ｼｮｳﾗｲｶﾝ
『やる夫達は冬休みを松籟館で過ごすようです』
・原作 恩田陸「ネバーランド」
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. r､〈},__. 从 从 从 从 从 从;;||| ||||. ● ●） l.｜｜｜ ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ;;从 | li | 从 从从 从 从|
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寸//>. ￣￣￣￣. - −、.￣￣￣￣￣.ヽ ノ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣.../ （≡ ≡￣￣
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ノ,」 （人__） ノ .└‐' ｀￣ __ヽ ／
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,,〈ヽ､_ζ （| し' ｀(＿ﾉ ヽ_）
._j_,> .し Ｊ
. Ｊ
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http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12973/1413299370/895-905
第一話はは本日22時頃に投下予定です。
スレタイ入りきらないとか気にしない勇気。
時期を微妙に外しても気にしない勇気。
期待してます！
＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ─ ─ ─ −−−
それじゃあ、また来年。良いお年を。
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┃ 学友はそう言って、
┃ 足早に帰っていった。
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／ _ノ ＼
| （ ⌒）（⌒）
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ ああ、また来年。
. | } 良いお年を。
. ヽ }
ヽ ノ
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┃ 『帰る』という言葉は好きじゃない。
／￣￣＼. ┃ どこか女々しく甘酸っぱく、そして情けない。
／ _ノ ＼. ┗━━━━━━━━━━───−−−
| （ ⌒）（⌒）
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| ｀ ⌒´ﾉ …………。
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
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. ヽ }
ヽ ノ
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／ ＼ ｸﾙｯ
/ ヽ
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/ ヽ --‐''´-‐''´
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（ヽ､__,/＿＿__ _＿,У
ヽ_ｨ __ __￣￣_￣_,|
釗 釗 釗 j l |
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/ ヽ
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l ､ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
l _ノ'′ `､ ┃ 見てみろよ。
i .（● ） "ｰ--. ┃ 普段仲間に見せていた一端の虚勢をかなぐり捨てて
l （● ） ┃ いそいそと母親の膝に甘えに帰ろうとしている奴等を。
ﾊｧ ; j ┗━━━━━━━━━━───−−−
,.､ -‐' ヽ-‐'"ヽ. ) /
／.:.:.:.:..:.:. ｊ ` ー-`ｰ-一'′ /、
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／ _ノ ヽ ﾃｸﾃｸﾃｸ
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┃ 昔から気に入らなかった。
┃ 冒険をして、敵を倒して、最後に故郷へと帰っていく。
┃ そんな結末がうんざりだった。
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┃ なんだよ、こいつもか。期待してたのにな。
┃ 次の冒険には旅立たないのかい？
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／ _ノ ヽ
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┃ ｼｮｳﾗｲｶﾝ
┃ そんな自分にとって、この松籟館での寮生活は悪くない選択だと思う。
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从 从 从 从 从 从 从 从;;||| |||| ｜｜｜ || ｜｜｜ ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ;;从 | li | 从 从从 从 从|
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￣￣￣￣￣￣￣￣＼＿＿|＿＿＿| ヽ ノ
＼ / .ヽ
＼ （| | |
＼ ゝl し'
＼ ｀(＿ﾉ
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┃ 松籟館は、
┃ この田舎の伝統ある男子校の一角を占める古い寮だ。
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ﾍ, | ┃ 二階建ての木造家屋。築３０年を優に超える。
|￣￣￣| __＿..┃ 中は意外と清潔で、小奇麗に片付いている。不思議な事に。
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,/ ＼ ＼ |
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／´｀l ／ ／ | ＿
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／ ／ , ／ ／ ／￣￣￣￣￣￣￣ ／ｌ | ￣｀＼／ II|_
l´｀l , ／ ／ ／ ／／」 | |l／／ |
| l／ ／ ／ ／ ／／ | |／ .|
｛ ￣￣｀l_／ l二二二二二二二二l／ ||￣￣￣|| ／
￣￣￣ |_|_| |_|_| ||＿＿＿||／
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／￣￣＼. ┃ 名前の由来になっている松籟とは、松に吹く風の音。
／ ヽ_ .＼ ┃ それがどんな音かは―――知らない。
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（__人__） |
ｌ｀ ⌒´ ｜
{ ｜
{ /
_. -: ´Λ _.へ｀ 、
r＜: : : : /:|: :、 ￣r' ＼ :＼_
/: : :ｌ : : : : : :＼`IエL>、 >ﾍ::Λ
|: : : ﾄ､: : : : : : : : : : : : : `ｰ／ : : V |
〈: : : :::: _ -¬-−―-､: : く:r ､: : : V ｝
/: : :_ン´: : : : ＼ ,___, ｨ ）: : :`く : : : ヘ|.,.,., ,,.
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.
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. ／ 乂〃 //∧ヾ.ﾐ､ヽ ,{ _ノ , 〃
, ／ //∧ヾ/ヽﾆ､ _ _ィﾆ二.イ／､
__ ．イ /// ∨'´¨,ｲ/ヽ. ｰ’´ ／イ///,'ヽ ――やらない夫は松籟を聞いたことがないの？
∠'// .／/〉､//＞ ´ ヘ////////ﾟ，
｀′ ／///! ＼////＞ - イ７ ∨///////}
／/////{ ヽ〃//CV/Ｏ､ ﾊ///////,i
．＜//////∧ ｀ー - 二￣￣ ´ / V//////|
／///////////∧ ｀ ｰ _ﾉ ＼////∧
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.
／￣￣＼
／ ヽ_ .＼
（ ー）（ ー） ｜
（__人__） |
ｌ｀ ⌒´ ｜ ……。
{ ｜
{ /
_. -: ´Λ _.へ｀ 、
r＜: : : : /:|: :、 ￣r' ＼ :＼_
/: : :ｌ : : : : : :＼`IエL>、 >ﾍ::Λ
|: : : ﾄ､: : : : : : : : : : : : : `ｰ／ : : V |
〈: : : :::: _ -¬-−―-､: : く:r ､: : : V ｝
/: : :_ン´: : : : ＼ ,___, ｨ ）: : :`く : : : ヘ|
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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ｉ 八 | , , ヽ{ , , ヽ } |{⌒
| ヽ. ト ′ }ノ 八
|{ ）ハ . -‐ ‐- . 八 /
八 / ∧ ヽ У ｲ , 私はあるよ。
）ハ / 个 ｀こ´ ／ く￣ やらない夫には聞こえないの？
／ i l| i＞ __ イ l | }
|{ l| | :|ハノﾚ
. 八 . ＜三三三三三＞ .
. -‐＜///////////||/////////＞‐- .
／/////////////////,||////////////////｀ヽ、
//////////////////// ||////////////////// ﾊ
. ′////////////////// 八///////////////////i
ｉ/////////////////// / ∨/////////////////|
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.
／￣￣＼
／ ヽ_ .＼
（ ー）（ ー） ｜
（__人__） |
ｌ｀ ⌒´ ｜ ……。
{ ｜
{ /
_. -: ´Λ _.へ｀ 、
r＜: : : : /:|: :、 ￣r' ＼ :＼_
/: : :ｌ : : : : : :＼`IエL>、 >ﾍ::Λ
|: : : ﾄ､: : : : : : : : : : : : : `ｰ／ : : V |
〈: : : :::: _ -¬-−―-､: : く:r ､: : : V ｝
/: : :_ン´: : : : ＼ ,___, ｨ ）: : :`く : : : ヘ|
.
／￣￣＼
／ ヽ_ .＼
（ ー）（ ー） ｜
（__人__） |
ｌ｀ ⌒´ ｜ 生憎、いまだに聞いたことねえなぁ。
{ ｜
{ /
_. -: ´Λ _.へ｀ 、
r＜: : : : /:|: :、 ￣r' ＼ :＼_
/: : :ｌ : : : : : :＼`IエL>、 >ﾍ::Λ
|: : : ﾄ､: : : : : : : : : : : : : `ｰ／ : : V |
〈: : : :::: _ -¬-−―-､: : く:r ､: : : V ｝
/: : :_ン´: : : : ＼ ,___, ｨ ）: : :`く : : : ヘ|
.
やる夫達は冬休みを松籟館で過ごすようです
.
▼ 第一日 ━━━━━━━━━━┓
┃ 車窓の海. ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
やらない夫。＞
／￣￣＼
／ ヽ_ .＼
（ ー）（ ●） ｜
（__人__） | ん？
ｌ｀ ⌒´ ｜
{ ｜
{ /
_. -: ´Λ _.へ｀ 、
r＜: : : : /:|: :、 ￣r' ＼ :＼_
/: : :ｌ : : : : : :＼`IエL>、 >ﾍ::Λ
|: : : ﾄ､: : : : : : : : : : : : : `ｰ／ : : V |
〈: : : :::: _ -¬-−―-､: : く:r ､: : : V ｝
/: : :_ン´: : : : ＼ ,___, ｨ ）: : :`く : : : ヘ|
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__） ああ、やる夫か。
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
.> <
| |
| |
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ 鍵貰ってきたし、これから買い出し行くんだけど
| （__人__） | やらない夫も行くかお？
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
／￣￣＼
／ _,ノ ヽ､_
｜ ( ⌒) (⌒）
. ｜ （___人__）
| ｀ ⌒´ﾉ ああ、連れてってくれ。
.| | なにせこれから自炊生活だもんな。
人､ |
,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ｰｰ -‐ ´::::::::::::::::::::::::::::::::7
／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、
.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ＼､_
::::::::::.＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..... ヽ
:::::::::::::..ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...ﾍ
:::::::::::::::::::V:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |::
:::::::::::::::::ｲ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l::
::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |:|
.
┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 同級生の入速出やる夫。
┃ 自分と同じく『居残り組』だ。
＿＿＿_. ┗━━━━━━━───−−−
／ ＼
／ ─ ─ ＼ んじゃ、玄関のとこいるから支度したら来いお。
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | γ´￣￣￣￣￣｀ヽ
＼ ｀⌒´ ,／ | 了解だろ。 ＞
／ ー‐ ＼ ゝ＿＿＿＿＿__,ノ
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
＼ ｀⌒´ ,／ ┃ やる夫と話す時、
／ ー‐ ＼ ┃ いつも体の何処かが緊張する。
┗━━━━━━━━━━───−−−
＿＿＿_
／ ＼
/ ─ ＼
' （●） ＼
（ｌ､__） |
⌒´ ／
｀ｌ ＼
ｌ ＼ ┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
. ┃ その事にこいつは気づいているだろうか？―――
. ┗━━━━━━━───−−−
.
＿＿＿_
／ ＼
‐ ─ ＼
（ （ ●） ＼
（人__） |
｀⌒´ ／
｀ｌ ＼
ｌ ＼
.
―――――――――――――――………。。。
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） そんで、今日はなに買うんだ？
| （__人__）
| ｀`⌒´ﾉ ＿＿＿_ とりあえず初日だし鍋でいいんじゃないかお。
| . } ／ ＼
ヽ .} ／ ⌒ ⌒ ＼ そのチョイスは大正解だろ。
ヽ ノ ／ （●） （●） ＼ やる夫は料理できるのか？
／ ＼ | （__人__） |
/ / } | ＼＿ `⌒´ _／ まあ、うまかね―けど作れるお。
/ /. | | ／ ヽ
| | .| | | | |
| | || | | | | |
(_＿) | |し__） ヽ ヽ | |
| } | （＿） ＿ |_)
| | / | / | |
| |/ / / | |
（＿⌒） ヽ＿⌒) （＿⌒）
.
／￣￣＼
／ _,ノ ｀⌒
｜ .（ ⌒）（⌒）
. ｜ （___人__）
| ﾉ
.| | それは助かるよ。
人､ |
,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ 俺ほとんど自炊経験ないからさ、
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7 食えるもんが出てくるだけでもありがたいよ。
／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾒ、
｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ そうなのかお？
| （__人__） | やらない夫はなんでも器用にこなせるイメージあるお。
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__） そんなでもないさ。
| ｀ ⌒´ﾉ 皿洗いとか食器運びとか、それくらいしか力になれそうもないだろ。
. | }
. ヽ } γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
ヽ ノ ｍm | それやってくれりゃ十分だお。 ＞
/ ￣￣￣ つﾉ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
| |￣￣￣
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ ┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
／ （●） （●） ＼. ┃ やる夫はあまり目立たない男だ。
| （__人__） |. ┗━━━━━━━───−−−
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 身長はあまり高くなく、性格も表に立とうとしない。
┃ 見た目の印象もどことなく目立たない、おとなしい少年。
┃
┃ しかし決して、校内で軽んじられているタイプではなかった。
┗━━━━━━━━━━───−−−
＿＿
／..::::::::::::::..＼
／..:::::::::::::::::::::::::.＼
／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼
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,. -‐'´..:::::::::::::::::::::...｀丶､
ﾉ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....ヽ
.
／￣￣＼
／ ヽ_ ＼
（●）（● ） ｜ ＿＿＿_
（__人__） | ／ ＼
ｌ｀ ⌒´ ｜ .／─ ─ ＼
. { ｜ ／ （●） （●） ＼
{ / | （__人__） |
ヽ ノ ＼ ｀ ⌒´ ,／
／ ＾ヽ / ＼
| | ｜ |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ やる夫は周到だ。
┃ 自分から動きはしないが、与えられた仕事には十二分に応える
┃
┃ それは思春期の少年が敬遠したがる、丁寧や堅実といったものだった。
┃ やる夫はそれを確信犯的に身につけ、実行している。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
／￣￣＼
／ ヽ_ ＼.
（ ●） （ ●） ｜ ＿＿＿_
（__人__） | ／ ＼
ｌ｀ ⌒´ ｜ .／─ ─ ＼
. { ｜ ／ （●） （●） ＼
{ / | （__人__） |
ヽ ノ ＼ ｀ ⌒´ ,／
／ ＾ヽ / ＼
| | ｜ |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ ――だからやる夫は一目置かれるし、ほんの少し畏怖されている。
┗━━━━━━━━━━━━━───−−−
.
／.:￣￣￣￣￣＼
／: : : ＼
／: : : : ＼┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
／: : : : : : ┃ そんなやる夫の、
/ : : : : : : .: .. .┃ 時折見せる表情を知っているのは多分自分一人だ。
|: : : : : : ,,,,ノ⌒" '' ``⌒＼,,,..... ┗━━━━━━━━━━━━───−−−
|: : : ::;; （ (・) ） ﾉヽ （ (・) ）;;::: |
|: : : : : ´"''" "''"´ l
. ＼ : : : : . .（ j ） ／
＼: : :: : ＞ｰ-‐'=ｰ-ｰ＜ ／
／ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : イ＼
: : : : : : : : :｀`ｰ- -‐'"´ ＼
: : : : . : : . : : . ＼
.
＿＿
／ ヽ
/ __,.ノ 、
| （ ー)(
| u （＿_ﾉ｀, ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
| ﾝ.′. ┃ 「それ」を見たきっかけは偶然に過ぎなかったが、
_ﾉ ｀､ 7 ┃ 一度気がつくと、そんな表情の時ばかり目に留まる。
,ｲ:. ヽ､＜ヽ,、___ ﾉ.. ┃
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7. . ┃ つい先日もそうだ。
／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、. ┗━━━━━━━━━━━───−−−
. ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
'| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ
.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 昼休みがもうすぐ終わる時間、校門の前にやる夫がいた。
┗━━━━━━━━━━───−−−
/: : : : : : : : : :/.' : : : : : : : : : : : : : : : :
': :/ : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .
: /: : : : :ｨ :./ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
|/ : : : /: : / : : :.i: :, : : / : : : /: : : : : : : : : :i
|/: : : /: :./.: : : :.:i: i : : ｉ: : : : :i : :/ : : ｉ : : : :|
/: : : :/: : /: : : : i :.: i.: :/{.: :/ｉ: :i ://|: : j: : : !::!
|: : : : l :./ : : : : : : :.:ｉ::/7ﾊ/ノノｊ/:/_|:./ }: :/:ｉ:|
!: : : / :/:.: : : : :.:i :..:i ｊ/｣_ｊ:/l/::|
,: : :./: /ヽ: i : i : i i :.|. { 'i i: :.:.:l
j: :/ : / ｉ.:ヽ､: : : i i :.| ′ ﾉ: :i: : : !
,"/: : :｢:.:ｉ.:/i_:_i!:_:_|!i:_i、 -ｰ ／: : ｜:.: :!
/: : : : /: : : :.i: i : i : :.! ､ ｀ .イ: : : : :.|:_:i!:｣
j: : : : ,'─=ミ:|: : : ｊ : :| / : : {: i: : i: : : :!
j: : : : ﾉ￣￣´i: : : ii: : i / ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
i': : :./ | |: : : ii: |:.!ヽ ｛ ┃ 黒く長い髪の女と話をしている。
|: : / / |i|: : ii: : i＼.... ┃ 道路を挟んだ向かい側に高級そうなセダンが止まっていた。
┃
┃ どうやら身内らしい。
┗━━━━━━━━━━━━━───−−−
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＿＿
／..::::::::::::::..＼. ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
／..:::::::::::::::::::::::::.＼ ┃ 顔まではよく見えないが、母親というには少し若い気はする。
／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼ ┃
| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | ┃ ――やる夫の肩が強張っている。
＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ ┗━━━━━━━━━━━━━───−−−
,. -‐'´..:::::::::::::::::::::...｀丶､
ﾉ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....ヽ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ ヽ 、
／ ＼ ノ ﾉ
| （__人__） | ￣
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ いくらかして話が終わり、やる夫が振り返る。
┃ その顔を見て、俺はぎくりとする。
┗━━━━━━━━───−−−
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
／.:￣￣￣￣￣＼
／: : :. .┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
／: : : :. ┃ あの顔だ。
／: : : : : :... ┃ 氷のような軽蔑と、青白い炎の憤怒。
/ : : : : : : : ..... ┃ あんな目で正面から睨まれたら、きっと死にたくなる。
|: : : : : : ,,,,ノ⌒" '' ` ┃
|: : : ::;; （ (・) ） ﾉヽ..┃ なにが彼にそんな表情をさせるのか知る由もないが、
|: : : : : ´"''" ┃ きっと、やる夫の普段の堅実さや温厚さは―――
. ＼ : : : : . .（ j ┗━━━━━━━━━━━━───−−−
＼: : :: : ＞ｰ-‐'=ｰ-ｰ＜ ／
／ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : イ＼
: : : : : : : : :｀`ｰ- -‐'"´ ＼
: : : : . : : . : : . ＼
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 俺には想像もつかないような、
┃ 努力と激情の積み重ねの上にあるのだろう。
┗━━━━━━━━───−−−
.
―――――――――――――――………。。。
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ やらない夫って居残り初めてかお？
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__） ああ。両親が海外赴任中でな。
| ｀ ⌒´ﾉ ばあちゃんのとこ行くのもめんどくさいし。
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
.> <
| |
| |
.
＿＿＿_
／ ＼
兄弟は？ ／ ─ ─ ＼
／ （● ） （● ） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
／￣￣＼
／ _,ノ ｀⌒
｜ .（ ●）（●）
. ｜ （___人__） 妹が一人。
| ﾉ そっちはばあちゃんち。
.| |
人､ | やる夫は冬休み居残りって慣れてるのか？
,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
'| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ それなりに。
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | 冬休みってか、高校入ってから家帰ってねーお。
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
／￣￣＼
_ノ ヽ､_ ＼
マジかよ。家どこ？ （●）（● ） |
.γ´￣￣￣｀ヽ （__人___） ｜
.＜ 博多 | | u |
.ゝ＿＿＿__,ノ 遠っ！ | .|
なんでざわざわ関東まで。 .ヽ 、 ,ｲ
／ヽ,ー- ﾄ､
_, ､ -─ '".:.ヽ:.:.＼__ /ノ ﾄ、__
__ ,. ー 、...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:....
＼ r 、 _ ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::'ｰ､
} }/ ) V::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/:ゝ/ ./ __ V ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:.:.:.＼
}:::::ゝ ソ ,Y i::::::/::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:.:.:.:. ＼
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | 家に帰らなくていい理由になるお。
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
／￣￣＼
_ノ ヽ､_ ＼
（○) (○ ) ｜
（__人___） U ｜
――――っ。 __(,__ |
／／___ ＼_ |
| ./____＼-` /
| / ,. 〉-`＿. 〈
| {(,/ ⌒｀ヽ
ヽ } ヽ
} ヽ ｨ ヽ
.
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（―）（― ） |
（__人__） |
（｀⌒ ´ |
ｌ^l^lｎ |
ヽ L ﾉ
ゝ ﾉ ノ
／ / ヽ
／ / |
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（⌒）（⌒ ） |
あいつはどうして帰らないんだろうな。 （__人__） |
（｀⌒ ´ |
{ |
{ ﾉ
mｍ ヽ ノ
（⊂ ￣￣￣ ヽ
￣￣￣| |
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ ｷｾｲﾃﾞ
／ （● ） （● ） ＼ 来西泥かお？
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼
／ （●） （●） ＼ あいつは両親が離婚調停中だってお。
| （__人__） | 揉めてドロドロらしいから、帰りたくないんだと。
./ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | | 先週聞かされたお。
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
／￣￣＼
_ノ ヽ、 ＼
（○）（○ ） |
え。 （__人__） u .|
ヽ｀⌒ ´ |
｛ /
lヽ、 ,ｨ'.) ./
j .}ﾝ／／ ヽ
ﾉ '"´ ￣〉 |
{ 勹.. ｜
ヽ ､＿_,,ﾉ . |
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 意外だった。
┃ ・ ・
／￣￣＼. ┃ あれの気楽さは、幸せな家庭で培われたものだと勝手に思っていた。
／ _,.ノ ヽ､┗━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
| （ ●）（●）
.| U （___人__）
| ｀ ⌒´ﾉ
| |_,-‐、_ -、 ……あいつって一人っ子だっけ？
.人､ 厂丶,丶 v 〉.
_,／::::ヽ､.,ヽ., ___,く_ソ __ノ
_, ､ -― ''"::::::::::::＼::::::::::::::::::::( <"ﾆ‐-、
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r ／. ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
;;;;;;;;;;;:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;V／.....┃ そして危惧する。
;;;;;;;;;;;;;:::|;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;〈 ;;;;::::┃ 自分の無知な呑気さが、二人の不興を買いやしないかと。
;;;;;;;;;;;::::!;;;;;;;;;;::::::＼::::::::::::::::::::::;;;;;;;;ﾊ ::;;;;┗━━━━━━━━━━───−−−
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ― ヽ
／ （ ●） '､
| （__ﾉ_） そうだお。
＼ ｀_⌒
／ ＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ よく考えれば当然だ。学生の時分で親元に帰らない――
┃ 何かしらの事情があって、必然でこの寮に残るのだ。
┃
┃ そしてそれは愉快な話じゃないだろう。
┗━━━━━━━━━━━━───−−−
.
＿＿
／ _ﾉ＼
/ （一）
| u （__人） …………そっか。
| ｌ
. | |
. ヽ ﾉ
ヽ /
/ ヽ
| | ＿＿＿_
|. | ／ ＼
…………。 ／ ─ ―
／ （● ） （● ）'
やらない夫ってまともだおね。 | （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ー‐ '
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ やらない夫、よく来西泥にからまれてるお？
／ （●） （●） ＼ あれ、なんかわかる気がするお。
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
| （__人__） いじりやすいってか？
| ﾉ 俺のこといつも馬鹿にしてるもんなー、あいつ。
| ∩ノ ⊃ }
/ヽ ／ ＿ノ }
( ヽ / / ノ
ヽ “ /＿| |
＼＿_/＿＿ /
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | あれはじゃれついてるだけ。
＼ ｀ ⌒´ ,／ 気に入ってるんだお、やらない夫のこと。
r､ r､／ ヘ
ヽヾ 三 |:l1 ヽ
＼>ヽ/ |｀ ｝ | |
ﾍ lノ `'ｿ | |
/´ / |. |
＼. ｨ | |
| | |
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ⌒）（⌒) 俺のこと気に入ってる？
. | u （__人__) まさかー。
| |r┬|}
| | | |} それを言うならやる夫のほうが仲いいだろ。
. ヽ ｀ﾆ}
ヽ ノ
/ く ＼
| ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､
／￣￣￣＼
／ ＼
/ ─ ─ ヽ んー……。
| （●） （●） | まあ、懐かれてるとは思うけど。
＼ ∩（__人/777／
／ （丶＿//// ＼
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
あいつ変態だし、 ／ （●） （●） ＼
あんま嬉しくねーお。 | （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ それについては同感だ。
┗━━━━━━━───−−−
.
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : ＿ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : ＼ヽ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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,;';ﾞ;';ﾞ;';ﾞ;､ ､ || || VIP坂口 || ||三二三二三二三二||￣￣￣￣||三二三二三二
ZZZZZZ|ZZZ||ZZZ|| VIPSakaguti ||ZZZZZ| || |□]: ﾆ三二三二三||: : : : : : : : ||二三二三二三
ZZZZZZ|ZZZ||ZZZ||!_二二_l_二二_||ZZZZZ| ||三┌───┐二三||: : : : : : : : ||二三二三二三
ZZZZZZ|ZZZ||ZZZ|| ZZ |ZZZZZZ ||ZZZZZ|_||二{ｉｉｪｪｪｪｪｪｪｉｉ}三二||_:__: __:_ _ _||三二三二三二
__,,.. ．-‐ '''""~ ,.．-'''":::::┘:::::::::::::::::└::l:::::::::::::"'''- ．._: :: : : : : :::::::::::::::::::::
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
ｺﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆ
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.
ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝ
／￣￣￣＼
／ _ノ ヽ
| （ ●） | ＿＿＿_
| （__人）. ／ ＼
| ⌒ﾉ. ／ ─ ─＼
ヽ } ／ （●） （●）＼
＿ > } | （__人__） |
￣￣` ､＿_ﾉ ＼ ｀ ⌒´ ／
￣`'‐- 、 > ー‐ <
ヽ / ／￣彡ﾐヽ、
V ヽ / / ヽ ヽ
ヽ Ｙ / | |
入 ヽ ノ ヽ ノ
ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝ
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ― ヽ
／ （● ） （● ）' そういえば妹って何歳だお？
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ,／
／ ー‐ ヽ
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） いっこ下。うち年子でな。
. | （__人__） ∧
| ｀ ⌒´ﾉ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣｀ヽ
. | } | ほー。似てるのかお？ |
. ヽ } ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
ヽ ノ
.> < 親戚なんかはそっくりだって言うけどな。
| |
| |
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
| （__人__） 根っからのインドアでさ。
| ｀⌒´ﾉ
| ,.<))／´二⊃ この前帰ったら部屋に半裸の跡○様のポスター貼ってあんの。
ヽ / ／ '‐､ﾆ⊃
ヽ､ｌ ´ヽ〉
,-/ __人〉
/ ./. / ＼
| / / i ＼
|" / | > )
ヽ／ とヽ /
| そ ﾉ
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ テ○プリ？
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ 一）（●）
| （__人__）
| ｀⌒´ﾉ テ○プリ。
| ,.<))／´二⊃
ヽ / ／ '‐､ﾆ⊃
ヽ､ｌ ´ヽ〉
,-/ __人〉
/ ./. / ＼
| / / i ＼
|" / | > )
ヽ／ とヽ /
| そ ﾉ
.
／￣￣＼
／ __,ノ ｀⌒
| ( ⌒) （⌒)
.| （___人__） 趣味に文句は付けないけどさ。
| ｀ ⌒´ﾉ. さすがにあの時は俺も戸惑っただろ。
| |
,. --、― --ｰ y:ヽ 丿 妹にも勝手に部屋開けんなって怒鳴られたしな。
/ ::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::..＼ __ _ r.〉
/ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..... ＿ ｨ＼
/／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ヽ
ノ ..::::::::::::: ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 丶
/ ...::::::::::::::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ｀,
/ ..:::::: -、::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.... ｀,
i :::::::::::.. -‐-、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: r/ノ::.. `、
ヽ::::::::::::::::::::.. ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: j::::::::::::::::.. ヽ
＼::::::::::::::::::::::.. 、::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /ヽ:::::::::::::::::::.. ･、
＼:::::::::::::::::::::.. ＼:::::::::::::::::::::::::::: / ヽ::::::::::::::::::::::::.. 、
＿＿＿_
／ ＼
それくらい可愛いもんだお。 ／ ⌒ ⌒ ＼
いいなあ妹、楽しそうだお。 ／ （●） （●） ＼
l ⌒（__人__）⌒ ｌ
＼ ｀⌒´ ／
／ ＼
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
l ⌒（__人__）⌒ ｌ. ┃ 羨むやる夫に、孤独の影を感じ取ったような気がして、
＼ ｀⌒´ ／ ┃ そこで俺は黙りこむ。
／ ＼ ┗━━━━━━━━━━━───−−−
.
ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝ
／￣￣￣＼
／ _ノ ヽ
| （ ●） | ＿＿＿_
| （__人）. ／ ＼
| ⌒ﾉ. ／ ─ ─＼
ヽ } ／ （●） （●）＼
＿ > } | （__人__） |
￣￣` ､＿_ﾉ ＼ ｀ ⌒´ ／
￣`'‐- 、 > ー‐ <
ヽ / ／￣彡ﾐヽ、
V ヽ / / ヽ ヽ
ヽ Ｙ / | |
入 ヽ ノ ヽ ノ
ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝ
.
ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝ
／￣￣￣＼
／ _ノ ヽ
| （ ●） | ＿＿＿_
| （__人）. ／ ＼ よくこの電車に乗る夢を見るんだおね。
| ⌒ﾉ. ／ ─ ─＼
ヽ } ／ （●） （●）＼ これ？
＿ > } | （__人__） |
￣￣` ､＿_ﾉ ＼ ｀ ⌒´ ／ そう。乗客が他に誰もいなくて、窓眺めてるんだお。
￣`'‐- 、 > ー‐ < そうしてるといつの間にか外が海になってて、
ヽ / ／￣彡ﾐヽ、 そういえばここ海だっけ、って思い出すんだお。
V ヽ / / ヽ ヽ
ヽ Ｙ / | |
入 ヽ ノ ヽ ノ
ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝ
.
ふうん、それで？
＿＿＿_
／ ＼
／ ― ヽ 別に。
／ （ ●） '､ それだけだお。
| （__ﾉ_）
＼ ｀_⌒
／ ＼
┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 話は唐突に始まって、唐突に終わる。
┗━━━━━━━───−−−
.
. ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
. ┃ やる夫に習い窓の外を眺める。
. ┃ いくらか見慣れた、田舎臭い山の風景。
＿＿＿_ ┃
／ ＼ ┃ こんな風景じゃ、重く黒い、嵐の海しか想像できそうになかった。
／ ― ヽ ┗━━━━━━━━━━━━━───−−−
／ （ ●） '､
| （__ﾉ_）
＼ ｀_⌒
／ ＼
┏━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ やる夫の見る夢では、
┃ どんな海なのだろうか。
┗━━━━━━━───−−−
.
├┬──┐＼: : |:::: : : : :|:::::::::＼ __,,.. ．-'' ‐- .,,_
｜::| {お｝::│:::::ﾄ-､: : : : : :|:::::::::::::::＼__,.. ．-‐ '''""~{_} { } ~""''' ‐- ．..,,__／
├┴──┘:::::ﾄ-､＼___ : !::::::::::::::::::::＼ {_} {_} {_} { {
. |. ＼___＼二二二二}＼ー――――――┬──┬─┬──┬─┐{ {／
=‐- _ | | | ＼}＿＿＿_}}＼ }二二二二l ──┴──┴─┴──┴─┤{＿}ｨ========
::| l! l| ﾄ ､ .| | | |:::::::::| | ＼」───┬､＼} | [二二二二] ∠_／{ .〃:|:::｢￣￣￣
::| l! l| | i| | | | |:::::::::| | l | ｢ |｢|-r _ ＿ r‐｢｢ | {{ l |:::|
ｒ‐､l! l| | l| | | | |:::::::::| | ｒｆﾐ､nｒ､ | | .||:| :| | |:| ｎ 「| |:| :| || l |:::| |
＝ミ....l| | l| l ＿ | |::::::_＿ .| .{＿::}}に} l ＿ .||:| :| | _|」 {ハ} .|:| |:| :| || l |:::| | l
二ﾆ}}_｣ |o.ll ∠__／| .∠__／l .| ./ﾆ/|爪ﾘ ./ ‖:|.__|:｣=-ｒ‐‐ｎ､ ; {T} ＿ｎ !:! ｒ=‐- :|:::| | |
二ﾆl:} | ll | | | .| .| | :| | .|:| |/l l辷} |::| ||辷} |} {;ﾘ ﾄ{辷}ｰｒ―ﾄ:ヽニ} |:::| | |
二ﾆﾉ‐┐┌―! ! !￣｢￣.| | :|￣ }{￣ |:| |/|＿＿l↑| |::| ||↑| |} .ﾄ|↑|..」＿.|::::|↑| |:::| | |
:/::::l‐一 ー‐| | |一^ー | | :|一 ＾ｰ‐.|:| | .|￣￣|:::::| |::| || | |} .ﾄ| | |::::| | |:::| | |
ﾊ:: } ／ | | | .| .| | :| | .|｣ | .| |:::::|_|::| || | |} .|.| | |::::| | |:::| | |＿＿＿
}..{:ﾘ／ | | |／ | | :|／ .! |/ .| :::::::: | 廴 :| |} .､|＿| ＼|＿|_|:::|＿＿＿_
l {::} ￣ ￣ .￣ ￣￣ ￣ ￣
」｢」
＿／＿＿＿ ＿/＿＿ ＿ |＿ ＿＼＿
／ / | ＼
.
／￣￣＼
／ _,.ノ ヽ､_
｜ ( ○) (○）
｜ U （___人__）
.| ｀ ⌒´ﾉ__ 人多っ！！
| _／ ￣＼ヽ
人､ '､／ ￣ ヽ '､
_,／(:::::ヽ､ __'-r´￣ヽ v
_, ､ -― ''"::::::::::＼ :::::::::::::::j_γ |
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ r、
丿;;;;;;;;;;;:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゞニﾆ彡〉,
. i ;;;;;;;;;;;;;;;;::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::::∧^
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::∧i
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::|;;;;;:::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::∧|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;丿;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::::v
;;;;;;;;;;;;;;;;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::::ﾉ
.
おっ、空手のスレかー、珍しいなー
って思って開いた
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ 普段あの中で生活してると、
／ （●） （●） ＼ 男と教師以外の人間に現実味が感じられなくなるよな。
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／ さらば青春の光。
／ ー‐ ＼
.
ご期待されるような濃厚なホモスレにはならないけど良かったら見ていってくれよ。
,ﾍ＿
∠＋ く
/; Ｖ⌒:';;
★、;:;":;ﾉ;;"★
,ﾉｿ”'･*☆.:*･“ヾ
☆.;；:｡;:；;:：､;ゞ:;ヾ☆';
,:';;”*，:.｡.:";`;:;"ﾉ,,:*ﾟ;:、
★;ヾ ,.;；ﾟ･*:.★:*･ﾟヽﾉ;;;;入★
,rﾟ･*:.:;ヾ :::ｿゞ:;ヾ :::ｿ:ｿゞ;.*･ﾟ:;ゝ
＜ヾ;ヾ”`*☆ ,.;；,.;；:｡;:；;:：☆*･ﾟ ;:；;､;ゝ
. ぐヾｿゝ,.;；:｡;:；;:ﾟﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟ､;ヽﾉ;;;;ﾉ;;;;;ヾ);;;)
☆:;ｧﾉゞ:;ヾ,.;；:｡;::；;:：：、;:;":;";";;;ﾉ;;;;;ヾ);;;☆
<*ﾉｿゝヾ★”,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.★¨"';X ,*'
ﾟ･*:,。*ﾟ Ｙji !|ijl ｼ/"' ﾟ*。,:*･ﾟ
＿＿＿＿＿＿＿_ j|il:';:';ki j ＿＿＿＿＿＿＿_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_
Ｉl二Ｉl二Ｉl二Ｉl二Ｉl二II l^l==l^l==l^l Ｉl二Ｉl二Ｉl二Ｉl二Ｉl二Ｉl二Ｉl二Ｉl二Ｉl二Ｉl二Ｉl二Ｉl二Ｉl二Ｉl二Ｉl二
. ｜|j!ｉ:|..|:i;:i| |
i'三,i'三,i'三,i'三j
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●
| （__人__） そういえば世間じゃクリスマスイブだろ。
. | ﾉ
| ∩ ノ ⊃
／ .／ ＿ノ
(. ＼ ／ .／_ノ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ / ＿＿＿_
／ ＼
それが終われば休むまもなく正月の準備。 ／ ⌒ ⌒ ＼
日本人忙しすぎじゃね？ ／ （ー） （ー） ／^ヽ
| （__人__）（ / 〉|
＼ ｀ ⌒´ 〈 ／ ⌒^ヽ
―――――――― ＼ _ _ ＿ ）
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●
| （__人__） 寮暮らしだとその辺の
. | ﾉ 『季節のイベント』的なものとどんどん縁がなくなってくからな。
| ∩ ノ ⊃
／ .／ ＿ノ
(. ＼ ／ .／_ノ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ 一）（●）
| （__人__）
| ｀⌒´ﾉ
| ,.<))／´二⊃ ――――ケーキでも買うか。
ヽ / ／ '‐､ﾆ⊃
ヽ､ｌ ´ヽ〉
,-/ __人〉
/ ./. / ＼
| / / i ＼
|" / | > )
ヽ／ とヽ /
| そ ﾉ
.
＿＿＿_
／ ＼
お前甘党だったかお？ ／ _ノ ヽ_ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
(ヽ三/) ））
( i)))
／￣￣＼ ＼
／ _ノ ＼ ）
| （ ＞）（＜） そうじゃないけどさ。
. | ///（__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ 日本人は12月24日に甘ったるい生クリームのケーキを
. | } 食わなきゃいけない義務があるだろ。
. ヽ }
ヽ ノ
⊂ヽ γ く
i !ｌ ノ ﾉ |
⊂ｃノ´| ｜
.
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ_ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
＿＿＿_
／ ＼
甘いもの好きだし、別にいいけど ／ _ノ ヽ_ ＼
ケーキの箱はお前が持てお？ ／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
―――――――――――――――………。。。
┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐ ／ . |
┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤／ . |=======================================================
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣~.| |
┬＿＿＿ ＿＿____┴┬┴┬| | ＿＿＿ ＿＿＿ ＿＿＿ ＿＿＿ ＿＿＿ ＿＿＿ ＿＿＿
┴|| | || || | l|.┬┴┬┴| | || | || || | || || | || || | || || | || || | || || | ||
┬||￣|￣||==||￣|￣l|.┴┬┴┬| | ||￣|￣|| ||￣|￣|| ||￣|￣|| ||￣|￣|| ||￣|￣|| ||￣|￣|| ||￣|￣||
┴￣￣￣ ￣￣￣ ┬┴┬┴| | .￣￣￣ .￣￣￣ .￣￣￣ .￣￣￣ .￣￣￣ .￣￣￣ .￣￣￣
┬＿＿＿＿＿＿＿_ ┴┬┴┬| | ＿＿＿＿＿
┴| | |┬┴┬┴| | | .| ＿＿ ＿＿
┬| | |┴┬┴┬| | | |￣￣￣| | || | || || | ||
┴| | |┬┴┬┴| | | |＿＿＿| | ||￣|￣|| ||￣|￣||
┬| | |┴┬┴┬| | | .| ￣￣ ￣￣
┴|. ［|］ .|┬┴┬┴| ／| ....|［］ .|
┬| | |┴┬┴┬| ....／:.:.:| ....| .|
┴| | | - −、 ﾃｸﾃｸ.| ....| .|
┬| | |● ●） ヽ |／.:.:.:.:.:.:.:.:| ~圓圓| .| 圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓
￣￣￣￣￣￣￣￣ ､-'- ノ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
/ ヽ
（| し'
し Ｊ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） あれ？
. | （__人__） あそこにいるのできる夫だろ。
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ ｍm
/ ￣￣￣ つﾉ
| |￣￣￣
.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＿＿＿＿ _
／ ＼
／ ＼
/ _ 丶
l ﾉ } ⌒＼ /⌒ l
| / .ﾊ ::;;（ ●） （ ●）| γ ￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
.l // .ﾑ-,..,. ´"''" , "''"´ l ｜ あ、ほんとだお。 |
＼ ヽ! ' ' ! ヽ ､__ ,_, ／ 乂＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
|ﾌ入 l ／
,ヘ ﾍ ト ､ ＿ ､´
／ ヽ ', jｧ / / ! ヽ
／ /ゝ..＿..ﾉ｀Y Y / }
／ ,.......... ', ｌ}_|./ j γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
/, '´ ｀ヽ ﾊ_ ノ ｌ / ｜ あいつんちってこの辺だっけか。 |
// ∨ ｀` ￣ l ./〉 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
j j ､ l l ,._ll′
l | ｀ヽ ﾍ l! /
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
＿＿＿＿ ＿＿＿＿_
／ ＼／ ＼ ‐-､
､-‐ ／⌒ ⌒ ⌒ ⌒＼ __＿,ノ-､
､- !､,＿_／（● ） （● ） 彡 （ ●） （ ●）ヽ __＿,ノ
!､,＿__ l ___'___ ___'___ |
＼ ｀ー'´ 彡 ｀ー'´ ／
/ ヽ
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
／（ ●） （●）＼
／ ___'___ ＼
| |r┬-| |
＼ `,. -'"´´￣｀ヽ
／ （＿＿＿ |
／ |
（￣ |
￣￣￣| |
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ ／ ＼
／ （●） （●） ＼
| __´___ |
＼ `ー'´ ／
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
. ＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
＿＿＿_
／ ⌒ ⌒＼
. ／ （ ﾟ） （ ﾟ）＼
ｌ^l^lｎ __´___ ＼
ヽ L `ー'´ |
ゝ ﾉ ／
／ / ＼
／ / ＼
. / / -一'''''''ー-､.
人＿＿ﾉ (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | u. （__人__） ……めちゃくちゃ落ち着きが無いな。
| ｀ ⌒´ﾉ 一体何やってんだあいつは。
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
i⌒＼ ,__(‐- ､
l ＼ 巛ー─;＼
| ｀ヽ-‐ーく＿）
. | l ＿＿＿＿
／ ＼
/ ─ ─ ＼
どうせ何もやってねーお。 /（ ●） （ ●） ＼
ちょこまか鬱陶しいやつだお。 | （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
/ ー‐ ヽ
/ ｀
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼ '_
／ （●） （●） ＼ 、
| __´___ |
＼ `ー'´ ／
ノ ＼
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼
| * ___´___ * | （あ、気づかれた。）
＼ `ー'´ ／
ノ ＼
.
＿＿＿
／ ＼
やぁやぁやぁ、お二人さん。. ／⌒ ⌒ ＼
メリークリスマス！ ／（●） （●） ＼
| __´__ |
＼ `ー'´ ／
⊂ ヽ∩ ﾄ ＿ ／/ ￣ヽ
'､＿ ／>!､介 ／ <,r∠ )
`< ＼ r^´ヽ ／|
/| ＼ 'ヾ ／ |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ ﾊﾟｿｸﾃﾞ
┃ 羽束弟できる夫は通学組の同学年だ。
┃
┃ １・２年と同じクラスになったことはないが、
┃ あちこちに出没する奴なので多少の付き合いがある。
┗━━━━━━━━━━───−−−
.
／￣￣＼
／ _,ノ ｀⌒
｜ .（ ⌒）（⌒）
. ｜ （___人__）
| ﾉ よう、できる夫。
.| | 相変わらず騒がしいな。
人､ |
,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾒ、
｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､ ┃ 宇宙科学者の父との父子家庭だが、
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼ . ┃ 父親はここ数年ずっとアメリカに赴任中だと聞いた。
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ.. . .┃
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ ┃ 実質の一人暮らしだ。
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ ┗━━━━━━━━━━━━───−−−
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ 一緒に帰って、友達に噂とかされると恥ずかしいし
| （__人__） | 話し掛けないでもらえるかお？
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼ ＼__人__人__人__人__人__人／
≫ ≪
≪ 第一声から酷い！ ≫
≫ ≪
／⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ＼
┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ こんなのでも、理系の成績は抜群だ。
┗━━━━━━━───−−−
.
＿＿＿
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （⌒） （⌒） ＼ 相変わらずやる夫くんは手厳しいですねぇ。
| ___´___ |
ヽ、 `ー '´ ／
ノ ＼
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ まぁそんなことはいいか。
| ___'___ |
＼ `ー'´ ,／ 実はさっき同じクラスのギャル夫くん見かけたんですけどね、
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ あ、知ってますよねギャル夫くん。
/ ,⊆ニ_ヽ、 | 文化祭でナンパしてたら女の子に通報された人です。
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 問題行動は多い。謹慎処分も何度か食らっているが、
┃ 手を焼いている教師たちも、できる夫の天才肌は認めている。
┗━━━━━━━━━━━━━───−−−
.
＿＿＿_
／ ＼ 彼がなんとパー校の女子と歩いてたんですよ。
／ ⌒ ＾ ＼
／ （⌒） （⌒） ヽ いやー、びっくりですよね。
| __´___ | てっきりモテないのかと思ってましたけど。
＼ `ー'´ ／
ノ ＼
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （＜） ＼ だって普通通報されます？
| ___'___ | 女の子にアドレスを聞くくらい簡単でしょうに。
＼ ｀ ｎ´ ,／
／ | | ＼. . .┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
.. ﾉ .ュ. ┃ そして当校屈指の遊び人でもある（色んな意味で）。
{ ..ﾆj. ┗━━━━━━━━━━───−−−
. | "ﾂ
.
∩＿
〈〈〈 ヽ
＿＿＿_ 〈⊃ }
／⌒ ⌒＼ | | そういえばやらない夫くん、
／（ ●） （●）＼ ! ! 君も今回居残り組なんですか？？
／ ::::: __´___ :::::＼| l
| `ー'´ | ／
＼ ／／
/ ＿＿ /
(＿＿＿） /
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（●）（● ） |
ああ。今年は親が海外赴任中でな。 （__人__） |
（｀⌒ ´ |
{ |
{ ﾉ
ヽ ノ
ﾉ ヽ
/ |
.
_________
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼ いいですねー。みんなでクリスマスパーティーですね？
／ （ ●） （●）＼
i ::::::* __´___ * .i 去年は同い年がやる夫くんしかいませんでしたから。
ヽ、 `ー'´ ／ 今年は楽しい冬休みになりそうですよ。
／ ＼
.
＿＿＿
／ ⌒ ⌒＼
／ （⌒） （⌒）＼
／ /// __´__ /// ＼ 自分も後でホテル松籟館に遊び行きますからね！
| |r┬ | | そのケーキもちゃんと取っておいてくださいね。
＼ ﾞー' ,／
/⌒ヽ ｨヽ あ、おみやげ持っていきますから。
/ rｰ'ゝ 〆ヽ
/,ﾉヾ ,> ヾ_ノ,|
| ヽ〆 |´ |
.
＿＿___
r⌒ヽ､ . ／ ＼
/ ＼ ＼. ／ ＼ / ＼
_/ / ヽ ／ （ ●） （● )
〈__／ . | | _ __´__ | それじゃあまた後で！
/ .＼ i `ー'´´ / 自分もこれから準備がありますので！
./ ／ ⌒ヽ, ＿.ヽ .＼／
._＿ r ／ |／ｰ､＼ ＼
."ヽ | i, ﾉ .＼＾ i
.| ヽ./ ヽ､_../ / . ヽ､__ノ
.i / ／/ .／
.ヽ､_.／ ./ ／
./ ／
.ノ.＾/ ﾀﾞｯ
|_／
.
／￣￣＼
／ ヽ_ ＼
（●）（● ） ｜ ＿＿＿_
（__人__） | ／ ＼
ｌ｀ ⌒´ ｜ .／─ ─ ＼
. { ｜ ／ （●） （●） ＼
{ / | （__人__） |
ヽ ノ ＼ ｀ ⌒´ ,／
／ ＾ヽ / ＼
| | ｜ |
／￣￣＼
／ ヽ_ ＼
嵐のように去っていっただろ。 （●）（● ） ｜ ＿＿＿_
（__人__） | ／ ＼
ｌ｀ ⌒´ ｜ .／─ ─ ＼
. { ｜ ／ （●） （●） ＼
{ / | （__人__） |
ヽ ノ ＼ ｀ ⌒´ ,／
／ ＾ヽ / ＼
| | ｜ |
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー） あいつ頭も舌も回転速すぎだろ……。
. | （__人__） 俺が１回転してる間に３回転半はしてるな。
| ｀ ⌒´ﾉ
. | ｎｌ^l^l
. ヽ | ﾉ
ヽ ヽ く
/ ヽ ＼
＿＿＿
／ノ ヽ､_ ＼
／（●） （●.） ＼
回転し過ぎてオーバーヒート起こしてるお。 ／ （__人＿,） ＼
| ｌ^l^lｎ ⌒ ´ |
＼ヽ L ,／
ゝ ﾉ
／ /
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー）
. | （__人__） …………。
| ｀ ⌒´ﾉ
. | ｎｌ^l^l
. ヽ | ﾉ
ヽ ヽ く
/ ヽ ＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（ー）
. | （__人__） なあ、やる夫。
| ｀ ⌒´ﾉ もしかして怒ってたりしないか？
. | ｎｌ^l^l
. ヽ | ﾉ
ヽ ヽ く
/ ヽ ＼
.
＿__ ━┓
／ ―＼ ┏┛
／ノ (●)＼ ・
. ｜ (●) ⌒）＼
. ｜ （__ノ￣ | 怒ってる？
＼ /
＼ _ノ
/´ ｀＼
| |
| |
＿＿＿ ━┓
／ ― ＼ ┏┛
| (●) ヽ＼ ・
l （⌒ (●) | どうして。
〉 ￣ヽ__） │ 怒ってるように見えたかお？
. ／´ _＿_／
| ヽ
| |
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ⌒）（⌒)
. | u （__人__) そうじゃないけどさ。
| |r┬|} 俺みたいに物見遊山気分で居残りしてたりとか
| | | |} できる夫みたいに騒がしい奴って嫌かなと思って。
. ヽ ｀ﾆ}
ヽ ノ
/ く ＼
| ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼ やる夫は、
l ⌒（__人__）⌒ ｌ やらない夫と来西泥が残るって聞いて楽しみにしてたお。
＼ ｀⌒´ ／
／ ＼
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●
| （__人__） ほんとか？
. | ﾉ それなら良かったけど。
| ∩ ノ ⊃
／ .／ ＿ノ
(. ＼ ／ .／_ノ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
__＿＿
／ ＼
／ ＼
夏は３年が一人いたけど、去年はずっと一人だったし、 ／ ⌒ ー ＼
同い年で三人ってだいぶ賑やかに感じるお。 | （●） （●） |
＼ （__人__） ／
／ ｀⌒ ´ イ｀ヽ、
, ' ｀￣ ＼
.
／￣￣＼
／ _,ノ ｀⌒
｜ .（ ⌒）（⌒）
. ｜ （___人__）
| ﾉ そっか。
.| |
人､ |
,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7 ┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾒ、.... ┃ ホッとしている自分がいた。
｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_ ┗━━━━━━━───−−−
| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 俺は緊張しているのだ。
┃ この２週間を、事情を抱え、存在感のある二人と過ごすことに。
┗━━━━━━━━━━━───−−−
.
.┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
. ／￣￣￣￣￣￣ ┃ 自分はクラスでも一目置かれている方だろう。
..... ／ . . .: . . : . ..ﾟ... ┃ 人望がある自覚もある。
...... ／ . : : : : : : : : : : : ┃ どちらかと言えば目立っていて、信頼される、普通の生徒。
.... ／ .. : : : : : : : : : : : : :... ┃
／ .: : : : : : : : : : : : : : : : :.┃ でも二人は違う。もっと異質で、独特だ。
／ : : : : : : : : : : : : : : : : : ┗━━━━━━━━━━━━━───−−−
| : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .:|
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| :: : : : :.:|:.:.:...┃ 今日からはクラスメイト四十人の中で割り振られたキャラクターも通用しない。
| :: : : : :.:|::......┃ 三人で新たな役割を割り振って行かなければいけないだろう。
| ::. : : : ::l:.: : .┗━━━━━━━━━━━━━━───−−−
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ その時、
┃ 自分は彼ら二人についていけるのだろうか――？
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.
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ｒzzz_ｒzzz_ｒzzz_ｒzzz┐ ／ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;＼ ┌zzz_ｒzzz_ｒzzz_ｒzzz_ｒｚｚｚ
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d‐─d‐─d‐─d‐─V二二ﾌ二二二ﾌ二二二ﾌ二二二ﾌ二二二ﾌ二二二ﾌ二二ﾌ;d‐─d‐─d‐─d‐─d‐─
￣￣ ||￣ ￣￣ ￣;| |￣| ￣| ￣|￣￣|￣| ￣| ￣|￣| ￣| ￣|￣ |￣| |￣|￣|￣| ￣￣ ￣ ||￣￣￣￣||￣
|| |_|＿|＿_|＿_|＿＿|＿|＿_|＿_|＿|＿_|＿_|＿_|＿|_|＿|＿|＿| || ||
＿＿|| ＿＿＿＿_;|| ｒzzzzzzｚｚ |||| ｜｜｜ || ｜｜｜ |||| ||;;＿＿＿＿||＿＿＿＿||＿
ΠΠΠΠΠΠΠΠ|| || ;;; ;;;;;;; ||| |||| ｜｜｜ || ｜｜｜ ||||ﾆﾆﾆﾆﾆｌl; ||ΠΠΠΠΠΠΠΠΠΠ
ヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ;;ゞ ;;||| |||| ｜｜｜ || ｜｜｜ ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ
; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ;;||| |||| ｜｜｜ || ｜｜｜ ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ヾ; ;ゞ |￣| ヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞ
ヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞ;;||| |||| ｜｜｜ || ｜｜｜ ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ; ;ゞヾ | ll | ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ
; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ;;;;ゞヾ ||| |||| ｜｜｜ || ｜｜｜ ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ヾ; ;ゞ | li | ヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞ
ヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞ;;||| |||| ｜｜｜ || ｜｜｜ ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ; ;ゞヾ | il | ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ
; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ;;||| |||| ｜｜｜ || ｜｜｜ ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ヾ; ;ゞ | ll | ヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞ
从 从 从 从 从 从 从 从;;||| |||| ｜｜｜ || ｜｜｜ ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ;;从 | li | 从 从从 从 从|
Ｘ⌒Ｘ⌒Ｘ⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ||| |||| ￣￣￣ || ￣￣￣ ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| Ｘ⌒Ｘ⌒Ｘ⌒Ｘ⌒Ｘ⌒Ｘ⌒Ｘ⌒Ｘ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）） 愛しき我らが松籟館に到着ーっとな。
. | （__ﾉ_）
| ｀⌒ﾉ 流石にこの時期は暗くなるのが早いな。
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
.> <
| |
| |
＿＿＿
／ ヽ､_ ＼
あー疲れた疲れた。 ／（● ） （● ） ＼
腹減ったしさっさと飯にしちまうお。 ／:::⌒（__人__）⌒::::: ＼
| ｌ^l^lｎー'´ |
＼ヽ L ／
ゝ ﾉ
／ /
.
ヾ ゝ ＼_ , //} ノ ヽ ヽ l
, ヽ￣ 人 ヽﾐ
,.-―', ｉ＼ ｀ ´ イ -――--､ヽ、 あ、おかえり。
!＿ ゝ、ｌ￣￣¬ｰ-＝ニ二-＝＝＝＝ﾐ､
/三三≧=-＿＿ ￣ｰ=三三三三ミ､
/三三三三三三三≧=-＿_ ￣ｰ=ミ､
/￣ー＝ﾆ三三三三三三三三≧=-＿＿ ＼
. ／￣¬ 、 ￣ーﾆ三三三三三三三三三三三三≧=ヽ
/ ＿ ＿_ｰ ､ ￣ー=三三三三三三三三三三ミﾞ､
{／ ￣ ‐- _ ￣￣￣￣￣￣￣￣ ＿ヽ
＿＿＿
／ ヽ､_ ＼
／（● ） （● ） ＼
んお？ ／:::⌒（__人__）⌒::::: ＼
| ｌ^l^lｎー'´ |
＼ヽ L ／
ゝ ﾉ
／ /
.
/ﾍ⌒{// ／イ´ ―-}
／７ /ヽｲ/ /´ ―＝-ミヽ
ｲ-‐-＝ミ、( 〉ノ_ｿ∠"勹ミ ＼ ヾ｀ヽヽ、
_ , -‐"´ハ ﾊ ﾏｨ――-ミ、_、｀ヾ‐-、ゝ＼｀￣
_,,. -‐''"´ ／ ＼ ＼ ﾍ
￣￣／ ／ ／ l ﾍ ＼ ＼ ﾍ
／ ／ ／/ l ﾍ ＼ ヘ ハ
／ / ／ / l ﾍ ＼ ハ ヽヽ ヽ
/ / ／ l ﾍ ＼ ゝ、ﾊ ', ハ
/ / ／ ／l /l l l ＼ ＼ i ﾊ V}
l / ／ ／=-l -/-- 、 l-- =z__i＼ ﾍ ﾏ∧ } }', 買い物お疲れ様。
l / / ／i l / l ﾉﾍ ﾍ`＼ ﾍ ﾏ∧,ヽ i} ご飯炊いておいたよ。
l / ﾒ ／ l i/_ l l / ﾍ lﾍ ﾍ`＼ ﾍ ﾏ∧ヾﾘ
/ i ／/ l 彡ｲ=ﾃ==ミ i /l / ヽ l ヽ ﾍ ﾍ ﾏｽ/＼
ヽ{/l l i 弋`込ゞﾟィ ﾘ l :/ ｨx=xヽl___ヽ k ﾍ Y/＼ﾘ｀
l ﾍ k ヽ l/ 弋;辷入メ ﾘ＼ i ﾍ辷ﾏ/ヽ
l -ﾍ ヽ :::::::: ` ﾟ ^ﾈ` i ＼ l ヾ//ヽ、
l l lli＼ ヽ ' ::::::::::::::: / l l ﾘ ＼//＼
l iﾍ l ヽ /／i l /l i ﾊ ∨//≧
l/l l ヽlﾍ ` - ／イ/ /l / l i ソ ﾊ
----- ヽ l-----＼ ￣ ／ /／ l / l 从ゞr=イ人
/＼ 三三ヽl三三 l ＼ _ イ _________ l/ l /从{ヽ イヽく＼
/ 三 ＼ 三三三三 / l -= !-z 三三三三 ＼/ }ヽ ＼、 ヾ}
/ 三三三 ＼三三三l::::::＞ x__ _,,. -‐''l::::l 三三 z二二二
三三三三三 ＼ 三ﾆl::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l,. -''"´三三三三
三三三三三三 へ :::::::::::::::::::::::::_,,. -‐''"´ 三三三三三三三
三三三三三三三三三へ 二二 三三三三三三三三三三三
.
┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ ――――最後に紹介しよう。
┗━━━━━━━───−−−
､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
_＿≦ー`__＿ _二ｚ<＿
＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜
＜之′Ｙ´／ ＼
>{ ,' | ､ , ,. ,.l , ﾞｉ あとコンロと鍋も準備しておいたから、
| !､{ | 寸寸T ハT７} ｨ,ｌ 材料切るだけで始められるはず。
′Ｊｉ, ﾞｉ ﾞｉ （ ●） （●）|ハ|
i⌒ヽ'(1. ''' ＿' ''' ﾉ川／⌒)
. ヽ ヽx＞､（_.ノ__,イ ｌ |::::ヽ／
∧ 人lﾊ:::::l,三|:::/ｌ| ,:::::ﾊ
＿＿＿_
／ ＼
ほーう、 ／─ ─ ＼
おまえにしちゃ気がきいてるお。 ／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
それじゃ早速飯作るべ。 ＼ ⊂ ヽ∩ <
| | '､＿ ＼ ／ )
| |＿＿＼ “ ／
＼ ＿＿＿＼_／
.
､_ ＿
ｨ-‐ ` Y ＜＿＿
＿≦―'´＿＿ _二z<＿ ・ ・ ・
＞ヾ ￣, -‐ ´￣｀┴＜ やる夫はあいかわらずいけずねー。
＜戈､ Y / ＼ ツンデレ？
>{ / l, ､ , ,l_ ､ ヽ
| ゝ{ l｀寸寸T ハT7 } ,､ l γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
∨ヾﾊ ∨ゝ （●） （●）|ハ| | デレた覚えないけどな ＞
ヾi∨| J |´ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
ヽT､,_ 'ｰ=-' _ ノ
| lヽ::ニヨ7l そうね。私も覚えない。
└l´:::／ヽ |`
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| 馬鹿なやり取り付き合わせんな。使わない材料冷蔵庫に閉まってろお。 ＞
ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 『居残り組』の三人目。
┃ 最後の一人だ。
┗━━━━━━━───−−−
.
／ / 从 ＼
/ i |:::: ヽ ゝ,
.′ ' ﾊ ヾ::: |＼ ﾊ | ヾ;. |::::: ヽ
| | │. / ＼. ヾ | ! / !. ! ｜ i::: :ト.::::
| | │ﾊ.| _ _､ | ,.x }/─ トl . / i::::/:::∨ヽ:::::::
|ﾊ V. イ´ ｀ミ､.ｌ ,x=≠ミ.z/／ ,/ V::::::::::: ::::（::::::!
l! ゝ. l,x＝ミ､ ` ｲ／ / ) |:::::::::::::::::::＼ ちなみに何鍋？
7∨ ,: f^1 /l/./ノ::::::::::::::: ﾊ::::ﾉ
ﾊ . , j l .j l l rイ:::::::::::::::::::::
ゝ ｀ ´___ﾉ .ﾉ'´/.ﾉ.ｲﾊi!:::::::::::::: /. ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
_,,. -‐---. ／ , /ノ| ヾ.::::::::::::ﾊ ┃ 愛称、できない子。
/ ニ二二ﾆ / __ イニ＝-∨ゝ. ┃ ――本名、来西泥できない夫
/三三三三 ナﾒｘ r＜''"´_,,. -‐''"´ヽ. ┗━━━━━━━━━━───−−−
/_,,. -‐''"´ l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;^'':三三三三ﾆゝ
／ l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/三三三三三ヾ
／ _,,. -‐''"´三.l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l三三_,,. -‐''"´} γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
/ _,,. -‐''"´三三三三.l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l-‐''"´_,,. -‐''" | キムチ鍋。瓶で買ってきたお。 ＞
{ 二二二二二＝＝=-l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l-‐''"´三ニ==-} ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 男だ。
┗━━━━━━━━━━───−−−
.
―――――――――――――――………。。。
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼
／ （ ●） （ ●）ヽ
l （__人__） | ところで明日からのスケジュールだけどお。
＼ ＿ ｀ ⌒´__ ／
／⌒ヽ ￣ ＾ヽ
. / ヽ.
/ ＝=ｧ'⌒つ..__ ヽ ｌ
/ =＝/ ´二ﾕ二ニ= | |
| { ィ´ | ヽﾆ二二二二フ)
. ＼ / .丿 | ヽ＞(＾(＾ーｧ'´
.
,.' .,.'
,.' ／
／ ／
／ ／
／ ／
／ .／
／ ., '
／ i
/. ／ , ' ,_, !
'.'/ ' ._'.....ﾞ: !
〈 / ／ ／ ￣｀`ヾ
}, ' ／-;ｰ/'ヽ､.,. '.! ｶﾗﾝ
. _' ,.<.}＝＝＝"´ ノ|
!ー_-- _一;::´:::::l
l::〈::::Yﾞ::ヽ'::ﾞ::::::::l
!::::ｰ:､::: ':::::::::::::j
ﾞ!=ー---一='"!
`ｰ-‐-‐-一''´
.
／￣￣＼
／ ヽ_ .＼
（ ●）（ ●） ｜
（__人__） |
スケジュール？ ｌ｀ ⌒´ ｜
{ ｜
{ /
ヽ ノ
▼／￣ ￣￣）＿＿__
〃(⊥) ´/ /￣￣/ / 〃 ⌒i
＿＿＿i /⌒＼./ /∧ ∧し' ＿＿|;;;;;;;;;;i
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ 飯は基本やる夫が作ってもいいお。
／ （●） （●） ＼ その代わりその時間には起きてきてくれお。
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／ 時間決めとかないと、作る時面倒だし。
／ ー‐ ＼
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
作って貰う身としては反対するはずもなし。 / , l、 、 , ､ | ヽ }<
時間わかってれば私も手伝えるし。 ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノﾍ ））
（（ ,ﾍ, |（●） （●） / / ,/ /
'､ `| ヽ 「)'/|/ /
＼ヽ､_ ― _,.ィT/=/
< l 7Eニ::ィ1 〉
ゝ'ｲ／ヽ::::｀ ､ ／
i´￣ ｀ヽ::|
.
;;;;
;;;;;
;;;;;
;;;;;
;;;;;;
;;;;;;
;;;;;;
;;;;;
, ＿ ＿ ;;;;;;＿ ＿＿ ﾄｸﾄｸﾄｸ
,'｀ ー ─ -;;;;- ─ 一'｀,
|ｉ:.¨ ´ ￣ ;;;;;; ￣ ｀ ¨.: i
|i: ;;;;;; :i|
|i: ;;;;;; :i|
|i: ;;;;;;. :i|
. |i: ;;;;;;. :i|
ヽ: ;;;; ;;;;;; ,,,,. :/
＼;;;,,,,,,;;;;;;;;;;;,,,,,;;;;;／
｀ヽ､;;;;;;;;;;;;;;;:i'´
ヽ;;;;／
| ;:|
| ;:|
| ;:|
| ;:|
| ;:|
| ;:|
| ;:|
__ノ 人 __
(´ ...:::;;;;; ｀)
｀ ー -- 一 ´
.
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
ふー……。しかし、いつも周りに人がいてさ、 |ハ |（●） （●） / / ,/ﾚ′
誰もいなきゃ落ち着いて勉強できるのに思ってたけど。 `| xx ヽ xx 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
いざいなくなると駄目ね。 ／ Eニ::ｨ -､ |
気が抜けちゃってダラダラしそう。 /::::;／ ヽ:::/:::/'::
/:::/へ ヘ/::::/:::
/:::::＼ ヾミ::::/|:::
（;;;;／| ＼;;;;ノ/:::
/ 〈:::
.／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__） よく言うよ。
| ｀ ⌒´ﾉ いつもちゃんとやる時やってるくせに。優等生め。
. | }
. ヽ }
ヽ ノ ｍm
/ ￣￣￣ つﾉ
| |￣￣￣
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 来西泥できない子は、間違いなく校内で一番の有名人だ。
┗━━━━━━━━━━━━───−−−
.
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
それはほら、周りに人がいるから。 |ハ | （●） （●）/ / ,/ﾚ′
`| xx ヽ xxx 「)'/|/
品行方正、成績優秀。 ヽ､_ ― _,.ィT/
みんなのアイドルでいなきゃいけないじゃない？ ／:.: :::::E7 l.:.::_|＼
／:::::::::::::／ヽ:::::::::::::::＼
|::::::::::::::: ,― 、,―、:::::::::|
＼ ￣￣ (⌒⌒) ￣ /
￣￣＼＼／／￣
＿＿__
／_ノ ヽ＼ 来西泥はそういうやつだおね。
／ （ ●） （●）、 γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
／::::::::⌒（__人__）⌒＼ | ちゃんとできない子って呼・ん・で☆ ＞
| |r┬-| | ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
＼ `ー'´ ／ うっせ。
⊂⌒ヽ 〉 ＜´/⌒つ でもいいんじゃないかお？自習時間。
＼ ヽ / ヽ / どうせ寒くて外出る気にならないだろうし、夕方までは設けるってことで。
＼_,,ノ |､＿ノ
.
ｨ-====ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ====ｰ､ ｶｼｭｯ
.,' ',
.,' KARAKUCHI ',
,' ＿＿＿＿＿＿＿＿＿__ ',
.| //―――――――――ヾ. |
.| // BREWERLES . || |
.| || ASAHI ﾆﾆﾆ LIMITEO || |
.| || .―二二二二― || |
.| || ,, ¨ D R Y¨ ,, ., .|| |
.| || ／ | ＿ ,,ｲ"| ,ｲ,,|.|| |
.| || //.| |／-i,ﾉ ／| | |/|.ﾚ| || |
.| || /'- | |ヽ ヽ イ'| |.| l'l .|| | || |
.| || レ"|／イl_ﾝ/(_ｿ|／|／l／l/..|| |
.| ||.muhounaakuwomukaeuti || |
.|_||.kyouhuno./ｰ||― yamiwo...|| |
.|_||butiyaburu二ll二 yoakeno || |
.|_||keiji.dekabreak..airatekkan...|| |
.|_|| スーパードライ || |
.|_ヾ､ 生ﾋﾞｰﾙ / .|
.|_ ==================='' .|
.|_ 350ｍｌ ,|
＼'''''''''――------――― フ
｀'―--------------―'´
.
., ──‐､
／ ＼
| _ノ ヽ
| （ ⌒) (⌒)
| （__人__） , -―ーっ ははは、なんだか合宿みたいだな。
| ｀ ⌒´ﾉ （ ゝ彡￣
.ﾝ } |. |
／⌒ ＿ ∠ |, |.
/| ヽ _| . |.‐ｨ' |
../ { ﾄ .,|(★).|＿__ ノ.
/ } | ／;⌒ﾖ .|
＿＿＿_
／ ＼
無理に勉強しろってわけじゃないけど、 ／ ─ ─ ＼
他の人の邪魔にはならないようにするお。 ／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
それにしてもやらない夫お酒強いね。 |ハ |（●） （●） / / ,/ﾚ′
飲み慣れてる感じで。いつもどこで飲んでるの？ `|.xx ヽ xxx 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
'ｲ／ヽ::::｀l┘
／￣￣＼
／ ヽ_ .＼
（ ⌒）（ ⌒） ｜
（__人__） | そんな頻繁に飲んでるわけじゃないんだけどな。
ｌ｀ ⌒´ ｜ 部活の打ち上げとかかな。
{ ｜
{ / あとは週末にたまに飲みたくなるから、
_. -: ´Λ _.へ｀ 、 ちっちゃいの買ってきて飲みきって瓶捨て行って、とかだろ。
r＜: : : : /:|: :、 ￣r' ＼ :＼_
/: : :ｌ : : : : : :＼`IエL>、 >ﾍ::Λ
|: : : ﾄ､: : : : : : : : : : : : : `ｰ／ : : V |
〈: : : :::: _ -¬-−―-､: : く:r ､: : : V ｝
/: : :_ン´: : : : ＼ ,___, ｨ ）: : :`く : : : ヘ|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ なにせこの見た目である。
┃ 一見女の子にしか見えない姿。それも頭に『美』が付く類の。
┗━━━━━━━━━━━━───−−−
,＞-＜__:.:）〃 ＜二 _,
__,ｨ' ´￣￣｀` マ¨`ヽYⅣ: . : . . . ／
-=彡' ,ｨ ,ィ Y′}} } : : : : : : ｀ゝ
なるほどなー。 ｲ/ん|／マト、 /||,j/|/): : :i｀ゞ
私はすぐ酔う方だからちょっと羨ましいよ。 ﾚ●） (● ）Ⅵ / / / j}|:|: :/／:弋_
ﾉヽ xxx j/ノく ｲ| |:| : : {`ｰ一
日本酒とかウイスキーとか全然飲めないし。. '、ヘ ´そｲ|:|:U:.| ,ｲ:人
カクテルかサワーの甘いのが美味しい。 ヽ __ ,．´ ∨xｹ|:!|:|ﾗ彳/ j/
ﾄ-ｲY´:.〉|:!|;|,ｲ从
,辷_彡':.:.:.＼｀
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
f'.:.:.:.:.:∧.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.．
|:.:〃ム入:.:.:.:.:.､!:.:.:.:.:.!
|:.:.j/: : : : ∨:.:.:.:|:.:.:.:.:.|
|:.:八 :人:_:.:＼.:.:| :.:.:.:.|
|.:.:.:.:ﾄ=:-: : : : ヽ| :.:.:.:.|
|:.:.:.:.|ﾍ: : : : : : : | :.:.:.:.|
┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ ただでさえオトシゴロ。しかも男子校だ。
┃ その注目度は計り知れないだろう。
┗━━━━━━━───−−−
.
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
あ、だからって酔わせて淫猥なことしようとか / , l、 、 , ､ | ヽ }<
企んじゃ駄目なんだからね！やる夫！ ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノﾍ ））
（（ ,ﾍ, |（○） （○） / / ,/ /
'､ `|'''' r-‐‐┐''''.「)'/|/ /
＼ヽ､ヽ､__,ﾉ _,.ィT/=/
< l 7Eニ::ィ1 〉
ゝ'ｲ／ヽ::::｀ ､ ／
i´￣ ｀ヽ::|
j| <
／ ヽ ＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ その上、できない子自身は快活で、人懐こい性格だ。
┃ ・
┃ そっちのケがなくともお熱を上げてしまう気持ちは――わからなくはない。
┗━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ しねーよ。
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
＿＿＿
／ ＼
.／ ─ ─＼
／ （ ●） （●） ＼ そういや、
| （__人__） |
＼ ､-―r. ／
／ ／ _)-し⊇r ﾞｉ ﾌﾟｼｭ
| ｨ／ ／. '| う ﾞｉ |
l / ／ |★) (, ﾞｉ l
＿＿＿
／ ＼
.／ ─ ─＼
／ （ ●） （ ●)＼ お前どっちについていくつもりなんだお？
| （__人__） |
＼ ､-―r. ／
／ ／ _)-し⊇r ﾞｉ
| ｨ／ ／. '| う ﾞｉ |
l / ／ |★) (, ﾞｉ l
.
＿人
） ／￣￣＼
⌒Y ／ ヽ_ .＼
（ ○）（ ○） ｜
（__人__） u | ！
ｌ｀ ⌒´ ｜
{ ｜
{ /
ヽ ノ
▼／￣ ￣￣）＿＿__
〃(⊥) ´/ /￣￣/ / 〃 ⌒i
＿＿＿i /⌒＼./ /∧ ∧し' ＿＿|;;;;;;;;;;i
.
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
どっちにもついてかない。 |ハ |（●） （●） / / ,/ﾚ′
`|'''' ヽ ''''「)'/|/
ヽ､_ ー _,.ィT/
|￣￣ｎ＿＿＿l 7Eニ::ィ1│
| ( ）):::::::::::::::'ｲ／ヽ:::::｀l┘
└ー┘ ￣￣￣i´￣ ｀|:::::|
.
＿＿＿
／ノ ヽ､_ ＼
／ （ ●） （ ●）＼ どっちが親権取りそうだお？
／ （__人＿,） ＼
| ｌ^l^lｎ ⌒ ´ |
＼ヽ L ,／ ＿ _,
ゝ ﾉ ＿__,＞ Ｙ´'ー-､
／ / ＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
わからんのですよ。 ／ ヽ ｀Ｙ′之＞
どっちかに非があるって話じゃないから。 / , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
お互い経済力あるし、どっちが取ってもおかしくないって。 |ハ |（●） （●） / / ,/ﾚ′
だから最後は私に選べって感じになりそうで憂鬱よ。 `| xx ヽ xx 「)'/|/
ヽ､_ ロ _,.ィT/
実際、最近そんな雰囲気になってきてるし。 'f ^'il＾''r'
,' l l { ､
ﾚ! ,ﾊ '､〉
.
/:/: . :/: . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . :ヽ: . :}: .| ﾉ
/:/|: . /: . : . : . : . : . :/: . : . : . : . : . : . : . : .:',:.:|:∧
|/ :|: /: . : .:/: . : . : . :{: . : . : . : . : . : . : . : . : ', |'
j:/!: . : .,': . : .:／: .|: . : . : /: . ｨ: . }: . : . : . Ｎ
|:|: .:.:|: . : /ｌ: .:.∧: . : .:,': ./ |: . ﾊ: }: . : . |
|:|: .:.:|: . /‐|: ./-､',: . :.|: ﾑ-|: /‐}:.|: . :// ――だから、私はどっちにも付いていかない。
:ﾊ: . {:.:ム⊥/二 ',:.::.|/.二L' .⊥ｊ: .:/
∧: ∨ ゞ( ・ )ﾉ 'ヽ:j ゞ( ・ )ﾉリノ/:. 二人から生活費貰って、一人で暮らすの。
/: ∧:_＼ ￣ ￣ ∠:イ::.|
!:/;;/|:∧ ; /: |ヽｊ
};ｌ |' /;＼ - - ｲヽ:| 〉〉
!;L./;ム};;＞ .. .. イ;∧ﾆﾆノ
.
＿＿
／ノ ヽ＼
／.（○）（○）＼
|. u. （__人__） | …………。
. | |
| |
. ヽ ﾉ
ヽ /
/ ヽ
| |
| . |
／￣￣＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●）＼ ん。まあ、そう今すぐ決めるこたぁねえお。
| （__人__） | どうせあと１年ある。行く大学決めてから考えてもいい話だお。
＼ ／
／|｀ー‐--‐‐―'|＼
/＼|＿＿＿＿＿|| _,ヽ ――よっと。雑炊できたお。
< つ＼ ,-し､)
―ヽｦ ＼ニフ `-" ――
[]（("￣｡￣ﾟ￣)）[]
| `ー----―"|
.
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
わーい、食べる食べる―♪ ／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ }<
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノﾍ ））
＜ 皿とレンゲ持ってこいおー。 |. （（ ,ﾍ, |（○） （○） / / ,/ /
ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ '､ `|'''' r-‐‐┐''''.「)'/|/ /
＼ヽ､ヽ､__,ﾉ _,.ィT/=/
はいはーい。 < l 7Eニ::ィ1 〉
ゝ'ｲ／ヽ::::｀ ､ ／
i´￣ ｀ヽ::|
j| <
／ ヽ ＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ 一）（●）
| u （__人__） ……。
| ｀⌒´ﾉ
| ,.<))／´二⊃
ヽ / ／ '‐､ﾆ⊃
ヽ､ｌ ´ヽ〉
,-/ __人〉
/ ./. / ＼
.
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:‘， -=ﾆ二二二二二二二二二ﾆ=-
i:i:ｉ} }ｉ:ｉ}i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ}i:i:i:i:i:i}i:i:i:ｉ}ｉ:ｉ:}-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-
:i:/:i:/:i/i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ﾉi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ＼ー― へ
:i:i:i:i::ii:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/i:i:i:i:i:i /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=- ￣￣￣￣￣ -=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.＼.ﾆﾆニ＼
:i:／i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ/ﾆ=- ＿ , -――- ､ へ 、ﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽﾆﾆﾆﾆ〉
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ/:i:i:∧ ､ ， ´ "¨¨¨¨´ ／ぅつぅ ､-‐彡 } ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}ﾆﾆ／
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:′}匕ノつ ／ r ﾉ, r ､ くぅつぅっﾊ ／⌒ ﾏﾆﾆﾆﾆ〃∨
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:〃 { ／／ｨ勹乂(__乂__) ヽぅつう ∨ ﾏﾆﾆ}〃}/
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i／i:i:i:i:i:ｉ:i:〃 乂} -= ミ `弋ﾉとう } ｀ヽ } ‘， ﾏ／ 〃
i:i:i:ｉ／:i:i:i:／i:i:i:i:i:i:ｉ:i〃{ > ´ ｀ヽ (__) } ヽ ﾉ ／ ／ ′
i:i:i:i:i:i:i:／:i:i:i:i／:i／ ､ ／ (とつ fぅ ､ :. ; ; ; ;人＿ 彡 イﾆ／ﾆ/
i:i:i:i:／i:i:i:i:i:i:i:ｉ／ﾆﾆﾆ=-У 乂_ﾉ }: : : . ´ -=ﾆﾆﾆ／ﾆ 〃
i:／:i:i:i:i:i:i:ｉ:／ ＼ ､ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=- __ ﾉ¨¨¨´ ＿ -=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／ﾆﾆ 〃
i:i:i:i:i:i:i:i:i／ ﾏ＼ ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≦ﾆﾆﾆ／
i:i:i:i:ｉ:ｉ／ ﾏﾆ＼ ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≦ ﾆﾆﾆﾆ／
zz彡 ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≦ ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／
` ≪ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞ ´
` ≪ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞ ´
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／ ＼
／ ─ ─ ＼ とりあえず腹も落ち着いてきたし、
／ （●） （●） ＼ ちょっくら戸締りしてくるお。
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
それじゃあみんなで行こう。 . / , l、 、 , ､ | ヽ }<
暗くて怖いし。 ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
|ハ |（●） （●） / / ,/ﾚ′
`| ヽ 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
ｶﾀ
.
／￣￣＼
／ _ノ .ヽ、＼
| （●）（●） |
. | （__人__） .| しっ！
| . '´ｎ｀' .ﾉ
.ヽ . | | } ……今、足音しなかったか？
ヽ.. ﾉ .ュノ
/ { ..ﾆj､
|. | "ﾂ ＼
|. | .l |ヽ、二⌒)
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
＿＿＿_ ／ ヽ ｀Ｙ′之＞
／ ＼ . / , l、 、 , ､ | ヽ }<
／ _ノ ヽ_ ＼ は？ え？. ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
／ （●） （●） ＼ |ハ |（●） （●） / / ,/ﾚ′
| （__人__） | `| ヽ 「)'/|/
＼ ｀⌒´ ,／. ヽ､_ ロ _,.ィT/
／ ー‐ ＼ l 7Eニ::ィ1│
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､_ ＿
ｨ-‐ ` Y ＜＿＿
＿≦―'´＿＿ _二z<＿
＞ヾ ￣, -‐ ´￣｀┴＜
＜戈､ Y / ＼
>{ / l, ､ , ,l_ ､ ヽ
| ゝ{ l｀寸寸T ハT7 } ,､ l
∨ヾﾊ ∨ゝ （●） （●）|ハ| 泥棒？
ヾi∨| , |´
ヽT､,_ ― _ ノ
| lヽ::ニヨ7l
└l´:::／ヽ |`
＿＿＿_
／ ＼
／ ― ヽ 気のせいかもしれんけどな。
／ （ ●） '､ この状況は学園ホラーのシチュエーションだおね。
| （__ﾉ_）
＼ ｀_⌒ やらない夫。テレビの横にある木刀持っておくお。
／ ＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | u （__人__） あ、ああ。了解。
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ ｍm
/ ￣￣￣ つﾉ
| |￣￣￣
.
, ---ノ⌒ヽヘーヽ
_ ＞‐仁ﾆ‐v' ￣ ヽr'二ミトﾍ ｶﾞｯ
/_,二r/ / / ヽ. } ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
i¨| ¨¨¨{/￣ / | | iV￣￣￣rﾆ1!;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
| li .| | | | l |＿＿＿l .l!;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
L|二二| | ﾚ'ﾆ二ﾐV≦二ヽ j 二二二|__.|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
| ヽ一¬ﾄ---一'ト-- ＞ベミxﾊ
└辷ﾆＴ￣ ﾌ| | ／ ﾉ
ゝーﾍT´ j＞─-个{ ィ´
￣´ ＞‐一'
.
,ｨ7
／,/
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／￣￣＼
／＼ ／ ＼
. | （●）（●） │ ホラー映画にゃ季節が悪いだろ、常識的に考えて。
. /| （__人__） u |
/ ,| ｀ ⌒´ |
. ィ´ /''ヽ ﾉ
(⌒) ｲi一‐ヽ、 /
7 .K.`ｰ--→―― ）
ヽ/ ヾ--‐―‐ /
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ｷﾞｨ
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＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜ ／｜
＜之′Ｙ´／ ＼ ／ }
>{ ,' | ､ , ,. ,.l , ﾞｉ / /
| !､{ | 寸寸T ハT７} ｨ,ｌ ./ ／
′Ｊｉ, ﾞｉ ﾞｉ.（ ○）::::::（○）|ハ| / /
. | |八'(1. u ' ﾉ川γ⌒ヽ_＿＿＿_ / ／
Lｌ. ﾚえ＞､ ―__,イ ｌ |ﾝ:ヽ _rﾝ ＼ /／
ｲ::::::::::::::::｀:::::::::::::::::::;;,:::イ _ノ ヽ_. ＼ ´
ヽ::::::::::::,r ---─''"ｲ／ （ ○） （ ○）. ＼ ／i
ヽ;;;:ｲ i/ 〈ｲ （__人__） | i／
ヽ､ ､__ヽ '､ ｀ ⌒´ ／
__,.r´￣￣ヽ､〉､ ,.} ＞ ヽ､
「￣ ￣｀ー=-─｀ __,.'_＿V ＼
ヽ､ / ／ー─'-- ､ ｙ l
〉 / i/ ヽ. ,.、 | |
r'" ／ ﾄ-ー―┬--､ ＼_.- ､て. | |
ヽ ／ ノ / ドスッ | ＼ / そ / /
｀ヽ__ （ / | ヽ, _ i､＿/ / /
｀⌒ヽ､_ ﾉ / ゝ ） （ ｿ
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Liゞ=彡! 三三三三三:!
i乂o.::ﾉ 厂三三三三||
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{ _｣三三!|三（__ ,ノ ﾍ.
ゝ }三ﾆ|ｊ三三ミﾄ } ／
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〈 { Ｙ! / /
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/::::::::::::/:/ﾆ」:::::/ ヽ:::::::::::∧ _斗ー-..... __ |
/::::::::::::/'/ｰ ,|:::/ ＜二ｽ::::::::::::∧ γ:::::::::::::::::::::::::::::ヽ.′ 手を上げろ！！
/:ｲ::::::::/ｿﾄ‐" | ′ }:::i:::::ヽ::ﾍ ゝ=＝ミ:::_::::::::::::::::ヽ
/ ´|:::::::::!. |ｌ ′ ﾚ介::∧ `＼ /´::::::::::::::`::､ヽ::::::::::::丶
|::::ﾊ∧ ＿ ＿＿ ﾉｿ:::::∧ ,ｨ-ー::､:::::::::::::::｀:`::::::::::::::}
|:/}ゞ-ﾍ -‐' "´￣￣￣ ,-＜Ｎ＼ﾍ .{_::::::::::::::｀::::､:::::::::::::::::::::::､'
l:レ=＝ﾊ 、 .:|:::::::::::::＞:｀.、 /:::｀::::､:::::::::::::::`::::::::::::::::::::j
／::::::::::∧ }_＞..、 ／｜:::::::::::::::::::::::冫 ､:::::::::::::｀::､:::::::::::::::::::::::!:::::′
∨:::::ﾍ::::∧ｌ:::::::::::｀:::::´::/ :ｌ::::::::::::::::::::::::/ ' ｀丶:::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::′
. ∨ﾍソ::::∧::::::::::::::::::::/::::」::::::::::::::::::::::ﾉ_ ' :V:::::::::::::::::::::::':::::::::/
ヽ､:::::::::::::＼::::::::::::/:／:::::::::::::::::::／::::::ヽ. ' {:::::::::::::::::::::::::::::::/}
「:`＼::::::::::::::＼::_／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:' .ﾍ::::::::::::::::::::::::::::'ﾉ:|＼
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／:::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::' .／:::/: :{::::`::ｰ--‐::´:::::::/: :}:::∧
.
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／￣￣＼
／― ― ＼
. | （○）（○） │ なっ
. /| （__人__） u |
/ ,| ｀ ⌒´ |
. ィ´ /''ヽ ﾉ
(⌒) ｲi一‐ヽ、 /
7 .K.`ｰ--→―― ）
ヽ/ ヾ--‐―‐ /
. / /
/ /
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
＿＿＿_ ／ ヽ ｀Ｙ′之＞
／ ＼ . / , l、 、 , ､ | ヽ }<
／ _ノ ヽ_ ＼ ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
／ （○） （○） ＼ |ハ |（○） （○） / / ,/ﾚ′
| （__人__） | `| ヽ u 「)'/|/
＼ ｀⌒´ ,／. ヽ､_ ロ _,.ィT/
／ ー‐ ＼ l 7Eニ::ィ1│
.
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!::::::::::::::::::::::／;;|::::::､:::::::::::::::::::::::::::::::::∨
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|;;;/ !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:.:.:|;;;;;;;;;/.|;;;;;;;;|:::::::/;;;;/:.:j;;;;;;;;;ｨ;;;;;;;;|;;;;;;;;;;ﾊ::::::::::::::::|､;;:ﾊ|
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|;′!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:.:!:::::::|;;;ﾑ!:::::|;;;;;;;;ﾚ';;;;/:.:.:./;;;;;/:.:j;;;;;/ .Ⅵ;;;;|:::::::::::;::::| Ⅵ
|′i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾑ=止:::ト|入:::::::!;;;;;;;;;;;;/:.:.:.:/;;;ﾒ: .:.:.|;;/-=ﾆ;И;;;j::::::/||;l:::| l:| …………。
. |;;;;;;;;;;;;;;;;､;;;;;;;;;ﾍﾆ三三≧.､:＞|;;;;;;;;;/:.:.:.:/才:.ィ升ﾚ三ﾆ/ｿ !;;/::::/;;;ﾘ;|:::! ﾘ
. ,';;;|;;;;;;;;;;;;;;∨;;;;;l:.:.ヾ三三三≧. |;;;;;;/:.:.:.:/ｲ∠三三三;イ ./;/:／;;;;;';;;l:::|
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/:ｲ::::::::/ｿﾄ‐" | ′ }:::i:::::ヽ::ﾍ ゝ=＝ミ:::_::::::::::::::::ヽ
/ ´|:::::::::!. |ｌ ′ ﾚ介::∧ `＼ /´::::::::::::::`::､ヽ::::::::::::丶
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|:/}ゞ-ﾍ -‐' "´￣￣￣ ,-＜Ｎ＼ﾍ .{_::::::::::::::｀::::､:::::::::::::::::::::::､'
l:レ=＝ﾊ 、 .:|:::::::::::::＞:｀.、 /:::｀::::､:::::::::::::::`::::::::::::::::::::j
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ファサｯ
ｎ
l^l.| | /）
| U ﾚ'/／)
＿＿＿ ﾉ ／
／ ⌒ ⌒＼ ｒニ |
／ （⌒） （⌒）＼ ヽ /
／ /// ___´___ ///＼ / ` / ジャーン！
| `Y⌒y'´ | ／
＼. ﾞー ′ ,／ ／
/⌒ヽ ー‐ ｨ ／
/ rｰ'ゝ ／
/,ﾉヾ ,> ｲ
| ヽ〆 |
.
＿＿＿__
／⌒ ⌒＼ 三
／（ ≡） （≡）＼ 三
／ :::::* __´___ *:::: ＼
| |r┬-| | 驚きました？驚きましたよね。
＼ `ー'´ ／ やだなあ、言ったじゃないですか。後でお邪魔するって。
／ 〃, く
三. ｉ! ﾞヽ、 Ｙ" r‐!､ ヽ. いやー、あの後大変だったんですよ。
三 ヽ. 、 ''´⌒ゝ-‐'" _ｨ》 Y! ドンキホーテ行って仮装セット買ったり、
＼＿|!＿二|一"f , !ﾞ＼ 三 家のどっかにしまったはずのモデルガン探したり。
〈, l|ﾞ》-i|┴ｰi´ / ｲ ´ i! 三
♪ ﾞｰ-ニ二＿_,／ ／ / 三 あ、ちゃんとおみやげ持って来ましたからね。
/ﾞ У ／ ／ 三 ワインのボトルと、アンチョビやレバーペーストの瓶詰め。
//,/-‐､ ／ このレバーペーストがまた絶品で酒によく合う！
i! _{! j!'〈 ♪
／ ,,.ノ ＼'' ヽ ＼ おや、なんか皆さん顔怖くないですか？
〈 ｰぐ ＼ ヽ なんで近づいてくるんですか。
ﾞー″ 〉ｰ- 〉 アレちょっと待ってください引っ張らないで―――
〈＿__ノ
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ┃
┃ ／￣￣＼. ┃
┃ ／ノ（ ＼. ┃
┃ | ⌒ _ノ ＼ |. ┃
┃ ＼＼＼ | （ ●）（●）|. ┃
┃ ／＼ | （__人__） |... ┃
┃ (. ヽ＼| ｀ ⌒´ ﾉ. ┃
┃ ＼ ヽヘヽ }. . ┃
┃ ( ソ ノ ⌒) ┃
┃ ` イ / ．．．しばらくお待ちください。 ┃
┃ ＿ | ｍｍ / /＿＿ ┃
┃ ／ ＼ | ヽ η /／ ::::::＼ ┃
┃ ＿／ ＼| | | ／ :::::::::＼. ┃
┃ /´ ＼ ／ | | /u .::::::::＼ ┃
┃ ゝ_／￣＼＼／ | ＼ | ...::::::::::::|. ┃
┃ ／ ／ / ＼ ＼ ::::::::::::／.. ┃
┃ (___へ { /ﾍ ＼ ::::::::::ヽ 。... ┃
┃ ＼＿＿＿／ ＼ | ::::u:::::::::ヽ. ┃
┃ ＼ ,／＼ ::::i ┃
┃ ￣￣￣￣￣￣ . ￣ ┃
┃ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
.
―――――――――――――――………。。。
＿＿＿_
／ ＼
／ ヽ ノ ＼ おかしいなぁ。これでも頑張って
／ 米 ＼ 皆さんを楽しませる登場を考えたつもりだったんですが。
| ノ ヽ |
＼ ／
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（―）（― ） |
馬鹿野郎、とても冗談に思えなかっただろ。 （__人__） |
（｀⌒ ´ |
.ｌ^l^lｎ |
.ヽ L ﾉ
ゝ ﾉ ノ
／ / ヽ
／ / |
（__人__） |
（｀⌒ ´ |
.ｌ^l^lｎ |
.ヽ L ﾉ
ゝ ﾉ ノ
／ / ヽ
／ / |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ そう言いながら、
┃ 肌に残る薄ら寒さを拭い去ることはできなかった。
┗━━━━━━━━━━───−−−
.
┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 怖かった。
┗━━━━━━━───−−−
／: : : : : : : : : : : : : : : .＼
.:' : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :'.
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :':,
/: : : : : : : : : : ,ｨ: : : :./|: : : ,:ﾍ｀:.ヾ:､
. /'i: : : : : : .|: : ./ |: : :/ .v /.i: :７: :.',
. l|: : : : : ./i: / .|: :/ // |: ∧: :.|
. ﾘ、: : ./ |/i .|:/ /´ .ﾚ´,:ﾊ::.i
/|: ./ く/二＞.ﾘ ＜二ｽ ﾉ|::./
´ｲ ∧ |/ ∧/ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
. |/ ∧ ∧ ┃ そう、怖かった。
. /.:.:ﾊ _＿＿__ , '.:.:',. ┃
/.:.:.:.:.,＼ ￣￣ ／〈.:.:.:.:i. ┃ あの時お面を着けて立っていたできる夫からは、
∧.:.:.:.:.}_ .＞ _ ＜´ ./|.:.:.:.:i＼ ┃ 冷え冷えとした虚無と殺気が漂っていた。
／.:::.' ,.:.:.:ｌ / {.:.:.:/:::::.丶､_...┗━━━━━━━━━━───−−−
. ／.:::::::::::::.ゝ､〉 /／ﾍ_/::::::::::::::::::::.｀ヽ
. ,.:´.::::::::::::::::::::::::::::.＼ ／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.':.,
/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.｀ - ´.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 普段はニコニコしている姿に気を取られて、
＿＿＿_. ┃ できる夫の全身から発している気配に気付けなかったのかもしれない。
／_ノ ' ヽ ＼..... ┗━━━━━━━━━━━━━───−−−
／（ ≡） （≡）＼
／:::::::⌒ __´___ ⌒:::::::＼
. | |r┬-| |
＼ `ー'´ .,／
┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ それが仮面で顔が隠れたことで、
┃ べろりと剥き出しにされたような――
┗━━━━━━━───−−−
.
＿＿＿
／ノ ヽ＼
／（ ≡） （≡）＼ 美味い！
／:::::: __´___ :::::＼ このキムチ雑炊イケますね！
| |r┬ | | 実は準備で忙しくて夕飯食べてないんですよ。
＼γ⌒＿@-' ＿／
( ^ノ ￣ ヽ あ、酒も空けちゃいましょう。
＿＿＿_
／ ＼
……。 ／ _ノ ヽ_ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
__＿＿
／ ＼
やれやれ。酔いも醒めたし、 ／ ＼
第二弾が始まる前にほんとに戸締り見てくるお。 ／ ⌒ ー ＼
| （●） （●） |
次は何がやってくるかわからねーしお。. ＼ （__人__） ／
／ ｀⌒ ´ イ｀ヽ、
, ' ｀￣ ＼
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__） それなら俺も付いて行くよ。
| ｀ ⌒´ﾉ
. | } すぐ戻ってくるから酒の方は始めててくれ。
. ヽ }
ヽ ノ ｍm
/ ￣￣￣ つﾉ
| |￣￣￣
＿＿＿
やらない夫くん、ホラー映画の生存フラグ知ってます？ ／ ＼
／ノ ヽ ＼
一つ、酔っ払ってはいけない。 .／（● ） （● ） ヽ
一つ、セックスしてはいけない。 | ´ |
一つ、すぐ戻ると言ってはいけない。 ＼ ｰ=‐' ／
/ ＼
.
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀-､
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ＼
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ
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}:::::::::::::::::::::::::::::::::__ ,, }
}:::::::::::::::::::::::::::::'｀`'(;;;;;)ヾ＼ ＼ |
|::::::::::::::::::::::::: '￣´ ..,,_=ﾐ､ i
駄目ですよぉ、すぐ戻るなんて言っちゃ。 }::::::::::::::::::::::::::::: ￣`V l.
}:::::::::::::::::::::ヽ '´ ’/'_,. !
喉笛掻き切られますよ。 !:::::::::::::::::::::::::.. .. _ |
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.
／￣￣＼
／ ヽ_ ＼
（●）（● ） ｜ ＿＿＿_
（__人__） | ／ ＼
ｌ｀ ⌒´ ｜ .／─ ─ ＼
. { ｜ ／ （●） （●） ＼
{ / | （__人__） |
ヽ ノ ＼ ｀ ⌒´ ,／
／ ＾ヽ / ＼
| | ｜ |
.
／￣￣＼
／ ヽ_ ＼
（ ●）（ ●） ｜ ＿＿＿_
（__人__） | ／ ＼
ｌ｀ ⌒´ ｜ .／─ ─ ＼
. { ｜ ／ （●） （●） ＼
{ / | （__人__） | あいつ、
ヽ ノ ＼ ｀ ⌒´ ,／ 結構とんでもないやつかもしんねーお。
／ ＾ヽ / ＼
| | ｜ |
.
＿＿
／ ヽ
/ __,.ノ 、
| （ ●)(
| （＿_ﾉ｀,
| ﾝ′ ああ、そうだな。
_ﾉ ｀､ 7
,ｲ:. ヽ､＜ヽ,、___ ﾉ 正直、ほんとに殺人鬼が入ってきたかと思った。
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
'| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●
| （__人__） 大体、あいつどっから入ってきたんだ？
. | ﾉ 買い出しから帰ってきた時、絶対に鍵閉めたよな。
| ∩ ノ ⊃
／ .／ ＿ノ
(. ＼ ／ .／_ノ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
＿＿＿
二人揃って記憶障害にでもかかってなきゃだお。 ／）／ノ ' ヽ､.＼
ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ .／ .ｲ '（●） （●） ＼
/,'才.ﾐ) （__人__） ＼
……やっぱり閉まってる。窓も。 | ≧ｼ' ´ ⌒｀ |
＼ ヽ ／
.
／￣￣＼
／ _,.ノ ヽ､_
｜ ( ●) (●） こいつは不思議だろ。
｜ U （___人__）
.| __ﾉ__
| _／ ___＼ヽ_
､ '-／____ヽ |
ﾉ ､ .＿'-〈 、ヽ |
,´ ヽﾉ} |
/ { /
./ / / { ＿＿＿_
／ ＼
できる夫の事だから合鍵でも持ってるんじゃねーかお？ ／ ─ ─ ＼
手先器用だし、よく寮に遊び来てるし。 ／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
＿＿
／ _ﾉ＼
/ （一）
| （__人） ――それくらいしか考えられないか。
| ｌ
. | | くそ、いっぺんに酒が飛んじまったな。
. ヽ ﾉ
ヽ /
/ ヽ
| |
|. |
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ ただいまーっと。
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
＿＿＿
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （⌒） （⌒） ＼ おかえりなさいご両人。ちょうどこれから、
| ___´___ | いかない夫くんが３年に挿入寸前まで迫られた話をするところですよ。
ヽ、 `ー '´ ／
ノ ＼
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（●）（● ） |
なにそれ超気になる。 _ （__人__） |
ｆ!||} （｀⌒ ´ |
l r'ｱ { |
ゝ.〈 { ﾉ
{ | ヽ ノ
ゝ ￣￣ ` ,,ー ヽ
￣￣ '' ﾄ , |
.
ｎ
l^l.| | /）
| U ﾚ'/／)
＿＿＿ ﾉ ／
／ ⌒ ⌒＼ ｒニ |
／ （⌒） （⌒）＼ ヽ /
／ /// ___´___ ///＼ / ` /
| `Y⌒y'´ | ／
＼. ﾞー ′ ,／ ／
/⌒ヽ ー‐ ｨ ／
/ rｰ'ゝ ／
/,ﾉヾ ,> ｲ ／￣￣＼
| ヽ〆 | ／ ヽ､_ ＼
（⌒）（⌒ ） |
（__人__） |
（｀⌒ ´ |
. { |
⊂ ヽ∩ く
| '､＿ ＼ ／ )
､_ ＿ | |_＼ “ .／
ｨ-‐ ` Y ＜＿＿ ヽ､ ＿_＼_／
＿≦―'´＿＿ _二z<＿
＞ヾ ￣, -‐ ´￣｀┴＜
＜戈､ Y / ＼
>{ / l, ､ , ,l_ ､ ヽ
| ゝ{ l｀寸寸T ハT7 } ,､ l
∨ヾﾊ ∨ゝ （●） （●）|ハ|
ヾi∨| J |´
ヽT､,_ 'ｰ=-' _ ノ
| lヽ::ニヨ7l ＿＿＿_
└l´:::／ヽ |` ／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
暫くいかない夫君に優しくしてあげなきゃ。 . / , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
|ハ |oﾟ⌒ ⌒ﾟo / / ,/ﾚ′
`| ヽ 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
'ｲ／ヽ::::｀l┘
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （⌒） （⌒） ＼ そうしてあげてください。
| __´___ | 彼の心は菊門の代わりに犠牲となったのです
＼ `ー'´ ／
ノ ＼
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼ さて。
| __´___ |
＼ `ー'´ ／
ノ ＼
.
＿＿＿＿ ＿＿＿＿_
／ ＼／ ＼ ‐-､
､-‐ ／⌒ ⌒ ⌒ ⌒＼ __＿,ノ-､
､- !､,＿_／（● ） （● ） 彡 （ ●） （ ●）ヽ __＿,ノ
!､,＿__ l ___'___ ___'___ |
＼ ｀ー'´ 彡 ｀ー'´ ／
/ ヽ
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼
| __´___ |
＼ `ー'´ ／
ノ ＼
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| ___'___ |
＼ `ー'´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| ___'___ | 今夜はクリスマスイブですね。
＼ `ー'´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ 世界で一番自殺の多い日です。
| ___'___ | ヨーロッパでは凄いらしいですよ？
＼ `ー'´ ,／ 向こうではクリスマスを家族で過ごすことは当たり前だから
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 | 家族のいない人の孤独感たるや想像を絶するものだとか。
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
なんだお？お前も自殺したいのかお？ ／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
／￣￣￣＼
／ ノ ヽ ＼ いやいや、まさか。
／ （●） （●） ＼
| __´ _ | うちってクリスチャンなんですよ。
＼ ￣ ／ まあ僕は違いますけど。父は結構熱心ですよ。
⊂⌒ヽ 〉 く /⌒つ
＼ ヽ / ＼ ヽ /
／￣￣＼
/ ヽ､_ ＼
クリスチャンなら自殺は禁止されてるな。 .（ （● ） |
（人__） |
それで、何が言いたいんだ？ r-ヽ |
（三） | |
> ノ /
/ / ヽ /
/ / へ> <
|＿__ヽ ＼／ )
|＼ ／|
| ＼_／ |
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼
| __´___ |
＼ `ー'´ ／
ノ ＼
＿＿＿
／ ＼
／ - ヽ ＼
／ （● ） （● ） ＼
| _`___ |
ヽ、 ／
／ ＼
.
＿, - ､_
ｨ＝'´ r‐‐､ ｀¨¨¨ ー-､
乂 ,ｨ､ ヽ, ヽ.
,ｨ'/´＞‐ '/.i ｀ー ' ヾ､ﾉ ﾍ
ゝ．ｨ´ !ｰヽ ｀ヽ. ﾍ
,ｨ'´￣ ､ ｛-= ヽ. -‐ i ﾍ
,ｨ' ｀ヽ､i ｀ヽ i､＿ ヽ.
,ｨ' ､ ,' |'ヽ ﾍ _ ＼
∨ ｀ヽ,ｨ' i ｉ. ﾍ, __ ヽ.
. i ―冫' i .i ヽ'´ /
! '´ i V ヽ /
i ! i ! ,'
∨ ,' ,
∨ , ,
∨ , /
| ! ,'
. l / /
∨ ,' /
i ! i .|
! | ヽ!
/ ヽ. ヽ
,' ﾉ´ヽ ヽ
/ / ∨ ヽ
/ / .∨ ヽ
.
＿＿＿＿＿
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ＼ 僕は自殺なんてできない。
. ／ ＼
／ ´￣` 、 , 、＿＿ ヽ 自分を殺すくらいなら他人を殺します。
| |
| ´ (:::::::) ｀ ′(:::::::) ｀ | 殺されそうになったら、相手を殺してでも抵抗する。
| ´" " ´" " |
. ＼ ´ ／
. ＼ - ─‐- ／
／ヽ イ＼
／ ＼
.
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ_ ＼
／ （●） （●） ＼ ――誰かを殺したいのかお？
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
＿＿＿
／ ヽ､_ ＼
そんなんじゃありませんよ。 ／（● ） （● ） ＼
／::: __´__ :::::: ＼
――そんなんじゃないんです。 | ｌ^l^lｎー'´ |
＼ヽ L ／
ゝ ﾉ
／ /
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （○） （○） ＼ 多分、懺悔がしたいんだと思います。
| __´___ |
＼ `ー'´ ／
ノ ＼
−−− ─ ─ ─ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝
.
次の投下はまた近いうちにするんじゃないかと思いますので
その時にまたこのスレにて告知を行います。
ありがとうございました。
トリつけておいてはどうでしょう
読みやすくて楽しかった
先が楽しみ
間がたまらんです
中々にゾクッとする話だねえ。
このたまに背筋がぞくっとする感じが堪らんですｗ
本日18時頃に投下予定です。
予定より若干早いですがあと１０分位で投下始めます。
.
＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ─ ─ ─ −−−
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
. / , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
…………。 |ハ |（●） （●） / / ,/ﾚ′
`| ヽ 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
'ｲ／ヽ::::｀l┘
i´￣ ｀|::::|
j| |::::|
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
. / , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ | ﾁﾗ
…………。 |ハ |（● ） （● ） / / ,/ﾚ′
`| ヽ 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
'ｲ／ヽ::::｀l┘
i´￣ ｀|::::|
j| |::::|
.
／￣￣＼
／ __ノ ヽ
| （ ●） ）
.| （__人） …………。
| rつ
.| (（三）
ヽ ( <
ヽ ／∧ ∨
∠ /⌒ ∧ ヽ
( ＼ ／ / __＿)
|＼ '' ／|
| ＼_／ |
／￣￣＼
／ __ノ ヽ
| （ ー） ）
.| （__人） …………。
| rつ
.| (（三）
ヽ ( <
ヽ ／∧ ∨
∠ /⌒ ∧ ヽ
( ＼ ／ / __＿)
|＼ '' ／|
| ＼_／ |
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼
| __´___ |
＼ `ー'´ ／
ノ ＼
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼
| __´___ |
＼ `ー'´ ／
ノ ＼
ガタン
.
l /
／￣￣＼ ′／
／ _ノ ヽ
| （ ●） ）
| （__人）
| ｀ ⌒ﾉ
| r-‐､
ヽ （（三）
ヽ } 〈
〉 ,ｨ⌒ｧ ヽ
（ .＼／ 人＿_）
ﾄ､ ／|
|...＼_／ |
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ―
／ （ ●） （●）' ｽﾀｽﾀ
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ー‐ '
､_ ＿
ｨ-‐ ` Y ＜＿＿
＿≦―'´＿＿ _二z<＿
＞ヾ ￣, -‐ ´￣｀┴＜
＜戈､ Y / ＼
>{ / l, ､ , ,l_ ､ ヽ
| ゝ{ l｀寸寸T ハT7 } ,､ l
∨ヾﾊ ∨ゝ （●） （●）|ハ|
ヾi∨| u , |´
ヽT､,_ ― _ ノ
| lヽ::ニヨ7l
└l´:::／ヽ |`
ｶﾞﾁｬ
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （ ●） （ ●） ＼
| __´___ |
＼ `ー'´ ／
ノ ＼
ｶﾞﾁｬ
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
＿＿＿＿＿_
／ ＼
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／／ ｀ヽ /´ ｀ヽ ＼ ケーキ、持ってきたお。
／ | ● l l ● ） ヽ お湯も今沸かしてる。
| ヽ __ノ ヽ_ _ノ |
| （ i ） |
.､.ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ＾ ‐ー ／
ﾁｬｯ ノi ' ＼ 一ｰ ／
（ .::ｉ ／ ＼
) .:::::. ／ ＼
（ .:.::ｊ(O)
＼∠二二{
/| ｜
￣￣｀ヽ |
.￣｀ヽ { ├-
￣｀ヽ. }'― ' /
.
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;( ｽｰ...ﾊﾟｰ......
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
／ （─） （─ /;;／
| （__人__） l;;,´| 懺悔？神父ならうちの学校にもいるお。
./ ∩ ノ)━・'／ 話したいなら本職に頼め。喜んで聞いてくれるお。
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
／ （●） （─ /;;／
| （__人__） l;;,´| やる夫はご免だお。
./ ∩ ノ)━・'／ 嫌な話は聞きたくない。
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
.
､_ ＿
ｨ-‐ ` Y ＜＿＿
＿≦―'´＿＿ _二z<＿
＞ヾ ￣, -‐ ´￣｀┴＜
＜戈､ Y / ＼
>{ / l, ､ , ,l_ ､ ヽ
| ゝ{ l｀寸寸T ハT7 } ,､ l
∨ヾﾊ ∨ゝ （●） （●）|ハ|
ヾi∨|u , |´
ヽT､,_ ― _ ノ ／￣￣＼
| lヽ::ニヨ7l ／ ヽ､_ ＼
└l´:::／ヽ |` （―）（― ） |
（__人__） |
（｀⌒ ´ u |
.ｌ^l^lｎ |
.ヽ L ﾉ
ゝ ﾉ ノ
／ / ヽ
／ / |
￣￣ ＼
＼
＼
へ ＼
＿＼ ＼
/´ ,..:::::::::::.ヽ ヽ ＼
,' ,;:::::::::::::::::::', ', ＼ 駄目なんです――。
{ {::::::::::::::::::::::} ｝ ＼ 教会とか礼拝堂とか、神父とか、
'、 ヽ::::::::::::::／ / ＼ ああいう雰囲気がすごく苦手なんですよ、僕。
￣ |
|
| あそこにいるだけで無性に責められてる気持ちになる。
＿＿＿｜ 全く許してくれそうにない、あの雰囲気じゃ駄目なんです。
丶: : : : ／
ヽ:／
／.:￣￣￣￣￣＼
／: : : ＼
／: : : ＿ ＿ ＼
／: : : : ´ , ｀ ´ ｀ ＼
: : : : :／´ ｀ヽ r´ ｀ヽ. ＼ でも、もう自分の中にしまっておけない。
: : : ::（ f;;;;j l, l f;;;;j ） l 話したくて仕方ないんです。
: : : : ヽ_ ｀ _ノ ヽ_ ´_ ノ;;::: |
: : : : : : ´"''" ' "''"´ l
: : : : : : . . ` ／
＼: : : : : : :. ー -- - - ／
／ヽ: : : : : : : : : : : イ＼
: : : : : : : : : :.｀`ｰ- -‐'"´ ＼
: : : : . : : . : : . ＼
.
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
／ （●） （─ /;;／
| （__人__） l;;,´| ……なるほどね。
./ ∩ ノ)━・'／ ピストル構えてやってきたのは、人生相談のためかお。
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
ま、まあまあ、いいじゃないか。 （⌒）（⌒ ） |
聞いてやろうぜ。懺悔したいってんならさ。 （__人__） u |
（｀⌒ ´ |
そんなヤバイ話なのか？ . { |
聞いた後で警察に知らせるか迷うような話じゃないよな？ { ﾉ
mｍ ヽ ノ
（⊂ ￣￣￣ ヽ
￣￣￣| |
.
／.:￣￣￣￣￣＼
／: : : ＼
／: : : ＿ ＿ ＼
／: : : : ´ , ｀ ´ ｀ ＼
: : : : :／´ ｀ヽ r´ ｀ヽ. ＼
: : : ::（ f;;;;j l, l f;;;;j ） l
: : : : ヽ_ ｀ _ノ ヽ_ ´_ ノ;;::: |
: : : : : : ´"''" ' "''"´ l
: : : : : : . . ` ／
＼: : : : : : :. ー -- - - ／
／ヽ: : : : : : : : : : : イ＼
: : : : : : : : : :.｀`ｰ- -‐'"´ ＼
: : : : . : : . : : . ＼
.
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
. / , l、 、 , ､ | ヽ }< 何その反応怖い。
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ | まさかたった今殺ってきちゃったとか言い出さないでよ。
|ハ |（三） （三） / / ,/ﾚ′
`| ヽ u 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
'ｲ／ヽ::::｀l┘
＿＿＿＿
／ ＼
＿ﾉ ー ＼
うーん……。 （ ●） （ ●） ＼
| ' |
＼ ￣` ／
/ ヽ
/
.
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
／ （─） （─ /;;／
| （__人__） l;;,´|
./ ∩ ノ)━・'／
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
（ (
) ）
,.、 / ／
＿＿＿_ .| |l l ,´
／ ノ ヽ ＼ ＿-､i::| |ニニii '
／（ ー） （ー） ＼ /,‐ヽヽ`､||
／ （__人__） ＼ （ .〉〉/
| ) ( | ／ ノ
＼ `ー´､ ／ ／
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
／ （●） （─ /;;／ ま、いいお。
| （__人__） l;;,´| 聖夜に相応しく、ご希望通りに懺悔大会といこうじゃないかお。
./ ∩ ノ)━・'／
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
.
＿＿＿
／ ＼ r‐ ' _ノ
／:::::::::::::::: ＼ ＿ ) (_
／:::::::::::::::: ＼ （⊂ﾆﾆ⊃) ただし、繰り返すけどやる夫は神父じゃない。
|:::::::::::::::::::::::: | ｀二⊃ﾉ 迂闊に地雷踏んで重荷を背負わされるのは勘弁だお。
＼:::::::::::::::: ／ （( ￣
r'ﾆﾆヽ._＼. ／ ;; だから一つ、ルールを決めようや。
r':ﾆニ:_`ｰ三`: :く._ [l、
／: : : : : : :｀,ニ､: :_:_;＞ ／,ｨつ
. /: : : : : : : : / : : : ヽ＼ ,∠∠Z'_つ
| : :.:.:.:.:.: . :/: : : : : : l : ヽ. / .r─-'-っ
. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ''"￣: : :l: : : :l / ）:::厂
.
` ﾊﾟﾝｯ
＼ ,,_人､ノヽ
,ｒ‐丶 )ヽ （ ／⌒〉
丶 ＼ - ＜ ＞─ / /
ヽ ヽ ) て / /
} ヽ ／^⌒`Y´^＼ 丿 厂＼
、_ ／ﾉレｰ‐-､＼ レ- '⌒ヽ__ ヽ
´ ／´{ ｀ヽV_ _ ／ _,. イへ＼ ＼
∧0 ﾉヽr─-､___）一´- ､／ ） (⌒＞‐イ _∠´ /ｌ /! ＼ ＼
{. ﾊ | {、_ ＿_＿_) ／ (⌒( __｀二´-‐┬' ７/ｌ | ハ ヽ
ヽ､ハ ＼￣￣ - '´ ／ .＼ ￣ヽ、 _, ／ /∧リ-− 〉 〉
、 〈 ｀＞‐-｀ニ＞─＜ ＼,＿ ￣ 丿_∠´ 厂丶 / /
.
／: ￣￣￣￣￣￣ ＼
／: : : : ＼
／: : : : : : ＼
／: : : : : : : :.. ＼
.l : : : : : : : : ＿ ノ゛,, ;、､､ '⌒ゝ､ l お互いの身を守るための、ルールを一つ。
| : : : : : ::;;（ ● ）::::ﾉヽ::::::（ ● ）;;::: |
.l : : : : : : : ´"''", "''"´ l
＼: : : : : : . . （ j ） ／ それに従えお。
＼: : : : : : :.｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′ ／
_ノ＞'´小、 `ー―'´,),. /＼イ
＿,.二ﾆ-‐フ´ ／ ／!| ＼ ｀ ｰ --‐ , ｲl､ 丶、ト､__
,ｒ‐＜´ ／ ' /´ |ｊ ヽ、 __／ ' ﾊl、 ヽ ｀丶、 ／⌒〉
ノﾊ ＼ ／ ／ jl| ,' ｊゝｨ厂 ′/ｌ∧ ＼ ＼/ /
∧丶ヽ V / /ﾘ ; /⌒ｌ| ; / / ﾍ ヽ / /、
l l､ 、 } ヽ / ﾊﾉノ ／ ∧ ,' / / ﾊ ＼丿 厂＼
、_}／ﾉレｰ‐-､＼ / 、 |/'´ ／ ﾝ=c'､{ヽl ' / / }、 レ- '⌒ヽ__ ヽ
´ ／´{ ｀ヽV___､＞−-､ く /７个i/ ﾍ.0/ / ハ ／ _,. イへ＼ ＼
∧0 ﾉヽr─-､___）一´- ､／ ） ∨ / / jｌ ∨/=-、 (⌒＞‐イ _∠´ /ｌ /! ＼ ＼
{. ﾊ | {、_ ＿_＿_) ／ ／ / | / ＼ (⌒( __｀二´-‐┬' ７/ｌ | ハ ヽ
.
＿＿＿
／ ＼
……ルール？ ／ ノ ヽ ＼
／ （●） （●） ＼
| ´ |
＼ ⌒ ／
ノ ＼
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ そう。難しいことは言わねーお。
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ,／ 一つだけ、嘘を混ぜてくれればそれでいい。
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ お前ならこれで理解できるお？
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
.
／￣￣￣＼
／ ＼
／ ─ ─ ヽ
| （●） （●） |
＼ ∩__'__/777 ／
／ （丶＿//// ＼
＿＿＿_
／ ＼
なるほど。 ／ - - ＼
面白いですね、ソレ！ ／ （●） （一） ＼
| __´___ |
＼ `ー'´ ／
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
.
､_ ＿
ｨ-‐ ` Y ＜＿＿
＿≦―'´＿＿ _二z<＿
＞ヾ ￣, -‐ ´￣｀┴＜
＜戈､ Y / ＼
>{ / l, ､ , ,l_ ､ ヽ なにがなるほどなの？
| ゝ{ l｀寸寸T ハT7 } ,､ l
∨ヾﾊ ∨ゝ （●） （●）|ハ|
ヾi∨| , |´
ヽT､,_ σ _ ノ ／￣￣＼
| lヽ::ニヨ7l __ノ ヽ､,_ ＼
└l´:::／ヽ |` （●）（● ） |
（__人___） |
| |
| |
ヽ .ｲ_
ようするに、もしほんとにヤバイ話を聞かされても、 __「ヽｰ'ーｰ"／ L
どれか嘘だと思って聞けばいいってことだろ。 _, ､ -― ''":::＼:::￣￣::::／::::::ヽ、
/;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀'ｰ､
作り話だと思ってれば責任も感じないで済む。 / r二＼;;;:::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ､
i ;;;::::::::＼＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'､:::: !
/;;;;;:::::::::::::У￣＼ｰ, :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i:::::: |
l ;;;;;::::::::::::/／￣}<r´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |:::::: |
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ それじゃ、コーヒー淹れてくるから
| （__人__） | その間に話す事まとめとけお。
＼ ｀ ⌒´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
.
▼ 第一日 ━━━━━━━━━━┓
┃ 強風の晩. ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
☆
人
ノ::oゝ
ノ;;;;; ゝ
ﾉ::o;;::｡ゝ ＿＿旦＿
ノ.: ::◎;::::ゝ ∠二二二／＼
ノ..＆, ,.....].ゝ""_~_~_~_~_~_（三三三三()三()
/~,へﾆﾆﾆﾆ7 「从erry .Ⅹ’mas |三三()三()ヽ
. !<介> ,ヘ .,ヘー―,ヘ―‐.,ヘ┘ ,ヘ .<介> i
. |ヽ。.,,_ <介> <介> <ｲﾄ> <介> <介> ,_,,。ィ
| ~~"""'''''''''ー―-゛-"-――'''''''"""~~ : :|
| ::|
人 | ::| 人
,.(::0::)‐| ::|‐(::0::)-､
ヽ＿＿ ヽ。,, _,,。ィ ＿＿_ ノ
/ 人"''''''''ー―-――――''''' 人 "´ ＼
（＿ イ ,(::0::) へ 人 .へ (::0::) ﾄ 、＿ノ
ヽ。 ＿／ .＼ (::0::) ./ ＼＿ _ノ
￣ .ヽ、_ _.／ .￣
.
ｺﾄ
＿＿＿ ,. -‐- ..＿_
r──￣￣￣ ￣￣￣──＿＿ _,. -=彡‐ '´￣´ ￣ ｀ ─
∠´ ヽ /ﾆ´- ´ ＿__.
|-、 ＿ イｰ--‐=ﾆノ ＼
| `丶──--＿＿＿＿＿＿--──￣ ﾉ'､ ｀￣｀ヽj＿__ ｀丶..＿__
ヽ | （ゝ-──' ‐'｀)
ヽ | ｀ヽ‐----─ '´｀）'"ﾉ ,.--
,.,,ヽ | ／ゝ-r- ..___.,／,／─--‐'"
,,, ,,--''´r'ヽ ノ ／／ ヽ-─--'′
, .‐'´ -:'"゛ ＼ ／／／ `''ｰ-､
r' r' . : ::. ヽ , ＜二／''ｰ-､ ヽ、
（ lヽ､ . : :: ｀−-＿＿＿＿＿-−´:::ｊ ﾉ )
ヽ、 ヽ、 `''ー−、 ,,,,,,/,--‐'''´ ,.-'´
`''ｰ-､, 冖ｰ--､,l_ /`''ー'`''`''ー'-─'─‐-,ノ,,,,,,,--‐'''´ '''´
冖ｰ--､,_＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿,,,,,,,--‐'''´
＿＿＿＿＿
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ＼ ……僕、今ものすごく参ってるんですよ。
. ／ ＼
／ ´￣` 、 , 、＿＿ ヽ 生まれてこの方、こんな危険な状態は初めてです。
| | 精神的にってことですが。
| ´ (:::::::) ｀ ′(:::::::) ｀ |
| ´" " ´" " |
. ＼ ´ ／
. ＼ - ─‐- ／
／ヽ イ＼
／ ＼
.
＿＿＿
／ ＼
／ ノ ヽ ＼
／ （●） （●） ＼ 昼間に街でお二人と会ったでしょう？
| ´ | あの時も、僕、逃げてたんですよ。
＼ ⌒ ／ ダメなんですよ。
ノ ＼
.
,.．¨￣￣¨丶
. / ＼
/ ー ::::::::: ヽ,
幻覚を見るんです。 /（ ○）::::::::::::`ー
. i ::::: （ ○） |
＼ ´ /
＼ ー ＿_／
/ ＼
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__） おいおい、まさか危ないクスリヤッちまってるとかじゃないだろうな。
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ ﾋﾞｼｯ
/ く＿＿,-ｭ__ て
| ＿＿＿ 三） （
| | ￣ ´
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
まさか、そういうのじゃないんです。 | __´ _ |
＼ ￣ ,／
r､ r､／ ヘ
白い服着た女が追っかけてくるんですよ。 ヽヾ 三 |:l1 ヽ
＼>ヽ/ |｀ ｝ | |
ﾍ lノ `'ｿ | |
/´ / |. |
＼. ｨ | |
| | |
､_ ＿
ｨ-‐ ` Y ＜＿＿
＿≦―'´＿＿ _二z<＿
＞ヾ ￣, -‐ ´￣｀┴＜
＜戈､ Y / ＼
>{ / l, ､ , ,l_ ､ ヽ やだそれほんと怖い。
| ゝ{ l｀寸寸T ハT7 } ,､ l 誰それ。貞子？
∨ヾﾊ ∨ゝ （●） （●）|ハ|
ヾi∨| , |´
ヽT､,_ ― _ ノ
| lヽ::ニヨ7l
└l´:::／ヽ |`
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （⌒） （⌒） ＼ 僕の母です。
| __´___ |
＼ `ー'´ ／
ノ ＼
.
､_ ＿
ｨ-‐ ` Y ＜＿＿
＿≦―'´＿＿ _二z<＿
＞ヾ ￣, -‐ ´￣｀┴＜
＜戈､ Y / ＼
>{ / l, ､ , ,l_ ､ ヽ
| ゝ{ l｀寸寸T ハT7 } ,､ l
∨ヾﾊ ∨ゝ （●） （●）|ハ| えっ。
ヾi∨| , |´
ヽT､,_ ― _ ノ
| lヽ::ニヨ7l
└l´:::／ヽ |`
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（●）（● ） |
母ちゃんったって、おまえ、確か子供の頃に……。 （__人__） |
（｀⌒ ´ u |
{ |
{ ﾉ
ヽ ノ
ﾉ ヽ
/ |
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （⌒） （⌒） ＼ はい、死んでますよ。
| __´___ | でも追っかけてくる。
＼ `ー'´ ／
ノ ＼
.
＿＿＿＿＿＿_＿＿＿＿＿＿＿＿
／ _＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＼
／ ,ィﾆ=- ￣¨`㍉二三三二㌘"¨￣ -=＼ ＼
／ ,ィ三二ﾆ=- ￣ 二 ￣ -=ﾆ二三＼ ＼
／ ,ィ三二ﾆ=- -=ﾆ三三ﾆ=- -=ﾆ三＼ ＼
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. ／ ,.ｲ㌘ -=ﾆ二三三三三三三三三三二ﾆ=- ‐=＼ ＼
. ／ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
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| |. -=ﾆ二三三三三三三三三三三三三三三二ﾆ=- | |
| |ﾆ=- -=ﾆ二三三三三三三三三三三三二ﾆ=- -=ﾆ| |
| |三二ﾆ=- -=ﾆ二三三三三三三二ﾆ=- -=ﾆ二三| |
| |三三三三二ﾆ=- -=ﾆ二三二ﾆ=- -=ﾆ二三三三三| |
| |三三三三三三三二ﾆ=- ＿.二￣ -=ﾆ二三三三三三三三| |
| |三三三三二ﾆ=- -=ﾆ二三二ﾆ=- -=ﾆ二三三三三| |
| |三二ﾆ=- -=ﾆ二三三三三三三二ﾆ=- -=ﾆ二三| |
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| ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ |
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
実は一週間前に、家の片付けしまして。
その時に父の使っていた電気カミソリを見つけたんですよ。
それで、うちの母は僕が小学２年の頃に死んだんですが、
.
￣￣ ＼
＼
＼
へ ＼
＿＼ ＼
/´ ,..:::::::::::.ヽ ヽ ＼
,' ,;:::::::::::::::::::', ', ＼
{ {::::::::::::::::::::::} ｝ ＼
'、 ヽ::::::::::::::／ / ＼
￣ | 感電死なんです。
|
|
＿＿＿｜
丶: : : : ／
ヽ:／
.
／￣￣＼
／ _,.ノ ヽ､_ｿﾞﾜ
｜ ( ○) (○）
｜ U （___人__）
.| ｀ ⌒´ﾉ__ ――――。
| _／ ￣＼ヽ
人､ '､／ ￣ ヽ '､
_,／(:::::ヽ､ __'-r´￣ヽ v
_, ､ -― ''"::::::::::＼ :::::::::::::::j_γ |
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ r、
丿;;;;;;;;;;;:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゞニﾆ彡〉,
. i ;;;;;;;;;;;;;;;;::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::::∧^
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::∧i
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::|;;;;;:::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::∧|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;丿;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::::v
;;;;;;;;;;;;;;;;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::::ﾉ
.
／￣￣￣＼
／ ノ ヽ ＼ そうです。
／ （●） （●） ＼ 思い出したんですよ。
| ´ |
＼ ｰ=‐' ／ その時、母は風呂の掃除をしていた。
ノ ＼ そこにスイッチの入った電気カミソリが湯船に落ちた。
＿＿＿
／ ＼
／ - ヽ ＼
／ （● ） （● ） ＼ 僕がカミソリを落としたんですよ。
| _`___ |
ヽ、 ／
／ ＼
.
＿ _,
／￣￣＼ ＿__,＞ Ｙ´'ー-､
／ ノ ヽ､＼ ＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
. | （●）（●）| ＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
. | （＿人_）│ ／ ヽ ｀Ｙ′之＞
|. u ｀ ⌒´ | . / , l、 、 , ､ | ヽ }<
| | ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
. ヽ / |ハ |（●） （●） / / ,/ﾚ′
ヽ / `| ヽ u. 「)'/|/
.> < ヽ､_ ― _,.ィT/
| | l 7Eニ::ィ1│
| | 'ｲ／ヽ::::｀l┘
＿ _,
／￣￣＼ ＿__,＞ Ｙ´'ー-､
／ ノ ヽ､＼ ＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
. | （●）（●）| ＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
. | （＿人_）│ ／ ヽ ｀Ｙ′之＞
|. u ｀ ⌒´ | . / , l、 、 , ､ | ヽ }<
| | ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
. ヽ / |ハ |（●） （●） / / ,/ﾚ′
ヽ / `| ヽ u. 「)'/|/
.> < ヽ､_ ― _,.ィT/
| | l 7Eニ::ィ1│
| | 'ｲ／ヽ::::｀l┘
.
＿ _,
／￣￣＼ ＿__,＞ Ｙ´'ー-､
／ ノ ヽ､＼ ＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
. | （○）（○）| ＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
. | （＿人_）│ ／ ヽ ｀Ｙ′之＞
|. ｀ ⌒´ | . / , l、 、 , ､ | ヽ }<
| | ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
. ヽ / |ハ |（○） （○） / / ,/ﾚ′
ヽ / `| ヽ 「)'/|/
.> < ヽ､_ ― _,.ィT/
| | l 7Eニ::ィ1│
| | 'ｲ／ヽ::::｀l┘
.
__＿＿
／ ＼
／ ＼
／ ⌒ ー ＼
事故だろ。 | （●） （●） |
＼ （__人__） ／
／ ｀⌒ ´ イ｀ヽ、
, ' ｀￣
／￣￣￣＼
／ ― ― ＼
／ ;;;（◯）::::::（◯）;;;＼ 僕、母のことが嫌いだったんです。
| __´___ | そのことも思い出しました。
＼ `ー'´ ／
.
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ;::::::::⌒ ＼ 僕は見たとおりイカれています。
／ ;;;（◯）::::::（◯）;;; ＼ 落ち着きがなくて、なんにでも首を突っ込みたがる。
| ,__´___ ⌒ |
＼ `ー'´ ／ 僕と父は似ていましたが、母とは正反対でした。
／ ＼
父と同じクリスチャンでしたが、ずっと保守的で、厳格でした。 ,.．¨￣￣¨丶
母は父の破天荒なところに惹かれたそうですが、 . / ＼
やはり一緒になったら何かと苦労したようです。 / ー ::::::::: ヽ,
/（ ○）::::::::::::`ー
そんな父に輪をかけたような僕が、母には耐えられなかったんでしょう。 i ::::: （ ○） |
小さい頃は、毎日叩かれてました。 ＼ ´ /
父のような事を言うなとつねられて、だから僕は母が嫌いでした。 ＼ ー ＿_／
/ ＼
.
}
/ ｀`
/
i′
ヽ ¨`
`ヽ
{ __, ---- '´
ヽ - '´
ハ
∧
} ,. ＜
八 _,. ≦-‐─ﾍ ,.
＞‐＜ ハ ／
ｸｯ ノ
／
i´
ハ
∧
.
／.:￣￣￣￣￣＼
／: : : ＼
／: : : ＿ ＿ ＼ 学校から帰ると、風呂場から水を流す音が聞こえました。
／: : : : ´ , ｀ ´ ｀ ＼
: : : : :／´ ｀ヽ r´ ｀ヽ. ＼ 僕は何故だか、黙って風呂場に近づきました。
: : : ::（ f;;;;j l, l f;;;;j ） l 洗面台に電気カミソリが乗っていましたね。
: : : : ヽ_ ｀ _ノ ヽ_ ´_ ノ;;::: |
: : : : : : ´"''" ' "''"´ l そこははっきり思い出せる。
: : : : : : . . ` ／ 電気カミソリだけやけにくっきりと目に飛び込んできたんですよ。
＼: : : : : : :. ー -- - - ／ 僕はソレを手にとることがわかっていた。
／ヽ: : : : : : : : : : : イ＼
: : : : : : : : : :.｀`ｰ- -‐'"´ ＼ 母は僕が帰ったことに気づかなかったのか、こちらを向いてはいない。
: : : : . : : . : : . ＼
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／ ／:￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣:＼ ＼
／ ／ : : ＼ ＼
／ ／ : : ＼ ＼
／ ／ : : ＼ ＼
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.￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
$ ○
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ゝ（ 丿:::::
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,. :'.:´:.:.:.:.:.:.:.:.::｀ヽ､
／:::.:::..::..:::::.....::::::.:.:..::＼
.／::::::....:::.:::..::..:::::.....::::::.:.:.:::＼
/:::.....:::.:::..::..:::::.....::::::.:.:..::::::...:::::ヽ
|::::.....:::.:::..::..:::::.....::::::.:.:..::::::...:.::::..|
. |::::....:::.:::..::..:::::.....::::::.:.:..::::::...:::::... |
|:::..:::.:::..::..:::::.....::::::.:.:..::::::...:::::..:::..|
|::..:::.:::..::..:::::.....::::::.:.:..::::::...::::::..:::..|
|:.::::....:::.:::..::..:::::.....::::::.:.:..::::::...::::::.ｌ
. .|::::....:::.:::..::..:::::.....::::::.:.:..::::::...:::::....|
|::::::....:::.:::..::..:::::.....::::::.:.:..::::::...:::....|
|::::::....:::.:::..::..:::::.....::::::.:.:..::::::...:::....|
|:::::....:::.:::..::..:::::.....::::::.:.:..::::::...:::::...|
|::::....:::.:::..::..:::::.....::::::.:.:..::::::...:::::....|
|:::::::....:::.:::..::..:::::.....::::::.:.:..::::::...::....|
. .| l::::....:::.:::..::..:::::.....::::::.:.:..:lｌ::...::::: |
,.ｲ´|:::....:::.:::..::..:::::.....::::::.:.:|:::|:::....:::卜、
／.::::: |:::....:::.:::..::..:::::.....::::::.:│.|:::....::::|:::::＼
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＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （ー） （ー） ＼
| u ___'___ | 後のことはあまり説明出来ません。
＼ `ー'´ ,／ さっと緑色の手が伸びてきて、カミソリを掴みました。
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 | そしたらバチッという音がして、重たいものが倒れる音がして――。
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
｀ヽ､
｀
｀
｀
/／ ｀ヽ 気がつくと僕は通学路の途中で道草していました。
‐- .. 〃 ､ 改めて家に行くと、近所の人が騒いでいて。
‐- .. / ＼
￣／ ／ ＼ ＼ どうやら母はすぐには事切れず、
´ / ,__ { } ヽ ､ 助けを呼びに玄関まで這い出たそうです。
/ ,{ }＿_{ } ､ ', ｀ ､
. / y-‐''´{ ! ! !｀⌒ヽ､| ', ヽ
' ﾉ | } ', ', l iヽ.{, }
{ 'ヽ ', ', ', ', { ! ﾞ', {
ヽ } , } , } ', | ゝ.＿ﾉ
ゝ-' ゝ.＿ノ ゝ.＿ﾉ ゝ.＿.ﾉ
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＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （ー） （ー） ＼
| ___'___ | ――ふー…………。
＼ `ー'´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| ___'___ | 僕が殺したんですよ。
＼ `ー'´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
.
,′.: : :/ :|: ト .,_ノ}ｉ:.:|
./:〃⌒＼│:!: :! . ﾉ|:.:|
./: :i . }|: ﾄ-ﾄ､ ｌ :.!
/: :│ i .!|: | ﾄ､|: :!
.〃:Σ| ｌ }.|: | i} .|: :! それを思い出したのが一週間前。
/: : : : :!. | l !: ! rくつ :} その日から母があちこちに現れるようになりました。
./:.:: : : :.::l .| l !: ! iし'〉ヽ
/:.:ﾉ}.: : :.:.:} | }.|: | ,′ .〉
./／ .l:.: : : :.l | } !: ! 〃
/,′ ｌ: : : : :.| .|ﾉ |: | {
/ .ﾊ: : : : :| .| . |: | |
.{ /: : : : : :.| | .|: | |
/: : : : : : :.| | .|: | |
./: : : : : : : :.| | !:.| |
/: : : :从: ﾊ:.:| | ! | .|
./: : :.〃 |/ ',| ｌ {ﾘ |
/: :／ .{! { | .|
./／ ﾘ ,.! } .|
〃 〃{ .} .}
{! / | | |
/ .| . l l
/ ｝ } l
/. 〝､uuuｨ ヽ
/ ヽ
.
. .j'; : ', _ ｌ : : l: :,
ﾄ.}: :.:､ ´ ´ /:l: : :l : :,
ｌ: 'ｌ ::' '>､ ｲ:::::!: : l: : :',
|: ::'; : '.ﾐ::::::ヽ {::::::!: : ｌ: : : ',
| :::.:_:i : : ﾄ;~' ' j: : j‐r, ; _:',
. >ﾍ", !: : l_ =-t=‐r ー-=ﾍ`r､ `t 教室の窓や、本屋の中。
. } } ￣ !: : !. r＿￣_￣､ ｀!::l ＼ l
. l ヽ. ｌ ! : l ,〃.,介{､.>゛ __. |::| ヽ. l
l !'l ! : l《./ ｌl ﾚ' ,.ｲ ／, _ _!:!__. ﾍ ', 家の周りにも現れる。
l !l !ｌ::l ll T" / / !l',{,};:ﾊ ',
l ﾘ ' !:ｌ ｌｌ. ll ゛´ l:l{. ﾄ',
ﾊ V 'ゞ､ |ｌ !ｌ ',l｀ l:ﾊ ′
. l:::', } ｌ| !l ﾍ. ｌ::::'.
. j:::ﾊ ! j_l !ｌ l:::i:ﾊ. ヽ
l:::::::::ｌ. ! j_! ｌ::::l:::ﾍ. ',
. l::::::::::l/ V:::::ｌ:::::ﾍ l
. j::::::::::::l l:::::l::::::::ヘ､
.
＿＿＿_
／ ∪ ＼
γ⌒) ノ三三三ゞ(⌒ヽ 正直、怖くて仕方ない。
／ _ノ （＞）三（＜） ＼ `､ ここに来るまでに何時間かかったと思います？
（ <:::∪:::: __',__::::∪| ）
＼ ヽ ::∪:: `ー'´∪::／／
(ヽ三/) ））
＿＿＿ ( i)))
：／::::::::::::::::＼： ＼
：／ ⌒三 ⌒::::::＼ ） 家で一本ワインを空けてきました。
／ （○）}ililli{（○ ）::＼： 相当に酔っていないと、夜道を歩けないんです。
：| /// __´___::::///:::::| =3
＼ `ー'´::::::::::::／ ――ここに来る時も母は現れた。
⊂ヽ γ ヽ
i !ｌ ノ ﾉ !
⊂ｃノ´
.
＿＿＿
＿___,..／ ＼ 怒ってるんだ。――当然だ。
ノ ／ ＼ だけど、僕は、絶対に死なないぞ。
／ ／ ＼ 自分が生き残るために――他人を殺してでも―死んだり―――
| |::.. ...:::|
ヽ -一''''''"~~｀`'ー--､ ／-一'''''''ー-､.
ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
＿＿＿
＿___,..／ ＼
ノ ／ ＼ ………………。
／ ／ ＼
| |::.. ...:::|
ヽ -一''''''"~~｀`'ー--､ ／-一'''''''ー-､.
ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
.
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
寝た？ / , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
|ハ |（●） （●） / / ,/ﾚ′
`| ヽ 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
／ Eニ::ｨ -､ |
/::::;／ ヽ:::/:::/'::
/:::/へ ヘ/::::/:::
/:::::＼ ヾミ::::/|:::
（;;;;／| ＼;;;;ノ/:::
/ 〈:::
.
／￣￣＼
／ ヽ_ .＼
（ ●）（ ●） ｜
（__人__） | ……そうみたいだな。
ｌ｀ ⌒´ u ｜
{ ｜ うわ、ホントだ。
{ / 鼻近づけてみ、ワインの匂いプンプンするわ。
_. -: ´Λ _.へ｀ 、
r＜: : : : /:|: :、 ￣r' ＼ :＼_
/: : :ｌ : : : : : :＼`IエL>、 >ﾍ::Λ
|: : : ﾄ､: : : : : : : : : : : : : `ｰ／ : : V |
〈: : : :::: _ -¬-−―-､: : く:r ､: : : V ｝
/: : :_ン´: : : : ＼ ,___, ｨ ）: : :`く : : : ヘ|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;) ﾁｯ
／ （─） （─ /;;／ やっぱり聞かなきゃよかったお。
| （__人__） l;;,´| やる夫達の楽しいクリスマスを台無しにしやがって。
./ ∩ ノ)━・'／
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
／￣￣＼
_ノ ヽ､_ ＼
（●）（● ） |
なんともはや、だな。 （__人___） ｜
| u |
| .|
ヽ 、 ,ｲ
／ヽ,ー- ﾄ､
_, ､ -─ '".:.ヽ:.:.＼__ /ノ ﾄ、__
__ ,. ー 、...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:....
＼ r 、 _ ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::'ｰ､
} }/ ) V::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/:ゝ/ ./ __ V ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:.:.:.＼
}:::::ゝ ソ ,Y i::::::/::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:.:.:.:. ＼
.
､_ ＿
ｨ-‐ ` Y ＜＿＿
＿≦―'´＿＿ _二z<＿
＞ヾ ￣, -‐ ´￣｀┴＜
＜戈､ Y / ＼
>{ / l, ､ , ,l_ ､ ヽ
| ゝ{ l｀寸寸T ハT7 } ,､ l
∨ヾﾊ ∨ゝ （●） （●）|ハ| なんだか、色々と根深そうな話だね。宗教とか。
ヾi∨| u ,,, ' ,, |´
ヽT､,_ ⊂⊃_ ノ
| lヽ::ニヨ7l
└l´:::／ヽ |`
＿＿＿_
／ ＼
できる夫は否定してたけど、 / ─ ＼
めちゃくちゃキリスト教の影響受けてんじゃねーか。. ' （●） ＼
（ｌ､__） |
あんだけ自殺にこだわってりゃモロバレだお。. ⌒´ ／
｀ｌ ＼
ｌ ＼
.
／￣￣＼
／ _,ノ ｀⌒
｜ .（ ●）（●）
. ｜ （___人__）
| ﾉ 一応この学校もカトリック系だけどさ、
.| | 週１の礼拝とかうちらからすると単なる儀式にすぎないもんな。
人､ |
,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
'| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
＿＿＿_
／ ＼
あのつまんねー説法が ／ _ノ ヽ_ ＼
再難関の偏差値を突破しなきゃ聞けないってのも、 ／ （ー） （ー） ／^ヽ
笑えない『平等』様だお。 | （__人__）（ / 〉|
＼ ｀ ⌒´ 〈 ／ ⌒^ヽ
―――――――― ＼ _ _ ＿ ）
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ 一）（●）
| （__人__）
| ｀⌒´ﾉ でもそれが、
| ,.<))／´二⊃ できる夫にはプレッシャーになるんだな……。
ヽ / ／ '‐､ﾆ⊃
ヽ､ｌ ´ヽ〉
,-/ __人〉
/ ./. / ＼
| / / i ＼
|" / | > )
ヽ／ とヽ /
| そ ﾉ
.
＿＿＿
＿___,..／ ＼
ノ ／ ＼
／ ／ ＼
| |::.. ...:::| ＿ _,
ヽ -一''''''"~~｀`'ー--､ ／-一'''''''ー-､. ＿__,＞ Ｙ´'ー-､
ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒)) ＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
. / , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
で、この子どうしようか。 |ハ |（●） （●） / / ,/ﾚ′
`| ヽ 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
／ Eニ::ｨ -､ |
/::::;／ ヽ:::/:::/'::
/:::/へ ヘ/::::/:::
/:::::＼ ヾミ::::/|:::
（;;;;／| ＼;;;;ノ/:::
/ 〈:::
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ どうするも何も放置でいいお。
| （__人__） | どっかに運びこむにも、うちらも酔ってて余裕ねーし。
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
＿＿＿_
／_ノ ヽ､_＼
／（ ─）／)（─）＼…ﾌﾜ
／::::::⌒／／／)⌒::::: ＼
| ／,.=ﾞ''"／ | うちらも寝ちまおうお。
＼. i f ,.r='"-‐'つ ／ 時間決めた初日から寝坊で朝食えないとかたまったもんじゃねー。
／ ｉ _,.-‐'~ ＼
i ,二ﾆ⊃
／￣￣＼
／ ＼
| ー ‐ i
そうだな。意識すると目がシパシパするだろ。. | （● ） （● ）
| （__人__）
――ここにあるブランケットだけでも被せとくか。. | `⌒´i
ヽ. ﾉ
ヽ ノ
> <
| |
| |
.
. ＿ ＿_ ＿ ＿ ＿__ l | | | | | | |
| |￣￣￣￣￣￣￣| | |￣￣￣￣￣￣￣| ||――| ||￣| | | | | | | | | | |
| |二二二二二二二| | |二二二二二二二| ||――| ||二| | | | | | | | | | |
| |￣￣￣￣￣￣￣| | |￣￣￣￣￣￣￣| ||￣￣| ||￣| | | | | | | | | | |
| |＿＿＿＿＿＿＿| | |＿＿＿＿＿＿＿| ||＿＿| ||＿| | | | | | | | | | |
| | | | | | | l | | ||＿＿|_|| | | | | | | | | | | |
| | | | | | | l | | |l:―‐┼l| | | | | | | | | | | |
| |_l＿＿＿＿＿＿_,| | | | | !__| ||＿＿| ||＿| | | | | | | | | | |
| |＿＿＿＿＿＿＿| | | | | !__| ||＿＿|_||＿| | | 〜〜〜〜〜〜〜
| | | | | | | l | | |l:―‐┼l| | | |
| | | | | | | l | | || | || | | | ＿ ＿
| | | | | | | l | | ||＿＿|_|| | | | | |￣￣￣| ||
| | | | | | | l | | |l:―‐┼l| | | | | |￣￣￣| ||
| |￣￣￣￣￣￣￣| | | | |￣.| ||￣￣| ||￣| | | | |＿＿＿| ||＿__
| |二二二二二二二| | |￣￣￣￣￣￣￣| ||￣￣| ||￣| | | | |―‐┬‐| || ┬!!
| |￣￣￣￣￣￣￣| | |￣￣￣￣￣￣￣| ||￣￣| ||￣| | | | |l | | | || | ||
| |丁￣￣￣￣￣￣| | |￣￣￣￣￣￣￣|_||￣￣|_||￣| | | | |l | | | || | ||
| | | | | | | | | |_|l |_| |_|| |_||
. ￣ ￣ ￣
.
ヽ .| r==,、 ‖‖_/_/_/_/_/_/ ./
ヽ .| ｀＝´ ‖‖_/_/_/_/_/_/ ./
──────‐ヽ──────‐.|──────‐‖──────/───
＼ ヽ ＿＿＿＿_|＿＿＿＿＿＿.‖＿＿＿＿＿__/＿__
＼＿＿＿＿＿__ヽr'´￣￣￣￣''T￣￣￣￣￣'''‖￣￣￣￣￣'７￣￣｀ヾヽ
￣//二二二二二二｀li─────|─────‐‖─────/───ｎi⌒l
ヾヽ ヽ￣￣￣￣｀ヽ il | φ / n「i .| i
──ヾ-ヽ────‐ヽil────‐|────‐‖────‐/──nl^| i!.| .| .|
、＿＿_ヽ ヽ＿＿＿＿.',i!＿＿＿＿_|＿＿＿＿.‖＿＿＿＿/＿＿__.|.| .| | | .| .|
ヽ, l^l^h、,,,,,,,,,,,,,,,,,,i^h .| ‖ /,,,,,,,,,,,,_／|.| .| |.| .| .|
＿_ヽ＿‖i |.ト|:::| |::::| l|＿＿＿＿|＿＿＿_‖＿＿＿_/li三三三.| .|| ..| || .| .|
‖.l |.l .l:::i l::::i .|:::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.: : : :.:.:.:.:.:.:.|::|i::::::::::::::::| .|i ..| |i .| |
il .l |l .l:::l i::::| .|::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:: : : :: : :.:.:.:.:.:.:.|::|l::::::::::::::::l .|| ..| |l .| |
三三ﾆij l .|iﾆl:::l l:::i .|三三三三三三三三三三三三l::|i::::::::::::::::l |i .| |i .| |
三三ﾆij l .|ﾆl:::i .l:::l . |三三三三三三三三三三三三l::|l::::::::::::::::i ..|l .| |l i .|
ij .| .| ,l:::i .l:::l |::::::: : : : : :: : : :::: : : ::::: :: : ::l... ┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
.il .| | |::::| l:::i |:::::::::::.:.:.:.:.:.:.:: : : :: : : : : ::::::.|... ..┃ その夜はなかなか寝付けなかった。
┗━━━━━━━───−−−
.
| | ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
| | | ./ / | | |┃ 風が強い。
| | | / ／ / /＿__| |┃ 松籟館の老いた窓ガラスを轟々と震わせている。
￣￣| | / ／ / /＿＿_ ┗━━━━━━━━━━───−−−
￣￣| | |／ / / | | | |￣￣￣
| | | / / | | | |
| | / ／ '. | | | |
| | /| ／ / | | | |
￣￣￣￣￣￣| ‐- _ ／ | | | |
＿＿＿＿＿＿|＿＿＿＿| | | | |
二二二二二二二二二二二二二). | | | |
三三三三三三三三三三三三「＿＿＿＿| |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿| |＿＿＿_
三三三三三三三三三三三三l＿＿＿＿
三三三三三三三三三三三三 ､ | |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣| |￣￣￣
二二二二二二二二二二二二二).. | | | |
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣| | | | |
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿| | | | |
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|. | | | |
三三三三三三三三三三三三「￣. | | | |
三三三三三三三三三三三三] | | | |
三三三三三三三三三三三三ﾑ＿ | | | |
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿」￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／ |
───────── | ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
＼ | ┃ この広い寮にたった四人しかいないという心細さを
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿| ＿＿＿＿＿＿＿. ┃ 今更ながらに思い出す.
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣| ／ ┗━━━━━━━━━━───−−−
|∠＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__／ , '
| }三三三三三三三三三三三三三三三})／
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿| |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ |￣.／
L＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|／
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼
| __´___ |
＼ `ー'´ ／
ノ ＼
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
／ （─） （─ /;;／ ＿ _,
| （__人__） l;;,´| ＿__,＞ Ｙ´'ー-､
./ ∩ ノ)━・'／ ＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
( ＼ ／ ＿ノ´.| | ＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
.＼ " ／＿＿| | ／ ヽ ｀Ｙ′之＞
＼ ／＿＿＿ ／ . / , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
|ハ |（●） （●） / / ,/ﾚ′
`| ヽ 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
／ Eニ::ｨ -､ |
/::::;／ ヽ:::/:::/'::
/:::/へ ヘ/::::/:::
/:::::＼ ヾミ::::/|:::
（;;;;／| ＼;;;;ノ/:::
/ 〈:::
.
,′.: : :/ :|: ト .,_ノ}ｉ:.:|
./:〃⌒＼│:!: :! . ﾉ|:.:|
./: :i . }|: ﾄ-ﾄ､ ｌ :.!
/: :│ i .!|: | ﾄ､|: :!
.〃:Σ| ｌ }.|: | i} .|: :!
/: : : : :!. | l !: ! rくつ :}
./:.:: : : :.::l .| l !: ! iし'〉ヽ
/:.:ﾉ}.: : :.:.:} | }.|: | ,′ .〉
./／ .l:.: : : :.l | } !: ! 〃
/,′ ｌ: : : : :.| .|ﾉ |: | {
/ .ﾊ: : : : :| .| . |: | |
.{ /: : : : : :.| | .|: | |
/: : : : : : :.| ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
./: : : : : : : :.| ┃ できる夫の話は一体どの部分が嘘だったのだろう。
/: : : :从: ﾊ:.:| ┃ 相当に酔っていた彼が、果たしてちゃんとルールを覚えていただろうか。
./: : :.〃 |/ ',| ┃
/: :／ .{! { ┃ いくらできる夫の頭脳が卓越しているとて、
./／ ﾘ ,.! ┃ 子供の頃の記憶が当てになるのだろうか。
〃 〃{.... ┗━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
{! / | | |
/ .| . l l
/ ｝ } l
/. 〝､uuuｨ ヽ
/ ヽ
.
| |
| | | ./ / | | | | |
| | | / ／ / /＿__| |＿＿＿＿＿＿＿...... ┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
￣￣| | / ／ / /＿＿_ ＿＿＿＿＿＿＿＿..┃ ――風の音が聞こえる。
￣￣| | |／ / / | | ＿. ┃ さわさわと何かの音がする。
| | | / / | |.. ／ / ┗━━━━━━━───−−−
| | / ／ ' .| |. / / | |
| | /| ／ / j⌒´| | | { { | |
￣￣￣￣￣￣| ‐- _ ／ 「::::::::::::|＿| |_ ヽ ､_ | |
＿＿＿＿＿＿|＿＿＿＿| (:::::::::::::::::::::::| |:::) ― | |
二二二二二二二二二二二二二):::::::::::::::::| |/ | |
三三三三三三三三三三三三ｱ＿＿＿_::.| |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿| |＿＿＿_
三三三三三三三三三三三三l＿＿＿＿
三三三三三三三三三三三三 ､ ::::::::::::::::::| |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣| |￣￣￣
二二二二二二二二二二二二二) :::::::::::::::| |j⌒ｰ:::::〉 | |
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|:::::::::::::::::::::::::::::::::| |::::::::::::::{ | |
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|:::::::::::::::::::::::::::::::::| |:::::::::厂 | |
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣| ::::::::::| |:::::/ | |
三三三三三三三三三三三三ｱ￣:::::::::::::::| |::::{＿ | |
三三三三三三三三三三三三]::::::::::::::::::::::| |::::::::::::::! | |
三三三三三三三三三三三三ﾑ＿_:::::::::::::| |:::::::::::ノ. | |
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿」￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／ |
───────── |
＼ |
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿| ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣| ／ ／|
|∠＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__／ , '
| }三三三三三三三三三三三三三三三})／
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿| |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ |￣.／
L＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|／
.
. ／ 乂〃 //∧ヾ.ﾐ､ヽ ,{ _ノ , 〃
, ／ //∧ヾ/ヽﾆ､ _ _ィﾆ二.イ／､
__ ．イ /// ∨'´¨,ｲ/ヽ. ｰ’´ ／イ///,'ヽ ――やらない夫は松籟を聞いたことがないの？
∠'// .／/〉､//＞ ´ ヘ////////ﾟ，
｀′ ／///! ＼////＞ - イ７ ∨///////}
／/////{ ヽ〃//CV/Ｏ､ ﾊ///////,i
．＜//////∧ ｀ー - 二￣￣ ´ / V//////|
／///////////∧ ｀ ｰ _ﾉ ＼////∧
┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ できない子の声がする。
┗━━━━━━━───−−−
.
ｉ 八 | , , ヽ{ , , ヽ } |{⌒
| ヽ. ト ′ }ノ 八
|{ ）ハ . -‐ ‐- . 八 /
八 / ∧ ヽ У ｲ , 私はあるよ。
）ハ / 个 ｀こ´ ／ く￣ やらない夫には聞こえないの？
／ i l| i＞ __ イ l | }
|{ l| | :|ハノﾚ
. 八 . ＜三三三三三＞ .
. -‐＜///////////||/////////＞‐- .
／/////////////////,||////////////////｀ヽ、
//////////////////// ||////////////////// ﾊ
. ′////////////////// 八///////////////////i
ｉ/////////////////// / ∨/////////////////|
.
┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 翌朝は、
┃ 最低の目覚めだった。
┗━━━━━━━───−−−
.
―――――――――――――――………。。。
, ´ ￣￣ ｀ 、
/ ヽ
/ _,ノ_ ｀ヽ-、
/ (√丶丶´v 〉
ﾉ U { ) j あー…………、気持ち悪。
,.ｲ ､ V /
,／(:::ヽ.ヽ { r
_, ､ -― ''":::::::::::::＼::::ヽヽ., __r ／⌒ヽﾆ‐-、
/::::::::ﾞ:':､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V／.....￣ '.,:::::
丿::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::... '.,::: |
r ::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ::::::::::::::::.. '.,::i
/ ::::::::::::::::::::::: !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ::::::::::::::::::. '.,
/ ::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ :::::::::::┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 頭が痛い。
┃ 二日酔いで、口の中がベタベタしている。
┗━━━━━━━───−−−
.
皿
／￣XII￣＼
＿＿＿_.／／￣‖￣＼＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
|l|l|l|l|l|／／ .| ＼＼l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l||
|l|l|l|l|｜ |＿ ＼| .＿| ｜l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|ll|l||
|l|l|l|l|｜ |￣ ￣| ｜l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l||
|l|l|l|l|l|＼＼ ／／l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l||
.￣￣￣ ＼＼＿‖＿／／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＼＿VI＿／
┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 朝飯は１０時からだっけ。
┃ やる夫は起きてるんだろうか。
┗━━━━━━━───−−−
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
, -―- ､ ┃ 飯を食えるかわからないが、
/ ＼. ┃ しょっぱなからスケジュールを破る訳にはいかない。
/ ＼_ | ┗━━━━━━━━━━━───−−−
(●) （●） |
(_人__) u /
l｀⌒´ /
| ヽ
__!､＿___／ ＼
／､ ヽ r ､ ヽ
ﾊ ヽ Y｀l | > Y
{ ヽ_ゾﾉ | ﾚi i i}
｀¨´ ヽ ハ `'''
> / ﾍ
/ /ヽ ﾍ
_,/ / ご_ノ ﾓｷｭﾓｷｭ
（ ヽ /
＼__ノ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ ダイニングに近づくと、炊事の音が聞こえた。
┃ やる夫だろう。なんて偉大な奴だ。
┗━━━━━━━━━━───−−−
.
ﾊﾞｯﾀﾘ
r､〈},__
r≧o≦ー- 、 .ノ ､ 、 '_
<///7Tﾊ寸､ヽ ● ●） l 、
｀ﾐ({ （● ●小| （人__） |
l,ゝ -' ノ ヽ ノ
/:::::::⊿:Y / .ヽ
（ン〉 ,,|） （| | |
く/＿_ｊ_,〉 ゝl し'
し Ｊ ｀(＿ﾉ
.
､_ ＿
ｨ-‐ ` Y ＜＿＿
＿≦―'´＿＿ _二z<＿
＞ヾ ￣, -‐ ´￣｀┴＜
＜戈､ Y / ＼
>{ / l, ､ , ,l_ ､ ヽ
| ゝ{ l｀寸寸T ハT7 } ,､ l オハヨ。
∨ヾﾊ ∨ゝ （○） （○）|ハ|
ヾi∨| u ' |´
ヽT､,_ ⊂⊃_ ノ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
| lヽ::ニヨ7l ┃ さすがのできない子も勢いがない。
└l´:::／ヽ |` ┃ 酒はあまり強くないと言っていた。
┃
┃ それに昨晩は飲み慣れないワインを飲んだのも効いてるだろう。
┗━━━━━━━━━━━━━───−−−
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（⌒）（⌒ ） |
ああ、おはよう。. （__人__） |
（ |
{ |
⊂ ヽ∩ く
| '､＿ ＼ ／ )
| |_＼ “ .／
ヽ､ ＿_＼_／
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ それでも小奇麗な格好と、気持ち程度だが梳かしつけた髪で現れるあたり
┃ 女？のサガは偉大だと感心する
┗━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 二人揃って洗面台へ向かい、生気のない表情でうがいをする。
┗━━━━━━━━━━━━───−−−
ヽヘ ＼
＼＼, ヽ
| V∧ Vヽ,
/ │ ! V|ヾ ゝ
. ! │ │ | ヽ: ヽハ ＼
| ∧ ハ .│ | ﾊ ヾゝ::.:.:.:.:.:. ヽヘ
::, -┴ ､ ::/l :::ﾄ､ ::l ..:::Nl :.:.:.:.:.ヽ:.:. |
∠´ ヽ ::__:ｉ l :::l ｀､ :l .:::::ｊ:::.:.:.:.:.:.ハ:. , 二日酔いって堪えるんだね―。
￣｀~ヽ ｀y l l :∧:l＿_ ｀､ .::l ::::::::::::___:ｊ:::.:.:.:.:.:! j/ うう、何も食べたくない。
ヽ､ l/ /| -V￣ヽ W| ::::「二ヽ|.:.:.:.ﾘ V
､ l /イ´:::! __＿＿＿＿＿ | :::|┌j l.:.:.:/
_ ＼. L／ /!::::::| '￣|「::::::::::|「 〉 | :::|/／/ .:（
ｉ ノ｀'´ ∧ ヽ::| ￣￣￣ ´ l ::::| ／ :.:ゝ＼
二__ __ ,イ / ｀ } ::::|く´ :.| `ー
|| |「 |l | r､ ,ィ :::::| ヽ jﾉ
.
／￣￣＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ／
／|｀ー‐--‐‐‐―i＼
l ||＿＿＿＿＿|| l ﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝ
| ⌒､l| / / ﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝ
― ＼ ⌒っ―|l―／ ／――
＼￣￣`ｰ-|＼＿＿し "＼
＼ l| <ヾ,) ＼＿ )=三＝
＼ ＼| |l ＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 台所では、やる夫が朝食の支度をしている。
┃ てきぱきとした手際だ。昨日の影響がないのだろうか？
┗━━━━━━━━━━━───−−−
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | u （__人__） すごいなやる夫。
| ｀ ⌒´ﾉ よく朝飯食えるなお前。
. | }
. ヽ }
ヽ ノ ｍm
/ ￣￣￣ つﾉ
| |￣￣￣
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼
l ⌒（__人__）⌒ ｌ
＼ ｀⌒´ ／
／ ＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ やる夫はニヤリと笑って、調理へと戻っていく。
┗━━━━━━━━━━───−−−
.
／￣￣＼
／ ─ ─＼
／ （●） （●）＼
| （__人__） | 二人とも、できる夫起こし行ってきてくれお。
＼ ／ 多分凍死しちゃいないだろうし。
／|｀ー‐--‐‐―'|＼
/ |＿＿＿＿＿|| _,ヽ
｛ （つE三三三三ヨし､)
｀T￣ﾉ | T´ ＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
. / , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノﾍ ））
りょうかーい。 （（ ,ﾍ, |（●） （●） / / ,/ /
'､ `| ヽ 「)'/|/ /
＼ヽ､_ ― _,.ィT/=/
< l 7Eニ::ィ1 〉
ゝ'ｲ／ヽ::::｀ ､ ／
i´￣ ｀ヽ::|
j| <
／ ヽ ＼
.
,, -──────‐-,
ｌ´￣￣￣￣￣￣￣｀l |
| ＿ _ ＿ _ ＿＿,_ ＿l |
／´｀l ／ ／ | ＿
／ ' ｌ＿＿_ ｌ'´￣ ￣￣￣￣￣￣｀ｌ ／. ／ ／＼
. ／ , ' ／ ／ﾞl `ー───────‐'' ／ ／ ／|
／ ／ , ／ ／ ／￣￣￣￣￣￣￣ ／ｌ | ￣｀＼／ II|_
l´｀l , ／ ／ ／ ／／」 | |l／／ |
| l／ ／ ／ ／ ／／ | |／ .|
｛ ￣￣｀l_／ l二二二二二二二二l／ ||￣￣￣|| ／
￣￣￣ |_|_| |_|_| ||＿＿＿||／
.
／||ミ
／ ::::||
／:::::::::::||＿＿＿＿
|:::::::::::::::||／￣￣＼|| ｶﾞﾁｬ
|:::::::::::::::|| _ノ ＼＼
|:::::::::::::::||（ ●） （●）|
|:::::::::::::::|| （__人__） |
|:::::::::::::::|| ｀ ⌒´ | おーい、できる夫。
|:::::::::::::::|| } 生きてるか―？
|:::::::::::::::|| }
|:::::::::::::::||ヽ＿__ ノ
|::::::::::::::(___＿＿ノ´||
|::::::::::::::(_ノ ／ . . . ||
|:::::::::::::::||／ ||
|:::::::::::::::|| ||
|:::::::::::::::|| || ＿＿
＼:::::::::::|| || ／..::::::::::::::..＼
＼ ::::||￣￣￣￣ ／..:::::::::::::::::::::::::.＼
＼|| ／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼
| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | ｽ―――
＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
,. -‐'´..:::::::::::::::::::::...｀丶､
ﾉ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....ヽ
,,,,、 ,,,,,、
,! .,i´:iｰ匸ｌ ┬-、 /｀ ,lﾞ
│.l＿ ﾞ‐'ﾟ″ .|,,,ﾉ .,,,ο | ,i´
,lﾞ /i､｀,! _,,-'彡'"｀ .|丿
/ / ｀" ,―''''ﾞン'"｀ _ﾚﾞ
lﾞ丿 ｀'-‐" ,i´丿
｀｀ ｀"｀
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ○）（○）
. | Ｕ （__人__） うおっ！
| Ｕ |r┬-| 彡
. | ｀ ⌒} 彡
. ヽ }
ヽ ノ
／ ＼
/ /＼ /￣＼＿＿＿＿l⌒l
| | ＼ / ヽ ＼_＿＿＿＿|
Σ(⌒ノ ゝ ＼＿_）
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | Ｕ （__人__）
| Ｕ |r┬-| お前なあ、昨日食ったもん全部戻すとこだっただろ。
. | ｀ ⌒} 気をつけてくれよ。
. ヽ }
ヽ ノ
／ ＼
/ /＼ /￣＼＿＿＿＿l⌒l
| | ＼ / ヽ ＼_＿＿＿＿|
Σ(⌒ノ ゝ ＼＿_）
＿＿
／..::::::::::::::..＼
／..:::::::::::::::::::::::::.＼
／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼
| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
,. -‐'´..:::::::::::::::::::::...｀丶､
ﾉ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....ヽ
.
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ ―――― 誰だ。 |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
.
! ﾞ' :.:.:.:.:.:::::::::/
ヾ,:: ー - ..:::::::::::::::::::x'
ヽ、 :.:.::／ 〉i;ヽ.,__
_,イ,'｀ーｧ---;;;;;;／ / i: ; : ;i ｀'‐-- .,_
_, ィ: ;:/| i i ／ / ./; : ; : !: : : : : : : ￣: ‐- 、
,. -‐': ; /; : ;i | ,.人 _」ヽ / /: ; : ; : |; : : : : : : : : :／: :ﾍ
／; : ; : ; : ;/: ; : i |;:;:;i / | /;:;＼/ ,': ; : ; : ; |; ; , , ; ; : ; /: : : : : ',
i:',: ; : ; : ; : /: ; : i! |;:;:;i ヽノ /:;:;:;/ / ; : ; : ; : |; : ; : ; : ; /: : : : : : :.',
,:': ;',: ; : ; : ;:/: ; : ;i! ';:;i i /;:;:;:/ /: ; : ; : ; : :| : ; : ; : ;/ ; : ; : ; : : : i
i; : ; '、: ; : ;/: ; : ;: ':,r==く;:;／ /; : ; : ; : ; : |; : ; : ;:;/: ; : ; : ; : ; : : i
|: ; : ; :i; : ;/; : ; : ;ｉ Y;:;:;:} j丶,: ; : ; : ;.;.|: ; : ; :/; ; ; : : : : : : : : :}
| ; i ; : l: ;/: ; : ;ノi 」ﾞﾞ'ﾚ l: : :.＼‐-, : |; : ; :i/: ; : ; : ; : ; , : : : :|
|: ; : ; ::l:└ フ´::i Y;:;:;:;:;Y !: : : : : ＼￣: ; : ;:!..┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
|; : i ; : l: ;イ: : : | |;:;:;:;:;:| i : : : : : : : ＼; : ; :i; ┃ はっとするほど冷たい声だった。
┗━━━━━━━───−−−
.
＿ _,
／￣￣＼ ＿__,＞ Ｙ´'ー-､
／ ノ ヽ､＼ ＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
. | （●）（●）| ＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
. | （＿人_）│ ／ ヽ ｀Ｙ′之＞
|. u ｀ ⌒´ | え…………？ . / , l、 、 , ､ | ヽ }<
| | ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
. ヽ / |ハ |（●） （●） / / ,/ﾚ′
ヽ / `| ヽ u. 「)'/|/
.> < ヽ､_ ― _,.ィT/
| | l 7Eニ::ィ1│
| | 'ｲ／ヽ::::｀l┘
┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ できる夫の顔を見てぎょっとした。
┗━━━━━━━───−−−
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ できる夫の眼は憎悪に燃えていた。
┃ 肌は青ざめ、ぶるぶると震えている。
┗━━━━━━━━━━───−−−
―――――――― ､
／::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :＼
／:::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : :＼
／::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : : : : : : ＼
./:::::::.:.:.:.:.:. : : : : : : : : : : ヽ
/::.:.:.:.: : : : : : : :.
|.:.: : ≧ﾆ=ミ ノ |
|:. : ／ __ ｀V, |
|: /´ ( 0 ) Ⅵ :ｉ|ｉ:ｉ|ｉ: 廴≦幺=ﾆ二¨ .|
| i{ 川 li|il 从 ( 0 ) }ｉ |
| ≧=― ‐=彡 ミ´¨¨｀=≦'ﾞ :::|
.:. ;;l /
ヽ. /
／＼. ,_,.ｨ≦三三三三≧ｭ､_, ／＼
／ ｀~´ ｀~´.: : : : :.:.:.:.:.＼
.
／￣￣＼
／ _,.ノ ヽ､_
｜ ( ⌒) (⌒）
｜ U （___人__）
.| ﾉ__ あー、どうした？
| _／ ￣＼ヽ 気持ち悪いのか？
人､ '､／ ￣ ヽ '､
_,／(:::::ヽ､ __'-r´￣ヽ v
_, ､ -― ''"::::::::::＼ :::::::::::::::j_√ |
/.:::::::ﾞ:':､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ r、
丿::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゞニﾆ彡〉,
. i ::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::::∧^
/.::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::∧i
::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::∧|
:::::::::::::::::::::::丿::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::::v
:::::::::::::::::::::ｲ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::::ﾉ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 自分でもどこか見当違いだなと思う質問を尋ねる
┃ しかし、できる夫の怒りの理由など読み取りようがないのだ。
┗━━━━━━━━━━━━───−−−
.
＿＿＿_
／ノ ヽ､_＼ r ⌒j
／（ ○）}liil{（○）＼ / /
／ ＿'＿_ ヽ/ / ／ ） 誰だって聞いてるんだ！
| |i|||||||i| / / ／ ／ あんなことをしたのは！！
＼ |ｪｪｪｪ| / '` ´ ／
r´ (⌒'ー―- イ′ ´廴
/ ＞ 、 ヽ _ ￣￣￣)
/ -､ } ( ￣¨´
/ ヽ._ __ ＼ ＿ _,
｀ --‐'´ ｀ﾞ' 、_.) ＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
. / , l、 、 , ､ | ヽ }<
あんなこと……？ ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
|ハ |（三） （三） / / ,/ﾚ′
`| ヽ u 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
'ｲ／ヽ::::｀l┘
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒::::＼
／ （○）}ili{（○）::::::＼
| __´___ :::::::|
＼ `ー'´ ...:::::／
., - ―===- .、
／ ＼
/ ＼
j .:.:::::::::::::::＼_j ＼
| .:.:::::::::::::::::::r‐ﾐ'/⌒} ヽ
ノｲ .:.:.:.:.:.: } ﾉ _ ﾑ .|
￣｀ヽー- ､ __ ／了|´ ／ノ ヽゝ .| ……ﾁｯ
.ヽ:..:..:..丶:..:..:..}:..:..::| | / { |
:..:..l:..:..:..:..:..:..:..!:..:..:..| l く｀{ i .|
:..:..:l:..:..:..:..:..:..:l:..:..:..:.| l ｀ｿ＿ }_/
ｰ..､｀ヽ:..::..::/..:::.::.::.:.l ヽ ＞≦--.､ヽ /
二:..ヽ:{:..:.::.:＞ー::´::| ／ｸ′:..:..:..::.::.＼ヽ ／
::.::.::.:ｰヽ::.::|::.::.::.::.::.::.|^>':..:..:..:..:..:..::.::.::.::.:ヽV
::.::.::.::.::.:{::.::.:l::.::.::.::.::／:..:..:..:..:..:..::.::┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ できる夫は小さく舌打ちをして、リビングルームへと戻っていく。
┃ ついて来いということだろう。
┗━━━━━━━━━━━━───−−−
.
＿＿
／..::::::::::::::..＼
見ろ。. ／..:::::::::::::::::::::::::.＼
／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼
| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
,. -‐'´..:::::::::::::::::::::...｀丶､
ﾉ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....ヽ
.
:::::::::::::::::::::::::::::::||::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::||:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::||:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::||::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::||::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::||,. - ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::_:ノ !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::/ _,､ ,.j'´）:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::/ ｲ::::ｿ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::i ,ゝ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::l 〈:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::ｌ 丶.:::::::::::::::::: ぎぃ… :::::::::::::::
::::::::::::::l ヽ.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::ｌ , ﾍ!::::::::::::::::::::::::: ぎぃ…
::::::::::::::l ヽ.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.
＿ _,
／￣￣＼ ＿__,＞ Ｙ´'ー-､
／ ノ ヽ､＼ ＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
. | （○）（○）| ＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
. | （＿人_）│ ／ ヽ ｀Ｙ′之＞
| ｀ ⌒´ | . / , l、 、 , ､ | ヽ }<
| | ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
. ヽ / |ハ |（○） （○） / / ,/ﾚ′
ヽ / `| ヽ 「)'/|/
.> < ヽ､_ ― _,.ィT/
| | l 7Eニ::ィ1│
| | 'ｲ／ヽ::::｀l┘
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 一瞬、それは本物の死体のように見えた。
┗━━━━━━━━━━───−−−
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!::::::::::::::::::::::／;;|::::::､:::::::::::::::::::::::::::::::::∨
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|:::::::::::::::::／;;;;;;;;|:::/;|:::::::|､:::::::::::::::::::|;:::∨
/;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::／;;/;;;;;;;;;|/;;;;|::ﾄ､|ﾊ:::::::::::::::::::!ヽ:∨
/;;;;/!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／|;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;|::::::::::/;;;;/.!;;;;;;;;;;;;;;;;;;|/;;ﾘ;;ﾊ:::::::::::::::::|;;;ﾍ::i
|;;;/ !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:.:.:|;;;;;;;;;/.|;;;;;;;;|:::::::/;;;;/:.:j;;;;;;;;;ｨ;;;;;;;;|;;;;;;;;;;ﾊ::::::::::::::::|､;;:ﾊ|
|;/ .|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ト.;,_|;;;;;;/:: :|;;;;;;;;!:::/;;;;/:.:.:ﾑ;;;;;/:|;;;;;;;ハ;;;;;;;;;|:::::::::::::::::!ﾍ;;;;;!
|;′!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:.:!:::::::|;;;ﾑ!:::::|;;;;;;;;ﾚ';;;;/:.:.:./;;;;;/:.:j;;;;;/ .Ⅵ;;;;|:::::::::::;::::| Ⅵ
|′i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾑ=止:::ト|入:::::::!;;;;;;;;;;;;/:.:.:.:/;;;ﾒ: .:.:.|;;/-=ﾆ;И;;;j::::::/||;l:::| l:|
. |;;;;;;;;;;;;;;;;､;;;;;;;;;ﾍﾆ三三≧.､:＞|;;;;;;;;;/:.:.:.:/才:.ィ升ﾚ三ﾆ/ｿ !;;/::::/;;;ﾘ;|:::! ﾘ
. ,';;;|;;;;;;;;;;;;;;∨;;;;;l:.:.ヾ三三三≧. |;;;;;;/:.:.:.:/ｲ∠三三三;イ ./;/:／;;;;;';;;l:::|
. /;;/|;;;;;;;;;;;;;ﾍ`;;;;ﾊ:.:.:.:.:.:!:::| :.:.:.:.:.:.:|;;;/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:￣了 //ｲ;;;;;;;;;;;;;;;;l:::|
/;/ |;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ､;;;ﾍ:.:.:.:.:!::| .:.:.:.:.:.:.Ⅴ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!ヽ､ ./;／/;;;;;;;;;;;;;;;;!::|
./ｲ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ:､ﾍ:.:.:.';:| .:.:.:.､;,;,__:.:.:.:._;;;:.:=＝‐''":.| メ< ／;;;;;;;;;;;;;ﾄ､ﾊ:∨
. /!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|､`＼:.ﾍ!:.:.:.:.:.:.:￣¨ﾞ""¨´:.:.:.:.:.:.:.:./ ./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!､ヽ;､∨
/:.:|;;;;;;|､;;;;;;;;;;;;;;;!:ヽ:.:.:.:.:､;,__:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_;,ム-‐ .,ｲ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|:.ヽ.ヾ:∨
. /:.:.:.|;;;;;;|.ヽ;;;;;;;;;;;;∨.＼:.:.:.:.:¨｀ﾞ''''＝＝=＝＝'''":ﾌ ／7;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|:.:.:.＼`＼
/:.:.:.:.:|;;;;;;!:.:ﾊ;;;;;;;;;;;;;＼:.:.＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ ／:.:/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|:.:.:.:.:.:ヽ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ しかしそんなはずはない。
┃ よく見ればそれは、シーツを縛って人型に似せただけの、人形だ。
┗━━━━━━━━━━───−−−
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 顔の部分には、できる夫が昨日被っていたお面。
┗━━━━━━━━━───−−−
.
-=ﾆ.¨¨¨ﾞ ヽ 〃／ ∠,. --､
,ゝ､ ｀′ ｀ー､
ノ ‘，
_ ＿ ／ ,､ ､ ヾ=-' _,
｀ー- ｧ＝" ﾄ､ 〃ﾊ ＼ ＼＿二ﾆイ
/ i .ﾄ､∨,'/'∧ i､ヽ ﾞ｡
ｲ l :|壬三ﾆ≧ｿ¨｀ヾ. ､ ヾ=-'
／ / 人:! ）'`ーヾ.＼
／, .,′ ／ ヽ ´ ＼ﾐﾆ=-
ｰ=ニ.イ ,' i ,′ ､ ＼
! { .|.{ , / ｉ ｀ヽ
ﾉ .} ﾊ ﾊl ,' ./ .,′ } ､ ﾟ ､
〃 ﾉ' ﾍ:{ ヽ. ,′ ,′ { i ﾊ ﾞ､ ヽﾞ .
ノイ ´ {ヽ ,' { / ! ,ﾑ=}=ﾘ-i､ ﾟ， i､ﾞ，
／´ .{ i ! ,ﾟ _ ,ィ=/＝!‐- , イ .,'__ハﾄ. ! i :!ヾi
ヾj! , ∧ ,ィ" ハ!＿ !_ ,ｨ 〃 ﾉノｨﾁらミlﾊ :} l ; ﾘ これは……。
} ,{ ,' ∨， l { ,ｨﾃ芸ﾐ/ !' ／´ （__¨ﾘ ″ﾘ ﾉ;j! /j! ′
/／ l ハ ∨，! i､!《 {__¨ﾘ′ﾉ´ ｀¨´ ﾞ ' }'Ⅵ/i !
. /´ ﾟ.! ,} ,､ }∧ヾ ､ヾ､"｀¨´ ノｲ/ﾉ'/
. ／ 乂〃 //∧ヾ.ﾐ､ヽ ,{ _ノ , 〃
, ／ //∧ヾ/ヽﾆ､ U _ _ィﾆ二.イ／､
__ ．イ /// ∨'´¨,ｲ/ヽ. ｰ’´ ／イ///,'ヽ
∠'// .／/〉､//＞ ´ ヘ////////ﾟ，
｀′ ／///! ＼////＞ - イ７ ∨.... ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
／/////{ ヽ〃//CV/Ｏ､ ﾊ/. ┃ 明らかに首吊りを模した人形だった。
．＜//////∧ ｀ー - 二￣￣ ´ / V ┃ そのグロテスクな光景に、俺もできない子も声を失う。
／///////////∧ ｀ ｰ _ﾉ ┗━━━━━━━━━━───−−−
.
＿＿
／..::::::::::::::..＼
これは、昨夜の僕の懺悔に対する. ／..:::::::::::::::::::::::::.＼
答えと受け取っていいんですね？ ／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼
| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
,. -‐'´..:::::::::::::::::::::...｀丶､
ﾉ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....ヽ
.
||
||,. - ､
_.ノ !
/ _,､ ,.j'´）
/ ｲ ｿ
i ,ゝ
l 〈
.ｌ 丶.
l ヽ.
ｌ , ﾍ!
l ヽ.
.
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| おーい、朝飯できたおー。 ＞
ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 台所からやる夫の呼ぶ声がする。
┗━━━━━━━━━━───−−−
／￣￣＼
／ _,ノ ｀⌒
｜ .（ ○）（○）
. ｜ U （___人__）
| ﾉ
.| |
人､ |
,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
'| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼ ┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ ┃ そちらに振り向くできない子。
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ} ┃
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ. ┃ 人形を呆然と見上げる俺。
┗━━━━━━━───−−−
.
, -‐ ´￣｀ ‐- .
,. ‐´ ｀ヽ､
／: : : : : : : : : : : : : : : : : 'ﾊ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾊ
./ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾊ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾍ
.ｉ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾍ
| : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .}
ｉ : : : : : : : : : : : : : : : ､. : : : : ＿ /
,.-'´￣￣｀''' : : : : : : : : : : : ｀￣ ￣｀'ヽ'
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ,
/: : : : : , : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾊ
,ｉ: : : : : |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 、: : : : ﾊ
／´: : : : : : }: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ: : : ﾊ
/: : : : : : : : ｉ': : : : : : : 〃: : : : : : : : : : : : ヽ､: : : ｉ､
/': : : : : : : ｉ: : : : : : : '": : : : : : : : : : : : : ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
/ : : : : : : ｉ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ┃ 床を見つめ、
ノ' : : : : : : ／ｉ : : : : : : : : : : : : : : : : : : ┃ 怒りに立ち尽くすできる夫。
┗━━━━━━━━━━───−−−
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 冬の休暇は始まったばかりだ。
┗━━━━━━━━━━───−−−
−−− ─ ─ ─ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝
.
次の投下は来年のどっかで行います。
その時にこのスレにでご報告させて頂きます。
良いお年を。
本当に誰がやったんだろう…
この中の誰が…怖いなあ…
間の取り方が本当にうまい、ぞくぞくするわｗ
それと明けましておめでとうございます！
謎が謎を呼んでるなあ
明日の21時頃を目処に投下をしたいと思いますが
もしかしたら延期になるやもしれません。その場合は追って連絡します。
よろしければ目を通してやってください。
おもしれー
＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ─ ─ ─ −−−
_..-'" ／
_..‐'´ ／
,..ｒ'" _,,.. -'''" ,． . ／ ／
／ . _,,, -‐''"゛ ,..-'゛ ／ .,..-'"゛
／ ＿_ -‐''"゛ _..-'" _..‐" _..-'"
__,....=┴ｰ¬''¨二＞¨´ _.. ‐'″ ,..-'´ _..-'″
._,,.. -‐'''"´ ,／″ _,,,.. -'''" _ ／ .,..-'´
＿,,;;彡＿＿＿＿＿＿_ ---ｰ¬''"ﾞ´ ,, ‐″ .,..-'"
.,-｀-ヽ,、 ,..-'´
.lﾞ ,＞､ _..-'"
ｲ ／゛.／ ｀＼ _,,,､ _..-'″ ／
_ ／ |,／ / .＼ ._,,.. -''''"゛ _..-'" _,, ‐''"゛ ／
_,ｨﾆ―'''''" .／ ,ﾑ -‐''" _.. ‐'″ ＿,,,.... -ｰ'''"´ ／
.ヽ ,./ ／￣ ＿＿ =ﾆ-一¬''''''^ﾞ￣゛ ／
ヽ ／ ｛ ,_ir‐'''"´ ／
ﾞl, . / ヽ /゛ ｀''､_ _.. -''"
＿___,ド ＼ | ,.. ‐'″ .＼ _.. -'''" _
｀'ｰ-'"゛ ヽ. ._.. -''" _,, -''"゛
ｌ _..-'"´ _,.. -'''″
ｌ '|'''ｰ-..,,, _,==ﾆﾆ´
ｌ l . ｌ ｛ ｀ﾞ''-、
＼, .ｌ ,..-.ヽ l ／ ＼
｀ﾞ''―-ﾞ‐'´ ｌ | . ／ .＼.
| ! .／ `'-..＿_
| !./
＼、 ,／゛
｀¨¨¨´
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ ん？
| （__人__） | できる夫はどうしたお？
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
／￣￣＼
__ノ ヽ､,_ ＼
（●）（● ） |
あー……、出て行っちまったんだが、 .（__人___） |
ちょっと来い、やる夫。 |｀ ⌒´ u. |
| |
ヽ .ｲ
__「ヽｰ'ーｰ"／7_
_, ､ -― ''":::＼:::￣￣:::::/::::::ヽ、
/;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀'ｰ､
丿;;;:::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ､
i ;;;;;:::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'､:::: !
/;;;;;::::::::::::::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i:::::: |
l ;;;;;::::::::::::::::::|;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |:::::::: |
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||,. - ､
_.ノ !
/ _,､ ,.j'´）
/ ｲ ｿ
i ,ゝ
l 〈
.ｌ 丶.
l ヽ.
ｌ , ﾍ!
l ヽ.
.
.. ＿＿＿_
／ _ノ ヽ
. . ／ （●） （●）
／ （__人__） ＼
| ｀ ⌒´ | ……なんだおこれ。趣味悪ぃ。
. ＼ ／
. ノ ＼
／´ ヽ
.
＿＿
／ ヽ
/ __,.ノ 、
| （ ●)(
| （＿_ﾉ｀,
| ﾝ′ ――お前じゃないのか？
_ﾉ ｀､ 7
,ｲ:. ヽ､＜ヽ,、___ ﾉ
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
'| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ
＿＿＿_
／ ＼
冗談言うなお。. ／ ― ヽ
何が悲しゅうてこんなくだらんことしなきゃならん。. ／ （ ●） '､
| （__ﾉ_）
とっとと飯食え。. ＼ ｀_⌒
ベーコンの脂が固まってるのって、絶対に許せんお。 ／ ＼
.
. /:/: . :/: . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . :ヽ: . :}: .| ﾉ
/:/|: . /: . : . : . : . : . :/: . : . : . : . : . : . : . : .:',:.:|:∧
|/ :|: /: . : .:/: . : . : . :{: . : . : . : . : . : . : . : . : ', |'
j:/!: . : .,': . : .:／: .|: . : . : /: . ｨ: . }: . : . : . Ｎ
|:|: .:.:|: . : /ｌ: .:.∧: . : .:,': ./ |: . ﾊ: }: . : . |
|:|: .:.:|: . /‐|: ./-､',: . :.|: ﾑ-|: /‐}:.|: . ://
:ﾊ: . {:.:ム⊥/二 ',:.::.|/.二L' .⊥ｊ: .:/
∧: ∨ ゞ-:::ﾉ ' ヽ:j ゞ-:::ﾉリノ/: …………。
/: ∧:_＼ ￣ ￣ ∠:イ::.|
!:/;;/|:∧ U ; /: |ヽｊ
,.-―――.＼ ＿ _ ｲ -‐ '’ヽ
!＿ ￣¬ー- ..＿ -―=＝＝＝ﾞ、
/三三≧=-＿＿ ￣ｰ=三三三ミ､
/三三三三三三三≧=-＿_ ￣ｰ=ミ､
/￣ー＝ﾆ三三三三三三三三≧=-＿＿ ＼
. ／￣¬ 、 ￣ーﾆ三三三三三三三三三三三三≧=ヽ
/ ＿ ＿_ｰ ､ ￣ー=三三三三三三三三三三ミﾞ､
{／ ￣ ‐- _ ￣￣￣￣￣￣￣￣ ＿ヽ
.
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|┌───────┐|┌───────┐|
|│..::::／／ﾐ;;:::::::ゞゝ │|│ ミ爻:::乂::: :从│|
|｜／／::;::::::ヾ::::::::;;;ﾉ│|│ ヾ::::ミ::::人:彡:|│
|│;;;;::::ゞ::: ﾉ/;;;;::::ﾐ │|│ ／／ﾐ::::爻::彡::::│|
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┌───┐ ┌───┐
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∠／／l / ＼ | ヽヽ
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: : : : | |: : ／´ｌ王王三三|￣￣￣￣|三三|￣￣￣￣|三三三|￣￣￣￣￣|三王王ｌ :| | : : : :
: : : : | |／ | liｌ|l|／ ｲ| |: : : : | |: : : : : : | |＼|il| ｌi|| ＼| | : : : :
: : : : | |二二二|lｉl |i|／| |ヽ ＿＿__,ノ: : : : | |: : : : : : | |＼|li|lｉ ||二二| | : : : :
: : : : | |: : : : : : |li ｉ|i| : :| l : | |: : : :| |: : : : : |＿＿＿＿|: : : : : : | | : :|ii|l |ｌ|: : : : | | : : : :
.
, -=＝＝＝=- ､
／ 7!､ , ＼
〃 ｨ仝イﾑ斥ュ }}
{ { ﾂ爪笊ミ从从气ﾐ, /}
-‐ ´￣￣￣￣｀ - ､ ヾ ､ 笊从圦从从彡ｲ／/
, ´ ｀ヽ､ ヽ＼,彡'ﾐ三ﾆ彡'／／
. ／ , -‐=＝＝ァ=-､ __ ＼ ＼￣￣￣￣.／
／ i! : : : : ,'' '; ,,' ,ｨ'´ヾ:ヽ ヽ ｀￣￣￣´
. / i! : : : : ,' ,'ｰ''''´ i::i! ',
/ i!: : : : ,' ; ; ; : : : : vﾍ ',
. / / : : : :,' ,.': : : : : : : : ヾﾍ i ／￣￣￣￣￣＼
. ,' / : : : :,', ; ,' : : : : : : vﾍ. } / ,....:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...､ ヽ
i / : : : :,' , , ,' : : : : : : : : : : ヾﾍ i ! /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ',
{ /, -==-.< ,' : : : : : : : : _,}:.i! ,' { i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:! }
{ ヽ､: : : : , ＞t' : : : : : : , -‐: :´: :ノ / .i i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.! i
. i ｀´￣ i , -‐: :´: ; -‐ ´. / ', .ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノ／￣￣ヽ
', ﾄ､_, .-‐:´: ; -‐ ´. / ヾｰ｀＝====＝´イ二二ﾆ> ﾉ
', ゝ:_:; -‐ ´ ／ ∨ /｀￣￣￣
ヽ ／ ｀ー―――'´
＼ ´
｀ｰ- ＿＿＿＿＿__ -‐ ´
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー）
. | U （__人__） ｳｯﾌﾟ
| ｀ ⌒´ﾉ やる夫、お前良く食う気になれるな。
. | ｎｌ^l^l
. ヽ | ﾉ
ヽ ヽ く
/ ヽ ＼
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
…………。. ／ （●） （●） ＼
l ⌒（__人__）⌒ ｌ
＼ ｀⌒´ ／
／ ＼
,_ ＿
､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
_＿≦ー`__＿ _二ｚ<＿
＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜
＜之′Ｙ´／ ＼
>{ ,' |､ , ,. ,.l , ﾞｉ
| !､{ | 寸寸T ハT７} ｨ, ｌ
′Ｊﾞｉ, ﾞｉ ﾞｉ （●） （●）| ハ| 私も結構キツイかも。
ﾞｉ|ﾞｉ'(1u , | 牛乳持ってくる。とりあえず液体で胃を目覚めさせねば。
ﾞｉTィ.,_ ∩ /777ノ
│「（丶_//// l
└l´::ヽ ／ ¨
.
., ──‐､
／ ＼
| _ノ ヽ
| （ ●) (●)
| （__人__） , -―ーっ できない子―。
| ｀ ⌒´ﾉ （ ゝ彡￣ コップは２つで頼む。
. ﾝ } |. |
／⌒ ノ .|, |
/ ﾉ _ィ ´ー‐ｨ' |
../ / r_＿＿__ ノ γ´￣￣￣￣￣￣｀ヽ
/ / |i | りょうかーい。 ＞
ゝ＿＿＿＿＿＿__,ノ
.
―――――――――――――――………。。。
＿＿
／ ＼
／ ノ ＼ ＼
｜ （⌒）（⌒） ｜
| （__人__） |
ｌ ｀ ⌒´ ｜ 食い始めれば結構イケるな。
{. ｜
.{ / 改めてありがとうな、やる夫。
{ / おかげで食生活の心配はいらなそうだろ。
＿ __{-`ｰrr一'´ -}､＿__
〃-──ﾑ､___}{__, -＜`ー─ミヽ
/ _／__-う__とこヽ ヽ }>l
,′ l { ( l三三三彡'} l ／l l
/ ヽ_〉 ヽ/ ‖ ヽ{ {_ / } }
j =/ヽ___/> ‖ ＼／ヽ_ { {
/ 〃 ヽ___,ｲ ‖ く__／ヽ＼ ヽ
r＝＝┐ j ＿‖ ＿ { ＼＼}
│ |))＿＿ ／__|＼;;∨＼;;＼＼_＿___＼ヽ
￣￣￣￣￣＜.ゝ､＿ノ＞ x―' /＼;＼∨＿_＼;;＼｀ ‐-､ ￣￣￣￣
￣￣￣ {. ‐/_____＼;;ヽー─‐ ￣ }
`ー────────‐─ '
.
／￣￣￣＼
／ノ ｀ー ヽ
/（ ●） （ ●） ヽ
| （_人___） ｡ | 別に、どうせ毎回作ってるし。
,､,､ ＼。｀⌒´, { ｡ ／ 一人二人量が増えたって手間じゃないし構わんお。
>ゝヽ__ ＞.-.- ､__` -‐ ﾍ
ｆ ＼)ヽl / ヽ
ゝ ｀Tヽ.> / }
|｀¨¨´::l ! }
／＼ヘﾍハ/ヽ､
／ , ヘ ＿／ヽヽヽ
// /／＾´￣｀＾＼＼ ゝ
_,// 〃 , , ､ ＼ヽ､
しかし今日は天気悪いね―。. ,ノｲ| l/ //ﾊ| l | ﾊ| lﾊ|`
小| l/ﾅ弋 |.lﾅﾅ| l |
ほら、予報だと夜から雨だって。. l从 |（ 三）＼（三 ）|,ﾙﾘ
ノﾊ小 ゝ ＿ ｲ|./
//＞ -.|￣T |-イi ｽﾞｽﾞｽﾞ
{{〃｣:^^|___(⌒.)
／::::::::: |::＼.＼
/:::::::::|￣￣￣:l.:l 〉
|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
.
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | 一応食材は昨日の買い出し分で事足りるから。
./ ∩ノ ⊃ ／ 外出る必要は無いけど。
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（─）（─ ） |
雨降ると気が滅入ってくるからな。 rｍ､.（__人__） |
||川n(,｀⌒ ´ |
ごちそうさん。 || !. { |
腹膨れたら眠くなってきただろ。. ヽ. 〈 { /
| |, !. ヽ /
| | |＿_ ヽ 〈
ゞゝ＿＿￣''⌒ ヽ
￣￣ トー､ }
|: |
.
／￣￣￣＼
／ ＼
/ ─ ─ ヽ
| （●） （●） |
＼ （__人__） __,／
／ ｀ ⌒´ ＼ ﾖｲｼｮｯﾄ
/ |￣| |￣| |￣| |￣|i |
ヽ,,⌒)===========（,,ノ
￣
.
／￣￣￣＼
／ ＼
/ ─ ─ ヽ まあ確かに。
| （●） （●） |
＼ ∩（__人/777／
／ （丶＿//// ＼
.. ＿＿＿_
／ ― -＼
. . ／ （●） （●）
／ （__人__） ＼
| ｀ ⌒´ | 愉快な気分で過ごすってわけには行かねーお。
. ＼ ／
. ノ ＼
／´ ヽ
.
やる夫達は冬休みを松籟館で過ごすようです
.
▼ 第二日 ━━━━━━━━━━┓
┃ 冬の幽霊. ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
,, -──────‐-,
ｌ´￣￣￣￣￣￣￣｀l |
| ＿ _ ＿ _ ＿＿,_ ＿l |
／´｀l ／ ／ | ＿
／ ' ｌ＿＿_ ｌ'´￣ ￣￣￣￣￣￣｀ｌ ／. ／ ／＼
. ／ , ' ／ ／ﾞl `ー───────‐'' ／ ／ ／|
／ ／ , ／ ／ ／￣￣￣￣￣￣￣ ／ｌ | ￣｀＼／ II|_
l´｀l , ／ ／ ／ ／／」 | |l／／ |
| l／ ／ ／ ／ ／／ | |／ .|
｛ ￣￣｀l_／ l二二二二二二二二l／ ||￣￣￣|| ／
￣￣￣ |_|_| |_|_| ||＿＿＿||／
.
||
||,. - ､
_.ノ !
/ _,､ ,.j'´）
/ ｲ ｿ
i ,ゝ
l 〈
.ｌ 丶.
l ヽ.
ｌ , ﾍ!
l ヽ.
. l|: : : : : ./i: / .|: :/ // |: ∧: :.|
. ﾘ、: : ./ |/i .|:/ /´ .ﾚ´,:ﾊ::.i
/|: ./ く/二＞.ﾘ ＜二ｽ ﾉ|::./
´ｲ ∧ |/ ∧/
. |/ ∧ ∧
. /.:.:ﾊ _＿＿__ , '.:.:',
/.:.:.:.:.,＼ ￣￣ ／〈.:.:.:.:i
∧.:.:.:.:.}_ .＞ _ ＜´ ./|.:.:.:.:i＼
／.:::.' ,.:.:.:ｌ / {.:.:.:/:::::..丶､_
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ 一）（●） シーツを紐でそれっぽく結いただけの作りか。
| （__人__）
| ｀⌒´ﾉ こうして見るとちゃちな悪戯だな。
| ,.<))／´二⊃ どれ、降ろしちまおう。
ヽ / ／ '‐､ﾆ⊃
ヽ､ｌ ´ヽ〉
,-/ __人〉
/ ./. / ＼ ＿ _,
| / / i ＼ ＿__,＞ Ｙ´'ー-､
|" / | > ) ＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
ヽ／ とヽ / ＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
| そ ﾉ ／ ヽ ｀Ｙ′之＞
. / , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
夕べ、これってどこに置いてあったっけ？. |ハ |（●） （●） / / ,/ﾚ′
`| ヽ 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
／ Eニ::ｨ -､ |
/::::;／ ヽ:::/:::/'::
/:::/へ ヘ/::::/:::
/:::::＼ ヾミ::::/|:::
＿＿＿＿ （;;;;／| ＼;;;;ノ/:::
／ ＼ / 〈:::
/ ─ ─ ＼
/（ ●） （ ●） ＼
| （__人__） | マスクは部屋の隅にほっぽってあったお。
＼ ｀ ⌒´ ／
/ ー‐ ヽ
/ ｀
.
／￣￣＼
／ _,ノ ｀⌒
｜ .（ ●）（●）
. ｜ （___人__）
| ﾉ てことは、誰でも取れたってことだな。
.| |
人､ |
,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
'| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ_ ＼
やらない夫。 ／ （●） （●） ＼
こんなのできる夫の自作自演に決まってるお？ | （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
,_ ＿
､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
_＿≦ー`__＿ _二ｚ<＿
＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜
＜之′Ｙ´／ ＼
>{ ,' |､ , ,. ,.l , ｉ ええー。
| !､{ | 寸寸T ハT７} ｨ,ｌ
′Ｊﾞｉ, ﾞｉ ﾞｉ（ ○） （○）|ハ|
ﾞｉ|ﾞｉ'(1 Д ノ川
│「ィ::ニE7 l
└l´::::／ヽﾄ
|::::|´ ￣｀i
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__） いやいやいや、できる夫はほんとに怒ってただろ。
| ｀ ⌒´ﾉ あいつのあんな姿見たことなかったぞ。
. | }
. ヽ }
ヽ ノ ｍm
/ ￣￣￣ つﾉ
| |￣￣￣
.
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ_ ＼
／ （●） （●） ＼
だからこそ、だお？ | （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ― ―
／ （ ー） （ー）'
| （__ﾉ､_,x ,--､
＼. ｀ー< ヾ zヽ ｽﾞｽﾞ…
＿＿__／ ー‐＼／| ｜
| | / / ＿＿ﾉ
| | / / |
| | （ ￣￣￣⌒ヽ. |
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
＿＿＿_
／ ＼
／ ― ―
／ （ ●） （●）' ∫
| （__人__） | ∬
＼ ｀ ⌒´ .|￣|
＿＿__／ ー‐ '-|＿|）
| | / / ＿＿/
| | / / |
| | （ ￣￣￣⌒ヽ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
.
,ｸ !ﾍ_
/ 人 ｀_,ｨﾍ
ノ / .ゝ´ 人 ' ,
／ 〈_／ ／ヽ ヽ ヽ
／,. _／ ) ヽ ＼
／ ´ ,.､ ﾞー--一―=ｧ ､. ＼
／ rー―-- 人 ＼ ヽ､
／ ヽ､ ヽ､ ｀ヽ
／ _ イ´｀ヽ ＼ ＿_ ﾉ ＼
ｲ ,.- ‐ ´ ｀ヽ､_）´￣ _＿_
| i ｀ ‐‐ '' "´ ￣ヽ
l | ＼
.
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ_ ＼
／ （●） （●） ＼ あいつ、目が覚めた時、うちらに話したことを後悔したはずだお。
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ,／ そりゃそうだお。人殺したなんて話、話す方も聞く方もリスクが有る。
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | 朝起きて、奴は昨日のことは下手を打ったと思った。
＼ ｀ ⌒´ ,／ 酔いに任せて、友人にとんでもない重荷を背負わせたぞ。畜生。
r､／ ＼r 、
|:l1 l;l:|
/|｀ ｝ ｛ ´|ヽ
ノ `'ｿ ゝ' `ヽ、
/´ / ヽ、 ヽ
＼. ｨ 个‐´
| |
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ だからあの人形は身代わりだお。――死ねない自分と、
| （__人__） | 誰かを犯人にして自己嫌悪を押し付けるためのスケープゴート。
＼ ｀ ⌒´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ 誰かを悪者にすることで、自分の罪を軽くしたかったんだお。
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ }<
えー。じゃあできる夫が自分でアレ吊るしたの？ ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
今朝のも演技ってこと？ |ハ |（三） （三） / / ,/ﾚ′
`| ヽ u 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
'ｲ／ヽ::::｀l┘
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （ ●） （ ●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
.
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ_ ＼ あいつは危険だお。頭も中身もキレてる。
／ （●） （●） ＼ 元々なのか、虚言癖のケもあるし。
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ― ー ＼ ――いや、これは言い過ぎか。
| （●） （●） |
. ＼ （__人__） ／
. ノ ｀ ⌒´ ＼
／´ ヽ
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ＿ノ ヽ__＼
／ （─） （─ ＼
| （__人__） │
/ ∩ ノ)━━／【】[] ｼｭﾎﾞｯ
( ＼ ／ ＿ノ´.| | □
.＼ " ／ | 二⌒)
＼ ／
.
／: ￣￣￣￣￣￣ ＼
／: : : : ＼
／: : : : : : ＼
／: : : : : : : :.. ＼
.l : : : : : : : : ＿ ノ゛,, ;、､､ '⌒ゝ､ l
| : : : : : ::;;（ ● ）::::ﾉヽ::::::（ ● ）;;::: | わかりやすく言うなら、
.l : : : : : : : ´"''", "''"´ l あいつはここを出て行くきっかけが欲しかった。
＼: : : : : : . . （ j ） ／
＼: : : : : : :.｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′ ／ ――で、どうだお？
_ノ＞'´小、 `ー―'´,),. /＼イ
＿,.二ﾆ-‐フ´ ／ ／!| ＼ ｀ ｰ --‐ , ｲl､ 丶、ト､__
,ｒ‐＜´ ／ ' /´ |ｊ ヽ、 __／ ' ﾊl、 ヽ ｀丶、 ／⌒〉
ノﾊ ＼ ／ ／ jl| ,' ｊゝｨ厂 ′/ｌ∧ ＼ ＼/ /
∧丶ヽ V / /ﾘ ; /⌒ｌ| ; / / ﾍ ヽ / /、
l l､ 、 } ヽ / ﾊﾉノ ／ ∧ ,' / / ﾊ ＼丿 厂＼
、_}／ﾉレｰ‐-､＼ / 、 |/'´ ／ ﾝ=c'､{ヽl ' / / }、 レ- '⌒ヽ__ ヽ
´ ／´{ ｀ヽV___､＞−-､ く /７个i/ ﾍ.0/ / ハ ／ _,. イへ＼ ＼
∧0 ﾉヽr─-､___）一´- ､／ ） ∨ / / jｌ ∨/=-、 (⌒＞‐イ _∠´ /ｌ /! ＼ ＼
{. ﾊ | {、_ ＿_＿_) ／ ／ / | / ＼ (⌒( __｀二´-‐┬' ７/ｌ | ハ ヽ
ヽ､ハ ＼￣￣ - '´ ／ｉ / ' / 'ｌ / ヽ＼ ￣ヽ、 _, ／ /∧リ-− 〉 〉
、 〈 ｀＞‐-｀ニ＞─＜ !/ / | / ＼＼,＿ ￣ 丿_∠´ 厂丶 / /
.
_,フ' __｀ヽ.
-‐ ≦＝=､､-､ ＼｀ヽ
／ ｀ヽ､ } ｀フ
／ ヽ| ｀ヽ
∠ニ´_/ ヽ | }人 {ヽ. ＼ヾ
/ /! ﾄ | ヽ .| ﾐ ﾉ ヽ._
きっかけ？ | / | | | | | ヽ | | ヽ } {´￣
}| / __| || ヽ､|__ﾘ＿_ ヽ! |V-/,ｲ 人
ﾘ| | _／ ﾘ | | / y ﾘ| i´[]´ /.ﾉ
| ､ | |jィ=≠ァ! // ィ≠=ァ ! ´|/| | |/
ヽ ､| | 弋付ソ|/" 弋ｲタ | |ノ/
＼v|| ! !/
|ヽ ヽ ／| ﾄ,
＿_ |ヽ ｲ､/ | }＿......,,__
／ ｀ーヽ ヽ､_ . ‐ ‐ ／ .ﾉ/ ./ ／ ヽ
| ￣＼ ヽ ヽ ＼ ｰ ‐ ´ ／ i / / ヽ
| ヽ ヽ ＼ ＼__／ | / } {
|/ ＼j | |;;} /;;;;;ヽ ／!/ ／ }
/ { | | ./;;;{人;;;;;;;∧/;;;/ﾘ | |
, ―――― 、
／ _ノ ' ;、ヽ_ ＼
／ （ ●） （●） ＼
/ （__人__） ） あいつはいつもハイに見えるけど
| / | | | | |ゝ ﾉ ,.､,_ ,..._ 実際は起伏が激しいタイプだお。
_ヽ、 ､`ー―'´,)r‐ｧ‐''"／ _／ ＞-‐ 、 落ちる時は死ぬほど落ち込む。
'／ / ＼ ￣￣ (ﾞ＼`マ -‐ﾄ-.r '`';ーく__＼
, '/ '、 ゞ ＿_ ,ｨ ヽ ＼＼ ,）/ ノ ／ ﾉ しかも二日酔いの朝なんて尚更自己嫌悪。
/ ｀' ｰｧ､ ;;:／ /￣iヽ ｀々゛ 、 ／ それを誰かに知ってほしい、フォローしてほしい。
| ヽ ;ﾉ 〈 ',ヽ `、 :i ﾉ |
l ＼ ヽ /, ＼l ! / ｜
ヽ ,､ -〉 , --〉/⌒i'ﾊ ; ト､
; | ＼ ／_ﾉi＼l ',＼ ヽ, ! ＼
.
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｀~⌒ヽ;...;;.. _／>'
ヽ:,;;:ﾞｰ`'
.
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
／ （─） （─ /;;／
| （__人__） l;;,´| ひっそりとここから出て行くのが嫌だったんじゃないかお？
./ ∩ ノ)━・'／ 勢い。景気付け。反動。
( ＼ ／ ＿ノ´.| | なんでもいいお。
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
.
＿＿
／ ヽ
/ __,.ノ 、
| （ ●)(
| （＿_ﾉ｀,
| ﾝ′ んー…………。
_ﾉ ｀､ 7
,ｲ:. ヽ､＜ヽ,、___ ﾉ
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
'| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ
.
／￣￣＼
／ _,ノ ｀⌒
｜ .（ ⌒）（⌒）
. ｜ （___人__）
| ﾉ お前、できる夫のこと嫌いだろ。
.| |
人､ |
,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾒ、
｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
苦手なタイプなのは確かだお。 ／ （ー） （ー） ／^ヽ
| （__人__）（ / 〉|
＼ ｀ ⌒´ 〈 ／ ⌒^ヽ
―――――――― ＼ _ _ ＿ ）
.
〃 ／´｀ﾐヽ
.∧‖/_,,,,く´-＝-
｛ .ヾ_j ´￣ ｀ヽ、__
,-='''ヾ ￣｀""'' ,,,,, ｀ヽ
ノ,,,,, '"´ ｀ヾ、 :::',
.／ ´ ｀ ハ :::',
〃 .', ::::,
‖ ./:: ヽ,ハヽ、 ij | ::i
‖_i,,-1'''"7''/;;,, i ,,ィ''''l"''-,,_ ‖ i! ::::l
il´ .i .|___/ﾊ/ l ! l j ｿﾊ ｀.‖./ ヽ::i ううーん。
|i l l l乂｀t;;;、ミl lヽﾊ. l-‐_,,,=ｧ ./::Y ヾ、_ 私は、できる夫が吊るしたんじゃないと思うな。
.l | i l,,j ゞiiiiﾘｧヽヾ ノ ﾉjiiij.ﾘ/.j /l:::ﾄ, ヽ,,l_
从ハ ＼.ゝー''´ ｀"´ヾ-<,,./ / ', lﾊ ::l
＼j ヽ ハ""" ,、 /／!／ .',::::|
', ＼｀ヽ ／ .ﾉl ',::l
', :::ﾊ 、 - ／l:::|＼ ',＼
ヽ、:j ｀i=‐::::......,,,,, イ i:::l::i、 .＼ ',
ヾ、 ヾ ﾐ＝==-‖ ヽ::'、ヽ、 ＼,,ﾊ
_ﾉ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.il ヽ,ゝ´ ＼
,‐=1:.:.:.r"7'ヾ:..:.:｀ヽ、_
_,,-=''´:..:/:.:.:.:.ヽ、ソ.::.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ
＿＿＿_
／ ＼
…………。 ／ ⌒ ⌒ ＼
それじゃあうちらの誰かが犯人ってことになるお？ ／ （● ） （ー） ／^ヽ
| （__人__）（ / 〉|
＼ ｀ ⌒´ 〈 ／ ⌒^ヽ
―――――――― ＼ _ _ ＿ ）
.
､_ ＿
ｨ-‐ ` Y ＜＿＿
＿≦―'´＿＿ _二z<＿
＞ヾ ￣, -‐ ´￣｀┴＜
＜戈､ Y / ＼ そうとは限らないでしょ。
>{ / l, ､ , ,l_ ､ ヽ
| ゝ{ l｀寸寸T ハT7 } ,､ l
∨ヾﾊ ∨ゝ （●） （●）|ハ| γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
ヾi∨| u ,,, ' ,, |´ | 外部犯のがありえねーお。 ＞
ヽT､,_ ⊂⊃_ ノ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
| lヽ::ニヨ7l
└l´:::／ヽ |`
､_ ＿
ｨ-‐ ` Y ＜＿＿
＿≦―'´＿＿ _二z<＿
＞ヾ ￣, -‐ ´￣｀┴＜
＜戈､ Y / ＼
>{ / l, ､ , ,l_ ､ ヽ
| ゝ{ l｀寸寸T ハT7 } ,､ l
∨ヾﾊ ∨ゝ （一） （一）|ハ|
ヾi∨| ,, ' ,, |´ ……まあそうなんだけどさぁ。
ヽT､,_ )⌒_ ノ
| lヽ::ニヨ7l
└l´:::／ヽ |`
.
,_ ＿
､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
_＿≦ー`__＿ _二ｚ<＿
＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜
＜之′Ｙ´／ ＼
>{ ,' |､ , ,. ,.l , ﾞｉ ま、人形の件は置いとこ。
| !､{ | 寸寸T ハT７} ｨ, ｌ そっちより、昨日の話のが気になるし。
′Ｊﾞｉ, ﾞｉ ﾞｉ （●） （●）| ハ|
ﾞｉ|ﾞｉ'(1 , |
ﾞｉTィ.,_ ∩ /777ノ
│「（丶_//// l
└l´::ヽ ／ ¨
.
/ '.,
| ___ノ'′ ﾞヽ､___ ..|
| .|
| ;;;（ ● ） ﾉヽ （ ● ） |
| .´"''",. "''"´ | 昨日の、ね。
|.. （ j ） .l まーそっちに行き着くよな。
| ｀ｰ-‐´｀ｰ-‐′ /
.丶 ｀ ⌒ ´ /
ヽ /
ヽ /
ゝ ＿ ／イ＼ /イ
／ ＼ -── ／￣ ＼ ＿ ,ノ
＞─'´ ＼ ＼ー'
／ ＼ !
/ ∨ ＼
. / ＼ ＼ | |
. ′ | ｲ⌒＞､＼ ヽ } |
| i|.人 /Ⅴi. | / ,. ヽ_ ＼}⌒ﾊ 人
やる夫はどこが嘘だったと思う？ | 八ｲ｢｀｣、 ∨ ヾ＝"八彡 ﾉ |. !
八 ∨ヾ＝" l .! ヽ !
ヽ 人 u ,|/ | ￣
ﾊ r‐ ､ ｲ仄㌃ 丶 /i
／￣￣ ｰ- _ ＿イ/／ -― ¬、
,!=‐-＿＿ ￣ー=ﾆ三三三ﾞ、
/三三三三三≧=-＿ ￣ｰ=三､
/￣ー=三三三三三三三≧‐-＿＿＿ ｀ヽ
.
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
／ （─） （─ /;;／
| （__人__） l;;,´| ……。
./ ∩ ノ)━・'／
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
, ―――― 、
／ _ノ ' ;、ヽ_ ＼
／ （ ●） （●） ＼ 全部じゃね？
/ （__人__） ）
| / | | | | |ゝ ﾉ ,.､,_ ,..._
_ヽ、 ､`ー―'´,)r‐ｧ‐''"／ _／ ＞-‐ 、
'／ / ＼ ￣￣ (ﾞ＼`マ -‐ﾄ-.r '`';ーく__＼
, '/ '、 ゞ ＿_ ,ｨ ヽ ＼＼ ,）/ ノ ／ ﾉ
/ ｀' ｰｧ､ ;;:／ /￣iヽ ｀々゛ 、 ／
| ヽ ;ﾉ 〈 ',ヽ `、 :i ﾉ |
l ＼ ヽ /, ＼l ! / ｜
ヽ ,､ -〉 , --〉/⌒i'ﾊ ; ト､
; | ＼ ／_ﾉi＼l ',＼ ヽ, ! ＼
.
. ／￣￣￣￣￣￣＼
. ／:. ＼
/: : : ＼
. / : : : ヽ どぉーーーーせ、
| : : : : ,.,,,,ノ⌒" '' ``⌒＼,,, l 家帰ったら母親は心臓麻痺で死んでたとかがオチだお？
|: : : ::; （ ○ ） （ ○ ） .;:: |
|: : : : : ´"''" "''"´ l それをガキのできる夫が発見したもんだから、
,＿ ヽ___ （ j ） ／＿_ トラウマになって劇的な話を拵えた。
／:: r' | r'￣二ﾕ:｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′ ／ : :: :: :`:､＿_
: : : :::| .| | / ) ｀) ／: :.ﾍ : :: :: :: :: :: :＼＿_ 仲の悪かった母親の死に目を見ちまったんだ。
: : |.ﾉ. ﾉ / ⌒ヽ＿ _ , ´ |: : : :ﾍ: :: :: : : : : : : : .ハ 自分のせいだって思い込んでもおかしくは、ないお。
: :: ::＼ `ト､ /: :､ : : ＼: :: :: : .i i: :/: ::ﾍ
: :: :: :l: ｀ー┬-､ |ii入 ／|:: :: :＼／: : : : {. ﾚ /: :: : ﾍ
: :┐|: :: :: :: :＼） ７ ./iiii〈 |: :: :: :: :＼: :: :: :Ｖ /: :: :: :: :}
: :イ .|__/ ,へ/⌒＼ ./iiiiiiii｝ | : : : : : ::/: :: :: : Ｖ: :: :,ｲ: : :!
イノ: : / /: :: :＼＿ ￣＼iiii｝ |: :: :: :: :/----: : .| ／ノ: :: :|
.
､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
_＿≦ー`__＿ _二ｚ<＿
＞ ７ ￣､-人 ￣｀'┴＜
＜之′Ｙ´／{:;o） ＼
>{ ,' | ､ ゛´ ,. ,.l , ﾞｉ 身も蓋もない話だ……。
| !､{ | 寸寸T ハT７} ｨ,ｌ
′Ｊｉ, ﾞｉ ﾞｉ （ ≡） （≡）|ハ|
i⌒ヽ'(1. ''' ＿'_ ''' ﾉ川／⌒)
. ヽ ヽx＞､.｀⌒´_,イ ｌ |::::ヽ／
∧ 人lﾊ:::::l,三|:::/ｌ| ,:::::ﾊ
＿＿__
／ノ ヽ､_＼
世の中そんなもんだお。 （●） （● ） ＼
／⌒（__人__）⌒::::::::＼
母親とうまくいってなかった事、長いこと悩んでたんだろーね。 | |r┬-| |
＼ `ー'´ ／
⊂⌒ヽ 〉 ＜´/⌒つ
＼ ヽ ヽ /
＼_,,ノ| ､＿ノ
.
/ ／ ｀ ヽ ',
,' / ヽ } }
ｉ / / ヽ ', } .l |
|' _i 斗-‐＝/、.ｉ 斗-‐=| 、 ﾘ , }
| ´ } | / { | }. | ｀ / / ﾘ
| :| ゞ,. -―-ヽﾊ } -―-l､ , { ﾄ やらない夫は？
, .| { ,.=＝= ､ ヽ /,.=＝=､ ,'ﾊ、ﾊ {
ヽ ! 、ヾ ｀ ./ ｲ } ヽ |ヽ
ヾ ゝ ＼_ , //} ノ ヽ ヽ l
, ヽ￣ 人 ヽﾐ
,.-―', ｉ＼ ｀ ´ イ -――--､ヽ、
!＿ ゝ、ｌ￣￣¬ｰ-＝ニ二-＝＝＝＝ﾐ､
/三三≧=-＿＿ ￣ｰ=三三三三ミ､
／￣￣ ＼,-、_
_,ノ ヽ､__ ／ / ,〉、
（●）（ｰ-/ ´／ /),
――正直、話聞くのに夢中でほとんど推理できてないだろ。 （__人＿,{ / ' ´ﾐ､
'、`⌒ ´V __ <､
ちょっと不自然かなって思うところがあるくらいで。 | 〈´／::::::Λ
緑色の手が、とか気が付いたら通学路にいたとか。 | ﾔ::::::::::::::Λ
`ｭ`ｰ─ｰV::::::::::::::Λ
/ﾑ _ , ｰ ' V::::::::::::::Λ、
_,. -／::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::Vﾍ
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｉ::::::::::::::::::::.∨}
j :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｉ::::::::::::::::::::::ﾚ;
i :::r ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉､:::::::::::::::::::ﾉ
ｉ :::| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:::-==:::イ
| :::| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
.
／￣￣ ＼
⌒ ｀⌒ ＼ v-,
.強いてでっち上げるなら、 ( ●) ( ●) | | r
（__人___） | | |
.母親は風呂掃除中の事故で感電死した。 '､ | | |,.-、.
. できる夫はその時家にいて、物音か何かで自体を把握した。 ,,. -ｰ| |ヽ__／￣ヽ｀ r´
/ .::::::、::| /ｨ::::〔￣￣ ｀' ト-、
. できる夫は母親から助けを求められて、 l :::::::::::::::::ヽ__､____,. ":::/::::〔￣ l:::. ヽ
. 誰か助けを連れてくるため外に飛び出していった。 」 ::::::::l:::: ::::::「二二::::／ :::::::ヽ y l::::::. ',
l :::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l l:::::::: i
.――とかどうだ？ / ::::::ｰ-ミ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ＿／:: L::::|
/ :::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::く::::::::::::::::::|::|
/ ::::::::::::::::::::/ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::「 ::::::::::::::::::||
/ :::::::::::::::::::/ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::V ::::::::::::::: |
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼ なかなか面白い話だお。
l ⌒（__人__）⌒ ｌ
＼ ｀⌒´ ／
／ ＼
＿＿＿
／:::::::::::::::::ヽ ＿＿＿＿
／ :::::::::.／￣￣ ＼____ ,. --ｰ.....:::::::::::::::::::.. ＼
/ :::::::::: ⌒´ ヽ､,＿ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i
そう言ってもらえると安心したよ。 | :::::::::::（⌒).（⌒ ) |::::::::::::::::::γ:::::::::::::::::::: ﾉ
| :::::::::::（__人___） .|:::::::,. -ーy:::::::::::::::::::: /
| :::::::::::/::'､ |￣ _/::::::::::::::::::::: /
| :::::::/::::: | | ／):::::::::::::::::::::: /
それで、できない子はどうなんだ？ | :::::::::::::／| /ﾚ-,.ｲ:::::/:::::::::::::::::: /
i ::::::::::::::::. ヽ__､____,. "/／::ﾉ.:::::/:::::::::::::::: j
r/:::::::::::::::::「二二二 ::::::::::／::::::::ノ::: ､:::: ／/
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::r
.
ヽヘ ＼
＼＼, ヽ
| V∧ Vヽ,
/ │ ! V|ヾ ゝ
. ! │ │ | ヽ: ヽハ ＼
| ∧ ハ .│ | ﾊ ヾゝ::.:.:.:.:.:. ヽヘ ――ん、私？
::, -┴ ､ ::/l :::ﾄ､ ::l ..:::Nl :.:.:.:.:.ヽ:.:. |
∠´ ヽ ::__:ｉ l :::l ｀､ :l .:::::ｊ:::.:.:.:.:.:.ハ:. ,
￣｀~ヽ ｀y l l :∧:l＿_ ｀､ .::l ::::::::::::___:ｊ:::.:.:.:.:.:! j/
ヽ､ l/ /| -V￣ヽ W| ::::「二ヽ|.:.:.:.ﾘ V
､ l /イ´:::! __＿＿＿＿＿ | :::|┌j l.:.:.:/
_ ＼. L／ /!::::::| '￣|「::::::::::|「 〉 | :::|/／/ .:（
ｉ ノ｀'´ ∧ ヽ::| ￣￣￣ ´ l ::::| ／ :.:ゝ＼
二__ __ ,イ / ｀ } ::::|く´ :.| `ー
|| |「 |l | r､ ,ィ :::::| ヽ jﾉ
.
ｲ´／￣イ-
{、 | {/ ＿―二ア、
ゝ ＼´＿_ ´ ＞、
, イ´ ￣ ￣ ヽ、"´ ＼
／´｀/、 _ ／´￣｀ヽ 、 ,
/ ／ ｀ ヽ ',
,' / ヽ } }
ｉ / / ヽ ', } .l |
|' _i 斗-‐＝/、.ｉ 斗-‐=| 、 ﾘ , }
| ´ } | /、_ { | }. | ｀ / / ﾘ 私は、
| :| ゞ‐-r、_ヽﾊ }_z-r=ｧ , { ﾄ 昨日の話は全部本当だと思う。
, .| { | ら云ド ヽ /ら云} " ﾊ、ﾊ {
ヽ ! 、ヾ 弋-ソ ｀"弋‐ｿ / ｲ } ヽ |ヽ
ヾ ゝ ＼_ , //} ノ ヽ ヽ l
, ヽ￣ 人 ヽﾐ
,.-―', ｉ＼ -- イ -――--､ヽ、
!＿ ゝ、ｌ￣￣¬ｰ-＝ニ二-＝＝＝＝ﾐ､
/三三≧=-＿＿ ￣ｰ=三三三三ミ､
.
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ_ ＼ はあ？
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
あの時のできる夫は、 ／ ヽ ｀Ｙ′之＞
やる夫の提案を受けてすぐにその意図を理解したよね？ rヽ, l、 、 , ､ | ヽ }<
そして吟味した。どう話せばいいかを。 i !７Tハ T寸寸 | }ノ |
r;r‐r/ | |（●） （●） / / ,/ﾚ′
〈_L (｀ヽ .}`| ヽ 「)'/|/
l｀ （ ｀`/ ヽ､_ ― _,.ィT/
ヽ l l 7Eニ::ィ1│
ヽ::::::.ヽ . 'ｲ／ヽ::::｀l┘
.
＿ー ､ }V _
｀ー--≧ V ﾚ´{
_,フ' __｀ヽ.
_ -‐≦＝=､､_, -､ ＼｀ヽ
､__-'´ ｀丶. ｀ヽ.､ } ｀フ
／ ,ｲ .／{ Y ｀| | ｀ヽ 元々、ルール関係なしに話したがってたんだから、
フ /ﾝ／__｀ﾄ、,i l }人{ヽ. ＼ヾ あの時こう考えたんだと思う。
￣乂,●） (● ）ﾘ| / ﾘ:| ﾉ ヽ._
,'ヽ ﾉ／~）.ｨ.|:| {´￣ 「要は３人に作り話だと思わせればいいんだ」って。
ﾊ. ヘ ､,.ィ.1:ﾚ'/ ,ｲ 人
ヽ.__ ..､ {ﾐ::|ｨ|:|´ /.ﾉ' そしてやる夫の提案を受け入れた。
YYYYY乂 L!从 ――正確には、提案を受け入れるフリをした。
／ヽ-シ´::::｀ヽ.
,.:':::::::::￣::::::::::::::::::ヽ.
i:::::::::／{::::::::::V:::::::::::::'.
l:::y/== V::::::::ヽ::::::::::::l
|:{;': : : : :.＼::::::::l:::::::::::|
l:ヽ: : :ヽ: : :.＼:::l :::::::::!
.
/イ
-── ／￣ ＼ ＿ ,ノ
＞─'´ ＼ ＼ー'
／ ＼ !
/ ∨ ＼
. / ＼ ＼ | |
怪談話の定番でしょ？ . ′ | ｲ⌒＞､＼ ヽ } |
| i|.人 /Ⅴi. | / ,. ＝､, ＼}⌒ﾊ 人
嘘をつく、っていう言葉が、嘘。 | 八ｲ｢｀｣、 ∨ 弋歹八彡 ﾉ |. !
だから後の話はすべて本当――。 八 ∨ヾ＝" ::::::: l .! ヽ !
ヽ 人 |/ | ￣
ﾊ:::: -‐' ｲ仄㌃ 丶 /ﾉ
／￣￣ ｰ- _ ＿イ/／ -― ¬、
,!=‐-＿＿ ￣ー=ﾆ三三三ﾞ、
/三三三三三≧=-＿ ￣ｰ=三､
/￣ー=三三三三三三三≧‐-＿＿＿ ｀ヽ
.
／￣￣＼
／ _,ノ ｀⌒
｜ .（ ●）（●）
. ｜ （___人__）
| ﾉ ――なるほど。
.| |
人､ | うん、そう言われるとそんな気がする。
,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ その方ができる夫らしい。
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、 だがそれだと気になる点が出てくるな。
. ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_ 緑色の手とか、その辺はなんなんだ？
'| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
/ i |:::: ヽ ゝ,
′ ' ﾊ ヾ::: |＼ ﾊ | ヾ;. |:::::
| | │. / ＼. ヾ | ! / !. ! ｜ i::: :ト.::::
もっちろん、. | | │ﾊ.| _ _､ | ,.x }/─ トl . / i::::/:::∨ヽ:::::::
それについても見当はついてるよ。. |ﾊ V. イ´ ｀ミ､.ｌ ,x=≠ミ.z/／ ,/ V::::::::::: ::::（::::::!
l! ゝ. l,x＝ミ､ ` ｲ／ / ) |:::::::::::::::::::＼
できる夫は嘘をついてない。 7∨ ,: f^1 /l/./ノ::::::::::::::: ﾊ::::ﾉ
見たまんまの情景を語ってる。 ﾊ . , j l .j l l rイ:::::::::::::::::::::
ゝ ｀ ´___ﾉ .ﾉ'´/.ﾉ.ｲﾊi!:::::::::::::: /
今夜できる夫が来てから種明かしね。 _,,. -‐---. ／ , /ノ| ヾ.::::::::::::ﾊ
/ ニ二二ﾆ / __ イニ＝-∨ゝ::
/三三三三 ナﾒｘ r＜''"´_,,. -‐''"´ヽ
/_,,. -‐''"´ l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;^'':三三三三ﾆゝ
.
／￣￣＼
／ _,.ノ ｀⌒
| （ ●）（●） ええ、あいつ今夜も来るかー？
.| U （___人__） めちゃくちゃ怒ってたし、二度と寄り付かない剣幕だったぞ。
| ﾉ
| |_,-‐、 ／ ⌒）
.人､ 厂丶,丶,丶´ ／￣
_,／( ヽ､.,ヽ., ___,く_ソ __ノ
-― ''"::::::::::::＼:::::::::::::::::::::( <"ﾆ‐-、
:':､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r ／⌒ヽ::::::: )
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V／.....￣ ',:::::|
:::::|;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 〈 ::::::::::::::... ',::.
:::::!;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::＼:::::::::::::::;;;ﾊ ::::::::::::::::::.. ',
＿＿＿_
／ ＼
／─ ─ ＼
その点に関しちゃ心配してねーお。 ／ （●） （●） ＼
あいつは昨日の話を聞いたうちらの反応が | （__人__） |
気になってしょうがないお。 ＼ ⊂ ヽ∩ <
| | '､＿ ＼ ／ )
必ず今夜もやって来るだろーお。 | |＿＿＼ “ ／
＼ ＿＿＿＼_／
､_ ＿
ｨ-‐ ` Y ＜＿＿
＿≦―'´＿＿ _二z<＿
＞ヾ ￣, -‐ ´￣｀┴＜
＜戈､ Y / ＼
>{ / l, ､ , ,l_ ､ ヽ
| ゝ{ l｀寸寸T ハT7 } ,､ l
∨ヾﾊ ∨ゝ （●） （●）|ハ| そゆこと。
ヾi∨| , |´ 首をなが〜くして、待ってなさいな。
ヽT､,_ ー _ ノ 朝ご飯も済んだし、これから自習タイムよ。
| lヽ::ニヨ7l
└l´:::／ヽ |`
.
:..:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.: .l￣,ii!!j,,_,|lll|i| :..:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.::..::::
:..:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.: _ .|!!|i::;"ﾞﾞ:;!jj:ﾞﾞ;| :..:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.::
:. :. :. :. :. :. : (")'''''-､_ |!f ,,j!j;,||llli!ｰ' .: .: .: .: .: .: .: .: .:
. :. :. :. :. :. |ﾞ｀lｰ､_.｀-､_ ＿__ '''ﾞﾞﾞ￣ .: .: .: .: .: .: .: .:::
:. :. :. :. :. | | ﾞ-､ ﾞ-､_,,,r-''ﾞ_,r-'ｿ : : : : :＿＿＿
.: : : : : |. .| ,r｀＜ﾞ,,r-'''ﾞ/ ／ﾞ .＿__ _.＿_ f-==ﾆﾆ二,,,＿＿_
. . . . |. .| ／ .／_,,r'''ﾞ,r''ﾞ .|.===|--i__!:|!:::!| rt┴i |||||||||||
.. . . .|. .| .／ ／'´,,,r'''´ .i--i.|.:::!i!:|i!!!|::::|;|!:::!| .| |:::::| .||||￣￣
. . . | .| |.／,,r''´ .|; .;|:|:::ij!!:|!ii!|;;;;|;|!:::!|,,,,l､|:::::| .||||
. . | .| 'ﾞﾞ´ ,,､ .,､ |; .;|:|:::!ii!:|ij!!|....|;|!:::!||||||.|:::::| .||||
. | | .r(,__)___ (,__)､ ｨ!;;.;|:| :::::::|"ﾞ |.-|;|!::::!||||| |:::::| .||||
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| | .｀{!. .ﾟoﾟ- !} //;;:|; .;|:| :::::::|. .| |;|!::::!||||| |:::::| ||||
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／￣￣＼
／ ヽ_ .＼
（ ●）（ ●） ｜
（__人__） | …………。
ｌ｀ ⌒´ ｜
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|: : : ﾄ､: : : : : : : : : : : : : `ｰ／ : : V | ┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
〈: : : :::: _ -¬-−―-､: : く:r ､: : : V ｝ ┃ 部屋に戻ると、
/: : :_ン´: : : : ＼ ,___, ｨ ）: : :`く : : : ヘ| ┃ 隠れていた睡魔が顔を出した。
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣. ┗━━━━━━━───−−−
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:::::::::::::::::::::::::::::::||:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::||::::::::::::::::::::::::::::::::::┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
:::::::::::::::::::::::::::::::||::::::::::::::::::::::::::::::::::┃ あれは本当にできる夫の仕業なのか？
:::::::::::::::::::::::::::::::||::::::::::::::::::::::::::::::::::┃ やる夫は出ていくきっかけのためと言っていた。
:::::::::::::::::::::::::::::::||,. - ､:::::::::::::::::::: ┃
:::::::::::::::::::::::::_:ノ !::::::::::::::.: : ┃ だが本当に？
:::::::::::::::::::::/ _,､ ,.j'´）:::::::::::::: : ┃ 確かに理解しづらい奴だが、いくらなんでも回りくどい気がする。
::::::::::::::::::/ ｲ::::ｿ::::::::::::::::::::::::::..┗━━━━━━━━━━━━━───−−−
::::::::::::::::i ,ゝ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::l 〈:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::ｌ 丶.:::::::::::::::::: ぎぃ… :::::::::::::::
::::::::::::::l ヽ.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::ｌ , ﾍ!::::::::::::::::::::::::: ぎぃ…
::::::::::::::l ヽ.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 昨晩のできる夫は相当に酔っていた。
┃ 松籟館にやってくる前から泥酔していたはずだ。
┗━━━━━━━━───−−−
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ そんな状態で、わざわざ椅子に上がって人形を吊れるだろうか？
┗━━━━━━━━━━━━───−−−
.
::;;ヽヽ:;;;ヽヾゞ;::;:; ヾ; ;.:ゞ;"ゞ ;;;;;ヾ゛ﾐゞ;;ﾞ;:ヾ; ;ヾ)
⌒ゞ;ゞゞ;ヾゞ;ゞヾゞ;;;,.ヾゞヾ;::;:; ヾ;;ﾐ; :.ヾヾ;::;:ゞ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
ゞ;ゞﾟ ゞ; ヾ ; ; ヾゝヾゞ｡ﾞ;;;ゞ;;:::゛;;ゞ; ;ヾ;゛; ヾ ┃ できない子は、できる夫ではないといった。
ゞゞ::;;ゝ;;゛ゝ;::;:ヾヾ:／;;ﾟ::;;ヾゝ;;;::;:ﾞヽヽゞ;;ゞゞ ┃ ――じゃあ誰だ？
;;''ヾ;;ゝﾞ;;ゝゞ;;ミﾐ::ヾヾヽ;;;ゞ;;ソ;;゛:.:;;.ゝ... ┗━━━━━━━━━━───−−−
ゝ;;ゞ::ヽ;;ﾟヽヾ::;;ソｨ;;ヽヾゞ ' .
::(,ゝ;;ゞ:::ヾゞ::ｿ;;ミ` 'ｰ ｀ ,
:!i::{
ヾヾﾟ;;ヽ':;;ミミヾ;ヾヾヽ:.,: ┏━━━━━━━━━━━───−−−
;;ヽ::;ヽ::;:ヽ::ヽミ;ゝ;;;::;:ヽヾ::. .┃ 窓の向こうで、木々が揺れている。
;';;ゝヽ:::;: ;;）, ' ヾゝ'::ゞ;;゛;: .┃ 寂しい風景だ。
⌒;;ヾヾゝヾゞ:;;⌒ヾ;';;ゝヽ ┗━━━━━───−−− ｀ .
;; ::;:;;ヾゝ;;ヽ;.::ヽ; ;:⌒ヽ゛ ヽ ;::ミヽヾ;;ゞ｡.:, ' , '
;ゝ ／;;ゞヽ::ゞ;;;゛::ゞ:ゞ::;"ゞ ; ; ;ゞ゛ ゛:: ;;ソ . ｀
ii:::..ヽ;; ::;:;;ヾゝ;;ヽ;.::ヽ;;ゝヽ;; ::;:;;ヾゝ;;ヽ;.ヽミ;;ン ´. . ┏━━━━━━━━━━───−−−
;;|:ヾゞ;;::; ;;ヾゝ:.:.゛;; ;:ゝゝヾ::⌒ミ゛;;⌒;;;;へ゛;;::;::;;ヾゝ ;;゛ﾝ;.,....┃ ――そう、寂しい場所だ。
ヾ|i ゝ;` ; ;;゛::ヾゞ;;::ﾟ;;／;: ; ; ;ゞ::;::: ;;::⌒ヾﾟ;;ヽ':;;ミ゛..゛:: ;;ソ ゝ┃ 誰かが俺の手を引いている。
::;::,゛ゞ.ヾ;ﾂヽヾ;;ゝゞ:ヾゞ;;::ゝ;::ヽ;;ゝヽ::;: ゞ;ゞﾟ ゞ; ヾ ; ; ヾゝヾ┗━━━━━───−−−
;;|i ;;;ヾ(;;ヾヾゝ;:;::ヽ;;ゝ;` ;ゝゞ; ;;ヾヾゝ;;ゞ:ゞ::ゞ;;／.::⌒;;ヾ::;:;;ヽ::;ヽ)゛::）.;、 , ' i)
|i;:;;;i:ii;;.;;; ;ゝ;;).:ゞ:,゛ゞ.ヾ;: ; ;ヾ;;;ヽヾ.ヾ;;;ヾゞ;;;,.ヾゞヾ::;:; ヾ;;ﾐ;:.ヾヾ:ゞ ､
イ-='￣¨ー､;ｨｒ=＝`ﾞ "ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" " ~ , ､
__､==＝≧=ィ'イ⌒ﾞ ｀ ､ ,
､ｒ-''ｰ'￣-‐'´` ｀ . ､
. ´
.
＿,〉 /
／´ ＼ /
＼ 〃 丶.._ ／＾＼
. ＼ / ￣￣｀丶、 ／ ＼ ┏━━━━━━━━━━━━━━───−−−
ヽﾍ ＼ ／ ┃ 白い、ひんやりとした手。美しい手だ。
ヽ、 ＞'"´ ┃ 女の人が手を握っている。
', ＼／ ┗━━━━━━━━━───−−−
', ', ／
', ', ／ /
', ', _／ ｜
', ヽ￣ ,'
、 ヽ ヽ / /
＼ __ ｰ-､ ＼ ＼/ ／
ﾉ >､＼ ＼ 丶、 / ／
〈__,／{ `T¨´￣｀)-‐-､ ｀/ /
', |､_,＞'´ ／￣/ / V
丶-' 丶-‐ '´ {_(／
.
┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ この手を離したら、置いて行かれる。
┗━━━━━━───−−−
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ この人は美しい人だ。
┃ 優しげな眼差しが、俺を見つめている。
┗━━━━━━━━━━───−−−
/l:::::l:::ヽ:八 ' / ./::::/!:::/l::::::::::::l::::::::::|
.ヽ:::::l::::::ヽ:ヽ ､_ /:／ l::/.:':::::::l::l､:::::::::::l
',:::|::::::/!::::l ､ ｀ ｰ ／'/｀´/:::l:::ヽ::ヽ ＼::::::',
/:,ｲ:::::{ l:::ﾄ:}. ＼ _,..ィ"´::/::/l::ﾄ､::lヽ:::',:::} j::::/
／ ﾍ::::', ヽ | ｀ ー ''"´ l:::/:/ ｿ !:} ヾ! /:/l/ l::/
､:{ ):/ /,.| {/|::{ ／-'"´￣｀ヽ､ ／
_｀,.._ ／,.-' ', ｀ー ''" ヽ
´ {､￣´ } / ,.-'´| /|
! ￣ ー ､ ,..-'"´ / / !
ヽ ｀ / / |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 俺は嬉しくて、その人の手を少し強く握った。
┗━━━━━━━━───−−−
.
,-‐.r‐､-――-- ､_＿,..､
|:::::{/::::::::::::::::::::::::::,‐---l
/::/::l::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::l､
{::'::::l::::::;:::::::::::::::::/:::::::::::::l::|:l やらない夫くん、わたしといっしょにいく？
_ノ::ｲ:::|::::::ヽ::::::_::::{':l:::::::::::,:l::|:!
(::< l::::l:::lヽ:::::::::::l,-､!::!l::::l::/l:l::|'... ┏━━━━━━━━━───−−−
､:) l:l!:::|::jヽ:::::ﾘ､'. |:l.l::/!'/､ﾘ ┃ 頷く。
ﾘ /!:（:/l:/l'/ ´ ﾘ l/ ,.:' ┗━━━───−−−
l ゝ}! l ﾄ､ |｀ｰ '" わたしといっしょでいいの？
l} /｀ヽ､＼k_-,
,' ＼_ ':,. ┏━━━━━━━━━───−−−
l ,...__ ｀ヽ'-､. ┃ もう一度頷く。
|/ ヽ l | ＼｀ヽ ┗━━━───−−−
| ',.|/ ヽ､ヽ
| !' l::l ﾉ ほんとうに――？
| l l'/
| ! /|
| .{ | |
┏━━━━━━━━━───−−−
┃ ――――。
┗━━━───−−−
.
.
/ ｀ヽ / ‘，
/ } ‘，./ } ＿＿__
' V / ／ ヽ
, / ./ ,:' /. ┏━━━━━━━━━━━───−−−
,′ , / ／ー ./.... ┃ 白い手。女の人のもう片方の手。
ヽー'/ /ー' / ┗━━━━━───−−−
{ | , ,/ / ／
ヽ ＿ | ! / ' , ＼
{::::::::ヽ ' | ＿ / ／ ,:' ”¨ ､
人:::::::|/ {/::::::ヽ / , ゜ .／ ヽ／ }
／ ー' {::::::::::/′ /／::ヽ ,. :' / '
／ ー ' 厶=!'::::::／´ ＞―z/ , '
,゜ } ノ、 {_／¨¨¨´ , ゜_ ／
{ /⌒ ー― ' :} {／:::)ィ
', _{ ! (_,／
} ⌒ ＼ .' /
, l .{ '
{ ' 、 / ┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
ヽ / 入 /.... ┃ 赤いマニキュア。
ハ / ./ ヽ ／..... ┃ せまってくる。赤い爪、赤い。
匕ｱ .／ ,' ｲ....... ┗━━━━━━━───−−−
.
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／ ヽ､_ ＼
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_ ／ ｀ ヽ__ `- {し| ／ | |
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／ ヽ ｀ヽー、} .／ ／| |
ノ ヽ__ ｀ヽ.／ ／ .|_|
／ ノ | ／
／ |／
.
, ´ ￣￣ ｀ 、
/ ヽ
/ _,ノ_ ｀ヽ-、
/ (√丶丶´v 〉 おもいっきり寝こけてたろ。
ﾉ U { ) j
,.ｲ ､ V / 今は――３時。２時間以上寝てたのか。
,／(:::ヽ.ヽ { r
_, ､ -― ''":::::::::::::＼::::ヽヽ., __r ／⌒ヽﾆ‐-、
/::::::::ﾞ:':､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V／.....￣ '.,:::::
丿::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::... '.,::: |
r ::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ::::::::::::::::.. '.,::i
/ ::::::::::::::::::::::: !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ::::::::::::::::::. '.,
/ ::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ::::::::::::::::::::. '.,
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ―）（―） ｼｭﾎﾟ
.| （__人__） ﾁﾘﾁﾘﾁﾘ……
| .,ﾉ )／´二⊃
人 /"／ '‐､ﾆ⊃
./ ヽ ｌ ´ヽ〉〆ヽ
( ⌒ヽ/ __人〉ヾ_ノ,ゞ
.＼ / / { ／
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ―）（―） , ､
.| （__人__） ふぅーッ ,´ ( ⌒ヽ ）
| `-=━・ --==≡三三 ( （ ) ） ）
.| ﾉ ヽ ｀ｰ ノノ
ヽ .,ﾉ )／´二⊃ ヽ_- ノ
> /"／ '‐､ﾆ⊃ ｷﾝｯ
./⌒ヽ ｌ ´ヽ〉〆ヽ
( ヽ/ __人〉ヾ_ノ,ゞ
.＼ / / { ／
.
／￣￣＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ＼ ) ;;;;)
| （ ─） （─）/;;／
久しぶりに見ちまったな。 .| （__人__） l;;,
.| ∩ ノ)━・'
やれやれ、なんだって今更あの夢を。 . | / ノ´ }
. ヽ / / }
ヽ/ / ノ
.
／￣￣ ＼ (
／ _,.ノ ｀⌒ ﾉノ
| （ ＝）（＝)（,ヽ、 （(
.| U （___人__） ,r__i____ ノ 高校入ってからは見なかったんだけどな―。
| √丶丶丶┬─'" やっぱりあれかな。
| | ) j 心当たりそれしか無いしな―。
.人､ ヽ´ /
_,／::ヽ､.,ヽ., __ ( r
_, ､ -― ''"::::::::::::＼::::::ｰ-- く ／ ⌒ヽﾆ-、
/;;;;;;::ﾞ:':､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V／.....,￣ v,;,ヽ
丿;;;;;;;;;;;:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;( ;;;;:::::::::::... ',;;;;|
i ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::|;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;ﾊ :;;;;;;:::::::::.. ',;;i
/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::!;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;ﾊ ::;;;;;;;;::::::::. ',
ｷﾞｯ
.
／￣￣ ＼ (
／ _,.ノ ｀⌒ ﾉノ
| （ ＝）（＝)（,ヽ、 （(
.| （___人__） ,r__i____ ノ
| √丶丶丶┬─'"
| | ) j
.人､ ヽ´ /
_,／::ヽ､.,ヽ., __ ( r
_, ､ -― ''"::::::::::::＼::::::ｰ-- く ／ ⌒ヽﾆ-、
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丿;;;;;;;;;;;:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;( ;;;;:::::::::::... ',;;;;|
i ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::|;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;ﾊ :;;;;;;:::::::::.. ',;;i
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／￣￣＼
／ _,.ノ ｀⌒
| （● ）（●） ﾉ'
| （___人__） rﾆi ,i'
| ｀ ⌒´ﾉ .| ﾚ..;::.
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人､ 厂丶,丶, v´j
_,／( ヽ､.,ヽ., ___,く_ソ __ノ
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ｷﾞﾂ
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| 〔i| || |,／ ／ ＼|| |
| || // || ／ .＼ |
| ||. //.／ ／ ＼,|
| || . ／ ／ ＼
| ||／ ／
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| ／ ／
|,／ ／
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／
／
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＿＿＿
／ ＼
/ ､__ノ-､ ＼
| ､● ′ ヽ
ヽ-､ ｀ 冫 ﾍ
誰か廊下歩いてんのか？ ` ､_Υ ＿_Y_
えらくゆっくりだが――――。 `ｰ ､ __ｒ':::::::::::::::::`;__
｀Y.:.:.:.:￣､::::::::::::::::ヽ
∨:::::::::::::Y:::::::::::::::::l
ﾚ:::::::::::::::|::::::::::::::::.l
|:::::::::::::::::|::::::::::::::::l
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|.:/::::::::::::.|::::::::::::::.|
ﾚ::::::::::::::::|:::::::::::::::|
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人.:::::::::::::|:::::::::::::::::::|
／||ミ
／ ::::||
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|:::::::::::::::||／￣￣＼|| ｿｯ
|:::::::::::::::|| _ノ ＼＼
|:::::::::::::::||（ ●） （●）|
|:::::::::::::::|| （__人__） |
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|:::::::::::::::||ヽ＿__ ノ
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|::::::::::::::(_ノ ／ . . . ||
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＼ : . . . (⌒)i . . . . : ／
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＼ _ o, ／ .| |
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|｀i. .| | |￣￣i.| | |
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. ﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:'
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;;;;;;:;;;;;;.
.
.／￣￣＼
.／ ＼
| ー '. ｀i
| （ ●） .） （サロンの方に行ったのか？）
|. （__人）
| `⌒i （しかし今の奴――、）
ヽ. ﾉ
ヽ ノ
.> <
| |
| |
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/:.:::::.::.::::| |::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:::∧ !::::::::.:.:.:.|
〈:.:.:.:.:.:::::::| ﾉ:::::::::::::::::::::::::.::.:.::::::::::::::∧ 〈::::::::::.:.::.:|
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/:.:.::.:.:::::::::|/:.:.:::::::::.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::.:.:.:.:.::〉 |::::::::::::::.:.:! （学生服？）
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＼:.:::::::|＼:::::::::::::::::/:::::V:::::::::::::::::::::::::／::::::ト､:::::::::::::::j
|`ー|::::::＼:::::::::/:ヽ:::::V::::::::::::::::／::::::::::::〉/￣￣「
| |::.:.:::::::＼/::::∧:::::::V＿_／:.:.:.::::::::::!｜ / |
ﾄ､ヽ.|:.:.:.:::.:.:.:.::.::::::∧::::::.:.::::::::::.:.:.:.:.:.::::::| し! / |
| ヽ !:.:.:::::.:.:.::::::::.:.::::V::::::.:.::::::::::.:.:.:::::::::| | | /
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ヽｲ:.:.:.:::::::::::::::::::/ V:::::::.:.:.:::::::::::::::::| ヽj
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三ヽ:; ;:;: :;'':; : ;;:: ;:: ∨ :ﾊ:;: ;: ;:;／:; :; :ｿ:; :; :! /:;: :;: '':; :; :. : :;;'':;Y:;:;
: :;｀ヾ＼ :; :: ;ｨ､:; __:ｒゝ ﾊ:;.: :.: : ; r'´ :''; :j !:. :,ｲ '' /..;: :' .,;:;':,ｲ:;: .
; ;:;: ;: ｀ヾ,､＝=≧ｭ､Yｌｊ .}:;: ;:; ;;rj:; ::.; / j:;ノ:;: ;: :; :: ;:; :;: ::; '' :;: :;j!;;: ;:
X;:: :;: : :;:ﾊｌヽ;:ﾐ｀ｰ-､ミi! hヾ:;: :ｿ;::: :; ,;ｲ／ゞY:;彡_ノ:;: :;: :;; '' ,;イ-='´ ,､ _
;: : '': :;:; : : :ヾ｀ヽ;:; :;:j| li! ﾄ=､＼j! :;ィｰ' ,ﾉ:; ;ｲ7ｊ /＿:;: :;: :; :: :;: :; :ﾉ/:;: ;;: ;:: ,,.._/ / / /iｺiｺ ,..､.,__
: : : : : :; ; ; : : : ＼｀Y i! l|: ;:ﾍ ｿ彡 Y ,ｒf'ノ￣￣: :: :: :;;ｨｒ=＝': :;:; ::;: :; : '‐-, .,ニ' ',コ !┌‐-ニ¬
;: ;: ; :., ., : ' '' ;: ;: r'ヾ; !i !,l:;: ノｲr'' ｒ ~:;,ｲ＿:;:＿,,-―'イ :; :;: ; _ ;:;: :ゞ,､: '-' / / .゛´ / / __
;; : ;:; ;:: :; ; ;;:ヽ;.ィ: : :l ｌ iﾄ､´ノ ｲ/ il, r--､ｒ―''￣:;: :;: :: ;:'' :;: :; ~ ソイ ／／ ／／ 凵. 匚!
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: : :: ;:;rｭ__;: : ;:; : :; :.;;｣(ｲ彡ｲ彡 r' j/j;: :≧'=-、.,;'' .,:;:' r=＝\ｊ/ ,:; :;;: υ
ヽ='イ彡三≧=イ三彡 ｊ!/彡 i!ﾄ （￣7イ:;: :; : :;:., '' :_イ;: :; :; ｲﾊ .,;:; : σ
ゞ‐=-‐'´:;:; :;￣¨ー-!7''ｲｿ´ ﾐヽ!,, ヾY : : , '':; :;:: :; :; : . .,.: ;; ヾ l.;: :;:
:; :;:;::;: : ;:;: : :; :;; : ; r､ｊ 彡 : :lｒ'ｲ !{ ヽ__ :; :;:: :; :; :: : ;:;: :;: :; } l|:;: :; ｋ､
: ;:; :;;: ;: ;;: :;' :;; ;: : .Y|}ィ ミ{ﾄ'' ﾍ ｀ヾ､＿,,ィ'' :; :;: '' ＿ _三ﾆノ:: ;: ､__ ｀ﾞﾟ
;: ;; ;:: :; :;; ;:: :: ;:'' :; ::T'' __,,ィ =ｭ'' ヾﾊ ,,ィ´ __ ==--'´:;: :;:; :;: :; : ;:: 弋」
;;':; :;;' ;: :;:: :;; :; : ; :; ﾉｿvゞ,､ ｀ヾ｀ ﾐ Y/j/ ィ´:;: .;:: ;:; '':;:' :;: :;: ;: ; :: ;:;
;:; :;; ;: ;::; ;:;;'' :;: :;ィ’ノ!fy彡ﾍ_ｒィY ミ }!j/j/ j:: :; :; ::: ;: ;: ;::: ;: : :; ::;''': ;: ,メ
;:;; ;::: :;;:; :;: ;: :; {イヾ''tｿvゞｿxfyヾ ￣ヾﾐ!|-':;｀´ : ;: ;: ;:::;':; :;::: ;,.,..;:::' . :;;ィヾ '¨´
:;; :;; :;: :;;;: ;'' :;:; 〉ｲ/ｿfyゝ=-yｿfﾐ｀ヽィ ミｌ! : ;: :: ;;;: :::';;;:': :: :: :;:; ;:;-''¨´
:; ;; ;:;'' ::;: ::: ;:;: /j/j/ ヾﾐｲｊ ﾐl|!:;:;: ;;''.; :.;'';:;.., {'´~
｀;: :;; :; :: ;:'': ;::;/1j!/j/'´ ￣｀ミ ﾉ彡￣ヾ!|::; ;:'' :;: :;: :;; ''´
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| ( ●) (●）
| U （___人__） ――できる夫か？
|. ` ⌒´ﾉ
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iヽ |
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_/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ７¨:.ヽ
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ｷﾞｯ
ｷﾞｯ
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/ } ‘，./ } ＿＿_..┃ 赤い爪。
' V / ／ .┃ 赤い。赤い。せまってくる。
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,′ , / ／ー / /
ヽー'/ /ー' / ,
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ヽ ＿ | ! / ' , ＼
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人:::::::|/ {/::::::ヽ / , ゜ .／ ヽ／ }
／ ー' {::::::::::/′ /／::ヽ ,. :' / '
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} ⌒ ＼ .' /
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{ ' 、 /
ヽ / 入 /
ハ / ./ ヽ ／
匕ｱ .／ ,' ｲ
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ほんとうに、いいの？
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／ _,.ノ ヽ､_ｺﾞｸﾘ
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.人､ 厂丶,丶 v 〉.
_,／::::ヽ､.,ヽ., ___,く_ソ __ノ
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＿
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! _＿i _＿ おい！
rヘｰ之ミ´､ ,｀≧z､
}/,i/7,＞=ﾆ三ﾆイﾍ<//＞x やる夫か？ できない子か！？
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iγ三/ ヽИ≠/, :､/∧
ヾ三/ V/≧=ミj//.;!
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Y,V// ∧
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| | ノ ､ 、 三三i|!三三三i|／| .;:,
| |[] ● ●） l 三三i|!三三三i|／| ＿＿＿＿___鄴Ⅰ＿＿. <二
∠ | | （人__） | 三三i|!三三三i|／ ／ r=====┐ШШ ／ .|..::
＿ ,;': |＿＿|＿＿ /^) .ノ 三三i|!三三三i| ／＿＿| |＿＿_／ |＿<二
／| ／ ヽ ヽ 三三i|!三三三i|／ ||─‐|＿＿＿|─‐|| ／ .|..::
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| ゝl lし'
| ｀(＿ﾉ
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| | ノ ､ 、 三三i
| |[] ● ●） l 三三 突き当りのサロンまで来たが……
∠ | | （人__） | 三三i
＿ ,;': |＿＿|＿＿ /^) .ノ 三三i|!三三三i| ／＿＿| |＿＿_／ |＿<二
／| ／ ヽ ヽ 三三i|!三三三i|／ ||─‐|＿＿＿|─‐|| ／ .|..::
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| ゝl lし'
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/ / l | |ﾉ ｀"７T7/ l＼＿＿＿＿＿ _＿
/ / l | // ﾚ ヽ＿＿＿＿＿ ＼ ／ ＼ ／ ／
/ / l | |/ / ／ ヽ､_／ ／ ／
/_/ ﾚVﾞ ＼ヽ＿＿＿＿＿＿＿ ＿_／ ／
￣￣￣￣￣￣￣´ ／￣￣＿＿／
￣￣￣
,, -‐ ､
/' ヽ
／￣￣＼ ./ i
／ ._ノ ヽ､＼ / ...........i
| （○）（○） | / ..:::::::::::::::|
| （__人__） | / ..::::::::::::::::::l
.|u ｀ ⌒´ } ./ ..::::::::::::::::::::! できない子！
| }/ .::::::::::::::::::::/ できない子いるか！？
ヽ ./ .:::::::::::::::::::/
.ヽ . .／ .:::::::::::::::::::/
,. ‐'"´ `'‐,r''"~ .:::::::::::::::::／
..:.／,. -‐‐- ､ l′ ..:::::::::::::／|
:,' ／ !.:::::::／:i..:..l
r ､ / !::::::::::: i..:..i
l .......`:i i !:::::::::: ﾞ､:.i
! ::::::::::/ i i:::::::::: ヽ:i
.! ::::::::/ i .....i::::::::::: ヽ
.ヽ ::::::| `､ `､ .....::::::::::::l:::::::::::: `, ,_ ＿
/ ＼:::l. `､ ヽ::::::::::::::::::::l::::::::::: /'''ー─----､ ､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
`ヽ `､ .::::＼:::::::::::::::|::::::::: /,, ,. ‐;'' _＿≦ー`__＿ _二ｚ<＿ 人
＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜ て
＜之′Ｙ´／ ＼ 〈
>{ ,' | ､ , ,. ,.l , ﾞｉ
| !､{ | 寸寸T ハT７} ｨ, ｌ
′Ｊﾞｉ, ﾞｉ ﾞｉ三○三三○三ハ|
うわっひょおーーーい！？？ ﾞｉ|ﾞｉ'(1!!!!ｒv-‐､!!!!!!|
え、なに？ 敵襲？ ﾞｉTィ.,_ | ｉｌｉｌｉ r'.二ヽ
│「ィ::ニEｉ＾Yﾞ r─ ゝ、
└l´::::,r' ヽ._Ｈﾞ ｆﾞﾆ、|
|::::|´ ￣｀i＼｀7ｰ┘!
|::::| |::::::ト ｲ
.
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ ／}
って、やらない夫！ ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }./ / __
貴様、乙女の部屋に乱入するとは何たる狼藉。 |ハ |（◎）三（◎）::/ / ,./ / . ／ .ﾉ
(＾ヽ{ ヽ| ヽ 「)'/|/ 厶- ´ ／
(￣ ヽ ヽ iヽ､_ □ _,.ィT/ ／
.(二 ヽ i i |,r‐i 7Eニ::r一'´ ー ､ ￣￣￣）
ヽ ／ ノ'ｲ／ヽ:ー―. ､＿_ .〈￣￣
i { ｲ:::: i´￣ ｀l::::::::::::::::／ ＼ ＼
ヽ. `ｰ '/::::::| |'￣￣ ヽノ
`ー ' ￣
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ○）（○）
. | U （__人__） 今はそんなことどうでもいい！
| |r┬-| できない子、お前ずっとこの部屋にいたか？
. | ι `ー'´}
. ヽ u }
ヽ ノ ＿ _,
/ く ＼ ＿__,＞ Ｙ´'ー-､
| ＼ ＼ ＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
| |ヽ、二⌒)､ ＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
（どうでもいい……） . / , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
約束通り、まじめに勉強してましたとも。 |ハ |（○）::::（○） / / ,/ﾚ′
どしたの。幽霊でも見たような顔して。 `| ヽ U「)'/|/
ヽ､_ コ _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
'ｲ／ヽ::::｀l┘
i´￣ ｀|::::|
.
／￣￣＼
／ _,.ノ ヽ､_
｜ ( ●) (●）
｜ （___人__）
.| U ｀ ⌒´ﾉ 正解。
| |
人､ u. |
_,／(:::::ヽ､ __ ,_ ノ
_, ､ -一 ''"::::::::::＼ ::::::::::::::::::7、___ _______________
/::::::::::::ﾞ:':､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...／´ ヽ､,,,_____ノ
;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ ヽ､ .}￣）
｛;;;::::::::::::::::::::...v::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ' ､ ヽ_ﾉ ￣
ト:::ノ..:::::::::::::...:ヽ;;;;;:::::::::＼::::::::::／( r_ノ
ヽ;;;;;;::::::::::::::::::....ヽ;;;;;;::::::::／⌒ヽ::::ヽ､y-ィ´|;;;;|
ヽ;;;;;;;;::::::::::::::::丿ヽ;;;;／....:::::::;;;;;;;;;;::）;;;:::::::|;;;;|
ノ: : : : : : : : il: : : : : : : : : /＞-= ､:､: : l: : : : i: : : : :i: : : : : : ∧
．´´/: : : : : : : : :ll: : : : : : : : / ＼i: : : /: : : : :.l: : : : : : : :i
,': : : : : : i!: : :l ヽｊヽ、: : / γ ⌒ヽ ﾉ'i: /: : : : li :l: : : : : : : :.l
i: : : : : : ::l >´ ＼ｊ i ｉ ノ:': : : : : :l!/ヽ: : : : : : i.!
l: i: : :i!: : l γ⌒ヽ ヽ ___,ノ /: : : : /′ i: : : : : : l::l
ｌ/l: : l.ｌ: ::l. 'ゝ __ノ ヽヽヽ/: : : : / ／: i!: : : : :i!:.l
…………はい？ ＼! l: :l /: : : ／<´: : : :!i: : : : ll: l
l: :いヽヽ ` /: :.／/: : : : : :./l: : : :,/l/
ヽ.', / ／／: :/: : : :/ .l: : : /
ヽ. -− ' ,.イi､: : :i: : : :/ .l: : :/
!＞．. ,. イ三三ヽ/l: : :/ .l: :./
!＞．._ .．＜´三三三三三ﾆ.ｿ .l; ´
．＜i三三三三／三三.ヽ ′
ｒ'´三三三三三三i三三三三.ヽ
/k＞'´ゝ、人三lllく´ヽ三三三三i
/k/ ′ ＼__＼lll/三三三三彡i
/k/ ,' ） /三三三三彡/
.
￣ ､
´ ＼
／ ヽ
/ ヾ
':::::::::::::: U ヽ
l::::::::::::::::: ヽ
. l::::::::::::::::::: l
. l::::::::::::::::::::::: , く
l:::::::::::::::::::::::::: l .} 見ちまった。
l:::::::::::::::::::::::::::: ｀ｰ ｒ' 剱岳階の幽霊。
l:::::::::::::::::::::::::::::: U /
!:::::::::::::::::::::::::::::: /
,'::::::::::::::::::::::::::::::. /
￣ ｀ー -:::::::::::::::::::. /
｀ ､ /
:.:.:.:.:.:... ､ ／
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.. .:.:ヽ _ ´
ー- :.:.:.:.:.:.:.:.. ..:.:.:.:.:.:ヽ
｀ ､:.:.:.:.:.:.:...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
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..:.｀:.:､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
..:.:.:.:.:.:.:.｀:.:､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
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,_ ＿
､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
_＿≦ー`__＿ _二ｚ<＿
＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜
＜之′Ｙ´／ ＼
>{ ,' |､ , ,. ,.l , ﾞｉ
| !､{ | 寸寸T ハT７} ｨ, ｌ
′Ｊﾞｉ, ﾞｉ ﾞｉ （●） （●）| ハ|
ﾞｉ|ﾞｉ'(1 , |
ﾞｉTィ.,_ ∩ /777ノ
│「（丶_//// l
└l´::ヽ ／ ¨
,_ ＿
､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
_＿≦ー`__＿ _二ｚ<＿
＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜
＜之′Ｙ´／ ＼
>{ ,' |､ , ,. ,.l , ﾞｉ
| !､{ | 寸寸T ハT７} ｨ, ｌ
′Ｊﾞｉ, ﾞｉ ﾞｉ （○） （○）| ハ| マヂデ？
ﾞｉ|ﾞｉ'(1 , |
ﾞｉTィ.,_ ∩ /777ノ
│「（丶_//// l
└l´::ヽ ／ ¨
.
. / i| ﾄ､/ V| / ヾ 丶 ＼
/ ｌ { l＼ﾄ､|＼､l ＼川 r 、|| ￣
. i | / 乂 l r＝彡′ ﾉ ∨/⌒ v ﾄ､
. l | i |r彡｀ ) ﾊ }
――何処で見たの？ ',ﾄ､ 从 ヽ u _ ｲ::| / ′
. ヽ＼ヽ 爪|::l:::| /人|
丶 ⌒´ ′ ! l:::l//
＼ ｲ |::lノ/
ー- ∧i ﾑ:! ′
〕∧人/ .| ﾚ′
|:::::::::::::::::::::ヽ ＿ __
／￣￣＼ /::::￣:::¨ ¨::::::::::::::::::::::::::ヽ
／ _,.ノ ヽ､_ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶
｜ ( ○) (○）
｜ U （___人__）
.| ｀ ⌒´ﾉ__
| _／ ￣＼ヽ
人､ '､／ ￣ ヽ '､
_,／(:::::ヽ､ __'-r´￣ヽ v サロンだ。
_, ､ -― ''"::::::::::＼ :::::::::::::::j_γ | あそこは行き止まりだし、普通なら逃げ道がない場所だろ。
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ r、
丿;;;;;;;;;;;:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゞニﾆ彡〉,
. i ;;;;;;;;;;;;;;;;::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::::∧^ お前も足音聞かなかったか？
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::∧i 位置的にお前の部屋の前も通ってるはずだが。
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::|;;;;;:::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::∧|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;丿;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::::v
;;;;;;;;;;;;;;;;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::::ﾉ
.
／￣ヾ、 } ﾚ ＿＿＿＼
／, ィニﾆ大 ヾ‐-、 ヾ｀
,ｲ ´ ヽ＼ ＼
／ 、 }ヽ ｀ト､ヽ
/ , :ﾄ ｉ ヽ} ｀ヽ｀
,' f: :i :| ヽ :|、 | ヽ :}
ｉ l :ﾄ | | | ヽ | } ヽ
| i､ { :| ＼ :| !/ ヽ | :/ﾄ＿ヽ
あー、確かに聞いたかも。 | ハ ヽ |.┃ ＼| ┃ }ハ l/ ＼ ｀
やる夫が来たのかなって思ったもん。 ヽ : :ﾄ┃ ┃ } :| ）ｲ、 ＼
＼{ " ｲ ﾄ { ￣
| .iヽ、＿__-_ ,、イ/ } ハ/
!ノ ヽ|/ }ﾊ∧寸 } /|/
/ } ´
| |
／￣￣＼
／ ヽ_ .＼
（ ●）（ ●） ｜
（__人__） |
ｌ｀ ⌒´ U ｜ とりあえずやる夫に話を聞いてみるか
{ ｜
{ /
_. -: ´Λ _.へ｀ 、
r＜: : : : /:|: :、 ￣r' ＼ :＼_
/: : :ｌ : : : : : :＼`IエL>、 >ﾍ::Λ
|: : : ﾄ､: : : : : : : : : : : : : `ｰ／ : : V |
〈: : : :::: _ -¬-−―-､: : く:r ､: : : V ｝
/: : :_ン´: : : : ＼ ,___, ｨ ）: : :`く : : : ヘ|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.
／||ミ
／ ::::||
／:::::::::::||＿＿＿＿
|:::::::::::::::||／￣￣＼|| ｶﾞﾁｬ
|:::::::::::::::|| _ノ ＼＼
|:::::::::::::::||（ ●） （●）|
|:::::::::::::::|| （__人__） | やる夫。いるか―？
|:::::::::::::::|| ｀ ⌒´ |
|:::::::::::::::|| }
|:::::::::::::::|| }
|:::::::::::::::||ヽ＿__ ノ
|::::::::::::::(___＿＿ノ´||
|::::::::::::::(_ノ ／ . . . ||
|:::::::::::::::||／ ||
|:::::::::::::::|| ||
|:::::::::::::::|| ||
＼:::::::::::|| ||
＼ ::::||￣￣￣￣
＼||
.
＿＿
.───┐ ／ ...::::::..＼
￣￣￣| | ／ ...::::::::::.＼
| | ／ ...:::::::::::::.＼
| | | ...::::::::::::::::: |
| |. ＼､ ......::::::::::::::::::／
二二二 」 ＿ ＿ ゞ ...:::::::丶
─┴┐ ⊆ﾌ＿)＿_./ ┌ヽ ヽ┐
二二二二二二ｌ / | | | |
＿l＿＿＿＿_| ／ |＿| |_|
| ／ __, ノ |─l
|───/ ／lﾆ/ /二ﾆ luul.
| ___| | | |_|.
└─（ ）(ﾆ| |./二ﾆ)
￣￣ / ）
｀ー ´
＿＿
.───┐ ／ ...::::::..＼
￣￣￣| | ／ゝ ...::::::::::.＼
| | （ ●） ...::::::::::.＼
| | (人__） ...:::::::::::::: | お茶の時間かお？
| |. ＼､ ......::::::::::::::::::／
二二二 」 ＿ ＿ ゞ ...:::::::丶
─┴┐ ⊆ﾌ＿)＿_./ ┌ヽ ヽ┐
二二二二二二ｌ / | | | |
＿l＿＿＿＿_| ／ |＿| |_|
| ／ __, ノ |─l
|───/ ／lﾆ/ /二ﾆ luul.
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└─（ ）(ﾆ| |./二ﾆ)
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｀ー ´
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（⊃￣￣＼
（⊃ _ノ ＼
（⊃ （ ●）（●）
| （__人__） やる夫、ずっと部屋にいたか？
| ｀ ⌒´ﾉ
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／ヽ } ＼
／ ヽ､＿＿__ノ ）
／ . | ＿／
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ああ。 | | / ,ﾄ_|-､....::::::::::::::::::::::::::::|
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. ┃ ┃;;;;[三三];;;;;;[三三] ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;◎;;;;;;;◎;;;;;;;┃
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ﾌﾞｯ , {-}―― - ､
/ {-} =ｨ ＞'
| (￣´ _ / ヽ
し兀八_ﾄ--/ ヽ,
|| ヾ '､
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┃ Bill Evans & Jim Hall Duo - Romain ┃
┃. ttps://www.youtube.com/watch?v=T7-NGEEtWSI ┃
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＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ 勉強してたお。
／ （●） （●） ＼ 音楽聴きながらだけどな。
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（●）（● ） |
ああ、そうか――。 （__人__） |
（｀⌒ ´ |
悪いな、いきなり押しかけちまって。 { |
{ ﾉ
mｍ ヽ ノ
（⊂ ￣￣￣ ヽ
￣￣￣| |
|┃:::::::::::::::
|┃＿ _二ｚ<＿:::::::::::::::
|┃‐ ´￣｀'┴＜:::::::::::::::
|┃ ＼:::::::::::::::
|┃, ,. ,.l , ﾞｉ:::::::::::::::
|┃寸T ハT７} ｨ, ｌ:::::::::::::::
|┃（●） （●）| ハ|::::::::::::::: （やる夫には謝るのか。解せぬ）
|┃ , |:::::::::::::::
|┃ ― _ノ:::::::::::::::
|┃ィ::ニE7 l:::::::::::::::
|┃::::／ヽﾄ:::::::::::::::
|┃:|´ ￣｀i:::::::::::::::
|┃:::::::::::::::
.
／￣￣＼
／ _,.ノ ヽ､_
| （ ●）（●）
.| U （___人__） しかし、ヘッドホンしてたってことは
| ｀ ⌒´ﾉ 部屋の前を誰か通ったのにも気づかなかったのか？
| |_,-‐、_ -、
.人､ 厂丶,丶 v 〉.
_,／::::ヽ､.,ヽ., ___,く_ソ __ノ
_, ､ -― ''"::::::::::::＼::::::::::::::::::::( <"ﾆ‐-、
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r ／⌒ヽ;;;;;;; )
;;;;;;;;;;;:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;V／.....￣ ',;;;;|
;;;;;;;;;;;;;:::|;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;〈 ;;;;:::::::::::... ',;;i
;;;;;;;;;;;::::!;;;;;;;;;;::::::＼::::::::::::::::::::::;;;;;;;;ﾊ ::;;;;;;;;::::::::. ',
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ_ ＼
また誰か来たのかお？ ／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
＿ _,
／￣￣＼ ＿__,＞ Ｙ´'ー-､
／ ノ ヽ､＼ ＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
. | （ ●）（ ● ＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
. | （＿人_）│ ／ ヽ ｀Ｙ′之＞
| ｀ ⌒´ | . / , l、 、 , ､ | ヽ }<
| | ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
. ヽ / |ハ |（● ） （● ） / / ,/ﾚ′
ヽ / `| ヽ 「)'/|/
.> < ヽ､_ ロ _,.ィT/
| | l 7Eニ::ィ1│
| | 'ｲ／ヽ::::｀l┘
.
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
うわー、やめてやめて。 |ハ |（三） （三） / / ,/ﾚ′
もうこれガチなやつじゃぁん……。 `| l l ,─､ 「)'/|/
ヽ､_ '―┘ _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
'ｲ／ヽ::::｀l┘
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ_ ＼
／ （ ●） （ ●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ_ ＼
／ （●） （●） ＼ 詳しく聞かせろお。
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
―――――――――――――――………。。。
|| # | .:;, .:;,;
|| :| へ .;:,
|| :| ＿＿＿＿＿ #; .;:,:
|| ,;: | | || ＿＿＿__＿＿＿＿ ζ
'' | | || ／::<><>::／:<><>>:／| .;:,:'
| | || |!三三三i|!三三三i|／| .;:,
| |[] || |!三三三i|!三三三i|／| ＿＿＿＿___鄴Ⅰ＿＿. <二
∠ | | || |!三三三i|!三三三i|／ ／ r=====┐ШШ ／ .|..::
＿ ,;': |＿＿|＿＿＿＿_||＿|!三三三i|!三三三i| ／＿＿| |＿＿_／ |＿<二
／| ／ |!三三三i|!三三三i|／ ||─‐|＿＿＿|─‐|| ／ .|..::
|／ |l |」 .|」 .||／ .<二
|
|
|￣￣￣／| ＿＿＿_
| ／ | ／〜::〜／|
／ .／ ..／| ／〜::〜／ ｜
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ 格好は学生服だったのかお？
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
. | （ ●）（● ） |
. | （__人__） │ ああ、間違いない。
| ｀⌒ ´ | あとそうだな、学帽も被ってたな。うん。
. | |
. ヽ / 最初幽霊って思わなかったくらいだ。
ヽ / ここまで来て、ようやく自分が見たものがわかったろ。
> <
| |
| |
＿,-｀^--y＜＿
」＼ _-=-- -- ｚ＜＿
＿＞> ,-‐ ´￣￣ ｀┴＜
「 之′y´ ,. ,. ヽ、. ━┓ 確かに密室だね―。
」i ,r' / 太太v''〈 ､, ｿ ヽ ┏┛ でも私も足音聞いたしなぁ。
/､ /ｿ /ﾘ （●） ﾘ入ｯ ,､ / ・
. J l | ｲ lﾞi , （●）::/ﾍ/
. lﾞi ﾞ!)!|ﾍ. ヽ ノ
／:::::::::::::::::ヽ､__ ,. ｨく
,r'::::::::,'::::::::／ l::::::::::::l
＿＿＿_
／ ＼
／─ ─ ＼
噂は本当だったって事か……。 ／ （●） （●） ＼
やる夫はそういうのと縁がないから羨ましいお。 | （__人__） |
＼ ⊂ ヽ∩ <
| | '､＿ ＼ ／ )
| |＿＿＼ “ ／
＼ ＿＿＿＼_／
.
｀ー--≧ V ﾚ´{
_,フ' __｀ヽ.
-‐ ≦＝=､､-､ ＼｀ヽ
／ ｀ヽ､ } ｀フ
／ ヽ| ｀ヽ
∠ニ´_/ ヽ | }人 {ヽ. ＼ヾ あーもぅ。やらない夫勘弁してよー。
/ /! ﾄ | ヽ .| ﾐ ﾉ ヽ._ これで夜になったらトイレいけなくなっちゃう。
| / | | | | | ヽ | | ヽ } {´￣
}| / __| || ヽ､|__ﾘ＿_ ヽ! |V-/,ｲ 人
ﾘ| | _／ ﾘ | | / y ﾘ| i´[]´ /.ﾉ 私こういうの苦手よー。
| ､ | |jィ=≠ァ! // ィ≠=ァ ! ´|/| | |/ ただでさえ３人しかいない時に出るってさぁ。
ヽ ､| | 弋付ソ|/" 弋ｲタ | |ノ/
＼v|| ! !/
|ヽ ヽ ／| ﾄ,
＿_ |ヽ ｲ､/ | }＿......,,__
／ ｀ーヽ ヽ､_ . ‐ ‐ ／ .ﾉ/ ./ ／ ヽ
| ￣＼ ヽ ヽ ＼ ｰ ‐ ´ ／ i / / ヽ
| ヽ ヽ ＼ ＼__／ | / } {
|/ ＼j | |;;} /;;;;;ヽ ／!/ ／ }
/ { | | ./;;;{人;;;;;;;∧/;;;/ﾘ | |
.
ノi ,ﾍ /ヽ
＿/ヽ/´ レ i､ !/i／i - ― ‐- _
＿_＞ ヽi_- 、 i ´ 、
￣＞ - ‐ − 、 ￣ﾆ／ ＼
／ ヽ ヽ､ / ＿＿ ＿＿ ヽ あ、やる夫の部屋で寝ていい？
/ / / ,' < / ´ ＿＿ ヽ ´ ＿＿ ヽ ',
,' ., , . i ' f f:::::::ｿ f f:::::::ｿ ,
i/! ! i .i i Yヽ ' `ー‐ ´ `ー‐ ´ ! 叩き出す。
i i //! /! ! ./i i 八! / ,
i/! i! ヽf !/ .ム i､ i i i i i ,'
i ∧z=＝xi i x＝=z ゝ 八 ヽ ＿ ノヽ.＿ ノ / 酷い！乙女の純情が！
i ﾄﾋ:::ｿﾉ ﾋ:::ｿﾉ i i6} ` ／
∨八xx xxx i !ｿﾍ ＿ヽ ＿ ＿ ィ
>ヽ!./> 、 -､ ＜! ./＞´ ', ＼＿＿＿＿＿＿＿＿／./ ￣ ＞ 、 乙女なら歓迎してやるお。
. ／ / .i ー ´ i／ ヽ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿／ ｀ヽ
.
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| モロッコか！ モロッコ行きの航空券があればよいのか！ ＞
＿＿＿_ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
／ ＼
‐ ─ ＼
（ （ ●） ＼ はいはい、乙女（笑）乙女（笑）。
（人__） |
｀⌒´ ／ ――それより思い出したお。
｀ｌ ＼
ｌ ＼
＿＿＿_
／ ＼
／ ＿ノ ヽ__＼
／ （─） （─ ＼
| （__人__） │
/ ∩ ノ)━━／【】[] ｼｭﾎﾞｯ
( ＼ ／ ＿ノ´.| | □
.＼ " ／ | 二⌒)
＼ ／
.
... . .. . .. . ................... ..................................
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::|:::.:::| ｌ ,／:::::::::::::::::::::::::::::::::: .:.
.:|::.::::|／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .:.
..|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .:
.:.:|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .:.
／|￣￣￣|::::::::::::::::::::::::::::::::::: .: あいつ、ここで死んだんだっけか。
／ | |::::::::::::::::::::::::::::::. .: .:
.:| | |:::::::::::::::::::::::::::::::::: .:.
. :.:|_,..．‐'─＝=='::::::::::::::::::::::::::::::::::::. :.
. .: :::i | , ===ﾞ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. :.
. . :.:.: :| ｌ. ｌl l|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. :
.:. :. :.:.::.:::::ｌ_,..．‐'‐ |l====ｌl:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .:.
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. :. :. :.:::::::::::. :.:::.:::::::::::::::::::::::::::l`ｰ､,_,l'_|l==='~i,l|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .:
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￣￣￣￣￣ : : . :. :.::::::::::::::::::::::｀ｰ-､l_|'l＿＿_,l'|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .:.
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: . :.:::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. :. :
.
／￣￣＼
／ _,.ノ ヽ､_
| （ ●）（●） 入学して半年たらずで死んじまって……。
.| U （___人__） おふくろさんが可哀想だよな。
| ｀ ⌒´ﾉ
| |_,-‐、_ -、
.人､ 厂丶,丶 v 〉.
_,／::::ヽ､.,ヽ., ___,く_ソ __ノ
_, ､ -― ''"::::::::::::＼::::::::::::::::::::( <"ﾆ‐-、
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r ／⌒ヽ;;;;;;; )
;;;;;;;;;;;:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;V／.....￣ ',;;;;|
;;;;;;;;;;;;;:::|;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;〈 ;;;;:::::::::::... ',;;i ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
;;;;;;;;;;;::::!;;;;;;;;;;::::::＼::::::::::::::::::::::;;;;;;;;ﾊ ::;;;;;;;;::::::::. ', ┃ ｹﾝｶﾞｸｶｲ
┃ 剣岳階めぐるは同学年だったが、
┃ 昨年の夏に心不全で死んだ。
┗━━━━━━━━━━───−−−
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 元々かなりの虚弱体質で、ペースメーカーを埋めていたという。
┃ 寮生活は体力的に厳しいと言われていたが、
ヽ}` ヽ ノｧ.´. ┃ 本人の強い希望での入寮だったらしい。
｜ _ / ┗━━━━━━━━━━━━───−−−
_, -―｣ ＼ ´ ／
-―=ﾆ´_丶 ＼.ﾉ 丶､ __, イ
´' ､ ＼ /ヘ=ﾆ､ー ､_
_,. _,._ ＼ ヽ ト､ } }
､.／´ ｀ヽ, ゝ'´＾ヽ_ ＼ｰく 人
/ ＼｀Y´＼ | ｀ '´ | ＼↑|
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 線の細い、上品な少年だった。
┃ 医者と両親の反対を振りきって、進学を決めた人間にはとても見えなかった。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
.
─ ﾐﾒ､::. 丶 ＼
／ 丶 ／ :: i i⌒
／ ﾟ i | ＼ 人
／ | ﾟ l Λ , |丶 ＼_
／⌒/ l l :|. |__ノ.::: |: / V 八 ＼⌒
ｲi /＼ 斗 i| l.| ﾚ⌒' ノ }:。 ＼⌒
/ 从ﾊ/ ｫf七ｱ'乂| l Ν _) / / Λ:。 丶 ＼_ノ|
めぐる君、随分な噂立てられてたよね。 . i / ,以 ´ ●ｼ_ И/ ィ / ,{i |::| ／| | ＼__ノ
从 ッ′ 仄:::. /i{i |::|｜ | /
私みたいのが言っちゃうのもあれなんだけどさ… ＼Λ ′ V 彡ィ.:| | ┘li ! ｌ′
- ‐ {⌒ |: | |:l¨¨V
＼ Λ |: | |:|
ｰ‐ ､.-....‐/V.::::::::｝__ |: | |:|
｝㏄㏄C℃ﾟ° :::｀ヽｌ:|
____＿_厂￣￣::::::::::::::::::::::::::＼
／:::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::。
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
／ （─） （─ /;;／ ああ、きめえ夫のお稚児さんだったってやつかお。
| （__人__） l;;,´|
./ ∩ ノ)━・'／
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 環境が環境だけに、どうしても女役を振り当てられてしまう生徒が出てくる。
./ / 〈 ＼. ┃ ――できない子のように、姿形からして女形というのはさすがにないが――
. .| ! :ﾊ | : :ﾄ､ ┃
｜l :＼:|ｰﾍl : :| ＼ ＼┃ 華奢で儚げな雰囲気の美少年だった剱岳階も、
ヽ! | ｨ=ミ ＼ :l ｰ―＼: ┃ 入学当初からそのケがある奴等に目をつけられていたらしい。
. ＼ 〈 ﾋﾊ ＼ｔ ィ＝ミ ...┗━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
`ト以} ﾋｒﾊ 〉 ,: : ／´ /
. l ﾉ 以ｿ /／ノ ／
､ ､_ ／厂 ＼
. ／＼ ｀ ／ |./ ＼
く ＼＿_ . イ / _〉
＼ ／} / ／､
/ﾊ /l / ／ ＼
. l | } /l:|＼ / ／ /⌒＼
.
,.⌒ヽ γ⌒ ヽ
〈● ﾉ＼ ／＼ ●〉
ヽ彡' ヽ / ヾ_ノ. ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
） Y （ ┃ 当時の３年にきめえ夫という真性の要注意人物がいて、
／γ⌒ ⌒ヽ＼ ┃ 過去にも、彼に手を出されて学校を去った者が何人もいるという
/ | | ヽ. ┃ まことしやかな逸話があった。
| ヽ＿＿人＿＿ノ |. ┗━━━━━━━━━━━━───−−−
＼ `ー'´ ／
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ そのきめえ夫が、剱岳階を非常に気に入っているという話が
┃ 入学してから数ヶ月のうちに、退屈しのぎも相まって公然と広まっていたのだ。
┗━━━━━━━━━━━━━━───−−−
.
／"´
,'/
,、{ { /／¨へ
／ ヽV , イ＜⌒ヽ、
, -‐"´¨匁 ニ二ミ＜^ヽ ≧=-‐
, イ／ , イ ヽ ヽ ￣ヽ、＿__
／ / ／ / ヽ ヽ ヽ´
{ 〃 /ｉ | | | ヽ ヽ ヽヽ
∨. ,' .| | | | ', ', ',ヽヽ めぐる君、優しくていい人だったね。
/ ＼{ ! ! | |ヽ ／} } } ヽ! 私みたいのにも親切で。
,' ヽ､才ヽ l 7／ ﾘ l } /
{ { |ィ乏云 ＼ l 斥云ﾊ!从ｲﾘヽ、
|'ゞi {､弋ｚリ ヽ! 弋ｚリ/ }/⌒ヾ
! 人 l ', 、｀´ , /´i< ﾍヽ
. jイヽ! ｝ ', - - { { ﾊ } ヾ
'／￣ヽl'ｰ ＞ .＿,. イ ﾘ '"-―'- ､
,!=‐-＿＿ ￣ー=ﾆ三三三ﾞ、
/三三三三三≧=-＿ ￣ｰ=三､
/￣ー=三三三三三三三≧‐-＿＿＿ ｀ヽ
. ／=＝ｰ-＿ ￣ｰ=三三三三三三三三三三ミ､
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
あいつに来西泥の図太さの万分の一でもあれば、 ／ （ー） （ー） ／^ヽ
学校生活ももうちょい過ごしやすかったろうに。. | （__人__）（ / 〉|
＼ ｀ ⌒´ 〈 ／ ⌒^ヽ
―――――――― ＼ _ _ ＿ ）
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ 来西泥は剱岳階と仲良かったんだお？
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
,' | / j .:｛{ r:::.{ ヽ| .:! .:ﾄ ｌ
うん。まあ普通に仲良くさせてもらってたって感じかな。 ./ｌ | 斗ｌｰ八 .::: V -┼ト ! :::::|::::|∨
/´| .:::| ::!∠_ 厶:::::ヽ ⊥j厶|::::::,'::::j
お互い似たような立場だったし | :八 ::|t（ ●）`＼|（●） /:::/::::|
――私は自分が好きでやってることだけど。 | l ハ 从 ／:::∧ﾘ
V＼:∨介ﾄ ､ _ −_ イ个Ｖ/
/∧}:}ヽi ﾖ ｀ ﾋケj/{:{
ィ'`ヾ =-=‐ィ'/｀ヽ
/｀Y´‖¨::¨‖ Y´}
.
＼/: :/: : : ヾ: ヽ .:.
:./ 〃: :./.: .|: :. ﾊ:ヽ＼ ヽ .:. i:.ｉ
:i '/ : : |: :i|:.:.ｉ l: :ﾄ､ ヽ ｉ: :.ｉハ!
! .: : : i |: 小:.ｌ ﾊ l厶斗:. :.|: :.| }
! .: :ｉ:.:|ﾊ: _/ﾘ !|: .' ﾉ′ }:ハ: :|:.:.:!
! .: :|斗七/ |: / ,ｨf笊ﾐｙ|: ﾊ: ;. めぐる君、松籟館での暮らしにはすごく愛着持ってたけど
!: . .: :|'..ﾚf示ミ､ | ' 八rｆ:j:} 从ﾊﾉ やっぱり色々と大変だったみたいで。
:i: . : :|《ﾊr':ｆ:j::} /' ゞﾟ ' ｲ乂
:ﾊ. .:小 う::ソ , | i ﾄ､ きめえ夫じゃないけど、
: :}: .:从 小:ト:.＼ 似たようなこと言ったり、してきたりする人も多かったし。
: :r´}:.::.}＼ ' ‘ ｲ:.:|ﾊ!::.. 〉
＿_: : i:小. ． 个ﾍ: |、::.. /
￣二=-_ ｀ ｧ―.´:.:.!:.:.:｀}:.:.:} {
=-_＿ ￣二=-＿_ハ:. :.:＼:.:.:.:._ ノ t
三三二=-_ ￣￣二=----=二 =/ | ヽ
.
／⌒
（(＿＿__⌒＼ノ＿_
(＿＿＿＿＿) ＼／￣＼ ＜￣｀
⌒ヽ __＿ ⌒ヾ:..:／¨＼ ｡
_／＿＿＿V⌒ヽ ＼ ＼
相談に乗ったりとかしてたし、 ─ ﾐﾒ､::. 丶 ＼
色々力になってあげたかったんだけどさ……。 ／ 丶 ／ :: i i⌒
／ ﾟ i | ＼ 人
／ | ﾟ l Λ , |丶 ＼_
／⌒/ l l :|. |__ノ.::: |: / V 八 ＼⌒
ｲi /＼ 斗 i| l.| ﾚ⌒' ノ }:。 ＼⌒
/ 从ﾊ/ ｫf七ｱ'乂| l Ν _) / / Λ:。 丶 ＼_ノ|
i / ,以 ´ 辷ｼ_ И/ ィ / ,{i |::| ／| | ＼__ノ
やっぱりもっと、何かできなかったのかなって 从 ッ′ 仄:::. /i{i |::|｜ | /
＼Λ ′ V 彡ィ.:| | ┘li ! ｌ′
思っちゃうんだよねぇ。 - ‐ {⌒ |: | |:l¨¨V
＼ Λ |: | |:|
ｰ‐ ､.-....‐/V.::::::::｝__ |: | |:|
｝㏄㏄C℃ﾟ° :::｀ヽｌ:|
____＿_厂￣￣::::::::::::::::::::::::::＼
／:::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::。
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ー ＼ 死んじまったヤツの事同情してもしゃーねーお。
／ （●） （●） ＼ 別に虐めてたとかでもないし、気にしすぎんな。
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
／￣￣￣＼
／ ＼
/ ─ ─ ヽ しかし、なんで剱岳階はこんな所で死んだんだろ。
| （●） （●） | たしかあれ平日だったはずだお。
＼ ∩（__人/777／ あの時、剱岳階が死んだって聞かされて不思議に思ったんだお。
／ （丶＿//// ＼
.
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼ 同じクラスだったから、あの時の騒ぎは覚えてるお。
. ／ ― ー ＼ 真面目だった剱岳階が、午後の授業に出て来なかったんだ。
| （●） （●） |
. ＼ （__人__） ／ 普通に午前中は授業受けてたからどうしたんだろうって。
. ノ ｀ ⌒´ ＼
／´ ヽ
.
_ -‐- ､
, ´ ｀ 、
／ ＼
,. -‐'ｆﾌﾌ ７ ｀､
/ ｒ‐´ ｒ‐､ / ヽ
ﾉ _/＿ 」 .l | ー‐-‐' `ー‐-─ ! 結局見つかったのは放課後になって。
i _ ＿ .） ,' | （ ー‐） '" （ ー‐ ） ! 寮に引き上げてきた奴が第一発見者。
! ｀{ ﾉ ヽ , ! /
| ｰ ― ､}´;￣￣;｀ ｰ‐-/;:;＼ ヽ＿人＿_,ノ｀ ／,.,.,. テーブルの上には本が置いてあったから、
l ,.-ｒ /;:ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;/:;:;:;ヽ＿ ｀ ー __, ｲ:;ヽ:;:;:; 昼休みに読書に来たんだろうって話だお。
／i! 〕〈:;:;:;:;:i:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;/:;:;:;:;:;! ＼ _ｰ‐_,.／ i:;::;:ヽ:;:; そしてそこで発作が起きて死んだ。
´:;:;:!ヽ ＿∠);;',|:;:;:;!:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/:;:;:;:;:;:;ﾄ､ ／!;;;;;;;;;;〉、 ,,.ｲ:;:;:;:;:;:ヽ
:;:;:;:;:ゝ､_ /;;;;ﾉヽ:;:;!:;:;:;:;:;:;:;:;:|:;:;:;:;:;:;:;ト.｀' ヾ--〈 Ｖ !:;:;:;:;:;:;:;
:;:;:;:;:;O /｀:;´/;:;;:;:|:;:;l:;:;:;:;:;:;/└-､:;_:;」 !;;;;;;;! |ヾ､:;.-‐
:;:;:;:;O:;':;:;:;:;/:;:;:;:;:;l:;:;:!:;:;:;:;/:;:;:;,.-‐´:;:;:| |;;;;;;;;| !:;:;＼_:;:
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ ､:;_:;_:;:;:;:;:;:;:;/:;:;;:;:ヾ:;:;:;:;:;:;:! !;;;;;;;;;! /:;:;:;:;:;:;:;7
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（●）（● ） |
…………。 （__人__） .u |
(,｀⌒ ´ |
{ |
{ /
ヽ /
,, -‐)__, ／⌒i
／;─ー´ミ .／ l
（＿ﾝー‐-.ノ´ |
l |
.
／￣￣ ＼
. ／ ＼
. ／ _ ノ .ヽ、_ ＼ でもおかしくないかお？
| （ー） （ ●） |
. ＼ （__人__） ／ 昼休みなんて１時間ぽっち。|
. , '´７::::|.７ 「i .}::::ヾー､ わざわざここに来て更に帰る時間考えたら、
|ヽ:::::|∧|/| .| ! |∧|:::::::|ヽ 読書時間なんて２０分程度。
|:::i::::::::lﾆﾄ i | |.,|ﾆl:::::::::i:::::
/::ﾊ:::::::lﾆ|::＼／:|ﾆl:::::::::|::::ヽ
〉:::::|::::::lﾆ|::::::||:::::|ﾆl:::::::::|::/::|
. i::::::::!::::::::::|::::::||::::::ヽ_::::::::!::::::::|
|::::::::r::::::lﾆ|::::::||:::::::::＼::::_}:::::::::〉
〈::::::::|:::::::::::|::::::||::::::::::::::Y |ｿ::::::::|
|:／:|::::::::::/===l=====::l＿人:::/
|i::::,-､:::::/::::::::::|:i::::::::::::::::|:::::::|/
＼|_/ヽ/::::::::::::i_:::::::::::::::::|〉.イ
.
- ￣￣｀ - ､
／ｰ､ ヽ
, -､ ヽ､＿ ﾊ
ﾉ!o } !､_ ',
読書家ならわかるお。 / ＞ ｏ｀ー-- }
『読みたい本があるなら、わざわざ時間を無駄にするような事はしない』。. { / ヽー- ＿ ＿ !
ヽ｀ー〈 } イ´ ヽ ｊ
剱岳階は本を読むためにここに来たんじゃないんだお。 ＞､ ー' （ , イ⌒ヽ' |
< ７ヽー-ァー-ヾ/ .ﾊi
ｒ='ﾍ ／ヽ!:::{ <´ ハo i
∨l∧ ノ / 7::｀-> ／ ｊ /
∨l∧ _/ ｊ / /:;':::〈-イ 〈 ..|
,イ )ﾍ}-' / ｊ /:::;:r´ ! ...|
! ⌒)ﾍ ノ /:::::;/ } ..|
ヽ ´ノﾍ／ /::::::/ ヾ / |
.
＿ _, l /
＿__,＞ Ｙ´'ー-､ ′／
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
！！！ そういえば友達が言ってた！ |ハ |（○） （○） / / ,/ﾚ′
めぐる君、誰かと会う約束をしてたんじゃないかって。 `| ヽ 「)'/|/
ヽ､_ コ _,.ィT/
,..ノ:::l 7Eニ::ィ::/ /:::ー...､∩
_ ,､r‐":::::､: 'ｲ ' ヽﾚ:::::::::::::::::::| |-,／)
r-r;''´:::::::::::::::`､::/ `、:;;;..-.,,_ 丿}ノ /ノ)
(,_{::::_::;;::--''-‐ / ｌ:::/⊂ﾆ '" ニ⊃
/ ノ′ `'=>'''"´
ﾉ ／
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ やる夫の考えもそうだお。
／ （●） （●） ＼ 日中誰も来ない場所、暇つぶしに持ってきた文庫。
| （__人__） | 待ち合わせって考える方がしっくりくる。
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
|ハ |（○）::::（○） / / ,/ﾚ′
…………。 .`| ヽ U「)'/|/
ヽ､_ コ _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
'ｲ／ヽ::::｀l┘
i´￣ ｀|::::|
j| |::::|
.
＿＿＿
／_ノ '' 'ー＼
／ （ ●） （ ●）＼ じゃあ今度は誰と待ち合わせてたのか。
／ :::::⌒（__人__）⌒::::＼
| ｀'ーｎl^l^ｌ | きめえ夫？
＼ l っ/ いや、流石に剱岳階もアイツのことは警戒してたみたいだし、
( ゝ もっと警戒されずに会える相手――。
ｉ ＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 松籟館での寮生活に憧れ、
┃ その半ばで命を落とした剱岳階。
┗━━━━━━━━━───−−−
.
＿＿
／ ヽ
/ __,.ノ 、 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
| （ ●)( ┃ その未練から、
| （＿_ﾉ｀,. ┃ 幽霊となってこの寮に現れるという。
| ﾝ′ ┗━━━━━━━━━━───−−−
_ﾉ ｀､ 7
,ｲ:. ヽ､＜ヽ,、___ ﾉ
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
'| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣.┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
l::::∨ :::: ／:::::::::::::::::::┃ 学帽を被り、学生服を身につけた剱岳階めぐるが、寮の中を歩いている。
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::┃ それは去年の夏休み明けから、一部の生徒たちの間で噂となっていった。
┗━━━━━━━━━━━━━━───−−−
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ ここで剱岳階めぐるは死んだ。
/ __,.ノ 、 ┃ だがそれだけだ。感傷的になどならない。
| （ ー)( ┗━━━━━━━━━━───−−−
| （＿_ﾉ｀,
| ﾝ′
_ﾉ ｀､ 7
,ｲ:. ヽ､＜ヽ,、___ ﾉ
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 自分たちと、剱岳階の時間は、もう交錯しないのだ。
┗━━━━━━━━━━───−−−
.
.. ＿＿＿_
／ ― -＼
. . ／ （●） （●）
／ （__人__） ＼ そういえば――、
| ｀ ⌒´ |
. ＼ ／
. ノ ＼
／´ ヽ
.
.. ＿＿＿_
／ ― -＼
. . ／ （●） （●）
／ （__人__） ＼ なんの本だったんだろう。
| ｀ ⌒´ |
. ＼ ／ 剱岳階が最後に読んでいた本。
. ノ ＼
／´ ヽ
,ィ￣￣｀ヽ
/ ｰ､_ ＼
l, （● ） |
本……。 i,!､＿） .|
1⌒ l
l /
｀ヽ, /
ﾉ .く
| |
| |
.
／ ヽ| ｀ヽ
∠ニ´_/ ヽ | }人 {ヽ. ＼ヾ
/ /! ﾄ | ヽ .| ﾐ ﾉ ヽ._
| / | | | | | ヽ | | ヽ } {´￣
}| / __| || ヽ､|__ﾘ＿_ ヽ! |V-/,ｲ 人
ﾘ| | _／ ﾘ | | / y ﾘ| i´[]´ /.ﾉ
| ､ | |jィ=≠ァ! // ィ≠=ァ ! ´|/| | |/ 私、知ってる。
ヽ ､| | 弋付ソ|/" 弋ｲタ | |ノ/
＼v|| ! !/
|ヽ ヽ ／| ﾄ,
＿_ |ヽ ｲ､/ | }＿......,,__
／ ｀ーヽ ヽ､_ . ‐ ‐ ／ .ﾉ/ ./ ／ ヽ
| ￣＼ ヽ ヽ ＼ ｰ ‐ ´ ／ i / / ヽ
| ヽ ヽ ＼ ＼__／ | / } {
.
, -、
ィ ァ ´ ＼＿
/ﾍ⌒{// ／イ´ ―-}
／７ /ヽｲ/ /´ ―＝-ミヽ
,ィ′{ {ミ、ヽｲ、∠ｨ、＝ミ ＼ヾ｀ミヽ、
_ , -‐"´ハ ﾊ ﾏｨ――-ミ、_、｀ヾ‐-、ゝ＼｀￣
. , ｲ-‐-＝ミ、( 〉ノ_ｿ∠"勹ミ ＼ ヾ｀ヽヽ、
. ／, イ イ"´ ／/ ヽ ｀、 ミ ヾ、ｒ-ゝ ＼ ｀
. ／イ ／´〃 ｲ /{ ヽ ＼ ＼ ヾ ヽ ヾヽ
// ｲ／ / / ｨ | } ヽ ヽ、ヽハ ヽヽ}
// // / ｲ _,＿ｭ、{ }＿ } ｝|ヾゝ、ﾊ ',
|' 'ｲ { 斗孑./＿{_ﾊ 」＿}｀仆- .|.|ﾄ､ ﾊ V}
! {' i | { イ_, = zハ }ﾘz=ハ :}:|ﾏ∧ } }',
| !, _'ｨｬ孑竺卞ハ |孑竺卞ｧ_/ ﾘ ﾏ∧,ヽ i} ――――。
{ ハ￣弋辷夕 丶 ;}弋辷夕 ｲ ｲ ﾏ∧ヾﾘ
Y爪ハ､＼ ! ｀ /ｲ ｨ":| ﾏｽ/＼
',{、 八＼ゝ 、, / {/ﾊ Y/＼ ｀
}ハ ＼ ＿ ノ { { V/辷ソ ﾏ/ヽ、
ヽ ヽ 、 ｀´ イ{ } 从ゞr=イ人 ヾ//ヽ、
ﾏ、从}丶,‐-‐,´ｨ1ｲ从{ヽ イヽく ＼、 ＼//＼
}ハ}j////Y////}､ }ヽ ＼、 ヾ} ∨//≧、
_, ィﾍ//////////ヽ、 ﾊ} ∨/ ｀
, z ///////∧////////////ヽ 、｝ ｀´
ｲ/////////////ゞ、/////////////＞ 、_
ゞ//////////////／＼////////////////
.
Y爪ハ､＼ ! ｀ /ｲ ｨ":| ﾏｽ/＼
',{、 八＼ゝ 、, / {/ﾊ Y/＼ ｀
}ハ ＼ ＿ ノ { { V/辷ソ ﾏ/ヽ、
ヽ ヽ 、 ｀´ イ{ } 从ゞr=イ人 ヾ//ヽ、 三島由紀夫の
ﾏ、从}丶,‐-‐,´ｨ1ｲ从{ヽ イヽく ＼、 ＼//＼
}ハ}j////Y////}､ }ヽ ＼、 ヾ} ∨//≧、 仮面の告白、だってさ。
_, ィﾍ//////////ヽ、 ﾊ} ∨/ ｀
, z ///////∧////////////ヽ 、｝ ｀´
ｲ/////////////ゞ、/////////////＞ 、_
ゞ//////////////／＼////////////////
−−− ─ ─ ─ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝
.
次の投下はできれば来週に行いたいと思います。
目処が付きましたらその時にまた告知を行います。
今回はじめて合いの手なるものを入れていただきましたが
これはあれですね、ドキッとしますね。
テンションと脈拍が上がって寿命が縮みそうな喜びです。
あと投下中に飲んでたお茶が気管に入って本当に死にそうになりました。
それでは、ありがとうございます。
.
怖い想像をしちゃう話だ
また次回を楽しみにしてる
合いの手入れたんだが、そこまで吃驚されるとはww
大事ないようでなによりです
仮面の告白のあらすじ見てきたが、これは…
第一話はリアルタイムで見てたんだが、
こう言うシリアスな話だと合いの手はいれにくいんだよねｗ
>>1もどきっとしたと言うことは、やっぱり投下してるほうにも
妙な緊張感が生まれるのやもしれんｗ
次から次へと気になることが出てくるな…
しかし仮面の告白とはあまりにも暗示的だｗ
続きが凄く気になる…
独特の間の取り方もミステリアスな雰囲気を一層高めてくれる
次回も楽しみに待ってます
すげー、ぞくぞくするわ
書き溜めで少々行き詰まってた場面を越えたので
どうにか投下ペースを早められたらいいなあと。努力目標程度ですが、
待ってます
期待して待機
＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ─ ─ ─ −−−
| | | q+p
| | ―――‐, ――‐, ,===//====,‐,―――――
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ヽ,|＿＿|ﾚ/ / /l| |￣￣| |￣￣|
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_､,,_,,...ii' !;<'-､｀;:､ ' '., ,' '､
r'_ ヽ. ||｀'- ..,__ ` )＼ヽl ', ) ヽ'
. i´ ヽ,,_ ', !! _,,｀ﾆ'---`-',| ', ':, ':., ,
,' '､ヽ;.!'‐''´ | .', ;_,,... -'----､'
. ,' ,iヽ! |, ', _,.-‐'´ .',
/ /-':i . |. ', _,.-'´ |
/ ,'､｀ｰ! |. ', ,-'ﾆr'‐' ,'
,' .,' ',. ', .| ヽ __,.r' .i.l´ ,:'
. i / ヽ. ', .| ｀"''―‐'l.i.l.|ヽ', ヽ ,. '
/ く. i'., l ヽ!_ '_ ,.-'-' .,_ _,. ‐'´
. ,'. ｀:､ i,'､ !'i‐―'''"´￣ ´.｀ `'‐---‐''"
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／￣￣＼
／ ― ―＼
／ （●） （●）＼
| （__人__） |
＼ ／
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< つ＼ ,-し､)
―ヽｦ ＼ニフ `-" ――
[]（("￣｡￣ﾟ￣)）[]
| `ー----―"|
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ﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝ
,_ ＿
､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
_＿≦ー`__＿ _二ｚ<＿
＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜ 、. ,
＜之′Ｙ´／ ＼ 。
>{ ,' | ､ , ,. ,.l , ﾞｉ 〜
| !､{ | 寸寸T ハT７} ｨ,ｌ
′Ｊﾞｉ, ﾞｉ ﾞｉ（ ー） （ー）|ハ|
ﾞｉ|ﾞｉ'(1 Д ノ川
―――( ￣￣￣￣￣￣ )￣￣￣) ――――――――
￣￣￣￣￣｀¨´¨´￣￣ 旦
／￣￣＼
ノ ヽ､_ ＼
.(●) (ー ） |
.（__人__） |
__＿.(,｀⌒´ |
| |{ |
ﾓ|(★)| ヽ. ノ
.|ｮ| |／ﾄ. ＼
.ヽ|__＿|. _ ｨ ヽ
＼_／| | |
/⌒￣￣￣ ﾉ
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── 、
／ ＼
/ ＿,.ノ ゝ､_
| ( ＝）.（＝)|
| （＿ノ｀)---､
_! ／――--;.:.:.:.}
_／:r | ／,r ニニニﾌ.:.:.:|
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／..:::::::::::::::::::::ヽ::::::! ! ﾊ -ｭ|:.:, '⌒ヽl
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| ::::::::::::::::::::::::::ﾊ:∧、二二ﾆｲ'｝ |::::::| !:::::::::::::..ヽ
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|i:i:i:|i|!| |! .┃ Oscar Peterson - Here's That Rainy Day ┃
|i:i:i:|i|!| |! .┃ ttps://www.youtube.com/watch?v=kQXMV5nhVOE#t=160 ┃
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/ ﾉ⊥ -､＿ ／´￣ヽ 丶::. 丶、）ﾉﾉノ ﾀﾝｯ ﾀﾝｯ
/ ￣￣ _,／ ／/ 、 丶::. 丶、
／ ／ /／⌒ヽ 丶::. 丶、
〃 /j j' ﾉ、 丶:::.. 丶、
＼/ /⌒ ,ﾆﾞ-‐_､／ ＼ 丶:::.. 丶、
丶 / ／ ／ ﾉ ＼ 丶:::.. (＾二ﾆ ー---―――
＼ ￣´ ／ ＼ 丶:::.. 丶. ＿
_／ 丶 丶:::... /＞ ．￣￣＞ ､
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￣￣￣￣￣´ 丶 l/ （⌒ヽ ￣￣￣
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ｼﾞｬｰｼﾞｬｰｼﾞｭﾜｰ
,_ ＿
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_＿≦ー`__＿ _二ｚ<＿
＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜
＜之′Ｙ´／ ＼
>{ ,' | ､ , ,. ,.l , ﾞｉ あ〜………………。
| !､{ | 寸寸T ハT７} ｨ,ｌ
′Ｊﾞｉ, ﾞｉ ﾞｉ（ ー） （ー）|ハ|
ﾞｉ|ﾞｉ'(1 Д ノ川
―――( ￣￣￣￣￣￣ )￣￣￣) ――――――――
￣￣￣￣￣｀¨´¨´￣￣ 旦
､_ ＿
ｨ-‐ ` Y ＜＿＿
＿≦―'´＿＿ _二z<＿
＞ヾ ￣, -‐ ´￣｀┴＜
＜戈､ Y / ＼
>{ / l, ､ , ,l_ ､ ヽ なんかこの感じ、すごくいいかも。
| ゝ{ l｀寸寸T ハT7 } ,､ l
∨ヾﾊ ∨ゝ （●） （●）|ハ|
ヾi∨| , |´
ヽT､,_ ― _ ノ
―――( ￣￣￣￣￣￣ )￣￣￣) ――――――――
￣￣￣￣￣｀¨´¨´￣￣ 旦
.
── 、
／ ＼
/ ＿,.ノ ゝ､_
| ( ⌒）.（⌒)|
| （＿ノ｀)---､ 懐かしい感じだよな。
_! ／――--;.:.:.:.} 夕方に、テレビ見ながら
_／:r | ／,r ニニニﾌ.:.:.:| お袋が晩飯作るのそわそわしながら待っててさ。
, -‐.........::::::::::::::| ヽ/ / '´,r―-'.:.:.:.:.:.:!
／..:::::::::::::::::::::ヽ::::::! ! ﾊ -ｭ|:.:, '⌒ヽl
/.::::::::::::::ヽ::::::::::::ヽ:::!/ } ｀￣ゝ{.:.:.:.:.:ﾉ
/.::::::::::::::::::::ゝ:::::::::::l:/ ／::Λ｀T¨＼
l ::::::::::::::::::::::::::::::::::/〈 ／ ゞ:::ﾘ ヽ'|:::::::..＼
| ::::::::::::::::::::::::::ﾊ:∧、二二ﾆｲ'｝ |::::::| !:::::::::::::..ヽ
.
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿__ ||￣￣￣￣￣￣￣￣￣ﾞ|| ＿_
||:::::| || || !:::::|! ――発達し――圧が東――を北上――
||:::::| || || !:::::|! 今夜半か―明日に―――暴風域―――多
||:::::| _|l＿＿＿＿＿＿＿＿＿_|| !:::::|! ―ﾐﾘを超――為、―分な警戒――…………。
|:￣| |＼￣￣┴───┴￣￣＼ |￣:|
＿_|: |_| |￣￣￣|￣￣￣|￣￣￣|＿_| :|＿
__|;＿l__＼|＿＿＿|二二二|＿＿＿| __|＿;|__
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ }<
おかーーさーーん！ ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノﾍ ））
今日の夕飯なにーー？ （（ ,ﾍ, |（○） （○） / / ,/ /
'､ `|'''' r-‐‐┐''''.「)'/|/ /
＼ヽ､ヽ､__,ﾉ _,.ィT/=/
< l 7Eニ::ィ1 〉
ゝ'ｲ／ヽ::::｀ ､ ／
i´￣ ｀ヽ::|
j| <
／ ヽ ＼
.
／:.:.:.:
＿＿＿_ ､ /::.:.:.:.
／ ＼ _ |:.:.:..:. ＼
'ミ_'⌒) ノ ＼ ＼ //ヽ;.;..:.: ..:.:）
(´ ⌒)（ ●） （ ●）ヽ // て:.:.:＿＿／
| ｀〜ｰ' （__人__） l〃ヾ. ヽ
＼ `⌒´ ／'んソl （:.:.:::: ＿ノ カレー。
. 〃⌒ヽ '"ィ´ヽ.//| ..:.:.::＿,)
l＼ ＼ // ′ ..: :.::_
│ ＼ ⌒￣￣〆⌒,ゝ （＿） あとお母さんやめい。
| ｀ー──〜ソ"
_-==ニニ二二二ニニ==-_
礀__ ￣￣.￣.::::::.￣:.￣￣´::｣
. ｀こ三三三三三三三三ラ´
ﾉﾉ:::::::::::::::::::::::::::::: ヽ
. //:::::::::::::::::::::::::::::: ',
＿ _, ,.へ
___ ＿__,＞ Ｙ´'ー-､ ﾑ .i
「 ﾋ_i〉 ＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_ ゝ...〈
ﾄ ノ ＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜ i:::::l
i::::::{ ／ ヽ ｀Ｙ′之＞ |::::ヽ
i::::::::i / , l、 、 , ､ | ヽ }< .i::::::::} 流石だなやる夫。
|:::::::::i ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ | {:::::::::i 昨日といい今日といい完璧なチョイス。
|:::::::::::l . |ハ | （●） （●） / / ,/ﾚ ,ノ:::::::::;!
i:::::::::::ゝ､_ `| ヽ 「)'/|/| ,. '´ﾊ::::::::::::::;!
. ヽ、:::::::::::::｀` ､,_ _ヽ､_ ― _,.ィT/"::::::::::::::::::::::::／
＼::::::::::::::::::::ﾊ:::::::l 7 Eニニ::ｲ::::::::::::::ﾉ::::::::::::::／
ヽ::::::::::::::::::::::::'ｲ::::／ ヽ:::::::::::::::/:::::::::::;: "
`ｰ ､:::::::::::::／ ＼::::::::::::::::ｒ'"
／ 二二二二二二二二二二二二二二二二ヽ
| 答 | 越 後 製 菓 │|
＼＿二二二二二二二二二二二二二二二二ノ
.
▼ 第二日 ━━━━━━━━━━┓
┃ 親と子供 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
., ──‐､
／ ＼
| _ノ ヽ
| （ ●) (●)
| （__人__） , -―ーっ
| ｀ ⌒´ﾉ （ ゝ彡￣ できない子ん家って夕飯何時だった？
.ﾝ } |. |
／⌒ ＿ ∠ |, |.
/| ヽ _| . |.‐ｨ' |
../ { ﾄ .,|(★).|＿__ ノ.
/ } | ／;⌒ﾖ .| ,＞-＜__:.:）〃 ＜二 _,
. __,ｨ' ´￣￣｀` マ¨`ヽYⅣ: . : . . . ／
-=彡' ,ｨ ,ィ Y′}} } : : : : : : ｀ゝ
ｲ/Aﾊ／‐ト､j /||,j/|/): : :i｀ゞ
大体７時半くらいからかな。 ﾚ●´ ●）Ⅵ / / / j}|:|: :/／:弋_
両親共働きだったから割と遅かったよ。 }丶 j/ノく ｲ| |:| : : {`ｰ一
− ´そｲ|:|:U:.| ,ｲ:人
＼＿ xｹ|:!|:|ﾗ彳/ j/
卞-ｲY´:.〉|:!|;|,ｲ从
,辷_彡':.:.:.＼｀
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ⌒）（⌒
| （__人__） うちは７時から。
. | ﾉ 見るのは必ずNHKのニュースだったよ。
| ∩ ノ ⊃
／ .／ ＿ノ
(. ＼ ／ .／_ノ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
.
／￣￣＼
_ノ ヽ､_ ＼
俺、夕飯の時は必ずNHKのニュースを （●）（● ） |
見るもんだって思ってたからさ。 （__人___） ｜
| u |
初めて他所で晩飯をご馳走になった時仰天しただろ。 | .|
ヽ 、 ,ｲ
「何でこの人達はバラエティを見てゲラゲラ笑ってるんだ。 ／ヽ,ー- ﾄ､
ちゃんとNHKニュースを見なきゃダメじゃないか」って。 _, ､ -─ '".:.ヽ:.:.＼__ /ノ ﾄ、__
__ ,. ー 、...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:....
＼ r 、 _ ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::'ｰ､
} }/ ) V::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/:ゝ/ ./ __ V ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:.:.:.＼
}:::::ゝ ソ ,Y i::::::/::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:.:.:.:. ＼
／￣￣＼
／ ⌒ ⌒＼
／ （●） （●）＼
| （__人__） | あー、あるあるだおね。
＼ ／ 結構家によって食卓の事情って違っててわかんねーもんだお。
／|｀ー‐--‐‐―'|＼
/ |＿＿＿＿＿|| _,ヽ 味噌汁の中にとんでもないもん入れてたり。
｛ （つE三三三三ヨし､)
｀T￣ﾉ | T´
.
_,..................,____
,,...!-‐'''"￣ ￣~`''ｰ-.､_
,,r‐'" ,r-ｰ､..,,,,r''""ﾞ`ヽr-､,､_ ~`ｰ、
,r''" r'~ﾞヾ'" " ヽ,_ ﾞヽ,
,r" ,r"~ `'ヽ,､_ ﾞ:、
,i" r'" ﾞ''j ﾞ:, おお、ウマそうな匂いだろ。
,! ,i'" _,,,,,,,,_ _,,,.___,., __,､, "ヽ, l,
| ,r'.;:'"~:::"::::::::::::::~`''''ｰ―::::'''''"::::::::::::::::~~::::::::ﾞ''"`ｰ:'''':､ | お肉な〜に？
i, ,r'::r:::::ヾ;::::::::::ヾ;;;;;ｿ::､::ｿ:::::(;;;;ｼ:::ヾ::::::,r':,r､:::::::::::::::::::::::::::ﾞi ,!
ﾞi !;:::::ヽ'''::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｼ:ヾｼ:::::::::::::::〉::::::::'''''ｼ:::::::::::::::::ﾉ ,:' 昨日の豚のあまりぶち込んだお。
ﾞi、 ﾞi､:::::::::〈:::::::::ヾ:::::::::::::::::::::::`ｰ''"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,r" ,r'
ﾞヽ、ﾞヾ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｰﾐ;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::,,r'" ,r' 俺、牛より豚肉のほうが好きなんだよな。
ﾞヽ､~ﾞヾ;:::::::::::::::::::::く:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,,,r''",,r''"
`ｰ-ﾆ_ｰ--､::::::::::::::::::::::::::::::::::::_,,,,,,r‐'二.:r''"
~ﾞ`''''ｰ---ﾞ二二二~--―''''"~
.
., ──‐､
／ ノ ヽ
. .| （ ●) (●)
| （__人__） そうそう、それで俺が何より驚いたのがさ、
| ｀ ⌒´)Ψ 小学校の遠足の時、
| ﾉn|久
. ﾝ } (ｲで,,) 麦茶に砂糖入れてる子がいてぶっ飛んだだろ。
／⌒ ノ } <
＿＿/ ﾉ _ィ ´ー‐ｨ' |
| | / / r_＿＿__〃
| | / / |i
| | （ 〆⌒'──⌒ヽ￣￣￣/
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
., ──‐､
／ ノ ヽ ﾓｸﾞﾓｸﾞ
. .| （ ≡) (≡)
| （__人__） )) 今考えれば、紅茶に砂糖入れるみたいなもんなんだけどね
| )ij ⌒´)Ψ あの時はショックでさあ。
| ﾉn|久
. ﾝ } (ｲで,,) 何でこんな変なもの飲んでるの？って
／⌒ ノ } < しかもそれが、ちょっと気になってた女の子で衝撃だったよ。
＿＿/ ﾉ _ィ ´ー‐ｨ' |
| | / / r_＿＿__〃
| | / / |i
| | （ 〆⌒'──⌒ヽ￣￣￣/
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.
. ′ .′ | ∧ 、 ＼ ', ‘，
| ノイ 斗‐/ ﾟ｡ l| ,＼ ‐- ＼ | ヽ⌒＼
人 | , / Ⅵ | ヽ Ⅵ ＼
／⌒ヽ | !x≠ミ ＼ | ｘ≠ミ ト . _| く￣｀ 変なの飲んでる子って知って幻滅しちゃったんだ？
ｉ 八 | , , ヽ{ , , ヽ } |{⌒
| ヽ. ト ′ }ノ 八 僕達、こんなことじゃ一緒に生活できないよ！
|{ ）ハ . -‐ ‐- . 八 / なんてね。
八 / ∧ ヽ У ｲ ,
）ハ / 个 ｀こ´ ／ く￣
／ i l| i＞ __ イ l | }
|{ l| | :|ハノﾚ
. 八 . ＜三三三三三＞ .
. -‐＜///////////||/////////＞‐- .
／/////////////////,||////////////////｀ヽ、
＿＿__
／ノ ヽ､_＼
（●） （● ） ＼
母親も油断できないお。 ／⌒（__人__）⌒::::::::＼
まさか麦茶に砂糖入れたくらいで将来の結婚相手逃してるとか | |r┬-| |
夢にも思わねーお。 ＼ `ー'´ ／
⊂⌒ヽ 〉 ＜´/⌒つ
＼ ヽ ヽ /
＼_,,ノ| ､＿ノ
／￣￣＼
／ __ノ ヽ
| （ ⌒） ）
.| （__人） 違いないだろ。
| rつ
.| (（三）
ヽ ( <
ヽ ／∧ ∨
∠ /⌒ ∧ ヽ
( ＼ ／ / __＿)
.
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
. / , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
|ハ | （●） （● ） / / ,/ﾚ′
ﾊﾞｸﾊﾞｸl '' ｡ ､＿_ o ''' 「)'/|/|ﾉ
/⌒ヽ__|ﾍ /⌒l__) ｡O j /⌒i | ｶﾞﾂｶﾞﾂ
＼ /:::::| / /__, イァ/ /
. 从 l||l ///ヾ:::|三/.l||l人.∧
( ⌒ ) | ヾ∨:::/( ⌒ ) |
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼ ﾓｸﾞﾓｸﾞ
／ （●） （●） ＼
| ､" ﾞ)（__人__）" ） ))
＼ ｡｀ ⌒ﾟ:j´ ,／
／ ヽ
/ ｱ￣~〉==ﾆ⊃ ヽ
/／ ｀‐‐r´ ﾏ ヽ
/ ／ ﾏ ヽ
|__＿/ ＿ ＿ _ l ｝ ｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂｶﾞﾂ
｜ , - rｲ〕:.:: .: .:.:.r久=､- ､} r=､ｧ/ ＿__,＞ Ｙ´'ー-､
￣￣〈 く:.:.:....:ｔァ:.:.::.:..c:.:ﾍ _ﾌ し Y ￣￣￣ ＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞- 二二二二二 -く.＿.ノ ＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
. / , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
|ハ | （＞） （＜ ） / / ,/ﾚ′
.ﾊﾞｸﾊﾞｸﾊﾞｸﾊﾞｸl '' ｡ ､＿_ o ''' 「)'/|/|ﾉ
/⌒ヽ__|ﾍ /⌒l__) ｡O j /⌒i
＼ /:::::| / /__, イァ/ /
. 从 l||l ///ヾ:::|三/.l||l人.∧
( ⌒ ) | ヾ∨:::/( ⌒ ) |
.
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
. ミ / , l、 、 , ､ | ヽ }<
ミ ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ ) あ、そうそう。
ミ |ハ | （●) (●）/ / ,/ﾚ′ やらない夫、あんたシベ女の初音ミクのことフッたんだって？
ｸﾙｯ `| ヽ 「)'/|/
ヽ､_ ‐- _,.ィT/
,..ノ:::l 7Eニ::ィ::/ /:::ー...､(⌒)
_ ,､r‐":::::､: 'ｲ ' ヽﾚ::::::::::::::::::ﾉ ~.ﾚ-r┐､
r-r;''´:::::::::::::::`､::/ `、:;;;..-.,,_ノ__ | .| | |
(,_{::::_::;;::--''-‐ / ｌ:::〈￣ ｀-Lλ_ﾚﾚ
/ ノ′￣｀ー─--‐‐´
ﾉ ／
/′ /′
／′ │
／￣￣＼
━━┓┃┃ ／ ヽ､_ ＼
┃ ━━━━━━━━ （≡）（≡ ） |
┃ ┃┃┃ 从,_人__）⌒:::::: |
┛ 三 ≧ ',,._. |
ﾟ ｡ﾟ 三 ≧ ﾟ'ゝ､ |
-=＝ 三 ≦ ﾉ
。 -=≦ ,ｧ ノ
ﾟ ･ ﾟ｡ 三＜ ､,Ｊ > ヽ
≦ ッ ッV´ | |
･ ｡ ﾟ ｡ ミ´ ､､ ﾊﾄ･｡ | |
.
＿＿
／ノ ヽ＼
／.（○）（○）＼
|. u. （__人__） | え、なんで今のタイミングでぶっこんできたの？
. | |
| |
. ヽ ﾉ
ヽ /
/ ヽ
| |
| . |
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ○）（○）
. | U （__人__） んーか何でそのことできない子が知ってんだ！？
| |r┬-|
. | ι `ー'´}
. ヽ u }
ヽ ノ
/ く ＼
| ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､
.
. ／{ ／!
/ V }
_{ / 厶_
／ { ´ ｀ヽ、
､__／ _x≦三三≧､ ＼_,
`ーｧ ´ ｀}ﾄﾍ く
{/L_ WN ﾄ|
/ / , ､＿ｊ } V丿
ﾑ__｣{､ i ＴV二厶｣ Li〔
{ ￣「ヽl、 :ト ﾊ }|A{^V＼_, やらない夫ー。
ヽ _｣ｘ ＼l (●)″ 〉 厂 ダメよぉ、コーヒーショップで別れ話なんてしちゃ。
＼ｲ(●) , /} ｲ¨´ ああいうとこは人が集まるんだから。
} ` ／,｣ Kl |
`ー─ｧ≦::::{_ ﾄ､| 放課後デートもあそこが定番だったんだって？
/.::/厶::{ {:::} できる夫も女の子と会うの基本あそこだからよく見てたらしいよ。
{::::{くA/{ﾚ':l:::|
|::::| |:::::l:::|
|::::| ∧::::_ﾉ
／|::::| ￣｀丶、
／ Ｌ:::} ヽ、
. ／ し' ＼
. rく / ハ_
Vﾑ､_ / _,厶V
￣VﾑV__ __,ﾑV厂
｀￣Vﾑﾏ艾艾艾艾ﾏﾑV￣´
l:::| l:::|
{:_|_ _|_:}
V_〕〔_V
.
, ´ ￣￣ ｀ 、
/ ヽ
/ _,ノ_ ｀ヽ-、
/ (√丶丶´v 〉
ﾉ U { ) j ――みんな知ってるのか。
,.ｲ ､ V /
,／(:::ヽ.ヽ { r
_, ､ -― ''":::::::::::::＼::::ヽヽ., __r ／⌒ヽﾆ‐-、
/::::::::ﾞ:':､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V／.....￣ '.,:::::
丿::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::... '.,::: |
r ::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ::::::::::::::::.. '.,::i
/ ::::::::::::::::::::::: !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ::::::::::::::::::. '.,
/ ::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ::::::::::::::::::::. '.,
＿＿＿_
／ ＼
／ ノ ⌒ ＼
今週その話題で持ち切りだったお。 ／ （ー） （ー） ／^ヽ
| （__人__）（ / 〉|
＼ ｀ ⌒´ 〈 ／ ⌒^ヽ
―――――――― ＼ _ _ ＿
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ マジでかー……。 |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
.
/ / ィ / ／ ｀ヽ
. /ｲ./ / ´ / / / i ヽ
}/ / / / / / .| i ｀
/ , , ｲ / ｲ l ' |
, .| | 寸7Tヽ l l ｲ l }
| , | | ｬzぇミ、 | '７寸ﾊ} / ' 理由訊いてもいい？
}ﾊ .∧ i .l { 弋タ ヽ、/ ｾﾃぇ､ ,.' /
. ∨ , ﾊ 、 l ￣ ′ ﾞｰﾟ ｲ /
} .∧ } {、{ , ／{ /
. {ﾊ/ ヽ ﾄ、ﾄヾゝ イ/
} ﾚﾊﾍ ヽ、. ＿＿ --――-､
／￣￣￣｀¬ｰ-￣＿ ＿＿＿_ヽ
. }=‐-＿＿_ ￣ｰ=三三三三ﾐ､
/三三三三三≧=-＿_ ￣ｰ=三三!
／￣￣ ＼
_.,ノ ヽ､,_ ＼
(＝ ) (＝ ) |
（__人___） u |
バレてる以上隠す必要もないけどさ、 '､ | ____ ,.-、
,,. -ｰ| |ヽ__∠___ゝ」 r'
/ .::::::、::| /ｨ::::〔 _,.-ｰ ｀'r-、
l :::::::::::::::::ヽ__､____,. ":::/:::〔／ l:::. ヽ
」 ::::l:::::::::::::::「二二::::／ :::::::ﾄ､ y |::::::. ',
l ::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r l:::::::: i
/ :::::;;:ｰミ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ､＿ ノ L::::|
/ :::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::く:::::::::::::::: i::|
/ ::::::::::::::::::::/ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::「 :::::::::::::::: ||
.
＿＿
／ ヽ
/ __,.ノ 、
| （ ●)(
| （＿_ﾉ｀, ホントの所は俺にもよくわからないんだ。
| ﾝ′ でも、もうこれ以上は続かないって思っただけさ。
_ﾉ ｀､ 7
,ｲ:. ヽ､＜ヽ,、___ ﾉ
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
'| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （ー） （ー） ／^ヽ
| （__人__）（ / 〉|
＼ ｀ ⌒´ 〈 ／ ⌒^ヽ
―――――――― ＼ _ _ ＿ ）
,_ ＿
､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
_＿≦ー`__＿ _二ｚ<＿
＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜
＜之′Ｙ´／ ＼
>{ ,' |､ , ,. ,.l , ﾞｉ
| !､{ | 寸寸T ハT７} ｨ, ｌ そっか。
′Ｊﾞｉ, ﾞｉ ﾞｉ （●） （●）| ハ|
ﾞｉ|ﾞｉ'(1 , |
ﾞｉTィ.,_ ∩ /777ノ
│「（丶_//// l
└l´::ヽ ／ ¨
.
., ──‐､
／ ノ ヽ
. .| （ ●) (●)
| （__人__） ていうかさ。
| ｀ ⌒´)Ψ
| ﾉn|久
. ﾝ } (ｲで,,)
／⌒ ノ } <
＿＿/ ﾉ _ィ ´ー‐ｨ' |
| | / / r_＿＿__〃
| | / / |i
| | （ 〆⌒'──⌒ヽ￣￣￣/
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
ボ
,' オ
(:' ォ
', )） ォ
} /( ォ
,' ﾉし': :ヽ ｫ
（(,ｲ: : :: :V） ｫ
､ゝ: : : :(ﾉ} ｫ
ヽ: :: : : :: :/ ｫ
ゝ;:; :;从;ノ
／ ノ ヽ ﾓｸﾞﾓｸﾞ
. | （ ●) (●)
| （__人__） )) カレー、辛くね？
| ) ⌒´)Ψ
| ﾉn|久
. ﾝ } (ｲで,,)
／⌒ ノ } <
＿＿/ ﾉ _ィ ´ー‐ｨ' |
| | / / r_＿＿__〃
| | / / |i
| | （ 〆⌒'──⌒ヽ￣￣￣/
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.
／ ./:::...:.＞＝<_＿:.:ハ ＼
.／ i / ＜´ ＞::> ＞..._
､＿＿ , ィ ／ ﾊ ! ,, - ハ 从 ＜ 今更だよやらない夫。
￣￣＝ ≠ { i /八! ／ }/ ヾﾐ､ 私なんて辛さのお陰でとっくに
/ !i! // ,' ＼ 色んな所が大変なことになってるわ。
,' ﾊ 川 / , / ﾍ
/ ∧ | , ,' ,ｨ ,' i ハ 具体的には主に乙女の聖なるきｋ――
／ _, }! i ,' ,／ ,' / /i ./| | ＼__人__人__人__人__人__人__／
／ イ7 | | ,' ´¨,ﾃﾅ=i‐- ｨ／ 十-.|,,_i .i ≫ ≪
￣ i i! 从 | .i l ,rｆj＿＿ ／/｜ ,ム」_:,; .| ≪ 言わせねえよ！？ ≫
| / .| ∧ .| .| lK {| ::::::ﾘ l／＿＿ ﾉ/ | ≫ ≪
人 八 {､ ,' ∧ > l, ゛ｰ '' K.__,/ }/ / ﾉ.,' ／⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒＼
／ | {_ ノ! |::|{ ＼! ｀"" ｲ.//／./
Vーイ{ |::| ト.､ >xxxx __ ' xxxxイ／ あ、でもこうやって慣れておけば
/ .|::| |::|::| ／ ＼ ,ｨ' いざ初めてを捧げる時に
/ ／Yﾟ|::| |::|::|､ ／ ／~＼ ヽ‐､_,／ スムーズに事が運べたりするのかなかな？
/..／ ＿ﾄ.|::| 川ﾟ|＞イ ,.へ `＜ ヽr‐ｧ―=‐､
ー ",/´＼ﾉ/!_| .|: |, イ ,､〆｀`'ｰ /;;/.:/ ﾍ
/ ﾍ:.:|;i;;;;;;;ﾊ ＼__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人_人_人_人_人_人_／
i ∧:!;!;;;;;;|:} ≫ ≪
≪ めげないなお前！あとカレー食ってる時その話やめてくんない！？ ≫
≫ ≪
／⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒⌒Ｙ⌒⌒Ｙ⌒⌒Ｙ⌒＼
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ノ ⌒ ＼ ﾓｸﾞﾓｸﾞ
／ （ ●） （ ●）＼
| ､" ﾞ)（__人__）" ） )) …………。
＼ ｡｀ ⌒ﾟ:j´ ,／
／ ヽ
/ ｱ￣~〉==ﾆ⊃ ヽ
/／ ｀‐‐r´ ﾏ ヽ
/ ／ ﾏ ヽ
|__＿/ ＿ ＿ _ l ｝
｜ , - rｲ〕:.:: .: .:.:.r久=､- ､} r=､ｧ/
￣￣〈 く:.:.:....:ｔァ:.:.::.:..c:.:ﾍ _ﾌ し Y ￣￣￣
＞- 二二二二二 -く.＿.ノ
＿＿＿_
／ ＼
／ ― ― ＼ ﾓｸﾞﾓｸﾞ
／ （●） （●） ＼
| ､" ﾞ)（__人__）" ） )) そんな辛かったかお？
＼ ｡｀ ⌒ﾟ:j´ ,／ うんと辛いのが好きだったから自分好みにしちまったけど
／ ヽ
/ ｱ￣~〉==ﾆ⊃ ヽ
/／ ｀‐‐r´ ﾏ ヽ
/ ／ ﾏ ヽ
|__＿/ ＿ ＿ _ l ｝
｜ , - rｲ〕:.:: .: .:.:.r久=､- ､} r=､ｧ/
￣￣〈 く:.:.:....:ｔァ:.:.::.:..c:.:ﾍ _ﾌ し Y ￣￣￣
＞- 二二二二二 -く.＿.ノ
.
, ´ ￣￣ ｀ 、
/ ヽ
/ _,ノ_ ｀ヽ-、
/ (√丶丶´v 〉 いやー、これ凄いぞ。
ﾉ U { ) j 目と鼻の間あたりで何か炸裂してる。
,.ｲ ､ V /
,／(:::ヽ.ヽ { r
_, ､ -― ''":::::::::::::＼::::ヽヽ., __r ／⌒ヽﾆ‐-、
/::::::::ﾞ:':､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V／.....￣ '.,:::::
丿::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::... '.,::: |
r ::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ::::::::::::::::.. '.,::i
/ ::::::::::::::::::::::: !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ::::::::::::::::::. '.,
／＼ヘﾍハ/ヽ､
＿＿ ／ , ヘ ＿／ヽヽヽ
（もぐ) // /／＾´￣｀＾＼＼ ゝ
￣￣ _,// 〃 , , ､ ＼ヽ､
,ノｲ| l/ U/ﾊ| l | ﾊ| lﾊ|`
甘党で辛党ってやる夫も味覚が極端だよね。 .小| l/ﾅ弋 |.lﾅﾅ| u|
味自体はあと引くほど絶品なんだけどさー。 l从 |（ ≡）＼（≡）|,ﾙﾘ ＿＿
ノﾊ小uゝ u ｲ|./ （もぐ)
//＞ -｀⌒´-イi ￣￣
{{〃｣:^^ ミ＝(⌒.)
／::::::::: |:::::::＼.＼
/:::::::::|￣￣￣:l.:l 〉 /
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| __´___ | 僕はこれくらいパンチ力ある方が好きですよ？
＼ `ー'´ ／ カレーというからには辛くないと。
／ ヽ
/ ｱ￣~〉==ﾆ⊃ ヽ
/／ ｀‐‐r´ ﾏ ヽ
/ ／ ﾏ ヽ
|__＿/ ＿ ＿ _ l ｝
｜ , - rｲ〕:.:: .: .:.:.r久=､- ､} r=､ｧ/
￣￣〈 く:.:.:....:ｔァ:.:.::.:..c:.:ﾍ _ﾌ し Y ￣￣￣
＞- 二二二二二 -く.＿.ノ
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__） 何故いる。
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
.> <
| |
| |
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
来ちゃった☆ ／ （●） （●） ＼
| __´___ |
＼ `ー'´ ／
ノ ＼
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼
／ （●） （●） ＼ 叩き出せ。
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ,／
ノ ー‐ ＼
γ´￣￣￣￣￣｀ヽ
＜ 了解。 |
ゝ＿＿＿＿＿__,ノ
.
／￣￣￣￣￣￣ ＼
/ ＼
/ "￣￣` ＼
l '´￣` （ ●）;;::: ヽ まあまあ、待ってくださいよ。
l ;::（ ●） "''"´ l やはり飛び出したままでいるというのは人間関係上よろしくないなと、
| ´"', | 恥を忍んでお邪魔しに来た次第。
l ヽ i
＼ ､__,＿_, 丿
＼ ／
‐ ‐- ､＿,,i-'"i`i､ ‐ ／_,,| ﾍ､ ＿ . -‐ ､
::::::::::::::::::::／::;;;;| ﾍ､ ー',, ／ i;;;;;ヽ｀'￣::::::::::::::::::::: ﾍ __
:::::::::::::::／:::::::::;i rゝ"､ !;;::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::i ,.､r-ｨ'ヽ }ｨヽ
､ ::::::＼:::_／! , '!::::::::入 /::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::,., ｨ´f i l i´ i l
ヽ::::r-‐'´:::::|/ l };:::::/ k. /i:､:::::::::_r':::::::::::::::, -‐ f | } }´ l ! ,! i
!､_r ､::::::::l Y:::::::l V/ ､／::::::::::::::::r´ ! ! ! | ｿ .|' /
//´:` ､i /:::::::::| /:::::::｀` ､::::::::::rr|::::.....r'ﾞ |'´ /´ ／／
＿＿＿
／ノ ヽ､_ ＼
／（●） （●.） ＼
そもそもお前どうやって入ってきた。 ／ （__人＿,） ＼
今晩も間違いなく戸締りしてあったはずだお。 | ｌ^l^lｎ ⌒ ´ |
＼ヽ L ,／
ゝ ﾉ
／ /
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （＜） ＼ 実は僕の正体は、
| ___'___ | 風呂掃除中に感電死した幽霊でして。
＼ ｀ ｎ´ ,／
／ | | ＼
.. ﾉ .ュ
{ ..ﾆj
. | "ﾂ
.
／￣￣＼
/ﾉ ヽ､_ ＼
. （ ●）（ ●） |
|（人__） |
| ⌒ ´ U | ―――――。
. | |
. ヽ /
ヽ /
.> <
| |
| |
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （● ） （● ） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
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|| :| へ .;:,
|| :| ＿＿＿＿＿ #; .;:,:
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| | || |!三三三i|!三三三i|／| .;:,
| |[] || |!三三三i|!三三三i|／| ＿＿＿＿___鄴Ⅰ＿＿. <二
∠ | | || |!三三三i|!三三三i|／ ／ r=====┐ШШ ／ .|..::
＿ ,;': |＿＿|＿＿＿＿_||＿|!三三三i|!三三三i| ／＿＿| |＿＿_／ |＿<二
／| ／ |!三三三i|!三三三i|／ ||─‐|＿＿＿|─‐|| ／ .|..::
|／ |l |」 .|」 .||／ .<二
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|￣￣￣／| ＿＿＿_
| ／ | ／〜::〜／|
／ .／ ..／| ／〜::〜／ ｜
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＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
…………。 |ハ |（三） （三） / / ,/ﾚ′
`| ヽ u 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
'ｲ／ヽ::::｀l┘
＿＿＿
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼
／ （ ⌒） （⌒）＼
| ___´__ | ？
ヽ、 `ー '´ ／
ノ ＼
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ 一）（●）
| U （__人__） ……お前、よく自分のトラウマ話ネタに出来るな。
| ｀⌒´ﾉ 今朝すげー顔で飛び出してった奴の冗談じゃないだろ。
| ,.<))／´二⊃
ヽ / ／ '‐､ﾆ⊃
ヽ､ｌ ´ヽ〉
,-/ __人〉
/ ./. / ＼
| / / i ＼
|" / | > )
ヽ／ とヽ /
| そ ﾉ
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼
／ （● ） （＜） ＼
まあそれは若さ故の過ちということで。 | __´___ |
それよりほら、今日のお土産はウイスキーボトル。 ＼ `ー'´ ／
飲みながらカードゲームでもしません？罰ゲーム有で。 〉 ⌒ヽ
| ､ ＼＿
! ヽ ＿⌒)
.
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
ウイスキーはいらんけどゲームするのは賛成。 / , l、 、 , ､ | ヽ }<
もっと甘くて飲みやすいの無いの？ ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
うちの男どもはビールばっかりでイカン |ハ |（●） （●） / / ,/ﾚ′
`| ヽ 「)'/|/
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ ヽ､_ ― _,.ィT/
＜ ちゃんと缶チューハイも買っておきましたよ。あとチョコも。 | l 7Eニ::ィ1│
ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ 'ｲ／ヽ::::｀l┘
i´￣ ｀|::::|
j| |::::|
気に入った。 ／ |:::::|
ウチに来てやらない夫をファックしていいぞ。 ／ / ｌ lrｪﾘ＼
＼/ | ／
｀ ｰｒｰr┼‐ｒ'´
|::::| |::::|
|::::| |::::|
,ﾍrﾘ ﾄｰ}
`ｰ' `ｰ'
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| 俺を巻き込むなよ。 ＞
ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
.
／￣￣＼
／ _,ノ ｀⌒
｜ .（ ⌒）（⌒）
. ｜ （___人__）
| ﾉ ま、俺もゲームは賛成かな。
.| | このままダラダラ飲んでるだけも不健全だしな。
人､ | 暇つぶしにいいんじゃないか？
,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾒ、
｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
＿＿＿_
／ ＼
／─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
やるにしてもゲームは何にする。 | （__人__） |
どうせなら駆け引きが必要なゲームのがいいお。 ＼ ⊂ ヽ∩ <
| | '､＿ ＼ ／ )
| |＿＿＼ “ ／
＼ ＿＿＿＼_／
.
∩＿
〈〈〈 ヽ
＿＿＿_ 〈⊃ }
／⌒ ⌒＼ | |
／（ ●） （●）＼ ! ! ツーテンジャックでいいんじゃないですか？
／ ::::: __´___ :::::＼| l あれはブラフと手の読み合いが重要ですし。
| `ー'´ | ／
＼ ／／
/ ＿＿ /
(＿＿＿） /
.
/イ
-── ／￣ ＼ ＿ ,ノ
＞─'´ ＼ ＼ー'
／ ＼ !
/ ∨ ＼
. / ＼ ＼ | |
. ′ | ｲ⌒＞､＼ ヽ } |
| i|.人 /Ⅴi. | / ,. ＝､, ＼}⌒ﾊ 人 あ、なら罰ゲームにいい案があるんだけど――。
| 八ｲ｢｀｣、 ∨ 弋歹八彡 ﾉ |. !
八 ∨ヾ＝" ::::::: l .! ヽ !
ヽ 人 |/ | ￣
ﾊ:::: -‐' ｲ仄㌃ 丶 /ﾉ
／￣￣ ｰ- _ ＿イ/／ -― ¬、
,!=‐-＿＿ ￣ー=ﾆ三三三ﾞ、
/三三三三三≧=-＿ ￣ｰ=三､
/￣ー=三三三三三三三≧‐-＿＿＿ ｀ヽ
. ／=＝ｰ-＿ ￣ｰ=三三三三三三三三三三ミ､
{ ／´￣ ―‐- ＿ ￣￣ー＝＝＝＝＝＝‐ ヽ
.
―――――――――――――――………。。。
,/ ,ｲ ,ｲ
／〈 ////
/ / ／| ﾚ ﾚ
/ / l | , ―― ､_ ., イ
/ / l | '――'''''' ／／
_人__人__人__ / / l l ／／
__,） /／ Y ／／
__,ﾉ. ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ !／
,） ／ ＿＿＿＿＿＿＿＿ ／:
／ ／≪≫≪≫≪≫≪／ ／:.:.:.:
／ ／≪≫≪≫≪≫≪／ ／:.:.:.:.:.:.:
／ ／≪≫≪≫≪≫≪／ ／:.:.:.:.:.:.／
／ ／≪≫≪≫≪≫≪／ ／:.:.:.:.:.:.／
／ ／ ／ ／:.:.:.:.:.:.／
／ ￣￣￣￣￣￣￣ ／:.:.:.:.:.:.:／
三三三三三三三三三三三:.:.:.:.:.:.:／
三三三三三三三三三三三:.:.:.:／
三三三三三三三三三三三:／ （_
（_
(´
Y⌒Y⌒Y⌒ﾍ
.
_―-､. ＿
/ _ ヽ .f´ ´|
ｨ￣ﾞﾞl ,┤ ﾞゝ＿」_. i
.r‐┤ ├´_ﾆ..-‐" "''''‐-.、 ｼﾞｬｯｼﾞｬｯ
..八 ﾍ ヒ′ __,,..-‐''" 亅
│ ヽ ｀-- 'ﾐゝx..-_-'' 二..-‐T ﾆ .....-- ｧｰ-一‐‐‐- ､
`‐ﾆ-､-′ `┴ ＿x-‐ ‐'''" │ ｀ｰ r‐'￣￣
ゝ､ !＼ ﾍ､
`Y´ヽ ＼ ｀`''''''‐-、
.| ./⌒ヽ＼ ＼
.{.│ } ＼ ,---､. _..__ .,,....-‐‐'''' |
ヽ| .l '、 ｀ﾞ'''ゞ-....,,_.,,.... -‐‐' 一''''''''''―
│ ヽｔ- ゝ ￣ ／
ヽ ヽ__ ヽ _ ／
＼ ｰ､ _／
＼＿_ _ ｿ￣￣￣
｀ ― ´
.
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...::´ / ∨|! / 丶､ ＼
,..:' / .、 川 | ヽ￣
ー=彡' .'､＼＼ ｀ヽ ! ハ ! .| }
. ,' .i.i.|. ＼＼＼ ! ﾄ､ } ﾉ { ﾄ､!
i 川 ＼＼＼} !ミﾐﾄ､ // .. ! .}
| i , |.| .斗-┼ !ミﾐﾄ､ ＞､ . i 人
| |.i i | ´ ,,,r=≠i| ﾄ､ﾐＹ´｀ヽ / Ｙ´＼ ゝ 中学の時に、
! |ﾘ ﾘ .〃弋::::ｿi | !ｉ {､. ﾘ ' / ,{ ヾ マドンナのワールドツアーのドキュメントを見てね。
| |ｆトﾐ " ｜｜ ﾘ ｒ'./ i / 人 ﾄ､
. ﾉ人川弋ﾘ） .! i ,,ｲ / / / |/ ｀
／´ .从ﾊ ヽ ヽ| ∧ ハ从 / ′
ﾍ. ./ / / ∨
ﾉ＼ ￣ ´ ／.-‐ "´￣￣￣￣}
i''￣￣｀ミト.､ ..ｲ ´ |
|三三＞. ｀ ＜´ _ _ ..-‐≠三三三三三{
トﾆ三三ﾆ＞..､ ｀ ＜三三三三三三ﾆ!
. ﾉト.、｀ヽ三三三＞..、 ｀ ー=≠ﾆニニニゝ---､
!/::::::::ﾄ､ ｀ﾞ＜三三三三二二ニニニニニニニミ ＼
ｲ´／￣イ-
{、 | {/ ＿―二ア、
ゝ ＼´＿_ ´ ＞、
, イ´ ￣ ￣ ヽ、"´ ＼
／´｀/、 _ ／´￣｀ヽ 、 ,
/ ／ ｀ ヽ ',
,' / ヽ } } 肉体的にも精神的にも辛いツアーの最中に、
ｉ / / ヽ ', } .l | 息抜きにカードゲームをやってたの。
|' _i 斗-‐＝/、.ｉ 斗-‐=| 、 ﾘ , }
| ´ } | /、_ { | }. | ｀ / / ﾘ
| :| ゞ‐-r、_ヽﾊ }_z-r=ｧ , { ﾄ ５回負けたら『告白』か『実行』を選んで、
, .| { | ら云ド ヽ /ら云} " ﾊ、ﾊ { 必ずそれを受け入れなきゃいけないってルール。
ヽ ! 、ヾ 弋-ソ ｀"弋‐ｿ / ｲ } ヽ |ヽ
ヾ ゝ ＼_ , //} ノ ヽ ヽ l
, ヽ￣ 人 ヽﾐ
,.-―', ｉ＼ ｀ ´ イ -――--､ヽ、
!＿ ゝ、ｌ￣￣¬ｰ-＝ニ二-＝＝＝＝ﾐ､
/三三≧=-＿＿ ￣ｰ=三三三三ミ､
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;;;;/::::::::::::/;;;;l:::::::::::!;;;;;;!:::::::;':::::::::i ,// ｀ u ヽ､_
;;/::::::::::::/;;;;;;l::::::::::l;;;;;;l::::::::l:::::::::::! // ,ﾉ
;/:::::::::::/;;;;;;;;!:::::::::!;;;;;;!::::::::!::::::::::l o r'´ 負けたマドンナが実行を選んだら、
:::::::::::::/;;;;;;;;;|:::::::::!;;;;;;l::::::::l:::::::::::;! , -‐' スタッフの女の人が
─ ‐-' ､;_;;;;;l:::::::::ｌ;;;;;;l::::::::l::::::::::;! ／ 「コーラの壜でフェ―――口でしてみせて」
｀ヽ;::::::::l;;;;;;l::::::::ﾄ､::::::l u /ﾞヽ ってリクエスト出してね
ヽ;:::l;;;;;;l:::::::iﾞ ｌ::::::! | ヽ
ヽ;;;;;;;!:::::;l､ｌ::::::! ,. -ﾍ, l ,ｘ＜￣｀丶
ヽ;;;/ｌ:::::i ｌ::::::!、 ,／ ヽ. ,' 廴_,r- 、
i; i ｌ::::i: ｌ:::::!｀ 'ー− ´ . | / / ト _
i ｌ::::i: ｌ:::::! . ヾ / / ,.ｨ} _,. - ､
i ｌ:::::i ｌ:::::! . ｀ ＜＝ﾐ. / / ｀'i≦/
/ ｌ:::::i ｌ:::::! . }' / / /
〕iト . / / /.
∨ /
|. /
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／
／／ l ﾍ
/ ／／ l ﾍ
/ｲ / / __/ l l ﾍ
/ l / _,, -''"´ / ` l l l ﾍ
j / / l l l l ﾍ 普通なら恥ずかしがるじゃん？
l / / ﾊ / l / / ` kx l ﾍ でもマドンナはどーどーと
l l l/ / l / l / /l / lヘ ﾍ カメラの前でそれをやってみせたの。
ﾘ l l／ ソ l /l / l /l / l ﾍ
l ／ l 彡三三ミﾐ l/ l / l / l /ヽ l ﾍ 挑発的でセクシーで、
iﾍ l l / ｿ l/- 、ヽ l / すごいかっこよくってさ。
／ ヽ l ::::::::: /ノ ｲ三x ヽl /
／ 三三 ヽ , `气x l l ／ ／
l 三三三 =k.[l ::::::::::: ミ / ／ イ
ﾉ 三三三.l y ヽ / l ／从
l 三三三 l l y ^ヽ l ` ‐ 、 ／ l ノ ／三三
＼三三三 l ﾉ / ／. ヽ --' ／ イ_,,. -''"/／三三三
＼三三l i / 、＼ ___ -= y- 、三三三三三
/＼三＼ ' - ＼ __ y-￣Y ` / /三三三三三
j::::::::::: 三ヽ ﾉ / l_/ l / / /三三三三三三
l:::::::::::::::: 三 l ﾍ =- /三 ' ’ ! ／三三三三三三
l::::::::::::::::::::::::ﾉ:::::::ヽ ｲ}:::/ ／三_,,. -‐''"´ ヾ
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/イ
-── ／￣ ＼ ＿ ,ノ
＞─'´ ＼ ＼ー'
／ ＼ !
/ ∨ ＼
. / ＼ ＼ | |
. ′ | ｲ⌒＞､＼ ヽ } |
| i|.人 /Ⅴi. | / ,. ＝､, ＼}⌒ﾊ 人 その姿に憧れて、
| 八ｲ｢｀｣、 ∨ 弋歹八彡 ﾉ |. ! 私もセクシーになろうって心に誓ったのよ。
八 ∨ヾ＝" ::::::: l .! ヽ ! おかげですっかり小悪魔系女子？みたいな？
ヽ 人 |/ | ￣
ﾊ:::: -‐' ｲ仄㌃ 丶 /ﾉ
／￣￣ ｰ- _ ＿イ/／ -― ¬、
,!=‐-＿＿ ￣ー=ﾆ三三三ﾞ、
/三三三三三≧=-＿ ￣ｰ=三､
/￣ー=三三三三三三三≧‐-＿＿＿ ｀ヽ
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
いや、お前のはエロオヤジのセクハラだから。 ／ （●） （●） ＼
百歩譲ってもただの痴女だから。 | （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
,_ ＿
､-ー'｀Ｙ ＜,__＿ ／|
_＿≦ー`__＿ _二ｚ<＿ ／ |＿_
＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜ ＼ ／
＜之′Ｙ´／ ＼ | ＼
>{ ,' | ､ , ,. ,.l , ﾞｉ ￣￣
| !､{ | 寸寸T ハT７} ｨ, ｌ
′Ｊﾞｉ, ﾞｉ ﾞｉ （○） （○）| ハ|. マジで！？
ﾞｉ|ﾞｉ'(1U .,---v |
ﾞｉTィ.,_ ｉｌｉｌｉ l__ノ
│「ィ::ニE7 l ＿＿
└l´::::／ヽﾄ / /
|::::|´ ￣｀i/ とヽ
|::::| |￣＝-'
|:::::| ＼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
／￣￣￣＼
／ ＼
/ ⌒ ⌒ ヽ
| （●） （●） |
＼ ' __,／
／ ＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__） ＿＿＿_
| ｀ ⌒´ﾉ ／ ＼
. | } ‐ ─ ＼
. ヽ } （ （ ●） ＼
ヽ ノ ｍm （人__） |
/ ￣￣￣ つﾉ ミ┌‐┐ ｀⌒´ ／
| |￣￣￣ └‐┘ ｀ｌ ＼
┌──────────┐ ｌ ＼
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| . - 、 .|＼
| f{ j. .| ＼
| .l ｰ= '’! | ＼
| .l ｌ |. . : ヽ
| ! .; |/: . }、
| : :. /: . 人ヽ
| ‘ V : . l
ー―――――‐‐‐} ', . |
| {､＿ イ/! |
人ヽ :}:ｲ |
＼ﾉ: :{ l
{: : :. .:
人 : ゝ .:、
.
／￣￣＼
／ ヽ_ .＼
（ ●）（ ●） ｜
（__人__） | でもそれってマドンナだからかっこいいって話だよな。
ｌ｀ ⌒´ ｜ やっぱり外人は何やっても様になるからな。
{ ｜
{ /
_. -: ´Λ _.へ｀ 、
r＜: : : : /:|: :、 ￣r' ＼ :＼_
/: : :ｌ : : : : : :＼`IエL>、 >ﾍ::Λ
|: : : ﾄ､: : : : : : : : : : : : : `ｰ／ : : V |
〈: : : :::: _ -¬-−―-､: : く:r ､: : : V ｝
/: : :_ン´: : : : ＼ ,___, ｨ ）: : :`く : : : ヘ|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ ／ ＼
／ （●） （●） ＼
いやいや、そういうのは案外 | __´___ |
貧相でちょいブサ入ってる方が興奮したりするもんです。 ＼ `ー'´ ／
単体女優より素人モノAVのが逆にエロい、みたいな。 / ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ 清純お嬢様に羞恥プレー。これ至高にして究極。
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
､_ ＿
ｨ-‐ ` Y ＜＿＿
＿≦―'´＿＿ _二z<＿
＞ヾ ￣, -‐ ´￣｀┴＜
＜戈､ Y / ＼
>{ / l, ､ , ,l_ ､ ヽ
| ゝ{ l｀寸寸T ハT7 } ,､ l おーう、程よく最低な話題。
∨ヾﾊ ∨ゝ （●） （●）|ハ| お前ら私の思い出穢さないでもらっていい？
ヾi∨| J |´
ヽT､,_ 'ｰ=-' _ ノ
| lヽ::ニヨ7l
└l´:::／ヽ |`
＿∩
/ 〉〉〉
{ ⊂〉 ＿＿＿_
| | ／⌒ ⌒ ＼
色んな女の子が入れ替わり立ち替わりで、 | | ／(●) (● ) ＼
コーラ壜しゃぶってるとこ映したら金になりませんかね？ | |／ __'____ ＼
あ、やっべ。これSODに企画売り込もう。 ヽ | |,┬‐ | |
＼.＼ ｀ー ´ ／
＼ ＿＿ ヽ
ヽ (＿＿＿_/
∧
γ´ ￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| 聞けよコノヤロー。 |
ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿_,ノ
.
.r-､ ／￣￣＼
／て ) ／ _ノ ＼
（ _ﾉ ﾌ. | （ ●）（●）
ゝ、 〈 | （__人__） どうせなら知ってる子にやってもらいたいなそれは。
/ ハ ヽ. | ｀ ⌒´ﾉ
/〃 ﾍ ＼ . | }
ｉ ！ ＼ ｀ ーヽ }
丶丶 _ ＞ ヽ ノ､
ゝ'´- ､_ y-､ ＼
〈 ￣ う /､ ヽ
`ー― ¬､__ノ | > /
| r'＾ヽ'´ _／
| `く__ノ´
.
, ―――― 、
／ _ノ ' ;、ヽ_ ＼
／ （ ●） （●） ＼ この辺の学校の女子に頼んで自主制作映画作るかお。
/ （__人__） ）
| / | | | | |ゝ ﾉ ,.､,_ ,..._ それを学祭で流した後にDVD販売すりゃ、
_ヽ、 ､`ー―'´,)r‐ｧ‐''"／ _／ ＞-‐ 、 女子へのギャラ考えても十分儲けを出せるお。
'／ / ＼ ￣￣ (ﾞ＼`マ -‐ﾄ-.r '`';ーく__＼
, '/ '、 ゞ ＿_ ,ｨ ヽ ＼＼ ,）/ ノ ／ ﾉ γ´￣￣￣￣￣｀ヽ
/ ｀' ｰｧ､ ;;:／ /￣iヽ ｀々゛ 、 ／ | お前天才か。 ＞
| ヽ ;ﾉ 〈 ',ヽ `、 :i ﾉ | ゝ＿＿＿＿＿__,ノ
l ＼ ヽ /, ＼l ! / ｜ あ、そうだ来西泥、
ヽ ,､ -〉 , --〉/⌒i'ﾊ ; ト､ お前もみてくれいいんだし、撮らせろ。
; | ＼ ／_ﾉi＼l ',＼ ヽ, ! ＼
＿_∧ ＿__,＞ Ｙ´'ー-､
i「￣ ＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
》 ＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
≪ ／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ ,|７Tハ T寸寸 ヽ }<
ｌ ,ｨ { （●） （●） ﾚリ| }ノ |
え、私！？ |ハ | ｀ （/ / ,/ﾚ′
`| 口 u 「)'/|/
ヽ､_ ＿ _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
'ｲ／ヽ::::｀l┘
i´￣ ｀|::::|
j| |::::|
.
/ /
.′ / / ﾑ 弋
.′:/ / ./ ､ /.ﾑ ＼
l .,ｲ .ｲ ./ .| .､. ＼ .V .ﾑ 、__ニ-
|/｜ ./ | ./ | ＼. ＼ .∀.ﾉ| .|
l | r ､ ./ヽ}./ | i .ﾄ､ ＼ V ,| |
l j ' .{ }' | | .|--＼. } V., .|
.l .i .i i 〈 ＿ .l .| i x===x､. } .|´ ﾙ
ﾄ l { |l .i ｀ 从 | if弋__ﾉV} ! ﾊ/ ﾉ
| i .l ﾘ 辷ミx/ )' ノ｀ |.ﾞ 弋三ノ | /i /| .' ｲ
ﾚﾍ : |'， .} / ヽ三/ .! / ﾉ ,' .ﾘ.从 ﾘ |
ヽ| ヽ /｀ヽ .L/ ,´ﾙ' / )ノ 从 .l
/从＼ / , f´＼从i ｀ﾉ
_／三三L ヽ | ／::l .=;|ー'、
》三三三三=ヽ j ‐ ´ ´ ,ﾉ .=/三三'__
./＼三三三三三＼ |ー-- ´ _＿／ =/三三《三＼
/ /
.′ / / ﾑ 弋
.′:/ / ./ ､ /.ﾑ ＼
l .,ｲ .ｲ ./ .| .､. ＼ .V .ﾑ 、__ニ-
|/｜ ./ | ./ | ＼. ＼ .∀.ﾉ| .|
l | r ､ ./ヽ}./ | i .ﾄ､ ＼ V ,| |
l j ' .{ }' | | .|--＼. } V., .|
.l .i .i i 〈 ＿ .l .| i x===x､. } .|´ ﾙ
ﾄ l { |l .i ｀ 从 | if弋__ﾉV} ! ﾊ/ ﾉ
| i .l ﾘ 辷ミx/ )' ノ｀ |.ﾞ 弋三ノ | /i /| .' ｲ ｶｰｯ
ﾚﾍ : |'， .} / ヽ三/ .! / ﾉ ,' .ﾘ.从 ﾘ |
ヽ| ヽ /｀ヽ .L/ ,´ﾙ' ///////// )ノ 从 .l
/从＼ / , f´＼从i ｀ﾉ
_／三三L ヽ | ／::l .=;|ー'、
》三三三三=ヽ j ‐ ´ ´ ,ﾉ .=/三三'__
./＼三三三三三＼ |ー-- ´ _＿／ =/三三《三＼
┏━━━━━━━━━━━━┓
┃ .自分からするくせに ┗━━━━━━━┓
┗━━━━┓ 人からのセクハラには弱い ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━┛
.
／￣￣＼ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
／ ─ ─＼ | あ、いや…私撮影とかはちょっと……。ほら―― ＞
| （●）（●）| ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
＿＿＿_. .| （__人__） |
／ ＼ ｀ ⌒´ ﾉ おー照れとる照れとる。
／ ─ ─＼ .}
／ （●） （●） ＼ } あいつ守りに入ると激弱ェーから。
| （__人__） | ノ.ヽ 照れるくらいなら最初から小悪魔（笑）とか言うなっての。
/ ∩ノ ⊃ ／∩ノ ⊃| |
( ＼ ／ ＿ノ | |／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| | ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／／＿＿＿ ／
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| 可愛いって言ってもらえたのは嬉しいけど……ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ ＞
ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
.
―――――――――――――――………。。。
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
| （__人__
| <[_[_[_]> 思いの外接戦だな。
| ∩ノ ⊃ }
/ヽ ／ ＿ノ }
( ヽ / / ノ
ヽ “ /＿| |
＼＿_/＿＿ /
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ }<
なかなか５回負け出ないね―。 ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
|ハ |（●） （●） / / ,/ﾚ′
`| ヽ 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
ｎ＿＿＿l 7Eニ::ィ1│
┌‐┐三 ミ__:::::::::::::::'ｲ／ヽ:::::｀l┘
└‐┘ ￣￣￣i´￣ ｀|:::::|
.
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ_ ＼
／ （●） （●） ＼ できる夫、お前意外とこういうの得意なのな。
| （__人__） | ぶっちゃけ一人負けするかと思ってたお。
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
＿＿＿
／ノ ヽ＼
／（ ≡） （≡）＼
このゲーム提案したの僕じゃないですか。 ／:::::: __´___ :::::＼
所詮カードゲームなんてほとんど確率論ですし。 | |r┬ | |
酔ってなければ多分勝負になりませんよ？ ＼γ⌒ `ー'´ ＿／
( ^ノ ヽ
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●
| （__人__）
. | ﾉ おのれ思い出したように理系設定出してきやがって。
| ∩ ノ ⊃
／ .／ ＿ノ
(. ＼ ／ .／_ノ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
私的にはどうしてもできる夫に土付けたいところなのよね―。 |ハ. |（●） （●） / / ,/ﾚ′
`| ヽ 「)'/|/
ヽ､_ へ _,.ィT/
／||￣ || 丶
/ .,_|L＿,｣|__, ',
| ! i |
i └ ､ , -┘ |
ゝ-― ' ー― '
/ ＾｀ ﾍ
／￣￣￣＼
／ ＼
/ _ノ ⌒ ヽ
| （●） （●） | ……。
＼ ∩（__人/777／
／ （丶＿//// ＼
.
／￣￣￣＼
／ ＼
/ _ノ ⌒ ヽ
| （ー） （●） | ……ゲームごときで根回しやら集中攻撃ってのも糞サムいけど、
＼ ∩（__人/777／
／ （丶＿//// ＼
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼
／ （●） （●） ＼ ま、いいお。
| （__人__） | 目的は一緒だ、さっさと終わらせにかかるお。
/ ∩ノ ⊃ ／/ ∩ノ ⊃
( ＼ ／ ＿ノ ＼／ ＿ノ
.＼ “ ／ . ＼ “ ／
＼ ／ /＼／
＼ ＼
＼ ＼ ＼
> > >
／ ／ ／
.
＿_ ━┓
／ 〜＼ ┏┛
／ ノ (●)＼ ・
. ｜ (.／) ⌒）＼ どういうことだやる夫？
. ｜ （__ノ￣ ＼
＼ |
＼ /
. ＼ ⊂ヽ∩
/´ (,＿ ＼.
/ ＼. ＼
./ / |. ＼ソ
（ y' .|
.
_,,
／￣￣￣ ＼ ｌ;ｌ
／ . ＼ ＿,_,|,|_,
／ _ ノ ;、ヽ、_ ＼ ト-=y 丶
.| （●） （ー） . | ヽ `ｉ,￣‐^ｌ なあ、来西泥、
＼ （__人__） . ／ ヾ~ ` ｉ,
,,ゝ ｀⌒´ ,ｿﾄ,,__ ヽ、 ;ｉ, ちょっと聞いてもいいかお？
,/r-'"j ／ ／ｉｉ, `ヽ､-x,,゜r ;ｉ
,,／'/__.L、 ／ヾ、"ｉ `ヽ `;ｉ ｉ,
,／ /_ｉｰﾍ,ヽ､ , ／ｉ" ヽ、 ｉ `、'ｉ ｉヽ、
_,） ヽ " ﾈﾒ、_ｉｉ"~ ＿Yrｉ ｌ, ヽ、
_,,,>t 、ヾ、 ｿ ／ ,¬ V⌒ｌ γ´￣￣￣￣￣￣｀ヽ
,y`;,,__ ,ｉ ﾍ ／ r-／| ｌ ｌ | ん？な〜に？ ＞
ゝ＿＿＿＿＿＿__,ノ
.
. ／￣￣￣￣￣￣＼
. ／:. ＼
/: : : ＼
. / : : : ヽ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
| : : : : ,.,,,,ノ⌒" '' ``⌒＼,,, l 昨日の話で、どこが嘘だったか、
|: : : ::; （ ○ ） （ ○ ） .;:: | 色々考えてみたんだけどお――。
|: : : : : ´"''" "''"´ l
,＿ ヽ___ （ j ） ／＿_ お前は全部本当の話だって言ってたけど、
／:: r' | r'￣二ﾕ:｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′ ／ : :: :: :`:､＿_ それだとどうにもわからん部分があるんだお。
: : : :::| .| | / ) ｀) ／: :.ﾍ : :: :: :: :: :: :＼＿_
: : |.ﾉ. ﾉ / ⌒ヽ＿ _ , ´ |: : : :ﾍ: :: :: : : : : : : : .ハ
: :: ::＼ `ト､ /: :､ : : ＼: :: :: : .i i: :/: ::ﾍ
: :: :: :l: ｀ー┬-､ |ii入 ／|:: :: :＼／: : : : {. ﾚ /: :: : ﾍ
: :┐|: :: :: :: :＼） ７ ./iiii〈 |: :: :: :: :＼: :: :: :Ｖ /: :: :: :: :}
: :イ .|__/ ,へ/⌒＼ ./iiiiiiii｝ | : : : : : ::/: :: :: : Ｖ: :: :,ｲ: : :!
.
／.:￣￣￣￣￣＼
／: : : ＼
／: : : ＿ ＿ ＼
／: : : : ´ , ｀ ´ ｀ ＼
: : : : :／´ ｀ヽ r´ ｀ヽ. ＼
: : : ::（ f;;;;j l, l f;;;;j ） l ――――！
: : : : ヽ_ ｀ _ノ ヽ_ ´_ ノ;;::: |
: : : : : : ´"''" ' "''"´ l
: : : : : : . . ` ／
＼: : : : : : :. ー -- - - ／
／ヽ: : : : : : : : : : : イ＼
: : : : : : : : : :.｀`ｰ- -‐'"´ ＼
／￣￣＼
━━┓┃┃ ／ ヽ､_ ＼
┃ ━━━━━━━━ （≡）（≡ ） |
┃ ┃┃┃ 从,_人__）⌒:::::: |
┛ 三 ≧ ',,._. |
ﾟ ｡ﾟ 三 ≧ ﾟ'ゝ､ |
（いきなり地雷踏み行ったー！？） -=＝ 三 ≦ ﾉ
。 -=≦ ,ｧ ノ
ﾟ ･ ﾟ｡ 三＜ ､,Ｊ > ヽ
≦ ッ ッV´ | |
･ ｡ ﾟ ｡ ミ´ ､､ ﾊﾄ･｡ | |
.
, ―――― 、
／ _ノ ' ;、ヽ_ ＼
／ （ ●） （●） ＼
/ （__人__） ）
| / | | | | |ゝ ﾉ ,.､,_ ,..._ お前はどうやら結論出てるらしいし、
_ヽ、 ､`ー―'´,)r‐ｧ‐''"／ _／ ＞-‐ 、 今この場で披露しろとは言わんけど
'／ / ＼ ￣￣ (ﾞ＼`マ -‐ﾄ-.r '`';ーく__＼ ちょいとやる夫が引っかかってる部分を助けてもらえんかお？
, '/ '、 ゞ ＿_ ,ｨ ヽ ＼＼ ,）/ ノ ／ ﾉ
/ ｀' ｰｧ､ ;;:／ /￣iヽ ｀々゛ 、 ／
| ヽ ;ﾉ 〈 ',ヽ `、 :i ﾉ |
l ＼ ヽ /, ＼l ! / ｜
ヽ ,､ -〉 , --〉/⌒i'ﾊ ; ト､
; | ＼ ／_ﾉi＼l ',＼ ヽ, ! ＼
､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
_＿≦ー`__＿ _二ｚ<＿
＞ ７ ￣､-人 ￣｀'┴＜
＜之′Ｙ´／{:;o） ＼
>{ ,' | ､ ゛´ ,. ,.l , ﾞｉ え、え〜……。
| !､{ | 寸寸T ハT７} ｨ,ｌ このタイミングで？マジで？
′Ｊｉ, ﾞｉ ﾞｉ （ ≡） （≡）|ハ|
i⌒ヽ'(1. ''' ＿'_ ''' ﾉ川／⌒)
. ヽ ヽx＞､.｀⌒´_,イ ｌ |::::ヽ／
∧ 人lﾊ:::::l,三|:::/ｌ| ,:::::ﾊ
.
＿＿＿＿＿
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ＼
. ／ ＼
／ ´￣` 、:::::::::::: 、＿＿ ヽ
| ::::::::::::::::::~:::::::::::::::::::::::::::: |
| （（ ( ) ））:::::::::::::（（ ( ) ）） |
| ≡≡ ≡≡彡 |
. ＼ ´ ／
. ＼ -─‐- ／
／ヽ イ＼
／ ＼
, - ―――― - 、
／ ＼
.／ ＼
／ ＼
／ ´￣` 、 '`ー―- ヽ
| （ ◯ ） （ ◯ ） |
| ´" " , ´" "' | へえ、やる夫くんはどこが疑問なんですか？
| ＿＿ _ |
＼ ヽ ﾉ ／
＼ ´ ／
／ヽ イ＼
／ ＼
.
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
／ （─） （─ /;;／
| （__人__） l;;,´| んー、見当違いなことなのかもしれんけど……
./ ∩ ノ)━・'／
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
／￣￣ ＼
／ ＼
／ _ ノ ヽ、_ ＼
.| （ー） （ ●） | 小学２年のガキが、人殺そうって時に感電死なんて選ぶもんかお？
＼ （__人__） ／
. , '´７::::|.７ 「i .}::::ヾー､
|ヽ:::::|∧|/| .| ! |∧|:::::::|ヽ
|:::i::::::::lﾆﾄ i | |.,|ﾆl:::::::::i:::::|
/::ﾊ:::::::lﾆ|::＼／:|ﾆl:::::::::|::::ヽ
〉:::::|::::::lﾆ|::::::||:::::|ﾆl:::::::::|::/::|
. i::::::::!::::::::::|::::::||::::::ヽ_::::::::!::::::::|
.
／￣￣￣＼
／ ＼
/ _ノ ⌒ ヽ 普通、そういう概念があることすら知らないくらいの年齢じゃね？
| （●） （●） | 衝動殺人だったらもっと直接的な行動に出そうなもんだし。
＼ ∩（__人/777／ そうなるとやっぱり事故ってことなんかなー。
／ （丶＿//// ＼
／￣￣￣＼
／ ＼
/ _ノ ⌒ ヽ 感情的になって電気カミソリぶん投げてスパーキンとか？でもなあ。
| （ ●） （ ●）| なーんか、話に足りない部分がある気がする。
＼ ∩（__人/777／
／ （丶＿//// ＼
.
┌──────────────────────
│ | U ≡≡ ≡≡彡 |
│. ＼ ＿´＿ u. ／ ………。
│. ＼ f ー ヽ ／
│ ／ヽ u イ＼
└──────────────────────
／￣￣￣＼
／ ＼
/ _ノ ⌒ ヽ
| （ ●） （ ●）|
＼ ⌒（__/777／
／ （丶＿//// ＼
.
＿＿__
／_ノ ヽ＼
／ （ ●） （●）、
／::::::::⌒（__人__）⌒＼
| |r┬-| | あーすまんすまん。
＼ `ー'´ ／ そういや『質問』は罰ゲームでやらなきゃだったお。
⊂⌒ヽ 〉 ＜´/⌒つ 今のナシで。
＼ ヽ / ヽ /
＼_,,ノ |､＿ノ
-‐ ´|
_,. -‐ ´: : : : : : |
_,. -‐ ´: : : : : : : : : : : : : :|
|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |
|: : : : : : : : ; ; ; ; ; : : : : : : : :|
|: : : : : : : ; ; ; ; ; ; ; : : : : : : :.|. さ、時間取らせて悪かった。
| : : : : : : ; ; ; ; ; ;. 、: : : : : : :.| さっさと次のゲーム始めようお。
|: : : : : : :_:_: ; ;/ ﾊ: : : : : : :.|
|: : : : : / ﾊ ;ｆ{＿ﾉ }: : : : : : :.|
|: : : :./ / j;,′ j: : : : : : : :.|
|: : :/￣ /,' ,': : : : : : : : :|
|: / / ,' ,': : : : : : : : : :|
／ /: ,' ,' : : : : : : : : : : |
／ /: :,' ,': : : : : :_,. -‐ '´
〈 ｰ‐〈.: :,' ,',. ┬ '´
'､ ',:,' ,′/￣￣｀丶、
'、 j' i. / }'＿＿う
'. ,′ / /
.
―――――――――――――――………。。。
ｒ'´ ＼
/ ｀i. |
. / y ,! ヽ､ ＿_
,! 〈 ./ ,ｒ'⌒ヽ､＿_,.-'
. / i | ,' ,ｲ}＿
/ ,! _y /￣ /
_,. ' ,r'￣/ ,/ /
(＿,ィ. ｒ' , ' /
／ `¨ ,/
／ ,/
／ ＿/
／ __ -― ￣
￣
／￣￣＼
／ _,ノ ｀⌒
｜ .（ ー）（ー）
. ｜ （___人__）
| ﾉ
.| | ……これでできる夫の５回負けだな。
人､ |
,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
'| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ
.
＿＿＿_
／ ＼
. ／ ＿,ﾉ ⌒ ＼
ｌ^l^lｎ （●） （●） ＼ …………、
ヽ L ｀ | やる夫くん、あの時わざと話題に出しましたね。
ゝ ﾉ ￣￣ ／
／ / ＼
／ / ＼
. / / -一'''''''ー-､.
人＿＿ﾉ (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
＿＿__
／ノ ヽ､_＼
（●） （● ） ＼
なかなか決着つかなかったし、 ／⌒（__人__）⌒::::::::＼
迅速なゲーム展開のためには心理戦しかねーかなと。 | |r┬-| |
＼ `ー'´ ／
⊂⌒ヽ 〉 ＜´/⌒つ
＼ ヽ ヽ /
＼_,,ノ| ､＿ノ
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | u. （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ お前本当に性格悪いな。
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
i⌒＼ ,__(‐- ､
l ＼ 巛ー─;＼
| ｀ヽ-‐ーく＿）
. | l
.
､_ ＿
ｨ-‐ ` Y ＜＿＿
＿≦―'´＿＿ _二z<＿
＞ヾ ￣, -‐ ´￣｀┴＜
＜戈､ Y / ＼
>{ / l, ､ , ,l_ ､ ヽ
| ゝ{ l｀寸寸T ハT7 } ,､ l まあ終わったものは気にしない気にしない。
∨ヾﾊ ∨ゝ （●） （●）|ハ| それで、できる夫は実行？告白？
ヾi∨| , |´
ヽT､,_ ― _ ノ
| lヽ::ニヨ7l
└l´:::／ヽ |`
＿＿＿
／ ＼
／_,ﾉ ー ＼
／ （●） （●） ＼
―――。 | u. ' |
＼ - ― ／
／ ＼
.
＿＿＿
／ ＼
／_,ﾉ ＼ ＼
告白で。 ／ （ー） （ー） ＼
| ' |
,'⌒ ＿ ＼ ⊂ﾆﾆ⊃ ／
ヽ＿ノ ／ ＼
.
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之' ⌒ ヽ
. / , l、 、 , ､ | ヽ }<つ イ
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |て＿!,
よしきた。 |ハ |（●） （●） / / ,/ﾚ′' /
質問は私がしていいでしょ？朝の続きってことで。 `|.xx ヽ xxx 「)'/|/／ ／ i
ヽ､_ ― _,.ィT/ ／ l
, ＜￣ヾヲ´ ￣ ＜´ 丶 ﾉﾉ
.／ -ヽ | ｀ (￣｀ヽl￣ )ノ ノ
{ ／⌒i ,r―て__ ィﾉ ,彡
ヽi__i ﾉ)/ ＼ ヾ￣
￣ / ヽ ヽ
. / / ＼ ∧ / / .
/ ／ ′ V ∨ ／|/
／／ | | ／ ｜
__／| / | / | 厶イ ∧|
|｛ ￣ミｉト /L. 」_ } | ノ| . |
|｛ ,ﾆＬ｣_、 | |／| ﾉト , / /| / ﾉ
|｛ 〈 {:::::(_}＼ ｜,二ﾋ.｣_ |ノ〉 〈 | |／
|人 | 乂'ﾂ ＼| {:::::(__,ﾊ/ ／｝ ∧ﾟ｡ |
. 〕iト r 乂'''ｼ / ／) ..::| :::. ｜
八 ...::::::..厶<＿／ ／|::::| |::|＼| さ、吐いて楽になっちゃいなさい☆
ﾍ. ､ _, ┐ | ..::| |::::|／|::|
|＼ / / イ И/ |::::| |::::|＿|::|
ﾉ丿 ー―| ｛/VＶＶＶV} |::::| ├┬一
/ ￣} /⌒ ｛::::::::::::::::::人|::::|ノ|::::|
〉.::厂 }:::::::::::::::::::::::＼| Ｌ.｣
| r_〕〔_r ,′::::::::::::::::::::::::::＼
|＿_ﾉ::::::::::| ′:::::::::::::::::::::::::::::::::::.
. /[____,ﾉ|::::::::::..＿__{:::::::::::::::::::::::::::::::::-‐-|
/:::|／:::::|::::::::::,[＿__]::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
. 〈／::::::::::::|::::／/:| /＼:::::::::::::/:::::::::::::::::::
:::::::::::::::::|/ /::::|／:::::::::＼::::::|:::::::::::::::::::ﾉ
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| |
| f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| | 昨晩のできる夫の話だと―― |
| | |
| | できる夫は学校から帰ってきて、家に入った。. |
.￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ | |
$ ○ | お母さんは風呂掃除をしてて、そこに近づいていった。 |
/ヽ [ ] 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
| | ／ ＼
| | .| |
￣ ..| |
￣￣￣
.
,′.: : :/ :|: ト .,_ノ}ｉ:.:|
./:〃⌒＼│:!: :! . ﾉ|:.:|
./: :i . }|: ﾄ-ﾄ､ ｌ :.!
/: :│ i .!|: | ﾄ､|: :!
.〃:Σ| ｌ }.|: | i} .|: :!
/: : : : :!. | l !: ! rくつ :} 目の前に電気カミソリがあって、
./:.:: : : :.::l .| l !: ! iし'〉ヽ
/:.:ﾉ}.: : :.:.:} | }.|: | ,′ .〉 できる夫はそれを手にとることがわかっていたと。
./／ .l:.: : : :.l | } !: ! 〃
/,′ ｌ: : : : :.| .|ﾉ |: | { お母さんはこっちを向いてない、と。
/ .ﾊ: : : : :| .| . |: | |
.{ /: : : : : :.| | .|: | | これで正しい？
/: : : : : : :.| | .|: | |
./: : : : : : : :.| | !:.| |
/: : : :从: ﾊ:.:| | ! | .|
./: : :.〃 |/ ',| ｌ {ﾘ |
/: :／ .{! { | .|
./／ ﾘ ,.! } .|
〃 〃{ .} .}
{! / | | |
-‐=＝― ‐-､
-'" ｀ヽ、
, ' ヽ
/ ヽ
/ '
ええ。 i. ´￣｀ ´￣｀ .i
i. ｨｔ〒ｫ､ .ｨt-ｧ. i
よく覚えていますね。完璧です。 ! ￣ `┴'´ !
_ -- ´ ﾍ!l ' i'イ ｀ ｰ ､
_ - ´ / ﾍ ` /イﾊ ｀ー ､
/ / トｔ､ ー─ - ｲ/. / ' ﾊ ＼
/ /, − ､ﾘ_!_> ---､ﾆ＿ ／/' ! ＿ l ﾊ
/ ､ ／ く, -ﾆ二´､__ ｀Yﾆ´￣ ｀ヽ、! ﾊ
{ l < ＼ 亡r-- ､＿ ｰ′ >､ l
> ／ ＼ ＼ , -､＿｀ヽ、 / /｀ヽ､ ﾑ
〉 ／ ヽ Y｀ー― ､_,／ , ､‐'ー '┬--─ ､/ / ｀ ､ 〈
／ / ヽ ヽ ﾄ- ´｀ﾄ _ > ,' ,' ,' ｀､ヽ
/ / y´ ﾍ |:::::::::| / / ,' ｀＼
.
. ⌒ヽ
{ ｨ==､.'.
'.{圭ﾆﾊ'.
. - ﾐ V圭ﾆ{ '.
{ ｨz.＼ V圭ﾆ .}
'. {圭tz ヽ {圭圭.|
＼`寸圭t.＼ {圭圭'. 「その後はあまり説明できない。
ヽ`孑圭z ＼ '圭圭.} さっと緑色の手が伸びてきて、カミソリを掴んだ」
｀ ､寸圭z､ヽ }圭圭'.
` ､孑イz＼ !圭圭ﾞ. ――――あんたは間違いなくこう言った。
ヽ`寸圭＼_ ,ﾊ圭圭ﾊ
r━―‐- ． ＿ ＼寸圭ﾆ彡夭圭.八
､ （圭圭≧ﾆ=-￣二ﾆ=- ．＿ﾉ）､圭圭圭圭圭: Y
ﾞ ＜二三圭圭圭圭圭≧ﾆ=‐ﾞ圭圭圭斗圭圭y∧
￣¨ ＝=ﾆﾆ､圭圭圭,.ィ聿圭圭圭豹.ヽ､
},圭圭圭圭圭圭圭圭圭弋＼
_ . ． ≦夭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭z`z―､__
_ .．≦z=圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭!圭{圭≧=≧- ．_
,.ｨ≦=圭圭圭沙ニ=‐''´ﾞー―､寸圭尨＞≦圭圭沙个ｰ-＜圭圭圭圭) ヽ
ｰ=-‐''´￣ ≧＜＿.．イ ` ＝――‐ ′
.
＿＿
／ ヽ
/ __,.ノ 、
| （ ●)(
| U （＿_ﾉ｀,
| ﾝ′ …………、
_ﾉ ｀､ 7
,ｲ:. ヽ､＜ヽ,、___ ﾉ
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
'| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ
.
/:/|: . /: . : . : . : . : . :/: . : . : . : . : . : . : . : .:',:.:|:∧
|/ :|: /: . : .:/: . : . : . :{: . : . : . : . : . : . : . : . : ', |'
j:/!: . : .,': . : .:／: .|: . : . : /: . ｨ: . }: . : . : . Ｎ
|:|: .:.:|: . : /ｌ: .:.∧: . : .:,': ./ |: . ﾊ: }: . : . | 『説明できない』。
|:|: .:.:|: . /‐|: ./-､',: . :.|: ﾑ-|: /‐}:.|: . ://
:ﾊ: . {:.:ム⊥/二 ',:.::.|/.二L' .⊥ｊ: .:/
∧: ∨ ゞ-:::ﾉ ' ヽ:j ゞ-:::ﾉリノ/: 覚えてないじゃなくて、説明できないって言った。
/: ∧:_＼ ￣ ￣ ∠:イ::.|
!:/;;/|:∧ ; /: |ヽｊ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
,.-―――.＼ ＿ _ ｲ -‐ '’ヽ あんた全部覚えていて、その上で省いたんだよね？
!＿ ￣¬ー- ..＿ -―=＝＝＝ﾞ、
/三三≧=-＿＿ ￣ｰ=三三三ミ､
/三三三三三三三≧=-＿_ ￣ｰ=ミ､
/￣ー＝ﾆ三三三三三三三三≧=-＿＿ ＼
. ／￣¬ 、 ￣ーﾆ三三三三三三三三三三三三≧=ヽ
＿＿＿_
／ ＼
／─ ─ ＼
／ （○） （○） ＼
―――！ | （__人__） |
＼ ⊂ ヽ∩ <
| | '､＿ ＼ ／ )
| |＿＿＼ “ ／
＼ ＿＿＿＼_／
.
-＝=- 、, -= ￣ フ
::. f 孑三≠‐ ．
::. , ≧´=-" ィ_,_r≧＜⌒
x ::. _ ≠´: . . ｀
::. ::. ｲ ､ ヽ
::. .:／. ＼ ＼ .:.
＼/: :/: : : ヾ: ヽ .:.
:./ 〃: :./.: .|: :. ﾊ:ヽ＼ ヽ .:. i:.ｉ
:i '/ : : |: :i|:.:.ｉ l: :ﾄ､ ヽ ｉ: :.ｉハ!
! .: : : i |: 小:.ｌ ﾊ l厶斗:. :.|: :.| }
! .: :ｉ:.:|ﾊ: _/ﾘ !|: .' ﾉ′ }:ハ: :|:.:.:!
! .: :|斗七/ |: / ,ｨf笊ﾐｙ|: ﾊ: ;. 実際のところはこうだったのよ。
!: . .: :|'..ﾚf示ミ､ | ' 八rｆ:j:} 从ﾊﾉ
:i: . : :|《ﾊr':ｆ:j::} /' ゞﾟ ' ｲ乂 『あんたのお母さんの緑色の手が出てきて、カミソリを掴んだ』。
:ﾊ. .:小 う::ソ , | i ﾄ､
: :}: .:从 小:ト:.＼
: :r´}:.::.}＼ ' ‘ ｲ:.:|ﾊ!::.. 〉
＿_: : i:小. ． 个ﾍ: |、::.. / そうでしょ？
￣二=-_ ｀ ｧ―.´:.:.!:.:.:｀}:.:.:} {
=-_＿ ￣二=-＿_ハ:. :.:＼:.:.:.:._ ノ t
三三二=-_ ￣￣二=----=二 =/ | ヽ
二二二三二=-＿＿ -=三/ | Ｙ
..---=二＿ 二三三三三三三=-/. | :ﾊ
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:-=二＿ -=三三=-￣ ＿ ﾉ | |
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:.:.:.:.:.:. ﾍ:.:. ＼: :. :. :. :. :. :.ﾊ :. :.:.. ヽ:.lｉ :.
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ヽ ノ
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／ / 从 ＼ゝ
/ i |:::: ヽ ゝ, ヽ
′ ' ﾊ ヾ::: |＼ ﾊ | ヾ;. |::::: ヽ |
| | │ /-＼- ヾ |ニ| /-i!│ |: i::::::ト.:::: ∨
できる夫の正反対って言うくらいだから、 | | │ﾊ／ 、 │ ヾ| / i::::/:::∨ヽ:::::: /
几帳面で綺麗好きなお母さんだったんだろうね。 |ﾊ Vｨ＿＿, ＼|､＿＿＿ /／ ,/ V:::::::::::::::（::::::!|
l ゝ ＼ ￣ ￣ イ ／/ ) |:::::::::::::::::::＼ |
緑色のゴム手袋をはめて掃除していたお母さんが、 「 ` ヽ ／jｲr '_ノ::::::::::::::: ﾊ::::ﾉゝ
目の前で発作的に自殺したんだ。 -- ﾊ rイ:::::::::::::::::::::/
ゝ. - - ..イﾊi!:::::::::::::: //
｀ ． ｀ . '′ | ヾ.::::::::::::ﾊi
――厳格なクリスチャンなのに。 ＞- r_ﾉヽノ＼／| ∨ゝ::|
)::::::::::::::::::::::::::::::{. `
ノ:: - ― … ...−::` …‐- ､
_ .．' :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ
::::::::::::::::: /::ヽ.::::::::::::::::::::::::::::::::: /::::::, :: ,
:::::::::::::::::ノ::::::::::ゝ::::::::::::::::::::::::|:::/:::／:::::::|
::::::::::::::::::/| _:::ノ￣ ｀ヽ _::::::::::|/／:::::::::::::|
/ノ ヽ:: |.':::::::::::::::::│
.
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
告白するのはできる夫のはずなのに、. / , l、 、 , ､ | ヽ }<
何で私ばっかり喋ってるんだろ。 ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
|ハ |（三） （三） / / ,/ﾚ′
`| ヽ u 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
'ｲ／ヽ::::｀l┘
､___ ,≧｀ヽ∧,ｨ
_,＞ . . . '¨￣＼
,＞-＜__:.:）〃 ＜二 _,
__,ｨ' ´￣￣｀` マ¨`ヽYⅣ: . : . . . ／
-=彡' ,ｨ ,ィ Y′}} } : : : : : : ｀ゝ
ｲ/Aﾊ／‐ト､j /||,j/|/): : :i｀ゞ
そもそも、なんでお母さんはできる夫のところに現れるんだろうね。 ﾚ●´ ●）Ⅵ / / / j}|:|: :/／:弋_
そんな資格ないのに。大事にしてたはずの宗教に背いてまで、 }丶 j/ノく ｲ| |:| : : {`ｰ一
勝手に死んじゃったのに。 − ´そｲ|:|:U:.| ,ｲ:人
＼＿ xｹ|:!|:|ﾗ彳/ j/
卞-ｲY´:.〉|:!|;|,ｲ从
,辷_彡':.:.:.＼｀
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
.
／￣￣＼
／ _ノ ヽ
| （ ●） ）
| （__人） ――？
| ｀ ⌒ﾉ できない子？
| r-‐､
ヽ （（三）
ヽ } 〈
〉 ,ｨ⌒ｧ ヽ
（ .＼／ 人＿_）
ﾄ､ ／|
|...＼_／ |
＿＿＿＿
／ ＼
/ ─ ─ ＼
/（ ●） （ ●） ＼
…………。 | （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
/ ー‐ ヽ
/ ｀
.
／⌒
（(＿＿__⌒＼ノ＿_
(＿＿＿＿＿) ＼／￣＼ ＜￣｀
⌒ヽ __＿ ⌒ヾ:..:／¨＼ ｡
_／＿＿＿V⌒ヽ ＼ ＼
─ ﾐﾒ､::. 丶 ＼
／ 丶 ／ :: i i⌒
／ ﾟ i | ＼ 人
. ／ | ﾟ l Λ , |丶 ＼_
. ／⌒/ l l :|. |__ノ.::: |: / V 八 ＼⌒ どうしてみんな子供を欲しがるのかな。
ｲi /＼ 斗 i| l.| ﾚ⌒' ノ }:。 ＼⌒
. / 从ﾊ/ ｫf七ｱ'乂| l Ν _) / / Λ:。 丶 ＼_ノ| ここ数年、すごく考えてる。
. i / ,以 ´ 辷ｼ_ И/ ィ / ,{i |::| ／| | ＼__ノ
从 ッ′ 仄:::. /i{i |::|｜ | / 家名が廃れないようにとか、
＼Λ ′ V 彡ィ.:| | ┘li ! ｌ′ 老後に面倒見てもらうためにとか、
- ‐ {⌒ |: | |:l¨¨V
＼ Λ |: | |:| それって本質的じゃないと思うんだ。
ｰ‐ ､.-....‐/V.::::::::｝__ |: | |:|
｝㏄㏄C℃ﾟ° :::｀ヽｌ:|
____＿_厂￣￣::::::::::::::::::::::::::＼
／:::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::。
.
＿ 、 ィ
. ≧⌒ ｀‐イ⌒≧
. ／´￣ ｀ ＿ ＼
// イ´ ⌒ヾ―- ＿
. / ／´ ／ , -‐- _ ﾆ= 、
/ / ィ / ／ ｀ヽ
. /ｲ./ / ´ / / / i ヽ
}/ / / / / / .| i ｀
/ , , ｲ / ｲ l ' |
, .| | 寸7Tヽ l l ｲ l } じゃあなんなのか考えた時、
| , | | ｬzぇミ、 | '７寸ﾊ} / ' 最初に思いついたのは支配欲だったのね。
}ﾊ .∧ i .l { 弋タ ヽ、/ ｾﾃぇ､ ｲ / 言葉がきついなら影響欲にしたほうがいいかな。
. ∨ , ﾊ 、 l ￣ ′弋_ﾀ / /
} .∧ } {、{ , ／{ / 誰かに影響を及ぼしたい、っていう願望。
. {ﾊ/ ヽ ﾄ、ﾄヾゝ イ/ 私にもあるからわかる。
} ﾚﾊﾍ ヽ、 こ⊃ ´
}＿ ≧ｭ _ イ
ﾉ三≧ュ＿ ィ/
.
/イ
-── ／￣ ＼ ＿ ,ノ
＞─'´ ＼ ＼ー'
／ ＼ !
/ ∨ ＼
/ ＼ ＼ | |
′ | ｲ⌒＞､＼ ヽ } |
| i|.人 /Ⅴi. | / ,. ヽ_ ＼}⌒ﾊ 人
| 八ｲ｢｀｣、 ∨ ヾ＝"八彡 ﾉ |. !
八 ∨ヾ＝" l .! ヽ !
でもこれもなんか違うよな―。 ヽ 人 u ,|/ | ￣
いまいちピンとこないな―、ってことで。 ﾊ r‐ ､ ｲ仄㌃ 丶 /i
そこから更にずうっと考えて、最近思いついた結論があるのよ。 ／￣￣ ｰ- _ ＿イ/／ -― ¬、
,!=‐-＿＿ ￣ー=ﾆ三三三ﾞ、
/三三三三三≧=-＿ ￣ｰ=三､
/￣ー=三三三三三三三≧‐-＿＿＿ ｀ヽ
／=＝ｰ-＿ ￣ｰ=三三三三三三三三三三ミ､
{ ／´￣ ―‐- ＿ ￣￣ー＝＝＝＝＝＝‐ ヽ
.
､i;:;:;l: : :.l l: : : : : : : : : : : : : : : :.r'／: :./;:;:;
,. -‐― 》 . ヽ;:;l: : //: : : : : : : : : : : : : : : :.l |: : :/;:;:;:;
/ ﾉ ｀､:.//-､: : : : : : : : : : : : : : //: : /:;:;:;:/ ...
', ‐==- ､ ',/ ￣~ ~￣//: : /:;:;／: :
. ∨ ,,..-''"´ ヽ i i i: : /／: : : :
∨ / .《 l l:／: : : : : : :
∨l / l ',: : ‐-. . . . . . . . . . . .l l: : : : : : : : : :
iﾊ ,' ´￣｀ ´￣｀ l ∧::::::::.... : :.:.:.::::::::::::::::l l: : : : : : : : : :
l ∨ { ,_ _ ､,,__.､ lﾊ ｀ヽ、::::::::::::::::::::::::::::l l: : : : : : : : : : .
∧ ヽ、_. l ｀¨¨´ ',､ ヽ::::::::::::::::::::::::::l l: : : : : : : : : :
/ ∨ ￣｀ ' ー- ､ ⊂つ ⊂つハ ヽ: : : ::::::::::::::l l: : : : : : : : :/:
/ , '´:∨ ｀ヽ cっ ／´｀ヽ ﾄ､: : : : : : :.l l: : : : : : : /: : ..
. //: : :／ヽ、 ', ／´｀ヽ、 ,.ゝ'," i^ti ｀ー- ､: :l l: : : : : :./: : : ..
. 《: : : / /: : ヽ、 '＞i_,.....,_ ﾄ,´o_,<.ﾄ'"ﾉ､ / ｀ ^' ヽ、::/: : : :
＼/ i:.:.: : : /｀ヽ、 ゝ ｀ﾞ'ー-- --y' / ｀ﾞ
＼ i::::::::::::i /｀ ー- ､ / r-'´¨
ー-､:i .l ｀ 'ー-- .,,__ ./ /: : ｀ヽ、
みんな、自分に『属する』ものが欲しいんじゃないかって。
『属する』が一番しっくり来る、はっきり自分のものだって言えるもの。
女子は特にそういうとこあるよ。女子のいじめなんて大抵それが原因で起きるんだもの。
いろんな理由で、大義名分までつけて。
.
-＝=- 、, -= ￣ フ
::. f 孑三≠‐ ．
::. , ≧´=-" ィ_,_r≧＜⌒
x ::. _ ≠´: . . ｀
::. ::. ｲ ､ ヽ
::. .:／. ＼ ＼ .:.
＼/: :/: : : ヾ: ヽ .:.
:./ 〃: :./.: .|: :. ﾊ:ヽ＼ ヽ .:. i:.ｉ
:i '/ : : |: :i|:.:.ｉ l: :ﾄ､ ヽ ｉ: :.ｉハ!
! .: : : i |: 小:.ｌ ﾊ l厶斗:. :.|: :.| } 私はこんな格好で、こんな性癖だし
! .: :ｉ:.:|ﾊ: _/ﾘ !|: .' ﾉ′ }:ハ: :|:.:.:! 自分の子供とか諦めてるけどさ―――
! .: :|斗七/ |: / ,ｨf笊ﾐｙ|: ﾊ: ;.
!: . .: :|'..ﾚf示ミ､ | ' 八rｆ:j:} 从ﾊﾉ もしも家庭を持ったら、
:i: . : :|《ﾊr':ｆ:j::} /' ゞﾟ ' ｲ乂 どんなふうに接したらいいのかって、考えちゃうんだよね。
:ﾊ. .:小 う::ソ , | i ﾄ､
: :}: .:从 小:ト:.＼
: :r´}:.::.}＼ ' ‘ ｲ:.:|ﾊ!::.. 〉 私も、やっぱり理解できないものに失望したりするのかな。
＿_: : i:小. ． 个ﾍ: |、::.. / 私にそんな資格ない気もするし、難しいな。
￣二=-_ ｀ ｧ―.´:.:.!:.:.:｀}:.:.:} {
=-_＿ ￣二=-＿_ハ:. :.:＼:.:.:.:._ ノ t
三三二=-_ ￣￣二=----=二 =/ | ヽ
二二二三二=-＿＿ -=三/ | Ｙ
..---=二＿ 二三三三三三三=-/. | :ﾊ
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:-=二＿ -=三三=-￣ ＿ ﾉ | |
:.:.:.:.:.:. .:.:.:.＼:.:.:.:-=二＿＿＿ﾆ"￣.人 ｉ ! ﾄ.
:.:.:.:.:.:. ﾍ:.:. ＼: :. :. :. :. :. :.ﾊ :. :.:.. ヽ:.lｉ :.
:.:.:.:.:.:.. ヽ :.:.: ＼:. :. :. :./~~ヾ:. .:.:. . }ヾ :.
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__）
| U ｀ ⌒´ﾉ …………。
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. ヽ }
ヽ ノ
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／ ＼
／ ─ ―
| （ ●） （●）
人 __´___ | …………。
, -‐'´ヽ ヾ . ／
. / ___ i ヽ ヽ､ ／ rｪｪ.､
/ ;'´ ｀ | r;〉'´ﾍ｀丁ヽ rvｭ }ﾆ!ｨ7
. /,:' レ'´>___/ ,ｨﾍ ｀! {iﾆﾆ'ﾆjTi
i'Y , /"ア_〈｀`" | ｛､ニﾆｼ´
.| ! :. / !'"´ y'~´ | ∧ニ7
,! ,! ∨ ／ ヽ / 7
〈 ! ﾞ! ;'｀７ﾞト 〈 / ﾊ
.
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿人 ＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
） ＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
⌒Y ／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
|ハ |（三） （三） / / ,/ﾚ′
`| l l ,─､ 「)'/|/
ヽ､_ '―┘ _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
'ｲ／ヽ::::｀l┘
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ }<
あー、その、ごみん。 ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
すっごいつまんない話したよね。. |ハ |（三） （三） / / ,/ﾚ′
`| ヽ u 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
'ｲ／ヽ::::｀l┘
.
/7/７
/７＞=ﾄ'
_,ﾉ;;;;;;;;;;;;/
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l/ V :/ / / ! -‐'r‐-;;､
l V :/ / / | /;;;ロ;;;/
| ∨ ,' l 〈 ヾrｧ;;;;/
| / ' |i_ -ｰ '"´ 〉 /;;;;/
| ｛ヽ ', ∧ ｛ / 〃 八 ', ヾ/ ／
>､ ヽ ', / /＼ ', /ノ ／｀ ｰ- ', ､/
／ ＼y−―‐- ､/ 丶-――‐-､／/ , , '"´￣／⌒∨
.／ ／ )/´￣￣｀Y 〈/´￣￣｀ヽ} / ', ／ ／ / ちょっとトイレ行ってくるね。
〃 /::／ l ＿,／ |' ／-―‐ ／ /
ノ ,／ | ／ ; __ 〃ﾉ-―／ ,'
／, 1 〃 , /ﾍ.__＼ 〃/´ ／ /
l / / / ／ﾉ /i / / / / (_ ＼ /li ／ ,'
〃| 〈 〈 ,' / 〃 // ./ ,' / ／ ( 丶 / ji〃 |
／ｲ´! j| ! .! l {__（_j il l 〃 / ＼ ヽ.| 0) ／|
ノ´! ｰﾍ_{ ﾘ j/ l | l| / / / 〈 （ / /7) ／ |
::::::| 'ｰ'-' | Lノ｛_ノLノｰ' ヽ ｀/ 7/! _,. '´ |
::::::| ', ヽ ｛ // l｀￣ |
::::::| ', ヽ.イ:::V / / |
.
ﾊﾟﾀﾊﾟﾀﾊﾟﾀ……
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／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼
| __´___ |
＼ `ー'´ ／
ノ ＼
／￣￣＼
／ ノ ヽ､＼
. | （●）（●）|
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. ヽ / /（ ●） （ ●） ＼
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／ _,.ノ ｀⌒
| （● ）（●） ﾉ'
| （___人__） rﾆi ,i'
| ｀ ⌒´ﾉ .| ﾚ..;::. 雨が強くなってきたな。
| |_,-‐、l／／
人､ 厂丶,丶, v´j
_,／( ヽ､.,ヽ., ___,く_ソ __ノ
_, ､ -― ''"::::::::::::＼:::::::::::::::::::::( <"ﾆ‐-、
/:::::::::::::､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r ／⌒ヽ;;:::::: )
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,ﾉ ,, -‐
／ ＿ -‐
,／ , '´
／ ,／
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/ /. __
l ﾉ. / .ヽ
/ / l. ',
./ ／ .,-‐､ l _ _ }
; / ∠,,,,,.」 -‐､ !
!;_,, -‐''"", .-‐'⌒ヽＴ l
ゞ-‐''"／ __ノ l !
γ ／ ! ',
ヽ ´Ｌ_⊥ -―---' -＜
l i ,）
ゝ , -― ' ´￣￣ ￣ヽ
l ＿ ,イ:
l、 ＿ -‐' ´ !
l ＼.´ ! j
l ノ
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
／ （─） （─ /;;／
| （__人__） l;;,´| ふーっ。
./ ∩ ノ)━・'／
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
.
＿＿＿＿＿＿＿＿
／ ＼
／ ＼
／ ´￣｀ ´￣｀
／ ＼
/ / ヽ / ヽ
| ゝ ー' 丿 ゝー' く
| , | ――――。
| |
ヽ ｀´￣｀´ ／
＼ ／
> ヽ ＿＿＿＿＿／
/ ヽ
.
／￣￣＼
／ _,ノ ｀⌒
｜ .（ ●）（●）
. ｜ （___人__）
| ﾉ なあ、できる夫。
.| | まだ出てくるのか？お前の母ちゃん。
人､ |
,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
'| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ
／￣￣￣￣￣￣ ＼
/ ＼
/ "￣￣` ＼
l '´￣` （ ー ）;;::: ヽ
――ん？ああ、ゆうべから見てないですね。 l ;::（ ●） "''"´ l
| ´"', |
昨夜は泥酔でしたし、今朝は怒りで頭真っ白だし l ヽ i
午後は二日酔いでぼろぼろだったからかも。 ＼ r≠-ｰ 丿
＼ ／
／ r／ヽ＝レ＜||: : : : : : |ゝ
／-‐´ イ≦=彡｀: :{{,-､:〈〉.,-|
, イ ^ ‐---- 、: : :||＾)）.{}（(:|
＿＿,-─´ ＾ヽ‐--r >: : ||: :<〈〉>: `､
r': : : :/ ＼:/ /: : : }}: : :))((: : : :＼
.
／￣￣＼
／ _,ノ ｀⌒
｜ .（ ⌒）（⌒）
. ｜ （___人__）
| ﾉ そうか、そいつは良かった。
.| |
人､ | でもさ、俺、今できる子の話聞いてて思いついたんだけど、
,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ 別の可能性もあるなって。
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾒ、
｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ
＿_＿__ ━┓
／ ― ＼ ┏┛
／ノ ( ●) ＼ ・
.｜ ( ●) , | なんのです？
.｜ /
.｜ '~ /
＼＿ ⊂ヽ∩＼
/´ (,＿ ＼.＼
| / ＼＿ﾉ
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ 一）（●）
| （__人__）
| ｀⌒´ﾉ お前の母ちゃんが、どうして出てくるのか。
| ,.<))／´二⊃
ヽ / ／ '‐､ﾆ⊃
ヽ､ｌ ´ヽ〉
,-/ __人〉
/ ./. / ＼
| / / i ＼
|" / | > )
ヽ／ とヽ /
| そ ﾉ
＿＿＿_
／ ＼
/ ─ ＼
' （●） ＼
別の可能性？ （ｌ､__） |
⌒´ ／
｀ｌ ＼
ｌ ＼
.
／￣￣＼
／ _,.ノ ｀⌒
| （ ●）（●）
.| （___人__） お前の母ちゃんは、
| ﾉ 謝ろうとしてるんじゃないかな。お前に。
| |_,-‐、 ／ ⌒）
.人､ 厂丶,丶,丶´ ／￣
_,／( ヽ､.,ヽ., ___,く_ソ __ノ
_, ､ -― ''"::::::::::::＼:::::::::::::::::::::( <"ﾆ‐-、
/::::::::::':､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r ／⌒ヽ::::::: )
丿:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V／.....￣ ',:::::|
i .:::::::::::::::::::::|;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 〈 ::::::::::::::... ',::.
/ ..::::::::::::::::::::::!;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::＼:::::::::::::::;;;ﾊ ::::::::::::::::::.. ',
.
／￣￣￣＼
／ ＼
／ ─ ─ ヽ
…………。 | （●） （●） |
＼ ∩__'__/777 ／
／ （丶＿//// ＼
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
／（○） （○ ） ＼
謝る――――？ ／ __´__ ＼
| − U |
＼ ／
.
／￣￣＼
／ ⌒ ´ ⌒
. ｜ ( ●) (●） ああ。
｜ （___人__） 俺がお前の母親だったら、それこそあの世で後悔するだろ。
.| ﾉ 息子の前で酷いことしちゃったなって。
j |
..ノヽ、 , ノ _
,. ｰ、一一´:::::::::::::≧ーｰ"7 i' Y 実際お前は電気カミソリを見つけて苦しんでんだ。
. / .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.｀-、 i l _ 天国の母ちゃんも、それを知って心を痛めたんだよ。
/ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ＞-､ | lﾌ ト､
.::::::::::::::::: !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ i／ ,.ｲ 丿
:::::::::::::::::: l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. v:: l / i'r ´,.ｨ
:::::::::::::::::: l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l::: l j 丿r´,.ｨ
:::::)::::::::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |::: 八 ｀ﾁ
.
￣￣ ､
´ ＼
. / ＼
/ ヽ できる夫、
ｉ 丶
l ／ ￣ 丶 私そんなつもりじゃなかったのよ―、ってな。
| _＿ _ ヽ 丶
ヽ/ ｉ ｲ::::ヽ l 丶
ヽ ヽ ゝ_ゞ::ノ ' ',
丶ｉ ｲ｀丶 l ｀ヽ ヽ
ゝ , ヽ _ 丿 ＼‐､-..､
ヽ ゝ ﾉ , ‐ ´ ソ:.:.:.:＼
ヽ ´ ' /:.:.:.:.:.:／＼
＼ / ／:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.ヽ､
＼ / ／:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ､
ヽ ／ /:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ､
ヽ _＿ ィ /:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.
〟――- 、
／ ＼
/ _,ﾉ ーヽ
! （●） （●）
!. ' } ――――。
! ─_- ﾉ
::::::::::::::::::::::::xヘ.ヽ. ／
::::::::::::::::::／､ ＼ `'ｰ─‐,, '
::::::::::::／ ／＼ ＼ ｀Yh＼
. ／ ／ ＼ ＼ﾊ辷」
∠ィ⌒ヽ. ＼ /万]＞、
′ ＼ ∨ゞﾐ｜,ﾊ}
...:::::::::::ﾄ､ ヽ ﾉ |/V
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
／ （─） （─ /;;／
| ⌒（__人__） l;;,´| ――ｸ、ｸｼｼ
./ ∩ ノ)━・'／
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
.
＿＿＿_
／⌒ ー､＼
／（ ●） （●）＼ いいんじゃねーかお？ソッチのほうが、ずっといい。
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼ 母親の愛情ってもん、少しくらい信用してみろお。
| |r┬-/ ' |
＼ `ー'´ ／
＿＿＿_
／ _ノ ヽ_＼
. ／ （ー） （ー）＼
ｌ^l^lｎ ⌒（__人__）⌒ ＼ まあ、だからって幽霊で出てくるのも困ったもんだけど。
ヽ L |r┬-| | あ、やべ、思い出しちまったじゃねーかお、昼間の幽霊騒ぎ。
ゝ ﾉ `ー‐' ／
／ / ＼
／ / ＼
. / / -一'''''''ー-､.
人＿＿ﾉ (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
.
／￣￣￣￣￣￣ ＼
/ ＼
/ "￣￣` ＼
l '´￣` （ ● ）;;::: ヽ
l ;::（ ●） "''"´ l
昼間？幽霊？ | ´"', |
l ヽ i
。 ＼ r≠-ｰ 丿
＼ ／
／ r／ヽ＝レ＜||: : : : : : |ゝ
／-‐´ イ≦=彡｀: :{{,-､:〈〉.,-|
, イ ^ ‐---- 、: : :||＾)）.{}（(:|
＿＿,-─´ ＾ヽ‐--r >: : ||: :<〈〉>: `､
r': : : :/ ＼:/ /: : : }}: : :))((: : : :＼
／￣￣＼
／ ヽ_ .＼
（ ●）（ ●） ｜
（__人__） | あーそっか、できる夫いなかったもんな。
ｌ｀ ⌒´ ｜ 出ちまったんだよ、真昼間からこの寮で。
{ ｜ 噂に聞いてた剱岳階の幽霊。
{ /
_. -: ´Λ _.へ｀ 、
r＜: : : : /:|: :、 ￣r' ＼ :＼_
/: : :ｌ : : : : : :＼`IエL>、 >ﾍ::Λ
|: : : ﾄ､: : : : : : : : : : : : : `ｰ／ : : V |
〈: : : :::: _ -¬-−―-､: : く:r ､: : : V ｝
/: : :_ン´: : : : ＼ ,___, ｨ ）: : :`く : : : ヘ|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.
, ────- 、
／ ‐- ､ ＼
/ （ ●） ｀、
{ （●ｌ
ゝ ' ! あれってガセじゃないんですか？
＼ ー- , '
_,, -‐‐‐‐'/.. lヽ , ____／
,-‐'、 ヽ Ｌ.::丶:::: ヽ--'` 、
/ ヽ ..::l:::::::<´:::::l:::::ノ‐‐l.l z 、
/ ...... l:::::::l::::::::丶 l‐'`t-l'l´ /l丶、
ｒ'l...:::::::::::::::l::::::l:::: `、 l / .l/ / l .l
/l,ヾ:::::::::::::::l:::::l `、 .l ./ ./ l /l
／:::::`..:::::::::::::/:::/... ヽ .l_./／ l/ .,t
/ ::::::::::::::::::／／:::::::::.... `ｙ ' ./..::::.:f
／ミ ::::::::::::イ;;;T::::::::::: l.0 /::::::: l
ト--- 、 wソ .l;;;;;l:::::::::.. .l l:::::: l
ｒ' :::::::::::,' .l;;;;;l:::::::::::.. .l.0 ll::::::::====ヽ
,' ..:::::::::/ l;;;;;l::::::::::::::... .l l ヾ:::::::／二二ヽ
／￣￣ ＼
. ／ ＼
. ／ _ ノ .ヽ、_ ＼
| （ー） （ ●） |
. ＼ （__人__） ／ やる夫もそう思ってたけど、
. , '´７::::|.７ 「i .}::::ヾー､ どーにもマジで出たっぽいから問題なんだお。
|ヽ:::::|∧|/| .| ! |∧|:::::::|ヽ
|:::i::::::::lﾆﾄ i | |.,|ﾆl:::::::::i:::::|
/::ﾊ:::::::lﾆ|::＼／:|ﾆl:::::::::|::::ヽ
〉:::::|::::::lﾆ|::::::||:::::|ﾆl:::::::::|::/::|
. i::::::::!::::::::::|::::::||::::::ヽ_::::::::!::::::::|
|::::::::r::::::lﾆ|::::::||:::::::::＼::::_}:::::::::〉
〈::::::::|:::::::::::|::::::||::::::::::::::Y |ｿ::::::::|
|:／:|::::::::::/===l=====::l＿人:::/
|i::::,-､:::::/::::::::::|:i::::::::::::::::|:::::::|/
.
―――――――――――――――………。。。
＿＿＿＿ _
／ ＼
／ ＼
/ _ 丶
l ﾉ } ⌒ ⌒ l
| / .ﾊ ::;;（ ●） （ ●）|
.l // .ﾑ-,..,. ´"''" , "''"´ l ふーん、なるほど。
＼ ヽ! ' ' ! ヽ ､__ ,_, ／ あのサロンで、ねえ。――――。
|ﾌ入 l ／
,ヘ ﾍ ト ､ ＿ ､´
／ ヽ ', jｧ / / ! ヽ
／ /ゝ..＿..ﾉ｀Y Y / }
／ ,.......... ', ｌ}_|./ j
/, '´ ｀ヽ ﾊ_ ノ ｌ /
// ∨ ｀` ￣ l ./〉
＿＿＿
／ ヽ､_ ＼
／（● ） （● ） ＼
／::: __´__ :::::: ＼ そういや、みんなあの辺で消えたって言ってますよね。
| ｌ^l^lｎー'´ | ま、あそこ死に場所だからかもしれませんが。
＼ヽ L ／
ゝ ﾉ
／ /
.
､_ ＿
ｨ-‐ ` Y ＜＿＿
＿≦―'´＿＿ _二z<＿
＞ヾ ￣, -‐ ´￣｀┴＜
＜戈､ Y / ＼
>{ / l, ､ , ,l_ ､ ヽ
| ゝ{ l｀寸寸T ハT7 } ,､ l ただいまー。
∨ヾﾊ ∨ゝ （●） （＜）|ハ|
ヾi∨| "" , "|´ ⌒☆
ヽT､,_ ― _ ノ
| lヽ::ニヨ7l
└l´:::／ヽ |`
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
遅かったですね。ウンコですか。 ／ （●） （●） ＼
| __´___ |
＼ `ー'´ ／
ノ ＼
.
,_ ＿
､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
_＿≦ー`__＿ _二ｚ<＿
＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜
＜之′Ｙ´／ ＼
>{ ,' |､ , ,. ,.l , ﾞｉ
| !､{ | 寸寸T ハT７} ｨ, ｌ
′Ｊﾞｉ, ﾞｉ ﾞｉ三○三三○三ハ|
ﾞｉ|ﾞｉ'(1!!!!ｒv-‐､!!!!!!| ＿＿＿_
ﾞｉTィ.,_ | ｉｌｉｌｉ _ノ ／,:' /,';;;}: ＼
│「ィ::ニE7 l二─＝三─＿_, ｡ｨ' li:.､ヒァ' ＼
└l´::::,r'＼ﾄ::≡三:::::::::::::::::::::: '),ﾞi, ri:.:i .::' メ、＼
|::::|´ ￣｀i ＝三￣￣＝三 ,:' /,';;;}:.ヾ:. |
ヽ_:::「_ｯ | ＼ ' {;!ﾞ' ／
.
＿ , ------
／::::::::::::::::/:::::::::::::::::＼＼
／ ／┌──┐::＼:::::::::l＼l
イ::::／: -.└──┘＼:::l::::::::::l
／:::l::::l ´:::::::::::::::::::::::::::::::l:/ヽ:::::::::l
l:::／:l:::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::l
／:::::::l/:::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::l:::::l:::; ちゃうわ！
l::::::::::::::::::l:::l::::::l:::::::l:l::::/＼:::::::::::::l:::::l丶: お酒もおつまみも減ってきたから食堂まで寄ってきたの！
l::::::::::::i::::::l::l::::::l::::::::l::::lノι＼::::::::l l::l 丶;
l:::::;:::::.l::l┼ｌ−トl:::::l:/_⌒-−l:丶::l .l::l
.l:::::l::丶｀-┬┬l:＼l -┬┬. l::::::/ l/
丶::丶::丶 ｀´ .l/ ｀´ ｌ::::/:l
丶l:l丶: l::/:::l
l;l l;;l:丶 ／//从l
┌―l:::l｀ - イ:::::/:l-−┐
│......ｌ::l ┴..-..┴ l:/...........l
l......│ l...........l
／￣￣＼
／ _,ノ ｀⌒
｜ .（ ⌒）（⌒）
. ｜ （___人__）
| ﾉ サンキューな。
.| | どうする、もう疲れたしただの宴会にするか？
人､ |
,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾒ、
｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ ／＼
／ （●） （●） ＼ えー、僕だけ告白させられて不公平じゃないですか。
| __´___ | もう一勝負ですよ！勝負。
＼ `ー'´ ／
/⌒ヽ ｨヽ
/ rｰ'ゝ 〆ヽ
/,ﾉヾ ,> ヾ_ノ,|
| ヽ〆 |´ |
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ }<
喋ったのほとんど私じゃねーか。 ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
|ハ |（●） （●） / / ,/ﾚ′
`| ヽ 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
／ Eニ::ｨ -､ |
/::::;／ ヽ:::/:::/'::
/:::/へ ヘ/::::/:::
/:::::＼ ヾミ::::/|:::
（;;;;／| ＼;;;;ノ/:::
/ 〈:::
.
＿＿＿
／ ＼
／ _ノ '' 'ー ＼
／ （●） （●） ＼ つってももう１時過ぎてるし、
| （__人__） | こっからまた、あのいつ終わるかわからん勝負するのも辛くね？
＼ ｀ ⌒´ ／
／￣￣＼
ノ ヽ､_ ＼
(●) (● ） |
やる夫の精神攻撃なきゃ終わらん感じだったしな―。 .（__人__） |
お互い手の内もわかってきただ―― __＿.(,｀⌒´ |
| |{ |
ﾓ|(★)| ヽ. ノ
|ｮ| |／ﾄ. ＼
ヽ|__＿|. _ ｨ ヽ
＼_／| | |
/⌒￣￣￣ ﾉ
.
／￣￣＼
／ ノ ＼ ＼
| （●）（●） |
ちょっと待て | （__人__） .|
r､ | ｀ ⌒´ .|
,.く＼＼r､ ヽ ﾉ
＼＼＼ヽ} ヽ /
rヽ ` ヽ / ｧ'´ヽ
└'｀{ . ＼.| / i
ヽ､._ ヽ､_,r' .|
｀ヽ､ ／' |
｀'ｰ'´
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼ どうしました？
| __´___ |
＼ `ー'´ ／
ノ ＼
／￣￣ Y￣￣＼
_,ノ ヽ､,_ ノ ＼
（●）（● ） （ ●）（●）
（__人___） （__人__）
'､｀⌒ ´ 彡 ｀ ⌒´ﾉ なんか音しないか？
| } どこからだこれ。
ヽ 、 彡 , ノ
ｨヽ-ー ≦ノ7´
_, ､ -― ''"....:::::::::::::::::::::::::::ﾄ、
/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::........--、
丿.:::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r::::: {
r :::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀,::::i
/.:::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::i
/.:::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V
.
＼ 丶 ヾ 丶ｖ ＼ ヽ ＼丶丶、 丶＼ ヾ 丶丶＼、 ヽ ＼ ＼. 丶
ヾ丶＼ 、＼ヽ 、丶＼ ＼ヽ丶丶 ＼ ＼ ＼ ヾ 丶 ヽ丶 丶 ＼ヾ
ヽ 、ヾ 、ゞ ヾ丶 ゝ丶＼ヽ ゝヽ丶丶＼ ＼ 丶 ＼ 丶 ヾ丶＼ ＼
ヽ ＼ 丶＼丶ヽ＼ 丶 丶 ヽ ヾ ゞ 丶 丶丶 ＼丶 ヽ ＼ ＼丶＼
＼ 丶 ヾ 丶ｖ ＼ ヽ ＼＼ ＼. 丶 丶丶 ＼丶 ヽ ＼ ＼丶. .、 ヽ
ヾ丶＼ 、＼ヽ 、丶＼ ＼丶丶 丶丶 ＼丶 ヽ ＼ ＼丶／,,;;;;／ ,,,...
ヽ 、ヾ 、ゞ ヾ丶 ゝ丶＼ ゝヽ丶ヽ ゝヽ 、ゞ ヾ丶 ゝ／,,,;;;／ 册册
ヽ ＼ 丶＼丶ヽ＼ 丶 ヽ ヾ ゞ＼ヽ ゝヽ丶丶 、／___／ _,. 册册 ｻﾞｧｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ......
＼ 丶 ＼ ヾ 丶丶＼、 丶丶ヽ ＼ ＼丶 ヽ ＼／ ／| _,.-r'| | 册册
ヾ丶＼ 丶 ヽ丶 丶 ＼ヾ ＼ヽ ＼ ＼丶 ヽ／ ／ ,..| | | | | | 册册
ヽ 、ヾ ＼ 丶 ヾ丶＼ ＼ ＼ ヽ＼＼丶ヽ/'~T.,.／|川 j_l,.r-'¨ 卅卅i_,.
ヽ ＼ ＼丶 ヽ ＼ ＼ヾ丶 丶丶丶 /,.T¨il i l l l川__,,... -‐ ¬¨
＼ 丶 ＼ ヾ 丶丶＼、 ヽ ＼ ＼. ,l:lj|川_'¨三.ノ____,,,,,.....................
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ＼ ｌ j|:il|‐/jlllllllllll/|＼ ＼ ヾ ＼
__,,.. ．-‐ '''""~" ．;",:;".;．.;．,:;"．;．"．;"=='-i,jl| jj| ﾛｺ | ﾛｺﾖ ∠二∠ 」
．;．;"．;．;";"．;．;"．．;．;";．;．,: ;．;"． 三三 ' -f, .i田l| |目田|
．;．;"．;．;"．;．;"．;． ,:. ;;: ;．;"．;．;"．;．;"．二二二' -|.,_.j| |l.l.l l.l.|
"．; ;"．;．;" "．;．．; ．;"．;．．;"．;．;"． -------------' - .,_ j! ﾆ二|
．;．;"．;．;";"．;．;",:．;．;"．;． ;．;"．;．-------------------'' - .,_j|
"．; ;"．;．;"．;．;"．;．．;"．;．;"．; ;"．;．; _______________________________________¬
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ }<
またそーゆうネタ？ ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
ホントやめてってば、マジで寝れなくなるから。 |ハ |（三） （三） / / ,/ﾚ′
`| ヽ u 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
'ｲ／ヽ::::｀l┘
.
. ／￣￣￣￣￣￣＼
. ／:. ＼
/: : : ＼
. / : : : ヽ
| : : : : ,.,,,,ノ⌒" '' ``⌒＼,,, l ――いや。
|: : : ::; （ ○ ） （ ○ ） .;:: | どうやらほんとにどっかから音がしてるみたいだお。
|: : : : : ´"''" "''"´ l やる夫にも聞こえる。
,＿ ヽ___ （ j ） ／＿_
／:: r' | r'￣二ﾕ:｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′ ／ : :: :: :`:､＿_
: : : :::| .| | / ) ｀) ／: :.ﾍ : :: :: :: :: :: :＼＿_
: : |.ﾉ. ﾉ / ⌒ヽ＿ _ , ´ |: : : :ﾍ: :: :: : : : : : : : .ハ
: :: ::＼ `ト､ /: :､ : : ＼: :: :: : .i i: :/: ::ﾍ
: :: :: :l: ｀ー┬-､ |ii入 ／|:: :: :＼／: : : : {. ﾚ /: :: : ﾍ
: :┐|: :: :: :: :＼） ７ ./iiii〈 |: :: :: :: :＼: :: :: :Ｖ /: :: :: :: :}
: :イ .|__/ ,へ/⌒＼ ./iiiiiiii｝ | : : : : : ::/: :: :: : Ｖ: :: :,ｲ: : :!
イノ: : / /: :: :＼＿ ￣＼iiii｝ |: :: :: :: :/----: : .| ／ノ: :: :|
／￣￣＼
_ノ ヽ､_ ＼
（●）（● ） |
これ、電話のベルか？ （__人___） ｜
| u |
| .|
ヽ 、 ,ｲ
／ヽ,ー- ﾄ､
_, ､ -─ '".:.ヽ:.:.＼__ /ノ ﾄ、__
__ ,. ー 、...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:....
＼ r 、 _ ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::'ｰ､
} }/ ) V::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/:ゝ/ ./ __ V ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:.:.:.＼
}:::::ゝ ソ ,Y i::::::/::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:.:.:.:. ＼
.
_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__
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- -- -------- . - -;----------
＼. |
＿＿＿＿＿＿＿＿ __＿＿＿＿＿＿. |￣￣| |
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| || || | |. |. |／ .／. | | || |
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| || || | | ／ ／ .＼| || |
| || || | ／ ／ ＼ ||. ］|
| 〔i| || |,／ ／ ＼|| |
| || // || ／ .＼ |
| ||. //.／ ／ ＼,|
| || . ／ ／ ＼
| ||／ ／
| .／ ' ／
| ／ ／
|,／ ／
／
／
／ ---------- ----- --------- -- -
. ／ ;------- -- - - -- ----
.／
∩＿
〈〈〈 ヽ
＿＿＿_ 〈⊃ }
／⌒ ⌒＼ | | ほんとだ。
／（ ●） （●）＼ ! ! これは電話が鳴ってる音でファイナルアンサー？
／ ::::: __´___ :::::＼| l ファイナルアンサー。正解！
| `ー'´ | ／
＼ ／／
/ ＿＿ /
(＿＿＿） /
.
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ_ ＼
／ （●） （●） ＼ もんたがそんなレスはえーわけね―だろ。
| （__人__） |
./ ∩ノ ⊃ ／ で、これ玄関においてあるピンク電話かお。
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／ ＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
何でこんな時間に？ |ハ |oﾟ⌒ ⌒ﾟo / / ,/ﾚ′
`| ヽ 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
'ｲ／ヽ::::｀l┘
_________
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼
／ （ ●） （●）＼ きっとあの世からの電話ですね。
i ::::::* __´___ * .i 母からの連絡が来たようです。
ヽ、 `ー'´ ／
／ ＼ ∧
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣￣ヽ
| お前ほんと良くそういうネタできるな！ |
| ほんとやめろマジで。 |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__ノ
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | で、どうする？
＼ ｀ ⌒´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（●）（● ） |
寮にかかって来たってことは、 （__人__） |
もしかしたらうちらの中の誰かに緊急の連絡かもしれんだろ。 （ |
流石に出ないわけにもいかんさ。 . { |
⊂ ヽ∩ く
| '､＿ ＼ ／ )
| |_＼ “ .／
ヽ､ ＿_＼_／
.
, -───-= ､
／ ＼
／ ＼
/ ヽ
i 丶
l ､ l
l _ノ'′ `､ | 俺が電話出るから、
i .（● ） "ｰ-- / お前たちもついてきてくれよ？
l （● ） /
; j /
,.､ -‐' ヽ-‐'"ヽ. ) U /
／.:.:.:.:..:.:. ｊ ` ー-`ｰ-一'′ /、
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ﾍヾ /ﾉ.:.＼
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. iﾍ ,／/.:.:.:.:.:.:.＼
./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: /｀i -= - ／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
.
- -- -------- . - -;----------
＼. |
＿＿＿＿＿＿＿＿ __＿＿＿＿＿＿. |￣￣| |
| //. .:; || || | |. |. | | | | |. l二|￣￣||￣￣|
|.// .|| || | |. |. | | |＿＿| | | || |
| || || | |. |. |／ .／. | | || |
| || || | |. |／ ／ ＼. |l . || |
| || || | | ／ ／ .＼| || |
| || || | ／ ／ ＼ ||. ］|
| 〔i| || |,／ ／ ＼|| |
| || // || ／ .＼ |
| ||. //.／ ／ ＼,|
| || . ／ ／ ＼
| ||／ ／
| .／ ' ／
| ／ ／
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| | ::::::::: / / .:.:.:.:.:.:. |＿＿＿＿＿_|
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| |／ / / .:.:.:.:.:.: |´￣￣￣￣￣￣|
| ／ ./ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:|＿＿＿＿＿＿_,|
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| ／ | |:.:.:.:.:.:.:|´￣￣￣￣￣￣￣ |
| ／ | |:.:.:.:.:.:.:|＿＿＿_＿＿＿＿_,|
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| ／ | |:.:.: |￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
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／ （●） （●） ＼
| ___'__ | しかし随分しつこいですね。
＼ `ー ' ,／ もう軽く３０回以上コールしてますよこれ。
/ ::::i ＼
/ / ::::|＿/
＼／ ::|
| ::::| ｷｭﾑ
i ＼ ::::/ ｷｭﾑ
＼ |::／
|＼＿／/
＼＿／
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o｡ |
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' |
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／ ＼
￣￣￣／ ＼
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::..／ ＼
.
､
｀ ､
｀`､ こんだけ鳴らして切らね―んだから、
｀ ､ よっぽど重要な用事でもあんのかお。
｀ ､
｀ ､ ＿＿＿＿
,---､ ヽ／ 〃 ￣｀ヽ
l/´ / ヽ、 ヽ /＿ ,ｨ ', そうだとしてもさすがに不気味ぎるよぉ……。
ヽl ｀ヽ/ 〃 ', なんだってこんな連続でホラーチックな目に合わにゃならないのさ…。
ヽ、 ｀`ミ=-､__, .',
ヽ、 ',
────―-,-/`r､ ,'
ヽ_ノ、 ヽ、 ヽ
`Y, ヽ ヽ
`‐ﾍ
ヽ、
｀ヽ、
ヽ、
.
_＿r‐ｭ.........................rｭ＿__
＞ ´ -―――――――――- ｀ ＜
rf「＿, ＿＿＿＿＿＿＿＿_ _＿〉
／/| 厂￣｀マﾆニニニｙ' ￣ヽ ',
_〉{ l ／1 ｀¨¨¨¨¨´ ｀ﾄ､ ｊ
〈＼〉 ﾄ､__ .イ / ,斗‐――- , ﾏ`ー--У
〈＼〉 ｀マ＿ ノ ／ 4k__)(__)(__) 2＼ ヽ＿／
〈＼〉 f｢ ' 5k__) ＿ (__).1 l|
〈＼〉 ｌ| ,' 6k__)´g㌢￣｀守。 l|
〈＼〉 || l k__)i {iii{<（_ _）>}iiｉ} ; l|
f^YYYYYYY^ー|| li 7k__) ⅥiマニフiⅣ ' l|
〈 Уｰyｰ'ｰ'ｰ'ｰ'＾|| ∨ k(__)､`定主亥〈＼ ,' l|
〈/ / .l| ヽ 8`ﾄ(__X__)＿ 〉 У l|
〈 ﾄ､ l| ＜ 9 0 ＞' ｌ|
ヽ Y^ヽ l| ｀ ¨¨¨¨´ ｌ|
＼| ﾄ､ i| ｌ|
l Lﾑ 、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ﾉ
ヽ｣ ﾄ､ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
l Lﾑ｀ヽ
ヽ | ﾄ-仏
`ｰ^ー '
／￣￣ ＼
_,ノ ヽ､,_ ＼
（●）（● ） |
（__人___） |
じ、じゃあ、電話出るぞ――。 '､｀⌒ ´ u |
| |
ヽ 、 ｲ
ｨヽ-ー ≦ノ7
_, ､ -― ''"....:::::::::::::::::::::::::::ﾄ、
/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::........--、
丿.:::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r::::: {
r :::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀,::::i
/.:::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::i
/.:::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V
.
ガチャ――――
＿＿＿__
∧ ヽ
. l ', .：：：： ',
l ' ¨¨¨ ',
l `ー ― ‐ 〉 もしもし――、こちら、松籟館ですが。
: : : : : : : : , '―― ‐ 、 /
: : : : : : : / ＿ / ,_l＿_ ―――――――。
: : : : : : / / ＿( ＿＿〉
: : : : : / 〈 〈 ＿＿＿_ ） ――――もしもし？
: : : : : | ', Ｙ＿＿ ＿ 〉
: : : : : | ', ( ＿＿＿ヽ ―――――――。
: : : : : | ', /＼￣￣￣¨ヽ
: : : : : } ＼ ＼ .：：： ＼
: : : ／ ＼ `ー―――〉
:.／ ／＼ ／
' ／ ＼＿i::ｉ__／
／ ））
（（
.
＿＿＿__
.。 ／ ＼
┃ i ヽ
.,-' ,‐ｉ" _ノ ヽ､_ i
./ //´l （ー） （ー） i
.l '-;;;;l （__人___） i もしもし――？
l │;;;;｜,,'｀⌒ ´ U i 聞こえていますか？
l ＼⊥ ,i
/ / ｉヽ, /
.,､ ｉ .' ／,‐'.l＼ ／l )),
.l ＼ .ｉ､ ム ｀‐､_｀￣￣´-‐'´ .ヽ
.l ｀‐-'ｉ _.-ヽ .,-､ｉ ｉ,‐､ . / .｀‐､_
.l .ｉ l l l l l / ｀‐､_
.l .l .l/ ヽ ,' .l/ , , ｀‐､_
/l .l /‐-l . .,.' .,' ,-‐｀ｉ
. ｉ.,' .l ､ l;;;;;;;;l ' , ' ,.' .,.' .ｉ
. / .l ､ l;;;;;;;;l , .' ｉ ,.' ｉ
.
┌───────────────────────────
│ :.:.｀ｰ=ミ} ’、: : :.} ＼: :从＼ ＼
│ 丶(｀ヽ:ﾉ ∨/: | ＞=‐x ＼
│ ':.｀ゝ-.'´ ∨:.| ／::::::::::::::::ヽ :＼
│ ':, :∧.:〕ヽイ从{'::::::::::::::::::x≪1: : .丶
│ j/ }/ /:::::::::::x≪´::::::::::', : : : . ＼
│ rﾉ x≪´::::::::::::::::::::::::, : : : : . ヽ
│ ﾋｭｯ ,ﾚ:::::::::::::::／´⌒｀ヾ::::i :. : : : :.、
＿＿＿__ │ ／/:::::::::::::/ ',::| ∨ヽ: : ＼
.。 ／ ＼ │ ／ , ′:::::::::/ } | }: : }: : : : : .
┃ i ヽ └───────────────────────────
.,-' ,‐ｉ" _ノ ヽ､_ i
./ //´l （ー） （●） i
.l '-;;;;l （__人___） i
l │;;;;｜,,'｀⌒ ´ U i
l ＼⊥ ,i
/ / ｉヽ, /
.,､ ｉ .' ／,‐'.l＼ ／l )),
.l ＼ .ｉ､ ム ｀‐､_｀￣￣´-‐'´ .ヽ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
.l ｀‐-'ｉ _.-ヽ .,-､ｉ ｉ,‐､ . / .｀‐､_ ┃ 受話器の向こうで、息を呑む音が聞こえた。
.l .ｉ l l l l l / ｀‐､_ ┃ 間違い無くこの電話は誰かと繋がっている。
.l .l .l/ ヽ ,' .l/ , , ｀‐､_ ┗━━━━━━━━━━───−−−
/l .l /‐-l . .,.' .,' ,-‐｀ｉ
. ｉ.,' .l ､ l;;;;;;;;l ' , ' ,.' .,.' .ｉ
. / .l ､ l;;;;;;;;l , .' ｉ ,.' ｉ
.
＿＿＿__
.。 ／ ＼ ┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ i ヽ ┃ 男？ 女？
.,-' ,‐ｉ" _ノ ヽ､_ i ┗━━━━━━━───−−−
./ //´l （●） （●） i
.l '-;;;;l （__人___） i 俺の声が聞こえていますか？
l │;;;;｜,,'｀⌒ ´ U i ご用件はなんでしょうか。
l ＼⊥ ,i
/ / ｉヽ, /
.,､ ｉ .' ／,‐'.l＼ ／l )),
.l ＼ .ｉ､ ム ｀‐､_｀￣￣´-‐'´ .ヽ
.l ｀‐-'ｉ _.-ヽ .,-､ｉ ｉ,‐､ . / .｀‐､_
.l .ｉ l l l l l / ｀‐､_
.l .l .l/ ヽ ,' .l/ , , ｀‐､_
/l .l /‐-l . .,.' .,' ,-‐｀ｉ
. ｉ.,' .l ､ l;;;;;;;;l ' , ' ,.' .,.' .ｉ
. / .l ､ l;;;;;;;;l , .' ｉ ,.' ｉ
┌───────────────────────────────
│ /: : : /:.／: ∨ヾ:.、 ､ / /: :
│ /: : : : : : : : : :.iゞ ヽ ＿ ｲ:{ ,: : :
│ ,: : : : : : : : : : : :| 丶 ´ ／| ゞ‐' : : : :
│ .: : : : : : : : : : : : | ≧r‐ - ´ |ヽ、 !: : :ｺﾞｸﾘ
│ : : : : : : : : : : : : : : ／:.| |:/: ヽ 、: :
│ i: : : : : : : : : : : : : :､ /: : :.} ／: : : :ヽ ヽ:
│ |: : : : : : : : : : : : : : } {: : : : ｀:ｰ.､ ／: : : : : : :j}:｀ft
│ ､: : : : : : : : : ＿_; ィ:¨:´}┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
└────────────┃ 唾を伸びこむ音がして、
┃ かすかな息の気配がする。
┗━━━━━━━───−−−
.
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＞
＜＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
――やらない夫君？
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＞
＜＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿__
.。 ／ ＼
┃ i ヽ
.,-' ,‐ｉ" _ノ ヽ､_ i
./ //´l （○） （○） i
.l '-;;;;l （__人___） i
l │;;;;｜,,'｀⌒ ´ i
l ＼⊥ ,i
/ / ｉヽ, /
.,､ ｉ .' ／,‐'.l＼ ／l )),
.l ＼ .ｉ､ ム ｀‐､_｀￣￣´-‐'´ .ヽ
.l ｀‐-'ｉ _.-ヽ .,-､ｉ ｉ,‐､ . / .｀‐､_
.l .ｉ l l l l l / ｀‐､_
.l .l .l/ ヽ ,' .l/ , , ｀‐､_
/l .l /‐-l . .,.' .,' ,-‐｀ｉ
. ｉ.,' .l ､ l;;;;;;;;l ' , ' ,.' .,.' .ｉ
. / .l ､ l;;;;;;;;l , .' ｉ ,.' ｉ
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 俺はこの声の主を知っている。
┃ ――当然だ。
┌────── ┗━━━━━━━━━━───−−−
│ | : : : : : | ∧:. : i:| ｀￣｀ﾟ ﾟｕりｲ::.: : : :.|
│ |: : : : .ノｲ＼＼八 ､ /l77|: : : :.:.｜
│ | : : : : : : : : iヾ_≧x. ﾟ r- '¨ ｲ｀¨ |: : : : : :|
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ | : : : : : : : _」 _ ≧┬‐一 " :ﾄ.、 | : : : : : |
| ごめんね、こんな時間に――。 ＞ | : : : : : .:/ ｀Y. : .〈 } ﾊ | : : : : :｜
ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ. | : : : : : ,' ', . : .', | ハｰ- ミ : :｜
│ | : : : : : | ∧ : . :＼ }. :∧ ヽ |
│ | : : : : : | '、 /: . ', : . : . ＼ / . : ∧ }:|
└─────────────────────────────
／￣￣＼
／ _,.ノ ヽ､_
｜ ( ○) (○）
｜ U （___人__） ┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
.| ｀ ⌒´ﾉ__ ┃ 初音ミク。先週俺が、別れを告げた少女。
| _／ ￣＼ヽ ┗━━━━━━━───−−−
人､ '､／ ￣ ヽ '､
_,／(:::::ヽ､ __'-r´￣ヽ v
_, ､ -― ''"::::::::::＼ :::::::::::::::j_γ |
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ r、
丿;;;;;;;;;;;:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゞニﾆ彡〉,
. i ;;;;;;;;;;;;;;;;::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::::∧^
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::: ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::|;;;;;:::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::: ┃ 頭が真っ白だった。
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;丿;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::┃ 受話器の向こうからも、雨の音が聞こえる。
;;;;;;;;;;;;;;;;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::┗━━━━━━━━━━───−−−
.
γ´￣￣￣￣｀ヽ
| でも、 |
ゝ＿＿＿＿__,ノ
.
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.:.:.:.:..:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:
!| i| i| |i !| i ! i i| i|
i i| ! i i |! i ! ! i i| ! i i |!
i| ! -‐…- ﾐ i ! ! i |! i| ! ! i i ! !
!| ／ ,ｨ=x: : : .ヽ |i !| i ! i i| |i !|
i i| / <《ﾄ､ヽ : : : . ', i |! i ! ! i i| ! i i |!
i| ｀¨'ぃヽ_:_ : .} ! ! i |! i| ! ! i i ! !
!|. { : ｉ: :ｉ: :ﾄ: :il＾、マ}从 |i !| i ! i i| |i !|
i ' : |: :|iＮ Ⅵ ＼＼>ﾍ､ i |! i ! ! i i| ! i i |!
i| Ⅵﾊﾄﾐｰ⊆ヽ 人>､ヽ.〉ヽ i ! !
|i ｀ー┐ 〉/⌒}}、ヾ! i どうしても、もう一度話がしたかったの―― l !
!| ┌==＝/ ,'ﾘﾊ: :lｉ｜ i|
i i| !{::::::::::/｀ｰ/´: . ', :ｉ｜ |! i ! ! i i| ! i i |!
i| ! j/:::::/::::::/. : . : .}i: !:| ! ! i |! i| ! ! i i ! !
!| 〈:::::::::::::::,'. : . : .∧!::ｉ| !| i ! i i| |i !|
i i| !∨::::::::/: . : . / ﾊ.:i|i |! i ! ! i i| ! i i |!
i| ! `7¨´. :_彡'〉.ノi } :| ! ! i |! ! ! i i ! !
|i l 〃. : . : . :ハ |:i. ; ! i i !| |i l ! l !
i ! , '/ . : . : . : . : ', | :/ |i i| i! ! i |! i |i
i! ∠/《 . : . : . : . : . 》 j/ i| i i! i! i! i! i i|
!i /:≫======≪:ﾍ |i i! !i i| !| i!
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.
次の投下はできれば来週に行いたいと思います。
目処が付きましたらその時にまた告知を行います。
遅くまでお読みいただいた方おりましたらありがとうございます。
新キャラ登場。
これからも楽しみにしてます。
ミクを振るとかやらない夫モテるんだな…
あと>>536は
できる子じゃなくて「できない子」だな
【訂正】>>536
／￣￣＼
／ _,ノ ｀⌒
｜ .（ ⌒）（⌒）
. ｜ （___人__）
| ﾉ そうか、そいつは良かった。
.| |
人､ | でもさ、俺、今できない子の話聞いてて思いついたんだけど、
,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ 別の可能性もあるなって。
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾒ、
｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ
＿_＿__ ━┓
／ ― ＼ ┏┛
／ノ ( ●) ＼ ・
.｜ ( ●) , | なんのです？
.｜ /
.｜ '~ /
＼＿ ⊂ヽ∩＼
/´ (,＿ ＼.＼
| / ＼＿ﾉ
.
先がきになる
乙乙
自分も書いてる時に気になったので調べてみたんですが、
まさしく滅多なことでは起きないとの事っぽいです。
海外の200V家電ならまだしも、100V、ましてや風呂掃除中なんて言う環境では
ほぼありえないと言っていいと思います。
原作準拠ですのでその辺は流しましたが、
風呂掃除中の人に電気カミソリ投げつけても無駄なのでしないように。
4人ともいい味出しててしかも次回ミクも絡んでくるようで
ますます目が離せません
次の投下も心待ちにしています
ハラハラするなあｗｗ
原作好きで何回か読み返してたけどAAがつくと目線が変わってまた面白いね
やる夫のやな感じいいなあｗ
1月21日の21時頃より投下をしたいと思います。
よろしければ覗いていってください。
.
＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ─ ─ ─ −−−
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へへへへへへへへへへへへへへﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍ |
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| | !l |! ! l | ! | |i | !ｌ | | l ｌ !ｉ| | l i ||／.:.:.:.:.:＼
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| | !l ! ! | | | ! | ! ｌ | | |l il |!| |／ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
| | | ! l ｉ | !| |l |! | !ｉl| | |! ｉ ／! ! .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
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| |!l |! ! | ! | | |! l | ! l l| |／ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
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┃ i ヽ
.,-' ,‐ｉ" _ノ ヽ､_ i
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.l '-;;;;l （__人___） i …………。
l │;;;;｜,,'｀⌒ ´ U i
l ＼⊥ ,i
/ / ｉヽ, /
.,､ ｉ .' ／,‐'.l＼ ／l )),
.l ＼ .ｉ､ ム ｀‐､_｀￣￣´-‐'´ .ヽ
.l ｀‐-'ｉ _.-ヽ .,-､ｉ ｉ,‐､ . / .｀‐､_
.l .ｉ l l l l l / ｀‐､_
.l .l .l/ ヽ ,' .l/ , , ｀‐､_
/l .l /‐-l . .,.' .,' ,-‐｀ｉ
. ｉ.,' .l ､ l;;;;;;;;l ' , ' ,.' .,.' .ｉ
. / .l ､ l;;;;;;;;l , .' ｉ ,.' ｉ
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┃ i ヽ
.,-' ,‐ｉ" _ノ ヽ､_ i
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l │;;;;｜,,'｀⌒ ´ U i
l ＼⊥ ,i
/ / ｉヽ, / ＿__,＞ Ｙ´'ー-､
.,､ ｉ .' ／,‐'.l＼ ／l )), ＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
.l ＼ .ｉ､ ム ｀‐､_｀￣￣´-‐'´ .ヽ ﾇｯ ＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
.l ｀‐-'ｉ _.-ヽ .,-､ｉ ｉ,‐､ . / .｀‐､_ ＿＿＿_ ／ ヽ ｀Ｙ′之＞
.l .ｉ l l l l l / ｀‐､_ ／ ＼ / , l、 、 , ､ | ヽ }<
.l .l .l/ ヽ ,' .l/ , , ｀‐､_ ／ ⌒ ⌒ ＼ ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
/l .l /‐-l . .,.' .,' ,-‐｀ｉ ／ （●） （●） ＼ |ハ | （●） （●）/ / ,/ﾚ′
. ｉ.,' .l ､ l;;;;;;;;l ' , ' ,.' .,.' .ｉ | __´___ | `| ヽ 「)'/|/
. / .l ､ l;;;;;;;;l , .' ｉ ,.' ｉ ＼ `ー'´ ／ ヽ､_ ― _,.ィT/
.
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l '-;;;;l （__人___） i ／ ヽ ｀Ｙ′之＞
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／ ＼ l ＼⊥. `ｰ―' ,i ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ|
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l ｌ （●） （●） ＼ | ,､ ｉ .' ／,‐'.l＼ ／l )), `|'''' ヽ ''''.「)'/ ./
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ゝ ノ l .ｉ l l l l l / ｀‐､_ / ` ┴'´ ＼_/
彡. ＼ ／ l .l .l/ ヽ ,' .l/ , , ｀‐､_ |
彡 / | /l .l /‐-l . .,.' .,' ,-‐｀ｉ ´￣￣￣刀
/ | ｉ.,' .l ､ l;;;;;;;;l ' , ' ,.' .,.' .ｉ 丁 ( 彡
/ .l ､ l;;;;;;;;l , .' ｉ ,.' ｉ r‐t‐ﾍ／
.
, ノ -
/ （● ● スタァーップ。
ゝ （__人）
／ ） ﾄﾞｺﾞｫｫｫ ＿ ／
∩ / ,ｲ 、 ﾉ/ ＿＿―＝￣ ｀ヽ, ＿
| | / / | （ 〈 ∵. ・（ 〈＿_ > ゛ 、＿
| | ｜ | ヽ ｰ＝-￣￣＝_、 （／ , ´ノ ＼
| | ｜ | ｀iー＿＿＝―＿ ;, ／ ／ ／
| |ﾆ(!、) =＿二＿＿￣_=;, ／ ／ ,'
∪ / / ／ ／| |
／ / !､＿／ / 〉
／ ＿/ |_／
ヽ､＿ヽ
.
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ ちょっと邪魔しないでくださいよ！ |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿ノ ＿＿＿_ ｽﾞｰﾘｽﾞｰﾘ
V ／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | はーいリビング戻りますよ―。
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ 待って！これから面白いとこなのにぃ！ |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿ノ
V
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ノ ‐
／ （● ） ） ﾁﾗ
| （__ﾉ､_）
＼ ｀_⌒
／ ＼
＿＿＿_
／ ＼
／ ― ‐
／ （● ） ）
| （__ﾉ､_） （オ・ヤ・ス・ミ。）
＼ ｀_⌒
／ ＼
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（⌒）（⌒ ） |
（__人__） |
（恩に着る。） （｀⌒ ´ U |
. { |
{ ﾉ
mｍ ヽ ノ
（⊂ ￣￣￣ ヽ
￣￣￣| |
.
―――――――――――――――………。。。
. ／￣￣＼
. ／ ＼
. | _ノ ヽ､. .|
. !. （一）（ー） ｜
, っ （__人__）U |
. / ミ） ｀⌒´ /
. / ノゝ /
i ﾚ'´ ヽ
| |／| | |
＿＿＿__
.。 ／ ＼
┃ i ヽ
.,-' ,‐ｉ" _ノ ヽ､_ i
./ //´l （ー） （ー） i
.l '-;;;;l （__人___） i ――――。
l │;;;;｜,,'｀⌒ ´ U i
l ＼⊥ ,i
/ / ｉヽ, /
.,､ ｉ .' ／,‐'.l＼ ／l )),
.l ＼ .ｉ､ ム ｀‐､_｀￣￣´-‐'´ .ヽ
.l ｀‐-'ｉ _.-ヽ .,-､ｉ ｉ,‐､ . / .｀‐､_
.l .ｉ l l l l l / ｀‐､_ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
.l .l .l/ ヽ ,' .l/ , , ｀‐､_. ┃ こんなに寒い夜なのに、
/l .l /‐-l . .,.' .,' ,-‐｀ｉ ┃ 手のひらにはじっとりと汗が滲んでいた。
. ｉ.,' .l ､ l;;;;;;;;l ' , ' ,.' .,.' .ｉ ┗━━━━━━━━━━───−−−
. / .l ､ l;;;;;;;;l , .' ｉ ,.' ｉ
.
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＞
＜＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
V l: ',:: :' ,: :.|l l|i: : : : : : : : i: :,
ｌ:/ ',: l|___‖i: : : : : : : : l:;
< ｿ ｀７: :.l: : : : : : : : l,'
',ヽ、 /: : ,l: : : : : : : : l
――何か、話して。 ∨ ヽ- i: :/::l: : : : : : : : l
丶_ ,... - イ l:/ヾl: : : : : : : : l
_ ,.-┴ ‐l,' ,..:l: : : : : : : : l
< _ ,..-‐一' ｌ: : : : : : : :..l
(_ヽ /:.:.:.:,;=＝=ｌ: : : : : : : : :l
／／:.:｀.:.:.:‖ l: : : : : : : : :.l
/ /:.:.:.:.:.:.:..:.:|| .!: : : : : : : : :l
/ /:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.ll .!: : : : : : : : :l
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＞
＜＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／￣￣＼
／ _,.ノ ヽ､_
｜ ( ー) (ー）
｜ U （___人__）
.| ｀ ⌒´ﾉ__
| _／ ￣＼ヽ ――――。
人､ '､／ ￣ ヽ '､
_,／(:::::ヽ､ __'-r´￣ヽ v
_, ､ -― ''"::::::::::＼ :::::::::::::::j_γ |
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ r、 ┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
丿;;;;;;;;;;;:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゞニﾆ彡〉, ┃ ミクはどこにいるんだろう。
. i ;;;;;;;;;;;;;;;;::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::::∧^ ┃ 雨が強いのに、外に出るなんて。
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::∧i ┗━━━━━━━───−−−
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::|;;;;;:::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::∧|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;丿;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::::v
;;;;;;;;;;;;;;;;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::::ﾉ
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 何故だか、人気のない国道沿いの電話ボックスに
┃ ミクがしゃがみこんでいる姿を想像した。
┃
┃ そんなはずないのに。俺と違ってミクは携帯電話を持っているはずなのに。
／￣￣＼ ┗━━━━━━━━━━━━━───−−−
／ _,.ノ ヽ､_
| （ ●）（●）
.| U （___人__）
| ｀ ⌒´ﾉ
| |_,-‐、_ -、 あ…、その……。
.人､ 厂丶,丶 v 〉.
_,／::::ヽ､.,ヽ., ___,く_ソ __ノ
_, ､ -― ''"::::::::::::＼::::::::::::::::::::( <"ﾆ‐-、
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r ／⌒ヽ;;;;;;; )
;;;;;;;;;;;:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;V／.....￣ ',;;;;| ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
;;;;;;;;;;;;;:::|;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;〈 ;;;;:::::::::::... ',;;i ┃ 寒いだろ。風邪ひくだろ。
;;;;;;;;;;;::::!;;;;;;;;;;::::::＼::::::::::::::::::::::;;;;;;;;ﾊ ::;;;;;;;;::::::::. ', ┃ なのに喉がひりついたように張り付いて、声にならない。
┗━━━━━━━━━━━━───−−−
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＞
＜＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
V l: ',:: :' ,: :.|l l|i: : : : : : : : i: :,
ｌ:/ ',: l|___‖i: : : : : : : : l:;
< ｿ ｀７: :.l: : : : : : : : l,'
',ヽ、 /: : ,l: : : : : : : : l
お願い、声、聞かせて。 ∨ ヽ- i: :/::l: : : : : : : : l
丶_ ,... - イ l:/ヾl: : : : : : : : l
_ ,.-┴ ‐l,' ,..:l: : : : : : : : l
< _ ,..-‐一' ｌ: : : : : : : :..l
(_ヽ /:.:.:.:,;=＝=ｌ: : : : : : : : :l
／／:.:｀.:.:.:‖ l: : : : : : : : :.l
/ /:.:.:.:.:.:.:..:.:|| .!: : : : : : : : :l
/ /:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.ll .!: : : : : : : : :l
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＞
＜＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
.
, ´ ￣￣ ｀ 、
/ ヽ
/ _,ノ_ ｀ヽ-、
/ (√丶丶´v 〉
ﾉ U { ) j 泣かないでくれ。初音は何も悪くないんだ。
,.ｲ ､ V / 全部俺のせいなんだ。
,／(:::ヽ.ヽ { r
_, ､ -― ''":::::::::::::＼::::ヽヽ., __r ／⌒ヽﾆ‐-、
/::::::::ﾞ:':､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V／.....￣ '.,:::::
丿::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::... '.,::: |
r ::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ::::::::::::::::.. '.,::i
/ ::::::::::::::::::::::: !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ::::::::::::::::::. '.,
/ ::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ::::::::::::::::::::. '.,
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 言った瞬間、受話器越しからでも
┃ ミクの瞳から涙が溢れ出たのがわかった。
┗━━━━━━━━━━───−−−
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＞
＜＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
/ .∧ :|ゝ､ ﾟ 、 ﾉ。 ヾ/: ://-'/:::‖:
/:/. |:ヽ |､ ､＿__ ﾟ/, / :/:/ /::::‖: :
でも――！やっぱり私のことが、嫌いになったんでしょ？. | ヽ:|l.＼、'､＿ ヽ /° .／--''' |::::/: : ::
どこがダメだったの？なにが嫌だった？ | |:!. ヽ､___￣,,,;;;;‐ ./ イ-、 |::|: : : ::
私、ずっと考えてたの―― | |l |>-'''' /／, -':::| |:/: : : :
| | ／'' __l-‐ .'''ﾞﾞﾞ::::::::::::｀､ /:|: : : : :
| / ./ヽ､∧::::::::::::::::::::::::::::::::::ｼ-､_|:::!: : : : :
|./ ‖/￣..┐､::::::::::::::::::::::::::/>|､/:::: : : : : :
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＞
＜＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
.
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＞
＜＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
. /: : :..从:.人 : | ム彡′ }:
/: : : /:.／: ∨ヾ:.、゜｡ ､ / /: :
/: : : : : : : : : :.iゞ ヽ ° ＿ ｲ:{ ,: : :
お願い――それだけは教えて。 ,: : : : : : : : : : : :| 丶 ´ ／| ゞ‐' : : : :
.: : : : : : : : : : : : | ≧r‐ - ´ |ヽ、 !: : :
: : : : : : : : : : : : : : ／:.| |:/: ヽ 、: :
i: : : : : : : : : : : : : :､ /: : :.} ／: : : :ヽ ヽ:
|: : : : : : : : : : : : : : } {: : : : ｀:ｰ.､ ／: : : : : : :j}:｀ft
､: : : : : : : : : ＿_; ィ:¨:´}}: : : : : : :/:} {:,ﾊ: : : : : :./: : :{{
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＞
＜＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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_, -‐ ´
_, -‐' ´
, '´
＿ ,／ ＿
/´ , -‐ ´￣
／ / l
／ l , - ,'
/ ､＿ノ l'´ ､―‐ '
/ ,ｲ ,' ,ｌ l
/ .〃 / 八 .l
／ ノ / く＿ イ.ｌ | /
'-‐' ./ ／ l / ヽ'
く_ノ ￣
￣ ､
´ ＼
／ ヽ
/ ､＿ ヽ
' :::::::::｀ゝ"ヽ
l ::::::::::::::::,､__
. l ::::::::::::::::| ', ',｀,
. l .:::::｜ ', ', ',
l ::::l ', ', ',
l {｀ヽ ::::｝ ヽヽヽ
l ',´ ヽ / ｝
! ', ヽ､_/ ./
,' ヽ ./
￣ ｀ー - `, ,'
｀ ､ ゝ ,'
:.:.:.:.:.:... ､ ／ヽ 〈
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.. .:.:ヽ _ ´ ｜ .i
ー- :.:.:.:.:.:.:.:.. ..:.:.:.:.:.:ヽ ｜ ｜
｀ ､:.:.:.:.:.:.:...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ｜ ｜
､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ ｜ ｜
.
￣ ､
´ ＼
／ ヽ
/ ､＿ ヽ
' :::::::::｀ゝ"ヽ
l ::::::::::::::::,､__
. l ::::::::::::::::| ', ',｀,
. l .:::::｜ ', ', ',
l ::::l ', ', ', どこでもないんだ。
l {｀ヽ ::::｝ ヽヽヽ
l ',´ ヽ / ｝
! ', ヽ､_/ ./
,' ヽ ./
￣ ｀ー - `, ,'
｀ ､ ゝ ,'
:.:.:.:.:.:... ､ ／ヽ 〈
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.. .:.:ヽ _ ´ ｜ .i
ー- :.:.:.:.:.:.:.:.. ..:.:.:.:.:.:ヽ ｜ ｜
｀ ､:.:.:.:.:.:.:...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ｜ ｜
､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ ｜ ｜
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＞
＜＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
: .::/∧ ， 厶イ. : : .::/シ∧
ﾄ 、ヽﾊ 〃|: : ,ﾘ/-‐': : ',
| ハ: :八 u. r ｭ {{ ,ｲ: ∧イ: :', : :
え？ i/ ; j/: : ＞ . ﾟﾞ゜ イ }/!＾j} !: : : : :
: :,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|i ≧=≦ ' ト- 、: : ! :
:/. : : : .:.:.:.:.:.:.ﾘ,任＜:} |ミ､ハ ！:
{ : : : :.:.:.:.:.:.:./ {三三ﾆ≧x `ｰy:ﾊｭ､_
.' , : : :.:.:.:.:ｧｭノ二ﾆﾆﾆi⌒':､ ,.ｲr寺:ﾏ》
_,.．-=ﾆ《 }三三三ﾆ|ﾆﾆ℡ '",任i､ﾄ℡ﾏ》
⌒ヽ三ﾆ《/三三三三}`寸ﾆ 〉,任少}ニ寸
∨,《 {三三三二人 ヽ ＞==＜ﾉ三三
}ﾆ《 {三二ﾆﾆ/二三℡、 }三三
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＞
＜＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
.
／ ￣¨ ､
.:' i
| | ――ないんだよ。初音に、悪いところなんて全然ない。
} .iﾞ
,: ¨｀ - ､ /) 全部、俺が駄目なんだ。俺のせいなんだ。
_,... イ >ー-- ､ﾍ´_
fi ,i! ,. ＞ ､
,iﾞi.| | 彡'´ ／´i
/ ﾄ､ﾍ i! i / ,イ/ ﾘ
,:ﾞ i!､_ヽ!i| Vミ､ l! ,<r'_/ .ノｲ
/ ﾊ!i|i:. i ﾞ. ヽ､_V_／_ .ハ
/´､ｿ / ヾ.:.:.､.i! /.:ﾍ /i
i f }:.:.:., .:.i!:. .:.:..:.:.:.:V |
| ソ1 ﾄ､ ､ ≧=-ｲN У|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＞
＜＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
:/／´ ￣｀:l ∨/∧ ､ ´￣/イ;／: : :./ : :
´ ｀ ∨/∧ ,- ＿_ ／///／: : / : : :
｀¨¨¨ヽ、 /7｀ ー―ﾍ ｲ///: : :／ : : : :
そんな――――！ ,.ィ＼ ゞ_ヽ､＿_ノﾉ , ィ´￣￣: : 〃: : : : : :
＿__ rﾍ__r‐､__,.．ｲ: : :.ｌ へ、｀ ー‐´ イ /:｀ヽ /: :/: :.; ィ ´￣
.,.ィ´ ｀ こ{__ く: : : :/: : : :ヽ ｀ ー ´ /;ノ: : :/ ; ;'{:,ｲ
ﾉr‐' {: : : : : : : : : :｀ヽ ,.ィ:´ : : : : ;':.;ﾊ:lﾊ:.l
{_ ゝ-〈 : : : : : : : : ,:-､i irﾍ: : : : : : i: l: :l:iﾍヾ:､
く こj: : : : : : : :/-､ﾉ{ /:ヽく: : : : : :l: l: :l:lノ{ ヾ:｀ヽ、
_j く ヽ: : : : :r'､_ソ/:i l: :ゝこj: : : r'l: lこl:l/ﾉ ヽ: : ｀
V⌒i_ﾉゝ-､ノこﾉ､＿∨_:_:_ゝゝrく_r'リ: :.ﾘくﾍ ,＞
＿＿ V´へこｰ､_ノヾ/::::::｀´::::::::Y／: : : : : : : :r' } ／
:. ,.ィ´ ＿＿｀ヽ Vゝ ﾊ : : : : : :ヾ:::::::::::::::::/ : : : : : : : : :.く r'´
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＞ ┏━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
＜＿＿┃ 困惑と、怒りと、懇願の入り混じった声が
┃ 受話器の向こうで震えた。
┗━━━━━━━━━───−−−
.
┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ なんて言えばわかってもらえるだろう。
┗━━━━━━━───−−−
/ ｀ヽ / ‘，
/ } ‘，./ } ＿＿__
' V / ／ ヽ
, / ./ ,:' / }
,′ , / ／ー / /
ヽー'/ /ー' / ,
{ | , ,/ / ／
ヽ ＿ | ! / ' , ＼
{::::::::ヽ ' | ＿ / ／ ,:' ”¨ ､
人:::::::|/ {/::::::ヽ / , ゜ .／ ヽ／ }
／ ー' {::::::::::/′ /／::ヽ ,. :' / '
／ ー ' 厶=!'::::::／´ ＞―z/ , '
,゜ } ノ、 {_／¨¨¨´ , ゜_ ／
{ /⌒ ー― ' :} {／:::)ィ
', _{ ! (_,／
} ⌒ ＼ ..' ┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
, l .{. ┃ 今でもあの夢をみるからだ、と？
{ ' 、. ┃ あの爪が怖いのだ、と？
ヽ / 入 /┗━━━━━━━───−−−
ハ / ./ ヽ ／
匕ｱ .／ ,' ｲ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ そのせいで君が怖いのだ、と――？
┗━━━━━━━━━━───−−−
.
, ｰ,r 、_r-､
／r-、人, ＼、＼
/ ヽ ヽ:`, V,} i
/ r´＼ Λ Vi ﾚ ﾄ、 俺のこと、酷い男だってみんなに言ってくれ。
:::::＼ ＼j, ┤ r } 傲慢で自分勝手だって。
,' ( ﾉ ヽ, i i i { '
, ￣ ヽ___i ,' {′ 頼む、早く家に帰ってくれ。
V { __L＿ こんな天気なんだ、風邪ひいちまう。
_ﾊ 、 ﾍ、 ,.＜ :: :: :: ト- _
-＜ :: ::{ヽ、 ＿_, ＜∨ :: :: :: :: :: ::{ :: :: ::ヽ､ ごめん、本当にごめん。
_ ｘ＜ :: :: :: :: :: :: ::{ /;;;;;＼ ／〈: :: :: :: :: :: :: ∨ :: :: ::
,ィ ,: 〃 :: :: :: :: :: :: :: ::レ´};;;;;∧ヽ/ :: ∧: :: :: :: :: :: :: ﾄ, :: :: :: :.､
／ 〃 / :: :: :: :: :: :: :: :: ::| /;;;;;;;;{ /:: :: :: ∧: :: :: :: :: :: ::∧ :: :: :: {､
, イ: :: :: :: ::/ :: :: :: :: :: :: :: :: :: :ﾚ;;;;;;;;;;| / :: :: :: :: :i: :: :: :: :: :: :: ::ヽ==x ::Λ
／: :: :: :: :: :: :/ :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: |;;;;;;;;;;;| / :: :: :: :: :: ∨: :: :: :: :: :: :: ::＼: ヽ ∧
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＞
＜＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
待って！お願い、やらない夫君、待って――！
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿∧,､ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ `'` ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
ﾌﾟﾂ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ その音が、どれだけ彼女にとって残酷に響いたかは、
┃ 考えないようにした。
┗━━━━━━━━━━───−−−
.
やる夫達は冬休みを松籟館で過ごすようです
.
▼ 第三日 ━━━━━━━━━━┓
┃ 隣の寓話. ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
| |;:::
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿| ＿＿＿＿＿＿_ |;;;;＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣l／l＿＿＿＿＿＿l＼|;;::￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
ｺﾁｯ ／／ ＿＿＿＿＿ ＼＼..
／／ ／11 12 １＼ ＼＼..
|￣| /10. .２ヽ |￣|::..
| | .| | | |;::::
| | .|９ ――･ ３| | |;:::: ｺﾁｯ
| | .| ／ | | |;::::
|＿| ヽ８ ／ ４/ |＿|;::::
＼＼ ＼ ７ ６ ５／ ／／;::::
＼＼ ￣￣￣￣￣ ／／;::::
l＼l￣￣￣￣￣￣l／l;;:::
ｺﾁｯ | |￣￣￣￣￣￣|::::|;;::
| | ＿＿＿＿__ |::::|;;::
| | |;:: //' | |::::|;;::
| | |;::/⌒ヽ | |::::|;;::
| | |;::ヽ__ノ .| |::::|;;::
|. ＼＼ ,／／::: |;;:: , ´ ￣￣ ｀ 、
| ＼＼／／::::: |;;:: / ヽ
| ＼／::::: |;;:: / _,ノ_ ｀ヽ-、
| ::: |;;:: / (√丶丶´v 〉
ﾉ U { ) j
,.ｲ ､ V /
ほとんど眠れなかったろ――。 ,／(:::ヽ.ヽ { r
_, ､ -― ''":::::::::::::＼::::ヽヽ., __r ／⌒ヽﾆ‐-、
/::::::::ﾞ:':､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V／.....￣ '.,:::::
丿::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::... '.,::: |
r ::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ::::::::::::::::.. '.,::i
/ ::::::::::::::::::::::: !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ::::::::::::::::::. '.,
/ ::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ::::::::::::::::::::. '.,
.
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
へへへへへへへへへへへへへへﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍ |
| |￣￣￣￣￣￣'| |￣￣￣￣| |￣￣￣| |￣￣||￣| |
| | !l |! ! l | ! | |i | !ｌ | | l ｌ !ｉ| | l i ||／.:.:.:.:.:＼
| || ! | ! l | | | ! l | || ! l | |! ／ :.:.:.:.:.:＼
| | !l ! ! | | | ! | ! ｌ | | |l il |!| |／ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
| | | ! l ｉ | !| |l |! | !ｉl| | |! ｉ ／! ! .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
| |! ! | | ! | | | ! l | | |l |!／ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ （今日も雨強そうだな。）
| |!l |! ! | ! | | |! l | ! l l| |／ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
| | | ! l | | | |l i |!|i／|_| .::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
| | ! l |! | !l l | | |! ／ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
| |!l |! ! | ! !l |!| | ／ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
| | ! l | ! ! | ! || | .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
| | ! | | !| ! ／ー .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
| | | | ! | ! ／ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
| | ! | ／ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
| | | |!／ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
| | ／ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
| |／ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
| | :.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
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|│..::::／／ﾐ;;:::::::ゞゝ │|│ ミ爻:::乂::: :从│|
|｜／／::;::::::ヾ::::::::;;;ﾉ│|│ ヾ::::ミ::::人:彡:|│
|│;;;;::::ゞ::: ﾉ/;;;;::::ﾐ │|│ ／／ﾐ::::爻::彡::::│|
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￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
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／／| /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ |＼＼
∠／／l / ＼ | ヽヽ
＿＿| l／ | |__,/ ＼＿,| | |＿＿
＿＿| | ／_| | / ＼| | |＿＿
: : : : | |: : ／´ｌ王王三三|￣￣￣￣|三三|￣￣￣￣|三三三|￣￣￣￣￣|三王王ｌ :| | : : : :
: : : : | |／ | liｌ|l|／ ｲ| |: : : : | |: : : : : : | |＼|il| ｌi|| ＼| | : : : :
: : : : | |二二二|lｉl |i|／| |ヽ ＿＿__,ノ: : : : | |: : : : : : | |＼|li|lｉ ||二二| | : : : :
: : : : | |: : : : : : |li ｉ|i| : :| l : | |: : : :| |: : : : : |＿＿＿＿|: : : : : : | | : :|ii|l |ｌ|: : : : | | : : : :
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／ ＼
／ ⌒ ⌒＼
／ （ ⌒） （⌒）＼ あ、おはようございます。
| ___´__ |
ヽ、 `ー '´ ／
ノ ＼
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＞ ／´ ′ ヽ.
／ｧ= ／ ∧
／ / / / / / / ､| | ハ. ヽ ∧
/イ / / / ,ｲ ／/.} ,ト |、|! | | ﾍ
/ / :/ |. | /:.:_:ﾑイ }:/_/:../ }/_|/トA:. |. |. l
/ :/:: .:::ト:| |:::ｲ iｼﾄ、/／ ﾉ' ＝､ }: ハ l!:.|
|:/l::::: .::::::Ⅵ l/ | 代歹 弋歹l{/.:: ||｜ もう！やらない夫ったら酷いわ！
| |::::/:::::V｜ | ￣ 、 ￣ ||::::|:: | ハ| 私、昨夜は遅くまでリビングで待ってたのに！！
|:::|::::::::{.｜: : |. ´´´ ＿ ´´´八:|:/|′
|::|!::: |::｀:Ⅵ :.l､ ,. ―- ､ イ:|:::::l/
|ハ:::|､:::::Ⅵ. :l:{ ＞.／r――- く |:ｲ::/′
Ⅵ V:::ﾊ!:.:ﾄ∨`.| ,二二ﾆヽ.l､ |/
｀{ V:|_.ヽ{∧ /| ‘ー―‐､ |ト､
,.くヽヽ ﾍ.V:ハ ( 二二 ハ/ i>､
i ､.ヽ::ヽハ.∧} / {7ヽ///ヽ
| ＼ヽ:l ∨ { V 〈/// ｜
| ｀}! / A. ヽ ∨ !
｜ } / ∧∧ ヽ}. |
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
‐・‐ ‐・‐ ヽ
…………。 （__人__） |
（｀⌒ ´ |
{ |
{ ﾉ
ヽ ノ
ﾉ ヽ
/ |
.
／￣￣￣＼
／ ＼
／ ─' ｀ー ＼ 来西泥、ほっといてやれお。
| （ー） （ー） | ほら、やらない夫、朝飯。
＼. （__人__） ／ カレーうどん作ったから。みんな食い終わってるお。
／ ゝ ィ'ヽ
／ ＼
/ ｨ r ﾍ
| `|| ＿＿＿＿ .＿ | |
/⌒ヾ＿＼＿＿／ |〜|ｒ− ﾉ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
／（ ●） （●）＼
／ ___'___ ＼
あ、そうだ。 | |r┬-| |
職員室から新聞貰ってきますね。 /´￣｀｀゛'- ._‐´ ／
テレビ欄くらいは知っときたいですし。 | ＿＿＿） ＼
| ＼
| ￣）
| |￣￣￣
.
／ / 从 ＼ゝ
/ i |:::: ヽ ゝ, ヽ
.′ ' ﾊ ヾ::: |＼ ﾊ | ヾ;. |::::: ヽ |
| | │. / ＼. ヾ | ! / !. ! ｜ i::: :ト.:::: ∨
| | │ﾊ.| _ _､ | ,.x }/─ トl . / i::::/:::∨ヽ::::::: /
|ﾊ V. イ´ ｀ミ､.ｌ ,x=≠ミ.z/／ ,/ V::::::::::: ::::（::::::!|
l! ゝ. l,x＝ミ､ ` ｲ／ / ) |:::::::::::::::::::＼ | 飲み物、お水以外で欲しいのある―？
. 7∨ ,: ／ j.ｲr '_ノ::::::::::::::: ﾊ::::ﾉゝ
. ﾊ. , rイ:::::::::::::::::::::/ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
ゝ ｀ ´ .イﾊi!:::::::::::::: // | コーラ頼むお。 ＞
. ｀ , | ヾ.::::::::::::ﾊi ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
＞- r_ﾉヽノ＼／| ∨ゝ::|
)::::::::::::::::::::::::::::::{. ` こーのピザデブ一直線めー。
ノ:: - ― … ...−::` …‐- ､
_ .．' :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ
::::::::::::::::: /::ヽ.::::::::::::::::::::::::::::::::: /::::::, :: ,
.:::::::::::::::::ノ::::::::::ゝ::::::::::::::::::::::::|:::/:::／:::::::|
.::::::::::::::::::/| _:::ノ￣ ｀ヽ _::::::::::|/／:::::::::::::|
/ノ ヽ:: |.':::::::::::::::::│
／￣￣＼
／ ノ ヽ
| （ ≡）（≡）
| （__人__）
| ｀｡⌒ｿミヾ ﾟ
| ｲﾘ ）,丿 ; ∫ （いつの間にか、３――４人の役割ができてきたな。）
) ｡} ）ﾉ｡
／⌒ヽ､ ノ'゜( ∫
＿＿_| | ＼_Y´ 丶 ﾟ
| | | | Y`⌒ヽ、 ; ゜ ∬
| | | | ／ﾞ＼,ィ＝＝＝＝＝＝
| | | 〆 /" ＼ _＿__ ／
￣￣￣￣￣￣￣￣￣ └─‐┘￣￣
.
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;) ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
／ （─） （─ /;;／ ┃ 不機嫌や無関心を隠さなくなったり、
| （__人__） l;;,´| ┃ 遅い朝食摂ったり、勝手に煙草を吸ったり。
./ ∩ ノ)━・'／ ┗━━━━━━━━━━───−−−
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／ ／＼ヘﾍハ/ヽ､
／ , ヘ ＿／ヽヽヽ
// /／＾´￣｀＾＼＼ ゝ
_,// 〃 , , ､ ＼ヽ､
,ノｲ| l/ //ﾊ| l | ﾊ| lﾊ|`
小| l/ﾅ弋 |.lﾅﾅ| l |
l从 |（ 三）＼（三 ）|,ﾙﾘ
ノﾊ小 ゝ ＿ ｲ|./
//＞ -.|￣T |-イi ｽﾞｽﾞｽﾞ
{{〃｣:^^|___(⌒.)
／::::::::: |::＼.＼
/:::::::::|￣￣￣:l.:l 〉
|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ これが他人と一緒に暮らすってことなんだろうな。
┗━━━━━━━━━━───−−−
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ あー、ごっそさん。
. | }
. ヽ }
＿/⌒ヽ ィ
i'⌒ﾞl | l`ー-一´＼
| |. | | ﾄ ＼
| | （ "￣⌒ヽ、 |＿"￣￣⌒ヽ、
|. ￣￣￣￣|ｿ,),)￣｀ヽ￣⌒ヽ|,),)ｿ
| l .| y |＿ｨ | .|
| | .|.| | | | |
| | |＿__| |_＿| |
|＿＿_＿＿__.|＿__（＿_ﾞ)__{_＿_ﾞ)＿|
─ ＝ ニ ニ _三 三 ニ ニ ズザー！
｀ (⌒ ､＿ ＿＿＿
- - ── ＝ ニ 三 ｀> ´｀ヽ ／ ＼
(⌒）ヽ (⌒ -､./ ／ ＼,, ､／ ＼ Hey！ できない子さん。
─ ＝＝ ニ 三 ヽ::::::: | （●） （●） | チャンネル、NHKにしてください。NHK。
(⌒） .｡； ﾟ ,, ＼ ｀''⌒) ___'__ }'⌒) ロボコンの国際大会やってます！
(⌒・⌒ ・ ＝ ニ 三 三｀ -､ ､.:::::,,.ｒ' `ー' /,,.ｒ'
'';:. ,､,,･：･ ､､,,＝＝ニニニニ｀ ー三----`''ｰ―─‐'".....
.
/ ／ ｀ ヽ ',
,' / ヽ } }
ｉ / / ヽ ', } .l |
|' _i 斗-‐＝/、.ｉ 斗-‐=| 、 ﾘ , }
| ´ } | /、_ { | }. | ｀ / / ﾘ
| :| ゞ‐-r、_ヽﾊ }_z-r=ｧ , { ﾄ ロボコン？――ああ、ロボットコンテストね。
, .| { | ら云ド ヽ /ら云} " ﾊ、ﾊ { これ題材の映画見たことあるよ。
ヽ ! 、ヾ 弋-ソ ｀"弋‐ｿ / ｲ } ヽ |ヽ
ヾ ゝ ＼_ , //} ノ ヽ ヽ l
, ヽ￣ 人 ヽﾐ
ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ ,.-―', ｉ＼ -- イ -――--､ヽ、
!＿ ゝ、ｌ￣￣¬ｰ-＝ニ二-＝＝＝＝ﾐ､
/三三≧=-＿＿ ￣ｰ=三三三三ミ､
/三三三三三三三≧=-＿_ ￣ｰ=ミ､
/￣ー＝ﾆ三三三三三三三三≧=-＿＿ ＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼
｜ （ ●）（ ●）
| （__人__） どんな大会なんだ？
｜ ｀⌒ ´ｌ
｜ }
ヽ }
ゝ 丿
__＿＿（￣￣ /￣￣/´￣/＿
i⌒ゝ、 ヽ ヽ. / / ⊂) i⌒ゝ、
i;;;;;;;;;;|＿＿ Ｌ人 ￣￣｀´￣ ノ_＿i;;;;;;;;;;|
.
､、
＼｀丶、
/〉_/￣｀l＼ ` ＜ニユ-- ､_ ＿_ ＿_,
/ |二>、 ｀ヽ､ l ＞一'´￣ ／
/i仄,￣| |∨ ヽ ヽｌ／ ／
/,ｲﾊ（ _ﾚｧ | | 厂ヽ＼ l ／ヽ.
. /｣└'／,イ ｊ/〈､ /广 ＼_ノ,小. ／| _| ',
/ヽ‐'´／ｌ/ / /＼'〈、_,､, '^ー'ヽイ∨ﾉ / l
ﾊ〉公ｲし'〈___,∧ノﾍ ヽYTﾍ-─‐-､,小/,√ヽ. | 科学教育振興の名目で始まった
|＾ｰ一′∠了 ＼ﾊ ｌﾍ/´〉=＝=ﾊ/ｌ 八 l___/ ロボット製作コンテストですね。
レr─r〈（__ｿ r‐─亠ﾍ ヽ＞^¬＝ｋｊ∧_ノ＾ｰ〈__l
|「|| ｌｌ ｀T| | 〉⌒ヽ !/下ﾍ／ｉ￣｢ﾄ、 材料や重量の制限内でロボットを作って、
. |ｌ ｌl ｌl ﾉｌ ヽニ= ､-'ヽｰ'ノ l |ﾄl〉〉 ｌ￣ヽ/ それを戦わせて勝ち抜き戦を行うんです。
|| ｌl ｌｌ ,ｲ/ l | ＼(⌒＼ ｉ /￣| ｉ |
|ｌ ｌl ｌl/ i│ | i ヾ┬‐′ l L ノ| ∧ 今じゃ強豪の学校なんかは
T´￣｢ 了 ＿_｣⊥＿_ ﾉ〉 ＼､ ｊ／ｌ |厂￣ 〉ﾆ〉 ちょっとしたステータスになってるくらいですよ。
. └r<´〕ス│ l ｢￣|＼／l＞'−'T ￣ 下干､/
ヽべﾆﾌ | ￣ｌ ￣ r┤ │ ｌ＿ ∟｣_|′
卜 ⊥、＿ ｌ_ﾉ Ｌ. ＿ | ｌ ﾘ
. ∧､＿ /／ ト- ､二广 フ′
l ｌ ＿ ￣￣ ｌ| / l ￣´|
ｌ ｌ ￣￣ ｌ| | l--─‐┤
| | ｌ| | l |
k_｣ ＿ ｣| | | __⊥
ｊ〕 厂 ￣｀Yﾍ L.＿,ｨ⌒Y´ ＿〉
ﾊ久´￣￣｀丶ﾄ､| | ヽﾆﾉ＜_ ＼_
| ` ｰ┬‐‐ '⌒ｊ └‐--ヘ､＿_ ￣￣ ＼
＼__ l __／ ￣￣￣´
￣￣
.
＿＿＿＿ _
／ ＼
／ ＼
/ _ 丶
l ﾉ } ⌒ ⌒ l
| / .ﾊ ::;;（ ●） （ ●）| 高専ロボコンとか大学ロボコンとか種類はあるんですが、
.l // .ﾑ-,..,. ´"''" , "''"´ l 中でもこの国際大会が一番面白い――！
＼ ヽ! ' ' ! ヽ ､__ ,_, ／
|ﾌ入 l ／ 各国のトップクラスの工科大学から選抜されたメンバーで
,ヘ ﾍ ト ､ ＿ ､´ 混成チームを作るんですよ。
／ ヽ ', jｧ / / ! ヽ
／ /ゝ..＿..ﾉ｀Y Y / }
／ ,.......... ', ｌ}_|./ j
/, '´ ｀ヽ ﾊ_ ノ ｌ /
// ∨ ｀` ￣ l ./〉
j j ､ l l ,._ll′
l | ｀ヽ ﾍ l! /
.
ヽ､人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿人
､）
_) ほっちゃーん！ ほ、ほーっ、ホアアーッ!! ホアーッ!!
）
⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ
|| |! / ／
|| | / ／
ホアーーッ ,-‐-､ ／ ／ 当然言葉の壁があるわけです。
,. - ─- 、 |_!_!ｭ } ／ 打ち合わせが難航するんですよ。
/ ノノノノハヽ `'}‐┴､ ホ、ホォォォーッ！！ エリートたちなのに。
i ,-､_{＿＿＿ l' ,. -─- ､ ｛￣｀{ ／
} | r} ` / -' | |`i ／ ,ﾍr^､ | }_, ,! -‐- ､ ／
{ 'ｧ' `ー'/,_ ）!／ﾘノ二二jﾉノ`i, / ＿i
,-ｿ ､ ノ/ﾆ| `i／/ - r {⌒ / |＿_∠＿_,へ ／￣￣ヽ ,-rrr､
/#＼ ､ `='ノ iﾆij ,ﾆﾞ | ｀i /| r､/＿＿,|￣/ ノノﾉij iっ,!,!,!
＼＃i＼ ￣,ﾉ`i ヽ |r┼-､ i' v{_ （__ﾊ_! | _ノ^i'_ﾌ'i,! `i {
＼i＃|＼==|/`|＼＼`ｰ| ´|ﾆ､ヽ | i ` ,.-ｉ{ }､|- ,-'i |＼_|>
＼|ヽ ｝ ﾉ i ＼ | 〉' `ｰ'/ ,<j 二ﾉ /ｿ ヽ._`ﾌｧ-ｧr{`ｰ-1
Ｏ|/ |l/ i ﾉ´| / /_ノ＼＼ "{ヽ /ｉ｢|i､rr､/|ﾍ! /ﾉ |
| ﾘ /∧ V_i/ ヽ_|＼ノ|ﾍ !| !|.| | |/ |-── '
|０` | / ヽ＿/|＼ ､ `| {| |゛゛| |
| | /ﾉ | ＼ ﾘ | ﾉ ri ﾉ |
.
/ i| ﾄ､/ V| / ヾ 丶 ＼
/ ｌ { l＼ﾄ､|＼､l ＼川 r 、|| ￣
i | / 乂 l r＝彡′ ﾉ ∨/⌒ v ﾄ､
l | i |r彡｀ ) ﾊ }
',ﾄ､ 从 ヽ u _ ｲ::| / ′
ヽ＼ヽ 爪|::l:::| /人|
こういうの見るとさ、 丶 ⌒´ ′ ! l:::l//
日本人の英語オンチって割と深刻だよね。 ＼ ｲ |::lノ/
ー- ∧i ﾑ:! ′
〕∧人/ .| ﾚ′
|:::::::::::::::::::::ヽ ＿ __
/::::￣:::¨ ¨::::::::::::::::::::::::::ヽ
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶
, ―――― 、
／ _ノ ' ;、ヽ_ ＼
／ （ ●） （●） ＼
/ （__人__） ） ま、たしかに。さっさと英語の授業、
| / | | | | |ゝ ﾉ ,.､,_ ,..._ 廃止にしちまった方がいいと思ったことはあるお。
_ヽ、 ､`ー―'´,)r‐ｧ‐''"／ _／ ＞-‐ 、
'／ / ＼ ￣￣ (ﾞ＼`マ -‐ﾄ-.r '`';ーく__＼
, '/ '、 ゞ ＿_ ,ｨ ヽ ＼＼ ,）/ ノ ／ ﾉ
/ ｀' ｰｧ､ ;;:／ /￣iヽ ｀々゛ 、 ／
| ヽ ;ﾉ 〈 ',ヽ `、 :i ﾉ |
l ＼ ヽ /, ＼l ! / ｜
ヽ ,､ -〉 , --〉/⌒i'ﾊ ; ト､
; | ＼ ／_ﾉi＼l ',＼ ヽ, ! ＼
.
＿＿
／ ヽ
/ __,.ノ 、
| （ ●)(
| （＿_ﾉ｀,
| ﾝ′ 廃止？もっと力入れろ、じゃなくてか？
_ﾉ ｀､ 7
,ｲ:. ヽ､＜ヽ,、___ ﾉ
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
'| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
廃止だお。 ／ （ー） （ー） ／^ヽ
あんなの時間の無駄。. | （__人__）（ / 〉|
＼ ｀ ⌒´ 〈 ／ ⌒^ヽ
―――――――― ＼ _ _ ＿ ）
.
. ／￣￣￣￣￣￣＼
. ／:. ＼
/: : : ＼
. / : : : ヽ これに出てる奴、ニュー工大だお？
| : : : : ,.,,,,ノ⌒" '' ``⌒＼,,, l うちの学校からでも行ける奴は何人もいない、
|: : : ::; （ ○ ） （ ○ ） .;:: | 日本の学生の上位数パーセントのお利口ちゃんが
|: : : : : ´"''" "''"´ l 見ろお、誰もろくに喋れないし聞き取りもできてない。
,＿ ヽ___ （ j ） ／＿_
／:: r' | r'￣二ﾕ:｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′ ／ : :: :: :`:､＿_
: : : :::| .| | / ) ｀) ／: :.ﾍ : :: :: :: :: :: :＼＿_
: : |.ﾉ. ﾉ / ⌒ヽ＿ _ , ´ |: : : :ﾍ: :: :: : : : : : : : .ハ
: :: ::＼ `ト､ /: :､ : : ＼: :: :: : .i i: :/: ::ﾍ
: :: :: :l: ｀ー┬-､ |ii入 ／|:: :: :＼／: : : : {. ﾚ /: :: : ﾍ
: :┐|: :: :: :: :＼） ７ ./iiii〈 |: :: :: :: :＼: :: :: :Ｖ /: :: :: :: :}
: :イ .|__/ ,へ/⌒＼ ./iiiiiiii｝ | : : : : : ::/: :: :: : Ｖ: :: :,ｲ: : :!
イノ: : / /: :: :＼＿ ￣＼iiii｝ |: :: :: :: :/----: : .| ／ノ: :: :|
／￣￣￣￣￣￣ ＼
/ ＼
/ "￣￣` ＼
l '´￣` （ ー ）;;::: ヽ
l ;::（● ） "''"´ l
確かに学校の授業だけで英語話せるようになった人は | ´"', |
まだ見たことありませんよね。 l ヽ i
＼ ､__,＿_, 丿
＼ ／
／ r／ヽ＝レ＜||: : : : : : |ゝ
／-‐´ イ≦=彡｀: :{{,-､:〈〉.,-|
, イ ^ ‐---- 、: : :||＾)）.{}（(:|
＿＿,-─´ ＾ヽ‐--r >: : ||: :<〈〉>: `､
r': : : :/ ＼:/ /: : : }}: : :))((: : : :＼
.
／￣￣＼
／ __,ノ ｀⌒
| ( ⌒) （⌒)
.| （___人__） 日本の英語教育って、
| ｀ ⌒´ﾉ. 結局のところ大学に入るためのもんだからなぁ。
| |
,. --、― --ｰ y:ヽ 丿
/ ::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::..＼ __ _ r.〉
/ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..... ＿ ｨ＼
/／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ヽ
ノ ..::::::::::::: ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 丶
/ ...::::::::::::::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ｀,
/ ..:::::: -、::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.... ｀,
i :::::::::::.. -‐-、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: r/ノ::.. `、
ヽ::::::::::::::::::::.. ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: j::::::::::::::::.. ヽ
＼::::::::::::::::::::::.. 、::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /ヽ:::::::::::::::::::.. ･、
＼:::::::::::::::::::::.. ＼:::::::::::::::::::::::::::: / ヽ::::::::::::::::::::::::.. 、
_..．-――― - ､
／ ＼
／ ／ ﾞ＼_ ＼
/ （● ） （● ） ヽ
ほんとに英語喋らせたいんだったら、 / （ 人 ） ﾍ
テストも外人呼んで来て会話させりゃいいじゃねーかお。 i ｀￣⌒｀￣´ ’
! ｀￣ ´ |
＼ , ′
> ／
／ - 一… ¨￣＼
.
／ r' _,ノ :｀ヽ: :＼
/イ .r'´ ∨ ヽ: :ヽ
/ / :/ } r'∨ ／ ､ ': :丶
/ :/:: .::r' ∨ 〃 / ! ﾄ､ '. ': :ﾘ
|:/l::::: .::::{ ∨′ .′/ .| ! | V i: ::ｌ
| |::::/:::爿 i l ハi.｜ i LL ! | !: ::!
|:::|:::::::::ｉ | ｜ /､＿､i＼ |ﾉ_j_｣_｀ト: l ｉ:::::|
|::|!::: |::Ⅵ v: : : f iｼﾄ、 ＼i ,.＝､ ﾄ､/ ｌ: :::|
|ハ:::|､:∧从: : : |ｆ代歹 代歹: : {ﾚ ｌ:../ そういやできる夫って将来何になるの？
Ⅵ V:::Vハ: : : '. ′ ﾉ: /,ｲ!ﾚ′ やっぱり宇宙とか天文学とかそっち方面？
｀{ V:|ヾ: ﾊ : : ﾄ､ （_｀ｱ .ィ: 〃/ ﾘ
. '´￣ﾊ: : |} ＞‐ｧ≦千l {ﾙ'
/ { ﾊ: | ′} } l｜/ハ
.′ ヽ }人ヽ_＿.ノノ丿!′ i
i ﾄ､ ､二二´イ ノ ｉ |
| ｉ Ｖ ｀ ー― '´ v′ |
_.. ‐'''''''''''' ‐ ､
,ｒ' ＼
/ ⌒ ヽ,
（ ●） ⌒ .i
僕ですか？ i. （ ●） |
そうですね、渡り鳥になりたいですね。 ＼ _´_＿_ /
＼`ー'´＿＿＿_／
./ゝ／ﾉ:::::::::::::::::＼
|ﾉ/／::::::::::ヽ,::::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼
／ （●） （●） ＼ 人類から卒業したいってことかお？
| （__人__） | 屋上から《 I can fly 》でもしてみりゃいいんじゃね？
./ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
＿＿＿
／ ＼
／⌒ ⌒ ＼
／（● ） （● ） ヽ
ひどい。 | __´___ |
＼ `ー ' ／
/ ＼
.
／￣￣￣￣￣￣ ＼
/ ＼
/ "￣￣` ＼
l '´￣` （ ●）;;::: ヽ
そうじゃなくてですね、町工場の渡り鳥って言いますか。 l ;::（ ●） "''"´ l
| ´"', |
面白そうな町工場に住み込んで技術を覚えて、 l ヽ i
その技術を必要としてる場所との橋渡しをしたいんですよ。 ＼ ､__,＿_, 丿
＼ ／
r- ､ ,-‐ ‐- ､＿,,i-'"i`i､ ‐ ／_,,| ﾍ､ ＿ . -
ヽ､ ＼_＿ /:::::::::::::::::::::::::／::;;;;| ﾍ､ ー',, ／ i;;;;;ヽ｀'￣::::::::::::::::::::
{ヽ､!ﾞ`､.ゝr､ l｀Y＼:::::::::::::::::::::／:::::::::;i rゝ"､ !;;::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::
| | ll Y´ l ! ヽ-､ ::::::＼:::_／! , '!::::::::入 /::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::: l
ヽ､ﾞ､ ﾞi ﾍ | i ヽ::::r-‐'´:::::|/ l };:::::/ k. /i:､:::::::::_r':::::::::::::::, -‐}
｀ﾞ､. ﾍ `"ﾍ `l_ !､_r ､::::::::l Y:::::::l V/ ､／::::::::::::::::r´ !
`ー'‐―､_ ! //´:` ､i /:::::::::| /:::::::｀` ､::::::::::rr|::::.....r
／￣￣＼
／ ヽ_ .＼
（ ●）（ ●） ｜
（__人__） |
ｌ｀ ⌒´ ｜ なんだそりゃ。
{ ｜
{ /
_. -: ´Λ _.へ｀ 、
r＜: : : : /:|: :、 ￣r' ＼ :＼_
/: : :ｌ : : : : : :＼`IエL>、 >ﾍ::Λ
|: : : ﾄ､: : : : : : : : : : : : : `ｰ／ : : V |
〈: : : :::: _ -¬-−―-､: : く:r ､: : : V ｝
/: : :_ン´: : : : ＼ ,___, ｨ ）: : :`く : : : ヘ|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.
∩＿
〈〈〈 ヽ
＿＿＿_ 〈⊃ } 面白いですよ、日本の工場は。なんでも作れますから。
／⌒ ⌒＼ | | 小汚いボロ工場の中に世界最先端の技術が詰まってたりします。
／（ ●） （●）＼ ! !
／ ::::: __´___ :::::＼| l その辺歩いてるようなおっちゃんが
| `ー'´ | ／ 林檎製品見て『サイズにムラが有りすぎる』なんてダメ出しちゃえるんですよ。
＼ ／／ それって面白いし夢がありませんか？
/ ＿＿ /
(＿＿＿） /
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ＾ ＼ 父は変人ですが顔が広くて、色んな工場の社長と友達だったりするんです。
／ （⌒） （⌒） ヽ 時間があるとその辺の工場に顔出して、久しぶりと世間話始めて、
| __´___ |
＼ `ー'´ ／ 僕は退屈だから金属の削りカスで遊んだりしてました。
ノ ＼
.
／￣￣￣￣￣￣ ＼
/ ＼
/ "￣￣` ＼
l '´￣` （ ー ）;;::: ヽ
ああいうところでずっと遊んで暮らしたいんですよね。 l ;::（● ） "''"´ l
| ´"', |
ゆくゆくは、色んな所と共同で出資してラボ作って、 l ヽ i
誰でも自由に出入りできて、誰でも最先端の技術を研究できる、 ＼ ､__,＿_, 丿
＼ ／
そういうラボの所長になりたいですねー。 ／ r／ヽ＝レ＜||: : : : : : |ゝ
／-‐´ イ≦=彡｀: :{{,-､:〈〉.,-|
, イ ^ ‐---- 、: : :||＾)）.{}（(:|
＿＿,-─´ ＾ヽ‐--r >: : ||: :<〈〉>: `､
r': : : :/ ＼:/ /: : : }}: : :))((: : : :＼
.
､_ ＿
ｨ-‐ ` Y ＜＿＿
＿≦―'´＿＿ _二z<＿
＞ヾ ￣, -‐ ´￣｀┴＜
＜戈､ Y / ＼
>{ / l, ､ , ,l_ ､ ヽ
| ゝ{ l｀寸寸T ハT7 } ,､ l
∨ヾﾊ ∨ゝ （●） （●）|ハ|
ヾi∨| , |´
ヽT､,_ ― _ ノ
| lヽ::ニヨ7l
└l´:::／ヽ |`
､_ ＿
ｨ-‐ ` Y ＜＿＿
＿≦―'´＿＿ _二z<＿
＞ヾ ￣, -‐ ´￣｀┴＜
＜戈､ Y / ＼
>{ / l, ､ , ,l_ ､ ヽ
| ゝ{ l｀寸寸T ハT7 } ,､ l
∨ヾﾊ ∨ゝ （●） （●）|ハ|
ヾi∨| , |´ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ヽT､,_ ― _ ノ ┃ 想像よりはるかにしっかりした考えに言葉を失っている。 ┃
| lヽ::ニヨ7l ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
└l´:::／ヽ |`
.
／￣￣＼
／ _⌒ ＼
| （●）（●）
. | ⌒（__人__） 凄いな、えらい具体的じゃないか。
| |r┬| .} できる夫手先器用だもんなあ
. | ｰ―' }
. ヽ }
ヽ ノ
/ く. ＼
| ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
僕飽きっぽいんで、職人とか教授とかってなれないと思うんですよね。 ／ （●） （＜） ＼
そのかわり技術の理解と習得は他の人より早いです。 | ___'___ |
＼ ｀ ｎ´ ,／
だから色んな垣根を超えて、技術を見渡せる人になれたらな、と。 ／ | | ＼
ﾉ .ュ
{ ..ﾆj
| "ﾂ
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ― ヽ
／ （ ●） （ ●）' 今とやってること同じだな。
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ,／
／ ー‐ ヽ
∧
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣ヽ
｜ 言われてみれば確かに。 |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
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＿＿＿
／:::::::::::::::::ヽ ＿＿＿＿
／ :::::::::.／￣￣ ＼____ ,. --ｰ.....:::::::::::::::::::.. ＼
/ :::::::::: ⌒´ ヽ､,＿ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i
| :::::::::::（⌒).（⌒ ) |::::::::::::::::::γ:::::::::::::::::::: ﾉ
しかし、将来かあ。 | :::::::::::（__人___） .|:::::::,. -ーy:::::::::::::::::::: /
正直今はどの大学に行けるかってくらいしか考えれないな。. | :::::::::::/::'､ |￣ _/::::::::::::::::::::: /
| :::::::/::::: | | ／):::::::::::::::::::::: /
| :::::::::::::／| /ﾚ-,.ｲ:::::/:::::::::::::::::: /
i ::::::::::::::::. ヽ__､____,. "/／::ﾉ.:::::/:::::::::::::::: j
r/:::::::::::::::::「二二二 ::::::::::／::::::::ノ::: ､:::: ／/
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::r
,_ ＿
､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
_＿≦ー`__＿ _二ｚ<＿
＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜
＜之′Ｙ´／ ＼
>{ ,' |､ , ,. ,.l , ﾞｉ
| !､{ | 寸寸T ハT７} ｨ, ｌ 確かにねー。
′Ｊﾞｉ, ﾞｉ ﾞｉ （●） （●）| ハ|
ﾞｉ|ﾞｉ'(1 , |
ﾞｉTィ.,_ ∩ /777ノ
│「（丶_//// l
└l´::ヽ ／ ¨
.
／ 丶 ／ :: i i⌒
／ ﾟ i | ＼ 人
／ | ﾟ l Λ , |丶 ＼_
／⌒/ l l :|. |__ノ.::: |: / V 八 ＼⌒
ｲi /＼ 斗 i| l.| ﾚ⌒' ノ }:。 ＼⌒
/ 从ﾊ/ ｫf七ｱ'乂| l Ν _) / / Λ:。 丶 ＼_ノ|
i / ,以 ´ 辷ｼ_ И/ ィ / ,{i |::| ／| | ＼__ノ
子供の頃はパン屋さんになりたかったんだけどな。 从 ッ′ 仄:::. /i{i |::|｜ | /
今はなんだろ、人とたくさん会える仕事がいいな。 ＼Λ ′ V 彡ィ.:| | ┘li ! ｌ′
- ‐ {⌒ |: | |:l¨¨V
＼ Λ |: | |:|
ｰ‐ ､.-....‐/V.::::::::｝__ |: | |:|
｝㏄㏄C℃ﾟ° :::｀ヽｌ:|
____＿_厂￣￣::::::::::::::::::::::::::＼
／:::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::。
.
,' .i.i.|. ＼＼＼ ! ﾄ､ } ﾉ { ﾄ､!
i 川 ＼＼＼} !ミﾐﾄ､ // .. ! .}
| i , |.| .斗-┼ !ミﾐﾄ､ ＞､ . i 人
| |.i i | ´ ,,,r=≠i| ﾄ､ﾐＹ´｀ヽ / Ｙ´＼ ゝ
! |ﾘ ﾘ .〃弋::::ｿi | !ｉ {､. ﾘ ' / ,{ ヾ
| |ｆトﾐ " ｜｜ ﾘ ｒ'./ i / 人 ﾄ､
――やる夫は？ ﾉ人川弋ﾘ） .! i ,,ｲ / / / |/ ｀
／´ .从ﾊ ヽ ヽ| ∧ ハ从 / ′
ﾍ. ./ / / ∨
ﾉ＼ ￣ ´ ／.-‐ "´￣￣￣￣}
i''￣￣｀ミト.､ ..ｲ ´ |
|三三＞. ｀ ＜´ _ _ ..-‐≠三三三三三{
トﾆ三三ﾆ＞..､ ｀ ＜三三三三三三ﾆ!
ﾉト.、｀ヽ三三三＞..、 ｀ ー=≠ﾆニニニゝ---､
..
.
＿＿＿_ │ /
／ ＼ ′／
／ ＿ノ ヽ__＼
／ （●） （─ ＼
| （__人__） │
/ ∩ ノ)━━／【】[] ｼｭﾎﾞｯ
( ＼ ／ ＿ノ´.| | □
.＼ " ／ | 二⌒)
＼ ／
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
／ （─） （─ /;;／
| （__人__） l;;,´| …………。
./ ∩ ノ)━・'／
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
.
＿＿＿
／）／ノ ' ヽ､＼
／ .ｲ '（●） .（●）＼ とにかく一人立ちできるだけの金が貰えりゃなんでもいいお。
. /,'才.ﾐ). （__人__） ＼
. | ≧ｼ' ´ ⌒｀ |
. ＼ ヽ ／
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
…………。 |ハ |（●） （●） / / ,/ﾚ′
`| ヽ 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
'ｲ／ヽ::::｀l┘
.
＿＿＿
／⌒ ⌒＼
／ （ ●） （●）＼
／ ___´__ ＼
| `ー '´ |
ヽ、 ／
ノ ＼
＿＿＿
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼
／ （ ⌒） （⌒）＼
| ___´__ |
ヽ、 `ー '´ ／
ノ ＼
.
／￣￣￣￣￣＼
/ ＼
/ ＼
,.、 / '´￣` "￣￣` ヽ
! | l ;::ィ=ミ ｨ＝ﾐ l
! | | ´"' , "" |
そういえばやる夫くん、 ..,-〈｀ヽＪ .! l ヽ !
/´⊂´￣ヽ | ＼ ､__,＿_, 丿
折角の休みなのに ヽ_弋 入 ｀ } ＼_ _,／
/ / / _,.／ / i! : .: / ﾍヽ､
あの女に会いに行かなくて | { / _...... .-.:::::´::/:::::/ ﾍ､ / l:::::ヽ､、
ヽ _丶 ﾊ´::::::::::::::::::::::::/:::::::l! ／i / !::::::::l::::::｀::.- ... _
いいんですか？ |_,.．-´ /::} /:::i:::::::::::::::::::::::/:::::::::l;:!／:! .,L __ﾉﾍ /!::::::::::l:::::::::::::::::::::::::｀::ﾊ
,zi_,.．-´:::::::| |:::::l::::::::::::::::::::/:::::::::::l;:;:i＼＼i ! ﾉノヘ//::::::::::::l ::::::::::::::::::::::::/::::!
|。|::::::::::::::::::| ／::::::l::::::::::::::: /___:／::i;:;:;! Y⌒Y /;:i｀ヽ::＿_! ::::::::::::::::::::/:::::::!
|::::|::::::::::::::::::.|／:::::::::::::l::::::::::::::::::／::::::::!;:;:;l :L::_ﾉ /;:;:;i:::::::::＼ ::::::::::::::::::::/:::::::::l
|。|::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::l:i::::::::::::::i::::::::::::l／;ｌ ,':::::', /＼:;i::::::::::::::/::::::::::::;':::/::::::::::::l
|::::::::::::::::::::::::::}:::::::::::::::::i!::::::::::::::l:::::::::::l;:;:;:;:! ,':::::::::',/;:;:;:;:;i::::::::::::/::::::::::::/::/:::::::::::::::l
|::::::::::::::::::::::::::}::::::::::::::::::i!::::::::::::l:::::::::::l:;:;:;:;i,':::::::::::;i!;:;:;:;:;i::::::::: /:::::: i:::/::/:::::::::::::::: !
|:::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::/;:::::::::::l:::::::::::!ヽ;:;:i::::::::::::j;:;:;:;:; ｲ:::::: /::::::::::l/::/::::::::::::::::::::i
.
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
／ （○） （─ /;;／
| （__人__） l;;,´| ――――っ。
./ ∩ ノ)━・'／
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
＿＿＿
／ ヽ､_ ＼
／（● ） （● ） ＼
／::: __´__ :::::: ＼
| ｌ^l^lｎー'´ |
＼ヽ L ／
ゝ ﾉ
／ /
.
／￣￣＼
／ _,ノ ヽ､_
｜ ( ●) (●）
. ｜ （___人__） ﾋｿﾋｿ
| U ｀ ⌒´ﾉ （やる夫って彼女とかいたっけ？）
.| |
人､ |
,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ｰｰ -‐ ´::::::::::::::::::::::::::::::::7
／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、
.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ＼､_
::::::::::.＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..... ヽ
:::::::::::::..ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...ﾍ
:::::::::::::::::::V:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |::
:::::::::::::::::ｲ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l::
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
（いたらとっくに把握しとるわ。） |ハ |（●） （●） / / ,/ﾚ′
ﾋｿﾋｿ. `| ヽ 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
／ Eニ::ｨ -､ |
/::::;／ ヽ:::/:::/'::
/:::/へ ヘ/::::/:::
/:::::＼ ヾミ::::/|:::
（;;;;／| ＼;;;;ノ/:::
/ 〈:::
.
__＿＿＿＿＿＿＿_
／: : : : ＼
／: : : : : : ＼
/: : : : : : : :. ＼
/: : : : : : : :. l
l : : : : : : : ´＿ ノ゛,, ;、､､ '⌒ゝ､ |
誰のことだお。 | : : : : : ::;;（ ● ）::::ﾉヽ::::::（● ）;;::: |
l: : : : : : : ´"''", "''"´ .l
ヽ : : : : : : : （ j ） ／
／´￣／:.:.:.:.ゞ _＿_ ｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′ ソ:.:.:＼:.:＼＿
／:.:.:.:／´￣ヽ/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾉ:.:.:.:/´￣`ヽ;.ゝヽ、
/:.:.:.:.:.:.:.|i:!|i:!i:∨;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:.:.:.:./:.:.:.:.＼ヽヾ:.:.:ﾍ
_.. ‐'''''''''''' ‐ ､
,ｒ' ＼
/ ⌒ ヽ
（ ●） `― ..i
i. （ ●） |
＼ _´_＿_ / 僕が最後に見たのは、今月の始めでしたかね――
＼`ー'´ ＿_／
,-'"X ヽ ￣,イ !:: ヽ ＿＿.
__イ:::::::|l, ＼／ | !:::::ゝ::::::::::::::~ﾞl
,-‐'":r┤::::/｜,イｿ＼ ! ヽ:￣!::::::::::::::::ヽ
｜::::::::|:::::::::,! .' / l 〈:::::::|:::::::::::::::!::::｀`ｰ-､
|:::::::::::|:::::::j !-| ', :::: !:::::::::::: !:::::::::::::::::::`ー ､_
!::::::|:::|:::::::j |-┤ !:::::l,:::::::::::::,!:::::::::::::::::::::::::::::::::`ｰ-、
,!:::::::,|:::|::::::| ├┤ l,::::|:::::::::::::|_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
!:::::::::l:::l:::::,! |─| ', : !::::::::::! ｀`‐--､__::::::::::::::::::::::::ヽ
,!:::::::::::l:: !:::| ├┤ .!::,|:::::::::| .~`ｰ-┐:::::::::::`､
!::::::::::::|::,|:::,! |-┤ .!:::l::::::::,! ~ !:::::::::::::ヽ
.
-‐=＝― ‐-､
-'" ｀ヽ、
, ' ヽ
/ ヽ
/. ' 校門のところに来てたじゃないですか。
i. ´￣｀ ´￣｀ .i 黒髪の、上等そうな紬着て。
i. ;::ィ=ミ .ｨ＝ﾐ. i
.! ´"' "" .!
_ -- ´ ﾍ!l ' i'イ ｀ ｰ ､
_ - ´ / ﾍ ` /イﾊ ｀ー ､
/ / トｔ､ ー─ - ｲ/. / ' ﾊ ＼
. / /, − ､ﾘ_!_> ---､ﾆ＿ ／/' ! ＿ l ﾊ
/ ､ ／ く, -ﾆ二´､__ ｀Yﾆ´￣ ｀ヽ、! ﾊ
. { l < ＼ 亡r-- ､＿ ｰ′ >､ l
> ／ ＼ ＼ , -､＿｀ヽ、 / /｀ヽ､ ﾑ
〉 ／ ヽ Y｀ー― ､_,／ , ､‐'ー '┬--─ ､/ / ｀ ､ 〈
／ / ヽ ヽ ﾄ- ´｀ﾄ _ > ,' ,' ,' ｀､ヽ
/ / y´ ﾍ |:::::::::| / / ,' ｀＼
ノし
／￣￣＼ て
／ _,.ノ ヽ､_ (
｜ ( ●) (●）
.| （___人__）
| ｀ ⌒´ﾉ. ！！
| |
,. --、― --ｰ y:ヽ 丿
/ ::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::..＼ __ _ r.〉
/ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..... ＿ ｨ＼
/／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ヽ
ノ ..::::::::::::: ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 丶
/ ...::::::::::::::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ｀,
/ ..:::::: -、::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.... ｀,
i :::::::::::.. -‐-、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: r/ノ::.. `、
ヽ::::::::::::::::::::.. ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: j::::::::::::::::.. ヽ
＼::::::::::::::::::::::.. 、::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /ヽ:::::::::::::::::::.. ･、
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|/ : : : /: : / : : :.i: :, : : / : : : /: : : : : : : : : :i
|/: : : /: :./.: : : :.:i: i : : ｉ: : : : :i : :/ : : ｉ : : : :|
/: : : :/: : /: : : : i :.: i.: :/{.: :/ｉ: :i ://|: : j: : : !::!
|: : : : l :./ : : : : : : :.:ｉ::/7ﾊ/ノノｊ/:/_|:./ }: :/:ｉ:|
!: : : / :/:.: : : : :.:i :..:i ｊ/｣_ｊ:/l/::|
,: : :./: /ヽ: i : i : i i :.|. { 'i i: :.:.:l
j: :/ : / ｉ.:ヽ､: : : i i :.| ′ ﾉ: :i: : : !
,"/: : :｢:.:ｉ.:/i_:_i!:_:_|!i:_i、 -ｰ ／: : ｜:.: :!
/: : : : /: : : :.i: i : i : :.! ､ ｀ .イ: : : : :.|:_:i!:｣
j: : : : ,'─=ミ:|: : : ｊ : :| / : : {: i: : i: : : :!
j: : : : ﾉ￣￣´i: : : ii: : i /: : ﾉﾉ八: :ii:: : :|
i': : :./ | |: : : ii: |:.!ヽ ｛ ＼／ |: : |: : ||
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／.:￣￣￣￣￣＼
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／: : : : ＼
／: : : : : : ＼
/ : : : : : : : .. ＼
|: : : : : : ,,,,ノ⌒" '' ``⌒＼,,, l
|: : : ::;; （ (・) ） ﾉヽ （ (・) ）;;::: |
|: : : : : ´"''" "''"´ l
. ＼ : : : : . .（ j ） ／
＼: : :: : ＞ｰ-‐'=ｰ-ｰ＜ ／
／ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : イ＼
: : : : : : : : :｀`ｰ- -‐'"´ ＼
: : : : . : : . : : . ＼
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.
／￣￣￣＼
／ ＼
/ _ノ '' 'ー ヽ
| （ー） （ー） | ……ただの親戚だお。
＼ ∩（__人/777／
／ （丶＿//// ＼
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| ___'___ |
ただの親戚ねえ。 ＼ `ー'´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
.
＿＿＿＿ _
／ ＼
／ ＼
/ _ 丶
l ﾉ } ⌒＼ /⌒ l
| / .ﾊ ::;;（ ●） （ ●）| 僕にはそうは見えなかったなあ
.l // .ﾑ-,..,. ´"''" , "''"´ l
＼ ヽ! ' ' ! ヽ ､__ ,_, ／ 手なんか握り合っちゃって。
|ﾌ入 l ／
,ヘ ﾍ ト ､ ＿ ､´
／ ヽ ', jｧ / / ! ヽ
／ /ゝ..＿..ﾉ｀Y Y / }
／ ,.......... ', ｌ}_|./ j
/, '´ ｀ヽ ﾊ_ ノ ｌ /
// ∨ ｀` ￣ l ./〉
j j ､ l l ,._ll′
l | ｀ヽ ﾍ l! /
.
,. -─────────‐- .、
／／￣￣＼ ／￣￣＼＼
／ ＼
／ :::::::::::::::::::::::::::::::: ＼
／ ／ ／￣＼＼::::;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::／／￣＼＼ ＼
／ | |. ┃ .| | ::::;;;;;;;;;;;;;::::｜ |. ┃ .| | ＼
／ ＼ ＼＿／／ :::::::::::::::::: ＼＼＿／／ ＼
／ ..／￣￣＼ ／ ::｜:: ＼ ／￣￣＼.. ＼ ――――――――
/ ::::: | | | ::::: ヽ
| | | | |
| ＼＿＿／＼＿＿／ |
| エエエエエ |
| ／￣￣￣￣￣＼ |
ヽ :::::::::::: /
＼ ／
＼ ￣￣￣￣ ／
.
､＿＿ , ィ ／ ﾊ ! ,, - ハ 从 ＜
￣￣＝ ≠ { i /八! ／ }/ ヾﾐ;､ . 人__／
/ !i! // ,' ＼ ⌒ヽ(
,' ﾊ 川 / , / ﾍ )て
/ ∧ | , ,' ,ｨ ,' i __ノ(｀
／ _, }! i ,' ,／ ,' / /i ./| | ｀Y^＼
／ イ7 | | ,' ´¨,ﾃﾅ=i‐- ｨ／ 十-.|,,_i .i
￣ i i! 从 | .i l ,rｆj￣ヾ､／/｜ ,ム」_:,; .| ﾋﾞｸｯ
| / .| ∧ .| .| lK {| ::::::ﾘ l／,ｲ}:::::::ﾊﾉ/ |
人 八 {､ ,' ∧ > l, ゛ｰ '' K.__,/ }/ / ﾉ.,'
／ | {_ ノ! |::|{ ＼! ｀"" ｲ.//／./
Vーイ{ |::| ト.､ >U __ ' イ／
/ .|::| |::|::| ／ ＼ ,ｨ'
/ ／Yﾟ|::| |::|::|､ ／ ／~＼ ヽ‐､_,／
/..／ ＿ﾄ.|::| 川ﾟ|＞イ ,.へ `＜ ヽr‐ｧ―=‐､
ー ",/´＼ﾉ/!_| .|: |, イ ,､〆｀`'ｰ /;;/.:/ ﾍ
/ ﾍ:.:|;i;;;;;;;ﾊ ∨￣ /;;/.:/ / ﾊ
.
／￣￣￣￣￣￣ ＼
/ ＼
/ "￣￣` ＼
l '´￣` （ ー ）;;::: ヽ
l ;::（● ） "''"´ l
| ´"', |
やる夫くん l ヽ i
あの女とヤッてるでしょ？ ＼ ､__,＿_, 丿
＼ ／
／ r／ヽ＝レ＜||: : : : : : |ゝ
／-‐´ イ≦=彡｀: :{{,-､:〈〉.,-|
, イ ^ ‐---- 、: : :||＾)）.{}（(:|
＿＿,-─´ ＾ヽ‐--r >: : ||: :<〈〉>: `､
r': : : :/ ＼:/ /: : : }}: : :))((: : : :＼
.
_,, -=＝ｰ-､￣/ l
／.〃 y ⌒ヽ.r､ ヽ{ ｌ
/ ./ ' ヽ ゝ /
| / , ﾉ⌒ヽ | /
|し'｜ ./｀! ヽ / /
| ｀ｰ' | ／| ヽ_ _／ ヽ /
| ｀´ ヽ ￣￣Ｔ ｌ'
| ,、 、 ヽ、 ﾉ
＼ｰ' ! ー - 、 丶、__ ／
.＼｀ｰ-‐1__ ｀丶、 ／,ィｰ'´
￣￣￣｀丶、 メ __ ﾉ' /
｀丶、＿. ヾ/ /
ヽ ｀丶、 / /
ヽ ｀ヽ ヽ_/ /
＼ /｀ヽ、
.
,;;---−―――――--,,,
／ ＼
, ; ／ ＼
c=＝ｰ＾ /li ＜こ＿ .:; イ.:.:.:.:.::.:＼ : : ＼:.:.:.::;;;;＞'"
z ,ｨ≦ ﾑ}|/__／´⌒ ／.:.:::::.:.:::.:.:.:.:ヽ .::.:.:;;ｨ'" /
__ -一 .:fr'/{ﾐ ,彡／ ,／.:.:.::::／.:.::::ﾉ＿,,,:::-一宀 ´ {
c=＝ ¨¨ ／{ノ ilil/／ /⌒´￣￣￣`7´ / / ',
ｃ に≠==ー 厶- il,／ 〃 ｰ／, { { i ヽ
`ーﾄ､ 〃 {i ﾍ. :丶ヽ: : :ヽ: : : : : : : : : : { :＼
C °。 : . ﾍ にﾍ,{i ヽ.i{ . . . . . : : : : ヽ、:＼: : : :＼: : : : : : : : ヽ. : :
: ', ,〉ｨﾍ ヾミ{!. : : : : : : : : : : : : : :＼. :＼: : : 丶: : : : : : : : ＼
. ｨー- く {^ヽ人 ﾍ≧ー‐rｰ宀7⌒ヽ. : : ヽ､__. : : : : :＼. : : : : : : :
／ :｀ 、: :ﾄこ´ ヾ ¨＞く__ノ ＿,人___／, ¨¨¨"¬ｒ一=,,___ : :
/ , ﾍ､＿＿ 彡彡 ´ _ ｰ
/ . : : : ´¨¨¬ , ／
./ ヽ、 ／
＼＼ ,-､ | |｜ !| |
＼＼ ､,､-' 弋 | |｜ || | ! .／
＿,､-' （ ! |｜ || | | ／ /￣ ~/ ＿＿ ＿＿
(_ ヽ、 | l ! || | | ／ / /_＿_./ // /
.＼ ¨''､ ヽ､,_ |｜ !| | //￣￣ / // /
ヽ、 _,､―--､,__) ! | || .| //＿＿ ＿_ / // /
＼＼.ヽ ／ ヽ＼＼ |｜ || | / / / / /._Ｍ//_Ｍ/
＼ | .f } ! | || | / / / / /
し| _ ﾉ ＼＼ | | ! ! / / / /
.ゝ____＿,､-'´ .＼ ! ! ./ / / /
＼＼ ¨¨･･，＼＼ | | / /μM/ / / ＿ ＿ ＿
＼ ＼ ；， ． し'/ ./μM/ / // // /
。 て_ ./M//M// /
て / /
〜 /M/
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＿＿＿_
／ ＼
_, ──/ ヽ
＿" / ＼､_, _,ｨ´ ヽ
／ ヾ | <○.>三<○> |
/ i ヽ （__人__） /
／ ﾒ ヽ |r┬-| ｲﾉ
厶 _rイ ｀ー'´イ／
/ ／ ノ"
/" -‐´ ／`､. ,.._
/ ‐''"''ヽ;"|;:‐-､ ＿,ｨ" `'',' ノ‐､
/ ,‐" '､,,_ l'" ｀ ､ , ,.ｌﾉ`‐ ﾉ
l. ／ `､. ｀､!､ヽ |゛'''‐-,,. ｀`‐l.(''､`' ,/
ﾞ､ / , ､ ヽ,_ ,）l ﾉ ｀:..､ ` '､,‐'
ト‐lヾ ヽ ヽ,_,）
ゞヽ､_,ヽ_/
／￣＼
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│ ＼ ヽ ヽ ／ ＼
│ ＼ ヽ ヽ ／ ＼
.. ヽ ＼ ヽ. ヽ | |
丶 ＼ ヽ ヽ. |. _ノ ヽ､ |
＼ ＼. ヽ ヽ. | （○） （○）.|
｀ヽ ＼ ヽ ＼| U （＿人__） | うおーい！！
＼ ＼＿ ノ ,｀へ / / .| やめろってやる夫！
＼ ／ , ＼ ｀⌒´ u. /
＼ ／ ,／ ｀ヽ、 ./:ヽ＿ それ以上はナシだ！！
＼ / ./ ＼／──.、＼
＿// ／ ／ ／｀─ ヽ─ 、 ヽ、.|
/:::::::./ ／ ／ .／ │ . 丶 │|
＿＿/:.＿/. （ __／（＿_／ │ ヽ ヽ|
／´ ￣ ￣ / | │
／ /＿ ／＿ ／
│ _ --── ´￣｀ヽ── ‐ 孑￣ヽ、＿__/:::::::::/
ヽ― -‐,´＿＿＿/.ﾞ /:::::::::::::::/ /::::::::::::::::/
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/ ./ ヽ:::::::::::::::/ /::::::::::::::::::│
... / ./ /:::::::::::::::/ /::::::::::::::::::::::::ヽ
.
_,. -ー - 、
, ' u. ＼
〃 ヽ
,′ u. ト 、
i ＿,ﾉ ｀ヽ,_＿ li: : :｀ー 、
| (（○ )) l((○ ）) / ,. : ＿: . :.＼
'、. ⌒ 、 ⌒ ./ ／: : : : :＼: : :＼ あーいたたたた。
ヽ, ＿ __/ 〉〉》 ﾉ /:.:／ ￣ 丶ヽ: : : ヽ あ、ちょっと普通にすごく痛い。泣きそう。
i: : :「.＿ノ / //;;/ /: . : . : . : . : i : : i
| r,|｀ヽ.___´ｨ '´ ＹLi/,.;; ／ . : :} : : :.:|
| ;;|:.ヽ. ∧ヽ......:.i| ノ. : . : . : . : . : / : . ',
|:;/.;.;.;.;.Y.;..:} 'ー-i!: : : : : : : : : :.／; . ; . : :ヽ
i/;.;.;.;.;.;/.;./__ -‐ /; . ; .; . ; . ;.／;,: :; ,:; ,:; , /
／￣ヽ;.;.;.;..;.;i./ ／: , : , : , : ／ー.:; ,;: :; .: .´/
/ ＼:_／ ／. ; ; . ; . ; ／;ﾊ_: :‐-: : '´ 》
! ／. ; . ; . ; .;.／.;.;.;.;.;〉: ‐- ‐-' ´ /
／.:￣￣￣￣￣＼
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/ : : : : : : : .. ＼
|: : : : : : ,,,,ノ⌒" '' ``⌒＼,,, l
|: : : ::;; （ (・) ） ﾉヽ （ (・) ）;;::: |
出て行け。 |: : : : : ´"''" "''"´ l
二度とここに来るな。 ＼ : : : : . .（ j ） ／
＼: : :: : ＞ｰ-‐'=ｰ-ｰ＜ ／
／ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : イ＼
: : : : : : : : :｀`ｰ- -‐'"´ ＼
: : : : . : : . : : . ＼
.
∩＿
〈〈〈 ヽ
＿＿＿_ 〈⊃ }
／⌒ ⌒＼ | | そういうわけには行きません。
／（ ●） （●）＼ ! ! 昨日のゲームの続きがありますからね。
／ ::::: __´___ ＃＼| l
| `ー'´ | ／ 今夜はやる夫行くんが告白する番ですよ。
＼ ／／
/ ＿＿ /
(＿＿＿） /
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
できる夫！ / , l、 、 , ､ | ヽ ／}
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }./ / __
あんたも燃料ブチ込みやがってなにしてくれとんじゃ！ |ハ |（◎）三（◎）::/ / ,./ / . ／ .ﾉ
(＾ヽ{ ヽ| ヽ 「)'/|/ 厶- ´ ／
(￣ ヽ ヽ iヽ､_ □ _,.ィT/ ／
(二 ヽ i i |,r‐i 7Eニ::r一'´ ー ､ ￣￣￣）
ヽ ／ ノ'ｲ／ヽ:ー―. ､＿_ .〈￣￣
i { ｲ:::: i´￣ ｀l::::::::::::::::／ ＼ ＼
ヽ. `ｰ '/::::::| |'￣￣ ヽノ
`ー ' ￣
.
,.-、
,.-─ ｰ-、 v ',
／ ヽ、 _ゝ、 ヽ
,,ー u. ＼ ( ￣｀ ー'- ､
/ └､_} ＿,.ノ、 ,ヽ､,__| rへ、____ 'ヽ
＞┴、 ./ （ ●） （ ●) | { ｀､ 、ヽ__,. ┴、. やる夫、落ち着け。
／￣/ { 〉 { ｀ ´ ､｀ ､´ .| ヽ i 〉' ヽ 頼む。
ノ / ＞{ | ,′ ﾉ､ } | | l／ , -ー '´ ｀､.
/ ....:::j / | U ｀tﾆ"__,.ﾕ′ﾉ | ﾉ / ＿ }
/ レ'´ / へ -ｰ- r '､ 人_,.ィ /::::... x､ {
/⌒ン ノ / |ﾍ､ ,' ﾔ ゝ-ィ／ i
─ --/ / ／ / ; } 丿 { ,ﾗ {_
::::::::::ｲ .:... r'´ / j |ト､ニニ’ニｲ ＼ i ﾄミヽ＿
:::::::::::l ..: :: :::.. / ; ﾘ:::::::::::::::::::::: L ｀ヽ j:::::}:::::. ＼
::::::::::::| : :: :: :: :: :: :. |::::::::::::::::::::::::::: ｀ｰ-､_ ｀‐ｧ､ ./::::ﾘ:::::::::
:::::::::::::! :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: .. .. .. .,ﾉ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀ー─-､＿ 〈 ::ヽ､_/:::::/::::::::::
:::::::フ/ :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::.イ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト､ :::::／:::::::::::
:::::/r' .: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼￣:::::::::::::::::::::
::::l:::| ..: :: :: :: :: :: :: :: :: :: , '´ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ :::::::::::::::::::::::
/ : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
/ __:_: : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
∧ ／--､ ｀: : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
/ ├＝〉 : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::／
./ ＼ |i ├‐/ : : : : : : :::::::::::::::／ …………。
/ ＼ il |-｛ ／
./ ＼ _,|i__ﾊ、 ／
/ ｀ｰ┴‐=ﾍ、＿／ ／
`ー一
.
/ : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
/ __:_: : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
∧ ／--､ ｀: : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
/ ├＝〉 : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::／
./ ＼ |i ├‐/ : : : : : : :::::::::::::::／
/ ＼ il |-｛ ／
./ ＼ _,|i__ﾊ、 ／
/ ｀ｰ┴‐=ﾍ、＿／ ／ ﾁｯ
`ー一
／￣￣￣￣￣￣￣ ＼
／ ＼
/ ＼
/ ＼
/ . -── ─- i
| {{ ＿＿＿,jl {{＿＿}} .l
..|. ｀┴---┴´ '┴┴´ | ――離せお。やる夫が出て行く。
|. / ヽ l
. ＼. { 八 } /
＼ ｀───´::::::｀──'／
／ヽ イ＼
／ ｀`ｰ- -‐'"´ ＼
＼
.
._＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
. |:::::::::::::::::::::::::::::::: ||:::::::::::::::::::::::::::::::: |
. |:::::l￣￣￣￣|:::::||:::::l￣￣￣￣|:::::|
. |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::||:::::|:::::::::::::::::::::|:::::|
. |:::::!:::::::::::::::::::::!:::::||:::::!:::::::::::::::::::::!:::::| ヽ＿,
. |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::||:::::|:::::::::::::::::::::|:::::| ヽ(_／
. |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::||:::::|:::::::::::::::::::::|:::::| ) (
. |:::::|:::::::::::::::::::::|::[||||]::|:::::::::::::::::::::|:::::| ノ (｀
. |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::||:::::|:::::::::::::::::::::|:::::| ´⌒＼
. |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::||:::::|:::::::::::::::::::::|:::::|
. |:::::!:::::::::::::::::::::!:::::||:::::!:::::::::::::::::::::!:::::|
. |:::::|＿＿＿___|:::::||:::::|＿＿＿___|:::::| ﾊﾞﾀﾝｯ
. |:::::::::::::::::::::::::::::::: ||:::::::::::::::::::::::::::::::: |
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿ _,
＿＿ ＿__,＞ Ｙ´'ー-､
／ノ ヽ＼ ＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
／.（○）（○）＼ ＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
|. u. （__人__） | ／ ヽ ｀Ｙ′之＞
. | | . / , l、 、 , ､ | ヽ }<
| | ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
. ヽ ﾉ |ハ |（○）::::（○） / / ,/ﾚ′
ヽ / `| ヽ U「)'/|/
/ ヽ ヽ､_ コ _,.ィT/
| | l 7Eニ::ィ1│
| . | 'ｲ／ヽ::::｀l┘
.
_.. ‐'''''''''''' ‐ ､
,ｒ' ＼
/ ⌒ ヽ
（ ●） `― ..i できない子さん、氷持ってきてもらっていいですかね？
i. （ ●） | 思ったよりいいパンチで、さすが重量級って――
＼ _´_＿_ ### /
＼`ー'´ ＿_／
,-'"X ヽ ￣,イ !:: ヽ ＿＿.
__イ:::::::|l, ＼／ | !:::::ゝ::::::::::::::~ﾞl
,-‐'":r┤::::/｜,イｿ＼ ! ヽ:￣!::::::::::::::::ヽ
｜::::::::|:::::::::,! .' / l 〈:::::::|:::::::::::::::!::::｀`ｰ-､
|:::::::::::|:::::::j !-| ', :::: !:::::::::::: !:::::::::::::::::::`ー ､_
!::::::|:::|:::::::j |-┤ !:::::l,:::::::::::::,!:::::::::::::::::::::::::::::::::`ｰ-、
,!:::::::,|:::|::::::| ├┤ l,::::|:::::::::::::|_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
!:::::::::l:::l:::::,! |─| ', : !::::::::::! ｀`‐--､__::::::::::::::::::::::::ヽ
,!:::::::::::l:: !:::| ├┤ .!::,|:::::::::| .~`ｰ-┐:::::::::::`､
,;;---−―――――--,,,
／ ＼
, ; ／ ＼
c=＝ｰ＾ /li ＜こ＿ .:; イ.:.:.:.:.::.:＼ : : ＼:.:.:.::;;;;＞'"
z ,ｨ≦ ﾑ}|/__／´⌒ ／.:.:::::.:.:::.:.:.:.:ヽ .::.:.:;;ｨ'" /
__ -一 .:fr'/{ﾐ ,彡／ ,／.:.:.::::／.:.::::ﾉ＿,,,:::-一宀 ´ {
c=＝ ¨¨ ／{ノ ilil/／ /⌒´￣￣￣`7´ / / ',
ｃ に≠==ー 厶- il,／ 〃 ｰ／, { { i ヽ
`ーﾄ､ 〃 {i ﾍ. :丶ヽ: : :ヽ: : : : : : : : : : { :＼
C °。 : . ﾍ にﾍ,{i ヽ.i{ . . . . . : : : : ヽ、:＼: : : :＼: : : : : : : : ヽ. : :
: ', ,〉ｨﾍ ヾミ{!. : : : : : : : : : : : : : :＼. :＼: : : 丶: : : : : : : : ＼
. ｨー- く {^ヽ人 ﾍ≧ー‐rｰ宀7⌒ヽ. : : ヽ､__. : : : : :＼. : : : : : : :
／ :｀ 、: :ﾄこ´ ヾ ¨＞く__ノ ＿,人___／, ¨¨¨"¬ｒ一=,,___ : :
/ , ﾍ､＿＿ 彡彡 ´ _ ｰ
/ . : : : ´¨¨¬ , ／
./ ヽ、 ／
.
＿ -‐ ´／ , -‐´､_, '⌒｀^ ､ ＼::＼ } l ヽﾍ ヽ}
￣ フ´, ／ 丶＼::V| | Vl
今のは迷惑料――。 . ／／.／ ｀Vヽl | ヽ ' .
少し頭冷やそうか。 / ,ｲ／ Ⅵ/, ヽ.＼
＿ |/ / | ∨ﾍ ﾄ､ ＼_
./-- ヽ / / / l: / l ∨i ､ | ￣
/ ヽ l│ / ,ｲ ,ｲ l ﾄ､ヽ / | l :| | |
| ', | | l/‐},≦､l Ｌ l＿V ∧/ :|/ ﾊ. ト､
{ ',. | ﾄ. | | |,士弌 ヽ |´ヽ{─ l ｲ / / / l/⌒ヽ
', ',. | | ヽ | ﾄ, |`込ﾗ` ＼弐弌ﾍ i. V ∧ ,' ´
', ＼. ﾚ ヽヾヾﾄ､`"" ヾﾋ乃} / ／〉│ | {
ヽ ＼＿＿／"⌒ヾ!ヽ＼ゝヽﾊ｀ , `'''''ﾞ∠≠'r' ﾉ:jﾉ | |r---､
＼. }､ヾヾ＼ (⌒ヽ ﾄ＼ ﾄ::ﾄ､ ､__ ﾉｲ| ! ｀TT'´ ＼
/⌒＼＿＿ノ ＼:..＼ ＼｀ヽ 》 ヾ!. ＼ ,. イｲ:.::| ! !:ﾊ ＼__
＿_/:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::.:..:ﾍ:ヾ ヽ ＼ 《 /ﾄ＼ ｀ー＜__／ /:.:/ﾉ ﾉﾉ } } ＼
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::.ヽ::::::::::::::::::::::.:ﾍ.ヾヾヽ: i ＼./ ≫ {＼lﾆﾆｺｲノ / ／ ! } ハ
.{.:.:.:.:.ヽ:.:.:r´⌒ヽi::::::::::::::::::::::::::i:ll.:.ll:. ツﾘ }. / ≪ ', |::| ン / ≪ | /ﾉ .|
/.:.:.:.:.:.:.:.Ｖ {:::ヽ:::}::::::::::::::.|:||.:||.:.:} ﾘﾉ { ＼ ＼二ｰ／ ／ ｜ // ﾉ
（.:.:ヽ／⌒＼ ）-､.／⌒＼ｿ|:||.:||.:/Ｙ____,ｲ-----＼ ﾍ / ／＿＿＿__| =ニノ／
＼r'＼ ヽ＿＿／ /.:ﾉ:||.:||//:/ { ＼ Ｖ ／ ｀}＿＿／´ , イ'
／￣￣＼
／ _,.ノ ヽ､_
| （ ●）（●）
.| U （___人__） お前なあ、次から次へとトラブル起こすんじゃねーよ。
| ｀ ⌒´ﾉ へそ曲げて飯作ってくれなくなったらどうすんだ。
| |_,-‐、_ -、
.人､ 厂丶,丶 v 〉.
_,／::::ヽ､.,ヽ., ___,く_ソ __ノ
_, ､ -― ''"::::::::::::＼::::::::::::::::::::( <"ﾆ‐-、
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r ／⌒ヽ;;;;;;; )
;;;;;;;;;;;:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;V／.....￣ ',;;;;|
;;;;;;;;;;;;;:::|;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;〈 ;;;;:::::::::::... ',;;i
.
＿＿＿_
／,:' /,';;;}: ＼
／_, ｡ｨ' li:.､ヒァ' ＼ 昨晩の意趣返しですよ。
／ ⌒';,ﾞi, ri:.:i .::' メ、 ＼ 保護者気取りの仮面をはがしてやりたいじゃないですか。
| ,:' /,';;;}:.ヾ:. |
＼ ' {;!ﾞ' ／
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ }<
人には触れちゃいけない部分ってあるでしょーが。 ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
だいたい昨晩のだって、あんたが「懺悔したいんでせう」 |ハ |（●） （●） / / ,/ﾚ′
とかいって押しかけたせいなんだから自業自得だろーがボケー。 `| ヽ 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
'ｲ／ヽ::::｀l┘
i´￣ ｀|::::|
＿＿＿_
／,:' /,';;;}: ＼
／_, ｡ｨ' li:.､ヒァ' ＼
／ ⌒';,ﾞi, ri:.:i .::' メ、 ＼ ボコボコですね泣いていいですか。
| ,:' /,';;;}:.ヾ:. |
＼ ' {;!ﾞ' ／
.
＿＿＿
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼
／ （ ●） （●）＼ こういう機会なんだしガンガン突いてったほうが面白いかなと。
| ___´__ | むしろ今夜いきなり質問するよりも親切ってもんでしょう。
ヽ、 `ー '´ ／ 前フリ前フリ。
ノ ＼
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ }<
あんた本当にゲームするつもりなの？ ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
ほら、氷。 |ハ |（三） （三） / / ,/ﾚ′
`| ヽ u 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
ｎ＿＿＿l 7Eニ::ィ1│
ミ__:::::::::::::::'ｲ／ヽ:::::｀l┘
￣￣￣i´￣ ｀|:::::|
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ヽ、 _ノ ＼ｱｻﾞｰｽ
／ （●） （●） ＼
| ___´__ |
＼( （ヽ(＼ー '´ ／ 当然じゃないですか。
γ⌒＼＼＼＼ ⌒ヽ 僕だけ負けるの嫌ですし。
i j ヽ _ ｀ヽｰ‐ i
ヽ､ l （￣ ヾ_＿＿＿_.ノ ようし、今夜は絶対勝つぞー。
/つゝ､,,! ￣￣ }
｛〈〈〈,ゞ,ｿ 〈
｀￣／ ＼
／ ／´`＼ ＼
! く´ ＼ ﾍ
＼ ＼ ヽ ﾍ
(´____＿___ノ ヽ ヘ
｀￣ ￣ ∨__＿___｀)
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（●）（● ） |
（__人__） |
やる夫が参加しないかもだろ。 （｀⌒ ´ |
あの様子じゃ下手したら部屋から出てこないぞ。 { |
{ ﾉ
ヽ ノ
ﾉ ヽ
/ |
_________
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼
／ （ ●） （●）＼ 意地でも参加させます。
i ::::::* __´___ * .i
ヽ、 `ー'´ ／
／ ＼
.
＿ , ------
／::::::::::::::::/:::::::::::::::::＼＼
／ ／┌──┐::＼:::::::::l＼l
イ::::／: -.└──┘＼:::l::::::::::l
／:::l::::l ´:::::::::::::::::::::::::::::::l:/ヽ:::::::::l
l:::／:l:::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::l
／:::::::l/:::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::l:::::l:::;
l::::::::::::::::::l:::l::::::l:::::::l:l::::/＼:::::::::::::l:::::l丶:
l::::::::::::i::::::l::l::::::l::::::::l::::lノι＼::::::::l l::l 丶;
l:::::;:::::.l::l┼ｌ−トl:::::l:/_⌒-−l:丶::l .l::l
.l:::::l::丶｀-┬┬l:＼l -┬┬. l::::::/ l/ また暴力沙汰は勘弁してよね。
丶::丶::丶 ｀´ .l/ ｀´ ｌ::::/:l
丶l:l丶: l::/:::l
l;l l;;l:丶 ／//从l
┌―l:::l｀ - イ:::::/:l-−┐
│......ｌ::l ┴..-..┴ l:/...........l
l......│ l...........l
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ ／ ＼
／ （●） （●） ＼
| __´___ | 大丈夫、やる夫くんの隣には座りませんから。
＼ `ー'´ ／
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
. ＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
.
∩＿
〈〈〈 ヽ
＿＿＿_ 〈⊃ } よーし燃えてきましたよー。
／⌒ ⌒＼ | | 宇宙から降り注ぐエナジー的な何かを感じる。
／（ ●） （●）＼ ! ! 風…なんだろう吹いてきてる確実に、着実に、僕達の方に。
／ ::::: __´___ :::::＼| l 中途半端はやめよう、とにかく最後までやってやろうじゃん。
| `ー'´ | ／
＼ ／／ というわけで、いっちょ酒盛りの買い物がてら、
/ ＿＿ / 景気付けと行きますかね。
(＿＿＿） /
＿＿___
r⌒ヽ､ . ／ ＼
/ ＼ ＼. ／ ＼ / ＼
_/ / ヽ ／ （ ●） （● )
〈__／ . | | _ __´__ |
/ .＼ i `ー'´´ / ではまた今晩！
./ ／ ⌒ヽ, ＿.ヽ .＼／ あばよ、とっつぁ〜ん。
._＿ r ／ |／ｰ､＼ ＼
."ヽ | i, ﾉ .＼＾ i
.| ヽ./ ヽ､_../ / . ヽ､__ノ
.i / ／/ .／
.ヽ､_.／ ./ ／
./ ／
.ノ.＾/ ﾀﾞｯ
|_／
.
._＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
. |:::::::::::::::::::::::::::::::: ||:::::::::::::::::::::::::::::::: |
. |:::::l￣￣￣￣|:::::||:::::l￣￣￣￣|:::::|
. |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::||:::::|:::::::::::::::::::::|:::::|
. |:::::!:::::::::::::::::::::!:::::||:::::!:::::::::::::::::::::!:::::| ヽ＿,
. |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::||:::::|:::::::::::::::::::::|:::::| ヽ(_／
. |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::||:::::|:::::::::::::::::::::|:::::| ) (
. |:::::|:::::::::::::::::::::|::[||||]::|:::::::::::::::::::::|:::::| ノ (｀
. |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::||:::::|:::::::::::::::::::::|:::::| ´⌒＼
. |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::||:::::|:::::::::::::::::::::|:::::|
. |:::::!:::::::::::::::::::::!:::::||:::::!:::::::::::::::::::::!:::::|
. |:::::|＿＿＿___|:::::||:::::|＿＿＿___|:::::| ﾊﾞﾀﾝｯ
. |:::::::::::::::::::::::::::::::: ||:::::::::::::::::::::::::::::::: |
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ﾀｯﾀｯﾀｯﾀ...
.
／￣￣＼
／ _,ノ ヽ､,_
｜ .（ ＝）（＝）
. ｜ （___人__）
| u ﾉ ……景気付け？
.| |
人､ |
,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
'| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ
. / i| ﾄ､/ V| / ヾ 丶 ＼
/ ｌ { l＼ﾄ､|＼､l ＼川 r 、|| ￣
. i | / 乂 l r＝彡′ ﾉ ∨/⌒ v ﾄ､
. l | i |r彡｀ ) ﾊ }
',ﾄ､ 从 ヽ u _ ｲ::| / ′
ナンパでしょ。できる夫の事だから。 ヽ＼ヽ 爪|::l:::| /人|
丶 ⌒´ ′ ! l:::l//
＼ ｲ |::lノ/
ー- ∧i ﾑ:! ′
〕∧人/ .| ﾚ′
|:::::::::::::::::::::ヽ ＿ __
/::::￣:::¨ ¨::::::::::::::::::::::::::ヽ
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ ハハハ、死ねばいいのに。 |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
.
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へへへへへへへへへへへへへへﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍﾍ |
| |￣￣￣￣￣￣'| |￣￣￣￣| |￣￣￣| |￣￣||￣| |
| | !l |! ! l | ! | |i | !ｌ | | l ｌ !ｉ| | l i ||／.:.:.:.:.:＼
| || ! | ! l | | | ! l | || ! l | |! ／ :.:.:.:.:.:＼
| | !l ! ! | | | ! | ! ｌ | | |l il |!| |／ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
| | | ! l ｉ | !| |l |! | !ｉl| | |! ｉ ／! ! .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
| |! ! | | ! | | | ! l | | |l |!／ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
| |!l |! ! | ! | | |! l | ! l l| |／ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ 雨、やまないね―……。
| | | ! l | | | |l i |!|i／|_| .::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
| | ! l |! | !l l | | |! ／ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
| |!l |! ! | ! !l |!| | ／ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
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／ __ .. -- .. ＿
. / ,.＜L人_＿_ ,. -─- ... __
／{_/⌒ヾ＞ . ｀ﾌ7 ー---‐ '´
, '^Y } ｀ く /
. /廴,ﾉ / ヽ.
{ , ' ',
. '. ,. ' }
ﾞｧrr ´ /
Lrﾍ. , '
ヽ、 ／
｀ --‐ '´
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┏ ┓
┃ Gonzales - Gogol ┃
┃ ttps://www.youtube.com/watch?v=nUnXr0YpmAM ┃
┗ ┛
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_,,,,-----ァ---------------ュ,,,_ /ヽ／
,.r:'. ,r':i:::::::::ぃ-------''::::ソ'::;_,r'::も^''''''-.、 ／ ﾍ.
,r:" ':, ^^^^'''''''''''' --:''"~,,r:''"`^^" .':., "´i￣
....,r'"~:::::`y,,. ,-',、 r---┐ ,.r:"rz _,. - .,,_ .. i
. i:::::::::::::::::::::':.,. ~.,,,.`_-.,,___,.:r:''_ ''┘ .,r':":::::::::::::::`k, i
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':,:::::::::::::::::::::i ':, ==-- ,i i:::::::::::::::::::::::::::::::::i .,i'
. ＼,::::::::::;ィ'r:,.i .i. 'i,::::::::::::::::::::::::::::;:' ,ィ'
`.-、__ . kッi_____ 'i,.i"r;;t :、::::::::::::::,r':,.:'
""^'''''=---- :,,,＿_____込.-''_____二ンィ'"
.
＿｣ヽ ／|
＞ ﾞＶ´∠ｲz‐､＿
／ ,ヘ,＿ /＿＿／ ∨ﾏ´
// / ´ ｀丶、
_,// ／ ＼
_,// 〃 / ｛ ヽ
,ノｲ| ｌ′ .i / ∧ ヽ＼ ﾊ
小 | .| | ｉ ./ ＼ .}ヽ |
. 从 .| .| | N＿＿_ヽ＼}´j ハ .ｉ |
ノﾊ小 .| 八ﾄ |:::::::::| ｢:::｢iﾊ .ｉ |
. 从 ヾミ.| | ､:.:.:ﾉ ､:.ﾉ {Ｖ | …………。
. ノｲ| .Y| | i |
ノﾊ小 . | | "" ((( " j i |
ヾ∧ ト ＿ |￣ !イ .ｉ ﾘ
´ ヽ ∨:::::7ニE7| 茶 |'ノ|/
.ﾚヘ｛::::/ Y´ ) i|
/::::::::::｀＼ _／>‐rく
/:::::::::::::::／/::::::::::::〉:::ヽ
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ｰ─ 、
,.ヽ､, ヽ
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…………。 '､、｀ |
| ィ__｛
`-ｭﾆ_＞,-ｰ-、
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／..:/￣.......ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.､＞､:::::::::::::::::::::::::::::::::/
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ｰ─ 、
,.ヽ､, ヽ
(● ) ｜
(___） |
なあ、本当だと思うか？ '､、｀ |
やる夫とあの女が―― | ィ__｛
`-ｭﾆ_＞,-ｰ-、
,'::::::::::/.:::::::::..ヽ
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. _______
／ ＼,-、__
／_,ノ ｀⌒ ヽ.,__ ヽ
| (＝ ) （＝ ） ,.! ┴-'、
――っと、すまん。 | (___人___） 〉-‐‐´ l
この話題お前に振っていいもんかな。 | u 〉--‐´ l
| iヽｿ l
Λ ∧｀;" '、
__,. ｨ仏 ___、___ ｨ_ノﾍヽ、 _,.‐ｰ、_
_,. -= ''' .:::::::}:::::::::::::::::::::::／::::::::>´..:::::::.. ヽ｀.､
ノ´ ...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈 :::::::::::::::...＼::ヽ
／ ...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::', ::::::::::::::::::.. ヽ:}
.
＼ ヽ V/ / /
＿＿ , ．イ V } イﾆミー- ﾉ
￣¨ー ., ／ヽ ／ ヽ r-イ
／ ./:::...:.＞＝<_＿:.:ハ ＼
. ／ i / ＜´ ＞::> ＞..._
､＿＿ , ィ ／ ﾊ ! ,, - ハ 从 ＜
￣￣＝ ≠ { i /八! ／ }/ ヾﾐ;､
/ !i! // ,' ＼
,' ﾊ 川 / , / ハ
. / ∧ | , ,' ,ｨ ,' i
／ _, }! i ,' ,／ ,' / /i ./| ﾊ
／ イ7 | | ,' ´¨,ﾃﾅ=i‐- ｨ／ 十-.|,,_i .i
￣ i i! 从 | .i l 卞ヮｪｚ,ﾐ_／./｜ ／ヽ川,; .| ……………………………………ﾊｱ。
| / .| ∧ .| .| l ､ﾞ弌歹 ﾞ` l／,ｨ示ｭ,.ﾉ/ .|
人 八 {､ ,' ∧ > l, ｀ ｰ- '´ ､ﾞ'"´, // / ﾉ.,'
／ | {_ ノ! |::|{ ＼! ￣ ｲ.//／./
Vーイ{ |::| ト.､ > ' イ／
i'"￣￣￣￣｀ ｰ- 二￣￣￣￣￣￣二ﾆヽ
├-＿＿_ ￣'ｰﾆ三三三三三!
. /三三三三三≧‐-＿ ￣ーﾆ三三ﾞ、
. /三三三三三三三三三≧=-＿_ ￣ーヽ、
.
/ .′ ／ . ´_.彡'て⌒¨´ }ヽ.
i {.∠..__／,__＿___⌒ヽ、 ノ } ,
_ ___j,／ r‐ ､{ {三三三≧z,,_.＞ ´ __,.ノ _,ノ}
__彡‐ / ｉｌ三弐. ｀⌒¨¨¨¨ア´ ‘⌒¨´__,.ノ
／ / ,|ｉア´ ___. ′ ｀¨て.._ __＿__
/ / i｣′ __,／ _ ｀弋⌒¨´
. ／ ' ｉ ｌi廴 _,／ . , 、 ｀丶. ｀ヽ、
ｉ /j/ | |｢ / / / i、 ヽ 、 ＼、＼
|,/ .′ｉ i ､八{｀¨7 /_,/_∧_|_＼ ヽ } ､ ＼ 弋ト-`.
ｌ{ { | | l＼_ _j i ,/ _}.＿＿＿ ヽi _,ﾊi ｌ、 ヽ.}｀
‘, l 、 l＼7^1､|、 ノ{ _人_ゝ __ノ｀ | j |､＼ ＼
‘, { ＼}〉, { r{ い. ∨ j.ノ} ,jハ ｀ト--`ｰ
,}人 . i'∧ヽ.＼l八 ヽ、 | xxx 〉|.ノi{ _j ノ やらない夫ってほんとに優しいよねぇ。
ヽi |//i＼＼__、ヽ、`ト| / 从弋 て´ 絶対損するよその性格。
l |//| ,ｉ'>､_{,＼ ＼} __， ′` ミ_,
,ノ ∨∧_}//,厶 <´ ﾉ /
／ ／} ＼{///{,//〉、 ｀ .._ ,.′
/ ./. i'"￣￣￣￣｀ ｰ-＜二￣￣￣￣￣￣二ﾆヽ
,{ ｉ{..ﾞ├-＿＿_ ￣'ｰﾆ三三三三三!
ノ' 、弋../三三三三三≧‐-＿ ￣ーﾆ三三ﾞ、
｀¨ﾞ/三三三三三三三三三≧=-＿_ ￣ーヽ、
.
, ￣
／ ヽ
. | ._,ノ ⌒
｜ ( ー) (●）
.| （___人__）
j / ', 自覚はあるよ。
_..ノヽヽ ﾊ ヽ
,r¬;;――''ﾞ::::::::::::::≧=-､＿ノ､_／￣ V
/ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧､〈´／::::::Λ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>､ﾔ:::::::::::::Λ
::::::::::::::::::::,!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.::::::::::::::::Λ
::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::v.::::::::::::::Λ
:::::::::::::::::: l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:.::::::::::::::::∧
ﾞ)::::::::::./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|､:::::::::::::::::∧
::: ﾞヽ＜`'､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l∧::::::::::::::::::ﾊ
:::::::: ＼ ',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::lﾞ:::::::､:::::::::::::::ﾉ
:::::::::::: ｀'､l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〔 `::--‐==::イ
::´ / ∨|! / 丶､ ＼
,..:' / .、 川 | ヽ￣
ー=彡' .'､＼＼ ｀ヽ ! ハ ! .| }
,' .i.i.|. ＼＼＼ ! ﾄ､ } ﾉ { ﾄ､!
i 川 ＼＼＼} !ミﾐﾄ､ // .. ! .}
| i , |.| .斗-┼ !ミﾐﾄ､ ＞､ . i 人
| |.i i | ´ ,,,r=≠i| ﾄ､ﾐＹ´｀ヽ / Ｙ´＼ ゝ
! |ﾘ ﾘ .〃弋::::ｿi | !ｉ {､. ﾘ ' / ,{ ヾ
| |ｆトﾐ " ｜｜ ﾘ ｒ'./ i / 人 ﾄ､
――私は本当だと思うよ。 ﾉ人川弋ﾘ） .! i ,,ｲ / / / |/ ｀
／´ .从ﾊ ヽ ヽ| ∧ ハ从 / ′
ﾍ. ./ / / ∨
ﾉ＼ ￣ ´ ／.-‐ "´￣￣￣￣}
i''￣￣｀ミト.､ ..ｲ ´ |
|三三＞. ｀ ＜´ _ _ ..-‐≠三三三三三{
トﾆ三三ﾆ＞..､ ｀ ＜三三三三三三ﾆ!
ﾉト.、｀ヽ三三三＞..、 ｀ ー=≠ﾆニニニゝ---､
!/::::::::ﾄ､ ｀ﾞ＜三三三三二二ニニニニニニニミ ＼
.
, ￣
／ ヽ
. | ._,ノ ⌒
｜ ( ー) (ー）
.| U （___人__）
j / ',
_..ノヽヽ ﾊ ヽ
,r¬;;――''ﾞ::::::::::::::≧=-､＿ノ､_／￣ V
/ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧､〈´／::::::Λ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>､ﾔ:::::::::::::Λ
::::::::::::::::::::,!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.::::::::::::::::Λ
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:::::::::::::::::: l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:.::::::::::::::::∧
ﾞ)::::::::::./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|､:::::::::::::::::∧
::: ﾞヽ＜`'､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l∧::::::::::::::::::ﾊ
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／ｨﾍ／
,' ／ .）／
. _＿＿＿＿＿＿ (:' ／イ)／
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ﾏ:::::∨.＼／＼／＼∧ } /( 弋,イ
.ﾏ:::::∨／＼／＼／ ∧ ,' ﾉし': :ヽ
..ﾏ::::::∨__／＼／＼ ∧ （(,ｲ: : :: :V） ／¨⌒｀ヽ
ﾏ::::::∨ ＼／＼／＼∧ ､ゝ: : : :(ﾉ} Y′ |
. ﾏ:::::::∨／＼／＼／ ∧ ヽ: :: : : :: :/ / /
. ﾏ:::::::∨__／.＼／＼ .∧ ゝ;:; :;从;ノ .／ /
. ﾏ:::::::∨ .＼／＼／ヽ∧ ┌───────i／ヽ_ ./
.ﾏ:::::::∨.／＼／====∧.二二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| ｰ-─ ／
. ﾏ:::::::∨＝＝ヽ:::::::::::| |＼／＼／＼／＼／|三| /
｀￣￣ ）::::::::::| |／＼／＼／＼／＼|三|. /
ソ´⌒￣￣￣へ──'ﾆt‐‐ .／＼／＼／|三| .|
/ 〃 l￣ヽ ヽ／＼／＼￣ﾘ .|
| ゝ .| | ） ／＼／＼| |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
／￣￣ ＼ (
／ _,.ノ ｀⌒ ﾉノ
| （ ＝）（＝)（,ヽ、 （(
.| U （___人__） ,r__i____ ノ いや、でもまさか――。
| √丶丶丶┬─'"
| | ) j
.人､ ヽ´ /
_,／::ヽ､.,ヽ., __ ( r
_, ､ -― ''"::::::::::::＼::::::ｰ-- く ／ ⌒ヽﾆ-、
/;;;;;;::ﾞ:':､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V／.....,￣ v,;,ヽ
丿;;;;;;;;;;;:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;( ;;;;:::::::::::... ',;;;;|
i ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::|;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;ﾊ :;;;;;;:::::::::.. ',;;i
/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::!;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;ﾊ ::;;;;;;;;::::::::. ',
.
- ─- 、 ﾉノ
／ （,ヽ、 （(
/ _,ノ___ヽr__i____ ノ
/ (√丶丶´v┬─'" えー、信じられるか？あの女がやる夫の恋人？
i U | ) j
,.ﾄ､ V / 年上趣味つっても、三十はとうに越えてるぜあれは。
_,／( く､. ( r
_, ､ -― ''":::::::::::＼::::ヽ,ヽ., __r ／⌒ヽﾆ‐-、 運転手付の高級車とか控えてたしさ、
/;;;;;;::ﾞ:':､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V／.....￣ ',;;;;; 絶対に普通じゃないよあの女は。
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( ;;;;::::::::::... ',;;;;|
r ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::|;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;ﾊ :;;;;;;::::::::.. ',;;i
/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::: !;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;ﾊ ::;;;;;;;;::::::::. ',
/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::!;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;ﾊ ::;;;;;;;;;;;::::::. ',
.
／￣￣ ＼ ）ﾉ
／_,ノ ヽ､,__＼ ((
-、 .| (● ) （● ） | ﾉ'
ﾔ ', | (___人___） .| ,i'
ていうか、できない子も見たことあるのか？ i. l ,.-､ | ｀ ⌒ ´ U. | .::.
あの女のこと。 ', j / / .| ＿＿__/./
ノ＿..ヽ-､′,' ', (_＿__././ﾆ｀、
俺しか知らないとか思ってたのが恥ずかしいわ。 l .＿＿_ ヽﾉ __ jﾊ. __ 、__ﾉ__,. -､ ｀ {
Ｙ ）ﾊ.‐ ' ´ ..::ヽ:::::::::::::: ﾉ,. - ﾄｰ- ､ _
ﾄ. ￣￣ 〕y:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i ｬ '!,:::::::::::..＼
ハヽ 一ﾆｲ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'ヽ_〉 i,::::::::::::::::..ヽ
/ .::::::::::::::::: 〉:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::八 ／｀x--、:::::::: l
/ .:::::::::::::::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉::::/:::::::::::::::＼:::: l
.
＿＿≧ー＼ソ＜＿
＞ ｘ=ｭ-──´─ - _
＿≦ ,ｭ彡"´ ｀丶
｀フ ／／ ＼
／ ヽ
⌒ク八:′ ,/ ,/ | ｀ '.
/ :i ′ ′:｜ | |!:i| | | ！ ! :
/ | | | |:.｜:||八| |! |i: |! :| :|! |
} | ﾚﾊ土士八 ｊノﾙj!i土士ﾙ !|
jﾘ ||! i| |r‐rテi〒 ‐rテi〒r|: 八 ん。まね。――やる夫の実家が博多って知ってる？
|! 从八| 弋.(ソ 弋(ソ．.: ,/
八:i| ｆ ｉ| ､､､ . ､､ |i|/ 他校の友達に、実家が博多の子がいてね。
}: |! 八 八 博多に本店があるしたらば堂っていう百貨店があるんだけど、
レ个ｰf }|丶 _ . ′
八从ﾉﾙ 个ﾄ ´ イ やる夫のお父さん、そこの社長だったんだって。
|:::|::| fﾞﾊ ｀ 瓜ｨ7ｉ
j:八j .斗 ハ ／ ﾚﾍ
_ -‐'´::.::.::. r}yく::.::..::.::.:.::.:.｀ーｭ｡.
/⌒::.::.::.::.::.ｨⅥY薔VIく:.::.::.::.::.::.／⌒＼
. /::.:}::.::.:::.:／ ＼::.::.::.:.::.::.::/::.ハ
.
丿 ｀ ::::...... ＼
／ ＼::::::::. .
￣｀ / ﾟ .:::::::. |
＼ / ﾟ ::::::::. |
. / ＼ ｝:::::::〉
/ ＼. |::::く
. ′ |＼:::..
V/⌒ヽ ′ ﾟ｡::::.
| | | | (＿, / /Λ::.|
| | | | /l / | |::|／
. 地元では結構有名なゴシップらしいけど、 | | _,Ｌ斗匕 | | ノ 八⌒V' |::|
| | l | | _L斗ｧ | | ＼ |::|
. やる夫はその社長のお妾さんの子なんだって。 | | l |ﾉ ,√ス刎 八 ′ /＼＿|::|
|八 . 卜、 И/ V / /V::::::::::::::}::}::::
. ＼＼ ′ / |::::::::::::::::ノノ:::::
＼＼/ VＬ_ _ - ｀ヽ|＼|::::::::::::::::::::::::::::
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＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ 家に帰らなくていい理由になるお。
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
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／￣￣＼
／ _,.ノ ヽ､_
| （ ○）（○）
.| U （___人__） …………。
| ｀ ⌒´ﾉ
| |_,-‐、_ -、
.人､ 厂丶,丶 v 〉.
_,／::::ヽ､.,ヽ., ___,く_ソ __ノ
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.
／￣￣＼
／ ノ ＼ ＼
| （●）（●） |
. | u.（__人__） .| え、じゃああの女は誰だ？
r､ | ｀ ⌒´ .|
,.く＼＼r､ ヽ ﾉ
＼＼＼ヽ} ヽ /
rヽ ` ヽ / ｧ'´ヽ
└'｀{ . ＼.| / i
ヽ､._ ヽ､_,r' .|
｀ヽ､ ／' |
｀'ｰ'´
// イ´ ⌒ヾ―- ＿
. / ／´ ／ , -‐- _ ﾆ= 、
/ / ィ / ／ ｀ヽ
. /ｲ./ / ´ / / / i ヽ
}/ / / / / / .| i ｀
/ , , ｲ / ｲ l ' |
, .| | 寸7Tヽ l l ｲ l }
| , | | ｬzぇミ、 | '７寸ﾊ} / '
}ﾊ .∧ i .l { 弋タ ヽ、/ ｾﾃぇ､ ,.' / 多分、本当の奥さんじゃないかな。
. ∨ , ﾊ 、 l ￣ ′ ﾞｰﾟ ｲ /
} .∧ } {、{ , ／{ /
. {ﾊ/ ヽ ﾄ、ﾄヾゝ イ/
} ﾚﾊﾍ ヽ、. ＿＿ --――-､
／￣￣￣｀¬ｰ-￣＿ ＿＿＿_ヽ
. }=‐-＿＿_ ￣ｰ=三三三三ﾐ､
.
／￣￣＼
／ u ノ ＼
| .u （ ●） |
. | （__人_） ええ？
| ｀ ⌒ﾉ 本妻が、妾の子、とー―？
| }
ヽ u } ――ええ？？
ヽ ノ
ノ ＼
／´ ヽ
, ´ ￣￣ ｀ 、
/ ヽ
/ _,ノ_ ｀ヽ-、
/ (√丶丶´v 〉
ﾉ U { ) j いや、ちょっと待ってくれ……。
,.ｲ ､ V /
,／(:::ヽ.ヽ { r だってそんな、なんで――？
_, ､ -― ''":::::::::::::＼::::ヽヽ., __r ／⌒ヽﾆ‐-、
/::::::::ﾞ:':､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V／.....￣ '.,:::::
丿::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::... '.,::: |
r ::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ::::::::::::::::.. '.,::i
/ ::::::::::::::::::::::: !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ::::::::::::::::::. '.,
/ ::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ::::::::::::::::::::. '.,
.
, -、
ィ ァ ´ ＼＿
/ﾍ⌒{// ／イ´ ―-}
／７ /ヽｲ/ /´ ―＝-ミヽ
,ィ′{ {ミ、ヽｲ、∠ｨ、＝ミ ＼ヾ｀ミヽ、
_ , -‐"´ハ ﾊ ﾏｨ――-ミ、_、｀ヾ‐-、ゝ＼｀￣
. , ｲ-‐-＝ミ、( 〉ノ_ｿ∠"勹ミ ＼ ヾ｀ヽヽ、
. ／, イ イ"´ ／/ ヽ ｀、 ミ ヾ、ｒ-ゝ ＼ ｀
. ／イ ／´〃 ｲ /{ ヽ ＼ ＼ ヾ ヽ ヾヽ
// ｲ／ / / ｨ | } ヽ ヽ、ヽハ ヽヽ}
// // / ｲ _,＿ｭ、{ }＿ } ｝|ヾゝ、ﾊ ',
|' 'ｲ { 斗孑./＿{_ﾊ 」＿}｀仆- .|.|ﾄ､ ﾊ V} やる夫、ずっと前にご両親亡くしてるんだ。
! {' i | { イ_, = zハ }ﾘz=ハ :}:|ﾏ∧ } }',
| !, _'ｨｬ孑竺卞ハ |孑竺卞ｧ_/ ﾘ ﾏ∧,ヽ i} 私だってだいぶ前からあの女の人のことは気づいてた。
{ ハ￣弋辷夕 丶 ;}弋辷夕 ｲ ｲ ﾏ∧ヾﾘ やる夫に女の人が、っていうのもあるけど、
Y爪ハ､＼ ! ｀ /ｲ ｨ":| ﾏｽ/＼ それ以上にやっぱりちょっと異様だから――
',{、 八＼ゝ 、, / {/ﾊ Y/＼ ｀
}ハ ＼ ＿ ノ { { V/辷ソ ﾏ/ヽ、
ヽ ヽ 、 ｀´ イ{ } 从ゞr=イ人 ヾ//ヽ、
ﾏ、从}丶,‐-‐,´ｨ1ｲ从{ヽ イヽく ＼、 ＼//＼
}ハ}j////Y////}､ }ヽ ＼、 ヾ} ∨//≧、
_, ィﾍ//////////ヽ、 ﾊ} ∨/ ｀
, z ///////∧////////////ヽ 、｝ ｀´
ｲ/////////////ゞ、/////////////＞ 、_
ゞ//////////////／＼////////////////
.
-＝=- 、, -= ￣ フ
::. f 孑三≠‐ ．
::. , ≧´=-" ィ_,_r≧＜⌒
x ::. _ ≠´: . . ｀
::. ::. ｲ ､ ヽ
::. .:／. ＼ ＼ .:.
＼/: :/: : : ヾ: ヽ .:.
:./ 〃: :./.: .|: :. ﾊ:ヽ＼ ヽ .:. i:.ｉ
:i '/ : : |: :i|:.:.ｉ l: :ﾄ､ ヽ ｉ: :.ｉハ!
! .: : : i |: 小:.ｌ ﾊ l厶斗:. :.|: :.| }
! .: :ｉ:.:|ﾊ: _/ﾘ !|: .' ﾉ′ }:ハ: :|:.:.:!
! .: :|斗七/ |: / ,ｨf笊ﾐｙ|: ﾊ: ;.
!: . .: :|'..ﾚf示ミ､ | ' 八rｆ:j:} 从ﾊﾉ それとなく、あの女の人の事訊いてみたらさ、
:i: . : :|《ﾊr':ｆ:j::} /' ゞﾟ ' ｲ乂 ――正直教えてくれるとか全然思ってなかったんだけど、
:ﾊ. .:小 う::ソ , | i ﾄ､
: :}: .:从 小:ト:.＼ やる夫が、たまに見せるすごく怖くて冷たい顔でね、
: :r´}:.::.}＼ ' ‘ ｲ:.:|ﾊ!::.. 〉
＿_: : i:小. ． 个ﾍ: |、::.. /
￣二=-_ ｀ ｧ―.´:.:.!:.:.:｀}:.:.:} {
=-_＿ ￣二=-＿_ハ:. :.:＼:.:.:.:._ ノ t
三三二=-_ ￣￣二=----=二 =/ | ヽ
二二二三二=-＿＿ -=三/ | Ｙ
..---=二＿ 二三三三三三三=-/. | :ﾊ
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:-=二＿ -=三三=-￣ ＿ ﾉ | |
:.:.:.:.:.:. .:.:.:.＼:.:.:.:-=二＿＿＿ﾆ"￣.人 ｉ ! ﾄ.
:.:.:.:.:.:. ﾍ:.:. ＼: :. :. :. :. :. :.ﾊ :. :.:.. ヽ:.lｉ :.
:.:.:.:.:.:.. ヽ :.:.: ＼:. :. :. :./~~ヾ:. .:.:. . }ヾ :.
.
,f´￣ ｀ー- 、
,r ―-- 、 _{{ ,;;;_/ヘ、 ｀ ー-、
； ,. --' ヽミﾐﾐ;;ヘ、 ＼)
／ ,./ .「 ｿﾞﾐj::::::} ( ヽ
ﾌｲ .／..:/ | ﾍ } ヽ、!. ｀ ｀ー-、
； ノ.イ | ..| . |. / .:}::i:.. ＼ )
ー'´ /..::l ヽ | | / /.::|:. ＼ ＼
/.,ｨ. | ヽ | . |:／ ./..:::{::. ＼ !｀ .)
//|.::{.:ヽ、 l l | / ..::::::｀、 } | !
； ,ノ'´ | { .::i､ ヽ.ヽヽ .:: .:::/|!l＼. : ＼ .ヽl.|
. , -─ ／..:ヽ .:|＼ r､ ､ .::ヽヽ .: ..:::. .::// i::::::} .:: ＼ }ヽ
, ‐弋＿＿ ／..::::::::r-' ヽ ＼ヽ .:::::V.::: .:::::::. / .::::ﾘ:::/ ::. i、 :!ｿ
弋＿＿ /.:／／ } ｀ ヽi＼ .l..|::: / .::::/:i/ ::::.. y.}..:::}
； ./.:/ /. ヽ ､ ﾘ} ＼ i l..|::: ..:::::／ ..:::/.::' .:::::ヽ ..:/ i:::/
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｀{ { ヽ___ ／ .:::::／:::i i.::::::::::::;／ ＼::::::::::::::{ i!. {
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； .r ´￣￣￣)'､＿_:::::::::::::::{:::::::｀ヽ::::＼ .} ソ
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.:::＼ ￣-二三三三三三三三ミ、:::::::::ー――――‐…¨
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ん？ああ、なんだ、見たことあったのかお。
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知りたいんだお？ その様子じゃいくらか事情もわかってるようだし、
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隠した所でどうしょーもない……。やる夫はな、
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;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:､ー´ : : ヾ;:;:;:;:;:;:;:
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;:;:;:;:;:;:川 ﾉ彡 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : ノ≡二ゝ ヾ､ ヾ;:;:;:;:;:;:;:
;:;:;:;:;:|, ｨ=ｲ彡´; :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::‖ ‖彡三三ミ､lil ヾ;:;:;:;:;:;:;:
;:;:;:;:;:l' ￣ ,-=ゝ､_ ゞi､:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ll ｌ/ソ 〟｀ﾞ川 lil ヾ;:;:;:;:;:;:
;:;:;:;:.l' ‖ ｿﾉ´三三ミ､ ｀ll :::::::::::::':::::::::::::::::: 'll､ 'l;; ヽ〝 ,ﾉ;ｿ ll ,,;;ヽ;:;:;:;:;:
.;:;:;:;:l, || i::i ;;;/ 〟ヾ;ﾐ ll::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾヾ､ ヾ三ﾆ;ソ' il' iiｌ;:;:;:;:;:
.;:;:;:;:li, || ﾘ ;;;ヽ 〝 ﾉｿ ll:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヾ, : : : : : : : : ::ii|;:;:;:;:;: ――アレに飼われてるんだ。
.;:;:;:;:l| ヾi ヾ三二ｿ" ; ;ﾞ ii: : :::::::'::'::':::::::::: : |;:;:;:;:;:
;:;:;:;:ﾘ ::::::::::::::::::: : : : :: : ll: : ),::::::::::::: : l;:;:;:;:;:;:;:
;:;:;:;:ｿ :::::::::::: ll ll: : ;:;:;:ノ'' : :ｌ;:;:;:;:;:
;:;:;:,ﾘ ::::::::ヽ､;:;:;:;: lil ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:,ソ _ : :ｌ;:;:;:;:;:;:;:
;:;:;:;:|, ﾞ､;｀,:ヽ､,;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノ ＼,, -── ｸ´ ｿ;:;:;:;:;:;:;:
;:;:;:;:ヾ ヾ::::::;; ;;ヾー､=＝二'''''￣;:￣￣mﾘ´::::::: . . :ﾉ;:;:;:;:;:;:;:
;:;:;:;:;:ヾ ヽ:::::::;;ヽ;;ヾ￣´;;;:,;:;:'';;:､;:;:;:;:,/,ﾜ::::::::: . . : :/;:;:;:;:;:;:;:;:
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／ ,./ .「 ｿﾞﾐj::::::} ( ヽ
／..:/ | ﾍ } ヽ、!. ｀ ｀ー-、
ノ.イ | ..| . |. / .:}::i:.. ＼ )
ー'´ /..::l ヽ | | / /.::|:. ＼ ＼
/.,ｨ. | ヽ | . |:／ ./..:::{::. ＼ !｀ .)
//|.::{.:ヽ、 l l | / ..::::::｀、 } | !
,ノ'´ | { .::i､ ヽ.ヽヽ .:: .:::/|!l＼. : ＼ .ヽl.|
. ／..:ヽ .:|＼ r､ ､ .::ヽヽ .: ..:::. .::// i::::::} .:: ＼ }ヽ
／..::::::::r-' ヽ ＼ヽ .:::::V.::: .:::::::. / .::::ﾘ:::/ ::. i、 :!ｿ
/.:／／ } ｀ ヽi＼ .l..|::: / .::::/:i/ ::::.. y.}..:::}
./.:/ /. ヽ ､ ﾘ} ＼ i l..|::: ..:::::／ ..:::/.::' .:::::ヽ ..:/ i:::/
.――だって。 .{.:/ ! .|;ﾊ ｀ / ..:::}//l..|...:::／..:::::／{::::.. ..::::::∧:/ .l/
｀{ { ヽ___ ／ .:::::／:::i i.::::::::::::;／ ＼::::::::::::::{ i!. {
＿＞ .;;;;;;／'---ﾘ--wy´、＿_. ＼ト､:::!. '
.r ´￣￣￣)'､＿_:::::::::::::::{:::::::｀ヽ::::＼ .} ソ
_,.-|三三=-_ ｀ヽ二二二=-､::＼::t-――-、
,. --'}´￣ﾐ三三三三ﾐﾆ-__ ..:::::::::::::::::::::::::..＼;}:::::::::::::::::.. ＼ ...
.:::＼ ￣-二三三三三三三三ミ、:::::::::ー――――‐…¨
.
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:..:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.: _ .|!!|i::;"ﾞﾞ:;!jj:ﾞﾞ;| :..:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.::
:. :. :. :. :. :. : (")'''''-､_ |!f ,,j!j;,||llli!ｰ' .: .: .: .: .: .: .: .: .
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┃ 午後に差し掛かる頃になって、できない子と分かれ部屋へと戻る。
┗━━━━━━━━━━━━━━───−−−
_＿＿__
´ ｀
′: : : : ＼
: : : : : : : : i
i : : : : : : : : : : |
ﾞ<.、: : : : :_; :､ ＿
__ﾄゝ.!^≦z.､: : |:|＞=≦.:､.:ﾆ=‐- ,
…………。 _,､,r':ハ: .:i ´ .; ; : : : |i .:.:..:.:.:.:.: ..:.: ,r'⌒ヽ､
,r'／ .: .: .:(.人.__＿) !l:!._､／.::.:.:／.: ﾞｉ
ﾘ : : : : : : : ﾞｉ´. ｀: : : :､,r': :／:|.:.: ..:.:l／: : :彳 ﾊ
ﾉ!ﾞｉ : : : : : : :.ト-‐‐=ﾆ ､＜: : : |: /: :､:.V . : : :_:_ ､ゝ{
,r'リ:ﾍ: : : : : : ::ﾚ＾＜:ヽ::ﾊ: : :＼|i :､: :.:l.:} : :＜.: : : l
／ゝ:_:_: :.＼ : : : : : : :: :｀ソ|: : : : :.: : . :.:.:.｀l <: : :¨.:ﾆ:, i
_r'. .: ;: : : : .:.:.:.ｉ : : : : : : :. : !i:.: :､:.:..:.:.:: : ::.::.::.:.>.:イ＜ Y
| |,r'ﾆ=‐--=≦ ＼: : : : : : : !l:､:＞ : : : .: ., .::.厶イ: : ＞ , {
__| | : .: -‐=ﾆ.: .:_､,rﾍ: : : : : : ヾ.: : : : : : : :. .／ : : ＜:.ﾞｉ}
γ､ Y｀ヽ : .:.ﾞｉ_＞-=≦､ﾄ:,:_:_:_:_:_:.!j: : :､-=≦｀'r:ﾄ｀≦. Y |
iヽ.Li.メ{ ｉ ir'γ'二￣' :.ﾞｉ.:￣ !i.: : i:￣.:¨.:ﾆ=‐- !: :.ｉ. ﾄ､!
ｌｰj:| |::. .ﾉﾍ/´ .‐―.:........:.:.:.:.::!i:..j...!i: :.:j,: : : : : : : : : :.ヽ:.ﾞｉ :,r'
￣￣￣￣｀ーY￣ ーﾍｰー⌒-―ーﾞ――ー-―――――-ー´｀´￣￣￣
.
＿＿＿
／:::::::::::::::::ヽ ＿＿＿＿
／ :::::::::.／￣￣ ＼____ ,. --ｰ.....:::::::::::::::::::.. ＼
/ :::::::::: ⌒´ ヽ､,＿ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i
i :::::::::::（≡).（≡ ) |::::::::::::::::::γ::::::::::::::::::::: ﾉ
| ::::::::::::（__人___） |:::::::,. -ーy::::::::::::::::::::: /
ﾌｧｰ | :::::::::::/::'､ U |￣ _/::::::::::::::::::::: /
| :::::::/::::: | | ／...::::::::::::::::::::: /
.| :::::::::::::／| /ﾚ-,.ｲ:::::/::::::::::::::::: /
i:／:::::::::::: ヽ__､____,. "/／::ﾉ.:::::/:::::::::::::::: j
r:::::::::::::::::::「二二二 ::::::::::／::::::ノ::: ､:::: ／/
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::r
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 当然、自習なんて集中できるはずもない。
┗━━━━━━━━━━───−−−
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ できない子の話が頭から離れない。
┃
┃ まるで、陳腐な昼ドラみたいな設定だ。
┃ そんなものがすぐ傍に転がってるなんて思いもよらなかった。
┗━━━━━━━━━━━━━───−−−
.
/ : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
/ __:_: : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
∧ ／--､ ｀: : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
/ ├＝〉 : : : : : ::::::::::::::::::::::::::..┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
./ ＼ |i ├‐/ : : : : : : ::::::::::::::::: ┃ やる夫の激昂、できない子のどこか乾いた口振り。
/ ＼ il |-｛ ／. ┃ きっと真実なんだろうと頭が理解していても、信じられなかった。
./ ＼ _,|i__ﾊ、 ／ ┗━━━━━━━━━━━━━───−−−
/ ｀ｰ┴‐=ﾍ、＿／ ／
`ー一
,f´￣ ｀ー- 、
,r ―-- 、 _{{ ,;;;_/ヘ、 ｀ ー-、
,. --' ヽミﾐﾐ;;ヘ、 ＼)
／ ,./ .「 ｿﾞﾐj::::::} ( ヽ
／..:/ | ﾍ } ヽ、!. ｀ ｀ー-、
ノ.イ | ..| . |. / .:}::i:.. ＼ )
ー'´ /..::l ヽ | | / /.::|:. ＼ ＼
/.,ｨ. | ヽ | . |:／ ./..:::{::. ＼ !｀ .)
//|.::{.:ヽ、 l l | / ..::::::｀、 } | !
,ノ'´ | { .::i､ ヽ.ヽヽ .:: .:::/|!l＼. : ＼ .ヽl.|
. ／..:ヽ .:|＼ r､ ､ .::ヽヽ .: ..:::. .::// i::::::} .:: ＼ }ヽ
／..::::::::r-' ヽ ＼ヽ .:::::V.::: .:::::::. / .::::ﾘ:::/ ::. i、 :!ｿ
/.:／／ } ｀ ヽi＼ .l..|::: / .::::/:i/ ::::.. y.}..:::}
./.:/ /. ヽ ､ ﾘ} ＼ i l..|::: ..:::::／ ..:::/.::' .:::::ヽ ..:/ i:::/
{.:/ ! .|;ﾊ ｀ / ..:::}//l..|...:::／..:::::／{::::.. ..::::::∧:/ .l/
｀{ { ヽ___ ／ .:::::／:::i i.::::::::::::;／ ＼::::::::::::::{ i!. {
＿＞ .;;;;;;／'---ﾘ--wy´、＿_. ＼ト､:::!. '
.r ´￣￣￣)'､＿_:::::::::::::::{:::::::｀ヽ::::＼ .} ソ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ ――受け入れられない、と言った方が正しいのか。:
┗━━━━━━━━━━───−−−
.
＿,,,＿＿ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
, -'￣::::::::::::::::::::::｀:ヽ ┃ それにしても、我ながら情けなくなるほど男女関係には疎いみたいだ。
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ┗━━━━━━━━━━━━━━───−−−
./ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,:::::::::::::::ヽ
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|!|'lｉ:::::::::::::.!
.!::::::::::::::::::::::,ｒ､､:: ::::::::|｀ └┐::::::j!
.|::::::::::::::::::::::.!tｉ|::::::::::::l |::::::::|｀ ＿＿＿_
.!:::::::::::::::::::::::ヽ!:::::::::::||! >:ｌ| ／ ＼
│::::::::::::::::::::::::|:::::::|￣ _/_;ｌ! / ─ ＼
|::::::::::::::::::::::::::|::::::::| . /::| ' （●） ＼
.!::::::::::::::::::::::::/l::::::::| / ￣´::::| （ｌ､__） |
|::::::::::::::::::::::./_|:::::::::|':::::::/::::::.! ⌒´ ／
./ :::::::::::::::::／. !::::::::::l:::::/::::::jl ｀ｌ ＼
/ ::::::::::::::::ｉ二 ヾ |:::::::::::!二j:::〃 ｌ ＼
.〃:: ::::::::::/::::::::｀ヘ_|:::::::::.!ヽ |' '
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ あの二人の関係について、
┃ 本当に欠片も想像していなかったのだから。
┗━━━━━━━━━━───−−−
.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
!| i| i| |i !| i ! i i| i|
i i| ! i i |! i ! ! i i| ! i i |!
i| ! -‐…- ﾐ i ! ! i |! i| ! ! i i ! !
!| ／ ,ｨ=x: : : .ヽ |i !| i ! i i| |i !|
i i| / <《ﾄ､ヽ : : : . ', i |! i ! ! i i| ! i i |!
i| ｀¨'ぃヽ_:_ : .} ! ! i |! i| ! ! i i ! !
!|. { : ｉ: :ｉ: :ﾄ: :il＾、マ}从 |i !| i ! i i| |i !|
i ' : |: :|iＮ Ⅵ ＼＼>ﾍ､ i |! i ! ! i i| ! i i |!
i| Ⅵﾊﾄﾐｰ⊆ヽ 人>､ヽ.〉ヽ !| i ! i i| |i !
|i ｀ー┐ 〉/⌒}}、ヾ! i ! ! i i| ! i ! i i |! !
!| ┌==＝/ ,'ﾘﾊ: :lｉ｜ i| i i! i! i! i! i i|
i i| !{::::::::::/｀ｰ/´: . ', :ｉ｜ |! i ! ! i i| ! i i |!
i| ! j/:::::/::::::/. : . : .}i: !:| ! ! i |! i| ! ! i i ! !
!| 〈:::::::::::::::,'. : . : .∧!::ｉ| !| i ! i i| |i !|
i i| !∨::::::::/: . : . / ﾊ.:i|i |! i ! ! i i| ! i i |!
i| ! `7¨´. :_彡'〉.ノi } :| ! ! i |! ! ! i i ! !
|i l 〃. : . : . :ハ |:i. ; ! i i !| |i l ! l !
i ! , '/ . : . : . : . : ', | :/ |i i| i! ! i |! i |i
i! ∠/《 . : . : . : . : . 》 j/ i| i i! i! i! i! i i|
!i /:≫======≪:ﾍ |i i! !i i| !| i!
!| i /::::::|:::::l:::::i::::::',::::',::::.、 i! |i i!i i |! i!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
／￣￣ Y￣￣＼
_,ノ ヽ､,_ ノ ＼ｲｶﾝｲｶﾝ
（≡）（≡ ） （ ≡）（≡） ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
（__人___） （__人__） ┃ できる夫なんて確信があるかのように見破っていたのに。
'､｀⌒ ´ U彡 ｀ ⌒´ﾉ. ┗━━━━━━━━━━━━───−−−
| u. }
ヽ 、 彡 , ノ
ｨヽ-ー ≦ノ7´
_, ､ -― ''"....:::::::::::::::::::::::::::ﾄ、
/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::........--、 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
丿.:::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r::::: { ┃ いや、むしろ意外とそういうところに鋭いんだな、あいつ。
r :::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀,::::i ┃
/.:::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::i ┃ へらへらして何も考えてないようで、
/.:::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V ┃ きっと俺の思うよりずっと深く、周りを観察してるんだ。
┗━━━━━━━━━━━━───−−−
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 俺の事、できる夫にはどんなふうに映っているんだろう――？
┗━━━━━━━━━━━━━───−−−
.
┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
, -‐"´¨匁 ┃ 将来はラボを作りたいと言ったできる夫。
, イ／ , イ ┗━━━━━━━───−−−
／ / ／ / ヽ ヽ ヽ´
{ 〃 /ｉ | | | ヽ ヽ ヽヽ
∨. ,' .| | | | ', ', ',ヽヽ
/ ＼{ ! ! | |ヽ } } } ヽ!
,' T寸才ヽ l 7寸7 ﾘ l } /
{ { |ィ乏云 ＼ l 斥云ﾊ!从ｲﾘヽ、 ／￣￣￣￣￣＼
|'ゞi {､弋ｚリ ヽ! 弋ｚリ/ }/⌒ヾ / ＼
. ／￣￣￣￣￣￣＼ ! 人 l ', 、｀´ , /´i< ﾍヽ / ＼
. ／:. ＼ jイヽ! ｝ ', - - { { ﾊ } ヾ/ '´￣` "￣￣` ヽ
/: : : ＼ ´ !ハ} | ≧r _ , イム '/ ｿ l ;::ィ=ミ ｨ＝ﾐ l
/ : : : ヽ ﾚ､/Vヽﾄ､. | ´"' , "" |
| : : : : ,.,,,,ノ⌒" '' ``⌒＼,,, l _ .. - ―¨´////////｀ー -... l ヽ i
|: : : ::; （ ○ ） （ ○ ） .;:: | ／////////////////////////丶 ＼ ､__,＿_, 丿
|: : : : : ´"''" "''"´ l////////////////////////////// | ＼ ／
,＿ ヽ___. （ j ） ／＿_ /////////, - '"＿｀ヽ､////////// _,／ / i! : .: / ﾍヽ､
／:: r' | r'￣二ﾕ:｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′ ／ : :: :: :`:､＿_ , - '":::{二ﾝく二}::: _...... .-.:::::´::/:::::/ ﾍ､ / l:::::ヽ､、
: : : :::| .| | / ) ｀) ／: :.ﾍ : :: :┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
: : |.ﾉ. ﾉ / ⌒ヽ＿ _ , ´ |: : : :ﾍ: :: ┃ 両親どちらにも付いていかず、一人で暮らすと言ったできない子。
: :: ::＼ `ト､ /: :､ :.. ┗━━━━━━━━━━━━━━───−−−
: :: :: :l: ｀ー┬-､ |ii入 ／|:: :: :＼／: : : : {. ﾚ /: :: : ﾍ ::::: l::::::l::::::::::::::: /___:／::i;:;:;! Y⌒Y /;:i｀ヽ::＿_! ::::::::::::::::::::/:
: :┐|: :: :: :: :＼） ７ ./iiii〈 |: :: :: :: :＼: :: :: :Ｖ /: :: :: :: :} ::: l::::::::l::::::::::::::::::／::::::::!;:;:;l :L::_ﾉ /;:;:;i:::::::::＼ ::::::::::::::::::::/::::
: :イ .|__/ ,へ/⌒＼ ./iiiiiiii｝ | : : : : : ::/: :: :: : Ｖ: :: :,ｲ: : :! ::: |:::::::::l:i::::::::::::::i::::::::::::l／;ｌ ,':::::', /＼:;i::::::::::::::/::::::::::::;':::/::::::
┏━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 一人立ちしたいと言ったやる夫。
┗━━━━━━───−−−
.
,..-――――‐-.、
／ ＼ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
/ '., ┃ みんな、それぞれの現実に向き合っているんだ。
./ ', ┃ 当たり前だ。
.,' l ┗━━━━━━━━━━───−−−
.l ＿_ |
| ＿｀ヽ..|
| ヽfj l
.| |
| l ヽ
| ', （ 丿
/ ヽ ｀''=ニ´
./ ＼. r''′
.／ ＼ l ┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
. ／ ヽ .｀",ニ=--‐'′ ┃ ――じゃあ、俺は？
. ／ ヽ ', / ┗━━━━━━━───−−−
＼ ', /
｀"''-..,,＿＿ /
｀ヽ
.
＿,〉 /
／´ ＼ /
＼ 〃 丶.._ ／＾＼
. ＼ / ￣￣｀丶、 ／ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
ヽﾍ ＼ ／. ┃ 何も考えず、へらへらと流されてるのは俺の方だな。
ヽ、 ＞'"´ ┃ 結局、俺は今まで何一つ
', ＼／ ┃ 真正面から向き合ったものなんて無いのだから。
', '., ┗━━━━━━━━━━━━───−−−
', ', ／ /
', ', _／ ｜
', ヽ￣ ,'
、 ヽ ヽ / /
＼ __ ｰ-､ ＼ ＼/ ／
ﾉ >､＼ ＼ 丶、 / ／
〈__,／{ `T¨´￣｀)-‐-､ ｀/ /
', |､_,＞'´ ／￣/ / V
丶-' 丶-‐ '´ {_(／
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/＾｢iﾚ'⌒i⌒ヽ｢i|＾ヽ
/ . :|ii|-‐ Ｙ =ミ|ii|:: . ' ,
/ . : :|i｣y ´ ｀ V|i」、:: . ＼
. : / ノ从 ﾄ 从ト.､､:. . ＼
／ . : :/ { 「≫xx≪::ﾚ } ヽ: . ＼
／ . : :/ !_У:::〃:::::}i::|__,' ', ＼
. : 〃 ﾚ::::::::::∨噐i！{ ＼、 丶
/ . :／/ j:::::::::::::∧:器i::::} vヽ ヽ
/ . :／／ {:::::::::/!: :i∨7::ﾉ Vﾑ ',
／ . :／／ ヾ, イ |=.:| ¨´、 Vﾊ .:}
/ . :/ / く ヽ:/ > }:::} ,'
.:/ / ／:::/＞x.,∧,x＜:::::＼ ::/ /;
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八八::::..、 、 `≪:/__::::i:::::::i::::::':,::,㌢ ／'. : : :／::/
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丶 Y ＼ '. | | ,' /. :/ 〃´
￣二ﾆ＝} }} ヽ ,＿＿| |_＿__ｉ { : .∨/∧
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/::/::::::l::l､|{ / , ／ l:/ |/ ,':::::/::::l::::::::::::l::::::::::|
/l:::::l:::ヽ:八 ' / ./::::/!:::/l::::::::::::l::::::::::|
.ヽ:::::l::::::ヽ:ヽ ､_ /:／ l::/.:':::::::l::l､:::::::::::l
',:::|::::::/!::::l ､ ｀ ｰ ／'/｀´/:::l:::ヽ::ヽ ＼::::::',
/:,ｲ:::::{ l:::ﾄ:}. ＼ _,..ィ"´::/::/l::ﾄ､::lヽ:::',:::} j::::/
／ ﾍ::::', ヽ | ｀ ー ''"´ l:::/:/ ｿ !:} ヾ! /:/l/ l::/
､:{ ):/ /,.| {/|::{ ／-'"´￣｀ヽ､ ／
_｀,.._ ／,.-' ', ｀ー ''" ヽ
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／|￣￣￣|::::::::::::::::::::┃ 何一つ、向き合っていないんだ。
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次の投下につきましては、目処が付きましたらお知らせしたいと思います。
遅くまでお読みいただいた方おりましたらありがとうございます。
できる夫、そりゃ殴られるよ…
クラスメイトの個人的事情に皆よく踏み込めるな
リア充にはこれが普通なのかね
雰囲気は相変わらず好きです
というか相当に初期の段階でまとめて頂いていたようで、感謝しきりであります。
投下後に乙の言葉をもらえるだけでも小躍りしたくなる気持ちですが
こうしてまとめていただくとまた一味違う嬉しさです。
しっかり完結まで頑張りたいと思いますので、どうか皆様よろしくおねがいします。
◆やる夫のじかん。様
ttp://mikkabouzoo.blog.fc2.com/
どうやって詫びればいいでしょう。
机の引き出しに潜りたい
寝て忘れよう（提案
ミク自殺していなければいいが・・・
誤爆先には簡潔に謝って
「ごみ箱」スレの1-4をよく読んで、削除依頼をしておけばいいと思うよ
あと、>>1はトリップをつけてないからIDが変わると本人証明ができないので
酉バレしてないトリップを探して
これからは投下時にそれを使うようにすることを推奨しておく
できる夫はKYじゃなくわかっててあえてやってるっぽいのが
どうにも性質が悪い
だけど秘密ってのは重たい物だから吐き出せれば事態その物は好転せずとも
気分的には少し楽になる事もある
だから今後これが吉凶どちらに転ぶかはまだわからないね
段々空気の重さが増してきたな…
笑いながらご飯を食べたりすることもできなくなっていくのだろうか
久々ですが、相変わらずの雰囲気が最高です。
次回も楽しみにしています。
1月28日の21時頃より投下をしたいと思います。
よろしければ覗いていってください。
あと、前回誤爆した際にアドバイスを頂き有難う御座いました。
誤爆先のスレ主様が天使の如き人だったこともあり、
大事に至らなかったのではと思います。二度と誤爆なんてしないよ。
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それと、前回トリップについてもアドバイスを頂きましたけど
やはりトリップはあったほうが良いものなんですかね？
こんな場末のスレでわざわざ名を騙る人もいなかろうと
その辺りの事は全く考えていなかったのですが、
読まれる方からするとトリップが付いてた方が
何かと都合が良かったりするのでしょうか。
.
逆に酉つけてても前の作品とか知られたくないってころころ変える人もいるし、今じゃ>>1がつけたきゃつけろみたいなもんだよ
それと万一スレが荒れ気味になったりした時とか投下時以外になんらかの対処をしたい時に
すぐに作者だって証明される酉があった方が安心かも
あと投下だけ抽出して読みたい人とかには便利
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／ ノ ヽ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | おう。
＼ ｀ ⌒´ ／ もうすぐ夕飯できるお。
＞-、 __ー‐_,. ≦
／、 i:::|__∠ヽ＿|::! ｀ヽ
ノ ヽ j::０::::::::::::::O::| ハ
/ ､__ｲ」::::::::::::::::::::::::::Li/ i ヽ
ｿ ﾌ:::::ｒ‐､:::::::::::::::::::::V __ `,
l '´￣メ,ｒ=ヽ___ヽﾍ________＿{'´-､ヽ}
i :{´､ヽｨ'￣￣￣￣￣￣|ｒ)ノ｀!ｊ
ゝ,＿_ﾍ `ﾆぅ |=ﾆソ
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／￣￣＼
／ _,ノ ｀⌒
｜ .（ ⌒）（⌒）
. ｜ （___人__） おう。
| ﾉ 飲み物の準備してリビング行ってるわ。
.| |
人､ |
,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾒ、
｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ ┃ その日もやる夫は、
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ ┃ 当たり前のように食事の支度に勤しんでいた。
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､ ┃ 本当に頭が下がる。
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼ .┗━━━━━━━━━━───−−−
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ
.
/ ヽ '., / i/ i ヽ
i /!,､ '., ', ノ / / i | ', .i
i i i .! ヽヽ ', i ／ / / i !､ ､ .f
i ', ! ヾ∨ ! i_ ノ / ヽi ､ ｀ !
ﾉ! ヽ .i ,, -‐ ､ i ./ ヽ´ / ﾉ i｀ ヽ､ i､',
/ ',i iヾ､ , - ､ .ﾉ/.／９ ﾉ / / i i ヽ i ヾ
`､! i代ｔｿ /´ ｰ '/ / ./ i i i ｀ヽ !
ﾉ f´ﾚ､' / /i i i i i i /
ヽ / ｀ヾ´i､i i .!i i i i ,'
やらない夫、おこんばんはー。 ` ､−' ,､ r､/i`'! iヽ_ｿ i i /!/
冷蔵庫に冷やしてある烏龍茶持ってってもらっていい？ ` ｰ ' ´ iヾヽ' `' .ヽ!.i .i i ./!/
!.__,, - =ﾆ´ ｀､!i iノ"´ .!
/ r ,´,,´-‐ ‐､`'
/ // ,' ヽ
_ / // .,' ',
// ﾑ､ /./ i ,i
r4./､ /--' / `! .!
f´ヽ｀ヽ `､ /｀`'､ i i / !
i i_i 〉 ` ', i `ヽ Y !
Y/彡､ ヽ ', ', .i / .!
// ｀ｰ ､ ｀,ﾍ-､ ', .', ＼i / ',
// ｀ヽ._| `ヽ_.', ヽ i i
// _ i, .', _ `ﾐ､ ＿ i
//´ ` ‐ -､ .r- ,,`ﾆ=- ―-― '' ´ ヽ､＼ ',
. .r―――――‐'〈/ 〈 〈 f￣f.j￣.! ＼ ﾉ _＿＿
. ', [ `ｰ'┼､`大 _ ! _,, -‐'f巛)ヽ､ ｀ ヽ
i ￣ .i ￣ ヽ! ,, - =ニ三彡´ニ!ヽヽ ＞､ .i
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__） あいよー。
| ｀ ⌒´ﾉ
. | } やる夫の手伝いか？
. ヽ }
ヽ ノ ｍm
/ ￣￣￣ つﾉ
| |￣￣￣
＿ _, ,.へ
___ ＿__,＞ Ｙ´'ー-､ ﾑ .i
「 ﾋ_i〉 ＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_ ゝ...〈
ﾄ ノ ＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜ i:::::l
i::::::{ ／ ヽ ｀Ｙ′之＞ |::::ヽ
おうともさ。 i::::::::i / , l、 、 , ､ | ヽ }< .i::::::::}
|:::::::::i ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ | {:::::::::i
見よこの新婚丸出しな雰囲気。 |:::::::::::l . |ハ | （●） （●） / / ,/ﾚ ,ノ:::::::::;!
とうとうやる夫も私の献身的な支えに i:::::::::::ゝ､_ `| ヽ 「)'/|/| ,. '´ﾊ::::::::::::::;!
コロッときてしまった事は確定的に明らか。 ヽ、:::::::::::::｀` ､,_ _ヽ､_ ― _,.ィT/"::::::::::::::::::::::::／
＼::::::::::::::::::::ﾊ:::::::l 7 Eニニ::ｲ::::::::::::::ﾉ::::::::::::::／
ヽ::::::::::::::::::::::::'ｲ::::／ ヽ:::::::::::::::/:::::::::::;: "
`ｰ ､:::::::::::::／ ＼::::::::::::::::ｒ'"
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| 鍋吹いてるからバカな口今すぐ閉じろ。 ＞
ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
.
／}t/rハxr/{,zW｀ヽ
/r7:/ミvWrケ1∧ﾊ i
ゞ../‖wナ7ハix./z:ソ
ヾ:::::.:... _＿__ ...:.::::∠.. _＿＿__
｀ ＞ "￣￣ ,,.. _ __,,..、_ ￣¨ ・ ..,,
,.．・” r=y彡ミ：．xXﾐミミヾ、..,, ¨・:.
／ rム彡彡ミﾐ彡：：xX彡y((ミﾐxv1、 ＼
／ 〆ｿ彡彡ﾐ彡》ﾐx .xX彡))y ﾐミﾊ.. ＼
.,/ }≧彡ﾐxy ：． ． へ.xX巛ﾐ 彡ﾐヾ. ﾊ、
/:| ((彡¨ x彡川ミﾐ .xt彡{ |ﾍ
./ | }r一'' ミﾐ ー─- . : . vz彡 |:∧
i: ∧ ゞ彡彳 ＞ー一 ノﾉ 人 ゝ、 .ソﾉ ∧:ハ
| ∧ ｀ヾム/ミﾐ彡ﾐx (( ))x彡ミﾐ〆¨ ∧ :|
| ＼ ¨ｰ- ..,,彡ミﾐx.))xノ彡ミﾐソ''” ／ |
ゝ. ＼ ｀¨”" ’´ ／ /
＼ ＞- ..,, _＿＿＿＿＿＿＿＿__ ,,.. -＜ ／
＿＿
￣￣｀: ￣＞、
‐─＝:: : 二二二二二二二二二三三三)
＿＿,,: ＿＞’
￣￣
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／￣￣￣＼
／ノ ｀ー ヽ
/（ ●） （ ●） ヽ
| （_人___） ｡ | 材料のほうが切れかけてるから、
,､,､ ＼。｀⌒´, { ｡ ／ 明日は買い出しに街降りにゃならんお。
>ゝヽ__ ＞.-.- ､__` -‐ ﾍ
ｆ ＼)ヽl / ヽ
ゝ ｀Tヽ.> / }
|｀¨¨´::l ! }
.
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
|ハ |（＞） （●） / / ,/ﾚ′
なるほど。 ☆⌒ `| ヽ 「)'/|/
つまり明日はショッピングデートね。 ヽ､_ ― _,.ィT/
／ Eニ::ｨ -､ |
/::::;／ ヽ:::/:::/'::
/:::/へ ヘ/::::/:::
/:::::＼ ヾミ::::/|:::
（;;;;／| ＼;;;;ノ/:::
/ 〈:::
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ 大荷物になるだろうし、
| （__人__） | やらない夫も時間とってもらって大丈夫かお？
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
∧
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣ヽ
| うん、わかってた。 |
| そういう反応されるのはわかってたの。 |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
.
── 、
／ ＼
/ ＿,.ノ ゝ､_
| ( ー）.（●)|
| （＿ノ｀)---､ それじゃあさ、明日はバーベキューにしないか？
_! ／――--;.:.:.:.}
_／:r | ／,r ニニニﾌ.:.:.:|
, -‐.........::::::::::::::| ヽ/ / '´,r―-'.:.:.:.:.:.:!
／..:::::::::::::::::::::ヽ::::::! ! ﾊ -ｭ|:.:, '⌒ヽl
/.::::::::::::::ヽ::::::::::::ヽ:::!/ } ｀￣ゝ{.:.:.:.:.:ﾉ
/.::::::::::::::::::::ゝ:::::::::::l:/ ／::Λ｀T¨＼
l ::::::::::::::::::::::::::::::::::/〈 ／ ゞ:::ﾘ ヽ'|:::::::..＼
| ::::::::::::::::::::::::::ﾊ:∧、二二ﾆｲ'｝ |::::::| !:::::::::::::..ヽ
! ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::/ |::::::| |:::::::::::::::: i
l ::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::/| |::::::| |:::::::::::::: |
ヽ::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::/:::| |::::::| / i::::::::::::: l
〉:＼::::::::::／:::::::::::::::::::::::::/:::::;| |::::::| |::::::::::: !
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
バーベキュー？ |ハ |（●） （●） / / ,/ﾚ′
`| ヽ 「)'/|/
ヽ､_ ロ _,.ィT/
'f ^'il＾''r'
,' l l { ､
ﾚ! ,ﾊ '､〉
｀l｀" ｀"１
,r'´ ヽ、
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒J´ ／
／ ー‐ ＼
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ー ＼
／ （●） （●） ＼ どうやってだお？
| （__人__） | ガスコンロでやるのは厳しいお。
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
／￣￣ ＼
⌒ ｀⌒ ＼ v-,
( ●) ( ●) | | r
（__人___） | | | 前にサッカー部がホットプレート使ってるのを見たんだよ。
'､ | | |,.-、. 持ち帰ったりはしてないはずだ。
,,. -ｰ| |ヽ__／￣ヽ｀ r´
/ .::::::、::| /ｨ::::〔￣￣ ｀' ト-、
l :::::::::::::::::ヽ__､____,. ":::/::::〔￣ l:::. ヽ
」 ::::::::l:::: ::::::「二二::::／ :::::::ヽ y l::::::. ',
l :::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l l:::::::: i
/ ::::::ｰ-ミ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ＿／:: L::::|
/ :::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::く::::::::::::::::::|::|
/ ::::::::::::::::::::/ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::「 ::::::::::::::::::||
/ i |:::: ヽ ゝ,
′ ' ﾊ ヾ::: |＼ ﾊ | ヾ;. |:::::
| | │. / ＼. ヾ | ! / !. ! ｜ i::: :ト.::::
| | │ﾊ.| _ _､ | ,.x }/─ トl . / i::::/:::∨ヽ:::::::
__ |ﾊ V. イ´ ｀ミ､.ｌ ,x=≠ミ.z/／ ,/ V::::::::::: ::::（::::::!
t-ヽ ＼ l! ゝ. l,x＝ミ､ ` ｲ／ / ) |:::::::::::::::::::＼
いいねー。 xヽヽ＼＼ .f 1 7∨ ,: f^1 /l/./ノ::::::::::::::: ﾊ::::ﾉ
たまには若者らしく、 ヽ＼.＼＼_＼l l ﾊ , .j l .j l l rイ:::::::::::::::::::::
肉々しい食事もアリじゃない？ ﾍ ___ノ l l ゝ ｀ ´___ﾉ .ﾉ'´/.ﾉ.ｲﾊi!:::::::::::::: /
ゝ . ﾉ _,,. -‐---.／ , /ノ| ヾ.::::::::::::ﾊ
‰,_ l _,,. / ニ二二ﾆ / __ イニ＝-∨ゝ::
_ﾉ. -‐';;;;;;;;;;ゝ /三三三三 ナﾒｘ r＜''"´_,,. -‐''"´ヽ
l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l /_,,. -‐''"´ .l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;^'':三三三三ﾆゝ
l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l .l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/三三三三三ヾ
ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ _,,. -‐''"´三.l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l三三_,,. -‐''"´}
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ 異議なし。
| （__人__） |
＼ ｀⌒J´ ／
／ ー‐ ＼
.
l⌒＼ ＿＿
! 〈 ＼
/ / __,.ノ｀ ⌒
／⌒ト､/ （＞ ）（●）
r-='´ ヽ （___人__）
それじゃあ、明日の朝は .| ＿∠ ノ | ｀ ⌒´ﾉ
校内に捜索隊を出そう。 .} ⌒´ ｀V |＞ー- 、
〉 -‐く |:::::::::::::::::::ヽ、
ヽ ￣ /｀ヽ.,___ ,__ノ７::::::::::::::::::::::|
ﾊ ／|/:ヾｰ--ｰ" ゞ:::::::::::::::/::::ヽ
７ | ￣ , /ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::i
/::::ｌ| 、 ／ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::∧
l:::::ｌト-ゝ==- '´丁::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::∧／⌒ヽ
＼::::::::::::::::::::::::::::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::／￣ _ノ⌒ヽ
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼
／ （●） （●） ＼ だったらやる夫は、
| （__人__） | 秘伝の焼肉のタレブレンドを準備するお。
./ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
.
―――――――――――――――………。。。
,, -──────‐-,
ｌ´￣￣￣￣￣￣￣｀l |
| ＿ _ ＿ _ ＿＿,_ ＿l |
／´｀l ／ ／ | ＿
／ ' ｌ＿＿_ ｌ'´￣ ￣￣￣￣￣￣｀ｌ ／. ／ ／＼
. ／ , ' ／ ／ﾞl `ー───────‐'' ／ ／ ／|
／ ／ , ／ ／ ／￣￣￣￣￣￣￣ ／ｌ | ￣｀＼／ II|_
l´｀l , ／ ／ ／ ／／」 | |l／／ |
| l／ ／ ／ ／ ／／ | |／ .|
｛ ￣￣｀l_／ l二二二二二二二二l／ ||￣￣￣|| ／
￣￣￣ |_|_| |_|_| ||＿＿＿||／
.
あは、
ふふふ、
あーははははははははっははははははhごほっごほっ
.
＿＿＿_
／ ＼三＿_ ひょっ
／ ⌒ / ﾍﾍﾍ ＼ /ﾍﾍﾍ
／ （●)/ ⊃ ⌒ ⌒＼ /.⊃｛
| __｛ _ノ （●） （●）＼. ｛ _ノ
＼ `‐|. i __´___ | | i 僕、総勢1名、参陣！
／ /'''⌒| | `ー'´ ／ー´ |.
（（ i 三 ヽ､__ノ ー‐ '' ＿_ノ ））
| ｨ . | ''''￣ |,,ー'''
| | |. ) ｝ )
| l. 三 --ｰ ´ ） 〈 --ｰ ` ）
ゝ | ヽ≡.--ｰ ´ ヽ --ｰ `
（（ ミ_| ﾞｉ ヽ
|. ≡三 ___,,／ ''―,,
/. / / . ''―,, 〉 ））
/...__,,,ー‐´ /＼ ヽ 三 /
/..（ ＿,,――''. ＼ ヽ./ /
（ '' . ＼ ''⌒''） （ ''. （ ''⌒''）
￣￣ ￣￣. ￣￣..￣￣
.
/ i ／￣￣￣￣￣￣＼
! i! ／ ＼
ﾞ､ _,ﾞ, ／ '´￣` `―- |
_ ｆ´ i | ::;;（● ） （● ）
i ｀丶､ ﾄ-' _〉 | ´"''" , "''"ヽ 待たせましたね、諸君！
`､_ ｀,ｰ- ､_＿_ﾉ￣:::人ヽ ┬ｧ―- .._ |
｀ ｰ' ､_, ﾉ::::i ｀`´ ヽ｀Tｰ-- ､_ （ / /
冫ー'" __／ i､ ヽ ｀!`! ￣￣ ／
_,ｨﾞ´ヽ ／￣〃／ ヽ､!! / i ヽ｀ヽ´ｨ
_, - '´ ｀i_ノ ! i i!/ /´｀=-､i_＿i ゝ-〈i ﾄ､
. ｬ'´_＿,ノｰ弋〉-､i / ｙ´ i::::i´f ） 人__ﾂi ヾi＼
｀´ 冫ヽ/〈_＿, -'ｰｧ-‐‐r'´Ｔ`亠‐ｒ‐‐'ﾞi´ /:::::i`! i_i .＼
.／ ,ｲ_ -`ｰ‐‐'´ ／ ./ i! i'´::::::::i!'ｰ<´ 冫､
.／ ﾉ´ `ｰ‐‐t‐‐--‐'´ ／ ヽ ﾄ､____冫 /__ / !
｀ｰ'´ ｀`ｰ--‐t'´､_ ヽ ヽ ./ / ｀`/ i
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ お前、どうでもいい登場シーンに３レスも使ってんじゃねーよボケ。
| （__人__） | 容量の問題とか考えたことあんの？
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
多分面白いと思ってるだろうから忠告しておくけど、 |ハ |（●） （●） / / ,/ﾚ′
あんたの登場シーン９割がたスベってるからな？ `| ヽ 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
'ｲ／ヽ::::｀l┘
i´￣ ｀|::::|
＿＿＿_
：／::::::::::::::::＼：
：／ ⌒三 ⌒::::::＼
／ （○）}ililli{（○ ）:::＼：
：| __´___::::::::::::::::::|
＼ `ー'´::::::::::::／：
.
＿＿＿
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼ いやしかし参りました。
／ （ ⌒） （⌒）＼ 本当はもっと早く来るつもりだったんですが、声かけた子が思いの外ノリが良くて。
| ___´__ |
ヽ、 `ー '´ ／ あ、これお酒。
ノ ＼
､___ ,≧｀ヽ∧,ｨ
_,＞ . . . '¨￣＼
,＞-＜__:.:）〃 ＜二 _,
. __,ｨ' ´￣￣｀` マ¨`ヽYⅣ: . : . . . ／
-=彡' ,ｨ ,ィ Y′}} } : : : : : : ｀ゝ
ｲ/Aﾊ／‐ト､j /||,j/|/): : :i｀ゞ
ﾚ●´ ●）Ⅵ / / / j}|:|: :/／:弋_
相変わらず人の神経逆撫でするのだけはうまい男よ。 }丶 j/ノく ｲ| |:| : : {`ｰ一
− ´そｲ|:|:U:.| ,ｲ:人
＼＿ xｹ|:!|:|ﾗ彳/ j/
卞-ｲY´:.〉|:!|;|,ｲ从
,辷_彡':.:.:.＼｀
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
.
(ヽ三/) ））
＿＿ ( i)))
／⌒ ⌒＼ ＼
／（ ●） （●）＼ ）
.／:::: ⌒ ___´__ ⌒:::＼ しかしおかげ様でいいリズムで勝負に入れそうです。
| (⌒)|r┬-| | そう、勝利の女神が僕にもっと輝けと囁いている――。
,┌､-､!.~〈 `ー´/ ＿/
| | | | __ヽ、 /
ﾚレ'､ﾉ‐´ ￣〉 |
｀ｰ---‐一'￣
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
お前の運はそのくだらんナンパで尽きたってことだお。 ／ （●） （●） ＼
今朝の狼藉は見逃してやるから荷物置いて帰れ。 | （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
／￣￣￣￣￣￣ ＼
/ ＼
/ "￣￣` ＼
l '´￣` （ ●）;;::: ヽ んっふ。
l ;::（ ●） "''"´ l
| ´"', | 今夜の僕は一味違います。さあ、勝負勝負。
l ヽ i
＼ ､__,＿_, 丿
＼ ／
r- ､ ,-‐ ‐- ､＿,,i-'"i`i､ ‐ ／_,,| ﾍ､ ＿ . -‐ ､
ヽ､ ＼_＿ /:::::::::::::::::::::::::／::;;;;| ﾍ､ ー',, ／ i;;;;;ヽ｀'￣::::::::::::::::::::: ﾍ __
{ヽ､!ﾞ`､.ゝr､ l｀Y＼:::::::::::::::::::::／:::::::::;i rゝ"､ !;;::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::i ,.､r-ｨ'ヽ }ｨヽ
.| | ll Y´ l ! ヽ-､ ::::::＼:::_／! , '!::::::::入 /::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::,., ｨ´f i l i´ i l
.ヽ､ﾞ､ ﾞi ﾍ | i ヽ::::r-‐'´:::::|/ l };:::::/ k. /i:､:::::::::_r':::::::::::::::, -‐ f | } }´ l ! ,! i
｀ﾞ､. ﾍ `"ﾍ `l_ !､_r ､::::::::l Y:::::::l V/ ､／::::::::::::::::r´ ! ! ! | ｿ .|' /
`ー'‐―､_ ! //´:` ､i /:::::::::| /:::::::｀` ､::::::::::rr|::::.....r'ﾞ |'´ /´ ／／
.
▼ 第三日 ━━━━━━━━━━┓
┃ 赤い爪痕. ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
-‐ ´|
_,. -‐ ´: : : : : : |
_,. -‐ ´: : : : : : : : : : : : : :|
|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |
|: : : : : : : : ; ; ; ; ; : : : : : : : :|
|: : : : : : : ; ; ; ; ; ; ; : : : : : : :.|. ――というわけで、
| : : : : : : ; ; ; ; ; ;. 、: : : : : : :.|
|: : : : : : :_:_: ; ;/ ﾊ: : : : : : :.|
|: : : : : / ﾊ ;ｆ{＿ﾉ }: : : : : : :.|
|: : : :./ / j;,′ j: : : : : : : :.|
|: : :/￣ /,' ,': : : : : : : : :|
|: / / ,' ,': : : : : : : : : :|
／ /: ,' ,' : : : : : : : : : : |
／ /: :,' ,': : : : : :_,. -‐ '´
〈 ｰ‐〈.: :,' ,',. ┬ '´
'､ ',:,' ,′/￣￣｀丶、
'、 j' i. / }'＿＿う
'. ,′ / /
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ }<
やらない夫君、５回負けでーす。 ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノﾍ ））
（（ ,ﾍ, |（●） （●） / / ,/ /
勝負の描写なしってどういうことだおい。 '､ `| ヽ 「)'/|/ /
＼ヽ､_ ― _,.ィT/=/
< l 7Eニ::ィ1 〉
ゝ'ｲ／ヽ::::｀ ､ ／
i´￣ ｀ヽ::|
j| <
／ ヽ ＼
.
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ ／ ＼
／ （●） （●） ＼
| __´___ | 今夜はやる夫くんに告白させる予定だったのに、駄目じゃないですか―。
＼ `ー'´ ／
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
. ＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
／ ￣￣＼
_ノ ヽ､_ ＼
（⌒）（⌒ ） |
すまんな。今夜は全然ダメだ俺。 （__人___） │
'､'ーｰ´ 'J |
| |
ヽ 、 ｲ
ｨヽ-ー ≦ノ7
_, ､- ― '´ﾍ:::::::::::::::::::::::::ﾄ、__
／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.... ､
丿;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..ヽ､
/ ;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'､:::: !
/;;;;;:::::::::::::: !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i:::::: |
/ ;;;;;:::::::::::::: /;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |:::::: |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 心の何処かで、負けたがっている自分がいることに気づいた。
┗━━━━━━━━━━━━───−−−
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ いや、話したがっている、か。
＿＿＿_ ┗━━━━━━━━───−−−
／ ＼
／ ⌒ ＾ ＼
／ （⌒） （⌒） ヽ ま、やらない夫くんは前座ってことで。
| __´___ | さあ、告白オア実行？
＼ `ー'´ ／
ノ ＼
.
. ,.-―――‐-.、
／ ＼
/ '.,
/ ',
,' l
. ｜ ＿_｀ノ ｧ
| （ 一) ′
'. ヽ 告白。
. '. （ j
} 人 ー― ´
＿_ﾉ ＼ 」
}////｀ ＜ ｀: .. .,'
/_/////////｀ ＜ｒ'´￣
. //////｀/＜///////ﾊ.
///////////,｀/＜// 丿
. ////////////////////ヽ
ﾑ///////////////////// ｀ヽ
. ﾊ////////////////////////ハ
{///////////////////////////}、
|///////////////////////////iﾑ
. ハ//////////////////////////}ハ
.
| 从. _ツ И/ 仄::.:. /! {::{ |::| ｜ | /
＼Λ V::.:.::彡ｲ::! |└┘} | ｜′
〈:八 V⌒ヽ |::| 「:「￣＼｜
- ‐ {'⌒ |::| |::| )|
ｺﾎﾝ Λ ＿ -ー ￣￣￣＼. |::|
Λ ＿ -‐ ＿＿-=ﾆ三三ﾆ-_ ＼
＿ -‐ ＿_-=ﾆ三三三三三三三ニﾆ-＿＼
. _ -‐ ＿_-=三三三三三三三三三三三三三三ﾆ､}
ヽ.-=三三三三三三三三三三三三三三三三三三/
ヽ三三三三三三三=‐￣￣￣＿＿＿_ ｀ヾ三ニ{
. /三三三=‐￣＿＿-‐=ﾆ三-＿｀ヾ=ニニ‐_ ＼ﾆ!
/‐￣＿ -=ﾆ三三三三三三三ﾆヽ ヾ三三ﾐヽ ｿ
.
＿｣ヽ ／|. ＿人 ／￣￣＼
＞ ﾞＶ´∠ｲz‐､＿ ） /ﾉ ヽ､_ ＼
.／ ＜ ⌒Y . （●）（● ） |
／ ,ヘ ´￣ ｀ ∨ﾏ´ ./〉 . （人__） |
// / ´ ｀丶、 // |⌒´ U |
_,// ／ ＼ _人_ // . | /
_,// 〃 / ｛ ヽ ｀Ｙ´ .// . ヽ /
,ノｲ| ｌ′ .i / ∧ ヽ＼ . ﾊ _!_ // ヽ /
小 ! T ´厂 ｢`ﾒ ＼ }ヽ ｉ | ! /,ｲ .> <
人 从 | |ｒ坏ﾃﾐﾘｉｲ/ ／ ｢ﾉ ｀ﾒ､ | | | _/// | |
'Ｙ´ ノﾊ 小 ! ﾄｒ:::ﾘ ｒﾃｉ{∨/ / |/ﾘ ///,ｲ | |
. 从 ヾ '､. `ｰ' ﾊｒ:ﾘｲ/__ノ/ ノ//.ﾉリ _!_
＊ ノｲ| ゝ ヽxx __ ' ｀'´ ./ / {〈/ﾚﾚﾍ} ! スタジオのできる夫さーん！！
ノﾊ小∧ ＼ 〈 ﾉ xx / ﾊ. | / ` /
. /⌒ﾏ ｀＼ ヽ _ , イﾍ /ﾘ |｀ ｰ-く ＊ 恐縮です！できない子です。
_＿/::::::::::::ｉ/八ヽ＜ｆ´､:::＞::: `::::｀ ‐- 、 ｒへ ＿/
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞ｒ‐ｒ|::::::::::::::::::::::::::::＼ | 〉 *
. /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼女|:::::::::::::::::::/::::::::::::＼ | |
{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼Ⅴ::::::／:::／:::::::::::::::::::｀、| |
/::::::::::::::::::::::::::, -―:::―::‐-; !:::::::::::::::::::::::::::::, -―-、| |
. /:::::::::::::: , -―´::::::::::::_:_:::／／＼:::::::::::::::::::::{ ./ |｀ ､
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ー::‐:／ｉ! `┐:::::::::::::、 /:＊:＼
::::::::_::_:::::::-:::::::::::::::::::::::::／ .|! ｉ. i!::::::::::::::::ゝ、 /::::人::::::＼
::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｉ! ｉ! ,｝,._ |:::::::::::::::::::::＞､＿＿ノ::::::｀Ｙ´::::::::::＼
.
-‐=＝― ‐-､
-'" ｀ヽ、
, ' ヽ
/ ヽ
/. '
i. ´￣｀ ´￣｀ .i はーい、こちらスタジオですー。
i. ;::ィ=ミ .ｨ＝ﾐ. i
.! ´"' "" .! できない子さん、今どこにいらっしゃるんですかー？
_ -- ´ ﾍ!l ' i'イ ｀ ｰ ､
_ - ´ / ﾍ ` /イﾊ ｀ー ､
/ / トｔ､ ー─ - ｲ/. / ' ﾊ ＼
. / /, − ､ﾘ_!_> ---､ﾆ＿ ／/' ! ＿ l ﾊ
/ ､ ／ く, -ﾆ二´､__ ｀Yﾆ´￣ ｀ヽ、! ﾊ
. { l < ＼ 亡r-- ､＿ ｰ′ >､ l
> ／ ＼ ＼ , -､＿｀ヽ、 / /｀ヽ､ ﾑ
〉 ／ ヽ Y｀ー― ､_,／ , ､‐'ー '┬--─ ､/ / ｀ ､ 〈
／ / ヽ ヽ ﾄ- ´｀ﾄ _ > ,' ,' ,' ｀､ヽ
/ / y´ ﾍ |:::::::::| / / ,' ｀＼
.
/ i |:::: ヽ ゝ, ヽ
. ′ ' ﾊ ヾ::: |＼ ﾊ | ヾ;. |::::: ヽ |
| | │ /-＼- ヾ |ニ| /-i!│ |: i::::::ト.:::: ∨
| | │ﾊ┬‐'┬、 │┬‐┬､ヾ| / i::::/:::∨ヽ:::::: /
|ﾊ Vｨ .|::::::::! ＼| l::::::::! /／ ,/ V:::::::::::::::（::::::!|
――――――。 l ゝ ＼￣￣ ￣￣ イ ／/ ) |:::::::::::::::::::＼ |
「 ` ヽ ／jｲr '_ノ::::::::::::::: ﾊ::::ﾉゝ
. ﾊ rイ:::::::::::::::::::::/
ゝ. イﾊi!:::::::::::::: //
｀ ．. ＿＿ --――-､
／￣￣￣｀￢ｰ-￣＿ ＿＿＿_ヽ
}=‐-＿＿_ ￣ｰ=三三三三ﾐ､
/三三三三三≧=-＿_ ￣ｰ=三三!
/ i |:::: ヽ ゝ, ヽ
. ′ ' ﾊ ヾ::: |＼ ﾊ | ヾ;. |::::: ヽ |
| | │. / ＼. ヾ | ! / !. ! ｜ i::: :ト.:::: ∨
| | │ﾊ.| _ _､ | ,.x }/─ トl . / i::::/:::∨ヽ::::::: /
|ﾊ V. イ´ ｀ミ､.ｌ ,x=≠ミ.z/／ ,/ V::::::::::: ::::（::::::!|
l! ゝ. l,x＝ミ､ ` ｲ／ / ) |:::::::::::::::::::＼ |
はぁい！ 今わたくしはですねー、 7∨ ,: ／ j.ｲr '_ノ::::::::::::::: ﾊ::::ﾉゝ
. ﾊ. , rイ:::::::::::::::::::::/
ゝ ｀ ´ .イﾊi!:::::::::::::: //
｀ ．. ＿＿ --――-､
／￣￣￣｀￢ｰ-￣＿ ＿＿＿_ヽ
}=‐-＿＿_ ￣ｰ=三三三三ﾐ､
/三三三三三≧=-＿_ ￣ｰ=三三!
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| なんで今衛星中継のタイムラグの小芝居挟んだ。 ＞
ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
.
／ ＿_ . ´ ＼ 、⌒ヽ
⌒７ ヽ. ‘，
/ / | ﾟ｡ ‘，
. ′ .′ | ∧ 、 ＼ ', ‘，
| ノイ 斗‐/ ﾟ｡ l| ,＼ ‐- ＼ | ヽ⌒＼
人 | , / Ⅵ | ヽ Ⅵ ＼
／⌒ヽ | !x≠ミ ＼ | ｘ≠ミ ト . _| く￣｀ 巷で話題を独占しております、
ｉ 八 | , , ヽ{ , , ヽ } |{⌒ 美筆やらない夫くんと初音ミクさんのですね、
| ヽ. ト ′ }ノ 八 交際破局について、
|{ ）ハ . -‐ ‐- . 八 /
八 / ∧ ヽ У ｲ , ズバリ本人から真相をお伺いしたいと思っております！
）ハ / 个 ｀こ´ ／ く￣
／ i l| i＞ __ イ l | }
|{ l| | :|ハノﾚ
. 八 . ＜三三三三三＞ .
. -‐＜///////////||/////////＞‐- .
／/////////////////,||////////////////｀ヽ、
//////////////////// ||////////////////// ﾊ
＿＿＿＿ _
／ ＼
／ ＼
/ _ 丶
l ﾉ } ⌒＼ /⌒ l
| / .ﾊ ::;;（ ●） （ ●）| なんとご本人から！
.l // .ﾑ-,..,. ´"''" , "''"´ l アポとってないですが大丈夫ですかできない子さん？
＼ ヽ! ' ' ! ヽ ､__ ,_, ／ できない子さーん！？
|ﾌ入 l ／
,ヘ ﾍ ト ､ ＿ ､´
／ ヽ ', jｧ / / ! ヽ
／ /ゝ..＿..ﾉ｀Y Y / }
／ ,.......... ', ｌ}_|./ j γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
/, '´ ｀ヽ ﾊ_ ノ ｌ / | ていうかこれアドリブなの？お互い？ ＞
// ∨ ｀` ￣ l ./〉 | すっげえなお前ら。俺のシリアスな空気返して？ |
j j ､ l l ,._ll′ 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
l | ｀ヽ ﾍ l! /
.
＿ 、 ィ
≧⌒ ｀‐イ⌒≧
. ／´￣ ｀ ＿ ＼
// イ´ ⌒ヾ―- ＿
. / ／´ ／ , -‐- _ ﾆ= 、
/ / ィ / ／ ｀ヽ
. /ｲ./ / ´ / / / i ヽ
}/ / / / / / .| i ｀
/ , , ｲ / ｲ l ' |
, .| | 寸7Tヽ l l ｲ l }
| , | | ｬzぇミ、 | '７寸ﾊ} / ' んで、実際どうしてなの？
}ﾊ .∧ i .l { 弋タ ヽ、/ ｾﾃぇ､ ,.' / ２人お似合いのカップルだったじゃん。
. ∨ , ﾊ 、 l ￣ ′ ﾞｰﾟ ｲ / 並んで歩いてるのとかすっごい爽やかでさ。
} .∧ } {、{ , ／{ /
. {ﾊ/ ヽ ﾄ、ﾄヾゝ イ/
} ﾚﾊﾍ ヽ、. ＿＿ --――-､
／￣￣￣｀￢ｰ-￣＿ ＿＿＿_ヽ
. }=‐-＿＿_ ￣ｰ=三三三三ﾐ､
/三三三三三≧=-＿_ ￣ｰ=三三!
/-=ﾆ三三三三三三三三≧-＿_ ￣`＼
／ｰ-_､ ￣‐=三三三三三三三三三三三ニ＝-ヽ
／=‐＿＿＞､_ ￣ｰ＝三三三三三三三三三三ミ､
. i／￣ ￣ｰ- ＿ ￣￣￣￣￣￣￣￣＿_ }
／￣￣￣￣￣￣ ＼
/ ＼
/ "￣￣` ＼
初音さんいいじゃないですか。 l '´￣` （ ー ）;;::: ヽ
胸小さいけど美人ですし。胸小さいけど女子からの評判もいいですし。 l ;::（● ） "''"´ l
| ´"', |
向こうはやらない夫くんにゾッコンだった様子ですけど、 l ヽ i
何でフッちゃったんですか？胸小さいから？ ＼ ､__,＿_, 丿
＼ ／
／ r／ヽ＝レ＜||: : : : : : |ゝ
γ´￣￣￣￣￣｀ヽ ／-‐´ イ≦=彡｀: :{{,-､:〈〉.,-|
＜ 張っ倒すぞ。 | , イ ^ ‐---- 、: : :||＾)）.{}（(:|
ゝ＿＿＿＿＿__,.ノ ＿＿,-─´ ＾ヽ‐--r >: : ||: :<〈〉>: `､
r': : : :/ ＼:/ /: : : }}: : :))((: : : :＼
.
＿＿
／ ヽ
/ __,.ノ 、
| （ ●)(
| （＿_ﾉ｀,
| ﾝ′ 何で、か…………。
_ﾉ ｀､ 7
,ｲ:. ヽ､＜ヽ,、___ ﾉ
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
'| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ
, ´ ￣￣ ｀ 、
/ ヽ
/ _,ノ_ ｀ヽ-、
/ (√丶丶´v 〉
ﾉ U { ) j うーん、――――
,.ｲ ､ V /
,／(:::ヽ.ヽ { r
_, ､ -― ''":::::::::::::＼::::ヽヽ., __r ／⌒ヽﾆ‐-、
/::::::::ﾞ:':､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V／.....￣ '.,:::::
丿::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::... '.,::: |
r ::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ::::::::::::::::.. '.,::i
/ ::::::::::::::::::::::: !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ::::::::::::::::::. '.,
/ ::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ::::::::::::::::::::. '.,
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＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
／￣￣￣＼
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/ ─ ─ ヽ
| （●） （●） |
＼ ∩（__人/777／
／ （丶＿//// ＼
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／ ＼
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／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
./ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | やらない夫、お前ひょっとして、女が怖いんじゃないかお？
＼ ｀ ⌒´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ オンナガコワインジャナイカ
┗━━━━━━━━━━───−−−
.
／￣￣＼
／ _,ノ ｀⌒
｜ .（ ●）（●）
. ｜ （___人__）
| ` ⌒´ﾉ ――――――。
.| |
人､ |
,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
'| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ
.
／￣￣＼
／ _,ノ ｀⌒
｜ .（ ●）（●）
. ｜ （___人__） ――そうか。うん、そうだ。
| ` ⌒´ﾉ
.| | そういうことなんだと思う。
人､ |
,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
'| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒::::＼ ！！！ もしや――っ！！
／ （●）}ili{（●）::::::＼ あなた、まさかまだ初音さんとヤッてないとかそんな話だったりしますでしょうか！？
| __´___ :::::::| ！！！？！？！？！？？！？！
＼ `ー'´ ...:::::／
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| どんだけテンパッてんだお前。 ＞
ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
_＿≦ー`__＿ _二ｚ<＿
＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜
＜之′Ｙ´／ ＼
>{ ,' | ､ , ,. ,.l , ﾞｉ
| !､{ | 寸寸T ハT７} ｨ,ｌ そんな！いくらなんでもいきなり上も下もなんて私壊れちゃうよぅ……。
′Ｊｉ, ﾞｉ ﾞｉ （ ≡） （≡）|ハ|
i⌒ヽ'(1. xxx ' xx,ﾉ川／⌒) γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
. ヽ ヽx＞､ °_,イ ｌ |::::ヽ／ | さらっとやる夫混ぜんじゃねえお。 ＞
∧ 人lﾊ:::::l,三|:::/ｌ| ,:::::ﾊ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
.
／￣￣＼
_ノ ヽ､_ ＼
（●）（● ） |
（__人___） ｜
あのなあ、別に男が好きなわけじゃないだろ。 | u |
何も手出さなかったわけじゃないけど、最後まではいけなかった。 | .|
ヽ 、 ,ｲ
／ヽ,ー- ﾄ､
_, ､ -─ '".:.ヽ:.:.＼__ /ノ ﾄ、__
__ ,. ー 、...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:....
＼ r 、 _ ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::'ｰ､
} }/ ) V::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/:ゝ/ ./ __ V ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:.:.:.＼
}:::::ゝ ソ ,Y i::::::/::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:.:.:.:. ＼
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ― ヽ
／ （ ●） （ ●）' ふーむ、もったいないですね―。
| ' | しかしなんでです？
＼ ￣ ,／
／ ヽ
.
＿＿＿
／:::::::::::::::::ヽ ＿＿＿＿
／ :::::::::.／￣￣ ＼____ ,. --ｰ.....:::::::::::::::::::.. ＼
/ :::::::::: ⌒´ ヽ､,＿ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i
| :::::::::::（ー).（ー ) |::::::::::::::::::γ:::::::::::::::::::: ﾉ
ううーん……。 | :::::::::::（__人___） .|:::::::,. -ーy:::::::::::::::::::: /
| :::::::::::/::'､ U |￣ _/::::::::::::::::::::: /
| :::::::/::::: | | ／):::::::::::::::::::::: /
| :::::::::::::／| /ﾚ-,.ｲ:::::/:::::::::::::::::: /
i ::::::::::::::::. ヽ__､____,. "/／::ﾉ.:::::/:::::::::::::::: j
r/:::::::::::::::::「二二二 ::::::::::／::::::::ノ::: ､:::: ／/
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::r
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
_＿,､__
／ ヽ ヽ.
/ ､ ﾍ 「｀ヽ i＼、
ﾊ. i | ｉ￣ﾊ.ﾘ､ ￣|丁)
/ハヽ. ヽ ﾍ{´ ￣川j
ﾑ､__＞ヽ､＼ Ｙ￣￣￣:.;′ ｶﾗﾝ
,′ ﾊ:| : ⌒YY⌒i |
, , !|: : . . | |.:.:.:i |
/ .′ ヒ三三三三}
. / ′
,′ i
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
．―――― ,
／ ＼
| |
| |
| ゝ,＿,ノ ゝ,.__ﾉ|
| （ー ） （● ）| 実は、理由は自分でもわかってるんだ。
} U （ 人 ） というか、最近になってそれが理由だと思い当たった、かな。
_ﾉ ゝ `ー ´ `ｰ´
ノ.:`.:,' ヽ ´ ｀ /
．＜＼.:.:.:.:` _ ゝ ,＿__, 'ヽ､ この話、人にするの初めてなんだけど――
,＿＜.:.:.:.:.:.:.:.:＼.:.:.:.:/{（ ノ ハ.:.:`ー､
／.:.:.:.:.:.:.:メ.:.:.:.:.:.:.:.＼/ ゝ ＞.:.:──── ､__,_,
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＞,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｛ ／ヽ ____＿＿＿ ＼ヽ,､
|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾉ; ` 、.:.:.:.:.:／ヽ.:.:.:.:ヽ´ __＼ ﾍ | '.` ,
|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼.:／.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:＞ ｀ヽ＿＿ ｀{ i i '.
ゝ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:j￣.:.:.:.:.:.::|ｉ¨￣ヽ / ./ .{f_ 'j
ヽ＿.:＿:.:.:.:.:.:.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.::|i: ／ ﾍ ｲゝ_iji´‖
ゝ.:,_ノ.::.:.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::|i:〈｀､´´.｀>、.:i|ﾞ ｀
＼::.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:´ｊ |ii~~､;'´`,'~;~~:i|
＼f.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ |i::::::::':::::::::::::::::i|
｀ー＝=＝一 ﾞ
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＿,〉 /
／´ ＼ /
＼ 〃 丶.._ ／＾＼
. ＼ / ￣￣｀丶、 ／ ＼ ／
ヽﾍ ＼ ／ ＼ ／
ヽ、 ＞'"´ )_／
', ＼／ ／
', ', ／
', ', ／ /
', ', _／ ｜ 俺な、子供の頃に誘拐されたことがあるんだ。
', ヽ￣ ,'
、 ヽ ヽ / /
＼ __ ｰ-､ ＼ ＼/ ／
ﾉ >､＼ ＼ 丶、 / ／
〈__,／{ `T¨´￣｀)-‐-､ ｀/ /
', |､_,＞'´ ／￣/ / V
丶-' 丶-‐ '´ {_(／
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／ ⌒ ー＼
／ （○） （○） ＼
| （__人__） |
./ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／ ＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
. / , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
|ハ |（○）::::（○） / / ,/ﾚ′
えーーー！！ `| ヽ U「)'/|/
ヽ､_ コ _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
'ｲ／ヽ::::｀l┘
＿＿＿_
／ ＼
. ／ ＿,ﾉ ⌒ ＼
ｌ^l^lｎ （●） （●） ＼
ヽ L ｀ u. | 思ったよりも深刻そうな告白来ちゃいましたねこれ。
ゝ ﾉ - ― ／
／ / ＼
／ / ＼
. / / -一'''''''ー-､.
人＿＿ﾉ (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
.
／￣￣＼
／ __,ノ ｀⌒
| ( ⌒) （⌒)
.| （___人__）
| U ｀ ⌒´ﾉ. 営利誘拐みたいな、そんな大げさなものじゃないんだけどな。
| |
,. --、― --ｰ y:ヽ 丿 若い女の人に、丸一昼夜連れ回されたんだ。
/ ::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::..＼ __ _ r.〉
/ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..... ＿ ｨ＼
/／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ヽ
ノ ..::::::::::::: ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 丶
/ ...::::::::::::::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ｀,
/ ..:::::: -、::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.... ｀,
i :::::::::::.. -‐-、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: r/ノ::.. `、
ヽ::::::::::::::::::::.. ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: j::::::::::::::::.. ヽ
＼::::::::::::::::::::::.. 、::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /ヽ:::::::::::::::::::.. ･、
＼:::::::::::::::::::::.. ＼:::::::::::::::::::::::::::: / ヽ::::::::::::::::::::::::.. 、
.
ｰ─ 、
,. ^ヽ_ ヽ
(ー ) ｜
(___） |
'､、｀ |
| ィ__｛
`-ｭﾆ_＞,-ｰ-、
,'::::::::::/.:::::::::..ヽ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−− /::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ,
┃ 口にしてみると、 ,':::::::::::::::|:::::::::::::::::|:!
┃ くっきりと当時の情景が思い出された。 ,i:::::::::::::::::|:::::::::::::::::|i
┗━━━━━━━━━━───−−− i:::::::::::::::::::|:::::::::::::::::|i
_/.:::::::::::::::::::|::::::::::::::::::j'
＿_ ／´::`ー=──ヾ::::::::::::::;ﾉﾞ
／..:::::::::::..＞ i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}:;/:;'
／..::::::::::::::::::::::::..＞.､ ｀.;､:::::::::-::::::::::::::::::::_,ノ::/
/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...＞.､ _.ｨ､::::｀" '''..──: ´:::::::/
／..:/￣.......ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.､＞､:::::::::::::::::::::::::::::::::/
／..::::/.:::::::::::::::::::∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..ヽ::::::::::::::::::::::／
.
┏ ┓
┃ Enrico Pieranunzi Trio - Seaward ┃ ｰ─ 、
┃ ttps://www.youtube.com/watch?v=KpgsexgL_nQ ┃ ,. ^ヽ_ ヽ
┗ ┛ (ー ) ｜
(___） |
'､、｀ |
| ィ__｛
`-ｭﾆ_＞,-ｰ-、
,'::::::::::/.:::::::::..ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ,
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" ; ;ヾ ; " " ヾ ; " ; " ; ; ヾ, .:... i . .. ... . . .. ..:..:..:.. ... .:..:...... ... .. .:..:..:.. .. ... ..:..:..:.. .:. ... . . ..
;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ; ヾ ;ゞ . ... .,人,. .. ... ..:..:.:.... ... . .. ... .:. ..:..:..:... .. .. .. ...:..:..:..:..:... ... ... . .
" ; ;ヾ ; " " ヾ ; " ; " ; ; ヾ,... く,r个､ゝ . .. .... .. . ...:..:..:..:..:.. .. . .. .:..:..:..:... .. .. ... .:..:.. .. . . .
;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ; ヾ ;ゞ.. .. . ヽ_|_/ . . .... ...:.:.... . .. . . ...:...:... .. . .. .. . .. .... .. .. .
" ;ヾ ; ;";ヾ; ;"/" ; ;ヾ ;ヾ "".. .. . . Ψ .. ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
ヾ ;"; "i "; ;ヾ; ;ヾ; ;ﾒヾ " || ┃ 小学２年の時、学校の帰りに、
゛ ヾ;ｉ;;ｉi ;ｉiメｿ ヾ; ;ゞ " . .. . . .. . ... || . .. .. .. .. ┃ 父の会社の封筒を持ったスーツの女性がやって来た。
""|l!|| ｌｌ|ｿ "" || ┗━━━━━━━━━━━───−−−
ｌi;;i:|il|| ||
|:l||ｌ |l| ||
|;l!ｌ| |;ｌ ||
|ilｌ|| ｌｌl || ┌──────────┐
,__,. .ｌliｌ|ｌ ｌ!| ,__, .|| ||三三三三三三三三三三 || ,__,
|;;:|─────────|;;:|──::::/ ヽ.::────::||三三三三三三三三三三 ||───|;;:|────
|;;:| iiｗﾉ iwiwWwii i..w wiW|;;:|iiwiiiwii:|;;;l |;Wwii i..w w/"￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ /i;;Wwii;;i.|;;:|iｗﾉ wWii i
ｌ二二ｌ二二ｌ二二ｌ二二ｌ二二ｌ二二::|;;;l | ｌ二二ｌ二 :!二二二二二二二二二二二ｉ/:二ｌ二二ｌ二二ｌ二二
,.|;;;|,j､,,. |;;l | |;;!| |_j
|_ｌj |_ｌj
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／｀ヽ-／｀∨‐-／｀ヽ､＿
／:,::- '"´::::::::::',::／::::::::::::::ヽ::｀ヽ､
／::/:::::::::::::／::/:∨,::::::::::::::::::::::l:::::::::::::ヽ
／::::／:::::::::::::/::::::/;;l/:|:::::::::::::::::::::::',::::::::::::::::', ┏━━━━━━━━━━━━━━───−−−
/:::::／:::::::::::::::/:::::::/｀´｀,'::::::::|::::::l::::l::::l:::::::::::::::::', ┃ 「お父さんが待ってるから一緒に行こう」
/:::::/::/::::::::::::::/::::::::{' |::::::::::|::::::l:::::|:::l::::::::::::::::::|. ┃ 俺はその言葉をすんなりと信じた。
/:::::/:::/:::::::::/::/!:/::::::| .|::::::::::|:::::::l:::::l:::!::::::::::::::::::l ┗━━━━━━━━───−−−
/::::::/::/:::_/,//:/´!l:::::::l:| ､l::::::::::l:::::::::l:::::l::',::::::::::::::::::|
//::::/:::/::::/:::/:/ |:!::::::l:| ,::::::::::::::l:::::::l::::::::',::::::::::::::::|
..l::::/:::/:::::l::/!l:/ |:!::|::|:! ,'::/::::/:::l:::::::|::::l:::',:::::::::::::::l
/:ｲl:::::l::::::l:/ | .l:::|:l | /:/::::/l::/!:::::::l::::|:::::':,:::::::::::::|
|:{l::|:::::|::/l:l l:/' /;ｲ/:ｲ::/ .|:::::::|::::|:::::::ヽ::::::::::|
/::/::::::l::l､|{ / , ／ l:/ |/ ,':::::/::::l::::::::::::l::::::::::|
/l:::::l:::ヽ:八 ' / ./::::/!:::/l::::::::::::l::::::::::|
.ヽ:::::l::::::ヽ:ヽ ､_ /:／ l::/.:':::::::l::l､:::::::::::l
',:::|::::::/!::::l ､ ｀ ｰ ／'/｀´/:::l:::ヽ::ヽ ＼::::::',
/:,ｲ:::::{ l:::ﾄ:}. ＼ _,..ィ"´::/::/l::ﾄ､::lヽ:::',:::} j::::/
／ ﾍ::::', ヽ | ｀ ー ''"´ l:::/:/ ｿ !:} ヾ! /:/l/ l::/
､:{ ):/ /,.| {/|::{ ／-'┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
_｀,.._ ／,.-' ', ｀ー ''." ┃ 知らない人に付いて行っちゃいけません――なんて当然知っていたが、
´ {､￣´ } / ,.-'´| ┃ 父の会社の封筒は家でもよく見ていて覚えがあったし、
! ￣ ー ､ ,..-'"´ /. ┗━━━━━━━━━━━━━───−−−
ヽ ｀ / / |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （⌒ ）（⌒）
| （__人__） なによりその女の人な――綺麗だったんだ。
| ｀ ⌒´ﾉ 堂々としてて、いかにも仕事できそうなキャリアウーマンって感じで、
| } それでいてお洒落で華やかでさ。
ヽ ﾍミ|
／,` 、` -`,--` , 怪しいなんて全く思えなかった。
＿＿,---/;;;;;` `-,-/ニﾆ |
/;;;;;::::、:::::::::|、_ ,＞、 /::l,_l･ ,<、__
ノ;;;;;;;;;;;;:::|::::::::::＜:::::::ヽ``l::::| |`l,::::ヽ
|;;;;;;;;;;;;;;:::::|:::::::::::::ヽ:::::::＼|:::|`-‐'/::ヽ::::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;:::::::::::::::::::-、:::`;:ヽ;-';;;;;:::ヽ::l
;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;:::::::::::::::::::::`、;`l;;;;;8;;;;;::::`ヽ
;;;;;;;;;;;;/、;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::;`l;;;|;;;;;;;;;;;::::: `l|、
;;;;;/' `,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::|;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::l
;;;く ';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
それはしょうがない。付いて行ってもしょうがない。 | ___'___ |
僕も絶対に付いて行きます。 ＼ `ー'´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
.
＿＿
／ ヽ
/ ∨
ﾊ、＿ ∨
{ (● ) ＼
今思いだしても、本当に素敵な人だったよ。 〕､ ） } ＞--
理知的なところと、女性的な色気っていうのかな、 ､厂 ／ ／////
うまい具合にバランス取れててさ。 ｀ヽ _ ///////
＼__／У//////
、 ////////
〈ノ＼=- 、 |///////
〉 i ＼ |//////
{ ’､ _ ＼ |//////
｀､ ＼/ ｝ ＼ |/////
＼／／、＿ `, |/////
| У -_く ﾉ |/////
Ｙ .' ´, ‐-'y //////
ヽ ´ ムく、 ／//////
＼ )＼__ _/////////
ﾄ｀¨´/////,｀´//////////
＼///////////////////
＼/////////////////
.
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＿,〉 /
／´ ＼ /
＼ 〃 丶.._ ／＾＼
. ＼ / ￣￣｀丶、 ／ ＼ ／
ヽﾍ ＼ ／ ＼ ／
ヽ、 ＞'"´ )_／ ┏━━━━━━━━━━━───−−−
', ＼／ ／ ┃ 彼女が手を差し出したから、
', ', ／.. ┃ 俺はずっとその手をつないでいた。
', ', ／ / ┗━━━━━━━───−−−
', ', _／ ｜
', ヽ￣ ,'
、 ヽ ヽ / /
＼ __ ｰ-､ ＼ ＼/ ／
ﾉ >､＼ ＼ 丶、 / ／
〈__,／{ `T¨´￣｀)-‐-､ ｀/ /
', |､_,＞'´ ／￣/ / V
丶-' 丶-‐ '´ {_(／
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 白くて長くて、赤いマニキュアをしていた。
┃ 母が滅多にマニキュアをしなかったので、珍しくて爪ばかり見ていた。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
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.
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ なんとなくおかしいなあと思い始めたのは、すっかり暗くなってからだ。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
. | （ ● ● ） |.. ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
. | （__人_（ │ ┃ お父さんのお仕事がまだ終わらないから晩ごはんにしましょうとレストランに入る。
| i_i_i ヽ | ┃ その次に、まだだからアイスを食べましょうと喫茶店に入る。
. | .|| | ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
. ヽ γ⌒) / ﾓｸﾞﾓｸﾞ
ヽ| 「 /
>| | <
| | | .|
ﾄ､__,ﾉ .|
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ そうやって子連れで夜の街を歩き回っていたから、
┃ お父さんはいつ来るんだろうって漠然と疑問を感じ始めていた。
┗━━━━━━━━━━━━───−−−
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.
／￣￣＼
／ _,ノ ｀⌒
｜ .（ ⌒）（⌒）
. ｜ （___人__） 結局その日は、そのままどっかのでかいホテルに泊まったよ。
| ﾉ そこまで来ても俺は変だな、くらいにしか思わなかった。
.| |
人､ | 女の人はすごく優しかったし、話も面白くて飽きなかったし、
,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ ちょうど次の日が土曜日だからまあいいかなんて考えてたんだな。
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾒ、 今にしてみれば信じられないくらい馬鹿なガキだったな、俺。
｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
＿＿＿_
／ ＼
／_ノ ヽ_ ＼
／ （●） （●） ＼
……。 | （__人__） |
＼ ⊂ ヽ∩ <
| | '､＿ ＼ ／ )
| |＿＿＼ “ ／
＼ ＿＿＿＼_／
.
,_ ＿
､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
_＿≦ー`__＿ _二ｚ<＿
＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜
＜之′Ｙ´／ ＼
>{ ,' |､ , ,. ,.l , ﾞｉ
| !､{ | 寸寸T ハT７} ｨ, ｌ
′Ｊﾞｉ, ﾞｉ ﾞｉ （●） （●）| ハ|
ﾞｉ|ﾞｉ'( U , | なんなの、その人。
ﾞｉTィ.,_ ∩ /777ノ
│「（丶_//// l
└l´::ヽ ／ ¨
／￣￣ ＼
⌒´ ヽ､,＿ ＼
(● ) (ー ) _,-|、
（__人___） r' l |.lヽ
大体想像付くと思うけどさ、 '､｀⌒ ´ l i | l} }
俺の親父の不倫相手だよ。会社の部下だった人らしい。 | l l, |. l ﾉ__ _
| / /ｨ::::::::.. ヽ
_,,ィ'´:::ヽ__､_r'´ ／:/:::::/::::::::. ヽ
__ __ ,. ''´..::::::::::::::::「:::::人＿＿..ry:::::::::::::::::::::::::. ',
,.- v ヽ r´ ...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈::::::::::::::ム:::::::::::::::::::::::::: l
rｰ、 ヽヽ }＿::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,ｨ::::::::::::::::::::ﾊ:::ﾉ::::::::::::::::: l
r ヽ ｀ ､_」イ_] |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V::::::::::::::::::::ﾊ:::::::::::::::::::::: i
i >､_〉-".| ,,,,,, |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V::::::::::::::::::::ﾊ:「 ::::::::::::::: !
ヽ ） | | ,,;;'' |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V:::::::::::::::::::ﾊ::::::::::::::::::: |
.
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
. / , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
うわー、怖いねそれ。 |ハ |（三） （三） / / ,/ﾚ′
`| ヽ u 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
'ｲ／ヽ::::｀l┘
＿＿＿
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼
／ （ ●） （●）＼
| ___´__ | 殺されなくてよかったですね。
ヽ、 `ー '´ ／
ヽ < ∩ノ ⊃
| ⌒ヽ i |／ ＿ノ
| ヽ ＼ ／ ／
.
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┃ 彼女は俺が眠るまでそっと毛布を叩きながら添い寝をしてくれていたが、
┃ あの時、俺の顔を見ながら彼女は何を考えていたのか。
┗━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
＿＿
,..-.､ ,,.-''￣ ＿ ＼
_,,..-''"´ ／ （ ',
_,,.-‐''"‐-..,,_ / ｀¨7 l /
. _, -‐' _, r'￣￣｀ヽ ｀ヽ ゝ- ' /
.__, -‐'´_, -‐'//////////＼ ＼ ／＼
.＿, -‐'////////////////.＼ ﾍ ＿＿,,..-''" ＼
.｀''ヽ_＼//////////////////ヽ ﾍ _｀ヽﾊ
.｀ヽ＼////////////////ハハ ,.‐'"´ ｀ﾉノ
.＼ ＼＼////////////////）ﾊ｀ヾ,,,/ _,,／
.＼ ＼＼///////////,r'´ ,r' ｀￣'／
＼ ', ',///////,r'´ ,r'´ ／
＼ ', ',////,r'´ ,r'´ ／
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 夜中にふいと目を覚ますと、
┃ 彼女は窓に顔を向けてじっとソファに座っていた。
┗━━━━━━━━━━───−−−
,.. -‐､--'"｀ヽ
/::／／:::::::::::::｀ヽ＼
/::/::/:::::/:::::::::::::::::::::',::',
,}:/::::l:::::::l:::::::::::::::::::::::::l:::l､
／/:／!::::::l::::::::::::::::::::::::::l::|:|
/:::::/:::/:::::/:::/:::::::::::::::l::::::::＼
ヽ:l::::l:::::::l:::::l:::::,::::::::::::|:::::::::::::}
l'ヽ::l::::::l::::::|::::l::::::::::::l::::::/:::/
l:/:l::/:l::::',::|､::::::::/::::/l::{
l （::{ヽ:l､::l::l }::l:/:/!:{ ヽヽ
l:l l l' ヾ､!人'{:lﾘ ｿ
_|,-= '-- ､ ＿,..-=‐-､
/､ ',
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／:::::,..-'"´:::::::::::::::::::::｀ヽ､
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/::::,ｲ:::::::::::::::::/￣￣´::::',:::::/ヽ::､::ヽ
/:::/::::|::',::::::::／::::::::::::::::::::::∨:::::::｀::ヽ｀
/:::;::::::::::::｀／:::::::::::::::l:::::::::::::'::::::,::::::::',::＼
/:::::!:::::::::::/:::/:::::::::::::::|:::::::::/!'::::::|::::::::::':,:::::＼
l:::::::}::::::::/:::/:::::::::::::::::l:::::::::|''|::::::::',:::::::',::∨:::/
|:::::::l::,-､|::/::/::::::::::::l::|::::::l:| |::::::::::',:::::::':,::ヽ/
}:::/:｀!l /l::{:::l::::::/:::/:l:!::::::|:! |:!:::::::::',::::::::ヽ:::',
/:/:::l::::l､ヽ!:l::l:::::/:::// l:::::/l:! l:l::|::::::::',!:::::::lヽ::!
l:'|::::{',:::::ヽ'l:l,ｲ::/l::// /ｲ:// l:|',:!::::::l::|:::l::/ ',!
l ヽ:ヽ:::',:::l/､!/ l/ / l::/ , l,' l/l:::/:ﾘ::l::{
ヽ::}):/l::::::::lヽ､ / _ ,..ｲ:/:/:/l::､l
/ {:(. |::l:::ﾉ ｀ ､ ´,..:＜´:/:/::l::j ヽ! ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
ヾ! l,-' ｀´!::/l l/ l:{ / ┃ あの時の彼女から漂っていた圧倒的な孤独は、
, -― '"´ ｀ヽ､,-―"´ ヽ ┃ 今の自分でも到底理解のできないものだった。
／ ＼ ､_ ', / _,..-} l ┗━━━━━━━━━━───−−−
/ ヽ ￣￣ ヽ "´ / l ',
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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.
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
, -=＝＝＝=- ､
／ 7!､ , ＼
〃 ｨ仝イﾑ斥ュ }}
{ { ﾂ爪笊ミ从从气ﾐ, /}
-‐ ´￣￣￣￣｀ - ､ ヾ ､ 笊从圦从从彡ｲ／/
, ´ ｀ヽ､ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
. ／ , -‐=＝＝ァ=-､ __ ＼ ┃ 翌日の朝食は、ホテルの豪華なものだった。
／ i! : : : : ,'' '; ,,' ,ｨ'´ヾ:ヽ ヽ. ┗━━━━━━━━━━───−−−
. / i! : : : : ,' ,'ｰ''''´ i::i! ',
/ i!: : : : ,' ; ; ; : : : : vﾍ ',
. / / : : : :,' ,.': : : : : : : : ヾﾍ i ／￣￣￣￣￣＼
. ,' / : : : :,', ; ,' : : : : : : vﾍ. } / ,....:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...､ ヽ
i / : : : :,' , , ,' : : : : : : : : : : ヾﾍ i ! /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ',
{ /, -==-.< ,' : : : : : : : : _,}:.i! ,' { i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:! }
{ ヽ､: : : : , ＞t' : : : : : : , -‐: :´: :ノ / .i i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.! i
. i ｀´￣ i , -‐: :´: ; -‐ ´. / ', .ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノ／￣￣ヽ
', ﾄ､_, .-‐:´: ; -‐ ´. / ヾｰ｀＝====＝´イ二二ﾆ> ﾉ
', ゝ:_:; -‐ ´ ／ ∨ /｀￣￣￣
ヽ ／ ｀ー―――'´
＼ ´
｀ｰ- ＿＿＿＿＿__ -‐ ´ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 血色の悪い肌から、彼女が一睡もしていないだろうことがわかった。
┗━━━━━━━━━━━━━━───−−−
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.
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┃ ホテルを出て向かった場所は近くの公園。
┃ 肌寒くて、人気のない、気が滅入りそうな雰囲気をしていた。
┗━━━━━━━━━━━━───−−−
┳ ヽ ゞ:ヾヾ.: ; ;ヾ ; ; :ヾゞヾ., .ゞヾゞ;ゞ
'⌒)|.| ヾ ; ;";ヾ; ;"/" ; ;ヾ ;ヾ "゛;"; ゞ; ;
|.| ゞゞ; ;ゞ ;" "ゞ ; ;"!" ヾ ;ゞ ;"ヾ
|:| ゞ:.y.ﾉゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ;
|.| ゞ ゞ:ヾヾ.: ; ;ヾ ; ; :ヾゞヾ.,
|:| ＼:::; ;;;ゞ゛//;;ヾゞ
|:| |i!ｉ:;;;:;i:|ソ
ｒ'"";;;ゝ, , ,,,,,, , ゞﾐ |:| |il.i:::. :;;)
i;i;i;i;i;;;;::.ヾ. r"iiiii;;ﾞ;:、, ﾐ/ミ ＿＿＿＿＿＿＿_|;|_ ,,,,,, , ,,,,,, , ||iii;i.;..;|
iii;i;i;i;;;;::::::::iiii;;;;;:::::::iiiii;(○)(O) :i,,,, . ||三三三三三三三三|| ,iiiii;;;::..ﾞ ,,iiiii;;;::. ﾞ ,. |ii:i;;;:;ｉ:|
iwWwii i w wiiwWwiiiiヽｌﾉヽｌﾉw i w. ||三三三三三三三三|| iiiiii;;;;:::::::iiiii;;;;;:::::::ｉ..||iii;i.;..;|
二二ｌ二二ｌ二二ｌ二二ｌ二二ｌ二二ｌ／ ／_|二二ｌ二二ｌ二二ｌｌ |i:;.i:i;;;;|
|_|￣￣￣￣￣￣￣|_| |iii;i.;...;;|
ノﾉ;;; ;;:illヽ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ その間もずっと、俺は彼女の手を握りしめていた。
┃ ここで手を離してはいけない気がしたのだ。
┗━━━━━━━━━━───−−−
＿,〉 /
／´ ＼ /
＼ 〃 丶.._ ／＾＼
. ＼ / ￣￣｀丶、 ／ ＼ ／
ヽﾍ ＼ ／ ＼ ／
ヽ、 ＞'"´ )_／
', ＼／ ／
', ', ／
',.. ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
', ┃ 彼女の白い手が、
',.. ┃ この世と自分とを――あるいはこの世と彼女とを――繋ぎ止めるヨスガのように思えた。
、┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
＼ __ ｰ-､ ＼ ＼/ ／
ﾉ >､＼ ＼ 丶、 / ／
〈__,／{ `T¨´￣｀)-‐-､ ｀/ /
', |､_,＞'´ ／￣/ / V
丶-' 丶-‐ '´ {_(／
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／｀ヽ-／｀∨‐-／｀ヽ､＿
／:,::- '"´::::::::::',::／::::::::::::::ヽ::｀ヽ､
／::/:::::::::::::／::/:∨,::::::::::::::::::::::l:::::::::::::ヽ ┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
／::::／:::::::::::::/::::::/;;l/:|:::::::::::::::::::::::',::::::::::::::::', ┃ 彼女がくすりと笑った。
/:::::／:::::::::::::::/:::::::/｀´｀,'::::::::|::::::l::::l::::l:::::::::::::::::.', ┗━━━━━━━───−−−
/:::::/::/::::::::::::::/::::::::{' |::::::::::|::::::l:::::|:::l::::::::::::::::::|
/:::::/:::/:::::::::/::/!:/::::::| .|::::::::::|:::::::l:::::l:::!::::::::::::::::::l
/::::::/::/:::_/,//:/´!l:::::::l:| ､l::::::::::l:::::::::l:::::l::',::::::::::::::::::|
//::::/:::/::::/:::/:/ |:!::::::l:| ,::::::::::::::l:::::::l::::::::',::::::::::::::::|
..l::::/:::/:::::l::/!l:/ |:!::|::|:! ,'::/::::/:::l:::::::|::::l:::',:::::::::::::::l
/:ｲl:::::l::::::l:/ | .l:::|:l | /:/::::/l::/!:::::::l::::|:::::':,:::::::::::::|
|:{l::|:::::|::/l:l l:/' /;ｲ/:ｲ::/ .|:::::::|::::|:::::::ヽ::::::::::|
/::/::::::l::l､|{ / , ／ l:/ |/ ,':::::/::::l::::::::::::l::::::::::|
/l:::::l:::ヽ:八 ' / ./::::/!:::/l::::::::::::l::::::::::|
.ヽ:::::l::::::ヽ:ヽ ､_ /:／ l::/.:':::::::l::l､:::::::::::l
',:::|::::::/!::::l ､ ｀ ｰ ／'/｀´/:::l:::ヽ::ヽ ＼::::::',
/:,ｲ:::::{ l:::ﾄ:}. ＼ _,..ィ"´::/::/l::ﾄ､::lヽ:::',:::} j::::/
／ ﾍ::::', ヽ | ｀ ー┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
､:{ ):/ /,.| ┃ 必死に自分の手を握る子供の姿が哀れになったのか。
_｀,.._ ／,.-' ', ┃ 隣を歩く子供の命運が、自分の手に握られている事を自覚して愉快に思ったのか。
´ {､..￣´ }.. ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
! ￣ ー ､ ,..-'"´ / / !
ヽ ｀ / / |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 何故だか、あの瞬間に、彼女は自分を帰すことを決意したように思えてならないのだ。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,-‐.r‐､-――-- ､_＿,..､
|:::::{/::::::::::::::::::::::::::,‐---l
/::/::l::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::l､
{::'::::l::::::;:::::::::::::::::/:::::::::::::l::|:l やらない夫くん、わたしといっしょにいく？
_ノ::ｲ:::|::::::ヽ::::::_::::{':l:::::::::::,:l::|:!
(::< l::::l:::lヽ:::::::::::l,-､!::!l::::l::/l:l::|'... ┏━━━━━━━━━───−−−
､:) l:l!:::|::jヽ:::::ﾘ､'. |:l.l::/!'/､ﾘ ┃ 頷く。
ﾘ /!:（:/l:/l'/ ´ ﾘ l/ ,.:' ┗━━━───−−−
l ゝ}! l ﾄ､ |｀ｰ '" わたしといっしょでいいの？
l} /｀ヽ､＼k_-,
,' ＼_ ':,. ┏━━━━━━━━━───−−−
l ,...__ ｀ヽ'-､. ┃ もう一度頷く。
|/ ヽ l | ＼｀ヽ ┗━━━───−−−
| ',.|/ ヽ､ヽ
| !' l::l ﾉ ほんとうに――？
| l l'/
| ! /|
| .{ | |
┏━━━━━━━━━───−−−
┃ ――――。
┗━━━───−−−
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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おかあさんは？
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┃ 彼女の顔が、白く表情を失った。
┃ 自分がなにか致命的な失敗をしたことに気づいた。
┗━━━━━━━━━━━───−−−
＿＿
／ノ ヽ＼ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
／ （○ ○） ┃ 見る見るうちに、彼女の両目に涙が溢れ出してくる。
| u. （__人__） | ┃ ――彼女を悲しませることなんて、絶対にしたくなかったのに。
. | | ┗━━━━━━━━━━━━───−−−
| |
. ヽ ﾉ
ヽ /
/ ヽ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
| | ┃ かすかに肩を震わせて、自分と繋いでいない方の手で額を押さえながら、
| . | ┃ 歯を食いしばりながら、世にもつらそうな顔で涙を流していた。
┗━━━━━━━━━━━━━━───−−−
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...:.::.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::７
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:::::::::::イ/(:::::/ / }:::::::::::|::/｀Yﾃ芋ミ/ 厶イ:::/:::::::::::l::::::|
:::::::::::〃::::)::{ ｛ ｲ:::ｉ:::::::|' 込.ｒ'::/＾〃/.:::|:::::::::::::::::|::::::l
:::::::::::ｉ|::::::{::::ヽ }:::i::::::::| ｏ. ｀`ﾟ /.::::::::::::::::::::::::|:::::::.
::::::::::八:::::}::::八_}:::i::::::::l {::i:::::i:::::::::::ﾉ::::|:::i:::|i
:::::::/.::::::::ﾉイ 八::i::::::::l ゜ 乂::::i:::::／:|::::ﾉ:::i:::|i うそつき。
::::厶斗'( }|::::::ﾉ c _,.:´:::ノノイ::::::ﾉ:::::::八八
´ `丶､ /八く ／.::〃〃 厶イ／／ ﾉ
ヽ /};::厶ィヽ､_／{/i::/ ノ′
∨｀ヽ. ﾘ 八{
'. V
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/ ｀ヽ / ‘，
/ } ‘，./ } ＿＿__
' V / ／ ヽ
, / ./ ,:' / }
,′ , / ／ー / /
ヽー'/ /ー' / ,
{ | , ,/ / ／
ヽ ＿ | ! / ' , ＼
{::::::::ヽ ' | ＿ / ／ ,:' ”¨ ､
人:::::::|/ {/::::::ヽ / , ゜ .／ ヽ／ }
／ ー' {::::::::::/′ /／::ヽ ,. :' / '
／ ー ' 厶=!'::::::／´ ＞―z/ , '
,゜ } ノ、 {_／¨¨¨´ , ゜_ ／
{ /⌒ ー― ' :} {／:::)ィ
', _{ ! (_,／
} ⌒ ＼ .' /
, l .{ '
{ ' 、 /
ヽ / 入 /
ハ / ./ ヽ ／
匕ｱ .／ ,' ｲ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ がりっという痛みを額に感じたのは一瞬だった。
┗━━━━━━━━━━───−−−
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＿＿___
l::::::; -‐:::::::::::::::二ﾆ=､
＿ ノ／.::::::::::::::::／ _＿__｀ヽ
|:::::::/.:::::::／.::::::/ ／.:::::::┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
ﾉ::::::{:::::／.:::／.::|/.:::::::::::::┃ 彼女は手を引っ込めると、何事もなかったかのように再び歩き始めた。
／.::::::::.∨.::／.::::::::《:::::::::::::: ┗━━━━━━━━━━━━━━───−−−
./.:::/.::::::::::.∨:/.:::::::::::l}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀丶、
/.:::/:::::::::::::::::|/.:::::::::::::ﾘ.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ
iﾍ∧:::::::::::::::::iﾞヽ:::::/::/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
{ ﾊ::i､:::::::::lﾄ､ Y:::/:::ﾉ.::::::::::::::::}:::::::::::::::|:::::::::|:::iハ
八(｀ヽ:ﾊ し'７／:::::::::::::::::〃.:::::::::::::|::::::::ﾘ八
｀ヽ人} 〃〃::::::::::::::::ｉ|:::::::::::::::ｉ|::::〃(
ﾉ＼{{:::{{:::人:::::::::八(｀ヽ::::八(八
八八=≦ヽく ｀ヽ}/､
) }／） ﾉ ＼
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／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ● ●）
. | （__人__） …………。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
| ｀ ⌒´ﾉ ┃ 一足ごとに額に走るヒリヒリとした痛みは増していく。
. | } ┗━━━━━━━━━━───−−−
. ヽ }
ヽ ノ
.> <
| |
| |
／￣￣＼
／ _ノ ┓＼
| （ ●┃●）
. | （__人__） …………。
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
.> < ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
| | ┃ 温かい筋が顎に向かって流れていく感触に気づいていたが、
| | ┃ それを認めてはいけない気がしたのだ。
┗━━━━━━━━━━━━━───−−−
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.
入れないと意味ないよー
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
,-‐.r‐､-――-- ､_＿,..､. ┃ 暫く歩いた先で、彼女は電話ボックスに入り何処かに電話をかけた。
|:::::{/::::::::::::::::::::::::::,‐---l ┃ それから、２人で大きな駅の待合室でじっと何かを待った。
/::/::l::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::l. ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
{::'::::l::::::;:::::::::::::::::/:::::::::::::l::|:l
_ノ::ｲ:::|::::::ヽ::::::_::::{':l:::::::::::,:l::|:!
(::< l::::l:::lヽ:::::::::::l,-､!::!l::::l::/l:l::|'
､:) l:l!:::|::jヽ:::::ﾘ､'. |:l.l::/!'/､ﾘ
ﾘ /!:（:/l:/l'/ ´ ﾘ l/ ,.:'
l ゝ}! l ﾄ､ |｀ｰ '"
l} /｀ヽ､＼k_-,
,' ＼_ ':,
l ,...__ ｀ヽ'-､
|/ ヽ l | ＼｀ヽ
| ',.|/ ヽ､ヽ
| !' l::l ﾉ
| l l'/
| ! /|
| .{ | | ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 彼女はハンカチを取り出し丁寧な手つきで額の血を拭ってくれた。
┗━━━━━━━━━━━━━━───−−−
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
_ ..ｬ弋.:¨:¨:¨:¨:¨:.l:¨:＞.､
..;＜: : : : :.ヾ : : : : : : :| : |: : : :ヽ
: : :弋: ヽ: : : ヽ: :ヽ: : : :.:j: : : : : :ヽ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
: : : : :ヽ: : ヽ: : ＼: : : : :/ : :/: : /:∧ .┃ 父が憔悴しきった様子で待合室に駆け込んできたのは、
ヾミ㍉ヽ: :ヽ: :ヽ: :ヽ : : : ／: : :ｲ/: ::', .┃ それから１時間近く過ぎた頃だ。
｀ヾ ｀ Yイ′´ ´ ㍉: : :}. .┗━━━━━━━━━━───−−−
ミ| }: :.|.
ミ| ミ |
ミ| ﾐ |
イ ¨'''一-- ､ __z≦⌒ヾj
ﾆﾆﾆ{/¨ て:T¨¨ﾐー‐一彡ｨ:ﾅ7丁 Yﾍ
| ｀￣´ノ } ⌒Y ヽ￣ | | |
ヽ ＿＿ ノ |弋 ＿_ノ | |
ヽ | ﾉ /
弋 ﾉ ｲ_ノ
U / ｀ー ´ ﾘ
ｨi从从从从i从i. | /
| ＜───‐ﾃ j /､
＼ ､ ｀￣￣´ ｲ| 弋__
＼ ＼ ￣￣￣ /. | ヾミｰ-
ヽ ヽ /,. | ＼
., ＼ ｀ー---一 イ/ | ヽ
', ＼ ／ │ ＼ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
', ｀ ｰ-､ ,イ | 弋ー── ┃ 俺の姿を見つけ顔を輝かせたが、
', ／辷Yヽ､ | ＼ ┃ すぐにその横の彼女に気づき表情が凍りついた。
', ／ヾ三三三＼ | ｀7 ┗━━━━━━━━━━───−−−
', ／ ヾﾆﾆﾆﾘ ヽ j /
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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.
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
_,. -――------- ､_
. ´ ￣｀) , '"´￣｀ 、
. ´ ＿,. -- ､_,.二∠ -‐ '´ ｀ 、
⌒ヽ' ´ ￣￣｀ ー-＜´ r―- ､ ＿_ ﾉ／ 丶、
', ｀ ｰ-=ﾆゝー ￣￣￣ ´ ＼
', ｀ ￢=‐ ､_
l ` ￢ - ､ _ _,／ ￣｀ヽ、
| ｀￣￣￣_ノ ` ｰ-､ 丶-----
| ､＿ -―一ｧ'´￣￣ 丶..,,_ _
| ＿ _,. -‐ '"´ ￣￣´ ＼
|―- ＿ _,. -‐ '´ |＼
０ / ￣ | ﾉ＼
０ ／ ‘く
.／
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／｀ヽ-／｀∨‐-／｀ヽ､＿ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
／:,::- '"´::::::::::',::／::::::::::::::ヽ::｀ヽ､. ┃ 一度、俺の手をそっと撫でて、彼女は繋いでいた手を離した。
／::/:::::::::::::／::/:∨,::::::::::::::::::::::l:::::::::::::ヽ ┗━━━━━━━━━━━━━───−−−
／::::／:::::::::::::/::::::/;;l/:|:::::::::::::::::::::::',::::::::::::::::',
/:::::／:::::::::::::::/:::::::/｀´｀,'::::::::|::::::l::::l::::l:::::::::::::::::',
/:::::/::/::::::::::::::/::::::::{' |::::::::::|::::::l:::::|:::l::::::::::::::::::|
/:::::/:::/:::::::::/::/!:/::::::| .|::::::::::|:::::::l:::::l:::!::::::::::::::::::l
/::::::/::/:::_/,イ:/´!l:::::::l:| ､l::::::::::l:::::::::l:::::l::',::::::::::::::::::|
//::::/:::/::::/:::/:/ |:!::::::l:| ,::｀:ヽ､::l:::::::l::::::::',::::::::::::::::|
..l::::/:::/:::::l::/!l:/--､|:!::|::|:! ,'::/::::/:｀l:::::::|::::l:::',:::::::::::::::l
/:ｲl:::::l::::::l:/ｯ,ﾆﾆ=ミ.l:::|:l | /:/::::/l::/!:::::::l::::|:::::':,:::::::::::::|
|:{l::|:::::|::/l:l l:/' /;ｲ/:ｲ､/ .|:::::::|::::|:::::::ヽ::::::::::|
/::/::::::l::l､|{ / , ／ l:/｀ヾ;､,':::::/::::l::::::::::::l::::::::::|
/l:::::l:::ヽ:八 ' / ./::::/!:::/l::::::::::::l::::::::::|
.ヽ:::::l::::::ヽ:ヽ ､_ /:／ l::/.:':::::::l::l､:::::::::::l
',:::|::::::/!::::l ､ ｀ ｰ ／'/｀´/:::l:::ヽ::ヽ ＼::::::',
/:,ｲ:::::{ l:::ﾄ:}. ＼ _,..ィ"´::/::/l::ﾄ､::lヽ:::',:::} j::::/
／ ﾍ::::', ヽ | ｀ ー ''"´ l:::/:/ ｿ !:} ヾ! /:/l/ l::/
､:{ ):/ /,.| {/|::{ ／-'"´￣｀ヽ､ ／
_｀,.._ ／,.-' ', ｀ー ''". ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
´ {､￣´ } / ,.-'´| ┃ 父に向けて小さく会釈をすると、
! ￣ ー ､ ,..-'"´ /. ┃ 呆然と立ち尽くす父の横を、凛と背筋を立てて音もなく通りすぎた。
ヽ ｀ / ┗━━━━━━━━━━━━━━───−−−
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 俺を家に連れて帰る間も、父はまるで敗者のようにうなだれて無言だった。
＿＿＿__ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
,∠_￣`ヽ::::＼ヽ｀`ヽ-､
/:::::::::｀`ヽ､ ＼::ヽ.ﾞ､:::::ﾘ ﾄ､___
/'"´"ヾ、::;:､ゞ-‐-､ヾ::/ノ::::仄｀ヽ
i'"´￣ヽ/7′ ￣"`ヾ:'::「＼
l::::::,.-‐-{ |! __ {:::/
|,∠_ ／ ヽ＼__,ｗ､_/|彳
{ r ヾ|＝＝Y´￣｀ヽ::::::;:‐┴'、
} ' | /⌒| /
/＼__ ヽ、 `‐-‐' ト-イ
,.-┴-､/ ｀ｉ ヽ ､ { /
/::::::::::::::::｀ヽ｣. ,. ,.__ゞ__,.-;. {
／::::::::::::::::::::::::::::＼ ' `ｰ‐‐‐'" /
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ /
.／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼‐-ｒ--‐'′
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼L＿__
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＿,〉 /
／´ ＼ /
＼ 〃 丶.._ ／＾＼
. ＼ / ￣￣｀丶、 ／ ＼ ／
ヽﾍ ＼ ／ ＼ ／
ヽ、 ＞'"´ )_／
', ＼／ ／
', ', ／
', ', ／ /
', ', _／ ｜
', ヽ￣ ,'
、 ヽ ヽ / /
＼ __ ｰ-､ ＼ ＼/ ／
ﾉ >､＼ ＼ 丶、 / ／
〈__,／{ `T¨´￣｀)-‐-､ ｀/ /
', |､_,＞'´ ／￣/ / V
丶-' 丶-‐ '´ {_(／
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 玄関を入ってすぐに真っ青な顔をした母親に抱きしめられたが、
┃ 彼女の手の感触が未だ残っているような気がして、どこか落ち着かない気持ちになった。
┃
┃ 彼女の孤独、彼女の虚無が手の中に残っていた。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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.
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／￣￣＼ ┏━━━━━━━━━━━━━━───−−−
／ _ノ 〝＼ ┃ その日の母は俺から離れたがらなかった。
| （ ● ●） ┗━━━━━━━━───−−−
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
.> < ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
| | ┃ 一緒に風呂に入ろうとして、額の傷に気づいたのだ。
| | ┃ なんの傷だろうかと一瞬思案したようだが、すぐに顔をひきつらせた。
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ その傷がどうやって付けられたものか悟った瞬間の、
┃ 母のあの恐ろしい顔は忘れられない。
┗━━━━━━━━━━───−−−
＼_ﾊゝ }j |i ｌ 八J l.: .:.
ﾄハ ヽ ＿,_ 川 / 小, │ .:..
!l ＼rf;辷 ’ 丿N ´/！} j .: .:..
」l_rヘ/ ﾉ __,ィ彡イl ﾉ/ / .: .: .:.
／ニ、ヽ∨从斤く「 │l／ ′／ .: .: .:.:.
（ ｰ┐ l ﾉノ},√{ﾉ_儿ィく/／ ／￣ ヽ .: .: .:.
＿」 └'’ 八{に＞ ⌒Y〃／ l .: .: .:.:. 子供に、子供に爪を立てるなんて――！！
┌〃７′ ｰrrく孑'´,ィ介y / ∧ | .: .: .: .:.
ノ〃 / ﾉ廴r匕ﾌ乂ﾉ{〃 ハ{_ _ノ7.:. .:. .:..:.
/r《__厶´￣ﾌ´／. : . : . .:..:.| | ∨二ﾆｰ≦彡}.:. .:. .:. .:
/,小７¨. . .:.:/ /. . . . : .:. .:. .:.| ｌ / ７ /.:. .:. .:. .:..:
/ﾊﾊ!,′.: .:.:.{ 〈...:.:.:.: .: .: .: .: :.| l ム- ､ / /.:. .:. .:. .:. .:
/,j仏从:. .:.:.::.ﾊ ､:.:.:...: :.: . : . : l くr‐￢ ご´_/.:. .:. .:. .:. .:.:
, l仆{ 八:. .::..::.ハ ヽ:.:.:.:.:. : . :.:.:.| / /.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .
l |} }乂ノ＼:.:.:.:.:.:.>ノ-=ﾆ≦彡く! / /.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:....:.::
しﾘ/ .: .:.:.:.:..｀7て二Z７:. : : : -┘’ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
｀7′;.:.:.:.:.:.:.:ハ:.::.:.::.〕ﾊ＞ ´ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
,〈 ノ:.:.:.:.:.:厶く ￣...:..:..:.:.:.:.: . : . . . . ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
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／￣￣＼
／ _ノ 〝＼
| （ ● ●）
. | （__人__） ――――。
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
.> < ┃ 「でもあの人、泣いていたんだよ。」
| | ┃ そう言おうとしてその言葉を飲み込んだ。
| | ┗━━━━━━━━━━───−−−
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,-‐.r‐､-――-- ､_＿,..､
|:::::{/::::::::::::::::::::::::::,‐---l
/::/::l::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::l､
{::'::::l::::::;:::::::::::::::::/:::::::::::::l::|:l
_ノ::ｲ:::|::::::ヽ::::::_::::{':l:::::::::::,:l::|:! ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
(::< l::::l:::lヽ:::::::::::l,-､!::!l::::l::/l:l::|' ┃ それが、あの時あの人を泣かせた一言のように、
､:) l:l!:::|::jヽ:::::ﾘ､'. |:l.l::/!'/､ﾘ ┃ 母を傷つけるものだと察知したからだ。
ﾘ /!:（:/l:/l'/ ´ ﾘ l/ ,.:' ┗━━━━━━━━━━───−−−
l ゝ}! l ﾄ､ |｀ｰ '"
l} /｀ヽ､＼k_-,
,' ＼_ ':,
l ,...__ ｀ヽ'-､
|/ ヽ l | ＼｀ヽ
| ',.|/ ヽ､ヽ
| !' l::l ﾉ
| l l'/
| ! /|
| .{ | |
┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 爪の跡は、暫く消えなかった。
┗━━━━━━━───−−−
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.
―――――――――――――――………。。。
、 ,バ .
,.ﾉ }ｉ ／ } } .
／/ .ノ'´ _,ノ厶 ____ .ノ' 、
/ .′ ／ . ´_.彡'て⌒¨´ }ヽ.
i {.∠..__／,__＿___⌒ヽ、 ノ } ,
_ ___j,／ r‐ ､{ {三三三≧z,,_.＞ ´ __,.ノ _,ノ}
__彡‐ / ｉｌ三弐. ｀⌒¨¨¨¨ア´ ‘⌒¨´__,.ノ
／ / ,|ｉア´ ___. ′ ｀¨て.._ __＿__.,ノ
/ / i｣′ __,／ _ ｀弋⌒¨´
. ／ ' ｉ ｌi廴 _,／ . , 、 ｀丶. ｀ヽ、
ｉ /j/ | |｢ / / / i、 ヽ 、 ＼、＼
|,/ .′ｉ i ､八{｀¨7 /_,/_∧_|_＼ ヽ } ､ ＼ 弋ト-`.
ｌ{ { | | l＼_ _j i ,/ _}.厶.斗{__ ヽi _,ﾊi ｌ、 ヽ.}｀
‘, l 、 l＼7^1､|、 ノ{ _人_jぅ_j厂｀ | 瓜j |､＼ ＼
‘, { ＼}〉, { r{ い. ∨ ｀¨¨` j.ノ迅} ,jハ ｀ト--`ｰ ソーゼツ――――。
,}人 . i'∧ヽ.＼l八 ヽ、 | 〉|.ノi{ _j ノ
ヽi |//i＼＼__、ヽ、`ト| / 从弋 て´
l |//| ,ｉ'>､_{,＼ ＼} し __， ′` ミ_,
,ノ ∨∧_}//,厶 <´ ﾉ /
／ ／} ＼{///{,//〉、 ｀ .._ ,i′.
/ ./ ﾉ jバ¨⌒'<,//>、 ｀≧r‐‐〈ハ.、
,{ ｉ{ { /i.ノ{ ､ ｛ヽ./∧ ／,ノ^} ヽ./>､
ノ' 、弋__ 、弋{_,人 ＼}ヽ∨,ﾊ ／／ 厶 .__ ヽ./>､_
｀¨て⌒ヽ. ＼_j＼ノ ｉ}//}/ ,/ .／ ｀¨¨⌒'く/,>､__
.＞､{¨´ _ｊ》'/,爪{_ ヽ.厶.>
／ ｀¨}//}「¨´ ＼
/ ,ﾉ//ｈ ＼
/ ／/ノ}_j_} ｀
.
, ' ￣￣￣￣ ｀ヽ
/ ＼
/ ヽ
. / '´￣` "￣` ヽ
| ( ●) ( ー ) |
i j 顔引っかかれたわけですね、父親の不倫相手に。
ゝ ' ＿ u. ／
. ＼ ヽ ノ __, "
` _ _ , ' ´ /::＼
/:/ /:::::入 ./::::::::::|""＼
／:/ /:::::::::::∧ /::::::::::::|::::::::::::" - ､
／/:::::|V∧::::::/ ＼/::::::::::::::|::::::::::::::::::::::
／:::/:::::::| /:=:::i /::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::
/:::::::::|::::::::| /::/::::| /:::::::::::::::::/::::/:::::::::::::::::
.
／￣￣ ＼
⌒´ ヽ､,＿ ＼
(● ) (● ) _,-|、
身も蓋もない言い方するならな。 （__人___） r' l |.lヽ
'､｀⌒ ´ l i | l} }
横恋慕されただけ、とか親父は必死で弁明してたけど、 | l l, |. l ﾉ__ _
でもあん時の親父の様子見てたらとても信じられなかったよ。 | / /ｨ::::::::.. ヽ
_,,ィ'´:::ヽ__､_r'´ ／:/:::::/::::::::. ヽ
__ __ ,. ''´..::::::::::::::::「:::::人＿＿..ry:::::::::::::::::::::::::. ',
,.- v ヽ r´ ...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈::::::::::::::ム:::::::::::::::::::::::::: l
rｰ、 ヽヽ }＿::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,ｨ::::::::::::::::::::ﾊ:::ﾉ::::::::::::::::: l
r ヽ ｀ ､_」イ_] |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V::::::::::::::::::::ﾊ:::::::::::::::::::::: i
i >､_〉-".| ,,,,,, |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V::::::::::::::::::::ﾊ:「 ::::::::::::::: !
ヽ ） | | ,,;;'' |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V:::::::::::::::::::ﾊ::::::::::::::::::: |
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（―）（― ） |
お袋も信じてなかったろうな。 （__人__） |
暫くの間はギクシャクして険悪ムードだったし。 （｀⌒ ´ |
.ｌ^l^lｎ |
今はとりあえず元鞘に収まってるけど。 .ヽ L ﾉ
ゝ ﾉ ノ
／ / ヽ
／ / |
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| ___'___ | それ以来女の子が怖くなったわけですね。
＼ `ー'´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
／￣￣＼
/ﾉ ヽ､_ ＼
（●）（● ） |
（人__） |
自分ではそんなつもりなかったんだけどなあ。 |⌒´ |
| /
ヽ /
ヽ /
.> <
| |
| |
.
/ ｀ヽ / ‘，
/ } ‘，./ } ＿＿__
' V / ／ ヽ
, / ./ ,:' / }
,′ , / ／ー / /
ヽー'/ /ー' / , 確かに小さい頃は
{ | , ,/ / ／ あの人に顔を引っかかれる夢見たけど。
ヽ ＿ | ! / ' , ＼
{::::::::ヽ ' | ＿ / ／ ,:' ”¨ ､
人:::::::|/ {/::::::ヽ / , ゜ .／ ヽ／ }
／ ー' {::::::::::/′ /／::ヽ ,. :' / '
／ ー ' 厶=!'::::::／´ ＞―z/ , '
,゜ } ノ、 {_／¨¨¨´ , ゜_ ／
{ /⌒ ー― ' :} {／:::)ィ
', _{ ! (_,／
} ⌒ ＼ .' / でも、学校で会う女子が、
, l .{ ' あの人と同じ生き物とは思えなかったんだよ。
{ ' 、 /
ヽ / 入 /
ハ / ./ ヽ ／
匕ｱ .／ ,' ｲ
.
., ──‐､
／ ＼
| _ノ ヽ
| （ ●) (●)
| （__人__） , -―ーっ 女の子は好きだったし、普通にガールフレンドも作れただろ。
| ｀ ⌒´ﾉ （ ゝ彡￣
.ﾝ } |. | 自分があの出来事の影響を受けたなんて考えもしなかったよ。
／⌒ ＿ ∠ |, |.
/| ヽ _| . |.‐ｨ' |
../ { ﾄ .,|(★).|＿__ ノ.
/ } | ／;⌒ﾖ .|
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●））
.| （__ﾉ_） でも昨日久しぶりに、あの時の夢を見たんだ。
| ｀⌒ﾉ それで、もしかしたらあれのせいなんじゃないかなって思ったわけだ。
.| }
ヽ } .,､
人 ノ ／ ヾ
/ ⌒ヽ | | |ﾘ
.{ ヾ ＼ {.★|
| ＼ )＿|
＿＿＿
／ ＼
／⌒ ⌒ ＼
恋愛対象が件の女性の年齢に近づいてきたことで、 ／（● ） （● ） ヽ
埋もれていたトラウマが発症したってわけですね。 | __´___ |
＼ `ー ' ／
/ ＼
.
, -― 、
′ ヽ
ﾉ ヽ､_ .!
――そういうことなんだろうな。 ,...（ (● ) iﾍ､
／::::::(人 ） .!:::ﾘ｀ヽ､_
俺、初音のことは確かに好きだったし、魅力的だと思ってたし、 /:::::::::::::: ､｀￣ ./::::::::/.:::.. ヽ､
彼女とセックスだってしたいと思ってたはずだ。 j:::::::::::::::::::｀ー-',ノ:::::::::/.::::::/.:::: ﾍ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::/／:::::::｀
そういう対象として見てたはずなのに、 j:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::!
どこかでまだ彼女の事をただの明るい女の子だってたかをくくってた。 j:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾚ::::::::::::::::::j
＿__f::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::/:!
/二ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::_＿＿__./::::::::::::::::::f/
でも、初音は俺が思ってるよりもずっと完璧に女だったんだな。 ,--<≧<:.ヽ:::::::::::::::≧=-ナ'´:::::::::::::::::::::::::::::::::／/
びっくりして、あの女の人を連想したのかもしれない。 ､ー≦､__jヽ､j:::::j::::::::::／i:::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::／.:.:f
￣ﾉ i:::::/'´:／ j≧￣≧=-ヽ､_.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:i
／,ｲ r､ f､二ｖ' _＞ｲ,;i! ,; ヽ､＿/.:.:.:.:.:.:i
/ /´.j ;! ﾍ Y ﾉ./.::::,ｲ/i!i!i;i:.ii!;ヾ ヽ.:.:.:.::.;
｀´ i_ｊ !,j j /f.::f:iﾉ !i!ヾ;i!i!i;i: |i ヽ､ヽj＼.:.:/
／T_/i_j/ / i!i! ;i i!; ij/|/jii!i!､､i!|N ﾘ
／ i / i i! Y_.ノ川i!i!ｊ i!i!i V
/ ﾚ i! ! :|'ヽ､ _.ノ-ｲ
／ f i!! i! :| ￣￣
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|ililili ､ｲililililili/ / | /
｀ilililililiililililili/ / | ./
iililili;/⌒ヽ/ / .V
jilili/ ヽ､_( i
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ ミクの部屋で、抱き合ってキスしたことを思い出す。
┗━━━━━━━━━━───−−−
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ か細い肩も、さらさらした髪も、小さく漏れ出た吐息まで、
┃ この美しい少女が自分のものだという言い知れない高揚感があった。
┗━━━━━━━━━━━━━━───−−−
＿ ＿ ｘ≦ミｘ
,，‐: : : ´: : : : : : : : ｀: :.＜｀寸ｘ
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ｀:.ヾ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
,′:/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
ｉ: ;/: ;，´ 7: : : : : : : : : :i : : : : : : : : :
r―‐'j/ ,′: : : : : : : :.:.|: : : : ＿: : :
|: ﾍyi: : : : : : : : : : :,':ｘ≦三心、:
,' f:ﾊ},: : : : : : : :,ｘ≦三三ソ寸心、
ri 弋ﾘ: : : : : : /三三＞: :´: : :｀寸ﾐ
__ /｀ :::::::::ノイ: : : : :/＞:.7´: : : : : : :‘，:.寸
ｘｪｪｪｭ、 f三心、 ､ ,: : :.／三∧}: : : : : : : : :.:i: : : 》
/三三三}! j三三}心、 丶 /: イ三三三}}: :..: : : : : : :.:|;ィ升
,ｲ三ﾐ三三ﾊ !三三三心、 丶 ´ ∨三三三/ : : : : : : : : : |彡':
. ,ｲﾐ}}三三三三ﾍ ∨寸三三ﾐ心、 ヽ ｀寸三ﾐ,/: : : : : : : : : :.:.|: : :
,ｲ三ﾐ}}三三三三}ﾊ V/}三三彡'___ヽ /┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
. /三三,}}三三三三三} 寸}彡',，´ ｀ヽ. / ┃ しかし、腕の中の恋人をちらりと覗き込むと、
. ,三三三}}三三三三三} 寸 / _, ィ:.´ ┃ そこには無垢な少女の羞恥や戸惑いなどなかった。
,三三三}}＞=ﾆ二二ﾆ寸 ヾ ,f=＝ミ 、 ┃
三三三}{／ ‘， ,ゝ ´ ヾ ┃ その瞬間に見たものは、既に女としか言いようのない、
,三三三ﾘ :. ,′ V ┃ 媚を含んだ、昏い深みに引きずり込むような獰猛な瞳だったのだ。
. ,三三三/! , -r‐,′ } ┗━━━━━━━━━━━━━───−−−
/三三三} | ／ ,ｘf三! } }.:.:./ : : : : : : : : : : : : : :.八j/ヽ
./三三三ﾐ} | ／ ,.ｲ三三′ } } / : : : : : : : : : : : : : :./ :./ : : :＼
'三三三三} ! ゝ {三三ﾚ7 } /: : : : : : : : : : : : : : :/ :./ : : : : :
三ｼ⌒寸ﾐi八 / /三三/{ ,.::' }/: : : : : : : : : : : : : : :/ :./: : : : : : :
ｼ′r‐ ､￣} /≧彡'/三三/ 人 ／ / : : : : : : : : : : : : : : :′,′ : : : : : :
r v' 〉/｀寸三三三／////≧==イ7=＝彡'/ : : : : : : : : : : : : : : : i :/ : : : : : : : :
.
＿＿＿＿＿_
／ ＼
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／／ ｀ヽ /´ ｀ヽ ＼
／ | ● l l ● ） ヽ
| ヽ __ノ ヽ_ _ノ |
| （ i ） |
.､.ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ＾ ‐ー ／
ﾁｬｯ ノi ' ＼ 一ｰ ／
（ .::ｉ ／ ＼
) .:::::. ／ ＼
（ .:.::ｊ(O)
＼∠二二{
/| ｜
￣￣｀ヽ |
.￣｀ヽ { ├-
￣｀ヽ. }'― ' /
.
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
／ （ ●） （●/;;／
| （__人__） l;;,´| ――――。
./ ∩ ノ)━・'／
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
.. ＿＿＿_
／ ― -＼
. . ／ （ー） （ー）
／ （__人__） ＼
| ｀ ⌒´ | ――――。
. ＼ ／
. ノ ＼
／´ ヽ
.
＿＿
／ ヽ
/ __,.ノ 、
| （ ●)(
| （＿_ﾉ｀, 怖くなったんだな。
| ﾝ′ 次の瞬間に額に爪を突き立てられるかもしれないって、身構えちまう。
_ﾉ ｀､ 7
,ｲ:. ヽ､＜ヽ,、___ ﾉ
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
'| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ
.
＿__,＞ Ｙ´'ー -､
＿>ｚ二_ ＿ __`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
. ｀, ,: ヽ ｀Ｙ′之＞
. / ,．{- /{ |- 、 ヽ .}<い
.. / j ハ/ { 卜 | ﾊ V. ﾚ
./ｲ }ノ ＼] ＼｣､| |ヾゝ、 可哀想に……、
| | 〓〓 〓〓.| | やらない夫、私の胸で泣いていいのよ？
|ﾊ |(＼"" r┐ ／) ..|
', /＼｀ヽ ` ／／ﾘ /｀
`ヽ ｀ヽ∧TT/ヽ/ |/
/: :ﾆ|: : : lol: : :|ﾆヽ
{-/`/: : : :lol: : |'-､,-}
て く: : : : :lol: : ゝ と
＜/`:ー┴┴: ' ゝ っ
`r'､_/＿|--ｲ
ヽ: :| |: :/ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
` ´ | あ、そういうの別にいいです。 ＞
ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
.
／￣￣￣￣￣￣ ＼
/ ＼
/ "￣￣` ＼
l '´￣` （ ー ）;;::: ヽ
なるほどねぇ。 l ;::（● ） "''"´ l
| ´"', |
やらない夫くんのモテる理由がわかりましたよ。 l ヽ i
やっぱり影のある所とかに女子は引き寄せられるんですねー。 ＼ ､__,＿_, 丿
＼ ／
／ r／ヽ＝レ＜||: : : : : : |ゝ
／-‐´ イ≦=彡｀: :{{,-､:〈〉.,-|
, イ ^ ‐---- 、: : :||＾)）.{}（(:|
＿＿,-─´ ＾ヽ‐--r >: : ||: :<〈〉>: `､
r': : : :/ ＼:/ /: : : }}: : :))((: : : :＼
／￣￣＼
／ _,ノ ｀⌒
｜ .（ ⌒）（⌒）
. ｜ （___人__） 別に今までモテちゃいないし、
| ﾉ お前に言われると嫌味にしか聞こえないだろ。
.| |
人､ |
,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾒ、
｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ
.
／￣￣￣￣￣￣ ＼
/ ＼
/ "￣￣` ＼
l '´￣` （ ●）;;::: ヽ 僕はそれだけの努力と回数をこなしてますから。
l ;::（ ●） "''"´ l
| ´"', | 君みたいのが一度女嫌いを克服すると
l ヽ i 酷いスケコマシになったりするんですよ。
＼ ､__,＿_, 丿
＼ ／
r- ､ ,-‐ ‐- ､＿,,i-'"i`i､ ‐ ／_,,| ﾍ､ ＿ . -‐ ､
ヽ､ ＼_＿ /:::::::::::::::::::::::::／::;;;;| ﾍ､ ー',, ／ i;;;;;ヽ｀'￣::::::::::::::::::::: ﾍ __
{ヽ､!ﾞ`､.ゝr､ l｀Y＼:::::::::::::::::::::／:::::::::;i rゝ"､ !;;::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::i ,.､r-ｨ'ヽ }ｨヽ
.| | ll Y´ l ! ヽ-､ ::::::＼:::_／! , '!::::::::入 /::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::,., ｨ´f i l i´ i l
.ヽ､ﾞ､ ﾞi ﾍ | i ヽ::::r-‐'´:::::|/ l };:::::/ k. /i:､:::::::::_r':::::::::::::::, -‐ f | } }´ l ! ,! i
｀ﾞ､. ﾍ `"ﾍ `l_ !､_r ､::::::::l Y:::::::l V/ ､／::::::::::::::::r´ ! ! ! | ｿ .|' /
`ー'‐―､_ ! //´:` ､i /:::::::::| /:::::::｀` ､::::::::::rr|::::.....r'ﾞ |'´ /´ ／／
.
＿＿＿_
／ ノ ヽ＼
. ／ （ー） （ー）＼
ｌ^l^lｎ （__人__） ＼
ヽ L ｀ ⌒´ |
ゝ ﾉ ／
／ / ＼
／ / ＼
. / / -一'''''''ー-､.
人＿＿ﾉ (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
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_,. -‐
, ′ _,.
／ r ′
／ i
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j.／ .／!つ ｊ ﾉ
Y /{ i / ／
ｺｯｺｯ l }i ゝﾉ ゝ ′
＿人 i_ﾉ l
） ゝ′
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/イ
-── ／￣ ＼ ＿ ,ノ
＞─'´ ＼ ＼ー'
／ ＼ !
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. ′ | ｲ⌒＞､＼ ヽ } |
| i|.人 /Ⅴi. | / ,. ヽ_ ＼}⌒ﾊ 人 あーあ、うちの親も新しい相手作って、家庭築いて、
| 八ｲ｢｀｣、 ∨ ヾ＝"八彡 ﾉ |. ! 私のことほうっておいてくれないかなあ。
八 ∨ヾ＝" l .! ヽ !
ヽ 人 u ,|/ | ￣
ﾊ r‐ ､ ｲ仄㌃ 丶 /i
／￣￣ ｰ- _ ＿イ/／ -― ￢、
,!=‐-＿＿ ￣ー=ﾆ三三三ﾞ、
/三三三三三≧=-＿ ￣ｰ=三､
/￣ー=三三三三三三三≧‐-＿＿＿ ｀ヽ
. ／=＝ｰ-＿ ￣ｰ=三三三三三三三三三三ミ､
{ ／´￣ ―‐- ＿ ￣￣ー＝＝＝＝＝＝‐ ヽ
＿∩
/ 〉〉〉
{ ⊂〉 ＿＿＿_
| | ／⌒ ⌒ ＼
| | ／(●) (● ) ＼
そういえば離婚の話どうなったんですか？ | |／ __'____ ＼
ヽ | |,┬‐ | |
＼.＼ ｀ー ´ ／
＼ ＿＿ ヽ
ヽ (＿＿＿_/
.
､_ ＿
ｨ-‐ ` Y ＜＿＿
＿≦―'´＿＿ _二z<＿
＞ヾ ￣, -‐ ´￣｀┴＜
＜戈､ Y / ＼
>{ / l, ､ , ,l_ ､ ヽ
| ゝ{ l｀寸寸T ハT7 } ,､ l
∨ヾﾊ ∨ゝ （●） （●）|ハ|
ヾi∨| , |´ 年内には決着つけるって言ってるけどね。
ヽT､,_ ― _ ノ やだやだ、めんどくさい。
| lヽ::ニヨ7l
└l´:::／ヽ |`
＿＿＿
／ ＼
／⌒ ⌒ ＼
できない子さんならうまく立ちまわって、 ／（● ） （● ） ヽ
うまいこと問題解決できそうじゃないですか。 | __´___ |
＼ `ー ' ／
/ ＼
､_ ＿
ｨ-‐ ` Y ＜＿＿
＿≦―'´＿＿ _二z<＿
＞ヾ ￣, -‐ ´￣｀┴＜
＜戈､ Y / ＼
>{ / l, ､ , ,l_ ､ ヽ
| ゝ{ l｀寸寸T ハT7 } ,､ l
∨ヾﾊ ∨ゝ （三） （三）|ハ|
ヾi∨| u , |´ あー無理無理。
ヽT､,_ ― _ ノ あの人たちはそういうの無理。
| lヽ::ニヨ7l
└l´:::／ヽ |`
.
. ／￣￣￣￣￣￣＼
. ／:. ＼
/: : : ＼
. / : : : ヽ
| : : : : ,.,,,,ノ⌒" '' ``⌒＼,,, l
|: : : ::; （ ○ ） （ ○ ） .;:: |
|: : : : : ´"''" "''"´ l
,＿ ヽ___ （ j ） ／＿_
／:: r' | r'￣二ﾕ:｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′ ／ : :: :: :`:､＿_
: : : :::| .| | / ) ｀) ／: :.ﾍ : :: :: :: :: :: :＼＿_
: : |.ﾉ. ﾉ / ⌒ヽ＿ _ , ´ |: : : :ﾍ: :: :: : : : : : : : .ハ
: :: ::＼ `ト､ /: :､ : : ＼: :: :: : .i i: :/: ::ﾍ
: :: :: :l: ｀ー┬-､ |ii入 ／|:: :: :＼／: : : : {. ﾚ /: :: : ﾍ
: :┐|: :: :: :: :＼） ７ ./iiii〈 |: :: :: :: :＼: :: :: :Ｖ /: :: :: :: :}
: :イ .|__/ ,へ/⌒＼ ./iiiiiiii｝ | : : : : : ::/: :: :: : Ｖ: :: :,ｲ: : :!
イノ: : / /: :: :＼＿ ￣＼iiii｝ |: :: :: :: :/----: : .| ／ノ: :: :|
、 ／￣￣＼
- ／ ヽ､_ ＼
′（●）（● ） |
――やる夫？ （__人__） |
（｀⌒ ´ |
どうかしたのか？酔ったか？ . { |
{ ﾉ
mｍ ヽ ノ
（⊂ ￣￣￣ ヽ
￣￣￣| |
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 声をかけてから、
┃ ひょっとしてやる夫を不機嫌にさせてしまったのかと心配になった。
┗━━━━━━━━━━━━━━───−−−
／￣￣＼
__ノ ヽ､,_ ＼
（●）（● ） |
（__人___） |
|｀ ⌒´ u. |
| |
ヽ .ｲ
__「ヽｰ'ーｰ"／7_
_, ､ -― ''":::＼:::￣￣:::::/::::::ヽ、
/;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀'ｰ､
丿;;;:::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ､
i ;;;;;:::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'､:::: !
/;;;;;::::::::::::::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i:::::: |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 父親の愛人に連れ回されて、額を傷つけられる。
┃
┃ やる夫から見たら逆の立場のようなものなのだろうか。
┃ 告白してしまいたいという誘惑に負けて、無神経すぎたかもしれない。
┗━━━━━━━━━━━━───−−−
.
. ／￣￣￣￣￣￣＼
. ／:. ＼
/: : : ＼
. / : : : ヽ
| : : : : ,.,,,,ノ⌒" '' ``⌒＼,,, l
|: : : ::; （ ● ） （ ● ） .;:: | ん？――、ああ。
|: : : : : ´"''" "''"´ l
,＿ ヽ___ （ j ） ／＿_
／:: r' | r'￣二ﾕ:｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′ ／ : :: :: :`:､＿_
: : : :::| .| | / ) ｀) ／: :.ﾍ : :: :: :: :: :: :＼＿_
: : |.ﾉ. ﾉ / ⌒ヽ＿ _ , ´ |: : : :ﾍ: :: :: : : : : : : : .ハ
: :: ::＼ `ト､ /: :､ : : ＼: :: :: : .i i: :/: ::ﾍ
: :: :: :l: ｀ー┬-､ |ii入 ／|:: :: :＼／: : : : {. ﾚ /: :: : ﾍ
: :┐|: :: :: :: :＼） ７ ./iiii〈 |: :: :: :: :＼ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
: :イ .|__/ ,へ/⌒＼ ./iiiiiiii｝ | : : : : : ::/..┃ しかし不安をよそに、やる夫は不機嫌ではなく、
イノ: : / /: :: :＼＿ ￣＼iiii｝ |: :: :: :: :/- ┃ 別のことに気を取られているかのように、ぼんやりとしていた。
┗━━━━━━━━━━━━───−−−
.
. ／￣￣￣￣￣￣＼
. ／:. ＼
/: : : ＼
. / : : : ヽ
| : : : : ,.,,,,ノ⌒" '' ``⌒＼,,, l
|: : : ::; （ ● ） （ ● ） .;:: |
|: : : : : ´"''" "''"´ l ――――。
,＿ ヽ___ （ j ） ／＿_
／:: r' | r'￣二ﾕ:｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′ ／ : :: :: :`:､＿_
: : : :::| .| | / ) ｀) ／: :.ﾍ : :: :: :: :: :: :＼＿_
: : |.ﾉ. ﾉ / ⌒ヽ＿ _ , ´ |: : : :ﾍ: :: :: : : : : : : : .ハ
: :: ::＼ `ト､ /: :､ : : ＼: :: :: : .i i: :/: ::ﾍ
: :: :: :l: ｀ー┬-､ |ii入 ／|:: :: :＼／: : : : {. ﾚ /: :: : ﾍ
: :┐|: :: :: :: :＼） ７ ./iiii〈 |: :: :: :: :＼: :: :: :Ｖ /: :: :: :: :}
: :イ .|__/ ,へ/⌒＼ ./iiiiiiii｝ | : : : : : ::/: :: :: : Ｖ: :: :,ｲ: : :!
イノ: : / /: :: :＼＿ ￣＼iiii｝ |: :: :: :: :/----: : .| ／ノ: :: :|
.
＿＿＿_
／ ＼
. ／ ＿,ﾉ ⌒ ＼
ｌ^l^lｎ （●） （●） ＼
ヽ L ､ ｀ | やる夫くん、どうしたんです？
ゝ ﾉ ￣￣ ／ ジロジロとやらない夫くんの顔を見て。
／ / ＼
／ / ＼
. / / -一'''''''ー-､.
人＿＿ﾉ (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
／￣￣ ＼
_ノ ヽ､,＿ ＼
（●).（● )
（__人___） |
, =二ニﾆヽ､ U |
/ 二 ヽ､V ﾄ､_____
/ -､ }、j´ /:::ﾉ::::::::.｀' ｰ- 、
/ /{_/_､____,. "／::::::::::::::::::::::.. ヽ
_/＿__ ノ:::::「､::::::::::／ :::::::::::::::::::::::::::::::::.. '､
_/ ::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::. '
l :::::::::::::ヽ〈:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i :::::::::::::::::::|
,' .::::::::::::::::::}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| :::::::::::::::::::|
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l ::::::::::::::::::.. ∧_ ヽ:::::::::::::::::::::::::| :::::::::::::::: |:::i
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/ ￣￣ ､ ヽ ＞:::::::::::::::::::::| ::::::::::::::: r:::::ﾉ、
/ }ﾉ ＼ {,{ .{￣j￣| :::::::::::::::: i＜__ }
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. ／￣￣￣￣￣￣＼
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. / : : : ヽ
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／:: r' | r'￣二ﾕ:｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′ ／ : :: :: :`:､＿_
: : : :::| .| | / ) ｀) ／: :.ﾍ : :: :: :: :: :: :＼＿_
: : |.ﾉ. ﾉ / ⌒ヽ＿ _ , ´ |: : : :ﾍ: :: :: : : : : : : : .ハ
: :: ::＼ `ト､ /: :､ : : ＼: :: :: : .i i: :/: ::ﾍ
: :: :: :l: ｀ー┬-､ |ii入 ／|:: :: :＼／: : : : {. ﾚ /: :: : ﾍ
: :┐|: :: :: :: :＼） ７ ./iiii〈 |: :: :: :: :＼: :: :: :Ｖ /: :: :: :: :}
: :イ .|__/ ,へ/⌒＼ ./iiiiiiii｝ | : : : : : ::/: :: :: : Ｖ: :: :,ｲ: : :!
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: : |.ﾉ. ﾉ / ⌒ヽ＿ _ , ´ |: : : :ﾍ: :: :: : : : : : : : .ハ
: :: ::＼ `ト､ /: :､ : : ＼: :: :: : .i i: :/: ::ﾍ お前か？
: :: :: :l: ｀ー┬-､ |ii入 ／|:: :: :＼／: : : : {. ﾚ /: :: : ﾍ
: :┐|: :: :: :: :＼） ７ ./iiii〈 |: :: :: :: :＼: :: :: :Ｖ /: :: :: :: :}
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／ ＼
／ ノ ヽ＼
／ （ ●） （●）＼
| ' | はい？
ヽ、 ⌒ ／
ノ ＼ ＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
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／ ヽ ｀Ｙ′之＞
. / , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
|ハ |（●） （●） / / ,/ﾚ′
何が？ `| ヽ 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
'ｲ／ヽ::::｀l┘
i´￣ ｀|::::|
j| |::::|
.
. ／￣￣￣￣￣￣＼
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|: : : : : ´"''" "''"´ l お前だろ、やらない夫。
,＿ ヽ___ （ j ） ／＿_
／:: r' | r'￣二ﾕ:｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′ ／ : :: :: :`:､＿_
: : : :::| .| | / ) ｀) ／: :.ﾍ : :: :: :: :: :: :＼＿_
: : |.ﾉ. ﾉ / ⌒ヽ＿ _ , ´ |: : : :ﾍ: :: :: : : : : : : : .ハ
: :: ::＼ `ト､ /: :､ : : ＼: :: :: : .i i: :/: ::ﾍ
: :: :: :l: ｀ー┬-､ |ii入 ／|:: :: :＼／: : : : {. ﾚ /: :: : ﾍ
: :┐|: :: :: :: :＼） ７ ./iiii〈 |: :: :: :: :＼: :: :: :Ｖ /: :: :: :: :}
: :イ .|__/ ,へ/⌒＼ ./iiiiiiii｝ | : : : : : ::/: :: :: : Ｖ: :: :,ｲ: : :!
イノ: : / /: :: :＼＿ ￣＼iiii｝ |: :: :: :: :/----: : .| ／ノ: :: :|
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／￣￣ ＼
_ノ ヽ､,＿ ＼
（●).（● )
（__人___） |
――――っ。 , =二ニﾆヽ､ U |
/ 二 ヽ､V ﾄ､_____
/ -､ }、j´ /:::ﾉ::::::::.｀' ｰ- 、ｿﾞﾜ
/ /{_/_､____,. "／::::::::::::::::::::::.. ヽ
_/＿__ ノ:::::「､::::::::::／ :::::::::::::::::::::::::::::::::.. '､
_/ ::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::. '
l :::::::::::::ヽ〈:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i :::::::::::::::::::|
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l ::::::::::::::::::.. ∧_ ヽ:::::::::::::::::::::::::| :::::::::::::::: |:::i
〉､:::::::::::::／ ＼_`‐- ､___l :::::::::::::::::::::::::| :／:::::::: ∧::}
/ ￣￣ ､ ヽ ＞:::::::::::::::::::::| ::::::::::::::: r:::::ﾉ、
/ }ﾉ ＼ {,{ .{￣j￣| :::::::::::::::: i＜__ }
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.｜ ( ●) , | だから、いったい何がですか？
.｜ /
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| / ＼＿ﾉ
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. ／￣￣￣￣￣￣＼
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| : : : : ,.,,,,ノ⌒" '' ``⌒＼,,, l
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|: : : : : ´"''" "''"´ l
,＿ ヽ___ （ j ） ／＿_
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|: : : : : ´"''" "''"´ l 剱岳階めぐると最後に待ち合わせてた相手だお。
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イノ: : / /: :: :＼＿ ￣＼iiii｝ |: :: :: :: :/----: : .| ／ノ: :: :|
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＼/: :/: : : ヾ: ヽ .:.
:./ 〃: :./.: .|: :. ﾊ:ヽ＼ ヽ .:. i:.ｉ
:i '/ : : |: :i|:.:.ｉ l: :ﾄ､ ヽ ｉ: :.ｉハ!
! .: : : i |: 小:.ｌ ﾊ l厶斗:. :.|: :.| }
! .: :ｉ:.:|ﾊ: _/ﾘ !|: .' ﾉ′ }:ハ: :|:.:.:!
! .: :|斗七/ |: / ,ｨf笊ﾐｙ|: ﾊ: ;.
!: . .: :|'..ﾚf示ミ､ | ' 八rｆ:j:} 从ﾊﾉ
:i: . : :|《ﾊr':ｆ:j::} /' ゞﾟ ' ｲ乂 …………え？
:ﾊ. .:小 う::ソ , | i ﾄ､
: :}: .:从 小:ト:.＼ やらない夫と？めぐる君が？
: :r´}:.::.}＼ U ' ‘ ｲ:.:|ﾊ!::.. 〉
＿_: : i:小. ． 个ﾍ: |、::.. /
￣二=-_ ｀ ｧ―.´:.:.!:.:.:｀}:.:.:} {
=-_＿ ￣二=-＿_ハ:. :.:＼:.:.:.:._ ノ t
三三二=-_ ￣￣二=----=二 =/ | ヽ
二二二三二=-＿＿ -=三/ | Ｙ
..---=二＿ 二三三三三三三=-/. | :ﾊ
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:-=二＿ -=三三=-￣ ＿ ﾉ | |
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／ _,. -―- /＾ ＼ ヽ
,.' ／ ' ＼
/ / _,. | ＼l
.l / ,/ ／ | ヽ ┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
! / /l /＿＿, ｌ| / ｜ | ┃ 剱岳階めぐる。
| /ﾆ｀| /y!/ﾃｰﾐﾒ ｌ /ﾍ / | ┃ 昨日の昼間に現れた、冬の幽霊。
V:l ﾊ l ] 爪.ﾉﾘ ､ |≧l/ / ┗━━━━━━━───−−−
八 〈 ヽ | 弋_ﾟノ ヽ|}ﾉﾊｌ /
｀＼_ ヾ ﾋﾉ/ ／
ヽ}` ヽ ノｧ ´
｜ _ /
_, -―｣ ＼ ´ ／
-―=ﾆ´_丶 ＼.ﾉ 丶､ __, イ
´' ､ ＼ /ヘ=ﾆ､ー ､_
_,. _,._ ＼ ヽ ト､ } }
､.／´ ｀ヽ, ゝ'´＾ヽ_ ＼ｰく 人
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／|￣￣￣|::::::::::::::::::::┃ 寮の奥のサロンで、眠るように絶命していた少年。
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, ────- 、
／ ‐- ､ ＼
/ （ ●） ｀、
{ （●ｌ
ゝ ' ! ――――どういうことです？
＼ ー- , '
_,, -‐‐‐‐'/.. lヽ , ____／ 詳しい話を聞かせてもらっていいですかね。
,-‐'、 ヽ Ｌ.::丶:::: ヽ--'` 、
/ ヽ ..::l:::::::<´:::::l:::::ノ‐‐l.l z 、
/ ...... l:::::::l::::::::丶 l‐'`t-l'l´ /l丶、
ｒ'l...:::::::::::::::l::::::l:::: `、 l / .l/ / l .l
/l,ヾ:::::::::::::::l:::::l `、 .l ./ ./ l /l
／:::::`..:::::::::::::/:::/... ヽ .l_./／ l/ .,t
/ ::::::::::::::::::／／:::::::::.... `ｙ ' ./..::::.:f
／ミ ::::::::::::イ;;;T::::::::::: l.0 /::::::: l
ト--- 、 wソ .l;;;;;l:::::::::.. .l l:::::: l
ｒ' :::::::::::,' .l;;;;;l:::::::::::.. .l.0 ll::::::::====ヽ
,' ..:::::::::/ l;;;;;l::::::::::::::... .l l ヾ:::::::／二二ヽ
.
／ L 二≡ミ∨レz
ノ／／ ≧ 从 ≦ミ
/ トヽ
/ ／ / l l ﾍ
l / / l l l }
ｲ / / / l l l ゝ
/ ｲﾊ il / // l l l ハ
//ﾒヽl l l ／// /l l l ﾄ l/lト 、
ﾍ 三/ ﾊ /ヽ /／/ノノソヽ lﾉ三ヽ …………………あぁ。そっか。そういうことだ。
/ヽ l/ 三ヽ从 _ '__ ｲ/三ヽlﾆ/ﾍl
l:::::::::::ヘ 三ﾆ≧ イ/ﾉ三三 /:::ﾉ
//V:::::::::::::::ゝ 三三三三三 ／::::ﾏ
/ /三V::::::::::::::::l:::::￣ ￣ ￣::::::::::::::i
／／三三ヽ:::::::::::::::l: : : :: : : : : : : l::::::::::::l
／／三三三／y::::::::::::::l: : : : : : : : k 'l::::::::::::l
/ /三三三/ / l::::::::::::::l: : : : : : : :;;:: y:::::::::::l
/ /三三三/ / ／l:::::::::::::::l: : : : : : : : : ｷ:::::::::::}:k
/三三三/ /／: : ::l::::::::::::::l: : : : : : : : : :}:::::::::::il: : :ﾍ
三三三 ／: : : : : : l::::::::::::::l: : : : : : : : : :i:::::::::::l: : : : :ﾍ= z_
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┃ 何故―――― / .::::::::::::::::::::/ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| :::::::::::／ ||
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. ／￣￣￣￣￣￣＼
. ／:. ＼
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. / : : : ヽ ┃ 何故やる夫は急にそんなことを言い出したんだ？
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／:: r' | r'￣二ﾕ:｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′ ／ : :: :: :`:､＿_
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: : |.ﾉ. ﾉ / ⌒ヽ＿ _ , ´ |: : : :ﾍ: :: :: : : : : : : : .ハ
: :: ::＼ `ト､ /: :､ : : ＼: :: :: : .i i: :/: ::ﾍ
: :: :: :l: ｀ー┬-､ |ii入 ／|:: :: :＼／: : : : {. ﾚ /: :: : ﾍ
: :┐|: :: :: :: :＼） ７ ./iiii〈 |: :: :: :: :＼: :: :: :Ｖ /: :: :: :: :}
: :イ .|__/ ,へ/⌒＼ ./iiiiiiii｝ | : : : : : ::/: :: :: : Ｖ: :: :,ｲ: : :!
イノ: : / /: :: :＼＿ ￣＼iiii｝ |: :: :: :: :/----: : .| ／ノ: :: :|
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┃ ――どうしてわかったんだ？
┗━━━━━━━━━━───−−−
−−− ─ ─ ─ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝
.
本日の投下は以上になります。
おそらくまた来週の水曜日に次話の投下を行えるのではないかと思います。
この時間まで読んでくださる方おりましたら、ありがとうございます。
.
緊迫感増してきたなー
先日トリップについて質問した際、いろいろなご意見有り難うございました。
わかりやすさのためにあったほうがいいというお言葉に成る程と思ったので、
とりあえず暫定的にわかりやすいよう名前を入れてみました。
トリップに関しては次の投下までになにか考えておこうと思います。
それでは。
.
乙
こういう雰囲気好きだわ
先がきになる
なんつーか毎回新たな謎？が現れる感じですね
自分も続きがすごく気になります！
ゾクゾクする、面白い
2月4日（水）の21時頃より投下をしたいと思います。
よろしければ覗いていってください。
.
PC前で待ってます！
＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ＝ ─ ─ ─ −−−
＿＿＿＿＿＿_
／l＿＿＿＿＿＿l＼
（（ ／／ ＿＿＿＿＿ ＼＼..
／／ ／11 12 １＼ ＼＼.. ））
|￣| /10. .２ヽ |￣|::..
| | .| | | |;::::
| | .|９ ,.･――‐ ３| | |;:::: ジリリリリリリリリ…………
| | .| / | | |;::::
（（ |＿| ヽ８ ４/ |＿|;:::: ））
＼＼ ＼ ７ ６ ５／ ／／;::::
＼＼ ￣￣￣￣￣ ／／;::::
l＼l￣￣￣￣￣￣l／l;;:::
（（ ／ ￣￣￣￣￣￣ .＼;;:::: ））
|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__.|;;::::
.
＼、Ｊし／
_）:; て=-
/＾Ｙヽ＼
i⌒ヽ /⌒Y
/ ,
／ ﾞ
／／ ! ! ; i. /⌒i ﾊﾞｽｯ
／／ ／1| 乂 ﾉ l / ,..
|￣| /10.ｉ ′ /|::..
| | .| ; , |;::::
| | .|９ / 乂 |;:::: リリリリ―――――
| | .|／ ￣）
i´￣￣¨ ｰ一 ´ r ´
人 i
｀ ヽ
｀ 、 ＼
／` `）
|＿＿｀ _ ｀
＼
ヽ
＼
.
／ | | ／ | |: : : |
／ ／| | ／ | |: : : |
／ | |┐ ／ ／ | |: : : |
／ | |┘／ ／ | | : : :|
| |／ ／ ｜〉==:|
| | ／ | |: : : | .／￣￣＼
／| |／ | |: : : | /ﾉ ヽ､_ ＼
＿／／| |＿_______________| |: : : | . （●）（● ） |
＿|「￣￣||＿＿＿＿_rl___|:_:_:_| . （人__） | 寒っ。
￣|l＿＿_|| *==== r｣ [] cx ＼. |⌒´ |
￣￣￣ ＼ . | /
￣￣￣「.｢￣￣￣￣￣￣￣￣￣｢「 . ヽ / ,. ----------------
｜| | | .ヽ / ｆ.ｆ´￣￣￣￣￣￣￣￣
[]｜| [] | | /Z〈 ,ﾆr‐=〈 l .| |
｜| | | ７ .ﾄ､ｧ'ﾟ/ ハ八___j｜
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_______|_| ___/ Ｌ.ｉﾟ/ / | ﾐゝｰ'"`ー‐- ､-- ､__
─────── ､ ／ r'二＞ー ､ /￣｀ヽ、| ､ ￣
＼ ,. -‐'ｰ-(_､_f´￣｀ヽУ ﾍ、_`ｰ､
＼ × ＼ ,. -‐'"´: : : : : : : : : :`^ｰ'´＾`〜'ヽ、 '" ￣｀ヽ
＼ ,.-‐'"´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ ヽ
.
° _,,--⌒^``:､ ο
,r''" ` ‐-、 _,,._
,,r''"~⌒^`:､ _,,..-‐''" ^`: `､ __,, --‐''
⌒^~' ` ‐- --‐'''""`⌒^.､..,,__ __ ,... .-‐`‐ -‐‐''''""
,i'⌒ヽ シ ''':‐-,‐‐''' ⌒^~
,（ ）ο // ο ° ""'⌒-- ,, , ;; ,,, ,,,;;
＼ | ゛-、 /./ --
＼`ｰ' ＼／／ ο ° ο
`\ ",ノ
ｏ | /ﾟ ,i'⌒ヽ、 ο ° おお、雪だ。それも積もってる。
ﾞ､＼_ﾉ i ｏ （ ） °
` 、ﾞ ﾉ ／`;;;;;_ノ ο
\ i,／／´
i ／
i | r °
i |ノ
/ο i ο
i |
ｰ.^ﾉ､.......,iｰ.⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒
.
＿＿＿
／ ⌒ ⌒＼
／ （⌒） （⌒）＼
／ /// __´__ /// ＼
| |r┬ | | 年内でこれだけ積もったのって数年ぶりじゃないですかね！？
＼ ﾞー' ,／ あ、雪合戦しましょう、雪合戦！
/⌒ヽ ｨヽ
/ rｰ'ゝ 〆ヽ
/,ﾉヾ ,> ヾ_ノ,|
| ヽ〆 |´ |
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
. / , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
|ハ |（●） （●） / / ,/ﾚ′
子供か。 `| ヽ 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
'ｲ／ヽ::::｀l┘
i´￣ ｀|::::|
j| |::::|
.
＞ ｘ=ｭ-──´─ - _
＿≦ ,ｭ彡"´ ｀丶
｀フ ／／ ＼
／ ヽ
⌒ク八:′ ,/ ,/ | ｀ '
/ :i ′ ′:｜ | |!:i| | | ！ ! :
/ | | | |:.｜:||八| |! |i: |! :| :|! |
} | ﾚﾊ土士八 ｊノﾙj!i土士ﾙ !|
jﾘ ||! i| |r‐rテi〒 ‐rテi〒r|: 八
|! 从八| 弋.(ソ 弋(ソ．.: ,/
八:i| ｆ ｉ| ､､､ . ､､ |i|/ 寒いの苦手だけど、
}: |! 八 八 こうも積もってるとちょっとテンション上がるよねえ。
レ个ｰf }|丶 ヽ ア '
／￣￣￣｀￢ｰ- ､._ イ-――- ､
. }=‐-＿＿_ ￣ｰ=三三三三ﾐ､
/三三三三三≧=-＿_ ￣ｰ=三三!
/-=ﾆ三三三三三三三三≧-＿_ ￣`＼
＿＿_
. ／ ＼
|_ノ ヽ､_ |
|●) (●） |
|(__人__） |
雪踏む音とか久しぶりだろ。 _| ｀⌒´ |､- ､＿_
. r..´:ヽ ／:|:::::::／ヽ
. | ::::::::|＼ .／:::::/:::::/ ::::::|
. !､ :::::ｌ／|二|ヽ､/:::::/::::::::::|
|::∨ ::::| ∨::::::::/ :::::::::/
∨∨ﾞ::| .∨:::::|::::::::::/
. | ::∨:| | :::::|::::::::::|
. |:::::l ::| ／| :::::|::::::::::|
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| ::::| ::| / .| ::: |::::::::::|
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〈 ::/ :::/ 〈 :::: |::::::::::|/
ｷｭｯｷｭｯ |/::／ヽ､＿_| :::: |::::::::::|〉
/:::::|＼＿____| ::::::|::::::::::|ゝ
. ｀ゝ/ :::::::ｌ |::::｀!／~＼/:l
.
＿＿＿＿
／ ＼
⌒ ⌒ ＼
（●） （●） ＼
* __´___ * |
＼`ー ' ／ わーい。
___ . / ヽ 裏に置いてあったボロチャリパクってきました。
rf´ r弌廴-{f⌒ヽ ヾＴl７
｀^ｰ'jfぶ!{_｢ﾌ癶._ ﾉ!!|＝==ｭ うわ、めっちゃ滑る。ヤダこれ楽しい。
／｀^,ｺﾄ､Ｙ ￣ ｢| | |
}ｰ‐'´,.||ﾍ} }_!.| |
ｌ ｌ || }| /t--ｪュ!|.ﾚ'⌒ヽ
| | ﾞ1f⌒ 7t＝＝L1 fﾍ｜ ｷｭﾗｷｭﾗｷｭﾗｷｭﾗ
! `ｰ冖t‐' ﾘ ! ｰﾞ,!
ヽ.___,ノ ｀¨´ `ｰ‐'′
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
|ハ |（●） （●） / / ,/ﾚ′
糞ガキか。 `| ヽ 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
'ｲ／ヽ::::｀l┘
i´￣ ｀|::::|
j| |::::|
.
|┃
ｶﾞﾗｯ. |┃
|┃ ﾉ// .／￣￣￣ ＼
|┃三 ／ ― ― ＼
|┃ ／ （●） （●） ＼
|┃ | （__人__） | 朝飯できたお。
|┃三 ＼ ｀ ⌒´ ／ って窓開けると寒い。皮下脂肪が役に立たない寒い。
|┃三 ／￣￣￣￣￣￣￣ ＼
／￣￣＼
／ _,ノ ｀⌒
｜ .（ ⌒）（⌒）
. ｜ （___人__） 毎度めしサンキューな。
| ﾉ さっさと食堂に戻って温まろうぜ。
.| |
人､ |
,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾒ、
｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ | おおお、横滑りというかドリフトというか。 ＞
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ
.
ヽミ-- _／__／ ￣ヽ从 ／ __ ＼
＞ーー ミﾐz ﾍ ヽ ヽヽ
,. -‐''"´ ﾍ / ￣へ ``i il ヽ ヽ iﾍﾍ
／ ノ ＼// l ! i l
/ _x==ｲ ／ // j ヽﾘ ll
、_／/// /／/ l ヽ ニﾆ=x ヽ i
,イ i/=//{ ／i ﾍ i i i i i ﾉヽ iノ
/ / ﾊ イ斥f:zi /￣/ニi __l/ l l / ヽl l i
l l l li弋込:ﾊ i ｨ ｧz=tl / l l - 、 l l l
ll .ﾄﾊ ;::: ヽ'' 込示ｲ`// / /i / ﾊ ﾉ 温かい紅茶とか飲みたいなー。
ヽkｨ.! ` ／ ／ｨ ﾊ ／ノ＜ ノ i/ 茶葉ってあったっけ？コーヒーだけ？
` =ニ ﾍ `= __, -'- ''' ,ｲ // l;l---Y/
l_x...-`==...-.____,_,X-‐.//l;ll;;lﾍ lヽ
k::::::::::::::::::::::::::::: Y -- l /l;;/;/ ﾍ ｿ__
入:::::::::i:::::::::::::::::::: `--' ﾍ:::::＼
i ::::::::::::::::::::::::::::::: /;;;;/ ﾍ--:::::ゝ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
/:::l ゝ::::::::::::::::::::::::::::::::へ/;;;;/ ﾍ___):::::::＼ | 右コーナーがヘタクソだってことさ！！ ＞
l ;;;;;t ゝﾐミ:::::::::::::::::::::::: ＼/- ￣ =-ﾐ :::::::/ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
/ ￣ ﾍミﾐ ﾍﾐ:::::::::,,. -''"´ へ :::/
l::::::::::::::l -- --' ...............:::::::::::::_:::::::::::::::::::ﾐ ﾍ
-―-
／ ｀
' ＼
/ ､
' }>
／ ノ ヽ ｲ
/＿i （● ） （● ） ／:/
＼ ｀ー､（__人__） ｒ―. . ´三.人
あー……、確かあったはずだお。 ＼三ヽ｀⌒´ !三三三／= ＼
缶でそこそこ上等なの見た気がする。 ）--},不￣ ）--―´三／三＼
ア)yし'- ﾆﾆィ三=|三ア三三三＼
／ﾆ７^}:ア´/// /三ﾆレ'´三三三三=.ヽ.
. ＿＿_∠三=/ /::|////／三ﾆ/三三三三三三= l
／三三三 〈三/ /:::::|//／三三/三三三三三三三= |
/三ﾆr====='=./ /::::::::l／三｀==┐三三三三三三三= j
. /三三|三三≡/ /::::::／三三三三|三三三三三三三=./
/三三=|三三=/ /:::／三三三三／三三三三三三三=/
.
／ / 从 ＼
/ i |:::: ヽ ゝ,
.′ ' ﾊ ヾ::: |＼ ﾊ | ヾ;. |::::: ヽ
| | │. / ＼. ヾ | ! / !. ! ｜ i::: :ト.::::
| | │ﾊ.| _ _､ | ,.x }/─ トl . / i::::/:::∨ヽ:::::::
|ﾊ V. イ´ ｀ミ､.ｌ ,x=≠ミ.z/／ ,/ V::::::::::: ::::（::::::!
l! ゝ. l,x＝ミ､ ` ｲ／ / ) |:::::::::::::::::::＼
7∨ ,: f^1 /l/./ノ::::::::::::::: ﾊ::::ﾉ それは素敵。
ﾊ . , j l .j l l rイ:::::::::::::::::::::
ゝ ｀ ´___ﾉ .ﾉ'´/.ﾉ.ｲﾊi!:::::::::::::: / じゃ、お湯沸かしてきちゃうね。
_,,. -‐---. ／ , /ノ| ヾ.::::::::::::ﾊ 飲む人、何人？
/ ニ二二ﾆ / __ イニ＝-∨ゝ::
/三三三三 ナﾒｘ r＜''"´_,,. -‐''"´ヽ
/_,,. -‐''"´ l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;^'':三三三三ﾆゝ
／ l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/三三三三三ヾ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
／ _,,. -‐''"´三.l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l三三_,,. -‐''"´} | 曲がる！曲がってくれ俺のハチロク！ ＞
/ _,,. -‐''"´三三三三.l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l-‐''"´_,,. -‐''" ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
{ 二二二二二＝＝=-l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l-‐''"´三ニ==-}
／￣￣ ＼
⌒ ｀⌒ ＼ v-,
(● ) (● ) | | r
（__人___） | | |
んじゃ、俺も今日は気分を変えて紅茶いただくよ。 '､ | | |,.-、.
,,. -ｰ| |ヽ__／￣ヽ｀ r´
/ .::::::、::| /ｨ::::〔￣￣ ｀' ト-、
l :::::::::::::::::ヽ__､____,. ":::/::::〔￣ l:::. ヽ
」 ::::::::l:::: ::::::「二二::::／ :::::::ヽ y l::::::. ',
l :::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l l:::::::: i
/ ::::::ｰ-ミ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ＿／:: L::::|
/ :::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::く::::::::::::::::::|::|
/ ::::::::::::::::::::/ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::「 ::::::::::::::::::||
/ :::::::::::::::::::/ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::V ::::::::::::::: |
.
どんがらがっしゃーん＞
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | それじゃ、食堂戻るお。
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
やる夫達は冬休みを松籟館で過ごすようです
.
▼ 第四日 ━━━━━━━━━━┓
┃ 遠い季節. ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿
／ ＼
／ ノ ＼ ＼
｜ （●）（●） ｜
| （__人__） |
ｌ ｀ ⌒´ ｜ そういや今日は買い出し行かなきゃいけないんだったな。
{. ｜
.{ /
{ /
＿ __{-`ｰrr一'´ -}､＿__
〃-──ﾑ､___}{__, -＜`ー─ミヽ
/ _／__-う__とこヽ ヽ }>l
,′ l { ( l三三三彡'} l ／l l
/ ヽ_〉 ヽ/ ‖ ヽ{ {_ / } }
j =/ヽ___/> ‖ ＼／ヽ_ { {
/ 〃 ヽ___,ｲ ‖ く__／ヽ＼ ヽ
r＝＝┐ j ＿‖ ＿ { ＼＼}
│ |))＿＿ ／__|＼;;∨＼;;＼＼_＿___＼ヽ
￣￣￣￣￣＜.ゝ､＿ノ＞ x―' /＼;＼∨＿_＼;;＼｀ ‐-､ ￣￣￣￣
￣￣￣ {. ‐/_____＼;;ヽー─‐ ￣ }
`ー────────‐─ '
.
／ ´￣ ｀ヽ- 、 }ヽ
. / z }ィ ヽ ＿ノ '-、
/ ム∨z´ ゝ
、 ／ィ´ {/ / , _ミ=-‐
弋/ { ,' , / } i､ ヽ
ｉ ﾏ { i { {-ﾅハ ノ ﾘ
{ ｉ | i V {ﾊ ﾄ {（●）ヽ_ソ
ﾊ | { ヽ V ﾊ { ｀ } 何時くらいに出かけようか？
! ﾊ Ｖ ヽ } （_ゝ ﾍ ）ﾌ ))
、j ノヽ、ヽ ﾘ }ヽミ .ヾ-＿ ノ'
｀´ ｿ }/" ﾘ ｫ才不入
才 イ:::::::::::〉)||:::::ヽ
｀ {:::::::;イ/´￣}ミi::i
|::::,ｲ::∧＿ﾉ }:ヘ,- 、
|:′:::::::::〉 !γ´￣ゝ" ）
ゞ:::::::／ 八｀ニニﾆ" j
フ｀二￣ ゝｪ- -ｪｲ
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
あまり雪が積もる前に行かないといけませんね | __´___ |
今でも結構凄いのに、これ以上となると街に降りれなくなりますよ。 .＼ `ー'´ ／
／ ヽ
/ .{ｱ￣~〉三三} ヽ
/／ ｀‐‐r´ ﾏ ヽ
/ ／ ﾏ ヽ
|__＿/ l ｝
.
＿＿＿＿
／ ＼
/ ─ ─ ＼
/（ ●） （ ●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ー‐ ／⌒ ヽ
＿＿＿_／＿＿＿__／ ／＿＿＿＿＿＿＿
（⌒ｨXXXX（⌒ ／
/XXXXXX/´ ﾌｷﾌｷ
￣￣￣￣
／￣￣＼
／ ヽ_ .＼
（ ●）（ ●） ｜
（__人__） | 予報では夜半まで降るって言ってたな。
ｌ｀ ⌒´ ｜
{ ｜
{ /
_. -: ´Λ _.へ｀ 、
r＜: : : : /:|: :、 ￣r' ＼ :＼_
/: : :ｌ : : : : : :＼`IエL>、 >ﾍ::Λ
|: : : ﾄ､: : : : : : : : : : : : : `ｰ／ : : V | f´￣￣￣￣｀ヽ
〈: : : :::: _ -￢-−―-､: : く:r ､: : : V ｝ | おーい。 |
/: : :_ン´: : : : ＼ ,___, ｨ ）: : :`く : : : ヘ| 乂＿＿＿＿ノ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.
|┃
|┃
|┃ ＿＿＿_
|┃ ／- ､ ! ,. -＼
|┃ ／ヘ二_爪_二ヘ＼
ｶﾞﾗｯ. |┃ ／ ヾﾆ･ﾆハ ハﾆ･ﾆﾌ ＼
|┃ ﾉ// | ／ | | ＼ | お前達、ちゃんとやっているか？。
|┃三 ＼ ィﾆニﾆｭ ／
|┃ ,--ゝヘヽ、___ ーーノﾞ-､.
|┃ / | '; ゝ_____ ノ. |ヽ i
|┃三 l |. ヽ/ﾞ（__)＼/| i. |
|┃三 | | ヽ. ハ..ノ | | ｜
── ──‐‐‐─ ‐ ‐‐── ──── ───‐‐───── ‐‐‐‐─ ‐ ‐‐── ──── ───‐‐
＿＿＿_ ＿＿＿_
／ ＼ ／ ＼
／ _ノ ヽ_ ＼ ／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼ ／ u （●） （●） ＼
| （__人__） | | __´___ |
＼ ｀⌒´ ,／ ＼ `ー'´ ／
／ ー‐ ＼ ／ ー‐ ＼
＿ _,
！ ！ ＿__,＞ Ｙ´'ー-､
／￣￣＼ ＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
／u_ノ ヽ､_＼ ＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
| ((●）) (（●）)| ／ ヽ ｀Ｙ′之＞
. | （__人__) | / , l、 、 , ､ | ヽ }<
|ヽ |!il|!|!| / .| ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
. | |ｪｪｪ| } |ハ |（○）::::（○） / / ,/ﾚ′
. ヽu } `| ヽ U「)'/|/
ヽ ノ ヽ､_ コ _,.ィT/
/ く l 7Eニ::ィ1│
| ＼ 'ｲ／ヽ::::｀l┘
| |ヽ、二⌒)､ i´￣ ｀|::::|
‐‐─── ──── ──‐‐ ‐ ─‐‐‐‐ ─────‐‐─── ──── ‐ ─‐‐── ──── ──
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ⌒）（⌒)
. | u （__人__)
| |r┬|} え、あ、あれー？東郷先生、どうしたんすか？
| | | |}
. ヽ ｀ﾆ}
ヽ ノ
/ く ＼
| ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （● ）（●） ﾁﾗ
. | u. （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ ＼
/ く ＼ ＼
| ＼ ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､ ＼
.
【昨晩】
ri
/ヽ←アルコール
＿＿＿＿＿| |＿
灰皿→【 】 凵 |(..)| ＼
[_]/,,--rt‐￣￣￣――-､ ＼
.／ !ミ=/ヽ≡≡≡≡≡彡! || ＼
アルコール→ | |亜亜亜亜⊃ [_] ＼
.／ 〃 ∈∋ |(..)| [_] .【 】←灰皿
／|￣| ,,---──￣￣￣￣──--､. .＿＿＼
／ `ｰ´ !ミ.三≡≡≡====≡≡三.彡! (皿皿皿) ←アルコール
!＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝!
【現在】
＿＿＿＿＿＿＿_
／ ＼
／ ＼
.／ ＼
.／ ＼
.／ ＼
／ ＼
／ ＼
!＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝!
...................................................................
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::: 昨日ちゃんと掃除しといてよかった……！！ :::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
...................................................................
.
＿＿＿_ l /
／- ､ ! ,. -＼ ′／
／ヘ二_爪_二ヘ＼
／ ヾﾆ･ﾆハ ハﾆ･ﾆﾌ ＼ なに、ちょっと様子を見に来ただけだ。
| ／ | | ＼ |
＼ ィﾆニﾆｭ ／ ん？なんだできる夫もいるのか。
,--ゝヘヽ、___ ーーノﾞ-､.
/ /|'; ゝ_____ ノ. |ヽ i
l |. |. ヽ/ﾞ（__)＼/| i. |
| |. | ヽ. ハ..ノ | | ｜
＿＿＿＿ ＿＿＿＿_
／ ＼／ ＼ ‐-､
､-‐ ／⌒ ⌒ ⌒ ⌒＼ __＿,ノ-､
はい、朝から遊びに来ちゃいまして。 ､- !､,＿_／（● ） （● ） 彡 （ ●） （ ●）ヽ __＿,ノ
!､,＿__ l ___'___ ___'___ |
＼ ｀ー'´ 彡 ｀ー'´ ／
/ ヽ
∧
γ ￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ なんだその見つかったらまずいものがないか探してるような動きは。 |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
∧
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣ヽ
｜ 違うよ。ぜんぜん違うよ。 |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
.
＿＿＿_
／ .,- ! -., ＼
／＿ソ_爪_ヘ＿＼
／ ヾﾆ･ﾆハ ハﾆ･ﾆﾌ ＼
| ／ | | ＼ | お前がわざわざ休みの朝一から動き出すわけ無いだろう。
＼ ー─一 ／
,--ゝヘヽ、___ ーーノﾞ-､. ゝ ）
/ /|'; ゝ_____ ノ. |ヽ i ゝ-'
l |. |. ヽ/ﾞ（__)＼/| i. |
| |. | ヽ. ハ..ノ | | ｜
＿＿＿_
／- ､ ! ,. -＼
／ヘ二_爪_二ヘ＼
／ ヾﾆ･ﾆハ ハﾆ･ﾆﾌ ＼
| ／ | | ＼ | さっき言ったとおり、様子を見に来ただけだ。
＼ ィﾆニﾆｭ ／ 泊まったことを咎めたりはせん。
＿＞､-―, _ ､ ― ＜＿
,::'ー'/:fｼ:ヽ‐'7:ｨ‐/:ｷ::l:_‐`､ 寮に三人だけというのもつまらんだろうし、
,':::::l::::−／::ヽl::::ｌ/:::ヽ┘:l::::l お前も今のうちに楽しんでおけ。
,l:::::::|:::=t,`:::､、'::/::::／三l:l::::l
ヽ::::!::::::ﾟ::::::::::`::'／l三王l:l:ノ
｀!:::::::::::::::::::::|o::::＋O::::!
l::::::::::::::::::::::|o:::::::::::::::::|
.
＿＿＿＿ _
／ ＼
／ ＼
/ _ 丶
l ﾉ } ⌒＼ /⌒ l
| / .ﾊ ::;;（ ●） （ ●）|
.l // .ﾑ-,..,. ´"''" , "''"´ l おや、先生のお墨付きをもらったことだし、
＼ ヽ! ' ' ! ヽ ､__ ,_, ／ これで大手を振ってここに来れますね。
|ﾌ入 l ／
,ヘ ﾍ ト ､ ＿ ､´
／ ヽ ', jｧ / / ! ヽ
／ /ゝ..＿..ﾉ｀Y Y / }
／ ,.......... ', ｌ}_|./ j
/, '´ ｀ヽ ﾊ_ ノ ｌ / γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
// ∨ ｀` ￣ l ./〉 | 今まで遠慮してたような言い草だな ＞
j j ､ l l ,._ll′ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
l | ｀ヽ ﾍ l! /
.
/⌒!
,' !
| l
| ! .＿＿＿_
l { .／- ､ ! ,. -＼
} ! ／ヘ二_爪_二ヘ＼
ただしあまりはしゃぎ過ぎるなよ？ __../´￣￣｀j } .／ ヾﾆ･ﾆハ ハﾆ･ﾆﾌ ＼
_/ l ､, ´ ﾄ､ | ／ | | ＼ |
次何かしたらかばいきれんぞ。 / l } } ヽ＼ ＼ ィﾆニﾆｭ ／
l l { ⌒ヽ、 !〉 ） _,,>,,,,, く_
ヽ_>､ _>rｰ-<_ﾉ ヽ/ .,;' < >. |. ￣
｀￣´ｰ'-‐'｀ヽ､__, i ヽ、l ＼ ／ .|
｀ヽ､_ﾊ ＼／ヽ. ヽ__ .__/.／＼.|
."ヽ ｀ヽ .o.ヽ` ´/
｀'ｰ--‐' .ヽー/
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼
| __´___ | うわあ、重たい言葉。
＼ `ー'´ ／
ノ ＼
.
＿＿＿_
／- ､ ! ,. -＼
.／ヘ二_爪_二ヘ＼
／ ヾﾆ･ﾆハ ハﾆ･ﾆﾌ ＼
| ／ | | ＼ | まあ、生活面はちゃんとやれてるようだな。
＼ ィﾆﾆ.`,--,, ／ やる夫やできない子がいるから大して心配はしてなかったが。
＿＿,---/;;;;;` `-,-/ニﾆ∨
/;;;;;::::、:::::::::|、_ ,＞、 /::l,_l･ ,<、__
ノ;;;;;;;;;;;;:::|::::::::::＜:::::::ヽ``l::::| |`l,::::ヽ
|;;;;;;;;;;;;;;:::::|:::::::::::::ヽ:::::::＼|:::|`-‐'/::ヽ::::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;:::::::::::::::::::-、:::`;:ヽ;-';;;;;:::ヽ::l
;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;:::::::::::::::::::::`、;`l;;;;;8;;;;;::::`ヽ
;;;;;;;;;;;;/、;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::;`l;;;|;;;;;;;;;;;::::: `l|、
;;;;;/' `,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::|;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::l
;;;く ';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
───── ‐ ─ ── ───── ‐ ─ ── ───── ‐ ─ ── ───── ‐ ─ ──
ｘ〜ｔ〜ｚ〜ｘ
ヽ,⌒y⌒ｙ⌒y⌒/
ヽ、...,._,._,.__,._,.ノ
.r:‐:‐:、
_._._._,,i"゛゛゛゛゛', ,'~`''i、,_._._._._._,._
./ ,r''"｀ 、 ,' ,' ,r''"゛ヽ, /
/ ヽ、、,,;:'゛゜"゛'''''''"゛゛゜"゜"''i、,,,;:' / 俺よりよほど健康的な食生活をしているな。
./_._._._._._._._._._._._._._._._._._._._._._._._/
,--‐‐‐‐--、
i`;‐‐----‐'ｌ,._,..
ｌ i !○ｌ|
i l ｌ゛｀゜゜
`'‐‐----‐ '
‐‐─── ──── ──‐‐ ‐ ─‐‐‐‐ ─────‐‐─── ──── ‐ ─‐‐── ──
.
＿＿＿_
／ - ､ !.＼
／ ヘ二_爪_=＼
／ ヾﾆ･ﾆハ ハﾆ･＼
. | ／ | | ＼ | あーそうそう。
＼ ィﾆニﾆｭ ／
, --、―― ' / | | ヽ . 丶 明後日にはおれら教員も年末年始の休みを貰うから、
/;;;;;;;;;;:::ヽ:::::::::;;;;/;;;;;| ＼ ヽ _￣' その前に緊急連絡先の確認をしておくぞ。
/;;;;;;;;;;;;;;;::::|;;;::::::::く;;;;:::|、 ／=|´|::|:::＼
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::;;;:::::::::、・´ヽ' |::::/|/:,┘::::::ヽ
ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::/::::::::::::ヽ::::::| |:::| /:::。>::::::;:::丶
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,;'::;;;;;::::::::::::丶:::| /::::|/::::/:::::::::/;;::::|
/;;;;;;;;;;;;-、;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::ヽ:::|'::::::|::: /_:::::::::/::::::::丶
/;;;;;;;;;;;;;;;;:::::`::、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;|:::/;・ ';;;;;;￣;/;;;;;;;;;;::::`.、
＼;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;> '‐';;;;;;;;;;;;;/ヽ;;;;;;;;;';;::::'''ヽ
＼;;;;;;;;;;;;-,‐'' '`、、;;;;/;;;;;;;;;;;;/0;;;;;;;;;;;;;;' ヽ;;;;;;;;;:::::::::::::･、
- _''＿'__|＿;;＿;_`･、;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;/;;;| ＼;;;;;;;;;;;;;:::,--‐ -、
-- ＿＿ _ ￣ ''''''''''''''''''''--- 、;;;;;;;/___-、`-- 、ヽ
￣ ￣ ― -- 、＿＿ ￣ '''''''` ― ;
.
. ＿＿＿_
／- ､ ! ,. .／｀i
／ヘ二_爪_/ ﾘヽ
／ ヾﾆ･ﾆハ /| /ﾌ ＼
.| ／ | | |ﾘ ﾋ | もしも病気や事故等で火急の要件が発生した場合、
＼ ィﾆ／/ ,｀弋ヽ おれか学年主任のやる大矢先生に連絡しろ。
＿＿ ヽ - ′.Ｙ´ , ｀ヽ｀.ｌ
／ : : :介〈 `ｰ〈::....ノ Ｖヽ
| : : : : ::〈 ｢｀ヽ_ｰ ､ ｀ヾ＿/ //:|
| : : : : : /: | {::::} ﾌ-､｀ｰ┴‐- │
| : : : 〈: :│ {::::l /. :`ー‐一′ ::|
.
＿＿＿_
／ ＼
／ - ､ ! ,.. - ＼
／ ヘ二_爪_二ヘ ＼
| ヾﾆ･ﾆハ ハﾆ･ﾆﾌ. | お前たちの緊急連絡先はこの紙にあるもので間違いないな？
＼ ／ | | ＼ ／
,--ゝヘ ィﾆニﾆｭーノﾞ-､. ――と、そうだ、できない子。
/ | '; ゝ_____ ノ. |ヽ i
l |. ヽ/ﾞ（__)＼/| i. |
| | ヽ. ハ..ノ | | ｜
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
./ ,|７Tハ T寸寸 ヽ }<
ｌ ,ｨ { （●） （●） ﾚリ| }ノ |
はい？ |ハ | ｀ （/ / ,/ﾚ′
`| ─ 「)'/|/
ヽ､_ ＿ _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
'ｲ／ヽ::::｀l┘
i´￣ ｀|::::|
j| |::::|
.
＿＿＿_
／- ､ ! ,. -＼
／二了_爪_∠二＼
／ヾﾆﾆﾆハ ハﾆﾆﾆﾌ ＼ お前に書いてもらった自宅の電話番号なんだが……、
| ／ | | ＼ | 何度か確認の電話を入れたんだが不在でな。
＼ u ィﾆニﾆﾌ ／
,ﾍ´イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. この場合ご両親の携帯の方に電話かけてしまって平気か？
/ | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
l | ＼/ﾞ（__)＼,| i |
| | ＞ ヽ. ハ | |｜
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
あー、そですね。 |ハ |（●） （●） / / ,/ﾚ′
`| ヽ 「)'/|/
うち共働きな上に別居中なんで、イエ電にかけても殆ど出ないかも。 ヽ､_ へ _,.ィT/
面倒ですけど両方にかけてもらっていいですかね？？ ／ Eニ::ｨ -､ |
/::::;／ ヽ:::/:::/'::
/:::/へ ヘ/::::/:::
/:::::＼ ヾミ::::/|:::
（;;;;／| ＼;;;;ノ/:::
/ 〈:::
.
＿＿＿_
´ ! ,. - ＼
/._爪_二ヘ ＼
/ヽ ハﾆﾆ･ﾌ ＼
……。 | / | | ＼ |
ゝィﾆニﾆｭ ＿＿ ／
｀ｌ（ ）/::::::::::::::::::ゝ:::＼
ｌハ|::::::::::::::::::::::::::::::::＼
‐‐─── ──── ──‐‐ ‐ ─‐‐‐‐ ─────‐‐─── ──── ‐ ─‐‐── ──── ──
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（―）（― ） |
＿＿＿_ （__人__） | ＿＿＿_
／ ＼ （｀⌒ ´ | ／ ＼
／ _ノ ヽ_ ＼ .ｌ^l^lｎ | ／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼ .ヽ L ﾉ ／ （●） （●） ＼
| （__人__） | ゝ ﾉ ノ | __´___ |
＼ ｀⌒´ ,／ ／ / ヽ ＼ `ー'´ ／
／ ー‐ ＼ ／ / | ノ ＼
── ──‐‐‐─ ‐ ‐‐── ──── ───‐‐───── ‐‐‐‐─ ‐ ‐‐── ──── ───‐‐
_.. ‐'''''''''''' ‐ ､
,ｒ' ＼
/ - ､ ! ,. - ヽ,
|ヘ二ミ ,,,_/ i
i.ﾆ･ ミミハﾆ･ﾆﾌ .|
ああ、わかった。そうしよう。 . ＼／ | | ヽ. /
ヾﾆニﾆｭ＿＿___／
./ゝ／ﾉ:::::::::::::::::＼
|ﾉ/／::::::::::ヽ,::::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
.
|┃
|┃ ＿＿＿_
|┃／- ､ ! ,. -＼
|┃ヘ二_爪_二ヘ＼
───|┃ﾆ･ﾆハ ハﾆ･ﾆﾌ ＼
|┃ .／ | | ＼ | おれの方から伝えることは以上だ。
|┃ .ィﾆニﾆｭ ／ 課題を後回しにして苦労しないようにな。
（⌒ヽ.ヽ、___ ーーノﾞ-､.
○ |┃ノ; ゝ_____ ノ. |ヽ i
|┃ ヽ/ﾞ（__)＼/| i. |
|┃ i ヽ. ハ..ノ | | ｜
|┃ l ヽV..ノ. | | ｜
|┃ l ｏ | | ｜
＜ガラガラガラ
＿＿＿
／:::::::::::::::::ヽ ＿＿＿＿
／ :::::::::.／￣￣ ＼____ ,. --ｰ.....:::::::::::::::::::.. ＼
/ :::::::::: ⌒´ ヽ､,＿ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i
| :::::::::::（⌒).（⌒ ) |::::::::::::::::::γ:::::::::::::::::::: ﾉ
お疲れ様っすー。 | :::::::::::（__人___） .|:::::::,. -ーy:::::::::::::::::::: /
| :::::::::::/::'､ |￣ _/::::::::::::::::::::: /
| :::::::/::::: | | ／):::::::::::::::::::::: /
| :::::::::::::／| /ﾚ-,.ｲ:::::/:::::::::::::::::: /
i ::::::::::::::::. ヽ__､____,. "/／::ﾉ.:::::/:::::::::::::::: j
r/:::::::::::::::::「二二二 ::::::::::／::::::::ノ::: ､:::: ／/
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::r
.
＿＿＿
／:::::::::::::::::ヽ ＿＿＿＿
／ :::::::::.／￣￣ ＼____ ,. --ｰ.....:::::::::::::::::::.. ＼
/ :::::::::: ⌒´ ヽ､,＿ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i
| :::::::::::（⌒).（⌒ ) |::::::::::::::::::γ:::::::::::::::::::: ﾉ
| :::::::::::（__人___） .|:::::::,. -ーy:::::::::::::::::::: /
| :::::::::::/::'､ |￣ _/::::::::::::::::::::: /
| :::::::/::::: | | ／):::::::::::::::::::::: /
| :::::::::::::／| /ﾚ-,.ｲ:::::/:::::::::::::::::: /
i ::::::::::::::::. ヽ__､____,. "/／::ﾉ.:::::/:::::::::::::::: j
r/:::::::::::::::::「二二二 ::::::::::／::::::::ノ::: ､:::: ／/
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::r
.
／￣￣ ＼
_ノ ｀⌒ ＼
（＝).（＝ ) u
（__人___） |
焦った―…………。 , =二ニﾆヽ､ |
/ 二 ヽ､V U ﾄ､_____
/ -､ }、j´ /:::ﾉ::::::::.｀' ｰ- 、
/ /{_/_､____,. "／::::::::::::::::::::::.. ヽ
_/＿__ ノ:::::「､::::::::::／ :::::::::::::::::::::::::::::::::.. '､
_/ ::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::. '
l :::::::::::::ヽ〈:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i :::::::::::::::::::|
,' .::::::::::::::::::}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| :::::::::::::::::::|
,' .::::::::::::::::::ハ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| :::::::::::／ ||
,' .:::::::::::::::::/::/ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::| :::::::::::::::: |:|
/ .::::::::::::::::/:::/ `‐-､:::::::::::::::::::::::::| :::::::::::::::: |:|
{ :::::::::::::::::::/::/ i `ｰ-,::::::::::::::::| :::::::::::::::: |::|
l ::::::::::::::::::.. ∧_ ヽ:::::::::::::::::::::::::| :::::::::::::::: |:::i
〉､:::::::::::::／ ＼_`‐- ､___l :::::::::::::::::::::::::| :／:::::::: ∧::}
/ ￣￣ ､ ヽ ＞:::::::::::::::::::::| ::::::::::::::: r:::::ﾉ、
/ }ﾉ ＼ {,{ .{￣j￣| :::::::::::::::: i＜__ }
.
, ' ￣￣￣￣ ｀ヽ
/ ＼
/ ヽ
. / '´￣` "￣` ヽ
| ( ●) ( ー ) | いやー、昨日掃除してなかったら言い訳不要の一発アウトでしたね。
i j
ゝ ' ＿ ／
. ＼ ヽ ノ __, "
` _ _ , ' ´ /::＼
/:/ /:::::入 ./::::::::::|""＼
／:/ /:::::::::::∧ /::::::::::::|::::::::::::" - ､
／/:::::|V∧::::::/ ＼/::::::::::::::|::::::::::::::::::::::
／:::/:::::::| /:=:::i /::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::
/:::::::::|::::::::| /::/::::| /:::::::::::::::::/::::/:::::::::::::::::
/イ
-── ／￣ ＼ ＿ ,ノ
＞─'´ ＼ ＼ー'
／ ＼ !
/ ∨ ＼
/ ＼ ＼ | |
′ | ｲ⌒＞､＼ ヽ } |
| i|.人 /Ⅴi. | / ,. ヽ_ ＼}⌒ﾊ 人
| 八ｲ｢｀｣、 ∨ ヾ＝"八彡 ﾉ |. !
その片付けた酒瓶なんかも、 八 ∨ヾ＝" l .! ヽ !
台所覗けば普通に置いてあるしね。 ヽ 人 u ,|/ | ￣
ﾊ r‐ ､ ｲ仄㌃ 丶 /i
／￣￣ ｰ- _ ＿イ/／ -― ￢、
,!=‐-＿＿ ￣ー=ﾆ三三三ﾞ、
/三三三三三≧=-＿ ￣ｰ=三､
/￣ー=三三三三三三三≧‐-＿＿＿ ｀ヽ
／=＝ｰ-＿ ￣ｰ=三三三三三三三三三三ミ､
{ ／´￣ ―‐- ＿ ￣￣ー＝＝＝＝＝＝‐ ヽ
.
／￣￣＼
／ ヽ_ ＼
| （⌒ ）（⌒）
. | （__人__） 東郷のやつもいきなり来んなって話だよな―。
| U ｀ ⌒´ﾉ
. | |
. ヽ |
ヽ __ , _ ノ
_,,,, ｢:::ｰ----ｰ"::i、___
_,,..r''''"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::`''ｰ-､
／::::::r::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ..ヽ
ﾉ ::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::／}
l :::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r::::::/::::ハ
, ―――― 、
／ _ノ ' ;、ヽ_ ＼
／ （ ●） （●） ＼
/ （__人__） ） 監視の目がないとこに青少年集めりゃ
| / | | | | |ゝ ﾉ ,.､,_ ,..._ よろしくない事するなんざわかりきってんだから
_ヽ、 ､`ー―'´,)r‐ｧ‐''"／ _／ ＞-‐ 、 もうちょい空気読めって話だお。
'／ / ＼ ￣￣ (ﾞ＼`マ -‐ﾄ-.r '`';ーく__＼
, '/ '、 ゞ ＿_ ,ｨ ヽ ＼＼ ,）/ ノ ／ ﾉ
/ ｀' ｰｧ､ ;;:／ /￣iヽ ｀々゛ 、 ／
| ヽ ;ﾉ 〈 ',ヽ `、 :i ﾉ |
l ＼ ヽ /, ＼l ! / ｜
ヽ ,､ -〉 , --〉/⌒i'ﾊ ; ト､
; | ＼ ／_ﾉi＼l ',＼ ヽ, ! ＼
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| 速攻で煙草吸い始めるお前も大概怖いもの知らずだな。 |
ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
.
―――――――――――――――………。。。
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ えー、というわけで
| （__人__） | これからホットプレート捜索隊を派遣します。
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
＿ _, ,.へ
___ ＿__,＞ Ｙ´'ー-､ ﾑ .i
「 ﾋ_i〉 ＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_ ゝ...〈
＿＿＿_ ﾄ ノ ＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜ i:::::l
／ ＼ i::::::{ ／ ヽ ｀Ｙ′之＞ |::::ヽ
／ ＼ ／ ＼ i::::::::i / , l、 、 , ､ | ヽ }< .i::::::::}
／ （●） （●） ＼ |:::::::::i ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ | {:::::::::i
| __´___ | Sir, yes, sir！！ |:::::::::::l . |ハ | （●） （●） / / ,/ﾚ ,ノ:::::::::;!
＼ `ー'´ ／ i:::::::::::ゝ､_ `| ヽ 「)'/|/| ,. '´ﾊ::::::::::::::;!
／￣￣ヽ ＼ . ヽ、:::::::::::::｀` ､,_ _ヽ､_ ― _,.ィT/"::::::::::::::::::::::::／
（｢ ｀rﾉ ＼ ＼::::::::::::::::::::ﾊ:::::::l 7 Eニニ::ｲ::::::::::::::ﾉ::::::::::::::／
ヽ ノ ＼ ヽ::::::::::::::::::::::::'ｲ::::／ ヽ:::::::::::::::/:::::::::::;: "
| | ｢＼ ＼ `ｰ ､:::::::::::::／ ＼::::::::::::::::ｒ'"
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__） え、すごいやる気。
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
.> <
| |
| |
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ おそらく、サッカー部の部室からはすでに持ち出され、
| （__人__） | 各部活を巡り巡ってどっかにたどり着いてる可能性が高いお。
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | やる夫とやらない夫で文化部棟行くから、二人は運動部棟を探してくれお。
＼ ｀ ⌒´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ 見つけ次第片方のグループに即報告。
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
.
∩＿
〈〈〈 ヽ
＿＿＿_ 〈⊃ }
／⌒ ⌒＼ | |
／（ ●） （●）＼ ! ! 了解！
／ ::::: __´___ :::::＼| l
| `ー'´ | ／
＼ ／／
/ ＿＿ /
(＿＿＿） /
.
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
/ , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ |
えー、やる夫と一緒がよかったなー。 |ハ |（三） （三） / / ,/ﾚ′
`| ヽ 「)'/|/
ヽ､_ ― _,.ィT/
l 7Eニ::ィ1│
'ｲ／ヽ::::｀l┘
_________
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼ まあまあ、ギャグ要員同士仲良くやろうじゃないですか。
／ （ ●） （●）＼
i ::::::* __´___ * .i プレートが見つかったら今夜の夕飯は決まりですね。
ヽ、 `ー'´ ／ 早めに買い出しまで行っちゃいましょう。
／ ＼
.
/ i |:::: ヽ ゝ,
′ ' ﾊ ヾ::: |＼ ﾊ | ヾ;. |
| | │. / ＼. ヾ | ! / !. ! ｜ i::: :ト
| | │ﾊ.| _ _､ | ,.x }/─ トl . / i::::/:::∨ヽ
|ﾊ V. イ´ ｀ミ､.ｌ ,x=≠ミ.z/／ ,/ V::::::::::: ::::（
l! ゝ. l,x＝ミ､ ` ｲ／ / ) |:::::::::::::::::::＼
あ、ホットケーキミックス買おうよ。 7∨ ,: f^1 /l/./ノ::::::::::::::: ﾊ::::ﾉ
朝ごはんにもできるし。 ﾊ . , j l .j l l rイ:::::::::::::::::::::
ゝ ｀ ´___ﾉ .ﾉ'´/.ﾉ.ｲﾊi!:::::::::::::: /
_,,. -‐---. ／ , /ノ| ヾ.::::::::::::ﾊ
/ ニ二二ﾆ / __ イニ＝-∨ゝ::
/三三三三 ナﾒｘ r＜''"´_,,. -‐''"´ヽ
/_,,. -‐''"´ l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;^'':三三三三ﾆゝ
／ l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/三三三三三ヾ
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ＾ ＼
／ （⌒） （⌒） ヽ
| __´___ | 自分は焼きそばやりたいですね。
＼ `ー'´ ／
ノ ＼
／￣￣＼
/ ヽ､_ ＼
（ （⌒ ） |
こういう環境だと食うことくらいしか楽しみないもんな―。 （人__） |
r-ヽ |
（三） | |
俺は焼きうどんも捨てがたいだろ。海苔と鰹節いっぱいかけたやつ。 > ノ /
/ / ヽ /
/ / へ> <
|＿__ヽ ＼／ )
|＼ ／|
| ＼_／ |
.
＿＿＿_
／ ＼ _, -‐-- ､ ___
／ ＼ ／＼ , -'´ 、 ____ ､_ ` ‐､
／ （ ●） （ ●）ヽ _ ／ﾌ´ '-､ﾐli`´`､'' '―'’
l （__人__） | , - l i ､ ヽ__..ノ
＼ ｀ ⌒´ ／-ﾃ- ､_ __....... 'ﾌ／ ､＼`＞ﾆ二=､_イ...ﾉ それじゃあ捜索開始！
_,ノl_〉,.... -‐ﾌ´.`/'´ / `'''´ ゝﾐ_-ｼ//
_, -'´//l' `'l .／ .l / `''-ﾆ/
./ / /_,-l 〉_ﾉ| /-､_, - ' l _, - ' ´￣
/ / ﾌ' l'./ .l .ｙ ｡`､ | __, - '´
/ .l .〈. |' l/ ／ l __, --' ´
.ﾉ l' l | / _,／,----､ ヽ , - '´
/ | | .|./ _／ ゝ_ _／
.
゜ 。
゜ 。 。 ゜ ゜ 。
゜ 。 ゜ ゜ 。 〇 ゜
〇 ゜ ＊ 。 o ゜
o ＊ 。 o ゜ 。
。 。 ゜
。 ゜ 。 〇 ゜ ゜
。 〇 ゜ ゜
o ＊ o o 〇
゜ 。
／￣￣＼ ゜ 。 。 ゜ ゜ 。
゜ 。 ゜ ／ _ノ ＼ 〇 ゜
〇 | （ ●）（●） ＊ 。 o ゜
o ＊ | （__人__） ゜ 。
| ｀`⌒´ﾉ ＿＿＿_ 。 ゜
。 | . } ／ ＼ 。 〇 ゜ ゜
。ヽ .} ／ ⌒ ⌒ ＼
゜ 。 ゜ ヽ ノ ／ （●） （●） ＼ ゜
〇 ／ ＼ | （__人__） | 。 o ゜
o ＊ / / } | ＼＿ `⌒´ _／ 。
/ /. | | ／ ヽ ゜
。 | | .| | | | | 。 〇 ゜ ゜
| | || | | | | |
o (_＿) | |し__） ヽ ヽ | | ⌒⌒ o 〇
＊ o ⌒| } | （＿） ＿ |_) ＊ ＾"
⌒゛ ゜ ＾" | | / | / | | ⌒ ⌒⌒ ... ⌒
＾⌒ ... ⌒⌒ ⌒| |/ / / | |⌒⌒⌒" ＾ ⌒⌒ ...,... ⌒ .....
〇 ゜ ⌒⌒⌒（＿⌒） ヽ＿⌒) （＿⌒） ...,. o ＊
"⌒ "⌒ 。 ⌒ ＾＾ ...,. o "⌒.. ＾＾ ...,,. ⌒⌒⌒" 〇 ＾ "＾⌒""⌒ ....⌒
"⌒⌒⌒ ....,.. ＾＾ ...,,. ⌒⌒⌒" 〇 ＾ "＾⌒""⌒ ....⌒
.
, -─‐ ､
／ ＼
/ !
/ /
/ /
i /
∨ __＿＿r／ うわ、雪の粒がでかいな。
,｢:::::::::::::::::::::::::ヽ;,､_ これどんくらい積もるんだ。
__,,.／":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ,、
／ ..::ヽ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/ .::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i::::::.`
l ;ノ:::::::::::: l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: !::::::::::i
く:::::::::::::::::: !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｲ::::::: {
l:::::::::::::ヽ;;|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |:::::::::
l :::::::::::::::::.〉:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |:::::::: i
l|::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |::::::::: |
ｌ::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |:::::::::: i
.. ＿＿＿_
／ ノ ＼
. . ／ （●） （●）
／ （__人__） ＼ あんまり道に積もられると
| ｀ ⌒´ | 大荷物抱えて帰ってくるの辛くなるから勘弁してもらいたいもんだお。
. ＼ ／
. ノ ＼
／´ ヽ
.
／￣￣＼
／ ヽ_ ＼
（●）（● ） ｜ ＿＿＿_
（__人__） | ／ ＼
ちっちゃい頃って雪でかき氷作ったりした？ ｌ｀ ⌒´ ｜ .／─ ─ ＼
. { ｜ ／ （●） （●） ＼
したした。 { / | （__人__） |
ヽ ノ ＼ ｀ ⌒´ ,／
／ ＾ヽ / ＼
| | ｜ |
.
／￣￣＼
／ _,.ノ ヽ､_
｜ ( ⌒) (⌒）
｜ （___人__）
.| ﾉ__ 今思えばアレって体に悪い化学物質とかてんこ盛りだったんだろうな。
| _／ ￣＼ヽ
人､ '､／ ￣ ヽ '､
_,／(:::::ヽ､ __'-r´￣ヽ v
_, ､ -― ''"::::::::::＼ :::::::::::::::j_√ |
/.:::::::ﾞ:':､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ r、
丿::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゞニﾆ彡〉,
. i ::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::::∧^
/.::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::∧i
::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::∧|
:::::::::::::::::::::::丿::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::::v
:::::::::::::::::::::ｲ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::::ﾉ
＿＿__
／ノ ヽ､_＼
（●） （● ） ＼
毒も栄養も喰らい血肉に変える度量こそ食には肝要って ／⌒（__人__）⌒::::::::＼
オーガも言ってたし問題ないお。 | |r┬-| |
＼ `ー'´ ／
⊂⌒ヽ 〉 ＜´/⌒つ
＼ ヽ ヽ /
＼_,,ノ| ､＿ノ
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ そういえば、
┃ やる夫と二人だけで話すのは初日以来だ。
┗━━━━━━━━━━───−−−
／￣￣＼
／ ─ ─＼
| （●）（●）|
＿＿＿_. .| （__人__） |
／ ＼ ｀ ⌒´ ﾉ
／ ─ ─＼ .}
／ （●） （●） ＼ }
| （__人__） | ノ.ヽ
/ ∩ノ ⊃ ／∩ノ ⊃| |
( ＼ ／ ＿ノ | |／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| | ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／／＿＿＿ ／
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ あの時に感じていた、やる夫に対する気後れのようなものはなくなっていた。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
.
＿
,...:'.:..:..:..:..:｀.:..:...､
,.:´..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..ヽ
/..:../..:./..:..:..:..:.ﾉl.:..:..:..:..:.',
,': //..:./..:....:..ノ/ ',.:..:､:.. : i
l:..:|..:..:/..:..:.:.|:.:.:|:.:.:i:.:.:.|.:..:..:.!
|:..:i.:..;'.:..:/::::|_:.:_|::::|::::_!:..:..:..|
|:..:i.:.;.:.::/;:::::|_:.::_|:::|::::_|:.:...:..|
l:,:..!.:.;..::lﾞ , !:..:.,:..:|
|.;..i..:..'..::! ＿ ノl:..:..:,.:.|
l.;'..:!..:..;..:|:｀.,､ _ _ イ::l:j:..:.:..;..:|
,':;.:..i..:..:.',.:|､ﾉ '､､!:..:.;..;..:.|
ﾉ/:. ;':..:..:..;..!‐-､ ,..-‐ｉ,'.;:..:;..':..:l|
「ﾉ/j.::.:..:..:.;.::! ,','.;:..:.;:..:..:.「ｌ、
/ﾒ/ﾉ;': ..:.:..:;:.:| ,' i.;::..:.:;:. ..:.Y ',
ﾚ'/:/!:. ..:.:..:.;.:.}', / |'::..:..:; .:. .:l、|
|/:/ﾉ::.. ..::.:.:; :ハ / ﾘ::.:..:;..:.. i､｀|
ﾚ'jﾊ!|:､. .::.:;:./ ヽ,/ ゝ:..:.;:.:..:.! } |
|ﾉ' 从: ';.::.;':::! ／ / ）.:ﾊ:.:.,' ﾉ,|
| （{ヽl j::八:ﾄ/ / /.:/ j.:// （!
| ゞ ﾙ:.'l!ﾞ､::| . ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
| |:ﾞl:.:.|-'i::!_ / ┃ その代わりに、彼にまつわる生臭い影の存在を知ってしまい、困惑してしまう。
l :!:‐､:.i_ |:| ￣二.┗━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
l |､:ﾞ l::!-i.ﾆ三 二 i!___|!::j ',
l :| 〉‐ヽ| 二＿＿ 三 |! ‐ヾ| !
| ∧ { ｀､ ヽ ﾞ､ ヽ. |
| ,' ', ', ヽ ｀、 ', |
| | ゝ丶 ヽ ヽ ! |
.
＿＿＿_
／ ＼
/ ─ ＼ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
' （●） ＼ ┃ 普段通りにと頭ではわかっていても、
（ｌ､__） |. ┃ 不用意な言動がやる夫を傷つけてしまいやしないかと考えだすとキリがなく、
⌒´ ／ ┃ 結局どう接すればいいかわからなくなってしまうのだ。
｀ｌ ＼ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
ｌ ＼
┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ それに――――
┗━━━━━━━───−−−
.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,＿ ヽ___ （ j ） ／＿_
／:: r' | r'￣二ﾕ:｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′ ／ : :: :: :`:､＿_
: : : :::| .| | / ) ｀) ／: :.ﾍ : :: :: :: :: :: :＼＿_
: : |.ﾉ. ﾉ / ⌒ヽ＿ _ , ´ |: : : :ﾍ: :: :: : : : : : : : .ハ
: :: ::＼ `ト､ /: :､ : : ＼: :: :: : .i i: :/: ::ﾍ お前か？
: :: :: :l: ｀ー┬-､ |ii入 ／|:: :: :＼／: : : : {. ﾚ /: :: : ﾍ
: :┐|: :: :: :: :＼） ７ ./iiii〈 |: :: :: :: :＼: :: :: :Ｖ /: :: :: :: :}
: :イ .|__/ ,へ/⌒＼ ./iiiiiiii｝ | : : : : : ::/: :: :: : Ｖ: :: :,ｲ: : :!
イノ: : / /: :: :＼＿ ￣＼iiii｝ |: :: :: :: :/----: : .| ／ノ: :: :|
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
. ／￣￣￣￣￣￣＼
. ／:. ＼
/: : : ＼
. / : : : ヽ
| : : : : ,.,,,,ノ⌒" '' ``⌒＼,,, l
|: : : ::; （ ● ） （ ● ） .;:: |
|: : : : : ´"''" "''"´ l お前だろ、やらない夫。
,＿ ヽ___ （ j ） ／＿_
／:: r' | r'￣二ﾕ:｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′ ／ : :: :: :`:､＿_
: : : :::| .| | / ) ｀) ／: :.ﾍ : :: :: :: :: :: :＼＿_
: : |.ﾉ. ﾉ / ⌒ヽ＿ _ , ´ |: : : :ﾍ: :: :: : : : : : : : .ハ
: :: ::＼ `ト､ /: :､ : : ＼: :: :: : .i i: :/: ::ﾍ
: :: :: :l: ｀ー┬-､ |ii入 ／|:: :: :＼／: : : : {. ﾚ /: :: : ﾍ
: :┐|: :: :: :: :＼） ７ ./iiii〈 |: :: :: :: :＼: :: :: :Ｖ /: :: :: :: :}
: :イ .|__/ ,へ/⌒＼ ./iiiiiiii｝ | : : : : : ::/: :: :: : Ｖ: :: :,ｲ: : :!
イノ: : / /: :: :＼＿ ￣＼iiii｝ |: :: :: :: :/----: : .| ／ノ: :: :|
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
＿＿＿＿＿ ┃ あの奇妙な目つき。
／ ヽ、 ┃ 一体何の根拠があってあんなことを言い出したのか。
/ ヽ ┗━━━━━━━━━━━───−−−
i ヽ
| ',
| |
: |
| |
ｌ /
ｌ /
| {
l (,_＿
｀､ _-‐´＞///////{
￣￣´ｒ＞ ´/////////∧
ﾊﾞ////＞/////////ﾊ
丿///＞/////////////ヽ
,r'´//////////// ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
,r'´////////////// ┃ 俺の話に剱岳階なんてこれっぽっちも出て来なかったじゃないか。
ﾊ/////////////////┃ 俺と剱岳階の間に、接点なんて何もないはずなのに。
,{//////////////////┗━━━━━━━━━━━━━━───−−−
ﾑ/////////////////////////////|
ハ////////////////////////////ハ
.
-―-
／ ｀
' ＼
/ ､
' }>
／ ノ ヽ ｲ
/＿i （● ） （● ） ／:/
あー寒。 ＼ ｀ー､（__人__） ｒ―. . ´三.人
＼三ヽ｀⌒´ !三三三／= ＼
四人いるし、持てる分だけ買い出しして外出ないようにしねーと。 ）--},不￣ ）--―´三／三＼
ア)yし'- ﾆﾆィ三=|三ア三三三＼
／ﾆ７^}:ア´/// /三ﾆレ'´三三三三=.ヽ.
. ＿＿_∠三=/ /::|////／三ﾆ/三三三三三三= l
／三三三 〈三/ /:::::|//／三三/三三三三三三三= |
/三ﾆr====='=./ /::::::::l／三｀==┐三三三三三三三= j
. /三三|三三≡/ /::::::／三三三三|三三三三三三三=./
/三三=|三三=/ /:::／三三三三／三三三三三三三=/
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 昨晩のやる夫は、まだ何か言いたそうにしていたが、
┃ 結局、できる夫の追求にもお茶を濁したままで、解散となった。
┗━━━━━━━━━━━━───−−−
.
... . .. . .. . ................... ..................................
: : .:: . .:.::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::.: .: .:
. .::.: .: : ::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .:
:: : .: .::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::: : ::. :.
: : .: ::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :. :.
: .|::::::::::::::／|::::::::::::::::::::::: .:. :
::|:::::: ,／ |:::::::::::::::::::::::: .: .
.:|::::.::| | ,|:::::::::::::::::::::::::::::: .:
::|:::.:::| ｌ ,／:::::::::::::::::::::::::::::::::: .:.
.:|::.::::|／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .:.
..|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .:
.:.:|::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
／|￣￣￣|::::::::::::::::::::┃ 何故だ。何故わかったんだ。
／ | |::::::::::::::::::::┗━━━━━━━━━━───−−−
.:| | |:::::::::::::::::::::::::::::::::: .:.
. :.:|_,..．‐'─＝=='::::::::::::::::::::::::::::::::::::. :.
. .: :::i | , ===ﾞ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. :.
. . :.:.: :| ｌ. ｌl l|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. :
.:. :. :.:.::.:::::ｌ_,..．‐'‐ |l====ｌl:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .:.
. :. :. :. :. ::::::::::::i | |l ,l|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .:
. :. :.: .: .::.: :::::::::::::::::::|＿＿|__|l ====l|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .:.
. :. :. :.:::::::::. :.:::.::.:::::::::::::::ｌ i! ||￣￣ ｌ|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. :.
. :. :. :.:::::::::::. :.:::.:::::::::::::::::::::::::::l`ｰ､,_,l'_|l==='~i,l|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .:
. ,; :,:;:;:, ;:, : .;,;:.,;:;:;;:;_:;:;:;:;_;:;:;__::;:i､ y" ,ｌ |ｌ ﾞｌ|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ..:
￣￣￣￣￣ : : . :. :.::::::::::::::::::::::｀ｰ-､l_|'l＿＿_,l'|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
::. .: .: :.::::::::::::::::::::::::::":::::::::::::`'､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::┃ 俺があの日、剱岳階に呼び出されたと。
.: :.: .: .:. :. ::.::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┗━━━━━━━───−−−
: . :. : : :. ::::::::::::::::::::.＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. :.:
.: .: .: .:. :::::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. :. :.:
: : .: :::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. :.
: . :.:::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. :. :
.
＿＿＿＿＿
／ ヽ、
/ ヽ
i ヽ
| ',
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――――なあ。 ｌ /
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｀､ _-‐´＞///////{
￣￣´ｒ＞ ´/////////∧
ﾊﾞ////＞/////////ﾊ
丿///＞/////////////ヽ
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ﾊ//////////////////////////ハ
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ハ////////////////////////////ハ
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iiiiiWWWiiii;;;;;;;;::::::::;;;;;;;き´:::y ろ ≦::: :::iiiiwwiiiiiiiw;;;;;;:::::::...... ゝiiiiiWWWiiii;;;;;;;;::::::::;;;;;;;き´:::y
:::＼＼ :iレWWW;;;;k'^:::::k Z ゝ::::::::`Ww､iiii＼`WiiiiiWWW;;;;;;;::::き:::＼＼ :iレWWW;;;;k'^:::::k Z
＾'`'|川 :i|／ﾘﾘ-'`~;;;;: ::Z ﾐw ﾐ:;;;;: iiWwiiiiiiWwili: lノノﾘﾘﾘiiiiiWk'＾'`'|川 :i|／ﾘﾘ-'`~;;;;: ::Z ﾐw
|川 :i| wwiiiiw::::::,,ｒ''::::y'ww w`'^`-|i: :iiﾚ' .|i: l川|wW-'^"` |川 :i| wwiiiiw::::::,,ｒ''::::y'ww
|川 :i|^'w|川k'w^ii/'"´WWW WW .|i: :ii| |i: l川| |:ii| |川 :i|^'w|川k'w^ii/'"´WWW
|川 :i| |川 |l:i| |i:| ;:;;: |:| .|i: :ii| |i: l川| |:ii| |川 :i| |川 |l:i| |i:|
|川 :i| |川 |l:i|`''^`|i:|^` ;:;:;:;:; `^`''`'|i: :ii| |i: l川| |:ii| |川 :i| |川 |l:i|`''^`|i:|^`^''^`^`
|川 :i| |川 |l:i| ~^~^ ;:;;::;:;: |i: :ii| |i: l川| |:ii| |川 :i| |川 |l:i| ~ ＿＿＿＿＿
|川 :i| |川 ''"''''' ;:;;: !|i: :ii| |i: l川|`~^~^ !|川 :i| |川 ''"'''' ／ ヽ、
|川 :i| ｀~~~^. ;:;;: . wiﾞ|i: :ii| |i: l川| |ﾚ ' . |川 :i| ｀~~~^. / ヽ
|川 :i|ww ll ._ ;:;; . ｀~~~^ !i: l川| .|| |川 :i|ww ll i ヽ
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ﾊﾞ////＞/////////ﾊ
丿///＞/////////////ヽ
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┃ お前はどうして、出てくるんだ。 ﾊ//////////////////////////ハ
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ハ////////////////////////////ハ
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／ ＼
/ ─ ─ ＼
/（ ●） （ ●） ＼ 呼んだかお？
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
/ ー‐ ヽ ┏━━━━━━━━━━━───−−−
/ ｀ ┃ 俺が何をしたっていうんだ。
┗━━━━━━───−−−
／￣￣ ＼,-、_
_,ノ ヽ､__ ／ / ,〉、
（●）（ｰ-/ ´／ /),
. （__人＿,{ / ' ´ﾐ､
ああいや、なんでもない。 '、`⌒ ´V __ <､
| 〈´／::::::Λ
| ﾔ::::::::::::::Λ
`ｭ`ｰ─ｰV::::::::::::::Λ
/ﾑ _ , ｰ ' V::::::::::::::Λ、
_,. -／::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::Vﾍ
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｉ::::::::::::::::::::.∨}
j :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｉ::::::::::::::::::::::ﾚ;
i :::r ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉､:::::::::::::::::::ﾉ
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┃ もうこの世にいないくせに。
┃ 勝手に死んじまったくせに。
┗━━━━━━━───−−−
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＿＿＿＿
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/（ ●） （ ●） ＼
| （__人__） | …………。
＼ ｀ ⌒´ ／
/ ー‐ ヽ
/ ｀
＿＿＿_
／- ― ＼
（●） （●） ＼
／ （__人__） ＼
| ｀ ⌒´ |
＼ ／
/ ー‐ ヽ
/ ｀
.
＿＿＿_
／- ― ＼
（●） （●） ＼
／ （__人__） ＼
| ｀ ⌒´ | こうして雪の中歩いてると、
＼ ／ 昔のこととか思い出すお。
/ ー‐ ヽ
/ ｀
／￣￣＼
/ ＼
|ノ ヽ､_ .|
（●）（● ） . |
|(_人__） .|
……ああ、そうだな。 | ⌒ ´ |
ヽ ./ﾚ、
>__､____, "/::::） ､＿_
,. -ｰー「二二二 :::::／:::ノ:::::::::..ヽ
/::_,,. -‐､ .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.∧
r'／,. -‐ ＼ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.∧
. !/ ノ -‐ V::::::::::::::::::::::::,′:::::::::::::::: j
i!ノI_ﾉく__ヽ ｀7ヽ::::::::::::::::l:::::::::::::::::::: /
|:::::::::l::::::::::::へ___／::::/::::ヽ､/:::::::::::::::::: /
/::::::::::l::::::::::::::::ヽー:::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::: /
. /:::::::::::::l:::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /
.
／ ￣￣￣￣￣ ＼
／ ―― 、 ,.、――＼
／. .＼
／ （ ● ） ﾉヽ （ ● ） ＼
／. ´"''" , "''"´ ＼
| （ j ） . l
..|. .｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′ | 中学の時に、好きな女の子がいたんだお。
|. ｀ ⌒ ´ .l
. ＼. ／
＼ ／
／ヽ イ＼
／ ｀`ｰ- -‐'"´ ＼
＼
.
＿＿
／ ヽ
/ __,.ノ 、
| （ ●)(
| （＿_ﾉ｀, へえ。
| ﾝ′
_ﾉ ｀､ 7 スマンがちょっと意外だ。
,ｲ:. ヽ､＜ヽ,、___ ﾉ あんまりそういうのに興味ないと思ってた。
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
'| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ
.
＿＿__
／ノ ヽ､_＼
（●） （● ） ＼
やる夫自身そう思うお。 ／⌒（__人__）⌒::::::::＼
| ￣ |
でもまあ、こういうのは興味とか関係ないもんだし。 ＼ ／
⊂⌒ヽ 〉 ＜´/⌒つ
＼ ヽ ヽ /
＼_,,ノ| ､＿ノ
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●
| （__人__） 確かにそうだな。
. | ﾉ やる夫の好みのタイプってどんなの？
| ∩ ノ ⊃
／ .／ ＿ノ
(. ＼ ／ .／_ノ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ヽ
}
, -＜￣￣￣｀丶ノ
У:::::/:::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::l:::::､::::;:::::;::::::;}_:::ハ ＿＿＿_
|:::::::::[]'ＷｦＷＷV∀7:::| ／ ＼ その子はしっかりものの優等生だったお
} ::ﾊ:::|―‐（●）-（●|:::::{ ／ ─ ― ヽ あんまり口数が多くないけど、
,'::::ゞ!::| , ∧::| ／ （● ） （● ）' こっちの話をしっかり聞いてくれるような。
ﾉ八ﾊハヽ､_ - .ノＶﾚ' | （__人__） |
／へ_＞<〉､ ＼ ｀ ⌒´ ,／
./::::::::::::＼/:i::| ／ ー‐ ヽ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＿＿＿_
／ ＼ ＼
（⌒） （⌒） ＼
／ （__人__） ＼
一緒に学級委員やってたんだけど、 | ｀ ⌒´ |
同じ委員で嬉しかったのに、逆に意識して攻撃的に当たっちゃって ＼ ／
/ ー‐ ヽ
/ ｀
.
＿＿＿_
／ ─ ─＼
／ （ー） （ー）.＼ 全然彼女のやってることに落ち度なんてなかったのに、
／ （__人__） ＼ なにこれ構わずいちゃもんつけまくったお。
| ｀ ⌒´ |
＼ ／ 他に話しかける話題も見つからないし、
ノ ＼ そんな時くらいしか女子に話し掛けられなかったし。
. ／´ ヽ
| ｌ ＼
ヽ -一''''''"~~｀`'ー--､ -一'''''''ー-､.
ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
.
＿＿＿＿＿
｀丶
／ ＼
／ ＼
／ ＼
/ ＼
/ .
/ i いじめてるつもりはなかったんだお。
i | 彼女もニコニコして聞き流してたし、
| | こういうコミニュケーションだって思ってたお。
/ /
{ / そんなはずないのに。
､ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_/__
＼ ／二二二二二二二二二二二二二二二二ニ＼
＼{二二二二二二二二二二二二二二二二二二ニ＼
/二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二{
{二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ﾆ!
.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
, ￣￣ ｀ヽ
／ 丶
〃 ハ
./ ∧ 本当はすごく嫌だったらしいんだお。
; l ＼ 、 .ﾊ ',
.i! l ', ＼ .ヽ＼ ､＼ .iハ 向こうはやる夫が自分のことを嫌いで、
ハ∨∧＼ ＼ ＼ヽ＿∨ .l iﾐ､ 意地悪してると思ってたみたいで。
′.:`iー‐ﾐｘ冫､＞,´ ヽ＼ | l ＼
.l/ | 弋T示 ｀ ｨ_l示7.从l ｜ | 段々あの子が笑わなくなって、
i|l ｌ ∧ゝｰ '⌒ ー‐' /ｲ l!ｌ |', | なにかおかしいなって思ってはいたけど――
l!∨ l.∧ ヽ、 ＿_ .ｲ .ﾘﾉⅥ!.iﾘ
ヽl ＼ﾄ､ ＞.-.＜ヘノ |ﾘ./
／〈. |/-〈 〉! ｀ .､l!
,. く. ∨､__∧ﾘ / ＼
イ 丶 ∨ .∨ /
ヽ ＼ ', .| ./
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
',:::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| /:::::::::::::.:.:.:.:.:.:. !
｡ ｉ:::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ /::::::::::::::::::::::::.:./ ο
ｌ:::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ /:::::::::::::::::::::. ／
ｌ::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ ｉ:::::::::::::::::::.: /
ｌ::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ !::::::::::::::::::.:./
ｌ::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ !:::::::::::::::::. /
ο ｌ::::::ｉ:::::::.:.:.:.:.:.:.: |. ｉ:::::::::::::::.:./ ◯
ｌ::::::ｌ:::::::.:./:.:.:.:.:| !::::::::::::::.:/
ｌ::::::ｌ:::::::/:.:.:.:.:.:|. /::::::::::::::./ ｡
ﾟ ｌ:::: |::::/:.:.:.:.:.:.:.| /:::::::::::::::.:ｌ
ｌ:::::|:/:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ ∧:::::::::::::::.:〉
|::: ｌ':.:.:.:.:.:.:.:.:. ! {ｉ ー ⌒ｉ´ ο
ｌ::/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ', ヾ､ !
/::ヽ:―‐:.､:.:.:.:.:.:〉 ｌ! ヽ
〈:::::, ― ､:::.:.:.:.:! ｌ{ }
V ￣ ヽ ヾ ､＿ ﾉ ｼｬｸ ｼｬｸ
´ | ｀ ー ´
ο / ‐'} ο ο
{ ｀ ー―――‐ ´ ‐'
◯ ー――――― ´ ο o
ο ◯ ο
｡
ο ο ο
.
-―-
／ ｀
' ＼
/ ､
' }>
／ ー ー ｲ
/＿i （ ー） （ ー） ／:/
＼ ｀ー､（__人__） ｒ―. . ´三.人 ある日、あの子がプリント廊下にぶちまけちゃって、
＼三ヽ｀⌒´ !三三三／= ＼
）--},不￣ ）--―´三／三＼
ア)yし'- ﾆﾆィ三=|三ア三三三＼
／ﾆ７^}:ア´/// /三ﾆレ'´三三三三=.ヽ.
. ＿＿_∠三=/ /::|////／三ﾆ/三三三三三三= l
／三三三 〈三/ /:::::|//／三三/三三三三三三三= |
/三ﾆr====='=./ /::::::::l／三｀==┐三三三三三三三= j
. /三三|三三≡/ /::::::／三三三三|三三三三三三三=./
/三三=|三三=/ /:::／三三三三／三三三三三三三=/
. |三三ﾆ |三三/ /／三三三三／三三三三三三三ﾆ=/
.
本当に、フォローのつもりだったんだお。
素直に大丈夫かって言うのが恥ずかしくて、笑い話にすればいいやって。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
|:::::::i::::｀ー‐´ :::::::::::::::|::::::::::::!
|:::::::|:::ﾄ、 , }:::::::::::::|::::::::::::|
|:::::::|:::i::ヽ ｀ _ _ ／:| :::::::::: |:::::::::::ﾊ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
|:::::::|:::i:::::::＞ イ |::i::::::::::::::!::::::::/ | お前ほんとにドンクセーなｗｗｗｗｗ |
|:::::::|::i:::::::::i::::::::::＞ _ ＜ 弋-､:::::::::|::::::/ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
ﾚ､ﾊ:/レ､ﾊi／}:/イ} ｿレﾊヽ/ﾘ
´ ／ /ﾉ / ＼
, ィ ´ / ＿ ／ ｀ヽ
,イ/´: i ¨` '´ ／ ｀ヽ,_
／:::::::l |: ／ ／:::::ヽ,
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
|:::::::i::::｀ー‐´ o :::::::::::::::|::::::::::::!
|:::::::|:::ﾄﾟ , ｡ }:::::::::::::|::::::::::::|
|:::::::|:::i::o ｀ _ _ ／:| :::::::::: |:::::::::::ﾊ
|:::::::|:::i:::::::＞ イ |::i::::::::::::::!::::::::/
|:::::::|::i:::::::::i::::::::::＞ _ ＜ 弋-､:::::::::|::::::/
ﾚ､ﾊ:/レ､ﾊi／}:/イ} ﾟ ｿレﾊヽ/ﾘ
´ ／ /ﾉ / ＼
, ィ ´ / ＿ ／ ｀ヽ
,イ/´: i ¨` '´ ／ ｀ヽ,_
／:::::::l |: ／ ／:::::ヽ,
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
＿＿＿_
／- ― ＼
（●） （●） ＼ プリント拾い終わって早く行こうって声かけたら、
／ （__人__） ＼ 彼女その場から立ち上がらなくて。
| ｀ ⌒´ |
＼ ／ よく見たら彼女の持ってるプリントにぽとぽと涙が落ちてたお。
/ ー‐ ヽ
/ ｀
＿＿＿_
／- ― ＼
（ー） （ー） ＼ 今でも時々、あの時の彼女の顔が目に浮かぶんだお。
／ （__人__） ＼
| ｀ ⌒´ | やる夫のこと恨めしそうに睨みつけて、ぼろぼろ泣いてて……
＼ ／
/ ー‐ ヽ
/ ｀
.
／￣￣￣￣￣￣￣ ＼
／ ＼
/ ＼
/ ＼
/ . -── ─- i
| {{ ＿＿＿,jl {{＿＿}} .l
..|. ｀┴---┴´ '┴┴´ | ショックだったお。
|. / ヽ l
. ＼. { 八 } / 好きな子のそんな顔見て。
＼ ｀───´::::::｀──'／
／ヽ イ＼
／ ｀`ｰ- -‐'"´ ＼
＼
- ‐
／ ｀ ．
/ .
/ i
.' ,- ヽ-/
,' , ､●.ｿ
ﾉ､ ! γ / …………。
. ／:::::ヽ､ ﾍ. ゝ__.ﾉ
／::::::::::::::::ヾ ´､ ｰ-'
／:::::::::::::::::::::::::::::::::7j
. /γ⌒::｀ヾ:::::::::::::::::::::∧
. ;/:::::::::::::::::,＼::::::::::::::::::::ﾍ
i:::::::::::::::::::::::::ﾘ::::::::::::::::::::ﾊ
. |::::::::::::::::::::::::::{::::::::::::::::::::::ﾊ
.
-―-
／ ｀
' ＼
/ ､
' }>
／ ノ ＼ ｲ そんなに私が嫌いなら放っておいてよ、って。
/＿i （ ー） （ ー） ／:/
＼ ｀ー､（__人__） ｒ―. . ´三.人 そんなふうに感じてるなんて夢にも思わなかったから、
＼三ヽ｀⌒´ !三三三／= ＼ 動転しちゃって、こっちまで泣きそうになったお。
）--},不￣ ）--―´三／三＼
ア)yし'- ﾆﾆィ三=|三ア三三三＼ そんでとどめに――
／ﾆ７^}:ア´/// /三ﾆレ'´三三三三=.ヽ.
. ＿＿_∠三=/ /::|////／三ﾆ/三三三三三三= l
／三三三 〈三/ /:::::|//／三三/三三三三三三三= |
/三ﾆr====='=./ /::::::::l／三｀==┐三三三三三三三= j
. /三三|三三≡/ /::::::／三三三三|三三三三三三三=./
/三三=|三三=/ /:::／三三三三／三三三三三三三=/
. |三三ﾆ |三三/ /／三三三三／三三三三三三三ﾆ=/
.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
|:::::::::::::::::::::':, L::::l ＼l:」 |::::::::::::::| |:::| |::i::::::::::::l!::::::| ｌ::| |:::::::|::::::::::::::::::
|:::::::::::::::::::::: vｚ ｪ ､ ヽ L::::::::::: ｌ L:j ‐!::l::::::::::::l:::::::H:::| |:::::::|::::::::::::::::::
|::::::::::::::::::::::: iVﾃ圷ﾐ ､ └L::::::::⊥:: 」 l:」 |:::::::|:::::::::::::::::
|:::::::::::::::::::::::小{ r,,,. ﾊ └ :┤:::::::::::::::
|:::::::::::::::::::::::{{ ', ｰ' 小 .ｨ弌テ云三气ミ、 |::::::::l:::::::::
| :::::::::::::::::::.∧..О. .ﾝ, ' |i / { ! r,,,,, ｀.Ｖ ㍉ｲ:::::::::|:::::::::
|::::::::::::l::::::::::: |＼ .。 |i.' ､ Ｖ､ ｰ'′ / , ｲ:::::::::/:::::::::
|::::::::::::|:::: l::::::.ｏ ......i .⌒ヽ ‘， `＜辷z 少 ' 〃./::::::::/::::::::::: 私だってやる夫くんのこと、大嫌い――。
|::::l:::l:::l:::斗::::ﾍ ,: ヽ＿ と二つ.../:::::::/:::::::::/::
ｌ:斗┴'´ ﾍ. 〈 ｡. /:::::::/:::::::::/:::::
.ヽ. ｏ. ./:::::::ム - ７:::::::
＼ 、＿_ .゜. ￣ ／/:::::/:
＼. ` ー ‐- , ／ |:::::/:::
ヽ ￣ .. イ .|:::/:::::
＼ .. ＜ .|:/:::::::
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
. ,.-―――‐-.、
／ ＼
/ '.,
/ ',
,' l
. ｜ ＿_｀ノ ｧ
| （ 一) ′
'. ヽ なんていうか、それ、辛いよなあ。
. '. （ j
} 人 ー― ´
＿_ﾉ ＼ 」
}////｀ ＜ ｀: .. .,'
/_/////////｀ ＜ｒ'´￣
. //////｀/＜///////ﾊ
///////////,｀/＜// 丿
. ////////////////////ヽ
ﾑ///////////////////// ｀ヽ
. ﾊ////////////////////////ハ
{///////////////////////////}、
|///////////////////////////iﾑ
. ハ//////////////////////////}ハ
.
＿＿
__ - ´´￣ ｀¨ ‐ ､
, -'"´: 丿 ヽ
／. : : : : ＿／ 、 丶
,,.'. : : : : / /::::::ヽ ｌ ヽ、
/. : : : : : { {:::::::::ﾉ ! ヽ 『違う』って、言えなかったんだお。
/. : : : : : 丶 ｀ ´ ノ ヽ
/. : : : : : ｀ー‐ ´ / ヽ せめて『違う』って、
./. : : : : : !、 人ノ 一言だけでも言えればよかったのに。
/. : : : : : ｀i｀ ﾆ二-- i
/. : : : : : ｀´ l
,'. : : : : : : /
i : : : : : : : /
i : : : : : : : /
', : : : : : : : ／
', : : : : : : : ／
ヽ、: : : : : : . ／
ヽ､:_: : : : . ／
｀¨i : : : : : ヽ
.
|￣l＼ .|￣l＼
|￣l｀| | |￣￣￣￣| | ＼
TTTTT.| | | （┘） | | TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTlヽ
[二二二| | | | | [二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二]＼lヽ
｀l []l[] .| | | 日日日 | | | 田田 田田 田田 田田 田田 田田 田田 | ＼l
[二二二| | | | | [二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二] |i-i-i-i-i､
｀l []l[]. | | | 日日日 | | | 田田 田田 田田 田田 田田 田田 田田 | |二二二]＼
[二二二| | | | | [二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二] | 田田 | |
｀l []l[] .| | | 日日日 | | | 田田 田田 田田 田田 田田 田田 田田 | l二二二] |
[二二二| | | | | [二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二] | 田田 | |
｀l []l[]. | | l|￣|￣|ﾆl .| | | 田田|￣|￣| 田田 田田 田田 田田 田田 l l二二二] |
￣￣￣￣￣￣￣| | |] _|＿| [二二二| |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| | |／ | |
| | | | |
| | |＿_＿＿, ＿ ＿ | |
| | | | |
＿＿＿＿＿＿＿|＿l／ . .|＿|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
::::::::::::::::::::::::|＼ ／
::::::::::::::::::::::::| ＿＿＿＿＿ l二l ／
::::::::::::::::::::::::| | 部室棟 | ￣ ／
::::::::::::::::::::::::| ￣￣￣￣￣ lﾆｌ ／
::::::::::::::::::::::::| ＼ ／
::::::::::::::::::::::::| |＿ |
::::::::::::::::::::::::| |:::::|＼ ＿＿＿_| ＿ ＿ _
::::::::::::::::::::::::| |:::::l |l|＿＿＿_| | lﾆﾆl | |
::::::::::::::::::::::::| |:::::l／ | | | | |
::::::::::::::::::::::::| |￣ | | | | |
::::::::::::::::::::::::| ／ ＼| | ｀
::::::::::::::::::::::::| ＼|
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●
| （__人__） さすがに文化部棟の方は人気がないな。
. | ﾉ 運動部はまだ自主トレやってるところもあるだろうけど。
| ∩ ノ ⊃
／ .／ ＿ノ
(. ＼ ／ .／_ノ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
＿＿＿
／ ＼
／⌒ ⌒ ＼
／（● ） （● ） ヽ
どこにあるか賭けるかお？ | ⌒（__人__）⌒ |
＼ ｀⌒ ´ ／
/ ＼
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼ __人__
| （ ●）（●） ｀Y´
| （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ よし乗った。俺新聞部な。
. | }
. ヽ }
ヽ (＼ ﾉ､
/ ＼＼く} j
| 〈￣ ﾞヽ ヽ
| .に }
| (＿__，ノ
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ__ .＼
／ （○）!i!i（○） ＼
げ！とられた！ | （__人__） u |
.＼ ）t-ﾂ ／
/ ⌒´ ＼
＼＿（__） i＼(__)
| |
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ⌒）（⌒）
| （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ 一番遅くまで残ってるからな。
. | }
. ヽ }
ヽ (＼ ﾉ､
/ ＼＼く} j
| 〈￣ ﾞヽ ヽ
| .に }
| (＿__，ノ
.
＿＿＿
／_ノ '' 'ー＼
／ （ ●） （ ●）＼
／ :::::⌒（__人__）⌒::::＼ ちぇー。じゃあやる夫は天文部で。
| U ｀'ーｎl^l^ｌ |
＼ l っ/
( ゝ
ｉ ＼
／￣￣＼
／ _,.ノ ヽ､_
｜ ( ⌒) (⌒）
｜ （___人__） ああ、その可能性もあったろ。
.| ﾉ__ あいつら合宿でここ泊まりこんだりしてたもんな。
| _／ ￣＼ヽ
人､ '､／ ￣ ヽ '､
_,／(:::::ヽ､ __'-r´￣ヽ v
_, ､ -― ''"::::::::::＼ :::::::::::::::j_√ |
/.:::::::ﾞ:':､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ r、
丿::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゞニﾆ彡〉,
. i ::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::::∧^
/.::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::∧i
::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::∧|
:::::::::::::::::::::::丿::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::::v
:::::::::::::::::::::ｲ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::::ﾉ
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | そんじゃ、とりあえず部室を物色していくお。
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
＿＿_
／ ＼ｶﾞｻｺﾞｿ
／ ＼
／ ＼ うわきったね。
| | カップ麺の容器とか、休み入る前に捨てとけ糞が。
＼/ 丶／
／ ＼
／ ｀ヽ ＿＿＿＿
／ | ／ ＼.
＿, -ー''''''/ / ／ ＼
. ((⌒ / / . | |
. | _ノ ヽ､_ | ｶﾞｻｶﾞｻ
. | （ ●） （●） |
こう、人が大勢いた匂いって懐かしいもんがあるな。 | |
_ , -―| （＿_人＿_） |─- ___
. /´ ::::::::::: | ｀ ⌒ ´ |::::::::::::::::￣::ヽ
|:::::::::::::::::::ヽ ∧:::::::::::::::::::::::::::ヽ
|:::::::::::::::::::::/ヽ ／::::|::::::::::::::::::::::::::::::＼
|:::::|::::::::::::/::::::::＼＿＿＿／ |:::::::|::::::::::::: /::::::::::::::::::ゝ
/::::::∨:::::::|｀ヽ,:::|. /:::::: |::::::::::::/:::::::::::::::::::::::',
. /:::::::::::∨:::::|:::/:ｌ:::! ヽ . ∠∧::::::::|:::::::: /::::::::::::::::::::::::::
/::::::::::::::::∨:::|/:::ヽ:|｀ー─一/:::::ヽ::::|:::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::
. /:::::::::::::::::::::∨:::::::::::::|＼ _,イ:::::::::::∨:::::::: |:::::::::::::::::::::::::::::::.
. /:::::::::::::::::::::::::∨::::::::: ｀! ￣ |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
/::::::::::::::::::::::::::::,'|:::::::::::::::| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
. /::::::::::::::::::::::::::::/ |::::::::::::: | |:::::::::::::::::::::::::::: ＼:::::::::::::::::::::::::::::i
/:::::::::::::::::::::::::::::/ |::::::::::::: | |::::::::::::::::::::::::::::::::::|',:::::::::::::::::::::::::::i
.
┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ 一言だけでも言えればよかった。
┗━━━━━━━───−−−
＿＿
__ - ´´￣ ｀¨ ‐ ､
, -'"´: 丿 ヽ
／. : : : : ＿／ 、 丶
,,.'. : : : : / /::::::ヽ ｌ ヽ、
/. : : : : : { {:::::::::ﾉ ! ヽ
/. : : : : : 丶 ｀ ´ ノ ヽ
/. : : : : : ｀ー‐ ´ / ヽ
./. : : : : : !、 人ノ
/. : : : : : ｀i｀ ﾆ二-- i
/. : : : : : ｀´ l
,'. : : : : : : /
i : : : : : : : /
i : : : : : : : ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
', : : : : : : : ┃ やる夫の言葉が、どこかに突き刺さっている。
', : : : : : : : ┃ そう、なにか一言でも言ってやればよかったのかもしれない。
ヽ、: : : : : : . ┗━━━━━━━━━━━━━━───−−−
ヽ､:_: : : : . ／
｀¨i : : : : : ヽ
.
／ _,. -―- /＾ ＼ ヽ
,.' ／ ' ＼
/ / _,. | ＼l
┏━━━━━━━━━━━━━───−−− .l / ,/ ／ | ヽ
┃ ――だが嫌だった。 ! / /l /＿＿, ｌ| / ｜ |
┗━━━━━━━───−−− | /ﾆ｀| /y!/ﾃｰﾐﾒ ｌ /ﾍ / |
V:l ﾊ l ] 爪.ﾉﾘ ､ |≧l/ /
八 〈 ヽ | 弋_ﾟノ ヽ|}ﾉﾊｌ /
｀＼_ ヾ ﾋﾉ/ ／
ヽ}` ヽ ノｧ ´
｜ _ /
_, -―｣ ＼ ´ ／
-―=ﾆ´_丶 ＼.ﾉ 丶､ __, イ
´' ､ ＼ /ヘ=ﾆ､ー ､_
_,. _,._ ＼ ヽ ト､ } }
､.／´ ｀ヽ, ゝ'´＾ヽ_ ＼ｰく 人
/ ＼｀Y´＼ | ｀ '´ | ＼↑|
┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ あの時あいつの前に立つことが、
┃ 目を合わせることが、
┃
┃ 嫌で嫌でたまらなかったんだ。
┗━━━━━━━━───−−−
.
- ‐
／ ｀ ．
/ .
/ i
.' ,- ヽ-/
,' , ､ー.ｿ
ﾉ､ ! γ /
. ／:::::ヽ､ ﾍ. ゝ__.ﾉ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
／::::::::::::::::ヾ ´､ ｰ-' ┃ きっと俺は残酷な人間なのだ。
／:::::::::::::::::::::::::::::::::7j ┃ 嫌だった。行きたくなかった。――向き合いたくなかった。
. /γ⌒::｀ヾ:::::::::::::::::::::∧ ┃
. ;/:::::::::::::::::,＼::::::::::::::::::::ﾍ ┃ それだけだ。
i:::::::::::::::::::::::::ﾘ::::::::::::::::::::ﾊ ┗━━━━━━━━━━━━───−−−
. |::::::::::::::::::::::::::{::::::::::::::::::::::ﾊ
.
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ_ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | どうだった？
＼ ｀ ⌒´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（―）（● ） |
なかった。 （__人__） |
運動部の方にあることを祈るしかないな。 （｀⌒ ´ |
.ｌ^l^lｎ |
.ヽ L ﾉ
ゝ ﾉ ノ
／ / ヽ
／ / |
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||￣￣￣￣||￣￣￣￣|| | | ||￣￣￣￣||￣￣￣￣||
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／￣￣＼. || || | | || || ||
／ ＼ ＿＿＿|| | | ||＿＿＿＿||＿＿＿＿||
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.. | _ | | |
. | (⌒｀､ .}. | |
ヽ ｀¨＼＼}
ヽ ,、ヽ しっかし飽きもせずよく降る雪だな。
ゝ .<_/ /
｜ ,r´
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.
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／ ＼ ＿＿＿|| | | ||＿＿＿＿||＿＿＿＿||
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.. | _ | | |
. | (⌒｀､ .}. | |
ヽ ｀¨＼＼}
ヽ ,、ヽ γ´￣￣￣￣￣￣｀ヽ
ゝ .<_/ / | やらない夫。 ＞
｜ ,r´ ゝ＿＿＿＿＿＿__,ノ
| |
.
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| |
||￣￣￣￣||￣￣￣￣|| | | ||￣￣￣￣||￣￣￣￣||
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／￣￣＼. || || | | || || ||
／ ＼ ＿＿＿|| | | ||＿＿＿＿||＿＿＿＿||
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. | (⌒｀､ .}. | |
ヽ ｀¨＼＼}
ヽ ,、ヽ
ゝ .<_/ /
｜ ,r´
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||￣￣￣￣||￣￣￣￣|| | | ||￣￣￣￣||￣￣￣￣||
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／￣￣＼. || || | | || || ||
／ ＼ ＿＿＿|| | | ||＿＿＿＿||＿＿＿＿||
| | | |
. | | .| |
.. | _ | | |
. | }. | |
ヽ }
ヽ ,／
ゝ .<
｜ ＼
| |ゞ ＼
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （● ））
. | （__ﾉ_） ――なんだ？
| ｀⌒ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
.> <
| |
| |
__＿＿
／ ＼
／ ＼
気づいてたんだお？ ／ ─ ─ ＼
| （●） （●） |
剱岳階がやらない夫のこと、好きだって。 ＼ （__人__） ／
／ ｀⌒ ´ イ｀ヽ、
, ' ｀￣ ＼
.
／￣￣＼
／ _,ノ ｀⌒
｜ .（ ⌒）（⌒）
. ｜ （___人__） ああ。
| ﾉ
.| |
人､ | ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ. ┃ きっとやる夫は、この言葉を口にする機会を待っていたんだろう。
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7 ┃ 不思議と動揺もなく、俺は返答をした。
／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾒ、 ┗━━━━━━━━━━━━━───−−−
｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ
＿＿＿＿
／ ＼
─ ─ ＼
（● ） （● ） ＼
いつ気がついた？ | （_人__） |
＼｀ ⌒´ ／
/ ー‐ ヽ
/ ｀
.
／￣￣＼
／ _,.ノ ヽ､_
｜ ( ●) (●）
｜ （___人__） あの日あの場所にきてくれって言われた時。
.| ｀ ⌒´ﾉ
| | ――いや、違うか。
.|､ |
[::.ヽ､ __ ,_ ノ
_, ､-一 :::"＼ ::::::::::::::::7、___
／ .:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ヽ__
/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::..＼ __
.i :::::::::::::::::、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::.. ＼_
i ::::::::::::::::::: i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ｀::...､
l ::::::::::::j:::::: i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::/::／::::::::::::::::::::::.. ｀ヽ
l ::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i::´::::::::::::::::::::::::::／::::::::: l
l :::::/::::::::::::ｿ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l＞ｰーｰ-、r-‐:'::::´::::::: l
i :::::::::::::::::::〈:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l l´:／::::::::::::::: ﾉ
V .:::::::::::::::: lヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l ﾉ .:::::::::::::::::: ／
l ::::::::ｰ::::::: |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ､ ／..::::::::::::::::::: /
／￣￣＼
／ _,.ノ ⌒
| （ ー）（ー）
.| （___人__） 言われた時はわからなかったよ。
| ﾉ あとでどうしてだろって考えて、気がついたんだ。
| |_,-‐、_ -、
.人､ 厂丶,丶 v 〉
_,／::::ヽ､.,ヽ., ___,く_ソ __ノ
_, ､ -― ''"...:::::::::＼::::::::::::::::::::( 〔"ﾆ‐-、
/.::::::: ':､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r ／⌒ヽ:::::: )
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V／.....￣ ',::::|
:::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈 :::::::::::::::... ',::i
:::::::::::::::!::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ::::::::::::::::::. ',
.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ １限終わりの休み時間、トイレから帰る所を声かけられた。
／´￣￣ ￣｀丶、 ┗━━━━━━━━━━━───−−−
, ´ ＿__..／⌒＼ ＼
／ ／´ ﾊ ―-､ ヽ
,' ／ .{ { ＼ ヽ
{./ : ＼ }
./ :ｌ :ﾊ 1 ﾄ､ ヽj
,' : { :|-ヽl| | _＼ :ヽ |
{ : :/ ＼{≦八 | ,≧＼:| :| :|
. ‘， :l/y'´ん心ヾ.＼ |/ ｨ穴刈l.:| .:;
ヽ {八 {i::ﾟJ| ＼l ｛ｉ::ﾟJ| 灯: 〃 ――美筆くん。 少しいいかな。
.{＼从 ゞﾆｿ , 弋こﾉ/: ／
＼ ｀＼' ' ' 〈{: ' ' ノイﾉ
｀‘、 /´
ヾ＼ ＾ ⌒ ／
_,ゝ、 ∠_/
＿ -‐=ﾆ´ } :.､_,.．イ ｀ﾆ=- ＿
｛ { l | } } ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
V{ / _ノ {_ ヽ 〃 ┃ それまで話したこともない別クラスの少年が、
＼ /￣ ￣ | ／ ┃ 自分を呼び出す意味を考えた。
┗━━━━━━━━━━───−−−
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／￣￣＼
／ _ノ ⌒ ＼
| （ ●） （●） |
. | （__人__） | 剱岳階、だよな。
| ｀ ⌒´ |
_入 | }人 あいつがなんの用だ？…………。
, イ / ヽ } l＼
／ | |ヽ ノ! | ヽ.
| ヽ、 | .V::::` ー ':::::.;. | ∧
―――――――｢´ ｀i. /__,厂V::::::::::::::::.:/ｨﾍ」 / ー―――――――
￣￣￣￣￣￣ / | ´ ﾍ、::::::::::/. ,' ,ｨﾆ｀ﾍ￣￣￣￣￣￣￣
/ ____ | ＼_／ r/ ∧
. 〈ィ´ ｀ヽ｣j ｢ {以イ´￣｀ヽ、
r' ｀¨￢-､_ | r‐‐-ｨﾁ´ 〉
｀ゝｭ,,＿_ ｀¨亠'"´￣￣ﾍ __,ｨ=≦ヽ
f´ i . . .:｀寸=ー----ｭ､,_＿_ ,、 , , 〉ｬ'´／.: : : i ',
――――‐┤ :i . . .: : :} ＼ / ,斗ｸ,々ｙ′ ,.′ : : : :i::. ∧ー―――
￣￣￣￣￣! :i . .: : : ::V ｿゝﾍ/ T′｀^__ｿ.: : :/ .: : : :i::. : : :,￣￣￣￣
〈.: i.: :i . : : : : :} '.:: : / ﾄ､,ｆ壬ｲ.: : :,ハ .: : : ::i:. : ::/
.V .:: i . : : : ::iｙ.: : :ﾊヽ __ｨﾆ′.,'.: : : : : : j .: : : : i:. : :{
’.:.::i . : : : l.: : : : :｀^´.: : : :,ｲ/.: : : : : : :l .:,'.: : :i:. : :|
|.:.:.i . : : ::|.: : : : : : : : : :.,'／. : : : : : : :i /.: : : i:. : ;'
.i.:.:.i . : : ::|.: : : : : : : : .::′. : : : : : : : :l /.: : : : i:. :;'
＿＿＿＿＿＿|.:.:.i . : : ::!ゝ ＿____＿＿＿＿＿／l/.: : : : ::i.::,′＿＿＿＿＿
―――――一|.:.:.j . :ヽ├―――――――――┤.: : : : : !〈ー―――――‐
./.:.,'__, . :ｭ_.∧ ,ﾉ.: : :,: :ｭ_:∧
{.:.:,≧--‐‐'ﾆ 〉 .〈.: : ;ｲ-‐‐.: :.;}
＼r‐−' ｀ヽ,' .}.: : :≧､.:イ
, ｲ-‐マ､__,ハ 〈.斗ｧ´￣｀L
仁二ニﾆヽヾY′ {__yｲ,仁二ﾆム
―――――ゝ=＝＝=ー┴―――――――――┘--≦二二ニー――――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
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／￣￣＼
／ _ノ ⌒ ＼
| （ ○） （○） |
. | （__人__） | ―――――――。
| ｀ ⌒´ |
_入 | }人
, イ / ヽ } l＼
／ | |ヽ ノ! | ヽ.
| ヽ、 | .V::::` ー ':::::.;. | ∧
―――――――｢´ ｀i. /__,厂V::::::::::::::::.:/ｨﾍ」 / ー―――――――
￣￣￣￣￣￣ / | ´ ﾍ、::::::::::/. ,' ,ｨﾆ｀ﾍ￣￣￣￣￣￣￣
/ ____ | ＼_／ r/ ∧
. 〈ィ´ ｀ヽ｣j ｢ {以イ´￣｀ヽ、
r' ｀¨￢-､_ | r‐‐-ｨﾁ´ 〉
｀ゝｭ,,＿_ ｀¨亠'"´￣￣ﾍ __,ｨ=≦ヽ
f´ i . . .:｀寸=ー----ｭ､,_＿_ ,、 , , 〉ｬ'´／.: : : i ',
――――‐┤ :i . . .: : :} ＼ / ,斗ｸ,々ｙ′ ,.′ : : : :i::. ∧ー―――
￣￣￣￣￣! :i . .: : : ::V ｿゝﾍ/ T′｀^__ｿ.: : :/ .: : : :i::. : : :,￣￣￣￣
〈.: i.: :i . : : : : :} '.:: : / ﾄ､,ｆ壬ｲ.: : :,ハ .: : : ::i:. : ::/
.V .:: i . : : : ::iｙ.: : :ﾊヽ __ｨﾆ′.,'.: : : : : : j .: : : : i:. : ┏━━━━━━━━━━━━━━───−−−
’.:.::i . : : : l.: : : : :｀^´.: : : :,ｲ/.: : : : : : :l .:,'.: : :i:......┃ 何の気なしに疑問を口にした瞬間に、
|.:.:.i . : : ::|.: : : : : : : : : :.,'／. : : : : : : :i /.: : : i:. : ;┃ あの時の少年の瞳の色を思い出した。
.i.:.:.i . : : ::|.: : : : : : : : .::′. : : : : : : : :l /.: : : : i:. :; ┗━━━━━━━━━───−−−
＿＿＿＿＿＿|.:.:.i . : : ::!ゝ ＿____＿＿＿＿＿／l/.: : : : ::i.::,′＿＿＿＿＿
―――――一|.:.:.j . :ヽ├―――――――――┤.: : : : : !〈ー―――――‐
./.:.,'__, . :ｭ_.∧ ,ﾉ.: : :,: :ｭ_:∧
{.:.:,≧--‐‐'ﾆ 〉 .〈.: : ;ｲ-‐‐.: :.;}
＼r‐−' ｀ヽ,' .}.: : :≧､.:イ
, ｲ-‐マ､__,ハ 〈.斗ｧ´￣｀L
仁二ニﾆヽヾY′ {__yｲ,仁二ﾆム
―――――ゝ=＝＝=ー┴―――――――――┘--≦二二ニー――――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
／￣￣￣＼
／ ＼
/ ─ ─ ヽ
| （●） （●） | ゆうべのやらない夫の話を聞いて、思ったんだお。
＼ ∩（__人/777／
／ （丶＿//// ＼
.
／ ￣￣￣￣￣ ＼
／ ＼
／ ＼
／ ＼
／. ―― 、 , 、―― ＼ やらない夫にとって、
| l 自分に向けられる――恋の視線っていうやつかお？
..|. （ ● ） ﾉヽ （ ● ） |
|. ´"''", "''"´ l それは恐怖と紙一重なんじゃないかって。
. ＼. （ j ） ／
＼ ｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′ ／
／ヽ イ＼
／ ｀`ｰ- -‐'"´ ＼
＼
.
＿＿
／ ヽ
/ __,.ノ 、
| （ ●)(
| （＿_ﾉ｀, そんな上品なもんじゃないさ。
| ﾝ′ ただ単に気持ち悪いと思っただけさ。今だってそう思ってる。
_ﾉ ｀､ 7
,ｲ:. ヽ､＜ヽ,、___ ﾉ 俺、剱岳階との約束を無視した。
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7 どうしてもあいつの前に立ちたくなかった。
／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、 あいつと目を合わせるって思っただけで鳥肌が立った。
. ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
'| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ
__＿＿
／ ＼
／ ＼
／ ⌒ ー ＼
わかるお。 | （ー） （ー） |
＼ （__人__） ／
／ ｀⌒ ´ イ｀ヽ、
, ' ｀￣ ＼
.
／￣￣＼
／ _,.ノ ヽ､_
| （ ●）（●）
.| U （___人__） なあ、なんでわかったんだ？
| ｀ ⌒´ﾉ 誰も知らないはずなのに。
| |_,-‐、_ -、
.人､ 厂丶,丶 v 〉.
_,／::::ヽ､.,ヽ., ___,く_ソ __ノ
_, ､ -― ''"::::::::::::＼::::::::::::::::::::( <"ﾆ‐-、
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r ／⌒ヽ;;;;;;; )
;;;;;;;;;;;:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;V／.....￣ ',;;;;|
;;;;;;;;;;;;;:::|;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;〈 ;;;;:::::::::::... ',;;i
;;;;;;;;;;;::::!;;;;;;;;;;::::::＼::::::::::::::::::::::;;;;;;;;ﾊ ::;;;;;;;;::::::::. ',
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （● ） （ー） ／^ヽ
カン、だお。 | （__人__）（ / 〉|
＼ ｀ ⌒´ 〈 ／ ⌒^ヽ
―――――――― ＼ _ _ ＿ ）
.
／￣￣ ＼
. ／ ＼
. ／ _ ノ .ヽ、_ ＼
| （ー） （ ●） |
. ＼ （__人__） ／ ゆうべの話と、
. , '´７::::|.７ 「i .}::::ヾー､ やらない夫が剱岳階の幽霊にやけに怯えてたの気になったし。
|ヽ:::::|∧|/| .| ! |∧|:::::::|ヽ
|:::i::::::::lﾆﾄ i | |.,|ﾆl:::::::::i:::::| そんで来西泥が剱岳階から相談受けてたって話から、
/::ﾊ:::::::lﾆ|::＼／:|ﾆl:::::::::|::::ヽ 恋愛――それも同性に対してで悩んでたのかなって。
〉:::::|::::::lﾆ|::::::||:::::|ﾆl:::::::::|::/::|
. i::::::::!::::::::::|::::::||::::::ヽ_::::::::!::::::::| 剱岳階が最後に読んだ本が『仮面の告白』ってことも思い出して、
|::::::::r::::::lﾆ|::::::||:::::::::＼::::_}:::::::::〉 全部のパーツがピタッとはまった感じだお。
〈::::::::|:::::::::::|::::::||::::::::::::::Y |ｿ::::::::|
|:／:|::::::::::/===l=====::l＿人:::/
|i::::,-､:::::/::::::::::|:i::::::::::::::::|:::::::|/
＼|_/ヽ/::::::::::::i_:::::::::::::::::|〉.イ
. ﾊ::::::::::::::::::/､::::::::::::::::i´|/
／￣￣＼
__ノ ヽ､,_ ＼
（●）（● ） |
すごいな。 （__人___） |
|｀ ⌒´ u. |
軽くヒく推理力だろ。. | |
ヽ .ｲ
__「ヽｰ'ーｰ"／7_
_, ､ -― ''":::＼:::￣￣:::::/::::::ヽ、
∧ /;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀'ｰ､
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ 丿;;;:::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ､
｜ それ褒めてんのかお？ | i ;;;;;:::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'､:::: !
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ /;;;;;::::::::::::::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i:::::: |
l ;;;;;::::::::::::::::::|;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |:::::::: |
.
_ -‐- ､
, ´ ｀ 、
／ ＼
,. -‐'ｆﾌﾌ ７ ｀､
/ ｒ‐´ ｒ‐､ / ヽ
ﾉ _/＿ 」 .l | ー‐-‐' `ー‐-─ !
i _ ＿ .） ,' | （ ー‐） '" （ ー‐ ） ! 昨晩の来西泥の様子だと、
! ｀{ ﾉ ヽ , ! / あいつもすべて合点がいったみたいだし、
| ｰ ― ､}´;￣￣;｀ ｰ‐-/;:;＼ ヽ＿人＿_,ノ｀ ／,.,.,.
l ,.-ｒ /;:ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;/:;:;:;ヽ＿ ｀ ー __, ｲ:;ヽ:;:;:; もしかしたら何か聞いてくるかもしれないけど、
／i! 〕〈:;:;:;:;:i:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;/:;:;:;:;:;! ＼ _ｰ‐_,.／ i:;::;:ヽ:;:; あれで物分かりは悪く無いから心配はいらんお。
´:;:;:!ヽ ＿∠);;',|:;:;:;!:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/:;:;:;:;:;:;ﾄ､ ／!;;;;;;;;;;〉、 ,,.ｲ:;:;:;:;:;:ヽ
:;:;:;:;:ゝ､_ /;;;;ﾉヽ:;:;!:;:;:;:;:;:;:;:;:|:;:;:;:;:;:;:;ト.｀' ヾ--〈 Ｖ !:;:;:;:;:;:;:;
:;:;:;:;:;O /｀:;´/;:;;:;:|:;:;l:;:;:;:;:;:;/└-､:;_:;」 !;;;;;;;! |ヾ､:;.-‐
:;:;:;:;O:;':;:;:;:;/:;:;:;:;:;l:;:;:!:;:;:;:;/:;:;:;,.-‐´:;:;:| |;;;;;;;;| !:;:;＼_:;:
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ ､:;_:;_:;:;:;:;:;:;:;/:;:;;:;:ヾ:;:;:;:;:;:;:! !;;;;;;;;;! /:;:;:;:;:;:;:;7
＿＿＿
／:::::::::::::::::ヽ ＿＿＿＿
／ :::::::::.／￣￣ ＼____ ,. --ｰ.....:::::::::::::::::::.. ＼
/ :::::::::: ⌒´ ヽ､,＿ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i
| :::::::::::（⌒).（⌒ ) |::::::::::::::::::γ:::::::::::::::::::: ﾉ
はは、別にそこは心配してないさ。 | :::::::::::（__人___） .|:::::::,. -ーy:::::::::::::::::::: /
| :::::::::::/::'､ |￣ _/::::::::::::::::::::: /
恨み事とビンタの一発くらいは覚悟しとくよ。 | :::::::/::::: | | ／):::::::::::::::::::::: /
それくらいのことを俺はやったと思ってる。 | :::::::::::::／| /ﾚ-,.ｲ:::::/:::::::::::::::::: /
i ::::::::::::::::. ヽ__､____,. "/／::ﾉ.:::::/:::::::::::::::: j
r/:::::::::::::::::「二二二 ::::::::::／::::::::ノ::: ､:::: ／/
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::r
.
-―-
／ ｀
' ＼
/ ､
' }>
／ ノ ＼ ｲ やらない夫が行かなかったのはすごくわかるお。
/＿i （ ●） （ ●） ／:/ やる夫も行かなかったと思うし、気持ち悪がったはずだお。
＼ ｀ー､（__人__） ｒ―. . ´三.人
＼三ヽ｀⌒´ !三三三／= ＼ でも剱岳階は、どうこうしてくれってつもりは
）--},不￣ ）--―´三／三＼ なかったんじゃないかと思うお。
ア)yし'- ﾆﾆィ三=|三ア三三三＼
／ﾆ７^}:ア´/// /三ﾆレ'´三三三三=.ヽ.
. ＿＿_∠三=/ /::|////／三ﾆ/三三三三三三= l
／三三三 〈三/ /:::::|//／三三/三三三三三三三= |
/三ﾆr====='=./ /::::::::l／三｀==┐三三三三三三三= j
. /三三|三三≡/ /::::::／三三三三|三三三三三三三=./
/三三=|三三=/ /:::／三三三三／三三三三三三三=/
.|三三ﾆ |三三/ /／三三三三／三三三三三三三ﾆ=/
.
-―-
／ ｀
' ＼
/ ､
' }>
／ ノ ＼ ｲ
/＿i （ ー） （ ー） ／:/ ただ、やらない夫に知っておいて欲しかっただけなんだお。
＼ ｀ー､（__人__） ｒ―. . ´三.人
＼三ヽ｀⌒´ !三三三／= ＼
）--},不￣ ）--―´三／三＼
ア)yし'- ﾆﾆィ三=|三ア三三三＼
／ﾆ７^}:ア´/// /三ﾆレ'´三三三三=.ヽ.
. ＿＿_∠三=/ /::|////／三ﾆ/三三三三三三= l
／三三三 〈三/ /:::::|//／三三/三三三三三三三= |
/三ﾆr====='=./ /::::::::l／三｀==┐三三三三三三三= j
. /三三|三三≡/ /::::::／三三三三|三三三三三三三=./
/三三=|三三=/ /:::／三三三三／三三三三三三三=/
. |三三ﾆ |三三/ /／三三三三／三三三三三三三ﾆ=/
.
／￣￣￣＼
／ ＼
./ ヽ
.l l
l l
.l l だろうな。
ヽ l
ヽ l
.) __,,..／
／＝＝=､_〈
／ ＼
／ ヽ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
.ｉ ､ . l ┃ 剱岳階は最後の瞬間、何を考えていたんだろうか。
.l ｉ l l ┗━━━━━━━━━━━───−−−
l .l l l
l l . l l
l l . l l
l .l ､ .ヽ
ヽ .l ヽ ヽ
ヾ､_＿ _＿＿ヽ＿, ')
l_￣_￣￣__ __ .ヽ_ノ
l l l l l
.
... . .. . .. . ................... ..................................
: : .:: . .:.::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::.: .: .:
. .::.: .: : ::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .:
:: : .: .::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::: : ::. :.
: : .: ::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :. :.
: .|::::::::::::::／|::::::::::::::::::::::: .:. :
::|:::::: ,／ |:::::::::::::::::::::::: .: .
.:|::::.┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
::|:::.:┃ 俺への恨みか、嘆きか。
.:|::.::┃ 俺のことを未だに許していないんだろうか。拒絶するのはいけないことか。
..|:::::┗━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
.:.:|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .:.
／|￣￣￣|::::::::::::::::::::::::::::::::::: .:
／ | |::::::::::::::::::::::::::::::. .: .:
.:| | |:::::::::::::::::::::::::::::::::: .:.
. :.:|_,..．‐'─＝=='::::::::::::::::::::::::::::::::::::. :.
. .: :::i | , ===ﾞ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. :.
. . :.:.: :| ｌ. ｌl l|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. :
.:. :. :.:.::.:::::ｌ_,..．‐'‐ |l====ｌl:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .:.
. :. :. :. :. ::::::::::::i | |l ,l|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .:
. :. :.: .: .::.: :::::::::::::::::::|＿＿|__|l ====l|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .:.
. :. :. :.:::::::::. :.:::.::.:::::::::::::::ｌ i! ||￣￣ ｌ|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. :.
. :. :. :.:::::::::::. :.:::.:::::::::::::::::::::::::::l`ｰ､,_,l'_|l==='~i,l|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .:
. ,; :,:;:;:, ;:, : .;,;:.,;:;:;;:;_:;:;:;:;_;:;:;__::;:i､ y" ,ｌ |ｌ ﾞｌ|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ┏━━━━━━━━━━━━━───−−−
￣￣￣￣￣ : : . :. :.::::::::::::::::::::::｀ｰ-､l_|'l＿＿_,l'|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::┃ この自己嫌悪は、罪悪感ゆえか。
::. .: .: :.::::::::::::::::::::::::::":::::::::::::`'､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::┗━━━━━━━───−−−
.: :.: .: .:. :. ::.::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .:.
: . :. : : :. ::::::::::::::::::::.＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. :.:
.: .: .: .:. :::::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. :. :.:
: : .: :::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. :.
: . :.:::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. :. :
.
＿＿＿＿＿
｀丶 ┏━━━━━━━━━━━━━━───−−−
／ ＼ ┃ 『私だってやる夫くんのこと、大嫌い――』
／ ＼ ┃ 一番好きな子に泣かれてしまったやる夫。
／ ＼. ┗━━━━━━━━───−−−
/ ＼
/ .
/ i
i |
| |
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{ /
､ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_/__
＼ ／二二二二二二二二二二二二二二二二ニ＼
＼{二二二二二二二二二二二二二二二二二二ニ＼
/二二二二二二二二二 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
{二二二二二二二二二二 ┃ 彼女はうずくまって泣いている。みんながやる夫を見ている。
┃ 泣かせた。泣かせた。言葉が出ない。違うと言わなきゃいけないのに。
┗━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ ダイキライ。拒絶されたらそこでおしまい。
┗━━━━━━━━━━───−−−
.
／ _,. -―- /＾ ＼ ヽ
,.' ／ ' ＼
/ / _,. | ＼l
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−− .l / ,/ ／ | ヽ
┃ いつまでもやってこない俺を待って死んだ剱岳階。 ! / /l /＿＿, ｌ| / ｜ |
┗━━━━━━━━━━───−−− | /ﾆ｀| /y!/ﾃｰﾐﾒ ｌ /ﾍ / |
V:l ﾊ l ] 爪.ﾉﾘ ､ |≧l/ /
八 〈 ヽ | 弋_ﾟノ ヽ|}ﾉﾊｌ /
｀＼_ ヾ ﾋﾉ/ ／
ヽ}` ヽ ノｧ ´
｜ _ /
_, -―｣ ＼ ´ ／
-―=ﾆ´_丶 ＼.ﾉ 丶､ __, イ
´' ､ ＼ /ヘ=ﾆ､ー ､_
_,. _,._ ＼ ヽ ト､ } }
､.／´ ｀ヽ, ゝ'´＾ヽ_ ＼ｰく 人
/ ＼｀Y´＼ | ｀ '´ | ＼↑|
_／.: ヽ
'´.: /77∨ﾊ
' . . : : //∧ ∨/,
/ ` r-ﾆ_ : :///: : ', .∨}
＼ヽ. У／へ_/x==x〉》〉'
､ ＼' V/〈《,{ X′
＼,.ｨ､: .＼: . ｀≧=-∧ ＼ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
:. : : :､く xくト刈 : . ∨///,>、 丶 ┃ 何も応えてもらえずに、電話を切られたミク。
ﾄ､: :. :ヽ癶ﾘ jN : . : .∨／. : ＼ 丶、 ┗━━━━━━━━━━───−−−
:.:.｀ｰ=ミ} ’、: : :.} ＼: :从＼ ＼
丶(｀ヽ:ﾉ ∨/: | ＞=‐x ＼
':.｀ゝ-.'´ ∨:.| ／::::::::::::::::ヽ :＼
':, :∧.:〕ヽイ从{'::::::::::::::::::x≪1: : .丶
j/ }/ /:::::::::::x≪´::::::::::', : : : . ＼
rﾉ x≪´::::::::::::::::::::::::, : : : : . ヽ
,ﾚ:::::::::::::::／´⌒｀ヾ::::i :. : : : :.、
／/:::::::::::::/ ',::| ∨ヽ: : ＼
／ , ′:::::::::/ } | }: : }: : : : : .
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ どれもが、もう戻ってこない遠い世界の出来事だ。
┗━━━━━━━━━━───−−−
.
┏━━━━━━━━━━───−−−
-――――- ┃ 優しくない俺。
/ ｀, ┗━━━━───−−−
ｌ i
| |
_ ―ヘz7i |∧､ー ､
, ＜/////∧i i/,j////∧､_＿
／///////,ｲ/∧ﾍ､＿__ノ ﾍ､＿_.ノ∧/ﾍ/////////j丶
／/////////jZ/_∧. ( ● ) ( ● ) ∧//Z////////X/∧
//////////＞＜/∧､( ＿.人 ＿ )∧＞＜V////zZ///∧i
/////////,∧V///∧ﾍ､＿_＿_,.ｲ/////,∧///∧V/////,|
//////////∧V///∧ ／V//＼/////∧///,f/////////
///////////∧V///∧ /てゝ,ｊ////,∧///∧/ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
/////////i,//∧V///∧////∧///∧////j/// ┃ 拒絶するのは残酷だ。
////////＼///∧＼//∧//∧//／/////∧// ┃ なあ、話だけでも聞いてやれよ。一言くらい声掛けてやれば。
///////////////∧.＼/∧∧,／///////／///┗━━━━━━━━━━━━───−−−
.V/////＞ x/////////∧Y∧////////j///////////
V／／ヘー---------------､V//////,ヘー/////{
∨/////////////////////V¨ 7､＿///ヘー/////
∨////////////////////f ./ ヽ/////////
＿V///////////////////j { ＼/////_＿__
／////777777＞ xv////////＠jー ､ ﾍ7777//∧＼
//////////////7777777777777///i i/////////,＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───−−−
┃ ・ ・ ・ ・ ・
┃ でも俺は、それがどうしても嫌だったんだよ。
┗━━━━━━━━━━───−−−
.
―――――――――――――――………。。。
＿ _, ＿＿＿＿
＿__,＞ Ｙ´'ー-､ ／ ＼
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_ ⌒ ⌒ ＼
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜ （●） （●） ＼ おーい。
／ ヽ ｀Ｙ′之＞ * __´___ * |
. / , l、 、 , ､ | ヽ }< ＼`ー ' ／ 見つかりました―？？
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ | ___ . / ヽ
|ハﾊ（●） （●_） / / ,/ﾚ′ rf´ r弌廴-{f⌒ヽ ヾＴl７
`| ヽ 「)'/|/ ｀^ｰ'jfぶ!{_｢ﾌ癶._ ﾉ!!|＝==ｭ
ヽ､_ 口 _,.ィT/ ／｀^,ｺﾄ､Ｙ ￣ ｢| | |
. ,〈 |:| l lﾊ }ｰ‐'´,.||ﾍ} }_!.| |
／ l / { ! ｌ ｌ || }| /t--ｪュ!|.ﾚ'⌒ヽ
,〈,,,_／／ / l | | ﾞ1f⌒ 7t＝＝L1 fﾍ｜ ｷｭﾗｷｭﾗｷｭﾗｷｭﾗ
(__ {==（ `ヽノ ,ノ{ ! `ｰ冖t‐' ﾘ ! ｰﾞ,!
/ ` - ., ／ }ｰ7/~ヾ:::::l ,､、 ヽ.___,ノ ｀¨´ `ｰ‐'′
/ ` - ., ｉ:://:::::::::i::::::l／ヽ ヽ,
/ /＼ //_::::::::::ﾘ／､／ヽ ヽ
／ ` - ., / ＼ / !` t ヽ.ノ ヽノ
` - .., ` -., / // .lｰ ｉ
〃 。` - .., ` ､ //､､,,,ﾉ !
ヽ_ ノ 〃` / 二ニ/ ヽイ| ﾃﾄﾃﾄ
`ｰ -- ┘
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__） ん？
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
.> <
| |
| |
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ_ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | 向こうでも見つからなかったのかお。
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
／￣￣＼
／ ヽ_ ＼
| （⌒ ）（⌒）
. | （__人__） 今夜の夕飯どうなるんだ。
| U ｀ ⌒´ﾉ すっかり肉の気分だろコッチは。
. | |
. ヽ |
ヽ __ , _ ノ
_,,,, ｢:::ｰ----ｰ"::i、___
_,,..r''''"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::`''ｰ-､
／::::::r::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ..ヽ
ﾉ ::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::／}
l :::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r::::::/::::
＿＿＿＿
／ ＼
─ ─ ＼
（● ） （● ） ＼
| （_人__） |
＼｀ ⌒´ ／
/ ー‐ ヽ
/ ｀
＿＿＿＿
／ ＼
─ ─ ＼
（ー ） （ー ） ＼
| （_人__） |
＼｀ ⌒´ ／
/ ー‐ ヽ
/ ｀
.
＿＿__
／ノ ヽ､_＼
（●） （● ） ＼
もしも誰かが持って帰っちまったとしたらお手上げだお。 ／⌒（__人__）⌒::::::::＼
代わりのメニュー考えないとイカンお。 | |r┬-| |
＼ `ー'´ ／
⊂⌒ヽ 〉 ＜´/⌒つ
＼ ヽ ヽ /
＼_,,ノ| ､＿ノ
､___ ,≧｀ヽ∧,ｨ
_,＞ . . . '¨￣＼
,＞-＜__:.:）〃 ＜二 _,
. __,ｨ' ´￣￣｀` マ¨`ヽYⅣ: . : . . . ／
-=彡' ,ｨ ,ィ Y′}} } : : : : : : ｀ゝ
ｲ/Aﾊ／‐ト､j /||,j/|/): : :i｀ゞ
ﾚ●´ ●）Ⅵ / / / j}|:|: :/／:弋_ 無駄足になっちゃったね―。
}丶 j/ノく ｲ| |:| : : {`ｰ一 いい運動になったっちゃなったけど。
− ´そｲ|:|:U:.| ,ｲ:人
＼＿ xｹ|:!|:|ﾗ彳/ j/
卞-ｲY´:.〉|:!|;|,ｲ从
,辷_彡':.:.:.＼｀
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼
| __´___ | ――ねえ、皆さん。
＼ `ー'´ ／
ノ ＼
.
ｷｮﾛ ｷｮﾛ
＿＿＿_
／ ⌒ ⌒＼
. ／ （ ﾟ） （ ﾟ）＼
ｌ^l^lｎ __´___ ＼
ヽ L `ー'´ | なんかいい匂いしません？
ゝ ﾉ ／
／ / ＼
／ / ＼
. / / -一'''''''ー-､.
人＿＿ﾉ (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
＿＿＿_
／ ＼
／─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
そう言われれば。 | （__人__） |
＼ ⊂ ヽ∩ <
| | '､＿ ＼ ／ )
| |＿＿＼ “ ／
＼ ＿＿＿＼_／
.
＿＿＿
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （⌒） （⌒） ＼ 空腹で幻覚かと思ってたんですが、
| ___´___ | やっぱり匂いますよね。
ヽ、 `ー '´ ／ いや良かった。
ノ ＼
＿_ ━┓
／ 〜＼ ┏┛
／ ノ (●)＼ ・
｜ (.／) ⌒）＼
これはどっからの匂いだ？ . ｜ （__ノ￣ ＼
＼ |
＼ /
＼ ⊂ヽ∩
/´ (,＿ ＼.
/ ＼. ＼
/ / |. ＼ソ
（ y' .|
､_ ＿
ｨ-‐ ` Y ＜＿＿
＿≦―'´＿＿ _二z<＿
＞ヾ ￣, -‐ ´￣｀┴＜
＜戈､ Y / ＼
>{ / l, ､ , ,l_ ､ ヽ
| ゝ{ l｀寸寸T ハT7 } ,､ l
∨ヾﾊ ∨ゝ （●） （●）|ハ| んー、新館校舎の方から、かな？
ヾi∨| , |´ 人がいるって言ったらそこの可能性高いだろうし。
ヽT､,_ ― _ ノ
| lヽ::ニヨ7l
└l´:::／ヽ |`
.
＿＿＿＿ _
／ ＼
／ ＼
/ _ 丶
l ﾉ } ⌒＼ /⌒ l
| / .ﾊ ::;;（ ●） （ ●）|
.l // .ﾑ-,..,. ´"''" , "''"´ l どうも職員室からっぽいですね。
＼ ヽ! ' ' ! ヽ ､__ ,_, ／ 美味しそうなもの食べてるようなら、
|ﾌ入 l ／ 可哀想な境遇を活かして施しを受けましょう。
,ヘ ﾍ ト ､ ＿ ､´
／ ヽ ', jｧ / / ! ヽ
／ /ゝ..＿..ﾉ｀Y Y / }
／ ,.......... ', ｌ}_|./ j
/, '´ ｀ヽ ﾊ_ ノ ｌ / γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
// ∨ ｀` ￣ l ./〉 | お前ってダメな方向に生活力あるよな。 ＞
j j ､ l l ,._ll′ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
l | ｀ヽ ﾍ l! /
.
＿＿＿_
／ ＼
ｶﾞﾁｬ ／ ─ ─ ＼
┃| ／ （●） （●） ＼
┃| | （__人__） |
┃|￣￣￣＼ ｀⌒J´ ／
┃| ⌒ ⌒ ＼ ー‐ ＼
┃|（●） （●）＼
┃| __´___ | こんにちは！なんか食べ物ください！！
┃| `ー'´ ／
┃| ／
┃|｛ヽ,__ ）
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
┃| ／ （●） （●） ＼
┃| | （__人__） |
┃|￣￣￣＼ ｀⌒´ ,／
┃| ⌒ ⌒ ＼ ー‐ ＼ あ。
┃|（●） （●）＼
┃| __´___ |
┃| `ー'´ ／
┃| ／
┃|｛ヽ,__ ）
.
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,;';ﾞ;';ﾞ;';ﾞ;､ ､ || || VIP坂口 || ||三二三二三二三二||￣￣￣￣||三二三二三二
ZZZZZZ|ZZZ||ZZZ|| VIP Sakaguti ||ZZZZZ| || |□]: ﾆ三二三二三||: : : : : : : : ||二三二三二三
ZZZZZZ|ZZZ||ZZZ||!_二二_l_二二_||ZZZZZ| ||三┌───┐二三||: : : : : : : : ||二三二三二三
ZZZZZZ|ZZZ||ZZZ|| ZZ |ZZZZZZ ||ZZZZZ|_||二{ｉｉｪｪｪｪｪｪｪｉｉ}三二||_:__: __:_ _ _||三二三二三二
__,,.. ．-‐ '''""~ ,.．-'''":::::┘:::::::::::::::::└::l:::::::::::::"'''- ．._: :: : : : : :::::::::::::::::::::
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
ｺﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆﾆiﾆ
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|______.| i-i |______| || |:|
.rロ､. |.｡○.| !-! |.○｡|. || |:| _,;;-''
-v''ﾍ-､__,,､___ ﾞコビ. ﾞtｪｪｮ|===|ｪｪｮ/__,,_||_,､_____,,､, ,.|:|ﾉ-''=''" ::::::
::::::::::::::::::::::::::::::￣!-|-!~ﾞ''"`''￣`''E|三三|ﾖ" :::!!::::::::::::::::::::::!:!:::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!: _,, ='' 三三三 ''= .,,_ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::: _,, ='' ￣三三三三三三三 ￣''= ,,__ :::::::::::::::::::::::::::::::::::
.
┏ ┓
┃ Herbie Hancock - Cantaloupe Island ┃
┃ ttps://www.youtube.com/watch?v=NvPAOGBhuQY ┃
┗ ┛
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__） まさかホットプレートがとっくに押収されてたとはなあ。
| ｀ ⌒´ﾉ しかもそのまま職員室で有効活用してるし。
. | }
. ヽ }
ヽ ノ ＿_
.> < ､-─,‐──‐´, ｀ 、
/⌒, ＿__; ＿､_ヽ､￣/７）
. / /,ﾆﾆi＿, -､_ / ￣ / ^´ / /
. l三(_//＿＿_´ｒ' 〉l / / /
| i i i i i i i i i i｀TT~|| ￣￣￣
.
＿
､＿__ . -=ﾆ二 ｀ ___ノ
＞―=彡 ⌒ ､
／ ／:::＼／ヽ ＼
, . ´￣￣￣｀ . ＼
／ ＿_ . ´ ＼ 、⌒ヽ
⌒７ ヽ. ‘，
/ / | ﾟ｡ ‘，
. ′ .′ | ∧ 、 ＼ ', ‘，
| ノイ 斗‐/ ﾟ｡ l| ,＼ ‐- ＼ | ヽ⌒＼
人 | , / Ⅵ | ヽ Ⅵ ＼
／⌒ヽ | !x≠ミ ＼ | ｘ≠ミ ト . _| く￣｀ まあまあ。
ｉ 八 | , , ヽ{ , , ヽ } |{⌒
| ヽ. ト ′ }ノ 八 ともかく見つかって良かったじゃん。
|{ ）ハ . -‐ ‐- . 八 / 先生たちも貸してくれるって言ってたし
八 / ∧ ヽ У ｲ ,
）ハ / 个 ｀こ´ ／ く￣
i'"￣￣￣￣｀ ｰ-≧ ＿ イ -―'’ﾞ￢―-､
├-＿＿_ ￣'ｰﾆ三三三三三!
. /三三三三三≧‐-＿ ￣ーﾆ三三ﾞ、
. /三三三三三三三三三≧=-＿_ ￣ーヽ、
／＿ ￣ｰﾆ三三三三三三三三三三≧=ｰ--＿＿_ ヽ
. ／==＝｀ｰ _ ￣ｰ=三三三三三三三三三三三三三ミ､
/'",.．-――-￣- _ ￣ー＝三三三三三三三三三ﾆヽ
. {／ ￣ ‐-.＿ ＿_..、ヽ
.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼
／ （●） （●） ＼
| ___'__ | 牛タンとホルモンも買いましょう。
＼ `ー ' ,／
/ ::::i ＼
/ / ::::|＿/
＼／ ::|
| ::::| ｷｭﾑ
i ＼ ::::/ ｷｭﾑ
＼ |::／
|＼＿／/
＼＿／
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼
（ （ （ ／ （●） （●） ＼
| （__人__） | 肉ばっかりあっても飽きるお。
/ ∩ノ ⊃ ／ 野菜を入れろ野菜を。
. ( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼// ／＿＿| |
＿＿＿{_{＼／＿＿＿ ／
{仝仝仝仝仝仝仝仝}
{ i i i i i i i i i i i i i i }
{ i i i i i i i i i i i i i i }
￣￣￣￣￣￣￣
.
／￣￣＼
／ ヽ_ .＼
（ ●）（ ●） ｜
（__人__） | 野菜って何気に高いんだよな―。
ｌ｀ ⌒´ ｜ 葉物とか気軽に買える値段じゃないだろ。
{ ｜
{ /
_. -: ´Λ _.へ｀ 、
r＜: : : : /:|: :、 ￣r' ＼ :＼_
/: : :ｌ : : : : : :＼`IエL>、 >ﾍ::Λ
|: : : ﾄ､: : : : : : : : : : : : : `ｰ／ : : V |
〈: : : :::: _ -￢-−―-､: : く:r ､: : : V ｝
/: : :_ン´: : : : ＼ ,___, ｨ ）: : :`く : : : ヘ|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿∩
/ 〉〉〉
{ ⊂〉 ＿＿＿_
| | ／⌒ ⌒ ＼
| | ／(●) (● ) ＼
春菊はやめてくださいよ。 | |／ __'____ ＼
あれは牛とかそういうのが食べる餌ですから。 ヽ | |,┬‐ | |
＼.＼ ｀ー ´ ／
＼ ＿＿ ヽ
ヽ (＿＿＿_/
.
,_ ＿
､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
_＿≦ー`__＿ _二ｚ<＿
＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜
＜之′Ｙ(ヽ三/) ）） ＼三/) ））
>{ ,' |( i))),. ,.l , ﾞｉ )))
| !､{ |' |::::|寸T ハT７} ｨ, ｌ
′Ｊﾞｉ, ﾞｉ ﾞ.|::::|●） （●）| ハ|
ﾞｉ|ﾞｉ' |::::| , |::/ ホットプレート探しは意外な結末だったけど、
ﾞｉTィ|::::| ― _ノ/ この感じなら夕飯はいい時間に始められそうだね。
│|::::|::ニE7,:::::/
└K:::ﾞ,r'＼ﾄ:::/
l::::,´ ￣｀Y
i:/ |
／￣￣＼
／ ノ ヽ、.＼
| （●）（●） |
| (__人__） | しかし、前来た時はクリスマスセールだったのに、
_,,―‐,,_ | ｀⌒ ´ | 今や歳末セール一色だ。
, --'､ |ヽ 丿
/ ⌒ ）. | > < せっかくの年末なんだから、みんなおとなしく帰省してればいいのに。
,′ ﾉ |⌒'' ￣ヽ
l TK二二> ＼ r'´￣ヽ
ヽ ノ .／丶 /＼〃（ ￣ l==､､
｀'ー'´ | | || _.ﾉ ヾ
| | E三三i三三三三三ﾖ
| | i三三i三三三三三i
.
/イ
-── ／￣ ＼ ＿ ,ノ
＞─'´ ＼ ＼ー'
／ ＼ !
/ ∨ ＼
. / ＼ ＼ | |
. ′ | ｲ⌒＞､＼ ヽ } |
| i|.人 /Ⅴi. | / ,. ＝､, ＼}⌒ﾊ 人 あらー、ホームシックかしらやらない夫君？
| 八ｲ｢｀｣、 ∨ 弋歹八彡 ﾉ |. !
八 ∨ヾ＝" ::::::: l .! ヽ ! ぼくもおうち帰っておせち食べたいなって顔してるわよん。
ヽ 人 |/ | ￣
ﾊ:::: -‐' ｲ仄㌃ 丶 /ﾉ
／￣￣ ｰ- _ ＿イ/／ -― ￢、
,!=‐-＿＿ ￣ー=ﾆ三三三ﾞ、
/三三三三三≧=-＿ ￣ｰ=三､
/￣ー=三三三三三三三≧‐-＿＿＿ ｀ヽ
. ／=＝ｰ-＿ ￣ｰ=三三三三三三三三三三ミ､
{ ／´￣ ―‐- ＿ ￣￣ー＝＝＝＝＝＝‐ ヽ
／￣￣ ＼
_,ノ ヽ､,_ ＼
（●）（● ） |
（__人___） |
馬鹿言え。 '､｀⌒ ´ u |
| |
ヽ 、 ｲ
ｨヽ-ー ≦ノ7
_, ､ -― ''"....:::::::::::::::::::::::::::ﾄ、
/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::........--、
丿.:::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r::::: {
r :::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀,::::i
/.:::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::i
/.:::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | 大丈夫、年越し蕎麦はちゃんと準備してやるお。
./ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
.
／￣￣ ＼
⌒´ ヽ､,＿ ＼
（●).（● ) |
（__人___） .|
だから、そういうのじゃないって―― '､ U |
. | |
,. -ーー| /ﾚ、
／:::::::::::::::: ヽ__､____,. "/::::）- 、＿
l:::::::r/::::::::::::::「二二二 :::::::／::::::::ノ::::::＼
,―――――へ.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
〝――ｒ――ｰ ｀ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
|::::ﾉ} ―‐- Ｖ::::::::::::::::::::::::::::::,′::::::::::::::::j
|:::ﾄ-ゝ―‐ Ｖ:::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::/
|::::l:::::{ _ー lヽ、_::::::::::::/:::::::::::::::::::::l
/::::::l:::::::::::｀ヽ、__／ / ::::::＼/:::／::::::::::::::v
/::::::::l::::::::::::::::::::｀,ー::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::/
/:::::::::::l::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
＿＿ィﾍヽ ,イ￣ ㍉
／ ｀ヽ} Y イ＝ヽ
∠ ,ォ――-＿ ＿＿ミ、 ＼
イ ／´/ / / 丶 ｀ ミヽヽ
./ , - / / ヽ
/ ｲ /i ／ ﾟ．
ｲ' ,{ / ' i ｨ ヽ
/ }ｲ ｉ | /.| ./| , ﾉ .i i
. / { i .| | . | ./ |/ .| ィ ィ | l やらない夫くんは居残り初めてだもんねー。
/イ 7ﾍ ﾘ | .ｲ / ' |.／ |.／|/./ ｨ | 寂しくなっちゃってしょうがないよねー。
' / >,i |/.|/ ∩ ' i∩ |/ / }/
/-イヽ{ { . ∪ ∪ !.／! γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| ./| |ヽ、'' ､＿ ノ ∧! | お前も初めてだろーが。 ＞
|/ .| .∧ |ぅr-,、---r ､＜ｲ/ ` ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
l/ ヽl /｀"Ｖﾑ' / ヽ/|/ はい、サーセ―――――
ｲ |
| │
| 丿
.
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i :::::::::::::::::::::::::::! | :::::::| :::::::: ::: |: ::::::::|
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,}人 . i'∧ヽ.＼l八 ヽ、 | 〉|.ノi{ _j ノ ――嘘でしょ？
ヽi |//i＼＼__、ヽ、`ト| / 从弋 て´
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ノ' 、弋../三三三三三≧‐-＿ ￣ーﾆ三三ﾞ、
｀¨ﾞ/三三三三三三三三三≧=-＿_ ￣ーヽ、
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. {／ ￣ ‐-.＿ ＿_..、ヽ
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どうしましたできない子さん？ | ´"', |
知り合いでも見つけましたか？ l ヽ i
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／ r／ヽ＝レ＜||: : : : : : |ゝ
／-‐´ イ≦=彡｀: :{{,-､:〈〉.,-|
, イ ^ ‐---- 、: : :||＾)）.{}（(:|
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ノ::::;:::/::::/::/__,/::::::/!:/__'::::|::::::::::::} ＼> ,. ´ ｀丶、
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/ｲ人<{ /｀￣ j／ i ｀￣V〉､:ﾄ､} . :. ､
/ﾚヘﾊ | /ハ! j ,: :. :. ::. :.
j∧ ､, /ｲ/ ,′ :. :. .:;:. ::. ::.
／ ﾑﾄ､ - ― - ,ｲ/､ ＼ ′ .::. :. :. .:} .;.;' .: ,':. :. :.
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く｀ヽ:::::::}､ ` ー ',ｨ厂:::::::::::く i i: .:ﾊ::. ｉ.:':. :. .:':/!｢__ﾌ/ ﾄ}:! i ;
_...::‐'´::＼＼::| /! h/::::::::::::::::::ゝ...､ ｉ:. ':. .:l'"Ｖ｢l八 jﾉ/ﾉ,.ﾚ≠ミ从! .: ! ;
_...:::´:::::::::::::::::::::ヽi》|/ ﾄ､ j |:::::::::::::::::::::::::::::｀:::....､ :. ':. {,ｧfラぇ､Ｖ ‘ 代ﾝﾘ” | .; ;. :.
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l :. i i /ｿ ,:' .:' ノ _,ﾑ、 :. . ':.
ｌ i :. i i′ゞxｸ,.:'′. ''´￣￣ ｀丶、､i :. :.':.
l i i i ／.:′ ,:′ ヽ! :. :. ':.
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l '´￣` （ ー ）;;::: ヽ
あそこの――あれはご夫妻ですかね。 l ;::（● ） "''"´ l
. 少々年は召されてるようですがどちらもなかなか素敵な方だ。 | ´"', |
l ヽ i
あの人達がどうかしましたか？ ＼ ､__,＿_, 丿
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／ r／ヽ＝レ＜||: : : : : : |ゝ
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l | r ､ ./ヽ}./ | i .ﾄ､ ＼ V ,| |
l j ' .{ }' | | .ィf´＼. } V., .|
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ﾄ l { |l .i `ー 从 | if弋__ﾉV} ! ﾊ/ ﾉ えー、ちょっと待って。普通くる？
| i .l ﾘ 辷ミx/ )' ノ｀ |.ﾞ 弋三ノ | /i /| .' ｲ
ﾚﾍ : |'， .} / ヽ__,/ .i! / ﾉ ,' .ﾘ.从 ﾘ | 年末の忙しい時に。東京からとはいえさ。
ヽ| ヽ /｀ヽ .L/ ,´ﾙ' / )ノ 从 .l
/从＼ / U , f´＼从i ｀ﾉ
_／三三L ヽ | ／::l .=;|ー'、
》三三三三=ヽ j ‐ ‐ ´ ,ﾉ .=/三三'__
./＼三三三三三＼ |ー-- ´ _＿／ =/三三《三＼
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_ノ ヽ､_ ＼
（●）（● ） |
なあ、ひょっとしてアレって。 （__人___） ｜
| u |
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／ヽ,ー- ﾄ､
_, ､ -─ '".:.ヽ:.:.＼__ /ノ ﾄ、__
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＼ r 、 _ ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::'ｰ､
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／ ＼
／ ⌒ ー ＼
| （ー） （ー） | ……まあ、想像通りじゃないかお？
＼ （__人__） ／ あの２人からなら立派な容姿のはずだ。
／ ｀⌒ ´ イ｀ヽ、
, ' ｀￣ ＼
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-―-
／ ｀
' ＼
/ ､
' }>
／ _ノ ヽ_ ｲ 絶賛離婚協議中の
/＿i （ ●） （ ●） ／:/ 来西泥ご夫妻ってやつだお。
＼ ｀ー､（__人__） ｒ―. . ´三.人
＼三ヽ｀⌒´ !三三三／= ＼
）--},不￣ ）--―´三／三＼
ア)yし'- ﾆﾆィ三=|三ア三三三＼
／ﾆ７^}:ア´/// /三ﾆレ'´三三三三=.ヽ.
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／三三三 〈三/ /:::::|//／三三/三三三三三三三= |
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本日の投下は以上になります。
1000ギリギリですので、次スレを立ててきます。
次話はそちらの方で投下を行い、こちらは余りがあるようなら適当に埋めようと思います。
本日も遅い時間まで読んでくださる方おりましたら、ありがとうございました。
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というわけで次スレを立ててきました。
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12973/1423059826/
おそらくここから驚異的な予定変更がなければ次スレで完結できるのではないかと思います。
折り返し地点も差し掛かっておりますが、もう少しだけお付き合いいただけたら幸いです。
あといまさらですが酉がぱっと見ネバーうんこに見えて内心冷や汗モノです。
それでは。
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これでまだ半分とか、先が楽しみだ
>>987 言われなきゃ気付かねーっすよｗ＞酉がぱっと見ネバーうんこ
やる夫の恋話きっついなあ
女の子側も
できない子の親か…
やる夫の話は女の子の方に同情する
言われてた方はずっと辛かったんだろ
話してるやる夫も自己憐憫ぽくて反省という感じではない
やる夫の過去話いかにも女の子とつきあうのにに慣れてない男子って感じだ
本編見てる限り他人を気遣える性格なのに特定の相手にだけそれが出来ない
ゆえに失恋
ヘンにリアルで胸が痛む
できない子の両親ってやはり親権のこととか話しにきたのかな
できない子が両親にあまり良い感情抱いてないみたいだしややこしくなりそうだ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12973/1423059826/
にてこれより投下を始めたいと思います。
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