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捧げられた者
1ROM:2012/12/20(木) 23:40:34

「で、今回は君なの?」
俺(慎)は今、壮絶にヤバい状況と思う。
俺が住むこの村は昔から代々10年に1度神に清らかな体(所謂処女)の女を捧げてきたが、この村は20年前までアマゾネスの村で自然妊娠する村であったが、俺の父たちが占領し、今では男女9対2の割合で圧倒的に男のが多い村になってしまった(というかここ10年男児しか生まれていない)。
原因として考えられるのは、前回行われるはずだった神へ捧げる女を捧げなかったことだ。あれからこの村は代わり始めたらしい。で今年は、祝うことになった。まだ男たちは神がいるなんて迷信と信じていないから男の俺を捧げ、村唯一の神社の神殿と呼ばれるところにいるけど、扉をびっちり閉められ、まさか俺も誰も来ないだろうと寝転がっていた矢先にヒュゥッと風とともに着物を来た1人の男の人がたっていた。
で、今に至る。

登場人物
慎(シン)10歳
両親が他界しており、好都合のため選ばれた
気が強く、正義感も人一倍

2ROM ここからリレーお願いします。:2012/12/21(金) 00:09:40

「初めまして、慎くん。」
な、なんでこの人俺の名前を知ってるんだ?村の人か?
「僕は、ここの地神の聖爛。10年に1度、発情期があるのに前回は、誰も来ないから自分で抜くしかなかったから寂しかったな。でも今回は、楽しめそう。しかも今年は1000年に1度の大事な年なんだよ。」

「大事な年?」
すでに俺、押し倒されてて、発情期ってヤバい状況?しかも1000年に1度ってなんだよ!!

「そう。慎くんが僕の次の神を産むんだよ。」
「俺、男!?」
「そんなの知ってるよ。準備しないと。ちょっとくすぐったいかも知れないけど我慢してね。」
聖爛が何か見たこともない虫を取り出してきて俺の股間辺りに手をやると性器と肛門の間がムズムズしてきた。
「壊虫で産道と子宮を作ってるからちょっと。待っててね。」

しばらくして体の違和感がなくなるとどうやら終わったらしい。
「うん。完璧。これでやっと僕と慎くんの赤ちゃんが作れるよ。」
「んひゃあ!?」

この日から毎日、発情期の神に作られたばかりの女性器で散々犯されることになり、すぐに神の子を孕んだ。

神=聖爛 中性
この儀式があるまで、発情期の時は見境なく、村のアマゾネスを襲っていたため、今の儀式ができた。
顔は両方の姓を持っているせいか、中性で綺麗顔。優男にしかみえないが、発情期は問答無用で危険人物と課す


神の子は1年孕んで育てて式神とともに産まれてくるため、多産になる。

3123:2012/12/21(金) 01:43:41

「んーー、このお腹に僕と慎くんの赤ちゃんがいるんだねー。」
聖爛は、まだ発情期が終わらないから行為のあと、俺のお腹にスリスリしてくる。
「はぁはぁ、ひゃあん!」
発情期の間は相手側の俺も発情するみたいで、お腹を触られるだけで感じてる。
「んふふっ。慎くん、僕気に入っちゃったぁ。式神も4つと僕と慎くんの赤ちゃんが2人。楽しみだなぁ。」
式神は、ダチョウサイズの卵から産まれてくるらしい。神の子は普通なのか?

4ROM:2012/12/22(土) 02:03:37

「慎くん、見てごらん?元アマゾネスの人たち、必死でお祈りしてるじゃん?」
「あぁ。」
「神の子が産まれてくる1年、神への祈りがあればあるほどいい神が産まれてくるってあるんだよー。」
へぇーだからそれがいい伝えのアマゾネスたちは毎日お祈りにくるのか。

ちなみに俺の食事は毎日三回捧げられるものを食っている。
それで神が育つんだから気兼ねないな。

5無能:2012/12/23(日) 01:23:10

ちなみに俺の身体は神の子を宿してから人間に見えなくなるそうだ。
「もうすぐ豊作を願ったお祭りがあるから一緒にみにいく?」
「どうせ見えないんだろ?」
「まぁそうなるけど。」
それなら意味ないけど。

「いこ、いこっ。ここにいても暇だしたまには息抜きしなきゃ。」
ちなみに俺のお腹はまだ3ヶ月だけど卵とか子供とかいるからか少し膨らみかかっている。
そういえば神の子にもつわりとかあるのか?

6ROM:2012/12/23(日) 02:09:17

「しょうがないな。」
「じゃあ決まりだね。」
聖爛はニコニコしながら俺に抱きついてきた。
もちろん俺のお腹がつぶれないように抱き締めてくれているが。
豊作を願ったお祭りの日になった。今日から1ヶ月開かれる予定だ。
屋台とかは俺と聖爛がいる神社を拠点としてつらなっている。
午前中に豊作を願った願掛け?儀式があるからそれからいくみたい。

7無能:2013/01/05(土) 02:29:55

「巫女の舞は何千年みても可愛いし、楽しいね。」
「少しは座って聞いたらどうだ?」
ほんと、その格好、丸っきりオヤジだよ。
聖爛は寝転がって尻掻いて寛いでるし。
これが豊作を祈って神へ捧げる舞を受ける側の態度かよ。

「気にしない、気にしない。あちらには見えないしね。」
こんな神だとわかったら絶対崇拝したくないな。

「んーん!やっと終わったぁ。早速いこうか?」
儀式が終わり、早速祭に出掛けることにした。

8ROM:2013/01/06(日) 00:36:59

「外は気持ちいいねー。久しぶりの外で転ばないように。」
「わかってる。」
聖爛は、俺の腰に手を当ててエスコートしながらニコニコしている。
「せっかくだし、町人なろうか?僕も昔は、たまに人間になってたし。まぁ慎くんに対する記憶はないから捧げられた者がいるってことにならないからね。」
ふぅーん。人に見えないっていったけどそんな能力もあるんだ。
まぁ身寄りがないから問題ないけど。

俺と聖爛は林で人間に見えるようになって、出店に出掛けた。

9名無しさん:2013/01/08(火) 13:36:10

祭は大繁盛で終わった。

またしばらく社で缶詰め状態だ。
「大分お腹大きくなってきたね。」
聖爛は、俺の腹に顔をスリスリしてくる。
俺のお腹は妊婦にしてはまだ6ヶ月くらいなのに腹がでかくなってきたし、赤ん坊がモゾモゾ動いている。
聖爛曰く、動いているのは神の子だけらしい。

10妊蔵:2013/01/10(木) 01:57:19

「元気のいい胎動だぁ。僕との赤ちゃんが元気に育ってるってことだね。」

聖爛は嬉しそうにまたお腹に顔を当てている。
こうしてみると神よりも赤ん坊を心待にしている旦那みたいだな。

「そろそろ医龍にみせにいくか?」
「医龍ってなんだ?」
「医龍は、神の医者だよ。充分安定期に入ったし、満月の夜に天界で健康診断受けにいこうと思うんだよね。」
神にも医者がいるんだなぁ。俺と聖爛は、満月の夜に天界へ健康診断にいくことが決まった。

11無能:2013/01/10(木) 23:27:58

満月の日
「慎くん、準備できた?」
「あぁ。これでいいのか?」
俺は全体が白く、銀の帯、銀の刺繍で龍がデザインされた着物を着ている。
「ん、似合ってるよ。神に捧げられた神の子を身籠っている人間は、天界に行くときは着物でなおかつ白か銀のものしかダメなんだ。さぁて、いこうか?」
ところでどうやって行くんだ?

12華音:2013/01/11(金) 02:21:57

「天馬を呼んだからもうくるよ。」

外で待っていると満月の方からペガサスの馬車がやってきた。
「さぁ、行くよ。」
俺は聖爛にエスコートされて馬車にのると馬車は動き出した。もちろん、浮いていてどんどん村が遠くなっていく。
雲を抜けたずっと先に夜とは思えない昼間のような場所に到着し、そこに建物があった。
「ここだよ。医龍いるかぁ?」
聖爛は、勝手知ったる家のように入っていくから着いていこうとするけど、なんか地面が雲みたいでフワフアして歩きにくく、転けそうになってヤバいととっさにお腹を庇おうとしたけど、「危ない」と誰かが助けてくれた。
「仮にも妊婦なら気を付けろよな!」
「いいじゃない。助けたんでしょ?」
助けてくれたのは聖爛とは全然タイプの違いそうな真面目そうな人と後ろにはしっかりしてそうな女の妊婦さんがいた。

13無能:2013/01/12(土) 01:39:46

「はじめまして。私はミナ。あなたは?見たところ妊夫さんみたいだけど。」
「慎っていいます。」
「慎くん、よろしくね。慎くんも神を身ごもってるの?」
「はい。聖爛は神が2人と式神が4つだと。」
「羨ましい。私は神と式神が1つずつよ。」
「ミナ、そんなところで張り合うな。ガキは聖爛とこのガキだったのか。」
「はい。」
聖爛の名前を出したら真面目そうな人が話に入ってきた。
「遅いと思ったら琉賀(りゅうが)につかまってたんだ。」
後ろについてこない俺に聖爛が迎えに来てくれた。
「久しぶりだな。お前んとこのガキが躓きそうだったから助けただけだよ。」
「慎くん、怪我はない?」
「ないよ。」
「あぁ〜よかった。琉賀、ありがとう。じゃあまた。」
お礼よりも俺の心配が先か。聖爛は俺を抱き上げてこん度こそ一緒に建物に入っていく。

14名無しさん:2013/01/12(土) 13:42:27

診察室のような所につれてかれると俺はベットに寝かせられた。
「聖爛よ、お主の子を身籠っている慎か?」
「はい。医龍。」
医龍という老人がやってきた。

「じゃあ視るぞ。」
医龍は、手をお腹にかざして目を閉じている。
「胎神が2つで式神も2つずつか。かなり力が強い神のようだな。」
「問題はない?」
「お腹には問題はないが、神の力が強ければ強いほど重いお産にはなるじゃろうが。」
重いお産って難産ってことか?

15無能:2013/01/12(土) 21:42:02

「大丈夫だって。僕もついてるし、神の僕を信じて。」
信じろって言われてもな。
「もういいぞ。」
医龍にいわれ、聖爛に支えてもらって起き上がった。
「また胎神の様子を見たいからまた満月の日まってるぞ。」
「わかった。慎くん、そのまま帰る?それとももう少し天界にいる?」
「それともこのあと私たちとお話ししない?」
「わぁ!ミナさん、いたんですか?」
聖爛と話してたら、ミナさんが後ろから抱きついてきた。

16華音:2013/01/13(日) 01:13:56

「ミナ、診察があるだろ。何しにきたんだと思ってるんだ?」
「はーい。」
「聖爛、待ってていいか?」
「別に構わないよ。」
「じゃあミナさん、待ってます。」
「わかったわ。すぐに終わらせてくるわね。」
多分ミナさんは元人間っぽいし、色々話が聞けそうだからミナさんの診察が終わるのを待つことにした。

17無能:2013/01/13(日) 02:12:54

ミナさんの診察が終わってからいろいろな話を聞くことができた。
ミナさんはもう一度村への神の子は産み終わって2度目らしい。
初耳だったのは、神を産み出す出産は俺の体が見えるようになって、その村の村長と巫女の前で公開出産らしい。
しかも俺の体よりも神の子優先で行われるらしい。聖爛は他の人間にはみえない。ということは聖爛が手出しできないということだ。だから医龍が心配してたのか。

色々聞けて明け方前に俺たちは村の社に戻ってきた。

18名無しさん:2020/03/01(日) 16:34:39
ただでさえ、身重である体に今日の疲れは響く。

そう感じつつ俺たちは、天馬を見送っては、社に入って、遅めの就寝をする事にした。

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