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オオカミ男
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オオカミ男 絶滅危惧種にしていされている人型の狼である。
人間と違うのはフサフサの尻尾と三角の耳があるだけで外は人間と見た目には差異がないが、オオカミ男には数年に一度一週間程度発情期を起こすのだ。
発情期になったオオカミ男は人間オオカミ男問わず人型の生き物に反応する強力な誘惑フェロモンをだすのだ。
オオカミ男も発情期のあいだは媚薬に犯されているような状態のため、大体のオオカミ男は交配し、子孫を残すのだが、ここで問題なのが昔はオオカミ男同士で発情期のオオカミ男の相手をし、子をなしていたが、近年ある理由からオオカミ男の個数が減ってしまい、それが難しくなってしまったのだ。
激減した理由は人間との交配だ。
人間との間のことオオカミ同士の子とでは大きさが違い、人間との子はオオカミ男にとって大きく、出産が難産になってしまい、産み落とす際になくなってしまうケースが増加したためだ。
しかしオオカミ男の個数がへり、今ではオオカミ男の相手はほぼ人間との間となっているのだ。
そのためオオカミ男はどんどん個体数を減らしていった。
「うーはぁはぁ、なんだか、あついよぉーーー体がむずむず、するーーぅーー。」
1匹のまだ若いオオカミ男 リオ が森の道ばたで苦しんでいた。
初めての発情期でどうしていいのかわからず、あまりの体の熱さと下半身の違和感にズボンとパンツを脱ぎ、無意識に木に掴まり、膝をつき、お尻を突きだすかたちでしゃがみこみ、腰を揺らしていた。
そんな時一人の男がやってきた。
"
"
-
リオが無意識に腰を揺らしていると男が歩いてきた
リオは振り向こうとしたがたびたび快楽が襲ってきて向けやしなかった
「うぁーー…っ、ゃ…っん」
尻尾と共に腰を揺らしていると顔も見えない男に腰を掴まれ
大丈夫か?
と呟かれたリオは混乱しながらも
「助けてぇ…っ」
と必死に呟いた
-
「(ごくん)これが、オオカミ男の発情か。」
男はリオの発情期の誘惑に戸惑っていたが、我慢できず男はズボンとパンツを脱ぎ、リオの中に男のペニスを挿入した。
「あぁん!きゃぁあああん!」
リオは求めていた快感に声をあげた。
「おぉ。凄いな。」
リオは少しでも子孫を残せるように男のペニスを締め付け搾り取ろうとしている。
-
リオは入れられてもなお腰を揺らしていた
すると男は答えるようにリオの腰を掴み激しく腰を動かした
「あぁあ…ぁあ!!ふ、んぅーー…っ」
我慢もできるはずもなすリオは甘い声と共に達していた
-
一時間程経ちようやくリオが落ち着いたようだ。
リオはそのまま眠りこけてしまった。
「おーい、起きろー。」
男がつついてみても起きる気配はない。
男が服を着直して起きないリオをみて困ってると遠くから声が聞こえてきた。
「おうじー?どこですー?」
「おぉ!ミカエル、こっちだ!」
男はミカエルと呼ぶ男を呼んだ。
男は王子だったのだ。
「王子、この子は?オオカミ男のようですけど。」
「さっきまで発情期だったんだ。気に入ったから城に連れて帰る。ミカエル、運んでくれ。」
"
"
-
ミカエルは頷くと眠りこけているリオを担ぎ上げた
リオは眠っているが尻尾を小さく揺らしていた
男はそれを見て
「…可愛いだろ?」
そういわれても…というような顔をしたミカエルが呆れ混じりにため息をついた
…リオは起きないまますやすや眠っていた
-
お城に連れ帰り、王子の部屋に運ばせ、ベットに寝かせた。
「可愛いな。」
「王子、これからどうするんです?」
ミカエルは呆れたようにいった。
-
「なにを…」
考えていなかったのか少し考え始め
その間にミカエルが狼について資料を持ってきて話始めた。
「ー…ということです」
資料を読み終わるとミカエルは部屋を出ていった
男はぽつりと小さく呟いた。
「子孫…か」
-
それからリオは一日たっても目が覚めなかった。
「王子、文献通りだと妊娠したんじゃないんですか?」
「そうだな。」
「どうするんです?まだ王様たちにはなしてないんですよね?」
-
ミカエルと男が話をしているなかリオはゆっくりと目を開けた。
「…ん、ぅ…っ」
目を擦ると違和感に気がついた
いつもいる林や木とは違うふわふわのベッドに、
豪華な家具
どう考えても民家を襲った覚えはない。
「…?ど、こ…ここ」
首を傾けてもう1つの違和感に気がつく
お腹が微妙ではあるが張っていた
-
「お、目を覚ましたな。気分はどうだ?」
「?ちょっとお腹に違和感あるだけ。お兄さんたちは?」
リオは首をかしげ王子とミカエルをみた。
「俺の名前はロイスだ。こっちはミカエル。君の名前は?」
「ぼ、ぼくはリオ。です。す、すみません。ぼく、知らないうちにこの家に入って寝てしまってたみたいで。」
リオは慌ててでようとした。
-
男は慌ててリオの手首を掴みベッドに寝させた
「まぁ…、まて」
そのまま男はリオの腹に手を置いた
「え…っと、あ…の」
リオは戸惑っていたがされるがままになっていた。
「お前は…俺の子供を身籠っている。」
リオは唖然として動けないでいた
-
「発情期になったのは覚えてるか?」
「えっとー、たしか道を歩いてたら体が熱くなって気づいたらここにいました。」
リオは少し考えて答えた。
「それがオオカミ男の発情期だ。」
「ぼく、発情期になったの初めてで。」
リオは恥ずかしそうに顔を真っ赤にしていった。
「で、そこに俺が通りかかったんだ。」
ロイスはリオに分かりやすくここに連れてきた経緯を話した。
「ということで、リオは俺の子供を身籠ってる。ここで一緒に暮らさないか。」
-
「…」
リオは少し考えた
ここは居心地もいいし、男も優しい…
ご飯もくれそうだし…森で一人産むのもこわいし…
「はい…でも、いいんですか?僕おおかみ…ですよ」
こてん、と首を傾けた
「あぁ、身籠ったんだからな…責任とる」
そういうと男は額にキスを落とした
それだけで僕は顔が真っ赤になった
-
「ところで王子、王に言わなくていいんですか?」
「わかってる。今から許可はもらってくる。
リオ、少しの間待っててくれ。
ここからまだ出ちゃダメだぞ。」
ロイスはリオの頭を優しく撫でて言った。
「はい。」
リオは頭を撫でられ、嬉しそうに返事をした。
「じゃあ、ミカエル、いくぞ。親父にさっさとリオといる許可をもらいにいく。」
「はいはい。」
ロイスとミカエルは部屋を出ていった。
-
リオは一人になると色々考え始めた。
「…子供かぁ、子孫のこせってじぃさまから言われたけど、人間と…いいのかな」
考え始めると不安が溜まっていった。
「…元気に、出てきてね?赤ちゃん」
ロイスがいない間、リオはお腹をさすっていた
さすっていると吐き気が襲ってきて慌てて口を抑えた
「っ…ぅ、"…っ」
何処にしていいのかわからずに、リオは必死に耐えていた
-
「失礼します、あ!リオ、さま、大丈夫ですか?」
ミカエルとロイスとは別の女性がやってきた。
「はき、そう。」
リオの呟きに軽々とリオをだきあげた。
-
「っ…〜〜…」
抱き上げられると吐き気がまた襲ってきて必死に絶えた
口のなかは胃液でぐちょっとなっていた
そのとき男がー…いや、ロイスさんが走ってきた
「大丈夫か、?!」
-
「大丈夫か?」
「王子、樽もってきました。」
ミカエルがもってきた樽にリオは胃液ごと吐き出した。
「ミカエルが言ったとおりだな。」
「友人もオオカミ男を恋人にしてるんで。
妊娠したばかりのときは体の変化で体調を崩すっていってたので。」
-
「ぅ…っ"ぇ…っ」
あまり食べ物を食べていなかったせいか
胃液しか吐き出せなく
リオはつらそうに体を丸めた
「…大丈夫か?」
ロイスは優しく背中をさすってくれていた。
-
暫くすると大分落ち着いてきた。
「リオ、大丈夫か?」
「はぃ。今は大丈夫です。」
「ならよかった。あ、あとこっちはキサラだ。ミカエルと同じく俺の右腕だ。」
「よろしく。リオさま。」
キサラはリオの頭を優しく撫でた。
「ミカエルとキサラは俺の二人とも俺の幼なじみで今は俺のボディーガード件右腕だ。」
-
「ミカエルさん…キサラ…さん」
リオはこくこくと頷きな
名前を口ずさんで必死に覚えようとしていた
ロイスはそれを見て
「…やっぱり、可愛いもんだな
」
ぼそり呟くとミカエルとキサラは同意するようににっこりと笑った
-
「この二人は大体俺と行動を共にしているし信頼がおけるから何かあったら二人を頼れ。いいな。」
「あの、よろしくお願いします。」
「こちらこそ。よろしくな。」
「もうー。王子のパートナーになるかたに。リオさま。よろしくお願いします。」
キサラは砕けているミカエルを注意しつつ、リオに挨拶をした。
-
リオは緊張気味にも小さく頭を下げた
その時
トクン…
とお腹から聞こえた気がしたするとリオは
「…お腹の中…何がいるんですか?」
そう聞いた。
正直わからなかった、人間の子か狼の子なのか
-
「確か人間とオオカミ男の子はほぼオオカミ男としてうまれてくるらしいですよ。
俺の友人とこの子もオオカミ男だっていってたんで。
ただ、オオカミ男同士だと生まれてくるときはオオカミの姿で生まれてくるらしいですけどハーフはオオカミ男の姿で生まれてくるみたいですよ。」
ミカエルがリオにわかるように説明した。
-
「…」
こくこく、と頷きながらリオは聞いていた
お腹をさすると自分の尻尾が無意識に揺れた
「…やっぱり、産むときは痛いんですか…?」
不安な点を相手に言うと
申し訳なさそうに尻尾を下げた
-
「俺もそこまでは。今度会わせてやるよ。
そのオオカミ男に。」
「ほんとですか?」
リオは嬉しそうに顔をあげた。
「やっぱ可愛いな。
王子やめておれにしない?」
ミカエルがリオを抱き締めていった。
-
「…っ、ぇ…?」
リオは驚いたが抵抗もできずにただあわあわと焦っていた
「おい、ミカエル」
今まで聞いた声よりも一段と低い声が聞こえた
「すいませーん…でも、油断したら俺奪いますからね」
ミカエルは嫌々離れるとにこっと笑った
-
こうしてリオ達は日々を過ごした。
だがとある日ある出来事が起きた。
「う、い、痛い!!お腹が痛い!!」
リオがお腹が痛いと突然苦しみだしたのである。
まだ臨月にはまだ遠いのに。
-
「ど、どうしたんだ?医者だ、医者を呼べ!」
ロイスは苦しむリオのようすにオロオロしつつミカエルに医者を呼びにいかせた。
「これは、食べ過ぎだな。」
結果はただの食べすきのようだった。
人間とこを妊娠したばかりのオオカミ男は栄養をとろうと脳が反応し食べ過ぎてしまうというのだ。
-
「迷惑かけて…ごめんなさい!」
深々と頭を下げると一緒に耳を下がった
するとロイスは
「いや…食べさせた、俺達も悪い気にするな」
ぽんっと優しく頭を撫でてくれた
「…うん」
にこっと微笑むと大きくなったお腹に手をおいた
-
「一日安静にしたら大丈夫らしい。
ただ明日のことだけど日を改めるか?」
ロイスはリオの頭を撫でていった。
「いえ。せっかくご兄弟が揃うのにご挨拶したいです。」
明日は留学や外交官をしているロイスの兄たちがロイスの婚約祝いにようやく揃う日なのだ。
-
「(やっぱり…洋服とか着替えなきゃダメかな、
言葉遣いも気を付けなきゃ)」
そんなことを考えながらリオは俯き
手のおけるほどに大きく膨らんだお腹に手をおいた
するとミカエルが
「女性の服を着させたらどうですか」
-
「いや、このままでいいだろ。
リオは男の子だし、別に俺の兄姉で俺の婚約者にもんくをいうやつはいないだろ。」
「まー。そうですね。」
ミカエルも納得し、普段着ているなかでもフォーマルな服を準備することになった。
次の日は朝から騒がしかった。
ガチャ
「我が弟、ロイス、結婚おめでとう。相手はどこだ?」
「レイ兄さま、おはようございます。今、何時だと思ってるんですか?」
まだ日も開けないうちに四男のレイビスが最初に帰還したようだ。ロイスとレイビスですでに10離れているため、ロイスを猫可愛がりしていた。
-
リオは話している二人を壁の奥からそろっと覗いていた
「(かっこいいな…)」
そう思えば尻尾を小さく揺らしていた
「いつでればいいんだろ…」
小さく呟けば
後ろからミカエルが抱き締めてきた
-
「おーじ、姫君の尻尾が垂れてますよ。」
「おう、ミカエル、久しぶりだな。」
「だからミカエル、おまえは油断できないな。
リオ、おいで。」
「はい!」
リオは尻尾を嬉しそうに揺らしてミカエルから移動してロイスの前にやってきた。
-
リオは移動してからミカエルの顔を見るとどこか…
「(…悲しそう)」
そう思うと尻尾が垂れ下がった
するとロイスが話始めていた
「…こいつがリオ、前森に行くって話あったろ?あんときにあってーーーー…ー」
ロイスが話してる間ずっと…
服の裾を握ってた
-
「めっちゃ可愛いじゃん。俺はロイスの兄のレイビス、よろしく。」
「よろしくお願いします。」
リオは少しびくびくしながらレイビスはいった。
「ロイス、羨ましいなー。」
レイビスは嬉しそうにリオをみていた。
-
「…っ、」
レイビスを見上げれば耳を垂らしてロイスの後ろに隠れた
「あぁ…かわいいだろ?でも、人が苦手なのか」
ロイスは後ろのリオの頭に手を伸ばし撫でた
「…いいな」
-
「おいおいやらないぞ。」
「違うよ頭撫でたいだけだよ。」
ロイスが怒る。
「本当だろうなー?」
「本当だって本当だって。」
ロイスの気迫にレイビスはたじろぐ。
-
トントン
ガチャ
「ロイス〜あなたのお嫁さん見にきたわよー。」
おっとりした女性の声が聞こえてきた。
「姉上、紹介します。
僕の婚約者のリオです。リオ、俺の姉、ライアだ。」
「はじ、わぁ!?」
「可愛い!」
ライアはぎゅっとリオを抱きしめた。
ライアは可愛いものに目がないのだ。
-
「この子がロイスのお嫁さん可愛いわね。」
ライアは抱きつきながら言う。
-
「姉上、リオが戸惑ってます。」
「あらごめんなさい。可愛くてつい。」
ライアは離れて微笑んで言った。
「いえ、僕こそ。」
「リオは気にしなくていいよ」
ロイスはリオの頭を撫でながら言った。
-
「そう言えばリオちゃんのお腹ってもしかして妊娠してるの?」
ライアがロイスに質問する。
「もしそうなら何時生まれるの?ねえ教えてよ。」
-
ライアはロイスに詰め寄る。」
「まだ半年くらい先だよ。」
「楽しみだわ〜。
リオちゃんの赤ちゃん」
ライアは嬉しそうにいった。
もうすでに頭の中はリオの子供でいっぱいのようだ。
-
「元気に無事に産まれてくるのよ。」
そう言いライアはリオのお腹を撫でる。
-
「ありがとうございます、ライアお姉さん!」
リオはほんとにライアが祝福してくれるのを感じ嬉しそうにニコリと笑って返した。
「いやーん!もうリオちゃん、可愛い、ロイス、きいた??
ライアお姉さんだって。」
ライアはまた嬉しそうにぎゅっとリオを抱きしめた。
-
「ライアお姉さん・・・ちょっと抱きしめるの強い・・・・」
「ああ、ごめんごめん。」
そう言われライアはリオから離れる。
-
「リオに何かあったらどうするんですか、姉上。」
ロイスはそっとリオを抱きしめ、ライアに言った。
「ごめんね、リオちゃん。」
「いえ、びっくりしただけなので」
-
「そう?よかったわ。」
レイビスとライアはリオを気に入ったが周りはそうはいかなかった。
「おい聞いたかロイスの婚約者、狼男らしいぞ。」
「女ならともかく男とは・・・・」
「フンッ、男色王子が・・・・・・・」
周りの人の心無い言葉がリオに突き刺さる。
-
「ごめんなさぃ。」
リオは耳と尻尾を垂らして申し訳なさそうに
言った。
「リオ、気にするな。
元々俺は王位を継ぐ予定ないし、
自由にさせてもらってるみなのだから。」
この国の第一継承者はレイビスのため、
女性のライアと第二王子のロイスには比較的自由が与えられているのだ。
-
「とは言えあまり人前に出すのは気をつけたほうがいいか。」
ロイスはそう思った。
あまりリオにストレスを感じさせるのはお腹の子供に良くないと思ったのである。
-
トントン
「こんにちは。」
「こんにちは。。。」
2人がやってきたのは街のはずれの医者の元に来た。
ミカエルの友人のオオカミ男が以前世話になった医者なのだ。
オオカミ男の特にハーフの出産は珍しいため、ここを訪ねたのだ。
-
「これはこれはロイス王子今日はどのようなご用件で・・・・」
そこには40代くらいの男がいた。
「ああ婚約者の診察にな。」
「ほう婚約者のですか?もう子供を作っているとはロイス王子も隅に置けませんなぁ。」
そう言い医者は診察を始める。
「ううむ、胎児に特に問題はありませんが、このままだと逆子になりそうですな。」
-
「さかご??」
「ええ。通常ならこちらに頭がなくてはいけないのですが
婚約者さまの場合、上に頭があるようでして。」
医者はロイスとリオに説明する。
「どうすれば元に戻るのだ??」
ロイスは逆子の直し方を熱心に聞く。
-
「王子様、言っておきますが100%直るとは限りませんので。」
医者はそう言った。
こうしてリオは逆子を直すためのことをすることになるのだがもう一つ別の問題が出てきた。
妊娠のためかリオは酷い便秘に悩まされた。
-
「これを煎じて飲ませてください。
これはお腹の子にも無害ですから。
それでもダメなら違う方法も考えますので。」
「わかった。感謝する。」
医者はロイスに茶葉を渡した。
-
しかし便秘はなかなか治らなかった。
何もしない前と比べるといくらかマシになったが・・・・・・
リオの便秘は出産まで完全には治らず、リオを悩ませることになる。
-
「リオ、気分転換に森行くか??」
ロイスはリオが安定期に入ると人気のない森で散歩させるようにしている。
城内は色々いわれて落ち着かないからだ「お散歩日和ですね。」
リオも森に行けて嬉しそうだ。
-
ただあまりはしゃぎすぎるのもあれなのでロイスは目を離さないようにしている。
ロイスは遊びまわるリオを見ていた。
-
そんなとき、近くからうめき声が聞こえてきた。
「何??」
「うく。。。。たすけて、くれ。。。。」
リオは怖がりながらもロイスにしがみついてついていくと
他の狼男がたまたま出産中だったのだ。
-
「リオ以外にも狼男がこの近辺にいたんだな・・・・・」
ロイスはそう言い狼男に近づく。
(ちょうどリオにはいい勉強になるな。)
ロイスはそう思った。
-
「あの?大丈夫ですか?」
リオは恐る恐る狼男に声をかけた。
「はぁはぁ、これ、が、大丈夫そうぃ、にみえるか?」
狼男は陣痛に耐えながら言った。
-
「何か手伝えることはありませんか?医者を呼びましょうか?」
ロイスはそう狼男に言う。
「リオ、君はこの人の傍にいてくれないか。」
ロイスはリオにそう指示する。
-
「うん。わかった。」
ロイスはそういうと急いで医者を呼びに行った。
「ううぅ。。。」
狼男は木に爪を立てて陣痛に耐えていた。
「うぅ。。。あぁああ。こ、股間が。。。」
リオは慌てて狼男のズボンとパンツを下ろすとすでに黒色の小さい塊が
見えていた。
狼の鼻だ。
狼男は他の狼男との個を身ごもっているらしく、お腹の子供は狼で生まれてくるようだ。
狼男同士の場合は子供が小さいため、平均7匹は産むと言われている。
-
「うう〜、い、痛いぃ…っ。もう、丸一日この状態なんだ…っ」
どうやら胎児は小さいが数が多いので、腹の中で複雑に絡んで詰まっているらしい。
リオはどうしていいかわからずに、ただオロオロと眺めるしかできなかった。
「はあ、はあ、前は、もっと楽に出てきたのに…っ。…く、苦しい…っ、た、頼む、水を…!」
どうやら出産経験のあるこの少し大人の狼男は、今回は難産に苦しんでいるらしい。
「水ですね!すぐに汲んできますからしっかり!」
ロイスにここに居るように言われたのも忘れて、リオは湧き水を汲みに森の奥へと全力で駆け出した。
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しかし森の奥へと駆け出したリオは迷子になってしまった。
自分の知っている森ではないからだ。
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「うーん、こまったな。。。そうだ。」
リオは狼の姿になった。
狼男は狼の姿にもなれるのだ。
くんくん匂いを嗅ぎ、来た道を戻った。
「ん?りおか?」
「あ、びっくりしました?」
ちょうど戻ってきたときにロイスも戻ってきたようで狼の姿のリオの様子に驚いていた。
リオはすぐに人間の姿に戻った。
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「リオ、ここに居てっていったじゃないか。」
「ご、ごめんなさい・・・・・・」
「今はいい、それよりもこの人が先がだ。」
そう言いロイスは狼男の方を向く。
「少し子供が大きいかもしれないな、お腹を押した方がいいかもしれない。」
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ロイスと一緒に来ていた医者が呟いた。
「手伝えることがあれば手伝う。」
「ありがとうございます、ロイス王子。
では狼男を押さえてもらえますか?」
「わかった。」
-
ロイスは医者の言われたとおりに狼男を押さえる。
「どうやら胎児が大きいだけじゃなく最初の子が逆子のようですな。とにかくお腹を押しましょう。」
そう言い医者は狼男のお腹を押し始めた。
-
「うぅぅ!!」
お腹を押すタイミングで狼男も息む。
「頑張れ、狼男さん。」
リオは狼男の近くで励ましていた。
-
「自分だけでは力が足りない・・・すみませんがロイス王子も一緒に押してくれませんか?」
「わかった。」
ロイスは医者と一緒に狼男のお腹を押す。
「ううううううう・・・・・うぐあああああーーーーーーっ!!!!」
ブリィ、ブリブリブリブリィッ!!!!
お腹を強く押されたためか狼男は大便をしてしまう。
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「どうやら結構溜まっていたみたいだな、よし!いっそのこと全部出してしまおう。」
医者がそう言いお腹を強く押す。
ブパァッ!!!ブブブブブブブブブブブブブブブブブーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!
狼男から止め処なく大便が出てきた。
-
ブッピブブブブブブブブブブブピィ!!ブバッ!ププププププププリプリプリプリプププププププ・・プププ・・・ププ・プ・プスゥ・・・・・・
出すもの出せるもの全部出し切ったらしく狼男の排便は止まった。
「ちょっと汚くなりましたね。他の場所に移動しましょう。」
医者の指示でロイスは医者と共に狼男を糞のある場所から移動させる。
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そして二人は再び狼男のお腹を押し始める。
「うぐぐぐぐぐぐうううううううううう、うううううううーーーっ!」
「よし頭が見え始めました。後もう少しです。」
医者がそう言いお腹を押し続ける。
その様子をリオはただ見続けるだけだった。
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ロイスと医者がお腹を押し続けていると胎児の頭が見え始めた。
「よし後もう少しです頑張ってください。」
医者の言葉に狼男は息む力を強くする。
「ふんーーーーーっ!!」
-
そして胎児は肩の辺りまで出て来る。
「よし息まないで力を抜いてください。」
医者のその言葉に狼男は息むのをやめる。
ズルリッ!!
「よしっ産まれたぞ!!」
音と共に胎児が生れ落ちた。
その様子にロイスと医者は喜ぶが他の狼男の出産を見てリオは不安に駆られるのだった・・・・・・・
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自分は出産時の痛みに耐えられるのか、無事に産めるのだろうかと言う不安をリオは抱いたのである。
一方狼男の方はと言うと。
「う・・・・・、あ、出るう・・・・・っ!!!」
ズリュリュッ!ズリュズリュズリュリュリュッ!!
どうやら最初の一匹が産まれたことによって絡まりが解けたらしく、狼男は一気に連続して7匹も産んだ。
なんと狼男は8匹も身籠っていたのだ。
こうして狼男の出産は無事に終わったのである。
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出産を終えた狼男は体力が回復するまでロイスの城に泊めて貰った。
そして体力が回復すると狼男は生まれた子供たちを連れて森に帰った。
ロイスはリオにいい勉強になったと思っているが、リオに出産への不安が生まれたことには気付いていなかった。
そしてリオは臨月を迎える・・・・・・・・・・
-
リオが不安になるのも仕方なかった。
人間との子はオオカミ男にとって大きく、難産になるからだ。
それともう一つとして、結局頑張ったのにかかわらず逆子は直らなかったのだ。
その様子にロイスはもう臨月だというのに元気がないのは良くないどうすれば良いかと思った。
-
「とは言え何を言っても気休めにしかならないか・・・・・」
ロイスは自分に出来ることは出産の時リオの傍にいてやる事しかないと感じた。
そして出産の日はなんの予兆もなしに来た。
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その日ロイスは職務で出かけていたのだがリオが産気づいたと言う報を聞き駆けつけて戻ってきた。
「ミカエル!リオの容態は!?」
「王子まだ始まったばかりです。」
部屋にはリオ以外にはミカエルと医者がいた。
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陣痛は始まったものの一行に進展がない。
「オオカミ男は人間との子だと難産になると聞きましたが、思ってた以上ですね。」
「どうすればいい?」
ロイスは医者にそう問う。
「お腹を押したほうがいいかもしれません。」
医者はそう言った。
-
「よしそうしよう。」
ロイスは医者の提案に乗る。
「ミカエル一緒に押してくれ。」
「はい。」
そしてロイスはミカエルと一緒にリオのお腹を押し始めた。
-
ロイスとミカエルがお腹を押し続ける。
「ぐうううう・・・・、ああああああああーーーーーーー!!」
「どうだ?」
「思ってた以上に胎児の進みが悪いですね。少し会陰が裂けるかもしれません。」
ロイスの問いに医者が答える。
その時リオに異変が起こる。
「う・・・・、駄目、今は出ちゃ・・・・・・・ああ!!」
ぶりっ!!ぶりりりりりりりりりりりりりりりっ!!!!!
大きな音と共に大便が出てきた。
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「うううう・・・・こんな時に出ちゃったよう。」
「気にするな出産の時に出してしまうことは珍しくないから。後ベッドを汚したことも気にするな。」
「王子まだ止まりませんね・・・・・・・・」
「相当溜め込んでいたからな。」
便秘だったため糞は沢山溜まっておりまだまだ出てくる。
「いっそのこと綺麗に全部出したほうがいいですね。」
医者がそう言う。
「ならもっとお腹を押してみるか。」
そう言いロイスは押す力を強める。
-
医者はミカエルの肛門に手を入れかきだしていく。
2人のおかげでリオの大便もなくなったようだ。
「すっきりしたところでリオさま、もう一踏ん張りですぞ。」
「は、はいぃぃぃ、うぅぅぅん!!」
医者が言うとリオは再びいきみ出した。
「おおこれは。」
「どうした?」
リオの股間から見えてきたのは羊膜に包まれた茶色い毛だ。
「尻尾のようですな。さすが、ロイスさまのお子。
尻尾もたくましそうですな。」
医師はのんきに言った。
リオとロイスのこのお尻が見えてきたということだ。
-
「よしこのまま押し続けるぞ。」
ロイスはそう言いミカエルと共にリオのお腹を押す。
「ううううう・・・・・・・うううううううううっ!」
「頑張れリオ!!」
ロイスに励まされ続けながらリオが息んでいると・・・・・・・
ぶううううううううううううーーーーーーーーーーーーっ!!
大きな音と共に屁が出た。
どうやら便だけではなくガスも溜まっていたようだ。
-
ガスがで終わるとお腹に余裕が出てきたのか少しいきむと前よりも息まないと引っ込んでしまうが
赤ん坊のしっぽが見えてきた。
「んーーひゃあん!?」
ドビュッーーー
赤ん坊が前立腺にあたるようで思わず射精したのだ。
人間の子は大きいせいか前立腺を刺激し快感と陣痛の激痛を味わいながら出産となるのだ。
リオの性器はたちっぱなしになっている。
-
がしかし胎児が産道を無理やり通ろうとするあまりの激痛ですぐに萎えてしまった。
「うぎゃあああああああーーーーーーー!!!」
あまりの激痛にリオは叫ぶ。
じょろろろろろろろろろーーーーーーーーーーーーー!!!
すると今度はあまりの痛さにリオは尿をお漏らししてしまった。
-
「はぁはぁ、あぁん!?」
陣痛の波が治ると今度は快感が襲ってくるようで
リオは腰を揺らしている。
今回の子は大きいが本来なら快感も味わいつつ出産でき、体の力は抜けるようだ。
-
既に胎児は腰の辺りまで来ていた。
しかしそれ以上進む気配がなかった。
「進まないなどういうことだ?」
「たぶん赤ん坊のお尻が引っ掛かっているのかと・・・・・・」
ロイスの問いに医者が答える。
「王子もうここまで出ていることですし、いっその事引っ張ったらどうでしょうか?」
「よしそうだな。」
ミカエルの提案にロイスが賛同する。
そしてロイスは胎児を引っ張り始めた。
-
ミチミチミチッ!
「ぎゃああああああーーーーーー!!!!」
あまりの痛さにリオは叫び声を上げ、そして再び萎えた。
そしてリオの会陰は少し裂けてしまった。
「耐えろリオ後もう少しだ・・・・」
そう言いながらロイスは胎児を引っ張り続ける。
「よしもうすぐだ!!!」
すっ、ぽ〜〜〜〜ん!!
大きな音と共に胎児が産まれ出た。
「無事に産まれたぞリオ!!」
ロイスが産まれた赤子を抱きかかえる。
リオは体力を使い果たしてヘナヘナになっていた。
暫くの間リオは療養して消耗した体力を回復した。
そしてロイスと一緒にお城を出て、近くの湖が近くにある館で親子三人で静かに暮らしている。
オオカミ男
終
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