■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■

本投下用スレッド
11/ ◆CFbjQX2oDg:2011/01/08(土) 17:52:26 ID:rfynZ73w
*** ロワロワ参加者への連絡事項 ***

数日前から、2chのキャップ流出問題の件でブラウザで開くとウイルスに感染等の危険性があります。
専ブラ(Jane Styleなど)で閲覧、書き込みは”今のところ”は問題無いようですが、本スレに書き込むのが怖い方もいると思います。
これから2週目に入って勢いに乗りたい所でしたが、したらばにも本投下用のスレッドを用意しましたので、良かったらこちらをご利用ください。

尚、このスレッドに投下した作品は2chの方に代理投下なく、修正の必要も無い場合は、後日wikiの方に収録します。
2chの方がどうなるのかは現在はわかりませんが、安全に復旧するようになりましたら、このスレッドは落とさせていただきます。それまでの対応策ということで…

21/ ◆CFbjQX2oDg:2011/01/08(土) 18:24:54 ID:rfynZ73w
今回の対応について質問がある方は、遠慮なくこのスレに書き込みください。


わたしは『結果』だけを求めてはいない。

『結果』だけを求めていると、人は近道をしたがるものだ…近道した時“完結”を見失うかもしれない。やる気も次第に失せていく。

大切なのは『完結に向かおうとする意志』だと思っている。

向かおうとする意志さえあれば、たとえ今回は2chに書き込みが出来ないとしても、いつかはたどり着くだろう?向かっているわけだからな…違うかい?

3名無しさん:2011/01/09(日) 05:10:19 ID:JLXzV7uM
スレ立て&対応乙です!
過疎板とはいえ、何があるかわかりませんからね。

>>2
あっ…あんたは…俺のせいで殉職した……!

4 ◆9n1Os0Si9I:2011/01/10(月) 08:18:30 ID:AI3mmNjY
特に指摘もなかったようなので、こちらに投下します。

5 ◆9n1Os0Si9I:2011/01/10(月) 08:19:00 ID:AI3mmNjY
「おうまさん、なんて名前なの〜?」
「メルメルメル!!メルメルメー!!」
何と言ってるか分からないが気にしないでほしい。
「メルメル!メルメルメルー!」
何とか伝えようとするが。
「ウマゴンって名前なの〜?」
「メルッ!?」
伝わらなかった。
「メルメルメー!」
手?を左右に振って否定するシュナイダー。
「違うの〜?」
「メル!」
分かってくれて笑顔のウマゴンは急に踊りだした。
実際は踊っているのではなくジェスチャーなのだが。
シ・ュ・ナ・イ・ダ・ーとジェスチャーで伝える。
しかし、そううまく行くはずがなく。
「えーっと……ウ・マ・ゴ・ン?やっぱりウマゴンなのよ!」
シュナイダーはショックを受ける。

「メル!メルメル!!メルメルメーーー!!!」

大声で叫ぶが周りに響くだけで言葉は伝わらない。
「メルー……」
ショックを受けても結局は伝わらなかった。

6馬の名前でも間違えるのは失礼 ◆9n1Os0Si9I:2011/01/10(月) 08:19:46 ID:AI3mmNjY
【A-7遊園地/一日目/深夜】


【雛苺@ローゼンメイデン】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、不明支給品×2
[思考・状況]
基本行動方針:誰も傷つかない世界が欲しい。
1:ウマゴンと行動を共にする。
※シュナイダーの名前をウマゴンと思っています。


【シュナイダー@金色のガッシュ!!】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:魔本@金色のガッシュ!!、基本支給品、不明支給品×2
[思考・状況]
基本行動方針:仲間を探す。
0:ウマゴンじゃないよ!!
1:雛苺と行動を共にする。


※ウマゴンの叫び声が周りに響いた可能性があります。どれほど響いたかは後の書き手に任せます。

7 ◆9n1Os0Si9I:2011/01/10(月) 08:20:24 ID:AI3mmNjY
投下終了です。

8 ◆1yqnHVqBO6:2011/01/12(水) 01:26:38 ID:WciMey92
投下します

9王様の託児所!  ◆1yqnHVqBO6:2011/01/12(水) 01:27:38 ID:WciMey92

「魔物の王を決める闘い……それにガッシュは優勝したんだよね?」

その問いかけに当のガッシュは誇らしげに頷く。

「そして、魂だけになっていた魔物たちを全員生き返らせた……これで合ってる?」

「ウム、そうなのだ」

再度の問いかけにもガッシュは肯定した。
魔界が本当なのかは知らないがガッシュの術は実際に見せてもらった。
口から発射される電撃。それを発動するには一瞬気絶してしまうが
何者かに魔本を読んでもらうことで更に威力を増すそうだ。
人智を超えた力に不意打ちが容易な体質。
その情報を無意識に、本当にそうなのかは自分でもわからないが
とにかく特に他意もなく記憶する。
そして、ガッシュの言うことはある程度信用がおけると今のところは思うことにした。
今考えるべきは死者の蘇生という単語。
僕はその言葉に深く心を揺さぶられる。
死んだものを蘇らせるのは神の力を以てしても不可能。
そのことを僕は心の何処かで確信している。
間違いを正し、止めようとしてくれた友達を殺しておきながら僕は確信している。
嘘をついているのは由乃だということも薄々感づいている。
どうしてそんなことをしたのかは気になるけど今は置いておこう。
会ってから直接、尋ねればいい。
対面し、問い質すときに護衛としてガッシュを隣に置こうか迷っている自分に
心底嫌気がさしながらも僕はそう結論づけた
けれども僕は取り敢えず由乃に関しての問題は先送りにすることに決める。
知るべきなのはガッシュの世界で如何にしてそれを、
つまりは消滅した肉体からの蘇生を可能にさせたということだ。
肉体を無くした魂は魔界とやらを彷徨っていたそうだが果たしてそんなことが可能なのか?
ならばデウスは何故、未来日記の所有者に殺しあわせた際にそれをしなかった。
いや、してくれなかったのだろう?
因果律を調停する神の力が弱まっていたから?
それも違う気がする。因果律を統べる王ならば人々の、
せめて家族くらいの保険はかけておいたほうが万が一の場合、
かえってやる気を促進させる材料となりうるはずだ。
なら、神と魔界の王は単純に優劣が決まる力関係ではないのか?
問題にすべきなのは目の前の子供が勝ち抜いたという殺し合いの報酬だけではない。
子供同士の殺し合いというのは道徳的に十分問題なのかもしれないが
僕にそれを糾弾する資格だけはない。
僕の世界に関する事柄だけでも疑問はある。
死者の参戦……あの影が言っていたようにこの殺し合いを仕組んだものは
死者の復活が可能だと言っていた。
同姓同名の別人ではないとしたのならば9th達の存在は
僕に死が絶対ではないということを教えてくれる事実かもしれない。
もちろん、死者を蘇らせてまで殺し合いをさせようとする
主催者の悪趣味っぷりはどうかと僕も思う。
だが、それと同時に心の何処かで惹かれるものがあった。
デウスすら絶対の全能者ではないという事実すら
死者の復活という事実により浮かびあがる。
もしも、もしもだが優勝することができたら僕は……

――今まで奪ってきた命への償いがようやくできるのかもしれない

10王様の託児所!  ◆1yqnHVqBO6:2011/01/12(水) 01:28:33 ID:WciMey92

「雪輝よ! この粘土とポップコーンはワタシがもらってもよいものなのか!?」

「いいよ」

子どものように目を輝かせながらそう言うガッシュに僕は笑顔でそう言った。
そう、笑顔だったはずだ。決して5thのことを思い出したりはしなかったはずだ。
心がチクリと傷んだと同時に北のほうから妙な羊の鳴き声が聞こえる。
その音で初めて僕は長い間、日記を見ていなかったことに気づく。
完全に失態だ。日記のチェックを怠るなんて。
焦りながらも僕は日記に書かれた内容を確認する。

##########

01:45 【遊園地内、メリーゴーランド付近】

雛苺とシュナイダーという参加者に会う。
どうやら二人ともガッシュに協力してくれるらしい。

##########

記述を読み、ガッシュに声をかける前に少年は見知った仲間の声を聞き
走りだす。彼の名を呼び一応警戒するよう呼びかけながら僕も後から駈け出した。
彼一人なら僕でもまだ利用出来るかもしれないけれど、
三人は厳しいな。そんな最低なことを思いながら……同時に喪った人達の顔を思い出しながら僕は走る。

………………………………………………………………………………………………………。

結論を先に言ってしまうと、同盟結成は呆気ないほど簡単に終わった。
羊の鳴き声をあげていたのは二足歩行する馬の子ども…………
このムルムルを思わせる意味不明な外見で僕はガッシュの言うことがまず本当だと確信した。
名簿にはシュナイダーと書かれているのに頑なに
ウマゴンと呼びつづけるガッシュとこれまた初めてみる動く人形の雛苺。
シュナイダーという名前であることはガッシュも知っているようだが
もはや変える気はないらしい。
少し気の毒ではないだろうか?
そんなことを思いながらも僕は新たに加わった二人の子供相手にも情報交換を持ちかけた。
正直、ガッシュ以上に子供であろう二人から何を得るんだとも思ったが、
いやそれ以前にウマゴンから情報を引き出すことは果たして可能なのだろうか。
そんなことを思ったが得られた情報は予想以上の物だった。
アリスゲーム、お父様とやらが創りだした人形達による殺し合い。
そして、nのフィールド。
やっぱりこのゲームはデウスが管理している範疇を越えているのかもしれない。
何せ……目の前の彼女自信が敗北者、つまりは死者に該当するのだ。
ならやっぱりあの主催者の言うことは

「メルメルメルメルメル!」

「ウム! ウマゴンダヨ、ヨロシクネだそうだぞ雪輝!」

違うと思うよ、ガッシュ。
遮られた思考を再開させようとしたが
彼等が仲睦まじく戯れているのを見るとそんな気はどうにも起きず、
僕は支給品を確認しあうガッシュ達をぼんやりと見た。
彼等も殺し合いを経験しているというのに、どうしてこうも楽しそうでいられるんだろうか?

「ねえ、ガッシュ。君の経験した闘いがどういうものだったか教えてくれる?」

11王様の託児所!  ◆1yqnHVqBO6:2011/01/12(水) 01:30:29 ID:WciMey92
何とはなしに言った言葉。けれどもそれを受けたガッシュは胸をはって語り出す。
それはたしかに殺し合いと呼べるもの。
けれど、僕が経験したものとは圧倒的に違うもの。
友情に満ち、裏切りとは殆ど無縁で、敵と味方がはっきりしていて、
誰を陥れることなく誰を喪うこともなく彼は闘いを終わらせて王者になった。



























                    何だソレ?

12王様の託児所!  ◆1yqnHVqBO6:2011/01/12(水) 01:31:14 ID:WciMey92
僕と彼、そしてウマゴンが闘っていた殺し合いのあまりの違いに思わず愕然とする。
だってそうだろう。
彼等は僕のように家族を喪うことなく、由乃に付き纏われることなく、
友達を本当の意味で殺すことなく、由乃に監禁され前後不覚に陥ることなく、
力のない子供達を手にかける必要にすら迫られず、由乃に友達を殺される危機に怯えることすらなく、
皆に最後まで助けられ、
由乃を疑うこともなく、由乃を由乃を由乃を由乃を由乃を由乃を由乃を由乃を由乃を由乃を……
ああ、そうか。これが王道というものか。
これこそ、デウスが僕達に望んだ殺し合いの形だったのか。
たしかにこれなら王や神の座へと就くに相応しい闘いだ。
日記所有者になる前の傍観者だった僕なら諸手を上げてガッシュの勝利を祝福しただろう。
ああ、そうだね。たしかにガッシュには王と思わせるだけの何かがあるよ。
なら僕は、僕達はどうすればあんな風にならずに済んだんだ?
デウスに静かに問いかけながらも胸に宿る嫉妬の炎は容易に消すことができず、
ただ愛想笑いを浮かべながらガッシュの英雄譚を聴くしかできない。
そう、シュナイダーが不思議そうに首を傾げたのも
雛苺が外見にそぐわない羨望の念で目を細めたのも今の僕にはどうでも良かった。

【A-7遊園地/一日目/深夜】

【ガッシュ・ベル@金色のガッシュ!!】
[状態]:健康
[装備]:魔法のマント@金色のガッシュ!!
[道具]:基本支給品、ガッシュの魔本@金色のガッシュ!!、ポップコーン@現実、粘土@現実
[思考・状況]
基本行動方針:やさしい王様としてこのバトルロワイアルを止める。 
1:雪輝、雛苺、ウマゴンと行動する。
2:ティオやキャンチョメ達仲間との合流。
※参戦時期は本編終了後です。

【天野雪輝@未来日記】
[状態]:健康、ガッシュへの強い嫉妬
[装備]:無差別日記@未来日記、投げナイフ(15/15)@未来日記
[道具]:基本支給品
[思考・状況]
基本行動方針:殺し合いは今のところしない、死にたくない。
1:ガッシュ、ウマゴン、雛苺を信頼?して行動する。
2:まずは由乃と合流する(いろんな意味で怖いから)
3:その他の知り合いは……?
※参戦時期はDiary46.5終了以降からの参戦です。

【雛苺@ローゼンメイデン】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、クレヨン@現実、人参@現実
[思考・状況]
基本行動方針:誰も傷つかない世界が欲しい。
1:ウマゴン、ガッシュ、雪輝と行動を共にする。
※シュナイダーの愛称はウマゴンでいいよねと思っています。


【シュナイダー@金色のガッシュ!!】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:魔本@金色のガッシュ!!、基本支給品、マキビシ@バジリスク〜甲賀忍法帖〜、煙草@現実
[思考・状況]
基本行動方針:仲間を探す。
1:ガッシュ、雛苺、雪輝と行動をともにする
2:戦いはまだ終わってないんじゃないの?

13王様の託児所!  ◆1yqnHVqBO6:2011/01/12(水) 01:32:17 ID:WciMey92


【ガッシュの魔本@金色のガッシュ!!】
ガッシュ・ベルの魔本、赤色である。
この本が燃えてもガッシュは消えることはない。
術を使うために必要なものだったが今ロワでは、パートナーなしでも使える高嶺清麿しか読めないが参加者に清麿はいない事から普通の人でも読める可能性はある。
金色の魔本になるのかは不明だがほぼ不可能であると思われる。

【魔法のマント@金色のガッシュ!!】
ガッシュとゼオンが普段着ているマント。
外見は色違いで、機能は同じ。
高価な魔法の布で作られており、魔物が持つ道具では後者に該当する。
魔力を使うことで着た者の意のままに動かしたり伸び縮みさせることが可能で訓練次第で攻撃・防御などにも使える。
胸元に付いているブローチが付いていれば破れても時間と共に修復される。
ブローチは付いているが、回復速度はとても遅い。

【無差別日記@未来日記】
1stと呼ばれる天野雪輝の所有する日記。
これが壊れても天野雪輝は死亡しない。
自分を中心とした周囲の未来を無差別に予知する能力がある。
元々は趣味として雪輝の見た物を日記に書いていた物がデウスの力により変化したもの。
全日記中最多の情報量を持つが普段から雪輝が傍観者でいようとしたため自分自身のことが一切書かれていないという欠陥がある。
また、あくまで雪輝主観の情報に依存するため雪輝が間違った情報を把握した場合は間違った情報のままの未来が表示されてしまう。

14 ◆1yqnHVqBO6:2011/01/12(水) 01:32:51 ID:WciMey92
以上、投下終了です

15迷い/ ◆CFbjQX2oDg:2011/01/13(木) 01:45:31 ID:Ajdt7HxY
投下します

16迷い/ ◆CFbjQX2oDg:2011/01/13(木) 01:46:22 ID:Ajdt7HxY



深夜の墓地。



夏場であれば、肝試しの代表地ともいえる。墓地独特の生暖かく、どこか冷たい空気を人間は恐怖しながらも追い求める。
日常生活においても『欲望』は恐怖を乗り越え、時として


この閉鎖された世界にある法はただ一つ。

『最後の一人になるまで殺しあえ』




◇ ◇ ◇




黒のロングコートを身に纏った長身の男が歩いている。墓標に刻まれた名前を一つ一つ確認しながら、


『ノヴェル』
『正宗忠蔵』
『国信慶時』
『沼井充』
『千草貴子』
『大木立道』
『結菱 二葉』
『須藤 雅史』
『手塚 海之』
『天野九郎 礼亜』
『火山高夫』
  ・
  ・
  ・

ざっと目を通した以外にも数十の…いや、もしかしたら百以上の墓に名前が刻まれている。
手塚や須藤の名前があること、今回の戦いの主催者である影の男の複数の世界の発言……
おそらく参加者の元いた世界の脱落者の名前だろう。探せば他のライダーバトルの脱落者の名前も出てくるかもしれないが興味は無い。

17迷い/ ◆CFbjQX2oDg:2011/01/13(木) 01:48:22 ID:Ajdt7HxY


「誰か死んだのか?」

少々妙な格好をした少年が墓の前で手をついて黙祷している。何故話しかけたのか自分でもよくわからない。
迷っているのだ、ライダーバトルに。この戦いに。
ひょっとしたら誰かに答えを出して欲しいのかもしれない。自分で決断することに臆病になっているのかもしれない。

「……貴様には関係ない。今は見逃してやる。消えろ」

少年はこちらに顔を向けることなく黙祷を続ける。年上に向かって生意気な口調ではあるが淡々としており、声色からは感情を読み取りにくい。
少年の心を塗りつぶしているのは深い哀しみか、後悔か、それとも――

『芦川美鳥』

少年の前にある墓にふと目をやる。女の名前だ。
恋人か? 年齢から考えて親族の可能性の方が高いか。 いや、二人の間にある関係性に名前など必要ないのかもしれない。
少年がこの美鳥という名前の人物を慕っている。それだけで充分だ。自分が恵理を思っているように……


『戦わなければ願いは叶わない』


微かな音色を奏でながら、夜風が二人の間を通り抜ける。
恵理を助けるためにはこの目の前にいる少年を殺さなければならない。
そんなことはわかっている。ライダーバトルの時と違い、人数は圧倒的に増えていることも自覚している。
だが、どうしてもそんな気分にならない。

そして、何も言い返さぬまま、相手を攻撃することも無いままこの場を後にした。


『お前には迷いが見える。本当に誰かを殺せるつもりか?』


『あんたは自分が思っているほど、冷たい人間じゃない』


認めたくは無いが俺は迷っている。ライダーバトルを……この戦いをどうするべきか


教えてくれ恵理……俺は一体どうすれば――

18迷い/ ◆CFbjQX2oDg:2011/01/13(木) 01:49:00 ID:Ajdt7HxY
◇ ◇ ◇



合わせ鏡が無限の世界を形作るように現実における運命も一つでは無い。
同じなのは欲望だけ。全ての人間が欲望をもちそのために戦っている。

そしてその欲望が背負いきれないほど大きくなった時
人は――


【F-2/墓場/一日目・深夜】


【秋山蓮@仮面ライダー龍騎】
[状態]:健康
[装備]:カードデッキ(ナイト)
[道具]:基本支給品、不明支給品×1
[思考・状況]
基本行動方針:戦いに乗るかどうか決めかねている 
1:俺は、どうしたらいい……

[備考]

参戦時期:少なくとも恵理が目覚めるより前、手塚との出会い以降からの参戦


【ミツル@ブレイブ・ストーリー〜新説〜】
[状態]:健康
[装備]:ミツルの杖@ブレイブ・ストーロー〜新説〜
[道具]:基本支給品、 不明支給品×1
[思考・状況]
基本行動方針:不明 
1:美鳥……
2:不明

[備考]
参戦時期:不明。

[共通備考]
F-2の墓場には、参加者の元いた世界の脱落者、関係者の墓が多数存在。(※死者に限る)

19迷い/ ◆CFbjQX2oDg:2011/01/13(木) 01:50:24 ID:Ajdt7HxY
以上で投下を終了いたします。


そして記入漏れに気づいたorz

秋山蓮の備考欄に
蓮の向かった方向は不明です。後の書き手の方にお任せします。
の一文を追加します。

20 ◆1yqnHVqBO6:2011/01/21(金) 10:47:47 ID:xPwXf00E
投下します

21 ◆1yqnHVqBO6:2011/01/21(金) 10:51:33 ID:xPwXf00E

糞のような思い出が詰まりに詰まった分校を出た二人。
前と同じスタート地点のハズなのに見える風景は随分と違っていた。
そう思う七原秋也の肩に下げられているのはリュックサック。
そして、背中に背負っているのは大剣。
かつての彼ならば持ち運ぶことにすら苦労したであろうがかつての殺し合いから脱出した後、
アメリカで鍛えに鍛えた体のおかげで持ち歩くことができた。
この剣は真紅と出会い、周辺を探した際に見つけた物。
何故こんな学校にこのようなものがあるのか不思議に思ったが彼女の支給品を見ると
あったのはハリセン一つ。
どう考えてもふざけているとしか思えない代物であったことから
この剣が彼女への支給品だったということなのだと二人は思うことにした。
真紅が何か特殊な力を感じると言っており、特殊って何だ。
というか動く人形が特殊と称する剣ならばそれは一周回って
ただの剣なのではないのかと思いながらその言葉を受け、秋也はソレを持っていくこと決めた。
彼女の左足からツンと臭ったあの臭い。
何があったかは容易に想像がついたので訊かず、
せめて洗ってやるべきだったかと思ったがそんな暇はない。
前のプログラムでは出発場所から出て行く者を狙い撃ちにしようとしていた参加者が
かなりいたことから行動は迅速にすべきであると秋也は結論づけ、早々と分校を出ることにした。
分校を出る瞬間も警戒は怠らなかった。
秋也から見て前方と右方を彼が担当することにし、
頭に載せた真紅が後方と左方を担当することにした。
中々によく出来た警戒態勢だと秋也は自分を褒めたいと思った。
誰も周囲にいないことを確認したあとに行ったのは当然の情報交換。
誰が敵で誰が味方かを知るのはこのクソ益体もないゲームを生きる上で重要な要素となる。

「全員、乗る可能性が多かれ少なかれあるってことか……
みんな可愛い外見だろうに物騒だなあ」

「生きるって闘うということよ。シュウヤ。
けれども蒼星石や翠星石はある程度の信頼を置けると思うわ」

それらと一緒に知ったアリスゲームという人形同士の殺し合い。nのフィールド。
OK、OK。受け入れよう。世の中は俺が思った以上にファンタジーだ。
うん、杉村も手を触れずに瓦やレンガを割ることだってできたし。その延長なのだろう。
杉村弘樹、その名前で秋也は重要なことを思い出す。
重要だが、回答によっては自分の中の何かが壊れてしまいそうなこと。

「正直に答えてくれ真紅。
 ………………死んだ人間が生き返る可能性はあるか?」

移動しながら、そして相手を頭に乗せながらの問いかけ。
それに真紅はわからないと答えた。

「死んだ人が名簿に載っていたのね」

「ああ。まあそのnのフィールドっていうのから
 よく似た別人を連れてきたのかもしれないんだけどさ」

「あの影がnのフィールドを介した別世界から貴方の知り合いを連れてきたのならシュウヤ。
 それはその通り別人だけれども本質は同じよ」

「つまり、良く似た世界から同じ名前を持つ似た人生を送った人間を連れてくる。
 それを死んだ奴の復活と影が指したのなら……」

「あの影の言う通り、優勝したら望む人を連れてきてくれるのでしょうね」

22銃の重さ、引き金の軽さ、理想なんて叶わないさ  ◆1yqnHVqBO6:2011/01/21(金) 10:53:42 ID:xPwXf00E

真紅との会話で秋也は納得した。それなら、彼が出す答えは絶対にNOだ。
彼の望みは子供達から親を奪い、大人達から子を奪うようなクソッタレな政府をぶち壊すこと。
それは文字通り地獄の道だ。
あのゲームから脱出したあと、あらゆる知識を貪るように求めた今なら川田が言っていた言葉がわかる。

――あの国は虫酸が走るほど良く出来ている――

それを壊すという行為はある意味で新しい犠牲者を増やすのを意味する。
別の形での自分達のような大人達の都合で傷ついた人間を増やすのだろう。
自分はその重みを、痛みを背負うのを中川典子と共に覚悟している。
だがそれを、無関係に等しい者にも背負わせるのは余りに残酷だ。
自分の親友達ならこちらから拒絶しようと無理に関わってくるのが分かっているぶん尚更だ。
そんなことを考えながら秋也は市街地へと向かう。
初めて見たときは馬鹿にしているのかと思った地図だが何でもアリだと知った。
そして、この人気の無さから参加者は別々の場所からスタートした可能性が高い。
なら、南東と北西からスタートしたものはまず市街地へ行こうとするだろう。
砂漠では水を確保することが困難。そして砂の上を歩くことから生じる体力の浪費。
雪原も環境の悪さは似たようなもの。
ならば少しでも多くの参加者が集まる前に市街地へ行き、物資を調達するのが得策。
そう考え歩を進める秋也の頭上から、少し躊躇うような真紅の声が聞こえる。

「けれども、それくらいのことなら私達でも可能よ。
 …………ひょっとしたら何か別の方法をとるのかもしれないわ」

その言葉に秋也は何も返さなかった。
返す言葉が見つからなかったのも大きかったが、
真紅の言葉と二人が市街地へ着いたのがほぼ同時だったからだ。
地図上はただの家しか表記されていなかったが今までの常識を越える知識を得た今。
どんなものが待ち受けているかと身構えてみればあるのは普通の家の群れ。

「なんか……思ったより普通だな」

「当然でしょう。馬鹿ね」

「ええー、もう何が常識で何が非常識なのかわかんないなあ」

そんな差し障りの無い会話を交わしながら二人は歩く。

「それで? 何を探すの?」

「とりあえず電気屋かそれなりに裕福そうな家かなあ」

「卑しい」

「いや、変な意味じゃなくて! 
その方が色々便利な物が……ってアレー? 結局は盗むんだもんなあ、俺達」

首輪の盗聴に関してはまだ真紅に話していない。
アリスゲームとやらには首輪がなかったそうだし、まだ言う必要はないだろう。
とにかく、速いうちにノートパソコンだけでも入手しておきたいところだ。
それがあるだけで出来ることはかなり拡がる。

(前の俺とは違うってことを見せてやるよ)

そう一人意気込む秋也に警告の声を発したのは真紅。

「後ろから何かが来たわ」

23銃の重さ、引き金の軽さ、理想なんて叶わないさ  ◆1yqnHVqBO6:2011/01/21(金) 10:57:07 ID:xPwXf00E

その言葉に彼はハッとしたように振り返る。
急激な頭の回転運動だったが既に少しでも遠くを見渡せるようにと
既に頭の上にで直立の体勢をとっていた真紅は危な気無くソレに対応する。
彼女の左足の臭いやただ踏みつけたいから立っているんじゃないのかという疑問や
念入りにセットしている髪型が乱れることへの言及は避けておくべきだろう。
二人の目に映るのは一心不乱にコチラへと走ってくる子どもの姿、
恐怖に満ちたその評定から察するに恐らくコチラは視界に入っていないのだろう。
口元にある髭や、典型的な王子様の服装に関しては
何かもういいやと秋也は半ば諦めるように思った。
とにかくあのまま放置しておくと双方にとって危険極まりない。

「そこの君、俺達は争う気がないから落ち着くんだ!」

そう呼びかけると近奇っ怪な身形をしたその子供はギョッとしたように立ち止まる。
短い悲鳴をあげながらもコチラを見つめるその子供に秋也は武器を捨て、手を差し伸べる。

「何か怖い目にあったんだろ? 大変だったな。でも大丈夫だ。俺達に争う気はない」

「シュウヤ!」

近寄ろうとする秋也。耳に飛び込む真紅の声にスムーズに反応し、
距離を取ることができたのは彼自身、目の前の子供をほんの少しだけ警戒していたからか。
それは定かではないが、よく判らない呪文のようなものを唱えながら
少年は口からガスを噴出し、それを見て彼はまたも驚愕する。

(口からガスってオカシイだろ!? ゲップとはわけが違うんだぞ!?
体の構造どうなってんだ!?)

脱出し、必死に知識を貯めこみ己を磨いた。
なのに、新たな殺し合いで直面するのはそんな知識では通用しないものばかり。
そんな現実を突きつけられながらも、致死性ではないようであるガスから秋也は逃れようとする。
真紅の言葉のおかげで近づき過ぎずに済んだのは不幸中の幸いだと内心、安堵した。
そんな彼に襲いかかったのは猛烈な痒み。
皮膚がブドウのような水泡が生まれ、痒みから来る猛烈な不快感が彼から思考力を奪う。
痒い、痒い、気持ち悪い、どうにかしてくれ、真紅は何処だ、大丈夫なのか。
のたうち回りたいという体が発する強い欲求を辛うじて抑えこみ、
涙で霞む目を無理矢理に見開こうとする。
映るのは小さな小さな姿。
自分に攻撃を仕掛けた姿。
脳裏に浮かぶのは最愛の人、親友の代わりに守ろうと誓った人。

痒い、典子、カユイ、ノブ、痒い、川田、チクショウ、どうすれば、カユイ、典子、ああ

かゆい   
うつ                   

打つ、撃つ、討つ!

混乱する脳内から生じるのは純粋な生存本能、それに突き動かされるように
捨てたばかりの銃に飛びつき秋也は、

七原秋也は子供に向かってトリガーを引いた。

………………………………………………………………………………………………………。

24銃の重さ、引き金の軽さ、理想なんて叶わないさ  ◆1yqnHVqBO6:2011/01/21(金) 10:58:57 ID:xPwXf00E

「もう行ったみたいだわ」

知らないうちに頭から落ちていた真紅はそう秋也に告げる。
人形が痒みを感じるのかと疑問に思ったが辛そうに顔を歪めていることから
どうやら感じるらしい。それもまたファンタジーとやらの力か。
そう思いながらようやく痒みから解放された秋也は
先の子どもが去っていったであろう方に目を向ける。
そこにあったのは肉片。
散弾に穿たれ挽き肉のようになったそれは、形を留めてあるモノから
元は右腕であったと推測できた。
それを見て秋也は打ちのめされたように膝をつく。
自分が犯した行為を懺悔するかのように両手を地につける。

「撃っちまった。わかってたのに、あの子が怯えていたのはわかっていたのに」

「自分を責めすぎてはダメよ、シュウヤ。あの場ではああするのが最善だったわ。
 そうしなければ二人とも殺されていた可能性だってあった」

「それでも、そうならなかったのかもしれない!
 俺が理性を保っていられたら落ち着いて話ができたかもしれない!!」

浮かぶのは孤児院で共に育った子供達。
多くが大人達に捨てられ、奪われ、傷つけられた過去を持っていた。
彼自身もそうだった。だから、だから、あの子の気持ちを想像してやることができたのに。
肉片を前に涙を流す秋也に真紅は声をかける。

「貴方が撃たなかったのなら私が攻撃していたわ。
 私達はたしかに失敗した。けれども……一度の失敗で全てを諦めるつもり?」

 何処か慰めるような響きを持った問いかけに秋也は搾り出すように言う。

「俺は……居場所を作ってやりたかったんだ。
 不安に怯えて、毎日を辛そうに生きる人達が安心して陽の下を歩けるようなさ」

秋也はゆっくりと立ち上がる。満月の明かりが闇を紫色に変え、
肉片の持つ赤みを、現実味をほんの少しだけ。慰めにもならない程度に薄める。
そうだ、そうなのだ。現実はいつだって何もしてくれない。
言葉で埋められる辛さは言葉で埋め、そうできない辛さは自分で乗り越えるしかない。

「探索を続けよう、真紅。あの子に追いつくのはどうやっても無理そうだ」

最低の言い訳だと思いながら秋也は肉片から逃げるように歩を進める。
彼の頭によじ登り警戒の態勢を再びとる真紅は何も言わない。
全てを救える力を身につけたと思えるほど彼は傲慢ではない。
だがそれでも彼は思ってしまう。

俺はこんな大人になりたかったのか?

ひょっとすると言葉に出てしまったかもしれないその思考。
どちらにせよ返ってくる言葉はなく、ひたすらに進むことしかできなかった。

25銃の重さ、引き金の軽さ、理想なんて叶わないさ  ◆1yqnHVqBO6:2011/01/21(金) 10:59:51 ID:xPwXf00E

【D-3/市街地/一日目・深夜】

【七原秋也@バトルロワイアル】
[状態]:強い無力感
[装備]:レミントンM870(7/8) 、ヴァルセーレの剣@金色のガッシュ
[道具]:基本支給品、レミントンM870(8/8)、レミントンM870の弾(30発)
[思考・状況]
基本行動方針:プログラムの打倒
1:脱出の為の情報収集、工具等の道具集め。
2:次にあの子に会ったら……
※本編終了後から参戦。

【真紅@ローゼンメイデン】
[状態]:健康。左足からアンモニア臭。
[装備]:
[道具]:基本支給品、ホーリエ、ハリセン
[思考・状況]
基本行動方針:脱出する
1:七原秋也と行動をともにする

【ヴァルセーレの剣@金色のガッシュ】
アースが手にしていた剣。触れた魔物の力を奪い、蓄える能力がある。

【???/一日目・深夜】

【レオパルドン・パピプリオ@金色のガッシュ!!】
[状態]:右腕喪失、恐慌状態
[装備]:魔本@金色のガッシュ!!
[道具]:基本支給品一式、不明支給品1〜2
[思考・状況]
基本行動方針:死にたくない、ルーパーの所に帰りたい
1:?????????????????????????

[備考]
※19巻、レインと戦った直後から参加。

26 ◆1yqnHVqBO6:2011/01/21(金) 11:00:35 ID:xPwXf00E
以上、投下終了です

27 ◆IRxFfnsX8c:2011/02/02(水) 00:55:18 ID:akgIgcmE
猿谷甚一、修正版で本投下します。

28老後の楽しみ ◆IRxFfnsX8c:2011/02/02(水) 00:55:59 ID:akgIgcmE
自分で殺したワタルの死体を前にして、猿谷は落ち着いて、と言うよりむしろ飄々としたものだった。
まず、支給品の回収。
ワタルの握っていた剣は、刀身が消えてまるで杖のようである。
直前の話から“想波”という武術(?)の習得が必要であるらしい、と判断した。
言葉のイメージとして気功のようなものであろうか。
いずれにしても使いようがないが、これを使える者はワタルの他にも――そう、ワタルの仲間だか敵だかがいるはずだ。
それに対する交渉材料になるだろう。

そして回収はしたが、その中身を検めるのは後にしなければならない。
ワタルの死体。
いつまでもここにいては都合が悪い。
早々に立ち去らねばならないが、気になるものがある。
銀色に鈍く光る首輪。。
猿谷は首輪にも交渉材料としての価値を見出していた。
ワタルのように脱出や主催者の打倒を目指す者――どれだけいるかはわからないが――にとっては首輪の解析は急務だろう。
ちょうどお誂え向きに猿谷の残りの支給品にはノコギリが入っていた。
これで周りの肉をこそげ落とせば首輪が手に入る。
しばし思案。

結論から言えば、猿谷は首輪の入手を諦めた。

ここで首輪を強引にむしり取るリスクは、少なくとも今は負うべきではない。
爆発されればこちらが死ぬし、変に主催に目をつけられてもたまらない。
彼の目的はこのバトルロワイアルでの優勝、そして願いはその後も戦い続けることだ。
多少ごますりしておいた方がいいだろう。

「埋めてやれんでごめんなあ」
少しだけ手を合わせ、軽い調子で謝る。
死体はシルバー・バトルならCJCKが片付けてくれるが、このバトルロワイアルではどうだろうか。
しかしそれを気にする様子もなく、彼はその場を後にした。

29老後の楽しみ ◆IRxFfnsX8c:2011/02/02(水) 00:57:34 ID:akgIgcmE



そして猿谷は病院に身を寄せた。
消毒液の匂いがあまりしない、かといって埃が被っている訳でもない、不思議な空気だった。
棚に置かれた薬品に目を通す。

【プラシーボ】【本格麦焼酎】【ヤ○ルト】

――毒でもないかと思ったが、そこまで甘い訳ではないようだ。
とりあえず救急箱を確保しベッドに腰掛ける。

状況を整理する。
参加者は、今殺したワタルを入れて54人。
自分が勝ち残った鉄敷町のシルバー・バトルは38人。
だがご隠居に協力して挑んでいた宮脇町5丁目のシルバー・バトルは59人だった。
成程これが平均的な、管理しやすい人数なのだろう。
違うのは、対象に老人でない者がいること。そして首輪。
街やこの病院の静寂を見るに、バトルロワイアル参加者以外の人間はまずいないだろう。
それでいい。誤殺して殺人罪に問われてはどうしようもない。
そして地図が49ブロックに対し残り52人。
雪原や砂漠など老体に堪える地域もある。
下手に歩きまわって人を探すより、地図にも載っているこの病院で待ち伏せした方が良さそうだ。

「ああ、ワクワクするなぁ、若い子と戦えるなんて……おっと、少しでも長く楽しむためにも仲間を作らなきゃ、か。ふふ……」

荷物を検めながら猿谷甚一はこれまでの人生の中でも滅多になかった高揚感に包まれていた。


【D-3病院/一日目/深夜】

【猿谷甚一@銀齢の果て】
[状態]:健康
[装備]:ニューナンブM60(4/5)@現実
[道具]:基本支給品×2、不明支給品×1〜2(本人確認済)勇者の剣(ブレイブレード)@ブレイブ・ストーリー〜新説〜、ノコギリ@現実、救急箱@現実
[思考・状況]
基本行動方針:優勝を狙う。
1:協力者を探す。
2:ひとまず病院を拠点にする。
[備考]
※ワタルから幻界の知識をある程度得ました。


【ノコギリ@現実】
両刃の金鋸。生きた状態で切られれば拷問である。

【救急箱@現実】
包帯、消毒液、風邪薬などが入った白い箱。病院内にはまだいくつかあるはず。

30 ◆IRxFfnsX8c:2011/02/02(水) 00:59:23 ID:akgIgcmE
以上で投下終了です。
変更点。
・指摘があったブレイブレードの描写
・支給品にノコギリ追加
・その他諸々細かい部分

■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■