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やらない夫は、悪魔の兵器にされたようです ６- 1 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/21(金) 21:10:40 ID:jl1GIBE6
- このスレは、吉村 夜 著『サイレント・ラヴァーズ』を原作としております。
___,冖､__
／ |__| ＼
/ ｌ 「たまんねえな、こう毎日毎日猛演習じゃ」
i＿＿＿＿＿ニi
.|ｌ_-‐‐i i‐‐-､_ｌ||
| ｌ ｌ | 「以前はおっかねえといっても、もう少し
|ﾍ ／"ﾞ＼／ | 物分りのいい隊長だったんだがなあ」
/ ￣ﾍ
,-----､_,-､ ｌ （０） 只 （０）ソ ,----､
/ ｌ |＼｀''''´ ／￣ﾞiﾍｌ ﾍ 「桂中隊長が戦死してからこっち、別人だよな」
「ああ。四六時中ピリピリしていて、
気が休まる暇がねえよ」
_--､__
／´.￣| |＼
ｌ. ﾞi 「だがよ、桂中隊長の仇は俺もとりてえ。
| ===========ｌ 少しでも強くなって、もしもう一度あの青いＶＧと
（ｲ ∟-'''Ｔ Ｔ'''ﾍi） 戦場で出くわしたなら、ブッ倒してえよ」
ｌl ∨ ム|
/'丶 ／へ＼ ﾞ、
〈.._／ ､ 冖 ﾉ 「……だな」
_..----..r＞ '⊂) (⊃∠ﾋ──､
,,／ 〈| ゝ二二二二丿| `ｰ、 ヽ （原作より）
纏めてくださったサイト様です。ありがとうございますっっ！
俺用チラシの裏様
ttp://junkpaperforme.blog70.fc2.com/blog-entry-1101.html
やる模様
ttp://yarumo.blog83.fc2.com/blog-category-155.html
やるトラ！ 様（予告のみ）
ttp://yarutra.blog72.fc2.com/blog-entry-2143.html
前スレ ttp://yy701.60.kg/test/read.cgi/yaranaio/1294488241/l50
- 2 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/21(金) 22:05:36 ID:jl1GIBE6
- 少しだけですが、前にもやりました原作再現、その２です。
場所はヤドリの復興作業の合間。村の温泉に翠星石・長門・みくるが
浸かるシーンがありまして（カットしてすみません）、その後になります。
- 3 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/21(金) 22:05:55 ID:jl1GIBE6
-
回想 回想 回想 回想 回想 回想 回想 回想 回想 回想 回想 回想 回想 回想 回想 回想 回想
........................
´:::::::::::::::::::::::::::::: ｀丶
／／:::::／::;:::::::::::::::::::::::::::::::: ＼
/／/:::〃/::::/ｌ::.::l::∨:::::::::::::::::::::::: ､
. //:::/::;::＜:／ !:|::ｌ:|:::.|:::::::::::::::::::::::::::::ﾍ
//ｌ::/l::/.::／ 下|:ｌ::|:ｌ:::.|::::::::::::::::::::::::::::: ﾊ
! |:ﾚ' ー==､ |::ﾘ!/;':::::iﾐ:::ｉ::::ｉ:::::::::::::::::::::|
｢ """ ,/ﾊ/〃:::/,ゞ:|::::||:::::::::ｉ:::ｉ:ｉ: |
| ／/.::.:::/'"´｀V! :::::::::|:::|:l: |
‐- ／.::::／ /´ﾍ. }|:::::::::::|:::|:l: !
λ ≦:彡' ー‐' ィ: |:::::::::::|:::|:l::|
}＿＿___ . . : : : ´|｢｢:::::|:: !::::::::: |:::|:l |
|ﾍ: : : : :.:.:.||:|::::::l:: |:::::::::::|:::|:|:|
|::ﾊ : : : :.:.:||:|::::::l:: |:::::::::::|:::|:|:|
|::|､!:.:. .ﾊﾊ:::::l:: |:::::::::::|:::|:|:|
｣／|: /:/ Ⅵ:: |:::::::::::|:::|:|:|
,. ´ /:/ ＼:|:::::::::::|:::|:|:|
/_,／ |: ! ＼ : :::|:::|:|:|
´ !/ ヽ :! :|:|:|
／ ､′ ｉ:|:::|:|:|
/ ／ ヽ |:! :|:|:|
. { / λ |: ::|:|:|
回想 回想 回想 回想 回想 回想 回想 回想 回想 回想 回想 回想 回想 回想 回想 回想 回想
- 4 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/21(金) 22:06:17 ID:jl1GIBE6
-
┌────────────┐
│ │
│. ＿__ │
│. ／ ―＼ │
│ .／ノ (●)＼ │ （それにしても、翠星石は綺麗だったな）
│ | ( ●) ⌒)ｌ │
│ } （_ノ￣ i │
│ | / │ （肉体を失っても、俺は肉欲を失っていないのか……？）
│ ＼ _ノ │
│ /´ `、 │
│ / ,＿__ ,. i │
│ （ ､＿＿⌒) ノ │
│ ヽ、 i⌒i⌒i │
│ i i i＿ │
│. ＼＿）＿） │
└────────────┘
翠星石の美しい身体は、もはややらない夫にとって遠い世界のものだ。
触れることさえ叶わないものだ。
下界の男にとっての、天上の女神のようなものだ。
, ｬ . j´ __,ｲ
,ィ´./,___／／＼. f＾
／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
（彼女は……もう、俺とは結ばれえぬ人に ￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
なってしまった） | /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
/!_/ ..::::::::l
（あんなに俺は彼女を愛していたのに。 ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
そして翠星石も、俺を愛していたのに）
- 5 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/21(金) 22:07:01 ID:jl1GIBE6
-
やめろ、と心のどこかで警告を発する声が上がっていたが、
その想像は止まらなかった。
┌──────────┐
│ ＿＿ │
│ .,／,-､ ＼ │
│ ／ ﾉ:/ ﾉfヽ.. ＼ │
│ | /:/ /...| | | │ （彼女は……俺を忘れるしかない）
│ l ﾚ ./..ノ .,''´} i │
│ l ' ´ .〃 / | │
│ ヽ. . 〈 .ﾉ │
│ ＼.,_ ._ﾉ / │
│ / / ヽ │
│ ./ / | │
│ i .／ . | │
└──────────┘
＼＼ ＿ ／
＼＼ ＿ノ￣￣ﾉﾉ ＿ |r'l
ヾ'＼＿ｒ'＿_＼rrヾヽノ二￣_ﾉ' || |
〉/ ,rj _＿_ ヽ／ lノ ／ || |
`Lvヽ（l_|＿）‐'、＿|ノ＿＿,‐|| |
（俺を忘れて、他の男と r '`' r _＿, ||＼L/ || |
新しい愛を始めるしか / -イ l_|// 〃 [＿＿_＿|| ＼
ないんだ……） / ｒ/￣_ ＼_ ||r―――――＼ヽ l
l,l/ ｌ￣/￣| | | |￣￣⊆⊇⊆⊇|| |
| / | ∪ﾉ ⊆⊇ ||
| / /|ヽノ r――、＿＿＿||
|/ l | / lヽ＿|＿|| |
,―'￣￣| | | | | ||
- 6 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/21(金) 22:07:24 ID:jl1GIBE6
-
やらない夫はまだ見ぬ恋敵を想像した。
:.:.:.:.:.:.::::::::::::::.:.:.:.:.:. く :.:.:.:.:.::::::::::::.:.:.:.:.:. |: : : : : : : : : : :!
.. ヽ、 :.:.:.:.:::::::::::::::::::: ｌ: : : : : : : : : / _ ――
_＿ ノ｀ /: : : : : : : : :/ /__-‐" : : : : : : :
( ｀ヽ（ /: : : : : : : ／ /: : : : : : : : : : : : :
｀ ､ ノ 、 ／: : : : : : ／ |: : : : : : : : : : : : : :
. ､_ ﾉ ､ゝ _,.- " : : : ,.-‐'´ /: : : : : : : : : : : : : :
.ヽ ` .〈 ￣/ ヽl!/ |: : : : : : : : : : : : : : :
＼ イ. ｀ | = = / : : : : : : : : : : : : : : :
..＼ ＜ ｌ / / i! ヽ /: : : : : : : : : : : : : : : : :
ヽ .イ ヽ _＿＿__ ,, | |: : : : : : : : : : : : : : : : : :
＞.---.＜ / ハ: : : : : : : : : : : : : : : : :
翠星石の美しい肢体を抱く、架空の男を思った。
/ 〉 ヽ
. ＞./ / 〉_ _ _ _
": : : :ﾍ / |つ＼＼＼ヽ
: : : : : : ＼ / | ＼ヽヽ ! |
: : : i: : : : 孑ヽ､ / | ヽ〉〉/￣｀ヽ
: : : '; : :i:/ i/＿_ヽ. / / ＼
: : : :ヽ: i ￣ ' __,､_,.┐ ／ ／ ＼
ヽ: : : : :ヽ. """" 〈_.Yノ＞' .／ ＼
: : ＼: : : : :`ｰ―一 l／ .／| ＼
: : : : ｀ヽ:_＿: : ／ ／ ／i ｜ ヽ
: : : : : : : :＼ ／ ／ i ＿| | ヽ ／￣￣ ヽ
: : : : : : : : : ヽ／ ／ _ ／ ! | ヽ ／ ＼
、 : : : : : : ／ ／￣ / ヽ | ／ '.
. ヽ､: : : :/ ／ i | ／ |
. ヽ.: :{ ／ | | ／ |
',:.ヽ ´（ ヽ | | ／ |
i: : :＼ ＼ | | ／ | ヽ
|: : : : :＼ ` ――‐‐| | ／ ／ | ､
|: : : : : : :＼ | |、 ／ ／ ! ､
|: : : : : : : : : : ‐. . / | 〉' ∧ | ､
ヽ: : : : : : : : : : : : :￣{__)＞'￣〉-､_ / |/ / ､ / ､
ヽ: : : : : : : : : : : : : :.ヽ＿／ ／ /-､/ / / 、 / ､
その男が、自分をせせら笑っている気がした。
絶望と憎悪が、凄まじい勢いで心を侵食していく。
- 7 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/21(金) 22:07:39 ID:jl1GIBE6
-
心が汚れていく…………
〃
,ｲ| //
/:::il / /
/::::::l _____ ./ :/
/::::::::l__,.イ:i! ｬ´::::::::::::ヽ/
/::::::::::l::/ :l::l!=ﾆﾆヾ:::::◯::::::Y´i!
|:::::::::::ノ i´::└'ゞ==E､rt‐ヾj:::::i! ……よせ。
|::::ｌ!::::ヽ l::::::::::::::::::::::ゝ､ヽY::::::i!
|ノ∧::::| .〉::::::::::::::::::::::::::｀ｰゝ::::｀:,--ュｧ
λ__/:::::Y､＼￣｀ヽ::::::::::::::::::::::::ノ |::|
l .K::::::::::l ＼＼__. ｀ｰ=＝7:::::〈 ノノ
ゝ| ::::::::::l.......::::::::::::::｀ｰ-イノヽ:::| i_/
| | ::::::::::l:::::::::::::::_ノ｀ー ヘ ヽ:::Y´
/＼l :::::::::l､__／´ |ヽ_:::::!
／＼ .}｀:::::::l´ ,!､ /ゝ'::::::!
,ｲ r´::::ゝﾍ ::::::::i/ /_.､ ｷ:::::::::::ﾍ
l／:::::::::::::∧ ::::::lr´ ﾉ:::＼ ｷ::::::::::::∧
i :::::/´::｀ヽハ :::::∨´::::::::::!. ∨:::::::::::ｷ
l Y:::::-ｧ:::lゝｷ::::::∨､ ::::::::ヽ､ .∨::::::::::ｷ
ヽ У::｀::::::| ｷ:::::::∨ﾔ :::::::::ヽ｀ヽ .ヽ::::::::::ｷ
ﾉ-'::::::::::::/ 〈::::::::ｷヽゝ ::::::::ヽ:::ヽ _ﾔ::::::::ｷ
/ ／｀:/ l::::::::ヽ ヽ ::::::::::ヽ:::::Y:::ヽ::::::::',
/ ／|ヽ / i::::::::::ｷ .＼ ::::::`／:::::::ヽ::::::',
やらない夫は、呟いて立ち上がった。
- 8 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/21(金) 22:07:59 ID:jl1GIBE6
-
┌─────────────────┐
│ ￣ ､ │
│ ´ ＼ │
│ ／ ヽ │
│ / ノヾ │
│ ' ー ´ ヽ │
│ l / .,.....､ヽ │
│. l l {::::::} l │ （なあ、死者たちよ。無残に虐殺された人たちよ）
│. l 冫.ー く │
│ l l ﾉ! │ （痛かったろう。辛かったろう。無念だったろう）
│ l ｀ー‐ f ｒ' │
│ l ﾉ' │ （……だけど……）
│ ! / │
│ ,' / │
│￣ ｀ー - / │
│ ｀ ､ / │
└─────────────────┘
| |
|-―|
|-―|
l ＼
）＿＿ ＼＿＿
く ＿ ＿ ＼―――-､
/l￣￣ ＼ ＼＞ 一―＿ ＼
（ひょっとしたら、あなたたちより / |＿＿ ＼ l ＼ ￣ー―/
不幸かもしれない男が、 | / ＼ ＼ ／
ここにいるんだ……） ＼|￣＼／＼／ / ＼ ＿＿ __＼
l＿/ l＿/ ＿/ー／ー--＼ ￣￣＼―､
＼;;;;;;;;;;／ ＼＿＿＿＼_＼
|〉::::＼＿＿_/＿＿ ￣
／＼ /￣l /￣|:::::::::::::::::::::::::::::::＼ ￣＼
/＼ ＿／| ￣l /:::::::::::::ﾉ＼::＼＼:::＼ /
_/ ／ |＿＿/:::::::::::ノ ＼::＼＼:::＼/::／＼
| ￣ / /:::::::::／ /::::/ ＼:::::::|＿
/l ＿／ /::::::::／ /::::/ ＼:::::::＼
／/ ／――- ＼／ /::::/ |:::::::::::
／ / ／ ＼ |:::::|
／ /／ | |:::::|
￣￣￣ | |:::::|
- 9 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/21(金) 22:08:24 ID:jl1GIBE6
-
「 ./｀
|,r＝＝‐､/
∧Ｏ_＿＿})
{ゝソv´ｿ）ﾊ やらない夫の設定上、基本的というか根本的な苦しみですね。
__ﾉ_.||.ﾟ ロﾟﾉ||＿ 入浴シーンをうまく構成できる自信がなくてカットしたので、
ゝｰ!,l､_∨_）{つ′ そこからの繋がりでここもカットということになりました。
./. (ﾝ＿＿_>ゝ､
└‐‐ |‐| |‐|ｰ'"´ ではまた、次回をお楽しみに！
i,､.ゝ､ゝ
- 10 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/01/21(金) 22:15:21 ID:6hcxb4YU
- おまけ乙。
エグイ……本当に原作はエグイな。
泣き叫ばない分、やらない夫の独白が心に突き刺さります。
このスレが終わったら原作を探そうと思いましたｗ
- 11 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/01/21(金) 22:29:49 ID:JkiyJotc
- 乙〜
リタイヤと思ったジャギも取り込まれたのかな
まぁ、呉越同舟で行なわれる悪党との駆け引きも
大好物だから次回も楽しみですけどね
- 12 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/01/22(土) 01:58:19 ID:.ryUu5xA
- 乙でした
小ネタというから軽い気持ちで見に来たら……
- 13 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/01/22(土) 08:08:17 ID:Heph.tIg
- 小ネタなのに重たかったでござる！
- 14 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/01/25(火) 07:56:14 ID:dcuihuW.
- そういえばスレタイから原題が省かれたのは文字数制限の違いだったり？
- 15 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/28(金) 13:45:30 ID:iAwb2sOU
-
＿＿＿＿＿＿__.| |_＿＿＿＿＿＿＿__ ./ /
: : : : : : : : : : : :.:.:.:| |__: :_＿__: : : : : : : : : : : : : ..､ / /
.: : : : : : : : : : : :／ ./´.:._＿__.:.:.:.:'.:.:...，: : : : : : : ＼ / /
: :＿: : : : : : : :/ /／´ ｀ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:'.:...，: : : : :∨ ./
ゞ:;:;:｀ｉ: : : : : :.i ,'/ }.:.:.: .:.:.:.:.:..:.:.'::..，: : ∨
'.,:;:;:i: : : : :/.i ,' { ／.:.:.: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ヽ: :.i´￣￣
i:;:;｀Y´ /: ゝ__.i_ ゝ.＿.,,．...:".:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:i すみません……仕事の予定を勘違いして
|;:;:;/ //:.:/´ヽi, 'ヽ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i おりました……。
|;:;:;i :i |: :{..γ./ ､! .i.:.:._＿.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.γ´i
|;:;:;i: : |: :ゝ､,ｲ . ゞ､."´ ＼｀ヽ､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ / 次回の投下は、日にちはそのまま３０日で、
|;:;:;i: : |: : :./.:|. .ﾞゞ､.__∧ j;._ゝ､_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ / 開始時刻を２３時とさせて頂きます。
|;:;:;.',: :ゝ､ |.: :', ﾞヾ゛ ￣ . /´⌒丶._.:.:.:.:.:.:.:.:./.／ _.．
|;:;:;:;.'， : : ﾄ､:.:i ./´ﾞゞ.__,∠,,}｀ヽ:.:.:／" _..．'' "
..',:;:;:;:;:;:'，: :! }:∧ ┘ ., イノ彡_∠．'' "´
ゝ:;:;:;ノ; ノ;:;:;:;:;:;.､ 丶=.' ,,, "/_:人,ゝ
_ ＞ー‐ ､:;:;:;:;:;:;:>､ __＿ . -‐."´￣´
"´ ｀ﾞ .，｀ ＜.___
ｰ-- ヽ .＼｀j
__
_＿|「_＿＿
. /´ _||fΞ三三.､
/ |__|（二）＿丿 >>10 >>12 >>13
/ ｒ" /iﾘi|_!_/ まぁ文字通りの小さいネタ、ということで。
./ :i /（ ・）!' 元々、重い作品ですからね。まだまだ重くなりますよ〜。
/ /.|' ､__ ﾉ
, / |. --‐' >>11
. ; /｛二> ) さて、どうなりますやら。
Ⅵ ,/;|.├┤ヽ
. ゝ,/;:;i__(__)＿(0) >>14
. く__/.::.::.::.::.:..::...:,〉 そうみたいです。「サブジェクトの文字数が多い」とか言われまして。
`,ｰ┬―‐くヽ_ 私が何かヘマしてるのかもしれませんから、次回また
｛_/" `-ﾞ 試してみるつもりです。
- 16 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/01/28(金) 14:10:25 ID:WFLp.SR2
- なんと、こんなものがあったとは…！
原作は大好きな作品なので全裸待機で楽しみにさせていただきます
原作でもこの時期が一番主人公にとってキッツい時期だもんなぁ、
どんでん返しはいつくるやらｗ
- 17 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 22:39:11 ID:NPcyeGGA
-
「＞ /＞
| |; "_二二二二.ヽ .//
| ﾚ´__.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨/
! ｉ（ ）＿＿＿_ : ｝.）
/ `ｰ∨´ ＼j＼j.∨j´
/.:ﾚ'^7ﾞ) ＼ ／ |∨ >>16
/: _〈 〈 ◯ ◯ |､､ うぉう。マイナー原作でやってる身としては、
/: /:∧i＼ ｉ∪ ∪ { 〉 原作既読者様は会えて嬉しい反面、
iヽ: / : } .:.:.:｝ r‐-ｭ. イ_/,ﾍ 原作と比較されるのが緊張するところです。
ヾ￣ ￣｀/:.:.:.:.:.{＞rｰ＜ {:. 〈´ ￣/
. /` ｰ―./:.:.:.:.: /:.｀ヾｰ┬"l:.:.:.:'、一′ 書き溜めは終えていますが、随時、手は
/: /;: ∧/{_＿_/ .:.: 丿 ）:.{_＿_:〉 入れてますので……これからも頑張ります！
. /: /;:;:｛___＼__／∠二｀ヽ＞ゝーく どうかお付き合い下さいませっ。
{: /;:;∨.:.:.:｀.／ / :.:.:.:.: `｝ :.:.:.:.:.:.: ｝
. ∨ :; （:.:.:.:./ y' :.:.:.:.:.:.: /.:.:.:.:.:.:.:.:ﾉｌ
. /;:;:;:;: | .: / /.:.:.:.:.:.:.:.: /.:.:.:.:.:. ／;:;|
. i:;:;:;:; └'个ｰ|.:.:.:.:.:. ／.:.:.:.:.:.／ :;:;: |
- 18 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 22:41:41 ID:NPcyeGGA
-
最初の予告から遅れてしまって申し訳ありません。
訂正しました通り、２３時００分より投下開始です。
〃
| |
,. :―――| |
∧ ／: : : : : : :.:.:| |｀ヽ.
＼＼_./: : : : : : : : : :{ |:.:.:j_}
. ＼/.: : : : : : : : : : 〉┼f´ _
/ : : : : : : : : : : : iゝ{ ゝ ／ j もう、１０ヶ月ぐらい前だと思いますが。
_＿__ ./: : : : : : : : : : : : : i: :ﾚ′／j__／. ./ ＡＡ作成依頼スレで、私はある依頼をしました。
. ＼ ｀ヽ/: : : : : : : : : : : : : : ∨" ´ ≠i / 本作では絶対に欠かせない、必須のＡＡを。
ヽ ./: : : : : : : : : : : : : : : :.| ／;:;/ /
∨: : : : : : : : : : : : : : : :.:.|_＿／｀ヽ.／ その依頼はスルーされてしまい、結局
. / : : : : : : : : : : : : : : : : : | :;:; | ゝ.:__〉 拙いながらも自分で改変して何とかしました。
,,/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : | :;:; |. ヽ. そのＡＡが、今回初お目見えします。
／/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.|;:;:;:;| .＼ ＼
. y′: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.i ;:; | > 〉 あの時、ＡＡの作成依頼文を見ただけで
. / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : i;:;:;:i ／ゝ.__.／ 「もしかしてサイレントラヴァーズか？ 期待してる！」
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:i:;:;:;i´.:.:.:．＜ と言って下さった方。今、ご覧になっておられるでしょうか？
. / : : / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : i;:;:;:i＜
{: : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.ｉ;:;:i お気に召して頂いていれば良いのですが……
. i: : |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,ｲ/:;:;i
i: :.|:.:| : : : : : : : : : : : : : : :.:,ｲ: : /.j/:;:;;:;i
∧:.ﾄ､!: : : : : : : : : : : : : ,ｲ/ j: :/ ノ:;:;:;:;:;:i
/;:;::ゞ: ヽ: : : : : : : : :.:.:／./:;:;/ /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;i
. /:;:;:;:;:;:;:;:;: ＼: : : : :.:.／／:;:;:;//:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;＼: :／:;:;:;:;:;:;:;〃:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i
. /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:｀´:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;i
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ﾉ（ ,ﾘ|} |. }
. {. |,.へ⌒ .:ヽ '/ ,ﾍ .}
ﾚ-､{ ゞミ≡=ｧﾉj!}＝夭''´K
!∩|.} .ﾞﾞ匈ﾞ` ..:::::/.''匈/ f＾|
ｌ（( ﾞ′｀￣'"〃ﾆf::`￣ |l.|
. ヽ.ヽ ^ =' ヾ .ｌﾘ
. }.iｰi 〃∠ニﾆ７゛ ,'
!| ヽ ,i. |''"´"''ｲi, ./
. ／} ＼ .六ニﾆ彳 ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
「 ./｀
|,r＝＝‐､/
∧Ｏ_＿＿})
{ゝソv´ｿ）ﾊ あと、この辺りの阿部さんのシリアス顔も、本作用に
__ﾉ_.||.ﾟ ロﾟﾉ||＿ 作成依頼をし、こちらは作って頂きました。
ゝｰ!,l､_∨_）{つ′ 職人様方には、この場で再び御礼を申し上げます。
./. (ﾝ＿＿_>ゝ､
└‐‐ |‐| |‐|ｰ'"´
i,､.ゝ､ゝ
- 19 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/01/30(日) 22:56:08 ID:8FKfOjpM
- あと五分・・・うぎぎ
- 20 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:00:18 ID:NPcyeGGA
-
数日後
` , -┬- 、- ― ‐― ――― ―――‐―‐―――――――――.…..... .. ...
. ／|! || || ＼ ＿＿ ＿＿ . . . . . : : : : : :___ : :: : : : : : :: ＿ :: : : :: :: :: : ::: : : : : `
./ .|ﾚ＝¬=、 |＼ . : : : : : : : : : : :: :: ::: :: :: : : : : : :: : : : : ::: : ::: : ::: : : :
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」! __ィ王 {≡ﾄ、＿＿＿＿_ _＿＿＿__.{≡}＿＿＿__ ＿＿ _＿
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- 21 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:00:39 ID:NPcyeGGA
-
. .ﾍ. . .ﾍ.
. ,_ ,／V . ,_ ,／V
,-―､___/yt,.ﾍ _/ ,-―､___/yt,.ﾍ _/
!ﾛi ∠．.~Ｙ,／/ !ﾛi ∠．.~Ｙ,／/
_______. ^'二ゝ∴yｱ|l,ノ ＿________ _______. ^'二ゝ∴yｱ|l,ノ ＿________
/i*! i*/~..ヾ､ﾉ!,,,（(¶)ソ /Ei/i**i∧＼ /i*! i*/~..ヾ､ﾉ!,,,（(¶)ソ /Ei/i**i∧＼
ﾍ￣￣l !√/了/√￣ゝ、| ￣￣￣/.../ ﾍ￣￣l !√/了/√￣ゝ、| ￣￣￣/.../
,.d0 |l､ 了◇￣￣ヾ,∠__/┤ ┓.| |∴∴| ,.d0 |l､ 了◇￣￣ヾ,∠__/┤ ┓.| |∴∴|
EBtヘ,.ﾉﾍ___I!'l~ﾛ~~^t ﾉ￣|| l|ｔ. ソ ノﾍ､iiコ| EBtヘ,.ﾉﾍ___I!'l~ﾛ~~^t ﾉ￣|| l|ｔ. ソ ノﾍ､iiコ|
ヾ,ソ,'/.ﾍ∨‘i二|li i '!' | || -へ(二二ヾ~￣ ヾ,ソ,'/.ﾍ∨‘i二|li i '!' | || -へ(二二ヾ~￣
丶,ﾉ_ノ_）ヾ. . ..t_ ___├-三~^[" ∧0y+〆ﾍ＼ 丶,ﾉ_ノ_）ヾ. . ..t_ ___├-三~^[" ∧0y+〆ﾍ＼
~^''-<〜 _,[〓l二l〓７/''''ﾍ .___. EΞ#]|||)] | ~^''-<〜 _,[〓l二l〓７/''''ﾍ .___. EΞ#]|||)] |
. ┌-､ 丁丁 ＿_┌―ﾍ~≡=」/／ . ┌-､ 丁丁 ＿_┌―ﾍ~≡=」/／
| V（(((（0 └ヽt'i| i i ! | V（(((（0 └ヽt'i| i i !
. ]ｿ ;└┘|￣ i.! .ト-ｲ!..,i. . ]ｿ ;└┘|￣ i.! .ト-ｲ!..,i.
il ! ,l ,i // l.| .|. .|!.....ﾐp il ! ,l ,i // l.| .|. .|!.....ﾐp
／~"^ヘヾ＝ ﾉ└ ミ／￣￣ヾﾍ ／~"^ヘヾ＝ ﾉ└ ミ／￣￣ヾﾍ
√二／／/|_/ ~|,i∧三二∧ﾍ √二／／/|_/ ~|,i∧三二∧ﾍ
/￣/￣￣ ／/. .....ﾍ.i / ﾛ ﾛ~ii | /￣/￣￣ ／/. .....ﾍ.i / ﾛ ﾛ~ii |
￣￣￣￣￣ ￣ ￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣ ￣ ￣￣￣￣￣
:,:::::::::::: /::::／::::::／::: /::::::: !::::: |:::. |::. | i
|:::::::::: /:::/::::::／i:::::／ }:::::: ハ:::: ﾊ::: l:::: !:. |
::::::::＿!ム_∠__/;／ !:::: / l:::/ !: /i::::: /!:::: |
::::::::: |／＿ /／｀ヽ /:／ _,,ﾑ'-‐lメ‐|:::: /: |::::: !
::::::::: !,r=〒〒ﾐ==ヽ/' ,,r'==＝ヾ-､!::/l::: ﾊ:::: !
::::::::. |《 i､ﾋ''ｨﾉ ゝ-‐-《 !;;.q,ﾉ ´／ﾚ:: |:: i .l:::::/ では村長さん、基本的な操縦法は
ﾍ::::::. | ＼ ￣ ノ ﾍ_.￣ /:ノ::: /!:::l !::/ このマニュアルで。後は練習次第。
ヽﾄ､::: l ￣￣￣ ｀; ￣ ７:::::: / .i:/ /
:ハヽ:::l＼ r_ｧ ／!::::: / /
::::::,-一 ｀ ､ _, ＜ |ｲ::::: / '
:::/;;;;;;;;;;;ﾉ. ｀ ‐ｒ-‐＜ 'l::: /
`|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`､;-､_;-´;;;;;;`i´ .',/
!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;へ;;};;;;;;`i;;;;;;;;;;;;;}＼
- 22 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:01:04 ID:NPcyeGGA
-
∧＿∧
（ ´∀｀） はいっ！ 必ずマスターしますモナ！
（ ）
｜ ｜ |
（＿_）＿）
／ ＼
く／ ) ＼
／ ／:::::::::::＼
／￣￣￣＼／ ＼__;::-､ﾉ＼
ふう。やる夫たちでも何とか ／ ─ ─ ＼ ＼ ／
直せる程度に軽傷なのがあって、 ／ （●） （●） ＼ ヽ／
良かったお。 | u （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ノ⌒⌒ヾ ﾌｷ
.／ ／ ` ー─γ ）） ﾌｷ
/´￣ヾ ヽ ((
ｧ､ヽ｀ﾝ ） ヽ
' ／-'´ （
_＿_
_, -' ´_＿＿＼
, '´ _,-'´, -――- ゝ、
／ .／ ／ ｌ ﾄ、＼
＼__/ /l / ／ , /l'| ﾄ､l ',
l | / ｌ/|７ニイ´/〃| -Ｌ.l !
l | l | ┬::cr / / ┬c｣ |
ｌ | l ! l:::::::j ' l::::j.! / 軽傷とか重傷とかより、
ｌ | l l⊂⊃‐ ‐⊂/ クワでVGの修理作業をできてしまう
! | |ヽ| - ﾘ やる夫が謎過ぎるです。
! | lゝ､ ｎ ／|
! | |::::::::::ｰ┐ r‐:::l !´l. |
/｜ l::::::::::;ｨ´ {Ｘ}i〈＿〕l. !
l l__j::::::::/: i＿lil__|: !: /. !
- 23 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:01:26 ID:NPcyeGGA
-
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ,ﾘ|} |. }
. {. | ′ | }
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ<
!∩|.}. '__＿ﾞ` ./'_＿` f＾| さて。名残惜しいが、流石にそろそろ
ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣' |l.| 帰らないとな。
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ
. }.iｰi ^ r' ,'
!| ヽ. ｰ=＝=- /
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
∧ ∧
/ ・ / ';,
/ '; / ';
/ ；＿＿＿＿＿＿/ ；
／ ＼
はい……いつか戦争が終わったら、ぜひ ／ ／ ＼ ＼
お越しくださいモナ。その時には、 /´ ( ) |＿＿＿＿| ( ) |
村人総出で大歓迎致しますモナ！ | ///// ( | :| ) ///// |
| ( ) :| | ( (. |
| ) ( | | ) ) |
| ( ) '; / ( ( ／
＼ ) ( ＼／ ) ) ..／
ヽ ........:::::::
- 24 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:01:52 ID:NPcyeGGA
-
,. -. ､.._
,. :.':´:￣:´: : : : : : ｀: : ､
／:.': ¨: :/: : :へ､: : : :ヽ: ヽヽ
,.'´:,: : : : /: i: : : : : :ヽ: : : :ヽ:ヽ:ヽ
,.': :/: : : : :i: :.i: : i: : : : :.ヽ: : : :ヽ:.'､:ヽ
/: :/: : : : :/|: : i: : :'､: : : : :ヽ: : : :.', ﾊ: ',
,': :.,': :./: :./ i:_: i: : : ヽ: : :_:,_:'､: : : i: :i:.:.i
|: : i: : i: : i,ｨﾁ´: :.ヽ: : :.ﾍ.､: : :｀'ト､:.ﾘ: i: :.|
i:i: :V: :i:,ｲi ＼.､ヽ: : ヽヽ: :ﾊ: :`: :.i: :.|
iﾊ: :.i:.:ﾍ: i.,ｨﾁ示ﾐ ` ｀ ﾞf示ﾐx､/: :/: /i みなさん、どうかお元気で。
ヽ:iヽ: ヽ ir';;;:::| ir';;;:::| i: /:／ | 村の復興と発展を祈っています。
|ヽ:|^＼ﾞ 弋少 弋少 ,イiイ: :.|
|: : ヽi: ﾊ. ´ .ﾊ: :r': : :.|
i: : : :.|:.:.:i＼ ｀ ´ ／i: : :|: : :.::.i
,': : :.:.:|: : :i: : :＞ ､ _ , .＜: : i: :.:.:|: : : :.ﾊ
/: : : : :|: : :.i: :／.|. |_＼.i: : : |: : : : :.ﾊ
/: :_,､--|: : : |:::::f´ |::::|: : : |‐--､: : ﾊ
, ': :/:::ﾍ : |: : : |:::::|¨''‐., ､.‐''¨|::::|: : :i:|::/;;;;∧.: :ﾍ
, ィi^ヽ､. {ﾘ:::::::::::::::.:.＼ _／.:.:.:::::::::::::::::::jﾘ
/l しJ!ヽ| {ﾘ:::::::::::::::::.:.:iヽ:只ソィ´ ￣｀`.:.:.::::::jﾘ
.〈!jヽV/ Lｪｭ､ 「{ﾘ::.:,:ｪェーェｭJ⌒7>‐ｭ､_ .:.:/
ト､ 〈.:::jﾘ ヽ￣｀フ"´￣ ｀ヽ _.::/^ヽ
ヒナは立派なＶＧ乗りになって、 _j／ヽ ノT/.:ﾄ､ ﾚ'´ / ヽ ＼ ＼
村のために一生懸命働くのー！ _j/.:.:.::ノ」／／ ／ / i | i 、 ﾄ､ 「￣
エヴァお兄ちゃんみたいに！ i/.:.::::/7 /／ / / l / | | l | | l| |ﾊ_」､
/.:.::::/7 // ./1 /! i | /_」| -┼-､ﾄﾄ､ ┼- ､ﾘ jj 7::! ＼
.:::::ノ7 // |/ ﾄ､ lN/l/ﾘヽ| ｀＼/l / ハ ; ｲ//.:::' ＼
｀`ヽ､ _ノ `ﾄ;〉 ,r=＝´ . `≡=ｭ _/ l:/.:.::'ー─- ､ヽ
＼ r‐'‐ｭ ' ' ' ' r─┐' ' ' {ﾆ二ﾐ}::,:'´￣￣｀`y'′
＼_ ｀二孑､ l.::::.:ﾉ {二三ﾐ}´￣｀`ヽ,／
＼ ｀孑j >､_ ￣ (ヽ 孑そ´ ￣｀`＜
〈 ヽl〕 ー‐r＜::／⌒ヽ二ﾆヽ_／
ヽ / ｀ー一'ヘ-─- ､ 孑´`
｀辷_j / , -‐r‐r‐- ､ ＼
＿＿＿_
／― ―＼
／ ⌒ ⌒ ＼ いい心がけだけど、この数日間完全に
／ _ﾉ ､_! ヽ ＼ 不眠不休の飲まず食わずで働き続けた、
| ﾄｪｪｪｲ | エヴァの真似はしちゃダメだお？
＼ ヽニｿ ／
- 25 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:02:14 ID:NPcyeGGA
-
, -- ､_ ＿＿､､ ＿＿
/二二 ヽ ｀丶 | ／
, ｲ/ l',ヽ} / ＿＿| ／＼ ﾂ
ヽl| ｌ |l ナﾚl|ヽ.ｲ ＿＿＿＿___
ｌl十_ﾚ'弋ｿﾘ /￣Y´､ ／ ― ─＼
l ｌ弋） ;_ｧ /| {. ﾉｌ, ィ´￣￣＞ 、＿ , ―:ii| （ ○） （ ○）＼ ぐぇあ
／｀ﾄ个 ‐rィ_〕 Ｙl /＼ 一二三三/::::::::::{i|i| （__人__） i|
/ ｒ' | / T,ｨ⌒) { | } 一十二三|!:::::::::::jl|（⌒ヽ.|┬-|･.：。 /
」 | / Y´ /「 ／/ ! | | ￣「 Ｔ￣￣> ヽ ー `' <
Ｌ.＿j 少个i´ ｔ.Ｚ ,' l ヽ. ｌ | l ／ ヽ ＿＿ ）
// {. l├‐} ∨ ,.' ! i | l ( ＼ /
/ ＼ |/: :.j／ / ,' ', ', ヽ｜ ＼＿ ） /
, / /､: : : :/ / ｝ ヽ | ! /′ /
/ {: :､: : / ／ / // } j l / /
, / {: :Ｌ:/ ／／' / ｛/ ( (/ ,ﾉ
└ｔ: :iー､＿__ ／ ＿／ | ＼ / ./
ゝ} ／ ,' / ＼./ /､
_.／｀ ー- ―一 ﾞ ／/ / / / ＼
―――＼＿−-- -― '＿/――― （＿＿＿）＿＿）―――――
: ＞ ．. ./｀＞ ．
:::::::::::::＞,/:::::::::::::::｀＞,
:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::/_:::::::::::::::::::::/､_
::::::::::/ ｀ヽヽ:::::::::/_ /｀ｰ､‐´｀二ヽ
::::::::＼ ヽ＼::::::::ヽ､___y´ 》.》 ｀｀
＼ヽ:::::::::::ゝ,_( ｀ヽﾔ、::iヽ. ,ィ
》/::::::::::::/ ｀ヽ _,ﾊ Ⅵ ヽ ／/
/〈::::::::γ' / -代 ヾ｀ヽ`イ／
/j::::::::j ,イ__ ノ ゝ._ )ヽ_R/ 人生には、予想のできない辛いことが多い。
//:::::::/ /_ ノー‐- ､! ﾄvー' 今回の事件も、その一つだ。君がこれからも、
Y_三ｲ ￣ ｀､ :l 今回のように前を向いて歩き出せることを、
ﾊ_i 信じている。……じゃあな。
- 26 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:02:39 ID:NPcyeGGA
-
アイゼンへの帰路
○ ﾟ 。 o ゜
o 。 ゜ 。 ﾟ
。 ﾟ 。 o ﾟ 。
┃,
┃/ o ｡ ○ ゜ o 。､┃,
┃/_/ ﾟ ヽ┃/
┃/_/_/ ﾟ o ゜ 。 ○ oヽ┃/_/
┃/_/__／ 。 ﾟ o ﾟ ＼ヽ_ヽ┃__/_/
┃/_/__／ o ﾟ 。 o 。 ﾟ ＼_ヽ_ヽ┃/__/_／
┃_/__／ ゜ ﾟ 。 o ＼__ヽヽ_┃_/__／
┃__/ 。 ﾟ ｡ ﾟ o 。 o 。゜ ＼ヽ_┃__/_／
┃ ﾟ o 。 l ┃
┃､l, o 。 。 ﾟ 。 o ヽ|/ ┃
┃ .... .... o .... .... ＾＾
^^ ⌒ 。 o ⌒ ○
.... ○ .... .... ....
o o
⌒ ⌒ ○
- 27 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:03:37 ID:NPcyeGGA
-
,､ ／i ﾚ'
,. ――ｙ'/_/〉 .／ } ,/
┌────────────────┐ ,'__ ｆ .r―'--､∨7 ,' ,/
│ ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、 │ {___レ‐-､∵．>､ 〈 ／ ／ｒ7´7
│ /;;;;､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､ .│ ヽ＿__ノ-､〃 ヽ_／ ／ / 二-
│ ,!;;;!ﾞ`''〜^〜ｧrr-'ﾞ`'´''ﾗﾍ;;;! ......│ ｒ{´ !ﾞY´ゝ"´ﾉ .／／ /ｱ´
│ |;;;| ﾉﾘ ﾐ;;;| ..│ __!_ゝ. .ノk'.-ｧ‐ﾞｰ'ｧ／／__.//
│ _ゞ;! r─-- ､ ,rｪ--- ､ﾐ;ﾘ .│ ＿∠二ﾕ∠Eｭヾ／ ∠_,.-｀￣ //
│ !ﾍl;|. ぐ世!ﾞ｀｀ ,ｨ '"世ﾝ ｢ヽ .│ ＿____ .イ-ｒ:､三三三ﾆ＼￣￣У´ / ./ {
│ !(,ﾍ! ￣'" |:::.` ￣ ,ﾄﾞﾘ ..│ ― 7 l_/ ヽ/::ゞｚｼ 三三三三三三ﾞ!´￣￣i ! { ',
│ ヽﾞ､! !; ,ﾚｿ ...│ ＿_/,. -‐７{三三三三三三三三三::l i´￣!.! !、 ＼ｆﾞｰ
│ `| ^'='^ ﾑ'′ .│ -'" ／-{三ﾆ-"´￣｀ヾ三三三三| .l＿_.| !_.l｡',
└────────────────┘ ./l |X|/´ [l ヾ三三三!ニ!∨ l三:! ゝｒ-＜
さてと。結果だけを見れば、また大手柄になったが、 { l┴:i! ヾ三三:!ニ!/ﾞ-|三ｌ ｡ ＼ ',
隊長命令に違反したのは事実だ。 ! !><l! 〉､三!ﾆｒ'￣ﾍ三＼ ｡ ./､_人
それは解ってるな、エヴァ？ ‐ﾟ' !--ﾊ / ';三ヽ｀三三三ﾆ:＼/
-----ﾍ !二、 / ／ゞ三:＼三三三:／
￣￣￣｀＼::ﾄ、 ,／.／｀ﾞー-ﾞヾ三＼三／
￣二｀ヽ. λ.', ／.／ / ＿ ｀ヽ、＞'"
ﾞY´￣ヽ、 / ',_￣￣´／ /／,三ﾆ｀ヽ{´
／｜ ＼
／ ｜ ／
..／ |／ . ／
／ ／ フ ―へ／
| ／ ＼ △ ﾝ､ ああ。
｜ ＼ ／￣￣(,(,1wY
| ／￣＼ ＼ ￣￣／／＼ ＼
｜｜AVE | | ￣ |／ ￣
／＼＼＿／ |＼ |§〕
| ＿＿／／ ）
／ ＿／￣￣￣ ／
〈 ／ ／￣￣￣
- 28 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/01/30(日) 23:03:52 ID:EqiuR2Y6
- ＞人生には、予想のできない辛いことが多い
説得力ありすぎﾜﾛｴﾅｲ
- 29 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:03:58 ID:NPcyeGGA
-
/'´￣ ）／ヽ
./ Ｙ/´ /,へ、
く、 {./ // ├(⌒ヽ
＼ ヽ ヾ」 | ./ /
ヽ ヽ !! /Ｙ {
｀ヽヽﾉヽ( ( ）ヽ
＼ i , '´ ￣￣ ` ､
. i ｝ i r-ｰ-┬-‐､i
| :{ | |,,＿ ＿,{|
流石に二度目となると、何らかの罰を . |: :| Ｎ| "ﾟ'` {"ﾟ｀lﾘ
与えないと、隊として組織として軍として |: : :| ﾄ.i ,__''_ !
示しがつかん。それも解るな？ i.| :: |／i/ l＼ ー .ｲ|､
. | : | ＼´￣`／ ´ .ヽ
/ .|::... ヾ ﾞヾ;;::;" ..::＼
/ ヽ...}ﾞl:::::::::::... : :;" :::: ､
{ . ﾉ ヽﾉ :､:::::::::･;: ;;;;''､,::::･ ;:ﾉ.. ヽ
ヽ::/: ヽ.........::ｿ "ﾞ''ｰ--'''''" ゛::; "゛'...}､:::: |
ヽ:::...:::::::::::::_／::゛'ｰ＿ ,,;;;!､ ,,;;; ,､:::ﾉ
￣ｰ─'i::::::: .ﾞﾞ,,､ ;::''"`;:::;'''゛゛` /
＼/: /: : : /: /: : : : : : /: /: : |: : : : ｌ: : : ヽ} ＼
/: /: : : /: / : : : : ::／/:／/: :∧ : : : :|: : : : | 〉
ｌ: |: : : |: /: : : : :／ ／" /: :／ ＼: : :.|: : : : | ／
|: :ﾊ: : : |: |二ﾆ==ェﾆフ´ /, へ､＿＿__＞':｢: |: : : レ'
ヽ:|∧: : |: |く／ﾌこ^ヽ＼ ／ / _ｪ‐‐､=､｀|: : |: : ｌ: :|
∧ﾍ: : |／ |ｒ^{:::}ﾟ | " |＾{;:::}ｒ^} 〉 |: :/: : ｌ: :| ちょっと待ってほしいです！
/: : |＼: |ヽ ＞ー‐' ヾ_こ_ソ /:/: : :/ /| それだったら翠星石も！
/ : : ｛. ＼ヽ ::::::: ヽ `ー―' /イ: :／ /: |
./: : : ∧ ト ＞ , へ､＿＿＿ :::::／ /: ／/／: ｌ: |
: : : ｉ＾ヽ ＊＼ / ／´ :::::ヽ /／ ノ/: : ｌ: |
: : ／ﾚ⌒ヽ､. ヽ、 ヽ、＿ :::ﾉ , ｲァー‐く`¬ : ｌ::|
: / / ／ ,へ. ｌ| ` ､ ￣￣￣, ' ｒｰく ＼. |｀ ﾄ､:.ｌ::ｌ
::/ .| ' / ／ヽ| ＞= ｧ ￣ /＾ヽ ｀ ヽ. | 〈 ヽ::|
: / | / | ／⌒/L｢＼. | ./ / | |
- 30 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:04:44 ID:NPcyeGGA
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/:::i::::::::::::/:::::::::,i:::::::/i:::::: /|::::::::::::::::::|､::::::::.＼::::::::l:::::::::::::i:::;:::::.ヽ.
.i::::jﾞ::::::::;ｲ :::::::::l|::::/ l:::::l l;:::i;::::::::::::l.＼::.ヽ;::＼:::l:::::::::::::|::li:::::::::.ヽ.
l::/|:::::::/:i:::::::::::|.|:::i l ::| ヽ::lヽ､:::::::l ＼:.ヽ;::.ヽl::::::::::::l::|:l:::::::::::ト＼
|:! |::::::l;:;:|::::::::::;H::!ｰ- _l;;| ヽ!、ヽ__;;}-‐'''ヽ~ﾞ＼::|:::::::::::|::|:::l:::::i::::|
|! l:::::|l;:;:l::::::::::| l;| ､.|!` ヾ ´ >! ,;z=＝ｭ､ ｀l:::::::::;l:::l:::::l::∧::l
ヽ;:l l;:l､::::::::l ヽ /ﾞK)::iii::::! j !::::::::;l:::l＾i::|:| ﾚﾞ
貴女は「隠れていただけ」と力説していた。 ヽ ヽ|i､::::l:| ｂ:::lll::::l ,!:::::::;!:: l ∧|l
勝手に飛び出し、禁じられていた交戦を l::ﾍN, ゞ=r'''"ﾞ ヾ:;;;;;;ﾉ ,!::::::/::::;ﾚﾞ .|!
やらかしたのはエヴァ。 l;:::::::lヽ ､ /::::::/::::/
l;::::::|::ﾄ､. ｒ ､ _ _ ,ｲ:::;ｲ::::/
＜で、でも！ そのエヴァを止められなかっ…… .!::::l::|. ﾞ' ､ .| ! ,.::':/::;/ .|::/
ヾ;:|:|. ﾞｌ ! ,,..: '" /:;ｲ j/
いいから、黙って聞いてて。 ヽ! _,,ィ! ,!ﾞ''' ", -=､ /'ﾞ .ﾄ.､_
,,r'''::::/ .,!. / ／ l:::::::ﾞ'''::.､
_ -───- _
, '´ ｀ヽ
／ ＼
/ ヽ
/ __, ィ_,-ｧ__,, ,,､ , ､,,__ -ｧ-=彡ﾍ ヽ
' 「 ´ {ハi′ } l
| | | |
| ! :;:;:;:;:;:;:;:;:; | |
| │ :;:;:;:;i:l;:{;:i;:;:;:; 〈 !
| |/ノ二__‐──',ﾉ:i:::l:ヾﾆニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ
/⌒!| =彳 o ﾞヽ ﾐ ::::::::: ﾐ , '´ o ｀ヾ | i/ ヽ ! エヴァ。お前がどういう奴かは、
! ハ!| ー‐‐ ' i ! `' '' " ||ヽ l | よーく解った。お前は今後もまた、
| | /ヽ! '''"ﾞ゛ | ゛ﾞ`''' |ヽ i ! 俺の命令を無視して飛び出しかねない。
ヽ { | ! |ﾉ /
ヽ | _ ,､ ! , ′
＼ ! '-ﾞ ‐ ﾞ レ'
｀! /
ヽ ﾞ ￣ ￣ ｀ / |
|＼ ー ─‐ , ′ !
| ＼ ／ |
_ -‐┤ ﾞ､ ＼ ／ ! l |`ｰr─- _
_ -‐ '" / | ﾞ､ ヽ ＿___ '´ '│ ! | ﾞ''‐- ､
- 31 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:05:14 ID:NPcyeGGA
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＿_
,.-''";;;;;;;;;;｀`'ヽ､
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
/;;;;､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､
,!;;;! '~ "~ `i||i" '' `ﾍ;;;!
|;;;| ヽ` u ﾐ;;;|
_ゞ;!,-;;;;;;;"ﾌﾉ ヾ`;;;ヽ ､ﾐ;ﾘ
その上で、隊を預かる俺としては、 !ﾍl;|.,,_==-､く｀ ,>ﾞ-== 、｢ヽ
隊員の被害を最小限に抑えるのが義務。 !(,ﾍ! ￣'" |ﾐ.'￣" , ﾄﾞﾘ
全く厄介なことだ。そこで、 ヽﾞ､! !ﾐ ,ﾚｿ
`| ^'='^ ﾑ'′
. . ﾄ､ ､,.-‐ ､,, /|
i| ＼ ' ニ ｲ.:|
,ｲi| ﾞ､＼ ( ／ﾘ.:;ﾄ､
ノ :.:i| ﾞ､ `ｰ─''ﾞ:::;:'::::::!:::＼
: ＞ ．. ./｀＞ ．
:::::::::::::＞,/:::::::::::::::｀＞,
:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::/_:::::::::::::::::::::/､_
::::::::::/ ｀ヽヽ:::::::::/_ /｀ｰ､‐´｀二ヽ
::::::::＼ ヽ＼::::::::ヽ､___y´ 》.》 ｀｀
＼ヽ:::::::::::ゝ,_( ｀ヽﾔ、::iヽ. ,ィ
》/::::::::::::/ ｀ヽ _,ﾊ Ⅵ ヽ ／/
/〈::::::::γ' / -代 ヾ｀ヽ`イ／
/j::::::::j ,イ__ ノ ゝ._ )ヽ_R/
//:::::::/ /_ ノー‐- ､! ﾄvー' ……そこで？
Y_三ｲ ￣ ｀､ :l
ﾊ_i
- 32 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:06:58 ID:NPcyeGGA
-
,,､ - ―─ -- 、
,.'" _,,. -…;., ヽ
〈i'"（(´ __ 〈; }
i |: ／ ｀ヽヽｆﾊ. }
お前だけ、地獄の猛特訓だ！ 毎日の |i {イｱ :.:.:.}|ﾄi } _... -‐―
通常訓練の後、俺がマンツーマンでしごく！ ７ {:: :.:.:.ｲ_ﾊ { ／ ￣ ｀:.:
しごいて、しごいて、しごきまくってやる！ ヽ＿ , :.:./:.:.:.:.｀ﾍ ＿ ｨ ':.:.:.:.:.:.:.
`{_ ., ｲ:.i:.:.:l:.:.:.:.:.￣:., :.:.:.:.:_:.:.:.
| _... -:.:.:.:.:.:| :.:|:.:.:.:.:.:／ .:.:.:.:.:.:.:.三ﾐ､:.:.:.:.:.:.:
｀￣｀ヽ:.:. :.| :|三／ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:￣_＞
ﾊﾉ.: :.:| ,ゝ' .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／／＿_
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_ , -く ヽ__ } ' ＼:.:.:.:.:/ { `:.:＝==―:.:.:、 :.:.:.:.:.:-‐':.:.
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r' ´｀ヽ :ｿ￣`:.! | ! :.:.:.:ﾄ- ' :.:.i ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノ:.:.､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
l :.ｨ- ' ヘ、:.:.:.:.} | :.:.:.:.}:ヽｰ ' .:.:{ .:.:., ｲ￣ :.:.:.｀ヽ､ﾍ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
ヽ、:.:.: ）:.､:.ヽ. ', :.:.:.:.}ﾐﾐ＼_:.:.:.ヽ, { :.:.:.:}ミ:l: :.:.:.:.:.:
. ＼:.:.:.:.:′ヾ､:.:＼ ヽ、 .:.:.:.:ﾉミﾐﾐﾐ|:.:.:.:.{ ,:.:.:.:.:.:.:.:_:.:.:'ミ:|: :.:.:.:.
｀マ:.:.:.:.:.:.:` ｀ ｰ==―――- ､:.:.:.:':.ミ:.:.:.:ﾊ:.:.:.:.ヽ.:.:.:.:.ゝ‐ '''´ :.:ヾミ|: .:.:.:
｀ヽ、:.:.:.:.:.:ヽ、 ＼:.:ミ:.:.:.1 V:.:.:.:.:.＞イ´ :.:.:ﾐ|: .:.:.:.:.:
＼:.:.:.:.:.:.:ﾐ ､ ヽﾐ:.:.:.| 〉､ :./ ! .:.:.:.:.:ヽ.:／:.:/
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- 33 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:07:25 ID:NPcyeGGA
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,..-一ｰ''ﾞﾞ￣~ﾞ'''ｰ- ..、
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;. ＼
.,i";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.;;;ヽ
.|丶;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.!
l丶;;;;;;;/!ﾏﾀﾞﾞ'''!ﾞ'V┐;;;ii―=i,xri-､;;ヽ
|;;;;;;;;;;;,! ﾞﾞ.!;lﾘ .!;;; !
|;;;;;;;;;│ !′ .!;;.l'
.ｌ;; ∴/.｀-ﾆﾆ;;;;x， ' ｗr=ﾆ｀-'.|､!
］/'.ｌ.| " l､.! せいぜい覚悟しておけ。トーナメントの時みたいな
,!ﾞ .川 ｀”´丶 │.''￣´ .l l 手加減はしないぞ。だがそれを乗り越えれば、
ヽ ゝ | !.|lﾞ また今回みたいなことがあっても、
.'Ｌヽ , lﾞ/ 一人で何とかできるようになるだろう。
ｌ'ｧ.ｌ .゛.'" .|’
.ﾘ ヽ .-- -- ,/
/'ﾞi .ヽ ..y． .ﾉ|
/゛ .i′ ＼ / ; |｀'､
._..-''ｱ ll ｌ .＼、 ." .,／;;;;;;;;l.ｌ ＼
｀ .. lﾞ .!| ..ｌ .｀ﾞﾞ´ ;.,;;;;;;;| ! .ﾞぐ- ..,,_
ヽ､ ,-､
ヽヽ,-―､__.／ |/⌒ヽ_―
ヽヽ ∠-_ |⌒ｌ )｡=､
《､ヽ＼/ ｀()／ |／｡
｀､ー＼) ⊿／ ヾ |―-┘
小隊長…… | ＼ 'ｖ,ーﾆ∋∠／ 〕
ート､ 〕 H┴´Ｊ＼ｌ ﾉ 〈
ー>､> |~>' ＼_ リ | ∩
|｀ｌ/＾ヽ'- ~￣＿｀┘」｡｡＼
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ﾉ（ ,ﾘ|} |. }
. {. |,.へ⌒ .:ヽ '/ ,ﾍ .}
ﾚ-､{ ゞミ≡=ｧﾉj!}＝夭''´K
!∩|.} .ﾞﾞ匈ﾞ` ..:::::/.''匈/ f＾| 返事はどうしたああぁぁ！
ｌ（( ﾞ′｀￣'"〃ﾆf::`￣ |l.|
. ヽ.ヽ ^ =' ヾ .ｌﾘ
. }.iｰi 〃∠ニﾆ７゛ ,'
!| ヽ ,i. |''"´"''ｲi, ./
. ／} ＼ .六ニﾆ彳 ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
- 34 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:08:07 ID:NPcyeGGA
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│ │
│ ,. ‐―――――‐ - ､ │
│ ／ ＼ ....│
│ ／ ＼ ..│
│ / ＼ ﾉ .', ..│
│ / , ゞ.._,, ー " ､ ', .....│
│ l l {::::::::} l l {::::::::} l l .│ 了解っ！ 第三機甲師団 第七小隊員
│ . l ｀ ー ' ' ｀ ー ' ' l ...│ エヴァンゲリオンは、小隊長直々の猛特訓、
│ l / .! ヽ l .│ ありがたく受けさせて頂くだろ！
│ l ヽ＿_／ ＼＿_/. l .....│
│ . l 〈 〉 l ..│ （これから先に何があっても、
│ .l ｀ｰ――― ' l .....│ 俺自身の手で翠星石を護り抜く為に！）
│ l l │
│ . l l ...│
│ . l l │
│ ! ! ....│
│ ／! ,'＾ヽ ......│
│ ／{ |ヽ /| / ＼ .│
│ ／ ∨| ヽ ／ | / .│
│ ／ ヽ ＼ ｀ー――――― ´￣￣ ／ .│
│ ／＼ ＼ ＼ ／ ＿ ／ │
│"ヽ . ＼ ヽ ｀ ー──一' ／ .....│
│ ＼ ＼ ＼ ／/ │
│ , ‐┬─‐'ﾌ⌒ヽ｀ ー── ´ / │
│／ ￣￣ } ＼ / ...│
│ ／ ￣｀ヽ／￣ ヽ ＼ │
│ / / |￣｀ヽ￣￣/ .....│
│./ . / | |￣ヽ │
│ / | ｜ } .│
└──────────────────────┘
- 35 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:08:26 ID:NPcyeGGA
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｡
｡ ｡ | ｡ ｡
|. | |:| |. |
|| || |.:.| || ||
|:|. |:| l∧l |:|. |:|
｡ |.:.|. |.:.| ,.傘., |.:.|. |.:.| ｡
| .|∧||∧| ,傘傘傘, |∧||∧| |
｡ ｡ ||. （VVVV）.傘傘傘.（VVVV） || ｡ ｡
|. | |:| {∽}{∽}}}傘傘傘{{{∽}{∽} |:| |. |
. || || |:.:| ,傘|ｌ~~|ｌ~~|}}个个个{{|ｌ~~|ｌ~~|傘, |:.:| || ||
|:|. |:| lvvl .,.,傘傘|∩||∩|}::::/⌒ヽ :{|∩||∩|傘傘,.,. lvvl |:|. |:|
.|.:.|. |.:.|. |∩|傘傘傘|| l|| l|}:::|: |:::{|| l|| l|傘傘傘|∩| .|.:.|. |.:.|
|∧||∧| ,.,.,傘||"||傘傘傘|| l|| l|}:::|: |:::{|| l|| l|傘傘傘||"||傘,.,., |∧||∧|
(vVVVV)傘傘{∽}个个个{∽}{∽}}:|三ﾆ三|:{{∽}{∽}个个个{∽}傘傘 (VVVVv) |
山i!山i山傘傘|三|!|/⌒ヽ!|ｌ~~|ｌ~~|}:／个＼ {|ｌ~~|ｌ~~|!/⌒ヽ|!|三|傘傘山i!山i山 ∧
||^^||^^|个ｌ个{∽}!||:. ||{∽}{∽}}:{ﾆi二iﾆ}:{{∽}{∽}||:. ||!{∽}个ｌ个||^^||^^| /;;;;;ヽ
|| l|| l|::::::::::::|三|!|iﾆﾆﾆi||ｌ~~|ｌ~~|}::::／＼::::{|ｌ~~|ｌ~~||iﾆﾆﾆi|!|三|::::::::::::|| l|| l| | ∩ |
|| l|| l|／ｌ＼||: ||!|／ｌ＼||| l|| l|}:::|: |:::{|| l|| l||／ｌ＼|!||: ||／ｌ＼|| l|| l| ／＼ |ニニ|
|| l|| l|::l⌒l: ||: ||!|:Ii==iI:||| l|| l|}:::|ﾆﾆﾆ|:::{|| l|| l||:Ii==iI:|!||: ||::l⌒l: || l|| l|三三三三三三三三
|∬||∬|::|___l: |§|!|:|l l|:||∬||∬|}:::, '三`､::{|∬||∬||:|l l|:|!|§|::|___l: |∬||∬|:=:=:|:|=:=:|:|=:=:|:|=:=:
{})({i})({}iﾆﾆﾆi{({})}!!.!|,,, l|:!{})({|})({}}::|皿ｌ皿|::{{})({|})({}!:!|,,, l|:!!{({})}iﾆﾆﾆi{})({i})({}:::[]::|:|::[]::|:|::[]::|:|::[]::
|| l|| l|鬥ｌ鬥||: ||!|鬥ｌ鬥||| l|| l|}|鬥轟鬥|{|| l|| l||鬥ｌ鬥|!||: ||鬥ｌ鬥|| l|| l|:=:=:|:|=:=:|:|=:=:|:|=:=:
|| l|| l|/⌒ヽ||: ||!|/⌒ヽ||| l|| l|}|iiiiiiiiiiiiiiii|{|| l|| l||/⌒ヽ|!||: ||/⌒ヽ|| l|| l|:::[]::|:|::[]::|:|::[]::|:|::[]::
|∬||∬||:. ||§|!||:. |||∬|∬||}|iiiiiiiiiiiiiiii|{||∬|∬|||:. ||!|§||:. ||∬||∬|:=:=:|:|=:=:|:|=:=:|:|=:=:
|凶||凶|iﾆﾆﾆi|凶|!|iﾆﾆﾆi||凶||凶|}|二二二|{|凶||凶||iﾆﾆﾆi|!|凶|iﾆﾆﾆi|凶||凶|:::[]::|:|::[]::|:|::[]::|:|::[]::
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
- 36 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:08:58 ID:NPcyeGGA
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ﾚ|ﾚ||_|| || || || || ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ : ;": :;
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./::::::::::::::;ﾊ:/ゝ、::::::::::__:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
i::::::::::::;ﾍl ヾ ,,'ﾆ¨--¨ﾆ､‐-''´ヽ:::::::::::::::::!
!:::::::::::l ヽ. 7"::;:::::＿::､ヾﾞi _ヾ､:::::::ﾊ
::::::::::::i丶. l::::k'_´_o__ﾞ,!:::7 7;:::＼ﾞ¨" ,l,
::::::::::::ｌ丶 ﾞー───‐' . k'^ヽ、ﾞi ﾉ う……俺は、一体……
::::::::::::ゝ ,ｧ''''"￣￣￣''ー''¨ヽ｀ﾟ'-ﾞ_,! 丿 何だここは……牢獄……？
:::::::::::::::〉 ,.'",ｎ. rャ ,-､ ﾞヽ､ ,ﾉ
l:::::::::::::ｉ |:::| |::::| .i:::::| ;ﾍ _ヽ.,!
|::::::::::::ｌ _,レﾍ. |:::::! !:::::l ,l:::;! i:.:i 〉
}::::::::::::! '´ ,} |:::::l !::::::! ,!:::;! ;': 7,!
!::::::::::::l ,/l. !:::::! ｌ::::::l ,!:::;! 〃.7.l ,ﾊ
:::::::::／i. ,/::::ゝ.l::::::し'::::::i. ,!:::;!.〃,/ ｀ー‐'" ,}
:::／ ｀ー､":::::::::::::::::::::::::::::::¨:::::ﾚ'!_/ ,/
:::l : : :: ゞ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ゝ.,,,＿,,,,／
:;' ; : :: ｀ヽ、::::::::::::＿::::::::/ l
; ,' ; : :: ￣￣:::: ,' ￣ ; i､
- 37 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/01/30(日) 23:09:45 ID:EqiuR2Y6
- 口癖出てるな
- 38 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:09:54 ID:NPcyeGGA
-
:::::::::::::＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_::::: |:::|＿＿_
::::::::::::|＼＼ .|:::::::::::::::::::::::::::::::: |:::: 匚二::::ｒ‐一'´
::::::::::::|:::::＼＼ ! :::l￣￣￣￣|:::::|:::: ┌一':::::｀二コ
::::::::::::|:::,､::::＼＼ |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::|:::: ｀ー┐::|
::::::::::::|:::||＼:::::＼＼ !:::::!:::::::::::::::::::::!:::::!:::: |::::| /ヽ
::::::::::::|:::||:::::＼:::::|lll| |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::|:::: |__,| ／:／
::::::::::::|:::||::::::::::|::::|lll| |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::|:::: ／:::::!
::::::::::::|:::||::::::::::|::::|lll| ||]::|:::::::::::::::::::::|:::::|:::: ／:／|:::|
::::::::::::|:::||::::::::::|::::|lll| |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::|:::: ￣ |__! __
::::::::::::|:::||::::::::::|::::|lll| |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::|:::: ／:::／
::::::::::::|:::||::::::::::|〔 !lll! !:::::!:::::::::::::::::::::!:::::!:::: ／;:::ｒ'´
::::::::::::|:::||::::::::::|::::|lll| |:::::|＿＿＿___|:::::|:::: く／|:::!
::::::::::::|:::＼:: :: |::::|lll| |:::::::::::::::::::::::::::::::: |:::: 凵
￣ ￣:＼:::＼::|::::|lll| ￣￣￣￣￣￣￣ ／:｀>
::::::::::::::::::＼::::`:::::!lll! ::::::::::::::::::::::::::::::::::::: _＿／::::／
:::::::::::::::::::::: ＼:::: !lll! :::::::::::::::::::::::::::::::::::: ー‐‐'´|::|
:::::::::::::::::::::::::::::＼|lll| :::::::::::::::::::::::::::::: |_,〉
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::
.,. -─- ､
／,;:;:;;;;;:;:;:;:;:｀ヽ
お、牢の外に誰か来たな。 ,'.:..:.:.:.;;;;;;rrrr､:.:.:ヽ
女一人に子供二人か。 l::;ｨ'´;;;;' ｀ヽ｡-､ヽ.::!
{ﾐﾚ'"´. ,.. ¨¨｀,ｨ;;彡.
{ﾐ!. i i::i l.:::! l:l .l:! l;;彡
iﾄ､i i:::iﾉ:::l/::l/::!ﾉ:::|
ヽ入 ｀VⅥ /l /l
ﾄ､ `1 ﾐヽﾆﾆ彡'´ L､､､,,_ _./ ﾚ' ..!
ﾄ､. ! Vl ,..ィ´.:j! ',::,,,,,/ ,::′ ,' `ヽ`ヽ`Y´.:./l ｀`ヽ
| ヽ| 〃／.:.:.:.j!...',;,,/ ,::′,,,,,........ﾘ ﾉ.:::l / .l.:.:.:.:.／ﾄ､
,.ィ´ヽ ﾉ／ / ;;;'''ﾞﾞﾞﾞ｀,.''''ﾞﾞﾞ´ {: :i i!.::! ゝ ' ／.ィ´ `ヽ
ﾄ､/ ﾄ､, ´/ ./:::'' .人 ..:;;′ .人 .:i: :.! i!:::!.:.;.ィ彡'´ ;; .ﾞ､
l ﾊ V.:.:.i / ,:: ｀Y´.;;;′ ｀Y´ .!,..ィ"´`ヽ〃;;;:;:;:;:;:;;:;ﾞﾞﾞ´: .
- 39 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/01/30(日) 23:10:07 ID:8FKfOjpM
- >>32
いやらしいw
- 40 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:11:00 ID:NPcyeGGA
-
/ヽ＿//＿ ､, -- ､, −､
ー‐┬j、 ヽ{ r ｹこY }ﾊ
l| l ｀ ＜. ＼ヽ匕ソ / l 「魂の城」へようこそ。
＿｡ {｜ヽ ＞=ゝ､_ , ｲ l | カナたちは今、ある計画の為に人手を
丿 ヽ{｢ｆｯ rャ７ lfこｌ ｉ / 求めているの。でも、あなたはあまりにも、
ッ ／ | j /rノ 厶 人格に問題があり過ぎるのかしら。
／ヽ ､_ ／!イ／ 〉__
/ﾍ ／ヽ.__ '´ lYﾞ ／'´ |
ｒ'一／､ 厶{＿_＼ /]_￣ ／┐
/_| ／ ', ＼ , イ二ト ､ Ｔ¨ヽ乙/
{／ , 〈_／/ ｌ＼_〉l V
,／/ l ヽ/ l /l |
rﾉ 〈 | ,' ＼＿l／ ヽ ヽ
ヽz= ＝ ノ , | | } _丿
/ /ﾍ∨ -− −/ ´{
/ : : : : : : : : : : :/: : :| : : : : : : :/.:: | :| |: :|:: |: : : : : : : : : : : :l
. / : : : : : : : : : : :/: : : :| : : l : : :/.:: │:| |: :|:: |: : :| : : : : : : : : l
/: : :/ : : : : : : : /: : : : :| : : i : :/.:: ! :| |: :|:: |: : :| : : : : : : : : l
. /: : ,ｲ : : : : : : : / : : :/: :| :._⊥/-─‐ ! :l .|: :| ──- .. |:|: :l!: : :l : : : : : |
/: :/ │: : : : ｌ : : !: : : :|:,.イ´.: l/.:::::::::: /:/ |: :|:::::::::::::... ｀メ |: :|!: : :l : : : : : |
,' : ,′ | : : : : ｌ : : |: : :.イ:/|: : :/-─＜ /:/ |: :| ＞─‐--､｀下y'| : : l: : : : : :|
│: | | : : : : | : : |: : : :|:.:_,.ｨ≠≦三ﾐ ／'" |: :l 彡三≧ｪx |/ ヽ: : :l : : : : :|!
│: | | : : : : | : :│: : :l,ｲィ'::l|li|l|li|!:| | / |::l|il||i|li:ヾ;､ | : : :| : : : : i:!
│: ｌ ｌ: :/: : :| : : l : : 〃 {:::::l|l|l|l|l|::| j,′ |::l|l|l|l|l|::::}ヽゝ : : :l : : : :,ハ
|: :,′ ∨: : : :l : : l : : : l: .∨:!!|l|ll!!::| |:::!l!|l|l!!::/ /} : : /: : : :/ : :l
|: ′ ∧ : : : |∨ l: : : :|: :',∨:::::::::::j_ {::::::::::::::/ // : :/| : : :/ :| : l
i,′ / ヽ : : | ∨ : : : |!.:ハ＞=≦三三 三≧==＜. //: : /: | : :/ : :| : |
私なんか、貴方の記憶領域を見て ／ | ＼| : ∨ : : ﾊ : :{三三三三 三:. 三三三三ムイ: : :| :/ : : :| : |
気絶しそうになりましたよ。まさか、 | : |: : : :|＼: {＼乂三三三 i!三三三三三三三/ :| : : :|/ : : : :| : |
本当にカイオンの軍人だったなんて。 | : |: : : :| : :ヽ＼ ￣ ＿Ξ三三三三三,/| : |: : : : | : : : :| : |
この面汚しが面汚しが面汚しが面汚しが…… | : | : : : |: : : :|｀ |lヽ、 ´￣｀ 三三三三:,イ: :| : |: : : : | : : : :| : |
| : | : : : |: : : :| : |l |: |li:..、 三三三三才il| :l : :| : |: : : : | : : : :| : |
- 41 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:11:54 ID:NPcyeGGA
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／: : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
/: : : : :/: : : : : : : : :: : :i::､: : : : :ﾊ
,' : : : : /: : : : : : : / : : : !::ﾊ : : i::: :i
i : /: : /: : : : : : : / : :/:/!i::::|: ｉ :l::: :|
l :/i: :/:l : : /: ／/ : /:/ヾﾚ"! l: :l:::: |
|/ :! : : |: :/_:/__/: :/':/＿＿| l: i:l::: :l
|: : | i : |:/! / / :/// :::::::ﾘ:/ !::: l あ、もう、我慢できません。
|: ､:ヾ: :N ﾚ=:､／.〃 ,.ィ=‐-､ﾚ : |::: |
|: :ヽ: ﾘ代::::::ﾉﾞ ／ 弋:::::;ﾉl:: /| ! | , -―‐-
|: :::ﾊ: : :ﾄ---､,.- ､ {i__,/::::/|::!l:::| / ;;；′
/: :く |: : :| ‐ ´ ／￣￣ ./:::/::|｀l! :! / .:. ；;」
. /／´ '|: : :|､ / /:::/:: | | __ゝ､ /.:. ;;･;」
/i |: : :| }ヽ. !__ ＿i:::,ｲ::: :!／ i /.: ；」
. // /: : : !' } ｀Y´ |::i |: : :| ;； l. / .:;∵」
ハ / : : : | l || ／ l::| l: : :| . i. /.: ;・；」
/: :::ヽ. / : : : / / l| ；;|:l .|: : :!/ l /.:.: ;」
,': : :::::,}. ': : : : / / __!r.､ l:| !: : |ﾊ ；:: |/ ;；」
!: : :／: : : : : / / r { .{ {） |:! l: : |.ﾉ ;/¨;`:ヾ/
|: :/: : / : ／ ／､ r'{;;:l;:;!; ;Vヽ | : | ;:::::___/__;;;;/、
|:/ /: l : / , / ﾄ､! ﾞ;;;: ;:; ;;:}_| -―i' ;;; ---ﾐ
|l ∧ :| / / l // ｀ ￣ ;;;;;;;| ;;;; --､ｿ
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:.:.!:.!:.:.:.:.',:.',:.!:.:.:.:.:＞'＜、／ //,:./ !ｌ _＞＜＼:.:.:.l:./:.:.:.:.://:.:.:.:
... :.:.:',:',:.:.:.:.ヽV｀ヾ〒_＝=ミー７/// ーrィ=＝ 〒ア､/:':.:.:.:..://:.:.:.:.:
南鮮石も同じ気持ちニダ。 -､,.ﾍヽ:.:.:.:ヽヽ ヾ､_ｰ'_ノ ／'´〃 弋_ｰ'.ノ ' /:.:.:.:.:.//､:.:r‐‐
コイツが更正するなんて、 ヽ.-l ＼:.:.:＼､ ／´ ヽ ／':.:.:.／/ ,.-Ｊ
考えられないニダ。 .／ .! ヽ､:.ヽヽ､ i ‐,.'ィ":.／ !/ ｀
ヽ、 ,! l l｀ヾ.＝- (＿人＿) -‐"‐／ｌ ! l ） ／ 〉
） .! へ! // ｀丶､ ... ,. '´ l ! !< , く
ヽ_￣l l ! ｀丶､ _.. '" !l ! / -,.､ノ:
ヽ-､ ', ! !l ／::,二 ｀"´二､:＼ ,ｲｌ l ' /: : : :
: :!: :} l ! !l ／::／ ／/:｢ﾄ､＼ ＼::＼ / l.! l 〉: : : :
- 42 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:12:23 ID:NPcyeGGA
-
r=､、 ＿＿ __
l| ＼r'´￣ _ｒ' 二＞, ﾍ
l| / ﾄ、ヽ r'´, ｨ'Ｚこく |
∨ /| ＼ 〔 「 ,{ {-｣} ｝-┬'
/' // ＼{j/ ゝ辷ソ＼＼
| / l ＼ ＼/､__|｜/l＼＼
ヽﾊ/ ｙ=ミ 彡='､ｌ ヽ!｣ ∨
ヽ{ ﾊ ｒり l ｒりY∨ﾊ ダメよ、二人とも。ここは『エデン』の
|lﾍ.r‐､ 、 ¨´ |lｿl | 雛形となる場所。どんな犯罪者にも、
／|l l l Y ￣ ヽ ／|!┐ 最低限の権利は認めるのかしら。
{彡'| -| !､! ノイ j彡!￣ヽ
Y／彡l / ￣ ｛彡二7 ﾊ
｛ ∨ ヽ{ /￣{_}￣ Y´￣ﾐi ﾍ
｢l/ ヽ |＼＿_l テァ;┘〈 小、
〈j〈 ヽ / ,＿＿)＼＿ゝ┘| /
く/::::＼_ノイl / ヽ / /ﾍ ＼
/ / ､＿ ＿ 〕 | ／{/i ィｚjハ￣ﾌ',
/ , / ヽ ｀ ー- { く:::::::} Y厶ソ }ヾ´ l|
/! / 丶 ＿ ＼ ヽ/ヾ二ヱイ､::::＼
,' | / ＿Y ＼ ／ ヽ／
というわけで。あなたには、カナ特製の |! l l/ ＼ '´二´ゝく 「 丁,-､_」ｿ
人格矯正プログラムを受けてもらうわね。 ｌ V / ￣ ヾ. / , ｨ::T:::ヽY ￣ l /
「我が身をつねって人の痛さを知れ」これを /r'､{ ＿_, l l ゞじノ }／⌒Y /
実行してもらうのかしら。 { |.ﾍr┐￣ r}ー‐{j ￣￣ / j´ リｲ
/ｲ/ / ｰ一' 〈、 ` ー一〃, --イヽ
li／∠＿_ ､ ＿_ , ｨ|{::::::::::::::::ﾉ
/}__／ _ー､┘ ＿＿ ィﾍ Vﾑ}三≧彳
イ l/'┐ r__>､」::| lー} |ｰl {__} |:::::::::::::::〉― 、
ヽ＼ |ーｲ {:::::::}ヽ二ノ!０ト--'≧三彡' ＼
ｰtヽ.＼ 辷」三ｲ/ | / j | 「:::::::::::;〉
└ｔ.ヽ.＼ 廴ｿ j_|０ {.｣ 〔::::::::::ｿ
／ └ｔ ヽ.＼_ 了 / / ゞ='￣
／ └ｔ.ヽ/＼ / ０ / |
_ - ' / r―r‐r―┐￣ ＼ -―
´ ／ | }ｰ} | ＼ -−- ､ ／
＿_ - '´ / ￣ ￣ / | Y
} ｲ } |
- 43 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/01/30(日) 23:12:27 ID:8FKfOjpM
- >>40
一応、命令で動いてるのにw
- 44 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:13:24 ID:NPcyeGGA
-
／ ヽ ヽ ＼､ _
/ ／＼ ＼ 、 ﾉｒ､L,
. / _ ´ .::ノ｀ヽ､.... ＼..ﾌ ﾊｭ、
∧. ／ ./::;;- ´ ｀丶､.. ゝﾍ」八}
{::i::::. ／ .:::/"´ ＼「 「ヽ「 それでも更正できなかった時は、
'､:､:::/. .::::/ -―- ､__, ﾄV「 /〉 残念ながら死刑。あなたを
.ﾍ::V::::ｒ'⌒i{ '叨¨ヽ `ｰ-､ｖ:::ｺ/V 消去(デリート)させてもらうかしら。
. ＼::::ゝｒ/__ ` ー /叨¨)/／ﾋｿ
_.＞‐i{ ＿＞┐ ヽ, /´ __
. ヽ_ ‐ "´ ｀ヽ｀ヽ.＿__´, ﾊ ＼ 〈V'´ ｀ ― ＿＿_
. ／ ､ ヽ ゝﾆ´ ..∠. ｀ヽｊ} _/＿ └─┘￣￣／
/ ┴- ∠て三＞┴ … ―――ｯｯ-ｚて＿＿ ￣ ─ ＿＿_／
. : ￣￣ , ', ' ∠｀´ ､＿｀丶､＿＿└┘
: . . : : : : : . . /:/ -､__ゝ ､`ｒｒ､￣て」」
､: -‐､: : : : : : :／て＞ ‐､: i:＼ : . . . . . ｊ i ､ ヽ ゝ ､>ﾍ.￣￣
..〉_／ ` ---‐'ヽヽ:`＝'o_ﾍ:､: : : . : : : : // ＼下 ｀ ￣ｊヽﾉ＼i
.,. -─- ､
／,;:;:;;;;;:;:;:;:;:｀ヽ
,'.:..:.:.:.;;;;;;rrrr､:.:.:ヽ
l::;ｨ'´;;;;' ｀ヽ｡-､ヽ.::!
？ さっきから、何言ってんだお前ら？ {ﾐﾚ'"´. ,.. ¨¨｀,ｨ;;彡.
話が全然見えねえぞ。 {ﾐ!. i i::i l.:::! l:l .l:! l;;彡
ここはどこで、お前らは何なんだ？ iﾄ､i i:::iﾉ:::l/::l/::!ﾉ:::|
説明を…… ヽ入 ｀VⅥ /l /l
ﾄ､ `1 ﾐヽﾆﾆ彡'´ L､､､,,_ _./ ﾚ' ..!
ﾄ､. ! Vl ,..ィ´.:j! ',::,,,,,/ ,::′ ,' `ヽ`ヽ`Y´.:./l ｀`ヽ
| ヽ| 〃／.:.:.:.j!...',;,,/ ,::′,,,,,........ﾘ ﾉ.:::l / .l.:.:.:.:.／ﾄ､
,.ィ´ヽ ﾉ／ / ;;;'''ﾞﾞﾞﾞ｀,.''''ﾞﾞﾞ´ {: :i i!.::! ゝ ' ／.ィ´ `ヽ
ﾄ､/ ﾄ､, ´/ ./:::'' .人 ..:;;′ .人 .:i: :.! i!:::!.:.;.ィ彡'´ ;; .ﾞ､
- 45 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:13:57 ID:NPcyeGGA
-
／ ,,-‐′ __＿..-------....＿_ `''-､ ﾞ ､
_／ ..／ _,,--‐""´ ｀ﾞﾞ''ｰ-..__ ﾞ' ､ ﾞ＼
r'´ ／´ _..‐'" ｀ﾞ'‐..、 `' ､ ヽ、
/ _／ ..／ ＿_ ﾞｰ 、 ＼、 ゝ
_／ ／ __..-ｰ''''￣￣￣"ﾞﾞ'''‐--.._ `＼ ﾞ ､ ﾞ 、
,r′ ／ _..-''" ｀ﾞ'-､ ﾞ ､ ゝ
丿 ／ _／ `' ､ ｀ 、 丶
′ /′ _／ ＼、 丶 ヽ
/′ /′ __......-....,,__ ﾍ ヽ ヽ
/ ./ _..‐'" ｀ﾞﾞ‐ ､ ヽ ヽ １
,' ./ ／ ヾ、 ﾍ '、 ヽ
│ ｌ′ １ 1
|| 1 │ ||
1 l 《矯正プログラムを開始します》 l| ||
|! 1 │ ｛
│ '、 ,' ,'
'、 '、 ﾞゝ、 _／ ,' /
'、 ヽ `ｰ..,,＿ ___,,..-''′ ﾉ′ ｌ 丿
丶 ヽ、 ￣￣´ ノ 丿 ｌ
ﾍ ＼ ／ 丿 /
､ ＼ ﾞ' ､_ _..‐′ ,／ /
丶 ﾞゝ `'‐..__ _..-''´ ／ 丿
ゝ ＼、 `ﾞ'ｰ-....＿＿____＿..--‐" _／ ／ 、
＼ ﾞ' ､_ ￣ _..／ ,／ ／
＼ `' 、 ﾞﾞ‐.._ _..-'′ ／ ／
ヽ、 ﾞﾞ ､ ﾞ'''-..,,__ __..-‐'" _／ _／
ﾞ＼ ｀'‐､_ "'''‐ｰ----........-..--一‐"" ,..‐'´ ／
`' ､_ ﾞ''-､_ _..-''" ,,／
`ヽ､ ｀`ｰ-..__ _,,..-‐'" _..‐"
「うおっ？ な、なんだああああぁぁぁぁ……………………」
- 46 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:14:17 ID:NPcyeGGA
-
ヤドリの村
○ ﾟ 。 o ゜
o 。 ゜ 。 ﾟ
。 ﾟ 。 o ﾟ 。
┃,
┃/ o ｡ ○ ゜ o 。､┃,
┃/_/ ﾟ ヽ┃/
┃/_/_/ ﾟ o ゜ 。 ○ oヽ┃/_/
┃/_/__／ 。 ﾟ o ﾟ ＼ヽ_ヽ┃__/_/
┃/_/__／ o ﾟ 。 o 。 ﾟ ＼_ヽ_ヽ┃/__/_／
┃_/__／ ゜ ﾟ 。 o ＼__ヽヽ_┃_/__／
┃__/ 。 ﾟ ｡ ﾟ o 。 o 。゜ ＼ヽ_┃__/_／
┃ ﾟ o 。 l ┃
┃､l, o 。 。 ﾟ 。 o ヽ|/ ┃
┃ .... .... o .... .... ＾＾
^^ ⌒ 。 o ⌒ ○
.... ○ .... .... ....
o o
⌒ ⌒ ○
（……え？ 俺、なんでこんなところにいるんだ？）
- 47 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:14:36 ID:NPcyeGGA
-
,ｨ、 ィヽ
//=､／/＝l
/ ﾍ三ヽ/三/
ﾚ_､ヽ = = ,ｨ ┌────────────────────────┐
ｨ(( )｡ヽ／ｨヽ .│|::::| {;;| ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ |;;} |::::| }. . │
/｀ヾ/ ゞくﾟﾍr' │{::::::| ＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,---､;;;;;;;;;;;;;;;;;;／ |::::::}. ..│
!-ィ´ヽ､〔:〕ﾉlj │＼;;l ________________ l l ________________ l;;／| ......│
l´ <yﾄヽﾐヽﾘｲ!i │＼ | ________ ｀i i´ ________ | ／| .│
! ｰヽ､ｰ{l/l!） │;::｀i | ＜ ∩ ＞| | ＜ ∩ ＞ | i´::;;;;|_ .│
r ‐{`ィ´ /.l｀l llrﾄi)_ .│ニ ＼ ￣￣_____}─-{____￣￣ ／ ニ,,― ...│
/ ﾚ,ゝｰヽ,-lく!､ﾄ､ ヽ .│::::::＼ ___ ￣￣￣ ＿ ＿ ￣￣￣___ ／:::::::| │
! ﾉi, -=-く;'l｀'´lゝﾚ' '､ .│:::::::::::}. l::::l l~^l |::::| |::::| l~^l |:::| {:::::::::::| .│
r'-､ｨ'｀!i´ ヾ､{l Y‐=l､ └────────────────────────┘
i｀` ヾ l!ゝｰ=ヽ〈lゝ=〈! _,r' ハァイ！ 虫ケラのみなさぁぁぁぁん！
r'-､ /´ ヾ､_､＿ﾑﾚ.__人 l､ こぉんにぃちはアアァァ！
/, -ｰ'､ /n_n_n_n.ﾊ r,ヽt‐' ｰ､
ﾘ ヽ !_n_n_n_./ _ヾ 'iゝr-( ヽ､
l i_n_n_n／^^^^ヾ ﾄ､ヽ ｀ ｀ヽ､
ﾄ､ ,.ィ!n_n／､ ＿^^^_｀'i ! ヽ ＼
l､ ｀` lin／＿ ^^^＿^^ ! ! lヽ ヽ
. !ヽ ﾉ1＿^^＿ ﾊ ^^＿ l ! ヽ＼ ',
ヽ,｀` ノ`!^^__.^^l !＿^^^.! ヽ ヽ ＼ l
｀´ .! ^^＿ﾚ'1^^ ＿ ! ヽ ヽ. ヽ !
l＿ ^^.! l__ ^^^ l ＼ ヽ l＼ﾉ
l^^ | l^ l ｀ ｰ'
l l ! ,'
l ! .! l
! l | l
! l .! l
!､＿ ,! l､＿_!
l´^^^l ,! ￣ i
! i ! ^^ ｀ｰ- .. -､
!´^^^.! 'ｰ- ..,,＿ r '´
ヽ'_ ﾝ
（！ あ、あれは『バルタン』？ しかもあれは俺の声、俺のセリフ……）
- 48 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:14:58 ID:NPcyeGGA
-
/して ）⌒! ilゝて
/ （ ﾉ )/ コ /して ）⌒! ilゝて
(( ＼Wl レ/l / / （ ﾉ )/ コ
ヽ il´￣ ヽ,,/ !V (( ＼Wl レ/l /
il l' ヽ il´￣ ヽ,,/ !V （ ）
＿」 l＿___ )し'＼ il l' {⌒---' ｰ'ヽ ／｀`ーｭ
｀`ｌ - ､,,￣ { ＿」 l＿___ )し'＼ ＾＾￣才⌒´ { /
ｌ li ＼ （ ｀`ｌ - ､,,￣ { 入／ || {,,_ y
il l ⌒´ ｌ li ＼ （ ゝ ﾉ { ) ￣ﾍて
ﾉ 丶 :.. ; , :.... ;:. :;. ;.;..::.il l ⌒´ ＼ ,, ‐"
ゝ ゝ. : : : ｌ :/;.. :; .:;｡::ﾉ 丶 ,, ‐",, "
{二:.. ヽ / ;:.:ヽ.;:,.i・人从 ／::::ゝ ゝ ,, ‐" ,, ‐"
ー'从;ｌ；从 /、。;.:;从 ;:. ／ヽ / ､ヘ ,,ｨ ,, ‐" ,, ‐"
::::.... `＼:;.:.从：：:;.:;,:,；、;l,;l> :;.:;人:;...／ー' * ○ '⌒ ヽ、 ､／ `" "´ ,, ‐"
･、. .;: .,;:; ） ,.,;;;Ｗ＿从 :;.：；／,∧ ;/.. ｡.;....; :.. ; , :.... ;:. :;. ;.;..::) ／
ﾞ､＼ ﾛ 三.,.,;:;.:,,l|二|;,:;,ゞ;;,,从 :;.;: % ~:.. ﾟ ヾ . : : : ｌ :/;.. :; .:;｡:: つ ＿/｀
.... ..;; Σ;''。：。,,::从ゞ;;,;;;／*:;:,,~`= ｏ {二:.. :.: ;:.:ヽ.;:,.i・人从 ／::::.... ::
`\..,::;; Ｙ⌒:;...;:.:〃l,l；、;.:;.w: .Ｚ＼:: : :. ...ｏ___...._____.ヽ从;ｌ；从 /、。;.:;从 ;:. ／ﾆﾌ｡ﾟ
i ｡／ ）：；。／从∵]ヽ,.,.;;> ￣ ::::.... `＼:;.:.从：：:;.:;,:,；、;l,;l> :;.:;人:;...／ ｡ﾟ
ｏ | ..:.:. ;;.''ﾉ::⌒Ｙ＊W 从 ::.... :::...... o ,.;: .,;:; ） ,.,;;;Ｗ＿从 :;.：；／,∧ ;/..
ﾞ､＼_ﾉ i;.: :::;;/''`;.. :,.Ｙ:. ..ヾ ﾍ ｡ / oﾛ 三.,.,;:;.:,,l|二|;,:;,ゞ;;,,从 :;.;: % ~:..
` 、ﾞ ﾉ ／....;;:'"' . .:.. '':`、 ｏ .... ..;; Σ;''。：。,,::从ゞ;;,;;;／*:;:,,~`= ｏ
\ i,／／ ;'' :::. ＊ ;;..:`、 i | | ..,::;; Ｙ⌒:;...;:.:〃l,l；、;.:;.w: .Ｚ＼:: : :. ..
i ◯／ ;` ;ﾛiﾛ|`､ 。 i.__|_|ロ|ロ／ ）：；。／从∵]ヽ,.,.;;>
/ / 。 ,' ﾒ /..|iﾛiﾛ|..`、 Ｏ ￣ ..:.:. ;;.''ﾉ::⌒Ｙ＊W 从 ::.... :::......
./ / ○ ｏ i_/__/::::ニニ:::::`､___＿＿＿＿ ;.: :::;;/''`;.. :,.Ｙ:. ..ヾ
:::/ο i iニi、 | || \"￣ﾞﾞ\ﾟ | |ﾟ ﾟ ﾟ ﾟ ﾟ ° ....;;:'"' . .:.. ''
..i | Ｏ （ ･ ･) ０| |o ＠:::| ｡０ﾆﾆ二ニ|ミ田田彡|;'' :::. ＊ ;;..○
ﾉ､.......,iｰ. ＿＿ . .（_ _）....|..|| |$::::::::::| | |二ニニ二ニニニ;` ;...........................
,.＿,,,.,.,._.｡--ｰ―'''''^"´,｡=ｰ'^"´￣￣￣ｏ￣￣￣￣￣￣￣￣
_,.｡-ｰ'''^ ,.｡-ｰ'^"´ ｏ ｏ
_,.-'" .. ... .. ○
／ .... Ｏ .... ⌒
（うおっ、危ねえ！ 何しやがるんだ！）
- 49 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/01/30(日) 23:15:00 ID:8FKfOjpM
- これは可哀想な予感w
- 50 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:15:28 ID:NPcyeGGA
-
,,,,、 ,,,,,、 ,,,,、 ,,,,、 ,,,,,、
,! .,i´:iｰ匸ｌ ┬-、 /｀ ,lﾞ ,! .,i´:iｰ匸 ,! .,i´:iｰ匸ｌ ┬-、 /｀ ,lﾞ
│.l＿ ﾞ‐'ﾟ″ .|,,,ﾉ .,,,ο | ,i´ │.l＿ ﾞ‐'ﾟ │.l＿ ﾞ‐'ﾟ″ .|,,,ﾉ .,,,ο | ,i´
,lﾞ /i､｀,! _,,-'彡'"｀ .|丿 ,lﾞ /i､｀,! ,lﾞ /i､｀,! _,,-'彡'"｀ .|丿
/ / ｀" ,―''''ﾞン'"｀ _ﾚﾞ / / ｀" / / ｀" ,―''''ﾞン'"｀ _ﾚﾞ
lﾞ丿 ｀'-‐" ,i´丿 lﾞ丿 lﾞ丿 ｀'-‐" ,i´丿
｀｀ ｀"｀ ｀｀ ｀｀ ｀ ｀"｀
‐ ￣￣￣ ヽ
／ ＼
／ ヽ
////( )＼ )＼)＼ヽヽ
（ししし⌒⌒⌒） ）⌒⌒⌒⌒） ） ） ） |
l＼ ,ー,、‐/ |,ー,、―、／＼|/ヽ |
ってわけだオラァ！ さっさと出さねえと、 l＼／￣￣￣ ￣￣￣￣ ノ ノ ﾉ
出したくても出せなくなるぞ！ l＼ ／了 | 了 /了 |了 ）￣| | |
村そのものが跡形なく焼けちまってなァ！ ＼ | | / | .| | .| .| | | | |
/| | .| | | .L.」 / | | | | |
∧| | | | .| L .| | .| | |J | |
（ ヽ| .| | | | | | | | ＼|ヽ |
ヽ／|ヽ .|_| |_| .|_| .|_| ／ |
∧ /| | ＼＿＿＿＿＿＿＿ / / ヽ
/ ヽ/ |＿＿＿| ＼＿＿＿＿＿＿＿／| |＿
|＼ /＿.」T ／| | ） / ＼＼
.ー| .＼ 」 > ヽ ./ （ ）
（な、何が何だかわからねぇが、このままここにいたら殺される！
早く逃げ……うっ？ 体が動かない、どころじゃねえ、体が
勝手に動く！ おい、どうなってんだ俺の体！ 俺は逃げたいってのに！）
- 51 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:15:53 ID:NPcyeGGA
-
|＼ ／|
| ＼ ／ |
| ゛ー─''" ､|
レ _, ､_ ヽ
/ ０ ０ ヽ やめてええええぇぇ！
! ＊ r‐-､ | どうして？ どうしてこんなことをするの！
l l | し ! （こ、声が勝手に出た？ しかも女の声？）
ヽ ト─' /
/ /⌒ヽ /⌒ヽ
/ γ 丿| |
.,. -─- ､
／,;:;:;;;;;:;:;:;:;:｀ヽ
,'.:..:.:.:.;;;;;;rrrr､:.:.:ヽ
l::;ｨ'´;;;;' ｀ヽ｡-､ヽ.::!
はァ？ どうして？ {ﾐﾚ'"´. ,.. ¨¨｀,ｨ;;彡.
お前、俺の言うことを…… {ﾐ!. i i::i l.:::! l:l .l:! l;;彡
iﾄ､i i:::iﾉ:::l/::l/::!ﾉ:::|
ヽ入 ｀VⅥ /l /l
ﾄ､ `1 ﾐヽﾆﾆ彡'´ L､､､,,_ _./ ﾚ' ..!
ﾄ､. ! Vl ,..ィ´.:j! ',::,,,,,/ ,::′ ,' `ヽ`ヽ`Y´.:./l ｀`ヽ
| ヽ| 〃／.:.:.:.j!...',;,,/ ,::′,,,,,........ﾘ ﾉ.:::l / .l.:.:.:.:.／ﾄ､
,.ィ´ヽ ﾉ／ / ;;;'''ﾞﾞﾞﾞ｀,.''''ﾞﾞﾞ´ {: :i i!.::! ゝ ' ／.ィ´ `ヽ
_,,___
_,-'´/| /iﾞ
/-;;(〇:!':（) 全然聞いてなかったのか？ そうかそうか。
/ (__ﾉ（(ii)/ んじゃ死ね。焼け潰れろ。焦げミンチになれ。な？
,iﾞ (__ﾉ＼,||
iﾞ~ﾞ'ヽ__)|ミ||､ Ｏ ／ 。
.,!ヽ)|ﾐ!!.| Ｏ ／
￣l´---ヽiﾞ）-'''´~￣￣~｀'''ｰ-､ 。 ／/ Ｏ_,
,:'´~￣￣￣￣~｀'''ｰ-､-ｰ'''´￣iヽ:''"ﾞﾞ'':.,／
:::::::::::____,,,,,,,--ｰ'''´￣ｰ-,,,,,,__ ;: :; 二ニ＝―
-ｰ'''´￣~ﾞ"'''ｰ-,,,,,,__----ｰ'''´ :､,. ..,::'､‐- 。
｀''''''ｰ--------ｰ'''´
ﾛﾛﾛ/ ≡|ヽ| ──┐.``──┐.``──┐.``──┐.``──┐.``
ﾛﾛ/ | i, │ │ │ │ │ ・・・.・・・.
ﾛ/ ≡,i ≡i ──┘ ──┘ ──┘ ──┘ ──┘
- 52 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:16:20 ID:NPcyeGGA
-
,:'"':, ,:'"':,
,:' ,:':.':, ,:' ,:'::':,
,:' ,:':::.::::':,,,.,, ,,,:' ,:'::::::::':,
,' ,:'::::::::::::', ,:' ,:'::::::::::::':,
,:'.. ':,
,':. ○ ○ '
;;:: ＼|／ γ⌒ヽ ; （やめろ！ おい！ 俺に何の罪があるってんだ！）
;;:: ／|＼ i i ;
':,:: ゝ___ノ ,:'
'::,::.. ,.::'
:;"''' '' ""''" "''';;.,,
/ ｀ 'ーヽｭ、 _, ､r-r-v､
l ヽｭ r/‐' ´ ￣￣|
r v-､! l￣/ l
ヽ ￣ ! ,. - ―‐┴┘ ､ l
| | ／ / / l｀丶、 /｀´＜ｪ
／ | _,/ /j _jレﾊ ヽ ﾉ! ｨ ヽ/ ／
だめええええぇぇぇぇぇぇぇぇっ！ , ‐ ´ ｰ7ヽ7ゝぅ､ヽ! ヽ、 ,.くVくｰ !､_ l、 /＼
しぃお姉ちゃん、にげてええぇぇ！ / {ｰ'riﾉ ´ {ｰ'rj}ﾉ- ' ﾄv' ＼
＿_j , ｀ ´ ｀ｰ ' ! ｀丶
ヽ __| ′ /￣￣{ ' ′ |
l二_! / ﾄ､ lー ｧ
'ｰ､ { l /､＜ ,. ＜´
｀ヽ､ _, ヽ ヽ ﾉ /＞＞ ／
二ア＿ ノ｀ｧ､- ､ ー ' _ ,.., く ＿_､‐ ´
／ヽ、 ｀ヽ＿＿ ／ ' '/､ ｀ ー― '
〈 l-｀'-ヽ-ヽレ|,∠r_ｭ-く_ｭ ヽ
ヽ,lニﾆ _ｰ- ､l !-‐_ ニニl /
（だから逃げてえんだよ、俺は！ 体が、体が動かねええええぇぇぇぇ！）
- 53 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:16:52 ID:NPcyeGGA
-
;;;lﾞ .ヽ;;￣￣;;;;;;;;;;;;;;;;;.! .l､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.! _,,
.､!､ .,i┘;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾉ^'''" ,|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,..;＞ｰ'ﾞﾞﾞﾞﾞヽ ﾞ‐' |.ｌ
..l;;;;ﾞゝy レ;;;;广'L;;_..ｺ l;;;;ン'ｯ;;;;;;;;;;.,,.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;./ ｀''､_;;;;;;;;| .,,, . ｌ､;ﾞ¬．
. ﾞ'''''″ .ﾐ､;;;;ﾞ''''l:ﾞ'" ` .、 ｀''" : l.;;;;;;;;;;lﾞ ﾞ'<;,v､;;;;;;;;;;/' .｀''''" !;;ﾞ''┐ .ﾞ'ｰ'"
,-シ､;;_ﾉ . _, ｀ .tナ‐'￣″ ‖ .｀'―ｰ!lｌt;;． .' !､;;;丿
;/ ,r./ l;/ '!┘ ﾘ'i ´ ,,、 ,、
,! .／ ,i";;{_ =!.!.ｌ ,i'''； .|;;;;ﾞﾞ''''''";;.ｌ､
! ﾞL;;;;;ﾞ＞ マ , ､,,, `''".ｨ;;-一'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
..,i¬―''>.ｌ..､/ﾞ i'ﾞﾞ~ﾞﾞﾞ'-|!!ゝ i'''j .!､,,;l,ﾞ,,r‐ｰ､ ｀''-､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｨ
: };;;;;;;;;;;'＼_ ゛ .〈;;i ゝ､;;;;;;;;;.ア ,......、 ,iﾐ;;/ ,r'''";;;;;;;;;;;;;｝ ._.. ;;i .｝;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､
.lﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;! .,ﾝ-. : '!''Ｌ,lﾞ ｌ.;;;;;;ﾞゝ､,i''";;;;; ! !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ｌ!´二..,,,＿,..--'''";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゛
.;;‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| lﾞ;l ,!;;;;/ .|'ﾍ, ｀''''''ｉ_;;;;;;;;;i;;,ﾞ ｌ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,! ﾞ'―'''''''^ﾞﾞﾞﾞﾞﾞ'l,,_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
..!､_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞ!-ﾞ;|,`''″ .,／;;;;;ゝ..r‐┐ i";;;;;;;;i┘ ゝ､;____,,／´ : ,ii;;,ﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
.ｨ";;;;;;;;;;;;;;;;;,,､;;;;;.! ---'''ﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ! .〔;;;;;;;;;;;;ヽ :lﾆ二'ﾞ'';;． .,.. -ﾆ＝''"゛ ./;/''''i;;;;;;;;;;;;;;;;
.ｰ'ﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∨;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ｌ;;;;;;;;;;;;;;;ヽ, ヽ! "'" .． . l-ｘ,;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.;v ..,,,,､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞ'―- -ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞ'---､ " .'|ﾞﾞ''､
《矯正指数精査 判定 不十分》
《再度の矯正を開始します》
- 54 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:17:28 ID:NPcyeGGA
-
. / / ,,ｨ≦::::ﾄ必}ﾉ三｀＞、_
/ /ｸ:::::::::::::::::::::::::::::ｙ＾´￣ヽ＼
. / /ﾑ:::::::::::::／マー＾ ＼
/ /ﾑ:::::::::::::/マ´ ',
' -〈. {:::::::::::::/ﾏ´ l
＼:::::::::/ﾏ! i i} / 从 .｜
＼ ヾ:::ﾚ' | .| ヽ∧ l ! ,ｲｧｔ i! l !
＼ ﾞ''、 ! ,!-=ｔﾆkリ!/ 〈::ﾙ ﾉ /!ﾉ´
＼ "弋 弋:::ﾚ ::::: 、:::::ﾙｲノ
'、 ﾍ ﾞ ､￣u ＿ /!ﾂ (っっ！ なんだ今度は？ また女？
| !ヽ '、 ヽ _ __／.i} しかも腹が、これ……妊婦？ 俺が？
ハ丶 l ｀Yｱ ! | i} まてよ、妊婦って…………ま、まさかっっっっ？！）
」l ! ｀ ,! ''丶._ ! | i}
/′ | / ` ヽ､ i},,__
/ | l′ ﾞ､ ゛''‐ 、
/ l ,′ ..、 ', ﾞ 、
/′ ! ', '´ ! ヽ
/ / ! ', ﾉ j
/ , ヽ ヽ ／ 丿
/ ,丿 ﾞ、 `ｰｯ‐---‐'''ゝ､_ _,,／
〃 / / ! ,r′ "'マ⌒
/ / / | '´ ｀ヽ
/ ,/ / ヽ
/ / / ヽ、
./ ./ ,..／ ﾍ
/ ｸ'´ 、 ヽ
/' ,′ ｀ !
/′ ;
/ ,'
. ,' '、 ,'
ﾉ 丶 /
| ヽ r′
l ヽ ／
i ﾞ 、 _,／
- 55 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/01/30(日) 23:18:06 ID:HiQD1/5k
- 自分がやった相手の追体験か
- 56 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:18:16 ID:NPcyeGGA
-
‐ ￣￣￣ ヽ
／ ＼
／ ヽ
////( )＼ )＼)＼ヽヽ
（ししし⌒⌒⌒） ）⌒⌒⌒⌒） ） ） ） |
さあて！ これからお前には、俺の l＼ ,ー,、‐/ |,ー,、―、／＼|/ヽ |
楽しい楽しいゲームに協力してもらうぜ！ l＼／￣￣￣ ￣￣￣￣ ノ ノ ﾉ
l＼ ／了 | 了 /了 |了 ）￣| | |
(お、おい！ こら！ 待て！) ＼ | | / | .| | .| .| | | | |
/| | .| | | .L.」 / | | | | |
名付けて、「胎児当てクイズ」！ ∧| | | | .| L .| | .| | |J | |
（ ヽ| .| | | | | | | | ＼|ヽ |
（そんなもん、何が楽しいんだ！ ヽ／|ヽ .|_| |_| .|_| .|_| ／ |
よせ！ 考え直せ！） /| | ＼＿＿＿＿＿＿＿ / / ヽ
/ |＿＿＿| ＼＿＿＿＿＿＿＿／| |＿
T ／| | ） / ＼＼
」 > ヽ ./ （ ）
＿
| |
| | 「なあに、お前はじっとしてればいいんだ。俺はただ、
| | お前の腹の中のガキが男か女かを当てるだけ」
＿＿__| |＿＿_
|＿＿＿＿＿＿| （やめろおおおおおおおおぉぉぉぉっっ！）
|￣~|￣~|
| :| | 「よし、男だ。男に決めた。んじゃ答え合わせをするぞ。
| :| | ああ、もちろん答え合わせってのはだな、」
| :| |
| :| | （誰か！ 誰か！ 誰でもいい、助けてくれええぇぇ！）
| :| |
| :| | 「直に実物を見て確かめるんだよ。……こうやってなァ！」
| :| | |
| :| | ＿ 人 ＿
| :| | ｀Y
| :| | ｜
| :| |
| :| |
| ／ ／
| ／
|／
- 57 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:19:19 ID:NPcyeGGA
-
.ｌ;;i′ / .!;;/ .ｲ、;;;;;;;;;;;;;;./ |;;;;;; / .r' ／ ,イﾞ .,〃 ..／; ／
.|/ ﾉ .ｌ;;; ! l;;;;;;;;;;;;;;;;ゝ !;;./ ,,ilｒ'" ,i'./ ,./ ,／ .,.
:lﾞ | ! /;;;;;;;;;;;; / /./ '″ .,l./ ,,ﾉン" .ﾌ;;
_,, !ﾞ.,,.,i";;;;;;;;;,./ .iУ ,i'／ .,..ｒ'";;;;;
.i}′ / ;;,! ., /;ﾞ;;;;;;;;; / .l″ ,ν / /_..-'";;;;;;;;;;;;;;
｀ i";;;,/ / /;;;;;;;;;;;;/ il ｌ′ _..-";;;;;;";;;;;;;;;;;;;;;;;;_,,.
ｌ ／ ."、 / ;;;;;;;;;;/ _ ,,i!!″ .,..ｒ'";;;;;;;;;;;;;;;;;;.,,,r‐ｰ'″
/./ l｢ .../ ;;;;;;;;; / ,,iｌ″ .´ .,,./ ﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;;_ン'"
.,i''l .,〃 .〃 / ./ ;;;;;;;;;.／ .,． _ /″ _／;;;;;;;;;;;;;;;;;,./ ´ _ﾝ'
,ｌゾ .〃 .,〃 ./ ,i";;;;;;;;./ .／ ,r'./ ., ._／;;;;;;;;;;;;;;,,,./ ゛ . _,,-へ.iｉｉ
.〃 ./l ､〃 ,iｒ / ;;;;;;; / .,〃 .,ノﾝ′ .,,ir'" _／丶;;;;;;,ン'″ ,, ;;二二r‐''''､;;;;;;;.
〃 .,ﾉ~;/ .,/./ .,ﾉ/ / ;;;;;;;;;;;;l .,.. |″ ,i'ﾝ" ,iｉ'" .,..-'";;;;;;;;;;;,／゛ _,,,,,__ ,ir!'" ｀'''″
.il″ / ;;;;;/ ,ﾉﾞ''ﾞ,i彡'ﾞi/'";;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞ‐''"./ ,-/'" ,.. ;;/!"._./ ";;;;;;;;;;;.,./ _..-､., /＞'"゛
. ,i|′ ,/;;;;;;;;lﾞ./ ;;;;;;";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'| ,.iｌ!ﾝ''／...-彡 '',ﾞ..-'";;;;;;;;;,..;;二―'",,／'!'"
// .／;;;;;;;;;iﾚﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; / .,. |/‐ンン'∠ﾞ‐'ﾞ´;;;;;;;;;;;;,i;;ｉＵﾞ‐'''^ﾞﾞ''″ _..i
/ｒ'";;;;;;;;;;; 〃;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＞'";;ﾞ´,iﾃ '´;;;;´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;フ" _,,,...i;;;;iv＝ゞ´
;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:'“;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ／ ＿_..;;ﾒ｀-ｰ'"゛ _,,.. -ｰ'''''ﾞﾞ''ﾞ￣,ﾞ/
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i 彡‐''ﾞ,ﾞ.. ／ ,..-''ﾞ´;;,,..､;;;;;;;;;;;___,,,,,,,
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,./ '´ _..- ._,,./ ;;;;_,,./ .ﾞ'''ﾞﾞﾞ´ ,,-''"
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,./ ″ .＿,,,,＿,,,..;;ﾆﾆ!ﾞ彡''彡-‐'"゛ ‐‐‐'"
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;./ ._,, ｰ'''ﾞﾞ´;;;_.. ;;ﾆ｀-￣ﾞﾞﾞ‐'"゛
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_.. ｀-'''''"
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;iiijj⊇....--‐',ﾞ,ﾞ,,
「おぉ？ なんだよこれ、双子じゃねぇか！ 男と女の！
ハハハハハハハハ！ こりゃあ参ったぜ！」
（……ゲブゥ……ガボ……グェ……ッ……）
- 58 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:19:51 ID:NPcyeGGA
-
《矯正指数精査 判定 不十分》
《再度の矯正を開始します》
（ギャアアアアアアアアァァァァッッ！）
（グゥエエエエォォウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥッ！）
（ゲボゥワアアアアァァァァッ！）
（ガ、ガハッ、グェ、モ、モウ、コロシ……テ……）
《矯正指数精査 判定 不十分》
《再度の矯正を開始します》
《矯正指数精査 判定 不十分》
《再度の矯正を開始します》
《矯正指数精査 判定 不十分》
《再度の矯正を開始します》
- 59 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:20:10 ID:NPcyeGGA
-
アイゼン ＶＧ格納庫
` , -┬- 、- ― ‐― ――― ―――‐―‐―――――――――.…..... .. ...
. ／|! || || ＼ ＿＿ ＿＿ . . . . . : : : : : :___ : :: : : : : : :: ＿ :: : : :: :: :: : ::: : : : : `
./ .|ﾚ＝¬=、 |＼ . : : : : : : : : : : :: :: ::: :: :: : : : : : :: : : : : ::: : ::: : ::: : : :
/ｌ／ ＼| |￣￣￣|｢￣￣￣￣￣￣￣￣￣|｢￣￣￣￣￣￣￣￣￣|｢￣
/l/ | |＿＿＿|ﾕ.＿＿＿＿＿＿＿＿__|ﾕ.＿＿＿＿＿＿＿＿__|ﾕ_＿
ｌ/ ＿」-‐T￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
」! __ィ王 {≡ﾄ、＿＿＿＿_ _＿＿＿__.{≡}＿＿＿__ ＿＿ _＿
|| _ィ壬三_≦]. ┌┤ |＼.||＿||＿|| ||＿||＿||／||＼|l＿||＿|| ||＿||＿
||ｪ=壬|ｌ=┬‐T’ | | ｜ |_|| ＼ | ||＿||_.／＿||___l＼_||＿|| ||＿||_／
, - -――‐┴┴┴┴-..」. | | ｜ |_|| ＼ | ||___／_」|＿||___||__.＼._.|| | ／__.|
/ｌ|ﾋｌ ＼ 、 : : : : : : : : :::::: ＼||┐.」 ｜ |_||＿＿_.＼l| |／_||___||＿||___||＿||_＼. |／_||＿|
lﾚ'.|ﾖ| トｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｲ| |￣￣￣￣￣￣￣￣ ＼／ ＼／
j!!コｺｺﾆ≠IIIIIIl]]]]]￣￣]]]□＿| | : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__| ﾊ,,ﾊ,,, ,,ﾊ,,ﾊ,,,
| ||..:::| | | | | |￣￣￣￣￣| | : : : : :.:.:.:.:.:.:.::::::::::::: ::::::| _＿ __＿ ＿_ ＿__ 彡炎ﾐy'彡炎ﾐ
| ||:::::| | | | || |:::||￣~||￣~|]| | : : : : : :.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::| |＿__||＿__| |_＿_||_＿_| 彡;災ミ彡;災ミ
‐┴===‐┴ー-ニ」|__|:::]]]]]]]]]]]]]]|..| : : : : : :.:.:.:.:.::::::.:.:::::::::::::|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__|＿|ｌ|＿＿|ｌ|
. ￣ ￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣ ￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ^"" "~゛
" '' : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : : :::: ::: :: ::: ::: :: ::: ::: ::: ::
。 : . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :::: ::: :: ::: ::: :: ::: ::: ::: ::
,ﾍ
＿＿＿_ / /
／＼ ／＼ ／ /
／（ ⌒） （⌒）＼／ / ただいまだおー！
／ :::::⌒（__人__）⌒:::::＼ /
| |r┬-| |
＼ ｀ ー'´ ／
／ ＼
/ ＼
/ ／＼ ヽ
／ ＼ ﾉ
U ヽ ノ
- 60 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:20:42 ID:NPcyeGGA
-
＼＼ ＿ ／
＼＼ ＿ノ￣￣ﾉﾉ ＿ |r'l
ヾ'＼＿ｒ'＿_＼rrヾヽノ二￣_ﾉ' || |
〉/ ,rj _＿_ ヽ／ lノ ／ || |
`Lvヽ（l_|＿）‐'、＿|ノ＿＿,‐|| |
ふう、何だか随分と久しぶりな r '`' r _＿, ||＼L/ || |
気がするだろ。 / -イ l_|// 〃 [＿＿_＿|| ＼
/ ｒ/￣_ ＼_ ||r―――――＼ヽ l
l,l/ ｌ￣/￣| | | |￣￣⊆⊇⊆⊇|| |
| / | ∪ﾉ ⊆⊇ || |
| / /|ヽノ r――、＿＿＿|| |
|/ l | / lヽ＿|＿|| |
,―'￣￣| | | | | || |
_,.〟-----､
,..-'" _,,.., ∧
／ ,.-'" l O、
〈 ,.-''" l __,L_______
Y' _,.-'ﾞ'"´ ,ィ､‐‐'´
∨ ,ィ''" ｀r'''―‐'Ll ヽ
ﾞr‐''" | ,..| | ゝ､_ﾉ お帰り。ちょいと手間取ったようだな。
|,..、_斗''" ゝ--'" ,___{ 予想してたより遅かったぞ。
| ヽ_| 、 /｀´､
ヽ ゝ､_ / _,.ﾞ.'-, まあ、いろいろあったから＞
ゝ-l ﾞl /,.-‐'"' |
ヽ,L____ ﾞ | だがおかげで、こっちは余裕をもって
L,,.--｀‐'''''"ﾞ''T'''''''''''" 準備できたぜ。ほら、これ。例のものだ。
ｌ' ﾞ､ お前への贈り物。
| ﾍ ﾞ>
| ﾍ ／ ヽ
- 61 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:21:20 ID:NPcyeGGA
-
ヽ､ ,-､
ヽヽ,-―､__.／ |/⌒ヽ_―
ヽヽ ∠-_ |⌒ｌ )｡=､
《､ヽ＼/ ｀()／ |／｡
（そういや、そんな話もあったな。苦戦激戦の ｀､ー＼) ⊿／ ヾ |―-┘
あまり、すっかり忘れてただろ。今後、強く | ＼ 'ｖ,ーﾆ∋∠／ 〕
なるぞと決意を固めた身としては、やはり ート､ 〕 H┴´Ｊ＼ｌ ﾉ 〈
俺専用の新兵器とかが嬉しいところだが） ー>､> |~>' ＼_ リ | ∩
|｀ｌ/＾ヽ'- ~￣＿｀┘」｡｡＼
┌───────────────┐
│ （⊃￣￣＼ ...│
│ （⊃ _ノ ＼ .│
│ （⊃ （ ●）（●） │ （細長くて平べったい箱か。ふむ、大きさと
│ | （__人__） .│ 形からして、剣かライフルってところかな。
│ | ｀ ⌒´ﾉ .....│ さっそく開けてみよう）
│ | } ＼ .│
│ ／ヽ } ＼ ..│
│ ／ ヽ､＿＿__ノ ） .│
│ ／ . | ＿／ │
│ | ／￣￣（＿) │
│ ＼ ＼ ／| ＪＪＪ （ .│
│ ＼ ／ ／⊂＿） .....│
└───────────────┘
- 62 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:22:18 ID:NPcyeGGA
-
┌────────────┐
│ ／￣三＼ .│
│ ／;;;; _ノ 三 ＼ ......│
│ |;;;;;;; （ ○）（○） │ よっと……えっ？ こ、これは……
│. |;;;;; （__人__） .│
│ |;;; ｀ ⌒´ﾉ .│
│. |;;;; } │
│. ヽ;;; } ..│
│ ヽ;;;l ノ ...│
│ / く │
│ | ＼ .│
│ | |ヽ、二⌒) .│
└────────────┘
,-‐くﾝ__ ／ ｜＼
{ ｡＼ﾝ ＼ ｜ ＼
`ヽ、 ｡ ＼ ＼| ＼
'. o ﾟ｡＼へ― フ ＼ ＼
'.＼∠ △ ／ ＼ |
ギ、ギタアアアアァァァァっっ？！ `⌒ヽYw「ﾉﾉ￣￣＼ ／ ｜
ほほほほ本当に、ギターなのか？ 厂／＼＼ ￣￣／ ／￣＼ |
ＶＧサイズの、巨大ギター？ ￣ ＼＼| ￣ | | EVA ｜｜
| ミ>＼ ／| ＼＿／／＼
| ﾉ＼>>＼＼＿＿ |
| ヽー＼>>＼ ｢~{＼＿ ＼
ヽ ＼>>＼ﾊ ', ∨＼ 〉
￣￣￣＼ >＼ } }, ヽ ＼ |
|＼>>＼':,':, `ｰ> )
| _＼>>＼':,'／ ／｜
｢`r､ノ＼〆/ ﾉ ヽ
､゛:,':,':,':,' ﾚノノﾉ＼ ｝
/＼＼ﾞ:,':,':,':,＼>>> /》
＿/ ＼`⌒' └／
/／＼|_ ＿／ ＼ ＼
＼ |＿（ ＼ ＼
＼| ｀＼ ＼
- 63 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/01/30(日) 23:22:28 ID:8FKfOjpM
- >>61
剣かな？
- 64 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:23:08 ID:NPcyeGGA
-
: ＞ ．. ./｀＞ ．
:::::::::::::＞,/:::::::::::::::｀＞,
:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::/_:::::::::::::::::::::/､_
::::::::::/ ｀ヽヽ:::::::::/_ /｀ｰ､‐´｀二ヽ
::::::::＼ ヽ＼::::::::ヽ､___y´ 》.》 ｀｀
＼ヽ:::::::::::ゝ,_( ｀ヽﾔ、::iヽ. ,ィ
》/::::::::::::/ ｀ヽ _,ﾊ Ⅵ ヽ ／/
/〈::::::::γ' / -代 ヾ｀ヽ`イ／
/j::::::::j ,イ__ ノ ゝ._ )ヽ_R/ おやっさん！
//:::::::/ /_ ノー‐- ､! ﾄvー' これはどういう……
Y_三ｲ ￣ ｀､ :l
ﾊ_i
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
／（ ●） （●）＼
エ〜ヴァ♪ 喜ぶがいいお。 ／ ::::⌒（__人__）⌒:::: ＼
その贈り物、根っこは | |r┬-| |
翠星石だお。 ＼ `ー'´ ／
> <
（ | / ）
`| /'
| ｒ /
ヽ ヽ／
>__ノ;:::......
／｜ ＼
／ ｜ ／
..／ |／ . ／
／ ／ フ ―へ／
| ／ ＼ △ ﾝ､ え、翠星石？
｜ ＼ ／￣￣(,(,1wY
| ／￣＼ ＼ ￣￣／／＼ ＼
｜｜AVE | | ￣ |／ ￣
／＼＼＿／ |＼ |§〕
| ＿＿／／ ）
／ ＿／￣￣￣ ／
- 65 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/01/30(日) 23:23:14 ID:EqiuR2Y6
- ギターとはｗ
- 66 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:23:57 ID:NPcyeGGA
-
, -― ― ― ‐-､
,.ィ´, -‐ '´￣￣｀ｰ-､ ｀ヽ､
／ ／ ※ .__, -―‐-､※＼ ＼
/ /_, -‐:'´: : : : : : :.l: ｀ヽ､ ﾍ. ＼
/ /´: : : :/: : : : l:.l: :/l: : : : ヽ l ヽ
/ _ //: : : :/: : : : /:/:/ ',: : : : :', ヽ／￣｀
もし、翠星石がギターを弾けなくなったら。 '´ ./ l: : : :/: : : ／l/:/-‐-ヽ: : : :l l: :l
またギターを弾きたい、って思いは、とてもとても l:l: : :l:.‐／ /l/ ,ィ示ゝ!: : :l! l: :l
辛いものです。そしてエヴァが今、そうなっている。 /:lﾄ､: :l: lィｮｭ' / 弋ツ/l:.／ ヽ_l
それで、やる夫と考えたんです。 ／: : : :＼l:ﾍ辷j , ' /': :ヽ ※ ヽ
／: : : : : : l `lヽ､ ｰ ' ／l: : : :.＼ ＼
. ／;/: : : : : : : l ※ l: :.＞ ､ィ´ ／ゝrﾍｰ-､ヽ ｀ー‐＜￣￣＼
／／/: : : : : : : :.l ., -rﾍ'´￣｀ l／ ゝﾉ::::::::::ﾍ: ＼ ※ ＼※ /
／／ ./: : :,ｨヽ:r､: :.l/:::ﾉノ,ｨ＝=ｭx=ｭ､r'/::::::::::::::::ﾍ: : ＼＿＿＿＿／
. /／ /: ／､ヽ 'i l: :/::::ﾉﾉ.《 ,ｨﾀij､ ヾｯ:::::::::::::::::::::::ﾍ: : : : : : :＼
／ /:.:〈 ヽ ヽr‐'､/::ノノ ゞﾘ"ij ヾｯﾀ":::::::::::::::::::::::::::', : : : : : : : ＼
／ ／: :.r/ゝ_〉´:ヽ:ゝ'.ノ ｨﾀ ﾉﾉ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::!: : : : : : : : : :＼
|
＼ __ ／
＿ （ｍ） ＿
|ミ|
／ ｀´ ＼
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼ そして、エヴァがギターを弾けないなら、
／（ ●） （●）＼ エヴァ用のギターを作ればいい！
／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼ そういう結論に達したんだお。
| |r┬-| |
/ `ー'´ ∩ノ ⊃
( ＼ ／＿ノ
.＼ “ ＿＿＿＿ノ ／
＼_ ＿＿＿＿ ／
- 67 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:24:18 ID:NPcyeGGA
-
＿＿
〈〈〈〈 ヽ
∩＿＿＿∩ 〈⊃ }
| ノ ヽ ! i
/ ● ● | /
| ( _●_) ミ／ おやっさんに言われるまでもなく、
彡､ |∪| ／ クマーたち整備班も、
/ ＿＿ ヽノ / エヴァに何かプレゼントをしたかったし、
(＿＿＿） /
/ﾆＹﾆヽ
ＶＧ技術に関わる者としては、ＶＧ用の /（ ﾟ )( ﾟ ）⊂）
楽器製作なんて、未知の領域過ぎて .／::::⌒｀´⌒::::⊂）
挑戦意欲をそそられたっていう！ .／| ,-）＿＿＿（-⊂）
.／ | l |-┬-| l |
／ ＼ `ー'´ ／
（ ＼
＼＿ | ＼
(＿）￣￣＼ ／ |
） ししし |＼ ／ ／
（＿⊃＼ ＼ ／
/ ＼ ／
＿＿
￣ __ "'''‐、
／ -┐ >米< |
／ レ'´￣￣￣￣ ＼
/／ ／＿ ＿＿ |
| ／//////ヽ-､r≧ヽ ./
| ／／V////彡'＾V//∧}/ もちろん、武器兵器しか触ったことのないオレたちだ。
rﾆV|、 ｀─ '´、 |ﾄV//j 楽器に詳しい翠星石のアドバイスをたくさん受けたし、
{｛ヽ ヾ ,ノ｀⌒ ﾞヾ.￣〉 ＶＧ操縦・作業のベテラン二人には設計を依頼した。
＼ゝ） / _＿ ＿|V/ ＶＧが扱う、細かな作業をする道具だからな。
|川ﾊ ! '”´ __ ⌒'/|
ヾ| ＼. ￣ /
| ､. ＿＿ /
| ＼ ￣ |＿
＿ .| ＿/ｲ ｛
∧ 「| イ ア | .／┐
＿ / |/ﾊ＼/ .| /／:!／ ノ ｝￣￣
- 68 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:24:43 ID:NPcyeGGA
-
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼.:.:.:ヽ
. ,. ｲ:.:.:.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:',
. /:.:.:.:.:.:.:.:. i:.:.ﾍ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:';:.:.:.:.:i.:.:.:.',
/:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.!:.:.: ﾊ.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.:.:.l:.:.:ハ
. /:.:.:.: i:.:.:.:.l:.:|!:.:.l ヽ:.:ヽ:.＼:.:.:ヽ;.:.ﾄ､:_:.:ｌ:.:.:.:.:l.:.:.:ハ
. ／/: /:. |:.:.:.:.l｀lト:.i._ ヽ.:.:＼:ヾ､:.;.イ´:.:.: l.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.ﾄ、
/ｲ/:.:.:.!:.:.:. l:.i ∨' ｀ヽ、＼! >イ＼!＼｀ヾ!.:.:.:.:l:.:.:.:.:ｊ｀ヽ
|:.:.:.:.ﾍ:.:.:.:.|ィﾆﾆミ､ ,.ィﾆニミ､!.:.:.:.:i､:.:.:/
|:.|:.:.:/ﾍ＼!ヾ{:ﾟ::;;::ヾ .. 〃 {::ﾟ:;;::::}ｲ.:.:.:./ ｝:/
ヾ!ﾍ:ﾍ,,:ｲへ ヽc::::ﾘ ,i. 〜 !, ゝc:::ｿ }.:.:./イ/
ヽ ヽﾍ!:.:.ﾍ ｀￣ 丿 i ヽ､ ｀￣ ｲ:.:/.;ｲ′
私はただ、 |:.:.ハ.｀ ー ´ ￣ /.:/:/
強度計算のチェックをしただけ。 |:.:|:.:|:.ヽ、 ` ´ ,ｲ:./|/
図面は殆ど、高和が一人で引いた。 |:.从!∨W＞ 、 .イｿ'// !
|/ ,ｊ ｀ ´ lメ.′
′ ／::ﾉ ／∨:＼
__... ､.- ─:::´:::ク .... ∨::::｀:ｰ:..､
|::ﾍ::::::::::::::::::::::i:／ ´ ｀ ＼l::::::::::::::::::::｀＞,
. ／∨ﾍ::::::::::::::::::::l／ ´ ￣ ｀ ＼j::::::::::::::::::::/ :/ヽ
_,,.､､､､､.,,_
／.:::::::::::::::::::..｀ヽ､
/ .:::::::::::::::::::::::::::::::. '､
| :::::::::::::::::::::::::::::::::,ﾍ{ﾂ
| ::::::::::::::::::::::::,ｨｩ ﾉ j
|::::::::::::::::::::::（ |.! ;{
.|::::::::::::::::::rﾘ`l,〉 j}ﾞ ふん。あんなもの、簡単すぎて
}:::::::::::::::ﾉﾞ l /. ヒマつぶしにもならなかったがな。
,xｧ''ｰ'ﾞ'` '､ /
/ ｰ｀¨`''''ー-- ､｣ﾞ'′＿
''^ｰｧ ､＿＿＿＿_ ￣ ／
`>'､, '''"´￣￣_二ヽ､
/ ／ ヽ
,' , / ﾞ､
l / __ !
l, l く,_ ､ |
- 69 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/01/30(日) 23:25:13 ID:8FKfOjpM
- ダブルベースよりデカそうだ
- 70 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:25:23 ID:NPcyeGGA
-
＿∩
/ 〉〉〉
{ ⊂〉 ＿＿＿_
| | ／⌒ ⌒ ＼
で、それを元にやる夫と翠星石と、 | | ／(●) (● ) ＼
整備班みんなで製作したんだお。 | |／:::⌒(__人__.)⌒::: ＼
ヽ | |,┬‐ | |
＼.＼ ｀ー ´ ／
＼ ＿＿ ヽ
ヽ (＿＿＿_/
_,.〟-----､
,..-'" _,,.., ∧
／ ,.-'" l O、
〈 ,.-''" l __,L_______
Y' _,.-'ﾞ'"´ ,ィ､‐‐'´
∨ ,ィ''" ｀r'''―‐'Ll ヽ
ﾞr‐''" | ,..| | ゝ､_ﾉ 問題ないとは思うが、まだ実際に
|,..、_斗''" ゝ--'" ,___{ 弾いてはいないんでな。エヴァ、さっそく
| ヽ_| 、 /｀´､ 弾いてみてくれないか？
ヽ ゝ､_ / _,.ﾞ.'-,
ゝ-l ﾞl /,.-‐'"' |
ヽ,L____ ﾞ |
L,,.--｀‐'''''"ﾞ''T'''''''''''"
ｌ' ﾞ､
| ﾍ ﾞ>
, ｬ . j´ __,ｲ
,ィ´./,___／／＼. f＾
／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
あ、ああ。 ￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
やってみる。 | /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
/!_/ ..::::::::l
ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
- 71 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:26:01 ID:NPcyeGGA
-
┌───────────┐
│ ／￣￣＼ .│
│ ／ _ノ ＼ .│
│ | （ ●）（●） │ （とはいえ、難しいぞ。この、鋼鉄の猛禽類みたいな
│. | u. （__人__） .│ 手で弾くのは。右手はまぁピックを使ってるようなもんだが、
│ | ｀ ⌒´ﾉ ....│ 問題は左手だ。指の腹の柔らかい部分ってのがない。
│. | } ......│ 爪を使ってどうにかするしかないが……これで、どうだ？）
│. ヽ } │
│ ヽ ノ │
│ i⌒＼ ,__(‐- ､ .│
│ l ＼ 巛ー─;＼ ...│
│ | ｀ヽ-‐ーく＿） ..│
│. | l ......│
└───────────┘
,-‐くﾝ__ ／ ｜＼
{ ｡＼ﾝ ＼ ｜ ＼
`ヽ、 ｡ ＼ ＼| ＼
'. o ﾟ｡＼へ― フ ＼ ＼
'.＼∠ △ ／ ＼ |
│ `` ─ | .─┼―``┌─┐─ | `⌒ヽYw「ﾉﾉ￣￣＼ ／ ｜
├─- │ | , | ､. │ │ │ | 厂／＼＼ ￣￣／ ／￣＼ |
|＿＿イ. ＿_/ ・ / | ＼ └─┘＿_/ ・ ￣ ＼| ￣ | | EVA ｜｜
| ミ> ＼ ／| ＼＿／／＼
/ l｀｀ ─ | ヘ. .`` ─ | | ﾉ＼>>＼＼＿＿ |
/ .| │ | / ＼ │ | | ヽー＼>>＼ ｢~{＼＿ ＼
/ l イ. ＿_/ ・ ヽオ. ＿_/ ・ ヽ ＼>>＼ﾊ ', ∨＼ 〉
￣￣￣＼ >＼ } }, ヽ ＼ |
|＼>>＼':,':, `ｰ> )
| _＼>>＼':,'／ ／｜
｢`r､ノ＼〆/ ﾉ ヽ
､゛:,':,':,':,' ﾚノノﾉ＼ ｝
/＼＼ﾞ:,':,':,':,＼>>> /》
＿/ ＼`⌒' └／
/／＼|_ ＿／ ＼ ＼
＼ |＿（ ＼ ＼
＼| ｀＼ ＼
- 72 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:26:33 ID:NPcyeGGA
-
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
| ／ .ｲ '（ー） （ー） u| （やっぱり厳しかったかお。鋼鉄製の本体と、
. /,'才.ﾐ). （__人__） ／ ワイヤーを編み合わせた弦とで、
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼ ギターの音を出すのは）
／＼ ヽ ヽ
, _.. -‐…‐- ＿
. （ , '´ , -― 、｀ヽ、
× _∠ﾆ -―‐ 、 ＼ ＼
く ／. : : : : :; : : : ; : : : :＼ ヽ、 ＼
／: : : :／／ : : :;ｲ: : : : : : :丶 ＼ ＼
. ,: : /: ::, '::;ｲ /: ／ /:::/ﾊ : : : : : ヽ { ＼
/: :/: ::/／／／ /: / !|: : : : : : :. ヽ ＼
{: /: : ,'´／／ ／ , ′ !| i: : : : : :} ┼ } ｊ _,ノ
ｊ/{: : :ｌ:/／ ￣ ／ ヽ､|ｌ ﾄ､ : : : ハ | 厂
八: : {/ ｘ‐‐ ､ ｣≧ｰｉ: ::,′{ レ{
〉. :ヽ/｛:::::ﾘ ´{::::::ｊヽｊ::/:} ｛十｛ : !
ハヽ: {xx~´ . ー' ノｲ:/（ ｝ } : ｌ
. 从八 Xx //: : ）{Ⅹﾉl : ｌ
/ /{ヽ ＼ っ ／/: : /ｆ′ ｊ ｌ :‖
. / /ハ Ｘヽ ＞ .. __ イ: メ､: ｛{ ｊ×ﾉ l : l !
/ // ハ ／ ,ｨ个ｘ､ ＼｝ｊ ｛: l : l :!
. / //ノ ／ 〃 ∧ ＼ ヽ＋} ｌ : l :ｌ
┌───────────┐
│ ／￣￣＼ .│
│ ／ _ノ ＼ .│
│ | （ ー）（ー） ....│ ……多分、翠星石なら知ってると思うが。「大崩壊」よりも
│. | （__人__） .│ 更に昔。事故で、両腕に重い障害を負ったギタリストがいた。
│ | ｀ ⌒´ﾉ ....│ だが彼は、独自の奏法を編み出してハンデを乗り越え、
│. | ｎｌ^l^l ...│ 後々まで伝えられる多くの名曲を遺したんだ。
│. ヽ | ﾉ .│
│ ヽ ヽ く ..│
│ / ヽ ＼ .│
└───────────┘
- 73 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:27:05 ID:NPcyeGGA
-
, ｬ . j´ __,ｲ
,ィ´./,___／／＼. f＾
／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
その彼に比べたら、俺なんか軽いものだ。 ￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
大丈夫、練習すれば弾けるようになるだろ。 | /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
こんなに立派なギターなんだからな。 /!_/ ..::::::::l
ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
_,.〟-----､
,..-'" _,,.., ∧
／ ,.-'" l O、
〈 ,.-''" l __,L_______
Y' _,.-'ﾞ'"´ ,ィ､‐‐'´
∨ ,ィ''" ｀r'''―‐'Ll ヽ
ﾞr‐''" | ,..| | ゝ､_ﾉ そう言ってくれるか。
|,..、_斗''" ゝ--'" ,___{ ありがとよ、エヴァ。
| ヽ_| 、 /｀´､
ヽ ゝ､_ / _,.ﾞ.'-,
ゝ-l ﾞl /,.-‐'"' |
ヽ,L____ ﾞ |
L,,.--｀‐'''''"ﾞ''T'''''''''''"
ｌ' ﾞ､
| ﾍ ﾞ>
┌─────────────────────┐
│ ＊ ....│
│ ／￣| + ／￣￣＼ + ..│
プレゼントもらったのは俺の方だぜ？ │ ｜ ::｜ ／ ⌒ ＼ │
礼は俺が言うべきだろ、常識的に考えて。 .│ ｜ ::｜x （ へ）（ へ） ｜ .人 .│
│ ,― ＼ .（__人__） | .｀Ｙ´ ......│
│ | ＿＿_） ::｜ . ｌ｀ ⌒´ .｜ │
│ | ＿＿_） ::｜＋{ .｜ 十 │
│ | ＿＿_） ::｜ { ＿ | ......│
│ ヽ＿＿）＿／ ヽ、ヽ / ）| │
│ ｀`ー―‐'| ..ヽ| │
│ ヽ ノ │
└─────────────────────┘
- 74 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:27:25 ID:NPcyeGGA
-
＿＿＿
／´ ｀＼
／/⌒⌒⌒⌒ ｰ ､ ＼
/ /_人_人_人_人__, ヽ ヽ
／ /: :/:-/､:/ : : /|-､（ ヽ i
く | :/: :/／|: : :/__!_: :（ { |＼
＼_:l/:イ__ .ﾉ／´下ｨﾊ:（ } ／ そういうことなら！
{入|⌒` 弋ｔり}:ﾉ 厶'⌒) 翠星石も、エヴァの練習に付き合うですよ！
|（ ＼ ｆー┐ _厶イ__,ノi´ さあエヴァ、一緒に弾くです！
|（ ,.に≫ｰ‐≪ｺ{ }} ＼_/
／ / ￣＼ ＼
/ / ｀ｰ‐´￣｀＞ヽ
|ゝ､ ＼∩ノ＾）ミ:::::::::(´_＿＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,ヘ,,t,,t､
| []＼＿,,＿_ﾉ ミ三三三三三三ゞヽゝ三三三三三三三≒≒≒|〕
| 廾 廾 ::::::::::::::(´￣￣￣＼___ノ ￣￣￣￣￣￣｀ソ''r''r''
', ﾟ。ﾟ。ﾟ ,─､_＿_,>
＼＿＿＿／
,-‐くﾝ__ ／ ｜＼
{ ｡＼ﾝ ＼ ｜ ＼
`ヽ、 ｡ ＼ ＼| ＼
'. o ﾟ｡＼へ― フ ＼ ＼
'.＼∠ △ ／ ＼ |
`⌒ヽYw「ﾉﾉ￣￣＼ ／ ｜
ちょ、ちょっと待ってくれよ。 厂／＼＼ ￣￣／ ／￣＼ |
構えから考えないとな。 ￣ ＼ ＼| ￣ | | EVA ｜｜
ええと…… | ミ>＼ ／| ＼＿／／＼
| ﾉ＼>>＼＼＿＿ |
| ヽー＼>>＼ ｢~{＼＿ ＼
ヽ ＼>>＼ﾊ ', ∨＼ 〉
￣￣￣＼ >＼ } }, ヽ ＼ |
|＼>>＼':,':, `ｰ> )
| _＼>>＼':,'／ ／｜
｢`r､ノ＼〆/ ﾉ ヽ
､゛:,':,':,':,' ﾚノノﾉ＼ ｝
/＼＼ﾞ:,':,':,':,＼>>> /》
＿/ ＼`⌒' └／
/／＼|_ ＿／ ＼ ＼
＼ |＿（ ＼ ＼
＼| ｀＼ ＼
- 75 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:27:49 ID:NPcyeGGA
-
┌───────────────────────┐
│ , --────-- ､ │
│ ／ ＼ ..│
│ ／ ＼ ....│
│ ／ ＼ ......│
│ .／ ─── ──＼ .│
│ / ＼ │
│ ｜ ／／:::::::::丶＼ :／／::::丶丶 ..│
│ .｜ ｜ {:::::::::::::::::| | ｜ {:::::::::::::| | ......│ (……ん？
│ | ＼ヽ:::::::／ ／ ＼ヽ:::::::ﾉ／ .│ 今、俺は、何をしようとしている？)
│ .| ,／ | ＼ │
│ | ｜ ｜ ｜ .....│ (俺がギターを弾いて、
│ | ｜ ｜ | │ 翠星石も一緒に弾く)
│ .| ＼＿＿／＼＿＿／ .│
│ |. ヽ , ─ 、 ノ ' ...│ (つまり……)
│ .| / │
│ | ） .│
│ 丶 l ..│
│ ＼ ) │
│ .＼ / ..│
│ ヽ ／ │
│ / く │
│ | ヽ ..│
└───────────────────────┘
- 76 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:28:07 ID:NPcyeGGA
-
／￣￣＼
／⌒ ⌒ ＼
（へ） （へ） |
（__人__） | . へ
〜♪ 〜♪♪ | |┬| | l__／
{ ｀ー ´ ノ ／／ ♪
,{ ／ ﾊ ／(￣)
/ / （／∠_フ彡 ♪
/ /"__ノ ／ (ノi
ヽ__￣￣⌒) _ノ
＼|￣￣彡 (
ヽ､ _ﾉ＼
.|""'''''" ＼
＿＿＿
／´ ｀＼
／/⌒⌒⌒⌒ ｰ ､ ＼
/ /_人_人_人_人__, ヽ ヽ
／ /: :/:-/､:/ : : /|-､（ ヽ i
く | :/: :/／|: : :/__!_: :（ { |＼
＼_:l/:イ__ .ﾉ／´下ｨﾊ:（ } ／
{入|⌒` 弋ｔり}:ﾉ 厶'⌒) 〜♪ 〜♪♪
|（ ＼ ｆー┐ _厶イ__,ノi´
|（ ,.に≫ｰ‐≪ｺ{ }} ＼_/
／ / ￣＼ ＼
/ / ｀ｰ‐´￣｀＞ヽ
|ゝ､ ＼∩ノ＾）ミ:::::::::(´_＿＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,ヘ,,t,,t､
| []＼＿,,＿_ﾉ ミ三三三三三三ゞヽゝ三三三三三三三≒≒≒|〕
| 廾 廾 ::::::::::::::(´￣￣￣＼___ノ ￣￣￣￣￣￣｀ソ''r''r''
', ﾟ。ﾟ。ﾟ ,─､_＿_,>
＼＿＿＿／
- 77 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/01/30(日) 23:28:10 ID:8FKfOjpM
- >>71
あ、そんな手なのか
弦の消耗が激しそうだな
- 78 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:28:25 ID:NPcyeGGA
-
┌──────────────────────┐
│ ￣ ､ ..│
│ ´ ＼ │
│ ／ ヽ .│
│ / ､＿ ヽ ....│
│ ' :::::::::｀ゝ"ヽ .│
│ l ::::::::::::::::,､__ ....│ （……これは……夢か？）
│. l ::::::::::::::::| ', ',｀, .│
│. l 冫.:::::｜ ', ', ', │ （いや、夢じゃない！）
│ l l ::::l ', ', ', .│
│ l {｀ヽ u ::::｝ ヽヽヽ │ （俺の手には今、確かにギターがある！）
│ l ',´ ヽ J / ｝ .│
│ ! ', ヽ､_/ ./ ...│ （そして翠星石が、そばにいる……）
│ ,' ヽ ./ ....│
│￣ ｀ー - `, ,' .│
│ ｀ ､ ゝ ,' .│
│:.:.:.:.:.:... ､ ／ヽ 〈 │
│:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.. .:.:ヽ _ ´ ｜ .i ..│
│ー- :.:.:.:.:.:.:.:.. ..:.:.:.:.:.:ヽ ｜ ｜ .│
│ ｀ ､:.:.:.:.:.:.:...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ｜ ｜ │
│ ､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ ｜ ｜ .│
└──────────────────────┘
- 79 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:29:21 ID:NPcyeGGA
-
(……………………あの時から……)
, ｬ . j´ __,ｲ
,ィ´./,___／／＼. f＾
／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
ア、グ、ウ……コ、コレガ…… ｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
コレガ、オレノ……オレノ、テ…… ｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
…………！ ア、アッチニ、イルノハ…… ￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
; _, 、 . | /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
；／｢｀Y´｀ヽ ； /!_/ ..::::::::l
：<／｢｀〈___ノﾍi ; ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
; <｣_,ｨ==ｲ } ； _,以 V
. <｣斗イ》 ,ィ:ﾑ、 ： ,ィ´ ∧V .::
； <__,ィ＿ﾉ.::ｨ^ヽミｭ、 ; ： ; ； ／ L,__ ∧V ,;::::::.........
：｀´:K ｀¨マ'¨¨ニ¬・・･マ___,ｲ ｀ヽ,__y匕ｬ'
; ；｀¨マミﾑ、 ｀¨マﾆﾆ弐ﾆ二三≧､ __≧斗'´
； ｀¨マﾑ、｀ヽ、 ｀ヽ__＞ ,＞ｬ'´
； ｀マ､ _＿＿__,ｲ三_／
｀マ二三三三いー--‐fフ
:::::::: :: :: ::::: :: :::
:::::: :: ／￣￣＼ ::::: :::: :::
:::::: :::: ／ ::: ヽ ::: ::: ::
:::: :::: / ::⌒ ⌒ /:: ::: ア……ア……ア……ア……
:::: ::: / （＿）（＿） :: :: アアアアアアアアァァァァァァァァッッ！
::: :: / （__人__） :
::: i ｀ ⌒´/: :::
:: ヽ < : :::
/´ ヽ :::
| ｌ ＼:::
ヽ -‐‐‐--､ -‐‐‐-､.
ヽ ＿(_)(_)＿) (_(＿)_)_))
- 80 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:29:39 ID:NPcyeGGA
-
(俺には、憎悪と恐怖と戦いと……)
,,／｀ _,-‐'"ﾞ＾ ｀'''-,、
／ ,／ ＼
/゛ /′ .,,,､ ＼
/ .,,-'│ ヽ
._,､,-へﾐ"ﾞ｝ ,/｀ / 、 ,-､、 ｀'i､
,,／",,,＿,、 ｀lﾞ.,i´ | .,ト .,,i´./ .,‐ .,'"''ﾍl|、 ｀'-､,,_、
._,／｀ ,,,i{!ﾞ‐'''''ﾟ'i､ .}" ﾞヽ,,| .,!| ,/lﾞ.,l｝ ,!|｀,i´ │ ｀'-,,"ﾞ''―-,,,,_
: ,,／｀ |" __、 ﾞ,! | lﾞ,i´|,.ﾞ,!i,,! ./.|│ ﾞl, ｀ﾞ'ｰ-,,、 "
'" （ ／ /:::.::|ﾗ ﾞl!|| lﾞﾞl.|.lﾞ`i､ .|lﾞ ﾞl、 ｀ﾞ''-,、
／ ./:.::.::.| ﾍ｀ｰ .|ﾞl.| .ﾘ､ﾞ''┘.|! ﾞﾞ”|ﾞﾞﾞﾞﾞI'ﾍ ﾞl
／; /::.::.:.::.| .| ﾞl! ﾞl、 、` ｀ﾞ'''′ .,ｲ .|-､、 泉さんの、皆の仇……
/::::::':;.. !::.::.::.:.::.:| | ｀ ﾞlヽ、 ,,,,_、 /⌒ヽ. レ''＼、 これで、終わりです！
/'::;:::::::::::'::,l! ::.::.::.::.| ,! .ﾞl.｀'-,￣._,,,-‐| ＼ _--..,_ `'i､
..／;! '::;::::::::::::l:.:.:..::.::...| ヽ¨ﾞ゛'' ―- ...､､ _______,⊥ -ー"´´ ｀'‐ゝ＼
'" l. ''::;;／＼:.::.:..:.:.i! !､ ￣ ≡三 ⌒＼
_|:.:.. ／ ＼:::.:.:.:! ＼ ....._≡三三,r' ﾐミ＼.
,／:!::::.／ . ＼::.::ﾞ:、. ゛'''‐- ...＿＿＿.... -ー ＼ : : : : :／ 三三ﾝ―- 、
ﾞく ＼:.:.ﾞ: ＼ ﾞl、} : : :／ .三､ r` !､
. ` 、 ＼::ﾞ:.、 l: :／ ／ ﾞ, ゛''‐-、
｀ﾞ ‐- .,,__ _,,.＞ ___＿＿＿､,,r'／ ／: : : : : :| :ll ﾞｉ
「だいぶお疲れのようだなぁ、青いＶＧ？ そろそろ死んでみるか？ ん〜？」
.Ａ､. , Ａ .Ａ､. , Ａ .Ａ､. , Ａ
〈三',Y/三〉 〈三',Y/三〉 〈三',Y/三〉
| ＼ヨＥ／ | | ＼ヨＥ／ | | ＼ヨＥ／ |
○)､,､ﾊ,､,(○ ○)､,､ﾊ,､,(○ ○)､,､ﾊ,､,(○
iﾇ((ヽﾊﾉ))ﾇ! iﾇ((ヽﾊﾉ))ﾇ! iﾇ((ヽﾊﾉ))ﾇ!
.(ヾゞヾiiﾂﾂﾉ) .(ヾゞヾiiﾂﾂﾉ) .(ヾゞヾiiﾂﾂﾉ)
/⌒Yﾉ jr| ﾄヾ､Y⌒', .Ａ､. , Ａ /⌒Yﾉ jr| ﾄヾ､Y⌒', /⌒Yﾉ jr| ﾄヾ､Y⌒',
i i､_ﾉし!iしヽﾊ i 〈三',Y/三〉 i i､_ﾉし!iしヽﾊ i .Ａ､. , Ａ i i､_ﾉし!iしヽﾊ i
ゝ ﾊ_ _ゝ'`'`<__ﾊ､_ノ-､ | ＼ヨＥ／ | ゝ ﾊ_ _ゝ'`'`<__ﾊ､_ノ-､〈三',Y/三〉 ゝ ﾊ_ _ゝ'`'`<__ﾊ､_ノ-
i V ヽ / ）/ ○)､,､ﾊ,､,(○ i V ヽ / ）/ | ＼ヨＥ／ | i V ヽ / ）/ ',
／｀ヽヽ _ , ' ｿヽ_ .ル..-..‐､iﾇ((ヽﾊﾉ))ﾇ! ／｀ヽヽ _ , ' ｿヽ_ .ル..-.. ○)､,､ﾊ,､,(○ ／｀ヽヽ _ , ' ｿヽ_ .ル..-..‐､
- 81 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:29:57 ID:NPcyeGGA
-
(……絶望しかなかった……)
|_ |
| ｀'|
ﾉ,.､ ゝ､._＿
／ー ､,__､,.__ ｀＼
/＿,,._/_,ｼﾞ＝､＼ ＼
俺は、絶対に！ 永遠に！ 永久に！ / - ､,_ ヽ､_ :》､＼ l
未来永劫！ もう二度と！ ギターなんて / ｨ‐ ､_｀'‐ ､,_ヾ゛＼ ｀ヽ/´＼
弾けやしないんだアアアアアアアアァァァァッッ！ / / | ＼＿ ｀ ‐ ､_> ヽ_／〉
/ | 〉､＿／ヽ７＼_i／__＼_li∠、
｀'＞|iﾍ/'`Y´`|i //T/,-‐｀ﾆ _‐､>'"＼
／／ヽ∧_ハ.ｲ｀ﾒ‐|./ﾊ'､＿＿ 〉ﾉ!丶､ ＼
,..､/.／ ,.<ゝｨ;;/ `゛‐ｲﾉ｣|ﾍ――‐ ｲ!ヽ ｀丶＼
／ゝへヽ_.／ 〉YV'y‐|`vﾍ ＼ヽ-t‐'" ,|i ｀i |
/ ｀'ー‐'/r'v‐i'ヾ_,ﾄｲY'＼_ ￣７＼／ | / ﾄ‐''´
ヽ､_ ∠ｰf_ﾊ.,l､.ト|´＼ﾉ ソ! |ﾄ､ ＼l＼ !| /
`''‐'゛ ￣||i｀ヽ ‐| /｀l／ |.| ヽ ＼＼V
|l ／ ｀ヽ/ | | ヽ ヽ＼＼ ＿
〉く ／ // ヽ ヽ ＼_＼｀ ‐ 、
|ヽ/ ,ｲ _// ＼ ＼_/ ＼＼ ＼
ﾉ ※／／:. :.:.:.:.／:.:.:.／:.:.:.＿:.:.＿:. 二／ ｌ
／:::／:.:. :.: ／.:: .:／ .::＿.:: .:.――:. ／ /| |
／/／／ ::／ ::.:.／ :.＿＿:.＿:.／／:／／ :/l | ｌ |
/ / ::／_ :.:./ 二＼ ／ ::／／:／:. ／ｌ / /l .| ｌ ｌ
※ l .:/ ／￣l _＿ ＼二 ― ´ ／ ／／ | :| | : ｌ
. l .:/:::/ /￣ミﾐ≧､ ｀ ／ ／ |.:.l | : l .::|
※ | .:l:.:/ ﾞ ﾐ≧､ ´ ／ ＿_＿ |:.:| | ::. | |
ノ|:.:|:/ (￣ )ｧ≡≠≧ﾐr l.:.l: l::.|: ｌ .:l
ノ:.:.l:: |' ￣ '¨￣￣ ｀ .,ｫ≦三三三/:ﾉ/ｌ:ｌ / /
ﾉ:. /:ヽ､＼ l ｌ| | | l ｀ヾﾐ>､ / ' /:ｌ.: / ./ ……っ！
':.:./: / ﾍ￣｀ ＿__. ( ｀ﾐ≧/／ /:. .: /
::/: /:/::.lヽ. ／::::::::::::｀:.､ ／ l | l /／/: / :／
/:./:. :. :l ヽ /::::::::::::::::::::::::〉 .､／ ／.:. ／
::/:./:.:.:l :ヽ、 ｊ::::::::::::::::::::::::/ ／ ヽ= ― ´）
/:.:. :.:/ ＿＿:.::_＼ ｀ｰ‐ ＿ .二 -┬ ´! ※ l
＾￣ , ‐,.ニニニ､＼:.￣::.＿＿|_ ::.l::.|.:.|. ）
- 82 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:30:27 ID:NPcyeGGA
-
(だけど……)
〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪
∩＿＿＿∩ /)
| ノ ヽ ( i )))
/ ● ● | / / んっ？ だんだん、よくなってきたクマよ！
| ( _●_) |ﾉ / 翠星石とエヴァの、二種類の音がうまい具合に
彡､ |∪| / ハーモニーというか、引き立てあってるクマー！
／ ヽノ /´
♪♪〜 ♪〜 ♪♪〜♪♪〜 〜♪〜 ♪♪〜♪〜 ♪♪〜 ♪〜 ♪♪〜♪♪〜 〜♪〜 ♪♪〜♪〜
＿
/ ﾆＹﾆヽ 〈巛ヽ
/ （ ﾟ )( ﾟ ）ヽ 〈⊃ }
もともとボリュームがでかい上に、 ／::::::⌒｀´⌒::::＼| /
下っ腹に響く重低音！ こりゃあ、 | ,-）＿＿＿（-，| ／
聴き応えのある音だっていう！ ヽ＿ |-┬-| ／ /
(⌒) `ー'´ /
/ _/ ノ
ゝ__ノ /￣ヽ
| | |
| A / ⌒ ヽ
｜ | ヽ､＿ ﾉ
∨ |（ （
/ ） ＼ ）
l / ）ノ
し__ソ
||| || |||
ili ili
､ﾊ/|,,､
〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪
- 83 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:30:45 ID:NPcyeGGA
-
(だけど、今……)
♪♪〜 ♪〜 ♪♪〜♪♪〜 〜♪〜 ♪♪〜♪〜 ♪♪〜 ♪〜 ♪♪〜♪♪〜 〜♪〜 ♪♪〜♪〜
_,.〟-----､
,..-'" _,,.., ∧
／ ,.-'" l O、
〈 ,.-''" l __,L_______
Y' _,.-'ﾞ'"´ ,ィ､‐‐'´
∨ ,ィ''" ｀r'''―‐'Ll ヽ 若い頃を思い出すぜ……
ﾞr‐''" | ,..| | ゝ､_ﾉ こんな曲を弾く仲間がいたっけなぁ……
|,..、_斗''" ゝ--'" ,___{
| ヽ_| 、 /｀´､
ヽ ゝ､_ / _,.ﾞ.'-,
ゝ-l ﾞl /,.-‐'"' |
ヽ,L____ ﾞ |
L,,.--｀‐'''''"ﾞ''T'''''''''''"
ｌ' ﾞ､
| ﾍ ﾞ>
| ﾍ ／ ヽ
| ﾞ' ヽ ﾉ
〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪
♪ ＿＿＿_
／⌒ ⌒＼ ♪
／ （ ●） （ ●）＼
体が勝手に、 ／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼
踊りだす〜だお！ | |r┬-| |
＼ `ー'´ ／
/ ＼
（ (（ （ "―― ;;, ヽ ♪
ヽ,＿＿＿ﾉ ）） | ）) ）
（（ （￣￣ / |
／ヽ＿＿_ノ |
♪ ／ ヽ、
| | `'ヽ ＼
| ｊ `'ｰ-= ＼
> | ヽ } ） ）） ）
（ （（ （＿＿ノ `ー '′
♪♪〜 ♪〜 ♪♪〜♪♪〜 〜♪〜 ♪♪〜♪〜 ♪♪〜 ♪〜 ♪♪〜♪♪〜 〜♪〜 ♪♪〜♪〜
- 84 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:31:02 ID:NPcyeGGA
-
(俺の中で、どんどん膨らんでいく、)
〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪
:,:::::::::::: /::::／::::::／::: /::::::: !::::: |:::. |::. | i
|:::::::::: /:::/::::::／i:::::／ }:::::: ハ:::: ﾊ::: l:::: !:. |
::::::::＿!ム_∠__/;／ !:::: / l:::/ !: /i::::: /!:::: |
::::::::: |／＿ /／｀ヽ /:／ _,,ﾑ'-‐lメ‐|:::: /: |::::: !
::::::::: !,r=〒〒ﾐ==ヽ/' ,,r'==＝ヾ-､!::/l::: ﾊ:::: !
::::::::. |《 i､ﾋ''ｨﾉ ゝ-‐-《 !;;.q,ﾉ ´／ﾚ:: |:: i .l:::::/ これはいい演奏。
ﾍ::::::. | ＼ ￣ ノ ﾍ_.￣ /:ノ::: /!:::l !::/
ヽﾄ､::: l ￣￣￣ ｀; ￣ ７:::::: / .i:/ /
:ハヽ:::l＼ r_ｧ ／!::::: / /
::::::,-一 ｀ ､ _, ＜ |ｲ::::: / '
:::/;;;;;;;;;;;ﾉ. ｀ ‐ｒ-‐＜ 'l::: /
`|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`､;-､_;-´;;;;;;`i´ .',/
!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;へ;;};;;;;;`i;;;;;;;;;;;;;}＼
♪♪〜 ♪〜 ♪♪〜♪♪〜 〜♪〜 ♪♪〜♪〜 ♪♪〜 ♪〜 ♪♪〜♪♪〜 〜♪〜 ♪♪〜♪〜
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. .::´:::::::::::::::::::::::::::::｀:. .
／.:.::;ｖ‐-=,;::::::::::::::::::::::::::::｀:..、
{ｲ::{/ } ｀ト､:::::::::::::::::::::::::::＼
Xゝ /.::::::::::::::::::::::::::::::::i
ﾉ 仁ニﾆ=､ /.:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
……悪くないな。 ／ ｰｆュ_, ｀ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::l
／ ノ.::; - ､::::::::::::::::::::;
ヽ､ |:::;/ /＾ 〉::::::::::::::::,′
＿＿＿ｊ'_ Ｎ{ ノ/::::::::::::::::/
ノi ''―――r=､ ､__ ..イ::::::::::::::::/
（ .::ｉ 〉 ﾉ´ ヽ:::::::::::/
) .:::. / ／ }ﾍﾙ{
（ .:.::ｊ(O) ､＿＿__ . . : / .ｨ二}
＼∠二二{ { / ／ 人
/| ｜ ／ ヽ . ´ ＼
￣￣｀ヽ | く ＞ ´ -‐=二三＼
￣｀ヽ { ├-, > ／ ／ ｀ヽ ∧
￣｀ヽ }'― ' / {／ ／ -┼…=ミ ハ
〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪
- 85 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:31:23 ID:NPcyeGGA
-
(この気持ち……)
〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪
,-‐くﾝ__ ／ ｜＼
{ ｡＼ﾝ ＼ ｜ ＼
`ヽ、 ｡ ＼ ＼| ＼
'. o ﾟ｡＼へ― フ ＼ ＼
'.＼∠ △ ／ ＼ |
`⌒ヽYw「ﾉﾉ￣￣＼ ／ ｜
厂／＼＼ ￣￣／ ／￣＼ |
￣ ＼＼| ￣ | | EVA ｜｜
| ミ>＼ ／| ＼＿／／＼
| ﾉ＼>>＼＼＿＿ |
| ヽー＼>>＼ ｢~{＼＿ ＼
ヽ ＼>>＼ﾊ ', ∨＼ 〉
￣￣￣＼ >＼ } }, ヽ ＼ |
|＼>>＼':,':, `ｰ> )
| _＼>>＼':,'／ ／｜
＿＿＿ ｢`r､ノ＼〆/ ﾉ ヽ
／´ ｀＼ ､゛:,':,':,':,' ﾚノノﾉ＼ ｝
／/⌒⌒⌒⌒ ｰ ､ ＼ /＼＼ﾞ:,':,':,':,＼>>> /》
/ /_人_人_人_人__, ヽ ヽ ＿/ ＼`⌒' └／
／ /: :/:-/､:/ : : /|-､（ ヽ i /／＼|_ ＿／ ＼ ＼
く | :/: :/／|: : :/__!_: :（ { |＼ ＼ |＿（ ＼ ＼
＼_:l/:イ__ .ﾉ／´下ｨﾊ:（ } ／ ＼| ｀＼ ＼
{入|⌒` 弋ｔり}:ﾉ 厶'⌒)
|（ ＼ ｆー┐ _厶イ__,ノi´
|（ ,.に≫ｰ‐≪ｺ{ }} ＼_/
／ / ￣＼ ＼
/ / ｀ｰ‐´￣｀＞ヽ
|ゝ､ ＼∩ノ＾）ミ:::::::::(´_＿＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,ヘ,,t,,t､
| []＼＿,,＿_ﾉ ミ三三三三三三ゞヽゝ三三三三三三三≒≒≒|〕
| 廾 廾 ::::::::::::::(´￣￣￣＼___ノ ￣￣￣￣￣￣｀ソ''r''r''
', ﾟ。ﾟ。ﾟ ,─､_＿_,>
＼＿＿＿
♪♪〜 ♪〜 ♪♪〜♪♪〜 〜♪〜 ♪♪〜♪〜 ♪♪〜 ♪〜 ♪♪〜♪♪〜 〜♪〜 ♪♪〜♪〜
- 86 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:31:47 ID:NPcyeGGA
-
〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪
＿＿ i'^ Tヽ
.ｒ=~ / | |; .i |
.| / .| .|; / |
,-‐くﾝ__ | / |i |; / .i
{ ｡＼ﾝ .|/ .| レ |
`ヽ、 ｡＼ﾝ┐ |l .| ,-ー-, | : |
'. o ﾟ｡`く{ __ || |＿_ ／￣ヽ ,.i_ ,i : i
'.＼丶丿 ＼ヽ,`=- /ー-,＼ >-'" ＞-,_,ﾉ,,: __,」
`⌒ヽ,>>＼ ＿,--~ ＼ヽ、 i-"^`i7レ ヽ ,,-=^-, ,／／~` >]
＼>>＼ `、 ＼/~ ソ-'' /ヽ＿ ０／／レ-|ヾ＼
ﾉミ>＼ ヾヽー--i＿ヾ,_⊿__i==」__/ニ＞=,|il | ,/ `-レ'
| ミ>＼ ~>-＿|、 |^ヾkY ノヽ/ ,ー-=~^ |ii l _,/ゝヽ、ヽ,
| ﾉ＼>>＼＿／ ￣ |^/ー`=-、ー=ー"|il |/ヾ_＿,,ヾ `i
（これは、 | ヽー＼>>＼ ｢~{＿` ＿_,, ＼／＿√「／~ ＿_ヾ ,,_) 凡
「憎悪」でも「絶望」でも ヽ ＼>>＼ﾊ ', ∨＿` ＿_,, ＼／＿-'~ ,-' /ー',/
なく、） ー￣￣￣＼ >＼} }, ,,-~ ニ~ ~=-=ー-,,＿,＿,-.ニ,,-'＿／
|＼>>＼/ ,-=~^ﾌヾ￣￣＞'ー-=__,-~ー-'"
| _＼>>i,_/ ,／ ,-=~ヾ `ー-,--<ゝil
｢`r､ノ＼〆/|=-／ ／ヾ,,/|i |＿＿/ |
ム`ヾ, ､゛:,':,':,':,' ﾚヽノ＿／' ソ _/ /√ |
＼ ＼/＼＼ﾞ:-=ー~^ il___／,と＿／ヾ |i
＼＼/ ＼`⌒'-ー-／~~^ .|i ,|i_
ヾヽ]|,ソ、 ヽヾ「 | ┌┐|式
`ヾk ＼ ヾ、 k / i li~lｿ
＼、 ＼ ヾ, | / |i| ,/|i
ヾ,, ＼ヽ, il / li ,/__`i
/ヾ=-ソ |i |/ |ﾚ＿./
_-~７ ナ' ヾ＿＿,ｿ
と'" ヾ,__／ ヽ▽/'
'ー--=~ Ｖ'
〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪
- 87 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:32:05 ID:NPcyeGGA
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∨ ,ィ''" ｀r'''―‐'Ll ヽ ＿＿＿_
ﾞr‐''" | ,..| | ゝ､_ﾉ ／ ＼
|,..、_斗''" ゝ--'" ,___{ ／ ⌒ ⌒ ＼
| ヽ_| 、 /｀´､ ／ （⌒） （⌒） ＼l⌒l
ヽ ゝ､_ / _,.ﾞ.'-, | （__人__） |`''|
ゝ-l ﾞl /,.-‐'"' | ＼ ｀ ⌒´ _／ /
ヽ,L____ ﾞ | /
∩＿＿＿∩
| ノ ヽ
/ ● ● | ┌────────────┐
| ( _●_) ミ＿＿∩ │ │ ﾝ ,.. -‐::´￣｀:ヾｰ-､＿_
彡､ |∪| ､｀＿＿_三) │ ／￣￣＼ .│ ＼ﾝ┐ ／::/::.::.::.:/::.::ﾊ::.＼ ヽ
/ ＿＿ ヽノ /´ . │ ／ _ノ ＼ ......│ ﾟ｡`く{ /::.::/::.:/::.〃::/ V::.:|ヽ ヽ
(＿＿＿） / │ | （ ⌒）（⌒） ...│ ＼丶丿 /::.::.:l::.:/_://::/＿ l::.:|::.l
| / . │. |. .|| （__人__） ...│ ⌒ヽ,>>＼l::.::.::|:'´::ノ/／ ｀ l::/::.| |
| ／＼ ＼ │ | ﾉi ! | } .│ ＼>>|::.:l::.!ィ（＞） （● ）::.: | ﾚ
| / ) ) │. | し' ｀ ⌒´ﾉ │ ﾉミヽ::＼__ ､_,､_, /::. /ﾘ |
∪ （ ＼ .│. ヽ } .....│ | ミ>二ﾄニ ヽ_} フ:// ﾊ
＼＿) │ ヽ ノ │ | ﾉ,' | |｀¬‐イ_7￣｜ ! :
.│ / く │ | ヽ＿ﾊ ∨r―介―/ / _:
/ﾆＹﾆヽ . │ | ＼ .│ ヽ ＼>>＼ﾊ ', ∨
(ヽ /（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ /) │ | |ヽ、二⌒) .│ ￣￣￣＼ >＼} }, ヽ ＼
(((i )／ ::::⌒｀´⌒::::＼ ( i))) └────────────┘ |＼>>＼':,':, `ｰ>
／∠_| ,-）＿＿＿（-，|＿ゝ ＼
( ＿＿＿､ |-┬-| ,＿＿ ） （『感謝』だ……ありがとう、みんな……）
| `ー'´ /´
| /
. {. | ′ | } ／: . : .／:/: /: .i: : i : .:ヽ : . ヽ: ヽ
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ< ｲ/: . : / . /: /: . :|: . |: . : .ヽ : . ',: . ',
!∩|.}. '"旬ﾞ` ./''旬 ` f＾| /: . : / . /: /l : . :|: . |!: :l . :.',: . :j: . :}
ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣ |l.| |: . :/l: ./:‐/┼: .∧ :jl-┼:‐:j: . :|: . :ヽ
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ |: .ｲ: |:/: ﾇテミ_/ ',_ ィﾃﾆﾐ:|:.:.:.|: . j
. }.iｰi ^ r' ,' |/ |: .|:ﾊ{. ﾄｲrl! }＝{ ﾄｲ:rﾘ !: . :j: .ｲ
!| ヽ. ´ ー─ ’ ./ |:/|: .ﾊ `ニ ノ , ヽ. ニ ｲ: . /:ｲ
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ l' !: 小､ ､__ , ｨ!: .//
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼ |: .:|ハ＞, .. _ .. イ=jl: /〈
【つづく】
- 88 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:33:00 ID:NPcyeGGA
-
○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★
次回予告
/／::.::,:.:.:./::/::.::.l::.::｀ヽ、＼ヽ
〃::/:::/:.:.:/::/::.:/::|::.:､:.::.::ヽ ﾊ ｀、
l::.:::l:: ,':l:::/::/::.:/::;小:::ｌ::ﾄ､::.:Ｖ ｌ ヽ
翠星石が保証するです！ エヴァなら絶対、 {::.:::|:::ｌ::|::l::/::.:/::/:/:_j⊥ｌ::ヽ:！} ＼
やらない夫と気があって、いい友人になれる . ﾊ::.::l:::|┼く:／::/ /'´ﾉ ヽ:∨::.:l | ／
ですよ！ ギターの技術といい、優しい性格といい、 〈 l::.:|:::l::|∠、ノ , =≡V::.::/｜／
そっくりと言っても過言ではないですぅ！ ヽﾍ::ヽ::Ｖ⌒ﾞ , "ﾞ / :::,' l〔
/rヘ::＼ ゛゛ rーﾍ 彡: / /:::Y⌒i
l冫/ }｀ヽﾐヽ、ヽ､ノ, イ:｀7十/::.::.:l ｜
/／ /:::_rﾍ_｀二√ ＿_〉/ ﾚヘ::} |
// ,'／夕r=＝､∨---/､/ f==ﾐﾌ 厂ト､
. ／/ 〃r７,ｲ| >ﾄﾏ￣〉 7ヽ厶ィ {ヽ ｣__/ / 〉
, -‐'7／ ／:.rｸ/ {ﾆ=彳/ ﾊ ∨, /￣:{八_‐-┴勹
,, -―――
〃:::〃::::::;;、:::::::::::ヽ
Yｱ（￣ {_:::彡::::|
{{;ィ..::ｬ=ミ ヽ::r:､|
代･} 弋･ﾌ / ＾}ﾘ さ、話はここまでだ。直ちに発て。
';::.:L .::: ｛ r〈 連合軍の小癪な策を逆手に取り、第三機甲師団
';t‐ｪｪタ ｲ >､_ その他もろもろを豪快にぶっ潰して……
i:::二 ／ ／／ ＼ カイオンのみんなを、幸せにしようよ。
`ー＜／ ／o＼ ＼
rﾍo/／￣￣:.::＼∧
∨//.::.::.::.::.::.::.::.::.ヽﾊ
|/|:::::::::::::/::::::::::::::::: ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ
|::::::::::::::::::::::::_:::/ ｌ:::::::::::::::::::|＼:::::::::::::::::::::::::::ｌ:::::::::|
|:::::::::::::::::::::::::/≧､ ｌ::::::::::::::::::| ＼斗::::::::::::::::ｌ:::::::::ｌ
|:::::::::|:::::::::/l::/ｲ⌒ﾞ`ﾒ::::::|＼::ｌィ千代`:::::|:::::::::ｌ:::::l〉ﾘ
(見ていてくれ言葉。俺は必ずお前の仇を、 |::::::::/|:: / ﾘ弋､ _ﾉｌ ヽ| ヽﾚ; __ｿ ｌ j|人:::::::ｌ:::::|
あの青いＶＧを討つ！ ……そして戦争を |::::/ |:::fzlｌ と二つ ゝてつ jｌノ:::::l::l::て
終わらせる。お前と俺とで生きることを |/ ヽ.:::|ﾍ l l /ィ<"j ﾒ_／
望んだ、平和な世界を築いてみせる) ゝ;八 ; l ! /ｲ
x > ､ ｰ ｰ l ! :::｀＞-､
〆::::;//ﾊ` 、 !ﾉ ｌ）:::}:::::::::::::::` ､
○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★
- 89 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:33:50 ID:NPcyeGGA
-
以上です！ ご覧頂き、ありがとうございましたっ！
／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| ＼/⌒ヽ: : : : : : :＼
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. _.．-: :l. ゝ. ! : : : : : : : ヽ
!.:.:.:.:.:.:.:.:,．<; ´＼ : : ! ＼ | : : : : : : : : : ＼ 第二章が終わり、これで全体の
∧ :.:.:.:. /＼:|,,ｨ示´ .| ヾ: : : : : : : : : : : ヽ 丁度真ん中。折り返し地点です。
ヽ∨:.:./ ゝ､.|{ ﾏ/´ ! ,r ‐ ､ ＼-､ : : : : : : :
} ヽ{ ゞ !ヽ` .〃 ./ :;:;:;:;:;:ヽ ヽ｀ヽ: : : : : :
l.／:｀ヽ. /丿 .／/ ./ ;:;:;:;:;:;:;:;:;: ＼ '.，;＼: : : : ＤＱしかり、ジョジョしかり。２で
／ }´｀ヽ/ :/ ./.．≦´￣￣｀≧､ ハ :;:; ヽ: : 枝葉を広げた後、３で本筋に戻ってくる。
∠ -‐―――― '―'一＜ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ ﾊ;:;:;:;:;:;＼ 本作も３章にて、本筋に戻ります。
／ ` ＜ .:.:.:.:.:.:.:.:＞ " ∨ .i ;:;:;:;:;:;:
/ ｀ ￣￣ ´ ∨ .!:;:;:;:;:;:;:
ヽ. ∨ !:;:;:;:;:;:;: すなわち、やらない夫と翠星石の
ヽ. _＿＿＿＿＿＿＿＿___ ｀ヾヽ ! ∧:;:;:;:;:;: ドラマです。そこに、戦争終結を賭けた
/ : : :/ /:.／ ｀丶. ゝｰ´:;:;ヽ:;:;:; 一大決戦が絡んできます。
/ : : :/ /; ´ ヽ ||:;:;:;:;:;:;:;＼
′: :/ // !|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
i: l : ′｛:｛ / l:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
|: l :i ﾍ: :､ l / ,:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
|: l :! ﾍ: ヾ！ / ,:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
|: l | ヽ: :ゝ. /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
|: !:! ＼:.:＼ /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
ﾚ'ｲ ）:.:.:｝ /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
_＿__
,. : ´: : : : : :｀＞ ．._＿＿__
/: : : : : : : : : : : : : : : : : :.＜
. γ'⌒ ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:｀ヽ.
/ : : : : : : ヽ ,z≦ﾐi: : : : : : : : : : : : :.:.:'，
/.: : : : : : : : : ,ゝ. l: : l: : : : : : : : : : : :.:',
, : : : : : : : : : : }｀）ヽ l: : l: : : :ヽ: ヽ:ヽ : :.:.}
,.:.: : : : : : : : :.:/ ヽ: ヽ: ヽ: ヽ:}: :}: :.:./
/.:.: : : : : : : :.:/.''⌒｀ヽ X⌒∨: /.:,. '
. /: : : : : : : :.:_,ｨゞ≠⌒ヾ､ x≠ヾ/ノ／
/.: : : : : :.:,'⌒|:|ｰ{ だﾊ ,仍 }/´ ここから先、３・４章では
. /:.: : : : : :.:八 ｌ:ｌ ..ゝ 弋ソ ﾏﾉ /丿 私のオリジナル部分も
/: : : : : : : /: :｀ｰl.:! ´￣｀ ゝ ｀{´ 増えてきます。原作既読の方も
. / : : : : : : :/ : : : : l: i ｆフ 八 ……まあその、少しは、ご期待下さい。
/: :/ : : : : / : : : : : l: :i ゝ. ´ ／|: : }
／:／ : : : : /: : : : : : :.}丿. ｀≧ｰ= ´: : ゝ;/
∠:／ : : : : : /: : : :≠"¨´ ｀ヽ. .{: : : : : : :.ｉｰ- ､
. / : : : : : : : {: :∠´. ＼― ､ ,ゝ､: : : :.∧ .∧
. /: : : : : : : : : :/ ⌒｀ヽ. ヽ. .i: : : :i: :.}ｲ }
. /: : : ,ｲ : : : : :i ヽ. ＼ !: : : l :/i} i
- 90 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/01/30(日) 23:34:31 ID:NPcyeGGA
-
「 ./｀
|,r＝＝‐､/
∧Ｏ_＿＿})
{ゝソv´ｿ）ﾊ 忙しくて手をつけてなかった期間もあったとはいえ、
__ﾉ_.||.ﾟ ロﾟﾉ||＿ 本作の全話書き溜めには七ヶ月ほどを要しました。
ゝｰ!,l､_∨_）{つ′ それももう半分消化したわけで……次作、考えようかな。
./. (ﾝ＿＿_>ゝ､
└‐‐ |‐| |‐|ｰ'"´
i,､.ゝ､ゝ
次回、第三章 第１話は、２月１０日２１時３０分投下予定です。お楽しみに！
- 91 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/01/30(日) 23:35:19 ID:mBAn8p.M
- 乙！ 原作は知らないけど、面白すぎる！
- 92 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/01/30(日) 23:36:00 ID:EqiuR2Y6
- 乙。やらない夫は少しだが、報われたな
- 93 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/01/30(日) 23:37:13 ID:ZOewqrpA
- 乙でした。
やらない夫はいい仲間たちに巡り合えたね。
読んでてほっこりしました
ジャギのパートは見えない、考えたくない、自身に置き換えて想像したくないｗ
- 94 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/01/30(日) 23:37:57 ID:8FKfOjpM
- 乙です
なんとも心あたたまる回でした
ジャギは結局どうなったんでしょうか？
やっぱ、死刑ですか
- 95 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/01/30(日) 23:41:07 ID:HiQD1/5k
- 乙
ちょっとだけ救いが来たか。
そして阿部さんのマンツーマン特訓とか更に強化フラグか
- 96 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/01/31(月) 00:18:32 ID:0UzXYRTk
- やらない夫にも何らかの救いのある終わりだといいな
イデオンにならないことを望む
- 97 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/01/31(月) 00:26:09 ID:bVR3ZwbQ
- 乙でした。
心温まる話に野暮だと思うけど、これだけ巨大なギターだと弦が長すぎるから、人が
聞き取れないような超低周波の音しか出ないんじゃなかろうか…
- 98 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/01/31(月) 01:15:39 ID:yWPkiohg
- 乙でした！
刻一刻と運命の時が迫ってるなぁ…
- 99 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/01/31(月) 07:28:16 ID:h8diISss
- 乙でした。おっきなギターとは粋なプレゼント。自分も最初、剣かなとか思ったｗ
ジャギは更生無理っぽそうねえ。
- 100 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/01/31(月) 08:45:20 ID:3IbtE4xA
- 乙
武器ではなく楽器かぁ、粋っす、ほっこりしました
その代わり、自分の中でジャギのは見なかったことにしました
- 101 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/01(火) 20:27:47 ID:5tw8JEJQ
-
1 _＿＿＿__ 7
. || ,. : ´: : : : : : : : : : ｀ヽ 〃
|.|∠=――――――=､=､//
,. ' γ⌒ , | |ヽ
. { ゝ _.ノ | | : '， >>19
ﾍ､＿＿＿＿＿＿＿＿＿|＿_|: : :', わざわざの待機、ありがとうございます！
ﾊl l l l 「il/ヽ＼/l/1/l/`ﾒ､ ./l/ : : i
. NN/ -=＝ ＝=- 1 /: : : : : :i >>28
ﾄ､' ' ' ' ' ' ' ' l/: : : : : : : ! 確かに。この言葉の、極めつけですよね彼は。
ヽl｀ゝ `ー ' , ィ´ﾄ､: :∧ : : :i
. ゝ￣￣7 ｀ ￣ ´ ﾉﾉ|￣￣ ￣ }ヽ >>37
. iヽ/ ゞ三三三彡 ゝ.＿＿.／ : : ＼ そこはまあ、外せないというかお約束ということで。
l / ,/:.:.:./ ヽ:.:.:ﾍ }丶 ＼,: : : ヽ.
/ ｛:.:.:.:{丿 ､}:.:.:.:}ﾉ;:;:;:;＼ ハ: : : : ＼
,〈 ゝ「:）:.:.j ｉ:.:.:..!|;:;:;:;:;:;:;:`く:.:.:.j: : : : : : ヽ.
（ っ)l.（Ο） 丶 （ Ο ）;:;:;:;:;:;:;:;:(と ）: : : : : : ハ
: : : : : : : : : :.:.:./ ￣￣＼ ＼: : : :.|＼ ＼ ＼: : : : : : : : :
: : : : : : : : :.:.:.∧ . ≠＝＝ミ､､ ＼ ＼: :.| .＼ ＼ ＼: : : : : : :
: : : : : : : : :.メ､_〉" {ヾ､. ヽ. ＼i ヽ: ヽ: i: : : : : : :
: : : : : :.:.:／.._〃 ゞ_}ノ '"⌒ヽ.|:.:.|: :i: : : : : : :
: :.＼: :./ ゞ.{ i ,.≠=ﾐ､､ヽ卜.i: : : : : : :
: : : :.∨| '"´￣｀ ､ .} 〃丿 }ゞｰ/ }: : : : : : >>39
ヽ.: :./:.:| ＼ 丿 / ｀''´ jゞｰ ∧ : : : :／ ご理解、感謝です！
..（∨: : | ｀´. ､/ /ア .／:/: : :／/
ゝ/ : : / ＼ "` ｰ‐ ､_∠´ ／: :/: :／//
./: : :./. ＼ ／i一"|／ 〃
: : : ∧ ＼ , ∨} ′
: : / .∧ ｀￣￣￣´ i" ヽ
: / /. ＼ ｰ }＼: :＼
＼ 人: :i : : :i
- 102 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/01(火) 20:28:18 ID:5tw8JEJQ
-
「 _＿＿__ ,ヽ
|| , '"´ ｀ヽ /
. 」|'――――――‐i〃
| .l(二) ! ）
├――――――‐┤ >>43
/ ,ｲ ﾚiト! |r'T j} k 志の有無と、あとやっぱり「わざわざああいう殺し方」
. / .ﾙ'┯┯ﾘﾚ'┯┯lﾘﾍ ですかね。原作ではもっと詳細に描写してましたし、
/ | l:::/ |::/ | l '. 生き残りの村人（モナーたち）の悲しむ姿もねっとりと……
. /.. ..人 _ ノ .| :
f .＿∧＿ ＞-- -イ＿∧＿ﾊ >>49 >>55
. / ゝ._＿＿ゝ._＿＿,人＿＿_,.ィ} 肉体がないから、何度でもどんな風にも殺せる。
. i / ;:;: /:.:./ ∨:};:;: | | 因果応報とはいえ、エグいもんです。
. {. /;:;:;:;/:／ノ ゝⅥ;:;: ! j
Ⅵ ./;:;:;:;/0) , (0|;:;:;! ,Ⅳ
ヾヽ ヽ､
| | _＿＿＿___ ヾ.＼
|_| .∠_:_:_:_:_:_:_:_:_: :｀ヽ ./ /
／´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ: : :＼ ./ /
,..f´ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: γ⌒ヽ＼: :./.../ >>63 >>65 >>99 >>100
{ | :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:'､___丿, '￣ / ＼ プレゼントは相手が喜び、かつ
ゝi _＿＿＿＿＿＿＿___/ / : : : ヽ 相手の予想外のものを……です。
Ⅵ´ : ,ゝ._ ＼:＼: :＼: : :＼__ノ: : : : : :ヽ.
∨: : ∧ 磷心 仍下 i: :ｌ : : :i: : : : ヽ >>69
／:＼ { }弋;;リ 弋;;リ ｌ: :|: : : |: : : : : ヽ ギターを持ってるＡＡは二種作りました。
_＿／{｀ヽ : :ヽ∧ ヽ ｌ: :|: : : |: : /ヽ : : ヽ で……その、ギターの大きさが変わってる
{ ｀ヽ. ＼/＿ヽ. ゝつ .∠ l: :|）｀ヽ／ /――――┐ ことについては、お気になさらぬよう何卒。
／ ヽ. ./ ;:;:;:;:;:;.＞ ｰ ＜;:;:;:;:;ｌ: :|彡′ ／
.／: :／: :＼. .{:;:;:;:;:;:;:;:;` ー‐一 ";:;:;:;:i: :!彡" ／ >>77
./ : ／: :／: :/＼ ゞ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; ｉ: :|i" ／ 原作の機体は、エヴァンゲリオンより
/ ／: :／/: :/: :/: ヽ. ＞ ．;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ／ｉ: :|iー――一 "´ 獰猛なデザインですね。敵も味方も
〃: :／ /: :/: :/.: :.:l ｀Τ .:.:.: ｀ ー―一´:.:.:.:l: :|i＼ ＼ 初見では「悪魔？」って感想を漏らします。
./／ /: :/: :/: : : :|. '， .:.:.:.:. / ＼:.:.:.:.:.∨ｉ ヽ ヽ
′ ./: :/: :/: : : : :l ゝ..:.:.::/ ヽ:.:.:.:.:.ｉ ＼ ＼
/;／;／ 从从≠‐- ､!∨/ '，:.:.:ｉ. ヽ ヽ
- 103 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/01(火) 20:29:16 ID:5tw8JEJQ
-
__
| ≧
| | / ≧
| | _＿＿＿＿＿__ / /
| l.／ ´ : : : : : : : : : : : : ｀ヽ. ,/ /
. ,| |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼/ /
/ﾉ γ´ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ. >>91
l | |γ ⌒ ヽ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:'｀ヽ ありがたきお言葉、光栄のいったりきたりです！
l | |.{ } :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:} }
j:.! ! ゝ._＿ノ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.ノ >>92 >>95
/ゝ._＿_ゝ._＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_/´ 生身だった時の最大の趣味であり、仕事でもあり、
. /: : : : : : : :.:_,ｨゞ≠⌒ヾ､ x≠ヾ/ノ そして翠星石との繋がりを実感できるものが、
/.: : : : : :.:,'⌒|:|ｰ{ だﾊ ,仍 }/´ ギターですからね……。
. /:.: : : : : :.:八 ｌ:ｌ ..ゝ 弋ソ ﾏﾉ /丿
/: : : : : : : /: :｀ｰl.:! ´￣｀ ゝ ｀{´ >>93 >>94
. / : : : : : : :/ : : : : l: i ｆフ 八 ジャギの末路は三章にて。
/: :/ ,､: : :./ : : : : : l: :i ゝ. ´ ／|: :} ﾍ
／:／ ｛ ＼ : : : : : : :.}丿. ｀≧ｰ= ´: : ゝ／ .} >>96
γ´ ￣￣ ｀ ゝ Y´￣￣´´｀ゝ. {￣￣￣´} '´￣￣￣i 涙なくしては見られない、
.{ ` ゝ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ｀ー一´:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ / けれどその涙は悲しみの涙だけではない、
. ゝ. ｀ ＜:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: / .／ といったところですね。
/｀≧ ．. _ ≧ ．:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; ／ ／＼
￣￣￣￣´ ｀￣￣￣￣´｀￣￣￣￣
＿＿
,...:.´:,.:.::.::.::.::.:｀:....、
. ／.::.:／/´三ミ}::.::.::.::＼ ／＼
'.:.:.:.:.:.:.〃 |:.:. |::.ヽ::.ヽ ／ ／
:.::.:.:.:.:.:/{ ヽ:.:.ヽ.::}.::ﾊ ＼／
ｌ.::.::{.:{:/..__ノ ~ヽ＼:ﾊ;ﾘ ＿＿＿ >>97
|.::.: ∨ﾊ __ |､ ′ | | ぅぐ。ま、原作者様もそこまで考えては
|.::.::.::.::|:| c'⌒` ´ ﾟ|:.} .￣￣￣ おられないでしょうし。
l.::.::.:（_|:ｌ ┌-‐ ７ ﾉﾉ .／＼ 細けぇこたぁの精神でひとつ。
|.::.::.: 人＼.,__ ヽ _ノイ::|′ ＼ ＼
|.::.::.::.::::::＞＼厂 ＼ !八 ＼／ >>98
|.::.::.:l.::.:f｛´⌒ヽマ⌒ヾ:::.:＼ ３章で、大きいの来ますよ〜。
/.::.,.: |.::::|∧ Vﾊ／{{￣⌒ヽ 乞うご期待！
. /.::./.:: |.::::| :∧ ／ ゞ)ﾉﾉ)ﾉ
/.::.,.::.::.::|:::::|＿∧ ／ ｝::.::|
|.::.:|.::.::.::|:::::|::::::く丶___／ヾxノ::.ｌ:.:|
|.::.:|.::.::.::|:::::|::::ノ´￣（_((_人く::.ﾉ::.|
V八.::.::.:!:::::／: : : : : : : : : : : :＼ﾘ
＼ﾉ／: : : : : : : : : : : : : : : : i
＼: : : : : : : : : : : : : : : :j
` ｰ―――――一´
- 104 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/09(水) 22:21:05 ID:WIZx0fBI
- そろそろ全裸待機といくか
- 105 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/10(木) 00:20:44 ID:WI.C3vi2
- 待機早いなｗ
俺はまだソックスは履いてるぜ
- 106 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/10(木) 12:15:08 ID:RKV/IWns
- わたし、>>104だけど
エアコンが壊れた。死にたくない
- 107 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/10(木) 19:11:46 ID:qBFc.NW6
- 乙
エデン計画の中に入れてもらえるのが
どのくらいの悪事ならおｋって基準って有るんだろうか？
- 108 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 19:33:46 ID:0WR.inJ6
-
|/: : : : : ／⌒ﾐ}: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ｀ヽ.___ノ 丿
|: : : : ,ｨ′ _,ノ ,ｲ: : ,.ｨ : : : : : : : : : : : : : : : : ヽー一´
|: : : / 乂 （ ノ .{:/ !: : :.|: : : : : : : : : : : : : : : ｀ヽ.
|: :.,ｲ Ｘ´⌒ヽ. ゝ. 人: : ∨: : : : : : : : : : : : : : : : }｀ヽ
| ∧ ___ i. ヽ ,へ⌒ゝ: : : : }: : :.} : :｀ヽヽ ﾊ
|卜､ゞ ⌒ヾ / ＿ ＼.: :ヽ:丿: :.,' : :∧ } ′ﾘ
| l.ｰi ', 〃⌒ヾノ＼: :＼ノ: : / i;′ ′
|ヽ. i ・j / j彡 ミ二:_:,ノ ′ >>104 >>105
|: :} ゝ / ・ /一.（ _＿_ノ 早い！ ……ありがとうございます。
|: :ﾄ､ ´￣｀ 「 ゝ _ノ´ ∠.: : :/
|:.{ .） ´￣ .／ ｀}: :{ ﾄ､
|∧ ,.'⌒∧.__.ノ : :ゝ._＿__ノ:丿 >>107
|:{∧ o .ｲ ゝ:__ノ: : : : : : : ∠ ___ 現状、カナたちの個人裁量ですね。
|: ゝ:ゝ． . ．＜: :ゝ｀ヽ: : : : : : : ､ｰ―‐‐-｀ヽ おそらく本来は、カナたちと同格の
|ヽ:.:｀ヽ|｀ ｰ一 ´../: :/: : :.:.:ﾊ: ﾊ: :｀ヽ: : : :｀ヽ. ） 研究者なんかが他にも来る予定だったのが、
|: :}⌒./ /: :/|: : : : :ハ: :}: : : : }: : : : : :＼ 戦争で頓挫して……ということではないかと。
|;/ヽ ゝｰ一 ´⌒.ソ:,ｲ: : : :ハ: : : : : : ﾊ:ヽ.
| ＼､._ _ノ /／ .|:_:_ノ: :.}: : : : : : ハ: :）
| ＼｀ヽ /"´ .i/ ｊノ⌒};/: : : : ::ノ: : };人
| ヽ ｀l ／ ,ｲ : : : ／: :／ ）
| ＼_＿＿＿___i／ ./ i :.／: ;／
|｀ー――一{´:.:.｀}ー――― ､ / i´ : :人
／´￣￣｀ゞ彡⌒
_／: : : : : : : : : : :ヽ.
ｰ-‐''7´: : : : : : : : : : : : : : : ＼､_
{: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ.｀ヽ >>106
ノゝ．_ＮゝＮゝ．/７-､ : : : : : : '，､_ エアコンがないなら、布団にくるまれば良いのです。
" .丿ヽ`ｰ― ､ゝ′丿: : : : : :.:∧ ｀ヽ
} ｀"´ | |‐/ : : : : : : : : ∧ゞ､_
ゝ._ ＿∠-‐＝‐-.ヾ､ゞ‐-､ヽ｀ヽ
≠"≧´: : : : : : : : : : : : : : : :.:.}｀ヽ.
∨f": : : : : : : : : : : :.:,, -‐‐‐-.{ }
∨i : : : : : : :,,,-‐ 7´ .∧
i: :i: : : : :.〈 ./ .i
∨:i.: : : : :∨ / j
∨:i.: : : : :∨/ ,≠{
ゝ》≠＝＝＝＝≠"´｀ヽ.
ゞｰ".: : : : :∨ ＼
i: : : : : : : :.:∨ ヽ.
i: : : : : : : : : :∨ ／
i: : : : : : : : : : :.∨ ／ ｀>
i: : : : : : : : : : : :.:∨ ∠≠''"´∧
|: : : : : : : : : : : : : ゝ ": : : : : : : : .∧
|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.∧
〈.:.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:>
i: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＞´
ゝ､: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :,,, "´
｀ｰ一^^ー‐-: : _: :-‐ "´ |
j | ∧ .',
/ ! .∧ !
,／ j ｝ ﾉ
丶 . _＿__／ ／ _∠
- 109 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/10(木) 19:38:40 ID:7WFTfl12
- パソコン置いてる部屋は寒いのよ……
なのでガッツリ着込んでひざ掛けとふかふかのスリッパで武装しないと死ねる
- 110 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:09:18 ID:0WR.inJ6
-
予定通り、２１時３０分より投下開始です。
_,. ─ ､. -- ._
／ ｀ヽ
／ 、 、 ＼
/,. ,. / l. | ヽ ヽ ヽ. ヽ
/ / i'/ / ,| | ,! | ',. ！ ',
∠-7 j |.| | ./| ,1 ハ. ハ | |l. l |
| | |l.',. } ﾅTｧ-| ./ l./'''Tﾅ{. ,ﾘ |1 エヴァの中の人たちのような、
l！Mヽ.{<ｨﾃtﾄ !' ' t5ﾓト,.ﾚ!' ,1 ,! ロボットでもないサイボーグでもない
1',l.| ﾞﾄ 'ぅり , 2tﾀ / /,!' 「実体なき電脳人格キャラ」といえばやはり、
｀| l. ｢ヽ __ /! ｲ/ ミオを筆頭に挙げなくてはならない。
l.ﾄ. |l. ヽ､ _,.ノｲ/ |!
｀ ヽl ﾍゝl｀ - ´lﾙ ′
／.ノ ヽﾞヽ、
_.. - ´ L._,. -- .._...| ｀ ‐ ､._
,f´l. | 「 _, - ､._j / / ｽ
＿__ ＿
-‐''"´￣ ｀ ｀''ヽ=､
,.‐''"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
r（:::::::::::::::::,、_ｨ::::::::::::::::::::::::::::::::::
ゞ, ｒｒ〜ヅ ﾐ:::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾌﾊ ﾐ::::::::::::::::::::::::::::::
. l __,,. -─¬,〈::::::::::::::::::::::::::::::
. 〉ﾞﾞ`'''ニ二￣ ヽ::::::,ｨ ,､ヽ:::::::
中の連中の元は人間だから、. . / "" Ｕ }:::/ /ヽ ﾊ:::::::
生粋のプラグラム製電脳人格であるミオ /.. "´ ２ﾉ/ l:::::
とは違う……って、誰も知らんぞ。そんな ヽ.ﾆ,｀ __／ :l::::
マイナーレゲーのサブヒロインなんか。 'ｰr‐- .ｨ l:::
. 〈.. /:{ ヽ
｀} ／:: ! i
丶、,､. イ:::::: !
／.:.:.:.:.:.::.:: : : : : : :: : ::ヽ、
:.:.:.:/:.::./.:.:./:.:.:.:.:.:.::.:. ;: ::.ヽ
::: ::|.:.:.:i|:.:./ |:.:li､:.:.∧:.:.:.::ヽ.
: :: !.:.:. ||/--l/ |ﾉ--ｌ:.: .:.lヾ､
: ::(|:.:.:.:| ‐‐ ‐-│::.:/ 設定も映像の美しさも、当時としては鮮烈なものだった。
Ⅵﾍ.:.:.:l _ _ /.:.ﾉ Ｗｉｚ１やドルアーガがあれほど原作を膨らませて
＼ヽ､ ＿ , イ!::/ ドラマチックになってるやる夫スレ、誰か
／ ヽ{ ﾄ､ヽ l:′ 『銀河の三人』もやってくれないものか……
∧＼ ﾏ三ｿ| ＼
./: : ＼＼ ヾ-〃 /∧
「 ./｀
|,r＝＝‐､/
∧Ｏ_＿＿})
{ゝソv´ｿ）ﾊ
__ﾉ_.||.ﾟ ロﾟﾉ||＿ ものか……
ゝｰ!,l､_∨_）{つ′
./. (ﾝ＿＿_>ゝ､
└‐‐ |‐| |‐|ｰ'"´
i,､.ゝ､ゝ
- 111 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:30:21 ID:0WR.inJ6
- では、投下開始します。
- 112 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:30:46 ID:0WR.inJ6
-
アイゼンの街 ＶＧ格納庫裏
` , -┬- 、- ― ‐― ――― ―――‐―‐―――――――――.…..... .. ...
. ／|! || || ＼ ＿＿ ＿＿ . . . . . : : : : : :___ : :: : : : : : :: ＿ :: : : :: :: :: : ::: : : : : `
./ .|ﾚ＝¬=、 |＼ . : : : : : : : : : : :: :: ::: :: :: : : : : : :: : : : : ::: : ::: : ::: : : :
/ｌ／ ＼| |￣￣￣|｢￣￣￣￣￣￣￣￣￣|｢￣￣￣￣￣￣￣￣￣|｢￣
/l/ | |＿＿＿|ﾕ.＿＿＿＿＿＿＿＿__|ﾕ.＿＿＿＿＿＿＿＿__|ﾕ_＿
ｌ/ ＿」-‐T￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
」! __ィ王 {≡ﾄ、＿＿＿＿_ _＿＿＿__.{≡}＿＿＿__ ＿＿ _＿
|| _ィ壬三_≦]. ┌┤ |＼.||＿||＿|| ||＿||＿||／||＼|l＿||＿|| ||＿||＿
||ｪ=壬|ｌ=┬‐T’ | | ｜ |_|| ＼ | ||＿||_.／＿||___l＼_||＿|| ||＿||_／
, - -――‐┴┴┴┴-..」. | | ｜ |_|| ＼ | ||___／_」|＿||___||__.＼._.|| | ／__.|
/ｌ|ﾋｌ ＼ 、 : : : : : : : : :::::: ＼||┐.」 ｜ |_||＿＿_.＼l| |／_||___||＿||___||＿||_＼. |／_||＿|
lﾚ'.|ﾖ| トｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｲ| |￣￣￣￣￣￣￣￣ ＼／ ＼／
j!!コｺｺﾆ≠IIIIIIl]]]]]￣￣]]]□＿| | : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__| ﾊ,,ﾊ,,, ,,ﾊ,,ﾊ,,,
| ||..:::| | | | | |￣￣￣￣￣| | : : : : :.:.:.:.:.:.:.::::::::::::: ::::::| _＿ __＿ ＿_ ＿__ 彡炎ﾐy'彡炎ﾐ
| ||:::::| | | | || |:::||￣~||￣~|]| | : : : : : :.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::| |＿__||＿__| |_＿_||_＿_| 彡;災ミ彡;災ミ
‐┴===‐┴ー-ニ」|__|:::]]]]]]]]]]]]]]|..| : : : : : :.:.:.:.:.::::::.:.:::::::::::::|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__|＿|ｌ|＿＿|ｌ|
. ￣ ￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣ ￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ^"" "~゛
- 113 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:31:07 ID:0WR.inJ6
-
〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪ 〜♪ 〜♪♪
＿＿ i'^ Tヽ
.ｒ=~ / | |; .i |
.| / .| .|; / |
,-‐くﾝ__ | / |i |; / .i
{ ｡＼ﾝ .|/ .| レ |
`ヽ、 ｡＼ﾝ┐ |l .| ,-ー-, | : |
'. o ﾟ｡`く{ __ || |＿_ ／￣ヽ ,.i_ ,i : i
'.＼丶丿 ＼ヽ,`=- /ー-,＼ >-'" ＞-,_,ﾉ,,: __,」
`⌒ヽ,>>＼ ＿,--~ ＼ヽ、 i-"^`i7レ ヽ ,,-=^-, ,／／~` >]
＼>>＼ `、 ＼/~ ソ-'' /ヽ＿ ０／／レ-|ヾ＼
ﾉミ>＼ ヾヽー--i＿ヾ,_⊿__i==」__/ニ＞=,|il | ,/ `-レ'
| ミ>＼ ~>-＿|、 |^ヾkY ノヽ/ ,ー-=~^ |ii l _,/ゝヽ、ヽ,
| ﾉ＼>>＼＿／ ￣ |^/ー`=-、ー=ー"|il |/ヾ_＿,,ヾ `i
| ヽー＼>>＼ ｢~{＿` ＿_,, ＼／＿√「／~ ＿_ヾ ,,_) 凡
ヽ ＼>>＼ﾊ ', ∨＿` ＿_,, ＼／＿-'~ ,-' /ー',/
ー￣￣￣＼ >＼} }, ,,-~ ニ~ ~=-=ー-,,＿,＿,-.ニ,,-'＿／
|＼>>＼/ ,-=~^ﾌヾ￣￣＞'ー-=__,-~ー-'"
| _＼>>i,_/ ,／ ,-=~ヾ `ー-,--<ゝil
｢`r､ノ＼〆/|=-／ ／ヾ,,/|i |＿＿/ |
ム`ヾ, ､゛:,':,':,':,' ﾚヽノ＿／' ソ _/ /√ |
＼ ＼/＼＼ﾞ:-=ー~^ il___／,と＿／ヾ |i
＼＼/ ＼`⌒'-ー-／~~^ .|i ,|i_
ヾヽ]|,ソ、 ヽヾ「 | ┌┐|式
`ヾk ＼ ヾ、 k / i li~lｿ
＼、 ＼ ヾ, | / |i| ,/|i
ヾ,, ＼ヽ, il / li ,/__`i
/ヾ=-ソ |i |/ |ﾚ＿./
_-~７ ナ' ヾ＿＿,ｿ
と'" ヾ,__／ ヽ▽/'
'ー--=~ Ｖ'
♪♪〜 ♪〜 ♪♪〜♪♪〜 〜♪〜 ♪♪〜♪〜 ♪♪〜 ♪〜 ♪♪〜♪♪〜 〜♪〜 ♪♪〜♪〜
- 114 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:31:25 ID:0WR.inJ6
-
才 ＿ -┼-. -┼-. |
/|／ ヽ.. ,-┼/-、. ,-┼/-、 ⌒ヽ＿ノ ⌒ヽ＿ノ ⌒ヽ＿ノ ⌒ヽ＿ノ |
| ノ .ヽ__ﾚ ノ .ヽ__ﾚ ノ あ. あ. ・
＼＼＼ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ／／／／／／
＼＼ ヽ(・∀ ・)ﾉ ヽ(・∀ ・)ﾉ ヽ(・∀ ・)ﾉ ヽ(・∀ ・)ﾉ ヽ(・∀ ・)ﾉ ヽ(・∀ ・)ﾉ ／／／／／／／
＼ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ／／／／
ヽ(・∀ ・)ﾉ ヽ(・∀ ・)ﾉ ヽ(・∀ ・)ﾉ ヽ(・∀ ・)ﾉ ヽ(・∀ ・)ﾉ ヽ(・∀ ・)ﾉ ヽ(・∀ ・)ﾉ ／／／／
(( ノ( )ヽ ))(( ノ( )ヽ ))(( ノ( )ヽ ))(( ノ( )ヽ ))(( ノ( )ヽ ))(( ノ( )ヽ ))(( ノ( )ヽ )) ／／／
< > < > < > < > < > < > < > ／／
: ＞ ．. ./｀＞ ．
:::::::::::::＞,/:::::::::::::::｀＞,
:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::/_:::::::::::::::::::::/､_
::::::::::/ ｀ヽヽ:::::::::/_ /｀ｰ､‐´｀二ヽ
::::::::＼ ヽ＼::::::::ヽ､___y´ 》.》 ｀｀
＼ヽ:::::::::::ゝ,_( ｀ヽﾔ、::iヽ. ,ィ
》/::::::::::::/ ｀ヽ _,ﾊ Ⅵ ヽ ／/
/〈::::::::γ' / -代 ヾ｀ヽ`イ／
/j::::::::j ,イ__ ノ ゝ._ )ヽ_R/ ご静聴、ありがとう。これから
//:::::::/ /_ ノー‐- ､! ﾄvー' もっともっと曲を増やしていくから、
Y_三ｲ ￣ ｀､ :l また聴きにきてほしいだろ。
ﾊ_i
- 115 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:31:50 ID:0WR.inJ6
-
＜いや〜、こんな最前線の街で、こんな演奏が聴けるとはな。
＜奥地の大都市にも、これほどの奏者は滅多にいないぞ。
/ノ´: /: : : : : : : : : : : : : :ｉ: : : ::ｉ: ::ヽ: : : : : :＼ ＼
/": : :/: : : : : : : : : : : : : : ::|: : :|: |: : : ヽ: : : : : : :ヽ ／
/: : : ::/: : : : : : : : : : : : :／:/}: : ｉ: :|: : : : :ヽ: : : : : : :Ｖ
/: : : : :|: : : : : : : ／: ::／:: / /: :/: / ヽ: : : : }: : : : : : :ｌ
｀.{: : : : : :|: : : : : : : : ::／./／ /:／/:/-―--:､; |: : : : : : :|
|: : : :{: : |: : : :,斗ｧ''フ" ／" // ＼ヽ|: : ｉ : : ::|
|:ｉ: : :ｉ: : :ｌ ｒ彡"´ " / }: :ﾉ : : ::|
ｌ: ｉ: : { : : ｌ | __,.. / ''ェ;_＿_,ｪ; /: : : : /∧ エヴァ。もういい加減、納得したですね？
. ',ヽ: : : : ヽｌ ,ｒ＝=＝" ￣￣ ./: : : :ノ/ ｌ 「ＶＧのギター弾きが物珍しいだけ」なんかじゃ
＼＼: : : ＼ ! /, ｒ '´ }: : :ヽｌ ないってこと。それだけじゃ、すぐ飽きられるです。
|: : : { `ー ＞ /{ ＊ }: : ヽｌ こんなに大勢、何度も集まらないはずですぅ。
|:/: : { __ ｉ/ ヽ .／: { }:_:: : : : ｌ
. //: : : :{ "ｉヽ { :ヽ､ ⌒ ／:__ : { ／ ﾉ: : : : :.'.,
ｌ/: : : : : :} ｒ−┘､: ::ｒ`ｖｒ‐ - ´|: : : | _｣_{./ ./: : : : : : : '.,
/: : : : : : : { ｀ヽ、 ヽ.Ｌ._ヽ. レ'Ｖ＿＿ ヽ/: : : : : : : : : :'.,
/: : : : : : : : ｒ ト ＊|ヽ／ ノ ヽ.'､ ／ { （＿__ 〕ｒ､＿: : : : : : : '.,
: : : : : : : : :∧.ｌ.｝ }〔 ´ ／ ヽG＝ニ:|（ ./ｒ'/ｒく: : : : : : : : :',
: : : : : : : ::/ )|.ﾄ} }ヽ へ）|ノ＼.{ |/ｰｉ /`./ ( ヽ: : : : : : : : ',
: : : : : : : / .)|.｢.） .} ∧ ） ７ .ヽ | { フ | ヽ: : : : : : : : ',
, ｬ . j´ __,ｲ
,ィ´./,___／／＼. f＾
／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
ああ、その通りだな。お前の勧めに従って、 ｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
この演奏会を始めて本当に良かった。 ￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
感謝してるだろ、音楽家的に考えて。 | /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
/!_/ ..::::::::l
ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
- 116 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:32:06 ID:0WR.inJ6
-
┌───────────────────┐
│ ／￣￣＼ .....│
│ ／ ⌒ ＼ ...│
│ | （● ）（＜） ..│
│ | （__人__） ／へ .│ 演奏し、人に聴いてもらう。俺は、自分が
│ | ｀ ⌒´ﾉ <´ ゞ ／ ..│ 音楽を愛する「人間」だってことを実感できる。
│ | } ／〆<ソ .│ 兵器なんかじゃないって思える。
│ ヽ } ／／／ │
│ ヽ､.,＿＿ __ノ_ ／／／ ...│ 俺はこのギターで、魂を救われたんだ。
│ /⌒ ／⌒`ヽ／／／ミヽ .....│ これを与えてくれたみんな……特に、
│ 〈 ＼＜ ／／／＼／ ｝ ......│ 発案者であり練習に付き合ってもくれる
│ ,ヘ ＼_∩ノ＾） ／ ｝_＿.／ │ お前には、感謝してもし尽くせないだろ。
│ ｛ ＼_＿,,＿_ﾉ ノ │
│ ﾍ ヾゝ /´ .│
│ ＼ ：ﾟ¨ﾟ： ／ヽ .│
│ `ｰ--‐一′ ＼ ....│
└───────────────────┘
__,. -――- ､、_
,ｨ'-'"´⌒^^⌒`丶丶、
〃_r冖'⌒^^⌒'ー､_｀ヾ'､
／{ノ ） ヽ、ぃ
ノ /// / / ／ /} i`､} ､
＼{ l i i,l+‐-／,ｨ/‐ﾘ-､ l | |l >
お互いさまですよ。翠星石だって、エヴァには | l |__l ィ=ミ´ノ ｨ＝ﾐ ﾉ/ , l ｲ
何度も救われてるです。敵との戦いだけじゃ 从ト ﾄi､:::: , :::: ﾒ/ノ,ｲ lﾄ、
なくって、ここでのこういう語らいでも。 / ｸ､下ゝ､ ｰ一 彳彡ｲl l lﾄﾐ 、
/ ノ/〈｀ヽ｀`ﾆ=y=＜ノ｀l '､ l l l ＼ヽ、
__／ノ / ,八､ ,'´ / ヽ 入ヽヽ､l l ＼＼
, '´イン /r'´､,:'^"'-､_ {、 _l,.,.,._ ｀ﾄ､ヽ、 ＼＼
／ ／ノ ／ ゝ､ /^'t､,_ ｀'}ー'" } } ヽ 'ｰ､ ＼＼
,イ ／ ノイ/ l У ｀'ｰ人-‐ ''"~´'､_ノi、丶、 ｀ヽ、.ヽ ヽ
/ /,r' ﾉ / ,ト/ /三、 ヽーt、 ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / / ﾉイ / ノ / | | 、 ヽ l ヽ ヽ ヽ ヽ
l l { }／ l / | | | ヽ ヽ .l { 〉 ヽ l
- 117 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:32:29 ID:0WR.inJ6
-
く . /:: : : : : :.:/ .／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞヽ
＼ /: ; ; : : : ; ; |/::::/:::::::::::::::::::::::::::::::ｉ::::::::::::::＼
/:＼ l; ; : ; ; ; : : /::::/::::::::::/!::::./|:::::::::::ﾄ、:::::::::::::::ヽ
. /:::::::/＼/; ; ; ; ;; : : : |::./:::::::::://::::/ |:::::::./ ﾞｉ::::::::::::::::::l
ﾉ::::.::/:::::::.!: ; ; * ; ; : :/::.|.:::::::://::::/__,, !:::::/ !､:::::::::::::.l
:::::::/::::::::/; ; ; ; ; ; ; ; ﾞｉ:::|.::::::/.;'／...::/､|::./ ,r‐''!| |::::::::::::/
::::/::::::::::|; ; ; ; ; ; ; ; ; ;| | ＼l r''´i|!^ii- |/ ,;ﾆ.,!/ i::::::::::/
:ﾉ::::::::.:::::ﾞｉ ; ; ; ; ; ; ; /::::| ヽ.ゝﾉ .iij.|::./::::::／ 「ディアブロ」になっても、そうして前向きに
:::::::::::.:::::/;; ; ; ;; ; ; ; ﾞｉ:::::ﾞi ､､､ ﾞi.ﾞｉ/:::.／ 生きていく強さ。苦しむ人、悲しむ人を見捨てない
:::::::::::.:::::|;; ; ; :* : : : :|､.__ ＼_ |／ 優しさ。翠星石は、そんなエヴァの姿に、
::::::::::::::::.ヽ; ; ; ;;; ; ; :/ ￣ ー‐ ﾊ とっても元気づけられているんです。
::::::::::::::/:/; ;; ; ;; ; ; ; ﾞｉ、 ／ /
:::::::::::/::::|; ; ; ; ; ; ; ;| ／; ;; ;ﾞｉ
::::::::/::::::::ヽ ;; ;; ; ; ; ;/＼ |￣￣; ; : : : : |
:::::/::::::::// ; ; ;; ; ; ; ;ﾞｉ . ＼. |ヽ!､、 ; ;;; ; ;/
::/:::::::／| ; ; ; ;* ;; ; ; | ＼ノ ｀ - ､_: :ﾞｉ
::::／::::::::ヽ ; ;: ; ;; ; ; / // /人＼ ﾞ)) 、
'::::::::::::::::::/ ; ;: ; ;; ; ; ﾞｉ // //'{l:l ヽ＼ ((:::::::＼
::::::::::::::::::| ; : ; ; ; ; ; ; ;| .ヽ∨/ |ｌ:| ＼） )):::::::::＼
/／: : : : : : : : l: : : : : :.＼ ヽ _>
/: : : : : : : : : :l:..:l: : : : : : : :.:ヽ. ∧ /,.ィ´
,'/: : : : /: : : :.:l:.l:.l: : : ヽ: : : : : :',＊! /´: :!
/!: : :.l: :l: : : : ://l:,'､: : : :ヽ: : : : :.! l/: : :..:l
,' l: : : l:.:l:＿:／/ / ,ﾑ-､-､:l: : : : :l l':..: : : :',
l '; : : l:.l:／｀'/ / ´ ` ｀ー!: : : / l: : : : : :.',
ヽ: :ﾍx=ｭ､ x=＝ｭ､/: :// /: : : : : : :ﾍ
それにしても、そのギターに触って ＼ﾍ , /／/＊/: : : : : : : : :ﾍ
たったの一ヶ月。何もかも勝手が違うはず l ｀ヽ r┐ '´／! !__: : : : : : : : :.ﾍ
なのに、もうそこまで弾きこなせるなんて、 ! ＊ l.＞.`, ,. ＜イ/ / `>ｰ､: : : : : : :
凄いですぅ。 ヽ l: _,.ｨ ｀´ｨ'´ ! l （:::::::::ヽ: : : : : :
l:l ! 《´ 示ﾐ､ヾ/.＊/ r‐':::::::::::::', : : : : :
,':::! / ゞｲ/〈lﾐヾ,l. l 〉::::::::::::::::l: : : : :
,':::(l / // （ l l`''l ! （::::::::::::::::::::! : : : :
- 118 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:32:58 ID:0WR.inJ6
-
〃
,ｲ| //
/:::il / /
/::::::l _____ ./ :/
/::::::::l__,.イ:i! ｬ´::::::::::::ヽ/
/::::::::::l::/ :l::l!=ﾆﾆヾ:::::◯::::::Y´i! 自画自賛になるが、生身だった頃は
|:::::::::::ノ i´::└'ゞ==E､rt‐ヾj:::::i! かなりの腕前だったからな。
|::::ｌ!::::ヽ l::::::::::::::::::::::ゝ､ヽY::::::i!
|ノ∧::::| .〉::::::::::::::::::::::::::｀ｰゝ::::｀:,--ュｧ
λ__/:::::Y､＼￣｀ヽ::::::::::::::::::::::::ノ |::|
l .K::::::::::l ＼＼__. ｀ｰ=＝7:::::〈 ノノ
ゝ| ::::::::::l.......::::::::::::::｀ｰ-イノヽ:::| i_/
| | ::::::::::l:::::::::::::::_ノ｀ー ヘ ヽ:::Y´
/＼l :::::::::l､__／´ |ヽ_:::::!
／＼ .}｀:::::::l´ ,!､ /ゝ'::::::!
,ｲ r´::::ゝﾍ ::::::::i/ /_.､ ｷ:::::::::::ﾍ
l／:::::::::::::∧ ::::::lr´ ﾉ:::＼ ｷ::::::::::::∧
i :::::/´::｀ヽハ :::::∨´::::::::::!. ∨:::::::::::ｷ _＿_
l Y:::::-ｧ:::lゝｷ::::::∨､ ::::::::ヽ､ .∨::::::::::ｷ く/二二,'ヽ> そうでしょうとも。
ヽ У::｀::::::| ｷ:::::::∨ﾔ :::::::::ヽ｀ヽ .ヽ::::::::::ｷ （(ハｲ)）|l| やらない夫も、言ってたです。
ﾉ-'::::::::::::/ 〈::::::::ｷヽゝ ::::::::ヽ:::ヽ _ﾔ::::::::ｷ 从ﾟワ ﾟ.iﾘ|l|
/ ／｀:/ l::::::::ヽ ヽ ::::::::::ヽ:::::Y:::ヽ::::::::', ⊂l_介_|）|ﾍ
/ ／|ヽ / i::::::::::ｷ .＼ ::::::`／:::::::ヽ::::::', ≦ﾉヽﾉ｀ﾍ.≧
／ Ｖ´ ＊_ｒー' ￣￣ ｉ :Ｔヽ、＊ ヽ ＼
／ ::/ ノ: ￣／: : : : : : :ｉ: : :ｉ : : :ヽ、 .} ＼
く :::レ': : : :/ : : : : : : : ::/: : ::ｉ: : ヽ: ::＼}. ＼
＼ ::/: : : : /: : : : : : :/: /: : /: ｉ: : : :.ｉ: : : ヽ ／
Ｙ: : : : :`:く;; : : : :/://: //:/＾レ:'":|: : : : :レ'´
|: : : : : :|＿_＞ｧ'-./／ /_ｪ‐ﾆＬ;_: |: : : :ｉ:|
譜面をなぞるだけじゃダメだ、魂を感情を |: : : : ｉ レｲつ＾ﾄｖ" ／ イﾌﾞい/ﾞ| : : :ｉ:ｉ
指先に込めて曲に乗せるのだと。 .∧: : : い ﾋﾆソ ／ ﾋ二ｿ ./: : :./:|
エヴァの演奏は、その域に達してると ,': :(Ｖ＼:＼ ､ ／: :／}: :|
翠星石は思うのですぅ。 ,': : :} ヽ. `ｒー -ー-ｧ "フ´ ﾉ__::|
,': : : :{ ＊ .}: ｀ｉ ､ `'' _. .イｉ ＊ /::: ヽ.
,': : : : :{. |: : ｉ: :ｉ _| ー‐ .｢: ｉ:ｒ┴┐|:::::... |
.,': : : : :.ｒ┤ レー ' ヽ. .ﾉ ｀＞く⌒ ﾏ:::ｲ__ク
: : : :.ｒ'´.ハ{ .| ｪ=＞くｪ.く ＼ ヽ Ｖ ｢ ヽ|
: : :/ /: （ ﾊ ﾌ|=＝"ﾞ /＾Ｔヽ| ヽ ` ﾉ | |ｉ
: :/ / ﾉ |ﾊ | / |（ ／＼. / | ｌ:|
- 119 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:33:20 ID:0WR.inJ6
-
／ _（ ／´: : : : : : : : : : : : : : :＼_
／ f fｊ ／: : : : : : : : : : ／: : : : : : : :ヽ丶､
l /´⊆※っ /: . : . : . : . : .:／ : : : : : : : :ﾊ: : :ヽ: :＼
ヽ ｊ ` /: . : . : . : . :／: ; : ‐''´: : : :/ l : : : }: : : ヽ
￣丁ヽf _/_:_:_:_:_:_:;;..≠､ﾆ -‐ ﾌ´: :／ / : . : l: . : . ヽ
三/:.:.:.{ ､h,. l:.:.: : : : : : :/ _ ..｀｀' ´‐＜ ,, _ ../::ｲ:.:../: . : . : .l
;;/:.:.:.:.:.} ⊂,. ､⊃{:.i:.: : : : : ´l ｀了''ゝ..､ｰ ､ _／ノ/: /:.:.:.: }: . : . !
: :.:.:.:.:.（ J |:.l:.: : : : :l: | { ノ:;;ｊﾊ ´ /:Xl l:.:.:.:.l : l. .:l
:.:.:.:.:.:.:/ ヽl: : : : : |!:ｌ ヾ'ソ ノ _｀ﾍ:.:.:.:./:.:.:l:./
:.:.:.:.:.:.ヽ 「! ﾄヽ: : : : ｌヽ ヾヽヽﾊ が;､∨:.:.:.;ｊﾉ
:.:.:.:.:.:.ﾊ ⊂,.､⊇ ｛ ＼: : '､ ､ じ'/:/:.:.:.∧ だから、エヴァの演奏を聴いていると、
:.:.:.:.:/:.:ヽ lJ |: : :.丶､＼ ///ノ:.:／ いつもやらない夫を思い出して
:.:.:.:./:.:.:.:ム ヽ: : : . ｀ ヽ､ _ 人／ しまうんです。
:.:./-‐≦ヽヽ r､ }:: : : : . ..ィ:::::::} エヴァには迷惑かもしれないですけど。
´〃 { c X'' ヽ: : ヽ:.:__:_ . , イ:.:.※:.:.:}
ll ヽ ヾゝ ト､ /:::::.:.:.:￣丁::l ヽ: : : : ﾉ
l! { ｀ヽ Yハ:::::.:.:.:.:.:.l: : |／{: . 〈
| ヽ fｊ }Z´斤＼:.:._:.:l: : .| ヽn, |
l 〉⊂, え ヽ〃|ﾊ ヾﾍ）-､:.l {f!〈
ヽ ｀丶､ { lｊ 〈:/ |ﾊ > 〉 ヾ､ | |
. .ヽ ｀ 〉 ﾉ |ﾍ|／／{ ヽ| |
ヽ ヽ ） |ﾍ|" l）:.: . ／| |
ヽ､ ,-､
ヽヽ,-―､__.／ |/⌒ヽ_―
ヽヽ ∠-_ |⌒ｌ )｡=､
《､ヽ＼/ ｀()／ |／｡
｀､ー＼) ⊿／ ヾ |―-┘
……いや、まあ…… | ＼ 'ｖ,ーﾆ∋∠／ 〕
迷惑というほどのことは…… ート､ 〕 H┴´Ｊ＼ｌ ﾉ 〈
ー>､> |~>' ＼_ リ | ∩
|｀ｌ/＾ヽ'- ~￣＿｀┘」｡｡＼
- 120 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:33:34 ID:0WR.inJ6
-
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
／（ ●） （●）＼ エヴァ〜！ 今日も大盛況だったおね。
／ ::::⌒（__人__）⌒:::: ＼ やる夫も後ろの方で聴かせてもらったお。
| |r┬-| |
＼ `ー'´ ／
> <
（ | / ）
`| /'
| ｒ /
ヽ ヽ／
>__ノ;:::......
. -─‐- 、
／ ＼
/￣ ￣ ヽ.
で、相談があるんだお。 / ＞ ＜ ﾊ,4L_
エヴァ、この戦争が終わったら、 : （_ , ､ _） ノ /
やる夫の故郷へ来ないかお？ ゝ. `ー' _ ＜ ／
＞,ー一 "" ,／
, ＜´ / /
1 _ ｲ |
￣＿i ∧
.´ `ー-．
i r‐- -‐、 i
ゝ、＿i `ー─一'
- 121 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:33:52 ID:0WR.inJ6
-
: ＞ ．. ./｀＞ ．
:::::::::::::＞,/:::::::::::::::｀＞,
:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::/_:::::::::::::::::::::/､_
::::::::::/ ｀ヽヽ:::::::::/_ /｀ｰ､‐´｀二ヽ
::::::::＼ ヽ＼::::::::ヽ､___y´ 》.》 ｀｀
＼ヽ:::::::::::ゝ,_( ｀ヽﾔ、::iヽ. ,ィ
》/::::::::::::/ ｀ヽ _,ﾊ Ⅵ ヽ ／/
/〈::::::::γ' / -代 ヾ｀ヽ`イ／
/j::::::::j ,イ__ ノ ゝ._ )ヽ_R/ お前の故郷に？
//:::::::/ /_ ノー‐- ､! ﾄvー'
Y_三ｲ ￣ ｀､ :l
ﾊ_i
＿＿＿_
エヴァも翠星石も、気付いてるお？ ／⌒ ⌒＼
今、あっちこっちの街からここへ、 ／（ ―） （―）＼
続々と兵が集まっていることを。 ／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
きっと、決戦の日が近いんだお。 | |
＼ ／
_＿_
_, -' ´_＿＿＼
, '´ _,-'´, -――- ゝ、
／ .／ ／ ｌ ﾄ、＼
＼__/ /l / ／ , /l'| ﾄ､l ',
l | / ｌ/|７ニイ´/〃| -Ｌ.l !
l | l | ┬::cr / / ┬c｣ |
ｌ | l ! l:::::::j ' l::::j.! / 確かに、そんな噂は聞いてるですぅ。
ｌ | l l⊂⊃‐ ‐⊂/
! | |ヽ| - ﾘ
! | lゝ､ ｎ ／|
! | |::::::::::ｰ┐ r‐:::l !´l. |
/｜ l::::::::::;ｨ´ {Ｘ}i〈＿〕l. !
l l__j::::::::/: i＿lil__|: !: /. !
- 122 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:34:14 ID:0WR.inJ6
-
＿＿__
／_ノ ヽ＼
／ （ ●） （●）、 戦争が終わってしまえば、兵役期間も
／::::::::⌒（__人__）⌒＼ クソもねーお。すぐにお役御免、故郷に
| |r┬-| | 帰れるお。で、やる夫は二人も知っての通り、
＼ `ー'´ ／ 遊園地を造るんだけど、
⊂⌒ヽ 〉 ＜´/⌒つ
＼ ヽ / ヽ /
＼_,,ノ |､＿ノ
∩
| | ＿＿＿
（＾ ＾＾） ／⌒ ー､＼ ./⌒)
＼ / ／（ ●） （●）＼ /__/"
そこに、エヴァも参加してほしいんだお！ | | ／::⌒（__人__）⌒::::: ＼ ,/ /
工事はもちろん、その後の園内アトラクション | |＿| |r┬-/ ' |＿__,c/ /
としても！ 今の演奏会から考えても、集客力は ＼ ＼/⌒l`ー'´ ／＿＿/ ξ）
充分ある、きっと子供たちの人気者になれるお！. ￣￣（⌒ﾉ― (´ ,/ /
／／＼ ヽ / /
／／| | ヽ ／⌒,) ./ /
Y [_] l / （__/ /
| | ﾉ | / /＿l⌒l l
| | / ） "'-' ／ﾉ
| |／ ／ //
| | ／/ （（＼
/'| | / | |.| ＼
/"..| |/ ＼ ノﾉ＼ ヽ
/" ..| | ＼＿＿＿／ノ | |
/ ../| | `―-||―'" / /
/ / [_]＼ || ／ ∠_
/￣" |／"| ＼ || （＿＿＿）
―――'" | ○ `＼＿＿＿ ＿＿／
○ ＿Q＿） ＿／
~･-x､＿ （＿＿／） （
""\x､. （ ）
~"'･Xx,_ ＼＿＿／￣￣
- 123 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:34:29 ID:0WR.inJ6
-
／｜ ＼
／ ｜ ／
..／ |／ . ／
／ ／ フ ―へ／
| ／ ＼ △ ﾝ､ つまり、俺を遊園地の見世物に
｜ ＼ ／￣￣(,(,1wY しようというわけか。
| ／￣＼ ＼ ￣￣／／＼ ＼
｜｜AVE | | ￣ |／ ￣
／＼＼＿／ |＼ |§〕
| ＿＿／／ ）
／ ＿／￣￣￣ ／
/.....:./:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ ＼ ＼
. /......./............/../...:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ ヽ ＼
':.:.:.:.':.:.:./:.:./:./....:.:.:.:.;. ｲ:.:.:.:.:／|:.:.:i:.:.:ヽ ＊ ｝ ヽ
ｌ:.:.:.:.|ｉ:.:.:l:.:./_/:.:.:.:.／／:.:.:.ｘ' |.....|....:.｛ { 〉
|:.:.:.:.|:l:.iﾊ/__｣:.:.／／:.:.:／_ ＼ |:.:..|........｝ ｝ ／
|i:.:.:.:|:.l:|ィ≠tド∠ - ´､__ ｀ 'ﾄ､:.!:.:.:.｛ ＊ ｛ ／
.、:.:|:.:l|１::::dj 不ミ=z､ j:.:.:,:.:.:.:.:.} }┬‐'
…… ヽ{ヽl! ￣´ |i:::::::ｄﾊ/:.:/:.:.:./:{ ｛:.:.|
｝.ﾊ."" ' ` ーイﾌ:.:/:.:.:./:.ﾉ ＊｝:.|
｛ ヽ⌒ヽっ """∠:.:ｲ:.:／:.:.{ {:.:.|
！ 〈￣∠＾Y⌒ヽ .ィ:.:_／:|:.:.:.ﾉ ｝:.:|
.ノ＊/ 「/:::厂}１＼￣ |_:.:.:.:.:.|:.:｛ {:.:.:.|
ｲ 〉「{:::/:::/┐ ヽ___ V丶、l:.:.:｝ ＊｛:.:.:.:|
|::｝ く 「∨イ r‐┘ ├' ｰ｛ }:.:.:.:l
|{ ＊ } ｀ヽ､ __r‐┘ ／l 丿 ｛:.:.:.:.:l
l::｝ { /,ﾆく __ .ィ´ ＿〉 ｛ ＊ }:.:.:.:.:.l
／￣￣￣ ＼
／ . ＼
／ _ ノ ヽ、_ ＼ ……その通りだお。
.| （ー） （ー） . |
＼ （__人__） . ／
/ ｀⌒´ ヽ
ヽ、二⌒) (⌒ニノ
- 124 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:34:41 ID:0WR.inJ6
-
: ＞ ．. ./｀＞ ．
:::::::::::::＞,/:::::::::::::::｀＞,
:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::/_:::::::::::::::::::::/､_
::::::::::/ ｀ヽヽ:::::::::/_ /｀ｰ､‐´｀二ヽ
::::::::＼ ヽ＼::::::::ヽ､___y´ 》.》 ｀｀
＼ヽ:::::::::::ゝ,_( ｀ヽﾔ、::iヽ. ,ィ
》/::::::::::::/ ｀ヽ _,ﾊ Ⅵ ヽ ／/
/〈::::::::γ' / -代 ヾ｀ヽ`イ／
/j::::::::j ,イ__ ノ ゝ._ )ヽ_R/ いや、悪くない話だ。俺は今、音楽というものの
//:::::::/ /_ ノー‐- ､! ﾄvー' 素晴らしさを、生身だった頃よりも遥かに強く
Y_三ｲ ￣ ｀､ :l 感じている。その素晴らしさを、
ﾊ_i
┌──────────────────────┐
│ ,-‐くﾝ__ .│
│{ ｡＼ﾝ .│
遊園地に集う子供たちに、俺が演奏で伝えて . │`ヽ、 ｡＼ﾝ┐ ／￣￣＼ ....│
いく……か。戦後は軍を離れて、何か創造的な │ '. o ﾟ｡`く{ _ノ ヽ､_ ＼ │
仕事をしたいと思っていたんだ。ヤドリの工事で、 . │ '.＼丶丿 （ー） （ー） | .│
俺にも何かできると教えられたから。 . │ `⌒ヽ,>>＼ （__人__） | ......│
│ ＼>>＼ { r┬-| | │
│ ﾉミ>＼ { `ー'´ | │
│ | ミ>＼ { ﾉ .....│
│ | ﾉ＼>>＼＿ヽ ノ │
│ | ヽー＼>>＼ ｢~{＼ ⌒＼ ...│
│ ヽ ＼>>＼ﾊ ', ∨ ＼ .│
│ ￣￣￣＼ >＼} }, ヽ ＼ ＼ .│
│ |＼>>＼':,':, `ｰ> ) │
│ | _＼>>＼':,'／ ／ ...│
│ ｢`r､ノ＼〆/ ﾉ ヽ ....│
│ ､゛:,':,':,':,' ﾚノノﾉ＼ ｝ ......│
│ /＼＼ﾞ:,':,':,':,＼>>> / .│
│ / ＼`⌒' └／ ..│
└──────────────────────┘
- 125 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:35:18 ID:0WR.inJ6
-
＿＿＿
／ ⌒ ⌒＼ _＿
／ （⌒） （⌒） ＼〈〈〈 ヽ そうかお！ 遊園地はいいお！
／ ///（__人__）/// 〈⊃ } 愛と平和の象徴だお！ 人間は核や戦争を
| `Y⌒y'´ | | 生んだけど、音楽や遊園地も生んだんだお！
＼ ﾞー ′ ,/ /
/⌒ヽ ー‐ ｨ /
/ rｰ'ゝ /
/,ﾉヾ ,> ／
| ヽ〆 |
＼＼ ＿ ／
＼＼ ＿ノ￣￣ﾉﾉ ＿ |r'l
ヾ'＼＿ｒ'＿_＼rrヾヽノ二￣_ﾉ' || |
まてまて、まだ確定したわけじゃないぞ。 〉/ ,rj _＿_ ヽ／ lノ ／ || |
選択肢の一つに入れておこうってだけだ。 `Lvヽ（l_|＿）‐'、＿|ノ＿＿,‐|| |
そこは理解しててほしいだろ。 r '`' r _＿, ||＼L/ || |
/ -イ l_|// 〃 [＿＿_＿|| ＼
/ ｒ/￣_ ＼_ ||r―――――＼ヽ l
l,l/ ｌ￣/￣| | | |￣￣⊆⊇⊆⊇|| |
| / | ∪ﾉ ⊆⊇ || |
| / /|ヽノ r――、＿＿＿|| |
|/ l | / lヽ＿|＿|| |
,―'￣￣| | | | | || |
／￣￣￣＼
／─ ─ ＼
/ （⌒） （⌒） ヽ 今はそれで充分だお！
|:::⌒（_人__）⌒:: | んじゃ、考えておいてくれおー！
,ｨＴl'ヽ＼ `ー´ ／｀ヽｰ;、
kﾋﾋど, {⌒Yｨ ､ ｿ
｀´￣ヽ ﾊヽ/｀^ｰ′
ヽ ｀ / '}
> /ごノ
__,∠ / ｷｭﾑｷｭﾑ
〈、 ／
＼､__ノ
- 126 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:35:43 ID:0WR.inJ6
-
:i / x ,´ ｨx､＿ _ i ＿＿ _ ｀ヽ＼
＼ !. ノ ／ x ''´::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::ヽ lヽ＼
Ⅵ / ,／::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:.::ヽ _ﾊ
双/ ／::.::.::.::.::.::.::.,::.::.::.::.::.:.::.::.::.::.::.::.::.:::.::.`ｰ ､ﾊ
/::.i! ／::.::.::.:,::.::.:::.／::.::.::.::.::.::.:.:.::.::.::.::.::.::/::.::.::.::.::.ヾ}
::.::.i!/::.::.::.::. /::.::／::.::.::.:.::.::.::.::./::.::..:／::./::.::.::.::.::.::.:',::!
:.::.:j!::.::.::.:: /::／::.::.::.::.::.::.::.::／::.::／::.::./::.::.::.::.::.::.::.: '::!
:.::/:!::.::.::.::.!〃::_:＿::.::.: : ／::.::.イ::.::.:::/::.::.::.::.::.::..i::.::.::!:!
:.:!::.i::.::.::.::.|::.´::.::.::.::.::.＞ '' ´ /::.::.: ｲ::.::.::.!::.::.::.::|::.::.::!:!
::j从::.::. .: |::.-＝≦ ､ /::.::.メ ヤ::.::.:!::.::.::. |::.:i::.!:j
:爪 .V::.::.::.!イ/r..::jcミ ／::.／ ',:＞::!::.::.::.:!::.:i::.!i!
::i::.V V::!::.', 乂zン ／ ´ ゞ= ､_,,V＼V::.:/::.:/::ﾊ! やる夫は最近、いろんな人たちに
.::.:/:ヽ ＼::.ゝ, {c:ﾋ:.ﾉ》∧::.:＼::／::/ ﾉ ああやって声をかけてるみたいですよ。
;,;/＿;{ ヾ ＼ 弋:ン ../::.::.::.:／j::.:/ 人手がほしいだけじゃなくて、戦争で
j ﾄ､ ､ _ _ ' ／::.:ィ::.:::V ／ 帰る場所を失くした人も多いからって。
', ,j ＼ ー ｧ= ﾌ::.i::!::.:メ´
}｝ j ! > - ｧ≠i´ ﾉ::.::!::!::.::.:.',
, ｬ . j´ __,ｲ
,ィ´./,___／／＼. f＾
／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
（帰る場所……） ￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
| /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
/!_/ ..::::::::l
ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
- 127 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:36:01 ID:0WR.inJ6
-
rﾉ ｒｿ: : : : : : : : : : : : : : : : : :ﾊ : : : : : : ヽ
rﾘ ｒﾉ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : }: ｉ: : : : : ､: ‘，
＼ {’ /: : : : : : : : : : /: : : : : : : :/:.i: :}: : : : : :.ヾ:. :.
ゞ:､ {! ヽ.| / /: : : : : : : : : : /: : : : : : : :.ｲ: ｨ:.八: : : : : : ト､:ヽ
/:.∧ {! フ.lヾ /: : : : : : : : : : /: : : : : :〃://:/|_∧:ヽ: : : : :| ヾ!
/: : : :} {! ′; : : : : :. :. :./: : : : : イ／/:/ ;仁xﾊ`ヾ: : :/ }
/: : : : :ヽ. {! i: :i{: : : : : : /:/: : : :才／´,// /;ｲﾊ7::}: : }!:/
: : : : : : : :｀ゝ､{! |: ﾊ: : : : : :{: {厶イ〃_,..ィ/ｲ /´ ﾋｿi:;ｲ: :.ｊ/
: : : : : : :〃:.ハ! ヽ| ハ:{ ゞ: : : : :ﾄ:.「´ _,.イ笊}` "ﾙ彡ﾝ で、やる夫の話は別として。この戦争が
: : : : : : /: :/: : {! ﾌ| ヽヾ!{「ヾ : : | }:! ｀代ｒｿ 〉 7千" 終わったら、一度リジンへ来てくれないですか？
: : : : :,.:′/: : : {! ｊ}` ＼{ ヾ , . ､丶 . ′j{ ぜひ、やらない夫にエヴァを紹介したいんです。
: : :／:. :./: : : : :Y! i} r_ｧ ／ i , rﾉ
／: : : :/: : :. :.:.:.j{ j} 丶. _ ／{! ラく j}
: :. :.:.:./: : : : :／ Y! ヽ i iﾄ:､ ／ ￣ ヾ爪: : {! ! ;ｿ
: : : /: : : ／ ヾ! ﾗ く i} ` ､〈{ __ }ｒ'ﾊ: :{i ｲ
: : :/:ｬ=:くｧｒ―ｧｘ Y! 1 ゞ! √「:k=ﾐx:. !く::i: :〈 :ｿ
: ,:′:〉7¨´ｰ彡rゞLヾ ﾊ /::/1:ﾄ::､`Y::} K:::|: : Ⅵ;′
＿＿_
, 二¨-―-- ､｀丶、
／＿ ..-――-.. ､十ヽ＼
/／::.::,:.:.:./::/::.::.l::.::｀ヽ、＼ヽ
〃::/:::/:.:.:/::/::.:/::|::.:､:.::.::ヽ ﾊ ｀、
l::.:::l:: ,':l:::/::/::.:/::;小:::ｌ::ﾄ､::.:Ｖ ｌ ヽ
翠星石が保証するです！ エヴァなら絶対、 {::.:::|:::ｌ::|::l::/::.:/::/:/:_j⊥ｌ::ヽ:！} ＼
やらない夫と気があって、いい友人になれる . ﾊ::.::l:::|┼く:／::/ /'´ﾉ ヽ:∨::.:l | ／
ですよ！ ギターの技術といい、優しい性格といい、 〈 l::.:|:::l::|∠、ノ , =≡V::.::/｜／
そっくりと言っても過言ではないですぅ！ ヽﾍ::ヽ::Ｖ⌒ﾞ , "ﾞ / :::,' l〔
/rヘ::＼ ゛゛ rーﾍ 彡: / /:::Y⌒i
l冫/ }｀ヽﾐヽ、ヽ､ノ, イ:｀7十/::.::.:l ｜
/／ /:::_rﾍ_｀二√ ＿_〉/ ﾚヘ::} |
// ,'／夕r=＝､∨---/､/ f==ﾐﾌ 厂ト､
. ／/ 〃r７,ｲ| >ﾄﾏ￣〉 7ヽ厶ィ {ヽ ｣__/ / 〉
, -‐'7／ ／:.rｸ/ {ﾆ=彳/ ﾊ ∨, /￣:{八_‐-┴勹
／ / /: :/７/ ／,ｲ/ / /､/_ /: : : :|:厶 ｀＾´ 人
ヽ冫< / {: : :Y〈__ /／〃 ,' / 7ヽ ,仆､: : :|| : :｀¨¨´: :冫、
＼/ rヘ :｀ヾ//__/> /／V／ /｣ ハ: : l|: :丶: : : ,': ヽヽ
- 128 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:36:18 ID:0WR.inJ6
-
, --― ,==＝＝= ､
／ ／ , -―‐-､｀ヽ、
く / ／ ,ｨ ｌ｀ヽ 〉
｀7ヽ/ / ／ ／/ } |l ｀ヽ
/ / ∠-‐,..二｀X /／ l l |
! ｌ ｜ {〈::.:::.::.:ﾊ -‐ﾍ l| }
| ｜ ﾄ､ﾍヽ::_::/ /::下Y / 何より、エヴァは翠星石の大恩人
! | |＼_〉 , --､ ヽ::/_/ / ですからね。やらない夫からもお礼を
/ ｢|斗-ﾍヽ 〈 / フ ∧ 言わせるのがスジですぅ。きっと、涙を
ﾚ‐┘し┐ :|| ＞ ニ-＜彡１ ＼ 流してエヴァに大感謝するですよ。
∧＿｝ノ´V |l r个〈:＼ ﾄ､_／
/ ＼:.:｢＼l〉:ｰ-YT‐|: : } |
. / / ヽ}／:.｀ヽ､乂:人: :ヽ、 ヽ
/ / / :＼: : : : : : :.:/ヽ: :}＼ ＼
┌───────────┐
│ ／ ￣￣＼ .│
……そうか。 │ ／ ノ ヽ ....│
そういうことなら尚更、死ねないな。 .│ |:::::: （● ） .│
何がなんでも生きて帰らないと。 .│. |::::::::::: （__人） ..│
│ |:::::::::::::: ⌒ﾉ .│
│. |:::::::::::::: } .│
│. ヽ:::::::::::::: } ....│
│ ヽ:::::::::: ノ .│
│ /:::::::::::: く .│
│ |:::::::::::::: | │
│ |:::::::::::::::| | ...│
└───────────┘
- 129 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:37:12 ID:0WR.inJ6
-
, ...... - ､ _
,. -'´ ｀ヽ、
_,. -ｯ'´ ,.. -‐ '.: ´.:｀ ヽ､ ヽ、
l´ ／ ,. .:'´.: .: .: .: .: .: .: .: .: '‐ ､ ﾄ､
い/／.:,.: .: .: .: .: .; .: .: .: .: .;. .:, i.:ヽ,｀',ヽ、
〉'´／.: 、.: .; .:'´.: .: .:_,フ,´.:'ﾌ!.:!.: .:i ｌ ヽ,
, ⌒丶ぐ/: .: .: .:Ｘ´.:ー＝ラフ´.:／ ,|.:l!.: .:ｌ 〉／
ﾉ 、ヽ、 .: ,.'ｯ-､ゝ ' ´, ,'ン´ ,／ ｌ/l.: .: ! l'
/ 、 ヽ ト.〈 ト'uヽ ´ ,. イーr､' l.: .: l l もちろん！ リジンへ帰って、
/ ヽ, V ｌ ｀ ゝ‐┘ !‐'じ'＾! 〉,!.: ; ' ! 翠星石とエヴァとやらない夫と、三人での
l、 ゝ､._ ｀どィ l、'''' ,､ _ ｀ ',,‐' , ':／:i、 l 演奏会！ うん、生きるぞっていう希望の
ヽ、 _フ´ ,-'ヽ,ヽ、,' ￣￣ i ∠ン.: .: :lヽ、l、 強さが、ぐんぐん増してきたですぅ！
｀ラぐ'＾~ ﾉ:::::ﾌ｀ゝ､ ,.! .:'.:´.: .: .: .: '､ ヽ,l
l´::::::｀'_､／::::::i i~ Fﾆ ｷ´ーｎ-､ヽ、､.: .: :'､ ゝ、
. ,.ﾉ::::::::/:.:,入_r'´r' ｒ '' ﾌﾞに > 5 l;::::｀ー:iヽ_.: .: '、'! ヽ
／/_::_;∠ン.: .: .Pく >'/ｘい ｉ i;::::::;::::::b'F-.: .: i ! ヽ
, ｬ . j´ __,ｲ
,ィ´./,___／／＼. f＾
／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
それは良かった。あ、いや、 ￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
もちろん俺も同じ気持ちだろ。 | /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
ギター仲間的に考えてな。 /!_/ ..::::::::l
ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
- 130 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:37:47 ID:0WR.inJ6
-
┌───────────┐
│ ／￣￣＼ .│
│ ／ _ノ ＼ .│ （はぁ。今までは戦いの中で護るっていうだけで
│ | （ ●）（●） │ 精一杯だったが、そろそろ真剣に考えないと
│. | u. （__人__） .│ ダメな時期のようだろ）
│ | ｀ ⌒´ﾉ ....│
│. | } ......│ （軍の緘口令か、村のみんなの気遣いかは知らんが、
│. ヽ } │ 今のところ翠星石には俺の情報は漏れてない）
│ ヽ ノ │
│ i⌒＼ ,__(‐- ､ .│ （このまま、俺は病死したとか何とかうまい嘘を
│ l ＼ 巛ー─;＼ ...│ 作って、それを信じさせないと）
│ | ｀ヽ-‐ーく＿） ..│
│. | l ......│ 三人演奏会に備えて、翠星石も猛練習するですよ！＞
└───────────┘
,-‐くﾝ__
{ ｡＼ﾝ ,.. -‐::´￣｀:ヾｰ-､＿_
`ヽ、 ｡＼ﾝ┐ ／::/::.::.::.:/::.::ﾊ::.＼ ヽ ＼
'. o ﾟ｡`く{ /::.::/::.:/::.〃::/ V::.:|ヽ ヽ／
'.＼丶丿 /::.::.:l::.:/_://::/＿ l::.:|::.l |
（翠星石が悲しむこと、それ自体は `⌒ヽ,>>＼l::.::.::|:'´::ノ/／ ｀ l::/::.| |
避けられない。その傷の痛みを、 ＼>>|::.:l::.!ィ（＞） （● ）::.: | ﾚ
最小限に抑えないとな……） ﾉミヽ::＼__ ､_,､_, /::. /ﾘ |
| ミ>二ﾄニ ヽ_} フ:// ﾊ＿ ＿
| ﾉ,' | |｀¬‐イ_7￣｜ ! : : : : :
| ヽ＿ﾊ ∨r―介―/ / _:_:_:_／
ヽ ＼>>＼ﾊ ', ∨ ＼
￣￣￣＼ >＼} }, ヽ ＼ ＼
|＼>>＼':,':, `ｰ> )
| _＼>>＼':,'／ ／
｢`r､ノ＼〆/ ﾉ ヽ
､゛:,':,':,':,' ﾚノノﾉ＼ ｝
/＼＼ﾞ:,':,':,':,＼>>> /
/ ＼`⌒' └／
- 131 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:38:25 ID:0WR.inJ6
-
真夜中
｡ ::::: * *
::::;;:::: ｡ o ｡ o ﾟ ﾟ
::::: ｡ ｡ ｡
ﾟ . ﾟ :: . ﾟ :: +
* * ::;;:: ﾟ * ::;;:: ﾟ ; ;
::: ｡ ﾟ ::;;;:: ﾟ ::;;;:: ` : ` :: :::;
* ::;;;: o + :: :::::
:: , ; ; ::::; ::::: ｡ . ﾟ ::
. ｡ o ﾟ . ﾟ :: * ::;;:: ﾟ
｡ . * ::;;:: ﾟ ｡ ﾟ ::;;;::
. ﾟ :: . ｡ ﾟ ::;;;:: * ::;;;:
* ::;;:: ﾟ ; * ::;;;: ; ; ::::;
ﾟ ::;;;:: ` :. ; ; ::::; o ﾟ
o + :: , ; o ﾟ . ｡
- 132 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:39:41 ID:0WR.inJ6
-
会議室
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ､_.＼ こんな時間に、しかもやる夫みたいな下っ端まで
／ （●） （●） ＼ 呼び集めて作戦会議ってのはどういうことだお？
| （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
／ ,イ^ヽ ＿米ｿ＿ _ ＼ ＼
〈 ／´.:,.:. :.:..:::::::/!:!:::::.:.:.＼jkヽ ＼
`y' .:.::::/::,.:::::::::::/::lﾉ::::::､::ヽ::ヽ. t､＿_j
/ .:.:::::/::/.:::::::::/::/:ﾄ､:::::｀,:::!::::| !:ﾄ､ /
|.:/.:.:/､/.:.::::,イ:://ﾊ::ヽ:;;:ヽ|:::::!/::::.:ｲ
きっと何か、よっぽど重要で、 l/ﾄﾄ,!::::仁ﾆヽ'´ , -‐＜:::::::!::::|{::::::.:.|
しかも機密性の高い作戦を 〉V::i:|ヾﾄｯｿ ´ﾄｯﾂ7::/::::/ !:::.:.::|
命じられるってことですよ。 /,.ィ´ ﾄ､' ' ' ､ ' ' ' /::,::イ /:::::::.:.|
,ｲ: :| |/ >､ _ ０_, .イ´7 /: : ￣｀ヽ
_ノ: : :j j! ＼ フ／ ! |: : : : : : : :.＼
,r‐'´／: : :{ 米| ,ｨ介 | 米|: : : : : : : : : : ゝ､_
./ :.／: : : : :.i | //小 ! |: : : : : : : : : : : ＼:｀ヽ
〈: .: :ー‐-: ､:i | // }｡j 〉 ! |.: ､: : : : : : : : : : : ヽ: |
- 133 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:39:58 ID:0WR.inJ6
-
／￣￣＼
／ 「 ＼
| （ ー）（ー）
. | │ │ ということはおそらく、
| ___´___ﾉ とんでもなく危険な任務なんだろうな。
,| }
／ ヽ }
く く ヽ ノ
＼ `' く
ヽ、 |
| .|
第八小隊長 できない夫
,. -ｰ冖'⌒'ｰ-､
,ノ ＼
/ ,r‐へへく⌒'¬､ ヽ
{ノ へ.._、 ,,／~` 〉 ｝
そうでないことを祈ります。 ／プ￣`y'¨Y´￣ヽ―}j=く
ノ /レ'>-〈＿ｭ`ー‐' ﾘ,ｲ}
/ _勺 ｲ;；∵r;==､､∴'∵; シ
,/ └' ノ ＼ こ¨｀ ノ{ー--､____
人＿_/ー┬ 个-､＿_,,.. ‐'´ 〃`ァーｧー＼
. / |／ |::::::|､ 〃 /:::::/ ヽ
/ ｜ |::::::|＼､_________／' /:::::/〃
同 副隊長 キモオタ
- 134 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:40:41 ID:0WR.inJ6
-
＿＿
￣ __ "'''‐、
／ -┐ >米< |
／ レ'´￣￣￣￣ ＼
/／ ／＿ ＿＿ |
| ／//////ヽ-､r≧ヽ ./
| ／／V////彡'＾V//∧}/
rﾆV|、 ｀─ '´、 |ﾄV//j しかし、俺まで呼び出されてるってのがなあ。
{｛ヽ ヾ ,ノ｀⌒ ﾞヾ.￣〉 その上……
＼ゝ） / _＿ ＿|V/
|川ﾊ ! '”´ __ ⌒'/|
ヾ| ＼. ￣ /
| ､. ＿＿ /
| ＼ ￣ |＿
＿ .| ＿/ｲ ｛
∧ 「| イ ア | .／┐
＿ / |/ﾊ＼/ .| /／:!／ ノ ｝￣￣
j/! ｌ ! . !: l/!
j/! ! / ∧!
接続完了。エヴァ、 ヽｌ lヽ､ ´’ ／!:/
こっちの声、ちゃんと聞こえる？ ヽ! j/ト- ィｌ/ j/
. r‐l ト､
ｌ -┬＜´ : ト -―ｌ : `ｰ┬ 、 |
!|__ ／.::: ::::!: l l : : l二二 ! : : : : ! ! : ト､!! ｀ヽヽ
〃 __|ｌ /ｌ ヽ|! :::: l ::l: :ｌ !: : :! ｌ : : : : l l: : ! /|ﾄ､＿ ﾉﾉ
ｌ| / ヽ_ﾉ! ! トヘｌ| :::! ｌ !: :｀ヽヽ l: : : : :// :// ! ｀ヽ!| ! ､､
! ヽヽ ! !|ヽl__!|ノヽ ﾉﾉ / : : : // /∧ ∧ |!|＼!| ! ﾉﾉ
j|＿∧ ｌ| l ヽ_ﾉ＼ !| ＼l＿ノ ／( ＿j|∠ノ ￣ /! ∧ ￣!|￣ﾉ
／ ! ＿ノヽ､_!lﾉ＿.. -―ヽ ヽ从／ ムヽ､!|＿ ノ＿_ / ｌ| /从` ー‐ｌ|＜＿
__ノ´ !ヽ､＿ノ＿_ ＞ｰ‐人ヽ、 ＼ ≧ !::::::::::::)＼! !/ ≦‐-､! ノ
＼:::::::::::::::::::::::::≦ ヽ､＿＼ ｀＞ |:::::::≦ ＼j ／ ｀＞ ￣
￣￣￣￣￣∨￣￣￣￣￣∨￣￣￣￣￣∨￣￣￣￣￣∨￣￣￣￣￣
- 135 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:41:04 ID:0WR.inJ6
-
__＿＿＿＿＿＿＿＿_
|┌──────‐┐||
| | フ ―へ／ . |..||
| | ＼ △ ﾝ､ |..|| ＜ああ、感度良好だろ。
| | ￣￣(,(,1wY |..||
| | ＿＿＿＿＿＿ │||
|＿＿＿＿＿＿＿_＿.||
＿_| |＿＿＿
／ └┘ ／
￣￣￣￣￣
,-―― - ､ _
∠,-‐ '´￣￣｀ヽ､｀ヽ.
／.::／::./:.::.ﾊ::.＼ ヽ ＼
/:.:./::.::./::.〃 ｙ::..ヽ ヽー｀
〃.:ﾉ ノ:::::/ ／ l::/::.| |:.|
エヴァも会議に参加するですか。 |:::.!ィ（ ・） （・ ）.ﾉﾘ:.| .|::|
こりゃあいよいよもって、 . ヽ ﾄ､ ､--､ u ,ﾘ:}.::.|*{;:|
ただごとじゃなさそうですぅ。 i * i＞､`ｰ´__イｧ..:::.| .｝:|
.} {:〉 {＞＜} {ﾍ､...| |.:|
. :{_*_}:>T:介T::iｌヾ:::＼*i::|
／.:/ |.:.:.:.:ヽ::::ヽ､
／.:.:.:〈＿＿|.:.:.:.:.:.:.:.:ヾｰ'､
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
｀ー--------------'
＿_
,.-''";;;;;;;;;;｀`'ヽ､
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
/;;;;､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､
,!;;;!ﾞ`''〜^〜ｧrr-'ﾞ`'´''ﾗﾍ;;;!
|;;;| ﾉﾘ ﾐ;;;|
_ゞ;! r─-- ､ ,rｪ--- ､ﾐ;ﾘ
!ﾍl;|. ぐ世!ﾞ｀｀ ,ｨ '"世ﾝ ｢ヽ 師団長からの指示でな。
!(,ﾍ! ￣'" |:::.` ￣ ,ﾄﾞﾘ どうやら噂の、一大決戦……おっと、
ヽﾞ､! !; ,ﾚｿ 来られたぞ。
`| ^'='^ ﾑ'′
,rﾄ､ ー- ─-: /|
_..／ i| ＼ === ,ｲ.:ﾄ､
／ i| ﾞ､＼ ; ／ﾘ.:;!:::＼､＿
ﾞ! ﾞ､ `ｰ─''ﾞ:::;:'::::|::::::::::＼
ﾞ､ :::/::::::|::::::
`ヽ、 ﾞ､ ./ .| ,-､、
- 136 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:42:17 ID:0WR.inJ6
-
/ ＿ノ ヽ |
| ／ﾉ .l l
'､. r.､l ─-､ ,r‐ ﾚ'
ヾi' '｀''l´￣ ﾌ'f´￣ﾘ 夜分遅くにご苦労。察していると思うが、これから
l'､ ￣´ l￣~l 諸君に説明するのは非常に重大、かつ味方内にも
ヾl ' / 内密を要する任務だ。
| ヽ ￣ /
,. l｀ｰヽ＿＿_/.ﾄ､＿
r─‐r' |｀ｰ- =､ ノ,r',! ､￣￣
/ l｀ｰ--ノ~ヽ,´ l ヽ
/ l / ヽ＼l ヽ
, -─ - ､
, -'´ l､ ｀ ､
／ ﾉ ヽ ヽ
冫 ノ彡,ｨ／ ヽ. l
7 l _,. l! l
ﾚ'､r l＝-､;__,r-＝､_ l,_ ﾉ
カイオン軍の最大都市であり、多数の ヽlー─'l ー‐' ｀lﾉ /
食料プラントを有する都市、セキレイを攻略する。 ', ｀ /,ノ
これが成功すれば、カイオン軍は ヽ -─- ﾉi'
致命的な打撃を受けるだろう。 lヽ､＿＿ ／ _l､
＿,r 'ﾞ|ﾆ= ､ , 一' ´ ,ﾄ ､ ＿
-‐'.´￣／;;;;;;;;|＞／ヽ二二´ﾉ;;;;;;;;;;;;ヽ｀'';;;;
;;;;;;;;;;;;<;;;;;;;;／／l :: ヽ /;;;;;;;;;;;_ - ';;;;;;;;
;;;;;;;;;;／;;;< / / ::. ヾ;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;
- 137 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:42:47 ID:0WR.inJ6
-
r-､
rｰ―― !: : `´￣｀. .' . ､
,!: : : : : : :!: i : i､: : : : : : : :ヽ、
/: : : : : / /|: | : l:!ヽ : : : : ヽ : :ヽ
. / : : : : : ,': ,' .! l: : !| l: i、: : : ヽｉ : ',
/ : : : ,: : ,!-!‐ !,ｌ: : l:! !‐!- ､ : : ヽ : !
,': i: : : i: : :l :l lﾉ!: : !! |/ ヽ : : i: ',: |
ここからは私、高良みゆきが説明させて l : |: : : !: : :N ＿! : ﾘ ' ＿ ヽ: :|: :V
頂きます。まず、お手元の地図をご覧下さい。 |: /!: : :|: : l. ,´＝= `r‐{. =＝ミ!i: :ｈ: !
……セキレイに大軍を送り込むには、 l/ !: : i、:ｉ'{ '''' ﾉ ,.ヽ ''''ﾉ,ﾊ:ｌ,ﾊ,!
長く狭い隘路を通らねばなりません。 ヽ: l ヽ!:`iｰ‐‐' r‐┐`''''",!,! :i' :|:i
ヽ! ,|: |:i`'ｰ- `_‐',., イ: !': : !: :!:!
r ､ /|: :!|: : |, '^'、 ,ハl:/: : :,! : ',|
ヽ ヽ_r_v r! :ヾ―l, Ｖ /: : : ハ: :ヽ
Y,. -{ Y!:',: :ヽ:.:.V´,ﾌ､ヽ/ : : /:.:｀i,: : :',
l、/´）ﾊヽ'､ :ヽ:.ヾｲ|.!|､! : :, ':.:.:./ ! : : ヽ
/ `ｭ,ノ }i 〉ヽ :ヽ:ヾ|,|,!'l: :/:/:., ' !: : : : ヽ
ト´、 ノ l':.:.:.:ヽ:}:.:.::.:.:.:|/:.:i／/ l: : : : : : i
! ` !:.:.:.:.:lﾉ:.:.i:.:.:.:.:.:.,' / ｌ: : : : : : |
戦略技術研究所所員 高良みゆき
/｀ヽ
/＾⌒７ ｀ー
/ / ｀ヽ
／ ｛ ｛ '、
/ / ､∧{ ﾄ 丶 ﾍ
/ / //＼'、 |､_メ＼ 八
｛. ｲ{ ﾄf弋;;)ﾑ. ^ﾄ､弋;;)!ゝ ﾄ ゝ ここを見下ろす高台に、カイオンは砲台陣地を
∨い 小 二彡ﾍ_{ゝﾆ彡| │ 築いています。隘路を通れば逃げ場のない中で、
｝ ＼| lU7 ,＿_ ｲ,イ{ 上から集中砲火を受け、簡単に全滅してしまうでしょう。
/ リ 〉=ﾄ≧r―r＜ノ 八
/ ﾉ ﾊ| Yﾍ¨¨7／ ノ ヽ
/ ／ 〃 | |__∨/ xく ヽ ＼
｛/（ { │ }7只|／ﾍ ∨ ハ ｝
ヽハ j `┬‐' ＼i〉 | ヽ ｝（
∨} 人 /`ー───|＿__｝ 人 ヽ
/／ ∨/ / l | l | ﾉ ∨ ＼}
l / │ | l |(う_ノ
- 138 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:43:07 ID:0WR.inJ6
-
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ (タイラント作戦の連中が、やる夫たちをハメようと
／ U _ノ ヽ_ ＼ した罠と同じ理屈だお。あの時、小隊長や副隊長が
| （一）|lil|（ー） | 気付かなかったら、やる夫たちは今頃あの世だお)
/ ∩ノ ⊃_） ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
/:::/:::: /::::::::::::l::::::::|:::::::l:::::::::l:::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::i::::::
/::;ｲ::::i::::::::::::::| ::::::l|;::::::li;::::::::|､;::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::l:::::
.l::/ l:::::|::::::::::::/!::::::| li::::::lヽ::::::l. ヽ;:::::::::::::::::l::::::::::::::::::::l::::::
|::l | ::::|::::::::-i-L;;_l .|!i:::::l ヽ::::l ヽ､__;;;;::::| :::::::::::::::::l::::
|:! .|::::::l::__;;;|_ l:::l｀ヽヽ;:::l ヾ;ﾚ‐'''ﾞﾞ´＼ :::::| ::::::::::::::::l:::::
(もちろん砲台は一基二基ではないし、 l! .|:::／ ___ノ,ｨ'ﾄ|''=ﾐ､ ヾ! ,r-=fニﾐ;;弍;;| :::::::::::::::l~ﾞ'i
ＶＧによる警備だって万全。加えて l/ ,/ﾄ､::lﾞ__ﾞヾ::ii::|ヽ ,/ .|:::illi:::ﾞii/ |:::::::::::::::j¨ﾞ l
砲台の故障や破損時に備え、セキレイからの /⌒ヾ､|/`fﾄ l ﾞK);j .l'⌒''h. K);;;;ｯﾘ l:::::::::::::/ .ﾉ
迅速な補給体勢もできているはず) /‐-､ `iﾉ /'ヽ|､ ノ ヾ､ ,/ |:::::::::::/=7ﾞ
./ ､. ヽ |ﾞV,_ l:::i､￣ 丶 ﾞ''ｰ-‐'' ,l::::::::::/|:;/
i 'ﾞヽ_j-' .|::::|.＼ ‐- ,,ｲ::::::::/ ,l/
ヽ ヽ jl:::::l. ヽ､ , ''ﾞ /:::::::/ﾞ｀ヽ､
ヽ､. /ヽ::::| ,,｀=ｰ '''i´ /:;/ﾚ'〉;:;:;:;:,.,＼
/ /. ヽ:| ,,r''ﾞ,.;:;:;r''ﾞ~ﾉ /ｲ /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
／￣￣＼
／ 「 ＼
| （ ●）（●） （砲台をどうにかするのが俺らの任務か？
. | | l どうすりゃいいのか見当もつかないな）
| ___´__ﾉ
.ｌ^l^lｎ }
.ヽ L }
ゝ ﾉ ノ
／ / ＼
／ / ＼
. / / -一'''''''ー-､.
人＿＿ﾉ (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
- 139 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:43:28 ID:0WR.inJ6
-
┌─────────────────────────────────────────────┐
│ _旦7 .....│
│ _( 目} ＿_ │
│ く二i二i] // │
│ _| /─I) /ﾞｰ-､_ // ＿ ..│
│ く二i二i｢}_/ﾞｰ-､_///_／ ＿ │
│ ＼､ --=ﾆﾖｺ/ ］ n ﾚ / / ////_iﾆEﾆ=-- /| ....│
│ヾｰｰuｰ---､,,,,....＿＿＿_ｧ__ ｰ─=iﾆﾆﾖｺ iﾆﾆﾖｺ/==|ヾ_n_n_ｎｎｎｎ_n_n＿nn|==VﾆEﾆﾆi=─ｰ_ｭｮｭｭｭ_ / | .│
│ ＼￣ ♀ ￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼_nn_ｎｎｎｎ_nn_／￣￣￣￣￣[ﾛﾛﾛﾛﾛﾆ￣￣|三≡=-､ │
│ )..........ｮｮ..........................................................................⊂ﾆ⊃＿＿＿＿＿＿＿＿_⊆⊇..................................ｮ.....|三≡==:| │
│ (＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,(二二(:)_|三≡=-' .│
│ ￣了￣ ￣￣） |￣￣ ￣ア￣ ヽ| ....│
│ く二三二) ￣ .....│
└─────────────────────────────────────────────┘
「そこで、これです！ 先日発掘されました旧文明時代の兵器、荷電粒子砲！」
「あ、戦艦みたいに見えますけど、ただの砲台ですからね。お間違えのないように」
- 140 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:44:21 ID:0WR.inJ6
-
,､
| ｀ヽ、
,ｒ‐--}｀ヽレ‐-､.｀ヽ、
. . ＼ ／ ,| }｀ヽ､.｀ヽ、｀ヽ、
. . ＼ ／ / //| | /| ｀ヽ､｀ヽ ｀ヽ、
. . ＼ ／/ / // .ｌ l/| |､ ヽ ヽ ｀i
. ＼ / / / //| /| | l| ヽ ヽ ヽ |
. ＼ l | / /,.. -､ l | ,..-､ ヽ ヽ ', |
＼-､ ! / l //ｒ｀::ｒ ヽ、.l lｒ:::ヽヽヽ i ヽ .l |
これを一旦分解し、砲台陣地を狙える場所まで ｒ'{ヽ ',__ ヽ{ ﾄ| l l.:::ﾉ i__,/ ゝ l:::::::ｒ' 〉 ﾄ､ ', ∨ |
運搬して、現地で組み立てて設置するのです。 {ﾆi／／｀ヽ、 l ､i. ___,ノ '､ ｀ｰ ,' / |) ） } | ヽ′
後は一撃必殺！ 敵の砲台陣地は瓦礫と化します。 ｙ ／ ｀ < |｀ ､_ ｰ ｀ー‐'_,/ |'´ | ,/ | ||
>' ,／ /ヽ,.-､_＞-‐ ＜) l ﾚ' | ||
＼ ,／ / ,／/::／ /::/ / | }{
＼ / ,.-‐' ,∠ ｆ＝＝＝==＝＝┐ |（ ヽ
{ { i､＿__ / ／| || | i l ﾞﾞﾞﾞ
＿＿... -‐ヽヽ|′／l／⌒,ﾈ || | | l
,.-‐ ´ ／ ／／/::::／/ｰ┬-ｒ､i´|｀ﾚ)＿|, | ',
／,..-‐ｧ'´ _,. '´／ /／ ,/::::/７7:::::::| lヽ、＿ノl ）ヽ | ヽ
. 〃´ ／／ ／ ／ ／ ,|::::/:/::l:::::::ﾉ| ＼＿_,/ノ ／ | ヽ
/ ,ｲ / ／ ／ ／::ﾚ'::/::::|／|::| ＼__,.< | ',
＿_
,.-''";;;;;;;;;;｀`'ヽ､
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
/;;;;､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､
,!;;;!ﾞ`''〜^〜ｧrr-'ﾞ`'´''ﾗﾍ;;;!
|;;;| ﾉﾘ ﾐ;;;|
_ゞ;! r─-- ､ rｪ----､ﾐ;ﾘ
.!ﾍl;|. ぐ世!ﾞ｀｀ ,ｨ '"世ﾝ ｢ヽ ふむ。あらかじめこっちの大軍を隘路の入口に
!(,ﾍ! ￣'" |:::.` ￣ ,ﾄﾞﾘ 待機させておいて、敵の砲台陣地を潰したと同時に
ヽﾞ､! !; ,ﾚｿ 一気に駆け抜け、セキレイへ殴り込むってわけか。
`| ^'='^ ﾑ'′
.ﾄ､. -‐‐ ‐‐- /|
i| ＼ === ,ｲ.:|
,ｲi| ﾞ､＼ ; ／ﾘ.:;ﾄ､
.`ｰ─''ﾞ
- 141 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:45:14 ID:0WR.inJ6
-
,..-ｰｰ冖'⌒'ｰｰ冖-ｰ- ､
_..-'" ﾐ;;i､
,ﾌ" ＼、
_..-'" ,i
ﾆﾌ′ 、 ,, i､ .,lｭ. ヽ
/ .. .,りヽ |ヽ .!り┼-=二ｌl .l 、 ｌ
| ＿_illi|/＿ﾘi,,! ７゛ l.ﾘ｀二'''ﾂ二ヽ l
∨ヽ.7″ |＝| . ／ .''l!/}j ｲ .|〃
本物の荷電粒子砲か……あれなら確かに、 l ./ .｀''ｰr‐''" .″ﾘ -'ﾝ,ﾞ,!
一発で間違いなく、敵陣地の砲台もＶＧも ゝ＿_/ ∩､ ∩ ｝ ､∴'∵; ､l￣./ l′
木っ端微塵にできる。一発しか撃てないけど、 l ｀'‐'r二二二丶 ,/ ＼_,,.. -‐''ﾞﾞ´
それで充分だ。 |､∴' .'j匸＿＿ ! ／ ...ｌ.;;;;;;;;;;;;;;;;;
`'-､ ,..‐´ /二‐ﾞテ＝=‐
,./￣￣;;ﾞ''ｰ､,,,,_ ._,, ｰ'" . ／ / ./ ;;;;;;,
i'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;__,,l! ￣ _..-'″,／ / ;;;;;;./
＿＿
￣ __ "'''‐、
／ -┐ >米< |
／ レ'´￣￣￣￣ ＼
/／ ／＿ ＿＿ |
| ／//////ヽ-､r≧ヽ ./
| ／／V////彡'＾V//∧}/
rﾆV|、 ｀─ '´、 |ﾄV//j 俺たち整備班も同行して、現地での
{｛ヽ ヾ ,ノ｀⌒ ﾞヾ.￣〉 組み立て作業をやれってことだな？ だが
＼ゝ） / _＿ ＿|V/ そんな兵器、触るどころか聞いたこともないぞ。
|川ﾊ ! '”´ __ ⌒'/|
ヾ| ＼. ￣ /
| ､. ＿＿ /
| ＼ ￣ |＿
＿ .| ＿/ｲ ｛
∧ 「| イ ア | .／┐
＿ / |/ﾊ＼/ .| /／:!／ ノ ｝￣￣
- 142 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:45:33 ID:0WR.inJ6
-
,-､
/'´￣`ー-/ ｀ヽ-‐─-.､__
,ノ´ ,/ ｉ: ｀ヽ、
／ / :| |:: ､ ､ ﾍ
／ :: / ;|､ : |:|､ |:: ヽ､. ﾍ
／ : : / / |∨ : : |:| ∨.|::: ｀ヽ.ﾊ
/ ／ : : :; | ,ィ⌒ | ∨ : : |:| ⌒|ヽ ､ ﾊ.}
/ ,ｲ / : ::/ ,| / __､| ∨ : :|ｊ ,_ﾚ'ヽ、 |: ||
〈 / | :ｊ: : ::ｉ / |/,ｨﾁ心､ ヽ､::| ,ｨﾁ心､∨ |:: }|
ヽ| | :|: : ::| ∧ ,ｲ ﾄ-':;;:}｀ }冖{` ﾄ-':;;:}ヽ∨ }::: ,/|
ヽ| : :::ヽ､ {:::ﾊ.`､V:t;;ﾘ ,ﾉ ､ V:t;;ﾘ ,,'∧ /ｊ;ノ |
いえ、ＶＧのパーツ交換ができるだけの . ∨: ::|::|::`::.:::j｀ ｰ-‐'" __'__ ｀ｰ-‐"´ {::::ｊ,/::|: |
技術があれば充分です。詳しいマニュアルも . ｀ヽ:|| |:::::::|｀l:.､ V ,ﾉ ,.ｲ|:::´::: |::: |
用意してますし、要所は私が担当しますから。 . |ｊ: |: ::,:ｊ .|:::_;;＞‐-,｀ﾆ´ｒ-‐＜´::|:|::: : : |::: |
ﾘ: |::::;ﾉ ,ﾆュ､ | ´ ` } ヽ|ｊ:: : ｊ:: |
,ﾉ:,ィ´{ -‐y 〕 |,-─‐-ｊ ﾉ:: /:::: {
/ ::ｆ ｀ｒヽ､_＿_,ｊ;＞､ / ／/´: /}:::: |
/ ::::| },ミ三三三彡}. / ／／ｊ; / |:::: |
/: :::::|, :〈｀゛ｰ─--─'´〉V ,／,,ノ| ,/ |:::: |
/: :::::::| :::〉 "|ヾ ＜´ ｊ／ ｉ: |:::: |
/ ヽ ＼ ＼
,' / / l ＼ ヽ
! / / / ,' | l ﾊ ﾍ､ヽ､_,
. | ! l ｌ / / ,ｲ ! i ! l ヽ ',｀￣
. l | l ｌ ,/ 〃 ,/ /│ l j l│ ! l
ノ | ! │ | /_／/ ／/ / ,' ∧ / | / j ｌ│
ﾉ l ｧ| |尢/‐=乞t/ ／ /∠ﾆ｢厂! / ,/ / ﾘ
ｲ 八{´ｌ !ﾚ<f{矛:下 'ヽ ＿〃ｲ孑代勹 ｲ } /
. Vﾊ |{ r';;_zj f} ⌒{! r';;zﾘ /}, '/／ この地図に記されている、粒子砲の
ヽ ', | ` ー―‐‐ ' ､ `ー-- ﾁ' / 設置予定ポイントは、明らかにカイオンの
`ﾍ lヽ _ 厶 ./ 支配領域の奥深く。運搬ルートは大丈夫？
', {.代ﾄ､ , イ | /
＼_'i| ＞ ､ _ , イ/ V ｌ./
／ ヽj {｀ヽ ′
. _ ／ ｢´ ヽ} ＼
_, -‐ ´ l‐--‐､ ＿ -‐ | ` ｰ- ､
- 143 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:45:53 ID:0WR.inJ6
-
__,,..-‐‐‐-､_
,ｨ´ｨ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::ヽ
l i'´ ゞ､:.:.:.:.:.:.:.:.::::`,
ヽn＿___v'´'i::::::::::::l
それについては、情報部が一度踏破済みだ。 ﾉﾘ ﾘﾉ::::::::ｩ´
そして、既に現地で待機している。諸君らが `l__ rゝ:::::ｿ
到着し次第、隘路入り口の本軍へと l /: : :l
連絡に走る手筈だ。 ゝ=ﾆニ--‐‐ｭ
_,,-d三二彡".::::`'‐､
,r'´／ l,.ｨ'´:.:.:.:.: ヽ
／ ,r´ l:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.
ゝ ト､, l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::l
`'ｨ'´`'-‐':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::l
l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::l
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ,ﾘ|} |. }
. {. | ′ | }
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ<
!∩|.}. '__＿ﾞ` ./'_＿` f＾| 走る、ってことはあれか。カイオン軍によるゲリラ対策、
ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣' |l.| 無線封鎖区域。辺り一帯に妨害装置がバラ捲かれてて、
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ セキレイにある大型通信機でないと、敵も味方も
. }.iｰi ^ r' ,' 近距離でしか通信できない、という。
!| ヽ. ｰ=＝=- /
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
- 144 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:46:38 ID:0WR.inJ6
-
-‐ フXXXXXXXXXXXXXXXXX｀丶、
／ ／XX＞¬冖冖¬‐＜XXXXXXXXX＼
＼ /X>.:'´::.::／::.::.::.::.:_::_.:.:.::｀::くXXXXXXXﾊ丶
Ｙ／::／:／::. :. .;:.:'´::.::.::.::.::.::.:.:└くXXXXXX} ｀､
〃:／:／::.::.::.:／::.::,:.:-‐::.::.::.::.::}::.::（XXXXXX） ヽ
/::/::.:/::／:::／::.::／:::.:. .::／.:.::/ｌ::.:::｛XXXXXX) 、
::.:/::.:/;:.::.:／::.::／ .:.:.:／::.::,ィ::/.:l|::.:.:（XXXXXXＬ ＼
|::'::.://:-;―‐-::.:::=彡::.:::／/:/|:.:|ｌ:.:l:::[XXXXXXメ , -┘
|:|:://:::/／／::.::-=:_:彡' 冫く」::.|ｌ:.:|:::[XXXXXく ／
lﾘ:l::l:::/ｲなﾒく-‐ ´ ／ l「:ト､|:::|XXXXX「|
何かアクシデントがあった場合、 /八{::|:ハ {ｲ:.:rﾊ ／, 孑=ミﾍ::ｋく:/ XXX厂:|:|
すぐそばにいない相手には連絡できない /＿｀ｿX ! ｀ﾞﾞ´ ＾!{::.::rｰﾊ:ﾄ､XヽX／: !::.|:l
ですか。不安ですぅ。 l Ｋ ヽ_ム ､. ヾ二ｼ '八 ＼/7::.::.::|:::ｌ:|
| !｜ ﾄ､ ｀ヽ ､ （XXX//:;ｌ::.::.:|:::|:|
Ｌﾉﾆｰ仁〕 |ヽ､ ＿ ィ´ｘXX/;'::.:ｌ|::.::.:!::.|:!
三三三仝r仁三二＞'´ , └┴くXXｉ::ｌ::.::l:l::.:::|:.::!|
三三三三三三三└‐く_ -‐ ,二ヽ|::|::.::|:!::.::|:.:::|
ﾆ三三三三三三三三三二て r‐=≦＞ｘﾍヽｌ::.::{
＿＿＿_
／_ノ ヽ_＼
／（ ●）（ ●）＼ 確かにそうだけど、敵さんから見れば
／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼ 守る必要のない、警戒地域外を
| （ （ | やる夫たちは大回りして行くわけだお。
＼ `ー' ／ そうそう危ない目には遭わないはずだお。
- 145 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:47:07 ID:0WR.inJ6
-
__＿＿＿＿＿＿＿＿_
|┌──────‐┐||
| | フ ―へ／ . |..||
| | ＼ △ ﾝ､ |..|| ＜だがこの作戦、万が一にも失敗は許されない。
| | ￣￣(,(,1wY |..|| ＜そしてその、まさかと思った万が一が起こるのが、
| | ＿＿＿＿＿＿ │|| ＜実戦と言うものだろ。経験的に考えて。
|＿＿＿＿＿＿＿_＿.||
＿_| |＿＿＿
／ └┘ ／
, -─ - ､
, -'´ l､ ｀ ､
／ ﾉ ヽ ヽ
冫 ノ彡,ｨ／ ヽ. l
7 l _,. l! l
ﾚ'､r l＝-､;__,r-＝､_ l,_ ﾉ
彼の言う通りだ。諸君は道中、 ヽlー─'l ー‐' ｀lﾉ /
もし敵に見つかったなら即時殲滅、 ', ｀ /,ノ
民間人でも全員捕らえて、作戦終了 ヽ -─- ﾉi'
まで拘束する必要がある。 lヽ､＿＿ ／ _l､
＿,r 'ﾞ|ﾆ= ､ , 一' ´ ,ﾄ ､ ＿
-‐'.´￣／;;;;;;;;|＞／ヽ二二´ﾉ;;;;;;;;;;;;ヽ｀'';;;;
;;;;;;;;;;;;<;;;;;;;;／／l :: ヽ /;;;;;;;;;;;_ - ';;;;;;;;
;;;;;;;;;;／;;;< / / ::. ヾ;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;
／￣￣＼
／ 「 ＼
| （ ー）（ー） 敵が、隘路入口に詰めている本軍に対して
. | ｜ │ 何らかの罠を張った場合。俺たちが現場でそれを
| ___´__ﾉ 知ったとしても、連絡する手段がない。何が何でも、
. | } 計画通りに進めないと大変なことになるってわけか。
. ヽ }
ヽ ノ
i⌒＼ ,__(‐- ､
l ＼ 巛ー─;＼
| ｀ヽ-‐ーく＿）
. | l
- 146 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:47:27 ID:0WR.inJ6
-
__,,,,.....,,__
_,. :- :' ":´: : : : :｀ ': ､、
_,.r ':´: : : : : : : : : : : : ヽ、
_,.-'´: : : : : : : : : .人: : : : : : ＼
,.ｨ'´: : : : : : : : : : / ヾ、: : : : : :ヽ
／: : : : : : : : : : : ﾉ ヾ、: : : : : ﾞi、
'イ: : : : : : : : /: ／／ ヽ : : : : : 'i
/: : : : : ノ'_,. 彡',.ィ'／" 'i | : : : : 'i
'7: : : : /ﾑ" '''''^~''"ﾞ !:|: : : : : |
ﾚi: : : :i' ,...:;;.､ ﾞ'! : : : : |
.!∧ : : ! =-x､.,＿ .;' : _,,.､=:''""'ｰ | : : : : 丿
ﾞ ＼ r'l,_r'""ﾞﾞﾞﾞ~~Y_,,....,,i'"ﾞﾞ~~￣｀ﾞト､.,_ i':r‐、: :/
決して誇張ではなく、本作戦の成否が、 ｀1 i !, _,!.| '''!、 _ｊ! ﾞ''ﾚ'ri ! ;／
この戦争の勝敗を決するといっていい。 ヽl| ﾞﾞ"""~~ . | ﾞﾞ"~~￣ .:jｼ' ﾉ /
この作戦には第三機甲師団のほぼ全ての '､! └-ｰ '~／ :ﾉ
戦力、そして他師団の精鋭たちも投入されている。 ﾞ'､ ,/-',,.:-'ﾞ
ﾞ､ :: _,,. -―- ､..,,_ :: ,/ |'ﾞ
ﾞi、 '""'' .ノ .|
| '、 ／ .|_
,.┤.ヽ､＿＿＿＿,,.／ _,|..)
_,..-|｀ﾞ"'''ｰ-､ :: ,.-― '''''""ﾞ ト-.､、
__,,,,,...、- ''";;;;;ト ､、 く,ヽ、 ／j _,.-'ﾞ|;;;;;;;;;;ﾞ;;';ｰ;,,､..,,,＿
､--―;'';;;"ﾞ;;;;;;;;;;::''';;;;;;;;;;;;;;;|: : : ﾞ,.＞≫V.∠..､__-‐_'',," ﾉ;;;;;;;;;;;;;;;;;''-､.,;;;;;;;;;;;ﾞ;;;;;;'';;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::''';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|＞''":／" :: ﾞ'､＿＿,,,,,,... ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'',,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'",;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／: ／:/ ::. ＼ ,/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞ'.,;;;;;;;;;;;;;;;
- 147 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:47:59 ID:0WR.inJ6
-
＿_
,.-''";;;;;;;;;;｀`'ヽ､
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
/;;;;､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､
,!;;;!ﾞ`''〜^〜ｧrr-'ﾞ`'´''ﾗﾍ;;;!
|;;;| ﾉﾘ ﾐ;;;|
_ゞ;! r─-- ､ ,rｪ--- ､ﾐ;ﾘ
!ﾍl;|. ぐ世!ﾞ｀｀ ,ｨ '"世ﾝ ｢ヽ 万一失敗して、敵の罠にでもかかれば、
!(,ﾍ! ￣'" |:::.` ￣ ,ﾄﾞﾘ 他師団まで巻き込んで壊滅。だが成功すれば、
ヽﾞ､! !; ,ﾚｿ 一気にこの戦争が決着するわけだな。
`| ^'='^ ﾑ'′ こりゃ一世一代の大博打だ。
,rﾄ､ ー- ─-: /|
_..／ i| ＼ === ,ｲ.:ﾄ､
／ i| ﾞ､＼ ; ／ﾘ.:;!:::＼､＿
ﾞ! ﾞ､ `ｰ─''ﾞ:::;:'::::|::::::::::＼
ﾞ､ :::/::::::|::::::
`ヽ、 ﾞ､ ./ .| ,-､、
,. -ｰ冖'⌒'ｰ-､
,ノ ＼
/ ,r‐へへく⌒'¬､ ヽ
{ノ へ.._、 ,,／~` 〉 ｝
／プ￣`y'¨Y´￣ヽ―}j=く
それほどの大任を授かるとは…… ノ /レ'>-〈＿ｭ`ー‐' ﾘ,ｲ}
光栄ですが、流石に緊張しますね。 . / _勺 ｲ;；∵r;==､､∴'∵; シ
,/ └' ノ ＼ こ¨｀ ノ{ー--､____
人＿_/ー┬ 个-､＿_,,.. ‐'´ 〃`ァーｧー＼
. / |／ |::::::|､ 〃 /:::::/ ヽ
/ ｜ |::::::|＼､_________／' /:::::/〃
l /: : :/: : : l: : : : : :l: : : :.:ヽ
l ※. /: : :/: : : :/: : : : :/!l: :.l: : l:',
l /: : : l: : : :/: : : :／//!:l:l: : l!:l
. l i: : : :.:l: :／:￣／｀十‐!:/: :/.l!
｀ヽ､ l ※ l: : : : l:´: : ／ｲ´ﾊ` //: /
: : : :｀ヽ､ l ',: : : :ﾍ‐'´ ﾔ! ヽ'/ あ、あの、師団長！ この作戦が成功すれば、
: : : : : : : ｀'l ﾍ: : : : ﾍ `'' ＼ 本当に戦争は終わるですか？ そうなったら、
: : : : : : : :.∧ ※ ＼: :ヽ` / 翠星石たちは故郷へ帰れるですか？
: : : : : : : : : :ﾍ l｀`ｰ`- /`7/
: : : : : : : /: : :ﾍ ﾍ ￣/
: : : : : : /: : : : ∧ ※. ﾍ. /
: : : : : /: : : : /ｰﾍ ﾍ/`ー‐---'
: : : : /: : : : / ヽ ヽ
: : : /: : : ／ ＼ ※ ＼
- 148 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:48:15 ID:0WR.inJ6
-
. 丿,.:.:.:.:.:',:.:r'i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ,
／ ,:.:.:.ｨ ,i' 'i,i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. i
i : :.i: ｀`'‐､:.:.:.:.:.: i'
｀'ﾍ ':i _,.-‐''- _,.Lr‐;.:./
'‐<＞- ､,_r'"ﾟ´~｀iﾟ i' f /:.i
現在、カイオン軍内にも和平推進論者は i,_ _,i '‐--‐'゜ /.:丿
増えているらしい。この作戦でセキレイが落ちれば、 . ヽ￣ L､ i 〈-'´
主戦論者たちにとっては大打撃だ。 ヽ. __,,...-‐' / i,‐z,
主戦派の発言権は大幅に削られてしまうだろう。 ヽ - / _,.‐'´｀>､_
ヽ. __,.. - '-‐'_,.､‐'´:::::.:.:ヽ_
┌'｀]'"´~__,,.‐'´::::::::::::::::::::::::::..｀`'''‐‐-
_,,..､-‐'~'‐t-‐彡:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.....:.:
,r'´ ｨ'´ i／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:,:::::::::::: /::::／::::::／::: /::::::: !::::: |:::. |::. | i
|:::::::::: /:::/::::::／i:::::／ }:::::: ハ:::: ﾊ::: l:::: !:. |
::::::::＿!ム_∠__/;／ !:::: / l:::/ !: /i::::: /!:::: |
::::::::: |／＿ /／｀ヽ /:／ _,,ﾑ'-‐lメ‐|:::: /: |::::: !
::::::::: !,r=〒〒ﾐ==ヽ/' ,,r'==＝ヾ-､!::/l::: ﾊ:::: !
::::::::. |《 i､ﾋ''ｨﾉ ゝ-‐-《 !;;.q,ﾉ ´／ﾚ:: |:: i .l:::::/ 翠星石。流石に師団長にも、確約はできない。
ﾍ::::::. | ＼ ￣ ノ ﾍ_.￣ /:ノ::: /!:::l !::/ でも終戦の可能性は高い。そうなれば、
ヽﾄ､::: l ￣￣￣ ｀; ￣ ７:::::: / .i:/ / 非正規軍人を雇っていられるような余裕は、
:ハヽ:::l＼ r_ｧ ／!::::: / / 我が軍にはない。それは確かなこと。
::::::,-一 ｀ ､ _, ＜ |ｲ::::: / '
:::/;;;;;;;;;;;ﾉ. ｀ ‐ｒ-‐＜ 'l::: /
`|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`､;-､_;-´;;;;;;`i´ .',/
!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;へ;;};;;;;;`i;;;;;;;;;;;;;}＼
- 149 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:48:38 ID:0WR.inJ6
-
／￣￣＼
／ヽ へ ＼ ,.:┐
キマリだな。俺も可愛い妹を .（ ●）（ ●） ..| ／ ｜
故郷に待たせていることだし。 | | .|./ /
戦争を終結に導いた英雄として、 i __｀__r−､ |/ ／
土産話を持ち帰ってやるとするか！ { ｀ー'ヽ, ',. .,/ :/',
.ヽ .| l_/_, -‐､',
.ヽ . | / , -−'i|
/ { V , -−ﾍ
| ヽ Ｌ| r= |
__＿＿＿＿＿＿＿＿_
|┌──────‐┐||
| | フ ―へ／ . |..||
| | ＼ △ ﾝ､ |..|| ＜これで最後になるかもしれないと思うと、気合が入るだろ。
| | ￣￣(,(,1wY |..|| ＜戦争って怪物を、心底憎んでいる身としては。
| | ＿＿＿＿＿＿ │||
|＿＿＿＿＿＿＿_＿.||
＿_| |＿＿＿
／ └┘ ／
,:' ,:':::/::/::/::/:/::.:/::.:/:://!（XXXXXXXﾒく
///:;:/::/::/::/::'/::/ :::/ //∧:｀くXXXXX)、 ＼
// ':/::.:/::/::/:::/::/::.::/://:ハ::.:､:::＼XXXX) >
〃 i::|::l::i::.:l::/:::/;:ｲ::.::/:/// ＞く::＼::.:ＶXXX） イ
| | |::l::|:::＜:／j/::.:/ｲ:/ '´,ヱ､)＼::ヽ∨XX }:!::|
そうですね。エヴァ、 ! '.:い::,:イlうミ／ // ,ﾍ:､::j:}》ﾍ::Ｙ::ﾊXX/::ｌ::|
一緒に戦争を終わらせて、 ヽ＞く:::爪ﾉr个 ／ ﾞｰ ′/::ﾉ:/XX/::.::|::|
三人で演奏会ですぅ！ ｀ }ヽ::.:` ﾞ ''′ 、 '"ｰ=彡'XX / ::.:::ｌ::|
/:ｌ|:::|ｌ:ﾍ.'″ r ^, ,.ｲXXXX{::.::.::.:|::|
/::.;'::.:ﾘ::|X> 、 ｀ ／ ﾉ XXXX）::.::.::|::|
,厶/:_::/::;'XXXX７¬‐ '´ ／XXXXX}i::.::.::.:|::|
/ ／｀ヽ)/XX, -_‐=ﾐﾉ＿r┴<XXXX７:l::.::.::.:l::|
八 '´_ ⊥7｝｛ { ,ィ::（/'⌒ヽ｀ＹXｘ/::.:|::.::.:::|::|
'::.::ヽ r､){ ヽ)／/:;ノｰ 、｀ 八X|７う､::.::.:!::|
/::.::.:)'＾う｀)ﾍＪく） /:/>'´ , 'XXx|[_): :l::.::.:l:::!
／::.:／; てｈ_ｎ_ｎ_} /:/r{_r(_r､∠XXXx|ﾉ: : :ﾄ､:::|:::l
／:,::／ :/: :r′ !_) /:/)ﾍｎ_ｎ_ｎ_ＪXXX7: : : : : ｉ::l ::|
- 150 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:48:53 ID:0WR.inJ6
-
／: : : : : : : : : : : : :｀ヽ､
／: : : : : : : : : : : : ;.ｲﾉ＼ : ',
i: : : : : : : : : : ;. - '´ ′ │: }
|: : : : : : :/／_＿ l /
|: : : : : : :L -‐{〒ぇ>‐rfデ1 荷電粒子砲のパーツは、既に格納庫にて
ヽ: : ｆ ヽ;| ￣ ト -〈 ＴＹＰＥーＣ（キャメル）に積載し、
＼:! ぃ ′ ./ 出発準備を終えている。
`!ヽ.、 r_:三ヨ /
L:_| ヽ ‐ /
│ ＼ 亅
│ ＿_二二ニヱ‐ ､＿
r弋/ _ -‐ フ´ |￣ ‐- .._ ＿_
,. ‐ '"´ ￣＼=ﾆラ'´ ! ￣ ＼
_ ／ ／ / |／ ＿＿＿_」 / ヽ
／/ /. | ＼ / ',
/ 〈ヽ / | ＞ / i
/ ＼＼ L. _ │＿, -‐ ´ / |
, -─ - ､
, -'´ l､ ｀ ､
／ ﾉ ヽ ヽ
冫 ノ彡,ｨ／ ヽ. l
7 l _,. l! l
今回の作戦では阿部を指揮官、 ﾚ'､r l＝-､;__,r-＝､_ l,_ ﾉ
できない夫を副指揮官とし、そこに ヽlー─'l ー‐' ｀lﾉ /
私の直属部隊を加え、一個中隊として ', ｀ /,ノ
動いてもらう。直ちに出撃せよ！ ヽ -─- ﾉi'
lヽ､＿＿ ／ _l､
＿,r 'ﾞ|ﾆ= ､ , 一' ´ ,ﾄ ､ ＿
-‐'.´￣／;;;;;;;;|＞／ヽ二二´ﾉ;;;;;;;;;;;;ヽ｀'';;;;
;;;;;;;;;;;;<;;;;;;;;／／l :: ヽ /;;;;;;;;;;;_ - ';;;;;;;;
;;;;;;;;;;／;;;< / / ::. ヾ;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;
「「「「「「「「「「「了解っ！」」」」」」」」」」」
- 151 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:49:15 ID:0WR.inJ6
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|| || |.:.| || ||
|:|. |:| l∧l |:|. |:|
｡ |.:.|. |.:.| ,.傘., |.:.|. |.:.| ｡
| .|∧||∧| ,傘傘傘, |∧||∧| |
｡ ｡ ||. （VVVV）.傘傘傘.（VVVV） || ｡ ｡
|. | |:| {∽}{∽}}}傘傘傘{{{∽}{∽} |:| |. |
. || || |:.:| ,傘|ｌ~~|ｌ~~|}}个个个{{|ｌ~~|ｌ~~|傘, |:.:| || ||
|:|. |:| lvvl .,.,傘傘|∩||∩|}::::/⌒ヽ :{|∩||∩|傘傘,.,. lvvl |:|. |:|
.|.:.|. |.:.|. |∩|傘傘傘|| l|| l|}:::|: |:::{|| l|| l|傘傘傘|∩| .|.:.|. |.:.|
|∧||∧| ,.,.,傘||"||傘傘傘|| l|| l|}:::|: |:::{|| l|| l|傘傘傘||"||傘,.,., |∧||∧|
(vVVVV)傘傘{∽}个个个{∽}{∽}}:|三ﾆ三|:{{∽}{∽}个个个{∽}傘傘 (VVVVv) |
山i!山i山傘傘|三|!|/⌒ヽ!|ｌ~~|ｌ~~|}:／个＼ {|ｌ~~|ｌ~~|!/⌒ヽ|!|三|傘傘山i!山i山 ∧
||^^||^^|个ｌ个{∽}!||:. ||{∽}{∽}}:{ﾆi二iﾆ}:{{∽}{∽}||:. ||!{∽}个ｌ个||^^||^^| /;;;;;ヽ
|| l|| l|::::::::::::|三|!|iﾆﾆﾆi||ｌ~~|ｌ~~|}::::／＼::::{|ｌ~~|ｌ~~||iﾆﾆﾆi|!|三|::::::::::::|| l|| l| | ∩ |
|| l|| l|／ｌ＼||: ||!|／ｌ＼||| l|| l|}:::|: |:::{|| l|| l||／ｌ＼|!||: ||／ｌ＼|| l|| l| ／＼ |ニニ|
|| l|| l|::l⌒l: ||: ||!|:Ii==iI:||| l|| l|}:::|ﾆﾆﾆ|:::{|| l|| l||:Ii==iI:|!||: ||::l⌒l: || l|| l|三三三三三三三三
|∬||∬|::|___l: |§|!|:|l l|:||∬||∬|}:::, '三`､::{|∬||∬||:|l l|:|!|§|::|___l: |∬||∬|:=:=:|:|=:=:|:|=:=:|:|=:=:
{})({i})({}iﾆﾆﾆi{({})}!!.!|,,, l|:!{})({|})({}}::|皿ｌ皿|::{{})({|})({}!:!|,,, l|:!!{({})}iﾆﾆﾆi{})({i})({}:::[]::|:|::[]::|:|::[]::|:|::[]::
|| l|| l|鬥ｌ鬥||: ||!|鬥ｌ鬥||| l|| l|}|鬥轟鬥|{|| l|| l||鬥ｌ鬥|!||: ||鬥ｌ鬥|| l|| l|:=:=:|:|=:=:|:|=:=:|:|=:=:
|| l|| l|/⌒ヽ||: ||!|/⌒ヽ||| l|| l|}|iiiiiiiiiiiiiiii|{|| l|| l||/⌒ヽ|!||: ||/⌒ヽ|| l|| l|:::[]::|:|::[]::|:|::[]::|:|::[]::
|∬||∬||:. ||§|!||:. |||∬|∬||}|iiiiiiiiiiiiiiii|{||∬|∬|||:. ||!|§||:. ||∬||∬|:=:=:|:|=:=:|:|=:=:|:|=:=:
|凶||凶|iﾆﾆﾆi|凶|!|iﾆﾆﾆi||凶||凶|}|二二二|{|凶||凶||iﾆﾆﾆi|!|凶|iﾆﾆﾆi|凶||凶|:::[]::|:|::[]::|:|::[]::|:|::[]::
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
- 152 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:49:37 ID:0WR.inJ6
-
_ _
(´ ｀)） ＿
-' 「 ､__ ｀f⌒ｰ-'⌒l!
／, ' ／＼ｰ､ゞfﾆ薔ﾆｦ
//, ' / ｀ｰ-=ﾍ､/メ
{ ｌ! / ＼ ／ ｌ i| 『エデン計画』の中枢である、超巨大仮想世界
(,ｷ | ● ● ｌ| i 『エデン・ゼロ』。これは前にもお話しした通り、
ﾞｉ| ﾞｉ⊂⊃ ､_,､_, ⊂l|´ 日本という国で開発が進められたのかしら。
i⌒ﾞｉ'ﾐj （_.ノ ﾉi|__／⌒)
ヽ ヽ＞､ ,__ ､ ＜{≧ ヽ／
∧ _､ﾍ| ｌ＞＜ｌ | ｱ ）
(, 人 |：| 人 >,r'
, --=ﾆﾆ､ヽ､
. ∠ -―‐--- ､ ＼＼
／ / ／ , ｀ヽ ヽ＼
// , / / ／/ /,ｲ Vﾊ ヽ
// // / // / //｜｜l ｌ！ ＼
{ﾉl ｌ| ｢Ｚﾒ/l// /ム⊥｜| | | ／
万一に備えて地下深くのシェルターの、そのまた l l |l 〈f沁 {/ / ｨ汽く l| j ,ﾘ } rく
地底深くで造られたから、恐らくまだ無事ニダ。 Ｎ八〉｀ﾞ′, ｛ﾞりﾉ//〃/ｲ |
そこにはゼロ以外にも、旧文明時代の技術が jﾍ、 ､_,,_, " 彡'／/|l |
たくさん残っているはずニダ。 / /丶 , ィ7´ rク l |
厶ｲ __｣二兀／/-|-/厂ヽ、 ｜
/ / ｌ { ´´rｸ〈 ｜ /´ 〉 ｜
/ / /八 ｝| ∨ ﾉ! /! ､
/ /イ {几こﾌｌ｣__j ）｝ ハ ヽ
- 153 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:50:36 ID:0WR.inJ6
-
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:ｉ:.:|Ｗｗﾊ.:.:.:.ヽ.:.:ヽ
/.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:/.:.:/ｉ:.:| !.:.:!:.:.:.:.:.:.:',
/.:.:/.:.:/.:.:.:.:.:/.:.:.:.:/.// !.:,' ｉ:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:!
ｉ.:.:/:.:/.:.:/.:.:/:.:,.斗 // ｉ/ --､ ｉ.:/:.:.:.:.:.:.:!:ｉ
|./!.:.:!:.:.:!.:.:/イ // / ｀ﾒ､ |..:!.:.:.:.:!:|
| |.:.:ｉ:.:.:ｉ.:.:| |斗≠ / ≠=､ |:.:!.:.:.:.:!:|
| |.:.:ｉ、.:ｉ:.:|./ﾄ:::::::ｉ} ﾄ::::心、!:/.:.:.:.:!:| 仮想世界での.生活のみならず、
ヽ |.:.:ｉヽ:ヽﾄ ｖ':::::}| ｒ':::::ﾘ |/:.:.:.:/!.:| 現実世界の復興にも
|ｲヽ..＼ﾄ. V少 ｖﾆｿ 厶 イ:.:.!.:| 大いに役立つものというわけですね。
/ |:.:.:.:.:.:.:ﾊ ::::: ､ ::::: /ﾉ:.:.:.:.:.:!.:|
/ |.:.:.:.:.::!:.!ﾍ、 ｒ ｧ /:.|.:.:.:.:.:.:.!.:|
/ |:.:.:.:.:.:!.:|.:.:.＞､ ィ´:.:.:|.:.:.:.:.:.:.!.:|
/ |ｒ―‐-､!:.:.:.:.:.:ｉ` ､. '´|.:.!.:.:.:.:.!.:.:.:.:.:.:.!.:|
/ | |!_, ィﾘ !＼.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:!.:|
/ /| |ｉ / ! ヽ!:.:.:.:.:.:.:.:!.:ｉ
/ /_|／￣ヽ|| | | |:.:.:.:.:.:.:.:!ハ
/ .／::::| |ﾍ !ー-､ , -‐/ /:.:.:.:.:.:.:/::::::＼
∧:::::::| |:∧ ＼ ./ /:.:.:.:.:.:.:/::::::::::::∧
r=､、 ＿＿ __
l| ＼r'´￣ _ｒ' 二＞, ﾍ
l| / ﾄ、ヽ r'´, ｨ'Ｚこく |
∨ /| ＼ 〔 「 ,{ {-｣} ｝-┬'
/' // ＼{j/ ゝ辷ソ＼＼
| / l ＼ ＼/､__|｜/l＼＼
ヽﾊ/ ｙ=ミ 彡='､ｌ ヽ!｣ ∨
それでその、『エデン・ゼロ』の在り処は ヽ{ ﾊ ｒり l ｒりY∨ﾊ
どこかというと……はい、映像ドン！ |lﾍ.r‐､ 、 ¨´ |lｿl |
／|l l l Y ￣ ヽ ／|!┐
{彡'| -| !､! ノイ j彡!￣ヽ
Y／彡l / ￣ ｛彡二7 ﾊ
｛ ∨ ヽ{ /￣{_}￣ Y´￣ﾐi ﾍ
｢l/ ヽ |＼＿_l テァ;┘〈 小、
〈j〈 ヽ / ,＿＿)＼＿ゝ┘| /
く/::::＼_ノイl / ヽ / /ﾍ ＼
- 154 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:50:49 ID:0WR.inJ6
-
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━─────────
┃
|~|
| .ヽ
_ ﾉ ＼ _
|ヽ_/ ＼_／/
√_ ._ ＿_.（
） (.ヽ´＼ .／ ￣
⌒_ .＼/
.ﾉし~|
| |
< ヽ
/ |
/ /
/ _（
_/ /
._ ._／ .|
. <（_ ‐~ .|
_＿___ .／ /
＿.-‐"~ "ー´ |
_ /___ ,,__....._,...,_ ._ ●(~）.／
<" ~ し、_.ノヽ- ＼ ] （｀‐‐-´~U⌒.|,/
ヽ, く ~|._.-‐.ｖ´| ／ ↑
/ / ~ ココ
ヽ∩/~
´
.┃
─────────━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
- 155 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:51:07 ID:0WR.inJ6
-
____,......､_
,／´::::::::::::::::::｀ヽ､.
,/´;::´;::::::;:::::,,;:::;;; ;,、:＼
/;';/:::;／;／´ﾌノ ﾘ｀ﾞi::::｀､
,/ﾚ/;／!／○ ﾉ ､_!::!::;;i,
,/:/:/::::/ ,､ ○ ﾘ:;:| i!
,/::::/:::::/ i ヽ､_ |;ﾉi ……カ……カイオン、ですよそこは？
,ｲ:::::;!:::::/| | ﾌ /:::| その地下に？ 旧文明時代の技術がギッシリ？
ノ,/::::/;::::::|:ヽ､ ヽ / /::|:::| 私たちはそれを知らずに、食料プラントを
/ /::::::::|:|::::::|::::::｀ﾒ､｀___ ´,, イ:::::|:::ﾄ､ 奪い合って戦争をしていた、と……
/ /::;::::::|ﾘヽ､|;／~ ＼|ヽ;::::::::::::::::::;|;ｲ ｀
ﾉ /::/::::::|::::::::/::::ヽΤ｀+´`､:::::::::::::::ﾘ;|
i::::|::::::::|::::::/:::::ﾉ:´ﾞﾚ､ﾉ､_ﾉ､;::::::::::::::|;|
/:::/|::::::;/::::/:::/::::::::::::::ヽ´::::i｀､:::::::::::|i!
/;::||::::::;/:::::/;;;/::::::::::~::::::~::|::::|;､｀ﾒ;;::::|ﾘ
ﾚ´|:| !;;;;|::_;/_ソ;;::;:::;:::::;::::;:::::|:::;:i´~ｰ´:ﾉ
!j-ｰｲ_／,/,__|__|___|__|__|__|__ﾄ;;;;／
''ﾞ´"/'´｀|＼:::::/===/:::::::::::|===
^~~ ｀ ｀ｿ::::::::/::::::::::ノ|::::::::|
／ Ｖ´ ＊_ｒー' ￣￣ ｉ :Ｔヽ、＊ ヽ ＼
／ ::/ ノ: ￣／: : : : : : :ｉ: : :ｉ : : :ヽ、 .} ＼
く :::レ': : : :/ : : : : : : : ::/: : ::ｉ: : ヽ: ::＼}. ＼
＼ ::/: : : : /: : : : : : :/: /: : /: ｉ: : : :.ｉ: : : ヽ ／
Ｙ: : : : :`:く;; : : : :/://: //:/＾レ:'":|: : : : :レ'´
いや、仮に発掘できたとしても、 |: : : : : :| _ｨﾁ行-./／ / tiミxＬ;_: l|: : : :ｉ:|
南鮮石たちがいないんじゃ、どうせ |: : : : ｉ レ{ !:::::::! /／ {::::::j } /ﾞ| : : ｉ:ｉ
完全には使いこなせないニダよ。 .∧: : : い ゞ:: ::ｿ ゞ::ｿ ./: : :./:|
それより、大きな問題があるニダ。 ,': :(Ｖ＼:＼ ' ／: :／}: :|
,': : :} ヽ. `ｒー （__人__） "フ´ ﾉ__::|
,': : : :{ ＊ .}: ｀ｉ ､ _. .イｉ ＊ /::: ヽ.
,': : : : :{. |: : ｉ: :ｉ _| ー‐ .｢: ｉ:ｒ┴┐|:::::... |
- 156 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:51:27 ID:0WR.inJ6
-
_,. -―- ､,.-‐､__
__ ,／.:.:.:.: ,-― ' ,.- ヮi {
〃､ヽ.:.:.:.:.:.: } ┌‐ﾋ薔ﾊ y !
亅/.:.:. 〉、.:.:. ヽ＼へ〒ヽ_ﾉ、
i.: l.:.,' ｀ ￣ =−-､l」ﾆ´i_〉!
∨:.{ ＿, ／x‐=､i!ﾍY.:.l カナたちのいるこの『エヴァンゲリオン』は、
. ヽ:ﾍ ,=､ 弋_ｿ l!ﾉ// カイオンの敵軍所属。このままでは、ゼロの
ﾞﾗ､i::ﾘ /.:/.:i__ ところまで行けないのかしら。
{::ﾊ､_ ｀ っ ／ｼ.: ,ｲ ヽ
ﾚ-{ﾞｰ.i/jﾄ､-‐ﾉ:／.ｨ ',
/ 〈ﾆ/ﾉ}{ヽヾj .;.:. ﾉ ﾊ
. ,ﾊ >ｊ ､ ' ,ﾍ、｀ヲ' _ ＿ ∠
ト-､_.ﾉし､_ﾑｯ ,f‐| ﾊ, ｒ､ ﾆ} !
,> //｀1__ ,ｲ｀´ﾉ_,. ‐＾､l! ! 「´
|,/ /‐v‐iﾍ ヽ_」
｀| /| i^i 「 .} ｉ |
ヽ-／ ´ ｀ ＼ /
,／ ￣ ＼
く￣｀ヽ ｒゝｒｭ
／ ＼ <{⌒{大}、
/ .ノ｀丶､二ニ大フﾍ〉
i .／ ゝVｿヽ
i.:::{ -- ､ _. -‐ }. i/
今回の作戦が成功すれば、おそらく V:i ､ｚ＝` ´ｒ＝、|:.ﾉ
カイオンは総崩れになって負ける。 （ｒﾍ 弋ソ 弋ｿ ∧}
カナたちがゼロにたどり着くには、それしか i{ゝﾍ " ' ""/∠
ないのかしら。カイオンに、敗戦してもらうしか。 ∠ゝｒ―ゝ､ ´ｒ,｀ .∠...､ノ-､
/ て二ｺｒ'"__｀ヾ＝､ノ ヽ
{ i i く二!{（;;;;;）}|>┘ . }
丶 ヽ i. : : ｀!:`＝::':| : . ｒ'. _ノ
`ー}ｿ i:――:i : iｒ┘
/}. _」__:::::::::| :ｌｌ
ｒ'‐{ ／{＿_)::|)::ﾄ､ .iヽ
／. : |: 人ﾌ〉 __と二ヽﾊ . :! ＼
／ ヽ∨`ゝゝ 二... 〉ヽ / ＼
- 157 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:51:56 ID:0WR.inJ6
-
__,,.、 -- ､、_
_,.ィ'"´ `'ト、
／ ＼
/ ..: ..:: ..i ..:.＼
/ ..:.:.: ..:.:.: .:.| .::.:.:∧
j ..:.: .: ..／:: .:.::ﾄ､ .:.:.:.:.:.:ﾍ
| / .:.:.:.:／ .:,イ.:./!:..| i :.:.:.:.:.:.: i,
| .:.:./.:.:. ／/ .:／/.:./ |:./ } :.:.:.:.:.:.:.:.::|
| .:.:.:/.: ／--─‐‐ ''/" l/＼ | :.:.:.:.|.:.:.:.:: |
| :.:./:.:/ ,ｨ=＝rｧ ／ ／_,_ `ﾄ、:.:.|::.:.::.|::|
| :.:.:j:.:.:.:.l'"ﾄz::ﾟﾘ ィテﾗﾄ| .:.:. |:.:.:.:.|.:| ……今まで、あえて触れずにいましたが。
| ..:.:|:.:.:.:.{ `-‐' ﾋ::,ﾟｿ /}:.:.: l＼:./ あのタイラント作戦の、ジャギという男は
| :.:.:| :.:.:.ﾍ、 ~ /,ﾉ:.:.::.∧ ＼ どうなりました？
| :.:.:| :.:.:.::}へ、 __ ' _ ｲ : /二二＾ ＼
| :.:.:| .:.:.:.:.lト､ ＞､_ _,. ＜:.:..:..〈 ー‐-、 ﾍ
/ :.:.:.| :.:.:.:..| ＼ 了＼__:.:.:.:.:.:.:`l斤＼ |
/ :.:／|:.:.:.:.:.:|ﾍ rー--ﾍ、 ＼:.:.:.::.:..| ト---‐┴､
/..／::::::|:.:.:.:.:.:| ＼{ ー-＜⌒)'二＼::.| {::::::::::::::::::::::｝
/../:::::::::: |:.:.:.:.:.:|＼ ＼ __,, ィ`-K-- .__).! |::::::::::::::::::::::|
,. -―‐ ー- ､
＿ ／ ＼
／ ｀ ー- ､ iｿ´ヾl ,､_ ハ
// ,〃 ＼ ､ >!<,j- ､__ヽｧ ',
l/ l/ ｀ ｰ=(,〉 {薔}-' ﾉｒ' ﾊ
丶 !i ゝ'i_ィ､‐､" .}
', -' ｀ｰ >-、 /
矯正プログラムの効き目はなく、 ! ━ ━ ｒ=っ У
更正の兆しも見られなかったの。 . /ﾊ |l ＿'_
だから既に消去（デリート）済みかしら。 ﾞ 「 ､ n ,.ィﾞ＿ i
´ニﾕ_＞-ｒｒ彡´ﾉt=ｭｧ_´ー ､
└‐､7（(ﾆｱﾄゝ） 'ーｧ‐' ﾊ
／｀´ /｀ｲll !￣ テ ﾊ
i / l ljl.j / / ﾊ
く | ヽ _ _ノ ', 〈
. / ! i彡ア､＜ / ヽ
/ / ｀//!ﾄ--' ヽ く
. / / ｀/lj | ヽ
- 158 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:52:16 ID:0WR.inJ6
-
/ / ,､ |､|"ﾞ｀､ ｀､
l / / | .|.ｌ| l .::::::::::l
| | l /_,. | .| |ト､ | , .:::::::::|
| | l/l/'´ // / ｀メﾉl /l .:::::::|
､ヽ ,ｨﾁ斤､′ 磷ミュ' !.:::l:::| 伊藤大隊長は、常々言っていました。今の
| ＼ {ｂ::::::ﾘ P::::::リ / .:::|:::ﾄ､ カイオンは戦線を拡大しすぎ、兵にも民にも
ﾄ､ ｀トﾞ-‐' , ｀‐-'／l.:: |:::| ヽ 無理を強いていると。だから軍規も乱れ、あんな
|::| ﾍ /:::|.::. |::::| ｀､ 外道がはびこってしまうんです。
|:::| ::::「｀ ､ ´｀ イ ｀|.:::. |:::::| ＼
|;:ｲ ::::| l ` ー ' ´ ! |.:: ﾄ､:::|
／';:::| :::|. |‐- ､ , -‐/ !.::. ｜:::ヽ、
/::::::::';::| :::| ヽ / |.:: |:::::;'::::::ヽ
l::::::::::::';:| :::| __＼／__ |.:::. |::::;'::::::::::::l
|/.:.:.:/.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:／.:.:.:.::／.:.:.:.:.: /<ヽ.:.:i.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
.|i.:.:.:/.:.:.:.:/.::.:.:.:.:.:/.:.:.:.:／.:.:.:／;;//iﾍvwｖ| :|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
|.:.://.:.::.::/.::.:.:.:.:/.:.:.:／:.:.:／;;／/// .|.:|.:.:.:i.:.:.:.:i.:.:.:|
|:.:| |.:.:.::.:i.:.:.:.:.:::i.:.:.://.:::..／;;;／.// |:.:|i.:..:i.:.:.:.:i.:.:.:|
|:.| .|.:.:.::.:i.:.:.:.:.:i.:.:/ｰ;;／ソ／ // ヽ＝=､_|:.| |.:.::i.:.:.::i.:.:::|
.|:| .|.:.:.:.::i.:.:.::.:i.:.:ﾑ;ｒ-y,ﾈ' // -_､,,,,__ .|:;ﾍ|.:..:i.:.:.:i.::..:|
ii |i :i.:.::i.:.:.:.:|ﾔｹiﾃうﾄ` ,/'´ '´,ｹﾈﾃﾞﾇ;., |.:.:i.:.:/|.::.::|i
もう負けた方がいいのですよ、カイオンは。 .` |iﾄ,.:i..:i.:i.:..:|{_|;:::::`}:| ／ |{::::::f;;ｲｿ:.i.:.ｲ./.:.:.::|i
ご心配なく、私はこの作戦が成功するよう、 |i|i.:.::ﾄ,.:iヾ;;:| ｬ:::::,ソ .ｾ_:::::ソ/.:.:/.|/.:.:.:.:|.i
全力でやらない夫さんを支持するつもりです。 .|i|i.:.:.:;iヾ;ヽ:::::::::::::.. , .:::::::::::::.. イi.:.:|i.:.::.:.:.| .ｉ
.|i |:i.:.:.:.:i..:`,ﾐ:ト､ ､ ,' /V::./.:.:.:.:.:|| i
|i .|.:i.:.:.:.:i.:.:.:.:トト`: .､. , ｒ'´.:::|.:.:/.:.:..:.::|| i
|i |:.:i.:.:.::.:.:i.:.:.::i.:|;:;:;:;::`i ､ __ , . ｒ'´;:;:i:;:;;:/:/.:.:.:.::.:.:|.:| ii
. |i |;:;:;i:;;:;:;:;:;:i;:;:;:i:;|_,／ i .ト､;;;;i;;;//;:;:;:;:;:;:;:|;:;::| .ii
.|i .|;:;:;:ﾄ;:;:;:;:;:;:;:i;:;::i:| ＼/';: /;:;:;:;:;:;:i;:;:::| .ii
|i .|;:;:;:小;:;:;:;:;:;:;::i;:;::|＿,,...,,_ ._,,,＿＿:/;::/;:;:;:;:;: /:|;:;:;::| .ii
- 159 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:52:33 ID:0WR.inJ6
-
__
「ヽ￣＼ ゞ_､__
／入 ＼ _jl´frｫ j}
/ / ` ーヽﾊ-メ_jヽ.
' ,' ,. - ´｀ヾヽ !
i ｲ , =､ ｫ= ､ 川! ありがとう、言葉さん。残酷な話だとは
ゞﾊ, ﾊｫ.j 辷j |ﾒ. 思ったけど、言葉さんのその決意を
`ﾊ :::: ' :::: ｲ_ ヾ 確認する必要があったのかしら。
,.,ゝゝ､ ｀ ´ イミミjノ
l!V:三} ﾞ＞＜ ゝ-'⌒丶
/ ゝﾘ! jハ! ﾚ′ l
く :.:! o 〈 - |
ゝ l:.:.|'＼ o _ .人 l 〆ノ
| :.:.| /介!V イ´
| .:.:| ` 7 /
/ヽ..:.:.| ,. ､ / , イ
/ / .: .|/ ／ |ヽ.
_ -‐ ￣￣￣ ｀丶
／￣＊￣⌒ … 、 ＼
／ ∠＿ _＿ _＿ ＊ ｀ ー ､_ ヽ
｜ ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ ー 、 ヽ ヽ
∨:.:.::/:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ ＊ ＼ ＼
/.....:./:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ ＼ ＼
. /......./............/../...:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ ヽ ＼
':.:.:.:.':.:.:./:.:./:./....:.:.:.:.;. ｲ:.:.:.:.:／|:.:.:i:.:.:ヽ ＊ ｝ ヽ
ｌ:.:.:.:.|ｉ:.:.:l:.:./_/:.:.:.:.／／:.:.:.ｘ' |.....|....:.｛ { 〉
|:.:.:.:.|:l:.iﾊ/__｣:.:.／／:.:.:／_ ＼ |:.:..|........｝ ｝ ／
|i:.:.:.:|:.l:|ィ≠tド∠ - ´､__ ｀ 'ﾄ､:.!:.:.:.｛ ＊ ｛ ／
感謝するニダ、言葉さん。 、:.:|:.:l|１::::dj 不ミ=z､ j:.:.:,:.:.:.:.:.} }┬‐'
ありがとうニダ。 ヽ{ヽl! ￣´ |i:::::::ｄﾊ/:.:/:.:.:./:{ ｛:.:.|
｝.ﾊ."" (__人__) ` ーイﾌ:.:/:.:.:./:.ﾉ ＊｝:.|
｛ ヽ⌒ヽ;;;ノ """∠:.:ｲ:.:／:.:.{ {:.:.|
！ 〈￣∠＾Y⌒ヽ .ィ:.:_／:|:.:.:.ﾉ ｝:.:|
ノ＊/ 「/:::厂}１＼￣ |_:.:.:.:.:.|:.:｛ {:.:.:.|
ｲ 〉「{:::/:::/┐ ヽ___ V丶、l:.:.:｝ ＊｛:.:.:.:|
- 160 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:53:00 ID:0WR.inJ6
-
カイオン軍の最大都市（首都カイオンより大きい） セキレイ
現在、カイオン軍最強の第一機甲師団と第二機甲師団、それぞれ約半数ずつが駐屯している。
＿＿＿＿＿＿ |￣￣￣￣￣￣|
.|iiiiiiii|lllllllllllllllllllllll| ＿＿ ＿＿＿＿ |++++++++++++|
.|iiiiiiii|lllllllllllllllllllllll| |≠≠| ｌｺｺｺｺｺｺ | |++++++++++++|
＿＿＿＿＿ |iiiiiiii|lllllllllllllllllllllll| |≠≠| ｌｺｺｺｺｺｺ | |++++++++++++|
|三三三三三| .|iiiiiiii|lllllllllllllllllllllll| |≠≠| ｌｺｺｺｺｺｺ | |++++++++++++|
＿ ＿j[]j_三三三三:| ＿_ _jiiiiiiiｉ|lllllllllllllllllll{[］} |≠≠| ｌｺｺｺｺｺ r──┬─t ++＿_|
L |iiiiii|llllllllllll|三三三三|＿,.|llllllll|iii|_iiiii|llllllllllllｉ丁￣丁i H|≠≠| ｌｺｺｺｺｺ |i i i i i |i i i |++｢iiiiiiｉ|ｉ
⊥._ |iiiiii|llllllllllll|三三三::|￣￣|llllllll|iii|￣||llllllllllll|├─┤|￣|H|≠≠| ｌｺｺｺｺｺ |￣￣｀|￣｀|++|iiiiiiiｉ|k
iiiiiiii| 「三三 |iiiiii|llllllllllll|zL..L|￣:|＋＋|llllllll|iii|＋||llllllllllll|├─┤|≡|H|≠≠| ｌｺｺｺｺｺ |iiiiiiiiiiiiｉ|iiiiiiii|￣￣|iii|:::
iiiiii⊥.」三:r──────ｰ | ﾛ |＋＋|llllllll|iii|＋||llllllllllll|├─|￣￣￣￣￣￣|￣￣|j |iiiiiiiiiiiiｉ|iiiiiiii|====|iii|:::
ｆｴ| lﾕﾕ |/| ｌｺｺｺｺｺｺｺｺｺｺｺ | ﾛ |＋＋|llllllll|iii|＋||llllllllllll|├─|三三三三三三|≡≡|j |iiiiiiiiiiiiｉ|iiiiiiii|====|iii|
7ﾐ| 「厂厂| ｌｺｺｺｺｺｺｺｺｺｺｺ | ﾛ |＋＋|llllllll|iii|＋||llllllllllll|├─|三三三三三三|≡≡|j |iiiiiiiiiiiiｉ|iiiiiiii|====|iii|
ここも、元々は連合軍の都市であった為、生活している市民は支配を受けている身。
その為、もしここが戦場になったら一斉蜂起してやる、というムードが高まっている。
- 161 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:53:20 ID:0WR.inJ6
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師団長の執務室
_.. -= ' ´ ￣ ` - .,_
,r'",,;; ,;;;; ,,;;; ,;;;;;;;;;;,,ヽ、
/ ;;;, ,, ,,,,,;;;;;;;;;;;;;; _ ;;;;;, ヽ
./;; r- ...,_＿ ,.. -y ヽ ￣`i ;;;;;;,,ヽ,
,i ;;; l / ﾉ ~l;'~ l ;;;;;;;;;; i
i ;;;; i _＿, ...、 ! ,.- ., _＿_ .v ;;;;;;;; l
!, ;; i'-,- '''ヾヽ ~`r' ー=-~` i r- ､i このセキレイを攻め落としたのが、俺の
ヽ､i 'rーu-,i l t'~"uー,. l,lr' ll 軍人人生最大の手柄なわけだが。そのセキレイが
i, i ヽ､_,／,i ヽ, -'" ﾘ j i 今、風前の灯だ。いや、カイオン軍そのものが、だな。
i l :::. ..:::: ,/ まぁ聞いてくれよ、情報部が入手した話なんだけどさぁ。
l i_ ヽ ..:::::: r'"-.,_
i ..,_＿ ＿ _、 ::::::::: i ヾ＼~"ヽ
,._,-'"-' ~`二 '" :::::: ,y ,i ヽ,
~_.ヽ '' ..::: ,-'" i /i
_,.-=' /, ヽ、 ,.-' ,' ,r ,y l
- '" / i l丶,-ヽ- ='" ,' / ,' i
カイオン軍 第一機甲師団 師団長 後藤喜一
(セキレイ防衛の責任者でもある)
,ゝ:;:ｌ´ i::::::::::::::::::::::::::::::::::i
'´ /l （ ヽ､::::::::::::::::::::::::::::::l
! | ヽｰ‐-‐ ｀i:::::::;;::::::::::::::::::l
かくかくしかじかでな。ムスカさんも、 :: ;;; ,, ｌ !:/´｀ヽ:::::::::::::|
なかなかいい作戦を立てたもんだよ。 :::;;;;ヽ ｌ ﾐ＝-‐' ,' ｌ::::::::::::/
これが成功したら間違いなく、オレたちゃ ヾ::::::） ｌ i ｰ-‐'ヾ:::::::く
終わりだね。 ﾉ;::ノ 「 ' 〉;;;,-‐L
ヾ::） ヽ-┬┬ ' > .／く ＼
ﾞ・━ ゝ┴┴ ' ,／ ヽ､
ヽ_＿,,,..-‐ '´ / | ヽ-‐ '´
- 162 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:53:36 ID:0WR.inJ6
-
_,,,...----..,_
,r'´:::::::::::::::::::::::`.､,,r=-
/::::::::::::::::::;;::''::::::::::::::::¨ヽ
/:::::::::::::::;r";;r';;;;r':;;;i;;;::;i;:::::i
＜:::;:::::;;;;;/;;;/;;;;;;;/;;;;/l;;;;;;;l;;:;;::!
Σ;;;;;;;;;;;/;r'i;;;;;;r'i;;;/_''ﾄ;;/;;!;;i;;;l
`､;;;;;;´V;;;/ ﾚf/! ﾚi;;;;!;;!ﾚ′
!;;;;_;;l;/! ｀ l_ﾚ!/ つまり、その作戦の裏をかいて、
_r＜ ヽ - ／ '′ 連合軍に打撃を与えるということですね？
/:::`ヽ､`ヽ､ i´` ､／ ……例えば荷電粒子砲を潰した後、その場から
f:¨::ヽ::::::::`..､ `7､ 我々が、粒子砲のように見える光線を撃って、
/::::::::::::`:､:::::::::〈:.:.:i
i:::;;::--::;;:::::`ｰ-､;ﾄ､:l
/;''::::::::::::::`､::::::::/:::::i.:l
i:/::::::::::::::::::::::i::::/:::::::::!:l
. i:i:::::::::::::::::::::::::l;;;:ヽ::::::::l.:!
第一機甲師団 第四ＶＧ大隊 大隊長 伊藤誠
-─ ､ , -──- ､
, - ─｀＜::::::::::::::::::::::::ヽ
／::::::::::::::::::::ヾ::::::::::::::::::::::::::｀- ､
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/:.:.:.:.:.::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/: : : : : : ::::i: ::::ﾊ:: :::::::: : :::ﾄ:::::::: : i: : :::::::::::ヽ
/: : /: /: ::::::|::::/ V::ﾄ::::::: :::| ＼::: :V: : :::::::::::|
|: :/: /: :/:::::|∠─ V| ヾ:::::::|￣ V:::::i:::::::::::::::::}
ﾚ.|:.::::|:::i:::::/:/ .､ﾊi ＼:::ﾚｨ--V::ﾄ::::::::::::::::ヽ
砲台陣地に用意しておいた火薬を爆発させて .|::::::|:::l::/|::ﾚｲ飛ゝ ヾ| 'ｊ及ｧVﾊ::::::::::::::::ﾊ
煙を上げ、作戦が成功したように見せかける。 |::::::|:::K .V 辻 tｊ} 弋 ｿ ' ﾊ::::::::::::ﾄ;;ゝ
そして隘路に突入してきた敵本軍を、 |::::∧:r-､ ゞ- '´ ￣ i .ﾋ V:ﾊ::::i::＞
実は無傷の砲台陣地から集中砲火、とか。 |::/ |:|ﾚヽ i レｲ/'ﾘ::::::＞
ヾ. | ヽ∧ ＿ r‐ム::ﾊ／
V:::/ ヽ､ ／'´
ヾi }＞ , イ
| ｀ - ´_ -┴┐
r‐'V/￣ /::＼
- 163 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:53:52 ID:0WR.inJ6
-
, -‐―- ､ , -― - ､ , - ― - ､
／:: :: :: ＼ヽヽ､ ｒ'´::::::::::::::::::::::::ヽ､ ／/:: :: :: :: :: ::ヽ
.|:: :: :: :: :: ::ヽ､:: ヽ､ ./::ｌ´,ゝ-┌､‐´｀i:::l ,-/:: i:/::／⌒:: :: :: ::|
ヾ:: :: :: :: :: l:|Y⌒ ､｀‐ｌ:::ﾉ_,---ヽ--､__ヾ:ｌ-'´:: l:: /::l '´:: :: :: :: :: :/
ヾ:: :: :: :: ::l::ヾ:: :: |:: ::l::i ｆ・ｿ,. ､ｆ・.>｀）:|:: :: :: 〉ﾚ´:: :: :: :: :: :: ::/ そうそう。無線封鎖されてる区域だから、
l:: :: :: :: ::|:: ∧:: ::l:: ::iｌﾄ､ ｀ , ｀ ﾚi:::::::::::Sﾚ‐i:: :: :: :: :: :::/ 敵本軍には粒子砲破壊はバレずに……って、
ヾ:::lヽ:: ::|::l:: ::｀ヾ＿ヾi ! ﾞ ‐' /ﾚｿ;;-っ´:: :: |:: i:: :: :/:: :/ 全部お見通しかよお前さんは。
ｌ::|;;ｌ:: ::|:::!:: :: :/:.ヾ＝ｌ r┐ /__,／´ヽ:: :: ::l::|:: ::/:: :/ 相変わらず冴えてるねぇ。
ヾ!::ｌ:: ::|:: :: ::/:. :.,,＞》ヽ､. i .／-‐| ヾ､ ヽ;; :: |::ｌ:: /:: :/
ヾ|:: ::ｌ:: :::/:. :.ヽ'´:.i｀ヽｿZ二Zゞ,ノ!:. :. ｖ:. :ヽ:: l::|::/:: /
i:: :::ｌ:: /:. :. :. :.ﾛ:∧‐､_ヾ::/ ｀‐／ｌ:ﾛ:. :. :. :ヾ!::l::l:: /
ｌ:: :::|::/:. :. :. :. :./ ｀ /::l ／ ｌ:. :. :. :. :. iノ:ｌ::/
ヾ;: :ﾚiヽ､:. :. :.〈 ./::::l ´ ,-└:. :. :., -|､::/
∨ ｌO） ｀ヽ _ ｀ ヽ.」:::;;;レ' ´ ＿, -―ｌoｌ:.Y
i:. /「ヽ:. :. ;._ ＞‐'´＿ , -―´ ｌ:. :. :. :./l:. :.|
_,,.. ._
,r;';;;;;;, _,..､`､
i´_,.. - ' ＿ﾞ､,ヽ
で、この任務をお前さんたち、第四ＶＧ大隊に lﾞ､ ,.､ '´rﾆ，ﾞv i .
任せる。向こうも第七・第八小隊が合同で来る ヾ iｬ'j; ｀ i' r'~ヽ,ｰｭ: ; _
そうだ。互いに最精鋭部隊だな。……無論、 ｭ'ヘ ヽ ' _, i .! .i !`ｰ┴-ﾆ`y、
知ってるぞ伊藤。お前さんと、第七小隊の因縁は。 ,.r'´;l´::.:..ヽ, '´. / ! .l, :::.:.:.:.:.::: }' i .
_,.-'~ヽ l ::::.:.:. ｀!ｰ '" ry'`ｰi ::.:.:.::::..: l r,!
..,.-='´ `､ﾞ､,l ::::.:.:.:. l .`t-r' i ::.:.:.::.:.:: l ﾘ !
/ ｀ヽ, ヽ l :::::.:.:. .i 冫l '",i .:::.:.:..:.:. l , i,
.,rｰ'ｭ、 ﾞ, _, -=' ﾄ-t_ :.:. ＼_⊥-' :.::.:.:.,..._,./ ,7 `;t
. ,ﾍ.! i^,.｀i /' ~ . loj :.:~`rｰ '"~ ￣￣l oj l ;' l
ヾ､｣y' _r' ´ .i´､:.:.:∫::.:.:.:.:. .:. :.: , ｀´ `t ..,_ !
. `7,' ´ _,l._ ` ! :.:::.:.:.:. :. :.:. :.:. :.:.: { l, ` `i
- 164 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:54:07 ID:0WR.inJ6
-
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾄ、:::::l
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::! ';:::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::／ヘ|::::::::::::::::::::::::::! ';:::l
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ |:::::／／IIj:|:::::::::::::::::ﾄ::::/ !:!
::::::::::{:/:::::::::/::::::/ !::/ ヽ |;iｊ |::::/ﾚ:::::/ |/ ﾘ
:::::::::::i:::::::::/ |:::/ i/ ヽ7 |:∧ |:/ ′ 本作戦が、この戦争の勝敗に直結している
:::::::::::::::::::/ |/ ﾞ ヽｿ ことはわかります。その重責を任されたこと、
:::::::::::::::::∧ ＼ 名誉と誇りに思い、何があっても任務を
:::::::∧:::/ ｀ｰ ／ やりとげるつもりです。
:::::/ ∨ ( ￣ 7 /
／ﾍ ￣ , '
＼ ＼ ＿ /
＼ ＼ / ｀ ー - ′
＼ ＼__ /
￣＼ ＼
_,,. ..,,__
,.-‐':´:::::::::::::::::｀ヽ、
/:::;;-､_::_::::::::_::_::-､::ﾊ
l:::::i ' ﾞ|"´) ! ';::ﾊ
その宣言、信じるぞ。 !::;',,.-､＿ ,,.-‐-､ ';/
私怨は冷静な判断力を失わせる。 〉l ´ ┰ﾞ ﾞ! '┰｀ y､
仇討ちをさせてやるためではなく、 { !､ ｀ ´ | ｀ ´ ｲｿ
お前とお前の隊を信じるからこそ、 ヽl L i´
任せるんだからな。 ,,..ﾊ ＿＿ _ ﾊｰ、
,,､-'´:.:ﾊ 丶 ‐ ／ !:.:｀≧｡-､
,,..-f´-ﾟ‐´:.:.:.:.:.:.l ､ヽ、_ ／ i:.:.:.:.:.｀ｰ':.:L｀ヽ、.
／ﾞ〈"´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|ヽ▽,〈;;;;;〉､ ▽/!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.7´::ヽ
/::::::::::ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l ヽ' 「;;;i ｀",':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./::::::::::ﾊ
!::::::::::::::ﾊ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l]]| |;;;;;! ,'l]]:.:.:.:.:.:.:.:.:./::::::::::::::ﾊ
!:::::::::::::::::ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:! l;;;;;;;| !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:::::::::::::::::::|
,':::::::::::::::::::::ヽ:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ!;;;;;;;」 -´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:::::::::::::::::::::l
ﾉ -':::::::::::::::::::::ヽ:|＿:.:.:.:.:.:.:.:.,.‐´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:┌ヽﾉ::::::::::::::::::::::｀i
- 165 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:54:30 ID:0WR.inJ6
-
,, -―――
〃:::〃::::::;;、:::::::::::ヽ
Yｱ（￣ {_:::彡::::|
{{;ィ..::ｬ=ミ ヽ::r:､| さ、話はここまでだ。直ちに発て。
代･} 弋･ﾌ / ＾}ﾘ 連合軍の小癪な策を逆手に取り、第三機甲師団
';::.:L .::: ｛ r〈 その他もろもろを豪快にぶっ潰して……
';t‐ｪｪタ ｲ >､_ カイオンのみんなを、幸せにしようよ。
i:::二 ／ ／／ ＼
`ー＜／ ／o＼ ＼
rﾍo/／￣￣:.::＼∧
∨//.::.::.::.::.::.::.::.::.ヽﾊ
/7ﾛ::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.} _}
{ |圦:.::.::.:.::.::.::.::.::.::.::｢ |
V |.:}ヽ.::.::.::.::.::.::.::.::. く|
{ﾉ:ﾉ ハ.::.::.::.::.::.::.::.::.::.}
￣ヽ､
_ ,-─ ､,〉ゝ−-::... 、
,..::´:::::ヽ:::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::`＼_
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ
, ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::.／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
,/:::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ｌ
l::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ
|/|:::::::::::::/::::::::::::::::: ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ
|::::::::::::::::::::::::_:::/ ｌ:::::::::::::::::::|＼:::::::::::::::::::::::::::ｌ:::::::::|
|:::::::::::::::::::::::::/≧､ ｌ::::::::::::::::::| ＼斗::::::::::::::::ｌ:::::::::ｌ
|:::::::::|:::::::::/l::/ｲ⌒ﾞ`ﾒ::::::|＼::ｌィ千代`:::::|:::::::::ｌ:::::l〉ﾘ
はっ！ |::::::::/|:: / ﾘ弋､ _ﾉｌ ヽ| ヽﾚ; __ｿ ｌ j|人:::::::ｌ:::::|
では、失礼します！ |::::/ |:::fzlｌ ＾ー‐'´ ＾ ‐-'´ jｌノ:::::l::l::て
|/ ヽ.:::|ﾍ /ィ<"j ﾒ_／
ゝ;八 ; /ｲ
x > ､ ｰ ｰ ｲゝ:::｀＞-､
〆::::;//ﾊ` 、 <´/ ｌ）:::}:::::::::::::::` ､
／/:::::// ＼ ｀‘´ / /::::7::::::::::::::::::::ﾊ::l
ﾉ::::/::::::《〈 ヽ／ﾍヽ ／ /::::/::::::::::::::::::::::/::::l
- 166 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:54:58 ID:0WR.inJ6
-
＜バタン
::::::／::::::::::::/／::::::::::::::／／::::::／::::／:::::i:::::::::i::::::::::::::::l:::::::::::|
／::::::::::::::::/::::::::::::::::／´:::::::::／::／::::::::::::l:::::::::l:::::::::::::::::!::::::::::l
::::::::/´i::／::::::::::::／::::::,,,､,／:::::::＼,,∧:::::l::::::::,':::::::::::::::: ﾉ:::::::::;!
:::::/ ::::!/::／/:::::::::／ /::::::::::／´ ∨/::::i:::::/::::::::::::::::/i::::::::::/
:::::｀::::::／ ./::::::／ /::::／ ﾒ::::::!::/::::::::::::::::/ ｌ::::::/
:::／／ /::／ /／ ﾐk., /:::ﾍ::／::::::ﾊ::::::/ ｌ:::/
/／'., ' , ∨ / ﾞヾミk/:::::／）ﾉ:::/ /::::/ i:/
/ ゝ /::／i //:::/ /:／ /
ﾍ ／´ ',/／／´
'､ （言葉……あの時、俺はお前を助けに
_ゝ 行こうと思えば行けた。なのに行かなかった。
、 ／ ´ 俺はこのことを、死ぬまで後悔し続けるだろう）
;;', ／｀ ､ , ′
;;;;', ／ ｀` ､ , "
;;;;;ヾi `´
;;;;;＼＼
;;;;;;;;;;;＼＼
;;;;;;;;;;;;;;∧ ＼
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ
, ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::.／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
,/:::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ｌ
l::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ
|/|:::::::::::::/::::::::::::::::: ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ
|::::::::::::::::::::::::_:::/ ｌ:::::::::::::::::::|＼:::::::::::::::::::::::::::ｌ:::::::::|
|:::::::::::::::::::::::::/≧､ ｌ::::::::::::::::::| ＼斗::::::::::::::::ｌ:::::::::ｌ
|:::::::::|:::::::::/l::/ｲ⌒ﾞ`ﾒ::::::|＼::ｌィ千代`:::::|:::::::::ｌ:::::l〉ﾘ
(見ていてくれ言葉。俺は必ずお前の仇を、 |::::::::/|:: / ﾘ弋､ _ﾉｌ ヽ| ヽﾚ; __ｿ ｌ j|人:::::::ｌ:::::|
あの青いＶＧを討つ！ ……そして戦争を |::::/ |:::fzlｌ と二つ ゝてつ jｌノ:::::l::l::て
終わらせる。お前と俺とで生きることを |/ ヽ.:::|ﾍ l l /ィ<"j ﾒ_／
望んだ、平和な世界を築いてみせる) ゝ;八 ; l ! /ｲｲ
x > ､ ｰ ｰ l ! :::｀＞-､､
〆::::;//ﾊ` 、 !ﾉ ｌ）:::}:::::::::::::::` ､､
／/:::::// ＼ ｀‘´ / /::::7::::::::::::::::::::ﾊ::l
ﾉ::::/::::::《〈 ヽ／ﾍヽ ／ /::::/::::::::::::::::::::::/::::l
- 167 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:55:23 ID:0WR.inJ6
-
アイゼン ＶＧ格納庫
` , -┬- 、- ― ‐― ――― ―――‐―‐―――――――――.…..... .. ...
. ／|! || || ＼ ＿＿ ＿＿ . . . . . : : : : : :___ : :: : : : : : :: ＿ :: : : :: :: :: : ::: : : : : `
./ .|ﾚ＝¬=、 |＼ . : : : : : : : : : : :: :: ::: :: :: : : : : : :: : : : : ::: : ::: : ::: : : :
/ｌ／ ＼| |￣￣￣|｢￣￣￣￣￣￣￣￣￣|｢￣￣￣￣￣￣￣￣￣|｢￣
/l/ | |＿＿＿|ﾕ.＿＿＿＿＿＿＿＿__|ﾕ.＿＿＿＿＿＿＿＿__|ﾕ_＿
ｌ/ ＿」-‐T￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
」! __ィ王 {≡ﾄ、＿＿＿＿_ _＿＿＿__.{≡}＿＿＿__ ＿＿ _＿
|| _ィ壬三_≦]. ┌┤ |＼.||＿||＿|| ||＿||＿||／||＼|l＿||＿|| ||＿||＿
||ｪ=壬|ｌ=┬‐T’ | | ｜ |_|| ＼ | ||＿||_.／＿||___l＼_||＿|| ||＿||_／
, - -――‐┴┴┴┴-..」. | | ｜ |_|| ＼ | ||___／_」|＿||___||__.＼._.|| | ／__.|
/ｌ|ﾋｌ ＼ 、 : : : : : : : : :::::: ＼||┐.」 ｜ |_||＿＿_.＼l| |／_||___||＿||___||＿||_＼. |／_||＿|
lﾚ'.|ﾖ| トｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｲ| |￣￣￣￣￣￣￣￣ ＼／ ＼／
j!!コｺｺﾆ≠IIIIIIl]]]]]￣￣]]]□＿| | : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__| ﾊ,,ﾊ,,, ,,ﾊ,,ﾊ,,,
| ||..:::| | | | | |￣￣￣￣￣| | : : : : :.:.:.:.:.:.:.::::::::::::: ::::::| _＿ __＿ ＿_ ＿__ 彡炎ﾐy'彡炎ﾐ
| ||:::::| | | | || |:::||￣~||￣~|]| | : : : : : :.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::| |＿__||＿__| |_＿_||_＿_| 彡;災ミ彡;災ミ
‐┴===‐┴ー-ニ」|__|:::]]]]]]]]]]]]]]|..| : : : : : :.:.:.:.:.::::::.:.:::::::::::::|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__|＿|ｌ|＿＿|ｌ|
. ￣ ￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣ ￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ^"" "~゛
" '' : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : : :::: ::: :: ::: ::: :: ::: ::: ::: ::
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- 168 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:55:56 ID:0WR.inJ6
-
_ -───- _
, '´ ｀ヽ
／ ＼
/ ヽ
/ __, ィ_,-ｧ__,, ,,､ , ､,,__ -ｧ-=彡ﾍ ヽ
' 「 ´ {ハi′ } l
| | | |
| ! | |
| │ 〈 !
| |/ノ二__‐──ｧ ヽﾆニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ
/⌒!| =彳ｏ｡ﾄ￣ヽ '´ !o_ｼ｀ヾ | i/ ヽ ! 知っての通り、今回は重大極まる任務だ。
! ハ!| ー─ ' i ! `' '' " ||ヽ l | 戦闘はない予定だが、絶対に気を抜くな。
| | /ヽ! | |ヽ i ! そして無事に成功させれば……これが、
ヽ { | ! |ﾉ / 俺たちの最後の任務になるかもしれん。
ヽ | _ ,､ ! , ′
＼ ! '-ﾞ ‐ ﾞ レ'
｀! /
ヽ ﾞ ￣ ￣ ｀ / |
|＼ ー ─‐ , ′ !
| ＼ ／ |
_ -‐┤ ﾞ､ ＼ ／ ! l |`ｰr─- _
_ -‐ '" / | ﾞ､ ヽ ＿___ '´ '│ ! | ﾞ''‐- ､,_
（ , . :―‐- -- . . ､
- ―― - ､ ＞'. : . : . : . : . : . : . : ＼
, ´／￣￣｀ ー-ゝ ／: . : . : . : . : . : . : . : . : . :ヽ
／ ／／::::/:::.::::ﾊ:ヽ::.＼ ＿＿＿ ／: . : .／:/: /: .i: : i : .:ヽ : . ヽ: ヽ
´ーｲ /..::::ｙ/::::／ ｵ/:.::ｉ.:.:ﾍ ／ ヽ､_ ＼ ｲ/: . : / . /: /: . :|: . |: . : .ヽ : . ',: . ',
|.:| |.::::i:l:::／ 厶::／}::}ハ ／（● ） （● ） ＼ /: . : / . /: /l : . :|: . |!: :l . :.',: . :j: . :}
|.:| | .::ﾘ ノ ｀ヽ !::l:ﾘ ／:::⌒（__人__）⌒::::: ＼ |: . :/l: ./:‐/┼: .∧ :jl-┼:‐:j: . :|: . :ヽ._,
|:}* { ::ﾘ ● ● i }ﾉ | ｌ^l^lｎー'´ | |: .ｲ: |:/: ﾇテミ_/ ',_ ィﾃﾆﾐ:|:.:.:.|: . j
|:| | ⊂⊃ ､_,､_, ⊂ﾉｉ| ＼ヽ L ／ |/ |: .|:ﾊ{. ﾄｲrl! }＝{ ﾄｲ:rﾘ !: . :j: .ｲ
l:{ } ＿x＞､ __, イ * i ゝ ﾉ |:/|: .ﾊ `ニ ノ , ヽ. ニ ｲ: . /:ｲ
|:| |': :: ::} {＞＜} } {::ヽ ／ / l' !: 小､ ＿ ｨ!: .//
|:i* ( ⌒ )ｌi i介i i{ *( ⌒ ) |: .:|ハ＞, .. _ .. イ=jl: /〈
- 169 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:56:12 ID:0WR.inJ6
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V ￣ ヽ ヾ ､＿ ﾉ
´ | ｀ ー ´
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ー――――― ´
- 170 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:56:26 ID:0WR.inJ6
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〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ,ﾘ|} |. }
. {. | ′ | }
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ<
!∩|.}. '"旬ﾞ` ./''旬 ` f＾| 有希。……いや、相棒。
ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣ |l.| 信頼しているぞ。
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ
. }.iｰi ^ r' ,'
!| ヽ. ´ ー─ ’ ./
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
/:/:.:/:.:/:.:.::::::::::/:.:.:.:.: /:.:.:.:i:.:.:.:i:.:.:.:.:.::＼:::::ヽ:::'.:::::::::::::::::::::::::i::
/:/:.: /:.:.:':.:.:.:::::::.:.':.:.:.:.:,':.:.:.:.:.|:.:.:.:.',:.:.:.:.:.:.:::＼::::ヽ:'.::::::::::::::::::::::::!:
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|:.! ':.:.:.＞‐' j _ム儿､＼ ヽ:l ヘ､_ ィ─ ､ヽ:｝:::::::::::::::::/¨
|:! ∨ .ィ´:V´{!T::ぃ= ､ ` ,, ＝,ィ'"辷｀:ヽ于_!:::::::::::i::::l'´
それはお互い様。 /ヘ./:|弋､{r､ V､iiii:} ',r＝､ll V::iiii:::::}}'"l::::::::::::l::::lヽ
今までずっと、背中を守りあって ／´＼ ＼､|:! Vﾄ､ 辷Zﾀ f! fj _辻zZシ' l::::::::::;:::::;_ ィ
生き抜いてきたのだから。 /´ヽ､ ∨､ｙ' ﾄ､＿xxxノx, xxx弋_ xxxxxx ＞' l::::::::::;:::/::/
/ ､ ヽ | ＼ !:.:'､ ヽ ￣￣￣ l::::::::/:;ｲ:/
{ ﾍ､_ﾄ' |:.:.:.:ﾄ ､ - ､ , イ::::::/:/ ′
'. ＼ j:.:.:.:! ﾞ ､ _ ′ l:::::/:/¨ヽ
ヽ ﾊ:.:.:.| ｀＞ .__ ＜ ,.:::/ハ / '､
_＼ _ ム＼:{ _. ィ´ /ﾊ /:／' ／ ＼
- 171 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:56:41 ID:0WR.inJ6
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,..-一ｰ''ﾞﾞ￣~ﾞ'''ｰ- ..、
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;. ＼
.,i";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.;;;ヽ
.|丶;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.!
l丶;;;;;;;/!ﾏﾀﾞﾞ'''!ﾞ'V┐;;;ii―=i,xri-､;;ヽ
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|;;;;;;;;;│ !′ .!;;.l'
.ｌ;; ∴/i;;;;ﾆｯｯxi〟 rﾆﾆ｀-ﾆrl､!
］/'.ｌ.| ＿ i' _,,,,,,_ i!│
,!ﾞ .川 .´ ‐ ,! ｰ i|‐｝ ああ、そうだな。
ヽ ゝ ! !.|lﾞ
.'Ｌヽ ， .lﾞ/
ｌ'ｧ.ｌ ´゛.'" .|’
.ﾘ ヽ .ー.... - .,/
/'ﾞi .ヽ ..〟 ﾉ|
/゛ .i′ ＼ / ; |｀'､
._..-''ｱ ll ｌ .＼、 ." .,／;;;;;;;;l.ｌ ＼
｀ .. lﾞ .!| ..ｌ .｀ﾞﾞ´ ;.,;;;;;;;| ! .ﾞぐ- ..,,_
／ ＼
. ／ ／ ／ / ＼ 丶
. / ／ / / , / .i 丶 ヽ ヽ
/／.: / ::/ .:::/ .:| .::ｌ ､ .::. :ヽ ::..:', .ﾊ
. 〃/.::/ .:/ .::,' .::::/ .::! :::{ ::＼ .::ヽ::. ::l :::::::l: :. . ﾊ
l.::,' : .:l :::::l ::::::l ::::{ ::::ヽ ::::::::＼:::::ヽ::.. ..::l :::::::::l::: :: :::. :l.:l
|:/! :.:::| ::::ﾊ : ::∧::::八. .:::::ｉ＼..::::::l ＼::::＼::::l :::::::::l::::::::::: ! |
|{│.:.::::| ::::::ﾊ ::l ヽｌ ', :::::| ヽ::::l _＼{-ヽ| :::::::::|:::::::::::: i::l
! ! :. ;小、.:::::{ 代ーﾄ､ ヽ ..::l ＞七´__,ｨ=-､.｣ :::::::::j::::::::;::: l:,'
', :::: l:: ＼::ﾑx≠于=ミ、＼ヽ x=≠旡丁 ｀ドﾚ! ::::::::;ｲヽ ::i:::::ﾘ
ヽ:::::lヽ::::＼<ヾﾊ{.::::ヽヽ ＿ { V､::::::.}├| :::::∧ l:::,' .::/
今回の作戦も、きっとうまくいく。 ＼ｌ ∨::{!ﾊ Vzｲ} {!⌒ﾍ} r'zィﾘ / ｌ .:::/ } ,ﾉ/l:::/
貴方がいるのだし、私もいるのだから。 ｀ ',:::ゝﾑ ー' / ヽ、 ￣ノ' | ::/ フ´::/ ﾙ′
ヽ::::`ﾍー ‐ '´ ' ￣ |.::/´;::〃/
ヽ::::{＼///. ｬ‐､ /// .jl:/::/:/ ″
＼:ﾍ ヽ ､ ¨ ／/ｲ::/V
＼! ヽ＞,､ , イ 〃:|::ト､
ヽj父rｰ＜: : : : : : : {::l) ヽ､
- 172 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:56:55 ID:0WR.inJ6
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ｌ::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ｌ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:. ｌ
ｌ:::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,' |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.ｌ
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ｌ:::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ ｌ::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.ｌ
ヽ:::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.', ｌ::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.ｌ
ヽ:::::::::::.:.:.:.:.:.:. ', ｌ::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.ｌ
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',::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.| ｌ::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:ｌ
',:::::.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ ｌ::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.ｌ
ヽ::::.:.:.:.:.:.:.ｌ. ｌ:::::::::::::::::::::::.:.:.:. ｌ
ヽ::::.:.:.:.:.:ｌ. ｌ::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.ｌ
ｌ:::::.:.:.:.:.', ｌ::::::::::::::::::::::.:.:.:. ｌ
/:::.:.:.:.:.:.:.:〉 ｌ:::::::::::::::::::::::.:.:.､:!
ヽ, -､.:.:.:/}!. !:::::::::::::::::::::::::.:.:ヽ
ｌ ￣ / /::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:ヽ
ｌ ｌ ｌ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
/ ｌ! ｌ:::::::::::: −´ ｀ ､:/
ｌ ｌ! ヽ ´ !
ヽ､ ＿ ノﾉ / ＼
｀ー‐ ´ ｌ､ ヽ
ｌ ヽ ＿ ＿ノｉ
｀ヽ ＿＿￣￣￣ _ノ
￣￣￣
- 173 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:57:24 ID:0WR.inJ6
-
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ,ﾘ|} |. }
. {. | ′ | }
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ<
!∩|.}. '"旬ﾞ` ./''旬 ` f＾| やる夫。遊園地が完成したら、
ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣ |l.| 手紙を寄こせよ。遊びに行ってやるから。
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ
. }.iｰi ^ r' ,'
!| ヽ. ´ ー─ ’ ./
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
＿＿＿_
, ヘｰ‐- ､ ／ヽ ／ ＼
わかりましたお！ -‐ノ .ヘー‐-ｨ ／（●.） （● ）ヽ
戦争が終わって故郷に帰りさえすれば、 ''"/／ヽｰ､ ﾉ .／:::⌒（__人__）⌒::::::ヽ
すぐにできますお！ 期待してて下さいお！ /／＾＼ ヾ-､.| |r┬-| |
,ノ ヽ,_ ヽノヽ_)＼ `ー'´ ／
/ <＾_,.ｲ `r‐'ﾞ ::::ヽー‐-..､ ,..-‐|、
＼＿＿_,／| ! ::::::l、:.:.:.:.:.ヽ /:.:.:.:.| ＼
- 174 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:57:37 ID:0WR.inJ6
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,..-一ｰ''ﾞﾞ￣~ﾞ'''ｰ- ..、
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;. ＼
.,i";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.;;;ヽ
.|丶;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.!
l丶;;;;;;;/!ﾏﾀﾞﾞ'''!ﾞ'V┐;;;ii―=i,xri-､;;ヽ
|;;;;;;;;;;;,! ﾞﾞ.!;lﾘ .!;;; !
|;;;;;;;;;│ !′ .!;;.l'
.ｌ;; ∴/i;;;;ﾆｯｯxi〟 rﾆﾆ｀-ﾆrl､!
］/'.ｌ.| ＿ i' _,,,,,,_ i!│
,!ﾞ .川 .´ ‐ ,! ｰ i|‐｝ いつか規模を拡大させて、
ヽ ゝ ! !.|lﾞ 俺の故郷ビャクヤにも造ってもらいたいな。
.'Ｌヽ ， .lﾞ/ 子供たちが喜ぶだろう。
ｌ'ｧ.ｌ ´゛.'" .|’
.ﾘ ヽ .ー.... - .,/
/'ﾞi .ヽ ..〟 ﾉ|
/゛ .i′ ＼ / ; |｀'､
._..-''ｱ ll ｌ .＼、 ." .,／;;;;;;;;l.ｌ ＼
｀ .. lﾞ .!| ..ｌ .｀ﾞﾞ´ ;.,;;;;;;;| ! .ﾞぐ- ..,,_
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
やる夫ランド（仮）は、世界中の子供たちに ／（ ＞） （＜）＼
夢を届けることを目指してますお！ ／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼
安心して待っててほしいですお！ | /| | | | | |
＼ (、`ー―'´, ／
￣￣￣
- 175 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:57:50 ID:0WR.inJ6
-
|::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ |:::::::::::::::::::::::.: ｌ
ｌ::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ｌ ｌ:::::::::::::::::::::.:.:.!
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ｌ:::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ !::::::::::::::::::.:.:.ｉ
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ヽ:::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ ｌ:::::::::::::::::.:. !
ｉ::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.: ｌ ｌ:::::::::::::::.:.:ｌ
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――' ､::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ ｌ:::::::::::.:. ｌ
／ ´ ￣ ｀ ､ ヽ::::::::::::.:.:.:.:.ｌ. ｌ:::::::::::.:. ｌ
/ .ィ≦≧=- ､ ､ ヽ.:.:.:.:.:.:.:ｌ. /:::::::::::::.:.:ヽ
ｌ<///////////ヽ､ ヽ ｀ヽ.:.:.:.ｌ 〈::::::::::::::::::::/
. !//////////////ヽ ヽ ＼:ｌ ｌ- ´ ｀Y
V///////////////ヽ ＼ ｌ! | ',
. ＼///////////////＼ ヽ ｌ ｌ ヽ
｀ ＜//////////////>､ }! !｀ ー― 1
￣｀ ＜////////V ｀ ー― ´
｀ ー− ´
- 176 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:58:03 ID:0WR.inJ6
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〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ,ﾘ|} |. }
. {. | ′ | }
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ<
!∩|.}. '"旬ﾞ` ./''旬 ` f＾| 翠星石。お前は戦争が終わって
ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣ |l.| 故郷に帰ったら、花嫁になるんだよな。
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ
. }.iｰi ^ r' ,'
!| ヽ. ´ ー─ ’ ./
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
＿＿,．--_-_- ．__
_∠/ _v__｀¨´ _vv_ヽ.__ ¨' -．_
,ｨ´r_ ｲﾊ｀_,､__ ﾊﾊ _｀ヽ. ¨ ‐--ｫ
,ィ´ ´ﾊ ,ﾉ￣￣´ ￣￣ヽ､ﾌﾍ' ヽ.__ |
. /ﾍア´￣|.:.:.:.:.:.!.:.:.|.:.:.:.:.＼.:.:.:.:.｀ー､ _､＼ |
ノi,ｨ´:/.:.:.:.:.| .:.:/!:|ヽ.:',.:.:＼.:.:ヽ..:.:.:.:.:.: ヽ.ﾊ¨ ｀ー'
. |_/:!.:.:!.:.:.:.:.:ﾊ.:/ﾉ.:| .:',∧:ヽ.:ヽ.:.:ヽ.:.:.:.:.:ヽ:｀¨Tヽ._
. / !:!|.:.:|.:.:.:.:.:|::|'/.:.;ﾊ.:.:ﾊ:|＼:＼:＿:.ヽ.:.:.:. i.:.',:.:',.:.:＼
ｲV|:|:!',.:l.:.:.|.:.:|::,'.:./ !.:.l |:!-‐＜_｀ヽ｀.:',.:.:. |.: |､.:i､＿
. |'ﾍ |:|:!:ヽ',.:.|ヽ|ﾉ-,''¨｜ﾉ l:! ＿ ヽ|､.:.|.:.:/.:.:|::',:|、.:
. / ,!:l:ヽ.:.ヽ.i／:|/ _」' ﾘ ＿, -z' Y.:∧.:.:!ヽ!| ＼
はい、そうですぅ。 . ,'v_ 代:',､:ヽ.:.ヽ.:.:i! _,ﾉ ￣´ ,':,ｲ/ﾊ.:|:::::i|＼
{,ﾎ | ',ﾍヽ ＼:ヽト=''´ zxx /'´,'ノ:::|/￣¨ ‐
ヽ ﾉ ヽ', {＼｀ヽ＼_zxx `__ ,． 人＼__::::::::::::::
ﾄvヽ ＼ヽ.＼:｀ヾ.￣ ／| :::＼＿｀¨:::::‐
ヾ｀ | ｀ｭ､`.:､｀マ'ェｧ､‐-‐''´ jヽ＿＿_｀＞､
｀¨!｀ー- ､／.::.::`ーY｀ｧ-}｀'‐‐x― '´ ﾄ、,、,、:::::::::
ヽ、＿__ヽ-=､_,､f'/_ﾌｧ＝ァｿﾄ＝,ゝ､__} /ｲー--､
- 177 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:58:15 ID:0WR.inJ6
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,..-一ｰ''ﾞﾞ￣~ﾞ'''ｰ- ..、
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;. ＼
.,i";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.;;;ヽ
.|丶;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.!
l丶;;;;;;;/!ﾏﾀﾞﾞ'''!ﾞ'V┐;;;ii―=i,xri-､;;ヽ
|;;;;;;;;;;;,! ﾞﾞ.!;lﾘ .!;;; !
|;;;;;;;;;│ !′ .!;;.l'
.ｌ;; ∴/i;;;;ﾆｯｯxi〟 rﾆﾆ｀-ﾆrl､!
］/'.ｌ.| ＿ i' _,,,,,,_ i!│ 自慢の恋人と二人で、
,!ﾞ .川 .´ ‐ ,! ｰ i|‐｝ 幸せになれよ。
ヽ ゝ ! !.|lﾞ
.'Ｌヽ ， .lﾞ/
ｌ'ｧ.ｌ ´゛.'" .|’
.ﾘ ヽ .ー.... - .,/
/'ﾞi .ヽ ..〟 ﾉ|
/゛ .i′ ＼ / ; |｀'､
._..-''ｱ ll ｌ .＼、 ." .,／;;;;;;;;l.ｌ ＼
｀ .. lﾞ .!| ..ｌ .｀ﾞﾞ´ ;.,;;;;;;;| ! .ﾞぐ- ..,,_
__,. -――- ､、_
,ｨ'-'"´⌒^^⌒`丶丶、
〃_r冖'⌒^^⌒'ー､_｀ヾ'､
／{ノ ） ヽ、ぃ
ノ /// / / ／ /} i`､} ､
＼{ l i i,l+‐-／,ｨ/‐ﾘ-､ l | |l >
| l |__l ィ=ミ´ノ ｨ＝ﾐ ﾉ/ , l ｲ
もちろんですぅ！ 从ト ﾄi､:::: , :::: ﾒ/ノ,ｲ lﾄ、
/ ｸ､下ゝ､ ｰ一 彳彡ｲl l lﾄﾐ 、
/ ノ/〈｀ヽ｀`ﾆ=y=＜ノ｀l '､ l l l ＼ヽ、
__／ノ / ,八､ ,'´ / ヽ 入ヽヽ､l l ＼＼
, '´イン /r'´､,:'^"'-､_ {、 _l,.,.,._ ｀ﾄ､ヽ、 ＼＼
／ ／ノ ／ ゝ､ /^'t､,_ ｀'}ー'" } } ヽ 'ｰ､ ＼＼
,イ ／ ノイ/ l У ｀'ｰ人-‐ ''"~´'､_ノi、丶、 ｀ヽ、.ヽ ヽ
/ /,r' ﾉ / ,ト/ /三、 ヽーt、 ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / / ﾉイ / ノ / | | 、 ヽ l ヽ ヽ ヽ ヽ
l l { }／ l / | | | ヽ ヽ .l { 〉 ヽ l
- 178 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:58:27 ID:0WR.inJ6
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',:::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ｌ. ',::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ
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ｌ::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ !::::::::::::::::::.:./
ｌ::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ !:::::::::::::::::. /
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ｌ::::::ｌ:::::::.:./:.:.:.:.:| !::::::::::::::.:/
ｌ::::::ｌ:::::::/:.:.:.:.:.:|. /::::::::::::::./
ｌ:::: |::::/:.:.:.:.:.:.:.| /:::::::::::::::.:ｌ
ｌ:::::|:/:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ ∧:::::::::::::::.:〉
|::: ｌ':.:.:.:.:.:.:.:.:. ! {ｉ ー ⌒ｉ´
ｌ::/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ', ヾ､ !
/::ヽ:―‐:.､:.:.:.:.:.:〉 ｌ! ヽ
〈:::::, ― ､:::.:.:.:.:! ｌ{ }
V ￣ ヽ ヾ ､＿ ﾉ
´ | ｀ ー ´
/ ‐'}
{ ｀ ー―――‐ ´ ‐'
ー――――― ´
- 179 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:58:44 ID:0WR.inJ6
-
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ,ﾘ|} |. }
. {. | ′ | }
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ<
!∩|.}. '"旬ﾞ` ./''旬 ` f＾| エヴァ。まだ配属されて半年足らずだが、
ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣ |l.| お前は見違えるほど強くなったぞ。
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ
. }.iｰi ^ r' ,'
!| ヽ. ´ ー─ ’ ./
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
, ｬ . j´ __,ｲ
,ィ´./,___／／＼. f＾
／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
小隊長が、さんざん可愛がってくれたからだろ。 ￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
しかしそれも、もう最後になるかもしれないと | /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
思うと……少し、なんというか、その。 /!_/ ..::::::::l
ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
- 180 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:58:59 ID:0WR.inJ6
-
,..-一ｰ''ﾞﾞ￣~ﾞ'''ｰ- ..、
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;. ＼
.,i";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.;;;ヽ
.|丶;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.!
l丶;;;;;;;/!ﾏﾀﾞﾞ'''!ﾞ'V┐;;;ii―=i,xri-､;;ヽ
|;;;;;;;;;;;,! ﾞﾞ.!;lﾘ .!;;; !
|;;;;;;;;;│ !′ .!;;.l'
.ｌ;; ∴/i;;;;ﾆｯｯxi〟 rﾆﾆ｀-ﾆrl､!
］/'.ｌ.| ＿ i' _,,,,,,_ i!│
,!ﾞ .川 .´ ‐ ,! ｰ i|‐｝ そう、きっともう終わりだ。その、最後の最後で、
ヽ ゝ ! !.|lﾞ 死者が出るようなケチは付けたくない。
.'Ｌヽ ， .lﾞ/ エヴァ、お前は本当に強くなった。頼りにしているぞ。
ｌ'ｧ.ｌ ´゛.'" .|’
.ﾘ ヽ .ー.... - .,/
/'ﾞi .ヽ ..〟 ﾉ|
/゛ .i′ ＼ / ; |｀'､
._..-''ｱ ll ｌ .＼、 ." .,／;;;;;;;;l.ｌ ＼
｀ .. lﾞ .!| ..ｌ .｀ﾞﾞ´ ;.,;;;;;;;| ! .ﾞぐ- ..,,_
┌────────────────────────┐
│ __＿＿＿__ .│
│ _,./ ヽ .│
│ / ─､,,＿ _ヽ､-ｰ ､ .│
│ 〉 ｀Y(,＿ ） ） ......│
最善を尽くすだろ、 │ (´ ─､,,＿ 入__＿__ク ／￣￣ ＼ ......│
常識的に考えて！ │ ｝ ＼_/ /.／ ＼, ,／ ＼ │
│ ｛ ─､,＿ ! ､i | （●） （●） | ...│
│ ヽ ヽ／ ／（ | （__人__） | ...│
│ ヽ ¬─-ｰ" ／ ﾉ | |r┬-| | │
│ ゝ､_ _Ｌ / ヽ | `ー'´ | .│
│ ｀゛ｰ＜ ／ ヽ / ..│
│ ∨ ヘ ゝr'.二ヽ、 ..│
│ ∨ ｉ＾Yﾞ r─ ゝ、 .│
│ ヽ ヽ._Ｈﾞ ｆﾞﾆ、| ..│
│ ＼ ＼｀7ｰ┘! │
│ ヽ ｢:ト ｲ ..│
└────────────────────────┘
- 181 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:59:20 ID:0WR.inJ6
-
,, -'''''ﾞﾞ￣丶;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;￣ﾞﾞ''''ｰ ..,_
,./ ";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞﾞ lｉ、
,, へ;;;;;;,..,,.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`x
/;;_ / 'ﾐ,, !;;;;;;;;;;./ '''､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.ｌ
,,―'''''ﾞ~゛ ./ ;;;;;./ ,,,,,-.!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ｌ
| ,,,..-'ﾞ_,,./ ゛ . ｌ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
! .ｲﾞ´./ "゛ .,ノ丶;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; !
| .;;.! / ,,x‐";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.,..iンｙ''ゞ“'(、;; !
l .;;;ゞ ...,i'''´ ｀''ヘ........,;;_,..-'''ri./ ｹ'″ !;;;;│
/ .／ ...;./ .,..-ｰ'''"´ ." ゛/ !;;;;;;;｝
/ ;./ ;; .,／゛ ／ 〃;;;│
./ .;i彡-'"゛ _.. rZﾞﾈ ,....、l";;;│
./ .,／" .,..-'´ .″ ﾞ ,,...... -ｰ'''"´ _,,,王;;;│
,r′ _ﾝ'´;;;;;;..... ､ .,i,!彡-;;ｯ━'''''ﾘ.ｌ./ !;;,iT､、 ……うん。
,i′ く..,_;;;;;;;;;;;;;;;..ゝ "´ iﾆﾆy;;ン‐ .ﾚﾞ,..､ .| 全員、いい面構えだ！
./ ￣ﾞ''､;;;;;;， .． ｀''ゝ i|'" "/
/ ,..,,,,,,,,,,. l.;;;;｝ ,iﾘヽ /
./ / ;;;;;;;;/ /;;;│ レ′ ./
./ / ;;;;;;; l ./;;;;; ! |,． ／
.″ / ;;;;;;;;;;;;;;ゝ r";;;;;;;｝ jﾞ／
,/丶;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;′ l゛
_.. ‐'" ＾.ｌ.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; . ‐″ ./|
,.‐'´ . _|ぃ;;;;;;;;;;;;;;; / ト-、
/ .,ｒ'";,!;; ｌ.;;;;;;;;;;; __、 .__ / ｌ ﾞ'-、
/ .,./ ;;;;;;/;;;;､ヽ,;;;;;;;. ,....... .,./ ヽ ｀''-..、
;;i′ / ;;;;;;;;;;,!;;;;;;.ｌ;;;;;ヽ.;;;;;. _／ .、 ﾞｭ, .｀'''―-┐
;; ! .,／;;;;;;;;;;;; !;;;;;;l,;;.ｌ;;;;;;;;｀''-..､ _.. ‐´ .|; .ｌヽ /
;;;;iト;;ｯぐ;;;;;;;;;;;;;;;;,i";;;;;;; l;;;.ｌ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀'''''''''ﾞﾞ´;;;; !; .｝ ..ｌ.ﾞﾞ'ｰ ､
...;;;;;ﾚ'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;./ ;;;;;;;;;;;;.!;;;.ｌ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;..;;;;;;;;;;;; l; .! ヽ ｀'''
....;;;;;;,!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;.!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.ｌ;;;;;;;;;; / ! ヽ
.;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;";;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞ ''‐; ｌ │ ﾞ.ｌ〜..,,
- 182 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 21:59:33 ID:0WR.inJ6
-
ヽ_＼. ＼ У / ,．-┴-、 ヽ
｀＼Ｙ´＼./ / .／¨｀ﾞヽ ｀ー､ ヽ
（｀ヽ､. ＼（¨ヽｰ-〈 / o ＼ ヽ ｒ-il
｀ﾞヽ､ﾞヽ､_/_｀´ ヽ-{ o o i ! | l|
｀ヾﾄ-' } ヽ. o o ＿__!_ .} | i!
、 /ｉ_ ＼＿＿/ } ／ ￣｀ヽ ヽ.i
. ト-､ 〉-! ├＜_ ＼/
/ /｀ﾞヽ. ./ ! .＿＿ ｀ｰ-､｀ヽ-:､ ノ｀
/ / .i / .| {ﾟ ﾟ} ヾ//7/ ｀ﾞー--ｺ
〈__./ ∨＿＿}-三三＿ ゝヾ､ / 「くどいようだが、絶対に気を抜くな。
.} ｀ー――ｒ‐ｒ―‐' ヽ. ／ 敵に発見されずとも、雪崩が起こるかもしれん。
ー--:､ l ', ', ,ｲ ／ 民間人に出くわすかもしれん」
＼. | }-ヾ-ﾍ_ヽ_／!
. ＼ ｒ‐､ il! ヾ 〉､ヽ !
..､,,n 、
_....-−−Ｌﾆ二ﾆｌ＿＿
广¨¨¨¨｀ヽ---i エニエ A ｉ
/┌−┐ ∨ ﾊ―ｌ ∟ 、
「だがそういったことにさえ気をつければ、 ｌ 7三 / /｝ |_ ｀ｉ−/ / ｻ
この任務は安全に達成できる。 .-−─────ｌT└−┘ ｀ヽ、 丶＿＿| ｉ ｌΘ. 、
皆、生きて戦争を終わらせるんだ！」 〈 |丶_,ｨ― ────‐.Ｔ Ｔ. ／ / ｌ幵幵ﾍ￣ﾍ ′ﾘ
"""ｌ 〉 _____───--⊥⊥´ / / / i´二二/ / __.ｌ.、
／ ／ |│ﾆ巛/[ [ Θ]＿＿ﾝ ﾝ ゝ
〈ﾆﾆﾆ〈ﾆﾆﾆﾕ＿／__/ ﾝ ﾝ ｌ i' i'ヽ ｴﾕｉ
｀゛゛゛゛ 丿丿 ....｀ _ﾉ / ､,ｌ, 丿 ￣
ｉ ｌヽ ｴﾕｌ丿丿 ....｀ _ﾉ
￣ ｉ ｌヽ ｴﾕ .|
- 183 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 22:00:12 ID:0WR.inJ6
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く ＿ ＿ ＼―――-､
/l￣￣ ＼ ＼＞ 一―＿ ＼
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＼|￣＼／＼／ / ＼ ＿＿ __＼
l＿/ l＿/ ＿/ー／ー--＼ ￣￣＼―､
「「「「了解っっ！」」」」 ＼;;;;;;;;;;／ ＼＿＿＿＼_＼
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/＼ ＿／| ￣l /:::::::::::::ﾉ＼::＼＼:::＼ /
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【つづく】
- 184 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 22:00:28 ID:0WR.inJ6
-
○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★
次回予告
（⊃￣￣＼
（⊃ 「 ＼
（⊃ （ ●）（●） これじゃあ、妹に対する兄のメンツがない。
| ｜ | 故郷へ帰ったら、やる夫以上に働かないとな。
| __´___ﾉ そしてメリーゴーラウンドには、俺が乗せてやるんだ。
| `ー'´ } ＼
／ヽ }. ＼
／ ヽ､.,＿＿__ノ ）
／ . | ＿／
| ／￣￣（＿)
＼ ＼ ／| ＪＪＪ （
＼ ／ ／⊂＿）
,..::':´::::｀`丶.、
,r'":::::::::::::::::::::::::::｀ｰ-┐
i′.:::::::::::::::::::::::::::〃:::::::|
| ..:::::::::::::::::::::::::::::/::::/::::|
l::;:;:;:;::::::::::::::::::::;::':::::::::::::|
おそらく私は永遠に、あなたに対して |;:;:;:;:;:;:;::::::::::／:::::::::::::ﾉﾘ
何も言わないままになってしまう。 |l:;:;:;:;:;:;:;:::::::::::::::::::;:ｲﾉ
将来有望な若者、婚約者までいる . |::;:;:i:;:;:;:;:::::::::::::;r',ノ
少年の運命を狂わせておいて…… ,'::::::|:;:;:;::;:::::::::::;〈ヽ、
/::::::!:|:::::;:::'::::::::::ヾ｀i｀、
. /::;::::::l:|:::::::::::::::::::::::::ヾ/
ノ: : : :: : |k:|: : : : :/: : : :∠/:／ ./:::ノ: :/ Ⅵ: : : : : |: : : : : : :i不 ﾚ ヽ
イ:/: : : : : : :|k:|: :ー/フ'￣ /'´ /:/ /: 人＿i:lヾ: : : ::|: : : : : : ::| ﾉ
:/∧: : : : : ::iﾐ: ::ﾊ/イ二二ﾍ ／ {/ = ﾐ＞､::::::|: : : : : : : |/ _ （翠星石は、どうすればいいです？）
// /ヾ: : : :＼: ::iK/ /:(::)::ﾐ､ ｀ / ｲ￣＝ミヾ:::|: :/: : : ::: |＿...ィ'´
/ ＞: : : : ヾi ｀ 弋::::::ソ / r´(::):ヽ ＼У: : : : :://: : :∧ （エヴァは、本当にやらない夫
∧: : : : : ﾊ と二つ i:弋::::ノ ソ: : : : : :/ i: : : : :∧＼ なんですか？ やらない夫は、
フ/､. / / ＼: : :ﾐ､_ i と二つイ ／: ／: : / ./: : : : : : :＼: 今、リジンにいないですか？）
水ミ/ /:::{て ＼: iヾ ｀ ／: ／: : :／ ./: : : : : : : :＼
./ /:::::}i{ ヽﾉ ＼ rー ､ ＿ ／: :イ: : :イ //: : : : : : : : : : : （それを確かめるには……）
/ /::::::::::{ 人从} ＼ ｀ー ＿ ) ￣ ノ: :イll /人: : : : : : : : : : :
ノノ::::::::::::[乂ノ)} ＼ ー フ'´ ∧ | | ＞⌒ }: : : : : : （確かめる……には……）
彡:::::::::::::({ ili }} ＞ , ＜´ 〃 } /r-ｲ ノ≦￣ｹ}: :
:::::::::::::::::::::ヾ {{ﾍ ｀￣￣ ／ ii /{ { 人 } K}: :
○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★
- 185 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/10(木) 22:00:50 ID:0WR.inJ6
-
以上です！ ご覧頂き、ありがとうございましたっ！
| | //
| |,. -‐―――‐‐//
γ´￣￣￣￣￣￣|￣|ヽ
{ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. （ ）| |: :ヽ
ゝ＿＿＿＿＿＿_|＿| : : ', 今回から３章、後半戦が始まりました。
|: :/ ＼＼＼ :|: |: : : : :| 戦争の行方、やらない夫と翠星石、
|: :l. ⌒ ⌒ヽ:|: |: : : : :{ いろいろ一気に事態が進展していきます。
＼l ○ ○ |: |:_:_∧_ヽ
＿＿ゝ 「￣ﾉ , |: |/＿＿/＼ 「戦い」と「恋愛」は娯楽作品の二本柱。
⊂}:.:.:.:.| |｀≧ﾛ≦´/|;/ゞ:_ﾉ iー──――‐ ､ この二つが同時に盛り上がっていく
| ￣￣￣｀ゞ三三メ ,.ﾍi. ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ. 展開は、私も手に汗握って読んだものです。
| ゝ ／ヽ／＼:.ヽ. ゝ､;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;＼
ﾃ ⊥. rイ:.:／ヽ}. ､ ヽ:.:＼ ﾉヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: >
ケ ／／￣｀ヽ r }_/ (0)＿＿（0）／:.:.:j`ー――‐ ､=
| | ＝＝＝┴┘ / :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∠_＿丿:.:.:.:.:.:.:|
| | | |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／ ｀￣￣し′
＼＼ ／ テ |￣´|￣￣´
￣￣ ン |`ｰ j
}:.:.:./
/:.:.:/
/_ノ!j
「 ./｀
|,r＝＝‐､/
∧Ｏ_＿＿})
{ゝソv´ｿ）ﾊ 既に何人か仰って下さってますが、本作をお楽しみ頂けたの
__ﾉ_.||.ﾟ ロﾟﾉ||＿ でしたら、終了後にぜひ原作もどうぞ。二次創作で興味をもつ→
ゝｰ!,l､_∨_）{つ′ 原作へというのは、ヲタならではの楽しみですよね。
./. (ﾝ＿＿_>ゝ､
└‐‐ |‐| |‐|ｰ'"´
i,､.ゝ､ゝ
次回、第三章 第２話は、２月２０日２３時投下予定です。お楽しみに！
- 186 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/10(木) 22:03:17 ID:wxu6fPGc
- 乙でした。
知らない事だから仕方ないとは言え、翠の言葉一つ一つが残酷すぎて辛い。
そして、あっさり消去されたジャギ様に黙祷ｗ
- 187 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/10(木) 22:06:02 ID:kpyAk5G2
- 乙です
- 188 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/10(木) 22:08:25 ID:CMPDWZEo
- 乙でした。ジャギの最期あっさりすぐるｗ
ムスカの作戦、あまりに敗北フラグに見えてしまって却って先が読めないｗ
- 189 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/10(木) 22:09:36 ID:LzGzB0gQ
- 乙でした。
フラグが沢山立ってそうで怖い。
特に阿部さんが…
- 190 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/10(木) 22:11:22 ID:BraQyLOs
- 乙
最後すら描いて貰えなかったジャギ様ェ…
- 191 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/10(木) 22:18:11 ID:3Gj4OkGU
- 乙〜
死亡フラグ乱発は逆に生存フラグ、そう信じて次回を待ちます
- 192 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/10(木) 22:32:15 ID:yrhnrASc
- 乙
作戦をまるっと読まれててどうなるのかいろいろ心配
ジャギはあれで更正しないのもそれはそれで凄い奴だな
- 193 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/10(木) 23:13:17 ID:pl39J80I
- 乙でした。
ちょ、次回予告ｗ 翠星石ｶﾜｲｿｽ…
- 194 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/11(金) 00:45:44 ID:oS0Vt5Ok
- ジャギは更正っつうか、チクショウなんでこの俺がこんな目にとしか思わなかったか、精神崩壊したんじゃね。
しかし、正直、更正プログラムっつうか、死刑プログラムにしか見えなかったな。
エデン計画も胡散臭さが漂い始めた感じがする。名前からして胡散臭いけど。
担当も金だし。
- 195 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/11(金) 01:01:31 ID:ODcy.EWU
- というか作戦が筒抜けすぐる
出来ない夫あたりがスパイか？
それとも身近な誰か・・・
- 196 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/11(金) 07:26:16 ID:k2McnOUw
- わたしだ
- 197 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/11(金) 08:51:46 ID:.N/l8vvk
- 私田（わたしだ）さんですか。
- 198 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/11(金) 13:52:58 ID:BUwdqZXw
- ユーゼスさんはバルマーへお帰りください
- 199 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/11(金) 15:00:36 ID:xfjVYj62
- 重犯罪者に対する矯正は現実でも似たようなのがあるじゃない
- 200 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/11(金) 21:59:04 ID:oEV9eaN6
-
/`
〃
γ'/´´￣"''' - ．_ /`
,. '/∨- ．....,, __.:.:.:.:.:.ヽ〃 >>186 >>188 >>190
／ / /--//ﾊ＿ヽ､ ./ }′ まあ、主人公と殺し合いを始めて、
/ /1l._ ! ､__ ｘ-､lﾞ |ｌ i ﾉ 必殺技をくらった時点で、本来なら死亡確定な
. / / 〈j､l!| , ﾋｿ./,､}´ヽ 立ち位置のヒトでしたしね。
/ / ,Y人 ｒ ､ //-}! ヽ
/ ____ｒﾗ-.＞- '-:イ/¨i＾i_＿__ﾊ >>189 >>191
. i ゝ､ ゝ ;:;:;:;:;:;:;:; 丿/'ﾌヘ 丿ﾊ 阿部さん、一歩一歩と歩きながらフラグを
. !.／ ＼_,,> ｰ一 "ゝゝ_`ｰ.ｿ´ .! 植えてますよね。さてどうなるか？
l〈､＿,/ :.:. /, {:.:. |/￣ / |
. ﾊ :.: } ／´ .ゝ:/ゝ:.:./ |
∨（0）､＿＿(0)＼_/ ! !
. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ ! Ⅳ
. /ゝ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ノ＼ ,/ ,丿
ｰ≦ 77
| | //
| |,. -―――‐-､//
,ｲ´ ￣￣￣￣￣｀i |､ >>193
{.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: （ ）| | i そう。「やらない夫の悲劇」だけではない、
ゝ._＿＿＿＿＿＿j__j: i 「翠星石の悲劇」も次回、ご覧下さい。
{:':.:.!:ﾊ:レ' ﾍ{ヽミ_:ヽ:}:.}
'ヽ:.N ―‐ ―‐ }:｀: | >>194 >>199
ヽ:.:､" ｒ_､ "ｨﾘ:./:! 一読者としては、ああいう罰を与えてバッサリ消去、
ﾍ: :` ｰz ､‐く ﾚ: : ! というのが妥当だとか思います。
ι. |┌‐‐ゞ三彡‐‐┐! 更正とか最初から論外で。
|:.｀┬|:.∧:.: !┬´: |
| : : !;:|/ ヽ:.l;:!: : : !
| : :/;:;i! i!;ゝ: : |
|;:/ :; 0＿.＿0;:;:;;ヽ!
` ｰ | .:.:.:.:.:. |一 ´
- 201 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/11(金) 21:59:27 ID:oEV9eaN6
-
_＿__
,. : ' ´: : : :.:｀ヽ.
／: : : : : : : : : : : : ゝ
／: : : : : : : : : : : : : : : : :｀ヽ. >>192 >>195
/: : : :.:.:.＼＼: : : : : : : : : : : : :ゝ. この作戦の途上で、いろんなことが
{: :ゞ_＼｀,xヾ 「」ゞ: : : : : : : : : : : : ｀ヽ. 起こります。ご注目下さい。
ゞ ∧ /ｨﾏｧ"i:i).）: : : : : : : : : : : : : : :∨
` ｀ヽ ´ l l´ゝ.__: : : : : : :｀ヽヽ: : : ', >>196 >>197
く , .l l ｀ ヽヾ: : : : }: }: : : :} 手紙の差出人欄に「私だ！」とでっかく
/｀､.__l l,へ_≠~￣｀ヾ: :ノ丿.: :丿 描いてあるのは、某探偵事務所のボス。
/: : : :.／´￣} ヽ.: : ,／
{: : : :/.:.:.:.:.:./ .} ∨ >>198
ヽ: :.j.:.:.:.:,ノ .,. ｉ . ', 知らなかったのでぐぐりました。
∨￣´ /:. 特ヲタならロンを持ってくるネタですね。
／´￣`,' ../:.: ，
/ ./ .〈:.___, i
,' / ./ ヾ:ヽ: i
}｀∨ .>′ / ヾヽ.／ ヽ.
{ ∨ ／（ / {y" ‘，
{.:.:ゞ.／ :.:.:.:ゝ=< /〃三≧ ．_ ∨
>／:.:.:.:.:.:／´ ＼ _／ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ミ≧ ．_＿}
／ :.:.:.:.:／j >'{; :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}
／ゞ ｰ／ .:/ .．" '， :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: /
∨/／ :.:. / .．" ＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
| { :.: ／{"´ .ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_.∠_＿_
`|:. / :.: i >ｰ-≦三三三三三}｝
- 202 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/11(金) 22:10:46 ID:DOMkxfW.
- >>201
the detective story懐かしいｗ
柳ジョージの歌がかっこよかったです
- 203 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/19(土) 22:51:32 ID:SL4nN0v6
-
∧
∧ -‐ヽ ＼‐<´｀ヽ. て
ヽヽ／´.: : : : :＼ `ｰ.､{ } そ
〉′: : : : : : :.:.:.ゞ !`丿
/ : : : : : : : : : : : ゝｰ"{´ ._ >202
/: : : : : : : : : : : : : |ゝ{._ゝ_＿／ .i ま、まさかご存知の方がおられようとはっっ！
ゝ ｰ/: : : : : : : : : : : : : : i ／´´ ,.-､ ./ 作品自体の知名度は低くないでしょうが、なにせ
｀y′: : : : : : : : : : : : : :i ／ / ./ 古いですし、その中での小ネタ……驚きました。
／ : : : : : : : : : : : : : : : : i ／ヽ／／ ,. -.,
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : f´ゝ. __〉. /7 ／／´
/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 卜､ ＼ { ゝ′｀ﾆﾆ⊃
. /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.|丿 ヽ. ヽ.≠-―‐^ヽ .､ﾆﾆ⊃
/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ii ＼ } ノ^ｰ― ､ヽ
/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : i;i ＞ｰ"ｰ " ´ ｀´
. //: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::i;:i
ｲ i: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:i;:;i
. |/!: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.|: !;:;:i 明日の投下ですが、帰宅時間の都合で
. / :;:;|: : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.!/:;:;:;i ３０分〜１時間ほど遅れてしまうかもしれません。
/ :;:;: |: /|: :/| ./: : : : : : : : : : : : : :.:.::/;:;:;:;:;:;i 確定し次第、またご連絡致します。
... /:;:;:;:;:;:|/ ;ﾚ' |,.ｲ: : : : : : : : : ; : : : : :.:/:;:;:;:;:;:;:;:;i
.. / :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|: : : : : ;,∠"j ;ｲ:.:.:／:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ゝ.
. / :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; |,;_;,∠":;:;:;:ノ ./／:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;＼
/ :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;":;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;＼
. /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;∨
- 204 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/20(日) 05:53:48 ID:TLUdRBeU
- 明日か・・・
夜勤中の全裸待機は、いらぬ誤解を招くから困るぜ
- 205 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 22:34:29 ID:8oTFHzlg
-
運よく帰って来られましたので、当初の予定通り２３時より投下開始致します。
, -‐―- ､ , -― - ､ , - ― - ､
／:: :: :: ＼ヽヽ､ ｒ'´::::::::::::::::::::::::ヽ､ ／/:: :: :: :: :: ::ヽ
.|:: :: :: :: :: ::ヽ､:: ヽ､ ./::ｌ´,ゝ-┌､‐´｀i:::l ,-/:: i:/::／⌒:: :: :: ::|
ヾ:: :: :: :: :: l:|Y⌒ ､｀‐ｌ:::ﾉ_,---ヽ--､__ヾ:ｌ-'´:: l:: /::l '´:: :: :: :: :: :/ しかしまあ、よりにもよってこの俺が、
ヾ:: :: :: :: ::l::ヾ:: :: |:: ::l::i ｆ・ｿ,. ､ｆ・.>｀）:|:: :: :: 〉ﾚ´:: :: :: :: :: :: ::/ イングラム大量破壊作戦を立案する
l:: :: :: :: ::|:: ∧:: ::l:: ::iｌﾄ､ ｀ , ｀ ﾚi:::::::::::Sﾚ‐i:: :: :: :: :: :::/ とはなあ。
ヾ:::lヽ:: ::|::l:: ::｀ヾ＿ヾi ! ﾞ ‐' /ﾚｿ;;-っ´:: :: |:: i:: :: :/:: :/
ｌ::|;;ｌ:: ::|:::!:: :: :/:.ヾ＝ｌ r┐ /__,／´ヽ:: :: ::l::|:: ::/:: :/
ヾ!::ｌ:: ::|:: :: ::/:. :.,,＞》ヽ､. i .／-‐| ヾ､ ヽ;; :: |::ｌ:: /:: :/
ヾ|:: ::ｌ:: :::/:. :.ヽ'´:.i｀ヽｿZ二Zゞ,ノ!:. :. ｖ:. :ヽ:: l::|::/:: /
i:: :::ｌ:: /:. :. :. :.ﾛ:∧‐､_ヾ::/ ｀‐／ｌ:ﾛ:. :. :. :ヾ!::l::l:: /
ｌ:: :::|::/:. :. :. :. :./ ｀ /::l ／ ｌ:. :. :. :. :. iノ:ｌ::/
ヾ;: :ﾚiヽ､:. :. :.〈 ./::::l ´ ,-└:. :. :., -|､::/
∨ ｌO） ｀ヽ _ ｀ ヽ.」:::;;;レ' ´ ＿, -―ｌoｌ:.Y
i:. /「ヽ:. :. ;._ ＞‐'´＿ , -―´ ｌ:. :. :. :./l:. :.|
,..-ｰｰ冖'⌒'ｰｰ冖-ｰ- ､
_..-'" ﾐ;;i､
,ﾌ" ＼、
_..-'" ,i
_ﾆﾌ′ 、 ,, i､ .,lｭ. ヽ
´/ .. .,りヽ |ヽ .!り┼-=二ｌl .l 、 ｌ
| ＿_illi|/＿ﾘi,,! ７゛ l.ﾘ｀二'''ﾂ二ヽ l
∨ヽ.7″ |＝| . ／ .''l!/}j ｲ .|〃
ま、乗ってるのは l ./ .｀''ｰr‐''" .″ﾘ -'ﾝ,ﾞ,!
野明さんたちじゃなく、 ゝ＿_/ ∩､ ∩ ｝ ､∴'∵; ､l￣./ l′
僕や阿部さんや長門さんたち l ｀'‐'r二二二丶 ,/ ＼_,,.. -‐''ﾞﾞ´
ですけどね。 |､∴' .'j匸＿＿ ! ／ ...ｌ.;;;;;;;;;;;;;;;;;
`'-､ ,..‐´ /二‐ﾞテ＝=‐-
,./￣￣;;ﾞ''ｰ､,,,,_ ._,, ｰ'" . ／ / ./ ;;;;;;,ｒ
i'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;__,,l! ￣ _..-'″,／ / ;;;;;;./
|;;;;;;,ﾝｰ'ｸ'./ lﾞ _,, ‐''″.,..-'" / ;;;;;;;/
「 ./｀
|,r＝＝‐､/
∧Ｏ_＿＿}) >>204
{ゝソv´ｿ）ﾊ お仕事、おつ華麗さまです。
__ﾉ_.||.ﾟ ロﾟﾉ||＿ 身体的にも社会的にも、お大事に。
ゝｰ!,l､_∨_）{つ′
./. (ﾝ＿＿_>ゝ､
└‐‐ |‐| |‐|ｰ'"´
i,､.ゝ､ゝ
- 206 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:00:13 ID:8oTFHzlg
- それでは、投下開始致します。
- 207 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:00:28 ID:8oTFHzlg
-
森の奥
○ ﾟ 。 o ゜
o 。 ゜ 。 ﾟ
。 ﾟ 。 o ﾟ 。
┃,
┃/ o ｡ ○ ゜ o 。､┃,
┃/_/ ﾟ ヽ┃/
┃/_/_/ ﾟ o ゜ 。 ○ oヽ┃/_/
┃/_/__／ 。 ﾟ o ﾟ ＼ヽ_ヽ┃__/_/
┃/_/__／ o ﾟ 。 o 。 ﾟ ＼_ヽ_ヽ┃/__/_／
┃_/__／ ゜ ﾟ 。 o ＼__ヽヽ_┃_/__／
┃__/ 。 ﾟ ｡ ﾟ o 。 o 。゜ ＼ヽ_┃__/_／
┃ ﾟ o 。 l ┃
┃､l, o 。 。 ﾟ 。 o ヽ|/ ┃
┃ .... .... o .... .... ＾＾
^^ ⌒ 。 o ⌒ ○
.... ○ .... .... ....
o o
⌒ ⌒ ○
- 208 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:01:03 ID:8oTFHzlg
-
┌──────────────────┐ ,､ ／i ﾚ'
│ ! :l ,ﾘ|} |. } . │ ,. ――ｙ'/_/〉 .／ } ,/
│ {. | ′ | } │ ,'__ ｆ .r―'--､∨7 ,' ,/
│ ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ< . │ {___レ‐-､∵．>､ 〈 ／ ／ｒ7´7
│ !∩|.}. '"旬ﾞ` ./''旬 ` f＾| . │ ヽ＿__ノ-､〃 ヽ_／ ／ / 二-
│ ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣ |l.| │ ｒ{´ !ﾞY´ゝ"´ﾉ .／／ /ｱ´
│ ヽ.ヽ {:. ｌﾘ │ __!_ゝ. .ノk'.-ｧ‐ﾞｰ'ｧ／／__.//
│ }.iｰi ^ r' ,' │ ＿∠二ﾕ∠Eｭヾ／ ∠_,.-｀￣ //
└──────────────────┘ ＿____ .イ-ｒ:､三三三ﾆ＼￣￣У´ / ./ {
できない夫、今日はこの辺りでキャンプに ― 7 l_/ ヽ/::ゞｚｼ 三三三三三三ﾞ!´￣￣i ! { ',
しようと思う。急ぐことより、集中力維持の _/,. -‐７{三三三三三三三三三::l i´￣!.! !、 ＼ｆﾞｰ
為に、休息を多めにとる方を優先したい。 " ／-{三ﾆ-"´￣｀ヾ三三三三| .l＿_.| !_.l｡',
./l |X|/´ [l ヾ三三三!ニ!∨ l三:! ゝｒ-＜
{ l┴:i! ヾ三三:!ニ!/ﾞ-|三ｌ ｡ ＼ ',
! !><l! 〉､三!ﾆｒ'￣ﾍ三＼ ｡ ./､_人
ヽ_＼. ＼ У / ,．-┴-、 ヽ
｀＼Ｙ´＼./ / .／¨｀ﾞヽ ｀ー､ ヽ
（｀ヽ､. ＼（¨ヽｰ-〈 / o ＼ ヽ ｒ-il
｀ﾞヽ､ﾞヽ､_/_｀´ ヽ-{ o o i ! | l|
｀ヾﾄ-' } ヽ. o o ＿__!_ .} | i! ┌────────────┐
、 /ｉ_ ＼＿＿/ } ／ ￣｀ヽ ヽ.i │ ／￣￣＼ ......│
. ト-､ 〉-! ├＜_ ＼/ .│ / へ ＼ │
/ /｀ﾞヽ. ./ ! .＿＿ ｀ｰ-､｀ヽ-:､ ノ｀ .│ . （● ）（● ） | .│
/ / .i / .| {ﾟ ﾟ} ヾ//7/ ｀ﾞー--ｺ .│ | | | │
〈__./ ∨＿＿}-三三＿ ゝヾ､ / │ | ｀ | ....│
.} ｀ー――ｒ‐ｒ―‐' ヽ. ／ └────────────┘
ー--:､ l ', ', ,ｲ ／ そうだな。じゃあ仮説コテージを
＼. | }-ヾ-ﾍ_ヽ_／! 出してメシの用意をして、見張りは
. ＼ ｒ‐､ il! ヾ 〉､ヽ ! ウチから出そう。明日は交代な。
- 209 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:01:31 ID:8oTFHzlg
-
, イr二二ﾆ､ヽ
くイ／彡久ヽ*､＼
/*ﾊ´ ＞ ＜｀fヽY ふうぅ〜。長時間、そろそろと気を使って、
ぐｨてｌ "" △""儿､＼ 神経張り詰めて歩くのは疲れるですぅ。
r‐/ ／‐ゝｰ,-ｫイ＿入_ >
〈 久＿,ｨ| <_斉_>|＿,ｨ ＼|
/∨:.:.:.:.:| 爻 | :.:.:ﾞ┬┘
/.:.:.:.:.:.:.:.:.＞ｲvトイ:.:.:.:.:.:ヽ
/.:.:.:.:.:.:.:／〃 ヾ＼.:.:.:.:.ヽ_
rー'￣.:.:.フ 《 》 弋.:￣.:.:.７
ヽ.:.:._;..-/ ヾ、 〃 ヽ-.;_/
ヽ､ ,-､
ヽヽ,-―､__.／ |/⌒ヽ_―
ヽヽ ∠-_ |⌒ｌ )｡=､
《､ヽ＼/ ｀()／ |／｡
｀､ー＼) ⊿／ ヾ |―-┘
この辺りは地形が険しいから、小隊長の | ＼ 'ｖ,ーﾆ∋∠／ 〕
言っていた通り、敵と同じくらい雪崩を ート､ 〕 H┴´Ｊ＼ｌ ﾉ 〈
警戒すべきだからな。 ー>､> |~>' ＼_ リ | ∩
神経使うのも仕方ないだろ。 |｀ｌ/＾ヽ'- ~￣＿｀┘」｡｡＼
┌─────────────┐
│ ／￣￣＼ │
│ ／ _ノ ＼ │
│ | （ ー）（ー） │ 雪崩は怖いぞ。俺も故郷の村で、両親を
│. | （__人__） │ 目の前で、家ごと一瞬にして潰されたんだ。
│ | ｀ ⌒´ﾉ .│ あの破壊力の前には、ＶＧだって
│ .ｌ^l^lｎ } │ ヤワなもんだろ。大自然の脅威的に考えて。
│. ヽ L } .│
│ ゝ ﾉ ノ │
│ ／ / ＼ .│
│ ／ / ＼ .│
│. / / |ヽ、二⌒)､ │
│ ヽ＿＿ﾉ │
└─────────────┘
- 210 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:02:04 ID:8oTFHzlg
-
Ｙ／::／:／::. :. .;:.:'´::.::.::.::.::.::.:.:└くXXXXXX} ｀､
〃:／:／::.::.::.:／::.::,:.:-‐::.::.::.::.::}::.::（XXXXXX） ヽ
/::/::.:/::／:::／::.::／:::.:. .::／.:.::/ｌ::.:::｛XXXXXX) 、
::.:/::.:/;:.::.:／::.::／ .:.:.:／::.::,ィ::/.:l|::.:.:（XXXXXXＬ ＼
|::'::.://:-;―‐-::.:::=彡::.:::／/:/|:.:|ｌ:.:l:::[XXXXXXメ , -┘
|:|:://:::/／／::.::-=:_:彡' 冫く」::.|ｌ:.:|:::[XXXXXく ／
lﾘ:l::l:::/ｲなﾒく-‐ ´ ／ l「:ト､|:::|XXXXX「|
雪崩で、目の前で、家ごと、 /八{::|:ハ {ｲ:.:rﾊ ／, 孑=ミﾍ::ｋく:/ XXX厂:|:|
両親を亡くしたですか。 /＿｀ｿX ! ｀ﾞﾞ´ ＾!{::.::rｰﾊ:ﾄ､XヽX／: !::.|:l
それって、やらない夫と同じですぅ。 l Ｋ ヽ_ム ､. ヾ二ｼ '八 ＼/7::.::.::|:::ｌ:|
| !｜ ﾄ､ ｀ヽ ､ （XXX//:;ｌ::.::.:|:::|:|
Ｌﾉﾆｰ仁〕 |ヽ､ ＿ ィ´ｘXX/;'::.:ｌ|::.::.:!::.|:!
三三三仝r仁三二＞'´ , └┴くXXｉ::ｌ::.::l:l::.:::|:.::!|
三三三三三三三└‐く_ -‐ ,二ヽ|::|::.::|:!::.::|:.:::|
ﾆ三三三三三三三三三二て r‐=≦＞ｘﾍヽｌ::.::{
: ＞ ．. ./｀＞ ．
:::::::::::::＞,/:::::::::::::::｀＞,
:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::/_:::::::::::::::::::::/､_
::::::::::/ ｀ヽヽ:::::::::/_ /｀ｰ､‐´｀二ヽ
::::::::＼ ヽ＼::::::::ヽ､___y´ 》.》 ｀｀
＼ヽ:::::::::::ゝ,_( ｀ヽﾔ、::iヽ. ,ィ
》/::::::::::::/ ｀ヽ _,ﾊ Ⅵ ヽ ／/
/〈::::::::γ' / -代 ヾ｀ヽ`イ／
/j::::::::j ,イ__ ノ ゝ._ )ヽ_R/ ま、まあ、世界中どこでも誰でもよくある、
//:::::::/ /_ ノー‐- ､! ﾄvー' ありふれた話だな。頻繁に起こること
Y_三ｲ ￣ ｀､ :l だからこそ、警戒すべきってことだ。
ﾊ_i
- 211 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:04:19 ID:8oTFHzlg
-
はあ……確かに、雪崩の事故は珍しくないですけど＞
俺の故郷は、特に雪崩が多いところだったんだ＞
／￣￣＼
／ -‐' ＼
| （ 一）（●） 阿部。俺はずっと、カイオンの犠牲になった
| ｜ | 人たちのことを思い、敵をぶっ潰すことばかり
| __´___ﾉ 考えてきた。だがな、お前んとこの翠星石を見て、
| ,.<))／´二⊃ その考えがだいぶ変わったんだ。
ヽ / ／ '‐､ﾆ⊃
ヽ､ｌ ´ヽ〉
／ / __人〉＼
_,r'´::::::::::::::::::::::::::｀'､.
{::::::::rr-‐-‐'^i::::::::::::::i.
ﾞl'´ﾞ《 __,,,ゝ:::r､:::::l
言いたいことは解る。有希は女とはいっても、 ﾄ=r;､ ﾞ"rｨｧ‐ﾘﾒ }:::::}
俺と同じで志願してきた身。だが翠星石は ﾞi`"l ￣ ｿ::::ヽ
強制、徴兵だ。結婚寸前の女の子がな。 ﾞi. ゝ^ , /ヾヾヾ､
おそらく、カイオンも事情は同じだろう。 ヽ ﾞこ´ / ヽ､
ヽ､ ／__,∠､ ｀'-､
｀ﾞｸ'ﾞ´ ｀ ﾞ'､ ヽ
- 212 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:04:36 ID:8oTFHzlg
-
／ ￣￣＼
／ -‐'ヽ
|:::::: （● ） 人員も物量も劣ってる向こうは、もっと深刻だろうさ。
. |::::::::::: | つまり、そういう女子供たちがＶＧに乗って攻めてきて、
|:::::::::::::: __´ それらを叩き殺す命令を下してるんだよ、俺たちは。
. |:::::::::::::: }
. ヽ:::::::::::::: }
ヽ:::::::::: ノ
/:::::::::::: く
|:::::::::::::: |
|:::::::::::::::| |
／￣￣＼
／ ⌒ ＼
（ ー）（ ー） ｜
カイオンの奴らをぶっ潰したいという気持ち、. | | |
なくなったわけではないが、かなり失せてる。 ｌ___｀___ .｜
今一番思うのは、とにかくこの戦争を { .｜
終わらせてしまいたいってことだ。 { ＿ |
（ヽ、ヽ / ）|
| ｀`ー―‐'| ..ヽ|
ゝ ノ ヽ ノ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
- 213 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:05:04 ID:8oTFHzlg
-
_,,.､､､､､.,,_
／.:::::::::::::::::::..｀ヽ､
/ .:::::::::::::::::::::::::::::::. '､
| :::::::::::::::::::::::::::::::::,ﾍ{ﾂ
| ::::::::::::::::::::::::,ｨｩ ﾉ j
|::::::::::::::::::::::（ |.! ;{ 大丈夫だ。この任務を成功させさえ
.|::::::::::::::::::rﾘ`l,〉 j}ﾞ すれば、きっと戦争は終わる。
}:::::::::::::::ﾉﾞ l /. そして故郷に帰るんだ。
,xｧ''ｰ'ﾞ'` '､ / お前は確か、やる夫と同郷だったな？
/ ｰ｀¨`''''ー-- ､｣ﾞ'′＿
''^ｰｧ ､＿＿＿＿_ ￣ ／
`>'､, '''"´￣￣_二ヽ､
/ ／ ヽ
,' , / ﾞ､
l / __ !
l, l く,_ ､ |
／￣￣＼
「 へ ＼
ああ。お前も知ってると思うが、ほら、 （● ）（● ） |
遊園地復活計画。あれに俺も一枚噛んでてな。 | | |
俺が軍に入って戦争を終わらせ、やる夫たちが | ___｀___ |
現地で頑張るって予定だったんだが…… | `ー '´ |
r'ﾆ二ヽ_ |
. ﾉ´─‐､)' ,ﾊ /
|. ご,¨ｌﾉｰ' / ＼
| ‘ｰｧ′／ |
- 214 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:05:27 ID:8oTFHzlg
-
「そのやる夫も結局、俺を追いかけるように徴兵されちまった。
遊園地の古い資料を見せながら、よく俺の妹と遊んでくれてた、幼馴染のやる夫が」
やる夫の徴兵前 やる夫の徴兵前 やる夫の徴兵前 やる夫の徴兵前 やる夫の徴兵前 やる夫の徴兵前
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
. / , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノﾍ ））
（（ ,ﾍ, |（○） （○） / / ,/ /
この、メリーゴーラウンドっていうの、 '､ `|'''' r-‐‐┐''''.「)'/|/ /
きれい〜！ かわいい！ すてき！ ＼ヽ､ヽ､__,ﾉ _,.ィT/=/
< l 7Eニ::ィ1 〉
ゝ'ｲ／ヽ::::｀ ､ ／
i´￣ ｀ヽ::|
j| <
／ ヽ ＼
＿＿＿_
／_,r' ' !､＼
／（≡） （≡）＼ できない子ちゃんには、一番に乗せてあげるお！
ｎ／ ::::⌒（__人__）⌒::::::＼ やる夫が直々に乗せてあげるお！
ｙ | |r┬-| |⌒) 一緒にお馬さんに乗って、一緒に揺られようお！
ｌ ＼＿ `ー'ｫ ／/
＼ ・ ・ ￣ ／
＼ /
＞ <
〃 (::)っ ヽ
ヽ < `‐' > ）
と＿_） (＿＿)
- 215 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:05:59 ID:8oTFHzlg
-
／￣￣＼
／ へ 八＼
なぁやる夫。妹に妙なことしたら、 （⌒）（⌒ ）)⌒ |
ぶつという手段を用いて殺すからな。 | | |
略して言うと、「ぶっ殺す」からな。 !__｀___. |
よく覚えておけよ。 { `ー'´ ﾄ､_____
{ ..:.::::::|ヽ、 ￣｀ヽ、
人 .:.:.:::::ﾉ:!::. :. . ..........:::=≧=‐- ､
_／ .:ヽ :i::::::::／.: /:::':.. .:..,. ''. :: . :.:.:｀ヽ
, --―'´;.:.､... .: .:i :i::／: .:::..:,.‐''". . .:､ :.:::}
／ . :.:.ﾉ:. ..＼.ヽヽ: , -‐''´ ..::: .. : .::l . :.:.::|
/ . .:.:.:./:. ｀ヽ､::／ .:::､:.. .. . :. :. .::i ...:.:∧
| . . .:.:.:;ｲ:: .:i::. . .::｀''‐-=､ヽ、.:.. . .:: .:ノ: :!
/{::. : : .: '´.:.i::. . :|: . .:: :.::::::::::::/ﾞ"ヽ､:..:.::´::..: :|
,' ｀: :...:.:.:.::.::;!::.. . .:.:|: . . . :: :.:.:::::::::{::. .::;'｀:‐ .::.: ;!:|.
｛ :. ｀''''ﾞ´|:::.:.:. : . . . .:::l::. . . . .. .. .:.::..:.:::::::::::|::. . ::i ..:::iく ::|
{:.:.. .:.. . .:.:::ﾄ､:.:.. . . . .:.:;!､::.. . . . ... .:.::..:::::::_;;.ゝ、..:| ..:ノ :. ヾ.
/｀''' ､,,,___:ノ ＼::. :.....:.:ノ::..｀'ｰ::.....;;;＿;;:.-‐''....:...:::,＞'=､ .::i :.::}
. {:.:. . _＿_＼ ｀ ‐-=､:::.:.. ..::r ｰ-=､.....:...::..::::／ . .:::! :; ::|
!ｰ: . ／:::＿__;＞┐ ＼:.. :! ,.-―:‐､:: ,,.:‐''´ . . :__;ﾉ.ｲ.:.:|
';.:../:::::/´、 ￣）ヽ. _,ｒ―‐亠- ､!::::::::::::::|｢: . . - '''´. : :丿.:/
, ､､ ,,
, ' ＿＿＿_ " ､､
, ' ／⌒三 ⌒＼ ',
; ／（ ＠）三（＠）＼ ; だ、代々軍人家系のお前が言うと、
; ／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼ ; シャレにならんお！ 心しておくから、
| u |r┬-| u | ; その戦闘モードを解除してくれおっっ！
＼ u `,. -'"´´￣｀ヽ ;
_ ／ （＿＿＿ | ',
,､' ／ | ;
､ （￣ | ;
￣￣￣| | ;
やる夫の徴兵前 やる夫の徴兵前 やる夫の徴兵前 やる夫の徴兵前 やる夫の徴兵前 やる夫の徴兵前
「……やる夫は俺と違い、予想外の徴兵を受けて戦場に引きずり出された。
それでも全然めげることなく、遊園地復活に向けて頑張ってるんだ」
- 216 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:06:20 ID:8oTFHzlg
-
（⊃￣￣＼
（⊃ 「 ＼
（⊃ （ ●）（●） これじゃあ、妹に対する兄のメンツがない。
| ｜ | 故郷へ帰ったら、やる夫以上に働かないとな。
| __´___ﾉ そしてメリーゴーラウンドには、俺が乗せてやるんだ。
| `ー'´ } ＼
／ヽ }. ＼
／ ヽ､.,＿＿__ノ ）
／ . | ＿／
| ／￣￣（＿)
＼ ＼ ／| ＪＪＪ （
＼ ／ ／⊂＿）
＿__ ＿
-‐''"´￣ ｀ ｀''ヽ=､
,.‐''"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
r（:::::::::::::::::,、_ｨ::::::::::::::::::::::::::::::::::
ゞ, ｒｒ〜ヅ ﾐ:::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾌﾊ ﾐ::::::::::::::::::::::::::::::
. l __,,. -─¬,〈::::::::::::::::::::::::::::::
やる夫の、遊園地にかける情熱は本物 〉ﾞﾞ`'''Tjフ￣ ヽ::::::,ｨ ,､ヽ:::::::
だからな。確かにお前は兄のメンツの為に、 / ,.‐'" }:::/ /ヽ ﾊ:::::::
戦場外で活躍して見せる必要はありそうだ。 /.. "´ ２ﾉ/ l:::::
故郷に帰って、妹の目の前でな。 . ヽ.ﾆ,｀ __／ :l::::
. 'ｰr_‐;ｧ ｨ l:::
〈.. /:{ ヽ
｀} ／:: ! i
丶、,､. イ:::::: !
- 217 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:06:36 ID:8oTFHzlg
-
「できない夫、終わらせようぜ。俺たちの手で、この戦争を」
「おう！」
_ -―
､＿ _ -‐
_ ＞一ー―――- ､＿_ , ---―- ､ _ .. -‐
￣ } _ -‐ｯ' `ー--､}
「￣ 「 ,.-､ ',
| } / ＼ ､
i ｊﾉ ノ ｀丶、 ヽ
｜ `ﾞ´ ヽ }
/ ヽ ｜
: . . . /ヽ, -‐-､,ｒ"ヽ 丶 .ィ´:､ . : : : :
: : : : : : : : : : / 〈 ⌒／ ゝ /⌒ヽ ヽ ∨ ､: ､. : : : :_ .. -‐ ￣
￣ ―- __: : : : / `´{ ／ ∠、 ＼ ＼__ﾉ ＼}_ .. -‐ "
￣ ―┘ ｀¨´､ ／- /丶、 ＞‐'
｀ﾞ'､__/`−-'￣
- 218 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:06:47 ID:8oTFHzlg
-
進軍を続けて……
○ ﾟ 。 o ゜
o 。 ゜ 。 ﾟ
。 ﾟ 。 o ﾟ 。
,
/ o ｡ ○ ゜ o 。､┃,
/_/ ﾟ ヽ┃/
/_/_/ ﾟ o ゜ 。 ○ oヽ┃/_/
/_/__／ 。 ﾟ o ﾟ ＼ヽ_ヽ┃__/_/
/_/__／ o ﾟ 。 o 。 ﾟ ＼_ヽ_ヽ┃/__/_／
_/__／ ゜ ﾟ 。 o ＼__ヽヽ_┃_/__／
__/ 。 ﾟ ｡ ﾟ o 。 o 。゜ ＼ヽ_┃__/_／
ﾟ o 。 l ┃
､l, o 。 。 ﾟ 。 o ヽ|/ ┃
.... .... o .... .... ＾＾
⌒ 。 o ⌒ ○
.... ○ .... .... ....
o o
⌒ ⌒ ○
- 219 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:08:54 ID:8oTFHzlg
-
,-―､___/yt,.ﾍ _/
!ﾛi ∠．.~Ｙ,／/ ┌────────────────────┐
_______. ^'二ゝ∴yｱ|l,ノ ＿________ .│ _,r'´::::::::::::::::::::::::::｀'､. .│
/i*! i*/~..ヾ､ﾉ!,,,（(¶)ソ /Ei/i**i∧＼ │ {::::::::rr-‐-‐'^i::::::::::::::i. │
ﾍ￣￣l !√/了/√￣ゝ、| ￣￣￣/.../ │ ﾞl'´ﾞ《 __,,,ゝ:::r､:::::l .│
|l､ 了◇￣￣ヾ,∠__/┤ ┓.| |∴∴| │ ﾄ=r;､ ﾞ"rｨｧ‐ﾘﾒ }:::::} │
,...、 ﾉﾍ___I!'l~ﾛ~~^t ﾉ_,..q] l|ｔ. ソ ノﾍ､iiコ| │ ﾞi`"l ￣ ｿ::::ヽ │
i三三三三三三三三|￣￣￣ゝ、へ(二二ヾ~￣ └────────────────────┘
. .・［|l|ｌ|!|!|!|!|］――‐┴ー‐t_yjl二二二○>=┐ . やる夫。アイゼンへ無線連絡を入れてみろ。
~^^'-'-" _,[〓l二l〓７/；\|ll.七都市.lll■|
. ┌-､ 丁丁 ＿_l二二二○>-┘
__ ＿＿l-i―--､
┌────────────────────┐ 〉ヽ,,--､ ＿＜＿＿＿＿／/￣ヽ
│ ＿＿＿_ .│＿＿＿＿＿＿／ 〈ヽ ,---'-'---ｌ ｌ＿＿ｌ ｌ_
│ ／ ＼ .│||||| ｌ三ｌ |￣/ 〉┐＿ l ,‐/´ｌ―, ｌヽ
│ ／ ＼ ／ ＼ │.────,ー'´,,,,,/´／/｀iヽ ＿＿＿ / / l l 〉 ヽ
│ ／ （●） （●） ＼ │ ,，-‐ ￣ヽ ｌ|||// / lヽ'´｜|｜| ヽ'〈 ! ヽ// ヽ
│ | （__人__） | .│ {======､l ｌ',（◯ ヽ || ｜|｜| ||/＼ （◯ /／ ヽ
└────────────────────┘ `ｰ─‐一'￣´ 〉- ,‐‐､―､＿＿＿,ｰ'::::::〉―‐{´｀ヽ// ヽ
……繋がりませんお。ということは、 〈 { 〉::::〉 ／::::::/ ヽ ｝,＼ﾆ｀‐､
いよいよ無線封鎖区域、本格的に /￣ヽｰ ヽ__ノ;;;;〉 〈;;;;;;;;／｀＼＿_ヽ／ ＼ﾆﾆﾆ｀‐‐‐､
カイオンの支配領域の奥深くってことですおね。 `ｰ､＿＿＿〉一' /＿〉＿皿ﾆ=０ `ｰ───'
,-―､___/yt,.ﾍ _/
!ﾛi ∠．.~Ｙ,／/ ┌────────────────────┐
_______. ^'二ゝ∴yｱ|l,ノ ＿________ .│ / / i'/ / ,| | ,! | ',. ！ ', . │
/i*! i*/~..ヾ､ﾉ!,,,（(¶)ソ /Ei/i**i∧＼ │ ∠-7 j |.| | ./| ,1 ハ. ハ | |l. l | .│
ﾍ￣￣l !√/了/√￣ゝ、| ￣￣￣/.../ !│ | | |l.',. } ﾅTｧ-| ./ l./'''Tﾅ{. ,ﾘ |1 .│
|l､ 了◇￣￣ヾ,∠__/┤ ┓.| |∴∴| │ l！Mヽ.{<ｨﾃtﾄ !' ' t5ﾓト,.ﾚ!' ,1 ,! │
,...、 ﾉﾍ___I!'l~ﾛ~~^t ﾉ_,..q] l|ｔ. ソ ノﾍ､iiコ| │ 1',l.| ﾞﾄ 'ぅり , 2tﾀ / /,!' │
i三三三三三三三三|￣￣￣ゝ、へ(二二ヾ~￣ └────────────────────┘
. .・［|l|ｌ|!|!|!|!|］――‐┴ー‐t_yjl二二二○>=┐ . それでもまだまだ、先は長い。
~^^'-'-" _,[〓l二l〓７/；\|ll.七都市.lll■| ここからは更なる警戒が必要。今のところ、
. ┌-､ 丁丁 ＿_l二二二○>-┘ 順調に予定通り進めてはいるけど、油断は禁物。
- 220 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:09:17 ID:8oTFHzlg
-
＿_
,.-''";;;;;;;;;;｀`'ヽ､
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
/;;;;､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､
,!;;;!ﾞ`''〜^〜ｧrr-'ﾞ`'´''ﾗﾍ;;;!
|;;;| ﾉﾘ ﾐ;;;|
_ゞ;! r─-- ､ ,rｪ--- ､ﾐ;ﾘ
!ﾍl;|. ぐ世!ﾞ｀｀ ,ｨ '"世ﾝ ｢ヽ そう、その警戒心を充分に発揮し維持する為に、
!(,ﾍ! ￣'" |:::.` ￣ ,ﾄﾞﾘ 今日はここでキャンプだ。見張りはエヴァと
ヽﾞ､! !; ,ﾚｿ 翠星石。晩飯の後、四時間ずつ立て。
`| ^'='^ ﾑ'′
,rﾄ､ ー- ─-: /|
_..／ i| ＼ === ,ｲ.:ﾄ､
／ i| ﾞ､＼ ; ／ﾘ.:;!:::＼､＿
ﾞ! ﾞ､ `ｰ─''ﾞ:::;:'::::|::::::::::＼
ﾞ､ :::/::::::|::::::
`ヽ、 ﾞ､ ./ .| ,-､、
,, - ―- 、
,. '" _,,. -…; ヽ
(i'"（(´ __ 〈 }
|__ r=_ﾆﾆ`ヽｆﾊ }
順番はエヴァが先、食事中の見張りを ヾ|! ┴' }|ﾄi }
そのまま続ける形でな。 . |! ,,_ ｛' }
食後はどうしたって眠くなるから、 「´ｒ__ｧ ./ 彡ﾊ､
翠星石は先に睡眠をとること。 ヽ ‐' ／ "'ヽ
ヽ__,.. ' ／ ヽ
／⌒` ￣ ` ヽ＼_
/ i ヽ ＼
- 221 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:09:51 ID:8oTFHzlg
-
さて、飯にするぞ！＞
: ＞ ．. ./｀＞ ．
:::::::::::::＞,/:::::::::::::::｀＞,
:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::/_:::::::::::::::::::::/､_
::::::::::/ ｀ヽヽ:::::::::/_ /｀ｰ､‐´｀二ヽ
::::::::＼ ヽ＼::::::::ヽ､___y´ 》.》 ｀｀
＼ヽ:::::::::::ゝ,_( ｀ヽﾔ、::iヽ. ,ィ
》/::::::::::::/ ｀ヽ _,ﾊ Ⅵ ヽ ／/
/〈::::::::γ' / -代 ヾ｀ヽ`イ／
/j::::::::j ,イ__ ノ ゝ._ )ヽ_R/ 翠星石。俺は六時間立つから、お前は
//:::::::/ /_ ノー‐- ､! ﾄvー' .二時間でいい。知っての通り、俺にとっての
Y_三ｲ ￣ ｀､ :l 睡眠は、生身だった時の習慣みたいなもの
ﾊ_i だからな。
＼＼ ＿ ／
＼＼ ＿ノ￣￣ﾉﾉ ＿ |r'l
ヾ'＼＿ｒ'＿_＼rrヾヽノ二￣_ﾉ' || |
〉/ ,rj _＿_ ヽ／ lノ ／ || |
疲労というものがほぼ皆無な俺だ。本当は `Lvヽ（l_|＿）‐'、＿|ノ＿＿,‐|| |
全部引き受けてやりたいが、それをやると r '`' r _＿, ||＼L/ || |
不公平だとか言い出す奴も出るだろうし。 / -イ l_|// 〃 [＿＿_＿|| ＼
だから、お前は二時間立ってくれ。 / ｒ/￣_ ＼_ ||r―――――＼ヽ l
l,l/ ｌ￣/￣| | | |￣￣⊆⊇⊆⊇|| |
| / | ∪ﾉ ⊆⊇ || |
| / /|ヽノ r――、＿＿＿|| |
|/ l | / lヽ＿|＿|| |
,―'￣￣| | | | | || |
- 222 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:10:46 ID:8oTFHzlg
-
┌───────────┐
│ ／￣￣＼ .│
│ ／ _ノ ＼ .│
│ | （ ●）（●） │ 多分、俺がこう言い出すことも見越して、
│ | （__人__） │ 小隊長は俺とお前を組ませてくれたんだと
│ | ﾉ │ 思う。だから遠慮は無用だろ。
│ | ∩ノ ⊃ } ..│
│ /ヽ ／ ＿ノ } ....│
│ ( ヽ / / ノ ..│
│ ヽ “ /＿| | ...│
│ ＼＿_/＿＿ / ...│
└───────────┘
_,､-―‐---､_＿_
,､-‐.'´XxXxXxXxXxX｀ヽ､`ヽ､
. ,ｨ´xXxXxXxXxXxXxXxXxXxヽ ＼
,ｨ´XｘXxXxX_,､-―‐- ､XxXxXxXヽ ＼
//XxXxXx,ｨ'´: : : : : : : : : :`ヽxXxXxX､ ｀ヽ､
//XxXx,ｨ'´: : : : :: : : :l: : : : : : :ヽxXxXxヽ ､ _,ゝ
l lXxX,ｨ´: : : : : : : :.l: : |: :|: : : : : : :ヽXxXxヽ .／￣
. i .lxX/: : : : : : : : : : l: :.:l: : l: l: : : : : : :､xXxXi/: i!
l .lX/: : : : : : : : : : :/!: :/l: :.|: ﾄ､: : : : : :ヽxXx.l: : ﾍ
l .|/: : : : : :/: : : :/:/: :/:/!:./!:.! i!: : : : : :.lXxX.|: : :ﾍ
. l .l: : : : : : /: : : /:/: : /:/.|/_ﾑ!ｭ､!: : : : : lxXxX!: : : ﾍ
l i: : : : : /: : :／:/:.／!/ /f:::::::ﾊﾘl: : : :.:ﾘXxX!l:|: : : :.ﾍ
| ,ｨ: : : :/: :／:／!／ ./ / 乂:::ﾉ'´l: : : /xXxX.l:.|: : : : :.ﾍ
'´ i!: :./l／／ﾔ示` / ｀´ /: ／xXxXxl: :|: : : : : :.
ﾍ: : :|: : |!､.弋ｼ , /／ iXxXxX/!:.|: : : : : :
……今に始まったことじゃないですけど。. ﾍ: :ﾄ､:.|`∧. , _ ´ /lxXxXx.i:.l:.:l: : : : : :
エヴァ、おめーはどうして、そんなに . ﾍ! `､! ヽ､ ｀´ ／ lXxXxXl: |:.l: : :＼: :
翠星石に優しくしてくれるですか？ |:.|XxXxXx|: :＞- ,_,／ /XxXxX.l: |:l: : : : :.＼
|:.|xXxXxX|: : : : : : : __| lxXxXxX/､|!: : : ,､,: : :
|: lXxXxX/: : : : : ｨ´ｨｭ,ｨｪ､lXxXxXx!. |! rj´/ 〉:
. |: :|xXxXx!: ,､-‐´ｨｸ"》《 lｘXxXx/ |! ゝ/ﾝ´..
l: ::lXxXx/ﾉ ゞ､〃ij!／xXx／ |!`_,ｲ..........
- 223 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:11:15 ID:8oTFHzlg
-
／｜ ＼
／ ｜ ／
..／ |／ . ／
／ ／ フ ―へ／
| ／ ＼ △ ﾝ､ なぜ、そんなことを聞く。
｜ ＼ ／￣￣(,(,1wY 優しくされるのは嫌か？
| ／￣＼ ＼ ￣￣／／＼ ＼
｜｜AVE | | ￣ |／ ￣
／＼＼＿／ |＼ |§〕
| ＿＿／／ ）
／ ＿／￣￣￣ ／
,．'"´ ￣￣｀`ヽ､
／ ,． -‐ ｰｰ --‐- ､ ｀丶､
／ ／ `ヽ ＼
〈 ム． '"´ ⌒⌒ ｀`ヽ ＼ ＼
V/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼ ヽ ＼
〃.::.::!.l::!.:..:.:.:.;.::/.://.::l:::::::::.`､ ヽ ﾍ
〃.:::l:::l::|:|::l:::::/:/:://:::ハ.:;.:.:::::.`, V.:l:l`
./:::;:::::l:::l::|:|::l::/:/ //::::/ l:|:l:::::!::!::{! !:::l:|
l::l::l:::::|:十ナl:＜ /::∠_ 」ﾄﾄ､:l::l:::{! !:::l:|
|::l::l:::::|:|:|yﾃ〒ミ/::/´,t＝=ﾐ､:ﾄ､::{! !::::l:!
|::ﾄ:ﾄ､:|:|:| f辷ソ _f辷ｼノl:l::l:::{! !::::l:|
いえ。ただ、優しくされすぎると、どうも…… ｀`Vハ1:ﾄ､, , , ､ , , , , l::://{! !:::l::!
ギターの音色が似ているとかどころではなく、 i `ヽ小､ _ ﾉ//.::{! i .j!:::l::|
本当にエヴァが、やらない夫と重なって | ‐米 f{:.>.､ ｀ ,. イﾚﾊ.::::{! 米j!::::l::!
見えてしまうんです。 ,/| ,f{::l::l::＞==＜__ ノ⌒ヽ:::〉 !〈:::::l::|
/ .! ! ,fﾚ'/｀`V,ｨ介入 〈 〉:::l::|
/ ! ‐米,f{ｿ ／/ﾉハ `ヽ 〉米〈ﾌ⌒フ
/ ,.ｲ! ! .{′ 〈_,ｲﾉ} iﾄ､__」 〈 !〈ﾉr'.::::.｀ヽ
./ /.:::lL＿ _」 / ,} ji! 〉 !:::::::::::::::::
/ /.:.:::::) ,1 ソ / ,} jii! L＿」:::::::::::::::::
./ 〈.:.:.::::（ ,1 ｿ / ,} jii! { 1〈.::::::::/::::::::::
/ ハ.::::::),1 ｿ / ,} jii! { ,1 〉.::::/:::::::::::::
- 224 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:12:04 ID:8oTFHzlg
-
┌──────────────┐
│ ／￣￣＼ ..│
│ ／ ノ ＼ ＼ ....│
│ | （●）（●） | │ いや、それは……ほら、その、やる夫だって
│ | u.（__人__） .| .│ お前には優しいだろ？ 俺も元々は人間の男
│ r､ | ｀ ⌒´ .| │ なんだし。お前みたいなビューティフルレディには、
│ ,.く＼＼r､ ヽ ﾉ .│ つい優しくしたくなるもんだろ、本能的に考えて。
│ ＼＼＼ヽ} ヽ / ...│
│ rヽ ` ヽ / ｧ'´ヽ ......│
│ └'｀{ . ＼.| / i │
│ ヽ､._ ヽ､_,r' .| ..│
│ ｀ヽ､ ／' | .....│
│ ｀'ｰ'´ │
└──────────────┘
ヽ､ ,-､
ヽヽ,-―､__.／ |/⌒ヽ_―
ヽヽ ∠-_ |⌒ｌ )｡=､
《､ヽ＼/ ｀()／ |／｡
つまり、これは単なる下心だ。もし、やらない夫と ｀､ー＼) ⊿／ ヾ |―-┘
ケンカ別れしたなら、俺に連絡をくれ。一番手は | ＼ 'ｖ,ーﾆ∋∠／ 〕
そいつに譲るが、二番手は俺だ。やる夫は三番手。 ート､ 〕 H┴´Ｊ＼ｌ ﾉ 〈
お前からの連絡、ワクワクして待ってるからな？ ー>､> |~>' ＼_ リ | ∩
|｀ｌ/＾ヽ'- ~￣＿｀┘」｡｡＼
- 225 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:12:28 ID:8oTFHzlg
-
イ x‐”米ｲ . 水ミ ,ﾉr ヽ_ ＼
＼ ノ ７ﾌ x‐―イ ＞─ へ _＿ 水 ヽ ／
/ r”´ /::.::.::.／::..::. ..::i::.ヾ::.::.:＼ ヾ /
7 r”´::.::./::. / .:: .:::.:.|::.::.:ヽ::.::.: ヽ 7/k |
ｲ:. ..:.:.i::.:...:,ｲ:.:..:/ ..::..:: ﾄ::.::.:.::',::. ヾ ” .｝
::. ..::..:l::.::/乂: /..::.ｲ..::.:i: | .ヾ::.::.ヽ::.. V k'
. ..::. : |: /::/ﾒ/:／/..:::/|/―― ､::.:｝ｰ.:. i ヽ ふふっ。エヴァったら、順番待ちなんか
. ..:::....:|/_/ム- /:..／/ ，_＿_, ＼!::.i ..::|7米 ト､ したってムダですよ。翠星石とやらない夫は、
. ﾄ:..:::.. :.V/／zミ,,／ 衍ﾊ;:::l;:ｱ.|::.l::.. | .ヽ::｀:....._ 世界一の相思相愛カップルなんですから。
.:ﾊ::. .:. .:.K《ｲ.l:..:ﾊ 乂:=:ソ 从:!::./ ｝ヾ::...:｀:..ｰ
:{ ヽ:..:..ヾゞ弋=ン ”￣ ｲ7:/!/ﾍ ヽ::.｀::.ー:-
{.＼ ＼::＼ゞ ”" , ／ﾉハ ヽ 7K= ＼::.｀ヾ::.
｝,il ヽ{:ヽ _::≧､ -ー.ｧ ／i::.l::.',::.:ヾ:＼” ｀ｰ ､::.
｛7米ﾉ/::.ｲ::/＞...._ ｀ ´ イﾄ､_|::.|::.:ヽ::.:',::.::｀ｰ.､ ヽ
ｲ::／::/:r＝vノ＞ _ イ. |,,; .ヽﾄ,::. ..::. :..ヽ::.::.:＼ーｰ ､
ノ://::/:rZ/ r==､ V У ＼ヾ::.::.:＼::.:::.::.:ヽ
ﾉr″.ｲ::.／Zﾉ .||＞ﾐﾒ､V ,,／＿＿ ` ー ､_::.::.::.::.::.:.
〉 ＾", ‐⌒￣ ｀Ｔ" ヽ､_ ｿ - ヽ ヽ::::::.. >
{{ ／ / ｉ ｉ | ＼ "ヽ: : : ヽ. ｉ:::::／
. ﾚ'´ / ,ｲ .ｌ ｌ ヽ ヽ: : :ヽ ﾚ´
/ / / | ｌ ｉ } ヽ }レ∧
/ .ｉ ｉ ／ / ｉ ハ_ ｉ ', ｿｲ ｌ
| ｉ. ｉ _＿/_ / /＿＿ヽ__ ｉ. ト-| ｌ
| ｉ ｉ" ／､_／ / __ ＼ヽ ｉ }. ｌ
ヽ ｉ ＫＴ7ﾊヽ Ｔ７ﾊ;フト / :}. ｌ
＼.､い. ﾋ;ゾ ﾋﾆｿ./.ｉ ｲ .:} ｌ
……ありがとうです、エヴァ。 |ヽ＼ヽ .::::. ; .:::::./ノｲ／ .} L .} ｌ
こんな大事な時に、余計な話でしたね。 ｌｉ ｀ｉ＼ ｰ‐' ／イ ｉ .} ｢ .{ ｌ
翠星石は、もう平気ですぅ。 ∧ｉ ﾚ_ | ｉ. `: .､ _ _, '´ ﾄ､. ｉ ｉ {ｉ } ｉ. ｌ
/ .{ｉ ｖ` { ｉ ｉ__/ } .／ ＼ {ｉ } ｉ. ｌ
. / { レ '´ , - ､.ｖ"ｒ‐- ､ .{{ Ｌ ｉ. ｌ
/ }ｉ } ｒ '´ >く ｀ ヽ.{ ｲ⊥.ｉ ｌ
. / }ｉ .} | , イＬ|| ＼ .{ト じｖＫ ヽ ｌ
/ }ｉ ｉ _ |. レ'´ .>|（ .|| ） ｀ ‐ｖ'} " }ｒ':::::: ｉ. ｌ
- 226 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:12:54 ID:8oTFHzlg
-
じゃあ、お言葉に甘えて休ませてもらうですぅ＞
┌────────────┐
│ │
│ ／￣￣＼ .│
│ ／ _ノ ＼ ......│
│ | （ ●）（●） .....│ ああ、飯食ったらぐっすり休んでくれ。
│. | （__人__） ......│ （ふう。何とか冗談で流せただろ）
│ | ｀ ⌒´ﾉ ..│
│. | } ....│
│. ヽ } .....│
│ ヽ ノ │
│ / く │
│ | ＼ .│
│ | |ヽ、二⌒)､ ......│
└────────────┘
, ｬ . j´ __,ｲ
,ィ´./,___／／＼. f＾
／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
確かに今は、大事な時だ。俺も翠星石のことで ￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
あれこれ悩むのは後回しにして、任務に | /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
集中しないとな。余計な動揺や混乱を /!_/ ..::::::::l
抱えてしまうのは禁物だろ。 ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
- 227 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:13:26 ID:8oTFHzlg
-
夜中
｡ ::::: * *
::::;;:::: ｡ o ｡ o ﾟ ﾟ
::::: ｡ ｡ ｡
ﾟ . ﾟ :: . ﾟ :: +
* * ::;;:: ﾟ * ::;;:: ﾟ ; ;
::: ｡ ﾟ ::;;;:: ﾟ ::;;;:: ` : ` :: :::;
* ::;;;: o + :: :::::
:: , ; ; ::::; ::::: ｡ . ﾟ ::
. ｡ o ﾟ . ﾟ :: * ::;;:: ﾟ
｡ . * ::;;:: ﾟ ｡ ﾟ ::;;;::
. ﾟ :: . ｡ ﾟ ::;;;:: * ::;;;:
* ::;;:: ﾟ ; * ::;;;: ; ; ::::;
ﾟ ::;;;:: ` :. ; ; ::::; o ﾟ
o + :: , ; o ﾟ . ｡
┌─────────────────┐
│ ／￣￣ ＼ │
│ ／ ＼ .....│
│ | ＼, ,／ | ......│
│ | （●） （●） | ...│ よし、と。記録映像を再生しながらの
│ | （__人__） | │ 格闘イメージトレーニング、今日の分の
│ | ｀⌒´ | .│ ノルマは終了だ。後は、この辺りの地形図
│ { } ｎ .│ を呼び出して、ルートの確認でも……ん？
│ ヽ ノ l^l.| | /） .│
│ ／⌒ ´ ｀ ⌒ヽ| U ﾚ'/／) │
│ / ﾉ ／ .│
│ ヽ､ j ｒニ ﾉ ......│
│ ｝ l !ヽ､_,__／ │
│ /つゝ､! } .│
│ ｛〈〈〈ゞﾍ l ...│
│ ｀￣´ ﾉ 〈 ....│
│ .│
└─────────────────┘
- 228 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:13:49 ID:8oTFHzlg
-
（あれは戦略技術研究所の、えっと、高良みゆきさんだったか。
もうみんな寝てるのに、何してるんだ？）
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━─────────
┃
,rー､l¬-―‐- 、
,':::::::::|:::::i::::::::::::i::::＼
/;:::::::::;l::::::|i､:::::::::l:::::::::ヽ
/::;':::/ｨ7｀、:|｀ﾘヾ:.::ﾞ､|:::::::!
iﾞ:;ｲ::::!::l!,-､ヽ|,=ドミ､:ヽ::::::!
V ｌ:::::lλﾋ!）（ ヒ叭l::::l::..::l 誰もいませんよね……
（（ ﾞ､:::ﾄト- ' ｰ' /:l::/ﾊ}:l ））
ヾ l＞､゜､ィ'::::;ｲ::ｌ:::::ｌ
ﾘ｜>'::;::イ::|:::l:::::l
.┃
─────────━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
〃
,ｲ| //
/:::il / /
/::::::l _____ ./ :/
/::::::::l__,.イ:i! ｬ´::::::::::::ヽ/
/::::::::::l::/ :l::l!=ﾆﾆヾ:::::◯::::::Y´i! （何だ？ こっちに来るぞ。
|:::::::::::ノ i´::└'ゞ==E､rt‐ヾj:::::i! こんな時間に、俺に何か用があるのかな。
|::::ｌ!::::ヽ l::::::::::::::::::::::ゝ､ヽY::::::i! どうやら人目を避けてるみたいだが）
|ノ∧::::| .〉::::::::::::::::::::::::::｀ｰゝ::::｀:,--ュｧ
λ__/:::::Y､＼￣｀ヽ::::::::::::::::::::::::ノ |::|
l .K::::::::::l ＼＼__. ｀ｰ=＝7:::::〈 ノノ
ゝ| ::::::::::l.......::::::::::::::｀ｰ-イノヽ:::| i_/
| | ::::::::::l:::::::::::::::_ノ｀ー ヘ ヽ:::Y´
/＼l :::::::::l､__／´ |ヽ_:::::!
／＼ .}｀:::::::l´ ,!､ /ゝ'::::::!
,ｲ r´::::ゝﾍ ::::::::i/ /_.､ ｷ:::::::::::ﾍ
l／:::::::::::::∧ ::::::lr´ ﾉ:::＼ ｷ::::::::::::∧
i :::::/´::｀ヽハ :::::∨´::::::::::!. ∨:::::::::::ｷ
l Y:::::-ｧ:::lゝｷ::::::∨､ ::::::::ヽ､ .∨::::::::::ｷ
ヽ У::｀::::::| ｷ:::::::∨ﾔ :::::::::ヽ｀ヽ .ヽ::::::::::ｷ
ﾉ-'::::::::::::/ 〈::::::::ｷヽゝ ::::::::ヽ:::ヽ _ﾔ::::::::ｷ
/ ／｀:/ l::::::::ヽ ヽ ::::::::::ヽ:::::Y:::ヽ::::::::',
/ ／|ヽ / i::::::::::ｷ .＼ ::::::`／:::::::ヽ::::::',
- 229 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:14:21 ID:8oTFHzlg
-
l´￣`ｰ--.､/´ヽｰ─-:.､__
ｊ,ﾉ | . ｀ヽ、
／ ,| :| ﾍ:: ﾍ
／ ﾉ / ,/ | |:|'| |::u λ:: ﾊ
/ ,./ / / /u :| |:| | :|､::: ＼ }
/ ,ｨ'/ / ,|: _|__,ﾉ| |:| | :|ヽ､__: ＼
/ / / ::ｊ ,/ ヽ|__ ヽ、 :|ｊ ヽ|__ ∨ ｉ:: ﾊ
|/ ｊ ::::| ﾊ ,ｨﾁﾃｵ ヽ､| ﾁﾃ心∨ |::|､ |
| ::l |:ﾊ`､Vｨ:;l }‐{ l:ｨ:;ﾘ,' ﾊ. lﾘ| |/ あのぅ……「エヴァ」さん。
∨ |ヽ､|::::ｊ､::.￣ ::,ﾉ ' ヽ:::￣゛..::{:::ｊ,/: | 私……私……その、
ヽ､| | ｉ:::::ヽ、￣ ー ￣u,.ィ:ｉ::|: |
| /| :::::ｉ:::｀＞‐r- -ｒ‐＜:|:::ｊ:: | |
|/ :| :::| /´ { } |:/:: j: |
/ :;| :::|' |＼／| ,ﾉ /ﾊ |
/ :::/'| :::| | | / ,/ } |
＿,,
/{_,-‐'´ ∠,ノヽ、
／｀ヽ./´￣゛ｰ-､ ＼
／ / ＼ ）
/ { |＼ ﾄ､ 〉 ∠ノ〉
/ / /／｀ヽ| ＼ } },/ _ノ
ごめんなさいっ！ |/{ ﾊ ＞ H ＜∨ヽ､._＿__,,-‐"__
謝って許されることではないけど、 / ＼{ λ‐-‐' ｀‐-‐' ﾉノ ＼ 〉,ｨ´ ））
でも、あなたに謝罪させて下さいっっ！ 〈 〈V `ｰ─-─‐"´ヽノ〉ﾍ》 〉_,／~::.
ノ￣ヽ_ ￣゛ｰ'^ｰ-'´:::⊂´_y_´ｿ'´::::::::::::::
::::`｀~⌒´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
- 230 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:14:53 ID:8oTFHzlg
-
┌────────────┐
│ │
│ │
│ ／￣￣＼ .│
│ ／ _ノ ＼ ......│
│ | （ ●）（●） .....│ おいおい、ちょっと待ってくれ。いきなりそんな、
│. | （__人__） ......│ ロクに知りもしない相手から土下座されても
│ | Ｕ ｀ ⌒´ﾉ │ 困るだろ、常識的に考えて。
│. | } ....│
│. ヽ } .....│ 私のこと、覚えていませんか？＞
│ ヽ ノ ｍm │
│ / ￣￣￣ つﾉ .│ ？ いや、悪いけど過去に会ったって
│ | |￣￣￣ .....│ 記憶はない。俺が一方的に忘れてるだけなら、
└────────────┘ 失礼なことで申し訳ないが。
,. -‐¬'´|''ﾞ￣l、
／ j ｜ ﾞ､
. .' / ｌ ,! ﾄ. i 丶
｜.l/ ,!.ﾊ l l l.ヽ ､ ヽ
. !././ ィヤ｜.ﾉ｀!ﾄｉ l. ! ､ヽ
……リジンで発掘されたＴＹＰＥ−Ｄ（ディアブロ）、 }゛,{ ./ ⌒ヽ_/⌒ヽ.ｌ l. Ν
『エヴァンゲリオン』。そのインストール作業の時、 !∧/ﾄ､ __ ハ、_,.ｲ,!,ﾉ!'′
私はいたんですよ。その場に。 . i^ l . |＞-, ﾆ､-＜| |l
,! {.ヽ｢ r＜)__｝｀ﾞ!l l|
. ,' ! i＼_/ミﾐﾐУ ,〃/ﾄ、
/ .ｌ｜ ! ｀`〈 ∠（r' | ﾞ、
. / ,' v'´ fﾞ/ノ | | ﾞ、
.,' /i l、 / !ヾ l i|、 ｀、
! // ﾞr- イ 人｜/ :'|ﾍ. ,ﾉ
┌───────────────────────┐
│ , --────-- ､ │
│ ／ ＼ ..│
│ ／ ＼ ....│
│ ／ ＼ ......│
│ .／ ─── ──＼ .│
│ / ＼ │
│ ｜ ／／:::::::::丶＼ :／／::::丶丶 ..│ ……え？
│ .｜ ｜ {:::::::::::::::::| | ｜ {:::::::::::::| | ......│
│ | ＼ヽ:::::::／ ／ ＼ヽ:::::::ﾉ／ .│
│ .| ,／ | ＼ │
│ | ｜ ｜ ｜ .....│
│ | ｜ ｜ | │
│ .| ＼＿＿／＼＿＿／ .│
│ |. ヽ , ─ 、 ノ ' ...│
└───────────────────────┘
- 231 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:16:07 ID:8oTFHzlg
-
インストール作業……あの時…… インストール作業……あの時…… インストール作業……あの時……
|:: ／￣￣＼
|:: ／ ヽ_ .＼
あ……「悪魔」だ……俺が、この俺が、 . |:: （ ○）（ ○）u ｜
あの「悪魔」にされる…… . |:: （__人__） u |
|:: ｀ ⌒´ u ｜
|::: { ｜
|::: { /
|:::: ╋ヽ ノ ╋
|/⌒￣╋￣ ￣￣╋￣￣⌒ヽ
|＿ﾉ￣ ╋￣| |￣╋￣￣ヽ＿）
〃
,ｲ| //
/:::il / /
/::::::l _____ ./ :/
/::::::::l__,.イ:i! ｬ´::::::::::::ヽ/
/::::::::::l::/ :l::l!=ﾆﾆヾ:::::◯::::::Y´i!
|:::::::::::ノ i´::└'ゞ==E､rt‐ヾj:::::i!
|::::ｌ!::::ヽ l::::::::::::::::::::::ゝ､ヽY::::::i!
|ノ∧::::| .〉::::::::::::::::::::::::::｀ｰゝ::::｀:,--ュｧ
λ__/:::::Y､＼￣｀ヽ::::::::::::::::::::::::ノ |::|
l .K::::::::::l ＼＼__. ｀ｰ=＝7:::::〈 ノノ
ゝ| ::::::::::l.......::::::::::::::｀ｰ-イノヽ:::| i_/
| | ::::::::::l:::::::::::::::_ノ｀ー ヘ ヽ:::Y´
/＼l :::::::::l､__／´ |ヽ_:::::!
／＼ .}｀:::::::l´ ,!､ /ゝ'::::::!
,ｲ r´::::ゝﾍ ::::::::i/ /_.､ ｷ:::::::::::ﾍ
l／:::::::::::::∧ ::::::lr´ ﾉ:::＼ ｷ::::::::::::∧
i :::::/´::｀ヽハ :::::∨´::::::::::!. ∨:::::::::::ｷ
l Y:::::-ｧ:::lゝｷ::::::∨､ ::::::::ヽ､ .∨::::::::::ｷ
ヽ У::｀::::::| ｷ:::::::∨ﾔ :::::::::ヽ｀ヽ .ヽ::::::::::ｷ
ﾉ-'::::::::::::/ 〈::::::::ｷヽゝ ::::::::ヽ:::ヽ _ﾔ::::::::ｷ
/ ／｀:/ l::::::::ヽ ヽ ::::::::::ヽ:::::Y:::ヽ::::::::',
/ ／|ヽ / i::::::::::ｷ .＼ ::::::`／:::::::ヽ::::::',
- 232 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:16:26 ID:8oTFHzlg
-
「ディアブロ、正常起動」
「インストーラー、異常なし」
, - ────── - ､ 、
／ ヽ
／ ＼
／ ,, ､、 ＼
うわああああああああぁぁぁぁっ！ / _＿ノ′ `ヽ、_＿ l
やめろ！ やめろ！ やめろ！ /／ ヽ /´ ｀ヽ |.
やめろおおおおおおおおぉぉぉぉっ！ l ｀`ヾ, lゞ 〃 l , -‐ ''"´ l |
, - ‐'ｰ―ｰ‐っ ノ ヾ ヽ、.. ｧﾆヽ---― 、 |
ゝ‐─‐"￣ | ／´ ヾ'｀￣￣￣゛ー' |
| l j ﾉ′ l
l `ー-'´｀`ｰ---─ '″｀ヾ /
| ト、ﾉ),､、 ﾉ /
| | ｀｀´´ / ｲ
| | ／⌒'⌒/ / l
| ,l ／ / / ' |
| | / / ,. |
ゞ `ー┴---一´ ／ |
ヽ`ゝ､_＿,,,,, ,, ／ ､ﾉ ﾄ ､.._
＼ _＿ , _,_ -‐ ｲ ／ ﾄ､:.:.:`::-..,,_
,`ー--- --ｰｰ / ､′ ／ﾞ.:::.:.:.:.:.:.: . ＼
／..::.:.:.:.:| ﾄ /′ ; ′ ／...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...＼
／´.:.:.:.:.:.:.:.l、 ／´ ／...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼
／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l , '′ ,／...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..: . ＼
- 233 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:16:51 ID:8oTFHzlg
-
r‐;=＝ｰ}`ｰ─-.､_＿__
ｊ,ﾉ | : ￣゛｀ヽ、
／' ,| : ｉ:. ｉ､ ､ ､:. ＼
／ , ' / /| ｉ: .:|ｉ: |＼ :ｉ:. ﾊ::. ﾊ
／,' ／ /､,/ | |: ::|'|: | ∨:|ｉ:: ﾍ::|: }
/ / / ,/: /＼, }:|: ::| | |､／| :||::. ＼::|
|/ ,/ ,〃|/__､ ﾉ'{: ::| ｊ/,__ |/|､::::.... ｀ヽ、
| 〃 /::ﾊ ,ｨﾁ弐､ ∨.:::{ ｨﾁ心､ |:｀ヽ､:::... ､＞
彼はまだ１６歳ですよ。未来ある若者、 |/'{ /:l::::ﾊ` V::::;| ､ ｀ヽ| |ｨ:::;ﾘ `|:ｉ :::|､＼:: }
感受性も強い。恋人もいると聞きました。 ∨::ｉ: ::::} ゛-‐ ,}ｰ{ ‐-" ',.ｊ | :::|,ﾉ:::;〉,,ノ
それをディアブロにというのは、 | :::| :::::l｀‐--‐" ' ` ‐--‐ "/,:' ::|:::::'"´{
あまりにも酷すぎるのでは…… ﾉ ::ﾉ :::i:::ヽ、 ｒ-っ ,// .. :;ﾉ::::: : :人
／ .;/ :.::} ::ｉ:::::＞::‐ｧ;- r‐'"/'" .;／::: :.:ヽ:: : ＼ /|
＿,.-─-‐'"´／ : ::/ :;ｒ--‐'/´{.. .／ ,.':.:/´￣｀ヽ､::ヽ､:: : ＼__,ノ:::|
／´￣ _,＿.＿_,／ /: :::/::/ , / |｀ /´ ,':.:/ｉ .: ,.. ヽ/´｀l/´ l::::::::':｀ヽ、
{ ｒ'´￣/::,' ／ /: :::,'::/ .:j / l‐-:{ / :/: | .::ｉ/ __./ ,,ﾉ ,,/／,):::::: : :＼＿
｀ヽ{ {:::ｉ.／ ,' : :/: :ｊ .:;ﾉ'/ ,,/｀,'"ヽ､|ヽ{: | ::/ ｒ'´::/ / ..／ ,.ｨ´＿__::::::::: : :
ｊ／ ／::／ : ::| .:/ ＼ { :: / ／ ::{＿ｊ_,ノ' ,.'" " ´ ,ｒ-‐-':::::::: : :
／ ,／ , ' : :::::| ::l.::.... / | ..::....::{" ＼ ::ヽ､＿_,,ノ-─ｧ‐-:'"::::::::::::::: : : : :
∨ ii /￣＼ / // ´￣丁丁
/ ii / __ ＼// 〔(:..)〕 | ｣
ｌ / /.:::::｀ﾄ 、 、 ﾉ＾Y __ ほう。では、君が代わりにディアブロになってくれるのか？
l / └＝ミ ｡ ＼`ｰ=彡'"/ 厂｀>'"´ それとも、一刻も早く動かせるようにしろと
| ＼＿___ ｀ヽ..:':::::::<.｡__/ / / せっつく軍の上層部に、うまい言い訳をしてくれるのか？
| | ＞ 》.:::::::/ _＿ / /
. /＼| | | /.:::::::/ 》 / i. /＿___＿_／
/ / ＼ ｉ| | ./.:::::::/ / / ‖/ ／
〈〈 ヽ∧ ＼ ｜/.:::::::/ / / ﾙ′ ／
､〉､ / ∧ ｉヽl/.:::::::/ /イ ,/ ／ . : ´
i｀ﾄﾐ 〈 〉 ｉ＼ｉ:::::::::::::::::ｲ:::::| / ＿_∠.._ . : ´
ii | h｀ト(Ｏｉ ＼::::::::::::::::::::l / / /〃 ＼＼
ii | hi | (Ｏ､__ ＼::::::::::::::|《 { _）＝ / / -- ―
- 234 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:17:07 ID:8oTFHzlg
-
__ ,.､ _＿__
| ￣｀ｰ‐| ｀ｰ'"´ ￣ ｀ヽ、
ｊノ | λ ﾍ
／ ../ / | ｉ|ヽ、 {,ﾉヽ､. ﾊ
/ ..::::| |,/| ｉ || | ∨ ∧ }
ｊ /::::::{ ::;,|ノ'| :| |ｊ |＼∨ : | ﾊ: |
| {V::::∨ :::| ､_|/∨:| ､_ ｀ヽ、:}ヽ､||
ヽ､| ∨:::::ヽ::| ┃ ヽ.| ┃ |::::∨::::: :|
そ、それは…… ｀ヽ/"}､＿,,ﾉ, ヽ.＿_,,ノ| : :| |:::: :|
,ｒﾍ:::〈ヽ、 ｒっ ",ｨ| :/ .|:::: :|
〈 "ヽ::〉::＞‐ｒ -r;‐＜:::ｊ ｊ ﾘ::: λ
{｀ヽンﾁ￣}:`‐-‐｀ /'´,ハ::: :∧
| ﾉ辷 {､ ;' / ,ｨ'" }::: : :ﾊ
| 〈"〈 ／ ｀ヽ､ :〈 / ,'|::: : |
{ :}゛.｀ヽ ｀ヽ./ / |:: : : |
/＼
/ ＼
/ ＼
,' ＼
,' :::: ヽ
i :::: ::::: ヽ
i :: ::::: l
i :: ／ヽ |
i / lll lllヽ !
､--─‐.l. ,.ヘ /: C) ヽr-!-─ '7
ヽ .l l / ,.へ､`‐､.__,.‐',. ィ| /
i i | / /:::.. `''.:‐-:.' .:|.| / ふん。相応のリスクも負わずに、私のやり方に
──lー| |. ＼`''‐::､::::::::::::::::::／/|/ー─-- 口出しをするのか。お前も随分と調子のいい奴だな。
|. | | ｀iヽ、￣i:::::::｢ r‐i | ./ ……………………よし、準備はできたな。
!| |. |__〈 |::::::| 〉_| ﾄ、 /／＼＿＿＿
＿＿| | l lヽ.|::::::|./ l | i ∠..二￣ , ‐'´
ﾆ ,> ヽ. | |/::::ﾞ!::::::ﾚ! | |/ < = ＼,. -─
= ゝ／8 |:::::::::::::::::| ヽ ﾉ ﾆ /
……思い出したああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ！ あの時、確かに、いた！ この人だ！ あの人だ！
- 235 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:17:28 ID:8oTFHzlg
-
||l|||i||l||l|i|l! ,..::':´::::｀`丶.、 il|||l||i|||
|l|ill|l||i||l ,r'":::::::::::::::::::::::::::｀ｰ-┐i||l|||
||l||i|l||l! i′.::ﾊ::::::::::::::::::::::〃:::::::! i||l
||l|il|l! | ..:（_,ﾉ::::::::::::::::;ノ':::::/::::| i|l
|l||i|! l::;:;:;:;::::::::::::;／_:::::_;ﾌ|:::::|
l|i|l |;:;:;:;:;:;:;::::∧::｢ｆ,ｲτ/;ﾉﾘ .行軍中、ずっと悩んでいました。このまま
|ｌ:;:;:;:;:;:;:（_,ﾉ::|く:| (（'′ 黙っているべきだ、彼を動揺させるだけだ、
. |::;:;:i:;:;:;:;:::::::::::::::!.ノ 言わない方がいい。何度もそう思いました。
,'::::::|:;:;:;::;::::::::::ト,ヽ、 でも、この機会を逃してしまったら、
,..::':´::::｀`丶.、
,r'":::::::::::::::::::::::::::｀ｰ-┐
i′.:::::::::::::::::::::::::::〃:::::::|
| ..:::::::::::::::::::::::::::::/::::/::::|
l::;:;:;:;::::::::::::::::::::;::':::::::::::::|
おそらく私は永遠に、あなたに対して |;:;:;:;:;:;:;::::::::::／:::::::::::::ﾉﾘ
何も言わないままになってしまう。 |l:;:;:;:;:;:;:;:::::::::::::::::::;:ｲﾉ
将来有望な若者、婚約者までいる . |::;:;:i:;:;:;:;:::::::::::::;r',ノ
少年の運命を狂わせておいて…… ,'::::::|:;:;:;::;:::::::::::;〈ヽ、
/::::::!:|:::::;:::'::::::::::ヾ｀i｀、
. /::;::::::l:|:::::::::::::::::::::::::ヾ/
/:::/::::::lj:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
;'':::/:::::::l'::::::::::::::::::::::丶:::::i､ﾞ:.
!:::/::::;:::':::::::::::::::::::::::::::｀.:::ハ;!
ヾ:::::/:::::::::::::::::::::::::';::::::::Y|
. /::::::l::l:::;::::::::::::::::::::::';:::::::::l!
|::!::::::!:!::;::::::::::::::::::::::::;::::::::|
',::!::::::ﾞl:::;:::::::::::::::::::::::;/|:::∧
ヾ:.::::::':;::::::::::i:::::::::;ｨ′!ハ｀、
ヾ〉､:::':;::::::|::::／ | | ! ｀、
- 236 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:18:07 ID:8oTFHzlg
-
＿＿__,.ｨ'´|_＿＿__
_,.-‐'"￣ | ､ {
／ ,' ｉ |: ｀ヽ、
／ ,ﾉ | |: | ＼
/ .／ ,ｉ: |∨ : :ｉ {V |､ ＼
{ ,/ /|: | ∨: | | | ∨ | ∨ ﾊ.ゝ
ｊﾉ,' ,/-|‐|‐' V:.| | | ｰ|-|-∨ ∧
/ / /ｉ | |__. | | ﾊ|.__..| | | ､:. ﾊ
| :|: /:/: |ｨ´ｊ/ ｀ヽ}ﾉ /,'´! ｊ/ヽ. | ｉ } | 私が百万回謝っても、あなたが人間に
ヽ|ｉ /'/: ｉ| ,ﾉ,／l l:| |､ |＼| 戻れるわけではない。私の自己満足
| /（_|:: ||､ '".,ﾉ￣', ,ﾉ :| |::| ﾘ でしかない。でも、どうか、謝らせて下さい。
∨ :|: ||､`ｰｕ‐'" `ｰｕ‐'" ,-| |:::| /
ﾉ : :| |!::ヽ、 r‐┐ {´|ノ ﾉ|ﾉ:::ｊ,/
/ : ::| 人:::::::＞‐-ｒﾆ"r‐::;ノ ,r'´:::|: :∧
, ｬ . j´ __,ｲ
(……あ……あ、謝る？ 謝るだと？) ,ィ´./,___／／＼. f＾
／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
（俺の未来、人生、希望！ 全てを fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
奪い尽くしておいて、謝る？） ,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
（いや、俺だけではなく、翠星石の ｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
夢も愛情も潰して……！） ￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
; _, 、 . | /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
；／｢｀Y´｀ヽ ； /!_/ ..::::::::l
：<／｢｀〈___ノﾍi ; ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
; <｣_,ｨ==ｲ } ； _,以 V
. <｣斗イ》 ,ィ:ﾑ、 ： ,ィ´ ∧V .::
； <__,ィ＿ﾉ.::ｨ^ヽミｭ、 ; ： ; ； ／ L,__ ∧V ,;::::::.........
：｀´:K ｀¨マ'¨¨ニ¬・・･マ___,ｲ ｀ヽ,__y匕ｬ'
; ；｀¨マミﾑ、 ｀¨マﾆﾆ弐ﾆ二三≧､ __≧斗'´
； ｀¨マﾑ、｀ヽ、 ｀ヽ__＞ ,＞ｬ'´
； ｀マ､ _＿＿__,ｲ三_／
｀マ二三三三いー--‐fフ
- 237 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:20:20 ID:8oTFHzlg
-
ヽ
,, 、 ｌ
ゝ_ _/ .. ＞..、 l
`''''''‐" _ __ ﾆ:＿丶 1
/ 、 ＾''''ー ､__ ゝ │
/ . ｌ 丿 l'"! 、 、 '''-ｰ-､ ´ ^ｰ-..､ .
| 」 | | || ! ! ｌ │ ' ,ｒ _..,, ｆ.
`、 '、 ゝ ﾉ / l ..′ ,´ | l│l .ｉ
｀- − ﾞ‐'′ --" ,ﾍ ∪ ﾉ l.
´ /
/ ｀）
f 丿 ヽ/
入 ＿＿＿ -' ,′
（ V ｖ "‐＿ -'′
''-二ﾆ -= `'`ソ /
´ ‐‐;ｭ ｀' ､ノ /...
ニ ′ 丿
!.
!.
丶.._ /
｀ﾞ ‐--- ＿＿＿＿-''
＼
＼
＼
|ヽ、
.. |::l::ヽ
. |::l:::. `、
| l::::: `、
| l:::::: `、
. | l::::::: `、
.| |:::::::: `、
／￣￣＼ ..｜l:::::::::. `、
／_ノﾆ三ヽ、＼ .|-､::::::::. ',
| （⑪）三（⑪）|ﾊ`ヽ＞‐.､ ',
. | （__人__） /_ﾉ :|| （,t）|>'"`ヽ
| ｀ ⌒´ / /ｌ|::::／-､ ./
. ヽ ﾊ -ｲ ||::(〈__ノ／
ヽ / { ||:::`''／`ヽ
/ / ヽ:||:／ /
| .i ﾉ:（（__>／`ヽ
| ', ´:::::::|i'ｰ' ,. 、/
| ヽ ノ
- 238 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:20:43 ID:8oTFHzlg
-
＿＿＿
_r少ﾍ 勿
r少: :.f込 勿
＿＿＿, -‐─v7: : : : :.f込 勿
{込テテ==ｪx {7: : : : :∠f込 勿
. {込: : : : 〃⌒ヽんﾃﾃﾃ===ｪｪrく￣ ￣￣》
. {込: : ん'⌒/ ', ＼ `'《`ー‐:≪＼
》 》', / , , ＼ ､ ＼
《/ / .' , ,: : : ｀'' - ．
/ ,' ' i | l '. |: : ｀'' - ．_
,' , : : l |: : !: :!: : }: : }: : j i /
ｌ i .i : : :ﾉﾉ '爪丁'ﾒ､ ,ｲｲﾞ|:《 : _. -──-ミ_/
| :ﾘ.: :八Y⌒: : : :ﾘﾉ 'ｯ孑ﾃHﾐyﾞ|| |.:| :|:二三,_ ￣`《厂
ﾚﾍ; : : ﾘ: :Vみ､ﾉ' 仆ｯ多；.ﾘﾉ,ﾉ.ﾉ : : : : : 二ﾆ=彡'
え？ 悪魔？ 全然、そんなことないの。 乂彡込八ｯ， ‘' …'´辷彡仁＿: : : ￣`《厂
だってエヴァお兄ちゃんは今も、村を ||辷彡ﾍ`''ﾞ 、 廴 川ﾘ 辷===彡'
助けようとしてくれてるの。いい人なの。 ﾘ 人辷人 ﾏ) 辷彡什彡ｸ 厂￣
/彡: 人辷,＞.．. __ ,. イ＞'´￣＼辷《
辷===彡ｸ 〉'ﾞ ∨ 》
￣ r‐ｒ=f＾｢ﾆﾆ| ∨
| | |. ﾚ'/∧ : : : 〉
| ﾚ'.|. |// ＼ : : : イ
L_ﾙ'ゝ-'´ : :/ : :.||
__,. -――- ､、_
,ｨ'-'"´⌒^^⌒`丶丶、
〃_r冖'⌒^^⌒'ー､_｀ヾ'､
／{ノ ） ヽ、ぃ
ノ /// / / ／ /} i`､} ､
＼{ l i i,l+‐-／,ｨ/‐ﾘ-､ l | |l > あの子の言う通りですよ、エヴァ。
| l |__l ィ=ミ´ノ ｨ＝ﾐ ﾉ/ , l ｲ おめーは悪魔なんかじゃない。
从ト ﾄi､:::: , :::: ﾒ/ノ,ｲ lﾄ、 優しい心を持った、人間ですぅ。
/ ｸ､下ゝ､ ｰ一 彳彡ｲl l lﾄﾐ 、
/ ノ/〈｀ヽ｀`ﾆ=y=＜ノ｀l '､ l l l ＼ヽ、
__／ノ / ,八､ ,'´ / ヽ 入ヽヽ､l l ＼＼
, '´イン /r'´､,:'^"'-､_ {、 _l,.,.,._ ｀ﾄ､ヽ、 ＼＼
／ ／ノ ／ ゝ､ /^'t､,_ ｀'}ー'" } } ヽ 'ｰ､ ＼＼
／ ノイ/ l У ｀'ｰ人-‐ ''"~´'､_ノi、丶、 ｀ヽ、.ヽ ヽ
ﾉ / ,ト/ /三、 ヽーt、 ヽ ヽ ヽ ヽ
ﾉイ / ノ / | | 、 ヽ l ヽ ヽ ヽ ヽ
}／ l / | | | ヽ ヽ .l { 〉 ヽ l
- 239 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:21:02 ID:8oTFHzlg
-
∨ ,ィ''" ｀r'''―‐'Ll ヽ ＿＿＿_
ﾞr‐''" | ,..| | ゝ､_ﾉ ／ ＼
|,..、_斗''" ゝ--'" ,___{ ／ ⌒ ⌒ ＼
| ヽ_| 、 /｀´､ ／ （⌒） （⌒） ＼l⌒l
ヽ ゝ､_ / _,.ﾞ.'-, | （__人__） |`''|
ゝ-l ﾞl /,.-‐'"' | ＼ ｀ ⌒´ _／ /
ヽ,L____ ﾞ | /
∩＿＿＿∩
| ノ ヽ
/ ● ● | ┌────────────┐
| ( _●_) ミ＿＿∩ │ │ ﾝ ,.. -‐::´￣｀:ヾｰ-､＿_
彡､ |∪| ､｀＿＿_三) │ ／￣￣＼ .│ ＼ﾝ┐ ／::/::.::.::.:/::.::ﾊ::.＼ ヽ
/ ＿＿ ヽノ /´ . │ ／ _ノ ＼ ......│ ﾟ｡`く{ /::.::/::.:/::.〃::/ V::.:|ヽ ヽ
(＿＿＿） / │ | （ ⌒）（⌒） ...│ ＼丶丿 /::.::.:l::.:/_://::/＿ l::.:|::.l
| / . │. |. .|| （__人__） ...│ ⌒ヽ,>>＼l::.::.::|:'´::ノ/／ ｀ l::/::.| |
| ／＼ ＼ │ | ﾉi ! | } .│ ＼>>|::.:l::.!ィ（＞） （● ）::.: | ﾚ
| / ) ) │. | し' ｀ ⌒´ﾉ │ ﾉミヽ::＼__ ､_,､_, /::. /ﾘ |
∪ （ ＼ .│. ヽ } .....│ | ミ>二ﾄニ ヽ_} フ:// ﾊ
＼＿) │ ヽ ノ │ | ﾉ,' | |｀¬‐イ_7￣｜ ! :
.│ / く │ | ヽ＿ﾊ ∨r―介―/ / _:
/ﾆＹﾆヽ . │ | ＼ .│ ヽ ＼>>＼ﾊ ', ∨
(ヽ /（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ /) │ | |ヽ、二⌒) .│ ￣￣￣＼ >＼} }, ヽ ＼
(((i )／ ::::⌒｀´⌒::::＼ ( i))) └────────────┘ |＼>>＼':,':, `ｰ>
／∠_| ,-）＿＿＿（-，|＿ゝ ＼
( ＿＿＿､ |-┬-| ,＿＿ ）
| `ー'´ /´
| /
. {. | ′ | } ／: . : .／:/: /: .i: : i : .:ヽ : . ヽ: ヽ
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ< ｲ/: . : / . /: /: . :|: . |: . : .ヽ : . ',: . ',
!∩|.}. '"旬ﾞ` ./''旬 ` f＾| /: . : / . /: /l : . :|: . |!: :l . :.',: . :j: . :}
ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣ |l.| |: . :/l: ./:‐/┼: .∧ :jl-┼:‐:j: . :|: . :ヽ
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ |: .ｲ: |:/: ﾇテミ_/ ',_ ィﾃﾆﾐ:|:.:.:.|: . j
. }.iｰi ^ r' ,' |/ |: .|:ﾊ{. ﾄｲrl! }＝{ ﾄｲ:rﾘ !: . :j: .ｲ
!| ヽ. ´ ー─ ’ ./ |:/|: .ﾊ `ニ ノ , ヽ. ニ ｲ: . /:ｲ
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ l' !: 小､ ､__ , ｨ!: .//
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼ |: .:|ハ＞, .. _ .. イ=jl: /〈
- 240 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:21:22 ID:8oTFHzlg
-
,. -. ､.._
,. :.':´:￣:´: : : : : : ｀: : ､
／:.': ¨: :/: : :へ､: : : :ヽ: ヽヽ
,.'´:,: : : : /: i: : : : : :ヽ: : : :ヽ:ヽ:ヽ
,.': :/: : : : :i: :.i: : i: : : : :.ヽ: : : :ヽ:.'､:ヽ
/: :/: : : : :/|: : i: : :'､: : : : :ヽ: : : :.', ﾊ: ',
,': :.,': :./: :./ i:_: i: : : ヽ: : :_:,_:'､: : : i: :i:.:.i
|: : i: : i: : i,ｨﾁ´: :.ヽ: : :.ﾍ.､: : :｀'ト､:.ﾘ: i: :.|
i:i: :V: :i:,ｲi ＼.､ヽ: : ヽヽ: :ﾊ: :`: :.i: :.|
iﾊ: :.i:.:ﾍ: i.,ｨﾁ示ﾐ ` ｀ ﾞf示ﾐx､/: :/: /i 戦争という怪物に蹂躙される人々を救った、
ヽ:iヽ: ヽ ir';;;:::| ir';;;:::| i: /:／ | 連合軍 第三機甲師団 第七小隊の英雄たちの
|ヽ:|^＼ﾞ 弋少 弋少 ,イiイ: :.| 物語。これを人々に送り届けます。
|: : ヽi: ﾊ. ´ .ﾊ: :r': : :.|
i: : : :.|:.:.:i＼ ｀ ´ ／i: : :|: : :.::.i
,': : :.:.:|: : :i: : :＞ ､ _ , .＜: : i: :.:.:|: : : :.ﾊ
/: : : : :|: : :.i: :／.|. |_＼.i: : : |: : : : :.ﾊ
/: :_,､--|: : : |:::::f´ |::::|: : : |‐--､: : ﾊ
, ': :/:::ﾍ : |: : : |:::::|¨''‐., ､.‐''¨|::::|: : :i:|::/;;;;∧.: :ﾍ
, ': : / V;;ﾍ |: : :.|:::::|.＜ ＞.|::::|: : ://;;;;;/ V: : ヽ
, ': : : :i V;;ﾍ. l: :./:::: | ＜.´｀.＞ |: ::|: :/::i;;;;;/ |: : : : ヽ
/: : : : : : : : : /i: :i: : : : : : : :ヽ: : : : : : : :.ヽ: ﾊ
,': : : : : : : /: :/ i: :.i: : : : : : : : :`,: : : : : : : :ﾊ: :.ﾊ
i:./: : :/: : :i: :,' ',: :i､: : ヽ: : : : : :',: : :i: : : : : i: :i:.i
i/i: : :i: : : :i: ,'. V:i ヽ: : ヽ: : : : : N: :i: : : : : i/: :i
i: : :i: : : `ト- ､,,＿ヽ. ＼:ヽ＿,,:.､i斗‐i: : : :/: : :i
V: : i: :.:.i/,ｨﾁ示ヽ ヽ ` ｨﾁ示ヽ 从: :/: : /i
ヽ: :ヽ: :i ir'::;;:::| |r':;;::} i .i: :/:iヽ': :i
戦争の悲惨さと、その中で懸命に生きている ＼ヽi.ヽ ﾞ辷_ﾘ 辷_ﾘ /i/: i ./:.:.i
人たちがいることを、世界中に知らせる。 |:.∧ ' i: : : :i´: : :i
私はそのことに、命を懸けているんです。 |: :.:.ヽ ,.‐‐､ ./: : : :i: : : :i',
それがいけませんか？ |: : : ｉィ＞ ゝ- ' イ: : : : :i.i: : : :i:.',
|: : : |::::::::/. ＞ ＜ .〉: : : : /:.i: : : :i: :',
|: : : |:::::/ l /: : : : /: : i: : : :.i: ﾊ
|: : : |:::,' i /: : : : /: : : :i: : : : : : i
|: : :/::,'.i_ ヽ. ／: : : ／:::::ヽ: :i: : : : : : i
- 241 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:21:52 ID:8oTFHzlg
-
￣ ､
´ ＼
／ ヽ
/ ノヾ
' ー ´ ヽ
l / .,.....､ヽ
. l l {::::::} l
. l 冫.ー く
l l ﾉ!
l ｀ー‐ f ｒ'
l ﾉ'
! /
,' /
￣ ｀ー - /
｀ ､ /
:.:.:.:.:.:... ､ ／
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.. .:.:ヽ _ ´
ー- :.:.:.:.:.:.:.:.. ..:.:.:.:.:.:ヽ
｀ ､:.:.:.:.:.:.:...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
..:.｀:.:､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
..:.:.:.:.:.:.:.｀:.:､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
／￣￣￣＼
／ :::::::::.ヽ
/ :::::::::::::::::::: 〉
| ::::::::::::::::::/
| ::::::::::::::::::::l
| ::::::::::::::::::/
＼__ :::::::::く
. ,ｲ :::::::::ヽ
/ ｀ :::::::::::}
,' :::j .:::::::::/
,−´ :::ﾉ .:::::::::{
(,. - ―.i_ ::::::::::i
/ ::::::::::: }
. l,. ----ゝ.ー―一´ー--.._
_ ＿｣. ｀l￣￣￣￣￣￣￣!
{._ | | 厂￣￣ｌ￣￣| |
. ｀¨ﾞl__＿＿｣__j ∟..___|__j
「……あんたが参加した計画は、倫理を逸脱した悪魔の所業だ。
そしてあんたの言う通り、あんたが百万回謝っても、俺はもう
人間には戻れない。何もかも、今更言うまでもなく常識だろ」
- 242 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:22:25 ID:8oTFHzlg
-
: ＞ ．. ./｀＞ ．
:::::::::::::＞,/:::::::::::::::｀＞,
:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::/_:::::::::::::::::::::/､_
::::::::::/ ｀ヽヽ:::::::::/_ /｀ｰ､‐´｀二ヽ
::::::::＼ ヽ＼::::::::ヽ､___y´ 》.》 ｀｀
＼ヽ:::::::::::ゝ,_( ｀ヽﾔ、::iヽ. ,ィ
》/::::::::::::/ ｀ヽ _,ﾊ Ⅵ ヽ ／/
/〈::::::::γ' / -代 ヾ｀ヽ`イ／
/j::::::::j ,イ__ ノ ゝ._ )ヽ_R/ だが、あんたはそうして罪の意識を抱き、謝罪した。
//:::::::/ /_ ノー‐- ､! ﾄvー' あの時だって、抗議の声を上げてくれた。たとえ
Y_三ｲ ￣ ｀､ :l 結果は同じでも、ただ黙っているだけの奴とは雲泥の差だ。
ﾊ_i 自己満足とか偽善とか、そんなものとは絶対に違うだろ。
, ｬ . j´ __,ｲ
,ィ´./,___／／＼. f＾
／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
高良さん。この任務こそが、あんたにとって ￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
贖罪の機会となる。戦争を終わらせ、 | /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
俺のような者を二度と出さないようにするんだ。 /!_/ ..::::::::l
ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
- 243 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:23:45 ID:8oTFHzlg
-
┌──────────────┐
│ .....│
│ ／￣￣＼ ..│
│ ／ _ノ ＼ ....│
│ | （ ー）（ー） │ いや、俺だけではない。
│. | （__人__） ....│ 故郷を奪還する為に戦い続ける者、
│ | ｀ ⌒´ﾉ │ 愛する人との再会を支えに懸命に頑張っている者、
│ .ｌ^l^lｎ } .│ 戦いに巻き込まれて死んでいった、小さな村の者たち……
│. ヽ L } │
│ ゝ ﾉ ノ ......│
│ ／ / ＼ .....│
│ ／ / ＼ │
│. / / |ヽ、二⌒)､ .│
│ ヽ＿＿ﾉ ......│
└──────────────┘
┌────────────────────────┐
│ __＿＿＿__ .│
│ _,./ ヽ .│
│ / ─､,,＿ _ヽ､-ｰ ､ .│
それら全て、「戦争」って怪物の仕業だ。 . │ 〉 ｀Y(,＿ ） ） ......│
そいつの息の根を、止めてやるだろ！ .│ (´ ─､,,＿ 入__＿__ク ／￣￣ ＼ ......│
あんたや小隊長や、俺たちみんなの手で！ .│ ｝ ＼_/ /.／ ＼, ,／ ＼ │
│ ｛ ─､,＿ ! ､i | （●） （●） | ...│
│ ヽ ヽ／ ／（ | （__人__） | ...│
│ ヽ ¬─-ｰ" ／ ﾉ | |r┬-| | │
│ ゝ､_ _Ｌ / ヽ | `ー'´ | .│
│ ｀゛ｰ＜ ／ ヽ / ..│
│ ∨ ヘ ゝr'.二ヽ、 ..│
│ ∨ ｉ＾Yﾞ r─ ゝ、 .│
│ ヽ ヽ._Ｈﾞ ｆﾞﾆ、| ..│
│ ＼ ＼｀7ｰ┘! │
│ ヽ ｢:ト ｲ ..│
└────────────────────────┘
- 244 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:24:08 ID:8oTFHzlg
-
／｜ ＼
／ ｜ ／
..／ |／ . ／
／ ／ フ ―へ／
| ／ ＼ △ ﾝ､ さあ、話はここまでだ。あんたは作戦の
｜ ＼ ／￣￣(,(,1wY 成否を分かつ、荷電粒子砲を扱う身。
| ／￣＼ ＼ ￣￣／／＼ ＼ 休養を取り、体調を整えるのも任務の内だろ。
｜｜AVE | | ￣ |／ ￣ 軍人的に考えてな。
／＼＼＿／ |＼ |§〕
| ＿＿／／ ）
／ ＿／￣￣￣ ／
_＿＿＿__
__,..-‐'"￣ ￣~｀ヽ、
/｀ヽｨ'´ :. ｀ヽ、
/ヽ/ / : : λ、 ヽ、:: ﾊ
,ノ ./ ｉ .' : : :. ﾍ、 ﾊ :: ｉ }
,ｲ´ ::/ { : : : : . `-､ |::: l |
/〃 : / ｊ､ｰ--: : : : : ｀ヽ､./ ｉ. |
/// : : ｊ |{ ｀ヽ、 ､: : :.､ ｀ヽ、＼ |: |
/'´/ : : : | , |:', __ ＼.__ ヽ : :ヽ、 }＼_〉 |: {
/ :∧: ::| .|∨ |:::', ,戎Z彡∨ｉヽ､:.:｀ヽ. /,ノ: ｉ |ｉ ∧
{ :{ `ｰ| {-V ﾄ:::}､_,ﾉｉ ! | ｀ｰ:-∨: : : : | |:ｉ ﾊ
ヽ| ヽ| ヽ|.〈 ｉ ! | :: | ＼: : : | |:ｉ. ∧
……はい…… ヽ、rっ ! | ; :: ｊ ,ｨ'´＼::| |:ｉ ﾍ、
`ｰｧ-‐‐ｊﾉ ﾉｒ＝=､. ｀| : : ＼
あなたの言葉、戦争が終わった後も、 /: : ::/´ ,／'" ∨|/ : : : ｉ ＼
決して忘れません…… /: ::／／ / |/ : : : | : : {｀＼＼
ごめんなさい、そして……ありがとう…… ｊ:;／ ,/ ／{ 〈 : : : :: | : :: ﾊ 〉 〉
{´ / / } |ヽ､: : : } : ｉ: ﾍ／／
∨ | ,{ | | ,￣ }: ::_;ﾉ ::λ: ／
/ヽ/V ﾉ |/ /´" : : : :::} .: :〈
{ / ｊ' / : : : : ::.ﾉ : : :｀ヽ
- 245 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:24:50 ID:8oTFHzlg
-
┌───────────┐
│ │
│ ／￣￣＼ .│
│ ／ _ノ＼ .│
│ | （●） .│ （行った、か。危うく、怒りに我を忘れるところだった。
│. | （___ﾉ） .....│ 俺はこの通り、鋼鉄の悪魔の体になっている。だが、
│ | ´ﾉ .│ 心までは悪魔になっていない。なってたまるかだろ）
│. | } ......│
│. ヽ } │
│ ヽ ノ │
└───────────┘
ヽ､ ,-､
ヽヽ,-―､__.／ |/⌒ヽ_―
ヽヽ ∠-_ |⌒ｌ )｡=､
（任務とか戦争終結とか以前の問題だ。 《､ヽ＼/ ｀()／ |／｡
絶対に捨てちゃダメだろ。俺の、人間としての ｀､ー＼) ⊿／ ヾ |―-┘
最後の意地、魂のプライド的に考えて） | ＼ 'ｖ,ーﾆ∋∠／ 〕
ート､ 〕 H┴´Ｊ＼ｌ ﾉ 〈
ー>､> |~>' ＼_ リ | ∩
|｀ｌ/＾ヽ'- ~￣＿｀┘」｡｡＼
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- 246 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:25:15 ID:8oTFHzlg
-
ヽ_＼. ＼ У / ,．-┴-、 ヽ
｀＼Ｙ´＼./ / .／¨｀ﾞヽ ｀ー､ ヽ
（｀ヽ､. ＼（¨ヽｰ-〈 / o ＼ ヽ ｒ-il
｀ﾞヽ､ﾞヽ､_/_｀´ ヽ-{ o o i ! | l|
｀ヾﾄ-' } ヽ. o o ＿__!_ .} | i!
、 /ｉ_ ＼＿＿/ } ／ ￣｀ヽ ヽ.i
. ト-､ 〉-! ├＜_ ＼/
/ /｀ﾞヽ. ./ ! .＿＿ ｀ｰ-､｀ヽ-:､ ノ｀
/ / .i / .| {ﾟ ﾟ} ヾ//7/ ｀ﾞー--ｺ ……エヴァ。
〈__./ ∨＿＿}-三三＿ ゝヾ､ /
.} ｀ー――ｒ‐ｒ―‐' ヽ. ／
ー--:､ l ', ', ,ｲ ／
＼. | }-ヾ-ﾍ_ヽ_／!
. ＼ ｒ‐､ il! ヾ 〉､ヽ !
＼＼ ＿ ／
＼＼ ＿ノ￣￣ﾉﾉ ＿ |r'l
ヾ'＼＿ｒ'＿_＼rrヾヽノ二￣_ﾉ' || |
〉/ ,rj _＿_ ヽ／ lノ ／ || |
ああ翠星石。もう交代の時間だったか。 `Lvヽ（l_|＿）‐'、＿|ノ＿＿,‐|| |
よく眠れたか？ r '`' r _＿, ||＼L/ || |
/ -イ l_|// 〃 [＿＿_＿|| ＼
＜ええ。おかげさまで。 / ｒ/￣_ ＼_ ||r―――――＼ヽ l
＜よく眠れた、ですぅ。 l,l/ ｌ￣/￣| | | |￣￣⊆⊇⊆⊇|| |
| / | ∪ﾉ ⊆⊇ || |
| / /|ヽノ r――、＿＿＿|| |
|/ l | / lヽ＿|＿|| |
,―'￣￣| | | | | || |
- 247 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:25:41 ID:8oTFHzlg
-
┌───────────────────┐
│ ／￣￣＼ .....│
│ ／ _ノ ＼ ...│
│ | （ ●）（●） ..│ ん？ 何だか、元気ないみたいだが。
│ . | （__人__） ...│ 大丈夫か？
│ | ｀ ⌒´ﾉ .│
│ .ｌ^l^lｎ } │
│ .ヽ L } .│
│ ゝ ﾉ ノ │
│ ／ / ＼ ....│
│ ／ / ＼ ......│
│ . / / -一'''''''ー-､. │
│ 人＿＿ﾉ (⌒＿(⌒)⌒)⌒)) ..│
└───────────────────┘
,､ ／i ﾚ'
,. ――ｙ'/_/〉 .／ } ,/
,'__ ｆ .r―'--､∨7 ,' ,/
そんなことはないですよ。ただ、 {___レ‐-､∵．>､ 〈 ／ ／ｒ7´7
寝起きってだけですぅ。ほらエヴァ、 ヽ＿__ノ-､〃 ヽ_／ ／ / 二-
時々は思考回路を休めた方が ｒ{´ !ﾞY´ゝ"´ﾉ .／／ /ｱ´
いいのでしょう？ 少しでも休むですよ。 __!_ゝ. .ノk'.-ｧ‐ﾞｰ'ｧ／／__.//
＿∠二ﾕ∠Eｭヾ／ ∠_,.-｀￣ //
＿____ .イ-ｒ:､三三三ﾆ＼￣￣У´ / ./ {
ｒ―― 7 l_/ ヽ/::ゞｚｼ 三三三三三三ﾞ!´￣￣i ! { ',
_/＿＿_/,. -‐７{三三三三三三三三三::l i´￣!.! !、 ＼ｆﾞｰ
! ,.-'" ／-{三ﾆ-"´￣｀ヾ三三三三| .l＿_.| !_.l｡',
У/ ./l |X|/´ [l ヾ三三三!ニ!∨ l三:! ゝｒ-＜
/{ { { l┴:i! ヾ三三:!ニ!/ﾞ-|三ｌ ｡ ＼ ',
,' ! ! ! !><l! 〉､三!ﾆｒ'￣ﾍ三＼ ｡ ./､_人
′ﾟﾍ ｰﾟ―‐ﾟ' !--ﾊ / ';三ヽ｀三三三ﾆ:＼/
.{ /}ー-----ﾍ !二、 / ／ゞ三:＼三三三:／
| / Y´￣￣￣｀＼::ﾄ、 ,／.／｀ﾞー-ﾞヾ三＼三／
ﾚ' .ﾄ､ ￣二｀ヽ. λ.', ／.／ / ＿ ｀ヽ、＞'"
| ﾞY´￣ヽ、 / ',_￣￣´／ /／,三ﾆ｀ヽ{´
- 248 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:26:26 ID:8oTFHzlg
-
: ＞ ．. ./｀＞ ．
:::::::::::::＞,/:::::::::::::::｀＞,
:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::/_:::::::::::::::::::::/､_
::::::::::/ ｀ヽヽ:::::::::/_ /｀ｰ､‐´｀二ヽ
::::::::＼ ヽ＼::::::::ヽ､___y´ 》.》 ｀｀
＼ヽ:::::::::::ゝ,_( ｀ヽﾔ、::iヽ. ,ィ
》/::::::::::::/ ｀ヽ _,ﾊ Ⅵ ヽ ／/
/〈::::::::γ' / -代 ヾ｀ヽ`イ／
/j::::::::j ,イ__ ノ ゝ._ )ヽ_R/ そうだな。じゃあ、見張りを頼む。
//:::::::/ /_ ノー‐- ､! ﾄvー' 俺は休ませてもらおう。
Y_三ｲ ￣ ｀､ :l
ﾊ_i 了解ですぅ＞
ぐっすり眠るのがいいですよ＞
, ｬ . j´ __,ｲ
,ィ´./,___／／＼. f＾
／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
ぐっすり、か。この体になってからは ￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
ずっと、必要ないからって直立したまま | /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
眠っていたが…… /!_/ ..::::::::l
ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
- 249 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:26:50 ID:8oTFHzlg
-
┌──────────────────┐
│ ￣ ､ .│
│ ´ ＼ .│
│ ／ ヽ │
│ / ､＿ ヽ .│
│ ' ｀ ､ヽ │
│ l ゞ| ......│
│. l ゞ≡=ー' l ......│ （わずか二時間のことだが、今日は人間のように
│. l . く .│ 横になって眠ろう。高良さんを「許した」ことで、
│ l l ﾉ │ なんだか不思議と安らかな気分だ）
│ l . ｀ー‐ f │
│ l . . ﾉ .│
│ ! / │
│ ,' / ......│
│￣ ｀ー - / .....│
│ ｀ ､ / .│
│:.:.:.:.:.:... ､ ／ │
│:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.. .:.:ヽ _ ´ ......│
│ー- :.:.:.:.:.:.:.:.. ..:.:.:.:.:.:ヽ ...│
│ ｀ ､:.:.:.:.:.:.:...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ │
└──────────────────┘
｡ ::::: * *
::::;;:::: ｡ o ｡ o ﾟ ﾟ
::::: ｡ ｡ ｡
ﾟ . ﾟ :: . ﾟ :: +
* * ::;;:: ﾟ * ::;;:: ﾟ ; ;
::: ｡ ﾟ ::;;;:: ﾟ ::;;;:: ` : ` :: :::;
* ::;;;: o + :: :::::
:: , ; ; ::::; ::::: ｡ . ﾟ ::
. ｡ o ﾟ . ﾟ :: * ::;;:: ﾟ
｡ . * ::;;:: ﾟ ｡ ﾟ ::;;;::
. ﾟ :: . ｡ ﾟ ::;;;:: * ::;;;:
* ::;;:: ﾟ ; * ::;;;: ; ; ::::;
ﾟ ::;;;:: ` :. ; ; ::::; o ﾟ
o + :: , ; o ﾟ . ｡
（翠星石との、リジンでの再会を渇望していた時とは違う……
何か、それとはまた別の意味で、いい夢がみられるかもしれないな）
- 250 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:27:19 ID:8oTFHzlg
-
少し時間を戻して 翠星石の寝ている仮設コテージの中
--- ──ｧ- ､
／:.:.／::＞､
/:.:.:.:/::／_ノヾ
, /:.:.:.:/''´ 0′', まだエヴァとの交代時間には余裕があるのに、
:＼{|:.:.:.:.ｉ} ﾚ＾) 目が覚めちまったですぅ。エヴァに苦労させてる、
::l:::{|:.:.:.:.|} 〔 その後ろめたさのせいですかねぇ。
::l:::{|:.:.:.:.|} 人_） ＼ -､
::l:::{|:.:.:.:八 ／ （__丿
,-―― - ､ _
∠,-‐ '´￣￣｀ヽ､｀ヽ.
／.::／::./:.::.ﾊ::.＼ ヽ ＼
/:.:./::.::./::.〃 ｙ::..ヽ ヽー｀
〃.:ﾉ ノ:::::/ ＼ l::/::.| |:|
. _.|:::.!ll｡（ ・） （・ ）｡ﾘ| |:|
.（（ ｛_ヽ__. ﾄ､".".､-､ ."ﾘ:}.:..|*{;:|
といって、これでこのまま早目に ｛::.:.:ヽ_.＞､ ｀__.イｧ..:::.| .｝|
交代してしまうのも、エヴァに申し訳ない '':'､::.:.:〉 {＞＜} {ﾍ､.:::| |:|
ですし。ちょっと、夜風に当たるとするですぅ。 : .￣:>T:介T::iｌヾ:::＼*i::|
／.:/ |.:.:.:.:ヽ::::ヽ､:|
／.:.:.:〈＿＿|.:.:.:.:.:.:.:.:ヾｰ'､
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
｀ー--------------'
- 251 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:27:45 ID:8oTFHzlg
-
,厶XXXXXXXXXＹXk＿
, '´ , '｀^＾⌒＾^¬XXXXXXXｋ
／ .:/ /.:'´／ ｀ＹXXXXXXＬ
, '´ .:/;イ ／ ; / ｀ＹXXXXX7
/ /:; ／::/ / /, '// :; } ｀ＹXXXハ
/ ,'::/／/::/ /:!/ .:/ ' .::/ .:/ ､ ｀ＹXﾉ ハ
{ l://;::;'::/ /:/l:|::/ :;' ／ ::/:l .:|! |Xｘ) ｀、
｀ {ﾊ:|:j::j丁7メ!|:l :/:／ .;:イ .:ﾊ ::j ｌX「 ヽ
ん？ あれは高良みゆきさん。 乂V!| f｢::｀Y|l:ｌ// .:／_７メ､j / .:/xr′ ｀､
こんな時間に何を？ /XXX!| ｀='′ﾘ〃´ ｲ::::｀ｋｌ|:/ ::/Xx}个 ､ l
/ XXX八 ″ , ﾞ=‐' グ ;:ｲX( ! ｀ ｰ ┘
／XXXXXｘヽ、 ､ ""‐=彡'´XXX｝ .:|
/XXXXXX7＾二＼ ,. イXXX7⌒´ l: |
／XXXXXX/ {r＝‐う斤-、 jXXX{_| .:ｌ| ::l |
. /XXXXXX／ し冖ｲ/ ﾄ､ヽＹXXX/rﾍ ::|l :l:|
/XXXXXX/ _{7/r1| ＶXXX/_｢: :.Ｖ |::ｌ{
∨XXXXXX/ _j///ｌ_)| /XXXx{-< : : ∨::l:|
/XXXXX７´ {//小| }VXXXXxlﾆ{: : : : Ｖﾊl
|／:::::::::,::::::::::::::::::::::::':::::::::::::::::::::::::::ヾヽ ＼
|:::::::::／::::::::::::::::::::::: ﾉ!:::::::::::::::::::::::::::::|!t,! ノ
|::::::'::::::::,／::::::/:::::从ヾ,.:::::::!::::::::::::::::f!ﾘ ／
|::/::::::::/:::::::::/:::::ィl;l!::::::＼:ﾘ:::::ヾﾘ:::::ﾚ ／
|/:::::::/::::::::::､ _:/_|:!ﾊ:::::::::.,＼:::,:/:::::/／
|:::::::/:::::::::/:::, '/ l「 lT:::;/::::j::ｨﾒ､:; '
|::::/:::::,:::ｨ:／,.ｫ==lﾄ,､ヾ〃:,.::/ﾒｩ∧
|::/::j／::/ ﾊ;;;;lﾘ /:::/:/zｫｲ::| エヴァと何か、話をしてるみたいですね。
|'／´ j/ 辷ゝ /:::,:::/zｫ/::::!| 何だか深刻そうな……
| ノィ'ﾚ'ﾒﾊｲ::::::::|
| ' '"´/ィ'',ﾊz/:|! :::::|
| ‐.‐ ｲ/ﾋﾒﾊ/ ,l! :::::| ……リジンで発掘されたＴＹＰＥ−Ｄ（ディアブロ）、＞
i｀_ー ､ ,／ﾊｨﾋメﾊｲ ,::::l!::::: | 『エヴァンゲリオン』。そのインストール作業の時、＞
ﾋ ヽl､ __ ィ !::::::/ﾊｨﾋﾒﾊｲﾄl!:: l!::::: | 私はいたんですよ。その場に＞
ﾄ｀ヽ ＼::::ノ !`!!:::iﾊｨﾋﾒ/l!:::|:::::::|! ::, |
_ ヽ ヽ Y _ノ ∨ﾊﾋﾊ!:::|::::|:::::::l!: ﾘ |
ヽ ｀ヽ ' |∠__,..lﾋﾒﾊｲ|::::|!:::|!:::::|:::,l:: |
,) | ,>|ﾋﾒﾊｲ|ﾄ､:::::ヾ::::ヽ::::::|
l , ヾ,.ﾉﾋﾒﾊﾒハzヽr-._ヾ. ::::|
| _ i_,_ lﾋﾒﾊﾒﾊﾒﾊｿ fノ:.:.:.:`r'-､
- 252 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:29:36 ID:8oTFHzlg
-
＜将来有望な若者、婚約者までいる
＜少年の運命を狂わせておいて……
l l l l / l丶 ﾄ、 ', ', ,} メ、 l {
,! l l ,/l ,ｲ ,'l l ヽヽヽ、 l i l ヽ / ＼.l ）
l l l / l ,!l ,:'-l‐l''"´丶ヽ丶l l l Y ト、 /
! l l _l, l ,' l ,l l ,'_ , z=≧､_ヽi l l, } l ヽ ）
i l l '"l´l l,/ l l ,ﾘ ,rぅ,､ヽ ﾞﾄl ll ｨ l l ', ∠二
', i, 丶 l l_zェ､', ,' ' ヽヾ)::}, ﾘ,l / l l {, ', ＼ ｀l
',ﾄ.ヽ、ヽiｲう:.ヽﾞ∨ ゞ‐'".:.:.:./ ! /l ,ﾘ l ', ＼ヽ、
li丶ヽ、 ヽヽJ） l/ l / l ', ＼ヽ
l 丶丶ﾐゝ､:.:. ヽ ι ,ｲ,ﾉ } ', ヽ
丶ゝfヾｰ ､-, ／ '´{ ﾉ-､ ',
……っっ？！ ）丶、 ／ , イ l L、 ':,
{ l｀l −-- -‐ 'ヽ ／ { ﾉ r‐､ヽ(^ヽ ヽ 厂
! l l ,ィ"' ´,ｨｼ'/ / ヽ, `="､{＿ 丶 ,l
} l l ,-‐y'＿,二 ,ﾉ j <`ｿ´ 丶 ） ∨
l l l ,} /ｨ^ヽ、 / /r―{l ヾ) _,ノ
} l l /／ｸｲ{ヽヽ j ﾉ `っﾉl hヽ ｀ヽ、
「リジンで発掘されたＶＧ」
「婚約者もいる少年」
「やらない夫からの手紙は途絶えている」
「エヴァはやらない夫のようにギターが得意」
「エヴァにも婚約者がいた」
「雪崩で両親を失った」
「いつも優しく、戦場では命懸けで翠星石を護ってくれるエヴァ」
- 253 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:30:06 ID:8oTFHzlg
-
まさか…… まさか…… まさか…… まさか…… まさか…… まさか…… まさか…… まさか…… まさか……
／￣￣＼
／ ⌒ ＼
| （● ）（＜）
| （__人__） ／へ なんだか夢みたいだけど、
| ｀ ⌒´ﾉ <´ ゞ ／ もうすぐ結婚するんだな俺たち。
| } ／〆<ソ
ヽ } ／／／
ヽ､.,＿＿ __ノ_ ／／／
/⌒ ／⌒`ヽ／／／ミヽ
〈 ＼＜ ／／／＼／ ｝
,ヘ ＼_∩ノ＾） ／ ｝_＿.／
｛ ＼_＿,,＿_ﾉ ノ
ﾍ ヾゝ /´
＼ ：ﾟ¨ﾟ： ／ヽ
`ｰ--‐一′ ＼
＼＼ ＿ ／
＼＼ ＿ノ￣￣ﾉﾉ ＿ |r'l
ヾ'＼＿ｒ'＿_＼rrヾヽノ二￣_ﾉ' || |
それで軍の研究施設に連行され、こうなった。 〉/ ,rj _＿_ ヽ／ lノ ／ || |
俺にも、将来を誓い合った恋人がいたが…… `Lvヽ（l_|＿）‐'、＿|ノ＿＿,‐|| |
この体では、な。 r '`' r _＿, ||＼L/ || |
/ -イ l_|// 〃 [＿＿_＿|| ＼
/ ｒ/￣_ ＼_ ||r―――――＼ヽ l
l,l/ ｌ￣/￣| | | |￣￣⊆⊇⊆⊇|| |
| / | ∪ﾉ ⊆⊇ || |
| / /|ヽノ r――、＿＿＿|| |
|/ l | / lヽ＿|＿|| |
,―'￣￣| | | | | || |
- 254 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:30:32 ID:8oTFHzlg
-
／ f fｊ ／: : : : : : : : : : ／: : : : : : : :ヽ丶､
l /´⊆※っ /: . : . : . : . : .:／ : : : : : : : :ﾊ: : :ヽ: :＼
ヽ ｊ ` /: . : . : . : . :／: ; : ‐''´: : : :/ l : : : }: : : ヽ
￣丁ヽf _/_:_:_:_:_:_:;;..≠､ﾆ -‐ ﾌ´: :／ / : . : l: . : . ヽ
三/:.:.:.{ ､h,. l:.:.: : : : : : :/ _ ..｀｀' ´‐＜ ,, _ ../::ｲ:.:../: . : . : .l
;;/:.:.:.:.:.} ⊂,. ､⊃{:.i:.: : : : : ´l ｀了''ゝ..､ｰ ､ _／ノ/: /:.:.:.: }: . : . !
: :.:.:.:.:.（ J |:.l:.: : : : :l: | { ノ:;;ｊﾊ ´ /:Xl l:.:.:.:.l : l. .:l
:.:.:.:.:.:.:/ ヽl: : : : : |!:ｌ ヾ'ソ ノ _｀ﾍ:.:.:.:./:.:.:l:./
:.:.:.:.:.:.ヽ 「! ﾄヽ: : : : ｌヽ ヾヽヽﾊ が;､∨:.:.:.;ｊﾉ
:.:.:.:.:.:.ﾊ ⊂,.､⊇ ｛ ＼: : '､ ､ じ'/:/:.:.:.∧ だから、エヴァの演奏を聴いていると、
:.:.:.:.:/:.:ヽ lJ |: : :.丶､＼ ///ノ:.:／ いつもやらない夫を思い出して
:.:.:.:./:.:.:.:ム ヽ: : : . ｀ ヽ､ _ 人／ しまうんです。
:.:./-‐≦ヽヽ r､ }:: : : : . ..ィ:::::::} エヴァには迷惑かもしれないですけど……
´〃 { c X'' ヽ: : ヽ:.:__:_ . , イ:.:.※:.:.:}
ll ヽ ヾゝ ト､ /:::::.:.:.:￣丁::l ヽ: : : : ﾉ
＿＿_
, 二¨-―-- ､｀丶、
／＿ ..-――-.. ､十ヽ＼
/／::.::,:.:.:./::/::.::.l::.::｀ヽ、＼ヽ
〃::/:::/:.:.:/::/::.:/::|::.:､:.::.::ヽ ﾊ ｀、
l::.:::l:: ,':l:::/::/::.:/::;小:::ｌ::ﾄ､::.:Ｖ ｌ ヽ
翠星石が保証するです！ エヴァなら絶対、 {::.:::|:::ｌ::|::l::/::.:/::/:/:_j⊥ｌ::ヽ:！} ＼
やらない夫と気があって、いい友人になれる . ﾊ::.::l:::|┼く:／::/ /'´ﾉ ヽ:∨::.:l | ／
ですよ！ ギターの技術といい、優しい性格といい、 〈 l::.:|:::l::|∠、ノ , =≡V::.::/｜／
そっくりと言っても過言ではないですぅ！ ヽﾍ::ヽ::Ｖ⌒ﾞ , "ﾞ / :::,' l〔
/rヘ::＼ ゛゛ rーﾍ 彡: / /:::Y⌒i
l冫/ }｀ヽﾐヽ、ヽ､ノ, イ:｀7十/::.::.:l ｜
/／ /:::_rﾍ_｀二√ ＿_〉/ ﾚヘ::} |
// ,'／夕r=＝､∨---/､/ f==ﾐﾌ 厂ト､
. ／/ 〃r７,ｲ| >ﾄﾏ￣〉 7ヽ厶ィ {ヽ ｣__/ / 〉
, -‐'7／ ／:.rｸ/ {ﾆ=彳/ ﾊ ∨, /￣:{八_‐-┴勹
／ / /: :/７/ ／,ｲ/ / /､/_ /: : : :|:厶 ｀＾´ 人
ヽ冫< / {: : :Y〈__ /／〃 ,' / 7ヽ ,仆､: : :|| : :｀¨¨´: :冫、
＼/ rヘ :｀ヾ//__/> /／V／ /｣ ハ: : l|: :丶: : : ,': ヽヽ
思い出す？ そっくり？ それが当たり前のことだとしたら……つまりエヴァ本人が、やらない夫だったら？！
- 255 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:31:13 ID:8oTFHzlg
-
ゝ ＿{ 《 ー/: : : : : : /／: : : : : : : : : : : : : : : :l: : : : : :',
' ∧ 《 /: : : : : : /': : : : ／: : : : : :／: :/: : |: : : : : : ',
/ /: :ゝ《 ,: : : : : : /: : : :／: : : : : ／: /: /: : /: :ｌ: : : : : ',
/ /: : : : 《 l: : : : : : l: : ／: : : : : ／: ／:／: : /: : l|: : : : : :l
l: /: : : : : :》ｰ:!: : : :-‐1:´: :_; :-‐≠: ／／/: : :∧: : l|: : : :l : | （だとしたら今までずっと、翠星石を
l/: : : : : : :《 ∧: : : : : |三ー-／､／´ 〃::／ ﾊ: :l|: : : :l : | 目の前にしていながら、翠星石を
/: r ⌒)＼: 《 ﾊ.: : : : :!ﾍﾔﾃ云圷ﾐー ／ｲ示ﾃｲ: :∨: : :/: :/ 悲しませない為に、打ち明けることも
'r=',イ ｛ ﾍ《 ＼: : |＼とう斗′ 辷ぅ ｲ:l: :/: :／l/:/ できず……ど、どんなに、辛かったですか……）
/ｆ´/ l レ⌒ﾇ《 ｰi＼＼ 丶 ,! /､l:/:/／》 /'´
: }/ l r' ﾍ》 ｜トヽ c- ｧ ィ》 /イ ー《
: :| | { 《 | ＞ ､ ＿,. ＜´j_ 《 》
: :| | ﾚ⌒l《 |＼ / （ / 》 《
: l: : : : : : : :l: : : : : : :./!: : :/: : : : :/: / ＼: : : : : : : : : l: : : : l: : : : :
:..l: : : : : : : :l: : : : : :./ l: :./: : : ／: :/ ｀i ､: : : : : : :l: : : : l: : : : : :
､:ヽ: : : : : : :ﾄ: : : :.:/ l:./: : ／ /:./ | /｀ｰ-､_:..l: : : : l: : : : : :
.ヽ: ﾄ､: : : : :l ヽ: :./ /: :／ /:／ | l `l: :/: :.l: : : : : :
ヽ! ヽ: : : l ヽ' /／ ／´ | | /:/: : : : : : : : :
＼ ＼:l ／ l l /:/: : : : : : : : :/
`' < l l /／: : : : : : : :／l:
（……ひでー奴です、翠星石は。今こんなに ヽ l l ／/: : : : : : :／ '
動揺してるのは、エヴァがやらない夫だったら、 . ＼ l l /: : : : : :／
と考えたから） ! ＿__ l l /: : : : ／
｀ヽ｀￣ l l/: : ／´
（やっぱり心のどこかで、「ディアブロ」にされた ｀ヽ l/／´
人のことを、他人事だと割り切っていたですね） l.ヽ l l
l ＼ l l ,､ｨ
（だから、あんなに平気な顔をして、笑いながら l ＼ l l _, -― '´`ｰ､
エヴァと話をしていたですよ……なのに自分と l ＼ | .ノ ｀¨¨ゝｲ´!:ﾄ､: : : : : : : :ﾍ
関わりがあるかもと疑った途端……怖くて怖くて……） l― ― / ヽ ＼: : : : : : ∧
| ノ | ＼ | ＼ ＼: : : : :.∧
- 256 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:31:27 ID:8oTFHzlg
-
＼ ／: : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : /: : : ::::l : : : ::､:＼ ´ヽ ﾍ ∧
/: : : ::::/: : : : : : : :/: : : : : : : :〃:/: :/:::l: : : : : :l ＼ | ∧
. i: : : ::::/:i: : : : : : ::/: : : : : : ／: ::ｲ:::/::::::|: : : : : : i: : : :ヽ } ∧
/: : : : :i: :|: : : : ::::/: : : : ::／: ／/:: /: :人ﾊ: : : : :::l: : : : : ﾍ i_ } / ＼
ノ: : : :: : |k:|: : : : :/: : : :∠/:／ ./:::ノ: :/ Ⅵ: : : : : |: : : : : : :i不 ﾚ ヽ
....イ:/: : : : : : :|k:|: :ー/フ'￣ /'´ /:/ /: 人＿i:lヾ: : : ::|: : : : : : ::| ﾉ
: : :/∧: : : : : ::iﾐ: ::ﾊ/イ二二ﾍ ／ {/ = ﾐ＞､::::::|: : : : : : : |/ _ （翠星石は、どうすればいいです？）
::::// /ヾ: : : :＼: ::iK/ /:(::)::ﾐ､ ｀ / ｲ￣＝ミヾ:::|: :/: : : ::: |＿...ィ'´
:// ＞: : : : ヾi ｀ 弋::::::ソ / r´(::):ヽ ＼У: : : : :://: : :∧ （エヴァは、本当にやらない夫
./ ∧: : : : : ﾊ と二つ i:弋::::ノ ソ: : : : : :/ i: : : : :∧＼ なんですか？ やらない夫は、
フ/､. / / ＼: : :ﾐ､_ i と二つイ ／: ／: : / ./: : : : : : :＼: 今、リジンにいないですか？）
水ミ/ /:::{て ＼: iヾ ｀ ／: ／: : :／ ./: : : : : : : :＼
./ /:::::}i{ ヽﾉ ＼ rー ､ ＿ ／: :イ: : :イ //: : : : : : : : : : : （それを確かめるには……）
/ /::::::::::{ 人从} ＼ ｀ー ＿ ) ￣ ノ: :イll /人: : : : : : : : : : :
ノノ::::::::::::[乂ノ)} ＼ ー フ'´ ∧ | | ＞⌒ }: : : : : : （確かめる……には……）
ﾆ彡:::::::::::::({ ili }} ＞ , ＜´ 〃 } /r-ｲ ノ≦￣ｹ}: :
:::::::::::::::::::::::::ヾ {{ﾍ ｀￣￣ ／ ii /{ { 人 } K}: :
. .ﾍ.
.ﾍ. . ,_ ,／V . .ﾍ.
,_ ,／V ,-―､___/yt,.ﾍ _/ . ,_ ,／V
,-―､___/yt,.ﾍ _/ !ﾛi ∠．.~Ｙ,／/ ,-―､___/yt,.ﾍ _/
!ﾛi ∠．.~Ｙ,／/ _______. ^'二ゝ∴yｱ|l,ノ/. ／＿__________ !ﾛi ∠．.~Ｙ,／/
_______. ^'二ゝ∴yｱ|l,ノ/. ／＿__________/i*! i*/~..ヾ､ﾉ!,,,（(¶)ソ/／/Ei/i*i. i*i _______. ^'二ゝ∴yｱ|l,ノ/. ／＿__________
/i*! i*/~..ヾ､ﾉ!,,,（(¶)ソ/／/Ei/i*i. i*i∧ﾍ￣￣l !√/了/√~~⊿丶| ￣￣/i*! i*/~..ヾ､ﾉ!,,,（(¶)ソ/／/Ei/i*i. i*i∧＼
ﾍ￣￣l !√/了/√~~⊿丶| ￣￣￣/|√￣ ∠三^二ヘ￣［０]］F￣￣了ﾍ￣￣l !√/了/√~~⊿丶| ￣￣￣/.../
|√￣ ∠三^二ヘ￣［０]］F￣￣了了＝|l､ 了◇￣￣ヾ,∠__/┤ ┓.| |√￣ ∠三^二ヘ￣［０]］F￣￣了了＝ﾍ
|l､ 了◇￣￣ヾ,∠__/┤ ┓.| | ∴ﾍi____I!'l~ﾛ~~^t ﾉ￣|| l|ｔ. ▲┃| ./ |l､ 了◇￣￣ヾ,∠__/┤ ┓.| | ∴∴|
ﾍi____I!'l~ﾛ~~^t ﾉ￣|| l|ｔ. ▲┃| ./ﾍ､iiコ‘i二∧li i '!' | || |ﾍ二二~ノ ﾍi____I!'l~ﾛ~~^t ﾉ￣|| l|ｔ. ▲┃| ./ﾍ､iiコ |
‘i二∧li i '!' | || |ﾍ二二~ノ┌三 i^'┬┐ ! ! !. |iiコ| Ｌﾑ~~".i-=‐"‘i二∧li i '!' | || |ﾍ二二~ノ┌三￣
i^'┬┐ ! ! !. |iiコ| Ｌﾑ~~".i-=‐" ^‐,┴┤. .t_ ___├-三~^[" !_：_＿i^'┬┐ ! ! !. |iiコ| Ｌﾑ~~".i-=‐" ^!
‐,┴┤. .t_ ___├-三~^[" !_：_＿_ ,_止'`_,､ | ｿ,ワ、~^^''''ﾍ .___ .(ソ､‐,┴┤. .t_ ___├-三~^[" !_：_＿_ﾉ,＿_,＿_
,_止'`_,､ | ｿ,ワ、~^^''''ﾍ .___ .(ソ､z_/ | ﾍ ⊿コﾍ／∠三三．」 . .[￣,_止'`_,､ | ｿ,ワ、~^^''''ﾍ .___ .(ソ､z__ｿ||||.▲ .|
/ | ﾍ ⊿コﾍ／∠三三．」 . .[￣~ |￣~^~[〓l二l〓７/＿_┌―ﾍ . i| / | ﾍ ⊿コﾍ／∠三三．」 . .[￣~ /∩i.▼./
- 257 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:31:39 ID:8oTFHzlg
-
翌朝
i / ／ | ＼|／
| ／ ＼／
/ ／ ,へ ＿-- (
＼ ／ Υ -─ ￣ (´~
ヽ -‐ ￣ (´⌒´"
. | ── ──── ─ ─── ‐‐ ‐ ゝ-'´⌒´ ( （,,,,,
/ へ､ (´⌒''´｀´ (,,,,,´(⌒ヽ
／ ゝ ヽ ヘ (´~' （´( (⌒` （´⌒´
＊＼ ＼ ヾ ヘ ￣￣`ｰ─── ─- - ---
ヾ ＊ ＼ ヽ ヘ
l ＼ △ ＼ ヽ ヘ
| ､ .,へ ヽ 丶
t Υ ＼ ＼ 丶
.| ヽ .,ゝ､ ＼ ゝへ、
.| ＼ l l ＼ ＼ l l
| ＼ ｀ ´ ／＼＼ ヽヽ ／
| | ／ |＼＼ 丶 ／＼ ／＼
| ＼ ＼|／ | ＼ ／ ／＼ ＼
| ＼ ヾ ＼ ／ ＼ | | | |
| ＼ ｀´ ＼ ＼ ! !
- 258 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:31:59 ID:8oTFHzlg
-
_,.．-──- ､､
,､-'"´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀`ヽ､
,r'´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀､
/::::,r'ﾞｧｰ-ー'ｱ"ﾘijk´￣｀`""´｀`i::::::::i
,!::::::! ,!ﾄゝ､ l:::::::|
|::::::! ,!ヾ､,,_ ﾞi:::::!
|::,::l ,ィﾆﾆﾆ二r'´ ゞ二ﾆﾆﾆゝ､ ,!:::j
,rゝ;l. ´ ,ｨ＝≡'´ﾚ '｀ヾ＝=-､ .! !^i ふぅ、よく寝たぜ。
.i r､i;i ' ´:; ｀ ` ﾘｲ^! 天候も体調も問題なし、今日も
| ソii j l!ヽ l 予定通り行けそうだな。
i ,!( ,! ｀ゝt''´ | j!,!
｀､. `i _,,＿ __ ,!ﾚ'/
＼! ィ-‐ーー-ゝ ,!,ｲ
i､ ー一 / i/
|｀､ / 'i
| ＼ ; ,ｲ |
| ＼ ＿__,＿＿, ィ´/ |
_,! / l､_
,,､-‐ ''"´ i ; ! ! ￣｀`''ｰ- ､
l ; ,' ,' ! ;
＿＿_
,ノ' ´ ｀ ''ヾ、
/ ヽ
}f^'＾^了t^'＾'`'ー1 l
|L＿ ! ＿＿_ ｛ ,..、|
}f'tr'i ''^'tォー` }j/i',|
翠星石、見張りごくろ……んっ？ l.| ´ | ￣ vijソ.!
おかしいな。翠星石はどこだ？ 丶 └、 Fイ l′
翠星石の『イングラム』は…… ', ‐--‐ ,イ ケ|
ヽ `''"´,／ ! ＾|ー、
＿,,」、'....ィ' '|. ＼、_
'''"´ ! / , ＿」＿_ヾ',
- 259 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:32:21 ID:8oTFHzlg
-
. .ﾍ.
.ﾍ. . ,_ ,／V . .ﾍ.
,_ ,／V ,-―､___/yt,.ﾍ _/ . ,_ ,／V
,-―､___/yt,.ﾍ _/ !ﾛi ∠．.~Ｙ,／/ ,-―､___/yt,.ﾍ _/
!ﾛi ∠．.~Ｙ,／/ _______. ^'二ゝ∴yｱ|l,ノ/. ／＿__________ !ﾛi ∠．.~Ｙ,／/
_______. ^'二ゝ∴yｱ|l,ノ/. ／＿__________/i*! i*/~..ヾ､ﾉ!,,,（(¶)ソ/／/Ei/i*i. i*i _______. ^'二ゝ∴yｱ|l,ノ/. ／＿__________
/i*! i*/~..ヾ､ﾉ!,,,（(¶)ソ/／/Ei/i*i. i*i∧ﾍ￣￣l !√/了/√~~⊿丶| ￣￣/i*! i*/~..ヾ､ﾉ!,,,（(¶)ソ/／/Ei/i*i. i*i∧＼
ﾍ￣￣l !√/了/√~~⊿丶| ￣￣￣/|√￣ ∠三^二ヘ￣［０]］F￣￣了ﾍ￣￣l !√/了/√~~⊿丶| ￣￣￣/.../
|√￣ ∠三^二ヘ￣［０]］F￣￣了了＝|l､ 了◇￣￣ヾ,∠__/┤ ┓.| |√￣ ∠三^二ヘ￣［０]］F￣￣了了＝ﾍ
|l､ 了◇￣￣ヾ,∠__/┤ ┓.| | ∴ﾍi____I!'l~ﾛ~~^t ﾉ￣|| l|ｔ. ▲┃| ./ |l､ 了◇￣￣ヾ,∠__/┤ ┓.| | ∴∴|
ﾍi____I!'l~ﾛ~~^t ﾉ￣|| l|ｔ. ▲┃| ./ﾍ､iiコ‘i二∧li i '!' | || |ﾍ二二~ノ ﾍi____I!'l~ﾛ~~^t ﾉ￣|| l|ｔ. ▲┃| ./ﾍ､iiコ |
‘i二∧li i '!' | || |ﾍ二二~ノ┌三 i^'┬┐ ! ! !. |iiコ| Ｌﾑ~~".i-=‐"‘i二∧li i '!' | || |ﾍ二二~ノ┌三￣
i^'┬┐ ! ! !. |iiコ| Ｌﾑ~~".i-=‐" ^‐,┴┤. .t_ ___├-三~^[" !_：_＿i^'┬┐ ! ! !. |iiコ| Ｌﾑ~~".i-=‐" ^!
‐,┴┤. .t_ ___├-三~^[" !_：_＿_ ,_止'`_,､ | ｿ,ワ、~^^''''ﾍ .___ .(ソ､‐,┴┤. .t_ ___├-三~^[" !_：_＿_ﾉ,＿_,＿
,_止'`_,､ | ｿ,ワ、~^^''''ﾍ .___ .(ソ､z_/ | ﾍ ⊿コﾍ／∠三三．」 . .[￣,_止'`_,､ | ｿ,ワ、~^^''''ﾍ .___ .(ソ､z__ｿ||||.▲
/ | ﾍ ⊿コﾍ／∠三三．」 . .[￣~ |￣~^~[〓l二l〓７/＿_┌―ﾍ . i| / | ﾍ ⊿コﾍ／∠三三．」 . .[￣~ /∩i.▼
＼＼ ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::
r'::::::::::::::::::::;;:;;:;;:ｯ､:::::::::::
＼ レ''''jrTf" lﾐ::::::::
| 〈ﾐ::::::::
＼ |､_ ｬー‐__二ゞ ヾ::、
……一機足りない！ 全員起床！ 起床しろ！ ｀` ゞ:} ￣'互.ヾ }:j ん
誰か、翠星石を知らないか？！ l/ ´｀ )ﾉ
あいつが、『イングラム』ごと =-- / Ｕ l (ノ
いなくなってる！ =＝ `弋"__,....._ ! !
ﾞ､`ー‐' u ,' ＼
''"´ ﾞ､￣ ／ ,' ＼
／ ヽ＿_／::;' ,' ノ ｀ヽ
／／ ヾ_,'∠..,,__
／／ // ／´
- 260 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:32:48 ID:8oTFHzlg
-
／｜ ＼
／ ｜ ／
..／ |／ . ／
／ ／ フ ―へ／
| ／ ＼ △ ﾝ､ 翠星石がいない？ 俺はちゃんと、
｜ ＼ ／￣￣(,(,1wY 交代を確認したぞ！ 敵襲でも
| ／￣＼ ＼ ￣￣／／＼ ＼ あったのか？
｜｜AVE | | ￣ |／ ￣
／＼＼＿／ |＼ |§〕
| ＿＿／／ ）
／ ＿／￣￣￣ ／
,. -ｰ冖'⌒'ｰ-､
,ノ ＼
/ ,r‐へへく⌒'¬､ ヽ
{ノ へ.._、 ,,／~` 〉 ｝
そんなことがあったら、 ／プ￣`y'¨Y´￣ヽ―}j=く
我々が気付かないはずが ノ /レ'>-〈＿ｭ`ー‐' ﾘ,ｲ}
ないでしょう。 / _勺 ｲ;；∵r;==､､∴'∵; シ
,/ └' ノ ＼ こ¨｀ ノ{ー--､____
人＿_/ー┬ 个-､＿_,,.. ‐'´ 〃`ァーｧー＼
. / |／ |::::::|､ 〃 /:::::/ ヽ
/ ｜ |::::::|＼､_________／' /:::::/〃
/ ヽ ＼ ＼
,' / / l ＼ ヽ
! / / / ,' | l ﾊ ﾍ､ヽ､_,
. | ! l ｌ / / ,ｲ ! i ! l ヽ ',｀￣
. l | l ｌ ,/ 〃 ,/ /│ l j l│ ! l
ノ | ! │ | /_／/ ／/ / ,' ∧ / | / j ｌ│
ﾉ l ｧ| |尢/‐=乞t/ ／ /∠ﾆ｢厂! / ,/ / ﾘ
ｲ 八{´ｌ !ﾚ<f{矛:下 'ヽ ＿〃ｲ孑代勹 ｲ } /
. Vﾊ |{ r';;_zj f} ⌒{! r';;zﾘ /}, '/／ 高和、ここを見て。ＶＧの足跡がある。
ヽ ', | ` ー―‐‐ ' ､ `ー-- ﾁ' / 後ずさりして、音を立てないように
`ﾍ lヽ _ 厶 ./ ここから去っていくような。
', {.代ﾄ､ , イ | /
＼_'i| ＞ ､ _ , イ/ V ｌ./
／ ヽj {｀ヽ ′
. _ ／ ｢´ ヽ} ＼
_, -‐ ´ l‐--‐､ ＿ -‐ | ` ｰ- ､
. r＜＼＼ ヽ '´￣ ___ ｀ヽl| / /ヽ
y⌒ヽ ＼＼ V ￣ ＿ ｀ヽl| / / ∧
./ ヽ. ＼＼ ∨￣ ｀ヽ | / / / l
{ ヽ ＼＼ ヽ / / / / │
- 261 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:33:19 ID:8oTFHzlg
-
／￣￣＼
「 へ ＼
敵に襲われて逃げた、っていう跡じゃないな。 （○）（○ ） |
間違いなく、翠星石自身が意図的に去ったんだ。 | | u .|
俺たちに見つかることを恐れつつ。つまり…… .| __｀___ |
｛`ー '´ /
lヽ、 ,ｨ'.) ./
j .}ﾝ／／ ヽ
ﾉ '"´ ￣〉 |
.{ 勹.. ｜
ヽ ､＿_,,ﾉ . |
＿＿＿_
／ノ ヽ､_＼ r ⌒j
／（ ○）}liil{（○）＼ / / 待ってくれお！
／ （__人__） ＼/ / ／ ） まだ、そうと決まったわけではないお！
| |i|||||||i| / / ／ ／
＼ |ｪｪｪｪ| / '` ´ ／
r´ (⌒'ー―- イ′ ´廴
/ ＞ 、 ヽ _ ￣￣￣)
/ -､ } ( ￣¨´
/ ヽ._ __ ＼
｀ --‐'´ ｀ﾞ' 、_.)
/
!
!' '
ｌ ilﾞ .ｊノい八 ｉ ,／´ﾞ''- l i
| i,..へ ,,, ノ八 （ （ Уハ乂 ／八 ノ .l/ .ｌ
ヽ ﾄ、 |.ｌ. |.! 二＝-- ｿ| ﾒ ｌ,lﾞl,i∨--＝У乂 li | ,
脱走、しかもこんな重要な任務の最中に ＿_乂ｌ＼ 从リ !＿＿l″ ｌ ｌ.l , ,l| /
となれば、軍法会議で銃殺刑というのが 三三三 lリ |! |──| 从'i.!l/三三
充分あり得ます。確かに、そう簡単に 三三 / ,、.|ヽ ./ l ヽ / ll_三三ｌ
選択できる行動ではありませんね。 二=i‐'}ﾞ /:!._| ｀'ｰ ＿＿_イ l ヽ,,＿__,, -'゛ .|､ ｀ﾞ''''
三三! り !! ｌ ;；∵∴' ゝ∩ ｌ ∩ ノ ∴';；∵;； / !
三三! l .ヽ、 'ﾄ＿＿＿_il ′ _／ .| !
三三| .| .｀ヽ,, ｀ 二二 ´ ,ｨﾝ‐'"│ │ |
三三! ,! ! .｀ﾞﾞ“'-..,, ._..-'" . ! .,! 、 l
- 262 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:33:42 ID:8oTFHzlg
-
＿＿ _ _ .
ヾ彡:.:.:.::::::::::｀`ヽ
／^^`ヾ,,;:::::::::::::::::::.＼
/jﾄ､ ｀ゞ;;;;;;;;;:::::::::::::＼
. _,ゝ ﾄ､＼ ｀`ｦ;;;;;;;:::::::::::::ヽ
r '"´ ｀ヾﾐゞ､ ,イ;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::ﾞ,
ﾄ､ i ｀ヽ i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;;;:::::::::i. 脱走……と思われるが、そこまでアホな奴じゃ
,} ′ ,' j;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:::::| ないだろ、あいつは！ 第一、脱走するなら
j二ヽ. ,' /,r'⌒ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:,' 今までいくらでも機会はあった！
. /ー-' ,ｲｦ/i!;;;;;;;:::.::.:.:::/ なんでこんな時に！
） ゞイソ´ ￣￣ ｀`ヽ､
.（ ＿ ＿＿__, イｰ-,イ´ ＼
. ／ ／
/:::/:::: /::::::::::::l::::::::|:::::::l:::::::::l:::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::i::::::
/::;ｲ::::i::::::::::::::| ::::::l|;::::::li;::::::::|､;::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::l:::::
.l::/ l:::::|::::::::::::/!::::::| li::::::lヽ::::::l. ヽ;:::::::::::::::::l::::::::::::::::::::l::::::
|::l | ::::|::::::::-i-L;;_l .|!i:::::l ヽ::::l ヽ､__;;;;::::| :::::::::::::::::l::::
|:! .|::::::l::__;;;|_ l:::l｀ヽヽ;:::l ヾ;ﾚ‐'''ﾞﾞ´＼ :::::| ::::::::::::::::l:::::
l! .|:::／ ___ノ,ｨ'ﾄ|''=ﾐ､ ヾ! ,r-=fニﾐ;;弍;;| :::::::::::::::l~ﾞ'i
足跡の連なる方角からすると、 l/ ,/ﾄ､::lﾞ__ﾞヾ::ii::|ヽ ,/ .|:::illi:::ﾞii/ |:::::::::::::::j¨ﾞ l
翠星石は南西に向かっている。 /⌒ヾ､|/`fﾄ l ﾞK);j .l'⌒''h. K);;;;ｯﾘ l:::::::::::::/ .ﾉ
ここから南西といえば翠星石の故郷、 /‐-､ `iﾉ /'ヽ|､ ノ ヾ､ ,/ |:::::::::::/=7ﾞ
リジンの村がある。 ./ ､. ヽ |ﾞV,_ l:::i､￣ 丶 ﾞ''ｰ-‐'' ,l::::::::::/|:;/
i 'ﾞヽ_j-' .|::::|.＼ ‐- ,,ｲ::::::::/ ,l/
ヽ ヽ jl:::::l. ヽ､ , ''ﾞ /:::::::/ﾞ｀ヽ､
ヽ､. /ヽ::::| ,,｀=ｰ '''i´ /:;/ﾚ'〉;:;:;:;:,.,＼
/ /. ヽ:| ,,r''ﾞ,.;:;:;r''ﾞ~ﾉ /ｲ /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
- 263 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:34:24 ID:8oTFHzlg
-
┌──────────────────┐
│ .│
│ ／￣￣＼ .....│
│ ／ _ノ ＼ │
│ | （ ○）（○） ......│ （っっ！ このタイミングで突然の脱走、
│ . | Ｕ （__人__） ...│ 向かった先がリジン……間違いない！）
│ | Ｕ |r┬-| 彡 ...│
│ . | ｀ ⌒} 彡 ....│ （翠星石は、聞いてしまったんだ！
│ . ヽ } ..│ 俺と高良さんの会話を！）
│ ヽ ノ ....│
│ ／ ＼ ...│ （それで、俺がやらない夫ではないかという
│ / /＼ /￣＼＿＿＿＿l⌒l .....│ 疑惑、いや、半ば確信を得てしまって、
│ | | ＼ / ヽ ＼_＿＿＿＿| .│ それを確かめに行ったに違いない！）
│ Σ(⌒ノ ゝ ＼＿_） .│
└──────────────────┘
ヽ､ ,-､
ヽヽ,-―､__.／ |/⌒ヽ_―
ヽヽ ∠-_ |⌒ｌ )｡=､
《､ヽ＼/ ｀()／ |／｡
（そういえば交代の時、妙に元気がなかった。 ｀､ー＼) ⊿／ ヾ |―-┘
あれは寝起きだからではなく、混乱していたから | ＼ 'ｖ,ーﾆ∋∠／ 〕
だったんだ！ そして俺が寝付くのを待って……） ート､ 〕 H┴´Ｊ＼ｌ ﾉ 〈
ー>､> |~>' ＼_ リ | ∩
|｀ｌ/＾ヽ'- ~￣＿｀┘」｡｡＼
- 264 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:34:41 ID:8oTFHzlg
-
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ﾉ（ ,ﾘ|} |. }
. {. |,.へ⌒ .:ヽ '/ ,ﾍ }
ﾚ-､{ ゞミ≡=ｧﾉj!}＝夭''´K
!∩|.} ﾞﾞ匈ﾞ` ...:::::/''匈 / f＾| 皆が命を賭けて戦っている中でのことだ、
ｌ（( ﾞ′｀￣'"〃 f::`￣ |l.| 脱走を許すわけにはいかん。
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ エヴァ、お前に命じる。翠星石を連れ戻せ。
. }.iｰi ^ r' ,'
!| ヽ. ,∠ニ= /
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
／ｨ , / / / / ヽ,
/ / / / / / ,.' │ ヽ ヽ
/ / / l | / | | ヽ ヽ., ､ |
│ l | | ,∧ /､ | ＼. | │ ヽ, |
│ ィ | ,ﾍ､ |_,| | ＼ |＼, | `'j､│ | |
ﾚ │ ,ﾍ | _ゝ_メ._ ＼| _ﾊ,ヒ"_ヽ| |. ! ﾘ
ヽ | _ヽ Y 行ッr`､ ＿ jl ｲ:ﾏ丁j> /ヽ| !
翠星石一人の為に、しかもこんなことの為に、 ! _ヽ!､ ﾄ､ﾝ |´ ｀l. ﾄﾍｿ | !) ﾙl/
作戦を乱すことは許されない。エヴァの ／_-､ヽ∧.. ニ ' , ゝ .ニ イ /ｨ′
足なら、翠星石の『イングラム』には充分、 {/ _ ヽ｀l i _ ! ∧l
追いつけるはず。私たちは予定通りに…… ヽ L`' ヽ.| ＼. `′ , ィ' /!
＼ ヽ }! ､ ／ /,ﾍﾘ
l .ﾍ ri ｰ ´ l/ |
r'ン / , ｨ' ／j ／ ヽ
r ‐' ヽ ＿jヽイ ::／ ,／ ＼
/ 三三三三ﾉ//､ ヽ.. ｰ ／ ＿＼
- 265 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:34:58 ID:8oTFHzlg
-
: ＞ ．. ./｀＞ ．
:::::::::::::＞,/:::::::::::::::｀＞,
:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::/_:::::::::::::::::::::/､_
::::::::::/ ｀ヽヽ:::::::::/_ /｀ｰ､‐´｀二ヽ
::::::::＼ ヽ＼::::::::ヽ､___y´ 》.》 ｀｀
＼ヽ:::::::::::ゝ,_( ｀ヽﾔ、::iヽ. ,ィ
》/::::::::::::/ ｀ヽ _,ﾊ Ⅵ ヽ ／/ わかった、翠星石を追いかけよう。
/〈::::::::γ' / -代 ヾ｀ヽ`イ／ だが小隊長。
/j::::::::j ,イ__ ノ ゝ._ )ヽ_R/ なんだ？＞
//:::::::/ /_ ノー‐- ､! ﾄvー'
Y_三ｲ ￣ ｀､ :l 俺が翠星石を連れ戻したら、脱走の罪は
ﾊ_i 問わないでもらいたい。
, ｬ . j´ __,ｲ
,ィ´./,___／／＼. f＾
／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
任務を終えて帰還した時、ここにいる全員が ￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
口裏を合わせれば、脱走の事実は | /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
なかったことになるだろ。頼む！ /!_/ ..::::::::l
ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
- 266 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:35:41 ID:8oTFHzlg
-
／￣￣￣ ＼
／ :::::＼:::／＼
／ ｡<一>:::::<ー>。 小隊長、やる夫からもお願いするお！
| .:::｡ﾟ~（__人__）~ﾟj どうせ今回、戦闘はないんだお？ だったら、
＼、 ゜ ｀ ⌒´,;／゜ 翠星石一人がいてもいなくても、同じだお！
／ ⌒ヽﾟ '"'"´(;ﾟ ｡
/ ,＿ ＼ ＼／＼ ＼
と_＿＿）_ヽ＿つ_;_ヾ_つ.;.
,. -ｰ冖'⌒'ｰ-､
,ノ ＼
/ ,r‐へへく⌒'¬､ ヽ
{ノ へ.._、 ,,／~` 〉 ｝
そういう問題ではありませんよ。今、 ／プ￣`y'¨Y´￣ヽ―}j=く
阿部小隊長が言った通り、 ノ /レ'>-〈＿ｭ`ー‐' ﾘ,ｲ}
仲間に背を向けて一人だけ「命賭け」から / _勺 ｲ;；∵r;==､､∴'∵; シ
逃げた。それが重要なんです。 ,/ └' ノ ＼ こ¨｀ ノ{ー--､____
人＿_/ー┬ 个-､＿_,,.. ‐'´ 〃`ァーｧー＼
. / |／ |::::::|､ 〃 /:::::/ ヽ
/ ｜ |::::::|＼､_________／' /:::::/〃
＿＿
￣ __ "'''‐、
／ -┐ >米< |
／ レ'´￣￣￣￣ ＼
/／ ／＿ ＿＿ |
| ／//////ヽ-､r≧ヽ ./
| ／／V////彡'＾V//∧}/
rﾆV|、 ｀─ '´、 |ﾄV//j それはそうだが、あんなお嬢ちゃんに
{｛ヽ ヾ ,ノ｀⌒ ﾞヾ.￣〉 「命賭け」を強いていること自体、
＼ゝ） / _＿ ＿|V/ おかしいとオレは思うがな。
|川ﾊ ! '”´ __ ⌒'/|
ヾ| ＼. ￣ /
| ､. ＿＿ /
| ＼ ￣ |＿
＿ .| ＿/ｲ ｛
- 267 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:36:04 ID:8oTFHzlg
-
／￣￣＼
/ へ ＼
. （ （ー ） |
本作戦の副指揮官として、阿部指揮官に { | |
進言する。今の俺たちにとっての r-ヽ｀ |
最優先事項は、予定通りの作戦遂行。 （三） | |
軍規も人道も二の次だ。そうだろ？ > ノ /
/ / ヽ /
/ / へ> <
|＿__ヽ ＼／ )
|＼ ／|
| ＼_／ |
,..-一ｰ''ﾞﾞ￣~ﾞ'''ｰ- ..、
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;. ＼
.,i";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.;;;ヽ
.|丶;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.!
l丶;;;;;;;/!ﾏﾀﾞﾞ'''!ﾞ'V┐;;;ii―=i,xri-､;;ヽ
|;;;;;;;;;;;,! ﾞﾞ.!;lﾘ .!;;; !
|;;;;;;;;;│rﾆ;; ..,、 !′ ._.. -;;. !;;.l'
.ｌ;; ∴/ ＿｀ﾞ''＝ ''! -!「二.., l､!
］/'.ｌ.| l ﾉ'' .ﾉ .│.ﾉ .!､l ああそうだ。こんな議論をしている暇はない。
,!ﾞ .川 ｀ﾞﾞﾞﾞ″− │'''￣ l l エヴァ、お前の条件は呑んでやる。その代わり、
ヽ ゝ | ,!.|lﾞ 何があっても翠星石を連れ戻せ！
.'Ｌヽ ,! l./ そしてこの作戦に参加させろ！ 絶対にだ！
ｌ'ｧ.ｌ ゛.゛' |’
.ﾘ ヽ ｴﾆﾆﾆ‐. ,/
/'ﾞi .ヽ .......． ,┤
/゛ .i′ ＼ / ; |｀'､
._..-''ｱ ll ｌ .＼、 ." .,／;;;;;;;;l.ｌ ＼
｀ .. lﾞ .!| ..ｌ .｀ﾞﾞ´ ;.,;;;;;;;| ! .ﾞぐ- ..,,_
- 268 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:36:33 ID:8oTFHzlg
-
／ ｜三
＼ ｜ 二 ―― [] []
＼ ＼| 三 | ｌ￣ | |
＼へ― フ ＼ 三 |_| 匚. |
∠ △ ／ ＼ | | |
了解っ！ Yw「ﾉﾉ￣￣＼ ／ 二 |_|
厂／＼＼￣￣／ ／￣＼ 三
￣ ＼| ￣ | | EVA ｜二 [] [] ,-,
. 〔§| ／| ＼＿／／三 ／／
（ ＼＼＿＿ | 匚／
＼ ￣￣￣＼＿ 三
＿＿＿ ￣￣￣＼ ＼ 三
ミ＿ ／ ＼ | 二
￣￣￣ く | 三
/⌒ ｜ 二
┌────────────────────────┐
│ _________ .....│
│ ／ 'r r.r.r.i ......│
│ / | | | | | ......│
│ / u .ﾉ.ﾉ.ﾉﾉﾉ ..│
│ ﾊ_ノ ヽ､__ / /ﾉ .....│ 今回の作戦が成功して戦争が終わっても、
│ / (●）（● ) .( l ヽー―ー-､ │ 軍がなくなるわけではない。このまま俺たちが
│ / .（__人___） ﾑ ｲ r ヽ │ 帰還してしまったら、「脱走兵翠星石」は
│ ./ / ヽ`⌒´ | .l / ､ l ......│ 指名手配の末に逮捕、銃殺だ。
│ / / 八_ ､__ ／l | ,' l l .│
│ . / ,' ヽ| | ﾉ ﾊ l .....│ 小隊長に言われるまでもない。絶対に絶対に、
│ / .l ∧ | ﾚ' ノ l .│ 翠星石を連れ戻すだろ！
│ / l ノ ヽ | | ﾉ } │ この作戦が終わる前に！
│ ∧ / ,〆 ﾍ l , ' l ...│
│ ヽ､＿,ﾉ'´ ﾍ .l / ﾉ │
│ ', | / ,' .....│
│ ﾄ､ ノ ﾉ │
└────────────────────────┘
- 269 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:36:56 ID:8oTFHzlg
-
_,,.､､､､､.,,_
／.:::::::::::::::::::..｀ヽ､
/ .:::::::::::::::::::::::::::::::. '､
| :::::::::::::::::::::::::::::::::,ﾍ{ﾂ
| ::::::::::::::::::::::::,ｨｩ ﾉ j
|::::::::::::::::::::::（ |.! ;{ さあ、俺たちは行くぞ。一人のバカのせいで、
.|::::::::::::::::::rﾘ`l,〉 j}ﾞ 作戦を乱す……いや、更なるアクシデントを
}:::::::::::::::ﾉﾞ l /. 引き起こして、作戦失敗にでもなったら、
,xｧ''ｰ'ﾞ'` '､ / 全員が自殺しても償えないからな。
/ ｰ｀¨`''''ー-- ､｣ﾞ'′＿
''^ｰｧ ､＿＿＿＿_ ￣ ／
`>'､, '''"´￣￣_二ヽ､
/ ／ ヽ
,' , / ﾞ､
l / __ !
l, l く,_ ､ |
／￣￣＼
了解。ほら、全員！ _」 ／ ＼
気持ちを切り替えろ！ （ ●）（ ●） |
昨日までと同じように、 | | | ..／}
進軍再開だ！ _ ヽ___｀___ | / / __
(＾ヽ{ ヽ |r┬-| ./ / . ／ .ﾉ
(￣ ヽ ヽ i ヽ￣ / 厶- ´ ／
.(二 ヽ i i |,r‐i ﾉ. ヽ / ／
ヽ ／ ノ ／ r一'´ ー ､ ￣￣￣）
i { ｲ―イ / .`ー―. ､＿_ .〈￣￣
ヽ. `ｰ '/ / /＼ ＼
`ー ' ￣￣! | ヽノ
- 270 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:37:14 ID:8oTFHzlg
-
メ ,, -──- ､._＼
メ／ u ﾟ 。 ＼＼
／ ／ ノ ヽ､ ＼＼
! | oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo | （翠星石が心配だお。
＼＼ （__人__） ／く< エヴァ、頼むお。頼んだお！）
ノ ﾒ/ ｀ ⌒´ ヽヽヾ
,. -ｰ冖'⌒'ｰ-､
,ノ ＼
/ ,r‐へへく⌒'¬､ ヽ
{ノ へ.._、 ,,／~` 〉 ｝
（甘過ぎる。逃げたいのは ／プ￣`y'¨Y´￣ヽ―}j=く
みんな同じなのに） ノ /レ'>-〈＿ｭ`ー‐' ﾘ,ｲ}
/ _勺 ｲ;；∵r;==､､∴'∵; シ
,/ └' ノ ＼ こ¨｀ ノ{ー--､____
人＿_/ー┬ 个-､＿_,,.. ‐'´ 〃`ァーｧー＼
. / |／ |::::::|､ 〃 /:::::/ ヽ
/ ｜ |::::::|＼､_________／' /:::::/〃
＿＿
￣ __ "'''‐、
／ -┐ >米< |
／ レ'´￣￣￣￣ ＼
/／ ／＿ ＿＿ |
| ／//////ヽ-､r≧ヽ ./
| ／／V////彡'＾V//∧}/
rﾆV|、 ｀─ '´、 |ﾄV//j （気持ちはわかる。わかるが、
{｛ヽ ヾ ,ノ｀⌒ ﾞヾ.￣〉 タイミングが悪すぎだぜ嬢ちゃん）
＼ゝ） / _＿ ＿|V/
|川ﾊ ! '”´ __ ⌒'/|
ヾ| ＼. ￣ /
| ､. ＿＿ /
| ＼ ￣ |＿
＿ .| ＿/ｲ ｛
∧ 「| イ ア | .／┐
＿ / |/ﾊ＼/ .| /／:!／ ノ ｝￣￣
- 271 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:38:20 ID:8oTFHzlg
-
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:',
. /:.:.:.:.:.:.:.:. i:.:.ﾍ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:';:.:.:.:.:i.:.:.:.',
/:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.!:.:.: ﾊ.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.:.:.l:.:.:ハ
. /:.:.:.: i:.:.:.:.l:.:|!:.:.l ヽ:.:ヽ:.＼:.:.:ヽ;.:.ﾄ､:_:.:ｌ:.:.:.:.:l.:.:.:ハ
. ／/: /:. |:.:.:.:.l｀lト:.i._ ヽ.:.:＼:ヾ､:.;.イ´:.:.: l.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.ﾄ、
/ｲ/:.:.:.!:.:.:. l:.i ∨' ｀ヽ、＼! >イ＼!＼｀ヾ!.:.:.:.:l:.:.:.:.:ｊ｀ヽ
|:.:.:.:.ﾍ:.:.:.:.|ィﾆﾆミ､ ,.ィﾆニミ､!.:.:.:.:i､:.:.:/
|:.|:.:.:/ﾍ＼!ヾ{:ﾟ::;;::ヾ .. 〃 {::ﾟ:;;::::}ｲ.:.:.:./ ｝:/
ヾ!ﾍ:ﾍ,,:ｲへ ヽc::::ﾘ ,i. 〜 !, ゝc:::ｿ }.:.:./イ/
（戦力減よりも、今の皆の不協和が、 ヽ ヽﾍ!:.:.ﾍ ｀￣ 丿 i ヽ､ ｀￣ ｲ:.:/.;ｲ′
任務遂行の妨げにならなければいいけど……） |:.:.ハ.｀ ー ´ ￣ /.:/:/
|:.:|:.:|:.ヽ、 ´ ｀ ,ｲ:./|/
|:.从!∨W＞ 、 .イｿ'// !
|/ ,ｊ ｀ ´ lメ.′
′ ／::ﾉ ／∨:＼
__... ､.- ─:::´:::ク .... ∨::::｀:ｰ:..､
|::ﾍ::::::::::::::::::::::i:／ ´ ｀ ＼l::::::::::::::::::::｀＞,
. ／∨ﾍ::::::::::::::::::::l／ ´ ￣ ｀ ＼j::::::::::::::::::::/ :/ヽ
＿_
,.-''";;;;;;;;;;｀`'ヽ､
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
/;;;;､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､
,!;;;!ﾞ`''〜^〜ｧrr-'ﾞ`'´''ﾗﾍ;;;!
|;;;| ﾉﾘ ﾐ;;;|
_ゞ;! r─-- ､ rｪ----､ﾐ;ﾘ
.!ﾍl;|. ぐ世!ﾞ｀｀ ,ｨ '"世ﾝ ｢ヽ
!(,ﾍ! ￣'" |:::.` ￣ ,ﾄﾞﾘ ……。
ヽﾞ､! !; ,ﾚｿ
`| ^'='^ ﾑ'′
.ﾄ､. -‐‐ ‐‐- /|
i| ＼ === ,ｲ.:|
,ｲi| ﾞ､＼ ; ／ﾘ.:;ﾄ､
.`ｰ─''ﾞ
【つづく】
- 272 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:38:51 ID:8oTFHzlg
-
○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★
次回予告
/ ∧.ｲ / / / / / | | ﾄ､.:::| ﾘ i:::::iV
/ / ,.! .〃 / / /:l / | | |. |::::|:..} .!:::::ﾄﾄ
,' 〃/ V/' / 下lﾒ､l ./ | ,|, ィ'|::.Ⅳ i. ﾄi::::|ﾊ!
{ // /ﾊ./ 厶==ミ_ﾒ､ イ,.|==ｔド/ ,ﾊ | ﾄ､| |
l/ 〈/ .i:::liく ら!::::j:i` う!:::j::!/ ,ﾊ ﾊ:::::|
カイオンの民の為、勝ちましょう！ j! i:::ﾊ. ヽ辷ゾ .ヾ二ｿ' /./ |. ｉ:::|
〃 i::|∧ :. / / ﾊ! ,ﾊ. i::|
（私情を抑え込み、任務第一に / | i::|〈`ﾄ､ :i / / // |i | V|
振舞っておられる。流石です、大隊長！） 〈 | i:::| |:::::|＼ ,.. ..、 / /,.1/ ハﾄ. ||
Ⅵ !::| |:::::| ヽ ' / /' ,}! /イ|| |.||
|| i:;ﾊ.|:::::| _,|::＞ __. イ,.ｲ､. 〃 /} ||. || |
|Ｖ "ｧ‐/::: /: .:／ .:/ｲ ./: ｉ:: ｉ ｌ
.ｌ ::） ｉ |:::: ｉ /::......:::::::／ ::／ / /: //:ｉ:: ｉ ｉ: ｌ
ｌ :（ |:::: :ｉ :ｉ Ｌ フﾆﾆ＝ｰ‐‐''ﾌ／/ / ハ:ｉ: :ｉ ｉ ｉ|
ｌ :ﾉ 、ｉ , ｌ::::: ｉ | :| ヽｰｒ‐‐＝マ ´ / / >く. |: ｉ: ｉ ﾘ
.ｌ ｉ:）ﾄ‐ ‐ ヽ::::. ｉ ｌ :ｌ にんｿ ／／/ﾊｭ､_> / ﾉ 本当に……？
ｌ ｉ ｉ( 小 ヽ:::::ｉ ｌ ヽ ﾊヾ.ー' ／ " ノ,にｱ/:/:／ 本当に、やらない夫じゃねーんですか……？
ｌ ｉ ｉ ） へ::ﾍ 〃 i. ￣{/／|
ｌ :ｉ ｉ.（ ハ ＼.__ " イｉ ｌ
ｌ :ｉ ｉ .）.ヽｉ ｨ ）::| ＼ =‐' ／/ ｉ: ｌ
. ｌ :ｉ .:ｉ .:( 小 （::｣ ｀ ‐ ､_ _, イ ｲ:: ｉ: ｌ
i!/{::::::::ｌ:::/ }:i|::ｌ ー-ｌ:::l_j::| ∨::::::::::::!:::::::::::::::::::ｌ
｛{ .ｉ::::::::ｌ/、 !:ｉ|::l ｊ:/_ !:| ゛∨::::::::::|:::::::::::::::::::!
':, ∨:::::ｌ! .ｿ/ !:ｌ ´忙示抃 }:::::i::::彳ヽ::::::::::::i
（ごめんなさい、金糸雀さん南鮮石さん。 ヽ.∨:::i:!伝. ｌ/ つ_ｒ } |:::::i::::::ｌヽ }:::::::::::|
私は、自分でも信じられないぐらい、 ﾍ从i,ﾉ/ ゞ-‐' !:::/::::::ｌ7./::::::::::::|
「女」だったようです。今私の中には、 < !/:::::::::ｌ'´:::::::::::::::|
エデンよりもカイオンよりも……） lヽ _ /::::::::::::!:::::::::::::::::::l
|::::｀ 、｀ /::::::::::::::l:::::::::i:::::::::::!
|::::::::::｀ ｰ....ヽ´/::::::::::::::::ｌ:::::::::i::::::::::::!
○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★
- 273 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/20(日) 23:39:27 ID:8oTFHzlg
-
以上です！ ご覧下さり、ありがとうございましたっ！
＞―――‐＜
／: : : : : : : : : : : ヽ.
/: : : : : : : : : : : : : : ∧
／: :,仁ﾐ}ヽ: : : : : : : : : :∧
,ｨ彡: //､___,ゝ ＼:_: ､＿, : : ∧ 翠星石の心に、一気に疑惑の雲が広がって
{: :/:.///V⌒>､ γ⌒Vヽ: : :} しまいました。それも、戦争の勝敗を決する
ゝ{Ⅵ:{.ゝ{ ん} ん} }ｰ}二/ 重大作戦の真っ最中に。
x≧:ゝ._)`ｰゝ":::::::ゝ"ｰ´(丿 ゝ.
／: : : : : （ _ ）: : : : ＼
/ : : : : : : : : :＞ ．_＿__ ．＜ : : : : : : ∧ 目の前に当の本人（エヴァ）がいるだけに、
{: : : : : : : : ／ゝ＿＼／＿ノヽ: : : : : : : :} その場にはいられない……ぐちゃぐちゃの気持ちという形で
Ⅵ : : : : :/ /ゞ≡><≡" '， ﾍ: : : : :Ⅳ スジは通ってて、理解はできるんですよね。
Ⅵ: : : :{ {. （∧） .} }: : :Ⅳ
Ⅵ :├‐┼――――┼‐┤ Ⅳ
ゝ: ゝ / .∧ ノ/ とはいえ、許されることではない。
｀ヽ/ .∧" まして、他の人たちは事情を全く知らない、
｀ｰ-．.._＿__..．-‐´ 知ってたとしても関係ない話です。
| //∧ |
!＿_///,∧＿_|
ゝｰ′ ゝｰ′
「 ./｀
|,r＝＝‐､/
∧Ｏ_＿＿})
{ゝソv´ｿ）ﾊ そういう、「戦争の中での乙女心」の描かれ方も、
__ﾉ_.||.ﾟ ロﾟﾉ||＿ 本作の見どころのひとつ。言葉やセイバーにも、
ゝｰ!,l､_∨_）{つ′ どうぞご注目ください。
./. (ﾝ＿＿_>ゝ､
└‐‐ |‐| |‐|ｰ'"´
i,､.ゝ､ゝ
次回、第三章 第３話は、３月１日２１時３０分投下予定です。お楽しみに！
- 274 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/20(日) 23:39:47 ID:rRP8OoC.
- 乙
このない夫テライケメン
- 275 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/20(日) 23:41:45 ID:iHoMeHU2
- 乙乙
つか、これは詰んでるな。やらない夫が
- 276 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/20(日) 23:44:27 ID:Vwhme3fg
- 乙でした。
う〜〜〜ん、絶句･･･
- 277 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/20(日) 23:48:13 ID:U2nZ/i9c
- 乙でした！
みゆきを許したやらない夫は本当に良い男。
そして、とうとう翠星石に秘密を気づかれてしまいました。
物語がどう転がって行くのか、楽しみです！
- 278 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/21(月) 00:38:05 ID:WoU07CCI
- お互いいっぱい死んでしかも戦争続きそうな流れだな
- 279 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/21(月) 08:07:24 ID:MzWlMdjk
- 乙でした。ここで翠星石に知られてしまうとは！
巧く連れ戻せるといいんですけどのう。
できない夫も遊園地作りしたいというのが、ちょっとほほえましかった。
- 280 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/21(月) 13:38:19 ID:MVWgrvA2
- 乙でした
やらない夫、スゲーよ
- 281 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/22(火) 00:08:43 ID:H3hTqnJo
- 乙！
作戦のゆくえやいかに
- 282 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/22(火) 18:34:29 ID:U8bIlmkI
- 乙
意外と急にバレそうだ
と思ったら次回予告でまた分からなくなってきたな
- 283 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/02/22(火) 23:35:33 ID:6t5oONak
-
≧
|.| /ヽ
| | 〃
| |,,..ﾆ二二二二二二二二.,,//
/| |. ＿:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧ >>274 >>277 >>280
/: | |（＿）:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:} 落ち込んだりもするけれど、
. / : :|_＿_|_＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ 彼は元気（？）で本作のヒーローです！
/: : : : : : : :.i从ﾘﾊノ ＼ ノ ヽ从.ﾉ: ;}
. ,' : : : : : : : : | ﾄ! ､＿_, ､＿, | ｨ .
. ,: : : : : : : f¨ ｉ: :l｀ 、、、 , 、、|/jﾉ >>275 >>276 >>282
, : : : : : : : ヽ_|: :| ＿＿ l: :! 翠星石を悲しませない為には、何としてでも
.. ; : : : : : : : : : :.!: :!､ ノ: :| 正体を隠さねばならない。でも、隠し通せたと
... {: : :＿＿∧＿|: :|≧! ｒ‐ｒ イ |_∧＿__ しても結局やらない夫は……なんですよね。
. ｉ: : :ヽ !: :!{ ;: ｀ｰ一＾¨⌒}: :! ,/
. i: : : : :ゝ._＿＿!: :!:㍉ :;:;:;:;:;:;:;:;:;: }._＿＿_ノ
. !: : : : : :/:.:.／,.!: :ｌ:.:.:.ﾞ㍉_;_;_;_;_;:ﾉ::ｉ ヽ ;:;: | >>278 >>281
. |: : : :.:./ ¨´ /;:|: :.! :.:.:.:.:./ ヽ:.:.:.l ヽ;: | 翠星石をできるだけ悲しませず、そして
. l : : : / /;:;:ﾊ/ .:.:.:.:./ ; .ヽ | ヽ! 作戦も成功させる。両方やらなくっちゃならないのが
. | : : 〈､＿,〈;:;:;:;:;:;! :. ∠_ノ ゝ}:!ヽ_＿_,〉 辛いところです。
. | : : : ＼::::::＞:;:; !／ /. /:::::::/
. l: : : : : : Ｙ¨ ヽ0 ） , （ 0}/:::::::/
. |: : : : : : :＞ ､_ ﾊー‐―‐一":〈¨¨ヾ{
. Ⅵ: : : : : ヽ〈 .Уｒく_ﾉ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ }ﾘ
.ゞ : : : : : : /:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ.
. ┌=- /≧
. | | ,.． -―― - 、 .//
. | | ／ ＼ //
f´ .|￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ.-､
/| |' ⌒ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: } ）
. / .! ﾄ . __丿_＿＿＿＿＿_丿´
/ ｲ{￣ .!从ﾘﾊノ ＼ ノ ヽ从.ﾉ } >>279
. / .//! ,ヘ、| 三三 三 |ﾍ ｨ . やる夫の遊園地話は、原作ではほんのちょっと
/ 厶' l ヾ、χ'く"" ＿__ ""ﾉ | jﾉ だけで、私がかなり膨らませてます。できない夫や
. / ./ 'ヽヾ, ヽ !__ノ__.／ .! | できない子はオリジナル部分です。
./ ゝ￣￣/ )‐‐､λゝ￣）_|＿／¨￣￣j そこをお褒めいただけるとは、嬉しいですっっ！
/ / ｀ヽ./ /:.:.:.:.: |ゞ三三/|:.:.:.:.:|ー一'´
/ / / /:.:.:.:.: /:.:./ ｀ヽ:|:.:.:.:.:| |
／ ／ /,∧_＿;/:∠丿 ゝ !_＿_| |
／ ／ ヽ. /0);＿＿＿(0} ﾉ !
￣ ￣
- 284 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/23(水) 08:55:51 ID:kWbZTj8U
- 行間に色々見えてくると、どうしても膨らませたい部分って出ますよね。
それもまた醍醐味だと思うのです。
- 285 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/23(水) 17:35:33 ID:WB2EwEEs
- ロボはしてても心は錦
- 286 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/02/26(土) 21:44:43 ID:bgkEPMjY
- >>285
山田君、ざぶとんあげて
あと作者 乙
- 287 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 19:32:53 ID:fEtsOrVU
- >>286
元ネタはロボット残党兵な
そろそろ投下時刻か
リアルタイムで見れるの久々だわ
- 288 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 20:56:04 ID:kyUV7PiE
- 待機
- 289 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:01:36 ID:g84ZhEp.
-
ﾏﾑ
ﾏﾑ
. ﾏﾑ
_ ﾏﾑ
r'（ .ﾏﾑ_＿__
. ﾏﾍ ＞''"´: :ﾏﾑ: : : :￣: :‐- _,／"´厂 ｀:.:..，
ﾏﾍ ,. : ": : : : : : : : ﾏﾑ : : : : : : : : : ヽ.／;:;:;:; .:.:.:' ，
ﾏ.ﾍ': : : : : : : : : : : :.::.ﾏﾑ､_:.:.:.: _ ≠ "´: :.;:;:;:;:; : : :∨
,. : ': : : : : : : : : : : : : ／´... ￣|.:.:.:., "´￣｀ヽ;:;:;:; : : :', >>284
／: : : : : : : : : : : : : : :.:.:.ii!i!i! |.:.:（ .ノ.:.:.:.:. : :} ２次創作の、醍醐味の一つですよねっ。
: : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.|_＿＿＿＿|＿_≧二二´＿_;:;:;:;: .: :/ 読者として、自分のそういう妄想と合致した
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:., -､: : :.:.:.:_＿ノ-､ ヽ: : : :.}‐､:.／ 作品を描いてくれてる作者さんと会えた時の、
: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:ノ ⌒},ｨ-"/ ゝ.___ ヽ/／ﾚ′" 運命の出会い感は楽しいものです。
: : : : ;--､: : : : : : : : : : :.:.（ ゝ_） /: :/. ゞ〃⌒i /
＼／ i: : : : : : : : : : : :.:.:>､__}.{:.:/ ゝ._
ヽ .i: : : : : : : : : : :.:./ i/. ／ >>285
i i: : : : : : : :.:.:／ ､―┘ おお、面白くも名言。こういうセンスには
ゝ_;_;_;_,,. " ｀> 憧れます。
':;:;:;:;:;:;｀ヽ _ --≧．._＿/´ }｀ヽ
｀.，:;:;:;:;:;:｀<´ 丿 ｨ′_＿___
＼ '，;:;:;:;:;:;:;:〉 / j(.＿＿＿_） >>287
.. ＼ '，;:;:;:;:;:;:ヽ / (._＿＿＿) 楽しんでいって下さい！ ……にしても、
.... ＼ '，:;:;:;:;:;:;:;} ,丿 ノ(._＿＿__) 聞いたこと無いんでぐぐりましたが、
／´ ｀＞- ．_＿j;:;:;:;:;:;;丿 .／＼ ( ノ かなりシブい作品のようですね。
／.:.:.:.:∨:;:;:;:ヽ ..／.:.:.:.:.:.≧_=-‐ "´￣
,...:.:".:.:.:.:.:.:.:.:}:;:;:;:;丿 ..／.:.:.:.:.:.:.:. ／´
.,....:".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ｰ‐'" ／.:.:.:.:.:.:.:. ／
,...:".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧ .／.:.:.:.:.:.:.:. ／
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:___,.ノ′∨ ／.:.:.:.:.:.:.:: ／
￣￣￣￣ ´ Ｙ´ .:.:.:.:.:.:. ／
- 290 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:02:34 ID:g84ZhEp.
-
予定通り、２１時３０分より投下開始です。
_＿＿＿＿＿＿__
／´: : : : : : : : : : : : : : : : :｀ヽ
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
／ ＼: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
／ : : : : :＼: :/⌒丶: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :..
/ : : : : : : : : ∨仁三|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :i 今回、誠のＶＧが登場します。
/: : : : : : :.:.,,ィi´ |: : : :.:.:i: : : ヽ : : : : : : : : : : : : | そのＶＧの、キャスティングなんですけど。
/: : : : : : :.,ﾊﾊ:.| |: :ﾄ､: :.ﾄ､: : :.:.:＼ : : ヽ : : : : :.:|
/: : : : : :.:.:.i.. | ﾍi ﾄ､: : ＼: :＼: : :.:.:ヽ: : :|: : : : :.:.| 世間的な知名度では、言葉の乗る
i: : : : : : : : |⌒＼ ゝ.＼: : ヽ: :／⌒: :.∨.|: : : : :.:.| 『ガンダム』の足元にも及びません。
|: : : : : : :.:/ ､,,=≧x､. ゞｰ≠≦､丿 :..酛.: :!: : :.:|
|: : : :.:.:.∨ｰ〃´ tｯヾ､ ／ ｔｯ ヾ彡: : :_丿: : :.| が、私個人の愛ならば、ガンダムなんぞ
|: : : :.:,､Yー{ -‐‐- ._ヾ ゝｿ〃､ _. -‐‐- }‐{￣丿: :.:.:.:| 全シリーズ全機を束ねても、まるで
/: : : : {ゞ∧ /////// ´ ｉ) ´/////// ,'￣ }: : : :.:! 勝負にならぬわウハハハハ、というぐらい
/: : : : : :ゝj: :'， _＿＿＿＿＿＿__ ∧) /: : : : : ゝ. 大好きな作品の大好きなロボを用意しました。
/: : : : : : :.:.:{ : :i ｉ ゝｰ−――−'' .i i: :レ′: : : : : : : ヽ.
/: : : : : : : : : {: : { |: : : : : : : : : : : : :.:| 从} _＿＿__: : : : : : :ヽ
/∠二二二｀）{ :.:i.ゝ. ｉ : :/' ⌒ ⌒｀ヽ: :ｉ .／ｉ:./{, --＜⌒ ヽ､: : : : :.＼
,ｲ´ ／ .）-.､ゝﾊ: : :> . ゝ. ノ ": :〃: ,ゝ ヽ ヽ: : : : : :＼
／:.:| / / i.:.: : : : : :_:｀ｉ ｀￣￣￣´.i.´: : : ,,": /. ｀'， ヽ ..i: : : : : : : ＼
.:.::| / / /｀ヽ-‐..￣ _i ￣ .i >: :γ{ '， ヽ |: : : : : : : : : ヽ
:: :.ゝ / / .i f´ノ ,ゝ´: : : :i ゝ. '， .／: : : : : : : : : : : '，
:/: : :.!｀ゝ ./ / ..| /: : : : :.:.:.{ ヽ ／＼: : : : : : : : : : : : '，
/: :.／ヽ ｀ヽ / ゝ.｀ヽ. ／/: : : /: : : :.i , ' ヽ: : : : : : : : : : : i
「 ./｀
|,r＝＝‐､/
∧Ｏ_＿＿})
{ゝソv´ｿ）ﾊ そもそもＡＡが一つあるだけでも脅威なのに、あんなに
__ﾉ_.||.ﾟ ロﾟﾉ||＿ 作って下さるとは。某職人様、ありがとうございます！
ゝｰ!,l､_∨_）{つ′ 当該ロボが活躍している現行スレも、ずっと追いかけますよ！
./. (ﾝ＿＿_>ゝ､
└‐‐ |‐| |‐|ｰ'"´
i,､.ゝ､ゝ
- 291 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 21:04:50 ID:xCkoXPJ6
- 世界的に有名なロボット・・・・・・まさかアストロボーイが出てくるとは（ｒｙ
- 292 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 21:30:21 ID:fEtsOrVU
- 士郎正宗系かな？
- 293 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:31:41 ID:g84ZhEp.
- それでは、投下開始致します。
- 294 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:32:15 ID:g84ZhEp.
-
○ ﾟ 。 o ゜
o 。 ゜ 。 ﾟ
。 ﾟ 。 o ﾟ 。
┃,
┃/ o ｡ ○ ゜ o 。､┃,
┃/_/ ﾟ ヽ┃/
┃/_/_/ ﾟ o ゜ 。 ○ oヽ┃/_/
┃/_/__／ 。 ﾟ o ﾟ ＼ヽ_ヽ┃__/_/
┃/_/__／ o ﾟ 。 o 。 ﾟ ＼_ヽ_ヽ┃/__/_／
┃_/__／ ゜ ﾟ 。 o ＼__ヽヽ_┃_/__／
┃__/ 。 ﾟ ｡ ﾟ o 。 o 。゜ ＼ヽ_┃__/_／
┃ ﾟ o 。 l ┃
┃､l, o 。 。 ﾟ 。 o ヽ|/ ┃
┃ .... .... o .... .... ＾＾
^^ ⌒ 。 o ⌒ ○
.... ○ .... .... ....
o o
⌒ ⌒ ○
- 295 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 21:33:41 ID:fEtsOrVU
- こなぁぁぁああゆきぃぃぃいいい！
- 296 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:33:43 ID:g84ZhEp.
-
┌───────────────────┐
│ ／￣三＼ .....│
│ ／ ＼三/＼ ......│
│ 三 （ ○） （ ○） ..│ (動悸も息切れもなく、汗もかかず、
│ 三 u （__人__） ...│ 全力疾走中にも落ち着いて考え事ができるっ
│ ≡ ｀ ⌒´ﾉ ......│ てのはありがたいだろ、この状況的に考えて)
│ 二 } │
│ r⌒ヽ ｒヽ， } ..│ (今の内に準備しないとな。翠星石と会った時の
│ 三 i／ | ノヽ │ 俺の態度……いや、脚本を。充分に練っておかないと、
│ 三 三 / )≡ .│ 今、ボロを出して翠星石に「確信」されたら大変だ)
│ 三 三 ／ ／≡ │
│ ﾆ三 .／ ／ ....│ (翠星石には、やらない夫はリジンで死んだと
│ 二≡､__.／ ／､⌒) │ 信じ込ませないとダメなんだ。やらない夫のことを
│ 三 ＼ ￣ .....│ 吹っ切って、新しい人生を歩き出させる為に)
│ 三 /＼ ＼ ..│
│ 三 /ﾆ ヽ 三 三 .│
│ 三 / ﾆ_二＿＿／ ...│
│ 三 .／ . .│
│ ≡ ／ | .....│
│ ≡ ／ .│
│ 三_ノ .│
└───────────────────┘
＼＼ ＿ ／
＼＼ ＿ノ￣￣ﾉﾉ ＿ |r'l
ヾ'＼＿ｒ'＿_＼rrヾヽノ二￣_ﾉ' || |
〉/ ,rj _＿_ ヽ／ lノ ／ || |
(お、足跡が乱れてきてるな。ムリもない、ＶＧで `Lvヽ（l_|＿）‐'、＿|ノ＿＿,‐|| |
長距離を走るとなると、振動から来る疲労が r '`' r _＿, ||＼L/ || |
半端じゃないはず) / -イ l_|// 〃 [＿＿_＿|| ＼
/ ｒ/￣_ ＼_ ||r―――――＼ヽ l
（翠星石の体力で、そう長くハイペースを l,l/ ｌ￣/￣| | | |￣￣⊆⊇⊆⊇|| |
保てるはずがないんだ。追いつくのは | / | ∪ﾉ ⊆⊇ || |
時間の問題だろ、俺との性能差的に考えて） | / /|ヽノ r――、＿＿＿||
|/ l | / lヽ＿|＿||
,―'￣￣| | | | | ||
- 297 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:34:24 ID:g84ZhEp.
-
┌─────────┐
│ ＿＿ .│
│ ／ノ ヽ＼ ......│ （で、問題はやはり、追いついた後だ。事実を確かめたい、
│ ／.（○）（○）＼ ....│ でも知ってしまうのは怖い、その矛盾した複雑な思いを
│ |. u. （__人__） | │ 抱えてしまって、逃げるようにリジンへ向かったのだろうからな）
│. | | ....│
│ | | │ （でなければ、「ギター仲間で仲良しのエヴァ」に
│. ヽ ﾉ ..│ 直接聞けばいいだけなんだから。今の翠星石は、
│ ヽ / .....│ 並大抵の話では聞く耳持たない状態のはず）
│ / ヽ .│
│ | | .....│ （あんな話を聞かれてしまったんだからなぁ。
│ | . | .│ そうなるのも当然だろ、人情的に考えて）
└─────────┘
ヽ､ ,-､
ヽヽ,-―､__.／ |/⌒ヽ_―
ヽヽ ∠-_ |⌒ｌ )｡=､
《､ヽ＼/ ｀()／ |／｡
（くそっ、どう話せばいいんだ、俺は？ ｀､ー＼) ⊿／ ヾ |―-┘
ええと、まず、翠星石に知られてしまった | ＼ 'ｖ,ーﾆ∋∠／ 〕
情報はというと……） ート､ 〕 H┴´Ｊ＼ｌ ﾉ 〈
ー>､> |~>' ＼_ リ | ∩
|｀ｌ/＾ヽ'- ~￣＿｀┘」｡｡＼
- 298 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:35:14 ID:g84ZhEp.
-
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━─────────
┃
録画
再生
,. -‐¬'´|''ﾞ￣l、
／ j ｜ ﾞ､
. .' / ｌ ,! ﾄ. i 丶
｜.l/ ,!.ﾊ l l l.ヽ ､ ヽ
. !././ ィヤ｜.ﾉ｀!ﾄｉ l. ! ､ヽ
……リジンで発掘されたＴＹＰＥ−Ｄ（ディアブロ）、 }゛,{ ./ ⌒ヽ_/⌒ヽ.ｌ l. Ν
『エヴァンゲリオン』。そのインストール作業の時、 !∧/ﾄ､ __ ハ、_,.ｲ,!,ﾉ!'′
私はいたんですよ。その場に。 . i^ l . |＞-, ﾆ､-＜| |l
,! {.ヽ｢ r＜)__｝｀ﾞ!l l|
. ,' ! i＼_/ミﾐﾐУ ,〃/ﾄ、
/ .ｌ｜ ! ｀`〈 ∠（r' | ﾞ、
. / ,' v'´ fﾞ/ノ | | ﾞ、
.,' /i l、 / !ヾ l i|、 ｀、
! // ﾞr- イ 人｜/ :'|ﾍ. ,ﾉ
＿＿__,.ｨ'´|_＿＿__
_,.-‐'"￣ | ､ {
／ ,' ｉ |: ｀ヽ、
／ ,ﾉ | |: | ＼
/ .／ ,ｉ: |∨ : :ｉ {V |､ ＼
{ ,/ /|: | ∨: | | | ∨ | ∨ ﾊ.ゝ
ｊﾉ,' ,/-|‐|‐' V:.| | | ｰ|-|-∨ ∧
/ / /ｉ | |__. | | ﾊ|.__..| | | ､:. ﾊ
| :|: /:/: |ｨ´ｊ/ ｀ヽ}ﾉ /,'´! ｊ/ヽ. | ｉ } | 私が百万回謝っても、あなたが人間に
ヽ|ｉ /'/: ｉ| ,ﾉ,／l l:| |､ |＼| 戻れるわけではない。私の自己満足
| /（_|:: ||､ '".,ﾉ￣', ,ﾉ :| |::| ﾘ でしかない。でも、どうか、謝らせて下さい。
∨ :|: ||､`ｰｕ‐'" `ｰｕ‐'" ,-| |:::| /
ﾉ : :| |!::ヽ、 r‐┐ {´|ノ ﾉ|ﾉ:::ｊ,/
/ : ::| 人:::::::＞‐-ｒﾆ"r‐::;ノ ,r'´:::|: :∧
.┃
─────────━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
- 299 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:35:56 ID:g84ZhEp.
-
┌─────────────────┐
│ ＿＿＿_ │
│ ／⌒ ⌒＼ │
│ ／（ ●） （●）＼ ......│ （あ……そうか！ 俺も高良さんも、
│ ｜:::::⌒（__人__）⌒::| .....│ 「やらない夫」の名前は出してない！）
│ | ｢匸匸匚| '"|ィ' ..│
│ , ヘｰ‐- ､ l ｜ /＾''⌒| | │ （これなら、ごまかせる余地はあるだろ！）
│ -‐ノ .ヘー‐-ｨ ヽ !‐}_＿,..ﾉ ｜| ....│
│ ''"/／ヽｰ､ ﾉヽ∧ `ｰ一'´ ／ | ....│ （ああしてこうして……よし、いける！ いけるぞ！）
│ /／＾＼ ヾ-､ :| ﾊ ￣ ／ ﾉ | ....│
│,ノ ヽ,_ ヽノヽ_)ﾉ:l 'ｰｰ＜. / |. .│
│/ <＾_,.ｲ `r‐'ﾞ :::ヽ ＼ ｀丶､ | │
│＼＿＿_,／| ! ::::::l、 ＼ ＼| ...│
└─────────────────┘
／ ｜三
＼ ｜ 二
＼ ＼| 三
＼へ― フ ＼ 三
∠ △ ／ ＼ |
（後は俺自身を、徹底的に「やらない夫」から Yw「ﾉﾉ￣￣＼ ／ 二
離して、翠星石に別人だと思わせることだ！） 厂／＼＼￣￣／ ／￣＼ 三
￣ ＼| ￣ | | EVA ｜二
（……もう、ギターはやめた方が良さそうだな。 . 〔§| ／| ＼＿／／三
ボロを出す危険性的に考えて……） （ ＼＼＿＿ |
＼ ￣￣￣＼＿ 三
＿＿＿ ￣￣￣＼ ＼ 三
ミ＿ ／ ＼ | 二
￣￣￣ く | 三
/⌒ ｜ 二
- 300 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:36:33 ID:g84ZhEp.
-
某所
＿＿ __,,...ノ⌒`ー＝=-- ..,,_＿
─=≡＿三≡ニ二三 三 三二 ニ≡人＿＿ ＿＿f≡二ー'二⌒ヽ
｀~^^''ー--＝=≡三三≡‐'''""￣ ￣￣ ￣`''(三三ノ⌒ヾ≡三ｿ
＿＿ ＿＿＿＿＿
,イ´ヾ､: :￣`ー-、 /_ _ `ー┬- ､
＿/ |: : 〉､ : : : :＼,........,／: : ｀ヽ |! ＼ _,,..
_,,.. -‐──- ..,,_ /|! l |: :/ : ＼ : : : i: : : :|: : : : :ﾄ､ ∧,,..-‐''":.::.::
_,,..-'":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀'''ｰ┤.! i. : : : : : : : : | : : :l!: : : : / ＼ / iﾄ､:.:.:.:.:.:.::..:
,,.‐''":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ ＼ .l: : : : / : 丶: : |:l : : |: : : / ヾ;;＼:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._｣ | |!: : ／/_: : : 〉: : |:|: :! |: : 〃 l! 〈 |_;;;;;;＼:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._l ヽ .l! . |!､ : : :| : : 〃 : :|: :|:! | : ／.{ : lヾ、 ヾ､;;;;;＼
:.:.:.:.:.:.:.:.,i!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ ノ .ヾ＼: : : :∧: : |: :|:! |／ 、 / ＼ ,! ､＿∧;;;;;;;
:.:.:.:.:.:.:.彡ミ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,〈 ／ l ､ ` ､:／ l: : |: ｎ.〃 ヾ ,ゝ ＼ } ヾ;;;;
:.:.:.:.:.彡三ミ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／/ ／ _!.从 `┬‐ 、: : : |: l !|L ＿ｿ 《 从 ＼
:.:.:.:.彡三三ミ.:.:.:.:.:.:.., 、:／;;;,i! ,..､ / .彡ミ. !| 从 : :.|: l〃 ＼ , 、 ,i! ,､ 彡ミ.
:.:.:.:.彡三三ミミ:.:.:..彡ミ´;;;;;彡ミ 彡ミ 从 .彡ミミ ,､ ,!::::::ヾ,,,,l／ .}.彡ミ 彡ミ 彡ミ 从 .彡ミミ ,､
.:.:.彡彡三三ミミ:.:.彡::ミ;;;;;彡::ミ, 三 彡ﾐ 彡,il､ミ 彡ミ {!:::::::::l! ,､ .彡::ミ 彡::ミ, 三 彡ﾐ 彡,il､ミ 彡ミ
:.:.彡彡三三ﾐミミ:.彡三ミl彡三ミ ::: 彡::ミ .彡ミ 彡::ミ ゞ;;;;:ｿ .彡ミ 彡三ミ 彡三ミ ::: 彡::ミ .彡ミ 彡::::ミ
彡彡三三三ミミﾐ. |li|.从从|li|W |i|.. |i| 彡三ミ. |i| 从 |il| 从彡::ミ.,.,,.,.W |li|.从从|li| |i| |i| 彡三ミ., |i|
.: .ﾐ彡:.:.|!|l| ミ彡w､w|w,, .,, |li|., ..w,,...,|,r':":ゞ:ﾐヾ,....,,.Ww,,,...Ww..从从从 ､ w|w,, 从, |li|从从 .,|r':":ゞ:ﾐヾ,....,,..Ww
: :从从.,|! f''≡ｰ‐-、 r''ﾞゞ彡ミヾゞ ..., ゞミヾ彡ｿ....,.,., .............,,,, ...,.,.,., ゞミヾ彡ｿ.
ww,,,..... | 《:彡:三:ミ:Y＾彡巛ヾミミ》 """" ,,,,....,.,..,,, .,,,,,,,､Ww.,, www,,,....... ....,., ,,,,....,.,..
ノ,! ゞw､ww,,.W,,,,,,...Ww,,,.ww､ww,,.,,,, ,....,,.ww,,,...w ＿＿＿＿＿ ＿＿＿_
..,.,.,.,.,..... www,,,....... ＿＿＿＿_,,,...--─''''""´￣: : : : : : : : : : : : ￣￣￣￣￣: : : : : : : :
──---- ....,,,,,,＿＿_,,.. --──''''""´￣: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 〜: : :〜 : : : : : : : : : : : : : : : :
- 301 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:36:49 ID:g84ZhEp.
-
ＶＧから降りて休憩・作戦会議中
_,,,...----..,_
,r'´:::::::::::::::::::::::`.､,,r=-
/::::::::::::::::::;;::''::::::::::::::::¨ヽ
/:::::::::::::::;r";;r';;;;r':;;;i;;;::;i;:::::i
＜:::;:::::;;;;;/;;;/;;;;;;;/;;;;/l;;;;;;;l;;:;;::!
Σ;;;;;;;;;;;/;r'i;;;;;;r'i;;;/_''ﾄ;;/;;!;;i;;;l
`､;;;;;;´V;;;/ ﾚf/! ﾚi;;;;!;;!ﾚ′ ここからは、隊を二手に分ける。
!;;;;_;;l;/! ｀ l_ﾚ!/ 第五から第八小隊は西側からＢ地点へ向かえ。
_r＜ ヽ - ／ '′ 第一から第四小隊は、俺と共に東側から
/:::`ヽ､`ヽ､ i´` ､／ Ａ地点に行く。この二点なら、無線が繋がるはずだ。
f:¨::ヽ::::::::`..､ `7､
/::::::::::::`:､:::::::::〈:.:.:i
i:::;;::--::;;:::::`ｰ-､;ﾄ､:l
/;''::::::::::::::`､::::::::/:::::i.:l
i:/::::::::::::::::::::::i::::/:::::::::!:l
. i:i:::::::::::::::::::::::::l;;;:ヽ::::::::l.:!
, ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::.／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
,/:::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ｌ
l::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ
|/|:::::::::::::/::::::::::::::::: ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ
|::::::::::::::::::::::::_:::/ ｌ:::::::::::::::::::|＼:::::::::::::::::::::::::::ｌ:::::::::|
|:::::::::::::::::::::::::/≧､ ｌ::::::::::::::::::| ＼斗::::::::::::::::ｌ:::::::::ｌ
|:::::::::|:::::::::/l::/ｲ⌒ﾞ`ﾒ::::::|＼::ｌィ千代`:::::|:::::::::ｌ:::::l〉ﾘ
揃ったところで、東西から攻撃する。 |::::::::/|:: / ﾘ弋､ _ﾉｌ ヽ| ヽﾚ; __ｿ ｌ j|人:::::::ｌ:::::|
兵力は敵の三倍以上、それが不意討ちで. |::::/ |:::fzlｌ ＾ー‐'´ ＾ ‐-'´ jｌノ:::::l::l::て
挟み撃ちだ。仕損じることはないと思うが、 |/ ヽ.:::|ﾍ /ィ<"j ﾒ_／
油断はするなよ。 ゝ;八 ; /ｲ
x > ､ ｰ ｰ ｲゝ:::｀＞-､
〆::::;//ﾊ` 、 <´/ ｌ）:::}:::::::::::::::` ､
／/:::::// ＼ ｀‘´ / /::::7::::::::::::::::::::ﾊ::l
ﾉ::::/::::::《〈 ヽ／ﾍヽ ／ /::::/::::::::::::::::::::::/::::l
- 302 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 21:38:04 ID:fEtsOrVU
- >>299
折角、人間らしさを取り戻せそうだったのになぁ
- 303 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:39:05 ID:g84ZhEp.
-
::::::／::::::::::::/／::::::::::::::／／::::::／::::／:::::i:::::::::i::::::::::::::::l:::::::::::|
／::::::::::::::::/::::::::::::::::／´:::::::::／::／::::::::::::l:::::::::l:::::::::::::::::!::::::::::l
::::::::/´i::／::::::::::::／::::::,,,､,／:::::::＼,,∧:::::l::::::::,':::::::::::::::: ﾉ:::::::::;!
:::::/ ::::!/::／/:::::::::／ /::::::::::／´ ∨/::::i:::::/::::::::::::::::/i:::::::::/
:::::｀::::::／ ./::::::／ /::::／,"￣ゞ"ﾒ:::::::!::/::::::::::::::::/ ｌ:::::/
:::／／ /::／ /／ /;）/:::ﾍ::／::::::ﾊ::::::/ ｌ:::/
/／'., ' , ∨ / ､/ｿ/:::::／）ﾉ:::/ /::::/ i:/
/ ゝ /::／i //:::/ /:／ /
ﾍ ／´ ',/／／´
'､ 今回の目的は荷電粒子砲の破壊、そして
__ _ゝ 敵作戦の偽装だ。
、 ヽ、_ゝ ／ ´ 偽装に使用するレーザー投光器は、
;;', ／｀ ､ , ′ 俺たち東ルート隊が持っていく。
;;;;', ／ ｀` ､ , "
;;;;;ヾi `´
;;;;;＼＼
;;;;;;;;;;;＼＼
;;;;;;;;;;;;;;∧ ＼
/::::::::::::/::::::::::::/:::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::',:::',
/:::::::::::/:::::::::::::/::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::!::::i
,'::::::::::::/::::::::::::: /::::::::::／::::::::::::|:::::::::::::i:::::::::i::::l
l:::::::::::/:::i::＿:: /:::::::／|::::::::|::::::::|:::::::::::::l:::::::::l::::l
各員に、武運のあらんことを。 i:::::::::/:::/::::::/＞､/ i:::::::::l:::::∠⌒:::::::::|!:::::::|'ﾘ
だが神に祈るよりは、自分のやってきた _ノ::::┌i:::/::::::/斤心ヘ i:::::::::i::::ﾒ≦i::::::::::::i:!::::::!
訓練と実戦経験を信じ、それに頼れ。 ＞:::::｛ ﾚ' |:::::7ﾚ升::｝ /:::／|:/辻:｝l::::::::::ハ:::::!
大丈夫だ、俺たちは必ず勝つ！ _,＞::::::::i ヘ|:::/ ゞ‐" /／ ′ゞ‐' l:::l:::/ ∨
￣｀￣｀＼:|:/ ′ ､ ∧!/
＼|＼ ＿ / ′
_{i ´ ｀ ／
// ｀＼ ＞ _ イ
_,､-;'´;;;i `ｰ ､, _ﾉ iヽ、
_,､-;;"´;;;;;;;;/;;;;;l ／ﾍ l;;;;;ﾍｰ,,､
_,､-;ｰ'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;ヽ ／::::::::∨;;;;;;;;ﾍ;;;;;｀';;;;;;;､_
- 304 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:41:07 ID:g84ZhEp.
-
.＿＿＿_
. ／ ＼
.／ ＼ 無論！ 阿部小隊には巨大な借りが
. ／ (●） （●） ＼ ありますからね。百倍にして返しますよ！
. | （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） |
. ＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／ （ふむ。桂中隊長のことを引きずり、
/ ヽ. 冷静ではいられないかとも思ったが）
/ /| i i ,ｨ
/ / | /| レ'/
≦廴ノ]二二フ .ｒ / 九 ,ﾚ'
ヽ ｜／ ヾ厂´
>__ノ;:::......
／ ヾﾄ､
／ __,. -¬ベY弋¬=- ､.＿_
厂／ , -- ヽ}} ＼}＿
fフﾞ￣／ ＼ ヽ
／ｨ' ／ ヽ. :ヽ|
,／ｲﾞ/／/ / ヽ ヽ :::ト､
// ｣1' / .// , /i |:i ヽ i. ﾄ､ ::∨
〃 〈_/ / /ｲ', / , / | | | :::l ヽ!! i:::::ﾄ､
/ ∧.ｲ / / / / / | | ﾄ､.:::| ﾘ i:::::iV
/ / ,.! .〃 / / /:l / | | |. |::::|:..} .!:::::ﾄﾄ
,' 〃/ V/' / 下lﾒ､l ./ | ,|, ィ'|::.Ⅳ i. ﾄi::::|ﾊ!
{ // /ﾊ./ 厶==ミ_ﾒ､ イ,.|==ｔド/ ,ﾊ | ﾄ､| |
l/ 〈/ .i:::liく ら!::::j:i` う!:::j::!/ ,ﾊ ﾊ:::::|
カイオンの民の為、勝ちましょう！ j! i:::ﾊ. ヽ辷ゾ .ヾ二ｿ' /./ |. ｉ:::|
〃 i::|∧ :. / / ﾊ! ,ﾊ. i::|
（私情を抑え込み、任務第一に / | i::|〈`ﾄ､ :i / / // |i | V|
振舞っておられる。流石です、大隊長！） 〈 | i:::| |:::::|＼ ,.. ..、 / /,.1/ ハﾄ. ||
Ⅵ !::| |:::::| ヽ ' / /' ,}! /イ|| |.||
|| i:;ﾊ.|:::::| _,|::＞ __. イ,.ｲ､. 〃 /} ||. || |
|| !' |ﾊ:::ヽ｢`_`ー―---一''´_'ﾌ/ /_ﾉ || ハ.|
＿__ | .|／||::ヽ__〉|::::￣￣| }￣￣:::::/./二`=-―､.||
- 305 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 21:41:49 ID:fEtsOrVU
- そもそも、この一戦に勝利したとして、カイオンに疲弊を覆す力は無いだろうに
- 306 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:42:06 ID:g84ZhEp.
-
○ ﾟ 。 o 。 oo o
o 。 ゜ 。 ゜ 。 ﾟ ﾟ ﾟ
。 ﾟ 。 o ﾟ 。 o ﾟ ﾟ 。 ﾟ 。
┃,
┃/ o ｡ ○ ゜ o 。､┃, ゜ ゜ ゜
┃/_/ ﾟ ヽ┃/
┃/_/_/ ﾟ o ゜ 。 ○ oヽ┃/_/ ゜ 。
┃/_/__／ 。 ﾟ o ﾟ ＼ヽ_ヽ┃__/_/ ﾟ o
┃/_/__／ o ﾟ 。 o 。 ﾟ ＼_ヽ_ヽ┃/__/_／ 。 o
┃_/__／ ゜ ﾟ 。 o ＼__ヽヽ_┃_/__／
┃__/ 。 ﾟ ｡ ﾟ o 。 o 。゜ ＼ヽ_┃__/_／ o 。
┃ ﾟ o 。 l ┃ ﾟ
┃､l, o 。 。 ﾟ 。 o ヽ|/ ┃ 。 ﾟ
┃ .... .... o .... .... ＾＾ .... o ....
^^ ⌒ 。 o ⌒ ○ 。 o
.... ○ .... .... .... ....
o o o
⌒ ⌒ ○ ⌒
ヽ_＼. ＼ У / ,．-┴-、 ヽ
｀＼Ｙ´＼./ / .／¨｀ﾞヽ ｀ー､ ヽ
（｀ヽ､. ＼（¨ヽｰ-〈 / o ＼ ヽ ｒ-il
｀ﾞヽ､ﾞヽ､_/_｀´ ヽ-{ o o i ! | l| ┌─────────────────────┐
｀ヾﾄ-' } ヽ. o o ＿__!_ .} | i! │ : :: : |k:|: : : : :/: : : :∠/:／ ./:::ノ: :/ Ⅵ: : : : : |: : : : │
/ｉ_ ＼＿＿/ } ／ ￣｀ヽ ヽ.i │ : : : :|k:|: :ー/フ'￣ /'´ /:/ /: 人＿i:lヾ: : : ::|: : : : .│
〉-! ├＜_ ＼/ │ : : : ::iﾐ: ::ﾊ/イ二二ﾍ ／ {/ = ﾐ＞､::::::|: : : : .│
｀ﾞヽ. ./ ! .＿＿ ｀ｰ-､｀ヽ-:､ ノ｀ . │ : : :＼: ::iK/ /:(::)::ﾐ､ ｀ / ｲ￣＝ミヾ:::|: :/: : │
/.i / .| {ﾟ ﾟ} ヾ//7/ ｀ﾞー--ｺ ..│＞: : : : ヾi ｀ 弋::::::ソ / U r´(::):ヽ ＼У: : .│
/ ∨＿＿}-三三＿ ゝヾ､ / . .│∧: : : : : ﾊ ｀ー=' //////// i:弋::::ノ ソ: : : : │
.} ｀ー――ｒ‐ｒ―‐' ヽ. ／ . │ / ＼: : :ﾐ､_ u i Ｕ ミ＿イ ／: ／: : .│
､ l ', ', ,ｲ ／ └─────────────────────┘
＼. | }-ヾ-ﾍ_ヽ_／! はあっ、はあっ、も、もう限界ですぅ……
＼ ｒ‐､ il! ヾ 〉､ヽ ! 少しだけ、ほんの少しだけ……
降りて、休む……です……
- 307 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:42:49 ID:g84ZhEp.
-
- ―― - ､
, ´／￣￣｀ ー-ゝ
／ ／／::::/:::.::::ﾊ:ヽ::.＼
´ーｲ /..::::ｙ/::::／ ｵ/:.::ｉ.:.:ﾍ
|.:| |.::::i:l:::／ 厶::／}::}ハ
|.:| | .::ﾘ ノ ::::::::::::ヽ !::l:ﾘ うぇっぷ、は、吐き気が……
|:}* { ::ﾘ ● :::::::::: ● i }ﾉ 目が回るですぅ……た、立っていられない……
|:| | ⊂⊃ ､_,､_, ⊂ﾉｉ| でも、リジンまではまだまだ遠いです……
l:{ } ＿x＞､ __, イ * i 一休みしたら、すぐ出発しないと……
|:| |': :: ::} {＞＜} } {::ヽ
|:i* ( ⌒ )ｌi i介i i{ *( ⌒ )
;;.ii!;;::,,､"";;,,;;,゛: |i!|il|!ll| .|i|| .|l||
il|!ll| Y ;;／,,"" |liiil|!i!|";"゛ﾉ)|;;.;;;;;::,,､"";;(;;;;;::::゛"" .|l||. ||i|";"゛ﾉ)|;;.;;;;;::,,､"";;(;;;;;::::゛""
.|lii!|ノ ）`~...,,,,,,.....,,, |!!ilill|!l;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;／ ||i|;,゛ |il|;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;／
,!（(／（;;,,ヽ;;;...（_;;::,, |ll!i（!ll| ￣"＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:. ､"";;,,;;,゛|il| |ilｌ ￣"＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:. ､"";;,,,;,゛
il|!ll| Yii! .|!i!|il|ll| |,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,"" .|ilｌ |!i| |,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,""
il|!ll| |!,ii |ill|il|!l） |i|!ll| `（~...,,,,,,.....,,,⌒) .|!i| .|ill| |i|!ll| `（~...,,,,,,.....,,,⌒)
.|lii!| |ill| |!!iill|!li .|il|lil| （;;,,ヽ;;;...（_;;::,, .|ill| |ilｌ| .|il|lil| （;;,,ヽ;;;...（_;;::,,
.|lii!| |ilｌ| （il|!llli!i| ||!li!i| Yii! .|ilｌ| |l|!| .|!lｌi!i| Yii!
il|!ll| |l|!| |!!iill|!ll| ||liii!| |!,ii |l|!| |l|!| |!lｌi!i| |!,ii
|!!iil|,,,,.., ,vv|Mvv(/"从ll|ﾉ( |il|!ll| |ill| vv|Mv vv|Mv , , |!lｌi!i|..,,..,. , . ,,,,,.|ill| v
＿|＿_``─┼─┼─
| | | | ・・・.・・・.
| | _／ ツ.
- 308 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:43:35 ID:g84ZhEp.
-
|_ |
| ｀'|
ﾉ,.､ ゝ､._＿
／ー ､,__､,.__ ｀＼
/＿,,._/_,ｼﾞ＝､＼ ＼
/ - ､,_ ヽ､_ :》､＼ l
/ ｨ‐ ､_｀'‐ ､,_ヾ゛＼ ｀ヽ/´＼
くぉぉらああああぁぁぁっ！ / / | ＼＿ ｀ ‐ ､_> ヽ_／〉
翠星石っっ！ これはどういうことだ！ / | 〉､＿／ヽ７＼_i／__＼_li∠、
｀'＞|iﾍ/'`Y´`|i //T/,-‐｀ﾆ _‐､>'"＼
／／ヽ∧_ハ.ｲ｀ﾒ‐|./ﾊ'､＿＿ 〉ﾉ!丶､ ＼
,..､/.／ ,.<ゝｨ;;/ `゛‐ｲﾉ｣|ﾍ――‐ ｲ!ヽ ｀丶＼
／ゝへヽ_.／ 〉YV'y‐|`vﾍ ＼ヽ-t‐'" ,|i ｀i |
/ ｀'ー‐'/r'v‐i'ヾ_,ﾄｲY'＼_ ￣７＼／ | / ﾄ‐''´
ヽ､_ ∠ｰf_ﾊ.,l､.ト|´＼ﾉ ソ! |ﾄ､ ＼l＼ !| /
`''‐'゛ ￣||i｀ヽ ‐| /｀l／ |.| ヽ ＼＼V
|l ／ ｀ヽ/ | | ヽ ヽ＼＼ ＿
〉く ／ // ヽ ヽ ＼_＼｀ ‐ 、
|ヽ/ ,ｲ _// ＼ ＼_/ ＼＼ ＼
| | / | / ＼ ＼＿`ー ､_ ＼
! i.∧ |.| ／／`ｰ､ r‐‐＝ニ＼
／/ ハ l |.| ／￣￣ ／ ＼＼
／ﾍ〈_／ ヽl | // ／ ヽ
:/: : : :/-―＿´ ＼/／ / /|: : :/ ＿!＿! : : : : :
ﾊ: : : :! 〃´￣__ ｀ヽ／ヽノ // /ヽ/／| | ヽ: :l : : : : :
! ヽ: : ! l| /｀ _つヽ | !| ／ /: :/-┴__- ､ ヽ!: : : : :
ヽ ＼! K´{Ξj ! /／ /´＞ ヽ ∨ ヽ: : /
: :ヽ | | |┴┬ ‐く ...::::::..／ K´{Ξj ! !ト /! /:
: : : :＼| | |l ! ...:::::::::::::::::::::::::::::... ∨ ￣ /〃 / ｌ/: : っ！ エ……エヴァ……？
ヽ ＿: :＼ ::::::::::::::::::::::::.「「 ` く ／:／: : : 追いかけてきた……ですか……
ﾉ ￣ | | ＜´＿＿ ／
{ /
j ＼ ＿＿ ／|
{: : : :|＼ /´ ＿ ｀ヽ ／l ! 「
!: : : :! 、 ￣ ￣ ＜ : : l l ノ
} : : | ー‐┬- ＜´: : : : ヽ: :! ｌ /
- 309 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 21:44:35 ID:fEtsOrVU
- やっぱり、二足歩行機で長距離移動はきついだろうな
- 310 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:44:40 ID:g84ZhEp.
-
, ｬ . j´ __,ｲ
,ィ´./,___／／＼. f＾
／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
お前は聡明な人間だと思っていたが、 ,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
どうやら買い被りだったな！ 失望したぞ！ ｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
脱走だと？ なんてバカなことをしたんだ！ ｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
_, 、 . | /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
／｢｀Y´｀ヽ /!_/ ..::::::::l
<／｢｀〈___ノﾍi ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
<｣_,ｨ==ｲ } _,以 V
. <｣斗イ》 ,ィ:ﾑ、 ,ィ´ ∧V .::
<__,ィ＿ﾉ.::ｨ^ヽミｭ、 ／ L,__ ∧V ,;::::::.........
｀¨´:K ｀¨マ'¨¨ニ¬・・･マ___,ｲ ｀ヽ,__y匕ｬ'
｀¨マミﾑ、 ｀¨マﾆﾆ弐ﾆ二三≧､ __≧斗'´
｀¨マﾑ、｀ヽ、 ｀ヽ__＞ ,＞ｬ'´
｀マ､ _＿＿__,ｲ三_／
｀マ二三三三いー--‐fフ
, " ／ ,＿＿＿＿＿, ,, ゛' ､ ＼
. / , " ,,. .": : : : : : : : : : : : : ゛: .､ ゛ ､ ゛ ,
/ ./ ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼ ＼ ゛､
,." / /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :゛:, .Y ゛,
,." ,' ,': : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ', i .゛: ､
ノ i .i: : : : i: : :i: : : : :/: : : : : : : i: : : : : : : i:: ',j ｝
｛ | |: : i: :j: : :|: : : /|: : : : : :.:.从: : : : i:.:.:.|: ::|! ／
＼ .| |:.:.:|: :|:.:.:.i: :.:/ .|: : : : : :// ゛;: : :|:.:. |: :.|! ィ7/
|`ーi |: : i: :i: : ﾊ /＿|: : : ／､＿＿.V: i: : :!: //:.i: :|
|: i: :ﾊ V: :!: :!.天{!__ ._|::／ z=≠ｧVj: :/ //|: :!:.:| ……っ……！
|: |: : :.', V:|:_」土ﾐ,_,,_,ｨ 燃忘 /::/ /∧i: :i: :|
|: |: : : :.',У､-＝=ー' , ￣。ﾟ/::/,ｲ/: : i: :|: :',
. |: |r-＝-i −─-Y^! r==＝==; ,.ｲ ／7-＝ ､: :.:',
,':/ :| ￣￣Y> ,｀ー ─' .イ/ /｛'´ ヽ: ::',
,'/ :ﾊ t}-'´! i＞ - < ./ /!_ ヽ ',: :',
./ ｛.人 i 人 ＞-=-＜! / i!⌒ i: : ＼
/:i ヽ i｝7⌒V / / /7∧{ヽ } / ||ｰ; |: : : : :ヽ
. /: :| ／`ー=＝=< / /// i ! .|∧ .||rﾉ ｲ: :＼: : : ',
- 311 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 21:45:36 ID:fEtsOrVU
- ディアブロに怒鳴られたら小便チビるわw
- 312 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:46:12 ID:g84ZhEp.
-
ヽ､ ,-､
ヽヽ,-―､__.／ |/⌒ヽ_―
ヽヽ ∠-_ |⌒ｌ )｡=､
《､ヽ＼/ ｀()／ |／｡
｀､ー＼) ⊿／ ヾ |―-┘
ええい泣くな！ 鬱陶しいっ！ | ＼ 'ｖ,ーﾆ∋∠／ 〕
それより、なぜこんなことをした！ ート､ 〕 H┴´Ｊ＼ｌ ﾉ 〈
釈明の言葉があるなら言ってみろ！ ー>､> |~>' ＼_ リ | ∩
|｀ｌ/＾ヽ'- ~￣＿｀┘」｡｡＼
┌────────────┐
│ _,. -┬ ｆﾆト､ │
│ r'´ ､r | | ,.L | .....│ (可哀想に、こんなに怯えて……だが、ここで
│ | （_ノ j {. '､＼ ......│ 態度を緩めるな！ 俺はやらない夫ではない、別人！
│ | }‐イ-上 〉. ＼ .│ いや、人ですらない鋼鉄の悪魔、エヴァンゲリオンだろ！)
│ | ﾉ´ /)ﾟo | .│
│ i ｒ‐‐人__） .| ....│ さあ言え！ 言ってみろ！ それを聞かないと、
│ ヽ .ノ ｀ ⌒´ . | .│ 俺も小隊長たちも納得できないだろ、常識的に考えて！
│ i !, ﾉ .....│
│ .', ヽ、 . / ....│
│ ＼ . ヽ、 .│
│ ＼ |.i .│
│ | . | | ...│
└────────────┘
- 313 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:46:54 ID:g84ZhEp.
-
ゝ ＿{ 《 ー/: : : : : : /／: : : : : : : : : : : : : : : :l: : : : : :',
' ∧ 《 /: : : : : : /': : : : ／: : : : : :／: :/: : |: : : : : : ',
/ /: :ゝ《 ,: : : : : : /: : : :／: : : : : ／: /: /: : /: :ｌ: : : : : ',
/ /: : : : 《 l: : : : : : l: : ／: : : : : ／: ／:／: : /: : l|: : : : : :l
l: /: : : : : :》ｰ:!: : : :-‐1:´: :_; :-‐≠: ／／/: : :∧: : l|: : : :l : |
l/: : : : : : :《 ∧: : : : : |三ー-／､／´ 〃::／ ﾊ: :l|: : : :l : |
/: r ⌒)＼: 《 ﾊ.: : : : :!ﾍﾔﾃ云圷ﾐー ／ｲ示ﾃｲ: :∨: : :/: :/ 昨夜の、エヴァと高良さんの、
'r=',イ ｛ ﾍ《 ＼: : |＼とう斗′ 辷ぅ ｲ:l: :/: :／l/:/ 話を聞いてしまったですよ……
/ｆ´/ l レ⌒ﾇ《 ｰi＼＼ 丶 ,! /､l:/:/／》 /'´ それで、怖くて……怖くて……
: }/ l r' ﾍ》 ｜トヽ c- ｧ ィ》 /イ ー《
: :| | { 《 | ＞ ､ ＿,. ＜´j_ 《 》
: :| | ﾚ⌒l《 |＼ / （ / 》 《
／ ｜＼
＼ ｜ ＼
＼ ＼| ＼
＼へ― フ ＼ ＼
あぁん？ それがどうして、 ∠ △ ／ ＼ |
脱走と繋がるんだ？ Yw「ﾉﾉ￣￣＼ ／ ｜
怖いって何がだ？ 厂／＼＼￣￣／ ／￣＼ |
￣ ＼| ￣ | | EVA ｜｜
〔§| ／| ＼＿／／＼
（ ＼＼＿＿ |
＼ ￣￣￣＼＿ ＼
- 314 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:47:24 ID:g84ZhEp.
-
i: :::i::::::i::::::i ..:::::::::/ .::::::::::::::::::::::::::::::::/ !::::::::::::/:::i:::::::::::::::::::::
!..:::i::::::!:::::! :::::::::/ .:::::::::::::::;;:::::::::::::::/ /:::::::::/::::/:::::::::::::!::::::::::
::::::!:::::!:::::i .:::::::/ .:::::::::_,,‐'':::::::::::／ /::::::::/!::::/ ::::::::::::::::!:::::::::
:::::i::::::i::::::i .::::/ _＿／::＿__:::／ /:::::::/ :::/ i::::::::::::::i:::::::::::
:::::i:::::::!:::::i ..::::!:::::／::￣,-‐' ￣ /::::::/`/:/, :::::::::::::i::::::::
::::::!:::::::!:::::i.:::::,. ',,-‐''"二二- ./:::／ .// `'ｰ-､ヽ::::::::i:::::::
:::::::!:::::::::::::／イ /=:::::::::::::i /／. ./,'_｀`丶､._ ヽ:::::i:::::
.!:::::i,::::::::::''::i:i ,,ゞﾋ冫o// i~"''‐- ､_ ｀ ::::: 翠星石の婚約者、やらない夫からの手紙が
. i:::i' ' ,::::::::::::i(__,,.-'''￣､_｀, !Ｃ､ o i ` ､ !::: 途絶えてるって話はしたですよね？ それで、
i::冫 ヽ::'､::ヽ////// （｀,`'ｰ-､ /,_-'" /:::::: 何かやらない夫の身にとんでもないことが
i:.} ハ::､::;ヽ ､ ////// '､_, __, )／:::::::::: 起こってるんじゃないかって……
!:}. ' i.∧丶 , -'":::::::::::::
} i::.､ - ､ _,, -‐''::::::::::{ ⌒ヽ
. _ . } !::::＼ ￣／~`Y_ ｀＿＿
' ;;ヽ } ＼::::＼ , -'"''/ { ,, ／;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;' { ,'::::::::｀` ' '~~/ ' ~;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
＼＼ ＿ ／
＼＼ ＿ノ￣￣ﾉﾉ ＿ |r'l
ヾ'＼＿ｒ'＿_＼rrヾヽノ二￣_ﾉ' || |
〉/ ,rj _＿_ ヽ／ lノ ／ || |
その「とんでもないこと」が、「ディアブロへの `Lvヽ（l_|＿）‐'、＿|ノ＿＿,‐|| |
インストール」ではないかと疑ったわけか。 r '`' r _＿, ||＼L/ || |
ふん、だったらどうして俺に直接聞かなかったんだ。 / -イ l_|// 〃 [＿＿_＿|| ＼
何でわざわざ、脱走なんてことをした？ / ｒ/￣_ ＼_ ||r―――――＼ヽ l
l,l/ ｌ￣/￣| | | |￣￣⊆⊇⊆⊇|| |
| / | ∪ﾉ ⊆⊇ || |
| / /|ヽノ r――、＿＿＿|| |
|/ l | / lヽ＿|＿|| |
,―'￣￣| | | | | || |
- 315 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:48:04 ID:g84ZhEp.
-
ﾉ ※／／:. :.:.:.:.／:.:.:.／:.:.:.＿:.:.＿:. 二／ ｌ
／:::／:.:. :.: ／.:: .:／ .::＿.:: .:.――:. ／ /| |
／/／／ ::／ ::.:.／ :.＿＿:.＿:.／／:／／ :/l | ｌ |
/ / ::／_ :.:./ 二＼ ／ ::／／:／:. ／ｌ / /l .| ｌ ｌ
※ l .:/ ／￣l _＿ ＼二 ― ´ ／ ／／ | :| | : ｌ
. l .:/:::/ /￣ミﾐ≧､ ｀ ／ ／ |.:.l | : l .::|
※ | .:l:.:/ ﾞ ﾐ≧､ ´ ／ ＿_＿ |:.:| | ::. | |
ノ|:.:|:/ (￣ )ｧ≡≠≧ﾐr l.:.l: l::.|: ｌ .:l やらない夫が！ 翠星石を傷つけないよう、
ノ:.:.l:: |' ￣ '¨￣￣ ｀ .,ｫ≦三三三/:ﾉ/ｌ:ｌ / / 歯を食い縛って隠しているんだと思うと！
ﾉ:. /:ヽ､＼ l ｌ| | | l ｀ヾﾐ>､ / ' /:ｌ.: / ./ それを翠星石が抉るなんてこと、
':.:./: / ﾍ￣｀ ＿__. ( ｀ﾐ≧/／ /:. .: / できっこねーですよ！
::/: /:/::.lヽ. ／::::::::::::｀:.､ ／ l | l /／/: / :／
/:./:. :. :l ヽ /::::::::::::::::::::::::〉 .､／ ／.:. ／ でも、どうしても確かめたくて、
::/:./:.:.:l :ヽ、 ｊ::::::::::::::::::::::::/ ／ ヽ= ― ´） でも、やらない夫には聞けなくて！
/:.:. :.:/ ＿＿:.::_＼ ｀ｰ‐ ＿ .二 -┬ ´! ※ l それで……それで……
＾￣ , ‐,.ニニニ､＼:.￣::.＿＿|_ ::.l::.|.:.|. ）
／／ ＼l￣l ‐,ニニﾆﾆ､ヽ┴- 、 ※ |
, ｬ . j´ __,ｲ
,ィ´./,___／／＼. f＾
／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
(知りたいけど怖い、だからある意味逃避して、 ￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
結果を先送りに……ということではなかったのか。 | /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
俺を傷つけたくないから、聞けなかったんだ） /!_/ ..::::::::l
ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
- 316 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:48:27 ID:g84ZhEp.
-
┌─────────────────────┐
│ ／￣￣＼ .│
│ ／ _ノ ＼ ＼ .│
│ | （ ○）（○） ＼ ＼ ..│ （くそっ、くそっ！
│. | oﾟ （__人__） ＿＿ .│ なんて翠星石らしい優しさなんだ！
│ | 0 ｀ー'´ﾉ´￣ ￣＼ ......│ だが俺は慰めるどころか、
│. | ／ } ＼ .│ 責めることしかできないだろ、立場的に考えて！）
│. ヽ ／ } }て・，‥¨ │
│ ヽ ノ ＿＿＿ ＿ﾉ そ¨・：‘ ． .│
│ / く ＼ YY￣￣YY＼ │
│ | ＼ ＼ ・； ∵ ．.＼ │
│ | |ヽ、二⌒)､ ． ＼ .....│
└─────────────────────┘
| |
|-―|
|-―|
l ＼
）＿＿ ＼＿＿
く ＿ ＿ ＼―――-､
/l￣￣ ＼ ＼＞ 一―＿ ＼
/ |＿＿ ＼ l ＼ ￣ー―/
| / ＼ ＼ ／
＼|￣＼／＼／ / ＼ ＿＿ __＼
「やらない夫には聞けない」ときたか。 l＿/ l＿/ ＿/ー／ー--＼ ￣￣＼―､
随分とまあ、勝手に決め付けてくれたものだ。 ＼;;;;;;;;;;／ ＼＿＿＿＼_＼
人間に戻れない俺にとって、過去のことを詮索 |〉::::＼＿＿_/＿＿ ￣
されるのが、どれほど不愉快かも知らずに。 ／＼ /￣l /￣|:::::::::::::::::::::::::::::::＼ ￣＼
/＼ ＿／| ￣l /:::::::::::::ﾉ＼::＼＼:::＼ /
（ここで、用意してきた説明を出す！） _/ ／ |＿＿/:::::::::::ノ ＼::＼＼:::＼/::／＼
| ￣ / /:::::::::／ /::::/ ＼:::::::|＿
/l ＿／ /::::::::／ /::::/ ＼:::::::＼
／/ ／――- ＼／ /::::/ |:::::::::::
／ / ／ ＼ |:::::|
／ /／ | |:::::|
￣￣￣ | |:::::|
- 317 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 21:48:45 ID:fEtsOrVU
- きついな
よくsan値が０にならないもんだ
- 318 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:48:55 ID:g84ZhEp.
-
: ＞ ．. ./｀＞ ．
:::::::::::::＞,/:::::::::::::::｀＞,
:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::/_:::::::::::::::::::::/､_
::::::::::/ ｀ヽヽ:::::::::/_ /｀ｰ､‐´｀二ヽ
::::::::＼ ヽ＼::::::::ヽ､___y´ 》.》 ｀｀
＼ヽ:::::::::::ゝ,_( ｀ヽﾔ、::iヽ. ,ィ
》/::::::::::::/ ｀ヽ _,ﾊ Ⅵ ヽ ／/
/〈::::::::γ' / -代 ヾ｀ヽ`イ／
/j::::::::j ,イ__ ノ ゝ._ )ヽ_R/ 結論から言うぞ、俺は「やらない夫」なんかではない。
//:::::::/ /_ ノー‐- ､! ﾄvー' 確かにこのＶＧは、リジンで発掘された。だからといって、
Y_三ｲ ￣ ｀､ :l 適合者がリジンの人間だとは限らないだろ、常識的に考えて。
ﾊ_i . 遠い別の村、別の都市、あるいは外国の者かもしれない。
ヽ､ ,-､
ヽヽ,-―､__.／ |/⌒ヽ_―
ヽヽ ∠-_ |⌒ｌ )｡=､
《､ヽ＼/ ｀()／ |／｡
｀､ー＼) ⊿／ ヾ |―-┘
手紙の返事が来ないのは郵便事情の悪化、 | ＼ 'ｖ,ーﾆ∋∠／ 〕
ギターが好きな奴なんていくらでもいる。 ート､ 〕 H┴´Ｊ＼ｌ ﾉ 〈
そんなことで俺を、顔も知らん男と一緒にするな。 ー>､> |~>' ＼_ リ | ∩
|｀ｌ/＾ヽ'- ~￣＿｀┘」｡｡＼
- 319 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:49:20 ID:g84ZhEp.
-
／ ｒー‐く￣￣￣ゝ-、
／ ノ ― ヽ￣＿＿_ヽ＼_
／ ／ヽ / ＿ｧー' ￣／ ⌒＼_ヽ
／ ::: : ｒ' 〆 ソ ／ ｉ ＼
／ ::: : .::::／ ／ / / ｉ ヽ
ー=ﾆﾆ>:::/ ｖ/, /:: / ./ / / ｉ. `,
|Ｖ "ｧ‐/::: /: .:／ .:/ｲ ./: ｉ:: ｉ ｌ
.ｌ ::） ｉ |:::: ｉ /::......:::::::／ ::／ / /: //:ｉ:: ｉ ｉ: ｌ
ｌ :（ |:::: :ｉ :ｉ Ｌ フﾆﾆ＝ｰ‐‐''ﾌ／/ / ハ:ｉ: :ｉ ｉ ｉ|
ｌ :ﾉ 、ｉ , ｌ::::: ｉ | :| ヽｰｒ‐‐＝マ ´ / / >く. |: ｉ: ｉ ﾘ
.ｌ ｉ:）ﾄ‐ ‐ ヽ::::. ｉ ｌ :ｌ にんｿ ／／/ﾊｭ､_> / ﾉ 本当に……？
ｌ ｉ ｉ( 小 ヽ:::::ｉ ｌ ヽ ﾊヾ.ー' ／ " ノ,にｱ/:/:／ 本当に、やらない夫じゃねーんですか……？
ｌ ｉ ｉ ） へ::ﾍ 〃 i. ￣{/／|
ｌ :ｉ ｉ.（ ハ ＼.__ " イｉ ｌ
ｌ :ｉ ｉ .）.ヽｉ ｨ ）::| ＼ =‐' ／/ ｉ: ｌ
. ｌ :ｉ .:ｉ .:( 小 （::｣ ｀ ‐ ､_ _, イ ｲ:: ｉ: ｌ
.ｌ ｉ ::ｉ ::::｝ ハ| _. - 亠 く / ﾊ .ノ::ｉ:::. ｉ:. ｌ
ｌ:ｉ :::ｉ .::::/ ｝へ＞く _ / ./::::::::ｉ:: ｉ: ｌ
- 320 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:49:39 ID:g84ZhEp.
-
|_ |
| ｀'|
ﾉ,.､ ゝ､._＿
／ー ､,__､,.__ ｀＼
/＿,,._/_,ｼﾞ＝､＼ ＼
/ - ､,_ ヽ､_ :》､＼ l
/ ｨ‐ ､_｀'‐ ､,_ヾ゛＼ ｀ヽ/´＼
/ / | ＼＿ ｀ ‐ ､_> ヽ_／〉
/ | 〉､＿／ヽ７＼_i／__＼_li∠、
くどいっっ！ ｀'＞|iﾍ/'`Y´`|i //T/,-‐｀ﾆ _‐､>'"＼
いい加減にしないと、 ／／ヽ∧_ハ.ｲ｀ﾒ‐|./ﾊ'､＿＿ 〉ﾉ!丶､ ＼
本気でブッ殺すぞ！ ,..､/.／ ,.<ゝｨ;;/ `゛‐ｲﾉ｣|ﾍ――‐ ｲ!ヽ ｀丶＼
／ゝへヽ_.／ 〉YV'y‐|`vﾍ ＼ヽ-t‐'" ,|i ｀i |
/ ｀'ー‐'/r'v‐i'ヾ_,ﾄｲY'＼_ ￣７＼／ | / ﾄ‐''´
ヽ､_ ∠ｰf_ﾊ.,l､.ト|´＼ﾉ ソ! |ﾄ､ ＼l＼ !| /
`''‐'゛ ￣||i｀ヽ ‐| /｀l／ |.| ヽ ＼＼V
|l ／ ｀ヽ/ | | ヽ ヽ＼＼ ＿
〉く ／ // ヽ ヽ ＼_＼｀ ‐ 、
|ヽ/ ,ｲ _// ＼ ＼_/ ＼＼ ＼
| | / | / ＼ ＼＿`ー ､_ ＼
! i.∧ |.| ／／`ｰ､ r‐‐＝ニ＼
／/ ハ l |.| ／￣￣ ／ ＼＼
／ﾍ〈_／ ヽl | // ／ ヽ
, ----ｧ- ､ .
_,.．-'''" ／ ／:..::＞::､
＼ / /...:.::／ｊ:.ﾊヾ
＼ / ./.:''.:.:.:/／ !::.〉 ひっ……！
.|:＼{| .|:.ｉ}::: （:｡＞）i
.|::.l::{| |:.:|.:<. __ ﾉ （やらない夫が、翠星石に、こんなこと
|.:.|::{| |::/.｀--‐' 言うはずはねーです。ということは、
／.:..| {| |:::::.＞)_:i やっぱりエヴァの言う通り……）
. . /..::.:.::.|..{|＿| ヽ､____｣_)
/.:.:.:.:.:..| |/:::::::::::::::/ ヽ
|:.:.:.:.:.:..:../:::::::::::::::/____/:i.
ヽ:.:.:.:.:.:.:.i､________,.．-､二) ) ) ) ) ) ) ) )
- 321 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:50:04 ID:g84ZhEp.
-
, ｬ . j´ __,ｲ
,ィ´./,___／／＼. f＾
／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
ようやく納得したようだな。 ￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
いいか？ 作戦に戻れば、この脱走の罪は | /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
問わない、と小隊長の言質を取ってある。 /!_/ ..::::::::l
ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
┌─────────────────┐
│ ／￣￣＼ │
│ ／ _ノ ＼ │ 戦争さえ終われば、お前はお前の
│ | （ ●）（●） ......│ 愛しい婚約者と再会できるんだ。
│ ｜ （__人__） ......│ だから、今は耐えろ。解ったな？
│ | |r┬| .} ....│
│ | | | | } ......│
│ ,..-'ヽ ｀ﾆﾆ } ..│
│ ./::"::::`ヽ､.,＿＿ __ノ ﾞ │
│ /::i::::::::::::"'弋'!ｰ',イ>|'_ノ´｀ｰ -,,＿ _ │
│. }:::ﾞ|::::::::::::::::::::~ﾞ:_戈;f" 、 ｲ/ `i .│
│/:::::::!;:::::::::::::::::::/',r.ﾃ ＼xｰ.ｫ､__ノ .│
│::::::::::::ヾ!:::::::::::::l .l r' ` ､_冫y" ...│
│:::::::::::::::::＼o:::::l .ﾄ、 ヽ,＿ﾉ"ｰ' │
│:::::::::::::::::{::::{＼代 l>ｰ､,_ノ ......│
└─────────────────┘
- 322 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:50:21 ID:g84ZhEp.
-
, - 'ニ二ニ丶､
／r-'´ ｀ヽ_＼
/ （, -‐ 'ー'ー ‐-､ヽ_ヽ
/ /ｨ/,/ l i,ﾊ ilヽ､ぃヽ_）丶
｀T{l l l l l l,ｨil l lﾊヽヽY}T´
lNl l l7ﾌﾉ lil|ﾘ｀`ti ﾘ,ｲl
|llトﾄｿ､__, 'ﾞ'ﾂ､__, }ツ {l よく解ったです……
||l〉 〈ﾄ､ ,....、 ﾟ,ｨlj〉 ﾉ| エヴァにも、みんなにも、
lﾘ( ）ﾆ≧l己l≦ﾆ( ）ll 迷惑かけて悪かったです……
,'/ｲ ）〈_ｨゝ=rﾍ,_〉{ jﾄil,
///{ }ノ｀` i ﾞ´ヽ （_,ﾘヾl,
/ｲ/ {, /{ﾖ 小 Eト<XヽNi,
/ﾊヽ.（/ ﾋ-ｲ}|{ﾄﾐｿ ヾ Ylli,
ﾉ/ﾘ川N, 》｛l王l｝《 ﾊ ）lli、
ノ〃jlllYヽ/ｹll`<>"ヾ_,ｨillliiゝ川ヽ
＼＼ ＿ ／
＼＼ ＿ノ￣￣ﾉﾉ ＿ |r'l
ヾ'＼＿ｒ'＿_＼rrヾヽノ二￣_ﾉ' || |
〉/ ,rj _＿_ ヽ／ lノ ／ || |
よし。ここから小隊長たちに追いつくとなると、 `Lvヽ（l_|＿）‐'、＿|ノ＿＿,‐|| |
かなりの強行軍になる。今日はもう休んで、 r '`' r _＿, ||＼L/ || |
体力を回復させろ。明日は走りまくるぞ。 / -イ l_|// 〃 [＿＿_＿|| ＼
/ ｒ/￣_ ＼_ ||r―――――＼ヽ l
l,l/ ｌ￣/￣| | | |￣￣⊆⊇⊆⊇|| |
| / | ∪ﾉ ⊆⊇ || |
| / /|ヽノ r――、＿＿＿|| |
|/ l | / lヽ＿|＿|| |
,―'￣￣| | | | | || |
- 323 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:50:44 ID:g84ZhEp.
-
〃
,ｲ| //
/:::il / /
/::::::l _____ ./ :/
/::::::::l__,.イ:i! ｬ´::::::::::::ヽ/
/::::::::::l::/ :l::l!=ﾆﾆヾ:::::◯::::::Y´i! 待ってろ。すぐ、かまくらを作ってやるから。
|:::::::::::ノ i´::└'ゞ==E､rt‐ヾj:::::i! ……明日の強行軍の為だ、他意はないぞ！
|::::ｌ!::::ヽ l::::::::::::::::::::::ゝ､ヽY::::::i! 今のお前に、質問も反論もする権利はないからな！
|ノ∧::::| .〉::::::::::::::::::::::::::｀ｰゝ::::｀:,--ュｧ
λ__/:::::Y､＼￣｀ヽ::::::::::::::::::::::::ノ |::|
l .K::::::::::l ＼＼__. ｀ｰ=＝7:::::〈 ノノ
ゝ| ::::::::::l.......::::::::::::::｀ｰ-イノヽ:::| i_/
| | ::::::::::l:::::::::::::::_ノ｀ー ヘ ヽ:::Y´
/＼l :::::::::l､__／´ |ヽ_:::::!
／＼ .}｀:::::::l´ ,!､ /ゝ'::::::!
ｲ r´::::ゝﾍ ::::::::i/ /_.､ ｷ:::::::::::ﾍ
／:::::::::::::∧ ::::::lr´ ﾉ:::＼ ｷ::::::::::::∧
:::::/´::｀ヽハ :::::∨´::::::::::!. ∨:::::::::::ｷ
Y:::::-ｧ:::lゝｷ::::::∨､ ::::::::ヽ､ .∨::::::::::ｷ
ヽ У::｀::::::| ｷ:::::::∨ﾔ :::::::::ヽ｀ヽ .ヽ::::::::::ｷ
-'::::::::::::/ 〈::::::::ｷヽゝ ::::::::ヽ:::ヽ _ﾔ::::::::ｷ
／｀:/ l::::::::ヽ ヽ ::::::::::ヽ:::::Y:::ヽ::::::::',
／|ヽ / i::::::::::ｷ .＼ ::::::`／:::::::ヽ::::::',
. /:/: : :/: :.:l: : : : : : : : : :.i!: : :.i!: : : : : :ヽ: : : : : : l ※ | ／
7:/: : :.7: : :|!: : :: : : |: : :.:/:/:./!: : : : : : : l!: : : : : :.|. | ,ｨ''´
. l:./: : : l!: : :|!: : :: : :.:|!: :./:./:./.:||: : : : : : :.:|!: : :: : : | ※ .| /´
. |:l: : : : |: : |!: : : : : /: ://:/:./ l:.|ヽ: : : :: : : |: : :: : : :| | /:.|
. |!.|: : : :.|: :|: ___/:/!:／//.//＿i!＿ヽ: : : : :.|: : : : : :| ※ |.ノ: :.l
. | |: : : :l!:.|:／/／ ／ // i ｀ヽ: : : :|: : : : :./ |: : : :.l
ﾍ: : :.:ﾄ､!ｬ'´ﾓ示, ／ ｲ ほ示 ヽ`: l: : : : / ※ /: : : : :l
ﾍ: :.:l! `､ゝ辷ﾉ ､弋::::::ﾉ ´ /: : :.:/ /: : : : :..:l
了解です。 ＼i! , ￣ , ￣ //: ::／ ※ /: : : : : : :l
もう、エヴァのことを疑ったりしないと、 |`※ ',. ` ／/／ /: : : : : : :. :!
約束するですよ。 | ヽ ー ／／! ※ /.: : :: : : : : : :l
| ※ l:.ヽ､ ,／´|:.l l: : : : : : : : : : :l
| |: |: : :＞ .-‐ ＜´ ,ｨ´| ※ /: : :|: : : : : : : : :l
- 324 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:51:10 ID:g84ZhEp.
-
┌───────────────────┐
│ ＿＿＿＿＿＿_ │
│ ／ ＼ .│
│ __／ ＼ │
│ ／. 、 | ......│ （はあぁ……なんとか、この場は凌げただろ。
│ |. ,(⌒(○)ヽ | ......│ それにしても、昨夜の自分の言葉が身に染みる。
│ l ｌヽ )＞ ／ .│ 何もかも、戦争という怪物の仕業なんだよな）
│ / ヽ＼ `(__,(○) / ／ .│
│ | ＼ ￣￣￣￣￣￣ ＼ .│ （俺をこんな体にし、翠星石を悲しませ、ヤドリの村の
│ | |ヽ、二⌒)､ ＼ ..│ 人たちを惨殺し、小隊長の故郷と恋人と……）
└───────────────────┘
, ｬ . j´ __,ｲ
,ィ´./,___／／＼. f＾
／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
（だが今、その怪物の喉元に刃を ,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
突き付けているんだ。あと一息、 ｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
この作戦さえ成功させれば、きっと！） ｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
_, 、 . | /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
／｢｀Y´｀ヽ /!_/ ..::::::::l
<／｢｀〈___ノﾍi ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
<｣_,ｨ==ｲ } _,以 V
. <｣斗イ》 ,ィ:ﾑ、 ,ィ´ ∧V .::
<__,ィ＿ﾉ.::ｨ^ヽミｭ、 ／ L,__ ∧V ,;::::::.........
｀¨´:K ｀¨マ'¨¨ニ¬・・･マ___,ｲ ｀ヽ,__y匕ｬ'
｀¨マミﾑ、 ｀¨マﾆﾆ弐ﾆ二三≧､ __≧斗'´
｀¨マﾑ、｀ヽ、 ｀ヽ__＞ ,＞ｬ'´
｀マ､ _＿＿__,ｲ三_／
｀マ二三三三いー--‐fフ
- 325 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 21:52:13 ID:kyUV7PiE
- 読めそうも無い表情が嘘つくのに役に立ってるな
- 326 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 21:53:03 ID:fEtsOrVU
- 翠星石を脅すのも攻めるのも怯えられるのも
どれか一つでも堪えがたいことだろうに
- 327 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:53:24 ID:g84ZhEp.
-
荷電粒子砲設置予定ポイント
＿_
,.-''";;;;;;;;;;｀`'ヽ､
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
/;;;;､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､
,!;;;!ﾞ`''〜^〜ｧrr-'ﾞ`'´''ﾗﾍ;;;!
|;;;| ﾉﾘ ﾐ;;;|
_ゞ;! r─-- ､ ,rｪ--- ､ﾐ;ﾘ
!ﾍl;|. ぐ世!ﾞ｀｀ ,ｨ '"世ﾝ ｢ヽ ここだな。全員、ＶＧをあっちの森に隠してから降りろ。
!(,ﾍ! ￣'" |:::.` ￣ ,ﾄﾞﾘ 待機してるという情報部の人間と会うぞ。
ヽﾞ､! !; ,ﾚｿ
`| ^'='^ ﾑ'′
,rﾄ､ ー- ─-: /|
_..／ i| ＼ === ,ｲ.:ﾄ､
／ i| ﾞ､＼ ; ／ﾘ.:;!:::＼､＿
ﾞ! ﾞ､ `ｰ─''ﾞ:::;:'::::|::::::::::＼
ﾞ､ :::/::::::|::::::
`ヽ、 ﾞ､ ./ .| ,-､、
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
了解ですお。 ／ oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo ＼
（エヴァ、まだかお？ | （__人__） |
急がないと……） ＼ ｀ ⌒´ ／
- 328 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:54:07 ID:g84ZhEp.
-
ｎ
l^l.| | /）
| U ﾚ'/／)
＿＿＿＿＿ ﾉ ／
／ ＼ ｒニ |
/ ／ ＼ ヽ ヽ / ご苦労さまです！
| ／ヽ | / ` / 情報部のドクオであります！
| ／￣丶 .| / ／ 道中は何事もなく？
＼. ,／ ／
/⌒ヽ イ ／
/ rｰ'ゝ ／
/,ﾉヾ ,> ｲ
| ヽ〆 |
＿_
,.-''";;;;;;;;;;｀`'ヽ､
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
/;;;;､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､
,!;;;! '~ "~ `i||i" '' `ﾍ;;;!
|;;;| ヽ` u ﾐ;;;|
_ゞ;!,-;;;;;;;"ﾌﾉ ヾ`;;;ヽ ､ﾐ;ﾘ
ん、ああ、まあな。 !ﾍl;|.,,_==-､く｀ ,>ﾞ-== 、｢ヽ
見ての通り、怪我人とかはない。 !(,ﾍ! ￣'" |ﾐ.'￣" , ﾄﾞﾘ
平穏無事にここまで来れた。 ヽﾞ､! !ﾐ ,ﾚｿ
`| ^'='^ ﾑ'′
. ﾄ､ ､,.-‐ ､,, /|
i| ＼ ' ニ ｲ.:|
,ｲi| ﾞ､＼ ( ／ﾘ.:;ﾄ､
ノ :.:i| ﾞ､ `ｰ─''ﾞ:::;:'::::::!:::＼
- 329 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:54:56 ID:g84ZhEp.
-
＿＿＿＿＿
／ ＼
/ ／ ＼ ヽ それは良かった。では自分はこれより、
| ／ヽ | 本軍にいる師団長まで伝えに走ります。
| ／￣丶 .| 後は頼みましたよ！
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
／￣￣＼
「 へ ＼
（●）（● ） |
ご苦労さん。しかし、長距離狙撃を行う | | .|
から当然とはいえ、見晴らしが良すぎるな .| __｀___ |
ここは。山の中腹の、まるで展望台だ。 ｛ /
lヽ、 ,ｨ'.) ./
j .}ﾝ／／ ヽ
ﾉ '"´ ￣〉 |
.{ 勹.. ｜
ヽ ､＿_,,ﾉ . |
, ―- ＿,「` ー‐- _
/: : : : : : : : :! : : : : : : : : : :｀ '. 、
/: /: : : : : : : :!: : : : : : : : : : : : : : : ヽ
,': /: : : : : /: : | : : : i .:i : , : : : :, : i: : : ',
. l./ ./: : : | : : : |:/! : !: : : : ', :,l: : : :',
/. . : : : :/ : ,. ｧl : : : |:| l:` l､.: : : : ﾊl. . , !
. / : : /: : ,'／: / l: : : :l:! 、:'､＼: : `' !: :!: :!
/: : : ,': : .:ｌ: : :/＿_l: : : :l| _ヽ_lヽ、.: .: ヽ |: :|
,': : : :l:i : : |: :/, 〒.､! : : :! ,〒 ﾐ ヽ.: : : ヽ: :!
l: : : /!ｌ: .: ,L/トi':::Nヽ: : :l トi':::Nヽ_ヽ.: .: :',:l ええ。ですから敵に発見されぬよう、
ヽ: :l. ｌ|: :/ ﾑ弋二ﾉ !`-l 弋二ﾉ l. ｌl.:〉、: l:! 組み立て作業は森の中で行って頂きます。
ヽ! ヾ {「 rｲヽ二 .ノ , 丶､ 二（ ヾ 〉 : l: /l
,'.:〉! ヽ V ,/ ｏ ヽヽｩ 〉: : l/ l!
,':/.:,ヽ ）` tz---t '' 7'" } `ヽ : : ',
//.:/.{￣｀ ''くl:.:.:.| l,. ┴ ''' ´l / ヽ: : :',
//.: :|,/ミミ､､、 ヽ:|´￣ { ,. ,., 彡!' !:ヽ :',
／.: .: / ` 、 ``ミ!:.l. ﾊ彡' , - ' ` ､ |: :丶ヽ
/: .: .: .: ! ヽ __}ヽ! ,!/‐'" l |: : : :＼ヽ
/: : .: .: .: :| lヾ.! l | { ! : : : : : ` ',
- 330 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:55:24 ID:g84ZhEp.
-
/:::/:::: /::::::::::::l::::::::|:::::::l:::::::::l:::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::i::::::
/::;ｲ::::i::::::::::::::| ::::::l|;::::::li;::::::::|､;::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::l:::::
.l::/ l:::::|::::::::::::/!::::::| li::::::lヽ::::::l. ヽ;:::::::::::::::::l::::::::::::::::::::l::::::
|::l | ::::|::::::::-i-L;;_l .|!i:::::l ヽ::::l ヽ､__;;;;::::| :::::::::::::::::l::::
|:! .|::::::l::__;;;|_ l:::l｀ヽヽ;:::l ヾ;ﾚ‐'''ﾞﾞ´＼ :::::| ::::::::::::::::l:::::
l! .|:::／ ___ノ,ｨ'ﾄ|''=ﾐ､ ヾ! ,r-=fニﾐ;;弍;;| :::::::::::::::l~ﾞ'i
l/ ,/ﾄ､::lﾞ__ﾞヾ::ii::|ヽ ,/ .|:::illi:::ﾞii/ |:::::::::::::::j¨ﾞ l
夜になるのを待って、ＶＧの手でここまで /⌒ヾ､|/`fﾄ l ﾞK);j .l'⌒''h. K);;;;ｯﾘ l:::::::::::::/ .ﾉ
運搬して設置。試験起動を終えた後、 /‐-､ `iﾉ /'ヽ|､ ノ ヾ､ ,/ |:::::::::::/=7ﾞ
夜明け前に狙撃と。今のところ全て順調。 ./ ､. ヽ |ﾞV,_ l:::i､￣ 丶 ﾞ''ｰ-‐'' ,l::::::::::/|:;/
（翠星石のこと以外は） i 'ﾞヽ_j-' .|::::|.＼ ‐- ,,ｲ::::::::/ ,l/
ヽ ヽ jl:::::l. ヽ､ , ''ﾞ /:::::::/ﾞ｀ヽ､
ヽ､. /ヽ::::| ,,｀=ｰ '''i´ /:;/ﾚ'〉;:;:;:;:,.,＼
/ /. ヽ:| ,,r''ﾞ,.;:;:;r''ﾞ~ﾉ /ｲ /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
_,.〟-----､
,..-'" _,,.., ∧
／ ,.-'" l O、
〈 ,.-''" l __,L_______
Y' _,.-'ﾞ'"´ ,ィ､‐‐'´
∨ ,ィ''" ｀r'''―‐'Ll ヽ よし、作業にかかるぞ！
ﾞr‐''" | ,..| | ゝ､_ﾉ 日没までには終わらせないとな！
|,..、_斗''" ゝ--'" ,___{
| ヽ_| 、 /｀´､
ヽ ゝ､_ / _,.ﾞ.'-,
ゝ-l ﾞl /,.-‐'"' |
ヽ,L____ ﾞ |
L,,.--｀‐'''''"ﾞ''T'''''''''''"
ｌ' ﾞ､
- 331 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:55:40 ID:g84ZhEp.
-
/ ノ Ｙ ヽ
(ヽ /（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ /)
合点承知っていう！ (((i ) ／::::⌒｀´⌒::::＼ ( i)))
／∠_| ,-） （-，|＿ゝ ＼
( ＿＿ l ヽ＿＿ノ ,＿＿ ）
＼ |r┬-| ／´
| | | | |
| | | | |
`ー'´
∩＿
〈〈〈 ヽ
〈⊃ }
∩＿＿＿∩ | |
| ノ ヽ ! !
/ ● ● | /
| ( _●_) ミ／ ここが整備班の見せ場クマー！
彡､ |∪| ／ 作戦が成功したら、みんなで粒子砲の前で
/ ＿＿ ヽノ / 記念撮影するクマ！
(＿＿＿） /
- 332 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:55:58 ID:g84ZhEp.
-
○ ﾟ 。 o 。 oo o
o 。 ゜ 。 ゜ 。 ﾟ ﾟ ﾟ
。 ﾟ 。 o ﾟ 。 o ﾟ ﾟ 。 ﾟ 。
┃,
┃/ o ｡ ○ ゜ o 。､┃, ゜ ゜ ゜
┃/_/ ﾟ ヽ┃/
┃/_/_/ ﾟ o ゜ 。 ○ oヽ┃/_/ ゜ 。
┃/_/__／ 。 ﾟ o ﾟ ＼ヽ_ヽ┃__/_/ ﾟ o
┃/_/__／ o ﾟ 。 o 。 ﾟ ＼_ヽ_ヽ┃/__/_／ 。 o
┃_/__／ ゜ ﾟ 。 o ＼__ヽヽ_┃_/__／
┃__/ 。 ﾟ ｡ ﾟ o 。 o 。゜ ＼ヽ_┃__/_／ o 。
┃ ﾟ o 。 l ┃ ﾟ
┃､l, o 。 。 ﾟ 。 o ヽ|/ ┃ 。 ﾟ
┃ .... .... o .... .... ＾＾ .... o ....
^^ ⌒ 。 o ⌒ ○ 。 o
.... ○ .... .... .... ....
o o o
⌒ ⌒ ○ ⌒
: ＞ ．. ./｀＞ ．
:::::::::::::＞,/:::::::::::::::｀＞,
:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::/_:::::::::::::::::::::/､_
::::::::::/ ｀ヽヽ:::::::::/_ /｀ｰ､‐´｀二ヽ
::::::::＼ ヽ＼::::::::ヽ､___y´ 》.》 ｀｀
＼ヽ:::::::::::ゝ,_( ｀ヽﾔ、::iヽ. ,ィ
》/::::::::::::/ ｀ヽ _,ﾊ Ⅵ ヽ ／/
/〈::::::::γ' / -代 ヾ｀ヽ`イ／
/j::::::::j ,イ__ ノ ゝ._ )ヽ_R/ もう、小隊長たちは目的地に到着してる頃だ。
//:::::::/ /_ ノー‐- ､! ﾄvー' 道なりに行ったのでは到底間に合わない。
Y_三ｲ ￣ ｀､ :l ここからはかなりの悪路になるが近道、
ﾊ_i いや、道なき道を行くことにするぞ。
- 333 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:56:24 ID:g84ZhEp.
-
＿＿＿__ ／ ／｀ |
/__ ヽ―丶、 ／l ／
|| | ￣￣￣丶｀l ／ |／
┌───────────────────────┐ ||__| /＿__/000|／ﾟ' ／
│ い/／.:,.: .: .: .: .: .; .: .: .: .: .;. .:, i.:ヽ,｀',ヽ、 │ └--' ||_00/=.ヽ／
│ 〉'´／.: 、.: .; .:'´.: .: .:_,フ,´.:'ﾌ!.:!.: .:i ｌ ヽ, ...│ |------ ／￣|/.| | ＿＿＿＿＿＿_
│ , ⌒丶ぐ/: .: .: .:Ｘ´.:ー＝ラフ´.:／ ,|.:l!.: .:ｌ 〉／ .│ |￣￣￣/［］__ 丶ﾉﾉ / | ＼ ＼
│ ﾉ 、ヽ、 .: ,.'ｯ-､ゝ ' ´, ,'ン´ ,／ ｌ/l.: .: ! l' ....│ 丶＿_／丿＼/￣￣|/ |＿＿＿＿ ＼_＼
│ / 、 ヽ ト.〈 ト'uヽ ´ ,. イーr､' l.: .: l l │ /_//_＼//__/。― ／--- -- -- ￣./ /
│/ ヽ, V ｌ ｀ ゝ‐┘ !‐'じ'＾! 〉,!.: ; ' ! .│ ―/⊆⊇⊂⊃ / / ／／ --丶
│l、 ゝ､._ ｀どィ l、'''' ,､ _ ｀ ',,‐' , ':／:i、 l .│ /￣ ／＿ | |＿＿＿＿/ / ＼
└───────────────────────┘ | Ω | ￣|￣|| | | |
何でも来いです！ エヴァのおかげで |￣￣￣丶 .＝＝|| └─―――――＼ . 0000 |
体力も回復したですし、翠星石は風になって | . | ＿|＿|| ＼ ／￣|＼ 000 |
駆け抜けるですよ！ 何が何でも ＼ | l￣￣ｌ＿＿＿|￣￣￣ | ￣￣
間に合ってみせるですぅ！ ＼＿__／/￣￣￣ | |
丶――
┌────────────────┐
│ ／￣￣＼ │
│ ／ _ノ ヽ､.＼ │
│ | （●）（●） | ...│ その意気だ。最短ルートだとゴール間際にちょいと
│ | （__人／,〉.| ...│ 急な断崖があって、並のＶＧでは無理だが俺ならいける。
│ { ´フ´ ./._ } ...│ 俺が先に上がって、お前をワイヤーで引っ張り上げるという
│ ヽ .／,二ニソ} │ 手が使えるからな。問題なしだ。
│ _ヽ/ ,-― ､}ﾉ │
│ ／:;:{' ノｰﾍJ:;:;ヽ ......│
│ ／:;:;:;:;:;| _,イ{:;::;:;:;:;l:;:;} .│
│ /:;:;:;:;:;:;:;:;:＼＿/:;:;:;::;:;i:;/＼ .│
│ {:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;／:;:;:;:;:;:;:;〈:;:;:;:;:＼ │
│ ﾍ:;:;:;:;:;:;:;:;／:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i;:＼:;／ヘ、 .│
│ ￣￣7:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l;:;::;ゝ、`ｰj ....│
│ /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l:;:;:;:;:;:＼~ ..│
│ /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|ヾ:;:;:;／ │
└────────────────┘
- 334 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:56:49 ID:g84ZhEp.
-
＼＼ ＿ ／
＼＼ ＿ノ￣￣ﾉﾉ ＿ |r'l
ヾ'＼＿ｒ'＿_＼rrヾヽノ二￣_ﾉ' || |
〉/ ,rj _＿_ ヽ／ lノ ／ || |
今のペースで進めれば、どうにか `Lvヽ（l_|＿）‐'、＿|ノ＿＿,‐|| |
間に合い……ん？ こ、これは！ r '`' r _＿, ||＼L/ || |
/ -イ l_|// 〃 [＿＿_＿|| ＼
/ ｒ/￣_ ＼_ ||r―――――＼ヽ l
l,l/ ｌ￣/￣| | | |￣￣⊆⊇⊆⊇|| |
| / | ∪ﾉ ⊆⊇ ||
| / /|ヽノ r――、＿＿＿||
|/ l | / lヽ＿|＿||
,―'￣￣| | | | | ||
l /: : :/: : : l: : : : : :l: : : :.:ヽ
l ※. /: : :/: : : :/: : : : :/!l: :.l: : l:',
l /: : : l: : : :/: : : :／//!:l:l: : l!:l
. l i: : : :.:l: :／:￣／｀十‐!:/: :/.l!
｀ヽ､ l ※ l: : : : l:´: : ／ｲ´ﾊ` //: / まだ新しい、ＶＧの足跡ですぅ！
: : : :｀ヽ､ l ',: : : :ﾍ‐'´ ﾔ! ヽ'/ しかも１０機……いや、ヘタすると２０機ぐらいは
: : : : : : : ｀'l ﾍ: : : : ﾍ Ｕ `'' ＼ いるですよ！ こんな場所は小隊長たちの
: : : : : : : :.∧ ※ ＼: :ヽ` u / ルートには入ってない、ということは……
: : : : : : : : : :ﾍ l｀`ｰ`- /`7/
: : : : : : : /: : :ﾍ ﾍ し ￣/
: : : : : : /: : : : ∧ ※. ﾍ. /
: : : : : /: : : : /ｰﾍ ﾍ/`ー‐---'
: : : : /: : : : / ヽ ヽ
: : : /: : : ／ ＼ ※ ＼
- 335 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 21:56:57 ID:fEtsOrVU
- どうする？総員と現在員に差が出たことをどう報告する？
- 336 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:57:09 ID:g84ZhEp.
-
| |
|-―|
|-―|
l ＼
）＿＿ ＼＿＿
く ＿ ＿ ＼―――-､
/l￣￣ ＼ ＼＞ 一―＿ ＼
/ |＿＿ ＼ l ＼ ￣ー―/
| / ＼ ＼ ／
敵だ！ カイオンの奴らが、この作戦を ＼|￣＼／＼／ / ＼ ＿＿ __＼
嗅ぎ付けて妨害に来てるんだ！ とすると、 l＿/ l＿/ ＿/ー／ー--＼ ￣￣＼―､
こんな重大な作戦を潰す為となれば、 ＼;;;;;;;;;;／ ＼＿＿＿＼_＼
この足跡の部隊だけってことはない！ |〉::::＼＿＿_/＿＿ ￣
／＼ /￣l /￣|:::::::::::::::::::::::::::::::＼ ￣＼
/＼ ＿／| ￣l /:::::::::::::ﾉ＼::＼＼:::＼ /
_/ ／ |＿＿/:::::::::::ノ ＼::＼＼:::＼/::／＼
| ￣ / /:::::::::／ /::::/ ＼:::::::|＿
/l ＿／ /::::::::／ /::::/ ＼:::::::＼
／/ ／――- ＼／ /::::/ |:::::::::::
／ / ／ ＼ |:::::|
／ /／ | |:::::|
￣￣￣ | |:::::|
┌──────────────┐
│ , ｎ ／￣￣＼ .ｎ ...│
│ . / / ｊ.´_ノ ヽ、u'l lヽ、 .│ ウラギの時みたいに、一個大隊５０機ほどが
│ /,ｲ / （○）（○） .ｌ i i i ...│ 差し向けられたと考えた方がいい。しかも奴らは今回、
│ 〈 .ｒ {u （__人__） .i. } } 〉 │ 小隊長たちを皆殺しにする必要は全くない。
│ ', ｉ. ', ｀ ⌒´ / / ..│
│ .i l. ,' ./ .....│ 荷電粒子砲だけ潰せれば、それでもう俺たちの
│ . ヽ､_.ｲ、. 人 ﾉ │ 作戦を阻止できる。小隊長たちの防衛ラインを、
│ ヽ 〈_ノ ﾉ │ ５０機がかりで一点突破できれば、それだけでいいんだ！
│ | .／ .│
│ | . | ..│ こっちは、俺たち二人を入れたって２０機に満たない……！
└──────────────┘
- 337 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:58:22 ID:g84ZhEp.
-
r＝彳::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:i::.::.::.::.::.゛ﾐ､_ V
,,_ ﾉｦ::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:1::.::.::.;:.:|::.::.::.::.::.:.::.::.{{ ゝー<}
ﾉ´:/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::l::.::.::.::|::ﾊ::.::.::.::.::.::.::.::ゞ５У{Yv
ｲ::.::.i::.:/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.l::.::.::.,ｲ:l ヾ::.::.::.::.::.::.::.:{{X_ ノ{Y
::.::.::.|:/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::. l::.::.:/ｲ:l ＼ヾ::.:_:_;;,人_凡ヒ}
::.::.::.|{::.::.::.::.::.::.:.:.::.:.::.,ｨ::.:::/ l:l ,,．-＜ヽ::.::.:Y､_ｨﾆ{{ヽ
::.::.::.|::.::.::.::.::.::.::.:::.::::〃::.:/ /,,ィ¨ｪz=-t-ｧヾ::.{ {^ 人}::
::.::.i::|::.::.::.::.::.::.::.::／/::／ｰメ" 彡¨っ:::とｷ}} 7ﾊィ >{{:::
::.::.V}＿::.;;,．-≠=/イ ／ ﾊ:.:t:._:.ﾉﾉ,, //ハ >=ﾊ::
::.''¨::i::.:,ｨz=≠＝ミ し ゞz=-彳 ,ｲ::.:{ Y }5}:
小隊長、小隊長！ ……ダメです、 ::.::.::.::Y け::.::.::⊂}` u ／::.::.ｲ Уﾃ{:
やっぱり無線は繋がらないです。 :ヽ::.::.::ヾ ゞ:t:_::ソ,． ､ Ｕ ー7::{ 人ケハ
翠星石たちが敵を追い越して、先に ::.::.＼::.::.＼=≠¨` Ｕ , - ､ 人::.:> トヒ く
現地まで行くしか手はねーですぅ！ ＼::.::.:`ｰ::.::ヽ i ...::::::::ヽ ,ｲ::.::.V <>ｲ {::
ﾊ>=＞ーt-､,＝- u !..:::::::::::::::} ／r=＝{{ xYXケﾏ
::Y } }kx ヽ::.＞- _ ヽ:,,,:::::ノｲ У¨ >＝､r,,_ V!
::廴 ヾ }入}::.::.::i::.::.／ム ￣ ￣ ´ ／ ／ｲY >}5 }
／｜ ＼
／ ｜ ／
..／ |／ . ／
／ ／ フ ―へ／
| ／ ＼ △ ﾝ､ しかもその敵に俺たちが見つかったら、
｜ ＼ ／￣￣(,(,1wY その場で俺たち二人がやられるだろ。
| ／￣＼ ＼ ￣￣／／＼ ＼ 数の差的に考えて。何とか見つからずに
｜｜AVE | | ￣ |／ ￣ 追い越して、小隊長たちに伝えるしかない。
／＼＼＿／ |＼ |§〕
| ＿＿／／ ）
／ ＿／￣￣￣ ／
- 338 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:58:55 ID:g84ZhEp.
-
＼/: /: : : /: /: : : : : : /: /: : |: : : : ｌ: : : ヽ} ＼
/: /: : : /: / : : : : ::／/:／/: :∧ : : : :|: : : : | 〉
ｌ: |: : : |: /: : : : :／ ／" /: :／ ＼: : :.|: : : : | ／
|: :ﾊ: : : |: |二ﾆ==ェﾆフ´ /, へ､＿＿__＞':｢: |: : : レ'
ヽ:|∧: : |: |く／ﾌこ^ヽ＼ ／ / _ｪ‐‐､=､｀|: : |: : ｌ: :|
∧ﾍ: : |／ |ｒ^{:::}ﾟ | " |＾{;:::}ｒ^} 〉 |: :/: : ｌ: :|
む、無理難題のムチャクチャですぅ！ /: : |＼: |ヽ ＞ー‐' ヾ_こ_ソ /:/: : :/ /|
それでも、やるしかねーですけど！ / : : ｛. ＼ヽ ::::::: ヽ `ー―' /イ: :／ /: |
./: : : ∧ ト ＞ , へ､＿＿＿ :::::／ /: ／/／: ｌ: |
: : : ｉ＾ヽ ＊＼ / ／´ :::::ヽ /／ ノ/: : ｌ: |
: : ／ﾚ⌒ヽ､. ヽ、 ヽ、＿ :::ﾉ , ｲァー‐く`¬ : ｌ::|
: / / ／ ,へ. ｌ| ` ､ ￣￣￣, ' ｒｰく ＼. |｀ ﾄ､:.ｌ::ｌ
::/ .| ' / ／ヽ| ＞= ｧ ￣ /＾ヽ ｀ ヽ. | 〈 ヽ::|
: / | / | ／⌒/L｢＼. | ./ / | |
┌────────────┐
│ ／￣￣＼ ......│
│ ／ u ノ ＼ │ (全くだ。仮に、俺が大活躍をしてそいつらを全滅できても、
│ | .u （ ●） | ..│ あるいは俺が囮になり、敵を引き付けて、翠星石を先に
│ | （__人_） │ 行かせても、それだけでは足りない)
│ | ｀ ⌒ﾉ .│
│ | } ...│ (この足跡以外の部隊も、別ルートから向かってる可能性は
│ ヽ u } │ 高いんだ。こっちをどうにかできても、そっちの奴らが
│ ヽ ノ .....│ 荷電粒子砲を潰せばそれまで……）
│ ノ ＼ │
│ ／´ ヽ .│ （くそっ！ 何もかも、こっちに不利すぎるだろ！）
└────────────┘
- 339 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 21:59:33 ID:g84ZhEp.
-
／ ｜＼
＼ ｜ ＼
＼ ＼| ＼
＼へ― フ ＼ ＼
∠ △ ／ ＼ |
とにかく急ぐぞ、翠星石！ Yw「ﾉﾉ￣￣＼ ／ ｜
但し、前方に気をつけてな！ 厂／＼＼￣￣／ ／￣＼ |
￣ ＼| ￣ | | EVA ｜｜
〔§| ／| ＼＿／／＼
（ ＼＼＿＿ |
＼ ￣￣￣＼＿ ＼
ヽ_＼. ＼ У / ,．-┴-、 ヽ
｀＼Ｙ´＼./ / .／¨｀ﾞヽ ｀ー､ ヽ
（｀ヽ､. ＼（¨ヽｰ-〈 / o ＼ ヽ ｒ-il
｀ﾞヽ､ﾞヽ､_/_｀´ ヽ-{ o o i ! | l|
｀ヾﾄ-' } ヽ. o o ＿__!_ .} | i!
、 /ｉ_ ＼＿＿/ } ／ ￣｀ヽ ヽ.i
. ト-､ 〉-! ├＜_ ＼/
/ /｀ﾞヽ. ./ ! .＿＿ ｀ｰ-､｀ヽ-:､ ノ｀
/ / .i / .| {ﾟ ﾟ} ヾ//7/ ｀ﾞー--ｺ 了解ですぅ！
〈__./ ∨＿＿}-三三＿ ゝヾ､ /
.} ｀ー――ｒ‐ｒ―‐' ヽ. ／
ー--:､ l ', ', ,ｲ ／
＼. | }-ヾ-ﾍ_ヽ_／!
. ＼ ｒ‐､ il! ヾ 〉､ヽ !
- 340 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 22:00:19 ID:kyUV7PiE
- 怪我の功名で裏の裏をかけそうだけど…
- 341 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 22:00:20 ID:fEtsOrVU
- エヴァだけならともかく、イングラムはまずい
- 342 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:00:35 ID:g84ZhEp.
-
荷電粒子砲設置予定ポイントの東 Ａ地点
-─ ､ , -──- ､
, - ─｀＜::::::::::::::::::::::::ヽ
／::::::::::::::::::::ヾ::::::::::::::::::::::::::｀- ､
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/:.:.:.:.:.::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
: : : : : : ::::i: ::::ﾊ:: :::::::: : :::ﾄ:::::::: : i: : :::::::::::ヽ
/: /: ::::::|::::/ V::ﾄ::::::: :::| ＼::: :V: : :::::::::::|
/: /: :/:::::|∠─ V| ヾ:::::::|￣ V:::::i:::::::::::::::::}
|:.::::|:::i:::::/:/ .､ﾊi ＼:::ﾚｨ--V::ﾄ::::::::::::::::ヽ 西側、Ｂルート隊からの連絡がないな。
::::::|:::l::/|::ﾚｲ飛ゝ ヾ| 'ｊ及ｧVﾊ::::::::::::::::ﾊ あっちの方が悪路だから、到着に時間がかかるのは
|::::::|:::K .V 辻 tｊ} 弋 ｿ ' ﾊ::::::::::::ﾄ;;ゝ ある程度仕方ないが。
|::::∧:r-､ ゞ- '´ ￣ i .ﾋ V:ﾊ::::i::＞
|::/ |:|ﾚヽ i レｲ/'ﾘ::::::＞
ヾ. | ヽ∧ ＿ r‐ム::ﾊ／
V:::/ ヽ､ ／'´
ヾi }＞ , イ
| ｀ - ´_ -┴┐
r‐'V/￣ /::＼
/ /:::::入 ./::::::::::|""＼
＿＿＿_
／ ＼
あまりギリギリだと、敵が犠牲覚悟で必死に ／ ＼
俺たちを食い止めてる間に、粒子砲を ／ (●） （●） ＼
撃たれるってともありますからね。 | （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） |
早目に仕掛けたいところですが。 ＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／
- 343 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:01:12 ID:g84ZhEp.
-
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾄ、:::::l
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::! ';:::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::／ヘ|::::::::::::::::::::::::::! ';:::l
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ |:::::／／IIj:|:::::::::::::::::ﾄ::::/ !:!
::::::::::{:/:::::::::/::::::/ !::/ ヽ |;iｊ |::::/ﾚ:::::/ |/ ﾘ
:::::::::::i:::::::::/ |:::/ i/ ヽ7 |:∧ |:/ ′
:::::::::::::::::::/ |/ ﾞ ヽｿ その、必死の食い止めを破るためにも、
:::::::::::::::::∧ ＼ こちらは全戦力を一点一気に集中させる
:::::::∧:::/ ｀ｰ ／ 必要がある。また、敵の作戦成功を偽装する為には、
:::::/ ∨ ( ￣ 7 / 早過ぎるのも禁物だ。ギリギリまで待つぞ。
／ﾍ ￣ , '
＼ ＼ ＿ /
＼ ＼ / ｀ ー - ′
＼ ＼__ /
￣＼ ＼
／￣＼ _ ＿_
_ Ｖ´ ｀ヽ、
／ ヽ. ＼ ＼
/ / ／/ / /| ｌ ヾ7ヽ、
ﾚ{ / l｜ ! l ｌ| |＿ ヽ ｝Y７、
V { 「Tナトt| |__ _￣ ｰ ｝ソヽ
_ノ｀ ﾌﾊTヽ | |ｰ- ニ ＝ ｝人ﾉ
そうですね。気は焦りますが、 ヽ ￣ ´ | |へー‐= -ﾉﾝY
待ちましょう。この作戦は連合軍以上に、 }ヽ u | |ｿﾉﾆ二ンｰト'
我々こそ失敗は許されないのですから。 ! ｜ |´-ニ ベｰ'_
｀ｰ┬┐ |! |ﾆ´不ヽ、＼＼＿__
ﾚ上.ニ|ﾄ､ |イ´ |_ ＼＼ ＼＿ﾌ＿ _＿_ ,
7/ ﾘ ｿ L_ ￣ ＼＼_／ー-- ―┴ｧ
/￣｀ ¬ ｌL ￣}_ ｀ ー― ‐ -- ―'
r〈_ ＜フ/ ｀う) L_
／ ￣TY ヾ､ ヽ
- 344 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:01:35 ID:g84ZhEp.
-
_,,,...----..,_
,r'´:::::::::::::::::::::::`.､,,r=-
/::::::::::::::::::;;::''::::::::::::::::¨ヽ
/:::::::::::::::;r";;r';;;;r':;;;i;;;::;i;:::::i
＜:::;:::::;;;;;/;;;/;;;;;;;/;;;;/l;;;;;;;l;;:;;::!
Σ;;;;;;;;;;;/;r'i;;;;;;r'i;;;/_''ﾄ;;/;;!;;i;;;l
`､;;;;;;´V;;;/ ﾚf/! ﾚi;;;;!;;!ﾚ′
!;;;;_;;l;/! ｀ l_ﾚ!/ その通りだ。（それほど重要な作戦だから、
_r＜ ヽ - ／ '′ 敵も阿部小隊を出してきた。言葉を倒し、
/:::`ヽ､`ヽ､ i´` ､／ ウラギで大活躍した青いＶＧも、きっと来ているはず）
f:¨::ヽ::::::::`..､ `7､
/::::::::::::`:､:::::::::〈:.:.:i
i:::;;::--::;;:::::`ｰ-､;ﾄ､:l
/;''::::::::::::::`､::::::::/:::::i.:l
i:/::::::::::::::::::::::i::::/:::::::::!:l
. i:i:::::::::::::::::::::::::l;;;:ヽ::::::::l.:!
⌒ヽ､
_ ,-─ ､,〉ゝ−-::... 、
,..::´:::::ヽ:::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::`＼_
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ
, ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
,/:::. /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ
l:::./.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ
|/|:::::::::::::::::::::::::::::::: ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ
|:::::::::::::::::::::::::::::/ ｌ:::::::::::::::::::|＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
|::::::::::::::::::::::ゝ/L ｌ:::::::::::::::::| ＼斗‐:::::::::::::::::::::|
|:::::::::::::::::::/l / `ﾒ::::::|＼::::ｌィ´ ＼::::釗:::::::::l:::|
|::::::::/|::::/ ﾘ ,__､ ヽｌ ＼ｌ;,__ |ｌ |人::::::::|∨
. |::::/ |:::fzlｌ ＾`=＝'´ ＾===‐'´ｌjｌノ::::::::/
（もうすぐ会えるんだ、 |/ ヽ::::|ﾍ /ィ<"l/
言葉の仇に。……見ててくれ言葉。 ゝ;八 ; /ｲ
俺は必ず、奴をこの手で斬る！） x > ､ ─ ｲゝ:::｀＞-､
〆::::;//ﾊ` 、 <´/ ｌ）:::}:::::::::::::::` ､
／/:::::// ＼ ｀‘´ / /::::7::::::::::::::::::::ﾊ::ｌ
ﾉ::::/::::::《〈 ヽ／ﾍヽ ／ /::::/::::::::::::::::::::::/::::l
- 345 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:03:13 ID:g84ZhEp.
-
Ｂルート（荷電粒子砲設置ポイントの西側に向かう道）
┌──────────────┐
│ ／￣三＼ ....│
│ ／ ＼三/＼ .....│
│ 三 （ ○） （ ○） .│
│ 三 u （__人__） ..│ （もうすぐ設置ポイントに到着してしまうが、
│ ≡ ｀ ⌒´ﾉ │ 先行してるはずの敵軍が、まだ見えない）
│ 二 } ......│
│ ニ ｒヽ， .....│ （連中よりも先着し、とりあえず粒子砲を隠すとか
│ r⌒ヽ ／ | │ して、作戦決行を先延ばしにするぐらいしか
│ 三 ヽ 三 / .│ 手はないってのに！）
│ 三 ヽ三 ／ │
│ 三三 三 ／| .│ （この作戦の成否、つまりこの戦争の勝敗が、
│ 三 ≡､__.／ | ...│ 今の俺の走りにかかってると思うと……
│ r | │ 焦るだろ、プレッシャー的に考えて！）
│ 三 | ......│
│ 三 |三 | .│
│ ニ へ三 .|三. ヽ .│
│ 二 | ≡ / 三 ヽ │
│ ﾆ＿ノヽ＿＿ノ 三 ヽ ..│
│ 三 ） .│
│ 三 / .│
│ 三 / .│
│ ニ ーヽ ....│
│ ＼＿ ノ │
└──────────────┘
- 346 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 22:03:29 ID:fEtsOrVU
- 中の人に言葉もいると知ったら攻撃できるだろうか
- 347 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:04:01 ID:g84ZhEp.
-
, ─＝､─-=ﾆL｣_
はあ、はあ……あっ！ エヴァ、あそこ！ ／二ﾆ=‐-=ﾆ、＼ ,＞
あの崖、エヴァが言ってた「並のＶＧでは ,ムｲ／ .}、 ヽ. ヽ ｧ′
無理な崖」じゃねーですか？ / / ﾉ,ﾄ､ ,ｨ ,ハ. ∨ﾄ、
(＼ ＿_ ∧ ;' ,ノｌﾉj,ｨ込ｧ｀! ,), V ＼
. ,f＼孑=ｧ),__ | ! ｉ,ｧ示. ﾉ'ﾉ ゞr'ﾘ ﾘ ! | ＼
〈ヾ､ム,. 》 :|| ＼ |!､ﾄ､ﾄ弋ﾘ ､ u ul ,ﾉ※
. `ｰ'─(,ﾑｲ' ＼ ,. -'‐ ＼＼ U ｱ｀ヽ _ﾑｲi !
＼ ｀ 7マ'７ | ヽ.≧ ゝ._ﾉ ,: ｨ´|.※ |
. ｀ , i ,ハ} |.※ | ＞ｘ､. イ ! i|. !
｀7ぇｘl/ , ! i 《 ,≫vﾍ.)､i), !
/ / |＿ ｉ.※ i. 《|{,／/iﾍ.∨), ∨ ,r- 、
/ / ! )`i !, 《!_／i |《ﾍ.∨), ∨ ,Xﾍ. }
/ ム.＿. !/ .|.※ |ﾍ. 《 ｉ | 《.ﾍ.∨ﾍ,.ﾏ^ヽヽﾉ
‘ーｘ, i ！ |. | ',. 《. ! i 《. | | ﾒ.}i;ｘr≦
∨ ヽ. | |.※ | ∨《 Lｉ 《 L! :|. | |
＼. ∨ |. | 〈 》〜〜〜''〜 | i !
＼／ .!.※ ! ,／｣Lﾆ=- |!>X<| :| i !
// ¨¨¨’ >厂 Ｋ >' :| |、 ,ﾉ
: ＞ ．. ./｀＞ ．
:::::::::::::＞,/:::::::::::::::｀＞,
:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::/_:::::::::::::::::::::/､_
::::::::::/ ｀ヽヽ:::::::::/_ /｀ｰ､‐´｀二ヽ
::::::::＼ ヽ＼::::::::ヽ､___y´ 》.》 ｀｀
＼ヽ:::::::::::ゝ,_( ｀ヽﾔ、::iヽ. ,ィ
》/::::::::::::/ ｀ヽ _,ﾊ Ⅵ ヽ ／/
/〈::::::::γ' / -代 ヾ｀ヽ`イ／
/j::::::::j ,イ__ ノ ゝ._ )ヽ_R/ もうそんな所まで来ちまってたか！
//:::::::/ /_ ノー‐- ､! ﾄvー' あの崖を越えられたら、設置ポイントまでは
Y_三ｲ ￣ ｀､ :l あっという間……いた！
ﾊ_i イヤな予想が的中、たっぷり２０機いるっっ！
- 348 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:04:27 ID:g84ZhEp.
- ;;;;;l;;; ;;;;;;;;;; ;;;; ;;;i;;;;;;;;; ;;;;; ;;l;;;;;;;;;;; ;|;;;;;; ;;;;;;; lll ;;〉;;; ;;;;;ヽ;;;;;|::::::;;;;;; |:;;; ;;;i;;;i;;; ;;;;;ヽ;;;;;|:::;;; ;;;;;ヽ;;;;;|::::::;;;;;; |:;;; ;;;i;;;; ;;;;;ヽ;;;;;|::::::;;
;;;;;; ;;;;;l;; ;;;;; ;;;i;;;i;;;l;;;;;;;l;; ;;;;i l;;;;;l i;;; ;;|;; ;;;; ;;;;;li;;;; ;;;l;;;;;;;〉;i;;;;; ;;;i;;;;;;;;l;;; ;;;;;;;;;; l;;;;;;;〉;i;;;;; ;;;l;;;;;;;〉;i;;;;; ;;;i;;;;;;;;l;;; ;;;;;;;;;;l;;;;;;;〉;i;;;;; ;;;i;;;;
;;;;;;;;;;lli;;;;|;;〉;;;;;|||;;;;;;;;;;;ll;;;|;;; ;;l;;;;; lll ;;〉;;; ;;;;;ヽ;;;;;|::::::;;;;;; |::::::::::::|;;;;;＼::::| |;;::::::;;;;;; |:::::::::::::;;;;;; |::::::::::::|;;;;;＼::::| |::::::;;;;;; |::::::::::::
:;;;;;l;;; ;;;;;;;;;; ;;;; ;;;i;;;;;;;;; ;;;;; ;;l;;;;;;;;;;; ;|;;;;;; ;;;;;;; lll ;;〉;;; ;;;;;ヽ;;;;;|::::::;;;;;; |:;;; ;;;i;;;;;; ;;;;;ヽ;;;;;|:::;;; ;;;;;ヽ;;;;;|::::::;;;;;; |:;;; ;;;i;;;; ;;;;;ヽ;;;;;|::::::;;
:;;:::i,,;;::::i;; l:: Ｙ:: ::l;;:::i,,;;::::i;; l:: Ｙ:: ::l;;:::i,,;;::::i;; l:: Ｙ:: ::l;;:::i::i,,;;::::i;; l::::i,,;;::::i;; l:: Ｙ:: ::l;;:::i,,;;::::i;; l:: Ｙ
ﾞ;;;;;; ;;;;;l;; ;;;;; ;;;i;;;i;;;l;;;;;;;l;; ;;;;i l;;;;;l i;;; ;;|;; ;;;; ;;;;;li;;;; ;;;l;;;;;;;〉;i;;;;; ;;;i;;;;;;;;l;;; ;;;;;;;;;;;l;;;;;;;〉;i;;;;; ;;;;l;;;;;;;〉;i;;;;; ;;;i;;;;;;;;l;;; ;;;;;;;;;l;;;;;;;〉;i;;;;; ;;;i;;;;
;;;;;;;;;;lli;;;;|;;〉;;;;;|||;;;;;;;;;;;ll;;;|;;; ;;l;;;;; lll ;;〉;;; ;;;;;ヽ;;;;;|::::::;;;;;; |::::::::::::|;;;;;＼::::| ||::::::;;;;;; |::::::|::::::;;;;;; |::::::::::::|;;;;;＼::::| |::::::;;;;;; |:::::::::::
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:;;:::i,,;;::::i;; l:: Ｙ:: ::l;;:::i,,;;::::i;; l:: Ｙ:: ::l;;:::i,,;;::::i;; l:: Ｙ:: ::l;;:::::i,,;;::::i;; l::::i,,;;::::i;; l:: Ｙ:: ::l;;:::i,,;;::::i;; l::
ﾞ;;::i..:::;;人,, ,,ｉ:: ﾄ､,, ,,;;:i;;::i..:::;;人,, ,,ｉ:: ﾄ､,, ,,;;:i;;::i..:::;;人,, ,,ｉ:: ﾄ､,, ,,;;:i;;::;::i..:::;;人,, ,,;::i..:::;;人,, ,,ｉ:: ﾄ､,, ,,;;:i;;::i..:::;;人,, ,,ｉ::
::::i;; l:: `Ｙ:: ::l;;:::/,,;;::::i;; ::l:: Ｙ:: ::l;;:::i,,;;::::i;; l:: Ｙ:: ::l;;:::i,i,,;;::::i;; l:: i,,;;::::i;; l:: Ｙ:: ::l;;::i,,;;::::i;; l:: Ｙ
:::;;人,, ,, :: ﾄ､,, ,,;;:i;;::i..:::;;人;;,, ,,ｉ:: ﾄ､,, ,,;;:i;;::i..:::;;人,, ,,ｉ:: ﾄ､,, ,｡;;:i;;::i...:::;;人,, ,,ｉ:: ..:::;;人,, ,,ｉ:: ﾄ､,, ,｡;;:i;;::..:::;;人,, ,,ｉ:: ﾄ
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／⌒ΘΘ ／⌒ΘΘ ／⌒ΘΘ
［［区|ヽゞ￣％区l ［［区|ヽゞ￣％区l ／⌒ΘΘ ［［区|ヽゞ￣％区l
［:］==斤缶昨互}＝・ ／⌒ΘΘ ［:］==斤缶昨互}＝［［区|ヽゞ￣％区l ［:］==斤缶昨互}＝・
｀（三二{ヨレ弋 ［［区|ヽゞ￣％区l ｀（三二{ヨレ弋w ［:］==斤缶昨互}＝・ ｀（三二{ヨレ弋w
/ ゝソ ＼ ［:］==斤缶昨互}＝・ / ゝソ ＼ ｀（三二{ヨレ弋w / ゝソ ＼
［区ﾚﾞ ヽ［区| ｀（三二{ヨレ弋w ［区ﾚﾞ ヽ［区| / ゝソ ＼ ［区ﾚﾞ ヽ［区|
)；〆 (;__ゝ / ゝソ ＼ )；〆 (;__ゝ ［区ﾚﾞ ヽ［区| )；〆 (;__ゝ
<三ゝ Ｌ=二> ［区ﾚﾞ ヽ［区| <三ゝ Ｌ=二> )；〆 (;__ゝ <三ゝ Ｌ=二>
)；〆 (;__ゝ <三ゝ Ｌ=二>
<三ゝ Ｌ=二>
「よし、この崖を越えればすぐだ。いくぞ！」
「気合入れろ！ 一機たりとも落伍は許さん！」
「はっ！」
- 349 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:04:47 ID:g84ZhEp.
-
┌───────────────┐
│ ／￣￣＼ ..│
│ ／ ._ノ ヽ､＼ │
│ | （ ） （ ） ((● ((● │ おいおいおいおい、ちょっと待て！
│ |∪（__人__） | │ 人間のロッククライマーでも難しそうな断崖を、
│ | | | } │ 『サベージ』２０機が続々と登っていくぞ！
│ | | | } ....│ あいつら全員、小隊長級の達人揃いか？！
│ ヽ |r┬-| / ....│
│ __ヽ `ー'´ ノ__ │
└───────────────┘
ヽ､ ,-､
ヽヽ,-―､__.／ |/⌒ヽ_―
ヽヽ ∠-_ |⌒ｌ )｡=､
《､ヽ＼/ ｀()／ |／｡
｀､ー＼) ⊿／ ヾ |―-┘
……な、わけがないな。常識的に考えて。 | ＼ 'ｖ,ーﾆ∋∠／ 〕
つまるところ、連中も必死なんだ。 ート､ 〕 H┴´Ｊ＼ｌ ﾉ 〈
だから回り道なんかしていられず、 ー>､> |~>' ＼_ リ | ∩
こんなムチャもするってことだろ。 |｀ｌ/＾ヽ'- ~￣＿｀┘」｡｡＼
- 350 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:05:12 ID:g84ZhEp.
-
／ / .※ ／: : : : : : : : : : : : : : : : ＼
. / ./ ／: : /: : : :/: : :/: : : : : : :l: :.:ヽ
. ／ / /: : : :/: : : :/: : :/: : : : /: :./: : :∧､
. ／ ,' ※ l: :.:l:.:.l: : : :/: : :/: :/: :/: : /!:l: : l: :l ＼
. ＼ l l: : :l: :.l:ﾑ斗孑/:／:／: ､/ l:.l: : l:.:.l ﾉ
＼_.l l: : :l: :l／:／／/／/: :／｀'十: :.l: :l-'´
/:.l ※ l: : :l: :lｲセ'示 '′/／ イ示'!l!:..:l: ,' 連中「も」必死……そうですね。
/: :l l: :ヽ:ヽ!弋: ソ ／ 辷::ﾘ l: : l:/ あの人たちも翠星石たちと全く同じ、
. /: : :l l: : :ヽ:l` ￣ ￣ /!:.:/ 「この作戦さえ成功させれば戦争は終わる」
/: : : :l ※ l:＼!＼! ' / l:/ と思って、懸命に登っている……
. /: : : : :l l: : :`i＼ - ‐ ／ /l
/,､-‐-､.l l＿/l. .＞ ､ , .＜l .※. l
.／:::::::::::ゝl ※ l ＼ ﾉ＞＜､:/,､-‐-､.l
:::::::::::::::::`j.l l ,ｨ≧≦ﾐ､ ゝ ﾉ:::::::::::::ﾍ!
＼＼ ＿ ／
＼＼ ＿ノ￣￣ﾉﾉ ＿ |r'l
ヾ'＼＿ｒ'＿_＼rrヾヽノ二￣_ﾉ' || |
だろうな。しかし奴らがそう考えてると 〉/ ,rj _＿_ ヽ／ lノ ／ || |
したら、単に粒子砲の破壊だけではなく、 `Lvヽ（l_|＿）‐'、＿|ノ＿＿,‐|| |
師団長たちのいる本軍もまとめて r '`' r _＿, ||＼L/ || |
潰せるような罠を用意してるってことだ。 / -イ l_|// 〃 [＿＿_＿|| ＼
/ ｒ/￣_ ＼_ ||r―――――＼ヽ l
l,l/ ｌ￣/￣| | | |￣￣⊆⊇⊆⊇|| |
| / | ∪ﾉ ⊆⊇ || |
| / /|ヽノ r――、＿＿＿|| |
|/ l | / lヽ＿|＿|| |
,―'￣￣| | | | | || |
- 351 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:05:54 ID:g84ZhEp.
-
┌──────────────────────────┐
│ ／￣￣＼ │
│ ／ _ノ ＼ ..│ わかってるな、翠星石。奴らはもう、
│ | （ ●）（●） === ......│ いい高さまで登ってる。崖の頂上付近を、
│ . | （__人_） || || ....│ 薙ぐように撃てばいいんだ。雪崩が直撃、
│ | ｀⌒∠二二二ｺｺｺｺｺｺ_＿＿＿＿__ r､ .│ あの高さから落下。確実に全滅だろ。
│ ＼ -f二≫ =ﾆﾆｺﾆ|l三r‐iiiiiiiiiiiiiiiiii―-､lﾆﾆﾆﾆ仁li ....│
│ ／ ／ ) ⊃)‐ｭi===ｭ!=「,ｍｍ!!!||||,,___,,,ﾞｩ-――┘ .│
│ | ｀──´ 丿‐-'~ ＼＿ノ ￣ │
│ ＼＿＿＿_／ | .│
│ | | .│
└──────────────────────────┘
/:/:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /:.:l:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:.:.ヽ
./:/:.:.:.:.:.:.:/r-､＿_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:/:.:.:.::!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:.:.:.:.:',
':.:!:.:.:.:.:.:.:.:!/ / ,' ヽヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:///,:.:./:.l:.:',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.l
:.:l:.:.:.:.:.:.:.:/ /ヽヽ_ﾉ/:.:.:.:.:.:.:.:./// ,:.:/:./:.:.:.',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:!
/|:.|:.:.:.:.:/ /〃/ /.:.:.:.:.:.::／イ/ /:/:./ﾄ､:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:!|:､
:.:!:.!:.:.:./ /〃/ /:.:.:.:.:／／., ' ./:/:./ !ｌ ヽ:.:.:.:ヽ:_..- ':.:!:.:l:.:.:.:.:.l:.!:.ヽ
:.:.!:.!:./ /〃/ /:.:＞'＜、／ //,:./ !ｌ _＞＜＼:.:.:.l:./:.:.:.:.://:.:.:.:
抵抗できない２０人を、一方的にまとめて…… :.:.:',:'/＼〃/‐-! 〒_＝=ミー７/// ーrィ=＝ 〒ア./:':.:.:.:..://:.:.:.:.:
これってもう、「戦い」じゃねーですよね…… -､,.ﾑ/ /ヽ} }l ヾ､_ｰ'_ノ ／'´〃::::::::::: 弋_ｰ'.ノ ' /:.:.:.:.:.//､:.:r‐‐
もしかしたらあの中に、翠星石みたいな /7ｧLゝL/〈ﾍ/ﾉ､ :::::::::::::::／´::::::::::::Ｕ:::::::::ヽ :::::.／':.:.:.／/ ,.-Ｊ
境遇の、徴兵された女の子とか…… ./// /ﾌ７7,.ﾍ==〉ヽヽ､:::::::::::::::::: i::::::::::::::::::::: ,'ィ":.／ !/ ｀
/ヽ' / ////こ!} } ）ヾ.＝- _._ _._ -‐"‐.／ｌ ! l ） ／ 〉
＜考えるな！ [ゝ／ ￣￣ ./j .j｀ヽ､ ｀丶､ .... ,. '´ l ! !< , く ..
＜やらなきゃ俺もお前も小隊長も ／ ＿// /＿＿） ｀丶､ _.. '" !l ! / -,.､ノ:
＜師団長も、皆殺しなんだぞ！ ／ ＿∠｢ﾌ/ /￣/ ／::,二 ｀"´二､:＼ ,ｲｌ l ' /: : : :
,/ ￣ ＼ノ、 ／::／ ／/:｢ﾄ､＼ ＼::＼ / l.! l 〉: : : :
｜ 、 -───‐ ､ヽ
……了解ですぅ。 ｜ ,. -‐─- ､ヽ〉
｜ i ＼>
- 352 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 22:06:01 ID:fEtsOrVU
- あ、いまなら鴨射ちじゃね？
- 353 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:06:44 ID:g84ZhEp.
-
|
n _＿ /|
|L,r1 1V !
Hj ',［_］,' Vh
l く〔`ー'´〕ノl」 ,． --- ､
| r〈｀""フ:.:.:ﾕ､., イ.:::::::::::::::::.:.ヽ
r─-`ｧﾊ -ｧ'.::〃.:::// ´￣￣｀`ヽ::::.',
,．-＝=ｭL_∠ﾆ三ノ::;.〃.:::// ￣｀ヽ',::::l
/.:.:.,．.∠ﾆ二」.:::i.::::/./∧.::// -‐ ─ -､1:::|
.〈.:.:./.:.:,'.:::､ ﾉヾ :,'.:::V/ ｰ- ､1::/
iＮ::::::i.::::)ヽ ヽﾉ|ノ´.:::0;;X^､,． - ─- ､ j〈
l ､ ﾉヾ （::::!.:∧,;;ﾑﾑﾉ_,. ｲ `ヽ`ヽ＼ﾚ′
| )ヽ ヽﾉ`Y´⌒､ ﾉヾ `ヽ`ヽ y'⌒yV^Y
| ^) （/ ) 〉:::)ヽ ヽﾉ ___'､__'､0/.:::〉Y′
,.ﾚ''´`Y´⌒ ‐彡 ^) （/ .::::::::/:::/:::::/::lノ
/ ,〈｀`ｰ--‐'ﾞ, '´`Y´⌒ :::::::/.::/.::::/.::/
. 〈 / ゝ---‐'ﾞ‐イｿ / .:::::ry'ry'.:ry'.::/
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、 ＼_-ﾆ=| |
,、 ｀¬〈〆/,ﾉ |¬、
, ' ', ' 1/〈 ノ＿ ｀ー、
,｀ ヽ 、 ;゛ ,; } ∧/ {>,>二､＿]
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿', ﾞ ,;＿＿＿＿_ノ/_/ //{／／
───────────────────────────── ,; ,;二二ニﾆ〆 ＿/ 7／
,; '; ￣¬ー弋/ 〆 〉
', ', , / 〈〈| |
゛ ' 、, ／ /| ヽ |
' _/ |／ | ヽ|.
ﾚ| ﾉ |_|ヽ|.
ﾉ-イ ｀|-ヽ､.
/ l | [ ヽ
/ /／ ヽ、 ｀l
/ / ヽ、ヽ
r‐'、 [ l r'ヽ､
,--r´ー' }´ ,-'---〉ヾ
ー―‐¬‐' ー―'
- 354 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:07:08 ID:g84ZhEp.
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┌┐ .ロロ┌┐ .ロロ┌┐ .ロロ ┌┐ .ロロ┌┐ .ロロ┌┐ .ロロ ┌─┐
││ ││ ││ ││ ││ ││ │ │
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│┌──┘ │┌──┘ │┌──┘ │┌──┘ │┌──┘ │┌──┘ └─┘
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└┘ └┘ └┘ └┘ └┘ └┘ └─┘
. _,,,.. -ｰ.ｌ .} .,,.. イ | ／ lﾞ´ ｌ ./ ./ ,! '''ｪ .,..-'" .lﾞl .,..││ ! |!
,,.'''''"´ .ｌ / ._,, -''''ll / | ._..．,''' ! ./l］ ｌ./ .'ﾞ|ﾞ .,!.,./.! .L !.| / ﾚﾞ
ﾞ'';; _,、レﾞ''"ﾞｌｌ ,!.l ｌ ,!"゛ ./| .| .../ /.| ._..-''" ,l′.l ! .| ,. !l │,! l ./‖.,／ﾞ〉
| .-''''"゛ .!.! _,,! .l ‘´l゛ ! / .| !_/ _./ .,!゛ iﾄ /l .'"/ .|│ .! ,,│l .| .|､lﾞ ./ .| l゛ ./
'､ ! _,, |│.´ l l ! .| / !._..ｱ'" ! ! .. ｌ | l .| / .!/ .|/.!| ll. ! .|/ ｌ .| ! ﾉ
ﾞ〈 ! ,,,ir‐'''" l l ,! .ｌ .l .! .,l′ .! / .,! l |.! |,/ .!l .″″...!! ｨ―ｰ7￣ｭ
. ｌ .! '''"゛ .lﾞ.ｌ .,! .ﾘ .! !lﾞ .! ｌ │_ iｔ'ﾞ ! .! / l| |｢ .ﾘ /l ./ ./ .,!
.ｌ.! .| ! ! ,! l ゛ .|lﾞ .|゛ /.l ,! | l .! / ,!/ / /
ｰ ..,, ! l .! .,! .!..│ .′ l ! || .|.! イ .,:lﾞ ''"゛ '、 ／.'/ﾞ
. ゛ .lﾞ ! _.. ┤ .,! .lﾞ !.l .゛ ﾘ / ! !ヽ,、＿＿ﾃ'゛./
│ . ! | │,! ‖ _ ./ ! l″ .lﾞ ./ ./
._..-'"ﾞ| .ｌ ｜ .!/ ,／´| / .ｌﾊ′ ! ! ! _//
,,..i‐'´ ,! .ｌ‐ ! .|゛ / / /l、.ｌ ヽ./ ., ｌ!､.|'''"゛ /
|| .、 │ ｌ .! l ／ . ! ｌ ...ｌ'ﾞ| ,／/ ｌ′ / ._,, ┬
| ! .ll.i‐' ! ｌ.! l／.,r‐-t / .／ .ｌ.|../ i′ .l ./..-'"´ ./
._,| .ｌ ﾞ:!.ｌL l ″ / : .,..i/"／ ﾌ _,,/ .ン'″ / /
| .!│を! Λ ,i' ／ /.l./ |'"゛ ｀'i./ .,./ . ,/
､│ !.! .`! / '､ / │ .／ ./ / ＿ィ￣￣! ._,i″ ._..ｒ'" .／/
.ヽ.! ｌl / ｌ / .l ／ ./ ./／ .／ ）´ / ,／゛ ",／ /
| ｌl, ﾘ / ! /l /l, .! ,i"! ! ._..┴;;／ ./ ,, '" _..-'″ ./
.! ″ ｌ, ./ ./ .ｌ / │ │ / l / / ﾞ_,, ｨ'″ ./ .゛.,..-'"゛ ./ ｌ
.； ｌ, ./ ./ l″ ｌ、 ! ./ .ﾞ/..=ﾆ､ .,..! "'" / /
.ｌl ｌ./ ./ .ｌ '!.ｌ .! ./’ ! ./-./ / /
- 355 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:07:30 ID:g84ZhEp.
-
._y-、 ,-'､ ,,-､
.i--､;;- ﾞ‐'~゛ /'i i''ｯ ,l''i _ / ,i′ ./ /
.￣./ ,i′ ＜./ .,ﾆゝ .〈ﾆ"",,ﾆゝ 〈ﾆ"",,ﾆゝ .l二二ﾆﾆﾆ‐ .{ﾞ,'.{,/ﾉ.ゝ / / ,i'./
i;;;;;;ﾆ彡′ ,,∠＞ ! ,,∠＞/ ,,∠∧/ _..;;／ , !'゛ .,./"
ゝ'" `ｰ′ .ﾞｰ" '!'"´ 〈./ .,',,ﾉ
┌───────────────────────┐ _ . ─-
│ / i | lﾆ'＾´ヽ | ﾄ. １ .| | 〉 ....│ r､∠ -｢ｃT ￣ ｀ヽ
│ | | | ｜ | l | |l. |｣.斗|ｰ ｜ ! / 〉 ..│ ゞ' l ＿_, -‐ T￣/--､rヘ、
│ | | | ｜ | | ｣斗ヒ] ヒ_ jﾊ. ! ﾘ､ ,ハ .│ ヽ ￣ヽ r-､ /／ ＞‐'¨￣∧
│ | ､´l￣j.ﾆト ´ ﾍ´ｒ‐､ iﾝＬ.ル | Ｙ | ', ......│ ＞ﾄ-辷^ｰ＜／ >､_/ / ,
│ ヽ!､ |ヽゝfVｒt.', うッｿ|. レ | ', ....│ └!_ >┘_r‐'´ヽ-' /r'_ -‐ニﾍ 〉
│ ー＼|ヽ. 込} ￣ | l l ﾄ. ', ......│ ∨{｀７ 〈ﾍ ‐- /＿ヽ ∧
│ | ', ' Ｕ | | | l | ヽ ', .│ /^| V ヽ＼ / ＿ ＞く ヽ
└───────────────────────┘
えっ？ 今の銃声、敵？ どうしてこんな所に！
, ,- ──- ､ ┌───────────────────┐
,r´ ヽ､ 〉-,-､ .│ ｜ ＼ ...│
｀､ / /o'i ﾏ丿 .│ , -┴=＝――- .. _ 〉 │
ヽ｀ ｰl ､_ ｀ｰ´ / │ . ／／´ ､ ､ / .....│
／｀ヽ､_ｌ ,ﾆ､ｰ─----'" .│ { / , -‐ァ＝＝=‐- .._ ヽ ∨ .....│
／ 弋 / ＼`ﾟ´`ｰ─_'_´､ ＿＿＿＿ │ ＼／ ／ /, { ｀ヽ ! │
/ ＞‐- ､`ｰ'´￣ ヽ ＼ｌｰ -､_,-' ｌ .│ , ' , ' ／/ ﾊ ｜ ﾄ､ | .....│
lｰ‐- ､ ｌ ／､ ￣ `ｰ-─ '´ ﾊ＿＿＿__ｌ │ / /＿, ／ //∠=ヽ､ } lハl │
ｌ 'ｰ､ ￣,`lｰ ､ｌ | ｀ヽ､` ｰ -､ _ノ',ヽ､ _, -`l │ l / { ,ィf´ ノノ 7ｆ_ｊ｀ゞV } | .│
ｌ ,- ‐ '＜ ｌ ｀l |､ ｀ｰ､ ￣,二二､. ', ｌ´ ＼＼ │ j∧ 「{kﾂ ﾞｰ' / ,′i ..│
‐-- ､__ ｌ .ｌ | ｀ヽ､ ゛／／／ムヽ｀ ｰ - ､＿＼＼ │ ヽ{ ｀ u. ノ / / .│
.└───────────────────┘
雪崩が来る！ ……ダメだ、逃げられない！
- 356 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:08:05 ID:g84ZhEp.
-
|.!! | | ｀ |.!! | | ! lＵ ,! ﾘl ｀
| | .′ | | .′ ｀ ､ |
! ! .l． 、 ! ! .l． . !ヽ,! lＵ ,! ﾘl
.! l .|l ｌ .! l .|l ,! ﾘll. ..｀ |.!! | |
! .! | |,! .、 ! .! | |,! .、 | .| ..ｌ | | .′
ｌ | l､ ｌ | l .|.| .l | ..ｌ,、 ! ! .l．
'll, .| .,､-ｰ''ｱ:;､-'/ .,､-ｰ''ｱ:;､-'/ .,､-ｰ''ｱ:;､-'/ ,,､-'７ /￣/＿ .|l
ｌ.ｌ │ ﾉ ／／／/了 ﾉ ／／／/了ﾉ ／／／/了 / ／ ,-ｰ―" ＿＿/ |,! .、
ｌ ｌ ｌ│ .ｲ i::/ / / / .ｲ i::/ / / /ｲ i::/ / / / / ,r',,,,,､- ｧ／-z''" / l .|.| .l
ｌ..!.ﾞｉ| ,| ノ:ﾉz''"/／ ,| ノ:ﾉz''"/／ ,| ノ:ﾉz''"/／ ,,､-ｰ ''" ,､-ｰ''" ／／/ / !.| ||
.'ll|、 ,ﾘ /;;;､-''了 ,ﾘ /;;;､-''了 ,ﾘ /;;;､-''了 / ,､z''"／| / |／ ./ / .／＼ !.|,!
ヽ ll i ,､-ｰ' i ,､-ｰ' i ,､-ｰ' '"／ ／ / / /／ ＼／;;､-'/ .!
ヽ .ｌ / 「" / 「" / 「" ,ﾉ ／ / / ､-",､ ': ‖|
j.ヽ.ｌ＊/ / / / / / |/ ﾚ ／ ／ ﾞ .| i,
l ｌ.! | | . | | | | | ／ !|｝
ヽ| ﾞ'l、,|／ ,|／ : |／ ﾚ" 「.| .il ＊
ﾞﾄ ...ｌ, .,! .|、ヽ ､, . ! ﾞﾄ ...ｌ, .,! .|、 .「 ﾚﾞ 、 <! j.ヽ.ｌ i!L | l,!
ｌ .'!!、 .i'､ li .|.! ヽ ＼.ｌ ｌ .'!!、 .i'､ li .|.! ./ i! 、 .ｌ ヽ l ｌ.! | .ｌ, .| ,!,! !!、 .i
ｌ ! ! ヽ ,!.ゝ .l.ｌ ! l ヽ ﾞ'．ｌ ! ! ヽ ,!.ゝ .l.ｌ ! l ./ .| . ｀'' .ｌ ヽ| ﾞ'l、 ＊ .,! ｌ. .!l│./ ! ヽ ,
.ゝ " ｌ "! |..ｌ. .! l .! .|. /ﾜ-、.ゝ " ｌ "! |..ｌ. .! l .! .|. / ../,! ､. . ! ﾞﾄ ...ｌ, .,! .|、 .「 ﾚﾞ "!
ヽ、 ,! .| .| ｌ ! <> '-､ヽ、 ,! .| .| ｌ ! .ｌ..i │ .! ,i'i' .,!. ＼ .ｌ ｌ .'!!、 .i'､ li .|.! ./ .
＼. ｌ .| | 、 ヽ ＼. ｌ .| | ..ｌ..! .ﾘ │ ,i".l li .|..ﾞﾗ-ｌ ! ! ヽ ,!.ゝ .l.ｌ ! l ./ . .|
＼.ﾞ． l ﾘ<. ｀''-､,、 ヽ ＼.ﾞ． l ﾘ< .ﾞｲ ｌ ! ./ ! .l.ｌ ! lﾜ-、.ゝ " ｌ "! |..ｌ. .! l .! .|. / ../． l
､. ﾞ''-、 .ヽ .＼. ..、ﾜ-、.ゝ " ｌ "! |..ｌ. .! l .! .'-､ヽ、 ,! .| .| ｌ ! .ｌ..i │ .! ,i'i' /
. ＼ ＼ ｌ. ..ヽ. ｀'-､ヽ、 ,! .| .| ｌ ! .ｌ..i │ .! ＼. ｌ .| | ..ｌ..! .ﾘ │ ,i".l /／l
.ﾞﾗ-､、 ｀''x､、 .ヽ .ヽ ＼. ｌ .| | ..ｌ..! .ﾘ ヽ ＼.ﾞ． l ﾘ< .ﾞｲ ｌ ! ./ ! /
.＼｀''-､、 ｀''ﾐヘﾐ;; 、 ヽ ＼.ﾞ． l ﾘ< .ﾞｲ ｌ ! ./ ! .,i ＋ /
- 357 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:08:29 ID:g84ZhEp.
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:;;:::i,,;;::::i;; l:: Ｙ:: ::l;;:::i,,;;::::i;; l:: Ｙ:: ::l;;:::i,,;;::::i;; l:: Ｙ:: ::l;;:::i::i,,;;::::i;; l::::i,,;;::::i;; l:: Ｙ:: ::l;;:::i,,;;::::i;; l:: Ｙ
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::::i;; l:: `Ｙ:: ::l;;:::/,,;;::::i;; ::l:: Ｙ:: ::l;;:::i,,;;::::i;; l:: Ｙ:: ::l;;:::i,i,,;;::::i;; l:: i,,;;::::i;; l:: Ｙ:: ::l;;::i,,;;::::i;; l:: Ｙ
:::;;人,, ,, :: ﾄ､,, ,,;;:i;;::i..:::;;人;;,, ,,ｉ:: ﾄ､,, ,,;;:i;;::i..:::;;人,, ,,ｉ:: ﾄ､,, ,｡;;:i;;::i...:::;;人,, ,,ｉ:: ..:::;;人,, ,,ｉ:: ﾄ､,, ,｡;;:i;;::..:::;;人,, ,,ｉ:: ﾄ
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′ ),／ ／ .-´ _,-´,i| ,;,＼ ﾞｉﾞｉ |ﾞ// ／,;, |i,:"／ ) _,,.-´ ,_ r / _,."_,..) `-"_,,.
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/ ;, ';,／_,,.-´ ",.- ´ ヽ ,-" /,／`;"' ,/_,.-´ ,.-" ,_,,._ ノ V ';, ,.;'/ _,.-´ _,-
V ';, ,.;'/ _,.-´ _,-" ゛-.,) , (,.-" .-´ _,._,,.-´ _,.-´／`;"' ,/_,.-´ ,.-" ,_,
/,／`;"' ,/_,.-´ ,.-" ,_,,._ ノ ,-´ _,-"_,,.-´ _,,.. -´ (,.-" .-´
, (,.-" .-´ _,._,,.-´ _,.-´ ∴∴ , ′ (,..´_,-",::.)_,,.-_,,.-´ .,-" ,-´ _,-"_,,.-
'-., ,-´ _,-"_,,.-´ _,,.. -´. - - . _,,..-´ ,.-' , ′ (,..´_,-",::.)_,,.-
∴∴ , ′ (,..´_,-",::.)_,,.-_,,.-´ .,-" ` , -" ヽ `､ _,,.- " _,,..-´
- . _,,..-´ ,.-' , , -＝― ） _,,..=- ` , -" ヽ
` , -" ヽ `､ _,,.- "" ' ' _,..-"_,,..__、-", , -＝―
─ ┌┴┐ ┌┴┐ ┌┴┐ ┌┴┐
─ │ / / / / ・・・.・・・.
＿_ノ ユ. / / / / ウ. ウ.
- 358 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:08:49 ID:g84ZhEp.
-
┌─────────────────
│＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ――― r､∠
│＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ――― ゞ' l 、
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│―＝＝＝━＿＿＿￣― ＝＝ ￣￣￣ ＞ﾄ-辷^ｰ＜／ >､_/ / ,
│＝＝―＿＿＿ ―――― ＝＝ └!_ >┘_r‐'´ヽ-' /r'_ -‐ニﾍ 〉
│ ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿ ＝― ∨{｀７ /＿ヽ ∧
│ ＝＝ ￣￣￣￣￣ ―― ＿＿――_ | ヽ ', .│ /^| V ＿ ＞く ヽ
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､ .┌──────────────────┐
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ﾏ丿 ..│―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――
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／ ─_'_´､ ＿＿＿＿ .│￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿
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lｰ‐- ､ ｌ -─ '´ ﾊ＿＿＿__ｌ . │￣￣￣￣‐― ――――
ｌ 'ｰ､ ￣,`lｰ _ノ',ヽ､ _, -`l . │＝━＿＿＿￣― ＝＝ ￣￣￣
ｌ ,- ‐ '＜ ｌ ￣,二二､. ', ｌ´ ＼＼ │＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣― .│
‐-- ､__ ｌ ／／／ムヽ｀ ｰ - ､＿＼＼ │――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣ .│
.└──────────────────┘
- 359 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:09:11 ID:g84ZhEp.
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/::::::::l__,.イ:i! ｬ´::::::::::::ヽ/
/::::::::::l::/ :l::l!=ﾆﾆヾ:::::◯::::::Y´i! ……全滅したな。雪崩に叩き潰されて、
|:::::::::::ノ i´::└'ゞ==E､rt‐ヾj:::::i! 崖から落下激突して、莫大な雪に埋められて。
|::::ｌ!::::ヽ l::::::::::::::::::::::ゝ､ヽY::::::i! 一人たりとも生きてはいないだろ、常識的に考えて。
|ノ∧::::| .〉::::::::::::::::::::::::::｀ｰゝ::::｀:,--ュｧ
λ__/:::::Y､＼￣｀ヽ::::::::::::::::::::::::ノ |::|
l .K::::::::::l ＼＼__. ｀ｰ=＝7:::::〈 ノノ
ゝ| ::::::::::l.......::::::::::::::｀ｰ-イノヽ:::| i_/
| | ::::::::::l:::::::::::::::_ノ｀ー ヘ ヽ:::Y´
/＼l :::::::::l､__／´ |ヽ_:::::!
／＼ .}｀:::::::l´ ,!､ /ゝ'::::::!
,ｲ r´::::ゝﾍ ::::::::i/ /_.､ ｷ:::::::::::ﾍ
l／:::::::::::::∧ ::::::lr´ ﾉ:::＼ ｷ::::::::::::∧
i :::::/´::｀ヽハ :::::∨´::::::::::!. ∨:::::::::::ｷ
l Y:::::-ｧ:::lゝｷ::::::∨､ ::::::::ヽ､ .∨::::::::::ｷ
ヽ У::｀::::::| ｷ:::::::∨ﾔ :::::::::ヽ｀ヽ .ヽ::::::::::ｷ
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/ ／｀:/ l::::::::ヽ ヽ ::::::::::ヽ:::::Y:::ヽ::::::::',
/ ／|ヽ / i::::::::::ｷ .＼ ::::::`／:::::::ヽ::::::',
::::::!:::::!:::::i .:::::::/ .:::::::::_,,‐'':::::::::::／ /::::::::/!::::/ ::::::::::::::::!:::::::::
:::::i::::::i::::::i .::::/ _＿／::＿__:::／ /:::::::/ :::/ i::::::::::::::i:::::::::::
:::::i:::::::!:::::i ..::::!:::::／::￣,-‐' ￣ /::::::/`/:/, :::::::::::::i::::::::
::::::!:::::::!:::::i.:::::,. ',,-‐''"二二- ./:::／ .// `'ｰ-､ヽ::::::::i:::::::
:::::::!:::::::::::::／イ /=:::::::::::::i /／. ./,'_｀`丶､._ ヽ:::::i:::::
.!:::::i,::::::::::''::i:i ,,ゞﾋ冫o// i~"''‐- ､_ ｀ :::::
翠星石たちは掠り傷一つないですよ。 . i:::i' ' ,::::::::::::i(__,,.-'''￣､_｀, !Ｃ､ o i ` ､ !:::
あの２０人にも、恋人とか……家族とか…… i::冫 ヽ::'､::ヽ////// （｀,`'ｰ-､ /,_-'" /::::::
それを翠星石たちが、こんな簡単に…… i:.} ハ::､::;ヽ ､ ////// '､_, __, )／::::::::::
!:}. ' i.∧丶 , -'":::::::::::::
} i::.､ - ､ _,, -‐''::::::::::{ ⌒ヽ
. _ . } !::::＼ ￣／~`Y_ ｀＿＿
' ;;ヽ } ＼::::＼ , -'"''/ { ,, ／;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;' { ,'::::::::｀` ' '~~/ ' ~;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
- 360 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:09:29 ID:g84ZhEp.
-
┌────────────────┐
│ ／￣￣＼ │
│ ノし. u:_ノ｀ ,,＼. │ だから！ 今はそういうことを考えるな！
│ /⌒` （ ◯）（Ｏ): │ いいか、敵はほぼ確実に、
│ .:| j（ （__人__） │ こいつらの他にも部隊を派遣してる！
│ :| ＾ ､｀ ⌒´ﾉ: │
│ | u; ﾞ⌒}: │ 俺はこの崖の、崩れてない部分を選んで
│ ヽ ﾟ " }: │ よじ登る！ もう、引き上げるなんてヒマは
│ ヽ :j ノ: │ ないから、お前は回り道して来てくれ！
│ ／⌒ ヽ │
│ :: ／￣￣ヽ :: ＼ │ これ以上の殺し殺されを止める為に、だ！
│ :: （｢ ｀rﾉ :: ＼ │ わかったな！
│ :: ヽ ノ :: ＼ │
│ | | r ｢＼ ＼ │
└────────────────┘
, ｬ . j´ __,ｲ
,ィ´./,___／／＼. f＾
／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
（俺も翠星石も、今まで何人殺したんだ？ ￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
リジンで平和に暮らしてれば、殺人なんて | /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
絶対に……くそっ、もうたくさんだ！ 絶対に、 /!_/ ..::::::::l
終わらせる！ こんなことは！） ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
- 361 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:10:02 ID:g84ZhEp.
-
＼]＼ ／[／
＼]＼ |￣￣￣| |￣￣￣| ／[／
＼]＼ |＿＿＿| ＿_ |＿＿＿| ／[／
＼]＼ _| |_ ／[／
＼]＼ |￣￣￣￣| ｜ | |￣￣￣￣| ／[／
＼]＼ |＿＿＿＿| ｜ | |＿＿＿＿| ／[／
＼]＼ ／|￣￣￣|＼ ／[／
＼]＼＿＿＿ [／|￣￣￣|＼] ＿＿＿／[／
＼＿＿＿_ ヽ ／l | | l＼ / ＿＿＿／
ヽl| ﾄ｜ ｜ｲ |l/
＿＿＿＿ ＿ | |l｜ ｜ｌ| | ＿ ＿＿＿＿_
| ￣ ─- _ ┌‐┐ | ｌ| |ｌ｜ ┌‐┐ _ -─ ￣ |
| ￣T､ ／|￣￣|＼|_:l|┌‐┐|ｌ:_|／|￣￣|＼ ／|￣ |
＿＿| ｜＼ ||￣¬ | |＿＿|ｌ／|￣￣￣￣|＼l|＿＿| | l¨￣l| ／ | ＿|＿＿＿＿
￣￣ ｜ ￣¬─- ＿_ | |:l|￣ ｜|／| |ｌ |＿＿＿＿| l| |＼| | ||:| .|＿ -─ ￣ |
| T ７＼ |:l| ｜| | | ／| |:＼l| | | | || | ／¨｜ |
| | ＞' ----- | | | | | | | | -----｀< ｜ |
| | | | _-‐T￣￣￣￣￣￣￣￣T‐-_ l| |: ｜ |
| | |＼_ ＿-‐ ￣ l|＿＿＿＿＿＿＿＿_| ￣‐-＿ _／|: | ｜
＿|＿＿＿＿＿|_ |､ | _ -‐ ￣ | | ￣ ‐- ＿ | ＿|: |＿＿＿＿＿｜
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼| ￣ |￣ ｜ | T ￣ l|／￣ ￣￣￣
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- 362 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 22:10:20 ID:fEtsOrVU
- これでいい
抵抗云々より、生かしておいたらどうなるかを考えるのが戦争だ。
- 363 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:10:34 ID:g84ZhEp.
-
: : : : :/: : :| : : : : : : :/.:: | :| |: :|:: |: : : : : : : : : : : :l
: : : :/: : : :| : : l : : :/.:: │:| |: :|:: |: : :| : : : : : : : : l
: : /: : : : :| : : i : :/.:: ! :| |: :|:: |: : :| : : : : : : : : l
: / : : :/: :| :._⊥/-─‐ ! :l .|: :| ──- .. |:|: :l!: : :l : : : : : |
: : !: : : :|:,.イ´.: l/.:::::::::: /:/ |: :|:::::::::::::... ｀メ |: :|!: : :l : : : : : |
: |: : :.イ:/|: : :/-─＜ /:/ |: :| ＞─‐--､｀下y'| : : l: : : : : :|
: |: : : :|:.:_,.ｨ≠≦三ﾐ ／'" |: :l 彡三≧ｪx |/ ヽ: : :l : : : : :|! （機体のマーキングが見えた……
:│: : :l,ｲィ'::l|li|l|li|!:| | / |::l|il||i|li:ヾ;､ | : : :| : : : : i:! 見えてしまった……朝倉さんと、
: l : : 〃 {:::::l|l|l|l|l|::| j,′ |::l|l|l|l|l|::::}ヽゝ : : :l : : : :,ハ 蒼星石さんと……それから……
: l : : : l: .∨:!!|l|ll!!::| |:::!l!|l|l!!::/ /} : : /: : : :/ : :l それから……）
∨ l: : : :|: :',∨:::::::::::j_ {::::::::::::::/ // : :/| : : :/ :| : l
∨ : : : |!.:ハ＞=≦三三 三≧==＜. //: : /: | : :/ : :| : | （あんなに勇敢だった彼女たちが、
∨ : : ﾊ : :{三三三三 三:. 三三三三ムイ: : :| :/ : : :| : | あんな……あんな死に方を……）
: :|＼: {＼乂三三三 i!三三三三三三三/ :| : : :|/ : : : :| : |
: :| : :ヽ＼ ￣ ＿Ξ三三三三三,/| : |: : : : | : : : :| : | （中隊長たる私が、何もできずに安全圏から
: |: : : :|｀ |lヽ、 ´￣｀ 三三三三:,イ: :| : |: : : : | : : : :| : | 傍観してる目の前で……全滅……）
: |: : : :| : |l |: |li:..、 三三三三才il| :l : :| : |: : : : | : : : :| : |
く ／. : : : : :; : : : ; : : : :＼ ヽ、 ＼
／: : : :／／ : : :;ｲ: : : : : : :丶 ＼ ＼
. ,: : /: ::, '::;ｲ /: ／ /:::/ﾊ : : : : : ヽ { ＼
/: :/: ::/／／／ /: / !|: : : : : : :. ヽ ＼
{: /: : ,'´／／ ／ , ′ !| i: : : : : :} ┼ } ｊ _
ｊ/{: : :ｌ:/／ ￣ ／ ヽ､|ｌ ﾄ､ : : : ハ | 厂
八: : {/ ｘ‐‐ ､ ｣≧ｰｉ: ::,′{ レ{
〉. :ヽ/｛:::::ﾘ ´{::::::ｊヽｊ::/:} ｛十｛ :
ハヽ: {xx~´ . ー' ノｲ:/（ ｝ } : ｌ
言葉さん。その、お察しします、 . 从八 Xx //: : ）{Ⅹﾉl : ｌ
なんて言えないニダけど、もうすぐ / /{ヽ ＼ (__人__) ／/: : /ｆ′ ｊ ｌ :‖
やらない夫さんがカイオン軍と遭遇するニダ。 / /ハ Ｘヽ ＞ .. __ イ: メ､: ｛{ ｊ×ﾉ l : l !
気をしっかりもって、戦闘の指示をお願いニダ。 / // ハ ／ ,ｨ个ｘ､ ＼｝ｊ ｛: l : l :!
. / //ノ ／ 〃 ∧ ＼ ヽ＋} ｌ : l :ｌ
- 364 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:11:29 ID:g84ZhEp.
-
|/.:.:.:/.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:／.:.:.:.::／.:.:.:.:.: /<ヽ.:.:i.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
.|i.:.:.:/.:.:.:.:/.::.:.:.:.:.:/.:.:.:.:／.:.:.:／;;//iﾍvwｖ| :|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
|.:.://.:.::.::/.::.:.:.:.:/.:.:.:／:.:.:／;;／/// .|.:|.:.:.:i.:.:.:.:i.:.:.:|
|:.:| |.:.:.::.:i.:.:.:.:.:::i.:.:.://.:::..／;;;／.// |:.:|i.:..:i.:.:.:.:i.:.:.:|
|:.| .|.:.:.::.:i.:.:.:.:.:i.:.:/ｰ;;／ソ／ // -＝=､_.|:.| |.:.::i.:.:.::i.:.:::|
.|:| .|.:.:.:.::i.:.:.::.:i.:.:ﾑ;ｒ-y,ﾈ' // -_､,,,,__ .|:;ﾍ|.:..:i.:.:.:i.::..:|
ii |i :i.:.::i.:.:.:.:|ﾔｹiﾃうﾄ` ,/'´ '´,ｹﾈﾃﾞﾇ;., |.:.:i.:.:/|.::.::|i あ、大丈夫、大丈夫ですよ、私は。
.` |iﾄ,.:i..:i.:i.:..:|{_|;:::::`}:| ／ |{::::::f;;ｲｿ:.i.:.ｲ./.:.:.::|i
|i|i.:.::ﾄ,.:iヾ;;:| ｬ:::::,ソ .ｾ_:::::ソ/.:.:/.|/.:.:.:.:|.i （ということは、誠君は別の隊の指揮を
.|i|i.:.:.:;iヾ;ヽトヽ￣ , .~￣ /イi.:.:|i.:.::.:.:.| .ｉ しているはず。こんな重大な作戦なら、
.|i |:i.:.:.:.:i..:`,ﾐ:ト､ ＿＿ Ｕ ' /V::./.:.:.:.:.:|| i きっと自ら前線に出てくる）
|i .|.:i.:.:.:.:i.:.:.:.:トト`: .､. ヽ __丿 , ｒ'´.:::|.:.:/.:.:..:.::|| i
|i |:.:i.:.:.::.:.:i.:.:.::i.:|;:;:;:;::`i ､ __ , . ｒ'´;:;:i:;:;;:/:/.:.:.:.::.:.:|.:| ii
. |i |;:;:;i:;;:;:;:;:;:i;:;:;:i:;|_,／ i :ト､;;;;i;;;//;:;:;:;:;:;:;:|;:;::| .ii
.|i .|;:;:;:ﾄ;:;:;:;:;:;:;:i;:;::i:| ＼/';: /;:;:;:;:;:;:i;:;:::| .ii
|i .|;:;:;:小;:;:;:;:;:;:;::i;:;::|＿,,...,,_ ._,,,＿＿:/;::/;:;:;:;:;: /:|;:;:;::| .ii
ﾉ'´ |:ﾊ;:;:;:;:;:;:;:;:i :|`ヽ, , ｒ'´/;:/;:;:;:;:;;:/;:/＼;::| ii
.|':.:./ |.:.:.:.:i.:.:.:.:.:i.:.:.:.::/.:.:/:.／ .／／ /:/ |:.:| .|.:.:.:i.:.:.:.:i.:.:i.:.:.
.|:.:.| .|.:.:.:.:i.:.::.:.::i.:.:.:.:/.:.:/'´ ／'´ /:./,___＿_ |.:| .|.:.:.:i.::.:.:i.:.:i.:.::
.|:.:.| |.:.:.:.::i.:.:.:.:.:i.:.::.:ｲ_:/_,,=ﾒ＝ // ￣~＾~￣~＾|:/`^'''|.::.:i.:..::i.:.:i.:.:.
.|:.:.| .|.:.:.::.:i.::.:.:.:.i.:.:.:.|.::| __,'＿_,, ／'´ -ｒーﾆニ=|/ﾑ‐ |.:.:i.:..:.:i.:.:i.:.:
.`;:.| |.:.:.::.:i.:.:.::.::ﾄ,.::ﾄ,:ﾚ=＝テ=< ´ ｒｹＹｹ::;:::ｹﾏｧ,.|.:.:i.:.::i.:i.:/.::
（やらない夫さんが、私の時と同じように `;:| |..:i.:.::i.:.:.:.:i`i:.|.yｹ{:::::::`‐'}" : {;;;,:::::::`;ｲﾘ}|:./:.:/:i/.:.:.::
ソウル・ドレインを使ってくれれば、 ` `:.:i:.:.:ﾄ,:.:.:|:.ﾄ;､.i `ﾕ;;;;;;;:| ｒく:::::_:::::ｿ //:／.:.::.:.i.:.:
誠君はここに来る。でも、 .`'i:.:.:.ト､`:.| ＼:_.{::::;=:ｿ .''"=ニ'ﾀ"/ｒ'´|.:.:.:.:.:i.:.:.:.
格闘や銃撃で殺してしまったらそれまで) ト､:.i:.:`､丶, .´" : / /|.:.:.:.:i.:.:.:.::
.|:.::.ﾄ,､:,:.'`,'- ｨ:::: ./:.|.:.:.::i.:.:.:.:;
- 365 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:12:02 ID:g84ZhEp.
-
/ / ,､ |､|"ﾞ｀､ ｀､
l / / | .|.ｌ| l .::::::::::l
| | l /_,. | .| |ト､ | , .:::::::::|
| | l/l/'´ // / ｀メﾉl /l .:::::::|
､ヽ ,ｨﾁ斤､′ 磷ミュ' !.:::l:::| （資料室で見た、「第一管理者の意識へのダイブ」
| ＼ {ｂ::::::ﾘ P::::::リ / .:::|:::ﾄ､ をやるしかない。それで、やらない夫さんに直接
ﾄ､ ｀トﾞ-‐' , ｀‐-'／l.:: |:::| ヽ 伝えて、ソウル・ドレインを使ってもらう）
|::| ﾍ /:::|.::. |::::| ｀､
|:::| ::::「｀ ､ ´｀ イ ｀|.:::. |:::::| ＼ (私の仇討ちとして、全力で戦う誠君の機体に
|;:ｲ ::::| l ` ー ' ´ ! |.:: ﾄ､:::| 抱きつくなんて、至難中の至難だけれど。
／';:::| :::|. |‐- ､ , -‐/ !.::. ｜:::ヽ、 でも、何としてでもやってもらうしかない)
/::::::::';::| :::| ヽ / |.:: |:::::;'::::::ヽ
l::::::::::::';:| :::| __＼／__ |.:::. |::::;'::::::::::::l
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
／:::::::::::::}｀ヽ|ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
/::::::::::::::::::::ｌｰwiv｝:::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::∧
/::::::::::::::::::::::::ｌ ｌ::::|i:::::::::::::::::::::;:::::::::::::::::∧
/:/:::::::ｌ::::::ﾊ::::::ｌ ｌ:::ｌ !:i|:::::::::::::::::}::::::::::::::::::::}
i!/{::::::::ｌ:::/ }:i|::ｌ ー-ｌ:::l_j::| ∨::::::::::::!:::::::::::::::::::ｌ
｛{ .ｉ::::::::ｌ/、 !:ｉ|::l ｊ:/_ !:| ゛∨::::::::::|:::::::::::::::::::!
':, ∨:::::ｌ! .ｿ/ !:ｌ ´忙示抃 }:::::i::::彳ヽ::::::::::::i
（ごめんなさい、金糸雀さん南鮮石さん。 ヽ.∨:::i:!伝. ｌ/ つ_ｒ } |:::::i::::::ｌヽ }:::::::::::|
私は、自分でも信じられないぐらい、 ﾍ从i,ﾉ/ ゞ-‐' !:::/::::::ｌ7./::::::::::::|
「女」だったようです。今私の中には、 < !/:::::::::ｌ'´:::::::::::::::|
エデンよりもカイオンよりも……） lヽ _ /::::::::::::!:::::::::::::::::::l
|::::｀ 、｀ /::::::::::::::l:::::::::i:::::::::::!
|::::::::::｀ ｰ....ヽ´/::::::::::::::::ｌ:::::::::i::::::::::::!
|::::::::::::::::::ｉ|::::'/::::::::::::::::∧:::::/::::::::::::::!、
- 366 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:12:50 ID:g84ZhEp.
-
荷電粒子砲設置ポイントの東 Ａ地点
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾄ、:::::l
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::! ';:::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::／ヘ|::::::::::::::::::::::::::! ';:::l
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ |:::::／／IIj:|:::::::::::::::::ﾄ::::/ !:!
::::::::::{:/:::::::::/::::::/ !::/ ヽ |;iｊ |::::/ﾚ:::::/ |/ ﾘ
:::::::::::i:::::::::/ |:::/ i/ ヽ7 |:∧ |:/ ′
:::::::::::::::::::/ |/ ﾞ ヽｿ 粒子砲が設置されて、試験起動も終わったようだが……
:::::::::::::::::∧ Ｕ ＼ Ｂルート隊、遅すぎる！ 何か不測の事態があったとしか
:::::::∧:::/ ｀ｰ ／ 思えん！ こうなったら俺たちだけでいくか？
:::::/ ∨ し ( ￣ 7 / 兵力差は充分にある、負けることはない！
／ﾍ ￣ , '
＼ ＼ ＿ /
＼ ＼ / ｀ ー - ′
＼ ＼__ /
￣＼ ＼
| l | ﾄ､ ヽ ＼ ヽ ＼ //､ |､ヽ l ＼ヽ!＼ ヽ ＼ l
| | | l ヽ ＼ ＼ ＼､ /ｲﾄ.ﾉ l ノ ｀ヽ, !ヽ＼ ', ﾊ
! l l ! ＼ ＼ ヽ｀､ ＼ ｀-‐'´ ＼ ! ヽ V/ｌ
敵は最精鋭部隊とはいえ、それはこちらも同じ。 | !l ﾊ. | ＼ ､＼ ＼｀ヽ､_＼ し ヽ ヽ |
また、敵には庇うべきものまである。単純に ! | l |､ lﾊ l＼ ヽ｀ヽ.＼ ｀` Ｕ l､ﾊｌ l
戦うだけなら、確実に勝てるでしょう。でも、敵が !| ヽヽﾍ ヽ＼ヽ ＼ ＼|｀ヽゝ / l |ヽ
乱戦の中で粒子砲を撃ってしまったら…… ヽ ＼.l＼ l ヽ| lヽ| ,. '´ u / /' l ! !
｀ ヽ' ｀ゝ | ｀ー-､ '´ ｲ／,ﾍ. !| | |
- 367 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:13:26 ID:g84ZhEp.
-
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼
／ (●） （●）＼ それをさせるヒマを与えず、一気にキメるには
| Ｕ （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） | 心もとないものがあるな。阿部と、あの青いＶＧも
＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／ 揃ってるとなると。姿は見えないが、どこかにいるはず。
___,冖､__
／ |__| ＼
/ ｌ
i＿＿＿＿＿ニi
大隊長、敵です！ 西側から一機、 .|ｌ_-‐‐i i‐‐-､_ｌ||
とんでもない速さで走ってきています！ | ｌ ｌ |
……確認しました！ 青いＶＧです！ |ﾍ ／"ﾞ＼／ |
/ ￣ﾍ
,-----､_,-､ ｌ （０） 只 （０）ソ ,----､
/ ｌ |＼｀''''´ ／￣ﾞiﾍｌ ﾍ
/ ﾉ | ｀''''''''''‐‐' ´ | ﾍ ﾍ
- 368 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:14:01 ID:g84ZhEp.
-
. ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ﾄ､:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽＶ: |.: : : | V
＜ : ｣_: : / 〈 {} |/ ﾚ {} }|:./ヽ: : | 何っ？！ するとＢルート隊は、
＜:: |. 小{ _,,.. - ､-.,_ ﾚ{: :.|ヽ:| 奴にやられたということか？
厶ﾍ ﾊ ､ {ﾊ/ V なぜ奴だけが別行動を？！
＼_! Ｕ ＿ ' !
ヽ ／ ｀t ／
___,ｒ| ＼ { / ／
／:/::::| ＼ ヽ ｀_⌒ ィ ´
／::::::/::::::| ＼ ´ ∧＞､
／:::::::::::/::::::::| ＼ / !＼::`ｰ- ､
::::::::::::::/:::::::::∧ /二＼ |::::::ヽ::::::::::::＼
::::::::::::/::::::::::::::∧ヽ /: : : : :}ヽ!::::::::::〉:::::::::::::::
| / ,, イ´ ｀ ''ｰt､￣}
| ／´-− ─ - _ 川＼廴 _
| ／〃 ｀ー- ､ ｀ｰ- ､ハヾ＼ }
＼ .V/ ー- _ ｀ヽ､ ｀ー- ､ゞ､
ー'' ヽ､ ＼ ＼￣ ー-､
i ＼ ､ _＿ ／ ヽ､＼:.. ＼ ＼ _ ｀ヽ､
ｲ ﾊ ヽ ＼＿＼ ﾒ ＞､_ _ ヾ V＼ .＼ ､ ヽ､ ＼
i i/ﾊ ＼ ＼ /ｨ示､￣ｱヽ､＼Y::＼ ヽ ＼ ＼ .＼
| !K ヽ ヽ､＿＞// {ﾍrjヽ,ｲ ＼ハ::/＼ﾄ､ ヽ ﾄ､
| !ヽ ＼＼ ノパｲ辷ン” ｀ｰ'. | ハ ＼ ヽ. |__＼
ヽ ＼＼ ＼ゝ " ￣ Ｕ rイ//人 ヽ ﾄ.|:::::::
i ＼ ＼＞＿,￣` u し |} ヾ/::::::ヽ ', .i::＼::
ﾊ ,, メ/伝ろﾐ, , - ､ :|i ＼::::::::', ヽ j＝ー
. ヽ ´ヽ Vハシ=》 i} ／／ ／＼ ｕ i ＼ヾ｝ ﾊ!::::::::::
っ！ 大隊長！ 粒子砲の警護部隊が、 ＼ ＼＞≠“ .く／ / ヽ , ＞イV＼＞:::::
突然武器を構えました！ 青いＶＧからの ﾄ､ ｛ ＼ ､ ＿≧ ＼ { ／ ./ ,,ィ''´ _ ヽ::::::::>イ
無線が届いたに違いありません！ 乂＼ ｀ー ＼ ー- ' _, /／ ／::::::ヽン／
＿/ .＼ ト､_ ノ ／:::::::::／／
| i ` i jﾊ <￣ ￣￣￣￣ 7 ,_ く:::::::::::/ /
| ﾊ l ﾄ､＼ ＼ r＝V/ ｲ ＼＼:::: V/ ／／
V ハ ', l ヽ＞､＼ ／ ￣￣￣￣￣／￣／￣＼／／／
- 369 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 22:14:24 ID:fEtsOrVU
- 来た！
- 370 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:14:34 ID:g84ZhEp.
-
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
／ ＼ 俺たちの存在を知られたってことか。
／ ;;;（◯）::::::（◯）;;; ＼ これで、不意討ちも挟み撃ちも
| （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） | できなくなったわけだ。いや、こうなったら
＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／ もう、今にも粒子砲を撃たれるかも……！
￣ヽ､
_ ,-─ ､,〉ゝ−-::... 、
,..::´:::::ヽ:::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::`＼_
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ
, ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::.／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
,/:::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ｌ
l::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ
|/|:::::::::::::/::::::::::::::::: ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ
|::::::::::::::::::::::::_:::/ ｌ:::::::::::::::::::|＼:::::::::::::::::::::::::::ｌ:::::::::|
|:::::::::::::::::::::::::/≧､ ｌ::::::::::::::::::| ＼斗::::::::::::::::ｌ:::::::::ｌ
|:::::::::|:::::::::/l::/ｲ⌒ﾞ`ﾒ::::::|＼::ｌィ千代`:::::|:::::::::ｌ:::::l〉ﾘ
|::::::::/|:: / ﾘ弋､ _ﾉｌ ヽ| ヽﾚ; __ｿ ｌ j|人:::::::ｌ:::::|
. |::::/ |:::fzlｌ ＾ー‐'´ ＾ ‐-'´ jｌノ:::::l::l::て
その通りだ。 |/ ヽ.:::|ﾍ /ィ<"j ﾒ_／
もう迷う余地はない。 ゝ;八 ; /ｲ
投光器担当以外、 x > ､ ｰ ｰ ｲゝ:::｀＞-､
全員行くぞ！ 〆::::;//ﾊ` 、 <´/ ｌ）:::}:::::::::::::::` ､
／/:::::// ＼ ｀‘´ / /::::7::::::::::::::::::::ﾊ::l
ﾉ::::/::::::《〈 ヽ／ﾍヽ ／ /::::/::::::::::::::::::::::/::::l
- 371 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 22:14:48 ID:ZUwFHa5k
- 言葉さんに嫌なフラグが
- 372 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:15:24 ID:g84ZhEp.
-
少し時間を戻して 荷電粒子砲設置ポイント
ヽ_＼. ＼ У / ,．-┴-、 ヽ
｀＼Ｙ´＼./ / .／¨｀ﾞヽ ｀ー､ ヽ
（｀ヽ､. ＼（¨ヽｰ-〈 / o ＼ ヽ ｒ-il
｀ﾞヽ､ﾞヽ､_/_｀´ ヽ-{ o o i ! | l
｀ヾﾄ-' } ヽ. o o ＿__!_ .} | i ┌────────────────┐
/ｉ_ ＼＿＿/ } ／ ￣｀ヽ ヽ.i │ /;;;;､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､ .│
､ 〉-! ├＜_ ＼/ .│ ,!;;;!ﾞ`''〜^〜ｧrr-'ﾞ`'´''ﾗﾍ;;;! ......│
/｀ﾞヽ. ./ ! .＿＿ ｀ｰ-､｀ヽ-:､ ノ｀ │ |;;;| ﾉﾘ ﾐ;;;| ..│
/ .i / .| {ﾟ ﾟ} ヾ//7/ ｀ﾞー--ｺ │ _ゞ;! r─-- ､ ,rｪ--- ､ﾐ;ﾘ .│
./ ∨＿＿}-三三＿ ゝヾ､ / . │ !ﾍl;|. ぐ世!ﾞ｀｀ ,ｨ '"世ﾝ ｢ヽ .│
.} ｀ー――ｒ‐ｒ―‐' ヽ. ／ . │ !(,ﾍ! ￣'" |:::.` ￣ ,ﾄﾞﾘ ..│
:､ l ', ', ,ｲ ／ . │ ヽﾞ､! !; ,ﾚｿ ...│
＼. | }-ヾ-ﾍ_ヽ_／! .. │ `| ^'='^ ﾑ'′ .│
＼ ｒ‐､ il! ヾ 〉､ヽ ! └────────────────┘
組み立ても設置も完了、試験起動も無事終了。
後は作戦開始時刻を待つばかりか。
楽なものだな。結局、戦闘もなかったし。
,､ ／i
┌────────────────────┐ ,. ――ｙ'/_/〉 .／ } ,
│l ｌ / / ,ｲ ! i ! l ヽ ',｀ .│ ,'__ ｆ .r―'--､∨7 ,' ,/
│l ｌ ,/ 〃 ,/ /│ l j l│ ! l .│ {___レ‐-､∵．>､ 〈 ／
││ | /_／/ ／/ / ,' ∧ / | / j ｌ│ │ ヽ＿__ノ-､〃 ヽ_／ ／
│ｧ| |尢/‐=乞t/ ／ /∠ﾆ｢厂! / ,/ / ﾘ ...│ ｒ{´ !ﾞY´ゝ"´ﾉ .／／
│´ｌ !|<f{矛:下 ' ｲ孑代ﾌ.ｊ/. / / ...│ __!_ゝ. .ノk'.-ｧ‐ﾞｰ'ｧ／／__./
│Vﾊ | r';;z j r';;zﾘ /}, '/／ .....│ ＿∠二ﾕ∠Eｭヾ／ ∠_,.-｀￣ //
│ヽ ', | ￣ , ￣ ﾁ' / .│ ＿____ .イ-ｒ:､三三三ﾆ＼￣￣У´ / ./ {
└────────────────────┘ ｒ―― 7 l_/ ヽ/::ゞｚｼ 三三三三三三ﾞ!´￣￣i ! { ',
そう、そんなに楽な任務だというのに、 _/＿＿_/,. -‐７{三三三三三三三三三::l i´￣!.! !、 ＼
翠星石はよりによってその最中に ! ,.-'" ／-{三ﾆ-"´￣｀ヾ三三三三| .l＿_.| !_.l｡',
脱走した。どうして？ У/ ./l |X|/´ [l ヾ三三三!ニ!∨ l三:! ゝ
/{ { { l┴:i! ヾ三三:!ニ!/ﾞ-|三ｌ ｡
,' ! ! ! !><l! 〉､三!ﾆｒ'￣ﾍ三＼ ｡
′ﾟﾍ ｰﾟ―‐ﾟ' !--ﾊ / ';三ヽ｀三三三ﾆ:＼
.{ /}ー-----ﾍ !二、 / ／ゞ三:＼三三三:／
- 373 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:16:00 ID:g84ZhEp.
-
/, | /:: , l:: i::. }::ヽヽ::.ヽ ＼
.// .:! :| : /:::/:/::/i: /: !: }i:',ヽ:|
i,i .::| :|: :: !,/_ﾑ/_ l:/::: l:: !l::! i::!
. ! l .: : .::::| :i:.:: ﾚ',ｿ,＿/｀!::/i:/ i:! |
. !.:! ::. : .:.::/´', !::: | ! ヾ.i´:i｀ !/ / !
i:l', :::::. :. ::. ::〈 ､'_ﾞil::::. |.| j_ｿ ﾞ､_ 高和が言っていたこと、私も同意する。
ヽヽ､:::::::::. :::.::::＼ニ',::. ii::! ﾉ 翠星石がこんなに思慮のない子だとは
ヾ､i::::l::::l::::',:| ',::. !',! ｨ´ 思えない。なのに、なぜ？
i|ヾ:!:::i::::/ヽ ヽ. l 丶. /
ﾉ /ii/lノ ヽ:r‐y┬ '
イ'"｀'‐- ､ / ヽl/ '
/ ＼__{ヽ､
／_,, -‐‐‐-- ,,_ ＼_,ヽ‐､
_,,.､､､､､.,,_
／.:::::::::::::::::::..｀ヽ､
/ .:::::::::::::::::::::::::::::::. '､
| :::::::::::::::::::::::::::::::::,ﾍ{ﾂ
原因はやはり、婚約者のことだろう。 | ::::::::::::::::::::::::,ｨｩ ﾉ j
……愛は狂気、だからな。 |::::::::::::::::::::::（ |.! ;{
.|::::::::::::::::::rﾘ`l,〉 j}ﾞ
}:::::::::::::::ﾉﾞ l /.
,xｧ''ｰ'ﾞ'` '､ /
/ ｰ｀¨`''''ー-- ､｣ﾞ'′＿
''^ｰｧ ､＿＿＿＿_ ￣ ／
`>'､, '''"´￣￣_二ヽ､
/ ／ ヽ
,' , / ﾞ､
l / __ !
l, l く,_ ､ |
- 374 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:16:56 ID:g84ZhEp.
-
__＿＿___
. .::´:::::::::::::::::::::::::::::｀:. .
／.:.::;ｖ‐-=,;::::::::::::::::::::::::::::｀:..、
{ｲ::{/ } ｀ト､:::::::::::::::::::::::::::＼
Xゝ /.::::::::::::::::::::::::::::::::i
俺だって、ビャクヤで平和に暮らしてた頃は、 ﾉ 仁ニﾆ=､ /.:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
自分が戦場で名を轟かせるなんて ／ ｰｆュ_, ｀ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::l
想像もしなかったさ。愛は人を狂わせ、 ／ ノ.::; - ､::::::::::::::::::::;
本人の想像を超えることもさせるんだよ。 ヽ､ |:::;/ /＾ 〉::::::::::::::::,′
＿＿＿ｊ'_ Ｎ{ ノ/::::::::::::::::/
ノi ''―――r=､ ､__ ..イ::::::::::::::::/
（ .::ｉ 〉 ﾉ´ ヽ:::::::::::/
) .:::. / ／ }ﾍﾙ{
（ .:.::ｊ(O) ､＿＿__ . . : / .ｨ二}
＼∠二二{ { / ／ 人
/| ｜ ／ ヽ . ´ ＼
￣￣｀ヽ | く ＞ ´ -‐=二三＼
￣｀ヽ { ├-, > ／ ／ ｀ヽ ∧
￣｀ヽ }'― ' / {／ ／ -┼…=ミ ハ
,. :-:.' ｰ ' ¨ :.ゝ.､
,.:´: : : : : : : : : : : : : ヽ.
,.': : : : : : : : : : : ',: : : : : : ヽ､
,':.:;':.:.:;'.:.:.;'.:./.:;'.:.:|i:';:.:.:.:.:.:.::`､｀ゝ
,':.:.i:.:.:.i:.:/i:.:/i:.:ﾊ:.:l:i:.:.i:.:i:.:.:.';.:.:',
/ｲﾊ:!:.:.:l:/ i/ ﾉノ ﾉリﾘハﾘ:!:i:.:.!:.l （例の、いい男な恋人のことを言っている）
i/!:.:!:.:.;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;l:.!:ﾊ!
∨|:.:.! ﾉ/i/ﾉ （自分を狂わせるほど、その男を愛していると）
ﾍ!:| ﾉ!/′
ヾ!＞ｰ- -- ＜ｲﾘ （……うぅ）
（ﾍ:::::＼i＝/／:::::/)
｛;;＼::::::!n/:::::／;/
ト､;;＼;;ii;;／;;;/′
/;;;;ゝ;;;;∨;;;;;;;入
（;;;;;(⌒)∨(⌒);;;;）
｀´￣｀￣￣´￣´
- 375 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:17:25 ID:g84ZhEp.
-
＿__ ＿
-‐''"´￣ ｀ ｀''ヽ=､
,.‐''"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
r（:::::::::::::::::,、_ｨ::::::::::::::::::::::::::::::::::
ゞ, ｒｒ〜ヅ ﾐ:::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾌﾊ ﾐ::::::::::::::::::::::::::::::
.. l __,,. -─¬,〈::::::::::::::::::::::::::::::
翠星石には、ちょいと 〉ﾞﾞ`'''Tjフ￣ ヽ::::::,ｨ ,､ヽ:::::::
特殊な事情もあるしな。 .. / ,.‐'" }:::/ /ヽ ﾊ:::::::
もしかしたらあいつ…… /.. "´ ２ﾉ/ l:::::
.. ヽ.ﾆ,｀ __／ :l::::
＜特殊な事情？ . . 'ｰr_‐; .ｨ l:::
〈.. /:{ ヽ
あ、いや、何でもない。 ｀} ／:: ! i
忘れてくれ。 丶、,､. イ:::::: !
(ヽ三/) ））
＿＿ ( i)))
／⌒ ⌒＼ ＼
／（ ●） （●）＼ ） 小隊長、副隊長、みんな！ 今、エヴァからの
.／:::::: ⌒（__人__）⌒::::＼ 無線が届きましたお！ ってことは翠星石が
| (⌒)|r┬-| | 間に合ったんだお！ すぐ、みんなに繋ぎますお！
,┌､-､!.~〈`ー´/ ＿/
| | | | __ヽ、 /
ﾚレ'､ﾉ‐´ ￣〉 |
｀ｰ---‐一'￣
- 376 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 22:18:15 ID:fEtsOrVU
- 長門も報われねぇな
- 377 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:19:35 ID:g84ZhEp.
-
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ,ﾘ|} |. }
. {. | ′ | }
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ<
!∩|.}. '"旬ﾞ` ./''旬 ` f＾| エヴァ、翠星石の様子は……
ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣ |l.|
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ
. }.iｰi ^ r' ,'
!| ヽ. ｰ=＝=- /
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
《翠星石はいるが、それどころじゃない！》
《この作戦はカイオンにバレてる！》
人
／￣￣＼ て
／ 「 ＼ （
| （ ○）（○） な、何だと？！
. | U ｜│ 全員、直ちに警戒体勢！ 武器を構えろ！
| ___´__| それでエヴァ、敵の数と位置は？
. | u ´ー‐‐}
. ヽ u }
ヽ ノ
/ く ＼
| ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､
《こっちで一部隊潰したが、おそらく他にもいるはずだ！》
《もしかしたらもう、その近くに……》
┏┓┃┃┏┓┃┃┏┓┃┃┏┓┃┃┏┓┃┃┏┓┃┃
┃┗┓ ┃┗┓ ┃┗┓ ┃┗┓ ┃┗┓ ┃┗┓ ┏┓ ┏┓ ┏┓
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- 378 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:19:58 ID:g84ZhEp.
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／⌒ΘΘ
／⌒ΘΘ ［［区|ヽゞ￣％区l
［［区|ヽゞ￣％区l ［:］==斤缶昨互}＝・
［:］==斤缶昨互}＝・ ／⌒ΘΘ ｀（三二{ヨレ弋w ／⌒ΘΘ
｀（三二{ヨレ弋w ［［区|ヽゞ￣％区l / ゝソ ＼ ［［区|ヽゞ￣％区l
/ ゝソ ＼ ［:］==斤缶昨互}＝・ ［区ﾚﾞ ヽ［区| ［:］==斤缶昨互}＝・
［区ﾚﾞ ヽ［区| ｀（三二{ヨレ弋w )；〆 (;__ゝ ｀（三二{ヨレ弋w
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<三ゝ Ｌ=二> ［区ﾚﾞ ヽ［区| ［区ﾚﾞ ヽ［区|
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- 379 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:20:26 ID:g84ZhEp.
-
┌─────────────────────┐ _ . ─-
│ | || |l |l || || ‖ |ｌ |l |l |l || ‖ | |《 ..│ r､∠ -｢ｃT ￣ ｀ヽ
│ | || |l 廾=|-」､|∧|| ヾ､|! |l_」斗 'i|´|| ｌ| | 》 ..│ ゞ' l ＿_, -‐ T￣/--､rヘ、
│ Vﾊ |l || z＝≠≧､ ヽ／,z≦示z､|| ｌ| |《 .│ ヽ ￣ヽ r-､ /／ ＞‐'¨￣∧
│ |ヾl|ﾄ|| 《 |L:::ｊ::|l`` ´´|L:::ｊ:::ｌ| 〃| ｌ| |/ ...│ ＞ﾄ-辷^ｰ＜／ >､_/ / ,
│ |l lトハ lL辷」! ｌ!L辷ｊ」 || ｌ| | ..│ └!_ >┘_r‐'´ヽ-' /r'_ -‐ニﾍ 〉
│ |l |lハ l|| ｌ|/ ..│ ∨{｀７ 〈ﾍ ‐- /＿ヽ ∧
│ |l |lﾄハ {{ /z|| ｌ| . │ /^| V ヽ＼ / ＿ ＞く ヽ
└─────────────────────┘ / /1 | ￣｀ く ヽ ヽ /厂l
第一小隊は私に続いて！ 第二小隊は / / | ｉ ｜ ＼ ＿,ヽ/ , |
右側から！ 第三、第四小隊は / / ∧ ; _ ⊥ 、 /rゝ‐'／ ｜
キル夫と共に背面に廻って下さい！
, ,- ──- ､
,r´ ヽ､ 〉-,-､ ┌──────────────────┐
｀､ / /o'i ﾏ丿 │ . │
ヽ｀ ｰl ､_ ｀ｰ´ / .│ . ＿＿＿_ │
／｀ヽ､_ｌ ,ﾆ､ｰ─----'" │ ／ ＼ .│
／ 弋 / ＼`ﾟ´`ｰ─_'_´､ ＿＿＿＿ .│ ／ ＼ │
/ ＞‐- ､`ｰ'´￣ ヽ ＼ｌｰ -､_,-' ｌ │ ／ (●） （●） ＼ .│
￣`lｰ‐- ､ ｌ ／､ ￣ `ｰ-─ '´ ﾊ＿＿＿__ｌ └──────────────────┘
ｌ 'ｰ､ ￣,`lｰ ､ｌ | ｀ヽ､` ｰ -､ _ノ',ヽ､ _, -`l 予定より大幅に減っちまったから、一点突破は
ｌ ,- ‐ '＜ ｌ ｀l |､ ｀ｰ､ ￣,二二､. ', ｌ´ ＼＼ やめだ！ 多数の利を活かし、敵の防衛ラインを
分散させて薄くさせる！
- 380 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:21:44 ID:g84ZhEp.
-
￣ヽ､
_ ,-─ ､,〉ゝ−-::... 、
,..::´:::::ヽ:::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::`＼_
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ
, ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::.／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
,/:::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ｌ
l::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ
|/|:::::::::::::/::::::::::::::::: ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ
|::::::::::::::::::::::::_:::/ ｌ:::::::::::::::::::|＼:::::::::::::::::::::::::::ｌ:::::::::|
|:::::::::::::::::::::::::/≧､ ｌ::::::::::::::::::| ＼斗::::::::::::::::ｌ:::::::::ｌ 今度こそ、俺たちが勝つぞ阿部。
|:::::::::|:::::::::/l::/ｲ⌒ﾞ`ﾒ::::::|＼::ｌィ千代`:::::|:::::::::ｌ:::::l〉ﾘ この作戦で七都市連合軍本軍に
|::::::::/|:: / ﾘ弋､ _ﾉｌ ヽ| ヽﾚ; __ｿ ｌ j|人:::::::ｌ:::::| 致命傷を与え、青いＶＧも斬る！
|::::/ |:::fzlｌ ＾ー‐'´ ＾ ‐-'´ jｌノ:::::l::l::て
|/ ヽ.:::|ﾍ /ィ<"j ﾒ_／
ゝ;八 ; /ｲ
x > ､ ｰ ｰ ｲゝ:::｀＞-､
〆::::;//ﾊ` 、 <´/ ｌ）:::}:::::::::::::::` ､
／/:::::// ＼ ｀‘´ / /::::7::::::::::::::::::::ﾊ::l
ﾉ::::/::::::《〈 ヽ／ﾍヽ ／ /::::/::::::::::::::::::::::/::::l
できない夫、そっちに廻れ！＞
有希は向こう側だ！＞
高良さん、予定より早いがすぐに撃て！＞
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾄ、:::::l
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｰ-､ _:::::::::::::::::::::::::::::::::! ';:::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::／ヘ|::::::::::::::::::::::::::! ';:::l
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ |:::::／／IIj:|:::::::::::::::::ﾄ::::/ !:!
::::::::::{:/:::::::::/::::::/ !::/ ヽ |;iｊ |::::/ﾚ:::::/ |/ ﾘ
:::::::::::i:::::::::/ |:::/ i/ ヽ7 |:∧ |:/ ′
:::::::::::::::::::/ |/ ﾞ ヽｿ ふん。この数が密集してると無線は使えないから、外部
:::::::::::::::::∧ ＼ スピーカーで会話することになる。おかげで、奴らの混乱が
:::::::∧:::/ ｀ｰ ／ よくわかるぜ。まぁムリもない、荷電粒子砲ほどの兵器だ。
:::::/ ∨ `ｰ=ニﾌ / 慌てて撃ちたくても、そうすぐにズドン！ とはいかない。
／ﾍ , '
＼ ＼ ＿ /
＼ ＼ / ｀ ー - ′
＼ ＼__ /
￣＼ ＼
- 381 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:22:12 ID:g84ZhEp.
-
∧ ∧
.| |.| ,-――-、 |.||
.| |.| . / | | | ヽ__ |.|.|
.| | | ,r'''￣| | | | ﾍ ヽ､ | | |
.| | | / | | ＼ | ／ | ﾍﾍ .| .| |
.| | .| / ﾍ ﾍ .| ./ ./ ﾍ .| .|
.| | .| / ﾍ ヘ | / ./ ﾍ| |
┌──────────────────────┐ .| | .ﾍ'――――ﾍﾍ. ,rﾍ|,/､ //―――-|
│ ,'::::::::::::/::::::::::::: /::::::::::／::::::::::::|:::::::::::::i:::::::::i::::l │ .| ＜＿＿＿＿＿ﾍﾍ.( ) //＿＿＿＿_|
│ l:::::::::::/:::i::＿:: /:::::::／|::::::::|::::::::|:::::::::::::l:::::::::l::::l │ ,'`i_,ﾍﾍ､＿＿＿＿＿.ゝ､ ノ＿＿＿＿＿＿_|
│ i:::::::::/:::/::::::/＞､/ i:::::::::l:::::∠⌒:::::::::|!:::::::|'ﾘ ....│ .| |r' r彡 r―――.､ ､ / r――― 、 | |
│ _ノ::::┌i:::/::::::/斤心ヘ i:::::::::i::::ﾒ≦i::::::::::::i:!::::::! ...│ | .|| || ゝ＿＿＿ﾉ | | ゝ､＿＿__ﾉ | |
│ ＞:::::｛ ﾚ' |:::::7ﾚ升::｝ /:::／|:/辻:｝l::::::::::ハ:::::! │ | .|| |ﾍ＿＿_ ､ﾍ_ﾍ ,＿＿_.| |
│ _,＞::::::::i ヘ|:::/ ゞ‐" /／ ′ゞ‐' l:::l:::/ ∨ .│ l ﾉﾍ | ﾍ '―` | | |
│ ￣｀￣｀＼:|:/ ′ ､ ∧!/ ....│ ゝ| ﾍ | , , ,彡' ,-ｰ- ､ └､ /| |
└──────────────────────┘ ﾍ .|＼/ ゝ ゝ、 ￣ ／ ヽノ| .| .|
その間に、潰す！ いくぞおおおおぉぉぉぉっ！ |_,l / ゝ ゝ、 ｀ゝー―ｰ／ ノ .ヽ | | |
/＿＿_| ｀ゝ､__|＿＿ |__ , ノ|＿__| ゝ´
＿＿＿_|＿＿＿＿＿＿＿＿_|＿＿＿＿＿
_＿＿_
/ ﾍ
ＴＹＰＥ−Ｋ（ナイト） 機体名『イカロス』
【つづく】
- 382 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:22:49 ID:g84ZhEp.
-
○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★
次回予告
ヽ ﾄヽ／ :// :/ :/ .i :|.:| ヽ i ﾄ､|
/ﾍ!∨ :ﾚ′ / ／ :/:/! /|.:| ./ .i | ! ﾘ
ヽ__ﾚ′ | ＞メ＜,,._／ノ/ / l :|/ ／! iﾘ
／ !／ヤ⌒メ＼.:/ / / /メノﾉﾍ:/
／// / / ｛らc:j ヽ／ /イﾊ;jゝﾍハ 流石に頑強な守備ですね。が、所詮は窮鼠。
／ // /イ :/ `＝'′ {;ｿ ｲ:ヽ.:|、 猫に噛み付いて多少の傷を負わせようとも、
// / !::に} 〉 /:| :|ﾍ 最後は必ず、猫に喰われます！
|ﾘ :/ |｜ |:＼ 、_＿ / | :| :ﾄ、
| :/ :ﾚ′|: ＼ ／ /| ハl :｝
＿__.ﾚ′ __.|_＿＿＞._ _ _／ ／ ハ :/ ﾘ.ﾉ
:::::::::::｀≧x､、_,|!:::::::::::::::::::::::::| |::::|ｌ / :／
|:::|:::::::::::::: ':::::::::::| j_| .. -─十::|:｀ ､ :| ::: ::::::::::::::|:::::::::::::
|:∧::::| ::::::|:::::::::√i::l _ __ |::::|::::::| :::::::::::::::::::::::|:::::::::::::
|:| |:::| ::::::|:::::::ハ j/ｨ≡tiミ |::,ｲ!:::i| :::::::::::::::::::::::|:::::::::::::
|:| |:人 ::::|::::: |:::::/ l | i/ |:::::i| :::::::::::::::::::::::|:::::::::::::
（『イカロス』を？ 誠君の乗っている |:| i::::| ＼l:::::::|:::::i ､ ﾉ / |:::从 :::::::| ::::::::::::|::::::::::
『イカロス』を、撃破する？） ヾ.､ ヾ:＼ ＼乂:, ´,,,, |/;;/:! : :::|:: ::::::::::|:::::::::::
＼ ーゝ ゞ:/＼ ´ ;/ ;|::::::::|:: ::::::::::|:::::::::::::
く /;;;;;| ::/ :::::::::::::|:::::::::::::
＼ __ ;;;;;|:::/ :: ::::::::::::|:::::::::::
＼ ,;;; j/ :::::::::::::::::|::::::::::::
＞,. ─…；イ ::::::::::::::::::|::::::::::::
.| | .| / ﾍ ヘ |:::::/:::::./:::::::::ﾍ| |
.| | .ﾍ'――――ﾍﾍ. ,rﾍ|,/､::::://―――-|
.| ＜＿＿＿＿＿ﾍﾍ.( ):://＿＿＿＿_|
,'`i_,ﾍﾍ､＿＿＿＿＿.ゝ､ ノ＿＿＿＿＿＿_| 言葉の仇討ちと、この作戦の達成と。
.| |r' r彡 r―――.､ ､ / r――― 、::|:::::| 俺は今、どちらを取るべきか。
| .|| || ゝ＿＿＿ﾉ | | ゝ､＿＿__ﾉ::::|:::::
| .|| |ﾍ＿＿_ ､ﾍ_ﾍ::::::::::::::::::::::::::::|:::::| 無論、迷うようなことではないな。
l ﾉﾍ | ﾍ '―`:::::::::::::|￣￣ |::::| 当然、決まってる。俺は……
ゝ| ﾍ | , , ,彡' ,-ｰ- ､:::::::::::└､:::::::/|::::|
ﾍ .|＼/ ゝ ゝ、 ￣:::::::::::／:::::ヽノ|::.|::.|
|_,l / ゝ ゝ、 ｀ゝー―ｰ／:::::::ノ .ヽ |::|::|
/＿＿_| ｀ゝ､__|＿＿ |__ , ノ|＿__| ゝ´
○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★
- 383 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:23:24 ID:g84ZhEp.
-
以上です！ ご覧頂き、ありがとうございましたっ！
/ i.:.:.:.:.:.:.:, -‐― ￣￣＼,--- ､ :.:.:.:.:.:.:.:.:i i ／／
i .i :.:.:/∨∧:.{ヽ: :.ﾄ､: :ﾄ､:.: : : : : : ＼..:.:.:.:.{ }.／／
{ .!:.:/: : / ゞ ＼ヽ` ､ ゝ._＿＼: : :ヽ.:.:.:.! .／／ 対翠星石問題がとりあえず片付いたと思ったら、
. ゝ._.乂{: :/ ´｀ヽ､. ヽ. ｀≧=-_三=＜´ヽ.∧ ／／i 間髪入れずに対カイオンの大ピンチです。
＞ . ｰi { ≠￣≧x､ ` _,,,x≦⌒ ヽゝ､: :「 :} ／: :.:|
丿.:｛: {`{. ん刈 ｀ .ん刈 }'´}: :{:_」′: :.:.| 出撃前にもさんざん言われていた通り、
. :' : : :.:ゝ∧､ 乂;;ﾉ 乂;;ﾉ , ' ./:.／:/: : : :.:.:| _ 成功すれば大勝利、失敗すれば大壊滅という
´:: : : : ､.: :｀:.{ ｀￣´ ′ ｀￣´ /:/: :./: : : : : :.ﾚ´ / 大博打であるこの作戦。その成否は……？
:: : : : : :.iヽ.: :ゝ. . '.:/: : /: : : : :／ /
:: : : : : ,ゝ .＼__｀ ． ⌒ .ｨ.:／: : : : ／￣ ￣￣￣￣
￣￣￣´ ｀ヽ_＞ .__. . ＜ /: : : : : /
r-´{｀￣{ , ': : : : : :/
／ゝ.: :ゝ: : ｀＞- /: : : : : : / ／
ゝ､ 〈: : : : ヽ: :｀ ー一/: : : : :,ｲ/ "´
: :＞､ ヽ.: : : :｀ ー--‐{: : : :／ ´ｰ _ "´
:::"／ ゝ .＿_,,. 人: : : : : : : :.:.:i: :／: : :／ヽ ￣, ー一 ´＼
／ .／.:.:.:.｀ヽ.: : : :.:.:.:ﾚ′,.／.:.:.:.:.:＼f､ ヽ
. "〈.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:Y ー一 ´ｉ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:'，＼ ヽ
／ :::::::::::'，.:.:.:.:.:.:.:.:/ノ i {. ｉ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〉:::::ヽ
, ':::::::::::::::::::: ゝ.:＿_:..ｲ´ ゝ ｉ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /::::::::::::＼
／::::::::::::::::::::::::::::::::'，:.:.:.:i ｀i ｰ - 一,"´:::::::::::::::::::ヽ '，
i , '"´.:.:.:.: .:.:.:.:.:｀ヽ.ヽ j .|
l＼ / .:.:.:.: .:.:.:.:.:.: '，'， ..／／
＼＼/ .:.: .:.:.:.:.:.:γ⌒ヽ／／ で、誠のＶＧ。『鳥人戦隊ジェットマン』の、
∨{ :.:.:.:.:.:.:_＿___.:.:.:.:.:.:.:.:.:{ }／ ジェットイカロスです！
｛ '，/ｌ／ ＼＼｀ヽ√ヾゝ .丿l ∠ﾆゝ
ゝ．} V´＼_ ゞ.／｀Vヽ.i￣!: : ﾚ''"´￣ ３５年に及ぶシリーズの歴史の中でも、
寸{ ﾋｿ .ﾋｿ ﾉｰ | ./／ ＿＿,.. '"´ 屈指の絶望的圧倒的な極強ラスボスを相手に、
（ } ￣＿`＿,.二､｀ 〃 ／´:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ 満身創痍になりながらも、きちんと納得できる
r‐､ _ l｛ |ｖ‐ｧ―‐ｖ } ／/ ∠_ ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ 勝因を積み重ねての逆転勝利！
| '， .l.〉- ､ !:ゝ. V′: : : :／.// ／ .:.: ヽ :;:;:;:;:;:;:;:;:;:,' ,'
|. ゝ_r‐､（＼ ）/ ゝ: :＞ｰ=≦´ ﾉ// /ゝ:.:.:.:.:.ｲ ;:;:;:;:;:;:;／／ 激しいバトル、熱い友情、怒涛の名シーンの
| f´ヽ ヾ､__メj^Y⌒"´;:;:／;: ／// /_＿_｀¨ j ;:;:;:;:;.／／ 果てに、戦い終えて使命を終えて、
ゝ. f´ ＼ メ ヽ |:.:!:.:.:.:. ／;::;.ｲ｀ヽ|_|／:.:.:.:.:｀Ｙ;:;:;:;.／／ ∧ 破損しまくりボロボロの姿で佇む機体……
>´｀>ｰ´､_ノ !:. ｀￣´ ／ ,ゝ_ ＼ .:.:.:.:. }二．:;´ ;:;:;:;.∧ その美しさといったらもう！
／ ／＼_,ｲ ／ ｰ┬‐ ´ (二､ / ., .｝.: ／ :;l:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;∧
< ／ |＼ ＼｀ー{:.:.:.:.: /｀ヽ:.:.:.:.:.:.: `ｉｰく__丿"´ｌ;:;:;:;:l;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ∧
| .|.:.: ＼ ＼ :.:.:./ ゝ. ＼:.:.:.:.:ｉ l | ;:;:;:;:;:;:ｌ ;:;:;: ｌ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; ∧
- 384 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/01(火) 22:23:48 ID:g84ZhEp.
-
「 ./｀
|,r＝＝‐､/
∧Ｏ_＿＿})
{ゝソv´ｿ）ﾊ 酉つきで御礼を言いに行きたいところですが、流石に
__ﾉ_.||.ﾟ ロﾟﾉ||＿ それは自スレの宣伝になるので控えます。鳥人戦隊様、
ゝｰ!,l､_∨_）{つ′ ありがとうございます！ これからも頑張って下さいっっ！
./. (ﾝ＿＿_>ゝ､
└‐‐ |‐| |‐|ｰ'"´
i,､.ゝ､ゝ
次回 第三章 第４話は、３月１１日２１時３０分より投下予定です。お楽しみに！
- 385 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 22:25:11 ID:KaDF1V/2
- おつ
これは蝋が融けて海に落ちるフラグ
- 386 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 22:25:43 ID:eXIvu0t.
- 乙でした。
やらない夫達の状況だけでなく、
周りの全てが戦争のせいで歯車が狂ってるね。
仕方のないことなんだろうけど、やっぱり少し悲しい。
そしてまさかのイカロスｗｗ
- 387 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 22:26:14 ID:fEtsOrVU
- 乙
昔の戦隊物か
TSUTAYAにあるかな？
- 388 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 22:30:25 ID:ZUwFHa5k
- 乙〜
やらない夫と翠の二人は、今、ああいう状況だから
尚更、言葉と誠は、あっちの世界で添い遂げて欲しいなぁ
なんか嫌なフラグがあるけど、これ以上の欝は嫌ッす
- 389 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 22:32:58 ID:kyUV7PiE
- 乙
撃てなくするだけで良いなら誠側の方が有利なのかねぇ？
全滅覚悟だけど
ジェットマンの頃は戦隊モノ見てなかったな
- 390 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 22:34:48 ID:fEtsOrVU
- 翠星石の動きも気になるな
恐らく戦闘中の帰還になるだろうけど
- 391 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 22:43:17 ID:krtQRONU
- 乙
これでふつーに誠が死んだら……どーなるんかね？
- 392 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 22:51:56 ID:lwUZ28OY
- 乙でした
次回は混戦になりそうだね
言葉の動きが気になるなぁ やらない夫がいい奴だけに
- 393 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/01(火) 23:10:56 ID:8mivH.sw
- 乙でしたー。朝倉さんと蒼星石に合掌。
乱戦の予感です。作戦は巧くいくんだろうか。
そして誠のVG、すごく人間っぽいフォルムでごわすな！
- 394 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/02(水) 02:08:53 ID:wZGEtkrc
- 乙！
そしてまさかのジェットイカロス！
- 395 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/02(水) 02:30:12 ID:icA0.uY2
- 乙です！
ついに来ましたか、主人公が体験する本編最大規模の乱戦
正に激闘に次ぐ激闘と交錯する欺瞞と策謀、期待して全裸待機にございます
- 396 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/02(水) 02:49:18 ID:Rkub09Oc
- 毎度のことですが乙！
てか歳バレすぐるｗｗｗ
- 397 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/03(木) 00:05:17 ID:s6sUFGus
-
ヾヽ ヽ､
| | _＿＿＿___ ヾ.＼ >>295
|_| .∠_:_:_:_:_:_:_:_:_: :｀ヽ ./ / 確か、水銀燈が熱唱してるＡＡにありましたっけ。
／´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ: : :＼ ./ / 元ネタの歌知らないんですけど、宜しければご教授を。
,..f´ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: γ⌒ヽ＼: :./.../
{ | :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:'､___丿, '￣ / ＼ >>299 >>317 >>326
ゝi _＿＿＿＿＿＿＿___/ / : : : ヽ 彼にとっては、自分の命以上の最優先事項ですから……
Ⅵ´ : ,ゝ._ ＼:＼: :＼: : :＼__ノ: : : : : :ヽ.
∨: : ∧ 磷心 仍下 i: :ｌ : : :i: : : : ヽ >>305
／:＼ { }弋;;リ 弋;;リ ｌ: :|: : : |: : : : : ヽ 一応、連合軍は大打撃を受けるというのと、
＿／{｀ヽ : :ヽ∧ ヽ ｌ: :|: : : |: : /ヽ : : ヽ 「成功すれば勝てる」というより
｀ヽ. ＼/＿ヽ. ゝつ .∠ l: :|）｀ヽ／ /――――┐「敵に成功されたらもう終わり」というのが強いですね。
ヽ. ./ ;:;:;:;:;:;.＞ ｰ ＜;:;:;:;:;ｌ: :|彡′ ／
／: :＼. .{:;:;:;:;:;:;:;:;` ー‐一 ";:;:;:;:i: :!彡" ／ >>309
／: :/＼ ゞ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; ｉ: :|i" ／ 空想科学読本でも詳しく検証されてましたが、
／/: :/: :/: ヽ. ＞ ．;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ／ｉ: :|iー――一 "´ 単純に想像するだけでも辛そうですよね。
: :/: :/.: :.:l ｀Τ .:.:.: ｀ ー―一´:.:.:.:l: :|i＼ ＼
:/: :/: : : :|. '， .:.:.:.:. / ＼:.:.:.:.:.∨ｉ ヽ ヽ >>311
: :/: : : : :l ゝ..:.:.::/ ヽ:.:.:.:.:.ｉ ＼ ＼ エヴァでも怖いですが、原作のもかなりのものです。
／ 从从≠‐- ､!∨/ '，:.:.:ｉ. ヽ ヽ
- 398 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/03(木) 00:07:44 ID:s6sUFGus
- すみません、安価ミスです！ 訂正します。
ヾヽ ヽ､
| | _＿＿＿___ ヾ.＼ >>295
|_| .∠_:_:_:_:_:_:_:_:_: :｀ヽ ./ / 確か、水銀燈が熱唱してるＡＡにありましたっけ。
／´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ: : :＼ ./ / 元ネタの歌知らないんですけど、宜しければご教授を。
,..f´ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: γ⌒ヽ＼: :./.../
{ | :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:'､___丿, '￣ / ＼ >>302 >>317 >>326
ゝi _＿＿＿＿＿＿＿___/ / : : : ヽ 彼にとっては、自分の命以上の最優先事項ですから……
Ⅵ´ : ,ゝ._ ＼:＼: :＼: : :＼__ノ: : : : : :ヽ.
∨: : ∧ 磷心 仍下 i: :ｌ : : :i: : : : ヽ >>305
／:＼ { }弋;;リ 弋;;リ ｌ: :|: : : |: : : : : ヽ 一応、連合軍は大打撃を受けるというのと、
＿／{｀ヽ : :ヽ∧ ヽ ｌ: :|: : : |: : /ヽ : : ヽ 「成功すれば勝てる」というより
｀ヽ. ＼/＿ヽ. ゝつ .∠ l: :|）｀ヽ／ /――――┐「敵に成功されたらもう終わり」というのが強いですね。
ヽ. ./ ;:;:;:;:;:;.＞ ｰ ＜;:;:;:;:;ｌ: :|彡′ ／
／: :＼. .{:;:;:;:;:;:;:;:;` ー‐一 ";:;:;:;:i: :!彡" ／ >>309
／: :/＼ ゞ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; ｉ: :|i" ／ 空想科学読本でも詳しく検証されてましたが、
／/: :/: :/: ヽ. ＞ ．;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ／ｉ: :|iー――一 "´ 単純に想像するだけでも辛そうですよね。
: :/: :/.: :.:l ｀Τ .:.:.: ｀ ー―一´:.:.:.:l: :|i＼ ＼
:/: :/: : : :|. '， .:.:.:.:. / ＼:.:.:.:.:.∨ｉ ヽ ヽ >>311
: :/: : : : :l ゝ..:.:.::/ ヽ:.:.:.:.:.ｉ ＼ ＼ エヴァでも怖いですが、原作のもかなりのものです。
／ 从从≠‐- ､!∨/ '，:.:.:ｉ. ヽ ヽ
- 399 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/03(木) 00:08:04 ID:s6sUFGus
-
_＿__
＿.／´ :.:.:.:.:.:＼ >>325
／／ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ヽ. 皮肉な、不幸中の幸いです。
/ :/ , '⌒ヽ:.:.:.:.:,. ― ､j
/: : ! { 丿 ._j′/| ﾄ >>335
ゞー――"ゝゝｰ.´∠´ .ｨ;;}ﾚ′ で、走るしかなかったわけです。
￣￣|｀ヽ. / { 弋} ┐ヽ. .／´}
|: : :.:｀ｰ<|| ｰ一 _ , ﾄ､" / >>340 >>341
l: : : : :ゝ_||.. ´ ./ i / とりあえず一部隊を潰せましたが、
| : : ／´:;|| ｰ―┬一 ′ / まだまだ危機は続きます。
γ´`<´;:;:;:;:;:;:`＞ー┴｀ヽ ./
_＿__ ／ゞ. ` ＜:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:丿 /| >>346
ヽ. ￣￣ ｀77ー‐一"ゝｨ´.ﾍ 知らぬが仏ですね。撃破したらそれはそれで、
ゝ. {＞ゝ._＿/,,,. -‐ ､ ヽ 永遠に知らずに済みます。
_＿＿＞ー―――＜"´／／> ／:.:.:.:.∠_ヽ } ……神の視点だと悲劇以外の何物でもないですが。
≠´:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;| / ヽ. ゝ／丿:.:.:.:.:/:.:.:.:.:｀ヽ}
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ｌ / }＼ ｀´｀ヽ.:.:/ミ．:.:.:.:.:.:j! >>352
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; l .,′ (0)（ ヽ. 丿/ ∨ ｀｀￣´| でした。
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; | i /:.:.:.:.ゝ..｀￣ ´ ノλ__ .|
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: | ｌ {.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ ￣ ´.:.:.:.:.:.:/￣¨ ‐-．.._＿ >>362
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;| ｌ ／.:.:＿ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: / ,,.-‐:´ :.:. ｀ヽ ですね。やらなきゃやられる、それが戦場。
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:| l γ"´ ｀ヽ. :.:.:.:.:.:.:.:.:. / /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.丿
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:| ! ./ .〉､:.:.:.:.:_∠._＿_./:.:.:.:.:.:.:.:.:. ／ >>369
ヽ :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; 丿 ﾚ' / ｀￣´. , '.:.:.:.:.:.:.:.; '´ ヒーロー到着！
ヽ:;:;:;:;:;:; ／ ,,ｲ ,,,.-‐― ノ‐- ．.. _＿___, ':.:.:.:.:.:.:.∠. ……でも一気に事態好転とはなりません。
ゝ_∠.._／ |／´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／:.:.:.:.; '´:.:.:.:.:｀ヽ.
/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_√:.:.:.: ∠ -‐―‐- ．.:_> >>371 >>376
` ＜:_:.:.:.:.:_＿ :. -‐／:.:.:.:.:.／ さて、どうなりますか。
￣´ {〃:.:.:.:/ やらない夫・翠星石以外の男女にもご注目。
/ :.:. /
| :. /
ゝ"
- 400 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/03(木) 00:08:39 ID:s6sUFGus
-
_＿__
,. : ´: : : : : :｀＞ ．._＿＿__
/: : : : : : : : : : : : : : : : : :.＜
γ'⌒ ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:｀ヽ.
/ : : : : : : ヽ ,z≦ﾐi: : : : : : : : : : : : :.:.:'， >>385
/.: : : : : : : : : ,ゝ. l: : l: : : : : : : : : : : :.:', ♪蝋で固めた鳥の羽〜♪
, : : : : : : : : : : }｀）ヽ l: : l: : : :ヽ: ヽ:ヽ : :.:.}
,.:.: : : : : : : : :.:/ ヽ: ヽ: ヽ: ヽ:}: :}: :.:./ >>386 >>388 >>391 >>393
/.:.: : : : : : : :.:/.''⌒｀ヽ X⌒∨: /.:,. ' これが戦争です……彼ら彼女らがどうなるか、
/: : : : : : : :.:_,ｨゞ≠⌒ヾ､ x≠ヾ/ノ／ どうか最後まで見届けてください。
/.: : : : : :.:,'⌒|:|ｰ{ だﾊ ,仍 }/´
/:.: : : : : :.:八 ｌ:ｌ ..ゝ 弋ソ ﾏﾉ /丿 >>387
/: : : : : : : /: :｀ｰl.:! ´￣｀ ゝ ｀{´ 店によるでしょうね。ちなみに、戦隊シリーズで
/ : : : : : : :/ : : : : l: i ｆフ 八 『全話収録ビデオ』というものが初めて出たのがジェットマンです。
/: :/ : : : : / : : : : : l: :i ゝ. ´ ／|: : } 戦隊シリーズの最高傑作と推す人は多いですよ。
／:／ : : : : /: : : : : : :.}丿. ｀≧ｰ= ´: : ゝ;/
／ : : : : : /: : : :≠"¨´ ｀ヽ. .{: : : : : : :.ｉｰ- ､ >>389
: : : : : : : {: :∠´. ＼― ､ ,ゝ､: : : :.∧ .∧ 流れ弾でも何でも何発か当てて、とにかく撃てなくして
: : : : : : : : :/ ⌒｀ヽ. ヽ. .i: : : :i: :.}ｲ } しまえばいいわけですからね。有利ですよ。
:,ｲ : : : : :i ヽ. ＼ !: : : l :/i} i 堀も城壁もない、篭城戦ならぬ単なる防衛戦は難しいです。
,. : :´: : : : : : : : : :｀ヽ
_／: : : : : : : : : : : : : : : :.:＼
／´: : :∠}: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ >>390 >>392
/ : : : : / .ｉ: : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼ 活躍するか、足を引っ張るか？
{: : : :.:{:{ l: : | : : :| : : |: : : : : : : : : : : ヽ
Ⅵ : : ,ゝ._ ＼:＼: :＼: :＼: : : : : : : : : : : ＼ >>394
ゝ∧ ､__ ゝ: ＼:_;＼: :＜ﾌ:.: : : : : : : : : } ジェットイカロスはカラーリングも美しいですよね。
/ゞ⌒ヽ '⌒ヾ y⌒}: : : : : : : ﾚ′ ＡＡでは表現できないのが残念です。
／ //// _＿_ /// i ノ: : : : : : : ;'
./ : : ゝ. ゝ._ノ __ ∠"´.: : : : : : : ;′ >>395
/: : : :.／｀ ≧ｰ=≦´ノ ., ｀ヽ : : : : : :l その辺りは、私のオリジナル部分（やる夫・できない夫）にも
.八∧: ( （ `>:.:.:.<"´ { /: : : : : : ! リキ入れました！ どうぞ、ご覧あれっ！
ゝ_ゝ._〉 {;∧;:} ,ゝ-､／: : : : ,ｲ丿
／｀￣￣￣￣´ｰ‐く__ノ: :／ .′ >>396
ゝｰ '／´⌒｀ヽ._ }彡" 現役のゴーカイが３５作目。ジェットマンは余裕で
V´ ｀>ｰ′ 前半に入りますからねぇ……
i , -┬ ´
l ! i
j ./ .|
,.<_＿__/i .j
ゝｰ一 ´├一7′
- 401 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/03(木) 16:44:29 ID:UOfK31Rk
- 追いついたー
原作は設定に引かれて「これは面白くなるなっ」と期待してたら分、最後の落ちと締めに「ええー」ってなったなぁ
- 402 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/10(木) 01:14:43 ID:Uc3x6HVk
- ジェットイカロスとグレートイカロスはものすごく脆いイメージがあるが
あれはバイラムが強すぎたせいなんや…
- 403 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/11(金) 17:52:14 ID:jF7K2oHE
- >>295はレミオロメンの粉雪
さすがに今回は迷彩服上下に半長靴で待機せざるを得ない
>>1の地域は大丈夫？
- 404 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:00:52 ID:8DhFoEGI
-
| | //
_| |_ ―――――‐- ､//
, :| |￣￣￣￣￣￣￣ ヽ >>401
／: :| |（ ）.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}） おいでませ！ 大筋は同じですけど、私なりの
/: : : :.|＿_|＿＿＿＿＿＿＿_丿 味付けは施しております故。お楽しみ頂ければ
/: : : : : : : : | ＼ｰヽ ＼ ﾉｌﾉィﾉ: :| 幸いです。
/: : : : : : : : : | ｆ＝ミヽ ィ７|: :/
/: : : : : : | ヽ: : 、 || || ﾚ'ィカ >>402
/: : : : : : 人: :＼_＞ r‐ ¬≠ ,ﾉノ もちろん！ ……そういうのを語ると長くなるので、
/: : : : : : :.∧ : : : : ＼ | ／{. く__つ 特撮板でお会いしましょう。私、戦隊ラスボススレには
/ : : : : .「￣ ￣＞ー┬'´:.:.:.:..ゝ.≠┤ よく書き込んでます（もちろん名無しですが）ので。
./ : : / : : ゝ. ｉ:.} ゝ _,,､＜＿∧|___
/ : : /: : : : : /｀ヽ._∨＿_,,,／/ ヽ l＿＿／ >>403
; : : /: : : : : /:;:;:;:;:;:;:;:;ヽi:.:.:.:∠ノ ゝ|:l＿,{ 情報提供＆待機＆ご心配、トリプル感謝です！
|: :/: : : : ;／ ;:;:;:;:;:;:;:;: j }:.:./ , {ﾄ､:.:.＼ 私のところは微動だにしてませんので、
| l |: : ;／:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;／（0）､＿＿_(0} ＼:.:.:}.、 大丈夫ですよ。
ヽ |／:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ﾍ ト-'_ ﾍ
／:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. l;:;ヽく_rﾉ
´ー――――――ﾍ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ一′
├―――┬┬‐―┤
- 405 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:02:13 ID:8DhFoEGI
-
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|: : r ､ : : :.|.: : : ﾄ､:| ジェットイカロスｖｓエヴァンゲリオンか……
|: : |: : : : /!/ | :/ |:.:(ヽ､｀＼:|.: : : | V パワーはまあいい、武器なら勝ってる、けど
＜ : ｣_: : / _ _|/ ﾚ. ＼ ＼ ＼ : | スピードというか動作速度で負け過ぎだな。
＜:: |. 小{ ｀ﾞ'''''' ‐-＼ ＼ ＼_
厶ﾍ ﾊ U ､ r--‐-､ >､ ｀ヽ ジェットフェニックスを使えばいけそうだが、
＼_! ' ` ‐-､ ｀` `､ それはちょっと反則臭いし。
_, r´:/ : :| ヽ r‐--っ ／＼ `､
_, r ´:.:.:.:./:.:.:.:.::| | ＼ ￣ ／ヽ :｀ヽ ヽ
:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:| ＼ ヽ _ , ィ ´ |::.:.:ヽ: : `､ `､
.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.| >-､ー_'/ !::.:.:.:.:ヽ: : ` 、 __ ＿__i__
: : : : ヽ:.:.:.:.:.:.／i! /ﾍ i. / 入 |＼.:.:.:.:.ヽ;,r'`‐´_,,..---┴‐,
.:.:.:.:.:.:.＼／:.:.:.:!'! /ヽ､ヽrk'´:_,r､ ｲ:.:.:＼／ _>-‐'´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
_,..:-:‐:─::─::─::--..､__
,.ィ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`:ｰ::‐:-‐:ｧ
／: : : : /: : : : : : :: : : : : : : |:: : : :＼: : :＜´
/: : : : : : |:: : : : : : :|: : : : : : : |: : :|:: : :ﾍ: : : ﾍ
/ : : : : : : :|: : :.:|:: :/'|: : : : : :: :|ﾍ:.:|ﾊ:: : ﾊ: : : ∧
ｊ : : : ::|: : : :|:‐:-|､/__ |:: : : :∧:|_,|-}‐ﾔ: : :|: : : : :ﾍ そうか、ジェットイカロスの
|: : : : ::|: : : :|::/_ｊ/＿｀|:: : :/ _´__ｊ;/_ V:: : : : :|＼::| ／／ あの動作速度なら、私たちのイングラムでも
ｊ: : : : : |: : : :|'〒弐〒ｊ::;／ 〒弐〒ｱ∨:: : : :| ` ‐┼‐ 対抗可能。操縦者の技術次第で
´|: : : : ;|: : : :|l |ｆ‐':::l:| '" |ｆ‐':::l:| l ﾊ:ヽ:ｉ:: :| r‐┼､ヽ なんとかなるかも。
|: : : r' |: : : :|､|l::t::ｊ;j |l::t:::ｊ;j,' {:: : : ﾄ､:| ヽ-' 〉
ﾚﾍ:.:ヽ_|:.: : :| `ｰ-‐' ' `ｰ-‐' l: : : :| ` ‐┼‐
＼:.:|: : : | : : : .. .. : : : }:.: :/ r‐┼､ヽ
｀ﾚﾍ: :ﾄ､._＿＿__ｒｭ＿＿__,,ノｉ: :/ ヽ-' 〉
__,ヽ::|'´ ヽ' ﾒ､｀ヽ､:∧::::::|:/ ヽ
/:＾:､＼＼ ＼ﾆニ〉 } }ヽ｀ﾍｊ/ ＼＼
「 ./｀
|,r＝＝‐､/
∧Ｏ_＿＿})
{ゝソv´ｿ）ﾊ 着ぐるみが相手になって、ようやく対抗可能とか。
__ﾉ_.||.ﾟ ロﾟﾉ||＿ ……まあそのリアルっぷりこそが、
ゝｰ!,l､_∨_）{つ′ イングラムの良さなんですけどね。
./. (ﾝ＿＿_>ゝ､
└‐‐ |‐| |‐|ｰ'"´
i,､.ゝ､ゝ
予定通り、２１時３０分より投下開始です。
- 406 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/11(金) 21:25:33 ID:jF7K2oHE
- 運動性ってこんな感じ?
エヴァ=バルタン>越えられない壁>ガンダム>>イングラム>>>イカロス
- 407 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:32:29 ID:8DhFoEGI
-
「 _＿＿__ ,ヽ
|| , '"´ ｀ヽ /
. 」|'――――――‐i〃
| .l(二) ! ） >>406
├――――――‐┤ そーですねぇ……身長体重は全員完全に揃えたとして、
/ ,ｲ ﾚiト! |r'T j} k ジェットイカロスは体格（足の太さとか足の裏の面積とか）上、
. / .ﾙ'┯┯ﾘﾚ'┯┯lﾘﾍ そう簡単にイングラムの足払いで転がされたりはしないと思いますけど。
/ | l:::/ |::/ | l '.
. /.. ..人 _ ノ .| : バルタン星人は分身の術があるし空飛ぶしで、機動力としては
f .＿∧＿ ＞-- -イ＿∧＿ﾊ 別格じみてますよね。
. / ゝ._＿＿ゝ._＿＿,人＿＿_,.ィ}
. i / ;:;: /:.:./ ∨:};:;: | | あと私の記憶はおほろですが、ファーストガンダムはかなり
. {. /;:;:;:;/:／ノ ゝⅥ;:;: ! j 身軽だったような気が。
Ⅵ ./;:;:;:;/0) , (0|;:;:;! ,Ⅳ
- 408 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:32:43 ID:8DhFoEGI
- では、投下開始致します。
- 409 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:33:34 ID:8DhFoEGI
-
,,,,、 ,,,,,、
,! .,i´:iｰ匸ｌ ┬-、 /｀ ,lﾞ
＿＿ │.l＿ ﾞ‐'ﾟ″ .|,,,ﾉ .,,,ο | ,i´
, '´ T7d-7d ,lﾞ /i､｀,! _,,-'彡'"｀ .|丿
＿__ rf弋= ─┬─-- > / / ｀" ,―''''ﾞン'"｀ _ﾚﾞ
l Tニl/=kく `t-- V辷=ｲ ＿ ＼ ､ |i lﾞ丿 ｀'-‐" ,i´丿
ﾚィ¬rく }} ＼ ｀ ー一' 〉二｣ ､＼ﾞ人/／ ソ⌒｀｀ ｀"｀
｀Tﾞ￣ﾄV/r-----ィT二二二二ユﾕョir-┐ ＝:," ⌒:.))⌒:: : ,,,::;:'''"´"''';;,,⌒:.._ -,,,::;:'''"´"''';;,,
| r冖ﾐ二ニ=r┴‐r┬r─rv'YT=┘￣ ）:; _,ﾉ,､､.,ノ(' "::(:⌒:::...）,, ´"''''- ''"ソ :, ´"''''- ''"
Ｌ._j { __j辷__厂八 Vｿｲ ／ / ' ＼ ..,,,::;;:....)
└='T二￣ |｀T′ ＼_.>┘ "'' /
/ 〉 / /二ヽ ,,,,、 ,,,,,、
// ﾊﾐヽ､ｨ／ ヽ＼ __＿＿ ,! .,i´:iｰ匸ｌ ┬-、 /｀ ,lﾞ
Vr┐/ ｀ヽ'＾¬---､, '´ T7d-7d │.l＿ ﾞ‐'ﾟ″ .|,,,ﾉ .,,,ο | ,i´
,ィ７宀r' ＿__ rf弋= ─┬─-- > ,lﾞ /i､｀,! _,,-'彡'"｀ .|丿
ｌ l l l Tニl/=kく `t-- V辷=ｲ ＿ ＼ ､ |i l / / ｀" ,―''''ﾞン'"｀ _ﾚﾞ
lハ=ィ´ ﾚィ¬rく }} ＼ ｀ ー一' 〉二｣ ､＼ﾞ人/／lﾞ丿 ｀'-‐" ,i´丿
/ ／ ｀Tﾞ￣ﾄV/r-----ィT二二二二ユﾕョir- ＝:," ｀｀ ｀"｀'"´"''';;,,
/ / | r冖ﾐ二ニ=r┴‐r┬r─rv'YT=┘￣）:; _,ﾉ,､､.,ノ(' "::(:⌒:::...）,, ´"''''- ''"ソ :, ´"''''- ''"
rﾍ=ｲ Ｌ._j { __j辷__厂八 Vｿｲ ／ / ' ＼ ..,,,::;;:....)
/ l └='T二￣ |｀T′ ＼_.>┘ "'' /
ヽ､_／ / 〉 / /二ヽ
// ﾊﾐヽ､ｨ／ ヽ＼ __
Vr┐/ ｀ヽ'＾¬---､_∠l| l
,ィ７宀r' | ﾄ凵
ｌ l l ｰl |
lハ=ィ´ Vl |
/ ／ r‐トンZ-､
/ / Ｌ＞ｰＬ二＞
rﾍ=ｲ
/ l
ヽ､_／
- 410 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:35:00 ID:8DhFoEGI
-
_旦7
_( 目} ＿_
く二i二i] //
_| /─I) /ﾞｰ-､_ // ＿
く二i二i｢}_/ﾞｰ-､_///_／ ＿
＼､ --=ﾆﾖｺ/ ］ n ﾚ / / ////_iﾆEﾆ=-- /|
ヾｰｰuｰ---､,,,,....＿＿＿_ｧ__ ｰ─=iﾆﾆﾖｺ iﾆﾆﾖｺ/==|ヾ_n_n_ｎｎｎｎ_n_n＿nn|==VﾆEﾆﾆi=─ｰ_ｭｮｭｭｭ_ / |
＼￣ ♀ ￣ ￣￣￣ | / ,￣￣￣￣＼_nn_ｎｎｎｎ_nn_／￣￣￣￣￣[ﾛﾛﾛﾛﾛﾆ￣￣|三≡=-､
)..........ｮｮ........................................＼__ノし/／ ､......⊂ﾆ⊃＿＿＿＿＿＿＿＿_⊆⊇..................................ｮ.....|三≡==:|
(＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿)/⌒ヽ(＿ ',＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,(二二(:)_|三≡=-'
￣)ヽ__ノ（￣￣￣ ￣￣） |￣￣ ￣ア￣ ヽ|
┏┓┏┳┓ ／⌒|「⌒＼ く二三二) ￣
┏┛┗┻╋┛
┗┓┏┓┃
┃┃┃┃ ┏┳┳┓
┗┛┗┛ ┗╋┛┃
┗━┛
- 411 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:35:19 ID:8DhFoEGI
-
＜早く！ 早く撃て！
＜その砲が潰されちまったら、何もかも終わりなんだぞ！
/''ひ￣ ＼
|,,-─-,,, ＼ ､レ
┌────────────────────┐ | /￣＼ `'''､ し､ 粒子砲
│ { ,/ /|: | ∨: | | | ∨ | ∨ ...│ | |ミミ ） ＼ ＼ ─< <｀─
│ ｊﾉ,' ,/-|‐|‐' V:.| | | ｰ|-|-∨ ...│ `､`ー‐´ 乃7-､', / / l､7 、
│ / / /ｉ | |__. | | ﾊ|.__..| | | ...│ ＼ << '''､ < |/／
│ | :|: /:/: |ｨ´ｊ/ ｀ヽ}ﾉ /,'´! ｊ/ヽ. | ｉ .│ ＼ ｀ｰ影彡
│ ヽ|ｉ /'/: ｉ| ,ﾉ,／l l:| |､ │ ),, ロ i
│ | /（_|:: ||､ '".,ﾉ￣', ,ﾉ :| |::| ..│ ／ ￣｀ｰ日───--∈)
│ ∨ :|: ||､`ｰｕ‐'" `ｰｕ‐'" ,-| |:::| .│ ／ ロ ﾉ
└────────────────────┘ / ,,ｲ'､
全速力でやってます！ でも敵さんの | __,, -''､二く〉-,
言っていた通り、そう簡単に予定変更して 丶､＿＿,,,-─''￣
即時発射ってわけにはいかないんです！
； l´￣`ｰ--.､/´ヽｰ─-:.､__ ．
ｊ,ﾉ | . ｀ヽ、
／ ,| :| ﾍ:: ﾍ ．
． ／ ﾉ / ,/ | |:|'| |::u λ:: ﾊ ；
；/ ,./ / / /u :| |:| | :|､::: ＼ }
/ ,ｨ'/ / ,|: _|__,ﾉ| |:| | :|ヽ､__: ＼
/ / / ::ｊ ,/ ヽ|__ ヽ、 :|ｊ ヽ|__ ∨ ｉ:: ﾊ ．
|/ ｊ ::::| ﾊ ,ｨﾁﾃｵ ヽ､| ﾁﾃ心∨ |::|､ | ；
もともと、自身の持ってる高熱や圧力に負けない | ::l |:ﾊ`､Vｨ:;l }‐{ l:ｨ:;ﾘ,' ﾊ. lﾘ| |/
ようにできてますから、簡単には壊れません。 ；∨ |ヽ､|::::ｊ､::.￣ ::,ﾉ ' ヽ:::￣゛..::{:::ｊ,/: |
でも、外からの攻撃は想定外です！ ． ヽ､|| .ｉ:::::ヽ、￣ ｒっ ￣u,.ィ:ｉ::|: | ；
もっと距離を詰められて何発も受けたら…… | /| :::::ｉ:::｀＞‐r- -ｒ‐＜:|:::ｊ:: | |
|/ :| :::| /´ { } |:/:: j: | ．
．/ :;| :::|' |＼／| ,ﾉ /ﾊ | ；
；/ :::/'| :::| | | / ,/ } |
- 412 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:36:17 ID:8DhFoEGI
-
／￣￣＼
／ ＼三／ ＼
| ﾉ(（●）（●） | 奴らをこれ以上接近させないよう牽制し、
. |⌒ | | そうしながら奴らの数を減らす！ 要するに、
| __´___ ﾉ 全力で戦えってことだ！ 話は簡単！
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
/ く
| ＼
| |ヽ、二⌒)
／￣￣＼
……じゃないのが厄介だな！ ／ ／ U ＼
全員、粒子砲の周囲を固めろ！ _ （●）（● ） |
敵に攻め込むのは、偶然だが敵の (＾ヽ{ ヽ | | u |
背後を突ける形になったエヴァに任せる！ (￣ ヽ ヽ i .|___｀___ Ｕ |
(二 ヽ i i |,r‐i{｀ー‐´ .|
ヽ ／ 丿{ Ｊ /
i { ｲ―＼ /
ヽ. `ｰ '/ ヽ. r‐､＿_
`ー ' ￣ i .',｀´ ┬┤
l i _匸}
} ├ﾞー '
- 413 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:36:41 ID:8DhFoEGI
-
＿＿＿_
／ノ ヽ､_＼
／（ ○）}liil{（○）＼ 敵は数にものを言わせて、ぐるり全方位から
／ （__人__） ＼ 攻めて来てるお！ それに合わせて対応してたら、
| ヽ |!!il|!|!l| / | 少数の不利がモロに出るお！
＼ |ｪｪｪｪ| ／
,. -ｰ冖'⌒'ｰ-､
,ノ ＼
/ ,r‐へへく⌒'¬､ ヽ
{ノ へ.._、 ,,／~`u 〉 ｝
それをやらないと、粒子砲を守れないん ／プ￣`y'¨Y´￣ヽ―}j=く
だからしょうがないでしょう！ 高良さんが ノ /レ'>-〈＿ｭ`ー‐' ﾘ,ｲ}
撃ってくれるまで、何とか持ち堪えるんです！ / _勺 ｲ;；∵r;==､､∴'Ｕ ; シ
,/ └' ノ ＼ Ｕこ¨｀ ノ{ー--､____
人＿_/ー┬ 个-､＿_,,.. ‐'´ 〃`ァーｧー＼
. / |／ |::::::|､ 〃 /:::::/ ヽ
/ ｜ |::::::|＼､_________／' /:::::/〃
- 414 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/11(金) 21:36:42 ID:jF7K2oHE
- はじまった！
イカロスじゃなく、キングジョーが出てくると思ってたのは俺だけでいい
- 415 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:37:04 ID:8DhFoEGI
-
._,,､,
. .ﾍ. .厂 ﾞ｝
. ,_ ,／V /''''l .,-lヘ. /''''l .,-lヘ .｝ .ﾉ
,-―､___/yt,.ﾍ _/ | |,,_ ヽｼ┘.| |,,_ ヽｼ┘ ｝ :｝
!ﾛi ∠．.~Ｙ,／/ | ゛｀ﾞ''ｰ､,、.| ゛｀ﾞ''ｰ､,、 __ __ ＿ ｝ ﾉ
_______. ^'二ゝ∴yｱ|l,ノ ＿________ lﾞ |ﾞﾞ''-､,_/.lﾞ |ﾞﾞ''-､,_/ L」L」/ / .）|
/i*! i*/~..ヾ､ﾉ!,,,（(¶)ソ /Ei/i**i∧＼ | | ..| | ｀ / / /⌒'<
ﾍ￣￣l !√/了/√￣ゝ、| ￣￣￣/.../ ―″ .―″ /／ .＼,ノ
|l､ 了◇￣￣ヾ,∠__/┤ ┓.| |∴∴|
_,,,... _,,,... ﾉﾍ___I!'l~ﾛ~~^t ﾉ_,..q] l|ｔ. ソ ノﾍ､iiコ|
,, ｀';;,, ｀';;I≡i三三三三三三三|￣￣￣ゝ、へ(二二ヾ~￣
ﾞ"゛ ﾞ"゛ ･―|ｌ|!|!|!|!|］――‐┴ー‐t_yjl二二二○>=┐
~^^'-'-" _,[〓l二l〓７/；\|ll.七都市.lll■|
. ┌-､ 丁丁 ＿_l二二二○>-┘
| V（(((（0 └ヽt'i| i i ! . .ﾍ.
. ]ｿ ;└┘|￣ i.! .ト-ｲ!..,i. . ,_ ,／V
il ! ,l ,i // l.| .|. .|!.....ﾐp ,-―､___/yt,.ﾍ _/
／~"^ヘヾ＝ ﾉ└ ミ／￣￣ヾﾍ !ﾛi ∠．.~Ｙ,／/
√二／／/|_/ ~|,i∧三二∧ﾍ _______. ^'二ゝ∴yｱ|l,ノ ＿________
/￣/￣￣ ／/. .....ﾍ.i / ﾛ ﾛ~ii | /i*! i*/~..ヾ､ﾉ!,,,（(¶)ソ /Ei/i**i∧＼
￣￣￣￣￣ ￣ ￣￣￣￣￣ ﾍ￣￣l !√/了/√￣ゝ、| ￣￣￣/.../
|l､ 了◇￣￣ヾ,∠__/┤ ┓.| |∴∴|
_,,,... _,,,... ﾉﾍ___I!'l~ﾛ~~^t ﾉ_,..q] l|ｔ. ソ ノﾍ､iiコ|
,, ｀';;,, ｀';;I≡i三三三三三三三|￣￣￣ゝ、へ(二二ヾ~￣
._,,､, ﾞ"゛ ﾞ"゛ ･―|ｌ|!|!|!|!|］――‐┴ー‐t_yjl二二二○>=┐
.厂 ﾞ｝ ~^^'-'-" _,[〓l二l〓７/；\|ll.七都市.lll■|
/''''l .,-lヘ. /''''l .,-lヘ .｝ .ﾉ . ┌-､ 丁丁 ＿_l二二二○>-┘
| |,,_ ヽｼ┘.| |,,_ ヽｼ┘ ｝ :｝ | V（(((（0 └ヽt'i| i i !
| ゛｀ﾞ''ｰ､,、.| ゛｀ﾞ''ｰ､,、 __ __ ＿ ｝ ﾉ . ]ｿ ;└┘|￣ i.! .ト-ｲ!..,i.
lﾞ |ﾞﾞ''-､,_/.lﾞ |ﾞﾞ''-､,_/ L」L」/ / .）| il ! ,l ,i // l.| .|. .|!.....ﾐp
| | ..| | ｀ / / /⌒'< ／~"^ヘヾ＝ ﾉ└ ミ／￣￣ヾﾍ
―″ .―″ /／ .＼,ノ √二／／/|_/ ~|,i∧三二∧ﾍ
/￣/￣￣ ／/. .....ﾍ.i / ﾛ ﾛ~ii |
￣￣￣￣￣ ￣ ￣￣￣￣￣
- 416 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:37:42 ID:8DhFoEGI
-
_＿ __ _＿_
i´￣´ ｀＞ ､ ／´￣ ｀ヽ
ｒ─／´ ヽ､／ ｝
イ ／ ／ /´￣｀ヽ ′
く / :／ ヽ.｀＼
/∨! ＼／.:// :/ :! ヽ ヾ :|
ヽ ﾄヽ／ :// :/ :/ .i :|.:| ヽ i ﾄ､|
/ﾍ!∨ :ﾚ′ / ／ :/:/! /|.:| ./ .i | ! ﾘ
ヽ__ﾚ′ | ＞メ＜,,._／ノ/ / l :|/ ／! iﾘ
／ !／ヤ⌒メ＼.:/ / / /メノﾉﾍ:/
／// / / ｛らc:j ヽ／ /イﾊ;jゝﾍハ 流石に頑強な守備ですね。が、所詮は窮鼠。
／ // /イ :/ `＝'′ {;ｿ ｲ:ヽ.:|、 猫に噛み付いて多少の傷を負わせようとも、
// / !::に} 〉 /:| :|ﾍ 最後は必ず、猫に喰われます！
|ﾘ :/ |｜ |:＼ 、_＿ / | :| :ﾄ、
| :/ :ﾚ′|: ＼ ／ /| ハl :｝
＿__.ﾚ′ __.|_＿＿＞._ _ _／ ／ ハ :/ ﾘ.ﾉ
:::::::::::｀≧x､、_,|!:::::::::::::::::::::::::| |::::|ｌ / :／
＿＿＿_
／ ＼
元々、兵の質も量も圧倒してる上、こっちは ／ （● ） （● ）、
背後を気にする必要が皆無だからな！ ／ （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ）.｀ｰ 、
俺たちの背後を突くのが青いＶＧ一機だけなら、 | ＼ェｪｪｪェ / ｙ气 |
いないも同然！ なにせ俺たちの背後には…… ＼ ／ /＼｀ヽ, - + -
/ ￣￣￣￣´ 入 ヽｲ |
| ＿＿＿＿＿／ ＼
＼ ヽ ＼
＼ ヽ ＼
＼ ｊ(ミノ
- 417 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:38:21 ID:8DhFoEGI
-
―― [] [] 二 /＞ ．. ./｀＞ ．
| ｌ￣ | | 三 /:::::::::::::::::＞,/:::::::::::::::｀＞,
|_| 匚. | 二 /:::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
| | 三 /:::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
|_| 二 /:::::::::::::::::::::::/_:::::::::::::::::::::/､_
三 /:::::::::::::::::::::::/ ｀ヽヽ:::::::::/_ /｀ｰ､‐´｀二ヽ
[] [] ,-, 二 /::イ´:::｀ヾ::::::::＼ ヽ＼::::::::ヽ､___y´ 》.》 ｀｀
／／ . ----．三 /:::::／´｀＼ヽ:::::::::::ゝ,_( ｀ヽﾔ、::iヽ. ,ィ
匚／ ＝三 ,≦升´￣￣ 》/::::::::::::/ ｀ヽ _,ﾊ Ⅵ ヽ ／/
≡二 卅圭ノ .__ュ /〈::::::::γ' / -代 ヾ｀ヽ`イ／
=三 ,,彡圭斤-ｧ-‐ ‘/)__｀ｰ ' /j::::::::j ,イ__ ノ ゝ._ )ヽ_R/
, ＜ .．≦≡三彳´ 二ヽ ｀ｰ'/ /___//:::::::/ /_ ノー‐- ､! ﾄvー' くそ、３０機はいやがる！
´ _,≦≡"" 三 〉 /_,, -.' Y_三ｲ ￣ ｀､ :l だが奴らは粒子砲の方を向いてる、
/ 二､ / ／ ﾊ_i 今俺がその背後から……ん？
' 二 ヽ .Y´ 一機、飛び出してきた？
三’´￣｀ヽ i!----───--- ．_
.三 _,,ﾉヽ_,ゝ｀i ｀＞ ．_
二ー‐‐ ''‘ .y／ >:::} ｧ-‐ ')
三 /､__／:::ｲ______________ ／´￣｀＞ﾆｧ_／
三 / ￣ _ ．ィ´ , ィ'-----,
二 ／ _ ．ィ ´ __.. ィ´＿＿＿_／
三 ／＿ ィ´￣ ,, ィ ‘ ´
- 418 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:38:34 ID:8DhFoEGI
-
＿_ _＿_ .＿ .＿
＿ --‐‐￣i | | | . ! | . ! |
| ,. ﾊ＿| Ｌ.-┘＿,,| └ヵ . ＿ ＿,,| └ヵ . ＿
＼ .＼ ヽ. ..ｌ. ..ｌ レ-‐''"/ < i-‐¨ ,. ┌┘┌┘└‐┐ i-‐¨ ,. ┌┘┌┘└‐┐
ﾞ'-､ .＼ ! / ∧ ゝ. └'二ﾌ /l. | ﾌﾉ|. |￣ └'二ﾌ /l. | ﾌﾉ|. |￣
｀'-、 ＼. /＼ ∠ - ' ｀´ ﾚ' L_」 ´ L.ｌ ﾚ' L_」 ´ L.ｌ
｀'‐､、 ﾞ'-､ ＼ | ﾍ || .,r- ､ || / .／ ,, '" _..-''
.｀''-..、 ｀'-、 .＼ | | ＿_||/ .| |ヽ||＿__ ,,, ／ . ／ _..-'″
.｀''-､、 ｀'-､ | |＿＿_ | |/ 《 》_.|| |_,, r ''/' ﾍ . ／ .,..-'"
- ..,_ ﾞﾞ'-､、 .｀'-､ | |＼ .| | |``=ﾍ'==/| .|ﾍ / 》 _／゛ ._..-'″
.｀'''ｰ ,,_ ｀''-..、 | | ＼.| | ﾍﾍ､'=`// | ﾍ ,,, r ' ._..-'" _,,
｀''ｰ ,, ｀'-､、 | .|＝＝=| |￣￣ `^ ' ￣￣| ﾍ／ `丶､ . _,,.. -''''"゛
｀''ｰ ,,. | | `> / |__ _ ._|`ゝ| ｀ 丶, r==､|､ ._,, -''''"
‘''''―- ..,,,,_, .i---| |＿ ／ | .| ｀ゝ､/ ﾍ, r ' | .| | |｀ｰ'-'`i ''''"゛ _,,
｀ﾞﾞ"''―- ....,,,_ ｀ >-､__---'`, / |ｰ､_ | /__ , r ' .` ､ .| |ミ|.彡| . __,,,.... --ｰ'''''''ﾞﾞ￣゛
./ ` ', '`,￣ / |`ｰ,-` | ./､--ｰ` ｀ｰ' .`ヽ-ｰ' ﾞﾞ´
＿_＿＿＿＿＿＿＿＿ ﾍ___,-' ￣ | i'ｰ--,' ` `=`i |ﾍ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
/ｰ--`-.'-----'|.|
＿,,,,.... -―''''''' ,.. ． . 、 .|￣￣￣||￣￣ |.| _ ｀ﾞﾞ''''― ..,,,_
..... --ｰ¬''^ﾞ￣ _,,.. -‐''"゛ ._.. ‐'" | `----'||`----' '| ,｀ﾞ'ｰ ..、 ｀ﾞﾞ''''― ..,,_,
_,,, ｰ'''"゛ ,.. ‐'" |__|-.|___.||___|--|__| -,,ﾞ''-､、 ｀''ｰ､,, ｀ﾞ"''― ..,,,_
_,,, ｰ'''"゛ ,.. ‐'" ,／ `i | | || |､__| .| . ＼ .｀'-..、 ｀''ｰ ..,,
-‐''"゛ ._.. ‐'" . ／ ,./ |ｰ`.'-ｰ||ー---ｰ| ＼ ｀'-、 ｀''-､, ｀ﾞ'ｰ .._
._..-'"´ . ／ .／ .| |三/| || |三/| | ＼ ｀''-、 ｀''-､、 ｀''ｰ .._
. _..-'"´ . ,／゛ .／ .`ｰ--- ' `ｰ--- ' ヽ. ＼ ｀'-、 ｀'-..、 ｀ﾞ''- ．
.. -'" ／ .／ / ヽ ＼ ｀'-、 .｀'-､、
／ .／ ./ ! .| ..ｌ ヽ ヽ. .＼ . ＼ ｀''-､、
- 419 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:38:53 ID:8DhFoEGI
-
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾄ、:::::l
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::! ';:::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::／ヘ|::::::::::::::::::::::::::! ';:::l
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ |:::::／／IIj:|:::::::::::::::::ﾄ::::/ !:!
::::::::::{:/:::::::::/::::::/ !::/ ヽ |;iｊ |::::/ﾚ:::::/ |/ ﾘ
:::::::::::i:::::::::/ |:::/ i/ ヽ7 |:∧ |:/ ′
:::::::::::::::::::/ |/ ﾞ ヽｿ 会いたかったぞ、青いＶＧ！ お前を斬れるこの時を、
:::::::::::::::::∧ ＼ 俺は一日千秋の思いで……いや、とにかく！
:::::::∧:::/ ｀ｰ ／ 作戦のジャマはさせん！ お前はここで俺に阻まれ、
:::::/ ∨ ( ￣ 7 / その間に部下たちが粒子砲を破壊する！
／ﾍ ￣ , '
＼ ＼ ＿ /
＼ ＼ / ｀ ー - ′
＼ ＼__ /
￣＼ ＼
＼＼ ＿ ／
＼＼ ＿ノ￣￣ﾉﾉ ＿ |r'l
ヾ'＼＿ｒ'＿_＼rrヾヽノ二￣_ﾉ' || |
〉/ ,rj _＿_ ヽ／ lノ ／ || |
一機だけのＴＹＰＥ−Ｋ（ナイト）、そして `Lvヽ（l_|＿）‐'、＿|ノ＿＿,‐|| |
「部下たち」。隊長機と見た！ なら、 r '`' r _＿, ||＼L/ || |
お前が倒されるのを見せ付ければ、 / -イ l_|// 〃 [＿＿_＿|| ＼
部下たちの士気は落ちる！ / ｒ/￣_ ＼_ ||r―――――＼ヽ l
l,l/ ｌ￣/￣| | | |￣￣⊆⊇⊆⊇|| |
| / | ∪ﾉ ⊆⊇ || |
| / /|ヽノ r――、＿＿＿|| |
|/ l | / lヽ＿|＿|| |
,―'￣￣| | | | | || |
- 420 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/11(金) 21:39:04 ID:jF7K2oHE
- >>413
できるかなじゃねえ、やるんだよ
- 421 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:39:22 ID:8DhFoEGI
-
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾄ、:::::l
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｰ-､ _:::::::::::::::::::::::::::::::::! ';:::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::／ヘ|::::::::::::::::::::::::::! ';:::l
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ |:::::／／IIj:|:::::::::::::::::ﾄ::::/ !:!
::::::::::{:/:::::::::/::::::/ !::/ ヽ |;iｊ |::::/ﾚ:::::/ |/ ﾘ
:::::::::::i:::::::::/ |:::/ i/ ヽ7 |:∧ |:/ ′
:::::::::::::::::::/ |/ ﾞ ヽｿ ああ、その通りだ。完璧な計画だぜ。
:::::::::::::::::∧ ＼ だが唯一の欠点は、実現不可能というところだ。
:::::::∧:::/ ｀ｰ ／ 倒されるのは、斬り刻まれるのは、お前だ！
:::::/ ∨ `ｰ=ニﾌ /
／ﾍ , '
＼ ＼ ＿ /
＼ ＼ / ｀ ー - ′
＼ ＼__ /
￣＼ ＼
＿＿ ／／／
/ ／ ／| ＿ ／／／
/ / ／ヽ |/ / / ／／／
/ / ＼ | ￣ ／／／
/ / ヽ | ／／／
/ / | ヽ r- ､ ／／／
./／ | 〉 ﾍ i`-／／
|/ ﾍ <_ i'| r-､ i'|
/ <`-__ `i |.|/| ﾉ`ヽ|.|
＿ ／| ／`-' / ./ ﾍ i=ﾍ`。'/==.|.|
/| | / / / ／／ ＞ ' ﾍ ﾍ __ | i＝l l ＝i ﾉﾉ ,＿＿__
| | |/ / / (_／| ﾍ .>,- /''' ｰ|ﾍ､_−ノ //_l ｀ ｰ -' -l―--,
|/ / /. ﾍ .ﾍ/|￣ﾍ￣/'ﾍ￣,--i￣ | ./ , /`/`/､,' ,i '
|／ ﾍ _ / | ﾍ'/ .|／ | .| /i､/`/`/､ / |
｀- ' ｰ/__.| // | .| |_/ `' ,/､/､_/| `､_
|ﾍ | | | ./| ''/ ,-.....__/ , r.,' '
ﾍ ﾍ .|| | .／/,＿_ `ｰ '---,ｰ '
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|＿`-'|`ｰ--- ､ ___ /
./ ￣／▽＼――/_
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- 422 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/11(金) 21:40:06 ID:jF7K2oHE
- >>418
なんて威圧感
- 423 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:40:07 ID:8DhFoEGI
-
, '
〆
／/ _,,,....-::::,,..-;:'
ﾉ / _, -=''"""" ＝--、,、`,"+`ゞ,;:
/ i _,.-'^ " ￣＝.、".
,i |i || .|.| || .|.| -'^ ＼`,`,;⌒`;・",;+
,' |i | |.| .| | |.| .| |＼ ∧ ﾐ`+,;:;"・ヽ｀ `
i| |i |ヽ ||.| | | |. |ヽ ||.| | | |. ＼＼ /∨ ヽゞ,:;*ヾ"`丶
i| .|i | `, | | | | | | | `, | | | | | | ＼＼ /∨ -ﾐ、 ﾐ `,;:"
| .i、 l `､／ ! |j |j l `､／ ! |j |j ＼| /∨ ＼ `i
ゝ i、 l | l | / / 丶 |i ＋
i| ゝ |` ,/ ,､／| | |` ,/ ,､／| | / / ﾐ .ﾐ
.i| 丶| .,／ | | | .,／ | | / / | |ｌ / +
.i| ＼ ＼ | ! ＼ ＼ | ! ／ ,/ .i| |i ´
.i| ＼ ヽ, | | ＼ ヽ, | | ＜ _ ／ .i| |i ゞ
.i| ＼j .| .| ＼j .| .| i| |i ´｀ ＋
i| ＼ゞ`| .| | .| j| ,/ ' ／
i|、 `＼ | | | | .i| ,/;:";:|;,/×
ゝ `丶`| | | | i| ,/";:`, ､ 丶
＼ ,. ﾐ＼{j {j i| ,/`,;:ノ`,
`;丶＼丶 、`丶 .j| /;`,;:+
＼ 丶 / .／+``
./.／ ,'
／"`;丶
- 424 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:40:35 ID:8DhFoEGI
-
二二 .| レ |
二二 .| ,-ー-, | : |
__ 二二 |＿_ ／￣ヽ ,.i_ ,i : i
二二ヽ,`=- /ー-,＼ >-'" ＞-,_,ﾉ,,: __,」
二二--~ ＼ヽ、 i-"^`i7レ ヽ ,,-=^-, ,／／~` >]
うおっ、とっ、と！ 二二、 ＼/~ ソ-'' /ヽ＿ ０／／レ-|ヾ＼
ヾヽー--i＿ヾ,_⊿__i==」__/ニ＞=,|il | ,/ `-レ'
二二~>-＿|、 |^ヾkY ノヽ/ ,ー-=~^ |ii l _,/ゝヽ、ヽ,
二二,,,/／＿／ ￣ |^/ー`=-、ー=ー"|il |/ヾ_＿,,ヾ `i
_二二~ ー=' ソ ＿` ＿_,, ＼／＿√「／~ ＿_ヾ ,,_) 凡
＿,,ー' ,,-~ ニ~ ~=-=ー-,,＿,,ー' ,,-'~ ,-' /ー',/
二二~ / ,-=~^ﾌヾ￣￣＞'ー-=＞ /＿,-.ニ,,-'＿／
二二 ,／ ,-=~ヾ `ー-,--<＞__,-~ー-'"
二二=-／ ／ヾ,,/|i |＿,iー~VNゝil
二二ノ＿／' ソ _/ / | ＿/ |
__ ＿
/ ,'l ,.-‐､ / ,' l
l !ｨ! / ￣! ! !
┌────────────────────┐ l /l i_,ィ､,.-‐iｨ l
│ /:::::::::::/:::::::::::::/::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::!::::i ..│ ，､ l ,ﾍ(0〈l,. ｪｧュi´
│,'::::::::::::/::::::::::::: /::::::::::／::::::::::::|:::::::::::::i:::::::::i::::l ....│ ｀'・ ，. l7､ｰ'l l｀ｰィｧ/ l _ ,. ，-‐ 'ｱ
│l:::::::::::/:::i::＿:: /:::::::／|::::::::|::::::::|:::::::::::::l:::::::::l::::l ..│ /l _＿l r､ ﾆ ｿ7,' ｨ r '´
│::::::::/:::/::::::/＞､/ i:::::::::l:::::∠⌒:::::::::|!:::::::|'ﾘ .│ ＼ ./l￣ ＼ ./￣∇｀三ｧ‐─∨ ／ l
│::::┌i:::/::::::/斤心ヘ i:::::::::i::::ﾒ≦i::::::::::::i:!::::::! │ ，._ /.l!l ＼ / ∧／ l
│:::::｛ ﾚ' |:::::7ﾚ升::｝ /:::／|:/辻:｝l::::::::::ハ:::::! │ ｀'・´ l!l ｀i i li／ _,.，ｪ‐＜
│:::::::i ヘ|:::/ ゞ‐" /／ ′ゞ‐' l:::l:::/ ∨ .....│ ∧勹´￣｀l､ l i ! ,lﾍ' ´ ／
│￣｀＼:|:/ ′ ､ ∧!/ │ ,.il'´ ヽ.ヽ. ! ! i ／/ ∨
└────────────────────┘ " / l ヾ i ,i' .／ ｲ l ／
なるほど、聞いていた通りの大した逃げ足だ！
だが、この『イカロス』から
いつまで逃げ切れるかな！
- 425 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:41:08 ID:8DhFoEGI
-
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐― ―――― ＝＝ ￣￣￣ ――＿――￣＿＿＿￣―
＿＿＿＿＿＿＿＿|￣! _
＿＿＿＿＿＿＿＿l. `TY＾`¬i┬┬┬┬┬l |
￣￣￣￣￣￣￣￣|. ,┴{ r/厂￣〕‐┴┴┴l_|
￣￣￣￣￣￣￣￣|___! Ⅳ.:/::::::::＼
`v':::::::::::::::::＼___
∨/,..イ´:::::::::::::〃⌒ヽ､
_ 〉'´:::::::::::::::::::::/::::::::::::::::＼
ｊ/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
i::::::/::::::i::::::::!:::::::::::::､::::::::::::::::::::::::::',
|:::/::::::::ｉ::::::∧:::::::::::::ﾄ､::::::::::::::::::i､::l
､__Ⅳ::::/:::i:::::ﾒ__!::::::::::::匕ヽ:::::::::::::ハ:| 俺としても、さっさとお前を倒して
ﾌ::l::ｒ'l:::/!::/ｾﾐl::::::ﾊ:::尨_ハ::::::i:::ﾄ､`! 向こうに参戦したいんでな！
´￣]八!/i」:i ￣ !／ Ⅳ 小ハl::::`､ 長引かせる気はない！
i´:::::ｊ､八i ´ ｊ〉 爪i:::::::::::::::::＼_ 死ね死ね死ね死ねええぇぇっ！
＼:::::::::::ｊヽ､ ｔ＿ｱ .ｨ､:::::＼ ::::::::::::::: 入_
ｉ:::::::／:::/､ヽ __／/ |i:::::::::::', ::::::::::::::::: /｀' ､
／:::::::::>‐-i ＞v＜´ ./|::::::／:::::::::::::::::::::::::::::,.:〉┐
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐― ―――― ＝＝ ￣￣￣ ――＿――￣＿＿＿￣―
／￣￣＼
､ / ､ / /ノ ＼
ｷ人_,/ ｷ人_,/ う、ぐ、くっ！ （ ●） Ｕ | ,r-､__ ____,r‐''7´7
） て ） て （（___） し |┬ﾌ i￣`''´r--っ二>
､ / /´⌒Y,. /´⌒Y,. ___,,,,..,..---‐‐‐‐'''' ヽ Ｕ |┴< r-ﾆ'''''/ f'''´ /
ｷ人_,/ ___,,,,.＼-‐‐‐''''''' ＼__,,,,,...--‐‐‐''''''''￣´´ { Ｊ |__ lﾆ;l_,f-､~`ヾ ／
__,,） て''￣_,,..--‐‐‐'''''''''' ￣ > '" ｀￣ /´
-‐''￣,.../´⌒Y,.￣ ､ / ,,/'"~´/ ／
''' ￣ ､ ＼/ ｷ人_,/ / / , -‐ ~´
ｷ人_,/ ） て 〈 l r~´
） て /´⌒Y,.
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―/´⌒Y,.‐―― ＿＿＿￣￣―――＼＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣＼ ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐― ―――― ＝＝ ￣￣￣ ――＿――￣＿＿＿￣―
- 426 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:42:05 ID:8DhFoEGI
-
┌────────────┐
│ ／￣￣＼ .│
│ ／ _ノ ＼ ......│
│ | （ ○）（○） .....│ 小隊長ほどの達人にさんざんしごかれ、
│. | U （__人__） .│ 実戦の修羅場も潜った。今の俺は、『ガンダム』の
│ | |r┬-| .│ 時とは比較にならないほど強くなってるはず。
│. | ι `ー'´} ....│ なのにこいつは、『ガンダム』より遥かに手強く思える！
│. ヽ u } ....│
│ ヽ ノ │
│ / く ＼ │
│ | ＼ ＼ ...│
│ | |ヽ、二⌒)､ ......│
└────────────┘
ヽ､ ,-､
ヽヽ,-―､__.／ |/⌒ヽ_―
ヽヽ ∠-_ |⌒ｌ )｡=､
《､ヽ＼/ ｀()／ |／｡
その上、こいつはただ技量が優れてる ｀､ー＼) ⊿／ ヾ |―-┘
だけではなく、何か執念じみたものまで | ＼ 'ｖ,ーﾆ∋∠／ 〕
感じる……くっ、圧されてたまるか！ ート､ 〕 H┴´Ｊ＼ｌ ﾉ 〈
ー>､> |~>' ＼_ リ | ∩
|｀ｌ/＾ヽ'- ~￣＿｀┘」｡｡＼
- 427 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:42:33 ID:8DhFoEGI
-
「俺にだって戦争を終わらせ、翠星石を無事にリジンへ帰すという、
絶対に譲れぬ執念があるんだ！ こいつにどんな事情があろうと、負けはしないだろ！」
＼]＼ ／[／
＼]＼ |￣￣￣| |￣￣￣| ／[／
＼]＼ |＿＿＿| ＿_ |＿＿＿| ／[／
＼]＼ _| |_ ／[／
＼]＼ |￣￣￣￣| ｜ | |￣￣￣￣| ／[／
＼]＼ |＿＿＿＿| ｜ | |＿＿＿＿| ／[／
＼]＼ ／|￣￣￣|＼ ／[／
＼]＼＿＿＿ [／|￣￣￣|＼] ＿＿＿／[／
＼＿＿＿_ ヽ ／l | | l＼ / ＿＿＿／
ヽl| ﾄ｜ ｜ｲ |l/
＿＿＿＿ ＿ | |l｜ ｜ｌ| | ＿ ＿＿＿＿_
| ￣ ─- _ ┌‐┐ | ｌ| |ｌ｜ ┌‐┐ _ -─ ￣ |
| ￣T､ ／|￣￣|＼|_:l|┌‐┐|ｌ:_|／|￣￣|＼ ／|￣ |
＿＿| ｜＼ ||￣¬ | |＿＿|ｌ／|￣￣￣￣|＼l|＿＿| | l¨￣l| ／ | ＿|＿＿＿＿
￣￣ ｜ ￣¬─- ＿_ | |:l|￣ ｜|／| |ｌ |＿＿＿＿| l| |＼| | ||:| .|＿ -─ ￣ |
| T ７＼ |:l| ｜| | | ／| |:＼l| | | | || | ／¨｜ |
| | ＞' ----- | | | | | | | | -----｀< ｜ |
| | | | _-‐T￣￣￣￣￣￣￣￣T‐-_ l| |: ｜ |
| | |＼_ ＿-‐ ￣ l|＿＿＿＿＿＿＿＿_| ￣‐-＿ _／|: | ｜
＿|＿＿＿＿＿|_ |､ | _ -‐ ￣ | | ￣ ‐- ＿ | ＿|: |＿＿＿＿＿｜
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼| ￣ |￣ ｜ | T ￣ l|／￣ ￣￣￣
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : | | | |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
- 428 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:44:48 ID:8DhFoEGI
-
r=､、 ＿＿ __
l| ＼r'´￣ _ｒ' 二＞, ﾍ
l| / ﾄ、ヽ r'´, ｨ'Ｚこく |
∨ /| ＼ 〔 「 ,{ {-｣} ｝-┬'
/' // ＼{j/ ゝ辷ソ＼＼
言葉さん、今こそＳＳＳ（スーパー・スピード・ | / l ＼ ＼/､__|｜/l＼＼
システム）を使う時かしら！ やらない夫さん、 ヽﾊ/ ｙ=ミ 彡='､ｌ ヽ!｣ ∨
威勢のいいこと言ってるけど、このままじゃ ヽ{ ﾊ ｒり l ｒりY∨ﾊ
遠からず押し切られてしまうかしら！ |lﾍ.r‐､ 、 ¨´ |lｿl |
／|l l l Y ￣ ヽ ／|!┐
{彡'| -| !､! ノイ j彡!￣ヽ
Y／彡l / ￣ ｛彡二7 ﾊ
｛ ∨ ヽ{ /￣{_}￣ Y´￣ﾐi ﾍ
｢l/ ヽ |＼＿_l テァ;┘〈 小、
〈j〈 ヽ / ,＿＿)＼＿ゝ┘| /
く/::::＼_ノイl / ヽ / /ﾍ ＼
/::::::::::::::::::::::::| |::| !::::ﾄ:::::::::| ヽ.∧::::::::::::::::::ヽ
i:::::::::::::::i::::::::::l .ｌ::| |::::| ヽ:::::l ',::::,::::::::::::::::',
l:::::::::::::::l:::::::l:::! ｌ::| |:::| ヽ:::ｌ ｌ:::|!::::::::::::::::
!::::::::::::::l::::::::l:::ｌ-ｌ:|--‐'l::| ヽ::ト−- |:::||:::::::::::::::::}
｜::::::::::::l::::::::,ﾍ:ｌ !|,＿_ ｌ:| ヽl ＿_ |::|i:::::::::::::::l:|
|::::::::::::::l::::::::{ ｌ!,xf=≠ミｌ| ,x=≠ﾐｉ､ｌ::::::i::::::/ｌ|
|::::::::l::::::l:::::::ヽ, "つ;;;ri| つ;;ri} ﾞ'|:::::ﾊ:::/ |! いえ、まだです。あれは思考速度まで
|::::::::l:::::::l::::::ｌヾ:､弋_沙 弋少 /::/:|.}/ 急加速しますから、こういうギリギリの斬り合いの
i|::::::::l::::::::ヽ:::', i) /／:::|/ 最中に使っては、やらない夫さんが混乱する隙を
ｉ|:::::::::!::::::::i::::ヾゝ /::::::::ト､ 突かれてしまいます。もう少し待ちましょう。
ｉ.|:::::::::l::::::::::l:::::::|ヽ ´ ｀ ／:::::::::::| ＼
i. |::::::::::!::::::::::ｌ::::::| ｀ 、 , ':::::::::::::::::::| ＼
ｉ |:::::::::::ｌ:::::::::::ｌ:::::| ｀ 'tｰ ´:::::::ｌ:::::::ｉ::::::::::| ヽ
- 429 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/11(金) 21:45:18 ID:jF7K2oHE
- サイズが大体おなじなら、パワーでイカロスには勝てんだろ
- 430 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:45:19 ID:8DhFoEGI
-
/ / ,､ |､|"ﾞ｀､ ｀､
l / / | .|.ｌ| l .::::::::::l
| | l /_,. | .| |ト､ | , .:::::::::|
| | l/l/'´ // / ｀メﾉl /l .:::::::|
､ヽ ,ｨﾁ斤､′ 磷ミュ' !.:::l:::| （だって、今使ったら、『イカロス』が破壊されて
| ＼ {ｂ::::::ﾘ P::::::リ / .:::|:::ﾄ､ 誠君が殺されてしまう。接近して抱きつける
ﾄ､ ｀トﾞ-‐' , ｀‐-'／l.:: |:::| ヽ チャンスになるまで、ＳＳＳは使えません）
|::| ﾍ /:::|.::. |::::| ｀､
|:::| ::::「｀ ､ ´｀ イ ｀|.:::. |:::::| ＼
|;:ｲ ::::| l ` ー ' ´ ! |.:: ﾄ､:::|
／';:::| :::|. |‐- ､ , -‐/ !.::. ｜:::ヽ、
/::::::::';::| :::| ヽ / |.:: |:::::;'::::::ヽ
l::::::::::::';:| :::| __＼／__ |.:::. |::::;'::::::::::::l
_＿＿_
, ィ ´ ＿_,.､_＿ ｀＞､
／ __.r‐┘ ＼ └‐ｔ _ ＼
／/ ／ ／／ l ', ､ ＼ﾊ＼
／ /イ /／ / l | ＼ ヽ! ＼
／ / / /.: : :/ / l |:.:. ', V ＼
/ j/ / /.:. : : ／ ／ / l |＼:.: ', ', ,.: 〉
/ / l:.-−―／ ／/ ｲﾅ ― --l !イ::／
￣ヾー-|l ＿ 斗匕三ｘ' ´ ／ / ｘ三:心j:.: j l/
ＶＧ戦闘の専門家がそう言うなら、 ＼|:!:. :.:.ｌｉヽ ﾊノ:! / ﾊノ:i ﾉｲ.:. /! l
待ってみるニダ。でも心配ニダ。 l|小、:.:.:.ヽ. ゞ=' ／ ゞ=' /.:.: ｲ } l
やらない夫さん、大苦戦してるニダ。 l| { ヽ､:.:.:.＼ ' ／ィ´_ {!_ ｌ: l
l| ｝ _{!_ 下Ｔ、 (__人__) ／i:.ﾊ. {! }:. ',
‖ { {! }:::i::::＞:..､ , ィ:::::::.:l:::.:} {:.:. ,
/' } {::l.:.::::::l::::| : :|::::l::::::::.:i:::.{'_{!_/:.:.: ',
/ / ﾄ､ }!,jV.:.__／￣¨ Y ¨￣＼＿:ｒ､} }!/ .:.:.:.. ',
,' / {こ入 { ｲ ,.‐',二¨Ｔ¨二.'‐､ { j／¨ヽ:.:.:.:.. ヽ
- 431 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:46:14 ID:8DhFoEGI
-
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━─────────
┃
／／／
／／／
／／／
／／／
／／／
r- ､ ／／／
ﾍ i`-／／
うおおおおぉぉぉぉっ！ ﾍ <_ i'| r-､ i'|
/ <`-__ `i |.|/| ﾉ`ヽ|.|
／`-' / ./ ﾍ i=ﾍ`。'/==.|.|
／／ ＞ ' ﾍ ﾍ __ | i＝l l ＝i ﾉﾉ ,＿＿__
(_／| ﾍ .>,- /''' ｰ|ﾍ､_−ノ //_l ｀ ｰ -' -l―--,
ﾍ .ﾍ/|￣ﾍ￣/'ﾍ￣,--i￣ | ./ , /`/`/､,' ,i '
ﾍ _ / | ﾍ'/ .|／ | .| /i､/`/`/､ / |
｀- ' ｰ/__.| // | .| |_/ `' ,/､/､_/| `､_
|ﾍ | | | ./| ''/ ,-.....__/ , r.,' '
ﾍ ﾍ .|| | .／/,＿_ `ｰ '---,ｰ '
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_,,.. -ｰ'''",ﾞ,,,.. -ｰ'''"
_,, -''''"´_,,.. -‐''''"゛
_,, ‐''" _,, -''''"
_.. ‐'"゛ .,.. ‐''″
,..-'" _..-'"゛ ＿ r⌒ヽ
／ ,, .'" ┌──-/// ┌‐┐ ┌┐ / ﾉ
. / / └− /￣ . └‐┘／／ / ／
lﾞ ｌ / / ┌─' ／ , ｧ"~
.ｌ, ＼、 ￣ . ￣￣ （＿ﾗ
＼, ｀''ｰ- .,,_
｀'-､, ｀ﾞﾞ'━== ....,,,,＿_
｀''ｰ ..,、 ￣￣ﾞﾞﾞ'''''''''¬――+―-------------------------―‐
｀ﾞ'''ｰ-..,,,_
｀ﾞﾞ"''―- ....,,＿_
￣ﾞﾞﾞﾞ"''''''――-............,,,,,,,,＿＿_
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.┃
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- 432 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:46:31 ID:8DhFoEGI
-
┌────────────────────┐
│ ―― [] ] ／￣三＼ ......│
│ | ｌ￣ | | ／ ＼三/＼ .....│
│ |_| 匚. | 三 （ ○） （ ○） .....│
│ | | 三 u （__人__） ......│ 真っ向から剣技の勝負を続けてたら、
│ |_| ≡ ｀ ⌒´ﾉ │ いつか負ける！ ここは意表を突いて、
│ 二 } .....│ 一か八かの大博打大技しかないだろ！
│ r⌒ヽ } ......│
│[] [] ,- 三 __ ノ │
│ ／／ 三 ／ )≡ │
│匚／ 三 ニﾍﾍﾍ / ≡ │
│ 三ｰヽJJJJ /￣､⌒) .│
│ 三 /￣ ￣ │
│ ニr /￣￣￣ヽ ..│
│ 三 ニ＿/ | .│
│ 三 三 三 ／ .│
│ ' .三. . 三 三 三￣ヽ ......│
│ 三三 ニ≡ ﾆ ＿ノ │
│ 二 三 / 三＿ノ ....│
│ ヽ ニ ニヽ＿ ノ .│
│ ﾉ 二 │
│ ヽ │
│ ﾆ .│
│ ヽ l .│
│ ヽ＼ | ﾉ／ ....│
│ ヽ＼ ノ／ ....│
└────────────────────┘
- 433 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:47:06 ID:8DhFoEGI
-
┌─────────────────────┐
│ ／ ／ .│
│ ／ ( .│
│ ／ , '､ │
│ ヽ ／ ..│
│ .| ／ │ ぬおりゃああああぁぁっっ！
│ | ／~,＼ ＼ │
│( ~ ノ | ／､ ＼ ＼ .│
│ ＼ ＼ | ノ ノ ＼ ＼.. │
│ ＼ へ ／ }~~ﾍ ﾍ ＼ ＼＼.. │
│ ＼ ⌒ヽ } | | ＼＼＼... │
│ | ,. ⌒､ﾉ |,,'''| ...│
│. | （⌒人⌒） ﾍ⌒l │
│ | ⌒(（ ●）（●） │
│ ＼ﾉ( ゝ 、~,ﾉヽ .│
│ ＼＿＿／ .│
└─────────────────────┘
- 434 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/11(金) 21:47:15 ID:jF7K2oHE
- >>430
女だなぁ・・・
- 435 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:47:26 ID:8DhFoEGI
-
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￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
__,,.、 -- ､、_
_,.ィ'"´ `'ト、
. ／ ＼
. / ..: ..:: ..i ..:.＼
/ ..:.:.: ..:.:.: .:.| .::.:.:∧
. j ..:.: .: ..／:: .:.::ﾄ､ .:.:.:.:.:.:ﾍ
.. | / .:.:.:.:／ .:,イ.:./!:..| i :.:.:.:.:.:.: !,
| .:.:./.:.:. ／/ .:／/.:./ |:./ } :.:.:.:.:.:.:.:.::| 今です、金糸雀さん！
| .:.:.:/.: ／メ、／ ''/" l/／ |.:.:.:.:.|.:.:.:.:: |. 今こそＳＳＳを！
＿＿＿∧,､＿ | :.:./:.:/ ,ｨ=＝Yｧ ／ ∠´,_ |、:.:.|::.:.::.|::| ＿ ＿_＿＿＿_
￣￣￣'`'`￣ | :.:.:j:.:.:.:.l'"ﾄz::ﾟﾘ ィテﾗﾄ|:..:.:. |:.:.:.:.|.:| ￣￣￣￣￣￣
. | ..:.:|:.:.:.:.{ `-‐' ﾋ::,ﾟｿ /}:.:.: l＼:./:/
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／/ ヽ ,／￣ − _r〜冖ｰ-､_｀ヽ
/ / V/ − r'´ _r -z､＿-└､ﾊ
! ' / |{ ￣ | 「 「f こ三ﾍ ＞−┐
|｜ / /l｀ − _ { └ｔ〈」└ｔソｲ 〉 j
ヽ! i / / ｀└／,∟ヘ _７イ＼ーｲ|
＼ | l ,' ,＼ /ｰｔ.T´＼ ＼ﾘ!
￣ l l〈 ｰ- ､ _ {／斗≧ｘｭﾍ ＼/V
', l.ﾊ ＿Y 彡ｲ r lヽ ﾍ／-､ !
了解かしら！ ヽ、∨〈 ｒ l 弋._ ﾉ ' 〃ｒ冖 |/
ハ. ゝ ' / ノ／
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- 436 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:47:46 ID:8DhFoEGI
-
. r‐l ト､
（そして私は……） ｌ -┬＜´ : ト -―ｌ : `ｰ┬ 、 |
!|__ ／.::: ::::!: l l : : l二二 ! : : : : ! ! : ト､!! ｀ヽヽ
〃 __|ｌ /ｌ ヽ|! :::: l ::l: :ｌ !: : :! ｌ : : : : l l: : ! /|ﾄ､＿ ﾉﾉ
ｌ| / ヽ_ﾉ! ! トヘｌ| :::! ｌ !: :｀ヽヽ l: : : : :// :// ! ｀ヽ!| ! ､､
! ヽヽ ! !|ヽl__!|ノヽ ﾉﾉ / : : : // /∧ ∧ |!|＼!| ! ﾉﾉ
j|＿∧ ｌ| l ヽ_ﾉ＼ !| ＼l＿ノ ／( ＿j|∠ノ ￣ /! ∧ ￣!|￣ﾉ
／ ! ＿ノヽ､_!lﾉ＿.. -―ヽ ヽ从／ ムヽ､!|＿ ノ＿_ / ｌ| /从` ー‐ｌ|＜＿
__ノ´ !ヽ､＿ノ＿_ ＞ｰ‐人ヽ、 ＼ ≧ !::::::::::::)＼! !/ ≦‐-､! ノ
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「第一管理者の自我領域 ルート開きます」
- 437 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:48:02 ID:8DhFoEGI
-
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ヽ ＼ -､ ／､ゞ- [] [] ,-,
丶 ヽ ＼ ヽ＼ ／／
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ﾌ:.:.:.:.:.:. /:.:.:.:.:.:.:.:.:..／:./:.:ｲ:.: |:.: |:.:.:ヽ:.:.:.:.ﾊ:.:.:.:.:.:Vト＜:.:
/:.:.:.:.:.:.::/:.:.:.:.:.:.:.::／:.:.:/:.::八 : |:.:.从:.:.:.:＼:.:.:i:.:.:.::.:.:.Vi:.:i:.:
. /:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:／:.:.:.:./:.／/:.:./i:.人:.:.:.:.:.:.:.:.i: |:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:l:.:
i:.:.:.:.:.:.:.:.i>､:.:.:.:/:.:.:.:.／:./ /:.:/.// ヾ:.:.:.:.:.::l: レ:.:.:.:.:.:l:.: |:.
i八:.:.:.:.: l:.:.:＞.＜ ´ ／ /／ // ＞＜:.:. |:.:.:.:.:.:.:..l:.: l:.
言葉さん？！ 何をする気ニダ！ ∧:.:.:.:..ヾ:./≠､＝ミー 〃 // ー彡＝≠≧/:.:.:/:.:.::/i:.:.l:
/:.{{＼:.:.::Vi Ⅵo(;;):::ｶ ／ 彳o(;;) .V/ｲ:.:/:.:ｲ/ .l:.:.|:.
. /:.:.ｲ} .＼:.:ﾐ､ 弋:::::ソ 乂 ク//::.:.:./〃 .|:.:.:.
/:.:/:.{{ >､廴´￣｀ ´￣｀彡:.イ:{{ .＊ .|:.:.:.:
. /:.:/:.:.:{{ ＊ }}∧"""" ｀ """" ./:.:.:.i:.{{ }}:.:.:
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- 438 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:48:20 ID:8DhFoEGI
-
ο Ｏ ／ 。
ヽ。 Ｏ ／ ο , ─＝､─-=ﾆL｣_
ο ヽ 。 ／/ Ｏ_, 。 ／二ﾆ=‐-=ﾆ、＼ ,＞
iヽ:''"ﾞﾞ'':.,／ ,ムｲ／ .}、 ヽ. ヽ ｧ′
−―＝＝ニ二 ;: :; 二ニ＝―‐‐ / / ﾉ,ﾄ､ ,ｨ ,ハ. ∨ﾄ、
。 'Ｏ :､,. ..,::'､‐- 。 (＼ ＿_ ∧ ;' ,ノｌﾉj,ｨ込ｧ｀! ,), V ＼
Ｏ ／／｀ｖ:: ､j 。 Ｏ_,. ,f＼孑=ｧ),__ | ! ｉ,ｧ示. ﾉ'ﾉ ゞr'ﾘ ﾘ ! | ＼
/／。 | ヽ 〈ヾ､ム,. 》 :|| ＼ |!､ﾄ､ﾄ弋ﾘ ､ l ,ﾉ※
／ ο Ｏ . `ｰ'─(,ﾑｲ' ＼ ,. -'‐ ＼＼ (_ノ､__) _ﾑｲi !
／ ＿ ＼ ｀ 7マ'７ | ヽ.≧ ゝ._ﾉ ,: ｨ´|.※ |
| |＿＿__ [ｌ[ｌ ｀ , i ,ハ} |.※ | ＞ｘ､. イ ! i|. !
| ＿＿＿| ｀7ぇｘl/ , ! i 《 ,≫vﾍ.)､i), !
| |＿＿ / / |＿ ｉ.※ i. 《|{,／/iﾍ.∨), ∨ ,r- 、
|＿＿＿| / / ! )`i !, 《!_／i |《ﾍ.∨), ∨ ,Xﾍ. }
/ ム.＿. !/ .|.※ |ﾍ. 《 ｉ | 《.ﾍ.∨ﾍ,.ﾏ^ヽヽﾉ
[ｌ [ｌ // ‘ーｘ, i ！ |. | ',. 《. ! i 《. | | ﾒ.}i;ｘr≦
// ∨ ヽ. | |.※ | ∨《 Lｉ 《 L! :|. | |
^ ＼. ∨ |. | 〈 》〜〜〜''〜 | i !
.....:;:;... ｡ ;; : :...
. .:.;....; :.. ; , :.... ;:. :;. ;.;..::.
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{二:.. :.: ;:.:ヽ.;:,.i・人从 ／::::.... :::. / / ! i | |.| |
.:;:;:;:;:;:.:.:.:.ヽ从;ｌ；从 /、。;.:;从 ;:. ／ﾆﾌ;:;:. / / | .| |_|.|_|
.:::::.... `＼:;.:.从：：:;.:;,:,；、;l,;l> :;.:;人:;...／;:;:;:;:;. / ./ | .|
.:;:;:;:;:.:.:..;: .,;:; ） ,.,;;;Ｗ＿从 :;.：；／,∧ ;/..:;:;:;:;:. / / .| |
.:;:;:;:;.:.:.:.. ﾛ 三.,.,;:;.:,,l|二|;,:;,ゞ;;,,从 :;.;: % ~:...:.:;:;:. // J
.:;:;:;.... ..;; Σ;''。：。,,::从ゞ;;,;;;／*:;:,,~`= . ..:.:.:;:;:. "
.:;:;:;:;:.:.:.:....,::;; Ｙ⌒:;...;:.:〃l,l；、;.:;.w: .Ｚ＼:: : :. ..::. ｒ-- ―-､
.:;:;:;:;:;:.:.:.:.. ..／ ）：；。／从∵]ヽ,.,.;;>.:.:.:.:;:;:;:;:;. ~.= フ ／
.:;:;:;:;:;:.:.:.:...:.:. ;;.''ﾉ::⌒Ｙ＊W 从 ::.... :::....... ,' /ｰ"
.:;:;:;:;:;:;:.:.:;.: :::;;/''`;.. :,.Ｙ:. ..ヾ:;:;:;:;:;:;:. ﾚ
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.....:;:;:;` ; (二~ -― ''"
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- 439 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:48:39 ID:8DhFoEGI
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:.:.:.:i.:.:.:.:.:.::.:i／´/ /.:.:.:._／ ,ｒ':,/ ./:./ ー＝ｪ､ |::.::i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i|
.:.:.:i.:.:.:.:,:／i::.:/ /:.::.,ｒ'´ ／／ /:./ ＼ .|.::.:i.:.:i.:.:.:.:.:.:i.:.:.:|
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:.:.:i.:.:.:.:| ./iiｒﾇ:::::::{__}ﾄ' ／ ´ｫニﾃ=ｭﾐｭ､/:.:ﾊ|.:.::i.:.:.:.:::i:.:.::|i
:.:.::i.:.:.::|/ｹｵ i:::::::::::i |. /:i::::"ｒベﾝ'´ .|.:.::i.:.:.:.:ｲ.::ｲ:|i
:.:.:.:i.:..::ト' |;;;;i:::::::::::i | {;;i:::::::::`く;}ﾇ .|:.::.i.:.:.://.:/i:.|i っっ！ お願い、行かせて下さい！
i.:.:.:.:ﾄ,:.| : ,,ﾉ;;;;;;;;;::i.}. .~.}::::::::::::i |Y`./.:.:i.:.:/.://.::i:.|.i 今、やらない夫さんに助言して、
.:ﾄ,:.:.:.|ヾ､.Ｏ=ﾆ=ー' ./~;:;;;;;;;;;:;;ｿ /.:.:/／.://.:.::i.::| i ソウル・ドレインを使ってもらえば！
.:.::i:＼＼`､ﾟ。 . `-ﾐ;;;;;;,Ｏ' /:.:/ｲ.:.:..:/.:.:.:.::i..:| i
:.:.:i.:.:.:`トﾐｪ_ﾟ. ｉ: ￣ ﾟ｡/::/く/.:.:.:/.:.:.:.:.:i.:.:| i
:.:.:.:i.:.:.:i'ヽ ＿_ ／''/,ｒ- '.:.:.:.:.:.:.:.:.::i.:.::| .i
.:.:.:.::i.:.::i.:.:＼ i/´ ヽ ./i.:.::./.:.:.:/.:.:.:.:.:i.:.:.:| .i
i.:.:.:.::.i:.:i..:.:.::.＼ ` ー ' ／.::i.:.:/.:.:.:/.:.:.:.:.::i.:.:.::| i
::i.:.:.:.:.:i.:i.:.:.:.::i.:.:` ､ , .ｒ'´.:.:.:.:i:.:/.::.:/.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:| .i
:.::.i.:.:.:.::.ii.:.:.:.:i.:.:.:.::| ` ､ , ｒ:.'´.:.:.:.:.:.:.:.:.::i:/.:.::/.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.::| i
, --― ,==＝＝=
／ ／ , -―‐-､｀ヽ、
く / ／ ,ｨ ｌ｀ヽ 〉
｀7ヽ/ / ／ ／/ } |l ｀ヽ
/ / ∠-‐,..二｀X /／ l l |
ソウル・ドレインは消費電力が大き過ぎるし、 ! ｌ ｜ {〈::.:::.::.:ﾊ -‐ﾍ l| }
使用後しばらくは動けなくなるニダ。 | ｜ ﾄ､ﾍヽ::_::/ /::下Y /
まだまだ敵がたくさんいるこの状況で、 ! | |＼_〉 （_人_）ヽ::/_/ /
使用は許可できないニダ！ / ｢|斗-ﾍヽ 〈 / フ ∧
ﾚ‐┘し┐ :|| ＞ ニ-＜彡１ ＼
∧＿｝ノ´V |l r个〈:＼ ﾄ､_／
- 440 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:48:57 ID:8DhFoEGI
-
_,. -―- ､,.-‐､__
__ ,／.:.:.:.: ,-― ' ,.- ヮi {
〃､ヽ.:.:.:.:.:.: } ┌‐ﾋ薔ﾊ y !
亅/.:.:. 〉、.:.:. ヽ＼へ〒ヽ_ﾉ、
i.: l.:.,' ｀ ￣ =−-､l」ﾆ´i_〉!
∨:.{ ＿, ／x‐=､i!ﾍY.:.l 南ちゃんの言う通りよ。他に選択肢のなかった、
. ヽ:ﾍ ,=､ 弋_ｿ l!ﾉ// 言葉さんの時とは違うかしら。ここはあのＶＧを
ﾞﾗ､i::ﾘ /.:/.:i__ 速やかに撃破して、それから粒子砲を守りに行かないと。
{::ﾊ､_ ｀ っ ／ｼ.: ,ｲ ヽ
ﾚ-{ﾞｰ.i/jﾄ､-‐ﾉ:／.ｨ ',
/ 〈ﾆ/ﾉ}{ヽヾj .;.:. ﾉ ﾊ
. ,ﾊ >ｊ ､ ' ,ﾍ、｀ヲ' _ ＿ ∠
ト-､_.ﾉし､_ﾑｯ ,f‐| ﾊ, ｒ､ ﾆ} !
,> //｀1__ ,ｲ｀´ﾉ_,. ‐＾､l! ! 「´
|,/ /‐v‐iﾍ ヽ_」
｀| /| i^i 「 .} ｉ |
ヽ-／ ´ ｀ ＼ /
,／ ￣ ＼
／::::::::::::::::::::::::::::::: ﾄ､::ヽ:::::::::::＼::::::::::::::::::＼::::::::::::::::
/::/::::::::::::::::: /::: ∧:! ヾ:::＼:::::::::::ヽ:::::::::::::::::::ヾ:::::::::::::
|:::i:::::::::::::::: / ::::::| |::! ＼::＼::::::::: !::::::::::::::::::::l::::::::::::
|:::|:::::::::::::: ':::::::::::| j_| .. -─十::|:｀ ､ :| ::: ::::::::::::::|::::::::::::
|:∧::::| ::::::|:::::::::√i::l _ __ |::::|::::::| :::::::::::::::::::::::|::::::::::::
|:| |:::| ::::::|:::::::ハ j/ｨ≡tiミ |::,ｲ!:::i| :::::::::::::::::::::::|::::::::::::
|:| |:人 ::::|::::: |:::::/ l | i/ |:::::i| :::::::::::::::::::::::|::::::::::::
（『イカロス』を？ 誠君の乗っている |:| i::::| ＼l:::::::|:::::i ､ ﾉ / |:::从 :::::::| ::::::::::::|:::::::::
『イカロス』を、撃破する？） ヾ.､ ヾ:＼ ＼乂:, ´,,,, |/;;/:! : :::|:: ::::::::::|::::::::::
＼ ーゝ ゞ:/＼ ´ ;/ ;|::::::::|:: ::::::::::|::::::::::::
く /;;;;;| ::/ :::::::::::::|::::::::::::
＼ __ ;;;;;|:::/ :: ::::::::::::|::::::::::
＼ ,;;; j/ :::::::::::::::::|:::::::::::
＞,. ─…；イ ::::::::::::::::::|:::::::::::
- 441 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/11(金) 21:49:01 ID:jF7K2oHE
- なんっだ？
- 442 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:49:36 ID:8DhFoEGI
-
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━─────────
┃
＿ [][]
| |
| |＿＿ _ ,,,r-''''''''''` i
| ＿＿_| / .ヽt' ﾍ ﾍ ﾍ ﾍ
| | ／ﾍ Y `i ,| | | | __
| | ／ ﾍ ﾍﾍ' / /ー' ,--' `､
. ￣ < ﾍ ﾍ｀ 'ー| r ',,二` ゜r '､＼_ うぐっ！ だが、負けんっ！
ﾍ ／￣￣￣￣/`ｰ-､ー'r ､`≡､ /
/ﾍ／ ／ ／ / ﾍ__＞､r---,_
./ /ﾍ ` //-､
'r''' r'' ﾍ ／ ＼ ＼ ,,_人､ノヽ // ｀ - ､
￣｀ ｰ---`'＿__、/` )ヽ （ ,,,, r '' /ー――――｀ ､_
/- ＜ ＞ ／￣`､――-i /
/ー― ) て ／|'''' ﾍ-ﾍ ﾍ ,,, r '
rー― ／^⌒`Y´^＼ _/ ,ﾍ'''' ﾍ-ﾍ ﾍ｀ ､
| ∠＿__／＼＿__＼ / ﾍ'''' ﾍ-ﾍ ﾍ /
.| ＼／ ￣ ./ .ﾍ'''' > '＿__,|-'
.| ―--,,,,,__ /
| :::::::::::::::::::￣￣''''''――--'| ＿＿
r-､| .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | |＿＿|
,| ｀ゝ、_:::::::::::::::::::::::::::::::,-―''''￣｀､ ／＼
/ /`i::::::::::::::::::::::::::/ ﾍ ﾍ ／ ／
＿＿_／ ／
|＿＿＿／
.┃
─────────━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
- 443 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:49:58 ID:8DhFoEGI
-
＿ __
┌ ┐ ┌ ┐|┌ ┬┐ ┌-
│ │ | | └ ┴┘＿_|￣l_＿‐┐ ＿_
／ / l ヽ＿ ￣ |＿_ _＿| ＿┐ | ||
!l |￣ __／ ヽ＼__ | | ‐┘ └―i l￣| |＿l ＿. ｜ ｜
￣ ￣ └┐ ┌‐┘ ￣ ／ ／ .|＿|
| |＿l ／ ／//
乂人从／ ￣ |￣|
＼ ) ； ;;て ‐ ￣ ┘
＼へ― フ ／i'乂ゞ＼＼
∠ △ ／ ＼ |
Yw「ﾉﾉ￣￣＼ ／ ｜
厂／＼＼￣￣／ ／￣＼ |
￣ ＼| ￣ | | EVA ｜｜
〔§| ／| ＼＿／／＼
（ ＼＼＿＿ |
＼ ￣￣￣＼＿ ＼
- 444 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:50:11 ID:8DhFoEGI
-
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━─────────
┃
__ ＿
よし、相討ちなら上等だ！ 蹴りと斬撃では、 / ,'l ,.-‐､ / ,' l
機体へのダメージが違うからな！ l !ｨ! / ￣! ! !
この勝負、もらっ…… l /l i_,ィ､,.-‐iｨ l
/＞，､ l ,ﾍ(0〈l,. ｪｧュi´
/ ｀'・ ，. l7､ｰ'l l｀ｰィｧ/ l _ ,. ，-‐ 'ｱｬ
l /l _＿l r､ ﾆ ｿ7,' ｨ r '´ l
ヽ ＼ ./l￣ ＼ ./￣∇｀三ｧ‐─∨ ／ l
，r≧，._ /.l!l ＼ / ∧／ l /
,.，-‐ '" ∧ ｀'・´ l!l ｀i i li／ _,.，ｪ‐＜
/ ヾ ∧勹´￣｀l､ l i ! ,lﾍ' ´ ／ ヽ.
.┃
─────────━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
- 445 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:50:57 ID:8DhFoEGI
-
-､
-､ `､l
〈｀'-ｰｰ-'^ヽ `､l
ヽ-''´~ｿ /
,/ く
_,.r' .,へ ｀ヽ
=ﾆ-ｰ'´ `;､ﾉ -､
-､ `､l
＼ ＼| ＼ 〈｀'-ｰｰ-'^ヽ `､l
＼へ― フ ＼ ＼ ヽ-''´~ｿ /
∠ △ ／ ＼ | ,/ く
Yw「ﾉﾉ￣￣＼ ／ ｜ _,.r' .,へ ｀ヽ
厂／＼＼￣￣／ ／￣＼ | =ﾆ-ｰ'´ `;､ﾉ -､
￣ ＼| ￣ | | EVA ｜｜ -､ `､l
〔§| ／| ＼＿／／＼ 〈｀'-ｰｰ-'^ヽ `､l
（ ＼＼＿＿ | ヽ-''´~ｿ /
＼ ￣￣￣＼＿ ＼ ,/ く
_,.r' .,へ ｀ヽ
=ﾆ-ｰ'´ `;､ﾉ
＼ ｜ ＼ -､
＼ ＼| ＼ -､ `､l
＼へ― フ ＼ ＼ 〈｀'-ｰｰ-'^ヽ `､l
∠ △ ／ ＼ | ヽ-''´~ｿ /
Yw「ﾉﾉ￣￣＼ ／ ｜ ,/ く
厂／＼＼￣￣／ ／￣＼ | _,.r' .,へ ｀ヽ
￣ ＼| ￣ | | EVA ｜｜ =ﾆ-ｰ'´ `;､ﾉ
〔§| ／| ＼＿／／＼
（ ＼＼＿＿ | -､
＼ ￣￣￣＼＿ ＼ -､ `､l
〈｀'-ｰｰ-'^ヽ `､l
／ ｜＼ ヽ-''´~ｿ /
＼ ｜ ＼ ,/ く
＼ ＼| ＼ _,.r' .,へ ｀ヽ
＼へ― フ ＼ ＼ =ﾆ-ｰ'´ `;､ﾉ
∠ △ ／ ＼ |
Yw「ﾉﾉ￣￣＼ ／ ｜
厂／＼＼￣￣／ ／￣＼ |
￣ ＼| ￣ | | EVA ｜｜
〔§| ／| ＼＿／／＼
（ ＼＼＿＿ |
- 446 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:51:13 ID:8DhFoEGI
-
. ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ﾄ､:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽＶ: |.: : : | V
＜ : ｣_: : / 〈 {} |/ ﾚ {} }|:./ヽ: : | 何いいぃぃっ？！ そ、そうか、
＜:: |. 小{ _,,.. - ､-.,_ ﾚ{: :.|ヽ:| こいつにはこれがあった！
厶ﾍ ﾊ ､ {ﾊ/ V
＼_! Ｕ ＿ ' !
ヽ ／ ｀t ／
___,ｒ| ＼ { / ／
／:/::::| ＼ ヽ ｀_⌒ ィ ´
／::::::/::::::| ＼ ´ ∧＞､
／:::::::::::/::::::::| ＼ / !＼::`ｰ- ､
::::::::::::::/:::::::::∧ /二＼ |::::::ヽ::::::::::::＼
::::::::::::/::::::::::::::∧ヽ /: : : : :}ヽ!::::::::::〉:::::::::::::::
, ｬ . j´ __,ｲ
,ィ´./,___／／＼. f＾
／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
隙ありっ！ ￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
| /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
/!_/ ..::::::::l
ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
- 447 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/11(金) 21:51:23 ID:jF7K2oHE
- 相討ちならエヴァが有利！
- 448 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:51:29 ID:8DhFoEGI
-
┌────────────────────────────┐
│ ,へ | ／ .│
│ ／、 ,ヽ、 ＿＿＿＿＿ ／ ...│
│ l ^ | ／ ＼ ／ ....│
│ ｌ | .| ＼／ , -―- ､ ＼ ....│
│ l | | ／ ／ ＼ ＼ _ ......│ 覚悟しろおおぉぉっ！
│ l .l .| | i |__,.. - ''" .│
│ l l | ／| ノ ヽ､_ | | ＿＿＿＿＿＿＿ │
│ ｌ ! i ／ 丶 (●) (●) / | .│
│ l ^ ﾄ､ ＼(__人_/ ￣￣￣ / .__ ....│
│ { ー'U `ー./＿/￣/ /／/ 7 .│
│ {,＝'ﾍ __＿／ 匚 ./i／i／ ∧∧ ,ヘ .....│
│ ミ '￣￣ ／/ ./ l /l / / ./ ....│
│ `ー――------- ' / ./ ／.／ .│
│ ／ | ￣ ＼ ￣ .│
└────────────────────────────┘
- 449 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:52:02 ID:8DhFoEGI
-
. |:.::| |.:..:i.:.:.:.:.:.:i.:.:.:._/.:.:./.:/./.:/＿ ::|.:.:.:.:i.:.:.:.:ｉ.:.:.:.:.:i.:|.:.:..:|
. |:/ .|.:.:.:i.:.:.::.:.:ﾚ'~ﾌ.:.:./／:/::/:.:.:.:.:￣｀'''ﾒ､;: ﾊ.:.:.:.:i.:.:i.:.:.::i.:|..:.:.:|
. |i |:.:.:i､i:.:.:.:i i:ﾒ=ｪく´ /／:::;=―ｪｭ,,,._|;/｀|.:.:.::ｉ.::.:i.:..::i.:|.:.:.:.:|
i |:.:.ハ:.:.::.|ｹ{f::::::i}` /'´:; '"{i:::::ﾀﾒ､. |.:..:i.:i.:.:i.:.:.:i.:|.:.:i.:.:|
. ｀i;i i::.:.:|.: {i:::::ｿ. ´ {i::::::::::|"'|.:.:/.:i:::i.:..::i.::|:.:.:i.:.:ﾄ,
嫌ああああぁぁぁぁっ！ 'i, ｀i;;;;どニつ ... ｀'どニつ/.ｲ.:.:i.::i..:.::i.::|:.:..::i.::| i､
誠君！ 誠君、死なないで！ こいつを、 |｀ﾄ､;"""., "";;:;:~"'｡'~|.::.:i:'´.:.:.:.:.:|.:.:.:.:i.::| ii
『エヴァンゲリオン』を斬って！ 潰して！ |.: i:::: ｀ ｡ .|.::.:i.:.::.:.:.:.::|.:.:.:.:::i::| ii
倒してええええぇぇぇぇっ！ |:.:.:.ヽ::. i`ｧｰ--､ ｡ ./.:.:.:.::.:.:.:.:.::|.:.:.:.:.:::i::| ii
|.:.:.:.:.::.ヽ､ ﾚ' ', ｡ ／|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::ﾄ､.:.:.:.::.::i:::| ii
|.:.:.:.:.:.:.:.:.::i｀＞-r _,, '´-'７:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:｀i_.:.:.::.:::i::| ii
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〃 ＿_ , 〕ﾘ_,ｒ┘,┘
, イ:.￣Y ７¨ r‐┘
弋ｒｚｿ ｆ/}｢￣ （誠君？ 確か、言葉さんの恋人！）
＿ ｘｘ￣ {ヽ|ト､
二〕 ,.:/ / |ヽ＼
_ 」 -- ､ rァ / ∨ ｝ |
:.:.:.:.}＞'´ ‐／ { /
∨¨ﾏﾆト､ ＿.／￣{_ レ'
∨.:.:.:.｝ V.:'´.:.:∠
／ ,= ヽ
/ ,=' _ ∧_ _,,
/,,_ {i ,〜 〜 /´ ﾊ＾､_
ヽi} / / / ヽ_/ ヽ__,,＼
{ | _|__,,／ ／ ￣ ＼ヽ
（あのＶＧに言葉さんの恋人が？ ヽ | _|∠_／/ ┬―ｩ ヽ
それで言葉さんは……） |｀､ヽ.__ノ ヽ-‐' _/
| |{i tU (__人__)U ／ |
| | i} > ､___⌒_ ,ｨ ﾘ| l| |
// i} / ｝-‐斤ヒl､__| l| |
- 450 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:52:57 ID:8DhFoEGI
-
/￣ ~/ ＿＿ ＿＿
/ /_＿_./ // /
/￣￣ / // /
/＿＿ ＿_ / // /
/ / / /._Ｍ//_Ｍ/ ._,,､,
/ / / / .厂 ﾞ｝
○ / / / / 。 /''''l .,-lヘ. /''''l .,-lヘ .｝ .ﾉ
./ / / / | |,,_ ヽｼ┘.| |,,_ ヽｼ┘ ｝ :｝
o /μM/ / / ＿ ＿ ＿。 | ゛｀ﾞ''ｰ､,、.| ゛｀ﾞ''ｰ､,、 __ __ ＿ ｝ ﾉ
./μM/ / // // / lﾞ |ﾞﾞ''-､,_/.lﾞ |ﾞﾞ''-､,_/ L」L」/ / .）|
。 ﾟ 。 ./M//M// / | | ..| | ｀ / / /⌒'<
┃, / / ―″ .―″ /／ .＼,ノ
┃/ o ｡ ○ ゜ /M/ o 。､┃,
┃/_/ ﾟ ヽ┃/
┃/_/_/ ﾟ o ゜ 。 ○ oヽ┃/_/
┃/_/__／ 。 ﾟ o ﾟ ＼ヽ_ヽ┃__/_/
┃/_/__／ o ﾟ 。 o 。 ﾟ ＼_ヽ_ヽ┃/__/_／
┃_/__／ ゜ ﾟ 。 o ＼__ヽヽ_┃_/__／
┃__/ 。 ﾟ ｡ ﾟ o 。 o 。゜ ＼ヽ_┃__/_／
┃ ./⌒i ﾟ o 。 l ┃
┃､l, o _,,..､ .| / ,..-､ /`l _ o ヽ|/ ┃
┃ .... l l | /´ l,､_ノ l |/ 〉 .... ＾＾
^^ ⌒ | i' '´_,,、 . ,-､,-‐'''"＼ l |ﾚ' _,,..、 ,..､
.... . | し''´ 」 . l ._‐t .| レ' ヽ ｀ｰ､ ／ ア
.| ,,.-''´ ヽ┘ l / r‐､,,,-----――-、 ヽ､ 'l ／ ／
| .| ! l ｀――''''''''''''''''''''′ ｀ｰ',／ /
l､_ﾉ ､ .__/ l ／ /´
｜￣ | 「 ／
＿ /し'i /⌒i └-‐'"'''‐'′ ｀''"
,r'⌒''"´ ｊ / /i | / ,..-､ヽ ｀ｰ､ ／ ア
/ ,く（ { l | /´ l,､_ノ ヽ､ 'l ／ ／
/ ,, ,ｲ l| / i' '´_,,、 , ｀ｰ',／ /
./ ／/ / ｌ ｌ| _｣ し''´ 」 ／ /´
/ ／ / / l lレ′| ,,.-''´ 「 ／
."′/ ヽ レ､ゝ | .| ｀''"
./ ハ ヽ､ ..l､_ﾉ
./ / ヽ {
. l / ヽ-'
.ﾚ′
- 451 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:53:12 ID:8DhFoEGI
-
,､ ／i ﾚ'
┌────────────────────────┐ ,. ――ｙ'/_/〉 .／ } ,/
│:.:.:.:.l:｀l丶､:.:.:.:.:.:／／., ' ./:/:./ !ｌ ヽ:.:.:.:ヽ:_..- ':.:!:.:l:.:.:.:.:.l:.!: .│ ,'__ ｆ .r―'--､∨7 ,' ,/
│.:.:.',:.',:.!:.:.:.:.:＞'＜、／ //,:./ !ｌ _＞＜＼:.:.:.l:./:.:.:.:.://:. .│ {___レ‐-､∵．>､ 〈 ／ ／ｒ7´7
│.:.:.:.ヽV｀ヾ〒_＝=ミー７/// ーrィ=＝ 〒ア､/:':.:.:.:..://:.:. .│ ヽ＿__ノ-､〃 ヽ_／ ／ / 二-
│ヽ:.:.:.:ヽヽ ヾ､_ｰ'_ノ ／'´〃 弋_ｰ'.ノ ' /:.:.:.:.:.//､:.:r .│ ｒ{´ !ﾞY´ゝ"´ﾉ .／／ /ｱ´
│l ＼:.:.:＼､ ／´ Ｕ ヽ ／':.:.:.／/ ,.-Ｊ .....│ __!_ゝ. .ノk'.-ｧ‐ﾞｰ'ｧ／／__.//
│.! ヽ､:.ヽヽ､ U i ‐,.'ィ":.／ !/ ｀ ...│ ＿∠二ﾕ∠Eｭヾ／ ∠_,.-｀￣ //
└────────────────────────┘ ＿____ .イ-ｒ:､三三三ﾆ＼￣￣У´ / ./ {
遅れて到着してみれば、想像以上に敵味方 ｒ―― 7 l_/ ヽ/::ゞｚｼ 三三三三三三ﾞ!´￣￣i ! { ',
入り乱れての大修羅場ですぅ。少しでも _/＿＿_/,. -‐７{三三三三三三三三三::l i´￣!.! !、 ＼ｆﾞｰ
手を出せば、翠星石も巻き込まれる…… ! ,.-'" ／-{三ﾆ-"´￣｀ヾ三三三三| .l＿_.| !_.l｡',
怖いですけど、流石にもう逃げられねーです！ У/ ./l |X|/´ [l ヾ三三三!ニ!∨ l三:! ゝｒ-＜
/{ { { l┴:i! ヾ三三:!ニ!/ﾞ-|三ｌ ｡ ＼ ',
,' ! ! ! !><l! 〉､三!ﾆｒ'￣ﾍ三＼ ｡ ./､_人
′ﾟﾍ ｰﾟ―‐ﾟ' !--ﾊ / ';三ヽ｀三三三ﾆ:＼/
.{ /}ー-----ﾍ !二、 / ／ゞ三:＼三三三:／
| / Y´￣￣￣｀＼::ﾄ、 ,／.／｀ﾞー-ﾞヾ三＼三／
ﾚ' .ﾄ､ ￣二｀ヽ. λ.', ／.／ / ＿ ｀ヽ、＞'"
| ﾞY´￣ヽ、 / ',_￣￣´／ /／,三ﾆ｀ヽ{´
- 452 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:53:43 ID:8DhFoEGI
-
,ｨｰｘ
／ ,ｨﾍ∧
Vﾍ ',ﾊ∧
Vﾊ ',ﾊ∧
Vﾊ ',ﾊ∧
.Vﾊ ',ﾉ:∧
辷ﾊ x=ヘ. , ─＝､─-=ﾆL｣_
Vﾊ //ヽ.ハ ／二ﾆ=‐-=ﾆ、＼ ,＞
/こﾌ} {＞､ ﾉ|> ,ムｲ／ .}、 ヽ. ヽ ｧ′
>≦_＞ﾍｰﾍ,{ / / ﾉ,ﾄ､ ,ｨ ,ハ. ∨ﾄ、
／^＼)ｰ {／ ∧ ;' ,ノｌﾉj,ｨ込ｧ｀! ,), V ＼
{⌒ ､ｱ:ｰ' / /_ | ! ｉ,ｧ示. ﾉ'ﾉ ゞr'ﾘ ﾘ ! | ＼
＼_｣>＜´ }| ＼ |!､ﾄ､ﾄ弋ﾘ ､ u l ,ﾉ※
ヽ__ノ ＼ ,. -'‐ ＼＼ ｱ｀ヽ _ﾑｲi ! 落ち着いて狙いをつけることができ、
＼ ｀ 7マ'７ | ヽ.≧ ゝ._ﾉ ,: ｨ´|.※ | 敵の不意を突けるのは初弾だけ。
. ｀ , i ,ハ} |.※ | ＞ｘ､. イ ! i|. ! 一番効果の高い相手を狙わなきゃ
｀7ぇｘl/ , ! i 《 ,≫vﾍ.)､i), ! ダメです。絶対、ムダにはできないですぅ。
/ / |＿ ｉ.※ i. 《|{,／/iﾍ.∨), ∨ ,r- 、
/ / ! )`i !, 《!_／i |《ﾍ.∨), ∨ ,Xﾍ. }
/ ム.＿. !/ .|.※ |ﾍ. 《 ｉ | 《.ﾍ.∨ﾍ,.ﾏ^ヽヽﾉ
‘ーｘ, i ！ |. | ',. 《. ! i 《. | | ﾒ.}i;ｘr≦
∨ ヽ. | |.※ | ∨《 Lｉ 《 L! :|. | |
＼. ∨ |. | 〈 》〜〜〜''〜 | i !
＼／ .!.※ ! ,／｣Lﾆ=- |!>X<| :| i !
// ¨¨¨’ >厂 Ｋ >' :| |、 ,ﾉ
＿＿＿__ ／ ／｀ |
/__ ヽ―丶、 ／l ／
|| | ￣￣￣丶｀l ／ |／
||__| /＿__/000|／ﾟ' ／
└--' ||_00/=.ヽ／
と、なると……ん？ |------ ／￣|/.| | ＿＿＿＿＿＿_
あっちで、隊長機らしいのが |￣￣￣/［］__ 丶ﾉﾉ / | ＼ ＼
エヴァと戦ってるです！ 丶＿_／丿＼/￣￣|/ |＿＿＿＿ ＼_＼
/_//_＼//__/。― ／--- -- -- ￣./ /
―/⊆⊇⊂⊃ / / ／／ --丶
/￣ ／＿ | |＿＿＿＿/ / ＼
| Ω | ￣|￣|| | | |
|￣￣￣丶 .＝＝|| └─―――――＼ . 0000 |
| . | ＿|＿|| ＼ ／￣|＼ 000 |
＼ | l￣￣ｌ＿＿＿|￣￣￣ | ￣￣
＼＿__／/￣￣￣ | |
丶――
- 453 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/11(金) 21:53:48 ID:jF7K2oHE
- どうなる？
- 454 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:54:18 ID:8DhFoEGI
-
／ ､,ｒ'" ‐ iｊ ‐__,ｒ=＝=＝=＝= ､__ - i -ﾍ.＼
. ／ / ,ｒ;＝':／ } ヽ⌒`= ､ ', ＼
／ / ,ｒｧ''´ .:／ . .: ,:: } .. ヽ､ﾍ ＼
＼ .{彡' . .:/:: .: .::./: /:: / /: ヽ.. ヽ{ ヽ
丶､ / .: ::/:: .:: .:::/::,/:::::,/:.ﾊ::::.. :ヽ:. ヽ ／
7 .:: ::.:::i丶､ .:::::::;ｨ:: ｨ:::::イ::/ ヽ､-‐:::i:::. : ',／
' .::: :::::::!:::...:::＞くノ'´/／/:/-‐'´ヽ＼:::}::::. ::｜
. i :::::..:::､:::| 辷オミ､ノ'´ ,.', ' 彳辷ｵTﾊ}:::::. .::｜ よし、あいつに決めたです！ あれなら急所を
ハ:::::::::::､:､ 弋‐' ﾉ ／´ 弋ー'ﾉ /::::::::::/ｲ 外しても大丈夫！ ほんの一瞬体勢を崩したり
} 八:::､:::::::､､ ｀￣ ｀￣ /::::::::ィ/｜ 注意を逸らさせるだけに終わっても、
// i{＼i＼ｲﾘ{丁{┐ } ∠ - '´ ｊ}. | その隙を突いてエヴァがあいつを倒すですぅ！
// i{ ∠]∀二二ユ ゝ.二.ア ィ i ｊ「 ｜
// .}i {¬「 rf汽かi､ ィ::::ｊ{ 水 ｊi:::: |
// .::〃! {〕 L廴り {}｀ ー‐ ´Ｌ_::|::ｒ┴ュ_ ｊ}::::: ､
// .:::‖{ |ﾄ､_ 厶. .ﾉ' ｀ゝ＜ ヽァＺﾕ 、
. // .／ Lj┬!`ｰ〕 _ 〔 {-‐ ＼∠....ｒ'´ヽ ヽ ヽ一'＼ 、
. // ./ _｣ ! ! !_ { {_,} } }- ' :水く_「ヽ ヽ }ｧ| ',､
// ._,∠._｣__Lゝ三三三〔二::/ｒ'ﾞ|::トi ノ}｜ i丶
/ .{､ | | | _ } 冂
./ _.ゝ､_＿_｣..| L〕L! _}
| ソ´＼_､〔]LL三三彡'
. .ﾍ.
. ,_ ,／V
,-―､___/yt,.ﾍ _/
とはいえ、大きく外して !ﾛi ∠．.~Ｙ,／/
エヴァに当たったりしたら _______. ^'二ゝ∴yｱ|l,ノ ＿________
シャレにならんです。 /i*! i*/~..ヾ､ﾉ!,,,（(¶)ソ /Ei/i**i∧＼
よ〜く狙って…… ﾍ￣￣l !√/了/√￣ゝ、| ￣￣￣/.../
|l､ 了◇￣￣ヾ,∠__/┤ ┓.| |∴∴|
,...、 ﾉﾍ___I!'l~ﾛ~~^t ﾉ_,..q] l|ｔ. ソ ノﾍ､iiコ|
i三三三三三三三三|￣￣￣ゝ、へ(二二ヾ~￣
. .・［|l|ｌ|!|!|!|!|］――‐┴ー‐t_yjl二二二○>=┐
~^^'-'-" _,[〓l二l〓７/；\|ll.七都市.lll■|
. ┌-､ 丁丁 ＿_l二二二○>-┘
| V（(((（0 └ヽt'i| i i !
. ]ｿ ;└┘|￣ i.! .ト-ｲ!..,i.
il ! ,l ,i // l.| .|. .|!.....ﾐp
／~"^ヘヾ＝ ﾉ└ ミ／￣￣ヾﾍ
√二／／/|_/ ~|,i∧三二∧ﾍ
/￣/￣￣ ／/. .....ﾍ.i / ﾛ ﾛ~ii |
￣￣￣￣￣ ￣ ￣￣￣￣￣
- 455 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:54:49 ID:8DhFoEGI
-
＿,,......-........ ..、
／ ,,,,,,,- -- -.... _ ｀''ヽ､
/ ／´ ｀'' ､｀ヽ、
ﾉ／ ､ ﾞi
/ ￣ヽ､
/ ﾞi
| __,,.._...._ ,,..ヽ
r‐‐‐'';;;;;;;;;;;;;;;;丶 ___......-‐‐''ﾆ二二ﾞi;;
|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾆﾆ＿ -r─''''' -､;;'〈
|丶..---‐―''""｀ ｲ";;;;;;;;;;;;;;;;;;／ ヽ;;ﾍ んっ？！ 新手か！
| ／＼＼ ヽ;;;;;;;;;;.r'´ ﾍﾍ しかも大隊長を狙ってる！
|（⌒） ））......､ 丶‐'´ ﾍﾍ
| ﾉ ﾉﾉ＼ ､ ｀''''‐-､,,,, ／ ヘ
|￣´ ﾍ ｀`'' ‐ ／／´ ヽ
|ﾍﾍﾍﾍ ヽ−------ｨ ／／ ヽ
/ ﾍﾍﾍﾍ _......＿......＿,,,, ／／ /j
| ,'//////////7 （ ）
ヽ＿ ,'丶 ´ ,r／
｀ ﾞi...._、__＿＿＿〈 /／
＿＿/:::: :::::::::::::::::::::::: ''‐-......＿.. |（ ） ,―――--､
／／ ゝ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|￣￣＼＼ ヽ
／ '、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ＼＼ ヽ
＼....:::::::::::::::::::::::::::::::／ ＼＼
｀￣￣￣￣￣￣´
- 456 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:55:09 ID:8DhFoEGI
-
ｌ￣ ｀ヽ､
ｌ ─ - ､ ヽ
ヽ ＼ ﾍ
＼ ﾍ ゝ _ ,､ ,､-､､
＼ ゝ､_ ￣ ｌ`/｀ｌｌ〉 ﾊ
｀ｰ ､ ￣ / _｀ﾏﾍヽ
させるかああぁぁっ！ ￣フヽ､￣ ／､ 〉
もう銃弾は尽きちまったが、 ／ >´ ヾ´ ｀ヽ
この機体が動く限り、俺は ／ ／ ∨ ＼
連合軍のＶＧを潰し続ける！ , ‐'´ﾍ / ∨ ﾍ
／ヽ/´ ｀ｰ､/ ,-､＿＿. ∨ _> ､
ｌゝ‐' / ∠ﾟ＿ /｀l ﾏ´ ヽ／＼
ヽ／￣｀ｌ´ 〉､ ￣` ｰ- ∨ ＼ ﾍ
ｌ ｌ ｌ _＿ｌ´,‐-､‐＜ﾏ､ _ヽィ＼＼/
ｌ ｌ ｌヽ/´｀ｰ -､ ￣｀ ｰ＜ ´ ｌ￣`lｰ-|
/|`ｰ--､'.`/ ./ ￣ ` ｰ - ､｀ﾆﾍ ｌ ｌ 'ｰ'|
｀ヽ､ |/ / ￣| ｌ .ｌ ｌ
｀./ / |`_`､ ｌ ,ｨ
/ / ｌ__| ｀ ｰ'´ l/｀ｰ,
ｌ / ヽｌｰ､ / /
ｌ .,i ｌ ｌ ｀ ｰ､/
ｌ. ,i ｌ ｀ ｰ ､ /
ｌ .,ｉ / ｀
l /: : :/: : : l: : : : : :l: : : :.:ヽ
l ※. /: : :/: : : :/: : : : :/!l: :.l: : l:',
l /: : : l: : : :/: : : :／//!:l:l: : l!:l
. l i: : : :.:l: :／:￣／｀十‐!:/: :/.l!
｀ヽ､ l ※ l: : : : l:´: : ／ｲ´ﾊ` //: /
: : : :｀ヽ､ l ',: : : :ﾍ‐'´ ﾔ! ヽ'/ っ！ み、見つかっちまったですぅ！
: : : : : : : ｀'l ﾍ: : : : ﾍ `'' ＼
: : : : : : : :.∧ ※ ＼: :ヽ` Ｕ /
: : : : : : : : : :ﾍ l｀`ｰ`- /`7/
: : : : : : : /: : :ﾍ ﾍ ￣/
: : : : : : /: : : : ∧ ※. ﾍ. /
: : : : : /: : : : /ｰﾍ ﾍ/`ー‐---'
: : : : /: : : : / ヽ ヽ
: : : /: : : ／ ＼ ※ ＼
- 457 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:55:22 ID:8DhFoEGI
-
＼.. ／ /￣ ~/ ＿＿ ＿＿
＼＼.. ／／ / /_＿_./ // /
＼＼... o | ／／ /￣￣ / // /
＼ ＼ 。/ ／ ／ /＿＿ ＿_ / // /
ヽ ＼ ＼ .。 ／ / / / /._Ｍ//_Ｍ/
ヽ＼ ／ / / / /
- -二 二 - - / / / /
o ＼ 。 ./ / / /
o ＼ ＼. /μM/ / / ＿ ＿ ＿
／ ／。/ ＼ ＼. ./μM/ / // // /
／ ／ ｀~´ ＼＼ ./M//M// /
／／ / 。 ＼＼ / /
／／ ＼ /M/
／
ﾉ ※／／:. :.:.:.:.／:.:.:.／:.:.:.＿:.:.＿:. 二／ ｌ
／:::／:.:. :.: ／.:: .:／ .::＿.:: .:.――:. ／ /| |
／/／／ ::／ ::.:.／ :.＿＿:.＿:.／／:／／ :/l | ｌ |
/ / ::／_ :.:./ 二＼ ／ ::／／:／:. ／ｌ / /l .| ｌ ｌ
※ l .:/ ／￣l _＿ ＼二 ― ´ ／ ／／ | :| | : ｌ
. l .:/:::/ /￣ミﾐ≧､ ｀ ／ ／ |.:.l | : l .::|
※ | .:l:.:/ ﾞ ﾐ≧､ ´ ／ ＿_＿ |:.:| | ::. | |
ノ|:.:|:/ (￣ )ｧ≡≠≧ﾐr l.:.l: l::.|: ｌ .:l
ノ:.:.l:: |' ￣ '¨￣￣ ｀ .,ｫ≦三三三/:ﾉ/ｌ:ｌ / /
ﾉ:. /:ヽ､＼ l ｌ| | | l ｀ヾﾐ>､ / ' /:ｌ.: / ./
':.:./: / ﾍ￣｀ ＿__. ( ｀ﾐ≧/／ /:. .: / ぁうっ！
::/: /:/::.lヽ. ／::::::::::::｀:.､ ／ l | l /／/: / :／
/:./:. :. :l ヽ /::::::::::::::::::::::::〉 .､／ ／.:. ／
::/:./:.:.:l :ヽ、 ｊ::::::::::::::::::::::::/ ／ ヽ= ― ´）
/:.:. :.:/ ＿＿:.::_＼ ｀ｰ‐ ＿ .二 -┬ ´! ※ l
＾￣ , ‐,.ニニニ､＼:.￣::.＿＿|_ ::.l::.|.:.|. ）
／／ ＼l￣l ‐,ニニﾆﾆ､ヽ┴- 、 ※ |
| | .／|＿|< ＼＼ ｀ヽ、 ｀)
| | ／／ l | ＼＼ | | ＼ l
| l ／／/ ./)(| | ＼＼ l | (l＼ ）
L ニﾆ´／ / / )(| | ＼＼＿_l | (l ヽl
/ /）()(| | ＼＿__/ （l ＼
- 458 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:55:41 ID:8DhFoEGI
-
冖
／￣| |￣＼
/ ｌ
|ｌｌ |
〔|━━━━━━|〕 よし、銃は潰せた！ 動きの鈍さからして
〔| |_-‐''''i i''''‐-_ｌ| 大した奴ではない！ 次の一撃で殺れる！
〕 ヽ ∨ 丿〔
/ ＼ ﾞi／＼ｌ ノ//｀つ
（ ,-‐'''￣´//￣⊃
,----, ﾍ＼⊂)／ｌ //三Ｂ--､
/ 〕| ／ ｌ＿＿//__-‐'ｌﾍ ＼
/ ／／／ ／ |,＼ ﾍ
| ／::::／ ／ | ﾍ::::＼ |
ｌ￣ ｀ヽ､
ｌ ─ - ､ ヽ
ヽ ＼ ﾍ
＼ ﾍ ゝ _ ,､ ,､-､､
＼ ゝ､_ ￣ ｌ`/｀ｌｌ〉 ﾊ
｀ｰ ､ ￣ / _｀ﾏﾍヽ
￣フヽ､￣ ／､ 〉
／ >´ ヾ´ ｀ヽ
／ ／ ∨ ＼
喰らって死ねえぇぇ！ , ‐'´ﾍ / ∨ ﾍ
／ヽ/´ ｀ｰ､/ ,-､＿＿. ∨ _> ､
ｌゝ‐' / ∠ﾟ＿ /｀l ﾏ´ ヽ／＼
ヽ／￣｀ｌ´ 〉､ ￣` ｰ- ∨ ＼ ﾍ
ｌ ｌ ｌ _＿ｌ´,‐-､‐＜ﾏ､ _ヽィ＼＼/
ｌ ｌ ｌヽ/´｀ｰ -､ ￣｀ ｰ＜ ´ ｌ￣`lｰ-|
/|`ｰ--､'.`/ ./ ￣ ` ｰ - ､｀ﾆﾍ ｌ ｌ 'ｰ'|
｀ヽ､ |/ / ￣| ｌ .ｌ ｌ
｀./ / |`_`､ ｌ ,ｨ
/ / ｌ__| ｀ ｰ'´ l/｀ｰ,
ｌ / ヽｌｰ､ / /
ｌ .,i ｌ ｌ ｀ ｰ､/
ｌ. ,i ｌ ｀ ｰ ､ /
ｌ .,ｉ / ｀
- 459 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:55:57 ID:8DhFoEGI
-
┌────────────────────────────┐
│ ／￣￣＼ ﾞｉ＼ .│
│ ／ﾉ( ゝ 、_,ﾉヽ ﾞｉ (, ......│
│ | ⌒(（ ●）（●） i ﾞｉ .│ お前が死ねっ！
│. | （__人__） /⌒l i| i, .│
│ | ｀ ⌒´ﾉ |`'''| i| ', │
│ ／ ⌒ヽ } | | i| |i ......│
│ ／ へ ＼ }__/ / i|. |i .│
│ ／ ／ | ノ ノ ,.i. | ......│
│( _ ノ | ＼´ ,.i ゝ ....│
│ | ＼_, ゝ |i. ...│
│ .| ＼ , ' |i. .....│
│ ヽ ＼ ＼ ／ |i. .....│
│ ＼ ＼ ＼ , ' |i. ..│
│ ＼ ( ＼ ,, ,. ,., ' , ' |i. ....│
│ ＼ ＼ ＼ `ﾞｨ／ |i .│
│ , ,. ,. ／` ,.|i .│
│ ﾞｨ／`, ' ` ゝ │
│ ` , ' ／ﾐ ., ／ ....│
│ , ' ` ,. , ' ／, ' ;` │
│ , ' ／ .....│
└────────────────────────────┘
- 460 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/11(金) 21:56:10 ID:jF7K2oHE
- ぺろっ、これはフラグ
- 461 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:56:15 ID:8DhFoEGI
-
.,､-ｰ''ｱ:;､-'/ ,,､-'７ /￣/＿
ﾉ ／／／/了 / ／ ,-ｰ―" ＿＿/
.ｲ i::/ / / / / ,r',,,,,､- ｧ／-z''" /
,| ノ:ﾉz''"/／ ,,､-ｰ ''" ,､-ｰ''" ／／/ /
,ﾘ /;;;､-''了 / ,､z''"／| / |／ ./ / .／＼
i ,､-ｰ' '"／ ／ / / /／ ＼／;;､-'/ '／／ ., ／
/ 「" ,ﾉ ／ / / ､-",､ ' ⌒ ´ ' .. 'ヽ.. ／ ´ )
/ / |/ ﾚ ／ ／ )=)´_ ⌒;: ⌒ .. ) ） ／／ ﾆ＝=-
| | | ／( nヽー‐'＿＿;: ＿,､__ ／／ ｀ヽ
|／ ﾚ"｀ - i l / 。 i / ﾟ ヽ ; .) ）rヘ、
)（ ((.ゝ',: ヽ＿ﾉ ､__ワ ノ ） 二＝− )￣∧
ξ ⌒, ; (, __,-､＿,,､ ￣ ) ） ） ） ,
ゝ／／'.. .(> >＿＿,ノ ） )) ) ＝]3 二＝‐-ﾍ 〉
lー-､. ; ゝ ., : Ｌヽ ノ, ; .: ., ) ） ノ ノ/＿ヽ ∧
￣, :. ,／／. , ;ー─ - - '. , ＼＼＼ -' / ＿ ＞く ヽ
/ /1 | ￣｀ く ヽ ヽ /厂l
/ / | ｉ ｜ ＼ ＿,ヽ/ , |
/ / ∧ ; _ ⊥ 、 /rゝ‐'／ ｜
: ＞ ．. ./｀＞ ．
:::::::::::::＞,/:::::::::::::::｀＞,
:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::/_:::::::::::::::::::::/､_
::::::::::/ ｀ヽヽ:::::::::/_ /｀ｰ､‐´｀二ヽ
::::::::＼ ヽ＼::::::::ヽ､___y´ 》.》 ｀｀
＼ヽ:::::::::::ゝ,_( ｀ヽﾔ、::iヽ. ,ィ
》/::::::::::::/ ｀ヽ _,ﾊ Ⅵ ヽ ／/
/〈::::::::γ' / -代 ヾ｀ヽ`イ／
/j::::::::j ,イ__ ノ ゝ._ )ヽ_R/ 翠星石！ 無事かっ？！
//:::::::/ /_ ノー‐- ､! ﾄvー'
Y_三ｲ ￣ ｀､ :l
ﾊ_i
- 462 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/11(金) 21:56:40 ID:rZZxAzmU
- ＳＳＳ使っても行動不能で抑えるくらいで済ませられるくらいの性能差は出てこないのかな？
- 463 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:56:41 ID:8DhFoEGI
-
少しだけ時間を戻す
＼.. ／ /￣ ~/ ＿＿ ＿＿
＼＼.. ／／ / /_＿_./ // /
＼＼... o | ／／ /￣￣ / // /
＼ ＼ 。/ ／ ／ /＿＿ ＿_ / // /
ヽ ＼ ＼ .。 ／ / / / /._Ｍ//_Ｍ/
ヽ＼ ／ / / / /
- -二 二 - - / / / /
o ＼ 。 ./ / / /
o ＼ ＼. /μM/ / / ＿ ＿ ＿
／ ／。/ ＼ ＼. ./μM/ / // // /
／ ／ ｀~´ ＼＼ ./M//M// /
／／ / 。 ＼＼ / /
／／ ＼ /M/
／
__ ＿
（ん？ 後方、戦場から外れてるはずの / ,'l ,.-‐､ / ,' l
場所で何か音が？ いや、構うな！ l !ｨ! / ￣! ! !
今は青いＶＧに集中……えっ？） l /l i_,ィ､,.-‐iｨ l
/＞，､ l ,ﾍ(0〈l,. ｪｧュi´
/ ｀'・ ，. l7､ｰ'l l｀ｰィｧ/ l _ ,. ，-‐ 'ｱｬ
l /l _＿l r､ ﾆ ｿ7,' ｨ r '´ l
ヽ ＼ ./l￣ ＼ ./￣∇｀三ｧ‐─∨ ／ l
，r≧，._ /.l!l ＼ / ∧／ l /
,.，-‐ '" ∧ ｀'・´ l!l ｀i i li／ _,.，ｪ‐＜
/ ヾ ∧勹´￣｀l､ l i ! ,lﾍ' ´ ／ ヽ.
ﾄ ヽ. ,.il'´ ヽ.ヽ. ! ! i ／/ ∨ 〉ヽ._,.，_
,.ィ ヽ 丶,.，-‐ '" / l ヾ i ,i' .／ ｲ l ／ r'´ /. yヽ.
ィ´ i ,.，- '" l ＞､ｲ! i i' ／ ／i ヽ`'・ ､' l l ソ i
ゝ, ﾘ ノ´｀ヽ'ィ´ l￣￣l￣｀ヽ._ ノ￣二＝l ヽ. ﾍ / /y ,' /
ﾍ｀ｿ ソ ,.，‐'`ーｧ─､──‐┼──l,.､ `'・､ ヽゝ､ ,. /
`ｰ'´ l ／ ＼ i´ ! l ｀ｰ' ￣ヽ- '
l＝ ≦==-〈〉-─≧＿＿_l i l
l三三三三三三三三三三l l
- 464 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:57:16 ID:8DhFoEGI
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￣￣￣￣￣ ―― [] [] ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿ | ｌ￣ | | ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ /＞ ．. ./｀＞ ．＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣ |_| 匚. | ￣￣￣￣￣￣￣￣￣ / /:::::::::::::::::＞,/:::::::::::::::｀＞,￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿ | | ＿＿＿＿ / /:::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ /::イ´:::｀ヾ::::::::＼ ヽ＼::::::::ヽ､___y´ 》.》 ｀｀＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
────────────── . ----．/ /:::::／´｀＼ヽ:::::::::::ゝ,_( ｀ヽﾔ、::iヽ. ,ィ──────────
──────────── , ´ ,≦升´￣￣ 》/::::::::::::/ ｀ヽ _,ﾊ Ⅵ ヽ ／/──────────
───────────．イ 卅圭ノ .__ュ /〈::::::::γ' / -代 ヾ｀ヽ`イ／───────────
＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ .イ ,,彡圭斤-ｧ-‐ ‘/)__｀ｰ ' /j::::::::j ,イ__ ノ ゝ._ )ヽ_R/＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣,-､__ , ＜ .．≦≡三彳´ _/ヽ ｀ｰ'/ /___//:::::::/ /_ ノー‐- ､! ﾄvー'￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿r三≡ ￣ヾ´ _,≦≡"" / 〉 /_,, -.' Y_三ｲ ￣ ｀､ :l＿
＿＿〃,----ｧ / ／､ / ／ ﾊ_i＿
────ｬﾆ'_, -' ／ ヽ .Y´─────────────── 翠星石いいいいぃぃっ！
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣,r’´￣｀ヽ i!----───--- ．_￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿./ _,,ﾉヽ_,ゝ｀i ｀＞ ．_＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣/ー‐‐ ''‘ .y／ >:::} ｧ-‐ ')￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ / /､__／:::ｲ______________ ／´￣｀＞ﾆｧ_／＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ／ / ￣ _ ．ィ´ , ィ'-----,￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
￣￣￣￣￣￣￣￣ ／ ／ _ ．ィ ´ __.. ィ´＿＿＿_／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿ ／ ／＿ ィ´￣ ,, ィ ‘ ´＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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- 465 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:57:50 ID:8DhFoEGI
-
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ﾄ､:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽＶ: |.: : : | V
＜ : ｣_: : / 〈 （・） |/:::::::ﾚ（・） }|:./ヽ : | な、何だと？ 目の前で斬り合ってる相手に
＜:: |. 小{ _,,.. - :::::::::::､-.,_ ﾚ{: :.|ヽ:| 堂々と背中を見せて、一目散に……
厶ﾍ ﾊ ::::::::::::::::::::､::::::::::::::: {ﾊ/ V 奴は妙に素人臭いと聞いてはいたが、
＼_! u ＿ ' ! いくら何でも酷過ぎるだろ、これは！
ヽ ／ ｀t u ／
___,ｒ| ＼ { / ／
／:/::::| ＼ ヽ ｀_⌒ ィ ´
／::::::/::::::| ＼u ´ ∧＞､
::::::::/::::::::| ＼ / !＼::`ｰ- ､
_ ／::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::＼
ｊ/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ , −／
i::::::/::::::i::::::::!:::::::::::::､::::::::::::::::::::::::::', ,..:::'´::::::::／
まあいい、俺にとっては |:::/::::::::ｉ::::::∧::::::::::::: ﾄ､::::::::::::::::::i､::l／::::::::::::::／
千載一遇のチャンスだ！ ､__Ⅳ::::/:::i:::::/__!::::::::::::匕ヽ::::::::::::: ／::: ＿:::／
あの世から見ててくれ言葉！ 今、 ﾌ::l::ｒ'l:::/!::/ｾﾐl::::::ﾊ:::尨_ハ::::::i／ :::／ ／
あの青いＶＧを一刀両断にしてやる！ ´￣]八!/i」:瓜ﾘ !／ Ⅳ /:: ／ ／
ｊ､八i ´ ｊ〉 .,/ ::／ ／
＿＿ ｊヽ､ ｔ＿ｱ .ｨ/:::::: ／
／/:::::,∠⌒ヽ ヽ __／./:::::::/ /
／／:::／^⌒＼⌒＼ヒL/::::|::::::/ /
／／;::／／⌒ヽ | ＼ イ＾|::::::| /
／／:::／ ...::: | | ::; ＼}〕|::::::| j
/／⌒ヽ＿_. |::: .| ＼|::::::| |
/ ／＿＿:::::...＼;:: | | ::.::::::. | |::::::| |
/／ ...............￣⌒＼}:::: | .{ j!::::::{ {＿
/...::::: ＿＿＿ ＼＿ノ:::::::: ＼＼/ヽ |!:::}ｒ ﾆ⊇┐
| , - ´￣ `――――⌒/ |＼ゝ┘ノノ斤＝}
{／i ､＿＞-‐イ`＜ヽ}ノ
〒三二＞＿＿＿ ＿ ――――――､＿ノ＿」┴┘＾
ノ ⌒' :::::::::::::::＼⌒/ ⌒/ /｝ノ＾〕ヾ
- 466 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/11(金) 21:58:13 ID:jF7K2oHE
- 後ろを見せた！？
- 467 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:58:25 ID:8DhFoEGI
-
いや、待て。千載一遇のチャンス？
今、確かにあいつは無防備に背を向けている。
だが、俺に対して無防備であり、俺が奇襲をかければ一気にいけそうだというのは、
「あっち」も同じ。そう、荷電粒子砲の防衛ラインも同じこと。
だがどちらも、こうしている間に状況が変わり、チャンスを失うかもしれん。迷ってる暇はない。
- 468 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:58:48 ID:8DhFoEGI
-
∧ ∧
.| |.| ,-――-、 |.||
.| |.| . / | |::::|::ヽ__ |.|.|
.| | | ,r'''￣| | |::::|::::ﾍ::::ヽ､ | | |
.| | | / | | ＼ |::／::::|:::::ﾍﾍ .| .| |
.| | .| / ﾍ ﾍ .|:::::::./:::::./::::ﾍ .| .|
.| | .| / ﾍ ヘ |:::::/:::::./:::::::::ﾍ| |
.| | .ﾍ'――――ﾍﾍ. ,rﾍ|,/､::::://―――-|
.| ＜＿＿＿＿＿ﾍﾍ.( ):://＿＿＿＿_|
,'`i_,ﾍﾍ､＿＿＿＿＿.ゝ､ ノ＿＿＿＿＿＿_| 言葉の仇討ちと、この作戦の達成と。
.| |r' r彡 r―――.､ ､ / r――― 、::|:::::| 俺は今、どちらを取るべきか。
| .|| || ゝ＿＿＿ﾉ | | ゝ､＿＿__ﾉ::::|:::::
| .|| |ﾍ＿＿_ ､ﾍ_ﾍ::::::::::::::::::::::::::::|:::::| 無論、迷うようなことではないな。
l ﾉﾍ | ﾍ '―`:::::::::::::|￣￣ |::::| 当然、決まってる。俺は……
ゝ| ﾍ | , , ,彡' ,-ｰ- ､:::::::::::└､:::::::/|::::|
ﾍ .|＼/ ゝ ゝ、 ￣:::::::::::／:::::ヽノ|::.|::.|
|_,l / ゝ ゝ、 ｀ゝー―ｰ／:::::::ノ .ヽ |::|::|
/＿＿_| ｀ゝ､__|＿＿ |__ , ノ|＿__| ゝ´
＿＿＿＿＿＿＿_|＿＿＿＿＿＿＿＿_|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, ―――― |ﾍ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ￣￣ ﾍ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ || ﾍ
- 469 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:59:08 ID:8DhFoEGI
-
＿ --‐‐￣i | | | . ! | . ! |
| ,. ﾊ＿| Ｌ.-┘＿,,| └ヵ . ＿ ＿,,| └ヵ . ＿
＼ .＼ ヽ. ..ｌ. ..ｌ レ-‐''"/ < i-‐¨ ,. ┌┘┌┘└‐┐ i-‐¨ ,. ┌┘┌┘└‐┐
ﾞ'-､ .＼ ! / ∧ ゝ. └'二ﾌ /l. | ﾌﾉ|. |￣ └'二ﾌ /l. | ﾌﾉ|. |￣
｀'-、 ＼. /＼ ∠ - ' ｀´ ﾚ' L_」 ´ L.ｌ ﾚ' L_」 ´ L.ｌ
｀'‐､、 ﾞ'-､ ＼ | ﾍ || .,r- ､ || / .／ ,, '" _..-''
.｀''-..、 ｀'-、 .＼ | | ＿_||/ .| |ヽ||＿__ ,,, ／ . ／ _..-'″
.｀''-､、 ｀'-､ | |＿＿_ | |/ 《 》_.|| |_,, r ''/' ﾍ . ／ .,..-'"
- ..,_ ﾞﾞ'-､、 .｀'-､ | |＼ .| | |``=ﾍ'==/| .|ﾍ / 》 _／゛ ._..-'″
.｀'''ｰ ,,_ ｀''-..、 | | ＼.| | ﾍﾍ､'=`// | ﾍ ,,, r ' ._..-'" _,,
｀''ｰ ,, ｀'-､、 | .|＝＝=| |￣￣ `^ ' ￣￣| ﾍ／ `丶､ . _,,.. -''''"゛
｀''ｰ ,,. | | `> / |__ _ ._|`ゝ| ｀ 丶, r==､|､ ._,, -''''"
‘''''―- ..,,,,_, .i---| |＿ ／ | .| ｀ゝ､/ ﾍ, r ' | .| | |｀ｰ'-'`i ''''"゛ _,,
｀ﾞﾞ"''―- ....,,,_ ｀ >-､__---'`, / |ｰ､_ | /__ , r ' .` ､ .| |ミ|.彡| . __,,,.... --ｰ'''''''ﾞﾞ￣゛
./ ` ', '`,￣ / |`ｰ,-` | ./､--ｰ` ｀ｰ' .`ヽ-ｰ' ﾞﾞ´
＿_＿＿＿＿＿＿＿＿ ﾍ___,-' ￣ | i'ｰ--,' ` `=`i |ﾍ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
/ｰ--`-.'-----'|.|
＿,,,,.... -―''''''' ,.. ． . 、 .|￣￣￣||￣￣ |.| _ ｀ﾞﾞ''''― ..,,,_
..... --ｰ¬''^ﾞ￣ _,,.. -‐''"゛ ._.. ‐'" | `----'||`----' '| ,｀ﾞ'ｰ ..、 ｀ﾞﾞ''''― ..,,_,
_,,, ｰ'''"゛ ,.. ‐'" |__|-.|___.||___|--|__| -,,ﾞ''-､、 ｀''ｰ､,, ｀ﾞ"''― ..,,,_
_,,, ｰ'''"゛ ,.. ‐'" ,／ `i | | || |､__| .| . ＼ .｀'-..、 ｀''ｰ ..,,
-‐''"゛ ._.. ‐'" . ／ ,./ |ｰ`.'-ｰ||ー---ｰ| ＼ ｀'-、 ｀''-､, ｀ﾞ'ｰ .._
._..-'"´ . ／ .／ .| |三/| || |三/| | ＼ ｀''-、 ｀''-､、 ｀''ｰ .._
. _..-'"´ . ,／゛ .／ .`ｰ--- ' `ｰ--- ' ヽ. ＼ ｀'-、 ｀'-..、 ｀ﾞ''- ．
.. -'" ／ .／ / ヽ ＼ ｀'-、 .｀'-､、
／ .／ ./ ! .| ..ｌ ヽ ヽ. .＼ . ＼ ｀''-､、
【つづく】
- 470 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 21:59:53 ID:8DhFoEGI
-
○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★
次回予告
/. : : : : : : : : | | :l: : : : : : : :｜⌒ヽ : : : .＼: : : : ヽ
〃: : : : : : : : , ｨ |: j : : : : : |: ∧: : ﾄ､ : : : : : :＼: : : :Y
〃 : : : / : : : /: :| j:∧: : : : : |/ _二._ |＼: : : : :ヽ`=‐ !
〃 : : : :Y: : : : : |: :|ｘ＝ ＼: : : { "「:::::::㍉､: :ヽ : : : }: : :｜
Y : : : : : j|: : : : : ﾄ〃:::::::', ＼__ゝ{:::（）:::ﾊ}: : :ﾄﾐ: : 八: :｜
｛: : : : : :从 {: : : :Vﾍ::（）::} ヽ-（ ヽ:::::ﾉ l : : |ﾉ.∨: : ＼{
、: : : :f{ ﾍl＼: : `､＼:::ﾉ ﾉ ＼ ミ彡ｲ: : :|! : : : :j : : ＼
ヽ: : :| `ﾄ､_ゝﾐ彡／ r ﾍ ￣´从 : |ｌ: : : jﾉ. : : : : ヽ
……あ。 ＼{ |l 八 ￣ `ｰ' ,.ｨ'ﾘﾉ : |ｌ_,.∠.._ : : : : : :}＼
もしかして……これはつまり…… |ｉ: : :｀ｱT＝=ｧ‐‐=≦Tｉ7/. : /三三三ヽ: / ﾉ. : :）
まさか……いくらなんでも…… |ｌ: : : { :j|: : : ｣__ｉ:ｉ ｉ:ｉ/ｲ: : ,{ｨｧ=‐ﾐ､三ﾆ}ｨﾞ }:／
そんなことは……あるはずが…… | : : : : :!ﾄ-／ `x-r=,＞'´: :/: : : |: ヽｼﾞ ′
} : : : : :ﾘ ｛ '"二｢／. : : : : : : : : j: : :|＼
＿＿＿_
／ノ ヽ､_＼ r ⌒j や、やめてくれおおおおぉぉ！
／（ ○）}liil{（○）＼ / / そいつには、帰りを待ってる妹が……
／ （__人__） ＼/ / ／ ）
| |i|||||||i| / / ／ ／
＼ |ｪｪｪｪ| / '` ´ ／
r´ (⌒'ー―- イ′ ´廴
/ ＞ 、 ヽ _ ￣￣￣)
/ -､ } ( ￣¨´
/ ヽ._ __ ＼
｀ --‐'´ ｀ﾞ' 、_.
| l | ﾄ､ ヽ ＼ ヽ ＼ //､ |､ヽ l ＼ヽ!＼ ヽ ＼ lヽ
| | | l ヽ ＼ ＼ ＼､ /ｲﾄ.ﾉ l ノ ｀ヽ, !ヽ＼ ', ﾊ ﾄ、!,
! l l ! ＼ ＼ ヽ｀､ ＼ ｀-‐'´ ＼ ! ヽ V/ｌ |
『ゲルダー』の操縦者！ 貴方の | !l ﾊ. | ＼ ､＼ ＼｀ヽ､_＼ ヽ ヽ | | !
奮闘は予想外のものでしたが、 ! | l |､ lﾊ l＼ ヽ｀ヽ.＼ ｀` l､ﾊｌ l il
この戦いはこれで決着です！ !| ヽヽﾍ ヽ＼ヽ ＼ ＼|｀ヽゝ / l |ヽ | /
ヽ ＼.l＼ l ヽ| lヽ| ,. '´ / /' l ! ! | //
｀ ヽ' ｀ゝ | ｀ー-､ '´ ｲ／,ﾍ. !| | | ,/
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- 471 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 22:00:39 ID:8DhFoEGI
-
以上です！ ご覧頂き、ありがとうございましたっ！
/´: : : : : : : : :,.--.､ : : ｀＜
. ＞‐ "´￣￣ ｀>=-､/-､: : ヽ: :.}: : ｀ : .．. _
. ／.: : : :.:,: : : : :〃:/ .＼/: :/ : : : : : : : : ｀ヽ.
/: : : : : : /: : : :∧ｲ＿ { //:ゝ.: :ゝ. : : : : : : }
/: : : : :.:.:/: : : : ∧≠≡≧ゞ一´i,ｲﾄ､: : ）: : ）: : : : : :,
| : : : : :./ : : : :.:ﾒ｛ .ん;;;}" ゞゝ_∨∧/: : : : : :/
|: : : : :.:i: :丿ノ丿 ゝ 乂刈 ,≠ﾐ: : }: : : : : :/ やらない夫と翠星石との行いが、
!: : : : Y⌒V彳 "￣￣ ｀ ,.仍 }} /: : : :.／ 吉になったり凶になったり二転三転。
/ : : : : {⌒i.|: :i ｀７ｰ〈" : ．＜
／ : : : : 八 .|: :.ｉ ,.--, }´ 「活躍」だけではなく、「物語の舵取り」を
／: : : : :.／／｀ヽi: : i / : :/ ,' してこそのヒーロー・ヒロイン。そういう意味で、
... ／ : : : : ／／: : : : :.|: : |ゝ. ゞ-′/ この辺りの展開は巧いなぁと思います。
. ／: : ／ ／∠._＿__ ／|: : | > . _＿∠､,.-.､
. ／: : ／ ／／..∠ ｀ヽ｀ヽ∨:| ＞ ．._〃 ／／ ,-､.∨
/: : ／: :/ / ／ ￣｀.＼..＼| , ≠〈 ｨ' .,ｲゝi
: ／: : :/ /.／ ヽ ヽ /i: : :.∧ .}丿ゝ }
＼ .＼／ .l: :./: :i .i. /
ヽ .ヽ | /: : :l .i {
／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| ＼/⌒ヽ: : : : : : :＼ 同じ戦場にいて、でも意思の疎通はできない
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. _.．-: :l. ゝ. ! : : : : : : : ヽ やらない夫・翠星石、誠・言葉の二組。
!.:.:.:.:.:.:.:.:,．<; ´＼ : : ! ＼ | : : : : : : : : : ＼ それぞれが何を第一とし、どういう行動に出て、
∧ :.:.:.:. /＼:|,,ｨ示´ .| ヾ: : : : : : : : : : : ヽ それがどんな結末をもたらすか……
ヽ∨:.:./ ゝ､.|{ ﾏ/´ ! ,r ‐ ､ ＼-､ : : : : : : : ゝ､
} ヽ{ ゞ !ヽ` .〃 ./ :;:;:;:;:;:ヽ ヽ｀ヽ: : : : : : : : :｀
l.／:｀ヽ. /丿 .／/ ./ ;:;:;:;:;:;:;:;:;: ＼ '.，;＼: : : : : : : :
／ }´｀ヽ/ :/ ./.．≦´￣￣｀≧､ ハ :;:; ヽ: : : : :
∠ -‐―――― '―'一＜ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ ﾊ;:;:;:;:;:;＼: : :
／ ` ＜ .:.:.:.:.:.:.:.:＞ " ∨ .i ;:;:;:;:;:;:; ヽ:
/ ｀ ￣￣ ´ ∨ .!:;:;:;:;:;:;:;:;:;
ヽ. ∨ !:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
ヽ. _＿＿＿＿＿＿＿＿___ ｀ヾヽ ! ∧:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
/ : : :/ /:.／ ｀丶. ゝｰ´:;:;ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:
/ : : :/ /; ´ ヽ ||:;:;:;:;:;:;:;＼ :;:;:;:;:
′: :/ // !|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ:;:;:
i: l : ′｛:｛ / l:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;＼
|: l :i ﾍ: :､ l / ,:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
|: l :! ﾍ: ヾ！ / ,:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
|: l | ヽ: :ゝ. /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
|: !:! ＼:.:＼ /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
ﾚ'ｲ ）:.:.:｝ /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
- 472 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/11(金) 22:00:40 ID:jF7K2oHE
- 乙
ここで引きか・・・
- 473 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/11(金) 22:01:37 ID:8DhFoEGI
-
「 ./｀
|,r＝＝‐､/
∧Ｏ_＿＿})
{ゝソv´ｿ）ﾊ 第三章、イコールこの作戦の結末はあと二話。と同時に、
__ﾉ_.||.ﾟ ロﾟﾉ||＿ 本作最大の爆弾が姿を見せて、最終第四章に繋がります。
ゝｰ!,l､_∨_）{つ′ どうぞ、ご期待下さい。
./. (ﾝ＿＿_>ゝ､
└‐‐ |‐| |‐|ｰ'"´
i,､.ゝ､ゝ
次回、第三章 第５話は、３月２０日２１時３０分より投下予定です。お楽しみに！
- 474 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/11(金) 22:02:55 ID:BsVXgZec
- 乙です
これは、難しい戦いを強いられそうだ
- 475 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/11(金) 22:05:27 ID:rZZxAzmU
- 乙でした
- 476 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/12(土) 00:22:07 ID:tfnpk8ZI
- 乙〜
言葉はなぁ、どう言っていいのやら
- 477 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/12(土) 01:18:12 ID:AVvo7T66
- 乙でした
- 478 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/12(土) 21:11:34 ID:IZVOOpIs
-
i , '"´.:.:.:.: .:.:.:.:.:｀ヽ.ヽ j .|
l＼ / .:.:.:.: .:.:.:.:.:.: '，'， ..／／
＼＼/ .:.: .:.:.:.:.:.:γ⌒ヽ／／ >>414
∨{ :.:.:.:.:.:.:_＿___.:.:.:.:.:.:.:.:.:{ }／ ゼットンやキングジョー見てると、攻撃力より防御力の方が、
｛ '，/ｌ／ ＼＼｀ヽ√ヾゝ .丿l 強さ・怖さアピールになるなと思います。あの技もこの技も
ゝ．} V´＼_ ゞ.／｀Vヽ.i￣!: : ﾚ''"´￣ 通じない、どうすれば倒せるんだこんなバケモノ！ と手に汗握る。
寸{ ﾋｿ .ﾋｿ ﾉｰ | ./／ ＿ 戦隊ならバルガイヤーとラゲムが正にそうでした。熱かったなぁ。
（ } ￣＿`＿,.二､｀ 〃 ／´:;:;:;:;:
r‐､ _ l｛ |ｖ‐ｧ―‐ｖ } ／/ ∠_ ;:;:;:;:;:;:; >>420
| '， .l.〉- ､ !:ゝ. V′: : : :／.// ／ .:.: ヽ :;:;:;:;: うぉう、これまた燃える名セリフ。
|. ゝ_r‐､（＼ ）/ ゝ: :＞ｰ=≦´ ﾉ// /ゝ:.:.:.:.:.ｲ ;:;:;:;:
| f´ヽ ヾ､__メj^Y⌒"´;:;:／;: ／// /_＿_｀¨ j ;:;:;:;:;. >>422
ゝ. f´ ＼ メ ヽ |:.:!:.:.:.:. ／;::;.ｲ｀ヽ|_|／:.:.:.:.:｀Ｙ;:;:;:;.／ 原作ジェットマンではよくズタボロにされてましたが……
>´｀>ｰ´､_ノ !:. ｀￣´ ／ ,ゝ_ ＼ .:.:.:.:. }二．:;´ こっちでは強豪ですよ！
／ ／＼_,ｲ ／ ｰ┬‐ ´ (二､ / ., .｝.: ／ :;l:;:;:;:;:;
< ／ |＼ ＼｀ー{:.:.:.:.: /｀ヽ:.:.:.:.:.:.: `ｉｰく__丿"´ｌ;:;:;:;:l;:;:;:;:; >>429
| .|.:.: ＼ ＼ :.:.:./ ゝ. ＼:.:.:.:.:ｉ l | ;:;:;:;:;:;:ｌ ;:;:;: ｌ:;:;:;: それぞれの原作内、テレビで見る画面描写通りのスピードなら、
| .|:.:.: /..＼ ＼ >： ヽ.: ゝ､.l |;:;:;:;:;:;:;:l:;:;:;:;:;l :;:;: ジェットイカロスの拳や剣がエヴァに当たるかどうか……
| .|:.:./ .＼ ＼| ､ .〉'''ヽ| |_:;:;:;:;:;: l;:;:;:;:;:;l :;: 花山ｖｓ克巳の序盤みたいに、受けてくれればあるいは。
| `〈_＿_／ :;＼ ＼ 八_ﾉ l | ｀ヽ:;:;:;:l;:;:;:;:;:;l:;:;
/:;:;:;:;:;:;:;:;(＼ ＼_＿_ノ:.:.:.:.:.:| |:.:.:.:.:ヽ:; ! ;:;:;:;:;l :
/:;:;:;:;:;:;:;:;:; } : ＼ ＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:| | :.:.:.:.:.:∨;:;:;:;:;:;l :;
「＞ /＞
| |; "_二二二二.ヽ .//
| ﾚ´__.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨/ >>434
! ｉ（ ）＿＿＿_ : ｝.） 言葉は誠の強さ＆やらない夫の初心者ぶりを熟知してますから、
/ `ｰ∨´ ＼j＼j.∨j´ やらない夫の方が誠に斬り殺されることも危惧せねばならず。
/.:ﾚ'^7ﾞ) ＼ ／ |∨ 凄いプレッシャーだったと思いますよ、この辺り。
/: _〈 〈 ◯ ◯ |､､
/: /:∧i＼ ｉ∪ ∪ { 〉 >>441
iヽ: / : } .:.:.:｝ r‐-ｭ. イ_/,ﾍ とりあえず、言葉の作戦は頓挫したわけです。そして……
ヾ￣ ￣｀/:.:.:.:.:.{＞rｰ＜ {:. 〈´ ￣/
/` ｰ―./:.:.:.:.: /:.｀ヾｰ┬"l:.:.:.:'、一′ >>447
/: /;: ∧/{_＿_/ .:.: 丿 ）:.{_＿_:〉 そう！ しかしその先に待つのは『イカロス』大破、誠の死！
/: /;:;:｛___＼__／∠二｀ヽ＞ゝーく
{: /;:;∨.:.:.:｀.／ / :.:.:.:.: `｝ :.:.:.:.:.:.: ｝ >>453
∨ :; （:.:.:.:./ y' :.:.:.:.:.:.: /.:.:.:.:.:.:.:.:ﾉｌ ここで撃って、うまくいけばそれで誠が死んでた、
/;:;:;:;: | .: / /.:.:.:.:.:.:.:.: /.:.:.:.:.:. ／;:;| ヘタすればやらない夫が死んでた、と思うと……
i:;:;:;:; └'个ｰ|.:.:.:.:.:. ／.:.:.:.:.:.／ :;:;: |
- 479 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/12(土) 21:11:50 ID:IZVOOpIs
-
（;:;:;:;:;）＿_＿_（;:;:;:;:;） ヾ.＼
∠_｀￣´ ,,.-‐-､ ＼ ./ /
j:;:;;:;:ヽ /;:;:;:;:;:;:| .＼ ./ / >>460 >>466
,,/ ￣ ▼ ｀￣￣´ |/.../ これでやらない夫は自分の命と作戦と、双方に
{ ヽ | ./ ＼ 隙を見せてしまったわけです。さあ、誠はどうする？
ヽ _＿/＼＿＿＿＿___. .ｊ/ : : : ヽ
Ⅵ´ : ,ゝ._ ＼:＼: :＼: : :＼__ノ: : : : : : : ＼ >>462
ゝ∧ ､__ ゝ: ＼:_;＼: :＜ﾌ:.: : : : : : : : : } 後に説明されますが、まだやらない夫はＳＳＳを
/ゞ⌒ヽ '⌒ヾ y⌒}: : : : : : : ﾚ′ 使いこなせてはいません。それに今の彼には、
／ //// _＿_ /// i ノ: : : : : : : ;' 『イカロス』を生け捕りにする理由もありませんし。
./:-^.ゝ. ゝ._ノ __ ∠―^―,: : : : ;′
/: :＼＿i｀ ≧ｰ=≦´ :.:.:,ゝ._＿／ : : : :.l >>472
.八∧: (:.:.:（ .{＞＜_}. { .:.:.:.:.:./: : : : : : ! 誠の決断、作戦の行方……ご期待下さい。
ゝ_ゝ:_〉 〈 ､ 〉 ,ゝ :.:／: : : : ,ｲ丿
i ＼／ ﾟｰ‐く__ノ: :／ .′ >>474
{ i彡" カイオン側が有利なのは確かですが、
∧ Y .j どちらにとっても容易ではない戦いです。
∧ .i /
∧ .i / >>476
∨iゝｰ"´/ 作戦よりも、使命よりも、自分の命よりも、愛する人が大切。
酛:.:.:.:./ これは、言葉に限ったことではありませんよね。
i}:.:.:/
∠:.:N
- 480 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/15(火) 19:27:30 ID:W8020bG.
- ここはエヴァを追うのが正解か？
砲に向かっている時にエヴァが反転してきたら不味い。
- 481 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/16(水) 08:13:03 ID:PJBBVoPg
- 遅くなりましたが、乙でした。
次回予告のやる夫の台詞から推すに、あの人の危険が危ない！？
- 482 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/20(日) 12:14:34 ID:bCqwsB0k
- 昨日の晩飯も覚えちゃいないが、
投下予定日は忘れない。
ここで全裸だ。
- 483 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:10:27 ID:l0WkUG.c
-
「 ./｀
|,r＝＝‐､/
∧Ｏ_＿＿}) >>482
{ゝソv´ｿ）ﾊ 感謝感謝です……ありがとうございますっっ！
__ﾉ_.||.ﾟ ロﾟﾉ||＿
ゝｰ!,l､_∨_）{つ′ 前回は展開のキリの都合上、ちと短めでしたが、
./. (ﾝ＿＿_>ゝ､ 今回はいつもぐらいの量はあります。お楽しみに！
└‐‐ |‐| |‐|ｰ'"´
i,､.ゝ､ゝ
- 484 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:14:11 ID:l0WkUG.c
-
予定通り、２１時３０より投下開始致します。
／￣￣＼
／ へ ＼
（ ●）（ ●） |
（ | |
| ___｀___ ｜
{ `ー '´ ｜
. { /
. _. -: ´.Λ _.へ｀ 、
r＜: : : : /:|: :、 ￣r' ＼ :＼_
/: : :ｌ : : : : : :＼`IエL>、 >ﾍ::Λ
|: : : ﾄ､: : : : : : : : : : : : : `ｰ／ : : V |
〈: : : :::: _ -¬-−―-､: : く:r ､: : : V ｝
/: : :_ン´: : : : ＼ ,___, ｨ ）: : :`く : : : ヘ|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
_＿≦ー`__＿ _二ｚ<＿
＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜
＜之′Ｙ´／ ＼
>{ ,' | ､ , ,. ,.l , ﾞｉ
| !､{ | 寸寸T ハT７} ｨ,ｌ
′Ｊｉ, ﾞｉ ﾞｉ （ ●） （●）|ハ|
i⌒ヽ'(1. ''' ＿' ''' ﾉ川／⌒)
. ヽ ヽx＞､（_.ノ__,イ ｌ |::::ヽ／
∧ 人lﾊ:::::l,三|:::/ｌ| ,:::::ﾊ
＿＿＿（⌒ヽ
／⌒ ⌒⊂_ ヽ
（⌒ヽ∩／（ ⌒） （⌒） |(⌒ヽ
ヽ ﾉ| :::⌒（__人__）⌒ ::| ⊂ `､
＼ ＼ ）┬-| / /> ） ））
(( （⌒ )､ ヽ＿ `ー‐' ,／ ／ ／
＼ ＼ / /
ヽ＿ ノ │
- 485 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:30:58 ID:l0WkUG.c
- それでは、投下開始致します。
- 486 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:31:34 ID:l0WkUG.c
-
. -‐ニ￣ニ‐- . ,,,,、 ,,,,,、
＿／ ＼,! .,i´:iｰ匸ｌ ┬-、 /｀ ,lﾞ
＝二￣ / │.l＿ ﾞ‐'ﾟ″ .|,,,ﾉ .,,,ο | ,i´ . -‐ニ￣ニ‐- .
￣7'' ―― ＿＿＿ ――,lﾞ /i､｀,! _,,-'彡'"｀ .|丿 ＿／ ＼＿
――― 从,,i ; `. / / ｀" ,―''''ﾞン'"｀ _ﾚﾞ ＝二￣ / ', ￣二＝
/\じ'jl|此ﾄ=ﾒ i;_,,爻,,i| lﾞ丿 ｀'-‐" ,i´丿 ￣7'' ―― ＿＿＿ ―― 戈￣
｀`‐ヾ:;!Iﾂﾞ 〃!iﾒﾄ辷 ｀｀ ｀"｀ ――― 从,,i ; `. ､ .尢r､――――――
/''ひ￣ ＼ /\じ'jl|此ﾄ=ﾒ i;_,,爻,,i| 刈ゞﾒ
|,,-─-,,, ＼ ､レ ｀`‐ヾ:;!Iﾂﾞ 〃!iﾒﾄ辷-" ^
| /￣＼ `'''､ し､ 粒子砲
| |ミミ ） ＼ ＼ ─< <｀─ ,,,,、 ,,,,,、
`､`ー‐´ 乃7-､', / / l､7 、 ,! .,i´:iｰ匸ｌ ┬-、 /｀ ,lﾞ
＼ << '''､ < |/／ │.l＿ ﾞ‐'ﾟ″ .|,,,ﾉ .,,,ο | ,i´
＼ ｀ｰ影彡 ,lﾞ /i､｀,! _,,-'彡'"｀ .|丿
),, ロ i / / ｀" ,―''''ﾞン'"｀ _ﾚﾞ
／ ￣｀ｰ日───--∈) ｺ lﾞ丿 ｀'-‐" ,i´丿
／ ロ ﾉ ｀｀ ｀"｀
/ .,､-ｰ''ｱ:;､-'/ ,,､-'７ /￣/＿
| __,, ﾉ ／／／/了 / ／ ,-ｰ―" ＿＿/
丶､＿＿,,,-─''￣ .ｲ i::/ / / / / ,r',,,,,､- ｧ／-z''" /
,| ノ:ﾉz''"/／ ,,､-ｰ ''" ,､-ｰ''" ／／/ /
,ﾘ /;;;､-''了 / ,､z''"／| / |／ ./ / .／＼
. -‐ニ￣ニ‐- . i ,､-ｰ' '"／ ／ / / /／ ＼／;;､-'/
＿／ ＼＿ / 「" ,ﾉ ／ / / ､-",､ '
＝二￣ / ', ￣二＝ / / |/ ﾚ ／ ／
￣7'' ―― ＿＿＿ ―― 戈￣ | | | ／
――― 从,,i ; `. ､ .尢r､―――――|／ ﾚ"
/\じ'jl|此ﾄ=ﾒ i;_,,爻,,i| 刈ゞﾒ
｀`‐ヾ:;!Iﾂﾞ 〃!iﾒﾄ辷-" ^
- 487 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:31:58 ID:l0WkUG.c
-
； l´￣`ｰ--.､/´ヽｰ─-:.､__ ．
ｊ,ﾉ | . ｀ヽ、
／ ,| :| ﾍ:: ﾍ ．
． ／ ﾉ / ,/ | |:|'| |::u λ:: ﾊ ；
；/ ,./ / / ./u ,| |:| | :|､::: ＼ }
/ ,ｨ'/ / ,|: _|__,ﾉ| |:| | :|ヽ､__: ＼
/ / / ::ｊ ,/ ヽ|__ uヽ、 |ｊ ヽ|__ ∨ ｉ:: ﾊ ． や、やっとできましたああああぁぁぁぁっ！
|/ ｊ ::::| ﾊ ,ｨﾁﾃｵ ヽ､| ﾁﾃ心∨ |::|､: | ； 発射準備完了！
| ::l |:ﾊ`､{::::::l ..:}:‐{:.. l:::::::j,,' ﾊ. lﾘ| |/ これで一発撃ちさえすれば、作戦完遂です！
；∨ |ヽ､|::::ｊ､::.￣ ::,ﾉ ' ヽ:::￣゛..::{:::ｊ,/: |
ヽ､| | ｉ:::::ヽ、￣ ｒ-┐￣u´ィ:ｉ::|: |
| /| :::::ｉ:::｀＞‐r`-.'ｒ‐＜:|:::ｊ:: | |
|/ :| :::| /´ { } |:/:: j: | ．
．/ :;| :::|' |＼／| ,ﾉ /ﾊ | ；
；/ :::/'| :::| | | / ,/ } |
_＿＿＿__
__,..-‐'"￣ ￣~｀ヽ、
/｀ヽｨ'´ :. ｀ヽ、
/ヽ/ / : : λ、 ヽ、:: ﾊ
,ノ ./ ｉ .' : : :. ﾍ、 ﾊ :: ｉ }
,ｲ´ ::/ { : : : : . `-､ |::: l |
/〃 : / ｊ､ｰ--: : : : : ｀ヽ､./ ｉ. |
/// : : ｊ |{ ｀ヽ、 ､: : :.､ ｀ヽ、＼ |: |
/'´/ : : : | , |:', __ ＼.__ ヽ : :ヽ、 }＼_〉 |: {
/ :∧: ::| .|∨ |:::', ,戎Z彡∨ｉヽ､:.:｀ヽ. /,ノ: ｉ |ｉ ∧
{ :{ `ｰ| {-V ﾄ:::}､_,ﾉｉ ! | ｀ｰ:-∨: : : : | |:ｉ ﾊ
ヽ| ヽ| ヽ|.〈 ｉ ! | :: | ＼: : : | |:ｉ. ∧
ヽ、rっ ! | ; :: ｊ ,ｨ'´＼::| |:ｉ ﾍ、
もしかしたら、この場にいる敵がヤケクソに `ｰｧ-‐‐ｊﾉ ﾉｒ＝=､. ｀| : : ＼
なって、セキレイへ退却せず私たちを皆殺しに /: : ::/´ ,／'" ∨|/ : : : ｉ ＼
するかもしれませんが……それでも、戦争は /: ::／／ / |/ : : : | : : {｀＼＼
終わります！ これで、必ず！ ｊ:;／ ,/ ／{ 〈 : : : :: | : :: ﾊ 〉 〉
{´ / / } |ヽ､: : : } : ｉ: ﾍ／／
∨ | ,{ | | ,￣ }: ::_;ﾉ ::λ: ／
/ヽ/V ﾉ |/ /´" : : : :::} .: :〈
{ / ｊ' / : : : : ::.ﾉ : : :｀ヽ
- 488 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:32:21 ID:l0WkUG.c
-
rfヽ.
l l, 荷電粒子砲、発射ああぁぁっ！
| .l
l, !
l:. ヽ
|:: ヽ､
'l::. ｀ﾞ'''⌒ヾｰ'''=-､
.ヽ:: ヽ､
.i:: ｀ヽ､ ＿＿
l::.. ,, -‐''ニ=-'''''￣ ｀''''= ､
l:::::. ／ ,, -''´ ヽ
/:::::::. /／::. `ｰ-
ノ:::::::::::.. /,ﾞ::::::::::
,, -‐‐'''..::::::::::::::::::::/.:::::::::::::::.
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::.
l::::::::;;;;::-‐-::､:::::::::::l::::::::::::::::::::::::...
`'''´ `ｰ-､|::::::::::::::::::::::::::::...
ｌ:::::::::::::::::::::::::::::::::..
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::...
（:::::::::i;:::::::::::::::::::::::::::::::::..
＼:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::...
- 489 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:33:10 ID:l0WkUG.c
-
IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII
II II
II エラー . II
II 発射できません II
II II
II II
II II
II II
II II
II II
II II
II II
II II
II II
II II
IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII
- 490 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:34:06 ID:l0WkUG.c
-
__＿＿
,ィ´ ￣￣゛‐-ｨ'´｀l,ﾍ、
／ .λ / ,／ ｉ |:.λ
/ （_,ｊ/ / ﾉ / ,ﾉ |:: ∧
ｊ / /／ ,/ ,ｲ::: |::: ﾊ
| ｊ ／ :: ｊ ,.-‐'"|::: l::::. λ
| :ｊ |〈 ,ｨ' ／ __ }::: ｊ:::: ,ﾊ:〉
| | |:（∨{ ,..イ__,ｨﾁﾐ､ﾉ:;ノ:;/ｊ/ ﾘ
. | | ,ﾉ |:::ハ::ヽ.{:.:| "（ ´{;:ノ´ ……え？
ｊﾉ ／ｉ {/ {:::.｀ヽ:! `ｰ'〉 えーと……これは……
／／ﾉｉ | ::: }｀‐-ヽ､ ヽ(_,ゝ_,ｲ_ _
/ / / :ﾘ::::ノ `‐-､｀〈,〈〈〈ｊ,{ｭ
. / / 〈 :: ｀ヽ、,イ⌒ヽ、 } } ,}
〈 〈 ヽ :::: } ヽｊ ｊ"￣￣゛}
＼ ヽ､ ::: | 〈,ノ 三三三{
｀‐-〉 | ⌒ヽ、 ゛〉
/ ノヽ、 ゛ヽ ,/
,､ /
/｀ヽ‐| ｀ヽ-/‐-─-.､_
ｊﾉ | ｉ| .λヽ、
'⌒メ" / ,ｊ:| ||､ ＼::（_,ｊ: ﾊ／
/ , ./ ､/ |:| ﾘ ｀ヽ, ｀ヽ､ ´|
ｊ ,ｉ （j | /ヽﾘ. | ／ ＼ｉ､ ﾄ､|: |
| ハ ,∨､___ ＼{ ､__ |:ヽ|::: |
V ∨::ﾊ {_},, ,}-{ {_},, ｊ |ﾉ:: | ,
ちょ、ちょ、ちょっと待って下さいっ！ }:|:::::}‐/-/'＿｀/‐/‐'/ ｊ::: | （ｊ
どうして？！ 機体損傷もエネルギー残量も、 ｊﾉ::::λ ｉ::::ｊ ,/ ,/::: ､ｊ
問題ないはずなのに！ どうして？ どうして？ / :::/::::｀＞-ﾆ´-＜/ /ヽ;::: λ
（ ::/:/）／ﾉ､:::/ ／ｊ,,ノ＿ .＼:: ＼
r‐/´ '´ﾃ'´/／ ,／´ ｀ヽ｀ヽ::: ＼
〈´ヽ､_,,ﾉ{__,≦ｿ'´ / ﾊ }:｀::. ﾍ、
} ,ノ::/::γ / {__ｊ::::ヽ:::: ﾍ、
〈 〈:::/:::::人..::::/ ／ /´::::::::::::}:::ｉ:::: ＼
｀~∨ヽ;/ ｀ｙ / 〈::::::::::::::/:::::ﾄ､:::: 〉
/ ,/__＿_ '＼:::::::::::::::/:::}:;/´
ﾉ ／ﾉ ｉ ｉ~}￣}~ヽ、::::::::::/´
/ ／::ﾉ ｊ ｉ ｉ }ヽ::〈:::{
〈_＿__,,/ / / | | ｊ }＾∨
/ﾆﾆﾆ/ヽ/ ./ / λ ﾉﾆj
- 491 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:34:48 ID:l0WkUG.c
-
IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII
II II
II エラー . II
II 発射できません .. II
II II
II エラー . II
II 発射できません II
II II
II エラー . II
II 発射できません II
II II
II エラー . II
II 発射できません II
II II
II II
IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII
- 492 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:35:33 ID:l0WkUG.c
-
／ ／ :/ :| | |
／ / ::/ /'| | |
. / / ::/ :: ,' / | |:. |
/ / l :／ :: / .､/ | |::.. ､. 人
| ｊ／ ..:: / ,/＼, | / |::::... | ∧
| ／ , ' ／ ,／ __, /,〃 /､:::::: | ∧
!／ .／.; / ／,ｨﾁ弐､ jﾉ/' /_;::∨:::|: ∧
: :/ , ' .:: |/ ,ｲ |:i:::|` / ,/ｲ:|`::|:::/: 〉
ｉ/／| ;::: /| ` ､ V;ﾘ, ｊ／ :.ﾋﾘ::::|/:l ,': / 発射できない、
ｉ'" :∨:::: / :| ゛￣ ,ﾉ ヽ､::::::/ /: / じゃ済まないんですってばっっ！
.|: l´＼:: /:i: :| Ｕ `ｰ-‐" ,'::::/ ／|::/ 一体何がどうなって……あっ？
:|: ゝ､_.|∨:::|:: | ,.-─-.. /|;/|／ |/
::|:: ,' ::::://l :: : |､ u {: :::/ /
.;ﾉ:::/ :::〈〈 :| :::: : | ＼ ｀ -‐"／:|
／´￣￣｀ヽ､.＼.l ::: |､ :＞‐-:::'´::::::::::|
ヽ: :| : | ＼:/￣｀ヽ::::::::::|
. /´｀‐--､/'´＼_＿_
. ,j/ , ,| ゛｀ヽ、
. ／/ / ／| ｉ|ヽ､ ＼ヽ､ ﾊ
/ / ::/ /_,ノ| ﾘ ｀ヽ､ { ｀ヽ}
. j | :::::| | ､_ ヽ､| ､_ ｀ｉヽ､ 》
|/| ::ｉ::| :ﾊ ┃ H. ┃ ）| ｉ∨|
確かここにあったはずの、 | ::|ｉヽ|:}｀ー ´_,､_`ｰ‐´ | ｊ:: λ
アレがない？ 消えてる？ ヽ､{ | :i:j/⌒l,､ __, イァ/ /::::|::.|
あの時…… / / i|三/::{ﾍ､__∧::::|::.|
{ !ヾ∨:::/ヾ:::彡' |i ﾊｿ
- 493 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:36:12 ID:l0WkUG.c
-
戦略技術研究所所にて 戦略技術研究所所にて 戦略技術研究所所にて 戦略技術研究所所にて
_＿ /ヽ､-‐-／＼_
,イ´ '´/ ＼:' ￣｀ヽ、
／/ ｊ /ヽ、 ,ﾍ ヽ ﾍ:: ｀ヽ、
/ / / | ,/|゛"´`´"|: |::: ﾍ:: ﾍ＿＼
/ ｊ | __|:|__|_,ﾉ〟 | |ノ⌒ヽ. |:::: ＼￣`
ｊ :| | ,/|:| | | |｀ヽ、::: |::::: ﾍ
| :| | /__|ｊ__ | ｊ/___ ∨: |:::::: }
| /| |マfﾃｵｧ､ ｨｆﾁﾔｱ∨ |:::::::::: |
V :| |/んｒ刋 んｨ刈 ﾊ ｊ:::::::::: ｊ ふう。試射も成功、問題なし！
ヽ| ::|.､込:炒 込z:;ﾘ〈::ｊ/:::/|::: / ウチらの造り上げたこいつが、
|/ﾍ ::| ､ 〉::::/ ｊ:/ . この戦争を終わらせるんやなぁ。感慨深いで。
ゝヽ|、 ,r-‐ｧ ,ｲ::::/ '"
／::::::::|:|＞.､ ゝ__,ﾉ ,ィ´|::|:/
＼::::::::|:|::::::::,ｨｊ` ‐-‐τ´:､:::::|::|'
＼:::|:|::::::::〉 `＼__ 〉∧ 〉_|:|_
,イ´~|ﾘ￣＼ /λﾉ ｊ/ |ﾘ ｀ヽ、
/ '´￣￣＼/ヽ､厶'´ / λ
／´ヽ-‐-/｀ヽ-‐──-.､__
/ ,ィ´ヽ ,.､ :.｀ヽ、
/ / /:ヽ,/:;; ヽ、 ､ ＼:: ﾍ
/ / |'゛｀|'"'| |｀ヽ､ ｀ヽ､:::. ヽ､:ﾊ
. / , / | | | ,l-‐-＼ ﾍ:::. ﾍ::}
ｊ ｉ | :|-‐- | | l ,_＿ ∨ ﾊ:::. |ｊ
. | | | ::|,/___､ | | ｊｵ弐ﾏ７∨ |:＼､: |'
| ∧ | /ﾏ弐z､ |,/､V::;ﾘ,' | ﾄ､ |: ,∧|
せやけど、作戦に直接参加できへんのは |/ | :::∧､V::;ｊ, ￣´" | | ∨ l／＿
残念やな。そら、危険はあるけど、 | ｉ::::ﾊ"￣ ' ＿_ | |/ ∨::::::::::::}
歴史的瞬間に立ち会えへんちぅのは | ∧::::{. ┌‐'´`´ } ,.| |'‐'"::::::::::::/ .
無念やで。 |/ {::::.ヽ､_ ∨＿,∠,イｭｊ/_:､::::::::;／
|'´ヽ::| ￣ 〉､ / | `ｰ-､
` ／ | / | ＼
/ | ／ | ﾊ
- 494 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:36:35 ID:l0WkUG.c
-
／ / | λ
／ / /'|:ｉ | ､ ＼
/ ｊ / |:| |ヽ､ } ﾍ
ｊ ｉ|,/-‐ｊ/ｊ,ノ ‐-∨ ﾄ､ |
| ,/ /´-‐ }-{ ‐- |:＼ | `
|/| /ヽ.＿_,ﾉ |ヽ __,ﾉ:: |ﾍ| だからって。お気持ちはわかりますけど。
|,/ |､ -- /:: | 卒業していく小学生の机じゃないんですから。
| |::ヽ､ _＿__,.イ::|: ｉ|
| |／ ヽ{ ﾄ､::::|: |:|
,ﾊ |＼ ﾏ三:ｿ|｀| |:|
/ | |＼＼ ヾ-,〃 | ∧|
, -へ,,へー-- ､
／/ ﾍムヽ ヽ、 ヽ.
／ / |/i⌒'"| !ヽ ヾ }
性能が落ちるワケやなし、ちょいと ﾚ! {_{ヽ | ﾚノ ﾘ| ｌ i! i|
記念メッセージを刻むくらいええやないか。 ﾚ!ﾚ! ● ● ﾊ! !|、i|
えーと、今日の日付とスタッフの名前と…… ヽ|l⊃ r‐‐v ⊂⊃ﾉﾚﾉﾉ
. /⌒ヽ_|ﾍ. ヽ ノ | i/⌒｢:ヽ
＼ / ﾚ' ＞,､ __, イﾚ/ /::〈
. ∨ / 〈∧ ∧{ﾍ､__∧｢´
ヽ< 丶∨/ ヾ.__ ノ|
確かにあの時、刻んでいた。間違いない。 それが今、見当たらない。 消された痕跡すら全く全然ない。
- 495 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:37:36 ID:l0WkUG.c
-
||l|||i||l||l|i|l! ,..::':´::::｀`丶.、 il|||l||i|||
|l|ill|l||i||l ,r'":::::::::::::::::::::::::::｀ｰ-┐i||l|||
||l||i|l||l! i′.::ﾊ::::::::::::::::::::::〃:::::::! i||l
||l|il|l! | ..:（_,ﾉ::::::::::::::::;ノ':::::/::::| i|l
|l||i|! l::;:;:;:;::::::::::::;／_:::::_;ﾌ|:::::|
l|i|l |;:;:;:;:;:;:;::::∧::｢ｆ,ｲτ/;ﾉﾘ どういうこと？ これは何を意味するの？
|ｌ:;:;:;:;:;:;:（_,ﾉ::|く:| (（'′ カイオン軍のスパイが何か工作したとか？
. |::;:;:i:;:;:;:;:::::::::::::::!.ノ だったらどうしてその時、この砲を潰さなかったの？
,'::::::|:;:;:;::;::::::::::ト,ヽ、 今ここで必死に戦ってるカイオン兵たちが、バカみたい……
r-‐‐= : "´: :￣￣￣: :` : .、
/`ｰ─=＝ﾍ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
{ : : : : : : : :∧ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
j/. : : : : : /: ﾊ : : : : : : : : : |: : : : : : ＼: : : : .＼
/. : : : : : : : : | | :l: : : : : : : :｜⌒ヽ : : : .＼: : : : ヽ
〃: : : : : : : : , ｨ |: j : : : : : |: ∧: : ﾄ､ : : : : : :＼: : : :Y
〃 : : : / : : : /: :| j:∧: : : : : |/ _二._ |＼: : : : :ヽ`=‐ !
〃 : : : :Y: : : : : |: :|ｘ＝ ＼: : : { "「:::::::㍉､: :ヽ : : : }: : :｜
Y : : : : : j|: : : : : ﾄ〃:::::::', ＼__ゝ{:::（）:::ﾊ}: : :ﾄﾐ: : 八: :｜
｛: : : : : :从 {: : : :Vﾍ::（）::} ヽ-（ ヽ:::::ﾉ l : : |ﾉ.∨: : ＼{
、: : : :f{ ﾍl＼: : `､＼:::ﾉ ﾉ ＼ ミ彡ｲ: : :|! : : : :j : : ＼
ヽ: : :| `ﾄ､_ゝﾐ彡／ r ﾍ ￣´从 : |ｌ: : : jﾉ. : : : : ヽ
……あ。 ＼{ |l 八 ￣ `ｰ' ,.ｨ'ﾘﾉ : |ｌ_,.∠.._ : : : : : :}＼
もしかして……これはつまり…… |ｉ: : :｀ｱT＝=ｧ‐‐=≦Tｉ7/. : /三三三ヽ: / ﾉ. : :）
まさか……いくらなんでも…… |ｌ: : : { :j|: : : ｣__ｉ:ｉ ｉ:ｉ/ｲ: : ,{ｨｧ=‐ﾐ､三ﾆ}ｨﾞ }:／
そんなことは……あるはずが…… | : : : : :!ﾄ-／ `x-r=,＞'´: :/: : : |: ヽｼﾞ ′
} : : : : :ﾘ ｛ '"二｢／. : : : : : : : : j: : :|＼
- 496 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:38:01 ID:l0WkUG.c
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. -‐ニ￣ニ‐- . ,,,,、 ,,,,,、 . -‐ニ￣ニ‐- .
＿／ ＼＿ ,! .,i´:iｰ匸ｌ ┬-、 /｀ ,lﾞ＿／ ＼＿
＝二￣ / ', ￣二＝ │.l＿ ﾞ‐'ﾟ″ .|,,,ﾉ .,,,ο | ,i´/ ', ￣二＝
￣7'' ―― ＿＿＿ ―― 戈￣ ,lﾞ /i､｀,! _,,-'彡'"｀ .|丿7'' ―― ＿＿＿ ―― 戈￣
从,,i ; `. ､ .尢r､ / / ｀" ,―''''ﾞン'"｀ _ﾚﾞ从,,i ; `. ､ .尢r､
/\じ'jl|此ﾄ=ﾒ i;_,,爻,,i| 刈ゞﾒ lﾞ丿 ｀'-‐" ,i´丿 /\じ'jl|此ﾄ=ﾒ i;_,,爻,,i| 刈ゞﾒ
｀`‐ヾ:;!Iﾂﾞ 〃!iﾒﾄ辷-" ^ ｀｀ ｀"｀ ｀`‐ヾ:;!Iﾂﾞ 〃!iﾒﾄ辷-" ^
,,,,、 ,,,,,、 . -‐ニ￣ニ‐- .
,! .,i´:iｰ匸ｌ ┬-、 /｀ ,lﾞ ＿／ ＼＿ ,,,,、 ,,,,,、
│.l＿ ﾞ‐'ﾟ″ .|,,,ﾉ .,,,ο | ,i´ / ', ￣二＝ ,! .,i´:iｰ匸ｌ ┬-、 /｀ ,lﾞ
,lﾞ /i､｀,! _,,-'彡'"｀ .|丿￣7'' ―― ＿＿＿ ―― 戈￣ │.l＿ ﾞ‐'ﾟ″ .|,,,ﾉ .,,,ο | ,i´
/ / ｀" ,―''''ﾞン'"｀ _ﾚﾞ 从,,i ; `. ､ .尢r､ ,lﾞ /i､｀,! _,,-'彡'"｀ .|丿
lﾞ丿 ｀'-‐" ,i´丿 /\じ'jl|此ﾄ=ﾒ i;_,,爻,,i| 刈ゞﾒ / / ｀" ,―''''ﾞン'"｀ _ﾚﾞ
｀｀ ｀"｀ ｀`‐ヾ:;!Iﾂﾞ 〃!iﾒﾄ辷-" ^ lﾞ丿 ｀'-‐" ,i´丿
｀｀ ｀"｀
- 497 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:38:36 ID:l0WkUG.c
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┌─────────────────────┐ _ . ─-
│ | || |l |l || || ‖ |ｌ |l |l |l || ‖ | |《 ..│ r､∠ -｢ｃT ￣ ｀ヽ
│ | || |l 廾=|-」､|∧|| ヾ､|! |l_」斗 'i|´|| ｌ| | 》 ..│ ゞ' l ＿_, -‐ T￣/--､rヘ、
│ Vﾊ |l || z＝≠≧､ ヽ／,z≦示z､|| ｌ| |《 .│ ヽ ￣ヽ r-､ /／ ＞‐'¨￣∧
│ |ヾl|ﾄ|| 《 |L:::ｊ::|l`` ´´|L:::ｊ:::ｌ| 〃| ｌ| |/ ...│ ＞ﾄ-辷^ｰ＜／ >､_/ / ,
│ |l lトハ lL辷」! ｌ!L辷ｊ」 || ｌ| | ..│ └!_ >┘_r‐'´ヽ-' /r'_ -‐ニﾍ 〉
│ |l |lハ l|| ｌ|/ ..│ ∨{｀７ 〈ﾍ ‐- /＿ヽ ∧
│ |l |lﾄハ {{ /z|| ｌ| . │ /^| V ヽ＼ / ＿ ＞く ヽ
└─────────────────────┘ / /1 | ￣｀ く ヽ ヽ /厂l
敵陣に綻びが出ました！ 第一小隊は / / | ｉ ｜ ＼ ＿,ヽ/ , |
左へ廻って！ 私は右から行きます！ / / ∧ ; _ ⊥ 、 /rゝ‐'／ ｜
, ,- ──- ､ . ┌────────────┐
,r´ ヽ､ 〉-,-､ │ ___,冖､__ .....│
｀､ / /o'i ﾏ丿 │ ／ |__| ＼ │
ヽ｀ ｰl ､_ ｀ｰ´ / .│ / ｌ │
／｀ヽ､_ｌ ,ﾆ､ｰ─----'" │ i＿＿＿＿＿ニi .│
／ 弋 / ＼`ﾟ´`ｰ─_'_´､ ＿＿＿＿ .│ .|ｌ_-‐‐i i‐‐-､_ｌ|| │
/ ＞‐- ､`ｰ'´￣ ヽ ＼ｌｰ -､_,-' ｌ ..│ | ｌ ｌ | ....│
￣`lｰ‐- ､ ｌ ／､ ￣ `ｰ-─ '´ ﾊ＿＿＿__ｌ │ |ﾍ ／"ﾞ＼／ | . │
ｌ 'ｰ､ ￣,`lｰ ､ｌ | ｀ヽ､` ｰ -､ _ノ',ヽ､ _, -`l . │ / ￣ﾍ │
ｌ ,- ‐ '＜ ｌ ｀l |､ ｀ｰ､ ￣,二二､. ', ｌ´ ＼＼ . └────────────┘
了解です、小隊長っ！
- 498 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:39:39 ID:l0WkUG.c
-
,-―､___/yt,.ﾍ _/
!ﾛi ∠．.~Ｙ,／/ ┌────────────────────┐
_______. ^'二ゝ∴yｱ|l,ノ ＿________ .│ _,r'´::::::::::::::::::::::::::｀'､. .│
/i*! i*/~..ヾ､ﾉ!,,,（(¶)ソ /Ei/i**i∧＼ │ {::::::::rr-‐-‐'^i::::::::::::::i. │
ﾍ￣￣l !√/了/√￣ゝ、| ￣￣￣/.../ │ ﾞl'´ﾞ《 u __,,,ゝ:::r､:::::l . ..│
|l､ 了◇￣￣ヾ,∠__/┤ ┓.| |∴∴| │ ﾄ=r;､ ﾞ"rｨｧ‐ﾘﾒ }:::::} │
_,,,... 、 ﾉﾍ___I!'l~ﾛ~~^t ﾉ_,..q] l|ｔ. ソ ノﾍ､iiコ| │ ﾞi`"l ￣ u ｿ::::ヽ .│
;;,, ｀';;三三三三三三三|￣￣￣ゝ、へ(二二ヾ~￣ └────────────────────┘
. ﾞ"゛ l|ｌ|!|!|!|!|］――‐┴ー‐t_yjl二二二○>=┐ . マズい！ 誰か、そっちのカバーに入れ！ 早く！
~^^'-'-" _,[〓l二l〓７/；\|ll.七都市.lll■|
. ┌-､ 丁丁 ＿_l二二二○>-┘
__ ＿＿l-i―--､
┌────────────────────┐ 〉ヽ,,--､ ＿＜＿＿＿＿／/￣ヽ
│ ＿＿＿_ .│＿＿＿＿＿＿／ 〈ヽ ,---'-'---ｌ ｌ＿＿ｌ ｌ_
│ ／ ＼ .│||||| ｌ三ｌ |￣/ 〉┐＿ l ,‐/´ｌ―, ｌヽ
│ ／ _ノ ヽ_ ＼ │.────,ー'´,,,,,/´／/｀iヽ ＿＿＿ / / l l 〉 ヽ
│ ／ oﾟ（●） （●）ﾟo ヽ │ ,，-‐ ￣ヽ ｌ|||// / lヽ'´｜|｜| ヽ'〈 ! ヽ// ヽ
│ | （__人__） | .│ {======､l ｌ',（◯ ヽ || ｜|｜| ||/＼ （◯ /／ ヽ
└────────────────────┘ `ｰ─‐一'￣´ 〉- ,‐‐､―､＿＿＿,ｰ'::::::〉―‐{´｀ヽ// ヽ
ムリですお！ 正直に白状すると今はもう、 〈 { 〉::::〉 ／::::::/ ヽ ｝,＼ﾆ｀‐､
粒子砲を防衛することよりも、自分の身を /￣ヽｰ ヽ__ノ;;;;〉 〈;;;;;;;;／｀＼＿_ヽ／ ＼ﾆﾆﾆ｀‐‐‐､
守ってるだけでギリギリですお！ `ｰ､＿＿＿〉一' /＿〉＿皿ﾆ=０ `ｰ───'
,-―､___/yt,.ﾍ _/
!ﾛi ∠．.~Ｙ,／/ ┌────────────────────┐
_______. ^'二ゝ∴yｱ|l,ノ ＿________ .│ / / i'/ / ,| | ,! | ',. ！ ', . │
/i*! i*/~..ヾ､ﾉ!,,,（(¶)ソ /Ei/i**i∧＼ │ ∠-7 j |.| | ./| ,1 ハ. ハ | |l. l | │
ﾍ￣￣l !√/了/√￣ゝ、| ￣￣￣/.../ │ | | |l.',. } ﾅTｧ-|::./::::l./'''Tﾅ{. ,ﾘ |1 │
|l､ 了◇￣￣ヾ,∠__/┤ ┓.| |∴∴| │ l！Mヽ.{<ｨﾃtﾄ !'::u::::' t5ﾓト,.ﾚ!' ,1 ,! │
_,,,... 、 ﾉﾍ___I!'l~ﾛ~~^t ﾉ_,..q] l|ｔ. ソ ノﾍ､iiコ| │ 1',l.| ﾞﾄ 'ぅり::::::::,::u::::2tﾀ / /,!' │
;;,, ｀';;三三三三三三三|￣￣￣ゝ、へ(二二ヾ~￣ └────────────────────┘
. ﾞ"゛ l|ｌ|!|!|!|!|］――‐┴ー‐t_yjl二二二○>=┐ . 認めたくないけど、もう、ダメ……かもしれない……
~^^'-'-" _,[〓l二l〓７/；\|ll.七都市.lll■|
. ┌-､ 丁丁 ＿_l二二二○>-┘
- 499 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:40:03 ID:l0WkUG.c
-
_旦7
_( 目} ＿_
く二i二i] //
_| /─I) /ﾞｰ-､_ // ＿
く二i二i｢}_/ﾞｰ-､_///_／ ＿
＼､ --=ﾆﾖｺ/ ］ n ﾚ / / ////_iﾆEﾆ=-- /|
ヾｰｰuｰ---､,,,,....＿＿＿_ｧ__ ｰ─=iﾆﾆﾖｺ iﾆﾆﾖｺ/==|ヾ_n_n_ｎｎｎｎ_n_n＿nn|==VﾆEﾆﾆi=─ｰ_ｭｮｭｭｭ_ / |
＼￣ ♀ ￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼_nn_ｎｎｎｎ_nn_／￣￣￣￣￣[ﾛﾛﾛﾛﾛﾆ￣￣|三≡=-､
)..........ｮｮ..........................................................................⊂ﾆ⊃＿＿＿＿＿＿＿＿_⊆⊇..................................ｮ.....|三≡==:|
(＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,(二二(:)_|三≡=-'
￣了￣ ￣￣） |￣￣ ￣ア￣ ヽ|
く二三二) ￣
|
＿ 人 ＿
｀Y ｌ￣ ｀ヽ､
｜. ｌ ─ - ､ ヽ
ヽ ＼ ﾍ
＼ ﾍ ゝ _ ,､ ,､-､､
＼ ゝ､_ ￣ ｌ`/｀ｌｌ〉 ﾊ
｀ｰ ､ ￣ / _｀ﾏﾍヽ
￣ フヽ､￣ ／､ 〉
／ >´ ヾ´ ｀ヽ
／ ／ ∨ ＼
カイオンに栄光あれ！ , ‐'´ﾍ / ∨ ﾍ
／ヽ/´ ｀ｰ､/ ,-､＿＿. ∨ _> ､
ｌゝ‐' / ∠ﾟ＿ /｀l ﾏ´ ヽ／＼
ヽ／￣｀ｌ´ 〉､ ￣` ｰ- ∨ ＼ ﾍ
ｌ ｌ ｌ _＿ｌ´,‐-､‐＜ﾏ､ _ヽィ＼＼/
ｌ ｌ ｌヽ/´｀ｰ -､ ￣｀ ｰ＜ ´ ｌ￣`lｰ-|
/|`ｰ--､'.`/ ./ ￣ ` ｰ - ､｀ﾆﾍ ｌ ｌ 'ｰ'|
｀ヽ､ |/ / ￣| ｌ .ｌ ｌ
｀./ / |`_`､ ｌ ,ｨ
/ / ｌ__| ｀ ｰ'´ l/｀ｰ,
- 500 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:41:03 ID:l0WkUG.c
-
,. -‐ '￣￣￣ 'ヽ、 〉〉 ', : : : : : : : : : : : : : : :
r‐‐< ^ヾi, /ヽ, ,': : : : : : :::::::: : : : : : ::
rﾍ 、 ,-‐-V ノノ., ヽ ',: : : : : : :::::: : : : : : : :
ノ 、 >'´ ヽ' `'ヽ ,': : : : : : :::::: : : : : : : :
〉ヽ／ ,. イ へ、、 ヽヾ, ,': : : : : : ::::: : : : : : : :: 荷電粒子砲、
」v' ／ 〃,' i i ', ヽヾ, ',: : : : : : ::::: : : : : : : : 討ち取ったりいいいいぃぃ！
〉´ ｲ l | ,' ,:' | i i ', ＼ヽ : : : : : : : : : : : : : : :
/ l__i ﾚi | | i l | ト、 : : : : : : ::::: : : : : : :
/ ﾘir‐ﾃ=v、i | rｨﾃ¬ ﾘﾊ ヽ丶 : : : : : : ::::: : : : : : :
/ /iﾍ ヽL:;_,ﾘヾヽ L__ソ //', i ＼ : :: : : : :::: : : : : : :
rY / i!、', ， /ｿヽi i', i : : : : : : : : : : : : :
| i / ii >ﾍ r ― ┐ ／ヽ }| / i i : :: : : : : : : : : :
,.r‐〉!/i_,. i!´ `.i 、ー一' ,ｨ'≡ ゝ' /／ : : : : : : : : : : :
r'´,.-‐i i i! rL.__`ー‐'__」>!_ '"__r――‐-,: ::: : : : : : : : :
レ' r‐------r‐‐‐i.,___ ￣i! _,.i、‐-‐i,;' : :: '::,: :::: : : : :
/;:;: ., 、 ;| ヽ,￣￣ /,. Vヽ ;: : ::::::::;: : : : : :
/;:;:;: ., _ ヽ ; | ‐- § /ヽ;:; , ' : ::::::::!: : : : :
/ '':;:;:;,. '' ;: r'^ `'‐- _ -‐' ＼:;' : ::::::::::;: : :::
i ''''' / ,. - ┴ - ., ヽ, ,' : ::::::::::;:: ::
| .., i ,／ ｀' 、 ! ,', : ::::::::;: :::
ヽ ., ＼ ' i iﾞ | ,' : :::::;: :::
｀' 、 .,. ＼ / ﾉ / :|, : ::::;:::
￣ヽ ' ., ＼ ヽ / ／ / | ,'; : ::;: :
ヽ ' ., ＼ ヽi i／ ／ ヽ,| :: : :
',ヽ ,.＞'￣￣ヽ' _____ i rov
i;:;:;ヽ, ／ ,== ヽ__ ir‐―{__ ‐ヽ_
|;:;:;:;:∨ ／ o,.> ﾍ f´ _」 i! ヽ
ゝ;:;:;:i i ／ o＼ ,. 〉 i-‐' |o L_ i! 〉
,.」;| i / ／oヽ ,L=====v i! 、 /
r―‐7;:;ヽ; i / >/: :ー―く `' 〈 Y!
/ ヽ¬‐-`'‐ゝ_ i / oヽノ￣ヽ > ', i
/ ￣ 7‐-L i 〃ﾌ Y^ヽjレ′
/ i `ヽl 〃 `'┬ゝ }iヽ
/ ', | ヽ 〃 `' 」!..___ノ! ヽ
/ ', ! ＼ii `' ]i , 〉′ ヽ
/ / | ヽー―┤, / ヽ
/ | i ,'i.,￣」{_,. ii ヽ
/ | i!., ,i _,.7 ヽ
/ _」 |., .i _,.}! ヽ
/; ; ; ' ., ':,/ `ー┴‐‐' i ヽ
- 501 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:41:20 ID:l0WkUG.c
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_.. -‐''"￣゛ ￣ﾞﾞ''ｰ､、
_..-'"゛ ._,,...... ..,,、 ﾞ''､
_ ／ ._..-''"゛ .｀'､ ＼
,／゛_ ／ ｌ, ヽ
／ _／´ l ｌ
／ ,／ │ ｌ
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.,ﾉン゛ ｌ !
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./ / !
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/ ,!
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- 502 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:41:35 ID:l0WkUG.c
-
,．-.三二―
ｒ‐ .､ ＼ ,. ≦: :.／｀三二―
ﾞゝ、 ｀¨ﾞヾー ､__ ､ >､―‐ｒ‐ ､ ,.イ ｷ: :＞.ﾆ-- ､/三二―
｀ﾞ＜ } ＼｀У｀ｔ‐┘ヽヽ! iヽ.〉,． '" ヽヽ. 三二―
ヾ、 ﾞi／¨ﾞヽ--､¨〕 {／ l!oi ﾍ .}.!ﾆ≧.､三二―
｀￣￣ 1_.／ ,x―o¨ヽ＞ｒ‐!ヽ ・ ／.l ＼三:三二―
/,.≦´ 市 ﾍ '. ヾ､ヽ ／ ／ｉ 三二―
.／￣￣￣「i]￣ヽ-'" 都 ,.=＝=ｷ=ﾍ ゝ-'' ／ ﾉ¨＼ ヽ三二―
f――====’ｰ―y〈 七 ,．≦三三三三ﾊゝ- ' .／ ＼ﾉ }ｯ`三二―
ヽ.イ´ iol! / ∧ ヽ ,．≦三三三三三三∧.〉一'^＼＿＿.／.ノ/ 三二―
// | ¨ .| | ヽ ヾ三三三三三三三三三ﾍ ＼¨./ / / /三二―
./∧ l | | ヾ:ﾍ三三三三三三三ｼ＾ヾ:三二― ＼＼ 三二―
{ {/i＼二二二’ノ ヽ::ﾍ三三三三三＞’ﾉ｀ヽ三二― ｀ ｰ―三二―
.７ ゝ ヽ ＼ヽｒ ､_>､,.ﾍ三三＞'",．＜ .､∧三二―
.' ｀ー‐一ヘ--'" ヾ._,.＜ 〉__〉. 三二―
. ∧ .／ }__,．-=＝ "三>二iﾍ. 三二―
┌───────────────────────┐
│ ／￣￣＼ .│
│ _」 ／ ＼ │
│ （ ●）（ ●） | .....│
│ | | | ..／} ......│
│ _ ヽ___｀___ | / / __ │
│ (＾ヽ{ ヽ |r┬-| ./ / . ／ .ﾉ ..│
│ (￣ ヽ ヽ i ヽ￣ / 厶- ´ ／ ....│
│.(二 ヽ i i |,r‐i ﾉ. ヽ / ／ ...│
│ ヽ ／ ノ ／ r一'´ ー ､ ￣￣￣） ..│
│ i { ｲ―イ / .`ー―. ､＿_ .〈￣￣ │
│ ヽ. `ｰ '/ / /＼ ＼ ...│
│ `ー ' ￣￣! | ヽノ ......│
└───────────────────────┘
- 503 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:41:57 ID:l0WkUG.c
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.,,,,,, ,,..､ .,i､
:| │ ! l,ﾞ.ｌ'"
:l''''′ﾞ‐'''" ﾞ''ﾞ'j
:!ｰｯ .r‐┐┌┘
:| │ .lﾞ !
‘'''"./ . ｌ
.／ /
.ヽ‐゛
.,i ＼
.＼ ./ ,r､
.｀゛ ,i" ./.
/ . /
. ／ /
ｒ'" ／
ヽ‐´
- 504 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:42:13 ID:l0WkUG.c
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.,､-ｰ''ｱ:;､-'/ ,,､-'７ /￣/＿ 〈 ＼: ＼＼ l_ｌ!i ＿＿__ / /
ﾉ ／／／/了 / ／ ,-ｰ―" ＿＿/ _',. ＼: ＼:>､ | l!ﾚ/￣7ヽ ヽ}l;} ./__
.ｲ i::/ / / / / ,r',,,,,､- ｧ／-z''" / ／ ,7´ﾌ｀ヽ＼!/ ｒ‐ヽ }ｙ'/ / /｀ヽ}､_./ //
,| ノ:ﾉz''"/／ ,,､-ｰ ''" ,､-ｰ''" ／／/ / , '_,／ ／ ＼｀ﾞ !´ | _,!,' i i ,' ∴i .λ //
,ﾘ /;;;､-''了 / ,､z''"／| / |／ ./ / .／＼ ./ 〕 / ＼.l _ﾄ/´!i .! __ ! ! !. { }、//
i ,､-ｰ' '"／ ／ / / /／ ＼／;;､-'/1 ! ,／｀¨´,./ 「､i,L」 !,-‐ｧ/ 〉Y _Ⅶ
/ 「" ,ﾉ ／ / / ､-",､ '"ﾄ ゝ｡ /;; : :／:/: ├､､:二_／/_//,'/ Y
/ / |/ ﾚ ／ ／ ',＼ ＼ / .;....; :.. ; , :.... ;:. :;. ;.;..::.ｨ
| | | ／ ∧. ＼ ＼_ｊ ∧ヾ . : : : ｌ :/;.. :; .:;｡::... ;:. :;. ;.;..::.
|／ ﾚ" ,' ﾞi. ｀{二:.. :.: ;:.:ヽ.;:,.i・人从 ／::::.... :: .:;｡::
! ﾄ､ ,.-ヽ从;ｌ；从 /、。;.:;从 ;:. ／ﾆﾌ ／::::.... ::
! ｡/ :::.... `＼:;.:.从：：:;.:;,:,；、;l,;l> :;.:;人:;...／从 ;:. ／ﾆﾌ
__ | i ,/.;: .,;:; ） ,.,;;;Ｗ＿从 :;.：；／,∧ ;/..:;人:;...／
.／ ! ＼:!-:､ ／ ﾛ 三.,.,;:;.:,,l|二|;,:;,ゞ;;,,从 :;.;: % ~:..／,∧ ;/..
,.' ／三＼_＼_{ .... ..;; Σ;''。：。,,::从ゞ;;,;;;／*:;:,,~`=ゞ;;,,从 :;.;: % ~:..
.／ﾆｆｒｆ´￣!｀iヾ! ..,::;; Ｙ⌒:;...;:.:〃l,l；、;.:;.w: .Ｚ＼:: : :. ..::`=
三ﾆl ゞ―'＾ヽ_ﾉ‐､ /'´／ ）：；。／从∵]ヽ,.,.;;>；、;.:;.w: .Ｚ＼:: : :. ..::
三ﾆ! {､＿__!_ﾉ′ 〉／ ..:.:. ;;.''ﾉ::⌒Ｙ＊W 从 ::.... :::.......;>
三ﾆi {_＿＿ｿ_,／/ ;.: :::;;/''`;.. :,.Ｙ:. ..ヾW 从 ::.... :::.......
ヾ三ゝ!＿__ｿ / ゝ ....;;:'"' . .:.. '':,.Ｙ:. ..ヾ
＼三／ / | ;'' :::. ＊ ;;.. .:.. ''
;` ; ＊ ;;..
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- 505 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:42:38 ID:l0WkUG.c
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__ ＿＿l-i―--､
┌────────────────────┐ 〉ヽ,,--､ ＿＜＿＿＿＿／/￣ヽ
│ ＿＿＿_ .│＿＿＿＿＿＿／ 〈ヽ ,---'-'---ｌ ｌ＿＿ｌ ｌ_
│ ／ ＼ .│||||| ｌ三ｌ |￣/ 〉┐＿ l ,‐/´ｌ―, ｌヽ
│ ／ ― ― ＼ │.────,ー'´,,,,,/´／/｀iヽ ＿＿＿ / / l l 〉 ヽ
│ ／ （○） （○） ＼ │ ,，-‐ ￣ヽ ｌ|||// / lヽ'´｜|｜| ヽ'〈 ! ヽ// ヽ
│ | （__人__） | .│ {======､l ｌ',（◯ ヽ || ｜|｜| ||/＼ （◯ /／ ヽ
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……ぁ…… 〈 { 〉::::〉 ／::::::/ ヽ ｝,＼
/￣ヽｰ ヽ__ノ;;;;〉 〈;;;;;;;;／｀＼＿_ヽ／
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!ﾛi (:' ' ', )）
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/i*! i*/~} /( ,' ﾉし': :ヽ *i∧＼
ﾍ￣￣,' ﾉし': :ヽ （(,ｲ: : :: :V￣￣/.../
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_,,,... _,,,... _,,,... _,,,... 、 ﾉﾍ___I､ゝ: : : :( ヽ: :: : : :: : ノﾍ､iiコ|
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ﾞ"゛ ﾞ"゛"゛ ﾞ"゛ ﾞ"゛・［|l|ｌ|!|!|!|!|］― ゝ;:; :;从;ノ:;从;ノ二二○>=┐ .
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.厂 ﾞ｝ .厂 ﾞ｝
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ま、まだ抵抗を？！ / / | ｉ ｜ ＼ ＿,ヽ/ , |
/ / ∧ ; _ ⊥ 、 /rゝ‐'／ ｜
＿＿＿_
／ u ＼
／ ／ ＼＼ できない夫！ そ、その、
／ し （○） （○） ＼ 生き……てるのかお？！
| ∪ （__人__） J |
＼ u ｀⌒´ ／
- 507 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:43:11 ID:l0WkUG.c
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〈 ＼: ＼＼ l_ｌ!i ＿＿__ / /
_',. ＼: ＼:>､ | l!ﾚ/￣7ヽ ヽ}l;} ./__
┌───────────┐ ／ ,7´ﾌ｀ヽ＼!/ ｒ‐ヽ }ｙ'/ / /｀ヽ}､_./ //
│＿＿＿￣―＝＝＝━ .│ , '_,／ ／ ＼｀ﾞ !´ | _,!,' i i ,' ∴i .λ //
│＝＝＝―＿＿＿ .│ ./ 〕 / ＼.l _ﾄ/´!i .! __ ! ! !. { }、//
│― ＿＿＿￣￣―――......│ { ./1 ! ,／｀¨´,./ 「､i,L」 !,-‐ｧ/ 〉Y _Ⅶ
│ . | ＝＝ ￣￣￣￣ │ ﾚ'"ﾄ ゝ｡ / ／:/: ├､､:二_／/,' /,'/ Y
│ |＝＝ ￣￣￣ .│ ',＼ ＼ / /三/ トｲ,' ￣ ノ!(:' { ｨ
│＿ ＝― ￣￣＿＿＿. │ ∧. ＼ ＼_ｊ ∧三!＿ i ﾉ(:' )） !1′
│― ＿＿――_━￣￣ │ ,' ﾞi. ｀ゝ、_/ ∧:;' ! !', )） } /( /＿_
│ ヽ;;;; ノ │ ! ﾄ､ ,.--!:} ¨/} /( し': :ヽ i l
└───────────┘ ! ｡/ ｀ ￣´/ ﾞi _,' ﾉし': :ヽ : :: :V:､｀￣
ああ……あと、一分か二分…… ___ | i ,/ _.ヾ（(,ｲ: : :: :V : :(ﾉ}三
ぐらいは戦えるかも…… .／ ! ＼:!-:､ ／ ､ゝ: : : :(ﾉ} : :: :/
／三＼_＼_{′ ヽ: :: : : :: :/ ;从;ノ
／ﾆｆｒｆ´￣!｀iヾ! ゝ;:; :;从;ノ
＿＿＿_
／ ノ ヽ＼
／ （○）}liil{（○） す、すぐ助けに行くお！
／ （__人__） ヽ やる夫が消火するから、
| |!!il|l| | . そこから脱出するんだお！
＼ lｪｪｪl ／ . それで手当てして……
/ ヽ
しヽ ﾄ､ﾉ
| __ |
!___ノ´ ヽ__丿
- 508 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:43:40 ID:l0WkUG.c
-
アホか。今、持ち場を離れてどうする……＞
常識的に考えろよ、やる夫……＞
＿＿＿_
／ノ ヽ､_＼ 常識的？ その言葉、そっくりそのまま
／（ ○）}liil{（○）＼ 叩き返してやるお！ お前がこんなところで死んだら、
／ （__人__） ＼ できない子ちゃんはどうなるんだお！
| ヽ |!!il|!|!l| / |
＼ |ｪｪｪｪ| ／
そりゃお前、決まってるだろ＞
戦争を終結に導いた英雄としてだな……＞
兄貴のことを、誇りに思ってくれるさ……＞
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ ／＼ ざけんじゃねーお！ メリーゴーラウンドに
／ oﾟ(（●） (（●）ﾟo 乗せてやるって約束はどうなるんだお！
l ⌒（__人__）⌒ |
＼ |ｉｌ!ｉｌ!ｉｌ| ／
／ |ｪｪｪｪ| ヽ
- 509 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:44:11 ID:l0WkUG.c
-
／ ￣￣＼
／ -‐'ヽ
|:::::: （● ） ……俺はもう、お前の遊園地復活計画を
. |::::::::::: | 手伝えそうにない。特別に許可するから、
|:::::::::::::: __´ メリーゴーラウンドにはお前が乗せてやってくれ。
. |:::::::::::::: }
. ヽ:::::::::::::: }
ヽ:::::::::: ノ
/:::::::::::: く
|:::::::::::::: |
|:::::::::::::::| |
／￣￣＼
／ ⌒ ＼
まだ、阿部も長門もいる。エヴァもいる。 （ ー）（ ー） ｜
キモオタだって、ああ見えて結構やるんだぜ。 | | |
大丈夫、もう少し持ち堪えれば、 ｌ___｀___ .｜
俺たちの勝ちさ。それで戦争は終わる。 { .｜
{ ＿ |
（ヽ、ヽ / ）|
| ｀`ー―‐'| ..ヽ|
ゝ ノ ヽ ノ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／￣￣＼
/-‐ へ､_ ＼ だから、俺はこの作戦の成否についちゃ
（ ●）（ ●） | 心配していない。
| ｜ | 心配してるのは、その後のこと。
| ､__´___ | たった一つだけだ。
| |
ヽ /
ヽ /_r====ｭ
-─‐┼-─'''¨¨´ -ｰ=弋
く ..::＼ 彡三三彡ー‐一､
＜｢ ＼.::::::::::::::} ,ｧ彡｀＞ ⌒ヾ､
/´ { __ノ:::::::ｨ＜ // /／ ＼
ｲ |. /::::::::::| |ｲ// -─＝ﾆﾕ
{ / |/:::::::::::::| |ｲ/ ＼
ﾑ. / ﾘ:::::::::::::::| Vミﾍ ‐===ーz
く / ﾄ､:::::::::::::| {彡ﾐﾍﾆﾆﾆﾆヽ
〉 ./ ./ヾfyz==| ∨彡彡彡ｼﾍ 辷ｰ==-
/／ /:::::ffヾ}:::::| ∨彡'弋辷三三ﾆﾍ
≠ （十） /:::::::||::::||:::::| （ 十 ） ∨ `ヾミﾐ∧ﾆﾆﾆ
| /:::::::::||::::||::::::＼ ／ Y彡彡ミ
|＿＿ ∠:::::::::::::::::::::::::::::::::＼ .／ {彡'¨¨¨
|:::::::::::::::::::::::::::ｨ≦≧x＼／ ／/
|:::::::::::::::::::::／ , -─-､ ＼ ／:::/
|:::::::::::::::／ Zﾁ--==ー-／ zﾁ＞'¨´
|:::::::::(((ヘミ辷三三三辷{／ .｀Y¨¨ﾌ∨/¨
j:::::::::::::::ヾ ヽ::::::::::::::::::ノ:::::） | | | | ＞
|:::::::::::::::::} i }:::::::::::::／:::::::/}彡' l 人 ヾ ､ ＞''¨´
|::::::::::::::::|.il |::::::::::::::::::::::::::::|ヽ､ ヾ ヽ､＞'''¨´
j:::::::{{i:::::ヾヽヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ､ ＞''¨
- 510 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:44:26 ID:l0WkUG.c
-
〈 ＼: ＼＼ l_ｌ!i ＿＿__ / /
_',. ＼: ＼:>､ | l!ﾚ/￣7ヽ ヽ}l;} ./__
／ ,7´ﾌ｀ヽ＼!/ ｒ‐ヽ }ｙ'/ / /｀ヽ}､_./ //
, '_,／ ／ ＼｀ﾞ !´ | _,!,' i i ,' ∴i .λ //
./ 〕 / ＼.l _ﾄ/´!i .! __ ! ! !. { }、//
{ ./1 ! ,／｀¨´,./ 「､i,L」 !,-‐ｧ/ 〉Y _Ⅶ
ﾚ'"ﾄ ゝ｡ / ／:/: ├､､:二_／/,' /,'/ Y
',＼ ＼ / /三/ トｲ,' ￣ ノ!(:' { ｨ
∧. ＼ ＼_ｊ ∧三!＿ i ﾉ(:' )） !1′
,' ﾞi. ｀ゝ、_/ ∧:;' ! !', )） } /( /＿_
! ﾄ､ ,.--!:} ¨/} /( し': :ヽ i l
! ｡/ ｀ ￣´/ ﾞi _,' ﾉし': :ヽ : :: :V:､｀￣
___ | i ,/ _.ヾ（(,ｲ: : :: :V : :(ﾉ}三
.／ ! ＼:!-:､ ／ ､ゝ: : : :(ﾉ} : :: :/
／三＼_＼_{′ ヽ: :: : : :: :/ ;从;ノ
／ﾆｆｒｆ´￣!｀iヾ! ゝ;:; :;从;ノ
「そう、たった一つだけだ……」
- 511 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:44:41 ID:l0WkUG.c
-
┌――＿――￣＿＿＿￣―─────┐
＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐＼ │
―＿――￣￣―‐―― ＿＿＼ │
￣―＝＝＝━＿＿＿￣―ﾉ:::<ｰ> │
│ . |" U | | .....│ ……………………できない子のこと、頼む……
│ | ;;;;＿´__;;| .....│ あいつは、お前の遊園地を……
│ . | ι ` ⌒┃ .│ 本当に楽しみにしてたから……お前の、メリーゴ
│――＿――￣ ヽ u #} .│
＿―＿＿＿＿＿ ヽ;;;; ノ │
―＿――￣￣―／ || ｀ ⌒||| .│
│ / / |＼／ / /ｌ | ..│
│ / /__| ＼/ / | | ..│
│ ヽ、//////）―― ＝＝ ￣￣￣ ――
│ / ￣￣ /＿＿＿ ＝― ￣￣＿＿＿￣―
│ ____,/ )--- ヽ ―― ＿＿――_━￣￣ ――
＿＿￣￣￣￣‐― ―― │
＝＝＝━＿＿＿￣― ＝＝─────┘
＝＝―＿＿＿ ――――
| / ,, イ´ ｀ ''ｰt､￣}
| ／´-− ─ - _ 川＼廴 _
| ／〃 ｀ー- ､ ｀ｰ- ､ハヾ＼ }
＼ .V/ ー- _ ｀ヽ､ ｀ー- ､ゞ､
ー'' ヽ､ ＼ ＼￣ ー-､
i ＼ ､ _＿ ／ ヽ､＼:.. ＼ ＼ _ ｀ヽ､
ｲ ﾊ ヽ ＼＿＼ ﾒ ＞､_ _ ヾ V＼ .＼ ､ ヽ､ ＼
i i/ﾊ ＼ ＼ /ｨ示､￣ｱヽ､＼Y::＼ ヽ ＼ ＼ .＼
| !K ヽ ヽ､＿＞// {ﾍrjヽ,ｲ ＼ハ::/＼ﾄ､ ヽ ﾄ､ ヽ
| !ヽ ＼＼ ノパｲ辷ン” ｀ｰ'. | ハ ＼ ヽ. |__＼ ｝＿＿
ヽ ＼＼ ＼ゝ " ￣ rイ//人 ヽ ﾄ.|:::::::::} j:::::::::::::i
i ＼ ＼＞＿,￣` |} ヾ/::::::ヽ ', .i::＼:::::i/::::=-:､/
ﾊ ,, メ/伝ろﾐ, , - ､ :|i ＼::::::::', ヽ j＝ー./;;;:::::::::::::>
しぶといっ！ . ヽ ´ヽ Vハシ=》 i} ／／ ／＼ i ＼ヾ｝ ﾊ!:::::::::::::::::`::ー::7
でも、これでトドメです！ ＼ ＼＞≠“ .く／ / ヽ , ＞イV＼＞::::::::::ｨ＝ ､::i
ﾄ､ ｛ ＼ ､ ＿≧ ＼ { ／ ./ ,,ィ''´ _ ヽ::::::::>イ ＼
乂＼ ｀ー ＼ ー- ' _, /／ ／::::::ヽン／ ,,
＿/ .＼ ト､_ ノ ／:::::::::／／ ／イ
| i ` i jﾊ <￣ ￣￣￣￣ 7 ,_ く:::::::::::/ / ／＼＼
- 512 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:45:09 ID:l0WkUG.c
-
＿＿＿_
／ノ ヽ､_＼ r ⌒j や、やめてくれおおおおぉぉ！
／（ ○）}liil{（○）＼ / / そいつには、帰りを待ってる妹が……
／ （__人__） ＼/ / ／ ）
| |i|||||||i| / / ／ ／
＼ |ｪｪｪｪ| / '` ´ ／
r´ (⌒'ー―- イ′ ´廴
/ ＞ 、 ヽ _ ￣￣￣)
/ -､ } ( ￣¨´
/ ヽ._ __ ＼
｀ --‐'´ ｀ﾞ' 、_.
_,,,....-::::,,..-;:'
_, -=''"""" ＝--、,、`,"+`ゞ,;:
_,.-'^ " ￣＝.、".
-'^ ＼`,`,;⌒`;・",;+
> ﾐ`+,;:;"・ヽ｀ `
:" .＿＝＿＿ ヽゞ,:;*ヾ"`丶 ┼
/ 彡 . -ﾐ、 ﾐ `,;:"
/〆" ＼ `i 丶
丶 |i ＋ +
ﾐ .ﾐ
| |ｌ / +
.i| |i ´
.i| |i ゞ
i| |i ´｀ ＋
j| ,/ ' ／
.i| ,/;:";:|;,/×
i| ,/";:`, ､ 丶
i| ,/`,;:ノ`,
.j| /;`,;:+
/ .／+``
./.／ ,'
／"`;丶
／ `,
'
／
- 513 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:45:25 ID:l0WkUG.c
-
. :;:.,':;":..,,,
ヾ> /＼
＿＿＿＿＿ ヾ_,ゝ __,,:::=====:::,, ./^＼/ / _ " ';:. :,;':.:
;" /＿＿＿ ./ . ｀ ´ ´､ゝ'' ＼ / /,/
: ; / / ..‐´ ﾞ / ＼ ＿ ; :.:,;'
.;,..::,:'" / ＼ ./ /＼ ＼ /_,/
::,;'' ,.,..; / /＼/^ / / / `. "';:; :.:,
; ./ / ,; ＼/ / / ;. ;:; :.:,
/ / / / / ｷ i^＼
;ﾞ ^--' ^--' ﾞ; ＼, ＼
';:.:,;' .; ;. ／丶, .ヽ
; :.:,;' i; 、,. ;i .i￣ ／--;"´
:. :;:; /i|lli; i . .;, ､ , , ` ,i|;iil￣
;:;:.:, /ﾞ||lii|li||,;,.il|i;,|il .:." .;,, .i|i,..,.i|||l´i,.il|lヽ , ;:..,;::.''"
..,.,; ｀;; ":':....:... .:. ,,:: ..:.::.:..;,.. .从 ::., ;:;..,
" ';:. :,;':.: ' ". ..: . ..:;" ..,.,;;: .:':.,,"'"
' ..
::::::::::: :::::::::::
- 514 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:45:40 ID:l0WkUG.c
-
,--､_
／´ﾍ ﾍ ヽ
ｌュ＿＿＿__ヽ
ト i――――.i やった！ 流石だぜ､我らが小隊長は！
ｌ ヽ'´￣ｌ ｌ￣｀i
/ ／＼ヽ ,
,--､ヽ i (0)只(０)ﾉ￣￣ヽ､
/ ／;;/ i iヽ ﾍ
___,冖､__
／ |__| ＼
/ ｌ
i＿＿＿＿＿ニi
荷電粒子砲は、 .|ｌ_-‐‐i i‐‐-､_ｌ||
俺たち第一小隊が | ｌ ｌ |
潰すっ！ |ﾍ ／"ﾞ＼／ |
/ ￣ﾍ
,-----､_,-､ ｌ （０） 只 （０）ソ ,----､
- 515 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:46:49 ID:l0WkUG.c
-
. ＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ 機体のマーキングからして、ウラギの時と同じ
／ （○） （○） ＼ 第一機甲師団 第四ＶＧ大隊……の、
| （__人__） | 第一小隊長ってことかお……今、しかと、覚えた……
＼ ｀⌒´ ,／ 魂に刻み込んだお……やる夫は、絶対に忘れねーお……
／ ー‐ ＼
＿＿＿_
／ ＼
まあ、記憶する必要なんて無いといえば ／ ⌒ ⌒ ＼
無いお。だって、今この場で粉々になって. ／ （○） （○） ＼
死ぬ人なんだから。 | （__人__） |
＼ （ （ ／
／ ｀ー' ＼
- 516 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:47:18 ID:l0WkUG.c
-
::::::... ..丶
:::::::.... ...＼
:::.' ──-.. ＼
:::::::... ⌒__丶 ＼
:::::::::.... .'::. ）.ヽ .ヽ ただでさえ絶望的になりつつあるこの作戦が、
:::::::::::.... __ ..丿 ヽ もし成功しても。それで戦争が終わって、
:::::::::::... ヽ .ヽ やる夫が故郷に帰っても。できない子ちゃんに
:::::.._ ﾉ ヽ.___＿丿 .丶 してやれる土産話は、もはや一つしかないんだお……
::::::::::::::.... ..::ﾉ .）
:::::::::::.. ../ .ﾉ
:::::::::.⌒ " ..ﾉ
:::::::::::::::::.... ....::::::../
:::::::::::::::::::::.. ......::::.／
,r'ﾆﾆﾆヾヽ、 ＼/〈 //ﾆﾆﾆヽ、
（"´￣￣ヾ）） ＿＿〉,ヘ （（/￣￣｀ﾞ`）
| 、ィ_ﾉと)' ／"＼三／"＼ (つ（_,,ｱ |!
できない夫の仇、第一小隊長！ やる夫が、 i| ｀ ｲ_／ .／(（○）)三(（○）)＼ _Y |!
ブヂごろ゛じでや゛る゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛！ .ヽ、 ' （ ／ ｀ﾞ（__人__）'" ＼ / ` /
＼ ＼l i| |! l／ ／
l|l ＼ ＼ ､i|,/⌒ヾ､|!;, ／ ／ |l
＼ ヾ `ー一'´ ｨ ／ i
ヾ、 ｀`"´ ／
ﾟ |! Ｙ ｨ |! ｡
,. ' ､/ ヾ ´ ’ ｀
ﾟ, i! `| ゜､l! i|!; ﾟ ゜ ｡
- 517 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:48:20 ID:l0WkUG.c
-
,. -─────────‐- .、
／ ＼ :::::;;;;;;;;;;;;;:::: ／ ＼
／ ＼ ::::::;;;;;;;;;;;;;::::: ／ ＼
／ ＿_::::: ＿ :::::::::::::::::::::::: _＿ ＿ ＼
／ｲ/:／ ／::::::＼＼ヽ':,;;;;;;;;;;;;/,ィ／／::::::＼ ヽ', .＼
／ i:::| |::::::･:::::::| | i i＝＝i i | |::::::･:::::::| | ﾉ/＝ ＼
／ ヽ';:＼ ＼::::::／／.//::::::::::::ヽ.＼＼::::::／／// ＼
／ ヽ ー===￣==＝´´::::｜:::::::::::::､ー＝＝＝'ｲ ,＼
/ ::::: | | | ::::: ヽ.
| | | | |.
| ＼＿＿／＼＿＿／ |
＿＿,,.、
<"￣￣_,. -―''´ . r-┐
ゝ ∠＿ ,.、 __ | .| _,,---,、 |´｝ |´｝
、 / r-､ _// 〉／／.,!￣'' |／゛,,,,､、 ﾞi､ ..! :! . ! :!
/,､ ｰ' / / '／ .ﾞ‐￣! ,／｀ | | ! | ! |
｀ 〉 /∠ /´ .,／ .|｀ | | .|｜ . |｜
_ノ／ { L＿＿ ,i´ ,〟 .| .,-¬'ｰ" 亅 .|,,! |,,!
´ ｀ー--‐''" .|／ | .|,! .ｨﾆr ﾞ'i､
｀ .| .|ヽ,_ _,,,／'-lﾞ .lﾞﾞ! .lﾞﾞ!
. ￣′ ￣ . ﾞ‐ ﾞ‐
､ﾊ, ｷ人_,/ )ヽ （
^ < て ） て ＜ ＞ '
` ./'Y''~ヾ─ /´⌒Y,. ) て ､ﾉ|ノ´
＼ ,,_人､ノヽ ﾊ, .┌─‐┐ ＼ ／^⌒`Y´^＼ r'
)ヽ （ て＼ .| 二 ｌ .／lｷ人_,/ ) （
＜ ＞Y''~ヾ ｉ└―‐┘! . .|） て, '´⌒`Y´⌒` ､
) て ｰ‐'＼.!/三三ヽ‐―/´⌒Y,.
／^⌒`Y´^＼ /::::,───‐､＼ |ﾍ
} { 〈::::/ ! ! ! ｉ::::〉 | {
{ ＼ ｉ::{-=ﾆニﾆ=-}::ｉ ／ }
/=＝i`ｰ'`ｰ──‐一'i`ｰ'.=＝=ヽ
ｉ/＿_l::::|7/ ﾌｌ::::!＿＿ｌ
/ 〈;;;;/¨ ＼〈 〉
ヽ＿/／ ヽ＿_/
┏━━━━┓┏┓┓ ┏┓ ┏┓┓ ┏┓ ┏┓┓ ┏┓ ┏┓┓ ┏┓┏┓┏┓
┗━━┓ ┃┃┃┃ ┏┛┗━┓┃┃┃ ┏┛┗━┓┃┃┃ ┏┛┗━┓┃┃┃ ┃┃┃┃┃┃
┏━┛┏┛┗┛┛ ┗┓┏┓┃┗┛┛ ┗┓┏┓┃┗┛┛ ┗┓┏┓┃┗┛┛ ┃┃┃┃┃┃
┏┛┏┃┗┓ ┃┃┃┃ ┃┃┃┃ ┃┃┃┃ ┏┏┓┓ ┗┛┗┛┗┛
┗━┛┗━┛ ┗┛┗┛ ┗┛┗┛ ┗┛┗┛ ┗┗┛┃ ┏┓┏┓┏┓
┗━━┛ ┗┛┗┛┗┛
- 518 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:48:45 ID:l0WkUG.c
-
_＿
_..,.,.,.､､､,.,.,_ _,／´￣｀ヽ､
,.:.´:.:.:.:,:.:.:.:.:.ヾ:.:/｀:.､ ）
,:´:.:,:.:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:;.:.:.:.:.:｀:.,
,':.:.:./:.:/:.:.:.:.:.:;i:.:.:.:.:.li:.';.:.:.;.:.:.'.,
,':.:.:.:,!:.:.!i:.:.:.:.:.,','!.:.:.:.:.|!:.:',:.:.i:.:',:.',
!:.:.l:.i:.:.iｌ:.:.:.:.///|:.:.:./ l:.:i!:.:.!i:.:.i.:!
l.:.:!:.l:.:.|ﾚ'／i/i/:|// |:.l!:./!:.:liﾉ
'i;:i;;|:.:.>≧ｔｒミｲ'i/ i/メﾉｿﾉ
（｀|:.:ヾ辻.j ヽ ｲj夕ﾞｿ:.:| くっ、粒子砲まであと一歩だというのに、近づけない！
ゞ|:.:.i|´￣ 弋ｿﾞ/:.:.i! けれど、むしろこれは有利！
/∧|!:.i| Ｕ ' /l|:.:.i! 今、これほどの相手が、
//:.::.i:|!:l|＼ ´￣ ／ |!.:i:! 私なんかに注意を向けてくれれば、
.-ｰ-:-;-､､,,,_/∨/',|!:|!＝==､- :i.､ l!.:!i
::::::::／/⌒`ニ二升;',;|!;;;;;;;;;;;;｀i 「::レv;.|!/_,,.､-ｰ-､､,,_
, -=＝= ､､
／ ＼､
＿ ヾ!へ／^ヽ＿_
, . ‐' ﾘ ￣ ￣｀"'ｰ､｀ヽ､
／‐ "￣ ｀ヽl! _,.. ､＿ ＼!^ヽ
／ ／ ｀ヽ ｀ヽ､ ヽ ヽ.}^ヽ
／／.: ヽ ヽ. }
/:/ ／:／ ／ ／ Ｙ彡Ｙ^i
//: /:.:/:. / / ,ｲ i ヽ. Ｙ彡l人
/ｲ: /: /:. /. ｌ: /./ :/ | :l ヽ i:. i Ｙンﾄ..ﾉ
{ ,/ｲ:. i:. l:. ｌ: ;ｲ:;{:. :! !:. :ﾄ､ .l:. l:. l lソﾘﾊ
（ | /!:../!:ﾑ_l_!:ﾊ. :| ';.:.| ', :ﾄ､ ﾄ､. :| : ;. :lｿｿノ
（ほら、聞こえてきます。わざわざ {,{ﾘV::V ,ｨt疋ﾄ､| ヽ!_,イ戈艾云!: i :|ソ::}
振り向いて確認するまでもない。 ＿＿＿V./.ﾊ ` {ﾐ尨!` ' .ｨ'ﾓ;添ﾐ!'オ: .ｉ ﾄ/ｿ
私の信ずる地上最強の、 ｀ヽ::::::::::// !ﾊ ゞ=' ゞ乏ｿ 〃. .i |,ｲ
カイオンの守り神が来る……） ＿ ￣｀// ::} /: :.,': :!:ﾊ;;＼
／: : : ｀ーl:i: , :::ハ. 〈 /: :./.://;;ﾊ;;ヾ;ヽ
/.:: : : : : : : :l|: i: ::/ﾆ､＼ ｰ ‐ ,.ｲ: ../:.//:/ };;;;;};;;;）
/:::::: : : : : : : :!l: i /:::::::＼ ＼ ／./: ./:.//ｼ じ';;ノ
./:::::::: : : : : : : :ﾘﾚ! {:::::::::: ::｀ー兮ｰ-‐ '_＿ノｲ/ //ﾝ'
- 519 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:49:21 ID:l0WkUG.c
-
＿ --‐‐￣i | | | . ! | . ! |
| ,. ﾊ＿| Ｌ.-┘＿,,| └ヵ . ＿ ＿,,| └ヵ . ＿
＼ .＼ ヽ. ..ｌ. ..ｌ レ-‐''"/ < i-‐¨ ,. ┌┘┌┘└‐┐ i-‐¨ ,. ┌┘┌┘└‐┐
ﾞ'-､ .＼ ! / ∧ ゝ. └'二ﾌ /l. | ﾌﾉ|. |￣ └'二ﾌ /l. | ﾌﾉ|. |￣
｀'-、 ＼. /＼ ∠ - ' ｀´ ﾚ' L_」 ´ L.ｌ ﾚ' L_」 ´ L.ｌ
｀'‐､、 ﾞ'-､ ＼ | ﾍ || .,r- ､ || / .／ ,, '" _..-''
.｀''-..、 ｀'-、 .＼ | | ＿_||/ .| |ヽ||＿__ ,,, ／ . ／ _..-'″
.｀''-､、 ｀'-､ | |＿＿_ | |/ 《 》_.|| |_,, r ''/' ﾍ . ／ .,..-'"
- ..,_ ﾞﾞ'-､、 .｀'-､ | |＼ .| | |``=ﾍ'==/| .|ﾍ / 》 _／゛ ._..-'″
.｀'''ｰ ,,_ ｀''-..、 | | ＼.| | ﾍﾍ､'=`// | ﾍ ,,, r ' ._..-'" _,,
｀''ｰ ,, ｀'-､、 | .|＝＝=| |￣￣ `^ ' ￣￣| ﾍ／ `丶､ . _,,.. -''''"゛
｀''ｰ ,,. | | `> / |__ _ ._|`ゝ| ｀ 丶, r==､|､ ._,, -''''"
‘''''―- ..,,,,_, .i---| |＿ ／ | .| ｀ゝ､/ ﾍ, r ' | .| | |｀ｰ'-'`i ''''"゛ _,,
｀ﾞﾞ"''―- ....,,,_ ｀ >-､__---'`, / |ｰ､_ | /__ , r ' .` ､ .| |ミ|.彡| . __,,,.... --ｰ'''''''ﾞﾞ￣゛
./ ` ', '`,￣ / |`ｰ,-` | ./､--ｰ` ｀ｰ' .`ヽ-ｰ' ﾞﾞ´
＿_＿＿＿＿＿＿＿＿ ﾍ___,-' ￣ | i'ｰ--,' ` `=`i |ﾍ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
/ｰ--`-.'-----'|.|
＿,,,,.... -―''''''' ,.. ． . 、 .|￣￣￣||￣￣ |.| _ ｀ﾞﾞ''''― ..,,,_
..... --ｰ¬''^ﾞ￣ _,,.. -‐''"゛ ._.. ‐'" | `----'||`----' '| ,｀ﾞ'ｰ ..、 ｀ﾞﾞ''''― ..,,_,
_,,, ｰ'''"゛ ,.. ‐'" |__|-.|___.||___|--|__| -,,ﾞ''-､、 ｀''ｰ､,, ｀ﾞ"''― ..,,,_
_,,, ｰ'''"゛ ,.. ‐'" ,／ `i | | || |､__| .| . ＼ .｀'-..、 ｀''ｰ ..,,
-‐''"゛ ._.. ‐'" . ／ ,./ |ｰ`.'-ｰ||ー---ｰ| ＼ ｀'-、 ｀''-､, ｀ﾞ'ｰ .._
._..-'"´ . ／ .／ .| |三/| || |三/| | ＼ ｀''-、 ｀''-､、 ｀''ｰ .._
. _..-'"´ . ,／゛ .／ .`ｰ--- ' `ｰ--- ' ヽ. ＼ ｀'-、 ｀'-..、 ｀ﾞ''- ．
.. -'" ／ .／ / ヽ ＼ ｀'-、 .｀'-､、
／ .／ ./ ! .| ..ｌ ヽ ヽ. .＼ . ＼ ｀''-､、
- 520 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:49:44 ID:l0WkUG.c
-
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ﾉ（ ,ﾘ|} |. }
. {. |,.へ⌒ .:ヽ '/ ,ﾍ .}
ﾚ-､{ ゞミ≡=ｧﾉj!}＝夭''´K っっっっ！ 誰か、誰か
!∩|.} .ﾞﾞ匈ﾞ` ..:::::/.''匈/ f＾| 奴を止めろおおおおぉぉぉぉ！
ｌ（( ﾞ′｀￣'"〃ﾆf::`￣ |l.|
. ヽ.ヽ Ｕ ^ =' ヾ u .ｌﾘ
. }.iｰi 〃∠ニﾆ７゛ ,'
!| ヽ U,i. |''"´"''ｲi, ./
. ／} ＼ .六ニﾆ彳 ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
／⌒ΘΘ
／⌒ΘΘ ［［区|ヽゞ￣％区l
［［区|ヽゞ￣％区l ［:］==斤缶昨互}＝・
［:］==斤缶昨互}＝・ ／⌒ΘΘ ｀（三二{ヨレ弋w ／⌒ΘΘ
｀（三二{ヨレ弋w ［［区|ヽゞ￣％区l / ゝソ ＼ ［［区|ヽゞ￣％区l
/ ゝソ ＼ ［:］==斤缶昨互}＝・ ［区ﾚﾞ ヽ［区| ［:］==斤缶昨互}＝・
［区ﾚﾞ ヽ［区| ｀（三二{ヨレ弋w )；〆 (;__ゝ ｀（三二{ヨレ弋w
)；〆 (;__ゝ / ゝソ ＼ <三ゝ Ｌ=二> / ゝソ ＼
<三ゝ Ｌ=二> ［区ﾚﾞ ヽ［区| ［区ﾚﾞ ヽ［区|
)；〆 (;__ゝ )；〆 (;__ゝ
<三ゝ Ｌ=二> <三ゝ Ｌ=二>
／ _/ ／ ./ ', ､ ＼ ｀ヾ, ､ ! 、 ｀,
/ ／/ / /! ! ヽ、 ヽ,ヽ､ ＼ ヽ ヽ
l / | ,! , ./ | l !､ ヽ、 ヽ ヽ ヽ ヾ､､ヽ, ', ヽ、
` .| | _!,! ,' | l ', ,ヽ ヽ ヽ ＼ ヽ ヽ ヾ､! ',',ヾ
l /| | `,才ト､| ﾄ ', ', ＼ヾ､ ヽ ＼ ヽヽ ', ヽヽ'.、
ヾ ヽ | !汁ド､トﾊ ヽゝ‐-ヾ-'=､__!＿ ヽヽヽ ', / } ',ヽ
ヽ}', ', ﾝ:::rﾘヾ＼ ヾ -ー‐ヽ ヾ,} ヽ ', ', ゞr,! /ノ ', !
それ、無理っ！ .i| ヽヽ` ｰ´::::U:::`｀ヾ 斗云弐ﾐ=!,ヽヾ ,ヾﾉ /.// ',!
今は誰も行けない！ ´', ヾ,ゝ:::::::ﾉ :::::::Ｕ:::::::リ::::r〃"}::ﾊ ', ',Y /, {/
動けない！ ヽ ヽ:::u::: :::::::::u::::::::::｀￣´:u::/ } ､ ',.} ´
＼ |＼ ヽ 、 / /.ハ ',!
｀` ＼｀´ , '´/ ／ ', i,!
〉ー− ' ´ ´}´ ',! ,!
- 521 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:50:00 ID:l0WkUG.c
-
iヽ
i)::ヽ
i)::ヽ
r⌒ヽ､ ／￣￣￣￣＼
＼ ＼ ／ ＼ ムダだ！ 大隊長の『イカロス』を止められるとしたら、
ヽ ／ （ ● ）三（ ●）ヽ 阿部か青いＶＧしかいない！ だが青いＶＧは
ヽ | （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） 何か知らんが離れてるし、後は阿部さえ抑えていれば！
ヽ,＼ ＼ェｪｪｪｪェ／ / 今からほんの数秒間、前進を阻めば！
) ,-'
/ i､ ＼
ヽ ⌒ヽ / ヽ ヽ
／ ） ノ ＼_ノ
| l | ﾄ､ ヽ ＼ ヽ ＼ //､ |､ヽ l ＼ヽ!＼ ヽ ＼ lヽ
| | | l ヽ ＼ ＼ ＼､ /ｲﾄ.ﾉ l ノ ｀ヽ, !ヽ＼ ', ﾊ ﾄ、!,
! l l ! ＼ ＼ ヽ｀､ ＼ ｀-‐'´ ＼ ! ヽ V/ｌ |
『ゲルダー』の操縦者！ 貴方の | !l ﾊ. | ＼ ､＼ ＼｀ヽ､_＼ ヽ ヽ | | !
奮闘は予想外のものでしたが、 ! | l |､ lﾊ l＼ ヽ｀ヽ.＼ ｀` l､ﾊｌ l il
この戦いはこれで決着です！ !| ヽヽﾍ ヽ＼ヽ ＼ ＼|｀ヽゝ / l |ヽ |
ヽ ＼.l＼ l ヽ| lヽ| ,. '´ / /' l ! ! |
｀ ヽ' ｀ゝ | ｀ー-､ '´ ｲ／,ﾍ. !| | | ,/
- 522 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:50:27 ID:l0WkUG.c
-
┌───────────────────┐
│ ／￣三＼ .....│
│ ／し ＼三/＼ .......│
│ 三 （ ○） （○） .. ..│ く、くそっ！ 遠い！
│ 三 u （__人__） ...│ 俺が奴から離れてしまったばかりに、
│ ≡ U ｀ ⌒´ﾉ ......│ こんな……間に合ええええぇぇぇぇっ！
│ 二 Ｕ U u} . │
│ r⌒ヽ ｒヽ， } ..│
│ 三 i／ | ノヽ │
│ 三 三 / )≡ .│
│ 三 三 ／ ／≡ │
│ ﾆ三 .／ ／ ....│
│ 二≡､__.／ ／､⌒) │
│ 三 ＼ ￣ .....│
│ 三 /＼ ＼ ..│
│ 三 /ﾆ ヽ 三 三 .│
│ 三 / ﾆ_二＿＿／ ...│
│ 三 .／ . .│
│ ≡ ／ | .....│
│ ≡ ／ .│
│ 三_ノ .│
└───────────────────┘
_ ... _,r─ｘ.... _
γ"; ; ; ; ; _＿＿__; ;￣;｀ヽ
γ"; ; ; :.:´￣:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀:ｰ.､; ; ｀ヽ､、
.ｲ; ;／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ; ;∨ﾍ
_／ }.:′.:.:.:.:.:／.:.:.:／ .:.:.: /:∧:.:.:.八; ; '. ＼
＼ /.:.:.:.:.:.:／.:.:.:／:.:.:.:.:.: /:.:.:.:.∨:.:.:.ﾊ; ; ! /
У:.:.: /:/:.:.:.://:.: ／:.／∧:.:.:.:.:Ⅵ.:.:.:!; ;レｲ
//.:.:./:/＼ //!／:.／://:.:∧:.:／:.}:.:.:i; ;ﾉ:.:.|
ダメですううぅぅぅっ！ //:!:.: |:.!:.:/:/`ﾄl､／ ／厶斗＜:.:.:./.:.:.;' ﾉ.:.:.:i
.:.:.从.:.:| Ⅳｲん圷j／／' ィ芹ﾊ｀Ｙ;′:/ 从:.:. ﾄ､
/:.:.:.:.:.:Ⅵ:八 戈ﾞ:り′ 戈ﾟ:り 从: :ｲノ.:.i.:.:.:.i.:.ヾ､
/.:.:.:.:.:人:＼:.:.:ヾ､ ’ イ/// |ﾉ.:.:.l:.:.:.:l.:.:ﾍ ＼
.:.′:.:.:.ｿ; ; Yへ.:入 u {⌒ ⌒ｊ 彡ｲ/; ; ｊ: :|:.:l:.:.:.:l.:.:.:.ﾍ 丶
／.:.:.:.:.:.ノ／ ￣￣｀ヽ ＞ ⌒ ＜/（.; ;. ;}.:.|:.:|:.:.:.:l:.:.:.:.:.ﾍ. ＼
- 523 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:50:48 ID:l0WkUG.c
-
＿＿ ／／／
/ ／ ／| ＿ ／／／
/ / ／ヽ |/ / / ／／／
/ / ＼ | ￣ ／／／
/ / ヽ | ／／／
/ / | ヽ r- ､ ／／／
./／ | 〉 ﾍ i`-／／
|/ ﾍ <_ i'| r-､ i'|
/ <`-__ `i |.|/| ﾉ`ヽ|.|
＿ ／| ／`-' / ./ ﾍ i=ﾍ`。'/==.|.|
/| | / / / ／／ ＞ ' ﾍ ﾍ __ | i＝l l ＝i ﾉﾉ ,＿＿__
| | |/ / / (_／| ﾍ .>,- /''' ｰ|ﾍ､_−ノ //_l ｀ ｰ -' -l―--,
|/ / /. ﾍ .ﾍ/|￣ﾍ￣/'ﾍ￣,--i￣ | ./ , /`/`/､,' ,i '
|／ ﾍ _ / | ﾍ'/ .|／ | .| /i､/`/`/､ / |
｀- ' ｰ/__.| // | .| |_/ `' ,/､/､_/| `､_
|ﾍ | | | ./| ''/ ,-.....__/ , r.,' '
ﾍ ﾍ .|| | .／/,＿_ `ｰ '---,ｰ '
.`==l| |／--//__|＿二二二/
|＿`-'|`ｰ--- ､ ___ /
./ ￣／▽＼――/_
./ｰ―／ .,-､ ＼-==/
./ ￣￣ﾍ/￣￣ ./
ri iｰ‐-､
|ｲ ｀ヽ ｀`ヽ､
| ﾄ､ ） ｧ ｬ､
.| t_ｔ,ノ´ { ﾊ ｀ヽ､
|, ｰ‐-.､,_ λ_丿 .｀ヽ､
.|_________ ｀`ヽ､_ . ｀ヽ､
ｷ＼＼＼＼ ｀`ヽ､_ ｀ヽ､
ｷ. ヽ ヽ ヽヘ `ヽ､_ ヽ､ ___ ｪｪ ___
ｷゝゝゝゝゝ.ﾍ `ヽ､_ ｀ヽ ｀[]=|Ξ|=t]´´
ｷ ミミミミミﾐﾍ `ヽ､ ｀ヽ､rｰ‐‐‐‐ｰ‐--
ｷ ミミミミミﾐﾐ} `ヽ､ ﾍﾆﾆﾆﾆ｀ｰ-
λ二ニﾆ＝丿 ＼ﾍ ( ")") ／
＼_ΞΞノ .rt ｀`ヾ ／
ヽ､￣ [| 〉 彡
メ､ 〃ミﾐｮｪ_ ｷ
彳ヽ }
ヽ _______,,,,,,---‐‐ｰ｀ヽ､
冫------‐‐‐ｰ''''´´ ノ
／ _,;ノ´
/ ,／ﾚｰ‐ｧ
/ ／[ﾆﾆﾆ]ｱ｀`ヽ
/ ,／
{ _,／
ゝ _, -'´
ゝ､ __,-ｰ'"´
｀`"´
- 524 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:51:02 ID:l0WkUG.c
-
＿___
,..-'''"￣ ￣ﾞﾞ''''ｰ ,,,
／゛ _,,..........,,_ .｀'''-..、
/ ／ ｀ﾞ'ｰ ,,, ﾞヘ､
/゛ :′ ｀''-､.｀'-､
/ l ｀'-､. ＼
/ | ｀'-､.＼
l │ ｀'-､＼、
/ | ＼ ＼
l l ＼.＼
! ｌ ＼＼
! ! ＼＼
! ｌ ＼＼
| ｌ ﾞ'､ヽ.
1 ｌ ＼ヽ
| ｌ ヽヽ
l ｌ ｀ |'､
l ｌ, ヽ
│ ｌ
! ヽ
! ｌ,
| ｌ,
! ｌ
! ｌ
｝ ヽ
! ヽ
! ヽ
│ ヽ
! ヽ
- 525 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:51:19 ID:l0WkUG.c
-
＼
＼＼ ／
＼.＼ /`l ／／
＼ ＼ ,､. l |/ 〉 ／.／旦7
丶＼ ,l | l |ﾚ' ／／ ／_( 目} ＿_
ヽ ,! L.-ヾi=,' |│ ／／ ／／二i二i] //
_,.-'´ _, - '_´ 。./ ／／ ／／ _| /─I) /ﾞｰ-､_ // ＿
|_,.- '´| L-'´_| ＼ .。／／ .／／ く二i二i｢}_/ﾞｰ-､_///_／ ＿
,.-'´ ,.-'" ／ ／／ﾆﾖｺ/ ］ n ﾚ / / ////_iﾆEﾆ=-- /|
ヾｰｰuｰ---､,,- -|,.- '´| | ／> 三二 ≡ = - -_ｎｎｎｎ_n_n＿nn|==VﾆEﾆﾆi=─ｰ_ｭｮｭｭｭ_ / |
＼￣ ♀ ￣ |,i ／ r´ __ ＼＼ 。￣＼_nn_ｎｎｎｎ_nn_／￣￣￣￣￣[ﾛﾛﾛﾛﾛﾆ￣￣|三≡=-､
)..........ｮｮ........................／ く／Ll ／／ ＼＼ ０＿＿＿＿＿＿＿＿_⊆⊇..................................ｮ.....|三≡==:|
(＿＿＿＿＿ 0 ／／ ／ 。ﾚ'!_l ＼ .＼＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,(二二(:)_|三≡=-'
／／ ／／ ／| ~´ ヾ＼ ＼ヽ ￣￣） |￣￣ ￣ア￣ ヽ|
／／ ／／ ／／ ＿＿ _ く二三二) ￣
／／ ／／ ／ ｨ' ／＿＿ノ ／丿
／.／ く／レ ／ ／ ＼
／／ ,____,. - '´ ／ ＼
／ /＿＿__,／
- 526 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:51:37 ID:l0WkUG.c
-
,. -ｰ冖'⌒'ｰ-､
,ノ ＼
/ ,r‐へへく⌒'¬､ ヽ
{ノ へ.._、 ,,／~` 〉 ｝
／プ￣`y'¨Y´￣ヽ―}j=く
ノ /レ'>-〈＿ｭ`ー‐' ﾘ,ｲ}
/ _勺 ｲ;；∵r;==､､∴ Ｕ シ
,/ └' ノ ＼ こ¨｀ ノ{ー--､____
人＿_/ー┬ 个-､＿_,,.. ‐'´ 〃`ァーｧー＼
. / |／ |::::::|､ 〃 /:::::/ ヽ
/ ｜ |::::::|＼､_________／' /:::::/〃
＿＿＿_
／⌒三 ⌒＼
／（ ○）三（○）＼
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
| |r┬-| |
＼ `ー'´ ／
- 527 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:51:52 ID:l0WkUG.c
-
.,､-ｰ''ｱ:;､-'/ ,,､-'７ /￣/＿
ﾉ ／／／/了 / ／ ,-ｰ―" ＿＿/
.ｲ i::/ / / / / ,r',,,,,､- ｧ／-z''" /
,| ノ:ﾉz''"/／ ,,､-ｰ ''" ,､-ｰ''" ／／/ /
,ﾘ /;;;､-''了 / ,､z''"／| / |／ ./ / .／＼
i ,､-ｰ' '"／ ／ / / /／ ＼／;;､-'/
/ 「" ,ﾉ ／ / / ､-",､ '
/ / |/ ﾚ ／ ／
| | | ／ _旦7
|／ ﾚ" _( 目} ＿_
く二i二i] //
ヾ . : : : ｌ :/;.. :; .:;｡:: _| /─I) /ﾞｰ-､_ // ＿
二:.. :.: ;:.:ヽ.;:,.i・人从 ／::::.... :: く二i二i｢}_/ﾞｰ-､_///_／ ＿
ヽ从;ｌ；从 /、。;.:;从 ;:. ／ﾆﾌ-=ﾆﾖｺ/ ］ n ﾚ / / ////_iﾆEﾆ=-- /|
. `＼:;.:.从：：:;.:;,:,；、;l,;l> :;.:;人:;...／ﾖｺ/==|ヾ_n_n_ｎｎｎｎ_n_n＿nn|==VﾆEﾆﾆi=─ｰ_ｭｮｭｭｭ_ / |
.;: .,;:; ） ,.,;;;Ｗ＿从 :;.：；／,∧ ;/..￣￣＼_nn_ｎｎｎｎ_nn_／￣￣￣￣￣[ﾛﾛﾛﾛﾛﾆ￣￣|三≡=-､
ﾛ 三.,.,;:;.:,,l|二|;,:;,ゞ;;,,从 :;.;: % ~:..⊂ﾆ⊃＿＿＿＿＿＿＿＿_⊆⊇..................................ｮ.....|三≡==:|
..;; Σ;''。：。,,::从ゞ;;,;;;／*:;:,,~`=＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,(二二(:)_|三≡=-'
..,::;; Ｙ⌒:;...;:.:〃l,l；、;.:;.w: .Ｚ＼:: : :. ..: ￣￣） |￣￣ ￣ア￣ ヽ|
／ ）：；。／从∵]ヽ,.,.;;> く二三二) ￣
..:.:. ;;.''ﾉ::⌒Ｙ＊W 从 ::.... :::......
- 528 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:52:12 ID:l0WkUG.c
-
＿＿_
..::´::::::::::::::::〃⌒ヽ､
_ ／::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::＼
ｊ/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
i::::::/::::::i::::::::!:::::::::::::､::::::::::::::::::::::::::',
|:::/::::::::ｉ::::::∧:::::::::::::ﾄ､::::::::::::::::::i､::l
､__Ⅳ::::/:::i:::::/__!::::::::::::匕ヽ:::::::::::::ハ:|
. ﾌ::l::ｒ'l:::/!::/ｾﾐl::::::ﾊ:::尨_ハ::::::i:::ﾄ､`!
´￣]八!/i」:瓜ﾘ !／ Ⅳ 小ハl 今だ！ 投光器、やれっ！
ｊ､八i ´ ｊ〉 爪i はっ！＞
ｊヽ､ ｔ＿ｱ .ｨ
_＿／/| ヽ __／/ |＼
,...-',,⌒ゞﾐ､::／::::| 〈 ／ .|::::＼ﾞ''ｰ-::､_
/::／.:::::::::::::..ヽ :::::/∧。V￣＼ |:::::::::＼:::::::::::::｀ヽ,
/:::::::::::::::::::..`ｰ-､::::|/＼丱／/ ヽ/|:::::::::::::::ゝ::::::::::::::::|::}
. |::::::::::::::::::::::::::::::;;_ヾ| |＿/ .|―ー＜::::::::::::::::::::|::::i
|:::::::::::::::::::::::::::::::..｀''ヽ､ |;;| |::::::::_ノ⌒ ｰ - ,,,＿＿ ＿
. l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..ﾞヽ.､ ,r‐'ﾞ ／/ ヽ
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ヽf ヽ l / l
. l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,,-''',ﾆ,-'" ＼___ /
ヽ;::i:::::::::::::::::::::::::::::::::/ .／ l ＼X=-､,,＿_／
ヽl;:::::::::::::::::::::::::::::::| | ﾉ ` ､ ヽ ,ﾍ./::::::I
ヽ､:::::::::::::::::::::::::| l i´ ` ､ ﾉ ヾ|::::::::丿
.|｀ヽ;::::::::::::::::::::| | | ､ `'rイ ,ノ:::::::::＼
|:::::::::＼∩:::::::::| l＼ `=､.._＿,ノ 厂:::::::::::::::::/
|::::::::::::::::＼∩:/ | ヽ､＿ ﾉ:::::::| /:::::::::::::::::::::/
|:::::::::::::::::::| ＼:!`ｰ､ ,,='' | ｀､'‐-'ﾞ:::::::::| /:::::::::::::::::::::/
|:::::::::::::::::::::| ヽ_;;ｧ'~ |:::::::::::::::::::::::::|/:::::::::::::::::::::/
- 529 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:52:28 ID:l0WkUG.c
-
／! ,,.rｧ .
／ lﾞ ,,､r'´ /
| l_,.r''´ /
| ,.､r'! /
,,l ,,r'’ l /
.／ .lﾞ l ./
／ ./! l! lﾞ／
r'´ ./ .| |
| ./ | | ,_ ゛''=;- .,_＼ ＼＼
| ./ | | ---__=___゛‐ニ‐- ゛`゛'-' ＼ﾞｉ
へ ,r'｀w レ' | / ／｀゛√, ,r'｀w-''´ﾞｉ ／｀゛√,ゝ ,r'｀w-''´ｉ _-__-____ Ｊﾞｉ:
￣ｿ￣ｉ￣￣￣ﾞｉ￣￣ |./ /￣￣ﾞｉ￣￣￣´|￣￣￣￣ﾉ￣￣￣￣ゝﾞｉ￣ : ′ﾞｉ,.
￣￣￣￣ '' ッ ￣￣￣￣ ｉ,r'´￣￣ ﾟ￣'' ッ ￣ _,,.rｧッ￣＼,ﾉ￣､,r'￣￣￣￣＝三 -_--_-- ッ ,r'
r''´! ./ﾞ / !､￣ -;-.,_ ゛''=;- .,／ :／／ッ
／| .| ,l / ./ ゛`゛'-''i| :: ／| ／ .
| | |／./ . /
.| ./ ./ ./
l/ / ./
;'_／
- 530 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:52:56 ID:l0WkUG.c
-
.. /⌒i
_,,..､ .| / ,..-､ /`l _
l l | /´ l,､_ノ l |/ 〉
| i' '´_,,、 . ,-､,-‐'''"＼ l |ﾚ' _,,..、 ,..､
.| し''´ 」 . l ._‐t .| ' ヽ ｀ｰ､ ／ ア
.| ,,.-''´ ヽ┘ l / r‐､,,,-----――-、 ヽ､ 'l ／ ／
| .| ! l ｀――''''''''''''''''''''′ ｀ｰ',／ /
..l､_ﾉ ､ .__/ l ／ /´
｜￣ __,l 「 ／
└-...‐''ﾞ . ｀''"
............... ..ヽ . ;: . / .⌒ _,,..__ ヽ ） ;. :ノ.........
:::::::::::::::::::::::::::ゞ (. (::.! l,;::) .ﾉ ﾉ .／:::::::::::::
._ゝ,,. .-ｰ;''""~ ';;; − .._´,
._-" ,.-:''ー''l"~:|'''ーヾ ヾ
::（ （ . |: ! ) ）
ヾ､ ⌒〜'"| |'⌒〜'"´ ノ
""'''ｰ-┤. :|--〜''""
:| |
j i
ノ ,. , ､:, i,-､ ,..､
_,, ,. -／:ヽ::::::::ノ::::Λ::::ヽ::::-- ､ト､
,,／^ヽ,-''"::::＼::::::／:::::|i／;;;;;;/::::;;;;ノ⌒ヽノ:::::::::ヽ,_Λ
/:/xXxX/: : :.:／: : ／: : : :／: : :.:/:./: :/: : :/: lXxXxXxXx! l!
i:./XxX./: : : :/: : ／: : : :／: : : :/: :./: :/: : :/: l:.lXxXxXxXl! l!
l:lxXxXl: : :/:/:.／: : : :／: : :／:/: :/: :./: : :/: :.|: lxXxXxXxl l
. l:lXxXxl:/:/://:／: :／: : :.／: :/: :/: ://:/:/:/:./: :lXxXxXxl!-.､ .l
l:lxXxX/:/:/／／／:／:／: //://: :////:/:/:/: : :lxXxXxX!:l ゝ'
l:.lXxX/／／ｨｮｫｭ､／／ ／///:./､_／／//!: : : lXxXxXl:.:l
えっ？ あれはカイオンの砲台陣地？ l:.lXxXl|:/!l ´け: cﾊ`, ／ ／./／／,二¬/ .l: : : :lxXxXxl: :!
荷電粒子砲は潰されたのに？ l: lXxX.l:l!:.| 弋z: ソ ／ 'ん::::::ﾊ`, /: : :./XxXxX!:.l
どういうことです？ . l: :lXxX.l:l: :l ￣ ﾔ::::::cﾘ´/: : :./XxXxX/: l
l: :lxXxXl:l: :.i ' `亠''´/: :.／xXxXx/: :/
. l: :lXxXx.l:l: :.:ヽ. r‐ ､ /:／XxXxX./: : /
l: :lxXxXxl:l: :l: : ヽ l l u ／xXxXxXx／:.: :/
. l: :lXxXxX.l: :.l: : : :.ヽ ｀' ´ ,, /xXxXxXx／: : : :/
l: :lxXxXxXl!: :l: : : : : :`. ､, _,, ､ ｨ/ /XxXxXx／: : : : :/
. l: :lxXxXxXxl: :l: : :.,ｨ､/ ｀´ / /xXxXx.／: :/: : : /
l: :lXxXxXxX.l-‐''´_ｨ==x､__ .//XxXxX/: : :./: : : :/
- 531 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:53:18 ID:l0WkUG.c
-
/ ヽ ＼ ＼
,' / / l ＼ ヽ
! / / / ,' | l ﾊ ﾍ､ヽ､_,
| ! l ｌ / / ,ｲ ! i ! l ヽ ',｀￣
l | l ｌ ,/ 〃 ,/ /│ l j l│ ! l
ノ | ! │ | /_／/ ／/ /::::,' ∧ / | / j ｌ│
ﾉ l ｧ| |尢/‐=乞t/ ／::::/∠ﾆ｢厂! / ,/ / ﾘ
ｲ 八{´ｌ !ﾚ<f{矛:下 ':::::::::::::..ｲ孑ﾃﾌ ｲ } /
Vﾊ | i';;:::::;j :::::::::::::. i:;::::ﾘ /}, '/／ ……！ これは、私たちの作戦の、成功の偽装！
ヽ ', | ￣ ..:::::::::::::;::::...￣ ﾁ' / 今の爆煙を見れば、隘路の入口に詰めている
`ﾍ lヽ ＿ _ 厶 ./ 本軍が、大挙して押し寄せるから……
', {.代ﾄ､ , イ | /
＼_'i| ＞ ､ _ , イ/ V ｌ./
／ ヽj {｀ヽ ′
_ ／ ｢´ ヽ} ＼
_, -‐ ´ l‐--‐､ ＿ -‐ | ` ｰ- ､
＼＼ ヽ '´￣ ___ ｀ヽl| / /ヽ
ヽ ＼＼ V ￣ ＿ ｀ヽl| / / ∧
ヽ. ＼＼ ∨￣ ｀ヽ | / / / l
ヽ ＼＼ ヽ / / / / │
,..-ｰｰ冖'⌒'ｰｰ冖-ｰ- ､
_..-'" ﾐ;;i､
,ﾌ" ＼、
_..-'" ,i
_ﾆﾌ′ 、 ,, i､ .,lｭ. ヽ
´/ .. .,りヽ |ヽ .!り┼-=二ｌl .l 、 ｌ
| ＿_illi|/＿ﾘi,,! ７゛ l.ﾘ｀二'''ﾂ二ヽ l
∨ヽ.7″ |＝| . ／ u .''l!/}j ｲ .|〃
それを、実際には無傷の砲台陣地が l ./ U .｀''ｰr‐''" .″ﾘ -'ﾝ,ﾞ,!
集中砲火？！ そ、そんなことされたら！ ゝ＿_/ ∩､ ∩ ｝ ､∴'∵; u ､l￣./ l′
すぐに無線で連絡……は、できないっっ！ l ｀'‐'r二二二丶 Ｕ ,/ ＼_,,.. -‐''ﾞﾞ´
|､∴' .'j匸＿＿ !U ／ ...ｌ.;;;;;;;;;;;;;;;;;
`'-､ Ｕ ,..‐´ /二‐ﾞテ＝=‐
,./￣￣;;ﾞ''ｰ､,,,,_ ._,, ｰ'" . ／ / ./ ;;;;;;,
i'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;__,,l! ￣ _..-'″,／ / ;;;;;;./
- 532 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:54:58 ID:l0WkUG.c
-
_,,.､､､､､.,,_
／.:::::::::::::::::::..｀ヽ､
/ .:::::::::::::::::::::::::::::::. '､
| :::::::::::::::::::::::::::::::::,ﾍ{ﾂ
| ::::::::::::::::::::::::,ｨｩ ﾉ j
|::::::::::::::::::::::（ |.! ;{ ……おしまいだ。連合軍最強の第三機甲師団が、
.|::::::::::::::::::rﾘ`l,〉 j}ﾞ 他師団の精鋭たちまで巻き込んで、あっけなく壊滅する。
}:::::::::::::::ﾉﾞ l /. そうなればもう、この戦争も決着するだろう。
,xｧ''ｰ'ﾞ'` '､ / 俺たちがしくじったせいで……
/ ｰ｀¨`''''ー-- ､｣ﾞ'′＿
''^ｰｧ ､＿＿＿＿_ ￣ ／
`>'､, '''"´￣￣_二ヽ､
/ ／ ヽ
,' , / ﾞ､
l / __ !
l, l く,_ ､ |
__,‐⌒ヽ､
/ '─ ＼
ノ ノ-､ （○） ＼
カイオンに、全てを占領されて終わる？ | ｡（○） ､ﾟ ヽ, ヽ
やる夫の故郷が……遊園地が…… ヽ ヽ__,,,ﾄｰ'i ）
できない子ちゃんが……何もかもが…… ﾉ ｀ ⌒'' ﾉ
（ }
ヽ ／
ヽ ／
.／ｰ-.l`‐-‐＜￣｀`ヽ
（ ⌒⌒￣￣`r:ｭ〈
´`´ｰ-､_,. -‐'´／l .ﾄ''ヽ
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'; : : : : :l´ヽ'.け:カ` ／ い::::ﾘ'ゝ/:/: : :/:/ !: l
な、なんとか、できないですか？ ヽ: : : :ヽ とつ‐' ゝてつ'//: : :/:/′/: l
今からでも、何か方法が…… l: :＼: : :＼ ヽ l l '/: :／'´ /: : !
何か…… l: : :l ｀'ー-`- ＿_ l ! /／:./ l: : :.l
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. l: : : l ※ l: : :＞ ､, ￣ ´ !ﾉ'´: :/ /: : : : l
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l: : : :.l !: : __,／ l ／ / ※ /_: :_,､: : :l
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::::::::::{:/:::::::::/::::::/ !::/ ヽ |;iｊ |::::/ﾚ:::::/ |/ ﾘ
:::::::::::i:::::::::/ |:::/ i/ ヽ7 |:∧ |:/ ′ フッ。どうやら、さすがの「不死身の阿部」も、
:::::::::::::::::::/ |/ ﾞ ヽｿ その勇猛なる部下たちも、絶望のあまり
:::::::::::::::::∧ ＼ 戦意をなくしたようだな。
:::::::∧:::/ ｀ｰ ／
:::::/ ∨ `ｰ=ニﾌ /
／ﾍ , '
＼ ＼ ＿ /
＼ ＼ / ｀ ー - ′
＼ ＼__ /
￣＼ ＼
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ﾍ i`-／／
ﾍ <_ i'| r-､ i'|
/ <`-__ `i |.|/| ﾉ`ヽ|.|
┌────────────────────┐ ／`-' / ./ ﾍ i=ﾍ`。'/==.|.|
│ /:::::::::::/:::::::::::::/::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::!::::i ..│ ／／ ＞ ' ﾍ ﾍ __ | i＝l l ＝i ﾉﾉ ,＿＿__
│,'::::::::::::/::::::::::::: /::::::::::／::::::::::::|:::::::::::::i:::::::::i::::l ....│(_／| ﾍ .>,- /''' ｰ|ﾍ､_−ノ //_l ｀ ｰ -' -l―--,
│l:::::::::::/:::i::＿:: /:::::::／|::::::::|::::::::|:::::::::::::l:::::::::l::::l ..│ ﾍ .ﾍ/|￣ﾍ￣/'ﾍ￣,--i￣ | ./ , /`/`/､,' ,i '
│::::::::/:::/::::::/＞､/ i:::::::::l:::::∠⌒:::::::::|!:::::::|'ﾘ .│ ﾍ _ / | ﾍ'/ .|／ | .| /i､/`/`/､ / |
│::::┌i:::/::::::/斤心ヘ i:::::::::i::::ﾒ≦i::::::::::::i:!::::::! │ ｀- ' ｰ/__.| // | .| |_/ `' ,/､/､_/| `､_
│:::::｛ ﾚ' |:::::7ﾚ升::｝ /:::／|:/辻:｝l::::::::::ハ:::::! │ |ﾍ | | | ./| ''/ ,-.....__/ , r.,' '
│:::::::i ヘ|:::/ ゞ‐" /／ ′ゞ‐' l:::l:::/ ∨ .....│ ﾍ ﾍ .|| | .／/,＿_ `ｰ '---,ｰ '
│￣｀＼:|:/ ′ ､ ∧!/ │ .`==l| |／--//__|＿二二二/
└────────────────────┘ |＿`-'|`ｰ--- ､ ___ /
俺たちカイオン軍の、華々しい勝利を祝う宴の、 ./ ￣／▽＼――/_
生贄の羊としてやろう！ まずは青いＶＧから…… ./ｰ―／ .,-､ ＼-==/
./ ￣￣ﾍ/￣￣ ./
- 535 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:57:51 ID:l0WkUG.c
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-､ ｀''〜 ..、,, ..,,、
、 ｀'-､ ｀ ｀''-､
ヽ ｀'-､. ､､ - ..,、
ヽ .'､ ｀'-､ .` ＼ .｀''ｰ､、
ヽ .ヽ .｀'-､ .ヽ.＼ ｀
＼ ヽ `-、 ﾞ''-.ｌ、.＼ ﾟぐ'iﾞlﾞi
ヽ. .ヽ .＼ ､ .｀lｯ､. |ｉ， 、 _,.,､‐ﾞ'xﾞl,,|l,,|
＼.. . ｌ ｀'､ ＼ ヽ｀'')i､ ［''〜''''"~｀ __ ‘┐
゛ ヽ ＼ ＼ ヽ .ﾞ ヽ .,,.-‐''"｀.| ,i´
ﾞｰ ｀‐ ｌ ｀｀’ | | |＾l
ｌ ﾄ .| /'''',,,," 彡
ｌ | | ｀ﾞ＾ _,| │ ._,,,､ r‐'ｌ .r､、 ._,,､,
ｌ 〕 .｝ .,／,_ | .｝ .ﾞl.| ﾞl / lﾞ .厂 ﾞ｝
! ゎ,,,,,,､-ｰ''''"′ ﾞl、 l＿,'" | .| │ ﾞl | |/ lﾞ .｝ .ﾉ
.ﾞl .ﾞl, ＿＿,lﾞ {_,lﾞ . : ﾞl,,ﾉ '"│ / ｝ :｝
〟 ＼,､ｰ'''"｀｀: ｀｀ ´ lﾞ /ﾞ ｝ ﾉ
i７ -､ ＼,lﾞ , .）|
ｌ/ /⌒'<
/ ｌ | .＼ .`tﾐ'-､ ﾞぐv .＼,ノ
/ .lｯ lﾞ ./ ｌ､ ｀' ﾞ' !､.ﾞ''-|､.ｌ
/ ./ ｌ lﾞ ｌ ヽ ,ｌ! ﾞ' ＼ [ﾞト､
/ / / .!';;='"゛ ! .＼ i!.l .!.ヽ ゛
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／ _x!″,≫''゛ ,/ l ,..-‐彡'"゛ _,,,..i.ｌ┴'"´ ,! .!
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_ _,, ﾆｿ‐″ .゛ _,,, -‐'ア゛,, ll″ .. -'ン゛ ／.／゛
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- 536 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:59:02 ID:l0WkUG.c
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_,,..-==匸_,,ゝ '"´ ｀ﾞﾞ''ー ､ ,.ｨﾆ―ｰ- ミ＼
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,ｨ´ !＿／ ,ｒ'"´ , ｀ヽ、
/ ,／ / / i´ ､ ﾍ ` ､
ｊ ,!-‐/､ / ! | | | l ヽ ヽ
i ! / ! /､ ﾞヽ､ i ! | | | | l `､
t !ﾞj ! , ヽ `ｰ ､ i ! | | l l | l
!(´'i !i ! ＼ ｀`,! | | | l l l | |
｀y'! ! ! ﾞ､ ヽ、 | l,,..|--l‐‐-l ､, /| ! | | | |
i ! i ヽ ｀ー-| l | !_!_,,,,!,_ /｀lヽ | l /l l l
`> i i ＼ , --､| ｌ ｌ |, '´ /!` / /|/| / l/|/
〉^ﾞi ﾍ Ｖ r¬| ｌ ｌ | ` /,j /／ / |/ /
/ j i､ ヽ ! ヽ_| l ｌ | ＼ |, ′ / ……えっ？
f ! i i'､ヽ `､ヽ| l l | `′ ヽ,
i ! ! .i ヽヽ,.,_..rヽ| l l | ヽヽヽ ,ゝ
.ｊ ! i ! ,′ | l l ll | ,´
ヽ､_! ! ｌ ,′ | l l | | rっ,／
｀!‐ '!j´ / |.!| l | | ／
! .ﾉ――─--- ,,_ |!.| l | |ヽ､__ /| |
j│ ﾞi!‐| l | | | | l |
f │ 1 ﾍ |ﾍ| || ﾚl /|ﾉ
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼
なん……だ？ ／ (○） （○） ＼
| ┌ｪｪｪｪｪｪｪｪ┐ |
. ＼ Lｪｪｪｪｪｪｪｪ._ｌ ／
- 538 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 21:59:44 ID:l0WkUG.c
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_旦7
. .':::;:, .:. _( 目} ＿_
':;:. :::. . ..:.:λ:: ::'; ::,)､::.:;.:,:;.: く二i二i] //
..':;ヾ::.:ｿ)人ノ从:.ｿ）ノ ）:.: .;,.' _| /─I) /ﾞｰ-､_ // ＿
.::Vィ' (ソﾍ （::.:.:'.,; :. .く二i二i｢}_/ﾞｰ-､_///_／ ＿
',:; .::） て:;;':.ｺ/ ］ n ﾚ / / ////_iﾆEﾆ=-- /|
..:.（ノ （::..==|ヾ_n_n_ｎｎｎｎ_n_n＿nn|==VﾆEﾆﾆi=─ｰ_ｭｮｭｭｭ_ / |
. . .::::） ﾍ ｿﾊ ,ゞ.:.＼_nn_ｎｎｎｎ_nn_／￣￣￣￣￣[ﾛﾛﾛﾛﾛﾆ￣￣|三≡=-､
.:::: .:ｿ ﾉ:.::.:.. :（ （: :.＿＿＿＿＿＿＿＿_⊆⊇..................................ｮ.....|三≡==:|
.::..:（ （::..::..:::.::ﾉ ）:::...＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,(二二(:)_|三≡=-'
￣￣） |￣￣ ￣ア￣ ヽ|
く二三二) ￣
＿.、
.'´/｀ ｀ﾍ
ﾌﾗﾌﾗ…… l/ /lﾉヽﾊ
ﾙ'l´0ヮ0ﾊ! ……喜んで下さい皆さん。
〜〜 丿ｲﾞ､!i/iつ 私が保証します。
〜〜 （（/ｉU/|ｌ〉人
〜〜 し'ﾉ
_,.. -− ''" i ｀、
,. :'" l ﾞ'､
／ ／ ,/ |! l ヽ
/ ,.' /l l |.! l ヽ ＼
,' ﾚ′ ./ ,! ,'| | | ﾄ、 ｀、 ヽ
,' / / _,∠. ,!/ | i | ｣_| l、 ｀、 ヽヽ
| / / /／,/ // ! | ! ｀!｢`ﾄ､ ﾞ、 lﾞ､ﾞ､
/ / / / l/ ｜｜ / l| l. ｀、 l ヾ:､
,' j ,' ./ ,r:==ﾐ. | .,' 作ミﾄ､ ｀、 i. | ﾘ
j ｲ l /,ｨ":|li|::| :::::ｌ/ / !:|l|il:ヾi. ﾞ、 l | ｜
l !｀、 l l {ﾍ:::|i|i::j /,∠,::: l::!l!|l!:: /! l. ∧ ! 今、どこからか撃たれたのは間違いなく、
ヽl ｀、 l. l | >=≦:::::'"厂{ ≧==≦,! l ,' ./ !/ 『本物の』荷電粒子砲の光。つまり、敵の
| ＼ ﾄ! | 三三三, _＿ ヽ:::::三三/!/./ ,!' 砲台陣地は確実に木っ端微塵になってます。
|. ,' l ｀ヾ:..ﾄ､ ヽ ,ﾉ 三三,.ｨ .l/':ｲ 作戦は大成功ですよ……うふふふふふふふふ……
l ,' ！ l. | ｀＞: ､. ___ ,... r＜´ ! .|｜.|
| / ! ｀、l ／´,! l､ヽ!、 | .l ! !
l/ ! ｀､l′〈′ ｀| ヽ l ! l. |
/ ﾞ! ﾞi、 l ＿ |. ｀| ,l ! !
/ ∧ ヽ. l￣ ￣| V l l
/ / ヽ ヽ！ l / ,l l
/ ∧＼ ｀､ ｀､l ! / ハ l
- 539 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 22:00:13 ID:l0WkUG.c
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Ⅵ:.:.:|:.: ｉ:.:.:.:.:. ｌ:.i:.:.:./|:.:.:.:.:ｉ:.:. |:.: /:.:.／ !: :.／ /／ /'
|:.ｉ:.|:.: |:.:.: : /:,:|: / !:.:.:.:.ｌ:.:.:.|:.:.ｉ／ < / ／
|:.!:.|:.: |:.:.:.:/:/ ｌ:.| ｌ:.:.:.:.|:.:.: !:. ｌ '
|ハ|: ,:|:.: /:/ !:! l:.:.:.:.|:.:.:.ｌｌ: ｌ ,...:´ｉ
' l:/ |:.∧′ || !:.:.:.:|:.:.:ｌ ｌ ｌ ‐,-':.ﾊ: ｌ
.――く′|:′ ! :. :.:.:ｌ:. ｌ !:! /´:.: / } ! ……ああ……なるほど。つまり私たちが運んできて、
: : : : : : : : : ､ 〉:.:.!: |` ｌｌ /ｌ:.:.:./ j/ 『イカロス』に潰されたそれは、最初から真っ赤な偽物。
: : : : : : : : : : : : ､ / :. :.:. | ! ｀´ !:.:,' /' この作戦の情報は、カイオンに漏れたわけではなくて、
: : : : : : : : : : : : : :＼ i :. : | ｌ:.i 実は故意に流したと。こうやって、妨害部隊を釣る目的で。
: : : : : : : : : : : : :. :. :.＼! :. | !ｌ
: : : : : : : : : : :. :. :. :. :. :.＼ :| !
三≧=- ､: : : : : : :. :. :. :. :.ヽ ＿
三三三三≧ ､: : : : : : : : : : :<ｉ:ｉ:ｉ:ｉヽ
_,.．-──- ､､
,､-'"´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀`ヽ､
,r'´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
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/::::,r'ﾞｧｰ-ー'ｱ"ﾘijk´￣｀`""´｀`i::::::::i
,!::::::! ,!ﾄゝ､ l:::::::|
|::::::! ,!ヾ､,,_ ﾞi:::::!
つまり粒子砲も、俺たちの警護も、 |::,::l ,ィﾆﾆﾆ二r'´ ゞ二ﾆﾆﾆゝ､ ,!:::j
丸ごと全部が囮だったわけか。 ,rゝ;l. ´ ,ｨ＝≡'´ﾚ '｀ヾ＝=-､ .! !^i
本命から目を逸らせる為の。 .i r､i;i ' ´:; ｀ ` ﾘｲ^!
| ソii j l!ヽ l
i ,!( ,! ｀ゝt''´ | j!,!
｀､. `i _,,＿ __ ,!ﾚ'/
＼! ィ-‐ーー-ゝ ,!,ｲ
i､ ー一 / i/
|｀､ / 'i
| ＼ ; ,ｲ |
| ＼ ＿__,＿＿, ィ´/ |
- 540 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 22:01:18 ID:l0WkUG.c
-
ﾉ Ｌ＿＿＿_
⌒ ＼ ／ ＼ 釣る為の、目を逸らせる為の囮？ だったら、
／ （○） （○）＼ こいつらが釣られてここに来た時点で、やる夫たちは
／ （__人__） ＼ 任務完了だお！ 粒子砲の偽物をここに置いて、
| |::::::| | スタコラ逃げれば良かったんじゃねーかお？！
＼ l;;;;;;l ／l!| !
／ `ｰ' ＼ |i
／ ヽ !l ヽi
（ 丶- 、 しＥ |そ
`ー､＿ﾉ �堯�l､Ｅ ﾉ <
ﾚY^Ｖ^ヽｌ
,. -ｰ冖'⌒'ｰ-､
,ノ ＼
それをするには、僕たちがこれを偽物だと知っている / ,r‐へへく⌒'¬､ ヽ
必要がある。でもそうなると、敵にも知られる恐れが {ノ へ.._、 ,,／~` 〉 ｝
ある。作戦の成否を分けるトップシークレット、 ／プ￣`y'¨Y´￣ヽ―}j=く
末端の兵士なんかに漏らすわけにはいかない…… ノ /レ'>-〈＿ｭ`ー‐' ﾘ,ｲ}
/ _勺 ｲ;；∵r;==､､∴'∵; シ
,/ └' ノ ＼ こ¨｀ ノ{ー--､____
人＿_/ー┬ 个-､＿_,,.. ‐'´ 〃`ァーｧー＼
. / |／ |::::::|､ 〃 /:::::/ ヽ
/ ｜ |::::::|＼､_________／' /:::::/〃
- 541 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 22:01:41 ID:l0WkUG.c
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/, | /:: , l:: i::. }::ヽヽ::.ヽ ＼
.// .:! :| : /:::/:/::/i: /: !: }i:',ヽ:|
i,i .::| :|: :: !,/_ﾑ/_ l:/::: l:: !l::! i::!
. ! l .: : .::::| :i:.:: ﾚ',ｿ,＿/｀!::/i:/ i:! |
. !.:! ::. : .:.::/´', !::: | ! ヾ.i´:i｀ !/ / !
i:l', :::::. :. ::. ::〈 ､'_ﾞil::::. |.| j_ｿ ﾞ､_ やる夫。気持ちはわかる。というより、
ヽヽ､:::::::::. :::.::::＼ニ',::. ii::! ﾉ 私も同じ気持ち。でも、キモオタの
ヾ､i::::l::::l::::',:| ',::. !',! ｨ´ 言う通り。それが全て。
i|ヾ:!:::i::::/ヽ ヽ. l 丶. /
ﾉ /ii/lノ ヽ:r‐y┬ '
イ'"｀'‐- ､ / ヽl/ '
/ ＼__{ヽ､
／_,, -‐‐‐-- ,,_ ＼_,ヽ‐､
／ ￣￣￣ ＼：
：:／ ::::＼：
ひ、酷すぎるお……やる夫たちは命懸けで…… ;： | :::::::| ：
ただのハリボテを必死に守って…… ＼.....::::::::: ::::, ／
ハリボテだと知ってさえいれば……そうすれば…… r " .r ／ﾟ。
：|::| ::::| :::i
：|::|: .::::| :::|：
：`.|: .::::| :::|_：
：.,': .::（ :::}：
：i `.-‐"
- 542 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 22:02:21 ID:l0WkUG.c
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あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
／￣￣＼
／ヽ へ ＼ ,.:┐
キマリだな。俺も可愛い妹を .（ ●）（ ●） ..| ／ ｜
故郷に待たせていることだし。 | | .|./ /
戦争を終結に導いた英雄として、 i __｀__r−､ |/ ／
土産話を持ち帰ってやるとするか！ { ｀ー'ヽ, ',. .,/ :/',
.ヽ .| l_/_, -‐､',
.ヽ . | / , -−'i|
/ { V , -−ﾍ
| ヽ Ｌ| r= |
,．-.三二―
ｒ‐ .､ ＼ ,. ≦: :.／｀三二―
ﾞゝ、 ｀¨ﾞヾー ､__ ､ >､―‐ｒ‐ ､ ,.イ ｷ: :＞.ﾆ-- ､/三二―
｀ﾞ＜ } ＼｀У｀ｔ‐┘ヽヽ! iヽ.〉,． '" ヽヽ. 三二―
ヾ、 ﾞi／¨ﾞヽ--､¨〕 {／ l!oi ﾍ .}.!ﾆ≧.､三二―
｀￣￣ 1_.／ ,x―o¨ヽ＞ｒ‐!ヽ ・ ／.l ＼三:三二―
/,.≦´ 市 ﾍ '. ヾ､ヽ ／ ／ｉ 三二―
.／￣￣￣「i]￣ヽ-'" 都 ,.=＝=ｷ=ﾍ ゝ-'' ／ ﾉ¨＼ ヽ三二―
f――====’ｰ―y〈 七 ,．≦三三三三ﾊゝ- ' .／ ＼ﾉ }ｯ`三二―
ヽ.イ´ iol! / ∧ ヽ ,．≦三三三三三三∧.〉一'^＼＿＿.／.ノ/ 三二―
// | ¨ .| | ヽ ヾ三三三三三三三三三ﾍ ＼¨./ / / /三二―
./∧ l | | ヾ:ﾍ三三三三三三三ｼ＾ヾ:三二― ＼＼ 三二―
{ {/i＼二二二’ノ ヽ::ﾍ三三三三三＞’ﾉ｀ヽ三二― ｀ ｰ―三二―
.７ ゝ ヽ ＼ヽｒ ､_>､,.ﾍ三三＞'",．＜ .､∧三二―
.' ｀ー‐一ヘ--'" ヾ._,.＜ 〉__〉. 三二―
. ∧ .／ }__,．-=＝ "三>二iﾍ. 三二―
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│ (＾ヽ{ ヽ |r┬-| ./ / . ／ .ﾉ ..│
│ (￣ ヽ ヽ i ヽ￣ / 厶- ´ ／ ....│
│.(二 ヽ i i |,r‐i ﾉ. ヽ / ／ ...│
│ ヽ ／ ノ ／ r一'´ ー ､ ￣￣￣） ..│
│ i { ｲ―イ / .`ー―. ､＿_ .〈￣￣ │
│ ヽ. `ｰ '/ / /＼ ＼ ...│
│ `ー ' ￣￣! | ヽノ ......│
└───────────────────────┘
／￣￣＼
／ -―' ＼
|;;;; ( ;:;:ﾉ:::<ｰ>
. |" U | | ……………………できない子のこと、頼む……
| ;;;;＿´__;;| あいつは、お前の遊園地を……
. | ι ` ⌒┃ 本当に楽しみにしてたから……お前の、メリーゴ
. ヽ u #}
ヽ;;;; ノ
.／ || ｀ ⌒|||
/ / |＼／ / /ｌ |
/ /__| ＼/ / | |
ヽ、//////） / | |
/ ￣￣ / | |
____,/ )--- ヽ ヽ つ
⊂---― 'ｰ----'
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
- 544 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 22:03:11 ID:l0WkUG.c
-
／￣￣￣ ＼
／ :::::＼:::／＼
／ ｡<一>:::::<ー>。 できない夫は、皆の故郷を護る為に、
| .:::｡ﾟ~（__人__）~ﾟj 戦争を終わらせる切り札を防衛する為に、
＼、 ゜ ｀ ⌒´,;／゜ 自分の命を盾にして戦い抜いた英雄……せめて、
／ ⌒ヽﾟ '"'"´(;ﾟ ｡ そう伝えるつもりだったお……なのに……
/ ,＿ ＼ ＼／＼ ＼
と_＿＿）_ヽ＿つ_;_ヾ_つ.;.
_＿＿＿＿＿＿__
／´ ｀＼
ヾ、 _, -‐'"´´ ＼
できない夫は！ 死んでしまった後で！ ／ ､＼ﾉヽ／´ ､ ＼
「華々しい名誉の戦死」すらも奪われて ｡oj｀`ヽ） （ ,-‐ '"´ ）ｏ ＼
しまったお！ こんなの、できない子ちゃんに °／⌒｀ﾞ ヽ"⌒｀`じ ｏ ° ＼
なんて説明すればいいんだおおおおぉぉぉぉ！ / （ ） ° ＼
／ヾ、＿ﾉヽ、_＿＿,,ノ⌒ヽ o° ＼
l ト、ﾉ),､ ﾉ l
| | / |
l ﾟ| ／⌒´/ l
＼ l ／ / /
ヽ、 | / / ／
＼ `ｰ┴--一´ ／
ヽ ゝ､_＿,,,,, ,, _＿_ -＜
__,..＼ ／´￣ ￣｀ヽ、
／´ `ー─-､‐ ''' ／ ＼
- 545 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 22:03:58 ID:l0WkUG.c
-
隘路の入口 第三機甲師団・他師団合同軍
/ / ﾞi, ヽ
j ,ｨ／ | |
lｨ' ,ｨ／j/ | iﾘ
| /l ／ し '"` | j
ﾘ! /,ノ ｕ _,､-''''` /ﾘ
| _.._ l/ ,.--;==ﾐ ､ ___,.ﾉ /{.○-ﾞ‐rV
ヽ,/｀ヽヽﾄ､ ´ {,.○-`‐‐ ､,.-ﾄ| ,ﾉ 元帥閣下！ これはどういうことです！
∧ ﾞi, `ヽ,r'´ ﾉ. ﾞ､--‐''´| 我が師団から送り出した荷電粒子砲、
,,.く ヽ ﾞi ヽ､ __,,､-'" 〉 し / あれはまさか偽物だったのですか？！
ﾊ'´ | ﾞi | U ' ' iヽ''"￣￣￣｀ﾞ
ﾞ､ﾞi,_r'ｼﾆZ`ｰ┬ト'i Ｕ /二二ヽ | ＼
_ﾞV ヽ,.レ''ヽヽ ｛ ｝ / ＼
／./ ヽ／ ,」ヽ Ｊ __,,､-─‐-､j ヽ
/ r'´ --‐‐'''"´ ヽ ＼ （.r‐'''""ﾞﾞ`ヽ,｀) /
l .| ＿_,,､--`ヽ ＼ ___ヽ /´| ∠__
j | ,⊥`ー ､ ﾞ! レ' | |
| | -‐''"´ ヽ､⊥ヽ| |彡'| |
《だったらどうした。この作戦は、一師団長の思惑でどうこうできるような、
そんな軽いものではない。貴官は己の任務を全うせよ。以上だ》 ﾌﾞﾂｯ
,..-‐−- ､、
,ィ":::::::::::::::::::;;;;;:ii>;,、
/:::::::::::::::;;;;;;;;iii彡" :ﾔi､
i::::::::::::;:"~￣ ::i||l
|:::::::::j'_,.ィ^' ‐､ _,,. ::iii》
|:::i´｀ `‐-‐"^{" ｀ﾘ" （……なんということだ。阿部たちはカイオンの
ヾ;Y Ｕ ,.,li｀~~i 妨害部隊を釣る為の囮、いや、エサにされたのか。
｀i、 ･=-_､, .:/ とすると敵部隊の規模は、私の想定を遥かに
| ヽ '' .:/ 越える……）
ー-- ,,__,,, | ` ‐- ､、ノ
;;;;;;;l;;;;;;;ヽ_￣｀`''‐- ､ , -‐}
- 546 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 22:04:34 ID:l0WkUG.c
-
,.,,,.--;;,.､
,.-':::::::::::::::::::＼
j';;:::::::::::::::::::::::::::::ｽ
l':::::ｒ',l,.,っ:;-;:::;:(ﾞ ､;､
（当たり前だ！ 民間人や、偶然の遭遇だけを l:l'j -' l／,''-ｧ- ｙ lぃ
予測して派遣したんだぞ！ まさか、味方が . ﾞl ′' /j''ﾞl ,l' ,.-､
故意に、敵軍を呼び寄せていたなんて！） ,.......ﾞ, ,''ﾆ__;.l ﾞｙ 〉::::::｀:::::-::､
／::::ヾ ､ ,ィ'ﾞ-- ' ,ﾞ-､ / /::::::::::::::::::::::::｀:::-
／:::::::::::::::,ｨﾞ - ､=,ッ''l:::ﾞ､ｹ入::::::::::::::::::::::::::::::::
ｒ'ｽ::::::::::::::::::／:lﾞ -ｯ=---､:::::ﾞl,;;;;;;;;｀ -､::::::::::::::::::::
,l'::::::::::::::::::::／:::::::ﾞ､,j::::::'.:ヾ.:.:.｀.､:::::｀ :ｙ;;;;;;;｀::-､:::::::
,./::::::::::::::::::／;;;;;;;;;;;;;;;;j::::::'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾞ､::::::::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
/:::::::::::::::／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,l::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;.:- ｲ:::::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
＿＿＿＿＿
／ ＼
/ ／ ＼ ヽ
| ／ヽ | 師団長、どうされました？
| ／￣丶 .| さあ早く、セキレイ攻略の指揮を！
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
- 547 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 22:05:06 ID:l0WkUG.c
-
. 丿,.:.:.:.:.:',:.:r'i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ,
／ ,:.:.:.ｨ ,i' 'i,i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. i
i : :.i: ｀`'‐､:.:.:.:.:.: i'
｀'ﾍ ':i _,.-‐''- _,.Lr‐;.:./
'‐<＞- ､,_r'"ﾟ´~｀iﾟ i' f /:.i
i,_ _,i '‐--‐'゜ /.:丿
あ、ああ。 . ヽ￣ L､ Ｕ i 〈-'´
なんでもない、気にするな。 ヽ. __,,...-‐' / i,‐z,
ヽ - / _,.‐'´｀>､_
ヽ. __,.. - '-‐'_,.､‐'´:::::.:.:ヽ_
┌'｀]'"´~__,,.‐'´::::::::::::::::::::::::::..｀`'''‐‐-
_,,..､-‐'~'‐t-‐彡:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.....:.:
,r'´ ｨ'´ i／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
／: : : : : : : : : : : : :｀ヽ､
／: : : : : : : : : : : : ;.ｲﾉ＼ : ',
i: : : : : : : : : : ;. - '´ ′ │: }
|: : : : : : :/／_＿ l /
|: : : : : : :L -‐{〒ぇ>‐rfデ1 今こそ、セキレイを落とす好機！
ヽ: : ｆ ヽ;| ￣ ト -〈 総員、前進せよ！
＼:! ぃ ′ ./
`!ヽ.、 r_:三ヨ / （すまん、阿部……！）
L:_| ヽ ‐ /
│ ＼ 亅
│ ＿_二二ニヱ‐ ､＿
r弋/ _ -‐ フ´ |￣ ‐- .._ ＿_
,. ‐ '"´ ￣＼=ﾆラ'´ ! ￣ ＼
_ ／ ／ / |／ ＿＿＿_」 / ヽ
／/ /. | ＼ / ',
/ 〈ヽ / | ＞ / i
/ ＼＼ L. _ │＿, -‐ ´ / |
- 548 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 22:05:23 ID:l0WkUG.c
-
偽物の荷電粒子砲設置ポイント
_旦7
. .':::;:, .:. _( 目} ＿_
':;:. :::. . ..:.:λ:: ::'; ::,)､::.:;.:,:;.: く二i二i] //
..':;ヾ::.:ｿ)人ノ从:.ｿ）ノ ）:.: .;,.' _| /─I) /ﾞｰ-､_ // ＿
.::Vィ' (ソﾍ （::.:.:'.,; :. .く二i二i｢}_/ﾞｰ-､_///_／ ＿
',:; .::） て:;;':.ｺ/ ］ n ﾚ / / ////_iﾆEﾆ=-- /|
..:.（ノ （::..==|ヾ_n_n_ｎｎｎｎ_n_n＿nn|==VﾆEﾆﾆi=─ｰ_ｭｮｭｭｭ_ / |
. . .::::） ﾍ ｿﾊ ,ゞ.:.＼_nn_ｎｎｎｎ_nn_／￣￣￣￣￣[ﾛﾛﾛﾛﾛﾆ￣￣|三≡=-､
.:::: .:ｿ ﾉ:.::.:.. :（ （: :.＿＿＿＿＿＿＿＿_⊆⊇..................................ｮ.....|三≡==:|
.::..:（ （::..::..:::.::ﾉ ）:::...＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,(二二(:)_|三≡=-'
￣￣） |￣￣ ￣ア￣ ヽ|
く二三二) ￣
- 549 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 22:05:57 ID:l0WkUG.c
-
. ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ﾄ､:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽＶ: |.: : : | V
＜ : ｣_: : / 〈 {} |/ ﾚ {} }|:./ヽ: : | 撤退だ！ 全員撤退！ セキレイに、無傷の第三機甲……
＜:: |. 小{ _,,.. - U ､-.,_ ﾚ{: :.|ヽ:| いや、七都市連合本軍が押し寄せるぞ！ もし、それを
厶ﾍ ﾊ u ､ {ﾊ/ V 撃退できたとしても、戦火でセキレイの食料プラントが
＼_! し ＿ ' Ｕ ! 灰になったら、もうカイオンの人民に未来はない！
ヽ ／ ｀t ／
___,ｒ| ＼ { / ／
／:/::::| ＼ ヽ ｀_⌒ ィ ´
／::::::/::::::| ＼ ´ ∧＞､
／:::::::::::/::::::::| ＼ / !＼::`ｰ- ､
::::::::::::::/:::::::::∧ /二＼ |::::::ヽ::::::::::::＼
::::::::::::/::::::::::::::∧ヽ /: : : : :}ヽ!::::::::::〉:::::::::::::::
＿＿＿_
／ ,r―ゞ ＼
も、ものの見事に天国と地獄が逆転 ／ !〈-・;);! ＼
しちまった……だが、今は、大隊長の言う通り。 ／ ''Ｕ^'' r―､ ＼
もう阿部も青いＶＧも、構ってる場合じゃねえ！ ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｲ |>;･;):〉 |
ヽェｪｪｪｪｪェ／'ヶ='Ｊ ／
- 550 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 22:06:27 ID:l0WkUG.c
-
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾄ、:::::l
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::! ';:::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::／ヘ|::::::::::::::::::::::::::! ';:::l
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ |:::::／／IIj:|:::::::::::::::::ﾄ::::/ !:!
::::::::::{:/:::::::::/::::::/ !::/ ヽ |;iｊ |::::/ﾚ:::::/ |/ ﾘ
:::::::::::i:::::::::/ |:::/ i/ ヽ7 |:∧ |:/ ′ セキレイの本軍と合流し、敵のセキレイ入りを
:::::::::::::::::::/ |/ し ﾞ ヽｿ 防ぐしかない！ 俺が最後尾を引き受けるから、
:::::::::::::::::∧ Ｕ U ＼ 全員、走れ！ 東の森に入って、そのまま逃げろ！
:::::::∧:::/ ｀ｰ ／
:::::/ ∨ ( ￣ 7 /
／ﾍ u ￣ , '
＼ ＼ ＿ /
＼ ＼ / ｀ ー - ′
＼ ＼__ /
￣＼ ＼
, ﾍ￣￣｀ ､＿
／ ´￣ ￣￣｀ヽヾ｀ ､
／ '´ ＼ヽ}
/ ∨ト､
/ / / ! ヽ、 YV
f / / / ｨ / ﾊ / | ､ | } !)
l〃/｜ 〃 {l | ! '. ! 、ヽ l ! Y{
|{ l ト lL /|!ﾄ､l ヽ{＼ ヽ厶イ l }）
iﾊ∧ﾊNr升≧ｫ|ノ ヽﾍ ,ィ≦圷! ｜ｲ
了解！ （けれど、後藤師団長なら迎撃 ＼从{{ ﾄ辷'i Ｕ ﾄ辷i }}| Y
よりも……いや、大隊長は承知の上で、 l| ∧ ｀ーﾟ ｀ー' ﾊ |
私たちを生き延びさせようとしている。 l| ﾉﾊ """ ' Ｕ""/:!ll /
ならば、それに応えなくては！） 仆 ヽ、 fこ) ／::､| N､
l| l|::::｀ゝ､ _,. ﾍ-､:::! 仆::〉
lﾄ､ j|__//} ￣ ,ノ ' | li／
＿ﾊil|-ｧ' { _ ＜´ |/､':､
／ ／ |/,ｨ-く , ｲ `ー- ､
/ / ／:::L_}::＼ ／ }＼
- 551 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 22:06:55 ID:l0WkUG.c
-
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ﾉ（ ,ﾘ|} |. }
. {. |,.へ⌒ .:ヽ '/ ,ﾍ .}
ﾚ-､{ ゞミ≡=ｧﾉj!}＝夭''´K 奴らが逃げるぞ！ 無防備な背中を撃ちまくれ！
!∩|.} .ﾞﾞ匈ﾞ` ..:::::/.''匈/ f＾| どうあれ、敵の数を減らせるんだ！ それは
ｌ（( ﾞ′｀￣'"〃ﾆf::`￣ |l.| 俺たちの常時任務……いや、気持ちはわかる！
. ヽ.ヽ ^ =' ヾ .ｌﾘ だからその怒りを奴らにぶつけろ、今は！
. }.iｰi 〃∠ニﾆ７゛ ,'
!| ヽ ,i. |''"´"''ｲi, ./
. ／} ＼ .六ニﾆ彳 ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
┏━━━━┓┏┓┓ ┏┓ ┏┓┓ ┏┓ ┏┓┓ ┏┓ ┏┓┓ ┏┓┏┓┏┓
┗━━┓ ┃┃┃┃ ┏┛┗━┓┃┃┃ ┏┛┗━┓┃┃┃ ┏┛┗━┓┃┃┃ ┃┃┃┃┃┃
┏━┛┏┛┗┛┛ ┗┓┏┓┃┗┛┛ ┗┓┏┓┃┗┛┛ ┗┓┏┓┃┗┛┛ ┃┃┃┃┃┃
┏┛┏┃┗┓ ┃┃┃┃ ┃┃┃┃ ┃┃┃┃ ┏┏┓┓ ┗┛┗┛┗┛
┗━┛┗━┛ ┗┛┗┛ ┗┛┗┛ ┗┛┗┛ ┗┗┛┃ ┏┓┏┓┏┓
┗━━┛ ┗┛┗┛┗┛
|
n _＿ /|
|L,r1 1V !
Hj ',［_］,' Vh
l く〔`ー'´〕ノl」 ,． --- ､
| r〈｀""フ:.:.:ﾕ､., イ.:::::::::::::::::.:.ヽ
r─-`ｧﾊ -ｧ'.::〃.:::// ´￣￣｀`ヽ::::.', ､ ﾉヾ
,．-＝=ｭL_∠ﾆ三ノ::;.〃.:::// ￣｀ヽ',::::l ､ ﾉヾ )ヽ ヽﾉ---､....＿_
/.:.:.,．.∠ﾆ二」.:::i.::::/./∧.::// -‐ ─ -､1:::| )ヽ ヽﾉ^) （─‐ﾍ＼ ヽ
.〈.:.:./.:.:,'.:::､ ﾉヾ :,'.:::V/ ｰ- ､1::/ ^) （ '´`Y´⌒ /ｉ──〉、丶、 ヽ
iＮ::::::i.::::)ヽ ヽﾉ|ノ´.:::0;;X^､,． - ─- ､ j〈 , '´`Y´⌒ ､ ￣7|二_/ ｀ヽｌ (__
l ､ ﾉヾ （::::!.:∧,;;ﾑﾑﾉ_,. ｲ `ヽ`ヽ＼ﾚ′ ､ ﾉヾ - ､＿/三三`丶、／ =}-､
| )ヽ ヽﾉ`Y´⌒､ ﾉヾ `ヽ`ヽ y'⌒yV^Y )ヽ ヽﾉ /`ｰ──一'´￣ | ヽ
| ^) （/ ) 〉:::)ヽ ヽﾉ ___'､__'､0/.:::〉Y′ ^) （ / ／/// ／ ヽ::::＼ | j
,.ﾚ''´`Y´⌒ ‐彡 ^) （/ .::::::::/:::/:::::/::lノ '´`Y´⌒ {〔--------- 〉:::: } | l
/ ,〈｀`ｰ--‐'ﾞ, '´`Y´⌒ :::::::/.::/.::::/.::/ !〈￣￣｀〉￣ /:::: / ／一' ｉ.|
. 〈 / ゝ---‐'ﾞ‐イｿ / .:::::ry'ry'.:ry'.::/ /,,,_/￣ 7￣￣`ｰ一' l | .!
＿＿＿
／ ＼
／＼ ／ ＼
おらおらおらおらだお！ oﾟ（○）) （○）)ﾟo ヽ
もう、お前らを撃ち殺す以外、 | ⌒（__人__）⌒ |
今のやる夫には何も考えられねーお！ ＼ |ｉｌ!ｉｌ!ｉｌ| ／
/ |ｪｪｪｪ| ＼
- 552 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 22:07:55 ID:l0WkUG.c
-
,,,,、 ,,,,、 ,,,,,、
,! .,i´:iｰ匸ｌ ,! .,i´:iｰ匸ｌ ┬-、 /｀ ,lﾞ ,,,,、 ,,,,,、
│.l＿ ﾞ‐'ﾟ │.l＿ ﾞ‐'ﾟ″ .|,,,ﾉ .,,,ο | ,i´ ,! .,i´:iｰ匸ｌ ┬-、 /｀ ,lﾞ
,lﾞ /i､｀,! ,lﾞ /i､｀,! _,,-'彡'"｀ .|丿 │.l＿ ﾞ‐'ﾟ″ .|,,,ﾉ .,,,ο | ,i´
/ / ｀" / / ｀" ,―''''ﾞン'"｀ _ﾚﾞ ,lﾞ /i､｀,! _,,-'彡'"｀ .|丿
lﾞ丿 lﾞ丿 ｀'-‐" ,i´丿 / / ｀" ,―''''ﾞン'"｀ _ﾚﾞ
｀｀ ｀｀ ｀"｀ lﾞ丿 ｀'-‐" ,i´丿
｀｀ ｀"｀
;;.ii!;;::,,､"";;,,;;,゛: |i!|il|!ll| .|i|| .|l||
il|!ll| Y ;;／,,"" |liiil|!i!|";"゛ﾉ)|;;.;;;;;::,,､"";;(;;;;;::::゛"" .|l||. ||i|";"゛ﾉ)|;;.;;;;;::,,､"";;(;;;;;::::゛""
.|lii!|ノ ）`~...,,,,,,.....,,, |!!ilill|!l;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;／ ||i|;,゛ |il|;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;／
,!（(／（;;,,ヽ;;;...（_;;::,, |ll!i（!ll| ￣"＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:. ､"";;,,;;,゛|il| |ilｌ ￣"＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:. ､"";;,,,;,゛
il|!ll| Yii! .|!i!|il|ll| |,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,"" .|ilｌ |!i| |,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,""
il|!ll| |!,ii |ill|il|!l） |i|!ll| `（~...,,,,,,.....,,,⌒) .|!i| .|ill| |i|!ll| `（~...,,,,,,.....,,,⌒)
.|lii!| |ill| |!!iill|!li .|il|lil| （;;,,ヽ;;;...（_;;::,, .|ill| |ilｌ| .|il|lil| （;;,,ヽ;;;...（_;;::,,
.|lii!| |ilｌ| （il|!llli!i| ||!li!i| Yii! .|ilｌ| |l|!| .|!lｌi!i| Yii!
il|!ll| |l|!| |!!iill|!ll| ||liii!| |!,ii |l|!| |l|!| |!lｌi!i| |!,ii
|!!iil|,,,,.., ,vv|Mvv(/"从ll|ﾉ( |il|!ll| |ill| vv|Mv vv|Mv , , |!lｌi!i|..,,..,. , . ,,,,,.|ill| v
!ｿ;ﾊj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw,
＿＿＿_
／ ＼
. ／ （ー） （ー）＼ ふう、何とか一息つけたな。連中だって
ｌ^l^lｎ （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ）＼ 傷だらけだし、今の俺たちを深追いする理由は無い。
ヽ L ＼ェｪｪｪェ／u | 何とか逃げ切れそうだ。……その後が不安だが。
ゝ ﾉ ／
／ / ＼
／ / ＼
. / / -一'''''''ー-､.
人＿＿ﾉ (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
- 553 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 22:08:56 ID:l0WkUG.c
-
＿＿
／￣￣ ヽ､ _ -── - ､ _ ＿
／ ＞''´ r─ - ､ ＞-､ ヽ_
' _,, イ ￣｀ '´ ヽ-── V｀i
／ -= ヽ ＼ーイヽ ト､
r''´彡-' ＝' ヽ ＼ ヽ ノハ >
/／ ／ イ ィ i ､ ヾ.ﾍ V'´/ .V､
// / /／.ァ/ / ﾊ ﾄ .ヾ ハ V / Y ヽ
iハ /_ /彡イ./i ﾊ i ﾍ .|､ ヽ ＼ i .V 彡iイ
r−'ヽ V:/i ﾉ ハ i.l ヽハ､ ＞- -､| ヒ/ トi
/ ｺ 人 k ヽ ｨ|−|-､ﾊ. V'´ _ =-≧､j i .iヽ / /
今はただ、生き延びることを ./ i_ﾉ ヽソﾍ/,ｨニﾆ,i ヽ ィiて冫ｱ .l .レ イ
考えましょう。セキレイについては、 | ) ／ il､´ﾊ心ﾋ 廴ノ .| ﾚ_ノ
最悪の事態だけは回避されるはずです。 ∧ ,-､ i / ﾊヾ 'ー' ､､､ | |＼
後藤師団長ならば。 ト＜ /-､ ／ | .ﾄ ﾉ | i ∧:::::＼
i::::::::::ヽK>イi i | ＼ _ ＿ ﾉ l ./i:::ヾ:::::::ヽ
ト:::;;;;;:::::::::イ .l l | ＞ ､ ／ | .| ∧:人ヽ::::::}
＜……俺もそう思う。 ﾉ::::::::::=-:::/i ハ Ai￣￣ ヽ ＞ _／_＿.l .i/ ハ::::トーイ
＜つまり……その…… ./::::::::::::::::::/ ｒ-''｀V ヽ::::::::ヽヾ:::'-├,￣─-┤ /i il ヽ:::＼
{::::::::::::::::::/:i::::::ヾ ＼::::::::::::::::￣￣ﾉ/| |:::::::::::| ｲ::::| |入 ＼:::ヽ
:::::::::::::::::::i |::::::::::::::::::＞:::::::::::::::/::::::: //::::::::::::i/::::::::＼＼:::=-
/ｲﾊ /.: /:::: l l .ﾊ l l l ﾄ､ﾊ
. { l Vi:: l:::: / / / / l .| ﾄ､ | | | ﾊ ',
/ |. |:: .l:: ./ / /i ./ | | |k. | | | j i l
ヾ小ﾐ､| .|〃./i ./ .l/ .| .ﾊ .| } | i ｲ八;
iﾍミ| |ィ示≧=-,; .lｨ彳＝､ｲ / /l,' ﾘ
＞il | ll {:::} i Y il{:::} ! / l/,/|/ /
ヾil| | ゞー ソ ゞ┴'´ ./ .| とにかく、生き残った皆をまとめて……あっ？
. |:::::i: | u /:: | 大隊長は？ 最後尾で敵を防いでいた大隊長は？
. |:::::l. | i} ｲ::::. |
/::| :::l, |>､ ( ｧ ／ |!::;;i |
. /:::∧..:! ,| |＼ < |::: l | （…………まさか！）
/:::/ i .| _| ＞ _ ／|:::::> |::. ! ﾘ
ヾ.' ∧ |＼ |.K | ｲi
/∧> .| ＼ ／ ＼ _| ﾊ/
'｀ ー── ''´ヽ .', .| ＼ ／ lｲー─ ''´｀＼
【つづく】
- 554 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 22:09:11 ID:l0WkUG.c
-
○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★
次回予告
!:!::::::!:::l::::::! l::::::::li::::::::l !:::::l l:::::l l_;;-''" ｀.､ l:::!:: l i ヽ:.:.:.＼:.
ヾ!::::li::::!:::::! ヽ:::::!l:::::::l !::::;! l::::;!"/ !｡ヽ_! ,! l/i::: i ! ､ ,!､;,;;,;,:
ヽ:lヽ::!¨''l-_ヽ,,l_ヽ:::! l:::/ ﾚ' ヽ __,ノ ／!:l::: ! ! //`<¨¨ヽ;
` !`､::f¨ l ヽヽ!ﾚ' と二つ/ !:l::: ! !,/ |:.:.:`!;.:.:.:
!::::ヽ ヽ `’,! ／／／／ l:::!:: .: .:! !,! L_:.:.;,:.:.:.;
……っ！ !::i:::::ヽ と二つ !::l:: .:: ::! l ,r-,,_'';二''
!: l::::::::丶 / / ,! !::!:: .:::.:::! ﾚ:.;,;.:.:,;.:.:.;,;
!: l:::::::::::::iヽ ___,,,, -一 l:::!:: :::::::! l;.:,;,;,:.:,;.:.:,;,;/
_,,-'l: ! :::::::::::!`´`ヽ､ , ｲ::!: .:::::/! !,;,;,;.;,;,:.;,;,;,;,
,i ;;; l / ﾉ ~l;'~ l ;;;;;;;;;; i
i ;;;; i _＿, ...、 ! ,.- ., _＿_ .v ;;;;;;;; l
!, ;; i'-,- '''ヾヽ ~`r' ー=-~` i r- ､i
ヽ､i 'rーu-,i l t'~"uー,. l,lr' ll その総帥から、ここの防衛責任者に
i, i ヽ､_,／,i ヽ, -'" ﾘ j i 任ぜられたのが俺だよ。安心しな、総帥から
i l :::. ..:::: ,/ 何か言われても、全責任は俺がとる。
l i_ ヽ ..:::::: r'"-.,_
i ..,_＿ ＿ _、 ::::::::: i ヾ＼~"ヽ
,._,-'"-' ~`二 '" :::::: ,y ,i ヽ,
~_.ヽ '' ..::: ,-'" i /i
/＼ , ─＝､─-=ﾆL｣_
/ ＼ ／二ﾆ=‐-=ﾆ、＼
/ / ,ムｲ／ .}、 ヽ. ヽ ｧ
_ ｆ}Y ./ / / ﾉ,ﾄ､ ,ｨ ,ハ. ∨ﾄ
!`/ /-ｒ-ｒ-､/ ∧ ;' ,ノｌﾉj,ｨ込ｧ｀! ,), V
Υ〈 〈 〈. Y ) __ | ! ｉ,ｧ示. ﾉ'ﾉ ゞr'ﾘ ﾘ ! |
＼ 》 :|| ＼ |!､ﾄ､ﾄ弋ﾘ ､ l ,ﾉ※
`ｰ─(,ﾑｲ' ＼ ,. -'‐ ＼＼ ｱ｀ヽ _ﾑｲi !
でも、もう大丈夫！ エヴァは絶対に ＼ ｀ 7マ'７ | ヽ.≧ ゝ._ﾉ ,: ｨ´|.※ |
やらない夫ではないという確固たる証拠が、 ｀ , i ,ハ} |.※ | ＞ｘ､. イ ! i|. !
この街に来て手に入ったんですぅ！ ｀7ぇｘl/ , ! i 《 ,≫vﾍ.)､i), !
/ / |＿ ｉ.※ i. 《|{,／/iﾍ.∨), ∨
○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★
- 555 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 22:09:52 ID:l0WkUG.c
-
以上です！ ご覧頂き、ありがとうございましたっ！
: : : : : : : : : ,j､ _,,,. -‐―‐-ﾍ : : |＼ゝ┼‐＼ : : : : : : : /
: : : : : : : : ﾍｊ"´ゝ＿ ＼;| ＼j __ ,＼: : : : :/
: : : : : : : : : 八／´⌒｀ヽ. /'⌒く_ノ ｝: :／j というわけで、作戦は成功しました。
: : : : : : : 乂〃 γヾ､ γヽ }ｰ/ ﾌ;／ 偽物情報を流して掴ませてカイオンの情報部を
: : : 三彡┼{{ , ,,,,,}.} {{ ,,, } }イイ´ 油断させなければ、本物一つだけだったら、
: : :/⌒ヽ!:.l ﾍ ,{_) ｨﾀﾉ i_)ｨﾀ ﾉ∧:l これと同じ展開で本物を壊されてたぞ、とか。
: : { |: l と＿ ゝﾆ,つ,///////,ゝﾆ,,つ{ }l
: : ﾍ ゝ.._l: :l ｀￣´ 〉 V: ゝ. いや本物一つでそれを全力で隠蔽してれば、
: : : ゝ._ ｌ : l }i : : :｀ヽ. カイオンにバレることはなく、運搬して発射して
: : : : : : :!: : ﾄ ⊂つ 八 : : : : : ＼ 何事もなく簡単に終わってたかもしれない、とか。
: : : : : : :|: : :!: :> . ／: : }: : : : : : : :ヽ.
: : : : : : :|: : :|: :| ＞ ．. ／ : : : / : : : : : : : : : ＼
＿＿＿＿＿＿__.| |_＿＿＿＿＿＿＿__ ./ /
: : : : : : : : : : : :.:.:.:| |__: :_＿__: : : : : : : : : : : : : ..､ / /
.: : : : : : : : : : : :／ ./´.:._＿__.:.:.:.:'.:.:...，: : : : : : : ＼ / /
: :＿: : : : : : : :/ /／´ ｀ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:'.:...，: : : : :∨ ./
ゞ:;:;:｀ｉ: : : : : :.i ,'/ }.:.:.: .:.:.:.:.:..:.:.'::..，: : ∨
'.,:;:;:i: : : : :/.i ,' { ／.:.:.: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ヽ: :.i´￣￣
i:;:;｀Y´ /: ゝ__.i_ ゝ.＿.,,．...:".:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:i
|;:;:;/ //:.:/´ヽi, 'ヽ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i いくらでも、いろんなことが言えますが、
|;:;:;i :i |: :{..γ./ ､! .i.:.:._＿.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.γ´i 終わってしまったことは終わってしまったこと。
|;:;:;i: : |: :ゝ､,ｲ . ゞ､."´ ＼｀ヽ､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ / 死者は決して蘇らず……
|;:;:;i: : |: : :./.:|. .ﾞゞ､.__∧ j;._ゝ､_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ /
|;:;:;.',: :ゝ､ |.: :', ﾞヾ゛ ￣ . /´⌒丶._.:.:.:.:.:.:.:.:./.／ _.． いや、まだ終わってはいません。
|;:;:;:;.'， : : ﾄ､:.:i ./´ﾞゞ.__,∠,,}｀ヽ:.:.:／" _..．'' " 荷電粒子砲作戦は終わりましたが、
..',:;:;:;:;:;:'，: :! }:∧ ┘ ., イノ彡_∠．'' "´ まだ彼らの戦いは継続中です。
ゝ:;:;:;ノ; ノ;:;:;:;:;:;.､ 丶=.' ,,, "/_:人,ゝ
_ ＞ー‐ ､:;:;:;:;:;:;:>､ __＿ . -‐."´￣´
"´ ｀ﾞ .，｀ ＜.___
ｰ-- ヽ .＼｀j
- 556 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 22:10:21 ID:l0WkUG.c
-
「 ./｀
|,r＝＝‐､/
∧Ｏ_＿＿})
{ゝソv´ｿ）ﾊ この作戦が終わった後、戦争終結に向かいますが、
__ﾉ_.||.ﾟ ロﾟﾉ||＿ その前にまた一波乱。そしてやらない夫個人にも、
ゝｰ!,l､_∨_）{つ′ 特大波乱があります。第四章もどうか、お付き合い下さい。
./. (ﾝ＿＿_>ゝ､
└‐‐ |‐| |‐|ｰ'"´
i,､.ゝ､ゝ
次回、第三章 第６話は、３月３０日２１時３０分投下予定です。お楽しみに！
- 557 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/20(日) 22:11:26 ID:l0WkUG.c
- すみません、>>552訂正です。
,,,,、 ,,,,、 ,,,,,、
,! .,i´:iｰ匸ｌ ,! .,i´:iｰ匸ｌ ┬-、 /｀ ,lﾞ ,,,,、 ,,,,,、
│.l＿ ﾞ‐'ﾟ │.l＿ ﾞ‐'ﾟ″ .|,,,ﾉ .,,,ο | ,i´ ,! .,i´:iｰ匸ｌ ┬-、 /｀ ,lﾞ
,lﾞ /i､｀,! ,lﾞ /i､｀,! _,,-'彡'"｀ .|丿 │.l＿ ﾞ‐'ﾟ″ .|,,,ﾉ .,,,ο | ,i´
/ / ｀" / / ｀" ,―''''ﾞン'"｀ _ﾚﾞ ,lﾞ /i､｀,! _,,-'彡'"｀ .|丿
lﾞ丿 lﾞ丿 ｀'-‐" ,i´丿 / / ｀" ,―''''ﾞン'"｀ _ﾚﾞ
｀｀ ｀｀ ｀"｀ lﾞ丿 ｀'-‐" ,i´丿
｀｀ ｀"｀
;;.ii!;;::,,､"";;,,;;,゛: |i!|il|!ll| .|i|| .|l||
il|!ll| Y ;;／,,"" |liiil|!i!|";"゛ﾉ)|;;.;;;;;::,,､"";;(;;;;;::::゛"" .|l||. ||i|";"゛ﾉ)|;;.;;;;;::,,､"";;(;;;;;::::゛""
.|lii!|ノ ）`~...,,,,,,.....,,, |!!ilill|!l;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;／ ||i|;,゛ |il|;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;／
,!（(／（;;,,ヽ;;;...（_;;::,, |ll!i（!ll| ￣"＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:. ､"";;,,;;,゛|il| |ilｌ ￣"＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:. ､"";;,,,;,゛
il|!ll| Yii! .|!i!|il|ll| |,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,"" .|ilｌ |!i| |,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,""
il|!ll| |!,ii |ill|il|!l） |i|!ll| `（~...,,,,,,.....,,,⌒) .|!i| .|ill| |i|!ll| `（~...,,,,,,.....,,,⌒)
.|lii!| |ill| |!!iill|!li .|il|lil| （;;,,ヽ;;;...（_;;::,, .|ill| |ilｌ| .|il|lil| （;;,,ヽ;;;...（_;;::,,
.|lii!| |ilｌ| （il|!llli!i| ||!li!i| Yii! .|ilｌ| |l|!| .|!lｌi!i| Yii!
il|!ll| |l|!| |!!iill|!ll| ||liii!| |!,ii |l|!| |l|!| |!lｌi!i| |!,ii
|!!iil|,,,,.., ,vv|Mvv(/"从ll|ﾉ( |il|!ll| |ill| vv|Mv vv|Mv , , |!lｌi!i|..,,..,. , . ,,,,,.|ill| v
!ｿ;ﾊj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw,
＿＿＿_
／ ＼
. ／ （ー） （ー）＼ ふう、何とか一息つけたな。連中だって
ｌ^l^lｎ （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ）＼ 傷だらけだし、今の俺たちを深追いする理由は無い。
ヽ L ＼ェｪｪｪェ／u | どうにか逃げ切れそうだ。……その後が不安だが。
ゝ ﾉ ／
／ / ＼
／ / ＼
. / / -一'''''''ー-､.
人＿＿ﾉ (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
- 558 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/20(日) 22:12:12 ID:xM7Qzf6A
- 乙でした！
できない夫が輝いてたよ。
辛いけど、囮は有効に働いたって事なんだろうね。
- 559 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/20(日) 22:15:32 ID:TCgeLrQ2
- 乙
やるせないけど
これ以上ないほどの作戦成功なんだろうな
願わくば、阿部部隊の働きが正当に評価されますように
- 560 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/20(日) 22:39:57 ID:bCqwsB0k
- 乙
敵を欺くならって言葉はあるけど
士気に響くし、誉められたもんじゃない
- 561 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/20(日) 22:50:51 ID:5ofumT/I
- 乙
さて、誠はどうなったのやら…
- 562 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/21(月) 00:12:36 ID:voVKTYso
- 乙でした。
やる夫、できない夫のことでキレまくってるけど、大丈夫かな？ もう軍部のこと信用しそうもないが･･･
- 563 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/21(月) 00:31:39 ID:/T0n3/ZU
- 乙でした
指揮官の仕事が「効率よく味方を殺すこと」と考えれば一見正しそうだが…
犠牲にされた側はそれじゃ治まらんわなぁ
- 564 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/21(月) 00:44:36 ID:2ZRtHd7o
- 乙〜
実際に、味方に欺かれるって、こんなもんだよなぁ
- 565 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/21(月) 02:22:35 ID:5rvFoOBo
- 乙です
これが戦争か・・・
- 566 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/21(月) 11:07:12 ID:f4NanSdE
- 乙でした。なんということだ。偽物だったのね……。
敵も味方も容赦なく退場していくなあ。できない夫に合掌。
- 567 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/21(月) 11:38:30 ID:SNBGpOgE
- 精巧な偽者作るくらいなら本物2つ作ればよかったのに…
- 568 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/21(月) 17:32:52 ID:kxddQnXc
- 乙でした
上から見たら作戦成功なんだろうなぁ…
- 569 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/21(月) 18:19:17 ID:lDF7cJ5M
- 乙
作戦が成功しても失敗してもどちらかの側の王手になるなと思ってたら
この作戦自体が釣りだったとは…
- 570 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/22(火) 12:10:53 ID:A0VmsO8o
- これ以上の作戦成功はないだろうなぁ
精鋭部隊を囮として使い、（おそらくは）わざとその情報を掴ませることで、偽物の荷電粒子砲を本物だと信じ込ませ、
実際の本物の輸送を完璧に隠蔽し、完全に不意を打って撃ち込むことができたんだから
誰が考えたのか知らんけどたいしたもんだ
>>560
もしかしたら始めから全滅前提かも知れない囮部隊の士気なんて、問題にもならないでしょ
- 571 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/22(火) 19:41:42 ID:vSrBBUCQ
- >>570
全軍が、明日は我が身と思うんじゃないかな？
- 572 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/23(水) 14:33:52 ID:SBZC/mGg
-
_＿__
,. : ´: : : : : :｀＞ ．._＿＿__
/: : : : : : : : : : : : : : : : : :.＜
. γ'⌒ ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:｀ヽ.
/ : : : : : : ヽ ,z≦ﾐi: : : : : : : : : : : : :.:.:'，
/.: : : : : : : : : ,ゝ. l: : l: : : : : : : : : : : :.:',
, : : : : : : : : : : }｀）ヽ l: : l: : : :ヽ: ヽ:ヽ : :.:.}
,.:.: : : : : : : : :.:/ ヽ: ヽ: ヽ: ヽ:}: :}: :.:./
/.:.: : : : : : : :.:/ 丿 ､＼:＼:.;};/.:,. ' >>558 >>566 >>568
. /: : : : : : : :.:_,ｨ ,彡＝≦", ≧ﾐ､/ノ／ 囮になること自体はムダではないけど、できない夫の
/.: : : : : :.:,'⌒|:|ｰ{ .心ヽ ,仍 }/´ 死は作戦成功に貢献してない、死んでも死ななくても
. /:.: : : : : :.:八 ｌ:ｌ ゝ 弋ソ ﾏﾉ /丿 結果は全く同じ、という点がキツいです。
/: : : : : : : /: :｀ｰl.:! ´￣｀ ゝ {´
. / : : : : : : :/ : : : : l: i ,､ 八 >>559 >>560 >>563
/: :/ : : : : / : : : : : l: :i ゝ. .／|: : } こんな捨て駒作戦をやらされる恐れがあるぞ、と
／:／ : : : : /: : : : : : :.}丿. ｀≧ｰ= ´: : ゝ;/ なったら他の兵たちの士気に関わるので、表沙汰には
∠:／ : : : : : /: : : :≠"¨´ ｀ヽ. .{: : : : : : :.ｉｰ- ､ できませんね。今回のところは。そう、今回は。
. / : : : : : : : {: :∠´. ＼― ､ ,ゝ､: : : :.∧ .∧
. /: : : : : : : : : :/ ⌒｀ヽ. ヽ. .i: : : :i: :.}ｲ } >>561
. /: : : ,ｲ : : : : :i ヽ. ＼ !: : : l :/i} i とりあえず予告のセイバーの表情から察していてください。
- 573 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/23(水) 14:34:35 ID:SBZC/mGg
- _＿__
,. : ' ´: : : :.:｀ヽ.
／: : : : : : : : : : : : ゝ
／: : : : : : : : : : : : : : : : :｀ヽ.
/: : : :.:.:.＼＼: : : : : : : : : : : : :ゝ.
{: :ゞ_＼｀,xヾ 「」ゞ: : : : : : : : : : : : ｀ヽ.
ゞ ∧ /ｨﾏｧ"i:i).）: : : : : : : : : : : : : : :∨ >>562
` ｀ヽ ´ l l´ゝ.__: : : : : : :｀ヽヽ: : : ', 一応、上官として阿部さんもいますから。
く , .l l ｀ ヽヾ: : : : }: }: : : :}
/｀､.__l l,へ_≠~￣｀ヾ: :ノ丿.: :丿 >>564 >>565
/: : : :.／´￣} ヽ.: : ,／ ですね。こういうこともして、敵に速やかに大打撃を
{: : : :/.:.:.:.:.:./ .} ∨ 与えれば、それだけ早く戦争を終えることができる
ヽ: :.j.:.:.:.:,ノ .,. ｉ . ', というのも道理。辛いとこです。
∨￣´ /:.
／´￣`,' ../:.: ， >>567
/ ./ .〈:.___, i ＶＧやプラントと同じく、希少な発掘品なので、
,' / ./ ヾ:ヽ: i 造ることはできません。
}｀∨ .>′ / ヾヽ.／ ヽ.
{ ∨ ／（ / {y" ‘， >>569
{.:.:ゞ.／ :.:.:.:ゝ=< /〃三≧ ．_ ∨ そしてカイオン側が大ピンチ。そこからが
>／:.:.:.:.:.:／´ ＼ _／ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ミ≧ ．_＿} 第四章のラストバトルに繋がります。
／ :.:.:.:.:／j >'{; :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}
／ゞ ｰ／ .:/ .．" '， :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: /
∨/／ :.:. / .．" ＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
| { :.: ／{"´ .ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_.∠_＿_
`|:. / :.: i >ｰ-≦三三三三三}｝
/./
／´￣￣￣￣￣|｀ヽ /./
{ (⌒)| ∨/
ゞｖ――――v‐┴‐-､/ヽ >>570
〃 {_{ノ ｀ヽゞﾐi │ i| 作戦立案者は、大成功で笑いが止まらんところでしょうな。
ﾚ!小ｌ● ● {ﾆ}、.i|
ヽ|l⊃ ､_,､_, ⊂⊃| |ﾉ i| >>571
/⌒ヽ__|ﾍ ゝ._） j /⌒i.i| ですね。誰しもが、自軍の勝利の為なら喜んで
＼_/.ヽ| l＞,､ __, イァ/ヽ_/.!| 捨て駒に、とは考えないものです。まして
＼ | | .∧ミ三彡{ﾍ､__∧!| 「ニセモノ囮部隊」では死後の名誉も期待できませんし。
∧.| | {::::/´ヽ::::/ ／ ヽ|
- 574 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/23(水) 22:53:13 ID:WvX6AjdY
- 確実に勝つためなら手段は選んでられんからな
大部隊を囮に使った陽動も歴史上にはあるだろうし
- 575 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/23(水) 23:03:00 ID:SBZC/mGg
-
〃
| |
,. :―――| |
∧ ／: : : : : : :.:.:| |｀ヽ.
＼＼_./: : : : : : : : : :{ |:.:.:j_}
. ＼/.: : : : : : : : : : 〉┼f´ _ >>574
/ : : : : : : : : : : : iゝ{ ゝ ／ j ですね。
_＿__ ./: : : : : : : : : : : : : i: :ﾚ′／j__／. ./ ざっくり言ってしまえば、原作はラノベですから、
. ＼ ｀ヽ/: : : : : : : : : : : : : : ∨" ´ ≠i / 世界観も人々の意識も、現実の戦時中軍隊よりは
ヽ ./: : : : : : : : : : : : : : : :.| ／;:;/ / 遥かに道徳水準が高いのもやむなしというか当然で。
∨: : : : : : : : : : : : : : : :.:.|_＿／｀ヽ.／
. / : : : : : : : : : : : : : : : : : | :;:; | ゝ.:__〉 三国志でも、正史→演義→三国志題材漫画と
,,/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : | :;:; |. ヽ. なる過程で、「古代中国では美談だが現代日本人に
／/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.|;:;:;:;| .＼ ＼ とっては眉をひそめる」部分が消されたり改正されたり。
. y′: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.i ;:; | > 〉
. / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : i;:;:;:i ／ゝ.__.／ ま、こういった議論は荒れの元にもなりそうですし、
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:i:;:;:;i´.:.:.:．＜ この辺りで幕引きしていただければ幸いです。
. / : : / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : i;:;:;:i＜
{: : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.ｉ;:;:i
. i: : |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,ｲ/:;:;i
i: :.|:.:| : : : : : : : : : : : : : : :.:,ｲ: : /.j/:;:;;:;i
∧:.ﾄ､!: : : : : : : : : : : : : ,ｲ/ j: :/ ノ:;:;:;:;:;:i
/;:;::ゞ: ヽ: : : : : : : : :.:.:／./:;:;/ /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;i
. /:;:;:;:;:;:;:;:;: ＼: : : : :.:.／／:;:;:;//:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;＼: :／:;:;:;:;:;:;:;〃:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i
. /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:｀´:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;i
- 576 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/24(木) 12:22:25 ID:coaX.9Jc
- ＞「ニセモノ囮部隊」では死後の名誉も期待できませんし。
んにゃ、名誉は期待できるでしょ。裏切り者として死んだ訳じゃないんだから
囮部隊の一員として死のうが、本命部隊の一員として死のうが、作戦において与えられた役割を立派に果たしたことには変わりない
そこで囮部隊の戦死者だけ不名誉扱いじゃ、それこそ士気に関わるよ
- 577 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/24(木) 19:34:37 ID:Mh5.IMHo
- >>576
程度の問題じゃないか？
仮にこれが本命だったら「戦争を勝利に導いた英雄たち」って扱いで、
囮だと「名誉の戦死で2階級特進」どまりとか。
- 578 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/24(木) 19:40:15 ID:BDy2bHbE
- ま、その辺にしとこうでないかい。
- 579 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/28(月) 18:25:14 ID:Aenox5Dc
- 30日まで待つ
ただ、それだけのことが、堪えがたく忍びがたいのです
- 580 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:03:40 ID:mVfxk8eg
-
,.-‐―‐-､ｒ―‐ ､
f´ : : : : : : : ｀ヽ:::::/
Ｙ´: : :V｀ヽ: : : : : : :∨7
j: : : : :}⌒| ﾄ＼,.-､} }_′ >>579
} : : : ﾒ≠ミ ≠ｧノノ ありがとうございます！
_,ノ:.(⌒{ ＿' Ｙゝ._ 光栄の行ったりきたりです！
Ｙ´: : : : ｀ ○､ ゝ_',f'⌒V⌒ヽ._
ゝ: : : : : : : : : :i＞（ ヽ. i / 〉 今宵は第三章の最終話。お楽しみ頂ければ嬉しいです。
）: : : :,. -―（⌒ヽ ', i / ,.'
／: : : :/ γ¨ヽ. '， ',_i/.／
.〃 : : : :/ ,. ->､＿＼ 〉11{
{ : : : : / /ゝ/::::::::::::｀:≧｛_ ゝ
ゞ: : :/¨｀V; : : :＼｀￣´:::::::::: ﾄ､ ヽ.
` { ´｀ヽ｀V´¨｀ヽ:::::::::::::::::ﾄ､} !
＼ ∨ ｀ヽ._＿彡ゝｰ ′
__>､ ヽ‐- ､ 〉 ､
／||ﾚ'¨ _ ｝:::::::` ー＝ニ＝彡＼＼
／ ゝ｀ ｰ一´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ヽ
,. ' /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼＼
/ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ヽ
- 581 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:04:57 ID:mVfxk8eg
-
┌─────────┐
│ ／￣￣＼ │
│ ／ _ノ ヽ､_ ＼ │
│. | （ ●）（● ） | │ そういや前回、
│. | （__人__） │ │ 主人公たる俺の出番が激少だったが。
│ | ｀⌒ ´ | │
│. | | │
│. ヽ / │
│ ヽ / │
│ > < │
│ | | │
│ | | │
└─────────┘
_＿＿＿＿_
（⊂二二二⊃）
￣￣￣￣
／￣￣＼
「 へ ＼
>>1がオリジナル部分、要するに （● ）（● ） |
俺部分にリキ入れたからな。 | | |
| ___｀___ |
| `ー '´ |
r'ﾆ二ヽ_ |
. ﾉ´─‐､)' ,ﾊ /
|. ご,¨ｌﾉｰ' / ＼
| ‘ｰｧ′／ |
- ―― - ､
, ´／￣￣｀ ー-ゝ
／ ／／::::/:::.::::ﾊ:ヽ::.＼
´ーｲ /..::::ｙ/::::／ ｵ/:.::ｉ.:.:ﾍ
|.:| |.::::ｉ::! ノ ｀ヽ}::}ハ
|.:| |.:.::ﾘ ● ●ｨ::l:ﾘ これからはエヴァの出番が増えると共に、
|:}* { :ﾘ⊂⊃ ､_,､_, ⊂i }ﾉ エヴァがかなり悲惨なことになると
|:| ｉ⌒ヽ j （_.ノ ﾉｉ|__／⌒) >>1が言ってたです。不安ですぅ。
l:{. ヽ ヽx＞､ __, イ *i ヽ／
|:| ∧__,ﾍ} {＞＜} l} {__.イ
|:i* ヾ_:::ッｌi i介i i|:{ * }::У
予定通り、２１時３０分より投下開始です。
- 582 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:30:23 ID:mVfxk8eg
- では、投下開始します。
- 583 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:31:27 ID:mVfxk8eg
-
┌───────────────────┐
│ ＿＿＿＿＿＿_ │
│ ／ ＼ .│
│ __／ ＼ │ やる夫が言った通り、ここで俺たちが
│ ／. 、 | ......│ 戦う必要は全くなかったんだ……俺と翠星石が
│ |. ,(⌒(●)ヽ | ......│ 先に殺した２０人も。あいつらも、きっと一人一人が、
│ l ｌヽ )＞ lllllll ／ .│ やる夫やできない夫小隊長のように……
│ / ヽ＼ `(__,(●) / ／ .│
│ | ＼ ￣￣￣￣￣￣ ＼ .│
│ | |ヽ、二⌒)､ ＼ ..│
└───────────────────┘
ヽ､ ,-､
ヽヽ,-―､__.／ |/⌒ヽ_―
ヽヽ ∠-_ |⌒ｌ )｡=､
《､ヽ＼/ ｀()／ |／｡
｀､ー＼) ⊿／ ヾ |―-┘
殺さなければ、殺される。だから殺すしかない。 | ＼ 'ｖ,ーﾆ∋∠／ 〕
……戦争！ お前は何なんだ！ お前のせいで、 ート､ 〕 H┴´Ｊ＼ｌ ﾉ 〈
連合でもカイオンでも、どれほど ー>､> |~>' ＼_ リ | ∩
膨大な数の悲劇が生まれたんだ！ |｀ｌ/＾ヽ'- ~￣＿｀┘」｡｡＼
- 584 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:32:16 ID:mVfxk8eg
-
＿_
,.-''";;;;;;;;;;｀`'ヽ､
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
/;;;;､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､
,!;;;!ﾞ`''〜^〜ｧrr-'ﾞ`'´''ﾗﾍ;;;!
|;;;| ﾉﾘ ﾐ;;;|
_ゞ;! ｰ- .,,_ ,,..-‐'''' ﾐ;ﾘ
.!ﾍl;|. ぐ世!ﾞ｀ ,´ｨ'"世ﾝ ｢ヽ やる夫も、皆も、くれぐれも深追いはするなよ。
!(,ﾍ! ￣'" |:::.` ￣ ,ﾄﾞﾘ どうせセキレイは落ちる、あいつらがどんなに
ヽﾞ､! !; ,ﾚｿ 急いだって間に合いやしない。俺たちは勝つんだ。
`| ^'='^ ﾑ'′ ただ、後々の為に敵戦力を削り……ん？
.ﾄ､. -‐‐ ‐‐- /|
i| ＼ === ,ｲ.:|
,ｲi| ﾞ､＼ ; ／ﾘ.:;ﾄ､
.`ｰ─''ﾞ
ﾌﾊ ﾐ::::::::::::::::::::::::::::::
l __,,. -─¬,〈::::::::::::::::::::::::::::::
〉ﾞﾞ`'''Tjフ￣ ヽ::::::,ｨ ,､ヽ:::::::
エヴァ？ / ,.‐'" }:::/ /ヽ ﾊ:::::::
おい、何をボーッとしてる！ /.. U "´ ２ﾉ/ l:::::
逃げろ！ 早く！ ヽ.ﾆ,｀ __／ :l::::
'ｰr_‐; .ｨ l:::
〈.. /:{ ヽ
- 585 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:33:01 ID:mVfxk8eg
-
＿ --‐‐￣i | | | . ! | . ! |
| ,. ﾊ＿| Ｌ.-┘＿,,| └ヵ . ＿ ＿,,| └ヵ . ＿
＼ .＼ ヽ. ..ｌ. ..ｌ レ-‐''"/ < i-‐¨ ,. ┌┘┌┘└‐┐ i-‐¨ ,. ┌┘┌┘└‐┐
ﾞ'-､ .＼ ! / ∧ ゝ. └'二ﾌ /l. | ﾌﾉ|. |￣ └'二ﾌ /l. | ﾌﾉ|. |￣
｀'-、 ＼. /＼ ∠ - ' ｀´ ﾚ' L_」 ´ L.ｌ ﾚ' L_」 ´ L.ｌ
｀'‐､、 ﾞ'-､ ＼ | ﾍ || .,r- ､ || / .／ ,, '" _..-''
.｀''-..、 ｀'-、 .＼ | | ＿_||/ .| |ヽ||＿__ ,,, ／ . ／ _..-'″
.｀''-､、 ｀'-､ | |＿＿_ | |/ 《 》_.|| |_,, r ''/' ﾍ . ／ .,..-'"
- ..,_ ﾞﾞ'-､、 .｀'-､ | |＼ .| | |``=ﾍ'==/| .|ﾍ / 》 _／゛ ._..-'″
.｀'''ｰ ,,_ ｀''-..、 | | ＼.| | ﾍﾍ､'=`// | ﾍ ,,, r ' ._..-'" _,,
｀''ｰ ,, ｀'-､、 | .|＝＝=| |￣￣ `^ ' ￣￣| ﾍ／ `丶､ . _,,.. -''''"゛
｀''ｰ ,,. | | `> / |__ _ ._|`ゝ| ｀ 丶, r==､|､ ._,, -''''"
‘''''―- ..,,,,_, .i---| |＿ ／ | .| ｀ゝ､/ ﾍ, r ' | .| | |｀ｰ'-'`i ''''"゛ _,,
｀ﾞﾞ"''―- ....,,,_ ｀ >-､__---'`, / |ｰ､_ | /__ , r ' .` ､ .| |ミ|.彡| . __,,,.... --ｰ'''''''ﾞﾞ￣゛
./ ` ', '`,￣ / |`ｰ,-` | ./､--ｰ` ｀ｰ' .`ヽ-ｰ' ﾞﾞ´
＿_＿＿＿＿＿＿＿＿ ﾍ___,-' ￣ | i'ｰ--,' ` `=`i |ﾍ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
/ｰ--`-.'-----'|.|
＿,,,,.... -―''''''' ,.. ． . 、 .|￣￣￣||￣￣ |.| _ ｀ﾞﾞ''''― ..,,,_
..... --ｰ¬''^ﾞ￣ _,,.. -‐''"゛ ._.. ‐'" | `----'||`----' '| ,｀ﾞ'ｰ ..、 ｀ﾞﾞ''''― ..,,_,
_,,, ｰ'''"゛ ,.. ‐'" |__|-.|___.||___|--|__| -,,ﾞ''-､、 ｀''ｰ､,, ｀ﾞ"''― ..,,,_
_,,, ｰ'''"゛ ,.. ‐'" ,／ `i | | || |､__| .| . ＼ .｀'-..、 ｀''ｰ ..,,
-‐''"゛ ._.. ‐'" . ／ ,./ |ｰ`.'-ｰ||ー---ｰ| ＼ ｀'-、 ｀''-､, ｀ﾞ'ｰ .._
._..-'"´ . ／ .／ .| |三/| || |三/| | ＼ ｀''-、 ｀''-､、 ｀''ｰ .._
. _..-'"´ . ,／゛ .／ .`ｰ--- ' `ｰ--- ' ヽ. ＼ ｀'-、 ｀'-..、 ｀ﾞ''- ．
.. -'" ／ .／ / ヽ ＼ ｀'-、 .｀'-､、
／ .／ ./ ! .| ..ｌ ヽ ヽ. .＼ . ＼ ｀''-､、
- 586 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:33:34 ID:mVfxk8eg
-
,/:::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ｌ
l::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ
|/|:::::::::::::/::::::::::::::::: ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ
|::::::::::::::::::::::::_:::/ ｌ:::::::::::::::::::|＼:::::::::::::::::::::::::::ｌ:::::::::|
|:::::::::::::::::::::::::/≧､ ｌ::::::::::::::::::| ＼斗::::::::::::::::ｌ:::::::::ｌ 青いＶＧっっっっ！ もう、この戦争は、
|:::::::::|:::::::::/l::/ｲ⌒ﾞ`ﾒ::::::|＼::ｌィ千代`:::::|:::::::::ｌ:::::l〉ﾘ 俺たちの負けで終わってしまうだろう！
|::::::::/|:: / ﾘ弋､ _ﾉｌ ヽ| ヽﾚ; __ｿ ｌ j|人:::::::ｌ:::::| だが！ お前がこの先、戦争の終わった
|::::/ |:::fzlｌ と二つ ゝてつ jｌノ:::::l::l::て 平和な世界で、のうのうと生きていくことだけは！
|/ ヽ.:::|ﾍ ; l l /ィ<"j ﾒ_／
ゝ;八 ＿_ l ! /ｲ
x > ､ i/´ ヽ l ! /:::｀＞-､
〆::::;//ﾊ` 、` ー ' !ﾉ ｌ）:::}:::::::::::::::` ､
／/:::::// ＼ ｀‘´ / /::::7::::::::::::::::::::ﾊ::l
ﾉ::::/::::::《〈 ヽ／ﾍヽ ／ /::::/::::::::::::::::::::::/::::l
|.:.:/.:.:ｉ.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.::.:i／´/ /.:.:.:._／ ,ｒ':,/ ./:./ ー＝ｪ､ |::.::i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i|
|:.:i.:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:,:／i::.:/ /:.::.,ｒ'´ ／／ /:./ ＼ .|.::.:i.:.:i.:.:.:.:.:.:i.:.:.:|
|:.:i.:.:i:i.:.:.:.::.:.:i.:.::／/.|.:.:/._|:.ｒ'___ ,ｒ' '´ /:/ ＼|:.,ｲ.:.::i.:.:.:.:.:::i:.:.:|
';;;i.:.:i.:i.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.::/ |:.:ｒ'二=＝ﾐ／ .／'´ .ﾃー-.､_ |:V.|.:.:.i.:.:.:.::::i.::.:|i
ヾ:|:.:i.:.:i.:.:.:.:.:i.:.:.:.:| ./iiｒﾇ:::::::{__}ﾄ' ／ ´ｫニﾃ=ｭﾐｭ､/:.:ﾊ|.:.::i.:.:.:.:::i:.:.::|i
`i.:i.:.:::i.:.:.:.::i.:.:.::|/ｹｵ i:::::::::::i |. /:i::::"ｒベﾝ'´ .|.:.::i.:.:.:.:ｲ.::ｲ:|i
.i'|.:.:.::.:i.:.:.:.:i.:..::ト' |;;;;i:::::::::::i | {;;i:::::::::`く;}ﾇ .|:.::.i.:.:.://.:/i:.|i
.i.|i.:.:.:.:.:i.:.:.:.:ﾄ,:.| : ,,ﾉ;;;;;;;;;::i.}. .~.}::::::::::::i |Y`./.:.:i.:.:/.://.::i:.|.i
.i.|.:i.:.:.:.:.:ﾄ,:.:.:.|ヾ､.Ｏ=ﾆ=ー' ./~;:;;;;;;;;;:;;ｿ /.:.:/／.://.:.::i.::| i
i .|.:i.:.:.::.:.::i:＼＼`､ﾟ。 . `-ﾐ;;;;;;,Ｏ' /:.:/ｲ.:.:..:/.:.:.:.::i..:| i
.i |.:.:i.:.:.:.:.:i.:.:.:`トﾐｪ_ﾟ. ｉ: ￣ ﾟ｡/::/く/.:.:.:/.:.:.:.:.:i.:.:| i
i .|.:.:.:i.:.:.:.:.:i.:.:.:i'ヽ ／''/,ｒ- '.:.:.:.:.:.:.:.:.::i.:.::| .i
. i |.:.:.:.::i.:.:.:.::i.:.::i.:.:＼ ー-- ./i.:.::./.:.:.:/.:.:.:.:.:i.:.:.:| .i
..i .|.:.:.:.:.:i.:.:.:.::.i:.:i..:.:.::.＼ ／.::i.:.:/.:.:.:/.:.:.:.:.::i.:.:.::| i
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i|.:.:.:.:.:.::.i.:.:.:.::.ii.:.:.:.:i.:.:.:.::| ` ､ , ｒ:.'´.:.:.:.:.:.:.:.:.::i:/.:.::/.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.::| i
「絶っっ対に！ 許さああああぁぁぁぁんっっっっ！」
- 587 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:34:14 ID:mVfxk8eg
-
|| .|.|
| |.| .|
|ヽ ||.| | | |. |＼ ∧
| `, | | | | | | ＼＼ /∨ ／／／
l `､／ ! |j |j ＼＼ /∨ ＿..,..,,....... ．---.------------
l | ＼| /∨ _,,.... -ｰｰ'''_,ﾞﾞ二―ｰ'''''"`"｀￣￣
|` ,/ ,､／| | _,,.. / /'",ﾞ,,,.. -ｰ'''" ／／／
| .,／ | | _,, -''''"´_,,.. / /'"゛ . ／／／
＼ ＼ | ! _,, -''''" / / r- ､ ／／／
＼ ヽ, | | '″ ／ ,/ ﾍ i`-／／
＼j .| .|_..-'"゛ ＜ _ ／ ﾍ <_ i'| r-､ i'|
／ ,, .| .| / <`-__ `i |.|/| ﾉ`ヽ|.|
/ / | | ／`-' / ./ ﾍ i=ﾍ`。'/==.|.|
lﾞ ｌ | |. ／／ ＞ ' ﾍ ﾍ __ | i＝l l ＝i ﾉﾉ ,＿＿__
.ｌ, ＼ {j (_／| ﾍ .>,- /''' ｰ|ﾍ､_−ノ //_l ｀ ｰ -' -l―--,
＼, ｀''ｰ- .,,_ ﾍ .ﾍ/|￣ﾍ￣/'ﾍ￣,--i￣ | ./ , /`/`/､,' ,i '
｀'-､, ｀ﾞﾞ'━== ....,,,,＿ _ ﾍ _ / | ﾍ'/ .|／ | .| /i､/`/`/､ / |
｀''ｰ ..,、 ￣￣ﾞﾞﾞ'''''''''¬――+―-------------------------―‐,/､/､_/| `､_
｀ﾞ'''ｰ-..,,,_ |ﾍ | | | ./| ''/ ,-.....__/ , r.,' '
｀ﾞﾞ"''―- ....,,＿_ ﾍ ﾍ .|| | .／/,＿_ `ｰ '---,ｰ '
￣ﾞﾞﾞﾞ"''''''――-............,,,,,,,,＿＿_ .`==l| |／--//__|＿二二二/
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
./ ￣／▽＼――/_
./ｰ―／ .,-､ ＼-==/
./ ￣￣ﾍ/￣￣ ./
- 588 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:34:36 ID:mVfxk8eg
-
/´!＿ム -イ;‐ｧ
,! 〃 /
／ ｨ! |ｌ ｉ¨７
／ ;'´ i ｌ| | |
. ./ l ／| !: ! |L/| !〉
＼.. / ', |.／ l |! l | .|__| /`l
＼＼.. ,' ', ／／ | l! | | ,､ l |/ 〉
＼＼... o ,' ' ､／／ ! |l' | | ,l | l |ﾚ'
＼ ＼ 。/ ／ ／ | |! .|／ ,! L.-ヾi=,'
ヽ ＼ ＼ .。 ／ |／ _,.-'´ _, - '_´
ヽ＼ ／ |_,.- '´| L-'´_|
- -二 二 - - ,.-'´ ,.-'"
o ＼ 。 |,.- '´| | ／|
o', ＼. |,i ／／ ＿＿ _
／ ／。/ ', ＼ ＼. ／ ｨ' ／＿＿ノ ／丿´ __,ｲ
／ ／ ｀~', ＼＼ く／レ ／ ／／＼. f＾
／／ / 。 ', ＼＼ ,____,. - '´ ／ ,ｲ_____/ ∨
／／ ', ＼ /＿＿__,／.／ }､____ ∨
／ ', ', ';;', ', ,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ ?W``'¬-.:i!´:∨
', ';;;;', 丶、 ｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
', ';, _ヽ::::/ ｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
i ,_ヾソ/:::i ￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
. ' ‐ - ､;;;;;;;', ぐっ！ | /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
／｢｀Y´｀ヽ /!_/ ..::::::::l
<／｢｀〈___ノﾍi ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
<｣_,ｨ==ｲ;;;;';, .} _,以 V
. <｣斗イ》ヽ;;''`y、 ,ィ´ ∧V .::
<__,ィ＿ﾉ.Y:::ｿミｭ、 ／ L,__ ∧V ,;::::::.........
｀¨´:K. ''' ｀¨マ'¨¨ニ¬・・･マ___,ｲ ｀ヽ,__y匕ｬ'
｀¨マミﾑ、 ｀¨マﾆﾆ弐ﾆ二三≧､ __≧斗'´
｀¨マﾑ、｀ヽ、 ｀ヽ__＞ ,＞ｬ'´
｀マ､ _＿＿__,ｲ三_／
｀マ二三三三いー--‐fフ
- 589 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:34:51 ID:mVfxk8eg
-
, '
, ' 〆
〆 ／/
／/ ﾉ /
ﾉ / / i || .|.|
/ i ,i |i || .|.| | |.| .| |＼ ∧
,i |i ,' |i | |.| .| |ヽ ||.| | | |. ＼＼ /∨
,' |i i| |i |ヽ ||.| | | |.| `, | | | | | | ＼＼ /∨
i| |i i| .|i | `, | | | | | l `､／ ! |j |j ＼| /∨
i| .|i | .i、 l `､／ ! |j |j l | / /
| .i、 ゝ i、 l | |` ,/ ,､／| | / /
ゝ i、 .i| ゝ |` ,/ ,､／| | | .,／ | | / /
.i| ゝ .i| 丶 | .,／ | | ＼ ＼ | ! ／ ,/
.i| 丶 .i| ＼ ＼ ＼ | ! ＼ ヽ, | | ＜ _ ／
.i| ＼ .i| 丶 ＼ ヽ, | | ＼j | .|
.i| 丶 .i| 丶 ＼j .| .| | .|
.i| 丶 i| | .| | |
i| ＼i|、 | | | |
i|、 `＼ ゝ | | {j
ゝ `丶`＼＼ ,. {j
＼ ,. ﾐ＼丶 ``;丶＼
`;丶＼丶 、`丶
＼ 丶
- 590 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:35:04 ID:mVfxk8eg
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_,,,....-::::,,..-;:' _,,,....-::::,,..-;:'
_, -=''"""" ＝_, -=''"""" ＝--、,、`,"+`ゞ,;:
_,.-'^ " _,.-'^ " ￣＝.、".
-'^ -'^ ＼`,`,;⌒`;・",;+
> > ﾐ`+,;:;"・ヽ｀ `
:" .＿＝＿＿ :" .＿＝＿＿ ヽゞ,:;*ヾ"`丶 ┼
/ 彡 . / 彡 . -ﾐ、 ﾐ `,;:"
ﾟぐ'iﾞlﾞi ﾟぐ'iﾞlﾞi /〆" ＼ `i 丶
、 _,.,､‐ﾞ'xﾞl,,|l,,| 、 _,.,､‐ﾞ'xﾞl,,|l,,| 丶 |i 丶 |i ＋ +
［''〜''''"~｀ __ ‘┐ ［''〜''''"~｀ __ ‘┐ ﾐ .ﾐ ﾐ .ﾐ
ヽ .,,.-‐''"｀.| ,i´ ヽ .,,.-‐''"｀.| ,i´ | |ｌ / | |ｌ / +
｀｀’ | | ｀｀’ | | |＾l .i| |i .i| |i ´
ﾄ .| ﾄ .| /'''',,,," 彡 .i| |i ゞ .i| |i ゞ
| | | | ｀ﾞ＾ _,| │ ._,,,､ r‐'ｌ .r､、 |i ´｀ ＋i| |i ´｀ ＋
〕 .｝ 〕 .｝ .,／,_ | .｝ .ﾞl.| ﾞl / lﾞ ,/ ' ／ j| ,/ ' ／
ゎ,,,,,,､-ｰ''''"′ ﾞl、 ゎ,,,,,,､-ｰ''''"′ ﾞl、 l＿,'" | .| │ ﾞl | |/ lﾞ;:";:|;,/× .i| ,/;:";:|;,/×
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＼,､ｰ'''"｀｀: ｀｀ ＼,､ｰ'''"｀｀: ｀｀ ´ .lﾞ lﾞ;:ノ`, i| ,/`,;:ノ`,
.j| ,lﾞ /,;:+ .j| /;`,;:+
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／"`;丶 ／"`;丶
／ `, ／ `,
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- 591 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:35:19 ID:mVfxk8eg
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┏┛┗━┓┃┃┃ ┏┛┗━┓┃┃┃ ┏┛┗━┓┃┃┃ ┃┃┃┃
┗┓┏┓┃┗┛┛ ┗┓┏┓┃┗┛┛ ┗┓┏┓┃┗┛┛ ┃┃┃┃
┃┃┃┃ ┃┃┃┃ ┃┃┃┃ ┏┏┓┓ ┗┛┗┛ ＿
┗┛┗┛ ┗┛┗┛ ┗┛┗┛ ┗┗┛┃ ┏┓┏┓ i'^ Tヽ
､ﾊ, . ┗━━┛ ┗┛┗┛ |; .i |
^ < て .| / .| .|; / |
./'Y''~ヾ ､ﾊ, | / |i |; / .i
､ / ^ < て .|/ .| レ |
ｷ人_,/ ./'Y''~ヾ |l .| ,-ー-, | : |
. ） て ､ / __ || |＿_ ／￣ヽ ,.i_ ,i : i
. /´⌒Y,. ｷ人_,/ ＼ヽ,`=- /ー-,＼ >-'" ＞-,_,ﾉ,,: __,」
ヽ .＼＼ . ） て --~ ＼ヽ、 i-"^`i7レ ヽ ,,-=^-, ,／／~` >]
､ﾊ, . ＼ ＼＼ . /´⌒Y,. 、 ＼/~ ソ-'' /ヽ＿ ０／／レ-|ヾ＼
^ < て|＼ ＼＼＼-、＿。_＼ ヾヽー--i＿ヾ,_⊿__i==」__/ニ＞=,|il | ,/ `-レ'
./'Y''~ヾ, ＼＼ ム=-'' ｿ7 ヾ、＼-、＿。_＿~>-＿|、 |^ヾkY ノヽ/ ,ー-=~^ |ii l _,/ゝヽ、ヽ,
. ヽ .＼＼ └i,三＞,_ヾソ=-'' ｿ7 ヾ、／＿／ ￣ |^/ー`=-、ー=ー"|il |/ヾ_＿,,ヾ `i
. ＼ ＼＼ `ー, ￣ i,三＞,_ヾソ=' ソ ＿` ＿_,, ＼／＿√「／~ ＿_ヾ ,,_) 凡
＼＼＼-、＿。_＿,-ー"`ー, ￣ ー' ,,-~ ニ~ ~=-=ー-,,＿,,ー' ,,-'~ ,-' /ー',/
ム=-'' ｿ7 ヾ、 ＿,--ー~ / ,-=~^ﾌヾ￣￣＞'ー-=＞ /＿,-.ニ,,-'＿／
└i,三＞,_ヾソー・ ､ﾊ, i,_/ ,／ ,-=~ヾ `ー-,--<＞__,-~ー-'"
`ー, ￣ ^ < て |=-／ ／ヾ,,/|i |＿,iー~VNゝil
./'Y''~ヾ ヽノ＿／' ソ _/ / | ＿/ |
ム`ヾ, ,,-=ー~^ il___／,と＿／ヾ |i √ |
┌─────────┐
│ ＿＿ .│
│ ／ノ ヽ＼ ......│
│ ／.（○）（○）＼ ....│ あ、相変わらず、常識とは無縁の
│ |. u. （__人__） | │ パワーとスピードだな。
│. | | ....│ いつまでも受けきれるもんじゃないだろ、
│ | | │ 明らかな実力の差的に考えて。
│. ヽ ﾉ ..│
│ ヽ / .....│
│ / ヽ .│
│ | | .....│
│ | . | .│
└─────────┘
- 592 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:35:49 ID:mVfxk8eg
-
|::::::::::::::::::::::::_:::/ ｌ:::::::::::::::::::|＼:::::::::::::::::::::::::::ｌ:::::::::|
|:::::::::::::::::::::::::/≧､ ｌ::::::::::::::::::| ＼斗::::::::::::::::ｌ:::::::::ｌ
|:::::::::|:::::::::/l::/ｲ⌒ﾞ`ﾒ::::::|＼::ｌィ千代`:::::|:::::::::ｌ:::::l〉ﾘ
|::::::::/|:: / ﾘ弋､ _ﾉｌ ヽ| ヽﾚ; __ｿ ｌ j|人:::::::ｌ:::::|
言葉の仇、お前だけは地獄へ連れて行く！ |::::/ |:::fzlｌ と二つ ゝてつ jｌノ:::::l::l::て
俺と、そしてカイオン軍と共に、 |/ ヽ.:::|ﾍ ; l l /ィ<"j ﾒ_／
この世から消えろおおおおぉぉぉぉ！ ゝ;八 ＿_ l ! /ｲ
x > ､ i/´ ヽ l ! /:::｀＞-､
〆::::;//ﾊ` 、` ー ' !ﾉ ｌ）:::}:::::::::::::::` ､
／/:::::// ＼ ｀‘´ / /::::7::::::::::::::::::::ﾊ::l
/`l
,､. l |/ 〉 /`l /`l
,l | l |ﾚ' ,､. l |/ 〉 ,､. l |/ 〉
,! L.-ヾi=,' ,l | l |ﾚ' ,l | l |ﾚ'
_,.-'´ _, - '_´ ,! L.-ヾi=,' ,! L.-ヾi=,'
|_,.- '´| L-'´_| ＿＿ _ _,.-'´ _, - '_´ _,.-'´ _, - '_´
,.-'´ ,.-'" ／＿＿ノ ／丿 |_,.- '´| L-'´_| |_,.- '´| L-'´_| ＿＿ _
|,.- '´| | ／> ／ ／ ,.-'´ ,.-'" ,.-'´ ,.-'" ／＿＿ノ ／丿
|,i ／ r´ ,____,. - '´ ／ |,.- '´| | |,.- '´| | ／> ／ ／
く／Ll /＿＿__,／ |,i |,i ／ r´ ,____,. - '´ ／
く／Ll /＿＿__,／
┌───────────────────┐
│ ,ｨ7 . .│
│ ､ﾊ, ／,/ │
│ ^ < て /､ﾊ, .│
│ ./'Y''~ヾ / < て .│
│ . / ./'Y''~ ....│
│ / / ､ﾊ, │
│ ,､ / ／￣￣＼ ^ < て .│
│ ｷ人_,/ ／ノ ヽ､_ ＼ ./'Y''~ヾ ..│ （言葉……俺がどこかで殺したカイオン兵か？
│ . ） て | （●）（●） │ │ 多分、恋人だったんだろうな。この怒りと悲しみ的に
│ . /´⌒Y,. | （__人__） Ｕ | │ 考えて。故国が消えそうになっている今、
│ ＼ ,| ｀ ⌒´ | │ せめて仇討ちだけは果たしたい、と）
│ . ィ´ /''ヽ ﾉ .│
│ (⌒) ｲi一‐ヽ、 / ,､ / .│
│ 7 .K.`ｰ--→―― ） ｷ人_,/ ......│
│ ヽ/ ヾ--‐―‐ / ） て ...│
│ ......│
└───────────────────┘
- 593 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:36:09 ID:mVfxk8eg
-
┌──────────────────┐
│ ￣ ､ .│
│ ´ ＼ ..│
│ ／ ヽ .│
│ / ノヾ ..│ （こいつも、俺と同じか。戦争の渦の中で、
│ ' ー ´ ヽ .│ 恋人と永遠に引き裂かれて）
│ l / .,.....､ヽ ......│
│. l l {::::::} l .│ （これまでさんざん、カイオン兵を殺してきた俺だが。
│. l 冫.ー く ...│ 今、俺は、こいつを救いたいと思っている）
│ l l ﾉ! ....│
│ l ｀ー‐ f ｒ' │ （もう、この場での戦闘は元より、戦争そのものの
│ l ﾉ' │ ケリがほぼついたんだ。これ以上の殺し合いは
│ ! / │ 無用だろ、常識的に考えて）
│ ,' / ......│
│￣ ｀ー - / .....│ （だが、恋人の仇を前にしたら、そんな常識は通じない。
│ ｀ ､ / .│ それもわかる。俺だって、翠星石を殺されたら……
│:.:.:.:.:.:... ､ ／ │ そりゃあ、狂いもするだろ）
│:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.. .:.:ヽ _ ´ ......│
│ー- :.:.:.:.:.:.:.:.. ..:.:.:.:.:.:ヽ ...│
│ ｀ ､:.:.:.:.:.:.:...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ │
│ ､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ ...│
│ ..:.｀:.:､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ......│
│ ..:.:.:.:.:.:.:.｀:.:､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ │
└──────────────────┘
＼＼ ＿ ／
＼＼ ＿ノ￣￣ﾉﾉ ＿ |r'l
ヾ'＼＿ｒ'＿_＼rrヾヽノ二￣_ﾉ' || |
（そしてまた一方、俺は自分の身の上や 〉/ ,rj _＿_ ヽ／ lノ ／ || |
翠星石のことで、ある意味「気を紛らわせて」 `Lvヽ（l_|＿）‐'、＿|ノ＿＿,‐|| |
いた。他のことを考える余裕がなく、 r '`' r _＿, ||＼L/ || |
すなわち考えずに済んでいた。だが、） / -イ l_|// 〃 [＿＿_＿|| ＼
/ ｒ/￣_ ＼_ ||r―――――＼ヽ l
l,l/ ｌ￣/￣| | | |￣￣⊆⊇⊆⊇|| |
| / | ∪ﾉ ⊆⊇ || |
| / /|ヽノ r――、＿＿＿|| |
|/ l | / lヽ＿|＿|| |
,―'￣￣| | | | | || |
- 594 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:36:23 ID:mVfxk8eg
-
ﾉ Ｌ＿＿＿_
⌒ ＼ ／ ＼
／ （○） （○）＼ エヴァ！ 何をチンタラやってんだお！
／ （__人__） ＼ さっさとそいつから離れろお！
| |::::::| | もう、この場に残ってるのはその一機だけだってのは、
＼ l;;;;;;l ／l!| ! 見ればわかるお？
／ `ｰ' ＼ |i
／ ヽ !l ヽi
（ 丶- 、 しＥ |そ
`ー､＿ﾉ �堯�l､Ｅ ﾉ <
ﾚY^Ｖ^ヽｌ
.＿＿＿_
；／ ノ（ ＼；
お前が離れさえすれば、やる夫や小隊長や ；／ _ノ 三ヽ､_ ＼；
副隊長がそいつに集中砲火を浴びせて ；／ノ（（ ｡ ）三（ ﾟ ）∪＼；
蜂の巣、いや、墨のクズにしてやるお！ ；.| ⌒ （__人__） ノ（ |.；
だから離れろお！ 早く！ ..；＼ u. . |++++| ⌒ ／；
: ＞ ．. ./｀＞ ．
:::::::::::::＞,/:::::::::::::::｀＞,
:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::/_:::::::::::::::::::::/､_
::::::::::/ ｀ヽヽ:::::::::/_ /｀ｰ､‐´｀二ヽ
::::::::＼ ヽ＼::::::::ヽ､___y´ 》.》 ｀｀
＼ヽ:::::::::::ゝ,_( ｀ヽﾔ、::iヽ. ,ィ
》/::::::::::::/ ｀ヽ _,ﾊ Ⅵ ヽ ／/
/〈::::::::γ' / -代 ヾ｀ヽ`イ／ （親友や肉親なんかの死で、心の中が一杯に
/j::::::::j ,イ__ ノ ゝ._ )ヽ_R/ なってしまえば。その原因と、それに関係するものを
//:::::::/ /_ ノー‐- ､! ﾄvー' 叩き潰すことしか考えられなくなる。それもまた常識的だ。
Y_三ｲ ￣ ｀､ :l 理解できる。だが俺は、この男を救いたい。しかし……）
ﾊ_i
- 595 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:36:53 ID:mVfxk8eg
-
┌──────────────┐
│ , ｎ ／￣￣＼ .ｎ ...│
│ . / / ｊ.´_ノ ヽ、u'l lヽ、 .│
│ /,ｲ / （○）（○） .ｌ i i i ...│ （この様子では降伏勧告なんか受け入れるはずもない、
│ 〈 .ｒ {u （__人__） .i. } } 〉 │ このまま斬り合ってたらいつか俺がやられる、
│ ', ｉ. ', ｀ ⌒´ / / ..│ 俺が離れたらその瞬間にやる夫たちが撃つ、
│ .i l. ,' ./ .....│ ものの見事に八方塞がりだろ）
│ . ヽ､_.ｲ、. 人 ﾉ │
│ ヽ 〈_ノ ﾉ │
│ | .／ .│
│ | . | ..│
└──────────────┘
／／／ 〜〜〜〜
（どうすればいい……んっ？） ／／／
／／／ 〜〜〜〜
／／／ 〜〜〜〜
. ／／／
r- ､ ／／／ 〜〜〜〜
ﾍ i`-／／
ﾍ <_ i'| r-､ i'|
/ <`-__ `i |.|/| ﾉ`ヽ|.| 〜〜〜〜
／`-' / ./ ﾍ i=ﾍ`。'/==.|.|
／／ ＞ ' ﾍ ﾍ __ | i＝l l ＝i ﾉﾉ ,＿＿__
(_／| ﾍ .>,- /''' ｰ|ﾍ､_−ノ //_l ｀ ｰ -' -l―--,
(￣｀ｰ、 r''=､、 ﾍ .ﾍ/|￣ﾍ￣/'ﾍ￣,--i￣ | ./ , /`/`/､,' ,i '
,,r-'´_＿_) ｀| ｜ _,,─-､、 _ / | ﾍ'/ .|／ | .| /i､/`/`/､ / |
（ ''ｰ-､ _,,,_ _,,,-'' ｀''´ __ ﾞ｀ｔ、ｰ/__.| // | .| |_/ `' ,/､/､_/| `､_
｀＞ ｀' ＿ ｀ヽ 'ｰ､_,, ,,-''´ ｀ｌ l |ﾍ | | | ./| ''/ ,-.....__/ , r.,' '
r-､,,-'''" ,,,、 ﾞｌ ヽ ﾞｌ、..,,r' ,／ | | ○ ○ ○ ○/,＿_ `ｰ '---,ｰ '
| t､＿,,,,-''￣ ,） .| 丿 j､''´ | l | .`==l| |／--//__|＿二二二/
｀=ｰ--‐' K''´ ノ .￣| .| ﾞkｰ--''´ / |＿`-'|`ｰ--- ､ ___ /
｀ｰ--‐''" ￣ t__ﾉ ｀ｰ---‐'' ./ ￣／▽＼――/_ 〜〜〜〜
./ｰ―／ .,-､ ＼-==/
./ ￣￣ﾍ/￣￣ ./
- 596 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:37:10 ID:mVfxk8eg
-
「何だ？ 急に奴の動きがスローモーション……あっ！ これはあの、謎の脳内麻薬もどき？」
r=､、 ＿＿ __
l| ＼r'´￣ _ｒ' 二＞, ﾍ
l| / ﾄ、ヽ r'´, ｨ'Ｚこく |
∨ /| ＼ 〔 「 ,{ {-｣} ｝-┬'
/' // ＼{j/ ゝ辷ソ＼＼
| / l ＼ ＼/､__|｜/l＼＼
ヽﾊ/ ｙ=ミ 彡='､ｌ ヽ!｣ ∨ ＳＳＳ（スーパー・スピード・システム）かしら！ いや、
ヽ{ ﾊ ｒり l ｒりY∨ﾊ そんなことはどうでも良くて、とにかく、やらない夫さん！
|lﾍ.r‐､ 、 ¨´ |lｿl | ソウル・ドレインを使って！
／|l l l Y ￣ ヽ ／|!┐ 他の敵がいなくなった、今こそ好機なのかしら！
{彡'| -| !､! ノイ j彡!￣ヽ
Y／彡l / ￣ ｛彡二7 ﾊ
｛ ∨ ヽ{ /￣{_}￣ Y´￣ﾐi ﾍ
｢l/ ヽ |＼＿_l テァ;┘〈 小、
〈j〈 ヽ / ,＿＿)＼＿ゝ┘| /
く/::::＼_ノイl / ヽ / /ﾍ ＼
「その声は、いつぞやの幻聴だか何だかの？ あんたは俺の味方っぽいけど、
俺はこの男を殺したくない。だから、ソウル・ドレインを使うわけには」
, -- 、 , -―――― - _
／/ ヽ ,／￣ − _r〜冖ｰ-､_｀ヽ
/ / V/ − r'´ _r -z､＿-└､ﾊ
! ' / |{ ￣ | 「 「f こ三ﾍ ＞−┐
|｜ / /l｀ − _ { └ｔ〈」└ｔソｲ 〉 j
ヽ! i / / ｀└／,∟ヘ _７イ＼ーｲ|
＼ | l ,' ,＼ /ｰｔ.T´＼ ＼ﾘ!
￣ l l〈 ｰ- ､ _ {／斗≧ｘｭﾍ ＼/V
', l.ﾊ ＿Y 彡ｲ r lヽ ﾍ／-､ !
ソウル・ドレインは元々、殺人兵器ではなく ヽ、∨〈 ｒ l 弋._ ﾉ ' 〃ｒ冖 |/
魂の救済を……ああもう、時間がないのかしら！ ハ. ゝ ' U / ノ／
いいから早く！ 今、その人を救うには、 〃Ｌ', , - ― ､ l| .ｨ´￣ﾞl
ソウル・ドレインしかないのかしらっっ！ |l／´＞ 、 ＼ | 〉 !ｲ--z―'イ￣ ヽ
, 、 l! ,ｨ/７_.＞､ ヽ二／／ |｢ ￣三了 ',
／／｀ヽ_ ∨/'´ 〉 ｀− ィ´ ／'ー-､ﾆ｣ ',
/ / ／ /＼{＿∠-¬ ／ | ／ r'ﾆ二 ￣| ヽ
〈 ' j_ V 〈 ＿」 /!＼j∠. ┬− ｧ ┘ ＼
＼ ､ 〈_丿 ､└//￣| ｒ−i ', / {/´ ﾍ /
｛ ヽ、 ｀Ｙ | ゞ=' ﾚ {＿｣ |／ ゞ=' / /
r┘／ ', 〔 | | l ／ / l ＼ ＼ / / /
- 597 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:38:25 ID:mVfxk8eg
-
. , ｲ / ／ ヽ、 ＼┌ﾍ _,.. -ﾍ. Ｙ r句ﾐ} ｌ}
/ ! / , ,. '´ ＼ ｀Y´::.::.::.::.:;:〉 ヽﾆく ) | }
,′ | / / ,.. '´ ヽ ＼_:,.ィ´ ｀ー-＜｀ヾ、
ｌ ', / / ／ ＿＿,ノ ｀丶、 [__ヽ、 〉::.:::〉
| ll /´ 、 , - ｀ｰく l ,.イﾉ‐'´
! ! l _ゝ== - 、 _ 〈 ﾚ' 彳7
| ﾉ¬､! ﾒ' /_三三ﾒ /,..=＝と_ヽﾍ ｌ/ 彼の魂を吸い出して、「魂の城」へ転送……
. ｌ / ,ハ ＞ i つゝﾆ!ｸ ｲ:ﾐ三::ヽ｀/ ノ そこ……恋人……待って……
. ｀、l ! 〃 ヽ ゝ--‐ ' .⊃ゝﾉｸ ,ﾍ´
＼ヽ |l / l ! ヽ. 、 `ー' /ヽ
「え？ 何？ 聞こえないぞ、おい！」
∧ ∧
.| |.| ,-――-、 |.||
.| |.| . / | | | ヽ__ |.|.|
.| | | ,r'''￣| | | | ﾍ ヽ､ | | |
.| | | / | | ＼ | ／ | ﾍﾍ .| .| |
.| | .| / ﾍ ﾍ .| ./ ./ ﾍ .| .|
.| | .| / ﾍ ヘ | / ./ ﾍ| |
┌──────────────────────┐ .| | .ﾍ'――――ﾍﾍ. ,rﾍ|,/､ //―――-|
│ ,'::::::::::::/::::::::::::: /::::::::::／::::::::::::|:::::::::::::i:::::::::i::::l │ .| ＜＿＿＿＿＿ﾍﾍ.( ) //＿＿＿＿_|
│ l:::::::::::/:::i::＿:: /:::::::／|::::::::|::::::::|:::::::::::::l:::::::::l::::l │ ,'`i_,ﾍﾍ､＿＿＿＿＿.ゝ､ ノ＿＿＿＿＿＿_|
│ i:::::::::/:::/::::::/＞､/ i:::::::::l:::::∠⌒:::::::::|!:::::::|'ﾘ ....│ .| |r' r彡 r―――.､ ､ / r――― 、 | |
│ _ノ::::┌i:::/::::::/斤心ヘ i:::::::::i::::ﾒ≦i::::::::::::i:!::::::! ...│ | .|| || ゝ＿＿＿ﾉ | | ゝ､＿＿__ﾉ | |
│ ＞:::::｛ ﾚ' |:::::7ﾚ升::｝ /:::／|:/辻:｝l::::::::::ハ:::::! │ | .|| |ﾍ＿＿_ ､ﾍ_ﾍ ,＿＿_.| |
│ _,＞::::::::i ヘ|:::/ ゞ‐" /／ ′ゞ‐' l:::l:::/ ∨ .│ l ﾉﾍ | ﾍ '―` | | |
│ ￣｀￣｀＼:|:/ Ｕ ′ ､ ∧!/ ....│ ゝ| ﾍ | , , ,彡' ,-ｰ- ､ └､ /| |
└──────────────────────┘ ﾍ .|＼/ ゝ ゝ、 ￣ ／ ヽノ| .| .|
（くそっ、何なんだ？！ いきなり青いＶＧの |_,l / ゝ ゝ、 ｀ゝー―ｰ／ ノ .ヽ | | |
動きが速くなった！ 捕まえられない…… /＿＿_| ｀ゝ､__|＿＿ |__ , ノ|＿__| ゝ´
こうなったら、最後の手段！） ＿＿＿_|＿＿＿＿＿＿＿＿_|＿＿＿＿＿
_＿＿_
/ ﾍ
- 598 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:40:20 ID:mVfxk8eg
-
:::::::∧:::/ ｀ｰ ／
:::::/ ∨ ∠二 7 / セイバーたちを先に逃がして良かった。
／ﾍ , ' あれだけ離れていれば、大丈夫だろう。
＼ ＼ ＿ /
＼ ＼ / ｀ ー - ′
＼ ＼__ /
￣＼ ＼
／^7／^7
/`ヽ､ / // /
「~| / ,ゝ ,.:ｨ / // ／
ュfzz凶込ｭ / / r''" l,/ ／ ''"´
ﾐ卞''ｰ--‐'ﾞ| , ,､ ,､ / / | |''´
| ._ _ | | |__rt-､__ | | / / | |
__r- ､|.| | ∩｜| | |r' |./ .// ヽ| .| 「~| / / | |
／､ ヽ､|.| |..| i.｜| | r＝=`○/=== ',_| ュfzz凶込ｭ / / | |
i''''｀ヽ ゝ､)｀'',---‐''´ .|`(二7丶二7 ,.( ) ＿ ﾐ卞''ｰ--‐'ﾞ| / / | |
＼ ｀「~| ) // ＼ , ､ | i､ .'=' ./ / / | | ._ _ |￣￣| ｀`ヽ､,,/ | |
ュfzz凶込ｭi ' / ＼＿／ ＼___ゝｰ-ノ_r--,,,,,,,___|_┌|.| | ∩｜| | ／ |,. ='"
ﾐ卞''ｰ--‐'ﾞ|￣ ＼ |￣＼ /￣| ／ | ,,r-|'／|.| |..| i.｜| ||,i'
| ._ _ | .＼ | ｀i' | |' | / ,|r' `.｀'',---‐''´>|`--､
|.| | ∩｜| | ＼| | | | | | ﾍ/`./`./､/ ｀ゝ/.| ﾍ ,.:ｨ''7
|.| |..| i.｜| |＼ ,__／ |､ | | | ／| ＼__,|`,`ｰ-'､/｀ ｰ/ | ,,r' ,.:ｨ'7/ /,r‐=''"フ
｀'',---‐''´ ｀ｰ' `ｰ' ﾍ＼ | | .| ／ ./-,,,,__ ゝ､＿ r--「~|￣ / // /／ ／
ﾍ__＼| .| ／＿/＿| ￣'''''ー-=二/ュfzz凶込ｭ / / ﾚ'Z'′ ／
/ `-__| ￣ー---r二二＝=-- ,,,__| ﾐ卞''ｰ--‐'ﾞ| /,／ ／ ／
r-'---, ＞ﾍ|.,ヘ __ /＼ | | ._ _ | ／,.:r'"´
/ _r ' ,r､ ＼￣三≡､ .＼ |.| | ∩｜| | ''"´
/ ￣￣ﾍ `,-==__＼ /＼＼`i |.| |..| i.｜| |
/ `ｰ' ￣ ./ .＼`' ｀'',---‐''´
- 599 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:40:51 ID:mVfxk8eg
-
_,,,...----..,_
,r'´:::::::::::::::::::::::`.､,,r=-
/::::::::::::::::::;;::''::::::::::::::::¨ヽ
/:::::::::::::::;r";;r';;;;r':;;;i;;;::;i;:::::i
＜:::;:::::;;;;;/;;;/;;;;;;;/;;;;/l;;;;;;;l;;:;;::!
Σ;;;;;;;;;;;/;r'i;;;;;;r'i;;;/_''ﾄ;;/;;!;;i;;;l
`､;;;;;;´V;;;/ ﾚf/! ﾚi;;;;!;;!ﾚ′
!;;;;_;;l;/! ｀ l_ﾚ!/ 万一の場合、荷電粒子砲もろとも
_r＜ ヽ - ／ '′ 自爆するつもりで用意しておいた、
/:::`ヽ､`ヽ､ i´` ､／ 対ＶＧ用手榴弾の塊だ。ほんの一分前には、
f:¨::ヽ::::::::`..､ `7､ これが不要になったと歓喜したんだが……
/::::::::::::`:､:::::::::〈:.:.:i
i:::;;::--::;;:::::`ｰ-､;ﾄ､:l
/;''::::::::::::::`､::::::::/:::::i.:l
i:/::::::::::::::::::::::i::::/:::::::::!:l
:::::::i::::::::::i::::::::::::::::i:::::::::::,'､=＝ミ::::::l::::::::::::::::::彡＝ゞ､::::::::i::::::::::::',:::::::',:::i
:::::::l::::::::::l:::::::::::::::::l:::,／ ',:::::::::!::::::::::::::::::::l ',｀"ヾｿ;::::::::::::i:::::::::',:!
:::::::!::::::::::!:::::::::::::::ﾒ´::/ ',:::::::l;:::::::::::::::::::i ',:::::::/ ヾ;::::::::l::::::::::',
::::ﾊ:::::::::ﾊ::::::::::::::,' ';:;' _,,,､､,,,_ ヽ':,::::lヾ;::::::::::::::!_,,,､､,,',::/ ';:::::::!::ヾ;:::i
::;' !:::::,'::::l::::::::::::i 彡""´｀ﾞﾞﾞ`ﾞ'' '.;:! ＼:::::::ヾ"´｀｀ヾミr､ 〉::::ﾊ:::::入ゝ
/ i::::i',:::::!::::::::::ﾄ `" ヽ ＼::: ｀´ /ヾ:::) //
',::i ',:::::';::::::∧ :::::::::::::::::::::: ヽ::::::::::::::::::::::,'ｿ:ｿ',ソ::::::＞
ヽ ':,:::';::::iﾍ', :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ､ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,///ヾ＜
今度は違う意味で歓喜だ！ 良かったぜ！ ∨∨＼ ,ソ::::!/""´´
これがなかったら、お前を逃がしてしまう ', ｀∀￣￣￣￣∀´ /へ;:::|
ところだった！ これのおかげで、 ヽ ', ,' , ' ヾ
お前を飲み込んでの自爆ができる！ ｀ ､ ', ,' , ´
＞ ､ ', ,'_ ＜く__
＜:.:.:.:.:.:| ＞二 二＜ |:.:.:.:.:.:.＼
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
- 600 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:41:10 ID:mVfxk8eg
-
＿＿＿
／ .u ＼
／(（○）) (（○）)＼ あ、あいつ、エヴァと一緒に
/⌒)⌒)⌒).:::: （__人__） l_j :::＼ /⌒)⌒)⌒) 死ぬ気だお！
| / / / |r┬-| | (⌒)/ / / /／
| :::::::::::(⌒) U .| | | ／ ゝ :::::::::::/
| ノ | | | ＼ / ） /
ヽ / └ー.┘ ヽ / ／
ﾌﾊ ﾐ::::::::::::::::::::::::::::::
l __,,. -─¬,〈::::::::::::::::::::::::::::::
〉ﾞﾞ`'''Tjフ￣ ヽ::::::,ｨ ,､ヽ:::::::
逃げろエヴァ！ そんなの喰らったら、 / ,.‐'" }:::/ /ヽ ﾊ:::::::
本当に跡形なく吹っ飛ぶぞ！ /.. U "´ ２ﾉ/ l:::::
ヽ.ﾆ,｀ __／ :l::::
'ｰr_‐; .ｨ l:::
〈.. /:{ ヽ
- 601 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:41:52 ID:mVfxk8eg
-
┌───────────┐
│ ／￣￣＼ .│
│ ／ _ノ＼ .│
│ | （●） .│ （いや。俺はもう、確信した。やはりこいつは、
│. | （___ﾉ） .....│ 俺に恋人を殺されているんだ。その復讐の為に、
│ | ´ﾉ .│ 自らの命を捨てようとしている）
│. | } ......│
│. ヽ } │
│ ヽ ノ │
└───────────┘
──────────────────────────────────────────────
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣ （俺が逃げて、こいつ一人だけを死なせるなんて ￣￣￣￣￣￣￣, ｬ . j´ __,ｲ￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿ できない。どんなに薄い可能性でもいい、 ＿＿＿＿＿＿ ,ィ´./,___／／＼. f＾＿＿＿＿
￣￣￣￣￣ 俺はこいつを救う道に賭けたい。 ￣￣￣￣￣／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨￣￣￣￣
￣￣￣￣￣ ……賭けるぞ、謎の声！） ￣￣￣fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨￣￣￣
＿＿＿＿＿ ,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ＿＿
───────────────────────────────｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／───
────────────────────────────────￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/───
──────────────────────────────────| /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ────
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/!_/ ..::::::::l＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
──────────────────────────────────────────────
- 602 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:42:11 ID:mVfxk8eg
-
._,_ ,r‐-､ _,,,,_、
ﾞ! ｀i .〈,ﾞ゛ i‐′ .＼,,,,/
,,...... ﾉ ―― ,´ ,,.. - ､
`'-ｯ ,ｒ'"ﾞ7 lﾞ .｀ｰ--′ .,│
/ . / / ./ _..-" /
,／,..-'＿,,./ / .i―‐'´ _／
¨´ ｀､、 .,./ .ヽ__,／ [] [] /-;
.´゛ ／ ;
￣ 'ﾞ
＿＿_
..::´::::::::::::::::〃⌒ヽ､
_ ／::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::＼
ｊ/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
i::::::/::::::i::::::::!:::::::::::::､::::::::::::::::::::::::::',
.|:::/::::::::ｉ::::::∧:::::::::::::ﾄ､::::::::::::::::::i､::l
､__Ⅳ::::/:::i:::::ﾒ__!::::::::::::匕ヽ:::::::::::::ハ:| 拘束するようにしがみついた？ ムダだ！
ﾌ::l::ｒ'l:::/!::/ｾﾐl::::::ﾊ:::尨_ハ::::::i:::ﾄ､`! 『イカロス』のパワーをもってすれば、
´￣]八!/i」:i ￣ !／ Ⅳ 小ハl −､_ お前を振りほどくことなど……
／ ｊ､八i ´ ｊ〉 爪i:::::::::::::::::::::::::ﾊ
／:::::::ハ::::ｊヽ､ ｔ ＝ヽ ｨ:::::::!:::::::::::::::〉:::::,:: !
／:::::::::::::::｜:::::{ ＞ __／ ,!:::::::!:::::::::::〈:::::::/::::{
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━─────────
┃
ソウル・ドレイン 作動
.┃
─────────━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
- 603 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:42:29 ID:mVfxk8eg
-
:::::::::::｀｀丶、、 ｀｀ .´´ , ,,..ヘ
｀｀ﾞﾞ丶:::::::::::::::ヽ、 ｀｀ ´´ , ／´::::::::::::::
ヽ、:::::::::::::::｀＼ .｀｀ ´´ , ,／´::::::::::::::::::::::, ,／
￣ヽ＿＿｀｀ヽ、:::::::::::::::＼ .｀｀ ´´ , ,─´::::::::::::::::::::::∠´´
＿ ＿ ＼ ｀ヽ、:::::::::::＼ ｀｀ ´´ ノ::::::::::::::::::::::::::／´´ ｀￣ ￣
丶─ ─ ─ ｀ヽ::::::::::::::｀＼ ｀｀ ´´ ／´::::::::::::::::::::::::::∠
｀ヽ:::::::::::::::＼ ｀｀ ´´ /´::::::::::::::::::::::, , ＜´＿ ＞、＿
─ ─丶＿ ＿ ＼:::::::::::::::＼ ＞｀｀ ´´＜ /:::::::::::::::／´´丶 ｀
／´ ｀｀＼:::::::ゝ ＞｀｀ ´´＜ /:::::::::::ノ´ ﾍ
￣ ￣ フ￣ フ ｀＼::＼ ノ｀｀ .´´＼ /:::::::／＿
／ ／＼＼ ｀｀ ´´ /::::／ ＼
´| / ＼::::＼ ｀｀ ´´ ／／ ＼＿
／/ ／＼::::＼ ｀｀ ´´ ／／ ＼｀
／ ヽ:::::ヽ ｀｀ ´´ /::::/ ＿ , , ,:::::へ
＿ ヽ:::::::ヽ ｀｀ ´´ /::::/ ＿ , ,: : ´::´::::::::::::::::::::::::
、::::::::::::｀:::::::::::::::、、 ヽ、丶｀｀ ´´/::／ , , :::::´::::::::::::::::::::::::::´ ´／|｀｀
｀丶丶、:::::::::::::::::::::｀｀::::丶 、、＿ ∧｀＼｀｀ ´´// ∧ , , :::::´::´::::::::::::::::: ´ ´ ´´ / |
ヽ ＼ ｀｀ヽヽヽ丶丶丶｀｀丶丶丶丶 | | ｀｀ ´´/ .| |:::::::::::::::::::::::,::::,:::´ ´ ´ / /＼
| ∧ ｀｀ ｀ ｀丶.| 丶丶 ／ ＼/´ / .|、´ ´ ´ ∧ ｜
＿／:::::::￣ ::::::::::: ￣:::::::＼＿
＿ , , , ,..::::／:::::::::::_.::::::::::::::::。⊿::::::::::::::::_ ＼＿ 、、
／´::::::::::::::::::／::::＿／￣ ＼／丶:::::::::::／＼／ ヽ─、:::::::＼:::::::::丶丶
／´:::::::::::／´／::::.／´ ／ 丶:::::::/ ＼ ｀＼::::＼｀＼:::::::＼
／´:::::::::::／´ |⌒|⌒J ／ |:::::::| ＼ し⌒|⌒| ｀＼::::＼
／:::::::／´ ／／ |:::::::::| ＼＼ ∧ ＼::::＼
／´:::::::／´∧ /::::/ ﾉ::::::::::丶 ヽ::::ヽ ヽ ＼::::＼
／::::／´´ / / /:::::::::::::::ヽ ＼＼ ヽ ｀｀＼
／ /／ ｜:::::::::::::::｜ ｜ ＼
／/ .|:::::::.─:::::::| ｜ ｜＼
／ ｜ |:::::::| .|:::::::| ＼ ＼ ヽ
- 604 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:43:24 ID:mVfxk8eg
-
. ／: : : :u: : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : :u: : : ヽ
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ﾄ､:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽＶ: |.: : : | V
＜ : ｣_: : / 〈 （・） |/:::::::ﾚ（・） }|:./ヽ : | こ、これは……あっ！ 『ガンダム』を壊すことなく
＜:: |. 小{ _,,.. - :::::::::::､-.,_ ﾚ{: :.|ヽ:| 言葉を殺したという、光の兵器？！
厶ﾍ ﾊ ::::::::::::::::::::､::::::::::::::: {ﾊ/ V
＼_! u ＿ ' !
ヽ ／ ｀t u ／
___,ｒ| ＼ { / ／
／:/::::| ＼ ヽ ｀_⌒ ィ ´
／::::::/::::::| ＼u ´ ∧＞､
／:::::::::::/::::::::| ＼ / !＼::`ｰ- ､
::::::::::::::/:::::::::∧ /二＼ |::::::ヽ::::::::::::＼
::::::::::::/::::::::::::::∧ヽ /: : : : :}ヽ!::::::::::〉:::::::::::::::!
__ ＿
ぐっ、だ、だめだ……意識も、体も…… , ,,,;;''' l
自由が利かない……さ、最期の自爆さえも l;;;;;;,,,,,,,;;;'''''! ! !
できないってのか、俺は！ l /l i_, ';, '''';;;;;''
/＞，､ l ,ﾍ(0〈l,. ｪｧュ;, '';
/ ｀'・ ，. l7､ｰ'l l｀ｰィ';;;,,, ,,,,,;;;;''''''!ヽ 'ｱｬ
l /l _＿l r､ ﾆ ｿ7,' '''''';;;;;,,,,;;;;''''''';;,, l
ヽ ;;'''''';;;,,, ,,,,,;;;;''''￣∇,;;;'''' '';;,, ''';;;;;;;,,,,,,,; l
，r≧，._ '''''';;;;;,,,,;;;;''''''';;,, ∧／ l /
,.，-‐ '" ∧ ,,,,;;;'''' '';;,, ''';;; i li／ _,.，ｪ‐＜
/ ヾ ∧勹´￣｀l､ l i ! ,lﾍ' ´ ／ ヽ.
ﾄ , ,,,;;''l'´ ヽ.ヽ. ! ! i ／/ ∨ 〉ヽ._,.，_
,.ィ ヽ ;;;;;;,,,,,,,;;;''''' '" / l ';;;,,, ,,,,,;;;;'''''' ｲ l ／ r'´ /. yヽ.
ィ´ i ';, '''';;;;;'' l ‐‐'''''';;;;;,,,,;;;;''''''';;,, ヽ`'・ ､' l l ソ i
ゝ, ﾘ ノ´｀ヽ'ィ´ ;, '';;'''' '';;,, ''';;;;;;;,,,,,,,;;;''''' ヽ. ﾍ / /y ,' /
ﾍ｀ｿ ソ ,.，‐'`ーｧ─､─ ';;' ';, `'・､ ヽゝ､ ,. /
`ｰ'´ , ,,,;;'' ＼ i´ ! l ｀ｰ' ￣ヽ- '
;;;;;;,,,,,,,;;;'''''==-〈〉-─≧＿＿_l i l
l三';, '''';;;;;''三三三三l l
;, '';
- 605 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:43:44 ID:mVfxk8eg
-
: : : : : : : : : : |: : : : : : : : : : : |-|l―|-ヽ-: : : ヽ: : : : : : :＼: :.＼
: : : : : : : : : :/＼: : : : : : : : :.:|: ハ :| ＼: : : :ヽ: : : : : : :.ヽヽ:.＼
: :|: : : : : : :/ ／l: : : : : : : : ﾊ:l |:|二二､ヽ: : : l: : : : : : : : ヽ＼: ＼
: :|: : : : : :/／ |: :|: : : : : :j |:l |:| {::::｀ヽ＼: : :ﾄ､: :＼: : : : :l ＼|
: :|: : : : : :|' | .|: :!: : : : :./ .ﾘ ﾚ ヽ::::::::} 〉:.:.| ヽ: :ヽ: : : :|
: :|: : : : : :| .| ／´l: :|: : : : / ヽ ｀ｰ' ハ:.:j ﾄ|: :|ヽ:.:.:|
: :|: : : : : :|／-､ヽ|ll:: : : :/ 三 ．"￣ V ｌ ヽ| ヽ :j 言葉……すまん……
: :|: : : : : :|{:::::::::ヽlハ: :./;; ＼ ゛' ｌ }| V お前の仇を目の前にして、俺は……
: :ヽ: : : : :| ＼::::::ﾉ／V ヽ |_/ｊ 何もできなかっ………………………
: :: ::ヽ :: : lｒ‐､_,／ " ． j |_ﾉ
: :: :: ::ヽﾄ lT~ " , , j
: :: :: :: : | ＼l ;;; ,=＝ヾ、 /
: :: :: :: : | | | ;;; /_,-‐"^ヾ /
ｒ―― | | | ″ | | ｀ー-/
ヽ ￣ヽ l | | | | /
- 606 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:44:02 ID:mVfxk8eg
-
。､
ヽ ┃,
. oヽ ┃/ o ｡ ○ ゜ o 。､┃, ゜
ヽ_ヽ┃/_/ ﾟ ヽ┃/
ヽ_ヽ┃/_/_/ ﾟ o ゜ 。 ○ oヽ┃/_/ ゜
ヽヽ_┃/_/__／ 。 ﾟ o ﾟ ＼ヽ_ヽ┃__/_/ ﾟ
ヽ_ ┃/_/__／ o ﾟ 。 o 。 ﾟ ＼_ヽ_ヽ┃/__/_／ﾟ 。
┃_/__／ ゜ ﾟ 。 o ＼__ヽヽ_┃_/__／
┃__/ 。 ﾟ ｡ ﾟ o 。 o 。゜ ＼ヽ_┃__/_／ o
┃ ﾟ o 。 l ┃ ゜
┃､l, o 。 _ ,,,r-''''''''''` i o ヽ|/ ┃
┃ .... .../ .ヽt' ﾍ ﾍ ﾍ ﾍ .... ＾＾ ゜
^^ ⌒ ／ﾍ Y `i ,| | | | __⌒ ○ ﾟ o
.... ○ .... ／ ﾍ ﾍﾍ' / /ー' ,--' `､ .... ﾟ 。
＿_ < ﾍ ﾍ｀ 'ー| r ',,二` ゜r '､＼_ o
|::::::|.＿ ⌒ﾍ ／￣￣￣￣/`ｰ-､ー'r ､`≡､ / o
＿＿＿＿＿|::::::||_:::| /ﾍ／ ／ ／ / ﾍ__＞､r---,_ ﾟ
|:::::::::::::::::::::::::i____i/::::! ./ /ﾍ /＼ | / / //-､
i:::::::::::::::::::::::::::::::/|:::::|'r''' r'' ﾍ ／ ＼ ＼ | ,/ ./ // ｀ - ､
|＿＿＿:::::::::::/ ￣ ￣｀ ｰ---`'＿__、/`二二＼| / / ,,,, r '' /ー――――｀ ､_
／::::::::::＼ / ./ ` '-'､/,,r '''ｰ--／￣`､――-i /
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＼／
○
○
○
- 607 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/30(水) 21:44:19 ID:p9jbHRaQ
- よかった、間に合ったんだ
- 608 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:44:32 ID:mVfxk8eg
-
. .ﾍ.
. ,_ ,／V
┌────────────────┐ ,-―､___/yt,.ﾍ _/
│ ,. -ｰ冖'⌒'ｰ-､ │ !ﾛi ∠．.~Ｙ,／/
│ ,ノ ＼ ....│ _______. ^'二ゝ∴yｱ|l,ノ ＿________
│ / ,r‐へへく⌒'¬､ ヽ │ /i*! i*/~..ヾ､ﾉ!,,,（(¶)ソ /Ei/i**i∧＼
│ {ノ へ.._、 ,,／~` 〉 ｝ │ ﾍ￣￣l !√/了/√￣ゝ、| ￣￣￣/.../
│ ／プ￣`y'¨Y´￣ヽ―}j=く │ ,.d0 |l､ 了◇￣￣ヾ,∠__/┤ ┓.| |∴∴|
│ ノ /レ'>-〈＿ｭ`ー‐' ﾘ,ｲ} │ EBtヘ,.ﾉﾍ___I!'l~ﾛ~~^t ﾉ￣|| l|ｔ. ソ ノﾍ､iiコ|
└────────────────┘ ヾ,ソ,'/.ﾍ∨‘i二|li i '!' | || -へ(二二ヾ~￣
エヴァ！ 無事ですかっ？ 丶,ﾉ_ノ_）ヾ. . ..t_ ___├-三~^[" ∧0y+〆ﾍ＼
~^''-<〜 _,[〓l二l〓７/''''ﾍ .___. EΞ#]|||)] |
. ┌-､ 丁丁 ＿_┌―ﾍ~≡=」/／
: ＞ ．. ./｀＞ ．
:::::::::::::＞,/:::::::::::::::｀＞,
:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::/_:::::::::::::::::::::/､_
::::::::::/ ｀ヽヽ:::::::::/_ /｀ｰ､‐´｀二ヽ
::::::::＼ ヽ＼::::::::ヽ､___y´ 》.》 ｀｀
＼ヽ:::::::::::ゝ,_( ｀ヽﾔ、::iヽ. ,ィ
》/::::::::::::/ ｀ヽ _,ﾊ Ⅵ ヽ ／/
/〈::::::::γ' / -代 ヾ｀ヽ`イ／
/j::::::::j ,イ__ ノ ゝ._ )ヽ_R/ ああ、もう大丈夫だ。こいつは機能停止……
//:::::::/ /_ ノー‐- ､! ﾄvー' というか、操縦者は死んだ……いや、その……
Y_三ｲ ￣ ｀､ :l （こいつを救う方法、として魂を吸い出すとか、
ﾊ_i 「魂の城」へ転送？ とか言ってたな。あの声は）
- 609 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:45:08 ID:mVfxk8eg
-
┌───────────┐
│ ／￣￣＼ .│
│ ／ _ノ ＼ .│
│ | （ ●）（●） │ （そのまま素直に解釈するなら、あいつは死なずに
│. | u. （__人__） .│ 魂だけが魂の城とやらに行ったってことになるな。
│ | ｀ ⌒´ﾉ ....│ それはどこだ？ 常識的に考えれば、吸い出された
│. | } ......│ 行き先。つまりこの、『エヴァンゲリオン』の中だろ）
│. ヽ } │
│ ヽ ノ │
│ i⌒＼ ,__(‐- ､ .│
│ l ＼ 巛ー─;＼ ...│
│ | ｀ヽ-‐ーく＿） ..│
│. | l ......│
└───────────┘
ヽ､ ,-､
ヽヽ,-―､__.／ |/⌒ヽ_―
ヽヽ ∠-_ |⌒ｌ )｡=､
《､ヽ＼/ ｀()／ |／｡
（ってことは、この機体の中に俺以外の ｀､ー＼) ⊿／ ヾ |―-┘
誰かがインストールされている？ そいつは | ＼ 'ｖ,ーﾆ∋∠／ 〕
この機体のことに詳しくて、だから俺に ート､ 〕 H┴´Ｊ＼ｌ ﾉ 〈
助言を？ そう考えれば辻褄は合うが……） ー>､> |~>' ＼_ リ | ∩
|｀ｌ/＾ヽ'- ~￣＿｀┘」｡｡＼
- 610 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:45:44 ID:mVfxk8eg
-
,!（(／（;;,,ヽ;;;...（_;;::,, |ll!i（!ll| ￣"＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:. ､"";;,,;;,゛|il| |ilｌ ￣"＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:. ､"";;,,,;,゛
il|!ll| Yii! .|!i!|il|ll| |,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,"" .|ilｌ |!i| |,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,""
il|!ll| |!,ii |ill|il|!l） |i|!ll| `（~...,,,,,,.....,,,⌒) .|!i| .|ill| |i|!ll| `（~...,,,,,,.....,,,⌒)
.|lii!| |ill| |!!iill|!li .|il|lil| （;;,,ヽ;;;...（_;;::,, .|ill| |ilｌ| .|il|lil| （;;,,ヽ;;;...（_;;::,,
.|lii!| |ilｌ| （il|!llli!i| ||!li!i| Yii! .|ilｌ| |l|!| .|!lｌi!i| Yii!
il|!ll| |l|!| |!!iill|!ll| ||liii!| |!,ii |l|!| |l|!| |!lｌi!i| |!,ii
|!!iil|,,,,.., ,vv|Mvv(/"从ll|ﾉ( |il|!ll| |ill| vv|Mv vv|Mv , , |!lｌi!i|..,,..,. , . ,,,,,.|ill| v
!ｿ;ﾊj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw,
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼
／ ;;;（◯）::::::（◯）;;; ＼ ウソだろ……大隊長が、『イカロス』が……
| （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） | 相討ち覚悟で、自爆までしようとして……
＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／ それさえも阻まれて負けた、だと……？
＿＿__
／ ￣￣_＼_
. / . -─ ￣ ' ｰヽ-´`_､-─､
/ ／ ＼Ｌ__
／ ＼`7
/ｨ´ / / /| | ､ ﾍ ヽ＼
/// / / / | | ﾍ ', ', }
. ///| ! | / | | | ! ｌ ﾍ＼
ｌ// ｌ .{| /| /| | |', ｌ ｌ ! ! 勿 }
| ﾊ | ハ` ﾄ-､./| | ｌ |ﾍ､ ﾄ､ | | |彡ｼ!`7
う……っ…… . ,' ﾍｌ ﾍ{ｧ。-`ｰ:::::::､,{-──-ヽ. | | |彡ﾞ,' ｌ
うわああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ！ i ,' ｀/| { ト__爿' :::::::::ﾍｌ ,仆ﾃミ､丶! ｌ !シ,'|,ノ
| .{ | | ゝ- ' ::::::: ト__爿》 ｌ } iｼ/| |
! ! ,' ｌ:::::｀¨´:::::::::::::::::::::ゞｚｨ_, | ,' ｨ､'ヾ´
. ｌ | i |::::::::::::::: ' ::::::::::::::::::::::::::: ∧ /,. }:::',ﾍ
. | | ﾊ ∧ /￣＞､ ,' / /-'´|:::::ｌ::∨
! ｌ { ｌ |_, ＼ ｌ/ } / / /|:::::::|:::::::ｌ:::ｌ
ｌ∧ | ヽ! // ＼ ヽ_ _ノ ／ / ,' /＼::::|:ｌ:::::::|:::|
.／＞-､ __/ヾ ﾍ! ', {// ` ､-− ´ / // ./ | ＼|::::::::|-
- 611 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:46:27 ID:mVfxk8eg
-
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼
／ (●） （●）＼ おい待てセイバー！
| Ｕ （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） | どこへ行く気だ！
＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／ 今更何をする？
| ／´-− ─ - _ 川＼廴 _
| ／〃 ｀ー- ､ ｀ｰ- ､ハヾ＼ }
＼ .V/ ー- _ ｀ヽ､ ｀ー- ､ゞ､
ー'' ヽ､ ＼ ＼￣ ー-､
i ＼ ､ _＿ ／ ヽ､＼:.. ＼ ＼ _ ｀ヽ､
ｲ ﾊ ヽ ＼＿＼ ﾒ ＞､_ _ ヾ V＼ .＼ ､ ヽ､ ＼
i i/ﾊ ＼ ＼ /ｨ示､￣ｱヽ､＼Y::＼ ヽ ＼ ＼ .＼
| !K ヽ ヽ､＿＞// {ﾍrjヽ,ｲ ＼ハ::/＼ﾄ､ ヽ ﾄ､ ヽ
| !ヽ ＼＼ ノパ と二つ” ｀ｰ'. | ハ ＼ ヽ. |__＼
ヽ ＼＼ ＼ゝ " o rイ//人 ヽ ﾄ.|:::::::::} j::
i ＼ ＼＞＿,￣` O |} ヾ/::::::ヽ ', .i::＼:::::i/:
ﾊ ,, メ/伝ろﾐ, , - ､ ○ :|i ＼::::::::', ヽ j＝ー./;;;:::
私に聞きますか、それを？！ . ヽ ´ヽ Vハシ=》 i} ／／ ／＼ i ＼ヾ｝ ﾊ!:::::::::::::::::
決まっている！ あの青い悪魔を、 ＼ ＼と二つ .く／ / ヽ , , ＞イV＼＞::::::::::ｨ＝
この手で原子レベルに切り刻む！ ﾄ､ ｛ ＼ ､ ＿≧ ＼ { ／ ./ ,,ィ''´ _ ヽ::::::::>イ
乂＼ ｀ー ＼ ー- ' _, /／ ／::::::ヽン／
＿/ .＼ ト､_ ノ ／:::::::::／／
| i ` i jﾊ <￣ ￣￣￣￣ 7 ,_ く:::::::::::/ / ／
| ﾊ l ﾄ､＼ ＼ r＝V/ ｲ ＼＼:::: V/ ／／／
V ハ ', l ヽ＞､＼ ／ ￣￣￣￣￣／￣／￣＼／／／ .／
- 612 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:46:58 ID:mVfxk8eg
-
＿＿＿_
／ ＼
／ u ＼ バカ言うな！ 今やあいつらの士気は最高潮、
／ (●） （●） ＼ 俺たちはヤリ場のない怒りの的だ！ そして
| U （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） Ｕ| こっちの士気は最低のドン底、もう勝負にならん！
＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／ だからこそ大隊長は撤退命令を……
_.. - ' ´￣ ｀ .ヽ
／-''´￣￣￣ ヽ ＼ ＿＿＿
../ ＞t'' ￣-<￣ ヽ￣ ｀::..､
r ' ´,.....ゞﾊ＼ ｀ :＼ ::＼
/-ィ / / ヽ.＼ .ヽ ..::ヽ
ｨｵ ./ / ヽ ＼ ﾍ ::::ﾊ
／/ ./ / i､ ﾄ ＼::.. ∧ ..:::::i
／ ./ / ﾉ ｀.ﾄ､ ﾊ. ﾊ :::::｝
/ ./ i i //. i >ﾊiレ=＼ﾊ :::::::i_
. / i / ｨ . | i!./ ﾉ i!/'r=-､ｱｿ ::::::|ハ
/ ／/ i! . | ./i!{_ ヽ ､_I! ハゞイ- i ..::::::/ ./
./ / i!ﾊ川/｀i＞=-≧ﾉ- .... と二つｲ ..:::::/.ノ｝
ノ ィ./i! ﾊ ﾄ｛ / r=ヽ > ﾊ::. /..:::::/'i!!< ...:::─
-=彡イ./ ｲ ./ i ﾊ 人_ゞン ｀ _ ─ .､ /.::::::/i彡i.l） ／:::::::/ｨ
うるさいうるさいっ！ 大隊長だって、 // i.ｲ .V::::ﾊ と二つ ./r'´￣ ./.::::::/ ﾊYソ /:::::::::::/∠
既にカイオンの敗戦は覚悟していたはず！ .i/ .|ﾊ i!:::トﾐ､ |':. /.::::::/ /::::ｲ ./::::::::／/
ならば、もう軍の戦力減は考えなくていい！ | .::::::人､＞､ ヽ /.::::::/ /≦小>､ｖ/:::::／ ∠A＿
私があいつと刺し違えても、問題はないっ！ ﾉ ..::::/ ーt≧ミﾐ ､ ｀;/..:::::/..ｲ'￣￣＼/／|.|￣￣￣ノ
/ .::::／￣￣￣/／￣::＞-ｧ/.:::／ ヽｿ ／-＝￣￣￣Y:::
／:::／＝￣￣￣￣￣￣￣｀斗:/ ＞ ＿／'' ｨﾌ ／ハ
- 613 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/30(水) 21:47:08 ID:C2ODOT.g
- >>609
冷静に考えると気味が悪いよな
- 614 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/30(水) 21:48:27 ID:C2ODOT.g
- >>612
切ない
- 615 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:49:00 ID:mVfxk8eg
-
＿＿＿＿
:: ､ ー¨´ ｀゛'- .,
:: ,.,r' ,r' ゛'-.,, ＼
:: ,.,r' ´゛'-.,, ゛'┐ _゛'ｰ､
,.,r' /´､-=='=-.,,_ ) / ﾞｉ
,r' <iiiiiiiiiiiiiiii＼゛'-=ゝ,r' _＿,へ !
,r' ￣￣￣ ゛'''＝ ＜iiiiiノヾﾞ| この愚か者がああああぁぁぁぁ！
,'´ﾞ.ｰ,.^‐ｰ----------‐^ヽ) お前は、伊藤大隊長の命令に背く気か！
/::::／ ,ｒ 'T"丁￣|￣ |￣|｀jiﾞ', カイオン軍 第一機甲師団 第四ＶＧ大隊所属、
/.:::/ ,ｲﾊ__,|__,∟_⊥ ___.!.._,!､ﾊ_! セイバー第一小隊長！
ｉ.::::! ﾛ V_/
＼＼仁! ||
｀ヽ仁! ＿,＿_ ||
___ノ lﾆレ'´ '´ ｀ヾ'､ ||
＼ 「]、 ヾ>､||
ヽ｀「ヽ }A||
ヽ｀「ヽ､､,＿＿,,＿ノ∧|
＼｀'〔｀'Ｔ''''''Ｔ＿´ﾉ|
＼ ｀￣￣￣ /
￣￣￣￣￣
!::/:::::/:::::: :i:::::: l. ::::::::!::. :!:. :l:::. !:. :l;::..:::::l:::. !_/_,,/!」:::.,!
l:::i:::::::!:::i::: :l::::::: .:!:::::::::li:::. :::!::. ::l::::. :l::. :!i::::::::l:::. !''´/ l ヽ/
!::l:::::::!:::l:::.::li:::::: ::!:::::::::l !:: ::::!:::..:li::::. :li:: ::! !:::;:ｲ::::. l∠..:l:::/:.|
l::l:::::::!:::l::::::l !:::::.::!:::::::::l l:::.:::l !:::::!l::::..:ll::_;;!∠;;;;!_::: !,rヾ,Y∠,,,,,,_
!:!::::::!:::l::::::! l::::::::li::::::::l !:::::l l:::::l l_;;-''" ｀.､ l:::!:: l i ヽ:.:.:.＼:.ヽ
ヾ!::::li::::!:::::! ヽ:::::!l:::::::l !::::;! l::::;!"/ !｡ヽ_! ,! l/i::: i ! ､ ,!､;,;;,;,:＼;!
ヽ:lヽ::!¨''l-_ヽ,,l_ヽ:::! l:::/ ﾚ' ヽ __,ノ ／!:l::: ! ! //`<¨¨ヽ;,:.`i_,r‐‐
` !`､::f¨ l ヽヽ!ﾚ' と二つ/ !:l::: ! !,/ |:.:.:`!;.:.:.:￣:.:,;.:.:.
!::::ヽ ヽ `’,! ／／／／ l:::!:: .: .:! !,! L_:.:.;,:.:.:.;.:.:.:,;,___:
……っ！ !::i:::::ヽ と二つ !::l:: .:: ::! l ,r-,,_'';二''--/--､
!: l::::::::丶 / / ,! !::!:: .:::.:::! ﾚ:.;,;.:.:,;.:.:.;,;¨/:.:.:.:.:.:
!: l:::::::::::::iヽ ___,,,, -一 l:::!:: :::::::! l;.:,;,;,:.:,;.:.:,;,;/;.:.:.:.:.:.:.
_,,-'l: ! :::::::::::!`´`ヽ､ , ｲ::!: .:::::/! !,;,;,;.;,;,:.;,;,;,;,;.:.:,;,;,:.:.:
,r'´:,;,;,;r! ! :::: :::::!-- ;,;,;,;_`;ヽ､_ ∠-'!:l:: :::::/;l !;,;,;,;,;,:.;,;,;,_,;,;,;,;,;,;,:.:.;
／,;,;,;,;,;/ ,l l ::: ::::l￣;,---,二ｰ-'`ヽ､_,,,／--,､l::!:: :::/;,ﾚ';,;,;,;,;_;,-" ＼;,;,;,;.:,;,
／;,;,;,;,;,;,/ /;,! !" :: :::l;,;.:.:.;,;,;.:.;,;.:.;i¨´:.:;r ､;,;,;,;,;,;,`､ﾚl:::::/;,;,;,;_;,-'" ____ ヽ;,;,;,;
- 616 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:50:00 ID:mVfxk8eg
-
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼
／ (ー） （ー） ＼ お前だって、本当はわかってるんだろ？
| （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） | 大隊長が撤退を命じた真意は、セキレイ防衛や
＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／ 軍の戦力保持の為だけではないって。
思い出せ。 思い出せ。 思い出せ。 思い出せ。 思い出せ。 思い出せ。 思い出せ。 思い出せ。
| |: : |: : :::|: :|: ::/ |: / | |──- l_|_ |::::::|::::|::|::|::::|::::::|:::::|
| | : :|: : :::| :.|／ /:/ | | ＿_ || ┼::l:::::|::||:|:::|:::::::l::::::l
| |: :::| l ::::|: l':/ // |/ ｲ rｪｪ==xj､ｿ|::::|::|:|::::|:::::::::l:::::|
| | ::::|: l ::::l V _ｭｴ__ " l家ﾄｲﾇ-|:://::::::::|::::::l::::i::::|
､| ､::::､:l :::::l､Vl家ﾍ O:::::::ﾘ ///:::::::::::|:::::::l::::i:::|
| ヽ:|ヽ:::::::lヽ､O::::l vﾆ夕 イ:: ::::::::::::|::::::::l:::::i::|
ヽ ＼:､＼::ヽ vﾆj ￣´ |::: :::::::::::::|:::::::::l::::::i::l
おこがましいかもしれませんけど、大隊の皆は、 ＼ |＼＼ " |:: /:::::::::::|:::::::::::l:::::::､l
私たちにとっては実の子、いえ、それ以上に | : : ､ ヽ |: / ::::::::::|::::::::::::::i:::::::ヽ
大切なんです。だからもう、誰も死なせたくない。 |: :i: : ゝ､ - -' ｲl:/ :::::::::::|ヽ:::::::::::::i:::::::::ゝ
これは、私たち二人の本心です。 | ::l : :::::::::::i:::､ ／ |/: :::::::::::lｰゝ:::::::::::::i::::::::ヽ
|: l: : :::::::::::|::::::|::＞i＿__ .イ: : :::::::::::| ヽ:::::::::::::i:::::::::
V: : ::::::::::::|:::::::/ ﾌ´ //: : ::::::::::::l ヽ, ヘ:::::::::::i::::::
/:.:.:.:.:.::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/: : : : : : ::::i: ::::ﾊ:: :::::::: : :::ﾄ:::::::: : i: : :::::::::::ヽ
/: : /: /: ::::::|::::/ V::ﾄ::::::: :::| ＼::: :V: : :::::::::::|
|: :/: /: :/:::::|∠─ V| ヾ:::::::|￣ V:::::i:::::::::::::::::}
ﾚ.|:.::::|:::i:::::/:/ .､ﾊi ＼:::ﾚｨ--V::ﾄ::::::::::::::::ヽ
.|::::::|:::l::/|::ﾚｲ飛ゝ ヾ| 'ｊ及ｧVﾊ::::::::::::::::ﾊ
|::::::|:::K .V 辻 tｊ} 弋 ｿ ' ﾊ::::::::::::ﾄ;;ゝ それでさっきの話だ。今後、俺や中隊長が戦場で
|::::∧:r-､ ゞ- '´ ￣ i .ﾋ V:ﾊ::::i::＞ 倒れてしまい、この中の誰かが代わって指揮を
|::/ |:|ﾚヽ i レｲ/'ﾘ::::::＞ 取ることになったら。さっき話した方針をくれぐれも……
ヾ. | ヽ∧ ＿ r‐ム::ﾊ／
V:::/ ヽ､ ／'´
ヾi }＞ , イ
| ｀ - ´_ -┴┐
r‐'V/￣ /::＼
/ /:::::入 ./::::::::::|""＼
………… ………… ………… ………… ………… ………… ………… ………… …………
- 617 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:50:25 ID:mVfxk8eg
-
.＿ ,-―― - _
, -―- '" ヽ
／/ ／ ヽヽ
´ / / ヽ ヽヽ
/ / / ｌ ｌ ヽ ヽヽ
ヽl l / ｌ ﾊ l ヽヽ
l l l l l ヽ lヽ l l
ヽ l ／ヽ /ヽ l ヽ、 l ＼/l l
〈l l ￣∨￣ ＼／ ＼/￣ l l l
l l Ｏ三三三 三三三Ｏ' l l ……ごめんなさい。
l l ﾟ。 _ ﾟ｡ｌ l l 恥を晒しましたね。
l lヽ／|ﾟ. |:::ヽ/ l ｌ
ｌ ｌヽ:::└ﾍ ＿ /ヽ-´:／ ｌ ｌ
ｌ ｌ ´‐-＞ヽ ＿ ／＜_'" / /
| | |:::::::::┘:::::::::::::::└´:::::::| / /
、ヽ 〉::::::/::::::::::::::::::::::::ヽヽ:::∨ /
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／ ＼
／ ＼
わかりゃいいんだよ。 ／. (●） （●） ＼
オラいくぞ、お前ら！ | ハェｪｪｪェハ |
撤退だ！ . ＼ |_ｪｪｪｪｪｪｪｪ_| ／
- 618 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:50:51 ID:mVfxk8eg
-
カイオン軍の最大都市（首都カイオンより大きい） セキレイ
＿＿＿＿＿＿ |￣￣￣￣￣￣|
.|iiiiiiii|lllllllllllllllllllllll| ＿＿ ＿＿＿＿ |++++++++++++|
.|iiiiiiii|lllllllllllllllllllllll| |≠≠| ｌｺｺｺｺｺｺ | |++++++++++++|
＿＿＿＿＿ |iiiiiiii|lllllllllllllllllllllll| |≠≠| ｌｺｺｺｺｺｺ | |++++++++++++|
|三三三三三| .|iiiiiiii|lllllllllllllllllllllll| |≠≠| ｌｺｺｺｺｺｺ | |++++++++++++|
＿ ＿j[]j_三三三三:| ＿_ _jiiiiiiiｉ|lllllllllllllllllll{[］} |≠≠| ｌｺｺｺｺｺ r──┬─t ++＿_|
L |iiiiii|llllllllllll|三三三三|＿,.|llllllll|iii|_iiiii|llllllllllllｉ丁￣丁i H|≠≠| ｌｺｺｺｺｺ |i i i i i |i i i |++｢iiiiiiｉ|ｉ
⊥._ |iiiiii|llllllllllll|三三三::|￣￣|llllllll|iii|￣||llllllllllll|├─┤|￣|H|≠≠| ｌｺｺｺｺｺ |￣￣｀|￣｀|++|iiiiiiiｉ|k
iiiiiiii| 「三三 |iiiiii|llllllllllll|zL..L|￣:|＋＋|llllllll|iii|＋||llllllllllll|├─┤|≡|H|≠≠| ｌｺｺｺｺｺ |iiiiiiiiiiiiｉ|iiiiiiii|￣￣|iii|:::
iiiiii⊥.」三:r──────ｰ | ﾛ |＋＋|llllllll|iii|＋||llllllllllll|├─|￣￣￣￣￣￣|￣￣|j |iiiiiiiiiiiiｉ|iiiiiiii|====|iii|:::
ｆｴ| lﾕﾕ |/| ｌｺｺｺｺｺｺｺｺｺｺｺ | ﾛ |＋＋|llllllll|iii|＋||llllllllllll|├─|三三三三三三|≡≡|j |iiiiiiiiiiiiｉ|iiiiiiii|====|iii|
7ﾐ| 「厂厂| ｌｺｺｺｺｺｺｺｺｺｺｺ | ﾛ |＋＋|llllllll|iii|＋||llllllllllll|├─|三三三三三三|≡≡|j |iiiiiiiiiiiiｉ|iiiiiiii|====|iii|
- 619 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/30(水) 21:51:28 ID:C2ODOT.g
- 軍人は私情を挟んじゃいけないけど
軍人ほど義憤に流されやすい人種もいなかったり
- 620 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:51:38 ID:mVfxk8eg
-
＿
,／´:::::::｀ヽ､
／::::::::::: ,. -‐ - ､_
/:::::::: ,,.-':;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:｀ヽ
/::::::: 〃"つ,'ヾ､_:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;｀ヽ ／
／::::::::: ／,,、{、 ｀ヾ､:;:;:;:;:;:;:;:;:｀ヽ／ :::
そういえば、阿部小隊の奇襲でアイゼンが ／:::::::: ,.ノ ,. ､ヾ:､ 〉:;:;:;:;:;:;:;／ ::::::::::
陥落した時。セイバーは、一戦もせずに ／:::: ,..-'´ ' /'ヽl l::! ／:;:;:;:;:;:;／ ::::::::::::::::
退却したんだよな。食料プラントを守る為に。 ／ /: 〈_ ｰ ´ ﾞ ／:;:;:;:;:;:／ ::::::::::::::::::::::
/ ／:: ／ }:;:;:;:;／ :::::::::::::::::::::::::::::
,〃::::::: }-､ ﾉ:;／ :::::::::::::::::::::::::::::::::::
,〃:::::::: / ｒ'´ ,.〃´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
／:::::,／/ ／::／ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/::: ／::: （ ,､ ,.／::／ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/: ／:::::::: __〕､/ノ＼,,..-‐'"':::／ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/: /::,,.-="´ｰ"-'r‐ｖ´:::／ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
,..-┴'"二,､＿,,ノ＝ｰﾌ:{:::::i :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
カイオン軍 第一機甲師団 師団長 後藤喜一
(セキレイ防衛の責任者でもある)
,, -―――
〃:::〃::::::;;、:::::::::::ヽ
Yｱ（￣ {_:::彡::::|
{{;ィ..::ｬ=ミ ヽ::r:､|
代･} 弋･ﾌ / ＾}ﾘ 伊藤と桂の教育が、どれほど行き届いていたか。
';::.:L .::: ｛ r〈 どれほど二人が慕われ、その思想を受け入れ
';t‐ｪｪタ ｲ >､_ られていたか。よくわかる話だよなぁ。
i:::二 ／ ／／ ＼
`ー＜／ ／o＼ ＼
rﾍo/／￣￣:.::＼∧
∨//.::.::.::.::.::.::.::.::.ヽﾊ
/7ﾛ::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.} _}
{ |圦:.::.::.:.::.::.::.::.::.::.::｢ |
V |.:}ヽ.::.::.::.::.::.::.::.::. く|
{ﾉ:ﾉ ハ.::.::.::.::.::.::.::.::.::.}
Ⅳ ∧.::.::.::.::.::.::.::.::.:｝
}ﾘ ／ 〈.::.::.::.::.::.::.::.::.::｝
くく 〔.::.::.::.::.::.::.::.::.:{
- 621 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:52:19 ID:mVfxk8eg
-
,.．- ――― - ､
,/{:!i、::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、
／:::ﾊ{:!i､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.
/:::::::::::{:{､ゞ､:::::::::::::::､::::::::::::::::::::::::ﾊ
/::::::::r'´ヽヾ､ヾﾄ､､::::::ヽ＼:::::::::::::::::::::',
/:::::/:/ ヽヾ､＼＼≦ﾆ≧:､:::::::::::::::::::!
{::::/./≦三≧＿./r:´ ￣￣ヾｰﾞヾ::::::::::::!
ゞ{.//￣￣ ｀}-‐{ ! ,》--レ⌒ヽ}
《 .// ヾ､＿＿_// "/､) };’
で？ 確かこの街の防衛が困難な時には、 ヾ､＿__.ｆ ハ｀ ￣￣ ´ ﾉ' ./′
いわゆる焦土作戦、つまり街に火を放って `i￣ ´ ヽ __ ｀.ノ
逃げろと命令が出てたよね？ 連合軍に、 ', --―――一 ｀ i｀´ｌ､__
ここの巨大食料プラントを与えない為に。 ﾊ ー ,./ ./ l :.＼__
∧ ／ ./ .|:. :. :ヽ｀ﾞ`
〉、 ／ /,／ .!:. :. :. !:. :. :.
,／ /`Ｔ ｒ―‐ ´ ／ /!:. :. :..!:. :. :.
／:. :./:. :..! ＼__,．'´ ./ .|:. :. :. ',:. :. :.
カイオン軍 第二機甲師団 師団長 内海
r-' "￣￣~ =- .,_
r-;' ,;;;;;;;;;;;; ;;;;;, ヽ、
/ ,;;;;; _,.ﾊ ､ , , ,,,,, ;;;;;;;, ヽ
. / ,;;;;;; ﾘ`"i ﾊヽ丶ﾐ ;;;, ;;;;;;;;, ,y
,i ,;;;;; ﾘ/ ヽﾘヽ､ヽ , ﾐ ;;;;;;;;, i
i ,;;; /-ﾆュ.,_丶_ﾍ,,. -＝-ゝ､ ;;; i
ヽ,..i,i" ~,,..-､ `i-- l~,.- ._~`i l,;;_/
. i ri.i '´ /l ､ 'i.i ` i/, i 君が、和平推進論者なのは知ってるよ。
i ヾ-=ー ' .ｿ ､~` ー=''i j i 後々の停戦条約締結のことを考えれば、
. ヽ'l 丶 ､ l_,/ そりゃあ焦土作戦なんかやったら、
l ' ー - ─ ─ ' l こっちが不利になるだろうさ。わかるよ。
ヽ "~". ｲ
lヽ、 ／ l
l :::.ヽ､...＿ , -'..:::_,l
/~` =- .,_ _,. -='" .ﾍ
_.-'´l /`'ﾍ、 lヽ、
-'7´ lヽ /i 冫 /i `ヾ-
- 622 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:53:07 ID:mVfxk8eg
-
, -‐―- ､ , -― - ､ , - ― - ､
／:: :: :: ＼ヽヽ､ ｒ'´::::::::::::::::::::::::ヽ､ ／/:: :: :: :: :: ::ヽ
.|:: :: :: :: :: ::ヽ､:: ヽ､ ./::ｌ´,ゝ-┌､‐´｀i:::l ,-/:: i:/::／⌒:: :: :: ::|
ヾ:: :: :: :: :: l:|Y⌒ ､｀‐ｌ:::ﾉ_,---ヽ--､__ヾ:ｌ-'´:: l:: /::l '´:: :: :: :: :: :/
ヾ:: :: :: :: ::l::ヾ:: :: |:: ::l::i ｆ・ｿ,. ､ｆ・.>｀）:|:: :: :: 〉ﾚ´:: :: :: :: :: :: ::/
l:: :: :: :: ::|:: ∧:: ::l:: ::iｌﾄ､ ｀ , ｀ ﾚi:::::::::::Sﾚ‐i:: :: :: :: :: :::/ わかってくれるか、ありがたい。
ヾ:::lヽ:: ::|::l:: ::｀ヾ＿ヾi ! ﾞ ‐' /ﾚｿ;;-っ´:: :: |:: i:: :: :/:: :/ 話が早くて助かるよ。
ｌ::|;;ｌ:: ::|:::!:: :: :/:.ヾ＝ｌ r┐ /__,／´ヽ:: :: ::l::|:: ::/:: :/
ヾ!::ｌ:: ::|:: :: ::/:. :.,,＞》ヽ､. i .／-‐| ヾ､ ヽ;; :: |::ｌ:: /:: :/
ヾ|:: ::ｌ:: :::/:. :.ヽ'´:.i｀ヽｿZ二Zゞ,ノ!:. :. ｖ:. :ヽ:: l::|::/:: /
i:: :::ｌ:: /:. :. :. :.ﾛ:∧‐､_ヾ::/ ｀‐／ｌ:ﾛ:. :. :. :ヾ!::l::l:: /
ｌ:: :::|::/:. :. :. :. :./ ｀ /::l ／ ｌ:. :. :. :. :. iノ:ｌ::/
ヾ;: :ﾚiヽ､:. :. :.〈 ./::::l ´ ,-└:. :. :., -|､::/
,.．- ――― - ､
,/{:!i、::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、
／:::ﾊ{:!i､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.
/:::::::::::{:{､ゞ､:::::::::::::::､::::::::::::::::::::::::ﾊ
/::::::::r'´ヽヾ､ヾﾄ､､::::::ヽ＼:::::::::::::::::::::',
/:::::/:/ ヽヾ､＼＼≦ﾆ≧:､:::::::::::::::::::!
{::::/./≦三≧＿./r:´ ￣￣ヾｰﾞヾ::::::::::::!
ゞ{.//￣￣ ｀}-‐{ ! ,》--レ⌒ヽ}
《 .// ヾ､＿＿_// "/､) };’
でもね。何がどうあれ、焦土作戦は ヾ､＿__.ｆ ハ｀ ￣￣ ´ ﾉ' ./′
総帥の命令だよ。それに逆らうのかな？ `i￣ ´ ヽ __ ｀.ノ
', --―――一 ｀ i｀´ｌ､__
ﾊ ー ,./ ./ l :.＼__
∧ ／ ./ .|:. :. :ヽ｀ﾞ`
〉、 ／ /,／ .!:. :. :. !:. :. :.
,／ /`Ｔ ｒ―‐ ´ ／ /!:. :. :..!:. :. :.
／:. :./:. :..! ＼__,．'´ ./ .|:. :. :. ',:. :. :.
- 623 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:53:32 ID:mVfxk8eg
-
_.. -= ' ´ ￣ ` - .,_
,r'",,;; ,;;;; ,,;;; ,;;;;;;;;;;,,ヽ、
/ ;;;, ,, ,,,,,;;;;;;;;;;;;;; _ ;;;;;, ヽ
./;; r- ...,_＿ ,.. -y ヽ ￣`i ;;;;;;,,ヽ,
,i ;;; l / ﾉ ~l;'~ l ;;;;;;;;;; i
i ;;;; i _＿, ...、 ! ,.- ., _＿_ .v ;;;;;;;; l
!, ;; i'-,- '''ヾヽ ~`r' ー=-~` i r- ､i
ヽ､i 'rーu-,i l t'~"uー,. l,lr' ll その総帥から、ここの防衛責任者に
i, i ヽ､_,／,i ヽ, -'" ﾘ j i 任ぜられたのが俺だよ。安心しな、総帥から
i l :::. ..:::: ,/ 何か言われても、全責任は俺がとる。
l i_ ヽ ..:::::: r'"-.,_
i ..,_＿ ＿ _、 ::::::::: i ヾ＼~"ヽ
,._,-'"-' ~`二 '" :::::: ,y ,i ヽ,
~_.ヽ '' ..::: ,-'" i /i
_,.-=' /, ヽ、 ,.-' ,' ,r ,y l
- '" / i l丶,-ヽ- ='" ,' / ,' i
r-' "￣￣~ =- .,_
r-;' ,;;;;;;;;;;;; ;;;;;, ヽ、
/ ,;;;;; _,.ﾊ ､ , , ,,,,, ;;;;;;;, ヽ
. / ,;;;;;; ﾘ`"i ﾊヽ丶ﾐ ;;;, ;;;;;;;;, ,y
,i ,;;;;; ﾘ/ ヽﾘヽ､ヽ , ﾐ ;;;;;;;;, i
i ,;;; /-ﾆュ.,_丶_ﾍ,,. -＝-ゝ､ ;;; i
ヽ,..i,i" ~,,..-､ `i-- l~,.- ._~`i l,;;_/
あ、そう。だったらいいよ。全軍、 . i ri.i '´ /l ､ 'i.i ` i/, i
一戦もせずにここからスタコラサッサだね。 i ヾ-=ー ' .ｿ ､~` ー=''i j i
わかった、すぐ兵たちに伝えよう。 . ヽ'l 丶 ､ l_,/
……後々、君がどうなるかは知らないけど。 l ' ー - ─ ─ ' l
ヽ "~". ｲ
lヽ、 ／ l
l :::.ヽ､...＿ , -'..:::_,l
/~` =- .,_ _,. -='" .ﾍ
_.-'´l /`'ﾍ、 lヽ、
-'7´ lヽ /i 冫 /i `ヾ-
- 624 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:53:56 ID:mVfxk8eg
-
＜じゃ、忙しくなるからボクはこれで失礼するよ。
,ゝ:;:ｌ´ i::::::::::::::::::::::::::::::::::i
'´ /l （ ヽ､::::::::::::::::::::::::::::::l
はいはい、撤退の指揮をよろしくねー。 ! | ヽｰ‐-‐ ｀i:::::::;;::::::::::::::::::l
:: ;;; ,, ｌ !:/´｀ヽ:::::::::::::|
（……俺がどうなるか、か。さてさて） :::;;;;ヽ ｌ ﾐ＝-‐' ,' ｌ::::::::::::/
ヾ::::::） ｌ i ｰ-‐'ヾ:::::::く
ﾉ;::ノ 「 ' 〉;;;,-‐L
ヾ::） ヽ-┬┬ ' > .／く ＼
ﾞ・━ ゝ┴┴ ' ,／ ヽ､
ヽ_＿,,,..-‐ '´ / | ヽ-‐ '´
- 625 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:54:24 ID:mVfxk8eg
-
｡
｡ ｡ | ｡ ｡
|. | |:| |. |
|| || |.:.| || ||
|:|. |:| l∧l |:|. |:|
｡ |.:.|. |.:.| ,.傘., |.:.|. |.:.| ｡
| .|∧||∧| ,傘傘傘, |∧||∧| |
｡ ｡ ||. （VVVV）.傘傘傘.（VVVV） || ｡ ｡
|. | |:| {∽}{∽}}}傘傘傘{{{∽}{∽} |:| |. |
. || || |:.:| ,傘|ｌ~~|ｌ~~|}}个个个{{|ｌ~~|ｌ~~|傘, |:.:| || ||
|:|. |:| lvvl .,.,傘傘|∩||∩|}::::/⌒ヽ :{|∩||∩|傘傘,.,. lvvl |:|. |:|
.|.:.|. |.:.|. |∩|傘傘傘|| l|| l|}:::|: |:::{|| l|| l|傘傘傘|∩| .|.:.|. |.:.|
|∧||∧| ,.,.,傘||"||傘傘傘|| l|| l|}:::|: |:::{|| l|| l|傘傘傘||"||傘,.,., |∧||∧|
(vVVVV)傘傘{∽}个个个{∽}{∽}}:|三ﾆ三|:{{∽}{∽}个个个{∽}傘傘 (VVVVv) |
山i!山i山傘傘|三|!|/⌒ヽ!|ｌ~~|ｌ~~|}:／个＼ {|ｌ~~|ｌ~~|!/⌒ヽ|!|三|傘傘山i!山i山 ∧
||^^||^^|个ｌ个{∽}!||:. ||{∽}{∽}}:{ﾆi二iﾆ}:{{∽}{∽}||:. ||!{∽}个ｌ个||^^||^^| /;;;;;ヽ
|| l|| l|::::::::::::|三|!|iﾆﾆﾆi||ｌ~~|ｌ~~|}::::／＼::::{|ｌ~~|ｌ~~||iﾆﾆﾆi|!|三|::::::::::::|| l|| l| | ∩ |
|| l|| l|／ｌ＼||: ||!|／ｌ＼||| l|| l|}:::|: |:::{|| l|| l||／ｌ＼|!||: ||／ｌ＼|| l|| l| ／＼ |ニニ|
|| l|| l|::l⌒l: ||: ||!|:Ii==iI:||| l|| l|}:::|ﾆﾆﾆ|:::{|| l|| l||:Ii==iI:|!||: ||::l⌒l: || l|| l|三三三三三三三三
|∬||∬|::|___l: |§|!|:|l l|:||∬||∬|}:::, '三`､::{|∬||∬||:|l l|:|!|§|::|___l: |∬||∬|:=:=:|:|=:=:|:|=:=:|:|=:=:
{})({i})({}iﾆﾆﾆi{({})}!!.!|,,, l|:!{})({|})({}}::|皿ｌ皿|::{{})({|})({}!:!|,,, l|:!!{({})}iﾆﾆﾆi{})({i})({}:::[]::|:|::[]::|:|::[]::|:|::[]::
|| l|| l|鬥ｌ鬥||: ||!|鬥ｌ鬥||| l|| l|}|鬥轟鬥|{|| l|| l||鬥ｌ鬥|!||: ||鬥ｌ鬥|| l|| l|:=:=:|:|=:=:|:|=:=:|:|=:=:
|| l|| l|/⌒ヽ||: ||!|/⌒ヽ||| l|| l|}|iiiiiiiiiiiiiiii|{|| l|| l||/⌒ヽ|!||: ||/⌒ヽ|| l|| l|:::[]::|:|::[]::|:|::[]::|:|::[]::
|∬||∬||:. ||§|!||:. |||∬|∬||}|iiiiiiiiiiiiiiii|{||∬|∬|||:. ||!|§||:. ||∬||∬|:=:=:|:|=:=:|:|=:=:|:|=:=:
|凶||凶|iﾆﾆﾆi|凶|!|iﾆﾆﾆi||凶||凶|}|二二二|{|凶||凶||iﾆﾆﾆi|!|凶|iﾆﾆﾆi|凶||凶|:::[]::|:|::[]::|:|::[]::|:|::[]::
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
- 626 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/30(水) 21:54:56 ID:C2ODOT.g
- >>621
焦土作戦なんかやったところで・・・
むしろ戦後の食い扶持減らすために徹底的に殺されかねんだろ
- 627 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:57:23 ID:mVfxk8eg
-
. ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ﾄ､:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽＶ: |.: : : | V
＜ : ｣_: : / 〈 {} |/ ﾚ {} }|:./ヽ: : |
＜:: |. 小{ _,,.. - ､-.,_ ﾚ{: :.|ヽ:| ここが、あの青いＶＧの中だって
厶ﾍ ﾊ ､ {ﾊ/ V 言うのか……俺はてっきり、天国なのかと……
＼_! Ｕ ＿ ' !
ヽ ／ ｀t ／
___,ｒ| ＼ { / ／
／:/::::| ＼ ヽ ｀_⌒ ィ ´
／::::::/::::::| ＼ ´ ∧＞､
／:::::::::::/::::::::| ＼ / !＼::`ｰ- ､
::::::::::::::/:::::::::∧ /二＼ |::::::ヽ::::::::::::＼
::::::::::::/::::::::::::::∧ヽ /: : : : :}ヽ!::::::::::〉:::::::::::::::
|:i.:.:::i.::.::i.:.:.:.:::i.:..:.://.::/.:.::// /:/ .|.:.:i.:.:::i.:.:.:.:.::i.:.:.:.::
:i.:.:.:i.:.::.:i.:.:.::.:i:.::.// :/;ｒ´// ./;ﾍ,_ .|:.:ii.:.:.:i.:.:.:.:.::i.:.:.:.:
i::.:.i.:.:.:.:i.:.:.:.:::i:.://:./'´./'´ .// `"=ｪ,,_.|:.ハ:.:i.:.:.::.::i.::i:::.:
i:.:.ﾊ:i:.:.:i.:.:.:.::i:.:i ﾚf / /´ .|;ﾅ‐ﾄ､i.:.::.:i.:.:i.:.::
i:.:.| |;i:.:.i.:.:.::::レ´i:|./ ／ i' |:.i.:.:.:.:i:.:.i:.:.:
｀i;| .|;i:.:.i:.:.:.:.:ﾄ;| i _,,ｒー‐-､,, .|:i:.:.:./:.:/:.:.::
＼ヾi:.::ト:.:.:.{ヽ _,.ｒ=､ '´,ｒ=＝＝ｭ､ii.|:.:.:ｲ:./:.:.:.:
ここに来れば、誰でも最初は ｀ }:.:i`､;:::{,｀,ｒ'"~ヾ. / ﾘ|./:i:.i:.:.:.::.
そう思うでしょうね。私もそうでした。 |ヾヽ;ﾄ､kヽ､.::::::::. ..::::::::...／.|:.:.i:.:i:.:.:.:.:
でもここは本当に、『エヴァンゲリオン』の .|;i;｀ヽﾄ､:{ '､ ./i:.i:./:.:.:.:.:.
中なんです。……といっても、 |.:.:.:.::i.::｀＼ ー‐ u /:i.:.:i/.:.:.:.:.::::
.|.:.:.::.:i:.:.:.:i:.｀;. ､ ／|:.:/:.:i':/:.:.:.:::.:
|.:.:.:.:.:i.:.:.:i.:.:::i.:.:｀i;...､ _, '´ .|:/..://.::.:.:.:.:::
.|.:.:.:.:.:i.:.:.:i.:.:.:i.:.:.:i.:.:.:.｀ T '´ .|':://.:.:.:.:.:.:.::.:
- 628 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:57:41 ID:mVfxk8eg
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.:.:.:/.:.:／:.:.:/.:.:.:.:／.:.:.:.:／.:,／.:.:.:.:,_ ｨ '.:.:.:.:ｲ.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
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/.:.:.:.:i:./::/:.:/:ムｨ´ ＿,ｪニ-'´ /:.:/ |.:.:i.:.:.:i..:.:.:|
.:.:.:.:.:ﾚ:/.:.://::ｒ'_ｭ=テ,三ニー; ／;:イ |.:..:i.:.:.:i.:.:.:.|
.:.:.:.:.:i.:i.:.:/ﾚ,ﾑテ{::ｲ::::::::j:ｹ'` ／ '~ .'ヽ. /:.:.::i..:.:i.:.:..:|
:.:.:.:.:i,i:./.:.::.:/" {i i;;;;;;ｒｭ' ,,／´ ,-ｪ､. ヽ/.:.:.:i.:.:.:.:i.:.:/
:.:.:.::ハ'.:.:.:.:/ ,,_ﾏﾍ;;;ｿ' '´ .,ｪﾇｪ,＼ /.:.::.i.:.:.:.:i:.::/
.:.:.:i:.:ﾊ..:.:.:/ と二つ //;;ｒｿ} /.:.:.::/:.:/:/::/
:.::i:./.:.:.:.::/ .::::::::::.::: {.i:;;ﾌ.'"/.:.::./::/.::/:./
.:.:i:/.:.:..::./ ､と二つ:.／／;'´ｒ'´ 天国でも地獄でもＶＧの中の仮想空間でも、
://.::.:.:.:.iﾍ､ .´::::::::../:/´~/-'´ 何でもいい。こうして、誠君と再会できたの
|/:.:.:.:.:.:| .`､ `'' .; ｲ:/:.:.::/ だから。私はもう、これ以上何も望まない。
.:.:.:.::.:.:ﾄ,. `:.､ _,, ｒ '´ｉ:.:ii.:.:.:.::|
:.:.:.:.:.:.:| ,＞‐;､_. >.､ _,, , .ｒ:;;'´;;;;;;i.:.:i.::.:i.:i.::.:.::|
.:.:.:.:.:.:ﾚ':::::::::::: `Y, |,,_ 〉'´: :`V.:.::i.:i.:..:.:|
_,,,..-.ｰ.─.-.-....､._
二ヽ,,..::"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:..､
／::::::::｀`:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::ヾ:::::＼:::::::::',
/:::::::::::::::i:::::i!::::::::::::::::ヾ:::::,,∠,､_:::::＼::::＼:::::',
i::::::::::::::::!:::::i i:::::::::l::::::::イ＼＼＼:::::::::＼:::＼::',
l:::::::i::::::::!::::i,,ゞ;::::::::i:::::::::l >≧r､＼::::::ヾ＼_ r ､
ｌ::::::i!:::i::::l;/i ._,,＼::::!､::::::l 辻ヾ〉 ＼:::ヾ）
i:::::ﾊ::::|::::l:::i〈｀（ﾍ＼! ＼:', ゞ-′ ラ∨/
俺もだよ。まさか再び、 . l:::i l:::|::::lヾ､ 弋i;） ヽ ＼ ┌::ソﾉ
お前の顔を見て、 ∨ l::::l::::l:::＼ " ﾍ::::/ r
お前の声が聞けるなんて…… ＼|＼!＼ ′ ∨
夢にも思わなかったさ。 ヾ ヾ ､ ｰ ´ , ヽ､ -＼
_, r ´:｀ ､ , ′ 、 | !:.:ヽ : ヽ
_, r'´:.:.:.:.:.:.:.:./:.....｀ ｰ ＜´ ヽ | |::.:.:ヽ: : ﾍ
_, r ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.| .ヽ -､ー_'/ !::.:.:.:.:ヽ: : ` ､
- 629 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:58:05 ID:mVfxk8eg
-
誠君……＞
言葉……＞
|
|
|
|-−―− 、
|-−―‐- ､＼
|-−― -､ ヽ ヽ
|/.: :: :: ::ｲ::＼. l ﾍ、
|＿,:/.:／!:: :: | |_／
|ﾐ:ｲ／ ーl‐:|::l |:l
|ｿ ｲ::ﾂV:/ l::| いや、あの、もう何も望まないとか
|（_人_）｀∠:ｲ |::l 言われると困るニダ。南鮮石たちには、
|＞--r:: '´:: ｌ {::l 『エデン計画』という重大な使命があるニダよ。
|_＼／｀ ー､| l::l
| ,小｀ヽ /' l| l::|
|/iｌ|└' / lＬ｣::l
r―ｉ:|.＿_/ |:: :: :i
T ∨::〈 r､ ｣:: :: ::i
ト､ﾉﾌ￣l寸]:: :: :: ::',
|¨´ト､__ﾉ |､:: :: :: ::ヽ
＿＿_
「￣´.:.:.:.:.:r‐≧､､
／:.:＼:.:.:.:..://⌒ヽ/ﾆヽ
/:.:.〃:/ ＼:.:.〉ヽ {薔} vﾞ)
!:.://;/ ｀ヾ入､ //:i
!/'´,.--､ ,.--､ヽ､/:.:|
心配いらないかしら。二人ともカイオンの . ぃ i:.:V
人々や、部下の人たちのことを忘れはしない。 代 ⌒ , ⌒ }ｼ,
その人たちを救うことになるのだから、 ハ_'､_ ┌‐┐ ,ｒﾆ〈ﾘ
計画には協力してくれるかしら。 ∨ ニ＞.｀__´_ ,.イ＝=/
〉､ニ ｿ〈介ﾄヽ { ﾆ､/- ､
,／ }=〈 〈八〉´ 1__l/ ヽ
l ﾃ l ： ,l ﾃ |
. ＼ ､ , ノ＞＝＜ ヾ 〃 ノ
| {. ∞ / /´
l ! .∧ ,/ /
- 630 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:58:28 ID:mVfxk8eg
-
:::/:::::::::::::::::::::::/:::::::::/ .!::ｌ_,..',:::::::::::::::::ヽ,:::ヽ
:/::!:::::::::::::::::::/::::::::::/,r'}::ｌ }:::::::::::::::::::}',::::ｉ
:::::!::::::::::!::::::::ｉ::::::::::/ /:/__ ｉ::ｉ:::::::::i|:::::ｌ i:::ｌ
::::ｌ:::::::::::ｌ::::::::ｌ::::::::/ i/弍 ｌ::ｌ::::::::::|l::::l !:l
::::|::::::::::::ｌ::::::::ｌ::::/ ,;佗ﾄi !ｉｌ::::::ｉ::l ｌ:::ｌ ｌ:ｌ 「だから今は、祝福してあげるかしら。
::::|::::::::::::l|:::::::|ｌ::{ 〃'っ;ri ' {:::::!::ｌ ｌ::ｌ ﾘ 過酷な戦場の中で起こった、
::人:::::::::::li::::::l ',:! 乂ﾘ ヽ.ｉ:/ ﾘ 恋人たちの再会の奇跡を」
'::::::ヽ::::::::ｌｉ:::::ｌ ヾ, ¨ﾞ ｰ ｀ ;
::::::i:::::｀､::ｌ:ｌ:::::', ｀ //// /
::::::ｌ::::::::::｀!::ヽ::ﾊ、 ﾉ
:::::::ｌ:::::::::::::::::::ト､!｀ヽ ｰ ´/
::::::::ｌ:::::::::::::::::::', /
:::::::::ﾊ::::::::::::::::::ヽ ．., ＿__ ,.ノ
::::::/ ',:::::::::::::::::::::＼/
::::/ ∨::::::::::::::::::::::＼
／::::::::｀`:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::ヾ:::::＼:::::::::',
/:::::::::::::::i:::::i!::::::::::::::::ヾ:::::,,∠,､ _:::::＼::::＼:::::',
i::::::::::::::::!:::::i i:::::::::l::::::::イ＼＼＼:::::::::＼:::＼::',
l:::::::i::::::::!::::i,,ゞ;::::::::i:::::::::l >≧r､＼::::::ヾ＼_::＞
ｌ::::::i!:::i::::l;/i ._,,＼::::!､::::::l 辻ヾ〉 ＼:::ヾ）::::＞
「わかったニダ。いつか、 i:::::ﾊ::::|::::l:::i〈｀（ﾍ＼! ＼:', ゞ-′ ラ∨/"´
やらない夫さんにもその奇跡が l:::i l:::|::::lヾ､ 弋i;） ヽ ＼ ┌::ソﾉ
起こる日を目指して、頑張るニダ！」 ∨ l::::l::::l:::＼ " ﾍ::::/
＼|＼!＼ ′ ∨
ヾ ヾ ､ ｰ ´ , ゝ､
｀ ､ , ′ ／ ＼＿
｀ ｰ ＜ ／´ ／:::::￣｀ｰ-
_ノ´∧_∧ ／::::::::::::::::::::::
:::::´￣／ /〈::ヾ∧ /:::::::::::::::::::::
:::::::／ / ﾉ::::〈 ヽ /::::::::::::::::::::
- 631 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:58:49 ID:mVfxk8eg
-
こうして、火の粉の一粒も飛ぶことなく、セキレイは七都市連合軍の手に戻った。
カイオンの支配から逃れたということで、市民たちはお祭り騒ぎ。連合軍の幹部たちも、
後藤師団長の判断には「流石はカイオン随一の名将」と深く感じ入った。
＿＿＿＿＿＿ |￣￣￣￣￣￣|
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.|iiiiiiii|lllllllllllllllllllllll| |≠≠| ｌｺｺｺｺｺｺ | |++++++++++++|
＿＿＿＿＿ |iiiiiiii|lllllllllllllllllllllll| |≠≠| ｌｺｺｺｺｺｺ | |++++++++++++|
|三三三三三| .|iiiiiiii|lllllllllllllllllllllll| |≠≠| ｌｺｺｺｺｺｺ | |++++++++++++|
＿ ＿j[]j_三三三三:| ＿_ _jiiiiiiiｉ|lllllllllllllllllll{[］} |≠≠| ｌｺｺｺｺｺ r──┬─t ++＿_|
L |iiiiii|llllllllllll|三三三三|＿,.|llllllll|iii|_iiiii|llllllllllllｉ丁￣丁i H|≠≠| ｌｺｺｺｺｺ |i i i i i |i i i |++｢iiiiiiｉ|ｉ
⊥._ |iiiiii|llllllllllll|三三三::|￣￣|llllllll|iii|￣||llllllllllll|├─┤|￣|H|≠≠| ｌｺｺｺｺｺ |￣￣｀|￣｀|++|iiiiiiiｉ|k
iiiiiiii| 「三三 |iiiiii|llllllllllll|zL..L|￣:|＋＋|llllllll|iii|＋||llllllllllll|├─┤|≡|H|≠≠| ｌｺｺｺｺｺ |iiiiiiiiiiiiｉ|iiiiiiii|￣￣|iii|:::
iiiiii⊥.」三:r──────ｰ | ﾛ |＋＋|llllllll|iii|＋||llllllllllll|├─|￣￣￣￣￣￣|￣￣|j |iiiiiiiiiiiiｉ|iiiiiiii|====|iii|:::
ｆｴ| lﾕﾕ |/| ｌｺｺｺｺｺｺｺｺｺｺｺ | ﾛ |＋＋|llllllll|iii|＋||llllllllllll|├─|三三三三三三|≡≡|j |iiiiiiiiiiiiｉ|iiiiiiii|====|iii|
7ﾐ| 「厂厂| ｌｺｺｺｺｺｺｺｺｺｺｺ | ﾛ |＋＋|llllllll|iii|＋||llllllllllll|├─|三三三三三三|≡≡|j |iiiiiiiiiiiiｉ|iiiiiiii|====|iii|
だが……
- 632 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:59:20 ID:mVfxk8eg
-
セキレイ 作戦本部 師団長執務室
,..-一ｰ''ﾞﾞ￣~ﾞ'''ｰ- ..、
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;. ＼
.,i";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.;;;ヽ
.|丶;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.!
l丶;;;;;;;/!ﾏﾀﾞﾞ'''!ﾞ'V┐;;;ii―=i,xri-､;;ヽ
|;;;;;;;;;;;,! ﾞﾞ.!;lﾘ .!;;; !
|;;;;;;;;;│rﾆ;; ..,、 !′ ._.. -;;. !;;.l'
.ｌ;; ∴/ ＿｀ﾞ''＝ ''! -!「二.., l､!
］/'.ｌ.| l ﾉ'' .ﾉ .│.ﾉ .!､l 師団長。教えて下さい。誰なんですか、
,!ﾞ .川 ｀ﾞﾞﾞﾞ″− │'''￣ l l 俺たちを捨て駒にしようとしたヤツは。
ヽ ゝ | ,!.|lﾞ
.'Ｌヽ ,! l./
ｌ'ｧ.ｌ ゛.゛' |’
.ﾘ ヽ ｴﾆﾆﾆ‐. ,/
/'ﾞi .ヽ .......． ,┤
/゛ .i′ ＼ / ; |｀'､
._..-''ｱ ll ｌ .＼、 ." .,／;;;;;;;;l.ｌ ＼
｀ .. lﾞ .!| ..ｌ .｀ﾞﾞ´ ;.,;;;;;;;| ! .ﾞぐ- ..,,_
__,,..-‐‐‐-､_
,ｨ´ｨ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::ヽ
l i'´ ゞ､:.:.:.:.:.:.:.:.::::`,
ヽn＿___v'´'i::::::::::::l
ﾉﾘ ﾘﾉ::::::::ｩ´
`l__ rゝ:::::ｿ
……私だ。 . l /: : :l
ゝ=ﾆニ--‐‐ｭ
_,,-d三二彡".::::`'‐､
,r'´／ l,.ｨ'´:.:.:.:.: ヽ
／ ,r´ l:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.
ゝ ト､, l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::l
`'ｨ'´`'-‐':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::l
l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::l
- 633 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 21:59:39 ID:mVfxk8eg
-
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ﾉ（ ,ﾘ|} |. }
. {. |,.へ⌒ .:ヽ '/ ,ﾍ .}
ﾚ-､{ ゞミ≡=ｧﾉj!}＝夭''´K
!∩|.} .ﾞﾞ匈ﾞ` ..:::::/.''匈/ f＾| 嘘だ！ あんたがそんな人間じゃないってこと
ｌ（( ﾞ′｀￣'"〃ﾆf::`￣ |l.| ぐらい知っている！ 頼む、教えてくれ！
. ヽ.ヽ ^ =' ヾ .ｌﾘ どこのどいつなんだ、俺が殴るべきクソ野郎は！
. }.iｰi 〃∠ニﾆ７゛ ,'
!| ヽ ,i. |''"´"''ｲi, ./
. ／} ＼ .六ニﾆ彳 ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
, -─ - ､
, -'´ l､ ｀ ､
／ ﾉ ヽ ヽ
冫 ノ彡,ｨ／ ヽ. l
7 l _,. l! l
ﾚ'､r l＝-､;__,r-＝､_ l,_ ﾉ
阿部。昔、君が上官を殴り倒した時、 ヽlー─'l ー‐' ｀lﾉ /
私が庇い立てをしたことがあったな。 ', ｀ /,ノ
だが、 ヽ -─- ﾉi'
lヽ､＿＿ ／ _l､
＿,r 'ﾞ|ﾆ= ､ , 一' ´ ,ﾄ ､ ＿
-‐'.´￣／;;;;;;;;|＞／ヽ二二´ﾉ;;;;;;;;;;;;ヽ｀'';;;;
;;;;;;;;;;;;<;;;;;;;;／／l :: ヽ /;;;;;;;;;;;_ - ';;;;;;;;
;;;;;;;;;;／;;;< / / ::. ヾ;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;
- 634 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/30(水) 21:59:41 ID:C2ODOT.g
- モゲ・・・なくていいや
- 635 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 22:00:03 ID:mVfxk8eg
-
/::::'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
,/::::'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
'i:::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ゝ
i;:::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ii:.:.:.:.:ゞ
_,.､-‐'''"´＾~￣;;ﾘ:::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i i:.:.:.:.ﾘ＾~｀ﾞ`'‐-､,_
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`i"'i_;､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.i`'i､:.:.:,ﾉ';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|i'´,/:.;ノ~フ.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/`'-ﾐi, 'i,'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; 今回はだめだ！
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ -,l´ ／ｨ'"´⌒).:.:(⌒l/ﾐゞ ヾ 〕;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; 私の力では、君を庇うことができん！
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i / .イi'´ ,,r‐'´:.:/´ﾌ匕 ｀ヽ } /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; すまん、わかってくれ！
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i ! ' 彡ｨ'⌒''ﾚｨ'`'-､_`i i ,i. };;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i ',/ f´ ｀`'r､ `'ﾞ l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i | '-､/ 〕 l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､-‐､ｨ' lこニﾆニl i､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ヽ. ﾉ - l ,`ｨ‐-;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l l ,-‐'‐-------‐'ゝ､ ,r' ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l l_,,ｨ'´ゞ`'‐,r''´⌒｀'-､‐''´'‐､ ,r' /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
＿__ ＿
-‐''"´￣ ｀ ｀''ヽ=､
,.‐''"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
r（:::::::::::::::::,、_ｨ::::::::::::::::::::::::::::::::::
ゞ, ｒｒ〜ヅ ﾐ:::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾌﾊ ﾐ::::::::::::::::::::::::::::::
. l __,,. -─¬,〈::::::::::::::::::::::::::::::
〉ﾞﾞ`'''ニ二￣ ヽ::::::,ｨ ,､ヽ:::::::
…………今回の戦死者は、 / "" Ｕ }:::/ /ヽ ﾊ:::::::
整備班二名を含む六名。内、一名が /.. "´ ２ﾉ/ l:::::
できない夫です。あのハリボテを守って . ヽ.ﾆ,｀ __／ :l::::
死んだんです。 . 'ｰr‐- .ｨ l:::
〈.. /:{ ヽ
｀} ／:: ! i
丶、,､. イ:::::: !
- 636 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 22:00:30 ID:mVfxk8eg
-
_,,.､､､､､.,,_
／.:::::::::::::::::::..｀ヽ､
/ .:::::::::::::::::::::::::::::::. '､
| :::::::::::::::::::::::::::::::::,ﾍ{ﾂ
| ::::::::::::::::::::::::,ｨｩ ﾉ j
|::::::::::::::::::::::（ |.! ;{
.|::::::::::::::::::rﾘ`l,〉 j}ﾞ 遺体は回収してありますから、
}:::::::::::::::ﾉﾞ l /. 一度会いに行ってやって下さい。
,xｧ''ｰ'ﾞ'` '､ / では、失礼します。
/ ｰ｀¨`''''ー-- ､｣ﾞ'′＿
''^ｰｧ ､＿＿＿＿_ ￣ ／
`>'､, '''"´￣￣_二ヽ､
/ ／ ヽ
,' , / ﾞ､
l / __ !
l, l く,_ ､ |
- 637 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 22:02:23 ID:mVfxk8eg
-
セキレイの街 ＶＧ格納庫
` , -┬- 、- ― ‐― ――― ―――‐―‐―――――――――.…..... .. ...
. ／|! || || ＼ ＿＿ ＿＿ . . . . . : : : : : :___ : :: : : : : : :: ＿ :: : : :: :: :: : ::: : : : : `
./ .|ﾚ＝¬=、 |＼ . : : : : : : : : : : :: :: ::: :: :: : : : : : :: : : : : ::: : ::: : ::: : : :
/ｌ／ ＼| |￣￣￣|｢￣￣￣￣￣￣￣￣￣|｢￣￣￣￣￣￣￣￣￣|｢￣
/l/ | |＿＿＿|ﾕ.＿＿＿＿＿＿＿＿__|ﾕ.＿＿＿＿＿＿＿＿__|ﾕ_＿
ｌ/ ＿」-‐T￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
」! __ィ王 {≡ﾄ、＿＿＿＿_ _＿＿＿__.{≡}＿＿＿__ ＿＿ _＿
|| _ィ壬三_≦]. ┌┤ |＼.||＿||＿|| ||＿||＿||／||＼|l＿||＿|| ||＿||＿
||ｪ=壬|ｌ=┬‐T’ | | ｜ |_|| ＼ | ||＿||_.／＿||___l＼_||＿|| ||＿||_／
, - -――‐┴┴┴┴-..」. | | ｜ |_|| ＼ | ||___／_」|＿||___||__.＼._.|| | ／__.|
/ｌ|ﾋｌ ＼ 、 : : : : : : : : :::::: ＼||┐.」 ｜ |_||＿＿_.＼l| |／_||___||＿||___||＿||_＼. |／_||＿|
lﾚ'.|ﾖ| トｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｲ| |￣￣￣￣￣￣￣￣ ＼／ ＼／
j!!コｺｺﾆ≠IIIIIIl]]]]]￣￣]]]□＿| | : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__| ﾊ,,ﾊ,,, ,,ﾊ,,ﾊ,,,
| ||..:::| | | | | |￣￣￣￣￣| | : : : : :.:.:.:.:.:.:.::::::::::::: ::::::| _＿ __＿ ＿_ ＿__ 彡炎ﾐy'彡炎ﾐ
| ||:::::| | | | || |:::||￣~||￣~|]| | : : : : : :.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::| |＿__||＿__| |_＿_||_＿_| 彡;災ミ彡;災ミ
‐┴===‐┴ー-ニ」|__|:::]]]]]]]]]]]]]]|..| : : : : : :.:.:.:.:.::::::.:.:::::::::::::|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__|＿|ｌ|＿＿|ｌ|
. ￣ ￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣ ￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ^"" "~゛
" '' : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : : :::: ::: :: ::: ::: :: ::: ::: ::: ::
。 : . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :::: ::: :: ::: ::: :: ::: ::: ::: ::
- 638 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/30(水) 22:02:32 ID:rA6C61X2
- よっぽど上からの作戦か……まあ、戦局が大きく変わるような作戦だしな……
- 639 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 22:04:07 ID:mVfxk8eg
-
┌────────────────────┐
│ .／￣￣＼ ..│
│ .／ ＼ │
│ | ー ‐ i │
│ | （ ●） （ ●） ..│ （あの一件のショックのせいで、みんな揃って
│ | （__人__） │ 「翠星石の脱走？ んなもんどうでもいい！」
│ | `⌒´i ......│ になったのは不幸中の幸いだろ。
│ ヽ. ﾉ │ これでもう、脱走事件については心配ない）
│ ヽ ノ │
│ ／ ＼ ＼ │ （遠からず、戦争自体が終わるだろうしな。もう、
│ | ＼, -‐- 、-‐- 、 ...│ あんな非人道的な企みに巻き込まれることも
│ |＼ ＼. （"￣ .入 │ ないだろ、常識的に考えて）
│ | ＼ " ￣￣￣ ） │
│ | ／ ＼,,＿＿＿＿＿__人 .│
│ | ／＼ ＼ ＼ │
│ ヽ,_＿＿_／;__＿＼ ＼,,_ ＼,,__ ....│
│ （＿＿＿＿__）＿__） ...│
└────────────────────┘
＼＼ ＿ ／
＼＼ ＿ノ￣￣ﾉﾉ ＿ |r'l
ヾ'＼＿ｒ'＿_＼rrヾヽノ二￣_ﾉ' || |
〉/ ,rj _＿_ ヽ／ lノ ／ || |
（となると、いよいよもって具体的に `Lvヽ（l_|＿）‐'、＿|ノ＿＿,‐|| |
考えないとな。リジンの村にも手を回し、 r '`' r _＿, ||＼L/ || |
口裏を合わせて、「やらない夫はもう死んだ」と / -イ l_|// 〃 [＿＿_＿|| ＼
翠星石に信じさせる芝居の筋書きを） / ｒ/￣_ ＼_ ||r―――――＼ヽ
l,l/ ｌ￣/￣| | | |￣￣⊆⊇⊆⊇||
| / | ∪ﾉ ⊆⊇ |
| / /|ヽノ r――、＿＿＿|
|/ l | / lヽ＿|＿|
,―'￣￣| | | | | || |
- 640 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 22:05:53 ID:mVfxk8eg
-
（無論、俺だけでは絶対に不可能だから、協力者が必要だ）＞
（事情を話して、その秘密を守ってもらえる協力者……）＞
, -‐‐',二二二,'ｰ-､_
,.ィ´ｨ'´￣ ※ ｀ー-､｀ｰ､
／／※, -― '´￣￣｀ー-､ ｀ヽ ＼
. ／ /,.ｨ':´: : : :.／: : ／: : : : : l: `ヽ､ ヽ. ヽ
/ /: : :/: : : :/: : :/:./: : : : :.:/l: : : : :`ヽ ﾍ
/ ,': : :.l: : : /l: :／//: : : : : / !: : : l: : :.', ﾍ
／ !: : :.l: :./-l:/-､ /: : : :／-‐‐l: : :.l: : : :l. ヽ
ヽ !: : :.l:/ _l'_ i: : ／ ＿_ ヽ: :l: : : :.! ／
｀ｰ-!-ﾄ､: : l ,ｲん示' l／ｕ ´ﾑ:::ﾊヽ`l: : : :,'_,ｨ'´
!: :lヽ: :.!ヽ辷 リ ′ .辷:::ﾘ'´/: : ://:.:| はぁ、はぁ、エヴァ〜！
i: : :! ヽ: ! ´￣ , ￣｀ /／:/ /: :.l
!: : :! lヽ """ r――､ """／/: / /: : :.l
,': : :l ※l: :ヽ l l Ｕ /／ /: : : : l
,: : : :l l: : : :＞ ､`ー‐ '´, .＜ '´※/: : : : : l
,': : : :l !: :..:＿:r┤` ' ´ l>､:/ /: : : : : : !
/: : rﾍ, -､,ｨ' ´ .,ｨ=｀≧圭≦=/ /`ｰrﾍﾉヽ:l
. /:.,.ｨﾉ / 〉´ // //ヾヽ_/ ※ / 〈 l! ノヽ!
ヽ､ ,-､
ヽヽ,-―､__.／ |/⌒ヽ_―
ヽヽ ∠-_ |⌒ｌ )｡=､
《､ヽ＼/ ｀()／ |／｡
｀､ー＼) ⊿／ ヾ |―-┘
ん？ どうした、翠星石。 | ＼ 'ｖ,ーﾆ∋∠／ 〕
そんなに息を切らせて走ってきて。 ート､ 〕 H┴´Ｊ＼ｌ ﾉ 〈
何だか嬉しそうだが、 ー>､> |~>' ＼_ リ | ∩
いいことでもあったのか？ |｀ｌ/＾ヽ'- ~￣＿｀┘」｡｡＼
- 641 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 22:08:05 ID:mVfxk8eg
-
rﾘ ｒﾉ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : }: ｉ: : : : : ､: ‘，
＼ {’ /: : : : : : : : : : /: : : : : : : :/:.i: :}: : : : : :.ヾ:. :.
ゞ:､ {! ヽ.| / /: : : : : : : : : : /: : : : : : : :.ｲ: ｨ:.八: : : : : : ト､:ヽ
/:.∧ {! フ.lヾ /: : : : : : : : : : /: : : : : :〃://:/|_∧:ヽ: : : : :| ヾ!
/: : : :} {! ′; : : : : :. :. :./: : : : : イ／/:/ ;仁xﾊ`ヾ: : :/ }
/: : : : :ヽ. {! i: :i{: : : : : : /:/: : : :才／´,// /;ｲﾊ7::}: : }!:/
: : : : : : :｀ゝ､{! |: ﾊ: : : : : :{: {厶イ〃_,..ィ/ｲ /´ ﾋｿi:;ｲ: :.ｊ/
: : : : : : :〃:.ハ! ヽ| ハ:{ ゞ: : : : :ﾄ:.「´ _,.イ笊}` "ﾙ彡ﾝ ええ、とっても！
: : : : : : /: :/: : {! ﾌ| ヽヾ!{「ヾ : : | }:! ｀代ｒｿ 〉 7千" あの、翠星石はエヴァに、
: : : : :,.:′/: : : {! ｊ}` ＼{ ヾ , . ､丶 . ′j{ 失礼なことを言ってしまったですよね。
: : :／:. :./: : : : :Y! i} r_ｧ ／ i , rﾉ
／: : : :/: : :. :.:.:.j{ j} 丶. _ ／{! ラく j}
:. :.:.:./: : : : :／ Y! ヽ i iﾄ:､ ／ ￣ ヾ爪: : {! ! ;ｿ
: : : /: : : ／ ヾ! ﾗ く i} ` ､〈{ __ }ｒ'ﾊ: :{i ｲ
: : :/:ｬ=:くｧｒ―ｧｘ Y! 1 ゞ! √「:k=ﾐx:. !く::i: :〈 :ｿ
: ,:′:〉7¨´ｰ彡rゞLヾ ﾊ /::/1:ﾄ::､`Y::} K:::|: : Ⅵ;′
／: : : Y:::::::::::1:::|:::::::`ﾏﾐ j}く:/ |::!}ﾄ:ヽ!::N<:::ﾊ: :ﾉﾊ
／ ｜＼
＼ ｜ ＼
＼ ＼| ＼
＼へ― フ ＼ ＼
∠ △ ／ ＼ |
俺の正体が、お前の婚約者かも Yw「ﾉﾉ￣￣＼ ／ ｜
しれないってヨタ話か？ もう済んだことだ。 厂／＼＼￣￣／ ／￣＼ |
疑いは晴れたんだし、気にしなくていいぞ。 ￣ ＼| ￣ | | EVA ｜｜
〔§| ／| ＼＿／／＼
（ ＼＼＿＿ |
＼ ￣￣￣＼＿ ＼
- 642 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 22:08:22 ID:mVfxk8eg
-
＿,,r―:;;;;;;;:::====- ､...__
_,r'''"; ; ; ,r''" ／ ﾞ｀`ヽ., - ―‐- ､
. ,;;'´: : : : : :.:/ ／ .／ ヽ. ﾞヽ ヽ
. ,／ /: ; ; : : : ;;| ../ / ／ i ﾄ ヽ ヽ |
.く; ;;/; ; : ; ; ; : ;:|/ ./ /./ ,: ／ ./,| ji | ﾞ､ l.! ｌ
ヽ/; ; ; ; ; ; : : :| .;' / / / / ,/ //:| | ﾞiﾞi | /
/,!'; ; ; |; ; ; ; : :| .;' ./ / ;' /______,, !_| | | | || |／
/ ;!; ; ; |; ; ; ;; :||i.| / .;' l .;'／...::/､.ﾞ｀/ ,r‐''!| || '
/|; ; ; ; |; ; ; ; ;;||./| | ;' / r''´i|!^ii-/ ,;ﾆ.,!/ i|
/ | ; ; ; |; ; ; ;;; ;;|| | ;!.// ヽ.ゝﾉ iij.| ;' .| いえ、実は翠星石は、あれからも疑って
|;; ; ; ;|; ; ; ;;; ;;|| ﾞi|//｀ ﾞﾞﾞﾞ ﾞi | | :| いたですよ。エヴァはやっぱりやらない夫で、
|;; ; ; |: : : : : :|＼ ＼_ ´.| | | .翠星石の為に嘘をついてるんじゃないかって。
.|; ; ; ;|; ; ; ; : ::||ヽ ￣ ー‐. ﾊ ||
/|;; ;; ; |; ; ; ; ; ; ;|.| ﾞ ､ ／i_l｣:ﾞV,!
/ |; ; ; |; ; ;; ; ; ;|ノ ﾞiヽ､._ ／ i |iヽi::ﾞ､
| ;; ; ;|; ; ; ;; ; ;|＼ .ﾞi;;;;;;;;;;|｀ ー', , {{〈､ｒ┘::::::::＼､
/| ; ; ;;|; ; ;; ; ;; ;{ ＼ ﾞ;;;;;;|ヽ/ // }}/､ﾌ:::::::::ヽﾞ､
/ /| ; ; ;;|; ; ; ; ; ;!ﾌ ＼､ノ;;ﾞ､/,nヽ､ !V|∧:::ヽﾞ､
/＼ , ─＝､─-=ﾆL｣_
/ ＼ ／二ﾆ=‐-=ﾆ、＼ ,＞
/ / ,ムｲ／ .}、 ヽ. ヽ ｧ′
_ ｆ}Y ./ / / ﾉ,ﾄ､ ,ｨ ,ハ. ∨ﾄ、
!`/ /-ｒ-ｒ-､/ ∧ ;' ,ノｌﾉj,ｨ込ｧ｀! ,), V ＼
Υ〈 〈 〈. Y ) __ | ! ｉ,ｧ示. ﾉ'ﾉ ゞr'ﾘ ﾘ ! | ＼
＼ 》 :|| ＼ |!､ﾄ､ﾄ弋ﾘ ､ l ,ﾉ※
`ｰ─(,ﾑｲ' ＼ ,. -'‐ ＼＼ ｱ｀ヽ _ﾑｲi !
でも、もう大丈夫！ エヴァは絶対に ＼ ｀ 7マ'７ | ヽ.≧ ゝ._ﾉ ,: ｨ´|.※ |
やらない夫ではないという確固たる証拠が、 ｀ , i ,ハ} |.※ | ＞ｘ､. イ ! i|. !
この街に来て手に入ったんですぅ！ ｀7ぇｘl/ , ! i 《 ,≫vﾍ.)､i), !
/ / |＿ ｉ.※ i. 《|{,／/iﾍ.∨), ∨
/ / ! )`i !, 《!_／i |《ﾍ.∨), ∨
/ ム.＿. !/ .|.※ |ﾍ. 《 ｉ | 《.ﾍ.∨ﾍ,.ﾏ^
‘ーｘ, i ！ |. | ',. 《. ! i 《. | | ﾒ.}i;
∨ ヽ. | |.※ | ∨《 Lｉ 《 L! :|. |
＼. ∨ |. | 〈 》〜〜〜''〜 | i
＼／ .!.※ ! ,／｣Lﾆ=- |!>X<| :| i
- 643 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 22:09:18 ID:mVfxk8eg
-
__,. -――- ､、_
,ｨ'-'"´⌒^^⌒`丶丶、
〃_r冖'⌒^^⌒'ー､_｀ヾ'､
／{ノ ） ヽ、ぃ
ノ /// / / ／ /} i`､} ､
＼{ l i i,l+‐-／,ｨ/‐ﾘ-､ l | |l > この街で、リジン方面からの郵便が足止め
| l |__l ィ=ミ´ノ ｨ＝ﾐ ﾉ/ , l ｲ されていたそうなんです。で、溜まっていた
从ト ﾄi､:::: , :::: ﾒ/ノ,ｲ lﾄ、 郵便物の山の中に、やらない夫直筆の、
/ ｸ､下ゝ､ ｰ一 彳彡ｲl l lﾄﾐ 、 つい最近の手紙があったんですぅ！
/ ノ/〈｀ヽ｀`ﾆ=y=＜ノ｀l '､ l l l ＼ヽ、
__／ノ / ,八､ ,'´ / ヽ 入ヽヽ､l l ＼＼
, '´イン /r'´､,:'^"'-､_ {、 _l,.,.,._ ｀ﾄ､ヽ、 ＼＼
／ ／ノ ／ ゝ､ /^'t､,_ ｀'}ー'" } } ヽ 'ｰ､ ＼＼
,イ ／ ノイ/ l У ｀'ｰ人-‐ ''"~´'､_ノi、丶、 ｀ヽ、.ヽ ヽ
/,r' ﾉ / ,ト/ /三、 ヽーt、 ヽ ヽ ヽ ヽ
/ ﾉイ / ノ / | | 、 ヽ l ヽ ヽ ヽ ヽ
{ }／ l / | | | ヽ ヽ .l { 〉 ヽ
, ｬ . j´ __,ｲ
,ィ´./,___／／＼. f＾
（？！ 村の誰かが、翠星石を安心させる為に ／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
代筆したのか？ 余計なことを！ そんなことして、 fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
もしバレたらどうする気だ！） ,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
| /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
/!_/ ..::::::::l
ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
- 644 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/30(水) 22:10:27 ID:C2ODOT.g
- >>642
な、なんだってーーー！？
- 645 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 22:11:38 ID:mVfxk8eg
-
＿＿_
, 二¨-―-- ､｀丶、
／＿ ..-――-.. ､十ヽ＼
/／::.::,:.:.:./::/::.::.l::.::｀ヽ、＼ヽ
〃::/:::/:.:.:/::/::.:/::|::.:､:.::.::ヽ ﾊ ｀、
l::.:::l:: ,':l:::/::/::.:/::;小:::ｌ::ﾄ､::.:Ｖ ｌ ヽ
{::.:::|:::ｌ::|::l::/::.:/::/:/:_j⊥ｌ::ヽ:！} ＼
ﾊ::.::l:::|┼く:／::/ /'´ﾉ ヽ:∨::.:l | ／
〈 l::.:|:::l::|∠、ノ , =≡V::.::/｜／ で、この手紙によるとですね……
ヽﾍ::ヽ::Ｖ⌒ﾞ , "ﾞ / :::,' l〔
/rヘ::＼ ゛゛ rーﾍ 彡: / /:::Y⌒i
l冫/ }｀ヽﾐヽ、ヽ､ノ, イ:｀7十/::.::.:l ｜
/／ /:::_rﾍ_｀二√ ＿_〉/ ﾚヘ::} |
// ,'／夕r=＝､∨---/､/ f==ﾐﾌ 厂ト､
／/ 〃r７,ｲ| >ﾄﾏ￣〉 7ヽ厶ィ {ヽ ｣__/ / 〉
, -‐'7／ ／:.rｸ/ {ﾆ=彳/ ﾊ ∨, /￣:{八_‐-┴勹
／ / /: :/７/ ／,ｲ/ / /､/_ /: : : :|:厶 ｀＾´ 人
ヽ冫< / {: : :Y〈__ /／〃 ,' / 7ヽ ,仆､: : :|| : :｀¨¨´: :冫、
＼/ rヘ :｀ヾ//__/> /／V／ /｣ ハ: : l|: :丶: : : ,': ヽヽ
/::/^ヽ_/厶＞rく/ ／l丶/ﾊ/;'/｀ヽj| : : ｀､ /: : : :} ﾄ､
ヽ､ ,-､
ヽヽ,-―､__.／ |/⌒ヽ_―
ヽヽ ∠-_ |⌒ｌ )｡=､
《､ヽ＼/ ｀()／ |／｡
（む、もう読んでいるのか。とすると、 ｀､ー＼) ⊿／ ヾ |―-┘
筆跡や内容に問題はなかったと | ＼ 'ｖ,ーﾆ∋∠／ 〕
いうことか） ート､ 〕 H┴´Ｊ＼ｌ ﾉ 〈
ー>､> |~>' ＼_ リ | ∩
|｀ｌ/＾ヽ'- ~￣＿｀┘」｡｡＼
- 646 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/30(水) 22:11:41 ID:p9jbHRaQ
- 嫌な予感が……
- 647 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 22:12:23 ID:mVfxk8eg
-
「やらない夫は、この手紙を出すと同時に村を出発していて、
/ , - ' ´￣￣ ｀`ヽ／ / ／ / /, - '＼ 、 ｀`ヽ|
. l ,／´ , −- ,ｘ´ / ／ / / ´ .＼. ヽ. |ヽ、
ォ´ ／ , -'´ .／ ／ / / ＼ ヽ | ＼ ,
／ | ／ , -'´ ／ .／ ./. / ＼ ヽ │ /
. | , -'´, -'´ ／ , -'´ / / , - - 、、ヽ │ /
丶 ヒ,´- ' ´ __ ∠- ' // ／三三三三二´＿V /
ヽ │ ., = 三三三二` 、 ／ .彡 ´ ｀ヽv´/ ,イ
ヽ .| ,`三-´ ｀`-ミ / / ／ ii
＼ | ｀´ / ｲ ／ ii
＼ | /i /／/ ／ ii
＼| ｀ , 、 ／ ／, -'´! 《
＼ ＼ 「`> ─ - - - - ‐ ─ ' ´⌒.i ／ ´ ! ii
iiヽ ＼ i.´ i ! ii
.ii ｀ ‐ 、 ‐- _ ｀ - 、 i i ! i 《
ii T - ＿二-−` i i / 、 ii , ii
.ii ヽ .ii , iiヽ i i ./ii ヽ！/ ii
ii ─ ' ＿ ii ヽ. i i / ii ─ ─ ii
》 ／ i .《 ヽ i i ／ 》 ／ i ＼ 《
ii ii ヽ ii. / ＼ ヽ / ／ .ii .ii ii
ii .! ii / ` .、 ヽ , ´ , - ´ │ ii ! ii
》 ii /. ｀ - ｀ 、 ' , ' | ii ii
.ii 《 / ｀┌ 、 ., ' i .| 》 《
ii ii/ i ` - ' i | ii ii
.ii ii i .i │ ii .ii
》 .i ii , へ、ﾉ i, ヘ、 │ ii i ii
翠星石に会いに来てくれるそうなんですぅ！」
- 648 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 22:14:56 ID:mVfxk8eg
-
┌────────────┐
│ ／￣三＼ .│
│ ／;;;; _ノ 三 ＼ ......│
│ |;;;;;;; （ ○）（○） │ ……え？
│. |;;;;; （__人__） .│
│ |;;; ｀ ⌒´ﾉ .│
│. |;;;; } │
│. ヽ;;; } ..│
│ ヽ;;;l ノ ...│
│ / く │
│ | ＼ .│
│ | |ヽ、二⌒) .│
└────────────┘
/ ,.ィ´￣: ￣｀ー--､＊ ＼ ＼
/／: : : : : : : : l: : : : : :.＼ ヽ _>
/: : : : : : : : : :l:..:l: : : : : : : :.:ヽ. ∧ /,.ィ´
,'/: : : : /: : : :.:l:.l:.l: : : ヽ: : : : : :',＊! /´: :!
/!: : :.l: :l: : : : ://l:,'､: : : :ヽ: : : : :.! l/: : :..:l
,' l: : : l:.:l:＿:／/ / ,ﾑ-､-､:l: : : : :l l':..: : : :',
l '; : : l:.l:／｀'/ / ´ ` ｀ー!: : : / l: : : : : :.',
ヽ: :ﾍx=ｭ､ x=＝ｭ､/: :// /: : : : : : :ﾍ
手紙にはアイゼンに行くとありますけど、 ＼ﾍ , /／/＊/: : : : : : : : :ﾍ
この作戦のことが耳に入らないはずは l ｀ヽ r┐ '´／! !__: : : : : : : : :.ﾍ
ないですから、 ! ＊ l.＞.`, ,. ＜イ/ / `>ｰ､: : : : : : :
途中でこっちに向かうはずですぅ。 ヽ l: _,.ｨ ｀´ｨ'´ ! l （:::::::::ヽ: : : : : :
l:l ! 《´ 示ﾐ､ヾ/.＊/ r‐':::::::::::::', : : : : :
,':::! / ゞｲ/〈lﾐヾ,l. l 〉::::::::::::::::l: : : : :
,':::(l / // （ l l`''l ! （::::::::::::::::::::! : : : :
- 649 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 22:15:50 ID:mVfxk8eg
-
|_ |
| ｀'|
ﾉ,.､ ゝ､._＿
／ー ､,__､,.__ ｀＼
/＿,,._/_,ｼﾞ＝､＼ ＼
/ - ､,_ ヽ､_ :》､＼ l
/ ｨ‐ ､_｀'‐ ､,_ヾ゛＼ ｀ヽ/´＼
/ / | ＼＿ ｀ ‐ ､_> ヽ_／〉
/ | 〉､＿／ヽ７＼_i／__＼_li∠、
｀'＞|iﾍ/'`Y´`|i //T/,-‐｀ﾆ _‐､>'"＼
なんだとおおおおぉぉぉぉっ？！ ／／ヽ∧_ハ.ｲ｀ﾒ‐|./ﾊ'､＿＿ 〉ﾉ!丶､ ＼
,..､/.／ ,.<ゝｨ;;/ `゛‐ｲﾉ｣|ﾍ――‐ ｲ!ヽ ｀丶＼
／ゝへヽ_.／ 〉YV'y‐|`vﾍ ＼ヽ-t‐'" ,|i ｀i |
/ ｀'ー‐'/r'v‐i'ヾ_,ﾄｲY'＼_ ￣７＼／ | / ﾄ‐''´
ヽ､_ ∠ｰf_ﾊ.,l､.ト|´＼ﾉ ソ! |ﾄ､ ＼l＼ !| /
`''‐'゛ ￣||i｀ヽ ‐| /｀l／ |.| ヽ ＼＼V
|l ／ ｀ヽ/ | | ヽ ヽ＼＼ ＿
〉く ／ // ヽ ヽ ＼_＼｀ ‐ 、
|ヽ/ ,ｲ _// ＼ ＼_/ ＼＼ ＼
| | / | / ＼ ＼＿`ー ､_ ＼
! i.∧ |.| ／／`ｰ､ r‐‐＝ニ＼
／/ ハ l |.| ／￣￣ ／ ＼＼
／ﾍ〈_／ ヽl | // ／ ヽ
／ Ｖ´ ＊_ｒー' ￣￣ ｉ :Ｔヽ、＊ ヽ ＼
／ ::/ ノ: ￣／: : : : : : :ｉ: : :ｉ : : :ヽ、 .} ＼
く :::レ': : : :/ : : : : : : : ::/: : ::ｉ: : ヽ: ::＼}. ＼
＼ ::/: : : : /: : : : : : :/: /: : /: ｉ: : : :.ｉ: : : ヽ ／
Ｙ: : : : :`:く;; : : : :/://: //:/＾レ:'":|: : : : :レ'´
|: : : : : :|＿_＞ｧ'-./／ /_ｪ‐ﾆＬ;_: |: : : :ｉ:|
|: : : : ｉ レｲつ＾ﾄｖ" ／ イﾌﾞい/ﾞ| : : :ｉ:ｉ そう心配しなくても、リジンからここまでの
.∧: : : い ﾋﾆソ ／ ﾋ二ｿ ./: : :./:| 道中ならもう安全ですよ。やらない夫の身に、
,': :(Ｖ＼:＼ ､ ／: :／}: :| 危険はないですぅ。
,': : :} ヽ. `ｒー -ー-ｧ "フ´ ﾉ__::|
,': : : :{ ＊ .}: ｀ｉ ､ `'' _. .イｉ ＊ /::: ヽ.
,': : : : :{. |: : ｉ: :ｉ _| ー‐ .｢: ｉ:ｒ┴┐|:::::... |
.,': : : : :.ｒ┤ レー ' ヽ. .ﾉ ｀＞く⌒ ﾏ:::ｲ__ク
: : : :.ｒ'´.ハ{ .| ｪ=＞くｪ.く ＼ ヽ Ｖ ｢ ヽ|
- 650 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 22:16:17 ID:mVfxk8eg
-
┌────────────┐
│ ／￣￣＼ .│
│ ／ _ノ ＼ ......│
│ | （ ⌒）（⌒) ......│ あー、その……そ、そうか。
│. | u （__人__) .│ それは良かった。早くここに着いて、
│ | |r┬|} ....│ お前に無事な姿を見せてくれるといいな。
│ | | | |} .│
│. ヽ ｀ﾆ} ......│
│ ヽ ノ │
│ / く ＼ │
│ | ＼ ＼ ...│
│ | |ヽ、二⌒)､ . |
└────────────┘
＿＿,．--_-_- ．__
_∠/ _v__｀¨´ _vv_ヽ.__ ¨' -．_
,ｨ´r_ ｲﾊ｀_,､__ ﾊﾊ _｀ヽ. ¨ ‐--ｫ
,ィ´ ´ﾊ ,ﾉ￣￣´ ￣￣ヽ､ﾌﾍ' ヽ.__ |
. /ﾍア´￣|.:.:.:.:.:.!.:.:.|.:.:.:.:.＼.:.:.:.:.｀ー､ _､＼ |
ノi,ｨ´:/.:.:.:.:.| .:.:/!:|ヽ.:',.:.:＼.:.:ヽ..:.:.:.:.:.: ヽ.ﾊ¨ ｀ー'‐- ､ ＿__
. |_/:!.:.:!.:.:.:.:.:ﾊ.:/ﾉ.:| .:',∧:ヽ.:ヽ.:.:ヽ.:.:.:.:.:ヽ:｀¨Tヽ._=Y= _二_Yｨ ﾝ
. / !:!|.:.:|.:.:.:.:.:|::|'/.:.;ﾊ.:.:ﾊ:|＼:＼:＿:.ヽ.:.:.:. i.:.',:.:',.:.:＼￣¨ ‐．_￣
ｲV|:|:!',.:l.:.:.|.:.:|::,'.:./ !.:.l |:!-‐＜_｀ヽ｀.:',.:.:. |.: |､.:i､＿.:ヽ、.:.:.:.:.:￣¨
. |'ﾍ |:|:!:ヽ',.:.|ヽ|ﾉ-,''¨｜ﾉ l:! ＿ ヽ|､.:.|.:.:/.:.:|::',:|、.:.:￣￣.:.:.:.:.:.:.:.:
そうしたら、真っ先にエヴァを . / ,!:l:ヽ.:.ヽ.i／:|/ _」' ﾘ ＿, -z' Y.:∧.:.:!ヽ!| ＼_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
紹介するですよ。 . ,'v_ 代:',､:ヽ.:.ヽ.:.:i! _,ﾉ ￣´ ,':,ｲ/ﾊ.:|:::::i|＼.:.:.¨ヽ.＿＿
翠星石を何度も救ってくれた、 {,ﾎ | ',ﾍヽ ＼:ヽト=''´ zxx /'´,'ノ:::|/￣¨ ‐-．＿_.:.:.:.ヽ.￣
勇敢で優しい恩人だって。 ヽ ﾉ ヽ', {＼｀ヽ＼_zxx `__ ,． 人＼__::::::::::::::::::::::::::::￣￣￣
ﾄvヽ ＼ヽ.＼:｀ヾ.￣ ／| :::＼＿｀¨:::::‐-．＿＿＿＿_
ヾ｀ | ｀ｭ､`.:､｀マ'ェｧ､‐-‐''´ jヽ＿＿_｀＞､‐-．＿＿＿＿_
｀¨!｀ー- ､／.::.::`ーY｀ｧ-}｀'‐‐x― '´ ﾄ、,、,、:::::::::＼＿
ヽ、＿__ヽ-=､_,､f'/_ﾌｧ＝ァｿﾄ＝,ゝ､__} /ｲー--､:::::::::::｀¨ ‐-．__
- 651 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 22:16:35 ID:mVfxk8eg
-
: ＞ ．. ./｀＞ ．
:::::::::::::＞,/:::::::::::::::｀＞,
:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::/_:::::::::::::::::::::/､_
::::::::::/ ｀ヽヽ:::::::::/_ /｀ｰ､‐´｀二ヽ
::::::::＼ ヽ＼::::::::ヽ､___y´ 》.》 ｀｀
＼ヽ:::::::::::ゝ,_( ｀ヽﾔ、::iヽ. ,ィ
》/::::::::::::/ ｀ヽ _,ﾊ Ⅵ ヽ ／/
/〈::::::::γ' / -代 ヾ｀ヽ`イ／
/j::::::::j ,イ__ ノ ゝ._ )ヽ_R/ お、俺も楽しみにしてるだろ。
//:::::::/ /_ ノー‐- ､! ﾄvー' 「やらない夫」に会えるのを。
Y_三ｲ ￣ ｀､ :l
ﾊ_i
, ...... - ､ _
,. -'´ ｀ヽ、
_,. -ｯ'´ ,.. -‐ '.: ´.:｀ ヽ､ ヽ、
l´ ／ ,. .:'´.: .: .: .: .: .: .: .: .: '‐ ､ ﾄ､
い/／.:,.: .: .: .: .: .; .: .: .: .: .;. .:, i.:ヽ,｀',ヽ、
〉'´／.: 、.: .; .:'´.: .: .:_,フ,´.:'ﾌ!.:!.: .:i ｌ ヽ,
そう言ってもらえると嬉しいです！ , ⌒丶ぐ/: .: .: .:Ｘ´.:ー＝ラフ´.:／ ,|.:l!.: .:ｌ 〉／
エヴァ・翠星石・やらない夫の、 ﾉ 、ヽ、 .: ,.'ｯ-､ゝ ' ´, ,'ン´ ,／ ｌ/l.: .: ! l'
三人演奏会の日は近いですよ！ / 、 ヽ ト.〈 ト'uヽ ´ ,. イーr､' l.: .: l l
/ ヽ, V ｌ ｀ ゝ‐┘ !‐'じ'＾! 〉,!.: ; ' !
l、 ゝ､._ ｀どィ l、'''' ,､ _ ｀ ',,‐' , ':／:i、 l
ヽ、 _フ´ ,-'ヽ,ヽ、,' ￣￣ i ∠ン.: .: :lヽ、l、
｀ラぐ'＾~ ﾉ:::::ﾌ｀ゝ､ ,.! .:'.:´.: .: .: .: '､ ヽ,l
l´::::::｀'_､／::::::i i~ Fﾆ ｷ´ーｎ-､ヽ、､.: .: :'､ ゝ、
. ,.ﾉ::::::::/:.:,入_r'´r' ｒ '' ﾌﾞに > 5 l;::::｀ー:iヽ_.: .: '、'! ヽ
／/_::_;∠ン.: .: .Pく >'/ｘい ｉ i;::::::;::::::b'F-.: .: i ! ヽ
/ ／ ／.: .: .: .: .:L､'-､ﾉ´K´,l 'i 〉3ぐ !:::::l.: .: .: .: :l, ゝ, ヽ
- 652 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 22:16:58 ID:mVfxk8eg
-
,-‐くﾝ__
{ ｡＼ﾝ ,.. -‐::´￣｀:ヾｰ-､＿_
`ヽ、 ｡＼ﾝ┐ ／::/::.::.::.:/::.::ﾊ::.＼ ヽ ＼
'. o ﾟ｡`く{ /::.::/::.:/::.〃::/ V::.:|ヽ ヽ／
'.＼丶丿 /::.::.:l::.:/_://::/＿ l::.:|::.l |
`⌒ヽ,>>＼l::.::.::|:'´::ノ/／ ｀ l::/::.| |
＼>>|::.:l::.!ィ（＞） （● ）::.: | ﾚ
さあエヴァ、一緒に練習するですぅ！ ﾉミヽ::＼__ ､_,､_, /::. /ﾘ |
| ミ>二ﾄニ ヽ_} フ:// ﾊ＿ ＿
| ﾉ,' | |｀¬‐イ_7￣｜ ! : : : : :
| ヽ＿ﾊ ∨r―介―/ / _:_:_:_／
ヽ ＼>>＼ﾊ ', ∨ ＼
￣￣￣＼ >＼} }, ヽ ＼ ＼
|＼>>＼':,':, `ｰ> )
| _＼>>＼':,'／ ／
｢`r､ノ＼〆/ ﾉ ヽ
､゛:,':,':,':,' ﾚノノﾉ＼ ｝
/＼＼ﾞ:,':,':,':,＼>>> /
/ ＼`⌒' └／
／｜ ＼
／ ｜ ／
..／ |／ . ／
／ ／ フ ―へ／
| ／ ＼ △ ﾝ､ あ、ああ。そうしよう……
｜ ＼ ／￣￣(,(,1wY
| ／￣＼ ＼ ￣￣／／＼ ＼
｜｜AVE | | ￣ |／ ￣
／＼＼＿／ |＼ |§〕
| ＿＿／／ ）
／ ＿／￣￣￣ ／
┌───────────┐
│ ／￣￣＼ .│
│ / _ノ;jijii;丶_ ! ..│
│ ,ク(゜_)）ij（_゜)）!`i .│
│ | ﾋlli（__人__）.ｿ / ......│
│ l ＼ .,ｷ呪ｶ'/ / │ （一体、何がどうなっているんだああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ？！）
│ .＼ ヾ狂ﾘ | { │
│ /ヽ |ｰ-ｲ!_ﾉ`､ ..│
│ /::::/i_ﾉ|_／:;l:::::::| ......│
│ |::/:::;:/;;:::::::::;|:::::::i │
│ |/:::;:/;;:::::::::::;i;;::::ﾉ .....│
│ |:::::;;:|;;:::::::::::::::r │
│ ＼;;/;;::::::::::::::::! │
│ |:::::::::::::::::::/ .│
│ |:::::::::.::::::/ ....│
│ |:::::::::::::ｲ ...│
└───────────┘
【つづく】
- 653 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 22:17:31 ID:mVfxk8eg
-
○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★
次回予告
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ﾉ（ ,ﾘ|} |. }
. {. |,.へ⌒ .:ヽ '/ ,ﾍ }
ﾚ-､{ ゞミ≡=ｧﾉj!}＝夭''´K
!∩|.} ﾞﾞ匈ﾞ` ...:::::/''匈 / f＾| やらない夫が、会いに来る？
ｌ（( ﾞ′｀￣'"〃 f::`￣ |l.| おい翠星石。その話、俺たちは初耳だが、
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ エヴァには先に話していたか？
. }.iｰi ^ r' ,'
!| ヽ. ,∠ニ= /
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
／_r'´,r '´￣´'￣´ ヽ¨ヽ ＼
＼/／, / / ｌ｜ ヽ ＼}／
｣/ / / /´ ｣ l'、 ', lヽ!
/! / / /／／|l| ヽ l| ! |'、
//| l| j__{_. ィ 〃ﾄ､._､_|_｜l ',
こうしてルートが開いた今、第一管理者たる / / ｌ l| Ｎl__,ヽ /' /＿_/ /ｌ | ﾍ
やらない夫さんは、いつでも南鮮石たちを / l ヽﾄ､ｌし￣:::::::;::::::￣ゝ)/ /}. ﾍ
消去（デリート）できるニダ。もし、どうしてもと / | 丶ト _､__,､__, _ イ |/ | ﾍ
いうなら、恨みを晴らして下さいニダ。ただ、 / zヵ }:ー≧≦ー―｛. lz､ ﾍ
／ l: : ﾍ |／ .八. ＼ { ｜: ! ヽ
/ |: : : :ｌ |＿/!{ｉ}ﾄ ＿〉 l}| !: :| ＼
┌───────────┐
│ (ヽ三/) ）） │
│ ( i))) │
│ ／￣￣＼ ＼ .│
│ ／ _ノ ＼ ） │
│ | （ ＞）（＜） │ ってことはアレが全部現実か！
│. | ///（__人__） │ 俺が世界を救う！ 俺が「やらない夫」に戻れる！
│ | ｀ ⌒´ﾉ ....│ 翠星石を、この腕に抱きしめることができる！
│. | } ......│ テンション上がりまくりだろ、俺の悲願的に考えて！
│. ヽ } │
│ ヽ ノ │
│⊂ヽ γ く .│
│i !ｌ ノ ﾉ | │
│⊂ｃノ´| ｜ .│
└───────────┘
○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★
- 654 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 22:17:59 ID:mVfxk8eg
-
以上です！ ご覧頂き、ありがとうございましたっ！
_＿__
,. : ´: : : : : :｀＞ ．._＿＿__
/: : : : : : : : : : : : : : : : : :.＜
. γ'⌒ ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:｀ヽ.
/ : : : : : : ヽ ,z≦ﾐi: : : : : : : : : : : : :.:.:'，
/.: : : : : : : : : ,ゝ. l: : l: : : : : : : : : : : :.:',
, : : : : : : : : : : }｀）ヽ l: : l: : : :ヽ: ヽ:ヽ : :.:.}
,.:.: : : : : : : : :.:/ ヽ: ヽ: ヽ: ヽ:}: :}: :.:./
/.:.: : : : : : : :.:/.''⌒｀ヽ X⌒∨: /.:,. '
. /: : : : : : : :.:_,ｨゞ≠⌒ヾ､ x≠ヾ/ノ／
/.: : : : : :.:,'⌒|:|ｰ{ だﾊ ,仍 }/´ この物語も、これにて４分の３が終了。
. /:.: : : : : :.:八 ｌ:ｌ ..ゝ 弋ソ ﾏﾉ /丿 いよいよ次回から、最終第四章です。
/: : : : : : : /: :｀ｰl.:! ´￣｀ ゝ ｀{´
. / : : : : : : :/ : : : : l: i ｆフ 八 追い詰められたカイオン軍は、
/: :/ : : : : / : : : : : l: :i ゝ. ´ ／|: : } 一発逆転・起死回生の手に出ます。
／:／ : : : : /: : : : : : :.}丿. ｀≧ｰ= ´: : ゝ;/ それがやらない夫たちの最後の戦いです。
∠:／ : : : : : /: : : :≠"¨´ ｀ヽ. .{: : : : : : :.ｉｰ- ､
. / : : : : : : : {: :∠´. ＼― ､ ,ゝ､: : : :.∧ .∧
. /: : : : : : : : : :/ ⌒｀ヽ. ヽ. .i: : : :i: :.}ｲ }
. /: : : ,ｲ : : : : :i ヽ. ＼ !: : : l :/i} i
/ ./
i|i _＿＿__ ､ / ./
|. | , . :"´: : : : : : : :｀ヽ. ｝.../ ./
_＿.|._|∠____: : : : : : : : : : : : ∨../ ./ γ⌒ｉ で、それを戦闘面ラスボスとするならば、
/´. .:.:.:.:.:.:.:.:.: . ｀ヽ;,;,r--.､: : : : : :./ ./ / | 精神面ラスボスが今回最後のあれです。
,ｲ . ::.:.:.:.:.:.:/´￣}-{￣｀ヽ:ヽ.: : :/ .∧ ／ .|
{ ｉ . ::.:.:.:.:.:.:{ 〃´ ｀Y'"´}:.:.:.i｀. /:.:∧ ／ | 発狂してもおかしくない「ディアブロ」化を、
ｉ i .:.:.:.:.:.:.:.:.:ゝ._.ゞ三├､ノ:.:.:.:| ..∧:.: ／ | ここまで耐えてきたやらない夫。その彼の
ゞｉ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./;ﾊ人; ;Σ_≠| / 〉" , ' ´￣ } j 精神を、今までにないモノが襲います。
ヽ:.:_＿＿＿___〃,,斗示､:.|.:.:|:./ .／ :;:;:;:;:;:;:;:i ./
｀;;ﾄ､!杙}. ゞ《 弋ﾏ_ハ!: :ﾚ _∠_::;:;:;:;:;:;:;:;:;:j/
, ' jﾊ｀j ` /: :.j ／´.:.:.:.:. ｀ヽ､ ;:;:; ;/｀ゝ _＿＿＿＿
{ ∧ゝ ＿_ /.; :／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＞′ヽ./ヽ: : : : : : : : : : :
{: iゝ．<´ｰ‐ /;.∠_.:.:.:.:.:._＞"´ ヽ/.ゝ._.:.: : : : : : : :
酛ﾚﾍ｀ヾ二´" ｀￣´ ヽ.//＼: : : : : : :
}: ; ;／ ∨//＼: : : : :
丿／ ,≠‐┬―.､､ i∨///＼: : :
／ ／ :.:.:.:. i ｉ i ∨////≧
／ ,.ｲ":.:.:.:.: :'， ヾ ゞ∨/////
／ ／/:j:.:.:.:.: .::'， ', ∨////
／ ／ ./ /.i:.:. .:.:.:.:.:'， }: ゝ ー ､
, ' ／ /:V:|:{:.＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:'，/: : ､//
ﾄ､ ｲ" .iｲ:.:|:|:ﾄ､:.:.ヽ:ゞ｀ヽﾊハ: : : ，/
i :｀ ー‐一´:| .| i:.:i Ⅵ; ＼:.:.＼ｰ"´: :
- 655 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/03/30(水) 22:18:28 ID:mVfxk8eg
-
「 ./｀
|,r＝＝‐､/
∧Ｏ_＿＿})
{ゝソv´ｿ）ﾊ 二つのラスボス戦に立ち向かっていく、やらない夫。
__ﾉ_.||.ﾟ ロﾟﾉ||＿ 翠星石や阿部さんといった仲間たち。全てを越えた
ゝｰ!,l､_∨_）{つ′ 先で彼らが辿りつく場所……最後までどうぞ、ご覧下さい。
./. (ﾝ＿＿_>ゝ､
└‐‐ |‐| |‐|ｰ'"´
i,､.ゝ､ゝ
次回、第四章 第１話は、４月８日２１時３０分より投下開始です。お楽しみに！
- 656 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/30(水) 22:19:15 ID:p9jbHRaQ
- 乙でした！
最後はやらない夫と一緒に「なんだとおおおおぉぉぉぉっ！？」と叫んでしまいましたｗ
- 657 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/30(水) 22:20:08 ID:YNx3Fh6Q
- 乙です
さて、どんな残酷な事実が……ありそうで怖いわ
- 658 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/30(水) 22:21:07 ID:C2ODOT.g
- 乙
なんか、上げて落とされそうなやらない夫が不憫でならない
- 659 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/30(水) 22:22:44 ID:rA6C61X2
- 乙
どんな風に転がっていくのか、まったく予想がつかない……
- 660 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/30(水) 22:35:12 ID:rIkk0MLQ
- おつ
- 661 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/30(水) 22:43:59 ID:6w4TP/Qg
- 乙でした。
予告で、阿部さんが怒ってるのが怖い･･･ 何か問題あるんだろうか？ ＞エヴァには先に話していたか？
- 662 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/30(水) 23:21:24 ID:JUKQeyh2
- 乙
やらない夫の手紙ではぁぁぁ？？？？ってなった
クローン作る技術でもあるのか？
- 663 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/30(水) 23:57:19 ID:MXn6grvQ
- おつ！
つづきはどうなってんだろう
- 664 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/31(木) 04:53:41 ID:H2W0fC.w
- 戻れるって事は体があるってことだよな・・・？
どうなってるってんだよこれ…
- 665 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/31(木) 08:04:10 ID:yw25QAkE
- 乙でした。どういうことなの……ともかく続きを待つべし。
- 666 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/31(木) 10:13:16 ID:bCMMEFaY
- 次回予告の嬉しそうなやらない夫がどう見ても落とされる前にしか見えないｗ
- 667 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/03/31(木) 10:25:07 ID:Wc8MyFtA
- 乙でした
追いついた。ブルーハーツの「すてごま」って曲を思い出したよ
- 668 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/01(金) 23:25:53 ID:BfdoOo7o
-
_＿__
＿.／´ :.:.:.:.:.:＼
／／ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ヽ. >>607
/ :/ , '⌒ヽ:.:.:.:.:,. ― ､j 言葉にとっては、結果オーライでラッキーでした。
/: : ! { 丿 ._j′/| ﾄ 綺麗に言えば愛の奇跡、ってことで。
ゞー――"ゝゝｰ.´∠´ .ｨ;;}ﾚ′
￣￣|｀ヽ. / { 弋} ┐ヽ. .／´} >>613
|: : :.:｀ｰ<|| ｰ一 _ , ﾄ､" / やらない夫にしてみれば、得体の知れない
l: : : : :ゝ_||.. ´ ./ i / 霊に憑かれてるようなもんでしょうしねえ。
| : : ／´:;|| ｰ―┬一 ′ /
γ´`<´;:;:;:;:;:;:`＞ー┴｀ヽ ./ >>614
_＿__ ／ゞ. ` ＜:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:丿 /| あっちでこっちで、誰かが殺されて
ヽ. ￣￣ ｀77ー‐一"ゝｨ´.ﾍ 誰かが復讐を決意し……
ゝ. {＞ゝ._＿/,,,. -‐ ､ ヽ
_＿＿＞ー―――＜"´／／> ／:.:.:.:.∠_ヽ } >>619
"´:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;| / ヽ. ゝ／丿:.:.:.:.:/:.:.:.:.:｀ヽ} 三国志とか戦国時代の物語を見てても、
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ｌ / }＼ ｀´｀ヽ.:.:/ミ．:.:.:.:.:.:j! 軍人＝武士たちはしばしば、戦略上効率の
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; l .,′ (0)（ ヽ. 丿/ ∨ ｀｀￣´| 良し悪し以外の価値観で決断を下しますよね。
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; | i /:.:.:.:.ゝ..｀￣ ´ ノλ__ .|
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: | ｌ {.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ ￣ ´.:.:.:.:.:.:/￣¨ ‐-．.._＿ >>626
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;| ｌ ／.:.:＿ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: / ,,.-‐:´ :.:. ｀ヽ こういう場合、身分の貴賎問わず狂って、
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:| l γ"´ ｀ヽ. :.:.:.:.:.:.:.:.:. / /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.丿 相手に対する嫌がらせしか考えないのも
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:| ! ./ .〉､:.:.:.:.:_∠._＿_./:.:.:.:.:.:.:.:.:. ／ ありがちです。いや、「貴」ほど顕著かも。
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; 丿 ﾚ' / ｀￣´. , '.:.:.:.:.:.:.:.; '´
ヽ:;:;:;:;:;:; ／ ,,ｲ ,,,.-‐― ノ‐- ．.. _＿___, ':.:.:.:.:.:.:.∠.
ゝ_∠.._／ |／´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／:.:.:.:.; '´:.:.:.:.:｀ヽ.
/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_√:.:.:.: ∠ -‐―‐- ．.:_>
` ＜:_:.:.:.:.:_＿ :. -‐／:.:.:.:.:.／
￣´ {〃:.:.:.:/
/ :.:. /
| :. /
ゝ"
__
_＿|「_＿＿
/´ _||fΞ三三.､
/ |__|（二）＿丿
/ ｒ" /iﾘi|_!_/ >>634
/ :i /（ ・）!' 死別からの再会ですからね。奇跡も奇跡です。
/ /.|' ､__ ﾉ
, / |. --‐' >>638
; /｛二> ) ムスカでさえ知らされていないレベルの機密を、
Ⅵ ,/;|.├┤ヽ 阿部さんややる夫たちが知りえるはずもなく。
ゝ,/;:;i__(__)＿(0)
く__/.::.::.::.::.:..::...:,〉 >>644 >>646
`,ｰ┬―‐くヽ_ さて、正体や如何に？
｛_/" `-ﾞ
- 669 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/01(金) 23:26:40 ID:BfdoOo7o
-
／: : : : ∨: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ∧
/: : : : : : : :ゞ∠三ﾐi : : : : : : : : : : : : : : : : :∨: } >>656 >>659 >>662
/: : : : : : : : :/{ |: : : : : : : : : : : : : : : : : : ∨ 嬉しいお言葉、感謝です。ちなみに原作ではここで、
{: : : : : : : : : i ゝ !: : λ: { : : {: : : : : : : : : : :}¨Y 「この続きは第四巻の発売をお待ち下さい」
∨ : : : : : : λ ∨ | Ⅵ＼: Ｘ´⌒ｉ: : : : :/ :.;ﾉ なんですぜぃ。
ヽ: : : : : :/ ´￣｀ヽヽ!､ ゝ__/≠=ミ : /彡' .:/
ゝ : : : { ゝ､二二ミ j,,ィ示>､"´:.:.:.:.:i >>657 >>658 >>666
｀Y ヽｰ≠´ ７示㍉ 〃_ ,ンl }:.:.:.:.:.:. j まぁこういう展開の、お約束といえばお約束。
いﾍ. ^ ーゞ'- " ﾚ〈:.:.:.:.彡′ 何がどうなるか、結末まで見届けて下さい。
ゝ_∧＿_,.-- ､ ′ .}: :ヽ"´
⊂ニニ.ヾヽl l ｰ ' ,ハ: ;ハ >>661
＿Ｖ＿＼.>ｰ{. ¨ ／: : }/ : :} 阿部さんは、この手紙の件には、翠星石に
γ⌒Ｖ⌒´ー― y `′ ,〉≧-≦´: : ／: : : / 劣らぬほど深く関わってきます。
／ ＼,. -――{ , -〈 ､ ／: : ／: : : : ∧
／ .{ ゝ/ { ,.-､}/: :,／: : : : : :/,,⊥,,_＿__
＿/ ,≠=-=ミ.∨ ； ゝ{彡'}} ;/: : : : : : :〃 ,/ }_／｀ヽ
＞ゝー―） ｀{ { `ｒー",＞＝=ミ彡ﾍ / ｀ヽ ー 丿
o （ ,. -‐''i i { ／ ｀ヽ ゝ′ ∨ (_,
｀7ヽ. ﾍ , ´ !. ∨ } o ﾍ } /
,／ｏ:.:.{／ヽ{_＿,λ ∨ ｏ ｀ヽ,} / （
,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: / .! ヽ { ,. ' ￣￣｀ヽ
| ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:γ"￣ ｀ヽ: : : : : : ／/
ﾚ′.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{ }:!｀ヽ:>" /
〃:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. 乂 ノ:j ∧
i |:.:.:.:.:.:.:.:.＿＿__:.:.:.:.:.:.＿_:｀￣´:./ Ｙ ∧ >>663 >>664 >>665
V :.:.: ;イ´ !:〉､／Ⅵ＼}｀ヽ/ } : ∧ 手紙の主の正体は……次回、次々回と、
∨∠{/,. ‐-＝,从ゝ≠‐―ミ彡ゝ ＿＿_/ : : ∧ やらない夫を翻弄する運命の渦をご覧下さい。
Y｀ヽ:ヽY ￣ 。 ｡_ ﾉ,,Π/ヽ : : : : : : : ∧
{ゝゝｰ ´j ´ ￣｀〃L!い,}: : : : : : : : :∧ >>667
／〉{ ｀ （ 从ｰ,∧: : : : : : : : :∧ やらない夫に限らず、阿部さんや翠星石も
' / ∧ ,＿＿_ ｲ: |彡ミ.,〉＿＿_／´￣ 戦争の中では一つの駒ですよね……。
,-､ i : { : >､ ｀ イ ｌ : ｌ;:;:;／ ;:;:;: ／
_,| ＼_≠‐ｧ≧ ｰ ≦ | : |;〃;:;:/;:〃
＞ー ´ ∨ {;:;:;:{ :;:;:;:;:;:;: }_,,，＜"| : |/;:;:;/;:/
|;:;:;:ゝ=ﾆ三三ﾆ=彡;:| : |;:;:;/;:/
.! :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;| : | 〃/
ゝ :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: | : ﾚ' /
｀￣￣￣￣￣￣´
- 670 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/05(火) 17:07:04 ID:8SN.33QI
- ふい〜…、今日一日で一気読みしたぜ〜
乙
- 671 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:07:26 ID:SFeOJ30w
-
| | //
_| |_ ―――――‐- ､//
, :| |￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
／: :| |（ ）.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}）
/: : : :.|＿_|＿＿＿＿＿＿＿_丿
/: : : : : : : : | ＼ｰヽ ＼ ﾉｌﾉィﾉ: :|
/: : : : : : : : : | ｆ＝ミヽ ィ７|: :/ >>670
/: : : : : : | ヽ: : 、 || || ﾚ'ィカ おつ華麗さま＆ありがとうございます！
/: : : : : : 人: :＼_＞ r‐ ¬≠ ,ﾉノ 今回より最終章がスタートです。
/: : : : : : :.∧ : : : : ＼ | ／{. く__つ あと６話＋最終話で計７回、お楽しみ下されぃ！
/ : : : : .「￣ ￣＞ー┬'´:.:.:.:..ゝ.≠┤
./ : : / : : ゝ. ｉ:.} ゝ _,,､＜＿∧|___
/ : : /: : : : : /｀ヽ._∨＿_,,,／/ ヽ l＿＿／
. ; : : /: : : : : /:;:;:;:;:;:;:;:;ヽi:.:.:.:∠ノ ゝ|:l＿,{
|: :/: : : : ;／ ;:;:;:;:;:;:;:;: j }:.:./ , {ﾄ､:.:.＼
| l |: : ;／:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;／（0）､＿＿_(0} ＼:.:.:}.、
ヽ |／:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ﾍ ト-'_ ﾍ
／:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. l;:;ヽく_rﾉ
´ー――――――ﾍ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ一′
├―――┬┬‐―┤
- 672 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:08:02 ID:SFeOJ30w
-
予定通り、２１時３０分より投下開始です。
／￣￣＼
／⌒ ⌒ ＼
（へ） （へ） |
（__人__） | . へ
〜♪ 〜♪♪ | |┬| | l__／
{ ｀ー ´ ノ ／／ ♪
,{ ／ ﾊ ／(￣)
/ / （／∠_フ彡 ♪
/ /"__ノ ／ (ノi
ヽ__￣￣⌒) _ノ
＿＿＿ ＼|￣￣彡 (
／´ ｀＼ ヽ､ _ﾉ＼
／/⌒⌒⌒⌒ ｰ ､ ＼ .|""'''''" ＼
/ /_人_人_人_人__, ヽ ヽ
／ /: :/:-/､:/ : : /|-､（ ヽ i
く | :/: :/／|: : :/__!_: :（ { |＼
＼_:l/:イ__ .ﾉ／´下ｨﾊ:（ } ／
{入|⌒` 弋ｔり}:ﾉ 厶'⌒) 〜♪ 〜♪♪
|（ ＼ ｆー┐ _厶イ__,ノi´
|（ ,.に≫ｰ‐≪ｺ{ }} ＼_/
／ / ￣＼ ＼
/ / ｀ｰ‐´￣｀＞ヽ
|ゝ､ ＼∩ノ＾）ミ:::::::::(´_＿＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,ヘ,,t,,t､
| []＼＿,,＿_ﾉ ミ三三三三三三ゞヽゝ三三三三三三三≒≒≒|〕
| 廾 廾 ::::::::::::::(´￣￣￣＼___ノ ￣￣￣￣￣￣｀ソ''r''r''
', ﾟ。ﾟ。ﾟ ,─､_＿_,>
＼＿＿＿／
ヽ、_ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒~、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒~＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノヽ、_ノ⌒ヽ、＿ノ⌒
Ｏ
|-―| Ｏ
|-―|
l ＼ ｏ
）＿＿ ＼＿＿
く ＿ ＿ ＼―――-､
/l￣￣ ＼ ＼＞ 一―＿ ＼
/ |＿＿ ＼ l ＼ ￣ー―/
| / ＼ ＼ ／
＼|￣＼／＼／ / ＼ ＿＿ __＼
l＿/ l＿/ ＿/ー／ー--＼ ￣￣＼―､
＼;;;;;;;;;;／ ＼＿＿＿＼_＼
|〉::::＼＿＿_/＿＿ ￣
／＼ /￣l /￣|:::::::::::::::::::::::::::::::＼ ￣＼
/＼ ＿／| ￣l /:::::::::::::ﾉ＼::＼＼:::＼ /
_/ ／ |＿＿/:::::::::::ノ ＼::＼＼:::＼/::／＼
| ￣ / /:::::::::／ /::::/ ＼:::::::|＿
/l ＿／ /::::::::／ /::::/ ＼:::::::＼
／/ ／――- ＼／ /::::/ |:::::::::::
／ / ／ ＼ |:::::|
／ /／ | |:::::|
￣￣￣ | |:::::|
- 673 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:30:07 ID:SFeOJ30w
- では、投下開始します。
- 674 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:30:50 ID:SFeOJ30w
-
カイオン総帥府の地下深くには、総帥と一部の高官しか知らない、
極秘のシェルターがある。
:::::::｡::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｡::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::ﾟ::::::::::::::::::::::::::::::::｡::::::::::::::::::::::__,,,,,_:::::::::::::::::::::::｡::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i''''''i==ii ~|::::::::::::::i''''"""~iiii:::::::::::::::::::ﾟ:::::::::
::::::::::｡::::::::::::::::::::::ﾟ:::::::::::::::::::::;;___:::::::::i {}::i//ii ;;|__,,,, i-''iiii,, ..iii|--;::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ___,,ii i|iiiii= ::: i 「,ii//ii ;;| |||||.i//iiii;;;;;;;;;;.!i| : :|:::::｡:::::::::::::::
:::::::::::::::｡::::::::::::::::::::::::｡::|::::|| |iiiiiii| _..ii | ii//ii ;;| |||||.i//iiii;;;;;;;;;;;!i| : :|:::::::::::::::__,,,,
||ii==「!!!!!!!!!!!!_:::::::::: i'Ii ii! |iiiiiii| || |; ii//ii ;;| |||||.|//iiii;;;;;;;;;;;!i| : :|/ヽ__i-|; ; ;
||__|￣|||||||||||||iii:::::::::| ii iii |iiii|~~~~~~~~~~~i~~~~~~''''i-;==;;=iii|「「司 ii三.|; ; ;
||||||||||||||||||||||||| TTT」iiiiiii |iiii|.[[[[[[[[[[[[[[ i;;;;;;;;;;;;;;;;;;| |iiii| |「「|￣| ii三|.|; ; ;
ii|||||||||||||||||||||||| iiiiiii| iiiiii;;---;|.[[[[[[[[[[[[[[ i;;;;;;;;;;;;;;;;;;|__iiiiii| 「「＝i i~i三 ,|; ; ;
iiiii--「ii!!!!!!!!!!____;;;＝;; ;;;;;;;;;;;;|.[[[[[[[[[[[[[[ i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|三三三三三三三三
- 675 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:31:19 ID:SFeOJ30w
-
|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;i;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|
.|_;:_;:_;:_;:_;_:_;:_;:_;:_;:_;:_;:i;:_;:_;:_;:_;:_;:|
|_;:_;:_;:_;:_;_:_;:_;:_;:_;:_;:_;:;i;:_;:_;:_;:_;:_;:;|
|＝ﾆニﾐ , 一, ､ｰ､ ヾﾐi
/ﾆ三彡ゞ,. .. `""´ `" ,iﾐi
,i三ﾆ彡ﾗ".: , -‐‐-'. .: ｰ- ､.ヾi
ゞ彡彡'. .: ,ｨ'で入 . '. ,ｨ'で)'､ ‖
,r=ﾐﾆ彡 :: ｀ﾞﾞﾞ"´ﾉ.:: ',｀ﾞﾞﾞ"´ .|
ii ﾉ,,ゞ彡 : ::. ' ,::: ', .:| と、いったようなわけでセキレイは陥落。
ヽ.( 〉ヾﾘ : : ::... /ゝ =､_,,r｀､ ::l このままでは、勝敗以前に戦争を継続することが
ヽ "ヾﾘ : : : :::.. ,' : : i .::l 困難なのでおじゃる。
｀卅ヾi : : : .::: : _,ｨｪｪｪｭ､ :i ::i
' 'ヾ| ', : : .::: i 〈-‐‐rー, i i .:/
ヽヽ: : ::: i ヽｚｪｪｪｭﾘ :! /
,､.|: :ヽ: ::.. ヽ ヽﾆ二ﾉ /
/i |ﾉ: : : ヽ: :. /
/:ヽ＼: : : : .｀ﾞｰ- ､..,,,,,,...ノ |＼,,_
_,,/::::::::ヽ ＼: : :. :. :: / ./:::::ヾヽ､_
ノ´＼::::::::::::::ヽ ＼: :. : ::. / /::::::::::::ヽ i ｀` ｰ- ､,,
"´､ `ｰ-::､::::::ヽ ＼: : .: ./ /::::::::::::::ノ |
カイオン軍 総帥 麻呂
「何ほどのこともない。戦は続けるのだ。セキレイに今、連合軍の主力も首脳部も
集っているのであろう？ そやつらをしばし、その場に留めておけ。
さすれば、あれを使う好機」
|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;i!:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|
|三三ﾆ￣￣｀ﾞﾞﾞ'''''''ｰ‐'-一''''''""´´￣￣ﾌ三三ヽ
|ﾐ三三､、 ｨ三ヲ : (三ﾆ; ノ三彡彡ﾍ
|ミミﾐﾂ″ .: . ﾞヾ彡彡彡l
rミﾐｿ ,. ＿,,-‐ ､ __ :, -‐‐_,,,..,_ ､ ヾ彡彡l,_
. { ミﾐ .,ｨ"で;)ヽ､ ) (: ,ｨ"で;)`ゝ. 彡彡r､i っっ！ い、いけません！
! lﾐﾐ :: . ｀￣"´＾ : ｌ::.､ ｀..￣"´. :: 彡'ﾘi i} それだけは、それだけは！
',ヾﾐ, : l:::. ..彡ﾂ ）/ 今生きている全人類の、
i ､ﾐ ::.. , . : : ヽ. .::::彡i.ノ/ 最大にして最低の禁忌でおじゃるっっ！
!､_ﾐ: :::.. /ヽ =､__,.ｨ= ﾉ::. ..::::::彡i ﾉ
ﾐ : : ::.. / : : ヽ. ..::: : : :彡‐´
ヾ,: : : : :. ,ｨﾆﾆ=ﾆﾆ=､_ ', . : :: : :〃ゞ
ヽ: : : : :. /､^'＾＾T＾＾｀`ｰ､ i : :; : ://、
ヽ: : : : | ﾄ､_ .! _,,ｨiｦ′,': :,' : /ﾄ:||ヽ､
ヽ: : : ヾTｴｪｪｪｴｴﾝ′ ,' :/: / 〉′i::＼
ゝ: : ｀ｰ-----‐´ ノ /:/ / /::::::::ヽ-､
ｨ‐':| |.＼ ／´ / ／:::::::::::::::ヽヽ、
／ /:::| | ｀ ､,,＿＿＿,,..／ ／ ／::::::::::::::::::::ﾉ ﾄ、
,. -‐''"´/ /:::::ヽヽ ／ ／::::::::::::::::::::／ ﾉ ｀ｰ､
- 676 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:32:25 ID:SFeOJ30w
-
「控えよ！ カイオンの今日があるのは、我が授けた知識あってのことであろう！
カイオンの復興も発展も、そしてお前如きが総帥の地位に居られるのもだ！」
,彡ニ三三三三三三三ﾆ=ヾ;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i;:;:;:i'
,彡ニ三三三三ニ三三ニﾆ;〃ヾ､;:;:;:;:;:;::;:;::;:::;:/;:;:/
,彡彡,'',ﾆ=ﾐﾐミ三三三三ニﾆ彡 ｀ﾞﾞ''ｰ-､;:;:;:;/;:;/
',彡'/ r' ﾉヽヾミ三三三三三彡' _,,,,,,､ヽ;:;ｨ''|
彡'|.|（‐'''" 'iﾐﾆニ三彡"´￣ ｀ﾞﾞｰ' ;;;:|
. 彡i､ヾ (' ヾミﾆ三' __,,､ ....ﾉ /
彡ゝ ｀'' " |ミﾐﾐ' ‐'"ひi,;'´ ,ｨ;;ｧ'
'彳｀ー‐i |ﾐﾐﾐ' し ｀ﾞｰｼ' |､ﾆ'
--､/ i |ミﾐ .,,r‐''" | ﾉ そ、それは……
く'ﾉ :i ミﾐ Ｕ ´ ., ' |' 仰せの通りにおじゃる……が……
､＼ .l ヾ Ｊ .ﾉ（_,,､. |
:＼ヽ, ヽ ／ ｀t‐一'
::::ヽ ヽ ｀::. ,; ' .:i
:::::::ﾍ ヽ ｀::. U ''"⌒ﾞ''一ﾉ
::::::::::ﾍ.ヽ ヽ､ ｀ ー'ｰﾉ
::::::::::::::ヽﾍ ｀ｰ┬‐一;;''""´
＼､:::::::::ヽヽ /::ﾍ ） ｀ﾞ'ｰ､_
〃｀ﾞｰ､;;;;＼＼ /i:::::::丿 ' , ' , '｀ﾞヽ､
「ヒトの身にすぎぬお前は、神たる我の叡智と力を信じておれば良いのだ。
それがお前の為、そしてカイオンの為にもなる。……どれ、此度は我が自ら、
目障りな蟲どもを始末してくれよう」
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::|
|＿＿＿＿＿＿＿_|_|
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;|
/-‐ﾆ三三三 ､っ rﾐ
/三ミﾐ三三彡 ﾆ ､ ﾆ､
,'三ミﾐ三彡ｼ ::ｨ でi､ .rｯl か、『神』、御自らであらせられますか？
{ﾐ{.r-､ヾﾐﾐｼ ::｀＝＾: ﾄ {
｀ﾐヾ ヽヾﾐ゛ r､ _) .}
ヾ二 ﾐ ::/ ／ ＿ﾆ_ /
ﾄﾐ ::' / ／-'-'ｱ/
/ .: ::::.:.: i : ::ヾｪｪｼ:./
/7 ::' . ,-、ヾ｀一 /
r-一∧＼::: :::::::｀ー-､‐<,-､.
.f ヾ :::::ゝ ＼＿＿＿／/::::::ﾉ ﾉー､
「いかにも。『神』たる我の意思に背かんとする者に、神罰を与える。
我は荒ぶる『神』なれば、この爪にて愚者どもを全て引き裂いてくれよう」
- 677 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:33:34 ID:SFeOJ30w
-
「麻呂よ。和平推進論者どもの進めている、連合軍との和平会談を認めてやれ。
連合軍の将のみならず、この機にカイオン内部の国賊どもも一掃してくれる。
そして戦を続けるのだ。安心せよ、死と破壊の渦の後で、カイオンには栄光の冠を与えてやる」
i;:､;:;:;:;:_:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:_:;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;i,
/三､;:;:;:;:;`;:‐-;､、l_,;:;-‐;:';:´;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ｨ彡ﾆ、
l三三＾'ｰ-:､、;:;:;:;:j::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:-‐イ彡三三i
i'l三Ξ. ,.＝ﾐ`'ｰ-‐'";ニこ´ ｨ彡三三7,.、
',lミｼ" ｀￣´ ｀¨"´ `ｰﾐ三彡7-ヽ
lﾐﾐ, :. _,.=､、 . ..: _,.〟､、..: ヾ彡〃//
〉l; ::.彳ヾﾟ;ﾊ、:、 ,:' ,.ｨﾍ;ﾟﾂゞ::' .::彡/ノ/ ……ははっ。
ヽli. :ヽ.｀ﾞ'''"ﾌ`.: l::. ヽ｀ﾞﾞ"´.:' .::::::彡ゝ/ そのように致すでおじゃる。
｀li. ｀ﾞ " .:: l:::. ｀ ﾞ "´ ..::::::::彡ｰ'′
＿,.ﾄ:.. .:' : :::::.､ .::::::::::彡′
,ｨ'´r'"::ﾍ:::.. /｀'=､__,.ｨ'' ' ヽ ..:::::::::::;ヲ
,r‐' ./:::::::::::::ヽ::::. : : ､.:::::::::::;ﾉ ヽ､_
, -‐''" ヽ::::::::::::::::＼ ー-:こ=ﾆ=一 ﾉ .::::／l:::ヽ, ﾍ｀ｰ-､
, -‐" ヽ ＼::::::::::::::､＼ ｀ー‐--´ " ::／/ /::::::::i l ｀ｰ-､､
＼ ＼::::::::::＼ヽ､＿＿＿_,.／: :/ /:::::::::::l ｌ ｀丶､、
＼. ＼::::::::::ヽ、::. .: : : ／./::::::::::::ﾉ /
- 678 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:34:22 ID:SFeOJ30w
-
セキレイの街 ＶＧ格納庫の裏
` , -┬- 、- ― ‐― ――― ―――‐―‐―――――――――.…..... .. ...
. ／|! || || ＼ ＿＿ ＿＿ . . . . . : : : : : :___ : :: : : : : : :: ＿ :: : : :: :: :: : ::: : : : : `
./ .|ﾚ＝¬=、 |＼ . : : : : : : : : : : :: :: ::: :: :: : : : : : :: : : : : ::: : ::: : ::: : : :
/ｌ／ ＼| |￣￣￣|｢￣￣￣￣￣￣￣￣￣|｢￣￣￣￣￣￣￣￣￣|｢￣
/l/ | |＿＿＿|ﾕ.＿＿＿＿＿＿＿＿__|ﾕ.＿＿＿＿＿＿＿＿__|ﾕ_＿
ｌ/ ＿」-‐T￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
」! __ィ王 {≡ﾄ、＿＿＿＿_ _＿＿＿__.{≡}＿＿＿__ ＿＿ _＿
|| _ィ壬三_≦]. ┌┤ |＼.||＿||＿|| ||＿||＿||／||＼|l＿||＿|| ||＿||＿
||ｪ=壬|ｌ=┬‐T’ | | ｜ |_|| ＼ | ||＿||_.／＿||___l＼_||＿|| ||＿||_／
, - -――‐┴┴┴┴-..」. | | ｜ |_|| ＼ | ||___／_」|＿||___||__.＼._.|| | ／__.|
/ｌ|ﾋｌ ＼ 、 : : : : : : : : :::::: ＼||┐.」 ｜ |_||＿＿_.＼l| |／_||___||＿||___||＿||_＼. |／_||＿|
lﾚ'.|ﾖ| トｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｲ| |￣￣￣￣￣￣￣￣ ＼／ ＼／
j!!コｺｺﾆ≠IIIIIIl]]]]]￣￣]]]□＿| | : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__| ﾊ,,ﾊ,,, ,,ﾊ,,ﾊ,,,
| ||..:::| | | | | |￣￣￣￣￣| | : : : : :.:.:.:.:.:.:.::::::::::::: ::::::| _＿ __＿ ＿_ ＿__ 彡炎ﾐy'彡炎ﾐ
| ||:::::| | | | || |:::||￣~||￣~|]| | : : : : : :.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::| |＿__||＿__| |_＿_||_＿_| 彡;災ミ彡;災ミ
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- 679 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:35:47 ID:SFeOJ30w
-
,−. ,−.
|--| |--|
|〆| |〆|
|--| |--|
/ .｀、 / .｀、
,:.´ ｀:, ,:.´ ｀:,
ｉ m.m.c.c ｉ ｉ m.m.c.c ｉ
.ｉ (.⌒..) ｉ .ｉ (.⌒..) ｉ
ｉ.. ￣ .ｉ ｉ.. ￣ .ｉ
:､_._._._._.;; :､_._._._._.;;
＿＿ _ _ .
ヾ彡:.:.:.::::::::::｀`ヽ
／^^`ヾ,,;:::::::::::::::::::.＼
/jﾄ､ ｀ゞ;;;;;;;;;:::::::::::::＼
. _,ゝ ﾄ､＼ ｀`ｦ;;;;;;;:::::::::::::ヽ
できない夫の奴、もっとマシな死に様もあった r '"´ ｀ヾﾐゞ､ ,イ;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::ﾞ,
だろうに……俺があいつの立場だったら、 ﾄ､ i ｀ヽ i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;;;:::::::::i.
和平会談の席上に化けて出てやる！ そして、 ,} ′ ,' j;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:::::|
両軍の偉そうな奴らを残らずブッ殺してやる！ j二ヽ. ,' /,r'⌒ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:,'
. /ー-' ,ｲｦ/i!;;;;;;;:::.::.:.:::/
） ゞイソ´ ￣￣ ｀`ヽ､
.（ ＿ ＿＿__, イｰ-,イ´ ＼
. ／ ／
（ , . :―‐- -- . . ､
＞'. : . : . : . : . : . : . : ＼
／: . : . : . : . : . : . : . : . : . :ヽ
／: . : .／:/: /: .i: : i : .:ヽ : . ヽ: ヽ
ｲ/: . : / . /: /: . :|: . |: . : .ヽ : . ',: . ',
/: . : / . /: /l : . :|: . |!: :l . :.',: . :j: . :}
|: . :/l: ./:‐/┼: .∧ :jl-┼:‐:j: . :|: . :ヽ._,ノ
|: .ｲ: |:/: ﾇテミ_/ ',_ ィﾃﾆﾐ:|:.:.:.|: . j
|/ |: .|:ﾊ{. ﾄｲrl! }＝{ ﾄｲ:rﾘ !: . :j: .ｲ 高和。最近はいくら何でも呑みすぎ。
|:/|: .ﾊ `ニ ノ , ヽ. ニ ｲ: . /:ｲ いい加減、少し落ち着いて。
l' !: 小､ ＿ ｨ!: .//
|: .:|ハ＞, .. _ .. イ=jl: /〈
- 680 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:36:13 ID:SFeOJ30w
-
＿＿＿
／ ヽ､_ ＼
やる夫もそう思うお。 ／（● ） （● ） ＼
もともと大して強くないんだから、 ／:::⌒（__人__）⌒::::: ＼
このままじゃ体を壊しますお。 | ｌ^l^lｎー'´ |
＼ヽ L ／
ゝ ﾉ
／ /
,..-一ｰ''ﾞﾞ￣~ﾞ'''ｰ- ..、
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;. ＼
.,i";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.;;;ヽ
.|丶;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.!
l丶;;;;;;;/!ﾏﾀﾞﾞ'''!ﾞ'V┐;;;ii―=i,xri-､;;ヽ
|;;;;;;;;;;;,! ﾞﾞ.!;lﾘ .!;;; !
|;;;;;;;;;│ !′ .!;;.l'
.ｌ;; ∴/⊂ﾆjjjﾆ;;m i..ﾆﾆjＺﾆ'll､!
］/'.ｌ.| {’| .゛ ‐ .Ｌ| ゛ i!│ ほう？ 有希はともかく、やる夫が
,!ﾞ .川 ｀~ﾞﾞ− .! '''｀-´゛ l l そんなことを言うとは珍しいな。
ヽ ゝ ! !.|lﾞ
.'Ｌヽ ， .lﾞ/
ｌ'ｧ.ｌ .゛.'" .|’
.ﾘ ヽ '二ﾆﾆｱ ./
/'ﾞi .ヽ . .. ‐ ﾉ|
/゛ .i′ ＼ / ; |｀'､
._..-''ｱ ll ｌ .＼、 ." .,／;;;;;;;;l.ｌ ＼
｀ .. lﾞ .!| ..ｌ .｀ﾞﾞ´ ;.,;;;;;;;| ! .ﾞぐ- ..,,_
＿＿＿
／）／ノ ' ヽ､＼
だって、もうすぐ戦争が終わるんですお？ ／ .ｲ '（●） .（●）＼
そしたら、生死を共にしてきた皆とも . /,'才.ﾐ). （__人__） ＼
離れ離れになりますお。となれば、 . | ≧ｼ' ´ ⌒｀ |
いろいろ思うところもありますお。 . ＼ ヽ ／
- 681 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/08(金) 21:36:24 ID:Q2PMr3yI
- お、始まった
- 682 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:36:59 ID:SFeOJ30w
-
＿,,r―:;;;;;;;:::====- ､...__
_,r'''"; ; ; ,r''" ／ ﾞ｀`ヽ., - ―‐- ､
. ,;;'´: : : : : :.:/ ／ .／ ヽ. ﾞヽ ヽ
. ,／ /: ; ; : : : ;;| ../ / ／ i ﾄ ヽ ヽ |
.く; ;;/; ; : ; ; ; : ;:|/ ./ /./ ,: ／ ./,| ji | ﾞ､ l.! ｌ
ヽ/; ; ; ; ; ; : : :| .;' / / / / ,/ //:| | ﾞiﾞi | /
/,!'; ; ; |; ; ; ; : :| .;' ./ / ;' /______,, !_| | | | || |／
/ ;!; ; ; |; ; ; ;; :||i.| / .;' l .;'／...::/､.ﾞ｀/ ,r‐''!| || '
/|; ; ; ; |; ; ; ; ;;||./| | ;' / r''´i|!^ii-/ ,;ﾆ.,!/ i|
/ | ; ; ; |; ; ; ;;; ;;|| | ;!.// ヽ.ゝﾉ iij.| ;' .| それで、らしくなく取り乱してる小隊長の、
|;; ; ; ;|; ; ; ;;; ;;|| ﾞi|//｀ ﾞﾞﾞﾞ ﾞi | | :| 今後を心配してるですか。気持ちは解るですぅ。
|;; ; ; |: : : : : :|＼ ＼_ ´.| | |
.|; ; ; ;|; ; ; ; : ::||ヽ ￣ ー‐. ﾊ ||
/|;; ;; ; |; ; ; ; ; ; ;|.| ﾞ ､ ／i_l｣:ﾞV,!
/ |; ; ; |; ; ;; ; ; ;|ノ ﾞiヽ､._ ／ i |iヽi::ﾞ､
| ;; ; ;|; ; ; ;; ; ;|＼ .ﾞi;;;;;;;;;;|｀ ー', , {{〈､ｒ┘::::::::＼､
__＿＿___
. .::´:::::::::::::::::::::::::::::｀:. .
／.:.::;ｖ‐-=,;::::::::::::::::::::::::::::｀:..、
{ｲ::{/ } ｀ト､:::::::::::::::::::::::::::＼
Xゝ /.::::::::::::::::::::::::::::::::i
ﾉ 仁ニﾆ=､ /.:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
という具合に、俺をダシにして ／ ｰｆュ_, ｀ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::l
翠星石にいい人アピールか？ ／ ノ.::; - ､::::::::::::::::::::;
ヽ､ |:::;/ /＾ 〉::::::::::::::::,′
＿＿＿ｊ'_ Ｎ{ ノ/::::::::::::::::/
ノi ''―――r=､ ､__ ..イ::::::::::::::::/
（ .::ｉ 〉 ﾉ´ ヽ:::::::::::/
) .:::. / ／ }ﾍﾙ{
（ .:.::ｊ(O) ､＿＿__ . . : / .ｨ二}
＼∠二二{ { / ／ 人
/| ｜ ／ ヽ . ´ ＼
￣￣｀ヽ | く ＞ ´ -‐=二三＼
￣｀ヽ { ├-, > ／ ／ ｀ヽ ∧
￣｀ヽ }'― ' / {／ ／ -┼…=ミ ハ
- 683 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:37:37 ID:SFeOJ30w
-
／ｨ , / / / / ヽ,
/ / / / / / ,.' │ ヽ ヽ
/ / / l | / | | ヽ ヽ., ､ |
│ l | | ,∧ /､ | ＼. | │ ヽ, |
│ ィ | ,ﾍ､ |_,| | ＼ |＼, | `'j､│ | |
ﾚ │ ,ﾍ | _ゝ_メ._ ＼| _ﾊ,ヒ"_ヽ| |. ! ﾘ
ヽ | _ヽ Y 行ッr`､ ＿ jl ｲ:ﾏ丁j> /ヽ| !
! _ヽ!､ ﾄ､ﾝ |´ ｀l. ﾄﾍｿ | !) ﾙl/ 高和！ 飲酒量の多さだけでなく、
／_-､ヽ∧.. ニ ' , ゝ .ニ イ /ｨ′ 「悪い酒」になってる。看過できない。
{/ _ ヽ｀l i _ ! ∧l 翠星石の言う通り、高和らしくない。
ヽ L`' ヽ.| ＼. `′ , ィ' /!
＼ ヽ }! ､ ／ /,ﾍﾘ
l .ﾍ ri ｰ ´ l/ |
r'ン / , ｨ' ／j ／ ヽ
r ‐' ヽ ＿jヽイ ::／ ,／ ＼
/ 三三三三ﾉ//､ ヽ.. ｰ ／ ＿＼
| 三三三三/ , 'ヘ ＼／ , ´ __ ., --ヽ
／ヽ三三三三 !/ 〉′ ／／ ´ ｨ´三 !
／ 三三三三三/ / ／／ ／:: 三三l
. ＿＿＿_
／ ＼
／ ＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
そうですお。やる夫だって、あれから | （ ●） （● ） |
少しは頭を冷やしましたお。カイオンの奴らも ＼ （__人__） ／
やる夫と同じ気持ちを抱えて戦ってたかも、 γ⌒ ｀ ⌒´ ⌒＼
とか思えるようになったお。 / （＿__ _＿） ＼
（＿＿＿_ ヽ γ' ＿＿＿）
／ ヽJ し’ ＼
／ .／ ＼ ／ ＼ ＼
.／ ／ ＼ ／ ..＼ .＼
／' __） ヽ､＿_人_＿ノ （__ ’＼
（＿／ ＼＿）
- 684 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:38:07 ID:SFeOJ30w
-
_,,.､､､､､.,,_
／.:::::::::::::::::::..｀ヽ､
/ .:::::::::::::::::::::::::::::::. '､
| :::::::::::::::::::::::::::::::::,ﾍ{ﾂ
| ::::::::::::::::::::::::,ｨｩ ﾉ j
|::::::::::::::::::::::（ |.! ;{ ……そうだな。悪かった、やる夫。
.|::::::::::::::::::rﾘ`l,〉 j}ﾞ しかし、この街に来て以来、俺以上に
}:::::::::::::::ﾉﾞ l /. そいつらしくなくなった奴もいるぞ。
,xｧ''ｰ'ﾞ'` '､ /
/ ｰ｀¨`''''ー-- ､｣ﾞ'′＿
''^ｰｧ ､＿＿＿＿_ ￣ ／
`>'､, '''"´￣￣_二ヽ､
/ ／ ヽ
,' , / ﾞ､
l / __ !
l, l く,_ ､ |
＿__ ＿
-‐''"´￣ ｀ ｀''ヽ=､
,.‐''"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
r（:::::::::::::::::,、_ｨ::::::::::::::::::::::::::::::::::
ゞ, ｒｒ〜ヅ ﾐ:::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾌﾊ ﾐ::::::::::::::::::::::::::::::
. l __,,. -─¬,〈::::::::::::::::::::::::::::::
さっきから黙りこくってるエヴァ！ 〉ﾞﾞ`'''Tjフ￣ ヽ::::::,ｨ ,､ヽ:::::::
そもそも俺たちがこんな薄ら寒いところで . / ,.‐'" }:::/ /ヽ ﾊ:::::::
ダベってるのは、お前を心配してのことだぞ。 /.. "´ ２ﾉ/ l:::::
. ヽ.ﾆ,｀ __／ :l::::
. 'ｰr_‐; .ｨ l:::
〈.. /:{ ヽ
｀} ／:: ! i
丶、,､. イ:::::: !
- 685 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:38:59 ID:SFeOJ30w
-
: ＞ ．. ./｀＞ ．
:::::::::::::＞,/:::::::::::::::｀＞,
:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::/_:::::::::::::::::::::/､_
::::::::::/ ｀ヽヽ:::::::::/_ /｀ｰ､‐´｀二ヽ
::::::::＼ ヽ＼::::::::ヽ､___y´ 》.》 ｀｀
＼ヽ:::::::::::ゝ,_( ｀ヽﾔ、::iヽ. ,ィ
》/::::::::::::/ ｀ヽ _,ﾊ Ⅵ ヽ ／/
/〈::::::::γ' / -代 ヾ｀ヽ`イ／
/j::::::::j ,イ__ ノ ゝ._ )ヽ_R/ え、そ、そうだったのか？
//:::::::/ /_ ノー‐- ､! ﾄvー'
Y_三ｲ ￣ ｀､ :l
ﾊ_i
＿_
,.-''";;;;;;;;;;｀`'ヽ､
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
/;;;;､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､
,!;;;! '~ "~ `i||i" '' `ﾍ;;;!
|;;;| ヽ` u ﾐ;;;|
_ゞ;!,-;;;;;;;"ﾌﾉ ヾ`;;;ヽ ､ﾐ;ﾘ
当たり前だろ。この街には、立派な酒場が !ﾍl;|.,,_==-､く｀ ,>ﾞ-== 、｢ヽ
いくらでもあるってのに。 !(,ﾍ! ￣'" |ﾐ.'￣" , ﾄﾞﾘ
仲間外れになったお前がスネて、ますます ヽﾞ､! !ﾐ ,ﾚｿ
暗くなっちまわないように、と考えてのことだ。 `| ^'='^ ﾑ'′
. ﾄ､ ､,.-‐ ､,, /|
i| ＼ ' ニ ｲ.:|
,ｲi| ﾞ､＼ ( ／ﾘ.:;ﾄ､
ノ :.:i| ﾞ､ `ｰ─''ﾞ:::;:'::::::!:::＼
- 686 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:42:31 ID:SFeOJ30w
-
/ ヽ ＼ ＼
,' / / l ＼ ヽ
! / / / ,' | l ﾊ ﾍ､ヽ､_,
. | ! l ｌ / / ,ｲ ! i ! l ヽ ',｀￣
. l | l ｌ ,/ 〃 ,/ /│ l j l│ ! l
ノ | ! │ | /_／/ ／/ / ,' ∧ / | / j ｌ│
ﾉ l ｧ| |尢/‐=乞t/ ／ /∠ﾆ｢厂! / ,/ / ﾘ
ｲ 八{´ｌ !ﾚ<f{矛:下 'ヽ ＿〃ｲ孑代勹 ｲ } /
. Vﾊ |{ r';;_zj f} ⌒{! r';;zﾘ /}, '/／ そういえば、アイゼンでは毎日
ヽ ', | ` ー―‐‐ ' ､ `ー-- ﾁ' / ギター三昧だった貴方が、
`ﾍ lヽ _ 厶 ./ こっちに来てから殆ど弾いてない。
', {.代ﾄ､ , イ | /
＼_'i| ＞ ､ _ , イ/ V ｌ./
／ ヽj {｀ヽ ′
. _ ／ ｢´ ヽ} ＼
_, -‐ ´ l‐--‐､ ＿ -‐ | ` ｰ- ､
＿_
,.-''";;;;;;;;;;｀`'ヽ､
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
/;;;;､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､
,!;;;!ﾞ`''〜^〜ｧrr-'ﾞ`'´''ﾗﾍ;;;!
|;;;| ﾉﾘ ﾐ;;;|
_ゞ;! r─-- ､ rｪ----､ﾐ;ﾘ
.!ﾍl;|. ぐ世!ﾞ｀｀ ,ｨ '"世ﾝ ｢ヽ
やっぱりお前も、粒子砲の件が !(,ﾍ! ￣'" |:::.` ￣ ,ﾄﾞﾘ
かなり堪えてるんじゃないのか？ ヽﾞ､! !; ,ﾚｿ
`| ^'='^ ﾑ'′
.ﾄ､. -‐‐ ‐‐- /|
i| ＼ === ,ｲ.:|
,ｲi| ﾞ､＼ ; ／ﾘ.:;ﾄ､
.`ｰ─''ﾞ
- 687 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:42:50 ID:SFeOJ30w
-
＿＿＿
／ ＼
／ ＼ ほら。やっぱり小隊長だってエヴァのこと、
／ ⌒ ⌒ ＼ 戦友のことを気にしてますお。一緒に苦戦を
| /// （__人__） /// | 抜けてきた仲間なら、そうなるのが当然ですお。
. (⌒) (⌒)
./ i＼ ／i ヽ
／ .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、
/ .::::::::::::::::::::::::;;:;;::,ｯ､::::::::::::::::::::::::::::::'.,
l ,ｯｨrj,rｆ'"'"'" lﾐ::::::::::::::::::::::::::::::',
Y ,!ﾐ:::::::::::::::::::::::::::::::::}
| くミ::::::::::::::::::::::::::::::::::l
. |､__ ｬー--＿二ゞ ｀i::::::,ｨ ,､ヽ:::::::::::::::!
ゝ､'ｌ ￣ﾞ´彑,ヾ }::;//ヽ ﾊ:::::::::::::::;
ﾞｿ """"´｀ "´ ２ﾉ/::::::::::::::j
いや、俺はただ、 / i , /|::::::::::::::ﾉ
隊長として隊内のことをだな、 〈´ ,,.._ i 't-'ﾞ |:::::::::::ﾘ
ヽ,,､'~` U ; l ヽ:ゝj､
ﾞ,_,-､_,ノ` /! / ＼
ﾞ,`'" ,,y /; /
ﾞ､-' ／ ; /
ﾞ､ ／ ;;',' /
`ー ─ぐ;;;;' ,' ノ
ヾ_､=ﾆﾞ､､,,_
,､-'´
／｜ ＼
／ ｜ ／
..／ |／ . ／
／ ／ フ ―へ／
| ／ ＼ △ ﾝ､ ……まあその、俺も小隊長と同じ気持ちなんだ。
｜ ＼ ／￣￣(,(,1wY 味方にあんな仕打ちをする、戦争というものの愚行に
| ／￣＼ ＼ ￣￣／／＼ ＼ 憤っている。もっとも、この体にされた俺としては、
｜｜AVE | | ￣ |／ ￣ 文字通り身に染みてわかっていたことだが。
／＼＼＿／ |＼ |§〕
| ＿＿／／ ）
／ ＿／￣￣￣ ／
- 688 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:43:24 ID:SFeOJ30w
-
, -‐ " ￣￣ `' ､
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ,
r':::::::::::::::::::::::::,,_,,､;;;;_,-､::::::::',
､l￣"~´/i/^´ |::::::::::l
{:| _ |:::::::::::i
{,---‐ｯ ゞﾋﾆ二二-`i:/⌒i|
そうか。俺と同じか。 | i ￣t i! ´__てj"' |:lr'｀ l
お前も、酒が呑めるものなら '､', ￣| ￣ 冫'/
呑みたいだろうなあ。 ヽ! ､ ,､ ｲ:i
'! ﾞ' ,' i::l
'､ '.=＝-‐ / ':i
ヽ ""´ ∠i '､
i＼ ／ l `ｰ ,
':.:.:.:￣ ,'
┌───────────┐
│ ／￣￣＼ .│
│ ／ _ノ ＼ .│
│ | （ ー）（ー） ....│ 全くその通りだろ、
│. | （__人__） .│ 憂さ晴らし的に考えて。
│ | ｀ ⌒´ﾉ ....│
│. | ｎｌ^l^l ...│
│. ヽ | ﾉ .│
│ ヽ ヽ く ..│
│ / ヽ ＼ .│
└───────────┘
_ ,, --
／::::::::::::::::::::::ヽ
ゝrﾘ:::::::::::::::::::::::::i
i､ヾｰ､:::::::::::::::::|
やれやれだな。 | } ﾘ､:::::::::::::::l
何かこう、パーッと ', ｲ ﾙ､::::::::::',
明るい話題はないのか？ ヽ_／´￣￣￣ヽ_
,ｨー‐'ー─￣二＝三'ｰ ､_
/ ヽ ', ｀ヽ
/,--､ ', ', ∧
tー--‐' , ' }
_/ ｀ ､ l ＞ i .}
- 689 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:44:27 ID:SFeOJ30w
-
_...-＜ｨ､_ ,､￣￣ ｰ ＿
,...::':´:::::::::::／::::::::>─､_ ヽユ ､
／:::::::::::::::／:::::::::／:::::::/::::l､_ 廴 ＼
/::::::::::/:::::〃::::::::／::::::::〃::::::::::< } ヽ
/:::/:::::/:::::/::::::::::/::::::::::／::::/::::::ｲ:> > i
/::ｨ::::::/:::::ｲ:::::/::/::::::::::/:::::::/:::::不::< < l
i:/ l:::::{:::::::i:l:::ｲ::ﾊ:::::::::ｲ::::〃::／小:i:::> > l
|l l:::::i::::: A从/_.:}:::::,'::::::::::／ / iﾊ:::::< <. l
ﾘ !:::::l:::::ﾑi:l/ミ､i:::/::_:::／- /-､l l::::::> >. l んー、ないこともないですよ、
∧::::';::::i企忘ｧイ-' '´ _〃=＝､.Ⅵ} < l 明るい話題。
,':::::ヾ:,::::lゞt;;;jｿ ｲ芯示；》､> > ハ ごくごく私的なことですけど。
i:::::::::::Y',ﾄ､ ￣ 弋;;;ン/ < < i l
l::::::::< ', ｀"" ｀_ ￣ィ::/ i l l
l::::::::< ヽ ￣ "" /ﾕ /ニ=-..t-ﾍ .l
l:::::::::> >.､ ＿ ィ ＿/｀:i::::::i::::::| ＼ .!
|:::/｀ ､.}:i::::｀:-::::iｨ=yγ __/::i:::::::::l::::::l::::::| ｀
l:ﾉ ｲ::l:l::::::/⌒り'ﾌ´ ノ:::i::::l:::::::::l::::::l::::::|
＿＿＿_
／_ノ ヽ､_ ＼
その幸せそうな顔を見ただけで、 oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo
容易に推測できてしまうのが悲しいお。 ／::::::⌒（__人__）⌒::::::＼
激ラブの婚約者、やらない夫絡みの | |r┬-| |
話だおね？ ＼ ｀ー'´ ／
- 690 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:44:53 ID:SFeOJ30w
-
__,. -――- ､、_
,ｨ'-'"´⌒^^⌒`丶丶、
〃_r冖'⌒^^⌒'ー､_｀ヾ'､
／{ノ ） ヽ、ぃ
ノ /// / / ／ /} i`､} ､
＼{ l i i,l+‐-／,ｨ/‐ﾘ-､ l | |l >
| l |__l ィ=ミ´ノ ｨ＝ﾐ ﾉ/ , l ｲ その通り！ なんとなんと、
从ト ﾄi､:::: , :::: ﾒ/ノ,ｲ lﾄ、 やらない夫が翠星石に会いに来て
/ ｸ､下ゝ､ ｰ一 彳彡ｲl l lﾄﾐ 、 くれるのですぅ！ 手紙の日付からすると、
/ ノ/〈｀ヽ｀`ﾆ=y=＜ノ｀l '､ l l l ＼ヽ、 もしかしたら今日か明日にも到着ですぅ！
__／ノ / ,八､ ,'´ / ヽ 入ヽヽ､l l ＼＼
, '´イン /r'´､,:'^"'-､_ {、 _l,.,.,._ ｀ﾄ､ヽ、 ＼＼
／ ／ノ ／ ゝ､ /^'t､,_ ｀'}ー'" } } ヽ 'ｰ､ ＼＼
／ ノイ/ l У ｀'ｰ人-‐ ''"~´'､_ノi、丶、 ｀ヽ、.ヽ ヽ
ﾉ / ,ト/ /三、 ヽーt、 ヽ ヽ ヽ ヽ
＿＿＿_
ほほう、そういうことかお。 ／ ノ（ ＼
遂に実物を拝めるのかお。だったら、 ／ _ノ ヽ､_ ＼
そいつが翠星石にふさわしい男かどうか、 ／ ノ（ ●━━● ＼
やる夫が見定めてやるお！ | ⌒ （__人__） ノ（ |
＼ ｀ ⌒´ ⌒／
- 691 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:45:46 ID:SFeOJ30w
-
:,:::::::::::: /::::／::::::／::: /::::::: !::::: |:::. |::. | i
|:::::::::: /:::/::::::／i:::::／ }:::::: ハ:::: ﾊ::: l:::: !:. |
::::::::＿!ム_∠__/;／ !:::: / l:::/ !: /i::::: /!:::: |
::::::::: |／＿ /／｀ヽ /:／ _,,ﾑ'-‐lメ‐|:::: /: |::::: !
::::::::: !,r=〒〒ﾐ==ヽ/' ,,r'==＝ヾ-､!::/l::: ﾊ:::: !
::::::::. |《 i､ﾋ''ｨﾉ ゝ-‐-《 !;;.q,ﾉ ´／ﾚ:: |:: i .l:::::/
ﾍ::::::. | ＼ ￣ ノ ﾍ_.￣ /:ノ::: /!:::l !::/ 宴の準備が必要かも。
ヽﾄ､::: l ￣￣￣ ｀; ￣ ７:::::: / .i:/ / 傷心のやる夫を慰める会の。
:ハヽ:::l＼ r_ｧ ／!::::: / /
::::::,-一 ｀ ､ _, ＜ |ｲ::::: / '
:::/;;;;;;;;;;;ﾉ. ｀ ‐ｒ-‐＜ 'l::: /
`|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`､;-､_;-´;;;;;;`i´ .',/
!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;へ;;};;;;;;`i;;;;;;;;;;;;;}＼
＿＿＿_
／ ＼
副隊長、何やら楽しげに ／ ─ ─ ＼
見えるのは気のせいですかお？ ／ -=・=- -=・=- ＼
| （__人__） U |
＼ ｀ ⌒´ ／
- 692 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:46:01 ID:SFeOJ30w
-
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ﾉ（ ,ﾘ|} |. }
. {. |,.へ⌒ .:ヽ '/ ,ﾍ }
ﾚ-､{ ゞミ≡=ｧﾉj!}＝夭''´K
!∩|.} ﾞﾞ匈ﾞ` ...:::::/''匈 / f＾| やらない夫が、会いに来る？
ｌ（( ﾞ′｀￣'"〃 f::`￣ |l.| おい翠星石。その話、俺たちは初耳だが、
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ エヴァには先に話していたか？
. }.iｰi ^ r' ,'
!| ヽ. ,∠ニ= /
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
, -=ﾆニﾆ≧ ､
／ ´+ ※ ※ +ヽ＼
// +_r冖^::丁:｢:ﾄﾐヽ､＼ヽ、
〃 ／:l:::l::j::.::l|:::|::|::.:ヽ::.＼}〈
. ﾊ/::.::.:|::.|::l::.::l|:: ﾄ:ﾚく::.::､::.:lハ
l {::.::.::.ｌ|::|::|:::/|l:::| l|ｘ=ｬ､|::.:l}::.ヽ
はいですぅ。エヴァとは、三人で演奏会を | l::.l::､::Vｨ7厶ｌﾊ:j ﾍ:::ﾉ!|ﾊﾉ|::.::.:＼
するっていう約束もありましたし。エヴァに ｀T:ﾄ､:ヽヽれ:::〉 , "ﾘl ﾉ:_::_::_:::ヽ、
だけは手紙を見てすぐ話したです。ね？ ヽ:::ヽ::＼ﾐ｀ﾞ <__} ,.仏 ﾄ{ r'´: :｀丶ﾐー--冖､
｀ヽﾄ､｀丁≧┬r彡' _｣/ ヽ: : : : : : : :｀: : :八:_ヽ-
j:::} }:｣ rｰ≠()く⌒ヽ ＼: : : : : : : : :／ｲ ｌ｢
/:::| /: r1V／ﾉｌﾄ､＼_}＼ >r ￣､l ,‐┐
: ＞ ．. ./｀＞ ．
:::::::::::::＞,/:::::::::::::::｀＞,
:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::/_:::::::::::::::::::::/､_
::::::::::/ ｀ヽヽ:::::::::/_ /｀ｰ､‐´｀二ヽ
::::::::＼ ヽ＼::::::::ヽ､___y´ 》.》 ｀｀
＼ヽ:::::::::::ゝ,_( ｀ヽﾔ、::iヽ. ,ィ
》/::::::::::::/ ｀ヽ _,ﾊ Ⅵ ヽ ／/
/〈::::::::γ' / -代 ヾ｀ヽ`イ／
/j::::::::j ,イ__ ノ ゝ._ )ヽ_R/
//:::::::/ /_ ノー‐- ､! ﾄvー' ああ。
Y_三ｲ ￣ ｀､ :l
ﾊ_i
- 693 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:46:25 ID:SFeOJ30w
-
::::::::::::::::::,､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ
:::::::::::::::i' ｀"~´''""ﾞ~゛ﾞ^'ヾﾐ;,ﾞ"ｰ;;;;;"ﾞ''''ヾ;i
:::::::::::::::| ' ;!ﾞ {,
:::::::::::::::| i
:::::::::::::::| |
⌒ヽ.:::::} ∠二二三三＝'' ∠二二＝
´'ﾊ i:: | '´て"ｱヾ´ i"てj"ヾ,′
.r‐ﾉ レ' ￣￣ | ´￣ l
.{ i､ l |
､ ` | | ……そうか……
ヽ､ `i ,-､ ノ l
:::| ` ｰ, ´ ,'
/ ､ ,,．- -‐─ ､ /
ヘ __＿__ /
ヘ ｀~"´ /
', ＞ /
', ≫... _ '
／ ヽ
／ , , ' ヽ
/ / / / / , / ヽ !
〃/ / ! l / ! ! ヽ | !
│ ! ! │ { ! | ヽ ! ! ! |
! /{ {. ﾄ｀ ト､ |ヽ !＼ ,ム‐ﾊ| } l
ﾚ ! iヽ !,,====ﾐ､＼l ,,====ﾐ ! l l !
ヽ |.-ヽ!'<fえヶ.ll, - ､ll ｲkか>l ,!､ ﾊl
高和？ /, ﾆヽﾄ ゞ-' ノ ヽ ゞ-' ,' / ﾉﾘ
,'/ﾆヾ 人 ｀_ / /ﾘ´
{ /ﾆヽ ヽへ ィ ﾊl
ヽ、ヽ } | ＞ _ , ィ´/ノ-､
_,' ﾚ′_,-‐l ／ ヽ
__/ | /､‐'/ ／ , ' ＼
/ ─ ' } /へ、 ／ ＼
{ / / ヽ､ , ' ィ ﾆ二二＼
, ｲ ,' 〉/ ／ ／／ , -―─-}
／ / / ／ ／／ ／ !
- 694 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:46:51 ID:SFeOJ30w
-
,..-一ｰ''ﾞﾞ￣~ﾞ'''ｰ- ..、
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;. ＼
.,i";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.;;;ヽ
.|丶;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.!
l丶;;;;;;;/!ﾏﾀﾞﾞ'''!ﾞ'V┐;;;ii―=i,xri-､;;ヽ
|;;;;;;;;;;;,! ﾞﾞ.!;lﾘ .!;;; !
|;;;;;;;;;│ !′ .!;;.l'
.ｌ;; ∴/.｀-ﾆﾆ;;;;x， ' ｗr=ﾆ｀-'.|､!
］/'.ｌ.| " l､.!
,!ﾞ .川 ｀”´丶 │.''￣´ .l l すまん、ちょっと用事を思い出した。
ヽ ゝ | !.|lﾞ 俺はこれで引き上げさせてもらう。
.'Ｌヽ , lﾞ/
ｌ'ｧ.ｌ .゛.'" .|’
.ﾘ ヽ .-- -- ,/
/'ﾞi .ヽ ..y． .ﾉ|
/゛ .i′ ＼ / ; |｀'､
._..-''ｱ ll ｌ .＼、 ." .,／;;;;;;;;l.ｌ ＼
｀ .. lﾞ .!| ..ｌ .｀ﾞﾞ´ ;.,;;;;;;;| ! .ﾞぐ- ..,,_
＜じゃあな、また明日。
＿＿＿_
／ ＼
／─ ─ ＼
？ 何だか妙に足早に行っちゃったお。 ／ （●） （●） ＼
やる夫以外にとっては、おめでたい話 | （__人__） |
なのに。何だっていうんだお？ ＼ ⊂ ヽ∩ <
| | '､＿ ＼ ／ )
| |＿＿＼ “ ／
＼ ＿＿＿＼_／
- 695 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:47:10 ID:SFeOJ30w
-
＿＿__
／_ノ ヽ＼
／ （ ●） （●）、 ま、何でもいーお。
／::::::::⌒（__人__）⌒＼ やる夫もそろそろ部屋に戻るお。
| |r┬-| |
＼ `ー'´ ／
⊂⌒ヽ 〉 ＜´/⌒つ
＼ ヽ / ヽ /
＼_,,ノ |､＿ノ
/:::/:::: /::::::::::::l::::::::|:::::::l:::::::::l:::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::i::::::
/::;ｲ::::i::::::::::::::| ::::::l|;::::::li;::::::::|､;::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::l:::::
.l::/ l:::::|::::::::::::/!::::::| li::::::lヽ::::::l. ヽ;:::::::::::::::::l::::::::::::::::::::l::::::
|::l | ::::|::::::::-i-L;;_l .|!i:::::l ヽ::::l ヽ､__;;;;::::| :::::::::::::::::l::::
|:! .|::::::l::__;;;|_ l:::l｀ヽヽ;:::l ヾ;ﾚ‐'''ﾞﾞ´＼ :::::| ::::::::::::::::l:::::
l! .|:::／ ___ノ,ｨ'ﾄ|''=ﾐ､ ヾ! ,r-=fニﾐ;;弍;;| :::::::::::::::l~ﾞ'i
私もそうする。翠星石、やらない夫が l/ ,/ﾄ､::lﾞ__ﾞヾ::ii::|ヽ ,/ .|:::illi:::ﾞii/ |:::::::::::::::j¨ﾞ l
到着したら積もる話もあるだろうから、 /⌒ヾ､|/`fﾄ l ﾞK);j .l'⌒''h. K);;;;ｯﾘ l:::::::::::::/ .ﾉ
私たちに紹介するのは後でいい。 /‐-､ `iﾉ /'ヽ|､ ノ ヾ､ ,/ |:::::::::::/=7ﾞ
./ ､. ヽ |ﾞV,_ l:::i､￣ 丶 ﾞ''ｰ-‐'' ,l::::::::::/|:;/
i 'ﾞヽ_j-' .|::::|.＼ ‐- ,,ｲ::::::::/ ,l/
ヽ ヽ jl:::::l. ヽ､ , ''ﾞ /:::::::/ﾞ｀ヽ､
ヽ､. /ヽ::::| ,,｀=ｰ '''i´ /:;/ﾚ'〉;:;:;:;:,.,＼
/ /. ヽ:| ,,r''ﾞ,.;:;:;r''ﾞ~ﾉ /ｲ /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
- 696 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:47:35 ID:SFeOJ30w
-
やらない夫め、どんな野郎だか楽しみだお！＞
（恋敵が異性の私は、どうすれば……）＞
┌────────────────────────┐
│ .／￣￣＼ ...│
│ .／ _ノ ⊂_ ‐-' ＜ │
│ | （ ―） λ ヽ ...│
│ ,ﾍ__| U （__人） ヽ ', ......│ (「やらない夫」がもうすぐやって来るのか。
│ __,/ ｀ ＜ ⌒ﾉ . ｒ'-‐¬ ...│ 誰が何を企んで、どうするつもりなんだ？
│ ／---‐――--.､ゝ＼ ノ 」-‐＞ヽ ....│ やっぱりどうにも、悪い予感がするだろ)
│ ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／⌒ヽ. ´_ノ / ´ l .│
│ ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／ ／´ ｀ヽ ヽ. , , .! .│
│ ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／ ／ ヽ l｀ / / /! .│
│ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／ ./ ＿ __ヽ-､ !/. ,' l ! │
│ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l ＿十''''''''"" ＼ ＜ ' l │
└────────────────────────┘
＿＿＿＿＿＿＿＿
, '" ｀丶
. ／ ＼
／ , -‐――――‐−- ､ ＼
／ ／ ※ ＼ ＼
. ＼ ／＊ -−―――−- ､ ※ ＼ ／
＼/／: : : : : : : : : : : : : : : : :＼ ヽ ／
〃. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .:ヽ ｋ
. / . : : .:.:|: : : : : : : .:人: : : : : : : : :', ! :',
,'. : : : :.:.:.:.|: : :,':,'.: : / ＼＼_.:.:.:|.: : :.! ＊｜.:|
. ｜: : :.:.: :.:.:.|.:.://.:.// ￣ ＼＼ﾒ､.:.:.:! |.:.:|
. 人 ､ :. :.:イ//／/ ,.-≠ ﾐ.､!.:,' ,'.:. |
＼＼:.:.:.:lYl⌒ヽ /| :::::::l! |/ ,': : :|
あのぅ……エヴァは、翠星石のことを l＼＼八 フ:ﾉ ′ フ__ノ' ,' l.:.:.: :|
どう思っているですか？ |ﾊ ＊ﾐ ,,｀´ '' .ｲ ＊｜.:.:. |
. ﾉハ ＞.....＿_冖＿ ＜:八 い、ﾍ
r 彡.:.:.,' !:.|「≠介ﾄn,､ﾘ≠､.:＼ ＼＼＼
＜-=≠:/ ,'.:〈ﾁ_/小.ｼ〃ﾞ ト､У.:.ﾊ. ＼
- 697 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:48:53 ID:SFeOJ30w
-
／｜ ＼
／ ｜ ／
..／ |／ . ／
／ ／ フ ―へ／
| ／ ＼ △ ﾝ､
｜ ＼ ／￣￣(,(,1wY ん？ なんだ、突然。
| ／￣＼ ＼ ￣￣／／＼ ＼
｜｜AVE | | ￣ |／ ￣
／＼＼＿／ |＼ |§〕
| ＿＿／／ ）
／ ＿／￣￣￣ ／
〈 ／ ／￣￣￣
, -,二ﾆ-―- ､_ ｀ヽ､
.. ／／ ※ ＼ ＼
／／ ※ ＿＿_ ＼ ＼
.. /／ , -‐:'´: : : ﾄ､: ｀ｰ-､※ ヽ ＼
.. ／/ ／: : : : : :.l: l: l ヽ: : : :.＼ ﾍ／｀
＼,'／: :l: : : : : :.!l:.l: l _ ヽ: : : :: l ',: l
l: : : :.l: : :l: : :.!l:/l/'´ ＿_ヽ: : :l l: l
!: :l: :.l: : ll: : // / イい::i `'; : :! ※ l: l
エヴァには何度も、危ないところを l:l:.l: : l: : l,ｨ示 ゞ-' /／l l:.:l
助けてもらったです。脱走した時には、 '!';ﾄ､: l: : l`弋:） , ""／l:// /: :!
ぐちゃぐちゃになってた翠星石の心を、 |ﾍヽ＼:.ヽ '''' - ' ／,ｨl.l l.:.:..l
ぴしりと叱ってくれたりもして。 . l l:￣:｀' ｰ― '´イ / ※./､_:.:l
.. l l: : rﾍ_,.ィ´xzｭ､. / /rﾍﾉ_ゝﾉ〉
.. /※/: :/〉〈 ,ｨｹ"ijiﾄ､/ /ノr‐'::::｀ゝ〉
/ /: :/〈 .ﾉ《__ﾉﾉijヾl l'ﾉ´:::::::::::::::ヽ
.. / /: : l::ﾉ〈 ¨¨ij ij / ※/'::::::::::::::::::::::::!
/ /: : :/〈 ノ ij i/ /::::::::::::::::::::::::::::!
- 698 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:49:24 ID:SFeOJ30w
-
ﾍ / /: : : : : : : : ＼
/:ヽ ,' ※ /: : :/: : : : :i!: : :ヽ
./: : :.ヽ l /: : :./: : : : : :l!: : : :.',
: : : : : : ヽ l ./: : : /: : :/: : /!:l: : : i:',
: : : : : : : :.ヽl .※ i: : : :.l: :／: :././/!: : :l: l
: : : : : : : : : ', !: : : : l'＿,／‐/ !: :./!/
: : : : : : : : : : i !:.i: : :.l ,､ｪﾓ! /／ /
: : : :.r'´｀ｰ､ﾊl ヽヽ: ﾍ ` lﾘ /､ あの時の翠星石は自分で自分を止められなくて、
:./`ﾉ´::::::::::::ヽﾍ ※ l``ｰ`- / 誰かが止めてくれるのを心の底で求めていたですよ。
:.〉´::::::::::::::::::::l ﾉ､ l ｰ'／ だからエヴァが連れ戻しに来てくれて、
´ﾉ::::::::::::::::::::::l ヽヽ !｀ ー- '´ 叱ってくれた時。本当にありがたかったですぅ。
`!::::::::::::::::::::::::l《》《ヽ l l !
〉!::::::::::::::::::::::::lij ij ﾉl l l l
ﾉ!::::::::::::::::::::::::lij ij:::l.l l l l
ヽ､ ,-､
ヽヽ,-―､__.／ |/⌒ヽ_―
ヽヽ ∠-_ |⌒ｌ )｡=､
《､ヽ＼/ ｀()／ |／｡
｀､ー＼) ⊿／ ヾ |―-┘
……。 | ＼ 'ｖ,ーﾆ∋∠／ 〕
ート､ 〕 H┴´Ｊ＼ｌ ﾉ 〈
ー>､> |~>' ＼_ リ | ∩
|｀ｌ/＾ヽ'- ~￣＿｀┘」｡｡＼
l /::::::::::::::::::::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::|::::::::::::::::::::::::ヽ
/ / /:::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /::::::|::::::::|:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|ヾ|∠/:::::::::::::::::::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｲ:::::; /l::::::;:|:::::::::::::::::::::::ヾ:;;:|
| ´ヽ l:::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::/:::/ |:::;/ |:::::::|:::::::::::::::::::::::;:::|:::::|
;l |::;;:::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::／/:/ /::/ /:::∧:l:::::::::;;::::::::;;:::ﾄ;:::|
;ゝ |:::;;;::::::::::::::|:::::::::::::::_∠-−'' /::/ /::/--ヾ;;::::;;;;;::::;;;;;::| |::|
;;| |:;;;;;;::::::::､::|;;:-−''＿ ''´ /／ /::∠_＿_＼;;;;;;;::;;;;;;;;;| |::l
;;ヽ l;;;;;;;;;;:::ヽ:::|ヽ￣/;;;;;;ヽ、 /／/´;;;;;l./ |＼;;;;;;;;;;;;;| |:/
;;;;;ゝ>|<l;;;;;;;;;;;;::::ﾄ::l ｀ |;;;;;;;;/ ／´ |;;;;;;;/ /;;;;;;ヽ;;/;/ '' 翠星石は、エヴァに嫌な思いをさせてしまった
／:| ヽ;|ヽ､;;;;;;ヽl ゝ-'' ヽ-''／;;;;;;;／|/ ですよね。エヴァの正体がやらない夫だなんて、
::::::> ｀ _lヽ､_ヽ l ''-,''´ ﾉ 勝手に決め付けて。なのにエヴァは、粒子砲を
:::::l | ＼ ´ ／ | 守る戦いの場でも、翠星石を助けてくれたです。
::::;;ヽ､ | ヽ ｀−'' ／| ﾉ
;;;;;;;;;;;;l | -.,,__ __,,..-''´|;;;;;;ゝ ゝ/< |
;;;;;;;／ヽ､ ゝl< ﾄ､ / ￣ヽ=､'',,_;;|;;;;;;| ´ヽﾉ
- 699 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:49:38 ID:SFeOJ30w
-
. ﾚ'´ / ,ｲ .ｌ ｌ ヽ ヽ: : :ヽ ﾚ´
/ / / | ｌ ｉ } ヽ }レ∧
/ .ｉ ｉ ／ / ｉ ハ_ ｉ ', ｿｲ ｌ
| ｉ. ｉ _＿/_ / /＿＿ヽ__ ｉ. ト-| ｌ
| ｉ ｉ" ／､_／ / __ ＼ヽ ｉ }. ｌ
また翠星石の勘違いだったら、 ヽ ｉ ＫＴ7ﾊヽ Ｔ７ﾊ;フト / :}. ｌ
叱ってほしいですけど。翠星石は、 ＼.､い. ﾋ;ゾ ﾋﾆｿ./.ｉ ｲ .:} ｌ
エヴァの真心……好意を感じるです。 |ヽ＼ヽ .::::. ; .:::::./ノｲ／ .} L .} ｌ
とっても、強い好意を。 ｌｉ ｀ｉ＼ ｰ‐' ／イ ｉ .} ｢ .{ ｌ
∧ｉ ﾚ_ | ｉ. `: .､ _ _, '´ ﾄ､. ｉ ｉ {ｉ } ｉ. ｌ
/ .{ｉ ｖ` { ｉ ｉ__/ } .／ ＼ {ｉ } ｉ. ｌ
. / { レ '´ , - ､.ｖ"ｒ‐- ､ .{{ Ｌ ｉ. ｌ
:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.::.::.:. ' ::.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:::.:: ' :.:.:.::::., ' :.:.:./.:.:. / ヽヽ::.:.:.:.:.:.:.:.ハ乂
:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.::.:.:.:: /:.:.:.:.／:./:.:.:.:,..:.:.:/:.:.:.／:.:.:.:. ／::.:.:., '!.::. / |:.|:.:.:.:.:.:.:..:.::.:.:!乂
:.:.| .:.:.:|:.:.:.:.::.:. ' _:..／:.:.:/.:.::;／!.:./:.:.:/ l:.:.:.:.／'.:..:.:､/_'_:._/ - ─‐―!'― ..:.:.:.:.:.::.:!
:.:.| .:.:.:|:.:.::.／:.:.／_`::ー-／---/､ ' /:.:／ ,'.:.:::.:./ /.:.:/ ＿__ |:.| ヽ .:.:.:.:.:.:.:.:.!
:.:.| .:.:.:|:.:.' :.:.／:.:,ー三//≡ ,'.: ／ ,'／ /:.:.:., ' /:.:, ',彡≡≡三!:|ヽ !:..:.:.:.:.:.:. '
:.:.| .:.:.:|:.:.:.: ':.:.:.:.::'彳ﾊ／!::::/／iヾ／ /:.:.／ 'イハ::::1 :::::::::::|::ﾚ' !:.:.:.:.:.:. / エヴァも知ってる通り、
:.:.| .:.::.|/:.:/:.:.:／ ヾl 弋::::::ノ l ':／ フ::ゝ-_.フ::i !::::.:.::.:., 翠星石にはやらない夫がいるです。
:.:.:.:.:.:.:.::.:/::.:./､ ゝ,, _ _ ノ ／ ゝ -- -'ﾚ' ,'::.:.:. / あの人のことを、翠星石は誰よりも
:.:.:.:.:.:.::,.ｲ:.:.ハ:l /:.:.:.:. ' 愛しているです。
l:.:.:.:.: / l!:.: lヽ:.＼ ／//// ':.:.:. ,ｲ
|:.:.:.:./ |:.:.:.| ＼ヽ ///// ヽ ':.:／
l .:..,' |:.:.:.| ヽ.ゝ ／イ乂
l:.:/ l:.:.:.l 乂ハ ／´イ
ﾚ ､:.| 乂):..＼ ´￣ ￣ ／ ﾊ乂
. 乂 ゝ 乂)ヽ:.!ゝ , イ （乂
（乂 乂|!:::::::| .:.:.＞ ､ ／::/ （乂
- 700 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:49:57 ID:SFeOJ30w
-
, ｬ . j´ __,ｲ
,ィ´./,___／／＼. f＾
／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
あ、ああ。そうだろうな。 ￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
もちろん、そのことは | /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
よく知ってる。 /!_/ ..::::::::l
ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
／ _（ ´: : : : : : : : : : : : : : :＼_
／ f fｊ ／: : : : : : : : : : ／: : : : : : : :ヽ丶､
l /´⊆※っ /: . : . : . : . : .:／ : : : : : : : :ﾊ: : :ヽ: :＼
ヽ ｊ ` /: . : . : . : . :／: ; : ‐''´: : : :/ l : : : }: : : ヽ
￣丁ヽf _/_:_:_:_:_:_:;;..≠､ﾆ -‐ ﾌ´: :／ / : . : l: . : . ヽ
三/:.:.:.{ ､h,. l:.:.: : : : : : :/ _ ..｀｀' ´‐＜ ,, _ ../::ｲ:.:../: . : . : .l
;;/:.:.:.:.:.} ⊂,. ､⊃{:.i:.: : : : : ´l ｀了''ゝ..､ｰ ､ _／ノ/: /:.:.:.: }: . : . !
: :.:.:.:.:.（ J |:.l:.: : : : :l: | { ノ:;;ｊﾊ ´ /:Xl l:.:.:.:.l : l. .:l
:.:.:.:.:.:.:/ ヽl: : : : : |!:ｌ ヾ'ソ ノ _｀ﾍ:.:.:.:./:.:.:l:./
:.:.:.:.:.:.ヽ 「! ﾄヽ: : : : ｌヽ ヾヽヽﾊ が;､∨:.:.:.;ｊﾉ でも、二番目に愛する人の名を挙げろと
:.:.:.:.:.:.ﾊ ⊂,.､⊇ ｛ ＼: : '､ ､ じ'/:/:.:.:.∧ 言われたら。翠星石は迷わず、
:.:.:.:.:/:.:ヽ lJ |: : :.丶､＼ ///ノ:.:／ エヴァの名を口にするですよ。
:.:.:.:./:.:.:.:ム ヽ: : : . ｀ ヽ､ _ 人／
:.:./-‐≦ヽヽ r､ }:: : : : . ..ィ:::::::}
´〃 { c X'' ヽ: : ヽ:.:__:_ . , イ:.:.※:.:.:}
ll ヽ ヾゝ ト､ /:::::.:.:.:￣丁::l ヽ: : : : ﾉ
l! { ｀ヽ Yハ:::::.:.:.:.:.:.l: : |／{: . 〈
- 701 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:50:17 ID:SFeOJ30w
-
＼＼ ＿ ／
＼＼ ＿ノ￣￣ﾉﾉ ＿ |r'l
ヾ'＼＿ｒ'＿_＼rrヾヽノ二￣_ﾉ' || |
(う……ぐ……っ) 〉/ ,rj _＿_ ヽ／ lノ ／ || |
. `Lvヽ（l_|＿）‐'、＿|ノ＿＿,‐|| |
それは、俺には過ぎた言葉だな。 r '`' r _＿, ||＼L/ || |
ありがとう、翠星石。 / -イ l_|// 〃 [＿＿_＿|| ＼
/ ｒ/￣_ ＼_ ||r―――――＼ヽ l
l,l/ ｌ￣/￣| | | |￣￣⊆⊇⊆⊇|| |
| / | ∪ﾉ ⊆⊇ ||
| / /|ヽノ r――、＿＿＿||
|/ l | / lヽ＿|＿||
,―'￣￣| | | | | ||
、 rﾘ ｒﾉ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : }: ｉ: : : : : ､: ‘，
＼ {’ /: : : : : : : : : : /: : : : : : : :/:.i: :}: : : : : :.ヾ:. :.
ゞ:､ {! ヽ.| / /: : : : : : : : : : /: : : : : : : :.ｲ: ｨ:.八: : : : : : ト､:ヽ
/:.∧ {! フ.lヾ /: : : : : : : : : : /: : : : : :〃://:/|_∧:ヽ: : : : :| ヾ!
/: : : :} {! ′; : : : : :. :. :./: : : : : イ／/:/ ;仁xﾊ`ヾ: : :/ }
/: : : : :ヽ. {! i: :i{: : : : : : /:/: : : :才／´,// /;ｲﾊ7::}: : }!:/
/: : : : : : : :｀ゝ､{! |: ﾊ: : : : : :{: {厶イ〃_,..ィ/ｲ /´ ﾋｿi:;ｲ: :.ｊ/ もしも、人生を二度送れるものなら。
.′: : : : : : :〃:.ハ! ヽ| ハ:{ ゞ: : : : :ﾄ:.「´ _,.イ笊}` "ﾙ彡ﾝ 一度目はやらない夫と、そして二度目は
/: : : : : : : : /: :/: : {! ﾌ| ヽヾ!{「ヾ : : | }:! ｀代ｒｿ 〉 7千" エヴァ、おめーと。人生を共に過ごしたいと
: : : : : : : :,.:′/: : : {! ｊ}` ＼{ ヾ , . ､丶 . ′j{ 思うです。
: : : : : :／:. :./: : : : :Y! i} r_ｧ ／ i , rﾉ
: : :.:／: : : :/: : :. :.:.:.j{ j} 丶. _ ／{! ラく j}
:.／: :. :.:.:./: : : : :／ Y! ヽ i iﾄ:､ ／ ￣ ヾ爪: : {! ! ;ｿ
: : : : : : /: : : ／ ヾ! ﾗ く i} ` ､〈{ __ }ｒ'ﾊ: :{i ｲ
: : : : : :/:ｬ=:くｧｒ―ｧｘ Y! 1 ゞ! √「:k=ﾐx:. !く::i: :〈 :ｿ
: : : : ,:′:〉7¨´ｰ彡rゞLヾ ﾊ /::/1:ﾄ::､`Y::} K:::|: : Ⅵ;′
- 702 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:50:42 ID:SFeOJ30w
-
ヽ､ ,-､
ヽヽ,-―､__.／ |/⌒ヽ_―
ヽヽ ∠-_ |⌒ｌ )｡=､
《､ヽ＼/ ｀()／ |／｡
(そうか。結局お前は、自分自身が ｀､ー＼) ⊿／ ヾ |―-┘
気付かないまま、俺に否定されながらも、 | ＼ 'ｖ,ーﾆ∋∠／ 〕
俺の正体を見抜いてしまっているのかもな……) ート､ 〕 H┴´Ｊ＼ｌ ﾉ 〈
ー>､> |~>' ＼_ リ | ∩
|｀ｌ/＾ヽ'- ~￣＿｀┘」｡｡＼
┌────────────┐
│ │
│ ／￣￣＼ .│
│ ／ _ノ ＼ ......│
│ | （⌒） （⌒） ...│ ……俺もだよ、翠星石。お前のことが好きだ。
│. |. .|| （__人__） ...│ もし俺が人間のままだったら、
│ | ﾉi .! | } ..│ お前をめぐって、やらない夫と
│. | し' ｀ ⌒´ﾉ │ 決闘でもしてただろうな。
│. ヽ } .....│
│ ヽ ノ │ まあ、最終的には俺が負けるんだろうが。
│ / く │
│ | ＼ .│
│ | |ヽ、二⌒) .│
└────────────┘
ノi,ｨ´:/.:.:.:.:.| .:.:/!:|ヽ.:',.:.:＼.:.:ヽ..:.:.:.:.:.: ヽ.ﾊ¨ ｀ー'‐- ､ ＿__
. |_/:!.:.:!.:.:.:.:.:ﾊ.:/ﾉ.:| .:',∧:ヽ.:ヽ.:.:ヽ.:.:.:.:.:ヽ:｀¨Tヽ._=Y= _二_Yｨ ﾝ
. / !:!|.:.:|.:.:.:.:.:|::|'/.:.;ﾊ.:.:ﾊ:|＼:＼:＿:.ヽ.:.:.:. i.:.',:.:',.:.:＼￣¨ ‐．_￣
ｲV|:|:!',.:l.:.:.|.:.:|::,'.:./ !.:.l |:!-‐＜_｀ヽ｀.:',.:.:. |.: |､.:i､＿.:ヽ、.:.:.:.:.:￣¨
. |'ﾍ |:|:!:ヽ',.:.|ヽ|ﾉ-,''¨｜ﾉ l:! ＿ ヽ|､.:.|.:.:/.:.:|::',:|、.:.:￣￣.:.:.:.:.:.:.:.:
. / ,!:l:ヽ.:.ヽ.i／:|/ _」' ﾘ ＿, -z' Y.:∧.:.:!ヽ!| ＼_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
……エヴァ…… . ,'v_ 代:',､:ヽ.:.ヽ.:.:i! _,ﾉ ￣´ ,':,ｲ/ﾊ.:|:::::i|＼.:.:.¨ヽ.＿＿
{,ﾎ | ',ﾍヽ ＼:ヽト=''´ zxx /'´,'ノ:::|/￣¨ ‐-．＿_.:.:.:.ヽ.￣
ヽ ﾉ ヽ', {＼｀ヽ＼_zxx `__ ,． 人＼__::::::::::::::::::::::::::::￣￣￣
ﾄvヽ ＼ヽ.＼:｀ヾ.￣ ／| :::＼＿｀¨:::::‐-．＿＿＿＿_
ヾ｀ | ｀ｭ､`.:､｀マ'ェｧ､‐-‐''´ jヽ＿＿_｀＞､‐-．＿＿＿＿_
｀¨!｀ー- ､／.::.::`ーY｀ｧ-}｀'‐‐x― '´ ﾄ、,、,、:::::::::＼＿
- 703 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:51:11 ID:SFeOJ30w
-
〃
,ｲ| //
/:::il / /
/::::::l _____ ./ :/
/::::::::l__,.イ:i! ｬ´::::::::::::ヽ/
/::::::::::l::/ :l::l!=ﾆﾆヾ:::::◯::::::Y´i! じきに、和平会談への交渉が始まるだろう。
|:::::::::::ノ i´::└'ゞ==E､rt‐ヾj:::::i! とにかく一刻も早く、この戦争が終わって欲しい。
|::::ｌ!::::ヽ l::::::::::::::::::::::ゝ､ヽY::::::i! お前が平和に、幸せに暮らせる日のために。
|ノ∧::::| .〉::::::::::::::::::::::::::｀ｰゝ::::｀:,--ュｧ
λ__/:::::Y､＼￣｀ヽ::::::::::::::::::::::::ノ |::|
l .K::::::::::l ＼＼__. ｀ｰ=＝7:::::〈 ノノ
ゝ| ::::::::::l.......::::::::::::::｀ｰ-イノヽ:::| i_/
| | ::::::::::l:::::::::::::::_ノ｀ー ヘ ヽ:::Y´
/＼l :::::::::l､__／´ |ヽ_:::::!
／＼ .}｀:::::::l´ ,!､ /ゝ'::::::!
,ｲ r´::::ゝﾍ ::::::::i/ /_.､ ｷ:::::::::::ﾍ
l／:::::::::::::∧ ::::::lr´ ﾉ:::＼ ｷ::::::::::::∧
i :::::/´::｀ヽハ :::::∨´::::::::::!. ∨:::::::::::ｷ _＿_
l Y:::::-ｧ:::lゝｷ::::::∨､ ::::::::ヽ､ .∨::::::::::ｷ く/二二,'ヽ>
ヽ У::｀::::::| ｷ:::::::∨ﾔ :::::::::ヽ｀ヽ .ヽ::::::::::ｷ （(ハｲ)）|l|
ﾉ-'::::::::::::/ 〈::::::::ｷヽゝ ::::::::ヽ:::ヽ _ﾔ::::::::ｷ そうですね。 从ﾟワ ﾟ.iﾘ|l|
/ ／｀:/ l::::::::ヽ ヽ ::::::::::ヽ:::::Y:::ヽ::::::::', そして…… ⊂l_介_|）|ﾍ
/ ／|ヽ / i::::::::::ｷ .＼ ::::::`／:::::::ヽ::::::', ≦ﾉヽﾉ｀ﾍ.≧
__,. -――- ､、_
,ｨ'-'"´⌒^^⌒`丶丶、
〃_r冖'⌒^^⌒'ー､_｀ヾ'､
／{ノ ） ヽ、ぃ
ノ /// / / ／ /} i`､} ､
＼{ l i i,l+‐-／,ｨ/‐ﾘ-､ l | |l >
| l |__l ィ=ミ´ノ ｨ＝ﾐ ﾉ/ , l ｲ
エヴァ、おめーが 从ト ﾄi､:::: , :::: ﾒ/ノ,ｲ lﾄ、
二度と戦わなくていい世界が、 / ｸ､下ゝ､ ｰ一 彳彡ｲl l lﾄﾐ 、
早く来てほしいですぅ。 / ノ/〈｀ヽ｀`ﾆ=y=＜ノ｀l '､ l l l ＼ヽ、
__／ノ / ,八､ ,'´ / ヽ 入ヽヽ､l l ＼＼
, '´イン /r'´､,:'^"'-､_ {、 _l,.,.,._ ｀ﾄ､ヽ、 ＼＼
／ ／ノ ／ ゝ､ /^'t､,_ ｀'}ー'" } } ヽ 'ｰ､ ＼＼
,イ ／ ノイ/ l У ｀'ｰ人-‐ ''"~´'､_ノi、丶、 ｀ヽ、.ヽ ヽ
/ /,r' ﾉ / ,ト/ /三、 ヽーt、 ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / / ﾉイ / ノ / | | 、 ヽ l ヽ ヽ ヽ ヽ
l l { }／ l / | | | ヽ ヽ .l { 〉 ヽ l
- 704 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:51:33 ID:SFeOJ30w
-
| |
|-―|
|-―|
l ＼
）＿＿ ＼＿＿
く ＿ ＿ ＼―――-､
/l￣￣ ＼ ＼＞ 一―＿ ＼
/ |＿＿ ＼ l ＼ ￣ー―/
| / ＼ ＼ ／
＼|￣＼／＼／ / ＼ ＿＿ __＼
l＿/ l＿/ ＿/ー／ー--＼ ￣￣＼―､
＼;;;;;;;;;;／ ＼＿＿＿＼_＼
そうだな…… |〉::::＼＿＿_/＿＿ ￣
／＼ /￣l /￣|:::::::::::::::::::::::::::::::＼ ￣＼
/＼ ＿／| ￣l /:::::::::::::ﾉ＼::＼＼:::＼ /
_/ ／ |＿＿/:::::::::::ノ ＼::＼＼:::＼/::／＼
| ￣ / /:::::::::／ /::::/ ＼:::::::|＿
/l ＿／ /::::::::／ /::::/ ＼:::::::＼
／/ ／――- ＼／ /::::/ |:::::::::::
／ / ／ ＼ |:::::|
／ /／ | |:::::|
￣￣￣ | |:::::|
- 705 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:51:49 ID:SFeOJ30w
-
真夜中
＋ ﾟ . ＋ . . ．ﾟ .ﾟ。ﾟ 。 ,ﾟ．。ﾟ. ﾟ．。 .。
． . ﾟ . o ﾟ 。 . , . .o 。 * .ﾟ + 。☆ ﾟ。。． .
＊- - -＊ 。 ｡ *。, + 。. o ﾟ, 。*, o 。.
ﾟ o . 。 . . ヽ , . , ｏ 。ﾟ. ,ﾟ 。 ＋ 。 。,ﾟ.。
ﾟ , , 。 . ＋ ﾟ ヽ 。 。ﾟ . ﾟ。, ☆ * 。ﾟ. o.ﾟ 。 . 。
。 . ．。 ＊- - -＊. 。 ﾟ ﾟ , 。. o 。* 。 . o． 。 ． .
。 . ヽ 。 ． .ﾟo 。 *． 。 ．. ☆ . ＋. . .
。 . ． . . ． ヽ 。 ﾟ。, ☆ ﾟ. ＋ 。 ﾟ ,。 . 。 , .。
ﾟ 。 ﾟ . +。 ＊ﾟ * 。. , 。ﾟ +. 。*。 ﾟ. . . ． .
。 . . 。 。ﾟ. 。* 。, ヽ´。. 。。. ﾟ。+ 。 .。 . ｡ .
. 。 ﾟ ﾟ。 。, .。o ☆ ヽ+ ,ﾟ。 *。. 。 。 . 。 .
ﾟ .ﾟ ﾟ 。ﾟ + 。. +。 * 。ﾟ。ﾟ.,＊ ,+ 。ﾟ. 。 . . , , .
ﾟ。ﾟ+ﾟ`, o。。.ﾟ*。ﾟ 。.ﾟ 。 ☆＋。。ﾟ.ヽ ° 。 . , ﾟ ﾟ
。, .ﾟ。 + ☆。,ﾟ. o。 。+ 。ﾟ., . ヽﾟ , 。 。 . .
ﾟ. ｏ * 。ﾟ。ﾟ.。ﾟ。+ﾟ 。 。 ﾟ。 ﾟ 。 ＊ﾟ
ﾟ` .ﾟ .ﾟ. ﾟ. . ﾟ . ﾟ . , . . . 。 ﾟ .
. . . , 。 . . , .
。 ﾟ . 。
- 706 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:52:21 ID:SFeOJ30w
-
「……さん。やらない夫さん」
「聞こえるかしら？ この声が。そして、見えるかしら？ この姿が」
- 707 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:52:52 ID:SFeOJ30w
-
その声は例の、幻聴だかなんだかの謎の声……ん、何だ、女の子？
,．-──ｫf廴
／___ {」〃⌒Lｪｪ､ ♪
／ ＼ ､ }{! r=ｪｪ ヾﾄ､ ／
/ ヽ ＼}!-=ﾑK及 } }!
; / / ＼ ヽイ¨￣Y Ⅴ/!
i ,'. /_/ -- ｀ーミ≧= ﾍ_ノ |
V / ___ ___｀ミ､ 川
ゝ ｲ x==x x==x >‐ ｿ 見える？ 見えるのね？
{(ハ , , , , , , {爪) ああ良かった！ ようやく繋がったかしら！
ト-ﾍ r‐−ｧ 斧.,'
ヽニﾑ ヽ_ ノ ,ｲﾆ/､
〃{￣ }≧＝v＝≦{ Y^i
i {-=＝ニ} ,ｨ仝>､ {ニ=У^ヽ
|, --､テｲ // |||| ﾍﾍ ﾄ三{'´__ }
/ , -=Y { { |||| ,} }八 ∧-= !)
/i ´ --i ＼ ‖ ／ Y ゞ ノｰf
| |!ヽ__r ﾝ, ＼／ 人>z､_,r,ﾉ
| |ﾄ､_＿{＞- 〃仝 ヾ -＜{ト---ｲ|
| | ￣￣ V {{ ﾉ介ヽ }} || ／ |
ヽヽ } //z| i || 从
> ヽ j ｫｲ: : :ﾄｧ ヽ ./ハ
/ ＼ .ﾉ ｫｲ: : : : : ﾄｧ ヾｿ ',
/ ￣ ｫｲ: : : : : : : : :ﾄｧ ',
見えるけど、しかしこれは、というか今この時のここは、何なんだ？ 俺自身の姿が、
自分の目で見えないというか、実体の実感がないというか。まるで夢の中みたいな気がするだろ。
- 708 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:53:07 ID:SFeOJ30w
-
／!
/ / _＿__＿____,-,､r z､_＿__
i i _,r='´￣ r v´_ゝ- ,.=._､-､__ ゝ
l l ／ﾞー- 〃ヽr' _ _f::rz::!:}´__}_}>
ヽ ヽ j´ﾍ |!_ く ｛_{__ゞ:':_::ﾝヽフ､
｀ﾞﾐ_≧ ＼ ､ ｀ヾフ ＼___ |.ﾄ､ヽノ＞!
/ jヾ_ヾ､ ヾ､z､ ヽヾﾚヽｨv.j__Vﾉ ゝ'
{ ﾉ ｀ﾞー=､＿__≧z､＼!｀＼ ゝ,ヽﾉ´
| ﾞi z=- ｒミ≧=ﾐz､Yヽｿ ある意味、その通りよ。とりあえず初回だから、
l } ﾁl:::::o}ｿY | i やらない夫さんがリラックスしている時にと思って、
ヽ, ﾞi ≧=z､, ｀￣ ,,lリi′ レム睡眠時にコンタクトさせてもらったのかしら。
', } ｲ i:::::ﾟﾘ , ｀｀ j ﾉゝ､ あ、カナは金糸雀っていうの。よろしくかしら。
r=ヾ､ ｀´,, _ ,ﾊ,'ｿ/ |
ゝ､_ハ｀｀ <´_ ﾉ ,仍ｿ jｿー-､
r-､,zﾉ ､个:: .._＿ _＿ ,ｲ L / 〉 ヽ
ﾉ 〈ﾐ､ ヾﾍ 〉: ヾz_〃｀ヾ': :Kノ /| i
/ ヾミz､ ゝ: : : :L!<二ヽ｀Y´/ 〉 ヽ
/ 〉ー-､ｱﾞ : : : : / r´ヽj/ ´ {､ 〉
/ く｀ﾞﾐz､ 了､: : __i ｀フ ｝彡ｼ' /
〔 i､ ｀ヾj ヽ入} / _∨〃 /
｀ヽ ヾz ｿ ／ ヾzﾍ, Y /ｲ/ﾉ }
j>K´ヽ､ 了ヾ}/ kｿj'ﾞk' ﾘﾞ≦=＜ !
/ /|!ﾐ､ ゝ ＞ｼj lリ人｀; ヾ- |
ゝｚrﾞﾍｿ´ ｀´' 〉 ﾞｿ i i
/∧ヽ i｀jヽ | }
// iヽ_> |ﾉ j | ﾉ
｀ | |｀ヽﾍi /
, --=ﾆﾆ､ヽ､
. ∠ -―‐--- ､ ＼＼
／ / ／ , ｀ヽ ヽ＼
// , / / ／/ /,ｲ Vﾊ ヽ
// // / // / //｜｜l ｌ！ ＼
{ﾉl ｌ| ｢Ｚﾒ/l// /ム⊥｜| | | ／
南鮮石ニダ。ここは『エヴァンゲリオン』 l l |l ｲ==､ {/ / l| j ,ﾘ } rく
の中にある仮想世界、「魂の城」。 Ｎ八〉 , ｲ==､//〃/ｲ |
南鮮石たちは今そこから、やらない夫さんに jﾍ、 ､_,,_, " 彡'／/|l |
話しかけているニダ。 / /丶 , ィ7´ rク l |
厶ｲ __｣二兀／/-|-/厂ヽ、 ｜
/ / ｌ { ´´rｸ〈 ｜ /´ 〉 ｜
/ / /八 ｝| ∨ ﾉ! /! ､
/ /イ {几こﾌｌ｣__j ）｝ ハ
（……何だか翠星石に似てる子だが、それはまあ置いといて）
- 709 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:54:46 ID:SFeOJ30w
-
『エヴァンゲリオン』の中に、あんたたちがいる？ 前に推測した通り、俺以外の人が
インストールされてたってことか。もしかして、まだ他にもいるとか？
/.:.:.:.／'.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.::.:.:.:／:.:.:.:.:.:::.:/.:.: ﾊ.:.:.:i.::i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
.:.:／/.:.::.:.:/.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.://.:.: ﾍ:.i.:.:|.:.:i.:.:.:.:.:､.:.:.:.::.:.:.:.:.:|
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/.:i.:.:.:/.:.:.:.:/.:.:.::.:/.:.:.:.:／.:.:／/:ｨ.:.:/ `'|.:.:|.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.::.:.:i.:.:.:|
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..|.:i.:.:..:.i.:.:.::.:レー‐-､／ ,／／/.::/ .|.:.:|.::|.:.:.:.::.::i.:.:.:.:::i.:.:.:|
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.|.:ii.:..:.:i.:.:.:.:i.:.:i.i/ﾆ=,lt;"´ ／／ ＼ |.:.|.:.:.:|.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.::i:.i::::|
.|.:ii.:..:.:ﾚi.:.:.ﾄ,ｒ'|::ｹｆ~ﾄ`,ソ'´ ＿ ｿ|.:.|.:.::|.:.:.::..:.::i:.:.:.:::i.:i.::.|
.ヽi.i.:..:i.:i.:..:|"'i.i_:::::~:j´ '´"ﾆﾆ=,､_/'|.:.ﾄ､:|.:.:.:.:|.:.:i.:.:.:.:i.:.:i.:.:| ええ。このお二人は二百年前、この機体を
`i.:i.:.:i..:i.:.:| .: ｒ`i:::.ｿ ":/::::;ﾘﾍ､ .|.:.:|.:.::.:,'|.:.:i.:.:.:.:i.:.:i.:.:| 製作された科学者さんですが、私は現代人です。
`ト､i.:`ﾄヽ ;:{:::::/: : i_:::::::ｆ､ｨ'ﾄ,/.:/.:.::/.:|.:..i.:.:.:.:i.:.::i..:| 覚えておられますか？ 『ガンダム』の
|.:i.::` ､| ` ､￣ .: i .j::::::::::::}'ｿ:/.::.:/.:/.:.:i.:.:..:.i.:.:.:.i.:| 操縦者、「風神」桂言葉です。
/.:.i.:.:.:.:`､ ｨ:::: ﾏ,,,`::::::':ｿ//.:.:.:/.:/.::.::i:.:.::.:i.:..i.:.i.:|
/|.:.:i.:.::.:i.i.:.`:､ ` `'〜'´/'/:／.::./.:.:.:.:i.:.:::.:i.:.::i.:.:i:|
/'.|.::.i.:.:.:.:ii.:.:|.:.＼. `'' ´/／/.:/.:.:.:.:.:i:.:.:.:.i.:.:.:.i.:..:ﾘ
../ |..:.:i.:.:.:.:ii.:.|.:.:.:.::`:､ ,,r ´|.:./:/.:.:.:.:.:i.:.::.:.:i.:.:.:.::i.:.:.:|i
/ |.:.:.:.:i.:.:..:i.::|.:.:::.:.:.:.:.` ､＿,,,､ - ´ ﾄ/:/.:.:.:.:.:i.:.:.::..:i.:.:.:.:.:i.:.:.:ﾘi
.|.:.::.:.:i.:.:.::|-―ー''フ´ | |':/.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.::.i.::.:.:.:.:i.:.
- 710 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:55:13 ID:SFeOJ30w
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-─ ､ , -──- ､
, - ─｀＜::::::::::::::::::::::::ヽ
／::::::::::::::::::::ヾ::::::::::::::::::::::::::｀- ､
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/: : /: /: ::::::|::::/ V::ﾄ::::::: :::| ＼::: :V: : :::::::::::|
|: :/: /: :/:::::|∠─ V| ヾ:::::::|￣ V:::::i:::::::::::::::::}
ﾚ.|:.::::|:::i:::::/:/ .､ﾊi ＼:::ﾚｨ--V::ﾄ::::::::::::::::ヽ
.|::::::|:::l::/|::ﾚｲ飛ゝ ヾ| 'ｊ及ｧVﾊ::::::::::::::::ﾊ
そして俺が『イカロス』の操縦者、 |::::::|:::K .V 辻 tｊ} 弋 ｿ ' ﾊ::::::::::::ﾄ;;ゝ
「雷神」伊藤誠だ。この城のお二人とお前が |::::∧:r-､ ゞ- '´ ￣ i .ﾋ V:ﾊ::::i::＞
尽力し、ソウル・ドレインを使ってくれた |::/ |:|ﾚヽ i レｲ/'ﾘ::::::＞
おかげで、こうしてここにいる。 ヾ. | ヽ∧ ＿ r‐ム::ﾊ／
V:::/ ヽ､ ／'´
ヾi }＞ , イ
| ｀ - ´_ -┴┐
r‐'V/￣ /::＼
/ /:::::入 ./::::::::::|""＼
ちょ、ちょっと待ってくれ。それじゃあんたたち二人は、カイオン兵なのか？ それが俺の中に？
_,,,...----..,_
,r'´:::::::::::::::::::::::`.､,,r=-
/::::::::::::::::::;;::''::::::::::::::::¨ヽ
/:::::::::::::::;r";;r';;;;r':;;;i;;;::;i;:::::i
＜:::;:::::;;;;;/;;;/;;;;;;;/;;;;/l;;;;;;;l;;:;;::!
Σ;;;;;;;;;;;/;r'i;;;;;;r'i;;;/_''ﾄ;;/;;!;;i;;;l
`､;;;;;;´V;;;/ ﾚf/! ﾚi;;;;!;;!ﾚ′ そうだ。そのことについて、最初に言っておかねば
!;;;;_;;l;/! ｀ l_ﾚ!/ ならないことがある。俺もお前も、互いに互いの仲間や
_r＜ ヽ - ／ '′ 部下を大勢殺してきた。それをすぐに忘れろと
/:::`ヽ､`ヽ､ i´` ､／ いうのは、確かに無理な話だろう。
f:¨::ヽ::::::::`..､ `7､
/::::::::::::`:､:::::::::〈:.:.:i
i:::;;::--::;;:::::`ｰ-､;ﾄ､:l
/;''::::::::::::::`､::::::::/:::::i.:l
i:/::::::::::::::::::::::i::::/:::::::::!:l
. i:i:::::::::::::::::::::::::l;;;:ヽ::::::::l.:!
l:::!:::::::::::::::::::;;;;;;!:::::ヽ:::::::!l
- 711 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:55:31 ID:SFeOJ30w
-
/:::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾍ
/:::::::::::::::::::::::ｲ::::::::::: 丶::::::::::::::::::::::::',
/::::: /:::::::::::::/ l::::::: !:::::::|＼::::::::::::::::: l
i::::: /:::::::::::::/一V:::::| :::: |ーヽ:::::::::::::::!
だが、こうなった今、それを乗り越えて |:: /:::::: /::: |ィ云∨ |V::::| ィﾃﾍヽ::::::::!イ
お前と話をしていきたいと思っている。 |:/ |::: /::ﾊ::| 迂:ﾘ V| ヾ! 迂:ﾘハ::ﾄ::::::＞
まだ生きている、互いの仲間や部下たちの |′|::/|:::|ﾈﾍ ｀ｰ´ ヽ ｀ｰ´ ﾊ!ﾉﾘ｀ヽ
為に、戦争を終わらせる為に。 i/ V､_ﾍ ! ﾑﾘ′
′ ヽ、 - - , ′
|ヽ イ/
,.ｲ ｀ ´ ﾊ
,.イ:! ＼ ／ ヽ..､、
,...::::´/::::::l /;⌒;ﾍ j:::::ﾍ:｀:::....、
,...::::´::::::::::/:::::::::l､ ∧;;;;;;;;;∧ /:l:::::::: ﾍ:::::::::::｀:::....、
,ィ:::::::::::::::::::::/::::::::::/!∨ ∨;;;/ ∨ l::::::::::::ﾍ:::::::::::::::::::::`::..､
|.:.://.:.::.::/.::.:.:.:.:/.:.:.:／:.:.:／;;／/// .|.:|.:.:.:i.:.:.:.:i.:.:.:|
|:.:| |.:.:.::.:i.:.:.:.:.:::i.:.:.://.:::..／;;;／.// |:.:|i.:..:i.:.:.:.:i.:.:.:|
|:.| .|.:.:.::.:i.:.:.:.:.:i.:.:/ｰ;;／ソ／ // ヽ＝=､_|:.| |.:.::i.:.:.::i.:.:::|
.|:| .|.:.:.:.::i.:.:.::.:i.:.:ﾑ;ｒ-y,ﾈ' // -_､,,,,__ .|:;ﾍ|.:..:i.:.:.:i.::..:|
ii |i :i.:.::i.:.:.:.:|ﾔｹiﾃうﾄ` ,/'´ '´,ｹﾈﾃﾞﾇ;., |.:.:i.:.:/|.::.::|i
.` |iﾄ,.:i..:i.:i.:..:|{_|;:::::`}:| ／ |{::::::f;;ｲｿ:.i.:.ｲ./.:.:.::|i 私たちは確かに、殺し合いをしてきました。
|i|i.:.::ﾄ,.:iヾ;;:| ｬ:::::,ソ .ｾ_:::::ソ/.:.:/.|/.:.:.:.:|.i けれど個人的に憎しみ合ってのことではなく、
.|i|i.:.:.:;iヾ;ヽ:::::::::::::.. , .:::::::::::::.. イi.:.:|i.:.::.:.:.| .ｉ 戦場での敵としてのことです。そしてそれは、
.|i |:i.:.:.:.:i..:`,ﾐ:ト､ ､ ,' /V::./.:.:.:.:.:|| i もう終わったこと。
|i .|.:i.:.:.:.:i.:.:.:.:トト`: .､. , ｒ'´.:::|.:.:/.:.:..:.::|| i
|i |:.:i.:.:.::.:.:i.:.:.::i.:|;:;:;:;::`i ､ __ , . ｒ'´;:;:i:;:;;:/:/.:.:.:.::.:.:|.:| ii
. |i |;:;:;i:;;:;:;:;:;:i;:;:;:i:;|_,／ i .ト､;;;;i;;;//;:;:;:;:;:;:;:|;:;::| .ii
…………俺も、そういう気持ちは持っているだろ。この間の、荷電粒子砲をめぐる戦い。
あれなんかは、俺や小隊長たちとあんたたちとが憎しみ合って復讐とか考えるのは、
筋違いだとさえ思える。
- 712 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:55:52 ID:SFeOJ30w
-
ヤドリの村で、襲撃者たちと戦い、退けた時。村の再建を手伝えた時。
それらの時に抱いた充実感、村人たちから得た感謝の念は、とても快いものだった。
＿＿_
「￣´.:.:.:.:.:r‐≧､､
／:.:＼:.:.:.:..://⌒ヽ/ﾆヽ
/:.:.〃:/ ＼:.:.〉ヽ {薔} vﾞ)
!:.://;/ ｀ヾ入､ //:i
!/'´,.--､ ,.--､ヽ､/:.:|
. ぃ i:.:V さんざんハラハラさせられたけど、
代 ⌒ , ⌒ }ｼ, あの時のやらない夫さんは、
ハ_'､_ ┌‐┐ ,ｒﾆ〈ﾘ 確かにステキだったかしら。
∨ ニ＞.｀__´_ ,.イ＝=/
〉､ニ ｿ〈介ﾄヽ { ﾆ､/- ､
,／ }=〈 〈八〉´ 1__l/ ヽ
l ﾃ l ： ,l ﾃ |
. ＼ ､ , ノ＞＝＜ ヾ 〃 ノ
| {. ∞ / /´
l ! .∧ ,/ /
もうすぐ、和平会談を経て戦争が終わる。そうしたら俺は軍を離れて、もっと
実りのある生き方をしたいと願っている。こんな体だけど、いやこんな体だからこそ、
戦いも殺し合いもない、人間らしい生活に憧れる。当然だろ、魂の渇望的に考えて。
／￣＊￣⌒ … 、 ＼
／ ∠＿ _＿ _＿ ＊ ｀ ー ､_ ヽ
｜ ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ ー 、 ヽ ヽ
∨:.:.::/:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ ＊ ＼ ＼
/.....:./:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ ＼ ＼
. /......./............/../...:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ ヽ ＼
':.:.:.:.':.:.:./:.:./:./....:.:.:.:.;. ｲ:.:.:.:.:／|:.:.:i:.:.:ヽ ＊ ｝ ヽ
ｌ:.:.:.:.|ｉ:.:.:l:.:./_/:.:.:.:.／／:.:.:.ｘ' |.....|....:.｛ { 〉
|:.:.:.:.|:l:.iﾊ/__｣:.:.／／:.:.:／_ ＼ |:.:..|........｝ ｝ ／
|i:.:.:.:|:.l:|ィ≠tド∠ - ´､__ ｀ 'ﾄ､:.!:.:.:.｛ ＊ ｛ ／
南鮮石とカナ姉ちゃんは、ずっとここから 、:.:|:.:l|１::::dj 不ミ=z､ j:.:.:,:.:.:.:.:.} }┬‐'
やらない夫さんを見てきたニダけど…… ヽ{ヽl! ￣´ |i:::::::ｄﾊ/:.:/:.:.:./:{ ｛:.:.|
やらない夫さん、本当に強くなったニダ。 ｝.ﾊ."" (__人__) ` ーイﾌ:.:/:.:.:./:.ﾉ ＊｝:.|
尊敬するニダ。 ｛ ヽ⌒ヽ;;;ノ """∠:.:ｲ:.:／:.:.{ {:.:.|
！ 〈￣∠＾Y⌒ヽ .ィ:.:_／:|:.:.:.ﾉ ｝:.:|
.ノ＊/ 「/:::厂}１＼￣ |_:.:.:.:.:.|:.:｛ {:.:.:.|
ｲ 〉「{:::/:::/┐ ヽ___ V丶、l:.:.:｝ ＊｛:.:.:.:|
|::｝ く 「∨イ r‐┘ ├' ｰ｛ }:.:.:.:l
|{ ＊ } ｀ヽ､ __r‐┘ ／l 丿 ｛:.:.:.:.:l
l::｝ { /,ﾆく __ .ィ´ ＿〉 ｛ ＊ }:.:.:.:.:.l
- 713 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:56:29 ID:SFeOJ30w
-
＿ )}
／￣｀ / !
‖ ＿_／イ fヽｎ ＿＿ノ⌒
|{ x rf⌒＜ _(｀ヽfヽ|/ {_rｘ／￣
＿ |ﾚイ { / (⊂フ'ヽ ＿r‐x{ヽ＞─ ─一'⌒ヽ
／ ─-､∨ { |/ _＞ﾍ_) f::::::|〈ﾇ〉::〉、
/ -─ ゝ ( ｀ヽ人ﾍ::ﾇ〉_人「￣ヾー-､
// ／／ ヽ 〉⊥二 ＼::ヽ_＿_＞:::ーｸ
// / /／ / ﾄ､Ｘ 乂_瓦N＿/ ￣＞ー‐┐::〈＼
/ / / / , i | ヽ) } 「 ∧ﾍ { 人::::{ ｀ー──-､
/ / ,/ / / ,| ﾉ / |ノ ′∨￣{ ￣ ヽ
/, / / / / /| | /r=x ゝ ￣三二 ヽ / / ﾉ
| |i / /／ ﾉ ,／⌒ {Ui ! ＼＿＿＿_ )八 { / そうね。以前のやらない夫さんは、
| | ＿ ,イ ,／j /zx ゞ'' V ー- ､二 ｀ヽ ﾍ ﾄ( . 未来に絶望して世の中を呪って、
〉 | i |「//Ｙ {Ｙ´ ´/心｀ﾞ ､ i ＼ ＼ ) 人j 自分も他人もいつでも死んじゃえって
// ハ j/{( | i八 iﾄ{U:j ; ′ | ﾄ､ ￣｀ー─ 彡イノ 感じだったかしら。
{ { i lﾉ >┴＜ (｀ 'ゝ｀=' _ ノ 从 ｀ー── ｀ヽ/!(
人 ゝ ト､ ,ﾘ人(￣｀>｀ｰ一' ∧ ＼＿＿ ﾉ⌒)八ト､
｀ｰ､⌒ヽﾄ(─＞=-─､ ∧ ｀ー‐＞─ <
)Y´/ ＼￣｀ヽ. ＿＞‐──┬─ｧ'´ヽﾄ､＜二＞⌒)}
,' /＼ ＼＼＿ﾊ ｀ヽ ￣￣{ イ{ﾍ )} )ﾉ｀ヽ
人i-(＿_＞-､ ノ }ﾉ ) r─v'´ｨ:::〈｀Ｖ/ノ )ﾉ
)＿／( f´￣｀〈 |:::{>::::::::∧＼ ｀ヽ)
＿
, - '',.ﾆ -‐- ﾆ､''ヽ
／ ／ｨ'´ _, .ィ ,ﾊ. ヽ. ＼
∠_ /',r、‐' ''´ ⌒＼l、 ﾝ
,、/`! ● ○ lT´
ｸﾙｸﾙ((ヽY'〉 , , ,（__人__）, , , l. |
それが今や、積極的に恨みつらみを捨てて、 （｀)_}ﾄ、 丶 ,/ ,ｲ l、
未来の生き方に思いを馳せて、 r `´ | ＼ ∨ ／ | l、
希望を抱いてるニダ。人間として | | l｀＞-,-＜´l | l、
凄い進歩、立派な成長ニダよ。 ∧ | l ｀７,､ヽ´/ ,/ヽ l、
/ ｀` ヽ∟..,ヽ l.l ∠-f `i. l、
/ _ト-r'└r｛ ,._ヽィ' l. l、
/ ／ 〉 ｀´ 〈'-/´ l l、
/ _, ィ / 丶ヽ ｣ l、
- 714 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:56:45 ID:SFeOJ30w
-
それは翠星石や小隊長や、榊のおやっさんたちのおかげだろ。
＿ ﾄ､ ＿_ ＿__
/´/￣ ｀ヽﾊ ＼￣ ￣ / ,､ ヽ, --､
| { /´ﾍ ￣ {. ∟７ﾑY ￣l|
丶ヽ ／ ﾄ､ − - ﾍ ／{_ソﾉー '}
￣! 〃 ￣ −- _/ / 厂| ／
| 〃 , − ´ └ ｲ-ﾑ.仝!
ﾊ / -､ '´- ､V l / ええ。でもそれらが活きたのは、
{:. , { ｨ:::ﾍ ｲ':::::::ﾄ }‐く やっぱりやらない夫さん自身に、
＼_ヽ ﾊ´::::::| 弋:::ソ ｲﾍ | 強く生きようとする意志が
r‐{ -ﾇ ゝ:ソ _' _ .:.:. ﾊソ あったからこそかしら。
_, , ィ{:| ヽ、ﾊ :.:.: { } ィﾌ |}.:ﾊ
/ﾆi´ {.:| ヽ! ゝ |￣＞r ､ｪｧ７l {:／ /＿}:.ﾍ
{´ ∟」:.ゝ、_｣イ/ l￣ ｒ'二/.//_ﾉ{｢￣ ｀ヽ!
／ Tエﾑj ヽﾊ、 ﾊ
/´ └ｒ¬､ _{ /ﾊ、 /
ヽ ／ヽ〉, 下ｆ7 ￣ヽ{
, --=ﾆﾆ､ヽ､
. ∠ -―‐--- ､ ＼＼
／ / ／ , ｀ヽ ヽ＼
// , / / ／/ /,ｲ Vﾊ ヽ
// // / // / //｜｜l ｌ！ ＼
{ﾉl ｌ| ｢Ｚﾒ/l// /ム⊥｜| | | ／
その通りニダ。そんなやらない夫さんだから、 l l |l 〈f沁 {/ / ｨ汽く l| j ,ﾘ } rく
南鮮石たちに協力してくれると信じて、 Ｎ八〉｀ﾞ′, ｛ﾞりﾉ//〃/ｲ |
こうして話をしているニダ。 jﾍ、 ､_,,_, " 彡'／/|l |
/ /丶 , ィ7´ rク l |
厶ｲ __｣二兀／/-|-/厂ヽ、 ｜
/ / ｌ { ´´rｸ〈 ｜ /´ 〉 ｜
/ / /八 ｝| ∨ ﾉ! /! ､
/ /イ {几こﾌｌ｣__j ）｝ ハ ヽ
協力？ 俺が？ 何を？
- 715 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:56:59 ID:SFeOJ30w
-
r=､、 ＿＿ __
l| ＼r'´￣ _ｒ' 二＞, ﾍ
l| / ﾄ、ヽ r'´, ｨ'Ｚこく |
∨ /| ＼ 〔 「 ,{ {-｣} ｝-┬'
/' // ＼{j/ ゝ辷ソ＼＼
| / l ＼ ＼/､__|｜/l＼＼ それをこれから説明するわね。
ヽﾊ/ ｙ=ミ 彡='､ｌ ヽ!｣ ∨ そもそもこの機体は、『エデン計画』の
ヽ{ ﾊ ｒり l ｒりY∨ﾊ 一環として造られたものなのかしら。
|lﾍ.r‐､ 、 ¨´ |lｿl | 魂を運ぶ船、エデンの守護者として。
／|l l l Y ￣ ヽ ／|!┐
{彡'| -| !､! ノイ j彡!￣ヽ
Y／彡l / ￣ ｛彡二7 ﾊ
｛ ∨ ヽ{ /￣{_}￣ Y´￣ﾐi ﾍ
｢l/ ヽ |＼＿_l テァ;┘〈 小、
〈j〈 ヽ / ,＿＿)＼＿ゝ┘| /
く/::::＼_ノイl / ヽ / /ﾍ ＼
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:ｉ:.:|Ｗｗﾊ.:.:.:.ヽ.:.:ヽ
/.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:/.:.:/ｉ:.:| !.:.:!:.:.:.:.:.:.:',
. /.:.:/.:.:/.:.:.:.:.:/.:.:.:.:/.// !.:,' ｉ:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:!
ｉ.:.:/:.:/.:.:/.:.:/:.:,.斗 // ｉ/ --､ ｉ.:/:.:.:.:.:.:.:!:ｉ
|./!.:.:!:.:.:!.:.:/イ // / ｀ﾒ､ |..:!.:.:.:.:!:|
| |.:.:ｉ:.:.:ｉ.:.:| |斗≠ / ≠=､ |:.:!.:.:.:.:!:|
| |.:.:ｉ、.:ｉ:.:|./ﾄ:::::::ｉ} ﾄ::::心、!:/.:.:.:.:!:|
今の私たちのように人間をこちらに ヽ |.:.:ｉヽ:ヽﾄ ｖ':::::}| ｒ':::::ﾘ |/:.:.:.:/!.:|
移住させることで、地上の食料や資源の |ｲヽ..＼ﾄ. V少 ｖﾆｿ 厶 イ:.:.!.:|
枯渇問題を解決させる、という計画です。 / |:.:.:.:.:.:.:ﾊ ::::: ､ ::::: /ﾉ:.:.:.:.:.:!.:|
/ |.:.:.:.:.::!:.!ﾍ、 ｒ ｧ /:.|.:.:.:.:.:.:.!.:|
/ |:.:.:.:.:.:!.:|.:.:.＞､ ィ´:.:.:|.:.:.:.:.:.:.!.:|
/ |ｒ―‐-､!:.:.:.:.:.:ｉ` ､. '´|.:.!.:.:.:.:.!.:.:.:.:.:.:.!.:|
/ | |!_, ィﾘ !＼.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:!.:|
. / /| |ｉ / ! ヽ!:.:.:.:.:.:.:.:!.:ｉ
. / /_|／￣ヽ|| | | |:.:.:.:.:.:.:.:!ハ
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- 716 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:57:21 ID:SFeOJ30w
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,'::::::::::::/::::::::::::: /::::::::::／::::::::::::|:::::::::::::i:::::::::i::::l
l:::::::::::/:::i::::::::: /＿::／|::::::::|::::::::|:::::::::::::l:::::::::l::::l
i:::::::::/:::/::::::丁:::／￣i::::::::l:::ｰ∧一:::::::|!:::::::|'ﾘ
_ノ::::┌i:::/:::::://／ i::::::::i::::ﾒ i:::::::::::::i:!::::::!
＞:::::｛ ﾚ' |:::::7ﾚ′ /:::／|:/ .l::::::::::ハ:::::!
_,＞::::::::i ヘ|:::/ ゞ＝'"/／ ′ゞ='"l::l:::/ ∨ 貧困の解決は戦争の防止にも直結するしな。
￣｀￣｀＼:|:/ ′ ､ ∧!/ 二百年前には大々的に進められていた
＼|＼ ＿ / ′ そうだが、「大崩壊」で頓挫。今のところ、
_{i ／ この機体だけが唯一の希望ということだ。
// ｀＼ ＞ _ イ
_,､-;'´;;;i `ｰ ､, _ﾉ iヽ、
_,､-;;"´;;;;;;;;/;;;;;l ／ﾍ l;;;;;ﾍｰ,,､
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;ヽ ／::::::::∨;;;;;;;;ﾍ;;;;;｀';;;;;;;､_
ﾟ | ・ | .＋o o。 | *｡ |
＊o ﾟ |+ | ・ﾟ ＋・ o |*
o○+ | |ｉ ﾟ| o ○。 l
・＋ ･ l ・|＊ﾟ ＋ |
o｡! |! ﾟo | * ﾟ |
｡*ﾟ l ・ ﾟ _.. -― ､ |o ﾟ。・ ﾟ
＊oﾟ |! ／,,ｨ=＝=､､ ＼ + ＊|
｡ | ・ o ﾒ､-'＿ノヽ二＞｢ _ *ﾟ・ ＋ﾟ ||
だけどこの城が、南鮮石たちが『エデン・ゼロ』 |o |・ﾟ _ ｀丁'≡ ≡ ! lﾊ,／ﾉ | ﾟ |
と接続できれば、一気に復活ニダ！ ゼロには ＊ ﾟ ｌ| ヽ.> 、lﾍ '''(_人_)'''ﾊ. l' ／ヽヽ o.＋ | ・
エデンだけでなく、食料プラントの製造法その他、 |l + ﾟo i ! ＼.l !＞ --＜l_,ｌ ｢ ヽニ⊃・ |oﾟ
旧文明時代の技術がほぼ全て残ってるニダよ！ o○ | ・ﾟ l i l´ｌ Hヽｲﾊヽﾍ Ll、|ヽ' '。 |! |
・| ＋ ﾟ o ⊂ﾆ!.ﾄ┘!＿'! l_＿〉 ｀ ヽ。 ﾟ| o ○。
Ｏ。 |ﾟ ＊o` / /ｌ l ,ノ＼. ヽ＋・ o |*
o＋ |!*｡ / /7ヽ／ﾍ ＼._ |
|・ | ﾟ・ l _./ / ヽ ヽ｀`丶､| *｡ |
＿|＼∧∧∧ＭＭＭＭ∧∧∧／|＿
＞ ＜
─┬─ ──``─ ヽ| |ヽ ム ヒ | |
│ ─┬─ │ ／|￣|￣ 月 ヒ | |
. -─┴─- . ._/ ＿_/ | ノ ＼ ﾉ Ｌ_い o o
＞ ＜
- 717 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:57:39 ID:SFeOJ30w
-
, -- 、 , -―――― - _
／/ ヽ ,／￣ − _r〜冖ｰ-､_｀ヽ
/ / V/ − r'´ _r -z､＿-└､ﾊ
! ' / |{ ￣ | 「 「f こ三ﾍ ＞−┐
|｜ / /l｀ − _ { └ｔ〈」└ｔソｲ 〉 j
ヽ! i / / ｀└／,∟ヘ _７イ＼ーｲ|
＼ | l ,' ,＼ /ｰｔ.T´＼ ＼ﾘ!
￣ l l〈 ｰ- ､ _ {／斗≧ｘｭﾍ ＼/V
', l.ﾊ ＿Y 彡ｲ r lヽ ﾍ／-､ ! 今の戦争が終わっても、食糧不足という
ヽ、∨〈 ｒ l 弋._ ﾉ ' 〃ｒ冖 |/ 根本的問題が解決しなければ、また同じように
ハ. ゝ ' / ノ／ 戦争が起こるかしら。それを阻止するには、
〃Ｌ', , - ― ､ l| .ｨ´￣ﾞl この『エデン計画』を実行するしかないのかしら！
|l／´＞ 、 ＼ | 〉 !ｲ--z―'イ￣ ヽ
, 、 l! ,ｨ/７_.＞､ ヽ二／／ |｢ ￣三了 ',
／／｀ヽ_ ∨/'´ 〉 ｀− ィ´ ／'ー-､ﾆ｣ ',
/ / ／ /＼{＿∠-¬ ／ | ／ r'ﾆ二 ￣| ヽ
〈 ' j_ V 〈 ＿」 /!＼j∠. ┬− ｧ ┘ ＼
＼ ､ 〈_丿 ､└//￣| ｒ−i ', / {/´ ﾍ /
｛ ヽ、 ｀Ｙ | ゞ=' ﾚ {＿｣ |／ ゞ=' / /
/.:i.:.:.:/.:.:.:.:/.:.:.::.:/.:.:.:.:／.:.:／/:ｨ.:.:/ `'|.:.:|.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.::.:.
. |.:.i.:.:..:i.:.:.:.:i.:.:.::.:/.:.:.:／.:,ｨ' ／ /.:.:/ .|.:.:|:.:|.:.:.:.:.::ｉ.:.:.::.:.
..|.:i.:.:..:.i.:.:.::.:レー‐-､／ ,／／/.::/ .|.:.:|.::|.:.:.:.::.::i.:.:.:.:::
.|.:i.:.:.:.:i.:.:.:.:/:.:/:.:ｒ'´ ／／.／ノ ＝=-.､ |.:.:|.:..:|.:.:.:::.:.:i.:.:.:.:.
.|.:ii.:..:.:i.:.:.:.:i.:.:i.i/ﾆ=,lt;"´ ／／ ＼ |.:.|.:.:.:|.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.::
.|.:ii.:..:.:ﾚi.:.:.ﾄ,ｒ'|::ｹｆ~ﾄ`,ソ'´ ＿ ｿ〈 |.:.::|.:.:.::..:.::i:.:.:.:::
.ヽi.i.:..:i.:i.:..:|"'i.i_:::::~:j´ '´"ﾆﾆ=,､_/'＾''ﾄ､:|.:.:.:.:|.:.:i.:.:.:.:i
新たな食料プラントの製造だけでなく、 `i.:i.:.:i..:i.:.:| .: ｒ`i:::.ｿ ":/::::;ﾘﾍ､ .|.:.:|.:.::.:,'|.:.:i.:.:.:.:i
地質の回復などもできるそうなんです。 `ト､i.:`ﾄヽ ;:{:::::/: : i_:::::::ｆ､ｨ'ﾄ,/.:/.:.::/.:|.:..i.:.:.:.:i
それで食料を増産させつつ、希望者は |.:i.::` ､| ` ､￣ .: i .j::::::::::::}'ｿ:/.::.:/.:/.:.:i.:.:..:.i.:.:
エデンへと移住していく。 /.:.i.:.:.:.:`､ ｨ:::: ﾏ,,,`::::::':ｿ//.:.:.:/.:/.::.::i:.:.::.
/|.:.:i.:.::.:i.i.:.`:､ ` `'〜'´/'/:／.::./.:.:.:.:i.:.:::.:i.:
/'.|.::.i.:.:.:.:ii.:.:|.:.＼. `'' ´/／/.:/.:.:.:.:.:i:.:.:.:.i.:.:
../ |..:.:i.:.:.:.:ii.:.|.:.:.:.::`:､ ,,r ´|.:./:/.:.:.:.:.:i.:.::.:.:i.:.:.:
- 718 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:58:03 ID:SFeOJ30w
-
聞けば聞くほど壮大な計画だな。人類の、魂の移住か。
_, -―― - 、/｀ '´廴_
, '´.: : : : .: .: .: .: .:_/´＿, - ､ {
＿. ／.: : : : : ｒ冖ー'´ _ /__ ／l } 〉
/, - ､＼: : : : : : ｣ r-―fﾋﾊヘjﾊ ｣/ {
!| / :.｀',:. :. . : : { 'r‐ '´{匕犬シj´ { /!
亅/ : : .＼:. :. : : . : ヽ ＼／ 寸Ｔ¨ヽ＼丿:'
,' :l :.:./ ｀ − - _:.ﾍ _｀¨ｰ| lー-ヽ ＼:l
| : l .:.,' 、＿.￣'ﾍ|__｣へﾊ/j／:|
∨ : l:.l , ,ｒ=＝=＜ヾ|〈ﾍ∨.: .::l
V: ::.{. ノ ,ﾂﾊ:::::::::} l .ヾ ｊ |.: ;':/ 本来なら、やらない夫さんもカナたちみたいにここで
ヽ: :ﾍ ｒﾃヾ' 弋ｚと⊃ |! /.:// 体を持って、人間らしく生活できたはずなのかしら。
＼ﾑ{ﾊ::::::ﾊ xxwxx /:´.:.' ｲ それが、不正インストールのせいで第一管理者と
入 と⊃ ' /.: :/ .: ｣ して固定されて、今日までロクに連絡もできなくて。
{.: ﾊ xｘ ,−、 .／ﾉ.; ' .: .:/￣ ヽ
|:/ /:＞‐- ,.＿_. ' /f.: .: ／.:〉: : ',
,!ｰ{:. ｀:.ｰ:.l/j|＼ﾍ -−/.:, :' .::ｲ: : '.
/ 〈:｀:.ｰ:/ /}{ヽ.＼ヽV〉. : .:.イ: : ﾍ
,' 〈ヽ:ｒ'／ｲ ＼＼｀ Y: , :'.:.:ﾉ: ハ
/´ : .ヽj ' 〈 V /ﾍ ゝｒ‐_'´: : . . ,: ノ
｛ : :.ｒﾍ ', /´ ヽ {|´ lr−､_, _‐'二. ヽ
｢｀ｰ-､__ ノ しﾍ._ ムﾌ /ｆ⌒| ﾊｧ , ｒ､ヽ ＿} |
／: : : :／／ : : :;ｲ: : : : : : :丶 ＼ ＼
. ,: : /: ::, '::;ｲ /: ／ /:::/ﾊ : : : : : ヽ { ＼
/: :/: ::/／／／ /: / !|: : : : : : :. ヽ
{: /: : ,'´／／ ／ , ′ !| i: : : : : :} ┼ } ｊ
ｊ/{: : :ｌ:/／ ￣ ／ ヽ､|ｌ ﾄ､ : : : ハ | 厂
今、プログラムを再構築しているところニダ。 八: : {/ ｘ‐‐ ､ ｣≧ｰｉ: ::,′{ レ{
いつになるかわからない、成功の保障もできない 〉. :ヽ/｛:::::ﾘ ´{::::::ｊヽｊ::/:} ｛十｛ :
ニダけど……とりあえず、やらない夫さんをここに ハヽ: {xx~´ . ー' ノｲ:/（ ｝ } : ｌ
お招きできないから、こうして通信だけしているニダ。 从八 Xx //: : ）{Ⅹﾉl : ｌ
/ /{ヽ ＼ (__人__) ／/: : /ｆ′ ｊ ｌ :‖
. / /ハ Ｘヽ ＞ .. __ イ: メ､: ｛{ ｊ×ﾉ l : l !
/ // ハ ／ ,ｨ个ｘ､ ＼｝ｊ ｛: l : l :!
. / //ノ ／ 〃 ∧ ＼ ヽ＋} ｌ : l :ｌ
- 719 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:58:28 ID:SFeOJ30w
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……。俺のことはともかくとして。その、ゼロというのはどこに？
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾄ、:::::l
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:::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ |:::::／／IIj:|:::::::::::::::::ﾄ::::/ !:!
::::::::::{:/:::::::::/::::::/ !::/ ヽ |;iｊ |::::/ﾚ:::::/ |/ ﾘ それが、我らが首都カイオンの
:::::::::::i:::::::::/ |:::/ i/ ヽ7 |:∧ |:/ ′ 地下らしい。だからお前がそこへ行くには、
:::::::::::::::::::/ |/ ﾞ ヽｿ 戦争を終結させるしかないってことだ。
:::::::::::::::::∧ ＼
:::::::∧:::/ ｀ｰ ／
:::::/ ∨ ( ￣ 7 /
／ﾍ ￣ , '
＼ ＼ ＿ /
＼ ＼ / ｀ ー - ′
＼ ＼__ /
￣＼ ＼
_,.．-'''"＿＿ ※ ｀"'- ､ ＼
/＞ﾞ⌒ヽ￣￣￣"'- ､ ※ ＼. ＼
／ ./ : :＼ : :＼ : : ＼ ∨ ＼
. / / : :ﾊ : :＼ : : ﾍ ※ ∨ ＿〆)
/ : :i : i: : :ﾄ､ : : ﾍ : :ﾍ. | イ__／
/ : :i : : /,ｲ ｲ: :ﾄ､＼__,: :∧ : : :| ※ﾞ|.八
ｌ ｌ : : :ｌ＿ ／/ ﾙﾞi: :ﾉｨr‐─＜ 〉: :.,' .ｌ: : ＼
ｌ ｌ. : :tノ.厶イ ﾙﾞ (て刀ア.,': :./ ※ .ｌ: : ＼
決して大げさな話ではなく、やらない夫さんの |∧ : :∨ (てｶ｀ ゞ―ﾞ /: :/ .ﾄ､ : : ＼
双肩に世界の、全人類の平和な未来が ゝ : : ＼.ゞ┘ , ////,.イ ※ ｌ: ＼ : : ＼
かかっているニダ。協力してほしいニダ！ ｀(＞┬-ゝ// ､__,-'､ 个 ∧.: :. ＼ : : '.,
. ） 人.Xﾞ＼ ｀‐' ／ .| ※ /.: :',: : ＼: : ｌ
/./ : : ）ﾞ※/ﾞﾃ=r‐ｬ<.__＿人. /: : ',: : ＼: : ｌ
/./ : :/ /ﾞf .〉〉刀, 〉 〕 ｀X乃ﾐY)∧: : ＼/
/./ : :/.／_「| Y| /＼ ∧ ﾍ＼ ￣ﾊ.: : ＼
/./ : : ,ｲ 辷竺ﾐY .∧ 》 ∧ﾉ 〉 ＼. ｌ.: : ﾍ
. /./., -'"/ﾉ 廴＿辷竺ﾐ乃ゝノ∧ﾉ / ※ / |.: : : : ',
/.／ / ./^''＾''廴＿＿_) ∧ﾉ 〈 〈 ｌ: : : : ｌ
. ／ ※ / Y / 人＾''^''＾∨ノ∠＿.', ', ｌ',.: : : : |
それに答える前に、いくつか質問をさせてほしいだろ。
- 720 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:58:58 ID:SFeOJ30w
-
まず。ゼロとやらには旧文明時代の技術がほぼ全てに残っているそうだが、
つまり「大崩壊」を招いた、核兵器の製造法なんかもあるってことだな？
それをあんたたちはどうする気だ？
＼ ／:.:／:.:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:＼ ヽ ＼
ヽ/:.:.:/:.:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:./:/:.:.:.:.!ヽ ヽｌヽ
/:.:.:.:|:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／／/:.:l:.:.:.:|:.:ヽ / l
. |:.:.:.:..|ィ‐_-_､_. -／／/;ハ:.:|:.:.:.:!:.:.:.V l
. |ｌ:.:.:.:.N r‐ｧ-､`￣ ﾒ/‐-ヽ|、:.:|:.:.:.:| _」
ﾊ:.:.:.:ｌ 弋:ｿ ／´ ｨ=‐､､＼/:.:.:./-r ´ ＶＧを動かしているのも核融合ジェネレーター、
/:.li ＼_＼ , 弋:ｿ '´/:.:.:./:.:.:.l 原子の研究で生まれたものニダ。そしてその力で、
. __ /:.:.li il、 （__人__） _／:.:.／:.:.:.:.:.! やらない夫さんはヤドリの村を守って戦い、
/´‐-､ﾄ,:./:li ※ il:.:＼ {__ } ア￣/l:.:.:.:.:.:l:.l 家だって造ったニダよ。
. / ‐-〈/／li il:.:.:.:.:.＞ ﾆ´ ィ:lｉ ※〃:.ｌ:.:.:.:.:.:.l:l
l ｀ﾆ７'´: :.li il￣￣ ＿＼ノヽ._l:li il-ｌユ‐_-､:.:!l
r‐l |ﾌ!: : にlｉ il〃￣ ィﾄK＼ li ilこ|ー‐ |:.:.:.l
|〉l ｲ _): :.にli※/ ＼／//)ｌ:l l:l ヽli. iｌこ!|二 /:.:.:.:.:!
__
「ヽ￣＼ ゞ_､__
／入 ＼ _jl´frｫ j}
/ / ` ーヽﾊ-メ_jヽ.
' ,' ,. - ´｀ヾヽ !
. i ｲ , =､ ｫ= ､ 川!
ゞﾊ, ﾊｫ.j 辷j |ﾒ.
世界中で火を使って料理をすれば、 `ﾊ :::: ' :::: ｲ_ ヾ
どこかで火事も起こるかしら。気をつけるべき ,.,ゝゝ､ ｀ ´ イミミjノ
ではあるけど、火は悪だから封印しろ、 l!V:三} ﾞ＞＜ ゝ-'⌒丶
というのも間違いかしら。 / ゝﾘ! jハ! ﾚ′ l
く :.:! o 〈 - |
ゝ l:.:.|'＼ o _ .人 l 〆ノ
| :.:.| /介!V イ´
| .:.:| ` 7 /
/ヽ..:.:.| ,. ､ / , イ
/ / .: .|/ ／ |ヽ.
, イ , :. :|/ ＼＼
- 721 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:59:26 ID:SFeOJ30w
-
_, -―‐- ､
／/ , -- ､_ ＞､
ｒ'＿ { , -､ }'、
/´￣￣三二ニﾍ ゝソ ,'ハ
７ァ …―‐ -----＼ ／丶.ﾊ
ｌ /_ _ - '´¨ ＼ ヽ l
l |! ￣ _ , − ､ V┐l!
∧ ﾍﾍ. /ｆ¨ヽ ' |, -‐七Yﾞ り l! それはエデン計画そのもの、つまり魂の電子化にも
＜ ＞ r'ﾍ､, -― ､ _ / ー‐' ノ 〃/ いえることかしら。利点はあるけど危険性もある、
∨ | {丶 ￣ﾉ´､:::.｀ ¨´ ｒ'/￣ヽ だからその確率を落とすべく努力を続ける。
/ / 大 ¨´ - −' ∠/ ￣ｿ それが、科学に生涯を捧げたカナたちなのかしら。
〈 Vﾐ＞_ 、＿_ イ| ｢l￣ｿ-､
V |!ーr‐__j＿＿＿｣「ｆ T ',
／ﾍ、 ﾊ. ! 〈／¨＼〉 ﾘ l ',
入ﾙｘｲ´｣ | ハ | ',
,' ﾍ /ヽj l ヽ
/ ヽ ｝ |＼ ハ ／ ｝
l ＼ ! ＼ ／ /
/ l ', ／{]＼ └､
| ＼ヽ、 ハ
l ヽ｝
＼ /
-‐ フXXXXXXXXXXXXXXXXX｀丶、
／ ／XX＞¬冖冖¬‐＜XXXXXXXXX＼
＼ /X>.:'´::.::／::.::.::.::.:_::_.:.:.::｀::くXXXXXXXﾊ丶
Ｙ／::／:／::. :. .;:.:'´::.::.::.::.::.::.:.:└くXXXXXX} ｀､
〃:／:／::.::.::.:／::.::,:.:-‐::.::.::.::.::}::.::（XXXXXX） ヽ
/::/::.:/::／:::／::.::／:::.:. .::／.:.::/ｌ::.:::｛XXXXXX) 、
::.:/::.:/;:.::.:／::.::／ .:.:.:／::.::,ィ::/.:l|::.:.:（XXXXXXＬ ＼
|::'::.://:-;―‐-::.:::=彡::.:::／/:/|:.:|ｌ:.:l:::[XXXXXXメ , -┘
|:|:://:::/／／::.::-=:_:彡' 冫く」::.|ｌ:.:|:::[XXXXXく ／
魂の電子化は旧文明時代にもまだ lﾘ:l::l:::/ｲなﾒく-‐ ´ ／ l「:ト､|:::|XXXXX「|
発展途上の分野だったから、尚更ニダ。 /八{::|:ハ {ｲ:.:rﾊ ／, 孑=ミﾍ::ｋく:/ XXX厂:|:|
だから南鮮石とカナ姉ちゃんはこうして、 /＿｀ｿX ! ｀ﾞﾞ´ ＾!{::.::rｰﾊ:ﾄ､XヽX／: !::.|:l
自分の命を賭けて安全性を証明したニダよ。 l Ｋ ヽ_ム ヾ二ｼ '八 ＼/7::.::.::|:::ｌ:|
| !｜ ﾄ､ ｀ヽ (__,､ （XXX//.;ｌ :.::.:|:::|:|
Ｌﾉﾆｰ仁〕 |ヽ､ ` ‐' .＿ ィ´ｘXX/;'::.:ｌ|::.::.:!::.|:!
三三三仝r仁三二＞'´ , └┴くXXｉ::ｌ::.::l:l::.:::|:.::!|
三三三三三三三└‐く_ -‐ ,二ヽ|::|::.::|:!::.::|:.:::|
ﾆ三三三三三三三三三二て r‐=≦＞ｘﾍヽｌ::.::{
- 722 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 21:59:45 ID:SFeOJ30w
-
ふむ。その志は、それはそれで立派だと思う。だがその、魂の電子化の
おかげで、未来を希望を恋人を奪われ、絶望を味わっている男がいる。
しかも本来なら安全だったはずなのに、だ。それはどう思う？
＞' ´￣ ｀ ＜
／ ｀ヽ、
/ / ハ ! {｀ヽｙｋL
/ /. / ＼ ヽ i /<乂}、
,' 〃／ ＼ ヽ レ'ヽヒ__!
i. /// ＼＼ ヽ'⌒´/
,i 〃' ＿＿,ｨ 'ｖ--仆―'｀ヽ/
|ﾊi ,ｨ伝气ゞ 仍￣廴 ! .| .| やらない夫さんにとってこの機体が、そして
）!仆!i廴てﾂ 弋辷ツ）川!| それを生み出したカナたちが、呪わしいものだって
ﾉ彡ヽ、:::::::::::: , ::::::::::::>‐,Vi, ことは、よく知っているかしら。
ヒ＝ニﾑ ,Tー--> それを承知の上でのお願いかしら。
（ 三三.＞ 、 ´￣｀ （三三）
ﾚ' /{ i≧ ー ｔ≦'´ > '//
/￣!ｖ.//＿ r'⌒￣|￣⌒ｔ＿_ﾚ／/― 、
/ i! Yi ＞< ,√ﾛ弋、 | .〃 ヽ
/ ヽ, | ／ /| |ﾊ ＼ !'./ ﾊ
/ 'i ＞-, / ,! !. |ｙ‐、! ノ/ ',
/ 丿 / ／)___|. |_/ヽ、＼/ ﾊ
i ／i ' ／) O .}- 、 } ,i
ﾍ / / ! ' , } !,__ ﾊ、 /
} ,イ }ｙ. /-' O ヽ、 .// ｀ヽ、 ヽ、
_, -――- ､_
_, -'_, -'´￣´`ｰ-､`ｰ､
／_r'´,r '´￣´'￣´ ヽ¨ヽ ＼
＼/／, / / ｌ｜ ヽ ＼}／
｣/ / / /´ ｣ l'、 ', lヽ!
/! / / /／／|l| ヽ l| ! |'、
//| l| j__{_. ィ 〃ﾄ､._､_|_｜l ',
こうしてルートが開いた今、第一管理者たる / / ｌ l| Ｎl__,ヽ /' /＿_/ /ｌ | ﾍ
やらない夫さんは、いつでも南鮮石たちを / l ヽﾄ､ｌし￣:::::::;::::::￣ゝ)/ /}. ﾍ
消去（デリート）できるニダ。もし、どうしてもと / | 丶ト _､__,､__, _ イ |/ | ﾍ
いうなら、恨みを晴らして下さいニダ。ただ、 / zヵ }:ー≧≦ー―｛. lz､ ﾍ
／ l: : ﾍ |／ .八. ＼ { ｜: ! ヽ
/ |: : : :ｌ |＿/!{ｉ}ﾄ ＿〉 l}| !: :| ＼
/ l: : : :l＼| /'{ｉ}| l} | ∨! ヽ
/ ﾄ､:_:_ゞzzzz!z{ｉ}|zzzzj}: {＿｣/ ',
! L:_:_:_;ｫｔ':＼､_{ｉ}_／/ｰｔｊ､_／ |
- 723 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 22:00:10 ID:SFeOJ30w
-
ゝ ＿{ 《 ー/: : : : : : /／: : : : : : : : : : : : : : : :l: : : : : :',
' ∧ 《 /: : : : : : /': : : : ／: : : : : :／: :/: : |: : : : : : ',
/ /: :ゝ《 ,: : : : : : /: : : :／: : : : : ／: /: /: : /: :ｌ: : : : : ',
/ /: : : : 《 l: : : : : : l: : ／: : : : : ／: ／:／: : /: : l|: : : : : :l
l: /: : : : : :》ｰ:!: : : :-‐1:´: :_; :-‐≠: ／／/: : :∧: : l|: : : :l : |
l/: : : : : : :《 ∧: : : : : |三ー-／､／´ 〃::／ ﾊ: :l|: : : :l : |
/: r ⌒)＼: 《 ﾊ.: : : : :!ﾍﾔﾃ云圷ﾐー ／ｲ示ﾃｲ: :∨: : :/: :/ それをこうして伝えたことで、
'r=',イ ｛ ﾍ《 ＼: : |＼とう斗′ 辷ぅ ｲ:l: :/: :／l/:/ 南鮮石たちの覚悟を知ってほしいニダ。
/ｆ´/ l レ⌒ﾇ《 ｰi＼＼ 丶 ,! /､l:/:/／》 /'´
: }/ l r' ﾍ》 ｜トヽ ､__,､_, ィ》 /イ ー《
: :| | { 《 | ＞ ､ ＿,. ＜´j_ 《 》
: :| | ﾚ⌒l《 |＼ / （ / 》 《
……さっきの話だが。プログラムの再構築とやらが成功すれば、俺もあんたたちみたいに、
そこでそうして暮らせるのか？ それが可能だとすれば、その後で……
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
／: : : : : l: : l ﾄ､;ヽ:｀: : : :＼: : : :｀､
/: : : : : : : |: : l l ｀ ゛l:l : :ヽ: : ヽ: : : ヽ
/:/: : : /:l : :ｲ: ::l l l::l;:::::l::::ヽ;:::::::i::::i
| l: l: : :l :l::/ |: /l l--- l:l 'l::::l:::l:l:l:::l::::l:::l
| | :| : :l: l/ // l l ,___ ll +::;l:::l::l::::l::::l::::l
| |: | l:::l V // ﾚ ",l"弐x,_ l://::::l::::l::i::l
ﾞl: : :;:l::::l,y弐､ ｏ::::ﾘ///::::::l:::::l::i::l
ええ。翠星石さんをここにお招きすれば、. !､l ヽ;::l,ﾞ 'ｏ:::l v=" ｲ:: ::::::::l::::::l::i::l
青いＶＧエヴァンゲリオンではなく、 ＼'l､ヽ゛''" 〃 l :/:::::::l:::::::l:::::l
「やらない夫」としての体で再会できますよ。 |: :.､〃丶 , l::/::::::::l:::::::::';:::ヽ
|::l::::｀'...,..,￣ ／l:/::::::::;'ヽ::::::::';::::ヽ
|:l : :::::::l::::l:::>i＿ ,ィ : :::::::l ヽ:::::::';:::::＼
Y : :::::::l:::::/7 〃::::::::::/冫ヘ::::::';:::::::::＼
/ : ::::::l::ﾚ ﾉﾉ / : ::::::::/´ ＼:';::::::::::::＼
- 724 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 22:00:31 ID:SFeOJ30w
-
/::::::::::::/::::::::::::/:::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::',:::',
/:::::::::::/:::::::::::::/::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::!::::i
,'::::::::::::/::::::::::::: /::::::::::／::::::::::::|:::::::::::::i:::::::::i::::l
l:::::::::::/:::i::::::::: /＿::／|::::::::|::::::::|:::::::::::::l:::::::::l::::l
i:::::::::/:::/::::::丁:::／￣i::::::::l:::ｰ∧一:::::::|!:::::::|'ﾘ
_ノ::::┌i:::/::::::/斤心ヘ i:::::::::i::::ﾒ≦i::::::::::::i:!::::::!
＞:::::｛ ﾚ' |:::::7ﾚ近::｝ /:::／|:/近:｝l::::::::::ハ:::::! そうだ。二人ともこちらに来れば、
_,＞::::::::i ヘ|:::/ ゞ‐" /／ ′ゞ‐' l:::l:::/ ∨ 外の世界と全く同じ感覚で触れ合える。
￣｀￣｀＼:|:/ ′ ､ ∧!/ 声も体温も匂いも全て、完璧に同じだぞ。
＼|＼ ___ __ / ′
_{i ヽ _ ノ ／
// ｀＼ ＼ ／
_,､-;'´;;;i `ｰ ､,｀_ノiヽ、
_,､-;;"´;;;;;;;;/;;;;;l ／ﾍ l;;;;;ﾍｰ,,､
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;ヽ ／::::::::∨;;;;;;;;ﾍ;;;;;｀';;;;;;;､_
っっ！ 俺が、人間に戻れるかもしれないってことか！ 人間、やらない夫として、
また翠星石と一緒に、「魂の城」で暮らせる可能性がある、と！
／ Ｖ´ ＊_ｒー' ￣￣ ｉ :Ｔヽ、＊ ヽ ＼
／ ::/ ノ: ￣／: : : : : : :ｉ: : :ｉ : : :ヽ、 .} ＼
く :::レ': : : :/ : : : : : : : ::/: : ::ｉ: : ヽ: ::＼}. ＼
＼ ::/: : : : /: : : : : : :/: /: : /: ｉ: : : :.ｉ: : : ヽ ／
Ｙ: : : : :`:く;; : : : :/://: //:/＾レ:'":|: : : : :レ'´
|: : : : : :| _ｨﾁ行-./／ / tiミxＬ;_: l|: : : :ｉ:|
ただ、「可能性」ってことは理解してて |: : : : ｉ レ{ !:::::::! /／ {::::::j } /ﾞ| : : ｉ:ｉ
ほしいニダ。もちろん南鮮石たちは .∧: : : い ゞ:: ::ｿ ゞ::ｿ ./: : :./:|
尽力するけど、確約はできないニダ。 ,': :(Ｖ＼:＼ ' ／: :／}: :|
本当に申し訳ないことニダけど…… ,': : :} ヽ. `ｒー （__人__） "フ´ ﾉ__::|
,': : : :{ ＊ .}: ｀ｉ ､ _. .イｉ ＊ /::: ヽ.
,': : : : :{. |: : ｉ: :ｉ _| ー‐ .｢: ｉ:ｒ┴┐|:::::... |
- 725 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 22:00:54 ID:SFeOJ30w
-
(そうは言われても、これで興奮するなという方が無理だろ、常識的に考えてっっ！)
え、えーと、今更こんなこと言うのもなんだが、これは本当に、夢じゃないんだな？
_,,,..-.ｰ.─.-.-....､._
二ヽ,,..::"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:..､
／::::::::｀`:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::ヾ:::::＼:::::::::',
/:::::::::::::::i:::::i!::::::::::::::::ヾ:::::,,∠,､ _:::::＼::::＼:::::',
i::::::::::::::::!:::::i i:::::::::l::::::::イ＼＼＼:::::::::＼:::＼::',
l:::::::i::::::::!::::i,,ゞ;::::::::i:::::::::l >≧r､＼::::::ヾ＼_::＞ 俺も言葉も最初はそう思った。
ｌ::::::i!:::i::::l;/i ._,,＼::::!､::::::l 辻ヾ〉 ＼:::ヾ）::::＞ だが、「ここ」は確かに存在し、俺と言葉も
i:::::ﾊ::::|::::l:::i〈｀（ﾍ＼! ＼:', ゞ-′ ラ∨/"´ 確かに「ここ」にいて、「ここ」からお前に話している。
l:::i l:::|::::lヾ､ 弋i;） ヽ ＼ ┌::ソﾉ 間違いなく現実だ。
∨ l::::l::::l:::＼ " ﾍ::::/
＼|＼!＼ ′ ∨
ヾ ヾ ､ ｰ ´ , ゝ､
｀ ､ , ′ ／ ＼＿
｀ ｰ ＜ ／´ ／:::::￣｀ｰ-
_ノ´∧_∧ ／::::::::::::::::::::::
そうか、現実か……。さっきも言ったが、俺は以前ヤドリという小さな村を救った。それだけで、
かつてない誇らしさを感じ、生きる事に対して前向きにもなれた。もし、世界を救う
なんてことをできたら、それはそれは素晴らしいことだろうな、俺個人の感情としても。
＿＿＿＿
_＿＿__ , ´ ￣`ー=､＿
／ , --―r ｀ヽ-＝==､ ＼ /｀ヽrく }}__
. / ／ / / {￣￣＼＼ r={:{￣｀ヽヽ._ 人/⌒ヽ
. /./ / / 八 ＼ ゞ､＼:..､人{￣｀ヽ.＿__}}-､
{/ , , ﾘ ` ､ ヽ〈 ミﾒ}}ｰ-〈 {ヒ}} }-=､:＼}}
l / // ＼ ）=-〃 /:ゝ=く_,ハ__)::::::}}､
ヽ , 〃 ‐‐-､ ` _､（_＿./⌒/::/ }:::} ヽ:＿彡' }
{__/,' ,.ニニ､ _＿_厶ィ´:∧ {:::{__r’ r='’
{ }:} { {::::匕 了:::心 レ'ヽ::ヽ=ヽヽr-='’
それじゃあ、 . У/{ 辷ク 辷:ﾋ ﾉ }ｰ=､＼}￣＼＼
協力してくれるのかしら？ ／∠._〉、 ::::: , :::::: /_｀ヽ}ヽ } ヽﾉ
/r―==＝.} ┌―┐ 八__ノヽ、
, -‐{ {-‐＝ミ:八. ､ ノ .イ＿＿__ /
／ {￣二ニ＝ミ} } ＞ ､ ...:＜}./_＿＿_./＿
／ ￣}＝=- ｒ=＝＝ミ大禾r―-}}＝ミ ＼ ｝
／ r＝ニﾌ 〉{＿__ノ:'} } ﾄ､ヽ._ﾉ'＝､ ／ 八
- 726 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 22:01:18 ID:SFeOJ30w
-
ああ、協力する。いや、協力させてくれ。だがくれぐれも約束してほしいだろ。
俺が人間に戻れるよう、そちらに行けるよう、ずっと努力してくれることを。
どうせお互い、不老の身なんだ。何十年かかろうとも、諦めずに続ける、と。
く_/ / ,l' ﾊ ヽ i lー ―ヽ 丶
/ /, l ,/l / l lヽ l! ヽ' l｀ l 丶
// ,r''ナｧ┼-// , l/ ‐l-l､」_ll ゝ ヽr::､ 、 丶、
,' l ,' ,// ,ﾘ/,// / ,ﾘ l/ l｀|ﾞト（ ヽl / l-'"/ ,, - '"
l ,! ll ,ﾑzｷ= / / / ,z=ｧ=-､jl l〉 〉 ﾝlﾆ l /,r''"
lハ ll 〈,仏:::::::lノ ｨ'"/::::::::::ﾞト､ ,{ l/´ l
それはもちろんニダ！ カナ姉ちゃんと一緒に l ヽ ll l{｀く::::::ﾉ つ::::::::jﾘ'/,ゝ, / l
頑張るニダ！ ……ああ、良かったニダ…… ヾj>'^ヽ､77′ 、 /`ｰ(ﾆｿ/f ﾆ;ﾆ i′ l
二百年間、待ち続けたかいがあったニダ。 ／ 'ヾヽ_）'' (__ノ､__)///ﾅノィ' ' ,ﾉ l
やらない夫さん、ありがとうニダ！ j ﾆヽ〉,､ 丶__,ノ "｡j ､/_ } l
ry Y l ｀丶 ､ _ ,, -'ｼ' ´l` ,ノ l
,Xh ,､ ,ｨﾌヾr-rv'７ﾐi'' ""´_,,..ﾙ' l'Y^U⌒ヽ l
,乃`ー''‐'"､jﾉ /ﾌ,ムzゝ=<´、 ﾘ ﾝiﾆ ／ノ,. ―-くn l
,' ｀^し^'J7(_ rﾁ''"´ ,ｲ介､`ヾﾔ ' ｆ ,」,/,';; , ｀'ト､ l
で、これからの段取りだが。和平会談後、俺を通じて連合軍の高官から
カイオンの高官へと話をつけて、カイオンで発掘を行うってことか？
::::::／::::::::::::/／::::::::::::::／／::::::／::::／:::::i:::::::::i::::::::::::::::l:::::::::::|
／::::::::::::::::/::::::::::::::::／´:::::::::／::／::::::::::::l:::::::::l:::::::::::::::::!::::::::::l
::::::::/´i::／::::::::::::／::::::,,,､,／:::::::＼,,∧:::::l::::::::,':::::::::::::::: ﾉ:::::::::;!
:::::/ ::::!/::／/:::::::::／ /::::::::::／´ ∨/::::i:::::/::::::::::::::::/i::::::::::/
:::::｀::::::／ ./::::::／ /::::／ ﾒ::::::!::/::::::::::::::::/ ｌ::::::/
:::／／ /::／ /／ ﾐk., /:::ﾍ::／::::::ﾊ::::::/ ｌ:::/
/／'., ' , ∨ / ﾞヾミk/:::::／）ﾉ:::/ /::::/ i:/
/ ゝ /::／i //:::/ /:／ /
ﾍ ／´ ',/／／´
'､ そうだな。今度こそ、
_ゝ 戦争が終わってくれるといいんだが。
、 ／ ´ でなければ、俺たちとしてもどうしようもない。
;;', ／｀ ､ , ′
;;;;', ／ ｀` ､ , "
;;;;;ヾi `´
;;;;;＼＼
;;;;;;;;;;;＼＼
;;;;;;;;;;;;;;∧ ＼
- 727 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 22:01:38 ID:SFeOJ30w
-
それで今後、あんたたちと話をしたい時にはどうすればいい？
,' ＼ ＼ ＼「,' ,.､ｒ､ ヽﾗ
ﾊ ＼ ､ ヽ!,-‐ﾍ {薔}ｯ､ ﾉ }、
ﾊ / 〃 ヽ ＼ ヽ.／ﾞｰ､_メ ,>'.ﾊ
| l 〃 / ｀ヽ､ヽ ヾ､ ／v' |
! ! ,' ,' -‐- ＼⌒ ヾ／"´ |
', ∨ ! ､ ,. ｀＞-､ ヽv―､/
〉＾ヽ | ｙf三ヽ イ fヽiﾐヽ }ｰ､ ヽ これからはやらない夫さんの視界の隅に、第一管理者
､! (｀∧. ', ヾﾞｿノ ゞ_"ﾉ ', ﾊｒ, ' /_ 専用のアイコンが表示されるかしら。それを睨んで
/｀ヽ､!l､ヽヽ ￣ ノ ｒ!| ノﾉ ﾊ 念じてくれれば、いろんなコマンドが出るから、
}､ ヽl.|ｰ､‐^、 ｒ,―, ｒ'く"=_!|‐´ ,.ﾍ、 それでこことの連絡はいつでも可能かしら。
ヽ ＼ !!,-'―‐＞ ､ ゝ ' ,.＜.| |ｰ'ｿ､__／ ﾉ
へ__／ﾞ __｀￣ヽニ´二__L ヽ ＼__／ }
{ ﾄ/ | 二二ﾆ「Y_{´__ | ､ヽｰｲ）
У / .! }-―‐ｲ .ﾄ+´__ | ,ﾍ ,､ヽ＼'
| { ゝ､_ｨ７´7｀´ヽヾ ,- 〉､ ∧／ｯ'
＼ ﾉ ノ , ｿ | ﾟ ､‐ﾄ､iｰ'V 〈|
その、管理専用コマンドの中に、あんたたちを消去してしまうようなものも
入ってるわけだろ？ 間違って触れてしまうような事故は起きないか？
. /......./............/../...:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ ヽ ＼
':.:.:.:.':.:.:./:.:./:./....:.:.:.:.;. ｲ:.:.:.:.:／|:.:.:i:.:.:ヽ ＊ ｝ ヽ
ｌ:.:.:.:.|ｉ:.:.:l:.:./_/:.:.:.:.／／:.:.:.ｘ' |.....|....:.｛ { 〉
|:.:.:.:.|:l:.iﾊ/__｣:.:.／／:.:.:／_ ＼ |:.:..|........｝ ｝ ／
そういう重大なコマンドは、実行前に |i:.:.:.:|:.l:|ィ≠tド∠ - ´､__ ｀ 'ﾄ､:.!:.:.:.｛ ＊ ｛ ／
何度も確認メッセージが出るから、 、:.:|:.:l|１::::dj 不ミ=z､ j:.:.:,:.:.:.:.:.} }┬‐'
ついうっかりってことは絶対にないニダよ。 ヽ{ヽl! ￣´ |i:::::::ｄﾊ/:.:/:.:.:./:{ ｛:.:.|
安心していいニダ。 ｝.ﾊ."" (__,､ ` ーイﾌ:.:/:.:.:./:.ﾉ ＊｝:.|
, -ｰl::::lヽ、ヽ__` ‐' """ ｲ l:::;／::.:.{ {:.:.|
, -ー ､'´｀ヽl::::l// ｀ ‐-ｒ‐ｧ' ´ ,':/ー､ ':.ﾉ ｝:.:|
/ , ノ ｀ l::::ｌ ｌi /ﾆく ／⌒ヽ ＼｛ {:.:.:.|
, └ '´ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣ / ﾉ__ ', ,ｲ ＊｛:.:.:.:|
／ 消しますか、 └ '´ / ｉ/ }:.:.:.:l
／ 消しませんか？ / /,.ｲ丿 ｛:.:.:.:.:l
∠ ＿＿ / ／ / ｛ ＊ }:.:.:.:.:.l
￣￣￣プ ー r── -------/-‐'´ / { }、:.:.:.:l
- 728 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 22:01:55 ID:SFeOJ30w
-
__＿＿__
. ´ ｀ミ=ｰ-､ ＿
／ _＿「｀ヽこ_ﾉ＾ｰ个ｰ 、
, ' , ´ -ﾍ （ f´￣｀ヽ└z
/ ／ __ -ﾍ しﾍ、 rfY代ﾄ､
/ ／ , ´／ ＼ 〔_Y三!ﾊゞ=仆 ､
′ / ／ . ／ ｀ヽ ヽく⌒`≒ﾐi川
i / ／ ／/ _＿_ ＼ｔﾍ ∧ﾉ
|. / ／ ,イ ,/'´ ｀ヽ Ⅵ､___/ソ
|:::. {∠_ ノ / ﾊ＞＝ミ､ ___ Y辷灯
ｌ::::. / '＾ヽ X_ ｉY＾Y )１} i｝ ヽ}/ /ｲ
',:::::〈 / 〃 |,ゝ込cｸ ィ≠ﾐ､_ /彡'ノ そろそろ、現実世界では朝になる時間かしら。
、:::ヽ ヽ{{ !、￣ ｀ Ａrｔ' ﾊ.ｲ￣´ やらない夫さんも突然いろいろ聞かされて
ヽ:::::::`ｰﾍ／ ＼ ゞﾟイ 厶=.､ 混乱もあるでしょうし、とりあえずここらで
＼::::／ ／ >/￣､ァ '廴__}｝ お開きとするかしら。
ﾞ{ ' ／:ﾉ_`ｰ‐'′ 人_ 八_
／￣ ｰ､／:∠ヽ ヽr‐r rっ≦___ 冫 ,ハ､_
/ Y´￣｀∧ ' __⊥`ｰ＝≧′
あ、ちょっと待ってほしいだろ。中から全部見ていたというなら知ってると思うが、
リジンから送られてきた、「やらない夫がやってくる」という手紙。あれは何だと思う？
／::::::::｀`:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::ヾ:::::＼:::::::::',
/:::::::::::::::i:::::i!::::::::::::::::ヾ:::::,,∠,､ _:::::＼::::＼:::::',
i::::::::::::::::!:::::i i:::::::::l::::::::イ＼＼＼:::::::::＼:::＼::',
l:::::::i::::::::!::::i,,ゞ;::::::::i:::::::::l >≧r､＼::::::ヾ＼_::＞
ｌ::::::i!:::i::::l;/i ._,,＼::::!､::::::l 辻ヾ〉 ＼:::ヾ）::::＞
i:::::ﾊ::::|::::l:::i〈｀（ﾍ＼! ＼:', ゞ-′ ラ∨/"´
l:::i l:::|::::lヾ､ 弋i;） ヽ ＼ ┌::ソﾉ
∨ l::::l::::l:::＼ " ﾍ::::/
＼|＼!＼ ′ ∨
それは、俺たちに聞かれても ヾ ヾ ､ ‐- , ゝ､
困る。答えようがないぞ。 ｀ ､ , ′ ／ ＼＿
｀ ｰ ＜ ／´ ／:::::￣｀ｰ-
_ノ´∧_∧ ／::::::::::::::::::::::
:::::´￣／ /〈::ヾ∧ /:::::::::::::::::::::
:::::::／ / ﾉ::::〈 ヽ /::::::::::::::::::::
- 729 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 22:02:19 ID:SFeOJ30w
-
,'.:.:.:.:./.:.:.:.:／.:/.:.:.:／.／; ,／:.:.:/ /i.ｉ,ｖｙ',.:.:,.:.:.:.::ヽ:.ヽ
,'.:.:.:.:/,.:´/.:.:.::/.:.:/ ／./.:.:.:.:.:.: /:.:/ i i i.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾄ,:ヽ
.i.:.:.:.:/.:.:./..:.:.:/.:.://.:.:/.:.:.:..::.:／/./ // ',.:.:.:.:.:.:.:..:i.ヽ.',
,'.:.:.:/.:.:/.:.:.:.:/.:.:/.:.:.:/.:.:.:.:／ /./ // i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i i.:i
.ｉ.:.:.:,'.:.:,'.:.:.:.:,´.: ,'.:.:.:/:.:.:／ /./ // |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| i.:i
,'.:.: i:.:.:i.:.:.:.:i.:.:.:.:|.:.://ｧｨ--=イ' // 丶､,__, |.:.:.:.:.:..:.:.: |.| i.i
i.:.:.:|..:.:|.:.:.:.:|.:.:.:f..:|´/ ＿,／ // _＿_ |/|.:.:.:..:.:./|.i |.ｉ
|.:.:.:|:.:.:|.:.:.:.:|.:.:.:| i.ﾅｧ=＝,=,` // ｨ==ｬｪ,, |.:.:..:.:.:| i:i |i
|.:.:.:ヽ.: |.: :.:ヽ.:.:ｒケ:::::::`::i ／ i::::`.:i '|.:.:.:.:.:.:ﾚ'
.λ.:.:.::ヽ.|.:.:.:.:.ヽ..ト .５:::::::::i .５:::::| /.:.:.:.:.:.:| 村の誰かが、翠星石さんを元気付けようと
/ |.:.:.:i:.:.:ト.:、:.:.:.ﾄ.:i '--'' '^-'' /|:.:.:.:.:.:.:| して代筆した、ではないでしょうか。
i.:.:.:.ｉ.:..:|.:|.::.:.:’ト.:,_ヽ j. ' ,'::.:.:.:.:.:.::| 他にはちょっと思いつかないです。
i.:.:.::i..:.:|.:|..:.:.:.:.:.:|、~' ,, _ /.:.:.:.:.:.:.:.:| すみません、お役に立てなくて。
.,'.:.:.::i.:..:.:|.:|:.:.:.:.:.:.:|丶、 ／.:.i:.:.:.:.:.:.:.:|
i.:.:.:.:i.:.:.:.|.:.:|.:.:.:.:.::.:|. | ` ､ ｒ.:´|.:i.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.|
i:.:.:.:i.:.:.:.:|.:.:.:|.:.:.:.:.:.:| | ` -ｨ.:´.:.:.:.:.:|.:i.:.:i.:.:.:.:.:.::.:|
i:.:.:.:i.:.:.:.::|.:.:..:|:.::.:.:.:.:|| ト、.:.:.:.:.:|.:i.:.:i.:.:.:.:.:.:.:|
ああ、いや。もともと明確な答えが欲しかったわけじゃないだろ。
そうだな、多分そうだろうと俺も思う。それに、人に話したってだけで
気が楽になった。外の世界では、誰にも相談できないことだからな。
〃⌒ ,､
!ｉ ,l ｀ヽく⌒ヽー-- .､
{ゝ.__/＼. ＼ ヽヽ. ,.- ､＼
｀ｰ'〈 ,/`ー ､ ＼ {l >-､ﾊ
. ﾊ / `ー ､{l /ｒ〈l} .}
〉 i ⌒ '⌒ヾ::|'1| /
話すといえば、カナたちやエデン計画の ヽl,.'f´ﾐ、 ィｆ｀ﾐ 7└'ヽ
ことはくれぐれも秘密にね。 ／ !弋リ . 弋リ ﾄ/) └,
誰が何を考えて、どんなちょっかいを /Yi .>､ ∩ｰｰ ,.イヾﾄ､ //〉､
出してくるかわからないかしら。 〉.ゝﾆ=' .| l>､‐ ﾊ､__ﾉﾉ ＼/_/
〈 〈 ! ´.> {｀~´ : ｀￣｀ヽ
'ｧ-,rL ｒ,|/ヽ-ｧ､_ゝ- ﾃｰ- ､ |
（ （ ', ヾ´￣ﾞヾｿ ＼／ !
｀ﾞ. ', | /ﾊ ＜l:i .|
| ! / / 〉、 ﾚiゞ､ ＿__,ﾉヽ
うん、それは解ってる。俺がさっき言った通り、核兵器とかにも
関わる問題だからな。一般公開できる情報じゃないだろ、常識的に考えて。
- 730 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 22:02:34 ID:SFeOJ30w
-
|
|
|
|-−―− 、
|-−―‐- ､＼
|-−― -､ ヽ ヽ
|/.: :: :: ::ｲ::＼. l ﾍ、
|＿,:/.:／!:: :: | |_／
|ﾐ:ｲ／ ーl‐:|::l |:l
|ｿ ｲ::ﾂV:/ l::| それじゃあこれで、一旦通信を切るニダ。
|（_人_）｀∠:ｲ |::l やらない夫さん、何かあったらいつでも
|＞--r:: '´:: ｌ {::l 呼んで欲しいニダ。
|_＼／｀ ー､| l::l
| ,小｀ヽ /' l| l::|
|/iｌ|└' / lＬ｣::l
r―ｉ:|.＿_/ |:: :: :i
T ∨::〈 r､ ｣:: :: ::i
ト､ﾉﾌ￣l寸]:: :: :: ::',
|¨´ト､__ﾉ |､:: :: :: ::ヽ
- 731 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 22:02:47 ID:SFeOJ30w
-
朝
,.:,; ' ''.. .,;.'..:⌒`;,: . ..;;., ｀ ､ '
,,.;. ; :., .. .''... .. ' ..;,):.,, ‐― ○ − ‐
'' '.': ;,::. . ..., ;) , ' ヽ
.''.:.:´⌒`.: .: ... . ...,. . ,; ,. ヾ
.''':. .,'''.:;. .:: .'. ,.:,; ...,; '' , '
-'' ' ' ー'' ｰ ''' ''
.:: ..'...:⌒` : .: ..,,;.,
.: ...:::⌒` '' '.':. .,.; ,..
( .: .....: ...:.: .: ⌒` .: ..:.: .: ... . .:.:.
(., .: ... : . .: . ::: ....::.. : . .: ... .. .
｀ . :. .;;, .:;. . . .: . ..::
'' ' 'ー ''' '' ―''' '' ‐-''
;"ヾ; ;"ヾ ;" ;:;:.;:ヾ ノ ;ヾ
;"ヾ ;":;:.;:ヾノ)) " ;"; "ヾ ;" " ;ヾ " ; ヾ ;ヾ ;;;ヾ ";;;ヾ";""
;ヾ ;ヾ ;";ヾ;" ;ヾ ;ヾ ; r""ヾ ;))ヾ ;":;:.;:ヾ ; ;ヾ ;ヾ ;;: ノ
;"ヾノ:;:.;: ;ヾ r:;:.;:;":;:.;:;ヾ ;ヾ ;"ヾ ;:;:.:;:)) ";ヾ ":(^);r ;ヾ ; ";:""; ";
:;:.;: ; " ;;" ヾ((ヾ:;:.;: ;" ;ノヾ" ; ;:(^) ヾ ;";ヾ ;ヾ "〃;ヾ ;ヾ":;:.;: ; ;ヾr ;;" ..,,
- 732 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 22:03:03 ID:SFeOJ30w
-
┌───────────┐
│ ／￣￣＼ .│
│ ／ _ノ ＼ .│
│ | （ mn）（mn） .│
│. | .| |人| | .│ さて。文字通り「夢のような」話だった
│ | | |⌒| | .....│ わけだが、本当なら凄いことだ。夢だったら
│. | | |. | | .....│ 大笑いの大泣きだ。確認するのが怖いだろ。
│. ヽ. / / } / │
│ ヽ / / ノ ノ ......│
│ / ノ,,ノ | │
│ | | │
│ | | .│
└───────────┘
, ｬ . j´ __,ｲ
,ィ´./,___／／＼. f＾
／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
だが勇気を出して、 ￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
確認するぞ！ | /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
視界の隅に管理専用アイコン、と…… /!_/ ..::::::::l
ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
- 733 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 22:03:18 ID:SFeOJ30w
-
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━─────────
┃
システム覚醒
各部異常なし
警戒対象なし
＿r‐､_f‐､
/::人:::＼ /
f‐⌒ ⌒-､,/j
_l ● ● |}
{TJｽﾍ '' ▽ '' 爿┐ ﾉ)
⌒ゞ' ＼_＿＿ノ´ L／
ｸﾘｯｸ ﾐｰ ｶｼﾗ .┃
─────────━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
「あったああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ！」
- 734 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 22:03:36 ID:SFeOJ30w
-
┌───────────┐
│ (ヽ三/) ）） │
│ ( i))) │
│ ／￣￣＼ ＼ .│
│ ／ _ノ ＼ ） │
│ | （ ＞）（＜） │ ってことはアレが全部現実か！
│. | ///（__人__） │ 俺が世界を救う！ 俺が「やらない夫」に戻れる！
│ | ｀ ⌒´ﾉ ....│ 翠星石を、この腕に抱きしめることができる！
│. | } ......│ テンション上がりまくりだろ、俺の悲願的に考えて！
│. ヽ } │
│ ヽ ノ │
│⊂ヽ γ く .│
│i !ｌ ノ ﾉ | │
│⊂ｃノ´| ｜ .│
└───────────┘
,-‐くﾝ__ ／ ｜＼
{ ｡＼ﾝ ＼ ｜ ＼
`ヽ、 ｡ ＼ ＼| ＼
'. o ﾟ｡＼へ― フ ＼ ＼
'.＼∠ △ ／ ＼ |
`⌒ヽYw「ﾉﾉ￣￣＼ ／ ｜
厂／＼＼ ￣￣／ ／￣＼ |
￣ ＼＼| ￣ | | EVA ｜｜
よし、久しぶりに一曲いくか！ | ミ>＼ ／| ＼＿／／＼
| ﾉ＼>>＼＼＿＿ |
| ヽー＼>>＼ ｢~{＼＿ ＼
例の手紙はちょいと不気味だが、 ヽ ＼>>＼ﾊ ', ∨＼ 〉
なぁに気にするこたぁないだろ！ ￣￣￣＼ >＼ } }, ヽ ＼ |
村の誰かが代筆した、 |＼>>＼':,':, `ｰ> )
ただそれだけの話だ！ | _＼>>＼':,'／ ／｜
｢`r､ノ＼〆/ ﾉ ヽ
､゛:,':,':,':,' ﾚノノﾉ＼ ｝
/＼＼ﾞ:,':,':,':,＼>>> /》
＿/ ＼`⌒' └／
/／＼|_ ＿／ ＼ ＼
＼ |＿（ ＼ ＼
＼| ｀＼ ＼
- 735 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 22:04:02 ID:SFeOJ30w
-
そうに決まってる！ そうに決まってる！ そうに決まってる！ そうに決まってる！ そうに決まってる！
「やらない夫は、この手紙を出すと同時に村を出発していて、
/ , - ' ´￣￣ ｀`ヽ／ / ／ / /, - '＼ 、 ｀`ヽ|
. l ,／´ , −- ,ｘ´ / ／ / / ´ .＼. ヽ. |ヽ、
ォ´ ／ , -'´ .／ ／ / / ＼ ヽ | ＼ ,
／ | ／ , -'´ ／ .／ ./. / ＼ ヽ │ /
. | , -'´, -'´ ／ , -'´ / / , - - 、、ヽ │ /
丶 ヒ,´- ' ´ __ ∠- ' // ／三三三三二´＿V /
ヽ │ ., = 三三三二` 、 ／ .彡 ´ ｀ヽv´/ ,イ
ヽ .| ,`三-´ ｀`-ミ / / ／ ii
＼ | ｀´ / ｲ ／ ii
＼ | /i /／/ ／ ii
＼| ｀ , 、 ／ ／, -'´! 《
＼ ＼ 「`> ─ - - - - ‐ ─ ' ´⌒.i ／ ´ ! ii
iiヽ ＼ i.´ i ! ii
.ii ｀ ‐ 、 ‐- _ ｀ - 、 i i ! i 《
ii T - ＿二-−` i i / 、 ii , ii
.ii ヽ .ii , iiヽ i i ./ii ヽ！/ ii
ii ─ ' ＿ ii ヽ. i i / ii ─ ─ ii
》 ／ i .《 ヽ i i ／ 》 ／ i ＼ 《
ii ii ヽ ii. / ＼ ヽ / ／ .ii .ii ii
ii .! ii / ` .、 ヽ , ´ , - ´ │ ii ! ii
》 ii /. ｀ - ｀ 、 ' , ' | ii ii
.ii 《 / ｀┌ 、 ., ' i .| 》 《
ii ii/ i ` - ' i | ii ii
.ii ii i .i │ ii .ii
》 .i ii , へ、ﾉ i, ヘ、 │ ii i ii
翠星石に会いに来てくれるそうなんですぅ！」
そうに決まってる！ そうに決まってる！ そうに決まってる！ そうに決まってる！ そうに決まってる！
【つづく】
- 736 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 22:05:02 ID:SFeOJ30w
-
○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★
次回予告
_-─―─- ､._
,-"´ ＼
/ ヽ
/ ＿／::::::＼_ヽ
| :::::::::::::: ヽ
l u （ ●)::::::::::( ●) （……翠星石を何度も護り、ヤドリの村人たちを救った
` ､ （__人_） / 英雄・エヴァも、こいつにとっては愛する人を殺した悪魔かお。
`ｰ,､_ ／ やる夫にとっての悪魔も、誰かにとっては……
／ `''ｰ─‐─''"´＼ いや、やる夫自身だって……でも……）
__!:l__,,,,,,,_`､ヽ
_,,r<´: ヾ! : : : ￣i ,!､
,r': : : : : : : :｀: : : : : l/: :`ヽ､_,,
/: i : ; : ,f ;/l: : i: : : : : : : : : : `､:`､
/ ;i !: ;i :/ / l : :i,: : i: :i; : : `､: : :i;ヽ!,
/: ;!:i;,;il-i,_,! !_,;,il;,;,_!: :!: : : : ! ミ !: :,!
i /l: i irl'iヾ! ヽ;,;!l : :l'''iヽ: : :i : ヽ!: l
少し、貴方と話をしてみたいのですよ。 ﾚ lVi,:! l::.ﾟi ´ i::`ヽi !: : : :,ﾄ､ヽ;! :,!
ダメですか？ l: :N _,!_,! lっ::゜iヽ : : !.ヽV i'´
l⊂⊃ ゝ __,i,!: : : ;!_,,ﾑ‐'ﾄ、
l : lヽ、 ｰ - i : : :.i'i´l:ヾ.:.:i.:l,
! :N ` ､ _____,,.. ,! : : :,!;! !:.:i;.:.:'.,!
V r‐┴‐‐‐,! ;i : /i''i !.:.ヾ''´
,r‐'''''''´ヾ._;! i''ﾚ7:,ﾚヽl_.ヽ`ｰ､`ヽ
,r';ヽヽ:.:.:.:.:.:.`､':.:.:.ﾚ';.:'.:.:.:.lヾ,`.､ `).:
,／;,;,;,;,,r' >:.:.:.:.:.:.:.:`ヾ.:.:.:.:.:.:.:.:l `''’ `ｰ
,､-‐'´,､-―‐--､｀'ｰ-､_
／ ,､-‐'´ ＿＿__ ｀`'ｰ-､ヽ
/ l./,､-‐':.´: : : :l!: :｀i:`'ｰ-､_.lﾉ ＼
／ /´: : : :/: : :.:./l: : :/!: : : l: :.ヽ ＼
＼ /: :/: :./: : : ://: : / ヽ:.: :.l: : : ', ／
`,: :./: :/:ー／./: ／ -‐十:l: : : :l./
. l: :.l: : l:l'´○ /／ ○ ＼l: : :i:.l
l: :.l!: :.l:! ／ l:.l: :l:/ ……あ……あれは……
ヽ:.ﾄ､:.l:l /// /// //:／.l
. l:i` `!`､ U △ /／ .l:l
l:.l .l`' `ｰ- .,._.,. -‐.'´`/ .l:.l
l:/ヽ ヽ .,ｨ==ｭｪ==ﾐ､. l l!､l
. ／:::::::| | 《 .八. 》 l /::::＼
「おーい！ 翠星石〜！ やっと会えただろ〜！」
○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★
- 737 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/08(金) 22:06:19 ID:rPDv7wXM
- うわーい…BADENDの臭いしかしないよ…
- 738 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 22:07:04 ID:SFeOJ30w
-
以上です！ ご覧下さり、ありがとうございましたっ！
「 _＿＿__ ,ヽ
|| , '"´ ｀ヽ /
」|'――――――‐i〃
| .l(二) ! ）
├――――――‐┤ 今回は、カナや誠たちとやらない夫の
/ ,ｲ ﾚiト! |r'T j} k ファーストコンタクトということで、ほぼ
/ .ﾙ'┯┯ﾘﾚ'┯┯lﾘﾍ 会話ばかりでしたね。
/ | l:::/ |::/ | l '.
/.. ..人 _ ノ .| : 冒頭のやりとりも、阿部さん以外は、
f .＿∧＿ ＞-- -イ＿∧＿ﾊ 翠星石も含めて平和でしたし。
/ ゝ._＿＿ゝ._＿＿,人＿＿_,.ィ} 退屈させてしまったかもしれません……が、
i / ;:;: /:.:./ ∨:};:;: | |
{. /;:;:;:;/:／ノ ゝⅥ;:;: ! j
Ⅵ ./;:;:;:;/0) , (0|;:;:;! ,Ⅳ
, -‐――‐-､
／: : : : : : : : : : ＼
, ' ⌒ヽ : : : : : : : : : : : : ＼_＿
/: : : : : : :∨ﾐ､: : :ヽ : : : ヽ: : <⌒
, ': : : : : :γ7ヽ ＼ト､jV⌒: : : : } ,.-､ 予告の最後を見ての通り！
/ : : : : : : X /_丿 >=v′: }ﾉ ／ / 次回、遂に来ます！
/: : : : : : : :γ⌒＼_ / }":ノ _,≠ ,/
/ : : : : Y⌒从 {:}｀ ｛ﾘ ,从"´ ,/ やらない夫にとっての、
/: : : : : : ｉ ,/| ^冖¬^ , ^"´ {ﾉ / 「精神面ラスボス」がっっ！
Y⌒ヽ_:_:_:_:_｀!::! ,.'⌒ ｰ- ._＿_ } } / ___
,.- ､ /:∨ ＼｀ヽ｀ ゝ { W ｗv ｰ -┤ ハ ,',-､へ ｀ヽ. ディアブロになって、もうこれ以上は
∨ ＞ ．. ＿,,/;. -!. ∨:;＼ ;: ＞ｰ――一´ ｲ j ,.'へ ＼ `,/ 悪くならないと思われた彼の境遇が、
ヽ. ゝ. ∨;:;:;:ヽ;:;＼｀ ┌一 f´:| , < ＼. ヽ. / 更に一段、いえ数段、叩き落とされます！
＼ ∨;:;:;:;:;ゞ;: ｀￣´;: ﾉ;ｌ: :ｌ／´ ＼.（ _,,.く
｀ ＜ ／｀Yヽ.∨;:;:;:;:;:;:` 三彡";: ｌ: :ｌ ヾ〈:.:.:.:.:＼
/: :｀＞ .γ´ ｰ┴j¨7ゝ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ﾉ|: :ﾄ､ ﾍ:.:.:.:.:. ヽ.
/: ://｀ ｰ j -一}//:. ｀＞ ミ三彡" :.:!: :l :;＼ ,,. ┴‐､:.:.:.:ﾊ
/: :// ,{ 一ﾉ/ :. .:.:.:.:.:.:./ | .:.:.:};/ :;_,..｀-''":.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.}
/: ://,,≠"´ ゝ._ 丿/:.:. . ...:.:.:.／ !..:.:::::′!´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}:.:丿
;': :/〃 .:.:.:.:.:.:.:.:.: ｀7´ /::::::.:.:.:..∠ ノ {./:::／f´ j.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ;"´
/:／{ .{ .:.:.:.:.:.:.:.:.: ／》ｰ《:::::::::／ ﾚ'´:.:./ /:./ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: '
- 739 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/08(金) 22:07:33 ID:SFeOJ30w
-
「 ./｀
|,r＝＝‐､/
∧Ｏ_＿＿})
{ゝソv´ｿ）ﾊ でも、やらない夫は本作のヒーロー。
__ﾉ_.||.ﾟ ロﾟﾉ||＿ ここまで打ち破ってきた強敵たちと同様、
ゝｰ!,l､_∨_）{つ′ 彼がどう戦い抜くか。ご期待下さい。
./. (ﾝ＿＿_>ゝ､
└‐‐ |‐| |‐|ｰ'"´
i,､.ゝ､ゝ
次回、第四章 第２話は、４月２０日２１時３０分より投下開始です。お楽しみに！
- 740 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/08(金) 22:08:30 ID:rQ5TrvWI
- 乙でした
……ひとつ思いついたことがあるが、それだと残酷すぎるよな
- 741 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/08(金) 22:09:37 ID:RUnwGwbk
- おつ
- 742 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/08(金) 22:11:25 ID:nRhcL5.Q
- 乙でした。
手紙の正体は明らかにされず……か。
楽しみなような、恐ろしいような気がしますな。
- 743 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/08(金) 22:18:54 ID:Q2PMr3yI
- 乙
ホントに誰なんだ？
- 744 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/08(金) 22:29:34 ID:NGyNcO0I
- 乙
不吉な感じしかしないなぁ……
- 745 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/08(金) 22:31:06 ID:hGrF0Wp2
- 乙〜
手紙はやっぱり
あと、727のaaに何故か吹いた
- 746 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/08(金) 22:36:46 ID:m1F6RUWc
- 乙
先が読めん
でも、猛烈に嫌なよかんがするのう
- 747 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/08(金) 22:38:18 ID:Pw9l3uW6
- 乙でした。謎は持ち越しッスかｗ
しかし阿部さんの態度･･･知ってるんですね？
- 748 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/08(金) 22:48:35 ID:qEzOH1bI
- 乙っした
あー、えーと、精神面のラスボスって・・・
つまりあれか、そういうことなのか？
- 749 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/08(金) 22:49:37 ID:rPDv7wXM
- わかったような気もするけど先の楽しみはとっておくぜ
- 750 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/09(土) 00:19:19 ID:zmGED.9.
- なんせ原作者
これの前のシリーズ（黄昏の刻）では主人公死んだまま最終巻やってるからな
容赦なさすぎる・・・
- 751 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/09(土) 19:49:47 ID:po7i8Wh.
- ここまできて大バッドエンドというのも悪くないな
エヴァない夫が発狂して世界を再び核の炎につつむとか
- 752 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/09(土) 19:50:36 ID:OYnxCZOA
- イデの暴走ｗ
- 753 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/10(日) 21:24:16 ID:VPR1HOzI
-
＿＿＿＿＿＿__.| |_＿＿＿＿＿＿＿__ ./ /
: : : : : : : : : : : :.:.:.:| |__: :_＿__: : : : : : : : : : : : : ..､ / /
.: : : : : : : : : : : :／ ./´.:._＿__.:.:.:.:'.:.:...，: : : : : : : ＼ / / >>740 >>746 >>748 >>749
: :＿: : : : : : : :/ /／´ ｀ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:'.:...，: : : : :∨ ./ 実際、残酷な話ですから……当たってるかもです。
ゞ:;:;:｀ｉ: : : : : :.i ,'/ }.:.:.: .:.:.:.:.:..:.:.'::..，: : ∨
'.,:;:;:i: : : : :/.i ,' { ／.:.:.: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ヽ: :.i´￣￣ >>742 >>743 >>744 >>745
i:;:;｀Y´ /: ゝ__.i_ ゝ.＿.,,．...:".:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:i 手紙の主も、次回お披露目です。
|;:;:;/ //:.:/´ヽi, 'ヽ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i
|;:;:;i :i |: :{..γ./ ､! .i.:.:._＿.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.γ´i >>747
|;:;:;i: : |: :ゝ､,ｲ . ゞ､."´ ＼｀ヽ､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ / 本人からの説明をお待ちあれ。
|;:;:;i: : |: : :./.:|. .ﾞゞ､.__∧ j;._ゝ､_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ /
|;:;:;.',: :ゝ､ |.: :', ﾞヾ゛ ￣ . /´⌒丶._.:.:.:.:.:.:.:.:./.／ _.．
|;:;:;:;.'， : : ﾄ､:.:i ./´ﾞゞ.__,∠,,}｀ヽ:.:.:／" _..．'' "
..',:;:;:;:;:;:'，: :! }:∧ ┘ ., イノ彡_∠．'' "´
ゝ:;:;:;ノ; ノ;:;:;:;:;:;.､ 丶=.' ,,, "/_:人,ゝ
_ ＞ー‐ ､:;:;:;:;:;:;:>､ __＿ . -‐."´￣´
"´ ｀ﾞ .，｀ ＜.___
ｰ-- ヽ .＼｀j
┐ ┐
|| ,. -‐―‐‐- ､. ||
||∠≡二二二≡= ||､
（ {＿＿＿＿＿（二）_｝
i |Vlﾘｋ i|⌒|ｿ i >>750
ﾊ_i,（ ・）ヽ（・ ）| | ∧ 主人公が死して最終話、といえば某ライダーも
. /| ﾄ､ ､--, / ∧ そうでしたね。
/＿_∧.＞､｀___イ_∧＿ ﾊ
i＼_＿_ゝ._＿_,人＿__／ } >>751 >>752
| (_|:|_ﾚ":/, Ⅵ>､ Ⅳ これがマルチＥＤのゲームなら、確実にバッドＥＤの
| /(0)＿＿(0);./) ,/ 一つとして入ってるでしょうな、それは。
ゝ､./::.::.::.::.::.::.::.::.::ゝ／
` ｰ┬:t‐―‐r‐く
i､_ｿ `､ｿ
- 754 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/12(火) 07:14:29 ID:JHEUfZg6
- HAPPYENDとBADENDは表裏一体だからなぁ
嫌なヨカンが
- 755 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/15(金) 02:23:17 ID:IRjJb8AU
- 諸事情で暫く読めなかったんだけど、少し余裕ができたので一気読みしました。
この上「精神面ラスボス」が来るなんて辛すぎるのに、面白くて読むのが止められないっす。
- 756 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/20(水) 20:55:05 ID:q9mdKKQY
- 待機クロスアウッ！
- 757 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:23:08 ID:b2zncdTU
-
ﾏﾑ
ﾏﾑ
. ﾏﾑ
_ ﾏﾑ
r'（ .ﾏﾑ_＿__
. ﾏﾍ ＞''"´: :ﾏﾑ: : : :￣: :‐- _,／"´厂 ｀:.:..，
ﾏﾍ ,. : ": : : : : : : : ﾏﾑ : : : : : : : : : ヽ.／;:;:;:; .:.:.:' ，
ﾏ.ﾍ': : : : : : : : : : : :.::.ﾏﾑ､_:.:.:.: _ ≠ "´: :.;:;:;:;:; : : :∨
,. : ': : : : : : : : : : : : : ／´... ￣|.:.:.:., "´￣｀ヽ;:;:;:; : : :',
／: : : : : : : : : : : : : : :.:.:.ii!i!i! |.:.:（ .ノ.:.:.:.:. : :}
: : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.|_＿＿＿＿|＿_≧二二´＿_;:;:;:;: .: :/
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:., -､: : :.:.:.:_＿ノ-､ ヽ: : : :.}‐､:.／
: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:ノ ⌒},ｨ-"/ ゝ.___ ヽ/／ﾚ′"
: : : : ;--､: : : : : : : : : : :.:.（ ゝ_） /: :/. ゞ〃⌒i / >>754
＼／ i: : : : : : : : : : : :.:.:>､__}.{:.:/ ゝ._ 仰る通り。やらない夫はいくら励まされても、
ヽ .i: : : : : : : : : : :.:./ i/. ／ 既に「取り返しのつかないもの」があります
i i: : : : : : : :.:.:／ ､―┘ からね。そこへ更に……
ゝ_;_;_;_,,. " ｀>
':;:;:;:;:;:;｀ヽ _ --≧．._＿/´ }｀ヽ >>755
｀.，:;:;:;:;:;:｀<´ 丿 ｨ′_＿___ お褒めの言葉、感謝です。自分の好きな作品を
＼ '，;:;:;:;:;:;:;:〉 / j(.＿＿＿_） 初見の人に好きになってもらえるというのは、
.. ＼ '，;:;:;:;:;:;:ヽ / (._＿＿＿) 普通の人でもそうでしょうがヲタならひとしお、
.... ＼ '，:;:;:;:;:;:;:;} ,丿 ノ(._＿＿__) 嬉しいですよね。
／´ ｀＞- ．_＿j;:;:;:;:;:;;丿 .／＼ ( ノ
／.:.:.:.:∨:;:;:;:ヽ ..／.:.:.:.:.:.≧_=-‐ "´￣ >>756
,...:.:".:.:.:.:.:.:.:.:}:;:;:;:;丿 ..／.:.:.:.:.:.:.:. ／´ 待機ありがとうございます。
.,....:".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ｰ‐'" ／.:.:.:.:.:.:.:. ／ 変態仮面って変態であることがもちろん主題
,...:".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧ .／.:.:.:.:.:.:.:. ／ ですけど、メインヒロイン・サブヒロインと主人公
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:___,.ノ′∨ ／.:.:.:.:.:.:.:: ／ との最終関係という点で、かなり稀有な作品ですよね。
￣￣￣￣ ´ Ｙ´ .:.:.:.:.:.:. ／
- 758 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:23:36 ID:b2zncdTU
-
予定通り、２１時３０分より投下開始です。
/ , - ' ´￣￣ ｀`ヽ／ / ／ / /, - '＼ 、 ｀`ヽ|
. l ,／´ , −- ,ｘ´ / ／ / / ´ .＼. ヽ. |ヽ、
ォ´ ／ , -'´ .／ ／ / / ＼ ヽ | ＼ ,
／ | ／ , -'´ ／ .／ ./. / ＼ ヽ │ /
. | , -'´, -'´ ／ , -'´ / / , - - 、、ヽ │ /
丶 ヒ,´- ' ´ __ ∠- ' // ／三三三三二´＿V /
ヽ │ ., = 三三三二` 、 ／ .彡 ´ ｀ヽv´/ ,イ
ヽ .| ,`三-´ ｀`-ミ / / ／ ii
＼ | ｀´ / ｲ ／ ii
＼ | /i /／/ ／ ii
＼| ｀ , 、 ／ ／, -'´! 《
＼ ＼ 「`> ─ - - - - ‐ ─ ' ´⌒.i ／ ´ ! ii
iiヽ ＼ i.´ i ! ii
.ii ｀ ‐ 、 ‐- _ ｀ - 、 i i ! i 《
ii T - ＿二-−` i i / 、 ii , ii
.ii ヽ .ii , iiヽ i i ./ii ヽ！/ ii
ii ─ ' ＿ ii ヽ. i i / ii ─ ─ ii
┌────────┐ i i ／ 》 ／ i ＼ 《
│ ＿＿ │＼ ヽ / ／ .ii .ii ii
│ ／ノ ヽ＼ │ ` .、 ヽ , ´ , - ´ │ ii ! ii
│ ／.（○）（○）＼ │ ｀ - ｀ 、 ' , ' | ii ii
│ |. u. （__人__） | │ ｀┌ 、 ., ' i .| 》 《
│. | | │ i ` - ' i | ii ii
│ | | │ i .i │ ii .ii
│. ヽ ﾉ │ , へ、ﾉ i, ヘ、 │ ii i ii
│ ヽ / │-- ─ ￣ ＼ ／ ヽ、＿│ 》 、 ii , .《
│ / ヽ │ ｀ヽ、 , ' ´ ￣￣ ii ヽ ! / ii
│ | | │ ｀ヽ , '´ ii ─‐ ─‐ .ii
│ | . | │ Ｙ ii ／ i ＼ ii
└────────┘
- 759 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:30:11 ID:b2zncdTU
- では、投下開始します。
- 760 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:30:47 ID:b2zncdTU
-
セキレイの街
＿＿＿＿＿＿ |￣￣￣￣￣￣|
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.|iiiiiiii|lllllllllllllllllllllll| |≠≠| ｌｺｺｺｺｺｺ | |++++++++++++|
＿＿＿＿＿ |iiiiiiii|lllllllllllllllllllllll| |≠≠| ｌｺｺｺｺｺｺ | |++++++++++++|
|三三三三三| .|iiiiiiii|lllllllllllllllllllllll| |≠≠| ｌｺｺｺｺｺｺ | |++++++++++++|
＿ ＿j[]j_三三三三:| ＿_ _jiiiiiiiｉ|lllllllllllllllllll{[］} |≠≠| ｌｺｺｺｺｺ r──┬─t ++＿_|
L |iiiiii|llllllllllll|三三三三|＿,.|llllllll|iii|_iiiii|llllllllllllｉ丁￣丁i H|≠≠| ｌｺｺｺｺｺ |i i i i i |i i i |++｢iiiiiiｉ|ｉ
⊥._ |iiiiii|llllllllllll|三三三::|￣￣|llllllll|iii|￣||llllllllllll|├─┤|￣|H|≠≠| ｌｺｺｺｺｺ |￣￣｀|￣｀|++|iiiiiiiｉ|k
iiiiiiii| 「三三 |iiiiii|llllllllllll|zL..L|￣:|＋＋|llllllll|iii|＋||llllllllllll|├─┤|≡|H|≠≠| ｌｺｺｺｺｺ |iiiiiiiiiiiiｉ|iiiiiiii|￣￣|iii|:::
iiiiii⊥.」三:r──────ｰ | ﾛ |＋＋|llllllll|iii|＋||llllllllllll|├─|￣￣￣￣￣￣|￣￣|j |iiiiiiiiiiiiｉ|iiiiiiii|====|iii|:::
ｆｴ| lﾕﾕ |/| ｌｺｺｺｺｺｺｺｺｺｺｺ | ﾛ |＋＋|llllllll|iii|＋||llllllllllll|├─|三三三三三三|≡≡|j |iiiiiiiiiiiiｉ|iiiiiiii|====|iii|
7ﾐ| 「厂厂| ｌｺｺｺｺｺｺｺｺｺｺｺ | ﾛ |＋＋|llllllll|iii|＋||llllllllllll|├─|三三三三三三|≡≡|j |iiiiiiiiiiiiｉ|iiiiiiii|====|iii|
- 761 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:31:05 ID:b2zncdTU
-
作戦本部 師団長執務室
/::,'. /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/::::i ,i'::::::::::::::::::::::::::: ﾅ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,ﾍ
i':::::::i. ,i':::::::::::::::::::::;.::: 〃:::::::::::;:::w,:::::::::::A::::::::::::::::i
i::::::::', i::::::::::::;;:::,ィ'z:' "レ-''-'"ｿ::::,r〃 ii::::::::::::::::i
i:::::::: 'i,.｜ :::/ ., -, ''.､^^ - ､, ii::::::::::;:ｿ
i:::::::::::::\::::::::i. ,i'.ｐ::::iﾞ. , i'i､:i' ,i:〃:/'"
'i,::::::::, -.､::::i. ゝｿ ', '9:ﾘ ;iｿ.'"
'i,:::::i. ,､ 'i,:i ..::,i' .ii 師団長、どうですか？
'＼'i, { .i ｀.. i 会議の進展具合は。
／:::'::,丶}. ,'
/::::::::::::＼.__,､ ' ^" ,i'
i:::::::::::::::::::::::i^ﾁ ､ へ
,i:::::::::::::::::::ソ,,.' ` ､._. ,.ィ":::::]
,i'":::::::::::::::ヾ,i `''-- .､,_. ｀^''''-ｧ.''<::::::::::::f'
i:::::::::::::;;:::-' ､,_ ｀^^''''.-.'=='.,::::::::::::';;,
^'''- :Ｘ,-:''^" ｀-.､ .{.､:::::::::ｿ
''''^'' .､ ｀ -.､ ,i ｀ Y'--- .､
ﾞヾ. ｀^^'''''''^" ﾞK= 'ヾ
秘書官 シータ
, -─ - ､
, -'´ l､ ｀ ､
／ ﾉ ヽ ヽ
冫 ノ彡,ｨ／ ヽ. l
7 l _,. l! l
ﾚ'､r l＝-､;__,r-＝､_ l,_ ﾉ
芳しくないな。欲の皮のつっぱった豚どもが ヽlー─'l ー‐' ｀lﾉ /
多すぎる。カイオンに無条件降伏を突きつけ、 ', ｀ /,ノ
全ての食料プラントを差し出させるべし、などと ヽ -─- ﾉi'
ほざく奴が何人もいる有様だ。 lヽ､＿＿ ／ _l､
＿,r 'ﾞ|ﾆ= ､ , 一' ´ ,ﾄ ､ ＿
-‐'.´￣／;;;;;;;;|＞／ヽ二二´ﾉ;;;;;;;;;;;;ヽ｀'';;;;
;;;;;;;;;;;;<;;;;;;;;／／l :: ヽ /;;;;;;;;;;;_ - ';;;;;;;;
;;;;;;;;;;／;;;< / / ::. ヾ;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;
- 762 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:31:46 ID:b2zncdTU
-
,.,,,.--;;,.､
,.-':::::::::::::::::::＼ しかもその首魁が、他ならぬ元帥閣下ときている！
j';;:::::::::::::::::::::::::::::ｽ カイオンは確かにもう、物資の点では致命傷を負った。
l':::::ｒ',l,.,っ:;-;:::;:(ﾞ ､;､ だが戦力は充分に残して、ここから去ったというのに！
l:l'j -' l／,''-ｧ- ｙ lぃ
. ﾞl ′' /j''ﾞl ,l' ,.-､
. ,.......ﾞ, ,''ﾆ__;.l ﾞｙ 〉::::::｀:::::-::､
／::::ヾ ､ ,ィ'ﾞ-- ' ,ﾞ-､ / /::::::::::::::::::::::::｀:::-
／:::::::::::::::,ｨﾞ - ､=,ッ''l:::ﾞ､ｹ入::::::::::::::::::::::::::::::::
ｒ'ｽ::::::::::::::::::／:lﾞ -ｯ=---､:::::ﾞl,;;;;;;;;｀ -､::::::::::::::::::::
,l'::::::::::::::::::::／:::::::ﾞ､,j::::::'.:ヾ.:.:.｀.､:::::｀ :ｙ;;;;;;;｀::-､:::::::
,./::::::::::::::::::／;;;;;;;;;;;;;;;;j::::::'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾞ､::::::::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
/:::::::::::::::／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,l::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;.:- ｲ:::::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
,. '´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼. ＼;;;;;;;ヽ
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ヽ;;;;;;;ヽ
.／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::ヽ ',;;;;;;;;;ヽ
./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::lヽ､:::､::::::::::::::::::::', .l;;;;;;;;;;;;;',
／::::::::::::::::::::::､::､::ヽ:::::::lヽ::､! ヽ -｀--､、:::::::v::;;;;;;;;;;;;;;',
"/::::::::::::::::l::::::/ヽヽ､:::lヽl ｀''__,,... --- ヽ、:::::__;;;;;;;;;;;;l
.l::::::::::::,:::::l',:::l ヽ '‐- ' '´ ,.,;;''ﾊ'' ､ |,:::/, ヽ;;;;;;;;l
ｌ、:::::::ヽ::l、 '_,.-_,..、 ヽ_ﾉ l/,'ヽ l;;;;;;;;'、
l:,.::::::::::::ヽ .i.l;;:', ', i ./;;;;;;;;;;;ヽ
ムチャな要求を突きつけてもう一戦起これば、 "'ヽ､:::::ヽ ヽ'' ' _,／;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
こちらの被害は甚大になる。また、敵本国に "''l, ', ヽ /;;;;;,..,;;;;;;;;､i;;;;;;;;;l
攻め入るとなると、補給線を絶たれることで ヽ.', _,,..., .／l‐''l;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;l
万一の逆転さえあり得ますしね。 /::::::ヽ ｀ ´ ／ l, ヽ､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
l,:::::::､,.:ヽ . ／ .', .l;;;;;;;;;ヽl;;;;
＜その通りだ。 ヽ:::::::'::;;;;;;;i '' ‐- - '´ ', ヽ;;;;;;;;;ヽ;;
＜しかも、そうならなかった場合にさえ、 ./::::::::::;;;;;;;ヽ ,l. ', ヽ､;;;;;;;;;;
＜問題は残る。 _,.. ---‐‐‐ '''''´｀'ヽ､､ .ヽ､､, l;;;;;;;
と言いますと？
- 763 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:32:09 ID:b2zncdTU
-
|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
|彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡| 有史以来、初の世界規模の戦争……第一次世界大戦において、
|彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡| ドイツという国が敗北した。そして多額の賠償金を払わされ、
|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣| そのことがドイツ国民に強い恨みとなって残った。
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| 当時のドイツではワイマール憲法という、世界でもっとも
|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣| 民主的な、民意が政治に反映される憲法が制定されていた。
| : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :| それは、平和と安全に大きく寄与するはずだったのだ。
| : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣~
ililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililillilililililililililil
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ililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililililillilililililililililil
だがその「民意」が、かのアドルフ・ヒトラーを選び、その台頭を促し、
ドイツは再び世界に対して戦いを挑んだ。そして、先の大戦を大きく上回る規模の、
凄惨な第二次世界大戦が勃発したのだ。
この歴史的事実を鑑み、我々はカイオン軍とどのような和平条約を結ぶべきか、
考えてみたまえ。
- 764 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:32:30 ID:b2zncdTU
-
,,,-‐'''";;_;;;-‐──‐‐--ヽ
／;;;;,,-‐''" _,,,,--‐──‐--ヽ､
／;;;;,／ ,,,-‐''";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ヽ､
/;;;;;／ ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
/;;;;;;/ ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;l;|
|;;;;;;;;| |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ﾘl;;;| ﾞ､;;;;;;;;;;;;;;|ﾘ
|;;;;;;;;| |;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;／l,,ﾉ;/ |/ lﾊ;;;;;;;;/
|;;;;;;;;|j;;;;;;;;〃／l∠ニ'" ‐ニ､ l;;/
|;;;;;;;;l;;;;;;;;/'" ,r''{｡;;;;;l｀ , 〈 l｡;;;}.〉 |_ とりあえず和平が成立して戦争が終わったと
|;;;;;;;,-､;;| ヽ`ｰ''" ﾞ､ `ｰ''' | | しても、苛烈な条件を押し付けていれば、
ﾞ､;;;|''ヽ l , / |ﾉ 恨みが残ってしまう。それが後々になって、
ヽﾞ､ヽi | 新たな戦争を呼びかねないということですね。
入__ ,､ ,.-､ /ﾞ､
l;;;;;;;;;;ﾉ ＼ ￣ ／;;;;;;l
ヽ;;;〈 | ﾞヽ､. ／ヽ;;;;;;ﾉ
/;;;;;ヽ | ﾞ''‐- ,,_ ,.イ /;;;;;;;ヽ
l;;;;;;;;;;| _| _,,,,>､|;;;;;;;;;;;;;|
ヽ;;;;;7/::| ＿_,,,-─'''":::::::::`ヽ､;;;;〈
（;;;;／:::::ﾞi/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::"''-,,_
__,,..-‐‐‐-､_
,ｨ´ｨ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::ヽ
l i'´ ゞ､:.:.:.:.:.:.:.:.::::`,
ヽn＿___v'´'i::::::::::::l
我々が戦っていたのは、カイオン軍ではない。 ﾉﾘ ﾘﾉ::::::::ｩ´
戦争という怪物なのだ。その怪物の息の根を `l__ rゝ:::::ｿ
止めるにはどうするべきか、それを解って . l /: : :l
いない奴らが…… ゝ=ﾆニ--‐‐ｭ
_,,-d三二彡".::::`'‐､
,r'´／ l,.ｨ'´:.:.:.:.: ヽ
／ ,r´ l:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.
ゝ ト､, l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::l
`'ｨ'´`'-‐':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::l
＜コンコン l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::l
- 765 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:32:52 ID:b2zncdTU
-
,. '´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼. ＼;;;;;;;ヽ
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ヽ;;;;;;;ヽ
.／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::ヽ ',;;;;;;;;;ヽ
./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::lヽ､:::､::::::::::::::::::::', .l;;;;;;;;;;;;;',
／::::::::::::::::::::::､::､::ヽ:::::::lヽ::､! ヽ -｀--､、:::::::v::;;;;;;;;;;;;;;',
"/::::::::::::::::l::::::/ヽヽ､:::lヽl ｀''__,,... --- ヽ、:::::__;;;;;;;;;;;;l
.l::::::::::::,:::::l',:::l ヽ '‐- ' '´ ,.,;;''ﾊ'' ､ |,:::/, ヽ;;;;;;;;l
ｌ、:::::::ヽ::l、 '_,.-_,..、 ヽ_ﾉ l/,'ヽ l;;;;;;;;'、 あ、はい。今開けます。
l:,.::::::::::::ヽ .i.l;;:', ', i ./;;;;;;;;;;;ヽ
"'ヽ､:::::ヽ ヽ'' ' _,／;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
"''l, ', ヽ /;;;;;,..,;;;;;;;;､i;;;;;;;;;l
ヽ.', _,,..., .／l‐''l;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;l、
/::::::ヽ ｀ ´ ／ l, ヽ､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
l,:::::::､,.:ヽ . ／ .', .l;;;;;;;;;ヽl;;;;;;;;;;l
ヽ:::::::'::;;;;;;;i '' ‐- - '´ ', ヽ;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;/
./::::::::::;;;;;;;ヽ ,l. ', ヽ､;;;;;;;;;;;;;;;;＼
_,.. ---‐‐‐ '''''´｀'ヽ､､ .ヽ､､, l;;;;;;;ヽ|;;;;;;;;;l
／ ヽ｀' ..,_ ヽヽ､‐ ､ l;;;;;;;;/
＜ガチャ
,. -. ､.._
,. :.':´:￣:´: : : : : : ｀: : ､
／:.': ¨: :/: : :へ､: : : :ヽ: ヽヽ
,.'´:,: : : : /: i: : : : : :ヽ: : : :ヽ:ヽ:ヽ
,.': :/: : : : :i: :.i: : i: : : : :.ヽ: : : :ヽ:.'､:ヽ
/: :/: : : : :/|: : i: : :'､: : : : :ヽ: : : :.', ﾊ: ',
,': :.,': :./: :./ i:_: i: : : ヽ: : :_:,_:'､: : : i: :i:.:.i
|: : i: : i: : i,ｨﾁ´: :.ヽ: : :.ﾍ.､: : :｀'ト､:.ﾘ: i: :.|
i:i: :V: :i:,ｲi ＼.､ヽ: : ヽヽ: :ﾊ: :`: :.i: :.|
iﾊ: :.i:.:ﾍ: i.,ｨﾁ示ﾐ ` ｀ ﾞf示ﾐx､/: :/: /i
ヽ:iヽ: ヽ ir';;;:::| ir';;;:::| i: /:／ | 失礼します。
|ヽ:|^＼ﾞ 弋少 弋少 ,イiイ: :.|
|: : ヽi: ﾊ. ´ .ﾊ: :r': : :.|
i: : : :.|:.:.:i＼ ｀ ´ ／i: : :|: : :.: i
,': : :.:.:|: : :i: : :＞ ､ _ , .＜: : i: :.:.:|: : : :.:､
/: : : : :|: : :.i: :／.|. |_＼.i: : : |: : : : :.:､
/: :_,､--|: : : |:::::f´ |::::|: : : |‐--､: : .:､
, ': :/:::ﾍ : |: : : |:::::|¨''‐., ､.‐''¨|::::|: : :i:|::/;;;;∧.: :.:､
, ': : / V;;ﾍ |: : :.|:::::|.＜ ＞.|::::|: : ://;;;;;/ V: : ヽ
, ': : : :i V;;ﾍ. l: :./:::: | ＜.´｀.＞ |: ::|: :/::i;;;;;/ | : : : ヽ
/: : : : :| V;;ﾍ::l,/ ::::: |: : : : : : : :.|::::::ﾚ'::/;;;;/ . |: : : : : ヽ
/: : : : : :.i V;;ﾍ:::::::::::::i: : : : : : : :i::::::::::::/;;;;/ i: : : : : : .:.:.
- 766 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:33:30 ID:b2zncdTU
-
. 丿,.:.:.:.:.:',:.:r'i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ,
／ ,:.:.:.ｨ ,i' 'i,i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. i
i : :.i: ｀`'‐､:.:.:.:.:.: i'
｀'ﾍ ':i _,.-‐''- _,.Lr‐;.:./
'‐<＞- ､,_r'"ﾟ´~｀iﾟ i' f /:.i
これはこれは。真実新聞社の、朝比奈嬢。 i,_ _,i '‐--‐'゜ /.:丿
タイラント作戦の顛末を記した貴女の記事は、 ヽ￣ L､ i 〈-'´
拝読させてもらったよ。 ヽ. __,,...-‐' / i,‐z,
ヽ - / _,.‐'´｀>､_
ヽ. __,.. - '-‐'_,.､‐'´:::::.:.:ヽ_
┌'｀]'"´~__,,.‐'´::::::::::::::::::::::::::..｀`'''‐‐-
_,,..､-‐'~'‐t-‐彡:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.....:.:
,r'´ ｨ'´ i／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
......-ｧ:.:.´￣￣｀ヽ、
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀丶、
／:.:.:／:.i:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
/:.:.:／:.:.:.:;.|:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:ヽ
/:.:./:.:.:.:.:/:.八ﾄ､:.:.:.:.:.:.:.;:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:ヽ '.
/:.:.:.l:.:.:.:.:.l:./ ヽヽ:.:.:.:.:.ﾊ、:.:.:.:.;:.:.:.:.:.} |
l/:.:.:i:.:.:.:.:.:≧ｧ､ ﾄ､＼:.:.厶イ:.:.:}:.:.:.:.:.l｜ ありがとうございます。……本日は、
Ⅳ:.:.|:.:.:.:./ｘ=ミ､ ヽ＼＼x≠ﾐ:.ﾊ:.:.:.:Ⅳ:! 緊急を要する件があって、こちらに伺いました。
.{:.:.:ﾊ:.:.:.l灯ｨ刋 ＼ ﾄｨ匁ﾊﾉ:.:.ｲV:.:|
ヽﾑ:.＼:.|ﾏtツ ﾏt少/:／:.}):.:.:! ある人物が、師団長と連絡を取りたがっておられます。
l八＼ゝ、 ' /イ:.:.:.ｲ:.:.:｜ それで、ここへ出入りできる私に橋渡しを頼んだのです。
|:.:.!:.:.∧ ‐- ..ｲ:.:.:.:{:.:.:.:.:|
l:.:.|:.:.:.:.:.:＞ 、 ｀ ｨ介l|:.:.:.:.:l:.:.:.:.;
.／:.:.j:.:.:.:.:.:.｀Y´} ー ´|ヾ､ﾊ:.:.:.:|、:.:.:＼
. ／:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.＼}::ヾ、 ＼::::Y:.:.:| ＼:.:.:.:ヽ
/:.:.:.:.r─{:.:.:.:.:.:.:.:.＼::ヽ＿ ,ノ }::::ヽ:.| ﾄi:.:.:.:.l
.｜:.:./~￣｀ヽ、:.ヽ:.:.:.:.ヽ::ヽr-‐─|::::::::}j /｜:.:.:.|
- 767 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:33:58 ID:b2zncdTU
-
／: : : : : i: !: : i: : : : : : ヽ: :ヽ: :ヽ: : ヽ
. /:./: : : : : :i: :i: : :'､: : : : : : ヽ: ﾍ: : ヽ:.:.ﾊ
i:./: : : : /:./V:.i: : :ヽ: : : : : : :.ﾍ: :i: : :.',: :.i､
. |:.!: :i: : :.i:.,' ､:'､ヽ: :＼: : : : : : ',:.i: : : i: :.i:i
. i:.i: :.i: : :.i i.,斗ｾ≦ ヽ､.＼≧ト之_!: : :.i: :ﾘ.i
Vﾄ: :'､: :.ﾄ ,ィ＝ｭ ,ィ＝ｭ､i: : /:,.': :i
で、その、申し訳ありません。 ﾄ:＼:ヽ:.!ｲfr';;:::| |r';;::::ﾚ!:,イ､: :.:i
ムスカ師団長のみに伝えるようにと、 ﾚ: ﾊ iへ 弋zソ , 弋zソイ: :レ:i: :i
固く頼まれておりますので…… /: : /:i: : ﾊ , , ﾊ: :i: : i:.:.i
/: : /: |: : : i ヽ ｲi: : : |:.:.i: :.i
/: : :/: :.| : : :.| : . ＞ ､ イ: : :|:.:.:: :| : i: :.ﾍ
. ,.': : : /: : :|:.: : : |:／:.i_| ｀ ´ |_＼:|.:.:: : |: :i: : : '､
/: : : :,': : : :|:.: : : |:.:.:.:.i i:.:.:.|:.:.:: : |: i: : : : :'､
. ,': : : : :.i:.,ｨ＜!: : : :| :.:.:.i ＞‐‐‐‐＜ i:.:.:|: :.:.::ﾘ:＞､: : : :.ヽ
. {: : : : : ,' i:.:.i;;;Vi: : :.!:.:.:.i_, -‐‐‐‐-､_i:.:.:ﾘ: :./ﾘ;;;ﾘ:.i V: : : ﾊ
V: : : :.i .i:.:.!;;;i.､ﾄ､:ﾍ:.:.i r,/7_‐--､.i:ノ:シ／/;;/:.i .i: : :i: :i
V: : .i､ i:.:Vﾍ:.:.:.:`'‐-ﾉ/ .i .iTヽ:.i:.:.:.:.:.:.:.:/;;/:.:i i: : :i/
. ヽ: :i ＼ i:.:Vﾍ:.:.:.:.:.:f./ /¨ヽ/:.:.:.:.:.:.:/;;/:./ / i:.:.:.i
/::,'. /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/::::i ,i'::::::::::::::::::::::::::: ﾅ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,ﾍ
i':::::::i. ,i':::::::::::::::::::::;.::: 〃:::::::::::;:::w,:::::::::::A::::::::::::::::i シータ君、すまんが＞
i::::::::', i::::::::::::;;:::,ィ'z:' "レ-''-'"ｿ::::,r〃 ii::::::::::::::::i
i:::::::: 'i,.｜ :::/ ., -, ''.､^^ - ､, ii::::::::::;:ｿ
i:::::::::::::\::::::::i. ,i'.ｐ::::iﾞ. , i'i､:i' ,i:〃:/'"
'i,::::::::, -.､::::i. ゝｿ ', '9:ﾘ ;iｿ.'" わかりました。
'i,:::::i. ,､ 'i,:i ..::,i' .ii しばらく席を外します。
'＼'i, { .i ｀.. i
／:::'::,丶}. ,'
/::::::::::::＼.__,､ ' ^" ,i'
i:::::::::::::::::::::::i^ﾁ ､ へ
,i:::::::::::::::::::ソ,,.' ` ､._. ,.ィ":::::]
,i'":::::::::::::::ヾ,i `''-- .､,_. ｀^''''-ｧ.''<::::::::::::f'
- 768 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:34:17 ID:b2zncdTU
-
＜パタン
/ ＿ノ ヽ |
| ／ﾉ .l l
'､. r.､l ─-､ ,r‐ ﾚ'
ヾi' '｀''l´￣ ﾌ'f´￣ﾘ それで、誰なんだ？
l'､ ￣´ l￣~l
ヾl ' /
| ヽ ￣ /
,. l｀ｰヽ＿＿_/.ﾄ､＿
r─‐r' |｀ｰ- =､ ノ,r',! ､￣￣
/ l｀ｰ--ノ~ヽ,´ l ヽ
/ l / ヽ＼l ヽ
,. -..．､_
,. : ':´:/: : : : :｀ヽ:.｀ヽ
／: :.;: :': : : : ヽ: : : : : : : :ヽ
, ': : : /: : :i: :i: : ヽ: : : :ヽ: :ヽ: :､
/:/:/:./: :／V: ﾄ: : :ヽ: : : :i: :∧:.ﾊ
i:/: i: :i: :/ ヽヽ＼: ヽ: : :.i: : :i: i i
iﾊ: i: :.!了≧ト､ ヽ､, ,.ィ≦了:./:/:.i
カイオン軍の後藤師団長です。 ﾄ:Ⅳﾊ.,ｨf示 f示ぇ.ﾚ:ﾚ:ﾚ !
|:.:〈ハ.弋ツ 弋ツ 7:.i〉: :.|
＜何っ？！ |: : i: : ､ ′ ,: : | : : |
|: : |: : :.l..､ ´｀ .ｨ: : :.:| : : |
正確には、その部下の方から、 |: : |: : :.|: :.＞ __ ィ:.:.:|: :.:.:.| : : |
後藤師団長直筆の封書を預かりました。 /:.:.:.|: : :.|:; ' j l,. / : :.:.:|:.:.:∧
それが、これです。 /: :.:.:.|: : / ム’ 'フ. /: : : :./＞ :∧
/: : /´.!: / /ﾆ二ﾆ／ |:.:.:.／r‐fヽヽi:､
. /: : : i /.|/ / ／ |／.rl^ヽヽ ∨!∧
. ＿＿＿l＿ ,.'/ / , ' ,|. | .! ∧
∨ ∧ i .i.jYj./ ,ｲ ､ /, .i: : :!
. ∨ ∧.V .i / _.／ V.入＿_ﾉ lヽ!:.:.|
. ∨ ∧.＼ﾍ,/ ,.＞'"´ Y V二_ノ .!:.:.|
∨ ∧ ヽi,／ ,. ﾄ V:.|
∨,‐-.､ ∧ _大｀ヽ ／ | }ﾚ
- 769 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:35:30 ID:b2zncdTU
-
,. .‐: ――:-:ｧ: …: ､..._
／: : : : : : : : ／: : : : : : : : ｀ヽ
,.:'´: : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : :ヽ
/ : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : :.:l: ∧: : ∧
i: : : : : : : : : :.:./ : : : : : : : /: ,斗: : i: : :i:.ﾊ
|: : : : : : : : : : :|: : /: : : :.:/:.:.／|:.:./: : : |.V
|: : : : : : : : : : :|: :.|: :.| : /|i: ｨ灯 :/: :/|/
|: : : : :|: : : : : 〈.ⅥⅥ:./:.|i ﾋj レ' 決して封を切らず、直接ムスカ師団長に
|: : : :.:|: : : : :V:＼|: :ヽ!|:i 丶, お渡しするようにと。おそらく、後藤師団長の
|: : : : i: : : : : :V : |: : : :.|!. / ものであると証明できる何かが同封されている
|: : : :/: : : : : :.:V: !.:.: :.:.|. ﾌ かと思われます。
|: : :/: : : : : : : :|:/|: : : :.| ＿/
/ : /: : : : : : : : :|'‐|: : : :.|: : : |
. / : /: : : : : : : :／:.:.:|: : : :.|: : : |
/ ／: : : : : : ／―-､:|:.: : : |: : : |
／ , ＼ ＼
／ ! ＼ ` ,.
, ´ ./ ! ＼:::, ヾ＼＼.. |
/ ./ ., | ＼:... ＼:::::ヽ ヽ..＼ヽ,.!
, / ,/ ,/! |､.::! ＼:::::::.. ＼:::::: ヽヽ＼!ヽ_
l / :!ヾ |＿,|ノ:::＼::......ヽ-ゝ､＿__ヽ.､:::: ヾヽ ｀ヽ
l ,/'| :::| ! :| V__ ＼| ＼::::::! ＿` ､_ f::＼:::ﾄ l::::::::＼＼＼
ﾚ' l :::iﾍ.ゝ､!,ｨｧ::::f` ＼|イゝ:::ヾヽ|:::ヽﾄ､l:ヽ:::::::::::::ヽヾ ヽ
ヽ::|/ヽ| lﾍ::ィl lﾍ::ｨ`! |::: V':::::::::/>,､_::::::l:: ﾉ
ムスカ師団長のお人柄を信じて申し上げ V! ﾍ. ` ‐ ' `− ' ヽ:: ヽ ノ// /ヽ:ﾉ／
ますが、後藤師団長の命を受けた方が既に、 / /:::,. ｀ ,f;ﾊ::: ＼// V
このセキレイに来ておられます。もし信用して , ::i/＼ f´￣｀） .／ /: l::: ゞ､,＼ │
頂けるなら、直接会ってお話をしたいそうです。 i ,/ :.:::ﾍヽ: :.ゝ.､. `─ ／ /: : ヽ:::: ヽ`ー' |
l/! ::::|､ヽ＼: : : :l` ー‐ ´ ＿.,/: : : :,ハ:::::: ＼ /
l! | ::::| ＼＼＼: :ヽ_ ` ´ ,/: : : : /// ＼:::::::,, ヽ
| ヽ ﾘ! ＼＼＼:＼`ニニ /: : : ／ ｲ ゞ､::::ゞ. ＼
＼|ゝ,_ ＼ヽ_ヽゝ` ーイ: ／_／ ／ /:`:ー―'
j ` ーr`Yｰrr`-､ｲ ﾉヽ:.ノ
く:ヽ. / | :ゞｨ^trｰ'/ /: ／
＼! |: ://: | V /イ
- 770 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:35:59 ID:b2zncdTU
-
/ ,ｨ,.ｲ ／ﾘﾉﾉ l !
'ｨ /__ ' i iﾉ
{ r ､i ‐i￣ ｀iｰ'r ‐=!'ﾞ
ヽl i),ﾞ ﾞｰ─' iｰ-ｲ! ……ふむ。後で確認はさせるが、どうやら
ヾi_ ' ＿_ ' /ﾞ これは本物らしいな。それで用件は……むっ？！
| ヽ - / カイオンの内部で……？
,rｌ. _ ヽ､＿__,ｨ､
_,.. -‐, =ヽt' _ﾞ二二ﾆ'ｨﾉヽ､＿
.,､ , ､ ､
,ｨ´: : : : : : /:l: : : : :.ヽ: : : : : :ヽ,: :'､
./: : : : : /: /l: :l: : : : : : :'､: : : : : :.',: :}､
.,'./:.:,: : :.l: / .l: :l: : : : : : : :',: : }: : : :',: l:l
.ｌ l: :.l: : :l;.,'. ',:.lヽ: :'､､: : : l',: l: : : :.l/: l
l: : ',: :¨＞z--ゝ 'ヽ､--,‐､‐''': : :/: ｲ
どうされました？ . '､:'､､: l .,'.f:::::l f::::::ｌ .,': /lv': l
..＼ ト'､. 辷ﾘ 辷ｿ ,'V:.l.ﾉ:.:l
..l: :.', _'_ .,': : :ll: : :l
l: : :l.> '‐‐' .ｲ: : :l:l: : :l',
l: :.::.l .＞ __ イ.Y: : : ,':l: : :.l:.',
l: : : l / l ,ｲ: : : :/: l: : : ',::',
.l:l: :.,' / .', .／: : : : /､: :',: : : : :',
／: : : : : : : : : : : : :｀ヽ､
／: : : : : : : : : : : : ;.ｲﾉ＼ : ',
i: : : : : : : : : : ;. - '´ ′ │: }
|: : : : : : :/／_＿ l /
|: : : : : : :L -‐{〒ぇ>‐rfデ1 すまんが、今は何も言えん。だがこれを届けてくれた
ヽ: : ｆ ヽ;| ￣ ト -〈 礼として、後日必ず、君には全てを説明すると約束しよう。
＼:! ぃ ′ ./ ところで君は、私の屋敷を知っているか？
`!ヽ.、 r_:三ヨ / 上級将校用官舎群の中にあるのだが。
L:_| ヽ ‐ /
│ ＼ 亅 はい。存じてます＞
│ ＿_二二ニヱ‐ ､＿
r弋/ _ -‐ フ´ |￣ ‐- .._ ＿_
,. ‐ '"´ ￣＼=ﾆラ'´ ! ￣ ＼
_ ／ ／ / |／ ＿＿＿_」 / ヽ
／/ /. | ＼ / ',
/ 〈ヽ / | ＞ / i
/ ＼＼ L. _ │＿, -‐ ´ / |
- 771 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:36:27 ID:b2zncdTU
-
_,.r ':´: : : : : : : : : : : : ヽ、
_,.-'´: : : : : : : : : .人: : : : : : ＼
,.ｨ'´: : : : : : : : : : / ヾ、: : : : : :ヽ
／: : : : : : : : : : : ﾉ ヾ、: : : : : ﾞi、
'イ: : : : : : : : /: ／／ ヽ : : : : : 'i
/: : : : : ノ'_,. 彡',.ィ'／" 'i | : : : : 'i
'7: : : : /ﾑ" '''''^~''"ﾞ !:|: : : : : |
ﾚi: : : :i' ,...:;;.､ ﾞ'! : : : : |
.!∧ : : ! =-x､.,＿ .;' : _,,.､=:''""'ｰ | : : : : 丿
ﾞ ＼ r'l,_r'""ﾞﾞﾞﾞ~~Y_,,....,,i'"ﾞﾞ~~￣｀ﾞト､.,_ i':r‐、: :/
では先程言っていた、セキレイに来ているという ｀1 i !, _,!.| '''!、 _ｊ! ﾞ''ﾚ'ri ! ;／
カイオンの将を、私の屋敷に案内してくれ。 ヽl| ﾞﾞ"""~~ . | ﾞﾞ"~~￣ .:jｼ' ﾉ /
今すぐにだ。申し訳ないが、今は何も言わず、 '､! └-ｰ '~／ :ﾉ
引き受けてくれ。頼む！ ﾞ'､ ,/-',,.:-'ﾞ
ﾞ､ :: _,,. -―- ､..,,_ :: ,/ |'ﾞ
ﾞi、 '""'' .ノ .|
| '、 ／ .|_
,.┤.ヽ､＿＿＿＿,,.／ _,|..)
_,..-|｀ﾞ"'''ｰ-､ :: ,.-― '''''""ﾞ ト-.､、
__,,,,,...、- ''";;;;;ト ､、 く,ヽ、 ／j _,.-'ﾞ|;;;;;;;;;;ﾞ;;';ｰ;,,､..,,,＿
､--―;'';;;"ﾞ;;;;;;;;;;::''';;;;;;;;;;;;;;;|: : : ﾞ,.＞≫V.∠..､__-‐_'',," ﾉ;;;;;;;;;;;;;;;;;''-､.,;;;;;;;;;;;ﾞ;;;;;;'';;;;
-― ´ヾ￣ ｀丶､
／ 丶
/ ／ ヽ ＼
/ ／ ／ ./ } } `､ ＼
ｉ / / / / ,′ j l ヽ
l/:l ,' ! l / / / ! ｌ | l ﾊ. ',ﾊ
/ | ! | /!/! /ｌノ :/ l､!_/| ! ! :| lハ
! | | li┼ﾘ七_k| / /'_jzk｢:! l ! |ヽl
ヽ ﾊ ヽ ヽlｨ仍ﾍ}`l( 'fitﾅ}l/ ｲ /! / ﾘ
lヽ∧ ヽ八ct::ｿ `‐'ﾟｲ´/ｲ j/ は、はいっ。
| ! `ﾄ､ ﾑ､ ｀.::.: , .:::.:/ i'´|/ では……（やはり、
,ﾘﾉ___| ヽ!ﾍ 、 (⌒ﾌ , ｲ | |l ただごとではなさそう！）
/｢´| ! !| ﾊ ＞ ､_ ｨﾍヽ| :ｉ| l八
/' | l | ﾘ | ｌ>rｰ'´ ／ ﾉ :ﾘ ﾄ､ ヽ.
- 772 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:36:54 ID:b2zncdTU
-
＜タタタタ……
＜ガチャ
,. '´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼. ＼;;;;;;;ヽ
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ヽ;;;;;;;ヽ
.／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::ヽ ',;;;;;;;;;ヽ
./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::lヽ､:::､::::::::::::::::::::', .l;;;;;;;;;;;;;',
／::::::::::::::::::::::､::､::ヽ:::::::lヽ::､! ヽ -｀--､、:::::::v::;;;;;;;;;;;;;;',
"/::::::::::::::::l::::::/ヽヽ､:::lヽl ｀''__,,... --- ヽ、:::::__;;;;;;;;;;;;l
.l::::::::::::,:::::l',:::l ヽ '‐- ' '´ ,.,;;''ﾊ'' ､ |,:::/, ヽ;;;;;;;;l あの記者の方、
ｌ、:::::::ヽ::l、 '_,.-_,..、 ヽ_ﾉ l/,'ヽ l;;;;;;;;'、 随分と急いで行かれましたが。
l:,.::::::::::::ヽ .i.l;;:', ', i ./;;;;;;;;;;;ヽ どういう用件だったのです？
"'ヽ､:::::ヽ ヽ'' ' _,／;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
"''l, ', ヽ /;;;;;,..,;;;;;;;;､i;;;;;;;;;l
ヽ.', _,,..., .／l‐''l;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;l、
/::::::ヽ ｀ ´ ／ l, ヽ､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
l,:::::::､,.:ヽ . ／ .', .l;;;;;;;;;ヽl;;;;;;;;;;l
ヽ:::::::'::;;;;;;;i '' ‐- - '´ ', ヽ;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;/
./::::::::::;;;;;;;ヽ ,l. ', ヽ､;;;;;;;;;;;;;;;;＼
_,.. ---‐‐‐ '''''´｀'ヽ､､ .ヽ､､, l;;;;;;;ヽ|;;;;;;;;;l
, -─ - ､
, -'´ l､ ｀ ､
／ ﾉ ヽ ヽ
冫 ノ彡,ｨ／ ヽ. l
7 l _,. l! l
ﾚ'､r l＝-､;__,r-＝､_ l,_ ﾉ
極めて緊急を要する事態が進行している。 ヽlー─'l ー‐' ｀lﾉ /
荷電粒子砲作戦の生き残りを全員、 ', ｀ /,ノ
私の屋敷に招集してくれ。加えて、彼らの ヽ -─- ﾉi'
ＶＧの出撃準備を。密かに、だが急いでくれ！ lヽ､＿＿ ／ _l､
＿,r 'ﾞ|ﾆ= ､ , 一' ´ ,ﾄ ､ ＿
-‐'.´￣／;;;;;;;;|＞／ヽ二二´ﾉ;;;;;;;;;;;;ヽ｀'';;;;
;;;;;;;;;;;;<;;;;;;;;／／l :: ヽ /;;;;;;;;;;;_ - ';;;;;;;;
;;;;;;;;;;／;;;< / / ::. ヾ;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;
- 773 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:37:17 ID:b2zncdTU
-
一時間後 上級将校用官舎群内 ムスカの↓屋敷
,,,.;;:;ii''''ji;;;;,,,...、
;-''~^:;''~^:;''~~^'i:､';.
';ヽi~П=ﾛ=ﾛ=__,.:;i
∧ _/i~~i.m,|_|m,||=,n,,h、
<⌒> _/i~|m|_|ППП|..|n||m|h
／⌒＼ . |,-''~^、、 i, / , , _,,┘ ∧
］皿皿［-∧-∧､ ';,. ~^'=、_ =='''''''''',''==i-' ;'" || | |
＿＿＿＿＿＿＿_∧_／＼_|,,|「|,,,|「|ﾐ^!､ ,;..;;'"'';.;、.;''=,,,＿,',,='~;..'"``"';,' || | rt!
／三三三三三三三 Π . ∩ |'|「|'''|「|||:ll;| __ _⊥⊥ / l!__ _＿ ＿
|￣同￣同￣同 /￣￣∧￣￣￣￣∧￣＼ ､∧.::::::::::::::::::」 r|::::::::::::::::::::',
|==／＼＝＝＝ﾊ,￣￣|「|￣￣￣￣|「|￣￣| / ',:::::::::::::::l | ：|::::::::::::::::::::::',
￣￣￣￣￣￣| | 田 |「| 田 田 |「|［［［［| |i゜゜| lﾖ lﾖｌ::l | ：|.:. lﾖ lﾖ lﾖ l |
.l⌒l l⌒ｌ ｌ⌒l l´| | |「| |「|ﾐﾐﾐﾐﾐﾐ､ . |i王| lﾖ lﾖｌ::l | ：|.:. lﾖ lﾖ lﾖ l |
.| ,,|| ,;:'ﾞ ﾞ｀ヾ,,.| | 田 |「| 田 田 |「|:::::::::::| |i王| lﾖ lﾖｌ::l | ：|.:. lﾖ lﾖ lﾖ l |
.
- 774 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:38:25 ID:b2zncdTU
-
屋敷内
＿＿＿_
／ u ＼
／ ／ ＼＼ 放送も電話も何も使わず、秘書官さん一人がこっそりと
／ し （○） （○） ＼ 街中を走り回っての召集……このメンツをこの場所に……
| ∪ （__人__） J | 何なんだお？ はっきり言って、悪い予感しかしねーお。
＼ u ｀⌒´ ／
／ ,イ^ヽ ＿米ｿ＿ _ ＼ ＼
〈 ／´.:,.:. :.:..:::::::/!:!:::::.:.:.＼jkヽ ＼
`y' .:.::::/::,.:::::::::::/::lﾉ::::::､::ヽ::ヽ. t､＿_j
/ .:.:::::/::/.:::::::::/::/:ﾄ､:::::｀,:::!::::| !:ﾄ､ /
|.:/.:.:/､/.:.::::,イ:://ﾊ::ヽ:;;:ヽ|:::::!/::::.:ｲ
l/ﾄﾄ,!::::仁ﾆヽ'´ , -‐＜:::::::!::::|{::::::.:.|
翠星石たちを捨て石にしようとした 〉V::i:|ヾﾄｯｿ ´ﾄｯﾂ7::/::::/ !:::.:.::|
ことについて、師団長が一言謝罪したい /,.ィ´ ﾄ､' ' ' ､ ' ' ' /::,::イ /:::::::.:.|
とかじゃねーですか？ ,ｲ: :| |/ >､ _ ０_, .イ´7 /: : ￣｀ヽ
_ノ: : :j j! ＼ フ／ ! |: : : : : : : :.＼
,r‐'´／: : :{ 米| ,ｨ介 | 米|: : : : : : : : : : ゝ､_
./ :.／: : : : :.i | //小 ! |: : : : : : : : : : : ＼:｀ヽ
〈: .: :ー‐-: ､:i | // }｡j 〉 ! |.: ､: : : : : : : : : : : ヽ: |
/ ヽ ＼ ＼
,' / / l ＼ ヽ
! / / / ,' | l ﾊ ﾍ､ヽ､_,
. | ! l ｌ / / ,ｲ ! i ! l ヽ ',｀￣
. l | l ｌ ,/ 〃 ,/ /│ l j l│ ! l
ノ | ! │ | /_／/ ／/ / ,' ∧ / | / j ｌ│
ﾉ l ｧ| |尢/‐=乞t/ ／ /∠ﾆ｢厂! / ,/ / ﾘ
ｲ 八{´ｌ !ﾚ<f{矛:下 'ヽ ＿〃ｲ孑代勹 ｲ } /
. Vﾊ |{ r';;_zj f} ⌒{! r';;zﾘ /}, '/／ 翠星石、その思考は甘すぎ。
ヽ ', | ` ー―‐‐ ' ､ `ー-- ﾁ' / でも私にも予想はできない。
`ﾍ lヽ _ 厶 ./ 今更私たちだけで、カイオンと
', {.代ﾄ､ , イ | / 戦うような任務はないだろうし。
＼_'i| ＞ ､ _ , イ/ V ｌ./
／ ヽj {｀ヽ ′
. _ ／ ｢´ ヽ} ＼
_, -‐ ´ l‐--‐､ ＿ -‐ | ` ｰ- ､
- 775 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/20(水) 21:38:28 ID:brkHvaa.
- 神の雷とか撃てそうな屋敷ですね！
- 776 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:39:07 ID:b2zncdTU
-
,. -ｰ冖'⌒'ｰ-､
,ノ ＼
/ ,r‐へへく⌒'¬､ ヽ
{ノ へ.._、 ,,／~` 〉 ｝
連合軍にとって表沙汰になるとマズい、 ／プ￣`y'¨Y´￣ヽ―}j=く
非人道的作戦の当事者たち。 ノ /レ'>-〈＿ｭ`ー‐' ﾘ,ｲ}
師団長にしてみれば、 / _勺 ｲ;；∵r;==､､∴'∵; シ
口封じしたいというのが本音では？ ,/ └' ノ ＼ こ¨｀ ノ{ー--､____
人＿_/ー┬ 个-､＿_,,.. ‐'´ 〃`ァーｧー＼
. / |／ |::::::|､ 〃 /:::::/ ヽ
/ ｜ |::::::|＼､_________／' /:::::/〃
,..-一ｰ''ﾞﾞ￣~ﾞ'''ｰ- ..、
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;. ＼
.,i";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.;;;ヽ
.|丶;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.!
l丶;;;;;;;/!ﾏﾀﾞﾞ'''!ﾞ'V┐;;;ii―=i,xri-､;;ヽ
|;;;;;;;;;;;,! ﾞﾞ.!;lﾘ .!;;; !
|;;;;;;;;;│ !′ .!;;.l'
.ｌ;; ∴/.｀-ﾆﾆ;;;;x， ' ｗr=ﾆ｀-'.|､!
］/'.ｌ.| " l､.! 師団長がそんな人だったら、俺が
,!ﾞ .川 ｀”´丶 │.''￣´ .l l とっくに撃ち殺してる。師団長だって、
ヽ ゝ | !.|lﾞ あの作戦の真相は知らされてなかったんだよ。
.'Ｌヽ , lﾞ/ 俺はそう信じる。
ｌ'ｧ.ｌ .゛.'" .|’
.ﾘ ヽ .-- -- ,/
/'ﾞi .ヽ ..y． .ﾉ|
/゛ .i′ ＼ / ; |｀'､
._..-''ｱ ll ｌ .＼、 ." .,／;;;;;;;;l.ｌ ＼
｀ .. lﾞ .!| ..ｌ .｀ﾞﾞ´ ;.,;;;;;;;| ! .ﾞぐ- ..,,_
- 777 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:39:43 ID:b2zncdTU
-
また何か秘密の任務かな。 ∧,,∧ ∧,,∧
∧ (´・ω・) (・ω・｀)
また誰か死んじゃうのかな。 ( ´・ω) Ｕ) ( つと ﾉ
｜ Ｕ ( ´・)`ｕ-ｕ'.
これ以上減ったら、審議もできないね。 ｕ-ｕ （l )
`ｕ-ｕ'.
荷電粒子砲作戦に参加していた、
ムスカの直属部隊
__＿＿＿＿＿＿＿＿_
|┌──────‐┐||
| | フ ―へ／ . |..||
| | ＼ △ ﾝ､ |..|| ＜口封じとかそういうのだったら、
| | ￣￣(,(,1wY |..|| ＜同行したおやっさんたちも呼ばれてるはずだろ、
| | ＿＿＿＿＿＿ │|| ＜常識的に考えて。なのに俺たちだけってことは、
|＿＿＿＿＿＿＿_＿.||
＿_| |＿＿＿
／ └┘ ／
￣￣￣￣￣
, -―― - ､ _
∠,-‐ '´￣￣｀ヽ､｀ヽ
／.::／::./:.::.ﾊ::.＼ ヽ ＼
. /:.:./::.::./::.〃 ｙ::..ヽ ヽー｀
〃.:ﾉ ´ ,ﾂ l::/::.| |:.|
|:l::.!ィノ ｀ヽ ﾉﾘ:.:.| |:.|
. ヽヽｌ ● ● ﾘ::} *{:|
やっぱり何かの任務ですか。 |ﾍ⊃ ､_,､_,⊂⊃/:::i ! i::|
荷電粒子砲の時、もう i */⌒ｌ,､ __, イァﾄ{ * }:|
最後だと思っていたのに…… }/ /{＞＜} {ｌ:: :: :| |:|
| ｌi i介i iｌヾ:: ::i * i:|
- 778 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:40:49 ID:b2zncdTU
-
,. -─‐- ､
／ ＼
/ _,ｨ ノヽ.',
{ { ／ノ‐''" ｜}
ヽf`Kz＝ﾐ ., ==ﾐ.jノ
ゞ_ ゝ--'＾ﾄ--1ﾌ 皆、ご苦労。時間が惜しい、すぐ本題に入るぞ。
Lﾄ、 ＿' / まず彼女の話を聞いてくれ。
__f‐､ヽ_二__/
,. -─‐'/ ヽ‐-ﾆ)(ﾆソ｀ヽ─-- ､
/ L＿ ﾞV´/ ＼＿｣ ＼_
/ _ ＜/ ヽヽ ｀ヽ、
... { ｝┘ l ＼
| . ムー'＾ー‐‐' | ｀丶、
.| O O | ｀ ー- 、 ノ）
.| . jヽ､ ｀ヽ、 ／ /
/| / ｀丶、 j＾i' ゝ─‐‐ ､
/ ヽ / ｀ ー- 、 / / -.､ ニニ⊃
/ | O O / ｀ ー- .__/-ヘ、 ニニ⊃
. | . ヽ ｀ ｰ- ﾆ⊃
- 779 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:41:16 ID:b2zncdTU
-
厂／ , -- ヽ}} ＼}＿
fフﾞ￣／ ＼ ヽ
／ｨ' ／ ヽ. :ヽ|
,／ｲﾞ/／/ / ヽ ヽ :::ト､
// ｣1' / .// , /i |:i ヽ i. ﾄ､ ::∨
〃 〈_/ / /ｲ', / , / | | | :::l ヽ!! i:::::ﾄ､
/ ∧.ｲ / / / / / | | ﾄ､.:::| ﾘ i:::::iV
/ / ,.! .〃 / / /:l / | | |. |::::|:..} .!:::::ﾄﾄ
,' 〃/ V/' / 下lﾒ､l ./ | ,|, ィ'|::.Ⅳ i. ﾄi::::|ﾊ!
{ // /ﾊ./ 厶==ミ_ﾒ､ イ,.|==ｔド/ ,ﾊ | ﾄ､| |
l/ 〈/ .i:::liく ら!::::j:i` う!:::j::!/ ,ﾊ ﾊ:::::|
ムスカ師団長より、戦争終結を強く望んでいる j! i:::ﾊ. ヽ辷ゾ .ヾ二ｿ' /./ |. ｉ:::|
方々だとお聞きしました。ならばこの任務の 〃 i::|∧ :. / / ﾊ! ,ﾊ. i::|
重要性……失礼しました、気が急いて / | i::|〈`ﾄ､ :i / / // |i | V|
いますもので。まず名乗りましょう。 〈 | i:::| |:::::|＼ ,.. ..、 / /,.1/ ハﾄ. ||
Ⅵ !::| |:::::| ヽ ' / /' ,}! /イ|| |.||
|| i:;ﾊ.|:::::| _,|::＞ __. イ,.ｲ､. 〃 /} ||. || |
|| !' |ﾊ:::ヽ｢`_`ー―---一''´_'ﾌ/ /_ﾉ || ハ.|
,'´｀'
.l
i
_, ‐''"｀' ‐ '´｀ﾞ'‐､
／ ,' , ､ ヽ
.// / .l | | i | ヽ ヽﾞi,
// /i ,i .|| | | |'､ ヽ ｀i|
" || | |/ |ﾞ､| ､|ﾞi､| ゝ__|, |ﾘ
|ﾞi､|了而iﾞ'‐ ‐´而"i |リ 'i,i
.|| ||｀ﾞ'‐" ﾞ''‐'" ||', l|.| 私はカイオン軍 第一機甲師団 第四ＶＧ大隊
|| |:'､ ' l''||, |ﾘ 第一小隊長、セイバーと申します。
|| ﾄ､'i,__,.--'''ﾆ'''_ /_,||'i |
ﾘ| |/´ﾄ‐-､´＼ヽ‐､' ｀ ﾘ ﾞi. l _,-ﾆ==ﾆニ'ﾞ/
_,ﾘ/i´「｀＼, ゝ´i | ,l｀'ヽ‐-リ-‐'´=ﾆ==､‐7
, -'｀ゝ´// | |''三ヽ､丶_､,ヽ'､,｀'i, ヽヽ''‐'7‐--､_ ｀'
／´ / / i' i。ﾚ'＼,___|｀'/´ '''ﾍ-ﾞ‐_l ﾞi, ﾞi,ﾞ'､、 ＼
／ | lﾟ'-‐'´ ﾍ ￣l|､/ ／｀''' | ‐-i ､,l i｀; ＼
| ￣"'‐'｀'i'''''''iﾞ‐-‐‐'.,L,__| . l ‐l､| ＼
丶 ﾉ|:. .:|｀'=､ﾆ‐´ ｀''‐-､_| | 〉
＼ ,ノ. |:.. .:| ｀‐ ､__,, ‐´ '｀' , ' ／
｀'‐‐｀'ッ--､‐ '´ |::. .::| ,､'´｀i´" -'´ ／
- 780 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:41:38 ID:b2zncdTU
-
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
第四ＶＧ大隊 第一小隊長？ 第四ＶＧ大隊 第一小隊長？ 第四ＶＧ大隊 第一小隊長？ 第四ＶＧ大隊 第一小隊長？
┌――＿――￣＿＿＿￣―─────┐
＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐＼ │
―＿――￣￣―‐―― ＿＿＼ │
￣―＝＝＝━＿＿＿￣―ﾉ:::<ｰ> │
│ . |" U | | .....│ ……………………できない子のこと、頼む……
│ | ;;;;＿´__;;| .....│ あいつは、お前の遊園地を……
│ . | ι ` ⌒┃ .│ 本当に楽しみにしてたから……お前の、メリーゴ
│――＿――￣ ヽ u #} .│
＿―＿＿＿＿＿ ヽ;;;; ノ │
―＿――￣￣―／ || ｀ ⌒||| .│
│ / / |＼／ / /ｌ | ..│
│ / /__| ＼/ / | | ..│
│ ヽ、//////）―― ＝＝ ￣￣￣ ――
│ / ￣￣ /＿＿＿ ＝― ￣￣＿＿＿￣―
│ ____,/ )--- ヽ ―― ＿＿――_━￣￣ ――
＿＿￣￣￣￣‐― ―― │
＝＝＝━＿＿＿￣― ＝＝─────┘
＝＝―＿＿＿ ――――
┌──────────────────────┐
│ │
│ │
しぶといっ！ .│ やる夫には │
でも、これでトドメです！ │ ＳＯＵＮＤ ＯＮＬＹ │
│ │
│ │
└──────────────────────┘
＿＿＿_
／ノ ヽ､_＼ r ⌒j や、やめてくれおおおおぉぉ！
／（ ○）}liil{（○）＼ / / そいつには、帰りを待ってる妹が……
／ （__人__） ＼/ / ／ ）
| |i|||||||i| / / ／ ／
＼ |ｪｪｪｪ| / '` ´ ／
r´ (⌒'ー―- イ′ ´廴
/ ＞ 、 ヽ _ ￣￣￣)
/ -､ } ( ￣¨´
/ ヽ._ __ ＼
｀ --‐'´ ｀ﾞ' 、_.
- 781 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:42:10 ID:b2zncdTU
-
. :;:.,':;":..,,,
ヾ> /＼
＿＿＿＿＿ ヾ_,ゝ __,,:::=====:::,, ./^＼/ / _ " ';:. :,;':.:
;" /＿＿＿ ./ . ｀ ´ ´､ゝ'' ＼ / /,/
: ; / / ..‐´ ﾞ / ＼ ＿ ; :.:,;'
.;,..::,:'" / ＼ ./ /＼ ＼ /_,/
::,;'' ,.,..; / /＼/^ / / / `. "';:; :.:,
; ./ / ,; ＼/ / / ;. ;:; :.:,
/ / / / / ｷ i^＼
;ﾞ ^--' ^--' ﾞ; ＼, ＼
';:.:,;' .; ;. ／丶, .ヽ
; :.:,;' i; 、,. ;i .i￣ ／--;"´
:. :;:; /i|lli; i . .;, ､ , , ` ,i|;iil￣
;:;:.:, /ﾞ||lii|li||,;,.il|i;,|il .:." .;,, .i|i,..,.i|||l´i,.il|lヽ , ;:..,;::.''"
..,.,; ｀;; ":':....:... .:. ,,:: ..:.::.:..;,.. .从 ::., ;:;..,
" ';:. :,;':.: ' ". ..: . ..:;" ..,.,;;: .:':.,,"'"
' ..
::::::::::: :::::::::::
,--､_
／´ﾍ ﾍ ヽ
ｌュ＿＿＿__ヽ
ト i――――.i やった！ 流石だぜ､我らが小隊長は！
ｌ ヽ'´￣ｌ ｌ￣｀i
/ ／＼ヽ ,
,--､ヽ i (0)只(０)ﾉ￣￣ヽ､
/ ／;;/ i iヽ ﾍ
___,冖､__
／ |__| ＼
/ ｌ
i＿＿＿＿＿ニi
荷電粒子砲は、 .|ｌ_-‐‐i i‐‐-､_ｌ||
俺たち第一小隊が | ｌ ｌ |
潰すっ！ |ﾍ ／"ﾞ＼／ |
/ ￣ﾍ
,-----､_,-､ ｌ （０） 只 （０）ソ ,----､
- 782 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:42:32 ID:b2zncdTU
-
. ＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ 機体のマーキングからして、ウラギの時と同じ
／ （○） （○） ＼ 第一機甲師団 第四ＶＧ大隊……の、
| （__人__） | 第一小隊長ってことかお……今、しかと、覚えた……
＼ ｀⌒´ ,／ 魂に刻み込んだお……やる夫は、絶対に忘れねーお……
／ ー‐ ＼
. ＿＿＿_
／ ＼
／ ＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
そうですお。やる夫だって、あれから | （ ●） （● ） |
少しは頭を冷やしましたお。カイオンの奴らも ＼ （__人__） ／
やる夫と同じ気持ちを抱えて戦ってたかも、 γ⌒ ｀ ⌒´ ⌒＼
とか思えるようになったお。 / （＿__ _＿） ＼
（＿＿＿_ ヽ γ' ＿＿＿）
／ ヽJ し’ ＼
／ .／ ＼ ／ ＼ ＼
.／ ／ ＼ ／ ..＼ .＼
／' __） ヽ､＿_人_＿ノ （__ ’＼
（＿／ ＼＿）
すまん、ありゃ嘘だったお。 すまん、ありゃ嘘だったお。 すまん、ありゃ嘘だったお。 すまん、ありゃ嘘だったお。
- 783 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:42:51 ID:b2zncdTU
-
,. -─────────‐- .、
／ ＼ :::::;;;;;;;;;;;;;:::: ／ ＼
／ ＼ ::::::;;;;;;;;;;;;;::::: ／ ＼
／ ＿_::::: ＿ :::::::::::::::::::::::: _＿ ＿ ＼
／ｲ/:／ ／::::::＼＼ヽ':,;;;;;;;;;;;;/,ィ／／::::::＼ ヽ', .＼
／ i:::| |::::::･:::::::| | i i＝＝i i | |::::::･:::::::| | ﾉ/＝ ＼
／ ヽ';:＼ ＼::::::／／.//::::::::::::ヽ.＼＼::::::／／// ＼
／ ヽ ー===￣==＝´´::::｜:::::::::::::､ー＝＝＝'ｲ ,＼
＿＿__
,､|ｒ‐ｔｰｒ-ｌ}'ｒ＝＝､、
,ｒ=''´ゝ}ヽ＝＝ﾍヽー--ｌ」
ｒ='''ｔ{ー''´~| { ] |{ ｌー -}!
,|ｒ‐'´|{| |}| { ] |{ | }|
{| |{ ,,}､`ﾘニﾆ､ｿ ﾉー ‐ｨ
＼ _ヽヾヾゝ〈| 川」ﾚｲ`ｰ=ｰ'､ｰ､
ヾヾゝ＼に ゝ- ｔ-'}￣ ｰ~} |
`ーL_ー一＾＼下､__ ｰｧにﾌ
辷ニ´＼二ﾆ/￣ ￣ 」ヽ.
.,ﾄ､,＿_ ,, 、 ,. -‐'´ ヽ,.
/ } `＜､. ゞ
{ ｰ=二 ヾ
ヽ.､ ,.. -''´,ｨ ,. ソ
ヽ､＿＿,.ﾆ―/:ヽ＝二
} ,ｨ" ヽ
／ ﾉ ＿＿＿＿ ゞ
/ ,ム／ ＼
／ ´. ／ ﾞ /´`ヽ ＼ ＿＿,,.、
/ | 〈 ○ }ｔ' { ＼ <"￣￣_,. -―''´ . r-┐
/ , ｨ⌒ ｀､_,/ 彡 ＼ ゝ ∠＿ ,.、 __ | .| _,,---,、 |´｝ |´｝
| ,. -''´ },|ゝ､__ （N､ | 、 / r-､ _// 〉／／.,!￣'' |／゛,,,,､、 ﾞi､ .! :! . ! :!
| ,ｨｰｧ､ {⌒';| γ⌒ `ヾ､ | /,､ ｰ' / / '／ .ﾞ‐￣! ,／｀ | | ! | ! |
| 「! {⌒ ） ｊ,〉｛ /´`ヽ | ｀ 〉 /∠ /´ .,／ .|｀ | | .|｜ . |｜
| { l{ {､_ ′ ,〉 ゝ､_ | ○ } | _ノ／ { L＿＿ ,i´ ,〟 .| .,-¬'ｰ" 亅 .|,,! |,,!
|、 ヽ ヽニ＞‐''´ ゝ､_,/ ／ ´ ｀ー--‐''" .|／ | .|,! .ｨﾆr ﾞ'i､
＼ | , _ノ ' ／ ｀ .| .|ヽ,_ _,,,／'-lﾞ .lﾞﾞ! .lﾞﾞ!
,|`丶、 ＼ ' ' ／ . ￣′ ￣ . ﾞ‐ ﾞ‐
/ﾍ `丶､ ＼ ／
ヽ `丶 ￣￣￣￣
＿ `ヽ
‐''´ ￣
- 784 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:43:10 ID:b2zncdTU
-
,..-一ｰ''ﾞﾞ￣~ﾞ'''ｰ- ..、
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;. ＼
.,i";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.;;;ヽ
.|丶;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.!
l丶;;;;;;;/!ﾏﾀﾞﾞ'''!ﾞ'V┐;;;ii―=i,xri-､;;ヽ
|;;;;;;;;;;;,! ﾞﾞ.!;lﾘ .!;;; !
|;;;;;;;;;│ !′ .!;;.l'
.ｌ;; ∴/⊂ﾆjjjﾆ;;m i..ﾆﾆjＺﾆ'll､!
］/'.ｌ.| {’| .゛ ‐ .Ｌ| ゛ i!│
,!ﾞ .川 ｀~ﾞﾞ− .! '''｀-´゛ l l 待てっ！ 落ち着けやる夫！
ヽ ゝ ! !.|lﾞ
.'Ｌヽ ， .lﾞ/
ｌ'ｧ.ｌ .゛.'" .|’
.ﾘ ヽ '二ﾆﾆｱ ./
/'ﾞi .ヽ . .. ‐ ﾉ|
/゛ .i′ ＼ / ; |｀'､
._..-''ｱ ll ｌ .＼、 ." .,／;;;;;;;;l.ｌ ＼
｀ .. lﾞ .!| ..ｌ .｀ﾞﾞ´ ;.,;;;;;;;| ! .ﾞぐ- ..,,_
_＿＿＿＿＿＿__
／´ ｀＼
ヾ、 _, -‐'"´´ ＼
放して！ 放して下さいお小隊長！ ／ ､＼ﾉヽ／´ ､ ＼
……放せおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ！ ｡oj｀`ヽ） （ ,-‐ '"´ ）ｏ ＼
殺せないまでも、せめて一発！ °／⌒｀ﾞ ヽ"⌒｀`じ ｏ ° ＼
一発、こいつをブン殴っておかないと！ / （ ） ° ＼
／ヾ、＿ﾉヽ、_＿＿,,ノ⌒ヽ o° ＼
l ト、ﾉ),､ ﾉ l
| | / |
l ﾟ| ／⌒´/ l
＼ l ／ / /
ヽ、 | / / ／
＼ `ｰ┴--一´ ／
ヽ ゝ､_＿,,,,, ,, _＿_ -＜
__,..＼ ／´￣ ￣｀ヽ、
／´ `ー─-､‐ ''' ／ ＼
- 785 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:43:37 ID:b2zncdTU
-
＿＿_＿_
／ ノ' ＾ヽ_＼ たとえ戦争が終わって、故郷に帰っても！
. ﾟ ／ ｡;'⌒） （⌒ヽ＼° やる夫は、できない子ちゃんの顔を見れねぇお！
. ／ o'ﾟ~（___人___）~o°＼゜ おーいおいおいお！ おーいおいおいお！
. | ﾟ |/⌒ヽ| ﾟ |
＼ ｀ ⌒ ´ ／
＿__ ＿
-‐''"´￣ ｀ ｀''ヽ=､
,.‐''"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
r（:::::::::::::::::,、_ｨ::::::::::::::::::::::::::::::::::
ゞ, ｒｒ〜ヅ ﾐ:::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾌﾊ ﾐ::::::::::::::::::::::::::::::
. l __,,. -─¬,〈::::::::::::::::::::::::::::::
〉ﾞﾞ`'''ニ二￣ ヽ::::::,ｨ ,､ヽ:::::::
すまんな。奇遇と言うかなんと言うか、 . / "" Ｕ }:::/ /ヽ ﾊ:::::::
俺たちはお前さんたちとつい最近、ドンパチ /.. "´ ２ﾉ/ l:::::
したばかりだ。ほら、荷電粒子砲の。 . ヽ.ﾆ,｀ __／ :l::::
. 'ｰr‐- .ｨ l:::
〈.. /:{ ヽ
｀} ／:: ! i
丶、,､. イ:::::: !
/ｲﾊ /.: /:::: l l .ﾊ l l l ﾄ､ﾊ
. { l Vi:: l:::: / / / / l .| ﾄ､ | | | ﾊ ',
/ |. |:: .l:: ./ / /i ./ | | |k. | | | j i l
ヾ小ﾐ､| .|〃./i ./ .l/ .| .ﾊ .| } | i ｲ八;
iﾍミ| |ィ示≧=-,; .lｨ彳＝､ｲ / /l,' ﾘ
＞il | ll {:::} i Y il{:::} ! / l/,/|/ / っっ？！
ヾil| | ゞー ソ ゞ┴'´ ./ .| では、貴方たちが、
. |:::::i: | u /:: | あの時の？
. |:::::l. | i} ｲ::::. |
/::| :::l, |>､ ( ｧ ／ |!::;;i |
. /:::∧..:! ,| |＼ < |::: l |
/:::/ i .| _| ＞ _ ／|:::::> |::. ! ﾘ
- 786 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:44:31 ID:b2zncdTU
-
┌ｧ' ￣ ｀ヽ／￣＼
rf７´/ , , ｀ヽ、
〈Ｙヽｌ l / / / | l l }
く{＼| |ナメノ |_,L| l|
ああ、それで。 〈Yﾆ| |仞}ヾ rｧﾗﾚノ
私は、そちらの方の仇だと }ﾊ._| |｀ ´ └', l!
いう訳ですか。 / /| |、 ‐ ノ ｌ|
〈__〈/| | `ーr ´ | ｌ|
/__/ ヽ|￣`yﾍ、 ﾚﾘ
ー-､／｢ﾉ＼
＿＿＿_
／⌒三 ⌒＼
／（ ○）三（○）＼ あーそうだお。何か言うことがあるなら、
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼ 言ってみろお。聞いてやるお。
| |r┬-| |
＼ `ー'´ ／
／￣＼ _ ＿_
_ Ｖ´ ｀ヽ、
／ ヽ. ＼ ＼
/ / ／/ / /| ｌ ヾ7ヽ、
ﾚ{ / l｜ ! l ｌ| |＿ ヽ ｝Y７、
V { 「Tナトt| |__ _￣ ｰ ｝ソヽ
では、お言葉に甘えて。……戦争で _ノ｀ ﾌﾊTヽ | |ｰ- ニ ＝ ｝人ﾉ
家族全員を喪った私にとって、伊藤大隊長と ヽ ￣ ´ | |へー‐= -ﾉﾝY
桂中隊長は両親同然の存在でした。この世の }ヽ | |ｿﾉﾆ二ンｰト'
誰よりも慕い、敬い、そして愛していました。 ! ｜ |´-ニ ベｰ'_
｀ｰ┬┐ |! |ﾆ´不ヽ、＼＼＿__
ﾚ上.ニ|ﾄ､ |イ´ |_ ＼＼ ＼＿ﾌ＿ _＿_ ,
7/ ﾘ ｿ L_ ￣ ＼＼_／ー-- ―┴ｧ
/￣｀ ¬ ｌL ￣}_ ｀ ー― ‐ -- ―'
r〈_ ＜フ/ ｀う) L_
／ ￣TY ヾ､ ヽ
- 787 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/20(水) 21:44:59 ID:q9mdKKQY
- わかるが、ダメなものはダメ
- 788 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:45:05 ID:b2zncdTU
-
. ￣￣ ｀ Ｘ´ ￣ ￣ ｀ヽ
, '´ ＼´￣￣｀ヽ 〉
,ｨ´ ヽ V
rｧへ_/ / ハ . ', ',
〈＼__/ / /__/ /ｌｌ_ｌ__i__ト、 i i .
〈 ＼.| ｌ| ´￣/ / / ｌi ｌ l i｀ヽ l iﾊi
r‐ ､| ｌ| _/__/レ' ﾘﾊ__i_ﾊ Vl !リ
i/⌒| i|/´￣｀` ´￣ ｀ iﾄ. ﾊ! 「お二人は愛し合い、婚約していました。
ゝ.〈 | l| """ ' """ | ﾊi いつか必ずやってくる結婚式の当日、
` | i| ┌──┐ ﾘ ｌ| その式場で、私は最高の笑顔でお二人を祝福し……
ﾄ、 ハ | i ／i ｌ|
ヽ i ハ ＼ ／.. ,.イ i i l /ハ
,.-く_ ー ‐ァ'´!、ﾘ リﾉ / ./ ﾉ , ´ ｀
_ ..... _ _＿__
／ ／ ｀´ ｀ヽヘ、_
／／／ ／ / ＼ ヽ ＼｀>
/ / / ／/ / i ┛┗ ', ヽ｀>
/ / // //! i ! l ┓┏ ! ｌ V｀>
|/!/|/ |/ l ハ 厶＜´ ! :!｜ ／∨〉
|/ﾘ＼iハ∨＜￣＼＼|＼i ! !／／ jく
/l| 9 9 //ヾ l l／ / ﾉ
その夜は、同僚のこなたとキル夫を / !につ と二つ彡′| l lへ イ ｲ
無理矢理ヤケ酒に付き合わせ、 / ﾘ ` _ﾟo, | l !⌒ヽ久
一晩中呑んで泣き明かそう、とか。 / :{ ヽ￣￣￣￣ ,ｌ | l.l〉 ﾉ/ /
,' ハ W∨∨∨VV' l | ｌi_/ノ:::く
i / /ヽ ∨ } l liム｀ヽ:::｀ヽ
│/ / :/ ヽ ∨W∨VVV/ l l!ハ:::::::::::::::}
|,' / :/ ＼ヽー―― ′ イ! !i:::::i:::::::::::ノ
| :/ :/ ー┬,､,､,､,､,､,､! 厶:::ﾉｰ─::::ｰ...､
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾉ.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.::|:::`ニﾆ=‐-
/ : : : :.:.:.:.::.:.:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|::.:.｀ヽ、 そんな、幸せな未来を
ｊ: : : : : : : : .／:.:./:.:.:..::ﾉ:.::.:λ:.:ﾘ::::.:.:..:.ﾍ、 思い描いていたんです」
{ : : : : :.:.:∠:ｊ:.::/::.:;／'⌒／|:.:/::::::::ﾄ､:.:.:ﾊ. ＿＿＿_
∨:.::.:.:.:..:::.:.:|::/:;／|/:;／＿ｊ;/,':/|:::| ＼:.:| ／ ＼
∨:.:.:.:::::.:.(_|::'"::::::|´ ≡≡ 〈:/ |/ ヽl ／ ＼
ｊ:.:.:.:.:::.:ｉ:.:/:|::::.:.ｉ::|Ｕ 〉 ／ (ー） （ー） ＼
|:.:.:.:::::.:|/::..,|::::.:|::| (.｀ゝ／ | （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ）Ｕ |
|::.:.::::::./:.:./､|:.:.:|::|‐-‐::'l´ ＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／
- 789 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:46:08 ID:b2zncdTU
-
, ﾍ￣￣｀ ､＿
／ ´￣ ￣￣｀ヽヾ｀ ､
／ '´ ＼ヽ}
/ ∨ト､
/ / / ! ヽ、 YV
f / / / ｨ / ﾊ / | ､ | } !)
l〃/｜ 〃 {l | ! '. ! 、ヽ l ! Y{
|{ l ト lL /|!ﾄ､l ヽ{＼ ヽ厶イ l }）
iﾊ∧ﾊNr升≧ｫ|ノ ヽﾍ ,ィ≦圷! ｜ｲ
……が……今、名前を出した四人の ＼从{{ ﾄ辷'i ﾄ辷i }}| Y
内、三人はもう殺されました。 l| ∧ につ につ ﾊ |
しかも全て、同じ相手によって。 l| ﾉﾊ """ ' """/:!ll /
仆 ヽ、 fこ) ／::､| N､
l| l|::::｀ゝ､ _,. ﾍ-､:::! 仆::〉
lﾄ､ j|__//} ￣ ,ノ ' | li／
〈 ｜ヽ/ / ／ ／ / ﾊ ｌ l| 、ヽ
/ ＼ ∧lヽ/ `７､ ／ ／/ /! / | | ｌ| l. l
｀丶､ヽ、 〈 |,ﾆ! ! .＞< ／／/ / | l| || |l｜
ヽ＼/ヽ.| l | 'T丁｢￣`iく / / l /l ﾊ ハ|
￣｀ヽ､ /´￣｀ヽV l ｜| l_/r/ 冫／ , ｨ=ﾁ､「 / ﾉ / l|
￣ ＼ ＼ 〈 −- ､ ｜!| と二つ /i _/ ﾉﾚ'V ノ ″ 決して、手出しはしないと約束します。
丶`ｰ-＝=-┤!l l | Vヽ ,-−- ､ につ ヽ＼ ですからせめて、教えて下さい。顔を
, -｀─z- ﾆ_| !| l | / ｀ヽ/ ヽヽ ∧ ﾄ､ヽ 見ておきたいんです。あの、あの青いＶＧの
／ ＜＜ `!トl l l＼l / ／ ｌ l ヽ｀､ 操縦者！ ここにいるんでしょう？ 誰です！
／ , =-─-= ､ ｌ| ｌ l ﾄニ`ー-イ-‐ ', -─-､l. l ヽl
>'´ﾆ_-三‐三} ＼ l l.| ￣T ｀T′ ヽ | !
_/ /／ , -=ニぅヽ ヽ/ | l／￣ ￣｀丶、 l |
l // ／_厂ﾆr'⌒ヽ l ／ ヽ ｌ |
l l | /_｢,-〈 l _〉ゝ|/ , -─ …─- 、 l l l
l l｣_|__人 ヽ _lニ-ｲ. | ／ 〃 ヽ ＼ l / V
｀､`'く ＼ ＞r＝＾>/ヽ.l lj ∨ く、
＼ `ー'`ー'^ｰ '´/ ヽ、 r ､ ｢i /7 ﾉ! | ￣「
｀ ｰ---一'"｢ /＼ ヽヽ l l f l l 'ノ,∧ ｜
- 790 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:46:51 ID:b2zncdTU
-
__＿＿＿＿＿＿＿＿_
|┌──────‐┐||
| | フ ―へ／ . |..||
| | ＼ △ ﾝ､ |..|| ＜俺だよ。
| | ￣￣(,(,1wY |..|| ＜あんただって知識としては知ってるだろ？
| | ＿＿＿＿＿＿ │|| ＜ＴＹＰＥ−Ｄ（ディアブロ）。それが俺だ。
|＿＿＿＿＿＿＿_＿.||
＿_| |＿＿＿
／ └┘ ／
￣￣￣￣￣
| l | ﾄ､ ヽ ＼ ヽ ＼ //､ |､ヽ l ＼ヽ!＼ ヽ ＼ lヽ ヽ ､
| | | l ヽ ＼ ＼ ＼､ /ｲﾄ.ﾉ l ノ ｀ヽ, !ヽ＼ ', ﾊ ﾄ、!, | ＼
! l l ! ＼ ＼ ヽ｀､ ＼ ｀-‐'´ ＼ ! ヽ V/ｌ | |ノ
っ！ ディアブロ？ | !l ﾊ. | ＼ ､＼ ＼｀ヽ､_＼ し ヽ ヽ | | ! |
あの、悪魔の兵器？ ! | l |､ lﾊ l＼ ヽ｀ヽ.＼ ｀` Ｕ l､ﾊｌ l il /|
尋常のＶＧでないとは !| ヽヽﾍ ヽ＼ヽ ＼ ＼|｀ヽゝ / l |ヽ | //
思っていましたが…… ヽ ＼.l＼ l ヽ| lヽ| ,. '´ / /' l ! ! | // ／
｀ ヽ' ｀ゝ | ｀ー-､ '´ ｲ／,ﾍ. !| | | ,/ ／
_＿
_..,.,.,.､､､,.,.,_ _,／´￣｀ヽ､
,.:.´:.:.:.:,:.:.:.:.:.ヾ:.:/｀:.､ ）
,:´:.:,:.:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:;.:.:.:.:.:｀:.,
,':.:.:./:.:/:.:.:.:.:.:;i:.:.:.:.:.li:.';.:.:.;.:.:.'.,
,':.:.:.:,!:.:.!i:.:.:.:.:.,','!.:.:.:.:.|!:.:',:.:.i:.:',:.',
!:.:.l:.i:.:.iｌ:.:.:.:.///|:.:.:./ l:.:i!:.:.!i:.:.i.:!
l.:.:!:.l:.:.|ﾚ'／i/i/:|// |:.l!:./!:.:liﾉ
'i;:i;;|:.:.>≧ｔｒミｲ'i/ i/メﾉｿﾉ
（｀|:.:ヾ辻.j ヽ ｲj夕ﾞｿ:.:| しかし、納得といえば納得ですね。
ゞ|:.:.i|´￣ 弋ｿﾞ/:.:.i! 私に絶望をくれた悪魔は、
/∧|!:.i| ' /l|:.:.i! 本当の本当に人外の、血も涙も持たぬ
//:.::.i:|!:l|＼ ´￣ ／ |!.:i:! 悪魔であったというわけですか。
､,,,_/∨/',|!:|!＝==､- :i.､ l!.:!i
`ニ二升;',;|!;;;;;;;;;;;;｀i 「::レv;.|!/_,,.､-ｰ-､､,,_
::::::::::::',:::::/:入;;;ヘ;;;;;;(C;;/::|l;i/:::::::::::::::＼＼::｀ヽ
:::::::':,:::::∨::（ _）ヾニ二ソ＜ﾉ( :)::::::::::::::::::::＼＼::::＼
- 791 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:47:36 ID:b2zncdTU
-
__,,--ﾍ＼"~￣￣~~"''-,,__
,,-'' ,,-'' "~￣ ￣"-,, ''-,,
／ ／ lﾍ ／/ /／.X . ＼ ＼
< / ﾍ"--,＼/l!|/i!l／,--"/ ﾍ >
聞き捨てならねーです！ ＼ l l＼＿／ ＼＿／l l ／
エヴァは悪魔なんかじゃねーです！ / ﾍ,,_ゝ"" ＿＿＿ ""ノ:_,,/ ﾍ
撤回しやがれですぅ！ / 〈 .l l.vvvvvvl l .〉 ﾍ
/ ／〈 .〉ﾍ,,_l::::::::/ l:::::l_,,/〈 .〉＼ ﾍ
/ ./ 〈 .〉 .l .l::::::〈 〈::::l .l .〈 .〉 ﾍ. ﾍ
. /￣/ / /___〈__〉 l l.^^^^^^^^l l 〈__〉___ﾍ ﾍ ﾍ￣ﾍ
l,,__/ / ／∞.l／ ﾍ ￣￣￣ / ＼l.∞＼ ﾍ ﾍ__,,l
＼/ 〈.━ ／ l ﾍ,,_ 戉/ l ＼ ━.〉 ﾍ ／
/.＼.l＿/ / ￣￣ . ﾍ ﾍ＿l =／
_-─―─- ､._
,-"´ ＼
/ ヽ
/ ＿／::::::＼_ヽ
| :::::::::::::: ヽ
l u （ ●)::::::::::( ●) （……翠星石を何度も護り、ヤドリの村人たちを救った
` ､ （__人_） / 英雄・エヴァも、こいつにとっては愛する人を殺した悪魔かお。
`ｰ,､_ ／ やる夫にとっての悪魔も、誰かにとっては……
／ `''ｰ─‐─''"´＼ いや、やる夫自身だって……でも……）
／ ヽ
／ , , ' ヽ
/ / / / / , / ヽ !
〃/ / ! l / ! ! ヽ | !
│ ! ! │ { ! | ヽ ! ! ! |
! /{ {. ﾄ｀ ト､ |ヽ !＼ ,ム‐ﾊ| } l
ﾚ ! iヽ !,,====ﾐ､＼l ,,====ﾐ ! l l !
ところで、そろそろこの重大そうな用件の ヽ |.-ヽ!'<fえヶ.ll, - ､ll ｲkか>l ,!､ ﾊl
本題に入ってもらいたいのだけど。 /, ﾆヽﾄ ゞ-' ノ ヽ ゞ-' ,' / ﾉﾘ
後藤師団長に信頼されている、 ,'/ﾆヾ 人 ｀_ / /ﾘ´
優秀なカイオン兵さん？ { /ﾆヽ ヽへ ィ ﾊl
ヽ、ヽ } | ＞ _ , ィ´/ノ-､
_,' ﾚ′_,-‐l ／ ヽ
__/ | /､‐'/ ／ , ' ＼
/ ─ ' } /へ、 ／ ＼
- 792 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:48:34 ID:b2zncdTU
-
' , / / ',| l |. l l l | ､ ヽ. | | |ﾉ | ,
l. | | | l/| | │| ゝ. ﾄ ヾ. ヾ､ ／ , | | ,.|イ
|, | '.! | |! l | | | ＼ | ヽ ､＼ _iィゝ Y l. │ |ﾉ! }
ﾞ | ヽlゝ._ | ゝヽ._| __ ｨ ､,ゝ_!-‐＼!" ＼! ゝ| | ! |メイ
ゝ ﾊ | ヾl` !￣ヽl ヾ ヽ ＼ | l | ﾚ j
＼! ＼! - _＿_ _, ノ │' l |ノ
|` 'ﾍ ､ ,_ " ` ー‐ '" | i. | }
失礼しました。では、 | |∧ ヾ 二.ノ'´ | |/
本題に入りましょう。 | | ,. | |
. | ! ∧ ﾉ | , |
│ ヽ ＿ ,./| │ ,ﾘ
! i l !::|ゝ l/＿_） ｨ 三j ! | ,__
i ヾ :|三;_ゝ , ' |三' ,ｲ ' /三ヽ
ヾ ＼ :::|三三三＞ ､ .／ |≡! | /;:三三＼
ゝ !::::|三三三ノ| ` ´ |::: | | /三三三三ヽ
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ﾉ（ ,ﾘ|} |. }
. {. |,.へ⌒ .:ヽ '/ ,ﾍ }
ﾚ-､{ ゞミ≡=ｧﾉj!}＝夭''´K やる夫も翠星石も、大人しくしてろ。
!∩|.} ﾞﾞ匈ﾞ` ...:::::/''匈 / f＾| こいつは、たった一人で敵中にやってきたんだ。
ｌ（( ﾞ′｀￣'"〃 f::`￣ |l.| まずは話を聞くのがスジだ。いいな？
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ
. }.iｰi ^ r' ,' ……わかったお＞
!| ヽ. ,∠ニ= / はいですぅ＞
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
- 793 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:48:58 ID:b2zncdTU
-
, ´ ＞ ´ ｀ヾ ｀ヽ.
／ ／ ヽ.ﾒﾊ
／ , ' Vﾉj
/ . i ﾄ. ヽ V !＼
ｉ i il lｌ i i ヽ. __ヽ. ﾄ. Vﾄ. ヽ
| i il ilハ ,ィ化 ', ', ｌ| } } i ﾊ
後藤師団長も私も、もうこの戦争は | l li ﾄ. ｀~´ | i l l|ﾉ ,'i li jｰ'
終わらせるべきだと思っています。 く ﾘl l i| / l li〜ﾍ
伊藤大隊長や桂中隊長も、常々 ＼ - ﾘ .i|／ヽ| ん〜''
そう仰っておられました。 . ＼ _ ,. ﾍｌliリ _レ〜ﾍ
ﾙ'r‐‐く ／￣ ／´￣
_＿ __ _＿_
i´￣´ ｀＞ ､ ／´￣ ｀ヽ
ｒ─／´ ヽ､／ ｝
イ ／ ／ /´￣｀ヽ ′
く / :／ ヽ.｀＼
/∨! ＼／.:// :/ :! ヽ ヾ :|
ヽ ﾄヽ／ :// :/ :/ .i :|.:| ヽ i ﾄ､|
/ﾍ!∨ :ﾚ′ / ／ :/:/! /|.:| ./ .i | ! ﾘ
ヽ__ﾚ′ | ＞メ＜,,._／ノ/ / l :|/ ／! iﾘ
／ !／ヤ⌒メ＼.:/ / / /メノﾉﾍ:/ ですが後藤師団長の調査によると、
／// / / ｛らc:j ヽ／ /イﾊ;jゝﾍハ 麻呂総帥を筆頭とする戦争継続派が、
／ // /イ :/ `＝'′ {;ｿ ｲ:ヽ.:|、 連合軍との和平会談を叩くべく、
// / !::に} 〉 /:| :|ﾍ 動き出したようなのです。
|ﾘ :/ |｜ |:＼ _＿ / | :| :ﾄ、
| :/ :ﾚ′| ＼ ´ ／ /| ハl :｝
__＿__.ﾚ′ __.|_＿＿＞._ _ _／ ／ ハ :/ ﾘ.ﾉ
´:::::::::::::::｀≧x､、_,|!:::::::::::::::::::::::::| |::::|ｌ / :／ _＿
- 794 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:49:36 ID:b2zncdTU
-
/
!
!' '､
ｌ ilﾞ .ｊノい八 ｉ ,／´ﾞ''- l i ｌ,
？ 麻呂総帥はカイオンのトップでしょう。 | i,..へ ,,, ノ八 （ （ Уハ乂 ／八 ノ .l/ .ｌ
継続「派」ということは賛同者もちゃんといる。 ヽ ﾄ、 |.ｌ. |.! 二＝-- ｿ| ﾒ ｌ,lﾞl,i∨--＝У乂 li | ,iし
ならば、叩くなんてことをせず、和平会談 ＿_乂ｌ＼ 从リ !＿＿l″ ｌ ｌ.l , ,l| /三
自体を最初から認めなければ済むことでは？ 三三三 lリ |! |──| 从'i.!l/三三/
三三 / ,、.|ヽ ./ l ヽ / ll_三三ｌ
二=i‐'}ﾞ /:!._| ｀'ｰ ＿＿_イ l ヽ,,＿__,, -'゛ .|､ ｀ﾞ''''I.'
三三! り !! ｌ ;；∵∴' ゝ∩ ｌ ∩ ノ ∴';；∵;； / ! l
三三! l .ヽ、 'ﾄ＿＿＿_il ′ _／ .| !
三三| .| .｀ヽ,, ｀ 二二 ´ ,ｨﾝ‐'"│ │ |
三三! ,! ! .｀ﾞﾞ“'-..,, ._..-'" . ! .,! 、 l
＿ ＿＿＿
rァ二-‐ー‐‐- ._ //￣￣￣ヽ
rア´ /' ヽ、
rｿ ／／ ゝ、
人 // / / ／／ i i ヽ
〉i // / / / / ! i i | i i |
〈i ﾚ | /ﾚハメ、 /| /ﾊ/ l | i i 後藤師団長が言うには、連合・カイオン
∧ M/fT〒z ﾚ ﾚﾅ__ﾒ i //i | | 双方の和平推進派を纏めて葬ることと、
丶〉 ! |ヽヒｿ f´jﾗ/ i /!/ | ! 今後の和平論発生を完全に封じる
／￣∧ | ! ，｀´ / //ﾚ' ﾚ' つもりなのだろう、とのことです。
_,. -‐ ￣ ／ /ヽ | iヽ ‐- ／ﾚｲ
∠ __ ´ ／／ / rL| | ｀r -‐ '´ ! |
〉／／ / { i |｀ー' Y | |‐- 、
- 795 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:50:10 ID:b2zncdTU
-
＿＿
／￣￣ ヽ､ _ -── - ､ _ ＿
／ ＞''´ r─ - ､ ＞-､ ヽ_
' _,, イ ￣｀ '´ ヽ-── V｀i
／ -= ヽ ＼ーイヽ ト､
r''´彡-' ＝' ヽ ＼ ヽ ノハ >
/／ ／ イ ィ i ､ ヾ.ﾍ V'´/ .V､
// / /／.ァ/ / ﾊ ﾄ .ヾ ハ V / Y ヽ
iハ /_ /彡イ./i ﾊ i ﾍ .|､ ヽ ＼ i .V 彡iイ
r−'ヽ V:/i ﾉ ハ i.l ヽハ､ ＞- -､| ヒ/ トi
総帥には子飼いの、怪しげな兵がいます。 / ｺ 人 k ヽ ｨ|−|-､ﾊ. V'´ _ =-≧､j i .iヽ / /
それを使って和平会談を潰せば、連合には ./ i_ﾉ ヽソﾍ/,ｨニﾆ,i ヽ ィiて冫ｱ .l .レ イ
カイオンの兵だ、カイオンには連合の兵だ、 | ) ／ il､´ﾊ心ﾋ 廴ノ .| ﾚ_ノ
と思わせることができます。 ∧ ,-､ i / ﾊヾ 'ー' ､､､ | |＼
ト＜ /-､ ／ | .ﾄ ﾉ | i ∧:::::＼
i::::::::::ヽK>イi i | ＼ _ ＿ ﾉ l ./i:::ヾ:::::::ヽ
ト:::;;;;;:::::::::イ .l l | ＞ ､ ／ | .| ∧:人ヽ::::::}
ﾉ::::::::::=-:::/i ハ Ai￣￣ ヽ ＞ _／_＿.l .i/ ハ::::トーイ
./::::::::::::::::::/ ｒ-''｀V ヽ::::::::ヽヾ:::'-├,￣─-┤ /i il ヽ:::＼
{::::::::::::::::::/:i::::::ヾ ＼::::::::::::::::￣￣ﾉ/| |:::::::::::| ｲ::::| |入 ＼:::ヽ
/ ヽ ＼ ＼
,' / / l ＼ ヽ
! / / / ,' | l ﾊ ﾍ､ヽ､_,
| ! l ｌ / / ,ｲ ! i ! l ヽ ',｀￣
l | l ｌ ,/ 〃 ,/ /│ l j l│ ! l
ノ | ! │ | /_／/ ／/ / ,' ∧ / | / j ｌ│
ﾉ l ｧ| |尢/‐=乞t/ ／ /∠ﾆ｢厂! / ,/ / ﾘ
ｲ 八{´ｌ !ﾚ<f{矛:下 'ヽ ＿〃ｲ孑代勹 ｲ } /
Vﾊ |{ r';;_zj f} ⌒{! r';;zﾘ /}, '/／ ふうん。そうやって双方の軍・民に疑念を植え付け、
ヽ ', | ` ー―‐‐ ' ､ `ー-- ﾁ' / 連合とカイオンの間に修復できない溝を刻む、と。
`ﾍ lヽ _ 厶 ./ 戦争を継続させる目的からすれば、
', {.代ﾄ､ , イ | / なるほど見事な策。
＼_'i| ＞ ､ _ , イ/ V ｌ./
／ ヽj {｀ヽ ′
_ ／ ｢´ ヽ} ＼
_, -‐ ´ l‐--‐､ ＿ -‐ | ` ｰ- ､
＜＼＼ ヽ '´￣ ___ ｀ヽl| / /ヽ
- 796 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/20(水) 21:50:46 ID:q9mdKKQY
- 血と涙を失ったのは、やらない夫のせいじゃないけどな
- 797 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:50:50 ID:b2zncdTU
-
総帥子飼いの兵について、詳しいことはわかっていません。
ただ、その兵と思われるＶＧが、カイオンとセキレイのほぼ中間にある
山中の古い施設に向かったことは確認されています。
＿＿ __,,...ノ⌒`ー＝=-- ..,,_＿
─=≡＿三≡ニ二三 三 三二 ニ≡人＿＿ ＿＿f≡二ー'二⌒ヽ
｀~^^''ー--＝=≡三三≡‐'''""￣ ￣￣ ￣`''(三三ノ⌒ヾ≡三ｿ
＿＿ ＿＿＿＿＿
,イ´ヾ､: :￣`ー-、 /_ _ `ー┬- ､
＿/ |: : 〉､ : : : :＼,........,／: : ｀ヽ |! ＼ _,,..
_,,.. -‐──- ..,,_ /|! l |: :/ : ＼ : : : i: : : :|: : : : :ﾄ､ ∧,,..-‐''":.::.::
_,,..-'":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀'''ｰ┤.! i. : : : : : : : : | : : :l!: : : : / ＼ / iﾄ､:.:.:.:.:.:.::..:
,,.‐''":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ ＼ .l: : : : / : 丶: : |:l : : |: : : / ヾ;;＼:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._｣ | |!: : ／/_: : : 〉: : |:|: :! |: : 〃 l! 〈 |_;;;;;;＼:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._l ヽ .l! . |!､ : : :| : : 〃 : :|: :|:! | : ／.{ : lヾ、 ヾ､;;;;;＼
:.:.:.:.:.:.:.:.,i!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ ノ .ヾ＼: : : :∧: : |: :|:! |／ 、 / ＼ ,! ､＿∧;;;;;;;
:.:.:.:.:.:.:.彡ミ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,〈 ／ l ､ ` ､:／ l: : |: ｎ.〃 ヾ ,ゝ ＼ } ヾ;;;;
:.:.:.:.:.彡三ミ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／/ ／ _!.从 `┬‐ 、: : : |: l !|L ＿ｿ 《 从 ＼
:.:.:.:.彡三三ミ.:.:.:.:.:.:.., 、:／;;;,i! ,..､ / .彡ミ. !| 从 : :.|: l〃 ＼ , 、 ,i! ,､ 彡ミ.
:.:.:.:.彡三三ミミ:.:.:..彡ミ´;;;;;彡ミ 彡ミ 从 .彡ミミ ,､ ,!::::::ヾ,,,,l／ .}.彡ミ 彡ミ 彡ミ 从 .彡ミミ ,､
.:.:.彡彡三三ミミ:.:.彡::ミ;;;;;彡::ミ, 三 彡ﾐ 彡,il､ミ 彡ミ {!:::::::::l! ,､ .彡::ミ 彡::ミ, 三 彡ﾐ 彡,il､ミ 彡ミ
:.:.彡彡三三ﾐミミ:.彡三ミl彡三ミ ::: 彡::ミ .彡ミ 彡::ミ ゞ;;;;:ｿ .彡ミ 彡三ミ 彡三ミ ::: 彡::ミ .彡ミ 彡::::ミ
彡彡三三三ミミﾐ. |li|.从从|li|W |i|.. |i| 彡三ミ. |i| 从 |il| 从彡::ミ.,.,,.,.W |li|.从从|li| |i| |i| 彡三ミ., |i|
.: .ﾐ彡:.:.|!|l| ミ彡w､w|w,, .,, |li|., ..w,,...,|,r':":ゞ:ﾐヾ,....,,.Ww,,,...Ww..从从从 ､ w|w,, 从, |li|从从 .,|r':":ゞ:ﾐヾ,....,,..Ww
: :从从.,|! f''≡ｰ‐-、 r''ﾞゞ彡ミヾゞ ..., ゞミヾ彡ｿ....,.,., .............,,,, ...,.,.,., ゞミヾ彡ｿ.
ww,,,..... | 《:彡:三:ミ:Y＾彡巛ヾミミ》 """" ,,,,....,.,..,,, .,,,,,,,､Ww.,, www,,,....... ....,., ,,,,....,.,..
ノ,! ゞw､ww,,.W,,,,,,...Ww,,,.ww､ww,,.,,,, ,....,,.ww,,,...w ＿＿＿＿＿ ＿＿＿_
..,.,.,.,.,..... www,,,....... ＿＿＿＿_,,,...--─''''""´￣: : : : : : : : : : : : ￣￣￣￣￣: : : : : : : :
──---- ....,,,,,,＿＿_,,.. --──''''""´￣: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 〜: : :〜 : : : : : : : : : : : : : : : :
その施設が何であるかは不明ですが、和平会談はここセキレイで行われる予定になっています。
もちろん、両軍のＶＧによる厳重な警戒の下で。となるとそれを破壊する、荷電粒子砲のような
兵器が隠されているのでは、と後藤師団長は推測されています。
- 798 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:51:23 ID:b2zncdTU
-
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ,ﾘ|} |. }
. {. | ′ | }
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ<
!∩|.}. '__＿ﾞ` ./'_＿` f＾|
ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣' |l.| その陰謀を阻止する為に、俺たちと共に戦えって
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ ことか。和平会談の妨害者を、連合とカイオンが
. }.iｰi ^ r' , 手を組んで倒したとなれば、そりゃあ和平推進論は
!| ヽ. ｰ=＝=- / 大盛り上がりだ。もう絶対に止まらないだろうな。
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
,. -ｰ冖'⌒'ｰ-､
,ノ ＼
/ ,r‐へへく⌒'¬､ ヽ
{ノ へ.._、 ,,／~` 〉 ｝
確かに。今度こそ本当にトドメのトドメ、 ／プ￣`y'¨Y´￣ヽ―}j=く
戦争は終結するでしょう。しかし、 ノ /レ'>-〈＿ｭ`ー‐' ﾘ,ｲ}
世論をそういう風に持っていく為には…… / _勺 ｲ;；∵r;==､､∴'∵; シ
,/ └' ノ ＼ こ¨｀ ノ{ー--､____
人＿_/ー┬ 个-､＿_,,.. ‐'´ 〃`ァーｧー＼
. / |／ |::::::|､ 〃 /:::::/ ヽ
/ ｜ |::::::|＼､_________／' /:::::/〃
,. ´￣￣￣｀ ､＿
／ ／ ＼
/ / / ヽ ヽ
/ / / / / ヽ ヽ ､ '. ﾊ
/ / / / /ﾄ､ i | i i | !
/,ｲi | ! | ! ヽ ＼ ﾄ、 | i ! ! ＼
〃 || 「「＞＜ヽ|＼| ＼!_＞v1ﾊｲ ト-ヽ
／ !ﾄ､ﾄ､!￣￣｀ヽ f'〃 fr示 ! i ! その「妨害者」がカイオンの手の者である
〃ﾄr 斗 // |-､ ! r' ,ｲ rY 从 という事実に対し、絶対秘密が絶対条件。
/ レﾍ|ヽ ＿_,.ノ ; ヽ __￣_ jイノ〃 狂信的テロとか兵器商人とかいうことに
V ﾄ､ _ 乂 /レ' しないとだめ。
ヽ! ＞ _ _,. イ!/ /
ヽレ'´ j 「メ、
_,. ':.:.:.:.:r- ､ -‐〉:.:.:.ヽ
r'「!:.:.:.:.:.:.:.:.:.L- ―--!:.:.:.:.:.:.:.＼
∧:.!:!:.:.:.:.:.:.:.:.ヒ二二ニ」:.:.:.:.:.:.:.:.//>､
| :.!|:.:.:.:.:.:.:.:| !:.:.:.:.:.:.:/// ヽ
|__∧ !:.:.:.:.:.:.:.| ,':.:.:.:.:./// ￣ |
- 799 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:52:46 ID:b2zncdTU
-
(⌒ヾ｀
ゝ´ ,）)
(（ ⌒ゝ lij
ｰ" ミ ＿＿＿
ノ(_ ＼
／"＼,, ､／"｀` ＼
自分たちで戦争を始めておいて、 ／ （ ●）´｀（● ） ＼
尻拭いに手を貸せってことかお？ | '" （__人__） "' |
それで、身内の恥は秘密にしろと。 ＼ ` ⌒ ´ ／
まるで鋼鉄のようなツラの皮だお！ ／ ゝ ｀` ィヽ
,＞--,.--'''''''''''''''--..,,
r-',.-''"_,,,,..r''''"`'- ＼'"-'''--..,_
r'''／". / ,/" :ヽ＼ `'-.,
/r/_. / ::/ ,. / ,! i :`:.＼ `!
レ!ﾐミ--.,/ :/ ／ // ./:/! : ::'':::|
（ﾚ!`ﾐ._ミY ./ .:/.::/:/ /:/.| :: :: ::!|
f.,.|, `.,.,_! .ヒ-く..,,_/ / / .| :/::| :H!. 秘密にしろという件でしたら、大丈夫ですよ。
V'!.,V"-.| f7￣"7-,`'-/ //://:ﾉ/
ノ ﾊ, .!ﾄ-,| i N.,__Z '" ,テ,"ﾚ" どういうことだお＞
/ .//!`.'.,_'| |.| ヽヽ /7／!
.//| ＞| ::. :|.! ゝﾌ::::L 現在、後藤師団長は動かせる兵を
| |ﾚ'| !.!: ::.:|.| ―-_,.ｨ"::::|` 首都カイオンに急行させています。
| .L∠.,|ﾄ::::|j''-.,_ ,.-'" ! :: ! 麻呂総帥その人を除かない限り、また
y'.,,__ |`!:/ト.,,_!入、 ,| :| ! 同じようなことをされる可能性が高いですから。
_,,.-'"-...,,__ ﾚ/ /'ﾋ.,_`''.'''く.| :/ハ.,
- 800 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:53:08 ID:b2zncdTU
-
＿__ ＿
-‐''"´￣ ｀ ｀''ヽ=､
,.‐''"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
r（:::::::::::::::::,、_ｨ::::::::::::::::::::::::::::::::::
ゞ, ｒｒ〜ヅ ﾐ:::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾌﾊ ﾐ::::::::::::::::::::::::::::::
. l __,,. -─¬,〈::::::::::::::::::::::::::::::
〉ﾞﾞ`'''Tjフ￣ ヽ::::::,ｨ ,､ヽ:::::::
おいおい、そりゃ完全にクーデターだろ。 . / ,.‐'" }:::/ /ヽ ﾊ:::::::
後藤師団長とやら、カイオンの政権を /.. "´ ２ﾉ/ l:::::
奪い取る気かよ。 . ヽ.ﾆ,｀ __／ :l::::
. 'ｰr_‐; .ｨ l:::
〈.. /:{ ヽ
｀} ／:: ! i
丶、,､. イ:::::: !
＿ ＿＿＿
rァ二-‐ー‐‐- ._ //￣￣￣ヽ
rア´ /' ヽ、
rｿ ／／ ゝ、
人 // / / ／／ i i ヽ
〉i // / / / / ! i i | i i |
〈i ﾚ | /ﾚハメ、 /| /ﾊ/ l | i i
∧ M/fT〒z ﾚ ﾚﾅ__ﾒ i //i | | 麻呂政権は戦争継続派である。そして
丶〉 ! |ヽヒｿ f´jﾗ/ i /!/ | ! その陰謀を連合軍と手を組んで阻み、和平会談を
／￣∧ | ! ，｀´ / //ﾚ' ﾚ' 成功に導き平和をもたらしたのが後藤新政権
_,. -‐ ￣ ／ /ヽ | iヽ ‐- ／ﾚｲ である、という話を連合・カイオンの民が知れば？
∠ __ ´ ／／ / rL| | ｀r -‐ '´ ! |
〉／／ / { i |｀ー' Y | |‐- 、
- 801 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:53:40 ID:b2zncdTU
-
,. -ｰ冖'⌒'ｰ-､
,ノ ＼
/ ,r‐へへく⌒'¬､ ヽ
{ノ へ.._、 ,,／~` 〉 ｝
て、敵国民の支持までがっぽり獲得しての ／プ￣`y'¨Y´￣ヽ―}j=く
新政権樹立ですか。同時にその敵国と和平。 ノ /レ'>-〈＿ｭ`ー‐' ﾘ,ｲ}
後藤師団長というのは切れ者だとは / _勺 ｲ;；∵r;==､､∴ Ｕ シ
聞いていましたが、何とも、その。 ,/ └' ノ ＼ こ¨｀ ノ{ー--､____
人＿_/ー┬ 个-､＿_,,.. ‐'´ 〃`ァーｧー＼
. / |／ |::::::|､ 〃 /:::::/ ヽ
/ ｜ |::::::|＼､_________／' /:::::/〃
/ ,ｨ,.ｲ ／ﾘﾉﾉ l !
'ｨ /__ ' i iﾉ
{ r ､i ‐i￣ ｀iｰ'r ‐=!'ﾞ 諸君。荷電粒子砲の件では、辛い思いをさせた。
ヽl i),ﾞ ﾞｰ─' iｰ-ｲ! 師団長として、あのような命令を下したことを恥じる。
ヾi_ ' ＿_ ' /ﾞ 信じてもらえるかは疑わしいが、あの任務の真相は、
| ヽ - / 私にも知らされてはいなかったのだ……
,rｌ. _ ヽ､＿__,ｨ､
_,.. -‐, =ヽt' _ﾞ二二ﾆ'ｨﾉヽ､＿
- 802 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:54:40 ID:b2zncdTU
-
, -─ - ､
, -'´ l､ ｀ ､
／ ﾉ ヽ ヽ
冫 ノ彡,ｨ／ ヽ. l
7 l _,. l! l
ﾚ'､r l＝-､;__,r-＝､_ l,_ ﾉ
諸君はあの任務で、戦争という愚行を ヽlー─'l ー‐' ｀lﾉ /
骨の髄まで知っただろう。その元凶を断つ ', ｀ /,ノ
この任務を、私は諸君にこそ任せたいのだ。 ヽ -─- ﾉi'
lヽ､＿＿ ／ _l､
＿,r 'ﾞ|ﾆ= ､ , 一' ´ ,ﾄ ､ ＿
-‐'.´￣／;;;;;;;;|＞／ヽ二二´ﾉ;;;;;;;;;;;;ヽ｀'';;;;
;;;;;;;;;;;;<;;;;;;;;／／l :: ヽ /;;;;;;;;;;;_ - ';;;;;;;;
;;;;;;;;;;／;;;< / / ::. ヾ;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;
／: : : : : : : : : : : : :｀ヽ､
／: : : : : : : : : : : : ;.ｲﾉ＼ : ',
i: : : : : : : : : : ;. - '´ ′ │: }
|: : : : : : :/／_＿ l /
|: : : : : : :L -‐{〒ぇ>‐rfデ1 ここに、麻呂総帥から後藤師団長に出された
ヽ: : ｆ ヽ;| ￣ ト -〈 命令書がある。後藤師団長から私への手紙に
＼:! ぃ ′ ./ 添付されていたものだ。こちらで照会させたが、
`!ヽ.、 r_:三ヨ / 麻呂総帥のサインは間違いなく本物であった。
L:_| ヽ ‐ /
│ ＼ 亅
│ ＿_二二ニヱ‐ ､＿
r弋/ _ -‐ フ´ |￣ ‐- .._ ＿_
,. ‐ '"´ ￣＼=ﾆラ'´ ! ￣ ＼
_ ／ ／ / |／ ＿＿＿_」 / ヽ
／/ /. | ＼ / ',
/ 〈ヽ / | ＞ / i
/ ＼＼ L. _ │＿, -‐ ´ / |
- 803 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:55:16 ID:b2zncdTU
-
, --=ﾆﾆ､ヽ､
. ∠ -―‐--- ､ ＼＼
／ / ／ , ｀ヽ ヽ＼
// , / / ／/ /,ｲ Vﾊ ヽ
// // / // / //｜｜l ｌ！ ＼
{ﾉl ｌ| ｢Ｚﾒ/l// /ム⊥｜| | | ／
えーと、セキレイが連合軍の手に落ちるようなら、 l l |l 〈f沁 {/ / ｨ汽く l| j ,ﾘ } rく
街を全て焼き尽くしてから撤退せよ、ですか。 Ｎ八〉｀ﾞ′, ｛ﾞりﾉ//〃/ｲ |
連合軍の拠点として使えないようにする為 jﾍ、 _ " 彡'／/ |l |
ですね？ 焦土作戦とかいうもので。 / / 丶、｀ , ィ7´ rク l |
厶ｲ __｣二兀／/-|-/厂ヽ、 ｜
/ / ｌ { ´´rｸ〈 ｜ /´ 〉 ｜
ﾉ Ｌ＿＿＿_
⌒ ＼ ／ ＼
／ （○） （○）＼ そんなことされたら連合軍もカイオン軍も、
／ （__人__） ＼ 拠点とか作戦とかも関係ねーお！ 食料プラントを
| |::::::| | 破壊されたら、罪の無い大勢の人々が飢えるんだお！
＼ l;;;;;;l ／l!| !
／ `ｰ' ＼ |i
／ ヽ !l ヽi
（ 丶- 、 しＥ |そ
`ー､＿ﾉ �堯�l､Ｅ ﾉ <
ﾚY^Ｖ^ヽｌ
.l::/ l:::::|::::::::::::/!::::::| li::::::lヽ::::::l. ヽ;:::::::::::::::::l::::::::::::::::::::l::::::
|::l | ::::|::::::::-i-L;;_l .|!i:::::l ヽ::::l ヽ､__;;;;::::| :::::::::::::::::l::::
|:! .|::::::l::__;;;|_ l:::l｀ヽヽ;:::l ヾ;ﾚ‐'''ﾞﾞ´＼ :::::| ::::::::::::::::l:::::
l! .|:::／ ___ノ,ｨ'ﾄ|''=ﾐ､ ヾ! ,r-=fニﾐ;;弍;;| :::::::::::::::l~ﾞ'i
l/ ,/ﾄ､::lﾞ__ﾞヾ::ii::|ヽ ,/ .|:::illi:::ﾞii/ |:::::::::::::::j¨ﾞ l
だから、後藤師団長は /⌒ヾ､|/`fﾄ l ﾞK);j .l'⌒''h. K);;;;ｯﾘ l:::::::::::::/ .ﾉ
総帥からの命令に逆らってまで、 /‐-､ `iﾉ /'ヽ|､ ノ ヾ､ ,/ |:::::::::::/=7ﾞ
焦土作戦を実行せずに撤退した。 ./ ､. ヽ |ﾞV,_ l:::i､￣ 丶 ﾞ''ｰ-‐'' ,l::::::::::/|:;/
i 'ﾞヽ_j-' .|::::|.＼ ‐- ,,ｲ::::::::/ ,l/
ヽ ヽ jl:::::l. ヽ､ , ''ﾞ /:::::::/ﾞ｀ヽ､
ヽ､. /ヽ::::| ,,｀=ｰ '''i´ /:;/ﾚ'〉;:;:;:;:,.,＼
/ /. ヽ:| ,,r''ﾞ,.;:;:;r''ﾞ~ﾉ /ｲ /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
- 804 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:55:56 ID:b2zncdTU
-
/ ＿ノ ヽ |
| ／ﾉ .l l
'､. r.､l ─-､ ,r‐ ﾚ'
ヾi' '｀''l´￣ ﾌ'f´￣ﾘ そういうことだ。これにより、私は後藤師団長を
l'､ ￣´ l￣~l 信頼に値する人物だと確信した。そして
ヾl ' / もう一つ、後藤師団長とその同志は過去何度も、
| ヽ ￣ / 当方の元帥府に和平交渉の使者を送ったそうだ。
,. l｀ｰヽ＿＿_/.ﾄ､＿
r─‐r' |｀ｰ- =､ ノ,r',! ､￣￣
/ l｀ｰ--ノ~ヽ,´ l ヽ
/ l / ヽ＼l ヽ
＿___
, ´ ＞ ´ ｀ヾ ｀ヽ.
／ ／ ヽ.ﾒﾊ
／ , ' Vﾉj
/ . i ﾄ. ヽ V !＼
ｉ i il lｌ i i ヽ. __ヽ. ﾄ. Vﾄ. ヽ
それが、一人も帰って来ないのですよ。 | i il ilハ ,ィ化 ', ', ｌ| } } i ﾊ
殺されたのか監禁されたのか。 | l li ﾄ. ｀~´ | i l l|ﾉ ,'i li jｰ'
連合軍の元帥府に入った、 く ﾘl l i| / l li〜ﾍ
カイオンからの和平の使者が、です。 ＼ - ﾘ .i|／ヽ| ん〜''
. ＼ _ ,. ﾍｌliリ _レ〜ﾍ
ﾙ'r‐‐く ／￣ ／´￣
- 805 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:56:20 ID:b2zncdTU
-
＿＿＿_
／ u ＼
／ ＼ ／＼ え？ やる夫たち七都市連合軍は、
／ し （○） （○） ＼ 戦争を終わらせる為に戦ってるはずだお？
| ∪ （__人__） J |
＼ u ｀⌒´ ／
＿__ ＿
-‐''"´￣ ｀ ｀''ヽ=､
,.‐''"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
r（:::::::::::::::::,、_ｨ::::::::::::::::::::::::::::::::::
ゞ, ｒｒ〜ヅ ﾐ:::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾌﾊ ﾐ::::::::::::::::::::::::::::::
. l __,,. -─¬,〈::::::::::::::::::::::::::::::
〉ﾞﾞ`'''ニ二￣ ヽ::::::,ｨ ,､ヽ:::::::
あっちもこっちも、トップの考えは同じって / "" }:::/ /ヽ ﾊ:::::::
ことだ。つまり、お前がさっき言った /.. "´ ２ﾉ/ l:::::
「身内の恥」はお互い様なんだよ。 . ヽ.ﾆ,｀ __／ :l::::
. 'ｰr‐- .ｨ l:::
〈.. /:{ ヽ
｀} ／:: ! i
丶、,､. イ:::::: !
_ - ───----- ,フ
／ r: : : : : : : : : : : : : . ＼
,.-′´｀: : : : : : : : ､: :ヽ . :ヽ
/: :/: : : : : :./: . .ヽ. :ヽ: : ヽ:ヽ
/: : .l. . . . ..!./: :.l!: :l､: : l､: :ﾄ:ヽ: ﾄ. |
j:l: : :|: l: : |:l/: :/ !: ハ: .ハ孑､ﾄ. :!ヽ
/:_!: : :t: l: : !l: :./-∀‐ ﾚ ,ィﾎT､!| やる夫。貴方だって粒子砲がハリボテだった
.'´ .! l: : ﾍ!: :l:ﾄ/,夂〒｀ヽr-{ ﾋﾂｌﾉ:ﾄ ことについて、「酷すぎる」と言っていたはず。
. 〉!ﾊ: {ヽ: T-弌ﾆﾂ ﾉ ､ ーj´:/ 連合軍も上層部はそんなもの。カイオンと大差ない。
'´ ヽ!=ﾍ ﾍ ｀ ´´ - .ｲ /
ヽ:｀T - .. _ ／ ﾚ
ｊ ＼‐ - ､_!､__
/ ヽ.jヽ
- 806 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/20(水) 21:56:33 ID:q9mdKKQY
- またジャギみたいなのと戦うのか？
- 807 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:56:55 ID:b2zncdTU
-
, -―― - ､ _
∠,-‐ '´￣￣｀ヽ､｀ヽ
／.::／::./:.::.ﾊ::.＼ ヽ ＼
. /:.:./::.::./::.〃 ｙ::..ヽ ヽー｀
〃.:ﾉ ´ ,ﾂ l::/::.| |:.|
あれこれ考えててもキリがねーですよ。 |:l::.!ィノ ｀ヽ ﾉﾘ:.:.| |:.|
できない夫小隊長の遺志を継ぐ為、 ヽヽｌ ● ● ﾘ::} *{:|
遊園地にできない子ちゃんを招待する為、 |ﾍ⊃ ､_,､_,⊂⊃/:::i ! i::|
戦争を終わらせる。それじゃダメですか？ i */⌒ｌ,､ __, イァﾄ{ * }:|
}/ /{＞＜} {ｌ:: :: :| |:|
| ｌi i介i iｌヾ:: ::i * i:|
__＿＿＿＿＿＿＿＿_
|┌──────‐┐||
| | フ ―へ／ . |..||
| | ＼ △ ﾝ､ |..|| ＜俺まで誘ってくれるほど、遊園地の完成が第一
| | ￣￣(,(,1wY |..|| ＜なんだろ、お前は。ならもう、他の事は一時タナ上げ
| | ＿＿＿＿＿＿ │|| ＜して、とにかく戦争を終わらせるべきだろ。
|＿＿＿＿＿＿＿_＿.|| ＜効率的に、そして子供たちの夢的に考えて。
＿_| |＿＿＿
／ └┘ ／
／￣￣￣ ＼
／ . ＼
／ _ ノ ヽ、_ ＼
……みんなにそこまで言われて、 | （ー） （ー） . |
ダダこねるワケにもいかねーお。 ＼ （__人__） . ／
わかったお。従うお。 / ｀⌒´ ヽ
ヽ、二⌒) (⌒ニノ
- 808 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:57:32 ID:b2zncdTU
-
,r'ﾆﾆﾆﾞヽ、
（"´￣￣ヾ）） ＿＿＿
| rｰ< ﾉと)／ ノ ′＾ヽ＼
| ｀ﾌ"ﾉ / （●） （●)＼ それに、考えてみればカイオンにだって子供たちは
ヽ、 ' （ ｌ :::⌒（__人__）⌒ﾞ::l いるんだお。やる夫ランド（仮）は、その子たちも
＼ ＼| `i-┬y'´ | 全員笑顔にするのが使命！ やる夫一人が、
＼ ＼ ｀'ー' ／ いつまでも殺伐としてるわけにはいかねーお！
＼ ヽ ー─ィヽ
＿__ ＿
-‐''"´￣ ｀ ｀''ヽ=､
,.‐''"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
r（:::::::::::::::::,、_ｨ::::::::::::::::::::::::::::::::::
ゞ, ｒｒ〜ヅ ﾐ:::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾌﾊ ﾐ::::::::::::::::::::::::::::::
. l __,,. -─¬,〈::::::::::::::::::::::::::::::
〉ﾞﾞ`'''Tjフ￣ ヽ::::::,ｨ ,､ヽ:::::::
そうだな。偉いぞ、やる夫。 . / ,.‐'" }:::/ /ヽ ﾊ:::::::
/.. "´ ２ﾉ/ l:::::
. ヽ.ﾆ,｀ __／ :l::::
. 'ｰr_‐;ｧ ｨ l:::
〈.. /:{ ヽ
｀} ／:: ! i
丶、,､. イ:::::: !
.＿ ,-―― - _
, -―- '" ヽ
／/ ／ ヽヽ
´ / / ヽ ヽヽ
/ / / ｌ ｌ ヽ ヽヽ
ヽl l / ｌ ﾊ l ヽヽ
l l l l l ヽ lヽ l l
ヽ l ／ヽ /ヽ l ヽ、 l ＼/l l
〈l l ￣∨￣ ＼／ ＼/￣ l l l
l l 三三三三 三三三三 ﾄl l （遊園地に、子供たちの笑顔、ですか）
l l _ ｌ l l
l lヽ／| |:::ヽ/ l ｌ （カイオンの子供たちも、笑顔にするのが使命だと）
ｌ ｌヽ:::└ﾍ ＿ /ヽ-´:／ ｌ ｌ
ｌ ｌ ´‐-＞ヽ ＿ ／＜_'" / / （……そうですか……）
- 809 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 21:59:38 ID:b2zncdTU
-
僕たちはもともと軍人だからね。 ∧,,∧ ∧,,∧
∧ (´・ω・) (・ω・｀)
命令・任務とあらば従うよね。 ( ´・ω) Ｕ) ( つと ﾉ
｜ Ｕ ( ´・)`ｕ-ｕ'.
審議するまでもないよね。 ｕ-ｕ （l )
`ｕ-ｕ'.
:,:::::::::::: /::::／::::::／::: /::::::: !::::: |:::. |::. | i
|:::::::::: /:::/::::::／i:::::／ }:::::: ハ:::: ﾊ::: l:::: !:. |
::::::::＿!ム_∠__/;／ !:::: / l:::/ !: /i::::: /!:::: |
::::::::: |／＿ /／｀ヽ /:／ _,,ﾑ'-‐lメ‐|:::: /: |::::: !
::::::::: !,r=〒〒ﾐ==ヽ/' ,,r'==＝ヾ-､!::/l::: ﾊ:::: !
::::::::. |《 i､ﾋ''ｨﾉ ゝ-‐-《 !;;.q,ﾉ ´／ﾚ:: |:: i .l:::::/ 私たちの今の動きが敵に知られているなら、
ﾍ::::::. | ＼ ￣ ノ ﾍ_.￣ /:ノ::: /!:::l !::/ まず後藤師団長が襲われているはず。それがない
ヽﾄ､::: l ￣￣￣ ｀; ￣ ７:::::: / .i:/ / ということは、敵は妨害・戦闘を想定せず動いている。
:ハヽ:::l＼ r_ｧ ／!::::: / / ならば完全に不意討ち、勝算は充分。
::::::,-一 ｀ ､ _, ＜ |ｲ::::: / '
:::/;;;;;;;;;;;ﾉ. ｀ ‐ｒ-‐＜ 'l::: /
`|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`､;-､_;-´;;;;;;`i´ .',/
!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;へ;;};;;;;;`i;;;;;;;;;;;;;}＼
/
!
!' '､
ｌ ilﾞ .ｊノい八 ｉ ,／´ﾞ''- l i ｌ,
| i,..へ ,,, ノ八 （ （ Уハ乂 ／八 ノ .l/ .ｌ
ヽ ﾄ、 |.ｌ. |.! 二＝-- ｿ| ﾒ ｌ,lﾞl,i∨--＝У乂 li | ,iし
＿_乂ｌ＼ 从リ !＿＿l″ ｌ ｌ.l , ,l| /三
しかし、こっちの元帥がそういう方針だとすると、 三三三 lリ |! |──| 从'i.!l/三三/
この任務は連合軍の上層部にも秘密裏に 三三 / ,、.|ヽ ./ l ヽ / ll_三三ｌ
進めなければならない、ということですね。 二=i‐'}ﾞ /:!._| ｀'ｰ ＿＿_イ l ヽ,,＿__,, -'゛ .|､ ｀ﾞ''''I.'
三三! り !! ｌ ;；∵∴' ゝ∩ ｌ ∩ ノ ∴';；∵;； / ! l
三三! l .ヽ、 'ﾄ＿＿＿_il ′ _／ .| !
三三| .| .｀ヽ,, ｀ 二二 ´ ,ｨﾝ‐'"│ │ |
三三! ,! ! .｀ﾞﾞ“'-..,, ._..-'" . ! .,! 、 l
- 810 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:00:21 ID:b2zncdTU
-
/ ,ｨ,.ｲ ／ﾘﾉﾉ l !
'ｨ /__ ' i iﾉ
{ r ､i ‐i￣ ｀iｰ'r ‐=!'ﾞ
ヽl i),ﾞ ﾞｰ─' iｰ-ｲ! そうだ。諸君には横槍が入る前に、直ちに出撃してもらいたい。
ヾi_ ' ＿_ ' /ﾞ セイバー氏の『サベージ』も目的地近くに
| ヽ - / 隠してあるそうだから、そこまで送っていくように。
,rｌ. _ ヽ､＿__,ｨ､ 私は諸君に適当な任務をでっち上げ、書類を作成する。
_,.. -‐, =ヽt' _ﾞ二二ﾆ'ｨﾉヽ､＿
': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::＼ ヾ
／: : : : : : : : : : : : : : : : : :: l! : : ＼: : :: : : : :ヽ. ヾ
/: : : :/:: : : : : : : : : :: : : :l: : :ハ: : : : ヽ: : : : : : :.:l! !}
,.'.:. : : ,' : : : : :,／: : : : : : : l: :.:/:: :: : : : :.:!: : : : : : :|: !}
,' .:./: : l: : : :. / : : : : : : : : ｲ: :∧:.ヾ／: : ''! : : : : : :|. !}
|: :' : : :.l: : : :.' : : : :/: :,／ '::/ ,イ!＼: :.:.l: : : : : : :! !} ／: :
. |:.l!: : : :l: : :. ! : : :/::ﾚ' j/ ,／, =ヽ=､-､l: : : : : : !l / !}:..! : : :
|:ﾊ: : : :l: : : | ､_::／ ﾅ " !っ::::r ! ' i: : : : : :'｡ = !}:.:!: : :
l! ' . ::∧:.:.:|/_´.二_ ／ ゝ.｀´ノ ﾉ/: : : / lj ヽ. !}.:.| :
今度こそ、本当に最後の任務 ゝ: : ＼l!` f't:l ￣ /ｨ : : , ′ !}: :!,:／
ですよね？ やってやるです！ V!: :!: ﾊ ゝ' /, イ _/,.ィ:::::::::::
ゝ＼ﾄゝ ヽ _ ' f! ィ´:::::::::::::::::::::::
｀ﾊハ V ヽ ,.. ' ´:::::::::::::::::::::::::::::::::::
∧:::ヾ ゝ､ ゝ_ノ ／:::::::::__::::::__:::::::_:::::::::::::::
/_ﾊ:::::::L. ` ､ ..／::::::::::'´::::::::::::::::::::::: `ー--
{:::: `ー--ゝ ヽ!/ !}::￣ /:::::::／::::::::::::::::::::::::::::::::!::::::＼
＼::::::::::::::＼ o -!}: :／::::: , :::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::
- 811 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:01:03 ID:b2zncdTU
-
＿
´￣ _,＼__ __
∠‐- L .,.,., ＼
／ 、 ヽヽ、
// / / / i , i
i i / / i i i i ; |
ｿi、 i__ﾊi /| /__|i |
/ 〉ir┬vV ﾚr┬vV | ……そこの、遊園地の白い丸い人。
/ iﾍ`┴´ '┴´ﾘi |
i i`ｷ、 ＿_ /ｉ ,' なんつー表現だお？！＞
r〜〜.,|i ﾘ´,.r｀'i 、 イ/i /
｀ー― ｻiV∠__,.rト ｀ﾆ´-ﾚ/ / 貴方はもしかして、『ゲルダー』の操縦者ですか？
〜＝===三彡 ヽ___}:{___/ﾚヘ .,__ ＿_＿
／￣: ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／ ＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.. :.:.＼
／:.:.:.: .:.:.:.:.:.:.:.:.:,___´ ｀__, :.:.:.:.:.:.:.:.: :.:.:.:ヽ
i:.:.:.:.:. :‐-:.:.:i／ ￣o「 ￣ ＼i:.:.:-‐: .:.:.:.:./
- 812 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:01:31 ID:b2zncdTU
-
あの時、私に牙をむいていた…… あの時、私に牙をむいていた…… あの時、私に牙をむいていた……
,r'ﾆﾆﾆヾヽ、 ＼/〈 //ﾆﾆﾆヽ、
（"´￣￣ヾ）） ＿＿〉,ヘ （（/￣￣｀ﾞ`）
| 、ィ_ﾉと)' ／"＼三／"＼ (つ（_,,ｱ |!
できない夫の仇、第一小隊長！ やる夫が、 i| ｀ ｲ_／ .／(（○）)三(（○）)＼ _Y |!
ブヂごろ゛じでや゛る゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛！ .ヽ、 ' （ ／ ｀ﾞ（__人__）'" ＼ / ` /
＼ ＼l i| |! l／ ／
l|l ＼ ＼ ､i|,/⌒ヾ､|!;, ／ ／ |l
＼ ヾ `ー一'´ ｨ ／ i
ヾ、 ｀`"´ ／
ﾟ |! Ｙ ｨ |! ｡
,. ' ､/ ヾ ´ ’ ｀
ﾟ, i! `| ゜､l! i|!; ﾟ ゜ ｡
_..,.,.,.､､､,.,.,_ _,／´￣｀ヽ､
,.:.´:.:.:.:,:.:.:.:.:.ヾ:.:/｀:.､ ）
,:´:.:,:.:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:;.:.:.:.:.:｀:.,
,':.:.:./:.:/:.:.:.:.:.:;i:.:.:.:.:.li:.';.:.:.;.:.:.'.,
,':.:.:.:,!:.:.!i:.:.:.:.:.,','!.:.:.:.:.|!:.:',:.:.i:.:',:.',
!:.:.l:.i:.:.iｌ:.:.:.:.///|:.:.:./ l:.:i!:.:.!i:.:.i.:!
l.:.:!:.l:.:.|ﾚ'／i/i/:|// |:.l!:./!:.:liﾉ
'i;:i;;|:.:.>≧ｔｒミｲ'i/ i/メﾉｿﾉ
（｀|:.:ヾ辻.j ヽ ｲj夕ﾞｿ:.:| くっ、粒子砲まであと一歩だというのに、近づけない！
ゞ|:.:.i|´￣ 弋ｿﾞ/:.:.i! けれど、むしろこれは有利！
/∧|!:.i| Ｕ ' /l|:.:.i! 今、これほどの相手が、
//:.::.i:|!:l|＼ ´￣ ／ |!.:i:! 私なんかに注意を向けてくれれば、
.-ｰ-:-;-､､,,,_/∨/',|!:|!＝==､- :i.､ l!.:!i
::::::::／/⌒`ニ二升;',;|!;;;;;;;;;;;;｀i 「::レv;.|!/_,,.､-ｰ-､､,,_
あの時、私に牙をむいていた…… あの時、私に牙をむいていた…… あの時、私に牙をむいていた……
- 813 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:01:46 ID:b2zncdTU
-
＿＿
／..::::::::::::::..＼
／..:::::::::::::::::::::::::.＼
／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼ そうだお。で、なんだお？
| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
,. -‐'´..:::::::::::::::::::::...｀丶､
ﾉ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....ヽ
,. = ＝ =.丶
ヽヽ
. ´ iﾉ ￣ 、
,∠ -‐‐ ､丶
／ ＼ ＼
/ , /il . ヽ. ヽ
/ / / / // i l i i i i
i / / / / ! ! i ,ｌ i ｌ |
|l ｌ i // / /i i / / ! i ! !
从il i l ﾊ i/ il l l ./ / / / ﾊ | |
N ! i,. -+‐‐ｌﾘ i/ / /-i‐‐‐i ｌ､ ｌ |
でしたら、後部座席がありますよね？ // N ,.イ「ijl! ﾚ' ﾚ' イ「ij ﾄ、 / .!
私の『サベージ』の隠し場所まで、 // ﾊ i仆ji iｌ仆j ﾉ ｌｌ |
乗せて行って貰えませんか。 // /ハ ￣´ ｀￣ ﾘ |
// /^ｰﾍ ' /,' ,' l
ｌ,' il／￣＼ ー─‐ ／/ ,' ,'
／￣｀ヽ､il l i l| ／＼ ／,ﾘ// /
/´⌒ー-､ 从 ｌ i| ／ i｀ ー‐ ´ i // /
_____ |ﾙ ｌ l|／_____／{`ー───‐'^// /
∠´-‐‐-｀`＝ﾙﾊ!ｰ'＿___ノノ￣￣i i￣￣// /__
- 814 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:02:15 ID:b2zncdTU
-
＿＿＿
／ ＼
／ _ノ '' 'ー ＼ ？ なんでまた、
／ （●） （●） ＼ わざわざやる夫なんだお？
| （__人__） | ついさっき、殴りかかった相手だお？
＼ ｀ ⌒´ ／
__!:l__,,,,,,,_`､ヽ
_,,r<´: ヾ! : : : ￣i ,!､
,r': : : : : : : :｀: : : : : l/: :`ヽ､_,,
/: i : ; : ,f ;/l: : i: : : : : : : : : : `､:`､
/ ;i !: ;i :/ / l : :i,: : i: :i; : : `､: : :i;ヽ!,
/: ;!:i;,;il-i,_,! !_,;,il;,;,_!: :!: : : : ! ミ !: :,!
i /l: i irl'iヾ! ヽ;,;!l : :l'''iヽ: : :i : ヽ!: l
少し、貴方と話をしてみたいのですよ。 ﾚ lVi,:! l::.ﾟi ´ i::`ヽi !: : : :,ﾄ､ヽ;! :,!
ダメですか？ l: :N _,!_,! lっ::゜iヽ : : !.ヽV i'´
l⊂⊃ ゝ __,i,!: : : ;!_,,ﾑ‐'ﾄ、
＜そりゃ師団長に連れてけと言われた以上、 l : lヽ、 ｰ - i : : :.i'i´l:ヾ.:.:i.:l,
＜乗せていくのは構わないお。 ! :N ` ､ _____,,.. ,! : : :,!;! !:.:i;.:.:'.,!
V r‐┴‐‐‐,! ;i : /i''i !.:.ヾ''´
では、お願いします。 ,r‐'''''''´ヾ._;! i''ﾚ7:,ﾚヽl_.ヽ`ｰ､`ヽ
,r';ヽヽ:.:.:.:.:.:.`､':.:.:.ﾚ';.:'.:.:.:.lヾ,`.､ `).:
,／;,;,;,;,,r' >:.:.:.:.:.:.:.:`ヾ.:.:.:.:.:.:.:.:l `''’ `ｰ
- 815 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:02:46 ID:b2zncdTU
-
／: : : : : : : : : : : : :｀ヽ､
／: : : : : : : : : : : : ;.ｲﾉ＼ : ',
i: : : : : : : : : : ;. - '´ ′ │: }
|: : : : : : :/／_＿ l /
|: : : : : : :L -‐{〒ぇ>‐rfデ1 諸君！ 今回の、この件さえ片付けば、
ヽ: : ｆ ヽ;| ￣ ト -〈 必ずや和平会談を成功させて、
＼:! ぃ ′ ./ 戦争を終わらせることをここに誓おう！
`!ヽ.、 r_:三ヨ / 勝利の為ではなく平和の為に、頼んだぞ！
L:_| ヽ ‐ /
│ ＼ 亅
│ ＿_二二ニヱ‐ ､＿
r弋/ _ -‐ フ´ |￣ ‐- .._ ＿_
,. ‐ '"´ ￣＼=ﾆラ'´ ! ￣ ＼
_ ／ ／ / |／ ＿＿＿_」 / ヽ
／/ /. | ＼ / ',
〈ヽ / | ＞ / i
＼＼ L. _ │＿, -‐ ´ / |
「「「「「「「「「「了解っ！」」」」」」」」」」
- 816 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:03:00 ID:b2zncdTU
-
セキレイ ＶＧ格納庫
` , -┬- 、- ― ‐― ――― ―――‐―‐―――――――――.…..... .. ...
. ／|! || || ＼ ＿＿ ＿＿ . . . . . : : : : : :___ : :: : : : : : :: ＿ :: : : :: :: :: : ::: : : : : `
./ .|ﾚ＝¬=、 |＼ . : : : : : : : : : : :: :: ::: :: :: : : : : : :: : : : : ::: : ::: : ::: : : :
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/l/ | |＿＿＿|ﾕ.＿＿＿＿＿＿＿＿__|ﾕ.＿＿＿＿＿＿＿＿__|ﾕ_＿
ｌ/ ＿」-‐T￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
」! __ィ王 {≡ﾄ、＿＿＿＿_ _＿＿＿__.{≡}＿＿＿__ ＿＿ _＿
|| _ィ壬三_≦]. ┌┤ |＼.||＿||＿|| ||＿||＿||／||＼|l＿||＿|| ||＿||＿
||ｪ=壬|ｌ=┬‐T’ | | ｜ |_|| ＼ | ||＿||_.／＿||___l＼_||＿|| ||＿||_／
, - -――‐┴┴┴┴-..」. | | ｜ |_|| ＼ | ||___／_」|＿||___||__.＼._.|| | ／__.|
/ｌ|ﾋｌ ＼ 、 : : : : : : : : :::::: ＼||┐.」 ｜ |_||＿＿_.＼l| |／_||___||＿||___||＿||_＼. |／_||＿|
lﾚ'.|ﾖ| トｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｲ| |￣￣￣￣￣￣￣￣ ＼／ ＼／
j!!コｺｺﾆ≠IIIIIIl]]]]]￣￣]]]□＿| | : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__| ﾊ,,ﾊ,,, ,,ﾊ,,ﾊ,,,
| ||..:::| | | | | |￣￣￣￣￣| | : : : : :.:.:.:.:.:.:.::::::::::::: ::::::| _＿ __＿ ＿_ ＿__ 彡炎ﾐy'彡炎ﾐ
| ||:::::| | | | || |:::||￣~||￣~|]| | : : : : : :.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::| |＿__||＿__| |_＿_||_＿_| 彡;災ミ彡;災ミ
‐┴===‐┴ー-ニ」|__|:::]]]]]]]]]]]]]]|..| : : : : : :.:.:.:.:.::::::.:.:::::::::::::|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__|＿|ｌ|＿＿|ｌ|
. ￣ ￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣ ￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ^"" "~゛
" '' : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : : :::: ::: :: ::: ::: :: ::: ::: ::: ::
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- 817 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:03:32 ID:b2zncdTU
-
＿＿
￣ __ "'''‐、
／ -┐ >米< |
／ レ'´￣￣￣￣ ＼
/／ ／＿ ＿＿ |
| ／//////ヽ-､r≧ヽ ./
| ／／V////彡'＾V//∧}/
rﾆV|、 ｀─ '´、 |ﾄV//j 阿部。エヴァから詳しい話を聞いたぜ。
{｛ヽ ヾ ,ノ｀⌒ ﾞヾ.￣〉
＼ゝ） / _＿ ＿|V/
|川ﾊ ! '”´ __ ⌒'/|
ヾ| ＼. ￣ /
| ､. ＿＿ /
| ＼ ￣ |＿
＿ .| ＿/ｲ ｛
∧ 「| イ ア | .／┐
＿ / |/ﾊ＼/ .| /／:!／ ノ ｝￣￣
＿_
,.-''";;;;;;;;;;｀`'ヽ､
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
/;;;;､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､
,!;;;! '~ "~ `i||i" '' `ﾍ;;;!
|;;;| ヽ` u ﾐ;;;|
_ゞ;!,-;;;;;;;"ﾌﾉ ヾ`;;;ヽ ､ﾐ;ﾘ
!ﾍl;|.,,_==-､く｀ ,>ﾞ-== 、｢ヽ
あの野郎、今回の任務がどれだけ !(,ﾍ! ￣'" |ﾐ.'￣" , ﾄﾞﾘ
ケタ外れの重要機密か……まあ、 ヽﾞ､! !ﾐ ,ﾚｿ
おやっさんにならいいか。 . `| ^'='^ ﾑ'′
. ﾄ､ ､,.-‐ ､,, /|
i| ＼ ' ニ ｲ.:|
,ｲi| ﾞ､＼ ( ／ﾘ.:;ﾄ､
ノ :.:i| ﾞ､ `ｰ─''ﾞ:::;:'::::::!:::＼
- 818 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:04:07 ID:b2zncdTU
-
_,.〟-----､
,..-'" _,,.., ∧
／ ,.-'" l O、
〈 ,.-''" l __,L_______
Y' _,.-'ﾞ'"´ ,ィ､‐‐'´
∨ ,ィ''" ｀r'''―‐'Ll ヽ エヴァや翠星石、お前さんに俺、
ﾞr‐''" | ,..| | ゝ､_ﾉ 詳しくは知らねえが長門ややる夫も。
|,..、_斗''" ゝ--'" ,___{ 皆を苦しめてきたバケモノを、ようやく
| ヽ_| 、 /｀´､ ぶっ倒せそうじゃねえか。頼んだぜ。
ヽ ゝ､_ / _,.ﾞ.'-,
ゝ-l ﾞl /,.-‐'"' |
ヽ,L____ ﾞ |
L,,.--｀‐'''''"ﾞ''T'''''''''''"
ｌ' ﾞ､
_,r'´::::::::::::::::::::::::::｀'､.
{::::::::rr-‐-‐'^i::::::::::::::i.
ﾞl'´ﾞ《 __,,,ゝ:::r､:::::l
ﾄ=r;､ ﾞ"rｨｧ‐ﾘﾒ }:::::}
ああ。おやっさんの分もブチ込んで、 ﾞi`"l ￣ ｿ::::ヽ
必ず仕留めて来るぜ。 ﾞi. ゝ^ , /ヾヾヾ､
戦争ってバケモノをな。 ヽ ﾞこ´ / ヽ､
ヽ､ ／__,∠､ ｀'-､
｀ﾞｸ'ﾞ´ ｀ ﾞ'､ ヽ
- 819 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:04:22 ID:b2zncdTU
-
／￣＼ _ ＿_
_ Ｖ´ ｀ヽ、
／ ヽ. ＼ ＼
/ / ／/ / /| ｌ ヾ7ヽ、
ﾚ{ / l｜ ! l ｌ| |＿ ヽ ｝Y７、
V { 「Tナトt| |__ _￣ ｰ ｝ソヽ
貴方への憎しみは、どうしても _ノ｀ ﾌﾊTヽ | |ｰ- ニ ＝ ｝人ﾉ
捨てきれるものではありません。 ヽ ￣ ´ | |へー‐= -ﾉﾝY
が、謝罪の言葉を求めたりはしません。 }ヽ | |ｿﾉﾆ二ンｰト'
仇であることは、お互い様でしょうから。. ! ｜ |´-ニ ベｰ'_
｀ｰ┬┐ |! |ﾆ´不ヽ、＼＼＿__
ﾚ上.ニ|ﾄ､ |イ´ |_ ＼＼ ＼＿ﾌ
7/ ﾘ ｿ L_ ￣ ＼＼_／
/￣｀ ¬ ｌL ￣}_ ｀
〃
,ｲ| //
/:::il / /
/::::::l _____ ./ :/
/::::::::l__,.イ:i! ｬ´::::::::::::ヽ/
/::::::::::l::/ :l::l!=ﾆﾆヾ:::::◯::::::Y´i! ……そうだな。
|:::::::::::ノ i´::└'ゞ==E､rt‐ヾj:::::i!
|::::ｌ!::::ヽ l::::::::::::::::::::::ゝ､ヽY::::::i!
|ノ∧::::| .〉::::::::::::::::::::::::::｀ｰゝ::::｀:,--ュｧ
λ__/:::::Y､＼￣｀ヽ::::::::::::::::::::::::ノ |::|
l .K::::::::::l ＼＼__. ｀ｰ=＝7:::::〈 ノノ
ゝ| ::::::::::l.......::::::::::::::｀ｰ-イノヽ:::| i_/
| | ::::::::::l:::::::::::::::_ノ｀ー ヘ ヽ:::Y´
/＼l :::::::::l､__／´ |ヽ_:::::!
／＼ .}｀:::::::l´ ,!､ /ゝ'::::::!
ｲ r´::::ゝﾍ ::::::::i/ /_.､ ｷ:::::::::::ﾍ
／:::::::::::::∧ ::::::lr´ ﾉ:::＼ ｷ::::::::::::∧
:::::/´::｀ヽハ :::::∨´::::::::::!. ∨:::::::::::ｷ
Y:::::-ｧ:::lゝｷ::::::∨､ ::::::::ヽ､ .∨::::::::::ｷ
ヽ У::｀::::::| ｷ:::::::∨ﾔ :::::::::ヽ｀ヽ .ヽ::::::::::ｷ
-'::::::::::::/ 〈::::::::ｷヽゝ ::::::::ヽ:::ヽ _ﾔ::::::::ｷ
／｀:/ l::::::::ヽ ヽ ::::::::::ヽ:::::Y:::ヽ::::::::',
／|ヽ / i::::::::::ｷ .＼ ::::::`／:::::::ヽ::::::',
- 820 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:04:53 ID:b2zncdTU
-
厂／ , -- ヽ}} ＼}＿
fフﾞ￣／ ＼ ヽ
／ｨ' ／ ヽ. :ヽ|
,／ｲﾞ/／/ / ヽ ヽ :::ト､
// ｣1' / .// , /i |:i ヽ i. ﾄ､ ::∨
〃 〈_/ / /ｲ', / , / | | | :::l ヽ!! i:::::ﾄ､
/ ∧.ｲ / / / / / | | ﾄ､.:::| ﾘ i:::::iV
/ / ,.! .〃 / / /:l / | | |. |::::|:..} .!:::::ﾄﾄ
,' 〃/ V/' / 下lﾒ､l ./ | ,|, ィ'|::.Ⅳ i. ﾄi::::|ﾊ!
{ // /ﾊ./ 厶==ミ_ﾒ､ イ,.|==ｔド/ ,ﾊ | ﾄ､| |
l/ 〈/ .i:::liく ら!::::j:i` う!:::j::!/ ,ﾊ ﾊ:::::|
今はただ、一軍人として任務を遂行します。 j! i:::ﾊ. ヽ辷ゾ .ヾ二ｿ' /./ |. ｉ:::|
それに戦争の終結は、お互いが殺した、 〃 i::|∧ :. / / ﾊ! ,ﾊ. i::|
殺された人たちの遺志でもありますし。 / | i::|〈`ﾄ､ :i / / // |i | V|
〈 | i:::| |:::::|＼ ,.. ..、 / /,.1/ ハﾄ. ||
Ⅵ !::| |:::::| ヽ ' / /' ,}! /イ|| |.||
|| i:;ﾊ.|:::::| _,|::＞ __. イ,.ｲ､. 〃 /} ||. || |
|| !' |ﾊ:::ヽ｢`_`ー―---一''´_'ﾌ/ /_ﾉ || ハ.|
＿__ | .|／||::ヽ__〉|::::￣￣| }￣￣:::::/./二`=-―､.||
,...:::'::´:::::::::::::￣V:::::_ﾉ_r―'::ﾄ､:::::::::::| |::::::::__,,ﾉ /:::::::::ヽ二ヽ_::￣
┌───────────┐
│ ／￣￣＼ .│
│ ／ _ノ ＼ .│
│ | （ ●）（●） │ ああ、その通りだ。わだかまりを捨て、
│. | u. （__人__） .│ 協力して、戦争を終わらせる為に戦おう。
│ | ｀ ⌒´ﾉ ....│
│. | } ......│ （伊藤さんや桂さんが俺の中で生きてること、
│. ヽ } │ 教えてやりたいだろ。でもエデン計画に関わることを、
│ ヽ ノ │ 気安く喋るわけにはいかんからなあ）
│ i⌒＼ ,__(‐- ､ .│
│ l ＼ 巛ー─;＼ ...│
│ | ｀ヽ-‐ーく＿） ..│
│. | l ......│
└───────────┘
- 821 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:05:36 ID:b2zncdTU
-
＼＼ ＿ ／
＼＼ ＿ノ￣￣ﾉﾉ ＿ |r'l
ヾ'＼＿ｒ'＿_＼rrヾヽノ二￣_ﾉ' || |
〉/ ,rj _＿_ ヽ／ lノ ／ || |
`Lvヽ（l_|＿）‐'、＿|ノ＿＿,‐|| |
（俺も今は余計なことを考えず、 r '`' r _＿, ||＼L/ || |
任務に専念……ん？） / -イ l_|// 〃 [＿＿_＿|| ＼
/ ｒ/￣_ ＼_ ||r―――――＼ヽ l
l,l/ ｌ￣/￣| | | |￣￣⊆⊇⊆⊇|| |
| / | ∪ﾉ ⊆⊇ || |
| / /|ヽノ r――、＿＿＿|| |
|/ l | / lヽ＿|＿|| |
,―'￣￣| | | | | || |
,､-‐'´,､-―‐--､｀'ｰ-､_
／ ,､-‐'´ ＿＿__ ｀`'ｰ-､ヽ
/ l./,､-‐':.´: : : :l!: :｀i:`'ｰ-､_.lﾉ ＼
／ /´: : : :/: : :.:./l: : :/!: : : l: :.ヽ ＼
＼ /: :/: :./: : : ://: : / ヽ:.: :.l: : : ', ／
`,: :./: :/:ー／./: ／ -‐十:l: : : :l./
. l: :.l: : l:l'´○ /／ ○ ＼l: : :i:.l
l: :.l!: :.l:! ／ l:.l: :l:/ ……あ……あれは……
ヽ:.ﾄ､:.l:l /// /// //:／.l
. l:i` `!`､ U △ /／ .l:l
l:.l .l`' `ｰ- .,._.,. -‐.'´`/ .l:.l
l:/ヽ ヽ .,ｨ==ｭｪ==ﾐ､. l l!､l
. ／:::::::| | 《 .八. 》 l /::::＼
. ／:::::::::〈 l l ゞ="||.||ゞ=" / lﾘ:::::::::＼
／::::::::::::::::ﾉ.l l. || || l lゝ,::::::::::::＼
／:::::＼:::::::::::） l l. .|| || l l 〈::::::::::/:::::＼
〈::::::::::::::::￣::::ゝ. l l l l .ﾉ-‐'´::::::::::::ﾉ
「おーい！ 翠星石〜！ やっと会えただろ〜！」
- 822 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:09:12 ID:b2zncdTU
-
／￣￣＼
／ ＼
| |
. | |
翠星石、翠星石〜！ | ﾉ
. | }
. ヽ }
,,.. ．-‐' ＼
<" ,__,,_ ＼
ヽヾ丿 | i ヽ
ヽ＆ | | ヽ
|, ,_ i''ヽ、 )
i , -ii、^ﾞ''"
| へ i i
.| / ＼| | .
| / | | .
| / ｀--- ´
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （⌒） （⌒） ああ、会いたかった！ 会いたかっただろ！
|. .|| （__人__） 幼馴染み的に考えて！
| ﾉi .! | } 恋人的に考えて！
| し' ｀ ⌒´ﾉ そして婚約者的に考えて！
ヽ }
/￣ヽヽ ノ ,.r-､
/ ⌒＼ P{三）
/ヽ/＾y /＼ ＼/＼ﾉ
(､､J / / ヽ / /
/ / ＼___/
从从 （ /
Σ ヽ、 __へ ＼
Σ / ￣ ＼ ＼
Σ_ノ ＼､＿_ ／ ＼ ヽ
＼ 〉
/ /
/ /
/ /
＼二フ
- 823 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:09:31 ID:b2zncdTU
-
┌───────────────┐
│ ...│
│ ／￣￣＼ ..│
│ ／ ._ノ ヽ､＼ │
│ | （ ） （ ） ((● ((● │ （……な……）
│ |∪（__人__） | │
│ | | | } │
│ | | | } ....│
│ ヽ |r┬-| / ....│
│ __ヽ `ー'´ ノ__ │
└───────────────┘
ヽ､ ,-､
ヽヽ,-―､__.／ |/⌒ヽ_―
ヽヽ ∠-_ |⌒ｌ )｡=､
《､ヽ＼/ ｀()／ |／｡
｀､ー＼) ⊿／ ヾ |―-┘
（何だとおおおおオオオオ | ＼ 'ｖ,ーﾆ∋∠／ 〕
ぉぉぉぉォォォォ？！） ート､ 〕 H┴´Ｊ＼ｌ ﾉ 〈
ー>､> |~>' ＼_ リ | ∩
|｀ｌ/＾ヽ'- ~￣＿｀┘」｡｡＼
- 824 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:10:04 ID:b2zncdTU
-
. l ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ !
l. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /:.:.:.:.:.i:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',l
l i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:.,､ '" /:.:.:.:.:.:.,':.:.:/ ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
. l. l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／:.:, '" /:.:.:.:.:.:./:.:./ ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i
l l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:/:.:／ ノ /:.:.:.／ /:./ ` ─--＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.l
! l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:/／--─ '" /:.:／ /:/ __..... ヽ:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.l
. ! !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:./ _.... -─-､- /／ // ,､r‐──- .._ ＼:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:/!
l ',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:/ く i ..::::::::::ヽ ,,.''' i ...::::::::::} >＞l:.:.:,':.:.:.:.:.:.:./:.i
やらない夫……？ ｌ ',:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾘ ヽ::::::::::::/ ,,. '' ',:::::::::::::ﾉ '" l:./:.:.:.:.:.:／:.:.:',
夢じゃないですね？ ! ヽ:.:.:.:.:.:.:.:ヽ どニつ , '' どニつ'゛ ／:.:.:.:.:／/:.:.:.:.:',
本当にやらない夫ですね？ /:l ＼:.:.:.:.:.:.:.＼ ｡ ／:.:.:.:.／ /:.:.:.:.:.:.:
:.:.} i:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.＞ i ｡ ∠:.:.:.:.／ i:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:', ',:.:.:.:.`T:.＼ ｬ─ ''フ ｡ /:.:./ ;:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:' ,. ;:.:.:.:.:.:l:.:.:.l:.＼ ヽ ... '゛ ｡ イ:.:.:.; ;:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:', ',:.:.:.:.l:.:.:.l:.:.:.:.:` .._ ィ'ﾟ゛:.:l:.:.:.:.:', ,':.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:', ',:.:.:l:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＞ .._ _.. ＜:.:l:.。:.:l:.:.:.:.:::.; ;:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:' , ;:.:.l:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:／ | -- | ＼:.:.:.l:.:.:.:.:.:.; ;:.:.:.:.:.:.
(ヽ三/) ））
( i)))
／￣￣＼ ＼
／ _ノ ＼ ）
| （ ＞）（＜） 当たり前だろ！
.| ///（__人__） こんないい男が、
,.-‐─────────‐ｲ ｀ ⌒´ﾉ 他にいるわけないだろ！
／ }
. / }
. | ,人__＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
. ヽ }
ヽ ノ
⊂ヽ γ く
i !ｌ ノ ﾉ |
⊂ｃノ´| ｜
- 825 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:10:29 ID:b2zncdTU
-
やらない夫ぉ〜！ 会いたかったですぅぅ！＞
よしよし。戦場暮らしは辛かっただろ＞
┌────────────────────┐
│ ＿＿＿ .│
│ ,. -'"´ ｀¨ー 、 .....│
│ ／ ヾ ヽ、 │
│ / ,ゝ=＝=く、}; ヽゝ. .│
│ / ､_γ r,J三;ヾ ｀ヾ,ﾄ┬-、i .│
│ ,' く( {三●;= } )>● ヽ, │ （翠星石が……嬉し泣きをしている……）
│ i ゝ ゞ'丕シ ノ } ｝ ...│
│ | ｀ ＝=＝ ´,ノ｀ー-'ヽ, ..│ （やらない夫に抱きしめられて……）
│ i ￣ "'''"´ } ......│
│ ： ./ │ （今、俺の眼前で繰り広げられている光景は……）
│ i ,! .│
│ i ！ .....│ （現実……なのか……？）
│ ', { .│
│ i ! │
│ .} ! } .│
│ i ヽ、 i ,' │
│ l ヽ、 |. / │
│-､＿ / ヽ..,,_＿＿＿,,..ﾉノ .│
│::| ノ .│
│:::| ,, ｨ' ..│
└────────────────────┘
- 826 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:11:05 ID:b2zncdTU
-
＿＿＿
／ ＼
／⌒ ⌒ ＼
ふーん、アレが。 ／‐=・=‐ ‐=・=‐ ヽ
大して美形でもねーお。 | ⌒（__人__）⌒ |
ただの白くて長い奴だお。 ＼ ｀⌒ ´ ／
/ ＼
_＿
_..,.,.,.､､､,.,.,_ _,／´￣｀ヽ､
,.:.´: : : : : : : :ヾ:.:/: :｀: :.､ ）
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/: : : : : : . . . . . . . . . . . . . .: : :.:.:'.,
/:.:.／: : : /: : :/:.i: : : : : : ﾍ: :ﾍ: : :. ',
i／: : : : :/: : /: :.|: : ∧; : : ヾ: :|: : : ｝
｛:.:.／/／/／ー':|: /ー'|: : :|ヽ､|:.:.,:.:i
∨ ／| '´ - |/ - |/ﾍ|/ |:.:.:|:./ いやいや、貴方は彼の外見を
!/i:.:.:l ￣￣｀ ′ ´￣￣ |:.:.:| ｝ どうこう言えるようには見受けられません。
. 〈 .|:.:.:! |:.:.:.!ｲ __ , -―- ､
｀|:.:.:| ∪ |:.:.:l.l/.:.! __,r‐､ 心外だお！＞
!:.:.| r――┐ ,. !:.:.:!{.:.:.! /.:ﾉ.:.:〈
|:.:.:| ＼ ｀￣￣´ ,.イ |:.:.:||:.:.:.＼ ,.-ﾉ:/.:.:.:/
＿_ ﾍ;:.:!＞{::｀:ｰr:┬:r‐:´:::}＜!:.:/ >､:.:.:.Υノ :.:.:.:.:/
:::::∧:｀＼ヾ!:::/´￣＞C＜￣｀∨::|/ !{__:.!.:.:.:.!;.-'.:.:.:./
／／::::::∨♀´￣ ￣｀Y´￣ ￣｀♀∨ﾉl:.＼:.:|:.:.:.:.;.ｲ、
／:::::::::::::| 人 | ヽ:_:ヽ.:.:／丿i
:::::::::::::::::::! ／´ ｀＼ ! ￣￣ |
- 827 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/20(水) 22:11:25 ID:Fn9XiuQU
- うわー…
- 828 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:11:37 ID:b2zncdTU
-
丶､ ,ｨ",z=＝＝=､、｀丶､ ＼
,ノ／ ｀ヽ ※ヽ, 丶
く/ ,' ﾉ i, ､ 丶 l, 丶
/ / / /〉 /l ,l､ l t ※ヽ 丶
,' 7ナｧ-/,ｨi/‐ﾘ-t､l, 〉 ',ﾄ, , ｀>>
ll l,' /ﾑLﾘ// ﾉ __lL,,l下{ ※ } /, - '"
ぐすっ……それで、あの、やらない夫。 lﾊ ll 仏::::ﾄｿ '"7::::''トj､ゝ l/´l
手紙にも何度も書いたですけど、 { ゝt⊥o-' で:r<ｿ/※/ l
やらない夫にぜひ、 ソﾞ'ヘ)〃__'＿〃〃ﾘﾉ〉 ﾉ l
紹介したい人がいるです。 / ﾐy丶､`ー ' _ノｨ/※） l
Z{､, ,ｫﾘJ､_,＞-‐ ''"ｨf´ /,∩rっ l
/しunry'"/,ｨ=ﾃf＝=/'※ノr,r''"ヾろ l
/ D,ﾊ{_,ｨｼﾘ'ﾄ､ / }(7/ ヽ) l
/ ,P/(`" /{l|lﾞy'※r' (ll) t l
/ , E/Z / (ll;;l' ,ノ (ll) i ヽ l
／￣￣￣＼
／ ＼
./ ヽ
.l l ああ、わかってる。
l l 俺も「彼」にはぜひ会いたいと思っていた。
.l l 絶対、何が何でも、会わねばならないと
ヽ l 思って、ここに来た。
ヽ l
.) __,,..／
／＝＝=､_〈
／ ＼
／ ヽ
.ｉ ､ . l
.l ｉ l l
l .l l l
l l . l l
l l . l l
l .l ､ .ヽ
ヽ .l ヽ ヽ
ヾ､_＿ _＿＿ヽ＿, ')
l_￣_￣￣__ __ .ヽ_ノ
l l l l l
- 829 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:12:13 ID:b2zncdTU
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, .:クｰ-r‐'7フ┐XXXXXXXXXX>､ ＼
／／::.::.::/::/:/::.:/:｀7^ヽXXXXXXXX７ ／
,:' ,:':::/::/::/::/:/::.:/::.:/:://!（XXXXXXXﾒく
///:;:/::/::/::/::'/::/ :::/ //∧:｀くXXXXX)、 ＼
// ':/::.:/::/::/:::/::/::.::/://:ハ::.:､:::＼XXXX) >
〃 i::|::l::i::.:l::/:::/;:ｲ::.::/:/// ＞く::＼::.:ＶXXX） イ
| | |::l::|:::＜:／j/::.:/ｲ:/ '´,ヱ､)＼::ヽ∨XX }:!::|
! '.:い::,:イlうミ／ // ,ﾍ:､::j:}》ﾍ::Ｙ::ﾊXX/::ｌ::|
もちろんです！ 彼は翠星石の命の恩人、 ヽ＞く:::爪ﾉr个 ／ ﾞｰ ′/::ﾉ:/XX/::.::|::|
つまり翠星石とやらない夫の将来を ｀ }ヽ::.:` ﾞ ''′ 、 '"ｰ=彡'XX / ::.:::ｌ::|
護ってくれた人なんですから！ /:ｌ|:::|ｌ:ﾍ.'″ r ^, ,.ｲXXXX{::.::.::.:|::|
よくよくお礼を言うですよ！ /::.;'::.:ﾘ::|X> 、 ｀ ／ ﾉ XXXX）::.::.::|::|
,厶/:_::/::;'XXXX７¬‐ '´ ／XXXXX}i::.::.::.:|::|
/ ／｀ヽ)/XX, -_‐=ﾐﾉ＿r┴<XXXX７:l::.::.::.:l::|
八 '´_ ⊥7｝｛ { ,ィ::（/'⌒ヽ｀ＹXｘ/::.:|::.::.:::|::|
'::.::ヽ r､){ ヽ)／/:;ノｰ 、｀ 八X|７う､::.::.:!::|
,ｒｎ ／￣￣＼
r｢l l h. ／ ノ ヽ ＼
| ､. !j | （ ●） （●） | よう。翠星石からの手紙で、
ゝ .f, | （__人__） | 活躍ぶりは聞いてる。
| | | ｀ ⌒ ´ | お前が『エヴァンゲリオン』だな？
,｣ L_ | |
ヾー‐'| ヽ /
| じ_,,ゝ (,_
＼ ´ `ー-一´｀ヽ
＼ , |
│ | l
│ l_ |
│ |' }
＼ ー─‐一ヾ/
| ij ﾉ
| |. |
| | l
i' ,} ,ﾉ
l | /
|,＿､|,/
（ﾞ ）)
- 830 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:12:36 ID:b2zncdTU
-
, ｬ . j´ __,ｲ
,ィ´./,___／／＼. f＾
／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
あ、ああ。 ￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
そしてお前が『やらない夫』…… | /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
なのか…… /!_/ ..::::::::l
ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ,ﾘ|} |. }
. {. | ′ | }
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ<
!∩|.}. '__＿ﾞ` ./'_＿` f＾| 待て。何やらドラマチックな再会があったようだが、
ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣' |l.| やらない夫とやら。今から俺たちは、翠星石も
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ エヴァも含めて、ある任務の為に出撃するんだ。
. }.iｰi ^ r' ,' それは非常に重大なものであり、
!| ヽ. ｰ=＝=- /
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
／￣￣＼
/ ヽ､_ ＼
. （ （● ） |
翠星石を外すことはできない、と？ . （人__） |
|⌒´ |
. | |
. ヽ /
ヽ /
.> <
| |
| |
- 831 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:13:10 ID:b2zncdTU
-
＿＿＿_
／ ノ ＼＼ 待って下さいお、小隊長。荷電粒子砲の時だって、
／ （●） (●）＼ さんざん「戦闘はないが雪崩に注意」みたいな話
／ ∪ （__人__） ＼ だったのに、現実にはあの通りだったお。
| ｀ ⌒´ |
＼ /⌒)⌒)⌒) ／/⌒)⌒)⌒)
ノ | / / / (⌒) ./ / /
／´ | :::::::::::(⌒) ゝ ::::::::::/
| ｌ | ノ / ） /
ヽ ヽ_ヽ /' / ／
ヽ ＿＿ ／ / ／
＿＿_
,ノ' ´ ｀ ''ヾ、
/ ヽ
}f^'＾^了t^'＾'`'ー1 l
|L＿ ! ＿＿_ ｛ ,..、|
何が起こるかわからない、 }f'tr'i ''^'tォー` }j/i',|
むしろ万分の一の悪い奇跡が l.| ´ | ￣ vijソ.!
起こるのが実戦ってものだからな。 丶 └、 Fイ l′
', ‐--‐ ,イ ケ|
ヽ `''"´,／ ! ＾|ー、
＿,,」、'....ィ' '|. 、_
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼ 身に染みてわかってますお。だからこそ、
| ／ .ｲ '（ー） （ー） u| 今回の任務だって同じですお。
. /,'才.ﾐ). （__人__） ／ 嫌な予感はいつでもしてますお。
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
- 832 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:13:56 ID:b2zncdTU
-
＿__ ＿
-‐''"´￣ ｀ ｀''ヽ=､
,.‐''"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
r（:::::::::::::::::,、_ｨ::::::::::::::::::::::::::::::::::
ゞ, ｒｒ〜ヅ ﾐ:::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾌﾊ ﾐ::::::::::::::::::::::::::::::
. l __,,. -─¬,〈::::::::::::::::::::::::::::::
〉ﾞﾞ`'''Tjフ￣ ヽ::::::,ｨ ,､ヽ:::::::
何が言いたいんだ？ / ,.‐'" }:::/ /ヽ ﾊ:::::::
/.. "´ ２ﾉ/ l:::::
. ヽ.ﾆ,｀ __／ :l::::
. 'ｰr_‐; .ｨ l:::
〈.. /:{ ヽ
｀} ／:: ! i
丶、,､. イ:::::: !
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ､_ ＼ 翠星石を、この任務から外してあげられませんかお？
／ oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo ＼ やる夫が知る限り、この中で、強制徴兵された
| （__人__） | 女の子は翠星石だけですお。
＼ ｀ ⌒´ ／
＿＿＿_
／ ＼
翠星石は、そこの白長との再会だけを ｏ ○ o´ _ノ ヽ､_ `ｏ ○ o
支えに、今まで頑張ってきたんだお。 .。ﾟ ／ oﾟ/⌒) (（＜）)ﾟo＼ ﾟ 。
それが叶った途端に戦死、なんて | 0 / /（__人__）' 0 |
可哀想すぎますお。お願いしますお！ . ＼ / / `― ' ／
- 833 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:14:28 ID:b2zncdTU
-
＿＿
￣ __ "'''‐、
／ -┐ >米< |
／ レ'´￣￣￣￣ ＼
/／ ／＿ ＿＿ |
| ／//////ヽ-､r≧ヽ ./
| ／／V////彡'＾V//∧}/
rﾆV|、 ｀─ '´、 |ﾄV//j 俺に投票権があるなら、賛成に一票だ。
{｛ヽ ヾ ,ノ｀⌒ ﾞヾ.￣〉 前々から、こんな嬢ちゃんが戦場にいるって
＼ゝ） / _＿ ＿|V/ こと自体、納得できなかったからな。
|川ﾊ ! '”´ __ ⌒'/|
ヾ| ＼. ￣ /
| ､. ＿＿ /
| ＼ ￣ |＿
＿ .| ＿/ｲ ｛
∧ 「| イ ア | .／┐
＿ / |/ﾊ＼/ .| /／:!／ ノ ｝￣￣
,. -ｰ冖'⌒'ｰ-､
,ノ ＼
/ ,r‐へへく⌒'¬､ ヽ
{ノ へ.._、 ,,／~` 〉 ｝
／プ￣`y'¨Y´￣ヽ―}j=く
また脱走騒ぎなんか起こされる ノ /レ'>-〈＿ｭ`ー‐' ﾘ,ｲ}
ぐらいなら、最初から置いていく方が / _勺 ｲ;；∵r;==､､∴'∵; シ
マシですね。その代わり、戦争終結の ,/ └' ノ ＼ こ¨｀ ノ{ー--､____
手柄は与えられませんからそのつもりで。 人＿_/ー┬ 个-､＿_,,.. ‐'´ 〃`ァーｧー＼
. / |／ |::::::|､ 〃 /:::::/ ヽ
/ ｜ |::::::|＼､_________／' /:::::/〃
- 834 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:14:49 ID:b2zncdTU
-
∧,,∧ ∧,,∧ 僕たちは、まあ、ねえ。
∧ (´・ω・) (・ω・｀)
( ´・ω) Ｕ) ( つと ﾉ 正直、あの子が大した戦力になるとは思ってないし。
｜ Ｕ ( ´・)`ｕ-ｕ'.
ｕ-ｕ （l ) いなくても構わないよね。
`ｕ-ｕ'.
/:::/:::: /::::::::::::l::::::::|:::::::l:::::::::l:::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::i::::::
/::;ｲ::::i::::::::::::::| ::::::l|;::::::li;::::::::|､;::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::l:::::
.l::/ l:::::|::::::::::::/!::::::| li::::::lヽ::::::l. ヽ;:::::::::::::::::l::::::::::::::::::::l::::::
|::l | ::::|::::::::-i-L;;_l .|!i:::::l ヽ::::l ヽ､__;;;;::::| :::::::::::::::::l::::
|:! .|::::::l::__;;;|_ l:::l｀ヽヽ;:::l ヾ;ﾚ‐'''ﾞﾞ´＼ :::::| ::::::::::::::::l:::::
l! .|:::／ ___ノ,ｨ'ﾄ|''=ﾐ､ ヾ! ,r-=fニﾐ;;弍;;| :::::::::::::::l~ﾞ'i
l/ ,/ﾄ､::lﾞ__ﾞヾ::ii::|ヽ ,/ .|:::illi:::ﾞii/ |:::::::::::::::j¨ﾞ l
高和、どうする？ /⌒ヾ､|/`fﾄ l ﾞK);j .l'⌒''h. K);;;;ｯﾘ l:::::::::::::/ .ﾉ
私は貴方の決定に従う。 /‐-､ `iﾉ /'ヽ|､ ノ ヾ､ ,/ |:::::::::::/=7ﾞ
./ ､. ヽ |ﾞV,_ l:::i､￣ 丶 ﾞ''ｰ-‐'' ,l::::::::::/|:;/
i 'ﾞヽ_j-' .|::::|.＼ ‐- ,,ｲ::::::::/ ,l/
ヽ ヽ jl:::::l. ヽ､ , ''ﾞ /:::::::/ﾞ｀ヽ､
ヽ､. /ヽ::::| ,,｀=ｰ '''i´ /:;/ﾚ'〉;:;:;:;:,.,＼
/ /. ヽ:| ,,r''ﾞ,.;:;:;r''ﾞ~ﾉ /ｲ /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
_,,.､､､､､.,,_
／.:::::::::::::::::::..｀ヽ､
/ .:::::::::::::::::::::::::::::::. '､
| :::::::::::::::::::::::::::::::::,ﾍ{ﾂ
| ::::::::::::::::::::::::,ｨｩ ﾉ j
|::::::::::::::::::::::（ |.! ;{ 翠星石。お前はどうしたい？
.|::::::::::::::::::rﾘ`l,〉 j}ﾞ
}:::::::::::::::ﾉﾞ l /.
,xｧ''ｰ'ﾞ'` '､ /
/ ｰ｀¨`''''ー-- ､｣ﾞ'′＿
''^ｰｧ ､＿＿＿＿_ ￣ ／
`>'､, '''"´￣￣_二ヽ､
/ ／ ヽ
,' , / ﾞ､
l / __ !
l, l く,_ ､ |
- 835 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:15:22 ID:b2zncdTU
-
__ ,. 、 _, 、_
,. -‐‐‐‐-- ｧ'´＞r‐ ‐‐ ‐- へへ
,ィｱ´￣ r‐ｧ ´ ￣ ｀ヽｰ ､
〈〈 rｧ'´ ＼ﾄ、
ゝ._ , ' 、 V〉
/ , ' / ヽ i .〉
. / / / i .ｌ ハ、 、 i 〉
/ / ,' i i l .ｌ l li ヽ. ヽ ｌ | 〉
. ,' // . i,. -┼十i´| ｌ li `ｰi -- i、 l V〉
| ｌl i i | ,ィ== くＮ | ﾘ ﾉ ノ ｀ il ｌi
| ｌi l l |〈 ir' ::i | ,ィ= く il il .!
（その勇猛さを知られ、鬼のように恐れられ、 | ｌｌ i l | ヽ|t--'.| 7r':::i ﾄ、.ｌｌ ｌi |
私たちをさんざん苦しめた | ｉｌ l l ! ー‐' |t--' ﾉ 〉ｌｌ li |
阿部小隊…… 第三機甲師団…… iVｌ ｌ i i ー‐' /ｌi li |
こんな人たちだったのですか） N l ﾄ、""" ' """ / |i il |
', i ＼ _ .イ ﾘ li |
ヽ い /i ト . ,. ィ´ ＼ / .il |
. 〉、〈, へ ￣ jへ ＼ レ1lｌ ﾘ
〈_ハ/ ＼ __／ V / レﾚ'ﾚ'へ
. ハ｀￣￣｀´ ＼ / Vハ /￣レ' / / ヽ
, -―- ､
,.ィ ´ ＿＿ ｀ヽ､
. ／ ,.ィ ´ ｀ｰ-､ ｀ヽ､
. く ／ ※ ※ ｀ヽ／
`/ _, -―‐-､_ l
/:l, -‐:'´: : : : : : : : : ｀ｰ､l',
/: :l: :l:: : : : : : : : l: : : : : : l: ',
/: : :l: l: l: : : : : /:/!: : :l:l: :/:.∧ やらない夫。ごめんなさいです。
/: :ﾊ`ヽ:.l: : : ;.ィ:/-弋: l: /`７:∧
. /: : `iゝ! ヽ!'ヽ／_'_, ィ´/'´/ﾉ:l: :∧ ん？＞
/: : : :l:::::l l 《ﾉ ､》 / ./:::::::l: : ∧
/: : : : l::::::l ※l ¨ij 〉〈 ij l l:::::::::l: : :.∧ 翠星石は、行って来るです。
. /: : : : :/:::::::! ! .ij〈 ﾉ ij l※l::::::::::!: : : ∧
/: : : : :/::::::::::l l .ij.ﾉ 〉 ii ! !:::::::∧: : :.:∧
./: : : : :〈:::::::::::::l l^.＞＜ｰ! l:::::::::::∧: : : ∧
: : : : : : :ヽ::::::::::l ※l圭ヽ/圭! l::::::::::::::::〉: : : ∧
: : : : : : :./`ｰ-､! l圭圭圭/ /`､＿:;:ィ: : : : :.:∧
- 836 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:15:49 ID:b2zncdTU
-
_ -‐ ￣￣￣ ｀丶
／￣＊￣⌒ … 、 ＼
／ ∠＿ _＿ _＿ ＊ ｀ ー ､_ ヽ
｜ ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ ー 、 ヽ ヽ
∨:.:.::/:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ ＊ ＼ ＼
/.....:./:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ ＼ ＼
. /......./............/../...:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ ヽ ＼
':.:.:.:.':.:.:./:.:./:./....:.:.:.:.;. ｲ:.:.:.:.:／|:.:.:i:.:.:ヽ ＊ ｝ ヽ
ｌ:.:.:.:.|ｉ:.:.:l:.:./_/:.:.:.:.／／:.:.:.ｘ' |.....|....:.｛ { 〉
|:.:.:.:.|:l:.iﾊ/__｣:.:.／／:.:.:／_ ＼ |:.:..|........｝ ｝ ／
|i:.:.:.:|:.l:|ィ≠tド∠ - ´､__ ｀ 'ﾄ､:.!:.:.:.｛ ＊ ｛ ／
翠星石はこれから、とても大事なことを .、:.:|:.:l|１::::dj 不ミ=z､ j:.:.:,:.:.:.:.:.} }┬‐'
しに行くです。翠星石ややらない夫、 ヽ{ヽl! ￣´ |i:::::::ｄﾊ/:.:/:.:.:./:{ ｛:.:.|
そして戦友たちを苦しめた魔物を、 ｝.ﾊ."" ' ` ーイﾌ:.:/:.:.:./:.ﾉ ＊｝:.|
退治しに行くんです。 ｛ ヽ⌒ヽっ """∠:.:ｲ:.:／:.:.{ {:.:.|
！ 〈￣∠＾Y⌒ヽ .ィ:.:_／:|:.:.:.ﾉ ｝:.:|
.ノ＊/ 「/:::厂}１＼￣ |_:.:.:.:.:.|:.:｛ {:.:.:.|
ｲ 〉「{:::/:::/┐ ヽ___ V丶、l:.:.:｝ ＊｛:.:.:.:|
|::｝ く 「∨イ r‐┘ ├' ｰ｛ }:.:.:.:l
, - 'ニ二ニ丶､
／r-'´ ｀ヽ_＼
/ （, -‐ 'ー'ー ‐-､ヽ_ヽ
/ /ｨ/,/ l i,ﾊ ilヽ､ぃヽ_）丶
｀T{l l l l l l,ｨil l lﾊヽヽY}T´
lNl l l7ﾌﾉ lil|ﾘ｀`ti ﾘ,ｲl
|llトﾄｿ､__, 'ﾞ'ﾂ､__, }ツ {l それに翠星石は、その戦友たちを見捨てて、
||l〉 〈ﾄ､ ,....、 ﾟ,ｨlj〉 ﾉ| 一度逃げてしまったです。もう二度と、そんな
lﾘ( ）ﾆ≧l己l≦ﾆ( ）ll ことはできないんです。……わかって欲しいですぅ。
,'/ｲ ）〈_ｨゝ=rﾍ,_〉{ jﾄil,
///{ }ノ｀` i ﾞ´ヽ （_,ﾘヾl,
/ｲ/ {, /{ﾖ 小 Eト<XヽNi,
/ﾊヽ.（/ ﾋ-ｲ}|{ﾄﾐｿ ヾ Ylli,
ﾉ/ﾘ川N, 》｛l王l｝《 ﾊ ）lli、
ノ〃jlllYヽ/ｹll`<>"ヾ_,ｨillliiゝ川ヽ
- 837 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:16:12 ID:b2zncdTU
-
', ,. イ.::; .:.:., .:.:.::::::::::.`ゝ､
V／.::/.:.:／ .:.:l:! .:.:::::::::.`ヽ _」 _
／. .,.ｨ.:.::/ .:.:::::::.:. .l:! ､ .:.:.:::::::::.`､下 .!
/.:/ .::l:!.:./ .:.:.:.:::::::〃.:/::!::::.:.､ .:.:.:::::::.`､ /
./.:/ .::::l:|.:.:. .:.:.:.:::::::::〃.:/.:::ﾄ､::::.:.ヽ .:.:.::::::::Vヽ
/.:/ .:.:::::l:|.:.:. .:.:.:::::::::／/.:/.::::ハﾄ､.:.:::::', .:.:.:::::::!.::.',
./.:/ .:.:.::::::i:|.:.:'"´￣`>' /.:/.:::/ __ ヽ .:.l .:.:.:::::!::::::',
l:::ﾊ .:.:.:::::::ﾘ.:.:.:.:::::／ ノ.::/.:::/ ´ ￣` V:l .:.::::::j:::::::::
それはそれとして、やる夫。 |::| ',.:.:.:::::.ヽ｀,≧三ﾐ、 /:／´ ¨`___ ﾘ .:.:.:::/l.:::::::::
おめーの心遣い、おめーの気持ちは、 |::| ﾄ､.:.::::::::.Y ´¨¨¨` ,.ｨﾇ三ﾐx / .:.::/ ﾘ::::::::::
とっても嬉しいですよ。 ヽ! {i ＼.:.::Λ '''' ´"¨¨` /.:.::／ ﾘ:::::::::::
ありがたく、受け取っておくですぅ。 {i _」 _ﾊ .::ゝ ` '''' /;:イ ﾘ.::::::::::::
{i 下 j} 1.:::ﾄ､ ` -ｰ ﾉﾉ_」 _ ﾘ.:::::::::i::::
{i j}. ＼.:.:::＞.､ ノﾉ 下 ,.ｲi::::::::::|::::
{i j} ,．'´ ｀`ﾆﾆﾆ"´ﾉノ ,.ｲ:::i:l::::::::::|::::
{i jレ' -米‐ 「:に>介フノ_」_ ,..ｲ.:.:l::::l:l::::::::::|::::
＼〈 ノﾉl::,.ｨｲ.:／ 下イ .i.::::|::::l:l::::::::::|::::
｀`~~´ ｀`フ.:::／ ,．'"´ .i.::::|::::l:l::::::::::|::::
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ､_ ＼ ……翠星石……
／ /⌒) ⌒ﾟo ＼
| / /（__人__） |
＼/ / ｀ ⌒´ ／
- 838 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:16:37 ID:b2zncdTU
-
_,. -┬ ｆﾆト､
r'´ ､r | | ,.L |
| （_ノ j {. '､＼
| }‐イ-上 〉. ＼
どうやら、止められそうにないな。 | ﾉ´ /)ﾟo |
けど約束してほしいだろ。 i ｒ‐‐人__） .|
必ず、生きて帰って来ると。 ヽ .ノ ｀ ⌒´ . |
i !, ﾉ
.', ヽ、 . /
＼ . ヽ、
＼ |.i
| . | |
, ...... - ､ _
,. -'´ ｀ヽ、
_,. -ｯ'´ ,.. -‐ '.: ´.:｀ ヽ､ ヽ、
l´ ／ ,. .:'´.: .: .: .: .: .: .: .: .: '‐ ､ ﾄ､
い/／.:,.: .: .: .: .: .; .: .: .: .: .;. .:, i.:ヽ,｀',ヽ、
〉'´／.: 、.: .; .:'´.: .: .:_,フ,´.:'ﾌ!.:!.: .:i ｌ ヽ,
, ⌒丶ぐ/: .: .: .:Ｘ´.:ー＝ラフ´.:／ ,|.:l!.: .:ｌ 〉／
ﾉ 、ヽ、 .: ,.'ｯ-､ゝ ' ´, ,'ン´ ,／ ｌ/l.: .: ! l'
/ 、 ヽ ト.〈 ト'uヽ ´ ,. イーr､' l.: .: l l 言うまでもないことですぅ！
/ ヽ, V ｌ ｀ ゝ‐┘ !‐'じ'＾! 〉,!.: ; ' ! 何があっても、絶対絶対帰って来ると、
l、 ゝ､._ ｀どィ l、'''' ,､ _ ｀ ',,‐' , ':／:i、 l 約束するですよ！
ヽ、 _フ´ ,-'ヽ,ヽ、,' ￣￣ i ∠ン.: .: :lヽ、l、
｀ラぐ'＾~ ﾉ:::::ﾌ｀ゝ､ ,.! .:'.:´.: .: .: .: '､ ヽ,l
l´::::::｀'_､／::::::i i~ Fﾆ ｷ´ーｎ-､ヽ、､.: .: :'､ ゝ、
. ,.ﾉ::::::::/:.:,入_r'´r' ｒ '' ﾌﾞに > 5 l;::::｀ー:iヽ_.: .: '、'! ヽ
／/_::_;∠ン.: .: .Pく >'/ｘい ｉ i;::::::;::::::b'F-.: .: i ! ヽ
/ ／ ／.: .: .: .: .:L､'-､ﾉ´K´,l 'i 〉3ぐ !:::::l.: .: .: .: :l, ゝ, ヽ
/ /.: .: .: .: .:.: .: .: .｀^､) ＜, ,ﾞ- -´£｀-|:::::ト､: .: .: .:） i 丶
r ｒ: .: .: .: :: .: .: .:／〉､ ,､ ~ﾞ´~(､ ｀´〉L､:::ｌ: .: .: .:ヽ､ ヽ 丶
| ｒ´ .: .: .: :: .: ／／::::::ヾ／:::＼／＼ ﾍ､:::::::） .: .: .: :: :） ｌ ヽ
.〈 / .: .: .: :: ／::ｒ´::::::::::::::丶::::::::ノ::::::::ヽ:::::ヽ´ .: .: .: :: : ヽ i ｌ
ｌ 〉 .: .: .:／:::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉:::::::＼ .: .: .: :: ﾉ （ |
､l ,ｌ .: .:〉､::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::::::::／::::::::::::::::＼ .: .: .:ゝ ｀L !
- 839 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:17:01 ID:b2zncdTU
-
／￣￣￣＼
／ ＼
/ﾉ ヽ､_ ヽ
（ ●）（ ●） |
ああ。絶対に、 | { .! ) |.
生きて帰って来てくれ。 |. ¨´ ｀¨´ l.
約束だぞ。 . | /.
| /
＼__ （
_）_ =＝＝＼
／ ＼
/ ヽ
| , i
| | l.|
| l | |
| |. |. l
l | |.│
/ ﾉ | |
/ / l /
（ヽ､__,/＿＿__ _＿,У
ヽ_ｨ __ __￣￣_￣_,|
釗 釗 釗 j l |
┌─────────────┐
│ │
│ ／￣￣＼ ....│
│ ／ u ノ ＼ .....│
│ | .u （ ●） | │ （え？ 俺を見てる？ 俺に言ってる？）
│. | （__人_） ....│
│ | ｀ ⌒ﾉ .│ （何だ何だ何なんだ、何だっていうんだこいつは？）
│ | } .│
│ ヽ u } .....│
│ ヽ ノ ...│
│ ノ ＼ │
│ ／´ ヽ ......│
└─────────────┘
- 840 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:17:20 ID:b2zncdTU
-
＿＿＿_
, ヘｰ‐- ､ ／ヽ ／ ＼
翠星石は無事に帰って来るお！ -‐ノ .ヘー‐-ｨ ／（●.） （● ）ヽ
何があっても、やる夫が護るから ''"/／ヽｰ､ ﾉ .／:::⌒（__人__）⌒::::::ヽ
大丈夫だお！ /／＾＼ ヾ-､.| |r┬-| |
,ノ ヽ,_ ヽノヽ_)＼ `ー'´ ／
/ <＾_,.ｲ `r‐'ﾞ ::::ヽー‐-..､ ,..-‐|、
＼＿＿_,／| ! ::::::l、:.:.:.:.:.ヽ /:.:.:.:.| ＼
,..-一ｰ''ﾞﾞ￣~ﾞ'''ｰ- ..、
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;. ＼
.,i";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.;;;ヽ
.|丶;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.!
l丶;;;;;;;/!ﾏﾀﾞﾞ'''!ﾞ'V┐;;;ii―=i,xri-､;;ヽ
|;;;;;;;;;;;,! ﾞﾞ.!;lﾘ .!;;; !
|;;;;;;;;;│ !′ .!;;.l'
.ｌ;; ∴/ｨ,ﾆ'';;;;;;;;,y． .uｪ;;ijﾆﾆﾆ以
］/'.ｌ.| 'ﾞ.ｌ,,ﾉ゛ ." l ﾉ" .l､.! 話がまとまったところで、そろそろ出るぞ。
,!ﾞ .川 ｀ﾞﾞﾞ'ｰ .!‘''￣´ .l l 敵が何をしようとしているのか不明瞭なんだ、
ヽ ゝ | !.|lﾞ のんびりとはしていられないからな。
.'Ｌヽ , lﾞ/
ｌ'ｧ.ｌ ｀..'" .|’
.ﾘ ヽ .ｰ=＝=- /
/'ﾞi .ヽ ......． .,┤
/゛ .i′ ＼ / ; |｀'､
._..-''ｱ ll ｌ .＼、 ." .,／;;;;;;;;l.ｌ ＼
｀ .. lﾞ .!| ..ｌ .｀ﾞﾞ´ ;.,;;;;;;;| ! .ﾞぐ- ..,,_
- 841 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:17:43 ID:b2zncdTU
-
＿__ ＿
-‐''"´￣ ｀ ｀''ヽ=､
,.‐''"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
r（:::::::::::::::::,、_ｨ::::::::::::::::::::::::::::::::::
ゞ, ｒｒ〜ヅ ﾐ:::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾌﾊ ﾐ::::::::::::::::::::::::::::::
. l __,,. -─¬,〈::::::::::::::::::::::::::::::
〉ﾞﾞ`'''Tjフ￣ ヽ::::::,ｨ ,､ヽ:::::::
いいか。今度こそ本当に、俺たちの . / ,.‐'" }:::/ /ヽ ﾊ:::::::
最後の任務、最後の戦いにするんだ！ /.. "´ ２ﾉ/ l:::::
全員、気合いを入れていけよ！ . ヽ.ﾆ,｀ __／ :l::::
. 'ｰr_‐;ｧ ｨ l:::
〈.. /:{ ヽ
｀} ／:: ! i
丶、,､. イ:::::: !
. .ﾍ.
.ﾍ. . ,_ ,／V . .ﾍ.
,_ ,／V ,-―､___/yt,.ﾍ _/ . ,_ ,／V
,-―､___/yt,.ﾍ _/ !ﾛi ∠．.~Ｙ,／/ ,-―､___/yt,.ﾍ _/
!ﾛi ∠．.~Ｙ,／/ _______. ^'二ゝ∴yｱ|l,ノ/. ／＿__________ !ﾛi ∠．.~Ｙ,／/
_______. ^'二ゝ∴yｱ|l,ノ/. ／＿__________/i*! i*/~..ヾ､ﾉ!,,,（(¶)ソ/／/Ei/i*i. i*i _______. ^'二ゝ∴yｱ|l,ノ/. ／＿__________
/i*! i*/~..ヾ､ﾉ!,,,（(¶)ソ/／/Ei/i*i. i*i∧ﾍ￣￣l !√/了/√~~⊿丶| ￣￣/i*! i*/~..ヾ､ﾉ!,,,（(¶)ソ/／/Ei/i*i. i*i∧＼
ﾍ￣￣l !√/了/√~~⊿丶| ￣￣￣/|√￣ ∠三^二ヘ￣［０]］F￣￣了ﾍ￣￣l !√/了/√~~⊿丶| ￣￣￣/.../
|√￣ ∠三^二ヘ￣［０]］F￣￣了了＝|l､ 了◇￣￣ヾ,∠__/┤ ┓.| |√￣ ∠三^二ヘ￣［０]］F￣￣了了＝ﾍ
|l､ 了◇￣￣ヾ,∠__/┤ ┓.| | ∴ﾍi____I!'l~ﾛ~~^t ﾉ￣|| l|ｔ. ▲┃| ./ |l､ 了◇￣￣ヾ,∠__/┤ ┓.| | ∴∴|
ﾍi____I!'l~ﾛ~~^t ﾉ￣|| l|ｔ. ▲┃| ./ﾍ､iiコ‘i二∧li i '!' | || |ﾍ二二~ノ ﾍi____I!'l~ﾛ~~^t ﾉ￣|| l|ｔ. ▲┃| ./ﾍ､iiコ |
‘i二∧li i '!' | || |ﾍ二二~ノ┌三 i^'┬┐ ! ! !. |iiコ| Ｌﾑ~~".i-=‐"‘i二∧li i '!' | || |ﾍ二二~ノ┌三￣
i^'┬┐ ! ! !. |iiコ| Ｌﾑ~~".i-=‐" ^‐,┴┤. .t_ ___├-三~^[" !_：_＿i^'┬┐ ! ! !. |iiコ| Ｌﾑ~~".i-=‐" ^!
‐,┴┤. .t_ ___├-三~^[" !_：_＿_ ,_止'`_,､ | ｿ,ワ、~^^''''ﾍ .___ .(ソ､‐,┴┤. .t_ ___├-三~^[" !_：_＿_ﾉ,＿_,＿_
「「「「「「「おおおおぉぉぉぉっ！」」」」」」」
- 842 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:18:04 ID:b2zncdTU
-
┌───────────┐
│ ／￣￣＼ .│
│ ／ _ノ ＼ .│
│ | （ ○）（○） │
│. | u. （__人__） .│ ……………………
│ | ｀ ⌒´ﾉ ....│ ……………………
│. | } ......│
│. ヽ } │
│ ヽ ノ │
│ i⌒＼ ,__(‐- ､ .│
│ l ＼ 巛ー─;＼ ...│
│ | ｀ヽ-‐ーく＿） ..│
│. | l ......│
└───────────┘
／￣￣＼
/ ヽ､_ ＼
. （ （● ） |
. （人__） |
|⌒´ |
. | |
. ヽ /
ヽ /
.> <
| |
| |
【つづく】
- 843 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:18:28 ID:b2zncdTU
-
○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★
次回予告
:::::::::::/_:::::::::::::::::::::/､_
::::::::::/ ｀ヽヽ:::::::::/_ /｀ｰ､‐´｀二ヽ
::::::::＼ ヽ＼::::::::ヽ､___y´ 》.》 ｀｀
＼ヽ:::::::::::ゝ,_( ｀ヽﾔ、::iヽ. ,ィ
》/::::::::::::/ ｀ヽ _,ﾊ Ⅵ ヽ ／/
/〈::::::::γ' / -代 ヾ｀ヽ`イ／
/j::::::::j ,イ__ ノ ゝ._ )ヽ_R/ （……ダメだ、いくら考えてもわからん！
//:::::::/ /_ ノー‐- ､! ﾄvー' このままじゃ発狂してしまいそうだろ、
Y_三ｲ ￣ ｀､ :l 状況の不可思議さ的に考えて！）
ﾊ_i
/ /. / ＼ ヽ i /<乂}、
,' 〃／ ＼ ヽ レ'ヽヒ__!
i. /// ＼＼ ヽ'⌒´/
,i 〃' ＿＿,ｨ 'ｖ--仆―'｀ヽ/
|ﾊi ,ｨ伝气ゞ 仍￣廴 ! .| .|
…………あの…… ）!仆!i廴てﾂ 弋辷ツ）川!|
き、気をしっかりもって、 ﾉ彡ヽ、:::::::::::: , ::::::::::::>‐,Vi,
聞いて、ほしい、かしら…… ヒ＝ニﾑ ,Tー-->
（ 三三.＞ 、 ´￣｀ （三三）
ﾚ' /{ i≧ ー ｔ≦'´ > '//
. /￣!ｖ.//＿ r'⌒￣|￣⌒ｔ＿_ﾚ／/― 、
{ｲ::{/ } ｀ト､:::::::::::::::::::::::::::＼
Xゝ /.::::::::::::::::::::::::::::::::i
ﾉ 仁ニﾆ=､ /.:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
／ ｰｆュ_, ｀ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::l なぁエヴァ。俺は、お前の秘密を知った。
／ ノ.::; - ､::::::::::::::::::::; だから、俺の秘密を教えてやろう。
ヽ､ |:::;/ /＾ 〉::::::::::::::::,′
＿＿＿ｊ'_ Ｎ{ ノ/::::::::::::::::/ 小隊長の秘密？＞
ノi ''―――r=､ ､__ ..イ::::::::::::::::/
（ .::ｉ 〉 ﾉ´ ヽ:::::::::::/ ああ。信じられないだろうが、
) .:::. / ／ }ﾍﾙ{ 俺は昔、故郷のビャクヤで、
（ .:.::ｊ(O) ､＿＿__ . . : / .ｨ二}
＼∠二二{ { / ／ 人
/| ｜ ／ ヽ . ´ ＼
￣￣｀ヽ | く ＞ ´ -‐=二三＼
○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★
- 844 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:19:02 ID:b2zncdTU
-
以上です！ ご覧頂き、ありがとうございましたっ！
: : /: :/: : : : : : /／ ./: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|: : : :∨
: :,' : ,': : :/: :,ｲ^′ /: : : :|: : :.|: : :|: : :| : : : : : : : : : : : : : : : : : : ! : : : :|
: : :.:.i : :/: ,ｲ:.i ; : ,ｲ: :|: : :.|: : :|: : :ﾄ､ : : : : : : : : : : : : : : : : / : : : : :
: : :.:.|: :.i: :| |: l i : | i: :|: :.:.:|: : :|: : :| :＼: : : : : : : : : : : : : : / : : : : : :
: :.|: :|: :.l: :| ゞゝ. |:.:.| ﾄ､!: :.:.:!: : :!: : :| : : :ヽ : : : : : : : : : : :,ｲ : : : : : : :
:./: /: : ﾄ ⌒ヽ. ｀. !: :ﾄ､ヽ＼: :ヽ: :ヽ: |: : : : : ＼: : : : : : :__/ :ゞ : : : : : :
/: /: : : ! ､ ヾ､ ＼ ＼: :ヽ＼ヽ : :＼:_＼: : : : : : ＼: :／´ / : : ＼ : : : :
: /: : :.メ､ ゝｨ≠≧x､ ヽ: :＼ヽ￣￣ .x≦三ミﾐ､ノ f´ ／: : : : : :.＼: :
/,.‐‐< ∨ ./`ヾx､ ＼: :＼.｀.／／!ヽ ヾーi"／‐ ､: : : : : : : : : さぁここからは、内容的には
{ ⌒ヽ. ｰ{{ { >ヾx､// ゞ,ｨ≠ ／ ,ｲ: :} }}ーi"| .'⌒ }: : : : : : : : お待たせしません！
人 ∧ .ゞ 八 イ;;}: :ﾄゞ" ｀ｰ" '" !イ;;乃′ 丿 /:.| ノ: : : : : : : :
:.:.＼ ..∧ ｀ ､ ゝ/_;ソ 弋∧ノ , " ./: :/ ／: : : :/: : : : : 次回、アレの正体が明らかになるわ
￣｀. ｀┤i " ー―一゛ ､ "ー―一 ゛ i: :./ ´: : : : /´￣￣￣￣ 阿部さんも深く深く関わるわで、
i: ! 〈{ !:/: : : : : :./ 怒涛の展開となります！
八 ｀ 八: : : : : :/
〉. _＿＿... -‐ ´￣｀ヽ ,. :': / : : : :.:/
> . （ゝ------------"ノ . <: : :/: : : : :./
> . ｀￣￣￣￣￣￣´ .. <／: : / : : : : :,'
'，＞ . . ＜ .／: : : :/ : : : : : i
'.，. ≧ ｰ ≦ ./: : : : :/ : : : : : : i
| | //
| |,. -‐―――‐‐//
γ´￣￣￣￣￣￣|￣|ヽ
{ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. （ ）| |: :ヽ
ゝ＿＿＿＿＿＿_|＿| : : ',
|: :/ ＼＼＼ :|: |: : : : :| そして次々回には、「戦闘面ラスボス」も
|: :l. ⌒ ⌒ヽ:|: |: : : : :{ 登場！ クライマックスに向けて
＼l ○ ○ |: |:_:_∧_ヽ 一気に突っ走ります！
＿＿ゝ 「￣ﾉ , |: |/＿＿/＼
⊂}:.:.:.:.| |｀≧ﾛ≦´/|;/ゞ:_ﾉ iー──――‐ ､
| ￣￣￣｀ゞ三三メ ,.ﾍi. ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ.
| ゝ ／ヽ／＼:.ヽ. ゝ､;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;＼
ﾃ ⊥. rイ:.:／ヽ}. ､ ヽ:.:＼ ﾉヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: >
ケ ／／￣｀ヽ r }_/ (0)＿＿（0）／:.:.:j`ー――‐ ､=
| | ＝＝＝┴┘ / :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∠_＿丿:.:.:.:.:.:.:|
| | | |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／ ｀￣￣し′
＼＼ ／ テ |￣´|￣￣´
￣￣ ン |`ｰ j
}:.:.:./
/:.:.:/
/_ノ!j
- 845 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/20(水) 22:19:27 ID:b2zncdTU
-
「 ./｀
|,r＝＝‐､/
∧Ｏ_＿＿})
{ゝソv´ｿ）ﾊ とまあ景気のいいこと言ってますが、完結すなわち
__ﾉ_.||.ﾟ ロﾟﾉ||＿ 投下終了なわけで。寂しさも感じています。
ゝｰ!,l､_∨_）{つ′ ……もう次回作を描き始めてますけどね実は。
./. (ﾝ＿＿_>ゝ､
└‐‐ |‐| |‐|ｰ'"´
i,､.ゝ､ゝ
次回、第四章 第３話は、４月３０日２１時３０分より投下開始です。お楽しみに！
- 846 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/20(水) 22:23:58 ID:PtwKsr6k
- 乙です
……ぐぁ、やっぱり一筋縄ではいかんかこれ
- 847 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/20(水) 22:29:49 ID:1gPHR4OU
- 乙〜
やっぱ、本物か
相手も事情を知っていたら更に倍率ドンだなぁ
- 848 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/20(水) 23:04:42 ID:O1vpyNq6
- おつ！
つか今日は原作者のろーぷれの発売日だね
- 849 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/20(水) 23:08:34 ID:ON2cfCX2
- 乙
魂を移植するときに人格が分裂したのか？
- 850 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/20(水) 23:23:27 ID:DV0MewZ6
- 乙でした。
ない夫のパチモノでも来るかと思ったら、ない夫が来たよ･･･ ワケワカメで、目が離せんな、こりゃ
- 851 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/20(水) 23:43:54 ID:3HfzsBPw
- シックス・デイみたいな展開か
- 852 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/21(木) 00:08:03 ID:spPTl7lw
- 乙でしたー
エヴァのやらない夫の方が実はコピーってことなのかな？？
- 853 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/21(木) 00:24:44 ID:ttkIY812
- 不正書き込みだからなぁ 銀行でもなんでも
”最後まで正規の処理が終わってなければ、実際の処理は行われない”
というのが通信情報処理の基本なんだが 不正ならば
口座からいくら引き出しても減らないこともあるわけだ
- 854 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/21(木) 12:01:26 ID:7HXDWDpQ
- 乙でしたー。
うーん、体が失われたというのが実は嘘だったとか、そういうことなのだろうか。
- 855 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/21(木) 15:10:02 ID:236Oe80U
- そもそもソウルドレインってなんなのかが問題だな。
ざっくり言って脳情報まるごと転送・脳波停止ということなら、
完全に脳が死なないうちに外部刺激等で再起動することあるかもな。
- 856 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/21(木) 20:47:59 ID:j.qEl.1A
- エースコンバット３だなあ。
- 857 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/21(木) 21:25:08 ID:doq1tjRI
- 乙でした！
まさかとは思ったけれど、予想的中……orz。
やらない夫の意識をエヴァに切り取ったわけじゃなくてコピーしただけなのかな。
これは辛い……。
- 858 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/22(金) 22:53:30 ID:x2Seo1ZA
- 実際のところは転送じゃなくて複製だったのか・・・？
- 859 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/25(月) 00:02:06 ID:1aXr6ABM
-
| | //
_| |_ ―――――‐- ､//
, :| |￣￣￣￣￣￣￣ ヽ >>775
／: :| |（ ）.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}） 撃てればカイオン軍なんざ楽勝でしょうねえ。
/: : : :.|＿_|＿＿＿＿＿＿＿_丿 なお、まだ予定ですが、私の次回作では撃ちます。
/: : : : : : : : | ＼ｰヽ ＼ ﾉｌﾉィﾉ: :|
/: : : : : : : : : | ｆ＝ミヽ ィ７|: :/ >>787
/: : : : : : | ヽ: : 、 || || ﾚ'ィカ こういうのは理屈ではないでしょうね、本人には……
/: : : : : : 人: :＼_＞ r‐ ¬≠ ,ﾉノ
/: : : : : : :.∧ : : : : ＼ | ／{. く__つ >>796
/ : : : : .「￣ ￣＞ー┬'´:.:.:.:..ゝ.≠┤ いかにも。そして、物理的にはともかく魂的には、
./ : : / : : ゝ. ｉ:.} ゝ _,,､＜＿∧|___ 血も涙もある生き方をしようとしてるのが彼ですね。
/ : : /: : : : : /｀ヽ._∨＿_,,,／/ ヽ l＿＿／
. ; : : /: : : : : /:;:;:;:;:;:;:;:;ヽi:.:.:.:∠ノ ゝ|:l＿,{
|: :/: : : : ;／ ;:;:;:;:;:;:;:;: j }:.:./ , {ﾄ､:.:.＼
| l |: : ;／:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;／（0）､＿＿_(0} ＼:.:.:}.、
ヽ |／:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ﾍ ト-'_ ﾍ
／:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. l;:;ヽく_rﾉ
´ー――――――ﾍ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ一′
├―――┬┬‐―┤
／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| ＼/⌒ヽ: : : : : : :＼
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. _.．-: :l. ゝ. ! : : : : : : : ヽ
!.:.:.:.:.:.:.:.:,．<; ´＼ : : ! ＼ | : : : : : : : : : ＼ >>806
∧ :.:.:.:. /＼:|,,ｨ示´ .| ヾ: : : : : : : : : : : ヽ 次の相手は「戦闘面ラスボス」ですから。
ヽ∨:.:./ ゝ､.|{ ﾏ/´ ! ,r ‐ ､ ＼-､ : : : : : : : ゝ､ 期待してて下さい！
} ヽ{ ゞ !ヽ` .〃 ./ :;:;:;:;:;:ヽ ヽ｀ヽ: : : : : : : :
l.／:｀ヽ. /丿 .／/ ./ ;:;:;:;:;:;:;:;:;: ＼ '.，;＼: : : : : >>827
／ }´｀ヽ/ :/ ./.．≦´￣￣｀≧､ ハ :;:; ヽ: : : 私も原作を読んでて、目ぇ剥きましたよここは。
∠ -‐―――― '―'一＜ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ ﾊ;:;:;:;:;:;＼
／ ` ＜ .:.:.:.:.:.:.:.:＞ " ∨ .i ;:;:;:;:;:;:;
/ ｀ ￣￣ ´ ∨ .!:;:;:;:;:;:;:;: 次回はご存知の通り、本作の一番の
ヽ. ∨ !:;:;:;:;:;:;:;: 核心部分に関わりますので、
ヽ. _＿＿＿＿＿＿＿＿___ ｀ヾヽ ! ∧:;:;:;:;:;:;: 私が口を滑らせない為にも、
/ : : :/ /:.／ ｀丶. ゝｰ´:;:;ヽ:;:;:;:;:; 投下後レスへの返しは控えさせて頂きます。
/ : : :/ /; ´ ヽ ||:;:;:;:;:;:;:;＼ : どうかご了承下さい。
′: :/ // !|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
i: l : ′｛:｛ / l:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
|: l :i ﾍ: :､ l / ,:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
|: l :! ﾍ: ヾ！ / ,:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
|: l | ヽ: :ゝ. /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
|: !:! ＼:.:＼ /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
ﾚ'ｲ ）:.:.:｝ /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
- 860 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/04/25(月) 00:02:28 ID:1aXr6ABM
-
「＞ /＞
| |; "_二二二二.ヽ .//
| ﾚ´__.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨/
! ｉ（ ）＿＿＿_ : ｝.）
/ `ｰ∨´ ＼j＼j.∨j´ で。
/.:ﾚ'^7ﾞ) ＼ ／ |∨ すみません、仕事の予定が変更になりました。
/: _〈 〈 ◯ ◯ |､､ ので、次回投下は５月２日２１時３０分とさせて頂きます。
/: /:∧i＼ ｉ∪ ∪ { 〉
iヽ: / : } .:.:.:｝ r‐-ｭ. イ_/,ﾍ 申し訳ないです……
ヾ￣ ￣｀/:.:.:.:.:.{＞rｰ＜ {:. 〈´ ￣/
. /` ｰ―./:.:.:.:.: /:.｀ヾｰ┬"l:.:.:.:'、一′
/: /;: ∧/{_＿_/ .:.: 丿 ）:.{_＿_:〉
. /: /;:;:｛___＼__／∠二｀ヽ＞ゝーく
{: /;:;∨.:.:.:｀.／ / :.:.:.:.: `｝ :.:.:.:.:.:.: ｝
. ∨ :; （:.:.:.:./ y' :.:.:.:.:.:.: /.:.:.:.:.:.:.:.:ﾉｌ
. /;:;:;:;: | .: / /.:.:.:.:.:.:.:.: /.:.:.:.:.:. ／;:;|
. i:;:;:;:; └'个ｰ|.:.:.:.:.:. ／.:.:.:.:.:.／ :;:;: |
- 861 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/25(月) 00:28:38 ID:Ksu/4eMY
- やらない夫は最後死ぬんですかね!?
- 862 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/25(月) 01:04:25 ID:RlPdDKNM
- >>861
それを今訊いてどーするw
- 863 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/25(月) 01:24:17 ID:Ksu/4eMY
- >>862
す、すみません。つい・・・・
- 864 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/25(月) 21:33:46 ID:.2aHT4qw
- >>859
胸ってものは谷間より横乳のほうがエロいと思うんです
- 865 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/04/26(火) 04:28:25 ID:egzQCt9c
- 下乳こそジャスティス
- 866 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/05/02(月) 13:47:31 ID:1BQ5yP8M
- GW中の投下に期待
- 867 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/05/02(月) 20:55:26 ID:A3bbXs2E
- >>866
>>860
案内所にも本日投下の予告有り
- 868 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:05:34 ID:ok4CJt/I
-
／: : ＼ : : : : : : : : : : : : : ＼
/: : : : : : `く;.- ､ : : : : : : : : : : ヽ.
.: : : : : : : : : :}彡|: ﾄ､ : : : : : : ヽ : :.
ｉ: : : : : : : : ,仆 ヽ!: ＼: : 厶 : :}: : }
ｌ: : : l : : ! / ＼ : X : :＼i: ;ﾉ >>864 >>865
|: : : l: : :l/￣≧z．,,_, V ≠从/´ 谷間＝上もいい、脇もいいし下も良い。他には、
|: : : ｌ,.- ﾄ､≠≡=≧ ィｿ八人 レオタードや水着・下着などは元より、厚い服の上から
|: : : :い l: iゝｰゞ-′ ゝ´￣ .} : ＼ 見て判る乳首というのも良いです。学校の制服、ブレザーとか
,ｲ : : : : >.!: ! ｲ:}: : : ＼ の上から判る、生地を持ち上げて存在を主張する乳首。
/ｲ: : : ;ィ´ Ｎ＞．. ′／ｌﾙ': ヽ: : : :＼ その主張がすなわちセックスアピール、いわゆる
′l: : :/ | /! ｀ ｰ イ: : : : : : : } : : : : ハ セクシーそのものであり（以下略）
{,ィ′j ,ｲ､ /: : : : : : : /ゝ: : : : : }
／ 〃 | ―‐〃: : : /: : 〃／⌒ヽ;/
__ ヽヽ
,､ ｀ヽヽ 〉 〉ノ7
「ｉ { {. __ j ｀´ ´ <_,-,
ゞ__ ゝ｀′ヽ _ ヽ.ヽ" , --‐′
＿). ｀ｰ"ノ ｀ーγ‐{
｀ー‐.r⌒}‐＜∧ /´｀i |:.:.:'，
/:.:.:/ .i ∧ |i _＿__ i| / / i |:.:.:.:i
. /:.:.:/ | ∧ _ |iγ´: : : :.:｀ヽ.i| ._ ../ /.:.:|.j:.:.:.:.i
/:.:.:./ ..| .ゝ/ '， |i/: : : : : : :.:.:.∨ ./ ∨ /: :／⌒.丿
. /´⌒ ゞ.＿＿∨ ゝｊ: : : : : : : : : : : {_ノ /／ .／ >>866
八 ゝ. _ ／ : : : : : : : : : : : ゝ. ./ .／ ご期待感謝。にしても、世間では
｀ ー―――― ｀>"´: : : : : : : : : : : : : : : : :.:ヽ.／ ／ ＧＷ……大型連休……
．. :": : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.｀ < こちとら２連休さえありませんぜぃ……
,. : ": : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
／ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:＼ >>867
/／´〉: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼ チェック感謝。ありがたやです！
′ ./: :,ｲ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.: :.:.:＼
{: :/;i: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ｀ヽ;}､
∨ ;{: :,ｲ.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : '，;:'，
. ／:;:;:;:∨ i: : : : : : ,ｲ.:.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }:;:;:'，
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. / :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;}／;:; ∠彡" ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:'，
- 869 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:06:03 ID:ok4CJt/I
-
予定通り、２１時３０分より投下開始です。
┌───────────────────┐
│ ヽ │
│ ,, 、 ｌ │
│ ゝ_ _/ .. ＞..、 l │
│ `''''''‐" _ __ ﾆ:＿丶 1 │
│ / 、 ＾''''ー ､__ ゝ │ │
│ / . ｌ 丿 l'"! 、 、 '''-ｰ-､ ´ ^ｰ-..､ . │
│ | 」 | | || ! ! ｌ │ ' ,ｒ _..,, ｆ. │
│ `、 '、 ゝ ﾉ / l ..′ ,´ | l│l .ｉ │ ＿＿
│ ｀と二つ'′ --" ,ﾍ ∪ ﾉ l. │ ／ ヽ
│ と二つ / │ ／ `、
│ / ｀） │ / i
│ f 丿 ヽ/ │ / /
│ 入 ＿＿＿ -' ,′ │ _ ⌒ヽ / ﾉ
│ （ V ｖ "‐＿ -'′ │ , ィx-:‐:‐:- ､r ）_,.-、ヽ､ _ﾉ ___∠
│ ''-二ﾆ -= `'`ソ / │ ,.イ: : : :..l:.l: : : : 'ヽｖｩ(_/ヽ __／＿二＞='^´ ｀へ
│ ´ ‐‐;ｭ ｀' ､ノ /... │ ,ｲ: : :/: : :.}: l: : : ::丶:;:ヽ（_/ﾄ､_／￣ ,/ ＼
│ ニ ′ 丿 │ . /: :l: /: : :./i: ;ﾊ:ヽ: ｧ:;:;:＼人/ノ ( ヽ
│ !. │ . !: :.l/_;ｨ／/:/ ｀≧ｪ-!: : : l V |
│ !. │ . ヽ: l; xｾｵ / ﾋ::ﾘ }:..: :,' ﾄ、 V |
│ 丶.._ / │ ヽ:ﾍ ゞ' ､ ""/:.／ /! j ヽ、ﾉ
│ ｀ﾞ ‐--- ＿＿＿＿-'' │ ｀i ゝ"" <__} /イ}‐´ l r 〉
│ ＼ │ ! へ、 ,..´ 丶.ゝ 〉 /
│ ＼ │ } *. } ｀‐´ j / /|
│ ＼ │ /／ ,ﾍ / / |
└───────────────────┘ / ,...-‐´ λ ／/ (/ |
| ,...-‐´ /r'/:∧） ＼ _,. '´/ 〉 |
＼＿＿_,...-‐´ ､_,ﾘ{〈 ﾉ':::::::| i ⌒ヽ、 |
l l" j} j({i / l ）::::i:::::::| 、 〈 |
- 870 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/05/02(月) 21:13:02 ID:RviXJoFc
- 了解
- 871 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:31:23 ID:ok4CJt/I
- では、投下開始します。
- 872 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:31:37 ID:ok4CJt/I
-
行軍中
,,-‐''"´'':､,, ,,_,__
_,,.--ｰ''''''"ﾞﾞ￣ﾞﾞ"'''''―--.,,,,,,-‐'゛.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.: _,,.;:-−''"´｀ﾞ''ｰ､／ヽヾ＼
::;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"';,_,,.-ｰ'''"ﾞﾞ:,:;.,:;.:::;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,:ﾞ',`:;,':,:;.,:;.:::;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,~ﾞ"'ｰ-:;、,"'.:
":;;;: : ;: ;: ;: ; ::; : ;:; :; : :: :; ":;;;: :;: ;: ;: ; ::; : ;:; :; : :: :; ":;;;: : ;: ;: ;: ; ::; : ;:; :
'' ;~ ; ::; : ;:; '',;''ﾟ ; ::; : ;:; ;~'',;'' ;~'',;'' ; ::; : ;:; ;~ ; ::; : ;:; '',;'' ; ; ::; : ;:; '',;''ﾟ ;~'',;
":;;;: : ;: ;: ;: ; ::; : ;:; :; : :: :; : ;:; ;~'',;'' ;~'',;'' ; ::; : ;:; ;~ ; ::; : ;:; ': ;:; ;~'',;'' ;~'',;''ﾟ ; ::
:::....::::::........ . .::::::... .... ..::::::::::::::::....::::::........ . .::::::... .... ..::::::::::::::::....::::::........ . .::::::... ....::::::::::
.. .. . ... .::::.. . . .:: : :.. . ... ::: :::.. ... .. .. . ... ... ..::. .. . .. . .. .::::: :: :. ... .::::: :...
- 873 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:31:54 ID:ok4CJt/I
-
,-―､___/yt,.ﾍ _/
!ﾛi ∠．.~Ｙ,／/ ┌────────────────────┐
_______. ^'二ゝ∴yｱ|l,ノ ＿________ .│ _,r'´::::::::::::::::::::::::::｀'､. │
/i*! i*/~..ヾ､ﾉ!,,,（(¶)ソ /Ei/i**i∧＼ │ {::::::::rr-‐-‐'^i::::::::::::::i. │
ﾍ￣￣l !√/了/√￣ゝ、| ￣￣￣/.../ │ ﾞl'´ﾞ《 __,,,ゝ:::r､:::::l ..│
|l､ 了◇￣￣ヾ,∠__/┤ ┓.| |∴∴| │ ﾄ=r;､ ﾞ"rｨｧ‐ﾘﾒ }:::::} │
,...、 ﾉﾍ___I!'l~ﾛ~~^t ﾉ_,..q] l|ｔ. ソ ノﾍ､iiコ| │ ﾞi`"l ￣ ｿ::::ヽ │
i三三三三三三三三|￣￣￣ゝ、へ(二二ヾ~￣ └────────────────────┘
. .・［|l|ｌ|!|!|!|!|］――‐┴ー‐t_yjl二二二○>=┐ . 『サベージ』発見と。ここからは『イングラム』と
~^^'-'-" _,[〓l二l〓７/；\|ll.七都市.lll■| 『サベージ』が仲良く一緒に歩く、史上初の光景が
. ┌-､ 丁丁 ＿_l二二二○>-┘ 展開されるわけだな。
__ ＿＿l-i―--､
┌────────────────────┐ 〉ヽ,,--､ ＿＜＿＿＿＿／/￣ヽ
│ ＿＿＿_ │＿＿＿＿＿＿／ 〈ヽ ,---'-'---ｌ ｌ＿＿ｌ ｌ_
│ ／ ＼ .│||||| ｌ三ｌ |￣/ 〉┐＿ l ,‐/´ｌ―, ｌヽ
│ ／ ⌒ ⌒ ＼ │.────,ー'´,,,,,/´／/｀iヽ ＿＿＿ / / l l 〉 ヽ
│ ／ （●） （●） ＼ │ ,，-‐ ￣ヽ ｌ|||// / lヽ'´｜|｜| ヽ'〈 ! ヽ// ヽ
│ | （__人__） | .│ {======､l ｌ',（◯ ヽ || ｜|｜| ||/＼ （◯ /／ ヽ
└────────────────────┘ `ｰ─‐一'￣´ 〉- ,‐‐､―､＿＿＿,ｰ'::::::〉―‐{´｀ヽ// ヽ
ほら、降りてあっちに移るお。 〈 { 〉::::〉 ／::::::/ ヽ ｝,＼ﾆ｀‐､
/￣ヽｰ ヽ__ノ;;;;〉 〈;;;;;;;;／｀＼＿_ヽ／ ＼ﾆﾆﾆ｀‐‐‐､
`ｰ､＿＿＿〉一' /＿〉＿皿ﾆ=０ `ｰ───'
,-―､___/yt,.ﾍ _/
!ﾛi ∠．.~Ｙ,／/ ┌────────────────────┐
_______. ^'二ゝ∴yｱ|l,ノ ＿________ .│ / / i'/ / ,| | ,! | ',. ！ ', . │
/i*! i*/~..ヾ､ﾉ!,,,（(¶)ソ /Ei/i**i∧＼ │ ∠-7 j |.| | ./| ,1 ハ. ハ | |l. l | │
ﾍ￣￣l !√/了/√￣ゝ、| ￣￣￣/.../ !│ | | |l.',. } ﾅTｧ-| ./ l./'''Tﾅ{. ,ﾘ |1 │
|l､ 了◇￣￣ヾ,∠__/┤ ┓.| |∴∴| │ l！Mヽ.{<ｨﾃtﾄ !' ' t5ﾓト,.ﾚ!' ,1 ,! .│
,...、 ﾉﾍ___I!'l~ﾛ~~^t ﾉ_,..q] l|ｔ. ソ ノﾍ､iiコ| │ 1',l.| ﾞﾄ 'ぅり , 2tﾀ / /,!' │
i三三三三三三三三|￣￣￣ゝ、へ(二二ヾ~￣ └────────────────────┘
. .・［|l|ｌ|!|!|!|!|］――‐┴ー‐t_yjl二二二○>=┐ . 回線が開いていたから聞こえていたけど、
~^^'-'-" _,[〓l二l〓７/；\|ll.七都市.lll■| 随分と親睦を深めた様子。これから
. ┌-､ 丁丁 ＿_l二二二○>-┘ 共同作戦をするに当たっては、心強い。
- 874 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:33:19 ID:ok4CJt/I
-
＿＿＿_
／_ノ ヽ_＼
／（ ●） （ ●）＼ 親睦とかそういうつもりじゃ
／ ::::::⌒（__人__）⌒::::＼ ねーですお。ただ質問に答えてただけで。
| ￣ | 遊園地のこととかいろいろ。
＼ ／
いや、皮肉に聞こえたなら、謝る＞
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
／（ ―） （―）＼ ヤドリ復興の時のことを、思い出したんですお。
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼ 死んでしまった人の為よりも、今生きてる人の為。
| | できない夫の無念を晴らすより、できない子ちゃんの
＼ ／ 笑顔の為に……ですお。
┌─────────────────────┐ _ . ─-
│ | || |l |l || || ‖ |ｌ |l |l |l || ‖ | |《 ..│ r､∠ -｢ｃT ￣ ｀ヽ
│ | || |l 廾=|-」､|∧|| ヾ､|! |l_」斗 'i|´|| ｌ| | 》 ..│ ゞ' l ＿_, -‐ T￣/--､rヘ、
│ Vﾊ |l || z＝≠≧､ ヽ／,z≦示z､|| ｌ| |《 .│ ヽ ￣ヽ r-､ /／ ＞‐'¨￣∧
│ |ヾl|ﾄ|| 《 |L:::ｊ::|l`` ´´|L:::ｊ:::ｌ| 〃| ｌ| |/ ...│ ＞ﾄ-辷^ｰ＜／ >､_/ / ,
│ |l lトハ lL辷」! ｌ!L辷ｊ」 || ｌ| | ..│ └!_ >┘_r‐'´ヽ-' /r'_ -‐ニﾍ 〉
│ |l |lハ l|| ｌ|/ ..│ ∨{｀７ 〈ﾍ ‐- /＿ヽ ∧
│ |l |lﾄハ {{ /z|| ｌ| . │ /^| V ヽ＼ / ＿ ＞く ヽ
└─────────────────────┘ / /1 | ￣｀ く ヽ ヽ /厂l
お手数おかけしました。さ、行きましょう。 / / | ｉ ｜ ＼ ＿,ヽ/ , |
もう少しで目的の施設に到着です。 / / ∧ ; _ ⊥ 、 /rゝ‐'／ ｜
キル夫たちが先行して待ってるはずですから。
- 875 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:33:48 ID:ok4CJt/I
-
よし、少しペースあげていくぞ！＞
了解っ！＞
: ＞ ．. ./｀＞ ．
:::::::::::::＞,/:::::::::::::::｀＞,
:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::/_:::::::::::::::::::::/､_
::::::::::/ ｀ヽヽ:::::::::/_ /｀ｰ､‐´｀二ヽ
::::::::＼ ヽ＼::::::::ヽ､___y´ 》.》 ｀｀
＼ヽ:::::::::::ゝ,_( ｀ヽﾔ、::iヽ. ,ィ
》/::::::::::::/ ｀ヽ _,ﾊ Ⅵ ヽ ／/
/〈::::::::γ' / -代 ヾ｀ヽ`イ／
/j::::::::j ,イ__ ノ ゝ._ )ヽ_R/ （……ダメだ、いくら考えてもわからん！
//:::::::/ /_ ノー‐- ､! ﾄvー' このままじゃ発狂してしまいそうだろ、
Y_三ｲ ￣ ｀､ :l 状況の不可思議さ的に考えて！）
ﾊ_i
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━─────────
┃
､,,､､､､,,､､､
､､ ゛ ' ,
│ o ,' 丶
├─- ; ＿r‐､_f‐､ ;
|＿＿ツ. ; /::人:::＼ / ;
,' f‐⌒ ⌒-､,/j | _
; _l ● ● |} '､,
; {TJｽﾍ '' ▽ '' 爿┐ ﾉ) ､
; ⌒ゞ' ＼_＿＿ノ´ L／ ;
ｸﾘｯｸ ﾐｰ ｶｼﾗ .┃
─────────━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
- 876 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:34:06 ID:ok4CJt/I
-
｡
｡ ｡ | ｡ ｡
|. | |:| |. |
|| || |.:.| || ||
|:|. |:| l∧l |:|. |:|
｡ |.:.|. |.:.| ,.傘., |.:.|. |.:.| ｡
| .|∧||∧| ,傘傘傘, |∧||∧| |
｡ ｡ ||. （VVVV）.傘傘傘.（VVVV） || ｡ ｡
|. | |:| {∽}{∽}}}傘傘傘{{{∽}{∽} |:| |. |
. || || |:.:| ,傘|ｌ~~|ｌ~~|}}个个个{{|ｌ~~|ｌ~~|傘, |:.:| || ||
|:|. |:| lvvl .,.,傘傘|∩||∩|}::::/⌒ヽ :{|∩||∩|傘傘,.,. lvvl |:|. |:|
.|.:.|. |.:.|. |∩|傘傘傘|| l|| l|}:::|: |:::{|| l|| l|傘傘傘|∩| .|.:.|. |.:.|
|∧||∧| ,.,.,傘||"||傘傘傘|| l|| l|}:::|: |:::{|| l|| l|傘傘傘||"||傘,.,., |∧||∧|
(vVVVV)傘傘{∽}个个个{∽}{∽}}:|三ﾆ三|:{{∽}{∽}个个个{∽}傘傘 (VVVVv) |
山i!山i山傘傘|三|!|/⌒ヽ!|ｌ~~|ｌ~~|}:／个＼ {|ｌ~~|ｌ~~|!/⌒ヽ|!|三|傘傘山i!山i山 ∧
||^^||^^|个ｌ个{∽}!||:. ||{∽}{∽}}:{ﾆi二iﾆ}:{{∽}{∽}||:. ||!{∽}个ｌ个||^^||^^| /;;;;;ヽ
|| l|| l|::::::::::::|三|!|iﾆﾆﾆi||ｌ~~|ｌ~~|}::::／＼::::{|ｌ~~|ｌ~~||iﾆﾆﾆi|!|三|::::::::::::|| l|| l| | ∩ |
|| l|| l|／ｌ＼||: ||!|／ｌ＼||| l|| l|}:::|: |:::{|| l|| l||／ｌ＼|!||: ||／ｌ＼|| l|| l| ／＼ |ニニ|
|| l|| l|::l⌒l: ||: ||!|:Ii==iI:||| l|| l|}:::|ﾆﾆﾆ|:::{|| l|| l||:Ii==iI:|!||: ||::l⌒l: || l|| l|三三三三三三三三
|∬||∬|::|___l: |§|!|:|l l|:||∬||∬|}:::, '三`､::{|∬||∬||:|l l|:|!|§|::|___l: |∬||∬|:=:=:|:|=:=:|:|=:=:|:|=:=:
{})({i})({}iﾆﾆﾆi{({})}!!.!|,,, l|:!{})({|})({}}::|皿ｌ皿|::{{})({|})({}!:!|,,, l|:!!{({})}iﾆﾆﾆi{})({i})({}:::[]::|:|::[]::|:|::[]::|:|::[]::
|| l|| l|鬥ｌ鬥||: ||!|鬥ｌ鬥||| l|| l|}|鬥轟鬥|{|| l|| l||鬥ｌ鬥|!||: ||鬥ｌ鬥|| l|| l|:=:=:|:|=:=:|:|=:=:|:|=:=:
|| l|| l|/⌒ヽ||: ||!|/⌒ヽ||| l|| l|}|iiiiiiiiiiiiiiii|{|| l|| l||/⌒ヽ|!||: ||/⌒ヽ|| l|| l|:::[]::|:|::[]::|:|::[]::|:|::[]::
|∬||∬||:. ||§|!||:. |||∬|∬||}|iiiiiiiiiiiiiiii|{||∬|∬|||:. ||!|§||:. ||∬||∬|:=:=:|:|=:=:|:|=:=:|:|=:=:
|凶||凶|iﾆﾆﾆi|凶|!|iﾆﾆﾆi||凶||凶|}|二二二|{|凶||凶||iﾆﾆﾆi|!|凶|iﾆﾆﾆi|凶||凶|:::[]::|:|::[]::|:|::[]::|:|::[]::
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
- 877 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:34:21 ID:ok4CJt/I
-
応答してくれ！ メインカメラからの映像は見ていたな？
あれは何なんだ？ あいつは誰なんだ？ 何が起こっているんだ？！
_,,,...----..,_
,r'´:::::::::::::::::::::::`.､,,r=-
/::::::::::::::::::;;::''::::::::::::::::¨ヽ
/:::::::::::::::;r";;r';;;;r':;;;i;;;::;i;:::::i
＜:::;:::::;;;;;/;;;/;;;;;;;/;;;;/l;;;;;;;l;;:;;::!
Σ;;;;;;;;;;;/;r'i;;;;;;r'i;;;/_''ﾄ;;/;;!;;i;;;l
`､;;;;;;´V;;;/ ﾚf/! ﾚi;;;;!;;!ﾚ′
!;;;;_;;l;/! ｀ l_ﾚ!/ 落ち着け。外の世界のことを
_r＜ ヽ - ／ '′ 俺たちに聞かれても、答えようがないんだ。
/:::`ヽ､`ヽ､ i´` ､／ こっちはお前が見たこと聞いたこと以外、
f:¨::ヽ::::::::`..､ `7､ 何も知りえないんだから。
/::::::::::::`:､:::::::::〈:.:.:i
i:::;;::--::;;:::::`ｰ-､;ﾄ､:l
/;''::::::::::::::`､::::::::/:::::i.:l
i:/::::::::::::::::::::::i::::/:::::::::!:l
＞' ´￣ ｀ ＜
／ ｀ヽ、
. / / ハ ! {｀ヽｙｋL
/ /. / ＼ ヽ i /<乂}、
,' 〃／ ＼ ヽ レ'ヽヒ__!
i. /// ＼＼ ヽ'⌒´/
,i 〃' ＿＿,ｨ 'ｖ--仆―'｀ヽ/
|ﾊi ,ｨ伝气ゞ 仍￣廴 ! .| .|
…………あの…… ）!仆!i廴てﾂ 弋辷ツ）川!|
き、気をしっかりもって、 ﾉ彡ヽ、:::::::::::: , ::::::::::::>‐,Vi,
聞いて、ほしい、かしら…… ヒ＝ニﾑ ,Tー-->
（ 三三.＞ 、 ´￣｀ （三三）
ﾚ' /{ i≧ ー ｔ≦'´ > '//
. /￣!ｖ.//＿ r'⌒￣|￣⌒ｔ＿_ﾚ／/― 、
/ i! Yi ＞< ,√ﾛ弋、 | .〃 ヽ
. / ヽ, | ／ /| |ﾊ ＼ !'./ ﾊ
- 878 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:34:59 ID:ok4CJt/I
-
,'.:.:.:.:./.:.:.:.:／.:/.:.:.:／.／; ,／:.:.:/ /i.ｉ,ｖｙ',.:.:,.:.:.:.::ヽ:.ヽ
,'.:.:.:.:/,.:´/.:.:.::/.:.:/ ／./.:.:.:.:.:.: /:.:/ i i i.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾄ,:ヽ
.i.:.:.:.:/.:.:./..:.:.:/.:.://.:.:/.:.:.:..::.:／/./ // ',.:.:.:.:.:.:.:..:i.ヽ.',
,'.:.:.:/.:.:/.:.:.:.:/.:.:/.:.:.:/.:.:.:.:／ /./ // i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i i.:i
.ｉ.:.:.:,'.:.:,'.:.:.:.:,´.: ,'.:.:.:/:.:.:／ /./ // |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| i.:i
,'.:.: i:.:.:i.:.:.:.:i.:.:.:.:|.:.://ｧｨ--=イ' // 丶､,__, |.:.:.:.:.:..:.:.: |.| i.i
i.:.:.:|..:.:|.:.:.:.:|.:.:.:f..:|´/ ＿,／ // _＿_ |/|.:.:.:..:.:./|.i |.ｉ
|.:.:.:|:.:.:|.:.:.:.:|.:.:.:| i.ﾅｧ=＝,=,` // ｨ==ｬｪ,, |.:.:..:.:.:| i:i |i
|.:.:.:ヽ.: |.: :.:ヽ.:.:ｒケ:::::::`::i ／ i::::`.:i '|.:.:.:.:.:.:ﾚ'
.λ.:.:.::ヽ.|.:.:.:.:.ヽ..ト .５:::::::::i .５:::::| /.:.:.:.:.:.:| 金糸雀さん？
/ |.:.:.:i:.:.:ト.:、:.:.:.ﾄ.:i '--'' '^-'' /|:.:.:.:.:.:.:| 南鮮石さんも、お二人揃って
i.:.:.:.ｉ.:..:|.:|.::.:.:’ト.:,_ヽ j. ' ,'::.:.:.:.:.:.::| 随分と顔色が悪いようですけど。
i.:.:.::i..:.:|.:|..:.:.:.:.:.:|、~' ,, _ /.:.:.:.:.:.:.:.:|
.,'.:.:.::i.:..:.:|.:|:.:.:.:.:.:.:|丶、 ／.:.i:.:.:.:.:.:.:.:|
i.:.:.:.:i.:.:.:.|.:.:|.:.:.:.:.::.:|. | ` ､ ｒ.:´|.:i.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.|
i:.:.:.:i.:.:.:.:|.:.:.:|.:.:.:.:.:.:| | ` -ｨ.:´.:.:.:.:.:|.:i.:.:i.:.:.:.:.:.::.:|
i:.:.:.:i.:.:.:.::|.:.:..:|:.::.:.:.:.:|| ト、.:.:.:.:.:|.:i.:.:i.:.:.:.:.:.:.:|
, - 'ニ二ニ丶､
／r-'´ ｀ヽ_＼
/ （, -‐ 'ー'ー ‐-､ヽ_ヽ
/ /ｨ/,/ l i,ﾊ ilヽ､ぃヽ_）丶
｀T{l l l l l l,ｨil l lﾊヽヽY}T´
lNl l l7ﾌﾉ lil|ﾘ｀`ti ﾘ,ｲl
実は一つだけ、可能性というか心当たりが |llトﾄｿ､__, 'ﾞ'ﾂ､__, }ツ {l
あるニダ。ただ、それは……こないだ ||l〉 〈ﾄ､ ､_,､_, ﾟ,ｨlj〉 ﾉ|
言ったばかりの、やらない夫さんの lﾘ( ）ﾆ≧l己l≦ﾆ( ）ll
未来の可能性を……その…… ,'/ｲ ）〈_ｨゝ=rﾍ,_〉{ jﾄil,
///{ }ノ｀` i ﾞ´ヽ （_,ﾘヾl,
/ｲ/ {, /{ﾖ 小 Eト<XヽNi,
/ﾊヽ.（/ ﾋ-ｲ}|{ﾄﾐｿ ヾ Ylli,
ﾉ/ﾘ川N, 》｛l王l｝《 ﾊ ）lli、
ノ〃jlllYヽ/ｹll`<>"ヾ_,ｨillliiゝ川ヽ
なんでもいいから言ってくれ！ 説明してくれ！
こっちは、重大すぎる任務を目の前にしてるってのに、
本当に気が狂ってしまいそうなんだ！
- 879 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:36:02 ID:ok4CJt/I
-
〜' ┘ }／＼＼:.:..',:..V九 ┐
┐_ 「¨／ ＼＼:.:├ｔ. └┐
ー 彡'{{ ＼:.:.:.} Ｌ 厶
ｼｲ ゞ= _, _ｧ ヽ:i:Y く /
〃 ＿_ , 〕ﾘ_,ｒ┘,┘
, イ:.￣Y ７¨ r‐┘
弋ｒｚｿ ｆ/}｢￣ 前にお話しした通り、やらない夫さんは
＿ ｘｘ￣ {ヽ|ト､ 不正規な手続きで強引にインストール
二〕 ,.:/ / |ヽ＼ されているのかしら。その過程で、カナたちには
_ 」 -- ､ rァ / ∨ ｝ | 全く予想外・想定外のアクシデントが発生して、
:.:.:.:.}＞'´ ‐／ { /
∨¨ﾏﾆト､ ＿.／￣{_ レ'
∨.:.:.:.｝ V.:'´.:.:∠
V´.:.:.Y⌒Y.:.／.:.:.〉
ﾉ.:二ﾌ ￣_｣ -i'彳
V.:彡' ,. -┴i
まわりくどいっ！ 結論を言ってくれ結論を！ 何がどうなっていようと、翠星石が
「ニセモノのやらない夫」なんかに騙されるはずはないんだ！ 二人の愛の強さ的に考えて！
なら、アレはニセモノではないとしか考えられないだろ！ つ、つまり、ということは、
／ Ｖ´ ＊_ｒー' ￣￣ ｉ :Ｔヽ、＊ ヽ ＼
／ ::/ ノ: ￣／: : : : : : :ｉ: : :ｉ : : :ヽ、 .} ＼
く :::レ': : : :/ : : : : : : : ::/: : ::ｉ: : ヽ: ::＼}. ＼
＼ ::/: : : : /: : : : : : :/: /: : /: ｉ: : : :.ｉ: : : ヽ ／
Ｙ: : : : :`:く;; : : : :/://: //:/＾レ:'":|: : : : :レ'´
やらない夫さんの、お察しの通りニダ。 |: : : : : :| _ｨﾁ行-./／ / tiミxＬ;_: l|: : : :ｉ:|
ソウル・コアへのインストールの時、 |: : : : ｉ レ{ !:::::::! /／ {::::::j } /ﾞ| : : ｉ:ｉ
コピーが生成されてしまったんニダ…… .∧: : : い ゞ:: ::ｿ ゞ::ｿ ./: : :./:|
,': :(Ｖ＼:＼ ' ／: :／}: :|
,': : :} ヽ. `ｒー （__人__） "フ´ ﾉ__::|
,': : : :{ ＊ .}: ｀ｉ ､ _. .イｉ ＊ /::: ヽ.
,': : : : :{. |: : ｉ: :ｉ _| ー‐ .｢: ｉ:ｒ┴┐|:::::... |
- 880 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:37:23 ID:ok4CJt/I
-
┌───────────────────────┐
│ , --────-- ､ │
│ ／ ＼ │
│ ／ ＼ │
│ ／ ＼ │
│ .／ ─── ──＼ .│
│ / ＼ │
│ ｜ ／／:::::::::丶＼ :／／::::丶丶 │ コ……
│ .｜ ｜ {:::::::::::::::::| | ｜ {:::::::::::::| | │
│ | ＼ヽ:::::::／ ／ ＼ヽ:::::::ﾉ／ .│ ピィ……
│ .| ,／ | ＼ │
│ | ｜ ｜ ｜ .│ ……だと？
│ | ｜ ｜ | │
│ .| ＼＿＿／＼＿＿／ .│
│ |. ヽ , ─ 、 ノ ' .│
│ .| / │
│ | ） .│
│ 丶 l │
│ ＼ ) │
│ .＼ / │
│ ヽ ／ │
│ / く │
│ | ヽ │
└───────────────────────┘
- 881 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:37:49 ID:ok4CJt/I
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あの時…… あの時…… あの時…… あの時…… あの時…… あの時…… あの時…… あの時……
「ディアブロのソウル・コア内に被験者の脳波を確認。インストール成功です」
rr―;――┐ |!｜|
|i i | |!｜|
|l ! ! ｌ! l.｜
!|,! | ｌ! l.｜
ｉｌ ｜ . -―┐ lr′|
|| ｜ ／ ! il !
_||_＿ __,ノ`yｒ＜_`ヽ __ノへ. il |
r､ _/ r-､.了ア⌒こﾊく{｜ ∨_＿ ＞､,ｸｰ¬{
_>､ く / rく/,.ニﾐ:､ {｀}!！ /-‐ ア二.__// / ヽ
／ ヽ ＼ヽ {t.Y_,.―->ノ}小. !i′／ゝ‐tvf'/~i. / /く
〈ﾍ X.＿ヽ>廴 ノ'／/ ;込tr'´ {｛_｝}j/〃ｌ /{vく {込
ぃ、／_,. r-‐ ｀ﾄ､｝ _rｸｰt'_〃 jｸ辷ュ-_,.fnﾞ! /:!/{ ＼｀}
ウ……ウウ…… ヽこ＾ｰ‐t-､_ {小.ノ'_＞辷7_／_-‐ ニ-‐'!|| !/ ,.l'/f'´￣`ﾄ､
,ﾘ,ハ._＿!_ ￣ﾊ{fタえｸV_厂.-‐'´r_戈ィ||ｌ lﾚ' ,| 人 , -‐t,ﾊ
/ ｸー--／ヽ、 | ｀Ｙ rく_＼_/ｒ辷戈-r'´{ﾊt〉 Ｙ/! {_厶-‐ぐ}_＼
,.-‐ﾆﾌ´∠ __∠_ ｀ |ｉ }`ｰ'￣¨＾iｰ一ｧ¬f´{{! // _ゝf辷ュ=弌フ′
,.-'´r'´￣ヽ辷_ク广´ じ′ __r_-､ ! / ゞ-`タ／'´￣ ｀ヾ ﾐ:､〈
､ _,.-'´ ／--‐‐一' _／ ／｀>ー＜_ { ￣ゞヘ._ /{ {// ﾉ ｿﾘﾉ _,rーヵ
/＼
/ ＼
/ ＼
,' ＼
,' :::: ヽ
i :::: ::::: ヽ
i :: ::::: l
i :: ／ヽ |
i / lll lllヽ !
､--─‐.l. ,.ヘ /: C) ヽr-!-─ '7
ヽ .l l / ,.へ､`‐､.__,.‐',. ィ| / 本来の体から魂を切り離して移植し、
i i | / /:::.. `''.:‐-:.' .:|.| / 新たに強大な体を得た気分はどうかね？
──lー| |. ＼`''‐::､::::::::::::::::::／/|/ー─-- やらない夫君、私の声が聞こえるか？
|. | | ｀iヽ、￣i:::::::｢ r‐i | ./
!| |. |__〈 |::::::| 〉_| ﾄ、 /／＼＿＿＿
＿＿| | l lヽ.|::::::|./ l | i ∠..二￣ , ‐'´
ﾆ ,> ヽ. | |/::::ﾞ!::::::ﾚ! | |/ < = ＼,. -─
= ゝ／8 |:::::::::::::::::| ヽ ﾉ ﾆ /
- 882 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:38:03 ID:ok4CJt/I
-
, ｬ . j´ __,ｲ
,ィ´./,___／／＼. f＾
／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
ア、グ、ウ……コ、コレガ…… ｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
コレガ、オレノ……オレノ、テ…… ｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
…………！ ア、アッチニ、イルノハ…… ￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
; _, 、 . | /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
；／｢｀Y´｀ヽ ； /!_/ ..::::::::l
：<／｢｀〈___ノﾍi ; ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
; <｣_,ｨ==ｲ } ； _,以 V
. <｣斗イ》 ,ィ:ﾑ、 ： ,ィ´ ∧V .::
； <__,ィ＿ﾉ.::ｨ^ヽミｭ、 ; ： ; ； ／ L,__ ∧V ,;::::::.........
：｀´:K ｀¨マ'¨¨ニ¬・・･マ___,ｲ ｀ヽ,__y匕ｬ'
; ；｀¨マミﾑ、 ｀¨マﾆﾆ弐ﾆ二三≧､ __≧斗'´
； ｀¨マﾑ、｀ヽ、 ｀ヽ__＞ ,＞ｬ'´
； ｀マ､ _＿＿__,ｲ三_／
｀マ二三三三いー--‐fフ
:::::::: :: :: ::::: :: :::
:::::: :: ／￣￣＼ ::::: :::: :::
:::::: :::: ／ ::: ヽ ::: ::: ::
:::: :::: / ::⌒ ⌒ /:: ::: ア……ア……ア……ア……
:::: ::: / （＿）（＿） :: :: アアアアアアアアァァァァァァァァッッ！
::: :: / （__人__） :
::: i ｀ ⌒´/: :::
:: ヽ < : :::
/´ ヽ :::
| ｌ ＼:::
ヽ -‐‐‐--､ -‐‐‐-､.
ヽ ＿(_)(_)＿) (_(＿)_)_))
「あいつ」は本当に死んでいたか？ 「あいつ」は本当に死んでいたか？ 「あいつ」は本当に死んでいたか？
- 883 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:38:25 ID:ok4CJt/I
-
/ / ,､ |､|"ﾞ｀､ ｀､
l / / | .|.ｌ| l .::::::::::l
| | l /_,. | .| |ト､ | , .:::::::::|
| | l/l/'´ // / ｀メﾉl /l .:::::::|
､ヽ ,ｨﾁ斤､′ 磷ミュ' !.:::l:::| ちょっと待って下さい。
| ＼ {ｂ::::::ﾘ P::::::リ / .:::|:::ﾄ､ それじゃもしかして、私や誠君も？
ﾄ､ ｀トﾞ-‐' , ｀‐-'／l.:: |:::| ヽ
|::| ﾍ /:::|.::. |::::| ｀､
|:::| ::::「｀ ､ ´｀ イ ｀|.:::. |:::::| ＼
|;:ｲ ::::| l ` ー ' ´ ! |.:: ﾄ､:::|
／';:::| :::|. |‐- ､ , -‐/ !.::. ｜:::ヽ、
/::::::::';::| :::| ヽ / |.:: |:::::;'::::::ヽ
l::::::::::::';:| :::| __＼／__ |.:::. |::::;'::::::::::::l
_,,,..-.ｰ.─.-.-....､._
二ヽ,,..::"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:..､
／::::::::｀`:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::ヾ:::::＼:::::::::',
/:::::::::::::::i:::::i!::::::::::::::::ヾ:::::,,∠,､ _:::::＼::::＼:::::',
i::::::::::::::::!:::::i i:::::::::l::::::::イ＼＼＼:::::::::＼:::＼::',
l:::::::i::::::::!::::i,,ゞ;::::::::i:::::::::l >≧r､＼::::::ヾ＼_::＞
ｌ::::::i!:::i::::l;/i ._,,＼::::!､::::::l 辻ヾ〉 ＼:::ヾ）::::＞
i:::::ﾊ::::|::::l:::i〈｀（ﾍ＼! ＼:', ゞ-′ ラ∨/"´
いや、お前の遺体は俺が回収して l:::i l:::|::::lヾ､ 弋i;） ヽ ＼ ┌::ソﾉ
埋葬した。お前と別の「桂言葉」が ∨ l::::l::::l:::＼ " ﾍ::::/
外の世界をうろうろしていることはない。 ＼|＼!＼ ′ ∨
ヾ ヾ ､ ‐- , ゝ､
｀ ､ , ′ ／ ＼＿
｀ ｰ ＜ ／´ ／:::::￣｀ｰ-
_ノ´∧_∧ ／::::::::::::::::::::::
:::::´￣／ /〈::ヾ∧ /:::::::::::::::::::::
:::::::／ / ﾉ::::〈 ヽ /::::::::::::::::::::
- 884 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/05/02(月) 21:38:30 ID:0VmxRwp.
- 嗚呼、矢張りそうか……
- 885 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:39:11 ID:ok4CJt/I
-
,. '"´「｀ヽ ー‐‐- ､
／ ', ＼ ＼
／l ', ＼＼ r'^^`ヽ
/ .l .:.:∧ 〈 〈｀`ヽ
/ .:.:.l .:.:./ `ヽ:.:.:.:.:.:.:.:〉L 「iﾘ
l .:.:.:.! .:.:.:./ `ヽ､:.「_ﾌ彡只
| .:.:.:.:.:.', .:.:.:.:/ `ヽ.:L｛ ｝
|.:.:.:.:.:.:.:.V::／ ヽ.:V
ヽ.:.:.:.:.「 ｀7 ´ ￣ `ー !.:/
ヽ.:.:.:l い -‐━ ━‐!/ 伊藤さんの遺体も、阿部小隊長さんたちが
`ヾﾐヽ、__, ' ' ' ' , ' ' ' l⌒ヽ 『イカロス』のハッチを開けて確認してたのを、
l.:/´ ￣］ r‐‐--っ ﾉ カナたちがここから見てたかしら。だから
,r ‐〈 __L ￣￣ , イヽ 伊藤さん本人の魂が吸い出されて、こっちに来てるかしら。
／ V ´￣］ ＞=＜ "´ 〉
／ `ヽ孑7´1:l l:lﾉ) ___／､
/ 孑7 l.::l l.:l 「孑`ヽ＼
〈 .::｝ 孑. l.::l l.::| 孑ｿ ',
`ヽ.:. ', ./ lL. l/ l:::| 孑 l 〉
｀1 .:/ ＼L ｡ /l ﾉ /
i .:.l.: ＼L // , ｲ
| .:l ＼L// !
： ＼/: /: : : /: /: : : : : : /: /: : |: : : : ｌ: : : ヽ} ＼ ：
/: /: : : /: / : : : : ::／/:／/: :∧ : : : :|: : : : | 〉
： .ｌ: |: : : |: /: : : : :／ ／" /: :／ ＼: : :.|: : : : | ／
|: :ﾊ: : : |: |二ﾆ==ェﾆフ´ /, へ､＿＿__＞':｢: |: : : レ' ：
ヽ:|∧: : |: |く／ﾌ;;;;;;^ヽ＼ ／ _ｪ‐‐= ｀|: : |: : ｌ: :|
そもそも人格・魂の複製、すなわち思考パターンの ： ∧ﾍ: : |／ |;;;;;;;;;;;;;| " |;;;;;;;;;;;;;| |: :/: : ｌ: :|
コピーなんて理論上は不可能ニダ！ やりたくても /: : |＼: |ヽ ＞ー‐' ヾ;;;;;;ノ /:/: : :/ /| ：
できないニダ！ どう考えても起こるはずが . / : : ｛. ＼ヽ | | | | /イ: :／ /: |
ないニダ！ まさか、こんなことが現実に…… ： / : : ∧ ト ＞| | ､__人__,, | | /: ／/／: ｌ: | ：
: : : ｉ＾ヽ ＊＼ / | :::::::| /／ ノ/: : ｌ: |
: : ／ﾚ⌒ヽ､. ヽ、 ヽ、::::ﾉ , ｲァー‐く`¬ : ｌ::| ：
: / / ／ ,へ. ｌ| ` ､ ￣ , ' ｒｰく ＼. |｀ ﾄ､:.ｌ::ｌ
::/ .| ' / ／ヽ| ＞= ｧ ￣ /＾ヽ ｀ ヽ. | 〈 ヽ::|
: / | / | ／⌒/L｢＼. | ./ / | |
- 886 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:39:38 ID:ok4CJt/I
-
「不可能」？ 「はずがない」？ それがどうした！ 現実に今、起こっているだろ！
そういえば、俺が第一管理者として固定されてしまっているのも、「本来はそうなるはずがない」
ものだったよな、確か！ 何とか言ってみろ！
ゝ ＿{ 《 ー/: : : : : : /／: : : : : : : : : : : : : : : :l: : : : : :',
' ∧ 《 /: : : : : : /': : : : ／: : : : : :／: :/: : |: : : : : : ',
/ /: :ゝ《 ,: : : : : : /: : : :／: : : : : ／: /: /: : /: :ｌ: : : : : ',
/ /: : : : 《 l: : : : : : l: : ／: : : : : ／: ／:／: : /: : l|: : : : : :l
l: /: : : : : :》ｰ:!: : : :-‐1:´: :_; :-‐≠: ／／/: : :∧: : l|: : : :l : |
l/: : : : : : :《 ∧: : : : : |三ー-／､／´ 〃::／ ﾊ: :l|: : : :l : |
/: r ⌒)＼: 《 ﾊ.: : : : :!ﾍﾔﾃ云圷ﾐー ／ｲ示ﾃｲ: :∨: : :/: :/
'r=',イ ｛ ﾍ《 ＼: : |＼とう斗′ 辷ぅ ｲ:l: :/: :／l/:/ っ……何も言えませんニダ……
/ｆ´/ l レ⌒ﾇ《 ｰi＼＼ 丶 ,! /､l:/:/／》 /'´
: }/ l r' ﾍ》 ｜トヽ ､__,､_, ィ》 /イ ー《
: :| | { 《 | ＞ ､ ＿,. ＜´j_ 《 》
: :| | ﾚ⌒l《 |＼ / （ / 》 《
そ、そうだ。「やらない夫の肉体」は生きているわけだから、俺の、この人格を
あっちに移植すればいいんだ。そうしよう！ うん、名案だろ！
_, -- _
rー- 、 , '´＿_ r ､ _｀丶
ｌ「￣｀ヽ／＿ 「 r-､_└ｔ.-'´￣Ｌ..
ｌ| /＼ ＿￣ く ｣＿ , ｨｚ＜￣ヽ ｣
il ,' //＼ 丶 { |に｣Yラｿ三ｭ〕.｣
＼ 〔.// ｀ −- l￣込ﾆく＼Tﾞ_｢
＼V＿ ,,. 二Ｌ.| l┘l ＼
八 ＿ ＿ |__〉 7Ｖ´
. ┌ｉ Yf⌒ｔ 'f⌒ｔY Y∨
記憶や思考パターンを電子化して機械に 〃', ｔっ' . ゝ=ぅ , |lム
移すことはできても、電子化済みのものを {{ーﾍli ｃっ r く! ＿〕
生物の脳に植えつけるなんて、 「￣／ /１.::'´ ,_｀':.｢ﾄ | __ ｣
できるわけがないかしら…… 匸. | ,' / 〉: {j7 .:| l | ＿」
{Ｌ.リ八へイL::..,, .:厶へ七にﾘ
┌i l ＿ 乙「´ ＿亅
L. -'´￣ 「 Yf´￣ /
＼ | ｌ| |
l l ﾉ ｛ | }
- 887 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:40:20 ID:ok4CJt/I
-
, " ／ ,＿＿＿＿＿, ,, ゛' ､ ＼
/ , " ,,. .": : : : : : : : : : : : : ゛: .､ ゛ ､ ゛ ,
/ ./ ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼ ＼ ゛､
,." / /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :゛:, .Y ゛,
,." ,' ,': : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ', i .゛: ､
ノ i .i: : : : i: : :i: : : : :/: : : : : : : i: : : : : : : i:: ',j ｝
| |: : i: :j: : :|: : : /|: : : : : :.:.从: : : : i:.:.:.|: ::|! ／
＼ .| |:.:.:|: :|:.:.:.i: :.:/ .|: : : : : :// ゛;: : :|:.:. |: :.|! ィ7/
|`ーi |: : i: :i: : ﾊ /＿|: : : ／､＿＿.V: i: : :!: //:.i: :|
|: i: :ﾊ V: :!: :!.天{!__ ._|::／ z=≠ｧVj: :/ //|: :!:.:| それに、こっちのやらない夫さんは、
|: |: : :.', V:|:_」土ﾐ,_,,_,ｨ 燃忘 /::/ /∧i: :i: :| 地獄のような戦場でいくつもの修羅場を潜った
|: |: : : :.',У､-＝=ー' ￣。ﾟ/::/,ｲ/: : i: :|: :', 猛者ニダ。もう、あっちのやらない夫さんみたいな、
|: |r-＝-i −─-Y^! (__人＿) ,.ｲ ／7-＝ ､: :.:', 平和なギタリストとは完全に別人。別人格ニダ。
,':/ :| ￣￣Y> ,｀ー ─' .イ/ /｛'´ ヽ: ::',
,'/ :ﾊ t}-'´! i＞ - < ./ /!_ ヽ ',: :',
./ ｛.人 i 人 ＞-=-＜! / i!⌒ i: : ＼
:i ヽ i｝7⌒V / / /7∧{ヽ } / ||ｰ; |: : : : :ヽ
:| ／`ー=＝=< / /// i ! .|∧ .||rﾉ ｲ: :＼: : : ',
_ ＿_ ＿
, .:.´:.:.:..:.::::::::::::::::｀`ヽ､
,r'´.: .:.:.::::::::::::::::ー -､r」⌒Y⌒Y^ヽ
／ .:.: .:.:.:::::::::::::::::::.:.:.,r'´ ソ^ヽこ イ ヽ
/ .:. /ミヽ::::::::::::::::::::.:.:.:.＞ > ,ィ二ヽ ¨ヽ
,'.:.:::/.:::`ヾ､::::::::::::::::::::.:.:｀フ } ,ｲｲ薔薇ｶ ）
i:.::/:::／｀`ヽ､`.:､::::::::｀:.:､.:ﾌ L入ﾊ三 ソ <
|/.::,ｲ} ｀`丶､.:.:.:.:.:ヽゝ ｀ゝl;;|二ノヽノ
.ﾚｲ/ﾘ `ヽ ､.:.:> Y!;;| ヽソ
南ちゃんの言う通りかしら。 i彡 ｀`ー' '' ｰ-‐｀ヾ ﾉ|;;;| _ソー─ -､
そんな二人の人格を融合だなんて、 <ミﾌh ‐- ､ ､ _＿ ミﾐYスﾒ/ 」,ｲ,ｨ ＼
それこそ何をどうしても不可能かしら。 , イ三ミゝ､弋弍｡ﾃ ヾ圭｡ﾃﾅ V ソ彡厂￣￣｀`ヽﾉｭ､
, イ,ィ´￣￣｀ヽ //// , //// / - ─-､￣｀ヽ - ､
,rソ^Y^Y ヽ ヽ＼つ ,,_ ＿ ／ , ﾄ､
Y^X^X(＿ ﾉ ﾉ _ ﾉ｀ゝ､ ＿ __＿ , イ !_/_ノ! ! ﾉ メこスｰｭ､＿
_ノ__人＿ノヽ _／ ヽ二二ﾌ不＜ ＿ ＿ _＿ ｀^
／ /´￣ ￣￣｀7 7
不可能？ 融合が不可能だと？！ 今のままでは、たとえ俺が「魂の城」に行っても、翠星石は
「あいつ」と幸せに暮らしてる！ 将来ここに来るとしても、「あいつ」と手を繋いで来るんだぞ！
- 888 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:40:55 ID:ok4CJt/I
-
┌─────────────────────┐
│ ..│
│ ヽ │
│ ,, 、 ｌ .│
│ ゝ_ _/ .. ＞..、 l .│
│ `''''''‐" _ __ ﾆ:＿丶 1 .│
│ / 、 ＾''''ー ､__ ゝ │ ..│ 起こるはずのない事故で、俺は
│ / . ｌ 丿 l'"! 、 、 '''-ｰ-､ ´ ^ｰ-..､ . │ こんな体に縛りつけられて……
│ | 」 | | || ! ! ｌ │ ' ,ｒ _..,, ｆ. .│
│ `、 '、 ゝ ﾉ / l ..′ ,´ | l│l .ｉ ..│ そもそも、こんなガラクタをお前らが
│ と二つ′ --" ,ﾍと二つ. .│ 造らなければ、こんなことには……
│ ´ / .│
│ / ｀） │ それで、俺が翠星石と幸せになる手段は、
│ f 丿 ヽ/ │ あれもこれもどれもそれも「不可能」
│ 入 ＿＿＿ -' ,′ ....│ だってのか……
│ （ V ｖ "‐＿ -'′ │
│ ''-二ﾆ -= `'`ソ / ..│ で？ エデン計画？ 人類を救う？
│ ´ ‐‐;ｭ ｀' ､ノ /... │ 俺一人も救えないのに？
│ ニ ′ 丿 ...│
│ !. │
│ !. │
│ 丶.._ / │
│ ｀ﾞ ‐--- ＿＿＿＿-'' │
│ ＼ ....│
└─────────────────────┘
- 889 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:41:45 ID:ok4CJt/I
-
ふざけるなああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっっ！
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━─────────
┃
┌────┐
│通信遮断│
└────┘ ､,,､､､､,,､､､
､､ ゛ ' ,
│ o ,' 丶
├─- ; ＿r‐､_f‐､ ;
|＿＿ツ. ; /::人:::＼ / ;
,' f‐⌒ ⌒-､,/j | _
; _l ＞ ＜ |} '､,
; {TJｽ. u 冂 u 爿┐ ﾉ) ､
; ⌒ゞ' U、_＿_Uノ L／ ;
ｸﾘｯｸ ﾐｰ ｶｼﾗ .┃
─────────━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
- 890 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:42:10 ID:ok4CJt/I
-
,,-‐''"´'':､,, ,,_,__
_,,.--ｰ''''''"ﾞﾞ￣ﾞﾞ"'''''―--.,,,,,,-‐'゛.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.: _,,.;:-−''"´｀ﾞ''ｰ､／ヽヾ＼
::;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"';,_,,.-ｰ'''"ﾞﾞ:,:;.,:;.:::;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,:ﾞ',`:;,':,:;.,:;.:::;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,~ﾞ"'ｰ-:;、,"'.:
":;;;: : ;: ;: ;: ; ::; : ;:; :; : :: :; ":;;;: :;: ;: ;: ; ::; : ;:; :; : :: :; ":;;;: : ;: ;: ;: ; ::; : ;:; :
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┌──────────────────┐ ,､ ／i ﾚ'
│ ! :l ,ﾘ|} |. } . │ ,. ――ｙ'/_/〉 .／ } ,/
│ {. | ′ | } │ ,'__ ｆ .r―'--､∨7 ,' ,/
│ ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ< . │ {___レ‐-､∵．>､ 〈 ／ ／ｒ7´7
│ !∩|.}. '"旬ﾞ` ./''旬 ` f＾| . │ ヽ＿__ノ-､〃 ヽ_／ ／ / 二-
│ ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣ |l.| │ ｒ{´ !ﾞY´ゝ"´ﾉ .／／ /ｱ´
│ ヽ.ヽ {:. ｌﾘ │ __!_ゝ. .ノk'.-ｧ‐ﾞｰ'ｧ／／__.//
│ }.iｰi ^ r' ,' │ ＿∠二ﾕ∠Eｭヾ／ ∠_,.-｀￣ //
└──────────────────┘ ＿____ .イ-ｒ:､三三三ﾆ＼￣￣У´ / ./ {
よーし、今日はここまでだ。 ― 7 l_/ ヽ/::ゞｚｼ 三三三三三三ﾞ!´￣￣i ! { ',
全員、降りろ。晩メシにするぞ。 _/,. -‐７{三三三三三三三三三::l i´￣!.! !、 ＼ｆﾞｰ
エヴァは見張りを頼む。 " ／-{三ﾆ-"´￣｀ヾ三三三三| .l＿_.| !_.l｡',
./l |X|/´ [l ヾ三三三!ニ!∨ l三:! ゝｒ-＜
{ l┴:i! ヾ三三:!ニ!/ﾞ-|三ｌ ｡ ＼ ',
! !><l! 〉､三!ﾆｒ'￣ﾍ三＼ ｡ ./､_人
- 891 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:42:47 ID:ok4CJt/I
-
＿ ......... __
,.ィ"／,. ィ'":.:.:.:＼:.:｀丶､
／ ／ ,:":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.＼
／ ./ /:.:./:.:.:.:.:.:.:.|:.:ﾄ;.:.:l:.:.:.:.:.ヽヽ
／ / /:.:./:.:.:.:.:.:.:.:/:.:| ',:.:ト､:.:.!:.:.ｌ:.',
く ,' l:.:.:.:l:.:.:./:.:.://_/ .l:/ー-ヽ:.:| ',|
ヽ､.」 ｌ:.:.:.:.ｌ:.:.l_:／ﾌ ' /' ､,,,,,.ﾉ:./ ′ （セキレイに帰ったら、やらない夫と……
/:.:.{ !:.:.:.:.Vr ,,ｨ ′ ///ｲ} おっと、エヴァと三人での演奏会の
/:.:.:.:{ ﾍ:.:.:.:＼=''"// _ ﾊ! 打ち合わせもしないとですぅ）
/:.:.:.:.:.{ ,ｲ_ヽT rr‐', ＜ノ , ' } ,､
/:.:.:.:.:.:..{ r-,.‐-.､＞､ヽヽヽ ..＿_／ } //
/:.:.:.:.:.:.:.:{ </: : : : :ヽ} ヽ、 ,ヽ,‐;.:.::{ } //
/:.:.:.:.:.:.::.:.{ {l: : : : : :.:.!{,〃ﾞYﾆ - _ュく{. } //
. , ':.:.:.:／:.:.:.:{ /:|:.: : : : : :ヾ,ヽ='ｨ､ﾆ. r.ｲYヽ } _..rY､
, ':.:.:.／:.:.:.:.,ｲ/:.:.|:.:.',: : /: : : ＼/ ! / /{:ﾊ. }. ／,_ィ_〉 〉
. , ':.:.:／:.:.:.:.:./ /:.:.:.:!:.:.:.∨: :_:_: : / l ' .,'ｲ: : :! }. ,ｲ 'ｰ- ._
, ':.:.／:.:.:.:.:.:./ ./:.:.:.:.:.!:.:.:/: :/r =７ ,'.ﾌ: :ヽl }Y ﾌ '´￣｀二- '-'
,.':.:／:.:.:.:.:.:.:/ /:.:.:.:／ﾊ:/:.:.:.イ7/〈:､ !'.):.:. : : ｀ヽ/'､ヽ二-ﾌ´
／:.:.:.:.:.:.:., ' /:.:.／:./:./:.:.:.:/://:.:.:ヽ:＼ |ﾍ:r,.-.､､／ ﾞｰｧ'´
/:::/:::: /::::::::::::l::::::::|:::::::l:::::::::l:::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::i::::::
/::;ｲ::::i::::::::::::::| ::::::l|;::::::li;::::::::|､;::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::l:::::
.l::/ l:::::|::::::::::::/!::::::| li::::::lヽ::::::l. ヽ;:::::::::::::::::l::::::::::::::::::::l::::::
|::l | ::::|::::::::-i-L;;_l .|!i:::::l ヽ::::l ヽ､__;;;;::::| :::::::::::::::::l::::
|:! .|::::::l::__;;;|_ l:::l｀ヽヽ;:::l ヾ;ﾚ‐'''ﾞﾞ´＼ :::::| ::::::::::::::::l:::::
l! .|:::／ ___ノ,ｨ'ﾄ|''=ﾐ､ ヾ! ,r-=fニﾐ;;弍;;| :::::::::::::::l~ﾞ'i
l/ ,/ﾄ､::lﾞ__ﾞヾ::ii::|ヽ ,/ .|:::illi:::ﾞii/ |:::::::::::::::j¨ﾞ l
翠星石は幸せな妄想で /⌒ヾ､|/`fﾄ l ﾞK);j .l'⌒''h. K);;;;ｯﾘ l:::::::::::::/ .ﾉ
忙しい様子。 /‐-､ `iﾉ /'ヽ|､ ノ ヾ､ ,/ |:::::::::::/=7ﾞ
./ ､. ヽ |ﾞV,_ l:::i､￣ 丶 ﾞ''ｰ-‐'' ,l::::::::::/|:;/
i 'ﾞヽ_j-' .|::::|.＼ ‐- ,,ｲ::::::::/ ,l/
ヽ ヽ jl:::::l. ヽ､ , ''ﾞ /:::::::/ﾞ｀ヽ､
ヽ､. /ヽ::::| ,,｀=ｰ '''i´ /:;/ﾚ'〉;:;:;:;:,.,＼
/ /. ヽ:| ,,r''ﾞ,.;:;:;r''ﾞ~ﾉ /ｲ /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
- 892 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:43:16 ID:ok4CJt/I
-
＿＿__
／_ノ ヽ＼
／ （ ●） （●）、 といっても、無事に帰還できさえすれば
／::::::::⌒（__人__）⌒＼ 確実に叶うものですお。妄想というより
| |r┬-| | 予定のシミュレーションですお、あれは。
＼ `ー'´ ／
⊂⌒ヽ 〉 ＜´/⌒つ
＼ ヽ / ヽ /
＼_,,ノ |､＿ノ
＿＿＿
／ ヽ､_ ＼
ま、あれだけ幸せ笑顔を振りまかれると、 ／（● ） （● ） ＼
翠星石に片想いしてる身としては辛いものも ／:::⌒（__人__）⌒::::: ＼
ありますけどお。ほら、表情のないエヴァ | ｌ^l^lｎー'´ |
だって、そんな雰囲気出してますお。 ＼ヽ L ／
ゝ ﾉ
／ /
／｜ ＼
／ ｜ ／
..／ |／ . ／
／ ／ フ ―へ／
| ／ ＼ △ ﾝ､ （やらない夫との未来を思い描いて
｜ ＼ ／￣￣(,(,1wY 幸せな笑顔、か。そりゃそうだろうな。
| ／￣＼ ＼ ￣￣／／＼ ＼ ずっと願っていたことが、もうすぐ叶うんだから）
｜｜AVE | | ￣ |／ ￣
／＼＼＿／ |＼ |§〕 （やらない夫は今、セキレイで待っているんだ。
| ＿＿／／ ） 翠星石が帰って来るのを。帰ってきたら、
／ ＿／￣￣￣ ／ 翠星石をその腕で強く強く抱きしめるつもりで……）
- 893 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:44:11 ID:ok4CJt/I
-
＿＿_
,ノ' ´ ｀ ''ヾ、
/ ヽ
}f^'＾^了t^'＾'`'ー1 l
|L＿ ! ＿＿_ ｛ ,..、|
今夜は四時間交代で、俺とエヴァが }f'tr'i ''^'tォー` }j/i',|
見張りに立つ。他の者は簡易コテージを l.| ´ | ￣ vijソ.!
建てて、速やかに睡眠をとるように。 丶 └、 Fイ l′
まずはエヴァ、先に立て。 ', ‐--‐ ,イ ケ|
ヽ `''"´,／ ! ＾|ー、
＿,,」、'....ィ' '|.
: ＞ ．. ./｀＞ ．
:::::::::::::＞,/:::::::::::::::｀＞,
:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::/_:::::::::::::::::::::/､_
::::::::::/ ｀ヽヽ:::::::::/_ /｀ｰ､‐´｀二ヽ
::::::::＼ ヽ＼::::::::ヽ､___y´ 》.》 ｀｀
＼ヽ:::::::::::ゝ,_( ｀ヽﾔ、::iヽ. ,ィ
》/::::::::::::/ ｀ヽ _,ﾊ Ⅵ ヽ ／/
/〈::::::::γ' / -代 ヾ｀ヽ`イ／
/j::::::::j ,イ__ ノ ゝ._ )ヽ_R/ ……ああ……
//:::::::/ /_ ノー‐- ､! ﾄvー' 見張り……か。
Y_三ｲ ￣ ｀､ :l わかった。立つだろ……
ﾊ_i
- 894 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:44:28 ID:ok4CJt/I
-
__ __
. ´ ＞ -- .
／ . ´ ｀ .
/ ／ ＼
{! ／ ヽ
ゝ._ / ヽ ',
/ ／il ', '.
, ' , ' , ' / | l l i |
, ' , ' //__/ / .ｌ l l l i ｌ |
// / // // / ｀/ /´「 「 /｀ﾒ ! |
. // / // / / // _ム._ / ／ ﾚレ'__ ハ i .ﾘ
緊張というより高揚して当然の // ﾚ' / / / / K´{r'::::::} ´{k:::: .}ヾ ｌl ! /
任務だというのに、不自然なまでに // / / / i !i ´￣ `ー‐' ﾘ ト./
覇気がありませんね。彼はいつも i/ / / /i. /i ﾊ . / l !
あんな感じなのですか？ | ﾚ'/ / !/.!入ﾍ / i iノ
| i/ / ハj 弋ﾍ ‐＝-､ / / i!
i / / | 乂＼ / / ,'
|へ ! ⊥. --‐‐‐＼ ..イi / /
| ／X￣ _. --ｧ'／/ | ＞ . ´ .| ! / /
|' r' ´￣ ／／ r─┴ -----‐─‐ ┐ﾚ'
__＿ .八 乂 . ∠／--┤「￣￣ | 「￣￣￣ .|
. ´ ｀ 二 ´＝彳´￣ ! | | 「￣ ｀`ー‐‐ ‐ ´￣｀ .
＿＿＿_
／_ノ ヽ_＼
／（ ●）（ ●）＼ だーかーらー、今言ったお？
／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼ 確定してた失恋とはいえ、改めて
| （ （ | 眼前で見せ付けられると、
＼ `ー' ／ 堪えるもんだお。そんな経験ないのかお？
- 895 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:45:26 ID:ok4CJt/I
-
…… …… …… …… …… …… …… …… …… …… …… …… …… …… …… …… …… ……
_,,,..-.ｰ.─.-.-....､._
二ヽ,,..::"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:..､
／::::::::｀`:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::ヾ:::::＼:::::::::',
/:::::::::::::::i:::::i!::::::::::::::::ヾ:::::,,∠,､ _:::::＼::::＼:::::',
i::::::::::::::::!:::::i i:::::::::l::::::::イ＼＼＼:::::::::＼:::＼::',
l:::::::i::::::::!::::i,,ゞ;::::::::i:::::::::l >≧r､＼::::::ヾ＼_::＞
ｌ::::::i!:::i::::l;/i ._,,＼::::!､::::::l 辻ヾ〉 ＼:::ヾ）::::＞
……こんな席で言うのも気が引けるが。 i:::::ﾊ::::|::::l:::i〈｀（ﾍ＼! ＼:', ゞ-′ ラ∨/"´
俺は先日、桂中隊長にプロポーズした。 l:::i l:::|::::lヾ､ 弋i;） ヽ ＼ ┌::ソﾉ
この戦争が終わったら結婚してほしい、と。 ∨ l::::l::::l:::＼ " ﾍ::::/
＼|＼!＼ ′ ∨
ヾ ヾ ､ ｰ ´ , ゝ､
｀ ､ , ′ ／ ＼＿
｀ ｰ ＜ ／´ ／:::::￣｀ｰ-
(ヽ、００ ∩ (ヽ、００ ∩
⊂ニ、ﾆ⊃ ⊂ ⊃ ⊂ニ、ﾆ⊃ ⊂ ⊃
,, -‐- ＼ | |／⌒ヽ 〇 〇 ,, -‐- ＼ | |／⌒ヽ 〇 〇
（ ⊂ニニ / ／⌒) ） （ ⊂ニニ / ／⌒) ）
｀ｰ――'′ し∪ （ノ ｀ｰ――'′ し∪ （ノ
＜おお！ おめでとうございます！
＜いやいや、こんな時だからこそ、明るい話題はありがたいですぞ！
- 896 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:45:44 ID:ok4CJt/I
-
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼
／ (●） （●） ＼ なんだ、まだだったのか。そんなもん、
| （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） | とっくに終えてると思ってたぜ。なあ？
＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／
/⌒ヽ
＿ | ＿＿
´ ＞´￣ ｀ヽ ＿
／ / / ＼ |
│ | , | ﾄ､_ ,ヽi>
ヽ_メ ｰ┼‐ﾍ´ ＼ヽ ￣/ |､
| | 三三 三三≠ │|
| |│|｜ | i /_」
| ,ﾍ 厂￣} | ,ﾍ_j
ﾚ ヽ､ __￣￣__／|./＼＼
/／丁|, | '＼＼＼>
/､|／ヽ/ | ヽ/
,ｨ,ﾆニｭ､_
// ｀`ヽ
__《__＿_＿__
,ィ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀‐-ｨ´ヽ、_
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾉ.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.::|:::`ニﾆ=‐-
/ : : : :.:.:.:.::.:.:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|::.:.｀ヽ、
ｊ: : : : : : : : .／:.:./:.:.:..::ﾉ:.::.:λ:.:ﾘ::::.:.:..:.ﾍ、
{ : : : : :.:.:∠:ｊ:.::/::.:;／'⌒／|:.:/::::::::ﾄ､:.:.:ﾊ.
∨:.::.:.:.:..:::.:.:|::/:;／|/:;／＿ｊ;/,':/|:::| ＼:.:|
∨:.:.:.:::::.:.(_|::'"::::::|´ ≡≡ 〈:/ |/ ヽl
ｊ:.:.:.:.:::.:ｉ:.:/:|::::.:.ｉ::|Ｕ 〉 （うんうん、予測もしてたし覚悟もしてたけど、
|:.:.:.:::::.:|/::..,|::::.:|::| (.｀ゝ／ いざ本人の口から遠慮なく言われると、
|::.:.::::::./:.:./､|:.:.:|::|‐-‐::'l´ 堪えるよねえ）
|:.:::::::./:.:./ ﾍ:.:.::λ:::::::::|
|:.:.:::::/:.:./=＝､ヽ:.:.ﾍ､_::::}
…… …… …… …… …… …… …… …… …… …… …… …… …… …… …… …… …… ……
- 897 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:46:02 ID:ok4CJt/I
-
.＿ ,-―― - _
, -―- '" ヽ
／/ ／ ヽヽ
´ / / ヽ ヽヽ
/ / / ｌ ｌ ヽ ヽヽ
ヽl l / ｌ ﾊ l ヽヽ
l l l l l ヽ lヽ l l
ヽ l ／ヽ /ヽ l ヽ、 l ＼/l l
〈l l ￣∨￣ ＼／ ＼/￣ l l l
l l Ｏ三三三 三三三Ｏ' l l ……ぐすっ……
l l ﾟ。 _ ﾟ｡ｌ l l
l lヽ／|ﾟ. |:::ヽ/ l ｌ
ｌ ｌヽ:::└ﾍ ＿ /ヽ-´:／ ｌ ｌ
ｌ ｌ ´‐-＞ヽ ＿ ／＜_'" / /
| | |:::::::::┘:::::::::::::::└´:::::::| / /
、ヽ 〉::::::/::::::::::::::::::::::::ヽヽ:::∨ /
＿＿＿
／ ＼
／ノ ＼ u. ＼
／ （●） （●） ＼
えっ？ いきなりどうしたお？ | （__人__） u. |
何か古傷でも抉ってしまったのかお？ ＼ u.｀ ⌒´ ／
ノ ＼
／´ ヽ
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ﾉ（ ,ﾘ|} |. }
. {. |,.へ⌒ .:ヽ '/ ,ﾍ }
ﾚ-､{ ゞミ≡=ｧﾉj!}＝夭''´K
!∩|.} ﾞﾞ匈ﾞ` ...:::::/''匈 / f＾| そこ！ 旅行に来てるんじゃないんだ、
ｌ（( ﾞ′｀￣'"〃 f::`￣ |l.| さっさと寝て明日に備えろ！
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ
. }.iｰi ^ r' ,'
!| ヽ. ,∠ニ= /
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
- 898 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:48:12 ID:ok4CJt/I
-
す、すみませんですお＞
流石は「不死身の阿部」、冷静ですね＞
☆．。 ．：* ゜☆． 。．：＊::::::::::::::::゜☆．。． ：＊☆:::::::::::::::::: 。．：＊゜☆．。．：＊
::::::::::::: :::::::::::::::::: :::::::::。．： ＊ ・゜☆ :::::::::::::: :::::::::: :::::::::::::::::☆．。 ．：*・゜☆． 。
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。．： ＊・゜☆．。． ：＊ ☆．。:::::::::::::::．：＊゜☆ :::::::::::::::::::::。．：・゜☆．。
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☆．。 ．：* ゜☆． 。．：＊::::::::::::::::゜☆．。． ：＊☆:::::::::::::::::: 。．：＊゜☆．。．：＊
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┌─────────────┐
│ │
│ ／￣￣＼ ..│
│ ／ ＼ │
│ |::::: ｜ .│ （どんなになっても俺は人間だから、
│ . |::: ｜ │ 人間「やらない夫」としての心を持ち続けよう、
│ |:::: | .│ と思って頑張ってきたけど）
│ .|:::: __} │
│ /:::: ＼ ..│ （大笑いだな。俺は最初から、人間とかいう
│ |::: ＿） ..│ 生物じゃなかったんだ。ただのコピーなんだ）
│ |:::: i .│
│ |:::: i | │ （ああ。そういえば、翠星石がやらない夫を
│ |:::: | | .│ 亡くして悲しむ顔ってのを、見ずに済んだんだ。
│ ＼___、_____ ノ ＿） .│ 彼は生きていたから。良かったなあ……）
└─────────────┘
- 899 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:48:32 ID:ok4CJt/I
-
翠星石…… 翠星石…… 翠星石…… 翠星石…… 翠星石…… 翠星石…… 翠星石…… 翠星石……
. l ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ !
l. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /:.:.:.:.:.i:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',l
l i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:.,､ '" /:.:.:.:.:.:.,':.:.:/ ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
. l. l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／:.:, '" /:.:.:.:.:.:./:.:./ ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i
l l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:/:.:／ ノ /:.:.:.／ /:./ ` ─--＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.l
! l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:/／--─ '" /:.:／ /:/ __..... ヽ:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.l
. ! !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:./ _.... -─-､- /／ // ,､r‐──- .._ ＼:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:/!
l ',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:/ く i ..::::::::::ヽ ,,.''' i ...::::::::::} >＞l:.:.:,':.:.:.:.:.:.:./:.i
やらない夫……？ ｌ ',:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾘ ヽ::::::::::::/ ,,. '' ',:::::::::::::ﾉ '" l:./:.:.:.:.:.:／:.:.:',
夢じゃないですね？ ! ヽ:.:.:.:.:.:.:.:ヽ どニつ , '' どニつ'゛ ／:.:.:.:.:／/:.:.:.:.:',
本当にやらない夫ですね？ /:l ＼:.:.:.:.:.:.:.＼ ｡ ／:.:.:.:.／ /:.:.:.:.:.:.:
:.:.} i:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.＞ i ｡ ∠:.:.:.:.／ i:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:', ',:.:.:.:.`T:.＼ ｬ─ ''フ ｡ /:.:./ ;:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:' ,. ;:.:.:.:.:.:l:.:.:.l:.＼ ヽ ... '゛ ｡ イ:.:.:.; ;:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:', ',:.:.:.:.l:.:.:.l:.:.:.:.:` .._ ィ'ﾟ゛:.:l:.:.:.:.:', ,':.:.:.:.:.:.:.:.
, ...... - ､ _
,. -'´ ｀ヽ、
_,. -ｯ'´ ,.. -‐ '.: ´.:｀ ヽ､ ヽ、
l´ ／ ,. .:'´.: .: .: .: .: .: .: .: .: '‐ ､ ﾄ､
い/／.:,.: .: .: .: .: .; .: .: .: .: .;. .:, i.:ヽ,｀',ヽ、
〉'´／.: 、.: .; .:'´.: .: .:_,フ,´.:'ﾌ!.:!.: .:i ｌ ヽ,
, ⌒丶ぐ/: .: .: .:Ｘ´.:ー＝ラフ´.:／ ,|.:l!.: .:ｌ 〉／
ﾉ 、ヽ、 .: ,.'ｯ-､ゝ ' ´, ,'ン´ ,／ ｌ/l.: .: ! l'
/ 、 ヽ ト.〈 ト'uヽ ´ ,. イーr､' l.: .: l l 言うまでもないことですぅ！
/ ヽ, V ｌ ｀ ゝ‐┘ !‐'じ'＾! 〉,!.: ; ' ! 何があっても、絶対絶対帰って来ると、
l、 ゝ､._ ｀どィ l、'''' ,､ _ ｀ ',,‐' , ':／:i、 l 約束するですよ！
ヽ、 _フ´ ,-'ヽ,ヽ、,' ￣￣ i ∠ン.: .: :lヽ、l、
｀ラぐ'＾~ ﾉ:::::ﾌ｀ゝ､ ,.! .:'.:´.: .: .: .: '､ ヽ,l
l´::::::｀'_､／::::::i i~ Fﾆ ｷ´ーｎ-､ヽ、､.: .: :'､ ゝ、
翠星石…… 翠星石…… 翠星石…… 翠星石…… 翠星石…… 翠星石…… 翠星石…… 翠星石……
- 900 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:49:33 ID:ok4CJt/I
-
┌─────────────────────────┐
│ _________ ...│
│ ／ 'r r.r.r.i │
│ / | | | | | │
│ / u .ﾉ.ﾉ.ﾉﾉﾉ │ （……ダメだ。俺の支えであったはずの、
│ ﾊ_ノ ヽ､__ / /ﾉ ...│ 翠星石の顔や声を思い出しただけで、
│ / (○）（○ ) .( l ヽー―ー-､ │ とんでもなく苦しい）
│ / .（__人___） ﾑ ｲ r ヽ │
│ ./ / ヽ`⌒´ | .l / ､ l │ （「翠星石がやらない夫と再会して笑顔」それが、
│ / / 八_ ､__ ／l | ,' l l .│ 今の俺にとっては苦痛でしかない）
│ . / ,' ヽ| | ﾉ ﾊ l ...│
│ / .l ∧ | ﾚ' ノ l ..│ （なんでそうなるんだ！ 翠星石の笑顔だぞ？
│ / l ノ ヽ | | ﾉ } │ 翠星石の幸せだぞ？ どうして俺が、
│ ∧ / ,〆 ﾍ l , ' l ...│ こんなに苦しむんだ？）
│ ヽ､＿,ﾉ'´ ﾍ .l / ﾉ │
│ ', | / ,' ...│ （俺はそれを、ずっと命懸けで求めて、
│ ﾄ､ ノ ﾉ │ 目指していたはずだろ？ なのに……）
└─────────────────────────┘
, ｬ . j´ __,ｲ
,ィ´./,___／／＼. f＾
／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
……もう…… ￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
どうでもよくなった…… | /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
俺も……翠星石も…… /!_/ ..::::::::l
連合もカイオンも…… ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
＜おい。
- 901 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:50:13 ID:ok4CJt/I
-
ヽ_＼. ＼ У / ,．-┴-、 ヽ
｀＼Ｙ´＼./ / .／¨｀ﾞヽ ｀ー､ ヽ
（｀ヽ､. ＼（¨ヽｰ-〈 / o ＼ ヽ ｒ-il
｀ﾞヽ､ﾞヽ､_/_｀´ ヽ-{ o o i ! | l|
｀ヾﾄ-' } ヽ. o o ＿__!_ .} | i!
、 /ｉ_ ＼＿＿/ } ／ ￣｀ヽ ヽ.i
. ト-､ 〉-! ├＜_ ＼/
/ /｀ﾞヽ. ./ ! .＿＿ ｀ｰ-､｀ヽ-:､ ノ｀
/ / .i / .| {ﾟ ﾟ} ヾ//7/ ｀ﾞー--ｺ
〈__./ ∨＿＿}-三三＿ ゝヾ､ /
.} ｀ー――ｒ‐ｒ―‐' ヽ. ／
ー--:､ l ', ', ,ｲ ／
＼. | }-ヾ-ﾍ_ヽ_／!
. ＼ ｒ‐､ il! ヾ 〉､ヽ !
＼＼ ＿ ／
＼＼ ＿ノ￣￣ﾉﾉ ＿ |r'l
ヾ'＼＿ｒ'＿_＼rrヾヽノ二￣_ﾉ' || |
〉/ ,rj _＿_ ヽ／ lノ ／ || |
`Lvヽ（l_|＿）‐'、＿|ノ＿＿,‐|| |
ああ、小隊長。……あれ？ r '`' r _＿, ||＼L/ || |
まだ交代の時間じゃないのに？ / -イ l_|// 〃 [＿＿_＿|| ＼
/ ｒ/￣_ ＼_ ||r―――――＼ヽ l
l,l/ ｌ￣/￣| | | |￣￣⊆⊇⊆⊇|| |
| / | ∪ﾉ ⊆⊇ || |
| / /|ヽノ r――、＿＿＿|| |
|/ l | / lヽ＿|＿|| |
,―'￣￣| | | | | || |
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ,ﾘ|} |. }
. {. | ′ | }
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ<
!∩|.}. '__＿ﾞ` ./'_＿` f＾| 話したいことがある。まあ座れ。
ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣' |l.|
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ はあ……（ん？ 専用回線？ 内緒話か？）＞
. }.iｰi ^ r' ,'
!| ヽ. ｰ=＝=- / もったいぶってもしょうがないから、
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ ズバリ聞くぞ。
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
- 902 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:50:56 ID:ok4CJt/I
-
_ -───- _
, '´ ｀ヽ
／ ＼
/ ヽ
/ __, ィ_,-ｧ__,, ,,､ , ､,,__ -ｧ-=彡ﾍ ヽ
' 「 ´ {ハi′ } l
| | | |
| ! | |
| │ 〈 !
| |/ノ二__‐──ｧ ヽﾆニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ
/⌒!| =彳ｏ｡ﾄ￣ヽ '´ !o_ｼ｀ヾ | i/ ヽ !
お前の正体は、 ! ハ!| ー─ ' i ! `' '' " ||ヽ l |
リジン出身で | | /ヽ! | |ヽ i !
翠星石の婚約者である、 ヽ { | ! |ﾉ /
やらない夫だな？ ヽ | _ ,､ ! , ′
＼ ! '-ﾞ ‐ ﾞ レ'
｀! /
ヽ ﾞ ￣ ￣ ｀ / |
|＼ ー ─‐ , ′ !
| ＼ ／ |
_ -‐┤ ﾞ､ ＼ ／ ! l |`ｰr─- _
_ -‐ '" / | ﾞ､ ヽ ＿___ '´ '│ ! | ﾞ''‐- ､,_
- 903 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:51:37 ID:ok4CJt/I
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┌────────────────────────┐
│ , --────-- ､ │
│ ／ ＼ │
│ ／ ＼ ..│
│ ／ l ＼ │
│ ／ ノ::::::::::::::::::::::.＼ .│
│. / _, -'´:::::::;;;;;;;;;;;;;;:::::: ＼ ...│
│ ｜ ／ ／￣◯ :;;;;;;:／／￣◯ヽ │ なっっっっ！
│ .｜ ｜ |. .| ,|:;;;;:| |. .| ｜ .│ なんでそれを知ってるっっ？！
│ | ＼ ＼＿／ ／::;;;;::＼＼＿／／ │
│ .| ,／ :::|:: ＼ │
│ | u ｜ ｜ ｜ │
│ | ｜ ｜ | │
│ .| ＼＿＿／＼＿＿／| .│
│ |. トエエエエエイ | ..│
│ .| u '.{ :l }/ / ...│
│ | .{ :l }/ ） │
│ 丶 .{ } l .│
│ ＼ ､`ｰ一一 ' ) ..│
│ ＼ u / .│
│ ヽ ／ │
└────────────────────────┘
- 904 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:51:54 ID:ok4CJt/I
-
| |
|-―|
|-―|
l ＼
）＿＿ ＼＿＿
く ＿ ＿ ＼―――-､
/l￣￣ ＼ ＼＞ 一―＿ ＼
/ |＿＿ ＼ l ＼ ￣ー―/
| / ＼ ＼ ／
＼|￣＼／＼／ / ＼ ＿＿ __＼
l＿/ l＿/ ＿/ー／ー--＼ ￣￣＼―､
＼;;;;;;;;;;／ ＼＿＿＿＼_＼
……あ。 |〉::::＼＿＿_/＿＿ ￣
／＼ /￣l /￣|:::::::::::::::::::::::::::::::＼ ￣＼
/＼ ＿／| ￣l /:::::::::::::ﾉ＼::＼＼:::＼ /
_/ ／ |＿＿/:::::::::::ノ ＼::＼＼:::＼/::／＼
| ￣ / /:::::::::／ /::::/ ＼:::::::|＿
/l ＿／ /::::::::／ /::::/ ＼:::::::＼
／/ ／――- ＼／ /::::/ |:::::::::::
／ / ／ ＼ |:::::|
／ /／ | |:::::|
￣￣￣ | |:::::|
ヽ_＼. ＼ У / ,．-┴-、 ヽ
｀＼Ｙ´＼./ / .／¨｀ﾞヽ ｀ー､ ヽ
（｀ヽ､. ＼（¨ヽｰ-〈 / o ＼ ヽ ｒ-il
｀ﾞヽ､ﾞヽ､_/_｀´ ヽ-{ o o i ! | l|
｀ヾﾄ-' } ヽ. o o ＿__!_ .} | i!
、 /ｉ_ ＼＿＿/ } ／ ￣｀ヽ ヽ.i
. ト-､ 〉-! ├＜_ ＼/
/ /｀ﾞヽ. ./ ! .＿＿ ｀ｰ-､｀ヽ-:､ ノ｀ やはり、そうか。
/ / .i / .| {ﾟ ﾟ} ヾ//7/ ｀ﾞー--ｺ
〈__./ ∨＿＿}-三三＿ ゝヾ､ /
.} ｀ー――ｒ‐ｒ―‐' ヽ. ／
ー--:､ l ', ', ,ｲ ／
＼. | }-ヾ-ﾍ_ヽ_／!
. ＼ ｒ‐､ il! ヾ 〉､ヽ !
- 905 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:52:25 ID:ok4CJt/I
-
,, - ―- 、
,. '" _,,. -…; ヽ
(i'"（(´ __ 〈 }
|__ r=_ﾆﾆ`ヽｆﾊ }
いや、別に不思議でも何でもない。 ヾ|! ┴' }|ﾄi }
お前が配属されてすぐ、師団長から |! ,,_ ｛' }
貰った『エヴァンゲリオン』の資料の中に、 「´ｒ__ｧ ./ 彡ﾊ､
「適合者 やらない夫」とあったんだ。 ヽ ‐' ／ "'ヽ
ヽ__,.. ' ／ ヽ
／⌒` ￣ ` ヽ＼_
＿_
,.-''";;;;;;;;;;｀`'ヽ､
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
/;;;;､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､
,!;;;!ﾞ`''〜^〜ｧrr-'ﾞ`'´''ﾗﾍ;;;!
|;;;| ﾉﾘ ﾐ;;;|
_ゞ;! r─-- ､ ,rｪ--- ､ﾐ;ﾘ
!ﾍl;|. ぐ世!ﾞ｀｀ ,ｨ '"世ﾝ ｢ヽ 翠星石から聞かされてた
!(,ﾍ! ￣'" |:::.` ￣ ,ﾄﾞﾘ 名前だったから、気になってな。
ヽﾞ､! !; ,ﾚｿ 情報部のツテを頼って、
`| ^'='^ ﾑ'′ ちょいと調べた。それで、な。
,rﾄ､ ー- ─-: /|
_..／ i| ＼ === ,ｲ.:ﾄ､
／ i| ﾞ､＼ ; ／ﾘ.:;!:::＼､＿
ﾞ! ﾞ､ `ｰ─''ﾞ:::;:'::::|::::::::::＼
ﾞ､ :::/::::::|::::::
`ヽ、 ﾞ､ ./ .| ,-､、
- 906 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:53:27 ID:ok4CJt/I
-
ヽ､ ,-､
ヽヽ,-―､__.／ |/⌒ヽ_―
ヽヽ ∠-_ |⌒ｌ )｡=､
《､ヽ＼/ ｀()／ |／｡
｀､ー＼) ⊿／ ヾ |―-┘
そ、そのことを | ＼ 'ｖ,ーﾆ∋∠／ 〕
誰かに漏らしたりは？ ート､ 〕 H┴´Ｊ＼ｌ ﾉ 〈
ー>､> |~>' ＼_ リ | ∩
|｀ｌ/＾ヽ'- ~￣＿｀┘」｡｡＼
::::::::::::::::::,､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ
:::::::::::::::i' ｀"~´''""ﾞ~゛ﾞ^'ヾﾐ;,ﾞ"ｰ;;;;;"ﾞ''''ヾ;i
:::::::::::::::| ' ;!ﾞ {,
:::::::::::::::| i
:::::::::::::::| |
⌒ヽ.:::::} ∠二二三三＝'' ∠二二＝
´'ﾊ i:: | '´て"ｱヾ´ i"てj"ヾ,′
.r‐ﾉ レ' ￣￣ | ´￣ l バカ言え。お前自身が
.{ i､ l | 翠星石に秘密にしているのを見て、
､ ` | | 俺もこのことは墓の下まで持っていく
ヽ､ `i ,-､ ノ l つもりだったさ。
:::| ` ｰ, ´ ,'
/ ､ ,,．- -‐─ ､ /
ヘ __＿__ /
ヘ ｀~"´ /
', ＞ /
', ≫... _ '
', .:.:.:.: T＜
', .::.:.| " ‐- ,
￣" ‐-
- 907 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:54:52 ID:ok4CJt/I
-
＿__ ＿
-‐''"´￣ ｀ ｀''ヽ=､
,.‐''"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
r（:::::::::::::::::,、_ｨ::::::::::::::::::::::::::::::::::
ゞ, ｒｒ〜ヅ ﾐ:::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾌﾊ ﾐ::::::::::::::::::::::::::::::
. l __,,. -─¬,〈::::::::::::::::::::::::::::::
〉ﾞﾞ`'''Tjフ￣ ヽ::::::,ｨ ,､ヽ:::::::
だが、俺たちの前に . / ,.‐'" }:::/ /ヽ ﾊ:::::::
「やらない夫」が現れた。 /.. "´ ２ﾉ/ l:::::
あれは何なんだ？ . ヽ.ﾆ,｀ __／ :l::::
. 'ｰr_‐; .ｨ l:::
〈.. /:{ ヽ
｀} ／:: ! i
丶、,､. イ:::::: !
／｜ ＼
／ ｜ ／
..／ |／ . ／
／ ／ フ ―へ／
| ／ ＼ △ ﾝ､ ……本来、「ディアブロ」にインストールされれば、
｜ ＼ ／￣￣(,(,1wY その人間の肉体は死ぬ。だが俺の場合、
| ／￣＼ ＼ ￣￣／／＼ ＼ 不正規インストールによるアクシデントだか
｜｜AVE | | ￣ |／ ￣ 何だかが起こって、死ななかったんだ。
／＼＼＿／ |＼ |§〕
| ＿＿／／ ）
／ ＿／￣￣￣ ／
- 908 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:55:48 ID:ok4CJt/I
- 908 名前： ◆XAn/bXcHNs[] ：2011/05/02(月) 21:55:16 ID:xxxxxxxxxx
, ｬ . j´ __,ｲ
,ィ´./,___／／＼. f＾
／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
で、本人の肉体に人格を残したまま、 ｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
こっちに人格のコピーができてしまった。 ￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
それが俺。やらない夫のコピー人格、 | /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
『エヴァンゲリオン』だ。 /!_/ ..::::::::l
ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
┌───────────────┐
│ ／￣￣＼ │
│ ／ ヽ､_ ＼ .│ 俺だって、「あいつ」を見るまでは、
│ （●）（● ） .| │ 自分がこの世で唯一無二の「やらない夫」
│ （__人__）ﾟo │ ..│ だと信じていた。
│ (,｀⌒ ´ | │
│ { | │ もちろん終戦後は、翠星石を他の男に託すことになる。
│ { ..:/ ..│ でも今、翠星石を護り、笑顔にできるのは、
│ ` ー ＼ │ この世で俺しか、やらない夫しかいないんだと。
│ / ＿ l │
│ / ￣｀Ｙ´ ヾ;/ | ..│ だから俺は、命も何も捨てる覚悟で、
│ ＿＿,| | |´ ハ │ 今まで戦ってきた。
│ | | |-‐'ｉ′l. .│
│ |＿＿ | ＿| ７'′ ...│ ……だけど……
│ （ （ ￣ノ ｀ｰ-'′＼ │
└───────────────┘
- 909 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:56:06 ID:ok4CJt/I
-
＼＼ ： ＿ ／
： ＼＼ ： ＿ノ￣￣ﾉﾉ ＿ |r'l
： ヾ'＼＿ｒ'＿_＼rrヾヽノ二￣_ﾉ' || |
翠星石にとって、 ： 〉/ ,rj _＿_ ヽ／ lノ ／ || |
この世でたった一人の ： `Lvヽ（l_|＿）‐'、＿|ノ＿＿,‐|| |
愛する男、やらない夫は…… ： r '`' r _＿, ||＼L/ || |
俺の他にいるんだ…… ： / -イ l_|// 〃 [＿＿_＿|| ＼
； / ｒ/￣_ ＼_ ||r―――――＼ヽ l
l,l/ ｌ￣/￣| | | |￣￣⊆⊇⊆⊇|| |
：| / | ∪ﾉ ⊆⊇ || |
： | / /|ヽノ r――、＿＿＿|| |
： |/ l | / lヽ＿|＿|| |
,―'￣￣| | | | | || |
,..-一ｰ''ﾞﾞ￣~ﾞ'''ｰ- ..、
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;. ＼
.,i";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.;;;ヽ
.|丶;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.!
l丶;;;;;;;/!ﾏﾀﾞﾞ'''!ﾞ'V┐;;;ii―=i,xri-､;;ヽ
|;;;;;;;;;;;,! ﾞﾞ.!;lﾘ .!;;; !
|;;;;;;;;;│ !′ .!;;.l'
.ｌ;; ∴/.｀-ﾆﾆ;;;;x， ' ｗr=ﾆ｀-'.|､!
］/'.ｌ.| " l､.!
,!ﾞ .川 ｀”´丶 │.''￣´ .l l
ヽ ゝ | !.|lﾞ ……
.'Ｌヽ , lﾞ/
ｌ'ｧ.ｌ .゛.'" .|’
.ﾘ ヽ .-- -- ,/
/'ﾞi .ヽ ..y． .ﾉ|
/゛ .i′ ＼ / ; |｀'､
._..-''ｱ ll ｌ .＼、 ." .,／;;;;;;;;l.ｌ ＼
｀ .. lﾞ .!| ..ｌ .｀ﾞﾞ´ ;.,;;;;;;;| ! .ﾞぐ- ..,,_
- 910 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:56:42 ID:ok4CJt/I
-
； | | ：
； |-―| ；
； |-―| ；
； l ＼ ；
： ）＿＿ ＼＿＿ ；
； く ＿ ＿ ＼―――-､ ：
/l￣￣ ＼ ＼＞ 一―＿ ＼ ：
； / |＿＿ ＼ l ＼ ￣ー―/ ；
： | / ＼ ＼ ／ ；
＼|￣＼／＼／ / ＼ ＿＿ __＼ ： そして、俺はどう足掻いても人間ではない。
： l＿/ l＿/ ＿/ー／ー--＼ ￣￣＼―､： 鋼鉄の、悪魔の兵器、
； ＼;;;;;;;;;;／ ＼＿＿＿＼_＼ ； 『エヴァンゲリオン』でしかない。
； |〉::::＼＿＿_/＿＿ ￣； その他の、何者でもない……っ……っ……
／＼ /￣l /￣|:::::::::::::::::::::::::::::::＼ ￣＼ ：
； /＼ ＿／| ￣l /:::::::::::::ﾉ＼::＼＼:::＼ / ；
： _/ ／ |＿＿/:::::::::::ノ ＼::＼＼:::＼/::／＼ ：
； | ￣ / /:::::::::／ /::::/ ＼:::::::|＿ ；
： /l ＿／ /::::::::／ /::::/ ＼:::::::＼ ；
；／/ ／――- ＼／ /::::/ |::::::::::: ：
； ／ / ／ ： ＼ |:::::|
：／ /／ ； | |:::::| ヽ_＼. ＼ У / ,．-┴-、 ヽ
￣￣￣ ： | |:::::| ｀＼Ｙ´＼./ / .／¨｀ﾞヽ ｀ー､ ヽ
（｀ヽ､. ＼（¨ヽｰ-〈 / o ＼ ヽ ｒ-il
｀ﾞヽ､ﾞヽ､_/_｀´ ヽ-{ o o i ! | l|
｀ヾﾄ-' } ヽ. o o ＿__!_ .} | i!
、 /ｉ_ ＼＿＿/ } ／ ￣｀ヽ ヽ.i
辛いか。 . ト-､ 〉-! ├＜_ ＼/
悲しいか。 / /｀ﾞヽ. ./ ! .＿＿ ｀ｰ-､｀ヽ-:､ ノ｀
/ / .i / .| {ﾟ ﾟ} ヾ//7/ ｀ﾞー--ｺ
〈__./ ∨＿＿}-三三＿ ゝヾ､ /
.} ｀ー――ｒ‐ｒ―‐' ヽ. ／
ー--:､ l ', ', ,ｲ ／
＼. | }-ヾ-ﾍ_ヽ_／!
. ＼ ｒ‐､ il! ヾ 〉､ヽ !
- 911 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:57:06 ID:ok4CJt/I
-
「あ、当たり前だろ……常識的に考えて……」
「だろうな。これまでいくらでも辛いことはあっただろうに、
お前が泣くところは初めて見たぜ」
┌────────────────────────────────────────┐
│ ／ ￣ ￣＼ ..│
│ , ' ＼ _,,.､､､､､.,,_ │
│ | | ／.:::::::::::::::::::..｀ヽ､ ..│
│ | . | / .:::::::::::::::::::::::::::::::. '､ │
│ | | | :::::::::::::::::::::::::::::::::,ﾍ{ﾂ │
│ | , | ::::::::::::::::::::::::,ｨｩ ﾉ j .│
│ ', , . |::::::::::::::::::::::（ |.! ;{ ...│
│ ヽ_,'________r .|::::::::::::::::::rﾘ`l,〉 j}ﾞ .│
│ /:::::::::::::::::::ﾄ, }:::::::::::::::ﾉﾞ l / . │
│ ／ ￣￣￣￣ ヽ;,､_ ,xｧ''ｰ'ﾞ'` '､ / │
│ __,,.／"" :::::::::::::: ' ,:::::::::::::ヽ,、 / ｰ｀¨`''''ー-- ､｣ﾞ'′＿ .│
│ ／ ..::＼ ..:::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::: !:::ヽ ''^ｰｧ ､＿＿＿＿_ ￣ ／ │
│ / .::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::: i::::::. `>'､, '''"´￣￣_二ヽ､ .│
│ l ;ノ:::::::::::::::: l:::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::: !::::::: ﾉ / ／ ヽ .│
│ く :::::::::::::::::::: !:::::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::: ｲ::::::: {,' , / ﾞ､ │
│ ｲl ::::::::::::::::ヽ;;|:::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::: |::::::: ! l / __ ! │
│ ,ｲl ::::::::::::::::::: 〉::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::: |:::::::: i l, l く,_ ､ | . ..│
│ イl| ::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::: |::::::::: |'''ー--_ ､､,,,_ﾘ ｀ヽ､ヽ, ,! ..│
│ }ｌ ::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::::::::::i.:::::::::::: |:::::::::: i ￣｀¨`'''|! _,,..､二,,_,〉'_ー ..│
│ | :::::::::::::::::: |:::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::: |::::::::::: | |! 'ｰ''"´ '! ／ │
│ |ノ::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::: |:::丿:: | |! '!／ │
└────────────────────────────────────────┘
「泣いてなんかいない。この体は、血も汗も涙も流さない」
「だが、心では泣いているんだろう？」
「……」
- 912 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:57:32 ID:ok4CJt/I
-
ヽ､ ,-､
ヽヽ,-―､__.／ |/⌒ヽ_―
ヽヽ ∠-_ |⌒ｌ )｡=､
《､ヽ＼/ ｀()／ |／｡
（なんだろ……俺はこの体だし、 ｀､ー＼) ⊿／ ヾ |―-┘
相手も『イングラム』だ。なのに…… | ＼ 'ｖ,ーﾆ∋∠／ 〕
人肌の触感も体温もないのに…… ート､ 〕 H┴´Ｊ＼ｌ ﾉ 〈
少しだけ、落ち着いてきた……） ー>､> |~>' ＼_ リ | ∩
|｀ｌ/＾ヽ'- ~￣＿｀┘」｡｡＼
__＿＿___
. .::´:::::::::::::::::::::::::::::｀:. .
／.:.::;ｖ‐-=,;::::::::::::::::::::::::::::｀:..、
{ｲ::{/ } ｀ト､:::::::::::::::::::::::::::＼
Xゝ /.::::::::::::::::::::::::::::::::i
ﾉ 仁ニﾆ=､ /.:::::::::::::::::::::::::::::::::::l
／ ｰｆュ_, ｀ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::l なぁエヴァ。俺は、お前の秘密を知った。
／ ノ.::; - ､::::::::::::::::::::; だから、俺の秘密を教えてやろう。
ヽ､ |:::;/ /＾ 〉::::::::::::::::,′
＿＿＿ｊ'_ Ｎ{ ノ/::::::::::::::::/ 小隊長の秘密？＞
ノi ''―――r=､ ､__ ..イ::::::::::::::::/
（ .::ｉ 〉 ﾉ´ ヽ:::::::::::/ ああ。信じられないだろうが、
) .:::. / ／ }ﾍﾙ{ 俺は昔、故郷のビャクヤで、
（ .:.::ｊ(O) ､＿＿__ . . : / .ｨ二}
＼∠二二{ { / ／ 人
/| ｜ ／ ヽ . ´ ＼
￣￣｀ヽ | く ＞ ´ -‐=二三＼
￣｀ヽ { ├-, > ／ ／ ｀ヽ ∧
￣｀ヽ }'― ' / {／ ／ -┼…=ミ ハ
- 913 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:58:00 ID:ok4CJt/I
-
「小さな花屋をやってたんだ」
「は？ ……はなやああぁぁ？ 小隊長が？ ＶＧ戦の超達人、「不死身の阿部」が？！」
＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿
||―――――――|///////////////////||:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||￣￣￣￣￣
|| ｡：ﾟ.f a s h i o n .| やらない花 ||::::::::::::らーめん処::::::::::|| ""
||＿＿＿＿＿＿＿| ＿＿＿＿＿＿＿＿＿.||:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|| ,,
||. , _,、 Uﾐ | .＿＿＿ ＿＿. || ￣￣￣￣￣￣￣￣ .|| ＿＿
||. 〉 〈 ≪__〉＼ | ||￣||￣|| |＿|＿|. || |￣|￣|| |￣￣￣|..||| | |
|| l＿_l ノ__ゝ.＼ | ||＿||＿|| |＿|＿|. || |￣|￣|| | |..||| | |
||＿＿＿＿＿＿＿| ||￣||￣||... || |＿|＿|| .￣￣￣ ..||| | [|
||□□□□□□□| ||＿||＿||... || |＿|＿|| ........||| | |
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
「タンポポやアサガオ、ラベンダーなんかも育ててな。結構、繁盛してたんだぜ」
「は、はあ」
;";;
i'''''l ヽ、i,. - 、 | | ｀ー--' // ∧ .,.
(,,,,,,) ,,,. ;;;";;;i''i''i3,,,,, --K=- ､ i | | ／厶 lヽl i !ﾉl
ヽl ..|ヽ ,ε,'',,ヽ/ 丿 ;;;; 3; ／,| ＼_ｿ ｜ |,. -─¬─-､∠二== ヽ:. !./
ヽl, | ヽ ,;ε -- ";;;;;;;;;;;_ ;3 ! Ｆミ､ ／::::::::| ＼::::::::::＞ ､ / . ヾ､ !､i´〉ゞ
||| ll ヽ ,ε;; 丿l ヽ ;;__3 |/ ト=-| /::::::::::::::| ヽ:::/ ／:::ヽ{ ヾ☆,:'´
||,,,ii ヽ ヾ'''/,,,ヽ,,i;;ヽ,i ' ﾄ､二ｿj::::,. -─' V /::::::::::::i ☆;;;:☆
／||＼||i ll i | | ヽ、 ,ﾊ ﾊ_,. --- . 二ﾆ=- ☆;;☆;;
ﾐ || ||| || i | | " /∨ ＼/ ＼::::::::::::ヽ /´::::::::::::::/ ;☆;;☆;
ミ | ||| ii ,|,, | | ≧!ー-厶 |//｀ヽ::::::::} !:::::,. ＜´ . .｀|:|´
;; ii || ii |,,, | | ｀ヽ／| X∨/ | ｀Ｔ Ｔ´ ／Τ＞ . |:| /i
|i ／||l ii i | | ヽ／ヽ,ハ/}(}′| トﾊﾊｲ {__,厶-─ ヾ、 .|:| |l ,.r-‐i
|| | ||'''l ii |,,, | | ,ハ／ |／｜ | ＞＜＿｝∠ . ヾ. |:| .// ／ ／
ヽ/,,,,> ||'ヽ ヽヽ |, | | ／ ｜ | /＼,. -=ヲt二ﾆ= . |.||:| //／ ,.／
i || i| || l ヽヽ| | | | |ヽ. |｀フヽ／ / ＼ ／ |.||:|// ,;:''´
ヽヽ/ |l 7,,,,,,,,,,,,,ヽヽ, | | | | 〉〉 |个／＼ ! /ヽ ,.r''¨¨￣｀ﾞｰ‐ヾ.´/‐''´
| // レ' ｀ヽ、! ヽ.__________,.-‐' |:|
|,// ￣｀
- 914 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:58:19 ID:ok4CJt/I
-
「そして俺なんかには勿体無いほどの可愛い女房と、俺によく似た幼い息子が……」
, '´￣￣｀ ｰ-､ ＿__
／ 〃" ｀ヽ､ ＼ ,．'"´ ｀`ヽ、
/ / ﾊ/ ＼ﾊﾍ .__＿＿ / . ヽ
|i │ ｌ |ﾘ'´ ｀ヽ}_}ハ／＿ ／| }f^'＾^了t^'＾'`'1 |
|i | 从 ⌒ ⌒ ｌ小N| _ _ | | |＿ ! ＿＿｛ .!
|i （| ⊂⊃ ､_,､_, ⊂lｉ|ノ .|･,_,_,･ |／ |f'tr'i ''^'tォ-`} !
| i⌒ヽ j （_.ノ ﾉi|__／⌒) . l ´ '、 ￣ ﾉ/
| ヽ ヽx＞､ __, イｌ |::::ヽ／ /⌒ヽヽ、 ‐-‐ j /⌒i
| ∧__,ﾍ}::ﾍ三|:::::/ｌ| |',:::::ﾊ ＼ / ＞ __,. イｧ/ /
| ヾ_:::ッﾘ :::∨:／ | | >'''´ ヽ、 ヽ | / > .i､__/
ヾV く /
「いやいやいやいや！ ちょっと待ってちょっと待って！」
- 915 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:58:49 ID:ok4CJt/I
-
┌───────────────────────┐
│ ／￣￣＼ .│
│ _ノ ヽ、 ＼ │
│ （ ●）（ ●） | .│ 前に言ってただろ？
│ （__人__） | ..／} ..│ 小隊長は行方不明の恋人を
│ _ ヽ｀⌒ ´ Ｕ | / / __ │ 探してて、その恋人ってのは男性で、
│ (＾ヽ{ ヽ { ./ / . ／ .ﾉ │ 副隊長が写真を見せてもらったって！
│ (￣ ヽ ヽ i ヽ / 厶- ´ ／ ..│
│.(二 ヽ i i |,r‐i ﾉ. ヽ / ／ ...│
│ ヽ ／ ノ ／ r一'´ ー ､ ￣￣￣） ..│
│ i { ｲ―イ / .`ー―. ､＿_ .〈￣￣ │
│ ヽ. `ｰ '/ / /＼ ＼ ...│
│ `ー ' ￣￣! | ヽノ ..│
└───────────────────────┘
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ,ﾘ|} |. }
. {. | ′ | }
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ<
あれか。あれは、とっくに戦死した !∩|.}. '__＿ﾞ` ./'_＿`（ ;;;;(
戦友の写真さ。ああしとけば、 ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣' ) ;;;;)
過去についてほじくられることもないし、 ヽ.ヽ {:. /;;／
余計な人間関係もできないと思ってな。 }.iｰi ^ r' l;;, ,'
!| ヽ. ｰ=＝━・ /
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
- 916 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:59:05 ID:ok4CJt/I
-
┌──────────────┐
│ ／￣￣＼ ..│
│ ／ _ノ ＼ │
│ | （ ー）（ー） │ （つまり小隊長の考え以上に、
│. | （__人__） │ 副隊長には根性があったと
│ | Ｕ ｀ ⌒´ﾉ │ いうことか）
│ .ｌ^l^lｎ } .│
│. ヽ L } │
│ ゝ ﾉ ノ ..│
│ ／ / ＼ . │
│ ／ / ＼ │
│. / / |ヽ、二⌒)､ .│
│ ヽ＿＿ﾉ ..│
└──────────────┘
,, - ―- 、
,. '" _,,. -…; ヽ
(i'"（(´ __ 〈 }
|__ r=_ﾆﾆ`ヽｆﾊ }
まあ、とにかく。あの頃の俺は、 ヾ|! ┴' }|ﾄi }
幸せだったんだ。 |! ,,_ ｛' }
愛する家族と送る、平和で満ち足りた日々。 「´ｒ__ｧ ./ 彡ﾊ､
ヽ ‐' ／ "'ヽ
ヽ__,.. ' ／ ヽ
／⌒` ￣ ` ヽ＼_
/ i ヽ ＼
- 917 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 21:59:31 ID:ok4CJt/I
-
::::::::::::::::::,､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ
:::::::::::::::i' ｀"~´''""ﾞ~゛ﾞ^'ヾﾐ;,ﾞ"ｰ;;;;;"ﾞ''''ヾ;i
:::::::::::::::| ' ;!ﾞ {,
:::::::::::::::| i
:::::::::::::::| |
⌒ヽ.:::::} ∠二二三三＝'' ∠二二＝
´'ﾊ i:: | '´て"ｱヾ´ i"てj"ヾ,′
.r‐ﾉ レ' ￣￣ | ´￣ l これ以上望むものなんて、何もない。
.{ i､ l | 俺は世界中の幸せを独り占めしてるんだ……
､ ` | | ってな。本気で、そう思っていたぐらいだ。
ヽ､ `i ,-､ ノ l
:::| ` ｰ, ´ ,'
/ ､ `- -‐─‐- ′. /
ヘ __＿__ /
ヘ ｀~"´ /
', ＞ . ; /
', ≫... _ '
', .:.:.:.: T＜
', .::.:.| " ‐- ,
￣" ‐-
＿＿ _ _ .
ヾ彡:.:.:.::::::::::｀`ヽ
／^^`ヾ,,;:::::::::::::::::::.＼
/jﾄ､ ｀ゞ;;;;;;;;;:::::::::::::＼
. _,ゝ ﾄ､＼ ｀`ｦ;;;;;;;:::::::::::::ヽ
だが、あの日。カイオン軍が侵攻してきた。 r '"´ ｀ヾﾐゞ､ ,イ;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::ﾞ,
俺は女房と息子を避難所に連れて行った後、 ﾄ､ i ｀ヽ i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;;;:::::::::i.
一人で店に戻ったんだ。種をいくらか持ち出せ ,} ′ ,' j;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:::::|
れば、店が焼けてもすぐに再開できると思って。 j二ヽ. ,' /,r'⌒ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:,'
. /ー-' ,ｲｦ/i!;;;;;;;:::.::.:.:::/
） ゞイソ´ ￣￣ ｀`ヽ､
.（ ＿ ＿＿__, イｰ-,イ´ ＼
. ／ ／
- 918 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:00:44 ID:ok4CJt/I
-
,' ,'
(:' (:'
＿ ', )） ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿', )）
||――} /( ――|//////////////} /( 「しかし甘かった。俺が戻った時には、
|| ,' ﾉし': :ヽ o n.| やらない花 ,' ﾉし': :ヽ もう商店街がまるごと火の海でな。俺は
.:.,ｲ: : :: :V）＿＿| ＿＿＿＿＿＿（(,ｲ: : :: :V） 避難所に引き返すこともできなくなって、」
':;:. :::. . ..:.:λ:: ::'; ::,)､::.:;.:,:;.:＿ ､ゝ: : : :(ﾉ}
.':;ヾ::.:ｿ)人ノ从:.ｿ）ノ ）:.: .;,.'￣||￣|| ヽ: :: : : :: :/
|ヽゝ;:;.::Vィ' (ソﾍ （::.:.:'.,; :. ...:.:λ:: ::'; ::,)､::.:;.:,:;.:ノ
|| ',:; .::） て:;;':.)人ノ从:.ｿ）ノ ）:.: .;,.'
||□..:.（ノ （::..Vィ' (ソﾍ （::.:.:'.,; :. .
. .::::） ﾍ ｿﾊ ,ゞ.:.） て:;;':.
:::: .:ｿ ﾉ:.::.:.. :（ （: :. （::..
::..:（ （::..::..:::.::ﾉ ）:::...ﾍ ｿﾊ ,ゞ.:.
,,,,_＿__,.．-'''- ．..,,__
／ ヽ __ ヽ、
, -ｰ- ．._ / Ｊ {_＾ ヽ、}
_,‐' ＼＿,,／ i____｝二 /
r´ ,、 ;ヽ U 、____,.．''" {___ノ
ゞrr-'''" ヾ .ｒ 、 ヽ, u ,,Ｕ |
「ただの花屋のオヤジだった俺が、 ｛ /ｒｨｧ ﾘﾒ、_ﾉ＝、 |
砲弾の飛び交う中を逃げ回ったんだ。 ｀i Ｕ }_,,__ ／ ＼
そりゃもう必死で、転がるようにな。 i´ヽ''´ /ヽー―、i し | ＼＿
とにかく逃げて逃げて逃げて逃げて」 | ヽ-´ ヽ ヽ＿,,,,／ ＼
| Ｕ u;__,,, ＿/ゝ __,,,,し |
ヽ、__ ﾉ ヽー――ﾌ＿__"'-,-'{＾~ヽ |
ヽ、 ゝ--、 | 〔 ﾉ | |
＼_i ~"''' ‐- __〕 / |
＼____ ／ /__
- 919 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:01:09 ID:ok4CJt/I
-
「やがて、戦闘が終わった。カイオンの占領兵たちが街の消火活動を始めた。
それでようやく、避難所に戻ってみれば……」
＿＿
／|: : :.:::|
l | : : : :|
| |: : :. .:|
| |: : : :.:|
iv'ﾍ | |:|ｌ＝=|
| ;`;| | |:|》: ::::| i'1
| ;'l:| i'`'i 、 ／| |:|＼ : | . |;'| ,、
!:`l'| ζ＼ |;`;| ‖ 〕 .| |:| || | ./＼ ＿.|;'| /.:〉
-､_|_.;l:| ＼';､＼ :|':i;;| . i'1 ||／> r┘.:| |:| ||::| | ‖‐┘ .:|';|──へ./.:/＿r‐
ｰ|＿}:;| ＼';､.＼|;';;;| ./〉 |;|＿r／／ /|￣＼:| |:| ￣ .:〃..／>.::|;'|:::::::::::::::/.:/:::::::::::
-|＿|`|＿r:‐:‐:‐:‐＼';､＼;| r‐//┐_|:|::::::::;⊥、r/.::| .:::::::|／＼/＼ 《／／ ..:::|;'|:::::[]::::/.:/]:::::::[]::
ｰ|＿};|::::::::::: : :: : {二l＼;i`!､::://:::::::::::::::::::r| .::| /.:::::<＼／ 〈:::.:... ＼ 》 ' .::::::::/|＼＿ｎ::::::::::::::::::::
-|＿|￣/＼:::::::/`|＿{┬| |;､＼::::::::i'|::::::r┴冂、 .:::::|::＼＼ _＿＿__:::::.:..〉″へ:::::/ .| |: : : |:|::::::::l`!へ、
ｰ|＿}::/ ､';';〉.:/ /{＿|┴lニニニニﾆｌ.r┴､_|_|_|:>:::::＿＿＿|」＿＿:l;_;_/／..::. ｀〈 :| |: : : |:|::::::::| |: : :
-|＿;l'_;_;_∠;/_/___l_,,:;;}┬┴┬┴┬┴┐::| .:::|_rｪ┘＿＿;!＿__;!＿＿;|＿;_;:::.:／ : :| |: : : |:|::::::::| | : :
~゛'' ┘⊥ ｣_ | |{＿|┴┬┴┬┴┬┴┤ .:|＿;!＿＿;!＿＿:l＿＿;!＿＿;|<___;_/＼_;_;_;|;|-∠|_|;_;_;
~゛'''' ┴'::⊥Λ二＼.:| .:|ー:|＿＿;!＿＿;!＿＿;!＿＿:l＿＿;l:::...＼/＜＞::. ∠二
｀ , ' . ｀ ∨_,,,;;;;/. ~゛`┴ -'⊥ .」＿;!＿＿;!＿＿;!＿＿;!＿;ﾄ､ r─‐-､ ...:.:.:.::.:
, ~゛ ┴ ⊥. .,_..:::| ::/￣.￣'"ヽ┴-､_;_;_;_;_;_;_
,, ｀ ~゛'' ‐-|＼＿＿＿ﾄ--/.. ...:::::::./|
` ., ｀ ,. ' ＼|__;_;_;_;_;!─l二二二l/
- 920 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:01:46 ID:ok4CJt/I
-
_,.．-──- ､､
,､-'"´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀`ヽ､
,r'´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀､
/::::,r'ﾞｧｰ-ー'ｱ"ﾘijk´￣｀`""´｀`i::::::::i
,!::::::! ,!ﾄゝ､ l:::::::|
|::::::! ,!ヾ､,,_ ﾞi:::::!
|::,::l ,ィﾆﾆﾆ二r'´ ゞ二ﾆﾆﾆゝ､ ,!:::j
,rゝ;l. ´ ,ｨ＝≡'´ﾚ '｀ヾ＝=-､ .! !^i 大勢、ギッシリ、避難民が詰まっていた
.i r､i;i ' ´:; ｀ ` ﾘｲ^! 建物に、多数の砲弾が同時に着弾。
| ソii j l!ヽ l 脱出の暇もなく全焼、即、倒潰だったそうだ。
i ,!( ,! ｀ゝt''´ | j!,!
｀､. `i _,,＿ __ ,!ﾚ'/ いや、でも、もしかしたら＞
＼! ィ-‐ーー-ゝ ,!,ｲ
i､ ー一 / i/ ああそうだ。生存の可能性はゼロじゃない。
|｀､ / 'i 俺もそう思って、軍に志願した。
| ＼ ; ,ｲ | とにかく、俺たちの街を取り戻そうと思ってな。
| ＼ ＿__,＿＿, ィ´/ |
_,! / l､_
,,､-‐ ''"´ i ; ! ! ￣｀`''ｰ- ､
l ; ,' ,' ! ;
|
n _＿ /|
|L,r1 1V !
Hj ',［_］,' Vh
l く〔`ー'´〕ノl」 ,． --- ､
「その一心で、俺は強くなった。 | r〈｀""フ:.:.:ﾕ､., イ.:::::::::::::::::.:.ヽ
戦功を立てて稼いだ金を情報部に r─-`ｧﾊ -ｧ'.::〃.:::// ´￣￣｀`ヽ::::.',
鼻薬として渡し、家族の行方を ,．-＝=ｭL_∠ﾆ三ノ::;.〃.:::// ￣｀ヽ',::::l
調べさせたことも、何度もある」 /.:.:.,．.∠ﾆ二」.:::i.::::/./∧.::// -‐ ─ -､1:::|
.〈.:.:./.:.:,'.:::､ ﾉヾ :,'.:::V/ ｰ- ､1::/
iＮ::::::i.::::)ヽ ヽﾉ|ノ´.:::0;;X^､,． - ─- ､ j〈
l ､ ﾉヾ （::::!.:∧,;;ﾑﾑﾉ_,. ｲ `ヽ`ヽ＼ﾚ′
| )ヽ ヽﾉ`Y´⌒､ ﾉヾ `ヽ`ヽ y'⌒yV^Y
| ^) （/ ) 〉:::)ヽ ヽﾉ ___'､__'､0/.:::〉Y′
,.ﾚ''´`Y´⌒ ‐彡 ^) （/ .::::::::/:::/:::::/::lノ
/ ,〈｀`ｰ--‐'ﾞ, '´`Y´⌒ :::::::/.::/.::::/.::/
. 〈 / ゝ---‐'ﾞ‐イｿ / .:::::ry'ry'.:ry'.::/
- 921 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:02:18 ID:ok4CJt/I
-
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ,ﾘ|} |. }
. {. | ヽ '/ .| }
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ' '､=＝ﾆゞ<
!∩|.}. ‐＝＝ , /''＝- .f＾| 俺のことを忘れて、あるいは死んだと思って、
ｌ（( ﾞ′｀￣ " .f::`￣ |l.| 他の男と暮らしていたっていい。とにかく
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ 生きていてほしい。一心にそう願っていた。が、
. }.iｰi ^ r' ,' 何度も何年もに渡る調査の成果は……ゼロだ。
!| ヽ. ｨ ── ､ /
. ／} ＼ ￣ ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
_ ,, --
／::::::::::::::::::::::ヽ
ゝrﾘ:::::::::::::::::::::::::i
i､ヾｰ､:::::::::::::::::|
常識的に考えれば、解るよな。 | } ﾘ､:::::::::::::::l
俺はそれを認めるのが悔しくて、 ', ｲ ﾙ､::::::::::',
「行方不明の恋人を捜す」なんて言い続けて ヽ_／´￣￣￣ヽ_
きた。だが、エヴァ。お前にははっきり言おう。 ,ｨー‐'ー─￣二＝三'ｰ ､_
/ ヽ ', ｀ヽ
/,--､ ', ', ∧
tー--‐' , ' }
_/ ｀ ､ l ＞ i .}
／/ ﾘ ＞ i |
/;;/ ,､ ＜ __.. | ヽ, |
ﾚi ／ i "´ i ヽi
.} ､. ／ .', l ,'
｀ー''´ ', l '
i ／ l ,'
}/ -‐ーｰ‐‐ '
i／ -‐ "￣￣ i ,'
- 922 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:02:45 ID:ok4CJt/I
-
_ ＿ _
,. ;:'´;:;:;:;:;:;:;:;:;:｀丶､
,r'´;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:`ヽ
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;ヽ
!;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ミミ｀ﾞﾞﾞﾞﾞﾞ从ﾘﾘﾘ
!;:;:;:;:;:r- ､;:;:/ !
{;:;:;:;:;l ハ!;;! ,z＝＝ｲ ;､,,j
{;:;:;:;:;l い!;:! =＝' 芹′ 俺の女房も、息子も、あの日、避難所で
.i;:;:;:;:;入 こ //´ ﾘ 死んだんだ。もう、この世にはいない。
i;:;／ ! l,′ ( __ﾉ いくら捜しても、見つかりはしない。
｀`Xく ﾄ､ { ;‐─./ 何があっても絶対に、二度と会えないんだ。
｀ヽ＼ _ L. ＼ ´¨¨/
￣￣｀`ヽ `ー く
／ ｜＼
＼ ｜ ＼
＼ ＼| ＼
＼へ― フ ＼ ＼
∠ △ ／ ＼ |
Yw「ﾉﾉ￣￣＼ ／ ｜
小隊長…… 厂／＼＼￣￣／ ／￣＼ |
￣ ＼| ￣ | | EVA ｜｜
〔§| ／| ＼＿／／＼
（ ＼＼＿＿ |
＼ ￣￣￣＼＿ ＼
_,,.､､､､､.,,_
／.:::::::::::::::::::..｀ヽ､
/ .:::::::::::::::::::::::::::::::. '､
| :::::::::::::::::::::::::::::::::,ﾍ{ﾂ
| ::::::::::::::::::::::::,ｨｩ ﾉ j
|::::::::::::::::::::::（ |.! ;{ だけどな。
.|::::::::::::::::::rﾘ`l,〉 j}ﾞ エヴァ、お前の愛する女は、
}:::::::::::::::ﾉﾞ l /. まだ生きている。
,xｧ''ｰ'ﾞ'` '､ / すぐ目の前にいるんだぜ。
/ ｰ｀¨`''''ー-- ､｣ﾞ'′＿
''^ｰｧ ､＿＿＿＿_ ￣ ／
`>'､, '''"´￣￣_二ヽ､
/ ／ ヽ
,' , / ﾞ､
l / __ !
l, l く,_ ､ |
- 923 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:03:12 ID:ok4CJt/I
-
/'´￣ ）／ヽ
./ Ｙ/´ /,へ、
く、 {./ // ├(⌒ヽ
＼ ヽ ヾ」 | ./ /
ヽ ヽ !! /Ｙ {
｀ヽヽﾉヽ( ( ）ヽ
お前の、一番の宝物は失われたわけじゃない。 ＼ i , '´ ￣￣ ` ､
お前のその手で、護ることができるんだ。 . i ｝ i r-ｰ-┬-‐､i
違うか？ | :{ | |,,＿ ＿,{|
. |: :| Ｎ| "ﾟ'` {"ﾟ｀lﾘ
|: : :| ﾄ.i ,__''_ !
i.| :: |／i/ l＼ ー .ｲ|､
. | : | ＼´￣`／ ´ .ヽ
/ .|::... ヾ ﾞヾ;;::;" ..::＼
/ ヽ...}ﾞl:::::::::::... : :;" :::: ､
{ . ﾉ ヽﾉ :､:::::::::･;: ;;;;''､,::::･ ;:ﾉ.. ヽ
ヽ::/: ヽ.........::ｿ "ﾞ''ｰ--'''''" ゛::; "゛'...}､:::: |
ヽ:::...:::::::::::::_／::゛'ｰ＿ ,,;;;!､ ,,;;; ,､:::ﾉ
￣ｰ─'i::::::: .ﾞﾞ,,､ ;::''"`;:::;'''゛゛` /
┌─────────────┐
│. ＿__ ...│
│. ／ ―＼ .│
│ .／ノ (●)＼ │ （……そうだ……おい、俺。誓ったんじゃなかったか？
│ | ( ●) ⌒)ｌ ..│ この戦場で翠星石を護り、無事にリジンへ帰すことを）
│ } （_ノ￣ i .│
│ | / │
│ ＼ _ノ │
│ /´ `、 .│
│ / ,＿__ ,. i ...│
│ （ ､＿＿⌒) ノ ...│
│ ヽ、 i⌒i⌒i │
│ i i i＿ .│
│. ＼＿）＿） │
└─────────────┘
- 924 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:03:40 ID:ok4CJt/I
-
（どんな危険にも困難にも屈せず戦い抜いてみせる、と。その想いの強さは、誰にも負けない。
そう、たとえ 「あいつ」にもだ。現に「俺」は、命懸けで戦ってきただろ）
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ /::イ´:::｀ヾ::::::::＼ ヽ＼::::::::ヽ､___y´ 》.》 ｀｀＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
────────────── . ----．/ /:::::／´｀＼ヽ:::::::::::ゝ,_( ｀ヽﾔ、::iヽ. ,ィ──────────
──────────── , ´ ,≦升´￣￣ 》/::::::::::::/ ｀ヽ _,ﾊ Ⅵ ヽ ／/──────────
───────────．イ 卅圭ノ .__ュ /〈::::::::γ' / -代 ヾ｀ヽ`イ／───────────
＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ .イ ,,彡圭斤-ｧ-‐ ‘/)__｀ｰ ' /j::::::::j ,イ__ ノ ゝ._ )ヽ_R/＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣,-､__ , ＜ .．≦≡三彳´ _/ヽ ｀ｰ'/ /___//:::::::/ /_ ノー‐- ､! ﾄvー'￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿r三≡ ￣ヾ´ _,≦≡"" / 〉 /_,, -.' Y_三ｲ ￣ ｀､ :l＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿〃,----ｧ / ／､ / ／ ﾊ_i＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
────ｬﾆ'_, -' ／ ヽ .Y´────────────────────────────
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣,r’´￣｀ヽ i!----───--- ．_￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿./ _,,ﾉヽ_,ゝ｀i ｀＞ ．_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣/ー‐‐ ''‘ .y／ >:::} ｧ-‐ ')￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
(そして「やらない夫」がどれほど翠星石を想っているかは、俺が一番よく知ってる。
なにしろ同一人物だ。
翠星石を幸せにできるのは、間違いなく「やらない夫」だけだろ、常識的に考えて）
__,. -――- ､、_
,ｨ'-'"´⌒^^⌒`丶丶、
〃_r冖'⌒^^⌒'ー､_｀ヾ'､
／{ノ ） ヽ、ぃ
ノ /// / / ／ /} i`､} ､
＼{ l i i,l+‐-／,ｨ/‐ﾘ-､ l | |l >
| l |__l ィ=ミ´ノ ｨ＝ﾐ ﾉ/ , l ｲ
从ト ﾄi､:::: , :::: ﾒ/ノ,ｲ lﾄ、
/ ｸ､下ゝ､ ｰ一 彳彡ｲl l lﾄﾐ 、
/ ノ/〈｀ヽ｀`ﾆ=y=＜ノ｀l '､ l l l ＼ヽ、
__／ノ / ,八､ ,'´ / ヽ 入ヽヽ､l l ＼＼
, '´イン /r'´､,:'^"'-､_ {、 _l,.,.,._ ｀ﾄ､ヽ、 ＼＼
／ ／ノ ／ ゝ､ /^'t､,_ ｀'}ー'" } } ヽ 'ｰ､ ＼＼
,イ ／ ノイ/ l У ｀'ｰ人-‐ ''"~´'､_ノi、丶、 ｀ヽ、.ヽ ヽ
- 925 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:04:03 ID:ok4CJt/I
-
ヽ､ ,-､
ヽヽ,-―､__.／ |/⌒ヽ_―
ヽヽ ∠-_ |⌒ｌ )｡=､
《､ヽ＼/ ｀()／ |／｡
（もちろん、「やらない夫」が俺でないのは、 ｀､ー＼) ⊿／ ヾ |―-┘
辛いことだ。心が引き裂かれそうだろ） | ＼ 'ｖ,ーﾆ∋∠／ 〕
ート､ 〕 H┴´Ｊ＼ｌ ﾉ 〈
ー>､> |~>' ＼_ リ | ∩
|｀ｌ/＾ヽ'- ~￣＿｀┘」｡｡＼
┌───────────────────────────┐
│ ／ ;;;;;;;;;;ヽ ..│
│ / ;;;;;;;;;;;;;、 ..│ （だがその辛ささえも乗り越えてしまうほど、
│ | ノ ＼ ;;;;;;;;;;| │ 俺は翠星石のことを愛している。
│ |（ ー） （ー） ;;;;;;;;;l ..│ そうだろ？ なあ、「俺」）
│ | （__人__） ;;;;;;;;il │
│ | ｀ ⌒´ ; ;;;;;;;.;;;;;ヽ .│
│ ! ;;;;;;/i;;;;;;;;ヽ、 ..│ ……小隊長。
│ ＼ ;;//;;;;;;;;;i;;;;;;ヽ､_ .│
│ ／) ￣￣;l; ;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`‐-､ │ なんだ？＞
│ ＿ / :/ |;;;; /;;;;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ヽ、 ..│
│ ノヾ `‐-" ｌ , -‐"i /;;;ノ;;;;;;;／;;;;;;,-‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞヽ, │
│ ﾉヽ | ／ .ヽ!;;:／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;li .│
│ l , :l / , ;/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ │
│ ( ヽノ .i i; ;l ,, ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| │
│ ヽ､ ＼l/_,-‐ ､:;| :;＼,,-‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ │
│ ヽ､i ＼i;;;;;:)）;| ;;;;;;;;;/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;‐､;;;;;;;;;;/ .│
│ ＼ ＼´）;;| ;;;;;;;/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼;;;; │
└───────────────────────────┘
- 926 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:04:28 ID:ok4CJt/I
-
, ｬ . j´ __,ｲ
,ィ´./,___／／＼. f＾
俺はこの鋼鉄の体になって、 ／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
多くのものを失った。だが、 fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
多くのものを得た。 ,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
あんたという人に出会えて、良かったよ。 ｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
_, 、 . | /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
／｢｀Y´｀ヽ /!_/ ..::::::::l
<／｢｀〈___ノﾍi ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
<｣_,ｨ==ｲ } _,以 V
. <｣斗イ》 ,ィ:ﾑ、 ,ィ´ ∧V .::
<__,ィ＿ﾉ.::ｨ^ヽミｭ、 ／ L,__ ∧V ,;::::::.........
｀¨´:K ｀¨マ'¨¨ニ¬・・･マ___,ｲ ｀ヽ,__y匕ｬ'
｀¨マミﾑ、 ｀¨マﾆﾆ弐ﾆ二三≧､ __≧斗'´
｀¨マﾑ、｀ヽ、 ｀ヽ__＞ ,＞ｬ'´
｀マ､ _＿＿__,ｲ三_／
｀マ二三三三いー--‐fフ
＿_
,.-''";;;;;;;;;;｀`'ヽ､
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
/;;;;､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､
,!;;;!ﾞ`''〜^〜ｧrr-'ﾞ`'´''ﾗﾍ;;;!
|;;;| ﾉﾘ ﾐ;;;|
_ゞ;! r─-- ､ ,rｪ--- ､ﾐ;ﾘ
!ﾍl;|. ぐ世!ﾞ｀｀ ,ｨ '"世ﾝ ｢ヽ
!(,ﾍ! ￣'" |:::.` ￣ ,ﾄﾞﾘ おいおい。
ヽﾞ､! !; ,ﾚｿ 俺なんかおだてたって、何も出ないぞ。
`| ^'='^ ﾑ'′
,rﾄ､ ー- ─-: /|
_..／ i| ＼ === ,ｲ.:ﾄ､
／ i| ﾞ､＼ ; ／ﾘ.:;!:::＼､＿
ﾞ! ﾞ､ `ｰ─''ﾞ:::;:'::::|::::::::::＼
ﾞ､ :::/::::::|::::::
`ヽ、 ﾞ､ ./ .| ,-､、
- 927 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:04:44 ID:ok4CJt/I
-
＿＿＿__ ／ ／｀ |
/__ ヽ―丶、 ／l ／
|| | ￣￣￣丶｀l ／ |／
||__| /＿__/000|／ﾟ' ／
┌─────────────────┐ └--' ||_00/=.ヽ／
│ ゞ, ｒｒ〜ヅ ﾐ::::::::::::::::::::::::::::::::: │ |------ ／￣|/.| | ＿＿＿＿＿＿_
│ ﾌﾊ ﾐ:::::::::::::::::::::::::::::: .│ |￣￣￣/［］__ 丶ﾉﾉ / | ＼ ＼
│. l __,,. -─¬,〈:::::::::::::::::::::::::::::: ..│ 丶＿_／丿＼/￣￣|/ |＿＿＿＿ ＼_＼
│ 〉ﾞﾞ`'''Tjフ￣ ヽ::::::,ｨ ,､ヽ::::::: ..│ /_//_＼//__/。― ／--- -- -- ￣./ /
│. / ,.‐'" }:::/ /ヽ ﾊ::::::: .│ ―/⊆⊇⊂⊃ / / ／／ --丶
│ /.. "´ ２ﾉ/ l::::: .│ /￣ ／＿ | |＿＿＿＿/ / ＼
│. ヽ.ﾆ,｀ __／ :l:::: ...│ | Ω | ￣|￣|| | | |
└─────────────────┘ |￣￣￣丶 .＝＝|| └─―――――＼ . 0000 |
しかしまあ、嬉しいことを言ってくれる。 | . | ＿|＿|| ＼ ／￣|＼ 000 |
俺が本当にゲイなら、 ＼ | l￣￣ｌ＿＿＿|￣￣￣ | ￣￣
. お前に惚れてたかもな？ ＼＿__／/￣￣￣ | |
丶――
: ＞ ．. ./｀＞ ．
:::::::::::::＞,/:::::::::::::::｀＞,
:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::/_:::::::::::::::::::::/､_
::::::::::/ ｀ヽヽ:::::::::/_ /｀ｰ､‐´｀二ヽ
::::::::＼ ヽ＼::::::::ヽ､___y´ 》.》 ｀｀
＼ヽ:::::::::::ゝ,_( ｀ヽﾔ、::iヽ. ,ィ
》/::::::::::::/ ｀ヽ _,ﾊ Ⅵ ヽ ／/
/〈::::::::γ' / -代 ヾ｀ヽ`イ／
/j::::::::j ,イ__ ノ ゝ._ )ヽ_R/ 残念でした、俺には
//:::::::/ /_ ノー‐- ､! ﾄvー' 翠星石がいますよっと。
Y_三ｲ ￣ ｀､ :l
ﾊ_i ははっ、そうだな＞
- 928 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:05:02 ID:ok4CJt/I
-
＼＼ ＿ ／
＼＼ ＿ノ￣￣ﾉﾉ ＿ |r'l
ヾ'＼＿ｒ'＿_＼rrヾヽノ二￣_ﾉ' || |
〉/ ,rj _＿_ ヽ／ lノ ／ || |
`Lvヽ（l_|＿）‐'、＿|ノ＿＿,‐|| |
俺はノーマルだから……って、 r '`' r _＿, ||＼L/ || |
この流れで思い出した。小隊長、 / -イ l_|// 〃 [＿＿_＿|| ＼
副隊長のことはどう思ってる？ / ｒ/￣_ ＼_ ||r―――――＼ヽ l
l,l/ ｌ￣/￣| | | |￣￣⊆⊇⊆⊇|| |
| / | ∪ﾉ ⊆⊇ || |
| / /|ヽノ r――、＿＿＿|| |
|/ l | / lヽ＿|＿|| |
,―'￣￣| | | | | || |
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ,ﾘ|} |. }
. {. | ヽ '/ | }
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧﾉj }=＝ﾆゞ<
!∩|.}. '"旬ﾞ` ...:::::/''旬 ` f＾| ん？ 有希がどうかしたのか？
ｌ（( ﾞ′｀￣'"〃 f::`￣ |l.|
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ あぁやっぱり、わかってないだろ＞
. }.iｰi ^ r' ,'
!| ヽ. ,∠ニ= / だから何がだ。
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
- 929 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:05:26 ID:ok4CJt/I
-
/:::/:::: /::::::::::::l::::::::|:::::::l:::::::::l:::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::i::::::
/::;ｲ::::i::::::::::::::| ::::::l|;::::::li;::::::::|､;::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::l:::::
.l::/ l:::::|::::::::::::/!::::::| li::::::lヽ::::::l. ヽ;:::::::::::::::::l::::::::::::::::::::l::::::
|::l | ::::|::::::::-i-L;;_l .|!i:::::l ヽ::::l ヽ､__;;;;::::| :::::::::::::::::l::::
|:! .|::::::l::__;;;|_ l:::l｀ヽヽ;:::l ヾ;ﾚ‐'''ﾞﾞ´＼ :::::| ::::::::::::::::l:::::
l! .|:::／ ___ノ,ｨ'ﾄ|''=ﾐ､ ヾ! ,r-=fニﾐ;;弍;;| :::::::::::::::l~ﾞ'i
l/ ,/ﾄ､::lﾞ__ﾞヾ::ii::|ヽ ,/ .|:::illi:::ﾞii/ |:::::::::::::::j¨ﾞ l
「副隊長はいつも、場合によっては /⌒ヾ､|/`fﾄ l ﾞK);j .l'⌒''h. K);;;;ｯﾘ l:::::::::::::/ .ﾉ
小隊長以上に冷静で、軍人らしい。 /‐-､ `iﾉ /'ヽ|､ ノ ヾ､ ,/ |:::::::::::/=7ﾞ
だけど小隊長、あんたを見る時の ./ ､. ヽ |ﾞV,_ l:::i､￣ 丶 ﾞ''ｰ-‐'' ,l::::::::::/|:;/
副隊長は……」 i 'ﾞヽ_j-' .|::::|.＼ ‐- ,,ｲ::::::::/ ,l/
ヽ ヽ jl:::::l. ヽ､ , ''ﾞ /:::::::/ﾞ｀ヽ､
ヽ､. /ヽ::::| ,,｀=ｰ '''i´ /:;/ﾚ'〉;:;:;:;:,.,＼
/ /. ヽ:| ,,r''ﾞ,.;:;:;r''ﾞ~ﾉ /ｲ /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
／ ヽ
／ , , ' ヽ
/ / / / / , / ヽ !
〃/ / ! l / ! ! ヽ | !
│ ! ! │ { ! | ヽ ! ! ! |
! /{ {. ﾄ｀ ト､ |ヽ !＼ ,ム‐ﾊ| } l
ﾚ ! iヽ !,,====ﾐ､＼l ,,====ﾐ ! l l !
ヽ |.-ヽ!'<fえヶ.ll, - ､ll ｲkか>l ,!､ ﾊl 「とても優しく、女らしく、可愛らしい目をしている。
/, ﾆヽﾄ ゞ-' ノ ヽ ゞ-' ,' / ﾉﾘ あれは小隊長に想いを寄せているだろ。
,'/ﾆヾ 人 /// ｀_ /// / /ﾘ´ 常識的に考えて」
{ /ﾆヽ ヽへ ィ ﾊl
ヽ、ヽ } | ＞ _ , ィ´/ノ-､
_,' ﾚ′_,-‐l ／ ヽ
__/ | /､‐'/ ／ , ' ＼
/ ─ ' } /へ、 ／ ＼
{ / / ヽ､ , ' ィ ﾆ二二＼
, ｲ ,' 〉/ ／ ／／ , -―─-
／ / / ／ ／／ ／
- 930 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:06:01 ID:ok4CJt/I
-
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::
r'::::::::::::::::::::;;:;;:;;:ｯ､:::::::::::
レ''''jrTf" lﾐ::::::::
| 〈ﾐ::::::::
|､_ ｬー‐__二ゞ ヾ::、
ゞ:} ￣'互.ヾ }:j ん
有希が俺に？ それはないだろ。 l/ ´｀ )ﾉ
あいつと俺とは付き合いが長いから、 / l (ノ
遠慮なくどんな冗談も言い合う。だが、 `弋"__,....._ ! !
そんな話を持ちかけてきたことはないぜ。 ﾞ､`ー‐' ,' ＼
ﾞ､￣ ／ ,' ＼
ヽ＿_／::;' ,' ノ ｀ヽ
ヾ_,'∠..,,__
／´
┌──────────────┐
│ ／￣￣＼ │
│ ／ _ノ ＼ ..│
│ | （ ●）（●） .│ そりゃ当たり前だろ。
│. | （__人__） ..│ 行方不明の恋人を捜す旅路の途中、
│ | ｀ ⌒´ﾉ │ しかもそれは男性です、なんて言われてたら、
│. | } │ 告白したくてもできないだろ。乙女心的に考えて。
│. ヽ } .│
│ ヽ ノ ﾋﾞｼｯ .│
│ / く＿＿,-ｭ__ て ..│
│ | ＿＿＿ 三） （ ...│
│ | | ￣ ´ ..│
└──────────────┘
- 931 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:06:21 ID:ok4CJt/I
-
＿＿ _ _ .
ヾ彡:.:.:.::::::::::｀`ヽ
／^^`ヾ,,;:::::::::::::::::::.＼
/jﾄ､ ｀ゞ;;;;;;;;;:::::::::::::＼
. _,ゝ ﾄ､＼ ｀`ｦ;;;;;;;:::::::::::::ヽ
そ、そうか。うぅむ……この任務が終わって r '"´ ｀ヾﾐゞ､ ,イ;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::ﾞ,
一段落したら、聞いてみるか。 ﾄ､ i ｀ヽ i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;;;:::::::::i.
俺のことをどう想っているのか。 ,} ′ ,' j;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:::::|
j二ヽ. ,' /,r'⌒ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:,'
＜それがいいだろ。 . /ー-' ,ｲｦ/i!;;;;;;;:::.::.:.:::/
） ゞイソ´ ￣￣ ｀`ヽ､
.（ ＿ ＿＿__, イｰ-,イ´ ＼
. ／ ／
＿_
,.-''";;;;;;;;;;｀`'ヽ､
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
/;;;;､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､
,!;;;!ﾞ`''〜^〜ｧrr-'ﾞ`'´''ﾗﾍ;;;!
|;;;| ﾉﾘ ﾐ;;;|
_ゞ;! r─-- ､ rｪ----､ﾐ;ﾘ
.!ﾍl;|. ぐ世!ﾞ｀｀ ,ｨ '"世ﾝ ｢ヽ それでエヴァ、お前はどうするつもりなんだ？
!(,ﾍ! ￣'" |:::.` ￣ ,ﾄﾞﾘ 戦争が終わった後は。
ヽﾞ､! !; ,ﾚｿ
`| ^'='^ ﾑ'′
.ﾄ､. -‐‐ ‐‐- /|
i| ＼ === ,ｲ.:|
,ｲi| ﾞ､＼ ; ／ﾘ.:;ﾄ､
.`ｰ─''ﾞ
- 932 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:06:37 ID:ok4CJt/I
-
／ ｜＼
＼ ｜ ＼
＼ ＼| ＼
＼へ― フ ＼ ＼
∠ △ ／ ＼ |
ああ、やる夫からは遊園地に誘われて Yw「ﾉﾉ￣￣＼ ／ ｜
るんだが、ちょっと他にやることがあるんだ。 厂／＼＼￣￣／ ／￣＼ |
詳細は言えないんだが俺にしかできないことで、 ￣ ＼| ￣ | | EVA ｜｜
〔§| ／| ＼＿／／＼
（ ＼＼＿＿ |
＼ ￣￣￣＼＿ ＼
_,,.､､､､､.,,_
／.:::::::::::::::::::..｀ヽ､
/ .:::::::::::::::::::::::::::::::. '､
| :::::::::::::::::::::::::::::::::,ﾍ{ﾂ
| ::::::::::::::::::::::::,ｨｩ ﾉ j
|::::::::::::::::::::::（ |.! ;{ そういう話じゃなくて、
.|::::::::::::::::::rﾘ`l,〉 j}ﾞ 翠星石のことだ。
}:::::::::::::::ﾉﾞ l /. お前のこと、明かさずに去るのか？
,xｧ''ｰ'ﾞ'` '､ /
/ ｰ｀¨`''''ー-- ､｣ﾞ'′＿
''^ｰｧ ､＿＿＿＿_ ￣ ／
`>'､, '''"´￣￣_二ヽ､
/ ／ ヽ
,' , / ﾞ､
l / __ !
l, l く,_ ､ |
- 933 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:07:06 ID:ok4CJt/I
-
＿__ ＿
-‐''"´￣ ｀ ｀''ヽ=､
,.‐''"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
r（:::::::::::::::::,、_ｨ::::::::::::::::::::::::::::::::::
ゞ, ｒｒ〜ヅ ﾐ:::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾌﾊ ﾐ::::::::::::::::::::::::::::::
. l __,,. -─¬,〈::::::::::::::::::::::::::::::
〉ﾞﾞ`'''Tjフ￣ ヽ::::::,ｨ ,､ヽ:::::::
俺は妻子と、何十人もの戦友を喪ってきた。 . / ,.‐'" }:::/ /ヽ ﾊ:::::::
いいか？ 伝えられなかったことってのは、 /.. "´ ２ﾉ/ l:::::
根雪のように積もり積もって、心を重くするんだ。 . ヽ.ﾆ,｀ __／ :l::::
. 'ｰr_‐; .ｨ l:::
〈.. /:{ ヽ
｀} ／:: ! i
丶、,､. イ:::::: !
,..-一ｰ''ﾞﾞ￣~ﾞ'''ｰ- ..、
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;. ＼
.,i";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.;;;ヽ
.|丶;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.!
l丶;;;;;;;/!ﾏﾀﾞﾞ'''!ﾞ'V┐;;;ii―=i,xri-､;;ヽ
|;;;;;;;;;;;,! ﾞﾞ.!;lﾘ .!;;; !
|;;;;;;;;;│ !′ .!;;.l'
.ｌ;; ∴/.｀-ﾆﾆ;;;;x， ' ｗr=ﾆ｀-'.|､!
］/'.ｌ.| " l､.! 翠星石だってお前のこと、「エヴァ」のことを、
,!ﾞ .川 ｀”´丶 │.''￣´ .l l 強く想っている。たとえ「やらない夫」には
ヽ ゝ | !.|lﾞ 劣るとしても、だ。その翠星石に、
.'Ｌヽ , lﾞ/ 伝えたいことを伝えずに、別れるつもりなのか？
ｌ'ｧ.ｌ .゛.'" .|’
.ﾘ ヽ .-- -- ,/
/'ﾞi .ヽ ..y． .ﾉ|
/゛ .i′ ＼ / ; |｀'､
._..-''ｱ ll ｌ .＼、 ." .,／;;;;;;;;l.ｌ ＼
｀ .. lﾞ .!| ..ｌ .｀ﾞﾞ´ ;.,;;;;;;;| ! .ﾞぐ- ..,,_
- 934 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:07:22 ID:ok4CJt/I
-
, ｬ . j´ __,ｲ
,ィ´./,___／／＼. f＾
／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
（と言われても、事情を説明すれば ｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
翠星石が傷つき、苦しむだろ。 ￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
あいつの優しさ的に考えて。 | /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
……だけど……） /!_/ ..::::::::l
ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
ヽ_＼. ＼ У / ,．-┴-、 ヽ
｀＼Ｙ´＼./ / .／¨｀ﾞヽ ｀ー､ ヽ
（｀ヽ､. ＼（¨ヽｰ-〈 / o ＼ ヽ ｒ-il
｀ﾞヽ､ﾞヽ､_/_｀´ ヽ-{ o o i ! | l|
｀ヾﾄ-' } ヽ. o o ＿__!_ .} | i!
、 /ｉ_ ＼＿＿/ } ／ ￣｀ヽ ヽ.i
. ト-､ 〉-! ├＜_ ＼/
/ /｀ﾞヽ. ./ ! .＿＿ ｀ｰ-､｀ヽ-:､ ノ｀ もちろん、決断するのはお前だ。
/ / .i / .| {ﾟ ﾟ} ヾ//7/ ｀ﾞー--ｺ よく考えて、後悔のないようにな。
〈__./ ∨＿＿}-三三＿ ゝヾ､ /
.} ｀ー――ｒ‐ｒ―‐' ヽ. ／
ー--:､ l ', ', ,ｲ ／
＼. | }-ヾ-ﾍ_ヽ_／!
. ＼ ｒ‐､ il! ヾ 〉､ヽ !
- 935 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:07:37 ID:ok4CJt/I
-
| |
|-―|
|-―|
l ＼
）＿＿ ＼＿＿
く ＿ ＿ ＼―――-､
/l￣￣ ＼ ＼＞ 一―＿ ＼
/ |＿＿ ＼ l ＼ ￣ー―/
| / ＼ ＼ ／
＼|￣＼／＼／ / ＼ ＿＿ __＼
l＿/ l＿/ ＿/ー／ー--＼ ￣￣＼―､
＼;;;;;;;;;;／ ＼＿＿＿＼_＼
……ああ。 |〉::::＼＿＿_/＿＿ ￣
／＼ /￣l /￣|:::::::::::::::::::::::::::::::＼ ￣＼
/＼ ＿／| ￣l /:::::::::::::ﾉ＼::＼＼:::＼ /
_/ ／ |＿＿/:::::::::::ノ ＼::＼＼:::＼/::／＼
| ￣ / /:::::::::／ /::::/ ＼:::::::|＿
/l ＿／ /::::::::／ /::::/ ＼:::::::＼
／/ ／――- ＼／ /::::/ |:::::::::::
／ / ／ ＼ |:::::|
／ /／ | |:::::|
￣￣￣ | |:::::|
- 936 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:07:53 ID:ok4CJt/I
-
翌朝
,.:,; ' ''.. .,;.'..:⌒`;,: . ..;;., ｀ ､ '
,,.;. ; :., .. .''... .. ' ..;,):.,, ‐― ○ − ‐
'' '.': ;,::. . ..., ;) , ' ヽ
.''.:.:´⌒`.: .: ... . ...,. . ,; ,. ヾ
.''':. .,'''.:;. .:: .'. ,.:,; ...,; '' , '
-'' ' ' ー'' ｰ ''' ''
.:: ..'...:⌒` : .: ..,,;.,
.: ...:::⌒` '' '.':. .,.; ,..
( .: .....: ...:.: .: ⌒` .: ..:.: .: ... . .:.:.
(., .: ... : . .: . ::: ....::.. : . .: ... .. .
｀ . :. .;;, .:;. . . .: . ..::
'' ' 'ー ''' '' ―''' '' ‐-''
;"ヾ; ;"ヾ ;" ;:;:.;:ヾ ノ ;ヾ
;"ヾ ;":;:.;:ヾノ)) " ;"; "ヾ ;" " ;ヾ " ; ヾ ;ヾ ;;;ヾ ";;;ヾ";""
;ヾ ;ヾ ;";ヾ;" ;ヾ ;ヾ ; r""ヾ ;))ヾ ;":;:.;:ヾ ; ;ヾ ;ヾ ;;: ノ
;"ヾノ:;:.;: ;ヾ r:;:.;:;":;:.;:;ヾ ;ヾ ;"ヾ ;:;:.:;:)) ";ヾ ":(^);r ;ヾ ; ";:""; ";
:;:.;: ; " ;;" ヾ((ヾ:;:.;: ;" ;ノヾ" ; ;:(^) ヾ ;";ヾ ;ヾ "〃;ヾ ;ヾ":;:.;: ; ;ヾr ;;" ..,,
- 937 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:08:08 ID:ok4CJt/I
-
行軍中
,､ ／i ﾚ'
,. ――ｙ'/_/〉 .／ } ,/
┌─────────────────────┐ ,'__ ｆ .r―'--､∨7 ,' ,/
│ i:/ l:::::{:::::::i:l:::ｲ::ﾊ:::::::::ｲ::::〃::／小:i:::> > │ {___レ‐-､∵．>､ 〈 ／ ／ｒ7´7
│ |l l:::::i::::: A从/_.:}:::::,'::::::::::／ / iﾊ:::::< < ..│ ヽ＿__ノ-､〃 ヽ_／ ／ / 二-
│ ﾘ !:::::l:::::ﾑi:l/ミ､i:::/::_:::／- /-､l l::::::> > .│ ｒ{´ !ﾞY´ゝ"´ﾉ .／／ /ｱ´
│ ∧::::';::::i企忘ｧイ-' '´ _〃=＝､.Ⅵ} < .│ __!_ゝ. .ノk'.-ｧ‐ﾞｰ'ｧ／／__.//
│ ,':::::ヾ:,::::lゞt;;;jｿ ｲ芯示；》､> > .│ ＿∠二ﾕ∠Eｭヾ／ ∠_,.-｀￣ //
│ i:::::::::::Y',ﾄ､ ￣ 弋;;;ン/ < < │ _ .イ-ｒ:､三三三ﾆ＼￣￣У´ / ./ {
│ l::::::::< ', ｀"" ｀_ ￣ィ::/ i .│ /::ゞｚｼ 三三三三三三ﾞ!´￣￣i ! { ',
└─────────────────────┘ 三三三三三三三三三::l i´￣!.! !、 ＼ｆﾞｰ
エヴァ。前にも言ったですけど、戦争が終わったら 三ﾆ-"´￣｀ヾ三三三三| .l＿_.| !_.l｡',
リジンへ来ないですか？ 翠星石と一緒に、土木建築 /´ [l ヾ三三三!ニ!∨ l三:! ゝｒ-＜
の仕事をして暮らすんです。で、ギターもずっと一緒に。 ヾ三三:!ニ!/ﾞ-|三ｌ ｡ ＼ ',
! 〉､三!ﾆｒ'￣ﾍ三＼ ｡ ./､_人
／｜ ＼
／ ｜ ／
..／ |／ . ／
／ ／ フ ―へ／
| ／ ＼ △ ﾝ､ 誘ってくれてありがとう。光栄で嬉しいだろ。だが俺は、
｜ ＼ ／￣￣(,(,1wY 戦争が終わったらすぐ、やらなきゃいけないことが
| ／￣＼ ＼ ￣￣／／＼ ＼ あるんだ。いつかはリジンへ寄りたいと思うが、
｜｜AVE | | ￣ |／ ￣ 終戦後しばらくは会えない。
／＼＼＿／ |＼ |§〕
| ＿＿／／ ） そうですか……残念ですぅ＞
／ ＿／￣￣￣ ／
- 938 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:08:24 ID:ok4CJt/I
-
ヽ､ ,-､
ヽヽ,-―､__.／ |/⌒ヽ_―
ヽヽ ∠-_ |⌒ｌ )｡=､
《､ヽ＼/ ｀()／ |／｡
二度と会えないわけじゃない。 ｀､ー＼) ⊿／ ヾ |―-┘
そんな、しょんぼりした顔をするな。 | ＼ 'ｖ,ーﾆ∋∠／ 〕
ート､ 〕 H┴´Ｊ＼ｌ ﾉ 〈
ー>､> |~>' ＼_ リ | ∩
|｀ｌ/＾ヽ'- ~￣＿｀┘」｡｡＼
ヽ_＼. ＼ У / ,．-┴-、 ヽ
｀＼Ｙ´＼./ / .／¨｀ﾞヽ ｀ー､ ヽ
（｀ヽ､. ＼（¨ヽｰ-〈 / o ＼ ヽ ｒ-il
｀ﾞヽ､ﾞヽ､_/_｀´ ヽ-{ o o i ! | l
｀ヾﾄ-' } ヽ. o o ＿__!_ .} | i
、 /ｉ_ ＼＿＿/ } ／ ￣｀ヽ ヽ.i
. ト-､ 〉-! ├＜_ ＼/
/ /｀ﾞヽ. ./ ! .＿＿ ｀ｰ-､｀ヽ-:､ ノ｀ まるで翠星石の顔が見えてるみたいな
/ / .i / .| {ﾟ ﾟ} ヾ//7/ ｀ﾞー--ｺ 言い方ですね。
〈__./ ∨＿＿}-三三＿ ゝヾ､ /
.} ｀ー――ｒ‐ｒ―‐' ヽ. ／ でも、当たってるだろ？＞
ー--:､ l ', ', ,ｲ ／ お前の表情ぐらい読めるだろ＞
＼. | }-ヾ-ﾍ_ヽ_／!
. ＼ ｒ‐､ il! ヾ 〉､ヽ ! 正解ですけど、読めるのは
お互い様ですよ。
- 939 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:08:41 ID:ok4CJt/I
-
, -,二ﾆ-―- ､_ ｀ヽ､
. ／／ ※ ＼ ＼
／／ ※ ＿＿_ ＼ ＼
. /／ , -‐:'´: : : ﾄ､: ｀ｰ-､※ ヽ ＼
. ／/ ／: : : : : :.l: l: l ヽ: : : :.＼ ﾍ／｀
＼,'／: :l: : : : : :.!l:.l: l _ ヽ: : : :: l ',: l
l: : : :.l: : :l: : :.!l:/l/'´ ＿_ヽ: : :l l: l
!: :l: :.l: : ll: : // / イい::i `'; : :! ※ l: l 昨日のエヴァは塞ぎこんでて、
l:l:.l: : l: : l,ｨ示 ゞ-' /／l l:.:l 話しかけ辛かったです。でも今朝は
'!';ﾄ､: l: : l`弋:） , ""／l:// /: :! 一転して、明るい感じがしてるです。
. |ﾍヽ＼:.ヽ '''' - ' ／,ｨl.l l.:.:..l まるで、何か重い悩み事が解決したような。
. l l:￣:｀' ｰ― '´イ / ※./､_:.:l
. l l: : rﾍ_,.ィ´xzｭ､. / /rﾍﾉ_ゝﾉ〉
. /※/: :/〉〈 ,ｨｹ"ijiﾄ､/ /ノr‐'::::｀ゝ〉
/ /: :/〈 .ﾉ《__ﾉﾉijヾl l'ﾉ´:::::::::::::::ヽ
. / /: : l::ﾉ〈 ¨¨ij ij / ※/'::::::::::::::::::::::::!
/ /: : :/〈 ノ ij i/ /::::::::::::::::::::::::::::!
, ｬ . j´ __,ｲ
,ィ´./,___／／＼. f＾
／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
……参ったな。文字通りの ｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
鉄面皮だってのに、 ￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
そこまで読まれるのか。 | /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
/!_/ ..::::::::l
ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
{’ /: : : : : : : : : : /: : : : : : : :/:.i: :}: : : : : :.ヾ:. :.
{! ヽ.| / /: : : : : : : : : : /: : : : : : : :.ｲ: ｨ:.八: : : : : : ト､:ヽ
{! フ.lヾ /: : : : : : : : : : /: : : : : :〃://:/|_∧:ヽ: : : : :| ヾ!
:} {! ′; : : : : :. :. :./: : : : : イ／/:/ ;仁xﾊ`ヾ: : :/ }
:ヽ. {! i: :i{: : : : : : /:/: : : :才／´,// /;ｲﾊ7::}: : }!:/
: : :｀ゝ､{! |: ﾊ: : : : : :{: {厶イ〃_,..ィ/ｲ /´ ﾋｿi:;ｲ: :.ｊ/
: :〃:.ハ! ヽ| ハ:{ ゞ: : : : :ﾄ:.「´ _,.イ笊}` "ﾙ彡ﾝ 今更ですよ。やる夫だって昨日、エヴァが
: /: :/: : {! ﾌ| ヽヾ!{「ヾ : : | }:! ｀代ｒｿ 〉 7千" 失恋の雰囲気出してるって言ってたです。
:′/: : : {! ｊ}` ＼{ ヾ , . ､丶 . ′j{ 苦楽どころか生死を共にしてきた仲、
:./: : : : :Y! i} r_ｧ ／ i , rﾉ これぐらいは当然ですぅ。
:/: : :. :.:.:.j{ j} 丶. _ ／{! ラく j}
/: : : : :／ Y! ヽ i iﾄ:､ ／ ￣ ヾ爪: : {! ! ;ｿ
: : ／ ヾ! ﾗ く i} ` ､〈{ __ }ｒ'ﾊ: :{i ｲ
- 940 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:09:01 ID:ok4CJt/I
-
＼＼ ＿ ／
＼＼ ＿ノ￣￣ﾉﾉ ＿ |r'l
ヾ'＼＿ｒ'＿_＼rrヾヽノ二￣_ﾉ' || |
〉/ ,rj _＿_ ヽ／ lノ ／ || |
なるほどな。 `Lvヽ（l_|＿）‐'、＿|ノ＿＿,‐|| |
あ、昨日の俺が重く塞ぎ込んでた r '`' r _＿, ||＼L/ || |
理由ってのは、正にやる夫の言う通り。 / -イ l_|// 〃 [＿＿_＿|| ＼
失恋を見せ付けられたからだ。 / ｒ/￣_ ＼_ ||r―――――＼ヽ l
l,l/ ｌ￣/￣| | | |￣￣⊆⊇⊆⊇|| |
| / | ∪ﾉ ⊆⊇ || |
| / /|ヽノ r――、＿＿＿|| |
|/ l | / lヽ＿|＿|| |
,―'￣￣| | | | | || |
┌────────────┐
│ ／￣￣＼ .│ お前の恋人を目の当たりにして、
│ ／ _ノ ＼ ..│ ついつい嫉妬してしまったんだな。
│ | （ ⌒）（⌒） .│ しょうがないだろ、男心的に考えて。
│ | （__人__） │
│ | ｀ ⌒´ﾉ ..│ そう言われると、少しテレるですぅ＞
│ ,| } ..│
│ ／ ヽ } ..│ ……不躾な質問だが、教えてくれないか。
│ く く ヽ ノ .│ お前から見て、あのやらない夫ってのは
│ ＼ `' く .│ どんな男なんだ？
│ ヽ、 | .│
│ | | │
└────────────┘
- 941 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:09:18 ID:ok4CJt/I
-
, -―― - ､ _
∠,-‐ '´￣￣｀ヽ､｀ヽ
／.::／::./:.::.ﾊ::.＼ ヽ ＼
. /:.:./::.::./::.〃 ｙ::..ヽ ヽー｀
〃.:ﾉ ´ ,ﾂ l::/::.| |:.|
ん〜、そうですねぇ。 |:l::.!ィノ ｀ヽ ﾉﾘ:.:.| |:.|
ちなみに、エヴァの目には ヽヽｌ ● ● ﾘ::} *{:|
どう見えたですか？ |ﾍ⊃ ､_,､_,⊂⊃/:::i ! i::|
i */⌒ｌ,､ __, イァﾄ{ * }:|
}/ /{＞＜} {ｌ:: :: :| |:|
| ｌi i介i iｌヾ:: ::i * i:|
┌────────────────────────────┐
│ / l │
│ ／ i i │
│ ー――ー一 " 丶ー一' ..│ そうだな。顔立ちは整ってると思う。
│ , __＿＿ y ,_＿ 〈 ..│ というか凛々しいだろ充分。
│ /,儷鑾 Y .,儷鑾 Y ＿ｊ|＿ .│
│ { 建夛 / i建夛 / ￣|!￣ │ あの眼差しからして、常識的かつ
│ .ヽ_ ン ヽ_ ﾝ │ 高潔な精神の持ち主だとも思える。
│ ⌒ ⌒ k ､ ..│
│ /" j "y' i {_ .│ おそらくは知識や技能も豊富で、
│ iゝ / i_∠イY ..│ 趣味特技の多彩な、なかなかの男だろ。
│ ===========⇒＼___________∧________ノイ|_,√{ ..│
│ '' ￣￣￣ " ￣￣ !`r'＼ {ノ .│ 随分と持ち上げるですね？＞
│ ヾ ,,＿,, ,,,_ ノゝ_!ﾉ_,v'` .│
│ ＼ ＿_ イ ー――- _人 ...│
│ ＼ , -ー- , ／ ＼ / ｀Y │ ……まあその、多少へんた、いや、
│ ＼ / ／ ヽ ＼./ .│ ちょっと常軌を逸することも、たまには
│ / i! ! ＼, │ なきにしもあらずかもしれないだろ。
│ / ヽ .{i | i | .│ 俺はそう推測する。当たっているか？
│ / 丶{!､ /￣￣ i | │
│ （ 丶､ ＿／ }| | │
│ ゝ ,, ＿＿＿＿_ /| ⌒il .│
│ / ￣￣￣￣￣￣ ヽ､__ﾉ ＿＿ｊ!＿_ │
│ （ }' ￣|!￣ ..│
└────────────────────────────┘
- 942 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:09:52 ID:ok4CJt/I
-
／, ' '""~__ ｀`丶､ ,ｲ
∠イ'´""￣: : ￣""'''‐-..,,_ ヽ / |
／: :/: :i : : i: : : : : :i: : : : : : : :`'ｰ､ `i ./; ; 〉
./: : /: : ,' : : !: : : : : :!: :i|: : : : : : : : :i | ／; ; /
l : : !: : .,' : : : : : : , : : ./i: : : : : : : : : :l |／ ; ; ,ｲ
.l: : : : : :i : : : : : : ,ｨ: : / .l ﾄ、 : : : : : : l; ; ; ; ;/:.l
l: : : : : :l: : : : : : / l: :/ _,l」ﾆ+-: : / : : |; ; ./: : |
.|: : : : : :l| __,」ノ | / '´ ヾ_,,ヾ．、_,': :l; ;/: : : :|
|: : : : :‐|'´__ｭ/ .l/ r'´i´;;;;;l 〉: : /イ: : : : .l
.i : : i: :./~rl;;;;i` / .' .ﾔﾆｿ ': :／※i: : : : : l
そうですね。やらない夫って、根は凄く ヾlヽ: :ヽ .!.kri ｀´/ .イ i: : : : : ::l
真面目なんですけど……時々、変態ですぅ。 ﾄ: :ヽ: : `ｰ′ "" /イ ! ※.i: : : : : : l
翠星石の女友達の間では、どちらかと |::ヾ、ヽﾄ ゝ ` ／ ィ'i i: : : : : : .ｌ
言うと変態の方で名が通ってるですよ。 !: :i ヽ、 ＿ , -'"トi※ i: : : : : : : l
.l: : i ※ .i: :｀:ｰ- ,,`_´,, - ' ／ i i、: : : : : : l
l: : .i i r‐- ．..,r'´ / ／ .／i .※i〉7´￣`､_.l
l : : i ※ iノ:.:.::.r'/ .!__／ ∠＿i .i ＞.:.:.:.:.:.｀i
l : : i i:.:.:.:.:「/ __.|.|' .i※ i ７:.:.:.:.:.:.i´
┌──────────────────┐
│ ／￣￣＼ .│
│ ／ _ノ ＼ │
│ | （ ○）（○） ..│
│ . | し （__人__） ...│ （えっ？）
│ | ｀ ⌒´ﾉ .│
│ . | } .│ し、しかし、そのやらない夫を、
│ . ヽ } ..│ お前は恋人、そして婚約者に選んだわけだろ。
│ ヽ ノ │ その理由は何なんだ？
│ ＿＿ _ノﾉ ヽ、 ,仆---､＿_ .│
│⌒ヽ. ＼ ／ ⌒ヽ ..│
│ Ｙ´￣￣￣￣ ｀Ｙ´￣￣｀ヽ `､ │
│ ｀ヽ | | } i .│
│ ﾉ | | 丿| ..│
│ ）、 人 ／￣￣｀｀ﾝ ..│
│ ヾヽ`ｰ─── ¬ ￣￣´ │
└──────────────────┘
- 943 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:10:08 ID:ok4CJt/I
-
＿,､-――‐- ､_
_,､‐.'´`: ー:―‐-､￣ヽ ｀ｰ､
,ｲ: : : : : : : : : : : : : ＼ ＼ ｀ヽ､
/: :/: //:: : : :/:､ヽ: :l: :ヽ ヽ. /
. l: :.l: //:./: :／_l:lﾑヽ:l: : :.',. l /
l: :l://:./／/ l! ヽ!l: :l: :.:l .l./,
一つには、幼馴染みで気心が知れた ﾍ:l//rｭ, / ｨﾓハ´'l: /: : l .l: :ﾍ
仲だから、気楽でいいというのがあるです。 ヽ!ﾊ.ﾔ! 弋ソ l/l: : :l l: : :ﾍ
お互い、自然体でいられるですから。 l ヽ! ｀ /:.:/l l: : : ∧
l ヽ --‐ /／:/ l: : : : ∧
＜ふむ。 . l l: :＞ ,__, -‐´ｨ､:.l l: : : : : ∧
. / /: ／(二><二) jj: l l: : :ヽ: : ∧
実は一度、彼には内緒で、ある友達の l l:.// ./ | .ij:::l l: : : :ヽ: : ∧
お兄さんと付き合ったこともあるですが…… / /// ./x..| ij::::l lヽ: : : ヽ: :.∧
. / l// /xx. | l::::::l ヽヽ: : : l: : :∧
/ .ﾉ/ /xx | l::::::ヽ ヽ: : : l: : : ∧
┌────────────┐
│ ／￣三＼ .│
│ ／;;;; _ノ 三 ＼ ..│ （何ぃ？！ 初耳だぞ、そんなことは！）
│ |;;;;;;;し （ ○）（○） │
│. |;;;;; （__人__） .│ で、その人とデートした時なんですけど＞
│ |;;; u Ｕ ｀ ⌒´ﾉ │ キスを迫ってきたんです。無理矢理＞
│. |;;;; U } │
│. ヽ;;; Ｊ } ..│ っっ！ そそそそそれで、
│ ヽ;;;l ノ ...│ どうなった？
│ / く │
│ | ＼ .│
│ | |ヽ、二⌒) .│
└────────────┘
- 944 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:10:27 ID:ok4CJt/I
-
ミ＼ /| ｀ヽ､
ミ ＼∧/ | ﾞ,;.-ｰｰｰｰｰ----ｯ
＿＼ | ,.-'" ,|______､ ヽ /
ミ＿ / ,/-イ"´ ,ﾞl ヽヽ､ ﾞ〈
／ / ,.､_ _ ,/ ,/ , l,lヽﾞ ／ﾞl ﾞ､ |
￣￣/／∨ ヾ｀ヽ'"ﾞ'ｰ'"ヾ｀ヽ,'"ヽ､ ,.､ ,〉, / ﾉ ﾉﾞ-イ､_｀ﾞ'T'´ﾞl l
ヾ､ ヽ ヾ ヽヽ ﾞヽ,,,,,_ l ,l 'ﾞ''''ｰｨ' 'ノ ノ ,'´ | lヽl lヽ,
「引っぱたいて逃げたです。 ﾞヽ ﾐ ﾐ ﾐ ヽ ヾﾞヽ､_l l, -'ノ ﾞ'７ ｀Y ,ﾉ l ﾉ l､ヽ､ 〉 ,）
もちろん、その人とは ヾ､ ﾐ ﾐ ﾐ ﾞ ヾ ﾐ ﾞヾ- ､l´｀Y′ _,..-‐v､ ﾉノ, lﾞ'､ﾞヽ､'"（
それっきりですぅ」 ﾞヾ､ ﾞ ﾐ ﾐ ヾ ﾐ ヾ ｀ヽ ｲ;' ﾞィノ,:--'´lﾞ､,-ﾞｰn'､ヽ',
ヾﾞ､ ﾞ ﾐ ﾞ ﾐ ﾐ ﾐ､_ﾞl _l-' ,.:-,/ l/ィ'/, ﾞ､V' ｲ
＜（う、うぅ〜む。そんな大事件が、 ﾞ''''ヾ､ ﾐ ﾐ ﾐ ﾐ ﾞl'-ｰ'''ﾆ"r' )´__｀l ノ' l ｌ Y''"ィ |
＜俺の知らないところで ﾞゞ､ ﾐ ﾉ ﾐ,,,ﾉ ﾞ'>, ｀´ﾞ´ ('"y/ l ,l l l,.)" l /
＜起こっていたのか……）
┌──────────────────┐
│ ￣ ､ .│
│ ´ ＼ .│
│ ／ ヽ │
│ / ､＿ ヽ .│
│ ' ｀ ､ヽ │
│ l ゞ| ..│ (……そうだ、知らなかった)
│. l ゞ≡=ー' l ..│
│. l . く .│ （これは「やらない夫」の知らないことだ）
│ l l ﾉ │
│ l . ｀ー‐ f │ （恐らく今後も一生、「やらない夫」には話さないだろ）
│ l . . ﾉ .│
│ ! / │ （そんな話を、「戦友のエヴァ」には親しげに話してくれる）
│ ,' / ..│
│￣ ｀ー - / .│ （翠星石の中で、俺は決して小さな存在ではない……）
│ ｀ ､ / .│
│:.:.:.:.:.:... ､ ／ │
│:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.. .:.:ヽ _ ´ ..│
│ー- :.:.:.:.:.:.:.:.. ..:.:.:.:.:.:ヽ ...│
│ ｀ ､:.:.:.:.:.:.:...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ │
└──────────────────┘
- 945 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:10:49 ID:ok4CJt/I
-
／ ,イ^ヽ ＿米ｿ＿ _ ＼ ＼
〈 ／´.:,.:. :.:..:::::::/!:!:::::.:.:.＼jkヽ ＼
`y' .:.::::/::,.:::::::::::/::lﾉ::::::､::ヽ::ヽ. t､＿_j
/ .:.:::::/::/.:::::::::/::/:ﾄ､:::::｀,:::!::::| !:ﾄ､ /
|.:/.:.:/､/.:.::::,イ:://ﾊ::ヽ:;;:ヽ|:::::!/::::.:ｲ
l/ﾄﾄ,!::::仁ﾆヽ'´ , -‐＜:::::::!::::|{::::::.:.|
〉V::i:|ヾﾄｯｿ ´ﾄｯﾂ7::/::::/ !:::.:.::|
そんな事もあって、やらない夫の /,.ィ´ ﾄ､' ' ' ､ ' ' ' /::,::イ /:::::::.:.|
真面目さの良さを再確認したりも ,ｲ: :| |/ >､ _ ０_, .イ´7 /: : ￣｀ヽ
したですけど。また別の部分では、 _ノ: : :j j! ＼ フ／ ! |: : : : : : : :.＼
彼を疎ましく思ったりもしたんです。 ,r‐'´／: : :{ 米| ,ｨ介 | 米|: : : : : : : : : : ゝ､_
./ :.／: : : : :.i | //小 ! |: : : : : : : : : : : ＼:｀ヽ
〈: .: :ー‐-: ､:i | // }｡j 〉 ! |.: ､: : : : : : : : : : : ヽ: |
＼: : : :｀`ヽ| 米| // f｡,ﾘ」 /,米|:.:〈ﾄ､: : : : : : : : : : : i:.|
,ゝｭ_: : : j ﾄ､ }｡j / |こ〈::.＼: : : : : : : : ,ｲ/
. / 厂`ヾji| |7こf乙f｡|乙j{ |乃 !:::.:.:〉-r‐rｭ_ ノ:/＼
/ / `! 米|二乃Y7;;;;;;乃〉 米厂:.｀i.::::厂｀`爪ﾄ､:/: : :.|
┌─────────┐
│ ＿＿ .│
│ ／ノ ヽ＼ .│
│ ／.（○）（○）＼ │ (え？ 疎ましい？ 何なんだ？
│ |. u. （__人__） | │ 心当たりがないのが怖いだろ)
│. | | │
│ | | │ そ、それは、どういったことでだ？
│. ヽ ﾉ ..│
│ ヽ / .│
│ / ヽ .│
│ | | .│
│ | . | .│
└─────────┘
- 946 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:11:10 ID:ok4CJt/I
-
,.ィ´ ※ ＿ ※ ｀ヽ｀ヽ､
,ィ´/ , -‐'´￣: : : :｀ｰ-､_ ＼ ｀ヽ
, ‐'´ /／: : : : : : : : : : : : : : : ＼.※ヽ ＼
／ .／: : : ／: : : : : : : : : : :.l: : : : ＼ ﾍ ＼
＼ ／: : :/:./: : : : : : : : : : /:./l: : ､: : : ﾍ ', / ＼
. ∨: : :.:/:./: : : : : : : /: : /:/:./: : :ヽ: : : :',. l ／
. /: : : : l:/: : : : : : ／:.／／:/: : : : : l: : : : ',l ／
. ,':/: : : :.l: ＿;,ﾑ／‐''´／//ヽ､:＿: :.l: : : : :l／: :|
. l:.l: : : : :l: l _,ﾑｪｭ､ ／ /' ,ｨｪｭ､ヽ:｀l: : : : :l: : : :.!
ギターです。今でこそ翠星石も大好きです l:ﾄ､: : : ﾍ'ヽ んﾊ ／ ´ ん:ﾊ`7､!: : : : !: : : :.l
けど、昔はやたらとやらない夫が、一緒に . '! lヽ: : : ＼ ゞ-' 辷ﾘ /:/: : /!: : : : :!
弾こう弾こうと言ってきて。技量の差もあって、 /: :`ー―`- , //: :／/: : : : :.l
あの頃は少し、彼が疎ましかったんですぅ。 /: : : ﾍ lヽ ＿ ,， ／-'´ ./: : : : : :.l
/: : : : : 〉 ﾄ､,＞ , -､ , ＜: / /: : : : : : : l
/: : : :／::l !´）`ｰ'/´ヽ_ヽ,´ｲヽｰl ※ l:｀V: : : : : :l
. /: : : :/::::::::〉 l .,ｨ=/ `ｰ､ﾉｭ. ! ./:::::ﾍ: : : : : :l
/: : : :/::::::::/ ヽﾉ《 ,' _`ｰﾉ､ヾヽ l l:::::::::ﾍ: : : : :l
./: : :／:::::／※ 'l ゞ!ヽ ゝ'ノ ﾉﾉ .! l::::::::::ヽ: : : :.l
':.:／:::::／ / r-'!`ｰ'`ｰﾉ ゞ彳 !.※ !::::::::::::ヽ: : :.l
/::::::::/ / ゝ ゞ≠彳 .l l:::::::::::::::ヽ: :.l
､::::::/ ※ / /´ゝ―､_,ﾉ l l:::::::::::::::::/: :l
┌────────────┐
│ ／￣￣＼ .│ (うぐっ、そうだったのか)
│ ／ _ノ ＼ ..│
│ | （ ⌒）（⌒) ..│ あ〜、まあ、欠点なしの完璧な奴なんていない。
│. | u （__人__) .│ どんな男にも女にも欠点はあり、
│ | |r┬|} │ 過ちを犯すこともあるだろ。人間的に考えて。
│ | | | |} .│
│. ヽ ｀ﾆ} ..│ その通りですぅ＞
│ ヽ ノ │
│ / く │ で、そういった欠点に対して目を瞑れる
│ | ＼ .│ ほどに魅力的だと感じた、やらない夫の
│ | |ヽ、二⌒)､ ..│ 美点は何なんだ？
└────────────┘
- 947 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:11:28 ID:ok4CJt/I
-
r ―――――-- ､
,ィ／￣￣￣￣￣￣￣`ヽヽ､
／／__, ィ―――､――､ ＼ヽ､
∠_／´7 : : : : ィ´ : : : : : : :ﾊ`ヽ､ ＼ ＼
/ : : / : : ／ : : ／/ : : /: :! :ヽ :＼ ヽ ＼
/: : //: : / : : ／: :/: : : ﾉ: : |: : !ヽ: : ヽ ヽ ヽ
/: : : /: : /: :／: : ／: : ／: :i ∧: : :|: :ヽ! } /＼ヽ
! i : : !: :/: :/: : ／: : ／ィ: : /: : ヽ: :!: : : ! Y_ ヽヽ
.!: :| : : !/､_/_／ _ィ／/: : /∧: : : : !: : : : } | ｀ヽ､ ヽ!
! ﾊ: : |.／＞￣／ ノ :入〈 !: : : : !: : : :! /! `ヽ!
「強さ」ですね。彼は何があっても……そう、 |〉､ヽ ! ﾞﾐﾐ三､ ／／ `〈__! : : /: : : :ｲ: :!
両親を亡くした時でさえ取り乱さず、 | 「ヽ!`ゝ::: ﾐ､､＿ 〉へ : : :ノ :|: :|
涙を堪えて葬儀の手配をし、財産の整理 | | ヽヽ :::: l ::: `ﾞﾞ=ﾐ/: :／:／ /: ! : !
から何から一人できっちり片付けたんです。 | | ヽ ＼ !ｰｧ ::: ／:／／ /: : |: :|
! .＼ ＼ `´ ,イ⌒ア^〉 /| : : !: :!
/| }-､,-､__}＞r-ァ´￣ ／ / /: :! : : |: :!
／: ! >-､＿ 7―､`/ ノ /: : :! : : ヽ:|
/ : : / /＼ /==Y〈`-"⌒ヽ＜ / : : : |: : : : :ヽ
_,. -ｧ――‐-- ､_
／ ノ* , - '^⌒"´｀丶、
／ ノ r'´ ヽ
/ ﾉ * ﾉ ／ , ､ ヽ
/ l l // , ／, jl i ',
/ ､_ l l l l/＿/_,ｨ// __ﾑ! l l l
￣|｀lヽj * 〈 l ,lｨ'_.ノ'´ﾉｨ' ,ｨﾘ l,' l l
,l l l { 'l下T::::T' /／ﾅ!;Tﾘ lj l
l l '､ }､' ﾄ｡'ー' ´ , 'ｰｲ /ﾘリ エヴァには脱走騒ぎで思いっきり
l l ヽ* '､ヽ',"" "ﾂﾉノ 知られたですけど、翠星石は
l l l { ヾ>､ ‐_,.ィ"l´ 自分でも情けないぐらい、
l l l 入 l^ヽミｴ二､ l *l 精神的に脆いところがあるですぅ。
,' ,' / ,イ rt, *'､, -‐ﾛ‐-ﾐt l
,' ,' l ｲ (l ヽ／||ヽ. ﾊ l
,' ,' K l ', |l| (lﾍ) l
/ / ,ハ､、 l * l, |ll| (l '､ l
/ /l / ﾉ l l |{l}| (lてy
/ / l / くｰ- ､ ､__,j､＿V!l | {l (ﾍ
- 948 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:11:42 ID:ok4CJt/I
-
_,, ─＝ﾆ二￣ "'- ､
_,.．-'''"＿＿ ※ ｀"'- ､ ＼
/＞ﾞ⌒ヽ￣￣￣"'- ､ ※ ＼. ＼
／ ./ : :＼ : :＼ : : ＼ ∨ ＼
. / / : :ﾊ : :＼ : : ﾍ ※ ∨ ＿〆)
/ : :i : i: : :ﾄ､ : : ﾍ : :ﾍ. | イ__／
/ : :i : : /,ｲ ｲ: :ﾄ､＼__,: :∧ : : :| ※ﾞ|.八
ｌ ｌ : : :ｌ＿ ／/ ﾙﾞi: :ﾉｨr‐─＜ 〉: :.,' .ｌ: : ＼
ｌ ｌ. : :tノ.厶イ ﾙﾞ (て刀ア.,': :./ ※ .ｌ: : ＼
|∧ : :∨ (てｶ｀ ゞ―ﾞ /: :/ .ﾄ､ : : ＼
でもやらない夫はイザという時に頼れる人、 . ゝ : : ＼.ゞ┘ , ////,.イ ※ ｌ: ＼ : : ＼
苦しみや困難に負けない人。この人と一緒なら、 ｀(＞┬-ゝ// r ､ 个 ∧.: : ＼ : : '.,
どんなことも乗り越えていけそうだと……あ、 ） 人.Xﾞ＼ ｀‐' ／ .| ※ /.: :',: : ＼: : ｌ
こんな話、やらない夫にしちゃダメですよ？ /./ : : ）ﾞ※/ﾞﾃ=r‐ｬ<.__＿人. /: : ',: : ＼: : ｌ
/./ : :/ /ﾞf .〉〉刀, 〉 〕 ｀X乃ﾐY)∧: : ＼/
/./ : :/.／_「| Y| /＼ ∧ ﾍ＼ ￣ﾊ.: : ＼
/./ : : ,ｲ 辷竺ﾐY .∧ 》 ∧ﾉ 〉 ＼. ｌ.: : ﾍ
. /./., -'"/ﾉ 廴＿辷竺ﾐ乃ゝノ∧ﾉ / ※ / |.: : : : ',
/.／ / ./^''＾''廴＿＿_) ∧ﾉ 〈 〈 ｌ: : : : ｌ
. ／ ※ / Y / 人＾''^''＾∨ノ∠＿.', ', ｌ',.: : : : |
. ／ .弓ﾐxrｭ/ /((∧. ', ', ※ﾞ∨ ',.: : : : |
┌──────────────────┐
│ ／￣￣＼ │
│ ／ _ノ ＼ .│
│ | （ ー）（ー） .│ ああ。秘密にしとくだろ。
│ .| （__人__） .│
│ / ｀ ⌒´ﾉ .│ (そうか、翠星石。お前はそんなことを思って、
│ ／ ヽ ⊂二二￣＼ .│ 俺のプロポーズを受けてくれたのか)
│ ／ ＼ ⊂、' ヽ │
│ / ＼＿, ｀7 / ..│ （戦場での殺し合いなんかとは比較にならない、
│ / へ ＼ !/ / .│ 平凡な日常生活の小さな一コマを、
│ | ＼ Υ / .│ そんなに大きく受け止めて）
│ | ＼ /＼ .│
│ | / ＼＿_／.,,_r ヽ、 │ （いや……本来、それが当たり前なんだよな）
└──────────────────┘
- 949 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:11:58 ID:ok4CJt/I
-
, ｬ . j´ __,ｲ
,ィ´./,___／／＼. f＾
／ /こ7 ,ｲ_____/ ∨
fr≦¨´,ｨ' .／ }､____ ∨
,、,____＿＿＿____,ｨ' rf ,ｲ》_／}／ﾄ､ 釤``'¬-.:i!´:∨
｀¨¨“''･…亠ニ二_/ y'彳ﾙ爿}〈::::.. ヾ、 ..:::i!:::::ｙ
｀Lｲr斥｢!/{::::::::::... ヾ、 ..::::i!／
(苦しみや困難に負けない人、か……そうだ。 ￣`ヽ / }/¨`'^^ヽ、ヽ..::::::/
だから俺は、こんな体になっても、 | /ｙ', ,′ ＼ヾ:ｲ
自分の正体を知らされても、こうして /!_/ ..::::::::l
人間らしい心を持ち続けていられるんだ) ﾚﾍ ..:::::::::::::::ヽ、
〃
,ｲ| //
/:::il / /
/::::::l _____ ./ :/
/::::::::l__,.イ:i! ｬ´::::::::::::ヽ/
/::::::::::l::/ :l::l!=ﾆﾆヾ:::::◯::::::Y´i! (うん。俺は、俺であり続けよう。
|:::::::::::ノ i´::└'ゞ==E､rt‐ヾj:::::i! 翠星石が愛した、強い男として生きていこう)
|::::ｌ!::::ヽ l::::::::::::::::::::::ゝ､ヽY::::::i!
|ノ∧::::| .〉::::::::::::::::::::::::::｀ｰゝ::::｀:,--ュｧ (たとえ、翠星石と結ばれることはなくても)
λ__/:::::Y､＼￣｀ヽ::::::::::::::::::::::::ノ |::|
l .K::::::::::l ＼＼__. ｀ｰ=＝7:::::〈 ノノ (翠星石と過ごした日々、翠星石がくれた
ゝ| ::::::::::l.......::::::::::::::｀ｰ-イノヽ:::| i_/ 想い出は、俺の心の中を照らし続けてくれる)
| | ::::::::::l:::::::::::::::_ノ｀ー ヘ ヽ:::Y´
/＼l :::::::::l､__／´ |ヽ_:::::! (第一、俺のことを誰よりも知る翠星石の評価だ。
／＼ .}｀:::::::l´ ,!､ /ゝ'::::::! それを間違いにするわけにはいかないだろ。
,ｲ r´::::ゝﾍ ::::::::i/ /_.､ ｷ:::::::::::ﾍ 常識的に……そして、翠星石への想い的に考えて)
l／:::::::::::::∧ ::::::lr´ ﾉ:::＼ ｷ::::::::::::∧
i :::::/´::｀ヽハ :::::∨´::::::::::!. ∨:::::::::::ｷ
l Y:::::-ｧ:::lゝｷ::::::∨､ ::::::::ヽ､ .∨::::::::::ｷ
ヽ У::｀::::::| ｷ:::::::∨ﾔ :::::::::ヽ｀ヽ .ヽ::::::::::ｷ
ﾉ-'::::::::::::/ 〈::::::::ｷヽゝ ::::::::ヽ:::ヽ _ﾔ::::::::ｷ
/ ／｀:/ l::::::::ヽ ヽ ::::::::::ヽ:::::Y:::ヽ::::::::',
/ ／|ヽ / i::::::::::ｷ .＼ ::::::`／:::::::ヽ::::::',
- 950 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:12:13 ID:ok4CJt/I
-
, --=ﾆﾆ､ヽ､
. ∠ -―‐--- ､ ＼＼
／ / ／ , ｀ヽ ヽ＼
// , / / ／/ /,ｲ Vﾊ ヽ
// // / // / //｜｜l ｌ！ ＼
どうしたですエヴァ？ {ﾉl ｌ| ｢Ｚﾒ/l// /ム⊥｜| | | ／
何か考え込んでいるような。 l l |l 〈f沁 {/ / ｨ汽く l| j ,ﾘ } rく
Ｎ八〉｀ﾞ′, ｛ﾞりﾉ//〃/ｲ |
jﾍ、 _ " 彡'／/ |l |
/ / 丶、｀ , ィ7´ rク l |
厶ｲ __｣二兀／/-|-/厂ヽ、 ｜
/ / ｌ { ´´rｸ〈 ｜ /´ 〉 ｜
/ / /八 ｝| ∨ ﾉ! /! ､
／｜ ＼
／ ｜ ／
..／ |／ . ／
／ ／ フ ―へ／
| ／ ＼ △ ﾝ､
｜ ＼ ／￣￣(,(,1wY ああ、まあ、その。
| ／￣＼ ＼ ￣￣／／＼ ＼ お前のやらない夫評価が、
｜｜AVE | | ￣ |／ ￣ 過大評価でなければいいなと。
／＼＼＿／ |＼ |§〕
| ＿＿／／ ）
／ ＿／￣￣￣ ／
- 951 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:12:37 ID:ok4CJt/I
-
< ／ ／,ｨ‐ "`Ｔ ⌒`ヽ- ､_::::::::::: ＼
／ .／／: : : :￣ｒ " : : : : : : : ヽ､:::::: ＼
＼ / ト: : : :＿ ,,=-ｪ ､ : : : : : : : ｨヽ::: ､ ＼
〉 ＾", ‐⌒￣ ｀Ｔ" ヽ､_ ｿ - ヽ ヽ::::::.. >
{{ ／ / ｉ ｉ | ＼ "ヽ: : : ヽ. ｉ:::::／
. ﾚ'´ / ,ｲ .ｌ ｌ ヽ ヽ: : :ヽ ﾚ´
/ / / | ｌ ｉ } ヽ }レ∧
/ .ｉ ｉ ／ / ｉ ハ_ ｉ ', ｿｲ ｌ
| ｉ. ｉ _＿/_ / /＿＿ヽ__ ｉ. ト-| ｌ
| ｉ ｉ" ／､_／ / __ ＼ヽ ｉ }. ｌ
ヽ ｉ ＫＴ7ﾊヽ Ｔ７ﾊ;フト / :}. ｌ
戦場で何度も翠星石を助けてくれたエヴァから ＼.､い. ﾋ;ゾ ﾋﾆｿ./.ｉ ｲ .:} ｌ
見れば、やらない夫の強さといっても、 |ヽ＼ヽ .::::. ; .:::::./ノｲ／ .} L .} ｌ
頼りなく思えるかもしれないですね。 ｌｉ ｀ｉ＼ ｰ‐' ／イ ｉ .} ｢ .{ ｌ
でも、彼は強い人です。翠星石には解るですぅ。 ∧ｉ ﾚ_ | ｉ. `: .､ _ _, '´ ﾄ､. ｉ ｉ {ｉ } ｉ. ｌ
/ .{ｉ ｖ` { ｉ ｉ__/ } .／ ＼ {ｉ } ｉ. ｌ
. / { レ '´ , - ､.ｖ"ｒ‐- ､ .{{ Ｌ ｉ. ｌ
/ }ｉ } ｒ '´ >く ｀ ヽ.{ ｲ⊥.ｉ ｌ
. / }ｉ .} | , イＬ|| ＼ .{ト じｖＫ ヽ ｌ
/ }ｉ ｉ _ |. レ'´ .>|（ .|| ） ｀ ‐ｖ'} " }ｒ':::::: ｉ. ｌ
. }トﾍ` .| 〈 | |>|Ｋ .}ｉ }ﾊ:::::::: ｉ ｌ
┌──────────┐
│ ／￣￣＼ .│
│ ／ _⌒ ＼ ...│
│ | （●）（●） .│ そうか。それなら安心だろ。
│. | ⌒（__人__） .│ そんな男になら、お前を任せられる。
│ | |r┬| .} │ この戦争が終わったら、彼と幸せにな。
│. | ｰ―' } ..│
│. ヽ } │ ありがとうです……それもこれも、＞
│ ヽ ノ ..│ エヴァが何度も護ってくれたおかげですぅ……＞
└──────────┘
- 952 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:12:58 ID:ok4CJt/I
-
i: :::i::::::i::::::i ..:::::::::/ .::::::::::::::::::::::::::::::::/ !::::::::::::/:::i:::::::::::::::::::::
!..:::i::::::!:::::! :::::::::/ .:::::::::::::::;;:::::::::::::::/ /:::::::::/::::/:::::::::::::!::::::::::
::::::!:::::!:::::i .:::::::/ .:::::::::_,,‐'':::::::::::／ /::::::::/!::::/ ::::::::::::::::!:::::::::
:::::i::::::i::::::i .::::/ _＿／::＿__:::／ /:::::::/ :::/ i::::::::::::::i:::::::::::
:::::i:::::::!:::::i ..::::!:::::／::￣,-‐' ￣ /::::::/`/:/, :::::::::::::i::::::::
::::::!:::::::!:::::i.:::::,. ',,-‐''"二二- ./:::／ .// `'ｰ-､ヽ::::::::i:::::::
:::::::!:::::::::::::／イ /=:::::::::::::i /／. ./,'_｀`丶､._ ヽ:::::i:::::
.!:::::i,::::::::::''::i:i ,,ゞﾋ冫o// i~"''‐- ､_ ｀ :::::
翠星石は、エヴァに . i:::i' ' ,::::::::::::i(__,,.-'''￣､_｀, !Ｃ､ o i ` ､ !:::
恩返しらしいことが何もできないまま、 i::冫 ヽ::'､::ヽ////// （｀,`'ｰ-､ /,_-'" /::::::
お別れになるかと思うと…… i:.} ハ::､::;ヽ ､ ////// '､_, __, )／::::::::::
それだけが気がかりで、心残りですぅ。 !:}. ' i.∧丶 , -'":::::::::::::
} i::.､ - ､ _,, -‐''::::::::::{ ⌒ヽ
. _ . } !::::＼ ￣／~`Y_ ｀＿＿
' ;;ヽ } ＼::::＼ , -'"''/ { ,, ／;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;' { ,'::::::::｀` ' '~~/ ' ~;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
: ＞ ．. ./｀＞ ．
:::::::::::::＞,/:::::::::::::::｀＞,
:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/
:::::::::::/_:::::::::::::::::::::/､_
::::::::::/ ｀ヽヽ:::::::::/_ /｀ｰ､‐´｀二ヽ
::::::::＼ ヽ＼::::::::ヽ､___y´ 》.》 ｀｀
＼ヽ:::::::::::ゝ,_( ｀ヽﾔ、::iヽ. ,ィ
》/::::::::::::/ ｀ヽ _,ﾊ Ⅵ ヽ ／/
/〈::::::::γ' / -代 ヾ｀ヽ`イ／
/j::::::::j ,イ__ ノ ゝ._ )ヽ_R/ 何言ってんだ、俺は充分なものを貰ったぞ。
//:::::::/ /_ ノー‐- ､! ﾄvー' 一つは俺の為のギター。そして、
Y_三ｲ ￣ ｀､ :l
ﾊ_i
- 953 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:13:36 ID:ok4CJt/I
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| |
|-―|
|-―|
l ＼
）＿＿ ＼＿＿
く ＿ ＿ ＼―――-､
/l￣￣ ＼ ＼＞ 一―＿ ＼
/ |＿＿ ＼ l ＼ ￣ー―/
| / ＼ ＼ ／
＼|￣＼／＼／ / ＼ ＿＿ __＼
l＿/ l＿/ ＿/ー／ー--＼ ￣￣＼―､
もう一つは、 ＼;;;;;;;;;;／ ＼＿＿＿＼_＼
|〉::::＼＿＿_/＿＿ ￣
／＼ /￣l /￣|:::::::::::::::::::::::::::::::＼ ￣＼
/＼ ＿／| ￣l /:::::::::::::ﾉ＼::＼＼:::＼ /
_/ ／ |＿＿/:::::::::::ノ ＼::＼＼:::＼/::／＼
| ￣ / /:::::::::／ /::::/ ＼:::::::|＿
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【つづく】
- 954 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:14:02 ID:ok4CJt/I
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○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★○●△▲□■☆★
次回予告
,,---､ ,--､
／ l;ｴ) )
／ , -､ |;ｴ l' ｴ/"l ああ、お前にゃ勝てねえな。
／ ●ﾒ |;ｴ lﾄｴ/j l 戦えば俺たちは全滅、皆殺しだ。
| `-" l;ｴ lｴ/u / けどな、抵抗は無駄じゃねえぜ。
| ≦---" (
＼ ＼
） ヽ
／/ ./ / i､ ﾄ ＼::.. ∧ ..:::::i
／ ./ / ﾉ ｀.ﾄ､ ﾊ. ﾊ :::::｝
/ ./ i i //. i >ﾊiレ=＼ﾊ :::::::i_
. / i / ｨ . | i!./ ﾉ i!/'r=-､ｱｿ ::::::|ハ
/ ／/ i! . | ./i!{_ ヽ ､_I! ハゞイ- i ..::::::/ ./
./ / i!ﾊ川/｀i＞=-≧ﾉ- .... ´￣ ｲ ..:::::/.ノ｝
ノ ィ./i! ﾊ ﾄ｛ / r=ヽ > ﾊ::. u /..:::::/'i!!< ...:::─
-=彡イ./ ｲ ./ i ﾊ 人_ゞン Ｕ ｀ _ ─ .､ /.::::::/i彡i.l） ／:::::::/ｨ
今、顔を見ました！ // i.ｲ .V::::ﾊ " ./r'´￣ ./.::::::/ ﾊYソ /:::::::::::/∠
二人ともキル夫の部下です！ .i/ .|ﾊ i!:::トﾐ､ Ｕ |':. /.::::::/ /::::ｲ ./::::::::／/
ということは……！ | .::::::人､＞､ ヽ /.::::::/ /≦小>､ｖ/:::::／ ∠A＿
ﾉ ..::::/ ーt≧ミﾐ ､ Ｊ ｀;/..:::::/..ｲ'￣￣＼/／|.|￣￣￣ノ
/ .::::／￣￣￣/／￣::＞-ｧ/.:::／ ヽｿ ／-＝￣
／ｨ , / / / / ヽ,
/ / / / / / ,.' │ ヽ ヽ
/ / / l | / | | ヽ ヽ., ､ |
│ l | | ,∧ /､ | ＼. | │ ヽ, |
│ ィ | ,ﾍ､ |_,| | ＼ |＼, | `'j､│ | |
ﾚ │ ,ﾍ | _ゝ_メ._ ＼| _ﾊ,ヒ"_ヽ| |. ! ﾘ
ヽ | _ヽ Y 行ッr`､ ＿ jl ｲ:ﾏ丁j> /ヽ| !
! _ヽ!､ ﾄ､ﾝ |´ ｀l. ﾄﾍｿ | !) ﾙl/
／_-､ヽ∧.. ニ ' , ゝ .ニ イ /ｨ′
{/ _ ヽ｀l i _ ! ∧l そう、間違いない。この敵は
ヽ L`' ヽ.| ＼. `′ , ィ' /! エヴァと同じ、ＴＹＰＥ−Ｄ（ディアブロ）！
＼ ヽ }! ､ ／ /,ﾍﾘ
l .ﾍ ri ｰ ´ l/ |
r'ン / , ｨ' ／j ／ ヽ
r ‐' ヽ ＿jヽイ ::／ ,／ ＼
/ 三三三三ﾉ//､ ヽ.. ｰ ／ ＿＼
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- 955 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:14:47 ID:ok4CJt/I
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以上です！ ご覧頂き、ありがとうございましたっ！
〃
| |
,. :―――| |
∧ ／: : : : : : :.:.:| |｀ヽ. 欺瞞だ偽善だ屁理屈だ、本質的解決には
＼＼_./: : : : : : : : : :{ |:.:.:j_} 全くなってない、という見方もできるでしょう。
. ＼/.: : : : : : : : : : 〉┼f´ _
/ : : : : : : : : : : : iゝ{ ゝ ／ j でもこれで、やらない夫の魂が救われたのは
_＿__ ./: : : : : : : : : : : : : i: :ﾚ′／j__／. ./ 事実です。こういうことって、現実にも結構あると
. ＼ ｀ヽ/: : : : : : : : : : : : : : ∨" ´ ≠i / 思うんですよね。
ヽ ./: : : : : : : : : : : : : : : :.| ／;:;/ /
∨: : : : : : : : : : : : : : : :.:.|_＿／｀ヽ.／ 口先だけの綺麗ごと・屁理屈でも、あるいは
. / : : : : : : : : : : : : : : : : : | :;:; | ゝ.:__〉 裏側にどんな下心があろうと、「その行為」で
,,/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : | :;:; |. ヽ. 救われた人がいて、他に被害が無いなら、
／/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.|;:;:;:;| .＼ ＼ それは立派な「善行」だと私は思います。
. y′: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.i ;:; | > 〉
. / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : i;:;:;:i ／ゝ.__.／
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:i:;:;:;i´.:.:.:．＜
. / : : / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : i;:;:;:i＜
{: : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.ｉ;:;:i
. i: : |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,ｲ/:;:;i
i: :.|:.:| : : : : : : : : : : : : : : :.:,ｲ: : /.j/:;:;;:;i
∧:.ﾄ､!: : : : : : : : : : : : : ,ｲ/ j: :/ ノ:;:;:;:;:;:i
/;:;::ゞ: ヽ: : : : : : : : :.:.:／./:;:;/ /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;i
. /:;:;:;:;:;:;:;:;: ＼: : : : :.:.／／:;:;:;//:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i
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γ'/´´￣"''' - ．_ /`
,. '/∨- ．....,, __.:.:.:.:.:.ヽ〃
／ / /--//ﾊ＿ヽ､ ./ }′
/ /1l._ ! ､__ ｘ-､lﾞ |ｌ i ﾉ
. / / 〈j､l!| , ﾋｿ./,､}´ヽ ま、何はともあれこれで、やらない夫が
/ / ,Y人 ｒ ､ //-}! ヽ ディアブロになったことについて、
/ ____ｒﾗ-.＞- '-:イ/¨i＾i_＿__ﾊ ひとつ決着がつきました。
. i ゝ､ ゝ ;:;:;:;:;:;:;:; 丿/'ﾌヘ 丿ﾊ
. !.／ ＼_,,> ｰ一 "ゝゝ_`ｰ.ｿ´ .! 予告にあります通り、次回からはバトルです！
l〈､＿,/ :.:. /, {:.:. |/￣ / | 前にも言いましたが、ここからは一気にいきますよ！
. ﾊ :.: } ／´ .ゝ:/ゝ:.:./ |
∨（0）､＿＿(0)＼_/ ! ! ……今回、>>889や>>900辺りで【つづく】にするのも
. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ ! Ⅳ いいかなーと思ったりもしましたけどね。
. /ゝ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ノ＼ ,/ ,丿
- 956 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:15:14 ID:ok4CJt/I
-
「 ./｀
|,r＝＝‐､/
∧Ｏ_＿＿})
{ゝソv´ｿ）ﾊ で。唐突ですが、もう五月頭。進学・進級した学生さん、
__ﾉ_.||.ﾟ ロﾟﾉ||＿ 新生活の社会人さん、新しい暮らしに少しは慣れましたか？
ゝｰ!,l､_∨_）{つ′ 今目の前にあるそこが、あなたの戦場です。くじけず頑張って下さい！
./. (ﾝ＿＿_>ゝ､
└‐‐ |‐| |‐|ｰ'"´
i,､.ゝ､ゝ
次回、第四章 第４話は、５月１２日２１時３０分より投下開始です。お楽しみに！
- 957 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/02(月) 22:15:46 ID:ok4CJt/I
- すみません、>>897訂正です。
.＿ ,-―― - _
, -―- '" ヽ
／/ ／ ヽヽ
´ / / ヽ ヽヽ
/ / / ｌ ｌ ヽ ヽヽ
ヽl l / ｌ ﾊ l ヽヽ
l l l l l ヽ lヽ l l
ヽ l ／ヽ /ヽ l ヽ、 l ＼/l l
〈l l ￣∨￣ ＼／ ＼/￣ l l l
l l Ｏ三三三 三三三Ｏ' l l ……ぐすっ……
l l ﾟ。 _ ﾟ｡ｌ l l
l lヽ／|ﾟ. |:::ヽ/ l ｌ
ｌ ｌヽ:::└ﾍ ＿ /ヽ-´:／ ｌ ｌ
ｌ ｌ ´‐-＞ヽ ＿ ／＜_'" / /
| | |:::::::::┘:::::::::::::::└´:::::::| / /
、ヽ 〉::::::/::::::::::::::::::::::::ヽヽ:::∨ /
＿＿＿
／ ＼
／ノ ＼ u. ＼
／ （●） （●） ＼
えっ？ いきなりどうしたお？ | （__人__） u. |
何か古傷でも抉ってしまったのかお？ ＼ u.｀ ⌒´ ／
ノ ＼
／´ ヽ
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ﾉ（ ,ﾘ|} |. }
. {. |,.へ⌒ .:ヽ '/ ,ﾍ }
ﾚ-､{ ゞミ≡=ｧﾉj!}＝夭''´K
!∩|.} ﾞﾞ匈ﾞ` ...:::::/''匈 / f＾| そこ！ 旅行に来てるんじゃないんだ、
ｌ（( ﾞ′｀￣'"〃 f::`￣ |l.| さっさと寝て明日に備えろ！
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ
. }.iｰi ^ r' ,'
!| ヽ. ,∠ニ= /
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ‖ . ヽ､＿!__／:::|＼
- 958 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/05/02(月) 22:16:32 ID:4tdk8uNQ
- 乙でした。
なんというか、ここのない夫というかエヴァ、強いなあ…見習いたい。
- 959 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/05/02(月) 22:18:59 ID:RviXJoFc
- 乙
微妙にやる夫とセイバーが失恋したもの同士で良い感じな気がしないでもないｗ
- 960 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/05/02(月) 22:19:22 ID:0VmxRwp.
- エヴァよ……てか、中に翠星石とやらない夫取り込んだらどーなるんだろうか？
乙
- 961 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/05/02(月) 22:21:29 ID:S5PuJRnk
- 乙〜
狂気の沙汰や超人的な能力ってのも悪くはないんですけど
ここのやらない夫の常人的かつ精神的な強さの描写がすごく良いッス
- 962 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/05/02(月) 22:38:20 ID:Kjz2NW0k
- 乙でしたー
あまりにも前向きで物わかりが良すぎるように感じるのは
自分が汚れっちまったからなんだろうなあｗ
- 963 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/05/02(月) 23:02:12 ID:A3bbXs2E
- 乙華麗〜
- 964 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/05/02(月) 23:05:53 ID:BootEAE.
- 乙
容姿に関しては自画自賛が過ぎるｗｗｗ
EVAの中のやらない夫にも救いがありますように・・・
- 965 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/05/02(月) 23:46:42 ID:oQxosLi2
- 乙
まあ落ち着いて考えて見れば、
鬼畜ロクデナシDV野郎に捕まるよりは遥かにマシなんだけどな
そうなったら恐らく、「せめて俺がもう一人いたら…」と考えるんだろうさ
納得よりも、悲壮な決意を固めて戦う方が正しいオチな気もするが
- 966 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/05/03(火) 01:14:57 ID:0tQ6x0Dk
- 乙でした。
エヴァにｲﾝｽｺされたない夫が、いい男過ぎるｗｗｗ
これで阿部さんがホレないわけがないんだが、ここの阿部さんが偽装ﾎﾓだったとわ･･･
- 967 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/05/03(火) 02:10:37 ID:qB4bcagM
- 乙したー
ない夫…強いな。私にはちょっと耐えれないぜ。
しかし阿部さん性癖まともだったのか。
- 968 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/05/03(火) 03:27:58 ID:ujddwyuo
- 乙でした
エヴァない夫は人として強いな 救いがあるといいけど……
- 969 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/05/03(火) 06:00:28 ID:vKsipq3w
- 乙！
GW中なのにありがとうございました
ブログ見ると原作者たいへんみたいだな
- 970 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/05/03(火) 13:42:48 ID:ARWKIsRI
- 乙！
- 971 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/05/03(火) 14:06:42 ID:Jda/qZRI
- この状況で前向きになれるやらない夫とそのきっかけを与えた阿部さんマジいい漢
- 972 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/05/03(火) 22:25:21 ID:U5J5j3q.
- 悲惨な結末しか想像できないのは俺の心が濁っているからなんだろうな
- 973 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/03(火) 23:02:43 ID:LHqLZsnk
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| ≧
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| l.／ ´ : : : : : : : : : : : : ｀ヽ. ,/ /
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/ﾉ γ´ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ.
l | |γ ⌒ ヽ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:'｀ヽ
l | |.{ } :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:} }
j:.! ! ゝ._＿ノ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.ノ
/ゝ._＿_ゝ._＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_/´ >>884
. /: : : : : : : :.:_,ｨゞ≠⌒ヾ､ x≠ヾ/ノ そうでした……
/.: : : : : :.:,'⌒|:|ｰ{ だﾊ ,仍 }/´
. /:.: : : : : :.:八 ｌ:ｌ ..ゝ 弋ソ ﾏﾉ /丿 >>958 >>967 >>971
/: : : : : : : /: :｀ｰl.:! ´￣｀ ゝ ｀{´ ヒーローたる者、主に少年たちから
. / : : : : : : :/ : : : : l: i ｆフ 八 そう思われなくては！ です。
/: :/ ,､: : :./ : : : : : l: :i ゝ. ´ ／|: :} ﾍ
／:／ ｛ ＼ : : : : : : :.}丿. ｀≧ｰ= ´: : ゝ／ .} >>959
γ´ ￣￣ ｀ ゝ Y´￣￣´´｀ゝ. {￣￣￣´} '´￣￣￣i おぉ狙い通り。嬉しいですっ。
.{ ` ゝ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ｀ー一´:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ /
. ゝ. ｀ ＜:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: / .／
/｀≧ ．. _ ≧ ．:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; ／ ／＼
￣￣￣￣´ ｀￣￣￣￣´｀￣￣￣￣
,.-‐―‐-､ｒ―‐ ､
f´ : : : : : : : ｀ヽ:::::/
Ｙ´: : :V｀ヽ: : : : : : :∨7 >>960
j: : : : :}⌒| ﾄ＼,.-､} }_′ その場合、現状のカナたち四人に加えてその二人が
} : : : ﾒ≠ミ ≠ｧノノ 参加。後に、前述された「プログラム再構築」が成功したら、
_,ノ:.(⌒{ ＿' Ｙゝ._ やらない夫が翠星石の前に二人いる（クローン人間状態）
Ｙ´: : : : ｀ ○､ ゝ_',f'⌒V⌒ヽ._ になりますね。
ゝ: : : : : : : : : :i＞（ ヽ. i / 〉
）: : : :,. -―（⌒ヽ ', i / ,.' >>961
／: : : :/ γ¨ヽ. '， ',_i/.／ 強敵とのバトルとは一味違う、独特の、地味で、
〃 : : : :/ ,. ->､＿＼ 〉11{ だからこそ胸を打つ「強さ」だと私も思います。
{ : : : : / /ゝ/::::::::::::｀:≧｛_ ゝ
ゞ: : :/¨｀V; : : :＼｀￣´:::::::::: ﾄ､ ヽ. >>962
` { ´｀ヽ｀V´¨｀ヽ:::::::::::::::::ﾄ､} ! ヒーローのあるべき姿とはそういうもの。届かない
＼ ∨ ｀ヽ._＿彡ゝｰ ′ からこそ永遠の目標ですよ、ヒーローは。
__>､ ヽ‐- ､ 〉 ､
／||ﾚ'¨ _ ｝:::::::` ー＝ニ＝彡＼＼
／ ゝ｀ ｰ一´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ヽ
,. ' /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼＼
/ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ヽ
- 974 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/03(火) 23:03:34 ID:LHqLZsnk
-
／: : : : ∨: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ∧
/: : : : : : : :ゞ∠三ﾐi : : : : : : : : : : : : : : : : :∨: }
/: : : : : : : : :/{ |: : : : : : : : : : : : : : : : : : ∨
{: : : : : : : : : i ゝ !: : λ: { : : {: : : : : : : : : : :}¨Y >>964 >>968
∨ : : : : : : λ ∨ | Ⅵ＼: Ｘ´⌒ｉ: : : : :/ :.;ﾉ ご期待に沿えるかはわかりませんが、
ヽ: : : : : :/ ´￣｀ヽヽ!､ ゝ__/≠=ミ : /彡' .:/ どうぞ最後までご覧あれ。
ゝ : : : { ゝ､二二ミ j,,ィ示>､"´:.:.:.:.:i
｀Y ヽｰ≠´ ７示㍉ 〃_ ,ンl }:.:.:.:.:.:. j >>965
いﾍ. ^ ーゞ'- " ﾚ〈:.:.:.:.彡′ ヘタすると自殺や暴走なんかもあり得ましたからね。
ゝ_∧＿_,.-- ､ ′ .}: :ヽ"´ とりあえず一度、落ち着かないと。
⊂ニニ.ヾヽl l ｰ ' ,ハ: ;ハ
＿Ｖ＿＼.>ｰ{. ¨ ／: : }/ : :} >>966
γ⌒Ｖ⌒´ー― y `′ ,〉≧-≦´: : ／: : : / そこの偽装がある分、本作の阿部さんは
／ ＼,. -――{ , -〈 ､ ／: : ／: : : : ∧ 原作よりも念入りだったわけです。
.{ ゝ/ { ,.-､}/: :,／: : : : : :/,,⊥,,_＿__
=-=ミ.∨ ； ゝ{彡'}} ;/: : : : : : :〃 ,/ }_／｀ヽ
. | | _＿＿＿___ ヾ.＼
. |_| .∠_:_:_:_:_:_:_:_:_: :｀ヽ ./ /
／´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ: : :＼ ./ /
,..f´ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: γ⌒ヽ＼: :./.../
{ | :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:'､___丿, '￣ / ＼ >>969
. ゝi _＿＿＿＿＿＿＿___/ / : : : ヽ 既に申しましたように、私の生活にＧＷなんぞ
Ⅵ´ : ,ゝ._ ＼:＼: :＼: : :＼__ノ: : : : : : : ＼ 存在しませんので……ふっ……
ゝ∧ ､__ ゝ: ＼:_;＼: :＜ﾌ:.: : : : : : : : : }
/ゞ⌒ヽ '⌒ヾ y⌒ﾄ､: : :,､: : ﾚ′ >>972
／ //// _＿_ /// i ノ ｀￣ j: :,' 提示されてる材料がこんなですから、
./ : :,.ゝ. ゝ._ノ __ ∠"´ ,∠⌒/: ;′ それもやむなきこと。結末は、
/: : : ゝ._｀_,≧ｰ=≦´;:人___／＿j⌒ヽ: l ご自分の目でお確かめ下されぃ。
.八∧: (＿（:.:.:.:`>ー<:.:.:.:.//"´:.:.:/:;:;:;:;:;＼
ゝ_ゝ:_〉:.:./ ､ ＼:.:,ゝ-;,／:;:;:;:;:;:;:;:;:;.ヽ.
/:;:;:/｀￣￣￣￣´:.:ｰく;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ゝ
/:;:;:;:｀:┬―┬――一"i:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;／
｀ヽ:;:;:;:;;r ⌒ y'⌒ヽ .j:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/
ゝ:;: ∨:.:.:i :.:.:.:.:.:', /;:;:;:;:;:;:;:;／
ゞ:∨ i :.:.:.:.:.:.:〉':;:;:;／￣´
∨i:.:.:.:.:.:./￣´
酛:.:.:.:./
i}:.:.:/
∠:.:N
- 975 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/11(水) 00:31:10 ID:fJm2V8UA
-
＞―――‐＜
／: : : : : : : : : : : ヽ.
/: : : : : : : : : : : : : : ∧
／: :,仁ﾐ}ヽ: : : : : : : : : :∧
,ｨ彡: //､___,ゝ ＼:_: ､＿, : : ∧
{: :/:.///V⌒>､ γ⌒Vヽ: : :} すみません。ちょっと用事が入って
. ゝ{Ⅵ:{.ゝ{ ん} ん} }ｰ}二/ しまいました。
x≧:ゝ._)`ｰゝ":::::::ゝ"ｰ´(丿 ゝ.
／: : : : : （ _ ）: : : : ＼ １２日の投下ですが、２３時３０分からと
. / : : : : : : : : :＞ ．_＿__ ．＜ : : : : : : ∧ させて頂きます。申し訳ないです……
{: : : : : : : : ／ゝ＿＼／＿ノヽ: : : : : : : :}
. Ⅵ : : : : :/ /ゞ≡><≡" '， ﾍ: : : : :Ⅳ
Ⅵ: : : :{ {. （∧） .} }: : :Ⅳ
Ⅵ :├‐┼――――┼‐┤ Ⅳ
ゝ: ゝ / .∧ ノ/
｀ヽ/ .∧"
｀ｰ-．.._＿__..．-‐´
| //∧ |
!＿_///,∧＿_|
ゝｰ′ ゝｰ′
- 976 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/05/11(水) 07:39:48 ID:Fj9AFUAA
- ほいほい
- 977 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/12(木) 23:15:27 ID:.bP8BC0M
-
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i:::::::::/:::/::::::丁:::／￣i::::::::l:::ｰ∧一:::::::|!:::::::|'ﾘ
::::┌i:::/::::::/斤心ヘ i:::::::::i::::ﾒ≦i::::::::::::i:!::::::! ／::／.:.:.:.:.::.:.:.:::/:.:/|::.:.::::ｉ:::/7:.:.:;/:.:..:.:.:.:.:.
:::::｛ ﾚ' |:::::7ﾚ近::｝ /:::／|:/近:｝l::::::::::ハ:::::! /,ｲ:.:.:..:.:.:.:.::/::.:;ｨ'.::/ |:.:.::::ｉ;/ |:.:.:|ｉ.:.:..:.:.:.:.:.:
::::::::i ヘ|:::/ ゞ‐" /／ ′ゞ‐' l:::l:::/ ∨ '"/:.:.:.:.:./:..:/.:.::7::_/__,ノ|.:.:.::ｉ:| |:.:| |:.:.:.:.:.:.:.:
￣｀＼:|:/ ′ ､ ∧!/ |:.:.:.:.:.:/:.:/.:.:/ |:/ |:.:.::|' ｀ｰ|-|-|:.:.:.:.:.:.:
＼|＼ ___ __ / ′ |:.:.::／|:./7|::ﾊ 三ﾆｭ､ |:.:::{ ヽ| ＼.:.:.:.:
_{i ヽ _ ノ ／ j::／ |//:.:ﾘ::j ヽ:| ヾﾆ三. /:ヽ､:
// ｀＼ ＼ ／ '" |:.:.::::ﾉ ゝ-､__, ・/.:.:.:.::
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::::::::::ｌ::::::::ｌ:::::::/'´ .ｌ::/_ ｌ::ｌ::::::::::l ｌ::::l|ｌ ,イ´ / ヽ ヽハ
::::::::::ｌ:::::::::ｌ:::/ //气, ｌ:ｌ:::::::::::ｌ ｌ::/l! / // / /i ! ＼ ', ! i ﾄ.
:::::::::::ｌ::::::::l|::{ ,;彳/;rｌ l∧:::/|:! ｌ/ ! ﾚ' ij / / i .|＼___ヽ i. | l iﾉ}
i:::::::::::ｌ:::::::ｌｌ::i ／0j ｌ ! ヽ、ﾘ イｌ /⌒ ヽ.j ´V ｀ Vｌ | iﾒ! } ＿＿＿_
:l:::::::::::l::::::l ｌ:i ｀‐- 冫 |l V === 、 ___ | l |ﾉﾒｲ ／ ＼
:::ヽ::::::::ｌ::::ｌ ヾ / |ｌ⊂⊃ ￣｀ヾ| l ト.ノ ／ ＼
:::::::::ヽ::::ｌ::::ｌ ｀ __ ,. ﾉ |l人,. --一- 、 ⊂⊃ l i ｲノ . ／ (● ） （● ） .＼
::::::::::::::ヾヽ:ゝ ／ |i／;:,. = .;: ;:/i ,ｨ| ilﾘ > | （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） |
ｉ:::::::::::::::::::｀:ｌ ､ _ / /::://⌒);:;:/ ﾉ--＜ﾚ'ﾙ' |´ ＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／
.ｌ::::::::::::::::::::::::ｌ/ ￣￣ i;:;:;:``ｰ';:ノ(⌒「 「￣ ヽ|__| （ヽ、 /￣） .|
!:::::::::::::::::::::ヽ 乂ー‐:';:;:／「＼ﾉ | | ｀`ー――‐''| ヽ、. |
‐-ヽ:::::::::::::::::::::＼ フ入i」Ｌ!__ __ __ ノi ゝ ノ ヽ ノ |
２３時３０分より、投下開始です。
- 978 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/12(木) 23:32:07 ID:.bP8BC0M
-
キリがいいので、新スレにて投下開始します。
ここには後で埋めネタを投下致します。
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/14429/1305210534/l50
- 979 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/13(金) 00:26:05 ID:0z97S8TA
- では。
え〜、「悪魔の兵器」とは全っっっっ然、関係ないんですが、
以前短編投下所に投下して、まとめられずに終わった作品です。
この機会（こういう機会しかないでしょうし……）に再度！ と思いまして。
ご覧下さいませ。
- 980 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/13(金) 00:26:32 ID:0z97S8TA
-
.r-、 _００ /::::'┴'ｒ'
.|::::'´::::r┘ !「`L00、|.l└ｸ_;厂 /
.|::::「|:::| l| |Lｎ:::r┘|.l _lﾆユ、 ./
.￣└r''"´］_ l| | ｒﾞ=ﾞ┐ |└ァ::/ / /
､ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/ / ／
. ＼＼｀´ |:::|. l| l 〈::/ ､ ! '／
＿＿＿_
／ ﾉ_ ヽ,,＼
／ ≦ﾟ≧ﾐ:≦ﾟ≧
| （__人__）| 全人類に告ぐ！ 我々、
| |r┬| } 「悪と暴虐の最強の組織ケイオス」は、
| | | | } 遂にアレを完成させただろ！
. |. ｀ﾆﾆ }
. ヽ }
ヽ ノ
＿＿＿
,. -'"´ ｀¨ー 、
／ ヾ ヽ、
/ }; ヽゝ.
/ r´ __, .．イ ﾄ┬-、i
,' L._∠,´.!___,.ノ ヾ,￣ ヽ,
i } ｝
| ヽ ,＿＿_,,ノ｀ー-'ヽ,
i ￣ "'''"´ }
： ./ この地球上に存在する、あらゆる繊維を……
i ,! すなわち衣類を、一瞬にして消滅させる……
i ！
', {
i !
.} ! }
i ヽ、 i ,'
l ヽ、 |. /
/ ヽ..,,_＿＿＿,,..ﾉノ
ノ ｛
- 981 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/13(金) 00:26:46 ID:0z97S8TA
-
, --────-- ､
／ ＼
／ ＼
／ l ＼
.／ ノ::::::::::::::::::::::.＼
/ _, -'´:::::::;;;;;;;;;;;;;;:::::: ＼
｜ ／ ／￣＼＼:;;;;;;:／／￣＼＼
.｜ ｜ |. ○ .| ,|:;;;;::| |. ○ .|｜
| ＼ ＼＿／ ／::;;;;::＼＼＿／／
.| ,／ :::|:: ＼ 『ヌード爆弾』を遂にッ！
| ｜ ｜ ｜ 完成させただろオオオオオオオオォォォォッッ！
| ｜ ｜ | =二=二￣
.| ＼＿＿／＼＿＿／| ,. ,._ ,.-,.､ -=二＿ニニ
|. トエエエエエイ | // j / / ﾉ -=ニ_￣
.| '.{ :l }/ / ＿＿ﾉ ｀-/ﾉ `ﾂ ＿＿ﾆ＿二＝
| .{ :l }/ ） // // _,_{￣/￣￣￣￣/^/;;'´￣￣
丶 .{ } l ヾ､＿/ /＿i＿＿＿＿__i_ヾ:;'
＼ ､`ｰ一一 ' ) / -=j" ,_/
.＼ u / ,.--､ / / /
ヽ ／ }ヽ ＼ ノ _} / ＼
- 982 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/13(金) 00:27:02 ID:0z97S8TA
-
我々が、この爆弾を世界各国の……
| |:田: |E| |＼ | ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ／ l l| | | |＿＿＿＿___
| |:田: |E| | ＼ | ＼:::::::::::::::::.. ○ ..::::::::::::::| |／ l＿＿l| | |＿|::::::::::: : : :
| |＿_,,|E|＿| .::::::::::＼| l]＼ ○○○ |／ｌl | | | | |居|:::: : : : :
すや :::|｀ヽ.:::::::::::::| ＿＿＿｀＿l'＿´＿＿.!..::|l | | | |酒|二二二二二
￣|￣|￣ｌ,,| | ｌ￣ l::::: ／´：_：_：_：：_：_：_：_：_：_：｀ヽ、 l ￣l...::| | | |屋||----／||---
:｀l´_ｌ_｀|_|＿|:|::: ＼：：ヽ：／ .＿＿＿＿＿＿＿__ ヽ：：ヽ／：：ﾉ :| | | |--||＿＿＿||＿__
:::| l| |＿|_| |::: ヽ：：<: |[|| 歌舞伎町一番街]|]| :>：：,, ／ :::| | l ilお|::::::::::::::: : : :
TTTT,;|_|＿| |:::::: ヽ：：ヽ_ .￣￣￣￣￣￣￣＿_ノ：：ヽ､ .:::::| | | |好|:::::::::::::::: : :
:::=||,l |＿|_| |______ /：：/：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：ヽ：：ヽ . : ::| | | |み|＿＿＿＿＿__
:::===ｌ |_|＿| |＿＿ |：：,l｀￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣´|：：|| : :::| | | |焼| PRONTO
:::三ｌｌ| |＿|_| |::::::: |[]ｌ | |]」|i i!+| l二l[ｌ[ ll!|ll (=) | : :::| | | liき|､＿＿＿＿＿
:::三ｌｌ| |_|＿| |::::::: | l | ( ).|]]l]":::::| 88 +[l[l"'￣' | ｌ | : :::| | | ￣"| i／／
:::三ｌｌ| |＿|_| |::::::: | l | 只８ 8 8 8 ∧∧,;"「」 [] λλ | | | ,,,,, l／
:::三ｌｌ| |_|＿| |: ∧∧ ,､,､ n n ∧∧（ ,,） (*´ﾛ｀) (´v｀*) ﾉﾘﾚ,, ﾉﾘﾙﾚ , |
￣￣￣ (*´酈) （-＾* )::::::::) ∧∧（∩_∩ （〜 ﾉ-( ﾉ （-・ (ﾟ- ﾟ*ﾉﾘ. |／／
,-'" ( ヽ(ﾟ* ) ) ( ｀ｰ) (∀・,,) vvv 〉 ﾉ 〉 ｌ i_）(Y ﾉ..........i／...........
＿__,-"´ ﾉ 〉 ( ) ( ) ( ) (v｀ ) Y ﾉﾉ~~'ゝ ∩∩ .∧∧
∧w∧ ▲,,,▲ （ （ (/`ヽ） 〈 ヽ ( )ﾉﾘﾙﾘ λλ (__) し｀J (::::::::::).(:::::::::::)
（ ・∀・）（∀｀ ） ∧＿∧ ∩＿∩ し' Jﾉﾘﾟ ｰﾟ（ｰ ｀ ） ∧∧ ∧_∧::::::::つ
と ）（ ） （@Д@* ）（´∀｀*） （ つ （v,と） ( ´)(ﾟ ):::::::::|
Y 人 Y 人 （つ<V>）と <v>） ／~~~~ Ｙ 人 と | | |∪∪
（＿）｀J （＿）｀J | | | 人 Ｙ ^^Uヽ)(__)ヽJ | 〜 | 〜
- 983 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/13(金) 00:27:16 ID:0z97S8TA
-
主要都市上空で、一斉に爆発させれば……
/i~""''' ‐- ．..,,__
__ | | r' Ｄ lヽ | .| .i~"i''' ‐- ．..
:::l＼ ┌──‐l | ヽ ! ・ ﾉ | .| .| .| | | | .|
::l ＼ | ｑｕｏｐl | ﾌ／､ | .| .| .| | | | .|"'''ー-
::! lン | ┌ﾄ､Ｑ_(ﾝ,ｲ~""''' ‐- .ﾄ- ．..!__.| | | | .|.!まく''
:| |）/).| |,|クｵー./i＊＊ :＊＊| _ ~""''' ‐ .! ､
.! /| Ｙ| i |＿＿ / |:::::＊＊＊:::| ｇ乂_iｃo､ |（-Ｙ⌒
| | i |+|| 三.ﾚ|＊＊:::＊＊| { { ' , -､ ﾉ） :| (ﾆヽ
:＼ | | |+||---ﾚ|::::＊＊＊ :::| ＼ヽ {平}_ , '/___| nnnn
_r､＼l _ | |+||===ﾚ|＊＊ ;;＊＊| //ヽ Ｕ ／ ::::::|~""'''
_| i |＿ｪｪ之 ＿.||____.|~| | |+||===ﾚ| *| ,､i i,､ |*|.// / ﾄ .ｸﾞ { ヽ.::::::|~""'''
｀i''ｪ.| lXｌ ||l | ---┐|+||===ﾚ| *| >＊< |*| / .,ヽ 〉 ﾘ 〈 ﾉ ＼i|ニ=--
"i''ｪ.! lXl :|| .| [ ] | ||+||llllllllﾚ| *| ｀'i i｀' |*|. i i .{ ｺ ）ｉ ｉ |[][][]
~""'|: lXｌ || ｪ|ｪｪｪｪ|ﾕ+||lｌTTﾚ| *|_雪 印._|*| i i l ﾋｿi i ｉ |＿＿
] [] |____ｪｪｪ|X|ｪ ||l＿|￣￣| |=||ﾆｺ ﾚ| ＊＊::::＊＊| i i i ｌ | i .i |ＣＨＩ
] [] | | | |;;;;;;;; | |ii||Liﾆﾆﾆi| ##### ri::::| i i }.| i i ｉ |----
_,.．-,, __| |___________________, --､ｴi|.{今} |ﾆニニニﾆi:|＿＿＿＿＿＿＿i /⌒
, -'", -'⌒i Li| r--| |:::| i |只|┌┐::::::┌┐┌┐|■■
, -'", -'".|| /l/王三三王三三王三三王三三王三三王三三
, -'" , -'"Yi|| ||/ /^ ＾:: :: ^ ＾ ^:: :: ＾ ^ ＾ ^:: :: ＾ ^ ＾:: :: ^ ＾ :: ::^^ ＾:: :
, -'" , -'"V ||||' /|| /:: ::^ ＾^ ＾ :: ::^ ＾:: :: ^ ＾ ^^ ＾:: :: ^ ＾:: :: ^ ^ ＾ ＾:: :: ^
, -'" /iﾚ,| / ﾙ'i^ ＾:: :: ^ ＾^ ＾ ^:: :: ＾ :: :: ^:: :: ＾ ^ ＾ ^ ＾:: :: :: ::^: ＾ ::
, -'"_,, /l / l l | / /^l_二二|二二二二二|二二二二二二二二|二二二二
l/ { } { | l | / /ﾄ､/--i￣￣i-------┴-------------- ┴--------
- 984 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/13(金) 00:27:35 ID:0z97S8TA
-
全世界の男！ 女！
＿＿
／:／￣｀ ＿,,.r―‐- ､ _
/: :/ ,..r: :´: : : : : : :/＼:_:,ｨヽ／|
!: :〈 ／: : : : : : : : : :r┘r‐t__r‐､ |!ヽ､ｨ､／j
_,, ､､ .. _ i: : :.＼＿＿ / l: : : : : : : : : : ﾉ ｺ r､ ,Zx|| ｒ‐､ ﾉ
,. '" ｀`` ‐-, ﾉ ゝ : : : : : : ／: : !: : : : : : : : :く ｢ |:::::>´Fﾆゝｆ匕 ﾌ
／ ／,~､``' ヽ" ￣￣´/: : : ∨: : : : : : : : >__ヽ∠:::::ﾌ彑薔ﾌ::::ﾉ ⌒ﾌ
/ 〈 ,.へ､._ ヽ /: :/ ＼: : : : : :,.r=､:7└ｸ::::７癶ソ､:::} ／
| 〃ヽ /／＼..._`ﾌﾉ ｌ: :l:| ,.r=､｀ヽ､: : : : : /＿ー:ヽ:::ﾊ:::::::ﾍ ゝ
| ｛（｀､| |. ｀ヽ===ii`, ヽ ヽ|:| ￣￣､,.r＝ミ､ ｨ､ﾉ＼ノ
.| .| { 〈| | ／ ヽ {:| ,,.ｒr＝ﾐ ,ｆｆ ｒｆ:::ﾊか＼／r=､: :}
｜ ヽ ヽ| | ／ __,ヽ `l､ ﾐfｆ ,rf::::ヾ う:::::ｿ ﾉ (＼ヽﾉﾉ
ヽ. ／ ヽ | | _了´ ｆ´Ｙ||､ち::::ﾘ ｀¨´//// /ノ} } ＞┐
/ヽｗ'゛ ｝,,,| 厶 〉〈） ｀¨´ ／｢´// 三｣
./ ＼ ` 、 〈 //Fｺ//// ､ ∠ L//二二/
/~` ‐- 、__ ＼ ｀ - ..、.＿〉 〈〈｢三ﾆ=z＿＿/ /＿ ,,. イ: :アー‐）） 三三]
あるいは、それ以外のモノでも……
Ｘ
. + ／■＼ ／■＼ ／■＼ + ∠￣＼∩
（ ´∀｀∩（´∀｀∩） （ ´ー｀） |/ﾟUﾟ|丿
+ （( （つ ノ（つ 丿 （つ つ )） + 〜（｀二⊃
ヽ （ ノ （ ヽノ ） ） ） （ ヽ/
（＿）し' し（＿） （＿）＿） ﾉ>ノ
UU
ﾉﾉﾉﾉ -＿__ (´´
(ﾟ∈ﾟ*) ─_＿___ ______￣ ∧∧ ） (´⌒(´
丿＼ﾉ⌒＼ ____ ___ ⊂（ﾟДﾟ⊂⌒｀つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
彡／＼ /ヽミ __ __＿ ￣￣ (´⌒(´⌒;;
./∨＼ノ＼ ＝＿ ｽﾞｻﾞｰｰｰｰｰｯ
./／.＼／ヽﾐ ≡＝-
ﾐ丿 -__￣___________
- 985 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/13(金) 00:28:33 ID:0z97S8TA
-
全てッ！
オールヌードつまりすっぽんぽんになるだろうッッ！
／￣￣＼
／ ノ ＼ ＼
| ⌒ ⌒ |
|// （__人__) //|
ぐ | ｀ ⌒´ ﾉ
ぐ る | } ＿＿ ∩2z、
る ん _ - ￣ ヽ } ― ニ二./ ／
十 ん . ヽ ノ ／｀／
, ' ＿ l´ '⌒ヽ-‐ ／ / } } ＋
／ ／ ／ ﾘ | | / ノ
C､/ / ╋ / | |／ / ／／
＆ ＼＿＿＿＿／ / ﾉ／ ＿／―''
⌒ヽ-､＿＿／ ￣￣￣｀ヽ∩ '´ ／ 十
／ ￣￣｀ー- ...,,＿災＿＿,／| ／ ＋
／ ﾉ {＝ | |
＋ ∠ム-' ノ,ｨi､ヽ、
- 986 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/13(金) 00:29:12 ID:0z97S8TA
-
_,,.. - ､
,.-' ｀' ､.
,r' ,rfn､ ＼
,' ,rffn. '" ヽ
.i '" ,riiﾆヽ. ',.
{ ,riiﾆヽ _. ',
! ,.. _,,.. -‐' _,..r' i
', '､., __ ,.. -‐''"ﾞ } | 我々の、国連に対する要求は改めて伝える。
`､ ヽ ! } 今日はこれだけだ。
'､ ヽ ./ !
＼ ｀ヽ==＝'ﾞ ,'
' ､ / .
`''‐ . r' ＼
/ く ＼ ＼
| ＼ ＼ ＼
| |ヽ、二⌒) ＼ ＼
- 987 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/13(金) 00:29:47 ID:0z97S8TA
-
, --― ,==＝＝= ､
／ ／ , -―‐-､｀ヽ、
く / ／ ,ｨ ｌ｀ヽ 〉
｀7ヽ/ / ／ ／/ } |l ｀ヽ
/ / ∠-‐,..二｀X /／ l l |
! ｌ ｜ {〈::.:::.::.:ﾊ -‐ﾍ l| }
| ｜ ﾄ､ﾍヽ::_::/ /::下Y /
! | |＼_〉 , --､ ヽ::/_/ / ……という脅迫があったです！
/ ｢|斗-ﾍヽ 〈 / フ ∧ これは世界の危機ですぅ！
ﾚ‐┘し┐ :|| ＞ ニ-＜彡１ ＼
∧＿｝ノ´V |l r个〈:＼ ﾄ､_／
/ ＼:.:｢＼l〉:ｰ-YT‐|: : } |
. / / ヽ}／:.｀ヽ､乂:人: :ヽ、 ヽ
/ / / :＼: : : : : : :.:/ヽ: :}＼ ＼
. 〈ｰ≠ﾆ二/: : : : ＼: : : : /: : :∨/_｝／/
ヾｰ-ﾆ_/ヽ: : : : : :｀丶/: : : : :｀Y_二ﾆ〉
〈二ﾆ７: : :｀丶､:_:_:_:_:_:_:_; : -‐ヘ＝={
｀¬く:_:_:_: : : : : : : : : : : : : : :_:_:_:〉＜
￣｀＝＝====＝＝'´￣
／￣￣￣ ＼ ﾎｼﾞﾎｼﾞ
あー、なんかＴＶ電波がジャックされたとかで、 ／ ― ― ＼
世界中に流れてたアレかお。 ／ （●） （●） ＼
あんなもん、本気にしてるのかお？ | （__人__） |
＼ ｍj |⌒´ ／
〈＿_ﾉ
ノ ﾉ
- 988 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/13(金) 00:33:07 ID:0z97S8TA
-
, ─＝､─-=ﾆL｣_
／二ﾆ=‐-=ﾆ、＼ ,＞
,ムｲ／ .}、 ヽ. ヽ ｧ′
/ / ﾉ,ﾄ､ ,ｨ ,ハ. ∨ﾄ、
(＼ ＿_ ∧ ;' ,ノｌﾉj,ｨ込ｧ｀! ,), V ＼
何をのん気なこと言ってるですか！ . ,f＼孑=ｧ),__ | ! ｉ,ｧ示. ﾉ'ﾉ ゞr'ﾘ ﾘ ! | ＼
奴らは既に、ヌード爆弾の威力を 〈ヾ､ム,. 》 :|| ＼ |!､ﾄ､ﾄ弋ﾘ ､ l ,ﾉ※
誇示してるです！ いくつかの街が、 `ｰ'─(,ﾑｲ' ＼ ,. -'‐ ＼＼ ｱ｀ヽ _ﾑｲi !
実際に被害を受けてるですよ！ ＼ ｀ 7マ'７ | ヽ.≧ ゝ._ﾉ ,: ｨ´|.※ |
. ｀ , i ,ハ} |.※ | ＞ｘ､. イ ! i|. !
｀7ぇｘl/ , ! i 《 ,≫vﾍ.)､i), !
/ / |＿ ｉ.※ i. 《|{,／/iﾍ.∨), ∨ ,r- 、
/ / ! )`i !, 《!_／i |《ﾍ.∨), ∨ ,Xﾍ. }
/ ム.＿. !/ .|.※ |ﾍ. 《 ｉ | 《.ﾍ.∨ﾍ,.ﾏ^ヽヽﾉ
‘ーｘ, i ！ |. | ',. 《. ! i 《. | | ﾒ.}i;ｘr≦
∨ ヽ. | |.※ | ∨《 Lｉ 《 L! :|. | |
＼. ∨ |. | 〈 》〜〜〜''〜 | i !
＼／ .!.※ ! ,／｣Lﾆ=- |!>X<| :| i !
// ¨¨¨’ >厂 Ｋ >' :| |、 ,ﾉ
＿＿＿
／ .u ＼
／(（○）) (（○）)＼ 何ですとおぉオォおぉオォおぉオォ？！
/⌒)⌒)⌒. :::: （__人__） l_j :::＼ /⌒)⌒)⌒)
| / / / |r┬-| | (⌒)/ / / /／
| :::::::::::(⌒) U .| | | ／ ゝ :::::::::::/
| ノ | | | ＼ / ） /
ヽ / └ー.┘ ヽ / ／
- 989 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/13(金) 00:36:10 ID:0z97S8TA
-
, ...... - ､ _
,. -'´ ｀ヽ、
_,. -ｯ'´ ,.. -‐ '.: ´.:｀ ヽ､ ヽ、
l´ ／ ,. .:'´.: .: .: .: .: .: .: .: .: '‐ ､ ﾄ､
い/／.:,.: .: .: .: .: .; .: .: .: .: .;. .:, i.:ヽ,｀',ヽ、
これは翠星石たち緊急戦略情報部にとって、 〉'´／.: 、.: .; .:'´.: .: .:_,フ,´.:'ﾌ!.:!.: .:i ｌ ヽ,
始まって以来の大仕事になるですよ！ , ⌒丶ぐ/: .: .: .:Ｘ´.:ー＝ラフ´.:／ ,|.:l!.: .:ｌ 〉／
賭けるは世界の存亡、翠星石たちの手で ﾉ 、ヽ、 .: ,.'ｯ-､ゝ ' ´, ,'ン´ ,／ ｌ/l.: .: ! l'
ケイオスの企みを粉砕するですぅ！ / 、 ヽ ト.〈 ト'uヽ ´ ,. イーr､' l.: .: l l
/ ヽ, V ｌ ｀ ゝ‐┘ !‐'じ'＾! 〉,!.: ; ' !
l、 ゝ､._ ｀どィ l、'''' ,､ _ ｀ ',,‐' , ':／:i、 l
ヽ、 _フ´ ,-'ヽ,ヽ、,' ￣￣ i ∠ン.: .: :lヽ、l、
｀ラぐ'＾~ ﾉ:::::ﾌ｀ゝ､ ,.! .:'.:´.: .: .: .: '､ ヽ,l
l´::::::｀'_､／::::::i i~ Fﾆ ｷ´ーｎ-､ヽ、､.: .: :'､ ゝ、
＿＿＿
／ ＼
／ ＼ , , ／＼ うらやまけしからんお！ ヌード爆弾は何が何でもやる夫が手に入れてやるお！
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | （もちろんだお！ あんな奴らに好き勝手させないお！）
＼ |r┬-| ,／､-─,‐─‐´, ｀l
. /⌒, `ー'´ ＿__; ＿､_ヽ､ﾘﾉ
/ ,)、＿, -､_ ,/￣ ^´
(_＿＿＿_´ｒ' 〉 l
. | ｀￣~ |
- 990 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/13(金) 00:36:48 ID:0z97S8TA
-
やる夫の名は、やる夫・スマート。コードナンバー００８６、
緊急戦略情報部のトップエージェントだお。
, -- ､_ ＿＿､､ ＿＿
/二二 ヽ ｀丶 | ／
, ｲ/ l',ヽ} / . ＿＿| ／＼ ﾂ
ヽl| ｌ |l ナﾚl|ヽ.ｲ ＿＿＿＿___
ｌl十_ﾚ'弋ｿﾘ /￣Y´､ ／ ― ─＼
l ｌ弋） ;_ｧ /| {. ﾉｌ, ィ´￣￣＞ 、＿ , ―:ii| （ ○） （ ○）＼ ぐぇあ
／｀ﾄ个 ‐rィ_〕 Ｙl /＼ 一二三三/::::::::::{i|i| （__人__） i|
/ ｒ' | / T,ｨ⌒) { | } 一十二三|!:::::::::::jl|（⌒ヽ.|┬-|･.：。 /
」 | / Y´ /「 ／/ ! | | ￣「 Ｔ￣￣> ヽ ー `' <
Ｌ.＿j 少个i´ ｔ.Ｚ ,' l ヽ. ｌ | l ／ ヽ ＿＿ ）
// {. l├‐} ∨ ,.' ! i | l ( ＼ /
/ ＼ |/: :.j／ / ,' ', ', ヽ｜ ＼＿ ） /
, / /､: : : :/ / ｝ ヽ | ! /′ /
/ {: :､: : / ／ / // } j l / /
, / {: :Ｌ:/ ／／' / ｛/ ( (/ ,ﾉ
└ｔ: :iー､＿__ ／ ＿／ | ＼ / ./
ゝ} ／ ,' / ＼./ /､
_.／｀ ー- ―一 ﾞ ／/ / / / ＼
―――＼＿−-- -― '＿/――― （＿＿＿）＿＿）―――――
／＾｀､ 何かと比較される００７、ジェームス・ボンド君とは、
( ,,.---]_ 格も違えばキャリアも違うと自負してるお。
l 〈ヾ。
/-^]r ＾ ヽ
l ／＾ヽ 7
lr゜ " ミ＼ /| ｀ヽ､
ミ ＼∧/ | ﾞ,;.-ｰｰｰｰｰ----ｯ
＿＼ | ,.-'" ,|______､ ヽ /
ミ＿ / ,/-イ"´ ,ﾞl ヽヽ､ ﾞ〈
／ / ,.､_ _ ,/ ,/ , l,lヽﾞ ／ﾞl ﾞ､ |
￣￣/／∨ ヾ｀ヽ'"ﾞ'ｰ'"ヾ｀ヽ,'"ヽ､ ,.､ ,〉, / ﾉ ﾉﾞ-イ､_｀ﾞ'T'´ﾞl l
ヾ､ ヽ ヾ ヽヽ ﾞヽ,,,,,_ l ,l 'ﾞ''''ｰｨ' 'ノ ノ ,'´ | lヽl lヽ,
ﾞヽ ﾐ ﾐ ﾐ ヽ ヾﾞヽ､_l l, -'ノ ﾞ'７ ｀Y ,ﾉ l ﾉ l､ヽ､ 〉 ,）
ヾ､ ﾐ ﾐ ﾐ ﾞ ヾ ﾐ ﾞヾ- ､l´｀Y′ _,..-‐v､ ﾉノ, lﾞ'､ﾞヽ､'"（
ﾞヾ､ ﾞ ﾐ ﾐ ヾ ﾐ ヾ ｀ヽ ｲ;' ﾞィノ,:--'´lﾞ､,-ﾞｰn'､ヽ',
ヾﾞ､ ﾞ ﾐ ﾞ ﾐ ﾐ ﾐ､_ﾞl _l-' ,.:-,/ l/ィ'/, ﾞ､V' ｲ
ﾞ''''ヾ､ ﾐ ﾐ ﾐ ﾐ ﾞl'-ｰ'''ﾆ"r' )´__｀l ノ' l ｌ Y''"ィ |
ﾞゞ､ ﾐ ﾉ ﾐ,,,ﾉ ﾞ'>, ｀´ﾞ´ ('"y/ l ,l l l,.)" l /
- 991 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/13(金) 00:37:03 ID:0z97S8TA
-
第一、向こうの番号は一桁だけどこっちは二桁。
＿＿＿_
／,:' /,';;;}: ＼
／_, ｡ｨ' li:.､ヒァ' ＼
／ ⌒';,ﾞi, ri:.:i .::' メ、 ＼
| ,:' /,';;;}:.ヾ:. |
＼ ' {;!ﾞ' ／
ケタも違うのだお！
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼ ﾎﾟﾝ!
／（ ●） （●）＼
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
| |r┬-| |
＼ `ー'´ ／
- 992 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/13(金) 00:37:26 ID:0z97S8TA
-
今回の任務は、ヌード爆弾とやらを開発した
悪の組織、「ケイオス」の壊滅……
＼ ／
＿＿ ＼ ／
.-´ ｀｀ヽ ＼ ／
／ ｀ヽ ＿＿,. ＿ニニ二＼ﾌ＼ ／
／ ＼ ｀ヽ ,.r''""⌒ﾞﾞ`ヽr-`---ｯ＿＿__ _, - '"＼ ヽ ／
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どぉ〜れ、やってみるかお！
『００８６笑いの番号』（原題 The Nude Bomb）より
- 993 ： ◆XAn/bXcHNs：2011/05/13(金) 00:37:52 ID:0z97S8TA
-
遥か昔にＴＶで吹き替え版を見たんですが、
「オールヌードつまりすっぽんぽんになるだろう！」
はそのまんまです。訳者さんＧＪ過ぎる。読点ヌキで一気に言い切った、
声優さんの口調も面白かったなぁ。
- 994 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/05/13(金) 00:55:00 ID:tBP7p1WA
- 初めて知りました。いい意味でバカっぽくて楽しそうｗ
DVD化されてるのかしら？
00うんたらといえば、昔知人から借りた0011ナポレオン・ソロが好きでしたｗ
- 995 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/05/13(金) 23:31:32 ID:XugV/ruc
- 個人的にはケイオスの方を応援したいな
- 996 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/05/14(土) 21:52:41 ID:HoFwJjA.
- 俺も見たなぁコレ
「どうやってここに来た？」
「壁を抜けて」
- 997 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/05/15(日) 12:48:29 ID:/ncWwIGM
- う
- 998 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/05/15(日) 12:48:45 ID:/ncWwIGM
- め
- 999 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/05/15(日) 12:49:00 ID:/ncWwIGM
- る
- 1000 ：名前なんて無いだろ常識的に考えて：2011/05/15(日) 12:49:32 ID:/ncWwIGM
- 1000なら世界が核の炎に包まれるEND
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