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from 施設 リレー小説
1熊女:2013/03/30(土) 18:49:44
まごころ産婦人科
PM3:00
ここは、まだ本日開業したばかりの小さい産婦人科産科医のマコトと妻で助産師のミオ、そして2人の看護師しかいない病院でまだ患者はいない。
ピーピー
そこへ一つの電話が近所の児童施設から掛かってきた。
「はい、まごころ産婦人科です。」
「あ、あのすみません、私夢児童施設の斎藤と言いますが、うちで生活している生徒の2人が産気づきまして、今、向かっているのですが、よろしいですか?」
「わかりました、すぐに連れてきてください!」
向かっている途中の電話越しの斎藤と言う人物の話では産気づいた生徒はサクとサキという15歳の双子らしい。
3:40
バンッ
「先生、先程連絡した夢児童施設です!」
大柄の男が大きいお腹を抱えた2人の妊婦を支えてやってきた。
「お待ちしていました。」
「右がサクと左がサキです。今まで病院に行ったことがないようで、よろしくお願いします。」

双子というだけあって2人は、そっくりではあるが、サクと呼ばれたショートカットで雰囲気が美少年のようだ。
その対にサキは、ロングヘアーで美少女である。
斎藤が書いた初診受付をみると2人とも正真正銘性別は女だった。
斎藤は双子を置いて帰っていってしまった。
これからまごころ産婦人科最初の患者の出産が始まった。

登場人物
・マコト まごころ産婦人科の産科医 産科医として名医と言われていた。
・ミオ マコトの妻で助産師 明るく人当たりがいい
・サキ 双子の姉 15歳 まごころ産婦人科初の患者
見た目は美少女であり、女らしい。Cカップ
・サク 双子の妹 15歳 まごころ産婦人科初の患者
見た目は美少年だが、正真正銘女の子 僕っ子
姉より3センチ低いことが悔しい Aカップ
・斎藤 夢児童施設の職員 双子を妊娠させた(無理矢 理レイプした)張本人 190センチの大柄の男であり、
双子との身長差30センチ近くある。

2無明:2013/03/30(土) 21:25:37
(看護師の名前とか、こちらで色々設定を追加しました)

「なあミオ………どう思う?」
ちょうど分娩台には2つの空きがあり、その準備をする傍らマコトは口を開いた。
「そうね………あの斎藤さんって人、怪しいわね」
二人は開業したばかりではあるが、産科医と助産師としての経験はそれなりに積んでいる。
だから、なんとなく感じる雰囲気を二人はすぐに読み取った。
分娩台の準備を終え、二人はすぐに陣痛室に向かった。

陣痛室では双子が隣り合わせのベッドでウンウンと唸っていた。
「モモエちゃん、様子は?」
サクの方についている看護師のモモエに声をかける。
「私がずっとついてましたけど、陣痛間隔は約6分、産婦の方の異常は今のところ見当たりません、ですが………」
「ですが?」
「どうも簡易的に測定をしてみたんですが、胎児の推定体重が3900はありそうなんです」
そう言われ、額を抑えるマコト。
「参ったな………まだ帝王切開出来る設備は備えてないぞ?」
そこに、ミオに言われて行動していた、もう一人の看護師のアキナが声をかけてきた。
「先生!夢児童施設の斎藤さんって人、帰ってきてないそうです!」
悪い予感が当たった。
マコトは諦めると、とりあえずサクに問診を始めた。

追加キャラクター
モモエ 看護師。明るく行動力があるが少し子供っぽい。性格ゆえか年下の扱いが得意。
アキナ 看護師。知的な雰囲気を持つ女性で、マコトとミオの前の職場時代からの同僚。


(次の人へ。最初でもそう言っていますし、『実は男性だった』などはなしでお願いします)

3熊女 無能さま、ありがとうございます:2013/03/30(土) 22:23:06
「サクちゃん、ちょっと見せてもらうよ。」
「や!なにするんだ!?僕に触らないで!」
サクの足元の布団をめくり、サクの足を開かせ、パンツをずらそうとしたが、恥ずかしがり、足を閉じてしまう。
「じゃあ俺の奥さんならいい?」
サクは、少し考え、頷いたため、ミオを呼び、内診してもらう。
「っうう!」
「サクちゃんは、2センチね。サクちゃん腰細いわ。サキちゃんの方は?」
ミオが素早く内診を行ったが、指を入れただけでも痛いのかシーツを掴み、痛みに耐えていた。
「サキちゃんは、俺でもいいかな?」
「ええ。」
サキは、マコトが内診をする。見た目で判断すると気が強そうなのはサクの方だが、実はサキの方が肝が据わっているのだ。
「いたあぁぁぁぁあ!」
「サキちゃんは、4センチだね。サキちゃんは、いい腰だな。」
サキは、内診の痛みに声を出して耐えていた。
カルテ
4:00 サキ 子宮口4センチ 陣痛間隔 5分 安産尻
サク 子宮口2センチ 陣痛間隔 6分 細い腰尻

4無明←読みにくくて申し訳ないですが、「むみょう」です。:2013/03/30(土) 22:52:57
(若すぎるくらいですし、ふたりともそれなりに難産だが、サクのほうが重いという解釈でいいでしょうか?)

斎藤がいない以上、マコトたちはある程度の事情をサキから訊かなければならなくなった。
しかし、いまはそれよりも出産が先だ。
子宮口の開大具合は問題ないが、なにせ初産な上若すぎるため、時間は人一倍かかるだろう。
長丁場になりそうなのはわかっていたため、マコトとミオは今のうちに、と食事を摂ることにした。

食事(といってもカップラーメンだが)を済ませ、再び陣痛室に戻る二人。
その間様子を見ていたモモエとアキナにサクとサキの状況を聞き出し、マコトは言った。
「よし、いま7cmと6cmだな?今のうちに分娩室に移動させよう。何かあってからでは遅い」

5熊女 無明さま、ありがとうございます。:2013/03/30(土) 23:09:37

いまだにサクの方は男性に触られるのを怖がっていたため、ミオとモモエがサクを支え、サキは、マコトとアキナが支えて分娩室まで歩いていくことになった。
「ううー!ちょっと待って!」
サキは、途中で陣痛がきて耐えていた。
なんとか2人は分娩室にやってきた。
「足はまだいらないか。」楽にしてて大丈夫だから。
分娩台には乗ったがまだ自由に動け、陣痛がくるとサキは寝返りをうち、サクはうつぶせで四つん這いになり、シーツをつかんで耐えている。
サク、6センチ、サキ、7センチ。
まだ体が未熟な2人はここから子宮口がなかなか開かない地獄が始まった。

6無明:2013/03/30(土) 23:37:05
初産婦はだいたい、分娩第1期に12時間ほどかかると言われているが、二人の体格を見てマコトは20時間ほどかかると判断した。
実際、2時間たっても大きな進展はない。
二人は苦しむばかりだ。
その原因の1つとして、子宮口とともに少しづつ広がるはずの産道が堅く、上手く広がらないというのがある。
これを軟産道強靱といい、外的には対処法が存在しない。
そのため、本人たちがいくら苦しもうとも、ただ時間の経過に身を任せるしかないのだ。
マコトたちはせめてもと、腰をさすったりしての苦痛の軽減に務めている。

7熊女:2013/03/31(日) 00:07:51

「あぁ!またきたぁ!!いたあぁぁぁぁあい!」
「サキちゃん、声を出して陣痛を逃さないと体力ばかりななるぞ。ほら、ここを押したら少しは聞くだろ?」
マコトは、叫び暴れるサキを落ち着かせ、テニスボールでサキの肛門辺りを押さえている。
その点サクは唸りはするが叫ばず四つん這いで陣痛に耐え、ミオに腰を擦って貰っていた。
暫く耐えていたが、少しずつ赤ん坊が降りてきているのかサキとサクは便意を催しだした。
「先生、トイレいきたい!」
サキは、陣痛が治まった頃にマコトにいった。
サクはテレテ言い出せないでいた。
特にサクはもともと便秘気味でそれは妊娠してからも同じで実は臨月入る前から一度も出ておらず、溜まっているのだ。
サキは、妊娠していても構わず便秘薬を飲んでいたため、溜まっているものは、せいぜい3日くらいだ。

8無明:2013/03/31(日) 01:29:45
「それは赤ちゃんが降りてきてるってことだよ。もう少し我慢して」
無論マコトはどういうことか知っていたが、ふたりとも思春期の女の子だ。
あまり羞恥心を煽るような真似は行けないと考え、そのように返した。

「まだいきんじゃだめだからね?もうちょっと頑張って」
「いやぁあああ………ボク、もう、む、りぃ………」
サキの方も時間がかかっているが、サクはそれどころではなかった。
狭骨盤であるために、そもそも胎児の進行が遅いのである。

9熊女:2013/03/31(日) 01:57:29

しかもサクの直腸には溜まりに溜まったものがあるため、赤ん坊というよりは、赤ん坊に刺激され、出てこようとしている便意のため、我慢は拷問に近いのだ。
「サクちゃん、もしかして便秘なんじゃない?」
サクが脂汗を流して我慢している姿を見てミオが小声で聞くとサクは顔を真っ赤にしながら頷いた。
「いつからでていないの?」
「1ヶ月くらいでてなぃ・・・。」
サクは恥ずかしそうに、最後の方は消え入るような声で答えた。
「マコト、サクちゃん、便秘が酷いみたいで、本格的な出産に入る前にすっきりさせた方がサクちゃんは、腰も細いし。」
ミオの提案でサクとサキは、出産中に大便がでないように、先に浣腸をすることになった。
そしてそこで1つ問題なのは、サクの便秘期間だ。
便がかたくなってしまい、自力で出そうにも便が固く、溜まってた分、まだ産道の硬いところに赤ん坊が、おされ、負担がかかってしまうため、手で掻き出した方がベストなのだ。
しかし浣腸作業は医師しかできないため、マコトが行うのだが、サキは、マコトが苦手のため、怯えているサクをミオとモモエが足を開かせせた。
ちなみに便秘薬を服用していたサキは、簡易的な便秘薬をのみ、分娩室にあるトイレを使用中だ。

10無明:2013/03/31(日) 02:24:08
(浣腸というか、摘便ですね。あと看護師の仕事だそうです)

ここで準備を終えたアキナに交代してサクを任せると、マコトはサキの様子を見た。
なんとか無事に出し終えたようではあるが、陣痛が強くなってきて自力で戻れないらしい。
肩を貸してなんとか、分娩台に戻らせた。

サクの摘便もかなり時間がかかったが無事に終了、あとは子宮口の全開大と破水をまつのみとなった。
この時点で双子がここに担ぎ込まれてから、半日が過ぎていた。
しかし、まだまだ全開大までには時間がかかるのであった………

11熊女:2013/03/31(日) 07:49:24

「はぁ、はぁ、っ!」
「サクちゃん、息を殺して陣痛に耐えたら赤ちゃんにも酸素がいかないでしょ?ひっひっふー、よ!ひっひっふー。」
サクは、陣痛がくる度に息を殺して陣痛に耐えていた。
「はぁ、はぁ、こんな・・・こど、も・・・もん・・・。」
「ん?」
ミオはサクが何かいいたそうたったが、聞き取れなかった。

「いったあぁぁぁあ!せんせ、まだぁ?」
サキは、モモエにしがみつき、マコトに腰を擦ってもらいなかまら叫んでいた。
「まだまだだ。ほら、何かのむか?」
途中で2人のために水とスポーツドリンクを買ってきたのだ。

12名無しさん:2013/04/01(月) 00:34:24

「あ、ありがとう。」
サキは、叫ぶ声と陣痛で体力を消耗したのか、ストローでスポーツドリンクをごくごく飲んでいく。

夜中の12時を回った頃だった。
「せんせ、何か、でてきた。」
陣痛も3分間隔で子宮口も8センチまで開いたサキが破水したのだ。
「破水だ。赤ん坊を包んでいる膜が破けただけだ。まだ息んでも赤ん坊は出ないから息むのを我慢しろよ。」
股から液体がでてきたとパニックっているサキにマコトが説明した。
サクは、陣痛間隔は、サキ同様だいたい3分間隔でおそってくるが、子宮口が6センチから開く気配がなく、赤ん坊もなかなか降りてこないため、陣痛がくる度にうんうん唸りながらも耐えるしかなかった。

13熊女:2013/04/01(月) 20:44:33

「サクちゃん、ちょっと辛いかもしれないけどちょっとスクワットしてみようか?」
なかなか子宮口が開かないサクのためにミオが提案した。
「っ!」
「ゆっくりでいいわよ。」
サクはミオの提案にゆっくり起き上がり、ミオとアキナに支えてもらい、床に足をつけた。
「足をゆっくり腰を落としていくわよ。陣痛がきたらいってね。息を止めちゃダメよ。」
「ぅ、ぅん。ふぅーーーふぅーーー。」
サクは息を吐きながら腰を落としていく。

14まりも:2013/04/02(火) 00:47:46

「うぅーー!まだぁ?」
「まだだ。」
破水したせいかサキは、息みたくてしょうがないが、まだ子宮口が開かない。
マコトの考えで、サキもまたサクまでとはいかないがサキも腰が細く、幼さが残るため、子宮口全開までは息ませたくない。
「あぁーーーー!もうむりぃーーーーーー!」
「あ、こらまだいきんじゃだめだって!息むと赤ん坊が苦しいだけで意味がないぞ。」
「そんな、の、知らないわ、うぅーーん!」
しかしサキとしては息みたくてしょうがなく、赤ん坊に愛着があるわけではないため、自分が少しでも早く楽になりたいと息んでしまう。

15無明:2013/04/02(火) 01:48:35
だが、そのいきみの効果があったらしく、少しづつとはいえど胎児が産道を降り始めた。
「むやみにいきんじゃいけない。痛いのに波があるだろ?それの頂点にあわせていきむんだ。そうしないと、君だって疲れる」
優しく、諭すようにいうマコト。
そのせいか、サキは少しづついうことを聞くようになってきた。
だが、問題はサクの方である。
かなりの時間陣痛に耐えていたが、サクの方が体力の消耗が激しかった。
徐々に激しくなる陣痛の前に、立てなくなってしまったのである。

16熊女:2013/04/02(火) 08:16:04

「マコト、サクちゃんを乗せてもらえない?」
さすがにもうサクの体力的に無理だと判断したミオは、サキの方についているマコトに手伝ってもらい、サクを分娩台に乗せた。
少しはスクワットの効果はあったが、子宮口一センチだけだった。
そんなときにサキが自分もつらいはずだが、マコトにサクのことを話し出した。
「はぁ、はぁ、んんー、せんせ、サク、大丈夫?サク、と、わたし、双子じゃないの、サクは、2つ下、まだ、生理、も、なかったの、に、私のせい。。。」
サキのはなしを聞くとサクは、13歳でもとは自分のみが斎藤の性行為を受ければ2人の施設をでたあとの暮らしを援助するといいだしたのだが、斎藤が裏切り、サクにも矛先をむけたというわけらしい。
確かにサクの方が体が未熟なのは思っていたマコトは納得した。

17まりも:2013/04/02(火) 23:31:32

「13歳ってまだ中学1年生ってことよね?残酷なことを。」
「可哀想。」
「酷い。」
女性人は絶句である。
「ん、あぁーーーーきたあぁぁぁぁ!」
サキは、話終わるとまた息みだした。
「お、いいぞ?いいタイミングだ。」
サキは、出産用に分娩台に足を固定されて息みだした。
マコトのアドバイスでなんとか赤ん坊が降りてきた。

18無明:2013/04/03(水) 03:58:57
「ここからが一番危ない時だ。アキナ、会陰切開をするから介助を頼む」
「任せてください。相手がどんなだろうと、赤ちゃんに罪はないですから」
マコトの指示に従い、てきぱきと動くアキナ。
用意したのはメスとクリップ、そして縫合用の針と糸だった。
するとマコトは何のためらいもなく、サキの秘所をメスで少し切った。
わずかに血が流れるが、サキは痛みを感じる余裕もないようであった。

19熊女:2013/04/03(水) 21:59:29

「サキちゃん、おへそ辺りを見るようにして息むのよ!」
アキナは息むサキの背中をゆっくり起こし、少しでも力が入るよう手助けをしながらアドバイスをし、サキもそれに従い、赤ん坊の真っ黒い頭が息む度に少し見え隠れてしだしたのだ。
「サキちゃん、いいぞ。吸引がいるかと思ったが自力でいけそうだな。」
ガーゼで秘所を覆いながら赤ん坊の出てくる様子を見ているマコトが呟いた。

20まりも:2013/04/03(水) 23:56:00

「はぁ・・・はぁ・・・ぃたぃ ・・・っ!」
その頃サクは、相変わらず子宮口の開きが悪く、やっと7センチ少しというどころだ。
「サクちゃん、頑張ろう。腰少しは楽かな?」
ミオは少しでもサクが楽になるように腰や肛門をぐいぐいおしていた。
子供も出てきたいのか開ききらない子宮口を内側から押しているため、早くだしたくてしょうがないさくだが子宮口と赤ん坊の頭を考えて全開まで息ませれないため、サクは、息むこともできずにただ痛みに耐えていた。

21熊女:2013/04/06(土) 01:42:56
「んーんーーー!、はぁ、はぁ、まだ?」
「もう頭が引っ込まなくなったから、あともういひとふんばりだ。」
サキの股関からは、赤ん坊の頭が引っ込まなくなっていた。
しかしこれはこれで大変だった。
赤ん坊の頭が大きく、切開はしてあるもののなかなか発露から変化がないのだ。

22名無しさん:2013/04/07(日) 01:26:55

「お腹を押して赤ん坊が生まれるのをたすけるか。」
なかなか発露のまま進まないため、マコトはサキのお腹を押し、赤ん坊をだすことにした。
そのため、マコトはサキののっている分娩台に乗り、サキを跨ぐようにして、たち膝になった。
「さきちゃんは構わずに息んで。俺は息みに合わせてお腹を押していくから。」
マコトの指示をうなずいて答えるサキ。

23名無しさん:2015/08/21(金) 12:56:39
「それじゃサキちゃんお腹を押すよ。」
マコトはサキの息みに合わせてお腹を押していく。
「んんーっ、んんんーーーっ!!!」
お腹を押すたびに徐々に胎児の頭全体が出てきはじめた。

24名無しさん:2015/09/03(木) 17:53:02
ズリュッ!!
音と共に胎児の頭が完全に出てくる。
「よしっ、頭が出てきた。このまま出てきてくれると良いんだけど・・・」
一方サクの方はなかなか変化が無かった。

25名無しさん:2015/09/09(水) 17:59:15
「う~~んなかなか開かないわね。大丈夫サクちゃん?」
子宮口が中々開かないのにも関わらず胎児が子宮口の内側から押しているためサクは苦しんでいた。
一方サキの方は対照的に胎児の頭が出てきてから順調に進んでいた。
「よしこのままいけば産まれるぞ、あと少しだ頑張れ!!」
「んんーーーっ、うううーーーーっ!!」
サキは息み始めた。

26名無しさん:2015/09/21(月) 07:29:22
「よし!!、もう息まないで力を抜いてサキちゃん!!」
マコトはサキにそう指示する。
ズリュリッ!!!
サキが息むのをやめると大きな音と共に胎児が産まれ出る。
産まれたのである。

27名無しさん:2015/10/02(金) 20:50:00
「おめでとうサキちゃん!!女の子よ。」
アキナはサキに産まれたばかりの子供を抱かせる。
「これがわたしの赤ちゃん・・・・・」
最初は赤ん坊に愛着がなかったサキだが流石に産まれてくると何か感じるところはあるようだ。
一方サクの方は中々進展が無かった。
そもそもまだ破水すらしていないのだ。

28名無しさん:2015/10/12(月) 10:00:18
「まだ破水していないうちに大きい病院に連れて行くか。それとももう少し様子を見るべきか。」
もし破水してしまったら他の大きい病院に運んでいく余裕がなくなる。
マコトはどう判断したらいいのか悩んでいた。

29名無しさん:2015/10/15(木) 20:19:46
マコトが悩んでいるとモモエが。
「先生、患者が!!!」
サクが中々産まれてこない難産の激痛のあまり気を失ってしまったのだ。
「まずいこのままでは!!」
母子共に危ないのは目に見えて明らかだった。

30名無しさん:2015/11/04(水) 23:05:39
「サクちゃん!!、サクちゃん!!」
結局サクが目を覚ますことはなく、サクは大きな病院へ緊急搬送され帝王切開で子供を産んだ。
その後、二人を孕ませた斎藤は警察の捜査により見つかり逮捕された。
そして裁判で有罪判決が出て斎藤は二人とその子供に養育費を支払うことになった。
二人は無事に退院し元気に子供を育てている。

from 施設

  終

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