■掲示板に戻る■ ■過去ログ 倉庫一覧■

秘密の時代

1 : 名無しさん :2016/09/06(火) 07:52:04
「正成はおるか?正成??」
「殿私はございます。」
殿と呼ばれた武将 徳川家康の後ろから現れたのは服部半蔵だ。
「おお。おったか正成。」
「殿今の私の名前は服部半蔵でございます。」
「いいじゃないか。」
家康は笑いながら行った。
「でご要件はなにごとでしょうか。」
「いやな月のものがおわったでな。
お奥へ参るぞ。」
「御意」
徳川家康は実は側近にしか伝えていないことがあった。
それは性別が女性であることだ。
跡継ぎのためには本人が産まなくてはならず、
バレずにお奥に入れるそして家康の秘密を知る、そして家康の愛する服部半蔵と
子をなすことになっているのだ。


"
"
2 : 名無しさん :2016/09/07(水) 07:51:22
「朝日姫、失礼するぞ。」
「お家ちゃん、いらっしゃい!!まさくんも。」
朝日姫は家康の秘密を承知の上継いできて
家康と半蔵の子作りの場への秘密の部屋にいく隠し部屋に住んでいた。


3 : 名無しさん :2016/09/11(日) 14:20:06
征夷大将軍につき、朝日姫を娶ってからは毎日のようにお奥へ出向き、
半蔵と一夜を共にしていたかいがあり、
ついに妊娠が確認されたのだ。
家来たちには名目上朝日姫が懐妊したことになっており、
家康の妊娠は隠されたままになるのだ。


4 : 名無しさん :2017/04/16(日) 13:45:20
本来直近のものしか謁見することができないため、
意外と気づかれぬまま臨月まで来ていた。
そして必ず近くには政成がいるため、なんとかなっていた。
「っ!?」
謁見中に一瞬だけ政成は家康が顔を歪めだことに気づいた。
この時初期ではあるが陣痛が始まったのだ。


5 : nemesis :2017/04/18(火) 21:08:40
「政成もしかしたら来たかもしれん。」
家康は政成にそう言う。
「確認してみます。」
政成がそう言う。


"
"
6 : 名無しさん :2017/04/18(火) 22:10:51
一度別室にいき、
政宗が家康の袴に潜り下着の合間から
手を入れ、女性器に指を入れる。
「いたっ!?」
「すみません。
ただ子宮口は柔らかくなってきてますので出産は近いかと。」
正宗は家康に報告する。
「ただ今日はこれから3つの謁見があるしな。」
外せない謁見があり、暫くはこのまま様子を見ることになった。


7 : nemesis :2017/04/18(火) 22:39:18
幸いにも謁見の間は陣痛が強まる様子がなくこのまま全て終わりそうだった。
(どうにか謁見は無事に済みそうだな・・・・・)
家康はそう思った。


8 : 名無しさん :2017/04/18(火) 22:50:01
「ん?(今ずしんと下がってきたきが。)」
「どうされました?」
まだ二人の謁見を残していたが、
1人目が終わり、一度席をたとうとした際に
若干お腹が下がった気がしたと思った瞬間。
「あう!?」
家康はお腹を庇いつつ膝をついた。


9 : nemesis :2017/04/18(火) 23:17:52
「大丈夫ですか家康様?」
家臣が心配そうに聞いてくる。
「大丈夫だ少し足を滑らしただけだ。」
家康は平静を装う。
(とりあえずなんとかこの場は誤魔化したがこれ以上は・・・政成に相談するか・・・・・)


10 : 名無しさん :2017/04/18(火) 23:30:13
1度休息に入るため、別室に移動する。
ここなら政宗しか入ってこれない。
「う!?」
「政宗さま!!」
お腹を抑えて跪く家康を咄嗟に支える
政宗。
「だいぶお腹が下がってきて
腹が痛み出した。はぁはぁ。」
「拝見いたします。」
家康を柱にもたれかからせると
袴を捲り上げ下着の中に手を入れる。
「っつ!?」
「指二本入ります。
恐らく出口は4cm程既に開いております。」
政宗は手を抜き、袴を元に戻す。
「いかが致しますか?
かなり順調ゆえ、このままですと謁見中陣痛に耐えねばなりません。」
「大丈夫だ。
もうすぐ謁見だ。いくぞ。」
「如意」
政宗は家康を心配しつつ家康のあとをおう。


11 : nemesis :2017/04/19(水) 00:04:22
「家康様万が一の場合は私が変装で・・・・・」
「・・・・・・わかった。」
いざと言う時は政成が家康の影武者になり謁見を済ますことにした。


12 : 名無しさん :2017/04/19(水) 00:07:51
2人目の謁見は四天王の1人である井伊直政だ。
育ての親であり女でありながら領主だった井伊直虎と家康は数少ない家康の事情をしる人物として仲が良かった。
かなり前に直虎は亡くなっているが、家康は直政に直虎の面影を感じていた。
直政は直虎の実子ではないと言われているが、ひょっとしたら実の子ではないか、そう感じられていた。
それでも直政には、自らの身体の秘密は伝えていない。

家康は腹の痛みに耐えながら、直政と対峙していた。
痛みは少しづつ強くなり、どうしてもお腹を撫でる回数は増える。
「家康様、どうなされた?具合が悪そうですが」
「う、うむ。どうやら食当たりだろうか。腹が痛んでな」
家康はそう直政に誤魔化していた。
「そうですか、早めに切り上げた方が良さそうですね。それでは失礼します」
直政は、謁見所を後にする。

家康も、服部半蔵正成に肩を借りながら控え室に向かう。
そして、控え室に着くなり崩れ落ちるように腹を抱えしゃがみ込むのだった。


14 : 名無しさん :2017/04/19(水) 00:17:32
「家康様!
大丈夫ですか??」
政成は家康に声をかける。
「はぁはぁ、だいじょう、ぶだ。
いちおう、確認、してくれ。」
家康は大丈夫だと口ではいうが実際はかなりキツかった。


15 : nemesis :2017/04/19(水) 00:21:34
「はあはあ・・・・」
「家康様、もうこれ以上は無理なのでは?三人目の謁見は私が代わりに・・・・・」
政成は家康にそう提言する。


16 : 名無しさん :2017/04/19(水) 00:28:44
「いや、三人目も大丈夫だ、はぁはぁ、
それより、状況は?」
「しょうがないですね。
確認しますよ。」
家康は意地でも謁見に行く姿勢に政成は
諦めて従うことにし、家康の状態を確認する。


17 : 名無しさん :2017/04/19(水) 00:53:07
「8cm…と言ったところでしょうか…
あまりにも順調すぎます。このままでは…」
「謁見中に、出産…か。だが、最後の謁見は…」
「ええ、豊臣秀頼。今日1番の重要人物です。」

豊臣秀頼。天下人秀吉の遺児であり、家康のライバル。
年齢こそ違うが、東と西で覇権をあらそう大名だ。

「秀頼に威厳を見せなくてはならない…この謁見は、政成には任せられないのだ…」

そう言うと家康は痛む腹を撫でつつ謁見の間に向かった。


18 : 名無しさん :2017/04/19(水) 00:59:29
「ふぅー。」
入る前に深呼吸して入る。
既に秀頼は来ている。
「待たせたな。
久しぶりだな。」
家康はお腹に手を当てることは出来ないが、
お腹を気遣いながらも腰掛けた。


19 : 名無しさん :2017/04/19(水) 01:18:58
「お久しぶりです、家康殿。相変わらずお元気そうで…」
秀頼が話をしているが、家康は上の空だった。
痛い。腹が痛い。
謁見に集中しなければならないのに、痛みで集中出来ない。
体からは絶え間なく汗が流れ、着物が気持ち悪い。
家康は、痛みで歪みそうになる顔を何とか笑顔にして、謁見をしていた。

そして、とうとう謁見が終わりそうなその時。
家康は袴と褌が濡れるのを感じた。
破水した。そう思うと同時に激しい痛みが家康を襲い、座りながらも思わずお腹を抱え前のめりになるのだった。


20 : 名無しさん :2017/04/19(水) 03:45:08
「家康殿、いかがなさいました?」
秀頼は家康の仕草に驚いてきいた。
「大丈夫だ。
少しお腹を壊してるだけだ。」
家康はなんとか秀頼にバレないよいにとりつこうとしていた。


21 : 名無しさん :2017/04/19(水) 18:16:59
「そうですか、お大事になさってください。それでは私はこれで…」
秀頼はそう言うと謁見の間を去った。
残された家康は座ったままだ。
いや、立てないのだ。
陣痛は激しく彼女を襲い、安心した今では唸るしかできない。
慌てて政成が駆け寄る。

「よくぞ…よくぞ辛抱なされた。今、大奥へ連れてまいりますぞ」
そう言うと家康に肩を貸し大奥へと歩みを進めた。
政成にしがみつくように歩く家康の股からは、羊水がポタポタと流れていた…


22 : 名無しさん :2017/04/19(水) 18:55:08
「まさ、むね、もぉ!?」
数歩歩いたがすでに家康は限界に近かった。
「一先ず控え室へ!?」
将軍の渡り道など人は来るわけではないが、
年には年を入れ控え室にはいる。
「失礼します。」
政宗は、家康の状態を確認する。
「(おかしい。羊水は出てきているがあれからほとんど変わっていない。)」
あれからいくぶん時間がたったにも関わらず、まだ8センチと変わっていない。
破水した分さらに家康としては息みたい衝動にかられているが実はここからが長いことに二人はまだ気づいていなかった。


23 : nemesis :2017/04/20(木) 17:31:20
「うう・・・・痛い・・・まだ息んでは駄目か?」
「今確認します。」
あれから数十分経ったので政成に確認してもらう。


24 : 名無しさん :2017/04/20(木) 18:25:31
「まだのようです。」
政宗は確認しつつ首をふる。
「はぁはぁ、そうか。。。うぅ。。」
家康はまた陣痛に耐え出した。
何度か数十分に一度確認してもらってるが、
今までの順調が嘘のように八センチから進まない。


25 : 名無しさん :2017/04/20(木) 18:46:13
「今のうちに、大奥へ向かいましょう。
歩けないようでしたら、背負ってまいりますが…」
「よい。大丈夫だ。見つかる可能性は低いが、万が一もあるからな。
それに、先程から進みが遅いようだから、歩けば刺激になるのではないか…?」
「御意。では…」

政成は家康に肩を貸すと、家康を立たせた。
そして、陣痛が弱い時を見計らって少しづつ進むのだった。


26 : 名無しさん :2017/04/20(木) 18:57:59
「ふぅ、ふぅー。。。
待て。」
「大丈夫ですか?」
「ううぅ。。」
数歩進んでは陣痛が来て休みを繰り返す。
子宮口の開きは遅くなったが陣痛自体は
すでに感覚はないに等しいのだ。


27 : nemesis :2017/04/20(木) 20:32:27
「と、とにかく大奥へ・・・」
「はい・・・・」
家康は政成に支えられながら進む。


28 : 名無しさん :2017/04/20(木) 23:19:24
「はぁはぁはぁ。。。「し!」!?」
家康と政宗がゆっくり廊下を歩いて進んでいると
政宗が家康の動きを止める。
「(こそこそ)誰かきます。
朝日姫ではないですね。
耐えれますか?」
政宗は心配して聞くと家康は頷く。


29 : nemesis :2017/04/20(木) 23:58:15
「いざと言う時は私がどうにかします。」
政成はそう言う。
そして人影が近づいてきた。


30 : 名無しさん :2017/04/21(金) 00:11:51
2人は息を殺して潜む。
家康は、腕をまくり噛む事で陣痛の痛みで唸ったり叫びそうな声を我慢しているようだ。
歯型がつきそうなくらい強く噛んでいる。

早く、早く通り過ぎてくれ。
正成が祈っていると、足音は少しづつ通り過ぎていく。

ホッとしていると、家康はお腹を抱え苦しそうにする。
正成が様子を見ると、9cmくらいに子宮口は広がっていた。
大奥まではあと少しなのだが、そこまで持つのだろうか。
城内に多数ある隠し部屋で産むことも考えないと。

正成はそんな事を考えつつ、家康に肩を貸すのだった。


31 : 名無しさん :2017/04/21(金) 00:20:26
しかし正成が歩こうとした瞬間、家康はしゃがみ込んだ。
「はぁはぁ、まさ、むね。
もうげんかぃ、だ!」
まだ9センチではあるが、胎児がだいぶ下がって来たこともあり、
いきみたい衝動にかられているのだ。


32 : 名無しさん :2017/04/21(金) 00:40:26
「うぅ…息みたい…息みたいぞ、正成…」
家康は苦しそうにお腹を抱え、正成にしがみつく。
「もう少しだけ…もう少しだけ我慢してください。
すぐ近くに、大声を出しても聞こえない隠し部屋があります。
そこまでは…そこまでは我慢していただきたく…」
「無理じゃ、正成。もう、歩けぬ…歩こうとすると、腹が痛み、勝手に息もうとするのだ…」
苦痛に顔が歪む家康。
もう、なりふり構うのは無理かもしれない。

そう思った正成は、家康を抱え、見つかった時はその者の息の根を止める事を考えつつ隠し部屋に向かうのだった。


33 : 名無しさん :2017/04/21(金) 00:51:18
「着きましたよ。
ここならどれだけ叫んでも外には響きません。」
正成はある部屋に入り、
掛け軸の裏にある扉をあけ、なかに入った。
部屋にはなにもなく、ただ石がつまれてできた部屋のようだ。
一度家康を降ろし自分の来ている服を脱ぎその上に家康を座らせた。
あれだけ歩いてもあと一センチがなかなか開かないが、息みたい衝動は毎回陣痛がくる度に
耐えていた。


34 : nemesis :2017/04/21(金) 20:20:57
「もう息んでも良いのか?」
「はい。」
「じゃあ息むぞ。」
政成の言葉を聞いた家康はやっとの思いで息み始めた。


35 : 名無しさん :2017/04/21(金) 21:19:11
「んんーー!!」
家康は力一杯息み出した。
正成は家康の袴を捲り、
赤ん坊が出てくるのに備える。
しかし鍛えられててることがあだとなって
腰が細いため難産になることは、今まで隠されてきて医者にも見せてこなかった正成たちも気づいていなかった。


36 : nemesis :2017/04/21(金) 21:55:56
そうとは気付かず家康は息み続ける。
「ふぐうううううぐおおおおおおおーーー!!!」
「陣痛が起きてからの進みが悪いですね。」
政成は家康の様子を見て言う。


37 : 名無しさん :2017/04/21(金) 22:11:45
「はぁ、はぁ、
まだ、子はみえて、こないのか?」
家康は陣痛の合間に政成に聞く。
「そうですね。
お腹の下がり具合でももうお子が見えて来ても
いいと思うのですが。」
政成にもわからないため、そう答えるしかない。


38 : nemesis :2017/04/21(金) 23:28:57
「政成・・・」
「はい。」
「すまないがお腹を押してくれないか?」
「わかりました。」
家康は子が見えてこないため政成にお腹を押してもらうことにした。


39 : 名無しさん :2017/04/21(金) 23:43:35
「はぁはぁ、
政成、いくぞ。」
「はい!」
「うぐぅううう!?」
家康の息みに合わせ政成は、
ぐいぐいお腹を押し出した。


40 : nemesis :2017/04/22(土) 23:18:46
「うぐぅっ!!ぐうっ!!」
家康はお腹を押される度に来る苦痛に呻き声を出すがそれに耐え息み続ける。
「ふぐうーーーっ!!」


41 : 名無しさん :2017/04/23(日) 02:56:34
「まだ、見えてこないですね。
失礼します。」
政成はもう一度子宮口に手を入れる。
「頭が子宮口にはあります。」
政成は家康に報告する。
この時代回旋異常という言葉はまだ知らず、さらにそこまで医療知識が
あるとは言えない2人が胎児の顔が上向きで回旋異常だとは気づいていなかった。


42 : nemesis :2017/04/25(火) 19:13:18
「もう少し息んでみる、正成引き続きお腹を押してくれ。」
そうとは知らず家康は息み続けた。
「んんんんーーーーーーーーーーーー!!!!」


43 : 名無しさん :2017/04/25(火) 19:30:41
なかなか進まないお産に正成も心配になってくる。
「少々お待ちを。」
正成は一度隠し部屋から出ていった。
「家康さま、大丈夫ですか?」
暫くしてある人を連れてきた。
朝日姫だ。
秘密を知っており、公にはされていないが昔、家康と結婚する前に別の武士と結婚して男児を産んでいた。
その後離縁して家康に嫁いだのだ。
そのため一度は子を産んだ先輩母であるのだ。


44 : nemesis :2017/04/25(火) 20:47:34
「状態は?」
「一向に進まず頭が今だ出ずで・・・」
正成が朝日姫に家康の状態を説明する。
「確認してみるわ。」
そう言い朝日姫は家康の体を診てみる。


45 : 名無しさん :2017/04/25(火) 20:58:04
「陣痛はいつから来てるのですか?」
「朝、から、少し、お腹に、違和感が、うぅうう!」
家康は陣痛の合間に答える。
「破水は?」
「破水はお昼ぐらいにされました。」
正成が陣痛に耐える家康に代わり、
答える。


46 : nemesis :2017/04/28(金) 18:01:19
「朝に陣痛が起きてお昼に破水しているのならもう頭が見えるどころか産まれてもおかしくないはず・・・・・・」
それを聞いて朝日姫は考える。
「もしかしたら胎児に何か異常があるかもしれないわね。」


47 : 正和 :2017/05/17(水) 21:32:05
「胎児に以上ですか?それってまさか悪い病気でも?」
「病気ではなくて多分胎児の姿勢に問題があるんだと思う。」
正成の質問に朝日姫は答える。
「どうすればいいのですか?」
「とりあえず陣痛も十分あるし、家康様の産道は広いみたいだからこのまま頑張るしかないわね。」
「そうですか。」
「私も手伝うわ。」
そう言い朝日姫も家康の助産に加わった。


48 : nemesis :2017/05/17(水) 22:43:53
そして正成と朝日姫の二人は家康のお腹を押す。
「ふ、ふん!ふん!ふんーーーーーーーーーーーー!!!!」
二人は家康が息むのに合わせてお腹を押した。


49 : 正和 :2017/05/18(木) 00:52:32
二人係でお腹を押した圧力で偶然胎児の頭の向きが変わり正常になった。
「胎児の進みが良くなりました。」
正成がそう言う。
「どうやら胎児の向きがいけなかったみたいね。」
朝日姫の言葉に正成は安堵した。


50 : nemesis :2017/05/18(木) 22:07:59
そして先程までの事が嘘のように胎児は順調に進んでいく。
「赤子は順調に進んでいます頑張ってください殿!!」
家康のお腹を押しながら正成は言う。
「順調に進んでいるわ、この調子ならあともう少しで産まれてくるはず。」
家康の様子を見て朝日姫がそう言う。


51 : 正和 :2017/05/22(月) 23:56:46
そして胎児の頭が見え始めた。
「頭が出てきたわこの調子よ。」
朝日姫はそう言いお腹を押し続ける。
「頑張ってください殿!!」
正成もお腹を押し続けながら応援した。


52 : nemesis :2017/05/24(水) 00:19:09
そして胎児の頭が完全に出た。
「頭が出ました、この調子で頑張ってください。」
朝日姫が家康をそう励ます。
頭が出た後は調子よく進んで行きそして腰が出始める。


53 : 正和 :2017/05/26(金) 00:29:03
腰も順調に進んでいく。
「後もう少しで産まれるわ。」
朝日姫が家康にそう告げる。
そして後もう少しで腰が全部でそうだった。
「もういいよ息むのをやめて力を抜いて。」
朝日姫が家康にそう指示をする。
「殿息むのをやめてください!!」
正成の言葉に家康は息むのをやめる。


54 : nemesis :2017/05/28(日) 14:32:45
ジュッルウリ!!!
大きな音と共に赤子は産まれ出た。
「殿おめでとうございます!!立派な男の子ですぞ!!」
正成が産まれた子供を取り上げて言う。
「お疲れ様です家康様。」
朝日姫が家康の汗をふき取りながらそう言う。
こうして無事に産まれた家康の子供は朝日姫が産んだとして世間に公表された。
その後産まれた子供は普段朝日姫が面倒を見て、人目がつかない時に家康が育児をしている。

秘密の時代
   終


"
"

■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■