次のステップ ――― つまりはスライムからの脱却である
スライムの次に冒険者が挑む定番と言われているのがこの二匹
ももんじゃといっかくうさきである
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
||
|''|
＿＿＿＿ __.|‐|__ ＿＿＿＿
| ＿＿＿ ｀＼. ／ |ー| ＼ ／´ ＿＿＿ |
＼l ＼ ｀ヽ< |'ー'| >-''´ ／ ｌ／
＼ ＼. ＼|'ー '|／ .／ ／
＼ ＼ ＼ |'ｰ―'| ／ ／ ／
＼＿_＼/ 'ー―' ヽ／＿_／
／／ ／ ＼ ＼＼
/ ./ | |￣＼ ／￣| | ヽ ヽ
| | l ＼／ｉ i＼／ l | |
| | ＼ _／ ＼_ ／ .| |
ヽ ヽ ＞、 Y ,.＜ / ./ いっかくうさぎ （ランクF）
／ ＼ヽ ／ヽ_l_/ ＼ / ／＼
彡 ＼ヽ,-'＼ ／ヽ､/／ ミ
~'''''"￣￣'ｖＶｖ'￣￣￣'ｖＶｖ'￣￣"'''''~
¨”￣
／ ＼
/ / ,, 〉
/ / ∥ | ﾊ ,
. ′ ｜__j| | j｣ _,} ′
. /| |_j[ 〕iト､_j{_仏i〔_[__| ; 次のステップですか…
. |′ 坏爪ﾊ⌒＾＾ 爪ﾊ刈 ｝
. |{ |八_{{ V炒 }冖{{ V炒厶ィ ハ どっちをメインに討伐していくかで
. ＼／` ｰ== ' ｰ==￢ﾉ仏 ﾉ 揃えるべき装備を変える必要がありますね
r┴┐ﾊ rｧ=ミト＜ ／_,,ﾉ く
. /////|___}:i:i:i:i/:::::トﾐ i〔_/////} ┐
{//／ ＼<:::ｱ:::::::Π::::77⌒＼//ﾊ
∠ア （/:::.ｰ::::::::::// 〈._,ﾉ=_
. ∠ア ∨ﾆ=--‐ ｧ ＼ﾆ=_
∠ア 〈___Υ__7. ＼=_
. ／ﾆｱ ｛三ΞΞ }ﾆ＼_､
. （ｱﾆム {三ΞΞ /ニニ〈
. /ニニ∧. {三ΞΞ {ニニ=∧
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
装備の修繕の際に、それとなく武具防具の専門家に相談はしていた
ただ、どちらにしても装備を一新する必要があるというのが結論だった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
ﾍ x ヾ､
ヾ､＼ ≧- _ V',
_ - ￣ ｀`ヽj＿
─=≦＿ ,.､7} , |-､
／ ＞'´ ／／,ィ´ ヽY､
／ ＞'´ ／∠ｚ､ ,.彳ｲ ゞj i
/ ＞'７/ ／| /ﾋ:ソ`ヽ/ ＞'/{ _!___ うーん、たけやりでも全く無理とは言わねぇけど
/ '´ ./ ／ j/`ｰ /イ rzﾐi ', ,. ＜: : : :∧
/／t ､ ﾋｿ／: : : : : : : :.∧ できることなら変えた方が安心だわな
, xji /ーY _ _ ′,.ィ: : : : : : : : : : : : ＼
ヾ ハ { i', ´ `ヽチ'ヽ､: : : : : : : : : : : : : : ＞ｘ_ スライムとはあまりに違いすぎるからな
ｷ=-z ミ=-z- ,ィﾍ | ヽ ,､_ ,. イ ／/＞x: : : : : : : : : : : : : : : :＼
`ー＜ィ:､___〈xﾆi i.斗 7 r-＜ /.／_〃__ V: : : : : : :z=-＝-z_: :ハ
／: : : : : :.Vﾆi lノ / /ニニイﾆzxj: : ＞-､t＿__;: ／｀`::;´￣: : : : |
＼: : : : : : :〉ﾆｘ＼ ｲ_,/ニニ＞:':.´: ／: ／/: ／:／: :/／: : : : : : : : |
r＜: : : :V: :./ニ{二二二}ﾆi/: : : : :.／: : /: :/.:': : /: : : ' : : : : : : : : : : ﾘ
＿ﾉ: : : : : : : イﾆ＞'7./ﾆﾆニi/: : __:.ィ: : : :/ : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : :/
r=＝ﾆ￣二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ///i/./ニニﾆj: : : : : : : : イ: ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : ｲ
| |ニニニニニニニニ7//i/ /二二イ: : --: ＜: : : :': : :i: : : : : : : : : : : : : : : :／
| |ニニニニニニニニi/// /ﾆﾆﾆ/ー': : :/: : : : : : : : : :.l: : : : : : : : : : : : :.／
.
（討伐褒賞＋素材引き取り額 ＝ 合計報酬額）
┌───────────────────────┐
│ ： .│
│ ： .│
│ │
│ももんじゃ ： ４G/匹 ＋ ３G/匹 ＝ ７G/匹 .│
│ │
│いっかくうさぎ： ４G/匹 ＋ ６G/匹 ＝ １０G/匹 ....│
│ │
│ ： .│
│ ： .│
└───────────────────────┘
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼
／ （●） （●） ＼ いっかくうさぎの方が高いのかお…
| （__人__） |
./ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
換金所に行けば、その二匹の討伐報酬額については一覧で記されている
同じ程度の難易度とは話に聞いたことがあるが、なぜかその二匹では
受け取れる報酬額に差が生じていた 素材で違いが生まれているのだ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
||
|''|
＿＿＿＿ __.|‐|__ ＿＿＿＿
| ＿＿＿ ｀＼. ／ |ー| ＼ ／´ ＿＿＿ |
＼l ＼ ｀ヽ< |'ー'| >-''´ ／ ｌ／
＼ ＼. ＼|'ー '|／ .／ ／ ・ 角
＼ ＼ ＼ |'ｰ―'| ／ ／ ／
＼＿_＼/ 'ー―' ヽ／＿_／ ・ 肉(食用)
／／ ／ ＼ ＼＼
/ ./ | |￣＼ ／￣| | ヽ ヽ ・ 皮
| | l ＼／ｉ i＼／ l | |
| | ＼ _／ ＼_ ／ .| |
ヽ ヽ ＞、 Y ,.＜ / ./
／ ＼ヽ ／ヽ_l_/ ＼ / ／＼
彡 ＼ヽ,-'＼ ／ヽ､/／ ミ
~'''''"￣￣'ｖＶｖ'￣￣￣'ｖＶｖ'￣￣"'''''~
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
いっかくうさぎの方が獲れる素材が多いこと そしてその需要が高いことが挙げられる
特に肉は定食屋でもポピュラーな食材として重宝されている
一方ももんじゃは、毛皮こそ衣料品の素材として需要はあるものの
肉に関しては味がいっかくうさぎのそれよりも落ちることから需要が低い
したがって、この二匹は討伐難易度こそ同ランクではあるが
素材引き取り料で少しばかりの差が生じてしまっているのである
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
∧
_/:|:ﾞi､ _,,,,,,,_
.,r;'"_ﾞ'V'ﾞ_｀ヽ､ .／´ .ﾞヽ,
/ lﾞr｡;r〒､;｡ﾞi i, ./ ,/ﾞ⌒l::::::::::!
.ノ ,ﾗﾞ l. ヾ,'ﾞ .ﾞヽ､! / ヽ;::::;ﾉ ・ 毛皮
.iﾞ ､,(:､,,,,,,,,,,,,,､)/ﾞ ﾉ ./ ~´
.ト-､;ｨﾞ!ﾞ'＝＝''ﾞ.'iｽ7"|ノﾞ ・ 肉
_ﾞ!、´'ﾞ｀ ,､く,
'-Lｨ"＞------‐＜,ﾞi-''ﾞ
ﾞ´
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ ・・・
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ,／ （普通に考えたら狙うのはいっかくうさぎだよなぁ…？）
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
おそらくというか普通に考えれば、やる夫と同じような段階まで来た冒険者の
ほとんどがいっかくうさぎを狙うべしと考えるはずだ
同じ労力でもらえる報酬が多い方を選ぶのは至極普通のことである
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿ . ／_ヽ＿＿＿＿＿＿__
, ＜ _, ＞〈r――,
ｰ,_‐ ' ´＿ ‐- ,_.｀ﾄ, ￣￣￣￣￣￣￣
/ ', .ヾ´ . ! ',―――――――
,' . ,....ﾄ,. .ト , ,_ .ヽ_.! .}＿＿＿＿＿＿＿
.{/| |. .トヽ { _／＞ﾍヽ ﾄ'.',.ﾉ
. ∨|ヽ!{圦｀ 弋刈ﾉ ',},ｨ/┬―, ,
｀'. ',｀¨ . , '| ', | ./ ,｀'¨¨ ヽ
_,ｨ_¨＞ ,_=ﾆゝイ‐r| .ﾍ ', .. _,/＿. ., '
／／,ゝ--――-.ヾ ,ヾ,. く くヽヽヽ'}'´
. ／／¨´ .ヽヽ', .| ｀ﾞ￣￣￣｀ト-
｀.'´ ヽ｀ ! . / /::::
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
ただ、いきなり討伐に向かうにはあまりに情報が少なすぎた
スライム討伐を適当なところで切り上げ、森に近いところまで向かい
森からはぐれたいっかくうさぎやももんじゃと戦っている者を観察してみる
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ （とりあえず、装備は変えた方が良さそうってことしか…）
| （__人__） u. |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
が、特にこれといって情報が増えることもなかった
自分がもう少し賢ければ、何か違った視点から新たな情報が得られたかもしれないが…
これらのモンスターを相手にしている冒険者だと基本的に装備はある程度揃えているし
そこそこの経験を持っているため、ミスらしいミスをすることも少なくなっているのだ
1日2日見たところで、何か有益な情報が得られるわけではなかった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
【夜 冒険者宿舎】
＿__
＿i＿ _/:::|_ i |::::: i ＿＿ ／ヽ＼ ____________
| ヽ |:::::::: | i i::::::: i ＿＿＿＿ |::::::i i ／..:::::ヽ ＼i i i i i i |
_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,__,_,_,_,_,_,_,_／~＼＼＼,＼＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__; ...|
/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;／ﾆ日ﾆ＼＼／,,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;.//ヽ
/;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/!| |／,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,// ヽ＼
/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/| |,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;/,,,;;// 三 ヽ＼
|￣￣￣￣￣￣||￣￣￣￣￣￣| :|王||王i |ﾆi￣￣￣￣￣￣||￣￣￣￣￣￣ |三三三|
ゞ;ﾐゞ |王|王| . || |王|王| . | |ﾆi |王|王| . || |王|王|. |三ﾉヽﾐゞ;;;
ｿミゝ:ﾐゞ!LLLi .|| .'LLLLLLi. .| |ﾆi :.LLLLLLi || LLLLLLi |三;;;ミ;;ヽﾐゞ;;
;ﾉ:;:ヽﾐ;:;ミゞ;;; || i=======i====i . . . . || . . .|:ニﾉミヽﾐゞ;;;
ｿ;ﾉ:;ミ;;ゝﾐ;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||￣￣￣||￣￣:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ｿミヽﾐゞ;;;ミゞゞ
ｿミゝﾐゞ;;;; .. .i^^ii .i^^ii ;ﾉノii;;;ヽﾐゞ;::;;
i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣|: |i |: |i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣
.~i￣i￣i￣i￣i￣i￣i~i: |i'''''''''''''''''''''''''''''''''|: |'~i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣i￣
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣' ' ' ' ' ' ' ' ' ' ' ' ' '￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
'" '':'.' . . :: : '' " ' .'' " : ' ."'
.
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
この日は、結局いつも通りのスライム討伐を終えて宿舎へと戻った
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＿＿__
／ _ノ ､＼
／ .(ー) (ー)＼ （この部屋からもそろそろ出て、別の部屋借りるようにしたいお…）
| （__人_） |⌒ヽ／⌒＼
（''ヽ ｀ー' ／ 〉 〉 ,､ ）
/ / (__ﾉ └‐ｰ<
〈＿／＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
結局これといった情報もないまま、明日討伐をしてみるしかなさそうだった
明日朝に市場で装備を整える いっかくうさぎかももんじゃのどちらにするかは
その時の買えた装備の具合で決めることに
今の生活から少しずつ変わっていく流れを感じつつ、やる夫は眠りに就くのであった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
・ ━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━ ━━ ━ ・
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ 入速出 やる夫
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | LV １
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼ ランク Ⅰ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
【ステータス】 たいりょく １
. こうげき １
. すばやさ １
. かしこさ ２
. きようさ. １
【技能】 ・ 不意打ち ―― 敵の不意を打ち、先制攻撃しやすくなる
・ カウンターLv1 ―― 50％の確率で相手が攻撃を仕掛けた際にこうげき＋２でダメージ与える
(発動条件：剣か槍を装備していること)
【補助技能】 金融業 Lｖ１
【その他特記事項】 なし
【補足】 ※少しだけ周りから変な目で見られている可能性があります
【装備】武器：たけやり
防具：皮の盾
【所持金】 920 G 【BOX】5,000 G
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
【固定出費】食費4G/日 （朝夕各２G）
銭湯代3G/週
洗濯代1G/週
倉庫・BOX代 ５G/月
家賃50G/月 （冒険者宿舎/Lv1）
・ ━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━
.
レベル1だとそういうところで働いてる下っ端の人くらいの感覚でよろしく
乙でしたー
よく見たら割と前についてるんですね
なるほどなー、そりゃあキッチリ沈めきれない訳だｗ
乙でしたー
体を求めことじゃなく、女のプライドの問題か
変な目でみられてる理由もきになるなー
続きが楽しみだ
ちょっとの差で結果は変わっていたか
モンスターと戦うより割りよさそうだが
っていうかやる夫さん自体普通に強いし、返り討ちに遭いそうなのに誰が襲うんですかねぇ
っやらない夫
つ【やらない夫】
やる夫が無駄遣いしてないからたまってはいるんだろうけどスライムだけで結構な額になってるし
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
/: : :/ : : : : : : : : : : : : : ｉ : : : : : : : : : ヽ
/: : :/: : : : : : : :./|: : : : : :| : : : : : : :ヽ : : :.
/: : : ｉ: : : : : : : |: | |: : : : : :|ヽ:.:i: : : : : :ｉ : : i
′: : :|: : :ｉ.: : :./|: | |: : : : : :| ｉ:.|: : : |: :.| : : |
/ : : : : |: : :|:|i: :|‐|‐ト: : : :|i:斗‐|┼: ｉ:.|: :.| : : | ただいま 今日は頑張って投下するからよろしく
. /: : :／|八 : |八 |_.ﾚ'.._|: : :八/__.}/∨}/: : | : : |
厶イ |: : ヽ{{ 午不か}／ 午示下}.: : :| : : | ただちょっと飯食って風呂入ってごろりと横になってからね
|: : : :| 弋__ソ 弋__ソ レ': : : | だから23時くらいになってからやるつもり
|: : : :|ﾊ /| : : : : |
|: : : :|ヽ} ' /´| : : : : |
|: : : :|: :人 ＿ ／.: :.| : : : : |
|: /i: |: |: : ｀: :._ ｨ: : i: : :.| : :ｉ.: :.|
{/.人{: |/}: :厂} ｰ .{ｱ}_l_: : |: : i :. ′
,. -‐乂¨￣{¨ ¨} ¨八/}/
r＜. ､ | | ＞､
／ ＼＼ | | ／／ ＼
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
/:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧
. /:.:l:.:/|:|:.:.|:.:.:.:l:.:.l:.:.:.:|
/:.|:.|/ 从Ν＼l|:.ﾘ:.:.:.:| 緊急地震速報のあの音ってやっぱり怖いよね
└┤| ┃ ┃l/ ):.:.:.|
|人 -( ..ｨ´:.:.:.八 なんであんな音流すんだろ…
|八{≧=┐{＼|/l／
/{＼｢/∠ ∧ そんなわけで投下開始ー
〈_｢ヽ襾/} }-┤
├}.. }=/ { i┬|
|/................｀|｜
/....................ﾉ ,〉
{.................. 〈_∧
/＼＿＿_彡' ＼
/ / ＼ >
〈 / ＼ /
／￣￣￣＼
. ／ ─ ─ ＼
| （●） （●） | Welcome Deep Place 14
＼ (_人_) ／
/ ヽ、
/ i. ヽ |
∠ニニニニし| .ソ:::::::
. | r- ､ /:::::::::::::::::
. し´::::::::し′::::::::::::::::::::::::::
.
どこぞの閻魔も言ってましたが、お気楽な音楽を流す訳には行かないから？
,､-'´ -‐'''"´ｲ /-―‐､
／ /ﾐ､/彡! ヽ
/ / /‐―ｚ'=| ',
/ /| / | | ',
i | / | / | |!
l.,､-! /ﾆ|/ ,||-| l スライムから獲物を別のに変えるのか？
',,= i /´, Ｔヾ ィ-ｧ- ! l
/ -| /ヽ-'| じ' | l ってことはうさぎかももんじゃ辺りだな
ｌ （! /｀ ー' ´ ヽ- ｲ l どっちメインにするか決めてない？
ヽ､｣ / ｌ | .l
ｒ'´ ｌ ﾊ / | i ふ〜む、金はどれくらい掛けるつもりなんだ？
. r┘ l ヽﾄ-､._ ,､-‐――-､_,ィ/ |/
┘ ｒ-､ﾍ└‐‐‐`‐‐､..._,,､ｒ‐'-ｭ___
ヽｒ┘ ｀ヽ,:::::::::::::| |:::::::/::// / ｌ
-' ‐--､_＼:::::::ヽ'､ ヽ!/／ ｀''i_
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
週明け 朝から市場に出向き、装備を新調する
いくらか金は貯えがあるとはいえ、あまり無駄遣いは出来ない
金が必要な場面は今後いくらでもあるのだ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼ 一応貯金はきちんとしてるから金は結構あるんだお
／ （●） （●） ＼ ただ、防具も揃え直そうと思ってるからできれば500Gくらいかお
| （__人__） |
./ ∩ノ ⊃ ／ あまりケチるつもりはないけど、それくらいだとありがたいお
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
.
,..､ヽ ,-―-､
,. ' ヽヽ.i、 ヽ 、
, ' iヽヽ!i ヽ
/ /!i￣ ´ヽ i ヽ
/, , i i ヽ.iヽ i : ::ヽ 他の駆け出し連中が聞いたら文句のひとつも言いそうな台詞だな
,...、 ,-、 i' ./! i ! ! ヽ!､ :: ::i: !
ヽ、Y / ! .i !_!iｰ--‐ 'ー＝,-ヽ :::::ヽ! つってもお前ももう冒険者になって５ヵ月か
ヽi ,...!.-'"ヾ! .:i !~ﾄ'｀i .!ヾ"丿i': :::::/ 順調に行ってればある程度金も貯まるわな
i ! r‐―'-!.::!.i ヽ..ｰ' ー｀‐ 'i:::::::::i
ヾ ! i― '!:::ﾄ| i u. i::::/!:!-､ えっと、お前は今はたけやり使ってるんだよな
i ヾヽ ヽ:!ヽ ,...,,,_＿,,,.....、 !::/､!':::/ ってことは前衛でファイターか…
／! ヽ ヽj､!､!ヽ._!､,'_＿_＿,,..ヽ/!/ ヽ'""i
／ iヽ i ! 、ヽ＝,ヽ--‐''i r‐－i i_,/..、 それならこれだな
. ／ iヽ 丿ノヽ ! ヽ i i i i / !―'､
／ i ヽ_,i´! ヽ､ ヽ.i !.,.// i - ／ ,..-―､
./´ ヽ' / i. ー ､ i iーi ' / ／ ヽ
i ヽ ヽ j i iヽ｀! ! / _＿___,,,.... -‐'' ヾ
! ,,..-‐'" ヽ ,! , iー!iiニ!! i i_ﾉ i' i
ヽ､ _,,. ＿,, , i ! ヾi｀!´ i ,i ! !
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
エドはそう言って、脇に立てかけてあった一本の槍をやる夫に渡す
青銅のやり たけやりよりも遥かに丈夫で、ちょっとばかり重い
しかしながら、間合いの取り方や基本的な戦い方はこれまでと同じ武具である
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ 青銅のやり、かお
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | たけやりよりも重いけど、使い方分かってるから楽そうではあるお
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
,. : ´＞ ' ´￣ ヽ .i /／￣ヽ、
／, : ´ /＼V/／ﾊ ＼
/／ ! '￢ミYム斗ｷ ヽ
／イ 7| / | i ﾍ
/'´iｲ 7 ! .′ | | ハ
|,| 7_ i/ ､ Y￢ /汀 ! まぁ、それはそうだろうが…
{.| |,'__≧‐-ｭｨ〉 { iー-z',￣∨{ V
／ｲ ﾘ 弋ｚソ `′ '弋zﾊ ヽ､ ∨ とりあえず戦い方には注意しろよな
{y { ! | ｀ ー ｀ ー ﾍ, ヽ､`´ﾍ
__j-.ﾍ!7 | i γ ￢ ｀ ＼
_j--/:.ⅣV i u. ！ j_ -' ＼
_,､_/ヽ_/: : :/: :jﾄ､∧ ﾄ､ ＿_ { x＜￣ニ＝-t
／: : : /:::7: : : : : //>､ー- _>､ ‐ ´ 人 }'ヽ､ ／: : : : : : : : : : :|
7: : : : /::::::{: : : : : i//////Y | ＞ ,.＿＿,. ィ: : :ヽ'::::/: :＞､/::i : : : : : : : : : : :.!
∨: : 〈:::::::::|: : : : :i///////i_ L____/￣-=ﾆ/: : : ／:／: : : : :/:::::|: : : : : : : : : : : :! 【青銅のやりを装備しました】
〉: : : ﾍ::::::!: : : :.i//////{ Ｏ ヽ-ＯY:///: : ／:／: : : : : :/:::::::,': : : : : : : : : : : :.', 【450G支払】
/: ∨: : : V:!: : : :i/////// ７yr.r─////: ／:／: : : : : : :.人:::::,': : : : : : : : : : : : : i
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
新しい武器を手に入れて、少し気分が上がっているやる夫
だが、なぜかエドは少しばかり険しい表情でやる夫に注意を促すのであった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
,. ‐-
／ ＼
/ / } ,
. ′ / ′ ′
. i { } ,
. j/ i| ′ | /} ﾄ､ ｜ iﾄ､ あー… うさぎかももんじゃかまだ決めてないんですか…
/ i|/! : | i|i /{_| ,i L.}ﾊ | i| }}
ﾍ .: :| { ]| | i|仁{二|/}_/,ﾇrｧj | }} う〜ん、それじゃとりあえずカシの大盾とかどうですか？
. ＼|.: >}.i {__rf苡さ＾ }}-{{㌣{_j〔_ |ﾉ′ 皮の盾よりは多少重くなりますけど、守備範囲が広くなりますし
人__}りｰ- L¨´-‐' ,￣ / |
fニニニﾏ 丁 u _ ｧ .: ！ あと50G追加で皮コーディングもできますけど…
. ﾏニﾆﾆ7 i ｛{ｰ- ／}:... i|{
fニﾏニニ{､__ _ V/::::rｰ=ﾆ7}:::.从{
. ﾏニﾏﾆﾆﾆ二二ﾊ ﾏニニ７ニ,/ﾆ7
. ﾏニﾏニニニﾆﾆ}/ニﾆ／ｰ==='
.. ` ｰ=ニニニﾆ７ﾆ=‐
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼ そ、それじゃそれもお願いしますお
／ （●） （●） ＼
| u. （__人__） | （なんでアデーレさんまで微妙な表情してるんだお？）
./ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | | （そんなにうさぎかももんじゃか決めてないのって良くないのかお？）
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／ 【カシの大盾（皮コーディング）を装備しました】 【250G支払】
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
防具屋のアデーレにも同じような反応をされて、流石のやる夫も何かあると思うようになる
だが、何が問題なのかとんと理解できない
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
／￣￣￣＼
／ ＼
/ ─ ─ ヽ （さて、どっちにするかお…）
| u. （●） （●） |
＼ ∩（__人/777／ （装備も良いモノにしたんだし、せっかくだからいっかくうさぎで稼ぎたいところだお）
／ （丶＿//// ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
だが、何かが引っかかる
本当にいっかくうさぎを狩りに行って大丈夫なのだろうか、と
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽへ＼ いや、今日はももんじゃの方を討伐するようにするお
／ （ ―） （―） ヽ
.l .u ⌒（__人__）⌒ | 外見的にはまだももんじゃの方が戦いやすそうな気がするし…
＼ ｀ ⌒r'.二ヽ<
／ ｉ＾Yﾞ r─ ゝ、
/ , ヽ._Ｈﾞ ｆﾞﾆ、|
{ { ＼｀7ｰ┘!
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
そして、その懸念を覚えた自身の勘を信じて、ももんじゃの討伐へと舵を切ることに
そうと決めたら、森にほど近いいきももんじゃが出やすいという場所へと向かう
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
,. '"⌒ヾ
;;.:''ﾞ' ﾞ ,,） ,.. -､
ﾘ ｒ'"´ ⌒ヽ,
;., '"⌒ヾ ⌒ ｀ヽ' ,､_,,.;.,'´￣｀ヽ
,.､.ﾞ､ ﾞ､ /l ,;' ,. ,;'r'"⌒ヽ,
ヽﾄ､;.,､ ,.;' ,,._;;')
ﾚ'ｒ'"´ ｀ヾヽ ､;.,_', ,'|l! r'ゞ,,;' ｀ヾ
l!./ゞ､ .,.;;'ノ /⌒ヾi! ,/､;.,.''.,; , ,. ';
i´ ／/ ,.､ ;.,､_,.;'')'/ ､.,;''/ ., ;:.')
|／.／'".,ﾞ'" ., ;:' ;.,'")ﾉ |i!l|_/､;., ､.,;;. ,.;'ハ､
l!／ (⌒;.,;. ;､.,;ll! l|.ヽ|i!l| lｖ/;.,､__,.､.;:ノ'" ｀ヽ
|､wv从/l'|､wv从/l'|､wv从/l';.,'|l! l|. |i!l| |i!|.'|i!|' ､.,;'ﾞ:､.,;., ,.;_..;')
川 /|ﾉﾙ'川 /|ﾉﾙ' ﾉﾙﾊﾞl 彡ﾊ/／/vw彡|i!|,,;.､,:'ﾞ､,:' ,:;ﾞヽ,;.,ヾ
VjjNw/〃lVjjNw/〃ﾚ'ﾍ lﾙ'/vwjj/从jj/彡彡,..|i!|,,,,,,＿＿__ハ
---――''"""""´´~.""""""￣￣￣ ￣￣￣￣｀｀｀ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ''''''''''―――--
:.:.:.:.:.:.:.: .: .: .: .: . : .:
＿＿＿＿ ＿＿＿＿_
／ ＼／ ＼ ‐-､
､-‐ ／- ─ ─ -＼ __＿,ノ-､ さて、森の手前あたりで慣らしをしたいところだけど
､- !､,＿_／（● ） （● ） 彡 （ ●） （ ●）ヽ __＿,ノ
!､,＿__ l （__人__） （__人__） | いるかなぁ…？
＼ ｀⌒ ´ 彡 ⌒´ ／
/ ヽ
.
∧
_/:|:ﾞi､ _,,,,,,,_
.,r;'"_ﾞ'V'ﾞ_｀ヽ､ .／´ .ﾞヽ,
/ lﾞr｡;r〒､;｡ﾞi i, ./ ,/ﾞ⌒l::::::::::!
.ノ ,ﾗﾞ l. ヾ,'ﾞ .ﾞヽ､! / ヽ;::::;ﾉ
.iﾞ ､,(:､,,,,,,,,,,,,,､)/ﾞ ﾉ ./ ~´
.ト-､;ｨﾞ!ﾞ'＝＝''ﾞ.'iｽ7"|ノﾞ
_ﾞ!、´'ﾞ｀ ,､く,
'-Lｨ"＞------‐＜,ﾞi-''ﾞ
ﾞ´
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
森の周りで一匹だけうろついているももんじゃを発見
これ幸いと正面からではあったが、攻撃を仕掛けることに
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＼:＼
＼:＼ ｨ‐=＝=‐- ___ ＿＿__
＼:＼ ／ ´ ／ ＼
＼厂 .／''＜ヽ ／ ＼ ／＼
心_ノ、 ｀Y （ ●） （●） ＼ いたお！！
＼:＼ | （__人__） |
＼:＼ /＼, ｀⌒ ´ / これなら先手取れる！！行くお！！
＼:＼ ￣ '''‐ー'''￣´ }
/ ＼:＼ l l
廴 ＼:＼ ∠_| .l
il|!iiil|｀ヽ ＼:⊆￣_＿＿＿l
iii!l|!iiil|! √＼ヽヒ__ﾉ
i!l|!i ヽ__} ￣＼:＼
|!i ＼:＼
＼:＼
＼ﾆ＼
＼:＼
＼＼
＼l
.
∧ て_
_/:|:ﾞi､ （ _,,,,,,,_
.,r;'"_ﾞ'V'ﾞ_｀ヽ､ .／´ .ﾞヽ, なんや！？ なんかキタで！！
/ lﾞr｡;r〒､;｡ﾞi i, ./ ,/ﾞ⌒l::::::::::!
.ノ ,ﾗﾞ l. ヾ,'ﾞ .ﾞヽ､! / ヽ;::::;ﾉ
.iﾞ ､,(:､,,,,,,,,,,,,,､)/ﾞ ﾉ ./ ~´
.ト-､;ｨﾞ!ﾞ'＝＝''ﾞ.'iｽ7"|ノﾞ
_ﾞ!、´'ﾞ｀ ,､く,
'-Lｨ"＞------‐＜,ﾞi-''ﾞ
ﾞ´
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
あと5歩もすれば槍の攻撃範囲というところでやる夫の存在にももんじゃも気が付く
ここからももんじゃが攻撃態勢に入るよりも、こっちの方が速いという自信があった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
ヽ ／、
/ (● ●）ヽ-、 （よし！！これならいけるお！！）
_,,..ゝ（_人_） ノ＼ ＼
＿＿tﾆｺﾍ==ﾆﾆ----------―ｔべ⌒tﾆﾆｺ
ｔ‐=＝ﾆニ二㍉ )_ｊjjj,--―￢¨㍉￣￣￣l'¨¨￣
＞-‐‐ 冖¨¨´ ￣￣ / 、 }
ヽ__/ ./
/ /l
l .i!_}
廴／
.
─── ＼
＿＿＿￣￣ 二 ＼ ,＼
＿＿＿＿＿＿三 （ ●）ヾ'| （もらっ――――）
￣￣￣＿＿＿＿ 二 ⌒（__人_）
──────────────＝≡ /
───────────‐イ=ﾆニ二＿＿ 二二― - ．_
Lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ［＿__(ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ(((ヾ）ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ((三三三三三＞
───＝二三 / ￣￣ ¨¨
￣￣＿＿≡三 /
￣￣￣￣￣二 /
＿＿￣ 二 ／ ＼
三 ／ `三 ＼
─＝ ／ ─＝≡ !
二 ／ ─二 ／
─ ／ ─ ）
二 ）
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
そして、槍で突き刺そうと大きく踏み込んだその瞬間 ―――――
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿―＿＿＿ ､‐,ニ､ ` ｰ､ そ て ――＿――＿＿―＿＿＿￣
￣＿＿＿￣― ヾｰ/=/三 ｿ ` ＼ ゝ, そ＝ ￣￣￣ ――――￣￣
＿＿＿―＝ ; '＼: :く '‐― ヽ "`/'^r . ￣￣＿＿＿￣ ＿＿
￣￣―‐―― /≧,ゞ :.'':.¨ヽ ヽ ―_ ￣￣ ――＿￣＿＿＿￣
―――― : ! ー i｀ー-‐´.:.:.:.:.:.:..:＼ ';f ＝＝...＼_人__人__人__人__人_／
＿＿―＿＿＿ / .丿:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ i ≫ ぐはっ！？ ≪
￣＿＿＿￣― l.｀ーｲ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＿_:ヽ. l ／⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ＼
＿＿＿―＝ l 〈:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:., --､／ ヽ:i i＼、 ―＝ ＿＿＿
￣￣―‐―― :ヽ. ヽ:.:.:.:.:.:.／ ' l / ｀ーー;;、 ＿――￣＿＿＿
―――― ﾄ､ ヽ:.:.:/ , ----‐' / 、 ヽ ――＿――￣＿＿
＿＿―＿＿＿ ヽ.ゝ‐`-{、＿_ 'ﾆ _ ｨ' ｀ー--―ij_j＼＼从/＿＿＿＿￣￣
￣＿＿＿￣＼＼从/ ,' `＜´ ＼ そ て―￣￣―‐
＿＿＿― そ て! ' ｀ ヽ ＼ ゝ, そ ＿＿
￣￣―‐――ゝ, そ '´`ー--､ ヽ. ＼ "`/'^r .￣＿＿＿
―――― "`/'^r
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
なぜかやる夫がダメージを受けていた
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
,-'"￣￣￣＼ ﾞ
/＼，#､／ ヽ ;：
i （○） ；（○） u i ； ぐふっ… は、腹にもろに喰らった…
ヽ （__人__） / ;
i ､＼ ; な、何でやる夫がダメージを受けてるんだお…
| ! ／__｝ ；
,-| . |ー-､/ ゞノヽ
｛_ i､___,l | | ；
）ｿ(___i）---| |
ゝ-i--i´ ；
｀-ﾞ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
攻撃を先に仕掛けたのは自分だったはずだ
あのタイミングで、ももんじゃが身体を動かして攻撃を先に仕掛けるのは無理なはず…
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
∧
/:::::::ヽ
／ヽ､:::/ ＼
/ ヽ 兄ちゃん、舐めて貰ったら困りますわ…
. / (●)ー(●) ﾊ
/ ／ﾟ＿ﾟ＼ .i
{ ＼ ＼｀ニ´／ ／}
ゝ"＿ミ .彡＿/ニニヽ
l^i^i^l l^i^i^l ＼ヽ
ヽ _./ ー‐--―ヽ _ノ ノノ
_/:|:ﾞi､ _,,,,,,,_
. ,r;'"_ﾞ'V'ﾞ_｀ヽ､ .／´ .ﾞヽ,
/ lﾞr｡;r〒､;｡ﾞi i, ./ ,/ﾞ⌒l::::::::::!
. ノ ,ﾗﾞ l. ヾ,'ﾞ .ﾞヽ､! / ヽ;::::;ﾉ
. iﾞ ､,(:､,,,,,,,,,,,,,､)/ﾞ ﾉ ./ ~´
. ト-､;ｨﾞ!ﾞ'＝＝''ﾞ.'iｽ7"|ノﾞ
_ﾞ!、´'ﾞ｀ ,､く,
'-Lｨ"＞------‐＜,ﾞi-''ﾞ ＿__
ﾞ´ ＿＿___ ／ ヽ
{/////|/ |
{/( ヽ ゝ ＿ノ
{//＼ '⌒' ＼
{////ﾞｰ┐ |__）
∨///' 丿 │
∨/,／ │
¨,' /ー‐┬ ﾉ
{ │ 乂 ヽ ｼﾞﾘ
とノ (__ﾉ ｼﾞﾘ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
しかし、攻撃を仕掛けられたのは間違いないと痛む腹を我慢して盾を構える
いきなり攻撃を仕掛けたのが間違いだったのだとようやく気付く
盾を構え、槍の先で距離を測りながら今度は少しずつ間合いを計っていく
ジリジリと距離を詰めていき ―――
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
_/:|:ﾞi､ _,,,,,,,_
. ,r;'"_ﾞ'V'ﾞ_｀ヽ､ .／´ .ﾞヽ,
/ lﾞr｡;r〒､;｡ﾞi i, ./ ,/ﾞ⌒l::::::::::!
. ノ ,ﾗﾞ l. ヾ,'ﾞ .ﾞヽ､! / ヽ;::::;ﾉ
. iﾞ ､,(:､,,,,,,,,,,,,,､)/ﾞ ﾉ ./ ~´
. ト-､;ｨﾞ!ﾞ'＝＝''ﾞ.'iｽ7"|ノﾞ
_ﾞ!、´'ﾞ｀.....|!li|) ,､く,
'-Lｨ"＞-- ／.-‐＜,ﾞi-''ﾞ
ﾞ´ (|i!l|
|il!| ・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
|!li|)
／. 一定の間合いに達した瞬間、ももんじゃの口から液体が勢いよく発射されたのだった
(|i!l|
|il!| 盾にスライムとは比較にならない衝撃が伝わる 先程受けた攻撃はこれだったのだ
|!li|)
＼ ,,_人､ノヽ ・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
)ヽ （. ＿__
- ＜..ﾞ＿＿___ ／ ヽ
)..{/////|/ |
／..{/( ヽ ゝ ＿ノ
{//＼ '⌒' ＼
{////ﾞｰ┐ |__）
∨///' 丿 │
. ∨/,／ │
. ¨,' /ー‐┬ ﾉ
{ │ 乂 ヽ
とノ (__ﾉ
.
＿＿＿_
／ u ＼
／ ＼ ／＼ （ももんじゃの攻撃って接近距離じゃなかったのかお！？）
／ し （○） （○） ＼
| ∪ （__人__） J | （この間見たときはこんな攻撃してなかったような…）
＼ u ｀⌒´ ／
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
以前別の冒険者が戦っているのを見たときは、こんな攻撃をしていなかった
というよりも、攻撃をする前に倒されていた印象しかなかった
だからこそ、そこまで強くないかも、と思ったのだから…
もしかしたらあの冒険者はやる夫よりもレベルもランクも上の冒険者だったのかもしれない
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿＿_
／ u ＼
／ ＼ ／＼ （いや、それよりも大きな問題があるお…）
／ し （＞） （＜） ＼
| ∪ （__人__） J |
＼ u ｀⌒´ ／
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
だが、今考えるべきはそれではなかった
大きな問題――― つまりはあのももんじゃの攻撃方法だと
今までスライム相手にしていたカウンター攻撃ができない、ということ
そして何より、こちらが攻撃を仕掛ける前に必ずももんじゃからの
攻撃を受けるか避けるかしなければならないということだった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿ ―＿＿＿ ＿＿___` ' ――― ＝＝ ￣￣￣ ――＿――￣＿＿＿￣―
￣＿＿ ＿￣―＝＝＝━＿＿ ／ ＼ ／＼､ ﾉヾ '―＿―― ￣￣￣￣‐―
＿＿＿ ― .γ⌒-'''"⌒ヽ、／ （ ;:;:;:ﾉ （ ○)ヽ/ ヽ､ﾉ|ノ´ ＼,人_人从_人_人从_人_人从_人_人从_人从／ ＿＿
― ヽ._ｰ''ヽ ／ ;:;;;:;（__人__）`r r'￣＿＿ ＜ ＞
` ─── ￣￣ | | ;:; |!i!i!||＿ ) （ ＿＿― ＜ うぉぉぉぉぉーーーーっ！！！！ ＞
＿＿＼ ,,_人､ノヽ .＼ |￣:::::, '´⌒`Y´⌒` ､ ￣ ＜ ＞ ￣―
)ヽ （ ﾒ ,／ ⌒ヽ., ＿│:::::::::::::::::;;;;;;│ ＝ ／ＹＷ⌒Ｗ⌒ＹＷ⌒Ｗ⌒ＹＷ⌒Ｗ⌒ＹＷ⌒＼ '＿―＿＿
- ＜ ＞─／ |／ | :::::::::::::::::;;;;;;│＝ ￣￣￣ ――＿――￣￣―‐―― ＿＿ )ヽ/ ヽ､ﾉ|ノ´
￣￣―) て ﾉ ＼::::::::::::::;;;;;;/＿＿＿￣ ―＝＝＝━ ＿＿＿￣`r r' ＿
― ／^⌒`Y´^＼ ､_../ /￣￣＿ _＼:::::::::;;;/ ＿＿￣― ) （ ─
＿＿―＿＿.しi / ／/ .／─ ￣､ﾊ, ＼_;;/ ＝＝ ￣￣￣ ――＿―― ￣ , '´⌒`Y´⌒` ､
.ヽ､_.／ ./ ／ ^ < て─── ＿＿＿ ＿ ,､ /── ＿＿＿ ,
￣＿＿＿￣―＝＝ _/ ／＿＿￣― ./'Y''~ヾ ＝＝ ￣￣￣ ―― ｷ人_,/―＿＿― ＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―
＿＿＿ Σヾ、＿）そ ` ―― ＝＝ ￣￣￣ ―― ） て＿――￣￣―‐ ―― ＿＿＿
￣￣―‐― ﾚY^Ｖ^ヽｌ＿￣￣――― ＿＿＿ ＝― ￣￣ /´⌒Y,. ＝━＿＿＿￣―
―――― ＝＝ ￣￣￣￣￣ ―― ＿＿――_━￣ ＼ ――＿ ――￣＿＿＿￣―＝
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
攻撃方法によるリーチの差は想像以上に大きかった
今までの先手を楽に取れていたスライム相手とはわけが違う
被弾を覚悟して攻撃を当てに行くことをしなければならない
1匹相手の戦闘時間が間延びするにつれ、次第に槍を持つ手、盾を持つ手が
疲労でダルさを覚える様になってくる 腕を上げるのにも一苦労というレベルになるのだ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
∧
_/:|:ﾞi､ _,,,,,,,_
.,r;'"_ﾞ'V'ﾞ_｀ヽ､ .／´ .ﾞヽ,
/ lﾞr｡;r〒､;｡ﾞi i, ./ ,/ﾞ⌒l::::::::::! 兄ちゃん、出直してくるんだな
.ノ ,ﾗﾞ l. ヾ,'ﾞ .ﾞヽ､! / ヽ;::::;ﾉ
.iﾞ ､,(:､,,,,,,,,,,,,,､)/ﾞ ﾉ ./ ~´
.ト-､;ｨﾞ!ﾞ'＝＝''ﾞ.'iｽ7"|ノﾞ
_ﾞ!、´'ﾞ｀ ,､く,
'-Lｨ"＞------‐＜,ﾞi-''ﾞ ﾄﾞｻｯ
ﾞ´
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
何発攻撃を捌いたか分からなくなった頃、ようやくももんじゃが倒れる
もうすぐ昼を迎えるような時間となっていた
午後も討伐…、と行きたいところではあったが新しい武器に変えた弊害か
重さに慣れていないこともあり腕はパンパンに張っていた
何よりも久しぶりにこんなダメージを受けて、身体中から悲鳴があがっていた
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＿＿＿_
／;:#;:;:;:;: ＼
／ _ノ ヽ_ ＼ こりゃ今日はもう午後は休んだ方が良さそうだお…
／ （―） （―）;#;:;:＼
|;#;:;:;: （__人__） # |
＼ // ｀⌒´ ;:;:;:;: ,／
／ ー‐ ＼
.
. ,.-''"´ ｀ ´ ､.｀ヽ.
/ ﾚ/Nｗ .. .. NM : . : ヽ
,ﾚ i/ . . /`"＾!: : : : : ﾊ
// . :i: :ヽ{ ｊィ} . : /: : :}
i八 : ヽ|>､:{｀ ,ム:イ: :/:/ 今日はかなりやられちゃってますね〜
ヽﾄ､: iしｔｊ｀ ´レﾃｊ:イ}/__.ｨｨ
ﾄ-- ':ゝ_!`￣ ,:::. ￣´ﾚ': . . .∠ はい、今日の報酬です
＞- : : へ _.._ ∠: : : ＞'´
｀ ‐‐ｚ:_:_ｨ>､ ‐ .ｨ:_:ｚ‐ '´
__／」. ｀ｌｌ ´ |へ.__
__ イ: / へV !! /_ |: |- ､___
￣ __|: :|〈／ ＼|ﾚ' └- |: |､＿ ｀ヽ.
厂 ／|__ｊ ,/ |: |、 } ノ}
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
1匹しか討伐できなかったため、当然報酬は悲惨なことに
７Gというスライム討伐を始めた時期と同じような金額に流石のやる夫も落ち込む
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼
／ ＼ ありがとうございますお…
| ＼ ,＿ |
/ ｕ ∩ノ ⊃―）／ （一日の報酬７Gとか… スライム狩ってた方が良かったのかお…？）
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
.
＿＿＿
／ ＼
／ ＼
／ ノ ヽ､_ ＼ どうやってこれで稼いでいけばいいんだお…
| （ ●） （● ）. |
＼ ｌ^l^lｎ__人__) ／
／ヽ L⌒ ´
ゝ ﾉ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
宿舎に戻り、周りが夕飯だなんだと騒がしい中一人考え込む
考えて何かしら答えを見つけなければ、スライム討伐へと戻らなければならなくなる
それだけは避けたかった 一度そうしてしまえば、そこで停滞し、ぬるま湯に浸かってしまう
その危険性をやる夫は薄らとではあるが、気付いていたのだ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
゜･｡゜゜. . ’
。. ； ； 。
,.
☆ . ::゜.゜。･゜゜゜゜
+ : ::.゜｡ ゜･｡゜゜.
☆
； ’
゜･｡゜゜. . ’
゜。. ；
☆ 。
。 ☆ . ::゜.゜。･゜゜
； ’
｡ ゜･｡゜゜. . ’
。☆ ･゜゜゜。. ；
.゜｡ ゜･｡゜゜. . ★ ･゜゜゜ . ,.
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ☆ . ::゜.゜。･゜゜゜゜ 。 ・
./＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ + : ::.゜｡ ゜･｡゜゜. . .
/ /＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ 。 : ::.゜ ゜ ゜゜｡･｡゜゜... ﾟ
./ / /＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ． .: ::.゜゜゜゜･゜ +
/＿/＿/__. ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
夜が更けていく
久しぶりに、やる夫にとって長い夜になりそうな日であった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
・ ━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━ ━━ ━ ・
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ 入速出 やる夫
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | LV １
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼ ランク Ⅰ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
【ステータス】 たいりょく １
. こうげき １
. すばやさ １
. かしこさ ２
. きようさ. １
【技能】 ・ 不意打ち ―― 敵の不意を打ち、先制攻撃しやすくなる
・ カウンターLv1 ―― 50％の確率で相手が攻撃を仕掛けた際にこうげき＋２でダメージ与える
(発動条件：剣か槍を装備していること) （注意：現在近接攻撃のみ対応可能）
【補助技能】 金融業 Lｖ１
【その他特記事項】 なし
【補足】
【装備】武器：青銅のやり
防具：カシの大盾（皮コーディング済）
【所持金】 222 G 【BOX】5,000 G
【倉庫】たけやり 皮の盾
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
【固定出費】食費4G/日 （朝夕各２G）
銭湯代3G/週
洗濯代1G/週
倉庫・BOX代 ５G/月
家賃50G/月 （冒険者宿舎/Lv1）
・ ━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━
.
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
/:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧
. /:.:l:.:/|:|:.:.|:.:.:.:l:.:.l:.:.:.:|
/:.|:.|/ 从Ν＼l|:.ﾘ:.:.:.:| 今日はこれで終わりー
└┤| ┃ ┃l/ ):.:.:.|
|人 -( ..ｨ´:.:.:.八 さて、ここからどうやってエロい話にもっていこうかねぇ・・・
|八{≧=┐{＼|/l／
/{＼｢/∠ ∧
〈_｢ヽ襾/} }-┤
├}.. }=/ { i┬|
|/................｀|｜
/....................ﾉ ,〉
{.................. 〈_∧
/＼＿＿_彡' ＼
/ / ＼ >
〈 / ＼ /
さぁお勉強の時間ですね(ゲーム脳)
次の犠牲者選び？
一旦落ち着くと新しいことに挑戦するのは大変だからねえ
速さと角さえ気をつければウサギの方がよさそう？
下を食おうとして失敗したから次はちょっと上に甘えていくとかかな
他のやつにもホイホイ騙されてこっちに損害与えそうで怖いw
静かに投下を待っている事にします。
／: : : /.: :/: : ::j: :| ﾄ :|. |: : : :|: :| _i: :∧: :|i: :
／: : : : /.: : :|: : : :i: :| |.:/ `ヽ |: : : |i: :| '´ |:/ V .|::
／: : : : : : !: : : :i: : : :|ヾ| , ィ, ﾆ､ヾ､ .|: : :八/ ,=ヾ,ニ､ヾ､ |::
／: : : : : : : : |.: : :八: : :| 〃 /少iハ ヾ|／ ミ、 /少L心 ヾ カレンダーから土曜日休みが一日、消えてるだと！？
￣￣￣￣￣|: : : : |:＼｛ ! {斗ﾆ刀:::::::::::::::::::::::::::{斗ニj匀
i: : : : |:::::::ハ 气l∪iﾘ:::::::::::::::::::::::::::气l∪ikﾘ
l: : : : |:::::::i l{',、 乂Zソ 乂ZZソ
|: : : : |:::::::j , u.. ┌────────────────────┐
|: : : : |:::::::{ │ というわけで、次回投下は30日の夜です ...│
|: : : : |::::::::ヽ ,ｨ⌒ー'⌒ヽ. └────────────────────┘
|: : : /|: |:::::::::::＞ . `－⌒ ⌒'‐′ . ＜
|: : / 乂|:∧:::| ､::::≧= ＿＿＿ ＜---
.
了解です
,. : :´: : : : : : : : : : : : : : :｀ : ､
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
.:' : : ／:,: : : : : : : : : ､: : : : : : : ヽ : : ヽ
/: : :/: :/:/: :, : : : : : : |: : :!: : : |: : ∨: :∧
, : : /: :/:/ : / 、: : : : :.ﾄ､: |:|:{: :|: : :.| : |: : .
/: : 〃:/:/|:从-､}:､: : : :.|-从}-Ⅵ : : | : |: : | なんか大きい地震があったみたいだね？
／: : ｨ: : :{: |r----从＼: : |, ---- ﾐ: : :,: :/: : , みんな大丈夫だったかな？全国規模の地震とか初めて見たよ
￣´ |: }从:{ ⌒Y ∨ ⌒Y }: :/}/Y : ′
|: : : :/ 乂_ﾉ 乂_ﾉ /:イ /: :,′ ってことで21時頃からぼちぼちと投下していきます
|: : : { r-: ': : /
从: : 乂 ^ｰ( イ: : :/: :/
∨: {:从{¨¨, ィ｢￣ 7¨´､_: 从:ｲ: :/
＼| / ＼ ∨^/ ／＞/' }:/
/ |乂＼∨_,イイ/ }
{/⌒ｱ ｀ｰ介 -‐´ {＿_〉
{｀ｰ∧ /:∧:.､ |- r'
＿＿＿＿＿＿＿＿__乂ﾉ ｢iY{:/__}:./, -=- } ＿＿＿＿＿
￣｀, {====}-､￣￣
ゝ ――‐ '
ひゃっはー
／￣￣￣＼
. ／ ─ ─ ＼
| （●） （●） | Welcome Deep Place 15
＼ (_人_) ／
/ ヽ、
/ i. ヽ |
∠ニニニニし| .ソ:::::::
. | r- ､ /:::::::::::::::::
. し´::::::::し′::::::::::::::::::::::::::
.
＿＿＿＿＿__
.／ / # ;,; ヽ
： ／ノ ;;# ,;.;:: ＼ ：
/ -==、 '==- ..:::::| 何も進歩してねぇお…
| :::::: （__人__） :::::.::::| ：
： ! #;;:.. l | .::::::/
ヽ.;;;//;;.;`ｰ‐'ｫ ..;;#:::/
＞;;;;::.. ..;,.;-＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
ももんじゃ討伐を始めてから二週間が経った
日毎に細かく手法を変えて臨んではいるものの、日々怪我が酷くなるばかりで
何も進歩している様子がなかった
もっとも、手法を変えるとは言っても所詮はソロ
出来ることなどたかが知れていた
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
○
＿＿＿ .//
／ノ|||| ヽ＼ //
／（ ○） （○）//
：.／:::::＼（__人__）i⌒)､ ： 稼げないから貯蓄は減るばかりだお…
.| | |r┬-|./ﾌヽ.｀i
＼ `ー"// .ﾉﾉ 少しくらい身体が痛いからといって、時間を無駄にはできないんだお
（ i .// イ：
.＼ .＼,. // ／
| ｀ヽ、 ⌒) |
; :| //''" /;
' ＼ // / :
, :／,.//＼ ＼ .
; し'// ' :| | ;
// ⌒
~
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
とはいえ、やる夫も何もしてない訳ではないのだ
怪我をしていても、見ることはできると痛む身体をおして外へと向かう
ももんじゃがどのようにして倒されているのか
もう一度改めて他の冒険者の討伐ぶりを見て勉強したほうがいいと判断してのことだ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿＿_
／ u.＼
／ー‐-:::::::::::-‐' ＼
／ t j:::::::ｨ ｯ ＼ oh...
|. u ｀¨､__,､__,¨´ |
＼ ｀こ´ ／
／ u .＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
結果、分かったことがある
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿ . ／_ヽ＿＿＿＿＿＿__
, ＜ _, ＞〈r――,
ｰ,_‐ ' ´＿ ‐- ,_.｀ﾄ, ￣￣￣￣￣￣￣
/ ', .ヾ´ . ! ',―――――――
,' . ,....ﾄ,. .ト , ,_ .ヽ_.! .}＿＿＿＿＿＿＿
.{/| |. .トヽ { _／＞ﾍヽ ﾄ'.',.ﾉ
. ∨|ヽ!{圦｀ 弋刈ﾉ ',},ｨ/┬―, ,
｀'. ',｀¨ . , '| ', | ./ ,｀'¨¨ ヽ
_,ｨ_¨＞ ,_=ﾆゝイ‐r| .ﾍ ', .. _,/＿. ., '
／／,ゝ--――-.ヾ ,ヾ,. く くヽヽヽ'}'´
. ／／¨´ .ヽヽ', .| ｀ﾞ￣￣￣｀ト-
｀.'´ ヽ｀ ! . / /::::
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
ソロでももんじゃと対峙している冒険者は確かにいる
だが、おそらくあれはレベル２以上か速度にある程度自信のある者だということ
ももんじゃ討伐前に勉強で見た冒険者もおそらく速度特化型だったのだろう
攻撃される前に間合いを詰めることのできる速度特化型だと
ももんじゃ相手ならば特に有利に討伐を進めることが可能だということだ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
〈_二ニ≠=＝ニ{￣ﾄ､＼
. ┌=ニ￣￣￣￣｀└┴=ｘ}
／三三三三三三三三三三＼
-―=≦三三三三三三三三三三三三≧=- __ _
／三三三三三ニ=-‐ ￣￣￣￣￣￣ ｰ-=ﾆ三三三＼
. ∠三二=-‐ ￣/ | ｌ i ｉ斗ヽ＼ ＼ ＼ ￣ ｰ=三>
. ＼ / / ,′l | | | ／z抖斥 }〉 ＼ ＼ ／
＼ il || ｉ |― ｣ LLl '′Vソ 从)/＾ヽ ＼_,／
'´: ＼ i|ｉ｣L| | 代沁 _,ノ＼ ＼＼
;. ＼ i └Li-,ﾑ¨ ､ ∨ ≧=- ..,,__＿＿＿＿＿__
ヽ, ￣￣￣ | 丶 ´｀ ／ ／＾⌒ ｘﾍ､ ＼ ￣ ヽ
. ;. : : | ＞-_^才^ ／//／⌒ヽ ￣￣￣￣ ￣ ＼
':;. ;: .: .: ..:: / ┌=≦ ,.ノ ／//// /＼_ ￣ヽ￣￣￣￣ ｀ヽ ＼
:.,::. .::.:: ..::. ／ ___,廴_ __＿,.イ ｰ{//// ＾＞ ､ ＼ ＼
.:::..::::::::::::::::. ｉ^ｉ ___} 才´ ／｡>､ ＼_/////////´ ＞ 、 ＼
｀':, .:. :...::.::::::::::: ::: : :./ ＞匕＿} i }{ <／＼｡＼ ＞ ､//////////´///,＼ ＼
:.:..:.::.:::::: :: : ノ ／ /¨ }{ ／｡>｡＼ ヽ///// /}i ＼
.:::::: :: :三}Y´ { ＼ <_／ ＼_ ＼＿＿∨/ ///}ｉ ＼／/
.:::::::: :: ⌒^∧ ヽ __ ｲ! / |_ﾟl＿{ﾟ}／/ ////ﾉ__ ／///
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
それ以外に、魔法使いによるももんじゃの間合いの外からの攻撃という手もあった
似たケースとして、レンジャーによる弓等での攻撃もももんじゃには極めて
有効な攻撃手段となっていた
もっとも、その『後衛攻撃』が活かされるためには、前衛で守りを固めるための
盾持ちが必要だというのが前提としてあるのだろうが…
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼
／ ＼ 今のやる夫にはその二つとも不可能なことばかりだお…
| ＼ ,＿ |
/ ｕ ∩ノ ⊃―）／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
分かったのはその二つだけ
速度はまず足りないことは分かりきっている
ソロであるために、後衛攻撃なんて望むべくもない
また都合のいいPTメンバーを探せばいいと思うだろうが、そう都合よくいかないのは
やる夫も薄々と分かってはいた
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
,. : "´: : : : : : : : : : : : : : ｀ヽ
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `､
,:': : : : : : : : / :l : : : : : : : : : : : : : : :ハ
/: :/: : : : /: :i: ::ﾊ l : : : ヽ: : : : : : : :､: : }
{: : !: : : 孑廾ト､::丶: : : :从: : : : :i: :∧: :|
､ |::八: : : ∧ｚz､, ヽ: : : w_,.斗匕｀ヽ: : }:: }
! ＼ ﾉﾙ': : : :≧￣｀ヽ ｊﾊ::ノ,. z≠ﾐｘ ∧ : : !:ハ
＿__| / ∨ゝ从 ｛｝ ﾉ´ ∂ 从/: : :/: : | え゛っ！？
＼ / 几ハ ＿ ＿ ./: : λ: : ヽ
／ i' ／ : i : | :.:.::. ' :.:.::u. /: : ::ハ: : : :',
＼ |. ／:: : : :| 人 /'¨´￣｀了ヽ ':: : : ,' : ヽ : : ＼
丶!, ／: : : : : 厶: : : ` ―――一' イ:: : : : l : : : ＼:: : :＼
＜_]. ／: : :_r‐一'/∧: : : :! - ´/,//: : : : :|: : : : : :ヽ : : : ＼
/:: : : /_//////γ､,ﾍ,＼` ┐／/: : : : :八: : : : : : ',: : : : : :＼
. 八 : : ////////l/／／',./ﾍ／ Y∨: : : : : : : ',∧: : : : ヽ: : : : : : ）
ヽ: ゝ//////l/ / ヽ ﾍ ☆/ヽ: : : : : : : ＼}: : : : : }: : : : :〃
. i: :|///////lヽ ｀ヽ./ﾍ //∧: : : : : : : : :ヽ: : , :': : : : :/
. ﾉ: :|/////////l｀ヽ＝＝}./ ´///∧: : : : : : : : : ∨: : : : : / ← 例外
. ／:: : :!////////l／└ ┘ヽ∧///∧: : : : : : : : : ', : : : : く
/ : : : : |////////l＼ 丿 ∨//∧ : : : : : : : : i: : : : : ﾉ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
そもそも魔法使いは絶対数が少ないのだ
攻撃手段を持たない例外を除いて、基本的には需要が高いため募集に引っかからない
有望なレンジャーやある程度経験を積んだレンジャーも同様だ
もっとも、レンジャー自体は募集を掛ければ数自体は引っかかる
ただその場合後衛で楽をしたい、安全に戦いたいという質の低い者がほとんどだが…
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼
／ _ノ ::::::: ゝ､ ＼ （やっぱりスライムの時みたいに討伐できなきゃ危険すぎるお…）
| （○） （○） u |
＼ （__人__） ,／
／ ｀⌒´ ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
つまり、すぐにすぐももんじゃ討伐を安定的にこなすことは不可能に近い
それが今のやる夫の判断だと言わざるを得なかった
もちろん今のまま怪我を繰り返しながら討伐する道もある
だが、それは非常にリスキーな行為だということくらいはやる夫も分かっていた
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
| |
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{
| |!
＿＿＿＿|_|ﾄ､
三三三i ＝ }｜
rfzrfzrく＝くj::{
ルルル{リイ!｜ ＿_＿＿＿＿＿＿＿_
￣￣￣￣| | {＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿}K}三三三三三三三{
| | {三三三三三三三三三三三三三三{乂,ｲ|: : : : : : : : : : : : : : |
| | {玄! }文{イ !: : : : ＼ : :／: : : : !
| | {rfi{ }fﾏ{ ｜: : : : : :×: : : : : : !
| | {セi＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__忙ﾘ ｜: : ヽ／ : :＼ / ｜
＝＝==＜| | {り＞≦i{ ＿＿ ノノ |: : ／ ヽ: : ::.ノ＼ ｜
| | {爿辷之} .／／￣￣ ｜: : : : : : : : : : : : : :!
| | {k八K{ ／／ ゝ------------ '
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・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
考え事をしたままぼんやりと歩いていると、気が付けばギルドへと足を運んでいた
今日は討伐をしたわけでもなければ、換金できる素材があるわけでもない
ただ朝からずっと他人の討伐を見ていただけなのだ
慣れは怖いお、と改めて帰って大人しく寝ようと思いギルドから離れようとしたときだった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿,,...:::::´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ／￣￣＼
＞::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ＼ ⌒´ ヽ､,＿ ＼
. ／::::::::::::::::::／イ:|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.､ （●)（●.) |
. / ::: / ::/:::／ |::|:::::::::::|＼ :::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ （_人___） |
. |／/:::: ／ '⌒ |八:::::::::|'⌒＼:::|::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ '､ │
. i:::イ -- 、 ＼:::ﾚ ―=ミ|＼::::::::::::::::::: ＼厂 } {
. |:::ﾊ 〃 a 〃 a ` ＼:::::|::::::::::::::＼ !､______ .ィ-ｰﾄ、
. |/,::} { } { ｝ |∨:::::＼ ::::::::＼ V／:::::::::::::::::ヽ
. 厶; ゝ ..__ノ ゝ ____.... ノ |/(＼:::::::〈￣￣ {::::::::::::::::::::::::::::::.、
{ ''::::::. ｀ .::::::'' }ﾉ 人厂 ／ｰ-:::::::::::::::::::::::::::::::,
. 人 厶イ＼| 「r'、 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
⌒_ゝ ` ー' ｲ/∨ } r'、 ﾍ､ /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i
. r‐=ﾆ∨ ＞ イ |乂___ i/ ム､} .{ i:::::::::::::::::::::::::V:::::::::::::::::::::: |
. _r─‐=ﾆア| / ∨≧= ｧv‐＜ | ＼ ヽ丶 { い､{ Ｙ::::::::::::::::＼::::V:::::::::::::::::::: |
. 〃 ｀ヽ／ │ 〕＞ ─ﾍ＼／〈￣￣〉／［￢＜ ∨＼ ＼ ヽ {|V.::::::::::::::: ＼V:::::::::::::::::: |
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
やらない夫の姿が見えたのだ
隣にいるのは、あいつの新しいPTメンバーなのだろうかなどと考えていると
その二人に話しかけるようにして別のメンバーと思わしき二人が寄ってきていた
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＿＿＿ て_
／ ＼ （
／ _ノ ヽ､_＼
／. (（●）三（●）＼ （んなっ…！？）
| （__人__） |
＼ ヽ |r┬-|/ ／
／ ｀'ー´ ＼
.
／: : : : : : : : : : : : :r‐.､: : : : : : : : : :. / ／::::::::::::::...:.......／ ..::
. /:./: : : /: :/: : : :./∨:.:.:ﾊ : ',: : :',: : : : :ﾊ :::::::::::::／::::::::／::::::::::/::::...................:::::::::::::
/:ｨ : : : /: :/ : : : /:.:.,|:.:.:_:.:!: :.|: : :|!: :___＿＿＿＿/＿__::::::-―::'"::/::::::／|::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::
ｲ7: ,: :/:!: :!: : :.|/"ﾞ~´゛｀ |: : |: : :||:.|:ﾞ￣￣￣￣/::::::::::::::/:::::::::／/:::／ l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
./:!:.|: |:l:!: :|: :|: |,＿_ |:_:_|: : :||:.|:l:!: |: :| /:::::::;:::/:::{:;≫ﾐヽ/／ _l:∧:::::::::l:::::i::.::::::::::::::|
{: |: |: |:l:!: :|: :|ｲ!´￣ |￣|气:||:.|:l:!: |: :|......::/|::/|:::i::::ﾊ iJk/' __ |{｀ ＼:::;::::::|:::::::::::::::::|
ﾚ'|: |: |:l:!: ィ´ゞ' |一'￣`ﾚ':八ﾉ:.:.| . ;/ .l/ 乂Ⅵ::} Vｿ Tネミ≪/:::::/::::::::::::::::::|
. VⅥ:ﾊ: :.! ｘ=＝=､ =＝=x ﾘ:/: :|:.:. :|....i l /:::::j :.:.. 弋::::いﾊ〉::/::::::::::::::::::::::
/: : ∧:.ﾏ ､ /:/: : :!: : :|....l 乂／::::从 ﾞ ｀`７:::::::/)i::::::::::::::::::::::::
. /: : : |: :ゞﾍ ＿ _ /:ｲ:.: : :|: : :l. | ／'7::::::/::::ヽ ` - ..:.:.:./:::::::/ｲ:|:::::::::::::::::::::::::::＼
': : : : |: : : :|＼ ｀ ´ ／´:.!:.: : :|: : :|..ﾞ／ /::::::::::::::::::::＼ ,,. ／:::::::/:::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/: : : : :.|: : : :|: :|:＞ ＿ ＜:.|: : |: : : :!: : :!/' /:::::::::::::::::::::::::::::Т´ .／::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
: : : : : :.|: : : :|,＜ﾉ L｀＞l: : : :|: :ﾞ/ /:::::::::::::::::::::::::::／ﾘ_／/}:::::::::/::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
: : : :.／|: : : :|. . .| ｰ 一 /. . . /: : :./ ,i /::::::::::／￣ /⌒V ∨ //:::::::∧:::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
レンジャーだろうか 魔法使いだろうか それとも前衛だろうか
そんなことはどうでも良かった 問題なのは、それが良い女だということだった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
_-―――- ､._
,-"´ ＼
/ ヽ
./ ::::::::::::::::::::::::ヽ
| :::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ………
l :::::::::::::::::::::::::::::::::;l
` ､ （__人_） .;/
`ｰ,､_ ／
／ `''ｰ─‐─''"´＼
.
＿＿
／..::::::::::::::..＼
／..:::::::::::::::::::::::::.＼ . : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : .
／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼ . : : 何だおあれは :: : .
| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :
＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
,. -‐'´..:::::::::::::::::::::...｀丶､ ﾎﾞｿｯ
ﾉ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....ヽ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
その光景に、やる夫は小さく言葉を漏らす
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
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/ .:.:.:
/`l / .:.:.:.:
,､. l |/ 〉 / .:.:.:.:.:.:
,l | l |ﾚ' / .:.:.:.:.:.:.:
,! L.-ヾi=,' / .:.:.:.:.:.:.:.:
_,.-'´ _, - '_´ / .:.:.:.:.:.:.:.:.:
|_,.- '´| L-'´_| / .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
,.-'´ ,.-'" .7､ _ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
|,.- '´| | ./ ｀''‐､ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
. : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : |,i ./ ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
. : : ムカつくお : :. ＿＿＿、 / .:.:.:.:.｀''‐､:.:.:.:.:
: : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : '‐ｰ７ ﾉ゛ / .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀''‐､
_＿/ l_=ｯ i .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
lﾆｰ'''''ﾞﾞ￣ `､ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
/＼ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
/ ヽ､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
,..､._,Π 〈 , ｀''‐- ..,,＿＿＿／
!┌‐-ニ￢ ', 〈 /
゛´ / / ヽ、', ＿／i
／／ ヾﾍ、 `‐-､ ﾉ }
｀‐´ ヽ､.＿＞､＿／
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
おそらくそれは、理不尽な怒りの言葉
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・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
夜 ここ最近ずっと稼ぎの悪いやる夫は夕食も安めのモノに済ませ
大人しく宿舎に帰る日々が続いていた
今日は運が悪いのか、同室の連中がまだ夜も早い時間だというのに
部屋で談笑をしていた
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＜あの店のねーちゃんが〜〜
＿＿__
／ _ノ ､＼
／ .(ー) (ー)＼ （あー… あんなもん見たから気分悪いお）
| （__人_） |⌒ヽ／⌒＼
（''ヽ ｀ー' ／ 〉 〉 ,､ ） （男の幸せそうな顔とか害悪としか言いようがないおホント）
/ / (__ﾉ └‐ｰ<
〈＿／＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
＜あっちの店だと５G安く遊べるﾄﾞﾝ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
ざわざわとした耳障りな会話を尻目に、やる夫は考え事に耽る
もっとも下手な考えなんとやらというもので、一向に思考が先に進む気配はない
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＜そういや聞いたかあの話…
／￣￣＼／￣＼
／￣￣￣｀. ＼ ＼ （でもなぁ… 今のままじゃやる夫の方が負け組だお）
/ 、 、
／ i l （なんか稼げるいい方法ないもんかお スライム狩り以外で）
＿／ 、 ,ｲ /
（ ）_／＿＿＿＿＿＿ノ＿＿ノ ｺﾞﾛﾝｺﾞﾛﾝ
￣￣
.
＿＿＿＿ ／M ＼
／＿＿＿＿_＼ ＝＝＝＝--┬|
|__| ヽ / | | θ θ |_| 2つ隣の部屋の奴の話か？
(∂ (・ (・ | | o 6)
| ）⌒ ） ∩_ （ ノ /
／＼ ノ（フ ／＼( つﾉ ｀ ┬-イ あぁ、うさぎにやられて死んだんだろ？
/ ￣￣￣ | | ／￣￣＼ やっぱ討伐はこえーよなぁ 大人しくデイリーで稼いだ方がいいよ
|￣| | | ノ | |
＿
／￣￣￣｀＼ /´￣｀ヽ｀'ｰ-､
./ , ィ /´＼ ヽ / ヽ ｜
| / ﾚ'-' ､_ヽ! ⊂二__Ｚ二|ﾆ=､!____|__ 俺らもその話聞いたぜ なんでもスライム狩りで
| /_V （__）ｰ（__)| 'ﾇ|=ミ.ー╋‐ }三三彡 ちょっと上手く行ったからうさぎに行ったんだと
|ﾊﾆ _ ｣ "| l 〈_ ,. | ミ５)三
/____ ´┌--, | | r==､_,┐ イ三ミ それで腹を角でズブーってな具合だったらしいぜ
／――｀丶､ ￣ / ヽ ￣ ／｀＼ ホイミじゃ間に合わなくてお陀仏だとよ
／ ＼ ／ ｀￣￣ヽ∠-‐''"´｀ヽ
ヽ /_ l
/ ｀ヽ!ｊ |
/ ﾘ |
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
その時、部屋で大声で話してる奴らの話している内容が耳に停まった
なんでもうさぎに角でやられて死んだ冒険者の話で盛り上がっているらしい
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
／￣￣￣ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （ー） （ー） ＼ （うさぎの角で腹をずぶーかお）
| （__人__） |
／⌒＼ ｀ ⌒´ j⌒i、／ （そりゃホイミ程度じゃ助からないだろうなぁ）
／´ / /
＿（＿_ l, ﾉ ﾉ （やっぱうさぎは怖いんだお…）
/´＿_＿＿__｀＿＿＿ ＿´__ノ
／￣￣￣ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （ー） （●） ＼ （ん…？ 角で腹をずぶー？）
| （__人__） |
／⌒＼ ｀ ⌒´ j⌒i、／
／´ / /
＿（＿_ l, ﾉ ﾉ
/´＿_＿＿__｀＿＿＿ ＿´__ノ
.
＿＿＿_
／ ＼
／― ― ＼
／ （●） （●） ヽ そっか… そういうことだったのかお…
| （__人__） }
＼ ｀⌒ ´ ／ なんでこんな簡単なこと忘れてたんだお…
＿＿/ ー γ⌒ ､
_{´ ⌒ヽ ∨
/ ｀ー‐１ } ｉ ∨
/ ゝ ' |i ∨ ヽ
/ ∧ ハ ∨ ヾヽ ｶﾞﾊﾞｯ
, － く＿_/／￣￣￣￣￣￣ ヽ / _ﾄ ⌒ｰ､
､＿＿＿}人＿＿＿＿＿＿＿_／ (__ .ｲ＿ｉ__ｉ__）
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
そして、その話を切っ掛けに、ひとつのことに思い至る
ここにきて、ようやく一筋の光明が差してきたのであった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
・ ━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━ ━━ ━ ・
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ 入速出 やる夫
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | LV １
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼ ランク Ⅰ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
【ステータス】 たいりょく １
. こうげき １
. すばやさ １
. かしこさ ２
. きようさ. １
【技能】 ・ 不意打ち ―― 敵の不意を打ち、先制攻撃しやすくなる
・ カウンターLv1 ―― 50％の確率で相手が攻撃を仕掛けた際にこうげき＋２でダメージ与える
(発動条件：剣か槍を装備していること) （注意：現在近接攻撃のみ対応可能）
【補助技能】 金融業 Lｖ１
【その他特記事項】 なし
【補足】
【装備】武器：青銅のやり
防具：カシの大盾（皮コーディング済）
【所持金】 135 G 【BOX】4,800 G
【倉庫】たけやり 皮の盾
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
【固定出費】食費4G/日 （朝夕各２G）
銭湯代3G/週
洗濯代1G/週
倉庫・BOX代 ５G/月
家賃50G/月 （冒険者宿舎/Lv1）
・ ━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━
.
結構貯金減ってるなぁ
明日も投下できたらいいなぁ・・・
無理せず休んでくださいｗｗｗ
一度休んだらそっからだらだらと投下しなくなりそうな気がして怖い
前エターした時は一度間を置いたのが良くなかったからな
やれるときはヤる これがやる夫作品作成の鉄則よ
なるほど。そういった事もあるんですね。
失礼しました
装備分を差し引いてもガッツリ減ったなあ
うさぎで道が開けるかな
確かに「まぁ今日はいいや」がエターになる第一歩な気もしますなｗ
好きな作品なんで頑張って欲しいです
そういえばこの板の管理人さんって生きてたんだね
マルチポストが対処されてる
ああ、続きはやくみたい。気になる
エコってやつだな
そういえば、自家発電と例えられることもあるあの行為
エコだな
タートルネックの上からネクタイとは珍しいな
待っててくれた人ありがとう あと遅れてごめんね
（水バケツに足突っ込みながら
楽しみにお待ちしております。
途中でお風呂入ったり離席することがあるので、リアルタイムで見てる人にはごめんなさいです
／￣￣￣＼
. ／ ─ ─ ＼
| （●） （●） | Welcome Deep Place 16
＼ (_人_) ／
/ ヽ、
/ i. ヽ |
∠ニニニニし| .ソ:::::::
. | r- ､ /:::::::::::::::::
. し´::::::::し′::::::::::::::::::::::::::
.
||
|''|
＿＿＿＿ __.|‐|__ ＿＿＿＿
| ＿＿＿ ｀＼. ／ |ー| ＼ ／´ ＿＿＿ |
＼l ＼ ｀ヽ< |'ー'| >-''´ ／ ｌ／
＼ ＼. ＼|'ー '|／ .／ ／
＼ ＼ ＼ |'ｰ―'| ／ ／ ／
＼＿_＼/ 'ー―' ヽ／＿_／ あ〜ん？なんや初めてかお客さん？
／／ ／ ＼ ＼＼
/ ./ | |￣＼ ／￣| | ヽ ヽ
| | l ＼／ｉ i＼／ l | |
| | ＼ _／ ＼_ ／ .| |
ヽ ヽ ＞、 Y ,.＜ / ./
／ ＼ヽ ／ヽ_l_/ ＼ / ／＼
彡 ＼ヽ,-'＼ ／ヽ､/／ ミ
~'''''"￣￣'ｖＶｖ'￣￣￣'ｖＶｖ'￣￣"'''''~
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
翌朝、やる夫は朝食もそこそこにギルドで受付を済ませ足早に外へと向かって行く
もちろん、いっかくうさぎと対峙するためだ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ ……
／ ＼
| |
＼ ／
.
＿＿＿
／＼:::::::::／＼.
／:::<◎>:::<◎>:::＼ （自分に腹が立つお！あの時弱気になってることにも気付かなかったなんて…）
／::::::::⌒（__人__）⌒::::::＼
| ｀ ー'´ u | (見た目と勝手な憶測で選択肢を排除してどうするんだお！！)
＼ u ::::: ／
／ ::::::::::::::::::: ：巛￣ヽ
/ , ：〈⊃￣( .}：
── ──‐‐‐─ ‐ ‐‐── ──── ───‐‐───── ‐‐‐‐─ ‐ ‐‐── ──── ───‐‐
【二週間ほど前の自分】
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽへ＼ いや、今日はももんじゃの方を討伐するようにするお
／ （ ―） （―） ヽ
.l .u ⌒（__人__）⌒ | 外見的にはまだももんじゃの方が戦いやすそうな気がするし…
＼ ｀ ⌒r'.二ヽ<
／ ｉ＾Yﾞ r─ ゝ、
/ , ヽ._Ｈﾞ ｆﾞﾆ、|
{ { ＼｀7ｰ┘!
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
そして、その懸念を覚えた自身の勘を信じて、ももんじゃの討伐へと舵を切ることに
そうと決めたら、森にほど近いいきももんじゃが出やすいという場所へと向かうことに
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
── ──‐‐‐─ ‐ ‐‐── ──── ───‐‐───── ‐‐‐‐─ ‐ ‐‐── ──── ───‐‐
.
＼ || /
＼ 丶 i. |. |''| / ./ ／
＿＿＿＿ __.|‐|__ ＿＿＿＿
| ＿＿＿ ｀＼. ／ |ー| ＼ ／´ ＿＿＿ |
＼l ＼ ｀ヽ< |'ー'| >-''´ ／ ｌ／ |＼
＼ ＼. ＼|'ー '|／ .／ ／ -‐ | ./
ー.. ＼ ＼ ＼ |'ｰ―'| ／ ／ ／ |/＼
_＿ ＼＿_＼/ 'ー―' ヽ／＿_／ -- ＼∧
二 ／／ ／ ＼ ＼＼......おらおら！ / ∨V７
￣ / ./ | |￣＼ ／￣| | ヽ ヽ. ￣ |＼/ ／l/l/
-‐ | | l ＼／ｉ i＼／ l | | こっちから仕掛けていくで！！｀７／
| | ＼ _／ ＼_ ／ .| | /′ />
／ ヽ ヽ ＞、 Y ,.＜ / ./ / ./′/>
／ ＼ヽ ／ヽ_l_/ ＼ / ／＼. ＼ /′
／ 彡 ＼ヽ,-'＼ ／ヽ､/／ ミ ＼ ＼＿_／＼
／ /. ~'''''"￣￣'ｖＶｖ'￣￣￣'ｖＶｖ'￣￣"'''''~.... ＼ ｀￣￣￣
／ / / | i, 丶 ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
対峙したまま仕掛けないやる夫に痺れを切らしたのか
いっかくうさぎの方から突進を仕掛ける
自慢の角での突進攻撃 “いっかくうさぎの基本となる攻撃”に対して
やる夫はカシの大盾で以て守りを固め ――――
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＿__
. ＿＿___ ／ ヽ
…… {/////|/ |
{/( ヽ ゝ ＿ノ
{//＼ '⌒' ＼
{////ﾞｰ┐ |__）
∨///' 丿 │
. ∨/,／ │
. ¨,' /ー‐┬ ﾉ
. { │ 乂 ヽ
. とノ (__ﾉ
.
＿＿＿
─── ＼
＿＿＿￣￣ 二 ＼ ,＼
＿＿＿＿＿＿三 （ ●）ヾ'| ここだお！！！
￣￣￣＿＿＿＿ 二 ⌒（__人_）
──────────────＝≡ /
───────────‐イ=ﾆニ二＿＿ 二二― - ．_
Lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ［＿__(ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ(((ヾ）ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ((三三三三三＞
───＝二三 / ￣￣ ¨¨
￣￣＿＿≡三 /
￣￣￣￣￣二 /
＿＿￣ 二 ／ ＼
三 ／ `三 ＼
─＝ ／ ─＝≡ !
二 ／ ─二 ／
─ ／ ─ ）
二 ）
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
相手が突っ込んでくるタイミングで以て、青銅のやりで仕掛ける
カウンター攻撃 対ももんじゃでは出す機会のなかったスキル
だが、対いっかくうさぎであればやる夫の得意の戦い方に持ち込めたのである
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
||
|''|
＿＿＿＿ __.|‐|__ ＿＿＿＿
| ＿＿＿ ｀＼. ／ |ー| ＼ ／´ ＿＿＿ |
＼l ＼ ｀ヽ< |'ー'| >-''´ ／ ｌ／
＼ ＼. ＼|'ー '|／ .／ ／
＼ ＼ ＼ |'ｰ―'| ／ ／ ／
＼＿_＼/ 'ー―' ヽ／＿_／
／／ ／. ,ｨ≦≧ ､. ＼ ＼＼ は…！？
/ ./ | |.仁二二ハ. | | ヽ ヽ
| | l.... Ⅵ二二Ⅳ l | |
| | ＼ `'＜＞'"_ ／ .| |
ヽ ヽ ＞、 Y ,.＜ / ./
／ ＼ヽ ／ヽ_l_/ ＼ / ／＼
彡 ＼ヽ,-'＼ ／ヽ､/／ ミ ﾄﾞｻｯ
~'''''"￣￣'ｖＶｖ'￣￣￣'ｖＶｖ'￣￣"'''''~
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
その一突きは、見事にうさぎの身体を貫き仕留めた
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＿＿＿
／ ＼
厶ゞ ／ ヽ、,, __ノ ヽ
`＜＞． ＿ ./ （ ●） （●） ', し、仕留めたお…
`＜＞． ／,-、｀| （__人__） u. 〉
`＜///」〉ﾉ､＼ ｀ ⌒´ ノ （それでもかなりギリギリだったお…）
└‐＜＞｡ヽ ヽ ､ , - = ≦、
`＜＞． Y ,:" ﾍ （盾に角が当たった跡があるお 盾が無かったら…）
`＜＞． ﾊ ∧
l `＜＞． l .∨ ∧
ｿ `＜＞｡∨ ∧
／ ヽ. `＜＞．_廴
／ ／´`＼ `ﾚ///l．
! く´ ＼ 弋√＜＞．
＼ ＼ ヽ ﾍ `＜＞．
(´____＿ ___ノ ヽ ヘ `＜＞=-．
｀￣ ￣ ∨__＿___｀) ヽイ ＞．
`＜ ＼
`＜＿_＼
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ＿, 、＿ ＼ （だけど、まさかこうもあっさりと倒せるとは…）
／ （ ―）三（― ） .＼
| '" （__人__）"' | （この二週間、やる夫は一体何をやってたんだおホント）
＼ ` ⌒ ´ ／
／ゝ "` ｀ヽ. （もっと知識を付けて、判断力を高めていかないとこの先辛くなるおきっと）
／ ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
勝利したことに喜ぶより先に、反省の念ばかりが浮かんでしまう
倒せたことは素直に嬉しい だが、きちんとした情報収集をしていれば
もっと早くこの段階に来れたはずだった 明らかに慢心していた証拠
あっさりと倒せたことが余計にその思いを強くしてしまったのである
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
よくある事だけど難しいよね
／￣￣￣＼
/ ::.
| ::::::| それよりも、盾の買い替えも早めに考えとかないとならんお
丶 .......:::::::::/
7⌒ ｀ヽ まさかいっかくうさぎの角があそこまで威力があるとは…
r＝＝＝ / ﾄ､
| / / ! 盾がなかったらと思うとゾッとするお…
| / / / /
| zz(＿ノ ！ノ
＼ j ｀ヽ
＼_＿_/ ／ ヽ ヽ
/ / ‘, ’
/ / ‘ ！
(＿＿ノ (＿___）
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
スライムよりも速い突進に加え、スライムよりも高い攻撃力
慣れた感覚でカウンターを仕掛けたやる夫だったが、そのせいで
カウンターのタイミングがわずかに遅れていたのだ
幸いにも、盾に角が軽くめり込む程度で済んだので良かったのだが…
大盾とはいえ、所詮はカシ製 何度も角の攻撃を受け止めれるものではないだろう
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
／ ＼
／ﾉし' "＼ , ､/ﾞ＼
／ ⌒(（ ◯）ヾ'（〇）ヽ, 今日は久しぶりにがっつり稼ぐお！！
.厶ヽ | "⌒（__人__）⌒ﾞl
＼＼ ＼ `i ヾ/´ ／
＼＼ ／￣ ⌒＼
. ＼＼ / ,、 |
＼＼| || || ,|
`/ ＼ | /
,-ヽ＿「＼ | /
| _＼＼-――､ | /
. ／ / .＼＼ ｙ /＼
( / ＼＼/__ l ＼
`ー‐'′ 廴7匁＼ ヽ
＼＼ ＼ ヘ
＼＼ ヽ､,,＿ノ
＼＼
＼＼__
lメ ＼
＼＼＼
＼＼＼
＼__ﾊ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
事実、その後何度かいっかくうさぎと戦闘を重ねる過程でカシの大盾は
あっさりとボロボロな形に姿を変えてしまった
いっかくうさぎの速さに慣れるという目的もあったため、討伐数自体は10匹と
低調であったが、やる夫としては久しぶりの順調な討伐だったことを素直に喜んだ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
. -‐- '´三￣＞､
／WN. :,,,, ､ﾐ､: : : . :＼
. / . . : /￣｀i}. : : : : : ヽi
. ﾉ: : . :|: ﾄ ﾚ廾ﾘ: : : : }
{: : : :ヽﾄ､!_ ｆ=ﾑｲ: : / 復活しましたね！！
i{: i､ : ﾄｆﾚｔｊ ﾋｔﾑﾚ＾}｀.ーｚ,
_ゝi: ｆ‐ゝ￣ ' {ｿ: :__／ はい、これ今日の報酬の100Gです
≧: :`‐ﾍ ｛￣｝ ∠: :／
｀`ー‐ ＞ ｀_´／L￣
_{￣| 「￣ {＿＿
. -‐厂 : : :V: : : : : : : | ｀ヽ
. / | , : : . . | .
. { .::/′ ヽ! !
. 、::::; ﾊ---ｲ
|￣{＿＿＿ ___ ＿＿＿_ｊ,: : : |
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
それでも一日の報酬は、スライム35匹討伐相当だった
つまり、低調な討伐数でもスライム討伐をしてた時期とほぼ同等
やはり、うさぎ狩りは儲かるのだと実感することとなる
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＿＿＿_
／ ＼
／ ヽ、 _ノ ＼ 10匹しか狩ってないのに100G…
／ （●） （●） ＼
| U （__人__） .| すげぇお…
＼ |i||||||i| ／
/ ＿＿｀ ー'
(＿＿＿）
.
-- .
. ／ ＼ ＼ノ
ｰ- ∠ ヽ ,
/ / / } ′
. / / / i ｝ i ｢￣｀丶
′{ { ﾊ 抓 Ⅳ ｜{_ あ、結局いっかくうさぎを狩ることにしたんですか？
. | /j ｛ |i__{_ Ⅵ r㌍==ミv ！ ヽ
. |{｛V } jﾚ弍 }ﾊ_} 炒 }}／｝ / え？まさかカシの大盾で挑んだ…？よくそんな危ないことを…
. {{Ⅳ: L..{{ 炒 }}ー{{__ _/,/丿 Y
} }/ i[,＿_ ノ′, ￣￣}/ iﾉ-=ｧ そうですねぇ うさぎ相手ならそりゃ多少重くても
乂⌒7冖＼ f ヽ /八rｧ乂⌒ 頑丈な青銅の盾をお勧めしますよ
. / 入ｰ- __ｰ ' ｲ {i/ /ｰ= ﾆ=ﾐ
. ／ ／:i:i卞ミﾄ､､}＾v/::_:::〈__ -ｧ介「` お値段は450Gとちょ〜っとお高めですけど…
{／}イ:i:i:irｰミト､）} し':://:::::{_／:i:i:i|:i:i}
}i:i:i:i:i:i≧zx〉-:::::::ｰ::::!::::/:i:i:i:i:ｉ:ｉ:Lｲ
'i:i:i:i:i:ifニ７:::::::::_::::::::|::/_＿__／｝ﾉ
}}f込ｰ=彡ﾍ:::::::::::::/::{::::::::::::::://
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
そして、討伐の帰りに躊躇なく防具屋へと足を運び即決で購入
木製ではダメだとやる夫も分かっていたので、勧められるままに
青銅の盾を購入する
貯蓄を切り崩す必要はあったが、怪我をすることを思えば安い買い物だと
割り切ってしまうことに
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
｀ ＜＞ ＜ ﾏ ﾍ
｀ ＜＞ ／ .ﾏ ﾍ
｀ ＜＞ / ﾏ ﾍ
｀ ＜＞ / | lﾍ
｀ ＜＞ ＿＿＿ | | ﾚ|
｀ ＜＞. ／ ＼ | | ﾚ|
｀ ＜＞. , .､__.／＼ ／ ＼ |￣￣￣￣￣￣￣ |
｀ ＜＞{ i:／（ ○） （ ○） ヽ. ,r≦⌒´ヾ. /. |＿＿＿＿＿＿＿ ./|
｀l | ⌒（__人__）⌒ Y:＼／丁＞人__.|/////////////,| | |
乂:＼ ｀⌒ ´ ／/ Lﾄ､ﾄ､:////...|//7＼////////,| | !
ﾞヾ三ﾒ＼ ニ厶孑 〉､V{L {:::::{::///..l////> ＼'/////,| |.|
∨. / /乂_::ﾄ､」∧///..ﾞl////７ ∨////| |.!
{ }{. }_ｲ／／三;;＞く,'..|////> ∨///,| l.!
ヽ ﾊ. _ _」L}/ム イ ＜. |'///＞ ∨//,'| ||
ヽ /////∧. |//,´ヽ 〉///| l|
{≧三三三ﾆ`ヘ'/////＼∠ニ} |/////) /////! ,ﾘ
＼三三三三ﾆ:＼// ∠ニ／. |////＼(/////7 7
}三三三三三 /ニﾆｒ'／⌒ヽ......'ﾏ////,｀;////7 7. トミ__
＿＿＿＿＿＿＿＿ / ////////////ﾄ- イ.:.:.:.:.:..:／ﾄﾞﾏ////////7 7 ｀ く{」
／/////////////////＼__ ／ }:.:/ﾏ三三三三ニ}.:::::/.:.:.:.:.／.:.:.:.:.: ﾏ//////7 7
／///////////////////////＞''7／::ﾏ三三三ニ={::: /＼／.:.:.:.:.:.／ﾄ∨///,7 7
／'/////////////////////////.:.:./:::::::::::::ﾏl三三三ﾆ:}/'//,{:.:.:.:.:.／.:.:.:.:.: ∨/7 7
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
こうして、目下対いっかくうさぎ用の装備として、青銅のやりと盾を選択する
これで見た目としては一端の冒険者らしくなった
もっとも、それでもまだまだ先は長いのだろうが…
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
／（ ●） （●）＼
／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼/⌒） 気分良い日は３G程度の安い飯じゃもったいないお！！
| |r┬-| | ﾉ
_＿＼ `ー'´ ／/
（⌒ |_,,,ノ
""''''''ヽ_ |
| |
| |
i ￣＼ ./
＼＿ |/
_ノ ＼＿＿_）
（ _／
|＿ノ''
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
精算を終える 久しぶりに悩み事から解放された気分の良さも相まって
今日は久しぶりに夕飯も良いモノを食べて明日に備えようと考えていた
いつもとは違う道を通って、良さそうな店は無いかとぶらぶらと探すことに
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
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;;::::::::::::: :::::: :: | | ／／ | ｜ :|／;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::;;;;;;
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::::::::::::::: :::::::::: | ￣￣￣￣ ﾞ| |:| ::: :::::::::::::::::::::::::: :::::
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;;;:／;;;;;:::;;;;:::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::: ＼:::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
..／;;;;;;;;:::;;;;;:::;;;;;;;;:::::::::;;;;;;;;;;;;;::::::::;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::: ＼:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
／￣￣￣＼
／ ／ ＼ ＼ と意気込んで店探しをしてたはいいけど、良い店見つからないお…
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | というかここなんとなく覚えのある路地裏だけど…
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
特に考えもなく店を探して歩き回っていたやる夫だったが、
これといった店もなく、何となく見覚えのあるような路地裏を彷徨っていたその視線の先で―――
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;,|:.. ..:,.. . ..／|.
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; :;,|:: , .; ／ | _＿＿＿＿
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; :;,|;; : ／....... | ,○○○○／|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; :;,|: .;|;;;;,.... | |￣￣￣￣| ○
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ::: ;: ;:|:. .|;;;;,.... | |.Pin-Salo.| ○
;;;;;;;;;;;;;;;;;;; | ,: ;::; : :;:|:.: |;;;;,.... | | SOYA .| ○
;;;|;;;;;;;;; | ,:; ;:;: : :;,:|,; .|;;;;; ; _＿|／| 4G〜 .| ○
;;;|;;;; | ; ; : ,;:|;;. |;;;／ ／＿_￣￣￣￣
;;;|;;;; ｏ|;; :;: , ,;:;|;., |;.. ／ ／
;;;|;;;; | ;; : : ;; ; :: ,;:|;;. |,／.＿_／
;;;|;; | ::; ; ;; :;|,,／;;;;;;;;;...
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
これまた見覚えのある店を見るとともに ―――――
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
/|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:./ ';.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ﾍヽ:.:.:.:ヽ､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
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|:.:/!∧:.:.:.:.:.:.:.| ';|. -― ＼:.ﾄ､:.:.:.:.:.:.:ﾍ―- ヾ､:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.
l:/ ﾊ:.:.';.:.:.:.:.:.:.', ≡三三 ヾ､`ヽ､:.:.:.:.!三三ミ |:.:.:.:.:/､:.:.:.:.:.
/ ';.:.:ﾄ､:.:.:.:',ﾍ :::::::::::::::: ＼:.|::::::::::::::: /:.:.:, '‐､ Y:.:/
. ';:.| ＼:.:',ヾ、 ′ ヾ /:.:／} /:.:.{
ﾘ ヽヽﾍ ヽ､ /／ ノ ,ｲ:ハ!
｀| ｀` ´ /ｰ- ':.:/ﾘ
ヽ､ ｧ--‐ ､＿＿＿, ／:.:.〃:/
';.:i_丶､ ヽ､ ＿＿＿_＿ﾉ_ ... ∠:.:.:_/i／
r '' ¨￣ ` ヽ:.:` t- ...__-,, - U¨ ¨ヽ
l `ヽ ヽ-‐ ''て( {
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
馬鹿面を見つけてしまった それも超ド級の馬鹿面だった
かなり久しぶりにその顔を見たが、何があったのかと言いたくなる程
その顔は腑抜けていて、見るに堪えないほどの融けようだった
声を掛けるつもりもなかったが、さしものやる夫も言葉を失う
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿＿_
／ ＼
／三＿',!｀zx二 ＼ ・・・っっ
／ ´ー¨‐｀ ´ｰ¨‐'' ＼
| （__人__） |
＼ ´ﾆﾆ｀ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
.
／:／ : /: : : : : : : : : : : : : : : :i: : : : : : : ＼
./: :/ : : /: : : : : : : : /: : : : : : : :j: : : : : : : : : ヽ
/: :/: : : : : : : :/: : ://: : : : : : : /.| : i: : : : : : : :ハ
,′:!: : : : : : : /; : :/ｲ: : : : : /: / | : !: : : : : : : : : }
,′ l : : : : |_ /|¨´ｱT: : : : ／|/-- L/|: : : : : /: : :ﾘ
.′: :!: : : イ|/_.L∠zx:＞ ' / j/｀ト､: : /: : : / それじゃ明日からは一緒のPTで
/: ＿j: : : : : {《 か-斗 たミヽ}: X/イ／ よろしくね〜
, -＜ .」: : : : ∧ ゞ‐ ﾟ´ L沙 }}イ:イL_
r ､ イﾍ＿__ ﾘ: : : : :､_＞ , ./: : ゝ二ﾆｰx､
「ヽ ヽ.ﾊ. V／￣￣^ﾘ: : : : : :| , ＿＿ /: : : : L＿＿＿＼
. '. '. Vﾊ ∨: :ハ: : ,: : : : : : ハ、 V : : : ｱ ,ハ: : : : :＼ ｀
.(ヽ'. '. Vﾊ. V l .|_/: : : : : :/^´{{＼ ゝ--' ,_イ: : : ＼: : : : :＼
,〉 V､ ヾ" V:} |' : : : : ／ ﾍ ｀ 、 , ィ ｀ー- x: ＼: : : : ＼
／:ハ ヾ ゝ {: : : ／ ﾍ ｀¨´/ ｀丶ヽ: : : : ヽ
／: : : :∧ { ル'´ ﾍ ./ ヽト､: : :∧
: : : : : : :.ﾊ ′ ,′ ヾ__.,ﾊ .}:ヽV: : ∧
: : :__: :ァ-ﾍ ,ｲ (( )) { ﾊ: : }: i､: ∧
: : レ /L_ ./ .ｨ , ,ｘｉｆ斧ｰ会ｭ｡. ゝ､ ∧: : り V: ﾊ
: : レイ／ ￣ア{／| ﾚ´ ,ｘｉｆ斧圭圭圭圭圭E≧ｭ｡. ヽ ./: : : /ﾊ }: i: :|
イ-=イ ／|´ゞ / ,ｘｉｆ斧圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭会ｭ｡.! /: : : :}: : } ,ﾘ:ﾊ |
/ ./ , ｲ|､ | /,ｘｉｆ斧圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭刈-ｲ: : : : :z!､|// ,ﾘ
.{ ／ V|ル{ {圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭〉ﾊ: : : : } イ" ／
.| .／/: : :＼: : : :|圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭!し: : : :ﾘ .|
＿ 斗: /: : : : /: : : : V圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭ﾘ: : : : :/ j
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
そして、サイトを見送るようにして店から姿を覗かせている一人の女
もしかしなくても、あの店の嬢の一人なのだろう
安い場末のピンサロ、と思っていたのだがそこそこレベルの高い女もいるのだなと
場違いながらも感心してしまっていた
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿＿
／ ＼
iニーヽ ／─ ─ ＼
iニ＿ ￣￣／（●） （●） ＼ 明日から一緒のPTって…
⊂ノ￣￣| （__人__） u |
⊂ ヽ∩ ｀ー´ ＿／ あいつあんな女の子をPTに迎えるつもりなのかお？
'､＿ ＼ ）
＼ ＼ ／ ／|
|＼ ヽ ／ |
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
元々ルイズと組んでいるはずのサイトだ
ルイズは後衛で回復しかできない魔法使いである以上、現状でも
すでにサイトのキャパシティは限界に近い
それにも関わらずあの子を迎え入れる…
別の前衛を迎えているかあの子が余程優れた前衛でなければとても成立しないだろう
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼ どーなってんだか… ちょっとルイズのところにでも行ってみるかお
. ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
| ／ .ｲ '（ー） （ー） u| （しっかしさっきの嬢は凄い身体してたお サイトがハマるのも分からなくもない、か）
. /,'才.ﾐ). （__人__） ／
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼ （でも、あのくらいの嬢と遊べる程度には稼げるようになってるのかお…？）
／＼ ヽ ヽ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
別に所詮『元』PTの話なのだ 干渉する必要もなければ気にする必要もない
ただ気になるというだけの話 幸いにもルイズという伝手もある
ヌキにいくついでということで、その話をルイズからどうなっているのか
確かめてみようと思い、ルイズの住む廃屋へと足を運ぶのであった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
│ │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
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□
三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = -
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.:::::::::＿＿:::::/:::::::/ ι ヽ、 :.:.:.:.::::::::::::::::::::u
::::ﾞ,'´ / ｀', ::::::/ ノ｀
.:::ﾞ!. /｀し ｌ::::;' (
::: l つ .ｌﾞ;' ヽ、 ι ＿＿
.:::ﾞ＼ ： / { u ､_ ﾉ ,'´ / ｀',
.:::::::::.￣￣:::::i ヽ ` ｲ !. /｀し ｌ
.::::::::::::::::';:::::::'; ＼ ヽ ! > .ｌ
::::::::::::::::::::';:::::::'; ＼ ＜:l ｌ /､）ヽ ｌ
::::::::::::::::::::::';::::ﾄ; '.、 ヽ .イi::|::::::l l う ｌ
::::::::::::::::::::::::ヾj ヾ;:'; ／::＞.---.＜:::::::| |:::/.ヽ、_＿＿___ ,,. ＼ ♥ /
三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ￣￣.....三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = -
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
いつの間にかキスという行為が当たり前のようになっていた
そのことに気付いたのはいつだっただろうか
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＼ ／: : ,. : : :´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :../ .＼
＼/: : ／: : : :／ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :..ﾞ/ / |
＼/: : : :／: : : : : ,: : : : : ,: : : :´ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ﾞ| ∧__ﾉ |
＼: /: : : : : ／: : : :／: ,: : : : : :,: : : : ￣: : : ,: : : : : : : : : : | あ .|
ヽ: : : :／: : : :／: ／: : : : ／: : : : : : : :／: :／: : : : : : :ﾞ| | 十 .|ﾞ＼
∨:/ : : : ／-／--':イ7: : : : : : : : : /: /:/: : : : : : : : :ﾞ| ﾚ ｄ､. |: : :＼
|:/: : :／: ／': : :／／ : : : : : : : : /: ｲ: |: : : :/: : : : :.ﾞ| .あ |..: :ヽ: ヽ
|': ／/: / / : ／ /: :/: : : : : : : : :l: /:|: |: : :/: : : : : :.ﾞ| .： |.ﾞ: : :}: : }
|:/-=斧､/:／ ,': :/: : : : : : : : :/V: :|: |: :/: : : : : : : :ﾞ＼ ：(⌒⌒)ﾞ: : :i: : '､
| _{ ,气ﾑ {: ｲ: : : : : : : : /、{: ∧:∨: : : : : : :/: : :..ﾞ＼ つ＼／.ﾞ: : : : : : :｀ヽ
| ( Vr::( VI ' |: : : : : : : : /: :＼:／VI: : : : : : : : : : : : : : ＼／: : : : : : : : : : : : '
| ＼_ソ' ': : : : : : :／: : :／∨/:＼: : :／ : : : : : : : : : : : : : , : : : : : : : : : : |
/:.:.: /: : : : : ／/: :／ /: :V : : : ／: : : : : : : : : :/: : : |: /: : : : l: : : : : : :|
/ ´ ー＜＿_,. イ／: イ....../￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
/ =≧､￣´. | ほら、いつもみたいにもっと舌伸ばせお |
/r-く⌒} /r､斧＼ ／:..ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/
／ ヽ:.:..V 乂 {::::{｀＼､: : :イ /:イ: : : : : :／: : : :／:/: : : : : ,: : : : : : : : /
／:} ｰ' :.:. Vｰ乂 ミヽ ／ /: : : : ／/: : :／/:/: : : : :／: : : : : : : /
／: : 人 :.:.:.: V^V=-'}:∧ ,.: : : :／: /: :／: /:ｲ: : : :／: : : : : : : : :'
｀ヽ､--- ´---' ｀ . :.:.:.: 乂_) -}ﾑ}l〉 ／: : イ: :／:イ: : :/ : : : :／: : : : : : : : :,
｀ヽ､ヽ／⌒＞-､}＞ :.:.:. ' ' ／´: : : : : : : : : : : : : : : ／ : : : : : : : : ／
＼＞⌒ / ｀ . ＿＿＿＿_,. イ : : : : : : : : : : : : : : ／: : : : : : : : : :/
＼ ／ ＞: : ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ／: : : : : / : : : : /
r く ／: : : : : : : : : : : : : ＿＿＿_,. :ノ: : : : : ／: : : : : : :/: : : : :/
｢ ヽ {乂_} ､ r----／: : : : :／￣￣￣: : : : : : : : : : : : : : : :／: : : : : : : :/: : : : : '
{ __ﾊ | | ヽr､／: : : : :／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :／ : : : : : : : : /: : : : : :{
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
この男は気まぐれに私の元に訪れては、気まぐれに私を抱いていく
抱く、という行為よりも組み伏せるという方が正しかった 最初はそうだったのだ
だが、いつの頃からかこうして私にそうした行為の前段階を仕込むかのように
まるで優しく抱くような行為をしてくるようになった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐
:::::::::::::/::::::::::::/::::::::/ :.:.:.:.:.:.::::::::::::::.:.:.:.:.:. ヽ、 :.:.:.:.::::::::::::::::::::u
::::::::::/::::::::::::/::::::::/ ι ノ｀
:::::::/::::::::::::/::::::::/ _＿ ( ｎ_ｎ_
::::/:::ﾞ＿＿::::::::;' ／:.:--:.:､ヽ、 /, ∩ b`!
::::::ﾞ/ .＼ /.:.;.--:.､u:.`v:', ι 込乂ム_>
:: / / |. u {:.:人:.){:.:ヽ:_:ﾉ:.:}_ゝ __ｎ＿
::| ∧__ﾉ | } r､:.:`ij‐ｧ-─ｲ ｀ヽ ７/ﾆ ′
::| あ .| ＼ }.( ￣ イヽ ）ゝ └'つ ）n _n__
::| | 十 .|...... ＼ J ＜:::/ l し ￣ Lﾞo o)
::| ﾚ ｄ､. |. ヽ .イi::|::::::/ l Z/ﾞ
::| .あ |:'; ／::＞.---.＜:::::::| |:::/ ヽ、_＿＿___ ,, う
..| .： |.＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐
＼ ：(⌒⌒)
. ＼ つ＼／
＼／
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
このキスも、最初は口付けのような軽いモノだったはずだ
それがいつの間にか、まるで舌で会話をするような淫靡なものへと仕込まれていた
精一杯舌を伸ばし、彼に差し出し吸われていく
そして、舌と舌とを淫らにべたりと重ね合わせられた瞬間
背筋に何かが走っていくような言いようのない快感が襲ってくるのだ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
, ´: : : : : : : : : : :｀: 、
／／: : ／: : : : : : : : : : : : :＼
／: /: : : :/: : :/: : : : : : i: : : : : :'，ヽ
,': : /: : : :/: : :/: : : : : : :.;': : !: : : :.'，:'，
{: : :!: : __/: : /}: : : : : : ,ｲ: : :!: : : : :i: : i
ヽ从: :/:ﾊ:.,ｲ＜: : : : :/ }: :,ｲ: : ﾘ: :ﾘ: !:|
／: 〉､:.:iィ斧ﾄﾐ |: : :／ｰ/:/ i: :./: :/: :i:,'
_,,............,,_＿彡ｲ: : :/: :Ⅵ:: ゞ=:ｿ ﾉ:／ __/ｲ｀ﾒ､/: :/: :/,' な、なんでぇ…？
,. : : : :´: : : : : : : : ＞ ⌒＞': : : :.{::::::::::::::.. ,ｲ斧ﾄ〈;ｲ:.／: :/:.
, -‐＝': : : : : : : : ＞ｰ― ´: :´￣: : : :彡仏 ' ::::::::｀ヾ''.ｲ／: : :./: i
. 〃: : : : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : :＞ ´ ヽ＜ヽ (:::｀ヽ ::::::::／: : : :,ｲ: : | ﾊｧ…
:＼ /: :＞ｰ: : : : : : : : :./: : : : : ＞ ´, ＼ ゝ 二 .ｨ／: : : : ｲ: : : :.| ﾊｧ…
::::: ＼ ,ｲ:／: : :＼_: : : : : ／: : : : ／ У .... ,. イ´ : : : :.イ: : : : : :.!|
::::::::::: Y、/／￣/: :＼｀:ｰ:´: : : :.／ , ' ゞ::: ／: : :＞ ´￣｀ ヽ: : : : :
::::::::::::: i ＼ /: : : : :≧ー― '´u. ／ ::::..... ..::::: /: : : :.( ij. ∨: : '，
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
きっとそれらの行いは、時間にすれば30分もないのだろう
だけど、私はその30分にも満たない行為で全身を融かされてしまう
秘所に触れられることもなく、自信のない胸に触れられることすらなく
仕込まれたただそれら一連の行為で、私の身体は次の期待に溢れてしまう
いつもなら挿ってくるそれがない ただそれだけで不安が生まれ、身体は期待してしまう
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＿＿＿_
／⌒ ー､＼
／（ ●） （●）＼ そう焦るなお
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
| |r┬-/ ' | ちょっとばかし、訊きたいことがあるからそれを訊いてからと思っってんだお
＼ `ー'´ ／
.
∧: : : : : : ｀ 、 ｀ ￣´ ......| ／: : : : :/: : : : : : :ヽ: ヽ: : :＼
∧: : : : : : : : ヽ ..|. ／: : ／: : /: : : : : :i: : : '，:.'，: : :ヽ
、ー ´: : : : : :＼i .| /: : : /: : :/:{: : : : : : :}: : : :}: : i: '，: :.'，
｀＞、: : : : : : : :、 .....| ,': : : :.!: :.,ｲ从: : : : :-:ﾊ:_:_:ﾊ: :.|: :.'，: :i
ヽ ｀ ．__,: : :i ／ | {: : : :.{: ::i斗匕: : :/: / }／｀ﾄ､:i: : :.'，:.| あっ… あ、あぁ♥
ﾂﾂﾂ….． ∧: : : : ! .i ／ ...| 人: : :人ｲ,ｨ斧ミ∨／ f云ミ刈,': : : ﾘ: :|
｀ 、 ∧￣i:j '/ ..| ヽ{ヽ{圦V＞' :::::::::::::｀¨ｲ/: : : :,': : |
｀＞、 ｀ー 'ゞ、 / .| /: /: :.ﾊ:::::::: '＿ /: : : :/: : :.i
ヽ ilヽ ' | ＿＿彡': :/: : : :.'， {/⌒ヽ u./: : : :/: : : ∧
＞ 、 .i| ヾ ' .| ´: : : : : : ／: : : : :/ゝ 、 ∨::ノ /: : : :/: : : : :.∧
u ｀￣.ij´ ｀¨i .| : : : : : ／: : : _:／ ヽ:.;,_:_ﾄ ≦´: : :／: :_:_: : : :∧
ﾄﾞﾛｫ…. ｡ | ij | : : :.／: : :, ´ ｀ ／: : : :／￣ ｀ヽ: :ﾊ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣.ﾞ:／: : :.／ / ／: : : :／ ∨: '，
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
訊きたいことがあるといって、すぐには挿れようとはしてこない
最初の頃の私なら、もしかしたら少しだけ喜んだかもしれない言葉
だけど今の私にとってはそれはお預けをさせられているようなものだった
割れ目を軽くなぞられるだけで、私の秘所ははしたない犬のように涎を垂らしてしまう
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼ 訊きたいことってのは、お前らのPTのことだお
／ （●） （●） ＼
l ⌒（__人__）⌒ ｌ 近々誰か新しいメンバーが入ることになってるのかお？
＼ ｀⌒´ ／
／ ＼
.
:ヽ ＼: : :｀ー ‐ノ | ,. :'´: : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
: : ＼ ｀＞＝ ´ ,ｲ |. /: : : : : : : : : : : : : : : ::､: :､: : : :'，
: : : : ヽ ' ....|. ;' : : : : : : : : : : : : ､: :､: : :＼: ､: : :'，
: : : :: :: ＼ i/ / ..|. l: : : : : : : : : : : : : :.:＼＼: : :ヽヽ: : ﾏ､
:ヽ: : : : : : ヾ ! , ......|. ;: : : :, : : : |: :| ､: : : : : :ヽヽ: :.|: :ﾏ: ﾑ: ＼ し、しらない…わ
: : :＼ : : : : ﾊ i ' |. |: : : :|: : : :|: :{ ､＼: : :､_ﾊ|-!:ﾘ-､:|: : |: : : : ､
: : : : ヽ: ,イヽi i / .|. ,ｨ: : : :|: : : :ﾄ､:ﾑ ＼＼: :j ﾘ ,.ｨ斥iﾘ: : !: : : : : : : : .､ お、お願い…♥
｀＞、: : >､__ﾉゞ ' |. |:{: : : :{､: : :{ ,ｨ､:}´ }:/ ｨ之'´ !: : !: : : : : : : : : :＼
ー ｀ヽ __ﾉ ＼ .! u |. {: ﾏ: : ､: :､ /＼ ＿ ´ //// ;': : :|: : : : : : : : : : : :｀ヽ､
｀＞ ﾉヽ｀ー ´| .|. ﾘ ,ｨ:＞:ミ､-､ ｨ'´￣// ' {: : :ﾑ: ,. --ﾐ､: : : : : : : : :＼
ﾌﾆ... ｀ー ´ 、__ヽ ＿i |. ／:/: : i: :ﾑ: ::＞､ v ） ,.:'ﾏ: : : :､ '，: : : : :_: : : : :＼
ﾌﾆ | |. ´ ／: : :/: :/ }: : : } ｀≧==--ij-'´_-' ＼: : :＼ |: : /^!_: : : : ＼:
, ....|. ／: : : ::/: : { |: : :ﾘ ｀ ´ ＼: : :ヽ. !/ｱｰ'! ﾄ､: : : : ,
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ,. :'´: : : : ／: : : | /!: :/ :: .:r;:.､ヽ: : :＼! {､ /ｲ /!ｿ:／
／: : : : : ／: : : : :Ⅳ: !:/ .::r;:.､ ; ｀ ´ },: : : : } ヽ {/ ／/三
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
言葉に集中できない
柔らかさを確認するかのように土手に触れられる指の感触に
全神経が集中してしまっていた
必死に何か返事を返したが、正直かなり曖昧な返事だっただろうと思う
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＿＿＿
／ ＼
／ _ノ '' 'ー ＼ 知らないじゃなくて、サイトからそんな話は聞いてないかってことだお
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | PTなら普通はそういうことがあるなら話し合ってから決めるもんだお？
＼ ｀ ⌒´ ／
.
|ニニニニニニニニニニニﾆ/.-=ミ
jニニﾆ!ニニニニニニニﾆ／: : : : ヽ: : :`:.､＼
/ニニﾆ{ニニニニニニニ/: : : : : : : :.i: : : : : ＼
／ニニニ八ニニニニニニ/: : /:ﾄ､∧: :|: : : : : : : ヽ
.／ニニ乂ニ{ニ＼ニﾆﾆ／芹刈／斗＝ﾐｊ/| !: : : : : : :ハ '， ほ、本当に何も聞いてないの！！
／ニニ／////｀ヽﾆ/＼／/.Cゞ':::::::: 弋ソ 》 j/: : : : :.:.:八:}
／ニﾆﾆ//////////:.,.／ : /::::::::＿:::::::::::::::::::::ﾟ::::/: : : : :.:./: :/ // う、嘘じゃないわ！！ホントだから！
／ニニニ///////////∧: :.八u /:::::__ヽ:::::::::::::: ／: : : : : :./: /
.ｲニニﾆ|ニ}//////////r､/} : : ∧ 〉'´ } u／: : : : : : ／: / ； 言った♥ 言ったから！！♥
/ニニﾆﾆjﾆ//////////,八 ＼:.:o_∧`ーu' ／: : : : : :.／/: :/ //
＿ /ニニニ.／/////////////} |!: :_:_:.:ヽ＿ /: : : : : :／: : .{: : :{
__ニ=- /iニニニ///////////弋~~マ !|:´ /: : : : : /￣ ｀ヽ＼: ＼＼
/ﾆ!ﾆニﾆ//////＞ ´￣￣｀ヽ | ´ {: : : : :./ ',: :＼: ＼＿
./ニ:|ニﾆﾆ{/.＞ ´ ' ， :| ヽ: : : { }: : : :＼: : :
/ニニニ＞ ´ '， |. / ,:::::ヽ ヽ : ＼ ,: : : : : :.＼
ﾑﾆ＞ ´ '， ! { ｀´ j }: :.:.:ヽ /: : : : : : : ::!
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
身体を潰されるように圧迫され、彼の硬いそれが私の下腹部に触れる
小さく身体を揺さぶるようにして、その硬さを主張し、マーキングするかのように
私の身体へとそれが擦りつけられていく
ただ、それが欲しかった 半年近くこの男に抱かれ続けて、自分の身体が
この男に順応しているのが嫌と言うほど分かってしまっていた
必死に自分の知っていることを洗いざらい話す ただ、欲しかった
別にPTのことなんて秘密でも何でもないのだから、関係なかった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
,.ｨ ））./ ＼ ＞-､..ﾞ＿ |ヽ
rく）ィ...../. 十_, l l | ／／ イヽ∨∧ lﾄ､ |/|
{ ´ }| （レ'_） .| / ｀ 〉/∧ |/| ＿ N/∧
.ヽ | つ | ； / ､. ィ////∧ |/| ＼＼ |///|
∧ /´| . 十_, l l | , -===- ， ＿__ /.. ィ////／//∧〉 |/| ＼＼ |///|
∧..ﾞ|. (レ'_） | _rf≦-====-､==-≦ニニﾆミ ､ / /. ／///／ /// ∧〉 ￣ ／//／
； ∧.|.. | |.....＿_ ,ィｆニニニニニニニニ＼ニニニニ＼ j. ≧=≦ ./// ／//／
| ..| |./////}ニニニニニニニニニニヽニニニニ ＼ ./ ./ ///＼ ／//／ /l __
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∧ (⌒'⌒)..ﾞ//u//!ニニニニ, ィ|＝＝＝ ミ ､ニニニニニニ|! ミ､ /. /// ＼〉 ￣￣ |/ ¨//
； ' ＼／..ﾞヽ////,|ニニニニニ!|ニニニニニ＼ニニ/ニﾆﾆ||ニニ＼ ￣ 〈／
＞-', ＼//,i!ニニニニニニニニニニニﾆヽﾆ'ニ...┌─────────────┐
/ ', ＼/!ニニニニニニニニニニニニ Yニ . │ それに、私知ってるもの │
. ； { ヽ ',. i ./ニニニニニニニニニニニニニ}!ニ.ﾞ└─────────────┘
. ﾊ u }ﾊ |! ／ニニニニニニニニニニニニニﾆi!ニニニニニニニニニﾆ､
∧ ,.ｲ//ﾍ ,.|!|fニニニニニニニニニニニニ iニニﾆi!ニ ┌───────────────────┐
. ∨///／ﾆ!|!ニニニニニニニニニニニニﾆ!ニニ ハ | │ 正直に話したら、必ずご褒美くれるって .│
ﾑ/／ニニ.|!ニニニニニニニニニニニニ |{ﾆ＞. : : ',{ └───────────────────┘
i／ニニニニニニニニニニニ.iニニニニ イ: : : ､: : : :}､ニニニニニニニニニニ:',
. i./ニニニニニニニニニニiニiニ|ニニ＞ ト､{: : : :} : : :ﾉ ヽニニニニニニニニニニ,
i!ニニニニニニニニニニﾆi!ﾆi!ﾆi!＞ ´ ､ ヾ＞-＜/ ｀''＜ニニニニ＞-―ミ､ヽ
. /|!ニニニニニニニニニニﾆ|.:イ | ヽ ｀¨¨´/ ｀''７´ニニ｀ヾニニﾆ＼
/ﾆﾆ＞＜´ニニニニ｀''＜＿,..r≦ニ｀ヽ ｀ヽ*:′ fニニニニニニニニ.',
{ニ'´ニニニニニニニニニニニニニニ} } { {ニニニニニ ﾉニニﾆ}
ハニニニニニニニニニ{ニニニニニニ, |ニニニニ /ニニニ/
ヽニニニニニニニニ.｀ニニニニニﾆ{ ／}ニニ}ニニ{ニニ.イ
｀''＜ニニニニﾆ＞ ￣ヽニニ/ﾆﾆ.', , ､ .. ィ ﾑニ./ニニ.|-＜
}ニﾆ{ニﾆﾆ， -- ィ __ ,。イ .{ニニニニ ﾊ
ﾉニニニニﾆ}｀￣￣￣￣￣ Vニ{ニニﾆﾆY
, -fニニニニニ/ ＞- ､ニニ彡
ゞ- ､ニ＞-- ´
.
: : : : : : : : : : ヽ..人: : : : : : : : :.＼: : : : : : : : : : : : : : : : : : : |
: : : : : : : : :_:ノ ＿乂: : : : : : : : : ＼: : : : : : : : : : : : : : : : : |
: : : : : : : : _）／: : :＞ -- ＜: : : : : : : ＿: : :: : : : : : : : : : : : ..|
: : : : : : : : : ::＞.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ: : :__ : : : : : :｀ﾞ''ｰ- ..: : : : : : |
: : : :.､_ノ: ／:.:.:..ィ-―=ｫ:.:.:.:.ﾉ/´ : : : : : : : : : : : : : : : ー | ＼人_人从／
: : :_ノ /:/:.:.:.:／:.{:.:.:.＞ --――一'':i:i:iヽ: : : :＼: : : : : : : : | ﾚ' ／／ / ／ ヽ ） _∟〃（
: : : ）/:/:.:.:.:/.:.:.｀}／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/: : : : : :＼: : : : : : |. l /／ /. / / ヽ ＜. / こ ＞
: : : : : ': : : /: し/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/: ＼: : : : : : : : : : : : ..|. l / / l l l l l ヽ.... ） i_｣_ （
: ､J: :i:.:.:.:.:i:.:.:.:,:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/ ＼: : : : : : : : : : | l / l l ｌ ', ', l | ',....＜ (乂 ） ＞
: :） {: {:.:.:.:.{:.:.:.{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i／ ＼: : : : : : : ....|. ｌ l λ l_Lﾝ!´| '. '. ﾞ'=､L_ﾄ '..... ） つ （
: :^ヽ: ',:.:.:.:.',:.:.::.､:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:＼／ ＼ ＼: : : : : | ,' !,,;;ｌ=匕´'. ﾄ､ﾄ、ヽ! _/.!｀ト､ l..＜ ♥ ＞
: : : : : :',:.:.:.:.',:.:.:.:.ヽ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:イ ＼ ＼ ＼: : : |. ,' ﾚ､| _,;;ミ､ヾ!ヾ!ヽ, /‐'ｌノ__'.ヽノ. ,'.ﾞ／⌒Y⌒｀＼
: : : :ﾉ{: :ヽ:.:.:.ヽ:.:.:.:}:.:ー==彡 ＼ ＼ ＼: ...|...... ,. ｲ､ ヽ､.lﾈ㌣rだﾐ;､ '. ./fr弌ﾐヾx,_ｌﾞ' ,' /
: : : :） ヽ: :.＼:.:.:.:.人::.:.:.:ヾ:.､ |.ﾞ''"´ .､}ﾐ､ ﾄﾐ/i{! {心_.ﾉ} Y {心_.ﾉ} .l}}/ /. / /....ｰ匕ﾞ―z
: : : :⌒Y ヽ: :≧彡: : _:.:.:.:.:..､＼ |. ヽ ＼! ﾍ､ﾞ ヾ辷り ...:::::... 辷,,,りo'"ﾚ/ . / /... /(乂 ） ｛
: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : : : ＼ |. ＼ヽ::} .ﾉ(´´~::::::::::'::::::::::::::~｀｀ｉj__,;彡 / . ､＿{ ｜ |
: : : : : : : : : : : ＼: : : : : : :}: : : : : : ＼ .| ‘.从 ij::::::. ｧ=＝＝''ヽ.:::::::ﾉ{ ノ ./ ,. ｝ｰ匕ﾞ ッ ｛
: : : : : : : : : : : ＼＼: : : : : ､: : : : : : : ＼ ...|. ヽヽ、 { .} ／ ,.＞''"´. ｜(乂 ）♥ ｛,
: : : : : : : : : : : : : ＼＼: : : : : : : : : : : : : ＼ .| ヽ ＞-‐ミヽ＿_... ノっ/,,＞''". | ｜ Y⌒´
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ｝ ッ ｛
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・...｝ ♥ /
｀⌒⌒7
たった一突きで、私の一番最奥まで抉られ、揺さぶられる衝撃
そのたった一回で、私はもうまともな思考ではいられなくなってしまう
自分でも何を言っているのか分からない言葉を必死に紡ぎ、襲い来る波を必死にやり過ごすのだ
波に呑込まれたら、この最高に気持ちいい時間が終わってしまう
一分でも一秒でも長く、この強烈な快感の波に浸っていたい
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・
.
，’r;Ｏ(_)(_)(_.ﾉ
； / ｿ l__ ll
′ ,:′’ |＿
/ ノ ，’ /７
ノ ／．’ /
/ / ｯ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
{ / | サイトが、なんか風俗で捕まえた女をPTに入れるんだってお .....|
乂＿_ノ | ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/
l ； || ||
l ； ||| ||l |
{ ･ |||l＿＿＿＿＿＿|||| ||
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∨ ／//////////＞=ニニニニニニニ=＜///./￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
Ｖ ////////／ニニニニニニニニニニニﾆ.....| ここに来る途中でその女と話してるのを聞いちゃったんだお .|
∨////// ィニニニニニニニニニニニニニ.ﾞヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/
u ＼-=≦ニニニニニニニﾆ ij ニニニニニニ|ニ＼///
:､ ,. ＜ニニニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆ=|ﾆﾆニ＼
∧ ,.イニニニニニニニニニニニニニニニニニ u ニﾆ}ニ o ﾆﾆ
>ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ/ニニニﾆ
イニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆノｉニニニﾆﾆ
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ／_/ニニ ,． '¨ ￣」[][]
ニニニニニニニニニニニニニニﾆ u ニニニニ／ニニﾆニ ヽ'´/ ＼
ニニニニニニニニニニニニニﾆ(＼ニニ｡ニニニﾆ||ﾆ||ニニニ . / /＼/
ニニニニニニニニニニニニニニ＼＼ニニ-{ﾆ＞=||ﾆ||ニニニ ￣ l 二 ¨i [][]
ニニニニニニニニﾆ＞''" ￣ ` ＜／＼＼ /:.:〃:.:.:.:.:.:.:.:ﾏミニニﾆﾆ. ﾉ /
ニニニニニニﾆﾆ／ ＼⌒) {:.:.:{{:.:.:.:.:.:.:.:.:.::l∧ニニニ. (／_ _
ニιニニニ＞ ,． '¨ ￣」[][] ﾞ:､＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾉ:.:.:}_つ丶ニﾆ.. ヽ八〉/７
ニニニ＞'" ヽ'´/ ＼ ヽ )丶:._彡ｲ:._;ノっ u ＼.... ∠／
ニ=／{ / /＼/ { ﾄ-し'ｧ=''´)j
／ / ヽ u ￣ l 二 ¨i [][] )i :. U
. / ＼ ﾉ / U _ｨ;. ＼_人__人__人__人__人__人__人__人__人／
u ＼ 。 (／_ _ ﾉ` ≫ ――――― っっ！！！♥ ≪
＼ ヽ八〉/７ ／⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒＼
・ 丶 ∠／
’ ． 丶、 / ・
’ ＞ _ u / ／ ．’
≧=- .. ＿ ,.／ イ
￣￣￣ ≧=‐- ‐=≦
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
彼が何かを言っているのが聞こえる 何のこと？ 女って誰？ PT…？
頭の片隅で、その言葉のことを考えようとしたが遅かった
すでに私は喉の奥から掠れたような声にすらならない声しかでなくなっていて、
押しつぶされるまま、彼の荒々しい腰の動きに呑み込まれてしまっていた
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
/￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
| だからさ、もういいじゃんかお ....|
ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/
┌──────────────┐
│ だから、しょうがなかったの │
└──────────────┘
/￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
| こっちのPTに移れお ...|
ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/
┌───────────────────┐
│ 奥を揺さぶられると、逆らえないんだもの ..|
└───────────────────┘
/￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
| いつまでもサイトと一緒に居てもしょうがないお？ |
ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/
.
...:..ヽ､_人_: : :､ ,.'' : : : : : __ 人__／: :┃ | ／ ＾´y'´ ；
...:＿) ,'⌒ : : : :)( : : : : : : : : ⌒ヽ(: :..ﾞ┃ | , _ノィ
.ﾞ: : : : : : : : : : :ｊ i : : : : : : : : : : : )て :.┃. i | / / ； i
..i: : :（⌒ヽ : : / ゞ; : i'⌒）: : __ノ(｀: :.┃...＿__ | ! _ ； / ｰt- ' .i . |
..|.ﾞ: : : :､ し/⌒⌒ヽＪ ./: : ｀Y^＼ :...┃.: : : : : ＜...| ＿{_j'_i~YY＿ __ /＿__.′ | i |
..|..ﾞ: : : :_) / ',(_: : : : : : : : : :┃.ﾞ: : : : -―| .ニニ＜: : : ＞: :´: : : : : : : : :｀:.＜. | | !
..|...: : : :_).' '(_: : : : : : : : :.┃.. : : : ＞ . |´ : : : : : :ヾ´: : : : : : : : : : : : U : : : ＼ | | !
. |: : : :._（ ）_: : : : : : : : ┃.ﾞ: : :,ｲ : : : : : : : : : : : :...┌───────────────────────┐
...| : : : _)|｀ヽ､ ＿,-‐l(_: : : : : : : : : ┃ :／: : : : : : : : : : : : : : :ﾞ│ ﾖﾜﾐ │
...:!: : : :_)| ￣ .|(_: : i : : : : :..ﾞ┃.ﾞ: : : : : : : : : : : : : : : : : │ サイトの知らない私の弱点を彼に知られてるのよ │
.ﾞ: : : : :_)| | i ）（ |(_: i |: : : : : : ┃: : : : : : : : : : : : : : : : : :ﾞ│ │
..: : : : : _) (_.:｜| : : : : :..┃.ﾞ: : : : : : : : : : : : : : : : : └───────────────────────┘
..: : : i : :_) .i i (_.:.:| | : : : : :.ﾞ┃.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }: :､: :|: : : : : : : : : :/,: ｜ |
..: : : | i : :_) | | | (_: : | | : : : : :.ﾞ┃..: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/ ヽ ｀''|:＜: : : : : : / ; | . _ ∩∩
ﾞ: : :. | |.: : :_)/⌒⌒ヽ､(_: : :.! | : : : : : ┃ﾞ: : : : : : : : : : : :i : : : : : : : : : : /: : : :',: : : : :',__ .. イ: / ! ｒ-､＿ｆ | ..∪∪
..: : : | | : _)/| ! ',(_: : : ! : : : : : ┃ﾞ: : : : : : : : : : : :| i: : : : : : : :／ : : : : :} : : : :ﾉ ﾏ:〈 ＼＿_ ｀ｰ-､
ﾞ: : : :| ! _).' ! '(_: : : : : : : :...┃ : : : : : : : : : : : :| |: : : : : :イ乂: : : : ノー‐ ´ ',:ヽ . | iﾆ二 __
.ﾞ: : : ! :_（ ）_: : : :i: : : :..┃.: : : : : : : : : : : :.| |.-= ´ ＼｀''ー､: : ;ｲ i: :ヽ ゝ-､ ）」└､
...: : : : :_)|｀ヽ､ ＿,-‐l(_: : : : :| i : :.ﾞ┃: : : : : : : : ＞ ´ ! | : ..､ヾ' } u }: : : ', . ノ ノゝｨ.r､ﾉ
: : : : : :_)| ￣ .|(_ : : :.｜| : :..┃. - .､- " .! ', { , : : . ', __ ￣ ..∪
.ﾞ:.i.ﾞ: : :_)| | i ）（ |(_: : : : | |: : :ﾞ┃..ﾞ: : : ＼ ',*:, ./: : : : : :. ⊂ニ⊃◎
.ﾞ:.|..: : :_)| ﾉ ﾞ､. |(_: : : : ! |: : :ﾞ┃: : : : : : : ､ .ｨ'､. : : : : : ': : : : : .'∩⊂､￣）∩
.ﾞ:.| : : :_)| '⌒ ､ ! |(_: : : : : !: : :ﾞ┃.ﾞ: : : : : : : ', , -- =≦ ＼: : : : : : : : : :∪..／／...∪
.ﾞ:.| : : :_)| ）ｉ |(_: : : : : : : : :┃..ﾞ: : : : : : : i .ｲ ＼: : . ￣∩ .__ (⌒⌒)
.ﾞ:.| ,,-､ ;! !; :,-､: : : : : :.┃..ﾞ: : : : : : : { ＞: . ＿＿_ -=≦ ＞ ､: : : : : : : : |.ﾚ⌒ヽﾉ..} .＼／
....| ｉ :! !:.ｉ ｀゛ﾞ`......┃..: : : : : : : : ', ＞ : : : : : ゝ-⌒ー┘
.
／ У⌒ `ヽ
／ ､ ＼
, / /. ヽ ヽ
／/ / ,. i / /. ､ . ' ’
∠ / i i ｉ .ｉ. ! ｉ ｉ ｉ ｉ. ｉ. ; '
; !. | | .| ､ l | | ﾄ ｉ. |... ｉ ｉ
’ ｉ Λj__l＿ﾄ,ﾉﾄ､ヽ{ ､_l|_/_i__.ﾊ l | l
| i | |＿z}i_＼|､`. } 7' ﾘ' i_/_|ﾉ | |
lﾊ | |7/'f（ ≧rﾐ ﾉｨ／ x≦⌒)fﾐ､i/. | !
ヽ| i |＾ rh辷り､. ,h辷rり八’ i |
i＼,､ヽ |.|::::::::::i|::::':::::::::::|{:::::::::i{ / / |
l/ | 「i |. /´ ￣ ヽ |i ﾘ/ /i i､
／. | ＼.. {./l|⌒丶)| o/... / ! ＼
／ | i:ﾟ o V/:: ::j|ノ l ／ i '. ＼
, /| | __〕ﾄo _., ﾟ〔 /. ’ :. ＼
′. / ／´ ｀` -‐f;ﾂ、 ＼ ＼ iヽ ＞'"
/ ／ / ´ ﾞ:、 | ヽ ＞'"
| 〈 / / } | ＞'":::::::::::
`iﾄ | ヽ. | ﾉ ／ :、 l ′´:::::::::::::::::::::
l|| `'＜ |l l l l ∨ 丶 |／:::::::::::::::::::::::::::::::
｀ ﾉﾉ | ι u ／ ｀丶::::::::::::::::::::::
＼ .／ ／ ＼::::::::::::::
ヽ ι -＝ｰ ／ ＼:::::::
ﾞ:. ＿_ __ ／ ＼
U i .／ ｀Yf´ ｀丶. _ ／ u
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
だから、必死に声を出すしかなかったの
気持ちいいところを擦られて、突かれて、恐ろしいくらいの快感に
追われるようなセックスだというのに
私以上に私の身体を知っている彼は、私をイかせようとはしてくれない
涙を流し、懇願するよう締め付け、抱きしめても無意味だった
だから、その一言を必死に紡ぐしかなかったの
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| う、移りますぅ…♥ |
ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
.
三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = -
, i: : : : : : : ／ ヽ ／ : : : : : : ＿／／: : : : : : : :.｀ヽ
, i: : : : ／ ／: : : : : : :／ ／: : : : : : : : : : : :.:/
/＼ ｽﾞ } ／ /: : : : : : : :{ ＿_ノ}: : : :.:.:＼: : : : : : :.:|
// ヽ ﾝ r '' j! 〃 {: : /{: : : : : ＼___/:|: : : : : : :|: : : : : : : !
///∧ ｯ , 从--'' ,/ ヽ{ ＼＿＿_／: : |: : : : : : :|: : : : : : : !
.////ﾑ u ！ //´ .wｲ′ /: : : : : : : |: : : : : : :!: : : : : : : !
/////.ﾊ i /: : . !./: : : : : : /: : : : :ﾞ┌────────────────────┐
//////∧ ', }: . . : : : : - ― - .}.: /: : : : /: : : : : :ﾞ│ その瞬間、私の時間が停止し ―――― ...│
////////! _V､: . . . . : : : : : ／ ｀'' ＜..: : /: : : : : : /└────────────────────┘
///////'ﾊ Ｙ ,.ｨハ て ､: : .-'' ｀'' ＜..: : ／: ／/: :／
////////.ﾑ ／:::::::::::ヽ（ ｛´ ＜ ./／{_,
//////////,Ｙ::::::::::::::::::::::.', } ヽ／ ヽ
////////////ヽ::::::::::ノ::::::∨ ＼
/////////////乂:／::::::::::ﾘ u ＼
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三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = -
.
| |;;:. ' : .| |
| |;;::... | ＼_人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__／
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| ;;:"' black;;ﾞ ／￣￣￣￣|] .[] [] [ｌｺ
| :／ | ｜
| ::;／ bitch！ ;;ﾞ |] .[] [] [ｌｺ
| ;;: ／ ;;:",.っ ｰく ･ｰ ..ｌ_,,_
| ┌─ ／ ;;;´,,|/ｌ ｰ･￣;:;"´
| ┌┴ ／ ..;:|;;｡)ゝ::
┌┤ ┌┴─| ...::;:;;;:|;;"ｰ､.,
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣;;:"^￣￣
;;:ﾞ ﾉゞｰゝ ";:::,.､ ｡ "'' ´ﾞ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
声なき絶叫が、誰もいないはずの廃屋で響き渡った
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
┌──────────────────────────────────────┐
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│ │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
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【翌日】
／
／'
／::/-――――‐-...ー―ｧ ￣￣
,..--':::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼´ ´ ｀
／‐ｧ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ／ ヽ
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ. / / ＼ ヽ ヽ ‘，
⌒7:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!::::::::::::::::::::::. ′ / i ｉ{ ヽ ‘ ‘，
〃::::::::::::!:::::/:::::::|:::::|:::::::ﾄ::::::::ヽ::::::::::: ｉ{ ｉ{ i:|:‐八 ﾄ､─:ｉﾄ､:i i
/'|:::::::|::::-!::/_{:::::::{:::::ｉ＼::i-＼::::::!::::::!:::!. 八{ 八ﾄ､从 {＿＼{＼| _＼八/| i│
ｉ:::::::|ｌ:::::i/＿＼:::ヽ::::. _)'＿_‘::::|i:::::|l::| _＼ﾄ､ rf爪_ﾉ 爪__ﾉヽ! |_|_
{:::::::|ｌ:::::｢丐心 ＼i＼{ 丐刃 }i::ﾘ∨:!ﾘ ／ ＜￣|＼{ 戈iリ 戈リ ,: |￣＞＼
ヽ:::|ｉ:::::i ﾋz少 ﾋz少 i/ }:::i′. ￣￣`r‐┤ ', ' / ;┬──'
)八从 , 厶イi::ﾘ | | ､ r─┐ / /i│
`ﾍ ＿＿, ..ｲ:::::ﾘﾙ' | l :＼ ゝ--' イ / │
)ト . .ィﾙﾘﾉﾚ | | | _」 ｰ‐ ´Ｌ./ / i│
r―――}` ー‐ {i/---- ､ │ } i┤( ).′ .′ i│
}: : : : : : :＼＿. -: : : : : : : :.＼ /=ﾆﾆ/ /=| ＞v＜ i '=ﾆﾆニ＼
__人: : : : : : i i: : : : : : : : : : : --〈_ ｉﾆ二/ /ﾆ∧´>`ｰ<ﾍｉ| i=ﾆﾆニニ=┐
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/:i `介: リ:_:i´i:_:／ /⌒丶 |=ニi| .'ﾆニニ∧ /=ﾆヽ ﾏニニニニ}
,: :.| // // i i| /: : : : : :. l=ニｉ| ｉﾆニニ二＼/=ニニi Vニニ二7
i: : :! // // .i i| /: : : : : : :i. |=ﾆ八 │ﾆﾆ=ｰｧ ￣|‘ ｰ=ﾆl ﾊ}ニニ二|
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
翌朝、サイトはティファニアという女性をPTに加える旨をルイズに伝えた
彼女はエルフだから魔法も使えるんだ、と嬉々として語る
いいだろう？とルイズに同意を求めるサイト
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
.. / ' ヽ
,′ ' { , ',
. i ; ｜ , ,: |V }! ', ',
. | | | i ハ｜V {, ｊ ハ_|__ ,! !, ｜
. | | -.Ⅳ', |─ {─, .Ⅳ ７:l,'￣!/| /|| } ' ,ﾊ :ﾘ
. | | ｜ ヽ ヽ{ V , ' ﾉ / }' ﾉ| ,' | , ' }'
. |. i _,xニ＝=ｫ== i／ r=＝ｫ=ミ , '{ j/ いいんじゃないの…
. | ', ゝ辷z:以_ 辷 以_,ﾑイ｜,
. | ', ',:::::::::: :::::::::: , ｜’, あのね、サイト ちょっと聞いてほしいんだけど…
. 八 , ', ' , ,ﾄ､. ’,
, ' ', ',:、 人 { ヽ, ＼
. , '. /:i ﾑ:＞ . ´｀ . ＜ | ＼ ＼
:' /ニ| ﾑ ｀ <＞ --＜ノ .i ',. ＼ ＼
ノ二ﾆ! ﾑ ｀ ヽ/, 、 ｜ ',. ヽ '，
_/ニニﾆ! ハ､ / | ∨ ,| ,:.、 ', ,
,xく二二二７ ',i＼,. -==- Уi. ﾑ==ト､ } }
..／二二二ニ/ }二ﾑ /∧∨ﾆﾑ ハ二ム , !
.
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
昨日の夜の情事の際に聴かされた話が本当だったことに、ルイズは僅かに落胆を覚える
だが、連れてきた彼女の姿形を見て、『あぁ…』とどこか納得した自分もいた
だからだろう 半年前に浮かんだ感情と、今浮かぶ感情に大きな差が生じているのは
だから、思った以上に素直に、自分の口からその言葉は零れ落ちてくれた
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
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, r ' ´: : ／: : : : : : : : :⌒''ｰ、
／´: : : : ::/: : : : : : : : : : :ﾊ: : : : ＼
/ : :/: : : : / ;: : : :i: : : :ｉ、: : ﾊ : : ヽ; :＼
./ : :/: :/: : :|/ /: :: :ｌ: :ﾉｌ.i i.! : : i|: :ﾄ 、＼ ヽ
/ : : i : :!: : : :||/: : ｌ''ｿ/´廾'!ｌ､: :ｌ l|:i }: :ﾊ ヾ
i: : : :i: :;': :';: : ﾍ|: :/ｨ≠ﾃミ .ﾉ ｌ:/ ,ｨミ.,'、 :ﾊ ヽ
i,: :: :.i: : : : |: : : Ｖ 〆::心 ﾉ .{cﾘ〈: :|: :;ﾉ
│: : :i: : : : :ｌ:: :､ :`くゞ斗′ , `´{: 彡′
i: : : :i : : : : i: : : ゞ三彡 {: i γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
i: : : :|: : : : : i: : : : : ﾊ , /: :ｌ | 私、このPTから抜けるわ .|
ﾉ: : : :l: : : : : !:ﾊ: : : : ﾊ ´ ./: : :i ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
/: : : : ﾉ: : : : ,'/ ﾊ: : : : :ﾊ _ /: : : :i
..／: : : : /: : : : j,ー/fｌ: : : : ::| ,'￣ '匕.| : : : :i
..r:'´: : : : ／: : : : //`〈_丿: : : : :| .{-、_{: : :|:: : : :ﾊ
_..-‐": : : : ;;r '´: : : : ／/////: : : : : /、 ﾞ∧}/｀.,|: : : :i ﾊ
_,,...., r 彡: : : : :_..r彡′;; :,:-‐'´/////.,': : : : :;.' .}.Y ', i///ｌ: : : :i : ﾊ
,,..‐'''´: : : : : : __.::-彡´: ; -‐'"／ ///////ミ{: : : :://`.<{(☆)i／/.{; : : ! : : :.:{｀,
.. ／ : : : : : ;-=彡´ : : : : ／/: : : :/＼./////ミ//i: : : /|////∧,, |//／ﾍ : {: :i : ｌ .!
./ : : ; ―.彡ー／ : : : ／ :/ : : ／--- ゝ、ミ////i. : /: i ////ミ弋.／彡/ﾊ: :ゝ:i :i .l
: : :;/ .／: : :／: : : : : :| : /: :／////////`ー 、ミ.l: ; : : |/////三≧三///////.ﾉ !¨r‐､._
: : :i／: : : :/: : : : : : : ′:l／///////////////^''t ',: : :i///彡ﾊ`ｰミ三三///.イつi ! i ヽ
: ::/ : : : : /: : : : : : : /: :j´////////////////// l : : : ﾊt彡丿 .i l i ﾞ''''ー..∧ ヽｰ'､人ﾉ }
: :!: : : : : ′ : : : : ／: ::////////////////////.ﾊ、: : : ﾊ ./ i i i ∧ }｀', ﾉ､ ,i
│ : : : : l: : : : :／: : : //////////////ー=≡三彡ゝ､: : : 〈 ! .ｌ ｌ } .i//ゝ /
-一": : ﾉ: : :／ : : :／/////////ー＝≡二三彡‐′ ハ: : :ﾊ } .{ﾀ ./ V厂''ー‐‐'ﾌ
: : ; -‐´: :／ : : ／/////////////////_ノ .ｉｿ .ノ: : }: : ﾊﾊ i ./ .／,' ヽ､_ __ｨ
ト'´ : : : / : : : //////////////////,r''´ |{ミ "´: : : _ﾉ : :! }::｝ i ./ ./ ￣ ﾉ｀'''‐-....,,／
: : : : : :/{: : : /////////////,.-‐´ 丶/ﾞ} ﾞ''ｰ--‐'´ .}:丿〃 .i ./ ′ ノ ／゛‐-- 一 ′
;;／/::/ ｀ ､:///////////-''./ ./ .l＼ ／ / i ./ ( .／
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
きっと私は、最低な女なのかもしれない
でも、目の前のこの男も大概似たようなものだと思うから
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
┌───────────────────────┐
│ それなら、あの男の下で快楽に溺れていたいのだ .....│
└───────────────────────┘
.
【十ノ月 第一週 初日】
・ ━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━ ━━ ━ ・
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ 入速出 やる夫
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | LV １
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼ ランク Ⅰ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
【ステータス】 たいりょく １
. こうげき １
. すばやさ １
. かしこさ ２
. きようさ. １
【技能】 ・ 不意打ち ―― 敵の不意を打ち、先制攻撃しやすくなる
・ カウンターLv1 ―― 50％の確率で相手が攻撃を仕掛けた際にこうげき＋２でダメージ与える
(発動条件：剣か槍を装備していること) （注意：現在近接攻撃のみ対応可能）
【補助技能】 金融業 Lｖ１
【その他特記事項】 カウンターLv2まであと『90％』
【補足】
【装備】武器：青銅のやり
防具：青銅の盾
【所持金】 280 G 【BOX】4,300 G
【倉庫】たけやり 皮の盾
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
【固定出費】食費4G/日 （朝夕各２G）
銭湯代3G/週
洗濯代1G/週
倉庫・BOX代 ５G/月
家賃50G/月 （冒険者宿舎/Lv1）
・ ━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━
.
日曜に半分くらい作ったまま寝落ちしちゃった（ﾃﾍ
投下がこんな平日になっちゃってごめんね
次はまた週末のどこかで投下できたらと思ってます
完堕ち良いですね
いやー>>1さんの書くエロシーンは素晴らしいわｗ
ねっとりというかじわじわ堕ちていく様がたまらんです！(小並感
結局、相性が問題だったということか、、、
そして、ようこそルイズw
見事に寝とっちゃいましたねー
サイト視点で想像すると色々捗りますわー
ルイズ完堕ち素晴らしい！
ルイズはこれでやっと人並みの生活ができるようになりそう
まあ、ここのサイトだと半ば自業自得だよねｗ
手足も細っこいし、華奢だしな。すばらしい描写であった乙乙
まぁ、ルイズもこのほうが幸せじゃないかな
将来性のあるクズと落ちるだけのクズじゃ
前者のがマシなんだよなあ
面白かったので続き期待して待ってます。
続きが楽しみです
これそのうちルイズ売り飛ばされちゃうの？ｗ
ルイズPTに入れるとして分前は前みたくボッシュートして小銭渡すのかね
さあね。まあ予想は控えたほうがいいんじゃないかね
しかしこれで正式加入か……
ルイズリターンしてきて嬉しいわ。正直離脱したと思ってた
これそういうのじゃねーからってのはわかるがさっさと家借りてルイズといちゃいちゃしてほしいところだ
いちゃいちゃするのはルイズだけでいいんですかね？(ゲス顔)
一人の阿呆が先の展開を一つ書き込むと他の阿呆も追随しだして正直うぜぇ
待機！
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:/l:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.
. :.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.|{:.:.l:.:.:|｜:/:.:|:.:.:.:.: ∧:.:.:.|:.:|:.:',:.:.＼
|:.:.:.:.:.:.ｌ|:.:.:.:.|{:.┼‐ト|/ |:.:|:.:.:.:.厶┼:/∨:.: |:.:.:.:.:＼ 【投下前の軽い雑談】
|:.:.:.:.:.:.|{::.:.:.:|∨l／ }/l:.:.:./ |/ }:.:.:.:.::|:.:.:.:.:.:.:.:＼
l:.:.:.:.:. 八:.:.:.|ｨ^灯とト j／ ｨf灯ﾍ Ⅳ|:.:;′￣￣￣ 今日もさ、お仕事だったわけですよ
|:.:.:.:.:.:./＾＼| 辷ぅﾝ 辷ﾝ |.:.:|/|
|:.:.:.:.:.｛ {⌒ :.:.:.:.:.| 仕事柄いろんなところに行ったり、人と会ったりする
|:.:.:.:.:.:.＼__ ｀ .:.:.:.:.:.:|
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ _ /.:.:.:.:.:.:| ただ今日はちょっとばかり反応に困る状況に遭遇してね
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|＼ ／|.:.:.:.:.:.:.:|
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.; ＞ _ ＜.:.:.:|:.:.l{ .:.:.:| いや、嬉しいようななんというか微妙な感じだったわけで
|ﾉ{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{ |＿:.:.:.:..:.:.:|:.:ハ :.:.|
／￣ ＼|＼:.:.:.:八 L＼＼.:.:.:.|/ ',:.:.| つまり・・・
/´￣￣＼＼＼( ＼- -‐＼￣￣｀ヽ}ノ
. ′ ＼＼ ＼ ; ＼
. { ＼＼ ＼ | . ＼
/ ./ / ﾏ， ∨
/ / ./ /′ } Ⅵ ',
＿＿＿_,イ { ′ / 〃 :| }: }
＞ ´ ￣{ {ヽ{＿ﾑ ﾊ :| / l
_,..．-= ´ _,．'´ ＿_.', :l r≠=ミ─-' ∟二|＿:: / ノ }
＞ ´ ｡s＜ ＼＿_ゝ＿λ l 乂ツ 斗=ミ ７ ,イ Ｙ
. ,ィ´ ', /:} l '´乂ツ >/ /￣￣￣＼
∠ -= _ .} ／／ 八. ′ / λ二 ヽ
_,．'´ ｀¨ ¨,．'´ ..:: ／ :. ` - ｲ {--､ ,-ヽ ＼
( :::: {ヽ :ﾄ､ ｡s＜ | :{ ￣ ﾍ
≧s｡ ', {,ｨ㌻､__ノ ｀¨´ {: .::|: 八 .∧
” ﾆ=- ＿ '， ﾒ ＼ ＿....乂＿」 ヽ-ミ / '， ∨
,.．'´ 丁 ) '， |:| | ＼ ｀ヽ/ ', ∨ こういう衣装を着用してるシーンに
γ´ .| ／ ) ﾚ'" } `＜ ', V 初めて遭遇しました
,′ γ´ , ' ,．'´ ／ ￣ V
', ,: ／ ／ r‐'´
', 人 (-‐''" ( ヽﾉ＞s｡ .}
} , ' /ﾒ､ ヽ ｀'‐､ ヽ / ≧s｡ ′
/ ７ // ゝ--ゝ `ﾄﾐ / { ヽ ≧=--=≦
,．'´ .: / // .: ; |:| ヽ Vノ i ＼ ＼
.: { {:r{ ,′{ |:| 从Ｖ ', ヽ
.:::. ::, ',::', / .::, .|:| ', ﾞ､ '，
:::::::... ゝ. ',::', ,ｲ .: '， .{r} .} ヽ ', l
:::::::::::::... ＞ ',::', ｡s＜ : ∧ .}:} / ヽ ', }
:::::. ::::::. Ⅳ， ゝ l::| ｲ ',
:::. { ',::', ≧=- ,'::/=≦ :} } /
ゝs｡ ::. } ',::', ,'::,'＼ }/
｀ヽ :: ,′',::', /:/ ヽ ,ﾉ
ヽ ..: ,′ ',::', :. ./:/ ／{
} .: ,′ ',::', :， /:/ ∨ '，
ﾄ､ /..: { ',::', j /:/ .: ∨ ',
{: `ー─′ ', ',::', /:/ .: ∨
`ー─‐ｧ ,ｲ ', ヾ:.､ ./:/ ..:: ', ',
( ( ゝ } ヾ:.､ /:/ ...::: , } / }
＼ ヽ ＼ ,′ :::.. ヾヽ ／:/ ..::: } _ノイヽ |
`ｰゝ ', / ::... ＼`ー':::::/.: .i { ＼ ,
ノ/ ゝ､ゝ_{ .i＼ヽ ＼_ノイ
,′ ,' { .i `ｰゝ
意味わからんｗ
..::::::::::::::::::::::::::::::::::::...
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
. /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::∧
′::::::::::::/::::::::/::::::::::ﾊ:::::::::::::i:::::::::::ヽ:::.
i ::::::::i::::::i::::::::/:::/::::/ .|::::::::::::ﾊ:::::::::::∧:::. 実際に着用してたのは二人だったんだけどね
|:::::::::i::::::i:::::/-/_i::/ |:::::::::/ i:::/i:::i::::i:::::ゝ
|:::::::::i::::::i::::i i/ i/ ` i:::::::/ _斗‐ |::从:i:::::::::::. 一人はグラマラスな身体した人で、もう一人は
i:::::::´ ゞi:::i‘小'::下 i::／ 午示ﾊi/:::::/⌒ マ丶 比較すると貧相な身体をしてた
. i:::八 ﾞ:::i 乂::ﾉ .´ 弋::ｿ │:::::i
. i:::::::::＼ __ ｀ 、 ﾑ::::::| 結論からいうとあれだな
. |:::::::::::::::::::＼ ｲ::::::::i スリングショットはある程度身体に恵まれてないと
. |::::::::::::::::::::::::i ‐ ‐ ..:::::::::::::| なかなかキツイ衣装なんだなって思ったよ
乂ヾ::::::::::i:::::i ＞ __ イ::::::::::::::::::|
＼::::i´く .i‐-:::::::::::::::::从乂
＞-‐.´≧::_ ＼ .∧ ﾞ` _
. ／≧ ＼.＿＿ y ＞､ ← 実際こんな顔して見てた（と思う）
. / ⌒ 、＞ _. ＼ ﾍ ﾍ
´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :｀ヽ
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :∧
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .,
. /: : : : :〔 :/ !: : | : : :ﾄ､: : : : | : : : : | : :i: : : ′
′: : : : ∨ | : ｉ| : : :| ´￣ :}: : ｉ| : }ｉ: :|: : : : :. 流石に仕事中だったからね
.:: : |: : : : :〔´⌒ヽ八: : :| ∨ﾘ : : |: :八_|: : : : : .
. /:: : :|: : : : ｉ{ __ ＼{ ,イ庁不､〕/ }: : : : : :. 性欲が滾る方向に脳みそがシフトすることは
/＿＿! ﾄ､: : {ィ芹示､ 乂:ｿ ′ 人: : : : : : なかったけども・・・
八| ＼{ 乂ｿ ,r: :´: :|: : : : : ::
/: : ∧ ｀ /: : i: : :|: : : : : :i 流石にびっくりしたな
.′::/: : . _ _: : : :|: : j : :! : : ｌ| 仕事してないときだったらやばかったと思う
.: : :/: : :个 ｀ イ〔_: : ﾘ: /|: : |: : ::ﾘ
: : : :l/ i|: :! : : :≧. . .-r ´ ヽ＼/: !: :ﾉ,ｲ:/ 美人で巨乳でスリングショットとか犯罪ですわ
. / : | / {: : ∧: : :ﾄ､=´〕 / =‐- .,_ '
〔′ ヽ〔 _,. -‐ ' | / γ⌒ヽ
∧ :|＿_,. イ /
/ 丶 :| /' / i
. ´ ｀ヽ､
／
／ ,
／ / /| ﾄ､ ′
∠.＿/ / i| i ＼ 〕 私は仕事で使う資料の撮影で同行してただけなんだよね
〔 |/ 八〔＼ .' ＼ /
. |∧ :| ┯:┯ Ｖ ┯:┯∧ / j 一応、近くで撮影してたのは広告用の撮影とは聞いてたけど
' ∧| 乂ﾉ 乂ﾉ ∨、 |
. /:Ⅴ "" ノ | 水着の撮影・・・？ スリングショットとか普通広告載せるかな？
/::::入_ _ ＜ / /| /
／＼ /∧ﾉ へ￣￣/ ＼ﾘイ/ / 〔′ 実際のところなんの撮影だったのかはいまだに不明です
￣＼＼ r‐' ＼/ ／/＼ /
＼ヽｰヽ └─ｰ／─' ＼
丶ー| 〉 〈 | 〈
| .〈∧/ !__／
| | |
投下かいしー
＼
＼
´ ￣￣ ﾆ≠ミ､. ＼｀＼＿＿
／ . .-=≦ﾊ '. ＼｀.､f乏
/ i{-=≦ ｀《》' Ⅵ ＼ ｀ヽ
′ l| . ＜´: ゞ彡 r>‐ ､}
| l|＞:{:{ヽ: : : }>､: :ヽ ﾉ- ､ ＼
| / |-≠二 ＼ﾊfﾘ.{Y:人 ./ ＼ ＼
〉､ / !从《Vﾘ ｀､´ |: : :V＼ .／ ＼ '. Welcome Deep Place 17
／´{ ／ ﾘ:＼＼ , /ゝ :_≧ｒ<⌒＼ ＼}!
＞ ´ !＼:＞-=≠ﾆ二￣ / ＼ | ___
´ 从〃 / '. | ／／
， ＜ /: / { } |.....／∠＿＿_
.. ／ ＼ /: :,′| ∠／ ＼
／フ:＞ .､ ＼ /: : :| | ／.／ ＼
. / /／( : : : ＼ 丶､ .／: :{ : ! .〉 /-=≦ー､---､==-‐＜ ／.／ ＼_ _／ ＼
.. / {:{-:ハ: : : :/:＞ ＿＞: ´: : : :| : | / .／-=ミ{ .}: : : :',..... _,ｲ __| （ ●） （●） |
.. { ゝY: : :＼/: : : : : :ー===彡'ノ}／ゝ'-=≠ニ二三ﾆヽ＿j: : : ﾄ:}..{__ ｲ´ ＼ （__人__） ／ヽ
人 .| : : : 人: : : : : : : : : : : : : :/: : : : : : : :, -= ニ￣Y￣ﾉヽ :...／／ﾞ´.... }..｀ ｔ──‐ ,イ´ ⌒ / .ｉ
.. ＼ハ: : /l : :＼: : : : : : : : : : ｲ､: : : : r＜ ,x≦三ミ:,≦-=ﾞ／／ . ´ /ﾞ／ ｉｰ - { ./ {
/ : : X : | : : : ≧=‐-‐=≦.,.:.ﾞ,.≧≠=-‐彡´ )} X.} ／／. / ､. .} ｨ' ヽ
{: : / ＼: : : : : ゞ=--: , ' : : : :ヽﾞ｀¨7´ ／. ／／ __./ ,ヘ. ｉ .ｉ ∧
.. 人: { ≧=-/: : : :..ﾞ,' : : : : : : '; ,′ /.. ／ﾆ／....､ヽ...... ／ ＞'´. ￣} {､ ∧
ヾ .乂{: : : /....ﾞ' 'ｿ: : : : :,' /...／:::／.ﾄﾏ⌒ヽ〉..ﾞ/ ／´ ｉ } ヽ .ｉ
. ! : i {ﾞ,:;' : : : : : : :'､.....'. ／／::／. |∧'. ／ ／ ｉ ｉ {ヽ..__／
| : 从..＝==;;: : :;;;: : :ヾ ／::／ | .∧ ／ ∠ ｉ ｉ ヽ.＿}
人: ゞ=- ' ゛゛ヾ::／.. |/...{_.{_.{_.}_.}_ソ __,ﾉ ｉ
. ≧=-.... ﾞﾞﾞー;; :／. ｜ /. ＼ ＼. '‐‐{_ｴ_}_)つ
.
/ ＼ ､ ∧
. / , / ∧ ∧ ハ
i ! i ∧ ', ',.. ＿＿＿＿
{ | i| 、 { } i|___ } ! | ／ ＼
i | !八{＼(Vヽ }i 7∨}/Ⅵj | ｜ / ─ ─ ＼
. 八{V ﾄゞ{)沁 j／豸示芯ｙ/ .i .| /（ ●） （ ●） ＼
人 .! Vり Vt_り./ ,' !. | （__人__） |
. ／ } 弌 ,: / / i ＼ ｀ ⌒´ ／
／ ﾉ 入 _ _, / / .|... / ー‐ ヽ
. { ／ / } >､ _,./ ∧ 八 / ｀
γ´￣￣ ／ .ﾘニﾆ`:r=≦,.. / /､ ＼
,' ,. -=’ ／ﾆﾆ「_,. }／ / iニi. ＼
! / ／二二ﾆｉ / ! ,. / !ﾆﾆY. ＼
i ! /二二二二!__／二! 八ﾆﾆ{
∨ ＼ {二二二二二二ﾆ={ ＞- _
. ／∨ ≧=- 、二ﾆ大ニニニ≧=- _ ｀丶
../二ﾆ＼ ＼イ{ {:{＼二二二二二ｭ。 ＼
,'／ ￣} i.|:| |:| ｀ ＜二二二二} }
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
ルイズが加入して、二人PTとして稼働しはじめて半月が経過した
やる夫からしたら、ソロでやっていた時間が長いこともあり
いろいろと戸惑う部分があるだろうと思われたが ―――
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
||
|''|
＿＿＿＿ __.|‐|__ ＿＿＿＿
| ＿＿＿ ｀＼. ／ |ー| ＼ ／´ ＿＿＿ |
＼l ＼ ｀ヽ< |'ー'| >-''´ ／ ｌ／
＼ ＼. ＼|'ー '|／ .／ ／
＼ ＼ ＼ |'ｰ―'| ／ ／ ／
＼＿_＼/ 'ー―' ヽ／＿_／
／／ ／ ,ｨ≦≧ ､ ＼ ＼＼
/ ./ | |仁二二ハ￣| | ヽ ヽ グフッ…
| | l Ⅵ二二Ⅳ／ l | |
| | ＼ `'＜＞'"_ ／ .| | ついに戦闘シーンまでカットされるとか…
ヽ ヽ ＞、 Y ,.＜ / ./
／ ＼ヽ ／ヽ_l_/ ＼ / ／＼
彡 ＼ヽ,-'＼ ／ヽ､/／ ミ ﾄﾞｻｯ
~'''''"￣￣'ｖＶｖ'￣￣￣'ｖＶｖ'￣￣"'''''~
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
ほとんどそういう部分が出ることもなく、実に順調な討伐生活を送っていた
むしろルイズが加入したことで生じた大きなメリットが二人PTの稼ぎの多さを
助長する形となっていたのである
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿＿
─── ＼
＿＿＿￣￣ 二 ＼ ,＼
＿＿＿＿＿＿三 （ ●）ヾ'| ふんっ！！
￣￣￣＿＿＿＿ 二 ⌒（__人_）
──────────────＝≡ /
───────────‐イ=ﾆニ二＿＿ 二二― - ．_
Lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ［＿__(ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ(((ヾ）ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ((三三三三三＞
───＝二三 / ￣￣ ¨¨
￣￣＿＿≡三 /
￣￣￣￣￣二 /
＿＿￣ 二 ／ ＼
三 ／ `三 ＼
─＝ ／ ─＝≡ !
二 ／ ─二 ／
─ ／ ─ ）
二 ）
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
やる夫は元々ソロで討伐をしてきた冒険者である
ソロの中でもおそらくは順調に稼いできた部類に入るであろうと思われる
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿＿_
／;:#;:;:;:;: ＼
／ _ノ ヽ_ ＼ 今日はこの辺でやめとくかお…
／ （―） （―）;#;:;:＼
|;#;:;:;: （__人__） # | 流石に身体がキツイ…
＼ // ｀⌒´ ;:;:;:;: ,／
／ ー‐ ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
そんなやる夫であっても、大きな怪我こそしてこなかったが
小さな怪我や打撲自体は然程珍しくない程度には経験している
日々の討伐の切り上げ時となる目安に、その怪我や打撲による
動きの低下を判断基準としているくらいである
特に打撲などは、翌日にも痛みが残る類のものもあるため
結果として何日にも渡ってダメージの影響が残り、討伐数が減ることも珍しくはなかった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
_/´ ｀ ヽ、_ _人_ /
／ ／ ＼ ｀Y´ /
/ / ｉ / | ヽ ', /
,' ! !ヤT Tﾄ /｣_ ! ! !| ＊ /} *
! | |ｨ ﾁﾃﾄ V／ﾘ __ ｀ﾄ､ ! ﾘ * r/ / _ｉ_
人 ! ﾊ | ﾋrﾘ だ} 〉ﾘ ﾑｲ /ﾑ'^7 !
｀Y´ / ∧ ヽ. ､ Vｿ 厶ｲ＼ ! /yﾍ!
. * ＊ ／ / ﾊ ヽ r ‐ ｧ ﾊ. ＼ | / _!_
, -‐ ' ´ ／r―‐! ヽ. ' _. ィ ＼ ＼ /`ｰ‐<. !
_!_ ／ r―ﾍ:.:.:.:.| |7 ｢＼|`::个‐ｭヽ ）〈 ヽ＿人 ＊
.ｉ / ／ /:.:.＿:＞'’ |く女}|:.／￣￣ _,...┌─────────────────────────┐
/ .／ /:.f´ ＿_人:.:Ⅴ!:| 〈:......│ そんな中で回復専門の後衛が加わるとどうなるのか │
./ / ／〉:∧ /―――⇒ﾘ人 ＼ﾞ└─────────────────────────┘
| / ／ /:.:.:.:∧ ∨:.:.:.:.:.:／／＼＼ ｰ ｀￣￣ ﾉ ∧＼ |
V / /:.:.:.:.:.:.:∧ ＼:.:.:.:／|! ! ｉヽヽ、 _／ |::::::::::＼/
人 | /:.:.:.:.:.:／:.:.:} ∨ ｉ! } V:::＞‐＜_ ﾉ:::::::::::::::＼
} 厶 イ:.:.ﾄ､___ノ ! | ＼ ＼:::::┌────────────────┐
ｰ' ／:.:.:.:.:.:.:.ﾄ､＞― ／ / /｀ ｰ‐-､..ﾞ│ もはや、考えるまでもないだろう .│
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧＿＿ ／_/ | / └────────────────┘
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／:＜＿＿,. イ:| / ヽ ／:.:／＼:. !: :. :. :!:.:.:.:.:|:::::::
:.:.:.:.:.:.:.:.:.／:::::::::::::::| |::| 厶:イ´:.:／＼:..:.:7ｰ ‐－く:.:.:.:.:.|:::::_!_
――‐ '::::::::::::::::::::::| |∧ /ｰ‐:.r: ´＼:. :. :＜、:. :. :. :/＼/::::::::!
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |::::::＼ /:. :. :. | :.: へィ:. :.:.＞--く_／::::::::::::*
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| /::::::::::∧厶_:＞く:. :. :. :. :. ∧／ ＼:::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ |:::::::::厶{ハ ＼厶r―-､＿/ ∨:::::＊
::::::::::::::::::::::::::::::::::/ |::::::厶/:::::::＼ ＼ ／￣ヽ::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::（_ _ _/::::::|:::::::ｉ:::::::::,/＼ ＼ /::::::::::::::::'::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::|＿__ }::::::::::::＼∧_／::::::::::＼ ,.-‐く::::::::::::::::::::',::
:::::::::::::::::::::::::::: ／ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞ ､ /:::::::::::::＼:::::::::::::::|:
::::::::::::::::::::::::／ ,.ｨ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼/:::::::::::::::::::::＼::::::::::|:
:::::::::::::::::::::: '^＾::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_!_::::::＼:::::::::::::::::::::::＼:: ﾉ:
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::*:::::::!::::::::::::_＞-::::::::::::::::::::）::
.
＿＿＿__
_＝(_) 三 ⌒ ⌒ ＼
＝_j_j_j^⊃（●） （●）｡ヽ
三三::⌒（__人__）⌒:::二 (_) _ _
三 |rt- ｊ ＝⊂_ l_j_j_j
三三 `ｰ ' ／__ ノ￣. ┌──────────────────┐
三 ＝ー――― ' ﾉ │ 単純に稼働時間が伸びるのである .│
三 /ｰ' └──────────────────┘
三 /
三 _＼ ＼＿ノ
三 (⌒ _ノ
￣
.
/ / l / ハ ＼ ､ ヽ ヽ
i /l l /l / / ＼ ヽ ､ ヽ i i i ヽ l
l i l __l_l_l_|i___| ll. ﾘ i li__Ａ-ﾅ､ l l ｌﾘ
l l i l l ヽ＼ ¨ヾー-- レl ナﾚ l /l / /l/ /
l ﾊ ヽ ヽ,ヽ- ,==-＿ ノ ／＿,∠､l/ //ノ
l l ﾍ ヽ iヾ`（::ヽ-ｰ）` ￣ '7ヽつ,ヾィ' '/ｲ うわっ… 私のホイミ（レベル）低すぎぃ！！
ﾘ ﾍ ＼ ヽ ￣￣￣ `ー-' / / l
/ ∧ ﾍ ＼ヽυ 丶 .i / lﾍ
/ ／ ﾍ i ヽヽ __ / / il ＼
／ ´ 〉 l ヽヽ '､二二ン ／ / l ＼ 【使える魔法】 ホイミ Lv1
.／ / ﾍl ヽヽ ､ _ ¨¨ , ・ '/ / ﾍ ＼
, - ､/ l ヽヽﾆ―=､' l¨¨, `l / ﾍ ＼
／ l i i＼ /ﾍ l ／ l i ﾍ､_ ヽ
/ l l l ＼ゝ'-'-- ､ｌ l ＼ヽ l l
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
もっとも、今のルイズのホイミでは怪我の回復が精一杯であるため
それ以上の効果を望むことは難しいのだが…
ホイミにはレベルが存在し、レベルが上がる毎に付随する効果が増えていくのである
【参考】 Lv.1：怪我の回復 Lv2：体力の回復 Lv3：精神力の回復
レベル3辺りまでいけば、ガッツが足りない！時も安心という優れものになるらしい
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
／:/: : : : : : :/: : : : : ://: : : ::＼.: : : :＼: :.＼
／/:/: : : : : : : :|: : : : : :.l: |: : : :ヽ: :＼.: : : :＼: :.l
_／_ノ:/: : : : : : : : :| : : | : : i: |: : : : : }: : : }: |: : : :|: :|
￣ /: : : : : : : :.|: : :| : : | : : 乂:､_:_:_:ハ :ハ |:.}.: :.|: :|
: : :！: : : : :|: :.ハ_ノ: : :.|: : : : :/｀:/ナナメ､:.:.l: :|
|: : |: |: : : | :.」斗{´ ‐＼: | : : : / l/ l,ハ！:.:.:.:l: :| おいしー！！
|: : |: |: : :イ: | レ V}: : :./ ,ｨ ≡ﾆﾐヽl : :.:.l: :|
|: : |: :＼: :ヽ 斗Zﾆ≡ﾐ､_ : ノ 〃: : /: /＼
＼:＼: : ＼: ＼////// //////: /: :/: /: : :.＼
＼|: i: : : :ヽ ′ 〃: /:./⌒⌒⌒ヽ
＿_ ノ:ﾉ: |: : : : :ヽ 一ー‐' / : /´/ / / ヽヽ
, ´. : : : ／.: :|: : : : : :.ヽ ｲ: : :し' / / / ！::＼
/ . : . : . ／: : :__」: : : : : : : V＞ _＿ イ::/: : : ′し' し'し'＿ ノ|＼: :＼
./: : : : :／: :／::::::::＼: : : : : : :V＼ /:/: : : :i:::::::::ハ ー─ イ ヽ: : :ヽ
/: : : : /: : :/::::::::::::::::_⊥_: : : : : :'. ＼ ／ /: : : : :l::::::/ ヽ ＿ _／ i:: : : :l
| : : : /: : :/:::::::::::__ノ ｀. ‐､: : :'. /＼/ / : : : : : l:::::l |:: : : :l
|: : : :l: : :/::::::ノ´ ｀ヽ ﾊ }: : : .V / : : : : : : |::: | ヽ: : :l
|: : : :l: :/::::::::l ヽ ヽ し' ﾉ: : : :！ | : : : : : : |::: | |: :/
|＼ : V.::::: :/l し'し' ｲ: : : : : 人 ＿ | : : : : : : |::::| |:/＼＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
とはいえ、そのホイミのおかげで今では怪我による稼働低下も少なくなり
日中はほぼフル稼働でいっかくうさぎの討伐が出来ているのである
一日平均で30匹前後を討伐しているため、日々の収入は平均300G
月収は約7800Gが見込まれているペースである
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼ ﾓｸﾞﾓｸﾞ そりゃ良かったお
／ （●） （●） ＼
| ､" ﾞ)（__人__）" ） )) （そこまで喜ぶ程の飯じゃねーんだけどなぁ…）
＼ ｡｀ ⌒ﾟ:j´ ,／
／ ヽ （一体今までどんな飯食ってきたんだおこいつら）
/ ｱ￣~〉==ﾆ⊃ ヽ
/／ ｀‐‐r´ ﾏ ヽ
/ ／ ﾏ ヽ
|__＿/ ＿ ＿ _ l ｝
｜ , - rｲ〕:.:: .: .:.:.r久=､- ､} r=､ｧ/
￣￣〈 く:.:.:....:ｔァ:.:.::.:..c:.:ﾍ _ﾌ し Y ￣￣￣
＞- 二二二二二 -く.＿.ノ
.
【十の月 第二週 最終日】
.. ＿＿＿_
／ ― -＼ やる夫さーん、ルイズさーん＞
. . ／ （●） （●） お？やっと呼ばれたお
／ （__人__） ＼
| ｀ ⌒´ |
. ＼ ／
. ノ ＼
／´ ヽ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
そんな生活が半月、つまり二週間続いていたわけなのだが…
毎日のステータスチェックも兼ねて、討伐帰りにギルドに寄った時のこと
いつものように、受付に呼ばれるのをルイズとぼんやりと待ち、
更新されたカードを受け取りに行ったときのことだった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
,. -─── ､
／／ ／ ｀ヽ
／.:./ / / .:. / ＼
/ .:.:./ / ,斗-- ､:{:. .:. ヽ ヽ
/ /: ｲ´l .:|l.:.:∧:|.:.:.: .:斗ｰ ',
l ..:.:|:.:. | ィチ才ﾐヾヽ.:.:.:/厶.: / .: 〉
l.:.:.:.!:.: ∨ }:ﾍ.ﾘ ﾉ／仟ﾃk';.:./ｨ/ 今日は時間掛かったわね
ﾉ.:.::人:. ヽ ゝ-' ﾄ;'ｿ/／!
／.:.／.:.:.ヽ:. ﾍ ｀ ｀ |:.: |
／.:.／.:.:.:.::.ﾉ.:}:. ', __ ,:. |
／.:.／.:.:.:.:.:.:/.:.｜.:.:. ｌ ´ ´ ／.: |
.:.:./.:.:.:.:.:.:.:./＿ィ.:.:.:. 小 イ/:.:.:.:. ｌ
.:.〈.:.:.:.:.:.／ ./.:. }_,工,.´ｰ=〈:.:.:.:.. ヽ
:ﾉ.:.:／ /.:.:.:.: /.､ ∧￣入ヽ:.:.:.:. ＼
,ィ ｀ヾi
/ / ｀:、
/ / ; / ｀ 、 :、 、 ヽ:.
. ,: { : i i: { '., i i i ::.
. ,: : i | { i ,i i i }‐:}ヽ j }、 はい、おめでとう
i { ヽl.,{从{ﾊﾄ､{ { jﾊjﾉ }ｲj ,ｲﾊ
{ﾊ i ヽﾄ､ ヾ{ ヽﾊ }jｨ＝=x､.j}/ﾉ} ,j いっかくうさぎの討伐数が200匹を超えたから
ヽ{fヽ{i,ｨﾁ¨ﾞ ` j/ /jﾂ/i ランクⅡに昇格してるよ
,ゝ､ﾊヽ._ j ﾊ iヽ}ヾ77z､
rf{≦{{ﾊヽ ` __, 〃:}.|ﾊj .〉〉//ﾊ あ、ルイズさんもギリギリ昇格が認められたから安心してね
,ィf{ {i {ﾊ{∧{ミz、 ゝ::::ﾉ ,ｨi//,ｲ | ﾉ//}///ﾊ
,ｨ{//ﾊヽミzz､ヾ三ﾆz:...__,..ィｹ ,.ィ≦j／//////ﾊ
／ :ii///≧z＼二＼ミz､｀¨´/／ ,ｨ}／ヽv/////j
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
いつもの受付嬢、佐藤良美によれば、どうやらランクが上がったらしい
そういえば、ステータスカードにもそんな項目があった気がするが
今まで気にしたこともなかったこともあり、そもそもどんなものなのかすら分かっていない
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
／￣￣￣＼
／ ／ ＼ ＼ … はぁ？
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
.
ランクって何だろう
/ ／ ヽ｀ ｀＼ ﾞｉ
,ｲ!、,/ ,' ,. ,.} ﾞｉ .!|,
ﾄ､ヽl{ |! i !| }l ,rｲ
|ヽ>! ! ﾊ }､ | ﾊ ! !<,r'|
{ ミ| | ! ,/|_,i | ﾉtr,_|ﾞｉ, |彡}
ﾐｒ‐ｖノ,Nｿｒﾊ .| ﾘ|ﾉ}ypヾ r-ﾃ その顔は、理解してない顔だね…
ヾ_!}lk' ━━｀ﾍﾉ´ ━━ ﾘﾉl{ ｿ
川、 ﾙ从 まぁ、ランク制度について基本説明しないからしょうがないけどさ
!ゞﾄ､ ｲ>ﾊ ヾ
! ,|´く人 - ,r'ﾝ∧ l! 学院行ってなかったら教えてもらう機会なんてないからね
l! < ＞ｙ __ pイヲﾉ ｀l|
ｚ‐!‐-,,_,,ｪ(( | | ))ｭ,_ ! ランクⅡになったら、こういう特典があるんだよ
,|.ｪ‐′::::::::ヽ＿ ＿/:::::::::`ヽ、
,ﾍ´ヽ.ヽ､:::::::::::::::ヽ｀´／:::::::::::::, ' ,｀>､_
} ＼ ｀ 、｀廴＿__∨_＿,イン′,／／ ヽ
| Y ゞ‐--―｛r}─--‐''"´ / |
| ｀i .| | ! |
| ヾ l ! ! ! Г|
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
① 西のダンジョンの利用許可証が発行される （1階層のみ）
② ミニオークの討伐許可
③ ランクⅡ用宿舎の利用許可
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
,.ｲ
,／ !
| ､ _,!
,／'ｰ＝フ-- 、 ／／
,〃 , フ. フ .／／
/ '",/ノ '／／
,、 r',:' .＿ ／／＿
〃｀､_ﾄ｡ｘ´｡ﾉ ''ヾ ／／,! , 二 -､
i' ﾚ ; ﾄ、_＿__｀:／／i´ ／ ｀ヾ.
ゞ､_＿_ ゝ'__ ／／ノ/ / v
／ ´イ´ ゞｨ〈__／_ _.j ,′
/ -.､ r' ｀ ヽ j
{ , ーゝ、 _ノ
:､ ; ､ ヽｲ､ー-.､... _, -'....::）
ー>､_.ゞ'::..ｰｧ､_ヾ｀ー-='ｰ'¨´.....::::::::::ヽ
／,イ :::.... じ ）j ....::::: ....... ::::..､
. ／／ ﾄ､＿＿＿＿＿＿_,イ´￣￣｀丶 /
｀ ゝ, j、 } i/ ミニオーク
〉--==二' ヽ. i'、 ,!
x≦ ﾉ j ￣￣￣ ヽ 素材は飲食店等で肉料理として出されることが多い
（＿＿＿＞ ´ （ ）
｀ ＿＿＿_ノ
.
と、言うかでかそう
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼ ランクってのは討伐実績で決まるモノなのかお？
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | 今回みたいないっかくうさぎ200匹倒したら昇格、みたいな
./ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
_
__ ＞ ´ ＞- ､｀ ､
_ｆr' l ､ ／ ｀ ＼
∨ ,' ｉ | γ´ / ヽﾊ
ｌ ｌ l V / / , ' i ヽヽ
l ﾊ i l / / ,' l i l i ', ∨
l､r ‐､ﾘ.i ,'l‐ﾃ'メ､ｉ_ ｌ ﾉ ﾉ l i l
/ i r ,'/ﾚfぅ示iヽ ﾚ/ノ ,ｲ__/ ﾉ ﾘ
ヽ ヽ .,' l 込ｼ /´/,ｨ示､ﾞメ/ /i 全部が全部とは言わないけど
〉､ ｀ i ｆx'iﾀ'/ノ / / ランクⅡの昇格基準はいっかくうさぎかももんじゃの討伐数だね
iヽ｀ lﾊ , ｀¨ﾞ/／ﾘ
＞ ‐ - 〉､ﾝｌ| ヽ ､ _ ｲ ｌ| 基本的にギルド側で昇格審議に掛けられる基準がそれってこと
ヽ --ﾊヽﾉ l ＼ , イ/ﾉﾘ
l ノ ´<´ ,'､ _´ヽ, /' ./ それまでにスライムを何匹倒したか、とか一日平均何匹、とか
,ヽ＜´ ヽ iヽ ＼ｆ そういうところも含めて審議対象になるんだよ
,＜ ＼_ _l ｀＞､
,' ｀ヽ､ ヽ｀ '´.l ﾉ｀ヽ
_,' ヾ､ｰ､ ﾍ ﾊ ／/ /´｀'i で、どう？ダンジョン行ってみるつもりはある？
.l ｀ ､ ｀ ｰ- ､_ヽ/ _／_ノ / l
_', ヽ l ｀ー ─ｆ¨ヾ ´ 〈 l
' , ｀ｌ ヾ-'{ ', l
. ﾍ ヽ ハ | ﾊ ', l
∨ ＼ ﾍ l ﾊ ', l
N ヽﾍ､ l ﾊ i l
l ＼ ﾍ ', l ﾊ ,' l
.
＿＿＿_
／ ノ ＼＼
／ （●） (●）＼ ダンジョンってのがあるのは流石に知ってるけど、
／ ∪ （__人__） ＼ 今のやる夫たちはLv1だお？流石に無理なんじゃ…
| ｀ ⌒´ |
＼ /⌒)⌒)⌒) ／/⌒)⌒)⌒) ミニオークも同じ理由で無理そうだし…
ノ | / / / (⌒) ./ / /
／´ | :::::::::::(⌒) ゝ ::::::::::/ 恩恵に預かれそうなのって、ランクⅡ用の宿舎だけの気が…
| ｌ | ノ / ） /
ヽ ヽ_ヽ /' / ／
ヽ ＿＿ ／ / ／
,.ィ´ ｀Y´ ｀ヾ:.､
,〃,. ' ヽ:ヾt、
/{/, / , ,' ,: }ﾊ;}ﾐ、
. Ⅳ i {ｉ ｌ/ ,:}i;/..,ｲi ｉ Ⅵ
. ﾄ{ ,.ｨiサ{、i |lｉjﾊ从j} j/j まぁ、君たちふたりのPT編成だとミニオークは難しいかもね…
. ,ゞ､{{てﾊ ﾏ lﾘ fうﾊ.}}ｲ'^i
ﾊ{ ｉｌ|ゞ‐' ヽ! ゞ‐' ﾊ}ィ′ でも、一応Lv1でも倒せないことはないモンスターって扱いだから
. { ﾊ从 u.ﾉ}ﾉ}1
｀ :{ヾﾋヽ、｀ ´ ,.ィﾉｲ ﾘ ダンジョンについては、一度は行ってみてもいいと思うよ？
＿｀ .ゞf} ` - '.{:ﾊ 〃 ＿ 使う使わないは別にして、どんなところかは知っておいた方が良いと思うし…
} ,.イ::::} {:/ﾉ:.:｀ヾ {
,イ.::.:.:.:.:.:.ヽ‐ ‐/.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
f´ヾ｀ヽ:.:.:.:.:.:.:.:､ /.:.:.:.:.:.::.:,ィ彡':.、
| ＼ゞz､:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.;ィf´ }
| Ｖ ヾミ=riミ三彡'/ ,
| ヽ /:ﾊ / /
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼ ふーむ… そういうことなら…
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | というかルイズは西のダンジョンがどんなところかは知ってるのかお？
./ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
＿_
′ ｀ ' ､
／ ＼
. / / / | ∧ ＼ ヽ
/ / :|:| :| :| |.:.:. ;l_ｌ__.: |: |l
| | .:从7ナ'ヘヽ;.:}ﾚ从/ノﾘ ん、まぁ一応は知ってるわ
| .:| .:.|ィ孑テ' ｀ |ﾉｲｿ}:.|
| .:.:| :ヽ, ゞｰ' 、｀´ | | 入ったことはないけど、あの周辺はそれなりに栄えてる場所だし
ノ.:|.:.:ヽ .::ゝ _ ／| ヽ
／.:.:.ﾉ:.:.:.:} :.:.:.}｀ ､_ イ .:.:|:.:、＼ ただ、私はあんまりあの辺は好きじゃないんだけどね
／/.:.:./.:.:.:./ｌ .:.:.:.〉_,_,_｣-┤ .:ヽ.:ヽ, ヽ
./ {.:.:./ rｰく/ .:.:.:/ /∧ ∧ .:.:＼〉 }
.
知っておいた方が良いは正論
rf´ー‐ -､, - 一 ＼
/! ', ｀￣／ ／ ､ ￣ ｀ ヽ
,'l N ヽ / , ' ヽ ｀ ,
lﾊ V /,' / ﾉ i l i ｌ ', ヽ ﾊ
. l i､ヽY i ,' / /,' i ｌ l | i ｌ V ｌ ',
. ノl､l ＼l l , ,'-'/ｒ‐,'/‐l-ｌ l l ', ', V
. ,/f i､ >'｀ﾘ ｌ /'ノ,'ｨr示､ﾚl ｌ ,' /‐､ﾉi l l l l
l ,' l ,' ﾉ从 /´‘ |ｔ'j/ﾘ｀ ﾘl ｌ /ﾉ,'/ｌﾒ,' ,' ｌﾊ l
l l ﾘ '､//| l |' ､弋シ ﾚ, ノｨﾃﾀヾﾉ// ﾉ' ﾘ そういうのも含めて、一度勉強がてら行ってみるといいよ
ﾉ, ', ', i ,'､ｌ l i ｀¨ ´ 込ｼ ﾉノ,ｲ ./ﾘ l
./ .ﾄ､l ﾍ l ｉN l l u. l ｀¨ノ/ｲ,'／ たしかにあの辺は合う合わないがあると思うから…
_l l l tヽヽﾞl l l ﾍ ' ｲﾊ l
.rl l, ､＝- ｌ-,' , l l ヽ ｒ ｧ イ/ ,' l l ただ、使えるものは使ってみた方が良いとは思うよ？
.l ｿ ￣｀ l¨ｰ', l_l ＼ イ /,',' ,' ﾘ
.〉_|｀ヽ､ ', l !｀ ー｀･_イ＞､/ﾉ , / /
｀ヽ､ ｀ヽ､_ ＿ﾘ ｀ フ ´｀,/
.ｰ-､-､｀ヽ ＞ ､￣ ー -‐ ´ ノ/i ヽ､
_＼ ヽ＼ｰ-､ ｀＞ ､ _ - ‐´ / ﾉ ｀ i
ヽ l ヽ l｀ ｰ､ー‐- ､＿ - ﾌ ∧ V
ヽﾊ i ヽ ￣ｌ｀ー 一 ' ', ﾉ',
l ｌ ', ﾊ l ｀ ､ﾍ / ﾉ
_＼ ',ﾍﾘ l ', r ､＼ /､
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
イマイチぴんと来なかったが、とりあえず使えるものは使うことに
ということで、さっそく宿舎変更の手続きだけは済ませてしまう
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ ふむ、それじゃ時間が出来たら一度行ってみることにしますお
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ,／ あ、あと宿舎変更の手続きもお願いしますお
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 | 二人入れる部屋が使えるならそっちで
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
.
|￣l＼ .|￣l＼
|￣l｀| | |￣￣￣￣| | ＼
TTTTT.| | | 日日日 | | TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTlヽ
[二二二| | | | | [二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二]＼lヽ
｀l []l[] .| | | 日日日 | | | 田田 田田 田田 田田 田田 田田 田田 | ＼l
[二二二| | | | | [二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二] A ﾞ.|i-i-i-i-i､
｀l []l[]. | | | 日日日 | | | 田田 田田 田田 田田 田田 田田 田田 | . 1 |二二二]＼
[二二二| | | | | [二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二] | 田田 |.A.|
｀l []l[] .| | | 日日日 | | | 田田 田田 田田 田田 田田 田田 田田 | l二二二] .2|
[二二二| | |＿＿＿＿| | [二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二] | 田田 | |
｀l []l[]. | ／.＿＿＿_／| | | 田田|￣|￣| 田田 田田 田田 田田 田田 l l二二二] |
二二二二二/￣/|l||＿|＿|||__.|／/￣/二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
◇◇◇◇◇|￣.| | ／／.||／ |￣|◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
◇◇◇◇◇|. | |￣￣￣￣ | |◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
◇◇◇◇◇|. | | .| |◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
￣￣￣￣￣|.￣|/ ﾞ|￣|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
. ￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
二日ほど経って、良美から地図と鍵を渡される
今日からここが新しい住処となる場所だ
以前の宿舎とはまた少し違う場所だが、同じランクの冒険者たちが固まっているのだろう
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
|「 「 「 「 「 「 「 「 「 「 「 「 ＿＿＿＿ | |
|「 「 「 「 「 「 「 「 「 「 「 「 || ／ || 〓
|「 「 「 「 「 「 「 「 「 「 「 「 ||／／ || ||
|「 「 「 「 「 「 「 「 「 「 「 「 || ..: :::: .... || ||
|「 「 「 「 「 「 「 「 「 「 「 「 ||..::: ::::::.....|| ||
|＿＿＿＿＿＿＿ ￣￣￣￣ ||
／ ＿＿＿＿＿＿／| ＿＿＿＿_ .{ﾐ}..||
／ ／ ／ | ／凸凹〔[]〕 ／//...||
.／ ／ |└────┘ ∪ .||
／ .|───────
／ ／∠ ∠ ∠ ∠ ∠
／∠ ∠ ∠ ∠ ∠
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
ちなみに風呂トイレ付きとなり、ついに共同ではなくなる
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
／.||
＿＿＿＿＿＿＿＿______ ／ ||
|＼ ,...., ／| ||
|. ＼__________________／ .| ||
| | | | ||
| | | | ||
| | | | ||
| | | | ||
| | ,.-- 、 | | ||
|--‐‐|--/ ヽ.--|‐‐--| ||
|::: __:::|::::{. }:::::|: :: ::: | ()=.||)
|::◎_)|:: _ゝ､ ノ_:::::|: :: ::: | ||
|::: :: : |:（二二二二）j|: :: ::: | ||
|::: :: : |__＼ ／.__|: :: ::: | ||
|::: ::／ i'" `'i ＼: :::| ||
|／ ￣￣ ＼| .||
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ＼ ...||
＼.||
,. -‐': : : : : : : : : : : : : : : : : ｀ヽ
／ : :: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :｀ヽ
〃 : : : : : : /: :/ : 〃 : : : :丶: : : : : : : : : :＼
/: : :/: : : : /: :/: : ｛: : : : : : ハ: :: :∧: :: : : : : :.
. /: : :/ : : : 斗七ト､:人 : : : : : : 从 斗匕: : : : : : :.
{: : : i : : : : : !/z≠ﾐｘ､一': :: :: :／}八 ﾉ : : : : }: : }
.: : :: :|: :: : : :〃 .r‐ ヾ ｿ ﾉ: :〃≠ﾐｘ､}: :: :: :ﾉ: ｉ |
i : : : | : : : : :从 圦,ィ `ﾉ'´｝::ノ 圦,ｨ 从: : : :ﾉﾙ'ﾚ お小遣い制の今の方が前より楽な生活なのが悲しいわね
| : : : |: : : : : { ∨ソ ノイ 匕ﾘ 丿: : 丿}ﾉ
| : : : !: : : : ハヽ 丶 厶イ:: :ヽ＼ 生活水準が上がってるんだから当然と言えば当然だけど
,': : : :{: : : : : : :! |: : : : :ﾍ: :＼ヽ __
/: :/ : |: : : : : :ハ U ,. -‐ ‐-〜 ﾉ : : : : : ト､: :ヽ: : : : : ハ
.: :ノ:: :∧: :: :: : : :ﾄ イ: / : : : : ﾉ//仆.: : : : : : : :.
〃: :: : :／ヽ: : : : : :｝ ＞ イ//ﾉノ: :: :: : :八////≧=－trf千}
／: : : ／: : :∧: : : : : Ｖ〈 ヽ t≧= ´///У: : : : : ／////////∠⌒ゝ‐-
/: : : :／: : : :: :斗: : : : : :｝∧У∨////／ : : : : ／////////／＿＿ ノ
./: :: :〃 : : : : 爪/｝: : : : : :｝ヽ☆ノ///／: : : : :／////////イ￣
′: :/ : : : : ,仆//ﾉ: : : : : :ﾉ//`¨//／ : : : : ／j/////x≦´ ﾒ
: : : :i: : : : ://///r‐‐⌒ヽ,//////｛: : : : : :/´￣￣￣￣￣ ｀ `ｰ ― 一'
: : : :|: : : ://⊂二二二 ＼ ｀ヽ//从: : : :∠ヽ=ミ
: : :jﾉ: : ://⊂二二二二 ､ ｀ヽ 一λ ＼
: :ノ : : /// `ｰ―――- ､ ', ｝ ∧ ＿＿＿ ,. -‐=＝'
）: :爪/γ: : : : : : :乂ﾞ`ｰ ┐ ヽ _＿」 :i x≦三///////
: :////｛: : : : : : : : : :|////≧=－rf/∧ | .入 , ィ升///////////
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
最後に、ルイズの収入は週１０G
なお衣食住については基本やる夫の財布から出されているので困ることはない模様
（装備関連含む）
では、その１０Gは何に使っているかというと… それはまた別の機会に…
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
【十ノ月 第二週 終了時】
・ ━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━ ━━ ━ ・
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ 入速出 やる夫
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | LV １
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼ ランク Ⅱ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
【ステータス】 たいりょく １
. こうげき １
. すばやさ １
. かしこさ ２
. きようさ. １
【技能】 ・ 不意打ち ―― 敵の不意を打ち、先制攻撃しやすくなる
・ カウンターLv2 ―― 100％の確率で相手が攻撃を仕掛けた際にこうげき＋２でダメージ与える
(発動条件：剣か槍を装備していること) （注意：近接攻撃のみ対応可能）
【補助技能】 金融業 Lｖ１
【その他特記事項】
【補足】
【装備】武器：青銅のやり
防具：青銅の盾
【所持金】 780 G 【BOX】6,300 G
【倉庫】たけやり 皮の盾
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
【固定出費】食費１４G/日 （朝２G 夜５G ×２）
洗濯代３G/週
倉庫・BOX代 １０G/月
家賃３００G/月 （冒険者宿舎/Lv2）
・ ━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━
.
また土日のどこかで投下できればいいなとは思ってます
>>880
ランクⅡでようやく築40年くらいのオンボロ宿舎的なイメージでどうぞ
風呂もトイレもお世辞にも綺麗やないで
ＡＡだから綺麗に見えるだけか
家賃6倍か
カウンターはレベル上がったのね
つーか、ルイズは随分ホワイトな生活になったなｗ
それでもやはり家風呂はいい
時間気にしなくて済むしなｗ
レベルは上がらんけど技能は順調に伸びてるなあ
ルイズのホイミも結構使ってそうだから遠くない内に伸びそう
家賃6倍(でも一日の稼ぎ)
順調過ぎて逆に怖いなｗ
ルイズ幸せそうだなw
ミニオークやりもちってことはかなりやばいな
へとへとになった後で云十匹分の動物の死体なんて運びたくないし
薬草や回復薬は店によって効果のほどが違ったり安定しないことがままある
物語の序盤でちょこっとだけそんな感じのことを書いた記憶があったりなかったり
そういう意味では安定してるホイミ係の方がいいはず・・・
というわけで短いけど今日もやります
＼
＼
´ ￣￣ ﾆ≠ミ､. ＼｀＼＿＿
／ . .-=≦ﾊ '. ＼｀.､f乏
/ i{-=≦ ｀《》' Ⅵ ＼ ｀ヽ
′ l| . ＜´: ゞ彡 r>‐ ､}
| l|＞:{:{ヽ: : : }>､: :ヽ ﾉ- ､ ＼
| / |-≠二 ＼ﾊfﾘ.{Y:人 ./ ＼ ＼
〉､ / !从《Vﾘ ｀､´ |: : :V＼ .／ ＼ '. Welcome Deep Place 18
／´{ ／ ﾘ:＼＼ , /ゝ :_≧ｒ<⌒＼ ＼}!
＞ ´ !＼:＞-=≠ﾆ二￣ / ＼ | ___
´ 从〃 / '. | ／／
， ＜ /: / { } |.....／∠＿＿_
.. ／ ＼ /: :,′| ∠／ ＼
／フ:＞ .､ ＼ /: : :| | ／.／ ＼
. / /／( : : : ＼ 丶､ .／: :{ : ! .〉 /-=≦ー､---､==-‐＜ ／.／ ＼_ _／ ＼
.. / {:{-:ハ: : : :/:＞ ＿＞: ´: : : :| : | / .／-=ミ{ .}: : : :',..... _,ｲ __| （ ●） （●） |
.. { ゝY: : :＼/: : : : : :ー===彡'ノ}／ゝ'-=≠ニ二三ﾆヽ＿j: : : ﾄ:}..{__ ｲ´ ＼ （__人__） ／ヽ
人 .| : : : 人: : : : : : : : : : : : : :/: : : : : : : :, -= ニ￣Y￣ﾉヽ :...／／ﾞ´.... }..｀ ｔ──‐ ,イ´ ⌒ / .ｉ
.. ＼ハ: : /l : :＼: : : : : : : : : : ｲ､: : : : r＜ ,x≦三ミ:,≦-=ﾞ／／ . ´ /ﾞ／ ｉｰ - { ./ {
/ : : X : | : : : ≧=‐-‐=≦.,.:.ﾞ,.≧≠=-‐彡´ )} X.} ／／. / ､. .} ｨ' ヽ
{: : / ＼: : : : : ゞ=--: , ' : : : :ヽﾞ｀¨7´ ／. ／／ __./ ,ヘ. ｉ .ｉ ∧
.. 人: { ≧=-/: : : :..ﾞ,' : : : : : : '; ,′ /.. ／ﾆ／....､ヽ...... ／ ＞'´. ￣} {､ ∧
ヾ .乂{: : : /....ﾞ' 'ｿ: : : : :,' /...／:::／.ﾄﾏ⌒ヽ〉..ﾞ/ ／´ ｉ } ヽ .ｉ
. ! : i {ﾞ,:;' : : : : : : :'､.....'. ／／::／. |∧'. ／ ／ ｉ ｉ {ヽ..__／
| : 从..＝==;;: : :;;;: : :ヾ ／::／ | .∧ ／ ∠ ｉ ｉ ヽ.＿}
人: ゞ=- ' ゛゛ヾ::／.. |/...{_.{_.{_.}_.}_ソ __,ﾉ ｉ
. ≧=-.... ﾞﾞﾞー;; :／. ｜ /. ＼ ＼. '‐‐{_ｴ_}_)つ
.
【大まかな地図】
[西のダンジョン］━━━━━━╋━━━━━━━[東のダンジョン]
┃
┃
┃
┃
┃
┃
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 《門》 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
┌────────┐ ┃
│ 冒険者宿泊施設 │ ┃
└────────┘ ┃
[宿屋]┃┏━━━━━┓
┃┃ 市 場 ┃
[武器・防具・道具屋等] ┃┗━━━━━┛
━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━━━→【普段はこっち側のフィールドで討伐】
┃[ギルド] [換金所]
┃
┃
┃
┃
┃
《城門》
＊省略＊
【王城】
.
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
ランクがⅡに上がって初めての休日となった今日
二人は件の西のダンジョンへと向かっていた
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
ﾞl | .＿,,,,,,,,,,、 l、 ，
.__,,‐.,,lﾞ 广 .,,,ｘ,!''''ﾞア｀ .| `ﾞ',!i､ .| ﾞ''''' ., ﾐ、
.＾ ',!'" ..,..l′ .:シ''ー,i´ﾞ｀~广ﾞﾞﾞＬ,,,,,,!､ .し,! .、ﾞl,,、
、 ，.、 .| .／ _,|,、 ,|,,,ノ''ﾞ ￣￣ﾞﾞﾞ'''''く .|,,,入、 `ｰく_,,．
ﾞl,,.| _iﾍ″ ./ﾞ'ぐ ,ﾉ"::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞ'│ ﾞ''/ﾟi､ |
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_,. _,. _,. _,.
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_,. _,. _,.
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
西のダンジョン
エルフの国の発展の礎となった二大ダンジョンのうちのひとつ
多くの冒険者が日々これらのダンジョンで稼ぐために頑張っているとか何とか
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
=======l======|::| |:| l| |{|ttttttttttttttttttt|}|三| └─┴─┘|:::::::l| ||::::::|| ／: .: .
| |::| |:| l| |}|k====i====i====ll|{|三| |:::::::l| ||::::::レ': .: .: .: .
: | |::| |:| l| |{|:<ﾆiﾆ><ﾆﾆ><ﾆﾆ>l|}|ｪﾚ'ｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪ|:::::::l| ||／ : .: .: ., -'"
:＼ | |::| |:| l| |}|_|二Lll二l_l二ll二ﾆl|{|U/三===========:|:::::::lﾚ' : .: . , -'":: . : ..
: > | |::| |:| l| |{| l絲||::::::::::::::::::::||絲l|}|/三/i r─────レ' : .: ., -'": .: .: ., -'
／:::ﾄ | |::| |:| l| |}| |絲||西街通り||絲l|{|三/:::! | || /: .: ., -'": .: ., -'": .: .: .
ヽ |:======|::| |:|ｉ､ l| |{| |二|| ::::::::::::::::: ||二l|}|ﾆ/ii|::! | || / , -'" : ., -'": .: .: ._,,.-‐'
: : ::..）） |::| |:|iiiヽl| ﾆﾆﾆﾆ二二二二二ﾆﾆﾆｺiiii|::!├──‐/: . : ., -'": .: ._,,.-‐''": : : :
: : :::ノノ-------|::| |:|/////|::|ﾆl|i|____ri l|國|::| iiiiiiﾚ'i￣￣￣ |, -'": ._,,.-‐''" |: : : : : : : :
｀ﾞ''ｰ-､,_i |::| |:|/////|::|=ii|i|{ﾆ} r-|料|::| ／ ! ｨ==二二二二| i:::|__,,.. -‐ '
: .: .: .: .: .}ﾆﾆﾆﾆ:Li::: |ﾄ､///|::|i__:|i|ｪｪｪｉ ﾞ |理|::|｝,／|_|___／.._ヽ_ヽ_ヽ_ヽ_ヽ| |:::|: : : : : : : :
------ '二二二ｺ:::::|:i|ﾞ'ｰ､,|::|iii :|i|(;)_(;)_(;)_(;)└iｉ|::|':::::::::!ニ二二二二二| l二| |:::|: : : : : : : :
, --ー -､=i=i=i|:::::::|:i| ＼ii|::|iii-|i|劦ｫ|i: : : i|ﾚ毳i|::| Eｺ|l r----------i | |--| |:::|ｌ=======
/ ,r ､ i.fififｉ|:::､,,,,,|ｉiiii |::|r-､,,, ｨｭ,-､,-､,-､,-､,:| l:ｉ:i:i| l,-､王王王王|,ｲ;;;ヽｉi| |:::|l=======
::t,ｉ,.-､_,＝､l l rｪｪ､〈ｲ;;} Eﾕ r'ﾆﾐ rｰ､ ぐﾘ r.^.i ,,,,,,, r'^;;)ハ} {ﾟ_ﾟﾘ r'､"`oﾉｉi| |:::|l=======
: :::i｀~'!.｀~´`ﾘ' {-r ﾘ ｲ/ }/ じノ--'ﾄ､rｰ-'ヽ rﾉ}ﾊ-'ﾄ､(-ﾟﾘ 〉-' ﾋ'ヽ/Vヽ / ヾ' ＿＿ ‐- .
:: ! fニﾌ.,ｲ' 冫^<}ヽ ┤Ｌ｣l }+i+i+lﾉ|__|ｪｏloﾉ 〉〉}| Ｌﾋｧ |ﾉ ： ﾉ{ {⌒ヽﾄ､／ ノ ''‐- ､
_r'=､,.='-‐i__l Ｖ/,ｲ ///|| Ｙ i'++i++|/∧{ Yﾉ∠/::||∧ | | | ： | | ＼__二二ソ)"rｰ-､
７ﾞl,.>‐`ｰﾆﾌ ヾ｀ｰ- ､ヽゝ | l----i' ﾊヽ 〉 Ｌ::ﾉ|Eﾖ |--' ｹｲ| |----|..==| |:::| {ヽ,;;;;} ｀
／ i i' ､ ─' .:.:.:.:.::ヽ . .: : ::ﾄー-''|:::::::::〈 ﾞ' }_} |::| |_____| lﾉ〈〈| | |::ヽ:::::| | |:::| 〉ｰ {､
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
そのため、この二つのダンジョン周辺では小さくない街が形成されている
エルフの国は、西の街、東の街、中央街、そして王城城下町の４つで形成されているのだ
基本的に、中央街を除く３つの街に入るには特定の許可が必要となる
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
／ ／ 、 ＼ ヽ 、
l / ｜ ＼ ヽ ヽ ',
|/ / 人 ヽ, ', | ! 冒険者になるずっと前にお父様に連れてってもらったのよ
|| !. ｌ ､| / ヽ l /l |_, ! ヽ
ヽ |l | /ヾ|、 ノイ ／! /_,|ｲ'ｌ´ | ＼ う、嘘じゃないわよ！！
〉!ヽ＼|ｰ,‐≧､,ノ ／_ノ≦＿__| / ト､ ヽ
／ |＼! ゝｰ'ﾞ ￣ ´ ゝ、_ノ ７ .! ヽ ＼
／ | | / ｜ヽ、| 〉
ヽ | ｌ u u./. |:::::::メ, /
〉 r'ﾞ/ ヽ ｰ─--､ / |::::::::::::}_ /
／ {./ |＞- ｀ ｰ一'_, イ /:::::::::´::::::ヽ ｀ヽ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
基本的に冒険者は中央街からのスタートとなる
そこから、西→東→城下と段階を踏んでいくような形なのだが…
少なくない例外として、ルイズのように冒険者になる以前にその街に
入った経験を持つ者がいるのは事実である
だからなんだと言う話ではあるのだが…
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
. r‐┐ /⌒ヽ rｰ_､ /⌒ヽ. ｒー-､ ∠二ヽ
. ]ｪｪi ,.-r{＿ノ (__{ﾉ 人＿ﾉ | /⌒}／⌒ヽ ／⌒ヽ. /⌒ﾉ ヽ ｝
. /￣¨Ｙ ヽ ＿ /¨¨∨ | .}ヽ. /＼__ﾉ /'¨} i{ | {＿人___ﾉ ﾉ
| |. | | , -､､. {__ﾉ {. | . |＼ ＼|／}ろ/.{⌒}__|__,人_.ﾉ j} ｉ ! } / ＼.7ﾆﾆﾆ}
. }__}. | | { ﾉ ) /}v|ヽ人.＼|. |＼_／ .|: | |{/￣￣ヽ /八リり.ノ ＼ { .∧ ∧
. ＿＿/} |＿＿| |/￣ ∨ヽ. ! |: | |｛ ￣|}.__|＿.}」 .|: | |'. ＼ ト､{ | | ｜ / | | }
. | |′ .}ﾉ/ / } L|:_|..ﾉ | | || { }: |. / ＼＿_∧ | | | / :| | |
| | | f: |/} }＿| | | | | | || /} | }: |/ |:| / :| | | :{ :| | |
| | | |: | /￣￣} | | | | | |/| | | | }:｛. |:| ./ |.」 .| :| :| | |
| | } |: | ニニﾆ}_.」 に}つ /__{...| { | | ｜＼_________从.{＿＿＿_____:| .| :j :| | |
|＿| |＿|: | | | | | |. |__∧|__}_ | ｜ { /. | .| :j}_＿| | |
. └─|＿つ⊃ とつ 匕 └‐┴‐┘ | | | {. | .| :{}二|＿ |ﾆ|
| |＿＿＿| 人＿＿＿＿__} .| / }{_| | ｜
| { | | | | | | . { |.人｝｝} ｜
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
さて、話を西の街に戻そう
この街にいるのは原則的にランクⅡの冒険者及びその家族である
そのため中央街よりかは幾分ではあるが余裕のある顔をしたものが揃っている
街もそれなりに栄え、中央街には及ばないが悪くない程度に活気があるのも分かる
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ ふむ…
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／ （特段変わった街と言うわけではないのかお？）
／ ー‐ ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
ダンジョンの入口に行く前に、軽く街を歩いてみるが特に普通の街という印象だった
飲食店が軒を連ね、少し先には武器屋防具屋道具屋が並んでいる
これからダンジョンへと潜るであろう冒険者たちが店の前で悩んでいる姿も普通の光景だ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿＿＿
／ ＼
─ ─ ＼ 別に普通の街っぽいけど、ルイズはこの街の何が好かないんだお？
（●） （ ●） ＼
| （_人__） | この間なんかこの辺はあんまり好きじゃないって言ってたお？
＼｀ ⌒´ ／
/ ー‐ ヽ
/ ｀
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
その取り立てて好きも嫌いもないような光景が広がる西の街
ルイズが以前言っていたこの街の辺りはあまり好かないという言葉が引っかかっていた
そのやる夫の疑問に対して、ルイズは視線を移し、小さく発した言葉で答える
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
-‐ - ､
／ ＼
/ 〃 | ヽ
. ｛ { | | ハ
ゝ 从.| | 丶 .｝ …… あれよ
`l ﾘ | 八 :|
. !ﾉ' | ＼ ＼
. ｿ | ハ ｀ヽ. ＼
八 从. ＼ ハ ｝
∧ ヽ冫rf千≧=､ ﾉ /
. 爪∧ ＼///////} ; f
｛//刈. ∨/////| i 八
∨/ノ ﾉt/////| ヽ ＼
}彡 /从,//////| ｝ ）
‐=ミ-‐ ｊハ }///////| ′ ／
爪 ＼ゝ|ﾉ ////// |/ {〃
|' ＼ ﾍ ∨//////,} 从＿ ｨ
f`ｰ‐┐ト ／∨/////,} ' ヾ一'
|////| ,! `´ ∨////ｨ} l ヽ
.
圭
亜ﾄ
ｒｆ六〉
Ц且Ц γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
|「|「|「|| | この街の一大商業施設 |
{ΞΞΞ}. ゝ＿＿＿ ￣｀ヽ
б井井井6 | 『ナイトメアタワー』よ |
§井井井8 ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
+ §並並並8
｜ |r'7ﾊl井ﾘ互} ╋
Λ r{个彳彳|ﾐ込 § 人
「|| ||ｒ┐ｒ┐ll|ミ|「 癶 (三)
＿∠Υヽ|||"|r|"| lｌ|ミ|| 癶 癶￣＼∠二ヽ
Л厂厂||「ﾐ＼||r|"| lｌ|ミト 癶 非 癶ミ三＼＝ミ
|^|ﾍnへ|||「Ttｨ､ｌﾚ'| lｌ|ミ|l| 癶 冊||冊 癶「|ｆ三＼＝ミ
|^||ｒ[|ｒ| |||「Ν|ｌ 元| lｌ|Tt|| ＿＿＿＿＿癶 並並並並 癶ﾄ「 ｒ三＼
|^||ｒ[|ｒ| |||「Ν|ｌ l「三三三∩三三∩三 |Α|：： ｘ ｘ ：：|Α|「 ｒ､「 ｒエ
∧||ｒ[|ｒ| |||「Ν|ｌ ∧三三∧三三∧三三| [lΥ〈〉〈〉Υ|] |「 ｒ､「 ｒ 「
├|┴┴「Ｎ「Ν|ｌ ｌ「￣￣ ｌ「￣￣ l「￣￣l|Τ| |;井井井;|Τ|下 下 下
├|亦|f| |ｌN「Ν|ｌ ｌ| 冊 l|| 冊 l|| 冊 |十| |;井井井;|十|下 下 下
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
そこには、建物が立ち並ぶ街並みの中ひとつだけ頭抜けた大きな塔がそびえたっていた
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
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┌┐
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□
・
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼ （ふむ… これは確かに一度来ておいて良かったかもしれんお）
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
./ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
ぽつぽつとルイズはこの街がどういうものなのかを語り始めた
もちろんそれは彼女の主観的見解なのだろうが、おぼろげながら
この街がどういう仕組みなのか形が分かりはじめてくる
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
ﾞl | .＿,,,,,,,,,,、 l、 ，
.__,,‐.,,lﾞ 广 .,,,ｘ,!''''ﾞア｀ .| `ﾞ',!i､ .| ﾞ''''' ., ﾐ、
.＾ ',!'" ..,..l′ .:シ''ー,i´ﾞ｀~广ﾞﾞﾞＬ,,,,,,!､ .し,! .、ﾞl,,、
、 ，.、 .| .／ _,|,、 ,|,,,ノ''ﾞ ￣￣ﾞﾞﾞ'''''く .|,,,入、 `ｰく_,,．
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_,. _,. _,.
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＿ ／ /
／ ｀ヽ ／ ／
/ ／ ／
ﾉ八((u ハハ ' ／
/ }り i '
＾iア ,ﾊ从
｀rー＝斗
气x/ ＼
f ジV { {_ }!
／彳. : :v } {ﾘ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
西のダンジョンには多くのLv2以上の冒険者が挑んでいるらしい
だがルイズ（の父の話）曰く、このダンジョンでの討伐に於いては
討伐褒賞や素材引き取りによる収入はさほど期待できないのだという
それでもなお、多くの冒険者がこのダンジョンに挑んでいる
それはなぜか
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
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,＿_
. ,.....:'":::::::::＞ｰ-.､
／::::::::ゝj:／ ｀＞＝=-,
.／:::::::::::::::／. ／oo／´ ｀ 、
, '::/:::::::::::／ .／qq／ ｀ 、
/::/::::::::::/ ／ ／ ー, - ､
./::/::::::::::/ / ／ ／ ／
/::/::::::::::/ / / ／ ８８／ ／:::＞y.-y,
{::{::::::::::/ / / / ／ .／:::::::::／::／/}
|::|:::::::::l / / / / .,..'::::::::::／::／///}
|::|::r-､ﾄ､＿ { .{ / / ,.':::::::::::/::::://////i
l::l:::ゞﾉl:::::::::￣:Yl. |、 / / /::::::::::::/::::///////'
l::l::r-､lー-....＿|l r-l:::｀ ー- _ / / /::::::::::::/::::///////
l::l::｀ｰ:|:::::::::::::::::}lー.|､:::::::::::::::::::＞....＿ l / /::::::::::::/:::///////,
l::l:::::::::|｀ー- -}l .}::::｀ー-....._{｀ー- ､.｀ ー- ＿/ / /::::::::::::/:::////////
l::l:::::::::| }l .ﾄ- ､:::::::::::rﾆ=-､＿}::::::::::::::::::::l / /::::::::::::/:::////////
l::l:::::::::| }l .| ｀ー-tj==} ﾄ､｀...-....＿.l l:｀::.......、 /:::::::::::/:::////////,
l::l:::::::::| }l .| rシー _::::::::::::lー-.|:::::::::::::::::｀::::l::::_:::::/:::////////,'
l::l:::::::::| }l .o.| .¨ ￣ーl l:｀ー-.....＿::l:::::::::;'::://///////
｀ー- ＿::::::::::::｀ー-...＿ | ﾄ- ＿::::::::::l:::::::::l:::l////////
￣ ｰ 、:::::｀:.......、 | | ー.l:::::::::l:::l///////
｀ ー _:::｀:.......、 .| | |:::::::::l:::l//////
ー ::｀ー-...、. | | .|:::::::::l:::l/////
｀ ー _:::::｀:ー--i .|:::::::::l:::l////
｀ ー _:::::｀ー- ､ .|:::::::::l:::l/,／
｀ ー _:::::｀ー'::::::::::l::l/
｀ ー ＿:::::l:/
￣´
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
それは、このダンジョン内でランダムに存在するというお宝の存在が大きいという
たからばこには何が入っているかは当然分からない
だが、当たれば大きいというのは過去の実績から確かなことらしい
事実、それで巨万の富を得た冒険者がいるというのは事実なのだ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
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__〉／}
| .| ,．-zっ
| | r‐-‐ ､_ / Eｦ
| ヽ _ﾉ::＿＿::::::｀丶 ／} ／
', ﾉ:/,,,_ r‐ ヽ ::::::} ／ |´
ヽ {:::(三ﾉヾ三){:::_:/ ／ ﾉ
,.．-‐…‐- ､ | ヽ:{ ,,'ｰ'''_ヽ l/ノ / ／
／ ＼ ﾊ ヽ_／ ﾉ! ＿ ／ / ＿＿＿__
/ ,．-‐─‐､- ､ ヽ ヽ ヽ_l!_.／/￣ / ,ｲ三三三三ﾊ
. { ／ ' ｨ≦＝､ゝ::＼ l | ! / ／ /三三三三三ﾑ
V≧=>‐(三三ﾉ l:::::(ヽ! | ＼_/ ／ ノ三三三三三三ム
/::{=三|! _ヽ..,,,,,_ !:::::V | ,.．-‐─ - ､／ (三三=-──-=三三)
｀丶､ |::::｀iー'〉ニノ_ｨｭヾ)|::::::|＿ | ／:::::::::::::::::::::::::::￣｀ヽ 寸=!-(三)¨(三)‐|少'
｀丶､|::::八 〈/辻ﾆノ |::::::| ￣ 7 | /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ (4{ ,､(,,_,,)､ .}7)
／|:::::::/＼ ー‐ '´ /:::::/ /￣￣/｀ヽ/／´￣｀`´￣￣｀`ヽ:::::::::::::ヽ /三三三=.! 〃r===ｧﾍ l=三三
＼|::::::|. ｀ヽ_川〉'/::::/ / / /￣{:| 二ﾆ､ ,ニ二 ヽ::::::::::::! ./=三三三ﾆヽ ｀ ｰ ' /ﾆ三三
| ::::! |ヽ､ !:::/ / { (ヽ .|( 金.ﾉ＝( 女 ヽ_ | :::::::::}/三三三三三=＼＿_／=三三ニ
. |:::::|＼ | ヽ j::/| ／ | ｀ｰ/ ｀ ｰ‐(､,,...,,,) ､＿.ノ ヽ!::::::::/三三三三三三三三三三三三ﾆ
｀ヽ ヽ::', ＼ ! !' .| ／ | l ／ ー ''´ ＼ /:, -.〈三三三三三三三三三三三三三
｀ヽ､ |ヾ､ {_|＼ _l／⌒ヽ ヽ .{ 〃r───‐ｧﾍ // 〃./三三三三三三三三三三三三三
. ヽ､| | ＼{ _,．'⌒ヽ ヽ ヽ 辷二二ﾌ ´＿／|三三／Y⌒ヽ三三三三三三三三
ヽ | | ／⌒l ヽ ＼ ／ |三ﾆ/／｀丶､ ',三三三三三三三ﾆ
ヽ | | ／)⌒￣｀ ー ､＿ヽ ／ )｀ー<￣ .}｀ヽ､ }三三三三三三三=
| | ヽ / ／ ／｀ ー‐‐ '´ ／ ) /ヽ /三三三三三三三ﾆ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
つまり、この街に住み、西のダンジョンで稼いでいる冒険者の多くはそういう輩なのだ
堅実に積み重ねるよりも一発逆転 一攫千金を夢見ている連中
それがこの街に集まり、欲望の街を形成しているのである
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
,(⌒ ヽ ∧∧
（ ⌒⌒ ＝―＿＿ ∧∧∧
￣￣￣￣￣￣￣ ∧∧∧∧
∧∧∧∧∧ , ― 、
∧∧∧∧∧∧ ＿（ ⌒ ＝―
∧∧∧∧∧∧∧ ￣￣￣ー― '"´
∧∧∧∧∧∧∧∧
〈][ニニ][ニニ][ニニ][〉
, '⌒ヽ | |＿| |
―＝⌒ ー ）＿ rＬ⊥_ｒ Ｌ＿_r Ｌ＿_r Ｌ⊥_r:!
￣￣￣￣ || || || ||
||ll￣ll || l￣l l￣l || ll￣ll ||
||ll＿ll || l＿l l＿l || ll＿ll ||
|| || || ||
||ll￣ll || l￣l l￣l..┌────────────────────────┐
＿（ ⌒ ヽ ||ll＿ll || l＿l l＿l │ そして、そんな奴らの多くが金を落とすのが件の塔 │
￣￣(＿＿＿＿＝|| || └────────────────────────┘
||ll￣ll || l￣l l￣l || ll￣ll ||
||ll＿ll || l＿l l＿l..┌───────────────────┐.ﾞ、
|| || │ ナイトメアタワーなのだ、とルイズは言う │ . )＿
||ll￣ll || l￣l l￣l..└───────────────────┘......￣
＿_ ||ll＿ll || l＿l l＿l || ll＿ll || , '"⌒ ⌒ヽ
￣|| || || || || ＿（ ）⌒ )＿
＿|| ||ll￣ll || l￣l l￣l || ll￣ll || ￣￣￣ ー― ＿＿）￣￣
ll二二ll7 ||ll＿ll || l＿l l＿l || ll＿ll ||
＿||＿| || || || || 、
| ||ll￣ll || l￣l l￣l || ll￣ll || l:、 }＼ }:＼
| ||ll＿ll || l＿l l＿l || ll＿ll || }: ＼ _ノ: : :し/ ＿ノ: : :
| || || || || _ノ: : : :ゝ: : : : :く _ゝ: : : : :
|===============llｭ、 ||ll￣ll || l￣l l￣l || ll￣ll || ゝ: : : : : : : : : : : ゝ ヽ: : : : : :
|￣￣￣￣￣￣￣￣ ＼ ||ll＿ll || l＿l l＿l || ll＿ll rll================ノ: : : : : : : : : : : : :し、 _ノ: : : : : :
二二二ｦ ＼===========ｭ|| || / _ゝ: : : : : : : ゝ: : : : : : : ﾌ _ゝ: : : : : : :
〃〃 ヾ ヽ
,ﾚ''¨¨爪|¨¨｀ヽｰﾄ|
ﾄｧｰ⌒ヽ__ﾙ | ﾊ ﾊ
rｰZ ⌒ ´∧/ヽへへ}､__
ｿ'〃／ 从/ｨ ヽ
/从（ /从（ｿ | |. | | ､./
／ | ,ｲ.xtｯ≧ ﾒﾑ_ﾉ ﾉ .ﾉ|
__z-ｰ=彡.| |ﾐミミ ｲ =tｫｲ___／lﾊ
rzｲ// ノ ｲ| ﾚ' 〉ﾐ ｣ 彡'ii, l | ヽ､
（〃{/ ,,彡ｲ /／ .ﾑ＜二二ﾆｱ |＼ ,| ﾊー-､
ﾙ ＜ |// -ｰヾz:::::. | ＞- ､ ヽ ヽ
r＜ ,ﾉ./ イ´ / .| ｀＞ ､.|
| ＼ ,ﾘ| ／ / l |ヽ ＞､
| ＼ ､. ノ/ rｰｲヽ ´￣j | | 〉 /
ﾑ ﾐｿ （ ∧ /ミゝ （{ | ヽ /
{∧ 人 ｀￣￣ヽ , 人 l l 〉 /ヽ
| ∧ / ＼＿ []/|＼i| ／ 川 ﾘ / 〉
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
一人の女傑がこのタワーを運営していると言われている
基本的に、この街の娯楽はこの塔が掌握しているといっても過言ではない
それくらいに充実した商業施設なのだとルイズは力説していた
ただ、力説するその顔にはお世辞にも敬意も称賛の意も感じられなかった
あるとすれば、それは侮蔑にも似た何か
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
ｆ ｒ ⌒ ｀
弋 ､＿
≦ ≧ ￣ ミ ､
／ ,′ ﾊ ヽ＼
/ ,.l
′ ./ / ! ﾄ､ '， '，
ｵ ,′ ./ | ｌ ヽ
/ i! ｌ /- ､! ﾑ-‐ ∨ | l
i! { ｜ .,.ム ミ '， .,'≠ ‐ ､'， | |
. ＿＿'， ｌ 弋て夕 .ヾ，/´夊歹,ゞ ﾊ.ﾘ__
Ⅵ三|.}ﾊ刈 ｰ‐ ´ ∨ ー ´| ｵ三Ⅳ
'，-‐ l从. //ﾊ i //ﾊ ﾊ / }‐-/
: : : : | ､. ｰr┬r ' , |′: :/ ┌───┐
ヽ≦l |.ヽ ゝノ ィ:} l≧.7 │ 酒 │
､- ―― ´: : | l: :|. ｀ . ｰ . ´. |:ﾊ .|､:｀: . ―. .-. ァ └───┘
｀ ､ ―― ,ﾞオ ｌ: i! . . . . . l': :| | ヽ ― -- ､ ´
,′ ＼:| |: |‐- ､ , - ‐.l : | | ／ '，
／:| |: l | : | |:｀ヽ l
| l: : | l: l l : l .l: : :l .|
l '，ﾊ !:.'， :. .:: ｌ: :| l: : / ,′
'，. -―― ‐ ､. Ⅴ i!: :| |: :ハ
／_ / ＿. .| ﾊ 刈 !/: : '， D ,′
／ｫ´/ / ｫｰ―: ´ヽ:｀ ､ ` ､ : : ﾉlﾘ: : ο:} ,′
|｀/ /:| || |:|. '，: : :Ⅶヽ ＼ ＜:.:.:.:.:./
|: ¨: : |ﾉl,ﾉ:|. . ヽ :.:.:Ⅴ会､ﾊ. ､ ｀ヽ′ , 【ナイトメア専属バーテンダー】
乂ﾆニニ乂. . . ..｀.ヽ_Ⅵ_㍉∨: ヽ. ヽ ﾑ _
/ ﾊ ｀ ｰヽ . . ≧-､ 弱音ハク
＿＿＿./＿_.'， :＼ /. -‐ ､｀ヽ '，
ー―――――: : : : : ;￣: :ヽ.._/-‐: :´: ｰ-.^´
.
／.: .: .:: .:. :. :. ::.ヽ
/ .: .: ;': l ;.､ﾍ ::.. ::. :. ::、
,' :: i: ｌ ::. l ! '" ヽ :. ::. ::. .:i
!:. i:: l: | ::. l | !.:. ::. ::. ::l
| ｌ: l ﾊ :. | i ,.-l‐ｌ::. ::. ::|
| |:. j,.!.._ヽｌ ,! ／,.r::ｉ､|::. |'ヽ:.!
!:. !:. ´ ;.ｧ‐:ﾐヽ ' ヾ=' ｌ:. ｌ､ｿ:l
ヽ :. l ヾ::ｼ l:. :| .:!:.!
ヽｉ:. :.l、 ､ | :.l :.|:.l
lヽ :.!ヽ、 ｰ=フ !,' !｀ヾ!
lﾊ :iヾ､ﾐ r ､ __ ,. '´ｼ',ﾉlヽ､
ヽ! _,.-,r'l::‐r‐r'"｀i:::ｲ !､_
,. -‐7:::／ j--!_;j､:;;r'´ l !::::｀ヽ、
/! ,.':／ / / !::::::l ｀ヽ、
/│ /'´ ／ ! : !::::l ,. ' ﾞ!. ┌────┐
/ ／ , ' l : l:::ｌ , ' l │ 賭博 │
,' ' ´_.: / ,. / ｌ:.l /.: |. └────┘
7'ﾌ´::..ヽ l ,.'´ ,' ,..､ !:l ! |
/ !::.. ..:ヽ:、 ,' , '／.:::.｀丶､|:! ,' :. !
,' l::::::::::::..ヽヽr─--､／:..::::::.. ...:::::::| { : |
/ :. ヽ:::::::::__,.'7'´_￣,.--｀丶､:::::::::::::::::::| j:. .: !
_j ｉ 〉::ゝ、i´／／ __,.. - 丶､::::::::l:jﾊ:, / .: |
,.'‐- ､ ..: ,ゝ´ ＼ / ,. '´/ ,. -、 丶/ j./ .:. │
／:. ゝ'´ ＼ ﾌ;.ヽt_ノ.::::::..｀ｰ､ ｀ヾ‐- <´ ._ |
,.', - ､ヾ´ ＼ ヽ-'´.:ヽｿ /..::::..:::::::::::..＼ ! | ｀ ヽl
, ' _,ゝ'´ ＼ ヽ- '´.::::::／／.::::...:::::::::::::::::::. !ヽ､ | | |
／_,.>、 ＼ ヽ- '´.::::::::／／ヽヽ.:::::::::::::::::::::::::.| ! / l ,' 【ナイトメア専属ディーラー】
r'ヽ、 ／r' ＼ ＼ 丶 ィ´ヽ::::::／／ l l::::::::::::::::::::::::::::| ,' j o ,.‐-､...../
丶､｀ﾆゝ'´ ＼ ヽ､ ＞'´,.' ヽ／ l ヽ､::::.. .:::__;.::l ﾚ|.／ リオ・ロリンズ・タチバナ
,. -'ヽ ＼ ゞ‐'´ /‐- ､ ;! ヽ--‐' ´￣ l
ヽ、 ＼ r'ﾞj/ﾞl / .:::::. ｀丶- ､＿__ __,......ゝ
,.'´ ＞,r 7_ノ '´ ,' ..:::::::‐- ､‐- {二7 ￣￣￣￣´..:::: .::..:.!
i_／ ヽノ ,' .::::::::::::::... ￣ ‐- ...:::.. .::.::::::::::::::::::. :::: |
! :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. .:.:::::::::::::::::::::. .:::.l
.
/ /l / / ｌ l| ｌ| |l | |l ｌ ﾄ､| | |
. !' / l ′｜ l| ｌ| |l | |ﾄ､ | l | ｌ> | |
! / 川 ｌ| ||｜」| ｌ|｀T 7 ハT | l | | | |
{ 〈 川 |l ｋﾍ 八 | |/,,斗=ミｋ ｊ | ! | |
＼:: ヽノ川 |l_|孑ﾃミ＼ | l〃 弋ヅﾞ｝ ' 从 |: |＼
ヽ ＼ﾉ| lﾍド _ゞｿ / / ｜j: | ＼ ヽー- ､
ヽ ﾍ ｌ 八 、 u / /l |´ ｛＼ ,￣￣ ヽヽ
＼ ＼{ ヽ , ｲ ｌ| | | ＼ ＼ } ﾉ
〉､: 〔_ﾄ ト ｀ ／┼ﾉ | | ヽ ｌ＼ﾉノ
/ ヽ | | ]＞ ＜_|／l/ ;l / |＼ .| ヽ ゛、 ┌──────┐
. / / l | 丶 .| | ー、 _ ,/ ∧ / { .| |、 .} ｜... │ そして、女 ..│
/ / ハ ヽ | | V / / | | .＼ ﾉイ └──────┘
／ / / 弋 ＼ | | ﾉ / .:.. /j:i､ムノ ヽ .|
/´ / / / ｀７⌒ヽ/ .| ﾉ|ｰ- ムｲ ;′.:´ ヽ{i:i:i:i:ト--＜ﾊ}
. / ｲ ＼ー ‐＝彡i:i:i:iﾉ |｛ ｌ ｀ヽ .＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ト､
/ / 乂 ＞i:i:i:i/i:i/:/ .| .|u Y ヽi:i:i:i:i:i:i:ﾊi:i:ﾊ
ムノ イ:i:i:i:i:i:ｉ/:i:i':i/ .＼ ＼＿ﾉ） | u :i:i:i:i:i:i:{:i:}i:i:i:ﾄ､
/:i:i:i:／:i/:i:i:i:/ ........... ｀ ー '´ ! ............. |i:i:i:fヾi:i〉ﾄi:i:i:i:ｉ〉
{i:i:ｉ/i:i:ｉ/i:i:i|:i| .::（ ｀γ´ ）:::, u : ( ｀Y´ .）::}:i:i|i:}:i:l:i:ｉ||:i:i:|/
ヽ/i:i:ｉ/:i:|i:i:|i{ .::::ヽ (ッ／::::, | ::::ヽτ)/:::::i:||i:i:i|:i:ハi:ｉ|
'i:i:ｉ:ｲ:i:i:|i:i|i八 .::::｀ｖ´:::::. : .::｀v´::::.∧ }ハi:ｉ|/ }iﾉ
ｌi:i:ｉｌ |:i:i:|:i:ｉ||i{∧ .! ｲ し }丿
|i:i:iハi:i:{ ﾉl:iｉゝ ゝ､ 人 ノ
人｛ ヽ′ ｀ゝ、＿＿ _ _ ´ ヽ、 ＿ ＿ ／
｜ /
.
／￣￣￣＼
／ ＼
/ ─ ─ ヽ （なるほどだお そりゃ女からすればいい気分はしないわな）
| （●） （●） |
＼ ∩（__人/777／
／ （丶＿//// ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
ここに行けば、全てが揃っていると言ってもいいくらいなのだろう
事実、この街の多くの冒険者が遊ぶ際はここを利用していると言われているらしい
一攫千金とまでいかなかったその日の金を、そこで酒や賭博、女を買う金として
落として行くのが彼らの基本的な生活なのだ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
, -ｰ ′ ヽ
／.:.:.:.: / l ヽ ＼ ｀ヽ ´ ＼
/.:.／.:. .: / ヽ.:. ＼ ヽ, ＼ ヽ
/.:/.:.:...:.:.:. l .: ＼ ＼.:.: ヽ ..:ｌ ', 、
l.:ｨ'.:.:.:.:.:.!.:.:.| ト;.:. _ヽ,ｨ|'ヾ,￣「､.:| ! l
| |.:.:.:.:ｌ.:.|.:.:∧| メ;.:. |}/ ヽ/ ヽ!: | ! まぁ、そんな生活してる男は
l.:.:.:.:|.:.ト十ヾ ヽ.: / ィ仡卞ゞ !: ｜ | この街じゃなくてもいくらでもいるけどね
ヾ＼!ヾ、ｹ仡卞 ﾚ' r':::::} ｌ: ! ｌ
∨.:.:ヽ r'::} '一' | ｜ | 実際私もその類の男に付き合ってたんだし…
∨.:.:.} "´ ﾉ / !、 !
ｌ.:.:.:.ｌ / /.:.:ヽ ｌ
〉.:.:.:ヽ ,. -､ / /.:.:.:.:.:＼ ヽ
∧.:.:.: .｀ヽ、 ゝ-一 / /:::ｌ.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ＼
／.:.:.|.:.:.:. !＞､ -ｰ ７ﾞ /:::::::',.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼
／.:.::::::::|.:.:.:. ヽ::::| / /:::::::::::ヽ、.:.:.:.:.:.:.: ヽ
. ／.:.:.:::::::::::/.:.:.:. Y´ /.:.:. /７7 一-- 、.:.:.:..＼:.:. ＼
/.:.:.:.::::::::::／.:. ／｀ {.:.:. {// ｀ヽ.:.:.:..:＼.:.. ＼
ヽ.:.:.:.::::／.:. ／ ｌ.:.:. ヽ ＼.:.:.:.:ヽ ヽ
＼／.:.: ／_ ＿ ＼.:.:. ＼ ヽ.:.:.:.:ｌ.: 〉
／.:.: ／-ｰ ミﾆﾞ--｀Y ´ ＼.:.:. ＼ ＼.:l: ／
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
詰まる所、当たれば生活に困らないような金を求めてここにきているのだ
彼らからすれば、宵越しの金など必要ないし
おそらく冒険をするにあたって必要な金以外は、貯める必要すら感じないのかもしれない
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼
／ （●） （●） ＼ （そりゃ栄えるわけだお…）
| （__人__） |
./ ∩ノ ⊃ ／ （街全体が泥沼になってるのかお…）
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
金を稼がせるシステムが出来ている 労働意欲を満たさせる
金を使わせる空気が作られている 欲望の解放が為されている
そして、一筋の大いなる希望がある 夢という名の悪魔がそこに潜んでいる
金を落とす奴隷たちが、自己劣化を果たすまで欲望を尽きさせない
そんなからくりが、この街では形成されていた
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿＿
／ノ ヽ､_ ＼
／（●） （●.） ＼ （もっともこんな程度のこと気付いてるのはやる夫だけじゃなはずだお）
／ （__人＿,） ＼
| ｌ^l^lｎ ⌒ ´ | （この街の冒険者の多くが気付いててもおかしくはないはずなのに…）
＼ヽ L ,／
ゝ ﾉ
／ /
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
ただ、なぜそんな歪なシステムが成立し続けているのかが不思議だった
そればかりは、内部を見ないとわからないのだろうが…
少なくとも、今のやる夫には必要のないことだと分かっていた
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ 見るもん見たし、そろそろ帰るお
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | 明日からまたしばらくうさぎ狩りして稼がにゃならんしな
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
結局この日は西の街を軽く見て回り、ダンジョンの入口付近を見てきただけで終わり
ルイズと共に、中央街へと帰っていくのであった
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
,. -‐=＝‐‐‐- ､__
,. : "´ _ ｀丶
｀ ｰ=≠ ヽ.
／／ , ' ／ ＼ ,ハ
. /／ / / ; ヽ ',
イ / ' ∧ || /_}_ ', ` , そうね
{ ' ! 斗七⌒八 ' ∧ハ ｀ﾒ､! ', ｌ
人/l ｜ 八z≠ﾐｘ ', ﾉ斗≠ﾐｘ_| | , 帰りましょ
八 ｜;j〃 fゞ_刈` )イ iﾄ､,厶刈 ,' 八
ヽＮﾊゝ ∨匕! └弌/ | ｉ ' ,
ﾉ ! 丶 ´ ' 厶 人 丶
. ／ ', 八 ､-＝-, / / ', ヽ
. ／ 〃! ト . ヽ:::ノ , ' / 丶 ',
／ ﾉ´ } 八ヘ ト _ イ〆 八 ' , ﾉ
／ 」 ∨',| r‐‐‐／ /:::::ゞ ＼ /
/ ／丿 ',‐∨‐_／ 厶-‐=＝l ∨
｛ 爪/ 丿又／ /::::::::::::::::::::＼ ',
. ＼ /／ ／|/::八 /::::::::::::::::::::::::::/ /
ヾ 〃 ／::::::::::::::::::', ｉ::::::::::::::::::::::::::く 人
.
(／ ／￣ , : ´: : : : : : : : : ｀: .､ ﾏヽ:_:_:_:_:_:_:.:.／ ハ: :／ )＼
人 ｨ＜￣￣ .／: : : : : : : : : : : : :.:ヽ: : ヽ ﾏ: : : : : : : / ∧: :｀: : ｰ': : ﾉ
／ )‐┘ } ＼ , : : : : : : : : : : _:_: :_: :＼: ＼: } ',_: : : : : : :! ノ: : : ＼: :＜´
{ ´ ノ /: : : : : : : : : : : : : ＼＼Nヽ: :N ﾏ: ｀:￣ ∧ ＿,. く: :ヽ: : : : ヽ:_: :ヽ
./ r ´ !: : : : : : :＼: : ＼ : : :}.,ｨｧﾒ ∨∧ i!: : :／⌒:. ヽ ヽ: :∨: : : ∨＼}
' i ,ｲ: :ヽ: :ヽ: : : ＼(｀ ヽ:/ ´.:::::::: ',: : '， '; :/ : : /:∧ ヽ:}: : :}､: }
i! /: }: : :∧: :∨〈 ^,ｨﾀ" ､ }: : :'， У: : /i!: : ∧ ヽ: 八/ /
i＿＿彡': :/: : : :.∧: :＼.ｵ‐:::::: rﾍ ,从: : ∨: : :./: |: : : : ヽ ヽ /ﾆ
!:_:_:_:_:_:.／: : : :./: ∧: : :＼ ゝ' ハ: : : : { : : 人: ! : : : : ∧ ヽ /二
!: : : : : : : : : :／: : : ∧: : : : ＼_,.. -‐ ' V: : : :／::ｭ:: ヽ: : : : : ∧ ヽ /二二
. i: : : : : : : :／: : : :.〃 ∧＼: : : :＼人 )ゝ-ﾍ ﾉ＼: : : : :ﾑ ヽ /二二
,': : : : : ／: : : : : :/_ =＝､:.＼: : : :＼ー― - ＼ :_:_:∧ '. /二二
/--- ―― ´ ＼: ＼: : : :ヽ __ ＼:_:_:ﾑ '. /二二二
／ ＼:_:_:_:_:_ﾉ ´ ...... ￣'， '， /二二二
､ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ー‐- ､ ;c::. .:::: ::::.. '， ∨二二二二
: : : : /: : : : : : : : /: : : : : : : : :_:_:_:_:)¨＞ ､ ､ :::: ､ '， }二二二二
: : : 人: : : : : : : 人: : : : : : : : :＼:_:_:_／: : ＞ﾞ ‐ ´ :::. ゝ ヽ ﾉ二二二二
＼: : : :＞: :､: : : : :.＞:､: : : : : : : ＼:_:／)ノ: : : :＞ ､ ヽ ／二二二二
＼: : : : : : :ヽ: : : : : : ＼: : : : : : : : 人: : : : : : : : : :.＞ ､ ､_ ＿ ,,.／´二二二二二
{＼＿): : : : : : : ): : : : : : : :}: : : : : : : : : :＼: :_:_:_:_:_:_:_:_: : : ＞= ー―- ...,,_ ﾞY//／二二二二二二
ゝ :_:_: : : : : : : :(: : : : : : :,＞ ´￣￣ ｀ 人/二二二二二二二二
＼:_:_:_:_; ｲ: :ﾊ: :＼: : : i´ ｰ- ､ }二二二二二二二二
人 { ＼: ＼N ヽ ,ｲ二二二二二二二二
. ｀ ｰ从 ＼＿＿＿ 〆ニ!二二二二二二二二
＼ ＼ ￣ ＝ー ..............〆二二ﾆ!二二二二二二二二
＼ ヽ ／二二ニニ!二二二二二二二二
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
そして、宿舎へ帰ると購入したばかりの新しい布団が届いていた
明日から討伐ではあるのだが、部屋の明かりは遅くまで消えることはなかった…
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
.
【十ノ月 第三週 終了時】
・ ━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━ ━━ ━ ・
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ 入速出 やる夫 【ステータス】 たいりょく １ ≪前衛≫
／ （●） （●） ＼ こうげき １ 戦士
| （__人__） | LV １ すばやさ １
＼ ｀⌒´ ,／ かしこさ ２
／ ー‐ ＼ ランク Ⅱ きようさ .１
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
【技能】 ・ 不意打ち ―― 敵の不意を打ち、先制攻撃しやすくなる
・ カウンターLv2 ―― 100％の確率で相手が攻撃を仕掛けた際にこうげき＋２でダメージ与える
(発動条件：剣か槍を装備していること) （注意：近接攻撃のみ対応可能）
【補助技能】 金融業 Lｖ１
【その他特記事項】
【補足】
【装備】武器：青銅のやり 【倉庫】たけやり 皮の盾
防具：青銅の盾
【所持金】 980 G 【BOX】7,300 G
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
／ ､ ＼ ＼
／｀ ＼ X ヽ ヽ ヽ
/ / / ｌ ∨,斗、! ! |
|/ / | |＼ / f:ﾊ ﾞ| ｌ ', ルイズ 【ステータス】 たいりょく １ ≪後衛≫
{｜ | 丁≧ミ､/ ゞ′ l | ､ヽ こうげき ０ 魔法使い
ﾚ'ヾ ＼く ヾ;〉 , ､ | ｌ ヽ ＼ LV 1 すばやさ ０
＼.＞〃 ｀ ／ ﾉ/ ∧ ＼ ', かしこさ ２
r' ^ヾヽ |ﾊ、__ ヽ ／〃´:￣｀ヽ ヽ! ランク Ⅱ きようさ .１
/ } .ﾘ | |￣／/::::::::::::::::::::::＼ ＼
ヽ ／ヽ ノ l ∨ /:::::::::::::::::::::､::::::::ヽ ｀ ー -- ､
Y´ ／｀ヽ. |/ 〈::＿::::::::::::::::::＼:::::::! ＼
ヽ/ ＼> ノ´:::::::::ヽ:::::::::::::::::ヽ:::ト、 ＼ ',
{ ＼ｿ￣ ｀ヽ::＼:::::::::::::::',:|ヽ＼ ＼ｌ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
【魔法】 ホイミ LV 1
【生活魔法】 ピルグリム LV 1
【その他特記事項】
【補足】
【装備】武器：ピンスティック 【倉庫】たびびとの服
防具：絹のローブ
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
【固定出費】食費１４G/日 （朝２G 夜５G ×２）
洗濯代３G/週
倉庫・BOX代 １０G/月
家賃３００G/月 （冒険者宿舎/Lv2）
・ ━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━ ━━ ━ ・
.
少し先の舞台設定的な回でした
もしかしたらあんまり西の街では動かない可能性はあるけど・・・
生活魔法は避妊魔法か
この塔ってそういや前作で出てたあの塔かな？
ルイズがＰＴ入りしたからステ貼られたのか
どの程度脇の設定を考えた方が良いのか分からないので、基本楽する方向だからしょうがないね
見たいものがあれば書き込んでおいてください 気が向いたら作る可能性があります
生活魔法のピルグリムが分からないけどなんなんだろ？
そしてランクⅠでここに来れたらサイトがどうなってたか手に取るようにわかる
最底辺がステ1かと思ったらその下があったなんて
レベル２が遠いねぇ
地味に1レスでもルイズのエロ描写あるのに喜ぶ俺がいる
>>946>>947
自演ミス？
というか前DQネタでやったネタと同じようなことをしてる気がしてきたぞ
西の街編はほどほどの長さで終わらせないといけませんねぇ・・・
普通に書き忘れたからの追記レス
>>949
早めにたてるデメリットがほぼ無いように思える
あと個人的には前のより好き
野球のシーズンになると何となく野球モノをやりたくなる
結構前に野球モノ（安価系）に手を出して見事にエタらせた過去があるのだけど・・・
マイライフ系とエロ系を上手く融合できないかなぁ、と頭の片隅で少しだけ考えてたり
どっちも好きだ、応援してる
それはそれとしてパワプロでエロとな？！興味あります
まぁ、何が難しいかって野球ネタでマイライフ系エロをするとなると
基本的にダーティ路線は難しくなる可能性が高いということ
女性関係だけダーティというのも出来なくはないが、それだと
日常の野球パートとのギャップに作者と読者が悩まされる
必然的に1対1の純愛路線でのエロを入れていかないといけない
つまり、私の得意とする路線とは真逆になってしまうということ・・・
最初はパッとしなかった彼女も、段々お立ち台になり国民的ヒーローに……でもその裏では……的な
あるいは、ゲス監督が弱み握って調教しながらも正しい訓練法などを強制して
チームを強くしてく……とか。
ない夫が自分で取ったと思ってる仕事が実はカレンがやる夫に抱かれてるおかげだったとかｗｗ
チームメイトの妻やファンを食っていくような話とか
八百長してやる代わりに性的なことを要求するとかもできそう
「今日も明日も納豆人生ねばーねばーマイライフー」
という某セリフを思い出してしまう
他の選手がいない間にマッサージしつつ挿入だって？
いつからこのスレはこんな瘴気の濃いスレになってたんだ・・・（ｶﾞﾀｶﾞﾀ
なんでや！！njgvkj部とかクローザーやる夫とかオリジナルで普通の作品も作れる>>1やぞ！！
たまーに瘴気濃くなるだけで・・・（小声） た、戦わなければも比較的瘴気の薄い作品やったやろ・・・？
なんでそんなことまで覚えてるんや！！
実は今でもまだ戦わなければは諦めてなかったりする
でも、50レスほど作った辺りで停まっちゃったんだよね…
美琴のエロを書きたかったんだけど・・・
相対的に薄さを感じずに済むってあの理屈やな
ダーティーな路線がイケるってことは、つまりきれいごとで終わらない作品が書けるってことだから
下半身がどうしようもなくだらしないだけのスポーツ選手でいい気もしました
その路線だとあれだな
下手に安価やらないほうが良い気がする
でも、マイライフスレは安価やってナンボな気もするから難しいね
チャンス○で口説けるようになりピンチ×で勃たなくなるようなバカエロなら純愛でなくても
クール領編を残り3話程度で終わらせて、その次辺りで不干渉地域編に入れたはずだったんや・・・
そうすればカルラさんとやる夫に触れる話に入れた予定だった
何もかも>>1の根気の無さが悪い
つい追っかけていって割りと話も楽しめた上にこれからエロがもっと増えるよって所でお預けされたから覚えてた
プロットが迷走した(決めきれない)作品はどうにもなんないって感じ。自分だけかもしれんが
むしろプロットをきちんと決めてから作り出せる人を私は尊敬してます
欲望シリーズレベルの長さならプロット作れるけど、それより長くなると無理ですわ
最初と最後だけ決めて、あとはなるようになれが信条（ｷﾘｯ
すっかりルイズと良い関係になったな
こうなると寝取られが怖ひ
ちょっと早いけど次スレ
上手くすれば今月中には投下できるかなってところです
平日の夜にせこせこと3，40レスくらい作り上げたい・・・
天使編にはお世話になりました
欲望の檻シリーズに関しては小板にお世話になろうと思ってる
300レス以内に収める試みは小板に合わせてやってることだしね
できればエロ描写も増量だと嬉しい
今回はそんなにエロい描写はないんだよ ごめんね
抜けるか抜けないかで言えば、おそらく抜けない作品になってると思われる
こっちは埋めていいのかな？
埋めてええでー
>>994
基本欲望の檻シリーズは作り溜め一気投下だからこっちの投下には影響しないはず
平日に40レスくらい作れるはず、とかいうフラグを自分で立ててしまったことを恨む
案の定残業残業＆残業でそんな余裕が一切無かったとかいうオチ
んじゃ埋め
そして梅
埋め
ゆっくりとお待ちしております。