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狐の花嫁

1 : 名無しさん :2014/08/13(水) 01:05:28 ???
「初めての道だなぁ…真っ暗で怖い…」
陰陽師の19代目、安倍晴秋(あべのはるあき)は大学生活を初めて1ヶ月。
いつもの帰り道を通っていたつもりだが、いつの間にか路地に迷い途方にくれていた。
「…あ、神社だ。俺も陰陽師だしなにかご利益があるかもしれない。ちょっと寄ってみよう。」
そうして、晴秋は鳥居をくぐっていった。

中には小さな本殿と賽銭箱があった。
「折角だからお参りしていこう…」
賽銭箱に小銭を入れ、二礼二拍手一礼する晴秋。

「ほう、珍しいの。ここに人が来るのは数十年ぶりじゃ。」
本殿の中から、20代くらいの女性の声がする。
「だ、誰ですか!姿を表してください!」
「おう、これは失敬。姿を現さねばな。」
そう言うと本殿の中から女性が現れた。
長い髪に、巫女服の女性。人とは違うのは狐の耳と尻尾だ。
豊満な胸を持ち、目のやり場に困る。

「あ、妖ですか?」
「いいや、ここら一帯の守り神じゃ。最近は信仰も少なくて上手く護れないがの。」
「へえ…俺は陰陽師の安倍晴秋。今は大学生だけどね。」
「ほう、陰陽師か。しかも安倍晴明の子孫か。それはちょうど良い。私を式にしてくれぬか?」
「式…って式神?…別にいいけど、見返りは?」
晴秋が疑問におもい訊ねる。

「この辺一帯の平穏無事。それに、お主の嫁になろう。」
「よ、嫁!?」
晴秋は驚いた顔をする。
「なんじゃお主、ワシを見くびっておるな?こう見えても家庭的なのじゃぞ?」
「うーん、母さんがどういうかはわかんないけど…取り合えず、了解しとくよ。あんた、名前は?」
「おう、名乗るのを忘れていたの。ワシは泰葉(やすは)。よろしくな、晴秋。」
「ああ、よろしく頼む。」

こうして晴秋と泰葉、奇妙な共同生活が始まったのだった。


"
"
2 : 名無しさん :2014/09/17(水) 00:51:21 HOST:zaq31fbe85b.zaq.ne.jp
母親からの反対はこれといって特になくあっさりと了承してもらった(というよりむしろ大歓迎された)。
それから7ヶ月が経ったある日の夜

晴秋は自分の寝室で一人寛いでいた。すると
風呂から上がった泰葉がバスタオル一枚を着けた姿のまま部屋に入ってきたのだ。
「泰葉!?そっその格好で、なっ 何しにきたの!?」
寛いでいた晴秋は驚いて取り乱してしまう。
「なぁ晴秋殿、夫婦になってから7ヶ月も経つ。なぁもうそろそろしても良い頃合だろう?」
泰葉は妖艶な声で用件を言う。
「こ 頃合って?いったい何を?」
晴秋は戸惑いながらも質問をする。
「何って子作りに決まっておろうが。」
「え!?ちょっ ちょっとまだ早すぎるよ!」
晴秋はそう言い返すが、泰葉はお構いなしに
「普通 愛し合っている夫婦ならば早くはないと思うぞ? それにワシはもう我慢できんのじゃ。」
そう言って泰葉は晴秋を布団に押し倒してしまうのだった


3 : 六道 :2014/09/17(水) 17:02:53 ???
「フフフ…口では嫌がっていてもここは正直じゃの…」
泰葉が言うように、晴秋のイチモツは天を衝くほどに屹立していた。
「仕方ないだろ!そんな魅力的な姿されてちゃ立たない方がおかしいよ!
離れろよ、泰葉!」
「嫌じゃ…ワシは1000年の間ここいら一帯を護っておった。
その間、ずっと孤独じゃった…婚期も遅れた…ぬしとの出会いは奇跡じゃ。
だから一層、ぬしとの子が欲しいのじゃ…」
「泰葉…」
泰葉の悲しそうな顔に思わずドキリとする晴秋。
晴秋は黙って優しくキスをし抱き締めたのだった。


4 : 名無しさん :2014/09/23(火) 19:59:28 HOST:zaq31fbe85b.zaq.ne.jp
そして泰葉は晴秋の浴衣を(晴秋は先に風呂に入って浴衣に着替えていた。)脱がし、
そして泰葉自身もバスタオルを脱いだのだった。


5 : 名無しさん :2014/09/24(水) 01:32:49 ???
「綺麗だ…泰葉…」
晴秋が泰葉の裸体を見ながら呟く。
「は、恥ずかしいのぅ…」
泰葉は羞恥心からか胸や秘部を手で隠す。
晴秋は優しくその手をどかし、キスをしながら秘部を愛撫する。
「ふぁっ、あぁん、よい、よいぞぉ、晴秋、晴秋ぃ!」
泰葉の口から甘い声が出る。
くちゅり…
秘部が、愛液でしとどに濡れていた。


"
"
6 : 名無しさん :2014/09/26(金) 23:23:48 HOST:zaq31fbe85b.zaq.ne.jp
そして泰葉が「ふむ、そろそろいくぞ晴秋」と言い
晴秋と体を重ねようとするのであった。


7 : 名無しさん :2014/10/22(水) 20:38:02 HOST:zaq31fbe85b.zaq.ne.jp
晴秋と泰葉が体を重ねると同時に晴秋の一物が
泰葉の胎内に呑みこまれて行く。


8 : 名無しさん :2014/12/31(水) 20:05:41 ???
ジュブブ・・ジュブブブ・・・
晴秋の男性器が泰葉の胎内の奥に進む、すると
「っ!!・・・」泰葉が苦悶の表情をしたかと思えば、
泰葉の股から一筋の鮮血が流れる。
破瓜したのである。


9 : 名無しさん :2015/03/28(土) 22:18:45 ???
「くっ…うぅ…」

痛みに耐えながらゆっくり腰を動かし続けた。
次第に痛みが和らぎ、快感へと変わる…

泰葉もだんだんと恍惚とした仕草になってきた。
「あぁ…ん……」

艶のある声が漏れる。
それに伴い泰葉の膣は液に満ちてきた。
「うっ…これは…ヤバい……」
初ということもあり、膣内はかなりキツイ。
晴秋は早々に限界を迎える。
「泰葉……もうだめっ…うあぁっ」
「……なに…?」

泰葉の中に精液が放たれた。

「はぁ…はぁ…」
「晴秋っ…早すぎるぞ!」
泰葉は口をへの字に曲げ文句をいう。
しかしまだ高校生の男子にすれば早いのは当然と言えば当然だ。


10 : 名無しさん :2015/03/30(月) 13:03:45 ???
「よしもう一回やろう」
すぐに終わったのが不満だったのか泰葉が言う。

「ええっ!またやるの? 」
晴秋が驚く。
「って言うか泰葉って処女だったの!?」
晴秋が二回目をうやむやにする為の言い逃れを兼ねてその前に思った疑問を口にする。

「当たり前じゃ1000年の間ここいら一帯を護っておったから、男との付き合いなんかは無論、
当然男と交わったことなんてなかったんじゃ。」
晴秋の疑問に泰葉が率直に答える。

「それよりもなんじゃその言い草は…?、
もう限界のように言うとるが全然誤魔化しになっていないぞ?」
泰葉にそう言われ晴秋はドキリとする。

「おぬしの一物すぐに出して萎れたと思ったら、まだ何もしていないのにもうわしの胎の中で勃っておるではないか?」
泰葉の言うとおり晴秋のイチモツは、既に泰葉の膣内で立派に勃っていたのであった。
「フフフ……この様子なら後三回は余裕でいけそうじゃの。」
泰葉のその言葉に晴秋は観念して二回目に挑むのであった。


11 : 名無しさん :2015/04/11(土) 13:10:25 ???
晴秋は勢力が強かったらしく、結局二人はなんと計6回もしてしまったのだった。
この時に泰葉は晴秋の子を身篭るのだが、二人が気づくのは妊娠4ヶ月目の頃だった。

妊娠1ヶ月目
あの日以降二人は、ほぼ毎夜子作りに励んでいたのだった。(流石に最初のような一夜に6回はしていないが。)
当然二人はまだ泰葉が妊娠した事に気づいていない。
そもそもまだそんなにお腹が出ていない上にまだ悪阻がきていないので、
気づかないのは仕方のないことだった。
そして今日も晴秋と泰葉は夜の営みに励むのだった。


12 : 名無しさん :2015/04/11(土) 16:05:33 ???
↑すいません誤字がありました。
勢力ではなく精力です。


13 : 名無しさん :2015/04/25(土) 20:53:13 ???
「ふぁっ、あぁん、あぁ…ん…大分上達したな晴秋よ。」
泰葉がそう言うと
「そりゃあほぼ毎日してたら、うまくなるよ。」
晴秋がそう答えながら腰を動かす。
「そろそろ出すよ泰葉。」
泰葉の中に精が放たれる。
「ああぁぁっ!」
泰葉が恍惚としながらも満足した表情で晴秋の顔を見ると少し浮かない顔をしていた。
「どうした晴秋浮かない顔をして?」
泰葉が尋ねる
「もし子供が出来て産まれた後のことなんだけど、ちゃんと良い父親になれるかなって思って。」
「安心しろ誰だって最初から親ではない。ワシも母親になるのは初めてだからの。」
泰葉がそう答える。
「そうだね。誰だって最初から親じゃないよね。」
「それでは晴秋すまんが後もう一回してもいいかの?」
泰葉の質問に晴秋は。
「うんいいよ次で最後なら。」
そう言って二人はまた夜の営みを始める。
トクン・・・・トクン・・・・
泰葉の胎内に新しい命が宿っていることも知らずに。


14 : 名無しさん :2015/04/26(日) 03:12:37 ???
晴秋は泰葉の上に覆い被さり、やさしく口づけをした。
性器はすでにはち切れんばかりに勃起している。

泰葉の豊満な乳房を掌でつつみ乳首を口に含んだ。

「んっ……」

泰葉の体かピクリと反応し、声が漏れるのを押さえ込む。
そのままゆっくりと乳首をなめ回すと・・・・

チュプ…チュ……


耐えかねた泰葉が甲高い声をあげた。

「あぅ……はっ…あぁ…あンっ…」

その艶かしい声に一層駆り立てられた。
陰部に触れるとすでに潤んでいる。

晴秋は舌での愛撫をくびれ、臍回り、鼠径部へと移していった。
そして泰葉の太ももを軽く持ち上げ秘部に顔を近づける。

「晴秋!?何をするっ…」
泰葉が足を閉じて抵抗しようとする。

「じっとして泰葉」

晴秋は太ももを押さえる手に少し力を入れる。
そして泰葉の秘部を露にし、そこに下を這わせた。
チュル…チュク…チュク…

「ひゃあぁっ…あぁっ……んぁあ…あぅっ……ああぁん…」

泰葉は体をくねらせ快感に喘いだ。
秘部からはさらに愛液が 溢れてくる。


15 : 名無しさん :2015/04/26(日) 03:14:19 ???
「ああぁん…ぅああぁっ……はぁっ……晴秋っ…もう駄目じゃ…早ぅ入れてくれっ…」

「ああ」

晴秋ももう限界だった。
泰葉の秘部にいきり立った性器をねじ込む。

ジュプ…

愛液に満ちた秘部にはスルリと入ってしまった。
晴秋はそのまま腰を動かすが泰葉の膣壁は熱く、ぎゅうぎゅうと締め付けてくる。
これは耐えがたい…


「あふっ…あぁんっ…あっ…ああぁっ…晴秋っ…ヘンになってしまうっ……」

泰葉は言い表せない快感に悶えている。


「うぅ…泰葉っ…もうイキそう……うぁぁっ…」

ドッ…クンっ…

晴秋の性器は拍動しながら大量の精を放った。

「はぁっ…はぁ…はぁ…


息が上がりながらも互いの体を抱き締める。
呼吸が整うと泰葉が晴秋に言った。

「今日は今までにない感覚に襲われたぞ」
「なにそれ?」

突飛な言いように晴秋はキョトンとした。

「なんと言うか…体の奥から痺れると言うか…子を成す事ができたのかもしれぬな!」
「ええっ!いきなり!?」

いくらなんでも早すぎやしないか……?
まぁ子供を作るつもりでセックスをしてるんだから当然と言えば当然なんだけど…。

しかし「体の奥から痺れる」と私物のエロ本に書いてあったような表現。

「泰葉…それ多分…゙イッた”ってことだと思うよ」
「イッた?何処へ行ったと言うのじゃ?ワシは離脱などしておらん」
「いや…そうじゃなくて…こう交わった時に最高潮に達すること…って言ったらいいかな?」
「気をやると言うことか?」
「うん。多分それ!」
「ほほう。興味深い…」

(こーゆー事も教えないといけないとは…)

晴秋は心の中でため息をついた。

そんな会話をしながら夜は更けていった―――。


16 : 名無しさん :2015/04/26(日) 03:16:51 ???
月日が流れ、行為の回数も最初の頃より大分落ち着いた。
それどころか2ヶ月の後半に差し掛かった頃、ここのところ泰葉が拒むようになっていた。

「気分ではない」
「いつもと感じが違う」

等と言われ、そのまま寝てしまう。
この日も晴秋は泰葉に求めるが

「すまぬ。交わる気分になれん…」
「そっか。どこか悪いの…?」
「いや、至って健康じゃ」

たしかに食事も普通に撮っている。
好物の油揚げも喜んで食べていた。
無用な心配だろうか…。


それは妊娠が成立し、本能的に胎児を守ろうとしてるモノだとはこの時知るよしもない。

3ヶ月目の中頃になると、泰葉の体に変化が出てきた。

ある朝――

ピピピピ……

「ん……」

アラームの音で晴秋が目を覚ます。

「ふぁ〜〜…泰葉。朝だよ」

隣で寝ている泰葉に声をかけるが、泰葉は深く寝入っている。
以前は目覚ましがなる前に起きて、晴秋が叩き起こされるというのが当たり前だったのだが。

晴秋は肩を叩いてみる。
「うぅ〜ん……眠いのじゃ…」

最近はこんな調子でなかなか起きない。
仕方がないので一人で支度を済ませ台所へ向かった。

台所に行くと母親が朝食の支度をしていた。
晴秋の文はすでに用意されている。


17 : 名無しさん :2015/04/26(日) 03:18:14 ???
「あら、今日も泰葉ちゃんは起きてこないの?」

母が訪ねてきた。

「うん。まだ寝てる。夜も普通に寝てるんだけど…俺が学校に行った後はどう?」
「昼間は起きてるわよ。ただぼんやりして時々居眠りしてるけど…妖力が弱まってるのかしら…心配ね」

母親もその筋の人だ。
泰葉の異変について考えていた。

「彼女の主は貴方なんだから、ちゃんと管理してあげなきゃダメよ?」

「う…はい…」

確かに。
泰葉が式神だということを忘れていた。
しかし俺も式神を従事させるのは初めての事だった。

(帰ったら蔵の書庫でも見てみるか…)

通学途中の電車で沸々と考えた。
冬休みも近くなり、授業もほとんどない。

教室に着くと人も疎らだった。

「よお、晴秋」
「ああ、おはよ」

仲間のA男が声をかけてきた。
A男はニヤニヤしながら隣に座る。

「なぁお前。今日暇か?」
「んー、まぁ用事はあるけど急ぎじゃない。何?」

そう言うとさらにニヤける。

「じゃあさ、合コン付き合えよ!クリスマスまでに彼女GETってな♪」

「あー……」

そういえば誰にも言ってなかった。


18 : 名無しさん :2015/04/26(日) 03:20:31 ???
「あら、今日も泰葉ちゃんは起きてこないの?」

母が訪ねてきた。

「うん。まだ寝てる。夜も普通に寝てるんだけど…俺が学校に行った後はどう?」
「昼間は起きてるわよ。ただぼんやりして時々居眠りしてるけど…妖力が弱まってるのかしら…心配ね」

母親もその筋の人だ。
泰葉の異変について考えていた。

「彼女の主は貴方なんだから、ちゃんと管理してあげなきゃダメよ?」

「う…はい…」

確かに。
泰葉が式神だということを忘れていた。
しかし俺も式神を従事させるのは初めての事だった。

(帰ったら蔵の書庫でも見てみるか…)

通学途中の電車で沸々と考えた。
冬休みも近くなり、授業もほとんどない。


教室に着くと人も疎らだった。
程なくして講師の先生がやってきて授業が始まる。
まぁ休みを前にして大した内容でもない。
今日はこの1コマのみ受ければよい。

何となくやり過ごし、早々に帰り支度をする。

「なぁ晴秋」
「ああ、どうした?」

仲間のA男が声をかけてきた。
A男はニヤニヤしながら隣に座る。

「なぁお前。今日暇か?」
「んー、まぁ用事はあるけど急ぎじゃない。何?」

そう言うとさらにニヤける。

「じゃあさ、合コン付き合えよ!クリスマスまでに彼女GETってな♪」

「あー……」

そういえば誰にも言ってなかった。
そもそも人間じゃないんだから言えるわけないんだが…


「悪い。俺実は彼女いるんだ」
「なにをぉぉ!!??」

A男は立ち上がり叫んだ。
「聞いとらん!抜け駆けか!?」
「いや、遠距離だから黙ってただけ。てな訳で、まぁ頑張ってくれ(笑)」

そう言い残すとそそくさとその場を後にする。
A男はよほどショックだったのか、ポカーンとしたまま立ちすくんでいた。


19 : 名無しさん :2015/04/26(日) 03:21:45 ???
>>17は誤りなのでスルーしてください。


20 : 名無しさん :2015/04/26(日) 03:22:47 ???
「悪い。俺実は彼女いるんだ」
「なにをぉぉ!!??」

A男は立ち上がり叫んだ。
「聞いとらん!抜け駆けか!?」
「いや、遠距離だから黙ってただけ。てな訳で、まぁ頑張ってくれ(笑)」

そう言い残すとそそくさとその場を後にする。
A男はよほどショックだったのか、ポカーンとしたまま立ちすくんでいた。

(クリスマスに一緒に過ごす相手が居るって…なんかイイな)

突然始まった泰葉との生活だったが、一緒に暮らすに連れ自然と特別な思いが芽生えていた。

帰り道、クリスマスムードに溢れる街中を歩く。 なんとなく浮き足立ってしまう。

ただその浮かれ気分はすぐに吹き飛んでしまうことになる。

「ただいまー」

玄関を開けるが返事がない。
(いつもなら泰葉が出迎えてくれるんだけど…)

母親も仕事に行っているようだ。

「泰葉?」

リビングや台所にも姿はない。
とりあえず自分の部屋に行こうと二階へ上がる。 すると部屋にいく途中にある洗面所に泰葉がいた。
「はぁ…うぅっ……」
「泰葉!?どうしたの?」
泰葉は腹を摩りながら洗面台に突っ伏していた。
「うぅ……晴秋か…ちょっと気分が悪ぅて…」
「吐きそう?」

晴秋は泰葉の背中を強めに摩った。

「はぁ…うぐっ……げえぇぇ…うっげぇ…げほっげほ…」

支えが取れたのかそのまま嘔吐した。
額に脂汗が浮かび顔には血の気がない。

「もう大丈夫?」
「あぁ…すまぬ…」

ひとしきり吐いた後、晴秋に支えられながら部屋に戻った。

「どこか具合悪いの?」

晴秋が訪ねる。

「いや…晴秋。ちょっと力を貸してくれ」
「え?」

晴秋が返事をする前に、泰葉は晴秋の手を取り自身の腹部に手を当てた。 晴秋の手の上に泰葉も手を乗せる。

すると…

二人の手は柔らかな光を帯び、ほのかに温かくなった。

トクン……トクン……

「……え??」

二人のものではない拍動が伝わってきた。
晴秋は訳がわからず動揺している。

「やはり…」

泰葉は何かわかったように頷く。

「なにが……?」
「そなたとの子を身籠ったようじゃ」
「…………ええええー!!!!」


21 : 名無しさん :2015/04/26(日) 13:44:06 ???
「そ、そうか出来たのか俺たちの子が。」
晴秋は最初驚いたが、元々子供を作るつもりでしていたため、晴秋は子供が出来たことにむしろ喜んだ。
お腹はまだ出ていないがお腹周りが少し丸みを帯びてる感じがする。
泰葉が人に化け(と言っても耳と尻尾を隠しただけ。)病院に行ったところ妊娠4ヶ月目に入ったばかりであることが判明した。

4ヶ月目中頃
「はぁ…うぅっ…………げえぇぇ…うっげぇ…げほっげほ…うぐっ……おええぇぇ…」
4ヶ月目に入ってからと言うもの泰葉は悪阻が酷く吐くことが度々あった。
ちなみにお腹は服の上からだとわからないが服を脱ぐと少し膨らみを帯びていることがわかる。
晴秋は泰葉が酷く苦しそうにしている姿を見て、どうにかしたいと思っているが、
晴秋が泰葉にしてあげることは少なく、背中を摩るか出来る限り傍にいてあげることだけだった。

そして
妊娠5ヶ月目
ここで晴秋は泰葉が人間ではないことをつくづく思い知らされることになる。
妊娠4ヶ月目まであれほど酷かった悪阻がピタリと治まったのである。
ちなみお腹は少しポッコリと出始めている。
それは別に良いことなのだがとある夜。

「んっ?どうしたんだいって泰葉!?」
何故か泰葉は下着姿で立っていた。
「ああ悪阻も治まったことだし、またおぬしと交わろうと思っての。」

「ええっ、もう子供出来てるのにどうして!?」
「なに、わしは守り神じゃがあやかし同様精を吸収して力にすることが出来ての、身篭っているときに精を吸収すると胎の中の子の妖力が強くなるのじゃ。」
その言葉に唖然とする晴秋。

「強くて丈夫な子を産みたいからの、なに心配は要らんわしは人間と違って体が丈夫じゃからの身重の時にいくら激しく交わっても子は流れはせん。」
「わかったよ、すればいいんだろすれば。」
晴秋は観念してそう言った。
「じゃあ子が産まれるまでしてもらうぞわが夫よ。」
そう言って泰葉は下着を脱ぎ裸になる。再びほぼ毎夜交わるのが再開し、結局出産するまで交わる破目になってしまった晴秋。
がしかし泰葉にとっても想定外だったのは、晴秋が精力だけじゃなく霊力が強かったこと、そしてほぼ毎夜交わってしまったことで精を吸収しすぎてしまい、
臨月の頃には腹の中の子供は一人であるにもかかわらず泰葉のお腹は三つ子並の大きさになってしまう。
二人はそんなことになるとは露知らず夜の営みを始めるのだった。


22 : 名無しさん :2015/05/16(土) 15:24:46 ???
そして二人はいつもと違ったやり方をすることにした。
まず泰葉が四つん這いに近い格好になる。
そして後ろから晴秋が自分の一物を泰葉の秘部に入れる。いわゆる後背位をしようとしているのである。

ジュプリ…

何度も性行為をしているためか泰葉の秘部はすんなりと晴秋の一物を受け入れた。
そのまま晴秋は腰を動かす。

グチュッ!グチュッ!
「ああっ、あぁん、よい、よいぞぉ、晴秋ぃ!」

晴秋が腰を動かす度に泰葉の豊満な胸が揺れる。
泰葉の膣は何度も性行為を経験してるのにもかかわらずぎゅうぎゅうと締め付けてくる。

「ああっ、ふふっこれはこれでいいのぅ、ワシはもともと狐だからこっちのほうがなんかしっくりくるわい。」
「はあっ、はあっ、泰葉もう出そう……うっあぁぁ。」

晴秋が泰葉の中に精を放つ。

「あああぁぁっ!」
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「愛してるよ泰葉。」
「ワシもじゃ、晴秋…。」

そして息が整うと泰葉が

「すまぬまだまだしたいのじゃが出来るか晴秋?」
「いいよあと3回ぐらいはしてあげるよ。」

こうして熱い夜は更けていった―――。


23 : 名無しさん :2015/05/30(土) 00:16:22
妊娠6ヶ月目
相も変わらず二人は交わっていた。
今は仰向けに寝た晴秋の上に泰葉が乗る所詮騎乗位をしている。
ちなみにお腹はそこまでは大きくないが妊娠しているとわかる大きさになっている。胎動も感じるようになった。

「あぁん、あぁん、あぁん!」
泰葉は腰を動かすたびに喘ぎ声を出す。そして
「もう、で、出る!!」
晴秋がそういうと同時に泰葉の胎内に精を放った。

そして息を整えてから泰葉があることを言った。
「晴秋、医者今日にワシの腹の中を診てもらったのだが腹の中の子な、おなごらしいぞ。」
「へえ〜〜女の子かぁ。」
「何じゃ男のほうが良かったか?」
「い、嫌別に女の子で良かったと思うよ。」
晴秋はそう言うがお腹の子が娘とわかった以上エッチなどしといて良いのだろうかという背徳感を少し感じていた。
泰葉はそんなこと露知らず。
「さあまだ2回しかしていないまだまだやるぞ。」
その言葉に晴秋は
「うんわかったよ。」
了承し、こうして夜は更けていくのであった。


24 : 名無しさん :2015/06/07(日) 22:28:25
とある休日晴秋と泰葉は二人で買い物に出かけていた。無論泰葉は耳と尻尾を隠して。
産まれてくる子供の服など必要な物を買うのが目的だが、晴秋にとっては泰葉とのデートと言うもう一つの目的もあった。
すぐに夫婦になってしまったのでデートを一度もしていないと気づき、子供が産まれる前にせめて一回だけも思い泰葉と二人で出かけたのである。
なので母親には留守番してもらっている。

「晴秋、この服なんかどうじゃ?」
「うん、良いね。なあこれなんかもどうかな?」
「おっ、それもカワイイのう。う〜〜むどれにするか悩むのう。」
「悩むことないよ、全部僕が買ってあげるよ。バイトで稼いでいるから、お金はそれなりにあるし。」
「おおっ!!、太っ腹じゃのう晴秋。」

こうして二人はあれこれと選んで行ったら気が付いたら買い物かご一杯になってしまっていた。
「ふむ、思ってたよりもたくさん買ってしまったのう。」
「全部産まれてくる子供に必要だから別に構わないよ。」
「晴秋買い物も済ませたことだし、この後はどうしようかの。」
「近くのお店でご飯にしようか。」
二人は近くのお店で昼ご飯にした。
「そう言えば晴秋、お主と二人で出かけるのは初めてじゃのう。それに何か楽しいわい。」
「うん、そうだね。」
「子供が産まれるまでにこうして何回か出かけに行きたいのう晴秋。」
「そうだね。」
二人そんな会話をしながら食事をした。


25 : 名無しさん :2015/06/14(日) 19:29:13
「食事も済ませ、必要なものも買ったことだし、もう帰るかの晴秋?」
「ちょっと待って泰葉、折角二人で出かけたんだし少し楽しんでいこうよ。」
「ふむそうじゃな。」
晴秋の意見で二人は街中を歩き回ることにした、クレープ屋やアイスクリーム店、ケーキ屋等で色々な物を食べたり、
泰葉が興味を示した店等に入ったりして二人は半ばデートになっているお出かけを楽しみ、そうして楽しんでいる内に夕暮れになっていた。

「ふう楽しかったのう晴秋。」
「そうだね。もう夕方だし家に帰ろうか。」
「そうじゃな。」
そして二人は家に帰宅したのだった。


26 : 名無しさん :2015/06/16(火) 22:21:49
その日の夜、晴秋が自室で寛いでいるとタオルを体に巻いただけのほぼ全裸の顔を赤くした泰葉が部屋に入ってきた。
「やっ泰葉!?」
「晴秋殿・・・今夜も眠らせぬぞ・・・ヒック・・」
それはどう見ても酔っていた。
「泰葉!!、妊娠してるのにお酒飲んだら駄目だよ!」
「なにワシは人間ではないからの酒を飲んだくらいでは腹の中の子にはどうってことは無い。」
「それに飲んだ酒は神酒だからの、むしろ妖力を高めて子を強くするのからの。」
泰葉のその言葉に晴秋は酒を飲みたいが為の方便じゃないよなと内心思ったが、晴秋は泰葉の言葉をとりあえず信じることにした。
「で晴秋どのぉ、早く交わるぞぉ早く脱がんかぁ。」
「わかったよ泰葉、って!ちょっと!」
「晴秋どのぉ遅いからぁワシが脱がせぇてあげるわぁい。」
泰葉は酒癖が悪いのか、普段よりも強引になっており無理やり晴秋の服を脱がし真っ裸にする。
そして晴秋を押し倒すのだった。


27 : 名無しさん :2015/06/21(日) 20:53:36
そして泰葉はそのまま馬乗りになり晴秋の一物を自分の胎内に沈めた。
泰葉は腰を動かし始める。
「んっ、んっ、あっ、はあはあ。」
「ちょっ、泰葉っ。」
晴秋の言葉に耳を傾けることなく激しく体を動かす。
どうやら泰葉は酒癖が良くないらしい。
「あっ、泰葉、もう駄目・・・出る!!」
どぴゅっ、どぴゅっ、どくどく…
そして泰葉の中に精が放たれた。
「は〜る〜あ〜き〜早い早過ぎるのじゃ、なのでもう一回やるのじゃ。」
「えええっ!?」
こうして今夜は夜明けまでする羽目になった。明日が休みだったため特に問題なかった。
ちなみに泰葉は昨日のことは全然覚えてなかった。
晴秋は泰葉が酒を飲みすぎないように気を付けようと心に誓うのだった。


28 : 名無しさん :2015/06/23(火) 00:41:31
妊娠7ヶ月目のある日の夜。
晴秋は入浴中で、体を洗うためシャワーで体を流している。
すると

ガチャリ

扉を開ける音がしたかと思うと、泰葉がタオルも巻かずに裸で入ってきた。(風呂なので裸は当たり前だが。)
「やっ、泰葉!?、何で!?」
「夫婦なら別に一緒に入っても問題ないじゃろ?」
「そっ、そうだけど・・・」

ちなみに妊娠7ヶ月目の泰葉のお腹はかなり大きい。
晴秋は泰葉の裸を見る。
妊娠線は全く無く、出臍になってもいない綺麗な臍。
妊娠したためか豊満な胸は前よりも大きくなっている。
あそこの毛は生えてはいるもののボウボウではなく慎ましやかに生えておりそれが逆にそそられる。
泰葉は妊娠しても尚妖艶な魅力と美しさを放っていた。

「晴秋、体はもう洗ったのかの?」
「えっ、まだだけど?」
「そうかなら都合が良いもう一回体を洗わせるのもどうかと思うからの。」
「えっそれって・・・・」
「ふふふっ、たまには風呂で交わるのも良いと思ってのう。」


29 : 名無しさん :2015/06/25(木) 23:10:26
「やっ、泰葉それなら風呂上がった後幾らでも相手してあげるからってうわ!!」
泰葉は晴秋を有無を言わさず押し倒した。
「はあ、わかったよ。」
晴秋は言っても聞かないなと思い相手をすることにした。
その言葉を聞いた泰葉は腰を動かし始めた。


30 : 名無しさん :2015/06/26(金) 00:29:18
泰葉が腰を動かしている間、晴秋は泰葉のお腹を見る。
妊娠7ヶ月目にしてはやけに大きい。
「なあ泰葉お腹大きすぎないかな?病院はなんて言ってた?」
「んっ?、医者のところにはここんところ最近は行ってないぞ。」
「ええっ!?行かないといけないじゃないか!!」
「あまり行き過ぎると人でないことがばれてしまいそうなのでの。」
「本当は面倒だからとかじゃないよね?」
「ま、まあそれも多分に含んではいるが・・・・」
その言葉に晴秋は呆れるのだった。


31 : 名無しさん :2015/06/27(土) 00:34:11
このような会話をしている間も泰葉は腰を動かし続ける内晴秋は限界を迎えた。
ドピュ!!ビュルビュルビュル・・・・
「あああぁぁっ!」
晴秋は泰葉の中に精を放った。


32 : 名無しさん :2015/06/29(月) 22:30:02
泰葉の中に精を放って暫くしたあと、そのままの状態で晴秋は泰葉の膨らんだ腹に手を当てる。
そして泰葉はその晴秋の手の上に自分の手を重ねる。
二人の手を当てているところが柔らかな光を帯び、ほのかに温かくなる。

ドクン……ドクン……

泰葉の胎内にいる胎児の鼓動が伝わってきた。
「俺たちの子供がこの中にいるんだな。」
晴秋は泰葉の中にいる生命を確かに感じ取る。


33 : 名無しさん :2015/06/30(火) 21:16:17
泰葉は晴秋から離れた。
「2回目以降もしようと思ったが、さすがに風呂の中だとのぼせてしまうからの、続きは風呂から上がってからじゃ。」
「やっ、泰葉っあのっ。」
晴秋は立ち上がり病院に行ってないことについて何か言おうとするものの泰葉に口に指を当てられ止められた。
「心配するなわしは一応神じゃからの。人間よりも体は丈夫じゃからわしを信じろ。」
泰葉のその言葉に晴秋は少し不安だが信じることにした。
「それいざって時は術でどうにかするわい。」
(だっ大丈夫かな〜〜)
晴秋はこうなったらもうなるようになれと思うしかなくなっていた。
その後二人は普通に体を洗ってその後は湯船に浸かり、風呂から上がった。
そして案の定その日の夜も熱い抱擁をたくさんするのだった。


34 : 名無しさん :2015/07/04(土) 15:03:11
ある日の休日、晴秋と泰葉は二人で泳ぎに来ていた。
と言ってもまだ泳ぐシーズンじゃないので来たのは近くの屋内プールである。

「建物の中で泳ぐとは変わっているのう晴秋。」
「そうかな?」

ちなみに泰葉は妊娠8ヶ月目なのにもかかわらずビキニを着ている。
そのため嫌でも大きなお腹が目立つ。
ちなみに晴秋は気付いていないが、泰葉のお腹は既に臨月並の大きさになっている。


35 : 名無しさん :2015/07/13(月) 00:31:08
「晴秋、周りを見て思ったのじゃが、屋内プールと言うのは砂浜を模しておるのか?」
「正確には海外のだよ。」
「ふ〜〜ん。」
泰葉の質問に晴秋は答える。
「でも何時の季節でも泳げるのは便利じゃのう。」
「そうだね。」
「でもわしはどうせなら一糸まとわぬ姿で泳ぎたいものじゃが。」
「だっ駄目だよ、泰葉。周りに他の人もいるんだから。」
「う〜む、ちと残念じゃ。」


36 : 名無しさん :2015/07/14(火) 19:43:14
「とにかく楽しもうよ泰葉。」

そして二人は泳ぎ始める。
普通に泳いだりビーチボールで遊んだり、イルカの形の浮き輪で遊んだりした。
波の出るプールの砂浜を模した所で遊んでいると晴秋が。

「次は本物の海に泳ぎに行こうね泰葉。」
「となるとこの子が産まれてからになるのう。」

そう言い泰葉は自分の大きく膨らんだお腹を撫でる。

「そうだね。親子三人でだね。」


37 : 名無しさん :2015/07/15(水) 22:52:34
「ところで晴秋殿、身に纏っているのが布一枚だと、あれをしたくなってしまうのじゃが。」
「あれって?」
「いつも夜にやってる・・・・」
「裸になるのと同じく駄目!!」
「ぬう残念じゃ。」
どうやら泰葉はエッチをしたいようだ。
「晴秋殿、周りに人がいるから駄目なんだよな?」
「はあ、当たり前だろ。」
「わかったわい。」
泰葉はそう言うと普通に遊び始めた。
晴秋は泰葉が諦めてくれたと思い安心しているが、晴秋は泰葉が一瞬だけ怪しい笑みをした事に気付いていなかった。


38 : 名無しさん :2015/07/18(土) 13:27:00
「泰葉、俺少し休憩するから、悪いけど一人で遊んでくれるかな?」
「別に構わないぞ。」

遊んでいる内に晴秋は少し疲れたので、休憩することにした。
泰葉が遊んでいる姿を見るうちに晴秋はウトウトしてしまいそのまま眠ってしまった。

「はっ!!、いけない休憩してたらついそのままうっかり眠ってしまった。ごめん泰葉って!?」

晴秋が目を覚ますと辺りは暗くなって人の姿もなくなっていた。
晴秋は夜になっているのだと気付いた。


39 : 名無しさん :2015/07/30(木) 18:21:12
晴秋は夜になるまで寝てしまったことに驚いたが、すぐに何故職員が起こさなかったのかと言う疑問が出た。。
もう一つ気付いたのは、閉まっている時間にもかかわらず施設が稼動しているのだ。
波の出るプールは今も波を発生させている。
「おおっ、やっと起きたか晴秋。」
晴秋は泰葉の声がした方向に振り向くと、そこには一糸纏わぬ姿になっている泰葉が立っていた。


40 : 名無しさん :2015/08/09(日) 21:21:26
「やっ、泰葉その姿は!?ってそれよりもこれは一体全体どういうことなんだ泰葉!?」

訳が分からず晴秋は泰葉に質問をする。

「ああっ晴秋殿、お主にはすまぬがワシの術で少し夜になるまで眠ってもらったのじゃ。」
「眠ってしまったのは晴秋の術か。でも何で職員は起こしたりとかしなかったんだ?それに施設が動いたままだし・・・」
「周りの仕掛けもワシの術で動かしているし、ここで働いてる人には少し幻術を掛けたのじゃ。」

晴秋は泰葉の行動に驚いていたが、一番の疑問で何故のような行動を起こしたか聞いた。
もっとも理由は大体把握出来るが・・・・

「なあ泰葉何でこんなことを?」
「なぁにお主が周りに人がいるから裸になるなとか、交わるのも駄目とか言うからの、人がいなくなるまで待つことにしたのじゃ。」
「・・・はあ、やれやれ・・・」

泰葉の言動に晴秋は呆れたのだった。


41 : 名無しさん :2015/08/15(土) 20:07:54
「それに安心しろ、帰る時には術は解いとくからの。」
「・・・はあ、わかったよ。」
晴秋はしぶしぶ受け入れたのだった。
そして泰葉は裸で泳ぎだす。(と言っても晴秋が起きる前から、人がいなくなった時点で裸で遊びまわったり、泳いでいたようだが・・)
(とは言え二人だけで他は誰もいないとは言え、裸になるのは少し恥ずかしいなあ。)
晴秋がそう思っていると泰葉は晴秋が裸にならないのに気が付く。
「何じゃあ晴秋?お主は裸にならぬのか?」
「いや、さすがにちょっと・・・・」
晴秋がどう言い訳使用か悩んでいると。
「そうかっ、晴秋お主は裸になるのは交わる時だけだからじゃな。」
「えっ!?いやっそう言うわけじゃ!?」
「遠慮するな、遠慮するな。ここにはワシら二人以外誰もいないし、人が来ないよう結界も張ってあるしの。」
そう言って泰葉は晴秋を押し倒した。


42 : 名無しさん :2015/08/17(月) 10:32:32
そして泰葉は晴秋の海パンを有無を言わさず脱がす。
すると晴秋は泰葉の裸を見た時点で欲情していたらしく一物は既に勃っていた。
それを見た泰葉はすかさず腰をおろす。
ジュブブ、ジュブブブブ・・・・
何度もやっているためか晴秋の一物はあっさりと泰葉の胎内に呑み込まれた。
そして泰葉は腰を動かし始めたのだった。


43 : 名無しさん :2015/08/18(火) 22:23:46
泰葉は散々晴秋としているため、晴秋がどのようにしたら感じる既に熟知してしまっており、晴秋専門の性の熟練者と化していた。
(はあ、どうせなら本物の海でしたかったなぁ。)
そんな晴秋は泰葉と交わりながらそんなことを考えていた。
そうこうしている内に晴秋は絶頂に達しようとしていた。


44 : 名無しさん :2015/08/21(金) 11:57:44
「やっ、泰葉・・・・も、もう駄目出る!!」
ドックンッ…
「あああああぁんっ!!」

晴秋は泰葉の胎内に大量の精を放った。
しかし泰葉はもうこの程度では満足できないらしく。

「晴秋、休んでいる暇は無いぞ2回目をやろうではないか。」
「ええっ!早すぎるよ泰葉。」
「そのわりにはもう勃っておるのう。」
「わ、わかったよ。」

こうして二回目が始まったのであった。


45 : 名無しさん :2015/08/22(土) 14:45:26
二人は騎乗位でしたので、今度は後背位ですることにした。
晴秋は普段から泰葉が主導権を握ってばかりだったのでその意趣返しで激しくしたのである。
スパァンッ、スパァンッ!!
「ふぁっ、ああんっ!!は、晴秋殿・・ちょ、ちょっと激しすぎない、ふぁああんっ!!」
「別に泰葉なら問題ないだろ?」
「み、身籠っておるのじゃぞ、も、もう少し労わらんひゃああんっ!!」
「普段からエッチしてて言う言葉かぁ?」
スパァンッ、スパァンッ、スパァンッ!!!
晴秋はどんどん激しくして行く。


46 : 名無しさん :2015/08/27(木) 19:01:58
そうこうしている内に晴秋は絶頂に達しようとしていた。

「よしそろそろ出すぞ!!」

ビュルビュルビュルッ!!!

「あっ、ああああああああっ!!」

1回目の時よりもさらに多い精を激しく泰葉の胎内に放つ。
さすがの泰葉もヘトヘトかと思われたが。

「ふうっ、晴秋もやる時はやるではないか、普段とは違う激しいのも悪くはないぞ?」
「ふぇっ!?泰葉まだ平気なの!?」
「ワシを舐めるでない、体力は自信があるからの。さてとまだまだやろうかの。」
「うぇっ、勘弁してよぉ〜。」

こうして二人は結局10回もしたのであった。


47 : 名無しさん :2015/08/29(土) 13:36:27
その後10回もした後、二人は家に帰宅した。
そして日にちが経ち、泰葉が妊娠9ヶ月目に入ったある日。
その日は晴秋は休日なので家にいる。
「なあ晴秋殿、今宵も頼むぞ。」
「はいはい、わかったよ。」
無論何を頼むとはエッチのことである。
ちなみに泰葉のお腹は双子を宿した臨月のお腹くらいの大きさになっている。


48 : 名無しさん :2015/09/01(火) 21:05:22
「おっ動いたぞ晴秋、最初は小さかったからわかり辛かったが、今では嫌でも感じるわい。」

妊娠9ヶ月目なので胎動はハッキリと感じることが出来る。

「晴秋、触ってみるか?」
「えっ?う、うん。」

晴秋は恐る恐るそっと泰葉のお腹を触る。

「ん、うわぁホントだ動いている。」

晴秋はお腹にエイリアンか何かが寄生している様だと思ったが、言葉にしたら確実に泰葉に今晩とことん搾り取られるだろうと思った。

「ん?もうこんな時間か晩飯の用意をしようか泰葉?」
「うんそうじゃの。」

泰葉は今はお腹が大きいので家事は出来る範囲でしてて、殆どは晴秋か晴秋の母親がしている。


49 : 名無しさん :2015/09/07(月) 18:56:22
そして晴秋と晴秋の母親が中心に泰葉が少し手伝う感じで晩飯を作った。
ご飯が出来たら晴秋達は食事を始める。
「いただきまーす。」
「泰葉ちゃん、お腹大分大きくなったわねぇ〜〜。」
「うむ、産まれてくるまで後もう一月じゃ。」
「孫の顔見るの楽しみだわ〜〜〜、男の子かしら、それとも女の子かしら?」
泰葉と母が楽しそうに呑気に会話をしている。
そんな晴秋は少しお腹が大きすぎるのではないのかと気にしていた。


50 : 名無しさん :2015/09/19(土) 15:55:04
「そういえば晴秋の母上殿には腹の中の子がおなごであること伝えるの忘れていたわい。」
「あらまっ、女の子なのね、泰葉ちゃんに似た可愛い子かしら〜〜〜。」
そんな晴秋の心中など知る由も無く二人は和気藹々と会話していた。
そうしている内に食事は終わったのだった。

「さて今日の夜はすることもあるし早めに風呂に入るかの。」
「あら泰葉ちゃんもうお風呂に入るの?、晴秋、泰葉ちゃんがお風呂に入るって。」
「はいはい、わかったよ。」
泰葉はお腹が大分大きくなったため、最近は一緒に風呂に入り体を洗うのを晴秋が手伝っているのである。
「晴秋殿、まだかの?」
「もうすぐだからちょっと待ってて。」
そして二人は一緒に風呂に入る。


51 : 名無しさん :2015/10/12(月) 00:18:26
お風呂に入ってすぐに晴秋は泰葉の体を洗うのを手伝う。
「ふうぅ、すまないのう晴秋、腹が大分大きくなったから自分で洗うのも一苦労なんじゃ。」
「夫婦なんだから、気にしなくて良いよ泰葉。」
「そうじゃな。」
そして体を洗い終わった二人は湯船に浸かる。
「おおっ、何時もながら思うがワシの腹が大きいから風呂の湯が溢れてしまうのう。」
「それに俺も一緒に入っているから余計だね。」
「フフッ、そうじゃのう。」
十分温もった二人は風呂を上がり服を着る。
着る服はその後のことを考え二人とも脱ぎやすい浴衣を着る。
そして少しリビングで寛いだ後、二人は寝室に向かうのであった。


52 : 名無しさん :2015/11/04(水) 00:50:11
寝室に着くと二人は服を脱ぐ。

「何時見ても不思議だよな、この中に人が入っているのかと思うと。」
晴秋はその大きくなった泰葉のお腹を触りながらそう言う。
「厳密に言えば母親であるワシが人ではないから半分人ではないがの。」
「別にそういう意味で言ったわけではないよ。」
「ふふっ、わかっておるわい。」

そして泰葉は四つん這いになり、晴秋は泰葉の後ろから一物を挿入する。
ジュブブ・・・・・
晴秋は将来二人の子供が通る筈の道を自分の一物で一杯にする。
コツンッ
晴秋の一物が泰葉の子宮口に当たる。
二人の子供がいる子宮は、もうこれ以上は奥へは入らない、とそう言っているかのように閉じていた。


53 : 名無しさん :2015/11/04(水) 12:48:44
1週間ほどがたったある日、いつものように晴秋は学校へ行き母親も仕事に出掛け、泰葉は一人で家にいた。
昨晩からお腹の張りを感じていたが、泰葉は大したことないだろうと楽観視していた。

ソファーでうとうとしているとジワジワと腹に痛みが走る。
「んっ……」
大きくせり出した腹に手を当てる。
少しすると痛みは引いた。
「なんじゃ今のは…」
規則的に起こる痛みに疑問を感じたが、張りが強くなっただけだと思っていた。

しばらくするとさっきより強い痛みが走る。
「うぅ〜っ、痛ぃ……」
このとき初めて陣痛だと感じた。
予定日より2週間以上も早いためまさかと思っていた。
「う…生まれるのか…!!」
不安になりながら腹を擦った。
「痛い〜〜っ…晴秋ぃ…」
泰葉は腹を抱え背中を丸める。
陣痛を感じてから3時間ほどしかたってないが、進みが早いらしく、かなり強い痛みになっていた。


54 : 名無しさん :2015/11/04(水) 13:25:15
一方晴秋は昼頃になり帰る支度をしていた。
幸運にも今日は午前の講義だけで終わりだった。
「いてて…」
腰痛持ちでもないのに今日は腰が痛む。
(なんだろうなぁ…さっさと帰るか…)
その痛みは泰葉の思念とシンクロしてるものであった。
まさか泰葉が産気付き、陣痛に苦しんでるとは思いもしなかった。
友人たちの誘いも断り、晴秋は家路を急いだ。

その頃、泰葉の陣痛はすでに10分間隔ほどに短くなっていた。
「はぁ、はぁ、うぅ〜あ゙ぁぁんっ…」
四つん這いになりクッションに顔を埋めながら尻を振る。
本能的に痛みを逃す姿勢になっていた。


55 : 名無しさん :2015/11/04(水) 13:27:11
晴秋は家に着き、玄関を開ける。
「ただい……」
「ゔぅ〜〜ん……ぅあ゙ぁぁ…」
リビングから泰葉の唸り声が聞こえていた。
「泰葉!?」
靴を脱ぎ捨て、かばんま投げ出しリビングに走る。
そこには腹を抱えて痛みに喘ぐ泰葉の姿があった 。
駆け寄る晴秋に泰葉は腹をさすりながら訴える。
「晴秋…腹が痛いのじゃ〜…生まれるぅ〜っ」 「ええええー!!!」
晴秋の心臓は飛び出しそうなほど拍動した。
「どどど…どうしよう…母さんもいないし…!!」
晴秋はパニックになる。
泰葉はお構いなしに晴秋にすがり付いた。
「あ゙あぁぁ〜っ痛いぃ痛いっ」
「とにかく病院に………は……!!」
病院につれていこうとしたが、泰葉は人間じゃない。
生むときは下半身を露ににしなければならないのに、こんな状態で耳と尻尾を隠していられるか。
子供だってどんな姿で出てくるかわからない。
変に冷静に考えた。
(病院はまずい……うちで生むしか……!!)
晴秋は覚悟した。
「泰葉!ちょっと待ってて!」
晴秋は使ってない布団を集めてリビングに急ぐ。
泰葉のために産褥を作った。
時代劇か何かで見たことを見よう見真似でやった。
「泰葉、脱がせるよ」
「ああ…」
陣痛の波が治まってる間に履き物と下着を脱がせる。
だがその間にも痛みはひっきりなしに襲ってくる。
「うっ、来た…んんぅ〜〜痛ぁい!!」
とっさに四つん這いになり腹を抱える。


56 : 名無しさん :2015/11/04(水) 17:36:28
しかし陣痛が始まってから1時間も経つのになかなか出てくる様子がない。
それもその筈、今の泰葉のお腹の大きさは三つ子の臨月くらいの大きさである。
子供が一人なのにもかかわらず、この大きさだと難産になることに晴秋は覚悟していたが・・・・
「くそっ俺はどうすればいいんだ!?」
この状況に晴秋は悩んでいた。


57 : 名無しさん :2015/12/09(水) 03:32:36
とりあえず震える手で母親の携帯に電話を掛けてみた。
何回かの呼び出し音の後に「ただいま電話に出ることが……」とお決まりの音声案内。
当然ながら繋がらない。

仕方がないので留守電にメッセージを入れた。
「かっ母さん!泰葉に陣痛が……!子供が生まれそうなんだっ早く帰ってきて!」
たどたどしく叫んだ。
「うぅぅぅぅっ!痛いっ痛いのじゃぁ!」
その間にも泰葉は腹を抱え痛みに喘ぐ。
「…そうだ!」
何かを思い出した。
「泰葉!ひっひっふーだよ!」
晴明は突如、泰葉にラマーズ法を促した。
出産シーンで必ずと言っていいほどでで来る方法だ。
「ひぃっひぃっ…ふぅぅぅっ!あぁぁぁっ!」
泰葉も痛みに耐えながら必死に真似てみる。


58 : 名無しさん :2015/12/09(水) 20:58:47
それでも胎児が大きすぎるためか一向に出てこない。
「くそっ!!こんな時俺はどうすることも出来ないのか!?」
そう自分の不甲斐なさを嘆いていると、晴秋はふと一週間程の前のことを思い出す。
それはあのエッチの時のこと。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「ごめん泰葉、これ以上は奥に入りそうに無い。」
「構わん、このままでしてくれ。」
泰葉の言うとおりに晴秋は始める。
ジュチュッジュチュッ!!
晴秋の一物が子宮口をノックするように突く。
「ああっ!!、晴秋っ、晴秋いぃぃぃっ!!」
晴秋の突きはあまりにも激しく、ついには固く閉ざしていた子宮の入り口を開き子宮の奥に入る。
「あああんっ♪」
交わりは数十分程続いた後、晴秋が絶頂に達しようとする。
「泰葉、で、出る!!!!」
ビュルッ!!ドバアァァァァ・・・・・・・
「ああああああっ・・・・・・・・・」
暫く二人はその状態だったがやがて、
「晴秋、お腹の子供については心配するな強いて言うならこの子が産まれる時に傍にいてくれないか?それだけで頼もしいのじゃ。」
泰葉は晴秋にそう語った。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「よく考えると、傍にいることそれだけでも十分俺が出来ることじゃないか。」
晴秋は泰葉の傍に一時に離れないことにした。
しかし数時間すると苦しそうだった泰葉の顔はケロリとした顔になっていた。


59 : 名無しさん :2015/12/09(水) 21:03:56
「あれ何かケロリとしてるけどお産は?」
「どうやら腹の中の子はまだ産まれたくないようじゃ」
「陣痛は?」
「まだ続いてはいるが、さほどきつくない。」
「ねえ泰葉それって大丈夫なの?」
「まだ破水もしていないからの、人間ではないワシなら問題ない。」
「は、はあ・・・・・」

結局その日は産まれなかった。
その後も陣痛が何度か起きたが産まれてくる様子は無く、何だかんだで予定日を迎えてしまった。

「はあ早く産まれると思ったら結局予定日になったか・・・・・今日こそちゃんと産まれるかな・・・」
「大丈夫いざとなったら自分で腹を切って赤子を取り上げるわい。」
「泰葉なら問題なさそうだけどやめて。」

このままだと本当にやりそうなので今日こそは産まれて欲しいと晴秋は思った。


60 : 名無しさん :2015/12/09(水) 21:17:42
「ってまた母さんいない時にかよ!!」
泰葉は予定日の昼に産気づいた。
「ううううーーーー!!!ううううーーー、はよう出て来いーーーーーー!!!」
やはり胎児が大きすぎるため一向に出てこない。」
とりあえず晴秋は前に泰葉にラマーズ法をやらせる。
「ひっ、ひっ…ふううううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!!!!!」
そうしている内に泰葉のあそこが大きく広がり始めた。


61 : 名無しさん :2015/12/09(水) 23:25:44
晴秋は広がり始めたため、頭が見えてくるかと思ったが、見えたのは子宮口で胎児の頭が見えてくる気配が無い。

「うぐぐぐぐ・・・、こうなったらやはり腹を切って・・・・・・」
「泰葉、頼むからそれは最後の手段にして。」
「なら晴秋、お主の手で子供が通る穴を広げてくれないか?」

大きくなりすぎたお腹を抱えながら泰葉が頼む。

「穴って・・・・・・」

無論あそこのことである。
晴秋はあそこに手を突っ込むのを躊躇ったが、夫婦なんだし今更と思い手を入れ広げようとする。


62 : 名無しさん :2015/12/10(木) 07:54:33
晴明は泰葉を四つん這いにさせ、膣に手を指先から少しずつ挿入していった。
すると…

「あ……え?」
晴明の手がほのかに光を帯び、吸い込まれるように膣に入っていく。
「んん……あ…ん」
泰葉はため息混じりに艶めいた声を出した。
力を入れずとも膣内に余裕が出来ていく。
胎児の妖力と父親である晴明の妖力が共鳴し、泰葉の膣を広げたのだ。
(生まれたがってる…!)
晴明は本能的に感じ取った。

膣から手を抜くが、見た目には広がっている様子は見受けられない。
物理的にではなく本当に妖力で広がっているようだ。

「うぐっ……!?」
泰葉が下腹を抱え背中を丸める。
「泰葉!?どうしたの!?」
「は…腹が圧迫されてるようじゃっ……うっあぁぁいきみたいぃ〜!!」
早速と言わんばかりにいきみがかかってきたようだ。
「いきみ!?」
さすがにいきみの衝動までは知らなかった。

「はぁ、はぁ…あぁっ…うぅぅぅんんんん!!!!」

バシャアァァァッ……

泰葉が力一杯いきむと膣から液体が溢れ出た。
破水したのだ。
「うわぁっ!!」
大量の羊水に驚く。
尿ではないことくらいはわかった。
(これ破水ってやつ!?)
「はぁっあ゙あぁぁんっ!!ぅあ゙ぁぁぁんんんっ!!」晴明がオタオタしてる間にも泰葉はいきみ続けた。


63 : 名無しさん :2015/12/10(木) 23:42:35
破水はしたもののまだ頭が見えてこなかった。

「うううううっ・・・・・、うううううううううううぅぅぅぅぅんんんんーーーーーーーーっ!!!」

それでも泰葉は息み続けた。
ズルッ!!!と音がする。
晴秋はついに頭が出たのかと思ったが、そうではなかった。
胎児が余りにも大きい上に、子宮口がまだ広がりきっていない状態で無理に息んだため子宮が出てきてしまったのである。
泰葉の膣からは大きな子宮が芋虫のように頭を覗かせていた。


64 : 名無しさん :2015/12/11(金) 00:29:19
出てきたのが胎児ではなく子宮だと気付いた泰葉は。
「くっ、子袋の方はまだ開ききっていなかったか、すまんが晴秋子袋のほうも広げてくれないか。」
泰葉は晴秋に頼んだ。


65 : 名無しさん :2016/01/28(木) 00:23:37
晴秋は泰葉の膣から飛び出た子宮を見る。
まだ開きっていない子宮口が閉じたり開いたりを繰り返しており晴秋にはそれが別の生き物に見えた。
晴秋は今度は恥ずかしさで触れるよりも不気味さで触れるのを躊躇ったが覚悟を決め子宮口に指を入れ始める。


66 : 名無しさん :2016/02/27(土) 17:48:27
晴秋が泰葉の子宮口に指を入れたその時大きな衝撃を感じた。
「ぬおっ!?子供が無理やり産まれようとしている!!」
「えええっ!!?」
「晴秋こうなったら広げている暇はない、このままこれ以上子袋が出ないように押さえてくれ!!」
晴秋は泰葉に言われたとおりに泰葉の子宮を支えた。
その状態で泰葉は息む。
「うぐぐぐ・・・・・ぐぐぐぐ・・・・んんんんんんんんんんんんーーーーーーーっ!!」
子宮口が徐々に広がっていき胎児の頭が見え始めた。
ミチミチミチッ!!
胎児が大きいためか子宮口が嫌な音を立てて広がる。
そして泰葉は最後の一踏ん張りを入れる。
ジュルウリッ!!
大きな音を立てて平均よりも大きな赤子が産まれ落ちた。
「ふう、やっと産まれたか。」
「思ったとおりかなり大きいよ泰葉。」
「ああそうだな、しかしかわいいのう。」
「うんそうだね。」
泰葉はまだ膣から子宮が出ているのを気にせず赤子を抱く。
そして二人はこれから賑やかになるであろう日々に思いを馳せるのであった。

狐の花嫁
  END


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