■掲示板に戻る■ ■過去ログ 倉庫一覧■
エルフ妊法伝
-
とある森の中、裸の女が倒れていた。
耳が尖っており、エルフであることは間違いない。
背丈はかなり高く、プラチナブロンドの美しい髪を持ったエルフの女だ。
豊満な肉体ながらもスラリとした手足、そしてまん丸に膨らんだ腹・・・。
倒れていたのは身重のエルフだった。
「うぐ・・・」
弱弱しい声を出し、エルフは気がついたようだ。
なんとか身を起こし、周辺を見回して呆然とするエルフ。
「ここは・・・?」
大きなお腹を抱えながら、よたよたと立ち上がる。
「ここは・・・どこ・・・私は・・・・?」
大きな腹を無意識に撫で回しながらエルフはぽつりとつぶやいた。
記憶喪失で不安な彼女とは裏腹にその腹に宿る胎児は元気そうに動くのであった。
・身重のエルフ(外見年齢20代後半)森の中で倒れていた謎多きエルフの妊婦。名前はおろか過去の記憶をすべて失っている。妊娠8〜9ヶ月くらい。
"
"
-
「私は・・・・・誰?何で・・・・・ここに・・・・・・・ってこのお腹は!?」
そのエルフは自分が妊娠していることに気付く。
「私は・・・・・・・妊娠しているの・・・・・?なんで・・・・・・・?」
エルフは色々とありすぎて困惑した。
「と、とりあえずまずは人のいる所へ・・・」
妊娠している以上一人でここにいるのはまずい、そう思い身重のエルフは歩き出した。
-
暫く歩くと湖が出てきた。
「私は一体なんで?」
エルフは湖にうつる顔でエルフであることを再確認した。
深くなさそうだったため、水浴びをすることにした。
-
エルフは数少ない自分の持ち物である一枚の衣服を脱ぎ湖に入る。
「はあ、あまり長くは浴びてられないね、手早く済ませないと。」
エルフは気持ち急いでいたのと水の気持ち良さで注意が散漫になっていた。
そのため湖の中から近づく影に気が付かなかった。
「はっ!!」
ザバーーーーーーッ!!!!
「し、しまった!!」
気が付いた時には既に遅く水で出来た触手に手足を掴まれ動けなくなっていた。
「我の聖域に立ち入る者は、例え誰であっても許さぬ。」
そう言い蛟のように細長い体をした竜だった。
この湖は竜が守る聖域だった。
「ほう、孕んでいるとは中々の美貌だな、どれの我の相手をしてもらおうか、それで見逃してやろう。」
そう言い竜は腹の辺りから爬虫類によく見られる形の一物を出した。
-
「きゃあ!
謝るから放して!」
エルフは必死で逃げようと試みるがうまくいかない。
「我の領域を怪我したのだ。
報いをうけろ。」
"
"
-
エルフの抵抗も空しく竜の一物がエルフの膣に挿入される。
ズブズブ・・・・・・
「あ、あ、あ・・・・・」
粘液みたいなのを纏っていた為か竜の一物は大きさの割りに滑らかに入って行く。
竜の一物は産道の奥まで進み子宮口に到達する。
それどころか子宮口に入り、一物の先が子宮に入ってしまった。
-
「我の子も孕むといいわ。」
「いやあぁぁぁl!!」
竜はそのまま子宮にダイレクトに卵のもとを産み付けるとエルフの腹が膨らみ、中では卵となりエルフの腹に作られた。
そしてエルフは解放された。
「そうだ、このでき損ないも連れていけ。
間違ってもこんなでき損ないを産むではないぞ。
おまえもほら、木をつかんで尻をだせ。餞別だ。」
「あぁ、ぅううう!!」
触手で湖の近くにいた青年をつかみエルフ近くに下ろすと青年はいうことをきき、木をつかみ尻をつきだすと竜は青年の中に一物を挿入した。
よくみると青年はエルフの耳に竜の角、小さい羽が生えており、どうやら竜とエルフのハーフのようだ。
一物はあるのに胸も膨らみが気持ちあり、どうやら女性器もあるようだ。
そしてぼこぼこと卵のもとを子宮のなかに挿入し、青年のお腹がふくれ、そしてお腹には卵が覚醒した。
-
普通竜同士や竜と竜の混血の場合は卵生であり、大体一週間くらいで産卵する。
つまりハーフの青年は一週間後には卵を産み、孵るまで守らねばならない。
一方人間やエルフなどに宿った竜の子供は卵で産まれずに胎内で孵化し胎盤と羊膜を作る。
そして普通に産道を通り産まれるのだ。
つまりエルフは双子を妊娠したも同然になったのだ。
-
ただこのエルフと竜のハーフは竜ができ損ないというようにからだの仕組みも混ざっており、エルフと同じ妊娠期間で出産時に卵の殻がわれ、子として産まれてくるのだ。
ただ体が特異すぎてエルフもエルフと竜のハーフもその事に気づくことはなかった。
「ほら、でき損ない。
このエルフと違ってダイレクトには注げないからな。
たっぷりと餞別を与えてやる。」
竜はニヤリとわらい、逃げれないように青年の腕と足、腰を固定した。
-
竜は青年に自分の一物を入れる。
そして最初は景気良く体を動かしていたが徐々に遅くなっていき最後にはピタリと止まってしまった。
「やはりさっきのと比べたらは男寄りの両性はあまり気持ち良くないな。」
そう言い竜は青年を陸へと投げ捨てる。
「やはりお主が一番気持ちいい。」
そう言い竜は再びエルフを掴まえ拘束した。
-
「おやめください!」
青年は竜の触手をはなしエルフを解放させ、後ろにかばうと竜は怒った。
「うるさい!嫉妬か!
そんなに欲しければくれてやるわ!」
「ぎあぁぁぁぁぁあ!?」
「流石にここは女性らしいな
ほれどうだ?」
竜は青年の手足腰を大の字で固定すると一物が深くささるように
自身に近づけ無理矢理子宮口をこじ開け中に侵入していく。
青年は快感に喘いでいた。
「たっぷりダイレクトに子種を流してやるわ。」
竜は喘いだ青年を見てさらに奥をつこうとしていた。
その頃エルフはその間に竜の死角に隠れたことに竜は気づかなかった。
-
「ぎゃぁぁぁぁああああ!!!」
ドクン ドクン
一物が先端からうねるように青年の子宮にたっぷりと卵の元が
流されていき、次第に青年のお腹は臨月のように膨らんでいった。
そして一つの中に二つの子を持つ卵を一つ身篭った。
そして流し終わると青年を陸に落とし竜は満足したこととエルフがいなくなったため、
湖に戻っていった。
青年はゆっくり起き上がると森へ歩き出していき、股間からは竜がだした精液が足をつたいポタポタと流れ落ちて
れおちていった。
エルフはしばらく隠れていた後青年の股からたれ流れる精液であとをおった。
「待って!」
湖が遠く離れたところでようやく追いつき青年に声をかけたエルフ。
-
しかし青年はエルフの声も気にせずそのまま走り出した。。
「待っててば!!」
エルフも走って追いかけた。
その内青年は途中で立ち止まり振り返ったかと思うとなんとエルフに襲い掛かってきた。
-
「父上にもあんな態度で無防備すぎですよ!」
襲いかかってきたかと思ったら青年はただ忠告するためだったのだ。
「むぅ!せっかく追いかけてきたのに!
あれ?今父上って。」
「あれは私の父上です。エルフとあの父上の元で生まれたのですが、
見ての通りの出来損ないでしかも出来損ないの私を生んで母上はなくなったので
父上はあのような感じに。」
青年は俯いて言った。
「あなた名前は?」
「ありません。強いて言うなら出来損ないですかね。」
「じゃあせっかくだからお互いに名前をつけ合いましょう。実は私も名前を思い出せなくて。」
エルフはニコッと笑い答えた。
-
「エレアさんなんてどうでしょうか。」
先に思いついた青年が言った。
「あら可愛い名前。
じゃあ。。。リルってどう?」
「ありがとうございます!素敵な名前です。」
こうしてエレアとリルは一緒に旅をすることになった。
-
二人は野宿しながら歩き続け、2日目にようやく街についた。
先にエレアが街に入りリルの服を調達した。
あまりハーフと思われたくないため、リルはフードを深くかぶり角を隠した。
「今日はここに止まりましょう。」
先に街を歩いていたときに見つけた宿に決め、二人は泊まることにした。
-
エレアが寝静まった頃、リルはむくっと起き、
夜中の街をふらふら彷徨っていた。
「はぁはぁ。。。」
エルフは魔力があるが、ハーフのリルは自分だけでは魔力が作れない。
そのため、エルフのハーフは親や知人から魔力をもらったり、
魔力をもつ種族の精液から吸収するしかないのだ。
魔力が少なくなって来た竜はフェロモンを放出し、相手を見つける。
「いい匂いだな。」
リルの前に現れたのは狼男だった。
満月の夜だったせいか狼男も欲情し、すでに一物はいきり立っていた。
-
「ひゃあぁぁん!!」
そして狼男は躊躇わずリルの中の一物を挿入していく。
「お、すでに妊娠してるのか。
これはいい。
俺の子も孕め。」
「あ、あ、あぁあ!」
狼男はリルの中を激しく突き上げ、妊娠期でやわらくなっている子宮口をつき、子宮の中の狼男の精液が注がれていく!
そしてリルは新たに2匹の狼男の子も身籠った。
そして魔力が回復するとリルは満足してエレアの待つベットに戻り、眠りについた。
-
2人は再び街をでて歩き出した。
1週間が経つ夜だった。
「あら?」
ピキピキという音がエレアのお腹から音がした。
ちょうど卵だった竜の子がエレアの胎内で孵化しようとしていたのだ。
ここから1ヶ月半胎内でエルフの子サイズに成長するのだ。
リルの子は卵は卵のまま成長して来ており、また狼男の子たちも成長しだしお腹はいつも間にかエレアと同じサイズになっており、
リルの場合まだ大きくなるだろうが、エレアと同じ時期に出産になりそうだ。
-
そしてエレアは股間に違和感を感じる。
「?、何か出る。」
ポロポロッ
膣から出てきたのは卵の殻だった。
竜の卵は胎内で孵化した後、産道を通り体外へ排出される。
これは全て排出されるまで暫く続く。
プツッ!
「ッ!?」
その次にエレアは腹部に一瞬痛みを感じた。
竜の子が羊膜と胎盤を作りエレアと繋がったのだ。
お腹の痛みは竜の子が臍の緒をエレアの子宮に刺した時の痛みである。
胎盤は臍の緒を刺してらあっと言う間に形成された。
-
「エレア?大丈夫?」
リルがエレアの様子を心配していった。
「えぇ。赤ちゃんが無事に成長してる証拠だわ。にしてもリルの卵は生まれてこないわね。大きく成長してるみたいだけど。たぶんここが卵かしら?なんでこんなにもよってるのかしら?」
エレアは近寄ってきたリルのお腹を触りながらいった。
「んー?たぶん。なんだろう?」
リルも不安そうにお腹を撫でるが首をかしげた。
リル本人もあのひのことを忘れ、狼男の子を身籠ったことに気づいていなかった。
-
そして1ヶ月が経ち、2人はもういつ産まれてもおかしくない状態になっていた。
「リルのお腹いつの間にか私のお腹を抜いてるわね。」
双子の入った卵と双子の狼男が入ったお腹はエレアよりも大きくパンパンに膨らんでいた。
2人はいつ産まれてもいいように前の街であれこれ買い、準備は万端だった。
-
そして数週間後先に産気づいたのはリルだった。
「うっ!」
ジャアアーーーー!!
リルは産気づいて数分も経たずに破水してしまった。
-
竜の卵についてはまだ日々すらも入っていないため、先に狼男の子が産まれてくるようだ。
しかしまだ子宮口は開いていないようだ。
ただまだまだ陣痛は間隔が長く痛みも少ないため、破水したこと以外は普段とあまり変わらなかった。
-
「ねえ平気そうな顔してるけど大丈夫なの?」
「うんまだ始まったばかりだから。」
その内リルの陣痛の感覚は徐々に短くなってきて、痛みも激しくなってきた。
-
「うぅぅぅ。」
「ちょっと見るわね。
足開いて。」
リルは仰向けになり、足を広げた。
「いったぁぁぁぁぁ! エレ、ア、抜いてぇぇぇぇぇ!!」
エレアはリルの子宮口に指を入れるとリルは痛がり腰がひける。
「まだ指二本分がギリギリよ。」
エレアは指を抜き、タオルで指を拭きながらいった。
-
リルはしばらくの間陣痛に苦しんだ。
「ううううう、ぐううううううううう・・・・・」
そうしている間にまだ子宮口が開ききっていないのもにも関わらず胎児は産道に入ろうとしていた。
-
「リル!?まだ子宮口は3本だけどもう頭が触れるわ。
赤ちゃんが降りてきてるみたい。
今は息むのは我慢するのよ。」」
エレアはリルの子宮口を確認してリルにいう。
「はぁはぁ、いぎみだぃ。。。」
赤ん坊が降りてきてるせいかリルは息みたくて仕方が無いようだ。
-
リルは胎児が開ききっていない子宮口を通ろうとする激痛で苦しんだ。
「も・・・もうだめ・・・・・・」
リルは激痛のあまり我慢の限界に達しかけた。
-
しかも今日は満月の夜だった。
そのためリルの魔力も弱まっていたのだ。
「困ったわねー。あ、そうだわ。」
エレアが出してきたのはディルドだった。
以前満月の夜に魔力が減少して弱っていたリルを
みて道具屋で女性から魔力を送れるというので買ったものだ。
普通のエルフは魔力に限界はないのだ。
そのためこなったハーフの種族に分けることもよくあるため産み
だされた器具なのだ。
ちなみに性交渉と変わらないため、快感をお互い得ることが出来る。
-
「・・・・・・・よし。」
そう言いエレアはディルドを自分に入れる。
そしてリルに入れようとした。
-
「ひゃあぁぁ!?」
リルは一瞬腰が引けたがエレアに腰を掴まれ
戻される。
エレアに装着したディルドがリルの中にズブズブと入っていく。
「すごいわ。リル。
リルの赤ちゃんの頭がさわれてるの。」
エレアはリルに感激するようにいった。
ただリルは激痛にそれどころではない。
そして何度か腰を振り体液とかした魔力をリルに注ぎ込んだ。
リルはそのおかげか体力はほぼ回復した。
エレアの体液のおかげか赤ん坊の頭が少し後退したらしく、
子宮口をこじ開けようとする痛みは軽減されたようだ。
-
とは言えまだ全開になっていないためもう暫くは耐えることになりそうだ。
「ううううう・・・・・・ぐううううう・・・・・・」
子宮口は少しずつ開いていく。
-
「え、れな、はぁはぁ、胸、
むねが!?」
エレアはリルの胸を見るとパンパンにはってるのだ。
-
(胸が乳でパンパンになってる・・・・・どうしよう絞った方がいいのかしら?)
エレアはリルの乳を絞ろうかどうか悩んだ。
(でももうすぐ子供が産まれるんだし無理に絞らない方がいいのかも・・・・)
-
「え、れあ、胸、胸!?
しぼって。。。」
リルにとって陣痛の合間には
胸のはりが気になるようだ。
-
(仕方ない少しだけ絞るか・・・・・)
「わかったわ、でも少しだけよ。」
エレアはリルの乳を少しだけ絞ることにした。
-
ピュー
「っつ!」
少し乳首を拭くために強めにさわっただけで放射線状に母乳が溢れだす。
かなり溜まっていたようだ。
-
エレアはリルの乳を絞り続けた。
「う・・・・あ・・・・・・・・!!」
(このくらいで良いかな?あまり絞り続けたら赤ん坊の分が無くなってしまうわ・・・・・)
エレアはちょうど良いところでリルの乳を絞るのをやめた。
-
母乳を絞った効果か陣痛がさらに強くなり、
子宮口も大分ほぐれてきたようだ。
「あぁあ!エレア、いたい!いたい!」
「指四本まできたわ。
もう少しよ。」
エレアはリルの子宮口を確認してをぬく。
-
「これ以上絞ったら子供の分がなくなるから、後は我慢して。」
エレアはリルにそう言う。
リルは子宮口が全開になるまで痛みに耐えた。
-
「もう全開ね。
息んでもいいわよ。」
エレアはリルの身体を確認していった。
「はぁはぁ、ようやく。。。」
リルは体制を変えて息む体制にはいる。
-
「ふぐうううううううぅぅぅぅぅぅーーー!!!」
リルは強く息み続けた。
出口に近い狼男の胎児はリルが息むたびに少しずつ産道を進んでいく。
-
そのうち子宮口に赤ん坊の茶色い頭が見えてきた。
「頭が見えてきたわ。
あら?」
エレアはリルの頭についている耳に気づいたようだ。
エレアはリルのあの夜を知らないのだ。
-
「卵じゃない?狼男の子供?何時の間に?」
エレアは疑問に思う。
「今は詮索している場合じゃないわ、考えるのは産まれてからね。」
そう言いエレアはリルの助産に集中する。
-
「ふんぅぅぅぃ!!」
リルは四つん這いで息む。
みちみちと狼男との子の頭が
ゆっくりと出てこようとしていた。
-
「後もう少しで頭が出てくるよ。」
エレアにそう言われリルは強く息む。
「ふぐううううううう!!」
そして狼男の胎児の頭が完全に出てきた。
-
「赤ちゃんの頭でたわよ。」
エレアはリルの様子を伝える。
「ううぐぅぅぅ!!」
さらに気合いが入り息んだ。
-
そして息み続けること数分。
「もうちょっと腰の辺りに行くよ。」
胎児が腰まで出てこようとしていた。
-
「んぐぅぅぅううう!?」
腰あたりで息んでも赤ん坊が出てこない。
尻尾がつかえてしまっているのだ。
「あら、腰に引っかかりがあるわね。
尻尾かしら?」
エレアはリルの様子を見ながら言った。
-
「もう腰の辺りま出ているし・・・引っ張ったほうが良いかしら?」
エレアは試しに胎児を掴んで引っ張ってみた。
グイッ!グイッ!
-
ズルリ
「ふぎゃあ!ふぎゃあ!」
引っ張ったお陰でリルの狼男の子の尻尾が出てきてそのまま一気に足まで出てきた。
「リル、おめでとう。
男の子よ。」
エレアはリルに狼男の子を抱かせた。
「はぁはぁ、僕のこ。」
リルは嬉しそうに一人目の子をだいた。
-
「いぎぃ!?」
しかし喜びも束の間、リルに再び陣痛の痛みが襲う。
そう狼男は双子なので二人目が出てこようとしていた。
-
「赤ちゃんは預かるわ。
あら?」
「あぁん!」
エレアが赤ん坊を離そうとするが赤ん坊は
リルの乳首を加えて離さない。
本来狼男の子は多産のためか本能で
貪欲に母乳を飲んでいるようだ。
-
「乳はまだ沢山出そうだし・・・・仕方ないこのままにしとくか・・・・・」
エレアは産まれた赤ん坊をそのままにしとくことにした。
「さて二人目の様子は・・・・・って?あら二人いたの?」
エレアはリルの産道を確認して二人目も狼男であることに気付く。
二回目のためか既に二人目は頭が見え始めていた。
-
「はぁはぁ、えれあ、もう、うぐぅぅぅうう!!」
リルは産道に挟まった感覚にさらに息む。
「今回は順調よ。
ゆっくり頭が出てきてるわ。」
エレアはリルに様子を確認して報告する。
-
「うぐうぅぅうううううーーーー!!うぎいいいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃ!!!!」
それを聞いたリルは息み続ける。
胎児は順調に進みもう少しで頭が完全に出ようとしていた。
-
「長男くんは黒髪だけど次のこは銀髪ね。
シルバーウルフね。」
エレアは感心しながらいった。
「うぐぅぅううう!」
リルはその間も強く息んでいく。
-
「やはり二人目以降は進みが早いわね。」
エレアは胎児の進みのよさを見てそう言う。
そして胎児の頭が完全に出てきた。
-
「あぁあん!?
あ、ちょっと!?」
ピューピュー
リルの1人目の子が2人目が生まれてくるのに反応したのか、
片乳を吸い、もう片方の乳をぎゅっと握っていたのだ。
その握られた乳首が反応して母乳が溢れ出しているのだ。
リルの性感なのか一物もしっかり反応していた。
-
「ごめんまだ出産終わっていないからあとでね。」
エレアはリルにそう言う。
そうしている間にも胎児は順調に進んでいた。
-
「次で肩も出そうね。
肩が出たらもうすぐよ。」
エレアは赤ん坊の頭をゆっくり支えながら言った。
「うぐぅぅぅぉおおお!?」
リルも早く生み出したいため、息む。
-
「うぐうおおおおおぉぉぉぉ!!!」
ミチミチッ!!
膣から嫌な音を立てながら胎児が進んでいく。
「後もう少しよ!!」
ズボッ!!!
大きな音と共に胎児の肩が全て出た。
-
ずるずる
お尻付近まではエレアが手伝い、スムーズに出てきた。
お尻には尻尾があるため、
そこもまた一苦労なのだ。
しかも狼の尻尾ではなく、リルと同じ竜の尻尾のようだ。
狼男と龍のハーフのようだ。
「(ちらっと見えるの竜の尻尾みたいだけどハーフを気にしてるリルには生まれるまで黙ってましょう。)」
-
「もう大分出てきたわね。まだ後が支えているから引っ張って出すわね。」
エレアはそう言い胎児の腰を掴みを引っ張り始める。
ズルズルッ!!
-
「うぐぅぅぅ!!
いだい!?」
尻尾が引っかかっており、抜けないようだ。
「ちょっとごめんね。」
エレアはリルの会陰に手を入れ、
尻尾を出そうとした。
-
「いた!いだだだだだだだっ!!」
ナギが痛がる。
「ちょっと我慢しなさい。」
エレアはそう言い胎児の尻尾を掴み引っ張り始める。
-
「ゔぁあぁああぁあ!?」
身をひちぎられるような感覚にリルは悲鳴をあげる。
「ほら、尻尾も出たわ。
もう少しよ。」
エレアは赤ん坊の尻尾をだした。
-
尻尾が出たお陰か、胎児の進みが良くなった。
「後もう少しよ頑張って!!」
エレアはそう言い胎児を引っ張る。
-
「ゔうぅぅうう!!」
「そろそろ、出てくるわよ。」
エレアはリルの赤ん坊の体をつかみ、引っ張った。
-
ズルズルッ!!
「うぎゃあああああ!!」
痛みでリルが悲鳴を上げる、そして。
スッポンッ!!
大きな音と共に二人目も無事に産まれたのだった。
-
「リル、はい、二人目よ。
性別は男。。。あ、リルと同じみたいね。」
「竜と狼のハーフ?いや、耳はエルフ??」
リルは戸惑いながらエレアから銀髪の狼男の子を貰う。
「ん!?」
ぽと
残りの双子が入った卵はまだ割れておらず、
一度双子を繋いでいた胎盤が出てきた。
卵が割れないことには次の出産は始まらないため、暫し休息をとっていいる。
-
そして20分が経った頃に、リルの産道から卵の殻が出てくる。
「割れたみたいね、陣痛が来るわよ。」
エレアがそう言うと間もなくリルに再び陣痛が襲う。
-
「ううぅう!?
また、いたたた。」
リルは双子の狼男の子を
エレアにわたしまた
陣痛に耐える。
-
もう既に2回も出産しているためか、3人目も順調だった。
「ちょっと確認してみるわね・・・・・、あっ!もう頭が見え始めてる・・・・・」
既に胎児の頭が覗いていた。
-
狼の子は犬から進化したしたせいか
比較的小柄で生まれてくるのだが、
龍の子は龍の血が強く混じってる
方が胎児が大きくなるのだ。
そのため、いくら双子の一卵性
だったとしても胎児は狼男の子よりおおきい。
-
とは言え2回も出産しているのでこれでもまだましな方だった。
胎児は少し遅いものの進んでいく。
「先に狼の子供が産まれて良かったかも・・・・・」
エレアはその様子を見てそう言う。
-
「んぐぅううう!?」
リルは四つん這いになり、
近くの木にしがみついて
息んでいた。
-
胎児は少しずつ進みあともうもう少しで頭が完全に出そうだった。
(後もう少しで頭が完全に出そうね・・・・・・)
エレアはリルの産道を見てそう思う。
-
「ううぅうう!
うぉおおおおおごぉおお!?」
スポン
赤ん坊の頭が排出された。
「頭が完全に出たわよ。」
エレアはリルに頭が出たことを伝え、
産みやすいように赤ん坊の頭を支える。
-
「うぐううううううううううううううううううううっ!!」
頭我が出たためか進みが良くなる。
この調子だと少なくとも腰までは順調に出てきそうだ。
-
「リル、
肩が出て来たら少し引っ張るわね。」
エレアもリルの体力を考えできる限りのフォローをする。
「はぁはぁ。。。
うぐぅぅうう!!」
リルはまたいきんだ。
-
そして数分が経った頃に胎児の肩が出てきた。
「よしじゃあ少し引っ張るわね。」
そう言いエレアは胎児を掴み引っ張り始める。
-
「うぐぅうう!!」
内臓が引っ張られる感覚に唸るリルではあるが、
ゆっくり赤ん坊の体が出てくる。
-
胎児はエレアに引っ張られて少しずつ進んでいく。
ジュブジュブ・・・・・・
そして胎児は腰の辺りまで出てきた。
-
「あとは尻尾が出ればするっと
生まれるはずよ。」
エレアはリルに伝える。
「はぁはぁ、やっと、終わる。」
2人とも卵が一つなら一人しかいないと
思っているため、リルもあと一踏ん張りだと思っていた。
-
「ふぐうううううううぐうおおおおおおおおおおおおお!!」
リルは力を入れて強く息む。
そして尻尾が少しだけ見えてきた。
「尻尾が少し出てきたわね。出すからちょっと我慢してね。」
エレアはそう言い尻尾を掴み外に出そうとする。
-
「いででぇぇぇぇ!?」
犬の尻尾とは違い、
鱗の着いた固めの尻尾は、
なかなか外に出しにくい。
「ほら、もうちょっとだから頑張って。」
エレアはリルの会陰にてを滑り込ませていう。
-
ズルズルッ!!
「いでっ!いでぇ!」
(後もう少し・・・・)
エレアは尻尾を少しずつ引っ張っていく。
ブチッ!ビリビリッ!
「いでええええっ!!!」
胎児の尻尾がリルの会陰を裂いた。
-
「あらあら。
大丈夫よ。
止血できるようにタオルもたくさん持ってるから。」
エレアはてきぱき介助をしていく。
まるでほんとの助産師のようだ。
-
そしてタオルを持ってきたエレアは再び尻尾を引っ張る。
(リルにはあれだけど裂けて出口が広がった出すやすくなったわ。)
エレアはそう思いながら引っ張る。
そして尻尾は完全に出てきた。
-
そのままつるりと
お尻からしたが出てきた。
「ふぎゃぁ、ふぎゃぁ。。。」
龍の子が産まれた。
「この子も男の子ね。
お疲れ様。」
さすがにここで出産は終わりだと思い、
一息つく。
しかし最後の難関としてもう一人の予想外の龍の子が逆子で生まれてくるとは
思っていなかった。
-
「うぐっ!」
陣痛はすぐに来た。
「どうしたのリル!?・・・・・・・ってこれは」
エレアはリルのお腹がまだ出ていることに気が付いた。
(龍の子供も双子だったんだ・・・・こうしていられないすぐに取り掛からないと)
エレアはすぐに出産に取り掛かった。
-
「はぁ、はぁ、出産、終わった、んじゃ。」
リルはまた来た陣痛に少しパニックを起こしていた。
龍の子は1人だと思っていたのに
また陣痛が来たからだ。
「大丈夫。
もう1人お腹にいるみたいなの。」
エレアがリルに説明する。
-
「そ、そんなぁ、まだいるの?」
「たぶんこの子が最後だから頑張って。」
エレアはそう言った。
「うん、わかった。」
リルも納得し再び息み始めた。
「うぎいいいいいいいいいいいいいいいっ!!!!」
-
「まだ赤ちゃん出てこないわね。
最後の子はのんびり屋さんなのかしら?」
エレアはなかなか下がってこない
ため不思議そうだった。
-
「進みが悪いから少しお腹を押してみるわね。」
エレアはそう言いリルのお腹を押し始める。
(もしかしたらこの子逆子かも。)
エレアは内心そう思いながら。
-
「うぐぅううう!」
お腹を押されて唸るリル。
(にしてもなんで私こんなに出産の知識あるのかしら?)
エレアはリルの出産を介助しながら
自分に医療知識があることに驚いていた。
-
(もしかして私出産に携わる仕事にでも就いていたのかしら?)
「うぎいいぃぃぃぃぃ!ぶえぇぇぇぇ!!」
エレアはリルのお腹を押しながら自分の過去について考えていた、
リルは相変わらずお腹を押されて唸っていた。
-
「おおぎぃい!
なん、か、あるぅうう!?」
エレアが押したおかげでリルの子宮口にお尻が
ハマったのだ。
「(お尻みたいだけど
今までの子より少し大きめね。)」
エレアはリルの子宮口を確認する。
-
(とりあえず、お腹を押し続けるしかないわね。)
そう思いエレアはリルのお腹を押し続ける。
「ぐげええーーーーっ!!うぼおあああああああっ!!!」
エレアがお腹を押すたびにリルは奇怪な叫び声を上げる。
-
「赤ちゃんを出すためだから我慢してね。」
エレアはリルを励ましつつ、
お腹をぐいぐい押していく。
リルも陣痛に合わせて行きもうとするが
お腹を押される痛みでそれどころではなかった。
-
それでもエレアは押し続けた。
「お尻が出たら後は楽なはずだから。それまでは我慢して。」
そう言いエレアはリルのお腹を押し続ける。
-
「おおぎぃい、のが、
どおる!?」
リルの産道をゆっくりだが
赤ん坊のお尻が降りてこようとしとしていた。
-
(もう少ししたら出てきそうね・・・・・)
エレアはそう思いながらリルのお腹を押し続ける。
胎児は少しずつ進んでいた。
-
リルの会陰から胎児のお尻が
見え隠れしだした。
「この子が1番大きいかも。」
エレアはリルの状態を確認しながらいった。
-
そうしている間にも胎児は少しずつ進んでいく。
「よし、後もう少しでお尻が全部出てくるわよ。」
エレアの言うとおりもうすぐ胎児の尻が完全に出ようとしていた。
-
「おおゔぉぉお!?
おおぎぃい!!」
お尻が完全いでたため、
お尻がプリッと出ているような感じになった。
「尻尾を出さないとね。」
エレアはリルの会陰に手を滑り込ませる。
-
「よし掴んだわ、じゃあ引っ張るわね」
エレアは胎児の尻尾を掴んだのを確認すると引っ張り始めた。
グイグイッ!!
-
「ゔぁああああぁぁぁ!?」
会陰をさらに広げられる痛みに
声を上げるリル。
「りゅうのこは尻尾が硬いから大変ね。」
エレアはリルを励ましながらいった。
-
そうしている内に尻尾はあと少しで全てでそうだった。
「後もう少しよ、頑張って。」
そう言ってエレアは尻尾を引っ張る。
-
「ぎゃあぁあああ!?」
ずりゅ
悲鳴と共に尻尾がすべて出た。
「尻尾は出たわよ。
息みと一緒に体は引っ張るわね。」
エレアは竜の子のお尻をつかんだ。
-
ズルズルスッポン!!
「いっでええええぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
お尻は完全に抜けたもののその時の痛さでリルは絶叫を上げた。
-
「お尻が抜けたわ。
ゆっくり体も引っ張るわね。」
エレアはリルに声をかける。
「ううぅうう!?」
リルはまた息みだし、エレアは
赤ん坊の体をゆっくり引っ張っていく。
-
尻が出た後は順調に進んでいく。
(ここまでは順調ね・・・・・後は肩と頭ね・・・・)
エレアがそう思っている内に胎児は肩の辺りま出てきた。
-
「もうあとは頭と肩だけよ。」
エレアはリルの汗を一旦ふいて声をかける。
「はぁはぁ、漸く、終わる。。。」
リルは子が多いせいかまる2日ほど出産に時間がかかってきておりクタクタだった。
-
(もう体力は残り少ないみたいね・・・・・残り全部私が引っ張るしかないか・・・)
エレアはそう思い最後まで引っ張ることにした。
「あとは私が引っ張って出すわ、リルは痛いのを我慢して。」
そう言いエレアは胎児を引っ張り続ける。
-
「ヴぁぁぁああ!!!
いだぁあああああ!?」
ズボッ びしゃー
リルの叫び声が響きそして
赤ん坊の頭が瓶の栓のように抜け残りの羊水が一気に流れ出てきた。
「リル、この子も男の子よ。
3男1リルと同じね。」
「ふみゃあ、ふみゃあ」
リルの4人目の子が生まれた。
「ぜえぜえぜえ。」
リルは息をととえるのに精一杯だった。
リルは出産で体力を使い果たし1週間はほぼ体が動かせず
授乳はリルの胸に赤ん坊たちを近づけて授乳させ、
おしめの交換などはエレアが率先してくれていた。
そしてリルの体調が戻ってきた2週間後エレアの陣痛が始まった。
-
陣痛が起こったのは途中で見つけた川で水浴びをしている時だった。
「・・・・・?この違和感はもしかして・・・・・・・」
エレアは陣痛が起きたことに気付いた。
「ちょうど裸で良かったわ。」
エレアは平静だった。
-
「エレア?
どうしたの?」
エレアの様子の変化に気付き
リルがやって来た。
リルの子供たちは簡易テントのなかでぐっすり眠ってる。
-
「陣痛が来たみたい。」
「大丈夫なの?」
「うん大丈夫。」
「何か出来ることは?」
「今はないわ、何かして欲しいことあったら言うから。」
エレアはいたって冷静に言う。
-
エレアは落ち着いているが、
リルの方がそわそわしている。
「「ふぎゃあ、ふぎゃあ」」
「あぁごめんごめん。」
母乳をあげてるときも気になってしかたがないため、
上の空で子供たちが乳を吸えずに泣いていた。
-
「リルあなたは子供達の世話に集中して。」
「えっでも・・・・・」
「今は大丈夫だから。」
「わかった・・・・・・」
リルは了承した。
-
いつもより時間がかかったが、
リルは4人の子のオムツも変え、
寝かしつけた。
「エレア、何か食べられそう?
今のうちに果実取ってくるよ!」
リルはお世辞にも家事が得意とは言えないため、
夕飯として徒歩5分くらいのところにある果実を取りに行く予定だ。
-
「別に良いわ、お腹空いていないし、それに出産に集中したいから。」
「わかった。」
そうしている内に段々陣痛が強くなってきた。
「破水はまだね・・・もう少し時間が掛かりそうね・・・・・」
エレアは自分のことなのに冷静だった。
-
リルは自分の時はエレアが
助けてくれたため、
なにか手伝いたいのに大丈夫だと言われ、
手持ちぶさたのようだ。
「(エレア、大丈夫かな?)」
リルは子供たちの面倒をみつt、エレアの様子を気にかけていた。
-
(お腹にいるのは二人だけだけど、少し曲者みたいね。)
陣痛は起きているものの中々破水が起こらない状況にエレアはそう思った。
ちなみにエレアの胎内にいる子供で一番出口に近いのは竜の子供である。
-
「リル、ちょっと手伝ってもらっていい?」
「なに?」
リルはエレアに呼ばれて近寄って行く。
「出産を促すようにちょっと歩きたいんだけど手伝ってもらっていい?」
「わかった。」
陣痛が強くなって来ているため、1人だと歩けないため、
支えてもらう。
-
そしてエレアは少しずつ歩き出す。
「う・・・・く・・・・」
これは効果的だったらしくエレアは歩くたびに胎児が少しずつ下に降りていく感覚を感じた。
-
「あ!?」
つーとエレアの太ももを生暖かい
液体が伝い流れている。
「エレア、どうしたの?」
「うぅうう!?
もうでたがってる。。。
ちょっとお願い、どれくらい、開いてるか見てくれる?」
エレアは一気にきた陣痛に息んでいいのか自分でわからないためリルに確認してもらうことにした。
-
「わかった確認してみる。」
そう言いリルが確認する。
「まだ開いていない、息まない方がいいよ。」
-
「ありがとう。
指何本かわかる?」
「4本しか入らない。
5本入るんだよね?」
リルはエレアに前に知識をもらっていたため、
答える。
-
「息むのはもう少し先ね・・・・・・破水したからもうすぐだと思うけど・・・・・・」
エレアはもう暫く耐えることにした。
胎児は少しだけ降りてきていた。
-
「んんーうー息みたい!?」
暫く我慢していたが、
赤ん坊は全開ではない狭い子宮口から
出てこようとしており、
息みたい衝動にかられる。
-
(だめ!!、まだ息んでは・・・・)
エレアは必死に我慢する。
「リル・・・・・もう一度見てくれないかな?」
エレアはリルにもう一度確認してもらう。
-
「エレア、僕の手はいるよ!
たぶん全開だと思う。
もう赤ん坊の頭もさわれるよ!」
リルはエレアの子宮口を確認していった。
「はぁはぁ、そう。」
エレアは息んでいいときき、
四つん這いになった。
-
「エレア、僕の手はいるよ!
たぶん全開だと思う。
もう赤ん坊の頭もさわれるよ!」
リルはエレアの子宮口を確認していった。
「はぁはぁ、そう。」
エレアは息んでいいときき、
四つん這いになった。
-
そしてエレアは息み始める。
「うんんんんんんーーーーーー!!!」
エレアの産道からは既に一人目の胎児の頭が見え隠れしていた。
-
しかし頭が見え始めてから中々一向に進む気配がない。
どうやら竜の子供の頭が少し大きいのが原因らしい。
エレアは胎児の進みが悪いためあることをリルに頼んだ。
「リル赤ん坊の進みが悪いからお腹を押してくれないかしら?」
-
「うんわかった。」
リルはエレアの言われたとおりにお腹を押し始める。
「うっ!うっ!うっ!」
エレアはテンポよく息む。
それに合わせてリルはエレアのお腹を押す。
-
そのことが功を奏したのか胎児は少しずつ進んでいく。
「エレア赤ん坊の頭が完全に出たままになったよ!」
リルがエレアにそう報告する。
「よ、よし・・・・・」
それを聞いたエレアは息む力を強めた。
-
そして胎児は進んで行き腰が見えてきた。
「腰が見えてきた後もう少しだよ。」
リルの言葉にエレアは息み続ける。
-
そしてエレアが息み続けること数分。
「赤ん坊が全部出てきたよエレア!!」
リルの言葉にエレアは息むのをやめた。
ズッルウリ!!
大きな音と共に竜の子供が出てきた。
-
「エレア無事に産まれたよ!!」
リルが産まれた子供を見てそういう。
「リル、赤ん坊を引っ張ってくれない?尻尾がまだ中に・・・」
「あっほんとだまだ尻尾が中に入ってる。」
エレアにそう言われ気づいたリルは産まれたての竜の赤子を引っ張る。
ズルズルズル・・・・・・スッポンッ!!
竜の赤子の尻尾はスルスルと抜けていき、大きな音ともに抜けた。
-
「リル、産まれた子供は近くの川で体を洗った後毛布で包んでおいて、まだあと一人残っているから。」
リルはエレアに言われた通りにエレアの2回目の陣痛が来るのに備えた。
(最初に産まれた子はあの竜の子供だけど、この子は記憶を失う前に出来た子だからどんな子か気になるわ・・・)
二人目は記憶を失う前に出来てた子なので誰の子かわからずエレアは少しに気にしていた。
そして二回目の陣痛が来た。
-
「大丈夫エレア?」
「二人目が出始めたみたい。」
心配そうなリルをよそにエレアは冷静に言う。
「リル一応子宮口を確認してくれない?」
「大きさはさっきと変わらないよ。」
「よしわかったわ。」
それを聞いたエレアは再び息み始めた。
-
「ふんんーーーーーー!!ふんんんーーーー!!!」
エレアは陣痛に合わせて息む。
同時にリルもエレアの息みに合わせてエレアのお腹を押す。
エレアは念の為にリルに自分のお腹を押すように指示をしていた。
-
一人目が産道を通り広げたからか、二人目は進みが良かった。
「一人目の子の時と違って順調だねこの調子なら。」
「はい・・・・・・・」
リルの言葉にエレアは苦しみながらも答えた。
そして胎児の頭が見え始めた。
-
「頭が見え始めましたよエレアさん。」
「リルとりあえずお腹を押し続けて・・・・・」
リルの言葉にエレアはそう言う。
「わかったよ。」
リルはエレアの指示通りお腹を押し続ける。
-
エレアが息み続けること数分ついに頭が完全に出た。
「エレア、頭が全部出たよ!!」
リルはエレアにそう伝える。
そして頭が出たあと胎児は元々順調だった進みがさらに良くなりスルスルと産道を降りていく。
-
こうして胎児は順調に降りて行きあっと言う間に腰の辺りまで出てきた。
「エレアさん腰の辺りまで出てきましたよ後もう少しです!!」
リルがそう言いながらエレアの顔を見るとエレアはぐったりと疲れたような顔をしていた。
どうやら今回の出産が初産だったらしく、一人目で体力を使ったのと重なって疲労困憊のようだ。
「エレアさん大丈夫ですか?」
「思ってたよりも体力を消耗したみたい・・・・リル悪いけどあなたが引っ張って出してくれない?」
「わかりました。」
エレアの頼みを聞いたリルは胎児を引っ張り始める。
-
ズルズルズルズル・・・・
リルに引っ張られ胎児は順調に進んでいく。
胎児は後もう少しで産まれそうだった。
「よし・・・・これで・・・・・・」
リルがそう言い引っ張ると。
スッポン!!!おぎゃあおぎゃあ!!
「産まれたよエレア!!」
無事に二人目も産まれたのだった。
「ほら女の子だよ。あ、さっきの子も女の子だからエレアは女の子二人だね。」
「うんどれどれ?」
エレアはリルに抱かれた産まれた自分の子供を見る。
(普通のエルフの子だ・・・・・・・)
エレアの記憶を失う前に出来てた子供は普通にエルフの子供であった。
(私はてっきりあそこで森の中一人でいたのは人間との子を身籠ったから里を追い出されたと思ったけど違うみたいね・・・・)
エレアはそう考えていた。
-
そしてエレアの出産が終わってから数日後エレアはリルとは別れることになった。
「ごめんねリル、私の子供達二人は問題ないけどエルフの里は外来の者は入れない決まりなのよ。」
「そうなんですか・・・・」
そうエレア2番目に産まれた子供が父親もエルフの純粋なエルフのためもしかたらエルフの里に子の父親か手掛かりかもしれないと考えたのだ。
「私自分が誰なのかわかりたいから、それに私も別れるのはちょっとね・・・・・子供の多いあなたを一人にして・・・・・」
「いえ気にしなくて良いですよ。エレアさんは僕を気遣ってくれてるのに・・・・」
リルを連れて行けないのはエルフの里は関係者以外の者は老若男女問わず殺すからだ。
「ここでお別れね、縁があったら・・・」
「エレアさんは自分が何者かわかった後はどうするつもりですか?」
「さあまだそこまでは・・・・リルはどうするの?」
「とりあえず性別を変えれるという魔法を探して両性じゃなく女か男どっちかになろうかと。」
「どっちにするつもり?」
「昔は男になりたかったのですが・・・・4人も子供を産んだので完全に女になろうかと思います。」
「そうそれじゃお元気で・・・・・」
「エレアさんも。」
そうしてリルと別れたエレアは自分の正体を知るため赤子を二人抱えながらエルフの里へと向かうのだった。
エルフ妊法伝
完
"
"
■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■