,.イ ,. ' ´￣￣￣ `ヽ
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! :|:.|:.:.:.:.:|:.:.:.|芹ミ､__＼ ｀|:.:./:.:.:..! / ｛ ￣￣￣￣ } │ 魁て 散りにし梅の 惜しけれど ...│
j人:.:.:.:|:.:.:.N ゞ' r ｀ jイ从:.人 ｀Ｖ三三三三/ │ ....│
｀ヽﾄ､:.:＼ ､＿ノ jｲ:.:＞┐ V三三三 / └────────────────────┘
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ヽ! ＼ ／77´＼＼ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧
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／|Y´ / | /三//三ﾆ| ／／ └┬‐､ ＼/ / 「 ヽ │ ......│
/ :|:| / :!ノ三//三三 |' ／ :! ＼ / | } ..│ かぐわしき名は 千世も尽きせじ │
| ヽニ. / / 三//三三ﾆ:| | :| ` ′ | / │ ......│
!. / /三ﾆ{ {三三三∧ ヽ /┬' .└───────────────────┘
＼ / ／三三∧V三三三∧ ! / :!
/＼/ 〈{{三三三∧V三三三| |＼ | { :!
/ /＿イヾ三三三ﾍヽ 三三..! !∧＼＿___j ヽ |
/ ＼ ヽ≫'´ ￣￣￣￣｀ヽ//＿ヽ-=≦/〉 ﾊ !
/ ￣￣ヽ_ / -ﾍ ,. ' ヽ、 / 〈 ／／
´￣￣Y 〉 / ヽ＿＿_／
【 藤堂平助 】
まとめてくれているサイト様
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／/
{.:.:{ へ __, ､
ヾ／.:.:.:.:∨.:.:.＼-､
∠二￣/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ヽ
／／/.:.:.:./.:/ｌ.:.:.:i.:.{.:.:.:.:.:.:∨ﾍ
/.:./.:./.:.:_;厶/!:ｌ.:.:.:|.:.∨ﾊ.:.:.:.∨ﾊ ・上記の歌は油小路の変で
/,:７.:./.:.:.:./j∧j≧.:.:|､--=ミ.:.:.:.∨j 死んだ某御陵衛士（※）の墓前へ
/.:./ﾚ!.:.;伝c卞‘，.:', 込_:＼.:.l.:.:!{ その叔父が贈った歌
l.:./.:/{.:ｲ 辷リ ＼! らCﾊ;.:.|.:.八
j/ |.:l !/l ゞシ '∧jﾊﾍ ＼
Ⅵj:人 、_ ' /少 ヾ ・藤堂に贈られたものではないが
＼ ｀¨ ／/lノ 「魁」の一文字が入っているため
l＞- ＜/ﾚ 使わせてもらった
_人＿ ィ个l_､
＿ -ﾆ/{ 〉-r ＜/ |ニ-＿
/ニニニﾆ/ .K〉〈 ∨ /ニニニﾆｰ-_､
|ﾆiニニﾆ〈 l〈∧〉 ′/ニニニニニ /ﾆヽ （ ※ 油小路の変をよく知らない人のため
|ﾆlﾆ/ニﾆ∧ |⌒ﾝ ／ニニニニニ /ニﾆ} 誰であるかは伏せておく）
lﾆ∨ ─-／`{ / く ---───-ﾚ仁ニ/
!／ ＼ ﾚ ／ ﾊニニi
{ く } |ニニ!
一スレ目
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1372069866/
二スレ目
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1373278468/
三スレ目
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1374141161/
四スレ目
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1375093866/
五スレ目
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1375821316/
六スレ目
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1376650483/
七スレ目
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1377425075/
八スレ目
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1378499206/
九スレ目
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1379503072/
十スレ目
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十一スレ目
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1381053751/
十二スレ目
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十三スレ目
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1382866771/
十四スレ目
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1383562113/
十五スレ目
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1384424238/
十六スレ目
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1385030323/
十七スレ目
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1385671411/
十八スレ目
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12973/1386275825/
十九スレ目
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12973/1387102260/
.
// ,ヘ ／ ／
＿〉ヽ /: : : :｀ヽ＜ ／ヽ
／:／: : : : : : : : : : :＼ヽ ／ {
／イ/: /: : ∧: : :ﾊ: /､: : ﾊ∧ ヽ
/: ｌ: :.ｌ: /＿}: :/‐,ｨ≦∨: | ｀} |
／/: : |: :.|/ r≧､ ´ {ｲﾊ }/|:ゝﾍ‐＝＜｀ ・他に、上記の某御陵衛士の
∠／|／ｲ: : ﾊ tツ ゝ" ﾊ:f7ヾ 一周忌に読まれた歌もある
|: /l. l ｒ= ､ 〉:|
V |人 ｌ´ } /:/
＿ヽ: :／ト二 イ ﾊ:/ ・「 降雪の いさぎよき名を 咲き匂う
rィ＞ ､ ／ ＼ヽ .|/二Ｔﾆｌ¨¨￣ｌ
／／::ヽ:(ノｌ r─＜ ｌ .|::::::::О:::＼ |─ ､ 花の都に 君ぞとどめし 」
/ /:::＼f ｌ／::ヽ￣￣￣ ＼ .| .|::::::::::ヽヽ::∧ ヽ ﾊ
|／:::＼ｆﾉ(:::::::::/､ ＼／ /ヽ::::::::::ヽヽ:∧ / .|
ヽト＝'::::::::`ｰｲ ﾄ. ＝ニ / /::::::ｌｌ:::::::://::::::::Ｙ ∧ ・こちらもいい歌である
|弋::::::::::::::::::/ / .| .／ /:::::::::ｌｌ::::://:::::::::/ゝ＝＝ヽ
ﾏ､ ` ー─ ' ／/:/ ／ /::::::::＞─‐ ､:::::/／ /
ﾏ`ｒｒｒｒｒｒイ≦／ヽ .//ニニイ＞ ´ ヽ/ ＞"
`ｰ＝ニ＞"::::::::ｌ/ ＼ ﾊ .ｌ ／ / 〉‐ ､
ヽ_/::::::::::::／ `ー | |‐イ ,r У､>ｲ:|
`ー＜ | |‐ゝ‐ｆﾆ/ /、>ｲ::::/
/ ∨ { |{ {:::::::::::／ ＿＿＿
/ ｌ ∨ ヽヽ＞ " , ＜ /
｀ヽ , ＝ﾆ￣＼ / ＿＿＿＿r─ヽ￣￣ ＜ {
＞＜ ＼ /ニ二￣|＿＿_|ニﾆ|::::::::::::＞ ´ |
` ー─＝ニ＿＼ ／::::／ | | ￣￣＼ ＼
.
藤堂の辞世の句と言われる歌がありますが、
これはどうも坂本龍馬を悼んで詠んだ歌らしい。
龍馬が聞いたら「俺そんなやつじゃないって」と苦笑しそうな歌ですが。
「藤堂平助考」で紹介します。
で、明日午後八時より藤堂編最終回を投下。
油小路の戦闘はオリジナル全開でいく。
建て乙
斎藤が斗南から東京に出てきたのが明治７年、警官になったのが明治１０年
この間山口次郎→一戸伝八→藤田五郎と改名を重ねてる
この頃になるともうほとぼりも冷めきってるだろうし、藤田五郎警部補が斎藤一だと気づいてももう手出しは不可能だろう。
とここまで書いて、山野はその気になればもっと早く妻子のもとに帰れたんじゃね？という気がしてきた。用心しすぎたんかな。
>>6
だってこの某御陵衛士さんの一族は、
めっちゃエリートなんですもんｗ
笛や笙の音楽系も上手いし。
油小路終わったら紹介しようかね。
>>9
斎藤の子孫の話によると、明治何年頃か分からないけど、
斎藤はしばしば闇討ちに遭ってたそうです。
永倉も用心してて、年食ってから持つ杖は仕込み杖にしてたとか。
（こっちは信憑性怪しい談話だけど）。
みんな９８０過ぎたら新スレ立つまで語りたいことあっても控えようぜ・・・
フグ「ふはは、貴様も俺を食わせて三浦の様に毒殺してやろう！」
フグを食っていれば流石の斉藤や永倉も……死んでいたのカナー？
>>14
新選組の面子はまだしも、周斎大先生は絶対死なねえ（白目
フｨ ／ ⌒ ﾝ ／￣｀ｿ Ⅵ l ´￣∠
了 l / ∨ ／ -､ Ⅵ, 彡
＿_ -=彡 , } ｒ /／ ｒ‐､ ｛ヽ `N ∠ イ
__／￣ヽヽ∠ｨ ｲ／ { /´ Y)＼Vl 7 ∠
＿ ｀＼／´ ） ＼ ﾊl|_/ 〉 ‐≦
＼ ＼ / ｒ ､ ¨´ｊ,___/ ‐彡' マムシとか超大好物！
､ ∧ ｛ ,、 ` ﾆ仇ア¨Ｖ¨¨`
＼ ∧ ﾍ ﾄ＼ ‐, ﾄ/ .人
. ＼ ∧ 丶 ゝヽ＼_ ┌‐ｯ' ￣ Y ￣
V ∧ ￣＿ ､ ＼>‐彡 ´ __ｊ
V ∧ ´ 三彡ｿ「｀ ／ ｛｀i丶
V 「 ＼ 三彡ｿ／ ﾉ l
V | ｀＝ ´ ｒ' , ‘’”￣￣
｜｜ , '／／ ー‐ ､ｧ
｜｜ ／ -‐' ＿ ￣
｜｜ ／ ｒ ` ‐-
斎藤「このフグどこでとれたん？」
料理人「長州です」
永倉「・・・・・・・」
秀吉が「フグ食禁止令」を出し、徳川政権では「フグで大名が死んだ場合は有無を言わさず改易」ってなったからである。
明治の中期にフグ食が復帰したそうな、まあ山口県の料理だったらしい。
>>17
この大先生、ナマで食いよるねん（震え声
こういう事だったかもしれないじゃないか
なるほど、どうもです。
加賀藩の頃から存在していたんだろうか……
フグの卵巣は毒あるのに何故「とりあえず何年か漬けりゃいけるんじゃねｗｗｗ」と考えたのか謎
今なお、無毒化できる理由は不明なんだぜｗ
正しくは無毒じゃなくて無害。
理由は良く分からんかった
蛇の寄生虫で全身に巣をつくられて死んだ例もあるから、ゲテモノはなるべく食ってはいかんｗ
自衛隊レンジャー過程？ …彼らを人類の範疇に含めるというのかね、君らは？
なんか旧作ヤマトより2199の方が新撰組由来の名前が増えてるｗ
芹沢虎鉄なんてそのまんまじゃないかｗｗｗ
茨城県出身なんて狙ってるとしか思えないｗ
まぁ正直天領とか江戸近郊で大の大人５．６人の腹満たせるだけの量狩るのは相当厳しそうだが
なおマジで熱帯のジャングルでそんな生活すると、旧日本軍みたいに風土病+体力減退＝栄養失調、病死、餓死の必殺コンボを食らう
アメリカ軍の鉄則：ジャングルには入らない・予防接種とDDTマジ必須・レーション万歳
生水なんて絶対飲むなよ。川の水なんてマジで飲むな上流で動物が排泄してたらどうする（錠剤の浄水剤渡してあるだろ）とかあるね
自衛官も東南アジア方面の支援を行う派遣部隊は常日頃から予防接種受けてるね
珍しいアリを見つけたから捕まえようとしたらいきなり仲間のアリが大量にたかってきて足がアリで埋まったとか、
恐らく集合フェロモンのせいだろうと思って捕まえてから仲間がたかってくるまで何秒かかるか計測したり
なんか一時期墓参禁止してたのね。何があったんだ。
なんとなく護国神社の方のイメージがあったよ。
あとなんだかんだ言って近藤も
逆に一言言われそうなのは……永倉？西村？子母澤？ｗ
誰だっけ、ほらあの名前思い出せない何とか二式さん
枕元に立ってても気づかず朝になっちゃいそうだけど
谷三十郎だけはホロウしようがなかったけど。まあ力あったのは弟だったし。
いや、庶民レベルでは江戸後期には食ってたぞ？
江戸の町衆の度胸試し的な風習としてフグ鍋があり、
「やるよな？」と誘い合い、妻帯者は辞退してもいい風習があった
畿内や関東がこれほど強く、東北や四国がキッツいことになってるのは初めてかも
実際の生産力的にも妥当だねそれ
まあ今さらノブヤボに史実っぽさを求める気もないが（ゲームとしては大好き）
足軽を低賃金の使い捨て感覚で補充できたので尾張の弱兵ぶりはそこから来ている
ひもじい食料でも耐え凌げる日本兵に比べ
栄養万点の食料たらふく持ってる米兵は弱兵っていうのと変わらん
＞ひもじい食糧でも耐え凌げる・・・
どっかで聞いた覚えあるけど、どこの馬鹿がそんな戯言言いだしたんだろうね
「腹が減っては戦は出来ぬ」ということわざもあるのに
司馬史観みたいな感じになるんだろうなー記者時代は現場取材しないとことに定評があった人なのに。
嘘とわかるように書くのはむしろへぼだろ
当時は騙された人多数だったしな
著作一冊も読んだこと無さそうw
そのまま取り違えると言うより
小説を読む→そいつが「歴史知識」とごっちゃにして脳内に貯える→歴史を語る時に小説由来の知識を披露しちゃう
っていう過程を経て醜態をさらしていると思う
そんで指摘されて恥をかいた経験者は、当該の小説にお門違いの文句を言いだして
アンチ司馬遼になったりするｗ
記念館行けばわかるがホントに蔵書量が半端ない
「司馬史観は間違いだらけですぞｗｗｗｗｺﾎﾟｫｗｗｗ」みたいな歴オタや
「嘘を巧妙に混ぜ込むなんて！」と逆ギレするオッサンがたくさんいるのだろう
海音寺先生みたいな歴史概説書だか小説だか分からんものも
それはそれで真贋の判別が難しいがｗ
じゃあオレも貼るか
これだから幕末オタは
土方は連歌会とかやったことはないのかしらん？
連歌の発句とか、そういう和歌の伝統から離れた自然主義的な新俳句だから（震え声）
近藤の趣味が昔の兵書（軍事小説？）で、沖田が剣術、源さんが沢庵漬けだっけ？
存在すら知らなかったんじゃないのか、正岡は
海音寺先生みたいな叙述形式は史伝文学というんです、あれはあれで別
色々言われてる司馬先生だけど、坂の上のように作者が旧軍人からの聞き込み・調査して
発覚する新事実なども混じってるから一概にフィクションと決め付けることが出来ないのもまた事実
司馬先生の場合自分の調査量を隠さず権威付けに利用してる風なのは
ちょっとフェアじゃないとは思いますけどね、読者の問題だけではないと
あの、すみません……>>65に文句言いたいのは分かるんですが
ここ「幕末系やる夫スレ」なんですが……確かに>>1さん含め司馬先生を話題にすることはありますが
「歴史小説について持ってる知識を語り合うスレ」ではないのですが……
一番かっこいい近藤さんだったと思う
申し訳ありませんが、藤堂編最終回を一部作り直したくなったため、
投下を明日午後八時に延期させてもらいます。
楽しみにしてもらっていた皆様、申し訳ありません。
代わりに短めの投下を。
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|┃ ┃|
|┃ 新 選 組 隊 士 別 伝 ┃|
|┃ ┃|
|┃. 小 幡 三 郎 ┃|
|┃ ┃|
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. ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
新選組というと凄腕の剣士たちの
活躍が目立つ集団であるが、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
_ ,. _,ﾊ. ノ'i . _ ＿＿ _,.-ｰ''"´ ￣`'‐.､ l::::| |
＜ﾒ7ゝｲ刀ケヶｫｨ/´ ￣ ´｀/´' ー=＝'x― ｀ ｀ヽ､ ,-''"::::::::::::::::::::::::::::::::`'‐､ |:::::l l
⌒´｀¨`¨`ｰ'ｧ'/ ＿,.､ i...:（･),ｨ'´,ゝ-‐ ヽ＞::::―...．./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ l:::::::|. |
__,/二´;;;;;ヾ､ ,．ゝ'´ .:",ゝ‐ ､ ´｀ヽ.:＞::....l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ |::::::::l. l
,厂' ｀¨ヾ;;;i'´,ｨ' .::;／, ､ ｀ヽ.:.､ ヽ―-.|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::く｀｀ l:::::::::| |
!;;/ ヾ〉i .:;' .:ゝ. , ､､ . ､ヽ. ､ヽ.ヾ.､ ﾊ l::::::::::::::::::::_,.．-ｰ''lﾐ/9）:::> |::::::::::l l.．
i!' ヽ|: .:::/ ,' "/ //i/i i:.､ﾞ .､ﾞ . ､＼ ､ヾ.ﾞ ､ i 」_,.．- ＿・ノ _､-‐-ヽヽ＼ _,.．- l:::::::::::| |:::
| .: .:/ !:.::,' / ゝ'､ｲi ｀´i ﾄ､ヽ ﾊヾ. ､ .＼ヽﾊ ､.! .ヽ| ／ //⌒_l,,l.．-一'''"~´ |:::::::::::l l
!/:: :/ !::ﾉ!:i. iﾞ!`ﾒ､! !i ﾞ､ i!:､ｉ ヾ.､ ヽ. :. :.ｌ ┌─- =＝ｰ''l l ／／二二＿＿＿＿ l:::::::::::::| |_,.
/.:: / .ﾉ/!ﾊiﾊ.i､弋ﾉ ｰi廾ｨミ､ii-!i /ヽ.ヽ. :..::. ::i └── 、フ ヽ.__,.￣ _,.．-ｰ''""|::::::::::::::l l
,'.::: i! /.;' i.i :!::.ヽ｀¨, ﾘ iﾟ匕心i!:! ,':_i､ヽ.ﾞ :. :.:i:.! .'´iゝ".::; ） ヽ-'' ／／ _,.．-ｰ''" l::::::::::::::::|. |
{:::; ,ｨ≠三ミﾒ〉 i :| .i.ﾄ.ﾊ::!｀ _ ' ヾ≠'､!卞i,ｨ,.'､.､ヽ ﾞ:.::ﾄi _,.．／ ＿／ ／ ／ ノ:::::::::::::::::l lヽ
i::',ｨゞ' .: '⌒｀ヽｰﾊ!､乂ヾ心. ヽ丶. __ i!ﾉ!/,_ﾉ!､ヽ.､ヾヽ!i!､ .／ ヽ //'＼/ / ||:::::::::::::::::::| |、ヽ
.ﾉ（ﾒ- ﾞ::.... ,.!ﾒ'￣ゞ'¨¨｀ヽ.｀¨´ _ ．ｨﾉﾉi´､ヾ.ゝ.､ﾞ .｀ヽﾊゝー / 。°／ （ / / ||:::::::::::::::::::l l ヽ l
ゝ､.:::::::::...｀ヽ::::.... i i!. ,／/´⌒¨｀ヽ‐=彡'ミｰ=､ゝｰ≠､｀ヽ)¨｀ /l 。/／ ヽl l ||:::::::::::::::::::| | l l
ﾍ､:.. :::::::::::....｀ヽ::::.ﾒ!::::.....:::i' , '. ｀ヽｰ=ﾐ､＿三彡ﾒ､｀ヾﾒ./ l | | ||::::::::::::::::::::l l l │
｀ヽ ､.. ヽ:::::...ヽ:::ﾞヽ:::::::::i ﾉ::::... ノ _.∩i､_.....ヾ.nゝ､,./ .l::::::::::::::::: ／ l l || l:::::::::::::::::| | l l
¨`｀ヽ､::..ヽ:ヾ.:::::ﾉ/:.:::::::... └i'ﾞﾄ'ー＝圦 ./ヽ l:::::::::::::::::::: ／ | | || l::::::::::::l l | .|
¨フヾ､:..//`:::.. :::::::... ..::' '^ﾞﾞヽ ::::::::ii`/ /|::::::::::::::::／ ヽ ヽ || l:::::::l | / /
,＞'´,≠'´ ｀ヽ}､:. .:: .:::' .. ヾ､ ::./ / /:::::::::::::::::::: ヽ ヽ ヽ| |::l l ／ ／
【 沖田総司 】 【 永倉新八 】
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┃
その裏で、諜報方面において、
非常に力を入れていた集団でもある。
┃
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＿＿＿ ,
, ====／:::::::::::::::::::::／/__
,.イ=r-v:´::::::::::::::::::::::::::::ヽ ＜
/:::::|| .ゝ'::::::::::::::::::::::::::::::::::/￣￣
ﾚ |／r――――-､__／
| | ノi//;;;;;;;;;;;;;,-i;;;;;;;;;;|ヾ､
ﾘイ/|l|;;;;,-:':´: : :｀:ヽ､,|｀i l なにせ、不逞浪士の企みや
f / ,||メ: : : : : : : ': : : | | ! 居場所が分からねば
ヽソ:i: :｀: : : : : : : : :/ ,' 動くことすらできない
ヾ: ヽ: : : : : : : : :/
ヽ: : ｀ヽ､: : : /,. -=ヽァヽ､
r.:|: : : : : : ,-'´: :_,.-:'￣:ヽ: | 自分や吉村のような監察が
r|ヽ:_:,:-'´: : : : : : : ::,. ―.-:-:.､ 地道に動いて情報を探っていたので御座る
/:´: |:ヽ: : : : : : : : ,.-:'´: : : : : : : : : ＼
/: : {: :ヽ:-: ´: :,:-:'´: : : : : :,. イミl､￣｀ヾ,
r=ｲ: : : :＼:_:_:／: : : : : : : : ／ミ／三| ヽ
/|三ﾐ|: : : : : : : : : : : : : : :／三／三三l| .|､
/ミ|三ﾐ|: : : : : : : : : : : :,イ三三/三三三 | |i|
,.イ三|三ミヽ: : : : : : : ／三三三/三三三ノ'´]ﾆiヽ/i|
/／三/ニニハ: : :ィ´ |三三三iﾐ|三三三| /､_,. } |ﾐ|
【 山崎丞 】
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
そして外から探るだけでなく、
敵集団へと密偵を入れることも多かった。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
./:.:.:.:.:.:. ｲ ′:.:.:.:.:.:／:.:.:.:.:.:./ ヾ:､:.:.:ﾊ
':.:.:.:.:.:.:/ /:.:.:/:.:.: /:.:.:.:.:.:.:.:ｲ Ⅵ!:.:.ﾊ
i:.:.:.:.:.:./ /:.:. ":.:.:./:.:.:.:.:.:／/ ___ｊ:ﾑ:.:.:.i
ｌ:.:.:.:.:/ i:.:.:.l:.:.:. ":.:.:.;／__/ ´ __l:! !:.:.:ﾐ､
l!:.:.:!￣ヽ:.:.:.l:.:.:.l:.:.／＿_/_ .ｨ!´,ｱ!ヽ:.:.ﾄ.〉
l!:.:.:!¨ｦ },:ィ:.:.:x:l/f:兀ﾟ!｀ヾ ミーくソ_ {;ｼ:.:.:! 陸援隊に潜り込んだ
|:.:.:.ヒ／ ﾉﾆゞ/ 乂zｿ_ ／ ヽ ｰ＝彳:.:.:l| 私とかその例だね
ｌ:.:.／ .ｲ }､:./` ===== " 冫 /!:.:.:.ﾘ
. ヾi ／-"-- ﾐ ´ / .!:.:.:/
ﾉ/ ／｀ヾ＼ ､＿ _ .ノ ,:'{ l:.: '
/ 一ヘ, ｀ｉﾞ ､ イ:.:∨!:.′
. 〈 ﾐx 〉 | ー― ｒ"￣￣/.k.＿
＼ ∨"ヽ￣￣￣￣￣フ / !-- ミx
. ＼ i､ // ｲ＼ｊ ｀ゝ. ＼｀≧ ､
／｀ヽ ﾉ:.＼ ./ﾞヾ"」/｀ヽ ヽ ∨:.:.:.: ﾞ ー―
/￣ ´ / /:.:.:.:.:.:＼ ./｀ミxシ///} ､l ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
./ / /l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ ＼/∧＿ ＼ /､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
/ / / .ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:ミx＼ ｀ヾ////≧ｰヾ /＼ﾞ :.:.:.:.:
【 村山謙吉 】
.
,.-''.:´__´_`.:ヽ , ' ⌒ヽ
／,,-',,´-―-.`. ‐ ,.ヽ ( ∧ )
/.:.:´''´.:.:.:.:.:.:.:,_.:.:.:.:``,,.:ヽ ヽ廴) ノ
/.:.:.:.:ﾚ.:/.:i.:.:.:|'´ !ﾍ.:.:.:.:ム:i |／
ﾚ.:.:i.:.:i.:.:i:ｨ.:.:|| ,,>-=',,.:.||.:|
i.:|.:|.:.|_,,!,,,!-, |_(茫刃 ﾘ.:.!:!
ﾊﾍﾊ.:.込ﾕう,,}~ `‐`‐'´|.:|/ もっとも、私は色々とミスった挙句
ﾍ:.:.:.:弋='´ ､ _ u |.:/:| 最後には捕まっちゃったから
ﾊ:.:.:ﾊ`‐ ,,_´ ／ﾄ.:.レ'.,´.,.,ヽ 失敗例なんだけどね
_|!!:!￥ //.,`.,'⌒`>' |.,.,.,.,.,.,.,.ヽ
/.,.,.,.,i´//{.,.,.,.,.,／ ! !/￣~!.,.,.,.|
|.,,-7(__) )`.,.,.,.,´(.'‐‐'/ i !.,.｛
{.,.,! |` -'´`--‐' ￣- 、 | i !.,.}
レ'´`,ｺ 05 <´`ヘ ﾍ | ! .,ﾉ
/' '´! /,,, | 〉 、 i / | 〈
{ ／ |( )〉 > ‖/ ｌ |:ヽ
/ニニニニニニﾆヽ
ﾊニニニニニニニ |
|{} kヽﾏニニニニﾆ｜
_ -=ﾆ{_, {ﾉr┴く￣]｝ニﾆﾆ| ,. -､
_ -=ﾆニニニ＼_j }＿}ニ=イ{ｰ-<:.:.:ヽ 実は村山のミス絡みで
r=ニニニニニニニ=‐くＪfT7く [__彡'＾}:.:.:.:.:.}_:/:.:＼ 新選組と御陵衛士の関係を示す
}ニニニ=‐ ￣ }ヽ:.:.:.:.:j/}厂:ノ:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.「:.:.:.ヽ:.:. 面白い記録があるので御座るが……
￣ 小:.}_:._:.:.:.:-‐:.:.:.:.:.:／:.:.:.:.:.ノ:.:.:.:.:.{ﾄ:.:
{:i:i:i〉:.:.:.{:.:.:.:.:.:-=:.:.:.:.:_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.」{:.:.
}:i:i:i{:.:.:.:.:ー‐:.:.:.:.-‐:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／￣＼ これは「伊東甲子太郎考」で
_/:i:i:i:i:,:.:.:.ｰ‐:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｘく V 紹介するで御座る
rf７:i:i:i:i:i:i}ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._.i-‐:i':i:i:i:iﾊ }
} ' ,i:i:i:i:i:i:i:i:i>ｰ‐r‐:i:i':i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}__,ﾉ＼j
｝ ｰ-}:i:i:i/ { }:i:i:iｰ=:i:i:i:i:i:i:/:i:i:i:{/⌒ヽ
} }:i:i/ { {:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:{:i:i:i:i:＼､__j/
＞ .､___V爪 } }}:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
/:i:i:i:i:i:i:i「 }} } } }:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iﾊ￣￣￣￣
.ｨ≦王≧ｘ
|l_!＿__!__j.|
/三三三,仆
从___, ＿_jﾘ
__ﾉ､:.:.:.:.:.厶-ﾐ そして村山と同時期に動いていた者で
,rく.:.:.:.:.＞イ:.:.:.:.:.:.:＼ 発覚すること無く活躍した隊士が
_／＼:.＼i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／ヽ いるで御座るよ
f /////＼:.:.:.:.:.:.:.:斗匕///∧、
. ‐ミ.//l|/// `ー‐ ∨//////∧}
厶 ＼l|//_... ! ....___∨|i/厶‐‐┴┐
ゞ/＼ }/::::! | l:.:.:∨ｲ ＿_ ﾄ､
／/// ｲ_／''|l:::| │ |:.l/|ﾄ:ﾍ__ｲ//:i|ﾉl∧
__／///／ ﾄｲ| 釗 |ｲ/||:.:.:.:l |///| Vﾊ
///`ヾ／ r‐!.リ ､ __ |:.l/ﾄ :.:.:.:ﾞ|///| 弋ﾉ
. 厶==ﾐy’ {l厶-r‐y‐…≧{/l､:.:.:.:y七77i
. ／{ﾑﾑィ´ //| |/Ｖ/ﾔ 伐j/ヽ:.∨///l|
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
| / ||ヽ//
| ヽ ||ヽ/
| ＿＿＿＿＿＿， //／
| ´、| | | ／ .ﾐ | ……それがこの俺
i ＼. | ﾚ ﾐ
l ヽ┴／ ／|
＼ ━ ／ |_
ヽ _／ ,／|
ヽ＿＿ ／＿＿／ |、
／// ＼. |
／ / | ／ ＼. ／
￣￣ /⌒ヽ／ 丶／
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,ヘ:::::::::::}
|:::::::::::::::::／￣`'' ‐- 、:::::::-─" ﾍ:::::::|
|:::::::::::::::ゝ , ‐─=＝ ￣ ,＝＝=‐、〉::::i!
ヽ:::::::::::/,／ , ─ 、 /, ─ 、 /:::::/
/ヽ:::::.|´ { いｱ ）. |{とﾝ ） /:.,ﾍ 小幡三郎様なのよ〜
〈 /ゝ::| ｀ ─ ´ ｀￣ ´ ｛:/ ｝
ﾑ｛ ',:ﾍ 〉 ﾘ__ﾉ
ヽヽ',:ﾍ / ) |
＼_',ﾍ （＿＿_＿,────´ /
ヽゝ ＼＿ ． ． ． ﾉ / ┏ ┓
__＜´|ﾆ＼ ＼ ＿／. / ┃ 小幡三郎 ┃
__＜´ ／ i!ﾆ/ ＼ ｀￣￣ ／___ ┗ ┛
__＜´ /. |ﾆ{ ＼ ￣ ／ﾆ∧ﾍ ｀＞ __
＿＿＿ y＜´ ./ |二＼ ｀─ｰ‐ ´ﾆﾆﾆ∧ ﾍ ｀＞ 、＿＿＿＿
. ／ ￣´ / .|.ﾆﾆﾆ＼. /ﾆﾆﾆﾆ∧ ﾍ ｀ヽ
/ / .|ﾆﾆﾆﾆﾆ＼ /ﾆﾆﾆﾆﾆ∧ ﾍ ｝
/ ｀ヽ / |二ﾆﾆﾆﾆ,＜￣＞ 、.ﾆﾆﾆ∧. ﾍ |
| ヾ | |二ﾆﾆﾆﾆ{ 〉ﾆﾆﾆﾆ∧ ﾍ /
| 〉 | |二ﾆﾆﾆﾆヽ /.ﾆﾆﾆﾆﾆ∧ ﾍ /
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
小幡はたった一度の潜入活動以外、
ろくに記録の無い隊士ではあるが、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
_,. ---- ､
／;:::: :::::: :: : : : ヽ､
/;:;:::: ::::::: ::::: : : : : : :＼
{;:;:;::::::::: :::::: :: : : : : : : : ｝
|;:;:;:;:::::: ::::: ::: : : : :/^ヽ |
|;:;:;:;:;:〃‐- ＿_／／ヽ｝
ヽ;:;:;/ ＿＿__,, / ｡ヽ/
{⌒l;| " ( ﾟ ) iゝ "|^l
ヽ t|;| 〈 |ﾉ
ゝiヾ r > ﾄ､__
_,,-''7 ﾄ､ ﾞ''‐‐- .,,__ノ/i ヽ ` ‐- ､
_,,-'" / |;:;:＼ -‐ /;:;| ヽ ` ‐- ､__
＿,,. -''´ / |;:;:;:ヾ＼,,＿_/;:;:;:| `､ `ヽ
{ { |;:;:;:;:＼ >;:;:;:;:;:;:;| ｝ ｝
| | |;:;:;:;:;:;<￣ ヽ;:;:;:;:| | / /
ヽ | | .|;:;:;:;:;:;:;ヽ__/;:;:;:;:;:| | |/ /ヽ
く ヽ､ | |. |;:;:;:;:;:;:;:;| |;:;:;:;:;:;:| | | |
ヽ |. |＿__ |;:;:;:;:;:;:;:| {;:;:;:;:;:;:| ＜ | ヽ
┏━━━━━━━━━━━───
┃
その潜入先がすごい。
どこかといえば……
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───━━━━━━━━━━━┛
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┃
――――あの薩摩藩邸である。
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───━━━━━━━━━━━━┛
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :」冖､: : : : : :.「￣￣|iiik;; : : : : : : : : : : : : : : :/´〉,､ : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : :/￣ｔ_: : : : : : :_/ iiiiii,:__:__:__」 t_」 「iiiiiiiii : : : :l､￣￣了〈_ノ<_/: : : :
. : : : : : : : : : : : : : : |==iiiii. : : : : : : | iiiiiiiiｺ |ii iiii iii |iiiiiiiiiii;.: : : : 二ｺ ,| : : : : : : ::
: : : : : : : : : : :「 ﾖ |iii!-;＿: : : :r'´r､ ii| H ﾚ'＝ ﾆ!! iiiiiiiiiiiii; : : /＿＿」 |￣|rﾍ:
. . . . . . . . . . 」ｦ|ii |ii H .土℡‐┘ ﾛ ｒｊ i=!!=＝!!:::: ::ii::::::iiiiiiiiiii1.. . '´. （＾ｰヵ L__」L/
. . . . . . . ﾊ .j .ｮ ヨ iiiii .=!! ｺ ﾄ-ｲ Hii ￣ [] [] []ｌ ii:::;;;iiiiiiiiiii . r三'_ . . ..
. . . . . . .| ｿﾆ !H | t t t 釤|円!! !. ﾛ :::,!!!''''ヽ､（::::::ヽ´´~. ∧ . . .
. . .,=､」 Ｌ!叩凵! ﾄ＝≠ ii ｮ 且 旦 ＝ｮｒ'⌒´｀ｙ'´...:::::::::::::::::.:.:.:.r--､ （/ . :.:.::.:::.::.:.:
.. . / ﾚ= ´ ﾛ ||￣ ￣~ i! ii ii::::ゞ;;;;;;:::::.. .:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_,,,ﾆｺ〈 〈〉:.:.:.::::::.::.:::
） | 釻 t !!...|||」i」 | L! l}. l} [] [] i! ii ii::（;;;;::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;（__,,,-ｰ''. /~7 ／）
｀; 」ﾌ '., i ii |||||:┌┐ r‐┐ ,=､ｒi :┌i 「|「|:::ii::i::::iiゞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::.::.:.:::::::/二~|/_/∠／
（ (::::) ／ i !! ~::￣::└┘ ヒﾆ. Ｌ.ｌ.!! : ＝___ ﾋ.ﾆ:::ii:::::::ヽ:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;. /￣ 」:;;:;;;:;;;;
::::::::~::),.:､ .........::::{ l´ r' iii に _ =＝'' ¨´ ￣ ￣ !i´!i 「ｌ「ｌ ||||::::||||::iiii::｀;;;. ~~￣;;;;;;;;;;;;;;
:;:;:;:;:;:;:;::::::'´::::.: :.: .].-‐ ¨..~ .￣┌┐ii ii |||| l｣ｌ｣ !! .!! ~ ~ .￣ ￣ ::::::::::::::::::::''''''';;;;;;;;;;;／^ヽ､ ／〉;;;
;:;:;:;:;:::::::::::´~ ~ｒ'´::ｉｉ .!! || └┘'' '' _._. . .,,, ,,,. ri ri. 「l「ｌ 「|「|::::|||:::::::::iiiiiiiiiii!!!!､ ャｰ-､フ /´く／／>
~~~~´´ ｀´｀'' ' .ｿ _ ,,,, iiii riri |||| .|||||| |.|.l」. .ｌ」L!.└'''':::::三三三!!!!!!!!!!!ii!{´ `ｰ-､__,| `
ﾌ'´ii .|｣ 卩 .:'!! _ l」ﾚ !!-‐ ﾋﾆ~ ´￣ ￣ ri ri ii::ii:::::!!!:!!:!!!iiiiiiiiiiiiiiiiiii[
ｦ三＿ =-‐_._ ´￣.=i= ri ri iii iii ||| ||| .l」...l」..:ii::ii:::::'''ii''iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii{
ﾌ:::: ii.iii ||| ||||. !!!! l」ｌ」....L! .L!. .''' ''' 二 .ニ r‐i:ｒi:::;;;;;;;;:::::iiii;;iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii-ﾃ
|:::::::'':''::iiiii::;;;;; ｒ┐ r‐‐i ｒ‐iｒ‐i iii iiiii |||| .|||| |_」:l」::||||||||||iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii|
.... .... ...... ... .ノ:::::::.: .: .::::::!!!! ;_｣ |. ! ! :|!..:| .|」.L:! .=┘¨¨ .'''' ￣::::::iii::iii:::ii::ii::::iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii､.. ... .. .... .... ... . .
:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:｢=＝--―――― '''''''''´ ￣￣￣_ _ r‐i r‐i iiii iii:::::::||||||:::!!!!!::iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiｦ: . : . : . : .:: : .:
┏━━━━━━━━━━━━───
┃
薩摩人というのは昔から、
間者に対する警戒が強い。
┃
───━━━━━━━━━━━━┛
, ミ
/ }
/ i
, ミ ____ ノ __二ﾆ=---､
从 ＼ , ﾆ=-=ﾆ_二￣ i ＼
＼ 〃 ＜ i __ﾆ=寸三三ﾑ
i´.: ／ ,._,.i ''" -‐',三三ﾑ 宇宙人語じみた本物の薩摩弁は
ヾ/ ,. ' ´ ,._,.．''" ￣ﾆ= ',三三ﾑ 他国者が紛れ込んでも
／三ﾆi _,.．''" ,. ' ´/// { ＼',三ﾆﾆ} 一発で見分けられるため
寸三ﾆ{／ _,.．-''＿＿/// ｀ヽ／ ヽ三ﾆ/
＜三ヽ.r / }/r＜ ＼ 乂三/_
‐=ミ￣ヽﾑ { /／＼ ゛'' ..,, イ三/ ﾆ=- あえて難しいままに
＞ ', ゝ-‐ /イ{ﾆﾆﾆ}三三ミ三三/ ミ していたという俗説も
＜ }∨ ／／ i三三/ ＼ あるぐらいでごわす
ヽ /ﾆ寸／／ /￣二ﾆ=､ ヽ
｀ミ｀＞-=ﾆ=-､ (⌒'⌒ヽ i ヽ￣ミX }
〉 i ● i ＼ ＼ }/
＜_ | ● | 乂}ヽ }
￣ ﾏヽ/ヽ/＼ ／￣ i ＼＼ i
/ ﾍ/ }/／/ヽﾊ /＼ } ＼}/＼/
./＿＿ﾆ= '/／ﾆ=‐‐ }/‐--＼}ﾆ----
【 西郷どん 】
.
┏━━━━━━━━━━━━━───
┃
その薩摩人の巣窟へ、
小幡はまんまと潜入成功。
┃
───━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿
,. '´: : : : : ｀丶 ､
／: : : : : : : : : : : : : }
／: : : : : : : : : : : : : へ＼
/: : : : : : : : : : : : :／ / ヽ }
{: : : : : : :,───′/ |ﾄ､ ど〜もど〜も、今日からここで
|: : : : : :/ ,. -─‐ ' {ｨ＝ ',. } 働かせてもらう者です
ヽ: : : :〈 ｨ=＝ ` ┐ ∨
ヽ: : :ヽ " l ヽ
>‐､ヽ r ─{´
{ (ﾍ:ヽ弋ー‐ ´ {─､__
＼ﾞ ＼ヽ＼ ＋＋ i 〉:;:;:〉`i丶､
`ーヾ. ＼＿＿_／ t:;:;:/ ! ｀ ー─‐ァ- ､
_,. ‐ '´丶､ ﾉ:;:;/ ! ,. ´ ヽ
ｲ / ∧`ー ｧ '´:;:;/ | ／ }
{ / /:;＞＜:;:;:;:;:;〃 ! / !
! / /:;:;:! ＼:;:〃 i / }
〉 i 〈 〃:;:;:{＝､／:;:∨ ! 〃 !
く ! ＞‐!:;:;:/ /:;:;:;:;:;i _ ￣ i |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
詳細は不明だが、下働きにでも化けたか。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
そしてこちらは村山と違い、
発覚しないまま諜報活動を続ける。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
,iｰ..
/ /
/ /
/ / ）） _,n＿ ｎ ∩
/ / └l ｎ | Ｕ |｜
（（ / . / U Ｕ くノ
/ . /
/ / _,n＿ ｎ ∩
/ . / └l ｎ | Ｕ |｜
/ / U Ｕ くノ
/ . / -''''^ﾞ''''ｰ-.._
, ‐'./ ,iﾞ.、 .． ｀ﾞ'ｰ ,,, ;'⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ 、＿
,／ У ./ .|______l,,..-'゛ .｀'''ｰ ..,,,,、 / ヽ
/ , ‐‐'~´ （ 土佐人の出入が多くなった ）
! （ ! ） （
ｌ ./丶､_＿_._.ﾉ┬―-､.. ;;ﾝ' （ 薩土盟約が結ばれたからか？ ）
.ﾞ/ ./ ヽ .,,ﾞ_''く |''ｰ .._ ） ノ
/ .,/ゝ⊥_,l‐､.( 八. | .￣^ﾞ''''''"゛ ヽ、_ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒~
l.／ `''､ l＿)ー'ーｰ- ..,,＿__, ＿,,.. Ｏ
’ ￣￣ ｏ
┏━━━━━━━━━━━━━━───
┃
可能な限り粘って、
情報を送り続けたのだが……
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
, ‐‐ ＞.:.:.:.:、.:.:.:.:.:.:.:.:.:
／、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼.::.:.:.:.:.:.ﾍ
／/.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
／.:.:.:.:.:/l.:.:.:.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:＼.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/.:.:.:.:/.:.:.:/ ｌ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾍ.:.:.:.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:.:
/.:/ｌ.:.:.:.:.:/l ^´ｌ.:.:.:.:.:.:.:.:.:;.:.:.:.:.:.:.:.:ﾍ.:.:.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
/.:/l.:.:.:.:ｌ.::ｌ.:l ﾍﾍ、.:.:.:.:.:ｌ.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾍ.:.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
j.:/ ｌ.:.:.:.:l.::ｌ ﾍﾍ三l.:.:.:.:ｌ.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ﾉl.:.:.:.:.:.:;.:.:.:.:ｌ 今日は藩邸の全員に告知がある
l/ ｌ.:.:.:l.:.:.:ｌ‐‐‐ ヽ卅ヽ.:.:.:.:.:.:.:.::.:ヽ.:.:ｌ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
l.:.:l ﾍ l弋鄽 , 》弋勹.:l.:.:.:.:.:.:.:ｌ.:.:/ｌ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ
l.:lｌ.:.:.:ﾍｌ / 《三三l.:.:ｌ ｌ.:..:.:ｌノｌ.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:ｌ 江戸焼き討ちが成功し
l.:lヽ.:..:ﾍ 彡ﾐl.:.:.:.:ｌ.:.:.:/ l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ 幕閣が見事、挑発に乗ってくれた
l.:.:.:ヽ ＿_ 三》ｊ.:.:.:ll.:.:.:/ l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｊ
ヽ.:.:ｌ ＼ ￣ ／三》/ヽ/ ｌ.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:i
＿＿＿＿＿_＿＿/ /丶＜ 三／ ヽ、 /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
, ＜.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:／ ／i!i!/ ｌ ＜´ /i!i!lヽ、.:.:.:.:.:.:.:.:/
／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:-‐‐/ ／i!i!i!i!/／ l ｌ ｌ /i!i!i!i!l ヽ、 /
／／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/i!i!／／!i!i!i!i!/／ｌニ ニｌ l /i!i!i!i!i!i!ｌ ヽ/
/.:.:.:/.:.:.:.:.:／.:.:.:.:l!／／l|l|ｌi!i!i!i!i!i!i!l l__l ／i!i!i!i!i!i!i!i!ｌ ｌi!i!＼
【 篠原国幹 】
（ 「 -=ﾆ二=--ミ
＿_ ｀ У ｀ヽ ｀ヽ
＞ ｀￣￣ 丶 -=ﾆ ∧ Y
／ ∨ ＼ / ∧ }
ｨ 〉、 : . / }
.: / 、 l :
/ / ＼ .ト | 大坂から幕軍が進発したそうだから
イ ／ .从 ./＼ ゝ＿.| : 数日中には開戦するわね
. j ／ T | ﾚ´.二＼∧ ￣人 {
/ イ〈芹ﾐ / }| ´ んﾊヾ.∧从 } :乂
| ﾊ. 弋}ｲ ゞ:ソ }|Y / ! }| だから……
| 、 , ｿ { | /{ j|
. 八 ゝ. _ _ , ｲ /从| ! :| | ﾘ
| ﾄ{ ＞ _ イ |7} j 从
Ⅵ人! ,ｨ| ＿彡└ ｫ、 ∨ !
r‐=二二ﾆ=∧≦∧.l ∧ ／ニ＼. Ⅵ
∨|:::l二二//ﾆ=/ ∧. / ∧.／二二ニ}ト。__
}=!::」ﾆﾆ.//二ﾆ{.〈ﾏﾑ＜／ﾆ=/:::::::::7/二二}
【 野津道貫 】
.
／:.／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀''- ､
/:.:.:.:.:.:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ､
|:.:.:.:.:／:.:.:_,,,,,..,,,,,_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀''-､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
ゝ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀'' - ､:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.｀''-､:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
／.:.:.:.:.:.:｀''-､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..＼-- ､,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
./:./:.:.:.:///＼:.:＼:.:.＼:.:.:.:.:.:ヽ＼ ｀ ''-､:.:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:.:.',
/:.:l:.:.:.:i:| ヽ＼:.:.:.:＼.:.:.:.:.:lヽ ＼ ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
/:.:.:l:.:.:.| | ﾐミ',=＼:.:.:.:l:.:.:.:.:.:', ＼ ＼:.:.:.:.＼:.:.:.:.i, これより一般藩士は藩邸からの出入禁止
!:.:.:.:.:.:.:| !| ﾐミ',三',:.:.:.l:.:.:.:l:.:! ヽ ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:､
! !:.:l:.:.:ﾑ ､,,,_ ﾐミミ三',:.:.l:.l.:.:.:.:! ', ＼:.:.:.:.:.:.:.:＼
＼:l!.',:.ﾑ‐ゥ ､ ﾐミ辷ツ|.:.l:.:.:.:.:.l l ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.＼ もちろん小者たちもだ
＼:.:ﾄヽ￣ ﾐミ三 |:./:/.:/ ! ＼:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
ヽ:ヽ ﾐミ三|:./:.:/ ! ＼:.:.:.:.:.:.:.:＼
＼:.＼ _＿_ 彡/: / / ＼:.:.:.:.::.:.:.:i
＼:.＞ ／´ ／/ ﾚ ／ ＼:.:.:.:.:.:.:.i
ゝー| ｀''- ´/／ | |ヽ:.:.:.:.:.:ｌ
/ / ＞, ﾄ ',7=-､ |:.:.:.:.:.:.:.:l
__/ ∧ /―| l ﾉ| |7=- l:.:.:.:.:.:.:.:l
, -''/// /∧ |┘└ヽ ／/| |/|//7=-､ l:.:.:.:.:.:.:.:l
,ｨﾁ￣￣｀ヽ､
／: : : : : : : : : : ＼
/: : : : : : : : : : : : : : ヽ
{: : : : : : : : : : : :／＼: }
{: : : :/｀`ー--' ／｀ ヽ|
!: : /--─ '' ´f |:|
〉: :{ ＝・= { =・=.{^i え゛っ？
{´｀i:{ ヽ }ﾉ
ヽヽ|| u / }
`t}､. u /
/ｨﾆ`ー─-ｭﾞ/
＼ｰ '´￣￣.ﾉ､＿＿＿,. -─-､
, ----──‐八＼ ＿_／| ヽ ヽ
/ / 〉:;`ヽ､ ノ:;:;:ﾄ ＼ }
{ / /{:;:;:;:,r'´⌒!:;ハ ヽ |
', { { |:;:;:;:ハ___ﾉY:;:;| ヽ .|
┏━━━━━━━━━━━━━━───
┃
小幡、粘りすぎて脱出できなくなる。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
どうしようどうしようと考えてる間に、
鳥羽伏見の戦がスタート。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿
/´_::☆ヽ ..::: .. TATATATATATA…
‐,（ ii ｀Д）=ｒニ,=====::. .:: ‐ ‐―― ‐ ‐―― ‐ ‐――
::::::::`':::::;二O［_］ /ヽ '''ﾞ ﾟ ″。 ∴バシ
￣￣ ＿ 三 ・ ::” ＿,
/´_::☆ヽ TATAN 三（,::..゜ ¨ ::． O'''~ ┃・・ ┃・・ ┃・・ ┃・・
（, ii；・Д）,_＿, ,::"":: _ _＿ <:::::::ﾛ:::：,l _ _＿ .┣━ ┣━ ┣━ ┣━
<,/::::´:::;;つｬO'''~ ﾞ '' ﾞ ヽ_ノヽ＿） ＿_ 。 ┃ ┃ ┃ ┃ ・ ・ ・
（_ヽ;;;:::ソ'＿） 三 /´_::::::・： ﾋﾞｼ
三 （, ii； ∵・,,_＿,
＿ 三 <,/::::´::;;つｬO'''~
/´:::::_::ヽ <::::::::ﾛ::::ｿ､
（, ； iiﾟ）＿,_ `‐ ´ ヽ＿）
〈/:::":::::つｬO'''~
（＿ヽ::/､＿） ＿
＿ 三 ,/´:::☆ヽ ﾟ ″。 ∴バシッ
三 /´:::☆ヽ （ ll ｀д）,_＿, 三 ・ ::”
（ ll ・Д）,_＿, 三 「（:::`´::,,つｬO'''~ （,::..゜ ¨ ::．
三 「（:::`´::,,つｬO'''~ （ ヽ:::::ﾛ:/〉 三 「（:::`´::,,つｬO'''~
<:::::::ﾛ::人 ￣ （＿,） ＿ <::::::::ﾛ::::ｿ､
`‐ ´ ヽ＿） 三 /´:::☆ヽ `‐ ´ ヽ＿）
＿ （ ll, ﾟД）,_＿,
三 /´::::☆ヽ 三 「（:::`´::,,つｬO'''~
／: : : : : : : : : : : : : ::＼
/: : : : : : : : : : : : : : : ::::::::ヽ
,i: : : : : : : : : : : : : : ::::::::::::::::'､
/: :,ﾍ: : : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::}
/: :/ ＼: : : :::::::::::::::,. ヘ::::::::::::|
{: ://^ヽ ＼__ - ''´ : : : ヽ:::::::|
|: { ＼ _ -‐丶`i:::::| 幕府軍の旗色が悪い
!:ヽ /´e ヽ 〈i-/ e｀ヽ: : :}::::|
>､| { ﾉ､ 丶 ノ: : |::ｨ^ヽ
{h|{ } : : |::| ｲ/ もし負けちまったら
| | : :|::| }/ どうなるんだ、俺？
ヽ | ヽ U :/::i_/
｀i /::/
ヽ ∠二二フ ミ
ヽ -- /
ヽ 〃
__|＼ ／/
／}:;t_ ｀ ー '´ {ヽ
_／ /:;:;:;:｀ー- ､ ノ:;:;:ﾄ､
_,. -‐‐- ､
／:::::: : : : : : : : : : : ＼
／::::::::::::::::::: : : : : : : : : : :＼
/:::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : : : : : ヽ
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : /|: : |
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : :／ ヽ: :}
∨:::::::::::::/｀`ヽ､＿＿／ ／ }:/
ヽ:::::::::::/ ,r' {:{ヽ 新選組には帰れねぇから
/⌒i::::{ ,-----‐i〉 {＝'´ {{ﾉ このまま本当に薩摩藩の一員に
{ ( ヾヽ ＝=＝ ヽ .} なるしかねえ
＼ゝヾヽ / |
`ゝ_ヾヽ U ／⌒`─‐--､／>
/:;:;:ヽヾ> ,,..-‐／ ⌒ﾆヽ､_ ／／ それはそれで勝ち組に
{:;:;:;:;:;! ヽ,. - ‐ ''´ ﾍ ｀'< ヽ 乗れるんだろうが……
,. ‐ ´:;:;:;:;:;＞'´ ヽ ＼､ ヽ }
__／:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ >､ ヽ__ﾊ`ヽ ﾍ´
-‐'´:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/ ,. ヘ ゝ,,. 」:;:;:;∧ ヽ ヽ
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ Τ`‐‐'´| ｀i´:;:;:;:;:;:;:;:∧ .ゝﾉ
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ !:;:;:;:;:;:;:;| |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ
,.x＜: : : : : : : : : : : :＞x
／. : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＞x
／. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .＼
/. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ﾊ,､
ﾊ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ﾊ
i: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ﾊ
|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ;.へ.: : : : : : : : :}
|: : : : : : : : : : : :_:, : : : : : : : :く ＼: : : : : :,ﾘ
V. : : : : : : : :／_ ｀V.: :: : : : : :〉,.-､ ＼:: :／
V. : : : : : ::7 .i V.: :: : :／ ＼ ｀i ……やっぱ負けようと落ち目になろうと
∨. : : : : :{ Yﾊ |: : : ノ /￣,ヽ_,ﾘ
V. : : : :入 ヽ !: : :| ヽ fﾉ｀7ﾞ
＿＼: : : :ノﾞヽ-' |: : :| ヽ 俺は新選組隊士だぜ
＿＿＿＿＿／ /ニ='´ |: : :| / ヽ、
7 /.: :| V//> ヽ、 _,.ノ
∧ |: : ﾊ ゝ// ｀ヽ､ {
∧ |: : :.ﾊ _'.//, _)'´
∧ |: : : ::ﾍ ,.x' ＼' {
∧ |: : : : : .＼_,.／.:| ｉ＼ ＼ .ﾘ
∧ |: : : : : : ／＼:::| .ﾊ ＼ ＼__ ノ
∧ |: : : : : / 〉| .ﾊ. ＼
＿
,...＜:::::::::＞.､
/:::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::／＼::::::::::::::::::’
,ﾍ::ｲへ、.＼＿;.ィ:::j
{hj:｢ （司t-' ,.斗,ﾚ
Y::{ r´ ｀ r 仞,ｲ そんじゃま、今すぐ
ﾍﾂ.ﾄ､ 冫｀/'
,ィくﾍ' ヾ二ュ／
, ＜/ |,::::ヾ､｀ ／ 帰るとしますか！
, ＜ / .|ﾍ:::::::::二lヾ､
／＿. /. ﾊ::ヽ／､_｣lヽ＼ ､
{ ＼ / ﾊ:::::::::::::l｀ヽﾍ. ヽ｀ヽ
, , l L＿ ﾊ::::::::::::, ﾍﾍ ﾍ }
） i｜ ／ l:::::::::::ﾊ ヾ､ _｣j
{ | |. 〈 |:::::::::::::ﾊ ﾍヽi〉
. i. Y ﾍ |:::::::::::::::ﾊ ﾊ ｀i
, .| ﾍ .|:::::::::::::::::ﾊ ｌ ﾍ
/ ﾍ ,:::::::::::::::: ﾍ |ﾍ ，
, ,. ﾍ ﾊ:::::::::::::::::::{===j::|ﾍ
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＼ __ .へ
.:.:.:＼ {_. イ:i: ＼/ ヾ:
.:.:.:.:.:.:ヽ /^{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:＼ vﾍ
.:.:.:.:.:.:.:.:.:., ／.i:i:i:i:i:i:i:i:i:､:i:i:i:i:i＼ V:ﾍ
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.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ /{/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: ／^ヾ＼ﾊ^ヾ V:ハ ヽ人_从人__从_从人__从人_人_从__从人ﾉ
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.≫..,_ _,.≠.:.:.:. .:. : i i:i:i:i:i:i:i／ ＼:{ ＜ ＞
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. .:. : . i: :i:i:i:i:i:ii／ ＜ あ〜ばよ〜〜！！ ＞
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. .:. . : .:i:i:i ／; ＜ 薩摩のとっつぁんたち！！ ＞
'"^＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: . .:. :.i／ ＜ ＞
｀ ≪.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. . . '′ . |＼ Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YWY⌒⌒Y⌒WY
＼ ｀ ≪.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.彡.... | ./
.:. : .ー- ..,_＿ ｀ー-＝=≠ |/＼
.:.:.:. .:. . : .≦ _ ＼∧
ー-=.:.:.:.:-=ﾆ三_ / ∨V７ i
￣ −-＝=≦ |＼/ ／l/l/ |
｀７／ `.､ .i|
/′ />. ＼、 i|
/ ./′/>. ＼､ .|i|
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＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐― ―――― ＝＝ ￣￣￣ ――＿――￣＿＿＿￣＿＿＿￣―
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なんと小幡、藩邸の壁を乗り越え
銃弾飛び交う戦場を全力疾走。
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__=‐￣ ¨¨ … ．
.=-、 _=￣ __ノ¨ …‐=‐
{ } . ニﾆ ._ __-= γ＝‐ ¨ `ｰ､ ,_.二
..＼ .ﾊ / _-=´ ｀ヽ _-= ￣ / `ー､ヽ、
ヽノ＼/ ,′ _-=ﾆ ヽ三=- 〃 ｀¨
′ / { -=ﾆΞ r ､ 寸=. ヽ /′ ﾋｭﾝ ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ！！！
! } -=ﾆΞ_ /__ ゝ '.ﾆ､＼ ＼ _/′ ・―‐―＝─ - - ﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾝ
｀ｰ､ ﾉ `‐=r‐=ﾆ_ ／/=、 !〃!} ＼＼ `、 ニ ・―‐── 二＝─ - - ・―‐―＝─ - - 二
ハ __,)ヽ-z､￣ ノ{ `''} ﾞ; }ｿハ ＼＼ ‘, ／ｉﾛﾞ ・―‐―― ＿-ﾋｭﾝ―─ - -
、 ヽ ﾊ ／￣){ヽ （弋ｲ , !「 ＼Уｉ ┌f/} |__| ・―‐；;,;∴ ＝─ - - ・―‐― 二＝─ -
..ヽ, ／ ヽ ,'__ ⌒ヾ､}. L .ィj f ; =三ヽ.|}|／-={ ・―‐―＝─ - -；;,;∴.;..'- - ・―‐―
`r≠ ｀＜⌒ヽ｀ヽ ミ､ ､_∠'｀´ !′ ｀=三尨№''´ ﾁｭｲﾝ ・―‐ ;..'；;,;∴.;.⊃＝─ - -
ﾆΞ ﾞ. ヽ=ヽ / 〕三≧┤ ・―‐― .─ - -ﾁｭﾝ
ﾆ三 ﾞ; _ﾄ､__,}三=ゝ-= _,,tく=‐ﾆ=/｜ ・―‐―＝─ - - ﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾝ
ﾆ三_ j _)ﾆ三ﾆ=-＜ _ノ}='ノ'￣-={. ﾘ ・―‐── 二＝─ - - ・―‐―＝─ - - 二
Ξ三_ _, =-￣ `-=三ﾆ._＿_ -‐ ¨ _ノ¨´ Ξ/ ・―‐―― ＿-ﾋｭﾝ―─ - -
`=ﾆ三 .=‐´ ｀‐=ﾆ匚...．‐ ¨ 々 ・―‐；;,;∴ ＝─ - - ・―‐― 二＝─ -
￣＝― ´ ｀-=ﾆ三_ ｝ ・―‐―＝─ - -；;,;∴.;..'- - ・―‐―
三=￣ ｛ ﾁｭｲﾝ ・―‐ ;..'；;,;∴.;.⊃＝─ - -
｀,Ξ ﾞ､ ・―‐― .─ - -ﾁｭﾝ
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会津軍の陣へと転がり込み、九死に一生を得た。
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_ ,, _,.―'~￣|
_,...- '" ＼ ＿＿ ,.. ,..／ _// ＼
／ ＼ ／ ＼/＼＼__,..／ ~| |
／＼ _,.. -へ ＼| ,..,__,.-、| |／ / ___|
⊂二⌒＼ゝ-' ＼ /|| (・・) |_|ヽ | ⊂ ⌒ ヽ ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
⊂二 ,⊃ ヽ / （| ． u ,|） ヽ| (|_,.._ ﾉ ) ＞
//l l⌒ | > | | つ / | < | ~ ＜ 撃〜た〜な〜い〜で〜！＞
U U | ヽ|ヽ＼_ノ/;;;| / | < (
Γ￣＼| |;;;;∨〇;;;;;;|/ ヽ ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^＼
| | ＼;;;;;∧;;;;;;| ＼ , ヘ、
| / ∧ /;;;;| L__;;＼ ∨;;;;;;;ζ
| | ' ∨;;;;;ヾ ￣入／;;;;;;;;;;;/ ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
| ｀ ／|;;;;;;;;;;｀ー-´;;;;;;;;γ;;;;;;/ ) ＞
＼＿,／ ξ＿＿,.-／;;;;;;;;;/;;;;;;/ ＜ 俺は味方〜〜！！ ＞
丿;;;;;;;;;;ヾ(;;＿;;;/;;;;;;;;| < (
/;;;;;;;;;;;,.／ ../;;;＿ﾉ／;;| ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^＼
/;;;;;;;;;;;;/ ./;;;/ι/;;;;;;;|
/;;;;;;;;;;/ (.;;/;;;;;;/;;;;;;;ノ
|;;;;;;;;;;/ . 〆＼ '|／;;;／
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その後、小幡は大坂で新選組と合流。
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その後も新選組で戦い続けるも、
会津如来堂の戦いで討死。
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:,: :(::)
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ヽ::::::::';''' ''`` 。
τ'::/ .;:
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`'''`~''・ ' `
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゜ (/ ⌒・ . ・、;::::::::::::;;.;`` ''
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τ !::::::::::::::::::::::::::::)／,,,,, γ :'`'``:!
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本当に間者働きただ一度だけの男だが、
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こういう気骨があって
地味な仕事をこなす裏方隊士が、
新選組の背骨を支えていたのだ。
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,..＜:::＞､
':::::::::::::::::::ヽ、
/::::＿:::::::::::::::::}
l:::::| _＼__ノ∨
{_ヾ7 心ゞ,イ.b
γ‐--､ ヾ|:{ , ゝ }--‐一'ヽ__
/ ‐､ ￣lﾍ〉ヽ-=-'λ＼ ､ l｀￣￣￣ ―-― ―‐‐- ､__
{ ﾊ , .| ヾ､ ＿ j:∧ ＼ Y γ入＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ゝ ﾊ i , .| ﾍ;7､久/ﾍ / {'￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ｰく .:＼ γ´
|. |'/ L＿ ﾍ:::ﾊ｀ヽ:::ﾍ ￣| ﾊ { __ .:::ミ､ /
｜ .|' ／ ﾊ:::ﾊ ヽ:ﾍ ﾊ ﾊ ）{ ヽﾔノ ,
｜ λ ﾍ ﾊ:::ﾊ ﾍ:ﾍ ｜ﾊミt､ ｰ' { |｀´ ,
l ｜l ﾍ ﾊ:::::} j__}::ﾊ | } ヽ＼ __ ｀ ,
| ﾊ ﾍ ヽ、ﾊ::'イﾍﾊ::::ﾊ| | ヽ ＼ ,..＜:::::::::::＞......, |
} -=ﾐ､ ヽ ＼ﾍ:l ﾍ:::::| ｀ヽ ﾍ ＼ ,..＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞‐┴...,＿ _
,ｲ ｀ｰゝ-､ ヾ、 ﾊ:::|_ ＞-､ﾍ,...＜:::::::::::::::::::::::::::::::;ィ＝､:::::::::::::::::::::::::::::ノ| ,ｨ､
＜ ﾍ_ ゝ ＼ _｣__ヽ_,,,--‐＜:::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::＼:::::::::::::::::::::{刀刀ク:.:L_
＜ ＞｀ー―-､γｸへ _ノ }￣::::フ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／::::::::::::::::::::::::::::::::|￣|￣｀＜lヲ勹ト､:.:.ﾚﾚYへ＿＿厂ヽ
|￣￣￣￣￣|俐俐俐俐俐利'イ :..ﾄ､ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞':::::::::::::::::::λ:::／::::::ﾊ | フ:.:.＼:.:.:.ノ/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.）
| |俐俐俐俐少" _{ :::::ﾍヽ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::::::::::::＞ ' ｀7:::::::::::::ﾊ | ヽ:.:.:.:.:Yｧく:.:.:.:.:.:.:＞ '
| |俐俐俐俐リ ﾍィ､__,γ' {:::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞':::::::::::＞'＿＿＿＿_ﾍ:::::::::::: ﾊ|＿＿＿＿＿｀ー=" ￣￣
| |俐少＜ ム＿＿＿≧ムイ――――――イ――'￣´ ＞＜ {::::::::::::::ﾊ .￣￣￣￣￣￣￣￣
| |川￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ |￣￣ l:::::::::::::::ﾊ￣￣￣￣￣ ＝――=--
以上です。
他に新選組が長州へ間者を入れ、
領内で蜂起計画を立てさせていたこともあるとか。
信憑性が薄い上に、失敗したけど。
そのまま薩摩藩邸に勤めないような無頼な気質だったから新選組に入ったのかな
マイナーだがいい男だった乙
ライバルとも言える御陵衛士や見廻組もそういった面は重要視してたんだろうか？
なんか勤王浪士とかってその辺勢いと脳筋だけなイメージあるけど
新撰組のイメージが結構変わるなぁ
>>117
必死に新撰組を組織として発展させようとして、活躍の場を探そうとしているうちに自然と情報が重要って考えになったのかも
たんに見回りしてるだけじゃ全然手柄を得られないってのは身に沁みて分かってただろうし
ルパンかっこいいよるパン
このルパンみたいに「俺が最期まで新撰組の一員だぜ」と言わしめる魅力があったんだなあと、思うと
新撰組の底しれなさにすごさを感じる。八木さんも自宅を殺人現場にされたのに、新撰組を好きでい続けたしなあ。
堀栄三『大本営参謀の情報戦記』に、陸軍の情報部の人々のほとんどが戦後に資料を焼き捨て、名や住居を変えて
地方に潜伏したということが書いてあるけど、幕末の多くの諜者も隠れたままになってたのだろうか。
堀氏いわく、「諜報の専門家としての訓練を受けたことがある人物は、決して自分から表に出てこようとはしない」とのこと
隠密活動にかかわっていた無名隊士って他にもいそうだな
御陵衛士への潜入スパイも斎藤以外にもう一人いた可能性がある、と＞１も以前言ってたし
割と知名度のある山崎なんかは実は真のスパイを隠すためのデコイ・・・と想像するのも楽しい
小幡さん気骨あるな
マイナーでも（マイナーだからこそ？）いろんな人が埋もれているんだなあ
新聞のスクラップするのも立派な諜報活動だからな
大使館員なんて公認のスパイともいえるからな
これは本当ににカッコいいなｗ
生きていれば色んな所で働けただろうに・・・
それ一郎二郎三郎みたいな話じゃないの？
膨らませれば短編小説の主人公になれそうな男だ。
>>129
そう考えると八十八君のパパって凄いな
おい、どこぞのアメリカ軍将校じゃないんだからｗ
いや、五十六と同じ理由だとするとさらにパワフルになるかｗｗ
千姫の立場はどうなるんだww
ギネスに乗ったよ、やったね権現様
小幡もあれだろ？また死んだ死んだ詐欺で実は生きてるっていう
僕らのアイドル谷三兄弟もいる。
長兄・三十郎
次兄・万太郎
末弟・千太郎(周平)
一部分を作り直す
↓
なんか気に入らないので再リテイク
↓
やっぱり気に入らない
↓
ていうかこれ、最初のやつが一番マシだったんじゃね？
やばいループ入った……
また投下を延期するかもしれません。
その場合は改めて告知します。
やっぱり他にはないほどの成果主義という点で居心地よかったのだろうか
あるいは近藤達トップ層の影響か
だが再リテイクは再とリテイクで意味被ってるやん！と突っ込んでおく。
> 新撰組って逃走者も多いけどなぜか組織への忠誠強い人も存外多いよね
そりゃ、帰属意識が強い人間は何処にだって居るさ
むしろ誰も残らず逃亡する組織の方が珍しかろう
逃亡ではなく進軍だから地獄でも暴れまわるよ！
毎日共同生活で訓練漬けだったわけだし
帰属意識が生まれても不思議はないよね
士気も上がるとか言ってたな
同じ釜の飯という言葉も有るし、常に寝食を共にするってのは効果的なんだろうな
新撰組は毎日合宿状態で馴染めれば楽しそうではあるｗ
新選組の場合
…………出来た（死んだ魚のような目）
予定通り八時からやります。
クリスマスにこんな話投下するとか、
実に新選組スレらしいな（腐った卵のような目）
店舗特典見ても目が濁ってしまったのか
世良さんだけが馴れてる風に見える謎の違和感
大丈夫、俺もウエディングドレス鈴子が
ノーパンに見える程度に目は濁ってるから。
では始めます。
いつもの二倍ぐらいの長さ。
〜〜高台寺近辺 路地裏〜〜
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.:i|.:i|.:i|.:i|/ :| | ~"'' ''"~.]....:::;;| .;; . /:／/:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾄ、ヽ:.:.:.:.:.:,.X,:::.:.::..:.:┌┬ヽ
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.:i|.:i|.:i|.:i|;../ :l #i; ;l;;;;l;;;|￣￣＼_＿＿＿j人:.:.:.:|:.:.:.N::::::,'' r ｀ jイ从:.人
,.i|,.i|,.i|,.i|,/ ~"'''''''"~ ｀ヽﾄ､:.:＼ __ jｲ:.:＞┐ 〜〜
_,,..,.,,,._ ＞┿､ ＼N＞_､ ｰ ｀ ∠|├.‐┤
ヽ /_ /'ヽi| {:.:{ 『 ≧=-＜ 〈.j/ /-- ＿＿
ゝｰ( ヽ| ;;|i| ヽ! ＼ ／77´＼＼ ＼ 〜〜
/ ヽ::ヽ |i| ／￣￣＞‐/三} }三! ＼＼ ヽ
/;;;..:::i;;:..,） ;) :|{} / 「 /ﾆ((_))三! > .| , :
;;:::.....、。）_,,)" ／|Y´ / | /三//三ﾆ| ／／ ',
￣￣￣;;;:" / :|:| / :!ノ三//三三 |' ／ }
| ヽニ. / / 三//三三ﾆ:| | /
!. / /三ﾆ{ {三三三∧ ,.ｘ┬'
＼ / ／三三∧V三三三∧ ／ !
【 藤堂平助 】
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__,n◎ ___
└┐r┘ く,ﾆ ! ○ ○ ○
<ﾌＬKﾞ> くノ
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|
:|
o
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Ｏ
:
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| ウッ……ウッ…………！ │
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
｡
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!
:|
:
:!
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ﾟ ,､人,､'
｀^⌒^´
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:.:.:.:/ :.:.:/:.:. l:.:.ｌ|: |. /:.:.|:.:.:.:ﾊ!＿_八:､:.:.｀ ー┼ l::.:.}‐┼'，:.:.|!:.:.:.:.:.:.|l:l i!
|:.:/ |:./:.:.:.:.|:.:八:!/:. 斗:.:√| ＿ ｛ ヽ:.:.:.:.:.:|__}:.:/＿}_ '，:ｌ!:.:.:.:.:. |l:ll..､ /
|/ .|/:.:.:.:.:.|/:.:.:.|:.:.:.{ ,ｚ≦笊ミヽﾍ '，:.:.:.}ｘｆ笊不:卞ヽ}:iﾄ､:.:.:.:.:|l:l:.:.:, ｀ ヽ
{ |:.:.:.:.:./|:.:.:.: |:.:.: /√{:仗 抃 ＼ '，.;´i!:仗 付 }}〉} ;ﾍ:.:.:|l:ｌ:./
|:.:.:.:/ !:.:.:.:.|:.:.:.:. ｀ヾ 辷ー っ ﾚ′乂ー っ 〃 }! |:.:Ⅳll:ｌ;′ 伊東さん……守れず、ごめんなさい
|:.: / |:.:.:./|:.:.:.:.|:. ￣ ￣｀ﾟ o |:.:} '，l
|:./ .|:.:/ .:.:.:.|:. 〈 ,.|:.:| }:|
|;′ .乂 '，:.l:.:. ＿_ ﾑ|:.:| }:| 一にみんな
{ ヾ{:.:ﾊ V＿ヽ /__|:.:|ノ};! 新選組へ帰ってあげられず、ごめん
|:.:.:.:.､ ｰ ／:.:.:.}:ﾉ | '，
|:.:.:.} |.＼ ／ l:.:.:刈 | ＼
|:.:.:i! | l....､ ´ l:.从＿ ! ヽ＿ノ
|:.:,′! ＿|:ﾊ:.... ､＿ ´ . .-‐ｒ― ´ ヽ |
|/ √::'， ′}刈ー――― : : :´ ｘ≦:|⌒ヾ..､ | |
| / '，::} ﾉ }:|三:|: : : :|三:三:三:三| }::} | |
l/ ｝:::} ﾘ|三:|: : : :|三:三:三:三| }::} | |
/ .}::::} ｲ 三|: : : :|三:三:三:三| }::} | |
/ }::::} ｲ三:三:|: : : :|三:三:三:三| }::} | |
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友とは笑って別れた藤堂だが、
心の中はひどく乱れていた。
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/' _ -― _
{:.i ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
}.:.V.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...､
ﾉ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
}イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::i
/:.:,.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
‐-r‐i{.:/{:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.|:.:.:.:.:.:.l 伊東さんの遺体……探しに行こう
＼ヽ iｲ:.:ｌ:.:.:.:.i.:.:斗 ､.:: |:.:.:.:.i:.:..:.:.:.ｉ:.:.|.:.:.:.|
､ ﾚﾊ.:.:.:.i.:.:.│ ヘ:|.:.:.:.ﾊ.:.ｉ:::.:i .:.|.:.:.∧
- _} i::.}::.:∧:.: i､ |／ }儿/|:./.:./ ＼ その隣で新選組に斬られて……死のう
| ﾚ }:/ /＼|‐i>､ つ ／ ﾚ'}:./ }
| |' /‐‐‐‐i{i‐≧=≦‐/ ＿ﾚ_> }=‐､
__ﾉ} ﾉ /≧=‐-{i‐‐//‐‐∧ `ー‐ｭ /}
⌒ﾌ ／／‐‐‐‐‐‐｀ヽ{ {／ ⌒ヽ i}‐‐､＿//_
／イ} /‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐//‐‐‐‐‐‐‐＼ iﾄ￣｀ー' i}､
/' ／ /i‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐{ {‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐∨ } / i ＼
<＿／{圦‐‐‐‐‐‐‐‐‐{ {‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐i <ヽ_/ _ﾉ
/ ゝ‐‐‐‐‐‐‐{_{‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ′ } V: /,;,;_}ヽ
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よろめく足取りで近藤の妾宅へ、
向かおうとした時、
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i i i! ヽ、 _ノ
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走ってきた小役人風の男と、肩がぶつかった。
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i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.| おっと失礼 ＞:::_≦ 〈 ､_ }:::::::∧_{:j } {::j /,::::::/ }::::/
.:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:| 急いでるから許してね ││:/=〈 ＼∠ヽ_ i∧::i / ¨¨ /'ヾ _ 八{
i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..「ﾌ. .ｌ.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ ./ﾆﾆﾑ_ > ／ j∧ ｀ u ,'ｰ:::〈
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.:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..| ｀''-､._;;;;;;;;;;;;;|i |:::ｰ‐ ￣ ｀ヽ}ﾆﾆ二< / /_::::::::､´ /ﾆﾆﾆﾆｧ'ﾆﾆニﾑ
i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i| ｀''-､._|i |;::: ..:iﾆ７ﾆﾆ}.′ _, ｰ､ ヽ::/ , 'ﾆﾆﾆニ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾑ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣~ ｀￣￣￣￣￣￣_ ≦ﾆ/ﾆニ 」 :}. ヽ { {/ﾆﾆﾆﾆﾆ,'=ﾆﾆﾆﾆニム
ﾏニ７ﾆﾆﾆ′ { i| :}ﾆﾆﾆﾆ=/ﾆﾆﾆ≦三ﾆﾆ}
ﾏ /ﾆﾆﾆ, /:. :≦三三ﾆ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ'
,.イ ,. ' ´￣￣￣ `ヽ
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|/ |:.i:.:.:.:.:|:.:.:.:「＼:.＼＜:::::::::::::::.:.:/:.:.|
! :|:.|:.:.:.:.:|:.:.:.|:::::::::､__＼:::::::::｀|:.:./:.:.:..! 〜〜
j人:.:.:.:|:.:.:.N::::::,'' r ｀ jイ从:.人
｀ヽﾄ､:.:＼ __ jｲ:.:＞┐
＼N＞_､ ｰ ｀ ∠|├.‐┤ 〜〜
{:.:{ 『 ≧=-＜ 〈.j/ /-- ＿＿
ヽ! ＼ ／77´＼＼ ＼ ；
／￣￣＞‐/三} }三! ＼＼ ヽ
/ 「 /ﾆ((_))三! > .| , : 〜〜
／|Y´ / | /三//三ﾆ| ／／ ',
/ :|:| / :!ノ三//三三 |' ／ } }
,...::::::…::.､}::}
／:::::::::::::::::::::::::::::=-
x＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミ､
__ '::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼_ﾉ)
〃:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:}:::::::く
/:::::::::::::::::::::::::::::::::}:ハ::::}＼{ヽ}/i:ﾉ::::､::::ヽ
ｰ=彡::::::::::::::::::::::::::::/∨' }/ ヽ::}::::::
￣了:::::::::::::::::::::::::::{::/ ＿__. ＿ ７::人
_,ノ:::::::::::::::::::::::::::::八／ ｀ ´ ｀|:::::/ （……聞こえてないのか？）
-=彡::::::::::::::::::::::::::::|:/ ＿__ __ .!「｀
｀フィ::::/ヾ:::::::::::〉 《 { } { }｀!ﾉ
〈:::::{ ＼:::::ﾄ､ | （変なやつ）
八:::＼ソ从_〉 ′
＼ {/
/ ＼ -―一 /
r――- ＞ /
/三三三ニ｀ヽ￣＼ ―一
／三三三三三三＼ ＼
／三三三 ｀ｰ- ､三三 .＼ |､
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男は藤堂と真逆の方法へと走り、
┃
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＿,. -‐-=.ﾊ::::::::::::::::::.:.:.:.:.ﾑ
ハ |:::::::::::::::::ﾊ::::::::::::::::.:.:.:.:. ﾑ
ﾊ.! ﾆ.!:::::::::::::::::::ﾊ.::::::::::::::.:.:.:.:.: ﾑ
}} .ﾓ>､:::::::::::::::ﾊ:::::::::::::.:.:.:.:.:.: ﾑ
,.ｲ{ 主| ｀＞..:::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.l
,':ﾊl ､.'´ i.／ .＼ :::::::::::::::.:.:.:. ／
／::::::.夂-'ノ ￣｀.ー― ´
, ' ::::::::::::. ／
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{:::::::::::.::: / ┣┫ ┣┫ ┣┫
〃::::::::::::: / . ┃ ッ ┃ ッ ┃ッ
{:::::::::::::::::::.〉
人 ::::::::::::.Y
〈∨≧=ー ´
V〃{主{
|ﾄ､.j.主i_
V｀ ｰ‐.ﾍ
夊 ‐一.}
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駆け込んだ先は…………
┃
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高台寺であった。
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' ☆ . ﾟ 。 ﾟ
ﾟ . ｡ ゜ + ゜ ｡ ｡ ﾟ 。 ﾟ
｡ ' o ゜ ☆ ゜ +. ;／ ゜ ｡ '
゜ 。 ゜ 。 o ﾟ ﾟ' ☆ . ' ｡
* . ゜ 。 ゜ + ｡ ゜ ﾟ
.|i;: ;| .｢ ﾚ _,,,/ ,,ｨ''jl|||||||||||li美=w､ 美!:llll|,美=w"
ﾘi ;ﾘ,r'"~ｿ .k; ;/ `7=================================rｸ ｀`'1ｴ皿ｴ:i''" wii=美 `wii'"美'"
:!i ;ｲ ji; ;l._,, |i; ;j= ﾓ//ﾘ,.',.',.',.',.',.',.',.',.',.',.',:,i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i//ﾘｦ/ﾖ､. ww美w､ `=美､洲 美w
ji;: ;j==＜_,,.fi; ;L .ﾓ//ﾘi',i',i',:',:',:',:',:',:',:',:,:',:',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',j'//ﾘｦ/ﾞi､ﾖ､ "''美ii ｨ-// |!洲|,,r'"`w
fi;: ;| |i; :i,=-|i: ;|. ﾓ//ﾘ,i',i',',i',i',;',;',;',:'',:',:',:',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',j,'//ﾘｦ/:l|_ﾞi､ﾖ､.wii美''" "'=w美=美､洲~
|i;: ;|=''""~ fi: ;i ﾓ//ﾘi',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i'//ﾘｦ/jl||lllllﾞi､ 美=wii美i!_ ~美_＞美､:|_,==美
|i;: ;| ｲi ;ﾉ='''" ﾓ//ﾘ;,i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',//ﾘｦ/jlll||lllll__ﾞi､ﾖ､ `美`美_~美=|!洲:j~ l: ;iL
ji;: ;j fi;: ;| i: ,r'/;/ﾘ,;',:',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i','//r'､＼kkkkkkkkkk .美､ "美~^'=j!:洲:|_,=-美
li;: ;| |i;: ; ,,r''／盒j,;',:',:',i',:':,i',:',i',:',i',:',i',i',i',:',i',i',:',i',i',:',i',i','盒ﾘ`i､':､＼kkkkkk 美=w美w,,_wL. |!:洲_美=iiw
;; ,､_,,-'',r''":,:',;',;',:',:',:',:',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i'`i､'::､ﾞi､kkkkkkkkk"''美;''==､_j!:洲;L_,,美=
｛l,,r''",:',:',:',:',;',;',:',:',:',:',:',:',:',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',`i､';〔〕kkkkkkkkj;i='j: :;il ,=~!!:洲ｲ'" ;ij
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;;: ;| |i;: ;j ;: i:. | |―‐| |―‐| |―‐| |―‐| |―‐| |―‐| |―‐| |:|llll|:|lll|:|lll||ll||ll|| 川川 .|: :;i| .f!:洲:L_,,wii
;;: ;lﾘ _ ,,从 ! : | |iiiiiiii| |甬ﾖ| |甬ﾖ| |fjfjfj f甬ﾖ| |甬ﾖ| |iiiiiiii| |:|llll|:|lll|:|lll||ll||ll|| 川川 j: :;ij .j!:洲;j'".: ;ij
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.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: 、i , .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
.:.:.:.:.:.:.:.:. - - .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| | 夜分、申し訳ありません ＞
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＿ ,-― 、 | 御陵衛士の皆様は起きておられますか？ │
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノヾ `‐y ｌ コンコン ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾉヽ |
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l , :l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.||
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:( ヽノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.||
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ､ ＼.:.:.:.:.:.:.||
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ､i ＼.:.:.:.:||
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ ＼:.:||
＼
.
|┃
|┃ 三 ガラッ
|┃ ,..... ､ _,............_
|┃ ´ ー-_､_ヽ, -'"´ ｀ ヽ､
|┃ /´ _,.. ,.- ､ヽ
|┃ ／／, / / ､ l ',
|┃ ｰﾆ´_/ 〃 | ,' l , ,､ l | .l
|┃ // / ./| | l | l ハ l | | | .| l
───|┃ !l l l | !-|‐ト-ﾚ' ﾘ-/‐!-/! | |
|┃ l'! ! l. | |,仆ﾆi}｀ /仆二!､ |､ | いったい誰？
|┃ ヽ| l､ | | ∨zj Lｚﾂ ,| |/ |
|┃ ヽ!.ヽ| | , ,| | | |
|┃ | |ヽ -_- ,ｲ.| | | |
|┃ ,'| | | l｀:.,､ イ | | | | |
|┃ . / | | l l,..-!-:｀_´:-|､. | | | | |
|┃ . / | |／:.:l ＼_／ l:.ヽ.,| | | |
|┃ _l,..-| |::|:.:.:l /､/､ l:.:.:.: | ﾄ- l､_
|┃ ,-'"´- ' / ｲ:. :.:.:∨／kヽ':.: .:.:| |::::- ､｀ ｰ､
【 服部武雄 】
,.-…━…-ミノ)__
/{／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::､:.:＼
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::ﾄ､}､:.:.:.ヽ._,
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::/ ヽ:::::く
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:rﾐ V:}
:.:.:.:.:.:.:.:.:.::|:::.:.:.:.:.:.:.:.､:::} -一' !{ 大変なことが起きました
:.:.:.:.:.:.:.:.::::{::::.:.:.:.:.:.:.:.::::「 z=- }:＼
:.:.:.:.:.:.:.:::::r‐ﾐ::::.::.:.:::::V 〈 {ﾘ {:「｀
::､,:v'::::::::i{ 〉､:::::::::::::} V こちらの伊東甲子太郎先生が……
:::::::::::::::::八 、)wＮヽﾉ ＼
:::::::::::::::::::::::ヽ. _ _ノ
ヽ:::::::::::::::::::/ ﾊ u
ノイ:::::::::::::( { ´￣ 〉
从/'_V¨｀ ＼ {
.丿 ￣ ‐ミ /｀ ｰ- ..ノ
ニ≧‐- . ｀ ＜ヽ
ー=彡ｲ:::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::ミ:.､
／:::::::::.:.:ﾊ〃:ﾄ､.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::＼
〃:::::::／:ｲ {/ ﾊ ＼} ｀ヽ:} }ﾄ､.:.:.:.:.::::::::::::ヽ}
/ {:::/.:.:.:./ ＼.:.}.:.:.:::::::::{
:::{.:.:.i/-── ──- )ﾉ.:.:.:.::::::iﾄ､
Ｖi.:.| ＿__ __＿__ ﾊ.:.:.:.::::::::ﾘ. ・ .・ .・
/从 /￣甘ヽ 〃￣甘 ヽ ﾉ.:.:〈ｎ}乂 土佐人に斬られたんですよ……
{∧ﾊ｀ ¨¨ ｀ ¨¨´ 'イ.:}/〉 .′
{ { } ノｸｨ',ノ'
｀. /:::::ﾊ
｀ ´ /ｸ::/
、 ＿＿ ,彡Ｙ
＼ ／ L
.ィ ヽ. ／ ﾊﾑ
／/{ |//77777' / }ﾑ三ミ
.／ニ{=! iV////.′ ／ /=ﾊ二ﾆ＼
-=ﾆ二} i ＼_彡' .／ -=/ニニニ
=二二二7= ヽ 「 /ﾆ/二二ﾆﾆ
-=ﾆニ二二/ﾆ! .イ { { ﾊ /ニ{ニニニニ
-=ニニニニ/二 .'八 Ｖ //} /ニ=|ニニニニ
-=ニ二二二/ニﾆ V .ゝ===ミｘ -=二|ニニニニ
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油小路の変の各種資料に、
おかしな小役人が出てくる。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━┛
.｝:::::::::::/)ノ ヽﾊ:ﾄ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
ノｲ:::/v' }:ハ:::::::::::::::::::::::::::::::::}
.ｰ=イV __ 丶ｰ── }::::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ､
}::::´ ＿ 〃￣ｎ｀ソｲ:::::::::::::::::::::::::::八 ¨´
. ノｲ:: ｆ´ n} ¨¨¨ jﾊ::::::::::::::::::::::::::::「￣´
ｊﾊ: ¨ﾌ ノイ ﾊ::::::::::::::ハ!
} 、 _）/ﾉ::::::::::::{＼_
ﾊ ヽ , ノィ::::::::::ﾉ
ｰ= ^ /ｰ=イ:::::::{
／ jハ::::}＼_,
ヽ. -=彡 У!
｀フ ヽ :
_} / _ ⊥..
／ ﾊ ∠. ¨ }＿ ＿＿_
＿＿_ rく / ＿ .. -‐ ／ニ/≦=≪ニﾆ＼
/ニニﾆﾆ} ヽ. } ／ニﾆ7ﾆ／ニニ二二ヽ
./二二ﾆﾆ/ } r‐'ﾄ､ .／二ﾆﾆ7=/ニニニニニﾆム
ニニニニ' !／＿ } ／ニニニ7=/ニニニニニニニ}
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
「油小路の町役人」を名乗るこの男は、
伊東の危難を高台寺へ報せにくるのだが、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
こいつが御陵衛士に語ったことが、
およそ事実とかけ離れているのだ。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
.〃:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::{:::〃:ﾊ/ )ﾉ＼ﾄ､:::::::::..:.:.:.:.:.:.:ヽ
{ {.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::iＶ {/ ヽ::::::}.:.:.:.:.:.:.:.:
}.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::| !:::|.:.ﾊ:.:.:.:.:}
.ノ.:.:.:.:.:.:.::::::::ﾄﾐ､ ＿, ﾉ ヽ ､＿＿＿_ |:::i/::::::.:.:.:{
￣}.:.:.:.:.:::::::::i| ￣￣￣ ￣ ,:::::::::::::::.:.:.ﾄ､
_ノイ:.:.:.:.|::::八 z─==ミ ヽ. z─==ミ /::::::::::::::::l:.:.|
|.:.:.:.:.ｌ::::::::「｀ 〈 「｝ } : { 「｝ 〉 '┐::::::::::::::i.:.ｉ} 伊東先生が土佐人と口論になり
{:∧iヽ::::::::! ､＿__, ! 、＿_, }:::::::::::::::ﾊ:ﾘ 足に大怪我を負わされました！
＼:::::::::.、 | ,::::::::::::;ｲ
.{ ＼::::ミx i /:::::::／::
＼ ￣｀ | ｸ:::／}:::::′ すぐに七条油小路まで
＼. - - ／ ' ／::/ 迎えに来てください！
}:ヽ. r‐彡::::/
ノィ::ﾊ ＿＿＿＿＿_ /!::::::::::::{
ﾊ:::::. 〃r─……─ミ ヽ /{::::::::::/ ヽ
}､:::::.、 {{ ､＿＿＿＿, 'ノ .′7::rく
〉､: ＼ ￣￣￣￣￣ / ./Ｖ ＼
.
┏━━━━━━━━━━━━━───
┃
西村兼文はこの小役人について、
┃
───━━━━━━━━━━━━━┛
／: : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
∈⊃:／: :/: : : : : : :ヽ: : :⊂∋
/: : : /: : : :l : : : :,ｲ: : : ﾄ; : : : : ﾍ
./: : : :l:l: l : :|l: : : / l: : : :l ヽ: : : : : ',
/: : : : lナﾅ二ﾆ_;/ .l:_二ﾅ弋: : : : : l
/: : : : :.l. ,ｲT: :T T: :Tヾ l : : : : l
,': : : : :.;ﾊ.k 弋り ﾋ_り ﾉ.ﾘ: : : : l 新選組が小者を変装させた
l: : : :,ｨ: r', .ﾙl: : : :l 偽物の役人です
l: : : : ﾊ:l､ﾍ ′ ノ/ｲ: : :.八__
入: : : lヽ:{ゝ､. ,.:::::l: : :./:_:ノ
｀ｰヽ: : l:::ヾ::::::ゝ、 へ , :::::::/: : :/: ＼ ウソをつかせたんですよ
ノ: :ヾ:{:::::::::::::::::::｀l l::::::::/: : :/: :､: : ＞
ヽ;_: : :ヾ::::::::::_,､::_ﾉ ' ;_::彡: '´: :ゝ￣
二ニr' ´ ヽｰ- -一ノ｀ｰｧ‐ ＿
,.:´:. :. :. :i!＼ ＼ ／ ﾉi!:. :. :. ヽ
/:. :. :. :. :. i!. ＼__ノ=ｧrｬ=ヽ、 ／ .i!:. :. :. :. ＼
.,:. :. :. :. :. :. i! 〃仆ヽ i!:. :. :. :. :. }
ヽ;. :. :. :. :. i!, ´:. :.￣:.|{/l | ヾ}:.':.￣:. :.ヾl:. :. :. :ﾑ:ﾉ、
ﾑ｀ｰ ｧ ｨ-ﾉ:. :. :. :. :. :. ~:. :. :. ~:. :. :. :. :. :.ヽ- ィ ヽ _冫
【 西村兼文 】
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┃
と、述べているが、
┃
───━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━───
┃
真相はもはや不明であり、
┃
───━━━━━━━━━━┛
／////////////////////＼
. ,ｨ≦////////////////////////＼
／//////////////////////////////ヽ
///////////////////////////////////ヽ
ｨ/////////////|//|/l//|'///∧////////////l
. -'‐ ﾌ/////!////l/ !/ ＼|＼|∨∧ヾ'/////////l_
. /ｲ/////|/!'// ＼| ∨l///////ヾヽ
!////∧|∨ |/|'//////} では、お伝えしましたよ……
,ｨ////l ‐- ､ |! / ﾚ//////!
/ l////ゞ、 ゛=ｭヾ l! ヽｭ=＝=‐- //////〈
l////!｀〃T::．.､ヾ _......__ ´l///l//∧
∨//| 丶 ゞ''"》 ､ 、 〃i::・::ﾉヽ ////l∨∨
∨∧ " l ｀ ｀¨´" /////i
ゞミx､ l ﾌ／‖
∧｀ l /ノl:::＼＿
｡≦/:::∧ ,‐-､ /! !::::::::＼ﾐｭ｡
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小役人は一瞬の疑惑を残し
闇の中へと消えていく……
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
そして報を受けた御陵衛士たちの反応が、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ソ ／ ..-''^‐- ＼/ ＼ ／／ / ／| ヽ ヽ ﾍ 、 ∧＿_
/ ,' 〈--======＼ <― -ｲ / | ﾞi＼ﾞi ﾍ ￣1i
./ / | < ,'犬､ヽ､ ｿ ０ |ﾍ卜 .. | ﾍ| ＼ 《
丿 ,', | ﾞi ＼､,, （jj ﾉ＼＼ ､ﾞi / | | | | ﾞi＼ｌ ﾍ ＼ ≫
/ // ’ i ﾞi ｀ ｀'''''‐ゝ..｀'-=ﾉ..ｒ-‐￣￣ﾍ /＼ﾞi ｿ＼丶
/ ｿ i |ﾞi '、 ｀｀``'' ﾆー-‐/(Fｺl广￣、′ ｿ ﾞｉ 彡
ﾊ ' ∧ | ﾍi ヽ ヽｿノｌ／ゝ′ ..、 !‐" 伊東さんが重傷だと！？
. ﾞi ,ﾍ lﾍ │ ｀ U ヽ ｀` l′ |/ / ﾍ |
!､ / ﾍ＼ﾍ _..-―-_ _／ ／ / '、 ./／ヽ │
＼ ﾞi ﾞ'ゝ _／´ﾞマ''‐- `ｰ.. '´ ／ ,､ | .| / ﾍ/
＼ ヽ j广゛｀'' 丶 ユ/ ／-‐ ／|,' ｌ/
〉// .＼ 〈 ゝ ／ ／ﾝ／ ｿ
礀| ヽ 〈＼ | / ,／// ,ﾍｌ
/＼ ＼ ﾞ‐ﾆｰ--..ゲ ／ ''" ﾝ´
､ ＼ ヽ、 ｀''''''''' ..<
｀''へ ヘ、 ／亠-..＿_,,ノ ヽ
【 加納鷲雄 】
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┃
資料によって微妙に矛盾し始めるのだ。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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┃
「秦林親日記」の記述だと、
土佐人ではなく新選組の仕業だと看破し、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿ _,. ‐'´／ ヽ
｀ヽ、＿＿/ / |
/ / / ,' ! l l l. l
. / / / l , l l! / ∧ | l | |: l: |
|ｲ / | ! :l :|. !:l. /:::::::V :! l:.l l:.:!:l: l 待ちぶせしているだろうから
| ! ｜ .| | --l─l─‐十''| |::::::::::| 」:lｰﾄ─┼|‐ｌ--l:|: !: | 甲冑を身に付け
'., ﾄ、 l | . .:_;lz┬笹ｯvドヽ|::::::::::ｊ/l;ｨr笹ｩ‐z､!_/!:.!l:.:. .:l 油小路へ行こう！
. ヽ|. ＼ﾄ, Ⅳ|＾` ､ヾニノ .::::::::::::::::::::::l:|:.ヽニノ,.＾` :! ﾘ l: . .|
l .| | ﾊヽ!:::::｀":::~:::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀":::~::::::::/| l l
. | | ﾚ∧:ﾍ: ::::/:ｲ l :|
| | .ヽ| l: :ﾍ .! /: l | l
! | i | |:.:.ヽ､ r_-‐_ヽ ム : !l l! !
! | i | ﾊ .!＼ ー‐‐' ／::: ＼ l:.:.|: l
l:. | i | ヽ .ｌ:';:丶､ ,.ィ´;':::: l ﾘ､ .:'､
┏━━━━━━━━━━━━───
┃
と、服部が主張するのに対し、
┃
───━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━───
┃
篠原泰之進が反対。
┃
───━━━━━━━━┛
, -- 、 r 、 _
〃⌒ヽ } r ､ | |j |
″__,.人'-＜￣｀ヽ ヽ ＼ } |! !
,∠! ＼ ＼ ヽ ＼ r ､＼ ヾ ' |
,ｲ ｜ } , ヽ. ' ＼｀ヽ ／⌒f }
/ | ｜ l | !ﾚ仏._ヽ} ', } ｀{ { }'
| ｉ _L⊥ﾄ､ },たﾌ'Ⅵ＼∨ _√弌 `冖二L_ 新選組が何人いようと
i｜l l たﾅ`}/ 、 }ヾ }/､________ / ＼ ク>Z二二ミヽ、＿＿_ 甲冑を着て路頭に討死すれば
Ⅵ { ヽ ´ - .ハ/｀ｰ ── _〉ｘ､_/ (／ ｀V ￣￣ 後世にその臆病を笑われる
＿l {ヽﾄ、ヽ＼ ´ /＼}＿＿ ___ムミ`ヽ／}_zZ二二二ﾐ}
⌒ヾ〉 i l＼ﾄ､＼‐- -'rﾆミ<zへ_ `>' ＼＼ Y´ { ＿＿＿
.ノ,.ｲ | r ┴'´‐┴＜≧∧ 〉ミ≧、 ＼}j ＼ ── 常服で油小路へ向かうぞ！
／´ ! j |＿ ＿ ＼ `／ ＼＼ X＼ ､/ ￣￣
/ { | ／ヘ_`ﾆ´-‐┐〉／ Ⅹ＼ヽ ＼ ＼
ﾚ' /／-‐…ｧ=‐-ｚノ／ ∧ ! } ＼ 〈
// ′ ￣ﾌ （ { ／ ＼ } { , ゞ＼ ／
/ハ / { ヽ /_,.ｲ Ｏ_ ＼ ＼ ＼＿＿
.ノ/ }ヽ._{_ ', { 丶 /＼ ＼ ＼ ＼ ＼ /
／,ｨｌ ! ＼__､ / ＼ ＼ } 〉-- 、＼ `…‐---､
／ }j | ! }＼ ＿__ノ _＼ ＼! / ノ ＼/￣￣`冖=
【 篠原泰之進 】
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┃
一同、刀のみ携え向かったのだとしているが、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
そういった間者くらい使うわな。
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油小路の戦闘をたまたま目撃した
桑名藩士、小山正武という人物がおり、
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,ｨｉ｢:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:≧／ ＼
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : _:.:.:.:.:ﾟ。
//⌒ヽr- __/ヽ∧∧_/ヽr 、:.:.ﾟ，:.: : ＼
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',:.:.i:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:|:.:.:.:.:| ﾟ｡ﾟ:i:.:.:.:|:.: i:.:.:.:.: !:.: |:.: ｉ:.:.:.ｉ }:.ｉ ┃ 小山正武 ┃
ﾟ，|:. 爪丁￣｀ヽ:.:| :!爪丁℡ﾐ: : }:.:.:|: : |: : } i/ .┗ ┛
ヽ{:. ㌣芹示ﾐ:. / 芹芋℡/ /: : }: : }:. //
| ＼{: V)ツ }}⌒{{ V)ツ /／|:. / | / }/
|:.:.:. { ￣￣￣ ￣￣￣7: : |:/ И /
|:.:.: 人 ' 人 : |
|:.:. : | ― |:.:.:.:|
|:.:. : |,ｨiｱ:l＞ ＜l＼ :|:.:.:.:|
|:.:. : |///{≧ｭ≧≦／ }ヽヽ!:. : |
／!:.:.:. |// { /¨¨', i ﾟ，|:. : |℡
,ｨｉ｢// |:.:.:. |/ ｉ / }: : ∧ / ',!:.:.:.|//≧ｭ、
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┃
後年、油小路の変について、
だいぶ詳しく語っているのだが、
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┃
「秦林親日記」と矛盾する証言をしているのだ。
┃
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{:.:.:.:.:.:.: : {:.:.:.:.:.:.:.:.:. : |㍉／ ﾟ，:. |:.:.:.:.:.: |:.:.:.:.:.: |: : /:.:.:.:.:.:.: |
i:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.: |:.:. |: : | i:.:. |:.:.:.:.:.: |:. ＿:. |: /:.:.:.:.:.|:.:.:.| 服部武雄の着ていた羽織は
|:.:.:.:.:.:.:.:. |:.:. : |:.:. |: : | ﾟ :!:.:.:|:.:.: 斗匕:.:.: : |/ |:.:.:.:. |/ ＼ 鎖に厚く真綿を被せた道服
|:.:.:.:.:.:.:.:. |:.:. : |:.:. |: : | ﾟ ｡ ﾟ.:|: : |/＼:.:.:|:.:.:.:＿＿＿:. : ! }
|:.:.:.:.:.:.:.:. |:. : 十 十 十- :!:.:.:| ゝ,ｨ爪泛う /:.:.: | i
{:.: : |:.:.:.:.:ヽ:.:. |:.:. |:.:. | |:. / / 比 じ刈 |:.: : | / つまりちゃんと武装していたわよ
ﾟ，:. |:.:.:.:.:.: ＼:. ャ…云≧ｭ､ :|:/ 込ZZシ :!:.:.: |_／ __
.‘，:.!ﾟ。:.:.:ﾟ。: ＼:ヽ Ⅵ J:ﾍ / }} |:.:.:.:| / ‐=≦/} ---
ﾟ，{ ﾟ，:.:.:ﾟ，:.:.{ﾍ 之こｼ r‐= ﾍ＿＿ … ￣ |:.:.:.:|/／/////〃:.:.:.
. ヾ､ ＼:. ＼ i: ∧ :}} l /|:.:.:.:|//＞ ´＿＿:.:.:.:.
＞ﾆ=‐ ゝﾆ=‐‐ ¨ :!:. : |〈‐=≦:.:.:.:.:.:.:.:.ゝ―
ｌ:.: : 入 ( ) ／ :|:.:.: | }＼≧o｡、:.:.:.:.:.:.:.:
|:.: : | ／ !:. : |/ / }≧o｡、:.:
|:.: : | ＞ - ／ :.:. : | / ∨///
|:.: : | / {＼ ／ :|:.:.: | / ∨///
|:.: : | /7 :i / ＼ |:.:.: | Ⅵ//
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┃
そして服部以外に御陵衛士で、
防具を付けていた様子のある者はいない。
┃
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／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ--ヽヽ: : : ＼ ／////////ゝ、
./: : ／: :/: : :/: : /: : : :|: : : : : : : : : : : :＼/ヽ|: : : : : ヽ ///////l///l///ヘ
./: :,〃: : / : : /: :/| |: : : :|: : |: :l: :ヽ: : :ヽ: : :ヽ,'|: : : : : : ', ////////l///l/////ﾍ
/: ://: : :/: : : /|:/ |: |: : : |: : |､:|､__ヽ: : : ',: : : ヽ: : : : : : :ｉ j////ﾍ ﾍ/l///l/////∧
,': :/ ,': : :,',-: ナ┼--ﾄ|',: : : |_メ七´＼丁 ‐-',＼: ヽ: : : : : :| }/ﾍﾍ l-‐ﾍｌ/./ｌ//////ｌ
. / / .|: : : :|: : ,'〃ら云､ ヽ: : :| .,≠う卞7､､: :ｉ､ヽヽヽ: : : : : | ヽﾍ /ﾍ弋升///ｌヽ/////l
.ｉ ｉ |: : : /: /ヽ 代:::う ＼:| .´代:::::::j 〃y: |ゝｉ ヽｉ: : : : : : | / l////ｌノ/////l
. | | .ｌ: : /:|: ｉ:ヽ ､辷ｼ ヽ ..辷_ﾒ ´ /:ヽ|ヽ| ':|: : : : : : | ヽ＿.u .ｌ///l ｌ//////l
. |:| |: :,' |:|:＼ヽ , //: /.||/ ｉ: |: : : : : | ヽ ＿ｌ///l l//////ｌ
| |: ｉ: :/||: :ﾊ ＼ ｀ ／ /:/´.| ',:|: : : : : | l///l//// ｌ へ///l
.||: :/ | | |人 r ヽ U ／/ ',:|: : : : : | ゝ-‐‐ / l///ｌ／ ゝｌ、
.||:/: / |:|. ヽ、 ￣ .イ|// ｉ: :|: : : :| /ll /ヘｌ//ｌ 丶 ＞
.|:/: :,' | ＞.､_ ＜´ //l .|: :|: : : : | ｌ l ／ｌ/l ／ l
,'/: :/ /_| _／ |ヽ |: :|､: : : | / ＜ 丶 -///、 / ｌ
|/: : ,' ./:| ./‐‐､' ´ ./:::::ゞ ､ }: :| }: : : | / /,/ /// ＼/ ／ｌﾍ
/: :/:| ,､r´,'::/ /／ .,ゝ、 /:::::::::|:.:｀ヽ、 .|: | |: : :| / / ｌ /// l ﾍ ｌ /
. ,': : |.L,､r:.´:.:.:.:/::://./ ／､ ヽ 〃:::::::::::|:.:.:.:.:.｀:.ヽ..、 | ,' .}: :/ ﾍ / / /// / ヽl/
,､ r:.´:.:.:.:.:.:.:.:./:::::/´/／lヽ_| ヽ,':::::::::::::::|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀:.ヽ､L_/ ＼ l / l//l / ｌ l
【 毛内有之助 】 【 富山弥兵衛 】
┏━━━━━━━━━━━━━───
┃
どうして着用した者と
していない者が出たのか？
┃
───━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
また、御陵衛士の賄い方を務めた、
岡本武兵衛という人物がおり、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
. ＜ ≧o｡、
. ／ ＿＿＿＿＿__/// へ
/ ／////////////////ヽ/＜
. ∨///／￣￣￣￣///￣ / ヽ
∨／ ＿＿＿:/// / }
ゝ＜: : : : : : : : : : : : : ＜ /
. /: : : : : : : : : :.:/{: : : : : : : :.:＞/
/: : : :.:＿__ : : /斗―‐ ､}: : : : :.} ┏ ┓
/ : : ／ ,xzzx､/ ｨﾁ笊ﾐ: : : :.:.:i ┃ 岡本武兵衛 ┃
/: :／ イ《Kfjﾘ/ にしﾘ/: : : : :.: ┗ ┛
￣ｌ: :ｌ:.:∧:Vツ V)ツ/: : : : :/
人/: : ∧ ' }: : /: :/
|: : :.人 一 ´ i: :/: :/
| |: : : : : : :....__ ＜/ /: :/
八∧＼ ＼从{ ,ｨｆ//}/
ヽ ＼ //777////}≧ｭ､
＞ | |//////／／ ≧o｡、
/77{ /‐=≦zzz／／ /////ヽ
////ｉ ゝ--ゝ〈___/ //////:∧
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
彼は駕篭かきの一人として油小路へついて行き、
「岡本武兵衛覚え書き」という証言を残している。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
少しおかしな部分もある証言なのだが、
この岡本によると戦闘開始時、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
イ＿＿＿＿＿＿＿____///≧ｭ
//////////////////////////}
／|￣￣￣￣￣￣￣￣￣/://￣￣/
{ :! /// /:
:. | ＿＿＿_ /// 〈
l ! ＞'"´: : : : : : : : : : : ‐=ﾆ二_ 〉
〉／: : : : : : : : : : : : : : : /|: : : : : :.:.:ヽ
|: : : :／ : : : : : : : : : : / :|: : : : : : : :.:i 駕籠のすぐ近くへ
|: :／ ―――‐: :.:.:.／‐┼‐ ､: : : : :.} 新選組が寄ってくるまで
l:/ ／ ,x斧芯ﾐ:.:.／ ｨ斧ミｔ､: : : :.:./
|／: :.〈 んJ刈 Kj刈 / /: : /
|: : : :.:.| V^)ツ :V)ツ〈/| イ 気づくこと無く不意打ちされました
{: : : :.:.| ' 八: :}
‘，: :.:.:| ＼ ( ) u . : : :.:./
ﾟ。: : |: : :/l＞ ＜: : : :.:./
ﾟ.:.:.:|:. /≧o｡、¨／/|/}: :.:./
. 〉:.| ∨////77////i:／
＞‐=≦: ＼ ＼///| |/// / ≧o｡、
////∧ f―:∨fﾆﾆ7 }//ヽ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
御陵衛士たちは新選組の襲撃に、
かなり無防備だった様子が見える。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
他にも事件後に鳥取藩士が、
周辺民家の目撃者に取材した記録でも、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿
／三三ﾆヽ
./ニ三三三ﾆ`、
{ﾆ三三三三ﾆﾉ
',三三三三ﾐ/ ﾄ
',ﾐ三三三ﾐﾉ |.l,.-､_ 御陵衛士たちは遺体を乗せた駕籠に
_.,/ニ三三ﾐ/ ',三ミ~〉 気を取られていて
_,,．-‐＝ﾆ三三三三`- ．,,._ ヽ三ミ〕
,'三三三三三三三三三三三ミ` ､ 〉ニﾐ',
,'.三三三三三三三三三三三三三`-､ `、ニﾆ', 斬り合いが始まる直前まで
,'ﾆ三三三三三三三三三三三三三三ミ＼_〉ニﾆ.', 新選組に気づいてませんでしたね
.,'ニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三ﾆ.',
,'ﾆ三三三三三三三三三三三三ミ.,- ．,ﾆ三三三三ﾆ〉
.,'ﾆ三三三三三三三三三三三三三.l ~"''ｰ-.＝.-'
. ,'.ニ三ﾆ,'',ﾆ三三三三三三三三三三',
.,'ﾐ三三ﾐi ',ﾆ三三三三三三三三三三l
ｉ三三三i .',三三三三三三三三三三ﾐl
|ニ三三| |ﾆ三三三三三三三三三ミ.l
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
と、これまた御陵衛士の警戒心が
薄かったように言っている。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
いったいこの武装の有無や、
警戒心の緩さはなんなのか。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━┛
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀､:.:.:.:.|
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.r|＼:.|
./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.__ ｒ ´ |ヽヽ!
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.|:.:.:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.ｌ ﾍ/ |:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.∧ ',//
|:.:./|:.:.:.:.:.:.ﾊ ム| |∧:.:.ﾄ､ | ＼ｌヽヽ:.:.:.:.:.|ヽ|:.:.:.:./ ＼/
|./ .|:.:.:.:.:.ｲ ﾍ.｀丁卞ﾍ .ｌ ｘ孑卞丁ヽ ! ヽ:.:./ ｌ:.:.:.:.:.:.!
.ﾘ |:.:.:.:.:.:!:.:.ﾍ ＝== ﾍ ｌ ＝== ｀､ | |／:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.|
.∨:.:.:.|:.:.:.:.｀ゝ ヽ ∨ｌ /ｌ:.:.:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.|
.∨: |∨:.:.:.ﾍ ' 八/ ｌ:.:.:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.!
＼! ＼ 小 ｒ‐､ U .／ | ク、.!:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:|
ヾヽ 丶､｀´ ｲ ﾉﾉ ＼:.:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.!
ヾj. ＞≦゛__-‐´〃 .／＼ｌ:.:.:.:.:.:.|
.__ﾒ- ―'´ | 「:∨ ／＼ ＼ :.:.:!
{ ﾄ-── | ｲ:::::∨ ／ ｀丶 ｀ヽ'_
,' .! ｌ/:::;／|__／ ＼ ＼
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┃
これはおそらく実際の御陵衛士が……
┃
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┃
待伏されている、という想定を
していなかったからでは無かろうか。
┃
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.......__
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そして、なぜそんな油断をしたかといえば、
┃
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「伊東の生死」、及び「誰が襲ったか」について、
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＿＿_
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【 伊東甲子太郎 】
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誤った認識を持っていたからだろう……
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〜〜高台寺 一室〜〜
| | | | |:::| |:::| | |:| |:|:| |:|
| | | | |:::| |:::| | |:| |:|:| |:|
| | | | ヾ@ﾉ |:::| |:::| | |:| O |:|:| O |:|
| | | | （ヾ/,ノ) |:::| |:::| | |:| |:|:| |:|
| | | | ﾐ)Y´ﾉ |:::|＿＿_|:::| | |:| |:|:| |:|
| | | | i￣ l |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| | |:| |:|:| |:|
| | | |＿_| .::|＿＿＿＿＿＿ | |:| |:|:| |:|
| | |／´ └‐┘ | |:| |:|:| |:|
| | |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣| |:|＿＿＿＿＿＿_,|:|:|＿＿＿＿＿＿_,|:|
| |,.'￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|＿|───────┴───────|_
／￣ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_
/ | ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
/ | ) ＞
/ | ＜ だからっ！！ ＞
/ | < (
/ | ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^＼
/ |
/ |
l二二二二二二二ニ二二二二二二l
| || | ||
|__lｿ |__lﾝ
＿＿＿＿＿ ／ ／
／ ＼／ ／‐┐
／ ／⌒ ― ＼
/ / / ＼ ＼ ＼
/ / / / |ｌ | | ハ ＼ |l ＼ ＼
| | l ｲ |l | | | | |ｌ | Y ＼ Y⌒
| ｜ 什士┼十彳| 什十ト ＼ |l |
|l ｜ | |〃了)苅 )苅ヽ| | |l |V
|l ｜ | ＮヽVｚツ Ｖﾂ | ﾊ |ﾊﾉ
|/ Ｙ| | ´"＾｀ ﾞ＾` |ｲ |ｌ | 伊東さんを襲ったのは
/ /八| | ＿′ 八| |ノ 土佐人なんかじゃない！
/ / l| ﾄ､ （ __ ﾉ / |
/ / _/:| | ＼ ／ |
_ / -‐ |:.|l |＼ ＞ _ イ | | 新選組の仕業だよ！
／、 _ -‐| jｌ | Χ彡∧ ‐-| |
. /:＼_>＜:::::::::::::::::V' | / ΧＯΛ-八 l|┐
|::::::::::::::::::＼::::::::::: |／⌒ヽ┐L／､|: V:::::| |::|
|::::::::::::::::::::::::Y:::::::/ ―‐〈ﾉ. |: :∨┌l⌒＼
. V::::::::::::::::::::: |― | ―‐〈 ＿_|: : | (⌒＼
|::::::::::::::::::::::/: : ∧ ―‐〈:＼ : : : |: :(⌒＼ 〉
/〉::::::::::::::::::::|: : : :∧ ―zﾉ: : :＼ : |: | ＼ /
. /〈:::::＼::::::::::::|: : ／八 └‐┤＼: :∨:∧ イ:∧
＼ ｀ヽ､l ＼
＜￣￣￣￣￣＼ ヽ. ＼ l､
＜´￣￣￣ ｀ |/ |
｀＞ ﾉ !
, -‐'´ ﾉ､
_, -'´ ／./ ヽ、 ＼
｀`ヽ、 ./ .| ,ｲ ヽ ﾍ ﾍ-ゝ
＜ !ｲ .! ! / .! l !､ ､. ﾍ―---､__ﾍ いやしかし、町役人は
／ ! .∧ |､ ./ ! !､ l､ﾍ ! .! Σ ｀ヽ、. はっきり土佐人だと
｀ｰ-!ヽ! |ﾍl V 0 l/ l / ! .! .! .l ! Σ ／ 言っていただろう
l ﾍヽ､ , Ｖ二!/l/! .!､ , ! \xAD\xF4-'
l/､ﾍ.!| ﾋ寸 ´,-ｫｪ―ｧ .!/ V V- ┬'ﾌ´!
__V､ゝ ,' ゞ┴ ´ _ノ /l/｀V
／ /￣::ﾍ〈 ﾌ ,イ ./.!､
/ ./:::::::::::::ﾍ ､ U ∠ -‐'´/／::::|::＼
| .!:::::::::::::::::,ﾍ ｀ヽ _ ＜／::::´::::::／::::::::＼
| |:::::::::::::::::l ﾄ:｀￣:ﾍ, -‐ '´:::::::::::,.-'::::::::::::::::::::＼
| .!::::::::::::::::::｀ヽヽ,<´､::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ
／::::::::::::::::::::::::::::::::｀ 、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::'.,
/::/::::::i::::::::i:::::::i:::::::::::';::::::::::::::'.,
,'::::,':::::i:::i::::::::i:::::::i:::::::::::::i::::::::::::::::',
,'::::,':::::,'i::::i:::::::i:::::::i:::::::::::::i::::::::;:::::::::',
;:::::i::::,' ';::::i:::',::',:::::ﾄ::::::::::::i::::::::i:::::::::::i
i::::::i::::i_ .',i.';::::',::';:::', ヽ:::::::i::::::::i:::::::::::i
i::::::i::::i ｨ｀、ヽiヽ} ヽi ヽ::i::::::::i:::::::::::i 先日の坂本龍馬殺害以来
i::::::ヽ イ心 坏斥i::::::::i:::::::::::i 土佐人はピリピリしているわ
i::::::i::::i i:::::::i::::::::::::i
i::::::i::::', 、 ,'::::::,'::::::::::::i
';:::::';:::::ヽ、 ‐- イ:::::::,':::::::::::::i おまけに私たちへの
',:::::';:::';::::｀ 、 ｨ .,'::::::,:::::::::::i:::i 印象も悪い
';:::::';:::',::::::/<}´ ,':::::::,'}:::::::::i::::i
＿ ＞ ´//// } ／;:::::::,'ノ/ヽ/i::::i
／/∧ﾆﾆ ]// ', /} {', ,'::::::,'/////} }‐ 、
////// ',ﾆﾆﾆ}//',/ﾐﾐﾐﾐﾐ ',':::::::,'///// ////＞ 、
, -‐- ､ 、_-―――- 、 ヽヽ
/::::::::::::::::ヽ、 ／´:::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍヽｌ／ヽ
/::::::::::::::::::::::::y:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::l::::::::::ヽ
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ:::ｌヽヽ:::::ヽ
/:::::::::::::::::::::／l爪ｌ:::::::::::ｌ::::::/::::::::::ｌ::ｌ::::ｌ:::::::ｌ:ｌｌ:::ヽ:ヽ:ヽ:::ヽ
/:::::::::::::::::／ /:::ｌヽtﾐ「Y:/::::::ｌ::::::ｌ::::ｌ::ｌ::::::ｌ::::::ｌ:ｌ ｌ:::ｌ:::ヽ:::ヽヽヽ、
. /:::::::::::::::::/ /;;//ｌ:::ヽ:::::/:::/::ｌ::::::ｌ:::ｌ::ｌ:::::/ ｌ::::ｌ:ｌ´ｌ::::ｌ::::ｌ:::::::ｌ ヽｌヽ
/:::::::::::::::::::| ｌ::::// l::::::::::/:::::ｌ:::::ｌ:::::ｌ::l::l l:/ ｌ::/ｌｲjｌ::::ｌヽヽヽ::ｌ ｀ 伊東さんが坂本の居場所を
. /::::::::::::::::::::::| ｌ_/ /ｌ l::ﾍ:::::ｌ:::::/ｌ:::::ｌ:::ｌ<ｌｌ 近ｌﾊ/ｌ/ 、:/::ｌﾍｌヽﾍｌ_ 新選組へ通報したせいで
/::::::::::::::::::::::::ｌ ／ｌ ｌ/ ｌヽｌ::/ｌd::::ｌ∨ ｌ /::ｌ::::ｌ)｀ｌ ｀｀｀ 、 殺されたのだと、土佐人が勘違いし
::::::::::::::::::::::::::ｌ／::::::l l ｌ ｌｌ/>ヽｌ::::ｌ:::ｌ u /ｌ:::ｌ ｌ ｌ.ｌ ヽ ｌ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l l ｌ/ / ｌ::::ﾊ:ｌヽ _ '"／ l:::l l/〈 ＿ ｌ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ｌ ｌ ／＼＿ヽ::ｌﾍ:┐┐￣ ｌ/ ヽ_/::::::＼_l 伊東さんを襲撃した可能性が
:::::::::::::::::::::::::::::::::/. ヽl ／ ／＼ヽ ヽ只;ヽ―-┐ l:::::::::::::::::ヽ 高いのでは……？
::::::::::::::::::::::::::::::/ /;;ヽ、_／;;;;;;;;;;;ヽ / ヽヽヽヽ-/;ｌ ｌ:／＼:::::::::l
:::::::::::::::::::::::::::/ l;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽヽ‐ヽ~｀ｌ::ｌ;;;;;ヽ、 ｌ/:::::ヽヽ:::::::ｌ
::::::::::::::::::::::::/ ｌ;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ::::ヽヽｌ::ｌ:::`‐- 、ｌ::::::::::::ヽヽ:/
::::::::::::::::::::::/ ヽ;;;;;;;、;;＿＿＿＿／::::::ヽ::::::ヽ::::::::::/::::::::::::::::::〉 ｌ
:::::::::::::::::::/ ヽ／::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ﾞ゛ヽ/:::::::::::::::::/-┘
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┃
御陵衛士と坂本は、やや交流があった。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
_.._ ｀`､,.､-::─::-..、
／:::::::::｀:く:ﾉ:::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾍ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
i::::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
|:: /:::::: /:::::|i!i!ii!∨ |V::::|::::i!i!ﾍヽ::::::::::!イ
|:/ |::: /::ﾊ::|:::ii!:::::V|::::ヾ!::i!!i!::ハ::ﾄ::::::＞
|′|::/|:::|ﾈﾍ:::i!:::::::ヽ::::::::::::i!i!:::ﾊ!ﾉﾘ｀ヽ
i/ V､_ﾍ i! ! .,::；;;#．ﾑﾘ′
′ ヽi!i! - - i! ′
|ヽ イ/
,.ｲ i!｀ ´ i!ﾊ
,.イ:! i!＼ i!i ／毛 ヽ..､、
,...::::´/::::::l 圭/;⌒;ﾍ ;:圭 j圭ﾍ:｀:::....、
,...::::´::::::::::/:::::::::l､ ∧;;;;;;;;;∧ /:l::::;:i! ﾍ::::::::!i!i!:::....、
,ィ::::圭圭:::::::/::::::::::/!∨:;:;∨;;;/ ∨ l::::::::::::ﾍ:::::::::圭i!i!i!`::..､
i::l:::::圭圭圭:ヽ::::::/:::! :i!;.i;;;;;;! ハ:::::::: / ::::::::圭:::::::::::/:i
l::l:i!i!i!i::::::::::::::::::У::::::l i;;;;;;;i .,'圭＼:/:::::::::::::圭圭::/::::l
【 坂本龍馬 】
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┃
坂本が高台寺を訪れた記録があるし、
坂本が近江屋へ潜伏していたことも、
伊東たちは知っていたとされる。
┃
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-ー―-
, イ ＞､
,ｲ ／ ヽ-、
,′ / / ､ ', ヽ
,′ ./ / / ,' , ', '､_ ',
,′ / / / ! ! i ', ',. ',ｲ,!
,′ ,' / /! i!. i! i ! ', !｀i
i! !./! i ,' ヽi ヽ!', !、 !'､´!, i ! いっそ我が、近藤宅か屯所へ行き
i ,, /i!.!.ﾚ', !=====.､',i ヽ=＝',i ',i ! 兄上について何か聞いていないか
!;;i;; ;;! i! ! iヽ! 〃 i! ヽ! ,' ! ! 訊ねてこようか？
i;;;i;;;,,;;;ヽ､',,,,,! u ,' !,, ,,,!
i/i;;;;;;i;;;;;;;;;.',;;!､ , -､ イi,,,;ii!;;;;;i
/ ',;;;;!',;i',;;;i ヾ､＿ー‐./ ／ﾞゝﾉ!;;iヾ!;,′ 決して知らぬ仲では無いし
ヾ' , -‐ヽ、 | | | i ´,ﾞゝ､' i!
/ ｀ー---.! iｿ
! ヽ ゝ- 、,′ヽ
iゝ､ i i __// i iヽ. ヽ
', i ヽ ､i! ﾉ i｀ー-/ ヽ i
_ _＿＿__ _
／: ヽ. : : ﾟ: : : : : : : : : : : : : ﾟ: : :｡ ／: :ヽ
／: :, : :´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ﾟ: ｡／: : : : : :．
. /: : :,-､: : :, -､: : : /＼: : :, -､: : : : : : : : :.ﾟ ｡: : : : : : :．
|: : /: : :ヽ/: : :.｀¨/: : : ヽ/ : : ヽ/＼: : : : : : :ﾟ｡: : : : : : ．
|: /: : : : : : : : : :./: : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : : : :.∧: : : : ∧
|/: : : : : : : : : :./: : :, : : :ｉ: : : : : : :: : !∧: : : : : : ﾟ: : : /: :.}
/: : : : : : : : : :./: : :/: : : :|: : : ｌ: : : l: :l: :∧: : : : : :ﾟ: : ' : : :| いやいや、新選組が犯人だった場合
. /: : : : : : : : : :./: : :/.:: : : :.l: : : |: : : |: :!: : ∧: : : : :.ﾟ.: : : : :.| あなたぶち殺されるわよ？
. /: : : : :,: : : : : /|:_: /: ,.: : : :.ﾄ､ :_|: : : l: :|: : : ∧: : : : ﾟ: : : : : |
/: : : :／: : ,斗/´|: /:.∧.: : : :| ヽ|｀＞ﾄ､|ヽ: : :∧: : : :ﾟ: : : : :.|
/: : ／|: : : /|: / .|/j/ ＼: : | |:＼: :∧: /l : : : : ｌ|
. ムイ .|: : /: |/. 三三三 丶| 三三三 |.: : :i＞-｀ |: : : :.从
|: /|: ﾊ |: : :'_ ノ .|: : : : / ヽ
|/ .|: : } U |: :/／ |: : : /
|: 圦 △ イ_|:/ .|: : /
从: :|｀≧=- ....___.... -＜i／ .ﾉ'_｀} |: /
ヽ| /´. .｀ｰ＜ ﾉ ／＞. .´. . ..｀ヽ .!/
人. .. .. .ζ ＞---＜. . . . . . . . . /
_..〃_,,,-‐ ア ___...._.. ､
_../ ／/／ ／ノ" ／＿ ___,,....
／ / /.. '" '´ ￣￣ ／
∧ l ｒ ,,,,_ ..／
丿|ｿ ｀"'''‐-､
│ ′ _ 'ゝ _ ｀''''マ‐--ヽ
∠二￣ /'7 ノ＼ ∧ 、 ＼｀''‐､＼￣｀｀''''-､..
_....-一''''￣／ ｲ／i/ｌ / ｿ'ハ ｀' ﾍｌ ﾏハ＼ ｀ﾞ''ト''''''''\xAD堯①\xAD/
__..-''ー―――-/ / |/ |/ｿ / ﾞﾍ_ | | ﾍ ＼ ＼ | \xAD\xF4/ すでに南部が行ったしな
( ､ ゝ |/ _/ /ｌ ﾘ/ 0 ﾞi ｌ＼⊥＼ ﾊ | /ﾉ
ヽヽ" lン〈 ﾐ‐‐--丿 ,-'''ニ二）ヽｌﾍ | ﾞi| ／/
＼＼ | .|ヽ 廴ﾉ ﾒ ﾍ廴ﾉ‐ン丿ﾍ| ＼| ／／ ……あいつは無事だろうか
＼ﾞゝ､_ 'l _ﾞｌ ''‐―′ へ. ｀￣´ ﾉ |/ | ｒ'＜／
ヾ..ｨ' ￣ｌ ﾍ ｌ＼ ､ 〈│ ｿ´〉 | ﾍ＼
ﾚ' |_ ﾍ .ヤ U ﾞﾞ''lｿ ∠../´ ﾍ'｀´
´ ｌﾊｿ ,ﾍ ＼ﾍ _,,...-.. ／r''iﾞ丶|ヽi
/''i_----、＼ ノ゛ ﾑｿ ＼
'´ ﾞ|￣￣ﾍｌ、ﾞヽ､ ／ ｌ 〉广ゞ
_／ヽ、 儿...... ｀''‐‐-‐'＿--|＼|/ ﾉ
/---､: :__ヽ, イ: :/ ヽ: :__: :｀:ヽ.、/____: : : :ヽ
/: : : : : /::／: : /ヽ:ｉ: : :ヽ: : ヽ／ヽ:-､ヽ::ｉ.､￣｀:',
. /: -:´: : :ゞ´｀ヽ´: : : : : : : : : : : : : : : : :∨|',: :｀ヽ:、}
.|: ::/: : :〃: : : : : : : : : : : : : : : : : : :|: : : : ',: ヽ: : : : ::ｉ
.{: /: : :/: : : : : : : : : ::|: : : : : : : : : : :|: : : : :ヽ:ｉ: : :ヽ: :|
y: : : ,': : : : :/: : : : : |: : : : : :|: : : : : |: : : : : ヽ:ｌ: : :ヽ:|
. ,': : : /: : : : ,': : : ::|: ∧: : : : : |: :ヽ: : |: : : ::|､ ',|: : : : ',
. /: : : |: : :|: : :|_:┴A-,'､', : : : : |､__',|__ｌ＿: : :|:ヽ|: : : : : ', 分かりませんが、犯人が
. / : : : |: :/|: : |: /,≠云≧',:|､: ::|´ ≦=f.、:|: : |/ ',: : : : : } 土佐人であれ新選組であれ
. /: : : : :|:/.｜:/::/《 {::::::らﾐヽ|ヽ: |.彳:::::う〃|､: |. }: : : : :ｉ
|: : : : : ﾘ/ .|/､|,'ヽ 辷シ ヽ| . 辷シ ///ヽ| | : : : : |
|: : : : : :|. |. |',ヽ＼ j //| |: : : : : | 南部の動向を待っていちゃ
||: : : : : | .ｉ:ヽヽ u .／| | |: : : ヽ | だいぶ時間がかかります
|| : : |: ｜ |:| ＞ 、 つ ∠ .|:|. |:|| : : |､|
| |: : ||: | ﾘ ,|.＞ ._ .＜.|､ . ﾘ |/|: : : | |
',: :| ',:| r/ .＼_ _ ／ .|ヽ |: : ,'
',: |. ﾘ /:::| /､_-､ /:::|ヽ、 |: /
ヽ| ,､r:.:´:.|::::::|､/ゝ′/､./::::::|:.:.:｀ヽ、_ }:/
. ´ ￣ ｀ .
. ⌒＼ ＼
／ ＼ ＿_/∧ ヽ
/ . i ＼/:/ ∧ .
/ / /! l. |Ｘ ´ ＼/ ハ .
. / / 「 ｀Ｘ !.斥=≠＝ ∨.∧
| / 〒〒ﾃiＮ!､ | ｌ「n i「 i!、 V ∧ ／ 〉
ﾚ'Ｎ i| i|∩|从 ＼j ｌ| J i! | ＼ ハj:::ﾍ . -＝Ｋ /
从Ｎ| jL..ﾘ └‐‐' ' | i{. :::i::iﾄへ x< 三三}ﾆレ' 兄上は大怪我をしているという
| :从 "" _ """ ﾄ .::ﾙメ! ﾙ 升三三三.ﾚ'
|:i:: :.ト . u 〈 ｀ヽ . イ!ィ´三三三三三＞ ´
. 从j＼: :::≧ ＝ == て´ Ⅵ!7三三三三ﾆＸ 早く医者へ連れていかぬと
. ＼jＸj ＼j .∠j{ __ .ノ 7三三三三／ 手遅れになるかもしれん！
.仁三乂二..メ､三三三X
i三三7 r'Y及 ｀マ三 |
r‐く三三{ 屮´ ｀マ{
/´ Ⅴ三| {
乂 ＿ ﾒ三入 ＼
,イ 二二: :ヽ ／: : : : : : : : : : : : : : : : : :｀ヽ、 : : : : : : : : : : : : : : |
／ ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : :/ヽ、: : : : : : : : } ヽ : : : : : : : : : : : : |
／: ／/: : : : !: : : : : : : : : : : :/: : : :ヽ: : : : : : :r-: }ヽヽ: : : : : : : : : : |
/: 〃: :/: : /: : |: : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ: : : /´: : |:ヽ: ヽヽ: : : : : : : : |
. /／/: :/: : / /|: ! : : : ! : : ヽ: : : :､: : : : : : ヽ-: : : }‐ : }: : :＼＼: : : : : :.|
/ ｉ: : :ｉ: : :ｉ: ｉ: |: :|: : : :|: : ＼ ＼: : ＼: : : : : ヽ／: : : :,'ヽ : : : ヽヽ: : : : :| そうだ、伊東さんは
{ : : !: : :| |: :!: :!ヽ: : ヽ: : : ヽ ゝ 斗‐‐: : : ‘，: : : ./| | ｉ: : : / / : : : : | まだ「生きている」
i: : l| : : | |: :', ｀ヽヽ ヽ ,斗 ´ ＿z,≠､: : : : : :',: : /| .| |ヽヽ// : : : : : :|
|: :| !: : :|! | !| ｉ !圷､: : ', イ乏:::}/ヽ:ヽ : : |',: i:/ || | | ',／: : : : : : : :|
! | ‘， |ﾘ ',ヽ:| .!ﾋﾘ ヽ ヽ 辷zｼ | ‘， | ∧､ |.| .| |: : : : : : : : : : :.| 土佐人というのも本人の口から
ﾘ ', ｌ ヽ: |. ! , ＼ヽ | | .!: :|:/ ヽ| | | |: : : : : : : : : : :.| 出た言葉かもしれん
. ﾘ ヽ|.ﾍ ヽ ヾ､ | | ヽ |、 | | || |: : : : : : : : : : :|
＼ ヽゝ .| ! ヾ､', ｀ || |: : : : : : : : : : :|
|:＼ , 〃 ＿ ----､ | ｀ : : : : : : : : : : |
| | .｀- ´ ヽ /:.:.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ゝ | : : : : : : : : : : : :|
ﾘ /:.:.:.:.,:::::´￣￣￣￣:::::|: : : : : : : : : : : : |
／ ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::: |: : : : : : : : : : : : |
／ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|: : : : : : : : : : : : |
,' ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::',:::::::::::::::::::＼
,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::',::::::::::::::::::::::ヽ
i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::',::::::::::::::::::::::::',
i:::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::',:::::::::ヽ、--------、:::::::::::::::::::::',::::::::::::::::::::::::',
i::::::::::::::::::iヽ::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::ヽ／ ヽ:::::::::::::::::::',:::::::::::::::::::::::::',
i::::::::::::::::::i .ヽﾍヽ::::::::::::::＼::::::::::::ヽ ヽ::::::::::::::::::',:::::::::::::::::::::::::', 町役人が報せてきたということは
';:::::::::::::::::', ヽ} ヽ:::::::::::::ヽ 乏云穀 i:::::::::::::::::::',:::::::::::::::::::::::::ヽ 伊東さんは番屋で
';:::::::::::::::::',── ＼::::::::::::＼ 万ソ .i:::::::::::::::::::',::::::::::::::::::::::::::::＼ 保護されているはず
';:::::::::::::::::ヽ 乏介 ` - ::::::＼ ';:::::::::::::::::::',:::::::::::::::::::::::::::::::
∨:::::::::::::::ヽ 圦ｿ ￣ .';:::::::::::::::::::',::::::::::::::::::::::::::::::
∨:::::::::::::::::::＼ }::::::::::::::::::::',::::::::::::::::::::::::::::: ……よし、ここにいる全員で
',::::::::::::::::::::::::ヽ ｀ ／i:::::::::::::::::::::',::::::::::::::::::::::::::: そこへ迎えに行きましょう
',:::::::::::::::::::::::::ﾍ ´ ／ .!:::::::::::::}− ﾍ::::::::::::::::::::::::
i::::::::::::::::::::::::::::ヽ、 ´ .／ .!:::::::::::::i ＼:::::::::::::::::::
i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞ _ ／、 i::::::::::::,′ } ＼:::::::::::::
i::::::::::',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::≠ヽ / i::::::::::/ i 丶─
i:::::::::::::',::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ } i:::::::/ .}////} ∨
_ , --‐,',￣￣ ｀ ヽ、 , 、
/: :｀ヽ、／:/ ｀ヽ::ヽ/ ヽ: ｌヽ: : ヽ<: : :＼
/: : : : ://::ヽ: : : : : : : : : : : : ＼｀:_ヽ: : : ::＼
/: : : : /: : /: : :/ｌ:ｌ: : : :ヽ:ヽヽ: : :＼:/:ｉ: :＼ : ｉ
.ｉ: : : : / /:/: : /: |:|: |: : : :',: | |ヽ.ヽ: ヽ: |: : : ヽ|
|: : : : ｉ: ｉ: :ｉ:-/‐‐云_ﾒ_: : :|_|斗云|‐､ヽ|: : : : :| そうね、人数さえ揃えていれば
. |: : : :|: :|: :|: :,〃行圷ﾐヽ: :| |行灯ゝ|ヽ|: : : : ｜ 不測の事態に対処できるわ
.|/: : |:/|: :| ,'､ヽ 辷.ﾝ ',: | 辷ｼ ',:|ヽ. |: : : : :|
. ,′//: :| |､|､ヽﾐ |/ /: |/ ',: : : : :|
/: : /: /|:.| ｀ヽヽ. /｀ .// . ',: : : : ',
/: : : : / .|:|. ヽヽ、 ￣ ,∠// ｉ |: : : ',
,': : :/:/ .ｌ ＼ ＞ ､_ ∠| / } |: : : :}
ｉ: : /:/ /7 ､＿ __‐.|ヽ |:|: : : : ',
.|: /|: | ／::::| /,/ ,ゝ .|::ｉヽ 、 | |: : : : }
|: :|: :| ,､r:.´:.:.:.:|::::::| ､// /､ヽヽ|:::i!:.:.:.:｀:ヽL_: : : : :ｉ
|: | ,､r:.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:::::ﾍ ｀ } ｀´ |::::i!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀,'ヽ:｜
ゞヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:::::::ﾍ , -- _/:::::::i!:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.ｉ′
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なにせ報告したのが「町役人」で、
かつ「伊東は生きている」と言ったのだ。
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,,,;;;'''''' '''';;;;;;,,,, '''';;;;,,,, ''';;;, ‐-:､ _,,,,;;;;'''' ''';;;;,, '''''';;;;;;,,,,,;;;;;;;;''''''
''''''''' ''''''';;;;;;,,,, ''';;;; ;;;-::::::::-ヽ:`-｀:ヽ_ '''';;;;,,, '''';;; ''''';;;;;;;,,,,,,
''''''''';;;;;;;;,,,, ;-‐´:::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ ,,,,,,,,,,;;;;;'''' '; ''''';;;;;,,,
''''';;;;;;;,,,,,,, _,-‐´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ｧ ''' ' ''';
'''''''''''';;;;;;;,,,,,,, ,,,;;;,,, ´_,フ::ヽ::::/ヽﾊfヽ:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ,,,
,,,,,,;;;;;;;;;''''';;;;;;;;,,,,,,;;;''''' ''''';⌒ｱ:::::｀V:::::::::::::::｀ヽ}ヽ:::::::::}:::::::::::::｀; ,,,;;'''''';;;,,, ,,,,,;;;;''''''
,,,;;;;''' ''';;;'' /::::i::::/⌒ヽ::::::::::ｨ´￣ヽ::::i::::::::::::::;` '''''';;;;;,,,,;;;;''''''';;,, ,,,;;''
,,,,;;;;;;''''''' ;' {::::ヽ:} _二｀:::::::::::::二ミ }/l::::}:::::::;｀ ,,,,;;;'''' '';;,, ''';;;;;;;,,,,,,,;;;'''''
' ,,,;;;'ﾉｲ:ヽlﾍ ゞ'〉ヽ:::::〈 ゞ'ﾉ .}:ﾉ´}::;゛ '';;' ';, '''';;;;;''
''';;;,,,,, ,,;;;;''' |::「 ` .:│ ｀ ﾚ ﾊ::i_ ;, '';,,,;';,,;''
''';;, ,,,,,,,,,,;;;;;;;'''''''' ﾊﾊ :::::, .‐'::::}
'';;;;;;;'''';;;;;,,,,,,,,;;;;;;'''''''''''' ', ､‐,. ､ ﾉ;:::::ﾊ ';, ,;
ヽ ヽ=‐-─イ ／ ｌ/｀' ''''';;;; ,,,;;;''';;'
`､｀￣￣ .／ ﾒ ヽ｀ヽ '''';;;;; ,,,,;'';,
,;,, ,,,,,,,;;;;;;;''''''';;;,,,,,;' ..‐''´､ー‐〃 .／ ./:::::::}::＼ ,;''';,;' ;'''';;;,,,;''' ';,;'
,,,,;;;;'''''';;;;;,,,,;;;;'''''',,,,;;'' ..-''~:::/:::::::lヽ ／ ./::::::::l::::::::::＼ ,;'' ;' ''';;;;,,,
;;;;;'' ''';;;;;''';,,,,;;;'''; ..‐''~: :::::/:::::::::l /､ヽ/＼ /:::::::::::!::::::::::::: .＼ ,,,;;; '''''';;,,,,
;;;''; ｌ´: : :::::::::/:::::::::::{v' !`゛´i ､/::::::::::::::!:::::::::::::::::::: / ､ ''''';;;;,,,,,, ''';;,
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┃
この時点で御陵衛士たちが、
「伊東はもう死んだ」と気づくのは難しい。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━───
┃
ましてや死体が番屋どころか、
路上に晒されており、
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ヽ .', |../|: : | |r´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:: : : : l i:/l:l ﾘ:.／ ／ ／＿ ｀ヽ､
ヽi |ﾊﾊ: :.| ハ:::::::::::::::::::::: | :: |:::::/ﾘ ,ﾘ,r'⌒ヽ-＜￣￣￣＼＼
￣￣＞- , ' ⌒ ヽ} r=====､ ﾘ .:/::::/l//´ ﾉ , ｀ー､. ＼＼
.､ー´ , , ｀ﾞ 、 , { } /::/:::〃 / / / / ヽ＼ ＼＼
／,r' ﾞｉ ﾞｉ ﾞｉ ﾞｉ ￣￣┃ ＿ :／/ r'´{ { {. / ,ｨ .l ＼
l. ｨ, ﾞｉ .} } }｀ r-'─────‐-- ‐ ´ ｀¨｀ー'｀ー‐i＿l､＿'ﾉ'¨¨￣￣~~~~~~~~~
¨¨'(,'＿,.l＿i‐ー´'ー´¨´
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
その周囲を新選組が、
びっしり包囲しているのを、
分かれというのが無理である。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
「保護されている伊東を迎えに行く」
という方向で相談は終わり、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿,ィ ／ /" ＼ ヽ ヽ ヽ ＼ﾍ ヽ ヽ
ィチ" ／ / / ヽ ﾍ ' ﾍ ﾍﾊ ﾊ ﾍ
/ // / / ' ’ ｀ ﾊ . | ﾊ. ﾊ ' j
. // / / .|. ' , _ﾊ_ | | ﾊ i | | ’
// ' /i. {. | { ／ ﾊ＼_|ﾊ＿|__ .}. l | | ハ
. /// | .'｜ ﾊ. | ／｀ |. } i ハ￣ '|. l | | .| |
/' | |. | | ｣斗匕´ | / .} / . i /.| .l | | .| |
| | .| | i､ | } / ,ム＿ |V' .| .|.| |_ .| |
l. l .| | | >､‐ト /クxﾁ―‐-ミx､ | .}.| ﾄ ﾍ | | 新選組に呼び出されたその日に
.. ｜ .! i .| ﾄ､ |, ,xチ三三ﾐ､ ' '/ γ⌒ヽ ヾ､ / | ｜i | .| | 土佐人と斬り合いになったとか
. i '. ' i {ヽﾒ/／γ⌒ヽヾ { ､旦 } ﾑ' ,ｲ .j .lﾉ , | | 不自然だよ！？
' ﾊ ヽ V //. {. 旦 } 弋＿ノ ,z／/ / | ./ | |
ﾊ ﾍ ﾊ ヾx 弋＿ノ i ｰ==彡´ / / .|/ .| |
ﾄ､ ヽ、 ヽ x｡,,＿__, l ／イ | | | 絶対何かおかしい！
ヽ | ＼ ＼ ＼ ￣ ; i´ j. | | |
＼ . | ｀ ､込ー` ､ じ /... j | |
＼ ﾊ ﾊ , , .| |
｀ } , - ､ i | |
. | 介 （ ） ／j ﾊ | |
. |. | ､ ｀ ｰ‐ ' , ｲ , , i | |
. |. | ＞ ／ j { l | |
. |. l. | } . ／ λ j. | | .| |
. |. | j λ ｀´ ﾄ_ i | | j .ﾉ
┏━━━━━━━━━━━━━━───
┃
服部だけが不安を声高に主張した。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
, -‐───-､_／￣,＞
／ ＜_＿
／ ／￣｀ ⌒ヽ, ｀ヽ、
/ / / / /ヽ ', ＼_＿,＞
/ | | /| |. | |. | | l. l ＼
| | ﾚ' ┼l‐l十' l┼|-| l | l |
| | | ,ィｆてト ｆ心. | / | ﾄ､|
|/ /./| l〈弋ｚｿ .ヒﾘ .ﾚ'| 八| せめて甲冑を付けて行こう！
/ / ｛ | | ヽ }. |V
/ /.//`| | /⌒l / |
. / /.// ,| |＼ ｛__,ノ ／| |
/_ム-‐f´ | l＼ ` ｰr＜ _ | |
.／ ＿l. | | }rvf´| ＼ ｀| |
/￣＼／::.: l. | | /{__ﾄ､| |::.| |
./::.::.::.::.::＼::.::＼| k'l 八 | |::.| |
/::.::.::.::.::.::.::∧::.::.:| | ∨ V| |::.| |
./::.::.::.::.::.::.::/ .｝::.::| l. V⌒V /::.:| |
＿＿＿＿< ／ l l
,x≦: : : : : : : : : : : :≧--l l
／: : : : : : : : : : : : : ,: :≦￣ ---- ､
: : : : : : : : : : : : : :／: : : : : : : : : : : : : : :＼
: : : : :／: : : : :／: : : : ／: : : : : : : ｀ヽ: : : :‘，
: : :／: : : : : :/: : : : :./: : : : : : : : ヽ: : :.ヽ: : : :.
／: : : : : : :./: : : : :./: : : : : : : : : : :‘，: : }＿r ゝ,
: : : : : : : : :i: : : : : i ヽ、: : : |: : : : : : }: : : ix≠／
: : : : : : : : :|: : : : :|: :,≠､､: :!: : : ＿_ i: : : !: : :/ いや、怪我人の迎えにそれは
――― !: : : : |: :.|乂ﾉ ＼{/ ｲ示 }: :./: : / 臆病者と笑われるだろ
＼: : :|: :.| ＼ゞﾝ }: /: :〃
ヽ{ l: ﾍ ' u i/: .／
｀ /ヽヘ ｀ヽ イ /／
/ ＼ゝ＜ /￣￣|
イ￣￣￣ | | ￣ // /
/ l l:::::::::l l /＿
/ ヽヽ:::::|:.＼ ヽ
/ ＼ > >¨:.:.:.:.:＼ ＼
＼ ＼，__ i｀丶、 /＼
''マ￣￣￣`ｰ- ￣｀ｰﾞ'xﾍ、 ＼
＿_ >ｭ ｀ ＼ ',
＼ ゝﾄ､!_
-=ｔｰ―''"" ｀丶、
￣ﾌ'' マ￣￣'''''''ー--┐
／ ／ ﾞ! ／
_∠＿_ / ∧ ! ／｀､ これ以上の議論をしている間に
/ / ! /| / ﾍ /l } ／ l 伊東さんの怪我が悪化したらどうする
/ ／| | / l / 〈〉 ∨ l__ﾊﾉヽ,'ﾍｌ_ ／ l
l／ |! llﾊﾉ!f亡弍 __ｲﾋﾌヽk.彳ﾘ ｀Ｙ'" | |＼!
l／| ∧!゛￣｀ヽ ¨￣″ ノ ! .乂 ! もう行くぞ……おい、武兵衛！
| ∧ | 彡ｧ !_,'ﾞ'彡!∨
l／ レ', ヽ ∨ﾊﾉ厶广￣￣＼
lｰ--ｧ___ﾍ ‐‐-- jＬ..冖´ ＼
＼マ＼ ゝ '' 广´ __..--一ー--┘
＿__ ＼ ＼ `'''┬亡 廴__ ノ'" ＼
_，r‐"￣￣’゜-ｰ‐‐‐ゝ＿ゝ-‐"ﾆﾆ ﾆ-に工 ',
ﾟ， ＞:.:.´:.:.:.:.:.:.:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＜ /// /
ﾟ，／:.:.:.:.:.:.:.:.:. :∠_ :.:.:.:.:.:.:／:.:.:.:／:.:./:.＼ /
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／:.:.:.:.,二ユ≧ｭ､／/:.::./ :}:.:.:.:.ゝ'ヽ
.:.:.:.:.:.:‐=ﾆ二--イん::::::（ ㍉､ ７:.:.:./、 i:.:.:.:.:ｌ:.:.:..
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. {{に):::::::::7 ／:.:／ __ ヽ/:./:.:.:.:.:}
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| 之ZZシ /:.:／ ｲ::（㍉i:./:.:.:.:. /
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| ￣￣ ￣ に/〃:/:.:.:.:.:/ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| ゞ' /／:.:.:.// | 駕籠と人足の手配をしてくれ ＞
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| ´ ／/:.:.:.:.:// .| お前も駕籠の傍についているように │
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| ─ 人:.:.:./´ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| ....:.:.:.: : /
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| ...:.:.:.:.:.:.:.:.:./
|:.:.|:.:|:.:.|:|:.:.|:.: : | r‐=≦:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
八/ИⅣ/:/|:.:.:.:|≧､/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : / 承知しました
‐=ﾆ二￣￣ ＼//////ヽ //7 /}/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: /
イ/////＼ ＼＼/////////}}/＼/／/ /:.:.:/
／/////////,ヽ ヘ/≧ｭ､///l l,//}≧ｭ､/:.／
//////////////∧ { }- ゝ⌒=== ≧ｭ､
. ////////////////∧ ゝ――ゝイﾆ ﾉ ＼
//////////////////∧ ／／ ＼＼ }/ヽ
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┃
駕籠の準備が整うまでの間、
服部は自室へ戻り、
┃
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| ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＼／
| || ||| ||| ||| || :===≡≡===,--‐ァ
| || ||| ||| ||| || || -――-､／ -='―-､＿＿
| || ||| ||| ||| || ／ -‐┐ -ｒ＿＿／
| ||＿＿＿＿|||＿＿＿＿|||＿＿＿＿|||＿＿＿＿|| / /￣ ヽ ＼
| ||※※※◯|||◯※※※|||※※※◯|||◯※※※|| | ｌ i / / i iヽ ＼＼
| ||※※※※|||※※※※|||※※※※|||※※※※|| | | .| / / //ヽ l | .ｌ l |ヽ l
| ||※※※※|||※※※※|||※※※※|||※※※※|| | ｒｌ l |/|∧|ﾘ lｒ､ ﾉ ,ｲ l ｝ V
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣| l^| |/ｨＴ.Tヽ ｆTｊﾉﾉ | lＶ
／ ,' ヽ| | ゝｌ_ﾉﾉ └' ｌ/l/ ﾉ
／ ,' // | | __ ' ノl ﾚ´
,' // ', ',. ヽ、_ イ/ ', {
,' .// ／ヽヽ=/^,＼/＿_', ヽ
/ / ／ l: :: :l V> L',:::ヽ::l＼＼
/ ／: :／ｌ＿|', ',__∧__ｌ: : |::l_ ＼＼
/ ｌ: : /: : : : L| ｌ: ＼:::l: : ｌ::ヽ〉 ＼＼
/ |: :ｌ|: : : : : : | .ﾄ､: :ヽl: :|:: ::', ヽヽ
/ ﾉ⌒jl: : : : /: :| |: :＼:::V : : :ｌ ） ）
./ ﾄ､ノ/: : : :/:: ::| |: : : ::ヽ}:::::::::|', /／
/ / / r'´: :: :/:::::::/ ﾘ:::::::::::::ﾉ::::::::ハ
ノ / /: : : : : :∧::::ノ ノ;;;;::: : : : ｌ: : : :l: :ヽ
┏━━━━━━━━━━━━━───
┃
鎖を編みこんだ胴着を羽織った。
┃
───━━━━━━━━━━━━━┛
___ ＿_
, ‐ ｀´ ｀ヽ
／! , }三ゝ､
¨¨|/ | 廴/ } 斗 /､ゝ―‐
///|.ヽ芯 芯|| ヽ‐┘
¨ / |.ﾍ. ‐ ｲ|| ',|
/ |.| | ≧≦ | |} ヽ、 甲冑を付けたら脱げと言われるだろうけど
/ , ‐ | | |__||__ | |｀ヽ､ ',
/ i / / |ﾋ‐‐┘ | ｉ . ∧
/ r´ i i /::::y´:::| | | ∧ これぐらいならさすがに
/ } 从i ―ヽ 从 |∨ ∧ みんな何も言わないはず
/ / ／::ヽ::::::´::::| ｀ヽ∨ ∧
/ . / ／/ }::: |:::::::|::::| ｉ ∨. ∧ r ｎ
./ / /: / . /::::::|:::::::|::::| ヽｌ ∨. ∧ 「l .|_| l
i / ／:::::| r========! ', ＼ i l l. <ヽ└'
ゝ { |:::::::| /:::::::::::::::／:::::∨ ∧. ヽ | | l ヽ＼
不､ |/―‐|:::::::::::::／::＼:::::::∨ ∧ ﾘ | ｌ ヽ ＼
ト/// L＿_|___: ／:::::::::::::＼:: ∨. ∧ |_j ヽﾉ
./ {//}__ﾉ≠ｌ三',======= i .∨ ∧ ＿「ｌ「Ｌ. _
/ |::ヾ::L/r==ヽ心;;;;;;;i―‐ |::::i ∧ └‐┐i r‐┘
,' |:::::ｲヽ{{___ﾉ,{＞．;;;;',:::::::::|::::| ∧ L| |
.i |::::::∨,心、: : : : : ＞． ::::|:::::| ヽ∧ └‐'
| .|:::::::::∨/,心、: : : : : : :＞．::::| ',∧ ｎ
L .|::::::::::::::::7＜,心、: : : : : : : ＞． i / Ｕ
/＼ |:::::::::::::/;;;;;;;;;;;;＞ヽ<: : : : : : : : ＞． |::| ０
i:::::::::＼ |::::::::::/;;;;;;;;;;;;;;|＿_|;;;;;｀＜: : : : : : : :＞． ノ::| Ｏ
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┃
刀も普段は差さない、
三尺長の大刀へと変える。
┃
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／;;;;;;;;;;;;;／
r 、 {;;;;;;;;;;;;;∠ ,----- 、
|;;;;｀ヽ ｉ;;;;;;;／/＿ヽ＿＿ / /／ __｀ヽ_
.∨-＝ニ￣ヾ､／ イ ｀ヽ､ ／;;;;;;;;;;;;;;;｀ヽ-- ＿＿
ヽ;;;;;;;;;;＞-､ ヽ /ヽ＿;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,/
ヽ／ ヽ､ヽヽ､￣￣ ﾃ‐‐‐´
／ ／ ／ ヽ ｉ/};;;;;;｀ヽ ヽ
‐ニ＿_／ / ｉ / ｉ | .|､;;;;;;;;;｀;;ヽ- _ヽ
/ 〃 | ｉ | 、ヽ.ヽ .| .|ゝ＼--------‐ 、 みんな警戒心が薄い
ｉ .ｉ | ! | | | |ヽヽ ヽ ヽヽ| .|.,' ＼ ＼
. | | | ∧-| ⊥ヽヽ | ヾヽ_≧ニ|´ .|ヽ、 .＼＼ ＼
. ',| ', ｉ､ ヽ |代云 ヽ ´/ { 乂| .| ｌ｀ヽ、 ＼＼ ＼ あれじゃ本当の不測の事態に
. ヽヽ ｌ ヽヽ ヽ. 辷ﾉ＼ .｀¨ /! ! | | ｀ヽ、 .＼＼ ＼ 対処できない
ヽ .ﾚヽ ヽ、 丶_ .／/ヽヽ | | ｀ヽ ＼｀ヽ、 ＼
/ ＼ ｀ヽ、__ ／〃厂ヽ ヽ.| | ｀ヽ､ ＼ ｀ヽ、 ＼
/ |丁ヽ ＿___｀ ヾ､::::| ヽ ､ニ ―-- __ ｀ヽ ＼ ｀ヽ、 ＼
/ | / ヽ|::::::Lニゝ--｀ヽ､ V ￣ - ､ ｀ヽ､ ヽ､.＼ ｀ヽ、 ＼
{ ' ヽ-- ⊥-‐,′ヽヽヽ、 ｀ヽ ｀ヽ ｀ヽ .＼ ｀ヽ ＼
| ヽ---- ´/ / ｀ヽ｀ヽ ｀ヽ ヽ ｀ヽ ＼ ＼
,. ´￣ ｀ヽ､
／´⌒>'´￣｀ l- ― '' ''ー- ､ ＿
__,r7／ ／ , ヾ´＿__ ヽ
,r7///ｲ / / , , ､ヽV///7＞､
, ＜///_／ , ｲ/ ,' / l / / ﾊ l | l } |V､_/////＞､
￣ ー ´//, l {' l |_l_ l { | | | ! i| | }//＼l｀￣｀ ＼
///! ! ! |´|VIl {lVI ﾘ-/-l/､,' |∧///＼
〃'´ﾊ { l ﾊ l { ＿ ＿ l |'| ＼//∧ もしもの時は
/ l ヽﾄ､{ 乂 ￣ ￣..ｲ | l ｀ヽ/|
,' ヽ ,八 ' ,. |. ! ', l＼
/ / /' ｀ ､ ─ , ｲ- ! | l | ……私が身を捨てなんとかしよう
/ / / ,r､´/l＞- ＜| ,- | | | |
/ / / _./ l:.{77r--､77/ l | | | |
/ /／イ/_,／Vl//7,7/// ヽ! !＞ ､_ !
,' ,ｲ// ,r――/{二二}ｿlー-､. ', , } |
/ / {/ / ,イ>//,/イ､::! | ､ ! i |
/ / , / /<:::::::::V´:::::::〉| / } | | !
. / / l / ／::ll::＼::::＼::::/:::| / | | | |
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┃
服部の机の上には、一首の歌が置かれていた。
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│ │
│ たずぬべき 人も嵐の 激しくて ...│
│ │
│ 散る花のみにぞ 驚ろかれぬ ....│
│ │
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┃
坂本龍馬の死を聞き、詠んだ弔歌である。
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┃
服部はその歌を書いた紙を
一瞥した後、懐へ押し込んだ。
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／:::::/ .／／／ 〃／ } ヽ ＼::::..､::::::＼
／:::::::::/ .／ / 〃 ./ / .ﾉ,ﾊ､ ',. ＼:::｀:.く⌒ヽ
７¨¨フ ／ / /.! ./ / .／ /}.| l ｌ ﾄ､ ＼::::..＼
.〃／__／/ ./／ ｲ__/ /.／／//｜! .| |､ヽ⌒ ＼:::...＼
./,' /::::ｲ .//／./≠ミメ∠_// 斗匕入人 ＼ハ.＼:::::|ー
/ l ./／/ﾊ //! /./ ｲゝﾋ::ｿメ/´ ｨﾋ::ｿｱ∧｢ | }ﾊ. ＼＿＼!_
,' l |' ! {/ |/／ ∧ ｌ /!. ＼l/ ,} ｀ﾞ 坂本さん、この歌
{ !. ｜ l ィ７ ./___ゝ. _ _ ｲ::ﾄ､ ＼__
ｌ ! 」 ⊥'" ／/.イ ヾ:＞. .__. ＜:::::/ ∧ ＼｀ヽ
_,.. -‐''" ／ / /'__」 ,＿ゝ:.:.::{ l }.:.:.:..∠__ ヽ＿＿ヽ ＼"'' やっぱり私がもらいますね……
,.. - ‐''" イ /／{{. |／ . ／ﾟ＝= =＝ﾟﾍ ＿{ ＼
／ ー ´ .r､ _ ___＿＿___.:.:/ヽ＿｀>､ ｀
_ .ﾔr―−''''''""""¨ | . : ゝ_＿､ ＼
_. ''"´:::｀ー--.l ｌ | . : : ヽく}:}￣ )ヽ、__
, ´::::::ノ:.:.:.､.:.:.:.:.:.:.,.'-‐-､ | : : .Y ヽｰ'イ}、:::::..、＿＿＿ -‐=‐-...､
／.:.:／.:.:.:.:.:､ﾊ:.}.:l.〈_,.rニ＝、 | : : .';.:.:.} ハ ､::.:.:.:.:／ }:.:.:.:.:.＼
／.:.:.:/.:.:.:.:.-.:.＞ ´￣ （ ｒ_rk=ﾆ、 | : :.}と二二ヽ} ＼￣＞ー―ｧ /:.:.:.:.:.:.:.:.＼
.´:.:.:.:.:.:{.:.:.:.:.:.:.:/ ,ｨ λ _,.-‐く | : : ,'＼/}: : : : ヽ__}ﾄ､ / ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.::.:.:..;' 〃././ K_,.-‐''" | .: : , ':::::::.ヽ: ヽ: : : : : : ヽ. |! }}::.:.:.:.:.:.:.／
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ｰ={ {{ { .| ﾄ |__,,,.....．--―─=''''''''￣".: ,...::´.:.:.:.::.:.:.:ヽ:}: : : :}: : : :} /' ／.:.:.:.:.:.:イ
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やがて、駕籠の準備ができた。
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＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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／[〓]＼ .|＿＿＿＿＿＿＿＿＿| ／[〓]＼
[二（ ´∀｀∩二| |￣￣| |二（ ´∀｀∩二]
と ,. ,.ﾉ | |￣￣| | .と ,. , ﾉ
人 Y |. ￣￣ | .人 Y
. し'' （＿） └――――――‐┘ し'' （＿）
.
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┃
なおこの夜、阿部十郎と内海次郎は
朝から出かけており不在。
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＿＿ ＿＿ ,x≦ ヽ
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ,x≦:.:.:.:.:.:.:.≧ｭ､ ／:.:.:.:.:.:.:.:ヽ , ' ⌒ヽ
/¨¨¨二ﾆ=‐--:.:.:.｀:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽr､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.. ( ∧ )
／:.:.:.:.:.:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽゝ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i ヽ廴) ノ
/:.:.:.:.:.:ｧ:.:.:.:.:.:. :,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼:.:.:.‘，:.:.:.:.:.:.:.:.: | |／
.::.:.:／/:.:.:/:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:‘，:.:.}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
.:.／ /:.:.:/:.: : /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:. : |
{/ :.:.:.:/:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.: |:.:.:. : |:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:}:.:l:.:.:.:.:.:.:.:. : |
′ l:.:/i:.:.:.:. i:.:.:.:.:.:. |:. : |＿|:. |:.: : |＿|:.:.}:.:.:.:.:.i:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |
|: { |:.:.:.:.:|:.:.:.:.:|斗: ´|:.:.:|:.:.|:.:.:´!:.:.:|｀ ヽ:.: : }|:.:.:.:.:.:.:.:.:. : |
Ⅳ {:.:.:.:.:.::.:.:.:.|:.:|:. : |:.:.:|:.:.|:.: : |: : |:.:.:}:.:.:.:/:|:.:.:.:.:.:.:.:.:. : |
.::.:.:.:.ヽ:.:.: ゝ===‐'| /|:／ゞ==７:.:.:.:ｲ !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
ﾏ:.:lヽト:.､ヽ |′, /:／:. | |:.:.:.:.:.:.:.:.:. : |
ﾏ{ |:.:.:.:|ヽ、 r ｭ ／}:.:.: ! |:.:.:.:.:.:.:.:.:. : |
ヽ ヽ:. ! ト イ､ i:.:. / ｜:.:.:.:.:.:.:.:. : |
＿__ゝ{-,/| ＼＞＜ ／} ヽ|／、 :|:.:.:.:.:.:.:.:.:. : |
r‐‐=ﾆ二::::::::::::::/ | 〉r〈 i ‘，:::::::::::≧ｭ､:.:.:.:.: |
/::::::}:::::::::::::::::::::_/ | /{≠{∨ | .::::::::::::::::::::::::: ７､:!
/:::::::::ｉ ‐=ﾆ 《 :|／ //l l ∨/l }ﾆ=‐::::::::::::: /:: }|
【 阿部十郎 】
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新井忠雄と清原清も、
しばらく前から江戸へ出張中で、
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＿＿＿
´ ＼,r―― ､
／ ＼
ヽ
/ ド､
./ / / / ､ ､ | }!
/ / / / / /ヽ. ,ハ. | .ﾄ､ﾊ
/ ./ / / ,ｲ /⌒｀´⌒! | .| .| !
.′ | / / / / i! / | i! Ⅳ |
| / .! ! | ,ｲ / / .| / | /! | ,ｲ!
| | | |丁丁｢ﾊ7≧ ﾄ/ x≦¨￣｢/丁 i!f::i!
Ⅵ .| | | ｬ笊芝芒ミ' r芹芝芒ァ::从!:::i!
.从 | | | |弋z孑' ゞzン .,|ｲ:::::|::i!
Ⅵ | i! iﾄﾐ､ /'|:::::::i!::|
i! .Ⅳ{∧ | U ,|:::::::|:::|
Ⅵ::ヾ:::i<.〉 〈.>':i!::::::i!:::i!
i!:::::::::!:i＼ へ ／::::|:::::::|:::||
ﾊ::::::::|::|:::::＼ .イ::::::::::|:::::::|:::!|
|::;|:::::::|::|:::::r⊥｀_ｰ-‐_´.⊥i:::::::::!:::::::!::::|
|/:!:::::::!:i!::::|ー-. |::::| .-‐'|::::::::i!::::::i!::::|
【 新井忠雄 】
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残っていた御陵衛士は藤堂を除けば、
服部・篠原・鈴木・毛内・加納に富山の六人。
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┃
日付が変わろうかという時刻、
彼らは油小路へ向け、出立した……
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〜〜新選組屯所 沖田の部屋〜〜
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|| | l￣￣l |｀ｌ .||ﾉ |人ﾉ|| ;' ||｜
========= || |└─┘|_,| .||Ｙ,|Yヽ,|| ||｜
| ┌─┐| || |Y^Y^ｼ´￣￣￣|l￣￣￣ヾY^Y^| 三三三三ﾐ ||ﾉ |人ﾉ|| ., ''"´ｉ `||｜
|┌┴┐│| || | ﾉ / |l ／ ヽ l l ' ||Ｙ,|Yヽ,|| |',',',',｜ ||｜
|│ ├┘| || i ノ |l ／ ヽﾉﾉ | ||ﾉ |人ﾉ|| |',',',',｜ ||｜
|└─┘ | || ﾛ |l／ ／ ロ ,;; | ||Ｙ,|Yヽ,|| |',',',',｜ ||｜
========= || | ヽ |l ／ / l ＿＿＿＿| ||ﾉ |人ﾉ|| |',',',',｜ ||｜
|| ,ﾉ从,,ゝ ＿＿＿__|l＿＿＿＿/'从l /＿＿＿i＾＾＾ヽ ||Ｙ,|Yヽ,|| ＼',',｜ ||｜
／〕 , ; || ; ||＼[[]/[[| ｌ ｌ｜ ||ﾉ |人ﾉ|| |＼＼|ﾞ ||｜
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￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ ||｜
＼ ||｜
急ぐ必要なんか何もないのに…
,ゝ-'´￣￣｀ ヽ.､ｰ-､
, ′ , ｀ヽ｀ﾞヾ.､
/ / / / ﾊﾊ ヽ＼ ヾ.､
ｉ ,' ,' / /./ﾞﾞ"ﾍ.i i `ﾞ､ヽ )）
j i ,' _,'ｨ,」 { }_i! i.l i.i 〉,'′ ＿／｀ヽ
―:.-､ :ｉ l {_i Ⅵﾆ!ﾒ｀ ´_!ﾅ‐ﾘ!. |ｌ!/ ′,=‐'´: : : : : : : :｀ヽ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
: : : : :｀ヽ.､ !! l i l代:ｿ` 代ｿﾃ‐! ﾉl!,′´: : : : : : : : : : : : : : ＜ ……………… .|
: : : : : : : : :ﾞﾉ,! {! ﾄ.!ヾ , ¨´ﾉ'ﾉ'i ﾉ{: : : : : : : : ／: 〉: : : : : : : .ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
＼: : : : :.ｰ=' | ! iﾄ､ ノ'!'ｲﾉ! i: : : : : :／: : :/: : : : : : : : : :ヽ
: : :＼: : : : : :乂.! |!`iヽ ‘ ’ . ｲ（ {./ | 丿: : :／: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
: : : : ,ゝ‐― ､ヽ!.|i!,| ＞＜| ノ'i ､!ｲ/⌒ヽ､: : : : : :/: :.,ゝ､: : : : : ＿＼ｰ､
: : :.／.::::::::::ヽ｀.ﾉ人ー-ヽ _,ゝ`‐〃!i.!,'´!::::::...,.ゝ'ｰ-く ／.;ｨ⌒ヽ､／: : : : :￣｀ヽ､
::／｀ヽ.:::::::::::ｌ!/,'-‐ `ー-､__,ｨ‐‐''‐-ヾ.､'´!::/: : : : : : : ｀`/ ｀ヽ､__: : : : ／｀゛､
: :｀ヽ.:::::::::::冫ﾉ'′ -＝- ヽ:´: : : : : : : : : i r､ 'i､ ､ ､!.〉／: : : : : ヽ
: : : : ｀ヽ､‐-y{ ／´￣｀ヽ }k､´: : ／: : : :} ﾉ: :.{ .!:ヽ ﾞi 〉': : : : : : : : : ヽ
: : : : : : : :ヽ/'i! / | ,ﾉi!)）: ノ: : : : : :｀: : : ∪: :{ |:ﾉ: : : : : : : : : : ヽ
: : : : : : : : :{ |ﾞi!､､､, , , / {ヾ､,,,'ノ'´: : : ;ゝ=､: : : : : : ﾐー ﾍ.j: : : : : : : : : : : : .ヽ､_
＼: : : : : : :乂､}゛゛´ / ,'ﾉｲ i´: : : :／ ヽ: : : : ／: : : : : : : : : :ー'⌒｀ヽｰ=､､〉
ー=-:､: : : : : :ヾ! /,' / i'j .|: : : / ヽ:／: : : : : : :.／ : : : : : : : : : : : : : ＼
【 沖田総司 】
, ──── ､
. ／ /⌒ ⌒ヽ ＼
/ , | ‘|‘ |- ､ ヽ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
/／ ｰ ●ー ＼ ヽ ＜ ……………… .|
l 二 | 二 ヽ ｌ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
l ─ | ─ ｌ |
ヽ （＿＿_|＿＿＿＿ ｌ ｌ
ヽ / /
>━━━━,-､━━ ｲ
. / ／ ヽﾌ ｀ヽ l
【 井上源三郎 】
.
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┃
もはや多くの隊士が寝静まっていた時間だったが、
┃
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､
ζ ,
_ ノ
（ ( (. ）
. -‐ ） ‐- . ､
. ´,.::::;;:... . . _ `. ζ ,
i ヾ<:;_ _,.ン | _ ノ
l ￣...:;:彡| （ ( (. ）
} . . ...::::;:;;;;;彡{ . -‐ ） ‐- .
ｉ . . ...:::;;;;;彡| . ´,.::::;;:... . . _ `.
} . .....:::;::;:;;;;彡{ i ヾ<:;_ _,.ン |
!, . .:.::;:;;;彡j:::::::::::::::.... l ￣...:;:彡|
ト , . ..,:;:;:=:彳:::::::::::::::::::: } . . ...::::;:;;;;;彡{
ヽ､.. ....::::;;;ジ.:::::::::::::::::::::: ｉ . . ...:::;;;;;彡|
￣￣ } . .....:::;::;:;;;;彡{
!, . .:.::;:;;;彡j:::::::::::::::....
ト , . ..,:;:;:=:彳::::::::::::::::::::
ヽ､.. ....::::;;;ジ.::::::::::::::::::::::
￣￣
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
沖田と井上は時折、熱い茶をすすりながら、
「待ち人」が帰ってくるのを待っていた。
┃
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' /´ ／ , |,ﾊ ｀ヽ ヽ.｀ヽ.
/'i ,′ /i i'"ﾞ| ﾞ､ 丶
' /' .|: i ,ｨ/ .| , .! .′ !i .i i.ヽ ,ゝ
| .|l i ,ﾅﾘ￣iﾒ‐i.,′-!ﾅi! ｉ. i /
l , _ |i |;_ｨ彡＝</!,' ,ｨｷ'ﾉ! ,i.|.ﾉ.! -_-. ､
! , ｉ / /,､ﾞ!! .iｉ `匕ｿ/'ノ' l'Yﾒ'ﾉ_.ノ,'ﾉ' | `i 丶
ﾉ,' .|/ !' 〈|| i.i! ヾ' . i ,! .i _ ,ノ ) ）
/'!ﾉ .i' ゝ､!! ﾄ.! ,′ﾉ ,'!i| | - --−´, ´
' ノ'〈/,ｨ=! ,ｲ!! |. _, ,ｲi_ノ /ﾉ'| .! -−=＝''''' "´
´ /ゝ｀ヽ､/.|! | ` ， ´ ／!::i.|/／ﾘ i .ノ
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jく: : : : : :' iヾ.､;;;;;;;;｀ヽ: : : :// ／
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/ｨ'⌒｀ヽ. ､: :ｉ! ﾍ!:冂;;;;;;;;ﾉ;､: /_'i!|
!: : : : : : : ヾ.､ﾍ i!ﾒ=ﾆl====ﾄﾒく!|
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ｌ| | |＼ i /イ l | ｜
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｀ヾﾒ､＼、ﾄ､ｌ| /|ｌ ｜ ＞ イ ｜ | | | ／{
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:::::ｒく::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::./.::.ヽ|}〉 |:| |:| 〈{|::.::.ヽ:.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::
:／〉.＼::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:/.::.::.::.::|}〉-┐__┌-┐__┌ 〈{|::.::.:::.:ト-一ｧ.::.::.::.::.::.
/ ＼＼::.::.::.＜二、￣ｲ.::.::.::.::.::|}〉 Y⌒´ ｀⌒| 〈{|::.::.::.::.l ／.::.::.;;. -―
./ ＼＼::.::.::.::.::.ヽ{::.ｌ::.::.::.::.::.::|}〉 | ｨf=ﾐﾒ 〈{|::.::.::.::.:|/:.::＜＿::.::.::.:
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／| |ミ
／: : | |
＿＿＿／ : :::::::| |＿＿＿＿＿_,
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. . . . . | |:::::::::::::::| | ||
|￣|￣| |:::::::::::::::| | ||
| | | |:::::::::::::::| | || -‐,コf7{{辷ｆﾘﾉﾍ,
| | | |:::::::::::::::| | || ／ __{仏:'／:｀¨:^三≧,
| | | |:::::::::()):| | || /:７://:::::::_:_彡'^¨⌒丶
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| | | |:::::::::::::::| | || / ＼Ｖ介{:し:ﾉ ｜十-Li j/ } ﾊ|
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＼ : :| | 二ニニニニニニニニニﾆ≧ｘ彡'ﾍ ｢¨::7了f千{≦=―-
＼|_| _厶三ニニニニニ＞=≦ﾍ乙1 |:::/r介ﾊi| トく,⌒´
_ -=ニ=‐ｧ=ニニニﾆ／::::::::::::::::::＼) l⌒レｆじﾍ |i:::::ﾏ⌒ｰ ｧ
ﾆ=-_厂/ニニニﾆ／ ::::::::::::::::::::::::::::ヽ, | 〈∧〉}八:::::＼＾´
/／ _,厶イ/ﾆ＞'::::::::::::::::::::::::::::::::::::Vﾊ八／丁｢/f刈〉::::::::〉
′_彡 7／八ｌﾄ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::Vﾍ, 〉/ /`辷八::::::/
〃 ／ ｊ八::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉:::＼ { { }｝:::{
/ 介ｘ:::::::::::::::::::::::::::::::;／:::::::::::::ﾏﾊ_ } {じく＼
【 斎藤一 】
.
,ゝ-'´￣￣｀ ヽ.､ｰ-､
, ′ , ｀ヽ｀ﾞヾ.､
/ / / / ﾊﾊ ヽ＼ ヾ.､
ｉ ,' ,' / /./ﾞﾞ"ﾍ.i i `ﾞ､ヽ )）
j i ,' _,'ｨ,」_{ }_i! i.l i.i 〉,'′
:ｉ l {_i Ⅵﾆ!ﾒ｀ ´_!ﾅ‐ﾘ!. |ｌ!/ ′
!! l i l代:ｿ` 代ｿﾃ‐! ﾉl!,′
ﾉ,! {! ﾄ.!ヾ , ¨´ﾉ'ﾉ'i ﾉ{ （……帰ってきたのは一だけ、か）
ｰ=' | ! iﾄ､ ノ'!'ｲﾉ! i
.乂.! |!`iヽ ￣ . ｲ（ { | |丿
＿ / ..ヽ!.|i! .ｭ｀´!、 ! / ; l ｲ’
/ ヽ////...ﾉ人 / ∧∧/≧⌒r; '、
/ ∨// /,＞'´: : : 只: : :｀i/.､ｲ }
／ ∨ ..ﾉ'./ゝ: : : /: |ヽ: : :} i.!,'ヽ.､
. ,- ´ 、＿ |/y///、≧/_: :{、ヽ// ﾏヽ.'´ヾ
〃. | /'//// ./ ｀` ヾヽ ＼ヽ:ヾ
. ／ ..{ | ///. / l/} ヽk､',
,. -‐=＝＝=‐- ､
xく: ∠⌒ ヽγ⌒｀ヽ:::::::::::｀ヽ
／:::::::::｛ ￣`ｰ}{一'´￣ ｝:::::::::::::::::＼
〃:::::::,. -‐', ≧人≦ .从:::::::::::::::::::::＼
. /::::, : ´ `ｰ㨨ヽ ＿ ノ .｀ヽ,､:::::::::::::::ヽ
/:::::,′ ｛:::::::::ﾉ { }丶::::::::::::∧ （無理だったか…………）
,':::::/ ´￣￣`ｰ ￣「´ ,. -‐=＝='{ } ヽ::::::::::::::｝
｛:γ -‐…―-. | ＿＿ ´ .∨:::::::::|
｛/ ,. -‐ | ￣`丶 ｝:::::::::|
ｉ ,.∠⌒ヽ | `丶 | :::::::ﾉ
', ｛ | ｀丶 、 ｝::::::,′
ヽ ヽ. ,. -‐＝┴‐- ､ ｀ヽ 八::/
＼`ｰ´￣ ` "'' ‐- ,,.._ ﾉ:::/
＼ ` 八'
（三三三三三三三三三三三三三三）
√`ｰ―∠_⌒ ヽ――丶―――‐一'
｛:::::::/ 人 ♀ ヲ ｀ヽ:::::::::::::::∧
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井上は小さくため息をつくと、
湯のみに茶を注ぎ、
┃
───━━━━━━━━━━━━━┛
,. -─＿-_ .. ＿＿_＿_
∠ -‐''"´ ￣￣`ー '"´￣￣￣￣
／ __ .. -- .. ＿
. / ,.＜L人_＿_ ,. -─- ... __
／{_/⌒ヾ＞ . ｀ﾌ7 ー---‐ '´
, '^Y } ｀ く /
. /廴,ﾉ / ヽ.
{ , ' ',
､ . '. ,. ' }
ζ , ﾞｧrr ´ / ＿＿ __,n◎
_ ノ Lrﾍ. , ' └‐┐ | └┐r┘
（ ( (. ） ヽ、 ／ ┌‐┘ | <ﾌＬKﾞ>
. -‐ ） ‐- . ｀ --‐ '´ ￣￣
. ´,.::::;;:... . . _ `. ＿＿ __,n◎
i ヾ<:;_ _,.ン | └‐┐ | └┐r┘
l ￣...:;:彡| ┌‐┘ | <ﾌＬKﾞ> ○ ○
} . . ...::::;:;;;;;彡{ ￣￣
ｉ . . ...:::;;;;;彡|
} . .....:::;::;:;;;;彡{
!, . .:.::;:;;;彡j:::::::::::::::....
ト , . ..,:;:;:=:彳::::::::::::::::::::
ヽ､.. ....::::;;;ジ.::::::::::::::::::::::
￣￣
┏━━━━━━━━───
┃
斎藤に渡してやった。
┃
───━━━━━━━━┛
, -──- ､
／ , -‐､ , ‐ ､ ヽ
/ /,-‐''´∨~~｀ヽ ヽ
/ _,.l ・ ,! ・ /‐､ ヽ
l / ニ､｀ｰ‐‐'◯ｰ‐' 二ヽ | 寒かったろう？
l l-─ l ‐､-l!
l l ヾ''ｰ‐ ､__ |＿ _,,...ｨ'´ l
ヽヽ ヽ ）／ / 飲んで暖まるといい
ヽヽ ｀''ｰ── ' /
ヽ＿＿＿＿＿＿, -‐''''⌒ヽ
／ ￣､ﾌｰ─‐＠─‐ヽ（ ）ノ
_rｖｸﾍｙ之―- _
, ...::.::.::.::＞ｰ一＜―- ､::.::.::. 、
／.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:＼::.::.::.＼
/::.::. -―……───- ､::.::.::.＼::.::.::.:ヽ
／ / ＼::.::.::.ヽ:.::.::.::ﾄ
, ' / | | ｌ ヽ::.::.::.l::.::.:ハ
/ ,′ / /| | >斗-く |
.′ ｉ | | / / ,′ | ／ ｲ仆{ヽ＼ｌ
| | ｜ | | l // , / /く::<_/:/ハ＼_〉〉
| | ｜ |、 | | // ／ / ／ | ＼_/|:| ト-' ｌ …………ありがとう
|/ﾍヽ !ヽｌ⊥lﾍ／/ ／-‐/＿¬ ﾘ / |:| |::| ｌ
| l＼ﾄｰｷ .ﾐ ∨／才弋_ツ／ ′ / :|:|｜ |::| ｌ
| | ヽ _ゝ' 〝￣ '" / / / | 釗|::| l
｜ﾞ、 ﾍ 〈 / ／ /ヽ| ｌヾ| ｌ
| ＼丶 ,.＿ /／′ /｜ ｌ ｌ
|l／/| |＼＼ ｰ ／,./ ,ｲ ｌ ｌ ｌ
ﾄ､ ﾍ∨ ｜ ｜ ｀ ＼ _ ＜／ ／::| ｌ ｌ ﾉ|
.＼ 、 ∠＼＼ ＼ ｌ l ﾌ爪＼／ ／l::.::.:| ｌ ｲ ／::/ ／.::
＿_＼::＼ ＼::::.::＼＼ ヽ ｌ二ニ イ/∧／ へ＼ｌ::.::.:ﾄ､ ／/／ :::厶／ /:::::
::::::::::::::::::::＼ ＼::::::＞''"￣＼ヽ_／///／イﾍ::.::.::）ﾉヾﾉ| へ ∠ -‐ ＿＼:::／
┏━━━━━━━━━━━━───
┃
斎藤は湯のみを受け取ったが、
┃
───━━━━━━━━━━━━┛
, ' ﾔz:. :. :. :. l!:. :.
,.' / , ﾔz:: :: :. :l!:. :
, ,' , , i ﾔz:: :: ::l!::
i ! l : : :l ! ﾔz: :: l!::
! : |: : : :l!. . . : : : : | . . : | : : : : . l ﾔz:: l!::
. . l: : !: : : |'; : : : : : : : : : :l: : : : l; : : : : : :l . . .l : : . ﾔz:l!::
. . . : : : :, : l:, : : l､; : : : : : : : ｌ: i!: : : :ｌ|: : : : : :/: : : l: : : . ﾔﾂ厶
. . : : : : : ﾄ: lヽ: :l ﾍ. : : : : : : l:/| : : / l: : : : :/: : : /: : l: : : : . .|:: :K::
; : : : : : : :lヽ!ﾂﾍ:lｘ､ヽ /|'´ｌ: ./‐-!: : ／l. . ./!: : /: : : : : :l:: ::!:ヽ
ﾍ. . :, : : : ', 弋:::;;ｉ㍉.､ 〃 j:./ z:ｭl／二j.／/. :/: : : : : :/|!:: {',::
ヽ. ﾄ、: : ﾍ 丶ｰ'､ ヽ' /' ´ ｉ:::::;;;;;::_ト/.／: : : : : /: l|:: ::!:';:
＼＼: : ＼ ,/ 丶 ::::ソ／! . : : : : ;.': :/}:: ::! :l
l: ｰz ゝ 〈:. ／. . : : ／ : /:〈:: ::l: :!
,. -i: : : :＼ ' ,. '´. . . :,. :' : : : / : ﾄ:: {: j:
_, -:. ':. :. !: : : : ; :＼ 'ｰ-､ -=ﾆ´:＿_: ; -'. . : : : :/: : :l/::j:/::
:. :. :. :. :. l . : :l: : |:＿､ ´ _ , -‐7: , . . : : :,':l : : {:: :!:i::
:. :. :. :. ::,' . .|!: :!:. :. ≧ｘ:--‐＿´≧´:: :/ ./ . . : : /: l : : l:: |:l}::
:. :. :: :: ::! . ll: :l:: :. :zﾔ:,:-rｘ':: :: :: :: :／イ . : : /!: l!: : :ﾍ::〉l::
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手にくるんだまま、口に運ぼうとはしなかった。
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辷l /７ └┘/7 [][]「l ○ ○
くノ ＜ノ くノ
|| ＿＿＿ ／.|Yヽ,|| ||｜
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＼ ||｜
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, ゝ ' ⌒￣￣ヽ.ゝ―.､
, ',´- ＼
,.ｨ'',´ｨ ､ ヽ.
, '´ ,ｨ´ ,ィ´ ヽ､. ヽ.
´ , ' , '/ iﾄ､. !
i ,' ./ ./ / , ﾊ./i.i .i ,i .i i､ヽ. !
ﾍ .// / / ,ｲ/゛"'!i !ﾘi i i! i !
! ,'.,'/ /, ,'＿/','/ i! i!,'!_!_ﾉ, !,ｨi i .i! 平助のやつ、世話が焼けるわね
ﾉ/ !,'! ,i!__!メ=ミﾒ､ i'イ夭斥テi!ﾊ!i l i!
. ノ,'i /!.! .ili! ,i7`､廴ｿ .ﾉ!ﾉ' ゞ‐!',' !丿! i!i
ﾍ i,'!,ﾍ.i ,'!i i i!i､""" ､ ﾉ' """ ﾉ! !'ﾉﾉi ﾄ.! ……よいしょっと
. ﾍ i!i! _ﾍ!ヾﾐ､i!〉､ﾊ ＿ , 'ﾉ i_/ノ〉,!ヾ､
ﾍ!ｨ!´`i!¨`ヾ､T´::!､ . ｲ' i.!::７/′ ｀
/.::::::::::::i::ヾ:::､::ヽ:i!_i＞-＜_,/!i i!!:/λ
. /.::::::::::::::::!::::ヽ::ヽヽi三三三/,ｲ! ii'::￣｀ヽ､_
. !::::i::::::::::::::.ヽ､:::::::i::ヾ｀ミ三/,'人.､ V:::::::::::::::i:i､
. ∨:!::::::::::::::::::::.ヽ､:!､ヾ､lﾒ,!'/ー-､ヾヽ､:::::::::ﾉ:!i
）::i!:::::::::::::::::::::ヽ::ヽ:::i.i!i,ll,.!､三三∧｀ヽ:::,'::/i
!:::i::::::::::::::::::::::::.ヽ:::i:::i i､i !::ヽ三三i!::ヽ}）ﾉ::}
＿＿＿
／ - ､ -､＼
/ , -| ・|・ |-ヽ
. i / `- ●- ′ | 総司？
| i 三 | 三 |
. | |. ＿＿|＿＿_.）
ヽヽ ／ /
━━━━o━━
/ ／ ＼ |
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
沖田は押入れを開け、
奥の方から一振りの刀を取り出した。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
|─二三三二─|
|三二＜＞二三|
|─二三三二─|
|三二＜＞二三|
|─二三三二─|
|三二＜＞二三|
|─二三三二─|
|三二＜＞二三|
､＿＿＿＿|＿＿＿＿＿＿|＿＿＿＿,
}三三三三二二====二二三三三三{
｢ヽ Y| |
Lﾉ ii| |
. / jｌ| |
/ /ｌｌ| |- ､
. / 厶ｌｌ| ＿＿___/ |
/ {- ||| /r‐┐ |
. / 人ﾘ | {_|＿|＿＿___.ﾉ
{ }ｌｌ| /r‐┐ |
i|| ｛_|＿|＿＿＿__.ﾉ
i i|| /r‐┐ |
| i|| ｛_|＿|＿＿＿_.ﾉ
. /i i|| /r‐┐ |
. ／ 八 .i|| ｛_|＿|＿＿.ﾉ
／ ／ ヽ :i|| |
＼ :i|| |
￣i|| |
,. -ｭ,ﾆニ弌垳ト､
／r'^ _rﾍ-ﾍ/＾ヽr宀､
/!７ト､7′ 〃 ｌ ヽ ヽ
、 / l//L｣| ∧ｌ | ! |l ｜ ! ヽ
|:l / 〃 ||丁l トH､lV| |l /l } l |
ヾヽ / 〃 |l | ｌ抔卞｀ヽ{ /-ト/ //ﾘ
＼ ヽ:∨ |」 /ｌ| ｌﾄヽ￣ ﾚ'戎ｼ' ／ ′ そんな刀、あなた持ってた？
⌒ヽ!ヽ._j＼＼ / 八 |ヽ __ ' ∠r1=彳
::..::..::..::..::..｀::..::ヽ/ ﾊ ヽ‐ >､ ,. イ| }::..｀ヽ、
::..::..::..::. ／⌒ヽ､ヽjノヽ.∨r 芥､/:./ /::..::..::.､＼
::..::..::.::./:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ⌒Tlヽ｝l,ハ/-/ 〈::..::..::.｀ヾ＼ヽ
::..::..／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨_ || ヽ:ﾚ':.:ヽ::..::..::.くヽ.j
::.r'´.:.:.:..::.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨_ ||ｰrﾍ.:.:、:.:.＼ヽヽ:〉
仆､ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨_l〉 ri心:.:',:.:.:.:.:ヽ｝
′ ＼_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ∨_ ゞ=仆ヽ.:.:_ノ
, 〉个､:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.∨_ ｌ }〉:.}'´
-‐‐ﾆ ¨-￣￣｀ヽ.
／'´￣．＜´ ￣｀ ､
〃 ／ ィ ,ﾍ ﾊ ヽ. 丶
/′ , ' ／/ / ﾄヾv,ﾊ. i ，
,' / ' ,' ﾊ |゛゛^"´|i＿ﾄ. .
', {.i!,+＋ﾄ､ .'T|__j｀ﾄ､.ｉ | 「大和守安定」
} ﾍﾊ_ｨﾁｷ- ﾅfえ艾_|_ , 長いこと、しまい込んでたから
: .i ヾﾍ`匕} 匕ﾉj, |ﾊ} !
| ﾊﾄi｀ﾄ､ ,ｲ i'ノ .|
{ i!|ヾ| |ﾞヽ ─ ク! | i､.! 手入れはこまめにしてるけど
∨|l! | |､ィﾞ＞ _ イ_)j! .!､ 八',
V!ヽ.| ﾚﾍ::|:.ﾞiYi´.:.:.:.:.|! |:.:i′ ヾ､
.＞ナﾚ^i|〈:.:.|||:.:.:.:.:.:.| .|!:.＞‐- . これね…………
i､ | jﾞ ヾ:､:|||:.:.．イ| .|ﾚ' ﾞ),
ﾄ.'､ j,|,-ﾆ､O}ｫｪャ{O_.| .|_, //ｉ
| ヾjﾚ´.:.:.〃入ﾊ_>!ｉ:.:.| .!:.ﾞ､, / ' }_
〈､./.:.:.:.:〃:.〈∧.〉:.ｉｌ:.:.:.l .!:.:.k'／ }ﾞ.､_
| {:.:.:.:.〃.:.:.:.:.:.:.:.:.:|ｌ:.:.:.:ｌ i:.:.:}､＿__, ﾉヘ.
|弋:.:.:.|i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|l:.:.:.:.l i:.:ﾅi､＿__／'.:.:.:.j|
::::○ﾟo:::::::｡:::ﾟ::::o○:::゜:::｡:::oﾟ:::::::o:::ﾟ:::::｡::::ﾟ::::｡○｡ o゜::::::o゜::ﾟ:::::o｡::::::::::::::::゜::::o:::::::○:::::ﾟ::::゜ o::｡:::::::o::｡ :::::::::::::::::::::o::｡ ::::::::::::::::::::
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／ . : . : . : . : . : . : . : |､/|: . : . : . : . : . :＼
. : . : . : . : . : . : . : ./!: . :|⌒∨. : . : . : . : . : ..:.
/. : . : . : . : . : ./: . :/│. :.| ∨i､: . : . : . : ::. :.:.
′: . : . : . : . : /: . :/ 1:..:.:| Ｖぃ: . : . : . :.:.: . ,
ｉ: . :|: . : . :| : . /|: .:/ | : / -‐ ''"Vい: . : . |: .:.:. :.|
|: . :|: . : . :|: .:,:斗r:|'" │/ ,ｘｬﾘ､ヽ: .:|: .i:.:.i |
’: . ｌ: . : ..:Ⅳ:| |: / j/ イｲ刈 》 Ⅵ: .|:.:ﾊ|
，:ｌ: . : .∧リイ竿圷ﾐ ゞ-'’ ´ ハ:/ |′
Ⅵ: . : . :∧_弋_ｲﾘ ′: ...:| ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
ヾ: |＼ : ∧ ' l_/.:. :│ | 山南さんの介錯、した刀 │
∨: .|＼:.ﾊ ′ｉ.:. :ﾊ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
|: . |ヽ.__、 ＿ _,.. / .:.:.!:.:. : :,
|: . ｉ:.:.:.:.i:＼ ｲ.:.:.:.:.i.:.:.:. : :,
|: . ｉ:.:.:.:.i:.:.个: .. ／ | ー―┐:. : .:,
|: . ｉ:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.'. ｀ --_´ -=≦ ￣ |:.:.:. . :.:,
|: . ｉ:.:.:.:冂|￣￣ , | | | /ﾌ7 ＼:.:. : . :,
|: . ｉ:.:.:.:|l || i | | | r┘i⌒ / 〉＿_ヽ
|: . ｉ:.:.:/ l| ,ﾉ １ ヽ＼ ⌒'′ / / ／― ､
|: . ｉ:./ 八 ／｡ o ｡ ｡ﾟ | ＼＼ ／／―／ :
|: . ｉ/ ／ __n_ﾟ ﾟ ﾟ＜ ＼｀´／ ／ ﾄ､
::::○ﾟo:::::::｡:::ﾟ::::o○:::゜:::｡:::oﾟ:::::::o:::ﾟ:::::｡::::ﾟ::::｡○｡ o゜::::::o゜::ﾟ:::::o｡::::::::::::::::゜::::o:::::::○:::::ﾟ::::゜ o::｡:::::::o::｡ :::::::::::::::::::::o::｡ ::::::::::::::::::::
:::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ::::o:::::::::::::o::::::::::::::::::ﾟ:::::::::::::::o::ﾟ:::::::::::::::::o::::::::::::ﾟ::::::::::｡::::｡:::::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ:::::::::o:::::::::::::::::ﾟ:::::::::o::::::::::::::
.
_,.-─── ､ て
／: : : : :/⌒Y ｀ヽ、 そ
/: : : :_,.--{ (･| ･)ﾉ-ヽ
|: : : / 三三 ● 三 ! えっ……？
|: : / ,.-─‐-､_ﾉ -､|
',: | {: ,.--､_,.-､`ｰ┬'/
ゝ:ヽ`ー───‐'／
/: : : `┯━（〒)━{
;' : : : : /´ ヽ::|
__,ゝ―-- ．...__
,ゝ‐ ' ｀`ヽ､
／ ｀ヽ..､＼
／ _,. i ､｀ヽ､.＼
' /´ ／ , |,ﾊ ｀ヽ ヽ.｀ヽ.
/'i ,′ /i i'"ﾞ| ﾞ､ 丶
' /' .|: i ,ｨ/ .| , .! .′ !i .i i.ヽ ,ゝ
| .|l i ,ﾅﾘ￣iﾒ‐i.,′-!ﾅi! ｉ. i /
l , _ |i |;_ｨ彡＝</!,' ,ｨｷ'ﾉ! ,i.|.ﾉ.! 御陵衛士をおびき寄せる場所
! , ｉ / /,､ﾞ!! .iｉ `匕ｿ/'ノ' l'Yﾒ'ﾉ_.ノ,'ﾉ' |
ﾉ,' .|/ !' 〈|| i.i! ヾ' . i ,! .i
/'!ﾉ .i' ゝ､!! ﾄ.! ,′ﾉ ,'!i| | 七条油小路だったよね？
' ノ'〈/,ｨ=! ,ｲ!! |. ―‐ ,ｲi_ノ /ﾉ'| .!
´ /ゝ｀ヽ､/.|! | ` ，. ／!::i.|/／ﾘ i .ノ
∨|: :｀ヽヽ| .|ヽ､/ ＞- '. :ﾞ｀ヽ!/ '´.ﾉ／
jく: : : : : :' iヾ.､;;;;;;;;｀ヽ: : : :// ／
(,:'´￣｀:ヽ:､! ､i: :〉〉;;;;;;;;;/: : :.//!
/ｨ'⌒｀ヽ. ､: :ｉ! ﾍ!:冂;;;;;;;;ﾉ;､: /_'i!|
＿ --二-- ＿
／ . ―r穀}―. . . ＼
／／: : : : :ゞ=彳: : : : :＼ ＼
/ ／: : : : :_:_:_:_:_:_:_:_:_: : : : :.＼ ＼
./ ´: ィ -‐´ , ｀`,‐＼: :＼ ヽ
/: : / ,' l l l l ＼: :} |
／|k,<, | | | l l .| .| | ﾄ/小ヽ
//|:l|ﾉ/ | | l .| | | |.l , | ! ﾘ !|:|ﾉ|Ll| 総司、あなた何を……！？
<´ｨﾄr-斗十ヽ|丶|､ /〃/_,|ム/L/ ヾｲl:l´
／/.|}ﾊ 弌千ミﾒﾄ､＼ /〃斗≦ﾃｧイ . /l:|:|:|
´ < |}| ヽ ､l-`-' ´` " 丶-" / .／ |:|:|:|
/ | ｀ﾄ＼ l /／ |｀ヽ
| | ＼ ―､ ,ｲ.| | . l
.＿ l l |＿ム ､ ￣ ,ィ＿|_| ! /
／／: : : : l l.|＿}>l : :｀＞‐＜: l |<{‐-l'' ム
／￣ ｀ ー-≦⌒丶
__ / .:::::〃 ｲ
__,.ィ'Z仁ゞｰ仁ﾍ--､_7.....:.::::>-y /:|
_ノィ;;ﾁ‐''＾"´`ヘ戈__厶{Ⅵi/八 (. / / /ﾘ}
_/ｲ;;厂 ムイ r'´}i i ﾑ '>'´ ……みんなやりたくないけど
//;厂 j´ _{ル__７ でもやらなきゃならない事とか
,ｲｉィ , -=>yｿ./ i´//^ ⌒ヽ、
〉{ｲ ／{:::::〉=':i,'..r'Y::::::::::::::〈:::::l、
ヽ仏 __ ＞'´- i::/i,ハ:{､ ハ ::::::::!:::::iヽ 私がやるべきだと思うのよ
｀ヾ>-‐''´.:::;r=ヽ ::::::'´ Y:=':ﾊ.: ﾊ::::::::l.￣l .;
ヽ､_ _,ノ_ ′'´ ヽ:::::∧､ ,∧::::::::; !´
__/{＞'......￣_,.イ ∨:::ト=ｲ:::::∨::ｲ .i
r( ＼_-j' ´ lｲ:/:::::::::::::: ＼; l
___r≦=:::¬_ー j´ Y_r===彡._:::::i ｌ.
ｘ＜:::／::／::／}::ー{ }=====彳 ; ﾍ i、
{:::::::／::／::／::::/:::::::∧ /ニﾆYニニﾆﾆ廴_ィ、
r≦／::／::／::::::::{:::::::::::::/ ./ 〉ヽi ∨' ヾ､ ﾊゞ`=ﾐ ト､
／:::::/::::::{:::::::/:::|:::::::/:}:{ ...／;∧ .〉! ∧_,､ﾍｌヾー'_,> Y.
::::::::八:::::::ﾍ:::＼::i:::::::{::::::＼ ／' .'.′ ./ | ヽi .||..ﾍ γﾍﾊﾊﾊソ
, . =-´￣￣`ゝ‐､
,ｨ.‐フ´,.,'ﾞ＾ ` ､ ＼
,''´／/ ,′ ｀ 、 . ヽ. ﾞ.
.（. / ,.' i.＼ ､ ≧=.:ﾄ. !.', γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
`¨.ﾍ.! .|{＼､ xく＞-‐= ´:!､:...ﾞ ＜ だってどう考えても |
./: :i .i｛__ ^ tf芯 } .ﾉ' :lﾉ:.ﾐ./ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
（ :.:ili!:i.抃芯 j. ,| ::|;'i|. }..､
ゞ（.!:ﾄ＼､ ' -‐' /.| :i':i!lﾚ,::ﾏﾐｧｰ､__
/..}＼≧=く{_.| :!人.__.... .｀ｰﾍソ､ス.､=､-､-､___
/ / .／T7 / /....__.....､.....＼ ｰﾞ`¨｀¨｀ｰヾゞﾐﾒｰ､＿ __,／〉＿
/ / ./....|{./ /...／⌒ヽ}ﾊ.../ ⌒ヾ_ﾒﾆゝ､ｰ､〉:.:./
/ / ./.}／j./ /../ ｛.′/...＼ ヾ:.:.>､:.:.ヽ｀ヽ
／, / .／,'＞.../ /.__{ ,_ ,⌒＼......:.. ヽ! ⌒´ヾﾉ
.// ; {: : !: : :/ /ヽ...｛ ﾍ _」 `丶、 （'´
{/ ./ ゝ:ヽ: / /.: 八 . ‐ﾍく.... :, ヽ
.j. { ...`.／／.ﾆ=＜........∧..... ′ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
{. ｛ //ﾉ ｛................./} }:..... , ＜ 「次に」逝くの、私だし |
八{｛ {｛ノ{ ｛............../ , ｝-=. ′ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
.` ｰ 7７{ ｛｛＼....._」 jﾚ′. : ./
//....〉∨＼........:／.: . . . ./
.:/.......∧.:.........／.:. . . . . /
{ {..... /..........／.... :. . . . .∧
｛.｛......i.........〈{........ . . . . /,:！
.
|ﾑ7 ﾏﾑ / .! |i / i ヽ ﾍ
ﾑ7 ﾏﾑ/ ! l l /! } ! l .' 'ｌ
,ｲ７ 川i ﾄ.、＿! ! | | | i ,ﾘ / ./ i
/イ.! {',ﾘ l __＼ 「 T丶! { ﾊ} // ' ./ }
' l | /y' l |ヾi´¨ 示ぃ､ ヽ{｜ //i ｲ /' ' γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
./ | i!|{ | | ゝ_弋zソ_ } ／.斗‐l // / | 苦しいのとか辛いのとか ＞
| |||i | | ｀￣ y' ｨ仍７i／./ / ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
| ﾉ,ﾘ iﾄ. | 弋ｿ / ムイ
| └ Π .iハ :. ／ / / |
| | !. | ヽ 丶 U ,′/ |
| |｜ ! | ＼ ＼. つ メ_.ｲ !
| | | ト . ヽ. ＿ ＞ ／! ﾘ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| | ﾊ ! .{ ／ .!| / | 私が背負ってあの世に ＞
| | ./ ヽ. ＼ﾍ. ＞ t ─ .i ﾘ / | 持っていけばいいのよ .│
| |/.／ ＼ ＼ﾏ≠＝ | | / /! ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
| ├──―‐＼ `マﾆ=＞ｭ. | ./ /｜
| |二二二二ニ≧ｭ=≦=ﾆ二＞ｭ､| / ／i !
| |ニニニニﾆﾆ二二ニニニ ∧ﾆﾕ_ .イ_＝≠＝=ｭ
| |ニニニニニﾆﾆ二二ニニ { ﾏﾆニニ＞ｭニニニ＞ｭ
| |ニニニ＞───＞ ｀" ＜ }ニニニニ＞"´ヽニニ＞
| |ニﾆ＜ニニニニニニ＞ ｀" ＜ ＞"ﾍ ヽ .ヽ
.
＿＿＿_
..:::::´:r ノ､＼､＼
／::::::::::_」 0|0 l__::＼
/::::::::::／ ｀ｰr'⌒Y´ ＼:ヽ
,:::::::::::/ ￣￣ ｰr‐' ￣￣ ｌ.:ｌ まさか総司、油小路へ行って……！
|::::::::/ ￣￣ ｌ ￣￣ |::|
|:::::::ｌ ´￣ -─┴- 、u ｀ l/
ヽ::::| ／ ヽ ／
`ミ三≧====ｧ=r=≦ﾔ′
/::::::::::/ (〒) ヽ::::ヽ、
{:::::::i:〈 ＿＿＿ 〉l::::::ト､
{:::::::|::::ヽ ( )ﾉ::厂´ ﾉ
／ , / / ／ /／ | ｉ ヽ 、 '. ヽ
' / ' 〃/ // | l、 l ｉ : ﾟ.
. /, 〃/ ,イ 7 ￣二'/ヽ '_＿ ハ ｌ ! i i
// .ィ// 〃ﾚ'_,ｨ=≡!=ﾐ､ /, -/､｀ヽ. ｜ ｉ l |
／/.´//｜ ,ｲｰ!=《_j〔__ゐﾊ゛ ／ｲ zﾅミﾐ､ﾊ. ﾄ | ｌ l ！
＿／／ ' / ′| / ! ﾊ/ ￣￣`ﾞ ／/／,儿ふ心 !！ ,゜,゜ 平助のやつも仕方ないわよねえ
´￣￣） / /.１ ,| ' ﾊ!八 " ／ ／ ￣¨¨`ﾞ´メ、 / , ｉ ｉ
／／ /' } /ﾉｲ / ! ﾊ ﾚ ""'／ . 〃 / i| |
／／ ！ ﾉｲ__,// /ﾉﾑ. ヽｰ _＿, ／ ／ 1 / ｉ.l| | こんな剣、遣わせるなって
.ノ／ ／ 〈 r// /〃ﾆ ヽ ‐ ´ ／／.′ /ｉ|_ノ″ﾊ| | 言っておいたのに
{/ ´ У/ /〃.:;;;;;;;;;鄯､ ／イイ,′ ﾑ.ｌlﾆY / | |
′ ／〃 , ／ r＜三=｝ 丶 - ／´ ｛/ｲ |:::i !::/ｲ 八 、
／／/ ／.:::::::） ￣ヽ.____／＿＿_{{ {l .|:::| !;ﾞ ｀ヽ
／∠／.∠ﾑⅤ.:ﾉ＼ ／-=ﾆ三三､！ |::ﾊⅤ
／厂7/ /.........∧∨ヽ ／ -=ﾆ三三三ﾑヽ. ﾚｰ} }―−- .
／〃...// /..............∧∨、 . / -=ﾆ三三ﾆ=ノ.ﾊ ＼{ {....................＞､
. ／/{...// /.....r==┐.∧∨ /, -=ﾆΞﾆ=‐＜Ξ/厶. ＼＼.......／／..‘,
．ゝ ―-､ ,...､
,．'.´ ´ ｀ヽ.
, ≠ｨ ヽ､
_.．'´／ ,ノ , . ､ ､ ヽ.
´ ／ .:/ ,' , ﾊﾊ i.i ヽ. ﾞi ﾞ.
ﾞ. ｲ .' !iﾞ゛"i i !i.i i : i. ﾞ.
! ,'i! i. !＿i.| ｰi-‐ﾅiﾅﾄ|.i ﾄ. i !
i ,l: l､'´!＿ﾘ｀ ﾘ´ｨﾃ'‐テﾒ-ﾄ.ヾ.li:i また会った時は財布が空になるまで
ノ ﾉ!ﾄ.!ﾊメ弋刃ﾞ ´!/ '¨¨´ﾉ! ,'ﾉ､ ｉ| ﾞ.､
, 'ｲ ./ iﾄ.!: ヽ.ﾞ､ ' ´ /ｨ' !:､! . ﾄ. ヽ.､
., '´,' ./. l! !､:i !メ､｀ -､ ‐ｧ,'' .| ､i ﾉ!i ヽ. ｀丶 おごらせてやろうっと……
,. ' / ./ ﾉ/）ﾞ!i' i!'＞ . , イ!: i｀ヽノ ノ'
{../ .'´//ry!: i|､:. ,ﾉ/≧l ,''! :|彡'ｲ,､
ﾞ､! .,' i' ﾉi!: ,'ヽ:.ゞ､´¨¨¨ﾒ.i! :!':.,ノ ヽ､
! i ' iﾉ, ﾉ.､rヶﾒ､::......;ｨヽ! l,ｲ ＿.ﾞ､
! ﾉ,'/メｲﾊ＝==. ＿.:::!. |ｨ,ゝ'´,, ｀ヽ
i′ =,'/'ゝ｀," ￣〉ヽ,. ヽ''' ∧
..zｲ¨ﾟﾅ'｀ヽｨﾉ:;ﾉ:::::::::::ﾝ'" /ﾞ､ﾞヽ. /
乙::/'ノ ｲ:イ:::::::::::/ / .｀､ ﾊ ,ﾉ
7:::/,'/ ﾍ; ::::::::::/ / ,,ｨ ヾﾍ, ,r'
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〜〜油小路近辺 焼け跡〜〜
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゜ 。 ゜ 。 o ﾟ ﾟ' ☆ . ' ｡
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|三三三三| ＿＿, ゝ::ﾛﾛﾛﾛﾛﾛ｜| ┌──､_,
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／:.:.:.:./:./{_,.斗≦ミ､:.ヽ:.:.:.:＼ー‐＝≦:.:| |
/:.:.:.:.:.:./:./ハ ,ｨf符》 ヽN ﾄ､:.:.}:.:.γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
工|工|工l工エエｴl＼ /:.:.:.:.／/:.:.|:.:.:.:} 以 jﾊ Ｖ:＜ ……ここの空き地でもない |
__|＿__|_,工工]エｴ}ﾆTニ7〉ｪｪｪｭ |:.:／ |:.:,.ｲ::.:.ﾉ |:V:.:.:.:.:ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
＿|＿|_;工工]エlｴ|-[]─[[:ﾛ::ﾛ:{ |/ |/ |:.く _ U |:.|＼ﾄ､:.:.:.:.:.:＼ 「￣￣＼ ＼
__|＿|＿l工工;エｴ|＿＿__]〕ﾆlﾆl ､.vV^ヽ｀-' j/ ＞―――‐へ ! ＼ :|
＿|工|_;工工]エlｴ|┴┬／>─‐> ､.v,,;..v､ﾐ.:ゞ;y｀ヽ 「} i ＞―- ､ ＼|
__|＿|二l工工;エｴ}┬／／.::::／ ､.v,,;..v､ﾐ.:ゞ;yv;ゞ;ゞv;ゞ,v,,v,vゞ＼_,. -=≦_,. ィ ＼＼＿／ ＼ |＼
＿|＿|_,工工]エlｴ}／／.::::／v､::.;.;... ;.w;ヾ.:ﾞ;;ﾐﾞ':ヾvv'w:,ゞ;;;ヾ∧ V:八 ＼___| ＼. ＼ `ー―
__|二ｌ＿l工工;エｴl／,,;;,／ ....-::.;.;::.::::-..... .. .... . ... ... .`"''､v,;.／ ｀ヽ. _〉三〉 .γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
_|＿|＿l;;工工;エｴl-_L-|,,;..v､ ....::. ::: .:.;:へ.;.'.. .＿... .'.. _／ V /{ {/ ＜ 伊東さんの遺体……どこ？ |
､.v,,;..v､, 工工エｴ|-l_ L|vゞ;ヾ.:ﾞ;;ﾐﾞ',,,ゞ､.v,,;..v､ ~~. .::/vへ＼-/:/￣￣/￣ 》/ / /「ヽ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
ゞ;爻彡ヾ;ゞ;yゞ､.vk,,..vｌ,|ゞﾞ;ﾐﾞ､.v,,;..v＜＞'ﾆﾆTﾆニTニTニ>/./,:､:.:. / j/__! ﾚﾊ ヽ＝＝＼| ／ /､＿＿
”v:";v;oゞゞ;yゞ ゞ;爻彡ヾ;,,;..v､,...:/ ./:/.ー〜「l─「l─「l-|:|.／ <;~/ ,./三 | |三} } | /／￣￣ ヽ＼＿＿
.:ﾞ;ゞ;ヾ.:ﾞ;;ﾐﾞ':,oヾv”v':,ゞ;;ﾐﾞ'爻。....:~~'〜<二二二>~ ~~ ~／ <＼/ ／ |三ﾆ| !ﾆ/ / | / ＿＿_/
.:ﾞ;;ﾐﾞ':,”:";oヾv;;ﾐﾞ'爻vゞ;ヾ.:ﾞ;;ﾐﾞ':,;.;:: .:. .... ..' . ....::.;.~~`´:~:.::~{ / //|三ﾆ:!. { / / ≧=-〈 ／ ＼
.
┏━━─────────────────────────────────────━━┓
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
伊東の死体の隣で死のうと、さ迷う藤堂は、
まず近藤の妾宅を訪ねたが、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
｡ . ｡ ' ☆ . ﾟ 。 ﾟ
ﾟ . ｡ ゜ + ゜ ｡ ｡ ﾟ 。 ﾟ
｡ ' o ゜ ☆ ゜ +. ;／ ゜ ｡ '
゜ 。 ゜ 。 o ﾟ ﾟ' ☆ . ' ｡
* . ..,,-= ::;; ., 。 ゜ + ｡ ゜ ﾟ
ﾟ ,-=;: ..: . ミ . + 。 + ゜ ｡ ﾟ
。 彡''‐- ,,.. ::: .: ;;:爻 。 * . ゜ ゜ ゜ ｡ ｡
,-=';;::. .: :::;..ミ ...::彡三ミ ,/ﾍ￣￣￣￣￣ﾍ . '
ﾞﾞー,,.从 . :::;.ゞr'´::. :. ...:ミ / ﾍ三 三;;;::ﾍ ..: :-=:. * . ゜ + ゜
; :: .爻 :: ..: .r': :.. .::;;;爻: . li） / ﾍ三三 ::: :: ﾍ彡 ;:.爻ミ;:.. ﾟ ﾟ .
ゞ . :: :;; ::.:彡-=,, .,: :::; ::彡 ,/ ﾍ :: : :... 三 ﾍ; :: .从:;': : ...: :ミ ゜ 。
' ヾi:..l| |l:::iヾl|:::i| /,,＿＿＿,,ﾍ,,＿＿＿＿_,,ﾍ::(i;:. .. .爻 :.;:i;:. ｡ ' ゜
li:..|l l:::i|. li:::l .,,-―|l ,-―-, l|l l| ミ''-=,,..:: :;彡. ﾟ 。 ﾟ
|l:::i| |i:::| |:::li l´￣ﾞﾞ'|l |l_l_l_l_l| l|l l| |::ll |i::l ｡ ﾟ 。 ﾟ
il::;|i li:::|i li:::| |ﾛｌﾛl .|l |l_l_l_l_l| l|l l| i::l| l::i| ｡ ' ゜
li:..|l |:::li |:::li :|ﾛlﾛl :|l '‐--‐' l|l l| |::il l::li ﾟ 。 ﾟ
|l:::i| l:::il l:::il |ﾛlﾛｌ |l l|l l| li::| |i;;| ｡ ﾟ 。 ﾟ
il::;|i |::ll ,|:::li ｷｷｷｷｷｷｷｷｷｷ＿___,,l|＿ｷｷｷｷｷキキキキキキキキ
''ﾞﾞ''ﾞ'''ﾞﾞ｀''ﾞﾞ''ﾞ'''ﾞﾞ｀''ﾞﾞ'' ｀''::. ｀''::.
; ;;; ; ;; ; ; ; ;;;;;:::: .; ;: ;; :: ;:;::;; :;;:: . . . :. . .. . .: :. ｀'';:.､ ｀'';:､ ;; ;: ;:: :::. ... : ...: .... ..
; ;;;;; ; ; ; ;;: ;: ;:;: : ; ; ;: ; : : :; :; ;: ::::: ; : ;: . .. .:.: .. . ..｀'';:,,. ｀'';:.. :: . . :; ; ::; ;: ; . ...
:: :: ;;: ;;;; ; ; ; :;;;; : ;;;; .: ; ; ;: ;:::; ; :; . . : :. . . .: ... ｀.;: ｀'';:,.;;: ;:: ;;:: :. . . : . ..
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
出てきたお孝は、今宵の暗殺計画など、
何一つとして聞かされていない。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿ , ‐=ﾆヽ
／ / !_i ） ）
, -― （ / ＿ノノ
. ／: : : :-＝千＜／￣＞ //￣
/.:.:.:.: /.:.:.:.:.:/.:∧`ｰ＜ ◎
. ,'::::/::::/::/⌒ｲ::/ |:l_:::::::ヽ
/::::,':::: Ⅳ|／ j:/ j∧｀::: ハ
ﾚl（|::::: | ○ j::/:/::::| 伊東さんも近藤さんたちも
. l/|::::: | ○ん|/:∧| だいぶ前に帰りましたよ？
. lﾍ:: ﾄ､ `‐'-' ﾉ::::: /
. _ﾑ:|-f`_r―ｧ≠!:::::/
/=､＼｢｀}ヽ/／ j／
（ ＼{: ﾘ ∧
ﾉ ＿,}Ｖ／ }
〉彡＝{ﾚ'＝ﾐ､{
【 お孝 】
.
┏━━━━━━━━━━━━━━───
┃
近藤の妾宅から、
七条油小路はやや離れており、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
.:i|.:i|.:i|.:i| ;|
.:i|.:i|.:i|.:i| ;|
.:i|.:i|.:i|.:i|二二二二二二二二二l
.:i|.:i|.:i|.:i|___ _,,....,, _ ...:::;;| ,;;
.:i|.:i|.:i|.:i| ,/|（( ..,, _ ,,. )）...:::;;| .;;
.:i|.:i|.:i|.:i|/ :| | ~"'' ''"~.]....:::;;| .;;
.:i|.:i|.:i|.:i| | | l l l |.....:::;;| .;;
.:i|.:i|.:i|.:i| |_| l l l |.....:::;;| ;;
.:i|.:i|.:i|.:i|;../ :l #i; ;l;;;;l;;;|￣￣＼_＿＿＿＿
,.i|,.i|,.i|,.i|,/ ~"'''''''"~ ., __
_,,..,.,,,._ ＞┿､ _ ,,／ ,__＼
ヽ /_ /'ヽi| ＿ ＿ ,l|lヽ,,＿∠＿ __彡 ￣ヽ
ゝｰ( ヽ| ;;|i| ／ ￣ ￣ ＼ |⌒ヽ
/ ヽ::ヽ |i| / / l l l
/;;;..:::i;;:..,） ;) :|{} ___ ＿ ─'/＿.,., /￣ ￣ 一一< | 丿__丿
;;:::.....、。）_,,)" <"＼＼￣ ￣￣ ／_＿、 i! | / ／￣
￣￣￣;;;:" ＼_//＼ヽ＿ ＿／ヾ＼ _l一一一─＿ ＿l|＿彡/／´｀￣´
＼ /ﾉ ヽ─″￣
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┃
そして京の街は路地だらけで、
おまけに暗い真夜中である。
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::::::::::::::: :::::::::: | ￣￣￣￣ ﾞ| |:| ::: :::::::::::::::::::::::::: :::::
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藤堂は未だ、伊東の死体が
置かれた辻へ行きつけていなかった。
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|:.:.:.//:.:.:.:/:.:.:/:.:.|:.:.:/!:!_|:ﾄ、:.:.:.:.:ﾄ､:.:.:ﾄ、:.:.:.|:.:.:.:.:.:.!￣| ＼
|:.:/./:.:.:.:.:|:.:.:.!:.:/!:._L|┼!:「＼:.:.:┼|‐┼V-:､!:.:.:.::八 :! ＼
|/ |:.:.:.:.:/:.:.:.!:〈 |_,ィ芹ミ:.! ヽ:.:.芹芋ミメ:.:|ヽ:.:.:ヽ＼!__
! !:.:.:/|:.:.:./:ハ 《 ｈ:::_}＼ V ｈ::::::_} 》.! ∧:.:.:.＼＼＼ まさか、屯所に回収した？
|:.:.| |:.:/|:.:.:ハ 弋rぅ 弋zう_,. V:.:.:.i:.:.ﾄ、「｀ヽ
|:.:.| |/ !:.:.:.:.:| ｀¨´ r |:.:.:.∧:| |:.!
＼! ! ＼:.:.:! __ U |:.:./ ,ﾊ!:|/ ヽ _／ だったら斬り込むべきだけど……
}八 ｀ご /:./イj∧! |
/ |:.ヽ ／/:./:.从 | ＼＿／
/ |ヽ|_j｀ヽ ,. イ /:.:/V ＼ | |
/ ∧ Vjｲ::├=≦―‐イ／r＜ヽ i| |
/ / ヽ. ! j/「 ! 「￣ ! | | :!| |
. / / | :| ／ :| :! | :! ! | | !
/ / j // :! | ／ ∧ |≧=--=≦￣
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|::/ |::::::://:::::::::λ::::ﾊ:::::八::::::::::::::::λ:::::|::::｜:::::::::人ｲ::::冫:::::::ゞ
ﾚ |:::::::仆:::::::::/::::|::| |::| i:::::ﾊ::::::| |::: |λ:::::::::｜::::|::丶::::::ﾍ/
｜:::::::ﾙ:::::::|:::::/:::| ﾘ i::λ:::::::| |:::| |::::|:::::::::::::|:::::ヘ::::::ゞ 一度、高台寺へ戻った方がいいかな
｜::::/ |:::::|::::/:::::| ﾚヽ::::::| ﾘ |::|::::|:::::::卞/:::丿
丶::| ﾘ:::::::::::::::::| ＝=＝ ＼|＝==＝ﾘ |::|）:::::|♭:|
ﾘ |:::::::::|ヽ:| , ﾘ |::::::|ﾉ::| 何か情報が入ってるかもしれないし
ヽ::λ::| 〉 丶 厂""'|:|‐:ゞ_
ﾚ ﾘ |::::＼ ‐- / /~"ﾞﾘ"'-､'γ
,-'"| ＼::| 丶 ´ ／ / / ｜
|-'| ﾄ-- |::|---|ヽ イ / / |
| | | ﾘ 从‐｀ ´‐―‐ / / |
粛清されるのと戦死とじゃ違うけどなあ。
┏━━━━━━━━━━━━───
┃
藤堂が高台寺の方角へと、
足を向けた時だった。
┃
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l l. ヽ ｀フ∠ く,ﾆ !
l-一ーl￣l、 └'＾ｰ┘ くノ
l l. l、 ））
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l. | ヽ. ｀、 ｀フ∠ く,ﾆ ! ○ ○
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／ﾝ´ l.ノ / ／
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l. | ′ ヽ＿,
. l l. l ヽ(_／
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l l. ヽ ノ (｀
l-一ーl￣l、 ´⌒＼
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l. | ヽ. ｀、 ≧ | |＿ ._ _ _ _ | | | | | | ≦
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.,':.:.:.:.:./:.:.:.:/:.:.:.:./:.:.:.:.:.ｉ:.:.:/___|_|_ |:.:. |:.:.:.:.:.:.: | ヽ＿|___ｉ:ｉ:.:.:.:.}ヽ:.:.:.:.:.ｉ:| ) (
{:.:.:.:./ｉ:.:.:.:.:ｉ:.:.:.:/:.:.:.:.:斗´/ || ｀ヽ:.:.!ヽ:.:.:.:.:丁 }:.: ! !|｀ヽ､ｉ:ヽ:.:.:.:.:} ノ (｀
|:.:.:/ .|:.:.:.:.:|:.:.ｌ:i:.:.:.:.:.:./|:.ｉ -- ､ ヽ', .∨:.:.:.| ._ --- ､ﾘ .}:.:.:|:.:.:',:.:.:. | ´⌒＼
|:./ |:.:.:.:.:|:.:.ｉ:.|:.:.:.:.:/ ﾘ〃γ⌒ヽヽ ヾ､. ∨:.}/γ⌒ヽ ヽ |:.:!:.:.:.!',.:.:. |
|/ !:.:.:.:.!:.//!:.:.:.:.ｉ. 《 {:::::::::::} }:j {::::::: : } 》:.j､:.:.:| .}:.:.:!
｜ |:.:.:.:.|/ |{ |:.:.:/:', . 弋zzノ 〃 弋zzノ //:}:.:.! !:./
!:.:.:. || !ヽ:.:.i:.∧ ､ -- ´ / ｀ -- ´ /:.:.|:.| // 今の音…………鉄砲！？
',:.:.:.:| |:.:',:.{､l:∧ j ./:.:./ﾘ:/
',:.:. | !:. ﾘ:.|! ∧ U ∧:/:.: /
∨{ ヽ:.:. { |､人 つ ｲ:./:.:.:/
ヽ{ ヽ:.ｉ |:.ヽ:.＼ ／:./:.:.|:/
. ｀ ヾ､//|:.,:.:.＞ イ:.:.:.:.|:.|',:.:!
〃 !| |: | | ＞ ＜ |:.:./:./}:! ヾ、
/ ﾘ !:.!ヽ| ｀ ´ |:./|/. ﾘ
ﾘ /ヽ ／',ヽ
／ | ＼ , イ i ヽ、
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
轟音に続いて遠くの方から、
何人もの怒鳴り声や喚声が響いた。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＼: : : : : : : : : : : : : :.／
|::::::::::::::::::::::::::::::: |
"':; |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; |. ,;::＼＿_人＿人从＿人＿人从／
|::::::::::::::::::::::::::::::: | "`＿） （＿＿
,': |／.: : : :. :. :. :.＼| ） 罠だっ！！ （
／.: : : : : : : : :. :. :. :.＼ ￣￣） (￣￣
. ::;:.;::,; ／ ＼ ;'"／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
' " ' ／ ＼
／ ,,,,, ＼ ,.
, ／ ＼. ,;:' ﾞ
／ ＼
／ |＼ /＼ / | ／/ / ＼
,;;::' ,.: ／ ＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/ ＼
／ ＼ / ＼
／ ∠ 囲めっ！ 斬れっ！ ＞ .＼
／ ／＿ ＿ ＼ ＼
／ ￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣
／ /／ |/ ＼/ ＼|
／ ..........
／
／'
（:./ ――....､
-=ミ:i:.:.ﾍ:.:.:.へ:.:.:.:.＼ ／
＿ ⌒＞:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼:.:.:.:.v― ､ ／
. ／￣＿＿ /:ｲ:.:/:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼<|＿__,ﾉ＿＿＿＿＿/_／＿
／ ｨ ´ /:./:/-=ミ从:.:.:.i:.i从:.:.:.＼＞ _
. ｉ | i:/i:.:.:i:.ｘ示ﾐ:.:.:.:,x示㍉ :ミﾊ≦ ＞ -------
. 人 ､ l l:.八:ﾊ ｖﾘ､ヽ:}ゞｿ 八:{__ -＜＞＿彡
=-- ＝彡/__ ゝ ┌::. ｲ:/| Y´ ＼ ___ 七条の方角！
-八 ∨∨≧=≦=｢ ソ i| Ｏ__〕 i
／ﾆ/__＞￣/ヽﾆ〕〔ﾆﾆ辷ｧﾞi| ／ |
／__〃 ＼ﾐ| ／ニ=◎=彡l / :i|,／ |__／___| あっちか！
/≦≧＜ヽ /i |ニ=//ニニ|./ ___＼ ＿_／ﾆ,人 _
ｖ-=ミ ＼∨ﾊ/ ゝ､ﾆ{ iニ{ i=∧ {///} / >＼ }＼
rく-=つ ∧ ∨i | ／ ヽ-=ミil |ニ∧ ￣ 彡' ＼ 人 ＼ r､r､
〔Y|i--〕し ∧ ／ |/ 〉 ￣ ゝ≪´ ＼ i i∧
〔Yi--〕ﾍ_彡' ／ lj 人ミr..､ ヽ／r≦人::r､
｀¨¨´ -=彡 ヽ- ＿＿ ≦=/=人ニ=､ V:.:／:.:.:.::ゝi
-=≦ニニ=／≧〔___〕=彡ﾍ⌒ヽ==＼ニ＼ Ｖ:.:.:.r ､-=ミ
〔彡 ⌒＾／ｲ====---==ニ二＼ ￣￣ ＜ | vノ:| i-､_i i
_／ ==ｧ==彡￣＼＼ ､__〉-=彡===＼＿＿＿ ＼ ﾍ===| //,
／ ／, ＼ ＼〉____彡／ ／￣ヽヽ￣ ＜＼ゝ' ｧ//
. ／ ／ / ヽ／ Y , ∨ / `＜＝- _ゝ'＿
／０ ／ , ／ ー ､ ∨ / `＜
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/ _,/ ＜ ／ |＼ ＼ ／ ＼
. / ⌒ヽ＿_ ／ ＼ | ＼ ＼ __､ '
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/ | l ,!
r'´￣`ヽ､! ﾞ､ /
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!,. - ､ ＼ヽ､` ､.,! ￣ ￣ ￣
ﾞヽ、 ｀ ‐ ､...ヽ､_｀`'く
｀`''‐- ､_ ｀` ｀`r'′
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│ 時間はやや巻き戻る ......│
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〜〜油小路 角の蕎麦屋〜〜
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￣￣ ＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ .＼ |￣ | `┰―― liニニi―┰|
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／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
. | （ ―）（― ） |
. | （__人__） │ ………………
| ｀⌒ ´ |
. | |
. ヽ /
ヽ /
> <
| |
| |
【 近藤勇 】
.
、．
__ -‐｀￣￣ ｀゛ヽヽ､
.-‐´ 〃／ ヾ､
＞、 、 _ ., {/_'´ ､ _/ィヾ
7 .「¨７´7／ﾞ ヾ}´ ヽ} i ﾆ ､
'ｨ _ i i i iﾐ }ﾞ
ｲ,彡.} .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ﾐ.’
´ゝ､ ::::::::::::::::::::::::::::::::::: }ｲ} ………………
{.ハ | .'/ }
ゝﾊ {i _ u ,’ｲ’
|ヽu ．-─ - ．,:’|i}
| ＼ ´ ｀ ,.ｲ//|｀ヽ､
／:i ｀￣ ´////i|:.:.:.:} ＼
／/:.:,’ // V:.:.:i ヽ
／ {:./ // .V:.i .ヽ
,.’ .i´ ヾ､ ｀i ＼
【 永倉新八 】
ｲ __＿ ,.イ
,.イ／/／￣￣.:.:.:.:.:.:ノｰ ､
ヽ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:___ノ.:.:__ノ.:.:.:.:ニ＝ｰ
|/.:.:.:.:,.イ.:.:.:/／.:／.:.:.:.:.:￣￣￣.:.:＞/
＼ヽ/／.:.:.:.:.:ﾉノ／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＞.:.:.:／/ ｲ
∨.:.:/ノイ! 彡── ´.:.:.:.／／:.:/
i／ﾍ }｝ ミ二ニ.:.:.:.:／／.:.:.:,ｲ
/ |/／厂｀ ヾ:.:.:.r−く.:.:.:.:.:.:／.:.:.j
. / ∨/⌒ ヽ.:.:／/.:.: /
ヽ::::::::::::::::::::::::::::::ヽ丿 丿´.:./.:.:.:/ ………………
. /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::__ノ.:.:.:./.:.:.:./
/ Xヽ.:./.:.:.:,.ｲ
｀ヽ U | | ヽく::::::ヽ
｀< ￣ | | l ヽ:::::::ゝ、
', イ / ¨ l ｀く:.:.:.:.ヽ
', .. 、´ ___./───−ｭ ＼:.:.:.:.＼
￣ 」¬|::::::::::::::::::::::::::::::∧ ＼.:.:.:.:＼
| |￣|:::::::::::::／ ￣￣￣ ＞ｰ-::、:.:.:.:.:ヽ.
,| |⌒トｰ､／／ .:／ ´ ｀ヽ、:.:.:.ヽ.
【 原田左之助 】
.
|┃
|┃ 三 ガラッ
|┃ ／ / ＿
|┃ ／/ ' レ´￣￣￣ ∠＿＿
|┃ ／ ./ ／ ／ ￣ ＞
|┃ | ＜
|┃. | ./ ＞――−-=≦__／ ― ＼
|┃ | /／ / ＿ ＼
───|┃ |／ ノ ／ ゝ― ＼
|┃ | ｀ﾒ、 ｀≦､ ､-‐｀ 来ました！
|┃ } ＿≦ Ｘ ＜ヽ __ ＼
|┃ / / ,,ｨ'´ ,-‐i ヽ ｀ｰ´ - ヽ |
|┃ 〈=ヽ、〈,ィ之__ | ’ﾉ ( __ヽ | ＼ 御陵衛士が駕籠を連れて
|┃ }{ ・j :. ￣ ' ,ﾉ〒 |￣ すぐそこまで来ています！
|┃ ヽ/ 、 : ｒ' メ |
|┃ 〈 ___ /｀〈 |ヽ|
|┃ } ＿＿ / V .|
|┃ ＿__＼￣ ｀ヽ i三圭三圭三圭三圭!
|┃ |圭圭 ｀､ ,ｄ圭ー圭三圭三圭三|
|┃ |圭圭圭 } ／ |三i! i三圭三圭三圭!
|┃ |圭圭圭 ｀ー ‐┬ ´ .|圭i! i圭三圭三圭三!
|┃ |圭圭圭圭圭 i |三ー三圭三圭三圭!
【 島田魁 】
.. ＜＝ｫ爪:.:￣＞ ､
. .ィ´/{:.{／://:.:ﾊ:.:.:.}:.:.ヽ:＼
／:/:./:人＼j/:.:/〈!:.:/|､:.:.}:. ハ
./:.:/:.ｲ:/:.:/ミV:.:ﾊ:.:.V:.:.|:.:V:./:.:∧
{:.:/|/:|:.{:./:.:.:.{/７≧ﾐV:/:.:∧/:/:.∧
V:.:,{:.:|ｲ:.{､:.:/Ⅳ=ｬｧｲ:.{:.:.:{:.:.}!':.:.:{:.ﾊ 原田と僕は南側へ
}:/:Y瓜_|::V:::|｀¨::´:::}/ヽ:.ﾊ:.|ﾊ:./:.}.:.l
|':.:.:├ﾟ〈::_:::::::::::::::::::':::::::}:|:.:}!-:〉!:.:l/|
}ﾊ:.:.:} ｀:::::::::::::::::::::::::::::Ⅵ/:::::ﾉ:.:jﾊ! 近藤さんと永倉はこの店内から
}八 ─ :::::::::::::::::::: l:::T:.:}V 様子をうかがってくれ
|:.ハ z=:::::::::::::::::::::::／::::::}ｲ:.:{
ヽ .::::::::::::::::;:イ:::::::::::::::>┴､
ゝ:::::::::;::＜:::::＿＿;イ///,人
丁 :::::;ｲ＞イ//////////＞---- ､
／ﾊ ::/ /ハヽ///////////////,ム＞､
_／ } ::}////Vﾊ/////////////,ムア//,＼
／/{ ｀ヽ |ノ/////Vﾊ///////////,ムア//////＼
【 土方歳三 】
.
┏━━━━━━━━━━━━━───
┃
店を出て行く原田は、
槍の他に鉄砲を持っていた。
┃
───━━━━━━━━━━━━━┛
z rf ＜ ./;;/
（｀ 彡三 ミ;:;:;:;:;:. ∠ ./;;/
ゞ 彡ミ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/ ./;;/ .┌─────────────────────────────┐
ヾ ,,ﾍ 彡ﾐ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:r´ /;;/ │ __r=f2=ｪ―‐f==========i――――t====f~i= .....│
∧/ ﾐ f´ ﾐ;:;:;:;:;:;:;:;:| ./;;/ │ r‐――==='''ｰ´ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣ｿ――――'~~~~~~ ..│
| .）/ﾟ .λ;:;:;:;:;:,,ヘ、 ./;;/ .│ l| _, /~~!(ソー―´￣￣￣￣ ..│
|__ Ι∨二彡∨ヽ、 ./;;/ .│ l,,,,,...==―~~~ ~'' ...│
χ´ イ_ 〆￣ ヽ;:∨;;/ .└─────────────────────────────┘
└´r´＿ . -┐,,, ,,,,,）;:;:トｰ-r ￣、ｰ-、
∠ﾞﾞﾞ＼ｰ─-∧ },,,, ,,,,!;:;:;:!.} 」 ヽ ! ヽ｀!
／ ＼ ＼ ＼,,,,￣,,,,ｰ--┘,, ,,,!;:;:;:!└ ┤ | ! i !
| ＼ ＼ ｿ,,,, ,,,,,,,,,,,,,,,,,, ,,,,!;:;:;:!,,,,,,,,,ﾍ＿ ! i |
| | ＞,,,,,,,,, ,,,,,,,,,,,,,,, ,,,,|rn|,,,,,, ,,,,,,,,￣￣￣
| |∠,,,,,,,,,,,,,,,,,,,, ,,,,,,,,,,,, ,,,,,,,,,,,,,,, ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,|
|_ -┐「,,,,,,,|,,,,,,,,,,,,,,,,,,, ,,,,,,,,,,,, ,,,,,,,,,,,,,, ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,|
∠／,,,,,,,| |,,,,,,,,,|,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,, ,,,,,,,,,,, ,,,,,,,,,,,,, ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,|
|,,,,,,,,,,,,| |,,,,,,,,,|,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,, ,,,,,,,,,,, ,,,,,,,,,,,, ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,|
┏━━━━━━━━━━━━━───
┃
これを空にぶっ放すのが、
襲撃開始の合図となる。
┃
───━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
近藤と永倉は戸を細く開け、
隙間から表の様子をうかがった。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| , |
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| ,,..イ |
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| .l _,,,...イ´ | |
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| .ヽ、ヽ ＿_,,..-t''"´:::::::::::| l |
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:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| ヽ、 ￣ ／ |
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:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| ..:::::::::::::::::::;ィ'´ ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::...`丶、 .＼_`マ
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:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、:::: :: ,ノ::::::::::::::::::::＼人_从人__从从／ー''''~￣:::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ーｰ'":::::::::::::::::::::::::::::＞ ｴｯﾎ！ ＜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
''''-,,、__:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,,,,::::::::::::::::::::／Y⌒YW⌒Y⌒W＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞ ｴｯﾎ！ ＜
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／Y⌒YW⌒Y⌒W＼
,,, , ,, ,, ,, ＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ,, ,
, , ,,, , ,,, ,,, |＿＿＿＿＿＿＿＿＿| ,, ,,,
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.[二（ ´∀｀∩二| |￣￣| |二（ ´∀｀∩二].
..と ,. ,.ﾉ | |￣￣| | .と ,. , ﾉ
,, 人 Y |. ￣￣ | .人 Y ,,
. ,, ,, .し'' （＿） └――――――‐┘ し'' （＿） ,,, ,,
,, ,, , ,, , ,, , ,, ,,
,,, , ,, , ,, , ,,, , ,,,
__- ．.､ぇ .._
__≧ 7..:──-i_ ﾞ｀'｀ヾ､
.＞ ｨ{ i´ i:. |二 三 ヽ､
＜ ﾄ,ｲ ’ _、ヾ ゝミ ヾ ハ
,ｲ_ :i .,_ｲ__｀ﾞ ｀iミ｀ 、 ﾐ、ゞ
,イ .i ゝ≠ゞ'‐'' |ﾐ ､ { （駕籠が一丁）
´ハ77 ´ |､ ／ヽ i.ヾ}
./ _ }ﾐ/ V } ヾ/
｀ヽ ＿＿ ﾐ} ｨヾ､./ （ついてるのは篠原・服部・鈴木……）
∧ '´_ ｀ ./´ii|i Y
< i
i ＜/// .i
.ゝ-‐＜//// V
｀i i V
| } V
| / >´ｰ‐- ､_
| ./ .／ ／ ｀
‐ ―――――‐‐
／ へ
／ ＼
/
/ i
l |
| l （富山・加納に毛内……）
} ji i
ヽ,仇, .._＿__ ノ i
ﾔﾊ 辷ﾁ:::.ji ｲ
!/ ｀￣￣ {
／{ ｀: } i
ゝﾍ, ﾉ f :
ゝ¨￣￣ l! , 斗j{
l｀ ノ_ 斗‐ '_／ }
l _ 斗匕 '´ , -' 入
`ー―::´::::::::::／_,.．-'''" ／//ゝ_
r＜ヽ:::_:／' ´ ／///／/＼
|' r＜ , -'"///／/////＼
／´￣￣￣￣ ｀＼.
／ ＼
/ '.,
| , ´￣` 、 ,´￣` 、 .|
| .|
| ;;;（ ● ） ﾉヽ （ ● ） | （藤堂は…………いない！）
| .´"''",. "''"´ |
|.. （ j ） .l
.丶 Ｙ´￣￣｀Ｙ. /
.丶 .ゝ ＿＿ノ ./
ヽ /
ヽ /
ゝ ＿ ／イ＼
／ ＼
／ ＼
＼
: : : : : : : : : : : ＼ ＿＿ゝヾ゜::::::::::::::::::::::::::＼〉、
: : : : : : : : : : : : : 〉 ＿≧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼,､
二二二二二二＼ ≧:::::::::／゜´/／"y~~ﾊﾍ|w::::::::::::::::::::::}
: : : : : : : : : : : :. ヾヾ＞:::::::}' / ｀￣ヾ,,:::::::::｀〉
: : : : : : : : : : : : :.》廴:::::::::::{ / /ヾ::::::::'}
: : : : : : : : : : : : : || |夕::::::ﾝ´― 、 / .〉::::::::ﾊ
: : 〆＾ヽ: : : : : : :／ 彡／ 、＿＼ ﾚ ./:::::::::::ﾍ
: : ＼: : :＼＿／/ 屮ﾈ =====ｮ＼; ―――‐、ｷ:::::::::::::::ﾙ （斎藤のやつ、万に一つの説得
ー- .＼: :〈＿ﾍ< . 及::ﾐ ―- } ﾐ=====、ヾ .》:::::::::ｹ 成功させたか！）
｀ ーヾ‐ ;ﾅﾊ二二f"又| / /:::::::::ﾙ
ヽ ＼: 廴＿〈 乃. | ､ ´ゞ /::::::::/
ヽ ＼ 癶__,{ 又.| ー‐-- ､ ＿＿＿, /ﾆﾍ/ （後で酒をおごってやるぜ！）
〉 〉 ヾ≧､ ＿＿＿ /ﾇﾍ .}
-､＿＿ |刀 冫￣〉》`、 ￣￣￣ /刄V丿
／￣￣＼ー､＿_／￣´|:::: ､ ,／|巛廾
二厶匸ゞ ￣￣￣ヽ_,/:::::::: ヽ、 ／ 〈川〉
ヽ : : : : : :./::::::::::::::::::::::｀ ￣ ´ ﾊ厶
〉 : : : : : :/ ::::::::::::::::::: ヾ＞」
/ : : : : : :./ ／´ |
{￣ ／´｀ ／ ／ ﾃ､
∠ |i八| , ＼ ｀`丶、 ﾐ 、 , , ＼＼＼____／ ／し' | ／
／ ／|i | ,:′ _..二._ `、ﾐ ＼ ′ 、 ,＼＼⌒Ｙア ﾉﾞ
. :, ; ／ `、、 ､＾ ＼ ＼ ＼＼( __／
Ｚ. ′ 釗 ／ rtｧァ' iﾐ､ﾝﾍ. ＼ ＼ ＼〕 ′
-┐ | ／xく, |,ﾐ|[_ハ. ／ ＼ ＼ } （おっと、気を抜いちゃいけねえ）
ｱ７ :, ,.二..____)｀¨´}‐--- ﾄﾐ|[｀I]i.／ . : ／i＼ ＼ ≧=‐-----‐
厶- ′ ／ アiｧアﾊ ﾄﾐ| _／ . : ／i:i:i:i:i:i:i＼ ＼ ＼ :,
ﾉ／ﾍ、 rく,. ｉ|{ .;ﾐ／ . : ／i:i:i:i:i:i:／ ＼ ＼ ＼} （ここからが本番だ）
... '" }／}: , i|{__,,.＾ ____ ／ . : ／i:i:i:i:i:i:／ ,,___,,ﾉ
Y′ ｀¨＾ ,. ／ . : ／i:i:i:i:i:i:／
､ﾍ、 ／ ／ . : ／i:i:i:i:i:i:／
. ＼＼ -‐ ／ . : ／i:i:i:i:i:i:／＼_,, -‐┐__ _ -=ニニ
. ｀¨ 、 ／ . : ／i:i:i:i:i:i:／ 〈ニニﾆ「ニニニニニニニニ
＼ ／ . : ／i:i:i:i:i:i:／ i ∨ニニ＼ニニニニニニニ
／ . : ／i:i:i:i:i:i:／ ;| | }ニニニﾆ＼ニニニニニニ
／ . : ／i:i:i:i:i:i:／ | | /ニニニニニ}ニニニニニ
／ . : ／i:i:i:i:i:i:／ ｜ | .′-‐==‐-=ニ}ニニニニニ
. ／ . : ／i:i:i:i:i:ｉ:／ | ﾞ ∠ニニニニ＼ニ}ニニニニニ
＿
´ ￣￣
／ ｀
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/ ,=､＼ ./
/ ゞﾊ＼V :/ （さあ、やつらが死体に気づくぞ……）
/ ヽ ﾊ＿_,/
_＿__ ＿__. ノ ! /⌒ iゞﾊ '
／7777jｰ-v∧∀///ｲ ゝ､ _.ノ く
///////∧/////X///i / i i^ー ´ ゝ,._.ﾉ
////////∧/////）//,i | ｀ ヾ_／´
/////////∧////,フ/,i '. ／
//////////∧///V//i | ＼__ ／
//////////z∧///V/i＜_;| ∧V∧_
////////////∧///Vi＞ ヽ ／ ∨i//iﾊ,､_
/////////////∧/,∧i, | :|/i//|///∧_
〜〜表の通り〜〜
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ﾆ二二二二二二二二二二二二二二二二二二二l::..|: | l: : : :./ :i: : /: : : :{ 《芹云ﾐ＼: : ＿!: :!: : : :}
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_,,..,.,,,._ ＞┿､ _ ,,／ ,__＼
ヽ /_ /'ヽi| ＿ ＿ ,l|lヽ,,＿∠＿ __彡 ￣ヽ
ゝｰ( ヽ| ;;|i| ／ ￣ ￣ ＼ |⌒ヽ
/ ヽ::ヽ |i| / / l l l
/;;;..:::i;;:..,） ;) :|{} ___ ＿ ─'/＿.,., /￣ ￣ 一一< | 丿__丿
;;:::.....、。）_,,)" <"＼＼￣ ￣￣ ／_＿、 i! | / ／￣
￣￣￣;;;:" ＼_//＼ヽ＿ ＿／ヾ＼ _l一一一─＿ ＿l|＿彡/／´｀￣´
＼ /ﾉ ヽ─″￣
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/:/::/l::::::l::::/!:::::::::::::ﾍ::::::ヽ::ﾍ//',＼//:}::::::::ﾍ ∠ いっ……伊東さんっ！？ ＞
l::l::::l::l::::::l::/ l::lヽ::::::::::l＞l‐=l-'､:〃/,ﾍ::! ::::::::.! ／＿ ＿ ＼
.l::l::::l::l:::::;l:::::::::::::::'､::::::l z:::::::::::::〃l//:ヽl::::::::::::l ￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣
l::l::::l::l::::::|::::::::::::::::::ﾍ::::l '::::::::::::::､::,!' :::::::l::::::::::::l /／ |/ ＼/ ＼|
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lﾍ:::::l::〉､:ﾍ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!;'}:ｌ::::::l .〉::::::.! ゝ;:ヽ-‐―ｒ;;, 。
ﾍ:::l::::ﾍヘ 、 l;'l;'l::::::l/:::::::::l ,,____＿冫;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:＼ ,,,,,,,, o ／
'l::::l::::::',ヽ ' ' ,l::::;ｌ' :::::::/ "｀ヽ;:;:;;;:::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:从 （;:;:;:;:ヾ-r
l::::l::::::人 ━┓ . '::::/ ::::::/ 〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:） ０ ソ;:;:;:;:;:;:;:｝
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ﾍ::lﾍ:ﾍﾍ::::ﾍ､ ｀ 〉l¨¨¨フ'" /' ~l､ " ,,,, _;:;:⌒ゝｿ;:/
ヽ､ヽ.` ｀ ｀,〃`王､"／ >l: : :l ＼ （;:;:丿 （;:;:;:;:;:;:;:;:;:)
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. ´ ￣ ￣ . ∧＿_
／ ＼ ￣1i
. ' ヽ. ヽ 《
/ | ヽ ﾊ . ≫
' | U .! ﾄ.//| i
i i ﾄ、 ! /j/＼| |
|i l |i ＼ l ／=≠ !Y .! /j} ﾊ
从 l≧≠k. ＼ﾙ「r'ﾊ ﾉ! !ﾉ. Ⅵ ./j/ //}
人 .!ﾄx{ ir'ﾊ j匕ｿ !/j Vj/l| /j/ //.ﾘ あ、兄上ぇぇっ！！
}! ＼ j !へj匕! ' __ノ⌒i／|/j!7く/l| /j/ . '/ /
}ﾄ、 |∧ /＞ .__{ __ . イ／j // / ＼ ﾚ' .／ / /
V.ﾊ N }' //j/／「 「￣! ./// / ∠ﾊ ／ // / 兄上っ！ しっかりせよ！
V八 人{/∠二.l | j jレ' レ'二ﾆﾊ ／/ // /
V/＼ ∠二二 l |二二二|ム二二ハ ／ ./ / ／
入 /j＼〈⌒ マニ! 〈水〉 ム斗＜Y.ハ .ｲ , ' .／
X メ 乂ﾄ、 Ⅵ /ハ ＼「.::TL寸! / ／ (
＼ /. :: :::7从 { /::: ::::/／ }／ //イ
ソ ／ ..-''^‐- ＼/ ＼ ／／ / ／| ヽ ヽ ﾍ 、 ∧＿_
/ ,' 〈--======＼ <― -ｲ / | ﾞi＼ﾞi ﾍ ￣1i
./ / | < ,'犬､ヽ､ ｿ ０ |ﾍ卜 .. | ﾍ| ＼ 《
丿 ,', | ﾞi ＼､,, （jj ﾉ＼＼ ､ﾞi / | | | | ﾞi＼ｌ ﾍ ＼ ≫
/ // ’ i ﾞi ｀ ｀'''''‐ゝ..｀'-=ﾉ..ｒ-‐￣￣ﾍ /＼ﾞi ｿ＼丶
/ ｿ i |ﾞi '、 ｀｀``'' ﾆー-‐/(Fｺl广￣、′ ｿ ﾞｉ 彡
ﾊ ' ∧ | ﾍi ヽ ヽｿノｌ／ゝ′ ..、 !‐" し、死んでいる……っ！！
. ﾞi ,ﾍ lﾍ │ ｀ U ヽ ｀` l′ |/ / ﾍ |
!､ / ﾍ＼ﾍ _..-―-_ _／ ／ / '、 ./／ヽ │
＼ ﾞi ﾞ'ゝ _／´ﾞマ''‐- `ｰ.. '´ ／ ,､ | .| / ﾍ/ 息があったのではないのか！？
＼ ヽ j广゛｀'' 丶 ユ/ ／-‐ ／|,' ｌ/ なぜこんな所に捨てられている！？
〉// .＼ 〈 ゝ ／ ／ﾝ／ ｿ
礀| ヽ 〈＼ | / ,／// ,ﾍｌ
/＼ ＼ ﾞ‐ﾆｰ--..ゲ ／ ''" ﾝ´
､ ＼ ヽ、 ｀''''''''' ..<
｀''へ ヘ、 ／亠-..＿_,,ノ ヽ
| | | | | | | | ヽ | | ﾊ l | | , ／, }､///////､
! | | ', ! ﾊ { ,. l ! | | !,ｲ_,| |- ／/! ヽ//////
, { l, , !__!_! :| | | ｲ_,ﾊ,=ﾆl､|/| !´ ／/ V////
,l {., ﾊ ! |､ヽ,ﾆ､=ﾐ､ リ´ /ら::::::::} ヽ.. |-､ ,ｲ ヽ///
.､ ﾊ {∧ ,. ﾑ{ｲ ら::::} 弋_z)ｿ ! | V | ＼/
､{ , l/ﾊ l＼ ヽ弋z)ｿ | | /__!_ ｀ やっぱり……！
ヽ∧ l//! l ＼＼ ､ , | |-'フ }
／//＼l,ｲ| | | ﾊ ｀ U ! | ´ |
-´_//／ lﾙ', ! 八 -=ヽ | |､ ､ あの小役人が言ったこと
￣ ハ | |ヽ､ ,.ｲ| |::} ∨ 嘘だったんだ！
/ } ! ! ｀ ､ , ＜ _! |::| /｀ヽ､-
,' | | |､ ｀l´,､r777 | |::| /
. { | | |ヽ､ l /l/ﾊ',///.| |,:', /
,..-'‐'''´| | |∧:､ ! / l/{ニﾆｿ/ | |ヽ! /
,ﾊ | | | ＼ /ｲ::::V//||///.! | V
-‐ - ､{:.{_,. -‐'……‐ ＜´￣｀ヽ:.:.:.: ',
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.＼:.:.',
／:.:.:.:.:_,,.. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼:.:.:.:.ヽ:',
/:.:. イ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ､:.:.:.',:l
/:.:./, ':.:.:.:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:⌒＼:.:.:.:.:',ヾヽl:|
/:.:.//:.:.:.:.:/:.:.:.:/:.:.:.:.:.: |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:',:.:ヾヽ
. .:.:.://:.:.:.:.:/:.:.:.:/:.:.:./:.:/:|:.:.:.:.:.:.|:.:.:l:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:!ﾍ:.:ヾヽ
. l: / .:.:.:.:.:/:.:.:.:/:.:.:./:.:/:.:ﾊ:.:.:.:.:.:|:.: !ヽ:.:.:.ヽ:.:.:ヽ:.:.i:.:.こｿ:.:.:.:} }
. j/ {:.:.:.:/:.:.:.:/:.:.:.:.l:.:ﾊ:.:.| l:.:.:.:.:.:|:.:.|､:.:＼:.:.',:.:.:|:.:.:|こｿl:.:.:.:// と、とにかくこの場にいては
|:.:./|:.:.:.:.|:.:.:.:_ﾊ」⊥〜V:.:.: ﾊ: |_ヽ斗ヽ:|:.: !:.:.:|ソ| |:.:.//| まずい気がする！
|:. ! |:.:.:.:.{:.:.:´」⊥」_ﾘ .V:.:.:| ﾍ! _」⊥ﾆ:|:.:.|:.:.:|:.: | ﾚﾞ./:.:|
|:.:l !:.:.:.:ﾍ:.:.:{{ {lc:::jﾟ}ヽﾍ :.| ｲc:::jﾟ}｀}}:|:.:.:|ヽ:| ／ :.:.|
|:.:! l:.:.:.:.:ﾊ:.:.ﾊ 弋こｿ .ﾍ:l 弋こｿ .!:|:.:.:|ノ:| | .:.:.:.:.| 死体を早く駕籠へ乗せるんだ！
Vxく.l:.:.:.:ﾊ:ヽ:ﾄヽ ｀ /|:.:/:.:.:| | .:.:.:.:.:|
ﾍ :.:| ﾍ:.八 l U /.: |/:.:.:.:.| | .:.:.:.:.:|
. ﾍ:.| !:.:l ＼ f￣ j ／/.:.:./.:.:.:.:.:.| | .:.:.:.:.:|
ﾍ! |:.:!.__ ヽ ─.' イ ./:.:.:.ハ:.:.:.:.:.| | .:.:.:.:.:|
|:.|| .ﾄ‐-| ｀ ー '´ .|-/:.:ｲ｀i |:.:.:.:.:|_| .:.:.:.:.:|
|:.|| .| ﾄ---. ,----|/:.:ｲ.| │.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
, - ‐ーーー‐- 、 ハ!ﾍﾍ ﾉ ﾊ´//. | , - ‐ーーー‐- 、
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
長時間、寒空の下に放置された伊東は、
血を吸った袴が板のようになっており、
体そのものも硬直しきっている。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
, "´ ￣￣￣￣ ｀丶
. ／ ＼
. ／ ＼
. ' ／ ＼ ヽ
/ / .:/ ､: ヽ::.. ',
. ,′ :/ .:/:/ :!.:::|:: |::. ヽ __ヽ ',:: ハ
. l :,′.:/::l ::| :::|:::. |l:::.. V ／|: ∧:::::l
| :| .::l :::|ｌ＿|:ｌ_:|:::l::. | ＼＿ :V／|∨/:! :::| γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| :| :::| ´|ヽ::从.:|八::...|ヽ´l＼.::l｀ヽ|〉〈 ! :::| | もう少し足が曲がらないか……？ ＞
| :| :::|:ｌ│::::::::::::::::::＼|:::::::::::::::::、.::j∧ヽ! :::| .ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
| :l ::Ⅵ| ::::::::::::::::::::::::: | Ⅵ'::::ヽ| :::j
ｌ :| :::::小 ' | ::|::::...::|.::,'
', :::| :::::|:ヽ ━┓ | ::|::::: ::j:/
ヾ::::ｌ .::::::|::::::＼ ・ イ | ::|::::::::/ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
ヾl ::::::::|::::::::│､ - イ|::::| ﾘ .:/::::::/ | すいません、伊東さん ＞
ヾ:::::l.／く/`=≧-z≦=|`./::/::: 〃 .| 少し手荒に扱わせてもらいます…… .│
-―――‐'´／::.:{ ／＾＼. } /く `ー - .＿＿＿ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
〃::.::.::.::.::.::.::.::.:／::.::.::.| /ミ{^}彡, | ヽ::.::.::.::.,--､,.─､＼.:
┏━━━━━━━━━━━━━━───
┃
駕籠へ入れるのにひどく苦労した。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
夜中に火縄銃が当たるかいな。
┏━━━━━━━━━━━━━───
┃
四苦八苦しながらなんとか収納し、
┃
───━━━━━━━━━━━━━┛
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀､:.:.:.:.|
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.r|＼:.|
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.__ ｒ ´ |ヽヽ!
/:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ:.:.:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ﾞ _,Y||:.:.ヽﾄ
|:.:.:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.ｌ:.:.:.ｌ:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.ト´:.:.:.:ﾄ:.:.:.:|》
|:.:.:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.ｌ ﾍ/ |:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.∧ ',//
|:.:./|:.:.:.:.:.:.ﾊ ム| |∧:.:.ﾄ､ | ＼ｌヽヽ:.:.:.:.:.|ヽ|:.:.:.:./ ＼/
|./ .|:.:.:.:.:.ｲ ﾍ.｀丁卞ﾍ .ｌ ｘ孑卞丁ヽ ! ヽ:.:./ ｌ:.:.:.:.:.:.!
ﾘ |:.:.:.:.:.:!:.:.ﾍ ＝== ﾍ ｌ ＝== ｀､ | |／:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.| ふぅ……やっと入った
∨:.:.:.|:.:.:.:.｀ゝ ヽ ∨ｌ /ｌ:.:.:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.|
. ∨: |∨:.:.:.ﾍ ' U 八/ ｌ:.:.:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.!
＼! ＼ 小 ｒ‐､ ／ | ク、.!:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:|
(⌒'彡' ヾヽ 丶､｀´ ｲ ﾉﾉ ＼:.:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.!
(⌒ ｀) ヾj. ＞≦゛__-‐´〃 .／＼ｌ:.:.:.:.:.:.|
`ｰ〜′ __ﾒ- ―'´ | 「:∨ ／＼ ＼ :.:.:!
{ ﾄ-── | ｲ:::::∨ ／ ｀丶 ｀ヽ'_
,' .! ｌ/:::;／|__／ ＼ ＼
| | /::::/ フ孑:￣}
| ﾄ /::::/ ／゛ |
|/′ ., ':::::/ | |
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一息ついた瞬間だった。
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───━━━━━━━━━┛
(⌒ヽ
{⌒ヽ ヽ
ヽ ヽ＿}
／ ヽ ヽ ト__
〈 ＼ ￣ / l
＼ ＼/ l
=ﾆ;:;:;:;:;:;:; ＼ /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
三;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:＼ 〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
‐=＝;:;:;:;:;:;:;:;: '´ ＼ ＼` ,;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
ﾆ三;:;:;:;:;:;:;:' ＼ 〉 ' ､;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
＿ ≦三二＝＝─フ ￣￣二丶 ￣ __ ＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／ ／ '´ //三≠ ￣￣ ￣￣ 〈 ヽ／＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣
ｉ 三── //三/ Ξ ＼ ヽ
| 二二二ﾐヽ| |三 ≠ r‐' ∧ l
| 三￣Ξ＝i| |三 ≡= ＼ { `ｰ'
乂 三三 ﾍﾍ乂 ヾ `ｰ'
＿ 三＝─- ﾍ人≧ ＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＼＼＿＿＿＿＿＿
三＝───≧─三二二ラ' ￣￣￣￣￣￣,:':;:;:;:;:;＼＼;:;:;:;:;:;≧￣￣￣
=三三三三;:;:;:;:;:;:'､ ,.,.;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:＼＼;;:;:;:;:ニ─
ニ三;:;:;:;:;:;:;:;:;:` ,, ,,, ;:;:ﾞ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:＼＼Ξ=‐
＝ﾆ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:＼＼
三 ,:,;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:三二＼＼
＝‐ ＝ `ｰ'
(⌒ ヽ _
＼＿)/ l
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ゝ─'
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銃声一発、周囲の家屋の戸が、
一斉に蹴破られた。
┃
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/: .: .: .: .: . : ./ _,,.-‐''" / / /￣|| |: .: .: .: .
/: .: .: .: .: .: . _,,.-‐'': : : : : 三 二 ﾆ ― / || |￣|| | || | || |: .: .: .: .
/: .: .: .: .: .: .//:: : : : : : : : / / 三 二/ || ― | || |_|| |_|| |: .: .: .: .
/: .: .: .: .: .: .//: : : : : : : : / / / || | || .| |: .: .: .: .: .
/: .: .: .: .: .: .//: : : : ヽヾ｀;;:} 三 二 ﾆ ― /＿_|| .| || .| |: .: .: .: .: .
/: .: .: .: .: .: .//: : : : Ｚ::::Ｚ,,, / / =￣ .|＿|| 三 二 ﾆ ―: .: .: .
/: .: .: .: .: .: .// : : : : <:::::::ヽ:::＞' ＿ l ||￣|| .: .: .:
/: .: .: 三 二 ﾆ ― : : ＜:::::/￣, |＿|| / // .: .: .
_/: .: .: .: .: .: .//: : : : : Ｚ:::::{ ｌ / // .: .: .
/ : .: .: . : .: .:,'/: : _,,.-‐＞::::::ヽ ＿＿/ //.: .: .: .: .
: .: .: .: . : .: //_,,.-‐''": Ｚ:::::}ヽ､::::{､ |＿＿＿// .: .: .: .: .
: .: .: .: . : .://: : : : ﾉ／ /ｰ/ヽ | |: .: .: .: .: .
: .: .: .: . : // : : : : : : / / | |: .: .: .: .: .
: .: .: .: .: ,'/ : : : : : : : ./ / | |: .: .: .: .: .
: .: .: . : .:l | : : ―二: : ./ / | |: .: .: .: .: .: .
: .: .: . : .{ l: : : : : : : { { | |: .: .: .: .: .: .: .
: .: .: . : .| |: : : : : : : | | | |: .: .: .: .: .: .
: .: .: . :..| |: 三 三 二 ﾆ ― | | |: .: .: .: .: .: .
: .: . : . :| |: : : : : : : | | | |: .: .: .: .: .: .
: .: .: .: .| |: : : : : : : :| | | |: .: .: .: .: .:
';,::ヽ,
ヽr''ヽ,
＼;:;＼＿_
>‐、'''二ヽ
,／ ii ,.ｭ 〉
ト ,, i (v;:;＼
／ '';,,,.r└‐'＼r''＼
／, '''''''',;／ ＼....＼ ‐ｪ,,.,.,___iヽ、 /ﾍ､
.／, ' / ＼.,..,Yr''￣: : : :、: : :ヽ,iヽ /::::::r' _ __
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/ ;' ノ i `丶,`'i''フx,,ヽ,',レ'' / // 〈;;/ /:::i ／ヽ
/ ';:,,,,, くy‐.,,,,,___,,.r‐'''⌒'ヽ, i r‐,v‐'_i! / `ヽ,r;ﾚ . // r':ヽ /:::::l ./::::::::|
＼ ,;' '''''''':;,,, V .: /`' _ ヽ ,i( ┤ ヽrｧ、! i i; // 7:/ ｀ヽ' /::::::／
`ヽ, '''''',V : / / ,,,〉;;;;''ヽ」 `''´ iヌ/ . /::l /:/ ,._ .i::::/
`''ヽ, ヽ____i i,／;:／ `vii ヽ ._,＿ ゝ ノ＼ l::::l /:/ r'::ﾉ r'ヽ ./::/
`'ー‐ .,,,_ フ´;／;; `'k...''..''..ヽ...‐‐‐<, ＼,::'＼ . j::::l /:::l l::i /::/ i::/
!／;:;／ ;; >, / , ' , ' .:::' ヽ, ＼::''＼ . /::::::l l::::::l L:j 「:ﾝ;へ ./::l
/;; ;／ ;; ,,; V , '／.:::' :ヽ ＼:'';＼ |::::::::l .ヽ／ _／:／ .ヽ/
/;;: /! ;; ;; '' V .::' 'i, ＼''';＼ヽ::／ ヽｰ ' ,ｨﾍ
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ﾚ' i ; ;; 丶、 `'''―‐v＿＿_i`ヽ., ＼;'''＼
i V ;; ` ..,, ''';;;;,,, ヽ ＼:'''＼
ヽ ' ,,,, '' ,, :.. '''';;,,, ‐i、 '＼;'''＼
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/ / ヽ | | | |/ / / 从:{r＜::::::::::::::::::::.v:::V::::＝ー:::_:::＞ ´ ヾ:::::::）:::::） ＼::::::::）
/ / | ヽ |/ / / /::::::|ﾊ_V:::::::::::!斗_::V:::ゝ-＝ _ /:／:::／ ）／
./／ | 〉 |／ /∧:::::弋ッ､从ﾊゞ'' ル､ _::::::::::::::::::::::≧......、 ／' ／' ／'
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_ ◎辷辷辷辷辷辷辷辷//{l⌒ ≧≦-＜: : : :ヽ ＼
r‐｡ __ ゝ ≧' _ （: : : :＞{l. ＞＜: : : Y: } _. -､__
ゞ 互=≧ 互≧≧ _ ､―＝二ｏ ≧._ﾟ{ ニニ≧＜:/ Ｙ//{ rｲ.≧ _
＞='' Ｙ⌒Ｙ ﾉ ｡ ｡ ＞≦二二 } ）_ ィ{ゞ≪ニニニ ≫ .}､ ゞ ）≧ ≪ ≫ _
≪ _ // =_.≪＞-r≦ﾉ≪二≫r: |／Y .|:!＼ﾍ` ≪二二 //ﾊｒ, ゝ寸ニ≧≪ ≫ _
.. , ／ _ rっゝと≦.>.4 , , r≦}´ }:/｀¨ } |:! ゞミ`.≪{/ __Y_､}- ､`≪ニニ≫r≦ﾆ≧
. / 〜 / ≪ ''_ -⌒-, }≫¨¨¨ー'彡' ／ﾟ |:! 从＼､`:}､ミ彡z＼=> `≪ニ=|:Y⌒Y |
{ ≪ _ .≪二二≫'' ｏ（ヽ_＼＞ ___／ | {__∧、 { ＼_ ゝ ' 辷＼=> `≪|:.ゝ-彡|
_ ≪ _ ≪二二≫ ´ ､ ハ.} ＿＼ .ﾉ￣￣ }rァ .}ﾟゝ、 ＼ニ>z{_】>-=彡
.r≦､_ ≪二二:≫ ´ ヽ__ ＿ ）_ﾉ.! ＿_.＼＿＿_彡〈（ Ｙ }ﾟ } ｢¨|＜ ＼ニ={:.Ｙ⌒Y|
（oY oY二 ≫ ´ ｀´ _ ≪= ﾊヽ ／ / Ⅳ 彡 /ﾉ＜_.ﾟﾉ } !. ＞r､ ＼=l入.__.ﾉ|､
¨ゞ== '' V ＼ _ ≪ニニニﾆﾆ辷=― ／ / ∨ //{ ＜彡＿ } | ＞ .r､ ー＝彡込辷､__
. ゞ</ _ r≦ニニニニニニニ=込__彡 / ∨ .{{_ -＜ .://::::ﾉ＜ノ } | ＞≧f≧､ ｀（○）
, r≦ニニニニニニニニニニ=vﾍ ､ ./ Ⅳ }} ＞//∠）. ` ＜彡' ゝ_rっｏ ） . //
【 大石鍬次郎 】
.
. ,ｲ ,ｲ ,ｲ,ｲ ,ｲ ,ｲ ,ｲ,ｲ . ,ｲ ,ｲ ,ｲ,ｲ |￣￣7
＿_/.ﾑ_/./ ﾚ'ﾚ' ＿_/.ﾑ_/./ ﾚ'ﾚ' ＿_/.ﾑ_/./ ﾚ'ﾚ' | /
ヽ=, ,.--., .二7 ヽ=, ,.--., .二7 ヽ=, ,.--., .二7 | ./
/″ .// /″ .// /″ .// ,ｲ,ｲ ,ｲ | /
// // // ﾚﾚ // .└'
./´ ./´ ./´ /'ﾋ ◯
＿___'⌒ヽ ＿___'⌒ヽ
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, ＜ニﾆﾆミxニ=- _ ､__／:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ. 丿 , ＜ニﾆﾆミxニ=- _ ､__／:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ. 丿
, ‐くニニニニﾆﾆヽニニニ=-__ 、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::く , ‐くニニニニﾆﾆヽニニニ=-__ 、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::く
-=ニ=- ｀マニニニﾊ二ﾆ}ニニニ＼ミｘ::::::::::::::::::::::::::::::::}ヽ-=ニ=- ｀マニニニﾊ二ﾆ}ニニニ＼ミｘ::::::::::::::::::::::::::::::::}ヽ
iニニニニ=- ｀マニﾆ|Уノニニニニヽﾆﾊ/￣¨¨７::/::::::ﾊ}iニニニニ=- ｀マニﾆ|Уノニニニニヽﾆﾊ/￣¨¨７::/::::::ﾊ}
|ニニニニニニ=- ∨/＜ニニニニニﾆ}ニ} ,.:::ィ:::::::/ |ニニニニニニ=- ∨/＜ニニニニニﾆ}ニ} ,.:::ィ:::::::/
|ﾆz=ﾆ三三ミｘニﾆﾊ' 三三≧======彡／ __,￣ 」¬' |ﾆz=ﾆ三三ミｘニﾆﾊ' 三三≧======彡／ __,￣ 」¬'
〃ﾆ／￣￣ヽﾆ＼ﾆ}ニニニﾆ=- ＜ﾆ, ' ヽ.. 〃ﾆ／￣￣ヽﾆ＼ﾆ}ニニニﾆ=- ＜ﾆ, ' ヽ..
≧- ... {ﾆ/ ﾏニVニﾆ=- ＜ニﾆ／ ≧- ... {ﾆ/ ﾏニVニﾆ=- ＜ニﾆ／
i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:≧｀{ _ ＼}}=- ＜ニﾆﾆイ i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:≧｀{ _ ＼}}=- ＜ニﾆﾆイ
＜i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:} ヽ〈 , ヽ ､＼二二..ィﾆﾆﾄ､ ＜i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:} ヽ〈 , ヽ ､＼二二..ィﾆﾆﾄ､
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{i⌒ミｘﾆﾆ! ‘， {{ |i :i:ｉ:ｉ| {｀:＜彡'___くf {i⌒ミｘﾆﾆ! ‘， {{ |i :i:ｉ:ｉ| {｀:＜彡'___くf
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}ニニニニﾆﾆ､__, ﾍ___八___,ﾉ｀ｉ{ {=- ￣￣”¨冖¬＝}ニニニニﾆﾆ､__, ﾍ___八___,ﾉ｀ｉ{ {=- ￣￣”¨冖¬＝
,/ニニニニニニニﾆﾆ>､__.ノ=-. {__{ ￣”¨冖宀¬=‐- ,/ニニニニニニニﾆﾆ>､__.ノ=-. {__{ ￣”¨冖宀¬=‐-
{ニニニニニニニニニニニニニニニ=- {ニニニニニニニニニニニニニニニ=-
i＼ニニニニニニニニニニニニニニニニ=- i＼ニニニニニニニニニニニニニニニニ=-
|二＞‐─-=ニニニニニニニニニニニニニニ=- |二＞‐─-=ニニニニニニニニニニニニニニ=-
|ニニニニニニ「￣ -=ニニニニニニニニニニニニ} |ニニニニニニ「￣ -=ニニニニニニニニニニニニ}
|....../........,′..././........i! ....../..../ { }..}...|...... |l....'，......}.....................|...'，
,...../..........{.....././......... l....../{.../ | };ﾉ刈..... ﾊ....} ､....|......|..ｉ...........|!....'，. ヽ＿,
i!../............{.. /./..........-|‐.7 .|7 ー!―一个....} !..､ Ⅵ.......|..|......|.. |!......'， ヽ(_／
j./.........,'...ﾊ〃!............/| / ,≠= ミ |......l |..」_ ｰ- ｌ...」 |......|....|ヽ.....} ) (
〃.........,.../.〃..{........../ .{xf／ ,ｨ抃 ｀ヾ !......} ｚｮ≠ヽ｜..|..|......|....| Ⅵ! ノ (｀
/.............../ /ﾍr.{...... 〈 ヾ｛ 忙刈 |....,' 行ﾊ };〉....|..|l.....|....| }′ ´⌒＼
,′........i!..{ ｛ .{..../....＼ 弋_ツ | / 叱ﾘ / ﾊ...}...ｌ!....|....!
′..........|...| 弋{./{......l｀ ｰ ` ー‐ ´ }′ ＿, j...|ﾘ....}....八ｊ
{...............ｌ.. ! {ｰ{..刈 ... |.......}/
|...............|...| |′|.ｉ U 〉 .{.f |.....,′ し、新選組ぃっ！？
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..................|...| ,′ ､ (:::::: ﾉ 个}.. ｌ ｌ/
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刈.................|...| ィ＾:|l ㍉.､ __ ´ !../ ル!...|
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. / , { ヽ l. |/: l､////,＼
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〃´ .| l l l / ﾊ | | l,∧ ｀ヽ､////＼
| | | .| ﾊ { , ! ﾊ _, ! | ,}-､: : ｀ヽ､/_＼
| ﾊ. i.| !､{ , { ! } ! ﾊ,ｨ´ ､ | |,ﾉ! |､ ヽ､ ｀＼ やっぱり！！
|ｲ , l ､ ﾊ,|｀ｭト､! ﾘ,イ´ｭtｫ=ｧ| |'､| ! ､ ＼
| , ヽ {下弋(ｿ 弋z(ｿ | |lｲ }､＼ ヽ
{ヽ ヽ! ､ ｀¨ ｀¨ ´ | |/ | ヽ ＼ ':, 罠だったんだ！！
＼ { ,ﾊ､. ､ u ,.:| | ! ヽ､＼ ヽ
{＼ﾞ､ l | ｀ヽ､ -ﾆヽ ,.ｲ/}| | | ＼', ,
l､ }. | ／Vl::＞- ＜-/ｲ::| ! | ｀ヽ､
〈 ヽ | |/ ヽ!::l//{ｲ//:::::::| | | } ､
∧. | | }=/ー----､ :| |ヽ ! ﾊ
/ ヽ | | /´|::ヽ､ー‐,イ:::::| | ＼ | ／ ﾄ､ ‘，
/ 〉| | ,/ |:::::::〉イ:::＼::::| |ヽ / | ､
v' ' ' ｀｀ｿ
ヾﾐ｀((｀).}.〜＿_
.9セ__亅i´ !
弋:::::::∟__へ」 脱盟者ども
＼∧::::::::!::::::::::!
/''' ::::::::::!:::::::::!
＿巛＼＼ !:::::::::! てめぇら全員、死んでもらうぜ！
....::::::::::::::::::::::＼ﾉ￣__｀ゝ、
「:::::::::::::::::::::::::::::;; | ｿ;:;:｀ｰ- ⊃─--- ＿＿
|:::::::┌--ｰｰ￣ ヽﾊ___''.;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;;;,,,,,,, 、
!:::::::::::! ゝ ';:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:` 、
!:::::::i ヽ ﾞ''.;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ｀ 丶 、 ` 、
!:::::::i ヽ ｀ﾞ''''.:;:;:;:;:;:;:;:;: ｀丶 、ヽ
ノ''';;,,,.i ｀ ｰ- ＿ ''''' ｀ ＼
───┘ ￣＼￣｀─────---- ゝ
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￣￣
}:::::::ヽl::::::::::::::::l l , ＜ ､ ＼|;::::::::::::／::::::::::::::::::::::/ |
ﾑﾆ二二￣ ＞:|,レ ／ ＼／ ﾄ､::／:::::::::::::::::::::::::/| l|
／イ.|::::::::::|::｀.＜ ｀ ＼/| lﾄ､;;::::::::::::::::::;;／ |. |
´ ' i::::r＜￣￣｀ ＼ ヽ. | |ヽ￣￣￣ﾍ ! |
| У ／ ＿ ‐-､ ＼ ﾍ| | | ﾍ ' j
l / / .| / ＼､ ＼ ヾ | ’ ﾊ { { ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
|/ / ｜ ./ 、 ト ＼ ､＼_ ﾊ_ ﾊ,､| ' ﾍ l‐' ) ＞
. ／ , ｲ .| ' ｜| ､ヽ ﾊ ＼-､ﾊ＼X_｣二´ ﾍヽ | ﾍ’;:＜ そうはいくかっ！！ ＞
, イ＿_＞ ' / / l l .| |｜ ﾄ､＼ﾍ、ヽ＼,佐斧;;炊 ヾ、 | |: < (
￣ l / ,ｲ | ﾊ | . | |λ | ＼ﾐt､ｰ '"ﾍc;:;;::リ |ﾄ､ ヽ ＼ | |: ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^＼
У ／ l.｜ ヾｉ | 十云示㍉＼｀ ゝ'"´ ﾘ.r＼ ､＼ | V
／ イ .| ﾊ { |∧ .Kつ;;;;;;ハ l. ＼ ｀＼＿＿|_ | ＿＿
／" , l | } λｲ ＼ﾍ` ゝ;;;ツ ､ __ / ｀ ＜＿＿＿二 / ／ ／| ＿
ﾍ ヾ , ハ | トﾐt､ r, ´ ㍉ /|ﾍ /ﾆﾆﾆ| / / ￣ / / ／ヽ |/ / / ＿ ／|
ﾍ j / ヾ､ ﾄ､､|＼ ヽ __ ノ /:::|::ﾊ .// ＼ノ, ｲ / / ＼ | ￣ /| | / / /
_,-‐ﾍ / ㌧ .|､ヾ､ ｀ ‐- ＿__'ノｸ:::|::.::ﾚ/＿/｀ｰ-‐イ::.:〉 / / ヽ | | | |/ / /
_rｲ::.::.::.::.ヽ、､ ﾍ ､＼ ＼､::::::く__.イﾍ, ＜ヽ○―ｧ一....'::.::.:ﾊ / / | ヽ |/ / /
,､_＿ﾑ|::|::.::.::.::.::.::.＼＼ ヽ , ＼__ ＼､:; ＜ ＞イ::.::.::.:/::.::.::.::.::.::.::.::.， ./／ | 〉 |／
`"￣｀へユ-‐‐--＜＼＼ ＼ ＼￣ヽ○＞....イﾍ:::::|::.::.::./＼::.::.::.::.::.::.ィl |/
.
,／ ...、 ＼ !./ ./ ./ / / / ._ / ﾞ,..-'" ｌ
／ {, ＼, .＼ // ./ ﾉ゛ / ./ / .,／,ﾞ／ ｌ
.∠,_ ｀'-,.ｌ ＼ ｌ ! .,i^/ ./ ./ ／ ／
＿,＿_ﾞﾞ''''ｰ-..,,_ ＼ ＼ !/ ./ / / / ／ ／
´｀"'ー ,,,ﾞ''-､、 ヽ // .／./ / ./ _／/´ ム -イ;‐ｧ,,_ ._,, ｰ''"゛._.. -''″
.、 ｀''ｰミｰ..、 ヽ !.lﾞ ./ / ./ ./ ,／゛ . ,! 〃 / _,ﾆ＝ﾆ,,_ ._..-'"゛
/ .｀'- ＼ ,, ｌ .| !,iゞ ,i′ ./ .ﾒ'" .,..-'／ ｨ! |ｌ ｉ¨７ .,..-'"ﾞ''ｰ ,,,
ｌ ＿ ｀'-､ ﾞﾞ'ﾞ‐''- ｌlﾞl/ ./ ,i′ .,／゛／ ;'´ i ｌ| | | ., ／ ｀'''ｰ ..
/ .＼/ ＼ .＼'" ! / ／ l ／| !: ! |L/| !〉゛ ____,
/ 、 ｀'､ ｿﾞ / |.／ l |! l | .|__| /`l￣￣￣￣
＿＿＿＿l＿＿＿＿＿＿_l＿＿＿＿/ .i＿＿＿＿＿＿| l! | | ,､ l |/ 〉＿＿＿＿
│ ! ! |l' | | ,l | l |ﾚ'
''''¬―ｰ'ト--.---------_,l＿_ | |! .|／ ,! L.-ヾi=,'
! │ ￣￣ﾞﾞ,ﾞ./ ＿＿＿ |／ _,.-'´ _, - '_´''''― ..,,_.
.! _、 ! / ´ ＼ ￣ﾞ”｀- |_,.- '´| L-'´_|―---＿＿二
! .,..-'´ ! ./イ r─つ ＼. ｀''-、 ,.-'´ ,.-'"
._|‐" ｌ ／ . 、 | .″.ｌ i 、.＼ . ＼ |,.- '´| | ／|
_／│ .,、 .,／,i' / l .＼. .ｌ .,iヘレヽ ヽ, `'- . ＼ |,i ／／ ＿＿ _
-" .! : ‐゛ . ／ ﾞ./ / ヽ .,―‐=､ .ﾞ ″ .ﾞへ,゛、 ＼ . ／ ｨ' ／＿＿ノ ／丿
l ／ / ./ .ｌ. l ｀'- ､ ` ＼ ＼く／レ ／ ／
.l _． . ／ ./ ./ .ｌ│ ..ｌ. ヽヽ ＼ . ＼,____,. - '´ ／
l ,， ／ ／ ./ ./ .ヽ ! ! ..ｌ ヽヽ ＼ /＿＿__,／
,.!‐゛ ` .／ / / .ヽ .｝.! .､ .ｌ. ヽ.ｌ, ､、 .＼
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│ ／ ./ / / ./ .ヽ .!.l ヽ ..ｌ ｌ ｌ..ｌ. .ヽ, ＼ .＼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
､、ヽ、/i/／::::::::::::::::::::::ｲ／ ￣ ＼ﾍ
__ゝ＼ヾ|::::::: /::::::::∠:::::::::i ＼
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/´（ヾ＼ﾍ∨/ム､ 彡::/::::ｲ／ ¨ ＼ } ノ
// ｀ミ〈 / ヽ ｉ ｀ヾrｰ〈!ｰ‐┬≠ﾉノ:::::::ﾍ
〈j rュ ,k＞!､ ､_!,ﾉｭｧ ク厶ｰ┘､ヾヾヽ｀ヽ｀ヽ､、
ヽ!彡ﾚ' ﾍ`丐 ／￣￣＼＼＞.､｀ヽ＼＼:::::＼
lミ::l ヽ. L /´￣￣＼ ＼＼:｝＼::ヽ＼ヽ＼:ヽ
lミ;;;! ＼ｰ=/ ＼ ∨/ヽヽ＼::ヽ::::::ﾍ::::ヽ
lミ;;;l ｰ{ ∨/ :::: ヽヽ:＼ ::＼::ﾍ:::l
lミ;;;;! > 、__＿＿＿＿У;;;;::::::::::::i |:::ﾄ､丶＼ﾍ!
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＜ ￣｀≧ ､ i
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ｌｌ / ｌｌ / ／ ○
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,.､＼ ＿__
､ ＿,..ｨ二＿ヽ }' ´ ｀ヽ､ ,. - ､ _
｀- ､_ ／ , ,..-‐ ､ ヽr777/＞､
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＿／//// ｲ / /V ! l , , ﾊ ', l l , |_/|/＼/////＞
｀ ー― >!/l / {,ｲ l ､! l { ﾘl !_,l | | /!///｀ヽ￣
／/{/! { |ﾚ{ |ｨ らミ､ ｨら云､ |_/ヽ､,//∧
///イ{ Vl { ', {,弋)ﾘ 弋)ｿ | |,}| V//}
´ | |. ヽ{l ,ﾊ ミ､__ ､ ,| |､| |ヽ/l
| | ハ ､ ｀Vﾆ ) , ｲ! ! ヽ ! V
| l ,.イ´ ヽ. ＼/}ﾄ､ イ//.| |｀ヽ'-､| ,.:.:，
| / ￣｀ ＼ ＼!/=ｿ/{/! ! ､｀ヾ ,､:.,ｨ
| ! ＿＿ ー､/ﾊ/l:::| | ＼_＼_}_. /:.:.:/
| | /￣ ー-､V::ﾊ ヽ､ ｀ヽ､}_ /:.:.:/
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,. ´ ＞ ､
,. ´ , ｀ 、
／ ／ , , ＼
´ / ／ ／ / | ! ヽ
/ / / / / // / } | l .
. ' / / / ＼ / // /l ｲ } | | .
/ , / / / 下≧ミ､/ｲ } / | .ｲ | |Xl :.
; / ,' / | / {:::::ij::}｀ｰ'/ /＿}'_|_/_ } | |
|:/' //{ /l| {/ 込z_ﾉ ﾑｲ {::i::ト､ , / | は、服部！？
}' |::/:::/. / l | | 込ｿノ / /
}/{:/:::/乂_| | U ＿ ' ﾑｲ / ;
| /{::/{::|!::::|..:: ! /:.:､:::ヽ ﾑｲ /
| |/＼:!:::∧:::{、 {:.:.:.:∨ ｲ / / /
￣￣ ∧: ＼ ＼＼从｀ . ー ´ イl:../ / ,'{:/
:::::::,: : : :＼: :＼/／＼_r-､＞- ＜/::::ｲ/:/::/::::/ /
::::::::}: : : : : ＼:/{O ＼_ノ}、: : }､/i/{/:::ｲ:／
::::::::|: : : : : : : {_ ＼ / |:.}: /-/--､{/ ´
／ ／/ =-,- ､＼/ イ / / / l } ＼
／ ／l /ｲ ﾊ:::::::らヾ- ／ ,ｲ ／ ,:' | ､ ',
, ´ , ´ヽ{ｲj 弋_z（ソ ／イ_,／／/_ / ', !
＿,..- ´ ,. イ { { } /／ﾊ::::ら､ /｀ / |､
_＿,..- イ=-､｀ヽ､. V ´ 弋z(ソ / , / l ､ l } l
￣ ／ 〉} ﾊ , -‐ ､ ' イ ／ / ｲ .| ! ,/l 逃げて！
／,r- ､ {::| ,､ ／ V ム イ. ／/ .! l | l /
／´ ｀ヽ |::| } ､ { ／ / / /ヽｲ ﾊ. | /
´￣￣￣￣￣!::! {-ヽ､＼ ｀ ¨´ ,. - ''"´ /l / , l / ヽ､ゝ 私が食い止めるから逃げて！
´￣￣￣￣￣￣￣ ｀ー―‐ ｀ ´￣ ,. イ ´ //ｲ＿_
_,... -――-- ､＿＿＿＿＿__,.. - ´ _,..- '´ | }/ ｀ヽ
￣￣´／ /:::::::::V´::___ﾐ､_ ー-､///／ , - ''´ |/ ＼
::::::l:::::::::::::l{::::::::::///- ､ ｀ヾ､_///ｲ／ - '^ヽ､ ＿. { ,>
- ､l／´::::||:::::／///／／7--'__ﾉ/::::::::::::::::::,.,..:.´:.:.:.:.ヽ:.:...､_ ＼
｀＞ ､_////／／///,.イ:::::::::::::::::::::<:.:{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:.:.:.｀ヽ､ ＿＿＿
｀＞- ､_::::::::::::::::::::::::,..:.:.:.:.{:.ヽ､:.:.:.:.:.:.:.:ノ:.:.:.:,.:.´￣｀ヽ:.､´::::::::::::::::
｀＞--,...:´:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ､_:.:-- '-､:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}､:.＼::::::::::
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:.:_:.ヽ{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.｀ヽ:.＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
服部は三尺五寸の大刀を振り回し、
原田・島田ら七、八名を一度に相手どる。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＼ ＼ ＼ ＼＼
＼ ＼ ､ ﾍ ヽﾍ
＼ ＼ヘ、 | | ﾊ
＼ ＼ヽ、 .| | ｜ ┓┓
､_＿_＼＼ ｜ l |ヽ ┃ ┛┛ ┓ ┓
――― --- ＿＿ ､ゝ､:::::＼ ＼ l j |:::} ┏━━┛ ┛ ┃
＿ ――――― 二ﾆ=ｩ､＿＿＿.＼ﾍ::::::::＼ ｀i | v |/ ┃ ━┃ ┏┛ ┛┛┃
￣ , -―- ､ ｀ｰく7ﾌツｸｰ.､￣｀＜＿:::＼У￣''┴┴ヤ__ ━━━┛ ━━┛ ━━┛ ┃
/ ＞ ｀ｰへ__:.:.＞.､ ﾝ´l､ / ﾍ
――＝＝―＜＿＿＿ ＞､＿У￣ヾ、__rｭﾍヽ､/ / i ﾍヾ､＼_ .ﾞﾞﾞ''''―- ...,,_
￣ ハ{ヾr､{. /_//ﾘ| , ﾊヽﾍー' ﾄ'.ﾚﾍ ...,,,｀ﾞ"'ｰ-..,,_
ヾ .＞=-ﾄ益ゞ/片/ハ｀ヾｰ く`,.-┴、 .｀ﾞ''ｰ ..,、 ｀ﾞ''ｰ ,,,
｀＝＝=＜￣￣ゞｧ-ゝ､ンヽ'｀￣7ｲj .｀''ｰ..,, ｀ﾞ'ｰ ,,、
＞イ´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／ .｀''ｰ..、 .｀''-､
＞...'::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.＞-‐‐’ ﾞ'''.､, ｀'-、
＞.......'::.::.::.::.::.::.::.::.:r--‐‐'' ´ ヽ ｀､
＿＿ , -=‐ '´ |::.::.::.::.::.::.::.::.::.::._;ノ / .ゝ
＿＿ﾆ====＝＝＝＝一 ＿}::.::.::.::.::.::.::.::,イ￣＞...､ ／ /
,.......＜.:.:.ﾉ久::.::.::.::.::/ﾑ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＞､ _,、 -‐''''″ . ／
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＜::.::.::.::.::.::.::.:＼_＞-===‐ァ＝''´＼ 丿 ｀ ｰ＜／／:::::::::::::::｀ヽ ｀ー-＼
￣￣￣￣ ／::＼＼＿::ブ´ ￣￣￣ ＜::::::ﾊ ＼
┏━━━━━━━━━━━━━━───
┃
その隙に他の御陵衛士は、
来た道を逃走しようとしたが、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
＼ __ .へ
.:.:.:＼ {_. イ:i: ＼/ ヾ:
.:.:.:.:.:.:ヽ /^{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:＼ vﾍ
.:.:.:.:.:.:.:.:.:., ／.i:i:i:i:i:i:i:i:i:､:i:i:i:i:i＼ V:ﾍ
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ { ／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＼:i:ヽ:∧｀∨∧
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ /{/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: ／^ヾ＼ﾊ^ヾ V:ハ
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.≫..,_ _,.≠.:.:.:. .:. : i i:i:i:i:i:i:i／ ＼: { |＼ /＼ / | ／/ /
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. .:. : . i: :i:i:i:i:i:ii／ ＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. .:. . : .:i:i:i ／; ＼ /
'"^＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: . .:. :.i／ ∠ こ、こっちだ！ 逃げろ！ ＞
｀ ≪.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. . . '′ . |＼ ／＿ ＿ ＼
＼ ｀ ≪.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.彡.... | ./ ￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣
.:. : .ー- ..,_＿ ｀ー-＝=≠ |/＼ /／ |/ ＼/ ＼|
.:.:.:. .:. . : .≦ _ ＼∧
ー-=.:.:.:.:-=ﾆ三_ / ∨V７ i
￣ −-＝=≦ |＼/ ／l/l/ |
｀７／ `.､ .i|
/′ />. ＼、 i|
/ ./′/>. ＼､ .|i|
-----------------------------------../′..ﾞ-----------...＼ ､ .|i|
── ──‐‐‐─ ‐ ‐‐── ────. ＼＿_／＼...────.. ＼ ､ ,ﾉ し ’‐ ‐‐
── ────‐‐─── ──── ｀￣￣￣ﾞ‐ ─‐‐ﾞ＿＿＿） ≦⌒──‐‐─
── ──── ‐ ─‐‐── ─── ──‐‐‐─ ‐...￣￣￣￣￣⌒ ＾..── ───‐‐
───── ‐‐‐‐─ ‐ ‐‐── ────── ──‐‐‐─ ‐ ‐‐──
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
その道はすでに、一番隊隊士が塞いでいた。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＼: : : : : : : : : : : : : :.／
|::::::::::::::::::::::::::::::: |
"':; |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; |. ,;::' . .: .
|::::::::::::::::::::::::::::::: | __斗≦=ー―ヽ ､ ;
,': |／.: : : :. :. :. :.＼| -=≦::::::::::::::::::::::::::::ヽ
／.: : : : : : : : :. :. :. :.＼ ／:::::::::::::::::::::::}:::::::::::{
. ::;:.;::,; ／ _彡ｲ:::::::::::／＜/:::::::/::::.
' " ' ／ /从r､::} ゞﾂ':::::／_}::::{
／ ,,,,, _/ｲゝ!::| - ' ,ゞ'从/
, ／ {:＼::ﾙ:}ヽ___ -､ ｲﾙ'
／ _ V//////シ-≦ゝ
／ ／へ:`.＜/{/{. }'///＼
,;;::' ,.: ／ ／/////＞ :: ＜ヽ {//／⌒
／ __斗≦///////////＞r=ゝ __}//＼
／ ）＼::::::V////////////≧ 寸/////ヽ
／ ／///ﾊ:::::V/// -､/////r '' , 人｀｡ヽ// ゝ＼
／ _ r＜//////}:::::}／ Ｙ//／､_ﾉﾊ Ｖ ゞｲ ＞ヾ
／ ___＿ r= 7/////////／｀´ {=彡／//∧ V////≧ｭ:＞. ﾊ
／ { ＜//＞＜//////≫ ´ ゞ／/////∧ V////∧/ハ/＞ｭr-..､_ .| |_
／ ⌒ヽ _r==≦/// ＞ //// Y .／ Ｖ/////∧ V////∧{r≦/////r＜V-V}≧-ｭ____r ､
ゞ-＜/{ { .{ .{-､'/////,Ｙニ /´ r:ｲ ＿ V/////∧ V////∧v￣￣￣ } ）{ }_{ { {ヽ.}- ､ﾉ
|__|. |. | }ニ＞==}}ミｘ ＼￣ヽ - ―==/≧ ￣ {＼/////∧ V////∧V}￣￣ ゞ´ヾ|. | ｀¨¨´
_ - ― ｀ゝゝ へ{ {イニニニ≫ ＜ﾊ-＜////////＞-- ゝ::::＼ ///∧ V////∧Vヽ______. Ｖ
≪____ 斗へ--彡ｲニﾆ.／ニ≫ ＜ニニニ≫＜ ////////////＼::::＜'/∧ V////////／≦
【 山野八十八 】
.
-―- 、
／::::::::::::::::::::::::::::::::｀ 、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::'.,
/::/::::::i::::::::i:::::::i:::::::::::';::::::::::::::'.,
,'::::,':::::i:::i::::::::i:::::::i:::::::::::::i::::::::::::::::',
,'::::,':::::,'i::::i:::::::i:::::::i:::::::::::::i::::::::;:::::::::',
;:::::i::::,' ';::::i:::',::',:::::ﾄ::::::::::::i::::::::i:::::::::::i
i::::::i::::i_ .',i.';::::',::';:::', ヽ:::::::i::::::::i:::::::::::i
i::::::i::::i ｨ｀、ヽiヽ} ヽi ヽ::i::::::::i:::::::::::i ええい、どけっ！！
i::::::ヽ イ心 坏斥i::::::::i:::::::::::i
i::::::i::::i , i:::::::i::::::::::::i
i::::::i::::', ＿ u ,'::::::,'::::::::::::i
';:::::';:::::ヽ、 (:::::: ﾉ イ:::::::,':::::::::::::i
',:::::';:::';::::｀ 、 ｨ .,'::::::,:::::::::::i:::i
';:::::';:::',::::::/<}´ ,':::::::,'}:::::::::i::::i
＿ ＞ ´//// } ／;:::::::,'ノ/ヽ/i::::i
／/∧ﾆﾆ ]// ', /} {', ,'::::::,'/////} }‐ 、
////// ',ﾆﾆﾆ}//',/ﾐﾐﾐﾐﾐ ',':::::::,'///// ////＞ 、
_＿＿__ ,ｨ´ ｀ヽ
∨ ￣ﾃ ,.イ ／ 、 ﾊ
∨ ／ ／ 〃 ヽ .ﾆ_ﾑ__
. ∨,ｲ ／ / ﾊ ヽ、 ￣二!
∧! / . ,ｲ } ﾊ /
〆 / ,{ ., ' { ,ｨ′ l 1 /
ゞミﾆ彡 ´ / ／ v ／ ﾏ { ! x′
,´ ∧ ! ｉ ,=-≠-x.､ ∨ / ', ヽ ハ/ ﾊ
ハ ィ′ ﾉ ﾙ ,r¨,ﾆ､ヽ､ﾞ' ∨ l! ＿_ヽ ', ﾉ 聞けないね
i ,才´ ﾏ,＜ 从 ,〃 f::::::! ﾏ ,} iｌ ´=‐=ミヽ ﾊ {
} .〃 ,.＜ 彡'l! {'、弋ツ ,； ;γ´,;´ ,r'::ﾐ ヽ', li 八
l / ,´ x"´i , ,i!Ⅶ 'ゝ=-‐､'´ﾞ ゞ ﾍ 弋;ツ i!ﾊ リ ﾇゝヽ しっかり殺ってきますって
ﾞ' Ⅵ' .ﾘ ; ,ｌ ﾑ｀ﾐ､ / ゝ,､_ _彡' ｿ ﾘ′ ｉ l! 留守番の沖田隊長と約束したし
ﾙ /,ｲ ,ハ }》 ｀¨´_,ノ, イ.′ 乂_＿ ゝノ
__,,..ィ彡' / ,';／ lｉ X ｀ャ‐- ､.__ ,ｨ彡 ´γ,}∨ ﾐ､ 彡′
《ｌ{´ }´ｌ ｉヽ ヽ ___.ノ¨´ ;'ｨ′／ i! ゝ. ﾊ｀"‐"y
γ￣ヽ ゞﾐ ﾉ ._|＼ ＜.:;′i' ／/v'｀ヾi l/
／ / ,ィン｀ｖ, ´ | 丶_ .. ´ | i l{ {,ｨ∨ 〆
/ ./ ''"´ l//,| /|ﾞv∧ ﾏ{ ´
{. { {//,ﾄ､ / ﾞ| ゞ-ﾞ ｀
∨ .∧ _,......ィ///∧ ／//‘ｵ....＿＿
【 蟻通勘吾 】
.
┏━━━━━━━━━━━━───
┃
必死の逃亡者と阻止者で、
激しい斬り合いとなったが、
┃
───━━━━━━━━━━━━┛
＼: : : : : : : : : : : : : :.／
|::::::::::::::::::::::::::::::: |
"':; |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; |. ,;::' . .: . i
|::::::::::::::::::::::::::::::: | "` ; |
,': |／.: : : :. :. :. :.＼| ＼人_从人__从从／ 、 | / ／
／.: : : : : : : : :. :. :. :.＼ ＞ ｷﾞｨﾝｯ！ ＜ ＼、ﾉし;/／
. ::;:.;::,; ／ ＼ ／Y⌒YW⌒Y⌒W＼ ―−＝γ⌒ヾて＿_＿
' " ' ／ ＼ ノ（´￣￣
／ ,,,,, ＼、Ｊし／ ＼ ,. ／⌒｀＼
, ／ _）:; て=- ＼. ,;:' ﾞ ／
／ /＾Ｙヽ＼ ＼
／ ＼
,;;::' ,.: ／ ＼人_从人__从从／ ＼
／ ＞ ｶﾞｷﾞｯ！ ＜ ＼
／ ／Y⌒YW⌒Y⌒W＼ "" .＼
／ i ＼
／ ｀)ゝ.,＿,メ{、
／ ／＾/＾Ｙ⌒ヾ＼
／ .......... |
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新選組は鎖帷子・鉢金・手甲の完全武装。
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＼人_从人__从从／ .／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
＞ ｷﾞｨﾝｯ！ ＜ ／/////////////.ﾊ:::::::::::::::::＼
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ｌｯ、 / .|:::|:::i._＿,, 弋:::ｿ |::::::::::::::＼:::::::::|
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＼ヽ、 ∨ _,,,......l...,,, ,l_ ./::::::::: ── ､::＼
ヽ.. ｌ､ _. γ:::::ヽ￣￣＼ .＼.`ー― /::::/￣: : : : : : : : :＼:::＼
｀- ｌ＼. ／ /､:::::ノ＼ | | |ヽ ＿ _--''千‐―'''': : : : : : : : : |::::::::＼
.ﾞ'く＼_从_,.. / / ／ ＼ .| | |.二 ／::l ` : :`､: : : : : : : : : : : : :|＼::::::::
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ﾞ三ﾞ,,､..､ { ／ / ./ .// ／ヽ: :ｲ::::::::::::::::
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. γ:::::ヽ＿＿／ ／.／.／/ ＼ .／ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
..| .､:::::ノ ／..／.／ ./ ,/ ゛.'''''' （ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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多少刀が身をかすろうと、怯みもしない。
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|i! |
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|i! | ＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/
|i! | ,. -─- .､, ＼ /
|i! | 不:::く｀ヽ;::､:::｀丶 ∠ 服部は迂回しろ！！ ＞
|i! | ハ:l::;;ヾ:ヽﾆヽ:ヽ::､ヾヽ ／＿ ＿ ＼
|i! | ,':::i:ﾄヾヽ::ヽ:ﾄヾ､ヽヽヾ`ヽ ￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣
|i! | l::i::|l::卞ﾑヽ:;ヾY.ｪYl::ﾄ::ヽ /／ |/ ＼/ ＼|
|i! | |::l::ﾄ;:::Kさ'く:::f ,｀ ﾘヽヾ',
|i! | ';:';ヾﾄヽ. `r'- ､ .|::ﾄ`､ |＼ /＼ / | ／/ /
|i! | ヾヽﾍ. |';二::! 入', ＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/
|i! | `トｋ ヽ､ｚｿ ./::| ヾ ＼ /
＿|i! | __ Y:j｀ ‐ ､ ｰ´／ ﾄｊ ∠ 絶対にやつらを逃がすな！ ＞
／,ｨrｪ」ぇ ￣l!'´ヾ- ､＿｀_¨ ｣､ ／＿ ＿ ＼
. ∧. ￣i㌧!￣. l ヽ 7ヽ~ﾍヽ.､ ￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣
/-'´ ,-i㌧! l ﾄ､ /〃ﾊ | ヽ ｀ヾ ､_ /／ |/ ＼/ ＼|
r'´, イ〃< ﾆヽ, .| l ヾヽ∧'〃ﾉﾞヽl ヽ ヽj｀ヽ
/ '´ ﾄ < __二〕 ∧l ', ヽ Tﾍ', l _..ノ l j ',
,′ .}､< ＿_,〕 ./ l ヽ ', |､､ﾍ. | ＼ ／ }. ﾍ
i ト< 二ｼ .| ',. ', l､ヽﾍ | | j/ l
| ノ ＼¨7/ .l ﾄ､ ヾ ､ヽ ',.l lｰ- ／/ |
ゝ─'-- -r-`' ｌ ',.ヽ ヽ ヽヽ! |￣ /j l
.
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┃
突破できぬうち、後ろから他の隊士が迫り来る。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿___'⌒ヽ
_＿__ ´,.＜:::::::::::￣:＞ﾐ
, ＜ニﾆﾆミxニ=- _ ､__／:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ. 丿
, ‐くニニニニﾆﾆヽニニニ=-__ 、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::く
-=ニ=- ｀マニニニﾊ二ﾆ}ニニニ＼ミｘ::::::::::::::::::::::::::::::::}ヽ
iニニニニ=- ｀マニﾆ|Уノニニニニヽﾆﾊ/￣¨¨７::/::::::ﾊ}
|ニニニニニニ=- ∨/＜ニニニニニﾆ}ニ} ,.:::ィ:::::::/
|ﾆz=ﾆ三三ミｘニﾆﾊ' 三三≧======彡／ __,￣ 」¬' / ￣￣￣ / .__ / ￣￣￣ / .__
〃ﾆ／￣￣ヽﾆ＼ﾆ}ニニニﾆ=- ＜ﾆ, ' ヽ.. /＿/￣/ /／/ 7 /＿/￣/ /／/ 7
≧- ... {ﾆ/ ﾏニVニﾆ=- ＜ニﾆ／ 匚 ./i／i／ 匚 ./i／i／ ∧∧ ,ヘ
i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:≧｀{ _ ＼}}=- ＜ニﾆﾆイ / ./ / ./ l /l / / ./
＜i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:} ヽ〈 , ヽ ､＼二二..ィﾆﾆﾄ､ / ./ / ./ ／.／
＞-＜ｉ:i:i:{ i| ﾉ l｝ ヽｰf{ {彡ニﾊｰ .._ ￣ ￣ ￣
{i⌒ミｘﾆﾆ! ‘， {{ |i :i:ｉ:ｉ| {｀:＜彡'___くf
∨二二=-､_∧ {l |{ |:i:ｉ{ {=‐-: : : : : : :¨冖¬＝: : :=‐…─ : : : :=ー¬冖¨”__
}ニニニニﾆﾆ､__, ﾍ___八___,ﾉ｀ｉ{ {=- ￣￣”¨冖¬＝=-──‐=ー¬冖¨”￣
,/ニニニニニニニﾆﾆ>､__.ノ=-. {__{ ￣”¨冖宀¬=‐- ＿＿＿＿__ =ー¬冖
{ニニニニニニニニニニニニニニニ=-
i＼ニニニニニニニニニニニニニニニニ=-
|二＞‐─-=ニニニニニニニニニニニニニニ=-
|ニニニニニニ「￣ -=ニニニニニニニニニニニニ}
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┃
御陵衛士は絶体絶命かと思われた時……
┃
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ｌ、 ｀''ー _..-‐ ､
ゝ ／ ..- ヽ、 ﾍ
ソ ,,..‐／ ....,,_ ﾞ､
/∧ ./／ /i /´ヽ 、 ､ヽ、 ヽ ￣
、,, i/ ノi / / ／ｌ / ヽ |
‐''" / . _ | /,､,､ｌ / ｌ/ ０ | /iﾍ iﾍ ∧ i
/ ,/ | /ｌ / ＼ｌﾉヽ |/ i / i | ヽ ｌ
丿ﾉ iﾞ/ |/ i ＼ﾍ __| /'''''''｝/ｌ ,､ ｌ ｿ
l 丿 ｌ ｌ""''-､ﾍｌ ,-‐''´_ｌ/---ﾘ....| / | /─--､＿＿
丿 ｌ/i ヽ ` =─´"",,....,,,,,,,,,,,.__ｌﾉ ﾌｌ ｌ 丶ゝ ／
釗 i ｌ′ ./ ' ﾆ ﾆ (ｌ=ﾆ）＞ ﾉ i ／ ／
丶 ,rン ｌ / ｀￣ ｀ﾞ'''′ .／ ├‐'''´／
i′ / 〈、 ｌ ヽ ／ 〔 :､
l ＼＼ ヽ ﾞ__ U ／ｿ ／ｌ／
| ＼＼ ｀､ ﾍ､ｰ｀ｰ--v、 ／／/ /ｌ／ ／ｌ
! ｀ヽ､ヽ ヽ ｀ ￣､二」 /´ ／ ／ /
i､ ﾍヽ ヽ、ヽ ,,....‐" .. - ' .,,-‐''´ /
ｌ ｀ ､ ﾞl│ ｀ ........-‐''ﾞﾞ - ｒ'' ´ ..-'''''´. /
ﾞ ﾍ i ｌ ｌ'''''''''i'―‐''〔 |￣ ｀ﾉ
ー────､ ﾍﾞｌ￣ヽ---!----| | /
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ｌ ,' / ,.．､、
｜ ,' /ー- ､. -=― .､ヽ
l. ,′ / ,: ﾞｉ｜
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,! , !、 ' ﾉ,' ＿_ '"_,_;_,..-',ｲ
,' ｜`ｰ--‐"'''´ ￣i｀− '" l
/ | l ,!
r'´￣`ヽ､! ﾞ､ /
,' ｜ `''''"
,' ,:' / ￣￣￣ / .__ / ￣￣￣ / .__
/ / /＿/￣/ /／/ 7 /＿/￣/ /／/ 7
/ ,,.:' / 匚 ./i／i／ 匚 ./i／i／ ∧∧ ,ヘ
､-ﾞ'' '''" / / ./ / ./ l /l / / ./
,:''⌒｀`'''＜ﾞヽ､、 '{ / ./ / ./ ／.／
!,. - ､ ＼ヽ､` ､.,! ￣ ￣ ￣
ﾞヽ、 ｀ ‐ ､...ヽ､_｀`'く
｀`''‐- ､_ ｀` ｀`r'′
`丶､ノ
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l;;;{;;;;k个ｲ:: lつl/;;;;l: : Vl／ヽ ,. ─‐ ､ ／ /;;,: :/´ ／
V´ヽ_｀二ニ _ -‐l: : l: : : : :_＼ /´￣￣｀! ／/;;,: :/ ,. -‐
｀ ｰ─-' ／ l: :l: ,. -ｧ: : : ヽ { l ／/; :／l ／＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
／:／rｧ ヽ:l/ / : ／´ ヽ｀ー一 '′-‐ ´ /／ / ／. /;; ) ＞
／:／ l l l/ヽ l／ヽ;ヽ /｀¨i´ l;;; r i´l ／ lヽ /. /;;;＜ うおおおおぉぉっっ！！ ＞
. ／:／ l l _l／::::::::::::::};;;l-‐'´,.-==> >; l l;;;l l;;;;;ヽ､ /;;;;;;; < (
. :／ _ヽl__ - :::::::::::::::::::_ ／:::ｌｌ:::: {i:::: / /:} } l l;;;ヽ _ ／;;〉､;;;; } /{;;;;;;;;; ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^＼
, -‐..:_￣- ￣`ｰ-── ￣／::::::::::ｌｌ::: ヽ_/_/::/／ ＼;;;;;;;;;;;/ ヽ;;;;V::::ヽ;;;;;;;;; ヽ
:::::／ ／:::::::::::::::::ｌｌ／｀i;T ´ ＼／ ＼l::::::::ヽ;;;;;;;;;
::/ {ヽ:::::::::::::::／ ／ヽ;;￣`i ￣＼::::: ＼:::::::ヽ;;;;;
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. . :´: : : : : : : : : : : ｀: . .
／:::::::: .:::::::: : : : : : : : : : : : ＼
／::::::::::: .:::::::: .::::::{ : : : :.}: : }: : : : :＼ ヽ＿,
-=彡 :::::/::::::::/:::/::::／}: : : ,:′: }: :ヽ : : : ＼ ヽ(_／
/:::::::{:::::::::::::/:／ ﾟ｡: :/: : : ∧: :}: : : :}｀¨ ) (
,.-､ 小::::::|::::::::: /リ⌒ー‐Ｖ: : : : :} Ⅵ: :i|: | ノ (｀
_{ィ ア {:::::::j|:::::::::l ／笊¨ヽ /: : : : /⌒}!|: :j|: | ´⌒＼
. ｀寸:i》 ∨/ﾞ|:::::::ﾉ 弋ﾂ ／}: : : {笊¨ヾ:|::::i|: |
寸:i》 ／}i い::::} 一 /: : / iり /ｲ:::ﾊ: ! なっ！？
寸:i》 ﾘ＼ﾘ_Ⅵ /ｲ〃、 ー /j/ﾚ ﾘ -_-. ､
寸:i》 ＿___从.ﾘ u ′ .′ `i 丶
寸:i》 {≧==── ┐ ,. --､ / _ ,ノ ) ）
寸》.、 |ﾆﾆﾆﾆニ|二|＼ ｰ― ′／ - --−´, ´
寸入 ,.:|ﾆﾆﾆﾆニ|二ﾄ､ ヽ ィﾆﾆﾆ=- -−=＝''''' "´
Ｖ／ゝイ...jﾆニ二二|二|i:}} /|二二二/ﾆ/
}／.／: : : : ＼ =二|二|i:|| {i:i|ﾆﾆﾆﾆ/ﾆ/
／..／￣ ｀ヽ: : : :＼ﾆ{二{i:i}} Ⅵﾆﾆ／=イ、
／:i:i://_____/ﾆﾆ＼: : :.:＼iﾆ}〃 ヾ:/=/ﾆ/ニ丶
乂:i:i// ./＼:ニﾆ＼: : :∨ |i:＼／i:i|=/ﾆ ′ﾆﾆﾆ＼__
｀|=| |ﾆニヽ二ﾆヽ: : :Ｖ|ー====|{ﾆ二|ニﾆ=- ´ﾆ＼__
┌ ┐ ┌ ┐|┌ ┬┐ ┌-
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..ﾒ、 （_ .-= ------ ..,, ｀丶、 } ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
Ｙ＾ ＼ ` .-= ∠..,,__ ⌒'⌒: ｀ヽ ー‐′ ) ＞
| ＼ -= ／ ⌒i: :＼ ＼::.. ＜ うわっ！？ ＞
! .-= ｛￣￣￣｀ ., L., ｀i : } }::: 〉 .j< (
-= ｀ ., L, ｀!{/ }:: ′ j|／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^＼
-= ＼__}_,,ノ ´￣ ヽ:::::
-= ﾊ ｛} }:::::
-= ＿,ﾉ: } ′::
-=、 ＿__/__: . :.ﾉ /::::::::
,，-=======- _ -=ゝ..,,________,,..イ -=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ}￣｀ヽ´￣｀
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ==ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ==-､_,，ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ ＼
ﾆﾆﾆﾆﾆ㌻´ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}＼ﾆﾆﾆﾆ㌻´=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／ 人
（ {- '´ ／
.､-─‐- ､., -=,'´ l ／
.ヽ `＜ l､.,_ ,. '´ , .. /⌒i /`l _ ,､
.', ＼ _,. -‐` ｀ヽ / _,,..､ .| / ,..-､ ,､. l |/ 〉 .〈 .| ,.-､
,.l ヽ ／" ＼ ノ ,.. -‐ l l | /´ l,､_ノ ,l | l |ﾚ' _,,」 .｀'´ 〉
. 〃 ﾞ、 V `,.-'´_;: -─‐ | i' '´_,,、 ,! L.-ヾ=,' l､_,.. ､ 「Zノ
./ ヽ / ,ｲ ､ ／ ﾉ ／'''´ ＿_,,,....､ --.| し''´ 」 _,.-'´ _, - '_´ ﾞl_,〉
｀'′ ,イ // ﾉヽ ﾄ/´＼| /ﾉ´,.. ｧ‐'／;;;;;;;;;;;ヽヽ .| ,,.-''´ (_,.- '´| L-'´ _)
/ { ｌ 7 （ ゝ!､ ﾚl／／ ｲ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;} ﾞ､| .| ,.-'´ ,.-'"
／´ __/ノ、〈 ! ∠ ＞ /´ / ／ ﾞ､;;;;;;;;;;;;;;ノ _,,.l..l､_ﾉ ｛,.- '´| |
/ ,.ィ"/_｀ヾ、} ,.ノ_,. ィ7´ / / l／￣｀`＜´ !´;;;;;;;;;;! |,i
. , ,l' 〃 l i l j ／ /ﾆｦ"'ー､ /l! / / ,. -‐ ､ ヽ､ヽ､;;;;;ノ
ヽ /:! ﾞ ､. `‐'ノ |′ 〃:. ′ ﾊ| !′! l::::::::::::::>､., ` ー─
.ﾉ _!:ﾊ ､´'￣^" ,ｲ|:. 〃:.| l ｜ ﾞ;::::::::::::`'´;;;)`r─ ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
/ f´::::::::ﾞ、 ` ノ,.ｨTrrrｲｿl!:. ｌ/ /|j ﾞ、 ヽ:::::::::::::'､ r'::::::::: ) ＞
! l'´7::::::::ヽ r'く￣￣_´_.ｌ!:. /ﾉ´ﾊ ヽ 丶r､_ノ.ﾉ:::::::: ＜ がっ！？ ＞
ヽ ／ ゝ::::::::::＼ /ﾉ! し ''´-‐j! //′ l::ﾞ､ 丶､ ｀`'' ´ー < (
ヽ （_ く:::::::::::::::::::>!l `'ｦ/´￣ l: / ﾑ＿__ヽ;＼ ｀` ｰ ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^＼
ヽ／ ｀)::::::::::ノ _,.! ヾ､/ ／ /:::::::::::::｀ヽi:ゝヽ､
〈::::::::r'-''´:ﾉ 'J` '' ´ l＞、::::::::::::::/ヽ､.,`
ﾞﾉ!:/:::::::‐'‐-:..､ ／:::::::':::::::::::::,' `l
∠:;l':::::::::::::::::::::::::＼ /::::::::::::::::::::: :::l! l
_/:::::::::::::::::::::::::::::::'´::::::: l! |
.
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┃
一番隊の背後から油小路へ飛び込み、
蹴散らした者がいた。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
|: /l. l ｒ= ､ 〉:|
V |人 ｌ´ } /:/ ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
＿ヽ: :／ト二 イ ﾊ:/ ) ＞
rィ＞ ､ ／ ＼ヽ .|/二Ｔﾆｌ¨¨￣ｌ ＜ 篠原さん！ 加納さん！ ＞
／／::ヽ:(ノｌ r─＜ ｌ .|::::::::О:::＼ |─ ､ < (
/ /:::＼f ｌ／::ヽ￣￣￣ ＼ .| .|::::::::::ヽヽ::∧ ヽ ﾊ ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^＼
|／:::＼ｆﾉ(:::::::::/､ ＼／ /ヽ::::::::::ヽヽ:∧ / .|
ヽト＝'::::::::`ｰｲ ﾄ. ＝ニ / /::::::ｌｌ:::::::://::::::::Ｙ ∧
|弋::::::::::::::::::/ / .| .／ /:::::::::ｌｌ::::://:::::::::/ゝ＝＝ヽ ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
ﾏ､ ` ー─ ' ／/:/ ／ /::::::::＞─‐ ､:::::/／ / ) ＞
ﾏ`ｒｒｒｒｒｒイ≦／ヽ .//ニニイ＞ ´ ヽ/ ＞" ＜ 逃げてください！ ＞
`ｰ＝ニ＞"::::::::ｌ/ ＼ ﾊ .ｌ ／ / 〉‐ ､ < (
ヽ_/::::::::::::／ `ー | |‐イ ,r У､>ｲ:| ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^＼
`ー＜ | |‐ゝ‐ｆﾆ/ /、>ｲ::::/
/ ∨ { |{ {:::::::::::／
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
__- ．.､ぇ .._ ∧＿_
__≧ 7..:──-i_ ﾞ｀'｀ヾ､ ￣1i
.＞ ｨ{ i´ i:. |二 三 ヽ､ 《
＜ ﾄ,ｲ ’ _、ヾ ゝミ ヾ ハ ≫
,ｲ_ :i .,_ｲ__｀ﾞ ｀iミ｀ 、 ﾐ、ゞ
,イ .i ゝ≠ゞ'‐'' |ﾐ ､ {
´ハ77 ´ |､ ／ヽ i.ヾ}
./ _ }ﾐ/ V } ヾ/ あれはっ！！
｀ヽ U ﾐ} ｨヾ､./
∧ つ ./´ii|i Y
< i
i ＜/// .i
.ゝ-‐＜//// V
｀i i V
| } V
| / >´ｰ‐- ､_
| ./ .／ ／ ｀
________
／) / .) ＼
/ ./::/ ./:::／ ） ＼
l .l/ /／ ∠___ | あぁ…………来ちまったのか
l / ／ ／ _､,,.ノ |.
r /___) |
/ / |
/ ノ u /
_∠⌒ヽ j 'i, _、___ ｨ／|＼____
／ ...::::;;;:::ヽV;;;;l フiiiiく /.:;;:l;;;;;:::´´''' ､､､ _
／ ...:::::;;;;;;;;;;;;:: 〉;;;;;:l／ iiiii ＼/.:;;;::l;;;;;;;;;;;;;::::::::..... i::..＼
／ ...:::::;;;;;;;;;;;;;;;;:: /;;;;;;;;:::ヽ llllll /..::;;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::: l;;;;;;:: l
／' ／ |
（:./ ――....､ ／ 乂
-=ミ:i:.:.ﾍ:.:.:.へ:.:.:.:.＼ ／ ￣ ､ ＼
＿ ⌒＞:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼:.:.:.:.v― ､ ／ ´ ＼___）
. ／￣＿＿ /:ｲ:.:/:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼<|＿__,ﾉ＿＿＿＿＿/_／＿＿＿＿＿
／ ｨ ´ /:./:/-=ミ从:.:.:.i:.i从:.:.:.＼＞ _ 二=-
. ｉ | i:/i:.:.:i:.ｘ示ﾐ:.:.:.:,x示㍉ :ミﾊ≦ ＞ --------- ￣ ､ ヽ
. 人 ､ l l:.八:ﾊ ｖﾘ､ヽ:}ゞｿ 八:{__ -＜＞＿彡 ＼ ＼
=-- ＝彡/__ ゝ ┌::. ｲ:/| Y´ ＼ ___ ＼ ＼
-八 ∨∨≧=≦=｢ ソ i| Ｏ__〕 i ＼ヽ l｜l｜l｜ l｜l｜｜l｜l｜l｜l｜ l｜l｜l /／
／ﾆ/__＞￣/ヽﾆ〕〔ﾆﾆ辷ｧﾞi| ／ | ＼ ／
／__〃 ＼ﾐ| ／ニ=◎=彡l / :i|,／ |__／___| ― 藤堂……っ！！ ―
/≦≧＜ヽ /i |ニ=//ニニ|./ ___＼ ＿_／ﾆ,人 _ ／/ ＼
ｖ-=ミ ＼∨ﾊ/ ゝ､ﾆ{ iニ{ i=∧ {///} / >＼ }＼ //l｜l｜l｜ l｜｜l｜ll｜l｜ l｜l｜ll｜l｜lヽ＼
rく-=つ ∧ ∨i | ／ ヽ-=ミil |ニ∧ ￣ 彡' ＼ 人 ＼ r､r､ ／ ／
〔Y|i--〕し ∧ ／ |/ 〉 ￣ ゝ≪´ ＼ i i∧ ＿ -=彡 ｲ
〔Yi--〕ﾍ_彡' ／ lj 人ミr..､ ヽ／r≦人::r､ ／ ／ノ
｀¨¨´ -=彡 ヽ- ＿＿ ≦=/=人ニ=､ V:.:／:.:.:.::ゝi ／ ／⌒
-=≦ニニ=／≧〔___〕=彡ﾍ⌒ヽ==＼ニ＼ Ｖ:.:.:.r ､-=ミ ￣￣ ミ ､ /
〔彡 ⌒＾／ｲ====---==ニ二＼ ￣￣ ＜ | vノ:| i-､_i i ノ /
_／ ==ｧ==彡￣＼＼ ､__〉-=彡===＼＿＿＿ ＼ ﾍ===| //, （ ,
／ ／, ＼ ＼〉____彡／ ／￣ヽヽ￣ ＜＼ゝ' ｧ// ＼ /
. ／ ／ / ヽ／ Y , ∨ / `＜＝- _ゝ'＿ ￣
／０ ／ , ／ ー ､ ∨ / `＜ ￣ =--
../彡7／ '⌒ / イ ／ ＼ v ＞､ ＼ ＼
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藤堂が開いた道から
篠原・加納・鈴木・富山は逃走。
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l:. / :|:.:.:.:.:|:.:.|:.:.:.:.l≧|､∧:.:.:.:.:|:.:.|:.:.:|:斗:.:.:.:.:.|:.:l＼＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ 服部、南部……すまんっ！！
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l ﾍ:.:.:.:.|:∧:.:.:.:| ゞ‐┘ ﾍ: |. 辷.ﾘ /:＼| `ー‐ ＼＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
＼ ﾊ| ＼∧ u , ヽ /:./ノ´￣￣￣｀ ＼〉:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/:.:∧ ,＿__ u /:./::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:.:.:.:.:.:.:.
|:.:/ /＼ `ー┘ /:./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:.:.:.:
|/ 〈::::::::/ヽ､＿ .. イ:|/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／￣￣
/ ∨/ / /ヽ / /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
| ﾍ| | .|::::/ / /::::::ｘ-――――‐‐／
| | |/::::| / /::::::/ ,
| l |::::::;/ /|:::::/ ／
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薩摩藩邸などへ逃げ込み、命を長らえる。
┃
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だが毛内だけは逃げ遅れ、
隊士たちと斬り合いになる。
┃
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￣￣ ＼ ＼/≧o｡i: : :/: :}:ﾏシ 笊:.} i: :i : : ! くそっ！ 別の道へ……！
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ヽ i////////＼ //} ///ノ ／
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}//////////////鄱/
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そして藤堂本人は篠原たちに続かず、
乱戦の中央へと飛び込んで行った。
┃
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く _. ／: : ,;;_／ : ,,;／/: : ／: :,;／: ;/: : : : :,;;l: : : }: : : : : : : ヽ ヽ
＜／_ - ／: : ,,;;;/: /: ,,;/: ,;／/ ,;/: : : : ,;／} : : |l;, :l : : : : : : l_:l _ ─
／／＿ /: : ,,;;;;;;/: /: ,,;/:／ / ,;ｲ : : ,;／ /: : / l;, :l: : : l: : : ､:ヽ／ ヽ
/／￣, -/ : ,,;;／/: /:;// /─-l / ｌ : ,,;/ /: : / l: : |l;,: : l : : : ヽ: ヽ ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
/ ／;; / :,,;;/: :/: / / l: / ≧､|ｌ l: ,;;/ ｀ /: : /_ l : ｌ l;;,: : l; : :l: : l ヽ l ) ＞
/l ／;;;;;; / :,,;;/: : l: :l / l:,／,ｨ'´汗z､,;/ /: ／ ｀l /､l;;,, : l : : |l: : l ヽl ＜ 御陵衛士、南部与七郎！ ＞
／;;／l7.l :,,;;/ : :,;l: l:/: :} { fｰ'´;:;:;:|:/ /／,z=ﾆ二.､ l;;;; / : : l ); : ｌ＼l| < (
/ ／／{i. l: ,;/l: : ,;;l/|l : : l 辺斗' l| ／ {__／;:;:l ＼; /: : : :l/|l; : l＼ﾘ ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^＼
ｌ'´／l;;;;/;l l:,;/ l: :,;/l: l: : / l ゝ─ '´ ／ ､込心刈 /; /;, : : / l l;;: :l ＿
l 'l;;;;;l;;;;l;;;l; V : l:,;/;l : l: /､_l 'i ｀ ｰ-_'ﾞ./／l;;;, : /_,. - ∠ -
l;;;{;;;;k个ｲ:: lつl/;;;;l: : Vl／ヽ ,. ─‐ ､ ／ /;;,: :/´ ／ ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
V´ヽ_｀二ニ _ -‐l: : l: : : : :_＼ /´￣￣｀! ／/;;,: :/ ,. -‐ ) ＞
｀ ｰ─-' ／ l: :l: ,. -ｧ: : : ヽ { l ／/; :／l ／/;; ／ ＜ 参るっっ！！ ＞
／:／rｧ ヽ:l/ / : ／´ ヽ｀ー一 '′-‐ ´ /／ / ／. /;; /, - < (
／:／ l l l/ヽ l／ヽ;ヽ /｀¨i´ l;;; r i´l ／ lヽ /. /;;;; {' ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^＼
. ／:／ l l _l／::::::::::::::};;;l-‐'´,.-==> >; l l;;;l l;;;;;ヽ､ /;;;;;;; l /
. :／ _ヽl__ - :::::::::::::::::::_ ／:::ｌｌ:::: {i:::: / /:} } l l;;;ヽ _ ／;;〉､;;;; } /{;;;;;;;;; ヽ{
, -‐..:_￣- ￣`ｰ-── ￣／::::::::::ｌｌ::: ヽ_/_/::/／ ＼;;;;;;;;;;;/ ヽ;;;;V::::ヽ;;;;;;;;; ヽ
:::::／ ／:::::::::::::::::ｌｌ／｀i;T ´ ＼／ ＼l::::::::ヽ;;;;;;;;;
/: : -―-: :, : :}:.i:/: : : : : : : :,
/': : : :／:/rｰy:ﾊj: ; ≦＼: ＼{
}: : /: :／/ /:{ ´ '; }ﾊ: : :〉
V:/: : {:./ {:./ ;..:.}: :｛
/: : : /}:L _j:{__ __ ｧ:.}: ハ
}ﾊ: ﾊ{ |:斧ｱ { / 斧ァxｲ:.:ﾊ:.'
j{: i:{ j{, ヽ { {{_jｨ' }′ と、藤堂隊長……！！
Ⅵ ゝ ｛ り j
＼:ｰ, u ' 〃 ;
从ﾊ _ -- ､ u/ｰ- '
Vj ＼ ￣￣ /f＾
r-‐=＝=‐-v ﾞx ,v' {_r=====- _
|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{ ー- ー一’ jレくﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
}r=ﾆﾆﾆニ,} ｰ- ／ ﾏ ]ﾆﾆﾆニ}
__ -=＝冖 }マﾆﾆﾆノ. ／ } ｰ=ﾆﾆﾆ}
【 岸島芳太郎 】
-‐…‐-
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::_ノ ﾍ
,′ニ二二¨￣ -=ﾆ´:::::::.
.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
{::i::::::::::::::::/:∧:::::::::::::ﾄ､:::::Ⅵ::i
以:::::::::::::ｉL」__j/＼:斗uﾆ::i::l:::| か、構うな！ 斬れ！
/´.八:::::::::::Ⅵ斗u‐ﾐｰ'ヽ{ｰ ´ﾘ::ｉN
仁/＼＼{ヽ::{ ｀¨¨´ ､ Ⅳ
F/ﾆﾆﾆﾆ≧込、 u _＿′ ハ､ この人はもう八番隊長じゃねえ！
|i!ﾆﾆﾆ/圧ニ}＼ 厂 У/ニ} }＼
!|ﾆニ/イ{ニﾉ ＞x､￣／ﾆﾆ//ﾆﾆヽ
ji|ﾆﾆr==ﾐⅥ 〃⌒}iﾆﾆﾆﾆ〃ﾆﾆＯ
|i|ﾆﾆ||ﾆﾆ｀ヾz／ﾆﾆﾆ.||ｏﾆ／ﾆﾆニ∠
.川｢ﾆ||ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ{i_／ﾆﾆニ∠ニ
/ﾆ!ﾆﾆ||ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆ
闇討ちした相手の死体をエサに残党を誘き出して奇襲してるんだからねぇ。普通に悪役の所業だろ。
＿⌒ヽ:.V:／_ /:/:/
,....:.:.:.::.::.:.:.-:.｀:.Y:.:.:.⌒ヽ ＼人_从人__从从／ /:/:/
/:.:.:.:.:/⌒v:.:.:.:.:.＼:.:.:＼⌒ ＞ ｶﾞｷﾞﾝｯ！＜ /:/:/
_彡:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.ヽ:ヽ:＼-= ￣￣／Y⌒YW⌒Y⌒W＼ /:/:/ ＼＿_人＿人从＿人＿人从／
／ |≧ /:.:.:.:.从:.:.:.:.从:.:.:.:.:.:.. ヽ￣￣￣￣￣￣￣￣ ）i ｒ'ミx/ ＿） （＿＿
乂 _ 八:.:/:.:.:.:.:/竓ミ:.:.,才|:ｉ.:.|:.:i _ , /://´ ） 脱盟者だっ！！ （
_ ≦／ 从i:.:.:.:〃r'::i Vゞ' |从|）' -==ニ ／ /:// ￣￣） (￣￣
_ -=ニ ／⌒´ 人从iヽ ゞ´ _' /}､_ -＜ ＿＿彡 /:// ／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
_ -=ニニ=- ´ i /:个r (:::::ﾉｲ/ i/ o＼二 .(/_ミｘ ＼､/／
__二=- __,ﾉ / /≧≦ ./ /|i ＿彡. r' { ヽ_）ﾑ> ､_）(´
_ -=二 i=┓ >＼ﾆ i iニヽ／ |i ／´ ￣ i _ -|ニゝ --}:|> ｀Ｙ＾＼
／ 八 Y / ニ=◎=≦| 7/､ ／ 人 __r≦: :||､ヽ=i辷 }ﾘ> |
. ／ ,／ ￣ ＼| /ニニ i |ニﾆ:| // 乂＿＿＿-=彡＼,,---|::|:: :||: :ヽ､ゝ-r⌒
）／ ／ ilｲ ニ|ニ| |ニ{r:| / へ ￣＼＼ 彡' 八::.､ヽ＼: :＼ハ ＼､人／
／ ／ __ --==-- i| ゝ､ニヾ ､=ヾ＼ヽ彡ｲ ,/ ＼ 二=-〉:〉:.〉:/: : ／ ｀):. て
. ／ ／ __rく￣ミ/ y}ニi| 〉ニ}_}ニ.|i厶 ￣ , ¨¨´ /彡:/: : ／ ／/Ｙ＾＼
|i ／ / イ{ |ヽ Vﾉニ|___／ ヽ ￣ ＼__＿／ ＼人_从人__从从／
|／ 乂 ノヽ=ｧ:|i |iニ= ／ / ＼ ＞ ｷﾞｨﾝｯ！ ＜
7 ､彡' /__ﾆ=- /{ il ﾉ ､ ／Y⌒YW⌒Y⌒W＼
｀⌒ー ´ _ ≦Y |= ゝ=- ＿／ 丶＼ ､ ＼､ﾉしｨ ’
_ ≦==≦人=／-〔___〕==＼=／／＼＼ ､ ＿＿_ つ て
人彡 ⌒ー ／ ___≫≪ ￣ ﾑへニ==＼＼ ､ ￣￣｀Ｙ＾＼
／ ＿＿彡＜￣＼ 〔 i ≪≫ﾑ ￣ ＼_彡ﾍ
／ ／ ￣ ＼ ＼ ､' // _辷 _ ＼-
／⌒, ' > _彡'⌒ヽ' / -rﾐ. ＼ ＼
.
／ ￣￣＼
〈ミ>、 ＼人_从人__从从／ /､／ ＼
ﾏ/ﾑ ＞ ﾁｬｷｯ！ ＜ （::::::::::::: |
. ﾏ/ﾑ ／Y⌒YW⌒Y⌒W＼ .（ﾉ､__） |
ﾏ/ﾑ |⌒´ | …………いくぜ、永倉
ﾏ/ﾑ＿_ { !
ﾏ/ /ーヽ ヽ r==＝＝┐
〈_//／二ヽ ヽ |:::/￣￣ミメ、
r‐く__彡‐┤ ,r‐┼=彡/｀ヾ_＿＿ﾍ＼
ヽ/／二二ヽ ／ i:::: |:::::::::::::::::/:::::::::::::::::＼j
人斥=气レ′ ／::|::::|:::: |:::::::::|::::/::::::::::::::::::::::::::｝
∧丿∨∧､ ┌く :::::::|::::|:::: }: r-ﾍ:/:::::::`ｰ==ニ二{__
/／::::::::∨∧＼_,へ／::＼＼:ハ::}:::/::/::::::: ＼:::::::::`ｰ==ニ二{__
＼:::::::::::::∨∧:::::}｝:::::::::::::::::｀＼:ﾘ:/::/:::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::{
ヽ:::::::::::∨∧::ﾘ:::::/::::::::::::::::::_|::| ::::::::::::::::::::::: ∧::::::::::::::::::::::: ∧
＼::::::∨∧彡′:::::＞ " |::}:::::::::::::::::::::::::::::∧::::::::::::::::::::::: ∧
＼:::∨∧＞ " ,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧::::::::::::／ :::: ∧
｀¨∨∧ ,::/::::::::::::::::::::::::::::::::::: ∧__／／/::::::::∧
∨∧ 〈〈::::::::::::::::::::::::: ／:::::/｝‐─==彡:::::::::::::〉
∨∧ 〉〉／::::::::::: ／:::::／::::::::::::::::::::::::::::::::／
∨∧ ／／::::::::::: ／:::::／::::::::::::::::::::::::::::::::／
∨∧〈 〈_:::::::::::∠___／ｰ ､:::::::::::::::::::::: ´
_、、､､、､､､ ､ , _
_ﾉ゛ 〃 く
_〉 ヾヾ､､､ 〃〃 , ゝ
７ ﾆ|￣ﾘ゛``´ﾘ´´''|ﾐ 「
z "彡| ﾉ | | N
z〃 / ノ＼ ／｀ﾚ'
z.〃| ====Ｖ ﾉ===| 本当に……本当に斬っちまうのかよ！？
/ ヾ. | ｀ﾟ-- ´ 〈`ﾟ- ´|
〈 λ ﾐ| , 〉 |
＼`".ﾐ u /
￣| .＼ (:::::: ﾉ./
| ＼_____/
, -ﾉ |､__
, ‐‐-‐┘｀ ‐--┐ |_.〉└- ､
／ ､ o~ヽ´ ﾉ ヽ
/ 〉, - o∨ |
_ - ‐‐‐ -
． `
， ．
，
‘
＼ i .:.:::::|
＼＼ | : . ! l ,:::::::::::::::::|
＼＼ |廴_＿__,ﾉ ! ;,, ＿＿ _,,≦､_: 斬るのが俺たちの努めで
＼＼ |.ゝ ゞ心ｿゝヽィゞ心ｿУ .:: .::;ﾞ
＼ ＼＼ | テ <::::> l ﾞ¨ｰ -＜::‐:::::/
＼ ＼＼ i {. 人 }::::::ｒ あいつの望みだろ
＼ ＼＼ '. ー― ` ---:::::::ﾞ.::./|
＼ ＼＼ :|'. _＿ ....::::::::::::::/::|
＼ ＼＼ !∧ ::′/:::::',￣￣｀ヽ
. ＼ ＼＼,．─‐ ‐| ／〉 ::／:::::/:::＼.l/::::::
. ＼ ＼＼:::::::ヽ／／У￣￣¨ｰ──＜ :::::::/:::::::::
. ／.?＼ ＼＼／／／ l __ ＼/:::::::７
＿＿,メヽ:::::::::.＼ ／／∨ __ ...:::::l/ 廴／::::
´￣:::::::::::::::::::::ィ|:::::::::::::::.＼／／ / ..:ヾ:::::／ ＼─
::::::::::::::::::::::／:::j:::::::::::::::::／／ { ..:::::／ ..:::::::ノ ...::::::ﾄ､
:::::::::::::::::::/:::::::.|::::::::::::／／i ＼ | ...／ ..:::::／ .:::::::::iミ
、---ヽ ､ ヾ {ヽ{ V / / / ／ ´ ´ｱ
＿＞ 、 ヾｰ 二=ﾊ、ヾ ／/´ ／/〃´, . ' ´ -‐ ｀＞
｀＜_ ﾆ＜＿ / ＞ｨ,，､､ 〈=＜、ゞ-‐-､ 〃 ´ ／/ ｀￣ｱ
_ ＞ /ィ .7´ Vヾ､ヽ ｀ ｀ ＜_／ 彡 ／ , ' <_
.ｱ 三{ V} ヾ 7ニ ＝─ /ｱ
/ｨ . ﾆi ヽ i .,’､ミ 二≡ ' 7_
≦ィ_ i i:. ,'／ ヾ …‐ ´}
.￣./ i .:.: /:. 彡 /三 ニ-‐ .,’
/ｲ i :.:.:.:} /:.: _ -‐ /ニ 三ニ二 i
/ .{_ :.:. :.:.:.:.:.} i:.: ´ ／￣¨¨ ミミニ 二 =＝─ ─ }
ｲ-ヽ＼ :.:.} :.:.:./ ’ ／' ＿ ｀ ＜ 三 二 { ……ああ、そのとおりだ
ﾊ、ﾞﾐ､{ 、ゝ.＿ィ''´-‐_ ム，-ァ‐ } 二三/⌒ヽ＝─ ./
ハ弋ﾘヽ ﾆヲ´ ＜´_ ゞ''’ィ'’ i ─ / i } /
ハ｀¨:::/ ﾆ ヾ｀ ￣ ´ i _ / .i } // / 分かってんだけどよ！
:::/ iニ/ { /ミ 、i
.V U 彡 ィ イゞ'’ヾ {.i ｀
/ U 彡/{ } }}ｲヽ i､ iﾚ'
｀ ‐- ､ - 〃ｲ7///i ｀i
ハ ､＿＿＿＿ . イ / // i i
ハ ヾ. ｰ---‐‐ ｀ ヽ . イ//// // {__i i
｀¨ ー─ ''´ ..イ//////｀'
ハ ｀￣￣ . イ/////////
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ヽ ｀¨ ＜////
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.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l ｀-.､_ 冫 ／＿ ＿ ＼
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l ｀ｱ ￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣
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／ ＼ ￣ |￣|
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/li ＜こ＿ .:; イ.:.:.:.:.::.:＼ : | :.:.:.::;;;;＞'"
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／^{ノ ilil/／ /⌒´￣￣￣`7´ / / ',
厶- il,／ 〃 ｰ／, { { i ヽ ＼＿_人＿人从＿人＿人从／
ﾄ､ 〃 {i ﾍ. :丶ヽ: : :ヽ: : : : : : : : : : { :＼ ＿） （＿＿
ﾍ にﾍ,{i ヽ.i{ . . . . . : : : : ヽ、:＼: : : :＼: : : : : : : : ヽ. : : ） がっ！？ （
: ', ,〉ｨﾍ ヾミ{!. : : : : : : : : : : : : : :＼. :＼: : : 丶: : : : : : : : ＼ ￣￣） (￣￣
く {^ヽ人 ﾍ≧ー‐rｰ宀7⌒ヽ. : : ヽ､__. : : : : :＼. : : : : : : : ／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
.:ﾄ ´ ヾ ¨＞く__ノ ＿,人___／, |¨¨"¬ｒ一=,,___ : :
| ＼ ⌒ /. |
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|. |
ｨー-ヽ ﾉ
／ ﾍ､＿＿ 彡彡 ´ _ ｰ'
/ . : : : ´¨¨¬ , ／
. / ヽ、 ／
.
「|
| l r ｎ
| l |_| l
l ヽ└' ＿「ｌ「Ｌ. _
| lヽ ＼ └‐┐i r‐┘ ○ ○
| ｌ ヽﾉ L| |
|_j └‐'
：/ ヽ
：/ ヽ：
：ﾊ＼ ､／__ ゝ： ．．．
(＞）（● ):: | ーーー 、． な、永倉……！
（__人___） | ＼：
/ `:j⌒:｡ /⌒ﾞ ヽ ヽ：:
:/ 八;;_ ､__ ／ _| i ,! i＿/_ |：
：/ / ；｀ ´ .|. |／ i：
：/ / `ーﾃｰ| |ﾊ |：
/ / / ..| | | |─- ､．
/ / ｲ | | ! ! ） ）：
, --‐-ｰ､_ / ＼＿__| |＼ ／＾ｰ-‐'
く / / ｧ- ,ﾉ ノ＾ノ^／⌒ヽj
`ｰ' ｰ´￣ （＿(_イ_,イ、_,ィ'´
, _,.:i＿ノj ＿ノj
,z,_／'´ ´'´ ´ﾞーz_,
,ﾍｿ 'ーk_,
jﾍﾉ ´＜,
z'ﾞ ﾞ＞
ゝ ﾐﾞ｀´￣￣｀ﾞー-ｿ＞
ヾ､ zミY -=z､ : :::}｀ﾞ
ﾒ _＿ 三K ヾ､:::i それでも俺は
k .､Y rー､ヾ ≦ﾞ ヾﾞｰk〉;:ﾉ 藤堂を死なせたくねえっ！！
ヾﾐ i }-ニ} ﾞ三'´ :.ﾞゞ'.:::i
,ゞ ﾐ､ヽ ( z U ﾞ:::'´ ::.',
彡ー-ヘ_ｿ ,rー- ､_ ｰ _,r'ﾞ
／ ∧ '､_｀ー､,_｀ﾞﾐ>-'
／i ｀ﾞ:.､ ｀＝ーﾞ,'´
| ヽ / ::.｀＞.､ /
ヽ. ＼ j 〃ﾞー'´
＼ ＼ l i _ノ, ｀:.､
＼ ヽi | ／ ﾉ ￣ヽ_
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┃
永倉は抜刀すると、藤堂と切り結ぶ一団へ飛び込んで行った。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿,. -‐-=.ﾊ::::::::::::::::::.:.:.:.:.ﾑ
ハ |:::::::::::::::::ﾊ::::::::::::::::.:.:.:.:. ﾑ
ﾊ.! ﾆ.!:::::::::::::::::::ﾊ.::::::::::::::.:.:.:.:.: ﾑ
}} .ﾓ>､:::::::::::::::ﾊ:::::::::::::.:.:.:.:.:.: ﾑ ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
,.ｲ{ 主| ｀＞..:::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.l ) ＞
,':ﾊl ､.'´ i.／ .＼ :::::::::::::::.:.:.:. ／ ＜ どけどけぇっ！！ ＞
／::::::.夂-'ノ ￣｀.ー― ´ < (
, ' ::::::::::::. ／ ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^＼
/:::::::::::.::: /
{:::::::::::.::: / /￣￣￣ /_/_/
〃::::::::::::: / ./ ./二/ / /￣￣￣ /_/_/
{:::::::::::::::::::.〉 /__,--, / / ./二/ / /￣￣￣ /_/_/
人 ::::::::::::.Y /___ノ. /__,--, / ./ ./二/ / /￣￣￣ /_/_/
〈∨≧=ー ´ /___ノ. ./__,--, / ./ ./二/ /
V〃{主{ /___ノ. ./__,--, /
|ﾄ､.j.主i_ /___ノ .
V｀ ｰ‐.ﾍ
夊 ‐一.}
_ ,ィ/,ィ=’
ィイ´ .{/,ｲ
{i ヽ i ｀ ．
,ｲ{ﾄ､ﾆ}´＼ ヽ､
.,ｲ:,ｲ｀ﾞ¨´ .ヽヽ ヽィ77＞､
.,ｲ:,ｲ ｀ヽ ,i///////}､
,ｲ:,ｲ くi///////}}｀ .､
.,ｲ:,ｲ .{ﾄｭ==ｨｧイ_}¨| ＼
,ｲ:,ｲ {三三ﾆｪｪｭ'ﾖ三ｉ..|三三三三三三三三三三三三三三三ヲ
/:,ｲ い rt‐'´ｨ|__| ハ＞'''¨¨￣￣￣｀
./:ｲ _....>.{ { ./ ヽ i 藤堂の相手は、俺がするっ！！
// ,ヘヽｨへ＜::::＞''´ヽ ,’_ .}／/
./ｲ /‐-ヽ｀.V::k’''´ }/ :. ＼ ／ .7’
./’ ィ‐-ヽ ．ゝ.<＿＿＿{,’ ,; ｲ＿ｴﾜ}
,ィ///>''´ ゝ- ...__ _,:' /{:.i:.:}:.:}:.7、
{>ヾ/>'´ /ﾞ＞‐‐-．ィ’:.:/:.{:.:{:.:.V＞-‐7777777>.
｀¨´ ./,ィ.＜:.:/:.:/.:.{:.:}:.:.>イ´三三三三三三. ﾊ
,.ィ三三三三三三三三三三三三三三三三. }
,.:イ三三三三三三三三三三三三三三三三三三 }
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./:.:.:.:.:/:.:.:.:.:. メ､:/!:.:.:/ |:.ﾊ_,.斗､/ / /
i:.::.:. /|:.:.:.:.:.:/ﾚﾊｆく:./ ィ'ｆﾁ圷 | | | l 永倉！ 望むところ！
!:.:. / l| :/:./:.∧ Vﾘ Vzｿ／| | | |
!.:./ Ｖl/ |ﾊ:.:ﾊ ' __ 〈〈 〉｜ | |l /
∨ ＿＿＿ ﾚ| |＞ ､ヽ ） ｨ∧｜ | 、 | | /::
/ ／/_､L、ヽ ｀ 7､-ｖｨ| | | ､Ｖ ﾊ |::::
| /}ニ´ｲ/ / /｀7:::::Y|::::V l! /￣￣ヽ V!:::
| ／ | |―く＾Y Y /::::::::||:::::: ＼! /:::::::::::::::::ト､ Ｖ
.V ｌ/| |ニく_ ハ｜;':::::::::::|l::::::::::::::＼ ヽ、::::::／ >ﾊ
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ヽ ￣ / ヽ |
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ﾘ､ .|.ｌ .| ! | .// / /.〃 .rﾘ .,, |/ ／ ／
ｌヽ .l ｌ | l l| // / | l/ ,ﾉ./ ,,ﾉﾝン゛ ／
｀ｭ､ ＼, .ｌ.ヽ .! ｌ.! l | .// / / / ./ ., 'ﾞ,iｼ'゛ ／ ._..v
ﾞ'ﾐ'-、 .ﾞ.ｌ､、 .ｌ, ヽ .ｌ ﾞト ! |// / / / l ,///″/`l ／ _..-'ソ゛
.ヽ. ＼ .ヽ''､, .ｌ ヽ.! .゛ l // / /./ l, ,､. l |/ 〉 ／.,..-'" ／
ヽ ｀'-、.ヽ .＼ .ｌ ﾞ.ｌl, | .// / 〃 ,i ,l | l |ﾚ' ,.;;シ'" ,／゛
ヽ .｀'-,ヽ ｀'- ｌ .'1. |// / ,! L.-ヾi=,'r!'´ ,, '"
、 .ヽ. ｀'ヽ、 ｀' // / _,.-'´ _, - '_´" ,／゛ _,,．
ﾞﾐ､,ヽ // /| |_,.- '´| L-'´_|ﾞ.. -'''ﾆゞ＿
｀'ﾐ''ゝ // /l | ,.-'´ ,.-'"“´._,, =!二｀-゛
ﾞ'-.、 // / | |,.- '´| | ／>"゛
.''｀-ﾆ,￣￣￣￣ // /| ｌ | |,i ／ r´ __-'“゛
｀ﾞ'ﾆﾆr. // /. | ｌ | く／Ll ／／ﾞ二二ﾆﾆﾆ＝=─
＿,, ---ｰ'''''"ﾞ´ r‐/＼,/ | ｌ | 二二ﾚ'!_l二＝＝＝===────
────―--＿＿＿__ 〉＼.,/､ | ｌ | ／|二二二二＝＝＝＝＝────
───=＝＝二二二 /≧ーｭ' | ｌ | ﾞく￣￣￣／／ ＿＿ _
. ￣───フ′ /三三/ | ｌ | ＼ ／ ｨ' ／＿＿ノ ／丿
く／レ ／ ／
,____,. - '´ ／
/＿＿__,／
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
鍔迫り合いになりながら、
永倉は藤堂へ必死に声をかけた。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿, -― ´￣ { ｲ―― ´ 〉 /
〉 〉＿＿＿ 〉 }―
､ =―――― / 〉＿＿ .〉 ,､〉― ､､
＼ , -― ´ ￣￣￣￣￣￣￣￣ヾ 〉＿＿＿ 〉 〉 ﾉニ ==||== || ||
| ､＿＿, -‐ ´￣ 〉 〈＿＿ , ､〉》{ ＼ ==!!== .|| i i ,
| i ＿＿＿＿＿ 〈＿＿_､´¨´∠V＼≧＝ ｌｌ / ／
i ', ／::::::::::::::::::::::::::::::ヽ {:::::::::::::｀ ´:::::::::::::＼≧ ､､
', i ./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ヽー――――― ´ ==||== || ||
| /::::::, -――――- ､:::::::i .| .|::::| ==!!== .|| i i ,
.i .i::::::/ﾄ-“‐´《i|､ﾐ‐-”-ｲ､::| .| .|::::| ｌｌ / ／
＿⊥_＿＿＿_|::::i ｲ ｀ー-----‐´ ｀､ i|ヽ /￣￣| .| .|::::|
.{ |]三三三三三三三三三三三三三三三 | . |ニニニニニニニニニニ 逃げろ藤堂！
.{＿|]⊥⊥⊥⊥⊥ﾄﾚ-―――――ヽ⊥⊥⊥|.. ...|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
__／／ ﾅ {b', ﾄ , -――――､_ﾉ /ﾉ .| .|.. . |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
￣" ヽ ｀＼ -――- ./爪...ヽ/＿_/ | .|::::| 俺の後ろが手薄だ！
' , i .＼＿＿＿_,_，ﾝi 川ﾚ .| .|::::| , -'
i_ ,'ヽ 三三三三 /f , -―――-､､-‐ ¨´
h＿⊥ ', 三三 ./ .| ,ｲ=ﾊ／ / ＿
i＼〇ヽ ⊥ _i≧/ ||
| ＼ } / / ||
∨, ヽ ヽ ./ / ||
／ : : : : : ／: :/: : : : |: {: : : : : : : : : : : : :＼: : : : : : : : ＼ : / ∧
／ : : : : : ／ : : /: : : : : |: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ: : : : : : : : :ヾ' / : ＼
/: /: : : : :./ : : : : : : : : : : |: :l: : : : : : : : : :ヽ : : : : :',: : : : : : : : : ∨ /: : : : : 二
. /: / : : : : /: : : : :,' : : : : : : |: :| : : : : : : : : : │ : : : : | : : : : : : : : : ∨_: : :ヽ.: : ﾄ
/: /: : : : :./ : : ｌ: : |: : : l : : : |: :|: : : : : : : : : : :| ｌ: : : : :|: : : : : : : : : : : ＼ﾞヽ: .＼|
∨ｌ: : : : :/ : : : |: : |: : : l : : : |: :ﾄ､l.: : : : : : : : :| |: : l: : |: : | ＼ : : : : : lヽ:∨＼: :|
!: : : :/: :| : : |: : |: : : |! ヽ､|:_:|_ﾑ: : : : : : : : :|_ｌ: :∧-|: : |∠ﾑ:.: : : : :lハ:∨: |V 嫌だっ！！
|: : : :|: : | : : |: : |: : : |!: : : |∨＼＼: : : : : :ｌ:| ∨ _j斗千下 入: : : : :|_ハ Ｖ|￣
|: : : :|: : | : : |: : |: : : |: : : :{ ｆ代外､ヽ: :.:､_斗 孑圦 じc' |〃Vヽ: : : :|: :∧ |
l: : : :|: : | : : |l : ｌ: : : | : : :ﾍヾ ∨じ'トﾍ:.: : :.ﾚ'´ 弋..辷’人. |: :.l : : :|／ ;小 あたしはここで死ぬ！！
ヽ: : :| {ハ:.:.八 : : : : , : : : :ﾊi /ー='彡ﾍ : /ｰ=ミ｀￣￣ﾞヽ ! |: :.|.: :.:.|: :// !
＼ﾚ ハ: Vﾍ: : : : ヽ. : :ハ.ｉ ∨ i ｉ |: :ﾊ.: :.:|:// /
∧:ヽ ＼: : : :＼: : :ﾍ ､ﾉ j ﾚ|:/ハ: :.|'/ /|
,′'＼{ ＼: :∨＼: :|ゝ t‐= ⌒> ／=´|′ 〉│/ l
│ ヽ/│ハ:| ＞ .,_`ｰ 一'´ ／ //V/ !
/| /＼＼ ',! │ l ＞ｰ=彳⌒ﾄ､ │| ノ /
/│ / ＼. | | {{ | | .}} │|
_,.．-=＝≡＝=- ．._
,.:z≦圭圭圭圭圭圭圭圭℡、
,ｲ圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭ﾐ:.
,イ圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭ﾐ|
,任圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭|
ﾐｚ,任圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭ﾐ|
j≧}圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭≧j
k .､Y rー､ヾ ≦ﾞ ヾﾞｰk〉;:j 約束、しただろう！！
ヾﾐ i }-ニ} ﾞ三'´ :.ﾞゞ'.:::i
,ゞ ﾐ､ヽ ( z U ﾞ:::'´ ::.',
彡ー-ヘ_ｿ ,rー- ､_ ｰ _,r'ﾞ
／ ∧ '､_｀ー､,_｀ﾞﾐ>-'
／i ｀ﾞ:.､ ｀＝ーﾞ,'´
| ヽ / ::.｀＞.､ /
ヽ. ＼ j 〃ﾞー'´
＼ ＼ l i _ノ, ｀:.､
＼ ヽi | ／ ﾉ ￣ヽ_
＼ ＼ / / ´ ￣ヽ
::::○ﾟo:::::::｡:::ﾟ::::o○:::゜:::｡:::oﾟ:::::::o:::ﾟ:::::｡::::ﾟ::::｡○｡ o゜::::::o゜::ﾟ:::::o｡::::::::::::::::゜::::o:::::::○:::::ﾟ::::゜ o::｡:::::::o::｡ :::::::::::::::::::::o::｡ ::::::::::::::::::::
:::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ::::o:::::::::::::o::::::::::::::::::ﾟ:::::::::::::::o::ﾟ:::::::::::::::::o::::::::::::ﾟ::::::::::｡::::｡:::::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ:::::::::o:::::::::::::::::ﾟ:::::::::o::::::::::::::
/／/ｨ､／/彡,
,ﾊｲ´:::::::::::::::::::,,､__三≧
/|/:::::::::::::::::,, ﾌﾙ" ＼ ＞
ﾄ/:::::::::::::::；゛´ ＼ﾚ
ﾒ~:::::::::::::::::《 _／＼＿ｿﾉ, }ﾐ
ﾘ::::::::::::::::::::::::ヾ _=＝､ > 弋ﾕ ――――死ぬな
＜::::::::::::::::::::::::::／ ￣”´ ri/ﾊ
/::::::::::::::::::::::::〈 ＿ i
ﾙ:::::::::::::::r ､::::彡 ／_,-- } この先、何が起ころうと
,＿＿＿＿＿＿_"ﾉ:::::::::::{ﾖ夊冫 ´ ´ | 死ぬんじゃねえ
//: : : : : : : : : : : : : : /ヾ:::::::::廴寸 ﾉ
ニニニニニニニ@./: : : ´ﾘﾊ ￣´ ￣￣￣￣´／´ ／^
｀ ー―――――./: : : : :/ | 〈_, -―´〈 ／::::::/ 生きろ
./: : : : :/ .i i::::::::::::::::∨::::::::::::::
r====ｮ彡}＿| ∨:::::::::::::∨::::::::::::
/: : ::{|}:::::::::::::::i ∨:::::::::::::∨::::::::::
./: : : : :{|}::::::::::::{ i:::::::::.:.:::≦＿＿
/: : : : : :{|}:::::::::::i ∨:::::::::::::::::::::.:::
::::○ﾟo:::::::｡:::ﾟ::::o○:::゜:::｡:::oﾟ:::::::o:::ﾟ:::::｡::::ﾟ::::｡○｡ o゜::::::o゜::ﾟ:::::o｡::::::::::::::::゜::::o:::::::○:::::ﾟ::::゜ o::｡:::::::o::｡ :::::::::::::::::::::o::｡ ::::::::::::::::::::
:::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ::::o:::::::::::::o::::::::::::::::::ﾟ:::::::::::::::o::ﾟ:::::::::::::::::o::::::::::::ﾟ::::::::::｡::::｡:::::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ:::::::::o:::::::::::::::::ﾟ:::::::::o::::::::::::::
.
::::○ﾟo:::::::｡:::ﾟ::::o○:::゜:::｡:::oﾟ:::::::o:::ﾟ:::::｡::::ﾟ::::｡○｡ o゜::::::o゜::ﾟ:::::o｡::::::::::::::::゜::::o:::::::○:::::ﾟ::::゜ o::｡:::::::o::｡ :::::::::::::::::::::o::｡ :::::::::::
:::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ::::o:::::::::::::o::::::::::::::::::ﾟ:::::::::::::::o::ﾟ:::::::::::::::::o::::::::::::ﾟ::::::::::｡::::｡:::::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ:::::::::o:::::::::::::::::ﾟ:::::::::o::
_. ｨ.ﾒ,---ｧ__,
, / .{.{i.-{/ _._ ｨﾞｰ.､,
} ,.1i ヽ. ' ヾ´｀ヾ}、_.ﾄ,
i' ,' /‐‐-､ .{ i ゝ
;' / .ﾆtｉｦヽ.ｰェ==-t .ゝ
Yヽ.| |:. ｀′'´/ { お互い、ジジィになるまで生き抜いて
.i { i.| ､.＿ ' ＿ ,、 .'_{ 新選組も御陵衛士も関係無くなったら
ヽｰ､ ｀ ｰ---‐ './ }
| ヽ .ｲｉ|ｉ|´
| .｀.ｰ-- ´|...|ｉ|ｉ| こんな事もそういやあったなあって
| | ´ 思い出話をするんだよ
, .、_.ノ ヽ .|
_ -‐ ''´ ｀ ｰ- .._＼ {.
／ ヽ ｀ｰ.┐ ＞-‐､
/ .ヾ ｀ ､ .{ { } 「 ´｀ ｰ- ､
i ﾍ .へ o＼/=/ ｀ ､
'. _.. -- ､ .} _ .＼ | .{ ／
／/
{.:.:{ へ __, ､
ヾ／.:.:.:.:∨.:.:.＼-､
∠二￣/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ヽ
／／/.:.:.:./.:/ｌ.:.:.:i.:.{.:.:.:.:.:.:∨ﾍ
/.:./.:./.:.:_;厶/!:ｌ.:.:.:|.:.∨ﾊ.:.:.:.∨ﾊ
/,:７.:./.:.:.:./j∧j≧.:.:|､--=ミ.:.:.:.∨j
/.:./ﾚ!.:.;伝c卞‘，.:', 込_:＼.:.l.:.:!{
l.:./.:/{.:ｲ 辷リ ＼! らCﾊ;.:.|.:.八 ああ……いいね、それ
j/ |.:l !/l ゞシ '∧jﾊﾍ ＼
Ⅵj:人 、_ ' /少 ヾ
＼ ｀¨ ／/lノ 縁側でお茶でもすすりながらしようか
l＞- ＜/ﾚ
_人＿ ィ个l_､
＿ -ﾆ/{ 〉-r ＜/ |ニ-＿
/ニニニﾆ/ .K〉〈 ∨ /ニニニﾆｰ-_､
|ﾆiニニﾆ〈 l〈∧〉 ′/ニニニニニ /ﾆヽ
::::○ﾟo:::::::｡:::ﾟ::::o○:::゜:::｡:::oﾟ:::::::o:::ﾟ:::::｡::::ﾟ::::｡○｡ o゜::::::o゜::ﾟ:::::o｡::::::::::::::::゜::::o:::::::○:::::ﾟ::::゜ o::｡:::::::o::｡ :::::::::::::::::::::o::｡ :::::::::::
:::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ::::o:::::::::::::o::::::::::::::::::ﾟ:::::::::::::::o::ﾟ:::::::::::::::::o::::::::::::ﾟ::::::::::｡::::｡:::::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ:::::::::o:::::::::::::::::ﾟ:::::::::o::
.
::::○ﾟo:::::::｡:::ﾟ::::o○:::゜:::｡:::oﾟ:::::::o:::ﾟ:::::｡::::ﾟ::::｡○｡ o゜::::::o゜::ﾟ:::::o｡::::::::::::::::゜::::o:::::::○:::::ﾟ::::゜ o::｡:::::::o::｡ :::::::::::::::::::::o::｡ ::::::::::::::::::::
:::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ::::o:::::::::::::o::::::::::::::::::ﾟ:::::::::::::::o::ﾟ:::::::::::::::::o::::::::::::ﾟ::::::::::｡::::｡:::::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ:::::::::o:::::::::::::::::ﾟ:::::::::o::::::::::::::
: : : : : : : : : : : ＼ ＿＿ゝヾ゜::::::::::::::::::::::::::＼〉、
: : : : : : : : : : : : : 〉 ＿≧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼,､
二二二二二二＼ ≧:::::::::／゜´/／"y~~ﾊﾍ|w::::::::::::::::::::::}
: : : : : : : : : : : :. ヾヾ＞:::::::}' / ｀￣ヾ,,:::::::::｀〉
: : : : : : : : : : : : :.》廴:::::::::::{ / /ヾ::::::::'}
: : : : : : : : : : : : : || |夕::::::ﾝ´― 、 / .〉::::::::ﾊ
: : 〆＾ヽ: : : : : : :／ 彡／ 、＿＼ ﾚ ./:::::::::::ﾍ
: : ＼: : :＼＿／/ 屮ﾈ =====ｮ＼; ―――‐、ｷ:::::::::::::::ﾙ
ー- .＼: :〈＿ﾍ< . 及::ﾐ ―- } ﾐ=====、ヾ .》:::::::::ｹ 約束したぜ？
｀ ーヾ‐ ;ﾅﾊ二二f"又| / /:::::::::ﾙ
ヽ ＼: 廴＿〈 乃. | ､ ´ゞ /::::::::/
ヽ ＼ 癶__,{ 又.| ー‐-- ､ ＿＿＿, /ﾆﾍ/ 池田屋の戦友よ……
〉 〉 ヾ≧､ ＿＿＿ /ﾇﾍ .}
-､＿＿ |刀 冫￣〉》`、 ￣￣￣ /刄V丿
／￣￣＼ー､＿_／￣´|:::: ､ ,／|巛廾
二厶匸ゞ ￣￣￣ヽ_,/:::::::: ヽ、 ／ 〈川〉
ヽ : : : : : :./::::::::::::::::::::::｀ ￣ ´ ﾊ厶
〉 : : : : : :/ ::::::::::::::::::: ヾ＞」
/ : : : : : :./ ／´ |
{￣ ／´｀ ／ ／ ﾃ､
} /'､＿ ／ ／ / ﾇ＼
./ / ヾ ／￣￣￣冫ー／ /: : : : :::::`ー 、
/ .／ ｀´ ／￣/￣￣ /: : : : : : : : : ::::
::::○ﾟo:::::::｡:::ﾟ::::o○:::゜:::｡:::oﾟ:::::::o:::ﾟ:::::｡::::ﾟ::::｡○｡ o゜::::::o゜::ﾟ:::::o｡::::::::::::::::゜::::o:::::::○:::::ﾟ::::゜ o::｡:::::::o::｡ :::::::::::::::::::::o::｡ ::::::::::::::::::::
:::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ::::o:::::::::::::o::::::::::::::::::ﾟ:::::::::::::::o::ﾟ:::::::::::::::::o::::::::::::ﾟ::::::::::｡::::｡:::::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ:::::::::o:::::::::::::::::ﾟ:::::::::o::::::::::::::
.
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:＼:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:＼:＼
／:.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.／/:.:.:./:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:＼:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:ヽ∧
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. 「￣!:.:.:.:./:.:.:.:.:/:.:.:/:.:.:―┼＝=-､._ヽ:.:.:.＼:.:.:.:.:.:.|イ:.斗＝┼┼.:.:.:.:!:.:.:.:.|＼ ) ＞
! |:.:.:./|:.:.:.:.:.|:.:.:.|:.:.:.:.:.:.∧x|芹芋ミ､＼:.:.:.|＼:.:.:レ芹芋ミx !:.!.:.:.:.:.!＼:.:.＼＜ 生きるって！！ ＞
＼!:./ !:.:.:.:.:.!:.:.:.!:.:.:.:.:/〃´〃⌒刈 ＼! !:/ 〃⌒刈 ヾV.:.:.:.:.:|:.:.「￣￣< (
|:.| !:.:.:.:.:.!:.:.:|:.:.:.:.:| {{ {ｈ{じｎ┘ j/ {ｈじｎ┘ }}ﾊ:.:.:.:.!:.:.| ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^＼
|:.|＼|:.:.:.:.:.!:.:.:|:.:.:.:∧ _,ゞ≠う _ゞ≠う ∧:.:.:!:.:.! ／
ヽ! !:.:.:.:.:|＼!:.:.:.|:|∧ ￣´ r ￣´ /:/|:./|:./ ／
|:.:.:.:.:| |:.:.:.|:|:.ハ U /:/ j/ .j/ /
|:.:.:.:.:|＼|:.:.:.|:|.:.:∧ つ /:.i爪＼/__／
＼:.:.:| ∧:.:N∧:.:.:＼ ／:.:.|:.! ヽ. ＼ ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
＼!/ V V:.:.:.:` ､ ,. イ:.|:.:.:.:N ＼ :! ) ＞
/ ／ ,.ニ､ ＼:.∧:.:.|` ､ ,.イ | :.:!:.:!:.:.:/--､ i: | ＜ 約束したじゃねえか！！ ＞
/ / / :| | .ヽNハ!＿_≧＝≦＿_.N∧ハ/ ／／＼.| | < (
/ / / ! ! ├―┐ ┌ ―┤ ! ! || ! ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^＼
/ / / :| | .／三三! !三三＼__ | | ＼!＿＿＿
／￣￣￣￣/ :| | ／三三三ｊ＿_|三三三ﾆ∧ :! | :| ＼
/ /_,. -=≦ | ﾚ'三三三ﾆ/,. - ､ヽ三三三三V :!≧=- .,__j ＼
/ /´ _.|/三三三三{ {＿__} }三三三三ﾆV ! ヽ
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一瞬、藤堂の刀を握る手から、力が抜けた。
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/:::::::::/: : : ./ {ー―一ヽ
＿ ＿ /‐-.､/: : : / ｀ ￣ / / _
./-―--――--｀、 ､ヽ/ /メ ､ ゞ ヾ ）} ○ ○
ヽ_:::::::::::::_-―-::､:::::::丶丶_ ／ ＼〉 ＿ ノ '
￣ ､_:r＝‐-:::､:::::7::::｀‐-丶
_ -‐' ´ ｀ ､:::7::::::::::::::::::）
__.....--､ _ -‐ ´ -一 丶、 ｀ヽ￣ ￣
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:::::::::::::::::::l ‐-、 -‐丶__ 〉'
::::::::::::::::::::',,...::'´:::::::::l｀ ‐-‐ 7´＜＞:::::::/､__ノ
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::::::::::::::::::::::::丶::::::ノ /:::＜＞::::::/
i ーj､
〉 ＼ ヾ ｀ヽ､
《 ゞ, -‐ヽ ｀,
..／＼＿, ､/ ヽ ヽ ,＿､
／／ ', ＼ ', ｀ ､ ／:::::::::::“ ､
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ゝ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::／ﾐ ヽ ｀ ＼ヽ l｜l｜l｜l｜l｜ l｜l｜l /／
ヽ≧‐::::::::::::::::,ﾝ:::/ i } ', ヽ ＼ ／
＿＿＿_ヾ，｀””´i| ｀”´,ﾊ＿r.|^| ヽ ― 今だっ！！ ―
,_ri――――≧ﾄｴｪｪｪｭｲ＿＿{|}|::|}ニニニニニニニニニニ／/ ＼
`―――-Ｔ―≧､ニ,ｹ.――｀''|::| ヽ:::::::::::::: //l｜l｜l｜ l｜｜ll｜ll｜l｜lヽ＼
', 〈 ＿／￣´／ ',＞ ＜
', ∨〇 ／´¨ ｀ ､ i
＿＞ 仝 / ヽ |
＿ ,､ ＞￣:::::::::》 Z i ', i
/´｀ヾ､∨〉 ヽ∨＞＜:::::::::::::::＞ ＜} ｷ> 〉 ,/
／＾＼ヾ＼＼仝々ヾ〕:::::::::＞ ＜ 〉 >≧＿ ／ /
＞ゝ _ - ゝ｀iく{ Ｃ＞＜ / / ｀ヽ ／ i
ﾊﾆ､ ', ', ' ',爪乙ﾉ /./ ,' ヾ》 〉
ヾ ＿',＿／ 》〈 ,' /＿＿＿＿,／i
＞´冫 ￣￣￣￣￣￣￣￣ﾊj ,' /: : :i|: : : :i|: : :i| : }
´ ヾ､＿＿＿＿ ,' /: : : :i| : : : i|: : :i|::〈
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┃
永倉が体を入れ替え、
背後へ突き飛ばそうとした時……
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
＼ __ .へ
.:.:.:＼ {_. イ:i: ＼/ ヾ:
.:.:.:.:.:.:ヽ /^{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:＼ vﾍ
.:.:.:.:.:.:.:.:.:., ／.i:i:i:i:i:i:i:i:i:､:i:i:i:i:i＼ V:ﾍ
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ { ／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＼:i:ヽ:∧｀∨∧
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ /{/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: ／^ヾ＼ﾊ^ヾ V:ハ
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.≫..,_ _,.≠.:.:.:. .:. : i i:i:i:i:i:i:i／ ＼:
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. .:. : . i: :i:i:i:i:i:ii／
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. .:. . : .:i:i:i ／; ＼＿_人＿人从＿人＿人从／
'"^＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: . .:. :.i／ ＿） （＿＿
｀ ≪.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. . . '′ . |＼ ） 永倉隊長っ！！ （
＼ ｀ ≪.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.彡.... | ./ ￣￣） (￣￣
.:. : .ー- ..,_＿ ｀ー-＝=≠ |/＼ ／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
.:.:.:. .:. . : .≦ _ ＼∧
ー-=.:.:.:.:-=ﾆ三_ / ∨V７ i
￣ −-＝=≦ |＼/ ／l/l/ |
｀７／ `.､ .i|
/′ />. ＼、 i|
/ ./′/>. ＼､ .|i|
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/:::::ヽ:{ ∠⌒ヽ､′`ナ:::::::::,′ ∠ 助太刀しますっ！！ ＞
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⌒ヽ＞ｘ ｰ=≦:::::/ /⌒ヽ:〃 ／}/ノ ￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣
ﾆﾆﾆ寸ニ｀Ｙくﾆﾆﾆ≧=込、 ゞ、__/ ィ/ ′ /／ |/ ＼/ ＼|
ﾆﾆﾆﾆ}ﾆﾆハ ､ﾆ／／ぅ } ＼ ｀¨´ィ::/ ｛
ﾆﾆﾆﾆ}ﾆﾆﾆﾊ ｏ ／ﾆニ} | ｀¨´∠j/ _
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ﾆﾆﾆ7ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ| | /ﾆ／／}｜
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. l:::::::::::::::::八 :i:::|:::::,'::..Ⅵ U ヽ{:::::::;::::://
l::::::::::::::::::::::::≧:Ⅵ::::i ',| r‐ , '::::/／ﾚ
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ﾉ:l::::::::::::::::ﾊ::::|.......| ', ∠´＼￣＞､｀ﾞy:':::/:ﾙ
イ::::::::/|:/::::}:::!:. ..::ヽ U ｛ ', : : : : ﾄ､:::::::/::::,:':,'
7:::::/...}':::....Ⅵ:. ...::::::＼ ト ，＜: : : :} / ; ' l:;′
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、---ヽ ､ ヾ {ヽ{ V / / / ／ ´ ´ｱ
＿＞ 、 ヾｰ 二=ﾊ、ヾ ／/´ ／/〃´, . ' ´ -‐ ｀＞
｀＜_ ﾆ＜＿ / ＞ｨ,，､､ 〈=＜、ゞ-‐-､ 〃 ´ ／/ ｀￣ｱ
.ｱ 三{ V} ヾ 7ニ ＝─ /ｱ
/ｨ . ﾆi ヽ i .,’､ミ 二≡ ' 7_
≦ィ_ i U i:. ,'／ ヾ …‐ ´}
.￣./ i .:.: /:. 彡 /三 ニ-‐ .,’
/ｲ i :.:.:.:} /:.: _ -‐ /ニ 三ニ二 i
/ .{_ :.:. :.:.:.:.:.} i:.: ´ ／￣¨¨ ミミニ 二 =＝─ ─ }
ｲ-ヽ＼ :.:.} :.:.:./ ’ ／' ＿ ｀ ＜ 三 二 {
ﾊ、ﾞﾐ､{ 、ゝ.＿ィ''´-‐_ ム，-ァ‐ } 二三/⌒ヽ＝─ ./
ハ弋ﾘヽ ﾆヲ´ ＜´_ ゞ''’ィ'’ i ─ / i } /
ハ｀¨:::/ ﾆ ヾ｀ ￣ ´ i _ / .i } // /
:::/ U iニ/ { /ミ 、i
.V 彡 ィ イゞ'’ヾ {.i ｀
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|レ /,/ |,,/ |,,,|::::::::::::::|;ヽ::::::::::::::::」.;.;.;
.;;;;;:::::::............ !} ｀lヽ、 |ﾉ U .|,,,|::::::::::::::ゝ':::::::::::::／.;.;.;.;
.;;; へ} | ＼ | / |,,|:::::::::::::::|,,|:::::::＜.;.;.;.;.;.;.;
;;;; !iヽ}. | ,＼ .| i. / ::::/ﾉ::::::::::::::::|,|::::::::::::＼.;.;.;.;
.; ..!.i } =＝f=、.＼ il /. ::::|/::::::::::::::::::|::::::::::::::::::ミ.;.;.;
.::. !i ｀t i、・ ;,ミゝ'i li... . /; ::::|＿.;-──--:::::::::::::::ﾐ.;.;.;.
::: ! ゝi ...............::::::::::::::〈‘_.,;;;'.'_二￣.|＿:::::::::::::::::::::::::::::::::::,;;.;.;.;
.:::. ト,. i :::::::::::: ヽミ彡::::≦:::::ィfキ”，゜テヾ、::::::::::::::::::,;/:::::::
:::: ヤi ） ::::::::::::::::::ミ:::::::........＜__ノ´:::::::::::::::::::ﾉ::::::;::
::::. | |.i .:::::::::::::::::::::. :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ
::::. | |ヽ / :::::::::::::::::::::::::.. ::::::::U:::::::::::::::::::::::::::::∀::::
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.::: . | | ヽ. / :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::| |::::
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿￣￣＿＿＿￣―＝＝
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＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐― ―――― ＝＝ ￣￣￣ ――＿――￣＿＿＿￣＿＿＿￣―
┌─────────────────┐
│ .│
│ 飛び込んできた隊士の剣が │
│ .│
└─────────────────┘
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/:.:.:.:.:/:.:.:.:.:/:.:.:/:.:.:.:i:.:.:.:/!./ !:.:.:..i:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:|:.:.＼:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.|
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. 「￣!:.:.:.:./:.:.:.:.:/:.:.:/:.:.:―┼:::::::::::::::ヽ:.:.:.＼:.:.:.:.:.:.|イ:.斗＝┼┼.:.:.:.:!:.:.:.:.|＼＼ :,:
! |:.:.:./|:.:.:.:.:.|:.:.:.|:.:.:.:.:.:.∧::::::::::::::::::､＼:.:.:.|＼:.:.:レ::::::::::::::::::::!:.!.:.:.:.:.!＼:.:.＼_ ＼ /⌒''⌒) :,,゜
＼!:./ !:.:.:.:.:.!:.:.:.!:.:.:.:.:/:::::::::::::::::::::::::::::::::＼!:::::!:/::::::::::::::::::::ヾV.:.:.:.:.:|:.:.「￣￣` 〉 (:::::::::::::::!'
|:.| !:.:.:.:.:.!:.:.:|:.:.:.:.:|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::j/::::::::::::::::::::::::}}ﾊ:.:.:.:.!:.:.| ／ ヽ::::::::';'''
|:.|＼|:.:.:.:.:.!:.:.:|:.:.:.:∧ ∧:.:.:!:.:.! ／ τ'::/ .;:
ヽ! !:.:.:.:.:|＼!:.:.:.|:|∧ U r /:/|:./|:./ ／ )/
|:.:.:.:.:| |:.:.:.|:|:.ハ U /:/ j/ .j/ / 。 ' 、 ;: 。
|:.:.:.:.:|＼|:.:.:.|:|.:.:∧ ｧｰ‐ ､ /:.i爪＼/__／ `'''`~''・
＼:.:.:| ∧:.:N∧:.:.:＼ !´￣｀l ／:.:.|:.! ヽ. ＼ f''`⌒( ,,,, !:(',,,,、
＼!/ V V:.:.:.:` ､ ー‐ ,. イ:.|:.:.:.:N ＼ :! ,!,,,、( /::τ ノ:::::::::::::::::)
/ ／ ,.ニ､ ＼:.∧:.:.|` ､ ,.イ | :.:!:.:!:.:.:/--､ i::.、 !:::( ﾉ::`! o (::::::::::::::::::τ
/ / / :| | .ヽNハ!＿_≧＝≦＿_.N∧ハ/ ／／＼.| | ゜ (/ ⌒・ . ・、;::::::::::::;;.;`` ''
/ / / ! ! ├―┐ ┌ ―┤ ! ! || ! ,,、.. ／/ ノ' /／'''`'`'`
/ / / :| | .／三三! !三三＼__ | | ＼π /;::::::::(,.,.(;;;::::( ,,., ・っ
／￣￣￣￣/ :| | ／三三三ｊ＿_|三三三ﾆ∧ :! | :| ):::::::::::::::::::::::::::/ '''''` ` '`
/ /_,. -=≦ | ﾚ'三三三ﾆ/,. - ､ヽ三三三三V :!≧=- .,_τ !::::::::::::::::::::::::::::)／,,,,, γ
/ /´ _.|/三三三三{ {＿__} }三三三三ﾆV ! (::::::::::::::::::::::::::::冫 `'`' 、,:'::::::`:::,,,,
/ | ／ /三三三三三!―‐!ﾆ三三三三三「＼ ::：':'::::::::::::::::::::::::::::;(,,,,,,,、:::::::-ｰ''''`'`''''''''"
┌────────────────┐
│ .│
│ 藤堂の背を、深々と斬った .│
│ .│
└────────────────┘
.
/Vｰ=＝-‐… …‐- ､rﾍ
厂::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
{∧/::::::::::/ l:ﾊ:::::::::::::::ﾄ､::ﾊ::::::::::::::::.
:::::::::::::i::厶斗 ﾍ::::ｉ:::::::ト‐- ､::::::::::::::|
‘，:::::::N-‐， ﾗ ':::l::::/‐，‐ァ',::::::::::::|
.}i::::::::{ ｀¨¨´ j/}∧ ｀¨´ Ⅵ:/j/
八:ﾄ､乂 - ﾉ ﾚく さあ！ 早くトドメを！
ヾY「 Fﾆﾆﾆｺ ′_}､
ﾉ::八 {/⌒ヽ{ ﾉﾆﾆﾊﾆ=-
-=ﾆ/ﾆ＼}＼ 廴＿ﾉ｝ ／{７＾ヽﾊﾆﾆニ
-―=/ニ/Ⅵ､ `ｰ一'／ Ⅳ∧ }ハ=‐-
ﾆニ/ﾆ//ﾆヽ＼ ｀¨´ //ニ} }ﾆﾊﾆﾆ
-‐={0//ﾆﾆニヽ＼__ __//ﾆニ} }0ﾆ》ﾆ
ﾆニし'ﾆﾆﾆﾆﾆニヽ＼｀ ´//ﾆﾆニ辷彡ニ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆｒ――― ‐一´/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| 「三三三三´ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
_,.．-=＝≡＝=- ．._
,.:z≦圭圭圭圭圭圭圭圭℡、
,ｲ圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭ﾐ:.
,イ圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭ﾐ|
,任圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭|
ﾐｚ,任圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭ﾐ|
j≧}圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭≧j
k .､Y rー､ヾ ≦ﾞ ヾﾞｰk〉;:j こっ…………この馬鹿野郎っっっっ！！
ヾﾐ i }-ニ} ﾞ三'´ U :.ﾞゞ'.:::i
,ゞ ﾐ､ヽ ( z ﾞ:::'´ ::.',
彡ー-ヘ_ｿ u ,rー- ､_ ｰ _,r'ﾞ
／ ∧ '､_｀ー､,_｀ﾞﾐ>-'
／i ｀ﾞ:.､ ｀＝ーﾞ,'´
| ヽ / ::.｀＞.､ /
ヽ. ＼ j 〃ﾞー'´
＼ ＼ l i _ノ, ｀:.､
＼ ヽi | ／ ﾉ ￣ヽ_
＼ ＼ / / ´ ￣ヽ
. :::::/{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/{／ﾚ:::::::::::/ !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::,′｜::::::::::::::i:::::ﾄ､:::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::∟ 」_:i:::::::::::lﾊ::| ＼:::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::jﾊ::L≧弌ﾄ{::::::::|_」:Lﾆ=ミ、:::::::::::::::::::
::::::::::::::i ｨtぅ ｀ヽ圦::::::| }tぅ￣ ヾ:::::i:::::::::::::
::::::::::::::| jﾅ ¨´ ` ＼{ ﾘ｀ ｰ- 'Ⅵ::::::::::::: えっ……！？
::::::::::::::| ヽ jﾊ::::::::::::
::::∧::ﾄ{ |:::::::::::
Ⅵ ぃ , 、 |:::/}:::: お、俺は…………
',:､{ﾊ i |/ ,′
}ハ ', し /-￣-ヽ ﾉし:::::::
j/}::込 ´ ﾆ二ﾆ ` /:::::::::::::::
|::::::::〕､ ｲ::::::::::::::ト
::::::::::| ＼ ／ |::::::::::ﾄ､{
.,′:::::::! ヽ |::rﾍ::{ ヽ
厶=ｧ⌒| ≧=≦ ,' |⌒ヽ
/: : :｛ / |: : : : ＼
,.イ ,. ' ´￣￣￣ `ヽ
{:.:{ _／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
＞'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ:八
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼__＞
/:.:.:,ｲ:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.,. -:.:.:.:.:.:.＼ 気に……しなくていい……
. /:／/:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾄ、ヽ:.:.:.:.:.:,.X,:::.:.::..:.:┌┬ヽ
|/ |:.i:.:.:.:.:|:.:.:.:「＼:.＼＜:::::::::::::::.:.:/:.:.|
! :|:.|:.:.:.:.:|:.:.:.|:::::::::､__＼:::::::::｀|:.:./:.:.:..! あなたも……永倉、も
j人:.:.:.:|:.:.:.N::::::,'' r ｀ u jイ从:.人
｀ヽﾄ､:.:＼ __ jｲ:.:＞┐ o
＼N＞_､ ｰ ｀ ∠|├.‐┤ ゝ;:ヽ-‐―ｒ;;, 。
{:.:{ 『 ≧=-＜ 〈.j/ /,,____＿冫;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:＼ ,,,,,,,, o ／
ヽ! ＼ ／77´＼＼ "｀ヽ;:;:;;;:::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:从 （;:;:;:;:ヾ-r
／￣￣＞‐/三} }三! ＼＼ 〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:） ０ ソ;:;:;:;:;:;:;:｝
/ 「 /ﾆ((_))三! > .| ,,__);:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノ ゞｲ"ヾ,:;:,ｿ
／|Y´ / | /三//三ﾆ| ／／ (;:;:ノｒ-´^~;;r-ー⌒｀ ,.、
/ :|:| / :!ノ三//三三 |' ／ " ,,,, _;:;:⌒ゝｿ;:/
| ヽニ. / / 三//三三ﾆ:| | （;:;:丿 （;:;:;:;:;:;:;:;:;:)
!. / /三ﾆ{ {三三三∧ ,.ｘ┬' ヾ;;;;;;;;;;;;/; ＼
＼ / ／三三∧V三三三∧ ／ ! ´ /;:ﾉ 。 。
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l:.:.:.:.〃:.:.:./:.:|:.:.ｌ|:.:|:.:.:/:.!:.:.:.:, i!＿ |l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:} '，:.:l‐-Ⅳ:.:.:.|ｌ:.:.:.:.:.:.|l:ｌ }
:.:.:.:/ :.:.:/:.:. l:.:.ｌ|: |. /:.:.|:.:.:.:ﾊ!＿_八:､:.:.｀ ー┼ l::.:.}‐┼'，:.:.|!:.:.:.:.:.:.|l:l i!
|:.:/ |:./:.:.:.:.|:.:八:!/:. 斗:.:√| ＿ ｛ ヽ:.:.:.:.:.:|__}:.:/＿}_ '，:ｌ!:.:.:.:.:. |l:ll..､ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
|/ .|/:.:.:.:.:.|/:.:.:.|:.:.:.{ ,ｚ≦笊ミヽﾍ '，:.:.:.}ｘｆ笊不:卞ヽ}:iﾄ､:.:.:.:.:|l:l:.:＜ 仲間に斬られようとか |
{ |:.:.:.:.:./|:.:.:.: |:.:.: /√{:仗 抃 ＼ '，.;´i!:仗 付 }}〉} ;ﾍ:.:.:|l:ｌ:./ │ 生きようとか |
|:.:.:.:/ !:.:.:.:.|:.:.:.:. ｀ヾ 辷ー っ ﾚ′乂ー っ 〃 }! |:.:Ⅳll:ｌ;′ .ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
|:.: / |:.:.:./|:.:.:.:.|:. ￣ ￣｀ﾟ o |:.:} '，l
|:./ .|:.:/ .:.:.:.|:. 〈 ,.|:.:| }:|
|;′ .乂 '，:.l:.:. ﾑ|:.:| }:|
{ ヾ{:.:ﾊ ､ ＿＿ /__|:γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
|:.:.:.:.､ ヾ、_／ ／:.:＜ 裏切り者には、ぜいたくすぎた |
|:.:.:.} |.＼ ／ l:.:.: .ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
|:.:.:i! | l....､ ´ l:.从＿ ! ヽ＿ノ
|:.:,′! ＿|:ﾊ:.... ､＿ ´ . .-‐ｒ― ´ ヽ |
|/ √::'， ′}刈ー――― : : :´ ｘ≦:|⌒ヾ..､ | |
| / '，::} ﾉ }:|三:|: : : :|三:三:三:三| }::} | |
l/ ｝:::} ﾘ|三:|: : : :|三:三:三:三| }::} | |
/ .}::::} ｲ 三|: : : :|三:三:三:三| }::} | |
/ }::::} ｲ三:三:|: : : :|三:三:三:三| }::} | |
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
藤堂は永倉たちに背を向け、
再び別の乱戦へと飛び込んでいった。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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|:.:.{ / /＿＿＿ / |
{:.:.∨＞ ''":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`く |
＞ ''":.｀:.:.:.′.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨＿ ＼ ＿__
ー―,ｧ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、:.「 ＿＿__|_ ＿＿_ｒ――-､＜＾く ｀ヽ
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:＼:.:.:.:.＞／ ￣＞ ゝ |＼ /＼ / | ／/ /
/.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.`＜:/ ／ ／ ＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/
./‐'7:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:/:.:|.:.:.:./|:.:ﾄ､:.:.:.:.:.:./ ／ ／ ＼ /
./:.:.:.:.:/:.:.:.:.:. メ､:/!:.:.:/ |:.ﾊ_,.斗､/ / / ∠ うおおぉぉぉぉっっ！！ ＞
i:.::.:. /|:.:.:.:.:.:/ﾚ::::::::::::::::::::::::::::::: | | | l /／＿ ＿ ＼
!:.:. / l| :/:./:.∧:::::::::::::::::::::::::::::／| | | | /::￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣|
!.:./ Ｖl/ |ﾊ:.:ﾊ ' __ 〈〈 〉｜ | |l /::::::::::::/／ |/ ＼/ ＼|:::::ヽ }
∨ ＿＿＿ ﾚ| |＞ ､ヽ ） ｨ∧｜ | 、 | | /::::::::::::::::::::::_/ ト､:::::::::::/::::::::::::::::::::::::〉
/ ／/_､L、ヽ ｀ 7､-ｖｨ| | | ､Ｖ ﾊ |::::::::::::::::::::// | ヽ、/:::::::::::::::;::::::::,′
| /}ニ´ｲ/ / /｀7:::::Y|::::V l! /￣￣ヽ V!:::／￣｀ヽ | ／ /､:::::::::::::/:::::::;′
| ／ | |―く＾Y Y /::::::::||:::::: ＼! /:::::::::::::::::ト､ Ｖ ＼ ／ / ヽ、:/::::::::;
.V ｌ/| |ニく_ ハ｜;':::::::::::|l::::::::::::::＼ ヽ、::::::／ >ﾊ、 ヽ ／ .／ /‐-､:;′
/| l V＿_ノ |ﾚ' V､ :::::l V::::::::/:::::＼ ￣ / ｀ヽ、 ﾄ､＿＿,／ .／ ;′
. | V、＿__,ノ/ ＿＞､:::ゝ＼:::::＼:::::::＼ ／ | ＼＿_／ ＼＿＿＿／ /
| l＼ ＼ ,.ｲ／ ＼￣｀`ー―‐ '＾ｰ'´ | `ー――――'′
ヽ ￣ / ヽ |
＼＿_／ / ',
__ -‐｀￣￣ ｀゛ヽヽ､
.-‐´ 〃／ ヾ､
＞、 、 _ ., {/_'´ ､ _/ィヾ
7 .「¨７´7／ﾞ ヾ}´ ヽ} i ﾆ ､
'ｨ _ i i i iﾐ }ﾞ
ｲ,彡.} .,-､._ { , ,.、<.ﾐ.’ ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
´ゝ､ ＝tｧｰ ' ｰ=tｧヲ }ｲ} ) ＞
{.ハ ￣ ´ | ｀ ￣ .'/ } ＜ やめろ藤堂ぉっっ！！ ＞
ゝﾊ {i _ u ,’ｲ’ < (
|ヽu (:::::: ﾉ ,:’|i} ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^＼
| ＼ ´ ｀ ,.ｲ//|｀ヽ､
／:i ｀￣ ´////i|:.:.:.:} ＼
／/:.:,’ // V:.:.:i ヽ
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| ´｀ ｰ ｀ ｰ ｀` | ) ＞
| / l! ', ｜ ＜ 戻れぇぇっ！！ ＞
| {_＿＿l!_＿＿} | < (
| U .|li! !il|. | ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^＼
∧ |li! !il| /
. ∧ ￣￣￣￣￣. /
∧ ￣￣ /|
.∧ / .|
| / ｜
＜|∧ / .|＞．
＜ | .∧ / ｜ ＞．
＜ ￣￣￣￣￣￣ ＞．
┏━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
永倉と近藤の叫びは、
剣撃と怒号の中にかき消された。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━┛
i ;’
| ' ’ ＼人_从人__从从／
丶 | / ／ ＞ ｷﾞｲﾝｯ！ ＜
＼、ﾉし;/／ ／Y⌒YW⌒Y⌒W＼ ＼､ﾉしｨ ’
―−＝ て＿_＿ ＿＿_ つ て
ゝ、 （´￣￣ ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／ ￣￣｀Ｙ＾＼
／/ Ｙ⌒｀＼ ) ＞
' / ． ＜ 裏切り者の藤堂だ！ ＞
< (
／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^＼
/
| i ./
＼､ﾉし ’ | .,/ '‘
＿＿＿）(⌒ | //， ／
￣￣＾＼ ＼人_从人__从从／ | .// .／
＞ ｽﾞﾊﾟｯ！ ＜ |//／/ ;.．
／Y⌒YW⌒Y⌒W＼ ､_,ﾉ て
ﾉ ゝ､_
/ヽ /＾＼ヾ⌒ `
/ |i| ｀＼
， |i| 丶
＼＿_人＿人从＿人＿人从／ .|! .＼
＿） （＿＿ |! ､
） 斬れ！ 斬れ！ （ .|
￣￣） (￣￣
／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
.
┌──────────────┐
│ .....│
│ 胴を二度、斬られた .│
│ .....│
└──────────────┘
-八 ∨∨≧=≦=｢ ソ i| Ｏ__〕 i
／ﾆ/__＞￣/ヽﾆ〕〔ﾆﾆ辷ｧﾞi| ／ |
／__〃 ＼ﾐ| ／ニ=◎=彡l / :i|,／ |__／___| ．: ::゛;．゛; r劣}
/≦≧＜ヽ /i |ニ=//ニニ|./ ___＼ ＿_／ﾆ,人 _ ｭ升 r劣弋 ￣
ｖ-=ミ ＼∨ﾊ/ ゝ､ﾆ{ iニ{ i=∧ {///} / >＼ }＼ ´..;．∴;．｀:'寸㌢．: ::゛;．゛;
rく-=つ ∧ ∨i | ／ ヽ-=ミil |ニ∧ ￣ 彡' ＼ 人 ＼ r,..xｭｭ圭ヽ:゛∴;．゛;．: ::゛;．f心
〔Y|i--〕し ∧ ／ |/ 〉 ￣ ゝ≪´ ＼ ィ升少⌒ ｭﾆﾆ
〔Yi--〕ﾍ_彡' ／ lj 人ミr..､ ,..｡x≦圭才″ ィ升圭(
｀¨¨´ -=彡 ヽ- ＿＿ ≦=/=人ニ=､ ㍉㌢ ∴ ）少 ｀、＼N＼
─────────────────────────────────────→ ＞
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣7 ／7／
_／ ==ｧ==彡￣＼＼ ､__〉-=彡===＼＿＿＿ ＼ ﾍ===| //, /／
／ ／, ＼ ＼〉____彡／ ／￣ヽヽ￣ ＜＼ゝ' ｧ//
. ／ ／ / ヽ／ Y , ∨ / `＜＝- _ゝ'＿
／０ ／ , ／ ー ､ ∨ / `＜ ￣ =--
../彡7／ '⌒ / イ ／ ＼ v ＞､ ＼ ＼
/ _,/ ＜ ／ |＼ ＼ ／ ＼ ゝ) ＼ ＼
. / ⌒ヽ＿_ ／ ＼ | ＼ ＼ __､ ' ＼ r―
/ 〔i/////i--ﾉ Y i| ＼ ＼///// く ＼ | i
┌──────────────┐
│ .....│
│ さらに足を薙ぎ払われ │
│ .....│
└──────────────┘
|:::::::::｀ﾞ''ー─‐'''7 |::::::::｀ﾞ''ー''''":::::iﾞ
|ヽ､::::::::::::::::::::::::/ lﾞヽ､::::::::::::::::,..-'! ．: ::゛;．゛; r劣}
l ｀ﾞ'''ー‐''''"/ | ￣￣ .! ｭ升 r劣弋 ￣
|`''-､ _,/ lヽ､ __,..,iﾞ ´..;．∴;．｀:'寸㌢．: ::゛;．゛;
l.:.:.:.:.:.:｀ﾞﾞ"´.:./ ,,,..､ -―ｰ;;二ﾆﾆﾆ＝＝＝＝────.iﾞ ,..xｭｭ圭ヽ:゛∴;．゛;．: ::゛;．f心
ﾄ､.:.:.:.:.:.:._..-''''"´ .../ ﾞ´ |,､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.iﾞ ィ升少⌒ ｭﾆﾆ
|;;;;;;｀ﾞ''''''ヽ,, `-..,_ |;;;;｀ﾞ''''"´;;;;,..｡x≦圭才″ ィ升圭(
.!､;;;;;;;;;;;;;;;;;;/｀ﾞ''''ｰ- ..,,,,_ ｀ﾞ'''ｰ ..,,_ _、;;;;,.iﾞ ㍉㌢ ∴ ）少
i::::`''----ｲ ￣'''''―- ....,,,_,ﾞ"''―-ﾆ,ﾞ,,_"´::::i′
l､:::::::::::::::::i′ ￣^''''''―--二二;;;;;;―-
/ ｀￣´ i {__ ＿,! ￣￣ﾞ"'''''¬―
iﾞ''ー---‐‐i ,ｲ:::::｀ﾞ''´__::::l
/￣￣ﾞヽ､::::ﾊﾞ! iﾞ ﾞ､'"´,..-- ､:ﾞ､
/;;;;;￣｀ヽ､.:.:.ﾌﾞ | | ﾞi´;;;;,..-- ､ﾞ､
＿_r'ﾞー‐- ､ｰ､;;;;／ i i:! ヽ‐'''"￣｀ﾞヽ
/ ヽ /i |::ヽ ,rﾞｰ‐､
iﾞ ﾞ､ ／::iﾞ ﾞ､:::ﾞ! ‐''ﾞ´ i
l ＿ /::::::ﾉ ﾞi:ヽ iﾞ
iﾞ:::::::::｀ヽ､,.,.＿＿,／::;r'" l:::::ﾞヽ､,.,.＿,.-──iﾞ
ﾞ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ヽ;::::::::::::::::::::::::::::::/
ヽ--､_::::::::::::::::::／ `''- .,＿＿__／
｀ﾞ'''ー＝--'"
┌───────────────────┐
│ ......│
│ 藤堂は路肩の溝へ転がり落ちた │
│ ......│
└───────────────────┘
.. /⌒i
_,,..､ .| / ,..-､
l l | /´ l,､_ノ ,
| i' '´_,,、 .. /⌒i
.| し''´ 」 _,,..､ .| / ,..-､
.| ,,.-''´ . l l | /´ l,､_ノ ,
┌ ､ | .| | i' '´_,,、
く＼.＼＼（＼ ..l､_ﾉ .| し''´ 」
く＼＼＼,} Ｙ | .| ,,.-''´ .
＼ヽ' /_ | .| ,､ r‐'ｌ .r､、
く`一' /∨＼ ..l､_ﾉ ﾞl.| ﾞl / lﾞ
｀￣¨丶､＿,／ //`ー⊥∠⌒＼ ヽ ＿＿ │ ﾞl | |/ lﾞ
／ ___,ノ厶ﾆヽ. ｜ : ﾞl,,ﾉ '"│ /
＜ ＿|＼_／r─＜９ク ｎ＼ | ´ .lﾞ lﾞ
) 二｀T¬=ﾆニ二辷|_} ｝ /_＿＿ ＼,lﾞ
- ＜ ｀〈￣￣￣´
) `
／^⌒`Y´^＼ '´⌒`Y´⌒`
.
/l
l:l ＿_ ＿_
l:l l´: : : : : :｀:`: .＜: : : : ￣: .─ . _
＿_ ヽ ヽ: : ￣: : ─ _: ｀: . . .､: : : : : : :｀ヽ
-=ﾆ -─-､rｰ｀.ﾐ､: : : :- ､: : : : :ヽ､ : : : :ヽ : .､: : : ヽ＿
, -l: : : : : :l:l: ＼: :＼.､: : : :＼:＼: :＼ ｀_: .､ヽ ｀ 丶、
／ ／: :/: : l: :l､l､: :＼ ､:＼ヽ､: : ＼:ヽ.､: ヽ: ヽ｀ヽ l
. ／. -/／:/: :l : l: :l ＼＼:＼_.斗 _=ﾆヽ:ヽ ヽ: :＼: ヽ l
/／／/: :/: : l: : :l､:l _＼'´ヽ ／:::::::::::::::i ､:l: :l-､l l＼:l /
/: /: : l: l: :l : : :lヽl´:::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::l:ヽ ｌ i): :l ヽ. _/ （ああ……終わり……か）
. //:l : : l: :l : l : l: :l.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l: :l､l/ l､: l >〉
/ｲ: :/:l: l|: : l: : l､l l: :ﾚ'l : l:l＼l l
l: /l/l l l : lヽ: l ＼ 〈 U l: :l:l､ : :l l ､＿ l
l/ l |l l: :l l:ヽ:l: : l r ┓ /l: l: :l:＼:N＼＼
l l lヽ:l l:l ＼: ヽ、u ┃ ／ l: l l､ l､: ＼ ＼＼
V＼ヽ/ l: :l|:/i｀ ､ .・ ／_ l: l r─-ヽl ＼＼
l／l: l// l|､: :l/｀´.r-. 、l: lｰ-.l:.:.r-､l ＼＼
ヽl / l ｀<／:l:.:l::::::::〃 ￣: l:.:.l l ＼
/ r── ヽ:::::l:.:l::: / :::::::::::: l:.:.l l
／／l , -ﾆ-､.:ﾅ:::::::::: _ :::::: l:.:.l l_
／／ l //´_ノ_;lヽ三ﾆ´::::::::::::: l:.:.l ' └-､
／／ __ 〉l {/:.:/´:ﾉ }-‐::::::::::::::::::::: ＞l
／／ / ハヽ_:.l／ノ::::::::::::::::::::::::::::
/l
l:l ＿_ ＿_
l:l l´: : : : : :｀:`: .＜: : : : ￣: .─ . _
＿_ ヽ ヽ: : ￣: : ─ _: ｀: . . .､: : : : : : :｀ヽ
-=ﾆ -─-､rｰ｀.ﾐ､: : : :- ､: : : : :ヽ､ : : : :ヽ : .､: : : ヽ＿
, -l: : : : : :l:l: ＼: :＼.､: : : :＼:＼: :＼ ｀_: .､ヽ ｀ 丶、
／ ／: :/: : l: :l､l､: :＼ ､:＼ヽ､: : ＼:ヽ.､: ヽ: ヽ｀ヽ l
. ／. -/／:/: :l : l: :l ＼＼:＼_.斗 _=ﾆヽ:ヽ ヽ: :＼: ヽ l
/／／/: :/: : l: : :l､:l _＼'´ヽ ／:::::::::::::::i ､:l: :l-､l l＼:l /
/: /: : l: l: :l : : :lヽl´:::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::l:ヽ ｌ i): :l ヽ. _/ （………………）
. //:l : : l: :l : l : l: :l.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l: :l､l/ l､: l >〉
/ｲ: :/:l: l|: : l: : l､l ;:#;:;:;: l: :ﾚ'l : l:l＼l l
l: /l/l l l : lヽ: l ＼ 〈 U l: :l:l､ : :l l ､＿ l
l/ l |l l: :l l:ヽ:l: : l r ┓ /l: l: :l:＼:N＼＼
l l lヽ:l l:l ＼: ヽ、u ┃ ／ l: l l､ l､: ＼ ＼＼
V＼ヽ/ l: :l|:/i｀ ､ .・ ／_ l: l r─-ヽl ＼＼
l／l: l// l|､: :l/｀´.r-. 、l: lｰ-.l:.:.r-､l ＼＼
ヽl / l ｀<／:l:.:l::::::::〃 ￣: l:.:.l l ＼
/ r── ヽ:::::l:.:l::: / :::::::::::: l:.:.l l
／／l , -ﾆ-､.:ﾅ:::::::::: _ :::::: l:.:.l l_
／／ l //´_ノ_;lヽ三ﾆ´::::::::::::: l:.:.l ' └-､
／／ __ 〉l {/:.:/´:ﾉ }-‐::::::::::::::::::::: ＞l
／／ / ハヽ_:.l／ノ::::::::::::::::::::::::::::
.
/l
l:l ＿_ ＿_
l:l l´: : : : : :｀:`: .＜: : : : ￣: .─ . _
＿_ ヽ ヽ: : ￣: : ─ _: ｀: . . .､: : : : : : :｀ヽ
-=ﾆ -─-､rｰ｀.ﾐ､: : : :- ､: : : : :ヽ､ : : : :ヽ : .､: : : ヽ＿
, -l: : : : : :l:l: ＼: :＼.､: : : :＼:＼: :＼ ｀_: .､ヽ ｀ 丶、
／ ／: :/: : l: :l､l､: :＼ ､:＼ヽ､: : ＼:ヽ.､: ヽ: ヽ｀ヽ l
. ／. -/／:/: :l : l: :l ＼＼:＼_.斗 _=ﾆヽ:ヽ ヽ: :＼: ヽ l
/／／/: :/: : l: : :l､:l _＼'´ヽ ／riｰ弌`i ､:l: :l-､l l＼:l /
/: /: : l: l: :l : : :lヽl´ __ ヽ t乞ｸ l:ヽ ｌ i): :l ヽ. _/
. //:l : : l: :l : l : l: :l. /r｡弌 ´￣ l: :l､l/ l､: l >〉 （あれ…………？）
/ｲ: :/:l: l|: : l: : l､l〈 iｽ.j:} l: :ﾚ'l : l:l＼l l
l: /l/l l l : lヽ: l ＼ ゞ'ﾞ 〈 U l: :l:l､ : :l l ､＿ l
l/ l |l l: :l l:ヽ:l: : l つ /l: l: :l:＼:N＼＼
l l lヽ:l l:l ＼: ヽ、u ／ l: l l､ l､: ＼ ＼＼
V＼ヽ/ l: :l|:/i｀ ､ ／_ l: l r─-ヽl ＼＼
l／l: l// l|､: :l/｀´.r-. 、l: lｰ-.l:.:.r-､l ＼＼
ヽl / l ｀<／:l:.:l::::::::〃 ￣: l:.:.l l ＼
/ r── ヽ:::::l:.:l::: / :::::::::::: l:.:.l l
／／l , -ﾆ-､.:ﾅ:::::::::: _ :::::: l:.:.l l_
／／ l //´_ノ_;lヽ三ﾆ´::::::::::::: l:.:.l ' └-､
／／ __ 〉l {/:.:/´:ﾉ }-‐::::::::::::::::::::: ＞l
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
いつまでも降ってこないトドメに目を開けると、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
隊士たちは手を止め、
信じられない顔で振り向いていた。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━┛
＼: : : : : : : : : : : : : :.／
|::::::::::::::::::::::::::::::: |
"':; |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; |. ,;::' . .: .
|::::::::::::::::::::::::::::::: | "` ;
,': |／.: : : :. :. :. :.＼| _＿＿＿__
／.: : : : : : : : :. :. :ｘ＜::::::::::::::::::::::::.ミx
. ::;:.;::,; ／ ／::::::::::::::::::/::::::::::::::::::.:.＼
' " ' ／ .ｲ::::／:::,:::::::/::::::::::::::::::ヽ.:.:.:.ヽ:､
／ ,,,,, /:::::/::::::/:::::::{:,:::/::::∧::::::.:.:.:.:.:.:.:.:. ,.
, ／ ′:/::/::,':::::/!::::::i::::/ ‘，.:.:.:.:.:.:.:.:.:} ,;:' ﾞ
／ {::l::{:::i::::l┼‐」::::::l:/-─‐ｉ:.:.:|::}:.:.ｉ|/
／ ヽﾊ:::{::::|:r‐ fiﾐ::::| ─fｉ┐:.:l/:.:.:i(
,;;::' ,.: ／ ノﾍ::::::::i:「￣ N ｀￣ ｉ:.:/.:i.:.:,｀＼
／ ﾉ＼::､i 〈{ }/〉:.l:/ ＼
／ {_ヽ! u /:.:.〈- ミ .＼
／ ,ハ::::.、u つ , ヽ:.::＞ } ＼
／ ,ﾉｲ :＼ ／ ／ ..ノ Ｌ..
／ ＿_/: ﾊ ｀ 冖´ ／ ／ __ }
／ .......... 「: : : :}: : :.ﾄ､ / / ／ ￣｝
／ ,ﾉ: :ヽ {: : : i: / / .ｲ／: : }
┏━━━━━━━───
┃
そこには…………
┃
───━━━━━━━┛
/ 〉 ヽi ∨' ヾ､ ＼＼＿＿｀__ヾ ,ﾊﾒ､）
...／;∧ .〉! ∧_,､ﾍ ｌ＼＿ﾝ,_＿＿) <yﾉ
.....／' .'.′ ./ | ヽi .||..ﾍ ｀γ＼ ＼ / 〈yく
. ,′.／! ./ | i || | r.., ＼ ＼＼____(! 〉'イ
..|.≠.../ / | | || | ＼ ＼__'=‐-/_） ｰﾄiﾆﾊ､
...`i、､,-､ｉ | | || | ＼, - "〉ノ´ /'｀ヽ:;(
.;i:､.ヽ､__i-┐__,||＿_;.l-ー '.ー ' /､八 ﾞ∨ゝ
..iー-----‐‐'::iー-----‐‐';! ﾄ､＼ﾉ＿,(
.i::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::;! し｀ '｀ヽﾞ∨ゝ
i:::::::::::::::::::::::::i;:::::::::::::::::::::::;!
i:::::::::::::::::::::::::i;:::::::::::::::::::::::;!
..i.::::::::::::::::::::::i:.::::::::::::::::::::.! . ,ｲ ,ｲ ,ｲ,ｲ
i;:::::::::::::::::::::i::::::::::::::.::::::;! ＿_/.ﾑ_/./ ﾚ'ﾚ'
..!::::::::::::::::::::ｌ:::::::::::::::::::/ ヽ=, ,.--., .二7
l:::::::::::::::::::!::::::::::::::::,' /″ .//
. ､:::::::::::::::!::::::::::::::/ //
. ‘，:::::::::::!::::::::::::,' ./´ ,ｲ,ｲ ,ｲ
.､:::::::::.′_:::::::, ﾚﾚ // ○ ○
i､::::! i.:::::!:::::{. /'
.!::::::|､:::::::::::! .
.!.:::::|.:::::::::::::!
ﾞ､.:|::::::::::::::|
.ヽ|::::::::::::::!
ﾞ|:::::::::::::,'
.|:::::::::::,'ｉ
.|:::::::::::, |
.!:::::::::,::::!
.i.:::::::,.!;;i,
ｲ￣!;;i,|;;;i!_
''''""''"''''"""''"" .!ﾍ ．|;;i!.iﾞ'〉ﾞ，"'''''"""''""''''!''''""''"''''"""''"""'''''"""''""''"""'''''"""''""''''""''
./ﾞ _ ｡iﾞ'! /
;,`:;,':,:;.,:;.:';';';::;.:...ｲ⌒'ﾞｉッｲ . ,'.:.:;,`:;,':,:;.,:;.:;';',:
／ i | ;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.,:;.:;';';.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,
..r.' ..,ｨ´_ﾉ´ .
'::;.:".:;..｀¨￣￣¨￣｀¨,:.:ﾞ,:;、,"'
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,ｨ, ' "´, ， ――-- ， `ヾ ヽ
Y /,，‘´ ｀`ヽ. ＼ヽ.
ﾍi/ . ＼
ノ . ヽ. ﾊ
／, ＼ ﾊ :::. ┌────────┐
, ,ｨ ､ . ､＼...:::: ∨:.:: :i │ ......│
i / {:. ｉ: ﾄ､.ﾄ､.. .､＼:... ヾ.＼ヽー=‐ i .│ 友人が .│
{' l:: !::. !i!､!il!;､ヾ｡..:::､ヽ.＼´ﾟ｀｀ヽ.｀ヽ. ! ..│ ......│
l ﾟ. i!:ﾟ.ｉ i!､_ ＼ ﾟ ､ ＼ ＼ ､ .゛ .└────────┘
､. ，i! i!ﾃ≧､､ ＼ヾ.､ヽ.､ ヽ.､. ヾiヽ .
ヾ.､ ．ﾞ ヾ.弋ﾉ` ＼!｀ヽ!ヾ､.!ヾ.ｉ'ﾄ､ i.
ヾ､i.!､ヾ. ﾄ.､ ､ ヽ メ |ヾ.ﾄ!-､゛ヾ､ヽ.
!! i iﾞ.､ヽ _ _ .イ: i !;;;ノi:､ ヾ. ＼ ┌──────────┐
|!,,,!: ﾉ-7＞.，｀.´ ，'__,ｲ: i!i!:::::::|､:.､. .:丶 ﾞ. │ ..│
_ =-‐'''i! ﾉ.,/ ,ｲ::::::::::/≧='‐'´::,ﾉ. .!ｉ!:::::::::ゝ､＼::.. ､丶 │ 立っていた │
,,ｨ=ﾄ､､ i|,'.:/ ﾊ.､::::::::ﾍ《::::::::ﾄ､:! : ｉ|:i!:ｨ;'´"´｀ヾ､:.､ │ ..│
,ﾍ´:::::::::::::ヾ. , '"/ : ∨､:::;'::}l{:::::::!ﾄi!: |:;i!〃 ＼:.ヾ､丶＼ └──────────┘
,.ゝ'ヾ.:.､.:::::::::::::ヾ/.',/ ,ゝ'´¨^iﾄ､|::::ji{:;ｨ'ｲ|i:!:..:i!ｨi! ,,,ｨ ,,=======--､ヾ.＼ .ゝ'⌒`ｉ
.ｨ,- ヾ.:::､:::::::::::/ /,ｨ'´ ／,ゞΘ=ﾒﾄ==Θ!: :!!,ﾘ,,'' ,,ｲ'´::::::::::::::::::::::::::.＼_ヾ丶. ,. ･´ ﾉ
,.ゝ',. ＿ ヾ._,､:::;ｨ'.:,′ , '／,ｨ¨¨ﾊ'ﾉ|l!〉〉ｰ=!i i!､. 《::::::::::::::;ｨ,==========―-...､ ， ‘ ,.′
ﾉ rtﾉ./_ ｀! l´ `´.ﾉ./ // ,ｲ:::::/::L∧」,'.:::::::| ! :i!ﾐ､. i|:::::::::::〃::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼,ゝ‐‐'´ ノ
）.'´／¨｀ 人i /",′ , .' /.: /.::::::::у:;:: :! i! {::.ヾ.|!:::::::::::||::::::::::::::::::::,イ´二二,=ゝ'´ ,.，･‘
ｰ '´ / /' ,'/. {::. ,'.:::::::::,'.:::i! i i:! i:::::}}`ヾ:::::::ｉ|:::::::::::::::::/ /,彡'"´ ､ ,ゝ'¨¨〈
/,'.,′ ,/ 乂::i!:::::::::::{:::::ｉ!::.... .:! !:､＼i! `､:::||:::::::::::::::/ /,‘ ヽ‐'´, ＼
, ,i :| ,' `ヾ:::::::::::ヽ:::ヾ:::::::::::､ヽ＼ﾞ､,. ｀/ヾ::::::::::::| i.‘ ヽ､ （ `､
i ,'.! { i! ,'"/`i='!:::ﾞ::;､:::ヽ::::::;メ≠.＼､ ノ､::.ﾞヾ､::::::!'" ｀,ｨ¨ヾ.､ ＼ i.､
{.! | i! i! ,",′ | !|:::::ﾉ!ﾞ===ﾃ' ＼＼ ＼＼､:::::..ｰﾉ ,. ´ ､＿i ヽ!
i ! |:.| i! ,'.::! ! ∨' | ヾ.ヽ. ＼ｰ==./ ,ｲ-‐'‐‐-､＿_,.．ｨ´￣､ヾヽ. ＼
,.ｲ
_,. --- ､{:.{__,. -＜￣￣￣≧=- ､
´二ﾆ=-:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.＼￣＼＿＿:.:＼／￣￣￣￣＼
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／:.:.:.:./:./{_,.斗≦ミ､:.ヽ:.:.:.:＼ー‐＝≦:.:| |
/:.:.:.:.:.:./:./ハ ,ｨf符》 ヽN ﾄ､:.:.}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!ヽ |
/:.:.:.:.／/:.:.|:.:.:.:} 以 jﾊ Ｖ:.:.:.:.:.:.:.:.:∧ ＼＿＿/
|:.:／ |:.:,.ｲ::.:.ﾉ |:V:.:.:.:.:.:.:.:.:〈 ＼ ＼＿＿＿ 総…………司
|/ |/ |:.く _ U |:.|＼ﾄ､:.:.:.:.:.:＼ 「￣￣＼ ＼
V^ヽ｀-' j/ ＞―――‐へ ! ＼ :|
｀ヽ 「} i ＞―- ､ ＼|
＼_,. -=≦_,. ィ ＼＼＿／ ＼ |＼
∧ V:八 ＼___| ＼. ＼ `ー―
／ ｀ヽ. _〉三〉 | ＼ ＼＿＿
／ V /{ {/ | ＼
￣￣/￣ 》/ / /「ヽ ＼.! i ＿ /
/ j/__! ﾚﾊ ヽ＝＝＼| ／ /､＿＿
/ ,./三 | |三} } | /／￣￣ ヽ＼＿＿
-‐‐ﾆ ¨-￣￣｀ヽ.
／'´￣．＜´ ￣｀ ､
〃 ／ ィ ,ﾍ ﾊ ヽ. 丶
/′ , ' ／/ / ﾄヾv,ﾊ. i ，
,' / ' ,' ﾊ |゛゛^"´|i､ l. ..
', {.i!イﾃ二､ jﾊィ!=ﾆ'ｉ. |
} ﾍﾉi!' i!::::i|ﾞ ´i!::::i!｀}!__ .! フン、なにがぜいたくよ
: .i ヾ､`¨¨´ ｀¨¨´.!ﾊ} ! かっこつけるな
| ﾊﾄi｀ﾄ､ ′ ,ｲ i'ノ !
{ i!|ヾ| |ﾞヽ ‐ ､ ク! .! .i､.!
∨|l! | |､ィﾞ＞ _ イ_)j! .!､ 八', 天然で頑固でいじられキャラな
V!ヽ.| ﾚﾍ::|:.ﾞiYi´.:.:.:.:.|! |:.:i′ ヾ､ 平助のくせに
.＞ナﾚ^i|〈:.:.|||:.:.:.:.:.:.| .|!:.＞‐- .
i､ | jﾞ ヾ:､:|||:.:.．イ| .|ﾚ' ﾞ),
ﾄ.'､ j,|,-ﾆ､O}ｫｪャ{O_.| .|_, //ｉ
| ヾjﾚ´.:.:.〃入ﾊ_>!ｉ:.:.| .!:.ﾞ､, / ' }_
〈､./.:.:.:.:〃:.〈∧.〉:.ｉｌ:.:.:.l .!:.:.k'／ }ﾞ.､_
| {:.:.:.:.〃.:.:.:.:.:.:.:.:.:|ｌ:.:.:.:ｌ i:.:.:}､＿__, ﾉヘ.
．-‐ﾆ＝‐'´
/´￣￣´ ￣¨¨｀ヽ､
r‐ ' ﾍ
i .., . ..､ ﾄ､ .ヽ
,' ::;' . . ヽ. ､ .ヾ: ::|`.:. ヽ
ﾉ ./ . :i .:i､i､:.ヽ. ＼ i ::!:.､ヽヾ.､ ,.ｨ
（, .,'.: :. :. :!:::i｀´i:､ :ﾄ､ :ヾ |::. :. :.ヾヽ､ . ､ i .|
,'〈 ::i::.:i. i. ::!:ｉ:! !iﾞ､ｉ_,ﾑ :l |:::. :: ::.ヽ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ | ,i |r.､
,' ∨､::i､. l､::!!ヾ､ 'ﾞ!弋ツヽ!.|::::. :: ::: } ＜ 立ちなさい .| ﾉ .i_(＼ﾞ､
ﾍ::iヾ､ヾヾ､ , ! ﾑ !:::::.:: .:丿 ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ i ' ｀ヽ,｀i
!:| i:ﾊ.,ｨ｀ヽ ＿_ ,ムゝ┐;'／ ｌ と二｀}
ﾉ:ｌ i:::i'.:iﾄ,､（:::::::::）. ｨ､i:::::::/,ヾ'､ .ノi|,'´￣ ` ﾉ
i :! |::i!::i|イi＞-＜,」,〉:::::i'!:i::::::.ゝ. ＞＜;;;;;;､｀ヽ､__／
ヽ!ﾉﾉ､::i:|ililiー'ililiili/':;､:::!l:|::::::,'::｀ﾒﾊ､ ＿,ｨ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ゝ／
,ｨ':://r,ｨ::〉ililil|i|i|liｨﾒ:::;::=':ヾヽ::::::ノ;:':::::ヽー―- ―‐:::'::::://::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／
.ﾒ-//=iﾒ┼＝＝匕x孑:::::::;':ヽﾞi:／.::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;| i:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／
i::/,'ゝ::ﾑ:i!ililili／.:::ムヽ､:::::::;ｨ:!:i:::;:':::::::::::;;;;;;;γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
ﾉメ'´.::::::/ilil／.::::::/:::::::::::ヽ::;;;;;ヽi;:::;::;;;;;;;;;;;;＜ ────斬ってあげる .|
／'i/:::::::::::::iil／.:::::::::,':::::::::::::::::};;;;;/;;ヾヽメｲ´￣ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
ノ" /{:::i:::::::::::》《､::::::::::i::::::::::::::::::ﾉ;;;;／´ヾ､ ｀ﾊﾇｰ､
／´ ﾒ::ヽ:ヽ::::ノiliヾ､::::::::i::::::::::::::,:':::::ﾉ′ ヾヽ`i_メﾑ
/," /'.:::::´ﾞ.ｰｲﾉililiヾヾゝ┴‐:::‐:'::::::,'::| ＼､｀iミ､〉.
,'（ ノ.::::::::::::ノムililililili＼:::::::;;;;;;;;;;;;;;:::;;ｲ ヾ､`ヾｲヽ.＿＿＿＿＿........_
! ﾞ/'´￣¨`ヽﾒ ｀ilililililili|i|il｀ヽ､:::::;;;;;;;;;メ ｀ｰゝ､iﾐヽ￣￣￣￣ ノ '
ゝ/;;;;;;;;;;;;;;;;;;/'ﾆ.ﾉil|ilil|iliilliil|i|illil|l|ilillllll'|′ ｀ｰﾊﾐ､ .／´
ｲ-―-､;;;;/ f‐┌――┐ｨ‐､ililililili_i_ ﾞ､ヾiヽ. '´
/;;;;;;;ヽ. i;;/ /.::::」＿_＿_|_|!､:::::::;;;;;;;;;;;;i _, .i､ヾﾒﾊ_
/‐＜｀ヽ./ .ﾉ.:::::| :::::::::ﾄｰ-ヽ:::::;;;;;;;;;;!__,ノ)＿ _.....ゝ‐'´￣￣ｲ_,ハ､ゞ-ｲ__ __
. /;;;;;ヽ｀ヽ/ /.::／ｨ､ :::::::人::::;;;;ヽ:::;;;;;;;;;;;;;／;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;i;;;ﾉ.:::｀ヽｰ'´::::｀ゝ
/二｀ヽヽ/ ,.／,.-‐/il|ili.､_.ｨi|l|i|li.､::::::｀::ー‐'´.::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;／;;ｰ=ミ:;ﾌ;;;;::/´__
. ノ´⌒ヽ.∠-:::';;;;;;;;;/i|lililili|ilililililililil|lililiilヽ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;ｰ'::::::´／
〃⌒ヽ
,.-=≦ミ､{{＿ ＿
,. ´,.二:,.- ､／￣＼:.:.:.:`ヽ
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｜:/:.:.:/:.:.:.://:∧:.:.:.:.:|:.:.:.!:.:.:.|:.:.∧:.:.:.| ＼
｜|:.:.:.:|:.:.:./!j_j:L!ﾄ､:.:.:ﾄ､_ﾊ_:.:.!:.:.:.:.:i:.人 /
｜|:.:.:.:|:.:.:.| ｨ千芹乂:.| j芹干ﾐ!､:.:.:N＼! ／
人|:.:.:.:|:.:.∧ 込り j/ 込r灯:ﾄ､:.| :/ ………………
ヽ:.:.:!:!:.ハ r |:! j/|＼/
＼Nヽ从 つ /:爪∧
|:!＼ ,.ｲ/:.:.:.| !
V_jﾊ＞ _,. イ !／ V |
/ {{jﾊ}ﾆ}厂ﾆ/ヽ V__|
/￣/ V/ _j_{三 j_∧ 厂￣ ＼
. / /＿／/ﾆ{{__}}ﾆ/ 〉 ＼/ ヽ
/ / //三 / /ﾆ| ! :| |
〃⌒ヽ
,.-=≦ミ､{{＿ ＿
,. ´,.二:,.- ､／￣＼:.:.:.:`ヽ
. /:.:／:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.＼
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,ｲ:.:.:/:.:.:/:.:.:.://:!:.:.:.:ヽ:.ヽ:.:＼:.∧.:.:.:.:.|- ､
｜:/:.:.:/:.:.:.://:∧:.:.:.:.:|:.:.:.!:.:.:.|:.:.∧:.:.:.| ＼
｜|:.:.:.:|:.:.:./!j_j:L!ﾄ､:.:.:ﾄ､_ﾊ_:.:.!:.:.:.:.:i:.人 /
｜|:.:.:.:|:.:.:.| ｨ千芹乂:.| j芹干ﾐ!､:.:.:N＼! ／ うん……！
人|:.:.:.:|:.:.∧ 込り j/ 込r灯:ﾄ､:.| :/
ヽ:.:.:!:!:.ハ r o |:! j/|＼/
＼Nヽ从 ﾏ フ 。 /:爪∧
|:!＼ ,.ｲ/:.:.:.| !
V_jﾊ＞ _,. イ !／ V |
/ {{jﾊ}ﾆ}厂ﾆ/ヽ V__|
/￣/ V/ _j_{三 j_∧ 厂￣ ＼
. / /＿／/ﾆ{{__}}ﾆ/ 〉 ＼/ ヽ
/ / //三 / /ﾆ| ! :| |
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藤堂はよろめく足取りで、溝から這い出て、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/; ; ; ; ; ; ;i .l;┌ -; l
/; ; ; ; ; ; ;.i |; ヽ_/; l
/; ; ; ; ; ; ;./ l; ; ; ; ; ;.l
i; ; ; ; ; ; ; / ﾎﾟﾀ… l; ; ; ; ; ; |
i; ; ; ; ; ; ;/ !; ; ; ; ; ; !
i; ; ; ; ; ;./ i; ; ; ; ; ;.|
!; ; ; ; ; / .! i; ; ; ; ; ;|
i; ; ; ; ;./ .: !; ; ; ; ;.l
!; ; ; ; / ｡ i; ; ; ; ;|
_i; ; ; ; ;> ﾎﾟﾀ… i; ; ; ; l_
,､=〉- _─i l ､; ; ; ;〉.!
/,､/-:´: : : 〉 ＿ : !: : ｀‐.l､: i
. /ｨ; ; ;i: : : : :ｨ .〃:::::::::::: ヾ .l､: :i; ; ; ヽ.､
. ／/; ; ; ;.l: : /; i ..イ.::::::::::::::::::! ::｀ー-.、_ .l;l: i; ; ; ; ;ヽヽ
／‐- ､; ;l /.ノ {:::::::::::::::::::､人,;:....｡:::::::::::} ｀l/; -; ;￣｀､
. /; ; ; ; ; ; ;〉‐.´ `ーｭ::::::::ﾟ::::^::::::´:::::::::::ノ !; ; ; ; ; ; ; i
/; ; ; ; ; ; ;/ ｛.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::j .＼; ; ; ; ; ;.l
i; ; ; ; ; , ' ｀￣￣¨´ ﾟ゜ ￣ .＼; ; ; ;.|
｀.─ ´ ｀ -┘
┏━━━━━━━━───
┃
北辰一刀流ではなく、
┃
───━━━━━━━━┛
. ＼ヽ ＼ ＼
. ＼ヽ ＼ ＼ ..、
＼ヽ > ´ : ＼ ／／ ,⊆.己 _,n___ [][]「l
＼ﾞ／:. :. : : : : :>:'／" ｀ﾌ_厂 `l_ﾔ′ くノ ○ ○
. ＼:.:. :.: : :／／'＾>､
＼::／／":.／三＼
／／':.:.／三'/＞''^ニﾆ＝=‐- .._
／／^ヽ=-‐Ｙ＞´ . :.;. . . ,. : . ｀ ､
ゞ''" 〈´ ﾞｰ_ｲ.ノ'_:.＞-‐―＼: : . . 丶__ ＿ ..... .... ...
`ｰ‐ｒ'´￣ .: ﾞ_彡"‐＝､: : . ￣ ￣
人 _ ＞＜´ ゝ彡く: : : : . . . .
｀､ '. _＞''´ゝノ;;＼ー=:‐'" ‐ .. ￣ -
ゝ ＞ "´ :. ／三ィﾆ＼ ﾞﾏ￣
ヽ ....,.ィ"三/ /三メ＼': . . . .
`ｰ-＝'､三壬ィ´/=三＼ - ― ―‐― ― ‐― ―‐
＼三≦=＞ｧ三＼
＼三/_ィ=＞ｨﾆ＼
＼三/＿/三_ﾆ＼
┏━━━━━━━━━━━━───
┃
天然理心流の、構えを取った。
┃
───━━━━━━━━━━━━┛
,ｨ=-､
〈,'_:.´＼
｀¨＼. ＼ .ｨ'⌒
＼. ＼ ／'.,ｨ‐､
＼. ＼,'/＿ﾄ＼ﾞ＼
,.=ｫ,.．-‐‐ｧ‐ｨ⌒'´ ´ ､ ＼ﾒ､:.＼
ｨ=≠¨´:i:::.､＼::::::/,. i . ;､ ﾞ 〉゛Y. `ー=､i＿__ _, r‐､
ﾔ::::::::::::l::ヾ:.) i::,'.ｲ .i i'__i_i ,′∧:.､..:､ヽ.' ￣ ´ ＼＼
ﾏ::::::::::;:::::ゞノｲ八i!ｌ!ｲ,=,,!lノ .' ,'ミ､゛ヾ.､ i､ ＼＼
ﾏ:::::,",ﾆ=┐|' rﾞ'ﾒﾘ'ゝ'´!,'/ /_ミ､ヾ. ﾄ.ﾞ､ ／／
ﾏ//.::::::::ﾑ. l.__ /,' ,ｲ,`）ﾐ､ . ﾉ:.＼､ ／／
)〉:::::,ゝ==ﾒﾊ｀´ _ノ','ノﾉ-ｲヾ､ . .::ｉ!ﾄ､:::::.＼ ／ | _
,/.::::/ｲ´￣￣｀`ヽｰ=彡'ﾄﾐ､ﾐ､ヽ､.:::ﾉ|! ＼:::::.＼ ／／ | ! ∧//
〈'::::://ヾ. 》ヾ￣ヾ､ヾ､:. ｀Y ヽ. ＼:: :.＼ ﾚ ｌ ! /∧〈
｀ヽ〈､ ヽ. ,./ _,､｀〉:::iゝ､ヾ メ, ＼ ＼ ｌ_! '´ 〉〉
,.＞､- ＿_,.ノ'_,/ﾊﾞﾄ､::::Yヾ.人/ ＼ ＼ //
.ｨ´.:::::::/ﾊ_i'¨:::::::::/,'ｲi!」:.＼:ﾞiﾐ､｀ヾ. ＼. ､＼ ﾚ ○
{.i:::::::::,'i i!ﾉヽ!:::::::ｰﾃ'‐'!:::::::.､ﾊﾐ､ ﾉ 〉 ＼ ＼ Ｏ
乂:::::/'| i|'´⌒ヽ､:::| !.|i!::::::::ﾉﾊ〈ﾐ､｀〉 ＼ ＼ ｏ
Y.' |.i! ヾ. ｀i | !::::::ﾒﾊ」クヾﾄ､ ＼ ＼ ・ ．
/ |!! ,.ﾐ､ /!ﾒ!i!:::::,ｲ!ﾟ!/! ゞ,､)〉 ＼ ＼
i, ﾘ′ミ､ /.:::::||:::::/.::|i |/i 乂ﾄ､ ＼ ＼
ﾒ' . '´ ミ､/.:::::,ｲi!::/.′|l !::| `ﾄ､〉 ＼ ＼
ノ" ,､ ヾ､/:::::/ ||/ｲ ヾ! :| ヾ､〉 ＼ ＼
ﾉ',.ｨ'".;.ヾ､ ヾ､〉:::::> ﾚ′.: ﾉ ﾄ, ﾊ､〉 ＼ ＼
ｨ'ｨ';;!;;;ヽ､;;;;;ﾄ､=.､ <::::::i |:: :::i! 乂i ＼ ＼
ノ《;;〈;;∧;;;;;;;;;;､;;;＼ヾ.i::::::ヽ. !: : ::| ﾊﾐ〉 ＼ ＼
/;;;;/;;;;ｉ;';;;;i!＼;;;;;;;ｉ;;;;;;;ヽ|:::::､::ヽ. |／ .::::i! ﾒ､.:） ＼ ∨
/;;;;/;;;;;i!;;;;;;;!;;;;;!;;;;;;;!;;;;;;;;;ゝ:::::ﾄ-..ﾞ､. | ,: .::::::i!iﾉ､ﾉ ＞rX
./;;;;/;;;;;;/!;;;;;;;ヽ.ゝ''､'`⌒ヾ>::::ﾉﾉ;;;＼ﾞi! ,ｨ====ﾄ'メ'
/;;;;/;;;;;;/;;;ゝ'´ ヽ. ::::::!､∨;;;;;;;;;ゞ,'⌒ヽ;;;;;;;;|'´
ノ;;;;/;;;;;;人/_＿_ ヽ ! .:;ﾉ::ノヽ:;ｨ´ .'__,ｨ! |;;;;;;;;i! _
｀ヽ'/￣.ｨ'´.::::::::::ヽ iノ ,.::／´ ´ !;||､ヽfYﾃ'､.)
/,.ｨ'´::::::::::::::::::::､ヽ.ﾉｰr'´ |｀iﾊ! |l/ ,ｨ､!
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＿___
_.. -‐''"￣゛ ￣ﾞﾞ''ｰ､、
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.i}′ / Ⅳ ., /圭圭Ⅳ .l″ │ 大和守安定は藤堂の顔面を割り ...│圭
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圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭┌───────────┐ ｨ幺圭圭圭圭圭圭圭圭
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭│ │ _..- _ｨ刈圭圭Ⅳ .ﾞ'''ﾞﾞﾞ´ ,,-''"
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭│ 即死させたが .│彡''彡丞'"゛ ‐‐‐'"
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圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭_.-‐'' 二ﾆ ―ﾆﾆ｀-'”'"゛ .,_iiir=｀-''''"´
＿,ゝ-― ―- ､＿
, '´ ,. - ｀＞-.､｀ヽ､
／ ／ i ｀ヽ､ヽ.
/ , ′ ./ .iﾞ! .ﾊ ､ヽヾ.､ ┌───────────────┐
,′ ,'/ , /i ﾄ.ii〃! ､ ヽ ヽヾ.､ │ ...│
,' /,' // ! i .!゛'""| i i i ﾞ､ ヽヾ. │ 友人の血を浴びながら │
, .' , /!' ! ,! i !.i | i i､ ﾞi ｀.､ │ ...│
! . i 'i,!'´￣!｀ヽ i! ! !i i l ! !ﾞ､ ! ﾘ └───────────────┘
, i ,' i::::::::: ! ,' !i -‐!､ i ! i.! .i ヽ .! '
,' i iｨ::::::::::::::i i,' !!:::::::::::i ｀ﾒ!､ i.| .! ,′
,' ! -‐く:::::::::::::::::i i.! !!::::::::::::ﾐノ,'! ii.! .! ,′
! ,ゝ! |::::::::::::::::::ヽ! i!:::::::::::::i!ﾞメ! ﾉi! ! i
!i /ｲ'i i ｀ !::::::::::::::::::ゝy' ,′i ! ┌───────────────┐
ﾉ'! ヽ､i i i､i :(::) ′ /／!|/ | i │ ...│
/,' | , .| ﾞ. |ヾi ,,,,,,, /,^ｉi,′ i ! │ 沖田は確かに、聞いた │
, '/ ,ｲ/ .| i ! ｀ヽ. ー一 (::::::) /!'ﾞ/i! i i ii │ ...│
ノ'´ /',i ! ! |＼ ''`` ノ-i!' i! | i i ! └───────────────┘
,'（ | ｌ i ｌi 丶. . ，＜ ,. i! i| i!ﾉ!,! i!
乂ヽ. ! !.!i ＼ ｀¨´::::::i|, ノ´ .i! i! i ,''i! i!
｀ヽヽ ! ﾞi i ＼:::::ノ'i!" i! i i .i'ノi ﾉ
`ヾ.,′ i, ! ｀ ﾄ､ i! | ｌ i__ﾉ_ノ
,'! ! ! , ! ｀ヽｰ,i!‐ﾉ i,' ノ ヽ.
｀´ﾉ i ,ｲ＿ ,.-‐'´ i! ! i' ´ i
.
. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:/:.:.:.:/:.:.:./:.:|:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.',
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:./:.:.:.:/:.:.:.:.i:.:.:.!:.:.:.|:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:､:.:.:.:.:.:.ヽ:.: }
/:.:.:.:.:.:.:.:.／/:.:.:.:./:.:.:.:/:.:.:.:/|:.:/|:.: : |:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:. |:.:ヽ:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:ヽ:.:i
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{:.:.:.:./ｉ:.:.:.:.:ｉ:.:.:.:/:.:.:.:.:斗´/ || ｀ヽ:../l:::::::|.:.:丁 }:.: ! !|｀ヽ､ｉ:ヽ:.:.:.:.:} ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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|/ !:.:.:.:.!:.//!:.:.:.:.ｉ.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ::::| .}:j:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 総司も、永倉も :::::::::::::::
｜ |:.:.:.:.|/ |{ |:.:.:/:', /:::::::::ヽ ;:#;:;:::::::::::::::: :::::::::::::::
!:.:.:. || !ヽ:.:.i:.∧ .｛::::,ﾍ:::::: ::::::::::::::: ────ありがとう :::::::::::::::
',:.:.:.:| |:.:',:.{､l:∧ ;:#;:;:;: j .＼::::ｧ ../:.:.::::::::::::::: :::::::::::::::
',:.:. | !:. ﾘ:.|! ∧ ｝::｝ .∧:/:.: / ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
∨{ ヽ:.:. { |､人 ﾏ フ ｲ:./:.:.:/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ヽ{ ヽ:.ｉ |:.ヽ:.＼ ／:./:.:.|:/ ...................................
. ｀ ヾ､//|:.,:.:.＞ イ:.:.:.:.|:.|',:.:!
〃 !| |: | | ＞ ＜ |:.:./:./}:! ヾ、
/ ﾘ !:.!ヽ| ｀ ´ |:./|/. ﾘ
ﾘ /ヽ ／',ヽ
／ | ＼ , イ i ヽ、
.
__,n◎ ___
└┐r┘ く,ﾆ ! ○ ○ ○
<ﾌＬKﾞ> くノ
｡
|
:|
o
.;
Ｏ
:
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| ………だからさ、平助 │
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
｡
|
!
:|
:
:!
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､ . | .｡
ﾟ ,､人,､'
｀^⌒^´
.
,′ | ,',′ i.i ﾞ､ ｀ヽ＼ ヽ.､ヽ ｀ヽ.＼ ヽ
i i i .!i ﾘﾄ. ､､ _,=メﾋ＝―-､､ヾ. ヾ.∨ ﾍ
| i l ! !ｉ /_i!=!＝-ﾄ､ ´ -ヽ‐､- ヾ!ヾ､ ､ヽ ヾ､
| l l l | ,ｉｲ'´ﾉ ‐ヾ. iヾ _,二土在=ｪ､ヽ､｀､ ﾊヾ､､ ﾞ､ヽ.
ｌ ｌ ﾍ l l '´!,′!ｪﾆ=＝､ﾍヽ､ "ヒ'ﾟ:::ヽ:il!ﾒゞ-ﾄ､::.ヽ i ﾍﾄ.ヽ.＼､＼
'. ! ﾍl ﾍ i,ｨ'チ´:::::il!, ヾ.ヽ.ヽ 〝¨¨¨.l.¨､´ヽ.iﾞ.i ﾞ:::ヽ l ﾉiヾ､ヽ ＼ヾ.､ かっこつけるなって
ﾍ､ ﾞ. ﾍ __,ｨﾒゞﾟｰ=≠" ｀ヽ､ ＼ ;. ゛ !ﾉ ﾘ :: ヽ .! ! ヾ.＼ i ｀ヽ. 言ったばかりじゃない
'.ｉ i. i､ ＼ﾞー' .:l ヽ .j ﾉi!.'´ ､. ﾍﾄ､ i ﾞi ＼ヽ ｀
i ! ﾞ､ i!ﾞ､ ヽヽ. ｀' i .iｲ!､ ! iヽヽ ! i! ヽﾞ､
.i|. ﾍ !ﾄ､ ヽ.､＼ _ ＿ 一' .; 人ﾞ.ﾄ､ ﾞ､ ﾞ､＿ヽ. i! ヾ､ …………ばぁか
!i! _ヾ.__i.!:.! ヾ.＼ヽ ｀ー- ´ .u ∠＝ﾍﾋヽ ヾ.ヽｨ 〉.＼ ヾ､
||､〈 ￣-| ﾋｉ .ヽ．＼.､ .ｨ.´￣￣ヾヽヽ ヾ.ゝ' ヽ ﾊ!
!i i ヾヽ.! |::i ヽﾞｉ ｀i＞＼.､. ／ .!＿＿＿ ｀ヾゝ､ ヽヾ.､
ﾉ' ｀ヽi i:i i!:::ｉ ﾄ.!.┤ ｀ヽ＼¨´ |＿,..ｨ' 〉 ｀ヽ､ ヾ.､＼
/' ∨ﾉ::::| ﾄﾘ￣｀ ー---｀ヽ､.,ｨ'´ （:::::::::::::＼､ ＼ｰ｀ヽ､
. ' !i､､::| iﾉ′三三三三三＼ 三三三ゞ.､::::::::://＼､ ヾ､｀ヽニﾆ.､
＿＿.=＝ﾉﾉゞ.i! ﾉﾉ 三三三三三｀ヾ.､三三 'ﾉﾍ:::// ￣ ヽ. ヾー‐-.､ ヾ.､
´.::::::::::::::::://:::::/ ／/､ 三三三三三三 ヽ＼三ノ ;;;;ｉ//:::::::::::::::ヽ ヾ.､:::::i.ﾄ. ＼ヽ.
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┃
藤堂平助、油小路に死す
享年二十三
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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_...＞.;. -‐''''''''ｰ- .､ミヾﾉイ, - ,.-',"---`,ヾ､';､=彡 Ｚ
フ.;／,r '~~ ｀ヽ､'､`'i_,,,,,i~;;;;/.／r‐､ ヽ ヽ;`;､彡 三
： 了／!./ 〇 l. l;;;| , , |;;;;l l ｀~´ ｀t l;;;;;;ヽ, ニ ＞.／
/_io;;| l l. |;;;|.l l |;;;;| | } !;;;;;P;i､≡ >" ：
： ７|;;;ヽヽ ノ ﾉ;;;;l'￣'l;;;;ヽヽ ノノ;;;;;;o;;!li;ﾞi`
|il p;;;;;ヽ､'ｰ‐‐ '_,.-';;／:::::::::`'ｰ ヽ,~'''''''''''"~=---r-''､ / ：
： 7~'''ーr-.二二..- '~:ヾ,､::::://:::::::::~'''''フ'"~ L､Z ゞｿ
.ﾌ_ Ｚ { ''~~~`ヽ､:::::::::'::::::i }:::: ,..‐'~::::::::::::: | Z ヽ'､ ：
： iヾ/.| :::::::::::::::::::::::::::::::::､_,,..-:":::::::::::::::::::::::::::::::: | .／~ヽ/
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ヽ';〉;| ヽ::::::::::U:::::::::l:::l ＼::::::::::::::: |ｒ/~｀! / ：
： ヽ';:､| '､::::::::::::::::::|::| |:| ､ ノ ：
ヾ､| `;::::::::::::::::i::| U ﾚ／a"
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ヽ /
_i!,.ｨ个_ ､
_,.イ{ｲ´〃´ｲ i
／ ｨ介_イヽ´ Li!L_ _ ,/ }1
i /´ _`ヽ‐ー＜i! ../し _ ,.イ7_
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|/ _,.ｨ介､ }「ﾊ| |し .う .{二
{´ } | V ∧i!| .| .お |≠、
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/ V rヽ L--- ､__＼ __ ..j{! .お .／
／ ﾉヽｿ_》 ゞ──＜ｴｒ' 》 ..N .お /
i! / ―〉- ├＜ ! .お .Y
ノ / / Z,.イ | ヽ.,j! .お |!
| 斥 | ＿ﾉ お } !
・ | | | | | .弋Z7 .！！ lN
l / / | ﾊ .../ , _ﾍ
/ /i! ! V ./, z=≠ ,ﾍ r≠Z≠匕}z
/ / 〈 ! .／´ }rﾍV ∨ ｀＼⌒
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| /| ! .!
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i! ﾉ | ! ､! i
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￣￣￣三三三三三三三三三三三三三二￣￣￣
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絶叫した永倉が駆け出した先には、
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／^7／^7 ＼ .＼ .＼.＼ .＼ .＼ ＼
/`ヽ､ / // / ＼ ＼. ＼..＼ ＼ ＼.＼.
/ ,ゝ ,.:ｨ / // ／ ＼ .＼ .＼.＼ .＼ .＼ ＼
/ / r''" l,/ ／ ''"´ ,.:ｨ''7 ＼ ＼. ＼..＼ ＼ ＼.＼
/ / | |''´ ,.:ｨ'7/ /,r‐=''"フ ＼. ..＼ .＼.＼. ＼ .＼
/ / | | / // /／ ／ ＼ ＼. ＼..＼ ＼.
/ / | | / / ﾚ'Z'′ ／ ＼. ..＼ .＼.＼. ＼
/ / | | /,／ ／ ／ ＼ .＼ .＼.＼ ＼
/ / | | ／,.:r'"´ ＼. ..＼ .＼.＼.
-、 ｀`ヽ､,,/ | | ''"´ ゞ.:.:/.:.://;;/;:;:;:;／⌒ヽ .＼ .＼ .＼.＼
､..＼ |,. ='" ヾ;::::j;;;|;:;|;:;:;:/:. .:.:| ＼ .＼ .＼
＼.＼ ',:::!;;|;:;|;:;:;:|:.:. . ..:.:.:| ＼. ..＼
＼..＼ ｀ｲ;:;|;:;「￣ ￣ T ＼ ＼
'､, ＼ ＼ |;:;|;:;|;:. . .:.:l ＼
.＼ ＼..＼ |;:;|;:;|;:;:::.:.. .: ::|ヽ ＼
＼ ＼ ＼ |;:!;:;|;:;::;::.:.:. .::|:;:| ＼
､ ＼ ＼ ＼ !;!;:;:|;:;:;:;:;::;:;:;:i;:;:ヽ
､.＼ .＼. ..＼ ＼ ヾ:;:;:ﾄ､;:;:;:;:;:;:/;:;:;:;＼
. ＼.＼ ＼ ＼ ＼ ｀`ー ─ '／￣.:.:.ﾞi
.＼.＼ ＼ ＼..＼ // j.;:;:;:/.;／:.:.:.:::::|
＼ ＼.＼ ＼ ＼..＼ i///.;:;/;:/;:.:.:;:;:;:;:;/
.＼ ＼.＼ ＼ ＼ ＼ /.;:;/;:/´￣￣「
.＼ ＼. .＼.＼ ＼ ＼..＼ i.;:;/;/:.:. . .:.::::! （_／
＼ ＼ ＼.＼ .＼. ..＼ ＼ |/:;/;:;:.:.:.:.:.:;:;/ /
、 ＼. .＼. ＼.＼ .＼. ..＼ ＼ |:;/;:;:;:;:;:;:;:;;:/ （
. ＼ ＼. .＼. ＼.＼ .＼. ..＼ ＼ ヽ､;:;:;:;:;:／ ⌒ヽ
､ ＼＼ .＼ ＼. ＼.＼ .＼. .＼ ＼ ￣
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
集団の攻撃を必死でかわしていた、毛内がいた。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＼ ＼ 丶 / / ／
＼ ＼ 丶 i | ./ / ／
ヽ ＼ ＼ 丶 i | / / ／ ／
ヽ ＼ ＼ 丶 i. | ./ / ／ ／
ヽ ＼ ＼ ヽ i. .| / / ／ ／
ヽ .__ ., --‐‐‐‐‐‐-- 、 ／＼ .／
ヽ . ／: : :＼ , イ´: : : : : : : : : : : : : : : :｀ヽ、 ／: : : : :＼ ／
／/: : :｀ヽ ヽ ／＿: : : : : : : : : : : : : : : : : : ＿_:＼: : ／＼: : :ヽ
/ /: : : : : : : :/---: : : : : : /＼: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ: : : : :｀ヽ: ヽ.‐‐‐
‐ｉ /: : : : : : : ://ヽ: : :／ ＼/: : : ＼´: :ヽ＼＿_人＿人从＿人＿人从／
|/: : : : : : : //: : : >´: : : : |: : : : : : ヽ: : ＿） （＿＿-‐‐‐‐‐
ー――――― . |: : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ） な、永倉っ！？ （
_____＿＿＿＿＿＿＿ .|/: : : : /: :/: : : : : :/: : : : : : : : : : : : ￣￣） (￣￣---------
. /: : : ／: : /: : : : : /: : : : /: |: : : : :.ヽ: : :ヽ／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼＝ 二二二
￣￣￣￣￣￣￣ . /: ://: : : :/: : : : :/: : : : /|: /|: :|: : : : ヽ: : : ',: :ヽ: ヽ: : :ヽヽ /;;;;;;;;|: : : : | ￣￣￣￣￣￣
--------./: :/::/: /: /: : : : :/ : : : :/ .|: |. |: |: : : : : :ヽ: : :ｉヽ:ｉ: : ヽ: : :ｉ: :ｉ |;;;;;;;;;;;|､: : ＼ ‐‐‐‐-----
: /::::ｉ /: :/: : : : :/:.:‐‐‐メ:上|_', |: ',: : : : : :|ヽ: :| _ﾑ斗┼-: |:|:.| |;;;;;;;;;;|:＼: : ＼
´::::::|/: / |: : : :/i: : : : /,才云冬､.|: : : : : :.|≧巧云=､:.|､: : :.|､| ヽ;;;;;;ヽ:::::＼: : ＼
:::::::,'ﾘ:/: :|: : : / |: : : :/《 {:::::::::::::j｀､: : : : ´.{:::::::::::::j .〃|: : :|､ ＼;;;;;ヽ::::::＼: : ＼
:::::::|: /: /| : : ｉ |: : :/､ 辷__:ｼ ヽ: : : |. 辷__沙_´||/ : :|､ヽ ＼;;;ヽ:::::::::_ヽ､: ＼
::::::|:/// |: : :| |:／: |_＼ ＼/ ／/.|: : : | ヽヽ ＼ヽ::::::ゝ ｀ゝ:ヽ＼
::::::/:/|:| ',: | /l : : | ヽ、 j U / |: : || ヽヽ ＼::::｀::ヽ´:::::|､ ＼
::::/:/ .|| ヽ| .|: : |. ヽ、 r ‐.‐, .┌‐‐‐≠‐‐.|: :,' ヽ ゝ ヽヽ___:::::::|ヽ: : ＼
:::,','. | ヽ┌‐‐‐‐‐‐‐‐‐.ト |.l￣￣￣ ,' /ｌ __ ヽ:ヽ: ￣ : ヽヽ: :}
::::|| |.|￣￣￣￣ |__｀.ヽ __＜ |.| /≠´__---ヽ、 ヽ| ヽ: : : : ｉ .ｉ: ｉ
_,.. ｰ ─=二.,,＿ ! ｌ
,, -;;ｉl!!'" _,,,.. -ｰ''" ￣￣｀ﾞﾞ''ｰ＼ｌ ｌ, .| .,i7
,,.;;シ'" ._,, -'''''"゛ ｌ, lｌ ,l゛!
,..!广 .'二ｱ" ._,, ‐''''^￣￣ ヽ ヽ iﾞ.! ,/
,／゛ _,,..ﾆ'"゛ .,..-'"゛ ｌ ヽ ! .| .， .ll' .lﾞ
'" ー'“ﾞ ／ ,, ‐″ l : ! .l| ,! i′
,..-'´ . ／ | l l.! l ｌ
,∠´ . ／ ／| lﾞ | .!l iﾘ
"゛ ／ . ／ / i ! !,!l /
,〃 ..i/ .／ / | | lﾞ /l
.,, ／ .／ ／ / . i .l | . l/
. ／./ / .,／ /| | .! ! .iﾘlﾞ .iﾘ
ｲ l| .ﾉ／ . ,-― -ﾊｸ-―ｽ ｀ヽ' /:::| i ...! iﾞ ,iﾞiﾘ il"./lﾞ
,i!/ .,/./ ./::::::::::::::::::::} ヽ ./::::::| . | .ｌ 〈 ￣l !/ .llﾞ /.!/ ｌ
,i′ .,i./ .i::::::::::::::::::::::〈 .ヽ /:::::::::l .i / /ｰ' ヽ、 ハ __ /
,// {:::::o::､::,_ﾌﾂ〃 /:::::::::::| / . / .ヽ、 r' ノ ! / ヽ
. ,r./ ｀＼:::::::::ﾉｹ /:::::::::::/ / / r‐' ￣ヽ／￣ ! ! !
ツ゛ .｀´゜{ ./:::::::::::/ / ./ / = ﾞ ﾊ ＿_ノ / j
′ /====ヾ/＿__,/:::::::::::/ / ../ ヽ = ﾞ / ! ｀ヽ-―､ / /
/ /::::::::::./:::::::::::/ / ./ ヽ__ = ⌒ _ノ / ノ
/ /:::::::::::/:::::::::::/ / / l｀￣ 〈⌒/ /ヽ ﾉ / ノ
,,，…ー―/ /:::::::::／::::::::／ / / ヽ-‐ヘ ヽr'_/ | | /,､__!
，,, -‐::::::::::::::::::::/ }::::::／::::::::／ ／} ,/ ヽ.j. | | ／ {
..／:::::::::::::::::::::::::::::::/ /:／::::::::／ ／:::::i./ | | _,.-､⌒
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{:::::::::::::::::::::::::::::::/ ／::::::::／ ／::::::::::::/ ｀¨ー ｀ー'iﾞ
.
＿＿___
{////r ,_｀ー---- ､＿_ ,. : ⌒ヽr---': : :ー'^ヽ- ､
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,. :': : : : : : : : : : :,. ´ ,ｲ:./: :/: /｀ヾ､ |:|: : :}: /ﾘ_i: :|: : !: :}: ＼ ､//｀ｰ ､ :,: :(::)
／: : :, ´￣￣ ´ //{/: :/{:/:::::::::::::::::ﾘi:.:/:::::::::､: :|: : !}: ﾄ､: :.ヽ ＼///＼/⌒''⌒) :,,゜ ' ,,,,,,,
／: : :／ // /{:./(.|:i::::::::::::::::::: j:/:::::::::::ﾉ}:/: :/l:./ ＼: ::. ＼/(:::::::::::::::!' (::::::)
,: : : :/ ／ｲ |/ヽ从. , /ｲ: :/ / }: : } }ヽ::::::::';''' ＼＿_人＿人从＿人＿人从／ 。
{: : :,' ／'´ {: i ､ u ＿_ ｲ:/}:/ /: :/ τ'::/ .;: ＿） （＿＿
|:/ｲ // |T￣＞ . (:::::: ﾉイ j/ /＿_,.. : : '´:／ )/ ） ガハァッ！！ （
|{从 ´ ,.ｨ⌒ヽｰ〈 }|__｀¨_｢-- ､__/: : : : : : : ／ 。 ￣￣） (￣￣
ヽゝ {イ⌒∨ﾑ ∧::::{::ト､_ /´￣ ￣/ ／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
/ }/ } / ＼:(__)::::＼{⌒ヽ､ f''`⌒( ,,,, !:(',,,,、
/ !// ＼ '，:::＼::::::｀ヽ､ﾊ､ ,!,,,、( /::τ ノ:::::::::::::::::)
, // ＼ {:::::::::ヽ:::::::::::＼:.、 !:::( ﾉ::`! o (::::::::::::::::::τ
/ /ｲ } |:::::::::::}i|::::::::::::::} ゜ (/ ⌒・ . ・、;::::::::::::;;.;`` ''
/ / | |;;;;;;;;; jﾉ;;;;;;;;;;;;/ : ,,、.. ／/ ノ' /／'''`'`'` `
/ /} | |;;;;;;;;;;{ {;;;;;;;;;,:' π /;::::::::(,.,.(;;;::::( ,,., ・っ
,' / j! ＿| |::::::::::| |::::::::{ {):::::::::::::::::::::::::::/ '''''` ` '`
/ ' / ＿＿,ｨ≦////｣::::::::::| |::::::::| τ !::::::::::::::::::::::::::::)／,,,,, γ :'`'``:!
/ / {//＞´￣ }:￣´:::::::::::::::: | |::::::::| |(::::::::::::::::::::::::::::冫 `'`' 、,:'::::::`:::,,,, !:::::ノ
' / ＼＿＿__,j::::::::::::::::::::::::: | |::::::::|__::：':'::::::::::::::::::::::::::::;(,,,,,,,、:::::::-ｰ''''`'`''''''''"
.
┏━━━━━━━━━━───
┃
斬られ、転倒した毛内へ、
┃
───━━━━━━━━━━┛
:,: :(::)
.. /⌒i /⌒''⌒) :,,゜ ' ,,,,,,,
_,,..､ .| / ,..-､ .. /⌒i (:::::::::::::::!' (::::::)
l l | /´ l,､_ノ _,,..､ .| / ,..-､ ヽ::::::::';''' ''`` 。
| i' '´_,,、 l l | /´ l,､_ノ τ'::/ .;:
.| し''´ 」 | i' '´_,,、 )/
.| ,,.-''´ . ..| し''´ 」 。 ' 、 ;: 。
| .| . | ,,.-''´ `'''`~''・
..l､_ﾉ | .| ,､ r‐'ｌ .r､、 ...f''`⌒( ,,,, !:(',,,,、
く＼.＼＼（＼ ..l､_ﾉ ﾞl.| ﾞl / lﾞ ,!,,,、( /::τ ノ:::::::::::::::::)
く＼＼＼,} Ｙ | │ ﾞl | |/ lﾞ !:::( ﾉ::`! o (::::::::::::::::::τ
＼ヽ' /_ ﾞl,,ﾉ '"│ / .゜ (/ ⌒・ . ・、;::::::::::::;;.;`` ''
く`一' /∨＼ .lﾞ lﾞ ,,、.. ／/ ノ' /／'''`'`'` `
｀￣¨丶､＿,／ //`ー⊥∠⌒＼ ヽ ＼,lﾞ...π /;::::::::(,.,.(;;;::::( ,,., ・っ
／ ___,ノ厶ﾆヽ. ｜ ):::::::::::::::::::::::::::/ '''''` ` '`
＜ ＿|＼_／r─＜９ク ｎ＼ |...τ !::::::::::::::::::::::::::::)／,,,,, γ :'`'``:!
) 二｀T¬=ﾆニ二辷|_} ｝ /_＿＿(::::::::::::::::::::::::::::冫 `'`' 、,:'::::::`:::,,,, !:::::ノ
- ＜ ｀〈￣￣￣´ .::：':'::::::::::::::::::::::::::::;(,,,,,,,、:::::::-ｰ''''`'`''''''''"
) `
／^⌒`Y´^＼ '´⌒`Y´⌒`
┏━━━━━━━━━━───
┃
隊士が一斉に躍りかかり、
┃
───━━━━━━━━━━┛
満足して逝ったという意味では救いはあったよ・・・・
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
「傷所書き尽くしがたく、五体散々、離れ離れ」
と記録されるほど滅多斬りにし、殺した。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
,,..､._,ii､ -,,..-'';,i' |;;;;;;;;;;;;;.;v―ｰi;;,,v-ｰ'" ,,-- 、
ヽ./ ｀ﾞヽ,;;;;__ゝ,, ..,,lﾞ;;;;;;;;;;./ _,,iiiﾆｿ一'" : ii、
、 _,,ﾐ/゛ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞ‐'―― .... r;;;;ッr‐'''''"゛ .y､_
;ヽ、 .,ﾉ７ ヽ‐゛ ,r''ﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,i‐'" ヽ;.|
'''-､ﾞﾞア'" {,ﾞ二､,,-､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;r‐┘ : :lﾆ;;． ＼人_从人__从从／
...ｌ′ :l";二ﾞ''''┐ ,l´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ-'''''-、 ＞ ｻﾞｸｯ！ ＜
._..． _. ´ ,〉;;;;;;ﾞ'ｰ､, . _,._..ﾐ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;7 ／Y⌒YW⌒Y⌒W＼
;;;lﾞ .ヽ;;￣￣;;;;;;;;;;;;;;;;;.! .l､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.! _,,
.､!､ .,i┘;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾉ^'''" ,|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,..;＞ｰ'ﾞﾞﾞﾞﾞヽ ﾞ‐' |.ｌ
..l;;;;ﾞゝy レ;;;;广'L;;_..ｺ l;;;;ン'ｯ;;;;;;;;;;.,,.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;./ ｀''､_;;;;;;;;| .,,, . ｌ､;ﾞ¬．
. ﾞ'''''″ .ﾐ､;;;;ﾞ''''l:ﾞ'" ` .、 ｀''" : l.;;;;;;;;;;lﾞ ﾞ'<;,v､;;;;;;;;;;/' .｀''''" !;;ﾞ''┐ .ﾞ'ｰ'"
,-シ､;;_ﾉ . _, ｀ .tナ‐'￣″ ‖ .｀'―ｰ!lｌ＼人_从人__从从／ !､;;;丿
;/ ,r./ l;/ '!┘ ﾘ'i ＞ ﾄﾞｽｯ！ ＜ ´ ,,、 ,、
,! .／ ,i";;{_ =!.!.ｌ ／Y⌒YW⌒Y⌒W＼； .|;;;;ﾞﾞ''''''";;.ｌ､
! ﾞL;;;;;ﾞ＞ マ , ､,,, `''".ｨ;;-一'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
..,i¬―''>.ｌ..､/ﾞ i'ﾞﾞ~ﾞﾞﾞ'-＼人_从人__从从／'''j .!､,,;l,ﾞ,,r‐ｰ､ ｀''-､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｨ
: };;;;;;;;;;;'＼_ ゛ .〈;;i ゝ､;;;;;;;;;. ＞ ｸﾞｼｬｯ！ ＜iﾐ;;/ ,r'''";;;;;;;;;;;;;｝ ._.. ;;i .｝;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､
.lﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;! .,ﾝ-. : '!''Ｌ,／Y⌒YW⌒Y⌒W＼; ! !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ｌ!´二..,,,＿,..--'''";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゛
.;;‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| lﾞ;l ,!;;;;/ .|'ﾍ, ｀''''''ｉ_;;;;;;;;;i;;,ﾞ ｌ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,! ﾞ'―'''''''^ﾞﾞﾞﾞﾞﾞ'l,,_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
..!､_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞ!-ﾞ;|,`''″ .,／;;;;;ゝ..r‐┐ i";;;;;;;;i┘ ゝ､;____,,／´ : ,ii;;,ﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
.ｨ";;;;;;;;;;;;;;;;;,,､;;;;;.! ---'''ﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ! .〔;;;;;;;;;;;;ヽ :lﾆ二'ﾞ'';;． .,.. -ﾆ＝''"゛ ./;/''''i;;;;;;;;;;;;;;;;
.ｰ'ﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∨;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ｌ;;;;;;;;;;;;;;;ヽ, ヽ! "'" .． . l-ｘ,;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.;v ..,,,,､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞ'―- -ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞ'---､ " .'|ﾞﾞ''､
.ｌ´|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.ﾝ- ／ ゝ-..､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;¬';;ナ' l7 l
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┃
最後まで残った服部は途中から、
脇差も抜いて二刀流となり、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━┛
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｀ﾞ゛‐＜三｀;ヽ、────────────────────────────────────────────
、___ヽ､{;;;;r≠ヽヽ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＼;;;;｀ヽ､､ヽ‐‐´;};,ゝﾍ≠､＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿.|＼ /＼ / | ／/ /＿＿＿＿＿＿＿
￣ ＼;;;;;;;＞´/｀ヽ､ゝ｀ヽ､}￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＼;;;;__ヽY´;ヽヽ____}ゞゝ､＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＼ /＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣｀ ├-ヽ⌒,ヽY⌒ヽ/;;;｀ヽ,￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣∠ えええぇぇぇいっっ！！ ＞￣￣￣￣￣￣￣
￣￣￣￣ .└‐┘´ ゞ、 ｀ヽ､_/￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ／＿ ＿ ＼￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿|‐‐---､ゝ __＿--- 、＿＿＿＿＿＿＿￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿∧ , - ､＼ ／ ＿＿｀ニ＝=――＿＿＿＿/／ |/ ＼/ ＼|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
──────────ヽl ヽ´／ ／─────────────────────────────────
───────────| _／ ／ __ ,___────────────────────────
───────── /´￣´ ／ ／｀ヽ、---´￣ ￣￣ヽ{;;;;;;,'｀ヽ/ﾞ⌒ヽ,─────────────────────
＿＿＿＿＿＿＿＿＿ | ,イ￣￣ヽrl´;;;;;;;／ __--――――≠､‐‐--L､ゞ,'_}三､――- 、_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣/ __.／⌒ヽ´ヽ、￣＼ ＿_ _ヽ＼ ＼‐ }-.{;;;;,'￣;;;;r-- ､ __ ｀＜￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿ ／ヽ ､￣､ ＼ ｉ￣＞／￣ ｀ヽ:.:.ヽ´ _＞ヽ--´ __ヽ￣;;ヽヽ- ´ノ ﾞ｀ ヽ ｀＜＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
──────￣ / || ヽヽヽメ＝､ ＼:::::ｉ .ｉ:.:.:.ｉ-´￣ ‐-′ ヽ-＼三三＜ ＼ |──────────
───────./.／||ヽﾆ､､ｲﾅﾌ ./ ｀ヘ､ ヽ---,‐t< ´´───────────￣ ＞ 、 ＼──────────
＿＿＿＿＿＿ ,/ ´ |ヽヽ'_、っ /-<_≠::/>ヽ _____＼＼ ＞ 、 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼｀ヘ ヽ::｀ヽ:::::::::::,':::::::::＞―――￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＞、￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿r---＞ヽ￣ ｀ ‐‐ﾍ、＜:.:.:.:.:.:.＿＿_|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣,';;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ヽヽ´::::＼:.:.＼＜´/ ﾍ、￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
原田を釘付けにし、島田や岸島などに
手傷を負わせる奮闘を見せたが、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
, =-―‐-=≧__
,ｨ'´r'r' ,r'´＿ ｀ｰ=、
,r' ／^Y´´ ￣ヽ ＝=ヽ
Y´ ｀メ、 ≦__ヲﾍ
. j , ___ ﾒ、ｱ ,,,,;;ﾍ
〈 __＿ ､j 〈,r=:´，::::マー≧ヲﾍ;;;i
{´::{::・::爿=ﾍ:::::::::_;ノ´￣アr'ヽ};;ﾊ て、手強いっ！！
_iー＝´ j ￣ !.P ﾒ;;;;ゞ
i | ム丶 ┳ }メ;;;;;/
!_|. }:::::ヽ {;;;;;ノ 鬼神かこいつ！？
ﾍ ､- ＝ 二ヽ u .j;;;/
ﾍ ヽ' ￣ __ ﾊ /;;;ﾄ、
ﾍ Ｙ ￣ _／ /:::::::!::＼
∧ ｀ 二 ／::::::::::!::::::::＼ー‐--x＿＿
/ ヽ ＿ ,, ＜::::::::::::::::ﾄ、::::::::::＼::::::: ＼ ￣＝--x､__
Y i:::::::::::::::::: |:::ヽ、:::::::::::ゝ、:::: ﾊ ￣:::::
. ,| |:::::::::::＼ ／ |::::::ハ:::::::／ヽ＼::: } :::::
／| , ﾄ、:::::::::::::Y::::: !:::/ ﾍ:::/:::::::::￣:::: .:: ::::::
／ !. { l::}:::::::::;,,,._ !:/ ∧＼:::::::::::::::: .:::. ::::::
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
多勢に無勢、
全身二十余太刀も斬り込まれ、
塀際へと追い込まれた。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
l |
l | ,fﾁ´二ﾆヽ、
l | ｰｧ=ﾆ￣ ヽ‐' ￣￣ ＞ ､ ／二ﾆヽ
l | ,ィ::::::ｱ￣￣ ‐ぐ二＿＿ﾐ､
l |. ＜＿__,/ ／ / /ﾄ;―-:::::::::＞､
l | / ,ｨ/ .／／ ./ / ＼,ｸ|‐--､---､::::＼ ,ゝ､
l | ﾚク,イ / | ///,ｲ , 、 ､ﾊ. | ∧:＼:::ヽ ｀ﾄ､::ヽ .|はi
l l. ／彡ィ ,ｲ {. i { ≧tﾚﾊ jﾚ斗也. K ﾍ､:::::::ﾍ ﾊ ＼} i ぁ.|
|,､ | 'ｰｲ / l / | ﾊ | 寸:::::::::::::::::○::::: k ＼ﾍ＼::::ﾍ ﾊ ゝ‐'
γﾄ㌧ユ.// ﾊ' ､ |. ヽ| |、 , λ.| ヾ、＼ ｀＜ヽ ﾊ
{ヽ-ﾐ}|:::j/ _/ ヾ ﾋ| | ヽ (ﾆ) ┳ ｲ l ﾄ､ 入 ｀ ｰ ﾊ
{ﾆﾆヲ:/ｲﾉ＼.;:#;:;:; / j jヾﾄ ≧≦:::ﾑｲ . ﾄ､l / ﾄ､ ﾊ
ゝィ |':.:.} ＼ ｀ ー ﾑｲ }フOニニﾆO_| | ヾ ./ .| ﾍ ﾊ ,ゝ､
/ |:l |/∧､ ＼ // ﾊヽﾍ:::| |:::/入| ﾊ {. ｜ ,. ﾊ .|はi
. / |l l':.:.:.:}｀ンｰ=ｪｪﾑ' {:.:.:.Xﾍ:| |ムく`ﾊ ､;:#;:;:; .| ﾊ i ぁ.|
, . {l |:.:.:/／ | {:.:{ , ﾄﾐく:.:.:＼:.:.:>〉-} } ＼ .| ' ， ゝ‐'
/ .|l |:.／ | ヾﾍ､ ヾ､｀＼＿`く:.:.:/,ィ,ｲ ＼_|＿＿_,
ｉ , ｲl |´ .| `}＞イ￣＞,o＼}:':.イ ヾ､､ }￣￣ i | }
. l i. /l.l l | /:::ﾉ:::::::::::::::::}:.:.}}:.:.:ﾑ. ﾍl＼､ ヽl | | |＿,ィ＝､_ ,rチ
. | | | |.l | / | ./:::/::::::::::::::::::::ｉo/ﾑｲ:.ﾊ. ﾊ|:.:.:＼､ﾊ､ .| | ,｜￣ ｀ー‐'⌒
γ/| l j l l |. |. ,ｲ:::/::::::::::::::::::::::j勹}:.:.:.:.:.| j:.:.:.:.:.:.＼ヽ l j j
l::| ヾ, , .| l l , ,ｲl:::，:::;l::::::::::::::::/://:.:.:.:.:.:'ヽ{:.:.:.:_γフ{ヾ}. j/| ,ｲ/
l::l λl. | |､_,| , /ﾊ |:i::::;;;;|:::::::::::::ﾑｲﾍ､:.:.:.:.:.:.:.:} Y´ ￣ Уl / .j // //
j/／ ヾ l/ーﾍ |＿_//:::|ヾ|:::;;;;;::::::::::::/ヾ､:.:ヾ､:.:.:.:.:.:l {ヽ＿_／' レ,/' ／'
'⌒ｰ‐'"＿＿. l////l／ﾉ:.:.:l ﾄ､:ﾊ |:::;;;::::::::::::/＼:.＼:.:.:.＼､:.:|ヾ,￣￣ //| ／ '
､ ｀ー―-- .j////|:.:.{:.:.:.:| |::.ヽ::|:::;;:::::::::::/入. ＼:.ヾ▽ｪﾍ:|:.:.:rt､ _／ ' | ／ '
／: :-ｧyﾍ: : :＼:}ー-;
r ': : : :／: :/＾ｰｧ/}; ﾚ:_:ｰ:┐
/-‐: ／: /:/ ノ/ ＾"ヽ:､:{
／/: : /}: :/ｰ'-- {:/ ';: ﾊ
}:/: _:/:ﾉ /;孑斧ｧ}｢｀ rｰ-j:ﾊ:}
/ / V: ｛ ＼､ {斧ｧ{ }
V{ 'う Ⅵ ｰ 乂 ; { まだ油断するな！
. /:入ｰ- ﾍ{ __ ´
{/: : :}ｰ┐ ┳ ／￣≫ ;
. Ⅵ : { ;, {＿__ _/ / 槍を出して遠間から仕留めろ！
-‐====‐-ﾐi{ ` 、 ′
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7TTトイ l＼|,ｨ≦芋芋ミ､ ,≦芋芋癶'亅 ｀7TTT´
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三≧く l |ト-ヽ ' ∠ イ |I ────どけ .I|
三二ア 二二ｌ |:＼ .／| ゞx､_ _＿,,.. _ _＿,,..＿,,..．ｨⅣ
三=/ /.::.::.::.::.::l |::.::.|}>､ つ イ 〈{| l::.::.:｀ =≠彳⌒¨ヾ=≠⌒¨¨⌒¨￣
三/ /.::.:::.:::.:::.:::ｌ |::.::.|}〉 ト ＜| 〈{| l::.:::.:::.:::.::.:.＼＼三三
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_l＿l＿l l, l l l { l l l l l } l l l l }, ，
| ﾊ l｀{ｰ-|-､!＿|,l ｿ リ､_!＿,l |,/}-''´ｲ´ | | | ﾊ }
| ,{ ,ィ======､', | ヾ, / l_,,./==､l ,ｲ | | l/! l , |
|/ィ/ ,.:￣:ヽ , :! /,..:―:､ ＼ﾊ , ｲ. l/,l , l !
| ヾ{ {::::::::::ら ヽ {:::::::::ら /ｲ! / ,'} //l /､ ﾘ
| ｀ 弋z_（ソ 弋z_（ｿ ' | / / l // '///＼ さ、斎藤！？
| `ー―‐::::.. ..::ー- ' / /ｲ / / /､/〃/// ∧
| ､:. / ,ｲ /. / /,ｲ ﾞ////////l
| 〉 ムイ ／ ´ l ＼//////! 女と逃げたんじゃ……！
| ┳ ;:#;:;:; / ／ l | | ｀ヽ､lV
|､ (＝=-- ﾑ,イ | | | V
| ヽ､ ,.イ | | | |
| ＼ _,. ´ | .| | | |
|77ｭ､ ｀ ､ , ´- ､＿__|. | | | |
,' ,' ' ,':::::::::::::', ド､:::::::::::::/ ／ :/∨
:/ ,7 ,' !::::::::::::::::ヽ {. iｿi;:::::::/ ／ /
,',' ! | :::::::::::::::::::＼ ゝ:'ノ:::::/7/ ／ j/
,',' , ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈 ﾚ／
!i. i ! ヽ …………そうか
. |.| | .i ┳ >
. |.| | |! ／
. !.| | | ヾヽ , ' あなた最初から
..i│ ! ! , ｨi 新選組の間者だったのね！
..| !. ｌ i_ ;:#;:;:; .／ i || ┼〃
.'. i !.| . i:ｭ ､_ ／ i || ´「
.| , | | . ｌ:!i ￣1i i || //
.| i | | . l !| |:| ! | /
.|.i .! i .| !! .|:| ! |!
.
, イ 〃
‐=ﾆ二二ﾆ=‐ ＿＿ / ＼￣￣￣ ≧ｭ､ / ／-− ､
... ,x≦三三三三7三‐=ﾆ二二〃/ ｀ ＿__ ヽ ___r┬―‐┐ ＿＿__
: : :.:.:‐=ﾆ二二ﾆ/ /／ ＿＿＿_/__/ / | ､ ヽ /＿{___!‐‐l―!‐=ﾆ二 ,x≦:::
: : : : : : : : : : : /／ //////// / / / / ゝ ! ヽ ＼二二} l‐‐‐!¨ |__＿＿,x≦＼＼::
: : : : : : : : ---/ ／//／/// / // / / } | ヽ: ﾍ‐‐二ﾆ=‐__人人ﾉ,x≦::::::::::::::::::::ヽ
: ‐=ﾆ二γ / ///／////,{/ /≧ｭ､/ / / / / | | i ‘，∨ / {,x≦::::::::::::::::::::::::::::::::
.ニ三三ゝ / /////////// :! /:::::::::::::::::::/_ {＿＿|__/､ | | i ,x≦¨¨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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: : : : / ¨¨¨￣/,//// / / ゝ=ﾆ‐‐､ , ｀ ´＿/ ／ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : ／::::＞‐=ﾆ二
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// ／ ／≦三三／ / ′ |＼ /＼ / | ／/ /::::::::::::::::／ __∨¨∨ ‐‐‐‐
/／ ／三三三〃 ／ / ＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/::::::＞´ _{:::/∨ ∨／／7‐=ﾆ
. ／三三＞ ´ ／ ／ ＼ /＞ ´_____,x≦::i:::::＼＼__l_∠_ノ:::::∧
. ／＞ ´. ／ ／ ∠ この奸賊がぁぁっ！！ ＞¨ //:::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::＞´
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／ ／ ￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣ ヽ／:::::::/:::::::::::::::::::::::＞´
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/ /:::: |/ /ﾑﾅ-'ﾞ´ / /::/ ／::::.. :::|:::
// /::: ﾑ- ﾆ/7ﾞ/:::::... /／ /／::::.. ＿ __:::|:::
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/／ ﾞ´ 弋､;;ノﾉ ﾞ .:/ /
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.::l | .:.:.:/l:.::/ /.:.:./＝= ､ .|.:l l::l.:. / .://.:! l:::! | | ∠ あなたたちさえいなければ！！ ＞
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.:.::l./| ! ! .l:/ ', !::I:ﾉ 〉 l ﾊ. , ィ"´77.:.:.::! l:::! | ! ￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣
.:/ l ! ｀二ﾆ ‐-イ ',. /⌒V /l.:.:/ l:::! ! ,′ 二 /／ |/ ＼/ ＼|
.::/ l ! `¨¨´ ""´ ',／リﾉ/ / .l:/ ! l:! ,′ / __ _ ＿＿＿
/ l ! ､_/ / / / / ／ ‐‐ ‐ ── ───
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:.', , -‐ r‐- ､ ノ ,′ / / |＼ /＼ / | ／/ /
:.:.'､ ／￣`ヽ:::::.`丶＼_ ´ / / ／ ＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/
.:.:.:.ヽ l ',:::::::::::／ ハ / ／ ＼ /
:.:.:.:.:.:.＼ | ',::::::/ ／.:.:.:V ／ ∠ 平助はねぇっ！！ ＞￣￣
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ ﾄ､ l::/ ,. イ.:.:.:.:.:.:.:.:V ／＿ ＿ ＼二 二二
＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ ` ` ー‐─ｧ′ イ |.:.:.:.:.:.:.:.:.::| ￣￣ ￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣￣ ￣￣
三＞ -- ､__／ ヽ､ _二二イ.:.:.::l !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:! __ /／ |/ ＼/ ＼|＿
フ 三三三/ ￣ /.:.:.i.:.:.:.::l !.:.:.:.:.:.:.:.:.:.! ￣￣ ￣￣￣
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＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣ ＜ 新選組にいたのよっ！ ＞＿＿＿――￣￣＿＿￣￣＿＿＿￣―＝＝
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:| │ .lﾞ ! 二ｶ_」ｺ , / , //, l ヾ!: :" .＿＝＿＿ ヽゞ,:;*ヾ"`丶 ┼
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.ヽ‐゛ ,! 」! |t､::::::::::::::::::::::::::ｲ //,ｲ!′ =≡ ::|丶 |i ＋ +
/ j /l」 ! , ､__ ｀/／,ｲ/ ,, -‐ ─-／! / ::/ ﾐ .ﾐ
/ lj j ﾊ Lヽ 二´イ i´ l |"´ ／´￣／／-── =≡ ::/-,､_ | |ｌ / +
-‐-=ﾆ二/ ,' / _/ ﾄ､ヾ>ｶ{ﾆｺ71├:‐' ﾞー-､ _／ ,．-‐''" / :/´i|￣.i| |i ´
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／ , イ,r'"/ /ｲ /::::::::::::::::::＼r'^^krk^^ﾘﾄ､:::::::::::::,ィイﾊイｲｲl|{:::::/ / ::/＼´ i|j| ,/ ' ／
／ ／ / ,/ ,／ ﾚ′,::::::::::::::::::::j､ j! ＿ ノ^ス Yﾉｲｲ〉! =≡ ::/ ＼ j.i| ,/;:";:|;,/×
/ ／ / ,/／ ／j/､::,':::::::::＿::::_/ ＼_＿_ノと´ｨ r ,r‐厂イｲｲｲ/ ／ / ::/＼￣ . i| ,/";:`, ､ 丶
/´ / ／ ／ｲ^/ ﾄ＼,イ＿k〉､:::::::::::イﾊ､ /´ししl_/￣｀l/ソ ´＼ / ::/ ＼ i| ,/`,;:ノ`,
/ /l／ l/ | |_」ﾄ､:::::::＼:::::::ｲﾊ〉 ﾄ､ ヽ =≡ ::/ ＼ .j| /;`,;:+,
,/ /´ | ﾄ､ / ＼|＼ l/ ﾄ､:::::::::＼〈j/ j/ | ,/ ::/ ｀/ .／+``,‘
/ / ! ﾄ､＼/ ＼ /:::::＼:::::::,ｨ巛＜ﾄ､＿ | / ::/ i ＼/.／ ,'、:'´
|／ | / ＼＼ ／::::::::::::: i /ﾊ /＿／＼ l// ::/ ＼ ./ ,r､
l/ ＼l |＞､::::::::::: ＼/＼ _j ヽ _/¨`ｰｭ､ / ::/ .｀゛ ,i" ./.
/厂 ｀ヽ:::::::/::::::::::::｀ﾄ ＼_ソヽ_/厂＼/ ::/ , / . /
／::::::::::::::::＼/:::::::::::::::::ﾘﾊ_ソ ,r‐{ﾊ´ ヽ/ ' . ／ /
／:::::::::::::/:::::::::,´::::::::::::::::|/^ﾄ､ゞ､/_//^ヽ ! , k 〉''ヽ ｒ'" ／
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
斎藤の抜き打ちが服部の大刀をへし折り、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
r 、 _
(0) ||: | ＿〈:_]_
|ﾐ| ゞ ゛ | ||: | | ::| [_:〉
|ﾐ| 'ﾞ ,' | ||: | ＼ﾞ|
|ﾐ|＼ ||／
|ﾐ| ', , ! | ! |l:＼
' ., ﾉﾐ 、 ＼ ,' , ! | ´ ／ ＿||: |＿
[｀二´.《Ｙ》.｀二´] ＼ | ∠..＿ ＿》
|ゝ-ｲ| ＼ '┼ 、| ,× ／ ´ ￣￣|l: |／|
| |:」| | ' ＼ 、∨/／ ´／ |;￣ ＿|
| |:<| | ヾ ゞ` ";,´ﾞ |;,／| |￣
‐ ─ ─── ──＞ ＜─ ─── ── ‐ |:／
´ , ''/ ,. '＼ ,i＼
' / 、∧ﾍ＼ ､＼ /:| 丶 |￣|／| ＿
/' 、| ,× ＼ |/＼ ＼ |／|＿||￣lf
, ／ | ＼ ＼ ヽ |￣ ＿i{
' , ／ ,' , i | ､ ＼ ＼ 丶 ￣￣
', / i | i 、 丶 ＼
| ＼/ハi/
, ' |
ﾞ | ＼Vﾊ
＼j
┏━━━━━━━━━━━━───
┃
そのまま胴を真っ二つにした。
┃
───━━━━━━━━━━━━┛
＼//＼///∧ ＼////＼ ミ 、 __. イ ／ ＿__ ___
＼//＼//∧. ＼///∧ ヽ.） , - ‐ - 、 γ´ ／ ／ ／ ／／
＼//＼/∧ `＜/∧ /´￣ヾ´ ｀ヽ ヽ,'⌒', / ／ ／ ／ ／／
￣￣￣ .}::}`/ヾ_ / ／ ｀ヽ ヽ ', ハ ﾑ ./ ／ ／ ／ ／／
l::ﾄ'::/::::}_ /ノ / i ト、 .ﾑヽ ﾊ .}ノ }-、ﾑ / / < ／ γ⌒
l:::::::::::/:∧ ,／ { .ﾊ iﾘ ﾏ i ｨ彡ミ、i┐ ﾉ:::ﾑ ﾑ ./ / ｡o≦
彡三｀ヾ::/＼＼ .l i! i i,::::::::::::::::::::::::::.iﾂ .∧::::;ﾑ .{ / ／
/::::::::::::::::::ゝ. ＼＼ i.ﾉi ﾊ.ﾑ:::::::、::::::::::::: .iヾ/ ＼::::`:.、 / / ー- ´
∨::::::::::::::_ｌ. ＼＼ ,∠} ﾑ. ゞ_ヽ .i i .{￣.ﾊ `ー ≧ / /
/::::::::::::::/ ._＼＼-ﾉ/／＞ _ ,イi ﾄ┴ ´ 〉 `ー- 、γ⌒´
/:::::::::::::::,'、 _,=-‐/ .X X }:i￣}:／:::::::j i/¨ヽ ./＼ ＿＿＿--ｰ''~二=--‐
,'::::::::::::＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ←- ..,,＿, ''ﾞ''.'''''''"''''''¬／ _,,,,,........---‐っ
l::::::::::::::::::::＼ ￣^"''''‐ｰ-―'''''''''^ﾞﾞﾞﾞﾞﾞ´ ´ .........ii,i....--ーヽ""￣´ ,..‐^゛
{、::::::::::::::::::::::＼._,,_,, ．--;;i,,. .__,,.. -ｰ'''"ﾞ´ ,,∠-″／
／` ー ‐ - ＼￣￣゛ _,,,ﾆ｀-!“゛ ,..-'ﾞ!'",／
--＝＝二二二―‐ ----―'''''"ﾞ´ : ,,.,､_,, ‐" .'" rー--
＿_, _i,,i --ｰ''''''ﾞﾞ´ , / ﾞイ、 / ／
.,,｀-｀-!ﾞ''冖' ﾞ二二ﾞﾞ不￣ ,..イ"‐" 、 } / /
'''"゛ ──＝＝lj√ , ',,､ ‐" .'゛ ,-'ジﾞ ｀ヽ、 _＿,､ / /
._,,,,.. -‐'''"゛ ,,ｨlﾘ'" ,..y,.． ,i/'"〉X∧ー、 } / 廴丿 ￣￣￣＞
-ｰ'''″ ,.../ . ／ ´''".,r'"ン“ ″／/////X∧ .ﾑ / -≠ﾐ ζ
/./ 〈 _.ｨｆ/'' ／ ,ﾉ ／::::::::}. ＼＼X////＞´ﾏ ﾑ / ／ ／ ／_..､ rー ﾗ
.,' ,′ ,／゛ /ﾞ, ＞'" .,.彡"::::::::::::::::＼ ＼＼￣￣ ﾏ ﾑ ¨´ .／ ／/ γ´ /γ´
/ { ,.. |", ／ _ノン'" .r!" .＜::::::::::::::::::::＞:.. ＼＼. ﾏ ﾑ .／ ／ / / ノ / ヘ
./ l _ ,／゛ '"゛ ,.;;ﾂ'" : : : : :_: - : _: : : : : : : ＜:::::::::::::::＞:. ///＼ ＼ ﾑ ´￣ γ´ ／／
.,′ l , -,..;;l!ﾞ ／ .,ir'"::{::_:_,＞ ´ ｀ヾ : : : : : ｌ:`: :＜::::::::::＼///＼ ＼{ イ／
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┃
倒れた服部は動かなくなり、
┃
───━━━━━━━━━━━┛
;=))::. ,,='‐;;;;''-､::
,,-'ﾞﾞ ,)':: ｌ;;ﾞﾞ;;;;;''''/;;ヽ::
,ノ;;;／:: ,,,..'.ゞ-'`,;;;;;;;,-‐,/:::.}
.,-'＿ﾑ,,,,,--';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;<;;:: ´
'-:::::;;;;;;;;;; ;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;"`l::: .＿__
<:少 .￣`ｙ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ__ _圭心,
./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.‐ｭ,,;;;;;;;;;;;;;`-'--,i';_.,
__........_.,!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/::: ￣"‐―--―.'-,,_彡
,.......xｭｮｮｭｭ.、,....ｨ升圭 .r';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/::: 少 「|
`寸圭圭圭} 寸圭 ./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:'i:::圭K._ | l r ｎ
｀¨¨¨¨´ ,佳圭 .／￣ヽ､;;;;;;;;;;;;;;;;'i:::..圭圭} | l |_| l
{少r:ゞミ ／;;;;;;;;;;;;;／"ｌ￣￣|:::¨¨¨´ l ヽ└' ＿「ｌ「Ｌ. _
{圭 .／;;;;;;;;;;;;／:: .|;;;;;;;;;;|::: | lヽ ＼ └‐┐i r‐┘ ○ ○
.／;;;;;;:;;;_-":: |;;;;;;;;;;|:: | ｌ ヽﾉ L| |
. l;;;;;;;:ｒ"":: ヽ;;;;;;;'i::: |_j └‐'
..|;;;;;;;|::: ヽ;;;;;;'i:::
.,|;;;;;;;|::: ヽ;;;;;;'i:::
.,ｌ;;;;;;ｌ':: ヽ;;;;ヽ:::
. r';;;,;/:: ヽlllヽ:::
./;;;;/:: ヽｌｌｌ）:::
. /^'ｌ'::
. l;;;ﾉ::
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┃
呆気無いほど言葉も無く、死んだ。
┃
───━━━━━━━━━━━━━┛
＿rｘvｘvｘvｘｬ―- 、
,ィｆ＞^厂{爻}勹⌒＾下ミ ｀ヽ、 ：'
'：rrfﾌ::.::.::.:_｀ー'＾ー'::.::.::.::.::.::.::ヽ>､ヽ
＿fｦ::.::.rｘtﾀ^⌒＾⌒^X≧z::::.::.::.::.:::圦ﾊ ：'
'： //r‐ｖ':r彡 |l| l|l| l ｉl ｌi l l| !l| ｌ|ﾄミｋ::.::.::.:Vfハ
{〈 ィ/＾ ,1ｌ ｌ|l !|l| |l|| |l | ｌ | ｌ |l| ! |ヽ>、::.:V! l| ：'
｀７/ // ll| |l| |l!| |l!| ｌ| ｌ | l | |ｌ| ! |//＾ヽ:/⌒》
'： /丁7 ｌ| l l|l |l| |l!| |l!| |l |l l|ｌ | |l| | |ﾄﾐ=彳|厂´||
ﾚ⌒l| ｌ| | |l| !l| !ｌ| |l | || |l |l| | l|! | |ﾚ⌒ヽ|ﾚ⌒! ハァッ……ハァッ……！
/|ｌ |ｌ！ |仆ミ｣ｌ ｌ| ｌ |､｣ 斗 ヒて {{ィ/77ﾊ＼j ：'
'： //lハﾄ､ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: '/// l |! | |
/// 7∧ヽﾊ .::::::::::::::::::::::::::::::::::: //ﾊ /! j l | | ：' …………返せ
〃 // ハ/小. ､. " ／〈// l｜| | ! | ：'
″{ { ,' // |l ヽ、 f⌒ヽ u ／// ハ | | | ﾄ､ , =彡
⌒ヾﾒ､/,'＿川 |｀丶､ ､___ﾉ , イ // ,ｌ lﾙ' l| | ∨∠/三
:―::.::厂:.:.:/// |!| l|l /｀fT!＾ヽ￣} ' / | |l ＼_!｣ / 彡竺三
ー=彳:.:.:.///:｀Yヽﾙﾍ /」ﾄ､／:/ /ﾊ/⌒7:´:.:.:.:｀ヽ三三三
'⌒Ｖ:.:.:.:.{ l {:.:.:.:＼ <ヽ:.:.jj:.:.:.:./ //ノ:.:.:.;':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼三三
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{::::// i:::i .|::::::::::X<´ ｾﾒ､::::::::ﾊ
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/ ﾉ::/:::／// / ／ ／ ヾ::八
／┌:::/ .∧i /ヾ ／/ ／/ ゝ}｝ ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
/::/ /:::∧7 / i li ／≧.|─／-/ i ', ) ＞
::/／::/ XXil ﾄﾐ |V/ｲ（・）|／ﾐ>,,/ ./ /| i ＜ 返しなさいよっ！！ ＞
Ⅵ::::/ ∧i ヽゝ ゞ≧ ::zリﾐ､ i /_/_.|ノ l < (
/::::/ / ﾏ ＼ ＼ミ ヾ | .／∠= i ヽ i ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^＼
> / /∨/ﾊ ＼ ＼ _'.､ i／ /／（・）ｶﾊ ,' l
::/ Ⅳ/ ∧ﾊ ゞ＼ ヽ ／ ゞ彡.// , ﾘ
/ //ﾊ ﾄﾊ∧ ￣ヽ / ｲ ／ /八,'
／:/ム il il::::::.ハ , ｨ=- -=ｫ, ／ .／ ./／
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:::::::::/ﾐi iﾊ ヾハ:::::::://￣∨/::::/i il il / ハ ＼
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＼ヽ人_从人__从_人__从__从_人__从人__从_人__从_从人_人／
≧ ＜
≧ あなたたちが無理やり連れて行ったんでしょ！！ ≦
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ｉ ｀ヽ＿ ---- ＼
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イ// ／,′／ ､ ヽ .ヽ/∧-----､ i
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〃 ／ / / / ｉ / ヽ ! ｉ }//}∨/////ヽi＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
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. _∠ - ´ | //} | ! ! ! / } .! | | |/,-、/＼ヽ/// ＜ 返せっ！！ ＞
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＿ --、ｉ / ｉ ∧ ｀ ヽ 、 ! .{ ! /| /＿--丁￣ ヽ ∧////} ＼／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^＼
/r ､／＼／｀ 7 / | ヽ::::::::::::::::::::: // | ::::::::::::::::::::::::: | ／_ヽヽ//,}
＿ ｉ /:::::::::::::::l:::::::/// ヽ ヽ::::::::::::::::〃 /:::::::::::::::::: | ///,∧}//∧
―￣ ｉ::::::ｌ::::::::|:::::〃/--/ ＼',ヽ ／ /| | /三// |//∧＼
＼＿ ---t‐ヽ::ゝ＿|／- _／/ ∧ ﾍ ´ 〃| /| ヽ--′ |,/ ∧
＞ 、 ヽヽ--＿｀ ラ ／ ∠rv-＜＞ 、 ┳ ＿/-/ / |丶-- / ∨ ∧ ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
ゝ ＼ヽ二＞ ／ __／:.:.／ || r＜｀￣ ｉ ｉ 〃 { ∨ ∧ ) ＞
ヽ 入 ＞ ､ ／ ／:.:.:.:.:.―┐―‐Y ｀ヽ､ / | | ´ ＼ ∨ ∧ ＜ 平助を返せぇぇっ！！ ＞
| ＼ /￣:.| ／￣ ､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{ / ｉ ｉ || | / ヽ＿ ∨ ∧ < (
｜ ヽ:.:.:／L__ヘ ＿_孑:.:.＿＿∨{＿__ ヽヽ 〃ｉ | | ＼二二二 ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^＼
. | ゝ:./:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ:._＿:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼―＝ヽヽ | | |.ヽ |
| // ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ:.:.:.:.:.:｀ヽ:､:.:.:.:.:＼ ヽヽ | | ヾ ＼|
| |｀ ＜、/ / ',ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ 7､ | ヽ ＼
｀ヽ ./ 7 {､ ヽ＿＿＿＿＿＿:.:.:.:.:.:｀ヽ:.:.:.:.:.＿＼ ｉヽ ＼ ヽ
| { ｉ ｀ヽ ヽ{:.:.:| |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.￣￣:.―――― -:.ヽヽ ＼ ＼
| | ', >:.:.| |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:.:＼＼ ＼ ＼
| | ', }:.:.} |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.:.／ ヽヽ、 ＼ ＼
￣ ―‐ ', ヽ＿＿/:.:〃:.:.:＼/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:／￣ ヽヽ
ﾍ ',:::ﾍ|:::::::::l:::ﾍ::ﾊ:::::＼|:::::::::::＼:::::::＼:::::::::::::::::::::/:|:::::::::/:::::::
', ＼:ﾍ::::::|ヽ:::ﾍﾊヽ:::::｀ヽ_::::::::::＼:::::::＼::::::::::::/::::|::::::/:ﾍ:::::
', ヽ',ヽ| ﾍ＼::::ﾍ ＼:::ﾍl｀ヽ:::::::l＼::::: l::::::: /｀ヽ|:::/::::::::ﾍ:
＿_ヽ ./ﾍ .ﾊﾍ:l ＼:ﾍ. ＼ﾍ ｀ヽl::::::＼::＼::l＼::::|/:::ﾍ＼:::
｀ヽ￣./ ハ:::',ﾍ.. ｀ヽ. ＼ ｀ｰ-l:::＼::＼:::＼ ',|ヽl
/. ＼ ﾊ l:::::::..
. / ｀ヽ l:::::::::::... …………やめろ、斎藤
/ ﾍ ｀ヽ _／:::::::::.. U
. / ／'';;＼ U
｀''ｰ-=,,,_ ／ ';;;;;＼ ＿＿_ ＿＿_ 伊東たちのせいだけじゃない
'／ ';;;| .＼ / 藤堂も、僕たちも……
, r ' ´ |. ＼ ｀￣￣´ ｲ;;;
K | . ＼ ／;;;;;;;;
∨ | ＼ ,イ''''''''
. ∨ | ,r‐='｀ー― '｀ヽ
∨ | /;;'ﾍ . / / / /＼
∨ | / ∨ ./ / / ＼
__ -‐｀￣￣ ｀゛ヽヽ､
.-‐´ 〃／ ヾ､
＞、 、 _ ., {/_'´ ､ _/ィヾ
7 .「¨７´7／ﾞ ヾ}´ ヽ} i ﾆ ､
'ｨ _ i i i iﾐ }ﾞ
ｲ,彡.} .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ﾐ.’ みんな間違えて、みんな正しくて
´ゝ､ ::::::::::::::::::::::::::::::::::: }ｲ}
{.ハ | .'/ }
ゝﾊ {i _ u ,’ｲ’ …………こんな夜が来ちまったんだ
|ヽu ．-─ - ．,:’|i}
| ＼ ´ ｀ ,.ｲ//|｀ヽ､
／:i ｀￣ ´////i|:.:.:.:} ＼
／/:.:,’ // V:.:.:i ヽ
／ {:./ // .V:.i .ヽ
,.’ .i´ ヾ､ ｀i ＼
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ヾ //,:::::l|||:::::lll;:::::l:::::::|:::::::l:::::::::l':::::::::::::::::::::::::::::l:::::::|:::::::::::::::::::::::l,
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:::://;:::::::/llll;::::::::::::::::::|::::､l,:::::l::::l::::|:::l::::::::::::::::::::://:::://::::/::/::::::l::::::l 分かってるわよ！
:://:::::::/:/llﾊ:::::::::::::::::`l､::l lｰ:l,,:ll:::ll:::l､:::::::::::::::::/:::://;-‐,:::/:::::::l|:::::l
//::::::/::/ll/ハ:::::::::::::::::l ､:l ヽ::lヾl､l`| l::::::::::::::/l／'//／;イ::::::::/l:::/
/`::::/::/|l/|':::ヽ::::::::::::::::l ::::::::::::::::::::::::: ＼:::／'´_ /／/イ:;l:::::::/::l:/ヽ そんなこと、分かってるけど！
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／lllllllllllヽl::::::::::::ゝ､､:::::::＼ /;´::／l::::´／
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/ /_rグ::.::.::; -‐代ﾆｔﾉジ::￣:::￣::￣｀丶､::｀ヽ、∨ 77
＿/ /fﾌ::.::.::.／::.::.::｀￣;二ｰ＝==r‐-､_:_::.::.::.｀ヽ､::ヽ∨/
, -＝ﾍﾆ/ {/::.::.:／::.::.::_:_;:r＜ノ ｀￣´⌒ー'´ ヽ＞-､_::_::ヽ｀Y
／ 三三三 | ｢7::.:／::.::;ｨこィ′ ､ ＼ ヽ ｀ｰﾍ７ﾄ､＼
／ 三三三三 | {::／::_;ィﾆﾉ / , ｀、 ヽ ｀、 |::l|:::lN
＿/三三三三三ﾆrrﾍvr'７ l ｜, ､ l| ､ ｀、 ｌ ∨::l|:::||:|
, -‐仁７三三三三ニ／/,1｢￣ | | ｌ| | l lﾄ、 ｌ 、 | l|:::||:::ｌ|:| 八つ当たりせずには
{三三l三|三三三三ﾆ｛〈// l } , , |釗| | | | , } | ｌ ﾄ､ | | l |ヾニﾆﾉ
｣三三',ﾆ|三三三三ﾆ∨/ //l ,′ l | 釗 l | | l l l| | ! | l ｌ l | ‖l:::|
／ l三､ﾆヽ｣三三三三∨〈_//| | l| | | | ‖l | | ｌ/ ｌ| |_厶モ十７| ,' ｌ| |:::| いられないじゃない……っ！！
- ‐ﾍ三＼三三三三ニ/７77 l| | l| , l| | ｌ| ハl | ｌ |ｰ彳,ｨf禾ざ了 l/ ｌ| |:::|
二7∧三ﾆヽ<三三三/ //｜ j l| ｌ| l l|ﾊ | |__｣斗弋 | / 〃｀‐=く_) 〃 l| ヽj
／/ /ヽ三三＼三三 凵〔 ｜ｌﾄ l | | |ﾚﾍイ ,ｨ行ﾃヽ＼ j 〃 l | |
// /三{＼三三｀三三三ヽ |‖Ｎハ ヽ ｀ヽ ＜ヾ＞'´ 、 〃ｌ | l| |
┴‐r┐ ＼｀丶三三三三三lﾉ| l |//＼ ＼ヘ、 ﾟﾞ" ..:｝ l| | /ｲ| 〃l
/ j三三二ニ二三三三三}〃 { |l| ｀ヽ//ヽ、 _, -┐ l| l // }ﾚ1/
厂￣ /⌒!三三二厶 ﾊ ｌ| |├ﾍ:::＞ ､ └‐=´ ／ |l ｜// /７′
二＞-―‐¬介ﾍ-‐' 、 ∨ハ l| リ＿l/::.::r1::＞::rｰr-‐'´ |l l//／
´ /__}ノ ヽ ＼ ヽ＼ ヽヱﾌVｰﾚ'７::.:{∨{ l |l ｀＜
┌───────────┐
│ │
│ 誰もが声も無く │
-==ﾆ ＼ │ │
／／ ＼ ヽ └───────────┘
／／ ＼ ∧ /: :|: :|: : :|: : : : :ヽ: : : ﾟ:,: : :‘｡:::::. ::::::: ::::::::::::::トv'⌒⌒)
∠.ｨ . : ／￣￣￣｀゛`丶 . /: ＼ ./ｨ:..:|: :|: : :|: : : : : : :,: : : :ﾟ, : : ‘｡:::::. :::::::::::::::::::{......_,ﾉ......う、
/ . : . : .＼_ ＼＞ ¨´:, ヽ / |:..:|: :|: : :|: : |: : : : | : : : :ﾟ,: : :..:}ヽ::::..::::::::::::::::{ζ..............ﾉ
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／ . :彡:../ リ .|:j|: :ﾄﾍ: :|＼|: :}: : ﾊ ＼: :.|＼: : }ﾉ}:γf´ y-ぅｲｰ==ﾐ
ﾌ |＼: .三/ _,.，-- 、 | | Χ| .|八.:|: ＼: :｛ ＼: : : } ∨| ﾄ::::}rf _,..-=／ﾆﾆﾆヽﾆ}
/ . :..:.〒ヽ丶./ ＿＿_｀ｰ--〉 /_,.:ﾍ 〉 | ∨: : }＼} ヾリ Ⅵ .|ζ ＿ﾉイ／ﾆﾆﾆﾆ／ﾆjヽ
／ﾆﾆ., : . :..:| :.い l｣ ゝ rｮヽ.:.:ﾉ /:.''z¨/ .∨:l:| く＼ } ζ ノﾆﾆ／＞ -=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼
ヽ : . ゝ ､:、 : ｀¨ | :¨´l リﾘ ＼__ ___ u ζ ノﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆ二二二二二二
＼: <>.,_! ι :| :. ′ う ゝ ζ う/／------ ﾆニニニニニ
‘. : /│ l / ⌒ぅ_r丶イ{ /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ丶ニ二二
∨.八 -:.:.／ / {＼ﾆ{う、〜{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二二/＼=二
＿＿＿_,/__!__丶＿__ ,，､__.ィ / 〉ﾆﾆ}ﾆ( ∧ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ二二/ﾆ二ヽﾆ
|fｮ/fｮ/fｮ/fｮ/fｮ/fｮ/fｮ| ー―‐'′ '――┐ {ﾆﾆ∧=( |l }ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆニ
|fｮ/fｮ/fｮ/，==..､fｮ/fｮ| ､ :.:.: /=ﾆﾆﾆﾆ| ___}ﾆﾆﾆ∨）.|ﾄ∨ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/=ﾆﾆﾆﾆ二
|fｮ/fｮ/fｮ//､__ﾊ..Ｖ/fｮ|] ｀ .,＿＿ /.ニﾆﾆﾆﾆ!] ―/ﾆﾆ}ﾆﾆﾆﾆ(_ .У｝、ﾆﾆﾆﾆﾆ／=ﾆﾆﾆﾆﾆ二
ｨf|fｮ/fｮ/fｮ! い / } }ｔ/fｮ| / l.ニﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| ﾆﾆゝﾆﾆﾆ(_ .{二ニ三三／=ﾆﾆﾆﾆﾆ｝ﾆ二
∠ﾆﾆﾆゞfｮ/fｮゝ ⊥ノｲｮ/fｮ|] ! |＜二ニﾆﾆﾆ|] ＼ﾆ（_ Ｖﾆﾆﾆﾆﾆニニ二二二｝ﾆニ
.
￣ ､
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／ ヽ
/ ､＿ ヽ
' :::::::::｀ゝ"ヽ
l ::::::::::::::::,､__ ┌─────────────────┐
. l ::::::::::::::::| ', ',｀, │ .│
. l 冫.:::::｜ ', ', ', │ 誰も動こうとしない油小路に │
l l ::::l ', ', ', │ .│
l {｀ヽ u ::::｝ ヽヽヽ .└─────────────────┘
l ',´ ヽ J / ｝
! ', ヽ､_/ ./
,' ヽ ./
￣ ｀ー - `, ,'
｀ ､ ゝ ,'
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ー- :.:.:.:.:.:.:.:.. ..:.:.:.:.:.:ヽ ｜ ｜
｀ ､:.:.:.:.:.:.:...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ｜ ｜
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│ 昨日と何も変わらない朝陽が、差した │
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新 選 組 流 亡 伝
第二話
藤 堂 平 助 の 魁
終わり
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.
以上です。
油小路の変は、新選組側・御陵衛士側・目撃者・西村・死体記録が、
全部大きく食い違ってる部分があり、
どれを採用するかで内容がガラッと変わる話。
篠原 「我々は防具を付けずに行った」
小山 「え？ 服部さんは鎖胴着を付けてたけど？」
目撃者 「御陵衛士は周りに無警戒だったねえ」
加納 「俺がちゃんと見張っていた！」
西村 「最初に死んだのが藤堂さんで……」
阿部 「いやいや、毛内って聞いてるよ」
岡本 「藤堂さんは駕籠のすぐ傍で死んだんです」
死体記録者 「は？ 駕籠から一番離れて死んでたし」
永倉 「藤堂・毛内・服部以外は一目散に逃げていったな」
御陵衛士一同 「みんな勇敢に立ち向かった！」
>>1 「もう俺が好き勝手にやっていいよなちくしょうべんべらめい！！」
〜〜人物表〜〜
【 新選組 】
・近藤勇 ……やらない夫 （２ｃｈキャラ）
・土方歳三 ……夜神月 （DEATH NOTE）
・山南敬助 ……如月千早 （THE IDOLM@STER）
・沖田総司 ……アチャ子 （Fate二次創作）
・永倉新八 ……ロロノア・ゾロ （ONE PIECE）
・斎藤一 ……水銀燈 （Rozen Maiden）
・井上源三郎 ……ドラえもん （ドラえもん）
・藤堂平助 ……スバル・ナカジマ （魔法少女リリカルなのは）
・原田左之助 ……ランサー （Fate stay night）
・島田魁 ……巽完二 （ペルソナ４）
・大石鍬次郎 ……暁美ほむら （魔法少女まどか☆マギカ）
・山野八十八 ……キリト （ソードアートオンライン）
・蟻通勘吾 ……ネフェルピトー （HUNTERXHUNTER）
・岸島芳太郎 ……シロジロ・ベルトーニ （境界線上のホライゾン）
・鈴木三樹三郎 ……ロード・ディアーチェ （魔法少女リリカルなのは）
・篠原泰之進 ……シグナム （魔法少女リリカルなのは）
・服部武雄 ……フェイト・T・ハラオウン （魔法少女リリカルなのは）
・加納鷲雄 ……ザフィーラ （魔法少女リリカルなのは）
・毛内有之助 ……ティアナ・ランスター （魔法少女リリカルなのは）
・新井忠雄 ……ドゥーエ （魔法少女リリカルなのは）
・阿部十郎 ……高町なのは （魔法少女リリカルなのは）
・富山弥兵衛 ……櫻井螢 （Diesirae）
・新選組モブ隊士 ……山崎退 （銀魂）
【 その他 】
・西村兼文 ……天海春香 （THE IDOLM@STER）
・小山正武 ……レティ・ロウラン （魔法少女リリカルなのは）
・岡本武兵衛 ……リニス （魔法少女リリカルなのは）
・坂本龍馬 ……伊藤誠 （School Days）
・お孝 ……柊つかさ （らき☆すた）
・小役人 ……足立透 （ペルソナ４）
.
藤堂も死に方が証言によって食い違うからね
こうやって望み通り沖田と斬りあって死ねたらどんなによかったか・・・
それでも今回の毛内さんはインパクトあって、みんなに覚えてもらえるよ
やったね！
もう御陵衛士は同士討ちでもしてたんじゃないですかね・・・
みんな自分に都合のいいことしゃべってんだろうな・・・まさに藪の中
もうイタコに頼むしかないね
現代のイタコ芸人大川隆（ｒｙ
流亡伝や山南の最期も大概だったけど、これほど救いの回もなかったなあ・・・
斉藤と並ぶ新選組最年少幹部藤堂平助、ここに散る
薩摩藩邸とかに逃げ延びた後で初めて誰それがいないとかが分かったのでは
>御陵衛士一同 「みんな勇敢に立ち向かった！」
オマエラはそう言うしかないだろうよww
本気でパニックを起こすと、肝腎の当事者自身がその時どう動いていたか
後になってもまるきり思い出せなくなるというのはよくある話だと思います
（それこそ、ドラちゃんがポケットからスルメや剣玉しか取り出せなくなるようなもので）
特に御陵衛士って、咄嗟の時の危機対応能力低そうな感じに見えるし……
そのきっかけを作ったのが藤堂自身というのがまたやりきれんな
服部と藤堂と毛内の三人だけなんだがな、でも死傷者四人で済んだって新撰組にとってはかなりの失敗なんでは・・・
新撰組と御陵衛士の関係と、やってる事がやってる事だけにどう描いても後味の悪さだけが残るな
藤堂、立派な武士でございました。
試衛館組の二人目が散った…
ホント、悪夢としか言いようがないな
街灯なんかない真っ暗闇だしある程度逃げられるのは仕方ないんじゃないかなあ
永倉もこれが亀裂になるのかな…
やるせないこの気持ち
逃げおおせたやつの方が多いのによりによって藤堂が死んだ方に入るとは・・・
スレ開始以来下がりっぱなしだった永倉の株が急騰したと思ったのに気のせいで終わりですかヤダー。
ってことじゃないかなあ。
もっとドラマチックだったかもしれないし
双方見苦しいドタバタ劇だったかもしれない
藤堂、漢の死に様だなー
史実じゃ伊東は死ぬまで最期まで新撰組の一員だと思っていたように感じるな。
自分から敵対しているつもりなら、やばい時期に建白書を持って近藤に会いにはいかないだろうし。
シリアスコメの流れぶった切ってゴメンね
少なくても今回は新撰組のほうが完全な悪党なのに斎藤の言い分は随分身勝手だなと思わずにいられないなぁ
>>452
斎藤側から見たら後から入隊しておいて離脱かましたんだから悪党というのはちょっと違うと思うが…
御陵衛士もこれにて壊滅か
しかし、自分の死体が、仲間を誘き寄せる撒き餌に使われたと知ったら、
伊藤は激怒するんだろうなあ……
あと少し後に今度は自分たちが八つ当たりの道具にされるんだから
因果応報だあね
・酔わせて騙し打ち
・死体を餌に仲間をおびき寄せて殺す
これには伊東さんも霊界で激おこですわ
まあ殺し愛に綺麗も汚いもないんだろうけどこんだけ手段選ばずやったらやり返されてもしゃーない
本人達もやり返される覚悟は当然してたんだろうしね
御陵衛士からすれば「いってることとやってることが違うんで脱退したらリーダーを騙し討ちにしやがった」。
近藤も伊東ももとは同じ尊攘派、開国やむなしと考えを変えた点でも一緒だった、というのが実に混沌たる幕末らしいわ。
どこの誰とは言わないけど、標的が家の奥に隠れてるからって標的の子供に刀突きつけて尋問して、たまらず出てきたところをぶっ殺したりとか・・・
なんか犯罪犯したのか？？
思えばやる夫スレ作者になってから、毎年クリスマスイブに投下し、
終わった後に一人でケーキ食いながら
「聖夜だというのに俺は何をやっているんだろう」
と、つぶやくのが恒例だったが。
今年ほどそう思った年は無い。
ほんと、なんでこんな話をイブにやってんのさ俺……
あ〜、マロンケーキ上手い。
でも胃が痛い。
吐きたい。
そして脱盟者は局中法度により切られる定め
伊東みたいな存在はありとあらゆる意味で受け入れられるわけが無いｗ
作中で近藤も言ってたけど、新撰組にはいろんな物がこびりついてるってのを、
このスレの伊東は最初から最後まで理解してなかったね。
え、観柳斎？ ああ、るろ剣に出てた人ね
大っぴらに同じ京都で活動しててしかも敵側の薩長土肥と仲良くしてりゃ、面子にかけて殲滅せねばなるまいて。
悪しき前例になっちまって武田をはじめ脱走者が相次いでるっていう描写もあったし。
幕府の解体に繋がることを提案してきたら近藤さんブチギレるのもしょうがないと思うけどね・・・
伊東さんが言ってることは間違ってる事じゃないけど、近藤さんや新選組には立場も積み上げてきたものもあるしね
近藤が一番頭にきたのは公武合体云々より、伊東の「話し合いでなんとかしましょう」のとことだと思う。
話し合いで何とかなっているなら、不逞浪士は京に跋扈しないし、新撰組の資金のために押し借りもしなくていいし、
芹沢一派だって殺さずに済んでいる。
「俺たちの積み上げてきたことを舐めているのか」っていうのがでかいと思う。
おいまて、こいつは神出鬼没の南町同心
仕置人の中村も(nd
あーそうか、話し合いで解決は新選組の存在否定するようなもんだもんね
それと、この時の伊東は実際はどうあれ新選組の分隊長だもんな・・・
やめろー！！！www
>>461
自分も毎年思ってまーすｗ(モンブランうめーｗ)
すげえ悩んでるのが分かる話の流れでした乙。
新撰組もさすがにそこまでは追って来れなかったろうし(暗殺の危険はあるにせよ)。
まあ、京都がこの時代の中心と考えてて、しかも全派に対し一和を説く伊東さんには無理な相談だったのか。
自分はきつく締め上げてようやく従えてるのに、伊東は人柄と頭の良さと弁舌で支持を受けてる
建白書では理論だった反論も出来ない自分との差を見せ付けられたわけだし
組織をきちんと動かそうとしたらそういうなあなあでは立ちいかないだけ
大丈夫爆末の方も同時に見れば中和されるからｗ
京都が時代の中心だったのは間違いないし
薩長土肥のどこに拠点移しても、「元新選組」がばれたら狩り出されて終わる気がする
つっても局中法度ってほんとにあったん？ なんでしょう
まぁ他の連中が切腹させられてるのであったとして
伊藤らは一旦、穏当に離脱してしまってるし
それを後から闇討ちするだけの理由があったん？ と
あったけどそこまで苛烈ではなかったんだろう
最高刑が切腹にしてただけなんじゃないかなあ
そうしておけば、馬鹿やる奴は少しは減るだろうし何より間者を始末する理由に使える
穏当に抜けた後まったく逆の活動されたらな。面子にかけて闇討ちするしかなかろう
離脱はしたけど、表向きは新選組の分隊だからねぇ
実質的には勤王の独立組織だって言っても分隊って名目で離脱したんだから、
新選組に不利益な行為をしたら新選組のルールで処罰することに何の問題もない事になる。
おまけに死体を餌に、とか、そりゃ蛇蝎のごとく嫌われるわ
狙撃手はめっちゃ嫌われるで
敵に捕まったら捕虜にとってもらえないことを覚悟しなきゃいけないくらい
（捕虜にとってもらえない＝その場で殺される）
味方からも嫌われる。基地に戻っても「水と食い物をやるから出てけ」とか言われるそうだし。
重要人物以外は見逃していたんじゃね？
油小路は、厳密には局中法度を適用してないよねえ
切腹を申し付けずに闇討ち＆罠仕掛けての殲滅戦だし
完全に敵対組織を潰すやり方だわさ
新選組にとって御陵衛士ってそういう認識だったんじゃないかな
流石に信州まで逃げられちゃ追えないよ
大坂の住吉に行った酒井兵庫は見つかったが
でも処断したらしたで、紹介した会津藩士の山本覚馬や縁戚である幕臣の勝海舟にカドが立つし、
京都から出て行くってことなら見逃すことにしたんじゃね？
どちらが正しいか、ではなくて自分が信じた道をどこまでつっきれるか、でしかないんだよなあ
お互いがお互いを「あいつらによってひどい損害をうけた」と思い込んでいるのだから
手段が悪辣だったからって間違っている、悪だということにはならないのは
この後の歴史の薩長の行為が証明しちゃっているしな
上澄みは有能で純粋だけど、綺麗じゃないだろあれは
便乗してエベールやフーシェみたいな汚い奴らも入り込んでたし
>>499でスレ違いの話題を誘発してすみませんでした（土下座）
自分の道を信じ貫き通したキチガ◯イみたいな藩が勝つってことも、起きてしまったが。
敵対って言っても池田屋でもあんまり切らなかったわけだし、殺すこと自体を目的としたこの件はちょっと異常
芹沢暗殺と重ならせてるし、私怨とかの方が強いんじゃなかろうか？
かっこよすぎる藤堂の潔さに泣けました。それにしても、２３歳って若すぎるよなぁ……
私怨というのならそりゃ復讐心はあっただろうし、組織維持という公的な目的もあったでしょう
どちらがどれくらいの比率であったのかは、本人たちが正直に自白しないかぎり他者からはなんとも言えないけど
というか、目的や動機が一つだけで動く、とかそりゃないだろ普通
大抵は、私的感情と公の目標を一致させることを目指すものだし
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|┃ 新 選 組 事 件 録 ┃|
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|┃. 服部武雄の死闘 ┃|
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「新選組最強」の一人に数えられる服部武雄。
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リ ／ r ‐=≪芹示 ヽ | ,ｲﾁ示、 ! :
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【 服部武雄 】
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彼がそう呼ばれる所以は、
ひとえに油小路での奮戦ぶりにある。
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_ ¨ ｀ ､
. ´ ヽ‐-､
／ ＼ ＼
／ ', ヽ
/ / / / i｢￣ヽ
./ / / / / / ∨,.ﾍ | i! i i
/,ｲ / / .i / / ｀ﾞ^"´´| | |ﾄ､＿| |
.// i! ./ / ! ,! ./ | | |ﾍ ! ! 実は新選組時代の服部は
i/ ! ト､/ /| /| ,' ! /i! !.∧_ﾉ i! | 「何も無し」と言っていいぐらい
|! | .| | ｀/ヽ! / .| .' _.x――‐.|.7丁 ! i! 从! 武勇の事績が見当たらないのよね
{ ! .! ! 笊≧ﾐ. N " ,≠ﾁ芝芍ｱ,| .i!⌒i!ﾙ'::::::!
! | ﾊ.ﾄ. ﾏz〉 {' ﾏzン ｲ! {从| ﾘi::::::::::|
i! i! ﾄ|从 /i! 从::::!| ,.ｲ::!:::::::::i! 私のように剣術師範に
Ⅵ. | |::{ﾊ / /' |ﾘ:::::::::ﾘ´:::!::|:::::::::|| なったわけでもないし
ヽN |::|圦 ヽ <|:::::::::::ﾊ::::::i!:i!::::::::!|
|::{':::::＼ ﾏ > ,.|::::::::/iｉｌ!:::::i!!|::::::::|:!
|::::::::::| ＼ ／/::::::/ililil}ヽ::|ﾘ::::::::|∧
|::::::::::| i＼＿_.x≦ili/::::::/ili／／∨:::::::::!::∧
|:::::::::|| i!::::::{::::fﾍilil/:::::/ﾆ_／: : : У￣｀'＜}
|:::::::::ﾘ 八:::::＞｢i {/:::::/: : : : : : ／ ＼
【 新井忠雄 】
|::::|::::::::|::|:::::/|::::ハ:l::::::|::::|ヽ::::l:::::::l::::::::l:::::|
.|::::l::::i::::|::|:::/ |:::,' |゛:::::ﾄ:::| l ::::| ::::::|:::::::|:::::|
l:::::|::::|::::|ｲ--|ト|､_ .| ､:::|､::|---|-l:l::|:::::::|:::::|
|::::|:::::|:::| .V____| ヽ| l:| ___'____|ﾊ:::|::::l:::|
l::|::::::l:::| ´r'//T ´ r'//T |:l::::|:/
V:::::::l:::| ゝ--' ゝ--' |::l::::ﾚ 三条制札事件に出動したのと
,}:l:::::l::| ヽヽヽ ' ヽヽヽ |::l::::| 長州探索行のメンバーになったぐらい
!:::l:::::::|､ __ ,ノl:::l:::::|
,!:::::l::::::|::｀ ､ ,....:'´::l::::|:::::::|
!::::::::l:::::|:::::::::::::｀゛i_‐ - ‐ 'i:´::::::::::::l:::::|::::::::| 三条制札事件でも報奨金を
.!:::::::::::l:::|::::::::::::}￣｀.ili´￣￣{:::::::::::l::::/::::::::::| 最低ランクしかもらえていないから
!:::::::, -ヾ::::r---―-､tt,.---<二r,/:/::____::::::| ほとんど戦闘しなかった様子
!::／ ヽヾ､ ,.|__i´´ / }/ ヾ:|
,!/ l |､ヾ, ,イ Tl､ / / ./ ヽ
／ | | |_,. , X'/ / || | ゝ､ / |/ l|
,< Y L____/ /____.||__| |__,＞' | ヽ
ヽ ｀ ー-,.| / / | | | _____>
,∧ | / / .| | ト- '´ /,
/:::::::{ 二=,| ー' ー' ,' /:::::|
【 大石鍬次郎 】
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ちなみに、御陵衛士時代はもっと活動記録が無い。
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￣二ﾆ=.､, 丶、 ―― ＿_
／ ｀ ｰ ´ ｀丶、
／ ／ , ー-､｀
／ / / |
／ ／ .// / ヘ | ｌ ヽ |
-=ﾆ-‐''/ /|, / .i │ l ./ l .ｌ |l│ｌ | j |
| / ｲ .|. .| ..∟l_ﾚ l/ ﾘl ,|,ハﾄ､ﾉﾉ｀ヽ |
| ,' | | _ﾚ ￣ﾘl〈',Y l |
l l .i |///ヽ二二ニ ニニ二〈ヽ. ヽ | |
l l lｌ// / ）/ l | 〈 .} l | |.| |
| ﾊ| ｌ ! |/ | ＿＿_ l l / ! ! .| |
ﾚ' |l ! ヽ | ﾄ'`'｀'`ﾍ .l ∨: /‐-､
l ＼ ＼ ﾚ､r､r､,j ／ .／.|::::::::::ヽ
/l ｌ＼ ヽー-- 'ﾊ / |:::::::::::::',
. //l l:::/:＼＿__|/´;:;:;ヽヽ--‐':::ヽ |::::::::::::::ｉ
| l:::l ﾚ'＼:::::::::::/i;:;:;:;:;ハ:|::::::::__／ヽ.|::::::::::::::!
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まあ、鈴木・加納・富山あたりも無いんだが。
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,ゝ‐ ' ｀`ヽ､
／ ｀ヽ..､＼
／ _,. i ､｀ヽ､.＼
' /´ ／ , |,ﾊ ｀ヽ ヽ.｀ヽ.
/'i ,′ /i i'"ﾞ| ﾞ､ 丶
' /' .|: i ,ｨ/ .| , .! .′ !i .i i.ヽ ,ゝ
| .|l i ,ﾅﾘ￣iﾒ‐i.,′-!ﾅi! ｉ. i /
l , _ |i |;_ｨ彡＝</!,' ,ｨｷ'ﾉ! ,i.|.ﾉ.! 「新選組内では沖田より強いと噂された」
! , ｉ / /,､ﾞ!! .iｉ `匕ｿ/'ノ' l'Yﾒ'ﾉ_.ノ,'ﾉ' | って評価を見るけど
ﾉ,' .|/ !' 〈|| i.i! ヾ' . i ,! .i 出所がよく分からないのよね
/'!ﾉ .i' ゝ､!! ﾄ.! ,′ﾉ ,'!i| |
' ノ'〈/,ｨ=! ,ｲ!! |. _, ,ｲi_ノ /ﾉ'| .!
´ /ゝ｀ヽ､/.|! | ` ， ´ ／!::i.|/／ﾘ i .ノ 油小路の奮闘ぶりから出た
∨|: :｀ヽヽ| .|ヽ､/ ＞- '. :ﾞ｀ヽ!/ '´.ﾉ／ 後付評価な気がする
jく: : : : : :' iヾ.､;;;;;;;;｀ヽ: : : :// ／
(,:'´￣｀:ヽ:､! ､i: :〉〉;;;;;;;;;/: : :.//!
/ｨ'⌒｀ヽ. ､: :ｉ! ﾍ!:冂;;;;;;;;ﾉ;､: /_'i!|
!: : : : : : : ヾ.､ﾍ i!ﾒ=ﾆl====ﾄﾒく!|
【 沖田総司 】
＿_ｰ-=＝＝‐ｰｰ''""`ヽ､___ iヽ、 ､
＼;;;`ｰ--＞;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼;i;;;;;ヽ ;｝
＜二ニゝ;;;;;;;;;;;＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼;;;;;;;;;;;;;∨i ,
＼ヾ=＝＜￣`;;｀￣＞､;;;;;;;;;;;;;;ヾ;;;;;;;;;;;;;;i/i
ヾﾍ;￣￣`::::ヾ:::::::::::::::::＼;＼;;;;;;｝;;;;;;;;;;;;;;;;ﾚ
!::::ﾍヘ::::::::/ `7;ヘ､::::::::::::::::ヽﾉ;ﾚノ／ノ;i
!;ヾ;;ヾ＼;/ /;/ `ゝ､::::::::::iｿ:::::::::::::ｿﾉ
!;;ヘ＞" !;! // ＼;/ﾍ"ヾ:::::/′
:i ゞY ｰ-､,_|! !;i i;:〉 !;;i′ ただ、以前にさしたる活躍が無くても
人｛ ___.,,,,≧ｔｒｭ､_i;! _,i/,,､ﾉ!;! 油小路での無双ぶりは本物だ
_,､＝クﾄし、 ｀ゼﾂﾞ¨` 釗 ≦ｆｾｭ7 i/
.三ソ'ｌ:.:.:.:!! :i i /__＿ _
.二.:.:.:i.:.:.:.||八 U i / `ヽ:.:.:.｀＞....、 いや、手強かったぜ……
ヽ_∧.:.:!.:.:.:.:.､ﾍ ''′ ,ｲ:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:.:.:.ヽ:.:.＞.、
,_:.:.:∧.:.:ヽ.:.:.:.:.:.ﾍ ´ ￣ ﾞ ／⌒i:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:i
｀'┤:i.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.ヽ ´ ／ｿ.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.:!
.:.:.:.:i :ﾄ;;;;;;;;;;;;;;ヽヘ二｀ｰ-..タ∧;;;;;;;;ﾉ:.:.:.:.:.:.:.ﾉ:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.i!
:'ｰ､_i ヽ;;;;;;;;;;;;／ﾞ＼i i／ヘ;;;;;;;;;;入。:.:.:.:／:.:.:.:.:.:.:ノ:.:.:.:.:.:.:.i!
【 原田左之助 】
.
/／/ｨ､／/彡,
,ﾊｲ´:::::::::::::::::::,,､__三≧
/|/:::::::::::::::::,, ﾌﾙ" ＼ ＞
ﾄ/:::::::::::::::；゛´ ＼ﾚ
ﾒ~:::::::::::::::::《 _／＼＿ｿﾉ, }ﾐ
ﾘ::::::::::::::::::::::::ヾ _=＝､ > 弋ﾕ なんせ敵方にあたる俺ですら
＜::::::::::::::::::::::::::／ ￣”´ ri/ﾊ
/::::::::::::::::::::::::〈 ＿ i
ﾙ:::::::::::::::r ､::::彡 ／_,-- } 「服部の鋭い切っ先を
,＿＿＿＿＿＿_"ﾉ:::::::::::{ﾖ夊冫 ´ ´ | 原田・島田・岸島が持て余し
//: : : : : : : : : : : : : : /ヾ:::::::::廴寸 ﾉ 薄手さえ負わされた」
ニニニニニニニ@./: : : ´ﾘﾊ ￣´ ￣￣￣￣´／´ ／^i
｀ ー―――――./: : : : :/ | 〈_, -―´〈 ／::::::/／
./: : : : :/ .i i::::::::::::::::∨:::::::::::::::::: と、記してるぐらいだ
r====ｮ彡}＿| ∨:::::::::::::∨:::::::::::::::::
/: : ::{|}:::::::::::::::i ∨:::::::::::::∨::::::::::::::
./: : : : :{|}::::::::::::{ i:::::::::.:.:::≦＿＿＿
/: : : : : :{|}:::::::::::i ∨:::::::::::::::::::::.::::::::
【 永倉新八 】
／ r ''´ ヾﾐ 、 ヽ
´ 7 :i } ´ }ミ ﾐ ゞ
∠ .}i / ´ ,ィ‐- ｀ヾ ミ {
ｲ , {/,､_ } ､__ィ≦-tｧ- .|ﾐ / _ﾐ:ﾄ というか、油小路の記録を残したやつは
.ﾌ∧ ,＝tｧ} ゞ-￣ ´ i .iｲ V
.7.∧ ｀ ´ i ﾐ i .i
{ハ '、 、 .}ミ' ./ ほぼ漏れなく服部の強さを書いてるな
ヽ ', _ - ､ .y{}{-}} ',
｀二 ´ ／ |ｉ.| i} V‐､
.ヽ .／ _ -''´ ヽ
‐t ‐‐''´ _ -‐ ´ ,へ
i /;ﾍ ／ ｀
_ -‐ ´} }i }ﾍ .／/
／ i 〃 ヾ .／
┏━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
名無し見物人ですら、こう言っている。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿
／三三ﾆヽ
./ニ三三三ﾆ`、
{ﾆ三三三三ﾆﾉ
',ニ三三三ﾐ/
',ﾆ三三三.ﾉ f.i 両刀遣いの人（服部）のせいで
_.,/ニ三三ﾐ/ l k^ｎ,､ 多勢だった新選組の方が
_ ,,．-‐ ''三三三三ニ`- ．,,._ lニニ〈 さんざんな目に遭ってましたよ
／三三三三三三三三三三三ミ`､. ＼ﾆミ{
,fﾆﾆ三三三三三三三三三三三三ニ＼ ',三三~l
.／三三三三三三三三三三三三三三三三＼_|ニ三ﾐ|
. ／三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三.',
,r'ニ三三ニ,.r''､ニ三三三三三三三三三三三三三三三三ﾆl
. ,r'三三三.,.r.'. .`､ﾐ三三三三三三三三三三ミl ~''.‐ ,,三三三.|
〈ﾆ三三ﾐヽ. .',三三三三三三三三三三ミl. ~''.‐.,,_ﾉ
. `､三三三', .',ニ三三三三三三三三三ﾐ|.
ヽニ三ﾆ`、 .i三三三三三三三三三三ﾐi
ヽニ三ﾐ＼ ｌ三三三三三三三三三三ミi
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┃
最も服部を評価しているのは、
桑名藩士、小山正武。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼:.:.:.:.:ﾟ，
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : ヽ:.:.:.:ﾟ。
/:.:.:.:.:.:. : /:.:.:/:.:.:.:.: : /…ﾟ，:.:.: |:.: : |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. }:.:.:.:ﾟ，
. /:.:.:.: {:.:.:.:/:. : {:.:.:.:|:. : i }:.:.:.:|:.: : |:.:.:.:.:.:. : |:.:. : i:.:.:. : :
. {:.:.:.:.:.i:.:.:.:{:.:. : i:.:.:.:|:.:.: | 。 ｉ:.:.: |:.: : |:.:.:.:.:.:. : |:.:. : |:.:.:.:.: |
!:.:.:.:.:|:.:.:.:i:. ___|:. : |:.:.: |｡ ｡ :}:. : |:.: : |:.:.:.:.:.:. : |:.:. : |:.:.:.:.:.:} 油小路の変の前に
{:.:.:.:.:|:.:.:.:|:.:. : | ≧ｭ､: ! ｡ i__斗―:|― ､:.:.:.:|:.:. : |:.:.:.:.:.:i 新選組では近藤と部下で
ｉ:.:.:.:.:|:.:.:.:|: : | ＿__:.:.:.:| |:.:.: |:. __|:.:.:.:.:.:. : |:.:. : |:.:.:.:.:.:| こんなやり取りがあったそうよ
ﾟ，: : {ﾟ，:.|: : |{{ に心 :{ | ／ｨ爪う弐ミ: : |:.:. : |:.:.:.:.:/
. ﾟ，: i ヽ!＼{ V)ツ ´ にじ ﾘ/ |:.:.:.:|:.:.:.:/:.:.: /
＼{ lL ＿＿ﾉ¨¨¨¨{ V^)ツ} :!:.:.: | : /:.:.:.:/
＼ ∧ { …‐‐‐‐=ﾆ :{:.:.:.:| /:.:.:.:/
/:人 r , :i:.: : |:.:.:.／
. / }≧o｡ ＜ |: : /二
/ /＿＿≧o｡ ＜ }:. }―┘＼
ノ / ゝ-----| ,ｨｉ｢}: : !:.:.:.:.:.:.:.:.＼
/ ￣ ヽ,ｨｉ｢ /＞―― //:. /:}＼:.:.:.:.:.:. : ＼
. / __ へ }＿ 〃 : : Ⅵ //:. / :ｉ//＼:.:.:.:.:.:.: {
/ ヘ }/ /}: : : : :.Ⅵ //: : ! }////＼:.:.:.:.:.＼
【 小山正武 】
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..../ :::::::::::::l::::":::::::､:::: :ヽ.::::::::::::::::.:::::.::::::.:
./ ::::::::::::::::|::::::::::::::ヽ:::::ヽ`:､::::::::::::::::::::::::::
.!:::､::::.:::::::::.ｌ:.:::::::::::::::ヽ::＼:::ヽ.::::::::::..::::::. ..
.:..: :::|,::: :: :、丶: ヽ: :: :ヽ :::'-::ヽ:::::::::..:::::..
::::|:::::::y::::::::ヽ:::::ゝ:ヽ,::::::＼.::::ﾞ''.::ヽ::::::::::: .
.:,:::.ｌ:::::lヽ::::::::、:":::::､: ､:::::::ﾞ'.ｌ'-、::.:ｌ:::::::::.: .
..!:,::::ﾐ､:ﾞ!,ヽ::::: ｌ::::.＼ヽ,＼::..,.＼＼.ｌ::.::::: ...
.! ｌ::.:::､::::ｌ从_:::::l::,,'.:/_､ﾆ,,__､i::|:､''"!:::::::, . 御陵衛士の中でも
:::.ゝ. !./ﾞ! :^lゝ＼|::l ゞ='ﾊ":`.,!`)l:'":::::":::/ .. 服部だけは本気でヤバい
::ﾍ::: `''`:ゝ-:"::::::::ｿ":.､:´ ｀-'‐' ι,.|,i::i'::::/..
. ::ﾐ ｀:::::::::::::::::::::::: ﾉ.|.l::::i./ ...
. ヽ''ｌ､::::::::::::::::::: .i .,l/::::|:,i" 飛び道具で仕留めないか？
.'ﾙ:::::::::::::::::ゝ_- U ,..ｌ,i|::l/:. .
. ヽ:::::::: ﾞ'/ゞ.从､.! ...
. ヽ::::::`ヽ..二"''‐ / ,iﾞ.::|"l/‐ .
／ﾞ:､::: `― .／,,､/ .ﾞ| ! ......
／ .ヽ: ＼ _／ ／ l./ ﾞ
. , ／ l ヽ .｀'― :(,ﾞ／ﾞ //
【 土方歳三 】
／￣￣＼
／ _,.ノ ヽ､_
｜ ( ○) (○）
｜ U （___人__） いやいや、それは新選組の名誉が落ちる
.| __ﾉ__
| _／ ___＼ヽ_
人､ '-／____ ヽ | やっぱり剣で倒さないと
_,／( ヽ､ __'-〈 、 ヽ |
_, ､ -― ''" :l : :.＼ ヽ,､.ﾞ,/ヽﾉ} ﾄ､
/. : : : : : : : : : :|＿: :.ヽ､ ∧:::〈ヽﾄ{ 〈j)、 だが……
丿: : : : : : : : : : : : ／: : :.∨ |:::::', |: ゞニﾆ彡〉,
. i : : : : : : : : |: : : : : ＼ : : : `､|::::::|,|:〈: : : : : : : ∧
/. : : : : : : : : !: : : : : : : ＼ : : :.'､:::::| : 〈: : : : : : : ∧
: : : : : : : : : : |: : : : : : : : : ＼: : :'.,:::|: ;∧: : : : : : : ∧
: : : : : : : : : 丿: : : : : : : : : : :.＼: :V:./-∧: : : : : : : : v
【 近藤勇 】
.
／´￣￣ ￣￣｀＼.
／: : : : ＼
/: : : : : '.,
|: : : : :|
| : :u : : : : : ., :|
|:: : : :＿ ノ゛,, ;、､､ '"ヽ_ :| うちの連中が五人や十人でかかっても
|::::;;;（ ●） ﾉヽ （ ● ） ;;:::|
|: : : ´"''", "''"´ :l
',: : . . （ j ） ./ 服部にかなわねぇのは
＿／二Ｌ___: :.｀ｰ-‐´｀ｰ-‐′ /ハｰ､＿_ 俺もよく知ってるがね……
／: : r':| r'￣二ﾕ ./ : ',: :: :: :＼＿_
: : : : | .| | / ) ｀) ./| : :.ﾍ: :: :: :: :: :: :＼＿_
: : : : |.ﾉ. ﾉ / ⌒ヽ＿ ／. |: : : :ﾍ: :: :: : : : : : : : .ハ
: :: :: :＼ ヽ- ´ .|: :､ : : ＼: :: :: : .i i: :/: ::ﾍ
: :: :: : l: ｀ー┬-､ ト､. /: :: :＼／: : : : {. ﾚ /: :: : ﾍ
: : ┐|: :: :: :: :＼） ７ ./iii入／|: :: :: :: :＼: :: :: :Ｖ /: :: :: :: :}
: : イ .|__/ ,へ/⌒＼ ./iiii〈 /! : : : : : ::/: :: :: : Ｖ: :: :,ｲ: : :!
イノ : : / /: :: :＼＿ ￣＼ii｝ |: :: :: :: :/----: : .| ／ノ: :: :|
┗━━───────────────────────────────────━━┛
.
__ヽ‐､!ヽＮ(/ﾚ'ムｒZィ,／
､_,＞｀ ヽ ｌ/ r ,r '´＜_,
＿,＞_y-｀ﾞ７'冖'^ﾍｆヾ＜,_, ＜,
フ ﾆ' ｀! く、
Ｚ _,i ,r- iﾆ {｀
ﾉｨ ｒ` 一 ､ ,√｀ k Z｀ ……なんで外部者の小山が
ﾉｒ',| ==｡=ヾﾉ/ {_/=｡== ﾐ_i｀ こんな会話知ってんだ、とか
´fki ｀￣´ ^´ 「｀｀￣´ ﾄ!|
_,. -ｌｌ,l! ､｣ J iﾉｊ‐ ､,_
_,. ‐ ' ´ ヾl ｒ ｴ 工 ｴ ェ､＿＿,. ㏍ ｀ '‐ ､_
,.‐'´ l | └┴┴┴┴┴┴'／^′i ｀'‐､
/ ヽ ＼ "´￣´ ／ / / ヽ
＼ ｀´￣￣｀´ ／
_＿＿
. ＜ ＞ .
. ＜ ＞ .
/ / , ＼＼≧x､
/ / / , / M i ヽ ヽ＼ヽ
l | l イ￣/ ﾊ` / |Τﾄ､ヽ ヽ }ﾉ
ｌ ! | _|__三三z ′ ィ三三_ } }
l ゝ‐ | ﾄ r'///ﾊ { r'// ﾊ' ﾉ ／ 大人数で不意打ちしといて
! { ´｜ ! `ー ′ヽ ` ‐ ﾉｨ / 今更「名誉が落ちる」も
｝、 ＼,| ﾄヽ U ノｲ ハ クソもないよね、とか
/人/ | ｰ＼ } i '.
ノ ﾉ／r=| | ∠ヽ .ィ l }
У l:::| |＼￣ 7ﾆｱ ´ ｛ ! li リ 突っ込みどころの多い証言だけどね
〈 _rﾞ.::| |::.〉〉-';;}『::〉 ﾉｲ |!〃
／.::::::::| |冬;;;;;;;;`|!:ﾏヽ | ﾊ{
/.::.､ :::::::| ﾚｨ､}====[人}:.、 | | ′
{.::::::.ヽ::::| /.:ハ＼;;;y;;}!::.ヽ:ﾞ, | |
丿.::::::::.ヽ| ,::::.⌒.:::::.＞'.:::::. ヽ',| |
， ‘￣｀`ヽ.
,.ｨ ´ '⌒` ヽ.､
,.-‐メ, ﾞヽ.
,ｨ／,.'´ ／ ＼､ ｰ.､ ヾﾞヽ
, ,ｲ / , / ｉ＼､ ﾍ. ､ ＼ ゛､i!
/ / // i ! ﾄ､.|､､.＼､∨ ヽi iミ､ ，
/ /.,′i. l!|i. |!i!.!ﾄ､∨i､ヾ.､. :l |ミﾐ､ i !
. / ,' i l |i!|! i! i!| !ｉ＼ ﾄ､|!i .|ﾐミ､ ﾄﾞ､ 続いて小山は、「服部一人に新選組が
ヽ ;.|! l. _i|_!|､゛､ !| |! _ヾﾒｨ| .|メ､ﾐ i､｀ｰ=―' 十余人は殺傷された」、としてるけど
i i!ﾍ. ﾄ､__i!ﾒﾐヾ､､ i| |!,ｨﾊ´:i!ﾞﾃ‐ .!ﾊ iミ､.ヽ.
| ﾄ､ヾ､ヾゝﾍ弋ソﾞヽ !´'´ゞ='′!l |ﾒ.ﾉ､ヾ=-ﾒ-､
| |ヾ.､､ヽゞ､! ｀¨ ﾉ| |ｲー彡'个==―. ､＿＿＿ これも現場を直に見たわけではないからねぇ
. ﾉ i ﾊ＼.| i!lﾄ､ ' ノｲ |＼／.:::::|!､｀ヽ ヾ::::::::::::
＼ ヽ. ｀ヽ! l |!ゝ. 〜〜 u´∠! .i |::::i::::;:::::::|!ヾ, ゛ li:::::::::
＼.ﾞ､ .| i!.!! l|'｀＞，. _ .，' ﾉi!, l .!::ﾉ､;:::::::::|! |l:::::::::
ヾ.y l i!.|l ｉ|:::,ﾍ.:::::ﾄ､ｰ=イ::i,' i |/ﾍ.､:::::::|| |i:::::::::
ﾉ !:|ﾍl|::ｉi^:､､:ﾊ､::ﾍi{::/,. | 人ﾒ:ヾ.､:::|| ｉl:::::::::
| :|､|i!V ヾ.､Θ===/;'i !iΘ）＿_＼!! ､ :, ./.::::::::::
、．
__ -‐｀￣￣ ｀゛ヽヽ､
.-‐´ 〃／ ヾ､
＞、 、 _ ., {/_'´ ､ _/ィヾ
7 .「¨７´7／ﾞ ヾ}´ ヽ} i ﾆ ､
'ｨ _ i i i iﾐ }ﾞ
ｲ,彡.} .,-､._ { , ,.、<.ﾐ.’ なお、油小路における新選組の
´ゝ､ ＝tｧｰ ' ｰ=tｧヲ }ｲ} 死亡者・負傷者は全く不明
{.ハ ￣ ´ | ｀ ￣ .'/ }
ゝﾊ {i _ ,’ｲ’
|ヽ ．-─ - ．,:’|i} 俺が記録した左之助・島田・岸島が
| ＼ ´ ｀ ,.ｲ//|｀ヽ､ 確認される程度だ
／:i ｀￣ ´////i|:.:.:.:} ＼
／/:.:,’ // V:.:.:i ヽ
／ {:./ // .V:.i .ヽ
,.’ .i´ ヾ､ ｀i ＼
/ i──--､ ---‐─ i ヽ
__- ．.､ぇ .._
__≧ 7..:──-i_ ﾞ｀'｀ヾ､
.＞ ｨ{ i´ i:. |二 三 ヽ､
＜ ﾄ,ｲ ’ _、ヾ ゝミ ヾ ハ
,ｲ_ :i .,_ｲ__｀ﾞ ｀iミ｀ 、 ﾐ、ゞ
,イ .i ゝ≠ゞ'‐'' |ﾐ ､ {
´ハ77 ´ |､ ／ヽ i.ヾ} けど、服部がとんでもなく暴れ狂ったのは
./ _ }ﾐ/ V } ヾ/ 紛れもない事実だろう
｀ヽ ＿＿ ﾐ} ｨヾ､./
∧ '´_ ｀ ./´ii|i Y
< i そして服部の最期には諸説ある
i ＜/// .i
.ゝ-‐＜//// V
｀i i V
| } V
| / >´ｰ‐- ､_
| ./ .／ ／ ｀
_ ノ::::::::::::::::::::::::::::_)｀ヽﾉ＼〉＼:::::::::::::::/l/::ｌ／}
⌒ヽ:::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::: ＼::::::/:::|／::::ｲ
〉:::::::::::::::::::::::::::::::{￣￣`ー ｧ=ミ/::::::::::::::::/
. ⌒ヽ:::::::::::::::::::::::::::::ﾉ __ / ｀l ヽ:::::/{_
__〉:::::::::::::::::::／ ___ミメ、 | ∨::/
＼::::::::::::::::/ 弋 戈ﾒ㍉ｰ ,斗ｬ''＾Ｖ
∨えヽ:} ｀¨¨¨＾ ｛ 戈ﾒ / 一番有名なのは
〈 rL 〉 { この原田左之助が仕留めたってやつかな
{＼ ｰ' ､ /
|:::{トﾐ_ ､ /
人:{|》l人 ｰ=ﾆ ﾌ /
／､___{|《| /l}
_＿, ／:::::::::::::{j_ﾉ; ＞ .. /lノ
} ＼ _ ....-‐=彡::::::::r‐〔[{＿_;＿＿＿＿＿_≧=f――- 、
＿___ノ＼:::::::::::::::::／｢| |ー―‐┐┌――――‐'|: : . . |
＿＿＿ノ＼::::::::: | :|:| |:/⌒ヽ｜｜: :/￣￣＼ :|: : : : . . |
＿＿＿＿ノ`ーf[| :|:| |/⌒ヽl｜｜:/ /￣＼ ]:|: : : : : : :.|
┏━━─────────────────────────────────────━━┓
┏━━━━━━━━━━━━━━───
┃
薄手を負わされた原田だが、
怯むどころか逆にいきり立ち、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
|ヽ |::::::::::::::::::::::∠:::::::／:::::::::/::::::::::ﾉ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
|::::∨:::::::::::ヽ::::/:::::::::/:::::::::::ノ:::::::::ノ::::::::ノ::::::::::::::::::::::::::::::::ｿ
＼ゝ::::::::::::::::::::::V:::::::/:::::::::::::::::;;;;─''''''';´:::::::::::::::/::::::::::::::::::::::ﾉ
＼:::::::::::ヾ::::::::::::::::::::::／,,,∠＿＿__, !:::::::::::／::::丿:::::::::::::::ﾉ
＼::::::::::::::::::::::::::::,／｀ ＼＿＿ !＿:::::::::::∠＿:::::/:::ｸ ノ´::
＼:ヾ||ﾞﾞ''丶´ / .＿二、 ＼::/ 「.,.,.,.,∨:::::k───、彡::::::
ﾞヽ || / / .ﾉ:;:;:;:;:ﾞ r.,.,.,.,.）|::::::::ヽ ））::::::::
! ＼ || ／:;:..ｰ─ｧ .,.,.. /:::::::::ﾉ＿＿___ｿ彡ノ
!.;.;＼ ',,,,、〆ﾉ.0 ） 丿 i∠:::ヾ＼ ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
ヽ、,,,＼=__ ｿ:;:;:';;:;:;:;;:;:;:;:;:ﾞﾞﾞﾞ |ヾ二二二＞ ) ＞
!￣.;|┌´´ ;:;:ﾞﾞﾞﾞ |,,, 丿 ＼＜ 喰らいやがれ！ ＞
!;.;.;| ┳ /,,,, 丿 < (
ヽ.ﾉ ＿ /,,,,,,,丿 ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^＼
｀──＿,-'''二￣___｣ /,,,,ノ´
＞ミ x ＿＿＿ﾉ /ノ´
ヽ￣ｰ /ﾍ
ヽ＿＿＿-ｰ'¨,,,,'∧
'∧,,,,,,,,,,,'∧
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
振りかぶり、上段からかかると見せかけて、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
服部の防御が上がったところへ、
突きを繰り出し、倒したのだという。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
､、ヽ、/i/／::::::::::::::::::::::ｲ／ ￣ ＼ﾍ
__ゝ＼ヾ|::::::: /::::::::∠:::::::::i ＼
i＼:::::::ヾ::::::://:::::/::::／::::ﾘへノ￣ ＼ ヽ
/´（ヾ＼ﾍ∨/ム､ 彡::/::::ｲ／ ¨ ＼ } ノ
// ｀ミ〈 / ヽ ｉ ｀ヾrｰ〈!ｰ‐┬≠ﾉノ:::::::ﾍ
〈j rュ ,k＞!､ ､_!,ﾉｭｧ ク厶ｰ┘､ヾヾヽ｀ヽ｀ヽ､、
ヽ!彡ﾚ' ﾍ`丐 ／￣￣＼＼＞.､｀ヽ＼＼:::::＼
┏┳┳┳┓ ┏━━┓ ┏┓ lミ::l ヽ. L /´￣￣＼ ＼＼:｝＼::ヽ＼ヽ＼:ヽ
┏┛ ┗┻┛ ┃┏┓┃ ┃┃ .lミ;;;! ＼ｰ=/ ＼ ∨/ヽヽ＼::ヽ::::::ﾍ::::ヽ
┗┓ ┏┛ ┗┛┃┃ ┏┳┳┓ ┗┛ lミ;;;l ｰ{ ∨/ :::: ヽヽ:＼ ::＼::ﾍ:::l
┗┛┃ ┃┃ ┗╋┛┃ ┏┓ lミ;;;;! > 、__＿＿＿＿У;;;;::::::::::::i |:::ﾄ､丶＼ﾍ!
┗━┛ ┗┛ ┗━┛ ┗┛ .l彡;;;! /:‐‐┬´::::::::::::::／;;;;;;;;; ::::::::::l l:::!、＼ヽ:ﾍヽ
l彡ﾐ;l ∠:::::::::::jL:___::::／;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::ヾ;:::'､ ヾ:::＼
l彡ﾐ;;! ／:::::::::::::::}::::::::ノ´:::;;;;;;;;;;;;;;;;;'::::::::::::::::::》::j. ｀＼
l彡ﾐﾐl /:::::::::::::::::／:::::::ﾊ:::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;r─--- ":::::ﾍ
..＿_ 会ｭ｡. l彡ミ;;!/三｀ヽ;;／:::::::::ｲ ｀ヽ､;;;;;;;;;;;;;;;{ {:::::::::::::::: ／ﾍ
..`寸ﾐ､ ∴;．゛;． 心 .lγ⌒｀ヽ;::｀ヽ:::::::_／ノ ∨ﾍ;;;;;;;;ヾ､:_::_::／:::::::}｝
..㍉ｭ r劣} 「У ∨∧ノノ´ }:::::ﾍ;;;;;｛｛:::::::::::::::::ノｲ
..∴;．゛）圭㍉ ￣ ::゛;．゛ (/_ﾉ /⌒ﾍ l:l:::ﾉ" ﾊ:::::::ﾍ;;;;} }___;;:::＜::::ハ
..心､ ⌒炸ム 守ﾄ､ (｀ヽノ;;;;;;::::l j:lｿ _,ｲ ` ＜〔::::::::::::::::::::::::::::::}
..寸圭≧ｭ≦圭圭掛, 弋代 ∨lγ⌒ヽ! /ｿ ノ厶::＞...、/::::::::::::::::::::__＿_｝
..⌒`寸圭才㍉⌒¨㍉ﾄ､ ⌒㍉..ヽ!;;;;;;;::::::::lノ' ／／;;;ﾍ_＿__} }::::::::;;;::＜:::::::::::::!
..￣⌒` ㍉､ ＼l;;;;;;;;:::::::::! ／／;;;;;;;//:::::::::::ヾ::／:::::::::::::::::::::::j
┗━━────────────────────────────────────────━━┛
.
、-‐---ゝ￣ヾｰ､ {､ ､ .∧｀＜ /
--ヾゝ｀＞‐- ｀ ヾ ｀ ヽ,ゞ､ ..∧ ｀￣￣￣//
- ｀ ､ ､i ； i 、: .: ヽヽV､ .∧ ｀ｰ- _ ＜ ゝ'‐'
、 ィ >'¨.i .}V i￣¨¨ヾ }＜.:./ . }ヽ､ ..∧ ミ ｀ ＜:.:.:.＞'
_.＞/,ィ / }/ V .i/ i. ＜:. } .∧ ヾ ミ ＞=、:.
/ｲ {/ } i .i- =. ∧ ｀ｰ＜:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
ヾ i i_ i ミ .∧ ミ ＞:.:.:-‐＜
} ｀ } ミ..∧ ＞:.:.:.:へヾ 俺が記録した倒し方だな
´' / _,,-‐''⌒ﾞﾞ ヾ ..∧ ミ￣ ヽ:.:.:.:.:.:.:.:＞-./
'´＞=,､..＿ ’、ｪ.＞‐弋ｦ¨¨ﾞ V ＞ニ 彡/
.,＞ャミ｀ヽ ｀ ニ¨¨￣´ .∧｀￣¨ ＜:.:.:.:.:.:.:.:.:＞._ / ちなみにAAは槍だが
'’ｰ‐'''¨´ .}i ∧ 三 ⌒ ＞''´ ..三/ 俺は「大刀を振りかぶって」、と書いてる
/:i ∧ ≧ ＞ :.:.:.:.:.＜ 彡/
〈::::{｀¨ヽ ∧ ＿＜:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＞/
∧ ｀' ￣ .∧ _ ─ニ二三 ＞''7
.∧ .，-‐ ''￣￣ ｀>''´.∧ ─＞:.:.:.:.:.:.:＞,ｲ . i
∧ ''´_ ..::.:.:.:.:.:. ／ .∧ ミ ＞ ニ＜ ./ .|
ヾ､∧ ´ .,イ .ヾ∧＝＜:.:.:.:.:.:.:.:＜ i .|
ヽヽ , ''´ .∧ ＞:.:.:.:.:＜¨i |
｀ ヽ .{ ´￣￣ヾミ .＞:.＜ } .i
i >- .i ヽ､＜:.:.:.:.:.:.:.＞/ i
／Ｚ=ﾆ乙--ｚ
ｒｖ小:::::::::::::::::::: :ﾌ＿_
,､へ|:::::::::／:::Ｚ:::::::::::::::::::::¨フ
/ｨ,ﾆ＞ア:::::::::: :::::::二::::::::::::`ｚ
//／ |::乃::::::: ::::::7:::::::::Z::::::~7 実は俺、槍で戦った記録
〃/ ＼_ |:｝|:｝}:::::::―-:::::::::::::＿乙 ほとんど無いのよな
ｒ一'" ｀ト- ｊﾉ ｊﾉ {:::::二ﾆ::::::｀:::::::::::＜
| ｀` ,彡:::::::::::::￣:::::／:::/
| マ¨ﾊ:::::::::::ノ:::::::::::フ いっつも刀を振り回してばっか……
つ ｊﾍ＾ }::::::::::::::::::::::::<
ｉ ι ｡,＿ノ:::::::::::::::::::＜´
`丶､ ,ｲ V:::::＞一'"´¨
｀Y ｉ」 V了
＿＞〈| i Vヨ-､
ｒ＝' У 入 / ∨} }ｖ、
/／/ｨ､／/彡,
,ﾊｲ´:::::::::::::::::::,,､__三≧
/|/:::::::::::::::::,, ﾌﾙ" ＼ ＞
ﾄ/:::::::::::::::；゛´ ＼ﾚ
ﾒ~:::::::::::::::::《 _／＼＿ｿﾉ, }ﾐ
ﾘ::::::::::::::::::::::::ヾ _=＝､ > 弋ﾕ だが、これとは別に
＜::::::::::::::::::::::::::／ ￣”´ ri/ﾊ 俺が明治二十〜三十年頃
/::::::::::::::::::::::::〈 ＿ i 剣術を教えていたやつに
ﾙ:::::::::::::::r ､::::彡 ／_,-- } 語った談話があって
,＿＿＿＿＿＿_"ﾉ:::::::::::{ﾖ夊冫 ´ ´ |
//: : : : : : : : : : : : : : /ヾ:::::::::廴寸 ﾉ
ニニニニニニニ@./: : : ´ﾘﾊ ￣´ ￣￣￣￣´／´ ／^i それだと服部を倒したのは……
｀ ー―――――./: : : : :/ | 〈_, -―´〈 ／::::::/／
./: : : : :/ .i i::::::::::::::::∨::::::::::::::::::
r====ｮ彡}＿| ∨:::::::::::::∨:::::::::::::::::
/: : ::{|}:::::::::::::::i ∨:::::::::::::∨::::::::::::::
./: : : : :{|}::::::::::::{ i:::::::::.:.:::≦＿＿＿
ヽ:.. ﾟ 。＋ . : : : : :丶 _ --- ＿＿_ r〈｛磷ｋ
}:::〉 . : : : : o + ´ ....::::::::::::::::::::::::::::弋ゞご少 : : : : .
ノ'´ . : : : : x ／ ／::::::::::::::: ―― ｀¬＜＼ : : : : . ＋
。 . : : : *'´ | / /:::::::::::::::／ ／ ＼::::::＼ ｀'* : : : . ｬ
. : : : + - + - / /::::::::::::／ / / | ＼:::::ヽ ﾟ ｡ : : : .
、 o | / /:::::::::::/ / / ／ l ヽ::::l : : : . o
ﾉ） ｸｲｯ / /:::::::::::/ ′/ /､／ // , Ⅵ | ＋ : : : .
´ ― 、 / l:::::::::::/ｌ | ' 〃/ Х/ / / / / |ﾉ - + - : : : :
. ／ _ｙ ﾉ＾ヽ / / |::::::::::|｜ | ｌ /_/ / //l＼ / / //ｌ ｜ ｜ Ｘ : : : :
／ 〈__／ ／｀Y r==ぃ::::::ﾉ｜ | |'イ干ﾐﾒ〈 | / / / 〃l | ｜ ; . : : : . °
/´ (__／ ／｀ヽゞ==介くこ)〕 | |八 ′ﾉヾj/ / / ／⌒| / /ｊ +'ﾞ x . : : : : この斎藤一よぉ
／ ⌒ヽ ｀ て__／/ ／ｲ| ￣| | | ｀ヾ /／=ﾐX厶ｲ / , ,.::´ ｡ . . : : :
ゝ ／ / 〈/ ﾉﾉ /i| | | 〈 'ノﾉ ／ ／ / 〈:::{ . . : : : x
＞− 、 ヽ / /〈/ ハ| | , ｀ ／ ／ ／ ）′: : :
／＼ ＼ ∨ / / | ヽｌ| ｀ヽ､ ／ イ/／ . . . : : : ャ
￣`ー‐┤ / ∧_ﾉ / / | |＼ イ _ｊ＿＿＿
￣＼_／ / /＿＿_/_ / rく|＿＿ ＼＿ ＜__＿ｊ／::::::::::::::::::::::＼
_＿〉 /／:::::::::::::::::::＼厶イ:::::::::::::::::::::7ィト:::::ヽ:::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::＼
´∠廴_ ／:::::::::::::::::::::::::::::::＼ ＼::::::::::::::://|:||:ﾄヽ:::|＼:::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::ヽ
【 斎藤一 】
.
┏━━──────────────────────────────────━━┓
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
そちらの話だと服部は、
何十ヵ所も斬り刻まれながら
塀にぴったりとついて倒れず、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
l |
l | ,fﾁ´二ﾆヽ、
l | ｰｧ=ﾆ￣ ヽ‐' ￣￣ ＞ ､ ／二ﾆヽ
l | ,ィ::::::ｱ￣￣ ‐ぐ二＿＿ﾐ､
l |. ＜＿__,/ ／ / /ﾄ;―-:::::::::＞､
l | / ,ｨ/ .／／ ./ / ＼,ｸ|‐--､---､::::＼ ,ゝ､
l | ﾚク,イ / | ///,ｲ , 、 ､ﾊ. | ∧:＼:::ヽ ｀ﾄ､::ヽ .|はi
l l. ／彡ィ ,ｲ {. i { ≧tﾚﾊ jﾚ斗也. K ﾍ､:::::::ﾍ ﾊ ＼} i ぁ.|
|,､ | 'ｰｲ / l / | ﾊ | 寸:::::::::::::::::○::::: k ＼ﾍ＼::::ﾍ ﾊ ゝ‐'
γﾄ㌧ユ.// ﾊ' ､ |. ヽ| |、 , λ.| ヾ、＼ ｀＜ヽ ﾊ
{ヽ-ﾐ}|:::j/ _/ ヾ ﾋ| | ヽ (ﾆ) ┳ ｲ l ﾄ､ 入 ｀ ｰ ﾊ
{ﾆﾆヲ:/ｲﾉ＼.;:#;:;:; / j jヾﾄ ≧≦:::ﾑｲ . ﾄ､l / ﾄ､ ﾊ
ゝィ |':.:.} ＼ ｀ ー ﾑｲ }フOニニﾆO_| | ヾ ./ .| ﾍ ﾊ ,ゝ､
/ |:l |/∧､ ＼ // ﾊヽﾍ:::| |:::/入| ﾊ {. ｜ ,. ﾊ .|はi
. / |l l':.:.:.:}｀ンｰ=ｪｪﾑ' {:.:.:.Xﾍ:| |ムく`ﾊ ､;:#;:;:; .| ﾊ i ぁ.|
, . {l |:.:.:/／ | {:.:{ , ﾄﾐく:.:.:＼:.:.:>〉-} } ＼ .| ' ， ゝ‐'
/ .|l |:.／ | ヾﾍ､ ヾ､｀＼＿`く:.:.:/,ィ,ｲ ＼_|＿＿_,
ｉ , ｲl |´ .| `}＞イ￣＞,o＼}:':.イ ヾ､､ }￣￣ i | }
. l i. /l.l l | /:::ﾉ:::::::::::::::::}:.:.}}:.:.:ﾑ. ﾍl＼､ ヽl | | |
. | | | |.l | / | ./:::/::::::::::::::::::::ｉo/ﾑｲ:.ﾊ. ﾊ|:.:.:＼､ﾊ､ .| | ,｜
γ/| l j l l |. |. ,ｲ:::/::::::::::::::::::::::j勹}:.:.:.:.:.| j:.:.:.:.:.:.＼ヽ l j j
l::| ヾ, , .| l l , ,ｲl:::，:::;l::::::::::::::::/://:.:.:.:.:.:'ヽ{:.:.:.:_γフ{ヾ}. j/| ,ｲ/
l::l λl. | |､_,| , /ﾊ |:i::::;;;;|:::::::::::::ﾑｲﾍ､:.:.:.:.:.:.:.:} Y´ ￣ Уl / .j //
j/／ ヾ l/ーﾍ |＿_//:::|ヾ|:::;;;;;::::::::::::/ヾ､:.:ヾ､:.:.:.:.:.:l {ヽ＿_／' レ,/'
┏━━━━━━━━━━━━━━───
┃
永倉が斬りつけてもなお立っている。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
_,.. ｰ ─=二.,,＿ ! ｌ
,, -;;ｉl!!'" _,,,.. -ｰ''" ￣￣｀ﾞﾞ''ｰ＼ｌ ｌ, .| .,i7
,,.;;シ'" ._,, -'''''"゛ ｌ, lｌ ,l゛!
,..!广 .'二ｱ" ._,, ‐''''^￣￣ ヽ ヽ iﾞ.! ,/
,／゛ _,,..ﾆ'"゛ .,..-'"゛ ｌ ヽ ! .| .， .ll' .lﾞ
'" ー'“ﾞ ／ ,, ‐″ l : ! .l| ,! i′
,..-'´ . ／ | l l.! l ｌ
,∠´ . ／ ／| lﾞ | .!l iﾘ
"゛ ／ . ／ / i ! !,!l /
,〃 ..i/ .／ / | | lﾞ /l
.,, ／ .／ ／ / . i .l | . l/
. ／./ / .,／ /| | .! ! .iﾘlﾞ .iﾘ
ｲ l| .ﾉ／ . ,-― -ﾊｸ-―ｽ ｀ヽ' /:::| i ...! iﾞ ,iﾞiﾘ il"./lﾞ
,i!/ .,/./ ./::::::::::::::::::::} ヽ ./::::::| . | .ｌ 〈 ￣l !/ .llﾞ /.!/ ｌ
,i′ .,i./ .i::::::::::::::::::::::〈 .ヽ /:::::::::l .i / /ｰ' ヽ、 ハ __ /
,// {:::::o::､::,_ﾌﾂ〃 /:::::::::::| / . / .ヽ、 r' ノ ! / ヽ
. ,r./ ｀＼::iｪｨﾉｹ /:::::::::::/ / / r‐' ￣ヽ／￣ ! ! !
ツ゛ .｀´゜{ ./:::::::::::/ / ./ / = ﾞ ﾊ ＿_ノ / j
′ /====ヾ/＿__,/:::::::::::/ / ../ ヽ = ﾞ / ! ｀ヽ-―､ / /
/ /::::::::::./:::::::::::/ / ./ ヽ__ = ⌒ _ノ / ノ
/ /:::::::::::/:::::::::::/ / / l｀￣ 〈⌒/ /ヽ ﾉ / ノ
,,，…ー―/ /:::::::::／::::::::／ / / ヽ-‐ヘ ヽr'_/ | | /,､__!
，,, -‐::::::::::::::::::::/ }::::::／::::::::／ ／} ,/ ヽ.j. | | ／ {
..／:::::::::::::::::::::::::::::::/ /:／::::::::／ ／:::::i./ | | _,.-､⌒
i:::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ／::::::::／ ／:::::::::/ ,ノ l { ｀!lﾞ
{:::::::::::::::::::::::::::::::/ ／::::::::／ ／::::::::::::/ ｀¨ー ｀ー'iﾞ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
だが斎藤が抜き打ちで一刀に斬ったところ、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
.,,,,,, ,,..､ .,i､ , ．-──‐‐- ､ _, -=''"""" ＝--、,、`,"+`ゞ,;:
:| │ ! l,ﾞ.ｌ'" ,r'フ´ ,．-─‐‐-ミヾ､ _, -=_,.-'^ " ￣＝.、".
:l''''′ﾞ‐'''" ﾞ''ﾞ'j / ,r' ／ , ､-ーー- ､ヽ＼ _,.-'-'^ ＼`,`,;⌒`;・",;+
:!ｰｯ .r‐┐┌┘ _「7ﾈｨｲ／ 7 ,ｲ `ﾄ V1 -'> ﾐ`+,;:;"・ヽ｀ `
:| │ .lﾞ ! 二ｶ_」ｺ , / , //, l ヾ!: :" .＿＝＿＿ ヽゞ,:;*ヾ"`丶 ┼
‘'''"./ . ｌ f7j^ヾY l__＼､ヽ/l/// j | , ﾄ/ 彡 . -ﾐ、 , ﾐ `,;:"
.／ / / l| l1､ヽ 〈ﾂヽ从/ｨ/_/ ,ｲ l |//〆" /:| `i 丶
.ヽ‐゛ ,! 」! |t､ ´￣ ゞtﾝｲ //,ｲ!′ =≡ ::|丶 |i ＋ +
/ j /l」 ! , ､__ ｀/／,ｲ/ ,, -‐ ─-／! / ::/ ﾐ .ﾐ
/ lj j ﾊ Lヽ 二´イ i´ l |"´ ／´￣／／-── =≡ ::/-,､_ | |ｌ / +
-‐-=ﾆ二/ ,' / _/ ﾄ､ヾ>ｶ{ﾆｺ71├:‐' ﾞー-､ _／ ,．-‐''" / :/´i|￣.i| |i ´
/ /,r'⌒ヽ＼ Y^V^V,ハﾄ､l::::::::::::::::/¨`ー-ﾊ二ﾆヽ-､￣ / :/ i| .i| |i ゞ
,． '"´￣/ // j:::::::::::ヽ」! ﾘ l/ |:::::::::::::/:::::::::::,ｨｨィイlﾘ:::::::l=≡ ::/＼ i| i| |i ´｀ ＋
／ , イ,r'"/ /ｲ /::::::::::::::::::＼r'^^krk^^ﾘﾄ､:::::::::::::,ィイﾊイｲｲl|{:::::/ / ::/＼´ i|j| ,/ ' ／
／ ／ / ,/ ,／ ﾚ′,::::::::::::::::::::j､ j! ＿ ノ^ス Yﾉｲｲ〉! =≡ ::/ ＼ j.i| ,/;:";:|;,/×
/ ／ / ,/／ ／j/､::,':::::::::＿::::_/ ＼_＿_ノと´ｨ r ,r‐厂イｲｲｲ/ ／ / ::/＼￣ . i| ,/";:`, ､ 丶
/´ / ／ ／ｲ^/ ﾄ＼,イ＿k〉､:::::::::::イﾊ､ /´ししl_/￣｀l/ソ ´＼ / ::/ ＼ i| ,/`,;:ノ`,
/ /l／ l/ | |_」ﾄ､:::::::＼:::::::ｲﾊ〉 ﾄ､ ヽ =≡ ::/ ＼ .j| /;`,;:+,
,/ /´ | ﾄ､ / ＼|＼ l/ ﾄ､:::::::::＼〈j/ j/ | ,/ ::/ ｀/ .／+``,‘
/ / ! ﾄ､＼/ ＼ /:::::＼:::::::,ｨ巛＜ﾄ､＿ | / ::/ i ＼/.／ ,'、:'´
|／ | / ＼＼ ／::::::::::::: i /ﾊ /＿／＼ l// ::/ ＼ ./ ,r､
l/ ＼l |＞､::::::::::: ＼/＼ _j ヽ _/¨`ｰｭ､ / ::/ .｀゛ ,i" ./.
/厂 ｀ヽ:::::::/::::::::::::｀ﾄ ＼_ソヽ_/厂＼/ ::/ , / . /
／::::::::::::::::＼/:::::::::::::::::ﾘﾊ_ソ ,r‐{ﾊ´ ヽ/ ' . ／ /
┏━━━━━━━━━━───
┃
ついに倒れて動かなくなり、
┃
───━━━━━━━━━━┛
:,: :(::)
.. /⌒i /⌒''⌒) :,,゜ ' ,,,,,,,
_,,..､ .| / ,..-､ .. /⌒i (:::::::::::::::!' (::::::)
l l | /´ l,､_ノ _,,..､ .| / ,..-､ ヽ::::::::';''' ''`` 。
| i' '´_,,、 l l | /´ l,､_ノ τ'::/ .;:
.| し''´ 」 | i' '´_,,、 )/
.| ,,.-''´ . ..| し''´ 」 。 ' 、 ;: 。
| .| . | ,,.-''´ `'''`~''・
..l､_ﾉ | .| ,､ r‐'ｌ .r､、 ...f''`⌒( ,,,, !:(',,,,、
く＼.＼＼（＼ ..l､_ﾉ ﾞl.| ﾞl / lﾞ ,!,,,、( /::τ ノ:::::::::::::::::)
く＼＼＼,} Ｙ | │ ﾞl | |/ lﾞ !:::( ﾉ::`! o (::::::::::::::::::τ
＼ヽ' /_ ﾞl,,ﾉ '"│ / .゜ (/ ⌒・ . ・、;::::::::::::;;.;`` ''
く`一' /∨＼ .lﾞ lﾞ ,,、.. ／/ ノ' /／'''`'`'` `
｀￣¨丶､＿,／ //`ー⊥∠⌒＼ ヽ ＼,lﾞ...π /;::::::::(,.,.(;;;::::( ,,., ・っ
／ ___,ノ厶ﾆヽ. ｜ ):::::::::::::::::::::::::::/ '''''` ` '`
＜ ＿|＼_／r─＜９ク ｎ＼ |...τ !::::::::::::::::::::::::::::)／,,,,, γ :'`'``:!
) 二｀T¬=ﾆニ二辷|_} ｝ /_＿＿(::::::::::::::::::::::::::::冫 `'`' 、,:'::::::`:::,,,, !:::::ノ
- ＜ ｀〈￣￣￣´ .::：':'::::::::::::::::::::::::::::;(,,,,,,,、:::::::-ｰ''''`'`''''''''"
) `
／^⌒`Y´^＼ '´⌒`Y´⌒`
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┃
斎藤のその手並みに永倉は感嘆したという。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┗━━───────────────────────────────────────━━┛
.
__,ゝ―-- ．...__
,ゝ‐ ' ｀`ヽ､
／ ｀ヽ..､＼
／ _,. i ､｀ヽ､.＼
' /´ ／ , |,ﾊ ｀ヽ ヽ.｀ヽ.
/'i ,′ /i i'"ﾞ| ﾞ､ 丶
' /' .|: i ,ｨ/ .| , .! .′ !i .i i.ヽ ,ゝ
| .|l i ,ﾅﾘ￣iﾒ‐i.,′-!ﾅi! ｉ. i /
l , _ |i |;_r￣￣/!,' ,'￣ﾉ! ,i.|.ﾉ.! ……どっちが本当なの？
! , ｉ / /,､ﾞ!! .iｉ＝≡≡ 'ノ'≡≡ﾒノ,'ﾉ' /
ﾉ,' .|/ !' 〈|| i.i! ｀ i ,! i
/'!ﾉ .i' ゝ､!! ﾄ.! (二つ ﾉ,'!i| |
' ノ' 〈 人 〉,ｲ!! |ヽ|ｨﾆ､r‐､‐ T´ /ﾉ'| i ノ
〈 人 〉ﾉ ﾚヾ | |',.=ﾆ| /ｽ| .|.| ﾘ
〈 人 〉 //ﾉ /: : : '、;;;;',;;;;;;;| /: : ﾊ
〈 人 〉 .ﾉ.（ /: : : : ',｀ヽ､ﾄ'/ﾚ': : : : |
__ヽ‐､!ヽＮ(/ﾚ'ムｒZィ,／
､_,＞｀ ヽ ｌ/ r ,r '´＜_,
＿,＞_y-｀ﾞ７'冖'^ﾍｆヾ＜,_, ＜,
フ ﾆ' ｀! く、
Ｚ _,i ,r- iﾆ {｀
ﾉｨ ｒ` 一 ､ ,√｀ k Z｀ イタコに俺の霊を呼ばせて
ﾉｒ',| ==｡=ヾﾉ/ {_/=｡== ﾐ_i｀ 聞いてくれ……
´fki ｀￣´ ^´ 「｀｀￣´ ﾄ!|
_,. -ｌｌ,l! ､｣ J iﾉｊ‐ ､,_
_,. ‐ ' ´ ヾl ｒ ｴ 工 ｴ ェ､＿＿,. ㏍ ｀ '‐ ､_
,.‐'´ l | └┴┴┴┴┴┴'／^′i ｀'‐､
/ ヽ ＼ "´￣´ ／ / / ヽ
＼ ｀´￣￣｀´ ／
＿r=ｧ=､ィfZｧ､,、
, ´fフ:´-=_:三ｰ_ｰ^ヘ
／ _r/／'_ｧ'='^ー'｀´｀ ^ｰ＼
/r＝､ｿィｰ'7´ ヽ
ﾊ L／ｲ| ヽヽ ヽ l
, ｿ/ l ﾊﾚ´イ{ { |{. ｜ | ﾊ
//:/ ﾉj ｀´i |｀ヽト ､ |:ヽ. } , ﾘ ｜!
ハ:{／ｲ: { 小7ﾃﾐﾄ､ {ヽ!: / / / l l まあ、服部の死に様については
ヽ.＿ヽｰ ､ / /／ |:. ヽ. { '赳ハ＼ }:/_ｵメﾘ ｲ/ 油小路の戦闘記録の常で
￣二ﾆヽヽ/ -ﾍ､:.. l:... lト＼｀ /ｨ亙ﾌ'´／/′ 記録者ごとに違うから
ヽ､＿ _-ｧ.:´__::.::.::.:ヽ::＼ j:〉..:.l:... l! ,! ７´ | /
_,._-ﾆ-ｧ‐´ィ二;:-- ､::.::..｀ヽ､..:∧:.. lﾄ_､ -‐ イ.: j| /{ ﾉ′
‐ ´/´ ／´￣´／::.::.::.::.::..‐.-_､::＼:.ヽ:.. l::.::＞ー＜l!:..:.|:. ﾘ‐／/ﾚ 無名見物人は、「服部の刀が折れたところを
/′ ／-‐ｧ::´::, ｧ::／.::.:￣:.｀ヽﾄ､.V／::}:ﾊ:{ﾄヽ/!:. !:/‐'::/ 総がかりで倒した」
／´ ／::.:／ノ／..::..::.::.::.::.::.:..:ヽヽヽ=l:| ト='ｲ-!: /::;∠ イ_
／´ ／イj/ｲ'／.::.::＿.::.::.::.::.::.::.::.::.｀ﾄi｀j:|__ヽ＼ﾉ人::.::.::∠´
/' イ/ // ﾉ/:.‐..´...::.......ｰ ::.::.::.::.::.::.:K/:ハ.｢jﾌス::.:.｀:くヽ
／// ／ｲ.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.{_j jｧz く::.::..::..｀
__- ．.､ぇ .._
__≧ 7..:──-i_ ﾞ｀'｀ヾ､
.＞ ｨ{ i´ i:. |二 三 ヽ､
＜ ﾄ,ｲ ’ _、ヾ ゝミ ヾ ハ
,ｲ_ :i .,_ｲ__｀ﾞ ｀iミ｀ 、 ﾐ、ゞ
,イ .i ゝ≠ゞ'‐'' |ﾐ ､ {
´ハ77 ´ |､ ／ヽ i.ヾ} 西村兼文は、「服部に手こずった新選組は
./ _ }ﾐ/ V } ヾ/ 槍を取り出して遠間から突き殺した」、としてるな
｀ヽ ＿＿ ﾐ} ｨヾ､./
∧ '´_ ｀ ./´ii|i Y
< i どれが本当かはそれこそ
i ＜/// .i タイムマシンが完成しないと分からねえ
.ゝ-‐＜//// V
｀i i V
| } V
| / >´ｰ‐- ､_
| ./ .／ ／ ｀
,ｲ / _ --ア ／
、．
__ -‐｀￣￣ ｀゛ヽヽ､
.-‐´ 〃／ ヾ､
＞、 、 _ ., {/_'´ ､ _/ィヾ
7 .「¨７´7／ﾞ ヾ}´ ヽ} i ﾆ ､
'ｨ _ i i i iﾐ }ﾞ
ｲ,彡.} .,-､._ { , ,.、<.ﾐ.’ ……ただ、きれいな殺し方を
´ゝ､ ＝tｧｰ ' ｰ=tｧヲ }ｲ} できなかったのはどうしようもなく事実だ
{.ハ ￣ ´ | ｀ ￣ .'/ }
ゝﾊ {i _ u ,’ｲ’
|ヽ ．-─ - ．,:’|i} 俺の談話に「何十ヶ所も斬り刻み」とあり
| ＼ ´ ｀ ,.ｲ//|｀ヽ､
／:i ｀￣ ´////i|:.:.:.:} ＼
／/:.:,’ // V:.:.:i ヽ
／ {:./ // .V:.i .ヽ
,.’ .i´ ヾ､ ｀i ＼
､, ／i_,､-ゝ､＿__
ヾ∨:::/:::::／:::／∠__
|:i::::/:::::/::::::/:::／::::::｀:＞-
_|il:/:::::/::::::/／::::::::二ニﾆゝ､
／ゞ"''ﾍﾃ"ヽｰ-､､::::::::::::::＼:::::ヘ
〃 / |:i |i ﾉ_＿__::::::::::ヾ＜::＼ 直に死体を見たという小山正武は
i __ }ヾ==ﾒｰ､_il ﾐ:::::::｀ヘ_＿:::::＼::ゝ
_,､-'´ / ゝｔrｯ ミ_:::::::::::::::::::::／::／
rn､′ ／ " "′ ミ::___ニ＝"´;;:／ 「顔面頬より左右の腕に肩
rn;;;´;;;i ｌ ､ ゝ こ｝::::::／/_ 股から足まで被った傷の数は
_,､-''ﾞﾍヽ;;;;;;! ! 冫 ヽ､＿ ι ルﾉ彡"／´ 二十余ヶ所を下らず」
_,､-''ﾞ::::::::::::::ﾍヽ;;;;;ヾヽ_ ヽ ｀`ヽ こソミ〈'"′
_,､-''ﾞ:::::::::::::::::::::::__:::::ﾍヽ／`′ ｰ-ﾉ / i i￣:l ﾍ
´::::::::::::::::::::::,､-''ﾞ::＜ﾆ〃'ﾞ ` ､_ - "´ .／___| |:-∧ ﾍ と、している
::::::::::::::,､-''ﾞ::::::_,､-'ﾞ´ /￣>-l￣´ ｀' 〉,久
::::;､-''ﾞ::::::::,､-'ﾞ ／ ﾍ〕∃､___,,,､､､､=＝!:::::'.,
:://´:::::::／::::Y Y"￣｀｀"''ｰ--､､＜ﾆ〈::::::／〔￣∟_ヘ､. ￣ 〉l::::::::',
//:::::::／:::::::::::ﾍﾍ::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼>/;;;;;;;￣｀＼ ＼ ＼／:::';::::::::::'.,
___ __
r==y'―r'::⌒ヽ':─`＜⌒ヽ.
rY⌒r=ノ⌒毛f::j少:__:r_:::::::ヽ:==ﾐr=､､
r==='rｨ::::r‐ォ…ゝノゝノゝノゝノ ヽ:::ヽノ___}}
{__j／:::／ゝノ=彡 ゝ==彡⌒ヽ== ﾐ
r==ｧ::: Ｘ== ヲ ! !| 弋___ﾉﾄ ___}:}
{___/__/:i!=ヾノ::! i! !| | | |! i｜ | . r===ハ=ﾐ
￣{__ 介ゝ__j!! :!i!|| i! !| | | |! !｜ | ! !弋_ イ:!:|__}}
.′| |! ｜:!i!|| i! !| }! i! !:! :| ! ! ! | !! !:ﾄゝ そしてこれより具体的に記したのが
|i! i! | | | | |i!i!ヽ!ハ从 ﾊ: ! |:| !| ! ! ! l ﾘ L! 鳥取藩の残した死体記録
|i! i! | | | | |||||||| ＼_ V ゝ― :イ | |｜｜ |
|i! i! | | | |ゞi!===== =从=:==|｜｜ |
|i! i! | | | | ||| | ぅ｜ | ぅ | |｜ ｜ ……ちょっときついから
|i! i! | | | | |||弋 ノ 弋 ノ ｜| | ｜ 苦手な人は次から注意ね？
｜ i! | |:: ﾍ|| リ: ! |
｜ i! | | 从 U ｲ | ! |
｜ i! | | ∧ へ ⌒ イ |: | ! |
｜ ::| |:/ ヽ｜ ＞ ─ ＜ | :|: | ! |
| ::| !′ i! | /::Y~⌒r@~~}ﾊ | :|: | ! |
| :::| !: {!八|:/:::::::ー:──::::::::V !: ! ! !
｜ ハ: ヽ. /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V八| | |
.
┌──────────────────────────┐
│ ...│
│ 腕先三ヶ所 股足四、五ヶ所 かかと先一ヶ所 ....│
│ ...│
└──────────────────────────┘
／ ＿＿＿＿＿ ,イ ´￣￣￣￣ヽ、 ／
ｉ ｀ヽ＿ ---- ＼
| ___r´ ,__ --- ヽ ／￣￣ヽ、 ヽ／￣￣ヽ
イ// ／,′／ ､ ヽ .ヽ/∧-----､ i
//// / ./ / ／ ＼ ｉ ＼ ', /|}/////∧ヽ :,: :(::)
〃 ／ / / / ｉ / ヽ ! ｉ }//}∨/////ヽi /⌒''⌒) :,,゜ ' ,,,,,,,
/／ _ - / / ｉ | | ｉ rヽ } | . | | ///ヽ//////,＼ (:::::::::::::::!' (::::::)
. _∠ - ´ | //} | ! ! ! / } .! | | |/,-、/＼ヽ/////| ヽ::::::::';''' ''``
,' 〃/ { ', ', | ｉ | | ! | |/ ヽ///,ヽ＼///| τ'::/ .;:
＿ --、ｉ / ｉ ∧ ｀ ヽ 、 ! .{ ! /| /＿--丁￣ ヽ ∧////} ＼/ )/
/r ､／＼／｀ 7 / | ヽ ::::::::::::::| // | ::::::::::::::::::::: | ／_ヽヽ//,} 。 ' 、 ;: 。
＿ ｉ /:::::::::::::::l:::::::/// ヽ ヽ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | ///,∧}//∧ `'''`~''・
―￣ ｉ::::::ｌ::::::::|:::::〃/--/ ＼',ヽ /| | /三// |//∧ f''`⌒( ,,,, !:(',,,,、
＼＿ ---t‐ヽ::ゝ＿|／- _／/ ∧ ﾍ ´ ＿__ 〃| /| ヽ--′ |,/ ∧,!,,,、( /::τ ノ:::::::::::::::::)
＞ 、 ヽヽ--＿｀ ラ ／ ∠rv-＜＞ 、.∨ L＿/-/ / |丶-- :.、 !:::( ﾉ::`! o (::::::::::::::::::τ
ゝ ＼ヽ二＞ ／ __／:.:.／ || r＜｀￣ ｉ ｉ 〃 { ∨ ∧゜ (/ ⌒・ . ・、;::::::::::::;;.;`` ''
ヽ 入 ＞ ､ ／ ／:.:.:.:.:.―┐―‐Y ｀ヽ､ / | | ´ ＼ ,,、.. ／/ ノ' /／'''`'`'` `
| ＼ /￣:.| ／￣ ､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{ / ｉ ｉ || | / ヽπ /;::::::::(,.,.(;;;::::( ,,., ・っ
｜ ヽ:.:.:／L__ヘ ＿_孑:.:.＿＿∨{＿__ ヽヽ 〃ｉ | | ＼):::::::::::::::::::::::::::/ '''''` ` '`
. | ゝ:./:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ:._＿:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼―＝ヽヽ | | |.ヽ | τ !::::::::::::::::::::::::::::)／,,,,, γ :'`'``:!
| // ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ:.:.:.:.:.:｀ヽ:､:.:.:.:.:＼ ヽヽ | | ヾ ＼| (::::::::::::::::::::::::::::冫 `'`' 、,:'::::::`:::,,,, !:::::ノ
| |｀ ＜、/ / ',ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ 7､ | ヽ ＼ ::：':'::::::::::::::::::::::::::::;(,,,,,,,、:::::::-ｰ''''`'`''''''''"
┌───────────────────┐
│ ......│
│ 胴腹一ヶ所より流血おびただしく ....│
│ ......│
└───────────────────┘
.
坂本龍馬もめった刺しだったし。
.ｌ;;i′ / .!圭/ .ｲ、圭圭圭/ |圭/ ｨ幺才 ,イﾞ .,〃 ｨ幺才
.|/ ﾉ .ｌ圭! l圭圭圭ゝ !Ⅳ ,,ilｒ'" ,i'./ ,ｨ幺才 .,.
:lﾞ | ! /圭圭Ⅳ /Ⅳ '″ .,l./ ,,ﾉ才 ｨ幺圭
_,, !ﾞ.,,.,i圭圭Ⅳ .iУ ,i'㌢ rｨ幺圭圭
.i}′ / Ⅳ ., /圭圭Ⅳ .l″ ┌─────────────────────┐
｀ i"Ⅳ / /圭圭Ⅳ │ ..│
ｌⅣ ."、 /圭圭Ⅳ .│ 背中にも傷があり .│
/./ l｢ ../圭圭Ⅳ │ ..│
.,i''l .,〃 .〃 / ./圭圭Ⅳ .,． _ │ 倒れたところを散々に斬りつけたらしく │
,ｌⅣ 〃 .,〃 ./ ,/圭圭/ .／ ,r'./. │ ..│
.〃 ./l ､〃 ,iｒ /圭圭/ .,〃 .,ノﾝ′ .└─────────────────────┘
〃 .,ﾉ~;/ .,/./ .,ﾉ/ /圭圭Ⅳ .,.. |″ ,i'ﾝ" ,iｉ'" .,..-'ｲ圭圭Ⅳ゛ ＿＿＿i才" ｀'''″
.il″ /圭Ⅳ ,ｨ彰i彡'ﾞi/'"圭圭圭込才Ⅳ ,-/'" ,.. ;;/!"._.刈圭圭圭Ⅳ_..-､.,才㌢'"゛
. ,i|′ ,/圭圭レ圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭| ,iｌ!ﾝ''／...-彡 '',ﾞ..ｨ幺圭圭圭,ｨ幺圭才"'"
// 幺圭圭ﾚﾞ圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭Ⅳ. |/‐才ンｨ幺ﾞ‐'ﾞ圭圭圭圭才ﾞ‐'''^ﾞﾞ''″ _..i
/幺;圭圭〃圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭込ｨ幺,iﾃｱ´圭圭圭圭圭圭才" _,,,...i;;;;iv＝ゞ´
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭才 ＿_..;;ﾒ｀-ｰ'"゛ _,,..ｨ幺圭圭圭圭λ
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭┌─────────────┐ ｨ幺圭圭圭圭圭圭圭圭
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭│ │ _..- _ｨ刈圭圭Ⅳ .ﾞ'''ﾞﾞﾞ´ ,,-''"
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭│ 傷の数、分からず │＿.圭圭彡''彡丞'"゛ ‐‐‐'"
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭│ │才￣ﾞﾞﾞ‐'"゛
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭└─────────────┘'"
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭才㌢￣,,
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭才 '"￣゛ . _..yrｰ''“''''" . _,,.. -;;ﾆﾆコﾆ;;r‐
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭_.-‐'' 二ﾆ ―ﾆﾆ｀-'”'"゛ .,_iiir=｀-''''"´
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
同じ記録に毛内の死体記録もあるのだが、
これに「刀が折れ、脇差を握っていた」とあり、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
{////r ,_｀ー---- ､＿_ ,. : ⌒ヽr---': : :ー'^ヽ- ､
∨/{_ _]///////////≧ﾐ､:_´: : : :.／: : : : : : : : : : : : : :｀--､/^ヽ
＼/7///＞ ´￣￣＞￣＼//＼,.:': 〃: : : :_: : : : : : : : : : : : :{､: : :､
￣￣ ,. : :´: : : : : : : : : : /: ／:, ∧:| : ;∨/＼
,. : ': : : : : : : : : : : :,.ィ/: /: :/: /: :/ |:|: : :|: :.}:ﾊ: :{∨l:ヽ､//｀丶､
,. :': : : : : : : : : : :,. ´ ,ｲ:./: :/: /｀ヾ､ |:|: : :}: /ﾘ_i: :|: : !: :}: ＼ ､//｀ｰ ､ :,:
／: : :, ´￣￣ ´ //{/: :/{:/:::::::::::::::::ﾘi:.:/:::::::::､: :|: : !}: ﾄ､: :.ヽ ＼///＼/⌒''⌒) :,,
／: : :／ // /{:./(.|:i::::::::::::::::::: j:/:::::::::::ﾉ}:/: :/l:./ ＼: ::. ＼/(:::::::::::::::!'
,: : : :/ ／ｲ |/ヽ从. , /ｲ: :/ / }: : } }ヽ::::::::';'''
{: : :,' ／'´ {: i ､ u ＿_ ｲ:/}:/ /: :/ τ'::/ .;:
|:/ｲ // |T￣＞ . (:::::: ﾉイ j/ /＿_,.. : : '´:／ )/
|{从 ´ ,.ｨ⌒ヽｰ〈 }|__｀¨_｢-- ､__/: : : : : : : ／ 。
ヽゝ {イ⌒∨ﾑ ∧::::{::ト､_ /´￣ ￣/
/ }/ } / ＼:(__)::::＼{⌒ヽ､ f''`⌒( ,,,, !:(',,,,、
/ !// ＼ '，:::＼::::::｀ヽ､ﾊ､ ,!,,,、( /::τ ノ:::::::::::::::::)
, // ＼ {:::::::::ヽ:::::::::::＼:.、 !:::( ﾉ::`! o (::::::::::::::::::τ
/ /ｲ } |:::::::::::}i|::::::::::::::} ゜ (/ ⌒・ . ・、;::::::::::::;;.;`` ''
/ / | |;;;;;;;;; jﾉ;;;;;;;;;;;;/ : ,,、.. ／/ ノ' /／'''`'`'` `
/ /} | |;;;;;;;;;;{ {;;;;;;;;;,:' π /;::::::::(,.,.(;;;::::( ,,., ・っ
,' / j! ＿| |::::::::::| |::::::::{ {):::::::::::::::::::::::::::/ '''''` ` '`
/ ' / ＿＿,ｨ≦////｣::::::::::| |::::::::| τ !::::::::::::::::::::::::::::)／,,,,, γ :'`'``:!
/ / {//＞´￣ }:￣´:::::::::::::::: | |::::::::| |(::::::::::::::::::::::::::::冫 `'`' 、,:'::::::`:::,,,, !:::::ノ
' / ＼＿＿__,j::::::::::::::::::::::::: | |::::::::|__::：':'::::::::::::::::::::::::::::;(,,,,,,,、:::::::-ｰ''''`'`''''''''"
【 毛内有之助 】
.
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┃
服部が「二刀流だった」、「刀が折れた」とされているため、
服部と毛内の記録が逆なのではないかとも言われているが、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
', ’
＜￣￣￣ ＼ ,イ } j |
＜ ＼ i´::λ , -――ュx＿＿_ / ／
＜ _＿＿＿＿,ｲ `{:::| >＜￣＞､ィ--､;;;;;;;;;;;;;;;;;＞￣￣￣￣ ’
＞＜￣￣} { ,.--r―/::ﾍミ入|/, -､ ‐ヽ二ミ＜:::::＞ ／
' ＿{ZZ=ﾆ{:.:.:.ﾄ:::::｀´::;ｲ ｉ r/ ｉ| l ヽ､ﾍ＼､｀く｀ー―――一 '
. /. ∧｀‐┴＼／‐{ | |‐ｚ|ﾄiヽ斗ﾊ}＼} ヽi
/ ∧ ヽ、代ﾘ` 科{ヽj｀ｰ---―‐ ' イ‐ァ
. / ∧ ﾄ､ヽ _｀,ィ＿rｪ二＝-―i‐ '´￣￣
/. ∧. ﾚへ ｀く::{ /_ﾉ:.Ｙ⌒､zzzく ＿__
. / ∧ 人/ﾄヽ ヽ',.{:.|:.:.:ﾉマｰ＝＜＞ ＞ ＿
/ _／ ,..::::::Y彡:i ﾄ}ヾｰｪｪ≧x ＞＜
. { | {:::::::::レ'´| .ﾉ::::::｀ー´| ＼ ＞＜
＼. | ヽ;:::::i::::::ﾑ'::::::::::ィ::／}. ＼ ＞＜
＼. |. ｀弋＿＿,x任三イ ＼
.. ＼. .| ﾍヽ}::::::::::::::::::| ＼
. ＼ | 人ﾍ::::::::::::ィ´ヽ、 ＼
. ＼ | {: : V:::::／o: : ,ィｵ ー―――――＜
. ＼ | λ: :oX: :o ／／¨{ ＞＜
｀ 八＞<o>Y_／ｱ ヽ ＞＜
／ |: : У￣::::::/ ＞＜
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┃
だとすると服部の死骸は、さらにひどいことになる。
┃
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│ .│
│ .│
│ ――――――記録に曰く │
│ .│
│ .│
└────────────────┘
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;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,|!;;;;| !;";;;;;;iﾞ､;;;;;;.!!;;/.!;;;;;;‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;l|;;;;;;;;;;;;l.|;;;;;;|,!;;;;;;;;;;;;;;!.lﾞ;;;;!!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i､;;;;;;
!;;;|l;;;;;;;;;ｹ;;;;;;;;;;;;;;;;;.! .!;;;;;;;;;;;;;;;;;,!|;;;;;|:!;;;;;;;;;;.!.!;;;;;;;l|;;;| l;;;;;;;;;;;.;;;;;;;;;|!;;;;,!;;;;;;;;;;;;|.|;;;;;;;;;;;;';.;;;;;;;;!l;;;;;;|!;;,l|;;;;;;;;;;､;;; ﾈ;;;;;;;
;;;;;|.!;;;;;;|l;;;;;;;;;;;;;;;;i､! l;;;;;;r‐i;;;;;;! !;;;;ﾞ|;;;;;;;;;;/ |;;lﾞ};|!;;;! !;;;;;;;;;;||;;;;;;;;ll;;;;;li;;;;;‖;.!,!;;;;;;;;;;;;i!|;;;;;; ﾈ;;;;;;"/.|;;;;;;;;ili.!;;;";i;;;;
;;;;;｝l;;;;/.|;;;;;;;;;;;;;;;|i.! .!;;;;;| l;;;;;;! l;;;;;|!ﾉ.!;;;;.! |;/,!;|.!;;.ｌ|;;;;;;;;;;| !;;;;;;lﾞ|;;;.!|;;;;lﾞ|;;;;!.!;;;;;;;;;;;.! |;;;;;;;";;;;;;;lﾞ .l;;;;;;iﾘ;||;;;;;;l!;;;
;;;;;.!.l;;;lﾞ |;;;;;;;;;;;;;/.|;.ｌ .|;;;;| .|;;;;;;!.|;;;;;;! .|;;;;;} !;|,!;;;l !;;;lv､;;;;;l !;;;,! .!;l|/;;;;|:!;;;|.l;;;;;;;;;;;;| .|;;;;;;;;;;;;.;;;;|, ,!;;;;;|.!;||;;;;;;ﾐ;;;
;;;;;/.l;;,! .|;;;;;/l,;;;{ .!;;.! !;;;.! |;;;;;;| |;;;;;;l ,!;;;! !;l.!;;;;｝!;;.! .|;;;;;lﾞ !;l '".|;;;;;[|!;;l |;;;;;;;;;;;;.! .l;;;;|L;;;l|;;;;'ヘ;;;/!;,l!;;;;;;;;;;;;
;;;/ l;;l .:!;;r;{ .!;;.! |_;lﾞ|;;;;｝ |;;;;;lﾞ.l;;;;;;;.! !;;;;{ .ﾞ.!;;;;;l l;;;｝ |;;;;;| .!,! l;;;;;;;|:ゞ .!;;;;;;､;;;;｝ l;;;|.|;;;;.!.!;;;;;;;;;;;lﾞ|;;l";;;;;;;;;l
;;;| .|;;｝ |;;;;;｝ .!;;.! !;;;;| ┌────────────────────┐;;;;.! ｌ;;;;;;;;;l |;;./ ;;;;;;;;|
;;;! |";| |;;;;;;.! |;;;;! .|;;;;;| l;│ ....│.;;;;;｝/.i|;;;;| .!;,ll;､;;_;;;;｝
;;;.! l;;;;l.!;;;;;;;! |;;;| .ﾄ;;;;;.! .│ 傷所、書き尽くしがたく │.!;;;;|lﾞ/l;;;;,! :!;.!Ｔ｀ !;;;.!
;;;;.! !;;;||;;;;;;;| ,!;;l l;;;;;;;｝ !│ ....│.;;;;;;/ .!;;;;! .|;;{ .!;;;;|
;;;､| l;;;〔;;;;;;;! |;;,! |;;;;;;;| l;│ 五体、さんざん離れ離れになり ..│!;;;;;| l;;;;,! .|;;.! .lﾞ;;;;|
;;;;ﾞ;| !;;;;;;;;;;;! .!;;l .!;;;;;;l │ ....│.;;;;;;l !;;;｝ .|;;｝ |;;;;;l
､;;;;;| :!;;;;;;;;;;;l .|;;.ｌ ヽﾉ゛./..│ 実に目も当てられぬ有様に御座候 .│.;;;;;;;| .ゞゞ |;;;l .|;;;;;|
l;;;;;/ ｌ､;;;;;;;;｝.!;;.! .lﾞ;.!.│ ....│.;;;;;;.! l;;;,! .!;;;;;!
.ﾞ‐' ｌ､;;;;;|゛.|;;;.! .i!;;lﾞ └────────────────────┘;;;;;;lﾞ /;;;,! ﾞｰ'ﾞ
!;;;;;l l;;;;l ｌ;;;lﾞ .l.;;;;;;;,! l;;! .!;/ !;;;;l .!;;;;;;｝ ,!;;;;l
.ﾞ'i;;.! ｌ;;/ .l;;;;l ｀'''″ !;| |;;;;| lﾞ;;;;;;;! .l;;;;,!
`'ﾞ .!;;.!、 l;;;;| |;.! ﾞ''" .!;;;;;;;l ｀"
l;;;;l ﾞ''" l;;;! ｌ;;;;;lﾞ
｀'" :!;;.! ｀''"
!./
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
そもそも死体どころか、激闘の現場事態が凄惨極まる。
事件の翌朝、現場へ駆けつけた西村兼文曰く。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
, ― ､
,_､:,´へ; : : : : : :/＼｀,へ
__ムゞ , -': : : : : : '､.__〃 'ｰ'‐,
>､_.／ヾ): : : l : : : l:ヽ:<_ﾉ＼ノ､
/:l : : :ト､ﾊ: : ﾊ: : : ﾄ; ヽ:_; : : ＼:}
,': i : : : V ,｀≧い_;_;」ｨ≦､ヾ; : : :ヽ
l: :l : : : :k' fli冫::::::::"fij >l; l:丶; : 丶 ひ、人の手がいくつも転がってて……
Ⅶ: : : : :ゝミ=″ ､ ゝ=彡ﾑﾉ: :{`; : : :ヽ
ム:ﾍ; : : : ヽ r ＝ヽ u ./イ: : : ゞ}: : : ﾉ
≦: : : >; : : :ﾍ. l '⌒｀l <: : :,､: :く,ｲ;_:ノ 人家の壁には鬢の毛がついた肉片や
＿ ,>'釻 入: : ゝゞｪ.ノイ ､ﾍ` ＜´_ " 血痕が数十ヶ所も張り付いてました……！
ム､ｰ｀ ,､ / 〃 ヾｰ゛ .ﾉ !i ヽ
l´ rゝ)､_/ .ﾉ , !i `ー-､ , - ‐ i.! l
. ｢~r .､ｯ / ./ .ｨ.i.! ゞヽ、 ぃ、 i.! γ ,
.「 ニフ ,' ./ / ﾄﾞk ﾍ丶｀ｰ' ヽ、.」ﾚ1 !
ヽ ＿,.ｲ、/ / .ﾘ､0`ｰ `ゞ` ∀0人. ヽ
ゞ::::::::::ﾍ.. / .i:::::::::｀:::ｰ-`ｰ-､ .ﾉ;≧zﾍ. ヽ
Ⅵ;;ノ ヽ / ';::::::::::::::::::::≠::::::::≧'::::::::::::::ﾘヽ ヽ
ヾ. / 冫:::一:::′:::::ゝ :::::::::≧x:_ノ }
ゝ_ ノ ゝ;_:::::::::::::: ::::::::: :::::ノ 丶、 .ﾉ
【 西村兼文 】
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指がバラバラ落ちていたという証言もある。
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＿
, --､. i´!⌒!l
|l⌒ｌ ｌ. | ﾞｰ=':|
i´|.ｰ‐' |, | |.
|"'|. l │-==:|.
i＝!ｰ=;: l | l. r‐ 、
│ l l、 : | | r- 、 '､ 丶、
|__,.ヽ､__,. ｣ ｰ=::: ､ ｀ . 丶、 丶
㍉㌢ ∵ ）少 ｀ ､ ｀ ､＼ ＼ ;
｀.ﾟx≦圭才″ ィ升圭( r‐ ､ 丶、 ＼＼ 丶 ξ
ィ升少⌒ ｭﾆﾆ ‘、 丶. ＼ 丶、
｀.xｭｭ圭ヽ:゛∵;．゛;．: ::゛;．f心 丶 ｀丶 ＼ ,,:;;#圭#;;
､..;．∵;．,.:'寸㌢．: ::゛;．゛; ｀ 、 ｀丶 ;;;#圭#;;
ｭ升 r劣弋 ￣ ｀ 、 :;;;#圭圭圭#;;
．: ::゛;．゛; r劣} ::;;;圭圭#;;:
;#;;
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ところがそんな中……
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藤堂の遺体は比較的、損傷数が少ないのだ。
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{:.:.:.:./ｉ:.:.:.:.:ｉ:.:.:.:/:.:.:.:.:斗´/ || ｀ヽ:../l::::::::.:.:丁 }:.: ! !|｀ヽ､ｉ:ヽ:.:.:.:.:} 横腹二ヶ所
|:.:.:/ .|:.:.:.:.:|:.:.ｌ:i:.:.:.:.:.:./|:.ｉ::::::::::::::::::::::ヽ',｛::::::ﾊ:.:.|::::::::::::::::､ﾘ .}:.:.:|:.:.:',:.:.:. |
|:./ |:.:.:.:.:|:.:.ｉ:.|:.:.:.:.:/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::l∨:.:::::::::::::::::::::::: |:.:!:.:.:.!',.:.:. |
|/ !:.:.:.:.!:.//!:.:.:.:.ｉ.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ::::| }:j ::::::::::::::::::::::::j､:.:.:| .}:.:.:! ・面上、鼻から口へかけ
｜ |:.:.:.:.|/ |{ |:.:.:/:', /:::::::::ヽ〃::::::::::::::::::::::::://:}:.:.! !:./ 深さ二寸、長さ七寸ばかり
!:.:.:. || !ヽ:.:.i:.∧ .｛::::,ﾍ::::: /:.:.|:.| //
',:.:.:.:| |:.:',:.{､l:∧ ;:#;:;:;: j .＼::::ｧ ./:.:./ﾘ:/
',:.:. | !:. ﾘ:.|! ∧ ｝::｝ ∧:/:.: / ・―――─以上
∨{ ヽ:.:. { |､人 ﾏ フ ｲ:./:.:.:/
ヽ{ ヽ:.ｉ |:.ヽ:.＼ ／:./:.:.|:/
. ｀ ヾ､//|:.,:.:.＞ イ:.:.:.:.|:.|',:.:!
〃 !| |: | | ＞ ＜ |:.:./:./}:! ヾ、
/ ﾘ !:.!ヽ| ｀ ´ |:./|/. ﾘ
ﾘ /ヽ ／',ヽ
／ | ＼ , イ i ヽ、
【 藤堂平助 】
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隊士たちに裏切ったらこうなるって
見せつけでもしたのかねぇ
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試衛館以来の最古参幹部にして、
「近藤の四天王」呼ばれた元隊長には、
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{:.:.∨＞ ''":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`く |
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!:.:. / l| :/:./:.∧ Vﾘ Vzｿ／| | | | /:::::::::::::::::::ﾚ'´￣￣￣｀|::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ. ､|
!.:./ Ｖl/ |ﾊ:.:ﾊ ' __ 〈〈 〉｜ | |l /::::::::::::::::::::::| |::::::::::::::::::!::::::::::::::::ヽ }
∨ ＿＿＿ ﾚ| |＞ ､ヽ ） ｨ∧｜ | 、 | | /::::::::::::::::::::::_/ ト､:::::::::::/::::::::::::::::::::::::〉
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死しても皆に手出しさせるのを、
躊躇させるものがあったのだろうか……
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どっちかつーとパニクって斬りまくった結果じゃねえか？そもそも指数本は全部服部や毛内のものとは限らんし。
以上です。
油小路当日に土方が紀州藩当てで
「預けてた斎藤、ちょっと呼び戻させて」と手紙を送っており。
斎藤は子供に「伊東甲子太郎は自分が直に手を下して殺した」
と語っていることから、伊東暗殺及び油小路に、
斎藤が参加してた可能性はある。
西村さんの追っかけって現場検分までしてたのか
斎藤が油小路に参加していたってケジメみたいなもんだったのかなあ？
それとも藤堂だけ助けるつもりだったのか・・・
大石と一緒に行動したことになるな。
彼らは天満屋事件でも一緒だったし、相性よかったのかも…？
斎藤が伊東を直に殺してたら、なおさら藤田さんが平気でお巡りさんやってるのが不思議に思える
よく御陵衛士残党の追求から逃げ切れたな
逆じゃね？お巡りさんだから残党も手を出せなかったんじゃね？
あそこの連帯感って今でも相当なもんだし。
江戸改め東京に戻ってきたら警察官になってるし、旧会津藩大目付の娘と結婚してるしで手を出しづらかったんじゃないかな
そしていつの間にか死んでた毛内さんだって頑張っただよー！
多勢に無勢で、自分が痛い目みなくても倒せるんじゃね？
って踏み込みが遅くなったせいでここまで剣を奮えたような気もする
服部さん、一人だけ戦国時代に生きているな
そうか、服部さんの強さはホンモノなのか……
ってっきり両手に刀を持ってぐるぐるパンチ
うおっこいつ危ねえみたいな手におえなさだと思ってましたヨ。
幕末の暗殺のことで復讐をすべて認めるなら、新撰組や見回り組、会津藩などの幕府の関係者と長州系の政府高官のほとんどは死んでもいいということになる。
内戦や内乱の遺恨は、当事者の一方をすべて口を封ずるか、遺恨のすべてを水に流すくらいのことをしないと、おさまらない。
その点では、明治政府の仇討は厳禁、殺人と同じとする政策は正解だったと思うし、法治国家として当然だと思う。
１ 油小路から高台院まで遠いな。地下鉄を使ったなら楽だけど
２ 高台寺は、御陵衛司を観光資源にする気はねえな・・・秀吉とねねには、スタッフを配置して解説しているのに
３ 居酒屋新撰組は、まあチムニーのお店ですね。悪くはないですけど
４ 適当にほっつき歩いてたら、金森宗和の茶室に行き会ったでござる・・・中は見れなかったけど
もろもろの感情論を考えると明治初年までの仇討が「無法」とも思えんが
まあ近代的（西洋基準）な法治のうえでは必要な文明的法律よな
額面通り（吹いてる）な訳ではないとして
「大物粛清に二度も立ち会った」と言う名誉的な感想なのか或いは
「二度も不本意な暗殺に関与してしまった」と言う悔いのようなのかどちらなのだろうと気になった
「いくつも」が一体何個だったのか。
４以上だったら新撰組にもかなり損害が出たことになる。
クリスマスに凄惨な話を乙
証言者によって話が異なるのはそれだけ現場が混乱しているからだろうな
吹いたわ
江戸時代の敵討は許可制で、許可のない敵討は違法不法無法の殺人扱いで処罰の対象
わざわざ離脱した連中相手に血道あげてる場合じゃないだろと
新選組の味方のふりしながら真逆のことやってる連中放置してるのは危険すぎるし
「伊藤甘く見すぎ」とか「足元放置して何してんの」って評価だろうし・・・
分離時に会津藩が半仲裁みたいな立場で介入してるし
どこかの時点で伊東憎し全員ブチ殺さないと気がすまねー！！に近藤や土方が至ったものだろうと
佐野・茨木等の脱退加入伺いの時も、合流図ったのは十名居て、切腹した四人を除く六名は
殺される事も腹切る事もなく放逐処分で済まされていることもあって
よくある隊を抜けたら切腹・追って討ち取るとか、フィクションの局中法度「以外の理由」で油小路は起きたのかなと
勤皇志士と仲の良い伊東を、幕府に害した云々を理由に血祭りにあげて隊内を引き締めようと思ったんじゃね？
「流石の俺もこれには引いたわ・・・」と引き締めるつもりが逆に作用しちゃった可能性も
しかも、死体を餌につり出すとか引くわなあ
そういや、幕府的にはどうだったんだろう
上役とかの反応は今後出てくるのか？
油小路自体がどうして？の感覚があったのかも知れない
30人とか50人で包囲したのに4/7に逃げられたと言う芳しくない結果も
気乗りがしない・積極的に自分から打ち掛かりに行かない隊士が多いある意味無気力が一因かも知れないし
（死兵と化した奴に掛かって怪我したら馬鹿らしいわ、これだけ居れば誰か殺ってくれるだろ意識もあっただろうけど）
コンクリートでもないから足音も大きくないだろうし
月明かりだけの中で路地や脇道をくねくねと何人も一斉に逃げ回られるのを想像したら二桁程度の人数だとむしろ全員の捕獲は不可能に思えてくる
そもそも包囲の専門てきな訓練なんかもできなかったわけで結構逃がしてるのはしょうがない
多分市街戦の包囲からの捕縛方法を正しく行えて訓練できた組織なんて存在しなかったのがグダグダの原因だと思う
あと大学時代にふざけて真夜中に野外で竹刀で打ち合ってみたことがあるけど相手がほとんど見えないからまともに竹刀を合わせることすら難しかった
真剣同士ってのもあってどうしても滅多打ちになるんじゃないかな
全くの見当違いでした
流石に人数動員すればするほど四方どこからの突破も困難になってる筈の気もする
七条は当時でも閑静な区画でなかっただろうから、見えないほどの闇でもなかっただろうし
（一つ通り隔てて堀川なので突破成功したらそのまま人波紛れて逃走される公算も強かっただろうとして）
新見さんの過去はベタだけどらしさを感じたな
バガボンドの宍戸梅軒もそんな感じじゃなかったっけ
>>589
ただ過去話とか特に無しでさっさと決着しても良かったんじゃねえの、とは思う。
言っちゃなんだが新見って芹沢の前座……ゲフゲフ
あと地味に新見の本名が「新家粂太郎」説だった。
昔は「田中伊織」説をよく見たもんだったが、最近あんまり唱えられてない気がする。
……でもぶっちゃけ本名がなにだろうと、そんなんどうだっていいよね。
人間名前じゃなくてやったことだぜ。
なあ、壬生浪士組時代もそれ以前もろくな記録がなくて、
最期は近藤たちに詰め腹切らされたとか、水戸浪人と揉めて切腹させられたとか、
長州行ったらいつの間にか死んでたとか微妙な死亡説ばっかの新見さんよぉ。
ゼノンの中では割と表紙もらったりしてるから打ち切りは心配してないんだが
ゼノン自体の休刊は今のご時勢だと常に結構心配してる
ゼノンの漫画は進展がスロウリィなの多いよね。
今月の「義風堂々」とか前回の話の内容を
徳川家の面々が聞くだけで六ページぐらい使っとる。
井伊直政を何度アップで驚かせれば気が済むんだよｗ
ドラゴンボールかよ！！(アニメ版)と心中で突っ込んだｗ
上杉景勝「うおー！家康さえ倒さればー家康さえ倒せればー」
伊達政宗「はーっはっは！天下は俺様のものよー！」
果たして上杉家はどうなってしまうのか？
ですか？
しかしこのスレも馬鹿丁寧にやりすぎて進行遅くなってるな。
近藤編とか、鳥羽伏見で一話目。
江戸帰還してあれやこれやで二話目。
甲陽鎮撫隊となって甲州へ行く道中で三話目。
甲州勝沼の戦い前夜で四話目。
甲州勝沼の戦いで五話目。
五兵衛新田での再起の様子で六話目。
が、現時点でのプロット。
いつになったら流山に到着するんだよ！？
新撰組関連ってＷＩＫＩがほぼ役に立たないっていうのも情報少ないんだなあと思う。
ここまできたら函館戦争もがっつりヒロイックに描いてほしい。
体だけは気をつけてねー。
ちなみに山南編も藤堂編も、当初は四話で終わる予定だった（震え声
土方編とか蝦夷地到着から松前城攻略戦、お船さん沈没、
アボルダージュ、二股口、一本木関門、五稜郭降伏までやるつもりだから、
もう何話かかるか本気で分からねえ！
街灯がないと月明かりってかなり明るいよなあ
街中だと上で光ってるだけなのに、周りに明かりがないと「照らされてる」って感じで
ちょっとビックリする
やろうとすれば、あっさりできるな。構造は単純だから
山南編
新しく入ってきた伊東が新撰組を分裂させようとしている
↓
死病冒されたこの身体最後まで新撰組のために・・・
↓
近藤らと表面上対立しつつ伊東の派閥の入る
↓
突如脱走して沖田を待つ→沖田に介錯を頼み切腹する
↓
伊東らは驚き表面上脱退を諦める
江戸に新撰組隊員募集に出る。その際昔恩があった伊東の道場に勧誘に来る
↓
伊東ら尊皇攘夷のために新撰組に入る
↓
伊東は尊王活動のために御陵衛士を作る。その際藤堂を勧誘
↓
藤堂 新撰組と伊東との板挟みに悩むが伊東との恩のため御陵衛士に入る
↓
沖田 藤堂をなじるが藤堂の方は覚悟完了→油小路へ
・・・これ絶対に４話で終わらねえｗｗｗ
山南が病に冒され、セプクで爆発四散！「サヨナラ！」
↓
伊東が新撰組を離脱！ 伊東「イヤー！」 近藤「グワー！」
↓
藤堂、釣られて離脱！ 藤堂「イヤー！」 沖田はしめやかに吐血！「グワー！」
↓
土方がカウンターのチョップ 土方「どーも、伊東＝サン、脱退者スレイヤーです。 法度破り殺すべし！ 慈悲はない！」
伊東「グワー！」 藤堂「グワー！」
御陵衛士は爆発四散！
オイル・エンド・サツバツ・ナイト 完
ある日、山南と土方が口論の末マジレス。山南「土方君に歌を詠む才能はない」
土方「幾ら親しい中でもそれは許さん！」 強引に法度で罪を着せて切腹に追い込む
↓
伊東が新撰組を離脱！ 近藤「新撰組一の土方と歌の勝負で勝てたら認めよう」
伊東「チョロいわ」 一同「・・・（これは認めざるを得ない」
土方「ちょっと！なんで僕に一票も入ってないの？！」 近藤「（俺だけ入れたら俺もズレてると思われるし・・・」
↓
土方「平助、あの場に居たらどちらに入れていた？」藤堂「伊東先生」土方「でてけ！お前もでていけ！」
土方「おう武田、俺の歌は伊東より遥かに上手いよな？」 武田「ハハハご冗談を参謀の方がグワー」
↓
なんだかんだでそれなりの関係の近藤伊東の親睦会
近藤「伊東さん、どうやったら俺も教養が身につくんだろう？」伊東「土方君の真似をしないことですね」
近藤伊東「あはははははははは」 土方「・・・・ブチッ おい大石居るか」
嗚呼、豊玉師匠の溢れ出る抜きん出た歌の才能ゆえのHI・GE・KI！
永倉「これ有りの侭に書いたら、どうせ『まーた永倉か』だろ」
つまらん長文イラネ
ぐらいの方が師匠っぽさが出ていいと思う 近藤「（無理ゲー過ぎるだろｊｋ」
伊藤さんが裏切るのも近藤さんがばらしー以外に女作ったから
どこかのノブと金柑さんは掃いて捨てる位このネタ多いし、新選組でも採用しよう
…新撰組アンチな長州人のワイですらこれ以降は（アカン）としか描写できません
とか言ってたのにこの作者ノリノリである
本当はグロい油小路24日（クリスマスプレゼント）になってしまいましたしね・・・
あっ勿論楽しく生でみてました！いいイヴを過ごせたと思います
仕事納めの残業でちょっと疲れてるんだな、きっと
殺ったらなのか犯ったらなのかと真剣に考えてしまった…
伊東についてはセルフ縛り三つ入れて描いてまして。
・近藤暗殺＆新選組乗っ取りを企まない
・薩摩と通じない
・建白書を近藤の妾宅で説明する
…………難易度ルナティックだった。特に最後の。
どっちかつーと土佐藩のほうに縁があったような。
薩摩と御陵衛士は油小路以前まで、
ほんまになんも交友関係が見つかりません。
新選組側資料だけが「伊東が薩摩と通じた」としてるだけです。
薩摩藩士で唯一、吉井幸輔だけが伊東についてコメントしてますが、、
「伊東の建白書はいちいちもっとも。惜しい人物を亡くした」とあるので、
あくまで建白書を読んだだけで、伊東と面識が無かった可能性もある。
と思っていた。伊東も武田も近藤土方の冤罪かなあ？
だからこそ創作の余地があるんだけどね
ある程度揃ってて創れるって強みよね
よく維新やれたなあ、と驚くくらい
武田はぶっちゃけ資料が少ないんでねぇ。
薩摩と通じたってのも子母澤先生が書いとるだけだし。
ちなみに武田は「竹田勘兵衛」と表記されてる記録があって、
これが本名な可能性アリ。
「亡き主君の理想を実現させるために動いているだけで、本人はその理想について理解していない」って描かれ方が
一番合ってるような気がする
何故か薩摩に通じることができたという不思議な展開なんだよなー
閉鎖的な薩摩より、お人よしの伊東のほうがくみしやすいようにしか見えんのだが・・・
逆に武田が薩摩とマジで通じていたらスペックが相当高かったように思う。
新選組と薩摩も鳥羽伏見直前まで関係薄いなぁ。
はっきりしてる関係や事件は、薩摩出身の富山弥兵衛が所属してたのと、
武田の率いる部隊が薩摩藩士を一人斬って、一人捕縛したぐらい？
この事件も薩摩藩士に非があったらしく、けっこう穏便にすんだみたいだし。
ただまあ、ドリフターズの副長が薩奸呼ばわりしたくなる気持ちは分かるｗ
芹沢鴨の章を読み返しているけど、やっぱり面白いわ。鴨＝やる夫がピッタリはまっていてすげえいい乱暴者を演じておる。
長州は最初から敵だったから恨みは無いけど
薩摩は裏切者だから絶対許せんと言ったのは慶喜だっけ？
桂小五郎が「薩摩と手を組むくらいなら死んだほうがマシだ」って言って、薩長同盟締結は１０日以上も難航したそうだぞ。
周防スレで詳しく書かれている、が決めてになったのは、なぜか坂本龍馬立ち合いの元巌流島で西郷と拳を交えて決定したことになっているｗ
武田は福田広が本名という説もありますね。でもこれは風説書に記されているだけで……。
かつてあった新撰組スレでも藤堂VS沖田はベストバウトだった。
対する慶喜が軽薄で底の浅い策士って役回りで、いい対比になってた。
しかし、一番好きだったのは岩倉だった。「〜であらしゃいまへんか」という言い回しが妙に耳に残ってる。
薩長視点でも、会津視点でも、朝廷視点でも、その他視点でも好意的ポジションになれないと言うか
どうしても、ちょっと才走った中ボスみたいな扱いにされちゃう不憫さ
例えば源頼朝なんかが業績の割に人気を義経に食われてるが、やはり武人的な人物の方が後世に人気ある模様。
つか、よくよく考えりゃ新撰組もその手の義経的な存在だわな。
どうやっても扱い困っちゃうよなｗ
そんな奴どうやって主人公に据えろと
主人公としてやったら後半ひたすら戦場と対比で「何故解らぬ、これも我が不徳の結果か…」とか言って頭抱える図の連続になると思う＞慶喜
今月のドリフターズでノブの土方評は非常に適切だなぁと感心した。
副長は一部隊率いての戦闘はやったことあっても、
全軍の指揮官の経験はナッシングだから。
創作でしばしば「蝦夷共和国の全軍を土方が率いてたら
もっと抵抗できた」というのをしばしば見るけど、
実際はたぶんエライことになったと思うｗ
師団長以上の一軍を指揮するのに求められる資質はかな〜〜〜り違うそうですからね
一線指揮官としては優秀だったのに、昇任しすぎて無能を残してしまった方々も多いですわね、叩き上げの人らは
アワーズは読めたけどブレイドがまだ読めてないや
「せめて奉公人たちが今後食う算段だけつけていればその後の混乱は避けられた
倒産に際して債権者に頭下げるだけの御店者なんて下の下だ」
と池田七三郎に発言させていたがこれは当たっていると思う。
榎本が率いた函館艦隊なんて徳川再興なんて考えてなくて旧御家人がいかに
食い扶持を確保するかという一群であるともいえるし。
隠居したあとは地元民には慕われているから、性格が歪んだ人間ではなかったとは思う。
下のこと考えていなさすぎる
織田なんとか「仕事は」
毛なんとか「生き残ることですよ？」
大阪で敵前逃亡したのを薩長が「感心した！」って言って助命されたわけじゃないし。
その後大阪から動かず春嶽辺りとの連絡も絶っちゃった辺りが謎と言うか
なんか上手く言ってたのを最後の十日ほどで全てパーにしたような勿体なさ
その十日の間に善後策図るなりしないで沈黙して、いきなり挙兵して敗退と
最後で色々やらかしたと言うか一気にそこまでの有能さを台無しにした感じ
先月の
「戸次川の戦いか？ あれか？ それか？
ウチは恨みを買いすぎててどれかわからん」
とか笑う薩摩人に、
「もしかしてウチの子孫がなんかやらかしたｗ？」
とか言われたら、そら土方さんもぶちきれるわなと思いました。
けどそれ言うと、トヨトヨも生前？は一軍指揮やったことないよーな
あの牟田口ですら、マレーでは活躍してるからな
前線で肩を負傷して、血まみれになりながらも指揮を執ってるし
それがインパールではああなった
豊久の事なら、庄内の乱で自家の軍を率いてる（あれでも大名なんだぜ？）
ちょっと活躍し過ぎて泥沼化させちゃったけどｗ
軍隊でいったら中佐か大佐クラス
土方は最後まで思想が無かったからなー組織運営はできても著名な人間を引っ張っていくようなタイプではないと思う。
まあ新撰組屯所はどう見ても連歌会をするような雰囲気じゃないけどｗ
新撰組関係者でいい句書けるのって伊東くらいなんだよな
絶対に笑ってはいけない新撰組24時になりそうでなあ・・・（主に師匠披露の時に
誰かの指揮下の戦いであって一軍の指揮ではなかろ？
たぶん、「一軍」の定義が違うからずれているんだと
新説爆誕
土方「俺より俳句が上手いのは粛清だ」ポルポトなみの大粛清をしなきゃいかんｗｗｗ
歌は小さい頃からやってないとなかなかねえ…と某皇族の方が上から目線で語ってたお
土方の身分では先生に習うとか無理くさいから下手でも仕方なかったのかもしれん
正直これは平民をいじめるような階級意識強い方の弁なので信じなくてもいいかもしんないw
まあ15代将軍のお孫さんなんすけどね
実際は句ができたら周りに見せて回ってたのだろうか
>>1にある歌も誰の作なのかとか全然知らないから早く知りたいわ
兄の為次郎さんも「一家で連歌を嗜んでいた」と言ってて
土方家はそれなりに教養の下地あったようにも思うんだけど、師匠のあのセンスはどこから・・・
ﾊｯﾌｸﾁｮｳｾｯﾌﾟｸﾊｶﾝﾍﾞﾝｼﾃｸﾀﾞｻｲ!!
土方句集って先人の短歌や俳句をパクった印象はなくて独創性にあふれているな・・・
この場合の独創性は必ずしもいい言葉ではないけどｗ
告知忘れてた。
年末進行で俺がくたばりかけているため、
投下は大晦日までありません。
場合によっては大晦日もありません。
ご了承ください。
>>689
今までになかったという事は、誰も思いつかなかったという事か、もしくは思いついてもあえて誰もやらなかったことの二つがあるんだよ（ﾆｺｯ
誰か疲れた俺に大鳳ちゃんください。
鈴谷と熊野がいちゃついてる薄い本でもいいです。
本気で疲れてなんもネタ出ねぇ。
明日の投下、なにやろ……
ここの投下ペースはかなり早いし、無理はしないで下さいね。
とりあえず今日はもう寝よう。
明日も仕事や……めんどくさい棚卸しや……
投下やるんだったらこの子が主役でウソ予告でもやろうかねえ。
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／: .::::::::イ:::::::::::了 ヽ ＿, /::::::／}::,孑´ﾁｰ{, ' ;:::ﾄ､:::::::∨}:/
/ : .::::::::::::::::::::i:::::::::! 厶イ ｽ弋ﾝ イ', ' ;:::ヽ:::::メ´
/ : .::::::::;::::::::::::::|::::::::! ｀¨´ /::::' , マ´｀ｰ一
{ : .:イ::/}::::::::::::::|::::::::! ノ /::::::::::ヽ ヽ、
ヽ{ {/ {::::::::::::::|::::::::{＼ ｀マ=ｰ- ､ ／::::::!::::::::::i ≧=ー一
′ .{::::::ト､::|::::::::|. ＼ ｀¨ ¨´ _ イ:::::|:::::l:::::::::::{
ヽ:::{ >:::::::ﾑ ', ＼_ ≦::::::::::::::::::ｨ::::::l::::::::::{
／ｦ| {::::ﾄ::::､', 厶::::::::::::::／/::::/::::::::::ハ
, ' 二 } {:/ ', ｰ一 卜､￣￣｀ﾞ/:／ ヽ:::;ノ
／二二∨ ′ ∧ ', { ハ ｨ≦、{ ´
, ' 二二∨ ,ー､ ', ﾔ ,'二= ∧
／ 二二二∨ ∧ニ/ ∧ー､ _ 斗 ﾄ､二ニ=＼
, ' ニ二＞ ´ ヒ´二/ ' , / >=ト二ﾆ＼
/二二＞´ ／ﾆ二二＼ ∧ / ／ﾆﾆ} ＼二ニヽ
. /ニ二/ /二二二二二＞､ ' , / .／ {二ﾑ ＼二ﾆﾑ
/ニ二/ /ﾆ二二二二二} ＞ ∧_/ ／ {二∧ ﾏ二}
. /ニ二/ /二二二二二二} i￣｀ー-ト-----､ }ﾆﾆ∧ }二|
. /ニ二/ /二二二二二二〈 ー―一7 ﾄ､＿ } |二ﾆ∧ }二|
/ニ二/ ∨ニ二二二二ニ} /∧ ', |二二=} }ニ|
. {ニ二/ ∨ﾆニ二二二ニ| / / } } |二二=| }ニ|
実はけっこうAAある流子ちゃん。
その一報、皐月様は函館臣子よりAAが少なかった。
.
1人でもキャラ好きな職人さんがついたキャラのＡＡはかなり増える
CV小清水ってだけでも好きだ
皐月様はテーマ曲が超かっこいい
12話での主人公度は異常
詳しくｵﾅｼｬｽ
俳人としても結構名のある人だったようだし
見て「エロの女神ホロを解放しちゃったやる夫が彼女の霊気にあてられて、巫女のアサマチや幼馴染のカレンを押し倒しちゃう」
ってネタがスパークしたw
みんな同じ声という
不良っぽいクラスメイトに琉子ちゃんで
天然枠に天満ちゃんか
4000/3500/5000/5500の資材20で出やすいって聞いた、ていうか出た
>>1が俳人じゃなくて廃人になってしまう…
前回のドリフのタイトルが「みつめて☆新撰組」だったことに気づいた。
ヒラコーはほんといつも平常運転でオカシイ
>>705
今のところ、出す予定無いっす。
蝦夷共和国幹部でそれなりに出番あるのは、
榎本武揚・大鳥圭介・荒井郁之助・春日左衛門ぐらいで、
後は海軍の艦長たちと、渋沢成一郎が出るか出ないかという程度。
なるべく新選組絡みの部分だけに描写を絞るんで。
>>709
出たぁぁぁぁぁぁ！！
ありがとう！！
すいませんが、体力・気力が空っけつになったんで、
今日の投下は無しで。
来年の三が日のどこかで投下します。
では、良いお年を。
水滸伝の方も来年はよろしく！(トドメ
＞水滸伝スレ
マジな話をすると、来年五月下旬の
北方スレ休載一周年あたりで、両方とも再開予定です。
このスレがおそらく四月までかかるのと、
水滸伝脳に切り替えるため、原典・北方・絵巻・自分の過去スレの
読み返しをせねばならんので。
気長に待っててください。
……ほんと気長に、ね？（震え声
姉と二人で紅白見ずに「キック・アス」を見てたんだが、
ヒット・ガールちゃん可愛すぎだろ。
「金髪ツインテールで制服着てるあたり、製作者分かりすぎでしょ」
とは姉の言。
まったくやで工藤！
いろんな意味でSAN値が削られるぞ！w
＞原作版
姉が今、隣で読んでて「ウワァ……」な顔になってるｗ
代表作：
ヒーローがとある法案(正体を政府に登録する)を巡って内ゲバするシビル・ウォー(キャプテンアメリカvsアイアンマン)
「もしスーパーマンがスターリン時代のソ連で拾われたら？」を描いたIf話スーパーマン・レッドサン
さて、戦極姫５の続きやるか。
中島可之助が可愛いけど、調べたらこいつ半分架空の人物かよ！
そのくせ信長との面談以外、なにもやってねぇ！
明けましておめでとうございます。
本年も新選組とこのスレをよろしくお願いします。
とりあえず、今日の午後八時から投下。
新春特別ロードショーみたいなウソ予告で。
今夜泊まりがけで出かける→そのまま明日職場へ直行
となったんで、申し訳ありませんが投下延期で。
また改めて投下日は告知します。
あと、ウソ予告もなんかノリがよくないんで、
次回の投下は普通に「伊東甲子太郎考」にします。
このスレは俺にとっての潤いです、今年も楽しみにしてます
突然ですが、この後七時から「伊東甲子太郎考」を投下します。
しばらくスレ作ってなかったんで、
リハビリがてら短め。
マグロみたいな人だなｗ(エロイ意味ではない)
了解しました
俺は根がサボり魔なんで、
ちょっと途切れるといっぺんにモチベとか
色んなものが落ちる。
短編スレでも書いたけど「休んだらエタる！ 俺は絶対エタる！
エターにならないためには書き続けろ！」という強迫観念が
投下速度の秘訣。
では始めます。
. -‐.,､――-
／ ,ｨﾆ/ ヽニ≧x ｀ヽ
/ ,'.ﾑ/ ｀ヾ ヽヽ
.//.' .i | { | ! .! | l ﾊ } ',
i.ｲ {斗|⌒i!i i!斗=.ﾄ､ ,! .!.| .|
{'| i! l,ｲ¨ﾊﾍ{ヾｧ=ﾐx｀ﾄ.} | .l
Ⅵ从.ﾏﾘ {｡::::ﾊ/.// ! 読者の皆様
圦 ' ｀¨ /ｲ/ .! 新年明けましておめでとうございます
| i＼ゝ フ .ｲ ./ .|
（＼ | |／｀ｰr ´ ﾚ'∧ !
＼｀∩ ,| |≧ィ´|,／'/.∧.:> | 伊東甲子太郎の愛妾
⊂ニ_ヽ｣l .| /ﾘ./ /.／ .{ {´￣｀ヽ.! 花香太夫です
⊂ニ/ ﾉ ! ∧〃 .// ／| | ﾊ|
Lr! i' .} / 〃 .i/ .／ | | ／ }!
{ {､ / 〃 / / | ﾄv´ |.i!
ヽ ヽヽ / {{ / / .l l | ! i!､
/ﾊ ', ＼ r＜ |ﾊ / ./ | |ﾘ / !ﾊヾ.､
// ∧ | ＼｣＿｀ﾊf≦≧/_x≦__≧.| | / !∧ ヾi
.' { ヽ ヽ! ヽ＼__ | ￣￣｀¨¨¨ /ｲ / | .∧ ii
{ 廴. ∨ f＝≧ｭ､＿＿＿.{.／＝彡 !ﾊ .ﾊ ii
ヽ ヾ! 人 ｀￣¨¨¨¨ア´ ! | i ii
＼ i! /i ｀ー-ァ＜´ | i! | ii
ヽ| / /＼__／´ ﾉ i! | .ii
【 花香太夫 】
／.. ..／｀ヽ ＼
。゜: : : : : : : : ⌒ヽ: ∨ﾑ
/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼: : ﾑ: ∨厶
,' / /: : /: : : : : : : : : : : : ＼ : : : : : ﾑ: ∨i::i
/: : : : : ,':: :ｉ: : ｉ: : : ｉ: : : ヽ: : :ヽ: : : : : i|: : : : i
ｲ: :i: i : : i: : :i: : |: : : |: : ＼:: :: ::: :: :: :: ::i|: ヽ:И
{ : :i: i : : i : ∧:::|: : : |: : : : 丶: :i : i}: :: ::i|: : : ＼: 、
{: : i: i: : 儿‐―z-､: :圦: : , - ∨―‐:: : i|: : : | : }＼: 、 正妻のうめ子です
|: : i: i: : r‐====z､＼i ∨ ,ｨ=====‐ｫ: i|: : : |: 厶 ＼: 、
‘， : : : ∧ 圦:{ｊ::ｿ》 《 圦:{ｊ::ｿ ｲ::::i|: : : |: : : : ＼
∧ : : : : ヽ￣￣ ￣￣ i|: ::i|: : : |: : : : i＼
| ∧: :: :: ヾミ__ i:. i|儿}: : ﾚ': : : : i| 丶
| i ∧: : : 圦 _＿__ ｲ: : : : /: : : : : : : ＼
: i : ∧: : : : ＼ `こ゜ ／} : : : ::∧: : : : : : : }
{: : :|:: ∧: :: : : 个ｭ ＿ イ＿ﾑ:: : ::/: :|: : : : : : : :.
: : : :| :i| ∧ : : :: i {ﾆ=‐-―-=ﾆﾆﾆ}: : ::/: : :|: : : : : : : : i
ｉ: : : : ::i|: ::∧:::: ::i入三三二ﾆ=-イ: : :/､ : : |: : : : i| : : : :.
{: : : : :: : : i|:∧: : ii:i:i:i:{≧≦}i:i:i ノイ/(i:i /7､|: : : : i|: : : : :i
i : : : : -―/7iヽ(i:i:i:i:i:ゝ=ｲi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/7 ＞=-:: :: ::::i: : :.
i: : ／ _/7i:i:i:i:i:i:i:i:i:/三}i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/7′ ヽ i: : : }
【 うめ子 】
.
,ﾒﾂ
／/////////////// y///‐∧
／//////////////////////,/Vﾐ＼
. ／//////////////////////////∧
////////////////////////ｉ///ヽ:/∧
. ////////////////////////l/// V /ﾍ/ｉ
. .////////////////////////|///////ﾍﾙ/ｽ
|////////////////////}//1/ハ/､////∨ ﾍ＼ うめ子の父で甲子太郎の義父
｜//////｜///////}/// !///≦ミ|/∨/ｉ/ｌｌｌ
. |｜/////|/////／ﾌ//` |// ｧﾐｴ､//ll//l,ﾘｌｌ
. ! |//////ｌ //ｬ ｧﾃ＝ﾐ |/ ﾇ_ﾝﾀ }|リ /ﾉ 伊東精一に
. |｜/////l///| 之_::ﾀ l/ ゞｰ' ﾊ/
|ハ////l///､ ゞｰ' ､ ハ}/|
∨/､////ﾄ＼ ＿ , /ｌ|//
ヽ//i/､///ヽ '´‐,‐' ﾍ//ハ
／ ヽ| ヽ＝∧＞ ／}＝}:/;:;:;:ヽ
／;:;:;:;:;:;:;:;: ＼＝ハ､|＞-一彡7///;:;:;:;:ハヽ
. 〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: }ヽﾊ三三三三彡/;;:;:;:;:;:;:;:;:: ／:;:;ヽ
, ィ⌒丶: ;:;:;:;: ;:;:;: jﾆ∨三三三三7ﾊ:;:;:;:;:;:: ／-‐' ´＞ ､丶
【 伊東精一 】
/////////////＞､
{// ｀ー '´￣￣ヽ/∧
l/ }//l
{＿ } l＿,...ィ !//!
} 下tｧ! {tォｱ !//{
| / ///{ 実父の主君だった志筑藩主、本堂親久だ
l { -＿､ / }//l
l,＜////////＞､///∧
|//{ ' ￣￣ ｀ >////{ ', 我々四人で伊東の解説を
|/////ｲ/＞-'////// /:, やらせてもらうのだが……
＼////////////イ／ /::::､＿
∧////////／ ／:::::::/ ￣ ｀ヽ､
＿／/:{ ＼￣ ´／／> ／::::::::::/ ｀ー ､
／ /:::l /介＼<／／:::::::::::::/＿＿
／ _,ｨ/:::/／:::::::::::} ＼/::::::::::::::::/ i i ー ＜＿＿
_／＞ ' ´ i /:::/ {:::::::::::/ ,'::::::::::::::::/ i | l | |
イ i | | i/:::/ /:::::::／ /:::::::::::::::/ | | | | |
【 本堂親久 】
.
＿- - ── ‐- -..､
，＜.' " ＼
f´. ` ､＿__ ＿＿＿ ,. . -‐‐ ＼
∨ ,ｲノ￣ ',
∨ヽ. | ，-‐‐‐-彡 |
/ ＼ | ／￣ u ｀､. |
/ ﾍ|／ / |
/ u. 三三 ヽ |彡 | 離婚させられた正妻とその父親と
{＿ 三 ＿', /. | 愛人が一ヶ所に集合って
| ＼ ｌ L＿-‐‐' ￣ |／⌒}. !
', 《にﾌ> | ヽ､に7.ゝ u. | |. ﾄ､
| ／ .ｲ ｀￣´ /|. | ./ ｀ヽ ヤ バ く な い か ？
＿|u. ,ﾉ ﾑ＿ ＼ |∧ >‐--，
,.' ￣. | f´￣ゝ-‐″ ｀丶 ｕ ﾊ_,ノ ∧ ＞..
. r-‐′ ＼ { ｌ￣｀Y´￣｀‐- ', u. |. / | `＞､
／ .∧! | ｒ-―─―┐ｌ ｀､. |/. | ＼
／||. | ∧ヽｒ'‐-----｀ノ ヾｖ-‐７! | ／ >､
／||. || | ∧ ￣ 二￣ ／ /. | |二二二二二_ ヽ ／ ／ }
.／ .||. ||二二二二二ni | ∧｀丶／＼__／ / | | ヽヽ／ ／. |
||. || / ∧＿＿＿＿＿＿__/ | | | |￣| |
||. || / j 只 /. ! | | | |
, ´ /ヽ＿＿ ｀ .､
／ ,r≦/ ヽ三三≧x. ヽ
. ' ,∠＞´{ ｀ ＜ヽ ', ヽ
./ / ´./ ﾑi ', ｀i ', ',
/ / | .!^^! | .', | ヽ. ! i ',
./ / | ﾊ | | i! i! ﾄ, ', ! ! !
' / .! ...{,===､..|∨ |.====､ト､ | ! |
| .' ! .',../ γ⌒..N ∨ |γ⌒',..ﾄ,! i! .! .! ええ、ヤバいです
| ,! .| .∨ 弋 ソ .ヽ!.弋 ソ.}! ﾘ .l |
|ハ | ∨ .i ... // l .!
{ } i! ﾊヾ .u u /ｲ ! .| 私の胃壁がマッハで削れてます
Ⅶ iゝ. ⊂ﾆﾆﾆ⊃ ..,ｲ! l .! 油小路作ってた時の>>1ばりに！
ﾊ! ｢.:.＞i . , ィ´.:.:l ! ∧
/ﾊ! .|.:.:.:.:fｰ-､ ｰ,´-'^i.:.:.:l ﾄ､ .∧
/〈.:| |;ィ ^ヽ､__.Y _. ィ^ヽ:| |.:.:〉 ∧
./___.〕 | | .! ト､}_ ∧
.,x≦三∨ !ヤ≦三ﾞ只三≧:ｧ| l ﾑ三≧x
,∠三三 7 | `ｰ"7:/ i:.｢`ｰ' | ∨三三三ム
∠三三三7 .| ,/:/:介i.:i､ | ∨三三三ﾆﾑ
＿,..イ//////∧´￣二 ,.. -￣ ｀ヽ､ ', ヽ ､
////////////ｲ'´ ／ , , | ヽ ヽ '， '， '，
/////////// / ,:' / / { i } ﾏ ﾏ } ﾑ ﾑ
////////／ / / / / / | {! | } ﾏ | | {
//,/イ//// / / / ｲ ｲ :/{ | | | } { {, |
////////,ｲ / ｲ j! | :/; | | | | |Ⅵ |Ⅵ{ ああ、主……私を捨てておきながら
/////////!./ / j! ! /;;;;;| |! j /ﾘ ﾘ '，. | ﾏﾑ 京にこんな愛人を作って……！
/////////!' / j! / {;;;;;;;;;, ,ﾘ! / l/ / / '，{ ヽ ヽ
/////////| / ／| /| |;;;;; -} /;;;| /i ! / / Ⅵ '，'，
/////////| :/,イ￣j! ,ｲl Ⅵ{￣ j/￣j/ j !ｲ /|'， '， '，'，
/////////| / { /ｲ / Ⅵ / ∨l/{ !{,ｲ |,ﾑ '，_ ヾ ':,
/////////j!二｀ヾ､ { ; ｀ _,｣/ ﾏ| j/∧ ∨ヽ､ ＼
////////,ｲ///> / | i ―- ､ イ|{ | ｀ |//∧ ∨∧
////////{//// /､ i ; ／///|! | ﾘ////＼ ＼ﾊ
////////|/// /r-≧｡ __,...イ///////| ////////ヽ､ ＼
////////|// / |::::::::::::::| |::::∨////／ j! /
, ィ////////////＞.､
, イ/////////////////＞.、
,.イ///////////////////////＼
,ｲ/////////////////┛┗//////.＼
///////////////////┓┏/////////＼
//////////////////////////////////ハ
〃//////////.〃//////////////////////∧
〃j///////ｲ ///////////////,ｲ////////.}.ﾊ
八/////{ {/,ｲ///////∧/.イ//////////l//} あいつだったらうちの娘を
,.ィー././////Ⅵ {〃////////.,ハｲ/,ｲ//,ｲ/////l/.l 任せていいと思ったんだけどなぁ……
,ｲ::::::::X////////l .ﾘ} /ﾊ{//〃.ハ＼>ｲ/,ｲ///////j/.l
,..イ::::::::::::::::＼//////.ゞ､ .{" |/ .{/ Yﾉヾ./////,ｲ///j}/j
..::- - ＜::::::::::::::::::::::::::::::::＼///,ｲ,ｲ.} l " ｀.,.ｲ/,ｲ/イ//// リ
:::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ .l イイ l///.〃// ←ちなみに、伊東が新選組入隊以前に
:::::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::::::＿:ﾊ { _ .,{/ｲ.ｲ.〃 病没している
::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::／:::::::/ ∧ ｀ ヽ _ ,ｨ.≠
::::::::::::::::::::::::∧::::::::::::::／::::::::::∧ ＼ _ノ
:::::::::::::::::::::::::::∧:::::／::::::::::::::/:/ 〉､≦´:｀ヾ､ ∧
::::::::::::::::::::::::::::::∧〃:::::::::::::/:/ / ./´:::::::::::::::::¨:::::∧
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈:/ / ./:::::::::::::::::::::::::::; イ:〉､
l//ト ､////////////////＞ ､//!
|// ｀ ＜///＞ ´ ∨,{
l/! }/|
,-､|彡' u ∨{- ､
j, ﾊ{ﾐ ＿ ､ _ ＿ }/!r､}
{ /} l/ ｀_ヽ､＿ _j 〈 ＿,_イ l/! } l_ ま、まあまあ！
_,. ＜￣∧ヽ{i{ ｰﾟ-' , } ｰﾟ- ' }/!/∧ ＞ ､
- ＜´ /::::ヽ_lヽ / { //|_/:::::':, ｀＞ ､
/::::::::l l/∧ u , l ､ /!/{ l::::::::::::, 娘さんが離婚することになったのは
＿,/::::::::::| |//! ヽ __,.{ j }､_ / l//!.!:::::::::::∨_ 本人が嘘ついちゃったのも
__＞ '´i i i/::::::::::: ! lｲ∧ ,xイ///＞ --＜///＞､ ///!.|::::::::::::::}i i｀＜_ 原因だから！
´i i i i i i i i,{:::::::::::::::! |//ｲ///´ r―――――-､ヽ/77/// |:::::::::::::::li i i i i
i i i i i i i i il::::::::::::::::{. ＼///{､ ￣_二二_￣´ ／///／ !::::::::::::::::li i i i
i i i i i i i i i!:::::::::::::::::l ＼///＞ ､_／/＼__,／///／ |:::::::::::::::::li i i i
i i i ＞ '´;;;l::::::::::::::::::| <＼ ＼//////////////／ ／> |::::::::::::::::::|｀ヽ_i
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::::::l ＼> ＼//////////／ <／ /j:::::::::::::::::::l;;;;;;;;;
,. -―――- 、
∧＞-､ ＿＿＿__｀ヽ
/V⌒ヾ､| l７ﾌ7/／／|
/V ｀´￣￣￣Vﾐ|
ハ|/ u |ﾐ|
{ ｆ/ -､ {ﾐ| と、とにかくその辺は一旦置いといて
ﾍ| ゞ･＞ｿ {ｘﾆﾆ. |:;ﾊ 解説を始めるぞ！
∧ ￣ } ゞﾟｰ' |{ }|
//} / ｒ /:|,ｒ'
.／////X777Xｧｧｲｖｘ / /-―-､ 今回は我々男性陣が解説役で
_.. ‐ ニニ/:::::∨//＼ ー-__ ,,｀ヾﾊＴ ⌒ヽ ＼＿ 女性陣が聞き役
「「「「「「「「|:::::::::|＼///>､/7ﾊ..ｘ＜7{￣´ ヽ「「Tゞ､
| l l l l l l |:|:::::::::l. ＼//// | | | | {￣ ＼ ＼ ∨///ｸ
|」」」」」」|/::::::::::|、〈ヽ ｀フー‐ｒ―‐ゞﾍ ヽ ∨／:::
:::::::::::::: /:::::::::::::|∧ ﾍ〉∧::::::∧ にｼ‐＼ ﾉ|>､:::
:::::::::::::::|:::::::::::::::| ∨ / /￣｜ﾍ__／ /::＞ｒ― ／>':＼
:::::::::::::::|:::::::::::::::| ヽ∨ |:::::::::| /::::::::::∟ -' ／:::::::::
:::::::::::::::|:::::::::::::::| |:::::::::| ／:::::::::::::/::＼_／:::::::::::::::ノ
＿,... -―-- ､__
/ 7//777ヽr777 }
{ミ/´ ｀ー ´ V
l/ｲ ＿ ､ , _ }
_l/! tｫｧ / {ｨtｧ !
{(j/! ¨ } ¨ 〉 そして全体の構成としては
∨/＼ ,....-=-'_ /} 以下の五つの疑問点について
/!/////r―‐-ｭ}//,〉 検証していく形とする
,..ィ{ ＼///ｰ7777////
_, ＜ }:::::l ＼/////////}､､
＜´ ＞'´ |::::::::.､ <> ￣￣￣´ }::::､｀＞ ､
＞ '´i i i i i |::::::::::|＼ /介∧ jl:::::',i i＜ ＞､
i i i i i i i _ｲj::::::::::::, ＼_/ /-{ ∨ l::::::,i i i i_i＜ ＞､
i_iイ;;;;;;;;;;;;;;;l::::::::::::::::､ { | }:::::::､;;;;;;;;ヽi i i＜__}
;;;;;;;;;;;;;;;;,...イ､::::::::::::::::＼ | | /:::::::::〉;;;;;;;;;;;;;;;;ヽi i |
;;／￣::::::::::::::＼::::::::::::::::＼| | /::::::::/:::::::::::::｀ヽ､;;;;;;;}
┌─────────────────────────┐
│ .....│
│ .....│
│ ① 伊東はなぜ新選組へ入ったのか？ .│
│ .....│
│ ② 伊東は近藤暗殺を企んでいたか？ .│
│ .....│
│ ③ 御陵衛士と新選組の関係は？ .....│
│ .....│
│ ④ 伊東はなぜ近藤の妾宅へ行ったのか？ .│
│ .....│
│ ⑤ どうして新選組は御陵衛士を殺したのか？ ....│
│ .....│
│ .....│
└─────────────────────────┘
.
--＝=、、 } .)
＿ ヽνﾑ-―- 、
_´二＞｀.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
ー´フ. : . : .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
.／: : : , '.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:、
´,.:': : : : i::‐ト i、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧
,'7: /i: : ﾊ j ﾘ｀ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧
i / ﾙ' i! 7fぇ、i.:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧ かなり長くなるため
l/ __ノ ムソ,ﾉ j.:.:,'.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l 前中後編構成を
} !.:.:/.::,'.,;,;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ 予定している
丶 、 ﾑｲ.:/i.:.:ふ..:.:.:.:.:.:.:.:.:/
ﾉ .:/i/ .jんソ.::.:.:.:.:.:.:.:/
ゝ ...::/,ﾉ´′ﾍ.:.:.:..:.:.:.:.:.:/ 一部は本編で解説したことの
｀ ‐-,..::: ...::::::::::::::ｿ.:.::.:.:.:.:/ 繰り返し＆捕捉になるけど
__ ＿＿＿＿!::: .::::::::::::::{ ! 川メ,ヽ
/ /三三三三三三三三三三 |E彡jyヘ ＼
. / /三三三三三三三三三三三ヾYり | ﾄ ヽ
/ /=, -‐- 、三三三三三三三三 |:i;ﾊ ﾉ .ﾉ V∧
_,.ィ7777777777＞ ､_
_,..＜/＼/////ィ7￣7＞､/ ∧
{///7777 ヽr77////////////!
∨////////ィ'''''´￣￣ヽ////,{
∨/!´￣ ｀ , ､ {///∧
∨{ / _ { ∨//-'､ それとこれらの疑問点は
|/l - ､ {_／＿,.ィ {//ィi } 新選組研究者の間でも
}/{ -r-｡,=-､_｀ｰﾟ' ノ ∨/' / 答えがバラバラなものが多い
∨! ¨ { l } /∧' ､__
}ﾊ＿_ j l ヽ ＿＿///∧ /}::::＼
_,.. ////// '=-=- '///////// , !::::::::}￣ ＞ ､ ために、このスレでもあくまで
_, ＜ {//////, -――- ､ヽ//// / !::::::::| 「>>1の私見に基づく解説」となるため
_／ ＼/////777777////／ / j:::::::::{
´ ＿/::::＼//////////_／ ／ /:::::::::|＿＿
＞ '´ /::::::/ ＼ ￣￣￣´ ／ /:::::::::::l i i i i i｀ 信じる信じないについては
＞ '´i i i i i /:::::::::{ <＼ ｀丶､_ ／ ／> /,:::::::::::::| i i i i i i i 読者の皆様にお任せする
´i i i i i i i i i i,:::::::::::::|､ ＼> ／三三＼<／ / ,::::::::::::::! i i i i i i i
i i i i i i i i i i/::::::::::::::| ＼_／三三三／＼_/ l::::::::::::::| i i i i i i i
.
_ -‐ ￣￣ ‐- _
, ´ __,.､――-....... _ ｀ ､
／ ,...:.:´_/ ＼‐- _.:.:.:＞.､ ＼
／ ／＞´ | ｀ ＜.:ヽ ',ヽ
./ '´ ,.､ | ｀i ', ',
/ ' ﾑヽ| ', { ヽ ! i i
./ .′ .i ｢^^`! | l ', ヽ ', | | |
′ | ﾊ|＿__!_ i! ! |＿__ﾄ､. ', ! ! |
.′′ .| ,.イ'´!￣ ∨i∨ ﾄ´ヽ￣｢¨i｀ト.! .l ! 注意書きは以上
.′′ .!´ |,z≠｡iﾐヽ! ∨ .| zr＝｡ﾐ､Ⅵ/｀ ﾊ |
| | .| ∧ <ﾊ::::::::::} ` ∨} .{::::::::::ﾊ>i! ﾊ. !
| | .| ヽ | 辷_ﾝ }' .辷_ｿ /! ﾊ .! それでは……
| i! | ﾊヾ /'.! ﾊ !
.! ﾊ i! 圦 ' ,/ ﾊ. |
.ﾍ从!∨ ﾊ.:＼ ｀ ´ ／! ﾊ !
∧∨ ﾊ.:.:.:＞i､ ィ.:.:.:.:l .∧ !
/ ∧ ﾊ.:.:.:i<! ｀ ｰ ´ !>i.:.:l ﾊ.:.:＼ |!
′／.:.| i.:.:人 ｀ｰi r‐ ´ _人/ l.:.:.ヽｲ |l
′ ｀ーi| ｢ ｀ｰ V ‐'´ | |.:／ ! ∧
, ´ _ ｀ヽ､
／ ／ ｀ ヽ
,:' , ' ／´ _,....､
/ ／／ ,.. ´_ , ,，|
/,.:' ／,ｨ／ ､＿_,ィ , / l.{
,..:' ／/ /ｨ 下r､ﾄ､/,ｲ /} / !|
／,.ｨ´ //{/ /之':ｿﾐ､/イ// / |.{
／´ / r-､/i / ｀ ｲ/__七/ }:!ﾑ
／,ィ77777ﾊ/＞､＼ , 之>ｲ／ /,ｲヽ'， 「伊東甲子太郎考」
／////////}//// /､ ｀ - ,..ｲイ / // ヾ､
／//__///////|/// />､777>´ ／/ イイ| ＼
,.ｲ//////＼//// !//{ |､::}l∨/／/ヽ | | ＼､ 始めさせていただきます
{//////////｀ヽ､//!//| }::､|!:<////r-、_,| { ＿ ヾ｀:､
∨////////////＼!/,i| |::::Ⅵ:::｀ヾ{-,-:::::} ／::::::::｀ヽ､ ___ '，'，
. ∧//////////////}/ | |:::::::ヽ:::::::::＼:::／::::::::::::::::::::::::}´ ヽ } |
/ ヽr――- ､////ｲ//j j:::::::::::}::::::::::／:::::::}:::::::::::::::::::::;' } | /
/ /7r--､_ ｀ヽ'////| |::::::::::人::／::::::::::/:::::::::::::::::::::{. ; /
. / { >} 7ｰ'/////i| |:::::´l ||,:'::::::::::::::::{:::::::::::::::::::::::| i
/ ｀i j!二二二二_｣ﾆヽ:,::'::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::}
. / : {!__,}:イ,..イ////}／::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::! i
/ i | ∨/- ￣￣o,:':::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::|
. / ; }_,.ｨ////ｨ/!::::::::::::::::::::::::::::::::{:::::::::::::::::::::l i
. ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
|┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓|
|┃ ┃|
|┃ ┃|
|┃ 伊 東 甲 子 太 郎 考 前編 .┃|
|┃ .┃|
|┃ ┃|
|┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛|
. ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.
./ /＞ / ＼_.:.:.:.:.:.＼i ', ',
/ / ﾊ ! ｀ ＜.:.:.! ! !
' / ./ ﾑ! .' ヽ! | l
.' / i＾＾^| | ! ! ! |
.i .' _i_| | ﾄ | ', ! ! |
.|ｲ l N｀ヽ､!.ﾊ | ∨ ﾄ､ i! .! ! l さて、まず最初の疑問
| .! ﾚ,ｲミﾐ､ﾄ∨ ! _,斗=ヽ‐-iL l l !
∨ .| ﾊ .ﾄ. ﾄ:::r} ∨! .,ィテ示ﾐ| l .l_ヽ l
.∨{ﾊ ∨| 込ﾘ ヾ. ﾄ､:::r'}ヾ>! lヽ } | 新選組入隊の動機、ですね
∨ l ヽ{ .辷zﾝ '1ﾘ l / |
ヽ| 圦 〈 /ｲ lｰ'＞.､ i!
!. ＼ v_､ ! l.:.＼.:.:.:＼.∧
| iヽ . / l.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:>∧
,.....-┤ L -ヽ＿_ -‐ ´ ./ lヽ.:.:.:.:.:.:V´ .∧
/:::::::::r'| | { {ﾊ __/ l ヾー＜ ＿ ヽ
/:::::::::::| | | ! i/￣ / .' ＞.､ ﾊ
／::::::::::::::| | ! ヽ!＿ / / ／:::::::::::ヽﾊ
＿__
_,. ´ /ﾑ ￣｀ヽ､
, ´ / ':, ヽ
／ '， '，
／, , ﾏﾑ ‘，
／ｲ / ,! / | | ､ ､ ﾏ ヽ }
. // // ｲ- {､_/ | ﾄ,_,|ﾑ - ', }､ ‘， |
. // { ! | |下ﾃ､从乢i,ｨﾃ=rｧ| |-､､ヽ. ! 多くの新選組作品では
// !{i !从! ﾋijj ﾋijｿ ﾘ从r } ＼Ⅵ 「新選組を乗っ取ってやろう」と
. // ﾘ| |{ :叭 ' | |- '! ＼､ 企んでいたとされますが……
// Ⅵ!＼!i ＼ ヽ / /＿,| | ､＼
{ ! ／ / | | ｀ーr ≦,/ /-―rr} { { ﾏ:､
| ! ／ ／__,.Ⅳ///}::::::| { //,ｨ7777ﾊ､ | ﾏ! 本当に主はそんなことを
| { ／ ／／//| |／r/:: /| |/ ////////∧ | | 考えて入ったのでしょうか？
ヾ!' ／,./// ／:://:／ｲ:/,ｲ/{／//////､ﾊ. | }
／ ／／//イ:::::::://イ::::::// /ｲ/////////＼!/ｲ
,:' / {／:::::::::::::i／::::::::::// /////,. -77￣77､ﾊ､
/ {:::::::::::::::/:::::::::::::: { | {/777///////////ヽ}
. / '､:::::::::人::::::::::::::::| |∧////////////////
{ /､}::::´:/ﾊ＼ ::::::: | |<＼､///＿＿_///_／
| }|::::://::} |:::｀:ー:| |/＼_>!＿＿＿＿}´
} , ィ − ＝ − 、
_,=-＝ヾ/},.ィ//////////////＞ 、
.,.イ///////ヾ}////////////////////＞.､
,.イイ´ .,.＜/////////////////////////////＼
〃 ,.イ/////////////////////////////////.∧
/////////////////〃///i///////////////.∧
.〃////////////////{////.{////∧////∧////.∧
.///////////////////,////ﾊ/∧/∧////∧/////ﾊ まず、はっきりさせておくが
.ﾊ.〃/////////////.〃ﾊ////八/.ﾊ//}ヾ////}//////l 伊東が上洛した一番の理由は
{/〃////{////i/////.ﾊ{ {/////∧.∧ヾ/}≠//i////// }
.| {〃{//.l////l//ｰ//{-ｌ≦ゞ////∧",≦弍刈ﾉ//.}////l
ﾊ//ﾊ////l//{//.,ィ弐ミ､ヾ.///∧ヾ乂::::少///l////j 「勤王活動」をやるためだ
{ {/.{ {////l//l//《 乂::少 ヾ/{ ヾ j///.jヾ///
l/l八///.l//l/八 ヾ 八//ﾉ旬∨
八.| .ヾ/∨{//l./ヾ.､ ' 〃,ｲ .,.イ//
ﾘ ∨{ヾ{ヾ.l∨ﾊ - ‐ .,ｲ"/{〃
ヾ l ヾ ヾ{ﾊ ¨ .／ .l/{ .{
ヾ .＞ ､ ／ .l/
ﾘヾ/} ＞ イ _l_ _
,. .イ: : : :} ,....:::＜::::::::}: : ＞. .､
〃< : : : : : : ｲｰ:::::":::::::::::::::::::::::::l: :／: : : }
/////////////＞､
{// ｀ー '´￣￣ヽ/∧
l/ }//l
{＿ } l＿,...ィ !//!
} 下tｧ! {tォｱ !//{ いちいち資料を挙げないが
| / ///{ 本人の言動、周りの記録などから
l { -＿､ / }//l 否定の余地がない動機と言える
l,＜////////＞､///∧
|//{ ' ￣￣ ｀ >////{ ',
|/////ｲ/＞-'////// /:,
＼////////////イ／ /::::､＿
∧////////／ ／:::::::/ ￣ ｀ヽ､
＿／/:{ ＼￣ ´／／> ／::::::::::/ ｀ー ､
／ /:::l /介＼<／／:::::::::::::/＿＿
／ _,ｨ/:::/／:::::::::::} ＼/::::::::::::::::/ i i ー ＜＿＿
_／＞ ' ´ i /:::/ {:::::::::::/ ,'::::::::::::::::/ i | l | |
イ i | | i/:::/ /:::::::／ /:::::::::::::::/ | | | | |
,. -―――- 、
∧＞-､ ＿＿＿__｀ヽ
/V⌒ヾ､| l７ﾌ7/／／|
/V ｀´￣￣￣Vﾐ|
ハ|/ |ﾐ|
{ ｆ/ -､ {ﾐ|
ﾍ| ゞ･＞ｿ {ｘﾆﾆ. |:;ﾊ だが新選組に勤王色は薄い
∧ ￣ } ゞﾟｰ' |{ }|
//} / ｒ /:|,ｒ'
.／////X777Xｧｧｲｖｘ / /-―-､ そこで乗っ取り、もしくは隊の方針転換を
_.. ‐ ニニ/:::::∨//＼ ー-__ ,,｀ヾﾊＴ ⌒ヽ ＼＿ 企んでいたとする資料が
「「「「「「「「|:::::::::|＼///>､/7ﾊ..ｘ＜7{￣´ ヽ「「Tゞ､ 新選組・御陵衛士の双方にある
| l l l l l l |:|:::::::::l. ＼//// | | | | {￣ ＼ ＼ ∨///ｸ
|」」」」」」|/::::::::::|、〈ヽ ｀フー‐ｒ―‐ゞﾍ ヽ ∨／:::
:::::::::::::: /:::::::::::::|∧ ﾍ〉∧::::::∧ にｼ‐＼ ﾉ|>､:::
:::::::::::::::|:::::::::::::::| ∨ / /￣｜ﾍ__／ /::＞ｒ― ／>':＼
:::::::::::::::|:::::::::::::::| ヽ∨ |:::::::::| /::::::::::∟ -' ／:::::::::
/:::/ :: / /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::∧
/:::/ :: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧/ハ
. /:::/::::::/::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|/:::/:::|
|:;/|:::::/:::::::::/::/ |:/ |::::::::::::::/|::ﾊ:::::/:::: ::::::::::|
. !/ |:::/:::::i:::::::/≧ ､ヾ:::::::::/, =≦;:ﾊ::::::::::::::::::|
从::l :::::|::::::{ 伝うﾐ. r=テぅ ､ |:::::::::::::::,' まず、新選組側の資料だが
|::l:::::ﾍ::::::l L込:ﾘ. Ｌ込ﾘ /ｨ|::::::::::::/
ヾﾍ:::::ﾍ:::} / ﾊ:::::rヽ
∧::::::∧ ` ｿ/::ﾉ／ これは本編でも紹介した
. ゝミ::::＼ rっ イ::彡 「新撰組顛末記」の記述だ
＼ ｡ ＜ |{
。≦ﾊ. ´ 丶 ／ﾊﾐr 、
─ 二三/ ﾍ ,｡＜ }三≧ 、
, 。ｭ ≦i:i:i:i:i:i:i:i:/三| 〉⌒〈. /三三| ｀≧ｭ。、
/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i_ ｭ ≪/三/| ∧＿/＼ メ,三三ﾆ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ≧ｭ。、
. /_ i:i。 ｭｉ:ｉ≦i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:/三/' レ' / ﾍ ｀´/三三三|≫ ｡ 、i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ≧ｭ、
/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/三/ ./ | ∧三三三|i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ≫＝｡i:i:ｉ、/∧
┏━━───────────────────────────────────────────━━┓
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
もう一度、軽く繰り返すと、
藤堂が伊東に近藤暗殺を持ちかけ、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
く _. ／: : ,;;_／ : ,,;／/: : ／: :,;／: ;/: : : : :,;;l: : : }: : : : : : : ヽ ヽ
＜／_ - ／: : ,,;;;/: /: ,,;/: ,;／/ ,;/: : : : ,;／} : : |l;, :l : : : : : : l_:l _ ─
／／＿ /: : ,,;;;;;;/: /: ,,;/:／ / ,;ｲ : : ,;／ /: : / l;, :l: : : l: : : ､:ヽ／ ヽ
/／￣, -/ : ,,;;／/: /:;// /─-l / ｌ : ,,;/ /: : / l: : |l;,: : l : : : ヽ: ヽ
/ ／;; / :,,;;/: :/: / / l: / ≧､|ｌ l: ,;;/ ｀ /: : /_ l : ｌ l;;,: : l; : :l: : l ヽ l
/l ／;;;;;; / :,,;;/: : l: :l / l:,／,ｨ'´汗z､,;/ /: ／ ｀l /､l;;,, : l : : |l: : l ヽl
／;;／l7.l :,,;;/ : :,;l: l:/: :} { fｰ'´;:;:;:|:/ /／,z=ﾆ二.､ l;;;; / : : l ); : ｌ＼l
/ ／／{i. l: ,;/l: : ,;;l/|l : : l 辺斗' l| ／ {__／;:;:l ＼; /: : : :l/|l; : l＼ﾘ 近藤を除いてその代わりに
ｌ'´／l;;;;/;l l:,;/ l: :,;/l: l: : / l ゝ─ '´ ／ ､込心刈 /; /;, : : / l l;;: :l ＿ 勤皇の志が篤い伊東さんに
l 'l;;;;;l;;;;l;;;l; V : l:,;/;l : l: /､_l 'i ｀ ｰ-_'ﾞ./／l;;;, : /_,. - ∠ - 隊長へ就任してもらいます
l;;;{;;;;k个ｲ:: lつl/;;;;l: : Vl／ヽ ,. ─‐ ､ ／ /;;,: :/´ ／
V´ヽ_｀二ニ _ -‐l: : l: : : : :_＼ /´￣￣｀! ／/;;,: :/ ,. -‐
｀ ｰ─-' ／ l: :l: ,. -ｧ: : : ヽ { l ／/; :／l ／/;; ／ こうすれば新選組は
／:／rｧ ヽ:l/ / : ／´ ヽ｀ー一 '′-‐ ´ /／ / ／. /;; /, - 真の勤皇集団へと生まれ変わる！
／:／ l l l/ヽ l／ヽ;ヽ /｀¨i´ l;;; r i´l ／ lヽ /. /;;;; {'
. ／:／ l l _l／::::::::::::::};;;l-‐'´,.-==> >; l l;;;l l;;;;;ヽ､ /;;;;;;; l /
. :／ _ヽl__ - :::::::::::::::::::_ ／:::ｌｌ:::: {i:::: / /:} } l l;;;ヽ _ ／;;〉､;;;; } /{;;;;;;;;; ヽ{
, -‐..:_￣- ￣`ｰ-── ￣／::::::::::ｌｌ::: ヽ_/_/::/／ ＼;;;;;;;;;;;/ ヽ;;;;V::::ヽ;;;;;;;;; ヽ
:::::／ ／:::::::::::::::::ｌｌ／｀i;T ´ ＼／ ＼l::::::::ヽ;;;;;;;;;
【 藤堂平助 】
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
これに伊東が乗った、というものである。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
,ノ'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ:::::＼
/'::::::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::､::::::::＼:::::ヽ.
/::::::::::::::::／:::::::::::::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、::::ヽ:::::::l
. /:::::::::::::::/:::::::;:::::::/:::::/:::::::::::::::::::::::::::::､:::::::ヽ::l､::::､l
{::::::::::::::/:::::::/ ::::/:::::/ :::::::::::l.:::::ヽ::::::::::::::::::/〉.!∨,'l
ｌ:::::::::::/:::::::l'::::::;'!::::::l ::::::::::::::l.::::::::l:::::::::::::∨//ｌ:〉〈:.! 近藤暗殺は時期早尚やけど
l::::l:::::ｌ:::::::::l:::::l' l:::::::l:::::::::::::::.!::::::::l:::::::::::::::l/://!,ﾍ｀! やつらの仲間になったふりをして
. l::::ｌ::::ｌ:::::::::l'"ﾞ''=-斥ｌヽ::::::::::.!:::::/,.斗斧ﾞ｀l//:::l::::｀l 新選組へと入り
l::::ｌ::::l:::::::::l,xｚ:竓毛ﾐ ＼::::.! 竓毛芋ﾐ.､ l/:::/::::: !
l::::ｌ::::ｌ､:::::i 《 lr'rｹ;､l:::::::::ヽl::::lr'rｹ;､l 》/:::/ :::::/
ヽ:ｌ::::l::ヽ::ﾞ:､｀ 込瓜ｿ::::::::::::`::.戔込ｿ /:::/:::::::/ 京へ上ってから改めて
＼!:::::＼::＼ .:i /／:::::::/ その計画を進めようやないか……！
i:::::::::::::ﾍ ｀ ､＿＿_,. ./' l:::::::::/
.__,,. ．-‐ ''"ヽ::::::::::::::lヽ ｀ー ‐' イ/::::::;ｲ "'' ‐- ．..,,__
/ ／_＿＿＿_ ＼::::::::l ＼＞ _ ＜／/:::／＿＿＿＿__＼ ヽ
i´ } /￣..: : : : : : : : : :.＼ l｀ヽ、 ／::::::＼ ,ィ':／:.ﾍ: : : : : : : : : :￣､ {｀i
ﾍﾉ∧ : : : : : : : : : : : ／::｀:::::::ﾍ/ ＼::::／ﾍ./:::::::::::::::::＼: : : : : : : : :∧'./
.l/: :ﾍ : : : : : : : : ／ :::::::::::::::::::ﾍ / Tﾍ /:::::::::::::::::::::::::＼: : : : : :/: :ﾍ!
【 伊東甲子太郎 】
.
他にツテがなかったのか？
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
だが本編でも述べたとおり、
「新撰組顛末記」のこの部分については、
正直、信憑性はゼロに近い。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
, ' ⌒ヽ /＼ ／: : : : : : : : : : : : : ::| アー---､
( ∧ ) | ＼／: : : : : : : : : : : : : : : ::| .／: : : : : : : `Y
__ヽ‐､!ヽＮ(/ﾚ'ムｒZィ, ヽ廴) ノ | ./: : : : : : : : : : : : : 人: : : レｲ: : : : : : : : : : :}
､_,＞｀ ヽ ｌ/ r ,r '´＜_, |／ | ../: : : : '; : : : : : : : :/ ／＼: : : :`､: : : : : : : : ::|
＿,＞_y-｀ﾞ７'冖'^ﾍｆヾ＜,_, ＜, .／＼/: : : : ::.;{: : : : : : ／ム=-i=Y: : : : `、: : : : : : :|
フ ﾆ' ｀! く、 /: : : : |: : : : ::ム、: : : : { ≦ｱ:::::| |: : : : : : i: : : : : : ::t
Ｚ _,i ,r- iﾆ {｀ |: : : : ::| : : : 《 ﾋ:::寸: : ::| V::::::ﾉ /: : : : : : ::|: : : : : : : `、
ﾉｨ ｒ` 一 ､ ,√｀ k Z｀ .V: : : : '; : : ::ﾄ弋_ソ` -､ゝ. `¨ ムィ'": : : : :}: : : : : : : : `、
ﾉｒ',| ==｡=ヾﾉ/ {_/=｡== ﾐ_i｀ V: : : ::'; : : } ___ u ノ: ;:'": : : |: : : : : : : : :ノ
´fki ｀￣´ ^´ 「｀｀￣´ ﾄ!| .V: : : :`ヾﾑ、 .t''"´ .} ｰ=彡: : : : : 人: : : : : : :f´
_,. -ｌｌ,l! ､｣ J iﾉｊ‐ ､,_ ）: : : : : : :＞z。 `. '′／: : : : : ::/ Y: : : : : （_
_,. ‐ ' ´ ヾl ｒ ｴ 工 ｴ ェ､＿＿,. ㏍ ｀ '‐ ､_ ﾉ: : : : : : : : : : :|｀＞z｡-r 彳 : : : :__:∠、 |: : : : : : : :ヽ、
,.‐'´ l | └┴┴┴┴┴┴'／^′i ｀'‐､ ／: : : : : : ; ;∧: : f´ | >fﾉ: :,ィｱ´ V": : : : : : : : : : }
/ ヽ ＼ "´￣´ ／ / / ヽ ./: /: : : : : : ::{ ＞ﾐ＞ |／7::ﾘV"/ .／: : : : : : : : : : : ノ
＼ ｀´￣￣｀´ ／ ﾚｲ: : : : : : : : ﾚ´ ＿ /:::{_ム'＿_ ／: : : : : : : : : : :＞"
【 永倉新八 】 【 小樽新聞記者 】
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
永倉もしくは新聞記者の創作かと思われる。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
そして御陵衛士側でやや似た計画を
記したのは、篠原泰之進である。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
／ /￣`X ＼
〃 /うｘ ＿ ./ ／: : ＼ ＼
{{ r‐'⌒ヽ.＼.: .: .: `'く／ : : : : : : ＼ ＞
ヾ.__r‐{⌒ ､.: : : :.ヽ.ヽ: :ヽ : : ＼: :＿ : : :-=＼
,．. :'’: :{: :|: : : :＼.: : : : : .:'.: : :＼＼＼_: : : : : : : :.＼
. /: :／／∧∧: :＼: :＼ : : : : ∨￣》=《^Yﾐx.: .: : : : : : :＼
￣¨“冖¬=-x/ :/: :/ 〃: :＼＼: :＞＜: : : : : :v=《ｰ''='ﾍ《人.: : : : : : : : .:＼
. /ﾉ/: :/ / : : {＼.: :／ﾑ=ｧ':.∧.: .: :〈ｸ}}: :,: :}j: :ﾄ､＼ : : : : : : : : : :
,. '´ {: : {. { 乂: ∨`くｲ弋ｿﾞ} ﾊ.∧ |: : Ⅵ / /!j/:| ＼`ー=ﾆ二二 ミ＼
／ ‘,: :'．’,: : ﾄ､＼ ` j/ ∨|:|∧ ∨ /川 / ＼.: .: : : : : .: .:＼＼
／ ＼{＼＼ﾄr'}ヽヽ jﾉ )∧ Ⅵｿﾞ / ＼: : : : : : : : : ＼＼
{: ＼ ＼ く ,. ｙ く￣￣ ¨¨∨¬='-.､. ＼: : : : : : : : : ＼＼
ゝ. ﾄ､ ヽ. ヽヘ.` __ ＼ ﾊ ＼ ＼.: .: : : : : : : ＼{
`=-==}公ｯ ,丶 ／/ﾊ. 厶ｱ¨￣]≧ｘﾊ ＼
/∧ﾊ /ｱ } }ｘ`='///／ r広≠7ｱ7ァｘ_/j|
| V ヽ,r= ｲ { ﾊ. ＼// ／l/_｣L｣_////∨!
＼ ヽ ﾉ ,乂 ' /厶ｨfｱl／ `'く.//》'＼
ヽ ／￣＼ ,∠二ﾆ斗f'≠宀=ミ. )､////》
∨ ,.＞ ' ／＾ / ＼/:/
【 篠原泰之進 】
┏━━━━━━━━━━━━───
┃
彼が晩年、史談会で語って曰く。
┃
───━━━━━━━━━━━━┛
` ｬ.､
., -=､ , ‐==―- .､ﾏi
/´￣｀.V , ` 1 ´ ヽ
./ , ｧ'､≧=ｱ´, i .i , l }ﾏヽ＼
/ .／ ／ｲﾏﾄｭy. Y i /i .} }l }i iﾏ ﾏ ヽ
/／ / /./ﾂ｀ .7 i .l j//-/i/jｨ} iﾏﾄ､i ヾ}
/´ l レ/i.ﾑ i /i l iｬｨ芯}/} `i ﾊl」ﾏ､_ 新選組とは
../ {／.i.l' |i|/{､ .l.{ ./} ﾚ} {. ヽ 諸般の脱走浪人の集団で
./ .j i//{ミﾏiヽｧ ､.´／ }i } { .l
/ ./ヽl ＜＼ｧ.{､7ヽ―-､.} ' ﾏ ｀ミ }
./ ./ /＼／ ヽ.ﾊﾏヽｬ' ', },ヘ l 説得すれば思想を変えることはできるはず
/ / i / =--ク､＼.}ト､ヽ / ヽ .ﾘ
/ ./ ヽL__＼＿__／` =ﾐヽi / }/
,' ./ i ＼､ f}'/ /´
,' / ヽ ',` ､ } / ヽ
,' ,' / ∨ ` , ､ ,ｲ ヽ
,' ,' / .∨ `-'{ ﾏ､ i
／: : : __ -: : : : : /: ヽ: : : : : : : : : : : ＼: : : : : : : : :ヽ ヽ 、: :ヽ
/: :／／: : : : : : : :{: : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : : : : : : :ヽヽ:ヽ ヽ:‘，
/／／: : : : :/: : : : :ｉ: : : : : : : : :ヽ: : : : : !: : : ヽ: : : : : r´: /: : : :＼＼
/ /: : : :/: :{: : : : :!: !: : : : : : : : : : ヽ : : : }: : : : :',: :__/｀ ／}: : : : : :＼＼
/: : : /: : :i : : : : |: :',: : : : : : ＼: : : ヽ : : |: : : : : ｉ´: :/´: : i: : : : : : :/ /
ｉ: : :/!: : : ｉ : : : : !: : !: : :ヽ: : : : ＼: : ヽ 斗 : : : : }rヽ: : : /: : : : : ／／:i
!: :/ |: : : :| : : : : |: : :|: : : : ＼: : :才´: :i: :||: : : : : ｉ ',: :/､ : : ／／: : : |
',: { !: : : :!: :|: : ┼-- 、: : : : ヽ´: ＼ ,〃: : : : } /:/ヽ＿_／: : : : : :| これらをまとめて勤王とすれば
Ⅵ |: : : ||',: :!、: : i ', | ヽ: : : ヽ ー‐≠´ | : : / | /:/: | |: : : : : : : : : :| 天下の功だと思い
! : : | !:i: :i＼ ヾ≠" ＼: : : ＼ }: :/ /: : /!: | |: : : : : : : : : :|
∨: :| ',ヽヽ! ＼ヽ , ￣￣ i / / ／ | : | |: : : : : : : : : :|
. ∨ | ヽヽヽ: :| ｀ヽ ヽ ＿ |/ / | |: | | : : : : : : : : : | 伊東さん共々
ヾ､ ＼｀ヽ| : ヘ、 ヽ ﾉ ｲ: / | |: | | : : : : : : : : : | 入隊を決めたのだ
ヽ! !: : :{ ＞ イ // |､ | | |: : : : : : : : : : |
',: : i ＞ ＜ 〃 ／ ヽヽ.| |__|: : : : : : : : : : |
∨ { / / - ´ /:.:.:.| ヽ、 : : : : : : : : :|
∨| ／/ |／ /:.:.:.:.:.:!ヽ ｀￣ ---__ｌ＿
ヾ､r ／:./／:::/ヽ ／:.:.:.:.:.:./:::::::::::｀::::ヽ‐ ＿ ｀ ヽ、
,､r ´-‐ /:.:.:./ /::::/ ヽ／:.:.:.:.:.:.:.:./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ ヽ::´::::ヽ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
「乗っ取り」とは少々、ニュアンスが違うが、
新選組を幕府ではなく朝廷のため働く組織へ
変貌させようという狙いである。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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|| ! :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
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||¨ﾟ! ::::::::::::::: <⌒)::::::::::ヽ ::::::::(⌒ヽ::::::::::::| . __ ｘ‐く {Y⌒Y h r }_,ィﾊ
|| !:::::、＿＿ﾉ へ::::::::::::〉└ ⌒):、ﾉ ::::::::::| {ｎT{ ｎ 「| {___ﾉ,ﾉl {__} ｈ | ｌ}、
||__|:::::::＼＿＿＿ノー―’ ／__ ::::::::::::::: | ,ｨＵl l Ｕ j ﾄ- ' ﾄ ﾉ│Ｕﾊヽ
||ｰ| :::::::::: {二二フ｜ ｢ 二‘ 〈::::〉 ）:::::::::::::::| . / j r‐ｧﾆフ⊂⊃ ニ{ rァ ヽ|
|| !:::::::::::::L二二〕｜ | ーｧ λ/ / ::::::::::::::::| レ'二ﾆニニ､＿__,ｨﾍ￣￣l￣|｢ l|
||ｰi :::::::::::厶''"⌒7ﾉ |｛:::/ /:::〉〈:::: ﾄ､ ::::::::| |'´| / / / ＼______|ｌ ｌ|l l|
||¨ﾟ!:::::::::::| ロ /〈 λ. /:: ＼| |::::::::| | |ｌ 7￣/__ ヽ ￣rヽ ヽ|ｌ l|ｌ ｌ|
|| ! :::::::: ゝ ーく:::::∨::::ｰく::ﾉノ::＼ .|::::::::| | ｌ! ,ｨ=ｔ≦ l ｧx示ｫく, l|l ﾄ､
||__|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀¨´:::::::::| |/,|l ｌ〈 ﾋ辻ｿ ヒ}ﾘ ノ､ｌ|l |} ）
||ｰ|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |ヽ|l |// ∨l ﾚl|
|| !:::::::∧:::::::::::::::::::::::∧:::::::::::::::::::::::∧ ::::::::| | |ｌ |/ l } | | l|
||__| :::/ ':, :::::::::::::: / ':, :::::::::::::: / ':, :::::| | |l |∧ ヽ ∧l│l|
||ｰ|::/ ':, ::::::: / ':, ::::::: / ':,::::| | |l |{ | ヽ ｬｰ一ｧ ／| ｌ|│ｌ|
|| !.' ':,::::/ ':,::::/ ':, | | |ｌ |l | ｉ´}ｌ＼ ｀こ´ イl l| ｌ| ｊ! ｌ|
||_/ ∨. ∨ :| │ |l |l ｌ |. |l| |＞ -＜ |l| | ﾘ/l| ｌ|
||¨￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ │ |ｌ |l l |. |／ ,|＼|// ｌ| ｌ|
|| . |__|ｌ_レく ﾄ=彡-､ , - {ﾄ=彡' jﾘーｧ─‐- 、
|| ,. -―‐ｆ´＼ ＼ ヽ!く __ｒ' |l // / ,
|| ./ ﾄ､ } }ｰ┴く__ _ｒ' （__ﾉ／/ 〈 i
|| i | }_ﾉ__,ﾉヽ- | ｀V´ } 〈 }/ ;
【 孝明天皇 】
┗━━────────────────────────────────────────━━┛
.
__
￣￣￣ ／ i
／ ／ ∧
. ∧ /／／ ／ .} } ∧ヽ
. ∧ ／／ ／.／ / / ﾊ !ヽヽ i
. ／／ ./__/ ／ ,ｲ /i./ i | .ﾊ {
/ ' ｲ / / 7＞く// .}' .! /!i | '， 暗殺絡みな「乗っ取り計画」より
/, / ,j' | i /ﾏ.ｧ乞.iミヽ // .|| |. '， こちらの方がやや実現味がありますね
/ / /{／.! ﾊ .! 込zﾉ /'ｨ芥iヽ ﾄ､ ∧
./ / / 八 Ⅳ 从 {zﾘｲ/ﾘrﾍ. ∧
/ / / / `i | ′ /',ｲ ＼＼
/ .i / / | ! ´’ ,ｲ ﾘ ＼＼
/ .|{ / ∧ i!＼ イ/ / ＼ヽ
./ i! / ∧ ∧__＞.., _ i´ ./ ﾊ Yﾊ
. / ,|' ,.ィ/.∧ ∧ﾐ=.7 .| / / i } }
´ ￣｀ ､
／ ｀ ､
./ _.......-―-...._ ＼
.′ / /_..ィ´.:.:.:.,､＿＿＿ヽ ヽ
| .′ ｢.:.:.:.＞ァ' ＼ ｀ヽ ',
| | |.:／ / ! ', ', ', ',. ', ',
| | |' ﾑ/| ﾄ､. ', ', ', l .!
| | | .! ｢`"| | ! ',. | .| | | |
| i! ! | ! l ﾄ､ .|斗七 } ! | | そうですね
| ! ! .ﾄ{ィ＝N-ヽ 仟｢i> ,ｲ/ ﾊ ﾘ 伊東さんは近藤たちとは違って
| | r ´｢>ﾁ个 ヽlﾋﾘ /ｲ/' / }' 熱烈な勤王家ですし弁も立つ
! _,..-‐! | .<仆っ|, / / ./
r.:´.:.:／.| ト､{. `¨´ _' ,ｲ ﾄ
.ハ.:／.:／! ト ..__ ´ ／V |ﾍ 近藤以下の隊士たちを説得し
/ ∧:／ ∨ ∧￣ヽ｀Tf7 ´ | |:::ﾍ 勤王集団へと変貌させることは
/ /／ ∨ ∧､＿∨' .l !:::::::＼_ できたかもしれない……
.' ,∠....._ ∨ ∧ _.ィ<￣￣i ∨ ∧::::::::::::}｀i
／:::::::::::::｀ヾｰ.､ ∨ ∧/.:.:`ｲ＼.､┘ .ﾄ､ ﾊ:::::::::://
./:::::::::::::::::::::::::ヽ:::＼ ∨ ﾊ /|:| ,ヘヾヽ |::ヽ.ヽ::::/,ｲ
,'::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::::＼ヽ ', |:|〈ﾍ:::::ヽ}'::::::ﾊ. V//
,':::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ:::::::::`} V|｣::Vﾍ::::::::::::::::::} Y
コネ、なかったっぽいな
普通だったら剣なり学問なりで横のつながりできてくるんだろうけど、ほんとにないし
／/////////////// y///‐∧
／//////////////////////,/Vﾐ＼
. ／//////////////////////////∧
////////////////////////ｉ///ヽ:/∧
. ////////////////////////l/// V /ﾍ/ｉ
. .////////////////////////|///////ﾍﾙ/ｽ
|////////////////////}//1/ハ/､////∨ ﾍ＼
｜//////｜///////}/// !///≦ミ|/∨/ｉ/ｌｌｌ
. |｜/////|/////／ﾌ//` |// ｧﾐｴ､//ll//l,ﾘｌｌ 確かに「仮に」甲子太郎が
. ! |//////ｌ //ｬ ｧﾃ＝ﾐ |/ ﾇ_ﾝﾀ }|リ /ﾉ 何らかの企みをもって
. |｜/////l///| 之_::ﾀ l/ ゞｰ' ﾊ/ 新選組へ入隊したとしたら
|ハ////l///､ ゞｰ' ､ ハ}/|
∨/､////ﾄ＼ /ｌ|//
ヽ//i/､///ヽ -一 ﾍ//ハ 「乗っ取り」ではなく「方向転換」だったかと
／ ヽ| ヽ＝∧＞ ／}＝}:/;:;:;:ヽ 考えた方が自然かもしれない
／;:;:;:;:;:;:;:;: ＼＝ハ､|＞-一彡7///;:;:;:;:ハヽ
. 〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: }ヽﾊ三三三三彡/;;:;:;:;:;:;:;:;:: ／:;:;ヽ
, ィ⌒丶: ;:;:;:;: ;:;:;: jﾆ∨三三三三7ﾊ:;:;:;:;:;:: ／-‐' ´＞ ､丶
／ ;:;:;:;:;:;:;:;: ＼:;:／i: 人三三三三三ﾘ}/ヽ: :／ ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:｀丶、
／ : ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:: Y: : |:/三三三三三三Ⅳo:У;:;:;:;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::＼
_,.. -――--_､
{7ｭ＜7￣7￣ｨ}
} ヽ-' ´￣ }__: :l
l トミr}
{ ｪｫ rtｫ ヽ:.}､） 「乗っ取り」であれ「方向転換」であれ
l / ､ ィ: !''}
}ィゞii'wx､ /ﾐ{ノ}＼＿
,.. {i: ´_￣_｀>´::i／ /::////＞ ､ 伊東は新選組を大きく変える企みを持って
_,...＜/ィi＼i_Y:＿ヽ／ /::{i i ＜/////＞､ 入隊したのだと、篠原は言っているのだが……
,.＜//イi i i/::{ 介､ /::::li i i i i i i i＜///>､
/i i i i i i i／/::/V/:::ハ. ／:::::/;;;;;;＼i i i i i i i;;;;;;;;;;}
{;;li i ＞'´;;;;;;/:::{ /::::{ ｀／::::::::/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＜i i {;;;;;;;;;;l
|;;;;;/;;;;／:::::{::::::l /::::/ ,／::::::::／:::::::｀ヽ､;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;<￣ヽ
|;;;/´:::::::::::::::',::::|{::::/／::::::::／＿＿_::::::::::::｀ヽ､;;;;;;;;;;;;;;;;＼ }
|;/:::::::::::::::::::::∨!／ｲ:::::::／::::::￣￣::::::::::::::{::::::::＼;;;;;;;;;;;;;;;从_
l;{:::::::::::::::::::::::::∨::/::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,:::::::::::::::::＜;;;;;;;;;;l
l:|:::::::::::::::::::::::::::∨_／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::::::￣￣｀ヽ
|:|::::::::::::::::::::::::::::/o:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::}
l//ト ､////////////////＞ ､//!
|// ｀ ＜///＞ ´ ∨,{
l/! }/|
,-､|彡' U ∨{- ､
j, ﾊ{ﾐ ＿ ､ _ ＿ }/!r､} 実は同じ篠原の発言記録で
{ /} l/ ｀_ヽ､＿ _j 〈 ＿,_イ l/! } l_
_,. ＜￣∧ヽ{i{ ｰﾟ-' , } ｰﾟ- ' }/!/∧ ＞ ､
- ＜´ /::::ヽ_lヽ / { //|_/:::::':, ｀＞ ､ これと全く違うことを言っている
/::::::::l l/∧ , l ､ /!/{ l::::::::::::, 資料があったりする……
＿,/::::::::::| |//! ヽ __,.{ j }､_ / l//!.!:::::::::::∨_
__＞ '´i i i/::::::::::: ! lｲ∧ ,xイ///＞ --＜///＞､ ///!.|::::::::::::::}i i｀＜_
´i i i i i i i i,{:::::::::::::::! |//ｲ///´ r―――――-､ヽ/77/// |:::::::::::::::li i i i i
i i i i i i i i il::::::::::::::::{. ＼///{､ ￣_二二_￣´ ／///／ !::::::::::::::::li i i i
i i i i i i i i i!:::::::::::::::::l ＼///＞ ､_／/＼__,／///／ |:::::::::::::::::li i i i
i i i ＞ '´;;;l::::::::::::::::::| <＼ ＼//////////////／ ／> |::::::::::::::::::|｀ヽ_i
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::::::l ＼> ＼//////////／ <／ /j:::::::::::::::::::l;;;;;;;;;
／｀ヽ
. ' ハ: : :.＼__
( _ . -‐/: : : 人: : : : ＼｀ 、
＞ ´. : : : : : : :⌒＼: : : : ＼:.＼
／. : : : : : : : : : : : : : : : :＼: : : : ＼:ヽ、
/. : : : : : : : : : : : : : :: : : : ヽ:.:＼: : : : ＼)
. :./ : : :./: :.l : : :.ﾄ、: : : :i:、: : Ｖ:.:.＼: : : : ＼
i.:.i : : : :|: : ∧: : :|. ＼:乂!_＼: N: : : !:＼ : : : ヽ え〜〜〜〜？
{: i:.!: :i:_i: ノ/ ＼:j ＼j ＼: : : ﾘ: |: ＼ : ハ
jN人ルﾍV k: :/: :.| Y: :ヽ)ノ
|: :人 ○ ○ |: /: :.:.|ノ: : ∧
|: : ⊂⊃ U jｲ: : : ﾘ: : : : ∧
从: :i〕ト . (_人__ ﾉ . ｲ!: : /: : : : :.':.∧
人:j!: i: :.＞/ Y─ r＜/7 ﾘ:.:/: : : : : : :': ∧
＼:j: : :./ |二 iL 〈/ /レ'. : : : : : : : :':.∧
|: :.〈 __ノ二二ﾆ| |{〈 ＼ : : : : :∧': :∧
|: : : : :片二二ﾆ 厂＼ __.〉: : : / ∨:.:∧
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篠原の記録は「秦林親日記」及び、
生前に史談会で語った物が中心だが、
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r´ ´＼ ＼
( ＼ 秦林親日記 ＼
＼ ＼ ＼
＼ ＼ ＼
＼ ＼ ＼
＼ ＼ ＼
＼ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＼
＼ r´＝＝＝＝＝＝＝＝＝ｒ´
＼ 《 三三三三三三三三三=
ヽゝ＝＝＝＝＝＝＝＝＝=ゝ
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┃
これとは別に「篠原泰之進遺談」なる資料がある。
┃
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／/ ..イ
/ .／:.:/ ....＜／ ＿_ ..ィ
/| ／.:.:／＜.:.:.ー'.:￣.:.:.:.／
{.:.!/.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ー―‐.....､
_ゝ'.:.:.:.:.:._:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＞....--,-
/.:.:.:.:.:/`.:.i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:´ヽ.:.:.ヽ＿_＞ ´
/.:〃.:/.:.:.:.:.';.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨.:.:.ミ:､
./.:./:.:.:.|:.:.:.i.:.∧i!､:.:.:.|:.:.:.|.:.:.i:.:.:.:∨.:.ヾ､
-=彡7.:.:.:.:.|..:.:/┼-i! V.:.ﾄ､-l―l､.:.:.:.}.:.:.ヽ:.i これは息子の僕が
.′/.:.:|.:.:.! x=ミ ヾ! x=ミ.:! VⅣ.:.:.:.:ヾ 父さんの遺談を記した物で
i.:.ｲ:.:.:ﾍ.: |´ {::ﾊ} {::ﾊ}` 从ヽ.:.iヽi
|/ !.:.:iVⅥ. ゞ ' ゞ ' /_ノヽ.:|
{ V:l V:.ﾊ. ｀ /.:i ` 「秦林親日記」に比べると
V V! ＞_ ￣ ´ イ.:ヽ! だいぶ簡素な文章だけどね
,=ﾐ´ ,_i≧ ≦__i/Vﾍ
/ i! /: !////// i.i! ト _
., ,ー/＿i!/ : i/冖//: : |i!ヽ| _ ｀ 、
/ヽ／ 》!: : :!,///: : :,;|ミ､､ ヽ／ ヽ
i ', 〃.!ﾐ: : ヽ/: :.:〃| 〃 i i
! ', i! i〃＝=＝':': : !〃i!___/ i
【 秦泰親 】
.
/: :ﾚ‐: '' :_ ∠ ＿＿_
＿{: :/: : : :´ : : : : : : ＜
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : :｀ヽ､
／: :／:. : :.| : : : : : : : : : :､ : : ＜⌒
∠: -ｧ: : : : : :∧: : : : : : : : : : :＼ : : ＼
/: :/: : : :/: ∧:. : :.|: :l :､ : :.| : V :x- ゝ
|: / : : : ｒ≧＜ヽ : |＞≦V:.|_: :「￣ そしてこの「篠原泰之進遺談」によると
|∧: : :|: { Vzﾘ ＼{ Vzｿ |: | }: |
ヽ: :|:∧ ' _ |/ｲ: /
∨ﾊ: ＞ 、 _ .イ:/ V 父さんや伊東さんたちが
＿ ＞‐{_｀ ´ ﾄ､′ 新選組へ入隊した動機は……
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:￣￣:.:.:.:ヽ､
/:.:.:.､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
./:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.∧
.／:.:.:.:.:.:..:.:.:∨:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨:.∧
／:.:.:.:.:.:.:.､:.:.:.:.:.}/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.∧
〈―‐ x:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾉ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.∧
ヽー-.... ＿＼｀:ー-.... _ヽ＼ ﾄ.
ト..__ ＼:::::::::::::::￣￣＼:::::::ヾ::::｀ヽ .}ﾊ
∨:::::::￣￣｀ヽ:::::::::::::::::::::ヽ::::::ヽ::::::}/::::}
＼＿＿::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/'::／
,ィ≦::::::＿::::::::::::／￣｀:::::::::::::::¬::::´￣｀:.
∠ - ｧ::´::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::}￣i:::::::::ﾍ
／:::::::::::::::::::/::／:::::::::;ｲ::::/:::::::::/::::::::l:::::ﾊ::ﾍ
/::; ィ:::::::::::::::/;ｲ::::::/:::/ l:::/::::::;ｲﾊ::|:::::::!::::::ﾄ､:::＼ 「近藤にまんまと騙されたから」、だってさ
. / ´ /;ｨ:::::::::::〃/-:ｧ'=/=/x'l::::://ﾑ｣:|:::::::|::::::ヽ｀ー-ヽ
/' /::::::::::_{' i:::;ｲ;ｨ' / ､}:::/.〃!､|｀::|:!:::ﾄ;:::|
.厶ｲ::::{｀ヽlｲハ＿＿＿l:/ /'＿_}l:::::i!:::! Ⅵ
ムィ＼ {从 Vzン /' lzｿ .ﾊ:/}::::! .}:|
≠ﾄｲ::バ , /::}ﾊ:::ﾘ |'
/ヽ ＼'＼＼ u. ' ヽ ,ｲ/' }:/
/＼::＼ ｀＜≧＞.､ ｀´. ＜ }' |'
／ .∨∧ ｀ヾ<｀ﾆ´_ /〉
∨∧ /;ｨヽ//!
＼:＼ // |::|';ｲ:|
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
伊東が藤堂の紹介で近藤と面会した際、
近藤は言葉を尽くして伊東を勧誘。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
／ ￣ ｀ ､
′
| ⌒ ⌒ ! ＿
| （● ） 三 | ! 廴＿
| ､_人_, ｉ | V⌒} 一緒に国事へ奔走し
| | | ｉ 人 く _j
| l__」 , } |
人 ./ .| | 尊皇攘夷の志を全うしましょう、伊東さん！
__ ィ{＼ ._／__ | |
r ￣＼ ‘， ア ￣ ア＾ ､ !
/{ ‘， / / { }
/ / V/ {/ .j― ┘
/ ＼.＿＿_/ i{ {＿＿／
/ / } ！ .｝
/ / j ＼
. / / ./ /＼
【 近藤勇 】
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
近藤の「温容寡言に魅せられた」伊東は、
道場を閉鎖して新選組へ入隊。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
-―――-
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
.／:／:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::ヽ
/:／:::／:::::/::::::::::::::ヽ:::::::ヽ::::i::::.
. /:/:::::/::::::::/:::::::::::::::::::::}:::::::::l､::〉:::::i
i:::i::::/:::::::::/|:::ﾄ::::::::::::::::l:::::::/l::>〈:l::::l
.l:::l:::/ｲ::｀7ｰl-|､ヽ:::::::::｣l_∧/l':::ヽl::::|
l::|::'::::l::::/,ｨテ:iﾐ ＼::/ |/~ヽ｢:::::::|:::l はい！ 一緒に尊皇攘夷活動を
. l::l:::::::|/〈 |:::::d `≠＝ﾐ |:::::::l:::l 頑張らせてもらいます！
l::l::::::::l} .込:｣ l::::::/:/
.l:ﾍ::::::{⊂⊃ _'＿＿⊂⊃:::/::/
l:::ﾍ::::ﾍ ﾏ / /:::/::/
ﾍ{. ＼{ﾍ＞ ､ ｰ＿_' イｲ/／
/ニ=/＼ ／ヽ＜ ｱｰ｡i
/＞､＜´｀ヽヽ }::／￣> {
/r'／ ,､／｀―‐っ＼;;;;;;;;;;;ﾄ
/::|〈 ﾄ´:::::ヽ ニﾆ/::／{;;;;;;;;;!;;;|
／_／´ﾍﾍ::::::::ヽ>‐ ﾍ＝ ﾍ;;;/;;;;/ﾍ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
ところがギッチョン、入隊してみれば
新選組がやってるのは警邏に人斬り。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
､,､{,i';i;',,,､､,､,,
ﾞッﾞ ,i' ｛! i||;',i'､ッ
,i゛i i' !||;'､ﾞ
,|l i i| i||､`
. ,,ﾞッ,; | i{ i||,' |＼ /＼ / | ／/ /
..ミ､~'-l ! | ||||.{. ＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/
ミ;;ッil'‐,＼li |||{.＞ ＼ /
ミ;;;{ |i. ＼ﾞｉ|||{､'ﾞﾞｉ}. ∠ 不逞浪士は消毒だ〜〜！！ ＞
ミ_;;[,|i. ､ｰ -;,Y ／＿ ＿ ＼
ミﾐ;;;HH=!il|||||||lliil||||lii ￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣
ﾐミ_;;{| ⌒（__人__） | /／ |/ ＼/ ＼|
ミミ_,!^| |r┬| .|
ミミミiﾞ| ｀ | | | | ,,从.ノ
ミミミi;.| ｀ﾆﾆ | 人ノﾞ
| ＼ ノ ,,..､;;:〜''"ﾞﾞ
| ／ |＼ _,,..､;;:〜-:''"ﾞ⌒ﾞ
|（ く|＿＿_|＿_＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ri｀"'''"｀"'': ; . , _
| ＼ ヽノ _|||||________._|}=====f―――――――――┘,' . : ; . : ; _,;; "＝−
＼ ＼_ 三〉))ー'￣
┏━━━━━━━━━━━━───
┃
尊皇攘夷活動とは程遠い有様。
┃
───━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
「入隊後、愕然たるもの多く、
意図に反し根底の相異なる」状況に、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/ / /l ,| i i l .l i l l＼
. / / / l l l | ﾄ l l __l l l＼
/ ./ / l l l .| l ヽ l l|_／__l､ヽ､/l |＼
| l ｣＿＿/___l_l l,lﾍ `v| ｣ -- r tl‐ ´ l､>' ./l |＼
| l,ｲ ./＿_|/￣l.l ﾍ |二|＿___|_|_|ニﾆ.l', ィヽl |＼
| l .l /イ￣￣ ｢ll ﾍ .l ´T￣￣ ヽTヽ / ヽl |＼
| .l ./__弋＿_/__{. ﾍ .l _⊥＿＿/｣ / ∧ l＼ ぜ、全然聞いとったのと違う
| l l ￣｢｢｢｢￣ ﾍl ￣￣￣￣l / / } l＼ 乱暴者の集まりやがな……
.l ∨| 川 | ､ j /ｲ / / l＼
l .| し / l /／ .l.＼
.l l ﾍ , -‐- ､ l / / ＼ 少しでもみんなを説いて
l l ＼ `ー――' U ./ / / ､＼ こんなひどい有様を
l ﾄ ＞ u , / / /.＼＼ 改めていかんと！
ゝ{ ﾍ |ヽ ﾄ ＞ ＜,ｲ / /l / .､＼＼
ﾍ{ ﾍ .|ヽ /∨ヽl｀ー ´ /,ｨ' / // ＼＼＼
ﾍ| ` ｣_ ＿ /' | / / /' ＼＼＼＼
＿＿__ ／￣ /~ヽ ｀ ―--⊥／}/ ＼＼＼＼＼＼
r┬...:￣￣￣:::::::::::/ ヾ､> ／ l ＿＿_ ﾍ__＼＼＼＼＼＼＼
/ l＿＿＿＿＿__/ ﾄ､/ | /| | ___l ／ /｀::ー. __＼＼＼＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
「言論集中、改善せん」としたが、
あまりにもその道は遠く、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━┛
個人的な事情とかが絶対からんでるだろうから、どこまで信じていいのか分からんのだよなあ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
ついには「分離の止むなきに至った」のである。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
) ＞
＜ もうやっていけんわ！ ＞
< (
／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^＼
-──- ，
／ : : : : : : : : : :ヽ ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
. // /: :/ : : :､ : :ノ（: :' , ) ＞
//:!::!::ｲ.i:.!: : :i: :. ⌒:ヽヽ', ＜ 出て行かせてもらいます！＞
. |:l :! | :ﾄkﾊ: : :ﾄ､斗j:: ﾍ: : ', < (
. l:Ⅳ ﾄ{○ ::::::: ○ ﾉl><|、:| ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^＼
l |:ゝ⊃ ､_,､_, ⊂⊃::/ﾉ:/
(⌒ヽW ﾍ ⌒ (⌒ヽ///
｀｀y::::| ゜＞,､ __ /｀｀y:::::|ヽ
. /:::::/＼ﾍ/只ﾍ/／/:::::/::::丶
｀ヽ《::::/::ﾍ〈;;;;〉/:::::::｀ヽ< ::::ノ
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, r､´＿＿ ｀¨ ､
／ ／｣ ヽ―- ミﾐx ヽ＼
/ ｲ´ ,. | ｀ヾ. ﾊ ヽ
./ / ハ.! | | | | ! ', ',
/ i iヾｰ! ! i! l! .ﾄ､ l.| | |
i ! ｀ト==ﾄ､|∨!斗＝|七i!´ .| |
| ﾍ |{ ∨ Ⅵ ∨ | ! ! .! | ……これだと伊東さん
| .' Ⅵﾐ＝气 ヾ. ﾐ＝彡l ,ﾘ !
| ﾄ, ﾊゝ ､ l .′ |
.Ⅶﾊ 圦 _＿ u ,.ｲ ﾊ .! 詐欺に引っかかったような
ヾ| ',. |.:.:.＞ . .イ:Y ./.:.:＼∧ ものですね
.}〈| |.:./.:.:r!≧=≦-'1| .ﾊ.:.r‐‐' ﾊ
./ ! l/_.:.人__Y__ . -‐i! L_V_,､ ＿!
/.ィ | l ＿ /＿ | / ／.::::::｀:.､
／.::::.V / 〔_イ:只ﾄ､__:〕 | { ,.イ::::::――‐｀＞―_ｧ
/.:::::::::::/ / ./:/ﾍ|ﾍ ! l::::::!::::::::::::::::／／￣:::}
＿
＿_ヾ:ヽ_ .-..―..-
／-ｧ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀::::..、
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
,:::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
{:::,:::::/:::::::_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
{:::{::::{:::::::::{ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 「近藤の甘言に騙され
. 从{::::{:::::::::{ﾉ}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 目的と違う隊へ入ってしまった」ってことだな
,::Ⅳ:::::{"} :::::::::::::::::::::::::::::::::: /
，::{ ´}:::::::::::::::::::::::::::::::/
ヽ{ ､ }从:::::::::::::::::::: / そしてこの篠原の発言を
＼_{ .}从:::::::::: /{ 補強するような記録が別にある
/ ー―ゞ从'彡ヽ
_{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}_
_ -=二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ 二=- _
_ -=二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二=- _
. /￣ヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ
,.ﾆﾆﾆﾆＶﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/}
{ﾆﾆﾆﾆﾆVﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=/_:}
┏━━───────────────────────────────────━━┓
┏━━━━━━━━━━━━───
┃
本編で少しだけ登場した、
水口藩の勤王家、城多董。
┃
───━━━━━━━━━━━━┛
-―=ミ厶斗―― 、
／
/ ＼
/ ＼
′ / ＼
| ＼ ＼＼
ｉ ｉ | / //＼ / / } ＼ミ=ー
| √Ⅵ ｉ // //Х／ /ﾊ |
| { う| |斗矣芫冬ミV/ ／／} ___ ｉ| i
| 人（リ | 陀刈''⌒ヾ/ ／イ￣/ // || |i
「￣＼ Ⅵ /刈|i |ｉ 氏 ソ | / 炊犹Ｖ// }/| |}
|............＼Ⅵ/ )||| ||八＾ヾ＾ ｃ八 んソ＾）/// /V八
└─=彡㌃7 ||| || ー― ( ＼ 彡/// )/／
／/￣￣￣八 | ＼ ＼ ＼/／／
_ -=7=∧、 ＼j|＿＿, ￣／ ＼ ＼
_ -ニニニ||ニ∧㍉,,_ ) ／ __ .｡＜ 「￣￣ }
. ／ニニニニﾆ||ニ=∧≪≫x、 ／ ｀ ー「￣￣
_-ﾆﾆニニニニ||二ニ∧ ｀ﾞ≪≫x{、 _＿＿彡'「￣￣ }
_-ﾆニニニニニ||二ニ=∧ ｀ﾞ≪≫ｘ,厂|二||二{＿つ }
_-ニニニニニニ||ニ二二∧ 《'///》 |ニ||ニニ∨
. _-ﾆニ二二二二└──／=‘， Ｖ//, |＼j二ﾆﾆ{ |
. _-ニニニニ二二二二／=ニﾆ∧ }'//} |二＼ニ八 |))＼
【 城多董 】
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
彼に対して伊東は、こう語ったと記録されている。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ＼
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾟ，
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : :
. :.:. : /:.:.:.: |:.:.:.:.:.:.:.:|: : }:. ﾄｲ}
{:.: : {:. ＿_|_:.:.:.:.:.__|＿iﾆi/| i
. i:.: : i: : 芹ミ:.:.:.:.:斧ぅ/ / // 私が新選組へ入ったのは
ﾟ，:. ヽ{込ｼ＼:.: 込ｼ〈/:// 尊皇攘夷の志のため
。: 八 ' 八//
ﾟ，:.: へ ⌒ イ /,ｨ
‐=:＼{/ { ≧≦/}/ヽ ≧o｡、 ですが、近藤たちの所業は不義であり
〈 ／:.:.:.:.:.:}: :.i ／ヽ∧ ｌ:.:.:.:.:.:‐= 7 横暴を極めています
|:.＼:.:.:.:.:.i: : { }:::{ :}: : !:.:.:.:.:.:.:.:./ |
|:.:.:./:.:.:.: {: : ﾍ_l__i:/: :/:.:.:.:.:. : /:.:.|
|:. / {‐=:.:＼: : ﾍ /: /:.: : =‐ / }:.:.|
| /: :i: : : : :.:.＼ ヽ /‐=: : : :.:}: :i:.:.|
{/: : |: : : : : :〈:.＼l／: : : : : :/: :ヽﾍ
. /: : : :ヽ: : : : : :＼_＼: : : : :./: : : /: :i
/: : : :.:/ ヽ: : o: : : :.:oi: : : :/ }: : /: : :}
. {: : : :.:〈__}: :＞＜ミｔ､: :!____:{ / r―: :ゝ
. i: : : : : :.:.:/／r-- __ ヽ}: : :.}￣: : : : :.:.|
,ｨｉ｢:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾟ，
/:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.: |:.:.:.:.:.:.: |:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾟ，:.:.:.ﾟ，
/:.:.:.:/:.:.:./:.:.:/: : |:.:.:.:.:.:.: |:.:.:.:.: |:.:.:./}:.:.:.:/i
,':.:.:.:.:{:.:.:./:.:.:/:.:./:!:.:.:.:.:. : |:.:.:.:.: |:.:/:.:i＼//!
{:.:./:.:i:.:.:.i:.:./:.:./ |:.:.:.:.:.:.: |:.:.:.:.: |:.:.}〃!〉 /||
i:./:.:.:|:. ┼≧--- ､:.:.:.:.:.:._| 斗 ┼―‐| /ゝ:}
|:{:.:.:.:!:.:. | /x斧芯ﾐ＼:.:.:.:.|ｲ笊ぅﾐ }:.:.:!:.:.:.:.,′ 度々、忠告を繰り返しましたが
| i:.:.:.:ﾟ，:.{:《 に刈 ＼:.:!:に刈 》i:.:/:.:.:/ 彼らは全く聞き入れません
Ⅵ:.:.:.: ＼i V)ツ ＼V)ツ / /:.:.:/:,'
ﾏ {:.:.: ∧ , ∧:. /:/
ﾏi:.:.:.:.:∧ ∧:. /:/ ですから、同志と分離するつもりでいます
ﾍ:.:.:.:.:.:.ヘ ( ) ｲ:.:.:./:/
∨: :{ 从＞ ＜/:.:.:/／
∨ i ／＼ ＞ ＜ /}/:.／
‐=ﾆﾍi: | ≧ｭ≦ /／ } ≧ｭ､
‐=≦ 二ﾆ=‐/:.:| /::::∨/ :}: : i--- ≧ｭ､
/ﾆ=‐:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. i: : l∨ /}--∧ /i: :.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:‐=ﾆ二}ヽ
{:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,': :.:l ゝ' :i:::: i Ⅵ: : : l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}:.:i
i:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,': : : l: |:::: | /: : : :.}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.l
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
「篠原泰之進遺談」の記す経緯に近い発言である。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
今みたいに新聞とかネットとかある時代じゃないし、ツテがない伊東には京都がどんなところかさえ分からんかったんだろう。
┏━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
また「殉難録稿」によると、
伊東は近藤の妾宅へ赴く直前、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━┛
――― ､
, イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.ヽ
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..ヽ:.:.:.:.:.:ヽ
,′:.:./ :.:.:.:|∨:.:.:＼:.:.:.:.:∧ゝr ､:.ｲi
i:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.: | ∨:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:∧/', ､＼l
|:.:.:.: |:.:.:.:.:.: | ∨:.:.:.:.:.:＼:.:∧/l/ ヽ|
!:.:.: : |:.:.:.:.:.:.| _∨:.:.:.――二i:.|:.:.:. !
l:.:.:.:.:.l:.:.':.:.:._二_ ∨:.:. イう示:.:l:.:.:. l 私は勤王の志を全うしようと思ってたけど
!:.:.:.:. !:.:.:./ら:∧｀ ＼__弋::ソ:.:.:|:.:.: l
ﾏ:.:.:.:.:l:.ヽ 乂:シ }:ｲ:. : l
ﾏ:.:.:.:.ヽ＼ ' /人:.: ! 「誤って」新選組に入ってもうた……
. ﾏ:.:.:.:.:.:＼ , ― ／:.:.:.: /
ヽ:.:.:∧:.:.:.ト イ:. |:.:.:.:/
＼:∧:┴ ､ ≧≦ |:.:.:|:.: /
r ――ヽ{ ＼ |､:/|:./
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ 7_∧/
i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.ヽ＼ /::::| i:.:｀ヽ、
l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i ∧: :ヽ' {::＼ヽ:.:.:.:.7
┏━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
と、これまた近いことを述懐したという。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━┛
┗━━─────────────────────────────────────────━━┛
.
/ /:／ | ヾ.､ ヽ. ', ﾊ ﾊ
./ /´ /＼! l ﾍ ヽ, 斗 十ﾊ l i
' i !ヾﾍ ! ヾ､x'´ ＼ ヽ .l | | l
.' ! l .|´ i,__ﾄ. ﾊ｀＼ィチ笊ｱ.! | | i!
| ! ! { ／´ヽ! ヽ | ﾏ＞"´ヾ ! ﾊ i!
| ! .∧ Xﾍ ,.ィﾁﾑ ∨ } / ! |∧ i! では、やっぱり伊東さんは
.! | ∧ ﾄ.X代＞ ' ∨ //! .ﾊ∧ ∧ 特に企みなど持たず
', i! ∧ Vヾ i /' l l∧∧ .∧
ⅥⅣ ＼Ｖ∧ ` /! !￣￣｀ヽﾊ
Ⅶ ∨ | |｀x<::ゝ. ／）`’ ／.ﾊ .l――.､/ | 純粋に勤王活動ができると思って
ヾ | | |イ´` ｀.／／┬― ´／|∧ |｀ ＜.:.:ヽ. | 新選組へと入ったのですか？
ﾊ .! ,.! ! .／／ヽ ヽ. r ´.／! ∧ ! ｀ < .!
/ |/::| ﾄ､ ／⌒ﾕ._ ＼_V_／ | ∧ | .＞.､
./ ／:::::| |::／ ‐‐ﾐ､ .} | ヽ! ／..:::::::::.＼
' ,∠. -―! .／ } }ニ只ニ_―l l ／::::＿＿＿_:ヽ
.′{／::￣｀| / ／ｰ'/.:/!ヽヽ ｀ｰ! ∨::／＞――＜＼ヽ
./ ＼/￣￣｀＼ ...ィ ´ /.:/⊥､ヾヽ ∨ ∨／:::::::::::::::::::::::＼ヾ
／ /:::::::::::::::::::::＼´::∧ /.:/::|.|.|∧ ヾヽ∧ ∨:::::::::::::::::::::::::::::/´
} , ィ − ＝ − 、
_,=-＝ヾ/},.ィ//////////////＞ 、
.,.イ///////ヾ}////////////////////＞.､
,.イイ´ .,.＜/////////////////////////////＼
〃 ,.イ/////////////////////////////////.∧
/////////////////〃///i///////////////.∧
.〃////////////////{////.{////∧////∧////.∧
.///////////////////,////ﾊ/∧/∧////∧/////ﾊ
.ﾊ.〃/////////////.〃ﾊ////八/.ﾊ//}ヾ////}//////l 本編でもそれに近い描き方をした
{/〃////{////i/////.ﾊ{ {/////∧.∧ヾ/}≠//i////// }
.| {〃{//.l////l//ｰ//{-ｌ≦ゞ////∧",≦弍刈ﾉ//.}////l
ﾊ//ﾊ////l//{//.,ィ弐ミ､ヾ.///∧ヾ乂::::少///l////j 新選組の実態を知らぬまま入ってしまい
{ {/.{ {////l//l//《 乂::少 ヾ/{ ヾ j///.jヾ/// それが離脱へ繋がった、と
l/l八///.l//l/八 ヾ 八//ﾉ旬∨
八.| .ヾ/∨{//l./ヾ.､ ' 〃,ｲ .,.イ//
ﾘ ∨{ヾ{ヾ.l∨ﾊ - ‐ .,ｲ"/{〃 だが…………
ヾ l ヾ ヾ{ﾊ ¨ .／ .l/{ .{
ヾ .＞ ､ ／ .l/
ﾘヾ/} ＞ イ _l_ _
,. .イ: : : :} ,....:::＜::::::::}: : ＞. .､
〃< : : : : : : ｲｰ:::::":::::::::::::::::::::::::l: :／: : : }
／/////////////// y///‐∧
／//////////////////////,/Vﾐ＼
. ／//////////////////////////∧
////////////////////////ｉ///ヽ:/∧
. ////////////////////////l/// V /ﾍ/ｉ
. .////////////////////////|///////ﾍﾙ/ｽ
|////////////////////}//1/ハ/､////∨ ﾍ＼ >>1の本音を言わせてもらえば
｜//////｜///////}/// !///≦ミ|/∨/ｉ/ｌｌｌ 「伊東が新選組の実態を知らなかった」、なんて
. |｜/////|/////／ﾌ//` |// ､//ll//l,ﾘｌｌ
. ! |//////ｌ //ｬ―= |/ 三ニニ=}|リ /ﾉ
. |｜/////l///|ﾆ三三三 l/ ﾊ/ 絶 対 に あ る は ず が な い
|ハ////l///､ |｜|｜ ､ ハ}/|
∨/､////.ﾄ |｜|｜ /ｌ|//
ヽ//i/､///ヽ -一 ﾍ//ハ
／ ヽ| ヽ＝∧＞ ／}＝}:/;:;:;:ヽ
／;:;:;:;:;:;:;:;: ＼＝ハ､|＞-一彡7///;:;:;:;:ハヽ
. 〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: }ヽﾊ三三三三彡/;;:;:;:;:;:;:;:;:: ／:;:;ヽ
, ィ⌒丶: ;:;:;:;: ;:;:;: jﾆ∨三三三三7ﾊ:;:;:;:;:;:: ／-‐' ´＞ ､丶
＿_∧
i「￣
.》 _
≪. ／￣￣ /´ ヽ-、
／. | ＼＼ヽ
. / / / l |＼ ヽ＼
/,/ /ｲﾙ ｌ |从ﾙ'､ ﾄ､ ＼ |＼ /＼ / | ／/ /
|{ i ○ ヽl ○ | 从 |＼ ＼ ＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/
|!ヽｲ lー‐..､ | ,.-{ ヽ '， ＼ /
|! 'i人 |li!l!l!l!ｌ | | ノ ', ! ∠ 本編大否定キターー！？ ＞
. l | ＞ｰ-----'ｲ j | ﾘ ／＿ ＿ ＼
| i///}::∨::|// /i! | / ￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣
| ∨}ｲ:::∧::ヽ}ｲ,ﾑ | /／ |/ ＼/ ＼|
| //r==[_]===ヽ._ゝ{
| {ｲ// /::::::::∨/ﾑ ﾘ
|/,ｲ///-.rｰ r ∨/∨
/ ////--.| | ∨/ﾑ
///_j::::::::j {---Ⅵ/}
￣ |//// ヽ///}
￣ ￣
,. -―――- 、
∧＞-､ ＿＿＿__｀ヽ
/V⌒ヾ､| l７ﾌ7/／／|
/V ｀´￣￣￣Vﾐ|
ハ|/ |ﾐ|
{ ｆ/ -､ {ﾐ| 「篠原泰之進遺談」や
ﾍ| ゞ･＞ｿ {ｘﾆﾆ. |:;ﾊ 伊東本人がなんと言おうと
∧ ￣ } ゞﾟｰ' |{ }|
//} / ｒ /:|,ｒ'
.／////X777Xｧｧｲｖｘ / /-―-､ 伊東が新選組について知る機会や方法は
_.. ‐ ニニ/:::::∨//＼ ー-__ ,,｀ヾﾊＴ ⌒ヽ ＼＿ いくらでもあったのだよ
「「「「「「「「|:::::::::|＼///>､/7ﾊ..ｘ＜7{￣´ ヽ「「Tゞ､
| l l l l l l |:|:::::::::l. ＼//// | | | | {￣ ＼ ＼ ∨///ｸ
|」」」」」」|/::::::::::|、〈ヽ ｀フー‐ｒ―‐ゞﾍ ヽ ∨／:::
:::::::::::::: /:::::::::::::|∧ ﾍ〉∧::::::∧ にｼ‐＼ ﾉ|>､:::
:::::::::::::::|:::::::::::::::| ∨ / /￣｜ﾍ__／ /::＞ｒ― ／>':＼
:::::::::::::::|:::::::::::::::| ヽ∨ |:::::::::| /::::::::::∟ -' ／:::::::::
:::::::::::::::|:::::::::::::::| |:::::::::| ／:::::::::::::/::＼_／:::::::::::::::ノ
......-──-.... ＿
／::::::::::::::::::::::::::::｀´マ:::ヽ､
/::::/::::/:/::/::|:::::::::､:::::::::ヾヾ､
l::::/::::/:/::/::;ｲ::::l:|:::|::::::::､ﾑ
',r.||::::ﾄA､||/ |::/ﾘ斗:::|:::::}ﾘ
ﾞ{ |ﾏ::K芯` ﾘ 莉ｦ:::/:::ﾘ まず第一に、情報源となり得た人物がいる
',ミ､', ' l /ノ/::/
＿斗ｿヾ - / 〃
|:::::::「ﾍ__≧ _ ＜ー ､
ﾑ:::ﾏ::::::',:::::::中ヽ::::|:::::',
, ＜＼::/::::::::',｀ ー ´ ヽ|､:::::',､
,＜::::::::::::::::::｀:::::::::::}乂二}-f-|::｀弋､＼
＿＿ ≦:::::::::::::::::::::::::::::::::::::厂::::中::::ゝ|::::::::', ',::::＞､＿＿＿__
', ヽ｀l::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::|:::::::::::',::::::::', ',::::::::::', ', ／
､ ﾉ .} |￣￣ ──- /:::::::::::::|:::::::::::::',￣ ￣ -ﾍ, > ´
i:.:i
―― ､ |:.:.| , ―――― ､
_＼:.ヽ:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.; ―､:.:.:.:.:.:.｀ヽ､
, イ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／＼:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.:.:.ヽ
, イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.｀:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:ヽ
／:.:. ―／:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:',
/ ´ /:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:ｉ
/:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:. |:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',:.:.:.}
/:.:.:. /:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:|:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:i
/:.:.:.:/:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.|:.:.:/!:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.}
ｉ:.:.:.:.:.ｉ:.:.:.:.ｉ:.:.:.:.:.:.:.:⊥:.:./!:.:i |:.:.:.:.:.:. |ヽ:.:.:|ヽ:.|:.:.:.:.:.:.:.|､:.:',ｉ
|:.:.:.:/|:.:.:. |:.:.:.:.:.:.:´:.|:.:/｀ヽ廴 !:.:.:.:.:.: ! i斗丁|´:.:.:|:.:.:.|:.＼', ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
|:.:./ |:.:.:.:|:.:.:!:.:.:.:.:/|,イう≧､ ',:.:.:.:.:.:| ,ｲﾃ芋圷､:.|:.:.:.|:.､ヽ＼ | ────藤堂平助だ .│
|:./. !:.:.:.:!:.∧:.:.:./ヽ {::::::::ら ＼:.:.:.| {:::::: ら /:.!､:.:.ｌ:.ヽ＼ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
ﾘ ',:.:.:.:|/:.:.|:.:.,' 辷zｼ ＼| 辷zｼ ﾘ:.',:. |:.:.:＼
i:.:.:{||:.:.:!:.:i.∧ ＼ /:/ヽ| ｀―‐
!:.:.| !:.:|:.|:. ∧ j /|/:.! |
.',:.:| |:.|ﾘ }:.:.:ﾍ ― ｲ:.:.|:.:.:{
.ﾘ ﾘ /:./|:.:.:.:＞. ＜:.,､:.| ｀ヾ､
/ |／}/ヽ:| ＞ _ ＜.|:.:./ヾ､｀
/. / /､ ／|
r/ ｀ヽ _r‐ ´ ｌ‐､
/: :! / ヽ /:ヽ､
,､r ´ i: : ', //⌒ヽ､ /: : :|:::::｀ヽ、
,､ r::´:::::::::::::|: : : iヽ/ ヽ__/ ヽ/: : : :|::::::::::::::｀ヽ､
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
|. 本編では大食い天然キャラで │
| さしたる思想を持たないように │
| 描いている藤堂だが │
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
,ィ
／ヽ ＿ （.{ _, ---- ､
／ s i ／-- `' ／ ＼ ＼
／ .|／＼――ｧ ／／ `ｰ ' ヽ ',
. r―――くS ／ |―― ｧ . / / / ./i l l i ﾄ､
＼＿＿r――― '――― ｧ＿ノ l /! ｌ ナ l ', ﾙ⌒ l l i.i .lゝ.>
. r､{￣∽ ＼∽ ∽∽ ノ―ｧ ｱ ﾚ! ｌﾙ 彡 V ミ '小 l ﾘ/／
r､！ ＼ r――――― '‐―ｧ／}. .ﾊﾞｸﾊﾞｸl//｡ ､_,､_, o////ﾊ ﾚ ヽヽ
！＼ S. ｀ ､r‐｀ ――――――‐ｧ―ｧ /⌒ヽ__.ﾍ /⌒l__) ｡O j /⌒i:| } } ｶﾞﾂｶﾞﾂ
r――――.＼＿＿＿＿＿＿ ,ノ―ｧ ＼ /:::::|:.:./ /__, イァ/ /:.| ﾑ!
. ＼∽ {￣∽ ∽∽ ,ﾌ. 从 l||l ///::/:|ﾍ::ﾍ/l||l人.∧:|
. ＼: : : : :＼: : : : : : : : : : : :／: :/. ( ⌒ ) /::::::|.:.|::::::::<ﾊ :彡'
三三三三三三三三 } }―――|三三三三三三三三 } }}―――|三三三三三三三三 } }
||| |::::::::::::::::::::::::::::::|||| |::::::::::::::::::::||| |::::::::::::::::::::::::::::::|||| |:|::::::::::::::::::::||| |::::::::::::::::::::::::::::::|||| |:|
||| |::::::::::::::::::::::::::::::|||| |::::::::::::::::::::||| |::::::::::::::::::::::::::::::|||| |:|::::::::::::::::::::||| |::::::::::::::::::::::::::::::|||| |:|
.
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| 実際はかなり熱烈な .│
| 尊皇攘夷論者だったと思われる .│
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
/:::;′ ／ / .／ |
|:.:.{ / /＿＿＿ / | ＼ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人／
{:.:.∨＞ ''":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`く | ≧ ＜
＞ ''":.｀:.:.:.′.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨＿ ＼ ≧ 夷狄を討ち、帝を敬うことこそが！！ ≦
ー―,ｧ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、:.「 ＿＿__|_ ＿＿_≧ ≦
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:＼:.:.:.:.＞／ ￣＞／Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y＼
/.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.`＜:/ ／ ／ /::::::::::::::::::::::::::::::｀`::-､ |
./‐'7:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:/:.:|.:.:.:./|:.:ﾄ､:.:.:.:.:.:./ ／ ／ /:::::∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ､:ﾊ ＿_
./:.:.:.:.:/:.:.:.:.:. メ､:/!:.:.:/ |:.ﾊ_,.斗､/ / / ／:::::::::::::|:::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::＼､ ｀ヽ
i:.::.:. /|:.:.:.:.:.:/ﾚﾊｆく:./ ィ'ｆﾁ圷 | | | l /:::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::ヽ |
!:.:. / l| :/:./:.∧ Vﾘ Vzｿ／| | | | /:::::::::::::::::::ﾚ'´￣＼ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人从人_人／
!.:./ Ｖl/ |ﾊ:.:ﾊ ' __ 〈〈 〉｜ | |l /::::::::::::::::::::::| ≧ ＜
∨ ＿＿＿ ﾚ| |＞ ､ヽ ） ｨ∧｜ | 、 | | /::::::::::::::::::::::_/ ≧ 志士たる者のやるべきこと！！ .≦
/ ／/_､L、ヽ ｀ 7､-ｖｨ| | | ､Ｖ ﾊ |::::::::::::::::::::// .≧ ≦
| /}ニ´ｲ/ / /｀7:::::Y|::::V l! /￣￣ヽ V!:::／￣｀ヽ | ／Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒YW⌒Y＼
| ／ | |―く＾Y Y /::::::::||:::::: ＼! /:::::::::::::::::ト､ Ｖ ＼ ／ / ヽ、:/::::::::;
.V ｌ/| |ニく_ ハ｜;':::::::::::|l::::::::::::::＼ ヽ、::::::／ >ﾊ、 ヽ ／ .／ /‐-､:;′
/| l V＿_ノ |ﾚ' V､ :::::l V::::::::/:::::＼ ￣ / ｀ヽ、 ﾄ､＿＿,／ .／ ;′
. | V、＿__,ノ/ ＿＞､:::ゝ＼:::::＼:::::::＼ ／ | ＼＿_／ ＼＿＿＿／ /
| l＼ ＼ ,.ｲ／ ＼￣｀`ー―‐ '＾ｰ'´ | `ー――――'′
ヽ ￣ / ヽ |
＼＿_／ / ',
/ , ',
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| これについては「藤堂平助考」で │
| 詳しくやるが │
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
.
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| とにかくそんな藤堂だから │
| 新選組の勤王活動について │
| 訊ねられたら │
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
＿___, -‐─‐‐ｧ
, -‐一'７´: : : : : : : : ＜´
／: : : : : : /: : : : : : : ＼:＼: ＼
./: : :.／: : : |: : : :.:.//＼: :＼:＼: }
/: : :.:.|: .:人: |: :.:|: :.| |__ノ＼.:|: :.:|ﾉ
|: : : : |.:（ ）|: :.:|: :.| | ｨ气 {人: :|
|: : : : |: :|｀´: |: : |: :.|ﾉ.{ｌ ヽ、V
|: : : : |: :|.:|: :.|: : |: :.| r-､ / 正直、あんまりやってませんねぇ……
. ＼:__ﾉ_人|: :.|: : |: :.| | ｀７/
￣＼: : : : : :.＼|: :.|. ＼ノ/
｝ l: :|: /´ .＼|r─一' あたしもそこの所が
_ﾉノレﾚ'‐ ─-､| 不満なんですけど
￣ ｝￣￣｀ヽ､/＼
/￣￣＼ ＼ ヽ.
/::.::.::.::.::.::. ＼ ＼.∧
l::./￣￣＼::.::.＼. ＼}
|/::.::.::.::.::.::.:ヽ::.::.:｀ー‐＼
|::.::.::.::.::.::.::.::.∧/￣￣￣|
|::.::.::.::.::.::.::.::.| | |
|::.::.::.::.::.::.::.::.| | |
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| と、答えるぐらいは当然しただろう .│
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
.
_,.ィ7777777777＞ ､_
_,..＜/＼/////ィ7￣7＞､/ ∧
{///7777 ヽr77////////////!
∨////////ィ'''''´￣￣ヽ////,{
∨/!´￣ ｀ , ､ {///∧
∨{ / _ { ∨//-'､ まあ、藤堂が近藤と同様
|/l - ､ {_／＿,.ィ {//ィi } 調子の良い事を言って
}/{ -r-｡,=-､_｀ｰﾟ' ノ ∨/' / 伊東を騙した可能性はあるが……
∨! ¨ { l } /∧' ､__
}ﾊ＿_ j l ヽ ＿＿///∧ /}::::＼
_,.. ////// '=-=- '///////// , !::::::::}￣ ＞ ､ 伊東との近さや、後に行動を共にしたことからして
_, ＜ {//////, -――- ､ヽ//// / !::::::::| その可能性は低いかと思われる
_／ ＼/////777777////／ / j:::::::::{
´ ＿/::::＼//////////_／ ／ /:::::::::|＿＿
＞ '´ /::::::/ ＼ ￣￣￣´ ／ /:::::::::::l i i i i i｀
＞ '´i i i i i /:::::::::{ <＼ ｀丶､_ ／ ／> /,:::::::::::::| i i i i i i i
´i i i i i i i i i i,:::::::::::::|､ ＼> ／三三＼<／ / ,::::::::::::::! i i i i i i i
,...:＜////＞..､
,.ィ/////////////＞≦⌒
///////////////////≧x、
,'///////////ハ///////.ヾ、
{///〃//////i/ﾊ//∧//.ﾊ.∧
',///{//.ﾊ//}/}/j.ﾊ/ﾊ////ﾊ.ヾ
∨////{/,ｲ〃ｊ/j .}ﾉ}ﾊ//}/}.}. さらに、藤堂以外にも
∨∨{{ ィ心 // Ｖﾂ.}/j/.}j 新選組の評判を知る術はあった
ゞミ.ヾ ¨ , /j/j/ ,ｲ＼
/彡≠≧∧ ､ - .,.ｲ_ﾉ /:./ィィﾍ
.,.イ 〃＜ー＞ .イ:::::::〃＼ /ooo。ィへ ……うめ子、少々辛いことを聞くが
ヾ彡/::::::::::＞､::::∧∨∨::::{:::::::::＼ ./: : : : : : : r:.} 甲子太郎に離縁された理由は
/ ///≧ー＝≠彡./:::::::::::〃:::ﾊ::::∧∨:ヽ::l:::::::::::::ﾊーﾐ､_{:_: : : : : : :{ノ なんだったかな？
￣￣ `ー≠..イ ,.ｲ≧x/::::{::::::::ﾊ:[]ﾆﾆﾆ[]::l:::::::::::::::},..イ::::::::｀ヽ: : : /
, イ, イ::::::::::ヽ.{:::::::::∧::::∧∨:::l::::::::::／:::::::::::::::::::::::＼′
../ ゝ::::::::::::｀ヾ::::::::::::::}:::_:::} }::::_l::::;:ｲ:￣｀ヽ:::::::::::::::::::∧
l .）:::::::::; ＝ ミ､:_:::l:::::）=(:::::／:::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::l
ﾄ､ 〃::::／::::::::::::::::::｀ヽ≠:｀≦::::::::::::::::::::::::::::∧::::::::::,ｲ
|:::} {::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}|:::::::::::::::::::,':::::::::::::::〉_:／
l::::`ｰ'::::::{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::; イ:::::{
＿＿
, ´ ｀ヽ､ ,...､
／ ／ ﾑ
, {ヽ
/ ／ ﾏ{
;' ,:' / / , / |! '， '， ','，
; | / / / / ｲ |i! |ﾑ '， ',ﾑ
| /,.ｲ /_/__／ｲ } l ﾊ } ﾑ }:ﾑ
| :| //| ㌣笊㍉｀ } / 二ヽ }| ﾄ､ﾑ ……江戸で留守を守っていたところ
| | | /ﾊ {/! 弋)ｿ / {iｿ ﾒ| /l} | ﾏ}. 新選組の悪い噂が聞こえてきて
| | |{ | | | ゝ {!.| / !,/ ﾏ|
| | || |rﾊ ! ､ u __ 人/| / }:!
, ,' j{ {{､ヽ | ｀ヽ､ ／ | ! |:| そんな組織にいるのは良くないと思い
,:'/ / {i!|/＼i､｀ヽr､{｀ ´/>＼j / ﾘ 主の母が病気だと嘘の手紙を出し
// /777ﾊ､＼//} |:::::::ト､ヽ// /ｲ / 帰還してもらったからです
// ///////}//ヽil |::｀ヽ､::∨Ⅳ/∧
,..イ////////|///,| |:::::::::::::｀ヽ､:ｰ--'....._
{//////////ﾊ///| |::::::::::::::::::::::;ヽ::::::::::::::｀ヽ､
∨/////////∧/ | |::::::::::::::::::::::;;;;;;',;;;;;::::::::::::::;;;,
/ ,ヽ//////////}//| |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;};;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!
/ ,<_ ｀＼__,//＞´/ !| |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∧ヽ;;;;;;;;;;;;;;/
＿＿＿＿＿, ..:イ///////////＞ 、
_x≦＝≦///, イ//////////////////.＞.、
´ ,..イ/////////////////////////∧
, イ/〃////////////////i///////// ∧
,.イ.イ〃/////i///〃/////// }ﾊ//.}////i//∧
￣ .///,ｲ/// l///i//}///j///j/∧/l////l////}
//.ｲ //〃/l//.ﾊ//l//〃.//l/ハ/.}///.j////j ……そこだ
.〃´ .///{//.ﾊ/.{ }ｲ .l// /}/ｲj/ .}/j/.ﾊ/r＜/ｲ 「新選組の悪い噂が聞こえていた」、と
/ .{//i/l/〃./{≧､ .l/ .j/ｘ≦弐》.l///j }//
ｌ/ .lﾊ//{∧l≠心i ∨ツ j/.从 //,′
| .ハ//l/{ ゞ ' ./ / ,.ｲ.从 甲子太郎の入隊前後の頃すでに
Ｖ∧ﾊ ' / ¨ヽ/ 京はおろか江戸でも
ヾ. ヾ.＼, .､ __ _ ,.ｲ ﾄ､ 新選組の悪名は高かったんだよ
././/＞..､ ／ .,.ｲ:::{
/////_// -.イ ,...:＜::::::::::ｙ.､
////,ｲ }::::::rt≦:::::::::::::::::::／:::::＞:..、
ｒ.'､,､.イ .／:ﾊ:::} l l::::::::::;::::イ:::::::::::::::::::::::::＞:..､
,j,.ｲ ｲ ,..イ:::::::::::ゞ | l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／＞.､
〃 ／ ,.ィ〈::::::::::::i l l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〃::::::::::∧
,ｲ/ ,ｲ j::::::::::::j l |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/／:::::::::::::}
,ｲ::/ 〃´:::::::::::::l l l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/／::::::::::::::::::: l
┏━━──────────────────────────────────────────━━┓
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
証拠をいくつか示すと、
伊東入隊よりやや前、佐藤彦五郎が、
近藤へ諌めの手紙を書いている。
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| ヽ. |
| ..,,＿＿ヽ, .|
| ,.- ' |
,r|,,__ ＼ |／ _|
,ﾄ.､,,_｀`'ｰ‐l--‐''"_」
,' ,| i. |_`''ｰ‐‐‐''_,l´| ', 聞くところ、新選組は荒々しい者ばかりで
/ /|i.l .|ｔﾞiぇ ' ｧｔﾃ1 |! ｌ 洛中をのし歩き、ひどいことをしているとか
/, ヾ| i! |￣ ,i ￣| i|､.|
./ :| l! | r=;､ ,ｲ! |i |
_,ﾑ､--ｧﾐl! |ヽ ヾ=ｼ ィﾄ､! | | 江戸では十人中六、七人までが
ｌ二--､＿〉 }, |ヽ.`'‐'´/'ﾞ |〈ﾄ､,_ | 新選組を誹謗してるんですよ？
´,.r/rラ'ﾞｌ ＾ヾ,ニﾆﾆﾆ三7/」.ｌ `ｰ､
,ﾞ///. ヽ. ヽ__,r ﾞl.＿＿ ,/ ｌ, `ｰ､
|//､ヽ、 ンﾞ .ヽ,ﾉ ', ￣~フﾞ ｌ / もっと部下をしっかり取り締まるべきです！
{ _,ゝ‐'´ ﾞ､ -‐''´ | /ｿﾞ!
|. | / ', | // ﾄ、
! | / } { /'" | ｌ.
| /.| ｌ ', ｌ ',
.ｌ / | | ', |. ',
| / | | ', |. ',
| | ', ｌ. ',
【 佐藤彦五郎 】
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また、松本良順もこんなことを言っている。
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. ´: : : : : : : : : : : 丶
／ : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
/: : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : ＼
/: : : : : ｉ : : : : : : : : : : : : i: : : : : :ヽ
:: : : : : : :| : : : : : : : : : : : : |: : : : : : ﾊ
|: : : :|: : ∧: : : : : : : : : : : :∧: : :!: : : :'
|: : : :|: /--ヽ: : : : : | : : , /-‐ : :| : : : |
|: : : :|/ ＼: : : :|: :.// ヽ| : : : | 近藤さんが初めて私を
|: : : :{圷 {ﾃ心ﾊヾ: :|:i// {ﾃ心 抃: : : | 訪ねて来た時のことだから
|: | : :| 廴にツ ヽlﾙ仆にツ }:}l|: : : | ちょうど伊東が勧誘されていた時期のこと
|: |: : ﾄ l ﾉ刈: : : |
|: |: : |ﾊ /:/ : : : |
|八 : : : ﾄ､ .／:/: : /ｉ :| 彼が訪いを入れると……
|: : ヽ : ｉ| 个 ､ ⌒ ／}: /: : / :| :|
| : : : ＼|: :{二ﾆ≧≦ﾆ二}ｲ/: ／ /:! :|
|: ｌ : : : :ヾ:| | ﾟ | .|/／ : /: :| :|
|: l : : : :／| l l .|＼ : /: : :| :|
|: :-‐ ¨ .|__／ ＼__|. ¨‐- : | :|
-‐'´ ／ | ｀r ─‐ｧ´ | ＼｀ ‐- .
【 松本良順 】
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┃
松本家の家人が大パニックを起こしたのだという。
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＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／ ∧,,∧
) ＞ r( ´ｎ
＜ 新選組局長が来た！？ ＞ > ,／ ∧,,∧
< ( 〜'oー､_) r( ｎ)
／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^＼ `/ <_
〜'し -一┘
∧,,∧
( ´・ω)
〜､/ っっ
∧,,∧ └ー-､ぅ
r､´・ω・))
∧ ,,∧ > _/´
ｎ__ｎ (´・ω・｀) 〜'し-一┘
∧,, ∧ﾉ c' っ
c('・ω・｀)っ 〜(_,'ーo'
|＼ /＼ / | ／/ /
＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/
＼ /
∠ 逃げろー！ ブッ殺されるー！ ＞
／＿ ＿ ＼
￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣
/／ |/ ＼/ ＼|
.
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それを松本はこう言って、納めた。
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/ :..:..:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : : : .ﾉ : : : : : : : : : .ハ.
/..:..:..:..:..:. :.:.: : : : : : ／: : ／:.}. . . . ／: : : .､
/:..:..:..:..:.. :.: : : : : : ／: : ／ ,勹. . .／.: : : : }:.:.:
/:..:..:..:.:.: rt ､/: : ／/ｰ ´ ｀メ､:.:.／.:.／: : :/: : i
/:..:..:.:..／∧ /: ／: / { 笊ﾐ彡7: :／: : : :/: : :.:|
／..:..:..／:..:..レ ／: : / ヽいソ ／: ,勹´/ :.:.:.:.ﾘ
ー─=彡 :.:.:／.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:./ｌ ¨ ´ ／ﾊぇ/ : :.:／八 そう怖がるんじゃない
／.:.:.:.／.:.:.:.／.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ} ､い〃.:／:.:/
／.:.:.:.／.:.:.:.／.:.:.:.:.:.:.:.:／ﾍ U ,':／:/,イ
／ :.:.:／.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.:.入__ 丶 t_, /: : :./ | 世人の多くは近藤さんを
.:.:.:.:.:／ー=彡 :.:.:.:.:.:. ／ ＼. ＼ ／: : :./} ﾉ 暴虐の人と噂しているが
.: :／ｰ─=＝彡─‐´--.､ ＼ }＞..._ ,.イ:.:.: : :./:.|／
.:".:.:.:.:.:.:.:.／ ヽ ７7 彡".:.:.ｌ : : : / l:.|
.:.:.:.:.:.:.:.:./ ﾍ. ハ／.:.:.／／／| ;ﾘ 実際に彼のやったことを調べると
.:.:.:.:.:.:.:.ハ ＼ } ﾊ‐‐:.／‐〈 乂ｲ 別に悪人ではないから……
.:.:.:.:.:.ノニﾆゝ、 ＼ハ７ﾊ＼ ＼/ノ
.:.:.イ二二二ﾆﾍ ﾏニﾍｖﾍﾆﾑ }
.:.:}ﾆ二二二ﾆﾆﾑ ／ ∨ };/∧ ヽ. ﾄ.､
イ二二二二二ﾆﾑ / ／ ＼ }//∧ ) ＼
二二二二二ニﾆﾆ}./ ﾞ }//// 丶
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.
,. -―――- 、
∧＞-､ ＿＿＿__｀ヽ
/V⌒ヾ､| l７ﾌ7/／／|
/V ｀´￣￣￣Vﾐ|
ハ|/ |ﾐ|
{ ｆ/ -､ {ﾐ| 「十人中六、七人までが新選組を誹謗し」
ﾍ| ゞ･＞ｿ {ｘﾆﾆ. |:;ﾊ
∧ ￣ } ゞﾟｰ' |{ }|
//} / ｒ /:|,ｒ' 「世人の多くは近藤さんを
.／////X777Xｧｧｲｖｘ / /-―-､ 暴虐の人と噂する」
_.. ‐ ニニ/:::::∨//＼ ー-__ ,,｀ヾﾊＴ ⌒ヽ ＼＿
「「「「「「「「|:::::::::|＼///>､/7ﾊ..ｘ＜7{￣´ ヽ「「Tゞ､
| l l l l l l |:|:::::::::l. ＼//// | | | | {￣ ＼ ＼ ∨///ｸ これが伊東入隊時における
|」」」」」」|/::::::::::|、〈ヽ ｀フー‐ｒ―‐ゞﾍ ヽ ∨／::: 江戸での新選組の評判だ
:::::::::::::: /:::::::::::::|∧ ﾍ〉∧::::::∧ にｼ‐＼ ﾉ|>､:::
:::::::::::::::|:::::::::::::::| ∨ / /￣｜ﾍ__／ /::＞ｒ― ／>':＼
:::::::::::::::|:::::::::::::::| ヽ∨ |:::::::::| /::::::::::∟ -' ／:::::::::
:::::::::::::::|:::::::::::::::| |:::::::::| ／:::::::::::::/::＼_／:::::::::::::::ノ
／/／/////////////////////////ヽ
／,/ィ/////////////////////////ヽ//ヽ
／／／／///／////////////////////ヽ//.
/／ .//／////／/////////////ﾄ;ヽl/////l//.///
. .〃 .//ｲ/////////l/////{//////i/.Lﾑ.l/////l////
./ ///////////////|// l/////./ll/l/l/|//l///l//l///
/./////l/l/////.l/l .|/l l//////,ｻ///ﾄ//l/l//ﾄ|// 甲子太郎が極度の情弱でない限り
.l/ //,ｲ.|,|/l///十l-.之__.l Ｖ////≦ミ|/ l7l/l///ll//l// これらの噂を聞かなかったとは思えない
ll l/./ |.{l//l///ｬ<ﾔテ.ミ ﾍＶ ｫｨ＝r_ト､|l///ll///
ll l// l//l//ﾍ//|` 辷｣｣. ﾍＶ' 'い廴ﾘ´,ﾘ//l/ll//
ll |/ l/ﾄl/l /ﾍ /l l///li|l| 「入ってみたら乱暴者の集団で
l/lﾍ/l//ﾍﾍl / l ///l/l/,lll 愕然とした」、というのは
l/l ﾍli//圦 、 ,|//l/l | }' やっぱりおかしい
ﾍ///込＼ ＿ ｲl///ll |
ﾍ///ﾄ; ＼└―ヽ /ﾊl///|l
ﾍ//lﾍﾄ､|.｀､ ´|/ .l/∧
rﾍ/l .| ｀ ｰ´ .|' l//ハ
,....l ﾍ/l l/ l .l.// ﾍ
＿- - ── ‐- -..､
，＜.' " ＼
f´. ` ､＿__ ＿＿＿ ,. . -‐‐ ＼
∨ ,ｲノ￣ ',
∨ヽ. | ，-‐‐‐-彡 |
/ ＼ | ／￣ ｀､ |
/ ﾍ|／ / |
/ 三三 ヽ |彡 | そして最後の証拠として
{＿ 三 ＿', /. |
| ＼ ｌ L＿-‐‐' ￣ |／⌒}. !
', 《にﾌ> | ヽ､に7.ゝ | |. ﾄ､ 伊東は「新選組を間近で観察」してから
| ／ .ｲ ｀￣´ /|. | ./ ｀ヽ 入隊を決めておるのだ
＿| ,ﾉ ﾑ＿ ＼ |∧ >‐--，
,.' ￣. | f´￣ゝ-‐″ ｀丶 ﾊ_,ノ ∧ ＞..
. r-‐′ ＼ { ｌ￣｀Y´￣｀‐- ', |. / | `＞､
／ .∧! | ｒ-―─―┐ｌ ｀､. |/. | ＼
／||. | ∧ヽｒ'‐-----｀ノ ヾｖ-‐７! | ／ >､
／||. || | ∧ ￣ 二￣ ／ /. | |二二二二二_ ヽ ／ ／ }
.／ .||. ||二二二二二ni | ∧｀丶／＼__／ / | | ヽヽ／ ／. |
||. || / ∧＿＿＿＿＿＿__/ | | | |￣| |
||. || / j 只 /. ! | | | |
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実は伊東は江戸で入隊を決めたのではない。
加納鷲雄が史談会で語って曰く。
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_../ ／/／ ／ノ" ／＿ ___,,....
／ / /.. '" '´ ￣￣ ／
∧ l ｒ ,,,,_ ..／
丿|ｿ ｀"'''‐-､
│ ′ _ 'ゝ _ ｀''''マ‐--ヽ
∠二￣ /'7 ノ＼ ∧ 、 ＼｀''‐､＼￣｀｀''''-､..
_....-一''''￣／ ｲ／i/ｌ / ｿ'ハ ｀' ﾍｌ ﾏハ＼ ｀ﾞ''ト''''''''\xAD堯①\xAD/
__..-''ー―――-/ / |/ |/ｿ / ﾞﾍ_ | | ﾍ ＼ ＼ | \xAD\xF4/
( ､ ゝ |/ _/ /ｌ ﾘ/ 0 ﾞi ｌ＼⊥＼ ﾊ | /ﾉ あちら（京）へ行ってから
ヽヽ" lン〈 ﾐ‐‐--丿 ,-'''ニ二）ヽｌﾍ | ﾞi| ／/ よく事情をただした上で
＼＼ | .|ヽ 廴ﾉ ﾒ ﾍ廴ﾉ‐ン丿ﾍ| ＼| ／／
＼ﾞゝ､_ 'l _ﾞｌ ''‐―′ へ. ｀￣´ ﾉ |/ | ｒ'＜／
ヾ..ｨ' ￣ｌ ﾍ ｌ＼ ､ 〈│ ｿ´〉 | ﾍ＼ 新選組の同志になるかどうか
ﾚ' |_ ﾍ .ヤ ﾞﾞ''lｿ ∠../´ ﾍ'｀´ 決めようではないか、と相談し
´ ｌﾊｿ ,ﾍ ＼ﾍ _,,...-.. ／r''iﾞ丶|ヽi
/''i_----、＼ ノ゛ ﾑｿ ＼
'´ ﾞ|￣￣ﾍｌ、ﾞヽ､ ／ ｌ 〉广ゞ
_／ヽ、 儿...... ｀''‐‐-‐'＿--|＼|/ ﾉ
__....-=''"′ ＼"|二二ﾆコ匚ｌ二--/// ﾉ''-..、
【 加納鷲雄 】
.
ヾｰ- ､
＼ ＼，__ i｀丶、 /＼
''マ￣￣￣`ｰ- ￣｀ｰﾞ'xﾍ、 ＼
＿_ >ｭ ｀ ＼ ',
＼ ゝﾄ､!_
-=ｔｰ―''"" ｀丶、
￣ﾌ'' マ￣￣'''''''ー--┐
／ ／ ﾞ! ／
_∠＿_ / ∧ ! ／｀､
/ / ! /| / ﾍ /l } ／ l 我々伊東一派は「自費」で
/ ／| | / l / 〈〉 ∨ l__ﾊﾉヽ,'ﾍｌ_ ／ l 京へと旅立ったのだ
l／ |! llﾊﾉ!f亡弍 __ｲﾋﾌヽk.彳ﾘ ｀Ｙ'" | |＼!
l／| ∧!゛￣｀ヽ ¨￣″ ノ ! .乂 !
| ∧ | 彡ｧ !_,'ﾞ'彡!∨ だから京へ到着した時点で
l／ レ', ヽ ∨ﾊﾉ厶广￣￣＼ 我々はまだ「正式入隊していない」
lｰ--ｧ___ﾍ ‐‐-- jＬ..冖´ ＼
＼マ＼ ゝ '' 广´ __..--一ー--┘
＿__ ＼ ＼ `'''┬亡 廴__ ノ'" ＼
_，r‐"￣￣’゜-ｰ‐‐‐ゝ＿ゝ-‐"ﾆﾆ ﾆ-に工 ',
＿ __-‐'￣ ヽ、 七⌒ ｀￣＼ ',
_-゛‐'''―ー ､ ＼ ｀ｰｯ ＼ |
ヽ、 ＼_＿..r'' ﾞゝ |
、 ヽ、 ___....ｯ‐'"´ ''''''┐ ′ }
.
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┃
そして実際に伊東は京・大坂でしばらく留まり、
新選組の活動や噂を調べていた形跡がある。
┃
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＼ ....::.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ／／ ／／
＼＼ `~ー'--..､__,-..､_, _ _ .／／, ,' ., .´ ,／
.､ .＼＼ ~`" ﾞ''´ `''-,／／,／'／ ／ ,／
＼, ＼＼_,__,__,__,__,__,__,_ro｡ .'i,` -､_／,,;..／.:::: ／
､＼ ,＼＼ﾆ/ﾆ/ﾆ/ﾆ/ﾐ'i/ヽーk _ ,,‐,＿ _,､_ ＿ ／ﾞ`‐ ､ ~｀`-:..､_／ ／
.＼＼＼::＼＼ 'ﾆ/ﾆ/､,'/､::ｌl＼l､,,,,,zvvv､__,,.... .:......::::......'::nr-/ﾛii／,-'',-",-l~｀` ‐ ､::_｀-､_´
＼ '＼＼r`'',^´:'ﾆ/ﾆ/､,'/ｌ'/`'､､::＼;;ゞｰ､ri=令iーｭ/互.iｮi;;;_,,,三／,-",-'',-"-| || |:| |:| |:`-:､_`-､
＼`r''^´／ :/ﾆ/ﾆ/､,'///, -|´'ｪ￣/､>/尺ﾆ∧::品:::,ノ:::::,／ ~`'‐､_<」,-" :| || |:| |:| |:| |:| ﾞ -
,,_r''^´ｌｌｌｉ||'´.::/ﾆ/ﾆ/､,'/-´''llﾚl|エエ/||ヽﾛl:::二}_」l但iく;;;,,:<"K",Kミ､ｉ|l|`''‐ ､-'| ||＼_|:| |:| |:| |:| |
ｌｌｌｌｌｌｌｌｌｌｌｌli||.:::/ﾆ/ﾆ/､,'/.lﾚllﾚlｌ_,l|,,エ/=||=|`､ミ平平'不､.「}{::|"I''i/,,|_i_,_|l|:l:l:l:ｌ |`:| || ｌl|.＼:::|_|:| |:| |
ｌｌｌｌｌｌｌlｌｌｌｌｌi||ｰ^ｰ'^ｰo､/! lﾚllﾚllﾚｌ|エ/_,-''"|´八:l:::l:::, -<´.|ilヽ|lヽ,|l::::llillｌﾞ|lﾄ、ｌ:l::|ﾐ:| || ｌl|7ヽ＼ .| |:| |
|i､､il||||||i||:::_||_:::::|| | llﾚll「~ ｌlﾚｌ|￣lvzN'_|ﾉ::::l`:::| .-──- ，.ｌｌl:|:::::::::::_|l､ ＼l:|ﾐ:| || ｌl|7ヽ＼＼ .| |
ｌｌヽ､ｌｌｌｌｌｌl||_:::||::::: || | llﾚlｌ､__,'lﾚｌ|_llll'''"ll´ll:::::.／ : : : : : : : : : :ヽll|ｌl::::::::`|l、k｀'' | || ｌl|7ヽ＼＼＼.!
ｌｌｌｌ｀､､ｌｌｌｌ||:::_||:::::_|| | llﾚllﾚllﾚlﾚｌ|_ヽllllｌ::::::|.// /: :/ : : :､ : : : : : :' ,ｌｌｌｌｌｌｌｌ|l、llt､k | || ｌl|7ヽ＼＼＼
ｌｌｌｌｌｌｌヽ､ｌl||─､:_:: || | llﾚllﾚllﾚl_／lヽl´ .l::.//:!::!::ｲ.i:.!: : :i: :.ヽ :ヽヽ ', _rくｌlt,lltｌｌ`ｰ| || ｌl|7ヽ＼＼＼
ｌｌｌ ｌｌｌｌｌｌ`､'' ／l_:::_|| | llﾚllﾚll／l／llﾉ`ｰ',, |:l :! | :ﾄkﾊ: : :ﾄ､斗j:: ﾍ: : ',.iｌ|'' ＼llｔllt_!_| || ｌl|7ヽ＼＼＼
ｌｌｌｌｌｌ／`Ｊ l__|＿,|| | llﾚll,イ／ ,／::::::::::::.l:Ⅳ ﾄ{● ＼l ● ﾉl><|、:|.ii|:::.. . ＼|＼＼ _l|7ヽ＼＼＼
ｌｌ／ .／､_/_/|＿,||_| llｌ／, ' l／'':::::::::: l |:ゝ⊃ ､_,､_, ⊂⊃::/ﾉ:/.|､_,-_、 |::::::`-､`- ､.＼＼＼
'" ／,:::/_:::､l_|l二lﾆ|／l／／`:::::::: ./⌒ヽW ﾍ ゝ._） /: :/⌒i . :::::く＿」,/|li::::.. ::~ﾞ-､｀- ､､＼
／_l'ﾚ'-<＿〉:|::::二ｌ|／,／｀:::::::::.. ...＼‖::‖゜＞,､ __ /／ﾍ =./! .,,ｨﾆ´入_|＼li:::.. ..:ﾞ`- ､ヽ
ミｇ､::ﾛ´r-､':::|_::::::: |／`:::::::::::'':::::: . ‖::‖＼ﾍ/只ﾍ/／|::::::::/!.ｒ:::::::::::>i-|::::..＼lilr────
ミoミ／￣￣／]::::::::::::::...::::::::::::::::: ...｀ヽ《::::/::ﾍ〈;;;;〉/:::::::ヾ::::::::| z,,＿.:::::_ﾉ:::r─'ｰ|:::＼､￣￣
┏━━━━━━━━━━━━━───
┃
つまり伊東は新選組が
思っていた場所と違うなら、
┃
───━━━━━━━━━━━━━┛
イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.≧ｭ、
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.‘，
. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
i:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.}
|:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.: |:.:.:.:.:.: |:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:}:.:.:.ｉ すいませんけど
l:.:.:.:.{:.:. : |:.:.:|:.:.:.:.:.: |:.:.:.:.:.:.:.:./ﾄ､/i:.:.: l 新選組への入隊
ｌ:.:.:.:.i:|:.:.:.|:.:.:|:.:.:.:.:.: | } : |:.::|〃|/ﾍ}:.:.:i 断らせていただきます……
.:.:.:.:ﾘ{‐┼―‐ 、:.:.|┼┼‐ｌ イ:.:/:.:./､
,ﾍ:.:.:.:.:i:| ゞ=== ＼:.| ====ァ/:./:.:./ ＼
／ l :l:.:.ﾘﾍ ､ ＼ ///:.:./ ヽヽ
.《 ヽ ﾆ=‐ﾘヽ:.ヽ:ヘ r‐‐, イ/ノ:.:/:::::::::＼/ /::》
{‐＝::::::::::::::|: :ヽ{ﾍ へ __ イ / /:.イ:::::::::::::::::/:::::::}
i:::ヽ::::l:::::::::::＼: : :.Ⅳ l:::::l Ⅵ/:/: : }:::::::::::::::/::::::::::i
|:::::::ヽl:::::::::::::::::ヽ: :.ヽ :l::::::l /: : ／::::::::::l::::/::::::::::::l
{:::::::::::ｌ―----;;;;:::＼ヽ--- /: ／:::;-―‐ |:/､::::::::::::}
∨::::::l l: : : : : : :￣/ヽヽ /／ヽ¨: : : : : : |: : i:::::::::: i
. ∨::::}:',: : : : : : : : :ヽ: : :ヽ､／: : : : : : : :}: : l::::::: : l
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
また江戸へ帰るつもりだったのだ。
そのための「自費上洛」である。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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┃
近藤たちだってこれは断れなかったはず。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
.／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（●）（● ） |
（__人__） .u | 正式入隊はおろか
.(,｀⌒ ´ | 仮隊士ですらないんだから
{ |
{ /
ヽ / これは脱走でもなんでも
,, -‐)__, ／⌒i 無いよなぁ……
／;─ー´ミ .／ l
.（＿ﾝー‐-.ノ´ |
l |
┏━━━━━━━━━━━━━───
┃
にもかかわらず、伊東は入隊した。
┃
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┃
つまり伊東は新選組に勤王色が薄いことも、
悪評高いことも、全て承知のうえで、
入隊したとしか思えないのだ……
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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|| !:::::、＿＿ﾉ へ::::::::::::〉└ ⌒):、ﾉ ::::::::::|. ／ ＼
||__|:::::::＼＿＿＿ノー―’ ／__ ::::::::::::::: |. ／ ＼
||ｰ| :::::::::: {二二フ｜ ｢ 二‘ 〈::::〉 ）:::::::::::::::|. ' ／ ＼ ヽ
|| !:::::::::::::L二二〕｜ | ーｧ λ/ / ::::::::::::::::| / / .:/ ､: ヽ::.. ',
||ｰi :::::::::::厶''"⌒7ﾉ |｛:::/ /:::〉〈:::: ﾄ､ ::::::::|. ,′ :/ .:/:/ :!.:::|:: |::. ヽ __ヽ ',:: ハ
||¨ﾟ!:::::::::::| ロ /〈 λ. /:: ＼| |::::::::|. l :,′.:/::l ::| :::|:::. |l:::.. V ／|: ∧:::::l
|| ! :::::::: ゝ ーく:::::∨::::ｰく::ﾉノ::＼ .|::::::::| | :| .::l :::|ｌ＿|:ｌ_:|:::l::. | ＼＿ :V／|∨/:! :::|
||__|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀¨´:::::::::| | :| :::| ´|ヽ::从.:|八::...|ヽ´l＼.::l｀ヽ|〉〈 ! :::|
||ｰ|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | :| :::|:ｌ│,ｨ≡气::::＼|::::x≡气、.::j∧ヽ! :::|
|| !:::::::∧:::::::::::::::::::::::∧:::::::::::::::::::::::∧ ::::::::| | :l ::Ⅵ| ::::::::::::::::::::::::: | Ⅵ'::::ヽ| :::j
||__| :::/ ':, :::::::::::::: / ':, :::::::::::::: / ':, :::::| ｌ :| :::::小 ' | ::|::::...::|.::,'
||ｰ|::/ ':, ::::::: / ':, ::::::: / ':,::::| ', :::| :::::|:ヽ ｰ 一 | ::|::::: ::j:/
|| !.' ':,::::/ ':,::::/ ':, | ヾ::::ｌ .::::::|::::::＼ イ | ::|::::::::/
||_/ ∨. ∨ :| ヾl ::::::::|::::::::│､ - イ|::::| ﾘ .:/::::::/
||¨￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヾ:::::l.／く/`=≧-z≦=|`./::/::: 〃
|| -―――‐'´／::.{ ／＾＼. }/／::.::`ー- __ _
|| 〃::.::.::.::.::.::.::.::.:／::.::.::.| /ミ{^}彡, |::.::.:.ヽ::.::.::.::.::.::.::. ￣入
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. //////////////'/////////l/// V/V/ヾﾊ
. .////////////（///////////|///////ﾍ从/ｉ
|////////////〃//////}//1/ハ/､///ﾍ∨ ＼ 勤王活動目的で上洛した甲子太郎が
｜//////｜///////}/// !///≦ミ|/∨//∨ ﾍ 新選組の実態を知ったうえで
. |｜/////|/////≦ミ|/` |// ｧﾐｴ､////ｉ/ｌｌｌ 入った理由はなんだ？
. ! |//////ｌ //ｬ ｧﾃ＝ﾐ |/ ﾇ_ﾝﾀ }/lll//l,ﾘ
. |｜//／/l///| 之_::ﾀ l/ ｰ' ﾊll | /ﾉ
|ハ/ { ./l///､ ｰ' ､ ハﾘ.|' 答えは彼の仲間が言っているだろう
∨ゝ､ﾍ///ﾄ＼ /ｌ|//
ヽ//i/ﾍ///ヽ _. -一 ﾍ//ハ
ヽ| ヽ＝∧＞ ／}＝}:/_
ｿ_￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣_リ
, ィ丶三三三V三三三三[￣＿]三三三／三 ､
／三三三＼三／i三三三三三釗三三三三ﾘ}／ 三丶、
r ､-=ニニ._ ―- ､
, ,.| `￣￣｀¨.i ＼ ＼
／ 〃! ヽ ヽ ! ヽ ヽ
/ /',ﾑ! ﾄ､,>＜｢ ! | ',
./ / LL.._ヾ. ﾍ '仔ﾃﾐx | .! ',
篠原さんが史談会の方で | | | |ｵﾃi ＼ﾍ.ﾏ_:ﾘ ’}| ﾄ. ',
おっしゃっていたように | | ﾍ代:ﾘ ヾ ! !ﾉ !
| i! ﾊ '__ u | .| l
.! ﾊ ﾊ ∨ ｀ヽ | l:｀＞､ !
「新選組を勤王団体へ .{' ∨ ゝ. `ー ' .,| .l.:.:.:.:.:.:.＼l
変えようとしていたから」、ですか…… .∨ | >.､ _ ´ ｣ li.:.:.:.:.:.:.:.:ハ
| |<.:.:.:.:.fｰr ´ ! |'^ ＜_／ ∧
| | ＞'´ﾄ }_ -| .| ｀ ＞―..､
| |'´ ,⊥､ ∨∧ ／::::::::::::::::｀:..､
,.ｨ:! ./ ／,r介.､.:｀.:>∨∧ ／:::::::::::::::::::::::::::::.＼_
/::::/ ./ ` /介!:iヽ:/ ＼ ∨:::::::::::::::::::::::::::／￣,ri'
./::::::i ∧ ,ｲ:/|||::i.:iヽ ∧ヾi:::::/::::::::::::／／´:::::ﾘ
r〈::::::::l ｲ:::ﾊ／〈/::|||::::i_〉::::＼/::::| l::::/＿__／／:::::::::::/
これにあっさり騙されたとかだと、伊東の頭が残念なことになりそうな気が・・・せめて、意思疎通の齟齬なら
_,...-r777777l77ヽ､
,..イ///￣￣￣＼l//ﾉ/＼
////// ￣｀ヽⅥ
////イ ＿__ }!
//|//7 r tｫﾐ_､ _,＿ {
l/ﾊ/,/ ￣ {､fjｧ｀ ﾉ 伊東甲子太郎という人物を見ていると
{/ !/ﾊ､ ! ， 一つ、大きな特徴がある
i∨//| ヽ ＿rィ-, ,､} ;'
Ⅵ//∧ } ／/--- '''''ｰrr､ {
l/!//////// ´￣_｀´_｀ヽ}/Ⅵ 「自分の弁舌に相当な自信を持っている」
/ ∨///////>､_／//}_ ／//!
_/､ ＼/////////////l//// |
/ ＼ ｀丶､｀＜//////////!//／
_,... - /: : : : ､ ｀ヽ､￣ ー--- イ
_,.. - ´ _|: : : : : :､ <＼ ｀ヽ､＿,.. - '､
＿,..ィ´￣i |: : : : : : : ､ ＼_> ／: : :ヽ }: ＼＿
イi i i i | i | |: : : : : : : : ＼ ／ ∨,:-:∧ !: : :＼_ ｀丶､
,. -―――- 、
∧＞-､ ＿＿＿__｀ヽ
/V⌒ヾ､| l７ﾌ7/／／|
/V ｀´￣￣￣Vﾐ|
ハ|/ |ﾐ|
{ ｆ/ -､ {ﾐ| 伊東はしばしば危険な所へ
ﾍ| ゞ･＞ｿ {ｘﾆﾆ. |:;ﾊ 弁舌一つを頼りに飛び込んでいくのだ
∧ ￣ } ゞﾟｰ' |{ }|
//} / ｒ /:|,ｒ'
.／////X777Xｧｧｲｖｘ / /-―-､ 後々、解説するが
_.. ‐ ニニ/:::::∨//＼ ー-__ ,,｀ヾﾊＴ ⌒ヽ ＼＿ 近藤の妾宅へ向かった行動が
「「「「「「「「|:::::::::|＼///>､/7ﾊ..ｘ＜7{￣´ ヽ「「Tゞ､ まさにこれだ
| l l l l l l |:|:::::::::l. ＼//// | | | | {￣ ＼ ＼ ∨///ｸ
|」」」」」」|/::::::::::|、〈ヽ ｀フー‐ｒ―‐ゞﾍ ヽ ∨／:::
:::::::::::::: /:::::::::::::|∧ ﾍ〉∧::::::∧ にｼ‐＼ ﾉ|>､:::
:::::::::::::::|:::::::::::::::| ∨ / /￣｜ﾍ__／ /::＞ｒ― ／>':＼
:::::::::::::::|:::::::::::::::| ヽ∨ |:::::::::| /::::::::::∟ -' ／:::::::::
:::::::::::::::|:::::::::::::::| |:::::::::| ／:::::::::::::/::＼_／:::::::::::::::ノ
乗っ取りが簡単にできると思ったのか、どっちなんだろうなー
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| そもそも、伊東の思想にある .│
| 「話せば分かる」というのは .│
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
, ――――‐ ､
,イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
/:.:.: /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
,':.:.:. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.∧',
.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/|:.:.:.:.:.:.:.:.:‘，:∧i
l:.:.:.:i:.:.:.:.斗:.丁ヽ l:.:.:.:ヽ:ヽ:.:.:i､:.:ｲl
|:.:.: |:.:.:.:.:|,xzｵヽ !:.:.:.二ヽ:.: |､〃l
!:. |:.|:.:.:.:.《ん刈 ＼:.7心 i:.:l//｀:! 私の弁舌やったら
',: l:.:!:.:.:.:| 乂シ ﾏ:ｿ'/:.:!:.:.:./ 話して分かってもらうことができる！
.∨l l:.: : | , ｀ ∧:}:.:./
ヽ:ヽ:.:.:! {￣, ,ｲ:.:.:///
ヽ ＼ヽ ｀ イ:.:.:.:. /〃
／― 二T /ム:.／/
,､r {:.:ﾍ /::ヽl＼― /￣￣ ≧ｭ､
,､r ´::::::::: i:.:.:.:ﾍ/ ゝヽヽ＼:::{ / / / ｀ヽ、
/:::::::::::::／:.:.L＿:.:.:＼ i::ヽヽ＜_ゝ､{_《ゝ｀ヽ---＿ゝ＼
/:::: ＼／:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:. ヽ:.:.:. i:.:.:.:/:.ヽ:.:.:.:.:.:{ ―――:.:∧
/ ､::::::/:＼:.:.:.:.:.:.:.｀:.:.:＜:.:.:.:.＼:l:.:./:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧
γ } }:::/:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀:.ヽ:ヽ/:.:.:.:.:.:.:}:.:.:.:.:ヽ――――',
{ ﾉ ﾉ/:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.i＼:.:.:.:.∨:.:.:.:.:.:.:.:.∧
ゞ ／/:.:.:.:.:.:.:.:/:、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.oi:.:.:.:.:./ ＼:.:.}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| という自信の裏返しではなかろうか？ │
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
.
_,.／ /r‐､//∧//|i//////／/////∧
／_／ ／'´ ////∧/l{////／////彡//ﾊ
/ 〈/ // /´ ｀丶､Ⅵ- '´￣ ∨// !
! ! ,ｲ / ｀´ __ (⌒ヽ ∨｀ヽ
{l / ｲ l { ヽ＼ ＼ﾊ､ ＼
l , , ! ! , 丶 ヽ ＼ ヽ} } おそらく近藤・土方らも
| i i { ￣｀ヽ､ ､ / ∨ ∧ } l| | 「話せば勤王へ転換させられる」、と
| l l | <￣｡ヽ､_ (⌒ヽ,.ィ ｡∨ ∧ |i i! { 考えたのではなかろうか
| ; ; } ｀￣´イ ＼ ＼｀¨ ∨ ´ ヽ､
,-､ ,､/ / / ＼ ｀ｰ ' ヽ ｀ ∨}
´: : :＼ ＼. / ／ { ｀ ´｀ヽ､ li ｢! }/
: : : : : :＼ ＼_,／∧｀ 〃イ///＞ - ＜//∧ l! |! |l ;'
: : : : : : : :＼ >////∨//////=-- ‐ -=///∧ ! |! /' {
: : : : : : : : : :〉////////／´, - ―――- ､＼! | ! ,'
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::ヽ ヾ）
.. ,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /:::::::::::::/::::::::/:::::::}:::}:::::::::::‘，:::::::::::::.
{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::/::::: /::::::::/ :::::: }:::}::::::::::::::::，:::::::::::::.
,:::::::::::::::::::::::::::::::::: _{:::::{:::::::,:::::::::, :::::::::: }:::}::::::::::::}:::}::::::‘，::::.
. ，::::::::::::::::::::::::: ／ {:::::{:::::::{:::::::{≧=-＜:::}:::::::::::::::/:::::::::::，::}
. ，:::::::::::::::::::::::{ ./{:::::{:::::::{:::::::{::::::,,x斗ミヽ:::::::::::':::: }:::::::}::::}
,:::::::::::::::::::::∧乂Ⅵ:{:::::::{:::::::{::/{. ん'^}:::::::／}:::::::}:::::::} }:}
. }:::::::::::::::::::::::入. ヽ{:::::::‘，::{:.' 乂Ⅳ }::イ::::::}:::::::}:::::::}ﾉ'' これが>>1の考える
. }::::::::::::::::::::::::::::::/} ,:::::{. ､{ ､::/}::::::,}::::::, 伊東入隊の動機だ
. }::::::::::::::/::: /}::/ .{. ヽ:{ ） ヽl::: /}::::/
. _ }::/:::::イ::／.ﾉ'' , r ´ . }:/ ,:::/
--＜ﾆ/イ彡'⌒´ { ＿r ' .ﾉ' /'´
ﾆﾆﾆﾆ=- _ { ＼ ,. ´
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=- _ {. 、 ./
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=- __/_ ≧=-'
＜ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ７7
ﾆﾆﾆ=- _ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ//
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=- _ ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.//
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=- _ﾆ{〈
／ ,-､ ＼
／ / ∨ '，
／, '，
, ' / ヽ ヽ ､
, ' / / ﾑ ', i i
/ 〃 / / ､ ', '，
/ // / _ / /ｲ {i {, { ､ ':, ':, | i ……新選組などへ入らず
. / / | ,ｲ l ＼| |i ,ハ. !ﾏ. | ﾑ ﾑ ヽ } ', 自分で一から勤王団体を
,' / ! |. | | |圷､_ | | _ﾏ_ﾄ,＿} ﾄ､ ∨ ､ 作ろうとは考えなかったのでしょうか
| / { ﾊ{ |ｲ | ﾋｿ { Tｨtｫr､Ⅵ ! i ﾑ ∨
{ i ﾏ | Ⅵ ﾘ} ¨ 弋i,ｿ ﾉ}| | { ﾑ ∨ ＼ ＼
| | ﾏ! l 人 ' | ｲ| ! ﾘ∧ ﾏ
| | ヾ. | |i＼ - 、 u / ｲ ﾘ /､ ', } ヽ ＼
ヾ | | / ヽ ＿,.....イ{// /ミ∨ ! | , -- ､
ﾏ. |'////／//} / /／///_ﾘ//////｀ヽ
//ﾏ |////,＼//::::::::/ /////// |////////∧
{//ﾊ |//////{/:::::: / //////////////////∧
|///,ﾘ/{////ｲ:::::::: ! ////////{////////////ﾊ
／/////////////// y///‐∧
／//////////////////////,/Vﾐ＼
. ／//////////////////////////∧
////////////////////////ｉ///ヽ:/∧
. ////////////////////////l/// V /ﾍ/ｉ
. .////////////////////////|///////ﾍﾙ/ｽ いやあ、無理だろ
|////////////////////}//1/ハ/､////∨ ﾍ＼
｜//////｜///////}/// !/// ミ|/∨/ｉ/ｌｌｌ
. |｜/////|/////／ﾌ//` |// - //ll//l,ﾘｌｌ 上洛以前の甲子太郎は雄藩や京に
. ! |//////ｌ //ｬ ´ - |/ ´￣￣ }|リ /ﾉ 本当にな〜〜んにも伝手が無かったから
. |｜/////l///| ￣￣｀ l/ ﾊ/
|ハ////l///､ ､ ハ}/| __ , -―- ､
∨/､////ﾄ＼Ｕ /ｌ|// /.:.! __,r‐､
ヽ//i/､///ヽ -一 ﾍ//ハ {.:.:.! /.:ﾉ.:.:〈
／ ヽ| ヽ＝∧＞ ／}＝}:/;:;:;:ヽ |:.:.:.＼ ,.-ﾉ:/.:.:.:/
／;:;:;:;:;:;:;:;: ＼＝ハ､|＞-一彡7///;:;:;:;:ハヽ >､:.:.:.Υノ :.:.:.:.:/
. 〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: }ヽﾊ三三三三彡/;;:;:;:;:;:;:;:;:: ／:;:;ヽ {__:.!.:.:.:.!;.-'.:.:.:./
, ィ⌒丶: ;:;:;:;: ;:;:;: jﾆ∨三三三三7ﾊ:;:;:;:;:;:: ／-‐' ´＞ ､丶ﾉl:.＼:.:|:.:.:.:.;.ｲ、
／ ;:;:;:;:;:;:;:;: ＼:;:／i: 人三三三三三ﾘ}/ヽ: :／ ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:｀ |;:;:;:ヽ:_:ヽ.:.:／丿i
／ : ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:: Y: : |:/三三三三三三Ⅳo:У;:;:;:;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:!;:;:;:;:;:;:￣￣;:;;::;:|
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|:/三三三三三三Ⅳ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ヽ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ﾉ
_,.. -――--_､
{7ｭ＜7￣7￣ｨ}
} ヽ-' ´￣ }__: :l
l トミr}
{ ｪｫ rtｫ ヽ:.}､） そこで求めた「足場」が
l / ､ ィ: !''} ちょうど勧誘をしてきた
}ィゞii'wx､ /ﾐ{ノ}＼＿ 新選組だったわけだ
,.. {i: ´_￣_｀>´::i／ /::////＞ ､
_,...＜/ィi＼i_Y:＿ヽ／ /::{i i ＜/////＞､
,.＜//イi i i/::{ 介､ /::::li i i i i i i i＜///>､ 渡りに船と乗り込んだものの
/i i i i i i i／/::/V/:::ハ. ／:::::/;;;;;;＼i i i i i i i;;;;;;;;;;} 勤王集団への方向転換は
{;;li i ＞'´;;;;;;/:::{ /::::{ ｀／::::::::/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＜i i {;;;;;;;;;;l 大失敗に終わったわけだが
|;;;;;/;;;;／:::::{::::::l /::::/ ,／::::::::／:::::::｀ヽ､;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;<￣ヽ
|;;;/´:::::::::::::::',::::|{::::/／::::::::／＿＿_::::::::::::｀ヽ､;;;;;;;;;;;;;;;;＼ }
|;/:::::::::::::::::::::∨!／ｲ:::::::／::::::￣￣::::::::::::::{::::::::＼;;;;;;;;;;;;;;;从_
l;{:::::::::::::::::::::::::∨::/::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,:::::::::::::::::＜;;;;;;;;;;l
／//////////////////////,/Vﾐ＼
. ／//////////////////////////∧
////////////////////////ｉ///ヽ:/∧
. ////////////////////////l/// V /ﾍ/ｉ
. .////////////////////////|///////ﾍﾙ/ｽ
|////////////////////}//1/ハ/､////∨ ﾍ＼
｜//////｜///////}/// !///≦ミ|/∨/ｉ/ｌｌｌ
. |｜/////|/////／ﾌ//` |// ､｣_|./ll//l,ﾘｌｌ 伊東は新選組に入ったため
. ! |//////ｌ //ｬ ヾ ヾ |/ ≠=＝' }|リ /ﾉ 後々までも勤王活動をするにあたり
. |｜/////l///| ミ＝≠ l/ ﾊ/ 苦労するはめになる
|ハ////l///､ ､ ハ}/|
∨/､////ﾄ＼ / /ｌ|//
ヽ//i/､///ヽ -一 ﾍ//ハ 同情したくなるぐらいだが……
／ ヽ| ヽ＝∧＞ ／}＝}:/;:;:;:ヽ
／;:;:;:;:;:;:;:;: ＼＝ハ､|＞-一彡7///;:;:;:;:ハヽ
. 〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: }ヽﾊ三三三三彡/;;:;:;:;:;:;:;:;:: ／:;:;ヽ
, ィ⌒丶: ;:;:;:;: ;:;:;: jﾆ∨三三三三7ﾊ:;:;:;:;:;:: ／-‐' ´＞ ､丶
／ ;:;:;:;:;:;:;:;: ＼:;:／i: 人三三三三三ﾘ}/ヽ: :／ ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:｀丶、
／ : ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:: Y: : |:/三三三三三三Ⅳo:У;:;:;:;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::＼
'"´￣￣￣￣｀ 、
／ ＼
／ . :＼
/ . ; -‐ ￣￣￣ 丶､ : : : : : : : ヽ
,' : ／ イ￣￣￣｀丶､＼ : : : : : : : ', ／} ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
|. : :/／:.:.:.:.:{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼＼ : : : : : :| ／::.::/ |. 「新選組を変えられる」と思った │
{＼| /:::::/:::/::::|::ヽ:::＼::::::',::::ヽ:::ヽ ヽ: : : : j ／::.::.／ .| 見込みの甘さが原因なんだから .│
N.::∨:::::,'|::::|l:::::|:::::::＼::ヽ ::|: ::::|∨|⌒) : : ,′／::.::.∠ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
ﾍ:.:l :::/::|::::|l: ∧ヽ ::`ト-ﾍ:|ヽ-|∧|_,人: :/ /::.::.::.::.:フ
'､|::::l::::|:::l|-孑ﾍ:|＼| 三三.Ⅵ:::::|、 ∨／::.::.rー'´
|::::|::::l:小.=彡 | | ｌ|:::::l::＼ ＼ー'´
|::∧:::V:ﾍ | │ x. | | ﾘ!:::|:/l:∧厂 く
く ヽ{ハ:::ﾏ:个ーtｚ‐r-r=彳´｢|:::厂 ￣｀＼ す ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
す ＼∨＾￣ ヾ∨￣ 》/´|/＿＿＿ ヽ ん | 言っちゃなんだが │
ん /ﾆ二二ﾆ}〕亢〔 |´-―――-､＼ハ ： | 自業自得の苦労かな…… │
_＿_：＿_ | ／⌒ヽ／ ￣｀ヽ ＼∨＿＿＿＿＿ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
／::.::.::.::.::.::.::.::∨ / j〉==ミヾ j/::.::.::.::.::.::.::.::.::.. 二ﾆ=-
＿_⌒つ=ｰz:.:_／/ﾚ─-､ﾚ―- 、 ,/ }斗─-'´ ｀⌒ヽ厂｀ヽ､_:.＼
∠￣:.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::. 7{｣＿__,,｣,__＿ Ｖ ／ﾞ寸_》＼.::―:―.::.::‐.::―::. :::―:.-: ._
. ￣￣⌒Ｚ_:.::-=っ／{￣￣¨{￣￣ ¨`{-一'´ 八_＿_》＼-､.::-っｰ､_:.::.::っ-‐─‐一`
＿＿／:.::.::.::／／{＿＿__{._＿ ∧ /小、￣ ＼＞､ ⌒´
／:.::.::.::.::.::.::.::.::{{／_／＞<／＞< `ﾄｲij}＿__／ﾉ人:: ￣＼ 》.::.｀ｰ-､＿＿
. /.::.::.::.::.::.::x'´￣ /＿＿/＿＿_ ノ ﾍー---‐'´ ￣￣）:＼/.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:｀ヽ
`ヽ､.::.::.::（ ｛＿＿｛_＿_＿_jz=‐┘ ／.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.ノ
｀￣｀ヽ -=＝ﾆ二´.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.／￣
￣￣￣￣￣￣
.
〜〜続く〜〜
.
以上です。
この解説で本編否定する度に、
ものすごく虚しくなってくる。
……「藤堂平助考」も全否定に近いな。
「相手が話し合う気がない、ということを理解しようとしていない」という自己矛盾につながるんだけどねえ
〜〜人物表〜〜
【 新選組 】
・近藤勇 ……やらない夫 （２ｃｈキャラ）
・藤堂平助 ……スバル・ナカジマ （魔法少女リリカルなのは）
・伊東甲子太郎 ……八神はやて （魔法少女リリカルなのは）
・篠原泰之進 ……シグナム （魔法少女リリカルなのは）
・加納鷲雄 ……ザフィーラ （魔法少女リリカルなのは）
【 その他 】
・本堂親久 ……レジアス・ゲイズ （魔法少女リリカルなのは）
・伊東誠一郎 ……クロノ・ハラオウン （魔法少女リリカルなのは）
・うめ子 ……リインフォース （魔法少女リリカルなのは）
・花香太夫 ……カリム・グラシア （魔法少女リリカルなのは）
・孝明天皇 ……シルヴィア （怪物王女）
・秦泰親 ……エリオ・モンディアル （魔法少女リリカルなのは）
・城多董 ……ユーノ・スクライア （魔法少女リリカルなのは）
・佐藤彦五郎 ……藤原佐為 （ヒカルの碁）
・松本良順 ……牧瀬紅莉栖 （Steins；Gate）
・小樽新聞の記者 ……姫海棠はたて （東方プロジェクト）
.
悪伊東を語られる「才能を鼻にかけていた」っていうのもあながち間違いじゃねえな。
つーか一見おとなしく見える近藤よりも、日頃から道理が通じない鴨にぶち当たっていればなあｗ
この手の「話せば判る」系の考えを持っている人にありがちなのが
「道理を説いて理解すれば納得する」と「こちらの説得を受け入れなかったら
それは相手が理解できなかったからだ」と決め付けることだな
それってつまるところ、自分の主張を押し付けて相手の事情を考慮してないことなんだよな
「頭はいいし性格もいいが世間知らず」ってなイメージがありますな>伊東
幼少時から苦学して、江戸で大きな道場を開いていたとはいえ、集団・組織の不条理や非合理とは無縁に生きてた、みたいな。
いってしまえば会社勤めしたことのない学者肌。世間のサラリーマンから見れば「正論だけで生きれれば世話ねぇよ」、という。
口先三寸だけで社会だの組織だのを変革できるほど世の中甘くないもんなあ
徳川慶喜みたいに武力も現場能力も持ち合わせているか、
岩倉具視みたく弁舌による密室政治オンリー（ただし、仕物は使う）の世界の住人でもないと
（岩倉って、政治家としては内弁慶そのものなのではと思う。明治4年の渡欧とか見ると特に）
それでなんだって志士たちに対して人脈がまるでないんだ？ってところ（長州系以外も含めて）
水戸に遊学して剣や水戸学を学んだ経歴もあるのに、水戸系列の志士との繋がりも見えないし
勤皇や攘夷の志がまるでなかったというのならそりゃ判らなくもないけど、違うんでしょう？
坂本竜馬の活動だって、海援隊という組織や、土佐藩との繋がりや、各地の志士たちとの人脈という力があってこそだからねえ
近藤・土方も悪名だらけとはいえ新撰組という組織を維持掌握して会津のバックがあったからこそだし
俺もそこが不思議なんだよなあ
千葉周作の道場で師範代やってたんだったらかなり顔が広いはずなのに
付き合い悪いとか傲慢だとかで敬遠されてたとか？
>>819
これも(美しい)理想と(生々しい)現実とのギャップかな
自分自身が大勢力並みな奴以外でさ
江戸にいた頃の伊東は天狗党に人脈作ろうとしてたフシがある。
生まれが常陸の志筑で水戸が近いし、
弟の鈴木に天狗党の動向を調べさせたりしてる。
けど天狗党がご覧の有様になって人脈ぽしゃって困ってたところに
新選組の勧誘が来たんじゃないかなぁ、と想像。
そんなの関係ねぇ（by近藤）とばかり油小路起きたのみると、どんなスポンサーだろうと
近藤さんの怨恨は抑えられなかったようにも思ってしまう
どっちかと言うと、そこまでのリスクあるのに油小路起こした理由というか
近藤さんは一体どれだけの恨みか負の感情があったんだろうか、が想像できないぐらい
新選組については創作物の所々で出てるイメージしか知らないから
新選組の大きな流れがここで初めて知ることが多い
しかし皆詳しいんだなー
藤堂平助考も期待してます
乙
勝った側は負けた側よりもより悪辣で汚かったから勝ったという話だし
負けた側はきれいで卑怯な手を使わなかったから負けたわけでもない
新年一発目から１のストレスがマッハな展開だなぁ・・・
マイナーなのか、それともあえて触れなかったのか？数十万両は踏み倒しているんだよなー
借金踏み倒しとか志士側もとやかく言えんしなあ
純然たる善も悪もファンタジーの世界にしか存在しないだろうし
>>836
本当に幕末の水戸はどうしようもねーな、と思う水戸出身者であった
今がまとものように言うのはよすんだ！と 同郷の人間が言ってみる
明治の世になってから「お前ら元新撰組幹部なのになんで志士面してんの？」
という追求に対する自己弁護だと思う
実にわかりやすい伊東考でしたな。
いや自分も伊東は古代中国の遊説家のような印象があったんだよなあｗ
久々の動乱期に自分の頭で世に出ようとする野心家
wikiで疑問だったのはなんで弟に「天狗党を探らせてたのか？」分かった気がする。
やっぱり近藤達を怒らせたんじゃねえのｗ
知り合いに未だに水戸学やってるひといるな
ええ案の定右翼ですｗ
明日午後八時より投下予定。
例によって解説が延々と続く。
というか、鬱い話ばっかりやってたせいか、ギャグが思いつかねぇ……
了解
甲州勝沼前夜はギャグ。
現地に伝わる話で爆笑モノのがある。
この戦いって巷説と実態が大きく異なってるんだよな。
とりあえず一言。
「近藤さん全然慢心してねーから。超真剣に甲州へ向かったから」
池田屋のときの居留守作戦なんか吹いたわw
あんまり知らない身としては
鳥羽伏見で負けているんだから慢心しているわけねーんじゃって思うが
どんなふうに言われているんだろｗ
わくわくしておきます
一応なんですが今自分のIP見てみたら違ったんで管理人さんの勘違いかと・・・。
211 名前： ◆jTLJl8vNuc[] 投稿日：2014/01/03(金) 21:13:45 ID:E2dpywrk0 [2/5]
それとなぜか僕が管理人さんを侮辱したことになっているようですが、
僕はそんな発言は一切していません。
改めてメールを見返してみてもどの文がそれにあたるのか分かりませんでした。
僕はただ、ヒロイン板の管理人さんに「荒らしによる凸行為を防ぐために
裏系と呼ばれる掲示板への転載拒否を表明してはどうか」と提案したのです
すると「そういうことをするつもりはない」という回答だったので、
「それはなぜでしょうか」と再度質問をいたしました。
また一部の作者の方にとって管理人さんの荒らしへの対処が不十分なことが原因で
管理人さんの信用が落ちているようですし、このままでは管理人さんが裏系と繋がりがあるという
疑念が広まりかねないので、凸には断固として対処する姿勢を出した方が良いということも伝えました
その結果、質問への回答は無く、例の「あなたは本当に作者なのですか？」というご質問を受け、
僕はそれ以降ヒロイン板の管理人さんから追及を受けることになりました。
212 名前： ◆jTLJl8vNuc[] 投稿日：2014/01/03(金) 21:14:01 ID:E2dpywrk0 [3/5]
ヒロイン板の管理人さんは管理スレでこちらの論拠が不十分ということを繰り返し仰っていますが
管理人さんからの質問の中でソースを提出するように言われたことは一度もありません。
「自分は確かに見た！」ということも言っていません。なのでそれを翻したということもないです。
それにあの方は僕が現行スレをこの板に持っていると仰ってましたが持ってませんし・・・。
確認に確認を重ねて慎重に調査したそうですがなぜそこを間違えるのか・・・。
213 名前： ◆jTLJl8vNuc[] 投稿日：2014/01/03(金) 21:14:21 ID:E2dpywrk0 [4/5]
ヒロイン板の管理人さんはソースを提出するように言わずに僕に何を聞いたのかというと、
某スレに書き込みをしたことはあるかないか、でっち上げをしてないか否か、
脅す意図は無かったかどうかなど、僕の送った質問とは関係の無い、
まるで犯人の取り調べのようなものばかりです。
僕が騙りではなかったのならそれで済むはずだったのですが・・・。
僕は正直、規制する理由を探されているように感じました。
今にして思えば、「なぜ凸の予防をしないのか」という質問は
してはいけない質問だったんじゃないかなと思います
214 名前： ◆jTLJl8vNuc[] 投稿日：2014/01/03(金) 21:15:10 ID:E2dpywrk0 [5/5]
最後に、他の作者さんに伝えておきたいのですが
管理人さんからの質問には答えられる範囲で正直に答えましたが、
管理に不信や不満を持つ作者は誰かということに繋がる内容には一切答えませんでした。
それらの人物が僕のようにあらぬ疑いをかけられることを危惧したためです。
なのでその点については気にせずに作品を書き続けてもらえればと思います。
僕が何かの荒らしの犯人であるということにしておいた方が
もしかしたら平和なのかもしれないとも思いましたが、
真実でない内容が広まり、自分のした提案が有耶無耶にされることは
板の利益にならないと判断しましたのでそれだけ述べさせてもらいました。
負けた方は悪く言われるもの
まあ勝っても後の世では悪く言われる事もあるけど
新撰組は賊軍敗軍なのにすごい評価されてるほうではあると思うけど
おかげで慶喜がワリを食ってるけど。
「一途に戦い抜いた」かつ、「敗北の後、生き残って『いない』(隊の生き残りはいるにせよ)」というのは、
実に日本人好みだよ。
某御大いわく、「どういう訳か日本人には偉大な敗北を好む傾向がある」そうで。
某政治活動に片足の爪の先ほど突っ込んでいるんだが、その界隈に
「政治的に対立した相手の意見を「論破」すれば「説得」したことになって、その相手の行動を変えられる！」と
豪語する奴がいるんだよ。他の連中は呆れて「ならお前がまずやれ」と言い捨ててるんだが、
そいつは「俺一人じゃ人数が足りない」と言って動きやしねえ。
もし史実の伊東がコイツと同種の人間なら、斬り捨てたくなる近藤の気持ちはもの凄く良く分かるw
伊東は少なくとも自分で動いたけど。
しかし、この説が正しいなら多分に伊東の自業自得だが、それでも油小路は
「新撰組がド外道」だという、>>1の考察が楽しみだ。
いや、伊東は自分から率先して動くだろ。
問題なのは話し合いが通じる時代じゃなかったってところと、
話し合いに至るまでの自分の根回しや土台作りが全然上手く行ってなかったとこだし
ちょっと怖いけど少し様子を伺ったらわりと庶民的、ってところも人気の一つかもと思ってる。
遊郭くだりとか、頓所内の生活とか、貧乏とか成り上がりを目指す若者・・・
どれも身に覚えがありすぎることだらけだし。
「新撰組在籍」って大きすぎる負の十字架背負っちゃった割には
まあそう言う話題にすると伊東嫌いによる「なぜ新撰組入ったのか〜」ループ来そうだけど
永倉の新聞小説みたいに「近藤たちを暗殺して新撰組を乗っ取り」するなら伊東は外道だったけど、
>>１説が伊東は「弁舌でもって近藤たち新撰組を佐幕派から勤皇志士に変えようとした」のだったら、ちょっと違う。
まあ近藤からすれば、そんなこをやること自体が恐怖と暴虐で名を挙げている新撰組への妨害にしかならんのだが。
近藤がむかついたのは、尊王云々よりも「話し合いでなんとかできる組織にしよう」的な伊東の考えだったんだと思う。
>「政治的に対立した相手の意見を「論破」すれば「説得」したことになって、その相手の行動を変えられる！」と
>豪語する奴がいるんだよ。
プロ市民系の活動家に多いタイプって印象だなぁ、そういうの。ネットにも「はい。論破」て手合いは多いが。
銀英伝でクーデター派軍人にそれやって怒らせた挙句に撲殺されたキャラがいたが、「あーいるいる。こーゆー
のw」とざまぁとしか思わなかったな。
あれはそもそも抗議活動のさなかで議論でも説得の場でもなかったから同じには言えないんじゃね
勢いで飛び出してきた京で立ち枯れそうになっていたところを
兎にも角にも立ちゆくようにしてくれた大恩ある会津公から離れて
よりによってあの長州と歩調を合わせろなんていう話を一体どんな
立て板に水の弁舌を持ってすれば近藤に飲ませることができるのか想像つかない
実際、トリューニヒトはそうしてたし
藤堂編を見ていて近藤達を一つ怒らせる台詞が思い浮かんでるんだ
「今なら、徳川家も会津も残せるけれどこの先はわからない。主家とともに滅びるのではなく主家を残すのが真の忠義である」的なことを言ったら殺されるだろうな
分離後も案外それなりの関係、ただ油小路直前〜少し前に何らかの感情（怨恨やら嫉妬やら）が
近藤に沸いてそれが伊東への殺意に昇華して起きた事件、みたいな
何より新撰組在籍履歴が方々で足かせになってて、恐らくその払拭したがっていた伊東が
その新撰組取り込む・再合流図るなんて発想をもちえないと思うんだよな
まだそれこそ通説でよく使われる（薩摩に言われて）近藤殺す目的だった、方が有り得るぐらい
その上から目線な発言をしたら近藤はブチ切れるだろうなｗ土方も近藤も無法者連中の頭なだけあって、
腸は煮えたぎっても表面には現れずに、粛清するから怖いともいえる。
伊東が死んだのは徳川と幕府にはまだまだ余裕があった頃なのでそんなセリフは出てこないんじゃないかなー？
このスレの本編でも大政奉還しても何も変わってない！ってことで、
焦ってたのはむしろ伊東と御陵衛士の方だったじゃん
ギリギリで次スレはいかないだろうけど
一応立てときました。
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12973/1388830777/
あーだこーだと好き勝手言って「こいつ馬鹿だわw」「もっといいやり方があったのに」
と無責任に言えるけど
その当時生きてる人間からしたら自分に出来る事を精一杯やった結果なんだし
信念を命かけてやってた人間を嘲るなんて事はしたくはないな
菅谷＝サン「……。」
>>885
おめーだけは水滸伝ファンとして許せねえ。
史実がどうだろうと許せねえ。
高Qなんぞよりおめーの方がよっぽど梁山泊の害悪だーー！！
……今気づいたが、これは新選組ファンとして慶喜に抱く気持ちに近いな。
お前ら歴史に詳しすぎだ！
何回か言われてるけど、誰か何かを評価するための酷評ディスみたいなのは好きではないかなあ
と言っても××ファン毎にその該当者はどうしても出がちになっちゃたりはするけど・・・
では始めます。
>>889
断然慶喜がマシでしょ。
徽宗は芸術以外がまるでアカンから。
国費を浪費しまくり奸臣登用しまくりで、最後は息子に全責任ぶん投げた。
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│ 油小路の変より、十数日前 .│
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〜〜高台寺〜〜
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【 伊東甲子太郎 】
＿⌒ヽ:.V:／_
,....:.:.:.::.::.:.:.-:.｀:.Y:.:.:.⌒ヽ
/:.:.:.:.:/⌒v:.:.:.:.:.＼:.:.:＼⌒
_彡:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.ヽ:ヽ:＼-= ￣￣二=…--＝ミ
／ |≧ /:.:.:.:.从:.:.:.:.从:.:.:.:.:.:.. ヽ￣￣￣￣￣￣￣￣ ）i
乂 _ 八:.:/:.:.:.:.:/竓ミ:.:.,才|:ｉ.:.|:.:i _ ,
_ ≦／ 从i:.:.:.:〃r'::i Vゞ' |从|）' -==ニ ／
_ -=ニ ／⌒´ 人从iヽ ゞ´ _' /}､_ -＜ ＿＿彡 前々から考えていた
_ -=ニニ=- ´ i /:个r ＿'_ ｲ/ i/ o＼二 あれですね
__二=- __,ﾉ / /≧≦ ./ /|i ＿彡.
_ -=二 i=┓ >＼ﾆ i iニヽ／ |i ／´ ￣ i
／ 八 Y / ニ=◎=≦| 7/､ ／ 人
. ／ ,／ ￣ ＼| /ニニ i |ニﾆ:| // 乂＿＿＿-=彡＼, γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
）／ ／ ilｲ ニ|ニ| |ニ{r:| / へ ￣＼＼ 彡' | そう………… ＞
／ ／ __ --==-- i| ゝ､ニヾ ､=ヾ＼ヽ彡ｲ ,/ ＼ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
. ／ ／ __rく￣ミ/ y}ニi| 〉ニ}_}ニ.|i厶 ￣ , ¨¨
|i ／ / イ{ |ヽ Vﾉニ|___／ ヽ ￣ ＼__＿／
|／ 乂 ノヽ=ｧ:|i |iニ= ／ / ＼
7 ､彡' /__ﾆ=- /{ il ﾉ ､
【 藤堂平助 】
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|＼ /＼ / | ／/ /
＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/
＼ /
∠ 近藤暗殺計画や！！ ＞
／＿ ＿ ＼
￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣
/／ |/ ＼/ ＼|
＼＼ ．．．
｀＼＼ ．, -‐‐──- ､
＼＼/ ＼・
＼＼ ｀ヽ･
. ,′ ＼ X|ﾍｰii ',
. ：ｌ |／ ∧ll i
ピ l. ＼ ∧ l
ク | ､‐ｔ_テ､ `ｰ' ,ｨｔ_テ‐ｧ |： ．
･ | ｀￣ll||l lll￣´ |
ピ ･ ： | l||llii |
ク | |
･ i / .! ヽ .!
･ ヽ| ヽ＿_人＿_丿 ./¨
_x‐ﾄ、 ｀ ⌒ ´ ||. /|＼ー-
_ ＜´ ｢! ＼ || ／ ,| ＼:::./＿ ＿＿
｢}ｪ´_＿_ /l ! ＼ il／ /| ＼::::::.∨ ＼／
¨＼ ノ ,/| ＼ ::::.`ー---‐´ / | ∨::::::::::::::::::::::::::::..＼
|∨ | ＼:::::::::::::::: ／ |. ∨::::::::::::::::::::::::::::::.∧
【 近藤勇 】
.
ネロとルイ１６世を比べるみたいなもんですなー
∠,rこ二二二、￣＼:ヽ二二:.:.:ミト､ ／ ￣￣￣￣｀ヽ
_. - ￣￣ ｀ヽ´::::／(Tト､:.:.:.:.:.￣≧､ヽヽ ＼ミト､ミト､ /.:::::::.:-=ミ .:.:.:.:.:.:.:.'.i
´.:.:.:.:: ￣::::::::::::::::／:.:./ハﾍ:.ヽTト､:.:.:..:ヽ¬Eﾍこﾍ:.ヽ:ミト-V:::ﾊ:::::::::i.:.:.:.:.:.:.:ヽ :|
./.:.:／.::.:.:..:.:..:.:.::／/.:.:.:.:l:.!:.:.ヾ:.:..:.:ヽ:.｢:.ヽ:.:.ヽ:.ヽ:.:.｢ｶﾚﾍ、:.:.:..:∨.:.:.:.:.:.:l .:.:.:.:.:..:. }.:|
/／.:.:.:: ／.:.:／,イ7!:.:.:.:.:!:l:.:.!:.:ト､:.:.:.:l:ト､:.:.ヽ:.:ヽ:.ヽヽ:.⌒!ヽ、 .:.:ﾍ.:.:.:.:: l.:.:.:.:.:.:.:.: ! |
./.:.:.:／.:.:.: /.:l:':.:ハi:.:.:.:.:.N:.:.!:.:.い:.:.:.:!ト､:.､:.:.＼:ヽ:.:',:',:.:.:.ト、.:.:.:ｌ.:}.:.:.:.:: l.:.:.:.:.:.:.:.:.:! |
,'.:.::/.:.:.:.:.:/ ,l.:.:.:.l:.:/!:.:.:.:.:.!:!:.:l:.:.:.:い:.:.l:!:.:.ヽヽ:.:.:.ヽヽ:V!:.:.:.!:.:ト:/j/.:.:.:.:.: l .:.:.:.:.:.:.:.:! | まず近藤を殺し
|.:.:/| .:.:.:/.:.:{ |.:.:.!:ハ!:i:.:.:.:!:ヽ:!:.:.:.:ヽヽ!ト､:.:.ヽヽ:.:.:.:',:!:い:.:.:!:.:!ﾘ}.:.:ｌ.:.:.:.:.: l:.:.:.:.:.:.:..: ! | 同時に本願寺学林にいる
.::/ l|.:.:.:,'{.::从|.:.:.!个ﾊﾄ､:.:.!:.:.:ヽ:.:.:.:.:ヽﾘ:.:.ヽ:.:.ヽヽ:.:.ｌ:!:!:.:l:.:.:!:.|:.l.:.::l.:.:.:.:.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.: ! | 幹部たちも襲撃して抹殺
:/ l|.:.::ハ.::Ⅵ.:.:.!:.l:.!:.:い:.:l:ト､:.:ヽ:.:.:.:.:＼:.:.:ヽ:.:.',:.',:.:九:.:!:.:.!:.:!:|.:.: l.:.:.:.:.: l..:.:.:.:.:.:.:. ! |
l|.:.:l ハ.::ﾍ!ﾊヽト!:.:.ト､:ヽ:.:.ト､.:三ト､:.＼:.:.ヽ:.!:.!:l:.ハ:!:.:.|:.:!:|.:.:.:l.:.:.:.:.:.:l .:.:.:.:.:.:.: ! |
',.:.:.:.::l＼l...:ヽ:.!:.!:.:.!ハト､:.ヽ:.ｔト､三__:.:.:＞､:l!:.Ｖ:.:.:l:!:.:ﾊ:/'|.:.: |.:.:.:.:.:.:l .:.:.:.:.:.:.: ! | その後、隊士たちを説得して
＼.:.:{ ヽ.:.:い:l:.:.｢`ｔふト､:ヽヽ｢ヽ,ィ,さ:ｧｰ示.:!:.:.:l:ﾚ':.:l:.ﾉ| .:.:|.:.:.:.:.:.:l .:.:.:.:.:.:.: ! | 私たちの部下としてしまえば
＼l. ヽ:.:い:.:.ト--- '`~ヽヽ`く `ー '´ ｌ |:ｌ:.!:.l:!/:/!｢ l.:.:.:l.:.:.:.:.:.:l .:.:.:.:.:.:.: ! |
ヽヽト{ト､ ｀ーヘ l:lﾉ!:./:/:./ ｌ.:.:.:l.:.:.:.:.:.:l .:.:.:.:.:.:.: ! |
/￣｀トい ｀ ﾘ l//!ﾚ'ヽ !.:.:.:l.:.:.:.:.:.:l .:.:.:.:.:.:.: i |
!:::::::::::::ヽ:::::ヾ. (_ ヽ ノ´ ,ｲ!Ｔ!:::::::／,イ ｀ー‐‐､,;,;,;,;,;i |
,､__,ノ⌒l::::::::::::::::::::::::::::ト､ Tﾆｰ‐‐‐,‐'' ／/l｜:::::::::::::::::｢
l:::::::::::::::::::::::::::::l ヽ、 ｀二二´ ／ /!｣｣::::::::::::::::::::!
ｒ-‐‐‐‐┤:::::::::::::::::::::::::::' , ヽ __ ,∠ /::::::::::::::::::::::::::::ヽ
【 阿部十郎 】
_ ' 二＿ ｀ヽ､,... - ― - ､_
,.ニ ヽ ヽ､
/ , ､ ':,
／ ｨ / ､ i ',
／ ,イ , i / , ,､ ､ ､ i ! i
／ ´./ / l l , / l ハ l l ! | | |
, ,ｲ | |_l_l__!_| { l _ﾘ-l―l- | | |
i /|. ! !VI､!ﾘ-.､l l /l/VIﾘ,/.| | | 今度こそ新選組を乗っ取り
| ,{ | | | |::::::::::::::::::::::::::::::::○:::::ヽ | | 完全な勤王集団にできる！
リ l ﾄ| l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,ｲ ! !
ヽ. |.! ! ､..,,_＿_＿＿＿__,,. ! ! !
｀`| |ヽ､ヽVvｰｰｰvソ／ ,ｲ| | |
| | l＞ヽyー‐r´,. ＜ l | | l
| | | | l＞-＜ l / | | |
| | | |/::{＼三 ／l｀ヽ. | | |
＿|__| |,/::::l /tｫﾄ /::::::}| |､!
_,.. ＜::::::/ !/::::::::',_/r-_ ヽl::::::/| |:::::＞
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【 服部武雄 】
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. !:.:.:.:.i:.:.:.:.:.ｉ:/x斧爪｀ ､:.:.:/示心ゝ:.:.l:.:.:.:| さて、まず近藤を殺す方法やけど……
l:.:.:.:.:l:.:.:.:.:l《 ﾏ:::::リ ヽ/ ら::リ ' |:/:.:. : l
l:.:.:.:.:.:!:.:.:. ヽ ∨:シ / ゝ- .∧:.:.:.:. |
!:.:.:.:.:.:＼:.:. ＼ ' ∧|:.:.:.:.:.! 誰か刺客になろうという者はおらんか？
∨:.:.:.:.:.:.＼:.:. ＼ ´ ｀ ｲ:.:. |:.:.:.:./
＼:.:.:.:.:.:∧＞￣ .:.:.:.:/: |:.:.:./
ヽ:.:.:.:∧ ＞ イ/从/ﾘ !:.:/
, ＜ |＼:.{ ｀ヽ== l＼｀ヽ . |:/
, ＜ ｌ: :.∧ /:::::::l l: :', / ｀ヽ､_
, ＜ ＞ ':l : : .ﾍ､ / }::::::ｌ ',:∧｀ヽ-----|
, ―― - _
／-――- :::::::.ト
.／ / ＼::::.ヽ＼
∧: | { / } } ∨:::〉_∧
| ヽ川 ／ ´ｰ／ | < ,/lヽ_>ヽ
丶 |弌、 ´彡=y | L_|＼> ヽ
は〜い、この斎藤ちゃんが 〔ゝ､J || || , / | ヽ
立候補しま〜す ヽヽ 〕｀､r― ┐ ＜_／ 人 ヽ
⊂___） / }＼ | ／ ／≦==≦ ヽ
├＜／.:.:.:.:｀ー-一＜三三三三≧ ヽ
| |／＞,､､;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:了三三≦∧ ヽ
ヽ〈:.:.:l:{薔}ﾊ｀〈.:.:.:.:.:.:.∧ﾆ三三≦∧ ヽ
}.:..|:| /.:.:.:.:ト=＜ﾆ三シ⌒トz//∧ ヽ
／.:.:.イ∨.:.:.:.:.:.:.:.:{ﾍﾞヾミ《 ヽ ヽ |
／{.:.:／ 〉.:.:.:.:.:.:.:―-＼―弋＞､_＿ヽ | l |
>Lネl /:∧.:.:.:.:.:.:.:＼:.:.｀ｰ- _:.:.:.:.:.:.:.:.＼| /
「ゝ_〉/ /.:l><ヽ.:.:.:.:.:.:.:.〉.:.:.:.:.:.:.:.:.＼.:.:.:.:.:.:.:.＼
【 斎藤一 】
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劉禅はその点スゴイよね
日本は結構その後殺されずに生きてたりするんだけど…
,.:::''::´::￣::`:::.、
／:;: '´Ｔ 丁l `ヽ::}
/{:::/ ｌ |ｌ ﾄ､ ｌ Nﾄｌ iﾊ
lｄｂ| ｌ k_ィヽﾚ仁ﾘｌ│
| ∧l lK◯ ○ｿｲ 私が屯所の門前へ
,ｌ （ｌ ぃ ､_ _ ,从| 非人に化けて潜み
l ヽ ﾄゝ､ __ イﾄ､ﾄ､
|/≪T ,バ､:文:｀Yﾗ_n
Ｎ≠{〈:::::::〉:;i:::;ﾍ:_;_{__) 近藤が出てきたところを
ヾ≦ﾊＺi::ﾍ;:::〈≠≧ 仕込杖で一撃に殺してやるわ！
／:::::::ﾊ:::KＸ::ヽ、
∠::::::::::::{ﾐk::〉Xﾄ::::::＞
|:::::::::::｀^^ＫＸヽノ
. ／' ヽ ヽ
/ / / ヽヽ ヽ
ｉ i ｌ ,ｲ l | | |、ヽ/ﾊ!. |
おお、なんと頼もしい気概！ | | |,ｨ /ﾘﾄ ﾄ、|ｨﾊ弋|=X| ｜
| | | |ﾚ'トヾヽ| ｀ﾘ斗ヽ l || ,'
ｌ l ﾄj ● ● ﾉ ｲ｜ /
もし近藤と相打ちになった時は . l. ヽゝ⊃ ､_,､_, ⊂⊃!/ /
菩提を厚く弔ったるからな . /⌒ヽ .lヽ､ ゝ._） ｲ /⌒i
. ＼ /::::::: ヽ＞,､ __, イﾘ/ /
/:::::/ ヾ:::|三/:ﾍ ､__∧
｀ヽ< ヾ∨:/ ヾ:::彡'
.
幕府？会津？知らん、分からん
, "´ ￣￣￣￣ ｀丶
／ ＼
／ ＼
' ／ ＼ ヽ
/ / .:/ ､: ヽ::.. ',
,′ :/ .:/:/ :!.:::|:: |::. ヽ __ヽ ',:: ハ
l :,′.:/::l ::| :::|:::. |l:::.. V ／|: ∧:::::l
| :| .::l :::|ｌ＿|:ｌ_:|:::l::. | ＼＿ :V／|∨/:! :::| 決行日は今月二十二日
| :| :::| ´|ヽ::从.:|八::...|ヽ´l＼.::l｀ヽ|〉〈 ! :::|
| :| :::|:ｌ│::::::::::::::::::＼|::::::::::::::::、.::j∧ヽ! :::|
| :l ::Ⅵ|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| Ⅵ'::::ヽ| :::j その日、新選組は
ｌ :| :::::小 ' | ::|::::...::|.::,' 我々の手に落ちるんや！
', :::| :::::|:ヽ ..,,_＿_＿＿＿__,,. | ::|::::: ::j:/
ヾ::::ｌ .::::::|:::::＼ヽVvｰｰｰvソ イ| ::|::::::::/
ヾl ::::::::|::::::::::| ヽyー‐r´イ|:::| ﾘ .:/::::/ ゲ〜ッヘッヘッヘッ！
ヾ:::::l.／く/`=≧-z≦=|`./::/:::.〃
-―――‐'´／::{ ／＾＼. }/／::.::`ー- __ __
〃::.::.::.::.::.::.::.::.:／::.::.::.| /ミ{^}彡, |::.::.:.ヽ::.::.::.::.::.::.::. ￣入
∧::.::.::.::.::.::.::.::./::.::.::.::.::.Ⅳ／∧＼.Ⅵ::.::.::.::',::.::.::.::.::.::.::.::./:.::|
, ｨ薔…-､
/ l:／￣￣＼
l/ｌ | ＿＿＿ ヽ
｜lＮ| l l l ! l ）） 朗報を待っててねぇ
/ｲ | l l ! l
/￣| l ! ! ! l￣ヽ ））
/;;;;;;;;l | l l ! l;;;;;;;;;ヽ それじゃあ行ってきま〜す
/!:.:./!ﾊ l l ! |ヽ:.:.ヽ
くヽ|:/}｜ヽﾄ､',Ｎ!/ l:.::/〉
（＿)´ く:.:.:.:.:.:.:.:.〉 （＿)
/ｲ:.:.:.Ｔ__:.:.:.＼
/:.:.:!:.:.:.|'´ !:.:.:!:.:.＼
/:.:.::.!:.:.:.| |:.:.:.!:.:.:.:.ヽ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
こうして高台寺を出た間者の斎藤は、
そのまま新選組の屯所へ帰還。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
. Å
ﾖ𥝱E
／／＼＼
／∠＾卉＾＼＼
｢｀'^〉,- ｰ ‐ - ､ ｢｀'^〉 ／／;;;:: :::;;;＼＼
_r‐ｆ⌒／::::《＠》:::::::::f＾Y⌒7⌒ヽ ／／;;;;::＿＿＿＿::;;;;＼＼
〈_ヽｌ／^⌒＾⌒＾⌒^ヽト〜7⌒)イ _,,.-''ﾞ／/＿＿ 高台寺 ＿___ﾍヾ-..,,_
.く∠ | /{ 〃ハ トﾍんｲ_ノ _,,..-‐''"んんんんんんんんんんんんんんん "''‐-..,,_
...くＹ| ｌ| /ハ ､ ／＼}ﾒ∨{ / ∧ 穀秞んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん穀
. 〈∧ |lｲ◯ ◯ ﾉ「`ーﾍ. ヽ ＼| |丗卍丗卍丗卍丗卍丗卍丗卍丗| |／
イ三≧|:ｌヽゝ ､＿ .∠ﾉ|:::::::|::|≦三二 | |;;;;;;;;;;;;;::::::::::::'''''''''''''''''':::::::::::::;;;;;;;;;;;;;| |
/|:| /::ゝ､ヽ ﾉ._/ r‐く:::: /|::| ＼ _,Å、 | |;;;:::::::::::::;; :::::::::::::::::::;;;;;;| | ,Å、
イ |:|ﾊ:::::::/l:><:::| |:::::::::::: 〉|::| ト _]立[ | |;;:;;;;;::::: ;::::::;;;;;| | _]立[
l ﾉ八｀フ:::ﾋ＠入|::r ┬′|::| ヽﾉ 〉-〈 | |;;::;;;;;;;;::: ;:::::::::::;;:| | 〉-〈
〈/_ 厶＞::::::::::::::＜_ノlノ}人::.､ .〈 ,〉 | |;;:: ::::::;;| | 〈 ,〉
.／:::::::／〈/X|::〉::::＼::::`ｰ- ､＼〉 ⌒;;从;;ノ;;⌒ﾞ./ .|￣￣| l二l ;;;;;;;;;;;;;;;:::: :::::;;;;;;;;;;;;; l二l .|￣￣|
./:::::::／::/::/ 凶ﾍ:::＼:::＼::::::::::＼ ;（´∴;ﾉ;⌒｀）; _|￣￣￣| | | ;;;;;;;;;;;;::::: :::,::::;;;;;;;;; | | |￣￣￣|
ｰ┬|:::X::/ { ＼:::X::/ーr―┘ ";:（´⌒｀）;;⌒｀） . ￣/￣￣/|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣lﾍ￣￣ﾍ,￣￣
..◯ ヽｰ┬〜ｒ〜r〜rへ厶イ ◯） ;ノ;;;;ﾉ;｀）".;⌒｀) ./ /「￣￣￣￣￣￣'￣￣￣￣￣￣￣￣￣"￣lﾍ, ﾍ,
◯ 彡 彡 彡 ミ ミ ミ ◯ ;人;;;⌒｀; ;";⌒`）｀) . / /|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣'￣￣￣￣￣￣lﾍ, ﾍ,
◯ 彡 彡 ミ ミ ◯ ;;人;;;⌒｀; ;";⌒`）｀./ /「￣￣￣￣'￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|ﾍ, ﾍ,
◯ ミ彡 ◯ ;:（´⌒｀)） /|￣￣´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|ﾍ, ﾍ,
┏━━━━━━━━━━━───
┃
暗殺計画を近藤たちへ暴露。
┃
───━━━━━━━━━━━┛
／￣￣＼ ヽ＿,
／ ノ ＼ ＼ ヽ(_／
| （◎）（◎） | ) (
| （__人__） | ノ (｀
.| |!i!i!i!i| .} ´⌒＼
.| |i!i!i!i:| } なにぃ〜〜！？
ヽ ｀ ⌒´ }
＿__._,r､ iヽ ノ
／｀ヽ_j'､_ノ￣l!'´ヾ-｀ ¨¨＿ { .. 伊東が俺たちを殺そうとしているだとぉ！
∧ ,ﾉ Yヽ l ヽ 7ヽ~ﾍヽ.､
/-'´｢ ヽ ヽｊ＿. l ﾄ､ /〃ﾊ | ヽ ｀ヾ ､_
r'´, イ ヽ､ ｀,__,ｨ､__)| l ヾヽ∧'〃ﾉﾞヽl ヽ ヽj｀ヽ
/ '´ ﾄ､ Yrイ ∧l ', ヽ Tﾍ', l _..ノ l j ',
,′ .}､二ィ } / l ヽ ', |､､ﾍ. | ＼ ／ }. ﾍ
i トz'_ノ,ｲ | ',. ', l､ヽﾍ | | j/ l
| ノ ＼¨7/ l ﾄ､ ヾ ､ヽ ',.l lｰ- ／/ |
ゝ─'-- -r-`' ｌ ',.ヽ ヽ ヽヽ! |￣ /j l
／.:./.:.:.{..:..:..i!:.:..::入.:.:.:.:..ヘ..:.:ﾍ
/..::.:/.:ヽ.:＼..:.|.:.:..:|.:.:.＼┛┗ヽ.::ﾍ
｛.:.:./.:.∧ヽ､:.＼.:.:.ﾉ.:.:.:.:..:┓┏:.:.:.:.:｝
|.:.:|.:.ﾊ:.::',.:.:｀ー二ﾆ=‐.:.:.:..:.:＼.:..:.N
i!.::j..:{:.ト､.',:.:.i! ＞.:.:.:｀ヽ.:.:.:.:..:..:.:.:|
Ⅵ.:.i〈 aヽ＼｝ ´ o ヽ Y:.:|::ﾊ.:.:.:.:.i! おのれ悪漢伊東め！
寸ﾄ､｀¨’ }ﾐヾ=-´ }:.:|:.|.:',:.:.:/＞-
＿ ,', .|::〉 .i:ィ:.| ',:/ |
＜´/ ', ｀ ’＿__ ´ Ⅵ. }//〈 機先を制し、こちらからぶち殺してやる！
/、 ' ，{|￣￣７ ／::彡. / ﾍ
＼ ヽ｀＝＝' ／:::: / ﾍ
＼ ﾏ｀- ―-'´:::: /＿＿＿ﾍ
､ ﾏ ＿＿＼＿／, 三≧
＼ .∨ ＼::ﾌ＜ﾆ二二V∧
､. | , ＜三=二二二二ﾆV∧
【 土方歳三 】
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
こうして妾宅へまんまとおびき出された伊東は、
帰り道に退治され、新選組の平和は守られました。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
| | |__| | | |
| | | | | | l
|r‐' ﾉ ヽ｀ｰ､ .! ｌ
｝´￣￣￣｀ヽ＼| l
Ｙ r'￣￣ヽ-､ |ﾉ l
lｺ{ ﾉ⌒ヽヽ |
_／ ｀ｰ―'´ ', | .|
| ｜l ＿＿ ｊ
| ＿＿＿＿ ,j l|丁l 「ヽ!
ｖ´￣:::::::::::::::::::::::￣｀ヽ| | |-|ｌ. ｜
｀ ヘ"::::::::::::::::::::::::""ノ ＼ !
／ """" . :＼
/ . ; -‐ ￣￣￣ 丶､ : : : : : : : ヽ
,' : ／ イ￣￣￣｀丶､＼ : : : : : : : ', ／}
|. : :/／:.:.:.:.:{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼＼ : : : : : :|／.::/
{＼| /:::::/:::/::::|::ヽ:::＼::::::',::::ヽ:::ヽ ヽ: : : : j.::.／
N.::∨:::::,'|::::|l:::::|:::::::＼::ヽ ::|: ::::|∨|⌒) : : ,'∠
,ﾍ:.:l :::/::|::::|l: ∧ヽ ::`ト-ﾍ:|ヽ-|∧|_,人: :/ヽ ヾ
/ '､|::::l::::|:::l|-孑ﾍ:|＼| 三三.Ⅵ:::::|、 ∨ ヽヽ
| ／ |::::|::::l:小.=彡 | | ｌ|:::::l::＼ ＼ } |
| / |::∧:::V:ﾍ | │ x. | | ﾘ!:::|:/l:∧厂 ｝/
| { ヽ{ハ:::_:个ーtｚ‐r-r=彳_/／ヽ ＿＿＿／/
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
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メデタシメデタシ。
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＿＿＿へ
／ ＼
／ ＼
/. | | | |ヽ ヽ ＼
| // |斗/|ノ| |ⅥV| | ＼
| //| ＜弋ﾉ | / げﾄ| | | | ヽ …………あのぉ
//人＼｀¨´ ﾚ' '｀¨Ⅳ|八|＼ ＼
|ｲ/∧.i | u rっ ﾉ ﾚ ） ）
| | | | |__ ／|. | / /
/人 | | | ||─‐爪￣|| ﾄ､ /／
/ｲ | | |＼| ||:｛二｝ ＼||∧}
/r──-:::::::::/人::::::::::::|: ||─-､
／::::::::::::::::::::::://:::::＼::::: |:从:::::::::＼
/::::::::::::::::::::::{:::::{ {::::::::::::＼/:::::::＼::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::人:: | |::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::: }
【 うめ子 】
, ' ⌒ヽ
-‐ '´￣￣｀ヽ､ ( ∧ )
／ ,､::/｀ー､::.＼ ＼ ヽ廴) ノ
/ / /┴| , ｀ﾐ､::., ヽ |／
/ !_l― ∨|l廾∨i | i
| iﾊ ｌ○ ヾ. ○ i/ |、 i なんですか、これ？
|ﾊ|l⊃ ､_,､_, u iﾉ │
/⌒ヽ__|ﾍ ゝ._） ! /⌒i. !
＼ /;;;;;i l＞,､ __, イ!/ﾍ =/!.ﾊ
. /;;;‖l i ≦只≧ |;;;;;;;;;/! .ﾊ
｀ヽ《;;;| /＼/ハヽ／ヾ;;;;;;;;ﾉ ヽ
【 花香太夫 】
.
／/////////////// y///‐∧
／//////////////////////,/Vﾐ＼
. ／//////////////////////////∧
////////////////////////ｉ///ヽ:/∧
. ////////////////////////l/// V /ﾍ/ｉ
. .////////////////////////|///////ﾍﾙ/ｽ
|////////////////////}//1/ハ/､////∨ ﾍ＼
｜//////｜///////}/// !/// ミ|/∨/ｉ/ｌｌｌ
. |｜/////|/////／ﾌ//` |// - //ll//l,ﾘｌｌ 一部の資料に記されている
. ! |//////ｌ //ｬ ´ - |/ ´￣￣ }|リ /ﾉ 御陵衛士による
. |｜/////l///| ￣￣｀ l/ ﾊ/ 「近藤暗殺計画」
|ハ////l///､ ､ ハ}/|
∨/､////ﾄ＼ /ｌ|//
ヽ//i/､///ヽ -一 ﾍ//ハ よく新選組作品ではアレンジして
／ ヽ| ヽ＝∧＞ ／}＝}:/;:;:;:ヽ 採用されている説だが……
／;:;:;:;:;:;:;:;: ＼＝ハ､|＞-一彡7///;:;:;:;:ハヽ
. 〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: }ヽﾊ三三三三彡/;;:;:;:;:;:;:;:;:: ／:;:;ヽ
, ィ⌒丶: ;:;:;:;: ;:;:;: jﾆ∨三三三三7ﾊ:;:;:;:;:;:: ／-‐' ´＞ ､丶
／ ;:;:;:;:;:;:;:;: ＼:;:／i: 人三三三三三ﾘ}/ヽ: :／ ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:｀丶、
【 伊東精一 】
,. -―――- 、
∧＞-､ ＿＿＿__｀ヽ
/V⌒ヾ､| l７ﾌ7/／／|
/V ｀´￣￣￣Vﾐ|
ハ|/ |ﾐ|
{ ｆ/ -､ {ﾐ| 資料に忠実に再現すると
ﾍ| ゞ･＞ｿ {ｘﾆﾆ. |:;ﾊ こんな内容になる
∧ ￣ } ゞﾟｰ' |{ }|
//} / ｒ /:|,ｒ'
.／////X777Xｧｧｲｖｘ / /-―-､ 女性陣、感想をどうぞ
_.. ‐ ニニ/:::::∨//＼ ー-__ ,,｀ヾﾊＴ ⌒ヽ ＼＿
「「「「「「「「|:::::::::|＼///>､/7ﾊ..ｘ＜7{￣´ ヽ「「Tゞ､
| l l l l l l |:|:::::::::l. ＼//// | | | | {￣ ＼ ＼ ∨///ｸ
|」」」」」」|/::::::::::|、〈ヽ ｀フー‐ｒ―‐ゞﾍ ヽ ∨／:::
:::::::::::::: /:::::::::::::|∧ ﾍ〉∧::::::∧ にｼ‐＼ ﾉ|>､:::
:::::::::::::::|:::::::::::::::| ∨ / /￣｜ﾍ__／ /::＞ｒ― ／>':＼
:::::::::::::::|:::::::::::::::| ヽ∨ |:::::::::| /::::::::::∟ -' ／:::::::::
【 本堂親久 】
.
＿＿
, r､´＿＿ ｀¨ ､
／ ／｣ ヽ―- ミﾐx ヽ＼
/ ｲ´ ,. | ｀ヾ. ﾊ ヽ
./ / ハ.! | | | | ! ', ',
/ i iヾｰ! ! i! l! .ﾄ､ l.| | |
i ! ｀ト==ﾄ､|∨!斗＝|七i!´ .| |
| ﾍ |{ ∨ Ⅵ ∨ | ! ! .! | すごく……ずさんです……
| .' Ⅵﾐ＝气 ヾ. ﾐ＝彡l ,ﾘ !
| ﾄ, ﾊゝ ､ l .′ |
.Ⅶﾊ 圦 _ ＿ u ,.ｲ ﾊ .!
ヾ| ',. |.:.:.＞ . .イ:Y ./.:.:＼∧
.}〈| |.:./.:.:r!≧=≦-'1| .ﾊ.:.r‐‐' ﾊ
./ ! l/_.:.人__Y__ . -‐i! L_V_,､ ＿!
/.ィ | l ＿ /＿ | / ／.::::::｀:.､
／.::::.V / 〔_イ:只ﾄ､__:〕 | { ,.イ::::::――‐｀＞―_ｧ
/.:::::::::::/ / ./:/ﾍ|ﾍ ! l::::::!::::::::::::::::／／￣:::}
, ´ ｀ヽ､ ,...､
／ ／ ﾑ
, {ヽ
/ ／ ﾏ{
;' ,:' / / , / |! '， '， ','，
; | / / / / ｲ |i! |ﾑ '， ',ﾑ
| /,.ｲ /_/__／ｲ } l ﾊ } ﾑ }:ﾑ
| :| //| ㌣笊㍉｀ } / 二ヽ }| ﾄ､ﾑ ツッコミどころ満載で
| | | /ﾊ {/! 弋)ｿ / {iｿ ﾒ| /l} | ﾏ}. とても成功するとは思えない
| | |{ | | | ゝ {!.| / !,/ ﾏ| 計画なのですが……
| | || |rﾊ ! ､ u __ 人/| / }:!
, ,' j{ {{､ヽ | ｀ヽ､ ／ | ! |:|
,:'/ / {i!|/＼i､｀ヽr､{｀ ´/>＼j / ﾘ
// /777ﾊ､＼//} |:::::::ト､ヽ// /ｲ /
// ///////}//ヽil |::｀ヽ､::∨Ⅳ/∧
,..イ////////|///,| |:::::::::::::｀ヽ､:ｰ--'....._
{//////////ﾊ///| |::::::::::::::::::::::;ヽ::::::::::::::｀ヽ､
∨/////////∧/ | |::::::::::::::::::::::;;;;;;',;;;;;::::::::::::::;;;,
/ ,ヽ//////////}//| |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;};;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!
/ ,<_ ｀＼__,//＞´/ !| |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∧ヽ;;;;;;;;;;;;;;/
あの時代だとまだ高貴な血への敬意が有るから、捨扶持を与えられて社稷を祭るってのはあり
献帝もそうだったはず
_,.. -――--_､
{7ｭ＜7￣7￣ｨ}
} ヽ-' ´￣ }__: :l
l トミr}
{ ｪｫ rtｫ ヽ:.}､） まったくもってそのとおり
l / ､ ィ: !''}
}ィゞii'wx､ /ﾐ{ノ}＼＿
,.. {i: ´_￣_｀>´::i／ /::////＞ ､ 斎藤が間者で無かったとしても
_,...＜/ィi＼i_Y:＿ヽ／ /::{i i ＜/////＞､ 近藤を殺せるかどうか
,.＜//イi i i/::{ 介､ /::::li i i i i i i i＜///>､ 確実とは言えんし
/i i i i i i i／/::/V/:::ハ. ／:::::/;;;;;;＼i i i i i i i;;;;;;;;;;}
{;;li i ＞'´;;;;;;/:::{ /::::{ ｀／::::::::/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＜i i {;;;;;;;;;;l
|;;;;;/;;;;／:::::{::::::l /::::/ ,／::::::::／:::::::｀ヽ､;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;<￣ヽ
|;;;/´:::::::::::::::',::::|{::::/／::::::::／＿＿_::::::::::::｀ヽ､;;;;;;;;;;;;;;;;＼ }
|;/:::::::::::::::::::::∨!／ｲ:::::::／::::::￣￣::::::::::::::{::::::::＼;;;;;;;;;;;;;;;从_
l;{:::::::::::::::::::::::::∨::/::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,:::::::::::::::::＜;;;;;;;;;;l
/:::/ :: / /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::∧
/:::/ :: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧/ハ
. /:::/::::::/::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|/:::/:::|
|:;/|:::::/:::::::::/::/ |:/ |::::::::::::::/|::ﾊ:::::/:::: ::::::::::|
. !/ |:::/:::::i:::::::/≧ ､ヾ:::::::::/, =≦;:ﾊ::::::::::::::::::|
从::l :::::|::::::{ 伝うﾐ. r=テぅ ､ |:::::::::::::::,' その後の「幹部皆殺し」だって
|::l:::::ﾍ::::::l L込:ﾘ. Ｌ込ﾘ /ｨ|::::::::::::/ そんな都合よく一ヶ所に
ヾﾍ:::::ﾍ:::} / ﾊ:::::rヽ 全員が集まっているわけがなく
∧::::::∧ ` U ｿ/::ﾉ／
. ゝミ::::＼ rっ イ::彡
＼ ｡ ＜ |{ だいたい、こんな大事をやらかした日には
。≦ﾊ. ´ 丶 ／ﾊﾐr 、 幕府や会津が黙ってるはずがない
─ 二三/ ﾍ ,｡＜ }三≧ 、
, 。ｭ ≦i:i:i:i:i:i:i:i:/三| 〉⌒〈. /三三| ｀≧ｭ。、
/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i_ ｭ ≪/三/| ∧＿/＼ メ,三三ﾆ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ≧ｭ。、
. /_ i:i。 ｭｉ:ｉ≦i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:/三/' レ' / ﾍ ｀´/三三三|≫ ｡ 、i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ≧ｭ、
/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/三/ ./ | ∧三三三|i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ≫＝｡i:i:ｉ、/∧
／ .／.:.:＞ 7 ｀ヽ ｀ ＜.:ヽ. ヽヽ
/ /.:／´ .' ヽ ｀ヾ ', ',
./ / ´ { ヽ ', ',.',
′ ムl ', ヽ i | i
..' | |./ｰｰ! | ', | ', ', | !｜
.' ! || ∨ { ', l ', ', .! !｜ 隊士を説得してそのまま
| | !| ∨ﾊ } ﾊ i ! ! !｜ 新選組乗っ取りなんて夢の夢
| ! .! ―‐ﾊ!＝=z⊥_.ﾄ, ﾑ斗=＝ﾊ┼―! i! |
| | | ∧ .| .{ ∨ | .}! ! .|| |
| | | .∧ K'ﾔ7テ不 ヾ.∨,ﾘ う7ﾃ下...> l ,ﾘ |! お尋ね者として京を逃げ出すしか
.! ! ! ∧ ﾍ.` ﾏ壬ﾉ }/ .ﾏ壬ｿ './／! ./ !! ないですよね……
.∨.| i! ＼ゝ /' 〃 ./ .||
Ⅵi |i 圦 ! u /7 / .|.!
ヾヾﾊ |.:.:＼ ‐ ‐ ／:/ ∧ |.l
/ ／ﾊ |.:._｣ {＼ . ィ }!:.:i /.:.:＼. ! !
<´.:.:.:.:ﾊ |´ ! ＼!＞ __ ＜ !／|｀.| |.:.:.:.:.:.:>∧
-─- ─ - ／ ＼
, ' ／_ ∧
／ /／＼ ',＼
／ ヽ ∧ :.
, ' / ', , :.
／ :／ :/ | | ∨ , '
/ /i :／: ／ | !i i! ! ∨ ∧ |
/./ i/ :／i i}∧i |i i| |i | ＼ ＼{
}/|i /i / }／ﾘ ﾚ|i i!＼{＼ : |i | ＼ ＼ こんな頭沸いてる計画を
|i |/｜ :/ ＿_ ノ .{ |ヽ＿_ ヾ|i |i | ＼: ヽ 主たちが立てていたとは
|i |i |i i/ x云丕ミ ヽi: | 丐弐ﾐ }i｜ i|i i!} i} とうてい思えないのですが……
|i |i |i { { 乂_:::ノ ヾ{ 乂_:ノ ! i| i}i i|}.ノ
ヾ｜, |i |i } ,}i }i :/ |
ヾ ＼ヽi|i |, { ' | |i /i ｜
} ｀ヾ | ヽ _ _ U ' | |}′ |
-─‐ ＼彡|｜{{ ＼ ( __ ) ／}}ﾆ}/三} ￣￣ ￣ ヽ
/ |三.ヾ { {ﾆﾆ＞ ＿ ＜ / }三三ﾆ ',
}三三ﾆ､＼ﾆﾆz ＿_zﾆﾆ/_/三三三.{ |
| } ＼三ﾆ＼ ＞ ──‐ ＜ }三三 ≧´＼ i
, 三 ＼三 ≧z__{＿＿ }--, ─ ´三三三} / |
_,.ィ7777777777＞ ､_
_,..＜/＼/////ィ7￣7＞､/ ∧
{///7777 ヽr77////////////!
∨////////ィ'''''´￣￣ヽ////,{
∨/!´￣ ｀ , ､ {///∧
∨{ / _ { ∨//-'､ まあ、常識外れな計画が
|/l - ､ {_／＿,.ィ {//ィi } 革命期にはしばしば
}/{ -r-｡,=-､_｀ｰﾟ' ノ ∨/' / 立案されたりするものだが……
∨! ¨ { l } /∧' ､__
}ﾊ＿_ j l ヽ ＿＿///∧ /}::::＼
_,.. ////// '=-=- '///////// , !::::::::}￣ ＞ ､ この暗殺計画
_, ＜ {//////, -――- ､ヽ//// / !::::::::| 本当にあったかどうかが
_／ ＼/////777777////／ / j:::::::::{ 研究者の間でかなり疑惑が持たれている
´ ＿/::::＼//////////_／ ／ /:::::::::|＿＿
＞ '´ /::::::/ ＼ ￣￣￣´ ／ /:::::::::::l i i i i i｀
＞ '´i i i i i /:::::::::{ <＼ ｀丶､_ ／ ／> /,:::::::::::::| i i i i i i i
´i i i i i i i i i i,:::::::::::::|､ ＼> ／三三＼<／ / ,::::::::::::::! i i i i i i i
l//ト ､////////////////＞ ､//!
|// ｀ ＜///＞ ´ ∨,{
l/! }/|
,-､|彡' ∨{- ､
j, ﾊ{ﾐ ＿ ､ _ ＿ }/!r､} 先程、「一部の資料に記されている
{ /} l/ ｀_ヽ､＿ _j 〈 ＿,_イ l/! } l_ 暗殺計画」、と語ったが
_,. ＜￣∧ヽ{i{ ｰﾟ-' , } ｰﾟ- ' }/!/∧ ＞ ､
- ＜´ /::::ヽ_lヽ / { //|_/:::::':, ｀＞ ､
/::::::::l l/∧ , l ､ /!/{ l::::::::::::, 実はその「一部の資料」とは……
＿,/::::::::::| |//! ヽ __,.{ j }､_ / l//!.!:::::::::::∨_
__＞ '´i i i/::::::::::: ! lｲ∧ ,xイ///＞ --＜///＞､ ///!.|::::::::::::::}i i｀＜_
´i i i i i i i i,{:::::::::::::::! |//ｲ///´ r―――――-､ヽ/77/// |:::::::::::::::li i i i i
i i i i i i i i il::::::::::::::::{. ＼///{､ ￣_二二_￣´ ／///／ !::::::::::::::::li i i i
i i i i i i i i i!:::::::::::::::::l ＼///＞ ､_／/＼__,／///／ |:::::::::::::::::li i i i
i i i ＞ '´;;;l::::::::::::::::::| <＼ ＼//////////////／ ／> |::::::::::::::::::|｀ヽ_i
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::::::l ＼> ＼//////////／ <／ /j:::::::::::::::::::l;;;;;;;;;
よく誤解されてるけど、ネロもルイ16世も政治に頑張った人たちですよ
日本だと足利義政とかも
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||ﾆ||―――|_|―――|_|―――|_|―――|_|
|| ! :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
|| ! :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
||ｰ|::::::::::::::::::::::::::::::::::::(⌒ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::|
||¨ﾟ! ::::::::::::::: <⌒)::::::::::ヽ ::::::::(⌒ヽ::::::::::::| ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
|| !:::::、＿＿ﾉ へ::::::::::::〉└ ⌒):、ﾉ ::::::::::| | 「新選組側」の資料のみ .│
||__|:::::::＼＿＿＿ノー―’ ／__ ::::::::::::::: | ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
||ｰ| :::::::::: {二二フ｜ ｢ 二‘ 〈::::〉 ）:::::::::::::::|
|| !:::::::::::::L二二〕｜ | ーｧ λ/ / ::::::::::::::::|
||ｰi :::::::::::厶''"⌒7ﾉ |｛:::/ /:::〉〈:::: ﾄ､ ::::::::|
||¨ﾟ!:::::::::::| ロ /〈 λ. /:: ＼| |::::::::|
|| ! :::::::: ゝ ーく:::::∨::::ｰく::ﾉノ::＼ .|::::::::| ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
||__|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀¨´:::::::::| | 御陵衛士側の資料には .│
||ｰ|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | 油小路直前に暗殺計画があったなど │
|| !:::::::∧:::::::::::::::::::::::∧:::::::::::::::::::::::∧ ::::::::| | 誰も記してはいない │
||__| :::/ ':, :::::::::::::: / ':, :::::::::::::: / ':, :::::| ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
||ｰ|::/ ':, ::::::: / ':, ::::::: / ':,::::|
|| !.' ':,::::/ ':,::::/ ':, |
||_/ ∨. ∨ :|
||¨￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
||
||
||
||
.
┏━━──────────────────────────────────────━━┓
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
「失敗に終わったから御陵衛士は
記さなかったのではないか？」、と
思われる人もいるだろうが、
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／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀､:.:.:.:.|
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.r|＼:.| , ' ⌒ヽ
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.__ ｒ ´ |ヽヽ! ( ∧ )
/:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ:.:.:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ﾞ _,Y||:.:.ヽﾄ ヽ廴) ノ
|:.:.:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.ｌ:.:.:.ｌ:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.ト´:.:.:.:ﾄ:.:.:.:|》 |／
|:.:.:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.ｌ ﾍ/ |:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.∧ ',//
|:.:./|:.:.:.:.:.:.ﾊ ム| |∧:.:.ﾄ､ | ＼ｌヽヽ:.:.:.:.:.|ヽ|:.:.:.:./ ＼/
|./ .|:.:.:.:.:.ｲ ﾍ.｀丁卞ﾍ .ｌ ｘ孑卞丁ヽ ! ヽ:.:./ ｌ:.:.:.:.:.:.!
ﾘ |:.:.:.:.:.:!:.:.ﾍ ＝== ﾍ ｌ ＝== ｀､ | |／:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.| しくじって恥ずかしいから
∨:.:.:.|:.:.:.:.｀ゝ ヽ ∨ｌ /ｌ:.:.:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.| 記録に残すのやめておこう……
. ∨: |∨:.:.:.ﾍ ' U 八/ ｌ:.:.:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.!
＼! ＼ 小 ｒ‐､ ／ | ク、.!:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:|
ヾヽ 丶､｀´ ｲ ﾉﾉ ＼:.:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.!
ヾj. ＞≦゛__-‐´〃 .／＼ｌ:.:.:.:.:.:.|
__ﾒ- ―'´ | 「:∨ ／＼ ＼ :.:.:!
{ ﾄ-── | ｲ:::::∨ ／ ｀丶 ｀ヽ'_
,' .! ｌ/:::;／|__／ ＼ ＼
| | /::::/ フ孑:￣}
| ﾄ /::::/ ／゛ |
【 篠原泰之進 】
.
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┃
実はこれ以外にも二回、近藤暗殺計画を立てたと、
阿部十郎が後年、はっきり言及している。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿
∠二: : : :｀ヽ／´ ￣￣ ｀丶
, '"￣: : : : : : : : : : : : : : : :､:＼／⌒＼
／:／.:.:.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ:ﾍ＼.:.:.:.: ヽ
ｌ:／/.:.:/.:./ .:./ .:l.:.:,'.:.:{:.:.:.:.l.:.:ヽ.:.:.Vl:/ ＼.:.:.:.:',
/.:.:/.:. ｌ:.:.:.!＞ト/{.:.ﾊ.:.:斗＜:ｌ:.:.:.l.:l.:.:.:.:.ヽ.:.:.l
. ｌ.:.:/.:.:.:.|:l.: ﾚ仟圷ヽl ヽfﾁ圷 |.:.:l:|.:l.:.:.:.:.:.:.:.: |
. |:/!.:.:.: 从.:.{. V;;ﾘ V;;ﾘ 'j.:.,' |.:l.:.:.:.:.:.:.:.: | 池田屋事変の前（※）と
. j:ハ.:.:..Ⅳﾄ :.ゝ ' /.:/ﾚ|.:l.:.:.:.:.:.:.:.: | 鳥羽伏見の戦いの直前
＼:{ヽ|:小 V ７ 彡'.:.|│ｌ.:.:.:.:.:.:.:.:.|
｀ Ⅵ:| ヽ、 ´ ,.イ! .:./ |.:l.:.:.:.:.:.:.:. |
ヾ:ゝ ﾄ≧≦ｭ| ﾘ／ |.:l.:.:.:.:.:.:.:.:| 近藤をぶっ殺そうと
_＿＿＿, ／| >tく |ヽ､＿___|_l.:.:.:.:.:.:l.:.| してやったの！
/ヽ::::::::::::::::/ |/ l只lﾍ| l::::::::::::::::￣ヽ.:l.:|
|:::: ﾍ￣￣ {____|{{<ハ>}}＿j￣￣`ﾒ:::::::::|.:ｌ:|
|::::{ ＼ ／ ∨⌒∨ ＼ / ｌ::::::::|.:.ｌ|
/ｌl::::}＼ ∨ ＼ ,VCV ∠ _∨ |::::/ﾊ :l|
｛ }}:::::ﾝ ￣｝__/￣`^＜_／ ／,弖 l ::{{ ｝:|
V__/ ／ / /:/｀＼r'〃ﾆﾌ ｝::V/ :|
｛´ ／了￣|l /:/ ￣￣｀ヽ ヽ:/:.: |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
（ ※ この一回目は伊東たちの入隊以前なので
当然、阿部以外の御陵衛士は関わっていない）
┃
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悲惨さならビザンツやアラブだってヒドイぜ！ｗ
┏━━━━━━━━━━━━━━───
┃
そして阿部の語った暗殺計画は、
どちらも失敗に終わった。
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───━━━━━━━━━━━━━━┛
, ' ⌒ヽ
( ∧ )
ヽ廴) ノ
ｰ=二｀ヽ,. -─‐- ､_ |／
∠-,rｰ￣ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.'､
/.:/.:,..:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i 二度目は半分成功したと
ゝ/,/.:.:.:,ｲ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.; 言えなくもないんだけどね……
'ｲ:.:.:.:.ﾄ､.:.:.:'＞､-==-ゝ、
{:.:.:.:.:,!ﾉ-'´::::::::／ ｀ ＼
_,.-':.,.-イ´ ｀ ´r:';ﾆ-‐＝‐::`ヽ､
(_r'' ´(＿|＿_ /／:::::::::::::::::::::::::::::＼
｀ ｀ー ＼:::::;r‐-､;:::::::::::;／｀ヽ、
｀（ ヽ─'`ー─ '
`ー-‐′
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
「失敗談」を二度語った阿部が、
「油小路直前の暗殺計画」だけ、
一切言及していないのはおかしい。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
だいたい、暗殺計画があったにしては、
御陵衛士側の行動が不自然すぎる。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿＿
´ ＼,r―― ､
／ ＼
ヽ
/ ド､
./ / / / ､ ､ | }!
/ / / / / /ヽ. ,ハ. | .ﾄ､ﾊ
/ ./ / / ,ｲ /⌒｀´⌒! | .| .| ! 斎藤が御陵衛士を抜けたのは
.′ | / / / / i! / | i! Ⅳ | 十一月の上旬だと
| / .! ! | ,ｲ / / .| / | /! | ,ｲ! 記録されているわけだけど
| | | |丁丁｢ﾊ7≧ ﾄ/ x≦¨￣｢/丁 i!f::i!
Ⅵ .| | | ｬ笊芝芒ミ' r芹芝芒ァ::从!:::i!
.从 | | | |弋z孑' ゞzン .,|ｲ:::::|::i! その数日後に私と他二名が
Ⅵ | i! iﾄﾐ､ /'|:::::::i!::| 江戸などへ出張しているのよね
i! .Ⅳ{∧ | ,|:::::::|:::|
Ⅵ::ヾ:::i<.〉 〈.>':i!::::::i!:::i!
i!:::::::::!:i＼ へ ／::::|:::::::|:::||
ﾊ::::::::|::|:::::＼ .イ::::::::::|:::::::|:::!|
|::;|:::::::|::|:::::r⊥｀_ｰ-‐_´.⊥i:::::::::!:::::::!::::|
|/:!:::::::!:i!::::|ー-. |::::| .-‐'|::::::::i!::::::i!::::|
【 新井忠雄 】
.
/ , / l /ヾ ､/〃| l | |
/ / ,' ! {｀ﾞ"´ ´"| i | |
,:' ./ , i | | | ｲ､. | |
, ｲ { | ,ﾊ ! !,..-|-| | | そして戻って来たのは
! { | | ､ { ﾞ､ ､ _ ,／ l / .| | | 「決行日」とされている
| /! , | , -|―-ﾄ､ ‘，ﾞ､ ,ｨﾆ示,＞. | | 十一月二十二日を過ぎてから
|/ l /!. | |ﾚ' ',l_...,_ ＼ ', ｀￣´ｨ | |
|' |{ , | |＜弋z＞ ＼ /l | |
. |' ,. lﾊ､ ミ､_ l | | | どうして暗殺計画発動中に
', ! ∨ ,ﾊ ' | | | わざわざ出張に行かせるの？
｀ | ＼ l ＼ , ― ,| | |
| ＼ ｀ ､ , ｲ.| | |
| ｀ ､ _ ／ ! ! !
| |ー---- ' ´ | | |
／'''''''´￣￣ﾞ｀｀ヽ- ､
／/ ヽ //ヾヽ、
／/ / / / ヾ/ ヽヽ ヽ
,,,-'''´ // / / / /i /ﾞﾞ'''ヾ''´i ヽ ヽ .ヽ
// / i // /j / i ji u u ii ヽ ヽ ヽ
// i / ,,＿∠,,,i ij i ,,,,,,,,,,!,,.iヽj iヽ
/ / j/ i / 7＿__ﾞヾ ''´＿__ ii iヽi ヽヽ､ なにより伊東さんの行動が
／ / /i i /i i.i━━ ヾﾞ ━━.i / iヽ ヽ おかしすぎるでしょ
//i ii i /.l l .i / .i ヽヽ
.iヽ/jjヽi ヽ ｀ .u ,,j / i ヽヽ
i / !jj i i i ゝ、｀ヽ ,,イ ii i、ヾ ヽ なんで暗殺対象に呼び出されて
j,,-‐i-‐i i .ヽ｀‐-‐'´/ i __i iij＿ﾆ､ヽ 護衛も付けずに妾宅へ行っちゃうわけ？
／ ヽ｀i ii i‐-､ヽ ｀''´ ,i /´i i i i / ヽ
.∧ ヽi j j ヽ ' i/ /ij jヽ/ ヽ
/ ヽ ! !ﾉ ヽ､ _ii j ii i ヽ ＼
/i ヽ ij j j‐-ヽ ｀ヽ // ヽ ヾ ヾ ヽ .ヽ
/ ii ヽj // /_ .＼.Y/ /ヽ ヽヽヽ ヽ j、
／ /i / / i ｀'''-ヽ/' ヽ ヽヽヽi ,, .ヾヽ
／ / j / ij /ヽ 0j / .ヽヽ j ／/ !ヾヾ､_
_,, - ｰｰ-- ､
ィ " ,, ﾄ ､ ` ヽ、
／ ィ ヽ | | ヽ
／, ト ／/', ', ! | ヽ
/ ./ | |"´´ .', ', | | .| ',
// ,'. | | | | ', | | ..| .', | ',
/ / | | | .| ,, - |', | | | | l l l ', まあ、強引に理由づけしたら
| l | ', l ﾚ'",,-ｯ .|ヽ | | | .| ', | | 「近藤たちを油断させるため
.|l | | ',ヾ l´砂' イィ ﾊ | | | ', | l あえて行ったんだ」、とか
.|lヾヽ|ヾ ヾ.<´ ヾｨ" '" .! .| | | | ', ', | 言い出せるけれど……
' ヾ ト､|ヽ ヽ'"´ | | | | | ', ヽ .|
.ﾞ| | |`!､、 ,, .| | | .| ', ヽ ヽ |
! ヽ ' Yく .| | | ', ヽ ヽ .', 後々検証するけど
| ヽ ゝ lヽ__ ィ'".| | | ヾ ヾ ヽ l 妾宅での近藤との会談
| .} l | | | | | ＞､ ＼ ヽヽ
,,ィ ' ,ｲ | / | イ .| | ／ ＞ ､ヽヽ ＼
イ | ｀ ｰ---ｲ７| / / ｲ| | |,'|" / ｀ヽ､ `ヽ､
| ｀`ｰ----- ''""ﾚ'/ /イ | | | /ｰ､ヽ ,,,-ｰｰｰヽ ＼
| ／／ｨ､ /／l l l イ ７ ヽ ヽ
| /:./:.:.:.:/:.:.:/:.|:.|:.:.| ヽヽ::＼.:.:.::＼:.::.:.:.ヽ.::.:.:.:.ヽ.:.:..|::.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
| |:.:|:.:.:.:.|:.:.:.|ｉ:.ﾊﾊ:.:| ヽ ャ 廾 十:ト ､.:..ヽ.:.::.:.:.|:.:..|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
| ｉ:.:|:.:.:.:.|:.:.:.||,|ィ爪｢ ＼＼ ＼:｀:.|:.:.:.:.:.|:./|::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
ｉ. |:.|:.:.:.:.|:.:.:.|ﾘ _＿＿__, ヽ|::.:.::.:.|/ |:.:..:.:ｉ:.:.:.:.:.:.:| 明らかに近藤が機嫌を損ねるような
|:.|:.:.:.:.|:.:.:ﾊ _＿_, ━━━ |:..|:.:.ﾊ |.:.:.:.:.ｉ:..:.:.:.:.:| 内容の会話が行われた、としか
|:.|:.:.:.:.|:.:.:.ﾊ ━━ |:.:|/ | .ｉ::.:.:.:.ｉ::.:.:.:.:.:| 考えられないんだよね
ヽ!Ｎ:.:.|:.:.:.:.ﾊ /|:.:| / |:.:.:.:.:ｉ::.:.:.:.:.:|
ヽ.ヽ:Ｎヽ:.:ﾊ ヽ /.:.|./ ｉ.:.:.:.:.:ｉ::.:.:.:.:.:|
＼ |:.人 ／:.:.:.|. |:..:.:.:.:ｉ::..:.:.:.:.|
ヽﾊ:.:.:| ＼ ⊂ﾆニ⊃ ,／ |:.:.:./ |.:.:.:.:.:ｉ::..:::.:.:.|
_y⌒ヽ-一ｯ ヽ､_ _,. ' ,. |:.:/ .|:.:.:.:.::ｉ::.:.:.:.:..|
´ <´ | ｀ ´ ,. '´ /:.ﾑ |.:.:.:.:.:ｉ:.:.:.:.:./
. （ }ヽ |` ｰｒ‐'´ /:./ ＼ |:.:.:.:.:.ｉ:..:..:./
ヽ _,,ノ
ゝ一''
／ ／ ＼
/ , '7´ ヽ、
/ / / ヽ
i i' / !､ ∧
| | / / |_V＿| i i |
| i / / / ｌ | l! | i
| ﾚ│ ,ｲ /! ,ｨ ! | || ! i
| |/! ,i / ! / l ／/ / .ﾚ l ! ! 油断させるために行ったのに
| /´! i ! 7ｰｉ/_ |_ ／ /／ _,-‐´ﾚ' ! 相手を怒らせてどうするのよ……
| 〈 ヽ! | /ｬ＝r ‐ﾃ､ ' ∠＝ﾃｱ/ !
| ﾏ | V! ｀ ―‐' ｀ー' / ｌ
l ｀ｰ! | l l
l ! | U /! ∧
l ! iヽ、 ' ／ ! ! l
l | | | ` ､ へ ／ ! i │
l | |ｒﾄ､ ｀ _ ィゝ | | i
l -| | `ヽ｀ｰ‐ ﾆﾌ´ ｌ ｀r ､.| | i
l ,.. ´ | | ,ヘ ｀Ｙ ´ .,､ | i | |､ |
_ ⊥ ´ / l ｀´ ／ ＼<／ | l ! | ` ┴ _
_ ´ l l .／ｉ ∧ /! l ! | ｀ ヽ
／.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＞､i.:.ｲ´.:‐..:.:.─ ､
,､イ.:.／.:.:.:.:.:.:.:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...:::.:´.:.:.:.:.:.:.､.:.:.:.＼
nﾍ.:.:;.:'.::.::.:.:.:,ｲ.:.:..:.:,ｲ.:.:.:.:.:.:.:.:;l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_.:j¨｀ヽ.⌒ヾ:.､
,ｲj､.:.v.:.:.:.:.:.::/:/.:.:,ｲ/.:.:.:ﾉ!.:.:i.:..:j.:.:.:.:.ヾ;,.:.:.:.:.:.:ヾ.:.:.ヽ ｀ﾍ
/ll!ﾊ:.:′.:.:.:.:/./.／.:/.:／.,ﾉ.;/l:.:;!.::l.ﾍ;.:.:.ヽ,:.:.:.:.:.:.ヾ,:.:.'; !
∧jﾊ.:′.:.:.:.:.′〃xｆz左ｚ,;,X, .j:/ !:;|:.:.:l.:.:.:.l.:ﾍ.:.＼.:.::.':;.:.';
l.l.ヽ.:.:|.::::.:.:.:|{:.:.,仆乞芸て卞 >′l./ｊ.:,ﾘ.:./.:l.:.ﾍ.:.::.ヽ.:.:.';.'| 「計画のめちゃくちゃさ」
'.:.:.:;:升∧::.:.|.:.:{ｲ ,伐::::::斥′ ﾉクｻﾄxj:.:.li.:l.:.ﾊヽ.:.';.:.:;.!
∨ !′l:.:.:|:.:.! ､辷ｰクﾉ ｹ云x.:ﾉﾒi.:/.:.:.:.:l.:.:.:.:.l:.! 「新選組側にしか存在しない記録」
. ゞ､)l::.:.:ゝ:ﾍ､:! ｀¨¨ﾞ` /.::ﾇﾘｹ;´.:;ﾘ..:.:.:.∧:l.:.:ﾊ!
'iｰl;:.:.:.::.个｀ 匕ﾞ.ノ_ノノ/!:.:.:.;/ ﾚノ ! 「私たちの行動」
l.:人::.:.:.ﾞl ¨`て.._｀V.ﾊ.:::/ !′
_,､n< '.:.､∧ ｃ｡ 人__,¨＼:l/
ｲ´.:::.ハﾍ '､l?∧ .,／: :.j ／}′ この三点からして……
／ l:::::::., ＼ ´､?「＞､ , イ´. .:.イ´.:l.:.|
ｊ::::::::.ﾍ ＼ ＼ﾍf＞.ｰ イ. . . :＜.:.:.:.';.:.:.:|.:|
／¨ ﾍ:::::..∧ /＼｀ >ｰ<cﾊ. . . . . . .fヽ,¨ -ﾅﾍ.';.:.:|.|
////∧::::..∧＼/∧ Y∧:lｌ. . .,,..ｲ".ｿ ',////,j.:.';.:.||
/V//,∧:::::..∧､/ >介ｲー"´ ／.:::.∧//zj.:.:.';.:.|
＿
∠二: : : :｀ヽ／´ ￣￣ ｀丶
, '"￣: : : : : : : : : : : : : : : :､:＼／⌒＼
／:／.:.:.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ:ﾍ＼.:.:.:.: ヽ
ｌ:／/.:.:/.:./ .:./ .:l.:.:,'.:.:{:.:.:.:.l.:.:ヽ.:.:.Vl:/ ＼.:.:.:.:',
/.:.:/.:. ｌ:.:.:.!＞ト/{.:.ﾊ.:.:斗＜:ｌ:.:.:.l.:l.:.:.:.:.ヽ.:.:.l
. ｌ.:.:/.:.:.:.|:l.: ﾚ -=､、ヽlヽfｨ=- |.:.:l:|.:l.:.:.:.:.:.:.:.: |
. |:/!.:.:.: 从.:.{ ━ ━ j:.:,' |.:l.:.:.:.:.:.:.:.:.| 油小路直前の近藤暗殺計画なんて
. j:ハ.:.:..Ⅳﾄ :.ゝ ┃ ,/.:/ﾚ|.:l.:.:.:.:.:.:.:.: |
＼:{ヽ|:小 ━ 彡'.:.|│ｌ.:.:.:.:.:.:.:.:.|
｀ Ⅵ:| ヽ、 ‐ ,.イ! .:./ |.:l.:.:.:.:.:.:.:. | 存 在 し な か っ た
ヾ:ゝ ﾄ≧≦ｭ| ﾘ／ |.:l.:.:.:.:.:.:.:.:|
_＿＿＿, ／| >tく |ヽ､＿___|_l.:.:.:.:.:.:l.:.|
/ヽ::::::::::::::::/ |/ l只lﾍ| l::::::::::::::::￣ヽ.:l.:|
|:::: ﾍ￣￣ {____|{{<ハ>}}＿j￣￣`ﾒ:::::::::|.:ｌ:| ……そう断言しちゃっていいんじゃないかな
|::::{ ＼ ／ ∨⌒∨ ＼ / ｌ::::::::|.:.ｌ|
/ｌl::::}＼ ∨ ＼ ,VCV ∠ _∨ |::::/ﾊ :l|
｛ }}:::::ﾝ ￣｝__/￣`^＜_／ ／,弖 l ::{{ ｝:|
V__/ ／ / /:/｀＼r'〃ﾆﾌ ｝::V/ :|
｛´ ／了￣|l /:/ ￣￣｀ヽ ヽ:/:.: |
∨ |l |::| / /.:.:.: |
∨ ｀ヽ､_,|::| /.:.:.:.:. |
＼ ,イゝ=≧ﾄ､ _/ l.:.:.:.:. |
┗━━──────────────────────────────────────────━━┛
.
_,.. -――--_､
{7ｭ＜7￣7￣ｨ}
} ヽ-' ´￣ }__: :l
l トミr}
{ ｪｫ rtｫ ヽ:.}､） ……というのが現在における
l / ､ ィ: !''} 新選組研究者の多くの意見
}ィゞii'wx､ /ﾐ{ノ}＼＿
,.. {i: ´_￣_｀>´::i／ /::////＞ ､
_,...＜/ィi＼i_Y:＿ヽ／ /::{i i ＜/////＞､ >>1も暗殺計画なんて
,.＜//イi i i/::{ 介､ /::::li i i i i i i i＜///>､ 無かったと思っている
/i i i i i i i／/::/V/:::ハ. ／:::::/;;;;;;＼i i i i i i i;;;;;;;;;;}
{;;li i ＞'´;;;;;;/:::{ /::::{ ｀／::::::::/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＜i i {;;;;;;;;;;l
|;;;;;/;;;;／:::::{::::::l /::::/ ,／::::::::／:::::::｀ヽ､;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;<￣ヽ
|;;;/´:::::::::::::::',::::|{::::/／::::::::／＿＿_::::::::::::｀ヽ､;;;;;;;;;;;;;;;;＼ }
|;/:::::::::::::::::::::∨!／ｲ:::::::／::::::￣￣::::::::::::::{::::::::＼;;;;;;;;;;;;;;;从_
l;{:::::::::::::::::::::::::∨::/::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,:::::::::::::::::＜;;;;;;;;;;l
＿＿＿
. ´ ｀ ､
／ _ ......-――-...､_ ｀ ､
/ / /´.:.:.:＿／ ＼＿.:.:.:＼ ＼
' i !＞i´ ﾊ' ,i ｀＜ヽ ヽ
′ .l .! .! /┴'| ヽ ', `', ',
.! | | i! l | | | .| i ', ',
! .| |＿ﾊ｣＿ ﾍ i! .! | | i| ',. i 計画が存在しなかったとすれば
.l /l ! |.斗＝≧ﾍ.!∨ .|≦二!￣|| i l
.! / ! |.<:{´!::::::ﾟ} ヽ∨.!|::::ﾟ}ヾ .|| i .| |
| | .ﾊ ! |`込zﾘ ヾ込ﾘ '| ./ﾘ ! .! | どうして新選組側はそんな計画があったと
| | {_ ', ﾄ､l |/ | | ﾊ.! でっち上げたんですか？
| | _.〕 ﾊ. ` ＿' / .l l / .|'
l レ.:´.:.| ﾊ ‘ｰ‐' ｲ .! !'
.!／.:..:.:.:.:.:.! |｀ . ／ | |'
/ ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:! l__ ＞ .__. イ.:.:.〉 ! .|
./ ＼.:.:.:.:.:| | ￣ ヽr‐1.:.:.∨ | |
/ ＿ > ´| |__ | ｣＼/ .! !
,..∠ィ≦≧x | | ｀¨ !´ ｀ー､| |
／/////////////// y///‐∧
／//////////////////////,/Vﾐ＼
. ／//////////////////////////∧
////////////////////////ｉ///ヽ://∧
. //////////////'/////////l/// V/V/ヾﾊ
. .////////////（///////////|///////ﾍ从/ｉ
|////////////〃//////}//1/ハ/､///ﾍ∨ ＼
｜//////｜///////}/// !///≦ミ|/∨//∨ ﾍ いわゆる「大本営発表」じゃないか？
. |｜/////|/////≦ミ|/` |// ｧﾐｴ､////ｉ/ｌｌｌ
. ! |//////ｌ //ｬ ｧﾃ＝ﾐ |/ ﾇ_ﾝﾀ }/lll//l,ﾘ
. |｜//／/l///| 之_::ﾀ l/ ｰ' ﾊll | /ﾉ なにしろ油小路は「元仲間の殺害」という
|ハ/ { ./l///､ ｰ' ､ ハﾘ.|' 隊士が躊躇したくなる内容だから
∨ゝ､ﾍ///ﾄ＼ /ｌ|//
ヽ//i/ﾍ///ヽ _. -一 ﾍ//ハ
ヽ| ヽ＝∧＞ ／}＝}:/_
ｿ_￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣_リ
, ィ丶三三三V三三三三[￣＿]三三三／三 ､
／三三三＼三／i三三三三三釗三三三三ﾘ}／ 三丶、
／三三三三三Y三|三三三三 [￣＿]三三三三ⅣУ三三＼
＿,... -―-- ､__
/ 7//777ヽr777 }
{ミ/´ ｀ー ´ V
l/ｲ ＿ ､ , _ }
_l/! tｫｧ / {ｨtｧ ! 近藤・土方が
{(j/! ¨ } ¨ 〉 「暗殺計画」を隊士に告げて
∨/＼ ,....-=-'_ /} 自分たちの行動を正当化し
/!/////r―‐-ｭ}//,〉
,..ィ{ ＼///ｰ7777////
_, ＜ }:::::l ＼/////////}､､ 記録者たちもそれを信じていた、とか
＜´ ＞'´ |::::::::.､ <> ￣￣￣´ }::::､｀＞ ､
＞ '´i i i i i |::::::::::|＼ /介∧ jl:::::',i i＜ ＞､
i i i i i i i _ｲj::::::::::::, ＼_/ /-{ ∨ l::::::,i i i i_i＜ ＞､
i_iイ;;;;;;;;;;;;;;;l::::::::::::::::､ { | }:::::::､;;;;;;;;ヽi i i＜__}
;;;;;;;;;;;;;;;;,...イ､::::::::::::::::＼ | | /:::::::::〉;;;;;;;;;;;;;;;;ヽi i |
;;／￣::::::::::::::＼::::::::::::::::＼| | /::::::::/:::::::::::::｀ヽ､;;;;;;;}
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| あるいは御陵衛士間で │
| ちょっと話題に出ていたのを │
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
＿＿ ＿＿ ,x≦ ヽ
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ,x≦:.:.:.:.:.:.:.≧ｭ､ ／:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/¨¨¨二ﾆ=‐--:.:.:.｀:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽr､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..
／:.:.:.:.:.:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽゝ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i
/:.:.:.:.:.:ｧ:.:.:.:.:.:. :,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼:.:.:.‘，:.:.:.:.:.:.:.:.: |
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.:.／ /:.:.:/:.: : /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:. : |
{/ :.:.:.:/:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.: |:.:.:. : |:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:}:.:l:.:.:.:.:.:.:.:. : |
′ l:.:/i:.:.:.:. i:.:.:.:.:.:. |:. : |＿|:. |:.: : |＿|:.:.}:.:.:.:.:.i:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.: | クソ〜、新選組邪魔だな〜
|: { |:.:.:.:.:|:.:.:.:.:|斗: ´|:.:.:|:.:.|:.:.:´!:.:.:|｀ ヽ:.: : }|:.:.:.:.:.:.:.:.:. : | 近藤殺したいな〜
Ⅳ {:.:.:.:.:.::.:.:.:.|:.:|:. : |:.:.:|:.:.|:.: : |: : |:.:.:}:.:.:.:/:|:.:.:.:.:.:.:.:.:. : |
.::.:.:.:.ヽ:.:.: ゝ===‐'| /|:／ゞ==７:.:.:.:ｲ !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
ﾏ:.:lヽト:.､ヽ |′, /:／:. | |:.:.:.:.:.:.:.:.:. : | みんなもそう思うよねえ？
ﾏ{ |:.:.:.:|ヽ、 r ｭ ／}:.:.: ! |:.:.:.:.:.:.:.:.:. : |
ヽ ヽ:. ! ト イ､ i:.:. / ｜:.:.:.:.:.:.:.:. : |
＿__ゝ{-,/| ＼＞＜ ／} ヽ|／、 :|:.:.:.:.:.:.:.:.:. : |
r‐‐=ﾆ二::::::::::::::/ | 〉r〈 i ‘，:::::::::::≧ｭ､:.:.:.:.: |
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/:::::::::ｉ ‐=ﾆ 《 :|／ //l l ∨/l }ﾆ=‐::::::::::::: /:: }|
/ヽヽ:: ∧ , ヽ__/ l ｀__Ll ′≪ ｀ /:::::::i__
.: //:: / ∨ 〈 l〃:::::::::ヽ,' 7 l / ',::::{{ ヽ
{_ノノ:::/ / ∨ :l:::::::::::::::::,' / l:/ ',::ゝ', ',
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| 斎藤が勘違いして .│
| 大げさに報告したとか │
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
_,, ､............._
, ＜´ ーゝ､:::::::＞-､
, ＜ ／ (_:::::::::::::ヽ､
／ ／ ｰ､:::::::::::ヽ |＼ /＼ / | ／/ /
,イ / / / ＞ ´i ゞ､::::::::::} ○ ＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/
,' .／/ ., ゞ/-/ｭ,,,∠.＿__ i / ＜::::}ﾊ ィ''´￣｀ ‐-､ ＼ /
,' / /_ノ ／; /l ＞＝＝==､i/i (::::,､:::::> ヽ ／( ＿ノ ∠ 大変大変大変よぉ！ ＞
' , / ／ィ＞ｭ､{/ ' ' ◎ ,ｨ/-‐' '⌒ヽ.ﾉｿ ﾄ､＼ﾉ ｀ﾆ二' ） ／＿ ＿ ＼
i / i >'ｲ ◎ ,{ ＝=, , ゝ , ,--､_ ｀ー--‐‐' ｀つ ￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣
/ . i.// ) _,.ィ/ ..' ＜ヽ'／/ ｀ー‐ｔ-──''''､‐ ､つ /／ |/ ＼/ ＼|
_,,...-‐- ..__ 'ノ ノ/〃 _,,.. ィ≦:.:.:.:.:.:.:.:.:.V / /'´￣￣ヽ､ ｀ヽ､
ゝ､ _..-‐''{ ( -'/:{ ヾ￣:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／ ／,' /:::::::::::::::::::::::::::＞､ ｀ヽ
／ }´o ﾟ ＜二人 ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.´￣/ / /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
｀ー' ／￣＞ヽつ ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／,イ i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i､ |＼ /＼ / | ／/ /
ィ´ /´ ／´｀}､>.､ヽ:.:.:.:.:.:.:.／,<´/ / i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/､ヽ､ ＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/
ゝ､ ,イ , i´:::＞:.ニ ィ≦i// / i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{ ﾊ ＼ /
>､ '‐'::::::::::::::::::::::::::::}{/ /,' ,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ヽ､ﾊ ∠ やつら近藤さんを殺すって！ ＞
／ : ヽ }‐-､::::ヽ::〃(三{/ヽ{ i::::::::::::::::::::::::::::::::::＞'´三ii} ／＿ ＿ ＼
ｰ､ー-;:>- ,_ i ,i´/:::::::}三/}ii/{iゝi ,'::::::::::::::::::::::::::::::／::/三三{iヽ ￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣
ヽ }｀'-─i //::::::::/三}X' i} Y i::::::::::::::::::::::::::::::::::::>三三＞ﾐ /／ |/ ＼/ ＼|
.
／/／////////////////////////￣
／,/ィ///////／/////////////////ヽ////
／／／／///／/////////////////////ヽ///
/／ .//／////／/////////////}/i//l//////////
.〃 .//ｲ/////////l//l/////////ﾑ//l//l////Ｕ///
/' ./////////////l//|/ﾍ///ヽ/////l//l/////l////
/////ｲ//////l///l/l//ソl//l/l/l/l/|//l////l////
.// /// l://///l7´｢l｀.ﾄ. ﾄ Ｖ///,ｻ///ﾄ//l ///l//// 他には、単純に記録者本人が
/' // |//lﾊ://ll<ﾔテ.ミ ﾍＶ ≠ｧ＝ミl//// ｢ヽ/. 自分たちの行いを正当化したくて
l/l l//ﾊ l i ､ 《__》 ﾍＶ _《__》 'lｲ////l/.}il 捏造した可能性もあるけど
|l l//l l/lﾄ l l //i/ﾚ'ﾊ
| l/l l ﾍ{ﾍl / Ｕ l ///l/l/,ll
v l |ﾍ圦 ヽ /;ｲ////l/ﾊ 本当のところは闇の中だ
ﾍ| ﾍ ＼ ‐ ‐- Ｕ /' l//lﾊ
ヾ ﾊ// ＼ l///l/―
l/i//|‐＼＿ ´ l/ l'／
| ヽﾍ:.! /| i/〈 .>
,l l ヾ / / |' | ／:::::::｀i::...
_ .....:::::´:::/ ∧ / | l /::::::::::::::::l:::::::::｀:::....
_,.／ /r‐､//∧//|i//////／/////∧
／_／ ／'´ ////∧/l{////／////彡//ﾊ
/ 〈/ // /´ ｀丶､Ⅵ- '´￣ ∨// !
! ! ,ｲ / u ｀´ __ (⌒ヽ ∨｀ヽ
{l / ｲ l { ヽ＼ ＼ﾊ､ ＼ だから「また永倉か！」とか
l , , ! ! , 丶 ヽ ＼ ヽ} } 言ってやるなよ！？
| i i { ￣｀ヽ､ ､ / ∨ ∧ } l| |
| l l | <￣｡ヽ､_ (⌒ヽ,.ィ ｡∨ ∧ |i i! {
| ; ; } ｀￣´イ ＼ ＼｀¨ ∨ ´ ヽ､ 誰がでっち上げたのか
,-､ ,､/ / / ＼ ｀ｰ ' ヽ ｀ ∨} もう分からないんだからな！ な！ な！
´: : :＼ ＼. / ／ { ｀ ´｀ヽ､ li ｢! }/
: : : : : :＼ ＼_,／∧｀ 〃イ///＞ - ＜//∧ l! |! |l ;'
: : : : : : : :＼ >////∨//////=-- ‐ -=///∧ ! |! /' {
: : : : : : : : : :〉////////／´, - ―――- ､＼! | ! ,'
.
／/////////////// y///‐∧
／//////////////////////,/Vﾐ＼
. ／//////////////////////////∧
////////////////////////ｉ///ヽ:/∧
. ////////////////////////l/// V /ﾍ/ｉ
. .////////////////////////|///////ﾍﾙ/ｽ
|////////////////////}//1/ハ/､////∨ ﾍ＼
｜//////｜///////}/// !/// ミ|/∨/ｉ/ｌｌｌ ……しかし近藤暗殺計画が
. |｜/////|/////／ﾌ//` |// - //ll//l,ﾘｌｌ 存在したとする方が
. ! |//////ｌ //ｬ ´ - |/ ´￣￣ }|リ /ﾉ
. |｜/////l///| ￣￣｀ l/ ﾊ/
|ハ////l///､ ､ ハ}/| 新選組主役作品的にはいいんだよね
∨/､////ﾄ＼Ｕ /ｌ|//
ヽ//i/､///ヽ -一 ﾍ//ハ
／ ヽ| ヽ＝∧＞ ／}＝}:/;:;:;:ヽ
／;:;:;:;:;:;:;:;: ＼＝ハ､|＞-一彡7///;:;:;:;:ハヽ
. 〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: }ヽﾊ三三三三彡/;;:;:;:;:;:;:;:;:: ／:;:;ヽ
, ィ⌒丶: ;:;:;:;: ;:;:;: jﾆ∨三三三三7ﾊ:;:;:;:;:;:: ／-‐' ´＞ ､丶
／ ;:;:;:;:;:;:;:;: ＼:;:／i: 人三三三三三ﾘ}/ヽ: :／ ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:｀丶、
,. -―――- 、
∧＞-､ ＿＿＿__｀ヽ
/V⌒ヾ､| l７ﾌ7/／／|
/V ｀´￣￣￣Vﾐ|
ハ|/ |ﾐ| 「暗殺されそうになったんで
{ ｆ/ -､ {ﾐ| 先手打って倒しました」
ﾍ| ゞ･＞ｿ {ｘﾆﾆ. |:;ﾊ
∧ ￣ } ゞﾟｰ' |{ }|
//} / ｒ /:|,ｒ' これだと油小路の後味の悪さが
.／////X777Xｧｧｲｖｘ / /-―-､ 多少緩和されるからな
_.. ‐ ニニ/:::::∨//＼ ー-__ ,,｀ヾﾊＴ ⌒ヽ ＼＿
「「「「「「「「|:::::::::|＼///>､/7ﾊ..ｘ＜7{￣´ ヽ「「Tゞ､
| l l l l l l |:|:::::::::l. ＼//// | | | | {￣ ＼ ＼ ∨///ｸ
|」」」」」」|/::::::::::|、〈ヽ ｀フー‐ｒ―‐ゞﾍ ヽ ∨／:::
:::::::::::::: /:::::::::::::|∧ ﾍ〉∧::::::∧ にｼ‐＼ ﾉ|>､:::
:::::::::::::::|:::::::::::::::| ∨ / /￣｜ﾍ__／ /::＞ｒ― ／>':＼
:::::::::::::::|:::::::::::::::| ヽ∨ |:::::::::| /::::::::::∟ -' ／:::::::::
Ⅵ , ＿ ＼ミ､//}
/ ､ / ／_ ミ/{/｀ヽ
/ -- ､＿,> {__／_｡_ノ }_/{ヽi }
ヽ <__｡〉/ ｀ ー-- / //,{ /,ｲ 世の新選組作家の皆さんも
} ,' U / ////! ´ﾊ 「暗殺計画なんてたぶん無かった」と
', { _ ヽ { ,'////{_ﾉ､i} 理解したうえで
}､ ヽ｀___｀_xwイ7777∨､///∧ ',
l∧ ,xイ7ir__,. -――-､ヽ＼＼//} /＼_
|/ ヽ'´/ｲ/￣ _,..-――‐ '_///＼＼,! / }:::::｀ヽ 物語性を優先させて
∨/i//! ￣＿,.. -､---イ//////／/ l::::::::::: あったことにしとるんだろなぁ
}/i//∧＿//i l///＼////////／ l::::::::::::
∨//l//i|///!,!/////＼//／イ ;::::::::::::
＿,...＞ ､//i///i/i/////＞-'／ /::::::::::::
_,.. - ´ / |:::::::T ー‐ｰ'´､ ／ ／>. /::::::::::::::
- '´ { |:::::::::', ｀ヽ ／ <／ /:::::::::::::::::
／/／/////////////////////////ヽ
／,/ィ/////////////////////////ヽ//ヽ
／／／／///／////////////////////ヽ//.
/／ .//／////／/////////////ﾄ;ヽl/////l//.///
. .〃 .//ｲ/////////l/////{//////i/.Lﾑ.l/////l////
./ ///////////////|// l/////./ll/l/l/|//l///l//l///
/./////l/l/////.l/l .|/l l//////,ｻ///ﾄ//l/l//ﾄ|// このスレも割とギリギリまで
.l/ //,ｲ.|,|/l///十l-.之__.l Ｖ////≦ミ|/ l7l/l///ll//l// 暗殺計画アリで行こうかと
ll l/./ |.{l//l///ｬ<ﾔテ.ミ ﾍＶ ｫｨ＝r_ト､|l///ll/// 悩んでたそうだし
ll l// l//l//ﾍ//|` 辷｣｣. ﾍＶ' 'い廴ﾘ´,ﾘ//l/ll//
ll |/ l/ﾄl/l /ﾍ /l l///li|l|
l/lﾍ/l//ﾍﾍl / l ///l/l/,lll 本編で阿部が「近藤ぶっ殺そう！」とか
l/l ﾍli//圦 、 ,|//l/l | }' 言い出してるのはその名残だ
ﾍ///込＼ ＿ ｲl///ll |
ﾍ///ﾄ; ＼└―ヽ /ﾊl///|l
ﾍ//lﾍﾄ､|.｀､ ´|/ .l/∧
rﾍ/l .| ｀ ｰ´ .|' l//ハ
,....l ﾍ/l l/ l .l.// ﾍ
,. -―――- 、
∧＞-､ ＿＿＿__｀ヽ
/V⌒ヾ､| l７ﾌ7/／／|
/V ｀´￣￣￣Vﾐ|
ハ|/ |ﾐ| そういうプロットを立てていた>>1が
{ ｆ/ -､ u {ﾐ| 言うのもなんだが
ﾍ| ゞ･＞ｿ {ｘﾆﾆ. |:;ﾊ
∧ ￣ } ゞﾟｰ' |{ }|
//} / ｒ /:|,ｒ' 新選組作品で「暗殺計画説」が
.／////X777Xｧｧｲｖｘ / /-―-､ よく採用されとるせいで
_.. ‐ ニニ/:::::∨//＼ ー-__ ,,｀ヾﾊＴ ⌒ヽ ＼＿ 一般における伊東の印象は
「「「「「「「「|:::::::::|＼///>､/7ﾊ..ｘ＜7{￣´ ヽ「「Tゞ､ だいぶ悪くなっとるなぁ
| l l l l l l |:|:::::::::l. ＼//// | | | | {￣ ＼ ＼ ∨///ｸ
|」」」」」」|/::::::::::|、〈ヽ ｀フー‐ｒ―‐ゞﾍ ヽ ∨／:::
:::::::::::::: /:::::::::::::|∧ ﾍ〉∧::::::∧ にｼ‐＼ ﾉ|>､:::
:::::::::::::::|:::::::::::::::| ∨ / /￣｜ﾍ__／ /::＞ｒ― ／>':＼
:::::::::::::::|:::::::::::::::| ヽ∨ |:::::::::| /::::::::::∟ -' ／:::::::::
, イ/////////////////＞.、
,.イ///////////////////////＼
,ｲ///////////////////////////.＼
////////////////////////////////＼
//////////////////////////////////ハ
〃//////////.〃//////////////////////∧
〃j///////ｲ ///////////////,ｲ////////.}.ﾊ どうしたって
八/////{ {/,ｲ///////∧/.イ//////////l//} 「暗殺を企む陰湿な悪謀家」という
,.ィー././////Ⅵ {〃////////.,ハｲ/,ｲ//,ｲ/////l/.l イメージになってしまいますからね
,ｲ::::::::X////////l .ﾘ} /ﾊ{//〃.ハ＼>ｲ/,ｲ///////j/.l
,..イ::::::::::::::::＼//////.ゞ､ .{" |/ .{/ Yﾉヾ./////,ｲ///j}/j
..::- - ＜::::::::::::::::::::::::::::::::＼///,ｲ,ｲ.} l " ｀.,.ｲ/,ｲ/イ//// リ おそらくこれから先
:::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ .l イイ l///.〃// 新選組人気が続く限り……
:::::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::::::＿:ﾊ { _ .,{/ｲ.ｲ.〃
::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::／:::::::/ ∧ ｀ ヽ _ ,ｨ.≠
::::::::::::::::::::::::∧::::::::::::::／::::::::::∧ ＼ _ノ
:::::::::::::::::::::::::::∧:::::／::::::::::::::/:/ 〉､≦´:｀ヾ､ ∧
::::::::::::::::::::::::::::::∧〃:::::::::::::/:/ / ./´:::::::::::::::::¨:::::∧
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈:/ / ./:::::::::::::::::::::::::::; イ:〉､
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| 甲子太郎の悪印象は │
| 拭われないままでしょう…… .│
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
/::::::::::::::/::::::::/::::/:::|:::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::ヽ:::::::::::::ヽ
/::::::::/:::/::::::::/::::/::::::l:::::|:::::::|:::::::|::::|:::::::ｉ::::::::::::ヽ::::::::::|:ｉ
/:::::::/::::/:::::::::ｉ::::/|:::::/l:::::|:::::::|:::::::|;:::|:::::::|::::::l::://ﾄ、::::/ﾒ
ｉ:::::::/::::::ｉ::::::::::ｌ::/ .ｌ::::l .l:::::|:::::::|:::::::|::::|ヽ::.!::::::l//:::Ⅸヽ´/|
|::::::ｉ:::::::::|:::::::::ｌ/ |::::l .l:::::|:::::::|:::::::|::::| !::|ヽ::l/::::::|::;//ヽ||
. |::::::|::::::::::|::|:::::|_,| _,.|斗‐-tﾄ､::::|ヽ-||/‐┼:|､_ｉ::|'::::::|´/::ヽ|:|
|:::::|:::::::/::|::|:::´|::| ≠てうﾐ||. ﾏ::! l::::!≧云/｀刈l:::::::|´::::::::|::|
|::::||::::::ｉ::::|::|::::::!〃{::::::::心 ヽ ヽ,|/´{:::::::心ヽ|:|:::::::l:::::::::::|:::|
. |::|.|:::::|:::::::||、::|ヽ ら:ﾟ:::::7::::::::::::ヽ ら｡::::7 〃::::/::::::::::.!:::|
|:| |:::|:::::::|ヽﾏ::ヽ につ:ﾒ::::::::::::::::::: ｰにつ ´:／:::::::::::::l::::|
| |::::|:::::::|:::::::＼. i: i i: /:ｲ:::::::::::::::::/::/
. |:::||::::::|::::::::::ﾍ:j ＿ _ :j, ｲ:::::::::::::::::/::/
|:||::::::|::::::::::::::＼.ﾟ ´ー ‐｀ ﾟ./::::::::::::::::::/::/
| |::::|:::::::|:::.!:|:::::ﾄ 、 イ:::::/:::::::::/::/::/
|::::|::::::|:::||:|ﾊ:| ヘ、_ ＜l:////:::::::/::/::/
ヽ:::|:::::|::::|::|:/＼ ::::: ／ﾍ::://::／/::/
ゝ|、:|::::ﾘ/. ＼_____.／ 〃イ__/::/
＿_ - ―‐ ￣￣ ヽヽ|| /;;;;;;;;;ﾍ. /:::ﾍ ｀￣ ‐― - ＿_
ィ ＿＿_/ヽヽﾍ. ∧;;;;;;;;;;;∧ /|:::::::::ﾍ＿＿＿ ￣ -,､
/ ＼- ――:.:.:￣:.:.:.:.:.:/::::::::ヽ| ∨ ﾍ;;;;;;/. ∨. i:::::::::::::ﾍ.:.:.:.:.:.:.￣:.:.:―― -／ ﾍ
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-――- ,.┐
´ ｀ / |
/ ／ :.
./ ／／ :.
/ .／／ ／ ＼ :.
./ ／／/ ./ ／ / / | | }∧ :.
/ ／／ ,/ / / ／ / ,ｲ | .| / ∧ :.
i ／／./ /| |アア}.＞く|/ / / /｜ | }.＼＼
／／ .f |｜.| /灯テぅ㍉/ j./ 个x| / .| | ＼ヽ さて、次の議題は
／イ/ { | i!. Ⅵ./ 乂jン /'ﾁ芬Yj./ | .| | ヽ ﾟ｡
／´ // 人Ⅵ 从| ／ ﾋﾝ // /}/| / Y }
／´ 〃 ／ ／¨{ | , /ｲ //' j/ | | 「新選組と御陵衛士の関係」、ですね
. // / / / ／i | _ //ｲ/ / | |
〃 / / / / ﾊｉ ﾄ､ イ / | |
{! / / / / ./:::i! |::::::... ＜/ / | |
| / / / / / | 从 :::::/｀手 / /| | |
./ / / / ／ ∨∧.::/＼/ / ｲ .i! | |
/ / /＞ ´ ＼{ ＞' く j 从 | |
_,.／ /r‐､//∧//|i//////／/////∧
／_／ ／'´ ////∧/l{////／////彡//ﾊ
/ 〈/ // /´ ｀丶､Ⅵ- '´￣ ∨// !
! ! ,ｲ / u ｀´ __ (⌒ヽ ∨｀ヽ
{l / ｲ l { ヽ＼ ＼ﾊ､ ＼
l , , ! ! , 丶 ヽ ＼ ヽ} } 一番難しいのきたか……！
| i i { ￣｀ヽ､ ､ / ∨ ∧ } l| |
| l l | <￣｡ヽ､_ (⌒ヽ,.ィ ｡∨ ∧ |i i! {
| ; ; } ｀￣´イ ＼ ＼｀¨ ∨ ´ ヽ､ まず、最初に宣言しておく
,-､ ,､/ / / ＼ ｀ｰ ' ヽ ｀ ∨}
´: : :＼ ＼. / ／ { ｀ ´｀ヽ､ li ｢! }/
: : : : : :＼ ＼_,／∧｀ 〃イ///＞ - ＜//∧ l! |! |l ;'
: : : : : : : :＼ >////∨//////=-- ‐ -=///∧ ! |! /' {
: : : : : : : : : :〉////////／´, - ―――- ､＼! | ! ,'
＿- - ── ‐- -..､
，＜.' " ＼
f´. ` ､＿__ ＿＿＿ ,. . -‐‐ ＼ ヽ人_从人__从_从人__从人_人_从人__从人ﾉ
∨ ,ｲノ￣ ', ＜ ＞
∨ヽ. | ，-‐‐‐-彡 | ＜ 分 か ら ん ！ ！ ＞
/ ＼ | ／￣ u ｀､. | ＜ ＞
/ ﾍ|／ / | Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒Y⌒⌒Y⌒WY
/ u. 三三 ヽ |彡 |
{＿ 三 ＿', /. |
| ＼ ｌ L＿-‐‐' ￣ |／⌒}. !
', 《にﾌ> | ヽ､に7.ゝ u. | |. ﾄ､ ヽ人_从人__从_从人__从人_人_从人__从__从人ﾉ
| ／ .ｲ ｀￣´ /|. | ./ ｀ヽ ＜ ＞
＿|u. ,ﾉ ﾑ＿ ＼ |∧ >‐--，＜ こいつらの関係がどうだったのか ＞
,.' ￣. | f´￣ゝ-‐″ ｀丶 ｕ ﾊ_,ノ ∧ ＜ >>1には分からん！！ ＞
. r-‐′ ＼ { ｌ￣｀Y´￣｀‐- ', u. |. / | ＜ ＞
／ .∧! | ｒ-―─―┐ｌ ｀､. |/. | Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒Y⌒WY⌒⌒YWY
／||. | ∧ヽｒ'‐-----｀ノ ヾｖ-‐７! | ／ >､
／||. || | ∧ ￣ 二￣ ／ /. | |二二二二二_ ヽ ／ ／ }
.／ .||. ||二二二二二ni | ∧｀丶／＼__／ / | | ヽヽ／ ／. |
||. || / ∧＿＿＿＿＿＿__/ | | | |￣| |
||. || / j 只 /. ! | | | |
.
, ´ /ヽ＿＿ ｀ .､
／ ,r≦/ ヽ三三≧x. ヽ
' ,∠＞´{ ｀ ＜ヽ ', ヽ
./ / ´./ ﾑi ', ｀i ', ',
/ / | .!^^! | .', | ヽ. ! i ',
./ / | ﾊ | | i! i! ﾄ, ', ! ! !
' / .! 斗rf＝.ﾄ|∨ |fTヽ＝ト､ | ! |
| .' ! .',. | {' _＿ .∨ |,ﾘ_＿__.ﾄ,! i! .! .! ……芹沢や
| ,! .| .∨ |.代. ノ ..ヽ!..弋 ﾉ.! ﾘ .l | 山南の時といい
|ハ | ∨! . ￣ i ... ￣. // l .!
{ } i! ﾊヾ /ｲ ! .|
Ⅶ iゝ. .､__ _, .,ｲ! l .! この解説コーナー
ﾊ! ｢.:.＞i . , ィ´.:.:l ! ∧ それ多すぎません？
./ﾊ! .|.:.:.:.:fｰ-､ ｰ,´-'^i.:.:.:l ﾄ､ .∧
. ._,rｰく´＼ ./___.! .| .! ト､}_ ∧
. ,-く ヽ.＼ ヽ Y´ ／| | .! ト､}_ ∧
{ -! l _｣_ﾉ‐′三≡=-.≦三ﾞ只三≧:ｧ| l ﾑ三≧x
ヽ ﾞｰ'´ ヽ / | `ｰ"7:/ i:.｢`ｰ' | ∨三三三ム
ゝ、 ﾉ_ 三≡=-| ,/:/:介i.:i､ | ∨三三三ﾆﾑ
{///r-- ＜/////////＞--､/{
l/// ｀ ￣ ´ }/! つ
_ |// l U l l/{ _ っ
,ﾊ{彡 ' ､ , ' |/{/ l
{i {/! ＿__ ＼ il / ＿ ∨!ｨ }l 分からんもんは分からんのだから
|､l/!. t ｡ヽ＿}il.{_,.ィ｡ ｱ´ }/{/ | 仕方ないだろう！
＿,...-r-‐∧j/! ￣ / ヽ ￣ l//!/
￣ /::::}/{ヽ , ', /j//|ヽ＿
/::::::l/∧＿＿＿_/ l }＿ {///{::::､ ＞ しかも芹沢や山南の時と違って
＿,..--ィ/::::::::}//////////＞-- ＜///77////!::::::,_ 資料がたくさんあるのに肝心な部分が
i i i i i i/:::::::::::!////// r 二二二二二ヽ∨////}:::::::,i i i 不透明な分だけタチが悪い！
i i i i i/::::::::::::::＼///{ {∨､＿＿＿＿} ｝ }///,ｲ::::::::::, i i
i i i i{:::::::::::::::::| ＼/＼＞ー―――‐ '／/// !:::::::::::} i
i i_i_i|:::::::::::::::::| ', ＼///777777777´//／ |::::::::::::| i
;;;;;;;;;;;{::::::::::::::::::, ＼ ＼////////// ／ /j:::::::::::::}￣
;;;;;;;;;;;∧::::::::::::::{ ＼<＼￣7介',￣ ´／>／ /:::::::::::::l;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;',::::::::::::l ＼､>/:::::::::::ヽ <,:'／ /::::::::::::::/-
／/////////////// y///‐∧
／//////////////////////,/Vﾐ＼
. ／//////////////////////////∧
////////////////////////ｉ///ヽ:/∧
. ////////////////////////l/// V /ﾍ/ｉ
. .////////////////////////|///////ﾍﾙ/ｽ
|////////////////////}//1/ハ/､////∨ ﾍ＼
｜//////｜///////}/// !/// ミ|/∨/ｉ/ｌｌｌ まず、大前提として御陵衛士は
. |｜/////|/////／ﾌ//` |// - //ll//l,ﾘｌｌ 「情報集取のために新選組から
. ! |//////ｌ //ｬ ´ - |/ ´￣￣ }|リ /ﾉ 離れた分隊」、という建前で結成された
. |｜/////l///| ￣￣｀ l/ ﾊ/
|ハ////l///､ ､ ハ}/|
∨/､////ﾄ＼Ｕ /ｌ|// これは本編で解説したとおりだ
ヽ//i/､///ヽ -一 ﾍ//ハ
／ ヽ| ヽ＝∧＞ ／}＝}:/;:;:;:ヽ
／;:;:;:;:;:;:;:;: ＼＝ハ､|＞-一彡7///;:;:;:;:ハヽ
. 〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: }ヽﾊ三三三三彡/;;:;:;:;:;:;:;:;:: ／:;:;ヽ
, ィ⌒丶: ;:;:;:;: ;:;:;: jﾆ∨三三三三7ﾊ:;:;:;:;:;:: ／-‐' ´＞ ､丶
......-──-.... ＿
／::::::::::::::::::::::::::::｀´マ:::ヽ､
/::::/::::/:/::/::|:::::::::､:::::::::ヾヾ､
l::::/::::/:/::/::;ｲ::::l:|:::|::::::::､ﾑ
',r.||::::ﾄA､||/ |::/ﾘ斗:::|:::::}ﾘ
ﾞ{ |ﾏ::K芯` ﾘ 莉ｦ:::/:::ﾘ では続いて、その「情報収集」とやらを
',ミ､', ' l /ノ/::/ どの程度やっていたのだろうか？
＿斗ｿヾ - / 〃
|:::::::「ﾍ__≧ _ ＜ー ､
ﾑ:::ﾏ::::::',:::::::中ヽ::::|:::::',
, ＜＼::/::::::::',｀ ー ´ ヽ|､:::::',､
,＜::::::::::::::::::｀:::::::::::}乂二}-f-|::｀弋､＼
＿＿ ≦:::::::::::::::::::::::::::::::::::::厂::::中::::ゝ|::::::::', ',::::＞､＿＿＿__
', ヽ｀l::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::|:::::::::::',::::::::', ',::::::::::', ', ／
､ ﾉ .} |￣￣ ──- /:::::::::::::|:::::::::::::',￣ ￣ -ﾍ, > ´
_,. ─── ､
, ' ／⌒ヽ ヽ
,:' ヽ ',
/ , ＼ i
/, / / / /{ / ! l､ ､ ､ﾑ |
/ｲ | !; /_/!_!_ﾊ |_j_ﾏ_}ﾏ､＼
j !| | i !{ ｲ{,--､ﾘ 乢{,.--､ﾏ ﾄ､＼ 本編では、主たちが新選組に
{:|{|ﾊ{ |Ⅵ弋__ﾉ 弋__ﾉ} | | ＼ヽ 情報を渡している描写は
|:{ 从!＼ﾊ _'_ /ｲﾘ..| ‘,} 全くありませんでしたね
ヾ! | }＼≧-,. _ ,.-≦/ | /'
| /,ｨ77}/}:l::::l:{!/{7ﾊ､ |
/ / {///!/|::∨::}!ﾊ///! ヽ 分離後の接触は
/ / |/ヽ{//::/::',::{/ﾊ´ '， ､ 油小路の変当日、主が
／ / // //===Ⅹ==Y､. _'， }＼､ 近藤の妾宅へ行ったのみです
. ／イ { //::､///_/::::::::::ヽ､∧､::::,､从 ｀＼
{/ 从!{ﾑｿ///-- r- r--∨ﾑ(jソ }
| ///,ｲ {:::::::|//| !＼/ヽ
</／// !::::::{､/| |//_＼/>
{ｺ_E}￣{ｺ_E}￣
{ニニ} {ニニ}
￣￣ ￣￣
-‐=＝::..､ .....-―‐-......、
,.．-=ミ:.:.:ヽ..:'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
／ : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
／;. -ｧ'´: : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : :ヽ
/／ /:.: : /:.: : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : : : : :..
'′ /:.: : /:.: : :.: : :.:.:.:.|:.:.:.:.ｌ:.ｌ:.:.:.:.|:.:.:.:.:.: : : : : i
/:.: : /:.:.:.:.:.:.:.:|:|:.||:.|:.:.:.:.|:.|:.|:.:.ﾊ .:.:.!.:.:.: : : :|
|:.:.:〃:.:.:.:.:|:.:.l:|ﾊ:||:ﾊ:.:.:.:|:｣ムﾆミ、:|:.:.|:.:.:.:│ 実際、新選組・御陵衛士、双方の内部記録に
|:./ |:|:|:.:.:.:|:.:.l〃ｆ芹ﾍ.:.:.: ｆr:刈 》:| :ｌl:.:.:.:.ｌ| 情報の受け渡しが行われていたという
ﾚ' |:|:|:.:.:.:|:.:.l:|、ﾋ:ﾘ ヽ{. ゞ= ' l:|:!ﾘ-､:.:ﾘ 記録は無い
|ﾊlﾍ:.:.|:l:从 ,ﾉ从 j;/
',:|ﾊ:.:| 、 j__ノ
ﾘ }八 ＿ /| ……無いんだが
＼ |＿
＼ ／ 〃⌒ｉ|､
r==ｘ≦介ｰイ＿_〃///||∧
||//||/｢/::!Ｔ////|l////|Ｌム＿＿＿
||//||/|//l |////:||////￣/ /////≫､
＿二ﾆ|l_ﾉ//l |////:||////// /////////
} , ィ − ＝ − 、
_,=-＝ヾ/},.ィ//////////////＞ 、
.,.イ///////ヾ}////////////////////＞.､
,.イイ´ .,.＜/////////////////////////////＼
〃 ,.イ/////////////////////////////////.∧
/////////////////〃///i///////////////.∧
.〃////////////////{////.{////∧////∧////.∧
.///////////////////,////ﾊ/∧/∧////∧/////ﾊ
.ﾊ.〃/////////////.〃ﾊ////八/.ﾊ//}ヾ////}//////l それ以外の第三者の記録に
{/〃////{////i/////.ﾊ{ {/////∧.∧ヾ/}≠//i////// } 情報の受け渡しがあったんじゃないかと
.| {〃{//.l////l//ｰ//{-ｌ≦ゞ////∧",≦弍刈ﾉ//.}////l 匂わせる記録が残っているんだ……
ﾊ//ﾊ////l//{//.,ィ弐ミ､ヾ.///∧ヾ乂::::少///l////j
{ {/.{ {////l//l//《 乂::少 ヾ/{ ヾ j///.jヾ///
l/l八///.l//l/八 ヾ 八//ﾉ旬∨
八.| .ヾ/∨{//l./ヾ.､ ' 〃,ｲ .,.イ//
ﾘ ∨{ヾ{ヾ.l∨ﾊ - ‐ .,ｲ"/{〃
ヾ l ヾ ヾ{ﾊ ¨ .／ .l/{ .{
ヾ .＞ ､ ／ .l/
ﾘヾ/} ＞ イ _l_ _
,. .イ: : : :} ,....:::＜::::::::}: : ＞. .､
〃< : : : : : : ｲｰ:::::":::::::::::::::::::::::::l: :／: : : }
/ : : ヾ: : : : : : }:::::::::::::::::::::::::::::::::;::イ: : : : : :l _
/: : : : :ﾊ: : : :,.イ:::::::::::::::::::::::::::;.イ: : : : : : : : :{: :}
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┃
油小路の約一ヵ月半前の十月九日、
新選組にとんでもない情報が入った。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
〜〜近藤の部屋〜〜
￣ﾞ''ー-､..＿ ＿,,-―'"￣
||￣ﾞ''ー-､＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,,-―'"￣
二.二二二二i＝＝＝||＿＿＿＿____,| | | |
|| ||;; | | |￣￣__i__￣￣| |―┬―┬―┬―| | |＼
|| ||;; | | | | |: | |￣￣￣￣￣￣￣| | | ＼
|| ||;; | | | | |: | |. i i | | | |
|| ||;; |＿| | |＿|: | | （_;;）. | | | |
|| ||／ ／| | | |￣￣￣|￣''''――| | | |
|| ||／ ／三.三.三.三三|_|―――|ﾟ＿＿＿_,|_| ＼ |
|| || ／ ＼ ＼|
|| ||' ＼
／／|| ／ ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
／／|| ／ ) ＞
／／ ＜ なにぃぃぃぃっっ！？ ＞
／ < (
／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^＼
.
,,.. - ¨￣¨ - .
ｨ ´ ` ．
／ ` ．
/ ' .
,' U '.
| '.
| |! |
| :.` {
| ,ｨえ.､_ l
', ｀,≧=z_､ __.ノ _ｚﾒ それは本当か山崎！？
l ( 廴::ﾉ`ゞ.:: ｔ≦､/
| `￣.::´ '弋:}ﾉ
|. ｉ ., ' l` {
/ ｌ ｌ !
∧ ＼. ゝ _, ｰ ' ヽ ノ
/ ＼ ＼. ー 二.:.:.:.:.: Y
/ ＼ ＼ ｀￣_￣_ ﾉ
/ ＼ ＼ ./
／ ＼ ＼ ≧ー― '
. 鄱 r ／ _,, ---（_＿＿＿）__ ｣L｛
鄱 ,, -=ニニニニニニニニニ=-‐ '⌒ヽ＼
. 鄯-=ニニニニニニニニニﾆ＜ ､＼､ { i⌒ } /
, -=ニニニニニニニニニ=‐: : : :＼＼＼ 酈 } ハ _
, -=ニニニニニニニニﾆ=‐: : : : : : : : : ＼＼＼ ＼/イア:.:.:＼ ,, -‐━━━
, -=ニニニニニニニニﾆ=‐: : : : : : : : : : : : : :_:> ＼〉Ｖ＼:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: さよう！
ニニニニニニニニﾆ=‐: : :}_:_:_:_:_:_; -‐:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ハ:/:.:.:ｰ-:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
-‐ { ｢ Vﾊ〈-‐:.::::}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／;.:.:.:.:.:/:.丶:.:.:.:}:.:.:.:}‐:.:┐::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:
{ { ‘;.:.＼:.:.:.::}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／／:.:.:.:.:/:::::::::::::::/:.:.:.:.}:.:.:.:.:ｰ-＝======= 陸援隊に入れていた間者
ヽ＼ ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:./:::::::::::::.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:./:￣＼_ 村山謙吉からの報告で御座る！
〉､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;.:::::::::::::::／:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:./::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
/:.:.:.＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／:::::::::::／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.′:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
／:.:.:.:.|:.:.i＼:.:.:.:.:.:.:.:.:／:::::::::::／-:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／￣
/:.:.:.:.::::::|:.:.|:::::::::ｰ‐:::::::::::::::::／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／
,, -‐〈:.:.:.:.:.:＼|:.:.:＼:::::::::::::::::::::／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／ニニニ
. ／ /:＼:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.:.:ｰ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:::.:.／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／ニニニニ
【 山崎丞 】
.
┏━━──────────────────────────────────────────━━┓
＿
...:::::´::::::｀´￣ ｀＞､
, ´::::,x＜二ﾆﾆﾆ＝= ､へ
'::::::／, '::´:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::/ /:::::/WV＾V:::v:k::::l::::vwW::､
l:┌ ､/:::::/::::／:;/::::::r::::::l｀´!::::::::::::l
l:::|＞ >::/::::/l//::::／l:::::/ ｌ::i:::::| :|l
',└<:l::::l／_/二ｴヽ/／-‐士lﾊ/!/|l 来る十月十五日
v ⌒l::::! ヽ. {tﾘ ｀)＝=´ ｔrﾘ｀_ﾌ::ﾉ
ﾍ冫|:::l ｀ー ´ ｉ ｀ー‐八ヽ、
V::l::::l , /::! ｀ｒ ｀‐-、 薩摩・十津川郷士・陸援隊らによる
｀ニ:＼ u つ .,仏! (ﾆ二｀ﾍ 大規模な挙兵計画があるわ！
_／:::l.l::l:::へ ／:::::;ﾉ ( ,-‐'y ｌ
一´￣／:::::::l |:ｌﾍ ＞- イ ! ニ〈__ l / ｌ
´ , '´,./ ::::::::|／ ﾍ ／ | |::::i: ::￣ｌ （.｀ ト､
／ ／ , ' /:::::::::::::|ヽ、∧ 〉､ l ｌ::::::!: : : ヽ ｌ .ﾉ＼
, ' / ／ /／:::::,イ| ＞┐_｢ ./入l.l::::::::l: : : :∧ ﾍ ヽ
/ ,' / /: /_:;ｨ´ .| |ヾﾍ 〉// l::::::::::l: : : :l ﾍ ﾍ.＿ ム
{ X /:,ｨ´ | | / `<´￣｀l l::::::::::::ｌ‐┐!: : ',. V´｀＼|
l ／ ｛::l ! /∨ ＼＿| / ::::::::::::} | ヽ._∧ ﾍヽ __｝
ﾔ （ ィ´￣| / | | ﾚ:::::::::::::/} / {. ,ﾍ. ﾍ.へ
ﾏ |（/￣.! | ./ .l .l:::/l::::::://_/ ＼{ ﾍ. ﾍ ＼
/ ＼ ! / /| l !/ !:::// :` iﾍ ﾍ ヽ
【 村山謙吉 】
.
まあ結果は赤根が斬首されて大失敗という代物だが。
ヽ人_从人__从_从人__从人_人_从人__从人__从人ﾉ
＜ ＞
＜ 二条城、京都所司代、新選組屯所を ＞
＜ 一度に襲撃するつもりよ！ ＞
＜ ＞
Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒Y⌒WY⌒⌒Y⌒WY
─┐‖─┐‖─┐‖─┐‖─┐‖ ─┐‖─┐‖─┐‖─┐‖─┐‖
─┘ ─┘ ─┘ ─┘ ─┘ ─┘ ─┘ ─┘ ─┘ ─┘
． ’・．． ’・．从人 ‘ ・．． ’・．． ’・．从人 ‘ ・． ’、′‘ ・． ’、 人人 ’、人人 ’、′‘ ・．ζ ．・”； ’、
＼ γ γへ从 ⌒从へ＼ γ γへ从 ⌒从へへ从・． ’、） ・． ’、′）） ⌒ ） ） ”； ’、
爻 ヽ γ (( 人 ）） ヽ γ (( 人 ）） λ λ ） （（ （ （ へ从へへ从へへへ从へへ从γ
ｋヽ Σ（ （（ ⌒ ⌒ ）ヽ Σ（ （（ ⌒ ⌒ ） _）＼_)＼ 人 从 （ ｿ从へへ从／::＼ ／
､,＼;;:: 人人ｷ,, /）ζ へγ人へ从从へ['i']::::＼へ、 ／ ､,＼;;:: 人人ｷ,, /）ζ へγ￣从へへへ从::＼へ、 ／
ﾆヾ ＼鄴鄴 Y从へへへ从 ′‘ ・． ’、::[];､＼ Yy,,.. ﾆヾ ＼鄴鄴 Y,／ 人へ从从へ]:::[_,!_]::[];､＼ Yy,,..
-‐''` `.、:,:／ ／ii;[ i ]~~[_!_]~[l];:ヽ ＼＿ -‐''` `.、:,:／ ／ii;[ i ]~~[_!_]~[l];:ヽ ＼＿
＿,,､＿,,,,／ ,／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ >￣ヽ＿,,､＿,,,,／ ,／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ >￣ヽ
ﾊﾊ从 ／-―====r-===三'' ､-―――――――‐＜ 木ﾎﾊﾊ从 ／-―====r-===三'' ､-―――――――‐＜ 木ﾎYyy
(⌒)ｲﾄ爻------( tｲ-‐'´::::::::,＼＿＿,,,....､_＿＿,,,_____`」￥(⌒)ｲﾄ爻------( tｲ-‐'´::::::::,＼＿＿,,,....､_＿＿,,,_____`」￥ Y
T,::爻Ooﾄ[iiii]<,,. ､ ｷ[] i::::::::::::::::[]::::::::::::::[]=======|爻爻三T,::爻Ooﾄ[iiii]<,,. ､ ｷ[] i::::::::::::::::[]::::::::::::::[]=======|爻爻三三
ー- ''ー＾ 二,, ー---┴, -‐へ-O-ー-〜〜-―へ`~~ ー- ''ー＾ 二,, ー---┴, -‐へ-O-ー-〜〜-―へ`~~ ]、
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この情報を近藤は松平容保へと報告。
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／! .ｨ
／i／.:.:/イ 'ー─‐ｧ
ｧーｭｲ.:.:.:.:.:.:.:.:ﾚ´.:.:.:.:.:.∠ - ‐─ｧ
,.ｨ仁.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／
＜.:.:.:.:.:.:.:ｰ一.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:￣:｀丶､
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:レ´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｰt一`
／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＜.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ!.:.:.:.:.:ヽ
｀ｱ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/／メ ,.ィァ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l!
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｨ/' `℡､l,.ｨ'’ｱ ＞ｨ:.:.:.:ﾄ､ﾘ そんな計画はなんとしても阻止する！
'ー┐.:;仏ﾍ:.:/ !￣,ｨ圦＼/／ /／ リ
l:.:仁 〉! ヽ 之リ',_ ` ｨ≦!r'ﾚ'
l:.:.ヽ ﾍl ` ｰ" ￣ {ｿ 新選組は板倉勝静殿と
ﾚ'ﾏ:.:.刀 .ィﾆ ､ ,.> 永井尚志殿の護衛にあたれ！
ﾏ/ 八 ／ ヽ. 〉 l
ﾘ ヽ. i ; ／ ／
/ i ＼ `ー一'’／
,.ｨ ニ ニ二二仁ニｲ ! 丶. _ ＿/
／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l!.:.:.| i /二三ヽー─‐──一 ｭ､
／i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l ; ! /, /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,イ.:.:.ヽ.
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l ｲ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.
l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,_.＼ ゝ -‐ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノL.＿
∨.:.:ﾍ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＞'" ＼＼ ／＞＜.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.＞'´.:.:.:.:.:.:.:ﾊ､
【 松平容保 】
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
見廻組も警戒を強化するなど、
かなりの厳戒態勢となったのだが、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
_,.-¬‐-.__
l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;|:::;;;;;;;;;;;;;;;|:: ＿＿＿＿＿＿__ ＿＿.,ｲヽ､_/´, ,.,,.,￣L
;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;|;;::::::;;;;;;;;;;| ::|i::, ,| . ::|i::, r'ｨﾍ ,-!し{,ｲ〃,./ l
l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;|:::;;;;;;;;;;;;;;;| ::||￣||￣|||￣||￣|| ::|| ./ ,. ﾊ L| | Tｧ^り川
;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;|;;::::::;;;;;;;;;;| ::||￣||￣|||￣||￣|| :.／／ム',.ィ f| ｀ （ｲﾉﾜ
l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;|:::;;;;;;;;;;;;;;;| ::||￣||￣|||￣||￣|| .,.-'´／ , _,.〈| ﾄ､_.ン｀¨´
;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;|::;:;;:;;;;;;;;;;;| ::||￣||￣|||￣||￣|| ...,.-'´ , '/ /'＾ヽ. ', Lヽ_ |
l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;|;;::::::;;;;;;;;;;| .:|i￣￣￣￣￣￣,|／ {. ﾊ l、 ', １',¬. |
;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;|＼ :::;;;;;;;;| ￣￣￣￣￣...／ ／ ヽ! ト- ﾆ､ ヽ. l | ｀ｰ''フ
l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;| ;;;＼.:::;;|:. / ,. ／ ／ ／ ｀ヽ､l lﾝ‐ '
;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;;;;;l,,;;| ＼|:: . , ,′/／ ,／ ,／､ __.ヽﾚ ヽ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣ | .／ ／ ／ / __ ＿'ｭ ｨ.､ヽ ヽ
' . : .l/ ／ ／ｒ' ,ゝ´ ／/ { ﾄ、 __ ヽ
/ ／ ,ｒ' ﾉ| ﾉ ｰ ニ=ヽﾆｨ´ ｀l
, ' ; ..' { ,ハ | Y´ ',ヽ､_,-ﾍ.._、
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ l/｀ ｔ ,/ ハ l.-'’ / ｰ=: ｰ-‐┘
――――――――――――――――――――――――― ,.-へ. ゝ-< | ',ﾄ、 ∧ ∠ﾌ
: ' . ' ./ {´ ｌ | ヽ､__ ,/__ヽ＿ ＿／|
rム-ｚ_ノ ',｜ ヽ¨ ｜ |
/ ｿ､ ',| ヽ ｜ |
/ / 1 ヽ | |
/ / ヽ | |
|/ ,! | |
【 佐々木只三郎 】
.
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┃
この時、会津へ報告した書簡で
近藤はこう述べているのだ。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━┛
／￣￣＼
／ ヽ､_ .:::＼
（●）（● ） .:::::::|
（__人__） ::::::|
（｀⌒ ´ ::::| この挙兵計画の情報については
. { ..::::| 村山謙吉と……
{ ...:::ﾉ
ヽ ......::::ノ
_j:::::, イ＞ｘ､_
／i!イ＿_/////7＞x
///i| ./////////l∧
////i| ///////////l∧
/////i| /////////////l∧
ヽi////!.///////////////ハ
|/////////////////////ﾑ
i/////////////i/ ∨/////ﾑ
/////////////// ,ﾉ///////〉
///////////////ﾑ////////,ｲ
ゝ
`
＿ ヾ; ゝ,.ｿゝ
_,,ｨ壬升えzxzx,;j|!, /t_｛
ﾞ ,,;;二≧､"",ﾞ 弋ｧｼ
メｔ北ｊ）_,ﾉ .ﾉ `＜ ・ .・ .・ .・ .・ ・
ﾞ ´´￣`` ｝ 伊東甲子太郎の口から
． ﾞ ﾉ 出たものです
:. i ＿＿／
∧ ゝ ＿＿＿__／.:::::::｛
:... ｛:::::::::::::::::::::.:::::::..ゝ､ もし彼らがしゃべったと陸援隊などへ聞こえれば
::.... ､ ＞ー―--"￣￣´アｊ 殺害されてしまうかもしれません
:.. ＼ ',
ー- ､ 、 }
ﾞﾞY "" 、 - _ ノ どうか機密にお願いします……
.｝､ " 、 ｛ ―−┬"
|_ " 、 、 ;; Y
ハー―zz＜ 、 j! -ｊ
|/////ZZ//ZX;,＜ " ､ ./
ｊ,, ｲZZ´ﾞ/////＞-ｭ､___＿／ ￣ ¨ ――-- 、
／///.／///////////／///////////////////＞ 、
//////////////////////////////////////////////＞ 、
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
これなら伊東は倒幕派の情報を、
ちゃんと新選組へ流していたことになる。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/::::::／:::::::::::/::::::::::::/::::|::::::::::::::::::ヽ
/:::::/::::::l:::::|::/l:::::|:::/ |:|:,:ｭ::|:::::_l::::::l::ヽ
/::::::/::::::::|__ﾘ::ｉ |:::/|斗≦≠z|≠ｲ、:|::::ｉ
. .ｉ:::::::ｉ:::::l::::||,t.う､.|::| ﾚ´.{::ﾟ_う.ｲ|＝|､v|:::::|
||::::::|ﾊ:ヽ:|《{､_ﾟ} .ﾚ′ . ゝ-ﾒ |::::|´ゞ|:::::! 近藤さんエライこっちゃ！
|.|::::||::|::|ヽ| ゝ¨´< |:/::::::/:::::|
. | |::| |::ヽ:::|ヽ r‐‐､ U ,'/|::::/:::::::|
. ﾘ |::::::人 ∨ } ./ .|:::/::::::::/ 挙兵計画があるで！
|::::::::::ヘ、 .ヽ .´ |:/::::::::/
|::|､ |､::::ヘ、 ／ r:/:::::::::/
. | ヽ|＼l ､::|ヽ .＜´ |::,::::/|/
,r 'ヽ二＝=-____rヽ= ＿＿ |/|/ /
／::::::::::::::|:::::::::::::::::ﾍ:.:＼ ｀/フl/
/::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::|:.:.:.:＼ ./､;;;;;;ヽ、、
. {:::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::ヽ:、:.:.:.:X ヽ_/ ｌヽヽ、
. |::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::____----ﾒ 、＼ |;;ヽ.|:.:ヽ,＼
___>―::￣二:::::::::|＞:.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼＼;;;ヽ|:.:.|:::::､ヽ 、
|::::＞￣::::::::::::／:.:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ヾ、;;|:.:,'､＿ヽ::::ｉ
<´:::::::::::::::::::／/:.／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼:.:ヽ|:.,':.:|:.:.:.:.＼|
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
また伊東が殺された際、その懐から
建白書の写しが発見されたと本編で述べた。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
:ｌｌi|ｔlｌ――――――――――――――――――――――――――――――────―┐
||'ﾞｌ||〕l|─――――――――――――――――――――――─――――――――┐..... |
|lIﾙﾞﾞ l| | |
|!'''ｌ川| o | |
||モコl| ゝ;:ヽ-‐―ｒ;;, 。 | |
|lll仝 || .,,____＿冫;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:＼ ,,,,,,,, o ／ | |
|| ユ || "｀ヽ;:;:;;;:::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:从 （;:;:;:;:ヾ-r | |
|!ｌ{什|〕 〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:） ０ ソ;:;:;:;:;:;:;:｝ | |
|圭)=|| ,,__);:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノ ゞｲ"ヾ,:;:,ｿ | |
||)l]ll1l| (;:;:ノｒ-´^~;;r-ー⌒｀ ,.、 | |
||ｙi71l| " ,,,, _;:;:⌒ゝｿ;:/ | |
|!エlｒ'|| （;:;:丿 （;:;:;:;:;:;:;:;:;:) | |
||ｪと卅 ヾ;;;;;;;;;;;;/; ＼ | |
|!エlｒ'|| ´ /;:ﾉ 。 。 | |
||ｪと卅 （） | |
|l!]i广l| | |
||'〒.|||─――――――――――――――――――――――─――――――――┘..... |
ﾞ'ゞlllＦ'''――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
これは福岡藩の記録に見えるのだが、
実はもう一つ、発見された文書がある。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━───
┃
それは各藩の思想をまとめた、
以下のような文書である。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
┌───────────────────────────────┐
│ ....│
│ ....│
│ 薩摩・土佐・芸州・宇和島・越前 → 王政御開国 │
│ ....│
│ 因州・備前・尾張 → 反王政鎖港 .│
│ ....│
│ 肥前 → 輔幕大開国 │
│ ....│
│ 長州と会津は敵味方 長州は王政攘夷 会津は輔幕攘夷 │
│ ....│
│ 奥羽は朝廷の命令に従い候 ...│
│ ....│
│ ....│
└───────────────────────────────┘
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
これも「情報受け渡し」の一環と言えるかもしれない。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
また永倉が、油小路当日の
伊東の妾宅来訪目的について、
以下のように語っている。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/／/ｨ､／/彡,
,ﾊｲ´:::::::::::::::::::,,､__三≧
/|/:::::::::::::::::,, ﾌﾙ" ＼ ＞
ﾄ/:::::::::::::::；゛´ ＼ﾚ
ﾒ~:::::::::::::::::《 _／＼＿ｿﾉ, }ﾐ
ﾘ::::::::::::::::::::::::ヾ _=＝､ > 弋ﾕ
＜::::::::::::::::::::::::::／ ￣”´ ri/ﾊ 借金、だよ
/::::::::::::::::::::::::〈 ＿ i
ﾙ:::::::::::::::r ､::::彡 ／_,-- }
,＿＿＿＿＿＿_"ﾉ:::::::::::{ﾖ夊冫 ´ ´ | 以前から伊東が三百両の借金を
//: : : : : : : : : : : : : : /ヾ:::::::::廴寸 ﾉ 新選組へ申し込んでいたから
ニニニニニニニ@./: : : ´ﾘﾊ ￣´ ￣￣￣￣´／´ ／^i ／￣ それを渡すという名目で
｀ ー―――――./: : : : :/ | 〈_, -―´〈 ／::::::/／℃::::::: 伊東をおびき寄せたのさ
./: : : : :/ .i i::::::::::::::::∨::::::::::::::::::::::::::::::::
r====ｮ彡}＿| ∨:::::::::::::∨:::::::::::::::::::::::::::::::
/: : ::{|}:::::::::::::::i ∨:::::::::::::∨::::::::::::::::::::::::::::
./: : : : :{|}::::::::::::{ i:::::::::.:.:::≦＿＿＿:::::::::::
/: : : : : :{|}:::::::::::i ∨:::::::::::::::::::::.::::::::{|}::::::::::
./: : : : : : :{|}::::::::::ﾊ ∨::::::::::::::::::.:::::::{|}:::::::::::::
【 永倉新八 】
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
「借金説」については永倉の記録にしか
見られないものだが、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
研究者の中にはこれを、
それなりに事実と考える人も見られる。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿
,.-''"三ﾆ.＼
.r'三三三三ミ`,
.ヽ三三三三三|
',ニ三三三ﾐ,' 三百両という額面や
.,ｨ､ニ三三ﾆ,' 借金が来訪目的だったかはともかく
. .ﾉ.〔.),､三三ﾆ.`、_
. 〈ﾆミ/.┘三三三ミ｀ ､
i''´ニ三三三三三三三ﾆ.｀''.-､ 新選組から御陵衛士へ
.,'ﾆ三三三三三三三三三三三.| 活動資金が渡されていたことを
,'ﾆ三三三三三三三三三三三ﾐ,' 示すものでは？
..,'三三三三三三三三三三三三,'
.!ニ三三三三三三三三三三ニ,'
{三三三三三三三三三三三ﾐ,.'
.',三三三三三三三三三三ﾐノ
..｀´lニ三三三三三三三ﾆ,r'
. l三三三三三三三三ミ{
. |ニ三三三三三三三ニ`、
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
御陵衛士は頻繁に全国各地へ遊説しているのだが、
その活動資金がどこから出ていたかは不明である。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
／三三＼ ／三三＼ ／三三＼ ／三三＼ ／三三＼. |
｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜ 人
｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜ ￣.Ｙ ￣
｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜ |
| .｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜
人 ＼三三／ ＼三三／ ＼三三／ ＼三三／ ＼三三／
￣.Ｙ ￣
| ／三三＼ ／三三＼ ／三三＼ ／三三＼ ／三三＼
｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜
｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜
｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜
｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜
. ＼三三／ ＼三三／ ＼三三／ ＼三三／ ＼三三／
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
通説だと「薩摩藩が資金源」とされているが、
薩摩と御陵衛士にろくな交流記録は無い。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
／ / ｀ヽ、
/ ｨ ', ヽ、
/ / //i ', ', ',. ,
/ / i ﾄ-i i ', ', ',
,' { i i i .} ', } i ',
ｨ{ { i i i i },' i i
／ i {/i iー- i .} i＼＼ i i .i
／ { ',i 尓赱ゝ } } 尓赱ゝ } i これについては本編で述べたわね
/ i i ﾘ ．; ' } } i
／｀ヽ、 .i i ,' ,' } }ｌ
/::::::::::::::ヽ／{ iﾍ ' ﾉ / } }ｌ 御陵衛士を新選組の同類だと思ってた
./:::::::::::::::::::::', {. i ＼ ｀ ￣ ィ/ / ; ; { 私たち薩摩も
/:::::::::::::::::::::::::} { .i > _ イ / / ,' ,' {
/:::／:::｀ヽ;:::::::::}--', i＿/ .} ／/ /ヽ/___ / /
}:/::::::::::::::::::ヽ:::}:::{/ ヽ ';:::i .} /i / /::::::::/.７::::::ヽ、 武力倒幕に否定的だった伊東も
/::::::::::::::::::::::i:::::::::{///＼}::i / }/ } { /:::::::::/ /::::::::::::::', お互い近づきたくなかったと思われるわ
,':::::::::::::::::::::::,'::::::::::{////:::{ i/////}_/ｌ/:::::::::/ /::::::::::::::::::i
,'::::::::::::::::::::::/::::::::::////--{ //// /ー- 、::{ /::::::::::::::::::::i
,'::::::::::::::::::::::,'::::::::://///::::::{ ///／:::￣ ヽ---:::::::::::::::::::::::::i
. {:::::::::::::::::::::::'::::::ノ////::::::::::'/／:::::::::::::::::::ﾍ::::}:::::::::::::::::::::::::ﾉ
ノ::::::::::::::::::::::,':::://///_::::::::::::::';:::::::::::::::::::::::::::ﾍ}::::::::::::::::::::／
}::::::::::::::::::::::::／ﾉ ￣ }::::::::::::::::::',:::::::::::::::::::::＞::::::::::::::::::::/
【 吉井幸輔 】
.
. ´ ｀ ､
／ ＼
/ ヽ
/ / ﾊ
i ! /./ / ハ | i
| | ! | | | ! | | .| | i! .! |
| _|{_|_.!＿! ! ﾊ ! i! | i!_|__.!_|_ .!
| ≦|斗十十≧.∨ /}/}≦}十十|≧ i! 他にも「お互いの離脱者は受け入れない」、と
| ﾄxⅣヽ{三{ヽ{／ /／!八∧i! i! 約定が交わされており
| |{三三三三 } ´芹rテ芍ア i!
| ﾄ＼三三三ｦ ゞ＝''’ .| .||
| |.∨｀ー‐ ´ , /! lﾊ 私や浅野薫はそれを理由に
| | ∧ ,ｲ | |∧ 御陵衛士へ入れなかったわけだが
./! !' ＼ （￣） ／ .! | | ∧
/ ,| | _＞ .ィ´ !i! i!' ∧
/ /.,! |´￣ r|:｀:::ー‐::´:::|ﾈ￣｀¨| .|./ ∧
./ / /| ｜ i≧ーi:::::r‐≦i | .ﾄ､/ ∧
【 佐野七五三之助 】
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::}::::::::::',
,.:':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::';::::::::l::::::::::::::::::}:::::::::::::::::::::}:::::::::::',
,'::::::::::::::::::::ｌ::::::::::::::::::l:::::::::::::';::::::ﾄ:::::::::::::::::}:::::::::::::::::::::ｌ::::::::::::}
. ,':::::::::::::::::::::::{::::::::::::::::::l:::::::::::::::';::::} ';:::';::::::::::}::::::::::::::::::::ｌ::::::::::::}
;:::::::::l::::::::::::::∧:::';::::::::::::';:::::::::::::::},::} .';::::';::::::::}::::::::::::::::::::l:::::::::::::l
;::::::::::l::::::::::l::::l ',:::',::::::::::::';::::::::::::::l};} ';::}',＿::}:::::::::::::::::::l:::::::::::::l
.;::::::::::::l::::::::::';::l‐‐.';:: ｀:::::::::::l::::::::::::ｌ´ ',} ';:::::l:::::::::::::::::::l:::::::::::::l
;:::::::::::::';::::::::::',} ';:}ヽ.};::::::}ヽ:::::::} .';::::l::::::::::::::::::l:::::::::::::l その約定なんて関係無く
}/:::::::::::::';::::::::{ ≠＝ｭ '} ヽ:::} ヽ/ 升拆刈 }::::::::::::::::::::l:::::::::::::l 私や清原清なんかは
/ ';::::::::::::::';::::::{ 圦斧气 ヽ} ／衍尓刋} ﾉ:::::::::::::::::::l:::::::::::::l 御陵衛士発足後に新選組を出て
.';:::::::::::::::':;:::',｀ 弋斧丿 弋 斧丿 }:::::::::::::::::::l:::::::::::::l
';:::l';:::::::::::{ヽ', }:::::::::::::::::::l:::::::::::::l
';::ｌヽ::::::::::::',｀ ' U }:;';':::::::::::::l::::::::::::l:l 御陵衛士入りした様子が
';l ヽ:::::::::ヽ };';'::::::::::::::l::::::::::::l:l 伺えるのよね……
,'∧:::::::::::ヽ、 ‐----‐. .ｲ.//:::::::::::::::{::::::::::::l:l
,';' ヽ}:::::::::::::＞ 、 ／ //::::::::::::::::::l::::::::::::l:l
,' { .';:::::::::::::::::::::::::::＞- _ ＜ /.ｲ::::::::::::::::::;':::::::::::/:l
{ { ';:::::::::::::::::::::ｨ } //}::::::::::::::::::{:::::::::::;'l::{
';:',＿__∨:::／7ﾆ/ /.} ー＜/ }:::::::::::::::::::} /:::ｌ::}
【 富山弥兵衛 】
.
´￣￣￣｀ヽ―‐-
´ ＼
／ ‘，
／ ＼ ‘，
.／ ＼
/ ＼ ‘， i
′ ./ ＼ ! | |
. { | ! .j | ﾊ ヽ ＼ .| | | |
', |｣ ,ｲ ! | ', ﾄ. | | ! | | 「情報の受け渡し」
| .|tf≧ミ|｜ ∧ |_ヽ__ﾄ､ﾊ＿｣_ .| |!
| 从|≧v.i｀!/ Ⅵ￣丁¨| ト､T` ト､ 八 「資金提供」
| Ⅶ三≧x r＝＝=ミx |ヽ | ﾊ ＼
| `i＜三ﾘ ゞ之ンゝ| .! ﾘ ＼ 「離脱者の受け入れ」
| i! i' ｀¨¨¨´ i! L∧ ＼
| 圦 | | ﾏ7ｭ ＼
| | |ゝ ｬ― ､ ,| | .////＼ ヽ これらが本当に
| | |! /｀ ’ イ ! | ///////,＼ 行われていたとしたら……
| | |! .//////,｀¨´/ﾄ, !::| | .//////////∧
| | |! {/∨/////,{/ﾊ i! |////////////∧
| | |! ﾄ､∧/////ﾑ'∧ | i!///////////＿∧
| | |! ∨,'ｰV´￣ ∨ﾊ_｣ .ﾘ＼//////／////∧ |
| | |! ∧//,ﾊ ＼/｣ ./ ＼/／////////,'〉 .i!
| | |! ＼///,! | / .／/////////// }!
| | |! Ⅵ,圦 j / 〃,/////////// ハ
.
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| 新選組と御陵衛士は │
| かなり友好的な関係だったかもしれない │
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
_ -―
､＿ _ -‐
_ ＞一ー―――- ､＿_ , ---―- ､ _ .. -‐
￣ } _ -‐ｯ' `ー--､}
「￣ 「 ,.-､ ',
| } / ＼ ､
i ｊﾉ ノ ｀丶、 ヽ
｜ `ﾞ´ ヽ }
/ ヽ ｜
: . . . /ヽ, -‐-､,ｒ"ヽ 丶 .ィ´:､ . : : : :
: : : : : : : : : : / 〈 ⌒／ ゝ /⌒ヽ ヽ ∨ ､: ､. : : : :_ .. -‐ ￣
￣ ―- __: : : : / `´{ ／ ∠、 ＼ ＼__ﾉ ＼}_ .. -‐ "
￣ ―┘ ｀¨´､ ／- /丶、 ＞‐'
｀ﾞ'､__/`−-'￣
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,... ￣￣￣_,..ﾆ､- ､
, ´ , ´ | ＼
／, ／ ,. ﾑ ヽ
／／ /, / / / / ､ ､ |
／ ｲ // /､/ /,ｲ ! ', ',{ | i
/ /,' / {ﾊ i斥ミ､{/ | l | ﾑ } }
/ / { ｲ ! | ! 伝ｿ|{ | /-,/-､ ヽｲ ! ……これはまた新選組作品では
{ / |/{/| j' , /´圷iら下 ヽ |{ﾑ ;' めったと見られない説ですね
| / { Ⅵ { _ ｀ゞﾟ '/ ｲ / ﾘ ﾏ'， ,
|{ ,ｨ升{,八 ｀ u ムイ / ＼､|
|! ／////| | ､ _,..ィ ／| ﾏ'，
_,...|!イ//////,| |ｲ:::7,ｭ 二r ／ ／//{ | | |ヾ､
////////////∧ﾘ::/ /::::::::／ ／ ///ﾊ ! i | '，
{ ､////////／:::/::/ /::::／ イ |////// ＼＿_ | }!
|/＼///,.,,;;;´;;;,,::::::{ ｲ::::´:: ／,| |////////////｀ヽ､,|!
∨//,／;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::| {::::::／／::{ {///////////////,ｲ､
＼i{:::;;;;;;;;;;;;;;;;;...:: | l／／:::::::::ﾏ∨///////////／//{.
|:::::::::::::::::::::::::::|/,イ;;;;;;;;;;;;;;;;} |////////__,.イ_／//|
--＝=、、 } .)
＿ ヽνﾑ-―- 、
_´二＞｀.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
ー´フ. : . : .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
.／: : : , '.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:、
´,.:': : : : i::‐ト i、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧
,'7: /i: : ﾊ j ﾘ｀ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧
i / ﾙ' i! 7fぇ、i.:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧ たいていは本編で描いたように
l/ __ノ ムソ,ﾉ j.:.:,'.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
} !.:.:/.::,'.,;,;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
丶 、 ﾑｲ.:/i.:.:ふ..:.:.:.:.:.:.:.:.:/ 「情報収集などただの建前
ﾉ .:/i/ .jんソ.::.:.:.:.:.:.:.:/ 近藤も伊東もそんなこと分かっており
ゝ ...::/,ﾉ´′ﾍ.:.:.:..:.:.:.:.:.:/ ろくに交流が無かった」
｀ ‐-,..::: ...::::::::::::::ｿ.:.::.:.:.:.:/
__ ＿＿＿＿!::: .::::::::::::::{ ! 川メ,ヽ
/ /三三三三三三三三三三 |E彡jyヘ ＼ と、されるからな
. / /三三三三三三三三三三三ヾYり | ﾄ ヽ
/ /=, -‐- 、三三三三三三三三 |:i;ﾊ ﾉ .ﾉ V∧
l l／ __ ゝ三三三三三三三三 |:i;ﾊ⌒
l .／.三＼＿＿＿＿＿ ＿＿_ |:i;,:ﾍ
_,.. -――--_､
{7ｭ＜7￣7￣ｨ}
} ヽ-' ´￣ }__: :l
l トミr}
{ ｪｫ rtｫ ヽ:.}､） さて、色々と交流があったと覚しき
l / ､ ィ: !''} 証拠を挙げてみたが
}ィゞii'wx､ /ﾐ{ノ}＼＿
,.. {i: ´_￣_｀>´::i／ /::////＞ ､
_,...＜/ィi＼i_Y:＿ヽ／ /::{i i ＜/////＞､ 一応これ、否定しようと思えば
,.＜//イi i i/::{ 介､ /::::li i i i i i i i＜///>､ 出来なくもなかったりする
/i i i i i i i／/::/V/:::ハ. ／:::::/;;;;;;＼i i i i i i i;;;;;;;;;;}
{;;li i ＞'´;;;;;;/:::{ /::::{ ｀／::::::::/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＜i i {;;;;;;;;;;l
|;;;;;/;;;;／:::::{::::::l /::::/ ,／::::::::／:::::::｀ヽ､;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;<￣ヽ
|;;;/´:::::::::::::::',::::|{::::/／::::::::／＿＿_::::::::::::｀ヽ､;;;;;;;;;;;;;;;;＼ }
|;/:::::::::::::::::::::∨!／ｲ:::::::／::::::￣￣::::::::::::::{::::::::＼;;;;;;;;;;;;;;;从_
l;{:::::::::::::::::::::::::∨::/::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,:::::::::::::::::＜;;;;;;;;;;l
l:|:::::::::::::::::::::::::::∨_／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::::::￣￣｀ヽ
l//ト ､////////////////＞ ､//!
|// ｀ ＜///＞ ´ ∨,{
l/! }/|
,-､|彡' ∨{- ､
j, ﾊ{ﾐ ＿ ､ _ ＿ }/!r､} まず「挙兵計画を報せた」、だが
{ /} l/ ｀_ヽ､＿ _j 〈 ＿,_イ l/! } l_
_,. ＜￣∧ヽ{i{ ｰﾟ-' , } ｰﾟ- ' }/!/∧ ＞ ､
- ＜´ /::::ヽ_lヽ / { //|_/:::::':, ｀＞ この挙兵計画は歴史が示すとおり
/::::::::l l/∧ , l ､ /!/{ l::::::::::::, 実際、行われはしなかった
＿,/::::::::::| |//! ヽ __,.{ j }､_ / l//!.!:::::::::::∨_
__＞ '´i i i/::::::::::: ! lｲ∧ ,xイ///＞ --＜///＞､ ///!.|::::::::::::::}i i｀＜
´i i i i i i i i,{:::::::::::::::! |//ｲ///´ r―――――-､ヽ/77/// |:::::::::::::::li i i i ガセネタの可能性が高い
i i i i i i i i il::::::::::::::::{. ＼///{､ ￣_二二_￣´ ／///／ !::::::::::::::::li i i i
i i i i i i i i i!:::::::::::::::::l ＼///＞ ､_／/＼__,／///／ |:::::::::::::::::li i i
i i i ＞ '´;;;l::::::::::::::::::| <＼ ＼//////////////／ ／> |::::::::::::::::::|｀ヽ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::::::l ＼> ＼//////////／ <／ /j:::::::::::::::::::l;;;;;;
.
_＿.....
＿､ゞｒｍィＷ::イｚｧ｀ヽ､_
そ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
,ゝ:::::::::_::;;;;;::;;::::;;-; -ィ;;;;:::;::Zﾍ
,ィ::::::{´ ｀ ｀´ ゝ:ゝ'} ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
彡j ,, ＿... i l_,,,,-;;''''' }:::::从 | そして陸援隊には元御陵衛士の .│
'f､ ィﾍテヽ ｀ ' ゞ｀ゝ ゝ:::ﾐ | 橋本皆助がいた │
,j! く{ _ j/,｀ヽ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
{,ﾍ r') /
ヽ'､ '￣｀ヽ ,.／
｀ヽ. ｀ , イ´
＼＿ , _', .-⊥_ ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
, ､ ＿.. ／７7ゞ7ﾍ ＼ _r｀ゝ> ＿.. -, ...._ | 橋本経由で伊東はこの計画の │
／:::::::l ヽ--ゝ／::::ij:::::ゝ'::´::::-::''７':::::／:::::::::::ヽ | 真偽が確認できたはずだ │
. ／＿__::ハ ,ﾉ::::｀丶ニ≠-─::'´:::;ィ' _..ノ:::::::::::＿__::ﾍ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
'ニニ ヽヽ::::ｉ r;':::::::｀ヽ::{_.. -─ …'‐- '､∠::-:'´:::::::::::｀::ﾍ
'ィヽ_ヽ.ゝｊヽ｣＿l!-─ '' ´ /,::-､∠三::ミ::-::､:}
::::/:::::::::::l´ _,. ---┴z::::::::::::::::::::::｀ヽ:Y
::::{＿.::- ﾍ _ - '´ |:::::::￣￣l!:::::::::::::::::::::::::::::ヽ.
::::l:::::::::::::::ﾍ _ - ´ |──-::-lrヽ::,:::::::::::::::::::::::ﾉ
∨-::─:::::::ﾍ__, - ´ /:::::::::::::::://::l::j::::::::::::::::::::::::{
【 橋本皆助 】
.
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| つまり、伊東はガセネタと分かった上で .│
| 新選組へ情報を流したのかもしれない │
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
, - ‐ …… ‐ - .
, ィ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、
,／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ::::::::...
,ノ'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ:::::＼
/'::::::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::､::::::::＼:::::ヽ.
/::::::::::::::::／:::::::::::::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、::::ヽ:::::::l
. /:::::::::::::::/:::::::;:::::::/:::::/:::::::::::::::::::::::::::::､:::::::ヽ::l､::::､l
{::::::::::::::/:::::::/ ::::/:::::/ :::::::::::l.:::::ヽ::::::::::::::::::/〉.!∨,'l 情報を教える約束になっとるからな
ｌ:::::::::::/:::::::l'::::::;'!::::::l ::::::::::::::l.::::::::l:::::::::::::∨//ｌ:〉〈:.! 一個ぐらいは流しとかんと
l::::l:::::ｌ:::::::::l:::::l' l:::::::l:::::::::::::::.!::::::::l:::::::::::::::l/://!,ﾍ｀!
. l::::ｌ::::ｌ:::::::::l'"ﾞ''=-斥ｌヽ::::::::::.!:::::/,.斗斧ﾞ｀l//:::l::::｀l
l::::ｌ::::l:::::::::l,xｚ:竓毛ﾐ ＼::::.! 竓毛芋ﾐ.､ l/:::/::::: ! ガセネタなら陸援隊に
l::::ｌ::::ｌ､:::::i 《 lr'rｹ;､l ヽl lr'rｹ;､l 》/:::/ :::::/ 被害も出ないし問題無いやろ……
ヽ:ｌ::::l::ヽ::ﾞ:､｀ 込瓜ｿ ::::::::: ` .戔込ｿ /:::/:::::::/
＼!:::::＼::＼ .:i /／:::::::/
i:::::::::::::ﾍ ｀ ､＿＿_,. ./' l:::::::::/
.__,,. ．-‐ ''"ヽ::::::::::::::lヽ ｀ー ‐' イ/::::::;ｲ "'' ‐- ．..,,__
/ ／_＿＿＿_ ＼::::::::l ＼＞ _ ＜／/:::／＿＿＿＿__＼ ヽ
i´ } /￣..: : : : : : : : : :.＼ l｀ヽ、 ／::::::＼ ,ィ':／:.ﾍ: : : : : : : : : :￣､ {｀i
ﾍﾉ∧ : : : : : : : : : : : ／::｀:::::::ﾍ/ ＼::::／ﾍ./:::::::::::::::::＼: : : : : : : : :∧'./
.l/: :ﾍ : : : : : : : : ／ :::::::::::::::::::ﾍ / Tﾍ /:::::::::::::::::::::::::＼: : : : : :/: :ﾍ!
.
＿,... -―-- ､__
/ 7//777ヽr777 }
{ミ/´ ｀ー ´ V
l/ｲ ＿ ､ , _ }
_l/! tｫｧ / {ｨtｧ ! 続いて伊東の遺体から
{(j/! ¨ } ¨ 〉 発見された文書だが
∨/＼ ,....-=-'_ /}
/!/////r―‐-ｭ}//,〉
,..ィ{ ＼///ｰ7777//// ……これ、情報と言えるほどのものだろうか？
_, ＜ }:::::l ＼/////////}､､
＜´ ＞'´ |::::::::.､ <> ￣￣￣´ }::::､｀＞ ､
＞ '´i i i i i |::::::::::|＼ /介∧ jl:::::',i i＜ ＞､
i i i i i i i _ｲj::::::::::::, ＼_/ /-{ ∨ l::::::,i i i i_i＜ ＞､
i_iイ;;;;;;;;;;;;;;;l::::::::::::::::､ { | }:::::::､;;;;;;;;ヽi i i＜__}
;;;;;;;;;;;;;;;;,...イ､::::::::::::::::＼ | | /:::::::::〉;;;;;;;;;;;;;;;;ヽi i |
;;／￣::::::::::::::＼::::::::::::::::＼| | /::::::::/:::::::::::::｀ヽ､;;;;;;;}
／/／/////////////////////////ヽ
／,/ィ/////////////////////////ヽ//ヽ
／／／／///／////////////////////ヽ//.
/／ .//／////／/////////////ﾄ;ヽl/////l//.///
. .〃 .//ｲ/////////l/////{//////i/.Lﾑ.l/////l////
./ ///////////////|// l/////./ll/l/l/|//l///l//l///
/./////l/l/////.l/l .|/l l//////,ｻ///ﾄ//l/l//ﾄ|// どこの藩が佐幕でどこが王政派で
.l/ //,ｲ.|,|/l///十l-.之__.l Ｖ////≦ミ|/ l7l/l///ll//l// 開国派なのか鎖国派なのか
ll l/./ |.{l//l///ｬ<ﾔテ.ミ ﾍＶ ｫｨ＝r_ト､|l///ll///
ll l// l//l//ﾍ//|` 辷｣｣. ﾍＶ' 'い廴ﾘ´,ﾘ//l/ll//
ll |/ l/ﾄl/l /ﾍ /l l///li|l| 諸侯会議に出ていた近藤なら
l/lﾍ/l//ﾍﾍl / l ///l/l/,lll 甲子太郎に教えられなくても
l/l ﾍli//圦 、 ,|//l/l | }' ある程度、把握していたと思うんだが
ﾍ///込＼ ＿ ｲl///ll |
ﾍ///ﾄ; ＼└―ヽ /ﾊl///|l
ﾍ//lﾍﾄ､|.｀､ ´|/ .l/∧
rﾍ/l .| ｀ ｰ´ .|' l//ハ
,....l ﾍ/l l/ l .l.// ﾍ
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| 特に、「会津と長州が敵味方 │
| 長州は王政攘夷、会津は輔幕攘夷」なんて .│
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
-: : : : : : : : : : ＼: : : |__,
: : : : : : : : : : : : :.} : : ／ |l ヽ＼| ＝~_
／: : : : : : : : : : : : : : : : ＼ ヽ＼____> ~＞
.: : : : : : : : : : : : : :. :. :.7⌒ ___,,,ﾆ＝= ＜
: : : : : : : : : : : : :,ﾊ:.ﾄ.:.:.＼ ~二;;;;.=- /|ｌ.ｌ.| llヾヽ -=ﾆ,
.: :. :. :.|.:.:ﾊ.:.:i.:.ｲ( ﾘ 7/;-` ~二ﾆ /l;;;;;;||;;l;;;;;;ヽ;＼ヽ ~~'''''Ｚ､
:.彡i:/}:∧ﾉ/!,' ヾ ,,xﾍ i≧、 _,,,ニ-= /ﾉ;;;;;;;|;;;;l;;;;; ××_ヽ |⌒ ヽ _､
ゞ´ﾊ{r'ヤ気ﾐﾍ, ,r炒 ﾆﾆﾆ≧=-======- _ ／／/ ./＼＼ ;;;;;u／.×''~ | |⌒ｌ .| _,､‐~
ヽ`, ゞ ｀=´ ヽ ;ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≧= = ==-_ /／/// |‖/ ~ ｡ヾ||:.:.:.||／｡ ,ノ | |⌒| | ヽ
｀"::::.. ＿_,´ /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≧ //| | |/|ヽ,_,.､／::'''彡ｰu <~u |.|ﾆﾉ/ |ヾ＼
＼ ＞ ( __ _ｿ ,ｨﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ<ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾍ / |u／ u u ｀' u ||ｰ ′ .ｌ
ﾆ∧ ＞ --´ ゞ、ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／ﾆﾆミ=、_ _r'ZZ7 ./ ／ _丶u u __,,О /| .| ヽ、
ﾆﾆﾆヽ｀ー ´ ,／/ ｀Y´￣￣￣￣´ Ⅵﾆﾆﾆﾆﾆ | /｀ Y :: :. ヽ///// ｀ ｌ ､,,__,,.､､-;;;二-‐｀l ./ l ヽ、
ﾆ/"ヽﾆ＼_ _ /ﾆ/ ﾉ //丶ﾆﾚ ::. : :. |''"´ / ＼ l l''‐-‐'''~ ___| /;; u｜
/ 丶ﾆﾆ`ﾆﾆ/ / xf√レ (:::ヽ ﾍ i | _j,,ｨ / ＼ヽ|-‐'''┬;;ﾆﾆ゜-‐ /;;０ l|ヽ、
￣｀¨´ / ＿ィ＞''"´弋,, )_ノ//} __j-´" ./ ＼ヽ￣Ｏ,,,,,,,;;;u /;;;;; u u |
∠_＿＿ -‐≦二マ＿ _-=≦////＞、__ﾉ / Ｏ ヽ u ''''''' /;;;;; u /
__＿_＿ -=≦二ﾆ////////////////////＞ ''"´ ./ _,,,､､-‐‐-､､,/＼ u /ヽ、 u u /
////////////////////////////＞ ''"´ / ／ ~'''‐､､_/ ヽ、Ｕ ノ
///////////////////////＞ ''"´
≧////////////＞ ''"´￣´ 【 桂小五郎 】
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| 常識中の常識じゃないか │
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
.
/:::/ :: / /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::∧
/:::/ :: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧/ハ
. /:::/::::::/::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|/:::/:::|
|:;/|:::::/:::::::::/::/ |:/ |::::::::::::::/|::ﾊ:::::/:::: ::::::::::|
. !/ |:::/:::::i:::::::/≧ ､ヾ:::::::::/, =≦;:ﾊ::::::::::::::::::| 甲子太郎が近藤との会談に備えて作った
从::l :::::|::::::{ 伝うﾐ. r=テぅ ､ |:::::::::::::::,' 自分用のメモ書き
|::l:::::ﾍ::::::l L込:ﾘ. Ｌ込ﾘ /ｨ|::::::::::::/
ヾﾍ:::::ﾍ:::} / ﾊ:::::rヽ
∧::::::∧ ` ｿ/::ﾉ／ その程度の文書にすぎない気がする
. ゝミ::::＼ rっ イ::彡
＼ ｡ ＜ |{
。≦ﾊ. ´ 丶 ／ﾊﾐr 、
─ 二三/ ﾍ ,｡＜ }三≧ 、
, 。ｭ ≦i:i:i:i:i:i:i:i:/三| 〉⌒〈. /三三| ｀≧ｭ。、
/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i_ ｭ ≪/三/| ∧＿/＼ メ,三三ﾆ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ≧ｭ。、
. /_ i:i。 ｭｉ:ｉ≦i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:/三/' レ' / ﾍ ｀´/三三三|≫ ｡ 、i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ≧ｭ、
/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/三/ ./ | ∧三三三|i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ≫＝｡i:i:ｉ、/∧
_,.ィ7777777777＞ ､_
_,..＜/＼/////ィ7￣7＞､/ ∧
{///7777 ヽr77////////////!
∨////////ィ'''''´￣￣ヽ////,{
∨/!´￣ ｀ , ､ {///∧
∨{ / _ { ∨//-'､ 永倉の「借金説」についても
|/l - ､ {_／＿,.ィ {//ィi } 他の資料に一切、記録されてないのがなぁ
}/{ -r-｡,=-､_｀ｰﾟ' ノ ∨/' /
∨! ¨ { l } /∧' ､__
}ﾊ＿_ j l ヽ ＿＿///∧ /}::::＼ 嘘っぱちだと否定する明確な根拠は無いが
_,.. ////// '=-=- '///////// , !::::::::}￣ ＞ ､ これをもって「御陵衛士の資金源が新選組」と
_, ＜ {//////, -――- ､ヽ//// / !::::::::| 決めつけてしまうのは早計だろう
_／ ＼/////777777////／ / j:::::::::{
´ ＿/::::＼//////////_／ ／ /:::::::::|＿＿
＞ '´ /::::::/ ＼ ￣￣￣´ ／ /:::::::::::l i i i i i｀
＞ '´i i i i i /:::::::::{ <＼ ｀丶､_ ／ ／> /,:::::::::::::| i i i i i i i
´i i i i i i i i i i,:::::::::::::|､ ＼> ／三三＼<／ / ,::::::::::::::! i i i i i i i
i i i i i i i i i i/::::::::::::::| ＼_／三三三／＼_/ l::::::::::::::| i i i i i i i
i i i i i i i i i/:::::::::::::::::! ＞---- く /:::::::::::::/ i i i i i i i
武力倒幕を否定してるだけで倒幕自体は否定してないぞ
政権交代的倒幕が理想で、だからこそ大政奉還絶賛した
/////////////＞､
{// ｀ー '´￣￣ヽ/∧
l/ }//l
{＿ } l＿,...ィ !//!
} 下tｧ! {tォｱ !//{ 最後の離脱者受け入れにしても
| / ///{ 「富山や清原は最初から
l { -＿､ / }//l 御陵衛士にいた」、とする資料もある
l,＜////////＞､///∧
|//{ ' ￣￣ ｀ >////{ ',
|/////ｲ/＞-'////// /:,
＼////////////イ／ /::::､＿
∧////////／ ／:::::::/ ￣ ｀ヽ､
＿／/:{ ＼￣ ´／／> ／::::::::::/ ｀ー ､
／ /:::l /介＼<／／:::::::::::::/＿＿
／ _,ｨ/:::/／:::::::::::} ＼/::::::::::::::::/ i i ー ＜＿＿
_／＞ ' ´ i /:::/ {:::::::::::/ ,'::::::::::::::::/ i | l | |
./ / /!ヾ| i l ', | .',
/ / .' /./┴‐| | | ! ! i | .',
./ / ./ .! /!.' ! | }､ .l l ! | .| |
' ,ｲ .' | ! i! l i! ハ ﾄ, l .! i! | |
|| | .i! ! -十T｀＝=-ヾ! !＿,斗=ﾄ､十-||､ ! |
{' | i ! ∨ | .,≠ﾃミﾐi､ ヽ ! ィ.テ丐ﾐ､ ,ﾘ l .| 離脱者といえば佐野さんですけど
| | | Ⅵ《 {r':::::::l ヽ| |r':::::::} 》/.! | .|
ﾍ{.ﾊ ﾍ! .辷zz｣ 辷zzﾘ //! l !
|∨ ﾊ i /' l !ﾘ !! この人、会津藩邸で切腹したとか
| ﾊ .圦 ｀ ,.ｲ |'_ |i! 殺害されたとか、諸説あるんですよね
| ﾊ. ＼ ‐ ／.:.! .!.:.:＼ |ﾊ
| ／! |.｀ ､ . イ.:.:.:.:.l .!.:.:.:.:.:＼∧
/〈.:.:.ﾊ |.:.:r<| ｀ ｰ ´ ｢ヽ.:.l |.:.:.:.:.:.:.:ﾉ ∧ 「殺害説」の場合、新選組の手によるもので
/ }.:.:.ﾊ |.:.:| ｀ー､ r―‐┴ '|.:! |.:.:.:.:／ ∧
,r=ｭ､/ {.:.:.:.ﾊ |ノ ∨ `! !.:.:.:{ ∧
,∠三三≧r┴ '´ ,} ! ｀ー-- ! --― ´ | ト ⊥ x≦三≧x
,∠三三三三ﾑ i! ! | | | ｀7三三三三＼
.,∠三三三三三ﾆ| / / r介.､ | | ﾑ三三三三三＼
少なくとも幕府というこれまで日本全国を統治してきた政権の否定・解体消滅は主張しているものね
徳川家自体は否定はしていないとはいえ
l//ト ､////////////////＞ ､//!
|// ｀ ＜///＞ ´ ∨,{
l/! }/|
,-､|彡' U ∨{- ､
j, ﾊ{ﾐ ＿ ､ _ ＿ }/!r､}
{ /} l/ ｀_ヽ､＿ _j 〈 ＿,_イ l/! } l_ そこのところも難しい
_,. ＜￣∧ヽ{i{ ｰﾟ-' , } ｰﾟ- ' }/!/∧ ＞ ､
- ＜´ /::::ヽ_lヽ / { //|_/:::::':, ｀＞
/::::::::l l/∧ , l ､ /!/{ l::::::::::::, もし佐野の死が「殺害説」で
＿,/::::::::::| |//! ヽ __,.{ j }､_ / l//!.!:::::::::::∨_ かつ御陵衛士が新選組と
__＞ '´i i i/::::::::::: ! lｲ∧ ,xイ///＞ --＜///＞､ ///!.|::::::::::::::}i i｀＜ 友好関係だったとしたら……
´i i i i i i i i,{:::::::::::::::! |//ｲ///´ r―――――-､ヽ/77/// |:::::::::::::::li i i i
i i i i i i i i il::::::::::::::::{. ＼///{､ ￣_二二_￣´ ／///／ !::::::::::::::::li i i i
i i i i i i i i i!:::::::::::::::::l ＼///＞ ､_／/＼__,／///／ |:::::::::::::::::li i i
i i i ＞ '´;;;l::::::::::::::::::| <＼ ＼//////////////／ ／> |::::::::::::::::::|｀ヽ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::::::l ＼> ＼//////////／ <／ /j:::::::::::::::::::l;;;;;;
／/／////////////////////////￣
／,/ィ///////／/////////////////ヽ////
／／／／///／/////////////////////ヽ///
/／ .//／////／/////////////}/i//l//////////
.〃 .//ｲ/////////l//l/////////ﾑ//l//l////Ｕ///
/' ./////////////l//|/ﾍ///ヽ/////l//l/////l//// 甲子太郎は同志を謀殺した新選組と
/////ｲ//////l///l/l//ソl//l/l/l/l/|//l////l//// 友好関係を続け
.// /// l://///l7´｢l｀.ﾄ. ﾄ Ｖ///,ｻ///ﾄ//l ///l////
/' // |//lﾊ://ll<ﾔテ.ミ ﾍＶ ≠ｧ＝ミl//// ｢ヽ/.
l/l l//ﾊ l i ､ 《__》 ﾍＶ _《__》 'lｲ////l/.}il なおかつ、謀殺の危険をあまり考えず
|l l//l l/lﾄ l l //i/ﾚ'ﾊ 近藤の妾宅へ向かったという
| l/l l ﾍ{ﾍl / Ｕ l ///l/l/,ll 頭がパーな思考になるな……
v l |ﾍ圦 ヽ /;ｲ////l/ﾊ
ﾍ| ﾍ ＼ ‐ ‐- Ｕ /' l//lﾊ
ヾ ﾊ// ＼ l///l/―
l/i//|‐＼＿ ´ l/ l'／
| ヽﾍ:.! /| i/〈 .>
,l l ヾ / / |' | ／:::::::｀i::...
_ .....:::::´:::/ ∧ / | l /::::::::::::::::l:::::::::｀:::....
／/////////////// y///‐∧
／//////////////////////,/Vﾐ＼
. ／//////////////////////////∧
////////////////////////ｉ///ヽ:/∧
. ////////////////////////l/// V /ﾍ/ｉ
. .////////////////////////|///////ﾍﾙ/ｽ
|////////////////////}//1/ハ/､////∨ ﾍ＼
｜//////｜///////}/// !///≦ミ|/∨/ｉ/ｌｌｌ ここら辺が>>1が
. |｜/////|/////／ﾌ//` |// ､//ll//l,ﾘｌｌ 「佐野切腹説」を推す理由でもあるんだが……
. ! |//////ｌ //ｬ―= |/ 三ニニ=}|リ /ﾉ
. |｜/////l///|ﾆ三三三 l/ ﾊ/
|ハ////l///､ |｜|｜ ､ ハ}/| 実のところ、よく分からない
∨/､////.ﾄ |｜|｜ /ｌ|//
ヽ//i/､///ヽ -一 ﾍ//ハ
／ ヽ| ヽ＝∧＞ ／}＝}:/;:;:;:ヽ
／;:;:;:;:;:;:;:;: ＼＝ハ､|＞-一彡7///;:;:;:;:ハヽ
. 〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: }ヽﾊ三三三三彡/;;:;:;:;:;:;:;:;:: ／:;:;ヽ
, ィ⌒丶: ;:;:;:;: ;:;:;: jﾆ∨三三三三7ﾊ:;:;:;:;:;:: ／-‐' ´＞ ､丶
／ ;:;:;:;:;:;:;:;: ＼:;:／i: 人三三三三三ﾘ}/ヽ: :／ ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:｀丶、
_,.／ /r‐､//∧//|i//////／/////∧
／_／ ／'´ ////∧/l{////／////彡//ﾊ
/ 〈/ // /´ ｀丶､Ⅵ- '´￣ ∨// !
! ! ,ｲ / ｀´ __ (⌒ヽ ∨｀ヽ
{l / ｲ U l { ヽ＼ ＼ﾊ､ ＼ 橋本皆助の陸援隊入りも
l , , ! ! , 丶 ヽ ＼ ヽ} } 実情が不明だ
| i i { ￣｀ヽ､ ､ / ∨ ∧ } l| |
| l l | <￣｡ヽ､_ (⌒ヽ,.ィ ｡∨ ∧ |i i! {
| ; ; } ｀￣´イ ＼ ＼｀¨ ∨ ´ ヽ､ 本編のように村山謙吉とは没交渉だったのか
,-､ ,､/ / / ＼ ｀ｰ ' ヽ ｀ ∨} それともちゃんと連絡を取っていたのか……
´: : :＼ ＼. / ／ { ｀ ´｀ヽ､ li ｢! }/
: : : : : :＼ ＼_,／∧｀ 〃イ///＞ - ＜//∧ l! |! |l ;'
: : : : : : : :＼ >////∨//////=-- ‐ -=///∧ ! |! /' {
: : : : : : : : : :〉////////／´, - ―――- ､＼! | ! ,'
.
＿＿＿へ
／ ＼
／ ＼
/. | | | |ヽ ヽ ＼
| // |斗/|ノ| |ⅥV| | ＼
| //| ＜弋ﾉ | / げﾄ| | | | ヽ ……ああ、なるほど
//人＼｀¨´ ﾚ' '｀¨Ⅳ|八|＼ ＼
|ｲ/∧.i | u rっ ﾉ ﾚ ） ）
| | | | |__ ／|. | / / つまりは
/人 | | | ||─‐爪￣|| ﾄ､ /／
/ｲ | | |＼| ||:｛二｝ ＼||∧}
/r──-:::::::::/人::::::::::::|: ||─-､
／::::::::::::::::::::::://:::::＼::::: |:从:::::::::＼
/::::::::::::::::::::::{:::::{ {::::::::::::＼/:::::::＼::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::人:: | |::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::: }
, ´ ｀ ､
.／ _..-|＼―-...._ ＼
./ /´＞-! ヽ―＜｀ヽ! ヽ ヽ
/ ./'´ /! ｀ヾ i
' | ﾑﾍ | .| i
i / ! | |`'^| | ＿|__l_ヽ.| .| |
|.ﾊ i! |,i!イ￣∨ﾄ､ ﾄ､ﾄ.｀iﾄ | | いつものセリフなんですね
|{ ! |ﾊ i!|. Ⅵ" | ! l
|! Ⅵ .! 三三 ヾ 三三 i / !
X!| 圦 丶 i /⌒＼ ! はい、どうぞ
/ | .|＼ ｰ ィi .'.:.:.:.:.:.:.｀ーｧ
./ i |.:.:.:.＞ｰr≦＿/ /!.:.:.:.:.:.:.:.:,ｲ
/ ,' .ｲ.:.:.＿｣￣!´ _/ /_｣＿_.:.／ .|
./ / /イ´ ｀/´ / / ＞―.､
/ ,.i /::::::! 〈二只二/ / /::::::::::::::ヽ
./ ／./ /::::::::| //|| |:|/ i /:::::::::::::::::::ﾊ
.／ {＼i i:::::::::::! {／,.勿:i! | ,.ｲ::::::::::::::::::::::∧
/ {＼| ﾄ､__r／／//Li| ! ／:/:::::::::::::::::::::::::::∧
＿- - ── ‐- -..､
，＜.' " ＼
f´. ` ､＿__ ＿＿＿ ,. . -‐‐ ＼ ヽ人_从人__从_从人__从人_人_从人__从人ﾉ
∨ ,ｲノ￣ ', ＜ ＞
∨ヽ. | ，-‐‐‐-彡 | ＜ 分 か ら ん ！ ！ ＞
/ ＼ | ／￣ u ｀､. | ＜ ＞
/ ﾍ|／ / | Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒Y⌒⌒Y⌒WY
/ u. 三三 ヽ |彡 |
{＿ 三 ＿', /. |
| ＼ ｌ L＿-‐‐' ￣ |／⌒}. !
', 《にﾌ> | ヽ､に7.ゝ u. | |. ﾄ､ ヽ人_从人__从_从人___从人__从__从人ﾉ
| ／ .ｲ ｀￣´ /|. | ./ ｀ヽ ＜ ＞
＿|u. ,ﾉ ﾑ＿ ＼ |∧ >‐--，＜ 新選組と御陵衛士の関係は ＞
,.' ￣. | f´￣ゝ-‐″ ｀丶 ｕ ﾊ_,ノ ∧ ＜ さっぱり分からん！！ ＞
. r-‐′ ＼ { ｌ￣｀Y´￣｀‐- ', u. |. / | ＜ ＞
／ .∧! | ｒ-―─―┐ｌ ｀､. |/. | Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒Y⌒⌒YWY
／||. | ∧ヽｒ'‐-----｀ノ ヾｖ-‐７! | ／ >､
／||. || | ∧ ￣ 二￣ ／ /. | |二二二二二_ ヽ ／ ／ }
.／ .||. ||二二二二二ni | ∧｀丶／＼__／ / | | ヽヽ／ ／. |
||. || / ∧＿＿＿＿＿＿__/ | | | |￣| |
||. || / j 只 /. ! | | | |
.
, _..ニ二二二._ ‐- ､
. ´,ィ´_/ヽ＿＿＿___｀x. ｀ ､
／ /／ / ｀ヾ､ ＼
/ .' / / ﾍ ヽ
/ ! ﾑ{ lヽ ヽ、 ＼! ﾊ ',
// ! !＾∨ 込＼_ﾄ__ヾ､ | | |
./ｲ / N∠ヽ V才云心ヘ ! iﾍ !
/' .l ,ﾊ iｨんﾊ. ＼{ 弋j孑'" }| |､} .| ……最初に宣言したとおりの
!∧.| | 弋,ﾀ /.! ﾚ′ ! 結論にしかなりませんでしたねえ
.{ ﾍ!. ﾍ ヽ ＿__ /' | | !
| ﾍゝ く ） | ﾄ､ !
| ＼u ヽ-- ' | |.:.＼ |
∨ |＞. ..ィ .| |.:.:.:.:.〉.!
∨ .!.:.:.:.:｀千‐､ r―.! !.:.:.:/ | ﾟ
.| |＿＿/ V | |__/ !
x.::´￣| | ｀￣¨|¨￣.! ! ７´￣｀::....､
／::::::::::::::! ! 〈´￣只￣｀i＼ ヽ./::::::::::::::::::∧
/::::::::::::::::::::! ! ｀7/ |ﾍヽ.´ ＼ ＼:::::::::::::::::::∧
／/／////////////////////////￣
／,/ィ///////／/////////////////ヽ////
／／／／///／/////////////////////ヽ///
/／ .//／////／/////////////}/i//l//////////
.〃 .//ｲ/////////l//l/////////ﾑ//l//l////| ///
/' ./////////////l//|/ﾍ///ヽ/////l//l/////l////
/////ｲ//////l///l/l//ソl//l/l/l/l/|//l////l//// ただ、これだけは確実に言える
.// /// l://///l7´｢l｀.ﾄ. ﾄ Ｖ///,ｻ///ﾄ//l ///l////
/' // |//lﾊ://lll//ﾊ l ﾍＶ //// ｢ヽ/.
l/l l//ﾊ l i ､ミ＝=≠.V ﾍＶ'≠=＝' 'lｲ////l/.}il 仮に、新選組と御陵衛士が友好的関係で
|l l//l l/lﾄ l l //i/ﾚ'ﾊ あったとしても……
| l/l l ﾍ{ﾍl / l ///l/l/,ll
v l |ﾍ圦 ヽ /;ｲ////l/ﾊ
ﾍ| ﾍ ＼ ‐ ‐- /' l//lﾊ
ヾ ﾊ// ＼ l///l/―
l/i//|‐＼＿ l/ l'／
| ヽﾍ:.! /| i/〈 .>
,l l ヾ / / |' | ／:::::::｀i::...
_ .....:::::´:::/ ∧ / | l /::::::::::::::::l:::::::::｀:::....
それとも佐野を新撰組を利用して粛清させたのが真相なのか？
>>994
佐野については資料ごとに話が違っててよく分からんのですわ。
伊東が「絶対に佐野の仇を討ってやる！」と激怒したという資料もある。
} , ィ − ＝ − 、
_,=-＝ヾ/},.ィ//////////////＞ 、
.,.イ///////ヾ}////////////////////＞.､
,.イイ´ .,.＜/////////////////////////////＼
〃 ,.イ/////////////////////////////////.∧
/////////////////〃///i///////////////.∧
.〃////////////////{////.{////∧////∧////.∧
.///////////////////,////ﾊ/∧/∧////∧/////ﾊ
.ﾊ.〃/////////////.〃ﾊ////八/.ﾊ//}ヾ////}//////l 甲子太郎が新選組の活動を
{/〃////{////i/////.ﾊ{ {/////∧.∧ヾ/}≠//i////// } 妨害するような行為を
.| {〃{//.l////l//ｰ//{-ｌ≦ゞ////∧",≦弍刈ﾉ//.}////l しばしば行っていたのは事実だ……
ﾊ//ﾊ////l//{//.,ィ弐ミ､ヾ.///∧ヾ乂::::少///l////j
{ {/.{ {////l//l//《 乂::少 ヾ/{ ヾ j///.jヾ///
l/l八///.l//l/八 ヾ 八//ﾉ旬∨
八.| .ヾ/∨{//l./ヾ.､ ' 〃,ｲ .,.イ//
ﾘ ∨{ヾ{ヾ.l∨ﾊ - ‐ .,ｲ"/{〃
ヾ l ヾ ヾ{ﾊ ¨ .／ .l/{ .{
ヾ .＞ ､ ／ .l/
ﾘヾ/} ＞ イ _l_ _
,. .イ: : : :} ,....:::＜::::::::}: : ＞. .､
〃< : : : : : : ｲｰ:::::":::::::::::::::::::::::::l: :／: : : }
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……それだと近藤暗殺説が信憑性をおびてしまうのですがｗ
次スレいきます。
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