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another world
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ここに着いて早1年。
何故、こうなったんだ。
俺の名前は、佑都。15歳。
朝練の途中で引かれそうだった子犬を助け、目が覚めたら知らないベットに寝かされていた。
目が覚めたところは、この世界の王が住んでいる所、つまり宮殿のベットに寝ていたのだ。
で、俺を拾ってくれたのは、この世界の王の第2皇子、レイモンディーア25歳だ。
レイは綺麗な絹のような金髪で、真面目で冷静で一見怖そうだけど実は優しい。
で、なんかいつのまにか恋して恋人になってたんだけど、俺は実はこの国にきてから、いつのまにか女性になったんだ。胸と体型は変わっていないけど男性器はなくなって代わりに女性のあそこができてしまった。
で、抱かれているうちに妊娠し、今、臨月。ちなみにレイは三兄弟の次男で長男と次男は宮殿に正室以外に3人側室がいるが、レイだけは俺一人らしい。
・佑都
148センチ
異世界からやって来て女になっちゃっていつのまにか第2皇子との間に子供ができ現在臨月。
この空気の違いかお腹の子供はかなり大きめ。
・レイ
190センチ
第2皇子
秀才で主に国政をまとめている。
口数がすくなく、冷静沈着のため、近寄りがたい存在。
あまり口には出さないが佑都が大事。
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「ん。。。ユウト、起きたのか?」
「うん。レイ、おはょ。」
夫婦になってから俺とレイは同じベットで寝起きしている。
この国では下着はなく、夜はなにも着ないで寝るのが当たり前だと聞いたときは驚いた。
いつのまにかなれたけど。
で、もうそろそろ使用人たちが呼びに来るから起きないと。
いまは慣れているけど一年前にレイと始めてあった頃は慣れるなんて思ってもいなかった。
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そして起きて俺はすぐに腹部の違和感を感じる。
「どうしたユウト?」
「何か腹部に違和感が・・・・・・・」
「もしかして産まれるのか?」
「いや、わからない。」
正直言ってこれが陣痛なのか俺にもわからなかった。
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「どのくらい痛むのだ?」
「いや、痛いというよりも何かお腹が変な感じ。」
「そうか、とりあえず念の為に準備でもしておくか。」
「そうだな。」
そう言い俺は風呂場に向かう。
レイの世界では出産の時は体を洗い清めるのが慣わしとなっているからだ。
そして俺は既に裸なのでそのまま風呂場に入った。
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体を洗い湯に浸かっていると下腹部の違和感はその内痛みに変わってきた。
ズキンッ
(くっ、どうやら本当に産まれそうだな。)
俺はそう思いレイにこの事を伝えるため、すぐに風呂から上がる。
そして更衣室で体を拭こうとすると、股間に違和感を感じた。
あそこから水が流れてきたのだ。
「えっ!?漏らした?前兆なかったのに・・・・ってこれってもしかして・・・・・・・」
俺はすぐにそれが破水だと気がついた。
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「おいレイ!!」
俺はすぐにレイを呼ぶ。
「どうした、ユウト?」
「やっぱり陣痛だった。もう既に破水したからすぐにベッドに行く。」
「ああわかった。」
破水したことを聞いたレイはついに来たかという顔をしていた。
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ベッドに来た頃には陣痛は強くなっていた。
「さっきまでそこまで痛くなかったのにかなり痛くなってきたじゃないか。」
「大丈夫か?」
「ああなんとか。」
とは言えかなり痛いのだが、泣き言をあまり言いたくなかったので、俺は意地を張ってしまった。
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そうしていると医者がきた。
どうやらレイが呼んだらしい。
「子宮口を確認するぞ。」
医者がそう言い俺のあそこを見る。
少し恥ずかしいな。
「よし全開しているな息んでいいぞ。」
医者にそう言われ俺は息み始めた。
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「ふぐううううううううーーーーーーー!!!んぐううううううううーーーーーー!!」
俺はとにかく息んだ。
しかし胎児の進みが悪く、全然進む気配がない。
前に検査した時に胎児が大きいと言われたので覚悟はしていたが・・・・・・・・・
「どうだ?」
「やはり思ったとおり、胎児が大きいので中々進まないようです。お腹を押したほうがいいかもしれません。」
「ではそれは私がやろう。」
レイは医者の提案にそう答えた。
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そしてレイが俺のお腹を押し始める。
「うぐっ!!ぐあああああーーーーーーっ!!!」
俺は痛さのあまり悲鳴を上げる。
「大丈夫か!?耐えてくれユウト!!!」
レイはそう言って俺を励ます。
しかしそれでも胎児は中々進まなかった。
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「進みが悪いぞどういうことだ?」
レイが医者に静かながらも焦りを含んだ声で聞いてきた。
「恐らくユウト様は男性だった時と体型は変わっていないので骨盤が狭いのではないかと。」
「どうすればいいのだ?」
「まずは会陰切開をしてみます。」
そう言い医者は俺のアソコに鋏を入れる。
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ジョキンッ!!
「ぎゃああああーーー!!!」
麻酔無しで切ったため俺は思わず悲鳴を上げる。
「これで出やすくなったはずです。とりあえずお腹を押し続けてください。」
医者に言われレイは俺のお腹を押し続ける。
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俺は陣痛の痛みと会陰切開の痛み、そしてお腹を押される痛みで危うく気を失いかける。
(まずい、このままじゃ・・・・・)
そう意識が朦朧としていたところで医者が何か言ってきた。
「おお頭が見え始めましたぞユウト様。」
「だそうだぞ、ユウト頑張れ。」
レイのその言葉に俺は意識を取り戻しそして息む力を強めた。
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そして息み続けていると胎児は頭が完全に出た状態になった。
「ユウト様、赤子の頭が完全に出た状態になりましたぞ。」
「もう少しだ頑張れ。」
俺は医者のレイの言葉を励みに息み続ける。
そして少しずつ胎児は進んで行き、腰の辺りまで出てきた。
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しかしの後もう一歩というところで俺の体力に限界が来てしまった。
「ユウト!?しっかりしろ、ユウト!!」
レイが俺に声を掛けてくる。
「もうここまで出てきているので、後は引っ張って出しましょう。」
医者がそう提案してきた。
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「そうだなそうしてくれ。」
レイは医者にそう返事をする。
「わかりましたでは引っ張りますぞ。」
そう言い医者は胎児の腰を掴み引っ張り始めた。
ミチミチッ!ビリッ!!
「ぎゃあああああーーーー!!!」
引っ張って産道を進んだためためか俺のアソコは少しだけ裂けてしまった。
しかし出口が広がったためか、スルスルと引っ張られていきそして・・・・・
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スポォンッ!!
ほぎゃっ、ほぎゃあ!!
「産まれましたぞユウト様!!」
大きな音と共に俺とレイの子供は無事産まれた。
「ご苦労だったぞ、ありがとう。」
レイがそう労いの言葉を掛けてくる。
その間医者は少し裂けた俺のあそこの傷を縫っていた。
こうして俺の出産は無事に終わった。
その後俺とレイは育児でてんやわんやとなるのだが、それはここで語る話じゃないな。
another world
END
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