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ハプニング リレー小説
1無能:2012/08/28(火) 23:05:56
主人公:美弥(みや)16歳
「ボーイッシュの女の子だが、実は美弥の中身はもう一人一緒に生まれるはずだった弟の魂が入っている。現在レイプに遇ったが、美弥が事実を隠している。しかしその際の子供を妊娠中で、美弥も兄も妊娠には全く気づいていない」
美弥の双子の兄:麻弥(まや)
「妹思いの優しい兄
唯一美弥の真実を知っている」
美「さぁて、そろそろ買い物も終わったから帰ろうか?」
麻「そうだな。」
美「ん?」
麻「美弥どうかしたか?」
美弥がふとお腹に違和感を感じて立ち止まった。
美「なんでもない。ちょっと僕、トイレいってくるね。」
美弥は、体は女だが精神は男に近いため、男女共有の車イスの人がはいるトイレを必ず使う。

2名無しさん:2012/08/29(水) 19:33:11

美「少しお腹がギューって締め付けられるからてっきり生理痛かとおもったんだけど、違うな。何だろう?」
美弥は最近生理がきていないことはわかっていたがあまり体型も変わっていないためまさか自分が妊娠していることに気づくはずもなかったのだ。

3無能:2012/08/30(木) 00:36:25

トントン
麻「美弥、まだか?」
なかなか出てこない美弥を心配して麻弥がノックをした。
美「まぁ、いっか、あとは母さんに言われた食品買いにいくだけだし。」
美弥は、取り敢えずトイレから出ることにした。
美「麻弥、お待たせ。」
麻「大丈夫か?」
美「うん。早く買い物してかないと母さんが心配するよ。」
美弥と麻弥は一階の食品売り場にやってきた。
美弥はカートをひいているが時たま段々強さを増す生理痛のような痛みが襲い、お腹を擦っていた。
美「っ!麻弥、ごめん!またトイレ!!」
いよいよ痛みが本格化してきたため、美弥は走ってトイレを探している間、美弥の下着が美弥の女の子の部分から出てきた水で濡れ出していたが美弥は気にする余裕はなく、やっとのことで共有トイレにはいることができた。

4無能:2012/08/31(金) 00:52:24

下着を脱いだ美弥は下着の違和感に気づいた。
「んー?」
お腹は痛いし、女の子の部分からは何か尿じゃない液体がでてるし、何なのかわからず、戸惑いを隠せない。
ピーピー
美「もしもし?」
麻「美弥、大丈夫か?どこにいるんだ?」
美「さっきのトイレだ。ちょっと来てくれないか?」
自分では判断できないと思い、美弥は麻弥を呼ぶことにした。

5無明:2012/08/31(金) 01:22:15
(ちょっと展開が急すぎると思ったので、引き伸ばさせてもらいます。あと、こういう台本形式もちょっと苦手なので普通の書き方でやらせてもらいます)


麻弥は要件を聞いて、すぐに美弥を迎えに行った。
まさか、と思えるほどの嫌な予感がしたからである。
結果から言うと、命にかかわるような問題ではなかったので、麻弥は一度落ち着いた。
だが、医者が美弥に言った一言で、再び慌てることとなった。
「おめでとうございます。妊娠9週目ですね」

6無能:2012/08/31(金) 01:32:03

(わかりました。)
「にんしん?」
美弥はまさか自分が妊娠しているとは思っていなかったため、戸惑いを隠せず、麻弥にすがるような目で訴えた。
「で、でも、妊娠って、美弥、したのか?」
麻弥もまさか美弥が妊娠しているとは全く思っていなかったため、混乱していた。

7無能:2012/09/01(土) 00:33:43

「・・・。」
美弥は返事をしないがその目は涙を浮かべていた。
「しかし困りましたね。まだ高校生ですよね?」
「そうです。」
困ったことに少子高齢化に伴い、妊娠した場合は何があろうと堕胎ができないのだが、それと同時に学力低下の改善をするために勉学に集中させたいという文部科学省がだした法により、学生のうちの妊娠は、法律で禁止されているのだ。

8名無しさん:2012/09/01(土) 00:35:19

しかしそれでも妊娠する人はいるため、その場合は闇医者で堕胎するか、世間にバレないように出産するかどちらかになるのだ。

9りりー:2012/09/02(日) 00:05:02

「麻弥・・・俺産みたい。」
「美弥?」
「だってきっと俺のお腹の子はほんとは美弥になるはずだった女の子の魂の生まれ変わりかもしれないじゃん。」
美弥はまだ外見からは変化がないお腹を両手で優しくさわりながら麻弥のほうを見た。
美弥は少なからず、もともと美弥の中にいた女の子の魂が男の自分の魂と入れ替わってしまい、その体も死産ということで自分だけ生き残ってしまった罪悪感を持っていたのだ。
「それに父さんも母さんも海外出張だし、なんとかなるよね?」
美弥は今度は泣きそうな顔で麻弥にお願いした。

10無能:2012/09/02(日) 13:48:56

「・・・わかった。」
麻弥はしばらくの間美弥を見つめながら考えていたが、しぶしぶ了承した。
「では、闇医者を紹介しますので。」
正規の医者では、法に触れてしまうため、見ることができない。そのため大体の医師は、闇医者に知り合いがおり、そこを紹介するのだ。
それから美弥と麻弥は産婦人科をあとにして家に帰宅をした。

11りりー:2012/09/02(日) 20:43:37

「取り敢えず母さんたちは内緒だからな?」
「うん。」
美弥と麻弥は、美弥の部屋で話していた。
「学校どうしよう?」
「あの医者曰く、大体予定日が3月だっていうから春休みだし、隠せばなんとかなるだろ?」
美弥と麻弥は話し合い、両親と学校にも妊娠していることをいわずに何事もなかったように生活することに決めた。

12無能:2012/09/03(月) 22:39:20

「そろそろいかないと。でも二人っきりでは心配だわ。」
「母さん大丈夫だって。二人で何でもできるよ。」
「そうそう。早くいかないと乗り遅れるよ。」
空港に両親の見送りにきている美弥と麻弥は、両親たちが2人を心配して中々手荷物検査にいかないため、苦笑いを浮かべながらも早くいかないとと、催促していた。
「でも・・・最近美弥の調子も優れないみたいだったし、本当に大丈夫?」
そのうえ、母親は、最近本格的なつわりが始まり、体調を崩していた美弥を心配している。

13りりー:2012/09/05(水) 08:31:38

「母さん、俺がついてるから大丈夫だって。」
「そうそう。何かあったら麻弥に頼るし。」
なんとか2人を宥めて飛行場をあとにした2人はさっさと家に帰ってきた。
「やっとこの家は解禁だな。」
「うん。明日、こないだの病院の先生がいってた病院いこうと思うんだけど。」
「闇医者のところか?」
「うん。」
「俺も着いてくから、安心しろ。」
「ありがとう。」
2人は明日病院にいくことにし、当分の間母親が心配して作り貯めしていてくれたため、買い物も要らず、今日は家でのんびり過ごすことにした。

14名無しさん:2012/09/06(木) 01:39:32

次の日
「それじゃあ行くか。」
麻弥は、美弥に深く帽子を被らせ、なるべく美弥だとわからないようにいつもとは違い、母の趣味でスカートが多い美弥だが、今日は変装もかねて体格さもないため、麻弥の服を着させている。
「ここだな。」
「ぅん。」
麻弥と美弥が向かった闇医院は隠れるように繁華街の裏路地に入り口があった。

15マタニティスイミングを更新していただけるとありがたいです。:2012/09/07(金) 00:43:30

「すみません。紹介できたものですが。」
「いらっしゃい。」
診察室の中から出てきたのは二人にとってお爺さんくらいの年齢の医者がやってきた。
「君が美弥さんだね。こちらが診察室だ。ここに下着を脱いで横になって。」
「はい。」
美弥は医者に案内されて診察室に入り、下着を脱いで内診台にのり、診察を待つ。

16無能:2012/09/07(金) 20:07:55

「始めるぞ。少し痛みと冷たさを我慢するのだぞ。」
「ひっ!」
医者は、器具を美弥の中に入れた。
「確かに子宮が肥大しているな。」
医者が念入りに見ていく。「少し待っててくれ。」
検査中も美弥は不安そうにしていたため、麻弥を呼んだ。

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18プラダ 財布:2013/07/03(水) 18:08:06
匿名なのに、私には誰だか分かる・・・(^_^;)ありがとう。。。 プラダ 財布 http://www.pradasoutletbags4u.com/

19名無しさん:2015/08/22(土) 14:51:01
「ああ確かに妊娠しているねえ。大体妊娠3ヶ月ぐらいだね。」
美弥は改めて自分が妊娠していることを感じた。
「で、美弥さん堕胎ではなくて産む方で良いのかな?」
医者はそう質問してきた。

20名無しさん:2016/01/17(日) 18:00:51
「はい、産みます。僕この子産みたいです。」
美弥は医者にそう返答した。
既に美弥の心に迷いはなかった。

21名無しさん:2016/03/14(月) 01:17:48
「じゃあそれなら定期的に検査に来てね。」
「はい。わかりました」
「くれぐれも来るのを怠らないようにね。困るのは君だから。」
こうして美弥は闇医院に通院することになった。

22nemesis:2017/04/29(土) 18:22:29
美弥は闇医院に検査の為に定期的に通った。
妊娠した時期が6月頃だったためお腹が大きくなり始める頃には体のラインが隠しにくい水泳の授業は終わる為心配がなかった。
ただ美弥の高校は女子でも10月の初めぐらいまで水泳の授業をする。
その為9月には美弥は妊娠4ヶ月目に入り、お腹も少しだけ膨らみ始めていたので美弥は内心びくびくしながら水泳の授業を受けた。
幸いにも周りには少し太った程度にしか思われなかった。
美弥のお腹が本格的に大きくなり始めたのは妊娠6ヶ月目に入る11月頃だった。
その頃には既に冬の季節なので厚着してどうにか誤魔化すことが出来た。

23正和:2017/04/30(日) 00:19:37
そして美弥は妊娠していることを高校のみんなにばれることなく年末を迎えた。
年を越したばかりの1月、美弥は妊娠8ヶ月を迎えて定期検診を受けていた。
「ふむ、特に異常はないね至って健康だよ。」
美弥を診察した医者がそう答える。
「この調子だと無事に産まれそうだな美弥。」
「うんそうだな。」
麻弥の言葉に美弥は笑顔でそう答える。

24nemesis:2017/04/30(日) 23:36:32
「元気な女の子だといいな。」
「ああ。」
既に美弥の胎内に宿っている胎児の性別は女の子だと判明していた。
美弥はお腹の子が女の子だと判明した時自分の魂と入れ替わってしまった女の子の生まれ変わりだと確信した。
「てっきり男の体で産まれてくるかと思ったけど、まあそうだよな普通本来の性別にするよな。」
そう言い美弥は大分膨らんだ自分のお腹を撫でる。

25正和:2017/05/03(水) 00:44:20
そして美弥のお腹は8ヶ月の終わり頃から急激により大きくなった。
そのため美弥は終業式の日までかなり大きくなったお腹を隠すのに苦労した。
それでもどうにか妊娠していることが公になることなく美弥は春休みを迎えた。
春休みを迎えるということは臨月になったと言うことでもある。

26nemesis:2017/05/03(水) 18:23:52
そしてその日は訪れた。
美弥は春休みに入ってから万が一のことを考えて外出を控えていた。
ドクンッ!!
「うっ、これはもしかして・・・・」
美弥は今までにないお腹の張り具合から陣痛が来たと感じた。
「まずいよりによって麻弥が居ない時に・・・・・・・・!!!」
運悪く兄の麻弥は買い物に行っていた。

27正和:2017/05/04(木) 15:49:27
「と、とにかく電話を・・・・」
麻弥は病院か兄に電話をしようとしたが、思っていた以上に陣痛の痛みが激しくなるのが早かった。
「うぐぅ!?だ、駄目だ電話のところまで行けない!!」
麻弥が痛みに耐えている。
パチンッ!!
「えっ?この音は・・・・」
何か風船が割れるような音がしたかと思うと麻弥の股間が濡れた。
「ま、まさかこれって・・・・」
そう麻弥は破水したのだった。

28nemesis:2017/05/04(木) 17:11:14
「も、もう破水したのか・・・・・?」
美弥がそう思っている間にも胎児は順調に降りて行きそして・・・・・・・
「うっ!こ、この感覚はもう頭が・・・・・!?」
陣痛が起きてから数分もう既に頭が見え始めていた。
美弥の胎児は平均よりやや大きめだったものの、美弥が安産型だったお陰で特に問題なかった。
むしろ胎児の重さで降りてくるのが早くなっていた。
「こ、ここで産むしかねえか・・・・」
美弥は覚悟を決め息み始めた。

29正和:2017/05/04(木) 18:09:02
>>27の麻弥は美弥です。間違えましたすみません。
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「ふぐうーーーーーーーーーーー!!!ふぎいいいぃぃぃぃぃーーーーーーーーーー!!」
美弥は強く息んだ。
それによってもともと安産型とは言え頭が見え始めたところで止まっていた胎児が進み始める。
ミチミチッ!!
「ぐっ!」
安産型とは言え胎児が大きいため、会陰が裂け始めてしまう。
「つうう・・・・この程度で!!」
美弥は痛みに耐えながらも息み続けた。

30nemesis:2017/05/04(木) 21:51:54
「ふんっ!ふぐっ!」
ビリッ!ビリッ!
息む度に会陰が裂けていくが、美弥はそれでも息み続けた。
「後もう少しで・・・・・・・・・・ふ~~~~~んん!!!」
ビリリッ!
ズボっ!!
「はあ・・・・・はああ・・・・・・よし!」
美弥が大きく息んだお陰で会陰がより裂けるが胎児の頭が完全に出た。

31正和:2017/05/04(木) 22:12:01
ここまで行けば後は比較的楽だった。
胎児は力を入れて強く息まなくともスルスルと進んだ。
そしてとうとう腰の辺りまで出てきた。
「よし・・・・・・これが最後のラストスパート!!!」
そう言い美弥は強く息んだ。
「ふんんんーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!」

32nemesis:2017/05/04(木) 23:23:02
ジュルリッ!!!大きな音と共に胎児は産まれた。
「ふうふう産まれた・・・・ようやく会えたな・・・妹で良いのかな?まあ体が女の子だから妹で良いか・・」
「ただいま・・・・・って美弥!?」
「遅いぞ麻弥もう産まれちまったぞ!」
「え?え?産まれてしまったのか?もう?ととっとにかく病院に行こう。」
一応異常がないか確認するため麻弥が救急車を呼び美弥と産まれた子供は病院に行った。

33正和:2017/05/05(金) 00:25:49
そして美弥と産まれた子供は病院で検査を受けたものの特に異常がないと判断された。
した事と言えば出産の時に裂けた会陰を縫うだけだった。
こうして美弥の出産は無事に終わった。
その後美弥は帰ってきた両親に事情を明かし子供を育ててもいいよう説得した。
時間は掛かったものの、兄の麻弥も説得してくれたことによって両親に認めてもらうことが出来た。
家族で話し合った結果学校には子供を産んでしまったことは秘密にすることにした。
そして新学期始業式の日には美弥は普通に登校した。
学校に行っている間は両親に面倒を見てもらうことにした。
こうして美弥は学校では普通に学生、家では母親と言う二つの顔を持って生活している。

ハプニング リレー小説
     終

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