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新城直衛は、末法の世に抗うようです 一巻目
1 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:01:35 ID:gFX4BiSA




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  ┃  スレを開いてくださった皆様へのお願い。  ┃
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 ・浄土宗の開祖、法然房源空の生涯をテーマとした歴史系スレであり、宗教的な要素が非常に強くあります。
                                                 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ・また、作者自身も浄土真宗の僧侶(=宗派は浄土真宗大谷派、いわゆる「お東」)です。
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  宗教、聖職者が駄目だという方はこの時点でスレッドを閉じて下さりますと幸いです。


  また、「宗論は どちらが負けても 釈迦の恥」といった川柳が御座いますように、

         「どちらの宗教、宗派が優れている、劣っている」といった議論は非推奨とさせて頂きます。
          ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  この上でなお、


   .:::::::::::::::::::::::::::|丐|::ト、::`0/ ̄ ̄\
  .::::::::::_,、::〜''."',"'':`'幺};;::::|   そ  |
  :-':'^,`' , _,;、_、;、,、,、彳,' ´'| 素 い |
 ,_;_',;、,,、ー''ニ=-、_,  、__>、;.! 敵 つ  |
 ::::|ニ|| ( '' 〕` ' /(._'_,) || だ は  |
 ::::|ニ||'::''  ̄:: ´   |`ー .. . !|\__/
/ ̄ ̄\.:.:.;:;'  __`! '' :;: !|ィ
| な 面 ├一-- 二´ ィ '〃 |ヾ,
| っ 白 |ヽ'⌒ニニT/ 〃 V '^z
| て. く. |‐-`ニ二´...∠⌒ イ ´z <
| き.   | ー>、 ̄乙-‐/ノ、` ;
| た  |;^'z, \ー''_r'`’、 、`
\___/


  と仰ることのできる方は、どうぞ寛大な気持ちでご笑覧下さい。

  合いの手は大歓迎です。
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

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2 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:02:02 ID:gFX4BiSA





    最初に、題材とさせて頂きました諸々の仏、法、および僧に敬意を表し、

         三帰依文(=仏教的な信仰告白のようなもの)を朗唱させて頂きたいと思います。


  仏教徒の方、および手を合わせても良いと思われる方は、ご一緒に復唱くだされば幸いです。

       義務ではありませんので、興味が無い方は以下をスルーして下さい。


   では、(http://www.youtube.com/watch?v=-DWQXWelSkQ) 1:40〜をご再生ください。


                 なお、導師は初音ミクさんです。おや急に人が。
                         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

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       ┗┛    ティサラナ
             『 三帰依文 』 朗唱。 ――合掌をお願いいたします。

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           ブッダン サラナン ガッチャーミ
           Buddham. saran.am. gaccha-mi   ( 我、仏陀に帰依す )

           ダンマン サラナン ガッチャーミ
           Dhammam. saran.am. gaccha-mi   ( 我、仏法に帰依す )

           サンガン サラナン ガッチャーミ
           San.gham. saran.am. gaccha-mi   ( 我、僧伽に帰依す )



  ‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥

                              ――合掌をお解き下さい。
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         ありがとうございました。 では、これより、本編を開幕させていただきます――……

3地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:03:12 ID:xEMxuv4c
支援

4地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:03:39 ID:kVkI9plY
予告からずっとまっておりました!
支援

5 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:03:56 ID:gFX4BiSA



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        新城直衛は、末法の世に抗うようです 
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    ../ ヾ  ヽ:;:;:;:{     {i:    ・   ヾ=ト/ /} :ヾ<;/.    ・     i}      };:;:;  ,イヽ
    .{  {::>、 V;:;{    ∧          i} ヾ /   /人          / / 〃 .i;:;:;i  { ヾ
    ハ  ;:イヽ .V;} ヾ、   ` ー-----‐ ´ / ´   ヾー..> ‐----‐‐' , ≦    |;:;/ イ:ヽ ヽ
    ..ハ { //>} {  ミヾ\三二====三    /:.:.:  iii  二二三==二三三≦  .|:;}  }//}
     .∧  、: { .{  >彡 ´     `ヾ''    i:.:.:.:.:.:.:.   `ヾ ゞ     ` <二 }:  イ:./  /
      ∧  、 ヽ∧                   {:.:.:.:.:.:.:                    |_   ィ /
       .ハ  ヽ_ i                    ヾ:.:.:ィ,                    i  ¨´  イ
     ,、}ヾハ   ',                 ,ヘ |/ .へ               ト、   ///
    ≦: ソ:’ .>、_ }.                ´  ` ´               i//77イ: .:.: .:.
    、}ヾ  ; ,;ミ: ./∧                                      ,'}///∧:  :.: .
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                                    ――第一巻 『少年の道は変ずる』
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6 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:04:09 ID:gFX4BiSA




























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7地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:05:19 ID:9pAo/WME
合いの手というかいきなり質問なんだけど、>>1さんが真宗なのに法然なのはなぜなのだね?
まあ、真宗もとい親鸞を語ろうとすれば法然を語らないわけにはいかないのだね

8 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:05:45 ID:gFX4BiSA












   「 まことに、この世に於いて 怨みに報いるのに怨みをもってすれば ついに怨みの止む事はない―― 」














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9 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:07:56 ID:gFX4BiSA
>>7
ごく単純に私という個人が、開祖である親鸞聖人よりも、法然上人のほうをより好んでいるのです。

10 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:08:11 ID:gFX4BiSA













              「 耐え忍ぶことで怨みは止む。これは永遠の真理である。 」














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11 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:09:07 ID:gFX4BiSA












     「怨みは怨みによって静まるようなものではない。怨みの心は怨みのないことによって静まる。」








  「怨みつづけているといろいろなことが次々に現れてくるが それは結局私達のためにならないことは明らかである。」










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12地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:09:14 ID:kVkI9plY
ミクさんと一緒に手を合わせてまいりました
改めて支援させていただきます

13 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:09:41 ID:gFX4BiSA











              「 だから、物事の道理を知る人は怨みを捨てる。 」




                                                  ――法句経








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14 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:10:03 ID:gFX4BiSA


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            =                  この うんめい を のろったか     |;;''';;'
           ┃                                        ≡   ,,,,;'';,
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15 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:10:35 ID:gFX4BiSA





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 " '' 、 / '' """ '' "" '、"" ''r '"ヾ ' ""│    平安時代、末期――     │   "゙ " ;
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三| |三三l三三| |「Eニ|口器ロロ三三l三三|!;:   w ; ii   , v "''‐-、l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l|l l l l

16 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:10:46 ID:gFX4BiSA



         ――戦乱が相次ぎ、


                                         ヽ/_,ヽ, ヽ、
                                         |/  ヽ、 ゝ
                       へ            /'''ー―' 、  j `l
                     /,....,,_\          ヽ  ,、___,   ゝノ ,
- ,,,_                  (' .( ;ヽ く、         ,' (    `'ヽ、   ,'
‐-,,,,,_"''' ‐- ,,,,,__            ヽヽ' ,⌒ヽゝ        ヽ C      ヽ、,ノ、
    ~""''' ‐-,,,,,_‐-,,,,,_        ヽ||/  | ヽ、      ,、 く  ゝ       `ー‐ー-
            ~""''' ‐-,,,,,_  c,,-‐''ヽ、 /ヽ ヽ、.   /__\ヽノ   /\
                    くゝ ,,-‐''   ヽ ,.-ヽ、  '、( ヽ く    '、(ヽ く    ,r゛
                  ,、 `'  "'ヽ,.-‐''"彡彡ヽ,  ヽ' ,⌒ヽ    ヽ' ,ヽ  ,r'
                 /__\'''''''''ー-/彡彡ヽ,.-'7゛c,,-‐''ヽ ノヽ"'''c,,‐'' ノヽ,r゛
                 '、( ヽ く    /,.-‐''/  /  くゝ-ー''''  ヽ   7' ,.r'
                 ヽ' ,⌒ヽヽ、  ヽ/.., /ヽ    /彡ヽ彡ヽ  ,、‐''゙
''''''''''ー―─ ー―─--,,-c ,,-‐''  ノヽヽ/    ,'...,;`/、 ヽ、   / / ヽ,‐' ゙
              くゝ-ー''''''   ヽヽ  ,' ,' ノ ヽ、 \  l_,.-‐''"
             /\     ヽ,.-‐''"ヽ..ノ、,'/    `_,.-‐''"
            '、(ヽ く    /彡/ヽ(ミヽ、Yl ,.-‐''"
              ヽ' ,ヽ  /  / ヽヽ、__`ノ
‐- ,,,,,_─ー―─---c,,‐'' ノ ヽ、(  _,.-‐''"
    ""'''――─---------ー'''"゙`

17 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:11:00 ID:gFX4BiSA




         ――飢饉と、


                                ,ィ!´ ̄``i''ー─- 、、、,,_
  イ三二二ニニニゞ                    ( j〉    」´ ̄ ̄``ー-、ヽ    .,.:,..:..    .,.:,..:..
               ... ,...               ``ー─'"´  ̄ ̄ ̄ ̄
         ,ィゞ          .,.:,..:..                               .,.:,..:.. ... ,...
             ー====-                         ー====-
  ... ,...                       .,.:,..:..                        ... ,...    .,.:,..:..
          _,  -─‐- 、ー‐-、ー-、  ;: ;:;: :;:;: ; ;           ,ィゞ
        ,イ、,r'⌒ヾ    ヽ ヾ ``''ー- -、-‐''"´ヽ;;: :;:; ;:; :;:;  ;:  .           .,.:,..:..
       ,r/  (::;;:;:;;/ー-、  j  `,   _ /ィ´  ;:; :; ;:; : ;:               ,ィゞ
       ヽ 「i''ー'"´   ,r-‐'ー''''"´ ̄
                                              ,ィ!´ ̄``i''ー─- 、、、,,_
                イ三二二ニニニゞ                    ( j〉    」´ ̄ ̄``ー-、ヽ    .,.:,..:..    .,.:,..:..
                             ... ,...               ``ー─'"´  ̄ ̄ ̄ ̄
                       ,ィゞ          .,.:,..:..                               .,.:,..:.. ... ,...
                           ー====-                         ー====-
                ... ,...                       .,.:,..:..                        ... ,...    .,.:,..:..
                       _,  -─‐- 、ー‐-、ー-、  ;: ;:;: :;:;: ; ;           ,ィゞ
                      ,イ、,r'⌒ヾ    ヽ ヾ ``''ー- -、-‐''"´ヽ;;: :;:; ;:; :;:;  ;:  .           .,.:,..:..
                    ,r/  (::;;:;:;;/ー-、  j  `,   _ /ィ´  ;:; :; ;:; : ;:  ,.-'''"-─ `ー,--─'''''''''''i-、,,
                    ヽ 「i''ー'"´   ,r-‐'ー''''"´ ̄

18 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:11:19 ID:gFX4BiSA



         ――疫病が蔓延し、



       _
      ,.‐´   `‐、                             
     ,i´     ヽ    かもして                           _
    i (●) (●) i                                  ,.‐´   `‐、
   ,i'i          ,i'i,                                 ,i´     ヽ    かもして
  ,i'  'i, ヽ二フ ,i' i,                               i (●) (●) i
 i'   ,i'ゝ__,ノ   ,i   ころすぞ                       ,i'i          ,i'i,
 i,   ,i'  ,i   ,i   ,i'            _                 ,i'  'i, ヽ二フ ,i' i,
  i, ,i'  ,i  i,   ,i            ,.‐´   `‐、             i'   ,i'ゝ__,ノ   ,i   ころすぞ
  ;i,   i   i,  ,i           ,i´     ヽ    かもして    i,   ,i'  ,i   ,i   ,i'
  ,i'i,  i    'i,i'           i (●) (●) i             i, ,i'  ,i  i,   ,i
 ,i'  'i,  i    i'i,          ,i'i          ,i'i,             ;i,   i   i,  ,i
,i'   'i, i   i 'i,        ,i'  'i, ヽ二フ ,i' i,            ,i'i,  i    'i,i'
                  i'   ,i'ゝ__,ノ   ,i   ころすぞ    ,i'  'i,  i    i'i,
                  i,   ,i'  ,i   ,i   ,i'           ,i'   'i, i   i 'i,
                   i, ,i'  ,i  i,   ,i
                   ;i,   i   i,  ,i
                   ,i'i,  i    'i,i'
                  ,i'  'i,  i    i'i,
                 ,i'   'i, i   i 'i,

19地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:11:23 ID:Zub00Rco
wktk

20 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:11:30 ID:gFX4BiSA




      ――終末思想の跋扈する、『末法』の世。



      ,.ィ , - 、._     、
.      ,イ/ l/       ̄ ̄`ヽ!__
     ト/ |' {              `ヽ               ,ヘ
    N│ ヽ. `                 ヽ        /ヽ /  ∨
   N.ヽ.ヽ、           ,         }.    l\/  `′
.  ヽヽ.\         ,.ィイハ        |   _|
   ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、   |.  \     つまり仏教はもう、
.      ゙̄r=<‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ   >
.       l    ̄リーh ` ー‐‐' l‐''´冫)'./ ∠__
       ゙iー- イ'__ ヽ、..___ノ   トr‐'    /     終わりなんだよ――ッッ!!
       l   `___,.、     u ./│    /_
.        ヽ.  }z‐r--|     /  ト,        |  ,、
           >、`ー-- '  ./  / |ヽ     l/ ヽ   ,ヘ
      _,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´   ./  \、       \/ ヽ/
-‐ '''"  ̄ /  :|   ,ゝ=<      /    | `'''‐- 、.._
     /   !./l;';';';';';';\    ./    │   _
      _,> '´|l. ミ:ゝ、;';';_/,´\  ./|._ , --、 | i´!⌒!l  r:,=i
.     |     |:.l. /';';';';';|=  ヽ/:.| .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」 ))
      l.    |:.:.l./';';';';';';'!    /:.:.| i´|.ー‐' | / |    |. !   l
.     l.   |:.:.:.!';';';';';';';'|  /:.:.:.:!.|"'|.   l'  │-==:|. ! ==l   ,. -‐;
     l   |:.:.:.:l;';';';';';';';| /:.:.:.:.:| i=!ー=;: l   |    l. |   | /   //
       l  |:.:.:.:.:l;';';';';';';'|/:.:.:.:.:.:.!│ l    l、 :|    | } _|,.{::  7 ))
        l  |:.:.:.:.:.:l;';';';';'/:.:.:.:.:.:.:.:| |__,.ヽ、__,. ヽ._」 ー=:::レ'  ::::::|;   7
.      l |:.:.:.:.:.:.l;';';'/:.:.:.:.:.:.:.:.:.|. \:::::\::::: ヽ  ::::::!′ :::|   .:/
.       l |:.:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!   /ヽ::: `:::    ::::  ....::..../

21 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:11:49 ID:gFX4BiSA











       そんな時代のはじまりに生きた、一組の夫婦からこの伝記は幕を開ける――







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22 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:12:16 ID:gFX4BiSA



    夫は美作国(みまさかのくに)久米郡(くめごおり)の押領使(おうりょうし)、漆間時国(うるまのときくに)。


          妻の名は不明。 帰化人、秦氏(はたうじ)の血を引いていたとされる――




                ,.イ.::::::::::::.::.:.:.:::::::::、:.:`ヽ       ノ:::::::::,f-‐i::.:.:.:',
               /::.:.:.::::::::::::,ィ"´:::::::ミミ.::::::',      彡ィ:::::::L_ _リ!l:::N
             _,イ::::::.:.:.::::::::::/:.:.:.:./'~`ヾト,.:.:.:.:',      '"イ:/l:F= f チテリ
                 ノ/::::::.:.:.:.:.::::::/:,.イ:/   l::}:.:.:.:.:.!       '゙`ト、 ' ″/
            /;ィ:::..:.:.:.:.,ィ:/l//     l/!:.:.:::::l       ,. - ド三才- 、
            ノ'´彳::.:.:.:.,イナ_メ、   ,.-‐ナリ::::::ト!      ,ノ  {  .:ノ l ヽー-- 、、
                ,:'::::::::,イノYf-':ト'   ,ィぅT'y:/'}:八 __,. -‐'/,. ィ^ヾ、/l´ /  l     ハ
             /::::::::::::`:、゙゙ ̄  i:.   ゙̄/イィi::! /   /´ /   / l /l.   l    '.: !
           /:::::::::::::::::::::丶.    '    ノ/ィi/l| 」  ∠  ,'   l l./ ,!.  l    ,: i;'、
         ,. :'":::::::::::::_。,、:::::::.:.:>、 、ー一ァ,.ィ'^ヾ川ノ   <  l   ヽ  /  _|   / ,ノil、
      ,.ィ'´:.:/:::.:.:.:.:.:.:rミx>i7´  丶 二 イ   「丶、、  ヽ. !   / /   \   /ィ':'″',
    /:.:,.ィ'":.:.:., -‐ ''"`ヾヘ/    r 、 .:.:l   ,'    ` 'ー--L.,_  , /   /  /.:''′  ',
   ,:':.://:.:.:./        ヽヽ、__  '、^ヽ、_,. -‐,!            `',〉/  /    /!      '、
   /:,:' /:::::〈        r'、 ',_`、_ヽ ヽ.-‐/        ,      !/ /    ,' ヽ   ,、 ヽ
  ,!/  ,'ィ::::::.、 \ヽ':、  | l ヾ'、_ヽ〉ノ   ',:./       //    l'/      ,'  '、, .:'   ヽ
.  ,:'  ,' /l:::ィi}:{,   `丶':.、 | '    ̄    l__       ,イ'´,_   r'′      /〉  /     ノ
  l:! ,':、!l:::l|l,!:::〉  `丶ミ, '、、        ノ l     /,ィ彡'  /       //!  /      /
  ':、l! ヽlⅨ{l|lト、  丶':il}  `ー-- 、.:.:.:./  ヽ   /z彡'´  ,ノ       / ,'.l,/    /
    '、 Ⅳ Yヾ}、   ヽ'i!     У`>'    '、 /,:'"    /          /    /

23 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:12:32 ID:gFX4BiSA




         __,,,...,,,__              
   ,. -一 ''´::::::::::::::::::::` ̄``'ー-- 、_    
 /:::.:::::::::.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`丶、 
,/:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::ヽ
:   .:.:.:::::::::::.:.::::::.:.:.::::.::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,、:::::::::::: i
 .: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::.:.:.:::::.:.:.:.:.:./ミヽ:::::::::..: |
.: .:. .: .: . .: .: .:.:.:.:.:.::::::::::::::::.:.:.:.:.:./ \'i:::::::... :::|
.:.:   .:    .: .:::::,ィ//::::::::::::/   ゙,:.:.:.:....::|
::..:.:. .:  .:.:.:.:.  .::::,ィ///.:,.イ:/     ',::.:.:.:.::.|
::::.:.:.: .:.:.:.:::::. .::::/ナ廾メ、/       ',::.:.:...::!
:::.:.::.:.::::.:.:::::: .::::/ノ,∠_ノ`゙''    r;:''"´l::.:.:... :|
:::::::::::::::::::::::: ::::lr'"f:'J::下ミ,    ,' _,..z=ti::.:.:.....!
:::::::::::::::::::::::: ::::| ー゙‐+f'      '´ト:'::ノ,゙!:.:.:.:.:.l    することはしてるのに、なかなかできないですね。
::::::::::::::::::::i:::::::::!            ̄`'゙ツ::::::..:,'
::.:.::::::::::::::ハ:::::::l          '、    ,!::::,l:::,! 
:.:.:.:.:.:::::::,' l::::::!           〉  /l::::,' l:,'                            貴方との子供――
:.:.:.:.::::::::,' 、l:::::l          ´   /!.l:::,' リ
:.:.:.:.:.:.:.::l `l:::::l    ` ー‐--一 ,イ/ l::,'
:.:.:.:::.:..:::l   !:::l丶、        /:/ l/
:::::::::.:.:::,'  l:::! :.:.:.丶、、 `""/:::::,'  l!
:::::::::.:.:/   l::l   :.:.:.:.,` ―riケ/:.:.:l   l!
::::::::::/    l:l    :.l::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:!  ,'
-‐ '′    リ     ト、:::.:.:.:.:.:.:.:,' /
ヽ.           l \::::::.:.:./
:. ヽ             \::ノ、

24 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:13:23 ID:gFX4BiSA

                                                  ,,-‐-、,:--、、
                                                ,r'";;;;;;;;;;ミ'シ;;;;;;;`ヽ
                                               /;ィィ;;;;;;;ミ 彡;;;;;;ミ、ヽ  
                                               ,'/'"'ナ7;r''^"^ヾ;;ミヾ ゙i  
                                               l;,トノ ,r/     ヾト、tト;}
                                                l;;;;;;リ;ム,,,_  _,,lト;;;;;;;ト、     
     ――ふむ、岩間観音にでも参篭してみるか。                    lハ;;;イtェォ,` f;;'ィェル;;w;l  
                                               リレハ ゙´  !' ~´ l!>トt、 
                                             ,, - '´ルヽ、 、 ,  /l い `丶、   
            なかなか霊験あらたかだと聞き及んでいる。   , -'"   l  ゝ.ー三‐シ'ハ, l ゙l i , `丶、  
                                        , -'"       l   t丶--イ,/   l 川   `ヽ、
                                       f  、、    l  ,r-キ、 ,/- 、 l  llj      } 
                                       j  ヾ、     レ'′  ヽ 〃   ヽ」  リ      / 
                                       く    ヾ、         Y。        ,'   ,. ィ/ハ 
                                       l  ヽヽt{         /        ,,. /;;/ ,. イ 
                                       {   トミ、ゝ        ヽ。    ,, ィ'"/;;// 〈
                                        ,!  l:.:ヾt、   ゙ ''' ::: ;;;;.{_,, - 彡テ"  /ムイ:/ /ハ 
                                       /   L:.:.>、       l 。  チ'"  ,イt.く:ノノ/,. 'i,
                                      ,l   、,,.ィフ ゝ、     l       // ヾェニ=彡 l
                                      /  __,, イヘ  l `      } 。     f  ノヾ゙ "   ! 
                                     ヽ   ,,ノ lヽ l      ,,ゝ,,..-‐   〈 f iハ    /

25 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:13:33 ID:gFX4BiSA



                  _,,.. ---――‐/`ヽ__
              ,.. '":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:':.:.:.:.:.:.|:、丶
             /:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.,:.:.:.:.:.:. :i:.!:.:\:.\
            /:.:/:.:.:.:/:.:.:.:.:,.:.,':.:.:.:./:.:.i:.:i:. :|:ト、:.:.:ヽ:.:.ヽ
           ,'..:/ : :.:.l:.  i: |: | :.:.:/:....:.!:.l:.:.|:.!:! ヾ:.:.',:.:...ヽ
           |:..| : i:|:.....:|: |..:| .:/:...:.:/:/:./:.i!:!  ヾ:.',:ヽ:.:':,
           |:..| :.: ::l:|..:...:|:.:|:.:|:.:!:.:.:./:/!:/|:/|:|   ヾ',:.:ヾ:.',
           |:.:|:.:.:.:.|:|!:.:.:.!:.:|:.:l:ノ:.:./:/// ノ l:! ,.ィ,.ニT!:.:.:l:.:.',
           |:.:|:.:.:.:,':|!:.:i:.|:.:.l:_」-ァナZ厂` / / _,_,_「l:.:.:ト、:.!
           ∨:.:.:/:.A:.:|:.|:':´:.:l/'´_ム=ぇ、    '"´`゙'!:|:.:.:| |:.!
               }:.:./:.:.|{i!:.!:.!:.:ト!ヘ.'シ'´           |ノ:.i:.| l/
               |:.:.l:.:.:.トリ:.|:|:.:.|l':,ヘ         、   /:.:.|!:|/      そうしましょうか。
              /:./:.:.:.:!:|:.:lノ:.:.:l! ',ヘ        ノ   /:!:.:.l|:|
              /:./:.:.:.://:/l|:.:.:.ト、',:ヘ   、--―ァ ,.イ:|:|:.:.リ:|               ――ふふ。
          /:./:.:.:.://:{{:.:{i:.:.:.l `',:.'、   `二´, ':.:|:.l:':.:/:ノ
          /:/:.:.:.:/:,':.:.ヾ:ヾ、:.'、 ヾヽ`> __ノ:.:.:.:l:ノ:.:.l:/
          ,':/:.:.:.:/:.:{'、:.:.:.丶:、:.ヽ、 ヾヽ `ヾ:.:.:.:.:.:./:.:.:.:リ
        ノ´:.:.:.:/:, '´ ̄ ̄`丶、:.:ヽ``ヾヽ、ヾ:.:.:./:.:.:.:/
       /:.:.:.:./, '         `ヾ:.`ヽ、ヾヽ、}:.:.|:i:.:.:i:ト、、
     //:.:.:.:./:.:/           ヾ:.:.i、ヽ/l>、:ヾ:.|:.:.{ヾ、`ヽ、
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26 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:13:44 ID:gFX4BiSA





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   ,. -一 ''´::::::::::::::::::::` ̄``'ー-- 、_    
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::::::::::::::::::::i:::::::::!            ̄`'゙ツ::::::..:,'
::.:.::::::::::::::ハ:::::::l          '、    ,!::::,l:::,!
:.:.:.:.:.:::::::,' l::::::!           〉  /l::::,' l:,'
:.:.:.:.::::::::,' 、l:::::l          ´   /!.l:::,' リ       なんだか、まるで夢みたいだな、なんて。
:.:.:.:.:.:.:.::l `l:::::l    ` ー‐--一 ,イ/ l::,'
:.:.:.:::.:..:::l   !:::l丶、        /:/ l/
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-‐ '′    リ     ト、:::.:.:.:.:.:.:.:,' /
ヽ.           l \::::::.:.:./
:. ヽ             \::ノ、

27地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:13:54 ID:kVkI9plY
HAL教授と刹那さんかな?

28 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:13:57 ID:gFX4BiSA


               _,,. -―- 、、_
             ,ィ"^"ソ::::::::::::::::、:::::``ミヽ、
            /ィ   /::::::::::::::W::::::::::`ヽ丶
          /::::/  //::::::::::::::lil::::::::::::::::ミヽ
          /:::::::://,  //::::::::::::::::::lil:::::::::::、ミ  ',
         /:::::::::://  /::/:::::::::::, -、li::::::::ミ、  ':i
         /:::::::::::::///::://::::::/^ ''ヾiィ彡、ヽ、、'i
        ノ::::::::::::::::::::::////: /′       丶',:::::l
        /}:::::::::::::::::::://:::/::/         ヽ'!:::l
       ノ,/::::::::::::/::::::::,ィ:/l/            N::::l
       //l:::::::/ノ::::::/大Z≦二、ア´ ,r―--z':::::::l
      ノ/ ,l/lオイィ:// /`''==    ヾィ=ニオ::::l:::l
         / ハノ(/ / /         ゙i  /:i:l:l,ィl        はは、非合理だな。
        , イ `トメ /          | ,/イlリリl ! 
     ,, - '" /   l ヽ           V}'l/l/ノ l
  ,, - '"   /   l  丶 f'、    (_   ∨l ハ   
       ,'     ',  ヽ `丶、 ___`ユ-r' l    
        l       '、  丶、  、`ニニフ  \
        l      ヽ、   \    /|    \
        l      ,r- ミヽ、 ,>― ' l     \
        l    /    `ヽ、/r'^ヽ  l       \
        |  /       ゝイ  ヽ l        ヽ
        |_/        lO    `i         l

29 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:14:10 ID:gFX4BiSA




        ,.ィ'":::::::::::::::::::`'":::`丶、
       / :::::::::::  ..:::,ィミ,彡ミ:::::ヽ
      /..   ::.   .:/``" `゙''ヘ::::::::':,
      /::::..   .::,ィ/      l:::::. ',
      l::::::::.. .:::_/、j__,       トi::. l
      l::::::::::::::/ltェェ=,;:::   r‐- 、,l」i:...:l
     /l:::::::::::/ l リ ̄'´  ,j:.:.:.:.:.八!:::リ
        |イルリj //     !:.:.:.:.:/:.:l:::ト{
       リ、`'        ノ:.:.:.:.:.:.:.,ルハヽ
       lトr-、 、_    ヽ:.:.:.:.:.:.:,イノ'″        ――だが、私も同感だ。
     r―/ 丶 ` ̄ ̄フ:.:.:.:.:/
    _/ 〈ノ  ':,\  `゙i.:.:.:./
,__,. '´/  丶   ', 丶-':.:.イヽ、                   君と出会えて、本当に良かった。
   /    ',      :.:.:.:.l  ヽ
   /     l      .:.:.:.l    ',
  /  __ ,ノ  、  ' .:./、    l丶、,_
  / /:.:.:.:.リ   ':,  /'´ 丶  l  \`丶、、
 //:.:.:.:.:.:...\   ', /    ヽ l    丶、 ``
       .:.:.`ヽ‐-;/      ヽj     丶 :.:.:.
           ヽ{               :.:.
             〉               :.:

30 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:14:47 ID:gFX4BiSA



                  _,,.. ---――‐/`ヽ__
              ,.. '":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:':.:.:.:.:.:.|:、丶
             /:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.,:.:.:.:.:.:. :i:.!:.:\:.\
            /:.:/:.:.:.:/:.:.:.:.:,.:.,':.:.:.:./:.:.i:.:i:. :|:ト、:.:.:ヽ:.:.ヽ
           ,'..:/ : :.:.l:.  i: |: | :.:.:/:....:.!:.l:.:.|:.!:! ヾ:.:.',:.:...ヽ
           |:..| : i:|:.....:|: |..:| .:/:...:.:/:/:./:.i!:!  ヾ:.',:ヽ:.:':,
           |:..| :.: ::l:|..:...:|:.:|:.:|:.:!:.:.:./:/!:/|:/|:|   ヾ',:.:ヾ:.',
           |:.:|:.:.:.:.|:|!:.:.:.!:.:|:.:l:ノ:.:./:/// ノ l:! ,.ィ,.ニT!:.:.:l:.:.',
           |:.:|:.:.:.:,':|!:.:i:.|:.:.l:_」-ァナZ厂` / / _,_,_「l:.:.:ト、:.!
           ∨:.:.:/:.A:.:|:.|:':´:.:l/'´_ム=ぇ、    '"´`゙'!:|:.:.:| |:.!
               }:.:./:.:.|{i!:.!:.!:.:ト!ヘ.'シ'´           |ノ:.i:.| l/
               |:.:.l:.:.:.トリ:.|:|:.:.|l':,ヘ         、   /:.:.|!:|/     まぁ、あなたったら。
              /:./:.:.:.:!:|:.:lノ:.:.:l! ',ヘ        ノ   /:!:.:.l|:|
              /:./:.:.:.://:/l|:.:.:.ト、',:ヘ   、--―ァ ,.イ:|:|:.:.リ:| 
          /:./:.:.:.://:{{:.:{i:.:.:.l `',:.'、   `二´, ':.:|:.l:':.:/:ノ             ――ふふふ。
          /:/:.:.:.:/:,':.:.ヾ:ヾ、:.'、 ヾヽ`> __ノ:.:.:.:l:ノ:.:.l:/
          ,':/:.:.:.:/:.:{'、:.:.:.丶:、:.ヽ、 ヾヽ `ヾ:.:.:.:.:.:./:.:.:.:リ
        ノ´:.:.:.:/:, '´ ̄ ̄`丶、:.:ヽ``ヾヽ、ヾ:.:.:./:.:.:.:/
       /:.:.:.:./, '         `ヾ:.`ヽ、ヾヽ、}:.:.|:i:.:.:i:ト、、
     //:.:.:.:./:.:/           ヾ:.:.i、ヽ/l>、:ヾ:.|:.:.{ヾ、`ヽ、
    /:.:/:.:.:.:./:.:/     ,. ‐   ̄` ‐ヾ:ヽヾ',|/、`ヾヽヾ'、\_ ヽ
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                             ・

31 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:15:07 ID:gFX4BiSA




    ――そして長承2年(1133年)4月7日。


       岩間観音の霊験が効いたのかはともあれ、二人は愛らしい男の子を授かることになる。




                      ,゛ 从 ', '' 从" 从 "' ,
                    从": : : : : : : : : : : : : : : : : ' ,
                  从: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :从
                  ミ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ミ
                 ミ: : : : :从: :仆从从; ; 从从仆: : : : 彡
                  ミ: : :从 へ  ,   , /ヽ  仆: :ミ
                r'''ヽV ,r ´ `ヽ     ,r ´ `ヽ   V--、
                { ヽ | .{   ・ }    {  ・  }   | / }
                \  | c __ ノ     ヽ __っ   .| /
                  ヽ |        /////       リ/
                   ヘ      U          /
                  /  \ '´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`  / ヽ
                  /    ` ー――――― ´    ヽ

                 【 勢至丸(せいしまる) 直衛(なおえ) 】



.

32 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:15:29 ID:gFX4BiSA


         l:::::.:.:.:l::l:.:.:l:.:.:.:.:/:.:.:.:./:.:.:.:.//  ヽ:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.', /::.:.:.:.:.:.:/´~`゙`ヾ:.:.:.:.:.:',
         l:::.:.:.:.:l::l::::,!:.:.:,イ/:::,ィ!:.:.:.//     ', l:.:.: :.: l/'l::::::::,i:/      !:.:.:.:.:トj 
        ,!:::.:.:.: l/l::/:::,イナメLl_//   _,,,-',:fl:.:.:..:.:..:l l:::::ィ、l__    _」::l!:::::!  
         /l::,、:.:.:.l' j/::/::l_,∠∠,`ン  ,; '´_,__,_,lj_!:.:.:.:.:.:.! ,lハノトitェ;` i f´ェォi才lリ′ 
      / ,'/ !:l::::.:,イィ:::::l'´{-':`iミ'   ´ l-':: :} i::!:.:.::::::l   jメ,ノ   ' l  ノリ/   
       / l::l:::::~´:l:::::l ー゙ー''     ┴‐‐' 彳l::::::i!::lフ´/ lト、 、__,  ,イ下、ー-
      /   |::l:::::l:.:.,!::::|             ノ/:::::ハ::l  / l ヾー--ぇ'.:.! l ヽ 
         /::|:::::|:::::!:.:l         i:.     /l:/リ '、! /  l  ` −'′/  l  ヽ
          /::|::::|::::l:.:l|ト、     '′    /::l:l ,!  /,. -−'、     /  l   
          ノ::::|::::l:::lli, 丶、 `ー--−' ,.ィi|:.:.:.:l:l     ,. - 、rr,..、/-、  l   
            |::|::::|:::l}!    丶、`二´ィ'゙l:::/!:.:.:.N         //    ヽノ   
           レ|:::j!::lノ           l:/:/ l::::::l     /ヽ   //     ,/   
        _,-―''|::,!l:::l         /::/ l/Tl!    /  ノ/^'/、,'   //丶.,-―
 _,-:-―' ̄     l:,' l:i:!        /:ノ Уー'/:!ー-y'  ノ′ ,/ ,イ '´ ./   `丶
'´            l:l ,lハl      /´ , '′ /::l / .:.:/ .:.:/.:/:l、  /     /
            リ/ ,ト、      /  ,.イリ::ノ'  /  /  /.:/ ``'ー- 、/ 


     ようやくの息子ということもあり、彼は両親の愛を一身に受け、


                  地方豪族の跡取りとして、すくすくと成長していくことになる。




.

33地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:15:38 ID:EHDmQE/c
現役僧侶のスレか、こりゃ楽しみだ・・・鎌倉幕府スレの戦屠くんとかあったしな^^

34地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:16:39 ID:xEMxuv4c
釈迦の誕生日と一日違いなのね

35 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:16:46 ID:gFX4BiSA


      さて、ここで視点を少々広げてみよう。

              当時の日本は律令制による行政区分によって統治されていたが――

                          隠岐.。○
                                                    .。-、           /
                                            _,,。.───-^  r゜          !
                            ..。.rt^) l^ _._ ,,..;__、,,,,,,,- ""   `     \  .ヽし,,^-,,,.. .. _,..,,.,/ ! _
                          く"     .! ^^       |  因幡  ! 但馬  ! 丹後 .!...若狭,. . . /
                         ,,ノ 出雲  !  伯耆 .,,,,,,,,.!.......     ヽ     ヽ..,,,,./"       !
                       ./ ヽ     /........; ―"ヽ    `---.. . ./ \   !     丹波   ./ |  /
                      ,,/   ヽ .,,,...../  ヽ      ヽ  【 美作 】 /    ヽ /\        /山! !
                    /     ....,..'       !      ! .. .. ̄ ̄..,,/   .      ./"""""""-" 城 !近/
                   ./ 石見 ./   ヽ      ヽ    ヽ  `--'  !   播磨  ./  摂津   |  ◎ !江
         .       ./     ../      !  備後  ! 備中 ! 備前  ;..,,... .、..、.  ! .,.、..    / ! 京 }_
              /!      /        .ヽ      |  .   .!  ..,,.....,;;-" _   `--""  "゜! -!  !--- ゙ 伊
        、___,....,,,/  ヽ     /   安芸   !     !._,,_._.,, ,. !  ""_/。.">    //     /和!河!   ;_賀
       .!^        ;....-、.......,     __    .;___, ---'^^゜: . .; ^ー"'  ~      ./淡!    ./泉! 内! 大   !
        !  長門 __/     `... //.,,!,. ...,,,../゚" ;!/ 。   .゜ ,。-^ヽ.--、 、._  ./路 」  ./ . .../,, ,/  和   !
      . f゛    ./   周防   ヽ!  !! ` ..゜゜r !/_゜゜     . !,   讃岐 ,. .ヽ__`、 /  ";      !     /
     __,,,, ]/.ヽ,,__/__/ヾ、......,,,, ..   !  "。,,, ,,.../  ヽ,,.. , _.,, ,,_ ./.,,.. .' " " " "    /    r'゙    /     /
   ../   ./ `!.           `ヽ./っ "   /           )..,,.   阿波   >     ! 紀伊  ヽ.. ..,/  /
 _ ./   |  !           . ~ "     _/伊予 ,..-" """"""    ` ヽ    /      ヽ          ./
  筑前 . ヽ  ^-,。.,, __ , , . .- 、.      _/     /    土佐        ヽ/        \       ./
!__,      ヽ __豊前  !  !     _/     /      ..'^^^゜゛゜゛ー_   /           ^ヽ-、,, , ,r
  `-- - -.,;,../   `----' _ ._}   _/      ,,./ .     /        ヽ/
 /筑後 `;         `---_   ̄ 丶   /      .」
ヽ..,,,,,,, . ..,...;___;--;  豊後    }     〈__/     . /
 |         !,,        .{゜    !      ./
  \  肥後  / ヽ___....,,,,,,,,,.__ /゜   . ヽ   /
! . .l        !   日向  /        /_ _/


          この美作の地は地名よりも想像できる通り、古来より米どころとして知られていた。



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36 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:17:29 ID:gFX4BiSA



    鉄工、陶芸などの産業も盛んで、政治的な中心地にもほど近いこの地域は――




                  ,,-‐''"´'':、,,                ,,_,__
_,,.--ー''''''"゙゙ ゙゙̄"'''''―--.,,,,,,-‐'゛.:'"゙:.:゙,:;、,"'.:.:  _,,.;:-−''"´`゙''ー、/ヽヾ\
::;.:".:;.:'"゙:.:゙,:;、,"';,_,,.-ー'''"゙゙:,:;.,:;.:::;.:".:;.:'"゙:.:゙,:;、,:゙',`:;,':,:;.,:;.:::;.:".:;.:'"゙:.:゙,~゙"'ー-:;、,"'.:
":;;;: : ;: ;: ;:  ; ::; : ;:; :; :  :: :; ":;;;: :;: ;: ;:  ; ::; : ;:; :; :  :: :; ":;;;: : ;: ;: ;:  ; ::; : ;:; :
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   、/ . 、ノ 、/ . 、/ 、ノ . 、ノ 、/ . 、/ 、ノ . 、/ 、ノ . 、/ 、ノ . 、/  、/ . 、ノ 、/ . 、/
   ミミ . ミミ . ミミ . ミミ . ミミ . ミミ . ミミ . ミミ . ミミ . ミミ . ミミ . ミミ . ミミ . ミミ  ミミ . ミミ . ミミ . ミミ
   ii   ii   ii   ii   ii   ii   ii   ii   ii   ii   ii   ii   ii   ii  ii   ii   ii   ii
  ヽi|/ヽi|/ヽi|/ヽi|/ヽi|/ヽi|/ヽi|/ヽi|/ヽi|/ヽi|/ヽi|/ヽi|/ヽi|/ヽi|/ヽi|/ヽi|/ヽi|/ヽi|/
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      ∧_∧_____       ∧_∧_____
     (´∀` )XXl      /つ∀` )XXl
     ○   ○XXl      ヽ    ○XXl




   古代から歴史上、一貫して美作を基盤とする安定勢力が出現しなかったこともあいまち、


           常に周辺の大勢力の草刈り場となり、その浮沈に巻き込まれた地域でもある。



.

37 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:17:44 ID:gFX4BiSA




     この美作の騒乱の歴史は、この当時をも例外とはせず――



;;l l〃シ/ノ,r':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:゙ぃヾミ;;
1リN jM/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:゙i,゙!ゝミ
川;;l;;/リ!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:゙i,゙ i;;;;;
;;;;;;;;_l__ハ:.:.:.:.:.:.:.:.::_,ィァ':.:.:.:.:.:,r::''テ=='゙工l;;;;
;;;;;;;;;;;;;ヒ!ニ二二´ミ、:.:.:.:. l l:::  ィ==t・lフフ
;;;;;;;;;;;lヽl、,,__,t゚・ノェ=    |t::..  `三゙゙干゙
;;;;;;;;;;;l`゙l`:'''':"¨~´      | ゙:;::.     |
;;;;;;;;;;;l:.:.|:.:.:.:.: :        |  ::     |       ここは我らが父祖よりの土地。
;;;;;;;;;;l:.:.:|:.:.:         ',      ノ
;;;;;;;;;;ト、|.:         ,:'゙:,:  、 
;ti;;;;;;lハ!            ,__)           中央からの余所者に、大きな顔はさせられんな。
;Nl;;;;;l l ゙ト、      ゙ ー、__ノ´
川l;;リ lノlNヽ、       ;::
  ,ソ ,/ lトVwヽ 、___,: --―‐:ァ'ー一''"
  l!   | ∨Mゝ、   ` ̄ ̄´_,,,.::-‐
      l い ゙ト、  `~゙:":::::'      ノ
          |, \          /〉
            l   \      /::/
         ノ    丶、,__,, ノ  /

       【 押領使 漆間時国 】




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38 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:19:02 ID:gFX4BiSA


                                                   _,.........―=≧=..、__
                                                ...ィ7'´:彡刈/ヽ乂ミ:ー.ミー.、_
                                                ///イ´:_/:/::::::://:i:!、:\:\::
                                                //:::,/::::イ/:/:::::/://}:l:::lヽ:ヽ:::
                                              /::/:,:イ/'´::::,//:::/:/,:イ:::l:::l::::i::::i::
                                           〃::/:/:/:/::::/:!:l/:/:::/:::!:::;!:::l:::::!:::l::
                                             /:/:/;イ:/!::!:::/::!:l:://〃:/:/il::::l:::i:l:::l:
                                          l:::!/〃/:;l::|:/::〃l:!':;イ::::::/:/:/::':l::::!:::!:l::l::
                                             |:::!:'l::!:':/:|:l/:/,イ!!〃':::::::/!/:/:::!::::!:':::!:l::
                                              |:::::::l:!':l::ハ:l才:;ィ:!//:::::;イi::::/;イ::小:::ハ::l::lリ
                                         |:i::i::!l::!://!/ィ:! !〃::/::ハ//// i:::/:::!:l::!:
                                         |:l:::!:!l::!':/弋ト、./'/',::::!.ィ弋:フ7;イ::::!//!
                                         !ハ:::!:!:!;' `  ̄/   ヾ! −−´/ ;:::イ::!//
                                          iト::!:::l     !         /'´:/:/´
                                          || l:トハ                // ´才
 田舎者に、中央からの監督官が舐められてはいい恥さらしだ。    ! ヾ!ハ     ` ´          /'`T´l:l
                                            ヽ  、  ‐-  __ _     '  l:.:!!.
                                               ヽ  、_       /   Ⅵ:
        格の違い、というものを教えてやらねばならないな。          ヽ       /     
                                                   iヽ.     ィ        .‘ 
                                                     !: :  ̄      . イ     
                                               .-‐、_',: : :     : i '⌒ヽ.  
                                             /     ヾ.: : :    .: l l:.:.:.:.:.入 
                                            /       i、: : : . . : :  ! !:.:./ i `
                                           /       /l ヽ: : : : :  // ' / / 

                                        【荘園預所 明石源内武者定明
                                                (=あかしの げんないむしゃ さだあきら)】



   原因は定かではないが、現地密着型の軍事・警察職である押領使であった勢至丸の父と、

           中央政府に属する荘園領主の任じた預所、明石定明は当時、深刻な対立関係にあった――

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39 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:19:15 ID:gFX4BiSA



                             ・

                             ・

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       _ , r ‐ ' ´ ̄ ̄` ' ‐ - 、
      r'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`'i
      {;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;}
      };;;;;;;r'''´  _,m--- ,, _`'''‐'-'}
      |。‐,,,'''´-‐´` ̄‐;;;--`,,。‐|
       iヽ;'´>、,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,;;;;;r'´ヽ ;r´`}
    ,,r;;{ヽ; ' ( ・`i'/i‐''''´! ・ } | r };;ヽ      ――どうにも、最近は物々しいですね。
  /;;;;;;;;;ヘ ヨ   `ー' r'   `ー‐´  | ' ノ;;; ヽ
 r';;;;;;;;;;;;;;;;;`|     =、=      |'´;;;,r'´,;;;}
 { ヽ、;;;;;;;;;;;;|      _    |;;'//;;;;;ヽ,
´ヘ;;;、  ヽ'、;ヘ、 '´ ̄ ̄   ̄` ノ /;;;;;;;)ヽ /ヽ
 !、'' 、 ;;;;;,, ヽ;;;ヽ、    , r;'//;;;;;;;;;'''´//  ヽ
  ヽ;;;;;,,, ヽ、 ヽ;;;;`ー‐‐´;;'/;;;;'''''' ´/

     【 せいしまるなおえ 9ちゃい 】




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40地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:19:50 ID:2NZktuUI
9歳に見えないw

41 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:20:13 ID:gFX4BiSA


                                                 ,.. .::::゙゙゙゙゙゙゙`ヽ、
                                             ,'. ''"´.:.:::::::::::::::、:::::::、:.:.`ヽ
                                           ,.ィ´.:.:.:::::::::.:.``ヽ:::::.  ........: : :ヽ
                                          〃.::::::l:l:||:i:::::::、:::::::.`ヽ.::::::::::::::::::::.:.`ヽ
                                          レ'.::::l::l:l:||:|、;;;;:、::、::::.:.ミミヽ::::ィイ::::::::::::.:.ヽ
                                          l:!.:.l.l.:川1トミミゞミミミヽ.;ニニ三彡::::::::::::::::::}
                                          リ.:;l.l.:トト、ミミヽ>=='''''' `ヾミミミヽ:::::::::::}
                                        、 _ノ,;ノノノ,. 'ニヽ`゙`'‐t〒テ  :: ミミレ' ヽ::::、::::゙i
                                        彳i.:lj小 ,ィtテ;冫   ` ̄  :: ノノ い´',::i:!:::リ
    例の預所との間で、ずいぶんきな臭くなっているらしい。        V,;i.:l.', ´~ノ       i  ′)_ノ/:!N::(
                                             ``ハ  く .:.;;;.      U    ,..イl.:l.:.:.VV
                                            ヾ',   -    ,.     /ハi.:l.:l.::.:ノソ
                                                 ゙、 ´ニ二´     /  ノハl.:リリノ
                                                 .゙、        /   _ノノ:\
            ……ところで直衛、君、たしかに九歳だったよね?         ゙、     /,. '´.:.:::.::::::::::::.ヽ
                                                 `ーェ‐'彡'´ /ヽ.::::::::,. .:::‐‐\
                                                ,r'7⌒i`ヽ.::::く_/.:rェュイ─- 、:.:.:.\
                                                  / ′/:l::::::.',.:::::::,..ム______ フ´¨¨¨¨``ヽ、
                                               {ぃ. /.:.:l.:::::::レ'´. : : :,r'"´. : : : : : : : : : : :.`ヽ
                                                  い / _/:/.: : : `¨`7.;;;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..',
                                              ,r'´.:.:::::::::::::/.:::::::::::::::::/.;;.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:::l
                                             /.:.:./.:.::::::::::/.:rュ.:::::::::::::i.:;;;;;;;::::::::::.:.- ==== 、:.:.:.::.:i
                                              /.:.:./.:.:::::::::/.::/_ソ.:::::::::::,';. -‐ ー-rr 'ニニニニニヽ.::::::l
                                           /.:.:./.:.:::::::::/.::/〃::.....:.:./.:;;;;;;;;;;;;;:;:;:;;l1: : : // / ヽ\:|

                                             【 勢至丸の叔父、菩提寺住職
                                                 智鏡房(ちきょうぼう)観覚(かんがく)】

42地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:20:16 ID:EHDmQE/c
原作魔王の9歳もアレはあれで9歳に見えないと評判

43 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:20:24 ID:gFX4BiSA



   、,r'´ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : _ - ''  ゛.:.`゙i
  {`: :-: :_: :_: :−: : : -: :-: :―: :´: : : : .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.゙i
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  { : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : _ : ,,: :- ― ‐ −.:.-:.:,,.:.,!
  {: : : : : ,, _ - ― ‐ ゛ ´        (☆)    |´
  ゙i゛  ̄             ,, _ - ― ‐ − - _ |
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   ゙i      ,,, ‐ ´.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:゙i
    ゛ - ,,,r'´!、.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;;.;.;..;.;.;.;.;:;:;:;:;:;:;:;:;:゙i.
     !;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:\;.;.;.;.;.;...;...;.;;;.;.;.;...;.;.;.;.;.;.;.;.;..;.;.;.;.;.;:;:;:;:_;:;:゙i
     i:;:;:,r'゛ ,;:;:;:;:;:;:\.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;..;.;.;.;..;.;.;.;.、 - ‐ ´i ‐`´
     ゙i:;:i  ゙i ゙i:;:;:;:、,r'`‐ - ,, ____,,, -´/´ ̄ i´ !
     ゙i{  ,r'゙i ゙i,r'    ‐i‐ ´・  i `!    i ゚,,  / i ゙i       ――ええ、9歳ですとも。
      !、  ´       !、 _,,, -´     !     i  ゙i.
.        !、 ,r', ,r'´,             ゙i  !    ゙i
            ~ i          、 _/  /     ゙i            それ以外の何かに見えますか?
.....            ,r'-  !、       ,r' /
               ,r'_  `= 二二,r' ´ /
.               て       ´  /
                     ,, _ /

44 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:20:36 ID:gFX4BiSA




               ,.'"´   .: .:.:.:.:::::::.:.``ヽ、 
                /        .:.:.:.:.::::::::::::::::::.:.ヽ
             /           .:.:.:.:.::::::::::::::ノ
              /    〈カ     .:.:.:.,,、、-‐.:;;;:;;ヽ
            i          ,.‐'"´.:.:::::;:;;;;;;;;;;:;;::;゙、
            ヽ       , ィ;;;: . :.:...:::.::::::;;;;;;;;;;;;;:;:::i 
              ル`.::.-‐.:ィイ.::;i!i;;;:; 、.:: :.:.`ミ、:;;;;;;;;;;;;:;:;:〈 
             /.: ::彳ソイ ノハ;i `トt、 `、.:::`ミ、ヾ:;;;;;;:;:;:;:;i 
            V,.:ィイ, -‐-‐、リ `ー _--、`ヾ.ミミ、;;;:;:;/
               V.::;;, ィヒッラ:., .:;;<ヒッラ_ ::`;;:;r ,;;;リ     ・・・・・・
              `ヾ;,    .:i       :: ,リイ l;リ  
                   `i   /  ,       、_ノ;;{        いや、なんでもない。
                ',   `^"      , ス;:;;:;;ヽ
                   ハ   -ー- 、   /  iリト、;:;ハ
                 ′゙、  ー    /   ,' `V.::;.ヽ,,_
         _ _____,.ィ´.::ゝ     ,.イ    ,/.:.:.:::::::!::.¨`ー- 、 _
     ,.ィ 二 _ __ __  / .:i ,`""" ´<_, イ  .:.::::::::::::,!:::::::::::::::::::::::.:.:.:.``
   /^1           ,/  /^|/  ,イ ,イ  /.:::゙, /ヽ.::::/.:.::::::::::::::::::::::::::::::::.::.
  ./  i!ー --- ─一 /  i::;;;|   l/   V .::;;;:;;i ヽ/.:::/ .:.::::::::::::::::::::::::::::::::::
  /   ;          /  /.;;;;;|  /i   / .::;:;;;:;;;|   /  .::::.:'"´ ー- 、:::::/´
. /   {        ,′ /.:;;;;;;;;ト ----‐ '.:;:;;:;;;;;;;;;;;|  /   .:::   .:.::::::::::::::/::::::

45地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:20:50 ID:kVkI9plY
信長の野望にもたびたびある大人グラの子供みたいなもんかw

46 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:20:55 ID:gFX4BiSA



          ,r'゙  .:.:.::::;:;:;:;;;;;;;;;;;:;:;;:;:;.:.ヽ
         /    . :.:.::::::::::;:;:;;;;;;;;;;;;;;:;.:`ヽ
           /      . :.:.:.::::::::;:;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;;:!
          ,レ' //. .:.:;;;:;;,ィイハ;:;トト、;:;;;;;;;;;;;;;;:;;:;!
       / 〃 .:.::jノノィイィシ ^トト、;:;:,、ミミ、;:;;;:;:;l   ともあれ直衛。
        i.:::/ .ィイイソ -'一.::'' `ヾ十- ミ;:;:;;;;;|
          V .:〃彳;!  r fテシ.::'  /fテュ, .};;;;;;!                       あにうえ
        V.:/ハ;;;;|    "´  〈``  ィイノ   僕は戦いが嫌いだし、僧侶だ。 義 兄 上に直接の助勢はできないけれど……
            Vト、リリ,         i   l,/´
          V;ツメ      ー-'   ,/
           i.:;;;リト、    - ー‐-  /         何かあれば、必ずうちの寺に逃げこむんだ。
          ハ;;!. ', `、     ー  /iヽ
            /.:::::L,,_  \ __, .イ ノ::::`、
         ,.イ:::::::::::::::,ヘ‐r─ 、-、--、レヘ:::L
─‐----‐''´.::i::::::::::::::/;:;;;リ   ト、ト、 i::::::::::::i:.`''ー-、、、_
.:.:.:::::::::::::::::::::::::ト、:::::::/;:;;;;;;;|   l l1 /:::::.:.::::|:::::::::::::::::::::::`¨`
:::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ:/;:;;;;;;;;;;|   | リ /.:::::::::::.::|:::::::::::::::::::::::::::::::
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47 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:21:06 ID:gFX4BiSA




              _, -‐‐';;´;;;;;; _ ...'''' -‐===‐- 、ヽ
          ,, ( ) ̄;; .. -‐ ' ´ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,  ''';;;ヽ.
     ,,, -''' _,,, '"ヾヽ、 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'''  '';;;;ヽ
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  , ´ _ `:::::::::::::,,::''''  ''゙`ヽ、 ___  , .,,,、ァー,--,-‐―_-_ゝ
 / /  `;;:::::,,''        '´ ----―・ナ´,゙〃シ  l
 i i. <  ;;::::;          ` ̄ ̄-‐´-___ュz.  `、
 ! ト 〈  ''::;              ´            /     分かっています。
 、ヽ`ー 、.l !                        __/
 :ヽ、ー゙'´ ,、                   ィ, ´, ´ ,,
 "'',,  ̄ 、、ヽ                    ,У、 ",,       寺院は聖域、預所の権力も及びませんからね。
 、 ,,""ッ, ヾ.、          ´ '‐=ニニニニ二チ./ ,:.:.:.,i  '',,
 "'' ,,   '',,:.:`〒==ミ、        ._     l' /:.:.:.l|  ,,''
    "'' ,,  '',,:.:.:.:`:.、 `〒===〒 ̄ヾ 、  / /:.:.::.:.i| ,,''

48 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:21:16 ID:gFX4BiSA



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                       /         ゙i、
                         /             ゝ、



      ――直衛は当時から、非常に利発な子であったと言われている。 このとおり、とても利発ですね。



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49地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:21:37 ID:2NZktuUI
いきなり登場人物のAAが大物ぞろいの件w

50地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:21:50 ID:kVkI9plY
まあ自由惑星同盟としては言論の自由は保障してあげないとなw

51 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:22:20 ID:gFX4BiSA






               ,.r-‐''"´`丶、、..,,,_
              ,r'´ゝ、 ,r'´フ  ,、'r ̄`ヾ、
           /,イ`ヾー=彡' ,ィツイ/   ::ヾ`ヽ,
           ,!        ,ハ'´   ... . ::;_,ィミ l
             l,ィ,,,:':::ヾ ミ、;;;,.、-─゙'''ァty、::;ィヅ;;::j
          ,}``ハヽ;;;;, r'´ -─‐'´゙,ノ'ソイ'ヾ,;;〈
          /:..;;;,r' ヾ、リ  ,か)ゞ`' ,r'`ヽ,|トj;:リ
           {jj ハi ノi ,:トj         ,jテy ,ハ;;ir'    まぁ何にせよ、嫡男の君がしっかりしていて、漆間家は安泰だ。
          ,!.;;:::;ヽゝ'ヾ'         ヽ  j-‐'
         {'ヘ、,ミジゝ         `ャソ ,!
            `ゞ リハ彳、.     ``ー-、, /
            ゙,r-く,._イ, ヽ,    `ー  /          直衛。 このまましっかりと成長して、義兄上を支えてあげて欲しい。
           /     `丶ミ、_      /
           ,イ        `ヾ,ー‐r一'
        / `¨丶-、       `イi`ヽ、
      ,r'´ ̄ `ヽ、,イ `丶   / |,j、  'j
    ,イ         ヽ、  \,/ ,!j ki、,イ、
   /            `,    'i ``ヾ<'

52 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:22:42 ID:gFX4BiSA



ニ三三三三三三三三三≧ョュ、
三三三三三三三三三三三三ヨ≧、
三三三三三三三三三三三三三三ヘ
三三三三三三三三三三三三三三ヨi
三三三三三三>ニニニニニニニニ、三ヨ/
三三>- ' "      ,-'ヘ,_____ .ヽ'"
-'"    ,  - ' " ¨ ヽ--'   .`゙'i,
  , - '"     ,,.ュョョ三三三三三::ヘ
-'"    ,...ョヨヨ三三三三三三三三ヨ\
 ,,..<三三三三三三三三三三三三三::ヘ
三三三三三三三三三三>--::;;-、:::|-'"
;;;;;;;>-、三三三>- ' "--ヽ  ', ・i ',i
;;;;;;;;;i  ,='"   , ‐'"¨',      ヽ,ノ i
;;;;;≠ ヽ  r'´    ’j     ヾ;-' ', .',
;;;;;≠    `----‐'"         i i
:ヾ;;'                イ7 i       ――はいっ、叔父上! 無論のことです!
  ヽ             /,,  /  j
                    `ー' , ,'
 ,,      冫    _,,  -‐'" i゙ヾェ、,
´  ^'---,;ヘ,   ̄ ̄ ̄  , -、    ,,|`゙''、, ヾ
  ,,,     〃,, , ,,..-‐'", ヘヘヘ , ; ノ〃y7
 ''  ;; ., ,,  ヾ,,ヘヘヘヘ ヘ ', ',.',,イ:://




                 しかし勧覚の願いも、直衛の決意も虚しく――



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53 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:22:53 ID:gFX4BiSA






                     ′ i           .:: 
、、_                    _,r:::i     rー-‐ '''' ー ‐ --:: 、:ヽ::i
   `''''"'''ー- 、、、、、、、、、 -‐ー''''''' /:::'.     ``¨':':‐:::::::-::::::::、_  ヽ:;::l
               '"       ./" ゙:,  ゙、   ヽ、,..:::::::::::::::/ , ` 、  `
                __,      ',::、   ゙ヽ 、:_:::::::::::r ;´ ' ヽ、  ` -、
         `;;=--‐‐''''""         ',:::、  `'':::::::::::::;: '   i    ヽ、,
        i´          ,      ',::ヽ    ::::;::i  _ -t^ヽ、_   ゙`
           l          i       ヽ::`:ー ':::::i .ノ:i ノ:::::::: 〉
         '          il      ,.ゞ=ー'"メ /::::レ:::::::::::/
           i           il   _ ,ィニ´ ニヽ    ーヽ:::::::::::::::/
         i           ill ,イ:::::iニニニソ、     ヽ::::::::::/
            i       illl ´    lニニニ/ ヽ.    ',::::::::i
             i        illl    /ニヽン     ヽ   /::::::::!
          i.      illll  , ' \\ i      ヽ , ':::::::::::i










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54 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:23:12 ID:gFX4BiSA













           ――成長のための猶予が、直衛に与えられることはなかった。














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55 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:23:23 ID:gFX4BiSA



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56 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:23:34 ID:gFX4BiSA


     i1                       ,..-‐‐-、.         ヽー‐‐'´  ヽ
     l !                    /イリ i lヾ.ヽ、        ヽ     ヽ.
     /l l                   /ソ/ノ/jソノ ヽiヽ!         ヽ     ヽ
   _r'ヽ!゙l                   !l/iァ  フ /,.イri li l          ヽ     ヽ   狙うは漆間時国、
  ,ィヽヽソ l                  !ハl r‐、  ´ ,ィノ:/ノ           〉     ヽ.
  ヽ.'´  l                    ヽー'  ノ ノハ/l!  ,.r‐-、_,、__,,..--‐' i\      j
   ヽ_,,.='ヽ                    `エニ´-‐ィ'`ヽ‐イ ソ/ /      N ヽ   /
    〈    ヽ             _____,,.-‐ィ'!´/ヽ/  /  / /        _,.-‐'"
    ヽ    ヽ           /i     //:/ /  /i   //  _,,.--‐‐‐''"´          皆の者――
      ヽ    ヽ        _,ィ' /   ,.イ':::::/ /  /  l  i/   /
        ヽ  ニ=ヽ、,ヘ--‐‐イ´〃 /   /::::::::/  i /    ヽ  /
       ヽ //   / / /  /::::::::/   !      ヽ./
        ヽ.       ____/   /__//    l       i
         `゙--‐‐'゙´   /  /    /    ヽ      ソ   __,,.--、
                 /   /   ノ 、     \     {-<_     ヽ、
           _,.-r┬‐,イ  /i   i  -ヽ、      !、 、    ヽ.      ` ゙̄ー‐--、
ヘ       /        / !  -l‐=ニ二≡ヽ、   〉  ヽ     `ー==‐‐、       >
:::::\     /  __,,..--‐‐''"(_ ___/___≧_ヽ、 ー、ヽ / `\ `ゝ'"            /´
:::::::::::\_/__,,.=ニ'___,,.-‐、 f=='' ̄´` ‐‐-=-、ヽ__ヾソ   ヽ /              /

57 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:23:47 ID:gFX4BiSA


           \__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__/
            ≫                                   ≪
           ≪    機先を制すのだ!  ――かかれェェェッッ!!    ≫
            ≫                                   ≪  
           /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\ 
                                                   
                                         |\ 
                                         |  )
                                         | ( 
                                         |ヽノ      
                                         | (  
                                         |ヽノ  
                 ,rt、     ,-‐、             | ,rt、 
           ハハ彡 /ト'ヾヽ   l=j, (,、        i`i`彡0fト'ヾヽ          ヽミ彡/     
         /、 ゝX  彡ゝoノ ハハ/ソ/⌒ゝ       / ゝ 彡ゝoノ         /|  iヽ     
        ( ' Y''''ノ\  彡 /、 ゝx彡ヾ > )、__ノ彡ミ= | 、ノ  彡くミヽノミ=       o,|   ||ol.    
         `‐' ̄\ ヽノ  ( ' Y''ノ 彡く/彡'  \   `‐' ヽ____/ゞ | ヽ   へ  /〈|`‐' |〉   
''''''''""""" ̄ ̄ ̄   〉____,/ | `‐'ヽ ヽノ |// |   |      |川リ ー'  |  ,;' ) / c|、____, |っ へ
"""" ̄ ̄     /\|リjilji   丶ゝヽ〉____,/ゝヽー'   /      | y ノヽ | / (ヽ   | 川リl |  ,;' ).
-‐ _,,. .-‐   ヽソゝゝ     `''' 川リ|  `''' ,'ヽ 丿  /\// //  ヾ|      ヽ |ー| / / (ヽ
 -‐ _,,. .-‐  ,-‐'''" ゝ  ノ-ー'7ゝ ゝ  ゝ' ヽ ヽ   ヽソゝ/ //   /ゝ      ノ ゝノ ゞ 
 _,,.    -=━━| -ー / 彡   /  / / . .. ヽ 〉  ノソヽ/ゝ     .  .   /ゝ /ゝ 
    -‐'''""-‐'''ヽヽヽ/ / .:-‐' / // /   .  // / ゝ /ゝ   //            
    ,,,-‐'''""  _,..:-//,..:-‐'"// //_,..:'_,..:'  /ゝ/  < <       /       /    
-‐'''"",,,,,       /ゝ    /ゝ  // _,..:'  /      ゝ`    /      /     / 
-‐'''""_,..:-‐'"_,..:-‐'"          /ゝ      /       / / /   // / // /  
_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:''   _,..:'  /   /  //  / /     /  /  / /  
    _,..:-‐'"      _,..:''   _,..:'         /             /       /

58 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:24:00 ID:gFX4BiSA












          保延7年(1141年)……直衛、九歳。


                           源内武者明石定明、漆間時国を夜襲――













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59 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:24:31 ID:gFX4BiSA




           .、、、、、、,,,
         ,ィ彡'´ ,, ィ二ヽ
       //// ィィイ 丿´⌒h!           ..
       l州fii!'',,、、,,    ミ!        , '"   `ヽ
       !:ハリ ´`;;;;;' ,ィ;;;; リ       ;;'        ;    くっ、門を塞げ――!!
       .lN!    ´ 〈 '''イ   ,rr─""´;;;   ;;;;   ;
        V ',   ィ /  リ   /〒〒L  ゙、      ;:
 rr:::==-、/::ヽ'.   ー - 、 /    レ'´ ̄「:::「 ̄ ゙ 、 .. ,, '′
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60地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:24:44 ID:kVkI9plY
おい弓つかえよww

61 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:24:45 ID:gFX4BiSA



            ,,、                  、
         `'ミ'‐ ,,、            リ、
              \ `''ー ..,_   .゙ミ'ー ,,,、 .|.ヽ
               \    .`゙"''''''゛   `゛ ヽ      i、
              \                ヽ,    ,バ,
               ヽ                `'-  ‐゛ ..l,
        _______ゝ           _、         ヽ
              ̄'''''ー ,,_           ,i'´   . ´゙'''.ー      l,
                  ___>     │         `''‐、.  ヽ
          -ニ二 ̄ ̄        !            `'‐ ヽ
               `''-、.        .l              `'' \
               `'-,       l,                      〈  ̄l
                    `┐      ゙'、                   /ー'  ヽ、     ハ       __
                  、i|_      ゙'、                   .ヽ、   r'     ノ   !      / ヽ
                    `''-、    .ヽ                   r‐'    ̄ヽ/ ̄   !      !  !
                      _,ゝ    \                 /  =  ゙   ハ   __ノ      /  j
                      ゙゙'ニr     .ヽ                ヽ  = ゙ / !  `ヽ-―、     /  /
                 _,,.. -‐''"゛        \                 ヽ__  = ⌒     _ノ   /  ノ
                     ゙゙゙゙゙̄"''''―- ..,,,_     \               l` ̄   〈⌒/ /ヽ  ノ    /  ノ
                           `゙'''ー ..,、 .\            ヽ-‐ヘ ヽr'_/  | |     /,、__!
                               `'-、 .\              ヽ.j.    | |   / {
                                .,,....>  \                   | | _,.-、⌒
                                    `゙'''ー _. \                ,ノ l {   `!
                                      `\ \               `¨ー  `ー'
                                         \\
                                           \

62 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:24:57 ID:gFX4BiSA



       .. /⌒i
     _,,..、 .|  / ,..-、
     l   l | /´ l,、_ノ ,
       |  i' '´_,,、
       .|  し''´ 」
       |  ,,.-''´  .
      | .|      ,、 r‐'l .r、、
        .l、_ノ     i ゙l.| ゙l / l゙
                 │ ゙l | |/ l゙
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              /   `'      ,. -─── `ゞ、_     __ ,.-‐'''"´
             /        ,r'"´             ̄ ̄`¨`ー- 、__ _
            /        /
         /       /                 ``丶、
        ,'      '´                      ``丶、 ̄``ヽ
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      -ー- 、         /::::::::::.:.   >  ,r-、                 ヽ
      .:.:.:.:.:.:.:L_       \:::::::.:.:.:. .  ゝ-j  \
      :.:.:.:.:.:.:.:.:.:>'''"´  ̄ ̄ ̄``ー- 、、_>''"´「`ヽY⌒、
      .:.:.:.:.:.:.:.:/                   Lノ‐レ'⌒!、
      .:.:.:.:.:.:.::|          ,r ーrrrrrrrュュ、イ ,r‐|  Lヽ
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      .:.:.:.:.:.:.:.|        |   \三三三三ヽ_ - \  ̄\.:.:::::::::::::::::::::::\── '''"´
      .:.:.:.:.:.:.:. >-、、、_    \  /////二二二二二二二二二二二二二二|: : : : : : : :
       ̄ ̄: : : : : : : : :  ̄``ー-、`^^^^´ ̄ ̄`>───‐───────┘: : : : : : :
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      : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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63地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:26:04 ID:2NZktuUI
偉く近代的な弓だなぁw

64 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:26:17 ID:gFX4BiSA





      ,,、,、、,,,';i;'i,}、,、
       ヾ、'i,';||i !} 'i, ゙〃
        ゙、';|i,!  'i i"i,       、__人_从_人__/し、_人_入
         `、||i |i i l|,      、_)
          ',||i }i | ;,〃,,     _)  突入だ〜〜っ!!
          .}.|||| | ! l-'~、ミ    `)
         ,<.}||| il/,‐'liヾ;;ミ   '´⌒V^'^Y⌒V^V⌒W^Y⌒
        .{/゙'、}|||//  .i| };;;ミ
        Y,;-   ー、  .i|,];;彡
        iil|||||liill||||||||li!=H;;;ミミ
        {  く;ァソ  '';;,;'' ゙};;彡ミ
         ゙i [`'''~ヾ. ''~ ||^!,彡ミ   _,,__
          ゙i }~~ } ';;:;li, ゙iミミミ=三=-;;;;;;;;;''
,,,,-‐‐''''''} ̄~フハ,“二゙´ ,;/;;'_,;,7''~~,-''::;;;;;;;;;;;;;'',,=''
 ;;;;;;;;''''/_  / | | `ー-‐'´_,,,-',,r'~`ヽ';;:;;;;;;;, '';;;-'''
'''''  ,r'~ `V ヽニニニ二、-'{ 十 )__;;;;/



              州/川////
             _^衫=ミv//厶
            _彡ク/⌒ヾー彡イ、
              r彡//   _ V/Ⅵ
           Ⅵ{^f=に三ニ=-ニ_リ
 __xzzx_x=zzx_/彡ヘ_}   fi´j^ =ニ}}         時国の女か! もう逃げ場はねぇ!!
//⌒-┴===ニ三彡ソ }}  r-ニ,  /′
=ニ二_ ̄:::::::\ \`ヽ, \ 廴ン んx __
三ン―=ミx::::::::丶._\ \__:〉‐=彡} V::::::三ニ=- _       わはは、這い蹲れ、命乞いをしろ――ッッ!!
/⌒ー―≧x:::::::::( 米 V⌒^ ‐=彡 爪__:::::::::::::::\\
r==―- ::=彡ヘニニニノ ̄   T  1f廴米 ):::::::::::::) ) __
廴三r¬= ′.:.:.:.:.:.:}} il|    }   |トミ辷−__ =彡' /⌒ヾ
i:i:i:i:i:i}        Ⅵ} ::il|     :}  :||  丁⌒> ´ {{ {{ 彡リ}
i:i:i:i:i:{          V} :o|    リ   || o :杉'   ヾ._ ー/ノ
i:i:i:i:八        }} :o|     八   Ⅵ У {       ̄_7
i:i:i:i:i:i:i:}    x-=ニ=‐ニ_ ̄   ー V/   \    /
i:i:i:i:i:i:∧   //     \\       j′ rァ=≧=彡{

65 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:26:30 ID:gFX4BiSA


: : : : : :| |   '、ヽ.     .|             /::::::::::::::::::::::l、、::::::::\
: : : : : :| |   ,〉 ', 、 、   |             /::::::::::::::::::::.:.:.:.トミ::::::::.:.:.:
: : : : : :| | r、  l  l  l l   |            ,!:::::::::.:.:.//.:,ィ::/ `ヽ::.:.:.:.
: : : : : :| | '、ヘ、!  ', l l  .|            l:::::.:.: //.:/イツ    i:. .
: : : : : :| | ヽ '゙'  } リ  |            l.:.:  イ-x、'_    _,,. -l:::.:.:.
: : : : : :| |   l   l_   |             !:.:.:. lォo=,ミ`  ,'´ィo=t::::.::    あらあら――
: : : : : :| |  _'、   j_ノl.   |            ,'リ::::::.:l゙'ー'     'ー'゙l::::::
: : : : : :| | 「ー一'´.:.: l   |           / ハ:::::l      j: .     !:::::
ニニニニ:| | ', :::::::::::::.:.: l   ̄/  ..         l::::::ト、 、___,  ,ィi:::::::
: : : : : :| |  ',::::::::::::::::: l  /\             l:::::|:.:ゝ、` ― ' イ:.:.|:::::::     貴方、あまり武家の女を舐めないほうがいい
: : : : : :| |   ',::::::::::::::: l   |              l:::i::!:.:.,イ ` ̄´ ト、:.:.l:::::::
: : : : :/| |   ',::::::::::::: l、  |      ___,.., -‐f‐'リ'"′      `ーr‐
: : : ://| |    !:::::::::::::::l  |     /: :::::::::::.:.:.:.:.:.:::l ,!           ノ:::
: : :// ,| |   ,j::::::::::::::::l、 |    _,/ :::.::::::::::::::::::::::::::',十―-、  ,.. -―/::::::
: :// /:| |   l|::::::::::::::::l:〉 |  ノ:/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽー―---―一/:::::::::
:.// / :| |   l::::::::::::::::::: {、,..ィ":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\     /::::::::::::

66 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:26:40 ID:gFX4BiSA

                         _,,..,, , -、 _ ´ ̄ ̄ // |
,. -―- 、        __  --―_,. - '"::::::/ /::://:::/   //   l,
:;:;:;:;:;:;:;:;:` ̄`ヽ ̄ ̄      _,. - '"::::_,.ィ::::::/ /::://:::/  //     l
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:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;,ィ:;:;/        ヽヽヽ /:::::::/    ,....、 ', ', ',          l
-</イリケ' l/リト、        ヽ У:::::/     ,'::::、ヽ、', ', ',         l
_::..`ヾ'/   ヽヽ'、        /:::::::/     l:::::::ト、::\, ', ',         l
::`丶.〉    ヽヽ'、       ` ̄<ヽ    l:::::::l \::`ヽ、_,  .、     l
:::::::::.`丶、    ヽヽ'、       ヽヽヽ   }::::::::'、 `',::::f-っィ弁、_    l
:::::::::::::..... 丶、  ヽヽ'、       ヽヽゝ―'---、ヽ  T´ 〔彡化、,    l
:::::::::::::::::::::. `丶、 ヽヽ'、       /::_,. ―ァ-、:::{   `'^^ヘ/^r-'     l
:::::::::::::::::::::::::..  ,≧、__      /'´,. - 、 〈 {´ `ヾ、  ', ', ',t ヾ      l
::::::::::::::::::   /__::::::::::::: ̄::7 _,ィ/:/:::::::::::丶、li:.   ヽ、 ', ', ',  l     l
::::::::::::::::::::::/::   l ̄`` ― ' ,L. -‐ ::'':7:::::i::::::::`ヽ /,ニ.、ヽ、 ',  ヽ    l      わよッッッ!!!
::::::::::::::::/::::   イ  _,. -‐'"´::::::::_,. -‐'::::::::l:::::::::::::l ,!゙ー、'rュミト、',   '、   l
:::::::::::/::::::: __/- '´:::::::_,. -ァ'"´::::::::::::::::::::l:::::::::::::ソ:}tァ'_ミシ::::}',       l
::::::::/::::::::::::「::::::::::::_,. - '´ /:.У::::::::::::::::::,ィ"7:::::::/イ::::::::::::::::.:.:.ハ,',       l
::::::/::::::::::::::L:: -f'´   「::「::l/:::,ィ::::,イ::::::/ /:::::::/ /l:::::::.:.:.:.:.:.:.ノ ',',      l
::::/::::::::::::::::::.  l    L::L」///',:V´:l ,!::::::/ /ノ!:::::::::.:.:.:,.イ  ',',       l
:/::::::::::::::::::::::  /   /<二::ノ    ',:.:.:.:.ソ::::/   l::.:.:.:..:::/ ,ノ   ',',     l
i:::::::::::::::::::::  /    /:.:.:.:.:./    丶:./::::/ヽ   h:.:.:.:.::l |     ',',.      l
!:::::::::::::::::::: /    /:.:.:.:.:イ、、     У::/`丶ー-l.',:.:.:.::l       ',',    ,l
::::::::::: :::: /     ヽ:.:.:.:.:.:.:.:`ー、,_  /:::/`丶、:.:`ーミ'、::.::.',- 、、   ',',  /
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67 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:26:51 ID:gFX4BiSA



             ,,、-ー''",、-'i::::::::::      ー 、
.    r'フ,,,,,、-'ツ/~i/~'i:::::r''",、-'"i,,、-'|::::::_r――''~'
   ,ノ ,,,、、  / 'ー"'ー"::::r''" ,、-'" ,、-":::::ヽ
  / /  / /)ノ""i从iii|、-'" ,、-':::::/~|___|  た
 r"ノ  //,、-'"iiiij;;;、iii'",、-'":;;,r-''" ,-、/
  ̄  ///    :r、、,rイ彡ノ"::::'''"// |.´    わ
  ノ/ ~/    ::ソi  `ヽ彡::ノ::::ノノ::~/
. /ノ,,r"::    ::::t t e };;r''":ノ"::::''ヽ,     ば
i::::::::r"::::::::::    ヽ~''ー'";;;;;;彡::::((::;、,ゝ.    //
ヽ::/ ;;;;、 --ーー 、、、,, ~~",、)::;;;;;;;;;;;;''":::ノー、__  ・・
. r〉 リ"" ::::::::::::::....:::,、-''";;;;、-'''";;;;;;;;;;;;;;;;;;r'"ノ/⌒)"
// r从  """",、-'" ,, ::::(;;;;;;;;;;;;;;;ノ~,、r''~,,ヽ;;;彡 u' ノ
/(|ii|;tii、it,,,、、, (''"~~"( ,,、-ーヽ;;"''''-、' 、ヽ ,ノ"彡 /|
ミ(((iミ、ー-、ミミ`≧'ー--:::、;;;;<t::   ~'ー~'"、、、-'"ノ
:i 、,、-'"::;;;;;;;;;;;;、-ー'''""'i- 、ヽiiii、t、   ..........iリr'r"ヽ,
::t ヽ;r'~、 r j,,,,,、-'ー'`'ー、i_t t从tヽミミニ;;;;;r'ノノ   ヽ
::::t'、 `tー-、シノ;;;;::::::::::::::;;;:::、;::t 、i''~'ーー'''r( t''"t ;;;;;
: :::tiii、 ヽ;;;;;;;;;r~~ ''''ー"、:::  ヽ' 、ヽ、::::::::tt  t t ::::
  tiii、  ヽ(::::::::::::::  `   ヽ~' 、;;、::::::ti ,): i ..:::
  :t ii|    ~' 、;:::::::       ヽf、,,ヽ i|イ::::: |::: ::::
  ::ヽ i   \ ヽ'''ー 、;;r 、,,r、r ヽ" ,).ii ti|::::::i|:::::
  ::::::ヽ    :::\ ヽr、/  ,,,,、-ー'''",,ノ  'j:::::リ::::::::
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68 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:27:20 ID:gFX4BiSA





::::::::l:l:::ll|! /l                    ト!::.i.:::::::: ::::. lil::::::::l
:::l::::l:l:::H、!_l                    l l::l ハ:::. :::::. .::il,:::l
:::l:i:::::::lトi>、l``'' ===、-- 、     ___,, . ィl::lラiァ::: ::::i::::::Al::l
:::::l:::::::l゙'lト、|``to。,、、_ヾr''゙ ヽ  ,イ:::::::: ,.z==〒!:l:メil::::::::ll::::/ l lト、
:::::|:::::ll ,l!ヽエ二ニニ=ミ、  ',  ,':::::::...'"'ニ==ナ!::! l l:::::::lリ:人l l ヽ、
::::ll::::::l ,l!  |  `''三彡'   l ,!:::::::''" ̄ ´   リ:,! l ll::::::/l/ ヽム、 ヽ
::::l'!:::::l l!             ,':: ::       ,!/ ,!l l::::/ ′  ハ   丶   くく、元気だな。――しかし、門も破られた。
,:::i ',:::l l             {:           l:,' /ll l:::l′__   ヽ  ヽ
ヾj、',:l              l         l,'  ll/l:,' /il`丶、、 ヽ 
  ,l,' 、         ,、   ', ,、      /  ,ツ }' ,'     ``ヾ:、、
  リ ヽ、         '(    ',、,)       ,イ     !   ト、            屋敷内まで乱入されては、厳しいか。
    /iヽ ,ィt、      丶    l;/     ,ィ>/iヽ.   l   }r┬-- 、、
   /  l!  \ `丶、、__ ヽ,__,ノ__ ,, ィ'" /:: l:, 丶  l  ,.ィl ',      `
  /  l   \丶、`丶.`二二´. -''", .:/:::  l:.  丶 L、  l    'r- 、、

69 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:27:31 ID:gFX4BiSA


                 ,r ''" ̄`` 丶、
                /::::::::::::::::::::::::::, 、ー、
               /::::::::::,ィ::::::::::x∠ ゙i::l
              ノ::::::::::/イ7イ/Xト,`:ィ'::リ
              イリツンハゞ'ノ/,' `_ ∨    だが、私は今の――
              /''" / i.  丶、'ー、」
            _/^く、  /  \ ヽ`ア′
     __,, - ''"ヽ  丶、/ .:/⌒ ー゙′          この幸せな生活を諦める気は、さらさら無いのだよ!
  r''"´        \   /i/^丶,
 トjヽ              \_/ ヾ, /{                      /i
 l  ヽ  li,            ∨ト'                  /i |
,ノ  、ヽ l l,           ノ 丶                   / ! |
! 、、 い ', ヾi,    ヾ、     〈  ヽ.               /:://
 ヾ:、 ヽ ゞ!  ',     ':.、    }  ,イ                /:://
  ヾ ヾi li、      ''::,, ':,   ,' /::}                 /:://
ミ、、 ヾ:, li,lト、、     '' ::、':、 ! /:/             /:://
= ミゝ ':, liリi, ヽ      '' ::.、 く/:/                  /:://
     _,x l;  、        / {              /:://
   ,イ/ `ヽ   '' :: ,,      {  ,ノ             /:://
 /,ィ'′  ゝ、   '' ::. :: ,,   ':, 〉                /:://
  ノ/    } ';,     ''::,, '' :: ., ヽヽ             /:://
  /     〈  ': ,     " ''― - tゝ、       <\ /:://
  /      ゙ト、 ' : ,     ' : , , い       ヽ/\/
,,./      l 丶、         '' :ヽヽ、     ,f{⌒ヽ/\
;/      ',   ' : ,          丶ユー―-ノく⌒ヽ }ヽ_>
        ',                |`ヽ<ー{ (⌒ヽ )
         ',               l, ,:',Lil (⌒ヽ)
\       l               l/ィヘ,ヽー`ー'
  \      l            .. -「(彡)」'"ゝ-、
   \    l        _,, -''" _,,`=ヘ´::::::.. ゙ト、

70 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:27:41 ID:gFX4BiSA




                        _,.. ー   ─=二.,,_        ! l
                   ,, -;;il!!'"    _,,,.. -ー''"   ̄ ̄`゙゙''ー\l l,   .|      .,i7
                 ,,.;;シ'" ._,, -'''''"゛                      l,   ll      ,l゛!
               ,..!广   .'二ア"  ._,, ‐''''^ ̄ ̄ ヽ            ヽ  i゙.!     ,/
                ,/゛ _,,..ニ'"゛  .,..-'"゛             l          ヽ ! .|  ., .ll' .l゙
           '" ー'“゙ /   ,, ‐″             l               : ! .l|  ,! i′
             ,..-'´  . /                    |               l l.!  l l
          ,∠´   . /                      l゙               | .!l  iリ
            "゛ / . /                     !               !,!l  /
    ,〃   ..i/ ./                         |              l゙   /l
  .,, /    ./ /                           l                 |  . l/
. /./    / .,/                         !                 ! .iリl゙      .iリ
イ l|   .ノ/                          !                 i゙ ,i゙iリ    il"./l゙
,i!/   .,/./                            l               !/ .ll゙    /.!/ l
,i′ .,i./                               /               ″ /   ./   /
  ,//                               /                 /   /   !
. ,r./                              /                 /   /   l
ツ゛                                /                  l ,i /   !
′                                /                  l..i′|.   ,,/
                                /                  !〃 .l!  ,i"
                             /                  /iリ  ,! /
                               /                     iリ l  .! .i′
                              ,/                  i}"/  .! l
                          /                     │  l/
                         /                      l   .ll゙
                           /                      l   i゙
                          /                          ll
                         /                        リ

71 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:28:17 ID:gFX4BiSA





     夜襲に対し、漆間家も不穏な情勢を察知していたためか、これに応戦。


                      なおこの時、直衛は子供ながらに小さな弓を構え――




   .rfチ二ハュ、
  iif  ,,,,,;;;リ::::\
  `t、、;;;;;;;yソ::::::::::\             ノヽ、
    .`ー'''´:::::::::::j´| \       __, - '´   丶
       `丶、:::::ノ |  |\   , -'、         ゝ
      (::::::)    |  | |ヽ  j´.j:;:;:;ヽ、_,,,......  ノ t
          ヾ、  /  | |:::|\i i,.;'',´,゙゙,,ィ' ヽヾ,,;    i
           ヽヾ/  / /::/  |\i゙ (' ),  ` ´ i i.;   ハ       あと三間、二間……一間、
          ヽ__/ /::/  丿| Y´ヽ、._ ____ .〃; /ノ t
           ` ̄丶tー'´ 丿. ト、___  `';´〃; /-ー 弋ヽ、
               ヽFキi、_,,f´     j .; ノ       ヽ
                ヤ ハ、_,     '.'`、          {
               ,-ー'´ヤ.ハ、     、、' ',ヽ〃         ヽ
            rィ   /ヤ.バ`, ̄ ̄`` 、';:;ヽ       /
               i  /:;:;:;:;ヤ.ハ:;:;''´,´,,, ':;':;:;:;:;:;:;:ヽ     /
            i´  j:;:;:;:;:;:;:;ヤ.ハ'´ ヾ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ   /
            i  jヾ:;:;:;:;:;:yヤヘ   ヾ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ /|
               i  j  `'''''j キキリ  ヾ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ソ  |
            i j   ノ  ヽゝ    ヾ、:;:;:;:;:;:;:;:;:;/  |
             t  ノ´          ヾ、:;:;:;:;:;/
                             ` ´

72 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:28:29 ID:gFX4BiSA



                 / イ: :/. :/. : : : : : :/// : : : : : : /. : : :}
                // /. :/. :/ : : / : : /厶ミ、: : : : : /|: : , ┴‐- _      なにをモタモタしている!?
                  ´ / : //. i : : / : //・__」 }: : : :厶]: /       `ヽ、
                /イ//. : { : / /|:/二 ¬: :/、.|:{           `、
                 /イ/^i: : / :/l/     /イ_  〉`|个          ',    押し切れ、押し切れェッ!!
                  l{ {!:/ !:/           (   }ヘ           }
                  |ヘ、|′|′      ∠二ユ}  /  ヽ、       ,′
                     |7/}     _/⌒ヽ_::/′ /   _}`    ィ′
        _  -‐-  _       |:// ヽ、    `ヽヽ__}^}  /   /         }        _
      /    `ヽ、`ヽ¬、⌒ヽ^ヽ  ` 、  ` ̄ ̄´ / _ノ        ノ      . '"´   }
.      /         \    ヽ  \`ヽ、  ヽ     ノ/          }    /      , ′
    ,′         ヽ   ヽ   \ ヽ、 ` ーァ´_/      `丶、  ∧   /      /
.   /           _  ヽ   ヽ   \  >  ´ /{         \  `¨´    /
   {  _ .. -‐…  ´ _  -‐`……`ーァ‐  ´    / /    \      ヽ.     , '´
    〉´  ,      /        /        / /       `ー- 、   }   /
   {  /    /                   {  {            `V    /
    、_/     /                     l   ',               / / /
      、   /        /            l  ′   ̄ ̄``ー一r′i/\
     {    /       /              l  {               }  }   ヽ、
      ヽ、/       /                |  \    _____ノ ノ  }   ヽ

73 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:28:39 ID:gFX4BiSA


      /::::::::i  |::::! .i::::::i            /、          ヤ      \
.      i::::::::::i  i::::i i:::::::i           / /:::::::::ー-、,_       ヤ     ヽ \
.        i:::::::::i. i::::i,/i:::::/            / ./::::::::..,,-‐''`゙''-、,_    ヤ i l 、  ヘ /
.         i:::::::::i. i:::/::::i:::/              | /::/       `゙''-、,_.ヘ i l ヘ   (
.        i:::::::::i i/:::::::i/:|           { )l_,- _,,y-/----キ=ヤ i l / /   〉     そのキレイな顔を、
.       i:::::::::"::::::::::/           // ヽ =≧ハ  i  . > .l=ヤ  .l/ / 〃/、
       i:::::::::::::::/        _,,..-‐''"ヽ ヘ i i ・ノ --、ー‐'"   |=ヤ ./ ヽ//  `゙''-、_ 
        i:::::::::/      , -'"   〉ヽ   .ヽi i ̄7           |=|/   ///--
        i::::::::i____.,-'"_ `、   | (  l::ヽ i i  ヽヘ         |=./  ///          フッ飛ばしてやろう!!
.          i:::::/ 〃'", -'"    ヽY  ヽ,〈 |::::|ー‐‐‐、 ,  -- 、  /=/  ///    /
.        i::/ ∠ '" _,,.-‐''" ̄ ̄ヘ_/  ̄/ l:::::|--ヘ  ヘ  __ ,// /  / /   /
        i/_,,-‐'":::/:::::::::::::::::::::::/   /  |:::::::l:::::::ハ   i--- '" _// / i |_/
.          i/i::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::|   ハ  l |:::::冫-:::l=ヘ、二----≧/ / 〃 _,,.-‐''"
.         ヽ .\:::::::l:::::::::::::::::::::::::::|   .iヽ∧|:::::l::::::::|,---、  ∨  /  _/ <-'"   ヽ
          .,,  \\::l::::::::::::::::::::::::::{   >.冫-|:::::l:::::::::|   7/ .i ヽ、y"---‐‐ 、    l
      _,,.r':/   | .\ \:::::::::::::::::::ヘ  /、 l... |:::::l:::::::::|   ,l.  l    l-'"二二、-、   キ
   ./'''"´:::::/ ./:ヘ ∧  ヘ ̄ ̄ ̄ l l ヘ l  .|:::::l::::::::::|_/_/     l:::::::::::::::::::\ \  キ
  /::::::::::,,.//:::::::/ヤ ヘ、 ヘ     .ヘ  .ハ   |::::/:::::::::ハ- /     7::::::::::::::::::::::::\ヘ キ
 ./:::;.r''" /:::::::/  ヘ  \ \   i i\∨ヘ |:::l:::::::::::::ハ 冫    /::::::::::::::::::::::::::::::::\ ヽ
 '"´ ./:::::::/     ヘ   .\ \ .i i.  \ー|:::l:::y---ハ    /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|∨
   /:::::::/       \   Y  i i     / キ:| l:::::::::::::ヤ_ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
 /:::::::/          `゙''ー-、,_ i i   ./  ハヘ|:::,---、l  `'-、_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
. |:::::::/                 i ハ. /  /\l:l   )     l`゙''ー-、,_::::::::::::::::::::::ノ
. i::/                  ヽ ∨   /  ヽ'---"      \二二二二二二ヘ
. i/                     \_.ノ              \

74 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:29:08 ID:gFX4BiSA



    ミフ>、、
    `ヽ丶.
     /  l
     /  l
   ,r-(二二ヽ、__    ぎゃぁああああああああああああああ!?
   ミy'く-、、`L,__ ヽ
   ,.:<`ヾーミニヽ、 l,`ヽ}
  :, ,},t、 `ヽ.,>='^ヽ、
   ゙ ゙ ^ヽ>、 ヽ'"   丶、
      ,}    l   ト、  `丶、
     / /`ー-l   l~`丶 、  `丶
     / /   ヽ  ヽ   ``7  l
    ,ノy'′   ヽ  ヽ    l  l
   《^リ      'i  l    l  l
           l  l    l  l
           l  l    l  l


       明石定明の眉間に矢傷を残したという逸話がある。

                  ――無論どちらかといえば逸話の類であり、史実性は薄い。 本当ですよ?




.

75地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:29:40 ID:2NZktuUI
さてはこのやられAAで月を選んだかw

76地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:29:43 ID:Hg5Uz5pA
9歳すげえw

77地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:30:09 ID:p5Bywovw
本当に9歳児??

78 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:30:26 ID:gFX4BiSA






     \__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__/
      ≫                                   ≪
     ≪     くっ、明石さまがやられたぞォォォ――!!      ≫
      ≫                                   ≪
     /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\





                  \__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__/
                   ≫                                   ≪
                  ≪     退けっ、いったん退けェェ――――ッッッ!!!    ≫
                   ≫                                   ≪
                  /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\






                  そして、この夜襲の結果――




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79 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:30:52 ID:gFX4BiSA



            :,:           :(::)
            /⌒''⌒) :,,゜      '         ,,,,,,,
           (:::::::::::::::!'                 (::::::)
           ヽ::::::::';'''                 ''``   。
           τ'::/ .;:
            )/
         。            '  、       ;: 。
                               `'''`~''・    ' `
     f''`⌒(     ,,,,               !:(',,,,、              ::,,,,,、...
     ,!,,,、(     /::τ             ノ:::::::::::::::::)          。  !::::::::::`! 、
 :.、          !:::(     ノ::`!   o   (::::::::::::::::::τ            (:::,,;,;,、; 。
       ゜     (/      ⌒・ .   ・、;::::::::::::;;.;`` ''
     ,,、..   //   ノ'          //'''`'`'` `       ..,,.. _,,,.、 ・         ,, ...:・..
  π /;::::::::(,.,.(;;;::::(   ,,.,  ・っ                    ;,;;( ):::::;.    c::── '`'''::::::::::;''
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80 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:31:11 ID:gFX4BiSA



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    ,'::::.:.:.:.:.:.:.::::.:.:.::::ムミゞt彡ヘ::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:::',
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    ,!:::::::::::::::::::::lil:イ     `ー-+l::H:n:l ̄ ` ―- 、
   /、:::::::::::::/!:/リ,l      :;:・;:l l:l l:!l:l´ ̄` ― 'ー、     っ、いかん、な。 ……はは。 私も、もう歳か。
   /リ!:::::::::::/ナトl、j__      ;:;:;:: N:l_lLl:l  ト-_ 、_   l! 
    ,',イ::l::l下メtrェミ'゙  , ,.:''"二ニzテl才'iL_r '´  _,.   '、
   /' ,Kリ '゙`'==='`  l l.:.:.: ` =;:=彳/リ〈゙'、 ィ'´__, ..、 /
     リ'、        |.:   ;:;:メ;:;:;:/イハ ヽ.ゝ、'__ノ  / 
     川ト、        |   ;:;:;:;:;:/リ″ヽ :.:.:.    /             不覚をとった、ようだ――
      '′ヽ          ;;;:.イル′ |     {
     _,r―‐lヾ' 、 `ー '  _,ィ),.イ   o 从ヽ-‐―r-―'
_,、_,.ィ" / f::イ 丶 `'===='"/    ゝ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/           
   /  l'´   \ `"""´/.:.:.,,_____冫;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:{      ,,,,,,,, o 
  /   l:,       ̄ ̄  .:.: "`ヽ;:;:;;;:::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:从    (;:;:;:;:ヾ-r
 ,'     ',;          .:.:    〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:) 0  ソ;:;:;:;:;:;:;:} 
 |     ',       ..:   .:.:    ,,__);:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノ     ゞイ"ヾ,:;:,ソ 
 |      ',     l:ノ  .:.:.     (;:;:ノr-´^~;;r-ー⌒`    ,.、
 |       ヽ、       /   "  ,,,,      _;:;:⌒ゝソ;:/
                       (;:;:丿    (;:;:;:;:;:;:;:;:;:)
                               ヾ;;;;;;;;;;;;/; \
                               ´  /;:ノ 。  。
                                   ()


               漆間時国は重傷を負う――



.

81 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:31:21 ID:gFX4BiSA



               , 、´、
          、、'ヽヾ'´ ゙           ソ   }
       ,, ;;"``               ,、、ソゞゝ }
      ,´,,               ,、ヾ'`u',`,,,  ヾ''、
     '゙          ,' 'ヾ;;,、'``u    、,,,,   ゞ'、
     ´'     ,,, ,,v '` _ _ ヾvノ彡´  ',、     _,'
      ´'〃、、、'/  r'´    `i ヽ  ノ´ ',,、 `` '`
       {ミミミミ}  '、    。 ノ ミr〆    ィ; ; , ..、´
       {ミミミ/ .;.;.;.; ` ''''ー-'、    ___  i ``´'
       {ミミミ/ .;.;.;.;.;.;u.;.;.;.;``ヽゝ   '´  ヽ 
      {ミミ/   .;.;.;.;   U    u        `7
      {ミミ}    .;.;.;u  ;,;,;,;.;:.   __,,---、___/
     {ミミ}   , 、  ..;;.;         ,-z_, '´ 
     {ミミ}  /ゞ´`ゝ、          /           ――――っ!!?
     {ミミ},ィ´tーiー、Tユミ、ゝ'ー──ヘ  ソ  
     {ミy fノー ' ̄´   `┴┴x  レ´´
   '' ´ `、       '´ ̄ ̄   `ヽ
 〃〃〃 ミゝヽ            ノ

82 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:32:35 ID:gFX4BiSA




        ,. r ´  ,. r ´三三:::::::::::三三:::::::::::::::三三:::::::::::\)}
   r―――´  ,、r ´三三:::::::::::::::三:::::::三三:::::::::::三三三三::::\
__ヽ ○ _,.< ` 、三三三 三:::::::::::::::三三:::::::::::::::三三三三ノ≧
;;;;;;;;;;;;;;;`: : : : ,;;> 、  ` ー 、三::::::::::::::::::::::::::三:::::::::::::::三,.:::r' 二>´
ヽ;;;;;;;;;;;;;: : : : : : : : :/ ` 、   ` ー ---------- ― ´  ,. ィフ ´
 };;;;;;;; : : : : : : : : :{    `。 ー -, ____ ,. - ィ - ‐。´ / {
} ;;;;;;; : : : : : : : : ∧       /: : : : : : : : : ' ' ' {;;; _ = = ,'
, ;;;;;; : : :  : : : : : `====: :三: : : '     |!! ´  ,.  '
ヽ ;;;      : : : :ニ二二二 ̄ ≧〃       {`' , '   '      そ、んな……
  ;;;;   u           し´         ヽ,     ;  
                             /    |  
                        ,. ---,ノ    |      ( これは、致命傷――だ )
         ,. .,_    し       {ニ- ,r/ -、  /j 
        r´T  `           ^>ー  ノ   /`
        く `ゝ、            ´_ ,.、ー´  /
         ∨ , `'ー ´ ̄`ー―=,‐´ー    /
           ` ー'―‐`―'―  ̄

83 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:32:46 ID:gFX4BiSA



      /::::::::::::::::::::::::::::::...  ::::::::
      /:  :::: :::::::::::::::::::::::      ':,
      /:  .::   :::::,.、、_,..、、::::::   :::',
    /:::..   ..:,ィ'"´~`'"゙゙''ト:::         
    /::...::  ...:/l      l ',:::: ::...::
   ノイ::::....:..:::::/ l         | |:::::...::..::   
   /l}:::::::::/Ll__!       | l::i::::::::::::
    /リ!::::::}トl、ヾ'ー、  ,..、_j_リli::::::::::          ・ ・ ・ ・ ・ ・
,. -‐ '"ハト::/7テミ≧'゙`i ,':.:.:.ィニlエア:::::/ト 
    /l| l'、 ノ l '´  l l:.:.:``"リ | l/ '
    /   ∨、    リ:.:   / l/l  
   ,'     ゙i、'、  、__,.   ,ノ,イ⌒`    ,.、   
   /     ',ヽヾ====ァ'/,'  _;:;:⌒ゝソ;:/
  /    ,. -、'、ヽ丶==彡'´ /  (;:;:;:;:;:;:;:;:;:)  
  / _, ィ"     ゝ;:ヽ-‐―r;;,  ヾ;;;;;;;;;;;;/;    
'"´    ,,_____冫;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:\ ´  /;:ノ,,,,,,, o 
       "`ヽ;:;:;;;:::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:     (;:;:;:;:ヾ-r 
          〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:) 0  ソ;:;:;:;:;:;:;:}  
         ,,__);:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノ     ゞイ"ヾ,:;:,ソ  
         (;:;:ノr-´^~;;r-ー⌒
         "  ,,,,     
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84 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:32:58 ID:gFX4BiSA


         __,,,...,,,__
   ,. -一 ''´::::::::::::::::::::` ̄``'ー-- 、_    
 /:::.:::::::::.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`丶、 
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.:.:   .:    .: .:::::,ィ//::::::::::::/   ゙,:.:.:.:....::|
::..:.:. .:  .:.:.:.:.  .::::,ィ///.:,.イ:/     ',::.:.:.:.::.|
::::.:.:.: .:.:.:.:::::. .::::/ナ廾メ、/       ',::.:.:...::!
:::.:.::.:.::::.:.:::::: .::::/ノ,∠_ノ`゙''    r;:''"´l::.:.:... :|
:::::::::::::::::::::::: ::::lr'"f:'J::下ミ,    ,' _,..z=ti::.:.:.....!
:::::::::::::::::::::::: ::::|`oー゙‐+f'     '´ト:'::ノ,゙!:.:.:.:.:.l
::::::::::::::::::::i:::::::::!            ̄`'゙o::::::..:,'      ――あなた……そんな……
::.:.::::::::::::::ハ:::::::l          '、    ,!::::,l:::,!
:.:.:.:.:.:::::::,' l::::::! U         〉  /l::::,' l:,'
:.:.:.:.::::::::,' 、l:::::l          ´   /!.l:::,' リ 
:.:.:.:.:.:.:.::l `l:::::l       、―-,  .,イ/ l::,'
:.:.:.:::.:..:::l   !:::l丶、        ̄ ./:/ l/
:::::::::.:.:::,'  l:::! :.:.:.丶、、    /:::::,'  l!
:::::::::.:.:/   l::l   :.:.:.:.,` ―riケ/:.:.:l   l!
::::::::::/    l:l    :.l::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:!  ,'
-‐ '′    リ     ト、:::.:.:.:.:.:.:.:,' /
ヽ.           l \::::::.:.:./
:. ヽ             \::ノ、

85 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:33:08 ID:gFX4BiSA






          |三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三>'"7
          ',三三三三三三三三三三三三三三三≧'" ̄ ̄ ̄ ̄  .7
          |_____ .☆___________, --'" / ヽ/\
          |____________________ >'/ y'i i///:\
          l三三三三三三三三三三三三三三三三三≧'";;;/ ノ i..|//////
           |三三三三三三三三三三三三三三ヨ//l;;;;;;;;;;7 ヽ , .7//////
           j三三三三三三三三三三三三三ヨ//:::: ヽ;;;;;j  / ////////
        __/\三三三三三三三三三三三ヨ//:::::   ,彡  iy'///////// 
       ///////>---------------------'"::::::       /ノ/////////     父上……っ。
      ノ//////////ヘ::::::::::::::j:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::       ///////////// 
    //////////////ヘ   :/                  //////////////
  /////////////////ヘ  ヽ,----- 、             ///////////////
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86 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:33:18 ID:gFX4BiSA










             liiiii,        _、
          llllll!  l!llli!゙゙゙´      _,illllllliiiiiiiiii、         ゙!llllliii
       .,lllll゙_           _,,iiii!!!゙゙´ .,iillll!!゙           ゙゙゙´
      .lllll!!!llllllii             ,,iilll!!゙゛           _,,,iiill'          llllllll‐          'llllllll              llllllll!
      .illll!゙  ´            ,,iiilll!!゙゛       ,,,_,,,iiiiiill!!!゙゙゛           ゙゙゙´              ゙゙゙´              ゙゙゙´
     illllll′           ,,,iiii!!!!゙~         illlllll!!!!゙゙´
     ゙゙゙゙                        ゙´











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87 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:33:30 ID:gFX4BiSA








            ッソXYルツMイfZイkィz
            ァツ三三三三三三三三z、
           ィミ三三三三三三三三三三ィ
         メ三三三三三三三三三三三ミ    明石定明……逃がしたのは失策だった。
         ミ三三三三三三三三三三三ミ 
         ミ三三三三三三三三三三三ミ 
          ム三三三三三三三三三三三__        殺す、必ず殺す。 矢傷だけでは済まさない――
        「三三三( ゚ j;三三;{ ゚ };三三ニ} 
        | { ス三三 ー' 三三 `ー'三三´ノ/
        ヾ . 〉ニニニニニニニニニニニニニニニ_ノ
        ッッ`Z''Y       <Y>     リ;;;;;;x      爪をもぎ指をへし折り舌を切り全身の骨を砕き、
        ミ;;;;;;;;;;;;;ハ   ー=ニニニニ=-  .ノ|;;;;;;;;;;,,ミ
      ィニ'',, ;;;;;;;;;{、ヽ、__     y-‐‐イ,,, ;;;;;;,,, ミx
     /三三ミ ;;;;;;;ヘ| | | |YZ   /} } |,,;;;;;; ,,,    ミ三ネ、        眼球とハラワタを引きずりだして殺してやる……
   rj三三三`,, '' ;;;;;;;;;;;;;;;;;,{,,,,,,,,j } },,''''  ,,,  ,,''三三三ミ、
zニ三三三三三'',,,  ,,'' ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; '''   ,,''三三三三三ニニ

88 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:34:17 ID:gFX4BiSA




         __,,,...,,,__
   ,. -一 ''´::::::::::::::::::::` ̄``'ー-- 、_    
 /:::.:::::::::.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`丶、 
,/:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::ヽ
:   .:.:.:::::::::::.:.::::::.:.:.::::.::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,、:::::::::::: i
 .: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::.:.:.:::::.:.:.:.:.:./ミヽ:::::::::..: |
.: .:. .: .: . .: .: .:.:.:.:.:.::::::::::::::::.:.:.:.:.:./ \'i:::::::... :::|
.:.:   .:    .: .:::::,ィ//::::::::::::/   ゙,:.:.:.:....::|
::..:.:. .:  .:.:.:.:.  .::::,ィ///.:,.イ:/   il  ',::.:.:.:.::.|
::::.:.:.: .:.:.:.:::::. .::::/ナ廾メ、/       ',::.:.:...::!
:::.:.::.:.::::.:.:::::: .::::/ノ,∠_ノ`゙''    r;:''"´l::.:.:... :|
:::::::::::::::::::::::: ::::lr'"f:'J::下ミ,    ,' _,..z=ti::.:.:.....!
:::::::::::::::::::::::: ::::| ー゙‐+f'      '´ト:'::ノ,゙!:.:.:.:.:.l     ――……!?
::::::::::::::::::::i:::::::::!            ̄`'゙ツ::::::..:,'
::.:.::::::::::::::ハ:::::::l il   i      '、    ,!::::,l:::,!
:.:.:.:.:.:::::::,' l::::::!   U       〉  u/l::::,' l:,'
:.:.:.:.::::::::,' 、l:::::l          ´   /!.l:::,' リ        直衛、何を言って――
:.:.:.:.:.:.:.::l `l:::::l       、―-,  .,イ/ l::,'
:.:.:.:::.:..:::l   !:::l丶、u      ̄ /:/ l/
:::::::::.:.:::,'  l:::! :.:.:.丶、、    /:::::,'  l!
:::::::::.:.:/   l::l   :.:.:.:.,` ―riケ/:.:.:l   l!
::::::::::/    l:l    :.l::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:!  ,'
-‐ '′    リ     ト、:::.:.:.:.:.:.:.:,' /
ヽ.           l \::::::.:.:./
:. ヽ             \::ノ、

89地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:34:18 ID:Hg5Uz5pA
のちの聖人である

90 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:34:30 ID:gFX4BiSA


        {////////////////////////////|
       弋//} イ`´弋ー---Z/////////////|
       ヾ/} ̄Y__小      `¨<///////|
        {三三ミヽ            `¨''|   .メル
       //////////////Zzz         |   木又
     ///////////////// /////Zz、.   |
    く/////////////////     Z///////Z|   ─┼
      `<///////////    ///////////}     Q
         `ー--Z////////////////////|     ノ
            イ 。/:::::::::::::::::::::::ー--ZZZZZZZZ |
         八 /   :::::::::::::::/       ヽ::::::|     /
      r‐<: : :. ...   :::::::::::|    。    ',::::|    ・
       |              弋          ノ::::|
       |..::.:.:.         ミミミミミヽ. /:::::/
      ト ______                    / /|      /
      ヽ     ヽ        .:::::::::    //   | __/
          Y____Zヽ>                    レ′
       弋_____  -‐──-、
           \   /|⌒¨¨'''7´   Y  ヽ
ー─'''¨´ ̄ ̄ ̄¨¨´  |__ 、___  ィ、___ノ',   / ̄ ̄ ̄ ̄
      ヽ`ノ     |:::::/::::::::::::::::::::::::::::::ハ  ./ Y  ̄ ̄ ̄
      _'ノ \`_,     |:/         r─ヘ /
      _i___ 、、   |'       r‐く / /
        Q      |___    ,-ート / ./
        ノ       /ー-イ´   /  /  
      メル      |辷ー--─<  /    
      木又     |
      ─┼     |
        Q      |
         ノ        |
          /    |
       ・         |

91 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:34:51 ID:gFX4BiSA




         __,,,...,,,__
   ,. -一 ''´::::::::::::::::::::` ̄``'ー-- 、_    
 /:::.:::::::::.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`丶、 
,/:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::ヽ       rー---- 、 /] /]
:   .:.:.:::::::::::.:.::::::.:.:.::::.::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,、:::::::::::: i      (,,../._..∠._                           /ヽ
 .: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::.:.:.:::::.:.:.:.:.:./ミヽ:::::::::..: |   ._.. -'゙゙‐'~゙____.ノ                      / /
.: .:. .: .: . .: .: .:.:.:.:.:.::::::::::::::::.:.:.:.:.:./ \'i:::::::... :::|  .ヾ-ー/ /       /⌒i                  / /
.:.:   .:    .: .:::::,ィ//::::::::::::/   ゙,:.:.:.:....::|     .l゙  ゙''ー、     `ー'    /⌒i             / /
::..:.:. .:  .:.:.:.:.  .::::,ィ///.:,.イ:/   il  ',::.:.:.:.::.|     ゙'-...._ ノ           `ー'    /⌒i    ヽ'
::::.:.:.: .:.:.:.:::::. .::::/ナ廾メ、/       ',::.:.:...::!                          `ー'   /⌒i
:::.:.::.:.::::.:.:::::: .::::/ノ,∠_ノ`゙''    r;:''"´l::.:.:... :|                               `ー'   
:::::::::::::::::::::::: ::::lr'"f:'J::下ミ,    ,' _,..z=ti::.:.:.....!
:::::::::::::::::::::::: ::::| ー゙‐+f'      '´ト:'::ノ,゙!:.:.:.:.:.l
::::::::::::::::::::i:::::::::!            ̄`'゙ツ::::::..:,'
::.:.::::::::::::::ハ:::::::l il   i      '、    ,!::::,l:::,!
:.:.:.:.:.:::::::,' l::::::!   U       〉  u/l::::,' l:,'
:.:.:.:.::::::::,' 、l:::::l          ´   /!.l:::,' リ          ――――っ!!
:.:.:.:.:.:.:.::l `l:::::l         __  ,イ/ l::,'
:.:.:.:::.:..:::l   !:::l丶、u     ´  ̄ /:/ l/
:::::::::.:.:::,'  l:::! :.:.:.丶、、    /:::::,'  l!
:::::::::.:.:/   l::l   :.:.:.:.,` ―riケ/:.:.:l   l!
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-‐ '′    リ     ト、:::.:.:.:.:.:.:.:,' /
ヽ.           l \::::::.:.:./
:. ヽ             \::ノ、

92 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:35:09 ID:gFX4BiSA



        ,.ィ'":::::::::::::::::::`'":::`丶、
       / :::::::::::  ..:::,ィミ,彡ミ:::::ヽ
      /..   ::.   .:/``" `゙''ヘ::::::::':,
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      l::::::::::::::/ltェェ=,;:::   r‐- 、,l」i:...:l
     /l:::::::::::/ l リ ̄'´  ,j:.:.:.:.:.八!:::リ
        |イルリj //     !:.:.:.:.:/:.:l:::ト{
       リ、`'        ノ:.:.:.:.:.:.:.,ルハヽ           ――直衛。  直衛、……聞け。
       lトr-、 、_    ヽ:.:.:.:.:.:.:,イノ'″
     r―/ 丶 ` ̄ ̄フ:.:.:.:.:/
    _/ 〈ノ  ':,\  `゙i.:.:.:./             
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   /    ',     ゝ;:ヽ-‐―r;;,            
   /     l   _____冫;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:\      ,,,,,,,, 
  /  __ ,ノ  、`ヽ;:;:;;;:::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:从    (;:;:;:;:ヾ-
  / /:.:.:.:.リ     〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:)     ソ;:;:;:;:;:;:;:} 
 //:.:.:.:.:.:...\   ,,__);:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノ     ゞイ"ヾ,:;:,ソ
       .:.:.`ヽ  (;:;:ノr-´^~;;r-ー⌒`    ,.、ヽj  
           "  ,,,,      _;:;:⌒ゝソ;:/     
             (;:;:丿    (;:;:;:;:;:;:;:;:;:)     
                     ヾ;;;;;;;;;;;;/; \
                     ´  /;:ノ 。  。
                        ()

93 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:35:29 ID:gFX4BiSA







        /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
       /::::::::::::/:::::::::::::::::_::::x=≠  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\:{,
        /:::::::::::/:::::::::::::::::/       ___(,========x__V_
      ./::::::::/:::::::::::::::::/      x≦三三三三>=====ミ≧ラ
      ./:::::::::::::::::::::::::::/    x≦三三三三三イ   }/___ ヽ/
    /:::::::::::::::::::::::/    ,=≦三三>===≠彳ミi  〃////!
     `=イ::::::::::/   /:::::::::::丁 ヽ  O   〃}彳  |∨///}
      《:::::::::/  /:::::::::::::::::::}   `===≠´  l/   ∨///l}
         L:::/ ./::/ `ヽ::::::::::::|    ---,,  =≠'"  _ ヽ//!       ――なんでしょう、父上。
         丁:::://_}}  ゝ:::: :.! 〃  //       // ヽ}//|
         \《 〈ヽ_)  ヾ:| /   //      , , , ,`ー ' ヽ,′
           ヽ\  ィ  /  /, //,    ' '  _ == ヽ,/_
            }:/:::/  ヽ, ,    ' '    -= ´  ,  / 厶ニ
        --, r 从//   ヽ _  --―==ミ  , ' __ ,.イ__/   \
    /          -=ニニ  ニ=   }}   {{ ヽ ヽ     }





       ( ――くく、なんと恐ろしい目をするのだ。 お前は。


              時間をかけ、武者として育てれば、名のある豪傑とも成ったやもしれんが…… )



.

94 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:35:40 ID:gFX4BiSA




        ,.ィ'":::::::::::::::::::`'":::`丶、
       / :::::::::::  ..:::,ィミ,彡ミ:::::ヽ
      /..   ::.   .:/``" `゙''ヘ::::::::':,
      /::::..   .::,ィ/      l:::::. ',
      l::::::::.. .:::_/、j__,       トi::. l
      l::::::::::::::/ltェェ=,;:::   r‐- 、,l」i:...:l
     /l:::::::::::/ l リ ̄'´  ,j:.:.:.:.:.八!:::リ
        |イルリj //     !:.:.:.:.:/:.:l:::ト{
       リ、`'        ノ:.:.:.:.:.:.:.,ルハヽ    ( 今この時においては、この子の資質は危ういばかりだ。
       lトr-、 、_    ヽ:.:.:.:.:.:.:,イノ'″
     r―/ 丶 ` ̄ ̄フ:.:.:.:.:/
    _/ 〈ノ  ':,\  `゙i.:.:.:./                              ――くく、死が近いためかな。 )
,__,. '´/  丶   ', 丶-':.:.イ 
   /    ',     ゝ;:ヽ-‐―r;;,            
   /     l   _____冫;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:\      ,,,,,,,, 
  /  __ ,ノ  、`ヽ;:;:;;;:::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:从    (;:;:;:;:ヾ-
  / /:.:.:.:.リ     〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:)     ソ;:;:;:;:;:;:;:} 
 //:.:.:.:.:.:...\   ,,__);:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノ     ゞイ"ヾ,:;:,ソ
       .:.:.`ヽ  (;:;:ノr-´^~;;r-ー⌒`    ,.、ヽj  
           "  ,,,,      _;:;:⌒ゝソ;:/     
             (;:;:丿    (;:;:;:;:;:;:;:;:;:)     
                     ヾ;;;;;;;;;;;;/; \
                     ´  /;:ノ 。  。
                        ()

95 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:36:26 ID:gFX4BiSA



゙'-,;;;;;~゙''''ー、,      `'∴;;,..-'''"                i-V;;;;;;;;;|,      l;;;;;;|  /゙Y'";;;;;;
  \;;;;;;;;;;;;;;;\      `゛          i--.... ..、     ゙l、;;;;;;;;;;; !      l;;;;;.! ./ ;;;;;;;;;;;;;;;;:
: t 、\;;;;;;;;リi,;;; ! .ト、        _..-''゙ ゙゙̄'''-、L;;;;;;;;;;`''-..、   `''、;;;;;;ヽ,     l;;;;;;;.l/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
 .ヽ\.ヽ;;;;;;゙V;;;} ,!.l       ./ ;;;;;;;;;.,..-‐'''''''''''ー 、;;;;;;;;;;;;;`'x  .v、`ぃ;;;;ヽ,    . l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;n.
  .ヽ;;゙'' l'、;;;;;;;;.l /;;;.!     ./;;;;;;; /  ,..-‐''ッ  ,,、`'./ ;;;;;;;;;;ヽ, ゙'.l' li.;;;;;;;\,,   .ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.l,
!、  .ヽ;;;;;゙!コ;;;,iジ;;;;│     ,!;;;;;;/_,  .!  ー゛  .lヽ l;;;;;;;;;;;;;;;;.!  l;;";;;;;;;;;;;;;\   ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;"
;;.l.   .li.l;;;;;;″;;;;;;;;;;;;;l.     !;;;;;;;;;;/, ┐  、 .i、.iii ゙' ! |;;;;;;;;;;;;;;; l  .!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\、 ヽ,;;;;;;;;;;;;;;;;;:
;;;;.l   l;;;;;;;;;;;;...-、、;;;; l    .|;;;;;;;;;;'!゙;./  . |ハ、,_.x、   .|;;;;;;;;;;;;;;;;│  .!;;;;;__;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`'-、,,`''-_;;;;;;;
;;;;; !  .l;;;;;;;;;'~゙゙゙>⊥;.!   .し;;;;;;;;;./  ,i";;;;;;;;;;` !   l;;;;;;;;;;;;;;;;;;}  !;;;; ! .!;;;;__,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙ゝ、,゙''-.
;;;;;; !  .!;;;;;,./ '´ `''i;;;}    .!;;;;;;;;.!  /;ヾヘ;i、;;; l  ./ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!  !;;;; l !;;;;`'''√''''ー、、;;;;;;;;;;;;;~″
;;;;;;; !  .,!;/゛  ,、 i、.!;;l゙  _,,!;;;;;;;;;;;| .l゙;;;;;;;;;;;;;;;.│  ,!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;│  !;;;;/.,/;;;;;;;;;;;;\_   `''-、;;;;;;;;
;;;;;;;;;!   .!;;;|、                                    ;;;;;;;;;;;;;;;; ̄ヽ  ゙'、;;;:
;;;;;;;;;!   .|;;; !    我が子の中に渦巻く、修羅どもが視えるとはな――    ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ  `‐ 
;;;;;;;;|  l;;;; !  !                                   _,,.........、;;;;;;;;;;;;;;`'、
;;;;;;;l゙  l゙;;;;;;.! |";' l !;;;;;;;!、ヽ,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;xv、 _;ヽ.l}、ヽ;;./  ,,/;;;;;;;;;;;;;;,,./ ゛ ,/゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
;;;;;/   .!;;;;;;;;;ヽ,|、;;;;| l゙;;;;;;_,,..ゞ''i;;;;;;;;;;;;;;;;;;_;_.;;;;;;;;`'' |>,゙l|/;; `゛ ./゙;;;;;;;;;;; /   ┴¬'ー-、;;;;;;;;;;o ィ″
;;;/  /;;;;;__;;;;;;;゙!ミ;;;;,゙,.l;;,゙,, -'''゙゙゙";;;;;;;;;;;゙゙ー ,_`゙''ー、.;;゙ '.l'''''゙  ./;,、;;;;;;;;'リ′         __,,,,ゝ;;;;;;;.\.
;/  / ;;;;;`l.フr;;;;;;;;;;;;;_,,..―'''''''''''''ー ..,,;;;;;;;;;;;;;;;`''-、 ゙く;;ヽ   .!'",/;;;; /    _,, -‐'''゙´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
".,./ ;;;;;;;;;;;!゙;;;;;;;;,,./ ´   ,i'、   .,,、 `'''、.;;;;;;;;;;;;;;;゙'、 .l;;; l   / ;;;;;;.l  ,/゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,r"    ./゙ン′  ヽヽ  `ぃ;;;゙ミi.;;;; l .!;;;.!  l;;;;;;;;;;;.! ./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,..-''''゙゙゙ ̄ ゙゙̄''-
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,i"_,    !ヾ   〟 _.`マ   ヽ; l. };;;/│;;;,!  .l;;;;;;;;ノ / ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/     iー ,,.
;;;;;;;,iリ;;;;;;;;,l/゙;i|八〟   .,..,ii''7ニ'>i、   _,r、/;;;l/ / . !;./   l;;;;;/ ./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;./  ., ┐   `'、;;゙'、
'.!;/./;;;;;;;;;";;;;;;;;;;;;l   .,i'゙‐';~丶;`;;;/  /丶;;;;;;;;;;;lr‐'ジ    .l; ! .!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;./  ./;;;/     .ヽ;/
. ゙",!;;;;;;;;;/'l,;;;;;;;;;;,!   /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/  !;;;;;;;;;;;;;;;;;,/      .‘゛ !;;;;;;;;;;;;;;;;;;/  '、_./     ..
  .!;;;;;;;;;;;! . l;;;;;;;;;l   ,!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ./ ;;;;;;;;;. /              l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!'゙!     ,゙ 、,, r‐''''〜

96 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:36:37 ID:gFX4BiSA





                     .:::::::::::::::::
                   .:::::::::::::::::,ィミ  
            .::::::.   .::::::::::::::::/'""^  
       .::::::::.....:::::::::::::....::::::::::::::::::/
  :::...::.  .:::.........::::::::....:::::::::::::::::::::/ 
:::::::::::::::::................::::::::::::::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/   
::::::::::::::::::::::::::::///::::::::::::::::::,ィ/                 ( だが―― )
:::::::::::::::::::::::////:::::::::/::::::::/ /
:::::::::::::::::::/,イ /::::::::/::::::::/ / 
:::::::::::::::::::::::/ /:::///::::::::/ / 
::::::::::::::::::::::/ /:::// /::::::ム/________                これより、遺言を伝える。
::::::::::::::::::::://:::/  /:::/ / ̄``""''丶、:::::::::::::了
::::::::::::::::::::/::::/   /::/、_/_       `丶:::::ミ
:::::::::::::::::::::::::,'   /::ハヽ/`゙ '=t。・ァ===ミ、`゙´ 
:::::::::::::::::::::::::l  ,'::::,' /ヾミ=― ゙三 --一=ッ
:::::::::::::::::::::::::| il:::::l ,'  ` ̄ ̄ ̄ ̄三彡 
::::::::::::::::::::::::::li il:::::l l 
:::::::::::::::::::::::::::lij::::::l |

97 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:36:50 ID:gFX4BiSA





        <三三三三三三三三/   /三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
         ≦ニ二三三三三三/__/三三三三三二ニ==───<777´/////
                /i∧///i   ・  ヽ////////////////   ・     ヽ//////
                  /  | ∧ /∧     V}/////////////{          }///
              /  .ヽ }`  ヽ_ _./ }/´ ̄   `ヽ///ゝ=====''´
              //  / \',      >}       //////////´
        ,  ´./ / 、=゙ i     ミ ./         {///////                 はいっ!
       / . /   |  ≦.   ',       /
    ./   |     | ≦   ハ     ヽ                       、
    /    {     | ≦    .∧      \  _  _                //
   ./  \   ',    V゙ ヾ    ∧ ヽ     `ヽ ̄ ,ィ 、 /          / /
  /  、  ヽ  }    .Y 二ニ   ヽ  \     \ ´  ´         /  /

98 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:37:06 ID:gFX4BiSA






     /::::::::::::::::::::::::::::::...  ::::::::
      /:  :::: :::::::::::::::::::::::      ':,
      /:  .::   :::::,.、、_,..、、::::::   :::',
    /:::..   ..:,ィ'"´~`'"゙゙''ト:::           ( ――貴様らごときに、愛しいわが子はくれてやらんよ。 くくく! )
    /::...::  ...:/l      l ',:::: ::...::
   ノイ::::....:..:::::/ l         | |:::::...::..::      
   /l}:::::::::/Ll__!       | l::i::::::::::::
    /リ!::::::}トl、ヾ'ー、  ,..、_j_リli::::::::::  
,. -‐ '"ハト::/7テミ≧'゙`i ,':.:.:.ィニlエア:::::/ト 
    /l| l'、 ノ l '´  l l:.:.:``"リ | l/ '
    /   ∨、    リ:.:   / l/l          『会稽の恥』の如く、屈辱を血で雪ぐな。 仇を恨むな。
   ,'     ゙i、'、  、__,.   ,ノ,イ⌒`    ,.、
   /     ',ヽヾ====ァ'/,'  _;:;:⌒ゝソ;:/
  /    ,. -、'、ヽ丶==彡'´ /  (;:;:;:;:;:;:;:;:;:)  
  / _, ィ"     ゝ;:ヽ-‐―r;;,  ヾ;;;;;;;;;;;;/;             これは……そう、前世よりの宿業というものなのだ。
 '"´    ,,_____冫;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:\ ´  /;:ノ,,,,,,, o  
       "`ヽ;:;:;;;:::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:     (;:;:;:;:ヾ-r 
          〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:) 0  ソ;:;:;:;:;:;:;:}  
         ,,__);:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノ     ゞイ"ヾ,:;:,ソ  
         (;:;:ノr-´^~;;r-ー⌒
         "  ,,,,     
           (;:;:丿    



        『 汝さらに会稽の恥を思ひ、敵人を恨むる事なかれ、これ偏に先世の宿業なり 』




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99 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:37:18 ID:gFX4BiSA




                                     {(/:::::::::::三三:::::::::::::::三三:::::::::::三三` r 、 ` r .,
                                     /::::三三三三:::::::::::三三:::::::三:::::::::::::::三三` r、,  `―――r
                                  ≦!、三三三三:::::::::::::::三三:::::::::::::::三 三三三、 ´ >.,_ ○ /__
                                   `<二 'r:::.,三:::::::::::::::三::::::::::::::::::::::::::三、 ー ´  、 <;;, : : : :´;;;;;;;;;;;;;;;
                                     ` フィ 、 ` ― ---------- ー ´   、 ´ ゙i: : : : : : : : :;;;;;;;;;;;;;/
                                       } ゙i `。‐ - ィ - 、____ ,- ー 。´    }: : : : : : : : : ;;;;;;;;{
                                          ', = = _ ;;;} ' ' ' : : : : : : : : :゙i       ∧ : : : : : : : : ;;;;;;; {
                                        '  .,  ` !!|     ' : : :三: :====´ : : : : :  : : : ;;;;;; ,
                                         '   ' , '´}       ゙ッ≦  ̄二二二ニ: : : :      ;;; /
             ――なっ!? 父上っ!  まさか、           ;     ,/         `し           u   ;;;;
                                         |    ゙i
                                            |    !、,--- .,
                                            j゙i  、- \r, -ニ}       し    _,. .,
                                          ´゙i   (,  ー<^           ´  T`r
                                           ゙i  `ー、、_`            、ゝ´ ン
                                              ゙i    ー`‐,=―ー´ ̄` ー'´ , ∨
                                                        ̄ ―'―´‐―'ー ´

100 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:37:33 ID:gFX4BiSA


                     .:::::::::::::::::
                   .:::::::::::::::::,ィミ  
            .::::::.   .::::::::::::::::/'""^  
       .::::::::.....:::::::::::::....::::::::::::::::::/
  :::...::.  .:::.........::::::::....:::::::::::::::::::::/ 
:::::::::::::::::................::::::::::::::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/   
::::::::::::::::::::::::::::///::::::::::::::::::,ィ/            そうだ、仇討ちを禁ずる。
:::::::::::::::::::::::////:::::::::/::::::::/ /
:::::::::::::::::::/,イ /::::::::/::::::::/ /                 もし遺恨を結べば、仇敵の連鎖はいつまでも尽きん。
:::::::::::::::::::::::/ /:::///::::::::/ / 
::::::::::::::::::::::/ /:::// /::::::ム/________
::::::::::::::::::::://:::/  /:::/ / ̄``""''丶、:::::::::::::了
::::::::::::::::::::/::::/   /::/、_/_       `丶:::::ミ
:::::::::::::::::::::::::,'   /::ハヽ/`゙ '=t。・ァ===ミ、`゙´     それよりも出家して私の弔いをし――
:::::::::::::::::::::::::l  ,'::::,' /ヾミ=― ゙三 --一=ッ
:::::::::::::::::::::::::| il:::::l ,'  ` ̄ ̄ ̄ ̄三彡          そして、この苦の世界から抜けだすが良いだろうさ。 く、くく……
::::::::::::::::::::::::::li il:::::l l 
:::::::::::::::::::::::::::lij::::::l | 




     『 もし遺恨を結ばば、その仇世々に尽き難かるべし。

                 しかじ、早く俗を逃れ、家を出でて我が菩提を弔ひ、自らが解脱を求めんには。』



.

101 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:37:44 ID:gFX4BiSA




                                          |',           _,,.._,,..-‐''\           ∧
                                             |.',      _,..、-''"//     \        ∧
                                          i ',     / , -'", -'ニニ=;   \        ∧
                                           i ,',;;;;;;;l''" , -'",- l 0   _,,/      ゙''-、,_     ∧
                                            i.キ;;;;;"'''l ヽ'"  _ヽ-‐;'' -''"        l\    ∧
                                            i ヽ;;;;;;;| `'' ニニ‐'"            l ``丶  ∧
                                            i \ i , -'       ∪         l   "'- 、∧
                                             ヽ/               u      l      "∧
                                              ,-'"                       l      ∧
               ――父上、そんな、それは……          ',                        l       ∧
                                               ヽ_______,,..-‐ 、        ,,-="'''- .._   l       )
                                               ̄''''ヽ ヤ ̄       ''"    ノ゛! ヽ  .l      /
                                                 ヽl           _,,..-‐''"Y"~ヾ,    ,l       /
                       それは、あまりに……              〈 ____,,..-‐''  |、_,〈,-く }    .l   /
                                                  `゙''ー、ヽ  ゝ  ~T    ノ __,ノ ギリギリ /
                                                    /l_____,,..-‐' ̄ ̄ _,..、'--''"
                                                   <            /
                                                    \         /

102 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:37:59 ID:gFX4BiSA




        ,.ィ'":::::::::::::::::::`'":::`丶、
       / :::::::::::  ..:::,ィミ,彡ミ:::::ヽ
      /..   ::.   .:/``" `゙''ヘ::::::::':,
      /::::..   .::,ィ/      l:::::. ',
      l::::::::.. .:::_/、j__,       トi::. l
      l::::::::::::::/ltェェ=,;:::   r‐- 、,l」i:...:l
     /l:::::::::::/ l リ ̄'´  ,j:.:.:.:.:.八!:::リ
        |イルリj //     !:.:.:.:.:/:.:l:::ト{
       リ、`'        ノ:.:.:.:.:.:.:.,ルハヽ      くく、直衛。 父の、一生に一度のわがままだ――
       lトr-、 、_    ヽ:.:.:.:.:.:.:,イノ'″
     r―/ 丶 ` ̄ ̄フ:.:.:.:.:/
    _/ 〈ノ  ':,\  `゙i.:.:.:./                     最期の親孝行と思って、どうか聞き分けてくれ。
,__,. '´/  丶   ', 丶-':.:.イ 
   /    ',     ゝ;:ヽ-‐―r;;,            
   /     l   _____冫;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:\      ,,,,,,,, 
  /  __ ,ノ  、`ヽ;:;:;;;:::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:从    (;:;:;:;:ヾ-
  / /:.:.:.:.リ     〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:)     ソ;:;:;:;:;:;:;:} 
 //:.:.:.:.:.:...\   ,,__);:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノ     ゞイ"ヾ,:;:,ソ
       .:.:.`ヽ  (;:;:ノr-´^~;;r-ー⌒`    ,.、ヽj  
           "  ,,,,      _;:;:⌒ゝソ;:/     
             (;:;:丿    (;:;:;:;:;:;:;:;:;:)     
                     ヾ;;;;;;;;;;;;/; \
                     ´  /;:ノ 。  。
                        ()

103地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:38:26 ID:kVkI9plY
※なおえくんは9さいです

104 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:39:06 ID:gFX4BiSA


                                          |',           _,,.._,,..-‐''\           ∧
                                             |.',      _,..、-''"//     \        ∧
                                          i ',     / , -'", -'ニニ=;   \        ∧
                                           i ,',;;;;;;;l''" , -'",- l 0   _,,/      ゙''-、,_     ∧
                                            i.キ;;;;;"'''l ヽ'"  _ヽ-‐;'' -''"        l\    ∧
                                            i ヽ;;;;;;;| `'' ニニ‐'"            l ``丶  ∧
                                            i \ i , -'       ∪         l   "'- 、∧
                                             ヽ/               u      l      "∧
                        ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・               ,-'"                       l      ∧
                                           ',                        l       ∧
                                              ヽ_______,,..-‐ 、        ,,-="'''- .._   l       )
                                              ̄''''ヽ ヤ ̄       ''"    ノ゛! ヽ  .l      /
                                                ヽl           _,,..-‐''"Y"~ヾ,    ,l       /
                                                 〈 ____,,..-‐''  |、_,〈,-く }    .l   /
                                                 `゙''ー、ヽ  ゝ  ~T    ノ __,ノ   / /
                                                  /l_____,,..-‐' ̄ ̄ _,..、'--''"
                                                   <            /
                                                    \         /

105 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:39:17 ID:gFX4BiSA








            , ―- 、 
       __,. - 、/彳ノリ}lト   はは、泣くな、妻よ。
      / /``ヾz彡ツノiィリ 
    /  /    `"'K'" ,ィ'iTiヽ.
    /   /      /.:l`7!'゙:::::::`゙トi-- 、 ッ、グス…
    ,'   /:.    /.:.:}‐f´!::/l:::ml/ / ,}
    l .:/.:.:.   .:.:.:.:.: { l,、l|ヾ!トlハ!,/-'/l
   ', {   .:.:.:,ハ :. l l lト、_l / / ,l
    } ノ  .:.:. ,}. '、  ∨ イ  ,}У ,/ ,!
    { l   .:.:. ヽ.〈   ヽ,ノ // /  ハ

106 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:39:30 ID:gFX4BiSA



                                       /、 -‐===‐- ''''... _ ;;;;;;`;;'‐‐- ,_
                                     /;;;'''  ,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ` ' ‐-..;; ̄( ) ,,
                                    /;;;;''  ''';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; //゛' ,,,_ '''- ,,,
                                   ,r'‐‐―--‐―--- ..... _ ;;;;;;;;;;_ 、//,,:::::::::::::::'''- ,,_ ''''
                                  ゝ_-_―‐-,--,ーァ、,,,. ,  ___ 、//´゙''   ''''::,,:::::::::::::´ _ ` ,
                                         l  ジッ゙,`ナ・―---- `'        '',,:::::;;´  ゙i ゙i
                                         /   .zュ___-`‐- ̄ヽ〉´          ;::::;;  > .i i
                                     ゙i            `   i|           ;::''  〉 イ !
     っ、ぐ……わか、り、ました……                  ゙i__              i|             ! l.、 ー`/、
                                      ,, ` ,` ,ィ        i|           、, `'゙ー、/:
                                    ,,゛ 、У,          i!          ,r'、、  ̄ ,,''゛
                                   ,,''  i,.:.:.:, ゙i.チニニニニ二 ̄, ̄\゙i        、.ッ ,ッ゛゛,, 、
         弔いましょう、仏門に入りましょう!     '',,  |l.:.:.:゙i 'l     _.  ̄`ーッ  、ミ==〒´:.:,,''   ,, ''゛
                                    '',, |i.:.::.:.:゙i ゙i    ッ ̄〒===〒` 、.:`:.:.:.:,,''  ,, ''゛






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107 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:39:50 ID:gFX4BiSA



        ,.ィ'":::::::::::::::::::`'":::`丶、
       / :::::::::::  ..:::,ィミ,彡ミ:::::ヽ
      /..   ::.   .:/``" `゙''ヘ::::::::':,
      /::::..   .::,ィ/      l:::::. ',
      l::::::::.. .:::_/、j__,       トi::. l 
      l::::::::::::::/ltェェ=,;:::   r‐- 、,l」i:...:l
     /l:::::::::::/ l リ ̄'´  ,j:.:.:.:.:.八!:::リ     ――すまんな、勢至丸。
        |イルリj /     !:.:.:.:.:/:.:l:::ト{
       リ、`' /      ノ:.:.:.:.:.:.:.,ルハヽ 
       lトr-' 、    ヽ:.:.:.:.:.:.:,イノ'″
     r―/ 丶 ` ̄ ̄フ:.:.:.:.:/
    _/ 〈ノ  ':,\  `゙i.:.:.:./                   これで、私も、心残りなく逝ける――
,__,. '´/  丶   ', 丶-':.:.イ 
   /    ',     ゝ;:ヽ-‐―r;;,_,,,
   /     l   _____冫;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:\      ,,,,,,,, 
  /  __ ,ノ  、`ヽ;:;:;;;:::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:从    (;:;:;:;:ヾ-
  / /:.:.:.:.リ     〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:)     ソ;:;:;:;:;:;:;:} 
 //:.:.:.:.:.:...\   ,,__);:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノ     ゞイ"ヾ,:;:,ソ
       .:.:.`ヽ  (;:;:ノr-´^~;;r-ー⌒`    ,.、ヽj  
           "  ,,,,      _;:;:⌒ゝソ;:/     
             (;:;:丿    (;:;:;:;:;:;:;:;:;:)     
                     ヾ;;;;;;;;;;;;/; \
                     ´  /;:ノ 。  。
                        ()

108 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:40:11 ID:gFX4BiSA


                    ,. -- 、__
                 ,.ィ"´     ` ̄`ヽ
              _,.ィ'_,. ,.ィ'"    _,.   _,ヽ、
           -―ラ'´ /  ,. -‐ '" ,. -'´   ヽ、 
            /  '′  ´ ,.ィ彡'_,. '"´, -‐ ,、 {、
           //    /  / ,.‐'´ ,ィ゙´-‐_,.  ヾ'、
         / /   /  _,. - '´ ,ィシ≦二‐ニ_,.  _,>    鄯 
         ,' /   ,' ,.ィ7ゝ'´  ,ィ'゙, ',ニ、=li三彡'_,. イ i , l  |! 
        / / / ,.ィ! //,イ  / ノ i、ri}、t!ニィラ/ ,ノ^`'^ーty、_li      ああ、もう少し。
        ,'l ,! / / | / }/,! ,イ     i  '゙`,ィニ _,彡'′: : : : :{j: :`ヾ', ’、
   ,. - 、__ ,l l// /,ノi'   // :.!     i  l-ォ‐'´イ: : : : : : : : : : : :l」T! i 
 /    ``"'"´l'´  l  ,'/  lr'、_,.ニ=ー'T7 /_,∠ノ:/}: : : : : : : : : : : : :{j! 
,/ `丶、    、 '、    l/  l//l // jノ/ ノ'´ //,!: :,ィ!:/ルi、: : : : : : :}    このしあわせを、あじわい、たかったが……
     \   ヽヽ、  /   ト、l / /  '′'" / ノイ l/'}リ,l: : : : : : : |
   ヽ  ヽ   丶丶、  ':、  l,ヘ'.'、 _ ,   /  ij / ノ'/ /: : : : : : :rj
 ::..  ヽ '、',    `` ` 'ー--ォi!  」,>,____     _i_,ノ: : : : : : .ィ」           く、く。 さす、がに、みれん、か……
、    ミ、 ヾ'、         /l,. -{ } ゙ー―‐`'  /´ /イ:,.ィ: : : fl/リ  
.〉     ヾ ヽ、        /   ,〉 ! _「l -―ァi'   /',イ: :i:ィリ  ロ{} rt iL ,、
'、     、 ':, '、        l`ー‐ ' } ``ーt{i:;:;f'゙     彳/レ' ri {j」川{_}liri_。, il l
 ',     '、 ヾ. 〉        l     l i _,r-リ    ,:   lty‐'´ _}i, -‐ '"^^`ti、{lwil、゚i,「l
 〈   、 ヾミ{::....i   , |!   l、    ,r'´   /:.   .:.:  _ r'" , -'´_,. 釗    ヾ'゙r' ,i|l |{,
  ヽ   ヽ   } i ,ィfil、_釗i  / . rィi'/,、  ,' '"  _.:-tッ'{j'    `ァ''/ _i、i ,、 : ,il'  Vi| |h! _
  〈    、'   〉.r|「  ``"ーt 「 //::ヽ :、 i/^ヽ      / / ,イリ // / ,イ / ,ィi FLl{||「lmri
 い,{    ヽ、 Yl|  '、     {j /':.:.:rft、 '、 j′:.:.l    / ,f'´/ル' 〃/(ノ / ;:' i|lリ |}u!l i「'′
_rfi_!r}   \ \k, 鄯l  [lL_  ,/ r[l  ヽУ il :'、  /  .{_,// / 〈ノ /  ,イ/ l/ {]h!l5lリ
{l'″ リ __ヽ、'ti「r_il_ノ Yl「_ri_j|Lrtェ! 'Lln_ノl人-t-ufttr[ij、,、 {l}`"iぃrf彡' / /  /イ{hirtlツ
 ``{    _二ニ  `^ ̄'¨ lj  ″  '     {f´  t!    /洲'ーfi-m、,z、 ノ  ,彳l「kt」H
:. ヾ L, ヽ             _i,   {lri          ,イ!      ヽ、二) / イ {||iktkr!!

109 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:40:25 ID:gFX4BiSA



             ,、   _riリ´:_,ij: : : : : 、_,rf下‐'´   ヾミ,: : : : : : : :7/ / , : : :{h|釗」 i !
      r! ’    {h!_tィ-‐fツ': : : : :_,.ィ^ヾl釗       ゙'ー――ァ/ / / / ノ: : ゞtj」l
         {!    '´ ri_,iッ': : : ,ィ'´{!_l! :'i,、       _「;フ: : :/ / / / / / , : :゙ー'^t」 。
     | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| r! 」リ':_, .イ/  ヾ'゙、:.:.}〉       」l:j: : : / / / / / / / : : : : : :i}
     |          | リ ,ィ'" 「レ'  fL_`ミ,ツ.:.:  ,_i   rL!: : ,.ィ':ノ:ノ:ノ:ノ:/ / /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
     |   マ   |   {l,イ!,. -―'^_,二 .ノ  _ルiトi、 ij: :/,/: : : ://ji|: : : : :|              |
     |   ン   | i!,. -‐fル  ´ ̄:.:.:  :.:.:.:.``丶'、ィ/ ,ィi,ヘiJ: : : : l:.イ从l|;i : |      私      |
     |          | .'    .:.:.:.         ミ'、'x≦ゝ'´  {j川 ; ; :,i' ri l `i l :|.     :     .|
     |   ゾ   | `>、  :.:.:.       ._ .ィ彡ベメ__`丶、レィl | i :,' fル! r! {j:.|.     :     .|
     |   ク   |/l! 丶、__,      ,. ' "´ rルヘ二ニ=≧ヘl : .:'  {}   八|      ハ      |
     |          |.  ':、  .:    , : '´    ,.ッ'´ ji_ jl i , : , ,jッ'リ′   il   {l|.     :     .|
     |          |: :.  ヽ、       _jル' .fi : ' ^ ' ti、 f fン′         《i|.     :     .|
     |          | : : .  丶.[!   _. i}'  r; : .::   . :: :ti .j  {!  ,  ,!  {|_______|
     |   ダ    |  : : .  >、、'"   rfリ     :  :.{ノ     i    ti : .,'
     |          |丶 _, w i´ ' ^ ` ー - , ル'   r;                ヾiノ
     |_____| ,ri``  i、rt    ,:ir'  ,:'  、'              ,ィュ{! '



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110 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:40:42 ID:gFX4BiSA

                                    \
           「」

                /
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                        ィ                 >
             /                            i     []
                             へ         ,-、,ィ、_ ヒ!   iク
                  l            <ノ       /:.:.:.:.:.:.:`゙i.r'ヽ_
                       イ   、        /   _,.ィ´::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ll:.:.:.:`ヽ ロ
      _     /     ノ          i 、     _,ィ7:::/´!:::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:゙l !ヽ
   /         T ´        r、  -   ,ィ7' /:;:'   ,'::/!:::::::::::::::::.:.:.:.:.::.:.:.::`::::|!     []
                          ´    /::) .// ,r-=';:' .i:::::::::::::j::::::..:.:.::::::::::::::::::::}
                             /'´. /´ i,イ:;' //!l::::/'i/!:..::::...:::::::::::::::::i
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                             )「二ニニ=-    / 7/i:;;;;;::::::::::::::iヽi゙                          []
  )                          i     i!   __,,,/ / 〃//::::::::/i;' !   i  i,
                            人 _.,, -'`=彡='´    / /'゙i:::/i/    i_r'l_ ,」!/l
                              `ヾミ'iミ≠ ロ       l/   i_l .i_」ri {_,]_/ /       「j
             ゝ                  ,、_,ィ'j          |__,ィ'´ .U_,,j L,ィ=´| ./  _,n i!
             }                 ,.ィ´  /         ,..ィ'´  _,ィ゙´,.ィ    l/  ヾ U7」i! i
                         , ri /´   / ::   ..:::゙_ ,ィ、ノ    [゙_ノ'/   _     ,ノ (/ L_||
                ,ィi_r-=、     / U i' ハ  ::i '   ,ィ='´ U i     / ./ r=、 // _  /       | ri n
              r'i! i!   `ー-u'i_ i  ,'/::.:.:゙、 ::l   /' ヽ        / / / / // 〃 /        l i ! | Lr-,
             /´          L!  /::.:. : ::ヽ .:', /V   |     / ./ / / // /(_/         |.! `  i゙´
             !        「   \_/      `Y:ソ    i    /  / / / // /            u   」
             iry      _   .i! r、  _」! ,__i、_ i、  i, __ i゙!    Lノ 〈_/ ´                |
               `='ーv-'、j!」L _j'ー'`' `'-! `    i「´ L! il' ヽ'-='V'´i n i                  _」
                       i!            i!    ´     '゙=' `'`ー'==v--'-、         _ l
                                                   `ヽjh`フ       」

111 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:41:01 ID:gFX4BiSA


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      ィ                      /                        []

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112 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:41:22 ID:gFX4BiSA












          保延7年(1141年)……直衛、九歳。



                               父、漆間時国、逝去――











.

113 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:41:45 ID:gFX4BiSA




       弓馬の道を捨て、仏門へ――



                   __         ,仁三三三三三三℡
                      ムマ       トー─ニニ ̄二ニュ三1
                      ∨∧      〉≧ァーュ、二 二 -ュリ
                      ∨∧   < ィァjヘニ/',三三二ュ! 
                         ∨∧    r' `'   rノヘ三三ニi 
                         ∨∧  ヽ__  _j_i三三ニ!
                      ∨∧   〉ィ´三三二ニ一ニ二三ユ  
                           ∨∧/ヘ  ーー───ーァ 三ユ
                       _〉マ∧   `丶、 _三三三三二ニイヘ
                     ,r< ∨∧ニヘ     ̄二ニィ'´   ノ.≧ュ 
                   ,r<三三ニ∨∧三≧ュ、         _/ 三三\
           _,r<三|_,ィ仁三ニニニニ∨∧ 三三\,.rニ二ア ̄ /三アイ三ニヘ    
          l i三>イ三三三ニニニニニ∨∧三 i; ',ヽ /   /ニイ //三三1 
            l iイ//三三.ヘ 三三三三三∨∧三ヘ  ヾ/   / /  i'三三三:ヘ   
              マ   i 三三三ニヘ三三三三三∨∧三三./   /  l  ノニ´`ヾ三三〉,
          /  l!ヘニ,ヘ.=ニヘ三三三三三∨∧三/  ./    1 i`´    ヾ三ニi,
          〉,   !  、  `丶、.=ニ三三三三∨∧/   / ヽ、  ヘ!,riソ ハヽ ゝニ三l
          `丶、_   ≧r,、  `' 寸 三三三∨∧  /ニニ三ヽ、 マソ 丿彡ヘ i三ニi
                ̄ ̄ 'ー─ァ.、    `' 寸K∨∧'´ 二二二二ヽ、) / ,ヘ ー、i三ニi!
                    l  `' ュ、     ∨∧,_ 三二二三 〉 〉三三丶 寸ソ
                    l     / `' 、  〉 ムヘ _ __   ly'三三三ヘ   〉 
                       〉ーュK´rー=ニ二1仁ヘヘ/  _,、_ ̄i三三三    l 
                         /、   i      斤近jム  // 〈  l彡/  `丶, l
                    // ̄ヽlー─、 o ,-‐キ  ヽ.〉/、^ `<i/   )、  y!
                  /, './  / l   `ー’  ヽ丶 ヽ, >、  へ, Y、ソ ) l
                / / .〈  / / i         i`マ   ム  i>、 '、ノ、  Y ノ
               /.oメ/    ̄ ./. l_______.l ∧  ∨ l  i`ヘ、  `,イ 
               / ゚ /     ./                 〉 〉 ∨!  l! 人`ノュ、ノ  


             かくして波乱のうちに、少年、直衛の運命は動き始めた――






                                                ――つづく



.

114地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:41:53 ID:2NZktuUI
これが武士の散り様か・・・

115 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 21:42:10 ID:gFX4BiSA
以上で一話は終了です。
10分ほど休憩ののち、補足解説を投下させて頂きます。

116地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:42:22 ID:xEMxuv4c
乙です!次回も期待!

117地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:42:28 ID:Hg5Uz5pA
カッコイイのう…

118地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:42:29 ID:kVkI9plY
乙です!
本職の解説wktk

119地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:43:30 ID:2NZktuUI
乙でしたーw

120地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:45:51 ID:i6huLhIU
乙でした

121地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:46:14 ID:kVkI9plY
幸せな二人なんだけどすぐに儚くなってしまうとこなんか
春川教授と刹那さんにぴったりだったように思います

122地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:47:11 ID:Zub00Rco
おつおつ

123地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:49:07 ID:n4C.WeAE

ほうねんきゅうさんのみぎり……あいらしいしょうねんでしたね(棒)

124地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:53:00 ID:kVkI9plY
ちみもうりょうにあいされそうなほどあいらしいしょうねんでしたね(棒)

125地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 21:58:33 ID:V9v7fjKs
乙です

126 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:01:02 ID:gFX4BiSA
見直しに手間取りました。すみません。
では、解説を開始させていただきます。


>>121
原作が不憫だったので、ちょっとでもあの二人を夫婦にしてあげたかったんですよね。
役にハマっていたならよかったです。


>>123-124
じつに あいらしいですよね。(目をそらしつつ

127 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:01:16 ID:gFX4BiSA


                             ・

                             ・

                             ・


   【補足、解説など】



         / ̄ ̄\
        /   _ノ  \
        |    (⌒ )(⌒)
        |     (__人__)      やぁやぁ、初見の人ははじめまして。
          |     ` ⌒´ノ
        |         }           前作「やる夫・シッダールタ」以来の人はお久しぶりだな。
        ヽ     ヘミ|
        /,` 、` -`,--` ,
  __,---/;;;;;`  `-,-/ニニ |
 /;;;;;::::、:::::::::|、_ ,>、 /::l,_l・ ,<、__         解説のやらない夫と――
ノ;;;;;;;;;;;;:::|::::::::::<:::::::ヽ``l::::|  |`l,::::ヽ
|;;;;;;;;;;;;;;:::::|:::::::::::::ヽ:::::::\|:::|`-‐'/::ヽ::::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;:::::::::::::::::::-、:::`;:ヽ;-';;;;;:::ヽ::l
;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;:::::::::::::::::::::`、;`l;;;;;8;;;;;::::`ヽ
;;;;;;;;;;;;/、;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::;`l;;;|;;;;;;;;;;;::::: `l|、
;;;;;/'  `,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::|;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::l
;;;く   ';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;/

128 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:01:26 ID:gFX4BiSA


                                                           l`ヽ、-―- 、 _
                                                          /| l  \_  `ヽ、
                                                         {, '´い  //⌒ヽ   \
                                                       /  ム \{_レr行ミ⌒ヽ   `、
                                                          l ー'´ ヽ、Vヘ_彡ヘ. ノ    l
                                                       ノ 、_,  `ヾヽ _>彳    |
                                                       「   xx ̄xx  _V    l     l
                         カナなのかしらー!                   lr‐1         》⌒! |   /
                                                    ヽ/7┐ ヾ==彳_,ノ  ノ    /
                                                    _rク/ /     r'⌒ヽ、__ /
                                                 __/)'´ 丿rク{ ̄ _〕仁ニ、  \
                                               /{{くヽ._,.ィ-‐兀/l:レ―ヘ / ̄`ー- 、
                                           _, -‐'´  ||厶|¬t┴ / ゚/└rー、ノ,        l
                                          「      ll ノ|く rこ7 。//{三ヲ l       n|
                                          `、      ||ヽj‐'⌒7    匸フ  |    _ |lく
                                           ヽ.     || く> ∧ ゚  >くノ   `ー┬ーヘ.   \
                                              ヽ、   |トィ> ノ‐rr<´       {    \   \
                                               \ ||_>く::./ヽ. ::\         ヽ、 /     |
                                                \|>‐'¨,、   \ノ          レ'´       |
                                                /  ,イXヽ          /=、        |
                                                  / /t┘└ヘ、       <ィ  ヾ、   |

129 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:01:38 ID:gFX4BiSA







                 さて、まぁ、ようやく新城法然を開始することができたな。


                          , ,.ノ  、
                        l (● ●
                          |  (__人)                , '´ ̄`ヽ
                       ヽ    ノ ,にア              iノゝ、@ |  実にめでたいのかしらー!
                        ハ  ヽ二ノ ∬    i ♀i i     ∬人゚ヮ ゚彡'
                          |  ̄〔⌒)  l凵  |~~⌒~~|    凵⊂介ノゞ!__
                      ゝノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽノゞ'
 ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ :. :.:. ̄ ̄:. :.: .  ̄ ̄ ̄.: .: .  ̄.:...:. ̄.: . : ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . : :: .:.:..: .: . :.:...:. .:.: :                .: ::.:. :.: . :.: .:.:.:.: : : . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :: :: .::  ..:.:...: : :. .:. .: .: ..            .: ::.:. :.: . :.: .:. . ..:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:

130 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:01:55 ID:gFX4BiSA







            / ̄ ̄\
          /   _ノ  \
          |    ( ⌒)(⌒)    ただ、実は俺としては、少々残念なこともあってなぁ。
          |     (__人__) 
             |     ` ⌒´ノ
              |         }      現代を舞台にして、俺が若い住職、カナがその寺に下宿する親戚の大学生――
              ヽ        }
            ヽ、.,__ __ノ
   _, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、       そんな設定で「やらない夫はとってもリア住なようです」なんて企画もあったんだ。
  /;;;;;;::゙:':、::::::::::::|_:::;、>、_ l|||||゙!:゙、-、_
 丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|:::

131 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:02:07 ID:gFX4BiSA




        :    / ̄ ̄\ :
        :  /ノ(iiiiii_ノiii \ :
         : | ⌒ (●)iiii(●): 
         : |     (__人__)::
           :  |     ⌒⌒ノ:           見事にボツにされたがな……!!
            : |  ノ(      } :
            :: ヽ ⌒     }
         ::  ヽ、.,__ __ノ :                                    主役ノ座ガ…!
   _, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、
  /;;;;;;::゙:':、::::::::::::|_:::;、>、_ l|||||゙!:゙、-、_
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132 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:02:21 ID:gFX4BiSA





              /: : :\ヽ、: . :`丶、: : . \( /   _ハ__
             /: : / : :/`丶、 、: . : . `丶: :辷!-‐-<__仁vヽ
             /: : ´: /     `丶 、:`ヽヽ_ム-‐〈 ヘコ〉人
            ,゙: . :l : . /   ノ(     `丶ミ、(∧  ヽ二ノ |〔         こうして毎回解説させられてるんだから、
     ,-、     l: : :l,、≠ ‐‐ - ⌒         _,, ..ム∧    |ノV     ,-,
.     l´li        !: : :|/  、ァぅ-`、ヾ      '~,r¬く \ヘ__ノl」ノ      |、,i
.     lー'!      ゙,:l :.{  _メ_ノrッc}`      '{_ノッ゙vド くこヒ/       i l     作者には絶対いつか描かせてやるかしら!
     l  |       ヾ :.!  ヽ辷ン   ,     ヽこ:シ´  !:〃        l |
     |  |      f⌒ハ   ~  ̄´       ` ̄ `   ハ⌒i      _ | | _
    _l  L_. __   / (.. ',       | ̄ ̄`、         ,゙..) \   _/ ヽ !´ i_
   / '|  / ヽi ヽ ! \t‐',       |ーー--|      た ノ }}  / ',  | ,|  |`〉
 r‐'i  |  |   |  | . ヾ;、_マ ヽ     `―-'´      メ、__ ノ'  |  |  ! `  l |
 |  !   ' !   !  l、 r‐''"´ ̄ ̄`ヽ、          .イ´; ̄ ̄ ̄`ヽ!   '       '  !
 ! ,!            | |: 〕. . . . . : ;;;;;;;;〉|> 、 _,. ‐''|´〈;;;;;;;;; . . .   〔 .}|           |
 | ヽ           |〈_‐ニニニヱヽ/_ノ/={ :::: }=\ズ;;r;;;:二二`_ヽ_〈|        /
. \          |/ ̄フ;;;;;_∠二イ_::::;:イ ̄l\::: \\_;;;;;;;;;;;;、‐''"ヽ!         /
.   \       /   √´    ;;;;;|゙/:::| O |:::ハ、:::/;;; ̄`"' ゞ、    ヽ       /

133 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:03:04 ID:gFX4BiSA





                ―― 、
             / 〉 ´      \      テーマとしては「現代日本における仏教」って感じでな。
            / /'  __ ノ   ゝ.__ ヽ
         / //〉  ( ー) (ー )  l
          l  ´ イl   (___人___)  l       菩提寺や墓を変更、移転する方法や、葬式の作法といった実用的知識から、
.        l    iYl    ` ⌒ ´   l
.       /   ハ !.!          !
.        /  /  ' ヽ           /          新興宗教の勧誘などに対する対処法や、宗教と生活のバランス。
       l   // 、ゝ       / ヽ_
      ´` ー‐ '`./  `ー、  ,−´  /   \
.     i      ii   / `:.i   i´ヽ.  /     `  、      あるいは寺院の日常なんかをストーリー形式で語る予定だった。
.     , 'l     l.!  /   l   ! ハ /        \
    / ,:|     | ヽ/   !_'   V       ,  ,    ヽ
.  / / l     |     /:.:.:.:ヽ       / /  /  i
.  !/  !      l\.   i:.:.:.:.:.:.i      / /  /   l
  /        !  ヽ.  !:.:.:.:.:. !      ´   !  /     !

134 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:03:15 ID:gFX4BiSA



             >'   ´ ̄ ` <
          /           `ヽ、
.          /  /  ハ   !    {`ヽykL
         /  /.  /  \ ヽ     i /<乂}、
        ,'  〃/    \ ヽ   レ'ヽヒ__!
        i.  ///        \\  ヽ'⌒´/
         ,i 〃' __,ィ    'v--仆―'`ヽ/
        |ハi ,ィ伝气ゞ    仍 ̄廴 ! .| .|
         )!仆!i廴てツ    弋辷ツ)川!|        私も、そのヒロインやりたかったかしらー……
        ノ彡ヽ、::::::::::::  ,   ::::::::::::>‐,Vi,
        ヒ=ニム          ,Tー-->
       ( 三三.> 、  ´ ̄`    (三三)              なんでボツにされちゃったのかしら。
         レ' /{   i≧ ー t≦'´  > '//
.      / ̄!v.//_  r'⌒ ̄| ̄⌒t__レ//― 、
     /  i! Yi   >< ,√ロ弋、   | .〃   ヽ
.    /   ヽ, |     / /| |ハ \   !'./     ハ
.    /     'i   >-, / ,! !. |y‐、! ノ/      ',
   /      丿  / /)___|. |_/ヽ、\/       ハ
    i        /i ' /) O .}- 、  }         ,i
    ヘ      / / !   ' , }   !,__   ハ、     /
    }    ,イ  }y.  /-'  O ヽ、 .// `ヽ、   ヽ、
    !   / |  ハ /\     入 //    |    ハ
    /    i    | V.   \,v,/  V     |       i
.    i   /    ヽ !                   .!    /

135地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 22:04:08 ID:eXH9.2RA
正直、興味ないです。同系統どっさりあるし>白長リア充

136地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 22:04:14 ID:kVkI9plY
そのネタも見てみたいので是非お願いしますカナマジプリティ!

137 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:04:32 ID:gFX4BiSA


                                            _, -‐
                                       _, -‐  ̄ ‐=ニ=-
              / ̄ ̄ ̄\           _, -‐  ̄‐=ニ二ニ=- _, -‐  ̄
             /         ヽ        ,〜'_, -‐  ̄`ー-----― '
            /         丶    _,〜'_ッ'-
            |     _ノ  ( ●)  .厂
            i     ( ●)  !  .⊃
             |       (__人_) /〉         『時代が飛び過ぎ』なんだよ。
           /∧     ,.<))/´二//⊃
         / : | ヽ  / /  '‐、二ニ⊃`
     , -‐'´: : : : :l   丶l    ´ヽ〉: : : : \       前回が仏陀(原点)で、すぐに現代(最先端)じゃ、
    /: : : : : : : : :|  /_/    __人〉|: : : : :|
   「ヾ: : : : : : : : : :l_/:_/ヽ.   /´     | : : : : :|        変化が多すぎて読者の理解が追いつかないおそれがある、ってな。
  〈\ : : : : : : : :,、: :/´∨/`ー'〉 |_| |: : : : :|
   !: : :ミヽ: : :/ `y′.: ',ゝ、_/     l: : : : : :|
   ! ⌒ヽ: : : :.ヾ/: ://: : : :|      l: : : : : :|

138 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:05:07 ID:gFX4BiSA
>>135
漢字にご注目を!

139地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 22:06:05 ID:kVkI9plY
>>135
きゃっきゃうふふなリア充じゃないぞ!
リアル住職のためになるお話だぞ!

140 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:07:23 ID:gFX4BiSA






                                                /   /   `丶、 \::::/ゝ二火::::\イ   ハ
                                                  l / /       _.二ニYス.   /ソヽ/    l |
                                                   jノ イ   _      '     ヽヘイ /_  ヽ    ' :l
                                                  〈 /{/          , _ノ_ノ└'´ \ ヽ l  / j
                                                {j:.:i  、_ 、      / 厶こr`Y    V>-、/  ,
                                                    ヽVY〈 ハ         Vしり } '   く7゙/ヽ l /
                                                   l} ヒr」       ゞー '´     l! ノ , / /
                え? でも、同じ仏教じゃないのかしらー?        _, | ゞ' .             /'_./, '
                                                /´  ',   ヽ       \_f´ ̄`¨ヽ /
                                                {!  ,.-\   マ二)         |    . : :ヽ, -―- 、
                                                ゞ、/  : .\   ::.       L-- 、: :/
                                                    入 ̄ , -_‐≧:. 、    _ イ―-ゝ:_/
                                                /  \/´ . : : 〉   ̄イ⌒ト|   : :/
                                                  |    | ,_‐'´ ̄`ーく. TT L --、j
                                              __ , -、   _/_ `      ヽト、| l  ̄:.|  l
                                           /_)__),><.`ヽ  ヽ   ト、  ! |ト、lー┬:」  {
                                         / ̄ヽヽ.  // ̄ ヽV ハ  }   | ヽj/ | \/ \ ', ハ

141 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:07:33 ID:gFX4BiSA






               / ̄ ̄\
             /   _ノ  \
             |    ( ●)(●)
.             |     (__人__)        ところがどっこい、大いに違う。
              |     ` ⌒´ノ
.              |    .    }
.              ヽ        }      (
               _ヽ     ノ`ヽ、_     )
                _/|\ ` 、,__ 、小 L  ̄ ヽ (
            _, ハ  \ ` ァ、 /ヘ,レ―‐‐、__i__,)
        , -‐ ´   ,ゝ   \/ _ 又/    ,ヽ\丁
     /   ヾ.    \    , イ{`<   _ ,ィ 〉〉〉|
      /  `゙ヾ\    ヽ/ ヽ\`く´ / `ー(/ |
      !   ´⌒` ヽ  /     `ーヲ`〈    i   !

142 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:08:18 ID:gFX4BiSA


   前作、やる夫シッダールタをご覧になってくださった読者の皆さんは既にご存知だろうが、

       宗教も文化だ。 当然ながら歴史的推移や環境によって、大きく変質していく。

                                                丿: : J__r: : :
                                             r-‐´: : : : :r‐、: :
                                    ┌――→―┐ } : : : : : : : { }: :
   ┌――――――→―――――――――┐          | r' ̄∨ヽ|く: : : : : : :.丿 }: : :
   |                          ↓          ↑ `ー-'フ..: :| }: : : : : ノ ノ: : :
   |                          |          |  r'´..: : :..└→,、ニ二_,-´: : : :
   ↑                          └――→――┘   \: : : : : : : },,{ ○ : : : : : : :
   └――┐                                <: : : : : : : : : : : : : : : : : :
     ヽ ...|                                  }: : : : : : :o: : : : : : : : : : :
     :..:ソ └──┐                            丿: : : : : :°: : : : : : : : : : :
     : :`ーイ 仏教発祥地                            ノ: ∩: : : : : : : : : : : : : : : : :
     : : : : :|     ○      r‐--‐、                  ,- - '´: : ∪: : : : : : : : : : : : : : : : :
     : : : : :|          ,r'´~ : : : : : ヽ         r'´`ヽ'´~: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
     : : : :: ',    r-‐'´ : : : : : : : : : : )          { : : ⊂⊃: : : : : : : :{`}: : : : : : : : : : : : : : : :
     : : : : : |   ,ノ : : : : : : : : : : : : : `‐´ヽ      `ヽ. : : : : : : : : : : { .{: : : : : : : : : : : : : : : : :
     : : : : :: ',  ノ : : : : : : : : : : : : : : : : : : |        }: : : : : : : : : : : ヾ二ヽ: : : : : : : : : : : : :
     : : : : : : し'´∧ : : : : : : : : : : : :o : : : : | r'´`ヽ   ,ノ: : : : : : : : : : : : : :o し': : : : : : : : : : : : :
     : : : : : : : : : し': : : : : : : : : : : : : : : : : :{. {: : : : `レ'~: : : : : : : : : : : : : : : : : :r'~~~}: : : : : : : : : :
    : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :o : : : `ヽヽ: : : : : : : : : : : : : : : : r-、: : : : : し'´´: : : : : : : : : :
    : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ミ`ヽ : \ヽ、: : : : : : : : : : :r‐´   ソ: : : : : : : : : : : : : : : : : :
    : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`ヽ ヽ: : :'., ヽ: : : : : : : :r‐´   く: : : __: : : :o : : : : : : :
    : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ `ー、`ー': : : : :r-'´     丿r´r―'´: : : : : : :ィ二~ヽ
    : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\  \: : : : : {      r'´: :{  二: : : :o ⊂⊃ : `ー
    : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\  `ゝ: : : `ーz_r―-': : : :{ トミ: : : : : : : : : : : : :
    : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : `ー'´, ___: : : : : : : : :`´: : : : : : : : : : : : : : :
    : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : `‐‐--、_二ア: :o zニニニ==: : : : : : : : : : :
    : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :


   インド発祥の仏教は、日本に伝わるまでにおよそ千年を要し、西域、中国を経由している。

       聖徳太子の時代に伝来するまでに、既に千年だぞ? 現代と平安時代くらいの隔たりがある。


.


.

143 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:08:43 ID:gFX4BiSA





                                                  ,ー、--―--、-、 _
                                               rーく__  `ー-、 _r-、,-、_\_
                                              / ,j\ \  ノ`r' ̄ ヽrク=rヽ_
                                              i ,イ   \ `ーr┤___,-riー、 `イi
    なるほどー……って、あれ? 学校の歴史の授業で、         ///     \  ))::::::::::f { fハ!} j`}
                                             ソ/       `ーLヽ ̄ヽ二トク:\!
      「仏教はインドから中国を通ってきた」って習ったけど、       V ー '     ` ―ヽメト、  _ィノヽ:|
                                               | ,=、      , ==、 ゝrクィ"l  |
           この西域ってのはぜんぜん分からないかしらー……      f!イ:::::r     イ:::::::iヽ _ゝ, -、 ノ
                                                  | ゞっ'      r-ク   リ r /ク-、
                                             ,ィ/// 、     ///   _ノ/ ´  _>
                                            / ,∧   、 _       _r ー'ヽ/,/_i-─、<
      それに、どうしてこんなに経路がぐねぐねしてるのかしら?   ヽ、イ> 、       _ イ     ` く , ―r_
                                             /´f rー/`7ーr....√_:./       `f´ ̄ _)
                                             /  ヽ´三匕メ-イL./            |ヽ-ニ-、
                                               /    f rj lil::|o |::|入          ) `−ノ
                                            ゝヽ   ffノi |L! oL:i  \|      ノ rー、_'
                                             `7    /ノノ  o   ノノ |    rイV   ノ
                                              l   く > == =‐'  ,|    L_-L--<二`─--

144 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:08:54 ID:gFX4BiSA




        / ̄ ̄\               
      /      \.........:::::::::::...           西域ってのは最近、「乙嫁語り」なんかで有名になったが、
      |::::::: :      | .... .........::::::::::...r‐ ' ノ 
     . |:::::::::::::     | .... .........::::::::_ ) (_           要は「〜〜〜スタン」、って国名が続くあたりだ。
       |:::::::::::::      |.. ..... ......:::(⊂ニニ⊃) 
     .  |:::::::::::::::     }  ..... ......: ::::`二⊃ノ 
     .  ヽ____    }  ..... ......: :::: ((  ̄      海から遠く雨が少なく、水源に乏しいという厳しい環境条件もあって、
        r'ニニヽ._\. ノ.. ..... ......: ::::::  ;;.    
      r':ニニ:_`ー三`:く._           [l、           なかなか歴史に大きな影響を与えるような国家が生まれなくてなぁ。
    /: : : : : : :`,ニ、: :_:_;>      /,ィつ
 .   /: : : : : : : : / : : : ヽ\     ,∠∠Z'_つ  
   | : :.:.:.:.:.: . :/: : : : : : l : ヽ.   / .r─-'-っ    中学高校の歴史教科書レベルだと、あんまり取り上げられないだろ――
 .   |:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ''" ̄: : :l: : : :l   /  ):::厂 ´
    |:.:.:.:.::.:.:.:l -─-: : /:_:_:_:_l / ̄`Y´                                  俺は割合好きな地域なんだがな。
 .   |:.:.::.:.::.::l.__: : : :/::: : : : :l/⌒ヽ: :〉

145地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 22:10:19 ID:6jaTj.N.
俺の脳内だと、神秘に満ちた謎の領域扱いだ・・・>西域

146地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 22:10:20 ID:2NZktuUI
西域は熱いよね!!(色々な意味で)

147地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 22:13:12 ID:kVkI9plY
逆にそのへんは日本の知名度とかも低いと聞いた
中国に遮断されて全然日本情報はいかないとかなんとか

148地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 22:13:24 ID:eXH9.2RA
やる夫スレだと、後漢の人がやってたあたりですね。
ちょうど仏教が中国に入り始めた時期で。

149地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 22:13:37 ID:7UiWtqUE
西遊記よりも厳しい道程だったかもしれんね

150 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:14:29 ID:gFX4BiSA



    経路がぐねってるのも地形的な条件だな。 一見してインドと中国は隣接しているが、

      世界最高峰のヒマラヤ山脈が障壁としてあるため、文化も宗教も伝達が妨げられる。


                                                丿: : J__r: : :
                                             r-‐´: : : : :r‐、: :
                                    ┌――→―┐ } : : : : : : : { }: :
   ┌――――――→―――――――――┐          | r' ̄∨ヽ|く: : : : : : :.丿 }: : :
   |                          ↓          ↑ `ー-'フ..: :| }: : : : : ノ ノ: : :
   |                          |          |  r'´..: : :..└→,、ニ二_,-´: : : :
   ↑                          └――→――┘   \: : : : : : : },,{ ○ : : : : : : :
   └――┐   △△△                        <: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
     ヽ ...|     △△ ヒマラヤ山脈                 }: : : : : : :o: : : : : : : : : : : :
     :..:ソ └──┐  △△△                        丿: : : : : :°: : : : : : : : : : :
     : :`ーイ 仏教発祥地 △△△                     ノ: ∩: : : : : : : : : : : : : : : : :
     : : : : :|     ○      r‐--‐、                  ,- - '´: : ∪: : : : : : : : : : : : : : : : :
     : : : : :|          ,r'´~ : : : : : ヽ         r'´`ヽ'´~: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
     : : : :: ',    r-‐'´ : : : : : : : : : : )          { : : ⊂⊃: : : : : : : :{`}: : : : : : : : : : : : : : : :
     : : : : : |   ,ノ : : : : : : : : : : : : : `‐´ヽ      `ヽ. : : : : : : : : : : { .{: : : : : : : : : : : : : : : : :
     : : : : :: ',  ノ : : : : : : : : : : : : : : : : : : |        }: : : : : : : : : : : ヾ二ヽ: : : : : : : : : : : : :
     : : : : : : し'´∧ : : : : : : : : : : : :o : : : : | r'´`ヽ   ,ノ: : : : : : : : : : : : : :o し': : : : : : : : : : : : :
     : : : : : : : : : し': : : : : : : : : : : : : : : : : :{. {: : : : `レ'~: : : : : : : : : : : : : : : : : :r'~~~}: : : : : : : : : :
    : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :o : : : `ヽヽ: : : : : : : : : : : : : : : : r-、: : : : : し'´´: : : : : : : : : :
    : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ミ`ヽ : \ヽ、: : : : : : : : : : :r‐´   ソ: : : : : : : : : : : : : : : : : :
    : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`ヽ ヽ: : :'., ヽ: : : : : : : :r‐´   く: : : __: : : :o : : : : : : :
    : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ `ー、`ー': : : : :r-'´     丿r´r―'´: : : : : : :ィ二~ヽ
    : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\  \: : : : : {      r'´: :{  二: : : :o ⊂⊃ : `ー
    : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\  `ゝ: : : `ーz_r―-': : : :{ トミ: : : : : : : : : : : : :
    : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : `ー'´, ___: : : : : : : : :`´: : : : : : : : : : : : : : :
    : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : `‐‐--、_二ア: :o zニニニ==: : : : : : : : : : :
    : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :


   ゆえにいったん西側に出た後に、シルクロード交易路を通って中国まで広まった、ってわけだ。


    ちなみによく名前を聞くチベット仏教は、インドからヒマラヤ山中にゆっくり浸透したものだ。

         日本の仏教徒は割と伝達経路が違うんで、結構おおきく個性が異なる。

151 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:14:55 ID:gFX4BiSA





                                            _, -‐
                                       _, -‐  ̄ ‐=ニ=-
              / ̄ ̄ ̄\           _, -‐  ̄‐=ニ二ニ=- _, -‐  ̄
             /         ヽ        ,〜'_, -‐  ̄`ー-----― '
            /         丶    _,〜'_ッ'-
            |     _ノ  ( ●)  .厂
            i     ( ●)  !  .⊃
             |       (__人_) /〉      それを踏まえた上で、新城法然、補足解説第一回だ。
           /∧     ,.<))/´二//⊃
         / : | ヽ  / /  '‐、二ニ⊃`
     , -‐'´: : : : :l   丶l    ´ヽ〉: : : : \     今回は「シッダールタ」〜「法然」にいたるまでの、
    /: : : : : : : : :|  /_/    __人〉|: : : : :|
   「ヾ: : : : : : : : : :l_/:_/ヽ.   /´     | : : : : :|               仏教の思想的な変遷について解説していこう。
  〈\ : : : : : : : :,、: :/´∨/`ー'〉 |_| |: : : : :|
   !: : :ミヽ: : :/ `y′.: ',ゝ、_/     l: : : : : :|
   ! ⌒ヽ: : : :.ヾ/: ://: : : :|      l: : : : : :|        まず今日は、大乗仏教の誕生までをやろうと思う。

152地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 22:15:36 ID:2NZktuUI
中国で一回折れて、長安・洛陽のあたりを通ってるのが細かいw

153 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:17:06 ID:gFX4BiSA




                     _, -―‐,r_j_ャ、                  _    原点である釈尊については、
                ,〈`ヽ、   {l´ ヽiユiュ                    / }
                  / ,\ ` ー- r―:薔:、ツ               ,ヘ、/ /
                 ,  /  ``ー 、__ゞ´、>イヘ             〈_ ~>づヽ
                 ! イ ー-、    , -ー'くヽ !          / < `イノノ   やる夫・シッダールタが目覚めた人になるようです
                 ', l ィぅ:ミ     ィぅ:ミ ハV        /   く  )      (http://snudge.blog38.fc2.com/blog-entry-486.html
                  ゞ ゞ=″.::!  ゞ=" ムツ       , ′     L、`〉
                /{ハ    T⌒T    ハソ\     /  ,      く、 )
                l_- ゝ、  ヽ..ノ  ィ¨ー__,ノ-、   / /        t 〉     を、よろしかったら御覧くださいかしらー!
                 !, -=、/>:.二.:<lz―-イ 、 i_/ /         く 〉
            , -‐'´L_ソ 〈/¨\〉く, =く  ヽ            」 〉
            /.    く_」 : : / c ヽ: :l|iー'7  ,  , -ー‐、       く  〉
            l i     L.ノ!: :|: :c: :|: :l|`ヽ.」 '´  /     `丶、     ノ 〕    かなりいろいろ省略してあるけれど、
            〉 ‐ _ト 弋:_:_c_:_:_ノ  ̄r---‐'′         ` ' ー-ムノ
          /  /´ 」   /T\   -L_              ヽ/             おおまかなところは分かるはずかしら!
      r‐ '´ ー、l/  /‐'    」!      `ヽ
      !       | /       /」_\         \
      |     /        /ノ: :ゝ ヽ          ヽ

154 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:17:27 ID:gFX4BiSA




        / ̄ ̄\               
      /      \.........:::::::::::...          正直ホントあまりにざっくりと描きすぎたので、
      |::::::: :      | .... .........::::::::::...r‐ ' ノ 
     . |:::::::::::::     | .... .........::::::::_ ) (_       原始仏教については、いつか詳細版も作りたいもんだな。
       |:::::::::::::      |.. ..... ......:::(⊂ニニ⊃) 
     .  |:::::::::::::::     }  ..... ......: ::::`二⊃ノ 
     .  ヽ____    }  ..... ......: :::: ((  ̄  
        r'ニニヽ._\. ノ.. ..... ......: ::::::  ;;.         ともあれ仏教は紀元前に、ゴータマ・シッダールタ、
      r':ニニ:_`ー三`:く._           [l、   
    /: : : : : : :`,ニ、: :_:_;>      /,ィつ                すなわち仏陀によって作られた宗教体系だ。
 .   /: : : : : : : : / : : : ヽ\     ,∠∠Z'_つ
   | : :.:.:.:.:.: . :/: : : : : : l : ヽ.   / .r─-'-っ  
 .   |:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ''" ̄: : :l: : : :l   /  ):::厂 ´
    |:.:.:.:.::.:.:.:l -─-: : /:_:_:_:_l / ̄`Y´     
 .   |:.:.::.:.::.::l.__: : : :/::: : : : :l/⌒ヽ: :〉

155 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:17:43 ID:gFX4BiSA




        ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

                       ____
                       /     \
                     / ―   ― \
                     /  (ー)   (ー)  \
                     | U    (__人__)    u |
                 \ u   `⌒´     /
                  r´、___∩∩__,  /
                 \__ ´人 ` _ノ
                    |   ̄   ̄  |
               _,-'"     ,--、  "ー-、_
              / /  ー―'⌒ヽ  `      〉 ヽ
            /´\ \____,/` -――一' -`/\
        ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


                                             
       ここで仏陀の思想に詳しく言及することは避けるが、                 .ノ 、 、
                                                  。    ● ●) l
           渇愛(=過剰な愛着)を習慣付けによって現れないようにし、     \  (人__) |
                                                        (^ヽ     ノ
            物事に拘らなくなれば(=悟り)苦しまず生きられるんじゃね?     \     .ヽ
                                                            |   | |
                                                            ゝl  し'
         といった感じで認識しておけば、おおむね間違いではないと言える。     `(_ノ



.

156 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:18:20 ID:gFX4BiSA


   そっからまぁ、仏陀の死後に口伝で伝えられていた教えが、散逸を避けるため経典化される。

       続いて教団内で、細かくて守りづらい戒律を「厳守するか」「緩めるか」で対立して、仏教教団は大きく分裂。


                               ::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:|::.\::.::.::/:::::::::::\::|::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.
                               ::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:l::.::.::.\/::::::::::::::::::,ィ::| 人::.::.::.::.!::.::.::.::.::.::.
                              ::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:{::.::.::.::.::〉:.,イ:/´:::/::}::| .::∨::.::.:|::.::.::.::.::.::.
        人々をッ!!              ::.::.::.::.::.::.::.∧::.::.::|::.::.::.::/ ノ} ...:::::/::/≦-‐ ∨::.:|::.::.::.::.::.::.
                              ::.::.::.::.::.::.:/、ヘ::.::.:ト、::.::.:{〃.::::ィ≦ィg}´   ノヘ::イ::.::.::.::ィ::/
           救済するのがッ!        ::.::.::.::.::.::〈:ヾ≧、::{__ヘ::::|{{ィ厶彡/___ -=彡}/|::.::./ |/
                              ::.:∧::.::.::.ハ::::'、_\,rキ{ ー彳'  ̄ ̄      |/  /
                              ::.:l ∨::.::.::l::::`' ̄´ .::': `
                              ヾ{  ∨::.:.ハ::::::::::. .:::::j              ,;:"
        仏法の目的じゃねぇか――ッッ!!    ∨/从::::::::::::::.ノ                ,.
                                     V   \::::::(
                                       /\::::-一-..     ...:::::::::.
                                        /   \::::...___ ,. -へ:::ヾ::::
                                     /      \{ー─-- 十 く}}}:::}}     【大衆部】
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
.    /     l!/!       ,イ  ......          ..::::::::::
    !      レイ! l /!  l∨.l   :::::::::.....  ト、l! :..  ...::::::::::::::
    l イ /    ! レ !  ヽ、!`  :::::::::::::::::.. ヽ∧:::.....:::::::::::::::::
.   l l ∨!      ム ::::∧     ::::::::::::::::::::..  ::::::::::::::::::::::::::
   l 从/ :..    l-マ::::ト、 ヽ!ヽ  :::::::::::∧:::::..ム卩:::::::::::::::::::::::
   l仏   ::::::....卜、ト、l::!    ヽ :::::::::::l ヽ::::rァr'}::::::::::::::::::::::::
    ! ヽ :::::::::::.', ヽ弋!緣ヽ、-〉.ヘ::::::::::::lr弋升 ̄/l:::::::/ヽ::::::::::
.    l  ::::ヽ、_:::::::ヽ、`ー―‐ '   ヽ、:::lー┬―' l::::://:::::∧:
    l :::::::::::::ムゝ、_ `=-         ∨      丁ノ:::::::::::/ ヽ
     l:::::::::::::::::ヽ           }         /イ::ト、::::/
     l::::::::∧::::::,ヽ      ,___´___.    /:::::/ V    教祖の言葉から外れて、何が仏法だッ!
      ヽ、! ヽ「ムィヽ    ムー――‐.{   /)〉:::::/
        `.  l!   ヽ   !:l: : : : : : : l!  /'´l::::::/           片腹痛い――ッ!!
           l     `ヽゞ===ァ/   l∧/
【上座部】―― '´ヽ     `ヽ、  /    `ー- 、

157 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:19:11 ID:gFX4BiSA



          ,.  '"´「`ヽ ー‐‐- 、
         /      ',  \    \
         /l        ',   \\ r'^^`ヽ
      /  .l     .:.:∧     〈 〈``ヽ
       / .:.:.l    .:.:./  `ヽ:.:.:.:.:.:.:.:〉L 「iリ
     l  .:.:.:.!   .:.:.:./     `ヽ、:.「_フ彡只
     | .:.:.:.:.:.', .:.:.:.:/          `ヽ.:L{ }
     |.:.:.:.:.:.:.:.V::/            ヽ.:V
      ヽ.:.:.:.:.「 `7    ´  ̄     `ー !.:/    あー、宗教に限らず、ルールのあるグループでよくある揉め事かしらー。
      ヽ.:.:.:l い   -‐━      ━‐!/
        `ヾミヽ、__, ' ' ' '   ,  ' ' ' l⌒ヽ
         l.:/´  ̄]  r‐‐--っ   ノ           どんなルールで揉めたのかしら?
          ,r ‐〈   __L    ̄ ̄ , イヽ
      /     V ´ ̄] >=< "´  〉
     /       `ヽ孑7´1:l l:lノ) ___/、
   /          孑7 l.::l l.:l 「孑`ヽ\
   〈      .::}   孑.  l.::l l.::|  孑ソ   ',

158 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:19:21 ID:gFX4BiSA





                                                             / ̄ ̄\
   ――あー、なんつーか、かなり些細だぞ。 『十事非法』っつってな。                 / ヽ、_   \
                                                          . ( (ー )    |
                                                           (人__)      |
   「正午以降の食事はしない」vs「太陽が指二つ分くらいズレるまではよくね?」とか、      r-ヽ         |
                                                            .(三) |        |
   「一切の蓄財はアウト」vs「塩分補給は命に関わるし、塩くらい貯めてもよくね?」とか、   > ノ       /
                                                         /  / ヽ     /
   「発酵してるかもだし、ヤシの汁はアウト」vs「“かも”とかふざけんな」とか、           /  / へ>    <
                                                        |___ヽ  \/  )
                                                            |\   /|
                       まぁ、そんなんが十個だ。                           |  \_/ |

159 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:19:54 ID:gFX4BiSA





                 , -────__-,、r z__
          ,. -― - 、 /     r v´_ゝ- ,.=._、-、__フ
       , '/ ´ ⌒7 ヽ   _r_ヽr' _ _f::rz::!:}´__}_}>
       ,/      /   ' ヾ ゝ_ く {_{__ゞ:':_::ンヽフ、
       /       '  /   ハ フ \___ |.ト、ヽノ>!ヽ
       '        |:::     /  ヽ ヾレヽィv.j__Vノ ゝ  |
            |:::.    /    \!`\ ゝ,ヽノ´!  ,ノ
            ':::   /         \     ' /
             ゝ、,./            \ヾ/ /_ 
            l イ,|!!  --_‐'_     `_ー-- ヽ/、ヽ     ……ちょっと見てて情けなくなるかしら。
            ヽl |!|  ィt_:::_ォ     tr_:_,zr   ハノノ  
             /´ ̄ ヽ!ハ ` ´`´      `´ `´   j!::ヽ_,..--、
         /    r ー- '.、     ,      ,.イ三!´   \
         /_    ≧= 、_ゝ、._   ____   ,.へ_ 二ム,∠ _    )
         jV´_ _VV_レL_  ≦ノ ミrrーrr彡  {二/l. _ ,-'、 /L_/

160地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 22:20:13 ID:kVkI9plY
そんな些細な喧嘩で分かれたのか仏教ww

161 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:20:29 ID:gFX4BiSA



    , r ' ⌒ ヽ、
.  /       ヽ,
  /      ,,ヽ、_ヽ
. |    __,ノ 彡(○ )
  |   (○ ) 彡  |     まぁ、団体の内輪揉めなんぞ、外から見りゃそんなもんだろ。
.  |        入,__)
  |.     ゙'ー'´
.  |      ゙ヽ、__ノ          現代だろうと過去だろうと、たいして変わらんといういい例だな。
   ヽ、       ノ\.
  /::ヽ、_   /ノ:::::|
. /:::::::,::::\ゝ、◇ノ::::i:::|
. |:::::::::|:::::::::\¶/::::::::|:::|
. |:::::::::|::::::::::::::::|::::::::::|:::|
. |:::::::::|::::::::::::::::|::::::::::|:::|

162 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:20:53 ID:gFX4BiSA




              ‐――――‐‐ 、
         /           \
       /              \
.       /                 ヽ
      /                     i
      |  二二二二 三 二二二二    i
      |   ― ― ― == ― ― ― ‐  |    で、そっからはまぁ目を覆うようなgdgdの開始だ。
      l   ___ ノ     ^ー―−   |
        l   /     ヾ≧=≦Y    ヽ   l
      !  | {:::::::} | }llllllll{ | {::::::} |   l     いっぺん分裂しちまうと(=根本分裂)、あとは早くてなー。
      l.  ヽ ,  彡!!!!!!ゞミ、    /   '
        ',   /    |    ヽ    /       どんどん仏教教団にも分派が乱立していく(=枝末分裂)わけだ。
       ヽ  ゝ _ /\ _ ノ     /
        ヽ   ` ー―― ´    ∧__
         \            / / 〉::`丶、
         /\         /  / /::::::::::::::丶、       この時代の仏教を、『部派仏教』と呼称する。
        /:::::l  ー――‐ ´  / /:::::::::::::::::::::::`丶 _
     -‐::::::::::::::l        /  /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::

163地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 22:20:53 ID:2NZktuUI
まぁ、内輪もめで分裂なんてよくある話w

164 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:21:17 ID:gFX4BiSA





      同時にこのころ、インド亜大陸をアショーカ王が統一する。

   この王様は戦争しまくってインドを統一したんだが、その怨恨を和らげるためか、宗教をおおいに支援してな。



                      ノヽ)) ヽ,,rーrヽ,, ,,ノi
                  ,ノ~'tiii"(t i}}|j     " "ツヽ|t
               iヽ/ツii|}}从、}iii)''ijリリ}  、      ノツリ、
               ii}}y"}!、iii、'';/r"t}}}(iij,yiiヽ-リヽii}j、,, "リ
              t,`、i、}ヽ''ii);;|iMtヽ''" `" ノ ""ノノノjjり ''フ
              、)" ミ;;,,t、ti;i、 t;;、、))リiノツノ/""''彡"彡 ョ    我、仏法をもって、
              i、`''i ;;;;:::ijj}、`';;;;;;'"":::;;;'" ,,,,   廴r''ツ r'
              't、 ;;;、 t;; ::;;;`;;;;;;;;;;|}:::'"::;;'"ii"  、迄 彡ノツ
              ヽ, ;) (|;;ヽ;;、;;;;;;;;;ノ':::i:::;'":::';;"  ::'≡ " ノ        民心を統一せん――!
               'i ,;i,,、;;、、,;; ;;;;、;;;i'i},,ir')ノ,,,,,,,,___ :::ミ≡:r'i
               t ;t;;iitーミゥテ;;、刈シ='r'-ミュォヲヲ  ')'''/'|:|
                '',、,i'"` ̄"::::了 j''"` ̄:::::"   ;;リ/)リ/i       ,,
.                t、i'::::  :::::::| ,'  j""     :::リ'、/イ'(,, 、、 -ー '",、 ~ヽ
                 ヽt::::::: :::::t,,ハ ,、)    ;;;;:::i-ー'"t))::::: ..;、-'",, "  ヽ
                  i;t :::::::::::~'- '":"    了 ,i;;;;:::  t:::;、-'" '"     /
              ,,, 、 - ーt;ヽ ::::::::;;、、、:::,,,   ;;'" /;;;;::: ,、'":::::彡
          ,,、- ''":::::::::::::::::::t:;ヽ :::::":::::::::::::`'  / , ';;;;;;;r''":::::::...
       ,,、-'"::::::::::::::::::::::::::::::::::t::;;ヽ ;;;:::::::::    "/;;;;/::::::::::
   ,,、- '"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::t:::;;;ヽ ::::::::::::  、';;;;;r'"::::::::
.  /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::t:::;;;;;;'、;;;;;;;;;,、 -';、-'":::::
 / ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ソ:::;;;、 - ーー'''"::::::::::: ....::''"
./  ;;;;;;;;;;、 -ーー ''''' """ '''' ー,-ー''''::":::::::::::::::::::::::::::::::::::::
"""           ー ニ"、,,,,,,,,_:::,,,,,,,,,:::__,,,、 -ー'"

                    【アショーカ王】

             (在位:紀元前268年頃 - 紀元前232年頃)



     仏教も各地に仏舎利を仕込んだ仏塔ができたりして、インド中におおいに広まっていく。


        当然各地の宗教や民間信仰の影響も受けて、部派仏教はどんどん多様化していくんだな。

165 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:21:38 ID:gFX4BiSA


   で、権力財力に庇護されるようになると、大きな建物なんかも寄付される。 祇園精舎とか有名だな。


      もともと仏教には雨安居(うあんご)っつって、雨季には一つ所にとどまる習慣(※)があるんだが、

                    それらの建物は最初は雨安居に利用され、僧侶たちはそこに定住しはじめる。


                   ※……この習慣は雨が降るから閉じこもろう、という軟弱な理由からではなく、
                         雨季には恐ろしい勢いで動植物が生まれるため、踏み殺さない配慮として。


               ____. __
             .,.‐´     '',,`',:::::::`‐、
           ./::::::::'゙゙,     ';'`、,;;:::::;;;;;\
           /:::::::::::::;;'゙´       `、 ;彡;;;;;:::\
          .{::::::::::::::::`::::',ッ'';;'';'';';';;;`、彡彡;';;;;;;i
            i';::::::::::::; .:::;:,_____、,__,::; ;::i
          ;‐,'-,;__;..::'::|゙          i::;; ;::i
          /::::`'‐,r':; ,::;;;}‐──────‐}: :, ;;゙i
          .i゙;::::` .::;´:::: ::::} ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}:';; .:゙i
          .゙i::::: ,::: .::::: _,;;l゙____,..、____|:;, '' ,;;i    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        .i゙:::`::::;;;`..;` ::|;;;;;`‐゜ー';;;;; i;`‐゜‐';l:;'::';,,゙i  <  つまり縁起の理法とは――ん? 間違ったかな?
        ,-゙:: ::;',:::::゙゙'゙ _;;;}         l::::::  i:::::; Y'    \_____________________
      .∠;;:`.::;`::::: ;;;;''゙::|          l:::::: i:;' ;;, ゙i
  ._、゙ィ;;::::`:::';::''`;;;;:: ,;|,.    、 ゙ィ,,,__}::: i:::;' ;;i'`
 ̄ ̄   ';;;;'''',,,'::::::::'::::;':::}:`、    ̄ニニ¨ /; ノー'´\
     ゙,,_ッ;;:::::::::.::;`:;;;;}::::::`、     '''  /:; ;i`、   \
        '''' ッ:;;;; .:;;''`:i  :::::::\,,   _/:::;i` i .`、    \
          ッ'''::::. ':::::::i   ::::::::::: ̄''';;ト' ゙  |  `、



   で、仏教思想ってのは一般信者から離れ、権力者の庇護を受けて、どんどん細密化していくわけだ。

            なにせ一つ所に閉じこもり、衣食住を保証された快適ニート生活だ。

     趣味を徹底的に突き詰められる。 この時に生まれたのが、いわゆる『阿毘達磨(あびだつま)仏教』だ。


.

166 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:21:57 ID:gFX4BiSA




   これは釈尊の残した発言から、


 やれ「仏教的には人間をどう捉える?」だの、「煩悩はどのような働きによって起こる?」だの、

    細かく細かく教理を追求したものだ。 いちおう下に例をだすが無論覚えなくていい、作者さえ覚えてない。



  ━━━━━━━━━━━━【五位七十五法】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

      一、色(11)
         五根(眼・耳・鼻・舌・身)
         五境(色・声・香・味・触)
         無表色
      二、心(1)
      三、心所(46)
         大地法(受・想・思・触・欲・慧・念・作意・勝解・三摩地)
         大善地法(信・勤・捨・漸・愧・無貪・無瞋・不害・軽安・不放逸)
         大煩悩地法(無明・放逸・懈怠・不信・こん沈・掉挙)
         大不善地法(無慚・無愧)
         小煩悩地法(忿・覆・慳・嫉・悩・害・恨・諂・誑・きょう)
         不定地法(悪作・睡眠・尋・伺・貪・瞋・慢・疑)
      四、心不相応行(14)
         得・非得・同分・無想果・無想定・滅尽定・命根・生・住・異・滅・名身・句身・文身
      五、無為(3)
         虚空・択滅・非択滅

  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


     こういうと悪いことのようにも聞こえるが、

      ここでまとめられた考え方がのちの仏教の基礎付けにもなるんで、悪い結果ばかりではなかった。



.

167 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:23:44 ID:gFX4BiSA
>>160
冗談のような事実ですw

後でちょっと、十事非法についてもAA抜きで軽く解説してみましょうか。

168 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:23:59 ID:gFX4BiSA



         ただ、もちろん在家の信者はとても白ける。

              高度に学術化された教理の話なんて、一般人がされて面白いわけがない。


                 ,=::;;;,
                 l,ェ`l l
                 ←、,r'ヽ、        ,r―-、、      r''"`''''ー--、
                  /,rニニ=-、     /;゙゚゙゙゙`> `''i     lr'゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙l  `'l
                 r=,レ゙゙゙゙゙l   l    > ェ‐  〉  l    ム     l
                 ζ=`>`エヽ,r-,l    < 、   l_r‐-, l   〈ェ `ェ‐  〉
                i-、 〉-、  _ノ 、   ├、    、ノ     K´    し'´`,
                ,r'-、,r'l、_,r'" /´ \  <、    ,r、      l<_    _,/
              //l´  >、_/    \__,>、,r'''"  ヽ、   〉      /l、
              'llll' l   l /      /〈 ー'      ヽ  ``ヽー    ,)\
                 l   ノ l .l    / /        l,r‐';"´〉  ,r'",r''"
                l,--、l / l     ,l     /     / 〈 /'-'フ" <
            _,r=='  ノ`〉 l   / /    /      l   ヽl/"''''''''"
            _,r‐'"  / 〈  l''''''フ´ l    /      ノ   l/ /
            ‐‐''''フ"  ,r''l_,.ノ/  .(    ./     /   / /
            ‐<ニ--‐‐''" /   /   /`''ヽ、,_ ノ   / /
            _r=ニ>-==‐'フ   /  ,..ノ     >'   ,-ム、'
            /;'/`>=`ヽ'  ,r'" >-'"  _,..r―-'´`ヽ /  /
            l、/lc'`‐'`l__,.r'",r'"  ,rーl", 、     ヽ'ー''

169 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:24:17 ID:gFX4BiSA




   で、ここで現れるのが正規の出家僧ではない、ある種の旅芸人的な色をもつ『法師』たちだ。



                         ,,、ー '""~~~~~~~ ~'''-、
                       ,-'".. /'  レ "  //<<    い あ 困 さ
    な 大 .き           / ::::: /ri'ノii "  (~ヽr''')    .う  っ っ っ
    ん 事 み.          /  ::::::: r"ツ人ン    ヽ,/    .と. た た
    だ な  た         /  ,,,、、、、;;;;ij,//~ 彡,,、-- 、,     い .ら こ
        在 ち         r"r'"::、、、  '""ヽツ"     ,,、    い    と
        家 は.       rニti 、,,,ー'''''ヽツ(,,--、 'tr''ニ"ニ彡        な が
        信         リ, '    ̄~)::)r"   ミ":::'"          ん    
       者         //    ;;ッ''"(,」⌒'',"~'' ,,:::::、、、,         で
                r'ii    r"/,、 ヽ-z⌒",, ヽヽ'~           も
              A tii    `/;;"ヽ`'=zz三zz'7" 't;;|i
 r"ヽ  ,,、       /:::::|  i     |;i ii,,ゝ、_,、-''" ,ii  |;;i       ii
. |   ヽi;::ヽ     /::::::::|  t    i;| ~'' 、,,""",、-''"  jリ       ii'-、
. t    ヽ;:ヽ,,,,,,、、-'ーz=-t、r"t    i|,    ~~~    ノ/       ノ  ~' 、
 ヽ、,,   ~' 、 ::::''";;;/~''i", ヽ;;;  j |ii       ,,,iij| /      ,、 '     ~'''''ー 、ー< ̄~
ーー ゝ、-―  ~''ー"、,'   | iii  ヽ、;;; t、wwwwwwiij"" "     '"           ~'i::'i
  ,r  ヽ、,,,、-'    i|   ヽi||;ii   ~' 、iiiiii、、,,,、、jjiiiii}iiiiii从ii        ,、-''"      |:::|
ー 、、,,,,z''   ,,、 '" Aヽ、  |t~' 、;;;;;;  ~'''ーー------ー'''"      ,,、-''"        i::::i:::::
   )  ''フ"" r" ii ヽ、、  ti  ~''-''、、;;;;;;;;;;;;::::    ,,,,,,,、 -ー ''''"            リ:::リ :::
,,,、-"-ー''"   i;;  ヽ,     リヽ      ~~~ """""                   リ:::リ:::::
、    /::   t;;;  `'   ノ  t                              /:::/ :::::
.リ  r":::::::   'ー、;;;;;;;;;;;;/   t.                            /:::/:::
" ,,、" ::::''"      ~"      i|                            /::::/:::::::::
~~        〃



     彼らは仏陀の徳を称える讃仏文学を作ったり、情熱的に信仰を表現したり、

          わかりやすさを優先した布教で在家信者のニーズを満たしていった。

.

170 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:24:35 ID:gFX4BiSA




     もちろん在家の信者は大喜びだ。


                  ,r=ヽ、            r';;;:;:;;:::;;;;;;;;;;;;ヽ、
                 j。 。゙L゙i     rニ二`ヽ.   Y",,..、ーt;;;;;;;;;;;)
             r-=、 l≦ ノ6)_   l_,.、ヾ;r、゙t   lヲ '・=  )rテ-┴- 、
             `゙ゝヽ、`ー! ノ::::::`ヽ、 L、゚゙ tノ`ゾ`ー ゙iー'  ,r"彡彡三ミミ`ヽ
              にー `ヾヽ'":::::::::::: ィ"^゙iフ  _,,ノ ,  ゙tフ ゙ゞ''"´   ゙ifrミソヘ,
             ,.、 `~iヽ、. `~`''"´ ゙t (,, ̄, frノ   ゝ-‐,i ,,.,...、  ヾミく::::::l
             ゝヽ、__l::::ヽ`iー- '''"´゙i, ヽ ヽ,/   /  lヲ ェ。、   〉:,r-、::リ
             W..,,」:::::::::,->ヽi''"´::::ノ-ゝ ヽ、_ノー‐テ-/ i / ,, 、   '"fっ)ノ::l
               ̄r==ミ__ィ'{-‐ニ二...,-ゝ、'″ /,/`ヽl : :`i- 、ヽ  ,.:゙''" )'^`''ー- :、
                lミ、  / f´  r''/'´ミ)ゝ^),ノ>''"  ,:イ`i /i、ヺi .:" ,,. /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`゙
                ! ヾ .il  l  l;;;ト、つノ,ノ /   /:ト-"ノ゙i  ,,.:ィ'" /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
            .    l   ハ. l  l;;;;i _,,.:イ /   /  ,レ''";;;;`゙゙" ヽ_,,ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
               人 ヾニ゙i ヽ.l  yt,;ヽ  ゙v'′ ,:ィ"  /;;;;;;;;;;;;;;r-'"´`i,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
              r'"::::ゝ、_ノ  ゙i_,/  l ヽ  ゙':く´ _,,.〃_;;;;;;;;;;;;f´'     ll;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
              ` ̄´     /  l  ヽ   ヾ"/  `゙''ーハ.     l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
                    /    l  ゙t    `'     /^t;\  ,,.ゝ;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;


       この時点で釈尊の教えはかなり変質しはじめ、大乗仏教の萌芽が発生する。


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171 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:24:53 ID:gFX4BiSA




   もともと原始仏教ってのは、釈尊も布教をためらったように、万人向けの教えじゃないんだな。


      例えば、これは紛れもなく原始仏教の教えだが――


  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

           ショウケン
         1.正見  : 正しい見解。(=苦の原因、滅し方に関する正しい知識)

           ショウシユイ
         2.正思惟: 正しい思考。(=論理的に考えること)

           ショウゴ
         3.正語  : 正しい言葉。(=悪口や嘘などを言わない)

          ショウシゴウ
         4.正業  : 正しい行為。(=傷つける、殺すなど悪事をしない)

          ショウミョウ
         5.正命  : 正しい生活。(=規則正しい日々の生活)

          ショウショウジン
         6.正精進: 正しい努力。(=善いことをし、悪いことを避ける)

           ショウネン
         7.正念  : 正しい思い。(=心に抱いた信念を忘れない)

          ショウジョウ
         8:正定  : 正しい禅定。(=心を静めて瞑想、リラックス)

  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


            これを日常生活の中で、常に実践するよう心がけるなんてのは難しい話だ。

                   民衆よりにしようと思えば、「より分かりやすく」「簡単に」ならざるをえない。


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172 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:25:08 ID:gFX4BiSA




   そんなわけで、釈尊が超常的な力(=神通力)を持っていたことになったりしたのも、このころの話だな。


       もともと当時のインド神話では、聖者は超能力を使えるというのが定番の設定だ。


                            ____
                            /     \
                          / ―   ― \
                          /  (ー)   (ー)  \
                          | U    (__人__)    u |
                      \ u   `⌒´     /
                       r´、___∩∩__,  /
                      \__ ´人 ` _ノ
                         |   ̄   ̄  |
                ――↓――これくらい変わる――↓――
                              r ┐ __
                         t__)    Y  └' rっ
                r 、  /}     _,トー〜-'^〜┴-z (_)
                | __⌒__ f    _ノ  `   u  J  '《_
                { tュ tュ }   _/  へ、  j}   ∠、,,. 〈   」\_  /|_
               ┴r ¨¨ ┴'^ア 〉u ャ‐tッ‐介 'vぐ_..ィ  Y  \ r┘ kュ rュ
                _(⌒'Y⌒)__」 〉  ` ー=」   {=ミ rー  |      └z゙ xァ
                └^\^┘  j⊇    ¨≧z イf´   ノ   L._    {^' {j'^}
                   _..、 ,.癶ヾ、 └{ (^''=…''"フ  ,ィ〃  \ r┴‐┴┴
                  /  ( / \:::≧x、/  //ー=彡/ ゞ  }  ̄[iトフ ̄
                /     Y     V//リ    }斗ァ7// イ   _/   j厂
               /    ゞ彡  ‐ァセ^(ャ)、 /////// リ  __)  〃
               _∠/‐┘ )   ´    ¨\>、////厶シ'    } /
                 /´⌒ヾ从_ッ   r 、( ノ}  >''"⌒      /{
               /    } j \ ( ` `/⊆   ==二   r''



                そんなわけで、どんどん釈尊は超人化していった。

          過去や未来を見渡したり、テレポートをしたり、自分の影だけを残して移動したりな。



.

173 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:25:27 ID:gFX4BiSA



   更にその超人設定に説得力をつけるために、民間説話を流用して釈尊の前世譚(=ジャータカ)が作られる。


      つまり、『前世でもこれだけのことをしてきた凄い人だから、こんなに凄かったんですよ』って具合だ。




                              , ´ ̄ ̄Kヽ
                                {jj_j_し__, ? }
  前世でウサギであった釈尊はですね――  Y`゚7´゚ニ´  う)
                                {Yr三ハ   Y^ヽ. ___
                            _ .. -=弍ゝこ ゝ.__,ムイ.:::/.::::::>―z--..... _
                    _.... -‐=≠≠-‐< > ,ニ二⊇::ィニニニY´.:::::::∠.:::::::::::::::::::.\
                     . イ.::/ニニ/::⊆ニ,   /  /.:::::::::::::彡| ̄ ̄「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄「 ̄`ヽ
                    ∠/.::/ ̄/{::::::::::/   ,!   ̄ ̄ ̄  |    ト、      ―┴-=ミ´
                     ̄厂/  /  ̄ ̄  / !          |    | \〃           \
                 { /  /     /_人         |    |   |i              \
                /{,'  /  _. < ニ二ニ >  . _   |    |   |l           __\
                /  ,  / ̄-==   ニ三ニ      ニ=ミ|    |_  |l        / /.:::::::::::.`ヽ_
               /   ,  /  -==                =ミ|    |  ̄ \    /|\'.::::::::::::::::::::(_ .イ
          _∧'-‐  ; /〃                    |    |`ヽ.   \  {/|_ ,ノ.::::::::::::::::::::::::::::i
      ___/〈_〉`ヽ.; ′                     |    |      `ー_}___:::::::::::::::::::::::::__l



        飢えた虎に身投げするとか、ウサギが焚き火に飛び込むとか、


                       釈尊にまつわるそんな話は、一度くらい聞いたことがあるとおもう。




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174地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 22:25:32 ID:kVkI9plY
あれかな、数学において整数とは何かきちんと定義するみたいなことかな

175 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:25:38 ID:gFX4BiSA






    , r ' ⌒ ヽ、
.  /       ヽ,
  /      ,,ヽ、_ヽ
. |    __,ノ 彡(○ )
  |   (○ ) 彡  |           そして最後に、驚異の発想転換が起こる――
.  |        入,__)
  |.     ゙'ー'´
.  |      ゙ヽ、__ノ
   ヽ、       ノ\.
  /::ヽ、_   /ノ:::::|
. /:::::::,::::\ゝ、◇ノ::::i:::|
. |:::::::::|:::::::::\¶/::::::::|:::|
. |:::::::::|::::::::::::::::|::::::::::|:::|
. |:::::::::|::::::::::::::::|::::::::::|:::|

176地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 22:27:45 ID:kVkI9plY
その時、歴史が動いたみたいだなw<発想転換

177 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:28:58 ID:gFX4BiSA
>>174
そうですね。
まさに仏教における公理が「阿毘達磨仏教」だと思っていただければ。

これに関して解説し、問題点を指摘した世親(天親、ヴァスバンドゥとも)の「阿毘達磨倶舎論(あびだつまくしゃろん)」という本は、
のちの日本仏教でも仏教学の基礎テキストとして位置づけられています。

通称、「坊主泣かせのクシャクシャ論」

178 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:29:17 ID:gFX4BiSA



       、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
     /⌒`         三ミヽー-ヘ,_
   __,{ ;;,,             ミミ   i ´Z,
   ゝ   ''〃//,,,      ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
  _)        〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
  >';;,,       ノ丿川j !川|;  :.`7ラ公 '>了
 _く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
  ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)
  く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ  ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~
   ):.:.:.:.:|.Y }: :!    `二´/' ; |丶ニ  ノノ
    ) :.: ト、リ: :!ヾ:、   丶 ; | ゙  イ:}    逆に考えるんだ
   { .:.: l {: : }  `    ,.__(__,}   /ノ
    ヽ !  `'゙!       ,.,,.`三'゙、,_  /´
    ,/´{  ミ l    /゙,:-…-〜、 ) |       つまり、『今の世で功徳を積めば我々も釈尊になれる』と考えるんだ。
  ,r{   \ ミ  \   `' '≡≡' " ノ  
__ノ  ヽ   \  ヽ\    彡  ,イ_
      \   \ ヽ 丶.     ノ!|ヽ`ヽ、
         \   \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
            \  `'ー-、  // /:.:.}       `'ー、_
          `、\   /⌒ヽ  /!:.:.|
          `、 \ /ヽLf___ハ/  {
              ′ / ! ヽ



      これだ。 なんと、超人設定の裏付けのための前世の善行設定を逆読みしたんだな。


        その結果として、善行をすれば来世以降で仏陀になれる、という思想が生まれる。


            ――これが大乗仏教における、衆生救済思想の誕生だ。




.

179 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:30:03 ID:gFX4BiSA




               ____
             /      \
           / ─    ─ \    ちなみに、確かにやる夫も善行を勧めたけれど、
          /   (●)  (●)  \
            |      (__人__)     |           それは『罪悪感などで苦しまない』ためだお。
          \     `⌒´    ,/
          /     ー‐    \      執着を消すには、節度を保った生活が一番いいんだお。

            【 故・釈尊 】




     釈尊の時代の修行者が善行をするのは基本的に、「自分の心を安定させるため」だったものが、


         功徳を積むことが目的になったことで、修行者は「善行のために善行をする」ようになる。




,

180 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:30:29 ID:gFX4BiSA




   そして前世譚(ジャータカ)における、来世において仏陀になるため修行する者を

           菩薩(ぼさつ、ボーディ・サットヴァ。悟りを求める者の意)というが、彼らもまた菩薩を名乗り始める。




 ま こ 菩 ひ わ な     ン",,,、'"   ミミ`   匁  iii'''  iiiiiハ jt,      近 死 わ
 っ の.薩 と .た .ら   (ン` ":: ::''"  `ミ              -''、     い 期 た
 と 生 と .り .し .ば   ヒメ  ヽ  r"""'''' """""'i       :::: ::  t"     !.は し
 う .を し の .も    / /    | i__,,,,,,,,,,,,,,,,,,ノ|  |_|, ii, ii,  :::::  `、,,、        の
 し  .て       (  ソ | ti'| t、t㌍㍑◎㍍㍊|i|  iii|; ||~' -、 :: :: ヽ、ヽ
 た           )  |i i'|ii | ソ――-ー ''''''''t、t,,t:t ti-,㍑i |i :| ヽソ
 い          ン,,   リ )リノ/、、,,,,,t  、、;;;;;;;;;;ニ=ー-、))ノ )    し
            (iii    ノ''z-モェテ''、'i ~i'';;rzニ'-''ニゝ'' フ"/y"  `'く
             リ  ::: ミi '~~~~::::ノ| ,i''''"'""''''''    :::メ, :::    ;; )
            `ソ ::: iii''t  ::::::::::::j,, " "     ::::::::ノ リノ ハ  `、,
             tii リ (/ );;; :::::::: 、、_,,,、:)、;;   :::::::::`'y  /  リ,,  j}リ
              )  (  リt" ::::: ,,,,;;'i、、;;"   "   (  i|}}! /'(  t、,
            /   ;;;; ソ;t   ii",;;ヨ<、:;;,,"'i!   、|i リ') i!}}i   ヽ;;,, ))
           ,/"   ノ/ ii|リ;;|!,, ii ´;;;;;;;;;;  ~'ji  ,,iijj}|ノ  亦,,, )ツ ツ (
           i|i|/|i  :::: 、|i|:::ヽ!!,iii "::(  ~'ー }} ii}|j、-''(ii   iiii ツ /   ''"、、,
           ヽ((i  ';;; iiii ):::::ヽ!!,, ;;;;;;;;  i}!i! ' ;;;;:::::`i  ノijj!} i}jjj, ::::、ヽ )
           、,,, ノ   i''"iリ:::::::::::ヽ!iiハii|ii!!|!i,r";;;;;;;;:::::::  j/   !!!ii||i  :::::: i (
            ,ゝ  ,,  / ヽi、:::::::::: """""";;;;  :::::::  /,, /"  ''::"  ::: |} ~'' 、
           (ii   iiiiソ ii  ) :::::::  ::::::::::   :::::::::  (|i  }}iiji、 iij、ハ  ヽ 、,)ヽ)
         ,r''"    iiii、  |リ  :::::::   :::::::   ::::::   :::::ヽ  ` ` !!!、\   )jj:~''- 、
       ,、-'  ;;、"-('   ヽ ミi   ::::::::  :::::  :::::::   :::::::::ノ/   )  、 ,, ノ" ::::::'' ~'
       (;;、- '" '"" i// iiiハi"    :::::  ::::: ;;;;;;   :::  ヽ、,,ノj ノ) ノr"i、((,,,,,,,、、
"""~~~ ''''''~       "  " `           ''''''''''' ー―  "''''''''''  '""""""



            ここにおいて、ほぼ大乗仏教の形ができあがるわけだ。



.

181地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 22:30:34 ID:2NZktuUI
なるほど、これは確かに救いになるな。

182地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 22:31:25 ID:kVkI9plY
あ、そういうことだったのかw
いま凄い勢いで心の中でへ〜ボタン押してるw

183地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 22:31:52 ID:n4C.WeAE
努力していればいつかは超人聖者になれる、と

184 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:33:06 ID:gFX4BiSA




 ただ見て分かるとおりに、大乗はきわめて実践哲学的であった仏陀の思想からはもはや完全に乖離した。


     「来世で仏陀になるために功徳を貯める」という、宗教的な理屈がまかり通るわけだからな。


         理論的にも実にいい加減なもののため、上座部的には、



                    ,r、、、) ̄ヽr"(ー 、、、
                 ,ノヽY"("r"iiit;;;t、 从ヽ`)'"ヽ
             、 ,r("' "、、、 "''"t;;;ヽ匁、、ー、、))〉;;;;;;;;三彡"
            _ソ"从 了ミミi ,,`ヽ、;;;;ヽ、、、、ーヽ;;、''''-、ノt,,,,,
           it(  (;;ノ (;;;;|、t シヽ;;;;ヽ、、)、 ヽ;;;;;;;jjj'|ii、"""ノ
          、,,t,`レ 从ii|ヽ、ー''"iii、ヽ;;;;;リ|;;;;从i 、、、从、、t;;;;ヽ'ー、ヽ
          メ''""/;;;;;从,,、、 、 i;i||j;;;;r"t;;;( ソ、t;;;;ヽ |;;;;;tヽミ 、),
         、ゝイ |;;;;ij|从;;;;ヽ|;;i |、",,,,iiii、,,,,、i、ソi t;;;;|ヽ;;;;;ヽ、 ヽ''''"
         t、,女 t(ツ||i;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;";;;;;;;;;;;;;;;;;;;|ツ;;;i、、、i;、~'-、;;;;;、))
         、、ノ(iツM;;;;|;;;;;;;;;;;;ii;;;;|i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、;;;;;;;|;;;i |;;;t'ヽ三彡
          // り";;;;;;;;;;;;;iヽ;;;;;;;;tiii;;;;;;;;i|;||;;;;ii;;;;itソ;;;;リ;;;;"ヽ;;;;;ir'"
          ヽツキ;;;;;;;;;;;;;;;;;;ミ人、、、ミ;;;;;;;;tヽ、;;ヽ二リ;-、t;;;;;;;レ;;;;|''"
          ー7;;i|、;;;;;;r、ミr'";;;;;;;;;;;;;;;~~' リヽ|i";;;;;;;;;;;;;;;シi;;;;;;、i|)
           リ;;;;||t;;;;〈 ミ 彡=モ丐ァ、r;;; "リ、zモチテzー' リ;;;;ii|j
          (;;|;;;ヽ、;;;;i    `~ '''' ":::  |~::''- ̄ー  リ; イ       お前は何を言っているんだ。
            フ;;;;;ヽ;;;i,     ""    |      ,'r';;;i
           `(;;;;;;;;i~t       ,,,,, j ,,     /"彡|、
i             t;|;;;;;i ::t      ヽ:::`"     / {{ヽt ヽ           
リ             't;;;;i :ヽ     ,,、-_~-,,   /::  j ノ ;;リ''ヽ、    ,, 、- '' "~
|  r'~ヽ,         ヽ、i  ::ヽ    "''ニニ"   ,'::  y"  "ノノ フンゝ'"::::::::::::::::::::
i ,,/   i''''"" ̄ ̄ ̄>'''"~t |i ::ヽ,  ''~~~""" /:::::、-'"  ,r"/zr'":::::::::::::::::""""
" / '-、ノ,,,,,,、ニ、 ,、-'";;;r''"::::入 ii;;::::::::ヽ,      /::: '" , ,r、" /"/""t    ー⌒) 
レ"- '"ii´    ,リ,,""r" ::::::::/:::t ヽ::::::::::~''ーー ''''", '" / r"///    ・ . ⌒
    ,、-ー '''ヽ"/r" :::::;;/  t  ヽ::::;;;;;:::::;;;;,r'" ,, ,、-'"" "/          ~
,、ー''"ii  ,,,、ノ";;r"::: :::;;;iii|   リ,r'" ヽ   y'" '"//'/"_; '   " ~'ーー   r"~
  ,、- '";;;;/;;;r" :::::;;;;iiiii、;;;; 、、,,,,,,,, ヽ,r'" //:::::::/ ',ノ/            )  
、-' /、;;;;;/';;;;r" ::::::/i"  ~''''''""""",r" 三//::::::, "' /;;/  r''''''''''''''''''''''-、  ( ∴ー'
,,、r'- '''""ノ;r" :::::::/ t::::::::     ,r"  三//' /'" /;;;;t r'┏━━┓   ヽ、、、、-ー'
  ,、- ''"ヽ、::: :::::::/  ~''- 、,,,,,,,, /  三/'"// /r //ヽt ┃、,  ┃



      ということになる。 上座部は大乗を異端説と見て、大乗は上座部を小乗と蔑む。


                  そんな状況が続くわけだが――

185 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:34:18 ID:gFX4BiSA




        この状況が変動するには、のちの高僧、龍樹の登場を待たねばならない。



        /                /        \
       ─── /            ̄  ─ .__     \
         / /_____________>     \
        /                      、    \\: \
      / / ::|     ::| :|     |\  |   |:   i:  l   lヽl ̄
     / :/ :/|  ::|  :∧ :|     |  \| 、  |: :   l: : l   |
      ̄//| |  : ∧ : | l |\   |___\|ヽ: : |\ l   |
       /| :| :∧ l |─lj   \  |   xァ===x ヽ: |'rxヽ  、
      /  | : :| :/: :, 、|      \|   ix付ゞト ヽ |,ゝ l \-
     /   |/V l: : :l  x===、      弋二リ   v ' /: :.、: :\
   /       /: :l i "            ー     : : : : : :\ ̄
 /       /  V  i      l          ∧: l、\ ̄
'         /      丶             , ;': :、l \
        /         丶   l二二ヽ    ,:': : : ::/   |-
      /   ___/ ̄ ̄:>   -   , ::': : : : ::/   |ヽ \
    / ̄ ̄ ̄\: :   l    :/ /: : : -ィ丶: : : : : : :/     |    丶、
   /: |       \  l   : /  : : : : l: : : l: : : : :/      |      丶
 /  : :|        丶 l    |へ  : : :|: : : : : : ::/      |          丶
'    : : :|   \:    丶l   l: :/::\ : |ヽ : : : ::/ /\    |          丶
    : : :|    \: :    |   /:/:   ) | l   / (    \  |           __\
: : : : : : : : :|     \: :  |   l/:   /  |   /  \   \|  |       /   ̄丶
 ̄ ̄ ̄ ̄ :|      \: :. |      \  |:  /  /       |      /        \
     \:|         \:|  \    \|:  / /        |     /          


                  【龍樹(ナーガールジュナ)】


.

186地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 22:34:24 ID:UWpuIs/w
仏教のこの辺の流れってロックがパンクロックとかと普通のロックに枝分かれしたのと似てるね。


・・・多分、逆か?

187 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:34:30 ID:gFX4BiSA


                                                       _, --  _
                                                rー- 、  , '´__   r 、 _`丶
                                               l「 ̄`ヽ/_     「 r-、_└t.-'´ ̄L..
                                              l|   /\ _ ̄  く 」_ , ィz< ̄ヽ 」
                                                  il   ,' //\  丶  { |に」Yラソ三ュ〕.」
                                                \ 〔.//   `  −- l ̄込ニく\T゙_「
            だ、だいたいは分かったけど……                   \V_ ,,.      二L.| l┘l \
                                                  八  _      _  |__〉 7V´
                                                    ┌i Yf⌒t    'f⌒tY Y∨
               細かいところが飲み込みきれなかったのかしらー……   〃', tっ'  .   ゝ=ぅ , |lム
                                                  {{ーヘli   cっ  r く! _〕
                                                      「 ̄/ /1.::'´ ,_`':.「ト  | __ 」
                                                 匸. | ,' / 〉: {j7 .:| l   | _」

188 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:34:57 ID:gFX4BiSA




                 / ̄ ̄\
               / _ノ    .\     _,, 
               | ( ●) (ー) |.      l;l
              . |   (__人__)  |  _,_,|,|_,
                |   ` ⌒´  |, ト-=y  丶      まぁ、細かいところが本編に大きく関わるわけでもない。
              .  |         }  ヽ `i, ̄‐^l
              .  ヽ        }   ヾ~ `  i,         「へぇ、そんなもんか」と流れを押さえてくれればいいさ。
                 ヽ     ノ _   ヽ、   ;i,
                ,,_,i     y,ソト,,__  ヽ、   ;i,
               ,/r-'"j  / / ii, `ヽ、-x,,゜r  ;i
            ,,/'/__.L、    /ヾ、"i   `ヽ `;i  i,
          ,/  /_iーヘ,ヽ、 , /i" ヽ、 i     `、'i   iヽ、     半月以内には次の話を用意しよう。
         _,) ヽ "   ネメ、_ii"~        _Yri   l, ヽ、
        _,,,>t 、ヾ、    ゞ;;/         /  ,¬    V⌒l                     読んでくれれば嬉しく思う。
       ,y`;,,__   ,i     /ii'         / r-/|    l l
    _/^,,,  ヘ  l    /iil        /  l"v' y     }  l
 v=4⌒ヽ、 j  --,,,if   /iii|       ,,  〈-ヘ_,、 <、    /  i|      気の利いたオチもないが、ではまた。




                                               【 第二巻へ続く 】


.

189 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:36:07 ID:gFX4BiSA



【キャスト覚書】

勢至丸=新城直衛(皇国の守護者)
父、漆間時国=春川英輔(魔界探偵脳噛ネウロ)
母、時国の妻=本城刹那(魔界探偵脳噛ネウロ)
叔父、智鏡房観覚=ヤン・ウェンリー(銀河英雄伝説)
明石源内武者貞明=矢神月(Death Note)

解説役=やらない夫(2ちゃんねる)
助手役=金糸雀(ローゼンメイデン)

190地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 22:36:15 ID:2NZktuUI
改めて乙でしたーw

なるほど、この辺はよく知らなかったからありがたいw

191 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:37:34 ID:gFX4BiSA
と、いった感じでした。

あとは番外で、十事非法の解説ですね。

192地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 22:37:36 ID:xEMxuv4c
乙!次回も楽しみに待ってる!

193地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 22:39:05 ID:kVkI9plY
乙おつです

194地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 22:39:17 ID:n4C.WeAE
乙ー
教祖の目的を重視するか、目的達成のための方法論を重視するかってことか
布教を考えたら、方法論に拘っていたらまず拡大はできなかっただろうし

195地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 22:43:22 ID:L.xMzJDI
乙でした

196地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 22:43:52 ID:dkVII2pQ
乙です、解説が面白かった

197 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:48:27 ID:gFX4BiSA
>>194
そうですね。

人気を取ろうと思うと歪まざるを得ない。
釈尊の言葉をそのまま伝えようとすれば、世間から乖離せざるをえない。

そのあたりのバランスは仏教の永遠の命題なのですが、次回ご紹介する龍樹は、かなり高いレベルでバランスを取った方です。

198地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 22:48:32 ID:kVkI9plY
番外の解説待ちで十事非法をwikiで軽く見てみたが
些細なものもそうだが戒律の隙間をつく様な行為もあるんだな

199地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 22:49:15 ID:K8sSqO2k
乙でした―
いや、解りやすくていいわ

200 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:51:08 ID:gFX4BiSA


 で、仏教教団がグダグダ揉めてた内容についてざっと解説。


  1. 塩浄(えんじょう) - 前日までに受けた塩を、後日使用するために備蓄してもよい

   基本的に当時の仏教徒は炎天のインドを徒歩で乞食して回ってたわけです。
   塩分くらいは確かに備蓄したいというのも、分からないでもない希望。


  2. 二指浄(にしじょう) - 日時計の影が二指の幅まで推移する間は食事をとってもよい
                (これは非時食といって、正午を過ぎて食事をしてはならないという制戒を緩和することを意味する)

   正午以降は食事をしてはいけない、という戒律もありました。
   ですが、托鉢や説法の都合でどうしても間に合わないことがあったようです。


  3. 聚落間浄(じゅらくけんじょう、随喜浄とも) - 一つの村落で食事した後に、他の村落に行って食事をしてもいい

   基本的に一つの村で托鉢を行うのですが、まぁ、殆ど何も貰えないとか、そういうこともあったのでしょう。
   釈尊にも、何も貰えず空腹に悩まされた、というお話がある経典に残っています。

201地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 22:52:18 ID:6jaTj.N.
釈迦本人にしてみれば、単に自分の目指すところを分かりやすくいったら極端になっちゃっただけで、
本質さえ理解してもらえれば、別に言葉通りに実践してもらわなくてもよかったんだろうって気がする。

202 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:53:33 ID:gFX4BiSA



  4. 住処浄(じゅうしょじょう、道行浄とも) - 一定の場所で懺悔や反省、食事しなくても別の場所で行ってもよい

   一ヶ月二回行われる布薩(ウポーサタ=戒律に違反しなかったかどうかを告白・懺悔する教団の反省会)には、
  同一地域内の仏教僧は必ず一ヶ所に集まって行うのが決まりだったのですが、別々の場所で行えないかというものですね。


  5. 随意浄(ずいいじょう、高声浄とも) - 比丘の人数が揃っていなくても事後承認で議決してもよい

   一人の僧侶の出家を認め戒律を授けるには、取り決め上、一定の人数の僧侶の承認が必要でした。
   ただ、携帯もない時代、遅刻なども当然あったので、「来る予定になっているしOK」というのが認められるかという話。


  6. 久住浄(くじゅうじょう、舊事浄) - サンガの行事・戒律を為すときに前人の先例に随ってやればよい
   僧侶集団の行事について、当地の慣例をどこまで重視するかという話ですね。
   あくまで経典によるのか、先例があれば経典にないことでも許されるのか。

203地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 22:55:26 ID:kVkI9plY
ああ、そういうことだったのか
隙間とか云々じゃなくてもっと切実な現実問題の話だったのね

204 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 22:57:35 ID:gFX4BiSA



  7. 生和合浄(しょうわごうじょう、酪漿浄とも) - 食事の後に乳酪をとってもよい
   僧侶は正午以降は、水や果汁のみしか飲んではいけないのですが、
   乳製品もいいんじゃないか? という問題。


  8. 水浄(すいじょう、治病浄とも) - 醗酵していない(すなわち酒になっていない)椰子の汁を飲んでもよい
   発酵してるかもしれないじゃないか! あるいは、酒を飲んでると間違われるじゃないか!
   という固めの意見と、硬いこというなよそれくらいいじゃん! という対立。


  9. 不益纓尼師檀浄(ふやくろにしだんじょう、坐具浄とも) - 縁(ふち・へり)をつけずに、好きな大きさで座具を用いてよい
   座具に関しても執着してはいけないので、一定の規定に沿ったものに座るのがルールでした。
   が、ルールで決まってるのが座具の縁の長さだったので、縁をつけなけりゃ自由にやっていいんじゃね? という抜け道発想。


 10. 金銀浄(こんごんじょう、金宝浄とも) - 金銀や金銭の供養を受けてそれを受蓄してもよい
   これは別に蓄財したいとかいう話ではありません。
   釈尊の時より貨幣経済が発達しちゃいまして、商業都市なんかだとお金を持っていないと非常に不便になり、
  また在家信者の方もお金を布施できないのが非常に不便(=わざわざ食べ物に替えないといけない)ので、
  もういいじゃないか、釈尊の頃とは違うし便宜はかってもさ。 という対立。

205地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 22:59:58 ID:K8sSqO2k
割と切実な問題ばっかなんだなあ

206地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 23:00:12 ID:9Pgi9d9c
>一定の規定に沿ったものに座るのがルール
なんというかこのルール自体が座具に関しても執着してはいけないという教えに反しているような気がするんですけど。

207地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 23:00:42 ID:kehMiAMg


208 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 23:01:17 ID:gFX4BiSA
>>201
私もまったく同意見です。
釈尊の逸話に「私は月を指している。私の指を見ず、月を見よ」というものがありますし。(=指月のたとえ)

とはいえ、形式が精神を伝達する容器であるのも確かなので、「形式守れよ」って圧力がないと、
伝えられる精神のほうも容器の歪みによって、あっさり激変しかねないのが文化の難しいところで……

奇しくも釈尊本人がおっしゃるとおり、何事も中道、バランスですね。

209地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 23:02:38 ID:kVkI9plY
ほおー、こうしてみると許すことになったのがわかるものが多いが
でも明文化して許すと際限なく調子のるのも出るんだろうなあ

210 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 23:03:01 ID:gFX4BiSA
>>206
えーっと、本当に執着していないなら「それがルールだから」と言われれば「じゃあそれでいいや」とさらりと座れるだろう、って発想ですね。

「ああしようこうしよう」とかやると執着のもとなので、とりあえず無難な形に決めといて、特に拘らずにそれ使おうぜ! って感じです。

211地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 23:06:04 ID:3Mn2yqNU
坊主ってことは童帝だし、一生女は抱かないってことでおk?
衆道にはまってるの?

212 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 23:06:36 ID:gFX4BiSA
>>209
そうですね。そういうことがあるので、ルールの変更というのは大議論の元なわけです。
戒律絡みでひどいのだと、


釈尊:「姦淫はしてはいけない」

→弟子、死体の首にちんこ突っ込んでしごく。
→弟子:「ふぅ、気持よかった! でもセックスしてないからセーフですよね!」

釈尊:「お前追放な」


とかあります。それ業がより深くなっただけですからァァァ!!wwwww

213 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 23:07:59 ID:gFX4BiSA
>>211
現在のところは童貞ですね。
ただ日本だと僧侶も結婚できますし、浄土真宗は協議の上でも結婚を認めているので、将来的には分かりません。

ガチムチパンツレスリングはけっこう好きです。
僧衣でぐぐっったときの衝撃は忘れられません ><

214地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 23:08:40 ID:kVkI9plY
>>212
それでよしと思った弟子の精神を疑うレベルwwwwwwww

215地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 23:09:36 ID:VnQ8qPAg
乙でした
しかし功徳を積んで来世は良いものになろうって、
前作でやる夫が否定した苦行の考え方まんまに見える

216 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 23:11:19 ID:gFX4BiSA
>>215
「天界に生まれ変わる」が「仏陀になる」に変わっただけで、ある意味、回帰してますね。
民間に根付いた土着の宗教観は、一人の聖人が高尚な教えを説いてもそう変わるものではない、ということなのでしょう。

217地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 23:11:22 ID:mSln1LyE
>>213
じょ、上位がヤマジュン一色…!これは酷い…!

218地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 23:12:05 ID:K8sSqO2k
>>212
ちょっとその話乗ってる資料教えてもらえませんかw
すげえ読んでみたいwww

219地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 23:12:47 ID:3Mn2yqNU
俺は童貞スレには優しい
なぜなら魔法使いだから

よし、お気に入りに登録したぞ

220地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 23:17:03 ID:n4C.WeAE
中国で鄭の子産が法を明文化して公開したら、
ルールを明文化するとその裏をかこうとするヤツらが絶対に出てくる、それは混乱の元だ
って批判を受けたって話があるしなあ

221地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 23:18:45 ID:9Tf8RfrM
>>212
「その発想はなかった」を通り越して「あってはならない」レベルw
つーか条文盾に言い訳してる時点でwww

222 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 23:19:33 ID:gFX4BiSA
>>218
ちょ、ちょっと待ってくださいね。
孫引きなので確認してきます。

223 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 23:24:51 ID:gFX4BiSA
>>218
原典はパーリ語聖典の『律蔵』(=戒律をまとめた教典)です。
ネット上に引用があったので、もってきましょう。この話です。

●ある時、ひとりの出家修行者が墓所に行って、死体から切り落とされた頭部を見つけた。
修行者はその開いた口のなかにペニスを入れ、その口で楽しみを覚えた。彼の後悔の告白を聞いて、釈尊は告げる。
「教団追放だ」
また、もうひとりの出家修行者は、同じく口中にペニスを入れたが、その口中には触れず、
途中で止めた。釈尊は告げる。
「教団追放はしないが、深く懺悔しなさい」と。



他の例。

●ある時、ひとりの青年がウッパラヴァンナー(蓮華色)という女性修行者に恋をした。青年は彼女の草屋に隠れて待ち伏せし、帰宅した彼女を犯した。
釈尊はこの事情に対し、「楽しみを覚えなければ不犯なり」と彼女に無罪を宣した。
●ある時、ペニスの長い修行僧があって、淋しさに自分を失い、つい自分のペニスを大便道に入れてしまった。
釈尊は「彼、楽しみを覚えたのならば、教団追放である」と宣した。
●ある時、ひとりの出家修行者が女性の木像を見て欲を覚え、ペニスで像の股間に触れた。釈尊は罪を問う彼に「教団追放ではなく、深く懺悔しなさい」と答えた。
●ある時、ひとりの出家修行者がある女性に恋をし、彼女が死んだ後、その墓に納められた骨を集めてヴァギナをつくり、それにペニスを入れた。釈尊は彼を教団追放とした。
●ある時、ラジャーグリハで出家したスンダラという修行僧が道を歩いていると一女性が「大徳、ちょっと立ち止まって敬礼をさせて下さい」といって彼に礼を捧げつつ、衣をめくって彼のペニスを咥えた。
釈尊は、彼が楽しみを覚えなかったことを確認し、罪を犯さずとした。
●ある時、ひとりの出家修行者が「この場合は他の女性との性交を意味しないので罪を犯したことにはならないだろう」と推察し、自らの母と性交した。
あるいは、自らの娘とした者も、妹とした者もあった。彼らは、その後、自分の行為を後悔し、釈尊に告白した。釈尊は告げる。「出家修行者よ、教団追放だ」と。
●ある時、ひとりの出家修行者が墓所に行って、未だ鳥獣に喰われさる死体を見つけ、性交してしまう。彼の後悔に対し、釈尊は告げる。
「教団追放だ」と。
●ある時、ひとりの出家修行者が死体を見つけた。その死体のヴァギナのまわりに傷があった。「これなら罪を犯したことにならないだろう」と推察し、ペニスをヴァギナに入れて、傷より出した。
又、傷より入れて、ヴァギナから出した。彼の後悔の告白を聞いて、釈尊は告げる。「教団追放だ」
●ある時、バールカッチャに在った出家修行者がもとの妻と性交する夢を見てしまった。
その夢で目覚めた修行者は「私は修行者失格だ、教団より去らなくては」と考え、ウーパリ長老に告白した。
ウーパリ長老は彼に言った。「聖なる修行者よ、夢のなかでのことでは、罪を犯したことにはならない」と。
●ある時、ラージャグリハにスパッパーという名の信心深い女性在家信者がいた。彼女は「性交をしてさしあげるのが最高の布施である」と信じていた。
彼女は出家修行者に性交を申しでるが、修行者は「それは許されていない」といって断る。
そこで彼女は「私の身体に触れるだけなら、師の教えに背かない」といって、胸やへそ、腰や首、耳の穴や、指の間に触らせようとするが、修行者は断る。
そこで彼女は「では、修行者は動かないで下さい。私が手でいかしてあげますから。それなら師の教えに背かないでしょう」といって、手で射精させた。彼の後悔に対し、釈尊は告げる。
「教団追放ではないが、六日間禁足し、二十人以上の僧侶の前で深く懺悔しなさい」と。


(宮崎信也氏によるパーリ語聖典『律蔵』の抄訳)

224 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 23:26:02 ID:gFX4BiSA
自分のペニスを自分のアナルに入れて楽しんではいけないとか、上級者すぎるぞインド人……
というのはさておき。

戒律についていくつか補足させてください!

225 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 23:28:43 ID:gFX4BiSA
まず、教典は「釈尊が言った、行った」という形式で書かれるので、じつは釈尊滅後の事例が多く含まれます。
釈尊在世の40年あまりのうちに、これらのレベルの高い変態たちがわらわらと湧いてでたわけではありません。


また戒律というのは基本的に、「なにか問題が起こったら教団の長老衆が裁決し、それを前例として戒律に記載」します。
だからこうやって、延々と色んな事例が並ぶんですね。

現代で言う判例集みたいなものです。
何百年分の積み重ねなので、まぁ、レベルの高い変態も十数年に一度かは出るのでしょう。

226地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 23:29:58 ID:K8sSqO2k
インド人未来に生き過ぎだろ……
原典ありがとうございました!
今度じっくり読んでみます

227地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 23:31:53 ID:Zy9R6siA
あたし曹洞宗だけど法然上人の生き方ってロックだと思う

228地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 23:32:14 ID:9Tf8RfrM
人間の肉欲に対する業の深さを垣間見た気が……www

229地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 23:32:31 ID:kVkI9plY
確かにレベルが高すぎる変態どもだよなあ・・・
基本楽しみを覚えなければセーフ
本番行為があれば死体だろうがアウトというのもアレなきがするけどw

230地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 23:32:56 ID:dkVII2pQ
>彼の後悔の告白を聞いて、釈尊は告げる。「教団追放だ」

なんかシュールww

231地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 23:33:07 ID:aRYE4l4g
乙乙

>>223
読んでて気が遠くなってきた
仏陀も苦労してたんだなあ……

232地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 23:35:39 ID:LGau.OwE
それ金、もうまとめやがったww

233 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 23:36:49 ID:gFX4BiSA
>>219
ありがとうございます、私ももう何年かで僧侶用の魔法が使えそうですw

>>220
法家と儒家の議論ですね。
実際問題、法だけでも治まらず、徳だけでも治まらずで、難しい話ですよねー。


>>221
特に若者だと特に思春期の性欲をもてあまして、思わずやってしまうことがあるようですね。

普通は「戒律はあくまで性欲に執着しないためのもの」と目的を認識できてるはずなんですが、
あんまり欲望を持て余して、目的を忘れて、「戒律違反じゃないからいいはず!」と決行しちゃう、と。

心理としては理解できるんですが、性欲ってホント怖いですね。

234地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 23:37:10 ID:kVkI9plY
早いなそれ金は相変わらずww

235地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 23:37:39 ID:n4C.WeAE
あ、ありのままに起こったことを話すぜ
俺はありがたい経典を読んでいたと思ったら
いつの間にかHENTAI上級者達のプレイ告白集を読んでいた( AA ry )

236 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 23:39:09 ID:gFX4BiSA
>>229
目的が性欲に執着しないことなので、「性行為? 別にどーでもいい」(=楽しんでいない)となっていれば、
仏教的にはOKなのです。

仏教の目的は善悪を定めることではなく、執着に苦しまないようにすることなので。


>>230
なんか釈尊の「教団追放だ」が見事なオチになってますよね。我々から見ると。
真面目な教典のはずなのに思わず腹筋がwwwww

237 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/18(金) 23:39:37 ID:gFX4BiSA
それ金さん早いwwwww


――本当にありがとうございます。(合掌、礼拝

238地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 23:46:41 ID:EHDmQE/c
乙乙! 上人ぱねぇw
キリスト教とかの初期とよく似た流れだけど、戒律についてどこまでチャレンジャーなんだよw
>>223の前半の奴らなんて超上級者向けだろ、jk・・・

239地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 23:47:18 ID:6jaTj.N.
むしろ、椅子の場合みたいに、オナニーは機械的な性欲処理方法を提示して、
肉体的にはすっきりさせておくべきだったかもしれないw

ただ、後々の教義の議論がよりシュールになるけど・・・

240地震なんかに負けるなお!:2011/03/18(金) 23:59:51 ID:3Mn2yqNU
なぁ
正座してお経読むの辛くないの?
もう正座なれた?

241地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 00:03:16 ID:hVSeVQCI
>>158
>    「正午以降の食事はしない」vs「太陽が指二つ分くらいズレるまではよくね?」

これって一日の食事は(ジュースとかは除いて)朝食と昼食だけってことなのかな?

242 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/19(土) 00:03:21 ID:OajcMeM2
正座は慣れですね。

畳の環境で暮らしてましたし、剣道や柔術を何年かしてたので、割と慣れたものです。

長丁場になるとさすがに痺れることもありますが、よろめいたりしないように痺れをごまかす方法も心得ております。

243 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/19(土) 00:05:03 ID:OajcMeM2
>>241
あ、いえ。それどころか、一日一食であったようです。
午前中に食べて、おしまい。

栄養には相当痩せ細ると思うんですが、釈尊けっこう長生きしてますし、人間、意外と飢えに強くできているのです。

244地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 00:06:04 ID:7V4C3/Z6
とういか、古代ならもともと一日二食がデフォなんでない?

245地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 00:07:00 ID:ZDG49EIk
昔仕事で失敗して、お客さんの家に上司と一緒に謝りに行ったとき
フローリングの床の上で5時間ずっと正座でクレーム聞いてたことあったなぁ

死ぬかと思ったわ

246地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 00:14:28 ID:hVSeVQCI
>>243
まじですか…俺には無理だ…





┗(>>241 )┓三           ┗(体重計)┓三 
  ┏┗   三                ┏┗   三
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

247地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 00:14:45 ID:NmzBzgT2
ああ、諸星先生の漫画とかに出てくる超人(アートマン)ってこうした理屈から出来たんだ。
なるほど、でも目的と手段が逆転してね?
苦しみを無くすための修行が釈迦になれば苦しみが無くなるに変わってる。

>>204
>. 水浄(すいじょう、治病浄とも) - 醗酵していない(すなわち酒になっていない)椰子の汁を飲んでもよい
> 発酵してるかもしれないじゃないか! あるいは、酒を飲んでると間違われるじゃないか

これは西原理恵子先生のインド旅行の漫画にありましたね。昼ごろにもぎ取ると、あまり発酵してないから
ぬるいビールみたいだったのが、時間と共に発酵が進んでいって、気がついたらアルコール度の高い
どぶろくに変わってたってエピソードがw

248地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 00:16:54 ID:LYFKG1OY
弟子の数々の変態行為をカミングアウトされておかしくならなかった釈尊はマジ聖人

249 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/19(土) 00:39:41 ID:OajcMeM2
>>247
はい、まったくその通りです。
記載し忘れてましたが、熱帯なので発酵がアホみたいに早い、という事情もあるんですよね。

それと仏教的なアートマンについても語りたいのですが、ちょっと整理が必要ですし、寝る前に見たいスレが多いので明日にでも。
独身魔王さんがついにクライマックスですねー。
金策さんも更新が。いつも楽しく読ませて頂いております。


>>248
ホント聖人ですよねー……

250地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 01:27:04 ID:weFrEEnk
法然スレと聞いて桜ヶ池の方から来ますた。

251地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 01:32:29 ID:r6tp1ojw
法然スレと聞いて、鎌倉スレ思い出してやってきました

252地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 02:07:57 ID:bwLx1YAU
生臭い話しですが浄土真宗大谷派は政治的には左派色が強い宗派だと聞ききますが実際はどうなんですか

浄土真宗大谷派から見た浄土宗はどの様に感じますか

253地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 02:12:37 ID:r6tp1ojw
>>252
とある人のお言葉です。
つ「でも今は、そんな事はどうでもいいんだ。重要な事じゃない」

254地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 03:50:12 ID:MGg2Sqew
宗教って、できた当時は生活水準の向上技術集って側面もあって(イスラムなんか、かなりそう)
仏教も衛生に関する説話が多いのは民衆の生活水準向上のためと聞いたことがある
各宗教のセックスに関する戒律や逸話も、性病予防の側面もあるのかしらと思ったり

255地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 07:39:45 ID:qtOL637k
乙でした。

256地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 08:22:41 ID:8l3/sVL6
今北

内容は興味深い、AAの演出も巧い、知ってりゃ為になりそうで凄く面白いです
次回も楽しみにしてます

257地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 08:53:54 ID:Cozk..wo
乙!当方大谷大学OB(寺族に非ず)。
三帰依文ナツカシスwww

258地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 10:11:04 ID:Wkp4VoJI
>>254
人口抑制のほうが大きい気がする。

259地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 11:06:39 ID:.X.YiLt6
>>254
「牛喰うな」は農耕・運搬の為の労働力だからだし
「豚喰うな」は健康上の問題だもんね
(当時の医療技術じゃ寄生虫の存在なんて分からんだろう

260地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 13:15:53 ID:HOKi.tAM
去勢するという発想はなかったのかしらん?

261地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 13:16:53 ID:r6tp1ojw
イスラムのハーレム公認も、生活力のある男に未亡人たちの面倒を
見させる方便だったり、上限を定める効果が合ったとか

262地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 13:17:10 ID:HOKi.tAM
あと>>1さんはクリシュナムルティの著書は読んだことあります?

263 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/19(土) 18:18:12 ID:OajcMeM2
>>247
ちなみに当時のインドでは、アートマンという言葉は真実の自己、自己の本質というような意味で捉えられていました。
漢語の仏典でいう「我」がそれに当たります。
「諸法無我」とか仏教用語でたまに聞きますね。

で、このアートマンを釈尊がどう考えていたかというと、実は二つの学説があって、今も結構ガチガチやりあっています。
双方の主張を産業しましょう。


1.アートマンは無いと主張したよ派
 つまりアートマン、自己の本質といったようなものはなく、そんなものはどこにもない。
 肉体も精神も認識作用も成長し老化し、どんどん変化していくではないか。
 そのようなものに執着するのは間違いである。(=無我)

2.これはアートマンではないと主張したよ派
 肉体も精神も認識作用も成長し老化し、どんどん変化していくのでアートマンではない。
 釈尊本人はアートマンはあるんじゃないかと漠然と考えていたフシがあるが、明言していないのは悟りに関係なかったからだ。
 アートマンが有るとか無いとか、そんなことに執着している時点で間違いである。(=非我)


最近では後者に分があるようで、私も後者の主張のほうが釈尊らしいなぁ、とは思っています。

264 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/19(土) 18:24:52 ID:OajcMeM2
>>252
とんでもなく声の大きい左巻きが、一部(とくに中央)に蠢いております。
あんまり気持ち悪いもので、僧侶になるのをやめようかと思ったのも二度三度ではありません。

が、まぁ、考えてみると諸行無常。
60年もすればそんな連中はこの世から物理的に消え去るので、まぁいいかと結論して関わらないようにしています。

ああいう人たちって、浄土真宗の教義の都合のいいとこだけ切り貼りして社会参加とか市民運動とか呼びかけてますし、
多分、真宗門徒というよりは九条教とか同和教とか靖国教とか、そういう宗教を信仰されている方なんじゃないでしょうかね。

人の宗教をどうこういう趣味はありませんが、私は真宗を信じていますから関係の無い話ですね。
真宗を名乗られるとちょっと気持ち悪くなりますが、新手のカルトが伝統的な宗教の名前を利用するなんてよくある話ですし。




浄土宗に関しては、どのようにというか、正直なんとも思っていない、というのが正直なところです。
そもそも関わる機会がないんですよね、交流会とかに積極的に参加する方でもありませんし。
ネット上で浄土宗の僧侶の方とちょろっと関わったことはありますが、一人二人を見て他宗を括るのも失礼でしょうし。

もちろん法然上人大好きですから、浄土宗も基本的には好きです。
ただよく知らないので、「なんとなく好意を持ってるけど、親しい付き合いがないので何とも言えない」といったところでしょうか。

265 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/19(土) 18:29:43 ID:OajcMeM2
>>254
そうですね。
未発達な社会においては宗教者が教育者の役割をも果たしますから、そういう側面はあります。
つまり、「その社会におけるタブー」を宗教的な理屈で裏付けて「だからやっちゃいけないんだよ」と教えるわけですね。

だから社会学的に見れば性病予防とか、爛れた関係による人間関係のトラブルの防止とか、
性に関する戒律にはそういう効果もあるのでしょう。


ただし釈尊の善行に対する態度は>>179なので、そういうことを説いたとしても、
釈尊に取ってはおそらく「自分の心の安定のため」だったのではないかと思います。

266地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 18:31:40 ID:VWVMHg8M
性欲を否定する宗教は受け入れられないなぁ
人間は子孫を残すように性欲を満たす過程で幸福を得るように出来てるんだし。

男女睦み合って、子を為して、社会の一員として生きて、最後に死んでいく。
それでいいじゃんね。

釈尊の考えは素晴らしいと思うけど、それを教えとするまでは良いが
押しつけるとなるとマジ勘弁。
全ての宗教は否定しないが、勧誘してきた時点で敵としか認識できない。

267 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/19(土) 18:31:50 ID:OajcMeM2
>>260
人間の去勢技術というのは家畜の去勢技術に由来するので、そこそこ高度な牧畜文化に関わってた人が施術者として必要です。

という現実的な問題はさておき、ちょっと我が身に置き換えて想像してみてください。

「出家したかったら麻酔抜きでチンコもがれることになるけどいい?」

……多分、仏教滅びます。出家のハードル的に。

268 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/19(土) 18:37:04 ID:OajcMeM2
>>262
いえ。
一応、名前までは存じあげていますが、読んだことまではありませんね。

私は普段は、歴史とか社会学とか考古学とか民俗学とかライトノベルとか漫画とか、
そんなのを中心に読み散らかしています。

だから釈尊の捉え方も歴史的な捉え方が基本になりますね。
あんまりこう、大乗仏教の「釈尊が本当に言いたかったのはこうだったんだよー!」的な論法には馴染めない方で。

269 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/19(土) 18:37:27 ID:OajcMeM2
>>266
えーっと、ちょっと待ってくださいねー。
解説します!

270地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 18:39:20 ID:HlZ2SNP2
個人的に面白いと思った宗教ネタの小説は清水義範の「神々の午睡」だな

271 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/19(土) 18:44:02 ID:OajcMeM2
>>266
まず釈尊は、『性欲を否定していません』。ここ大事。
また、釈尊は『幸福を目指してはいません』。ここも大事。
どっちかというと、『苦しいことは嫌だ。苦しまなくなりたい』という、不幸の消滅を目指す宗教なわけです。


さて、仏教的には性に対する態度は二通りあります。

まず在家信者には、「不邪淫戒」というものが与えられます。
この戒律がどういうものかというと、「その社会においてやっちゃいけない性交渉は駄目だよ。」ということです。
つまり浮気とか、近親相姦とかその他もろもろですね。

「何が社会的に認められる性交渉か」は、その社会に一任されます。
これはまぁ、ごく当たり前のことですよね。>>266さんも拒否感は感じないことかと思います。


続いて出家者になりますと、もう姦淫を完全に禁じるもろもろの戒律が付与されます。
>>266さんが拒否感を感じるのはこちらでしょうか。

272地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 18:45:20 ID:VWVMHg8M
>>269
お願いしやす。
どうにも人間の根本を否定するのが疑問でやんして。
砂漠のあの地域で豚喰うなとかなら、「お前ら安全に加工する技術無いんだから諦めとけ」っていう理屈で分かるんでげす。
やりまくりとかに苦言を呈するなら、性病予防と育てる能力がないからと性欲に耐える俺かっこいいダロお前らびくんびくん!で理解できるんですが。

273地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 18:53:09 ID:VWVMHg8M
>>271
ハイ、後者です。

あと、苦しむのが嫌なら死ねばいいと思うんですよ。
逃げるんなら、建前とか捨ててそこまで逃げればいいと思うんです。

幸福を求めるなら生きていくことが基本ですけど、苦しみたくないだけなら死ねば良いだけで。
苦しむのはいや、でも死にたくない、だけど幸福とか認めない。
こうなっちゃうと、一番は脳手術で情動を司る部分を切り取るしか無くないですか。

苦しまなくてすむようになった。
そこに至ったとき、喜びはないんですよね。
喜べば失う苦しみが生まれるので。

んー。
極論かも知れませんけど、失うことを考えると怖いことっていっぱいありますよね。
それを怖くなくなるために、今を一生懸命生きて幸福になって恐怖が存在しなくなるなら分かるんですが。
そこに行かないなら、一番良いのは失うのが嫌なものを無くせばいいですよね。
好きな女性がいるなら殺せばいいし、いつか死ぬのが怖いならさっさと自殺すればいいし。

274地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 18:54:23 ID:L3JrwKEI
色々鎌倉さんのほうで浄土真宗のほうに少なからず影響を与えたあの電波
の話を読んだ上で読むとまた面白い。

275 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/19(土) 18:56:22 ID:OajcMeM2
>>266
で、この諸々の戒律の意味なわけですが……

何年か単位で恋愛したことがある方がいらっしゃれば分かると思いますが、恋愛ってめんどくさいですよね!!!!!
彼女の機嫌に気を使い、休日にはどこに遊びにいくか目新しい場所を探し、食事は何がいいかとあれこれ思いめぐらせ……
喧嘩となればもう一日中どんより気分で、どうやって機嫌を直してもらおうかと思い悩むわけです。

煩わしくて「もうやりたくねー、めんどくせー」と思うじゃないですか。
勿論、それが幸福とコインの裏表なことは知っています。
恋人と過ごす充足感、会話の楽しさ、デートのドキドキ感。どれも得難い幸福です。


で、釈尊が目指すのは「幸福の獲得」ではなく「不幸の消滅」なのです。

だから釈尊的な理屈で言えば、
「苦しみたくなかったら、恋人は作らないほうがいいよ。性欲も抑えた方がいいよ」という話になるわけです。

ただし仏教教団において、「出家は完全な任意事項」です。
自主的に、「本気で僧侶になって、苦しみの全てから逃れたい!」という人以外には、
「社会的に認められない邪淫はあまりに罪悪感とかで心が苦しくなるから駄目。でも普通に奥さん娶る程度なら十分OK」
という態度になるわけです。

これを押し付けと感じるかどうかは、>>266さん次第ですね。


また、僧侶的には自覚的な仏教徒が増えてくれれば嬉しいですが、このスレは歴史系スレです。特に布教をする気はありません。
第一ここで布教なんかしたら、下手すると管理人さんに「迷惑行為」でアク禁くらっちゃいますしねw

276 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/19(土) 18:59:38 ID:OajcMeM2
>>273
「苦しむのが嫌なら死ねばいい」
仏教に対する批判でよく言われる理屈ですが、死後、もっと苦しくならないとは断言できまか?
また、死のう死のうと思い詰めている精神状態というのは、ものすごく苦しいものですよ?

また、釈尊の言う苦しみのない境地には喜びがないわけではありません。

「うれしいなー、でもこれが無くなってもどうでもいいやー」
「ちょっと気分悪いなー、でもまぁどうでもいいやー」
という、一過性の楽しみや苦しみは残る状態なわけです。

ただ、それについて延々と思いつめて苦しんだりしないだけで。

277地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 19:02:44 ID:r6tp1ojw
死ねば楽になるってのは、死後の世界を
信じていないというか、信じられない近代特有のもんなのかな?

278地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 19:02:47 ID:VWVMHg8M
>>275
不幸の消滅。
ああ、なるほど。
腑に落ちました。
今まで勘違いしていました。
自分は仏教は宗教ではなく、以下に苦しみから救われるかの体験集であり人生訓の集まりのような哲学と思っていました。

文 ◆Civ.a/bGUoさんが勧誘するとかは全然思ってないですよ。

自分の宗教への姿勢として、「本当に絶対の神が存在するなら祈りに意味はなく宗教に価値はない」
「絶対の神なら万人が何も言われなくても気がつくし教えが全人類に自然に湧き出て広まる」
だから勧誘したり教えを受ける時点でそれは紛い物でしかない。
こう言って、自宅にくる勧誘者を追い返しているだけですので。

279 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/19(土) 19:05:09 ID:OajcMeM2
>>273
>好きな女性がいるなら殺せばいいし、いつか死ぬのが怖いならさっさと自殺すればいいし。
論理で考えるとそうですね。
「コンピューターが付いているのがいやなら、スイッチを押して電気を消せばいいんだよ」というような。

ただ、人間は論理のみで動ける生物ではありません。

死を前にすれば冷や汗がだらだら出て、なんとかしてその状況を逃れようと必死に苦しみもがきます。
人を殺そうと考えれば、心の底から拒否反応が出て、手が震えてなかなか実行できるものではありません。

苦しみは論理ではなく感情に属する問題ですから、「論理的にこうすればいいはず」というのはなかなか通じない、
というのは共感いただけるのではないかなー、と。

人間関係のトラブルなんて、大概が論理的に考えればすっごく無駄な理由で揉めてますしね。
皆さん経験はあるかと思います。

280地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 19:11:15 ID:VWVMHg8M
>>276
死後、もっと苦しくならないとは断言できますか?
死後、もっと苦しくなると断言できますか?

これでは意味がないですよね。
死後の世界を信じないのは近代特有でないと思いますよ。
死後の幸福を得るための取引としての善行をなすひとよりも、今の周囲に善を為すための善行をするひとが近代に多いと言うだけで。

死のう死のうと思い詰めるような甘えなんて必要ないと思うんです。
苦しいと思い詰めている状態自体が、自分で自分を苦しめているので。
だったらさっさと死ぬか、それがこわいなら殺してもらえば良いんじゃないかと。

延々と思い詰める時点で、覚悟が足りなさすぎると思うんです。
覚悟が足りてないのは自分のせいなので、だったら苦しむのも望んで苦しんでいるわけで。
望んで苦しんでいるのに、なんで不幸なのか分からないんです。

論理で動けないなら、なんで遺伝子に逆らって恋人を作らずなのか、ここが分からないです。
人間は脳やら膚からの刺激やら、その作りの根幹全て、心を構成する肉体全てが遺伝子をよりよく残すようにあります。
なのに、それを否定するなら、矛盾無く論理にのみ従ってあるべきだと思うんです。

自然の摂理には従わない。
だけど論理では動かない。
となると、まったくどうしたいのかが分からないんです。

281地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 19:14:09 ID:r6tp1ojw
あ〜
横レスですまんが、チット落ち着いておくれ。
長文過ぎて、目がすべる…

282 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/19(土) 19:15:01 ID:OajcMeM2
>>277
「死んでもその先がある。(あるいは、あるのではないか)」と思っていると、
「死んだ先のほうが今よりはマシに決まってる!」と踏み切るまでの、ハードルがあがるのは確かでしょうね。


>>278
あー、仏教は法を絶対的なものとは捉えませんので、その辺は実は当てはまりません。

あくまで一人の人間、ゴータマ・シッダールタが思索の果てに得た、彼にとっての真実です。
なので、信じる人が信じる人へのへと伝えていかなければ、法の伝達というのはあっさり途絶える、という認識があります。
ゆえに布教も行います。信じる人がいなくなったら終わりですから。


で、キリスト教とかの唯一神教方面ですが……
そっちは、あー、まぁ、僧侶がそれについて解説するのもちょっとアレですね。

興味があればどこかの神父さんか牧師さんか、伺ってみると面白いかもしれません。
キリスト教にもイスラム教にも、それなりの理論武装はあったりします。


詳しい人がいらっしゃれば、このスレで解説してくださっても構いませんよー。

283地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 19:18:06 ID:Wkp4VoJI
死ぬのが駄目なのは、
「死んでも生まれ変わっちゃうから無駄。生まれ変わらないように解脱しなきゃいけない」
って理屈じゃなかったっけ?

「まれ変わりなんてあるわけ無いじゃん」といわれても、
釈迦の生まれた時代・社会ではそう信じられていたんだから仕方が無い。

284地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 19:21:37 ID:VWVMHg8M
んー。
なるほど。
納得は出来ないですけど、そういうとらえ方もあるということは理解できました。

>>283
そこらを知っていますけど、なんか引っかかるんですよ。
解脱という言い方よりも、苦しむ可能性が微塵でも存在させたくないっていう言い方が正しくないですかね。
功徳システムって、経験値ためて強くてニューゲーム続けて、いつしかデーター消滅目指そうぜっていうことなわけで。

285 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/19(土) 19:21:43 ID:OajcMeM2
>>280
>矛盾無く論理にのみ従ってあるべきだと思うんです。
きっと貴方は強い人ですね。そう言い切れるのは本当にお見事です。

ただ、世の中は貴方のように論理も本能でも割り切れない人もいます。
遺伝子の多様性、と言ってもいいでしょうか。そこはご理解いただけるのではないかと。

ですから、貴方にとっては宗教は必要ないのでしょうし、貴方の価値観には宗教は合わないでしょう。

それはそれで実に良いことかと思います。
宗教に頼る人というのは、ある意味で不幸を抱えた人ですからね。

286地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 19:26:09 ID:bX0WDpUw
このスレにおける功徳システムって、>>178じゃないの?

287地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 19:26:28 ID:r6tp1ojw
宗教が必要ないと思うのは良いけど、
宗教は不要なんだよと、強要しないようにしてね
お地蔵様にすがりたくなる奴だっているんだから、さ(苦笑)

288 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/19(土) 19:27:35 ID:OajcMeM2
>>283
はい、概ねそんな感じです。

>>284
「データ消滅を目指そう」という考えに関しては、当時のインドの環境を考えると分かりやすくなります。

乾季には灼熱の乾いた大地、疫病が蔓延して人がバタバタ死に、戦も絶えない。
雨季には雨が降って、それとともに大量の動植物がどんどん生えてくる。

そんな生命サイクルの回転の早い環境だからこそ、「輪廻」という観念もでき、「輪廻は苦しい」という観念もできたわけです。


今風に言えばブラック企業で朝から晩まで働いてるサラリーマンが、帰宅直後にベッドに倒れこんで、
「ああもう明日が来なければいいのにー……」とか言ってる状態を想像してください。大雑把に言っちゃえばそれです。

289地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 19:28:52 ID:cRSIMeE.
ブラック企業吹いたw
なるほどなぁ、生まれ変わっても似たような人生歩むんなら
生まれ変わりは辛いなぁww

290地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 19:29:43 ID:ZAtBbnuk
タイで自殺が多いのは、現世リセットして来世でやり直そうって考え方が根底にあるって聞きますね

291地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 19:30:25 ID:r6tp1ojw
ちょうど年度末でクソ忙しい時期だから、分かるわ…

292地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 19:32:56 ID:r0gqkFYA
とりあえずID:VWVMHg8Mの考え方は
あまりにも機械的かつ論理的過ぎて、あんま同意できないかな……

293地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 19:35:46 ID:EMJeBNQc
>>292
彼本人の感じ方を話しているだけで
同意を求めるものでも同意するものでもないだろう
それ以上言いたいことがあるなら、はっきり言うか完全に黙っていた方が良い

294地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 19:40:50 ID:M3xtt7gc
そんなことより解脱しようぜ!

295地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 19:47:33 ID:r0gqkFYA
>>293
それを言うなら>>292は僕が感じた事を書いて(ry
うん、ごめんなさい揚げ足取りはやめよう。

結局言いたいのは>>1が既に>>285で言っているんだが
人類全体がID:VWVMHg8M氏のように様に考えられるほどの強靭な精神を持っていたら
宗教なんてそもそも生まれてないんじゃないかなっと思いまして候。
長文すみませんでした。

296地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 19:56:26 ID:WQA2dgtw
この世に人類の思い描くような神様がいないが故に宗教があるってのは逆説だ罠。

でも悟りの一種でもあるよね、因果応報って。でも輪廻転生が本当にあったらいやだよなぁ

297地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 20:03:34 ID:weFrEEnk
そういえば「宇宙戦争」の主人公は、火星人の突然の襲撃に呆然とする神父に対し、
「神を信じている人に災害は容赦するか? 神は保険会社じゃないだろJK」
って感じのことを言ってたっけな。ひどい目にあったからといって信仰を見失うな、って。

298地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 20:08:43 ID:r0gqkFYA
そう言えば旧約聖書あたりで
神への信仰を試すために財産から家族まで全てめちゃくちゃにされた男の話があったな……

299 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/19(土) 20:12:44 ID:OajcMeM2
>>297
至言ですね。私ももっともな言葉だと思います。

>>298
ヨブ記ですね。
昔からキリスト教学者が解釈に苦労した部分です。

旧約の神様は祖をたどると戦争の神であり、中東の厳しい自然のメタファーでもあるので、
かなり理不尽な面があるんですよねぇ。
あれは読んでて、「神パネェ」と思ったもんです。

300地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 20:17:44 ID:7qqiUSd6
ヨブ記読んでさらに信仰を厚くされたりすると、正直怖いな。

301地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 20:17:46 ID:6AbN.i9o
>>216
だろうなぁ
例えば、インドには元々仏教以前から聖人の骨を崇める習慣があって、仏舎利もその流れに沿った物らしいし

>>298
旧約聖書の神の理不尽さは異常
モーゼの一党ですら、一部の連中がちょっと余所の神に転びかけたってだけで、40年も荒野を彷徨い続けた挙げ句、
指導者のモーゼは目的地にたどり着く前に死ぬ、なんてことにされちゃうし

302地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 20:20:52 ID:r6tp1ojw
逆に言えば、ひどい目に合うのはすべて神様の試練=運命ってことにしておけば、
自分たちの失敗や、悪行の責任からは逃れられるんじゃないかな。

303地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 20:21:51 ID:8ai/pNsI
そりゃイスラエル人も異教の神に走るわっていう

304地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 20:22:09 ID:r0gqkFYA
>>301
あまりにもうるさい民衆にカッとなって罵声だか呪いの言葉だかを投げ付けた所為でたどり着けなかったとか何とか
よくよく考えるとよくこの宗教西欧社会で広まったな

305地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 20:23:04 ID:WQA2dgtw
>>301
あの神様は西暦以降は信じ続けるだけで迫害受けるとかそういうレベルだからな^^;
中東はマシだったのが最近また悪化してるし

306地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 20:33:25 ID:weFrEEnk
造物主 さんの質問です:

何か困難があるたびに多くの人から私のせいだと言われて悩んでいます。
人間は、自ら罪を犯したり、自ら作ったシステムで苦しんでいるのに、
それを私がすべて計画したように言うのは理不尽じゃないでしょうか。

無から世界と人間を創ったことは、もっと評価されてもいいと思うんです。

307地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 20:41:59 ID:6AbN.i9o
旧約聖書の話題で思い出した
大乗仏教の成立には、東へ流れた初期キリスト教が影響してるって説があるけど、>>1さんはその辺りどう思う?
もしこの先解説編で触れる予定だったりしたらスルーしちゃってください

308地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 20:44:00 ID:8uMegOm.
>>306
つPL法

309地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 20:45:37 ID:7qqiUSd6
最初の尖りまくった部分を削ったり隠したりして
丸くなった所でより広い層に受け入れられて、
メンバー分裂したりジャンル分けされてさらに深化したり、

宗教はロック。

310 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/19(土) 20:50:04 ID:OajcMeM2
>>307
えーっと、一神教系の宗教の影響を受けたことは間違いないとは思っています。
実際に一神教的な性質を持つ如来もいますしね。

ただ、当時は勢力的に弱かった初期キリスト教以外にも、当時の中東付近にはミトラ教とかゾロアスター教とかユダヤ教とか、
かなりさまざまな一神教的要素を持つ宗派がありましたから、そっちの方の影響が強いんじゃないかなー、と思っています。

ですから、「一神教的な教義を持つ宗教の影響は疑っていない、ただしキリスト教の影響があるかは懐疑的」といったところでしょうか。

311地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 20:51:55 ID:WQA2dgtw
>>306
狼 さん

逆に考えるんだ!
そんな世界はあとくされなく滅ぼしちゃえばいいやと考えるんだ!


カンザス さん

全ては空飛ぶスパゲッティモンスターの手のひらのうち也。


深海 さん

ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるふ 
るるいえ うが=なぐる ふたぐん


hoguarai さん

お悩みのあなたに朗報です。
このブレスレットを身につけるだけで、悩みは全て解決しちゃいます。
彼女もできてお金も向こうから舞い込みます。
今すぐ、0120−○○○−××××へお電話しちゃおう!

312 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/19(土) 20:53:23 ID:OajcMeM2
>>309
宗教はバンド、信者はファンととらえるとすごく分かりやすいですよね。

313地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 20:53:27 ID:7V4C3/Z6
「人間性」というのは、実は天地自然の理(遺伝子も含む)からはみだした代物だ
よきにつけあしきにつけ、人間は自然から外れることで人間となった
故に自然と人間性との乖離から産まれる齟齬が、人間の苦しみとなる
宗教はその苦しみを和らげるために人間の必要性から生み出された方法論の一つだ

とか誰かの文章で読んだ

314地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 21:37:28 ID:BtZbIs0.
造物主は、国家元首でも会社経営者でもなく、ゲームデザイナーだからなw
「とんでもないクソゲーかつ無理ゲーだと思うかも知れないが、システムがとにかく大規模なもので、
破綻無く設定するとこうなってしまった。せいぜい楽しんでくれたまへw」

315地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 21:59:38 ID:3VkxigSY
>>308
ワロタw

316地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 22:57:27 ID:6Vuxh8fc
>>311
いいセンスだw

317地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 23:36:38 ID:Vz20XHa6
>>41
>……ところで直衛、君、たしかに九歳だったよね?  

大河ドラマがあれで通用するくらいだからセーフなんじゃない?

318地震なんかに負けるなお!:2011/03/19(土) 23:55:00 ID:abCg8eYc
>>317
まさか国営放送で「戦国BASARA」のアレな成分だけ抽出・濃縮したようなものを
「大河ドラマ」として放送する日がくるとは夢にも思わなかったろうなぁ……www

319地震なんかに負けるなお!:2011/03/20(日) 00:45:38 ID:dPrJVirQ
「万物は輪廻する?」っていうと
「万物は輪廻する」っていう。

「死後、もっと苦しい?」っていうと
「死後ももっと苦しい」っていう。

「苦悩はきえる?」っていうと
「苦悩はきえる」っていう。

そうして、あとで
姦淫をしたくなって、

「でもセックスしてないからセーフですよね?」っていうと
「教団追放だ」っていう。

こだまでしょうか、
いいえ、みなさまの仏陀です。

320地震なんかに負けるなお!:2011/03/20(日) 01:06:58 ID:Jw95AseU
おやすみなさい

321地震なんかに負けるなお!:2011/03/20(日) 11:08:18 ID:nxf94uJM
>>1さんの書いたヒーロー物の短編がおもしろかった
ぜひあれもシリーズでやってほしい
ラスボスはダイバダッタで

322地震なんかに負けるなお!:2011/03/20(日) 12:19:22 ID:hPPhpzCA
Fate/Extraのラスボスはビビったわ…

323地震なんかに負けるなお!:2011/03/20(日) 12:39:49 ID:W3/3WcFo
代打バッタだって?

324 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/20(日) 12:51:12 ID:rOOuCCBI
>>321
あれ、中二回路がうまいこと回転しないとなかなかネタがたまらないんですよねー……
今のところ漠然と、

“邪法使い”やる夫 vs “悪魔祓い師”蒼星石
“邪法使い”やる夫 vs “高僧”聖白蓮
“邪法使い”やる夫 vs “悪魔”キュウべえ

あたりのネタはありますが、ちょっと一本のシリーズにできるほどの全体構想がまとまっていないです。



>>322
私は、未プレイなんですが友人たちがこの板で、

新説・聖杯戦記「やる夫は聖杯戦争に招かれたようです」

ってシリーズをやってまして。
その友人から聞いたときは、かなり笑いましたねー。

325 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/20(日) 13:11:43 ID:rOOuCCBI
わ、読み返してたら脱落コマが一つ。
>>25>>26の間に、このコマが入るはずでした。
気づきにくい落ち方であったため、発覚が遅れました。お詫びして訂正させて頂きます。




                                                ,. -―-- 、_ 
                                              /:::::::::::::::::::::ソ"´ ̄``'ー-、
                                             /:. :.:.:.:.::::r;ェミjィ彡ミ:.:.:. :.:. :.::`ヽ
                                                |:.:.  .:/   '´~`'i,:. :. :.:.  :.::
                                               .|:.. .:ィ′      ',: :.:.:::::::::.:.:...
                                             |:.:.://  ,,、      'l::::トi:::::::::::::::
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                                             /::l |` ̄/´'′   ``ラ:/ リ ,!:::::::::i::
                                          ノ:::::',  /       /:/ l l::::i::/l/
             ?  ――どうしたのかね。                /::イ::ハ /   -、   l:/ ,:' l::/リ /
                                          // lj ', `ー‐- '    l' /  j/ ,ィー'
                                        /´  ゙'' l 、_,,..,,__   ,.、  ,ィi'
                                                 ',  、,,.........,,` ̄´  /
                                                 ',  `"""´    /     l_
                                               丶、 ___,.ィ"´ .:.:    ,./
                                                 `ゞ:.:.:.:.:  .:.:.: ,. '´
                                                 /:.:.:.:   ,:_,:ッ'´
                                           ____,.イ:.  _,.  '´
                                          /     ノ:   「
                                           / /l   イ:.:  ,l ト、         /

326地震なんかに負けるなお!:2011/03/20(日) 13:23:43 ID:2aB8TQ52
面白かった。続きが楽しみ。
坊さんも漫画とかアニメ観るんだな。

327地震なんかに負けるなお!:2011/03/20(日) 13:56:05 ID:fIEppKEE
乙でした。仏教学は学部時代にやって以来だから期待。教授がいろんな意味でアブナイ人だったけどww
「時代とともに経典追加されて教えも変わってるから、今の視座からつべこべいうのもね〜」とか平気で自分の宗派をこき下ろす人でした。
「うちじゃないと成仏できないという固有性出さないと教団運営できないじゃん」「宗教だってお金よ」とか口癖のように。
個人的にはエリアーデの多元主義に近い考え方してるので、別に何教でもいいじゃんとは思いますが。

そういえば、某大学で教鞭とっている知人が牧師と僧侶の資格をもってるんだけれども、あれって教義的には大丈夫なんですかね?

328 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/20(日) 14:16:45 ID:rOOuCCBI
>>326
見ますねー。
坊主といっても日本の仏教徒は解説にあるように大乗仏教徒なので、上座部ほどガチガチではないのです。
年がら年中の修行はしませんから、漫画やアニメやネット程度の娯楽は嗜みます。

とはいえお布施で食べさせて頂いてるわけですので、あんまり無駄遣いもできませんが……
弁解めいてきますが、こうやって仏教を広めるためにも利用させて頂いておりますし、
趣味に非常識な額を突っ込んでるわけでもないのでご寛恕いただければありがたいです。はい。


>>327
ああ、その教授さんとけっこう楽しく会話できるかもしれません。
私も今作、自宗派に対して批判的な見解もいくらか入れる予定ですし。

「歴史学的に事実として認められるのが何か」と、「自分が何を信じるか」を混同気味の方も時々いらっしゃいますが、
〜〜教徒だから絶対にこう主張しなきゃいけない、というような強迫観念めいたもので救われるとも思えませんしね。

うん、「教団運営に対して組織論的な考えを持ち込む」とか、「経済面から宗教を見る」とか、大事だと思います。
私も基本的には多元主義とか相対主義とかの徒なので、迷惑を被らなければ、人が何教だろうと構わないと思います。


>牧師と僧侶の資格
えーっと、取ること事態は可能ですね。制度的には。
僧侶として得度するの、宗派にもよるんですが、すごい簡単(=2、3日程度)なとこもありますから。

で、教義的にはどうかと言えば……まぁ、厳密に言えばあまり良いことではありません。

ただ、前述のとおり仏教な資格の獲得は所によってはすごく簡単なので、
「特に信仰はないけど好奇心で取ってみた」あるいは「信仰はあったけど捨てた。わざわざ手続きして登録を外してもらうのも面倒」というなら、
別にそれはそれで問題はないんじゃないかなー、とは思います。

「棄教するなら資格の方は外してもらいなさい」というのは、仏典とか聖書に記載された宗教的なルールではなくて、
どちらかといえば社会的なルールとかマナーに属する方ですしね。

329地震なんかに負けるなお!:2011/03/20(日) 14:36:07 ID:Ey9sJAjM
ヴァッカリやバドラーヴダやアーラヴィ・ゴータマが信仰を捨て去ったように、そのように汝もまた信仰を捨て去れ。
そなたは死の領域(死王が支配する世界=悲苦にさいなまれる煩悩の世界)の彼岸にいたる(超克する)であろう。ピンギヤよ。

(スッタニパータ 1146、中村元訳『ブッダのことば』岩波書店)


これをスレ主様はどう解釈しますか?

330 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/20(日) 14:38:18 ID:rOOuCCBI
現在別スレにて
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1298895660/

投下中なので、20分後くらいにお答えいたします。ちょっと待って下さいねー。

331地震なんかに負けるなお!:2011/03/20(日) 14:43:14 ID:CyDYNmcw
東西を問わず中世においては坊さんは文化の担い手である場合が多かった
なので現代においてアニメやゲームなどの大衆文化を吸収して何の不都合があろうや?
さすがにBLゲーやってたらちょっとアレだと思うけど!
FPSやGTAで銃乱射でヒャッハーもナニだと思うけど!

332地震なんかに負けるなお!:2011/03/20(日) 14:52:10 ID:Fz49q8L2
昔の中国は儒教、仏教、道教を学ぶのがよきインテリとか言われてたらしいね

333 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/20(日) 14:57:33 ID:rOOuCCBI
>>329
割と一般的な解釈になるかと思いますが、このヴァッカリさんという方は釈尊をおおいに尊敬していた方です。

ですから、「ヴァッカリが信仰を捨て去ったように」という部分から、
「私(=仏陀)に対する個人崇拝や、それに類似した信仰を捨てなさい。それも執着である」という訓戒であると捉えます。

解脱を目指す修行者は、釈尊に対する信仰もまた執着であると知り、その執着からも離れなければならない、ということでしょう。
原始仏教の、宗教というよりは実践哲学により近いという性質が、本当によく出ている言葉だと思います。

……あんまり面白みの無い、よくある解釈ですが、私はこんな感じですね。

334 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/20(日) 15:09:33 ID:rOOuCCBI
あー、ネットで調べてみると、

ヴァッカリ長老は釈尊をおおいに尊敬した人だから、それを敢えて取り上げたということは、
「釈尊(=の教えること)を信じなさい、古い神々への信仰はそれを捨て去りなさい」というような解釈もあるようですね。
確かにこっちも一定の説得力がありますし、これはこれで原始仏教らしいですね。

ぼんやりと認識していたのですが、たいへん勉強になりました。ありがとうございます、>>329さん。

335 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/20(日) 15:17:44 ID:rOOuCCBI
>>331
先生、質問です! ガチムチパンツレスリングシリーズの視聴はアリですか!!


>>332
言われてましたねー。
割合、教義がしっかり文章化されたその辺りの把握は、教養を示すものですしね。

また老荘思想によって、外来の仏教思想が捉えられて接近したりとか、中国での仏教思想の変化も面白いです。
おいおいちょっとは取り上げたいですね。

336地震なんかに負けるなお!:2011/03/20(日) 15:28:37 ID:jcXp8vCg
出遅れましたが文さんの新作が来た!とまずは喜ばせてもらいます。
私は真言宗のとある寺に縁があるものなんですが、文さん的に密教ってどうなんですか?

337 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/20(日) 15:35:18 ID:rOOuCCBI
>>336
えーっと、まず前提として、私は積極的に他宗派との方々との付き合いを求めに行くタイプではありません。
信仰云々以前に、割とインドアタイプで社交的ではない性格でして。
そして現代だと、僧侶って積極的に求めないと、他の宗派との繋がりってできないんですよね……

そういった事情から、そもそも真言宗との接点が少なすぎて、
「あんまり大上段に構えて物を言えるほど知らないので、なんとも言いがたい」といった感じで。

純粋に学問的に見れば、ヒンドゥーの影響なんかも含め、密教の教義体系というのも興味深いものだとは思います。
あと、蝉丸P(真言宗所属)の動画とか著述とかは割と好き好んで読ませて頂いているので、漠然とした好意はありますね。

ですから、「興味はあるしなんとなく好きだけど、そこまで詳しく知っているわけでもない」といったところでしょうか。

338地震なんかに負けるなお!:2011/03/20(日) 15:48:39 ID:fIEppKEE
おぉ、丁寧なお答ありがとうございます。
そうか、一口に資格といっても一様ではないのか。しらなかった。

10年ほど前欧州にいた時、同期が事故死して現地で荼毘に付したんだけれども、日本大使館の館員が読経してました。
数珠と経本持って慣れた感じで法華経を読誦してた。外交官すげぇ。
葬儀の際に僧侶が読む経にランクがあって、高い御布施を払わないと法華経は読まないとかいう話を結構耳にするんですが、そんなことあるんでしょうか。
時代劇とか見ている分には、読誦している経ってだいぶ固定されてる気がするんですがねぇ。

339地震なんかに負けるなお!:2011/03/20(日) 17:27:28 ID:6/SKVFGs
>>322
立川在住か

340地震なんかに負けるなお!:2011/03/20(日) 19:11:44 ID:fkagHLLA
原始仏教でぶっちゃけリア充(仏陀)が散々楽しんだ挙句、
もう楽しんだし後は苦しいことしないで生きてようって発想
なのであって一般の人向けではないよね。

だから、特に否定はしないけど、あんまり肯定もし辛い。

自殺を考えているような人には向いてるかもしれないけど。
特に大乗仏教系で、他の信者さんもいるような宗教なら
コミュニティ出来てるところもあるだろうし生きる道として
ありなのかもしれんし。

341地震なんかに負けるなお!:2011/03/20(日) 19:11:58 ID:/d0WA9UI
坊さんって言ったら葬式で渡す金が少ないと白い目で見たり愚痴愚痴文句抜かすゴミクズってイメージしかないわ

342地震なんかに負けるなお!:2011/03/20(日) 20:41:41 ID:RK1RIYAM
>ガチムチパンツ
ぎゃあふさたんあの頃にはもう戻れない

343地震なんかに負けるなお!:2011/03/20(日) 20:48:31 ID:g.1iZJnA
>>341
そんなに葬式にでたの?

釈迦とか空海とか
宗教や宗派の祖は伝説になるよね

なぜか弘法大師は行く先々で
温泉見つけるし

344地震なんかに負けるなお!:2011/03/20(日) 21:15:46 ID:aOlt9hC.
解説と解脱は似ている

345地震なんかに負けるなお!:2011/03/20(日) 21:54:00 ID:chbvAjEI
近所の真宗のお寺に「やり直せるのが真宗だ!」って張り紙がしてあって、「何だか知らんがすごい自信だ」と思った。

346地震なんかに負けるなお!:2011/03/20(日) 22:33:21 ID:/d0WA9UI
>>343
腐れ坊主の事例なんて歴史見れば腐るほどあるじゃん
イメージ悪くなったのは祖母が熱心な信徒だったので祖父の葬儀は結構金かけてて
祖母が亡くなった時は一般的な額払ったらそのクソ坊主が・・・っていう実体験だな
似たような話はいろいろ聞くが、安定した生活送れる今の坊主の境遇じゃ腐って当然ではないかな

347地震なんかに負けるなお!:2011/03/20(日) 22:43:18 ID:Fz49q8L2
いい人や本当に救いを考える人もいればクズやゴミもいる、人間だもの。
魔げふげふん!上人の時代の方がきっついと思う

348地震なんかに負けるなお!:2011/03/20(日) 22:45:57 ID:g.1iZJnA
>>346
歴史上でみりゃクズな坊さんも
いればいい坊さんもいるさ

お婆さんのことはひどいと思うけど
それで全体に当てはめようというのは無理があるよ

あと、副業しないとやってられない
坊さんもけっこういるよ

349地震なんかに負けるなお!:2011/03/20(日) 22:47:02 ID:fIEppKEE
>>346
まぁ、江戸時代の檀家制度のせいで葬式仏教の色が強くなったのは事実だよね。
ただ、いかんせん田舎では碌でもない習慣が残っててやたら葬式に金かけるというのがあるからね。俺の曽祖母の時は二百万くらいかかったかな?
葬式出すための互助会があって、そこから一定程度費用が出るとか都会じゃ考えられんでしょ。
でもまぁそれが全てではないしね。カンボジアとアフガンで支援活動をやっている日蓮宗の坊さんが知り合いにいるし。

でも、キリスト教系の葬儀だと費用どんなにかかっても10万円ぐらいだからな。正直葬儀は考える時期に来てるでしょ。

350地震なんかに負けるなお!:2011/03/20(日) 22:51:18 ID:fkagHLLA
顧問先の福祉事業団が保育園を複数経営しているけど
福祉事業団自体がある寺の一族が運営してて
各保育園のトップが寺の一家。
給料も把握してるけど結構貰ってるねw

351 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/21(月) 02:52:51 ID:nLg7iRXI
>>338
基本的に葬儀の様式は決まってますから、お布施の額で読むお経を決めるなんてことは原則的にはありません。
ただ、不心得なお坊さんはいるかもしれませんから、現実にあるかどうかは断言致しかねます。

>>340
かなりの時間と労力を使いますし、原始仏教は相当クセのある、エリート志向の宗教ですよねー……
そういう評価はたしかに妥当ですし、時折、同様の意見を目にします。

>>346
運悪く質の良くない僧侶に当たってしまったこと、心からご同情申し上げます。

実際は寺の檀家数によるんですが、条件いいとこは人間が腐るような環境です。否定はしません。
とんでもないクソ坊主はリアルにいます。

住職が豪遊で借金→自分の寺に3億円の保険かけ翌日放火→500年の歴史が灰に
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1435528.html

こういう坊主のニュースを見るたび、殺意を覚えるのも確かです。

逆に毎日毎日普通の仕事をしつつ、数十件の檀家の法事や葬式を休日になんとか回して相談にも乗って――な、
リアルに「二十四時間働けますか」な僧侶もいるので、当たり外れの大きい業界なんだと思って頂ければ助かります。

352 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/21(月) 02:55:53 ID:nLg7iRXI
まぁ、あまり細かいお金のことについては、歴史系スレの枠を踏み越えすぎますし、私は言及を避けたいと思います。


寺の設備の維持はそこそこお金がかかることで、また僧侶も霞を食べては生きてはいけないこと。
寺の子どもが新規に僧侶の資格を取るのに、大学入学が必要な時代になってしまったこと。

最低限、このへんだけ押さえておいて頂ければ、このスレでどう語ってくださっても結構です。
刺々しい言葉遣いはダメですけどね!

353地震なんかに負けるなお!:2011/03/21(月) 03:02:46 ID:UPbAe9lw
返信乙です
お坊さんになるのも大変なんですね>大学入学が必要

354地震なんかに負けるなお!:2011/03/21(月) 06:39:36 ID:hi.Cnr4.
聖職の質をいかに保つかはめんどくさいよなあ。
>>346で言われてたような坊主に当たったらカチンと来るだろうけど、
この程度のことで降格・懲戒するわけにもいかないし。

355 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/21(月) 06:57:49 ID:nLg7iRXI
>>354
既得権益化が進みすぎてるんですよね。何やっても継続的に儲かってしまう、という。

世襲僧侶がこれを言うのはとんでもない偽善な気もしますが、僧侶の世襲をやめるのと、
もうちょっと所属宗教の変更手続を用意にして、信者の流動性が高まれば、僧侶の質も高まるんじゃないかとは思いますねー。

家業だから継ぐのではなく、信仰とやる気があるから務める、という人で揃えてモチベーションを底上げして、
あとは人気が取れなければ露骨に信者の数が減るとなれば、まぁいわゆる労働意欲というものが増すのではないかと。


ただ、こういうのを実行するにはタイミングというものがあります。
ひとつの地域の宗教が大きく変動するのは社会変革の時期に相応するように、物事にはタイミングというものがありますから、
まぁ、しばらくは残念ながら、地道に現状維持の他ないのではないでしょうか……

356地震なんかに負けるなお!:2011/03/21(月) 06:58:08 ID:/FoMR3TU
>>352
同じゼミの奴が、おやじさんだかじいさまだかが死んだんで
あと継がなきゃいかんって、卒業後に仏教大に編入していった。
そんなシステムなんだって、ちょっと驚いたのを思い出したよ。

357 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/21(月) 07:01:10 ID:nLg7iRXI
>>356
あー、どういう事情かというと――

『坊主めくり』
2009.06.12 Friday 僧職系男子だけど
ttp://bouzumekuri.jugem.cc/?eid=275


これ見ればだいたい分かるんじゃないかと。

358 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/21(月) 07:03:06 ID:nLg7iRXI
世襲しなければならない事情というのは、この蝉丸Pの仰るような具合。

僧侶に関しては、名乗る分には好きに名乗ればいいんですが、「〜〜宗の僧侶」を名乗るならその宗派の認可が必要ですからね。
その宗派の関連する大学で仏教関連を一通り学んで、ある程度はあれこれと条件を潜らないと、宗派の名前は背負えない、というわけです。

359地震なんかに負けるなお!:2011/03/21(月) 08:49:15 ID:MwPLZibo
そこらのわけわからんヤツに勝手に名乗られて勝手に活動したあげくマイナスイメージをばら撒かれてもたまらんしねえ

360地震なんかに負けるなお!:2011/03/21(月) 09:23:02 ID:NqSkNvlk
>>341
あー、自分も葬式後の初夜を無しにした葬式に出たことがあるけど
式中も式後もずっと住職がグダグダ言ってた
しょうがないから、遺族は金多めに包んでたけど
見てて気分悪くなった

361地震なんかに負けるなお!:2011/03/21(月) 11:19:44 ID:aWUNMdsg
>>357
うわ、分かるわぁ……
うちの親戚が田舎の住職で若くして子どもも無く亡くなったんだが、
日本中から「うちの坊主住職にしませんか!?」って誘いがひっきりなしだったそーな。
伝統あるうえに檀家数も相当多いとこだったからかなぁ……

362地震なんかに負けるなお!:2011/03/21(月) 11:43:58 ID:qbxC.PSY
んー・・・資格云々に関しては神職も同じだよね。
去年友人が辞職して神職の大学に入りなおして今年卒業しました。w
(普通の四年制大学でてると1年で神職の資格を取れるコースがあるとか・・・)

363地震なんかに負けるなお!:2011/03/21(月) 12:43:09 ID:IuywyKyQ
スレ主の対応がとてもいい
よくここまで丁寧な対応が出来るものだ
俺も坊さんのお世話になる時にはスレ主のような人に当たるといいな

364地震なんかに負けるなお!:2011/03/21(月) 13:35:44 ID:Nt77EbUk
悪いけど、ここのスレ主はガチムチだから・・・

365地震なんかに負けるなお!:2011/03/21(月) 14:03:17 ID:qbxC.PSY
個人的な現代日本における宗教観から言えば、宗教はほとんど葬式の為のものだからね。
宗教の中身よりも、あとはお寺さん単体、住職個人とのつながりだと思う。
というか、宗教の、宗派の教え、中身なんて知らない人が大半だからね。
俺個人で言うなら、多少生臭でも、出来るだけ明るく送り出してくれる住職を選びたいし。
逆にそれがイヤな人だっているだろうしね。

366自分語りでごめんね、後一回だけ…:2011/03/21(月) 16:14:15 ID:qbxC.PSY
逆に宗教の、その土地の倫理観を体系的に伝える、そして支配の為のツールとしての側面が
今の新興宗教を生み出す素地なってると考えれば、移動手段によって物理的に小さくなった、
あるいは広くなった世界、情報革命で狭くなった、あるいは格段に広がった社会に即した
新しい倫理観、コミュニティを生み出す過渡の段階が新興宗教なのかもしれんね。

本気で神様や仏様、輪廻転生を信じる人ってこれだけ情報過多な時代には多く無いし
信じる人にはそれなりの理由があるわけで・・・(家の事情とかもその一つ)
自然災害に対する畏れなんかが原始宗教では理由になってたけど、今は人口増加による
世界の先行きへの不安だとか、極身近に想像できるような理由ではなく、遠い先や
漠然とした恐怖が対象になってて、例えばオウムの事件なんかもこういうものが根底に
あるから起こってしまった事件なわけで・・・

宗教に限らず、そういう不安を和らげる、取り除くコミュニティが、必要だと思うんだけど
今の時代に土着のお寺さんやお寺さんにその役割を求めるのって難しいのかな?
若い世代がネットで法談したり、色々やってるけど、生活レベルの結びつきがないと
中々自殺を誘発する程の不安を止める結びつきにはなりにくいし、巨大宗教になると
金集めにはしる人間も多くなるし、中々難しいと思うんだよね・・・実際そうだし。

367地震なんかに負けるなお!:2011/03/21(月) 16:21:05 ID:qbxC.PSY
長々と失礼しました・・・

ただ、弱った人を騙そうとする人間じゃなくて、ちゃんとした人間がやれば
正しい共生的コミュニティとして運用出来るはずだと思ってて・・・
子育てだって核家族ではなく一定数のコミュニティで行えば効率的に行えるし
一昔前の日本の美点を、現代風に再構成するだけでいいと思うんだけど
知らん人同士だと中々・・・
とりあえず昔からの友人でそういうコミュニティを運用しようかとか色々考えてる。

宗教って知らない人同士を結びつける力があるから、こういう方向の進み方はどうなんですかね?
という事でしたw

368地震なんかに負けるなお!:2011/03/21(月) 23:04:02 ID:dU3t6sZM
このスレ流れでいうと、
やる夫が基本概念をつくり、
アミバが細分化、及び定義付けし、
ハート様が、簡略化、平易にして一般民衆に広めるつーことかね

369地震なんかに負けるなお!:2011/03/21(月) 23:57:30 ID:vi8UueCI
>>357
神社に勧誘されていろいろ話聞いたり働いたりしたけどどこも大差ねえなw
基本的に弱小零細企業なんだよな寺とか神社とか
しかも大抵業績アップが望めない企業
それでも神社の場合宮司の家が神社にくっついてる家とか土地とか持ってる場合が多いから何とかなってるとこ多いけど

伝統宗教も腐ってるってよく言うけど、そもそも新規に宗教界に入ろう、職業宗教家を選ぼうなんて人は少ないし世襲になっちゃって極端に保守的になるのはしょうがない
職業としては信仰以外にいいとこないもの
その信仰すら腐ってるとこもたくさんあるし

370 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/22(火) 06:36:14 ID:8HezHJCg
>>362
ありがとうございます。

でも、そんな大した人間でもないのですw
リアルだと音痴でして、お経があんまり上手くなかったり、ちょっとキョドったりすることがあるので、
しょうじき檀家さんにはいろいろ申し訳ないです。

もし法事とかで若干挙動不審な僧侶を見かけても、生暖かく見守ってもらえれば幸いです。


>>364
おう、四つん這いになれよ。


>>365-367
昔はお寺って、戸籍の管理をし(=役所)、地域の集会所であり(=公民館)、子どもの勉強場所であり(=学校)、
また住職が按摩とか鍼灸とかを心得てることも多く(=病院)、人が集まる要素を多く揃えていたんですね。

今は社会も変わって、どんどん専業化が進んでそのへんの役割も上記施設に拡散しちゃいまして……
社会の変化の流れというのもあるので、なかなかコミュニティの復活とかは難しい部分もあるのです。

また、都市化が進んじゃうと防犯上の観点から、あんまり開けっぴろげにできなくなったりして……
うちも本堂を開放していたら、一回、未遂ですが放火被害にあいかけまして。
同様の手口で同じ県内のお寺の本堂が全焼したとか聞いて、肝を冷やしたものです。

そういうバランスとか含め、ほんとに頭が痛くて悩ましい問題です。


とはいえ、現代でもその辺を上手く攻略してきちんと運営しているコミュニティはいっぱいありますし、
そういう試みは大事なことだと思います。応援します、頑張ってください。

371 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/22(火) 06:40:34 ID:8HezHJCg
>>368
そんな感じですねー。

ただ、ハート様のやりくちは実は簡略化というとちょっと語弊があるかな?
割と仏教的にありえない(=民間信仰的な)理屈をいっぱい混ぜた感じでして。

アレンジ多すぎの観客媚び媚びなカバーバンド、みたいなイメージが近いのかも。

372地震なんかに負けるなお!:2011/03/22(火) 13:06:18 ID:jkMl8w7E
仏さんといえば、「荒野に獣慟哭す」の独覚兵のネタがなー
みんなのためでなく、自分のために悟りを開いた仏という意味らしいけど

373地震なんかに負けるなお!:2011/03/22(火) 14:20:43 ID:/MV8EuFQ
法然さんと言えば教えが凄くわかりやすい感じの印象があるな
当時の日本仏教のわちゃくちゃした感じの事を全部取っ払って、衆生救済のみを焦点に当てたような感じ

374地震なんかに負けるなお!:2011/03/22(火) 23:02:51 ID:a.L/cojE
>>371

ハート様が民間に広めるころから、純粋な哲学だったやる夫の教えが
宗教という形になったと考えていいんでしょうか

375 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/22(火) 23:12:21 ID:8HezHJCg
>>373
そんな感じですねー。
そのことには功罪両面があるので、今後描いていこうとは思います。


>>374
そも哲学と宗教の定義付けが難しいのですが、一般的な意味でいう「哲学」と「宗教」で言うならば、そうです。
ほとんど哲学だった仏陀やる夫の教えが、ハート様によって一般人向けの宗教的になって、より広域に広まったという感じですね。

376地震なんかに負けるなお!:2011/03/23(水) 22:15:22 ID:PkY1Sti2
じゃあ僧である文ちゃんは、宗教としての仏教を信じてる訳ですかい?
つまり、キリスト教徒とかは神を信じてるよね。そんな感じで『神様仏様』の仏様を信じてるんですかってこと。

それと別件でもう1つ質問。
仏陀の主な教えは『具体的根拠の無い不安が怖ければ全てを捨てれ』っていう
簡略化しているとはいえ、文ちゃんがやる夫スレで書けるほど簡潔なことなんですよね?
それなのに膨大な量の経文(っていうか教え)があるのは何故?
解釈の違いってのはそんなに分岐するってことか、それとも釈迦とは直接関係の無い良さげな逸話とかが詰まってるワケ?

377地震なんかに負けるなお!:2011/03/23(水) 22:38:45 ID:CipCEhMg
けんか腰にならんでも良いじゃないか。
それとも、友好的にフランクに書いてるつもりなのかね

378地震なんかに負けるなお!:2011/03/23(水) 22:43:01 ID:CDxsiv5w
最低限、人に教えを乞う態度くらいはとるべきだな

379地震なんかに負けるなお!:2011/03/23(水) 22:43:08 ID:PkY1Sti2
おおう、さっきまで別のところで喋ってたせいで、その勢いのままの口調で書いてしまった。
見て不愉快だと思われるような表現があったのなら申し訳ない。以後気をつけます。

380 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/23(水) 22:57:41 ID:1.hpmb4Y
>>376
最初の質問ですが、仏教ってのは先述のようにものすごく多様化しています。
私が信仰している浄土真宗は「思索」というよりは「信仰」の面が強いため、信じているで間違いないですね。

私は仏を信じていますし、信仰しています。

ただ宗派によって、また個人の解釈によっても違う態度が十分ありうるので、僧侶全体に広げて理解はしないでください。


>『具体的根拠の無い不安が怖ければ全てを捨てれ』
こういう内容どっかに描きましたっけ?

『過剰な執着(=渇愛)には苦しみがつきまとうから、苦しみたくなければそれを離れろ』
というのが、大雑把ですが釈迦の教えの骨子です。

で、そこから

「じゃあ具体的にどうすればいいの?」
「どういう理屈でそうなるの?」
「実際そうなれるの?」

などなどの問いが発生し、

「こういうふうに生活すればいいんじゃないかな?(=戒律)」とか、
「こういう理屈でこうなるんだよ。(=論)」とか、
「実際に開祖である仏陀はこうだったんだよ。(=経)」

とかが発生した上、分派が発生するたびに自派の考えを説明するために新しい経文が発生するわけです。

キリスト教では新約と旧約の聖書が聖典ですが、仏教では釈迦の教えという原典の他、解説書まで含め全部聖典なんですね。
だからどこまでも増えます。まぁ、最近は流石に新しい宗派も出なくなったので、経典増加も一段落して久しいですが。


はい、こんなとこですね。
分からなければまた、いつでもどうぞ。

381地震なんかに負けるなお!:2011/03/23(水) 23:03:13 ID:u2vqD0fU
そういや仏教って、お釈迦さまを一神教とかのように絶対的に信じるって感じしないね。
仏様もインドの他のとこの神様たちが多いし、そういう信仰という部分がよく分からないんですが、どういう感じなんでしょうか?

382地震なんかに負けるなお!:2011/03/23(水) 23:07:03 ID:rabTH3nE
極端な話、観音様やお地蔵さんに手を合わせるのも、釈尊からすれば
「おれはそんな風にしろなんて言った覚えないぞ」って感じなのかもしれないですね

383 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/23(水) 23:10:39 ID:1.hpmb4Y
>>381
もともと原始仏教では「悟りを得る」のがゴールなわけです。
で、その悟りを得るのにどうすればいいかというと、「自分で頑張る」のが基本なわけですね。

祈っても願っても、誰かがぽんと私に悟りをくれるわけではありませんし。

とすると仏像とかに手を合わせる理由というのは何かというと、つまり、
「先に悟った人への尊敬の表明」とか、「悟った人の像という目標物を見て決意を新たにする」とか、そういうことになるわけです。

つまり釈尊ってのは仏教徒にとってあくまで「絶対者」ではなく、「あこがれの先達」なわけです。
これが絶対に信じるイメージが少ない理由なんじゃないかなー、と思います。


ただし>>169あたりで示したように、のちに釈尊を神のように崇拝する流れも出てくるので、
このへん必ずしも仏教の共通姿勢ではありません。
あくまで最初はこうだった、という感じで認識しておいてもらえれば。


ちなみに仏教以外のインドの神様の多くは、ちゃんと信じると現世利益をくれる、日本の神道に近い神様たちですね。
大雑把なイメージとして。

384地震なんかに負けるなお!:2011/03/23(水) 23:12:03 ID:yAbnJ5po
>>381
キリスト教は神を信じて(ある意味ではその対価として)神による救済を求める。
仏教は声聞や独覚というかたちで自らの悟りを得る→灰身滅智とか身心都滅とかする。
仏教はもともと輪廻からの離脱を目的として「いた」から、あまり絶対的な信仰という感じではないのでは?
原始仏教は基本修行して自らを高めるわけだし。
>>382
釈尊はもともと、葬儀は在家に任せて出家者は修行に励まんかいコラ!みたいなことを言っていた気がする。
でも、堤婆達多品のように後から漬けたされた経典もあるしね……「仏教」は変節しまくりです。

385 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/23(水) 23:12:42 ID:1.hpmb4Y
>>382
まぁ、

「やる夫の言ったこととは違うけど、それで心が安らぐんならそれはそれでいいんじゃないかお? 無理強いはせんお」

とか、そんな感じなんじゃないかとは思います。
少なくとも、今の仏教が釈尊の想定範囲外にすっ飛んでるのは否めないところです。
それも功罪両面で、けして悪いことばかりじゃないですけどね。

386地震なんかに負けるなお!:2011/03/23(水) 23:14:19 ID:a6ne5P2U
なんか話の流れが投下内容からはるか先にすっ飛んでいる気がするんだけど、
>>1さん的にはオッケーなのかな?

387地震なんかに負けるなお!:2011/03/23(水) 23:14:35 ID:u2vqD0fU
ありがとです。信じるというより尊敬するって感じはなるほどです。

ところで柔らか聖帝さまが「苦しむのなら愛などいらぬ」と叫ぶ姿が妙に頭にちらついて仕方ない^^;

388 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/23(水) 23:17:17 ID:1.hpmb4Y
>>386
大丈夫ですよー。
話は話、雑談は雑談ということでw

投下中に先のネタバレとか、関係の無い時代の話とか突っ込まれたらそれは流石に困りますが……

ふだんは仏教について僧侶に聞いてみよう! とか、なかなか気軽にできることでもないですしね。

こういう場でいろんな疑問にお答えすることも、だいじな役目かと考えております。

389地震なんかに負けるなお!:2011/03/23(水) 23:18:49 ID:a6ne5P2U
そかそか、それならよかったです。
突っ込んだ話は頭に入らないけど、次の投下のんびりと楽しみに待ってます。

390 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/23(水) 23:22:16 ID:1.hpmb4Y
まぁ、でも流石に仏教学の専門家ではないので、

「大蔵経にこんなこと書いてあったんですが(ry」とか、
「パーリ語仏典とチベット語仏典の翻訳の違いについて(ry」とか、

そういう事を聞かれたら謹んで(・∀・)カエレ! と申し上げざるをえません。
一応ねんのため予防線はっときますが、みんな僧侶だからって仏教のことなら何でも知ってると思うなよー!!


>>387
どういたしまして。

サウザーさまについては、脳裏にケンシロウを召喚して秘孔をついていただくのが良いのではないかと。


>>389
はい、ありがとうございます。
こっからがちょっと複雑になるので、どこまで出したものか、史料を相手に格闘中です。頑張ります。

391地震なんかに負けるなお!:2011/03/24(木) 09:10:52 ID:vD84JOqM
埋蔵経はチベットだったっけ
なにかああいう、ちょうどいいときにちょうどいいお経が出てくる
便利な仕組みは日本の仏教にもあるのん?

392 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/24(木) 15:37:26 ID:HypTcqSg
>>391
チベットですね。
必要になったとき、世に現れるお経がある、という思想でだいぶ政治的に都合よく使われてます。

日本だとあんまり見ない考え方ですねー。
日本製と思しき偽経典の類はあるんですが、そういった思想の裏付けはありません。
あくまで私の知る限りは、ですが。

393地震なんかに負けるなお!:2011/03/24(木) 17:37:50 ID:drSiyZvg
日本製の偽のお経なんてあるんだ。ちょっと面白そう。

394 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/24(木) 17:42:39 ID:HypTcqSg
稲荷心経とかですね。
詳しく検索してもらえれば、出てくるかと思います。

395地震なんかに負けるなお!:2011/03/24(木) 19:13:01 ID:AjJpkogo
何をもって偽とするのか?ってのもなあ
過去の人間に仮託してってのがアウトなら、聖書にいくらでもあるしー

396地震なんかに負けるなお!:2011/03/24(木) 20:51:42 ID:MryYJ.cQ
>歴史的推移や環境によって、大きく変質していく。
ですよねー
この前NHKでやってたんだが、
フランス、カソリック教会で座禅が行われててビール噴いた

397地震なんかに負けるなお!:2011/03/24(木) 22:03:24 ID:vD84JOqM
仏教系の高校通ってたんだが、宗教関連の授業はキリスト教のが一回あっただけだった
いや、英語の授業でやったんだけどね

始業式とかで偉い坊さんの講話はあったけどさ

398地震なんかに負けるなお!:2011/03/24(木) 23:31:44 ID:ArElqHAE
>>396 え、マジ!?

399地震なんかに負けるなお!:2011/03/24(木) 23:34:48 ID:GF2D96FY
俺、照和52年生まれだけど、ほかにもいるのか?

400地震なんかに負けるなお!:2011/03/25(金) 00:16:47 ID:L.i8xHro
>>399
照和!!?もしかして山本五十六が高野五十六のまんまの世界の人か?

401地震なんかに負けるなお!:2011/03/25(金) 00:31:56 ID:P26DkevY
異世界との交信とか胸熱

しかし仏教って面白いんだなぁ

402地震なんかに負けるなお!:2011/03/25(金) 00:34:04 ID:jMCXa0bI
旭日とかwww

403地震なんかに負けるなお!:2011/03/25(金) 00:34:55 ID:dcZCSH9Q
紺碧ワロタw

404地震なんかに負けるなお!:2011/03/25(金) 00:35:04 ID:L.i8xHro
>>402
ははっ!奇想ですなぁ。

405地震なんかに負けるなお!:2011/03/25(金) 00:37:00 ID:jMCXa0bI
紺碧が先だったか

あれにも仏教(なんかの仏典?)から引用してるのなかったっけ?うろ覚え

406地震なんかに負けるなお!:2011/03/25(金) 00:49:26 ID:SIvGfFok
>>399
それでは皆さんご照和ください!

407地震なんかに負けるなお!:2011/03/25(金) 07:51:46 ID:aA/CwrPw
前作でお世話になったテーラワーダ者です。
新作連載、乙です。

>>243
今でも比丘の方々は基本一日一食です(午前中であれば何
回かにわけて食べるのはアリ)。講演会や瞑想会の時は11-12時
の間に食事の時間を設ける事が多いですね。
でも写真でみる限り、小太りの方もいます。

408地震なんかに負けるなお!:2011/03/25(金) 10:37:33 ID:aFAfHrHE
寺に生まれた子供は大変ってのは判るなぁ
前にちょっと知り合った寺の人は
兄貴は資格は取ったけど引き篭もり
しょうがないからと呼び戻された妹はアムカ癖
結構でかい寺だったからそんなんでも良いと
婿に入った奴は居るんだろうなぁ

409 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/25(金) 14:58:53 ID:PuA.0VGg
>>407
ああ、上座部の実際について語っていただけるのはありがたいです。
なにせこちとら田舎住まいで、テーラワーダに関しては実際の見聞がまるで足りませんし、ありがたいことです。


>>408
まぁ、うん……おっしゃるとおりで。
実際、自分の見る限りでもバランス良い人って少なめな感じです。


個人的な感覚なんですが、親がバランスよく僧侶という職業に対する誇りや、仏教に対する信仰を持ってて、それを子供にも示せれば、
子供も一時は反発してもそこそこバランスを保って僧侶になれる(=なってもいいかなと思う)感じなんですが……

親がいやいや継ぐ→子もいやいや働く親の背を見る→反発が重度になってこじれた家庭問題へ→崩壊

とか、すっごい悪循環ですよね……

410 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/25(金) 15:05:56 ID:PuA.0VGg
まぁ、「バランスよく」と言った通りで、逆に信仰ありすぎても酷いパターンになるんですが。

ちょっと昔、「高い交通費を払って家族に白い目で見られながら、ど田舎から宗派の勉強会に出てきてます!」
という言葉を、自分の信仰の篤さの証明のように仰る方を見たこともあって……
ある種の苦行主義者、に近い感じなんですかね。

立場の違いとかその場の空気とかもあって、その場で「信仰よりも先に家庭を省みた方が……」とは言えなかったのは今でも多少後悔しています。
今、あの人の家庭はマジで大丈夫なんだろうか……

411地震なんかに負けるなお!:2011/03/25(金) 15:27:35 ID:le0QuLOo
辛い現実と折り合いつける方法であっても、辛い現実から逃避するための場所ではないですしね、仏教

412地震なんかに負けるなお!:2011/03/25(金) 16:53:09 ID:aFAfHrHE
>>409
仏の教えは中道で苦労しない為なのに
その中で我欲が出ちゃうと・・・って感じですね

親父さんは宗派の中では結構な地位についてて
実家の寺もでかいし母親の方もそれなりの名家から
ってかなり聞くだけで生まれた時から重圧な環境だったなぁ・・・

413地震なんかに負けるなお!:2011/03/25(金) 22:43:19 ID:DZTsBjJc
>>398

マジ
ttps://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2008002053SA000/

414地震なんかに負けるなお!:2011/03/25(金) 22:47:49 ID:mR8j2IbQ
明日から京都国立博物館で『法然展』やるね

415地震なんかに負けるなお!:2011/03/25(金) 22:55:15 ID:yZCZ3jhk
カトリックで坐禅とか、meditationの盛大な誤訳が
どこかで行われたとしか思えないのは俺の理解が浅いのだろうか

416 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/25(金) 23:17:38 ID:PuA.0VGg
.>415
仏教色を抜いた、リラックスとか精神集中のための禅もけっこう輸出されてますからねー。
別に仏教とキリスト教は喧嘩してるわけでもないですし、お互いの技法によさそうなものがあれば、
取り入れるのも自然なことかと。

>>414
残念ながら在住地が遠いので見られません。ほんとに残念。

417地震なんかに負けるなお!:2011/03/25(金) 23:39:21 ID:pCWS3lAY
そもそも信者が持ってるクロスにも数珠ついてるしね。何回祈ったか回数を数えるのに重宝らしい

418地震なんかに負けるなお!:2011/03/25(金) 23:51:55 ID:xyljkZkU
>>417
ロザリオのことだな
当方カトリックだが幼児洗礼だったもんで小さい頃お祈りが嫌でロザリオ手繰りながら
早く終われ早く終われって念じてた覚えがw

419地震なんかに負けるなお!:2011/03/26(土) 00:23:37 ID:Cw3Pz7S2
>>414
去年は日蓮やってなかったか?あそこ

420地震なんかに負けるなお!:2011/03/26(土) 00:44:56 ID:bRSO/eAg
京都在住なんで、すぐ隣の京都市国立美術館で開催されているクレー展を観るついでに、京都市美術館にて展示中の法念展を観てきました。
非常に興味深い内容でした。
ただ、展示の内容以上に、閲覧者の殆どが墨染めの法衣を纏った僧侶の団体さんであったことが、どこかの画家の書いたシュルリアリズムじみた光景として記憶に残ってしまい、今一つ展示の中身が脳味噌に残らなかったことをここに記しておきます。
だって、自分以外の来客がすべて、見渡す限り同じ墨染の衣を着た同じ坊主頭の方々なんだから、悪夢に迷い込んだような心持ちになってしまいませんか!? なりますよね!

421地震なんかに負けるなお!:2011/03/26(土) 00:55:54 ID:O3UBons2
どうも欧米の禅見てると瞑想とか健康法と同一視しているような

422地震なんかに負けるなお!:2011/03/26(土) 01:02:57 ID:FJOB59Qg
だな。連中のほとんどは坐禅と瞑想の区別が付いてない。
ついでにヨガ風のトレーニングが混じっている。

余計な妄想で頭の中を一杯にしながら変な運動してる。
あれでZAZEN!とかいわれても困る。

423地震なんかに負けるなお!:2011/03/26(土) 01:05:09 ID:rBabofaQ
正直欧米圏での禅はその辺がちょうどいい落とし所だと思うけどな。
ちゃんと説明すればするほど、神秘体験か何かと勘違いしそうだし。そもそも説明してる時点で(ry

424地震なんかに負けるなお!:2011/03/26(土) 03:49:19 ID:lurcbjlU
ヘルシングのイスカリオテの面々がZAZENしてる姿を想像してしまって仕方がありません
アンデルセン神父ェ…

425地震なんかに負けるなお!:2011/03/26(土) 09:33:42 ID:1/Y276LM
>>420
ああ、なんとなく分かる。
私も梅田地下街で何があったんだかは知らないけれど
お坊さんが集団で固まって歩いてくるの見て
もう地上に出られないかもと一瞬……

散々地下をさまよって疲れてたせいでもあるがorz

426地震なんかに負けるなお!:2011/03/26(土) 14:05:44 ID:rG/P44AU
ちなみに京都市美術館では『親鸞展』やってるぜw

427地震なんかに負けるなお!:2011/03/26(土) 14:11:25 ID:Wcdnemxg
>>424
アンデルセン神父が

 我は神の代理人 神罰の地上代行者
 我が使命は 妄念に惑わされし愚者を
 その肉の最後の一片までも 絶滅すること――
 Amen!

と言いつつ警策を振り上げるんですね、わかります

428地震なんかに負けるなお!:2011/03/26(土) 18:01:13 ID:92kLMFbc
>>409
こちらこそ。このような皆が仏教に親しみながら学べる場を作ってくださる事、感謝
の言葉がみつかりません。

本当は私こそが「やる夫が上座仏教に帰依するようです」を作らなければいけない
んでしょうが、いかんせん力量が・・・。
「他人のふんどしで相撲を取る」ような醜悪さを出さないことを注意しながら、発言し
たい、と思っています。ミャンマーでの末法に対する考え方など日本でいう末法とは
全然違うし面白いです。また機会をみてご紹介したいですね。

429地震なんかに負けるなお!:2011/03/26(土) 18:27:11 ID:92kLMFbc
>>329 >>333 >>334

私個人はテーラワーダを学んでいて、前者の解釈しか聞いたことがありません。

お釈迦様の言葉といえど、鵜呑みにするな。自分で実践して確信せよ。
それが仏教における「信」である。

神々・餓鬼・地獄の生命など自分で確かめようのないものも教えの中にはありま
すし「三宝のご加護」とか言ったりもしますので「信仰」を全て否定しているわけで
はありませんが、信仰に対して批判的であるのは上座仏教の大きな特徴と言え
ます。

430地震なんかに負けるなお!:2011/03/26(土) 21:23:07 ID:Wcdnemxg
ttp://mantan-web.jp/2011/03/26/20110326dog00m200014000c.html

井上雄彦が親鸞の生涯を屏風絵にしたらしいよ

431地震なんかに負けるなお!:2011/03/27(日) 09:38:36 ID:fIeEPjXY
「まんまんちゃん、あん」を読んだけど、寺の後継者を巡るお話の中に
適度に金、人格的アンバランスさ、住職と法人の関係等が混ざってきてて
最終的には比較的綺麗にまとまりながらも現代にある問題がうっすら見えて
面白かった。

全員とは言わないけど、出家をするって普通の覚悟じゃないし、それを
決意させる「ご縁」って、一般で言うところの生き死にに関わる出来事
じゃないですか?
そうじゃない人が僧侶になるってことは、お仕事につく感覚で僧侶になる
って事でしょうし、そうするとお金の話にならざるを得ない。
親が僧侶でって事なら、期待を押し付けられて不本意ながらって事が多いでしょうし…
継がないと法人に追い出されるケースだってあるわけで・・・
(読んだ漫画で申し訳ないが、まんまんちゃん、あんがそうだったw)

ちゃんとしたバランス感覚がある人がお寺さん継ぐのも難しいのかもですねぇ・・・

432地震なんかに負けるなお!:2011/03/27(日) 15:21:58 ID:MCqFUYxI

>>429
つまりこういう事ですねわかります!
_______________________________
|          ヽ  _,,.-‐――- 、      i        /              |
|  い   き     レ':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.    |      /    み  何  男  |
|  い   っ      .|:.:.:.ト;.:.:.:.:ト;:.:.i:.:.i:.:.:ヽっ  |      |     る  で  .は  |
|  気  と     |:.:.:i ノノ}レ' )ソレ'ノノ}:.}  っ .|;;      |     の  も  度  |
|  持        |;::;i -ァ-ト-' ーァェ-|"    |;;;:     〉    さ   た   胸 .|
|  ち       〈:{fi! _旦  { 旦`{゙}    |     /        め  ! .|
|  だ        |ト、  """ _ ノ""".lノ     |     |        し       |
|  ぜ        |!:.〉.   ,--ェ  ,'      |     l         て       |
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433地震なんかに負けるなお!:2011/03/27(日) 17:50:52 ID:Q/giwyWI
>>420

うわwみてみたいw

434地震なんかに負けるなお!:2011/03/27(日) 20:05:21 ID:Rqbm8CHI
ところで、鎌倉時代の浄土宗信者といえば九条兼実、結城朝光、熊谷直実など
鎌倉スレでお馴染みの方々がいるけど、このスレでは登場する予定はありますか?

435 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/27(日) 20:28:10 ID:lBXpbRcI
>>434
逆に、まったく登場させずに法然伝が描けたら、それはそれで凄いと思いますw

436地震なんかに負けるなお!:2011/03/27(日) 20:30:40 ID:HmRfa5PY
特に九条兼実抜きで法然伝やるのは無理だろうなあ

437地震なんかに負けるなお!:2011/03/28(月) 17:18:57 ID:V6BsLWLU
グレ光の配役が気になる。

438 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 18:26:19 ID:uOeMb2rY
えーっと、すみません。

2話なんですが、ちょっと構成を考えていたら、
「直衛が比叡山で仏教を学ぶ」のが二話なのに、「解説が日本仏教まで進んでいない」という構成上の問題に気づきまして。

ちょっとどうにもならないので、先に解説を追加で投稿して、まず話を当時の日本仏教まで進めた上で、二話を投下しようと思います。
どうもなんというか、おまたせして申し訳ありません。週末までには投下できるかとー。


>>420>>425
私はもう流石に職業柄見慣れてしまいましたが、たしかに僧侶の集団の発する威圧感はなぁ……w

つまるところ、『黒装束とスキンヘッドで揃えた集団』なわけで、おまけに葬儀の死のイメージもあって不気味不気味。
まぁ基本、人畜無害な集団なので……w


>>430
おー、これは一度見てみたいですねー。


>>431
蝉丸Pも紹介されてまして、興味はあったんですがなかなか古書店でも見つからず。
アマゾンでポチるか悩んでたんですが、あなたのレスをきっかけについにポチりました。

楽しみです。

439地震なんかに負けるなお!:2011/03/28(月) 20:16:57 ID:3w7D6DgE
>まず話を当時の日本仏教まで進めた上で

もう、それを二話目にしちまえよw

440地震なんかに負けるなお!:2011/03/28(月) 20:23:20 ID:wQHDSeLY
個人的には法然と他宗の僧侶の交流が語られるか楽しみ
弟子の親鸞やパトロンとかのつながりなんかはよく語られるけど、
他の僧侶との付き合いってほとんど取り上げられないから

441 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 21:37:16 ID:uOeMb2rY
んー、作りながらちょいちょい投下してみてもいいですかね。

442地震なんかに負けるなお!:2011/03/28(月) 21:49:04 ID:k99ekEhA
内親王の件が予告のときから楽しみ♪

443地震なんかに負けるなお!:2011/03/28(月) 21:49:14 ID:k99ekEhA
OKOK

444 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 22:09:47 ID:uOeMb2rY


   【番外編:仏教史概説】


       __
     .,/,-、  \
   / ノ:/ ノfヽ.. \
   | /:/ /...| |  |
   l レ ./..ノ .,''´} i      ――あー、非常に申し訳ない。
   l   ' ´ .〃 / |
   ヽ.     . 〈 .ノ
     \.,_  ._ノ /           本来ならすぐさま法然二話……といくとこだったんだが。
      /  /  ヽ
     ./  /   |
     i ./  .  |
                                                ,ー、--―--、-、 _
                                             rーく__  `ー-、 _r-、,-、_\_
                                            / ,j\ \  ノ`r' ̄ ヽrク=rヽ_
                                            i ,イ   \ `ーr┤___,-riー、 `イi
                                           ///     \  ))::::::::::f { fハ!} j`}
                                           ソ/       `ーLヽ ̄ヽ二トク:\!
   作者がいろいろ検討した結果、                      V ー '     ` ―ヽメト、  _ィノヽ:|
                                              | ,=、      , ==、 ゝrクィ"l  |
             仏教史の概説を終わらせといたほうが、       f!イ:::::r     イ:::::::iヽ _ゝ, -、 ノ
                                         γ゜ i| ゞっ'      r-ク   リ r /ク-、
                                           ,ィ/// 、     ///   _ノ/ ´  _>
      今後の話の展開が分かりやすいと判断したかしらー……     / ,∧   、 _       _r ー'ヽ/,/_i-─、<
                                          ヽ、イ> 、       _ イ     ` く , ―r_
                                           /´f rー/`7ーr....√_:./       `f´ ̄ _)
                                           /  ヽ´三匕メ-イL./            |ヽ-ニ-、
                                             /    f rj lil::|o |::|入          ) `−ノ
                                          ゝヽ   ffノi |L! oL:i  \|      ノ rー、_'
                                           `7    /ノノ  o   ノノ |    rイV   ノ
                                            l   く > == =‐'  ,|    L_-L--<二`─--

445 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 22:10:09 ID:uOeMb2rY




   ━━━━[ 産業で分かるこれまでの流れ の巻 ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

        【仏陀】:渇愛(むさぼり)を断てれば苦しまずに済むので、その方法を説くで御座る。
         |
         ├―【上座部仏教】:仏陀の教えを追求してみたら在家信者と溝ができたで御座る。
         |
         └―【大乗仏教】  :在家信者よりに活動してみたら仏陀の教えが歪んだで御座る。

   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


               /7
                 //
             //
       __    //
.    /ノ ヽ\ .//
.   / (●)(●〉/
  l    (__人_,//l       というわけで、一気に法然の時代までやっちまおう。
.  |    `⌒// ノ
   l       // ./
.   ヽ r-‐''7/)/             まずは前回までの解説のおさらいだ。 ここまではまぁ、分かってくれたと思う。
    / と'_{'´ヽ
    /  _.、__〉 ト,
    {  、__}  |.i
    ヽ _,.フ  .|.|

446 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 22:15:50 ID:uOeMb2rY




      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
              /                /        \
             ─── /            ̄  ─ .__     \
               / /_____________>     \
              /                      、    \\: \
            / / ::|     ::| :|     |\  |   |:   i:  l   lヽl ̄
           / :/ :/|  ::|  :∧ :|     |  \| 、  |: :   l: : l   |
            ̄//| |  : ∧ : | l |\   |___\|ヽ: : |\ l   |
             /| :| :∧ l |─lj   \  |   xァ===x ヽ: |'rxヽ  、
            /  | : :| :/: :, 、|      \|   ix付ゞト ヽ |,ゝ l \-
           /   |/V l: : :l  x===、      弋二リ   v ' /: :.、: :\
         /       /: :l i "            ー     : : : : : :\ ̄
       /       /  V  i      l          ∧: l、\ ̄
      '         /      丶             , ;': :、l \
              /         丶   l二二ヽ    ,:': : : ::/   |-
            /   ___/ ̄ ̄:>   -   , ::': : : : ::/   |ヽ \
          / ̄ ̄ ̄\: :   l    :/ /: : : -ィ丶: : : : : : :/     |    丶、
         /: |       \  l   : /  : : : : l: : : l: : : : :/      |      丶


                          【 龍樹 】
                        ナーガールジュナ
     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



               /7
                 //
             //
       __    //
.    /ノ ヽ\ .//
.   / (●)(●〉/
  l    (__人_,//l          で、前回は龍樹が登場する――ってとこで終わったな。
.  |    `⌒// ノ
   l       // ./
.   ヽ r-‐''7/)/  
    / と'_{'´ヽ
    /  _.、__〉 ト,
    {  、__}  |.i
    ヽ _,.フ  .|.|

447 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 22:16:01 ID:uOeMb2rY



    この龍樹は、南インドの出身でバラモン階級の生まれ。

         幼い頃から非常に頭がよく、ヴェーダ経典などをたちまち暗記し理解したという。


          //   ,  -  ´       ___ >
.         /::/  ー──,--;-───    \
       </- '/ / /フ /ヽ//   /l      | ヽ
       /  / :ィl // ,,xレ-、, /ク   //-| / l  | |\l
      /   :l / ll |/<i:::::::i ヽ/ //,,,,.l/ l l  | |
       ̄ ̄/:l∧    辷ソ  //   /、i ヾ|/イl | |
       ∠__  ヽ   xxxx       じ' ノ / | |/\|
       ∠__    、       ,  xxx /|/V
        /_ -,  ゝ    - 、    /         ・ ・ ・ ・ ・ ・
           ,,r彡| \        ヘ|
          l l /  丶 _ r V\
          l l \     |\   \
       < ̄ \l  \   l  \ /
    /       \|   \  i   /ー 、
   /           \  |-─| /|   \
   /            \ |  ̄ |/      |
  l                |   |      | |
  |    \  |       |   |     | |
  |      \/         |   |     |/|
  |        |         |   |     | |

448 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 22:16:48 ID:uOeMb2rY



     で、その知識を利用して隠遁の術により透明となり、

             悪友たちと一緒に王宮に忍びこみ 婦 女 子 を 犯 し た 。(と書いてある。マジで)



.       __乂  /:::::::::::::::/::::::::/::::::/::::::ヽ    /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
        ⌒ゝミX:::::::::::::::::::/::::::::/:::::::::::′::::::::::\ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 丶
.       /::::/::::::::::::::::::::/::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
       /:::二′ ::::::::::::::::l :::::::::::::::::::::::::::::; イ ::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::┌‐―
.       | ::二|:丶 :::::::::::::::| :::::::l.:.:.:.:.:::::::::/  |::::::::;:∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
.       | ::二|:::::::\ :::::::::| :::::::l::::::::::;イ:y   ! :: / | {l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
        ヽ::::::| :\:::::\ :::| :::::::l:::::: / l/  ̄ |: 7 斤 |l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
        `ーヽ::::::\r‐ 寸 ::::::l:::::厶斗ニ l/ /.厶:ll\ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /
.            ∨::::::|⌒1| ::::圦 :小 辷リ` /   以 |}从\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
            \:人 〈_| :::::::::N ////   丶〃{::/ ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
            \`ー{:::::::::::|          ′八{圦:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ ̄
                  ヾ | :::::::::|        σ      ヽ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_\
                | | :::::::::ト.        .イ|      ゝ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ_
                | | :::::::::| :: : : . __/.::::|       ヘ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>....
                   」 | :::::::::|  : : 「    |::::|           ̄ ̄ ̄ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>..
              / | :::::::::|   : :l     ! ::|             礀:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
              /   | :::::::::|    ト 、  |::::|             |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
          斗匕\\ | :::::::::|    :.\ ┤::k               _」 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ∧
        / : : : : : : :\.| :::::::::| ―‐ 、 ‐‐Ⅹ ::| :.\          /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
      / : : : : : : : : : : : | :::::::::k______|::::| 、:.ヽ       / ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ∧
.     / : : : : : : : : : : : : | :::::::::| ‐‐‐‐‐‐‐‐‐|::::|‐‐\:.|     / ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
.       |:: : : : : : : : : : : : : | :::::::::| /////////|::::|////丶.     ∧ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧


          まぁ実際に透明人間になれるわけもないので、

                何か色欲にまつわるトラブルがあったか、どこかの民話と混交したんだろうが。



.

449 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 22:20:10 ID:uOeMb2rY



       で、高貴な美女を犯しまくりで好き勝手絶頂していた龍樹なんだが、


                        、
             ,./ ''''''ー ..、     . ヽ,             ,,,,,,,..-|  . _.. - ..r'"`\
            /       `''-、 ,r‐ー .`            l__,,ニ,,i-、  \  . ヽ..、
   . 、       ./          `イ             ,,-'"´    .`''\ .ヽ   ヽヽ
    `、      .l゙  . _,,,,,_       、              ー..,'゛           l  ヽ    .l
     ゙l     .| /    ゙゙‐'゛    ,!    ッ、  .、     .\        !     .|  |
     .}    /    ../     / .|    l ヽ  .l''、      ヽ      !  .,'   .! /
    /    /      ./      ./  ',   !   !  ! ヽ      .゙',     /  l     l
    .l゙   /      ./      ./ l ./ ',   !   .', !   ヽ   .l   l   ./   .|     .!
    |   l     ./      ./  ',,! ..l,  !   | /    .ヽ  .|.,  |   /    ′   .',
   .′  !     l     /    !  .ヽ !   ,'/ ,,..、   ヽ ,! ヽ l、、 ヽ        . ヽ.
               l゙ .,'    ,'    , - 、゙'!   i! /  . l   `!  .! l'.l´   ゙,'    、.    `''
               !.il゙    l    .l   !     .|   .',     ノ  ゙l    !,、、   \
       .',    .!,' !   ,!    .|   .|     .',,  .! 、      .,'_,, ‐'"゛ .`''、   ヽ
       ..l.   .l゙ .l.  .|     l   !      .`-、',./    . _./ '"        l    !
        ヽ  . ′ ヽ .|    ''-.\-′ . , ヘ、   ./    . /            l.、  l
          . ヽ、    \|      . ゙'-、 /   ゙', ./    ./                 | ヽ  .|
    .`'-、  ゙゙゙゙̄~゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙'゙ゝ 、.      `- l .i'''''、 .!,'    ./              ,!  .l .|
    、   ゙''-、          `'、      ーl  ! .,!    .l゙              l   .', ,!
     `'ッ ..,,_ `''、            \     i,│ .| .|    .l              /    !
       \ . `'''-',i、         ヽ    l l .l .l    ,'、                l    ',
        `''-、  \            ヽ    !.l ', .l   ./ ゙l,             l
              \.  ヽ            ヽ   .l.l ', .',   l,、 }              l
             \ .′        . l   .!.! l ',   l,'                 /
              \             l   ',', ', . !   ヽ                /
      ....,,,_       ヽ         !   !.! . l. ..ヽ   /'-、            /
         .  ̄'''ー ,,.   l        ,l゙  .l `-- ,i"  .,/l゙  `''ー ..,,___,,,.. ‐/
              `ゝ、 |        |}  .!'-,,,,,./  ./ .,!             /
                 `′     .,,'`'ー..,,.!   . /    l         /
                           /     `゙''''"     .!        /
       . ゙̄"''ー-..,,、   _,,,,.. -‐''´                 l      /
               ̄ ̄                     ゝ    . "

450 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 22:20:24 ID:uOeMb2rY





    流石に露見して、悪友は全員斬り殺され、龍樹は王の影に隠れてかろうじて難を逃れた。



            :,:           :(::)
            /⌒''⌒) :,,゜      '         ,,,,,,,
           (:::::::::::::::!'                 (::::::)
           ヽ::::::::';'''                 ''``   。
           τ'::/ .;:
            )/
         。            '  、       ;: 。
                               `'''`~''・    ' `
     f''`⌒(     ,,,,               !:(',,,,、              ::,,,,,、...
     ,!,,,、(     /::τ             ノ:::::::::::::::::)          。  !::::::::::`! 、
 :.、          !:::(     ノ::`!   o   (::::::::::::::::::τ            (:::,,;,;,、; 。
       ゜     (/      ⌒・ .   ・、;::::::::::::;;.;`` ''
     ,,、..   //   ノ'          //'''`'`'` `       ..,,.. _,,,.、 ・         ,, ...:・..
  π /;::::::::(,.,.(;;;::::(   ,,.,  ・っ                    ;,;;( ):::::;.    c::── '`'''::::::::::;''
   ):::::::::::::::::::::::::::/  '''''`   `        '`                     ⌒ ` !.:::τ'' ``
 τ !::::::::::::::::::::::::::::)/,,,,, γ               :'`'``:!
   (::::::::::::::::::::::::::::冫 `'`'    、,:'::::::`:::,,,,        !:::::ノ         ・
 :::':'::::::::::::::::::::::::::::;(,,,,,,,、:::::::-ー''''`'`''''''''"

451 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 22:20:38 ID:uOeMb2rY



     >./: /:/ 〃: /:. : : : : : :.い: : : :
   _彡イ:./: :/: : :.{{ : :{: : : : ',: : : :.:.|ハ: : \
.   ¨7:/川: :/ : /j八: ∧: : : :}:.}: :|:.|:.:|: : ゞx
   //: :/ /:/ : / ̄¨∨ ':,: :./V¨り丁:|: : :ミx、    や、やばかった!
   ム: : イ:/ : / x===x、  ∨ x===x| ||: : :ミx
  ∠二: : ノ:{: :/〃              りハ: :≧-
   ムイ{: :∨ {{   ゚      ゚   }} }∨三       本当にやばかった、死ぬかと思った……!
    ノり∧{:ハ `=          =".:/r:}≧-
    ノ:{: 从八 :::::::.:.::....  '  .....:.:.::::u::/_ノ三-
      '′   \  〜〜〜〜〜 /  ≧=        やっぱエロい心に流されたら駄目だ、うん!
   | ̄| [] [].  >、     ,、<    x彡
   |  |__  /: / ` ー ´ {: :ト、 | ̄| [] []  
   |i  __|イ: :.:/\    /ハ: \''|  |__
   |  |: : :[]:[]:/7.   \__/  ハ: : : |i  __|
:. /|_|: : : : : //{.    /\    /: : :.|  |:\  [] [] /7
/: : : : : : : : : : :¨:ハ   \/   /: : : : |_|: : :\.   //



      かくして龍樹は愛欲の災いであるところを知り、出家の道を志した――ってなんだこの超展開。


             まぁ、こんなろくでもない伝説の持ち主であるところの龍樹だが……



.

452地震なんかに負けるなお!:2011/03/28(月) 22:20:41 ID:RvSpXjUE
チッ…リア充か…

453地震なんかに負けるなお!:2011/03/28(月) 22:20:55 ID:me.zUo3s
なんだろう、ざまぁと言いたい

454 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 22:21:38 ID:uOeMb2rY





   / ̄ ̄\
 / ノ  ヽ /\'ー、       ,, ..,、
 |  ( ●)( /  .\` 、   . // /    彼の成した功績は仏教界でも指折りだ。
. |  (__人/     \ヽ、,.// ../ 
  |    ` /       ``77   /
.  ヽ   /          / /   /     なんとコイツはこれまでいい加減だった大乗仏教を、
   ヽ.. /      fヽ、/ / , -,./
   /./     r-、 ヽ ∨,ノ /            上座部との論争に耐えうるレベルまで理論化してしまう。
   |. \   〈\.\,〉 `,  f
    | . \  (ヽ ヽ `..   |
    |    .\ \      ノ




            `''-.,,          ヽ
               `''-.,,        ',
`゙''-..,,_              ゙''-、       l
,,>≧ミ=x.-..,,__          __,,..-‐ヽ、    |
 /::::::(_j卞ヾ        ,,斗=<、 ',    .|    ……え? でも、このころの大乗仏教って、
 ':::::{iiiiiii}::::|           〝/::riゝヘヾ .',   ,'
|:::::゙艸'::::;          |:::{iii}:::::! 》 .',l ./
ーヾニ二シ,         弋辷_ソ _″///            「修行して功徳積んで仏陀になろうぜ」とかいうのだったかしら。
                      ,'ィ'
 :.:.:.:.:             ′    .:.:.:.:.: l ヽ、
                      ,'-‐'"l
                       /  三|       いったい何をどうしたら論争に論争に耐えるものになるかしら……
                       , '__,,.-='
\      ⊂ニ==⊃      _,,-''√三彡}

455 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 22:25:55 ID:uOeMb2rY



        /´ ̄ ̄  ̄ ̄`\.
      /: : : :          \       そこが龍樹の凄いとこなんだが、
     /: : : : :           '.,
     |: : : :                 :|             龍樹の主著は『中論』といって論争の書だ。
     | : :u : : : : : .,           :| 
     |:: : : :_ ノ゛,, ;、、、 '"ヽ_  :|
     |::::;;;(  ●) ノヽ ( ● ) ;;:::| 
     |: : : ´"''",        "''"´ :l         論争である以上、相手の論理を理解してないと話がややこしい。
      ',: : . . (    j    )   ./
   _/二L___: :.`ー-‐´`ー-‐′ /ハー、__
 /: : r':| r' ̄二ユ         ./ : ',: :: :: :\__    
 : : : : | .| | /  ) `)        ./| : :.ヘ: :: :: :: :: :: :\__    というわけで、龍樹の思想に入る前に、
 : : : : |.ノ. ノ /  ⌒ヽ_    /. |: : : :ヘ: :: :: : : : : : : : .ハ
 : :: :: :\         ヽ- ´   .|: :、 : : \: :: :: : .i i: :/: ::ヘ              先に相手方の思想を押さえておこう。
 : :: :: : l: `ー┬-、      ト、.  /: :: :\/: : : : {. レ /: :: : ヘ
  : : ┐|: :: :: :: :\)  7 ./iii入/|: :: :: :: :\: :: :: :V /: :: :: :: :}
 : : イ .|__/ ,へ/⌒\ ./iiii〈   /! : : : : : ::/: :: :: : V: :: :,イ: : :!
 イノ : : / /: :: :\_  ̄\ii}  |: :: :: :: :/----: : .| /ノ: :: :|

456地震なんかに負けるなお!:2011/03/28(月) 22:34:14 ID:cijUcxxg
東西関わらず宗教上の聖人や偉人はなぜか分からんがとんでも逸話が漏れなくついてくる場合が多いよな

457 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 22:38:06 ID:uOeMb2rY



                 (せついっさいうぶ)
   その相手が、上座部の 『 説一切有部 』 だ。

                    (あびだつま)
          彼らは例の 阿毘達磨 仏教を追求していた連中で、釈尊の教えを細かく分析していたわけだ。



"//三ミミll;//彡ー、;;;;;;从从从,,ll||lll;;;;;;、- ''",,、 '" ̄ ̄`''' ー、
// /;;;;ッッ从''""  |;;;l|;;;;;;;;;;ll;;;从l| ''",,、-,、 "
゙゙l|/;;;;r''"       |;;;;|l|;;;;;;;;|l;;;从| '";;;;;/       瞑
 ||;;;;|       _,、-|;;|'l|;;;;;;;;;l|;;;;;;;;l|;;ヽ;/   い   想
ll||ll|;;;', _,,,、- ''"  ,,,、|;;|"l|;;;;;;;;;l|;;;;;;;ヽ;;;;|    い   は
ll l|l',;;;;',  _,,、 ー '"  |;;| l |;;;;;;;;ヽ、;;;;;;ヽ|.    ぞ
}ll| l|',;;;;l''"       ヽ;; ヽ;;彡;;;;;;゙';;;;ミ;|    // 
| l| l||';;;ト、,    ミ、,,;;;;ィ=彡'"ノ´彡''"彡ヽ.  ・・  
リ|| l||;;;;tヽ=;夫,゙ミ'、:彡`'''"´::::-ーー 、彡彡\
.|从ll|;;;;;`'、゙'''"゙l  `゙''彡''"    ..::彡彡:::|\_ __,,,,、 '"
.゙、从lヽ、; ;;',.  |          ゙'::彡彡/l;;;;;;;;llノノ
 ヽ从ヽヽ;;;', j   ー 、      彡// |;;;;;;;;、ll、、゙゙゙从从从
    ゙|,,ll|;;;; j" _,,、 '""    ノ   ::::/ |;;;;;;;;;;| |||| l|;;|゙゙从l |
      ||| | ;;;;゙'、-::);;/_,,,...-;彡´      |;;;;;;;;;;;| ||リ||;;;;;lll 从
      | l| | ; ;;;ヽ"ー- ''''"´,、::     ll|l ::|;;;;l|;;;;;;l|ll|| |l;;;;;;;l| |||
    l゙lll从 ; ;;;;;;;'、 ー ''''"´彡    从:/|;;;|ll|;;;;;;| l| ||/||l|l|||,,
    ヽヽミ≧l ; ;;゙、 了´´     ..::/ ',;;| j;;;;;;l|从||l|从从;;
     ゙''''i゙jjjl|| ; ;;;;', l        /    ゙;| j;;;;;i;;;;;;从;;;;从;;;;
       | l||从;;;;;;;;l ヽ;;:    /      ',|l||;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
       ',从从;;;;;;;;`゙'''''''''''''"        |.||;;;;;;;/|;;;;;;;;;;;;从
       '、从从ミ、;;;;;;;;;;;;/ ノ`'' 、:::::""''::::: ヽ|、;;;;tヽ;;;/`''
        ヽ、ミミミー、;;;;イ   | `' 、     `゙ーミ/

458 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 22:38:29 ID:uOeMb2rY



      例えば前に軽く触れた、五位七十五法なんかはその代表例だな。



  ━━━━━━━━━━━━【五位七十五法】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

      一、色(11)
         五根(眼・耳・鼻・舌・身)
         五境(色・声・香・味・触)
         無表色
      二、心(1)
      三、心所(46)
         大地法(受・想・思・触・欲・慧・念・作意・勝解・三摩地)
         大善地法(信・勤・捨・漸・愧・無貪・無瞋・不害・軽安・不放逸)
         大煩悩地法(無明・放逸・懈怠・不信・こん沈・掉挙)
         大不善地法(無慚・無愧)
         小煩悩地法(忿・覆・慳・嫉・悩・害・恨・諂・誑・きょう)
         不定地法(悪作・睡眠・尋・伺・貪・瞋・慢・疑)
      四、心不相応行(14)
         得・非得・同分・無想果・無想定・滅尽定・命根・生・住・異・滅・名身・句身・文身
      五、無為(3)
         虚空・択滅・非択滅

  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


     人間の状態をなんでこんなに細かく分ける必要があるのかと思われるかもしれんが、

         彼らはどうも瞑想中の自分たちの状態をラベリングするために、これを行っていたようだ。



.

459 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 22:38:42 ID:uOeMb2rY



  つまり、



            __ .____
          , ‐´:::::::,`',,''     `‐、
         /;;;;;:::::;;, /';'     ,゙゙'::::::::\
       /:::;;;;;ミミ; /      `゙';;:::::::::::ヽ
       /;;;;;';ミミミツ/;;;';';'';'';;''ヾ,'::::`::::::::::::::::}
      /:; ;::,__、,_____,:;:::. ;::::::::::::;'i
      i::; ;;::i          ゙|::'::. ;__;,-',‐;
      /;; ,: :{──────‐‐{;;;::, ;:ヽ‐'´::::ヽ
     /:. ;;':{ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄{:::: ::::`;::. `::::;゙i
     i;;, '' ,;:|____,..、____゙l;;,_ :::::. :::, :::::i゙       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      /,,;'::';:l;`‐゜‐';i ;;;;;`ー゜‐';;;;;|:: `; `;;;::::`:::゙i    <   ん? 今おれは軽安(心が軽やかなこと)の境地にあるな。
      'Y ;:::::゙i  ::::::l        {;;;_ ゙'゙゙:::::,';:: ::゙-,    \___________________________
.      / ,;; ';:゙i ::::::l         |::゙'';;;;.:.::::`;::.`::;;ゝ
      `'i;; ';:::゙i :::{__,,,ゞ ,    ,|;, ::;;;;`''::;':::`::::;;ゞ、_
.     _,‐´`ー!、 ;゙i, ¨ニニ ̄   ,‐':{:::';::::'::::::::',,,'''';;;;'    ̄ ̄
.   /   /`i; ;::゙、 '''    _,‐'::::::{;;;;:`;::.:::::::::;;ヾ_,,゙
  /    / / `i;:::゙;,_  ,,/:::::::  /`'';;:. ;;;;:ヾ ''''
       /  |  ゙ ソ;;''' ̄:::::::::::   i゙::::::' .::::'''ヾ

460 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 22:38:53 ID:uOeMb2rY



      とか、



            __ .____
          , ‐´:::::::,`',,''     `‐、
         /;;;;;:::::;;, /';'     ,゙゙'::::::::\
       /:::;;;;;ミミ; /      `゙';;:::::::::::ヽ
       /;;;;;';ミミミツ/;;;';';'';'';;''ヾ,'::::`::::::::::::::::}
      /:; ;::,__、,_____,:;:::. ;::::::::::::;'i
      i::; ;;::i          ゙|::'::. ;__;,-',‐;
      /;; ,: :{──────‐‐{;;;::, ;:ヽ‐'´::::ヽ
     /:. ;;':{ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄{:::: ::::`;::. `::::;゙i
     i;;, '' ,;:|____,..、____゙l;;,_ :::::. :::, :::::i゙       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      /,,;'::';:l;`‐゜‐';i ;;;;;`ー゜‐';;;;;|:: `; `;;;::::`:::゙i    <   ん? 今、懈怠(なまけごころ)が起こっているな。
      'Y ;:::::゙i  ::::::l        {;;;_ ゙'゙゙:::::,';:: ::゙-,    \_______________________
.      / ,;; ';:゙i ::::::l         |::゙'';;;;.:.::::`;::.`::;;ゝ
      `'i;; ';:::゙i :::{__,,,ゞ ,    ,|;, ::;;;;`''::;':::`::::;;ゞ、_
.     _,‐´`ー!、 ;゙i, ¨ニニ ̄   ,‐':{:::';::::'::::::::',,,'''';;;;'    ̄ ̄
.   /   /`i; ;::゙、 '''    _,‐'::::::{;;;;:`;::.:::::::::;;ヾ_,,゙
  /    / / `i;:::゙;,_  ,,/:::::::  /`'';;:. ;;;;:ヾ ''''
       /  |  ゙ ソ;;''' ̄:::::::::::   i゙::::::' .::::'''ヾ




      といったように、

         彼らは瞑想中の自分の状態を客観的に把握するツールとして、五位七十五法を使っていた。



.

461 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 22:45:06 ID:uOeMb2rY



           _ _____
         , ´        `ヽ 
        /            ヽ
      . |      ,        l     説一切有部という名前は、「一切のものがあると説く部派」という意味だが――
       |  __ノ ,  ヽ、_ u |
       l  ( ● )   ( ●) |
       |                 l
         .l   ( __ 人___)   }
        |    i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i  |      この一切というのが何かと言うと、この五位七十五法のような概念だ。
        | U  l.r '⌒ ^⌒`j  .|
    .    丶   ヾ-======'.  / 
         ヽ    ` ⌒ ´  ハ         つまり彼らは、「その概念は実際にそこにある」と考えていたんだな。
      _,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´  l \、
-‐ '''"  ̄ /  :|   ,ゝ=<      /    | `'''‐- 、.._
     /   !./l;';';';';';';\    ./    │   _
      _,> '´|l. ミ:ゝ、;';';_/,´\  ./|._ , --、 | i´!⌒!l  r:,=i
.     |     |:.l. /';';';';';|=  ヽ/:.| .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」 ))
      l.    |:.:.l./';';';';';';'!    /:.:.| i´|.ー‐' | / |    |. !   l
.     l.   |:.:.:.!';';';';';';';'|  /:.:.:.:!.|"'|.   l'  │-==:|. ! ==l   ,. -‐;
     l   |:.:.:.:l;';';';';';';';| /:.:.:.:.:| i=!ー=;: l   |    l. |   | /   //
       l  |:.:.:.:.:l;';';';';';';'|/:.:.:.:.:.:.!│ l    l、 :|    | } _|,.{::  7 ))
        l  |:.:.:.:.:.:l;';';';';'/:.:.:.:.:.:.:.:| |__,.ヽ、__,. ヽ._」 ー=:::レ'  ::::::|;   7
.      l |:.:.:.:.:.:.l;';';'/:.:.:.:.:.:.:.:.:.|. \:::::\::::: ヽ  ::::::!′ :::|   .:/
.       l |:.:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!   /ヽ::: `:::    ::::  ....::..../

462 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 22:45:17 ID:uOeMb2rY



             >'   ´ ̄ ` <
          /           `ヽ、
.          /  /  ハ   !    {`ヽykL
         /  /.  /  \ ヽ     i /<乂}、
        ,'  〃/    \ ヽ   レ'ヽヒ__!
        i.  ///        \\  ヽ'⌒´/
         ,i 〃' __,ィ    'v--仆―'`ヽ/
        |ハi ,ィ伝气ゞ    仍 ̄廴 ! .| .|
         )!仆!i廴てツ    弋辷ツ)川!|        ・ ・ ・ ・ ・ ・
        ノ彡ヽ、::::::::::::  ,   ::::::::::::>‐,Vi,
        ヒ=ニム          ,Tー-->
       ( 三三.> 、  ´ ̄`    (三三)          わかんないからもっと噛み砕くかしら。
         レ' /{   i≧ ー t≦'´  > '//
.      / ̄!v.//_  r'⌒ ̄| ̄⌒t__レ//― 、
     /  i! Yi   >< ,√ロ弋、   | .〃   ヽ
.    /   ヽ, |     / /| |ハ \   !'./     ハ
.    /     'i   >-, / ,! !. |y‐、! ノ/      ',
   /      丿  / /)___|. |_/ヽ、\/       ハ
    i        /i ' /) O .}- 、  }         ,i
    ヘ      / / !   ' , }   !,__   ハ、     /

463地震なんかに負けるなお!:2011/03/28(月) 22:55:19 ID:QGWv7Fzg
い、いかん
仏教といえば夢枕獏の著作かじった程度の俺に
ついていけるのか……!?

464地震なんかに負けるなお!:2011/03/28(月) 22:59:15 ID:DD3CqDwk
>>463
そういうものだ、程度に認識しておけば大丈夫。
多分ブッダであっても「仏教」の教義を完全に理解してはおるまいwww

465 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 23:00:09 ID:uOeMb2rY





     そうだな。 あー……つまり、ここに一つの林檎があったとする。


          この林檎が「赤い」とか「丸い」というのがつまり、彼らが『有る』というところの概念だ。


.        ___
.       / ―\
     ./ノ  (●)\
     |  ( ●)   ⌒)l
     }   (_ノ ̄  i
     |         /
     \      _ノ
      /´     `、
      / ,___  ,. i
     ( 、__⌒) ノ
      ヽ、 i⌒i⌒i
         i  i  i_                    [赤い]
.          \_)_)              i7   /
                             , -‐i!‐-、
                          i::::..゙ー'  i  ――[丸い]
                          '、::::::..... /
                            `'‐-‐′  \
                                  [甘い匂い]

466 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 23:00:20 ID:uOeMb2rY




            林檎そのものは無常の存在だから、もちろん食べたらなくなる。



.        ___
.       / ―\ ゲプ
     ./ノ  (ー)\
     |  ( / )   ⌒)l
     }   (_ノ ̄  i
     |         /
     \      _ノ
      /´     `、
      / ,___  ,. i
     ( 、__⌒) ノ
      ヽ、 i⌒i⌒i
         i  i  i_
.          \_)_)              i7
                               ,-i!-,
                              }゙ー'{
                                 } i{
                             `'‐′

467 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 23:00:31 ID:uOeMb2rY




        見てる人間の方も無常だから、もちろんいつか死ぬ。




           , ノ  、 、 ?
.          l(● ●)l
.          | (_人_) |
.           ヽ     ノ
          )/
         (
.        ___)
.       / ―\
     ./ノ  (○)\
     |  ( ○)   ⌒)l
     }   (_ノ ̄  i
     |         /
     \      _ノ
      /´     `、
      / ,___  ,. i
     ( 、__⌒) ノ
      ヽ、 i⌒i⌒i
         i  i  i_                  
.          \_)_)              i7   
                             , -‐i!‐-、
                          i::::..゙ー'  i 
                          '、::::::..... /
                            `'‐-‐′

468 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 23:02:51 ID:uOeMb2rY




     だが、ここに人間2号、林檎2号を持ち込んでも、やっぱり林檎は「丸い」し「赤い」わけだ。


       ああ、ギリシャ哲学でいうところの『イデア』が分かるなら、だいたいそれだと思ってくれればいい。



.        ___
.       / ―\
     ./ノ  (●)\
     |  ( ●)   ⌒)l
     }   (_ノ ̄  i
     |         /
     \      _ノ
      /´     `、
      / ,___  ,. i
     ( 、__⌒) ノ
      ヽ、 i⌒i⌒i
         i  i  i_                    [赤い]
.          \_)_)              i7   /
                             , -‐i!‐-、
                          i::::..゙ー'  i  ――[丸い]
                          '、::::::..... /
                            `'‐-‐′  \
                                  [甘い匂い]



     五位七十五法も同じで、軽安の境地にある奴が死んでも、また軽安の境地に至る奴は現れる。


          こういう意味で、彼らは『概念はしっかりとこそこにある』と主張するわけだな。




.

469 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 23:05:09 ID:uOeMb2rY



      その、『概念はしっかりとある(=常住)』という考え方に対して、龍樹は言った。





        /                /        \
       ─── /            ̄  ─ .__     \
         / /_____________>     \
        /                      、    \\: \
      / / ::|     ::| :|     |\  |   |:   i:  l   lヽl ̄
     / :/ :/|  ::|  :∧ :|     |  \| 、  |: :   l: : l   |
      ̄//| |  : ∧ : | l |\   |___\|ヽ: : |\ l   |
       /| :| :∧ l |─lj   \  |   xァ===x ヽ: |'rxヽ  、
      /  | : :| :/: :, 、|      \|   ix付ゞト ヽ |,ゝ l \-
     /   |/V l: : :l  x===、      弋二リ   v ' /: :.、: :\    でも、『去るものは去らず』なんじゃないか?
   /       /: :l i "            ー     : : : : : :\ ̄
 /       /  V  i      l          ∧: l、\ ̄
'         /      丶             , ;': :、l \
        /         丶   l二二ヽ    ,:': : : ::/   |-
      /   ___/ ̄ ̄:>   -   , ::': : : : ::/   |ヽ \
    / ̄ ̄ ̄\: :   l    :/ /: : : -ィ丶: : : : : : :/     |    丶、
   /: |       \  l   : /  : : : : l: : : l: : : : :/      |      丶
 /  : :|        丶 l    |へ  : : :|: : : : : : ::/      |          丶
'    : : :|   \:    丶l   l: :/::\ : |ヽ : : : ::/ /\    |          丶
    : : :|    \: :    |   /:/:   ) | l   / (    \  |           __\
: : : : : : : : :|     \: :  |   l/:   /  |   /  \   \|  |       /   ̄丶
 ̄ ̄ ̄ ̄ :|      \: :. |      \  |:  /  /       |      /        \
     \:|         \:|  \    \|:  / /        |     /          l




                   うん、わけが分からないな。




.

470地震なんかに負けるなお!:2011/03/28(月) 23:08:20 ID:QGWv7Fzg
うんw
ワカンネーw

471 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 23:08:31 ID:uOeMb2rY





                   ( ヽ、
                __\ \
                <__ \ \
             /<__ \ \ ヘ /⌒/
            ./  └--ミ ヽ、\ - \ |      あー、つまりえーと、
.          , '′ ⌒ヽ,__ノ丶  -     〉
          /  ( ● >、  、( \        !
        /   , `'''"   _, \_ヽ     {      まず去る者が既に去った後ならもう移動する必要がないので去らず、
       ./    {   ,   ( \)、ヘ      > 、
       |    ゝ-イ    `''" ./ \   ∠/ヽヘ   次に去る者がまだ去っていないならそれは去るものではなく、
     ,.-/|     ゞニ>一′  ./    \(⌒)   ノ \
   / | \ヽ          ./       .ヾ、 /    \  そして今現在去りつつあるものも既に去っているのだから、
 ̄<   !  `\      /___    \/ \(
_ \   !    > ー-- イ  \_    ̄ ̄\_\                         それもまた改めて去ったりは――
!  ̄ ̄ ヽ /{  )\ |   ∠       ノ)ヽ、
       \ /⌒\ 〉   ̄ /       / >\
         \ い /     /       //ノ
          \ /     /       / / ̄

472 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 23:08:45 ID:uOeMb2rY





                    , -‐― ‐- 、
                        /    u   ヽ
                      _'  u        i
                 < _ \          i
                <__ \ \     u  i
               <__ \ \ ヘ /⌒/  ./
             └--ミ ヽ、\ - \ |  ./       ・ ・ ・ ・ ・ ・
               /   丶  -       〉/
           ,.-/|     ( \   u  !
         / | \ヽ    \_ヽ     {
       ̄<   !  `\   、ヘ   u ..> 、
      _ \   !    > ー-- イ\  .∠/ヽヘ
      !  ̄ ̄ ヽ /{  )\ | ..\(⌒)   ノ \
             \ /⌒\ 〉   ヾ、 /     \
               \ い /    \/ \(
                \ /     / \

473 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 23:09:28 ID:uOeMb2rY




                ,       、
---------、    { ,-=ノ   ::::,ヽ-=--':::::    :::::::::ヽ    /
 な 凄 な ヽ   ヾ~~,--、_ :::::: (‘)_,        :::::::::、.    |   う
  っ い .ん |    ヽl (‘)| ::::::::` ̄         :::::::::::|    |  わ
 ち こ だ  |     ヽ`ー::::::::::::::          :::::::|:\. <  あ
 ゃ と か  |     ヽ   :l  ::::::: 、      ::::::::::|:::::::\ ゝ
 っ に    >    .ヽ,'  :::ノ、::::::::  l      ::::::::::|:::::::/ヽ`ー-'
 た      /       `--'::: ゝー-ー'. ヽ、     :::::::|::::/:::::::::|:ヽ二
 ぞ     /        ヽl-<二--^-'~-/    :::::::::://:::::::::::::|~|:::::::ヽ

474 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 23:10:27 ID:uOeMb2rY




                         `     '
                           、   ノヾ     '
                           )ヽ/  ヽ、ノ|ノ´
                            `r      r'
                            )     (
                          , '´⌒`Y´⌒` 、        ,、    /
                             ,              キ人_,/
            `                                )  て
             \ ,,_人、ノヽ                       /´⌒Y,.
              )ヽ    (                             \
           - <       >
              )     て
             /^⌒`Y´^\

475地震なんかに負けるなお!:2011/03/28(月) 23:10:51 ID:ZsHwkiq.
原作だと超が付くレベルの変態の新城さんがこういう立場になってるのを見ると業を感じる

476 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 23:11:05 ID:uOeMb2rY



                                   , - ―- 、
                         _ r'ー┐L. V   Y´、  (⌒fY´',
                         /.」/ r‐┐{. |_ l l|\ー \句/
                       { (ノ>'7' ̄∨  l l/ -、 ̄, - Vl
                       ゝr'´ ̄_ - 」   片 ー  ー#lリ、    なっちゃったぞ、じゃないかしら!!
                         ゝ ´ _, -'´| r' _ム、 _' , ノ'ヘ
                         └く    ,|r' y'   Y二千二〕
                           \ / Y´ヽ    r'´ .ィヽ〉',
                             l      }  ノー'l |__l ! |
                                \_  イ_/、   レ' ,リl 〉
                               {_ ノ \     小ソ|
                                レ’    〕=-  / /ヘ.|l
                                       /   / / l\ヽ
                     / ̄ ̄ ̄ヽ         r‐く __r'´  / l|  l|
                   /::::  |||||   ヽ      /    - _./  l|  {卜、
                  /:::   __ノ::::::ゞ;;:)    /   ___ /     lj  |/__〕、
               /    ( ;:;:;:;ノ:::::<−>    廴_/´      _   _jヽ、-'ヽ
              /;:;:;:;;;:;  (_ _人 __)
            .///ヾ     .`┃ノ     サーセン…
           / /| ヽ/ / ∧ |
           / /_|  \/ / | |
             ヽ、//////)/  | |
           /  ̄ ̄ ノ   | |
        ____,/   )--- ヽ   ヽ つ

477地震なんかに負けるなお!:2011/03/28(月) 23:12:38 ID:QGWv7Fzg
えーと?
つまり、どれであっても結局は「去らない」ってこと、か?

478 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 23:12:54 ID:uOeMb2rY





                / ̄ ̄\
              / ;:; _ノ  \
              | ;:メ:; ( ー)(ー)
              .| #:;:  (__人__)      あー……つまり、だ。
              /     ` ⌒´ノ
            /  ヽ ⊂二二 ̄\
          /     \  ⊂、'    ヽ
         /        \_, `7  /         龍樹は要するに、
        /    へ     \ !/  /
        |      \    Υ  / 
        |        \     /\
        |        / \__/.,,_r ヽ、
        /      _,,__|'"´      レi  }
       |   `'"´   `¨ー、     /ノノ
       |            }ィ    ´/
      /\___,,.._7    /::/   , '
     /::::::::::::::/::::::::::::::::{    /::/  /:
     |:::::::::::::::|::::::::::::::::::!   /:::/  f::::::
     |:::::::::::::::|::::::::::::::::/   /:::(    ヽ、
     |:::::::::::::/::::::::::::::/   {,_:::::::`ヽ、__,,ゝ
    /:::::::::::::|:::::::::::::(_    `¨つ:::::::::::::::
    |::::::::::::::::\:::::::::::::::::`¨ー-'"::::::::
        ::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::

479地震なんかに負けるなお!:2011/03/28(月) 23:13:30 ID:k99ekEhA
すでに理解が落ち着けないw

480 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 23:14:33 ID:uOeMb2rY




          //   ,  -  ´       ___ >
.         /::/  ー──,--;-───    \
       </- '/ / /フ /ヽ//   /l      | ヽ
       /  / :ィl // ,,xレ-、, /ク   //-| / l  | |\l
      /   :l / ll |/<i:::::::i ヽ/ //,,,,.l/ l l  | |
       ̄ ̄/:l∧    辷ソ  //   /、i ヾ|/イl | |
       ∠__  ヽ   xxxx       じ' ノ / | |/\|
       ∠__    、       ,  xxx /|/V
        /_ -,  ゝ    - 、    /       「概念はしっかりある」なんて考えると、
           ,,r彡| \        ヘ|
          l l /  丶 _ r V\
          l l \     |\   \                こんなおかしなことになるんだぜ。
       < ̄ \l  \   l  \ /
    /       \|   \  i   /ー 、
   /           \  |-─| /|   \
   /            \ |  ̄ |/      |
  l                |   |      | |
  |    \  |       |   |     | |
  |      \/         |   |     |/|
  |        |         |   |     | |




               と、示したかったわけだな。



.

481 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 23:16:22 ID:uOeMb2rY




            `''-.,,          ヽ
               `''-.,,        ',
`゙''-..,,_              ゙''-、       l
,,>≧ミ=x.-..,,__          __,,..-‐ヽ、    |
 /::::::(_j卞ヾ        ,,斗=<、 ',    .|
 ':::::{iiiiiii}::::|           〝/::riゝヘヾ .',   ,'
|:::::゙艸'::::;          |:::{iii}:::::! 》 .',l ./      ・ ・ ・ ・ ・ ・
ーヾニ二シ,         弋辷_ソ _″///
                      ,'ィ'
 :.:.:.:.:             ′    .:.:.:.:.: l ヽ、
                      ,'-‐'"l        えーと、率直に言って詭弁じゃないかしら?
                       /  三|
                       , '__,,.-='
\      ⊂ニ==⊃      _,,-''√三彡}






.

482地震なんかに負けるなお!:2011/03/28(月) 23:16:50 ID:QGWv7Fzg
ああ、なるほど
「そういう矛盾がでるから、前提からしておかしくね?」ってことか

んがぐぐぐ

483地震なんかに負けるなお!:2011/03/28(月) 23:17:33 ID:k99ekEhA
これってシュレディンガーの猫と同じ?
あれも相手の理論を批判するための思考実験だしなぁ。

484 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 23:17:47 ID:uOeMb2rY




   / ̄ ̄\
 / ノ  ヽ /\'ー、       ,, ..,、
 |  ( ●)( /  .\` 、   . // /    高度化した哲学論争ってのは、
. |  (__人/     \ヽ、,.// ../
  |    ` /       ``77   /             どうしても言葉遊びっぽくなるからな。
.  ヽ   /          / /   /
   ヽ.. /      fヽ、/ / , -,./
   /./     r-、 ヽ ∨,ノ /         よく言われることだ。
   |. \   〈\.\,〉 `,  f
    | . \  (ヽ ヽ `..   |              まぁ、ギアを落としてもう一段分かりやすくしよう。
    |    .\ \      ノ

485地震なんかに負けるなお!:2011/03/28(月) 23:18:13 ID:Q/3gGkjg
レトリックを茶化したら宗教成立しないと思うwww

486 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 23:21:27 ID:uOeMb2rY





      そうだな、分かりやすいのといえば、こんなのはどうだろうか。




            ノ.:ノ.:::::::::::::::⌒ヽY.::::::::::::.`ヽ::.ヽ
              〃〃.::::::〃〃⌒ヾVx≦、::.`ヽ:::::::ハ
            〃〃:〃.::::::{::{       }:::::ノ:}:::::::::}
            {{={{::::{{:::{:::八{二二二ニニミ/:ノ}.:::::::ハ
             {{:::{{ 〃八(__,ノ__ ,    〃:::X/.::ノ:} } }
  ― -- =ミ   八八{:::{.::::::て 。ユノ八≧=‐-v'.::〃ノノノ
.          `Y:: ハハ:Y:::::::厂 ̄ ̄{ {`ニ゚ニ:::::::::::〃/         概念はしっかりとあるのだ、ウワハハハ!!
.         ノ.: } :}:从::::/  .:::::r_、_}〉::..  `Y::::八{
       /.::: ノ ノ.::::}}::{  、___ヽノ___,  ,::::::{ { ハ-,‐―――
      〃.::: 〃〃.:::八{  トーーー-一'  /.:::::}} }::::} l
`ヽ.     {{::〃〃.::::::::/.:::ハ  K´   }/ /.::::::ノノノ:::{ l
  i   〃::{{:::{::::::::::i:{八{∧  `=‐--=′/{:::::〃〃.:ノ l
  li  _从::从八{:::::从 {  ヽ.::::( ̄   .イ }::::} } 八/⌒ヽ/⌒ヽ. _
 ⌒Y´ ' }ハ |i ヽ(ヽ ヽ!   ヽ=--=彳  ノ从八ノ' |_  .イ  /   \
 、_丿      |i    \\______/ /    し' ノ |し'丿/     `ヽ
 、__|      |i       {\ ー-      /|    | ̄  `T  |_  /
   ハ、    |i_     {  「厂 ̄「厂 ̄「{  ノ  __|_   ノヽ. し_ノ/
    \ / }ト ..    {i__|{__l{__|{/   (   `Y       / 、/

487 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 23:21:45 ID:uOeMb2rY




        /                /        \
       ─── /            ̄  ─ .__     \
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      / / ::|     ::| :|     |\  |   |:   i:  l   lヽl ̄
     / :/ :/|  ::|  :∧ :|     |  \| 、  |: :   l: : l   |
      ̄//| |  : ∧ : | l |\   |___\|ヽ: : |\ l   |
       /| :| :∧ l |─lj   \  |   xァ===x ヽ: |'rxヽ  、
      /  | : :| :/: :, 、|      \|   ix付ゞト ヽ |,ゝ l \-
     /   |/V l: : :l  x===、      弋二リ   v ' /: :.、: :\    じゃあ、「親」という概念もしっかりとあるよな?
   /       /: :l i "            ー     : : : : : :\ ̄
 /       /  V  i      l          ∧: l、\ ̄
'         /      丶             , ;': :、l \
        /         丶   l二二ヽ    ,:': : : ::/   |-
      /   ___/ ̄ ̄:>   -   , ::': : : : ::/   |ヽ \
    / ̄ ̄ ̄\: :   l    :/ /: : : -ィ丶: : : : : : :/     |    丶、
   /: |       \  l   : /  : : : : l: : : l: : : : :/      |      丶
 /  : :|        丶 l    |へ  : : :|: : : : : : ::/      |          丶
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488地震なんかに負けるなお!:2011/03/28(月) 23:21:50 ID:fRGQDUDM
アキレスと亀?

489 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 23:22:07 ID:uOeMb2rY


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.;;;;;.../;; ;;;; /;;,'/;//;;'          ゙ヾ;;;;;;ヾ;;;;;;l |;;; ;;;ハ
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;;; ,';;;;; ;;;;;l;;;;;;..l.l;| l;;|  _____    リノ!;;;;;i!.,!;; i、; {
;;; l_,,ェ=-キ;;;;;..l'||¨|;| ̄ _____  ̄"7/,';;;;;;リ,l.;;; ハ .:ヽ
;;; !_,,,ェ=-f;;;;;; l;|l|¨リ ̄          ̄"7〃;;〃;;.l、i;:.::ヾ;;;i
;;; l;;; ;;;;;; !;;;;;;;l,';' ,i'     .       |l{;;;;〃l:: :l、!: :.ヾ!
;; {;;.;;;;;.. ,';;;;;;//,/  _....,,,;;;   ;,..._  {l l;;;l;l l;;; i| ゙!.;.;.: ;.ハ
;; .!;;;;;;;;;;;/;;;;//:_:::::;;;;;;;;;:::;;;;;,,,  ,;;;;:::_:::`:ヾヾ{;;l l!; ;.:.;;;;. ; ;l
;.; };;;;;;;;;:::::;;〃¨ー'' ̄ヽ;;;;;;;;;ゞ 〈;〃¨ー'' ̄ヽ::;;;;l;;;, :: ::.:;;; ;.; ,!
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.;.;';;;;;;;;;;;/'''''''""""´´  ::...   l       :::l;;;;;;;;,;.:;.; .;.,'
;;'.,;;;;;;〃              i   l.       :l;;;;;;;;.;.;.;.. ;.|
;; ;;;;;;;l            ,  , ヘ ノヽ         l;;;;;;;.; ;.;.; 八     もちろんだとも、フフフ……
; ;;;;;;;;;!,,;;:   ,,,...    ゝ 〃 / ソ       ,!;;;;'',',;.;;,:,;' .ハ
;;;;;;; ;;;l;;:::::'  '' ,,      ''::;;;;;;;;:''         ,!;;;;, ';''':.: ; ; ;!
;;;;;; ;;;;;!;;:'     ゝ、,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,, ,    ,!;;;;;;;,.: ;;.; ;.: ; ;!
;;;; ;;;;;;;l;;        ̄ ̄ ̄¨ ̄ ̄""    /;;;;;;;;;; ,;;.; ;: ; ,'
;; ;;.;;;;;;;l::       :::::;リリリ77リリリ:      /;;;;;;;;;;.; ;; ;.;;.;./
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490 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 23:27:55 ID:uOeMb2rY



          //   ,  -  ´       ___ >
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       </- '/ / /フ /ヽ//   /l      | ヽ
       /  / :ィl // ,,xレ-、, /ク   //-| / l  | |\l
      /   :l / ll |/<i:::::::i ヽ/ //,,,,.l/ l l  | |
       ̄ ̄/:l∧    辷ソ  //   /、i ヾ|/イl | |   でもさ、「親」って概念は「子」って概念に依存してるぜ?
       ∠__  ヽ   xxxx       じ' ノ / | |/\|
       ∠__    、       ,  xxx /|/V
        /_ -,  ゝ    - 、    /          結ばれた女と男がいてもそれはただの「夫婦」で、
           ,,r彡| \        ヘ|
          l l /  丶 _ r V\                 「子」が生まれて初めてそいつらは「親」になる。
          l l \     |\   \
       < ̄ \l  \   l  \ /
    /       \|   \  i   /ー 、      逆に「子」って概念も、「親」がいなければ成立しない。
   /           \  |-─| /|   \
   /            \ |  ̄ |/      |        赤ん坊がそこにいても、それはただの赤ん坊で、
  l                |   |      | |
  |    \  |       |   |     | |                         「親子」の「子」じゃないだろ?
  |      \/         |   |     |/|
  |        |         |   |     | |

491 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 23:28:24 ID:uOeMb2rY






                              、    ,、、、、,,_              _
        ,、-'" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゙'ー、         ,,、-≧'''"≦三ミ`゙'ー、,,,、、,,   ,、-ー ー ''''"  ゙''
     ,r'"            ヽ       ,r",、-'''""三彡―ミ~'ー彡三ミヽ/
     /               ヽ  'ーミ彡'"´///;;;;//シ;;;;;;ミミ、リ彡;;;;;ミ/    !?
   /                |  ,,、-''"ィィ ""///'"/- 、;;;;;;;l;;;;}r''";;;;ヽ/     
   |    説  お  お  お  | (////ノッッ从从ll||l|;|  `'''ll、ッ彡;;;;;;;イ      あ
   |    を  れ  れ  れ  |,,,、-彡 ノノリ//从;;;;;;リリ   u::::::::::::::゙'' 、;|        あ
   |     :  の  の  の   L// ッッ ///;;ノ;;// u   :::::::::::::::::/;|      ・
   |     :  天  説   :  ///彡ノノ/":::ミー、,ッu ノ ィ'"/::://;;;;|      ・
    L    :  才.  を   :   |/ッッイノ;;;/ィ'" <っ゙ヽ;ゝ" {Y'∠,, |||;;;;;/ヽ     っ
   〈         の        ノ彡彡ノ;;;/)-、""'''ミミ'''=.ィ'"彡;=,-、-、;;l|ll|ヽ    !
    |                 /,、彡彡ィ' '/ ノ ,,-、ミ゙゙ ヽj::::::::`゙゙゙'ーヽ:ヽl|;;;;ll`'ー、
      ̄\           (/'""";ィ/ /'" イ:/ ゙/:〈、〈" ),<"  `ヽ::::/;;;;;トlll |ノノヽ、__
         ゙'ー―-ァ- 、,,、-'" ̄`゙//////__/  ,'::ノ ィ´、」゙゙'::゙"ア  U :::::::/;;;;;;ノll| \l
_       ,、-'彡 l | (;;;;;/イww/;;;;/ |''','"" ,'ィ´',/::(゙_'ー≦=ミ_   ..::::/;;;;//イ }} l| ヽ
  `゙゙'''ー- 、,,"ー=ノシノノ从从l|l|」;;;;;;;;;;;j j. j  :イノ j:::ィ''ヾ゙゙'''ー-ノ:::〉 ..:::/;;;;/" |、 lリ)
        `゙゙''- 、,彡ノノ;;;;;;;レ ;;;;;;;;;;;;;j. ",イ, Y" 〈{イ}、_ `´⌒):::/ :::/;;;;;;;リ、l||| lヽ|
             `'' 、;;ニニニl;;;;;;;;;イ( (   }  j''ー- 、''ー--'::::,'u: /;;;;;;;;;/ノ/|"|
                l;[ ̄ ̄_];;;;;/" } ,}  :}.   |゙゙''''ー-`ミ''ー-' /;;;;;;;;ーイ//从l
               [ ̄ ̄_];ィ" / ./  "   |'"´ `゙゙ヽノ  イ;;;;;;;;;;リ//イ;;;;;;/
               [ ̄ ̄_]|:::::"   ィ     l、     ,/:/;;;;;;/从ッッll|;;;;/
,,、、 --ー―― '''''' """""" ´ ̄ ゙'ー、:::::... :::'"   ,'::`''ー 、,,,/" ノ;;;;;;;ツ;;/llーl从イ}
                      ', :::::'"   ノ:::::::::::''"彡彡/;;;;;;;;;;;;ッッッ从;;;;ノ_
                           " ̄ ̄ll ̄ ̄|l'''''''''''ir''''"´ヽ< ̄\ \ー 、,

492 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 23:28:37 ID:uOeMb2rY



        /                /        \
       ─── /            ̄  ─ .__     \
         / /_____________>     \
        /                      、    \\: \
      / / ::|     ::| :|     |\  |   |:   i:  l   lヽl ̄
     / :/ :/|  ::|  :∧ :|     |  \| 、  |: :   l: : l   |
      ̄//| |  : ∧ : | l |\   |___\|ヽ: : |\ l   |     「男女」だって女がいなけりゃ男って概念もないはずだ。
       /| :| :∧ l |─lj   \  |   xァ===x ヽ: |'rxヽ  、
      /  | : :| :/: :, 、|      \|   ix付ゞト ヽ |,ゝ l \-            「明暗」でも、「勝ち負け」でもいいけどさ。
     /   |/V l: : :l  x===、      弋二リ   v ' /: :.、: :\
   /       /: :l i "            ー     : : : : : :\ ̄
 /       /  V  i      l          ∧: l、\ ̄       こんな風にお互い依存(=相依相関)してたら、
'         /      丶             , ;': :、l \
        /         丶   l二二ヽ    ,:': : : ::/   |-              「しっかりとある」なんて言えないんじゃないか?
      /   ___/ ̄ ̄:>   -   , ::': : : : ::/   |ヽ \
    / ̄ ̄ ̄\: :   l    :/ /: : : -ィ丶: : : : : : :/     |    丶、
   /: |       \  l   : /  : : : : l: : : l: : : : :/      |      丶
 /  : :|        丶 l    |へ  : : :|: : : : : : ::/      |          丶
'    : : :|   \:    丶l   l: :/::\ : |ヽ : : : ::/ /\    |          丶
    : : :|    \: :    |   /:/:   ) | l   / (    \  |           __\
: : : : : : : : :|     \: :  |   l/:   /  |   /  \   \|  |       /   ̄丶
 ̄ ̄ ̄ ̄ :|      \: :. |      \  |:  /  /       |      /        \
     \:|         \:|  \    \|:  / /        |     /          l

493 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 23:29:19 ID:uOeMb2rY

                          ,ィ ,,,ィ                          _,、ィ _
                   r-イ_  ,r'"// /                ,,,,,、-ーァ     <  フノ /
                  r'" / ,ィ/ ノィ' ア     ,,,,_ 、、、、、;;;llllll ミ;ノ  ∠´      ,r' _//   フ
          l| | wW 从 ア ∠-'" /レ';;/、/W",,;;;;;;゙iil";;;;;゙';;入ヽl|l||リリ;;;;〉 /ヽ _,、イ / ./ /  r' ,,、 '"
 ̄ ̄ ̄ ̄`(";'|| l| l|/⌒>-ー''´ ,r''""´,ィ  W wl||l´u゙゙゙゙。""'"/;;从レ⌒ヽl/  /ミ))) |  / /''" /L/,、'"
       了;||;;_) ̄ ,、-''/ L,r'''/、/||ll||从l|l|l;リ二二二ニ(;l;;从l|i⌒l / ,/;;;;\'',:/  フ    ,,、 '" ,、 ''"
   な    (l;',| Z ,ri '"ィ;'|,.イ イ[,イ|  { |リソ从l||||/_,,,,__j, Y,;;; ,,,l|从:l| ̄,/ lイ゙''ー、|,∠  フ;; ,r''"ヽ,、 '''",、 ''/´'l
        〉':::|/,r''" |;;|;;/ | { .'|_,,,,} ツ"リi;;ツ:::∠,。ヽッ;yィ-f-ヽ:::::::∠ ,r'ミミミ l|l;,::/ /::;:/ヽ,,,) },,、 '"  / 匚{
   あ   >;'.,'l|ii/  」i;;;イ / |イ/Ww"ノノ;;l:::彡-ーィ''("')ヽ"""'''::::://ヾヾヾ从'/  |;;;/ ー-///::/ /{  ノ
       /从.:,.;l|/ .」j',l|;リ |.:',.:| ツl,,/;;イミ;;;;t'´  -ー゙ミz'"三ニ  /;;;从 ゙'l从l|l|l7//'"}rー''"//j ';イ ` /
   あ   (从从;';/ ,l;;l|;;|;l/;;',.,;| |〉//l|ツ/;;;;;;',u , |;`三--ー';イ lj /;;;;ヽ;;ヽlr、ヽll|::';;、// /:':;从,'//  /ィr''"’、
   ∫  (';;从l||/ /;; ;l|;;;|;;l|| Y.,'l| ////从ll|:::', u l;;{´::ヽ"ヽ;| ./l;;;;;;从;;从 ゙イ ヽ,'、|リ/ 〉;;从,/ノ (///;;',/从
   ∫   _〉从从|/ミ;;l|从;|'从'..l|从 |イ;/乂从゙'':::', .|;;l   /;;l.u/: ゙l;;;;;;从从从| l| l|.l|、}:从ツ/ /;;;iii;ノ };:'从
   // /,,';.'从从从;;||从;|从;人/ |";;/ |/;l| :::::'l l.lョヽ,,,,,/r/ ./::::: ゝi|从介;;;jj |イ;;;;;l| 〉:}};ノ;;r-'//"/从;:)l|`
ヽ  ・・ /从Wl|从从从;/|;;;/;/l|;//l|;;/、il|,、 '"   :::. :l゙t゙'―ー-'´ /:::::  ´(ヽ\;ヽ;rf'"\〉 ヽ'"(/ /"" |ー、;;ノ/゙
ミ|  _ 〉''∴'ー、l|;ヽ从;リl '、;l;|込/,r-、,ri''"  '':: ::::: :'、: ̄ ̄´ /l|::::: ,,,彡彡-ー、| ノ  /}}    ノノ  /ミミ
ミ|/;;ミ;;〉''ー 、 ~,,,,,、、;ノ ~'' 、 l   ,,,/,、- ''''' ー 、ヽミ::`'ー― '´l|,、 '" ""゙'''´  ,、 `'' ー、  ゙ア   イ イ /;;;,、-'
三≧ヽ、''''"";;;ヽ"、・ヽ     ヽ イ  """"   `゙'''ー 、"""シ( i"),,,,, 、-ー''´ヽ''"     ノ  /   /二三二

494 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 23:34:23 ID:uOeMb2rY





     / ̄ ̄\
   /   _ノ  \
   |    ( ●)(●    このようにして龍樹は、説一切有部を批判していった。
   |      (__人__)
.   |        ノ
    |      ∩ ノ ⊃                         (えんぎ)
  /     ./ _ノ     この相互依存という考えが、龍樹の 縁起 というのもの捉え方になる。
  (.  \ / ./_ノ │
  \  “ /___|  |               釈尊の考えを少し変化させたというか、進めたものだな。
.    \/ ___ /





.

495 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 23:34:33 ID:uOeMb2rY





               ____
             /      \    やる夫の頃は縁起といえば、
           / ─    ─ \
          /   (●)  (●)  \      「相互依存」というよりは「因果関係」――
            |      (__人__)     | 
          \     `⌒´    ,/                 つまり原因と結果、って感じだったお。
          /     ー‐    \ 

            【 故・釈尊 】





.

496 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 23:39:28 ID:uOeMb2rY



              ‐――――‐‐ 、
         /           \      で、まぁこんな分かりにくい議論は、
       /              \ 
.       /                 ヽ         大雑把に学ぶ上ではまぁ、「なんかそんな感じなんだな」でいいんだ。
      /                     i 
      |  二二二二 三 二二二二    i
      |   ― ― ― == ― ― ― ‐  |
      l   ___ ノ     ^ー―−   |      結論に注目してくれ。
        l   /     ヾ≧=≦Y    ヽ   l
      !  | {:::::::} | }llllllll{ | {::::::} |   l
      l.  ヽ ,  彡!!!!!!ゞミ、    /   '      「色んな概念を分析したら、みんな相互に依存してて確かなものじゃない」
        ',   /    |    ヽ    /
       ヽ  ゝ _ /\ _ ノ     /
        ヽ   ` ー―― ´    ∧__                となったら、結果として我々は常識的に、どう考える?
         \            / / 〉::`丶、
         /\         /  / /::::::::::::::丶、
        /:::::l  ー――‐ ´  / /:::::::::::::::::::::::`丶 _
     -‐::::::::::::::l        /  /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::

497 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 23:39:39 ID:uOeMb2rY



        /                /        \
       ─── /            ̄  ─ .__     \
         / /_____________>     \
        /                      、    \\: \
      / / ::|     ::| :|     |\  |   |:   i:  l   lヽl ̄
     / :/ :/|  ::|  :∧ :|     |  \| 、  |: :   l: : l   |
      ̄//| |  : ∧ : | l |\   |___\|ヽ: : |\ l   |
       /| :| :∧ l |─lj   \  |   xァ===x ヽ: |'rxヽ  、
      /  | : :| :/: :, 、|      \|   ix付ゞト ヽ |,ゝ l \-
     /   |/V l: : :l  x===、      弋二リ   v ' /: :.、: :\     そんな儚いものにとらわれるなんて、
   /       /: :l i "            ー     : : : : : :\ ̄
 /       /  V  i      l          ∧: l、\ ̄
'         /      丶             , ;': :、l \                  馬鹿馬鹿しい話だよなー……
        /         丶   l二二ヽ    ,:': : : ::/   |-
      /   ___/ ̄ ̄:>   -   , ::': : : : ::/   |ヽ \
    / ̄ ̄ ̄\: :   l    :/ /: : : -ィ丶: : : : : : :/     |    丶、
   /: |       \  l   : /  : : : : l: : : l: : : : :/      |      丶
 /  : :|        丶 l    |へ  : : :|: : : : : : ::/      |          丶
'    : : :|   \:    丶l   l: :/::\ : |ヽ : : : ::/ /\    |          丶
    : : :|    \: :    |   /:/:   ) | l   / (    \  |           __\
: : : : : : : : :|     \: :  |   l/:   /  |   /  \   \|  |       /   ̄丶
 ̄ ̄ ̄ ̄ :|      \: :. |      \  |:  /  /       |      /        \
     \:|         \:|  \    \|:  / /        |     /          l




              あら不思議。 一周して釈尊の「執着を離れろ」に戻ってきた。



.

498地震なんかに負けるなお!:2011/03/28(月) 23:45:38 ID:QGWv7Fzg
おお!?

499 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 23:47:47 ID:uOeMb2rY



         そして――




               ____
             /      \    やる夫は布教中、「そういうものは無価値である」というニュアンスで
           / ─    ─ \
          /   (●)  (●)  \                          『空』という言葉を使うことがあったお。
            |      (__人__)     | 
          \     `⌒´    ,/
          /     ー‐    \    この龍樹は『縁起』を突き詰めて『空』に至ったから、この二つの思想が合流したお。

            【 故・釈尊 】





.

500 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 23:48:25 ID:uOeMb2rY




               ____
             /      \     更にやる夫が「どちらも程々に」という意味で使っていた『中道』は、
           / ─    ─ \
          /   (●)  (●)  \
            |      (__人__)     |    こういった龍樹による「概念の有無」の論争を経て、
          \     `⌒´    ,/
          /     ー‐    \       「(有るのか無いのか)どちらにも執着しない」という意味を含みだしたお。

            【 故・釈尊 】




.

501地震なんかに負けるなお!:2011/03/28(月) 23:49:34 ID:HyM7GBCY
揚げ足取って反論封じてるのとどう違うの?

502 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 23:52:39 ID:uOeMb2rY



                                                    ,〔       < /  ,.-r‐、. `゙<}
                                                 / \  `ー {|v‐fi、{薔}i   ,l}
                                                    i    7ー--、 ヾヘ二ニ!\∠}
     つまり、すべてのものは『縁起』で相互依存しているから儚い。       !   ,/    `゙ー\,,..-‐'"  !
                                                   ',  ,/ ,..-‐    ー‐`゙ー-、  |
                                                    ! ,/  ,.- 、     ィ´;;;`ヽ,!,-、 !
         よって『空』だから執着を離れるべきだ。                  レi /ト;;;;i.j.     弋z_ ノ i リ′
                                      .          ⊂ ヾ! 弋zノ  、   ` ´  .!ノ
                                                 ⊂ i ト、          /! ̄`) __
       有るとか無いとかに執着せずに『中道』を歩むべき――          ヾ >   、⌒ヽ ィ'i-r==ニニ´
                                              r‐、    /  _〕ー rァ、イ‐-〔_,,.-―|
                                           r 、. ヽ \/!ヽ,ァフ `ヽУ .〉!Ti--' i´,==′
                                           ゝ \\ ヾ i、ヽ,.-‐⌒!∨| !。!.!  `‐ア |
              ぜ、全部つながったのかしら!?             _>  `゙  ヽ `ーァニ´7  | !。'ハ   `〈.}
                                             Zr ! \  ,. )  Z〔 !   ! ! ヽヽ   ,リ
                                            <´ ゝ、ーソ‐'" イ、ヽ \"   i」。  `´  ,ィ′
                                           〈   〉゙==′ }   zヽ         ,.イ´
                                            7   !       /  Z Lヽ=、__,./〔´_
                                      .      N   \   /  N/!    ,〉 ,!-\`   〉
                                             Z          ,N´ |   く / ,ィ\\/
                                             ゙W、   、i、N´   フー  `´ ,/}′ヾ\_

503地震なんかに負けるなお!:2011/03/28(月) 23:54:20 ID:QGWv7Fzg
いろいろと枝分かれして発展していった先にあったものが
原点と同じだったってのは、面白いな

504地震なんかに負けるなお!:2011/03/28(月) 23:54:38 ID:Sv/3J9E2
上手いこと繋がるなあ。
違う道通って同じ場所に到着というか

505 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/28(月) 23:57:47 ID:uOeMb2rY



     / ̄ ̄\
   /   _ノ  \    おまけに大分、俺らが知っている『仏教』の言説らしくなっただろ?
   |    ( ●)(● 
   |      (__人__)       この通り、俺たち日本の仏教は、この南インドの高僧に多大な影響をうけている、ってわけだ。
.   |        ノ  
    |      ∩ ノ ⊃
  /     ./ _ノ    日本でも龍樹は『八宗の祖師』と讃えられるが、
  (.  \ / ./_ノ │
  \  “ /___|  |       この凄まじいまでの思想体系の構築っぷりを見れば、納得してもらえることかと思う。
.    \/ ___ /

506 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 00:00:00 ID:hCYP1KWY


                                                        . __
                                                       ./::::::. \
                                                       /::::::ヽ;;:   \
                                                     . (:::::(::::冫    |
         で、更に龍樹の思索は進んでいくんだが――                  . (:人;;;) .    |
                                                     r‐-;::::::. .     |
                                                     (三)):::::.. .   |
                                                     >::::ノ:::::::::.    /
                 こっからが本番だろ、大乗的に考えて。            /::: / ヽ;:::::::::   /
                                                    /::::/ ⌒ヾ:::::::::::.〈
                                                    (;;;;__ゝ:;;:::::\/:::::)
                                                      . |\::::::::::::;;:1
                                                      . |:::::\;;/:::|

507 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 00:01:12 ID:hCYP1KWY




            `''-.,,          ヽ
               `''-.,,        ',
`゙''-..,,_              ゙''-、       l
,,>≧ミ=x.-..,,__          __,,..-‐ヽ、    |
 /::::::(_j卞ヾ        ,,斗=<、 ',    .|   はっ!  ややこしい話の連続に忘れてたけど、
 ':::::{iiiiiii}::::|           〝/::riゝヘヾ .',   ,'
|:::::゙艸'::::;          |:::{iii}:::::! 》 .',l ./ 
ーヾニ二シ,         弋辷_ソ _″///
                      ,'ィ'        こやつの功績は「大乗仏教の理論化」だったはずなのかしら!
 :.:.:.:.:             ′    .:.:.:.:.: l ヽ、
                      ,'-‐'"l  
                       /  三|       まだ大乗の陰も形も出てなかったかしら!!
                       , '__,,.-='
\      ⊂ニ==⊃      _,,-''√三彡}

508地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 00:01:31 ID:EN2tx4Ds
なん……だと?

509地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 00:03:51 ID:B4qmZDOs
だいじょーぶだいじょーぶwww

510 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 00:06:05 ID:hCYP1KWY



                   ( ヽ、
                __\ \
                <__ \ \
             /<__ \ \ ヘ /⌒/
            ./  └--ミ ヽ、\ - \ |
.          , '′ ⌒ヽ,__ノ丶  -     〉
          /  ( ● >、  、( \        !
        /   , `'''"   _, \_ヽ     {
       ./    {   ,   ( \)、ヘ      > 、        おう、こっからが本番だろ。
       |    ゝ-イ    `''" ./ \   ∠/ヽヘ
     ,.-/|     ゞニ>一′  ./    \(⌒)   ノ \
   / | \ヽ          ./       .ヾ、 /    \
 ̄<   !  `\      /___    \/ \(
_ \   !    > ー-- イ  \_    ̄ ̄\_\
!  ̄ ̄ ヽ /{  )\ |   ∠       ノ)ヽ、        概念の常住を否定した龍樹は、
       \ /⌒\ 〉   ̄ /       / >\
         \ い /     /       //ノ                 更に思索を進め――こう考えた。
          \ /     /       / / ̄

511 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 00:06:20 ID:hCYP1KWY



        /                /        \
       ─── /            ̄  ─ .__     \
         / /_____________>     \
        /                      、    \\: \
      / / ::|     ::| :|     |\  |   |:   i:  l   lヽl ̄
     / :/ :/|  ::|  :∧ :|     |  \| 、  |: :   l: : l   |
      ̄//| |  : ∧ : | l |\   |___\|ヽ: : |\ l   |
       /| :| :∧ l |─lj   \  |   xァ===x ヽ: |'rxヽ  、
      /  | : :| :/: :, 、|      \|   ix付ゞト ヽ |,ゝ l \-
     /   |/V l: : :l  x===、      弋二リ   v ' /: :.、: :\      あれ? この考え、進めると――つまり、
   /       /: :l i "            ー     : : : : : :\ ̄
 /       /  V  i      l          ∧: l、\ ̄
'         /      丶             , ;': :、l \ 
        /         丶   l二二ヽ    ,:': : : ::/   |-
      /   ___/ ̄ ̄:>   -   , ::': : : : ::/   |ヽ \
    / ̄ ̄ ̄\: :   l    :/ /: : : -ィ丶: : : : : : :/     |    丶、 
   /: |       \  l   : /  : : : : l: : : l: : : : :/      |      丶
 /  : :|        丶 l    |へ  : : :|: : : : : : ::/      |          丶
'    : : :|   \:    丶l   l: :/::\ : |ヽ : : : ::/ /\    |          丶
    : : :|    \: :    |   /:/:   ) | l   / (    \  |           __\
: : : : : : : : :|     \: :  |   l/:   /  |   /  \   \|  |       /   ̄丶
 ̄ ̄ ̄ ̄ :|      \: :. |      \  |:  /  /       |      /        \
     \:|         \:|  \    \|:  / /        |     /          l

512 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 00:06:31 ID:hCYP1KWY


           _ _____
         , ´        `ヽ 
        /            ヽ
      . |      ,        l 
       |  __ノ ,  ヽ、_ u |
       l  ( ● )   ( ●) |
       |                 l     つまり、『悟り』なんてものは存在しなかったんだよ――ッッ!!
         .l   ( __ 人___)   }
        |    i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i  | 
        | U  l.r '⌒ ^⌒`j  .| 
    .    丶   ヾ-======'.  / 
         ヽ    ` ⌒ ´  ハ
      _,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´  l \、
-‐ '''"  ̄ /  :|   ,ゝ=<      /    | `'''‐- 、.._
     /   !./l;';';';';';';\    ./    │   _
      _,> '´|l. ミ:ゝ、;';';_/,´\  ./|._ , --、 | i´!⌒!l  r:,=i
.     |     |:.l. /';';';';';|=  ヽ/:.| .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」 ))
      l.    |:.:.l./';';';';';';'!    /:.:.| i´|.ー‐' | / |    |. !   l
.     l.   |:.:.:.!';';';';';';';'|  /:.:.:.:!.|"'|.   l'  │-==:|. ! ==l   ,. -‐;
     l   |:.:.:.:l;';';';';';';';| /:.:.:.:.:| i=!ー=;: l   |    l. |   | /   //
       l  |:.:.:.:.:l;';';';';';';'|/:.:.:.:.:.:.!│ l    l、 :|    | } _|,.{::  7 ))
        l  |:.:.:.:.:.:l;';';';';'/:.:.:.:.:.:.:.:| |__,.ヽ、__,. ヽ._」 ー=:::レ'  ::::::|;   7
.      l |:.:.:.:.:.:.l;';';'/:.:.:.:.:.:.:.:.:.|. \:::::\::::: ヽ  ::::::!′ :::|   .:/
.       l |:.:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!   /ヽ::: `:::    ::::  ....::..../

513 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 00:07:07 ID:hCYP1KWY







               ____
             /      \
           / ─    ─ \
          /   (●)  (●)  \   ・ ・ ・ ・ ・ ・
            |      (__人__)     |  
          \     `⌒´    ,/
          /     ー‐    \  

            【 故・釈尊 】

514 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 00:08:16 ID:hCYP1KWY



                                                 _r 、_      /ヽf ,_ _ ヾ,,
                                          , - ',,ノ!  \`ー 、    >_.∨;;r=;;、 |!
                                         /_,メ、  \   _  \  i_ j (ヾ;(;;ソfー!!
                                       //´、  ヽ   X´    ゙、  メY. ヾ-;メソ
                                      _j/  ○       \   l  `iヽ.イノ
                                     ィ-!  u       ○'  `ーi !     '` '
                                      >ー、    r ─ 、 iii  ー、,∠, __,__ . __
                                     /f ,._j! ヽ. |   /   メ`ゝ、r ノ j_/)' `i )
                                      メ r ー' 、!_ / ( メ,> =゙‐`'´  ̄//)-、`ノ
                                      ,_;;=/   ´ ̄ ̄ ̄´      //)   )
                                  ,, -''´   、  r ,r── 、._.      //)ヽ_ ノ
                          _ _,.. -─ ''´        ` ''_イ_/ー、ヽ.  \..  //)-、//
                     , -‐ ''´                  ''メij   ヽ \.  ソ'ノ)   )
                     (  ̄ ̄./`''ー 、_,             / ! !    \,,>'、/)ー

515地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 00:08:31 ID:EN2tx4Ds
えっ?

516 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 00:09:21 ID:hCYP1KWY




               / ̄ ̄\
             / ノ  \ \
             |  (●)(●) |
.             | u.(__人__) .|    い、いやいやいやいや、マジな話だぞ?
        r、      |   ` ⌒´  .|
      ,.く\\r、   ヽ      ノ
      \\\ヽ}   ヽ     /     「悟りたい」とか執着するのも間違いだ、となる。
       rヽ `   ヽ  /   ァ'´ヽ
        └'`{  .   \.|   /   i
            ヽ、._   ヽ、_,r'   .|     だって『悟り』だって不確かな概念なんだからな、龍樹理論だと。
            `ヽ、   /'  |
               `'ー'´

517地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 00:09:23 ID:BYQ6y3NE
なにそれこわい

518 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 00:13:17 ID:hCYP1KWY



━━━━━[ 般若心経 ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


  (むむみょう やくむむみょうじん ないしむろうし )  
   無無明。   亦無無明尽。    乃至無老死。

        =  無明もなく、また無明が尽きることもなく、もしくは老死もなく、


( やくむろうしじん むくしゅうめつどう むちやくむとく )
   亦無老死尽。  無苦集滅道。  無智亦無得。

        = また、老死の尽きることもなく、苦集滅道の四諦もない。智慧ということも智慧を得るということもない。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


               /7
                 //
             //
       __    //
.    /ノ ヽ\ .//
.   / (●)(●〉/
  l    (__人_,//l      ほら、大乗仏典でも有名な般若心経の一節だ。
.  |    `⌒// ノ
   l       // ./
.   ヽ r-‐''7/)/            マジで「無明が尽きる(=悟る)こともなく」って言ってるだろ?
    / と'_{'´ヽ
    /  _.、__〉 ト,
    {  、__}  |.i
    ヽ _,.フ  .|.|

519 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 00:16:31 ID:hCYP1KWY




        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
      / ;':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'; \
     / ;'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::';  \      結論。
   /   ;:::::\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::;   \
  │   ;::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::;   |      「寝よう寝よう」と思っていたらかえって寝られないように、
  │ _____   :::::::::::::_____    l 
  │ │::::::::::::::::│ 、 :;:;:;:;:; ツ│::::::::::::::::│.   | 
  │ │::::::::::::::::│   .;:;::::::  │::::::::::::::::│.  │          「悟ろう悟ろう」と思っていてもかえって悟れない。
  │  ヽ::::::::::::::::ノ  :;:;:;:;:;:;:;;゛ ヽ::::::::::::::::ノ.  │
  │  ;:::::::   :::::::::::::::::::::::::::::::::           │
  │  ;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;     │    「悟ろう」とするのも執着であり、
  │  ;:::::::::::(___人___)::::::::::; U  |
  │  ;:::::::::::::::::::|_____|:::::::::::::::;     |         「悟ることにも悟らないことにも執着しない」のが「悟り」だ。
  │  .;:::::::::::::::::::       ::::::::::::::;      |

520 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 00:17:36 ID:hCYP1KWY



       〉    / イ|ヽ l  〔 |    ヽ-、 Y!
 な  ク  |   ,  / / \丶  〉l __,ィf二ヘ ', li
      〈 /  /     ヽ ィ´ -‐j! lヽソ{|_l !l
 ん  ソ //  /       ヽL. ィ´ゝこZリ、V
       |, '´             Yz:L┐_ ,-'/j丿
 て  ッ {イ  _ _   _       r‐'、´\イ
    丶 |  _、_  ̄´   、_  「\ ヽ 〉
 理    {、'┘ ̄ヾ`    _  ̄ヽ〈\ ', /
      |ーヽ        ==x、_/}  l  //}
 屈    ´フ:))、 r 、_ノ  ,r‐-└{ _ ノイ イ
       | ̄〉 >、ー_'_〔- 、「 ̄{ゝ'⌒´ノ´/`ヽ
 だ      〉ソ、 /T⌒ヽ r―'/〈  ヽ //
       / ̄VYc !ヽ, -┴'/   ,>イ \
.!!  〈:| l、{_ソ> / , イ / /´ ̄
Y⌒Y⌒'´! ヽ _j|`) ∠ 厶' ノノ{.ノ

521地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 00:18:40 ID:6D02hdhc
悟りも救いも幻想ってことかな。

522 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 00:21:24 ID:hCYP1KWY






    こうして龍樹のおかげで、全ての概念は相互依存していて執着するものではないと証明された。


                     だが、ちょっと待って欲しい。


                             , ――-、
                            /       .:\  
                               / __     .::|                         ,.-、
                           ∨     ヽ ....:::/                     _,.、/:∠_
  ___, - 、             __,. -――<二二二>≦――-,、           ,. ‐'´::::ヽ:.:.:.:.:二ニヽ
 ゙ーァ:.:.:|::::::::`` ―- 、、    _r:'Ti::、:::::::::::::::::::::::::: |:::::::::::::::::::::::::::::::/:ハ、       ,. ‐'´:::::::::::::::::|‐--―一'
 /:_,:.:.,|::::::::::::::::::::::::::::``ー-‐'´:::::::ヾ', '、::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::://:ィ::`>―‐-- ‐'´::::::::::::::::::,. - '
 '-´一'´`ー- 、、:::::::::::::::::::::::::::::::`丶:ヾ}}::::::::::::::::::::: |:::::::::::::::::::::::::::/:'シ':/::::::::::::::::::::::::::::::::,. ‐ '´
          `` ‐- 、_::::::::::_,. -‐``^ヾ::::::::::::::::::::〈:::::::::::::::::::::::::fr‐ '<-_::::::::::::::::::::_,. ‐'´
               ` ̄      /:::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::〈     `'-一''"´

523地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 00:21:34 ID:EN2tx4Ds
悟りとは概念として手に取れるものではない、ってことか?

524 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 00:21:44 ID:hCYP1KWY


        /                /        \
       ─── /            ̄  ─ .__     \
         / /_____________>     \
        /                      、    \\: \
      / / ::|     ::| :|     |\  |   |:   i:  l   lヽl ̄
     / :/ :/|  ::|  :∧ :|     |  \| 、  |: :   l: : l   |
      ̄//| |  : ∧ : | l |\   |___\|ヽ: : |\ l   |
       /| :| :∧ l |─lj   \  |   xァ===x ヽ: |'rxヽ  、
      /  | : :| :/: :, 、|      \|   ix付ゞト ヽ |,ゝ l \-     あれ?
     /   |/V l: : :l  x===、      弋二リ   v ' /: :.、: :\
   /       /: :l i "            ー     : : : : : :\ ̄
 /       /  V  i      l          ∧: l、\ ̄      全部繋がってて、あらゆるものは儚いって言ったけど……
'         /      丶             , ;': :、l \
        /         丶   l二二ヽ    ,:': : : ::/   |-
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'    : : :|   \:    丶l   l: :/::\ : |ヽ : : : ::/ /\    |          丶
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525 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 00:22:13 ID:hCYP1KWY



          //   ,  -  ´       ___ >
.         /::/  ー──,--;-───    \
       </- '/ / /フ /ヽ//   /l      | ヽ
       /  / :ィl // ,,xレ-、, /ク   //-| / l  | |\l
      /   :l / ll |/<i:::::::i ヽ/ //,,,,.l/ l l  | |
       ̄ ̄/:l∧    辷ソ  //   /、i ヾ|/イl | |
       ∠__  ヽ   xxxx       じ' ノ / | |/\|
       ∠__    、       ,  xxx /|/V
        /_ -,  ゝ    - 、    /       全部つながってるなら、全部まるごと大事とも言えるな!
           ,,r彡| \        ヘ|
          l l /  丶 _ r V\
          l l \     |\   \          まるごと一つの運命共同体なんだからさ!
       < ̄ \l  \   l  \ /
    /       \|   \  i   /ー 、
   /           \  |-─| /|   \
   /            \ |  ̄ |/      |
  l                |   |      | |
  |    \  |       |   |     | |
  |      \/         |   |     |/|
  |        |         |   |     | |





                    なんと、実は全部大事でしたー!!





.

526 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 00:26:12 ID:hCYP1KWY



                _,. -―- 、
              ,.「^ 、     `ヽ
                ハ  ヽ \ ,ィ⌒ー⌒ト、         、
.           ,.--/ / ::∧、 〔 {  {薔}、ヽi        ',
           /   | i ::/  `ヽ、\/,ヘに!/ス_, -- 、   .:.:.}
         {   i ゞ!::/ _ノ  、_ーLrー/ノl    ヽ. :.:.:/
          ヽ._>仁ニ! ==   ==`ヾト ヽ     }.:.:.:/   ・ ・ ・ ・ ・ ・
    __ --ニニヾく ! ヽ! ""  i   ""_, -ソ、 .|    |:.:./
 ≦"´_    ` シ‐i.入  こ二 r‐「,.―'⌒ー’ } __,ノノ
 -ァ、フヘ`ヽ    /   テ´ ` ー‐ノ}==-、__  .:.:.:ヾ´        そろそろリアクションに疲れてきたかしら。
// i 〈 「ヽノヽ./       _//^ー^ー'`ヾ \.:.:.:.:ヽ
`ヘノ__}-^ーv'′      < と.{ i / / / >'1、.:.:.:.:.:>
                `ー' ヽ廴{_ノノー-〉.}斗'´
                        `^ー' `´

527地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 00:26:38 ID:BYQ6y3NE
めんどくせえなオイw

528 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 00:26:49 ID:hCYP1KWY




                      , -───-= 、
                   /         \
          、    /             \
           ,   /                ヽ
        _ ノ   i                    ',
         ( (   l     、              l
         )   l  _ノ'′  `、             |
           ,、,、  .i .(● )    "ー--        /
         \\ l         (● )      /     だが、大乗仏教に取ってはここがキモなんだ。
          \\ /) j               /
          ,.、 -‐>、丶/)-、    )     /
         /.:.:.:./,.=゙''"/'⌒`ー-一'′    /、
        /.:.:.:.:.:.i f ,.r='"-‐'つ         /ノ.:.\
     /.:.:.:.:.:./   _,.-‐'~          ,//.:.:.:.:.:.:.\
    ./.:.:.:.:.:.:,i   ,二ニ⊃ -= -      /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\

529 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 00:27:04 ID:hCYP1KWY





                      , -───-= 、
    {:.:..      ヽ   /         \
     ヽ..:.⌒ヽ、、 ノ /            \
      `ー⌒ヾ( /               ヽ
       _.,..::::..ノ.:)i                  ',
    .:.:::"´....:.:.:.:..:′l     、             l
   .i;;;;;:"´        l  _ノ'′  `、             |
    \\ ,. -‐'fフ i .(● )    "ー--      /
     \\r‐´r‐、 l         (● )     /     『全部繋がっている』なら、
     ノ  \\」  .l;     j             /
    i   _ _ .) ,'‐'  ヽ-‐'"ヽ.    )      / 
    !     `{ ノ:.:. j  ` ー-`ー-一'′    /、 
    |  ー ― 、}:.:.:.:.:. ヘヾ     \,r'⌒ヽ   /ノ.:.\
    l   ,.-r /.:.:.:.:.:.:. iヘ      (´   `) /.:.:.:.:.:.:.\
   /i!    〕〈.:.:.:.:.:.:.: /`i  -=- ゝ,__,ノ´/.:.:.:.:.:.:.:.:.:..\

530 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 00:27:17 ID:hCYP1KWY



          ,ノ        ,,   -‐
        /     _  -‐
     ,/    ,  '´
    /   ,/
   /  /                      , -───-= 、
   /  /.       __               /         \
   l  ノ.       / .ヽ          /                \
  / /        l.   ',         /                   ヽ
 ./ /     .,-‐、 l _ _ }           i                     丶
 ; /     ∠,,,,,.」 -‐、  !        l     、              l
  !;_,, -‐''"", .-‐'⌒ヽT  l           l  _ノ'′  `、          |                  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
  ゞ-‐''"/   __ノ l   !        i .(● )    "ー--        /    大乗仏教の『善行』に意味付けができる。
    γ   / !      ',        l         (● )     /
    ヽ   ´L_⊥ -―---' - 、       ;     j           /
     l       i      ,) _,.、 -‐'  ヽ-‐'"ヽ.    )     /
     ゝ   , -― ' ´ ̄ ̄  ̄ ヽ:.:.:.:..:.:. j  ` ー-`ー-一'′    /、
      ノl         _ _, イ.:.:.:.:.:.:.:.:. ヘヾ               /ノ.:.\
    /.:.:.!l、  _ -‐' ´ ! /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. iヘ             ,//.:.:.:.:.:.:.\
    /.:.:.:.l l \.´  !    j/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /`i  -= -     /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\

531地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 00:27:55 ID:6D02hdhc
おお!情けは人のためならず・・・!

532地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 00:27:58 ID:IJFY3GE6
なんという逆転の発想

533地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 00:29:03 ID:L6KN.wr.
そうくるか!

534地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 00:29:10 ID:EN2tx4Ds
あーあーあー
そうか、ここで繋がってくるのか

「情けは人の為ならず」ってことか

535 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 00:30:49 ID:hCYP1KWY



    『縁起』によって全てが繋がっているなら、

                           「他人の幸福」は「自分の幸福」にもつながる。


             ゆえに善行(=利他行)に意味は――『ある』。



                   _,..-‐''''""~´ ̄ ̄ ̄ ̄~"'''‐-,.、
               ,.-‐''" ──‐‐''",.、.:.:.:.:.:.:.:\、.:.:.:.:.:.:.:~"'‐-、
             ,.‐''"''''""~´::::::::::::::::::::::\\:::::::::::::::"'''''\"''--、.:.:.゙''‐.、
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         ,.‐'"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::~"‐--‐‐,        ''.:.:.:. \
       /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/"          .:.:.:. ゙‐、
      ,."::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/               .:゙‐、
     ,.".:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/~                  :`、
      ," .....:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/´                      ゙、
    ,"  ......:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ,                       ゙、
    /       ........:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|                        ゙;
   ,'            ヽ...:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::)  __                    ゙;
  ,'            /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/~   (:::::::/                   :,
  ,i            ヽ,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::(    ノ::::/                    ;
  i             `.、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::)   .|::::|                     i
  |               ゙;:::::::::::::::::::::::::::::i'""      ̄                     .i
  .l                \:::::::::::::::/                             .;
  :                 "'‐‐‐"                              :
  ゙:                     ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.                     :'
  丶                      .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:          .:.:.:.: .:.:.: .     .,"
   ゙,         .:.:.:.:.:.:            .:.:.:.:.:.:.:.:                      /
   丶          .:.:.:.:.:.:.:             .:.:.:.:.:.:.:                 ,."
    `、            .:.:.:.:.:.     .:.:.:.:.:.:.:.:..                     .;."
     ヽ                     .:.:.:.:.:.:                   ,."
      ゙、          .:.:.:.:  .:.:.:.:.:.:.:                       ...,"
       \....:.:.:  .:.:.:   .:.:.: .:.:.:.:.:.:.: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:  .:   .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.....:.:.,."


        『縁起』によって他者と自分を意図的に一体視することで、


                         積極的に善行をする根拠付けができてしまったのさ。


.

536地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 00:32:13 ID:6D02hdhc
すごいな…個々人の哲学が、宗教になったよ

537地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 00:35:17 ID:3kdzWMB2
インド人凄い

538 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 00:35:34 ID:hCYP1KWY




    こうして大乗仏教は龍樹の理論化により、上座部とはまったく異なる展開を遂げていくことになる。



        /                /        \
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     / :/ :/|  ::|  :∧ :|     |  \| 、  |: :   l: : l   |
      ̄//| |  : ∧ : | l |\   |___\|ヽ: : |\ l   |  
       /| :| :∧ l |─lj   \  |   xァ===x ヽ: |'rxヽ  、
      /  | : :| :/: :, 、|      \|   ix付ゞト ヽ |,ゝ l \- 
     /   |/V l: : :l  x===、      弋二リ   v ' /: :.、: :\
   /       /: :l i "            ー     : : : : : :\ ̄
 /       /  V  i      l          ∧: l、\ ̄
'         /      丶             , ;': :、l \
        /         丶   l二二ヽ    ,:': : : ::/   |-
      /   ___/ ̄ ̄:>   -   , ::': : : : ::/   |ヽ \
    / ̄ ̄ ̄\: :   l    :/ /: : : -ィ丶: : : : : : :/     |    丶、
   /: |       \  l   : /  : : : : l: : : l: : : : :/      |      丶
 /  : :|        丶 l    |へ  : : :|: : : : : : ::/      |          丶
'    : : :|   \:    丶l   l: :/::\ : |ヽ : : : ::/ /\    |          丶
    : : :|    \: :    |   /:/:   ) | l   / (    \  |           __\
: : : : : : : : :|     \: :  |   l/:   /  |   /  \   \|  |       /   ̄丶
 ̄ ̄ ̄ ̄ :|      \: :. |      \  |:  /  /       |      /        \
     \:|         \:|  \    \|:  / /        |     /          l



        『八宗の祖師』龍樹菩薩

              ――その名前は、仏教史を語る上では決して外すことのできない金字塔となった。



.

539 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 00:49:42 ID:hCYP1KWY



                                            _, -‐
                                       _, -‐  ̄ ‐=ニ=-
              / ̄ ̄ ̄\           _, -‐  ̄‐=ニ二ニ=- _, -‐  ̄
             /         ヽ        ,〜'_, -‐  ̄`ー-----― '
            /         丶    _,〜'_ッ'-
            |     _ノ  ( ●)  .厂
            i     ( ●)  !  .⊃      で、晴れて理論的な裏付けもでき、
             |       (__人_) /〉
           /∧     ,.<))/´二//⊃              大乗は時に上座部と論争しながら発展していく。
         / : | ヽ  / /  '‐、二ニ⊃`
     , -‐'´: : : : :l   丶l    ´ヽ〉: : : : \
    /: : : : : : : : :|  /_/    __人〉|: : : : :|
   「ヾ: : : : : : : : : :l_/:_/ヽ.   /´     | : : : : :|       先述通り民衆寄りなのが大乗なんで、
  〈\ : : : : : : : :,、: :/´∨/`ー'〉 |_| |: : : : :|
   !: : :ミヽ: : :/ `y′.: ',ゝ、_/     l: : : : : :| 
   ! ⌒ヽ: : : :.ヾ/: ://: : : :|      l: : : : : :|

540 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 00:49:56 ID:hCYP1KWY





     ありがたいお経そのものを拝んだり、その読んだ言葉を聞くことにも功徳を認めたり、



       ,  -――- 、                         
      /      へ `>、       ,  -――- 、                 _。ャぁて丕フ7ゎ。._
     {.  ,>-/、/=;´イヽ      /      へ `>、           ,ィ炙;:㌍≠⇒==弍込>。
      j='rー、\_>、)_℡, >;;〉    {.  ,>-/、/=;´イヽ         ,ィ升ア´          `゙'▽ij∧
      └'゙ー:;‐;;‐;;'`ー;;ヾ'`"      j='rー、\_>、)_℡, >;;〉       んア´           ∨iハ
                     └'゙ー:;‐;;‐;;'`ー;;ヾ'`"        |l´              ㌣ガ
       ,  -――- 、                          {从      , "  ̄`ヽ、 ノ!刋リ
      /      へ `>、      ,  -――- 、            W△    ノ,!イノ)ノン,)i ==="
     {.  ,>-/、/=;´イヽ     /      へ `>、          マじ㌧、  ノ(.ィノ!゚ ヮ゚ノi7
      j='rー、\_>、)_℡, >;;〉   {.  ,>-/、/=;´イヽ          `マl才|| (ハとi:::}♯::kノ
      └'゙ー:;‐;;‐;;'`ー;;ヾ'`"     j='rー、\_>、)_℡, >;;〉            `ミll  ,<::::::ハ::ヽ、
                    └'゙ー:;‐;;‐;;'`ー;;ヾ'`"                `"-r_ォ_ァ-'"

541 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 00:50:18 ID:hCYP1KWY



   色んな宗教の色々な神様の影響を受けて、


        さまざまな仏――たとえば病気を治してくれる薬師如来とか、衆生救済の阿弥陀仏とか――が生まれる。



           ,〟-──、.
         ,.、-     '''''' ヽ、
        /。。゚。゚,、-────ヽ
       /。゚。。゚ 。|        ヽ
       |。゚。。 / ─- 、-、 ゚ _=|
      / ̄ヽ |   ━━ヽヽ l/━|
      ヽ Ll        ,..ヽ |  |
       | |.        ヽ─  |
       | レ┐      -二三  |
       |   |           /
       ヽ=へ   ────'''/
      ┌‐.<    ────=、
      ,.┴─、\         \/ヽ
     /    \ ヽ      / )/-/ヽ
    /        |     ノ┐/ ,.-/  ヽ
   ./         l   ./ / l "|"/'ヽ |
   |          ヽ  .|  (   / l .|
   '|, ノ  ,,-,,.、-'" ̄`>ィ.|   ).l´ /|  |
   /        / / |    /| |  ,l、_    ___....,、┐,,,、
   / /        ノ  |.,-─''"ノ  | /,. ,.┴、.、'" _,-‐ニ/ι、
  / |           // / ‐'" ノ  | |  '  -─ 、,-つつ-''"
  |  |       _,................/   =-'"  //'''''''"/''>......-‐-'"''''ヽ
  ヽ        '"     `ヽ、 、   ノ   / /        |
   ヽ=─'''"          \ ''‐-   //        /
ヽ、 /"´  _     _              ,,-、  _.、-=`ヽ/,.-= ヽ
  \  |  `ヽ 、 | ` ヽ 、  /`ヽ 、   /   |//  ||//´ |/
ヽ   \||  `ヽ\| | `ヽ 、ヽ| `ヽ、\//



    ここで生まれたのがいわゆる『密教』(=呪文とか神秘体験を重んじる)とか、


                      『浄土教』(=仏に救われて極楽浄土にいこう)の原型たちだな。


.

542地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 00:53:35 ID:EN2tx4Ds
ニーズに合わせて様々なサービスが生まれるわけか

543地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 00:55:49 ID:TsXyWwiQ
宗派によっては俗情に媚びたと思うんだろうな

544 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 00:58:46 ID:hCYP1KWY




     また一方では、元は説一切有部に所属していた世親(ヴァスバンドゥ)という人物が――




                              ,.-'''ァ’'''''''''''ー 、 ,ノ /
                        _,,,,.....,,,,,_.-",.-'",、_,.-..--―''ヽ、'
                    _,,.-''"_,,,,,,,....../.-''''''''フ ヽ::::...... __,,....-‐ヽ
                 _,,.. +―''""  ,.-'´:::::;、-''..  ゝ:: ̄:..     ヽ
              _,,.-''"  /      ー‐‐-r;マ:::::::. .:::ヽ;;;;;;;:::::::_;;;::::--―''''''''""ヽ
            ,.-"    ,!           !::-‐;:::::::ヾ='-‐''''""   ,       ヽ
                             !:''''r::'':´:::      ./.i        ヽ
                             .i~~!::::::::::::     ./:: i         ヽ
                             /:::::!:::::::::::::   ./::::  i.         ヽ
                     .i`'''‐..,,_   ヽ::ノ_;;;:-ニ";;;;;;;/::::::   .i          ヽ
                      i:::..  `''''‐...=-ニ::-―‐‐-く::;;_::    .!_           ヽ
                   _,,,...-‐ヽ::::...  ,.-'",..-―''''r三==、、ー.、__i、ヾヽ、         ヽ
                 r'''"   ..::::ヽ::::::;-';:-''"    ヽ、_/7''ヽヽヽ、 ヽ ヽ ヽ、       ヽ
                 !   ..::::::::::::::::ゝ'::;ノ         `""~´  ヽ 、.ヽ ヽ  ヽ 、     ヽ,,...-
                 !  .:::::::::::::::::/::/:/::.....::::::::::::ヽ+、ノ        .ヽ 、/'''ー- ...,,,_.ヽ 、   iヽ....:
                 i  :::::::::::::::/:::/:/:::::::::::::::::::`:+ゝ、:::..       .ヽ !     `"''ァヽ 、_j i::::;
                 .i :::::::::::::/:::::!::i:::::::::::::::::::::::; ソ´:::::::::::::::::::...    ...:i ヽ::::::::::::;;::-''´    .i  !´
  ,ノ´`_ヾ~`ヽ         ! :::::::::/:::::::::!::iヽ::::::::::::::::::'::::::::::::::::::::::::::::::::...:::::::::::::i: iヽrt''"       .! i:::
../,,;;;;;;`, ,;;;,,,,,,,,ヽ        .!.:::::/ :::::::::::!::i;;i::ノ`'''ー -::;;_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ: !:: i i         ; i::::
/;;;;;;;/`V´.ヽ;;;;;;;;!_        ヽ:/ :::::::::::::’ァ  ::::::::::::::::::::`ヽ、:::::::::::::_;;;;;;::::-;';;i:: i: //          .!::::
!;;;;;;/::::/::::::;-'、  ヽ、       / :::::::::::::::/  .::::::::::::::::::::::::::::::::!_;:-'':"/;;;;;;;;;;;;;;;ノ:: !‐'',          !::::
';;;;/::::/:::::/::.. ヽ   `''‐..,,_ ____i_ :::::::::::::::i   ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!;;;;;;;;_;/:j、ノ/.         ; !-r
..ヾ、:/::::/:::::::::::::’-..、  ,.-''"/ `''''-::;;_::!    :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;'‐''"_;;:-'';;-'::          ./

                             (ヴァスバンドゥ)
                            【世親(または天親)】



.

545 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 00:58:58 ID:hCYP1KWY




        _,,..-‐'' ̄ ̄ヽ--//
       ,-'"        /∠,_
     ./       /\      \
    /           /""''ヾy''"ヤ  \
   ./  ,     ./ /       ',   i
  /  7    ./ /        |    |
  7  ,-| ,i   /|/ \      __|    |
  j  i ' | |  7ヽ,_,-`   ,'"´ |! .7 |
  ヘ .ヘ, | |  .7    ̄     ヽ==´j .,'| !
   ヾ .!   |  _    l     ,'| 7 |.|
  〃 .| ハ .|  i, `‐-、_     i .|7 .|!     おい世親! やっぱ時代は大乗だぜ大乗!
  ヤ   リ i  !__`'‐---' ___ イ |'  ′
   〉--、|::ヾ |:::::| |---- /:::i__
-、_ノ: : : : ヽ,:::::::::::ヾ、  ,//:〈: :.ヽ .,__
: : : : : : : : : ヽ;::::::::::i====i::::::i: : : : : :ヽ__
: : : : : : : : : : :ヘ::::::::::┐┌::::::|: : : : : : : : 〉

          【 無着 】



                    と、兄に勧められたりして、



.

546 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 01:00:48 ID:hCYP1KWY




    .,,,,iilチ――¬''¬-,,,Z,iZニ,,_
  ,,,ィソワ'゛    ,,/''i,゙,_,,,,,,,,,,,,,,二,へ、_
: /.",/    ,/゜,,-'二-‐'''''''"゙゙,ニ=「'l,,,ミI,!、
/ン/    .,//L-゙‐'^     /`: : : : .| `'''ミヽ
,i´,,i´    ,i´│` :       │  : : |   `'〈i、
..,リ′   .,l!川,/ヽ,,,,,,,,,,,,,,_  : ゙ヽ,,,,,,/     |    確かに上座部の教えには幾つか疑問があったんだ。
l゙,i´    ,,i巛/゙l:=: : : : ぐ'r‐'「ニ二ニニニ,,--、,,,,,,,,_.│
,l゙    广.//゙レ、:  : : `'゚冖''"`: : : : : `~二,>レ`ヽ
"    ./_,,ノ,l゙: |:|゙l:  :      、:          │    大乗的な観点から整理して、論書をつくろうかなぁ――
    .,lニー''": .|:|.:ヽ、: === :      '==. ,l゙|
ー'''"゙゙゙゙゙'|゙゙゙゙'''Ll゙|゙l,,ノ|ヽ:.===      ''==,||ヽ
:    : : |  .レ";;"']:゙l,,,,,,,   _、 .,、     .,l'|||: ゙l  ._,.、      ,、
:     |   l′;;;;;;|: :  `゙l.,/''" ゙''" `'"゙''''i、./'リ"|〕, |,,_,|゛: .〔'i、    .,/│
:     : |   l;;;;;;;;;;|:   : .″        ″ |;;;;;巛|;;;;|  │゙l、   /  l
:     : |   ゙l;;;;;;;;;\:   : :          丿;;;;|゙l||;;;;|  │ ゙l、 丿 :   ゙l
:     : ゙l  │;;;;;;;;;;;;゙,,,,、  ..,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,_ ,i´;;;;;; |゙l];; |:   |  ゙l 丿  :   ゙l
:    : : |   :|;;;;;;;;;;广: iレ.丿:  :    |,i゙l,!┐;;;;″;;;|  : :|  .゙l":   :   ′
,,,,_: :   .|   .|;;;;;;;;,l゙ : |゙l`''゙lv--,,,,,,,,,,yv┘||: ゙l;;;;;;;;;;;;;;|: : : :|  ゙l,、  :
iニミ|||l─=f,,,,,,,,,,|,,,,,,,i_,,,,||__: .!l゙: : :.|,!: : },|  ゙l] ゙l;;;;;;;;;_,,|:  : |   .〔゙''i、:
`': : : `゙゙゙''''''冖'''''''''''''''''''''  ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙̄ ''''''"':'゙゚”'''''゚゚'''"′: : `": `: : : :


         (あびだつまくしゃろん)
       と、 『阿毘達磨倶舎論』 なる、仏教用語の基礎となる阿毘達磨仏教の、


                                 大乗視点からの集大成を作りあげたりもしている。



.

547 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 01:02:18 ID:hCYP1KWY


                                            _, -‐
                                       _, -‐  ̄ ‐=ニ=-
              / ̄ ̄ ̄\           _, -‐  ̄‐=ニ二ニ=- _, -‐  ̄
             /         ヽ        ,〜'_, -‐  ̄`ー-----― '
            /         丶    _,〜'_ッ'-
            |     _ノ  ( ●)  .厂
            i     ( ●)  !  .⊃
             |       (__人_) /〉       これらの本当に多様な教えは、
           /∧     ,.<))/´二//⊃
         / : | ヽ  / /  '‐、二ニ⊃`
     , -‐'´: : : : :l   丶l    ´ヽ〉: : : : \           ゆっくりと周辺諸国に浸透し――
    /: : : : : : : : :|  /_/    __人〉|: : : : :|
   「ヾ: : : : : : : : : :l_/:_/ヽ.   /´     | : : : : :|
  〈\ : : : : : : : :,、: :/´∨/`ー'〉 |_| |: : : : :|
   !: : :ミヽ: : :/ `y′.: ',ゝ、_/     l: : : : : :|
   ! ⌒ヽ: : : :.ヾ/: ://: : : :|      l: : : : : :|

548 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 01:02:53 ID:hCYP1KWY




        / ̄ ̄\
      /      \.........:::::::::::...
      |::::::: :      | .... .........::::::::::...r‐ ' ノ.
     . |:::::::::::::     | .... .........::::::::_ ) (_
       |:::::::::::::      |.. ..... ......:::(⊂ニニ⊃)
     .  |:::::::::::::::     }  ..... ......: ::::`二⊃ノ.    シルクロード交易と共に、
     .  ヽ____    }  ..... ......: :::: ((  ̄
        r'ニニヽ._\. ノ.. ..... ......: ::::::  ;;.
      r':ニニ:_`ー三`:く._           [l、.            『一気に』中国になだれ込む。
    /: : : : : : :`,ニ、: :_:_;>      /,ィつ
 .   /: : : : : : : : / : : : ヽ\     ,∠∠Z'_つ
   | : :.:.:.:.:.: . :/: : : : : : l : ヽ.   / .r─-'-っ
 .   |:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ''" ̄: : :l: : : :l   /  ):::厂 ´
    |:.:.:.:.::.:.:.:l -─-: : /:_:_:_:_l / ̄`Y´
 .   |:.:.::.:.::.::l.__: : : :/::: : : : :l/⌒ヽ: :〉

549 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 01:03:50 ID:hCYP1KWY



            ノ  ヽー- 、
           , '´ ヾ  ヽ  , '-
       /     入...   |  ` ´ ヽ
       '::.    /  \:::::. ヒィ秘)、./
      /:::   l/ - ─ '  `'ヽ\ __ン
      i::::   /   ○     \ヽヾ|    ・ ・ ・ ・ ・ ・
      Y⌒V          ○  | /
       { ノ  U       '     j/
     r ーノ     ,. - 、 _   u  ノ
    /   _ノゝ 、      ⌒_, ヘ         あ、あの、『一気に』って――ひょっとして、
    !∠´    ト`_二_ 二.イ:::::::: |
     iヽ::::\   ノ{::::,ィ:::j::ヽ `>-<
    ゝ_ ` ´   | |` |:::! !::|`| {:::::::.ノ
       ∧    | |. `´ `´│ フ´
      / |"  | \   イ │
     /  |:   |   ` '´ │ "|
    '   |:   |      |  |

550 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 01:05:42 ID:hCYP1KWY



   .r-、 _00           /::::'┴'r'    
   .|::::'´::::r┘  !「`L00、|.l└ク_;厂  /   
   .|::::「|:::|    l| |Ln:::r┘|.l _lニユ、 ./    
   . ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ::/ /  /  
   、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/  / / 
   . \\`´ |:::|. l| l 〈::/  、 !     '/   
           ____          
          /  ノ_ ヽ,,\ 
        / ≦゚≧ミ:≦゚≧
        |    (__人__)|       文字通り『一気』だよ、
        |     |r┬| }
         |     | | | }
       .  |.    `ニニ  }          時系列の整理もなしに全部乗せで突っ込んだんじゃ――!!
       .  ヽ       } 
          ヽ     ノ 
         /    \
        /        ヽ

551 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 01:07:16 ID:hCYP1KWY



                                                 _r 、_      /ヽf ,_ _ ヾ,,
                                          , - ',,ノ!  \`ー 、    >_.∨;;r=;;、 |!
                                         /_,メ、  \   _  \  i_ j (ヾ;(;;ソfー!!
                                       //´、  ヽ   X´    ゙、  メY. ヾ-;メソ
                                      _j/  ○       \   l  `iヽ.イノ
                                     ィ-!  u       ○'  `ーi !     '` '
                                      >ー、    r ─ 、 iii  ー、,∠, __,__ . __
                                     /f ,._j! ヽ. |   /   メ`ゝ、r ノ j_/)' `i )
                                      メ r ー' 、!_ / ( メ,> =゙‐`'´  ̄//)-、`ノ
                                      ,_;;=/   ´ ̄ ̄ ̄´      //)   )
                                  ,, -''´   、  r ,r── 、._.      //)ヽ_ ノ
                          _ _,.. -─ ''´        ` ''_イ_/ー、ヽ.  \..  //)-、//
                     , -‐ ''´                  ''メij   ヽ \.  ソ'ノ)   )
                     (  ̄ ̄./`''ー 、_,             / ! !    \,,>'、/)ー





       ――どーする中国? どうなる中国仏教? ということで、今日はここまでです。




                                               【 番外編その2へ続く 】



.

552地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 01:08:56 ID:6D02hdhc
乙でした〜

553地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 01:09:28 ID:EN2tx4Ds
乙!

あー、ここで中国に流れこむのか
沙門空海の話って、ここに繋がってくるのかな
で、日本へ

554地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 01:12:00 ID:DlJ/PaKI


うわあ、なんだか凄いことになっちゃったぞって言ってるゴローちゃんが見える!w

555地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 01:14:28 ID:4dpP.c5U
乙です

テッソの檻で思い知ったが、仏教は本当にすごいわ、色々な意味でw

556地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 01:15:34 ID:hXH/GK2E


557地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 01:16:54 ID:9mm4qZXE

カオスすなw

558 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 01:19:52 ID:hCYP1KWY
ちなみに興味が湧いたしお金を出して入門書を読もうかなという方が、
もしもいらっしゃれば……

『もしリアルパンクロッカーが仏門に入ったら』  架神恭介著
http://mosibutu.cagami.net/index.html


このへんは分かりやすくて面白いので、おすすめです。
特定宗派に視点が偏ったりもしていないですしね。

全体の流れがつかみやすいので、私もこの概説の底本にさせて頂いてます。

559地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 01:20:11 ID:IJFY3GE6
乙でした。
こりゃ混乱するわwww

560地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 01:29:35 ID:3PE6mt62

龍樹からは数学と物理の匂いがする

561地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 01:50:34 ID:SzrDYKHc
乙でした

562地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 01:54:03 ID:7PRqXhjM
乙でした。
アビダルマクーシャか……大学時代に日本思想史の先生から紹介されて挫折した思い出が。

ところで、本職の方に訊くのもなんですが、読んでみて面白い経典とかあります?
聖書なんか普通に読んでも面白いので、仏教にもあるのかなと。
大学時代恩師に同じ質問したら渡されたのが『法華文句』『法華玄義』『摩訶止観』。これ解説書……ですよね?
えらい難解な本でした。

563地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 06:47:42 ID:H1EWLIno
乙〜。

ここからどんどん変な事になってくわけか。

564地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 07:08:08 ID:TBmus8yg


カナ可愛いなぁ

565地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 07:33:45 ID:qy3Mn7/Q


566地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 09:27:42 ID:aQJAXvTc
>558
ドラッカー本の二番煎じ狙いのネタ本かと思ってたら
結構真面目な内容だったのねw

567地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 10:19:08 ID:geMgaG8U
乙。

ここまでの仏教の
ある意味哲学的側面はとてもよく分かったし、勉強にもなったけれど
ここから派生する、呪文とか神秘体験を重んじたり、仏に救われて極楽浄土にいこうってところがあまりピンとこないのですが・・・・・・

568 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 11:30:06 ID:hCYP1KWY
>>562
うわぁ……人様の恩師にあんまりこういうこと言うもんでもないですが、
控えめに言ってもうちょっと人の理解度に気を使おうよ!

天台三大部とか何考えてるんですかー!!!wwwww

えーっと、日本史でも比叡山まわりの研究か何かをされてた方か、天台信者の方なのかな?
それ、『法華教(ロータス・スートラ)』というお経に対する解説書ですね。
天台宗の教義の根本をなす経典なので、天台宗に興味があって仏教学上級者ならきっと超おもしろいですよ! 私でも楽しめないけど!


というわけで、そんな仏教中級者くらいの私からのオススメです。


『維摩経』
初期大乗仏教。在家の維摩居士が、釈迦の高弟たちをやりこめるお話。
戯曲形式で、けっこう高弟たちのやられっぷりにクスリとできます。

ネットで意訳も読めますので、まずは試し読みをおすすめ。
http://bunchin.com/choyaku/yuima/yuima_index.html


このお経では『不二法門』といって、善と悪、生と死、煩悩と菩提などの対立事項は「実は一つだったんだよー!!」と説きます。

今回の解説の「相互依存」とか、「まるごと全部大事でしたー!」って龍樹の考えを念頭において読むと、
解釈がしやすくなるのではないかと思われます。

また、「苦を含むなら、執着せずに楽も退けよう」という上座部仏教的な悟りの理想像に対する、
「苦も楽もまるごと全部受け入れてしまおう」という大乗仏教的な悟りの理想像からの批判、とも見ていっても分かりやすいかも。

569 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 11:40:35 ID:hCYP1KWY

『般若心経』
言わずと知れた般若心経。
超短くて味気なくて、読んでて楽しいとは言えないんですが…・・・

ニコニコ動画の般若心経ブームのおかげで、いろんな曲に乗せて歌われています。
ヴォーカロイド大丈夫なら、色々聞いてるうちに般若心経の説く空思想とかが理解できるかも。

「般若心経ポップ」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm11982230

このお経は龍樹的な空思想を綺麗にまとめた後に、最後に「ギャーテーギャーテー(以下略)」という真言(マントラ)がついています。
つまり、基本的な大乗仏教経典のエッセンスに若干の初期の密教(神秘体験とか呪文重視)の要素を含んだ、過渡期的なお経なのです。
そのへん押さえて学ぶと、分かりやすいかと思われます。


また同様に舎利禮文(しゃりらいもん)なども。

「舎利禮文」
http://www.nicovideo.jp/watch/nm5340491

こっちも読んでて楽しいとは言えないんですが、超短くてメロディ聞いてるのが楽しいですね。

舎利礼と略して呼ばれる大乗経なんですが、出自は不明の中国仏典(=儒教的祖先崇拝の影響?)で、
インドや東南アジアに伝わる、サンスクリットやパーリ語の経典には見受けられないとか。

お経の内容については私の宗派では使わず詳しくないので、蝉丸Pの解説をまるごと引用

「遺骨の礼拝を通して釈迦の本質や法
 世界全体を礼拝し、如来と一体となって悟りを得
 神仏の力によって人々を救済し、悟ろうとする心で菩薩行を修めれば
 涅槃にいたり大智が完成される。

 と言った具合で、当時のインドにあった仏教の二大潮流

 何かに頼っても悟りは無理だよ、自分で修行しなくちゃ派と
 お釈迦さんやスッゲー仏さんにお願いすれば悟れるよ派

 この内、後者の思想を簡潔にまとめております」

(蝉丸Pブログ坊主めくりhttp://bouzumekuri.jugem.cc/?day=20081124より引用)

570 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 11:53:38 ID:hCYP1KWY
あと単純に、

『スッタニパータ』
『ダンマパタ』

あたりの原始仏典は、詩の形をとっており、読みやすく意味がとりやすいので、人生訓などが欲しければ向いていますね。

また、

『マハーパリニッバーナスッタンタ』(大パリニッバーナ教)もおすすめです。

老釈尊が死期を悟り、滅びた故郷に向かうさなかで入滅するまでの旅と、その説法という形式でして。
それなりにストーリー性があり、死を前にした釈尊が最期の説法をするところなど、なかなか感動的です。


えーっと、こんなところでしょうか。
まとめると、

ストーリー重視なら『維摩経』『マハーパリニッバーナスッタンタ』
メロディから入りたいなら、『般若心経』『舎利禮文』
短くて印象的なフレーズや、詩が好きなら、『スッタニパータ』『ダンマパタ』

このへんはこのスレを通読した程度の知識があれば、じゅうぶん噛み砕けるはずです。多分。


あ、ぶっちゃけうちの宗派(=浄土真宗)の経典(=浄土三部経)は、読んでてクソ面白くもないのでおすすめできません。
きっちり読んだ私が言うんだから間違いない。

571 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 12:10:28 ID:hCYP1KWY
>>566
明らかにパロディで、デザインとか一部フレーズがもろに「もしドラ」なんですが、内容は凄かったです。
難解な唯識思想ですら「大雑把にはどういうことなのか」分かった気になれるという、初心者向けの傑作。


>>567
えーっと、大乗仏教誕生の流れと同じで、一般在家からの需要や、土着の宗教観の影響です。

現地のバラモン教、ヒンドゥー教とか神様を崇めるわけで、その習慣がある以上、
よく分からない一般信者としては「仏さまも崇めちゃ駄目なの?」と思うわけじゃないですか。

現に日本の私たちも、よくわかってなくても神道の神様も拝みますし、仏教の仏様も拝みますよね?
そして大乗仏教は、前回の解説のとおり非常に民衆よりというか、そこから生まれた仏教です。

「あんまり良くわかってないし、勉強する学も時間もない」という、いわば普通の人は、
「難解だが素晴らしい哲学」とか「高度な哲学的論争」を聞いても実践できないですし、救われないですよね。

だから、「より簡略に、よりすごい存在を拝んで加護を得たい、救われたい」という需要は常にあり、
それに応えて、「お釈迦さんやスッゲー仏さんにお願いすれば悟れるよ派」というのが生まれてくるわけですね。


また、そのヒンドゥー教とか、西域のさまざまな宗教との混交要素もあります。文化は混ざりますから。
「天」と呼ばれる仏教神格は、インドの他の宗教の神様たちですしね。「弁財天」=「サラスヴァティー」とか。
また、阿弥陀仏はゾロアスター教のアフラマズダ神が仏教化したものじゃないか、とも言われています。

そういった諸々から、『浄土思想』とか『密教思想』なんかが発生するわけですねー。

572 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 12:15:04 ID:hCYP1KWY
>>567
あ、追補!

「龍樹の哲学的な思想」からの発展というよりは、
「これまであったいい加減な大乗仏教」からの発展と見れば分かりやすいです。

論理的な裏付けが与えられても、一般単位での実践まで全部が突然論理的に化けるわけじゃない、ということですね。
繋がりが分かりにくい書き方でした。すみません。

573 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 12:18:10 ID:hCYP1KWY
最期に訂正連打! つくりながらの投下だと、やっぱりミスがおおおくなりますね。


>>454下部

            `''-.,,          ヽ
               `''-.,,        ',
`゙''-..,,_              ゙''-、       l
,,>≧ミ=x.-..,,__          __,,..-‐ヽ、    |
 /::::::(_j卞ヾ        ,,斗=<、 ',    .|    ……え? でも、このころの大乗仏教って、
 ':::::{iiiiiii}::::|           〝/::riゝヘヾ .',   ,'
|:::::゙艸'::::;          |:::{iii}:::::! 》 .',l ./
ーヾニ二シ,         弋辷_ソ _″///            「修行して功徳積んで仏陀になろうぜ」とかいうのだったかしら。
                      ,'ィ'
 :.:.:.:.:             ′    .:.:.:.:.: l ヽ、
                      ,'-‐'"l
                       /  三|       いったい何をどうしたら論争に耐えるものになるかしら……
                       , '__,,.-='
\      ⊂ニ==⊃      _,,-''√三彡}

574 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 12:20:47 ID:hCYP1KWY
>>507
            `''-.,,          ヽ
               `''-.,,        ',
`゙''-..,,_              ゙''-、       l
,,>≧ミ=x.-..,,__          __,,..-‐ヽ、    |
 /::::::(_j卞ヾ        ,,斗=<、 ',    .|   はっ!  ややこしい話の連続に忘れてたけど、
 ':::::{iiiiiii}::::|           〝/::riゝヘヾ .',   ,'
|:::::゙艸'::::;          |:::{iii}:::::! 》 .',l ./ 
ーヾニ二シ,         弋辷_ソ _″///
                      ,'ィ'        こやつの功績は「大乗仏教の理論化」だったはずなのかしら!
 :.:.:.:.:             ′    .:.:.:.:.: l ヽ、
                      ,'-‐'"l  
                       /  三|       まだ大乗の影も形も出てなかったかしら!!
                       , '__,,.-='
\      ⊂ニ==⊃      _,,-''√三彡}

575 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 12:21:29 ID:hCYP1KWY
>>519

        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
      / ;':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'; \
     / ;'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::';  \      結論。
   /   ;:::::\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::;   \
  │   ;::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::;   |      「寝よう寝よう」と思っていたらかえって寝られないように、
  │ _____   :::::::::::::_____    l 
  │ │::::::::::::::::│ 、 :;:;:;:;:; ツ│::::::::::::::::│.   |           「悟ろう悟ろう」と思っていてもかえって悟れない。
  │ │::::::::::::::::│   .;:;::::::  │::::::::::::::::│.  │
  │  ヽ::::::::::::::::ノ  :;:;:;:;:;:;:;;゛ ヽ::::::::::::::::ノ.  │
  │  ;:::::::   :::::::::::::::::::::::::::::::::           │
  │  ;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;     │    「悟ろう」とするのも執着であり、
  │  ;:::::::::::(___人___)::::::::::; U  |
  │  ;:::::::::::::::::::|_____|:::::::::::::::;     |         「悟ることにも悟らないことにも執着しない」のが「悟り」だ。
  │  .;:::::::::::::::::::       ::::::::::::::;      |

576 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 12:24:04 ID:hCYP1KWY
>>468下部

     五位七十五法も同じで、軽安の境地にある奴が死んでも、また軽安の境地に至る奴は現れる。


          こういう意味で、彼らは『概念はしっかりとそこにある』と主張するわけだな。

577地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 13:16:32 ID:geMgaG8U
丁寧な回答ありがとうございます。というと仏教が宗教化する流れは、

生きるのが辛いのを何とかしたい。救われたい。

悟ればいいんじゃね?
↓                                ∧,∧
そんな悟るって言われても良くわかんねぇよ >(民衆,,)

そもそも救われるのが目的だから結果が同じなら神様に縋っても同じじゃね?

よし、既存の宗教からいろいろとってオリジナルの神様(仏様)を作ろう!

んで、ここからいろいろとハッテンしたってことですか?
なんというか、失礼ですけど門外漢としては既存の宗教で良いんじゃないかという気もしますけど。
間違ってたら教えて下さい。

578地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 13:20:16 ID:geMgaG8U
あ、別に仏教を貶す気はさらさらありません。あしからず。

579 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 13:30:32 ID:hCYP1KWY
おおむねそんな感じです。

で、「既存の宗教でもいいのではないか」という疑問ですが、確かにそのとおりです。
でも逆に、「仏教ではいけない」理由もありませんよね。では、何故仏教が選ばれたのでしょう。

想像してみましょう。
なんか凄い聖者が凄い理論を唱えて、頭いい宗教家たちが「あいつはパネェ」と言い出しました。

するとよく分からない人たちでも、「あの人はすごい聖者らしい、拝めば功徳がありそうだ。」(←ここからもう土着の宗教的発想)

となるのもおかしな話ではないのです。

当時のインドは社会の変革期で、いろんな宗教が勃興して、あれこれの教えが所狭しとひしめいていましたからね。

そんな中で知識階級と四つに組んでやりあえる、時には論破しちゃうほどに理論的基礎のある仏教を見て、
「なんか良くわからんけどすごい人達がすごいって言ってるしすごいんだろう」という発想に至るのも十分ありえる話で。


だから皮肉な話なんですが「論理的によくできていて評価された、拝まれるようになった」と考えると分かりやすいかも。

580 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 13:33:26 ID:hCYP1KWY
「論理的に良く出来ていて評価されたからこそ、拝まれるようになった」です。訂正。」

581地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 18:54:06 ID:hXH/GK2E
春秋の諸子百家を連想する
ちょうど同じ時間軸なんだっけ

582地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 19:06:31 ID:zZOZPLp.
上座に帰依する前、現代語で読めるもので大乗仏典を読みあさってましたが維摩経と
般若経典が面白かったですね。
スレ主様がおっしゃるとうり浄土経典は…。浄土はこんなに素晴らしいところだ、って
言ってるだけのような・・・。
中論にいたっては、理解をあきらめました。

ダンマパダは市販の本より、こちらのほうが読みやすいと思うので紹介しておきます。
テーラワーダ仏教協会で修行中の比丘の方のブログです。

困った時はダンマパダ
http://76263383.at.webry.info/

583地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 21:42:48 ID:H6ibiz02
昨日の投下に今気がついた、乙でした!

前半の概念に関する論争は、西洋哲学&神学の普遍論争みたいだな。時代は遥かに前だけど。

584地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 22:18:33 ID:7WeimYDw
乙でした!

ところでちょっと関係薄いこと聞いていいでしょうか
悟りを目指すのは、輪廻転生の最中の苦楽から逃れるためかと思っているのですが
悟りを得たとしても、死んで生まれ変わったらリセットされちゃうから、意味ないんじゃないでしょうかね?
それとも、生まれ変わるたびに改めて悟りを目指せばいいという考えなんでしょうか

585地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 22:28:22 ID:14oKK40o
乙乙! ギリシャ哲学やローマ時代の宗教論争を見てるみたいだw
西にはいかなくて東の中国へ流れたのは、中東で力尽きたりしたのかな?

586地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 22:31:20 ID:z23dblnw
やべえ、文さんは分かりやすくしてくれたのは分かるけど、
現在進行形で仏教徒やってる身としては余計わからなくなったところもw

幸いなことに、身内に倶舎論やら龍樹やら世親やらにやたら詳しい(つーか大学院でやってた)
のが居るからちょっとこのへん見せて、補足説明を受けてくるw

587地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 22:41:10 ID:hCYP1KWY
>>584
あー、っと。原点である釈尊だと、
「輪廻転生とかシステムもよく分からないし、考えても分からないから考えてもしょうがない。そんなものに執着するな」となり。

あるいは、「輪廻するって何が輪廻するんだ?」→「色々考察」→「煩悩の種が輪廻している」→「ゆえに悟れば煩悩の種はなくなり輪廻しない」とか。

悟りと輪廻思想からの解脱の関係って、時代によって諸説ありますが、
「悟れば輪廻の輪から外れる(=解脱)ので、輪廻はしない」というのが仏教の基本姿勢です。


>>585
西方への仏教伝達がどこで止まったのかとかは、まったく知識が無いのです。すみません。
……何が原因で阻まれたんでしょうねぇ。

ああ、西方といえば、個人的に同時代のギリシャの、オルペウス教とかピタゴラス教団とかの思想的類似が面白いと思っています。
あっちはあっちで輪廻からの解脱を唱えてたりするわけですよ。

588地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 22:42:19 ID:hCYP1KWY
>>586
ひぃ専門家!? (ガタガタ

あー、ともあれ、なにか疑問があればこっちにもお気軽に質問どうぞw

589地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 22:53:24 ID:z23dblnw
>>585
西方との交流、というか異文化論争ではそのものズバリの「ミリンダ王の問い」ってのがあるな、
東洋文庫ででてるけど、アレは読んでて面白かった。

590地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 22:56:52 ID:Obf5aqBs
驚愕の余り酉が外れている件

591地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 22:56:54 ID:z23dblnw
>>588
どっちかと言うと大乗仏教でやってく上での、心理的整理みたいなものなので
具体的に質問があるわけじゃないんですw
自分結構適当に仏教やってたなあってなノリなので。

…問題はその身内がアスキーアートを読めるかどうかな訳だが。

592地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 22:57:14 ID:hCYP1KWY
産業で分かるミリンダ王の問い

ギリシャ系の王様ミリンダ:「そもさん、仏教とはなんぞや!」
高僧ナーガーセーナ:「せっぱ! 仏教とはこれこれこういうものなり!」
ギリシャ系の王様ミリンダ:「見事! 納得したので仏教に帰依する!」

593 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 23:07:22 ID:hCYP1KWY
>>590
おおっと、失礼しました。ミスで名前欄消しちゃったのかな。

>>591
あー、なるほど。
それじゃあこれは明言しておいたほうがいいですね。

「釈迦の教えと大乗仏教は基本的に別物」というスタンスです。


『歴史的な事実』と『信仰すべきもの』に関しては、自分の能力の及ぶ限り切り分けます。

「"むかしばなし”と“ほんとうのおはなし”は明確に区別されなければならない。
          史実を知ったところで神話の価値はいささかも減ずるものではない。」  by新城直衛 『皇国の守護者5』


また、歴史的な事実として釈尊の教説と大乗仏教が別物でも、それでも大乗仏教に価値はあると確信しております。

「人には無条件で信じられるなにかが必要なのだ。」 by新城直衛  『皇国の守護者7』

594 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/29(火) 23:10:43 ID:hCYP1KWY
おおっと、足したり削ったりしてたら「私は」が抜けた。

私は、「釈迦の教えと大乗仏教は基本的に別物」というスタンスです。



あくまで私のスタイルなので「釈尊の本当に伝えたかったことは大乗なんだよー」とかいう言説もあえて否定はしませんけどねw
法論する気もないですし。

595地震なんかに負けるなお!:2011/03/29(火) 23:28:21 ID:7WeimYDw
>>587
回答ありがとうございます
「そんなのにこだわってたら苦しいから気にすんな!」ということならわかりますが、
「悟りを得れば輪廻の輪から抜け出せる」って話は、なんでそうなるのかさっぱり不明なのが悔しい……!
時代に諸説あるということは、かなり難しいんでしょうかね理屈としては

596 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/30(水) 00:11:46 ID:8ktsJ4eI
>>595
あった、やっと見つけた! これ読んでみてください!
http://www7.ocn.ne.jp/~priest.1/zuihitu/monsyosyu02zuihitu10.htm



「本来・仏教では
 閻魔様がお裁きを下したり
 イズコが指図したり
 美人の死に神に連れて行かれたりと(むしろ望むトコロだ!)

 第三者が介入することは無く

 全て自分の心に染みついた習慣の力によって

 自分にとって居心地のよさそうな場所に赴くとされています」


これ、つまり簡単に言うとこうなわけです。
だから何にも執着しない悟り状態なら、次の輪廻先にふわーっと迷い込んだりせずに、輪廻の輪から逃れられるというわけですね。

どうしてそうなるのか細かく詰めようとすると、唯識というとんでもなく難解でめんどくさい思想と格闘しなければいけないので、
私もちょっと思わず尻込みしてしまうレベルですが……大まかでよければ、こんな感じで理解すればいいんじゃないかと!

597 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/30(水) 00:17:50 ID:8ktsJ4eI
さて。
中国仏教に関する書籍を洗いなおしているんですが、どこまで描いたものか悩みます。

皆さんに質問なんですが、要点だけ抑えたあっさり志向(すぐ次いける)か、がっつり全部乗せ(時間かかる)か、
どっちがいいでしょう?

希望が多いほうにします。

598地震なんかに負けるなお!:2011/03/30(水) 00:18:52 ID:Eck061s2
しかしまあ死んだ後の事を良くも見た事あるように言えるなとこの手の話を聞くたび思う。
まあ所詮は悪魔の証明なんだが。

599地震なんかに負けるなお!:2011/03/30(水) 00:19:13 ID:Eck061s2
がっつりいこうぜ。いくらでも待つぜ

600地震なんかに負けるなお!:2011/03/30(水) 00:20:56 ID:HjrGmTCo
がっつりいこうぜ!

601地震なんかに負けるなお!:2011/03/30(水) 00:24:33 ID:t3WQmKic
りあるだいじに

602地震なんかに負けるなお!:2011/03/30(水) 00:26:16 ID:kO4Ek1xU
そっちよりは日本仏教の歴史〜現代の方が興味深いのであっさり希望

603地震なんかに負けるなお!:2011/03/30(水) 00:32:41 ID:4T5GytvM
法然上人が抗う意味を俺たちに思い知らせてくれる程度にがっつりお願いします。

604 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/30(水) 00:56:48 ID:8ktsJ4eI
ふむふむ。それじゃあ、ややがっつり目で、本編も併行して動かしていきましょうか。
中論と倶舎論に初期密教まで進めば、なんとか南都六宗や天台教学、真言密教とかも大雑把に解説できますしね。


しかし、やっぱりどこの宗教も問題抱えてるもんですねぇ。と、こんなまとめを見て思ったり。

「蝉丸Pが後輩君と仏教話」
http://togetter.com/li/17724

605地震なんかに負けるなお!:2011/03/30(水) 03:22:32 ID:EF2JoAuc
物語も面白いし文さんのお話も面白い。
本当に良スレに出会ったわ。
仏教は手塚治虫の「ブッダ」と「聖☆おにいさん」を読んだ程度の知識(?)しかない俺でも
楽しく読めるってのは凄い事なんではないかと思うですよ。

606地震なんかに負けるなお!:2011/03/30(水) 04:11:19 ID:Z27EaCYs
>>585
伝わったけどワンオブゼムでしかなく、国教レースでキリスト教に競り負けたって感じではないかと

607地震なんかに負けるなお!:2011/03/30(水) 04:50:20 ID:ISsVkDUA
>>585
おそらくだがゾロアスター教の影響のほうが強かったからじゃないかな?
中東はこの宗教が全盛だったし、仏教が伝播始める頃にはマニ教が生まれてる。
マニ教はキリスト教、仏教、ゾロアスター教、ユダヤ教に土着信仰の混合宗教というカオスなもの。
これがローマ帝国まで伝わってるから、伝わってはいても混合されたりしてるのではないかと思う。
あとは>>606の言う通り、キリスト教が拡大していくに連れて駆逐されて言ったんじゃないかな。

608地震なんかに負けるなお!:2011/03/30(水) 06:16:55 ID:ZZDqHY8Q
>>604
お釈迦様がいらした頃ですら、提婆達多が分派させたりしてたわけですから。

結局はテーラワーダもあるメリットを取るかわりにあるデメリットを抱え込んだもので
問題点を指摘すればキリがないほどあります。(例えば尼僧のサンガがすべて滅ん
だ現在、女性が具足戒を受けて出家することが不可能、とか)

ただ、アビダンマを仏説とするかどうかなんて問題は国によっても、また長老によって
も違います。パーリ三蔵はすべて仏説とする長老もいたり、成立年代の遅い経典はお
経というより文学だ、と言っちゃう長老もいます。

609地震なんかに負けるなお!:2011/03/30(水) 10:34:13 ID:4giksDFc
>>569
般若心経いいですよねー
これとか
般若心経ハードコア
http://www.nicovideo.jp/watch/sm12538699
これとか
般若心経テクノ(どちらかというとTerror気味)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm11999979

610地震なんかに負けるなお!:2011/03/30(水) 18:19:15 ID:SLY9mjBI
東:1世紀、中国に伝来
西:1世紀、トルクメクスタンに伝来。メルブ遺跡に仏教施設あり。
西:3世紀、マニ教、ペルシャで仏教を含め色んな宗教を吸収して誕生。大いに広まる
西:3世紀、マニ教、ペルシャではゾロアスター教に負け死亡
西:3世紀、ゾロアスター教、ペルシャで国教化。大いに広まる
西:3世紀以降、マニ教、ペルシャ以外で大いに広まる
西:4世紀、マニ教、ローマ帝国全域で大いに広まる
西:4世紀、キリスト教、ローマ帝国で国教化。大いに広まる
東:4世紀、朝鮮半島に伝来
東:6世紀、日本伝来
西:7世紀、イスラム教誕生。あっという間に大いに広まる

な、感じで西方はゾロアスター教がマニ教がキリスト教がイスラム教が、と
ゾロアスターを除いては次々と競合が誕生してました。

611地震なんかに負けるなお!:2011/03/30(水) 21:18:29 ID:zBGR0Qbc
>>596
さらに闘うものたち、な人たち(信徒の結城さんとか)が修羅道に堕ちるのはわかるけど
餓鬼道や畜生道に落とされるのは解せませぬ

>>597
今更だけどがっつりで

612地震なんかに負けるなお!:2011/03/30(水) 21:30:18 ID:qP.Gokss
国教となるか否かってのは、やっぱデカイよなぁ
トップの「個人」がどれだけ真摯に教えに感銘を受けたとしても
「国家」にとっちゃ宗教なんざ思想誘導兵器でしかないからなぁ
仏教は西方では統治道具としては使い勝手が悪かったのかも知れん

さらに仏教はアジアの風土から生まれたものだから
風土の違いすぎてる中東や西洋だと肉感として理解し辛かったのかもしれない

613 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/30(水) 23:09:22 ID:8ktsJ4eI
またつくりながら投下しようと思います。
今日は12:30をめどに、途中まで。

614 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/30(水) 23:09:49 ID:8ktsJ4eI
12:30とか半日! 何を言っているんだ、00:30です。

615 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/30(水) 23:12:22 ID:8ktsJ4eI




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        新城直衛は、末法の世に抗うようです 
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    ///////> ´      >  ´        ゝ三イ’_         ` <         ヾ////
    //////     > ´      ィ≦777//////////////7777≧ii、    ` <    V//
    /////{  > ´   , ィ≦//////>//7///////////////7//<///≧ヽ、   ` 、  ,'///
    ゞ////}´   ィ//////>´/:.:.:.////:.://////////////:.:.:.://///////<//>    V///
      `<{ ,ィ////>/´///////:.:.:./////////////////:.:.:.://///////////////>   {>´
        {/>;:;:;{`ト=,,////////>--─────────---≦///ニ--‐‐イヾ//>、/ _
     , ‐--{:;:;:;:;:;:;リ     7´   `゙゙<ミト、   : :V: :{ i: :_,彡>'''´ ̄ `ヽ       };:;:;:/< /
    ../ ヾ  ヽ:;:;:;:{     {i:    ・   ヾ=ト/ /} :ヾ<;/.    ・     i}      };:;:;  ,イヽ
    .{  {::>、 V;:;{    ∧          i} ヾ /   /人          / / 〃 .i;:;:;i  { ヾ
    ハ  ;:イヽ .V;} ヾ、   ` ー-----‐ ´ / ´   ヾー..> ‐----‐‐' , ≦    |;:;/ イ:ヽ ヽ
    ..ハ { //>} {  ミヾ\三二====三    /:.:.:  iii  二二三==二三三≦  .|:;}  }//}
     .∧  、: { .{  >彡 ´     `ヾ''    i:.:.:.:.:.:.:.   `ヾ ゞ     ` <二 }:  イ:./  /
      ∧  、 ヽ∧                   {:.:.:.:.:.:.:                    |_   ィ /
       .ハ  ヽ_ i                    ヾ:.:.:ィ,                    i  ¨´  イ
     ,、}ヾハ   ',                 ,ヘ |/ .へ               ト、   ///
    ≦: ソ:’ .>、_ }.                ´  ` ´               i//77イ: .:.: .:.
    、}ヾ  ; ,;ミ: ./∧                                      ,'}///∧:  :.: .
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    }< : .:.. : .:..{ { {_∧     .''´, 、                   ` .-、     .,イ’:}: :}:.:.:.:}: .: .: .:
     <:.   :.:. {i:.:ヽヽ ヽ>‐- 、才´、ヽ >、        _才⌒>、      ,イ///イ:.:.:./ : .: .:..:
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                                   ――第二巻 『進上大聖文殊像一体』
                                ┏┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
                                ┗┛

616 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/30(水) 23:13:24 ID:8ktsJ4eI




      突然の夜襲による父の死、そして一家離散という悲劇に見舞われた直衛は――




                       ,.ィ'":::::::::::::::::::`'":::`丶、
                      / :::::::::::  ..:::,ィミ,彡ミ:::::ヽ
                     /..   ::.   .:/``" `゙''ヘ::::::::':,
                     /::::..   .::,ィ/      l:::::. ',
                     l::::::::.. .:::_/、j__,       トi::. l
                     l::::::::::::::/ltェェ=,;:::   r‐- 、,l」i:...:l
                    /l:::::::::::/ l リ ̄'´  ,j:.:.:.:.:.八!:::リ
                       |イルリj //     !:.:.:.:.:/:.:l:::ト{
                      リ、`'        ノ:.:.:.:.:.:.:.,ルハヽ 
                      lトr-、 、_    ヽ:.:.:.:.:.:.:,イノ'″
                    r―/ 丶 ` ̄ ̄フ:.:.:.:.:/
                   _/ 〈ノ  ':,\  `゙i.:.:.:./       
               ,__,. '´/  丶   ', 丶-':.:.イ 
                  /    ',     ゝ;:ヽ-‐―r;;,            
                  /     l   _____冫;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:\      ,,,,,,,, 
                 /  __ ,ノ  、`ヽ;:;:;;;:::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:从    (;:;:;:;:ヾ-
                 / /:.:.:.:.リ     〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:)     ソ;:;:;:;:;:;:;:} 
                //:.:.:.:.:.:...\   ,,__);:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノ     ゞイ"ヾ,:;:,ソ
                      .:.:.`ヽ  (;:;:ノr-´^~;;r-ー⌒`    ,.、ヽj  
                          "  ,,,,      _;:;:⌒ゝソ;:/     
                            (;:;:丿    (;:;:;:;:;:;:;:;:;:)     
                                    ヾ;;;;;;;;;;;;/; \
                                    ´  /;:ノ 。  。
                                       ()

617 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/30(水) 23:13:34 ID:8ktsJ4eI




         父の遺言により、出家の道へと歩み出すことになった――




                   __         ,仁三三三三三三℡
                      ムマ       トー─ニニ ̄二ニュ三1
                      ∨∧      〉≧ァーュ、二 二 -ュリ
                      ∨∧   < ィァjヘニ/',三三二ュ! 
                         ∨∧    r' `'   rノヘ三三ニi 
                         ∨∧  ヽ__  _j_i三三ニ!
                      ∨∧   〉ィ´三三二ニ一ニ二三ユ  
                           ∨∧/ヘ  ーー───ーァ 三ユ
                       _〉マ∧   `丶、 _三三三三二ニイヘ
                     ,r< ∨∧ニヘ     ̄二ニィ'´   ノ.≧ュ 
                   ,r<三三ニ∨∧三≧ュ、         _/ 三三\
           _,r<三|_,ィ仁三ニニニニ∨∧ 三三\,.rニ二ア ̄ /三アイ三ニヘ    
          l i三>イ三三三ニニニニニ∨∧三 i; ',ヽ /   /ニイ //三三1 
            l iイ//三三.ヘ 三三三三三∨∧三ヘ  ヾ/   / /  i'三三三:ヘ   
              マ   i 三三三ニヘ三三三三三∨∧三三./   /  l  ノニ´`ヾ三三〉,
          /  l!ヘニ,ヘ.=ニヘ三三三三三∨∧三/  ./    1 i`´    ヾ三ニi,
          〉,   !  、  `丶、.=ニ三三三三∨∧/   / ヽ、  ヘ!,riソ ハヽ ゝニ三l
          `丶、_   ≧r,、  `' 寸 三三三∨∧  /ニニ三ヽ、 マソ 丿彡ヘ i三ニi
                ̄ ̄ 'ー─ァ.、    `' 寸K∨∧'´ 二二二二ヽ、) / ,ヘ ー、i三ニi!
                    l  `' ュ、     ∨∧,_ 三二二三 〉 〉三三丶 寸ソ
                    l     / `' 、  〉 ムヘ _ __   ly'三三三ヘ   〉 
                       〉ーュK´rー=ニ二1仁ヘヘ/  _,、_ ̄i三三三    l 
                         /、   i      斤近jム  // 〈  l彡/  `丶, l
                    // ̄ヽlー─、 o ,-‐キ  ヽ.〉/、^ `<i/   )、  y!
                  /, './  / l   `ー’  ヽ丶 ヽ, >、  へ, Y、ソ ) l
                / / .〈  / / i         i`マ   ム  i>、 '、ノ、  Y ノ
               /.oメ/    ̄ ./. l_______.l ∧  ∨ l  i`ヘ、  `,イ 
               / ゚ /     ./                 〉 〉 ∨!  l! 人`ノュ、ノ

618 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/30(水) 23:13:47 ID:8ktsJ4eI






                             ・

                             ・

                             ・








         ┌――――――――――――――――――――――――――――┐
         |   ……何というか、まるでどこかの高僧伝みたいな状況だなぁ。   |
         └――――――――――――――――――――――――――――┘














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619 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/30(水) 23:13:58 ID:8ktsJ4eI



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   _,,,, -‐''''.´ ̄    ̄'''ー=x
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::::::,, -''゙ ̄_ ,,. __ _x_ __ `'''::、::::::::i
゙Y゙ ィ '´_,,,;;::==--竺:-=::ミ、-.`ュノ
=:}''ッ〔c_゙:::::::::::  ..:::::::::::::::::::..`‐ミ{
:Tヽ;:;;/`'ァ‐。x;;;,___,,,;;;;ィTi、__         えっ?
.{.iヽY  (_ _ノ〉   K(´゚ )`l:/ }::::、゙ヽ、
::ヾ,`|        | ゙ー  ,lイ /;;:;:ヾ、::.\
,w'゙Yl       rV'〉   .,!ソ'' "ミ::jノ:::::::::::`ー
, .}ミi、     ` '    /ミリ ミ ミ::::::::::::/i::::..
ミ,, ヾiミヽ, -=ニニニ= ,,ムジ ,,ミ'゙::;ィ゙:://:::::::.    【 勢至丸直衛 12さい】
:::ミi, l:;:;ゞiミx、_   _,,,イミジ 彡゙://::/./   ,斗-、 
:::::::ミ、ヾ、:;゙ヾi}エケZ゙エヅ:/ ミ:;ィ゙ ,,イ::j'./::, ´   \
                     /        \
        __________,/            \
          Vヘ         `V〉,             \
          Vヘ           V〉,            _,\
          Vヘ              V〉,        , ≦,斗‐''
         Vヘ             V〉,    , <>'
          Vヘ             V〉,   < /
          Vヘ           V〉 〈//
           Vヘ、 ______  ,∧_/ 
           Y≦三三三三三三≧厂

620 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/30(水) 23:14:09 ID:8ktsJ4eI


                                                 ,.. .::::゙゙゙゙゙゙゙`ヽ、
                                             ,'. ''"´.:.:::::::::::::::、:::::::、:.:.`ヽ
                                           ,.ィ´.:.:.:::::::::.:.``ヽ:::::.  ........: : :ヽ
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                                          レ'.::::l::l:l:||:|、;;;;:、::、::::.:.ミミヽ::::ィイ::::::::::::.:.ヽ
                                          l:!.:.l.l.:川1トミミゞミミミヽ.;ニニ三彡::::::::::::::::::}
                                          リ.:;l.l.:トト、ミミヽ>=='''''' `ヾミミミヽ:::::::::::}
                                        、 _ノ,;ノノノ,. 'ニヽ`゙`'‐t〒テ  :: ミミレ' ヽ::::、::::゙i
                                        彳i.:lj小 ,ィtテ;冫   ` ̄  :: ノノ い´',::i:!:::リ
                                             V,;i.:l.', ´~ノ       i  ′)_ノ/:!N::(
                        えっ?                  ``ハ  く .:.;;;.      U    ,..イl.:l.:.:.VV
                                            ヾ',   -    ,.     /ハi.:l.:l.::.:ノソ
                                                 ゙、 ´ニ二´     /  ノハl.:リリノ
                                                 .゙、        /   _ノノ:\
                                                ゙、     /,. '´.:.:::.::::::::::::.ヽ
                                                 `ーェ‐'彡'´ /ヽ.::::::::,. .:::‐‐\
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                                               {ぃ. /.:.:l.:::::::レ'´. : : :,r'"´. : : : : : : : : : : :.`ヽ
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                                              ,r'´.:.:::::::::::::/.:::::::::::::::::/.;;.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:::l
                                             /.:.:./.:.::::::::::/.:rュ.:::::::::::::i.:;;;;;;;::::::::::.:.- ==== 、:.:.:.::.:i
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                                           /.:.:./.:.:::::::::/.::/〃::.....:.:./.:;;;;;;;;;;;;;:;:;:;;l1: : : // / ヽ\:|

                                              勢至丸の叔父、菩提寺住職
                                                 【智鏡房 観覚】
                                                (ちきょうぼう かんがく)

621 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/30(水) 23:14:23 ID:8ktsJ4eI



  /;:;:;:;'  ;:;:;:;:;:;:;;:;:r‐'     _,-v、            ヽ;:;:;:;/
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;:;:;:;:;:;:;:;:;:/       ,,r´;:;:;:r'´             ノ ,|  ノ ヘ;:;:;:;:;:;:;:;
;:;:;:;:;:;:;:;:;|      /:;:;:r´         , , - ' ' ´,、/:; /|  ヘ;:;:;:;:;:;        いや、叔父上。
ヽ;:;:;:;:;:;ヘ    /;:;:r,'       , , ' ' _,,,-7'´・´~ } |//    ヽ;;:;:;:;:
  `'''ヽ;:ヘ   /ヽ○/` 丶 _ , , ; '  _/;:; /` ー ´  | /ヘヽ    "z;:;:;:;:;          ほんとうに心当たりがないのですが――
      ヽ_/: : : :":;:;ヽ、    _,,,r´;:;:;:;  `         |  入  z   "=;:;:;:
    /r'  `ヽ: :; ; ; ;:;`;:ー;:´;:;:;:;:;:'      ヽ      .|; ヽ \  三   {;:;:;:;:;:
    "z ヘ ´ヽ : ; ; ; ' ' ' ' '         r      l | ヘ  ヽ "   }:;:;:;:;:;
    ´7  ヘヽr ヽ ; ; ; ; ; ; ; ; ;     -=ヽ, /;     l. |  |  ゞ   ;:;:;:;:;:;    私はただこうして沙弥(=見習い小僧)として、
   /,、   `\_ヽ ' ; ; ; ; ; ;             _ -  / |  |   ゝ   }:;:;:;
   ´,ト  "  | `;:;`、ヽ ; ; ;        , r‐'´   / ノ   |  /;:;:                   仏法の基礎を学んでいたばかりで。
   /:;:|  〆 | ヽ| ヘ |` 、 ; ;     ´      /ヽ / /| 
 _,,ノ;:;:;:´|    |ヘ ヽ ヘ |  ` = 、 _    _ /  ヽ ヽ  } / ´ /
;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;7   ヘ\ ヘ ヘ |  ` ヽ  ` ´

622 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/30(水) 23:14:39 ID:8ktsJ4eI



                ,.'"´  ̄ ̄ ``ヽ
             ,、-''´           \
              /;:::.: . . .        _ _ ノ,
             /;;:;:;:;:;:.:.: . .<カ〕.  ,.' ´  ``ヾ
          !;:;;:;:;:.:.: .:. . :. . ,,、 '´      .:..::`,
          ゙、;:;: ;:.:.:.:.: .::,、‐'´;、ィイム、;、 .:.、;.;.;.;ヾ!
          ,イ>--‐''゙´.;,ィイノン'i'`ヾトヾ,,::.::::.ヾノ
          7;.;.;.;.;.;.;, ,ィシ'7_ ,,,、' ゙ 、_,,>トヾ、;::;:.リ                 (あびだつまくしゃろん)
          _」;;;:;:;イ;;j"´,r-デ:;> ,イ^モ7 `i;;;;:;ソ      直衛。 その一巻で 阿毘達磨倶舎論、
  _ , - ー'''´,ハ;;;;;;!/j;;;ト    ´ .  i ´  ,イ;イイ  
.:.:. :.:. :.:. :.:. :.:.:./;:..ゞ仆ヾlリ      ,   ,!   jソ/′
;;:.:;.,. -─一'/;;:.: .:.`゙ゞヘ_ト、      `ー'   / ヽ ̄``ー- 、         もう終わりだって気づいているかい?
:.:.:.:;.:. :.. :.: . . i;;;;.: .:. .  Yj '、    -ー‐:- /  i   ー - 、_`ヽ、
:.:.:.:.:. :.:.:. :. :.. .\.:.: .. ,ヘ \ヽ __ ´ ̄ ,イ ハ _」;,      ¨``ヽ,
:.:.:.:.:.. .:.:. .: . .:. .:. \:./ -‐'"´    ``ーrァ'ー'-、_,::;:;          i
,. -‐ ─ ''''"´ ̄             ij||       ̄ ``ヽ     |
.:.: .:.: .: . . .:. :. . . . .           1||.   ¨` ー -、 、`,     ヽ
.:.:.:.:::. :. :. .:.: ..: : : : : : : . . . . .,     j i!         i i,1 /   j !
.: .:. :.: .:. :..: .: ,,r'"´  ̄  ̄ `ヽイ;:'´  _,レ^ー-、_   ,r‐y `i j,リ /     ! |
.:.:.:.:.:..:.:.:;:;:;/     `,   ヽ:;: ;:,イ.: .: . . . . ̄`ゝ‐'T二レ'゙ /    ,! 」
:::::::::.::;;:;:;:/        j     ト、''´.: . .: :. : :.: . . .: . . ,.   /    | 1

623 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/30(水) 23:15:10 ID:8ktsJ4eI




                   . .. -―……―- ...
              .. . :´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::` : . .
           .. : :´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.\
        /:::::::::::::::::::::::::::::. . . : -――…‐-  .::::::::::::::::::',
       /::::::::::::::::::::::.. : :´  . ..   -‐…‐-(YY) ` .,::::::::::i
        !::::::::::::::. : :´ . : : ´   _,, ...-‐…‐-.(.ハ.).: . , ゙i:::::::!
       j::::::/´  . :´  {D二二三三:::::::::::::::::::::::.:.:': 、 〉/
       \{、 ´ .. -ー;;;ハッ /´ o Y゛''<ニ二三゙i゙i:.Y
        ′,___/´:;:;:;:;:;:;;゙ッ  (,    八 )  `Y o }iィ゙i゙i        えっ…………あっ!
         /⌒゙ッ:;:;:;:;:;;     `二  ´    ヘ,___.ヘイ;;l゙i〉
       、ッ''j }:::ン ゙i゙i゛ミ          /ヽiイ     从_
     xミ_  (, フ(,                  ヾ .{ッ  '' / )           ――これだけなのですか?
    ,.ミ,,    ッ⌒''ミ_ィィ!、、ッx     ______     |/
  /  'z,,           (,  '' ‐‐-ニ二,, `i   八
        ゛''‐- ,,       ′くミx,,     `   /
           ゛''‐- ,,      ゙ッ_.ヘ.,   ,..::}゙i
                   ゛''‐- ,,    ジi゙i゙i゙i_.xミ゙ィ 〉
                      ゛''‐- ,, \゙i゙i ///´゙i

624 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/30(水) 23:19:11 ID:8ktsJ4eI




                                 
               ,.'"´   .: .:.:.:.:::::::.:.``ヽ、   
                /        .:.:.:.:.::::::::::::::::::.:.ヽ  
             /           .:.:.:.:.::::::::::::::ノ  
              /    〈カ     .:.:.:.,,、、-‐.:;;;:;;ヽ
            i          ,.‐'"´.:.:::::;:;;;;;;;;;;:;;::;゙、
            ヽ       , ィ;;;: . :.:...:::.::::::;;;;;;;;;;;;;:;:::i    その「それだけ」を究めるために、
              ル`.::.-‐.:ィイ.::;i!i;;;:; 、.:: :.:.`ミ、:;;;;;;;;;;;;:;:;:〈 
             /.: ::彳ソイ ノハ;i `トt、 `、.:::`ミ、ヾ:;;;;;;:;:;:;:;i 
            V,.:ィイ, -‐-‐、リ `ー _--、`ヾ.ミミ、;;;:;:;/      (くしゃしゅう)
               V.::;;, ィヒッラ:., .:;;<ヒッラ_ ::`;;:;r ,;;;リ         倶舎宗 では一生をかけて学ぶ学僧もいるんだよ?
              `ヾ;,    .:i       :: ,リイ l;リ  
                   `i   /  ,       、_ノ;;{   
                ',   `^"      , ス;:;;:;;ヽ
                   ハ   -ー- 、   /  iリト、;:;ハ
                 ′゙、  ー    /   ,' `V.::;.ヽ,,_
         _ _____,.ィ´.::ゝ     ,.イ    ,/.:.:.:::::::!::.¨`ー- 、 _
     ,.ィ 二 _ __ __  / .:i ,`""" ´<_, イ  .:.::::::::::::,!:::::::::::::::::::::::.:.:.:.``
   /^1           ,/  /^|/  ,イ ,イ  /.:::゙, /ヽ.::::/.:.::::::::::::::::::::::::::::::::.::.
  ./  i!ー --- ─一 /  i::;;;|   l/   V .::;;;:;;i ヽ/.:::/ .:.::::::::::::::::::::::::::::::::::
  /   ;          /  /.;;;;;|  /i   / .::;:;;;:;;;|   /  .::::.:'"´ ー- 、:::::/´
. /   {        ,′ /.:;;;;;;;;ト ----‐ '.:;:;;:;;;;;;;;;;;|  /   .:::   .:.::::::::::::::/::::::

625 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/30(水) 23:19:27 ID:8ktsJ4eI




   /       /^^^^^^^^^^^^^^^^^^ヽ   ゙i
  /     ∪ /               ゙i   ゙i
 /   |     / _....r-ー'―-‐‐‐‐‐‐‐--ー--゙i   ゙i
/    |   / ,'rj―'''`''‐‐ 、 _.|..| (、,,,-‐''´`ヽ_゙i,.  ゙i
|    |  / |   ,‐'゙゙゙゙゙ヽ   / / ノ ./´ ̄`i .|l ゙i  |
|    |  / | 〈  ・  〉     〈 ..・  ) |l'、゙i  |
|     | /ト |   `-..,,..-′      `-....-′|l'、,,'゙i |
|    !/ i ト│                 .|l'、 、゙i |
|    く | ト |                  |l'、l '  |        ……すみません。
イ\    \゙\l                 |l'、 ハ ゙i
  \    \<゙‐‐ー 、         ..ィ´´   〉 /
\  \(⌒) ヽゝ `ゝ‐‐‐、、_____,,-‐''´、  ヘゝ ソ丿
  `''-、゙゙"\\ \            -`ー、 / `
    ヽ\ `''-、\\        ´゙ゝ、  /

626 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/30(水) 23:42:05 ID:8ktsJ4eI




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    ここで少々解説だが、当時の日本には公には八つの宗派が存在していた。


   ━━━━━[ 八宗略説 ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

     倶舎宗 (阿毘達磨倶舎論)   ……仏教の基礎学。(のちに法相に吸収される)
     成実宗 (成実論)            ……仏教各派の説のまとめ。(のちに三論に吸収される)

     三論宗 (中論・十二門論・百論)……龍樹の著作について。
     法相宗 (唯識)             ……唯識思想(=空思想を細かく理論化したもの)について。

     律宗 (四分律)              ……戒律について。
     華厳宗 (華厳経)            ……華厳経というお経について。

     天台宗(法華経)            ……天台教学について。
     真言宗(大日経)            ……密教について。

   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

               /7
                 //
             //
       __    //  こんな具合だが、当時の宗派は「大学の学部、学科」に近い趣きがあり、
.    /ノ ヽ\ .// 
.   / (●)(●〉/        僧侶が他の宗派に出かけていって勉強するのは珍しいことではなかった。 
  l    (__人_,//l 
.  |    `⌒// ノ   
   l       // ./    特に『倶舎論』というのは仏教概念の基礎をおさえた書籍であったので、
.   ヽ r-‐''7/)/
    / と'_{'´ヽ         大学でいう一般教養課程よろしく初学者はおしなべてこれを学んだんだな。 
    /  _.、__〉 ト,
    {  、__}  |.i
    ヽ _,.フ  .|.|      その中で、『倶舎論』を専門に研究する集団が『倶舎宗』だったわけだ。

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.

627 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/30(水) 23:42:22 ID:8ktsJ4eI


                  _ __
               ,.'´;:;:;:::::::::::..:.:.``ヽ、
              /;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;::::::::::::::.:.:.:..:ヽ
            (;;;;;;;;;;<k;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:::.:.:.j
               /;;ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:  ̄ ̄``ヾ!
           /;:;;;;;;;;;;;;:;;ソ^トト、;;;;;;;:;.:.:.:.:. .. :.:|
           !;:;:;;;;;r'´== -、ヾ、,,ヾN、;:;:;::.:.:.:.:!
           ヾ;:;;;;; ,rェテソ  'ヾニヽ、;:;:;;;;;:;:;j    いや。 君の学問の才能は素晴らしいものだ。
             ヾ;;!  ``7   ゙'ー'` !;ト、;:;/
              |    /       リソ;/
              l!   ヾ‐、      ソ/         流れる水のように速やかに、一を聞いて十を悟ってしまう。
              |;〉  ー‐-   /;:;;ノ
               /^ヾ   ̄   /;:;;イ
              ノ;:;;;;;:;:\ _, イ_」;;ヽ              おまけに聞いたことをしっかり覚えて、忘れることもない。
       _,,、-‐'"´;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;「    ̄``!:::L
 _,,、、-‐''"´.:.:::::::;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;L _ノ ソ;:;:;:::`` ー‐- 、
/.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:;:;:;;;;;;;;;;;:;:;:;:::::::::::::::::::::::::::.\
.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:;;::::::::::;:;:;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::|
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/!
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ!




    「学問の性ながるゝ水よりもすみやかにして、一を聞て十をさとる。

                             きくところのこと、憶持して更にわするゝことなし。」



.

628 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/30(水) 23:42:37 ID:8ktsJ4eI




               ,.r-‐''"´`丶、、..,,,_
              ,r'´ゝ、 ,r'´フ  ,、'r ̄`ヾ、
           /,イ`ヾー=彡' ,ィツイ/   ::ヾ`ヽ,
           ,!        ,ハ'´   ... . ::;_,ィミ l
             l,ィ,,,:':::ヾ ミ、;;;,.、-─゙'''ァty、::;ィヅ;;::j
          ,}``ハヽ;;;;, r'´ -─‐'´゙,ノ'ソイ'ヾ,;;〈
          /:..;;;,r' ヾ、リ  ,か)ゞ`' ,r'`ヽ,|トj;:リ
           {jj ハi ノi ,:トj         ,jテy ,ハ;;ir'
          ,!.;;:::;ヽゝ'ヾ'         ヽ  j-‐'     実に羨ましい話だけれど――
         {'ヘ、,ミジゝ         `ャソ ,!
            `ゞ リハ彳、.     ``ー-、, /
            ゙,r-く,._イ, ヽ,    `ー  /           そう根を詰めては体が持たないだろう。 休憩も必要だよ。
           /     `丶ミ、_      /
           ,イ        `ヾ,ー‐r一'
        / `¨丶-、       `イi`ヽ、
      ,r'´ ̄ `ヽ、,イ `丶   / |,j、  'j
    ,イ         ヽ、  \,/ ,!j ki、,イ、
   /            `,    'i ``ヾ<'

629 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/30(水) 23:42:47 ID:8ktsJ4eI





          __
   _,,,, -‐''''.´ ̄    ̄'''ー=x
 /''::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'=、
/::::::::::::::::::::._;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_::::::::::::::::::::|
::::::,, -''゙ ̄_ ,,. __ _x_ __ `'''::、::::::::i
゙Y゙ ィ '´_,,,;;::==--竺:-=::ミ、-.`ュノ
=:}''ッ〔c_゙:::::::::::  ..:::::::::::::::::::..`‐ミ{
:Tヽ;:;;/`'ァ‐。x;;;,___,,,;;;;ィTi、__         はぁ。 ですが……
.{.iヽY  (_ _ノ〉   K(´゚ )`l:/ }::::、゙ヽ、
::ヾ,`|        | ゙ー  ,lイ /;;:;:ヾ、::.\
,w'゙Yl       rV'〉   .,!ソ'' "ミ::jノ:::::::::::`ー
, .}ミi、     ` '    /ミリ ミ ミ::::::::::::/i::::..
ミ,, ヾiミヽ, -=ニニニ= ,,ムジ ,,ミ'゙::;ィ゙:://:::::::.
:::ミi, l:;:;ゞiミx、_   _,,,イミジ 彡゙://::/./::::::::::::
:::::::ミ、ヾ、:;゙ヾi}エケZ゙エヅ:/ ミ:;ィ゙ ,,イ::j'./:::::::;;;;_::

630 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/30(水) 23:43:03 ID:8ktsJ4eI



    /        ,  iii ゙!,ヽ,  ,ヽ, ゝ、.. ;;;, ゙ヽ,
    i゙       ,  ,! , ili l i., l;, i, l;;;;,`ミ゙ヾ';;;, ゙i i
    !i゙ ;'   ,i  ,! ,/!,i,iハト, i, !! |i', ゙i; i;;;';';,,_ミ:: ;;, リ
    lv',ィ' ,;;;i 〃;/ リ.リl| !l゙:,ト,゙:、li;'、 i:.゙i;..;;;;;;;,ヾ ;;:〈
   ,ィ,ィ/ ,,;;:;;イ,/シノン' ノ ゙l! ゙'いミ`ミゝミゝ、゙';;;;;;;;;;;;;'v;;;i
  '" / ,;;-''シr--=、∠,,__゙、 ゙ゝ,;≧-─ミーi;;;;;;;;;;;;;;;;;;l      「ですが」は無し、これは師僧としての命令だよ。
   i゙i゙  ;;ヘ | ーt‐:ァミ:`、` ' '<"t::ラー- |;;;ハ;;;;;;;;;;i゙
   ゙;゙、 ( ハ,!  `""´'  ゙:   `' ` ´   ノ;リ ,i;;;;;;ノ
    ゙:,゙:、.ヽ,ミト:       ,  :.      ケノ./;;ャ'′
      `:、`ー;      ,'.  :::,     '゙フー';;l゙        ……もし、それでも勉強したいなら、
       ノ,;;;;゙ト     `ー-‐'゙     /};;;;;;;l、
      ,ィ'ス、;;;|`、   -‐ - ─-   /,.};;;;;;;;;;「               別所の聖(ひじり)たちにでも話を聞いてきなさい。
      _」 ゝ、;;;l ;゙:、   '''''''   ,ィ゙ 'ク;;;:;:;;;;」
  _//   `:'、 ゙; ゙' 、      ,ィ'゙ ;'ク:::::::::::;`;、_
 '"/  l    r‐`i゙:,  `ー---‐''゙  「..:::::::::;ィ^!;;;;;;;;;;;;    彼らはあちこち遊行しているから、気晴らしになるような話も聞けるはずだ。
     ゙!   |:::::P"⌒`ヽr〜''⌒`く! ::::::::i゚_ノ,;;;;;;;;;;;;
      |   ,l:::::::|   / バ    ,l :::::;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;
      ゙: /:::::::::゙i    ヽノ    l ::;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

631 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/30(水) 23:47:22 ID:8ktsJ4eI




              _, -‐‐';;´;;;;;; _ ...'''' -‐===‐- 、ヽ
          ,, ( ) ̄;; .. -‐ ' ´ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,  ''';;;ヽ.
     ,,, -''' _,,, '"ヾヽ、 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'''  '';;;;ヽ
  '''' _,, -''':::::::::::::::,ヽ、 ヽ、 _ ;;;;;; _ ..... ---―‐--―‐‐ヽ
  , ´ _ `:::::::::::::,,::''''  ''゙`ヽ、 ___  , .,,,、ァー,--,-‐―_-_ゝ
 / /  `;;:::::,,''        '´ ----―・ナ´,゙〃シ  l
 i i. <  ;;::::;          ` ̄ ̄-‐´-___ュz.  `、
 ! ト 〈  ''::;              ´            /
 、ヽ`ー 、.l !                        __/       ――……わかりました。 では、失礼します。
 :ヽ、ー゙'´ ,、                   ィ, ´, ´ ,,
 "'',,  ̄ 、、ヽ                    ,У、 ",,
 、 ,,""ッ, ヾ.、        // ̄, ̄二ニニニニチ./ ,:.:.:.,i  '',,
 "'' ,,   '',,:.:`〒==ミ、  ヾー´ ̄ ._     l' /:.:.:.l|  ,,''
    "'' ,,  '',,:.:.:.:`:.、 `〒===〒 ̄ヾ    / /:.:.::.:.i| ,,''

632 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/30(水) 23:49:06 ID:8ktsJ4eI




      ,,、-''"´ ̄ ̄```ヽ、
    ,/           `-、,,_
   ,/       i, ;      ゙ミ三ー''"
   /       ハハ        ヽ,
  i" ,/ / ,〃i/  い、 \   いN
  / ,/ ,/ノ / ,ノノハ ト,、 ミ`'ー Vリ
  | レ'   _,,、ァチ-ーヒヽ| ゞヒs、ミヽ i
 ハ  rヘ ア'  <モテ;;   i' zッ、`i  ソ
  ゙Yf i゙ |ト        :i `` イ, ノ
  いヽ ゙!,      ,_ ;、   ,タ"           ああ、気をつけて。
   `i, `r、    ..__`_  ,リ
    ク',ヘ ゙:、    `''ー‐'´  /゙
   イ,ヘ ゝ\.     ̄  /
  f ̄`''ー─--ミ''-、,,_,,イ!‐-、、,,_
,/         ゙i,⌒ヽz¬"゙ヽ   i
             ト  ヾぃ  )  L,,_

633 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/30(水) 23:49:23 ID:8ktsJ4eI





              _,,,.-―''''" ̄`''-,‐'´−--- 、
            , ''"     rr、         \
           /      /iiii(从川  iii   iii;; \
           ノ      /iiiiiiiiiiiiiiiiiiiil ii iii   iiiiii  \
          / i   ノjノiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii| ii iii   jiiiiiii ゙、ヽj
        / ノンiii;;;iiiiillllliiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii ;;〃iii /j八iii  }
        !iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii_,,,.-ァiiiiiiiiiiiiiii〃,‐'ノノー_= 〉iijリ
        i、iiiiiiiiヘ_iiノ::::/iiiiiiiiiiiiiiiiiノ:::::::r ' I!:::  {jノjノ
         iiiiiiiiiiゝ:::::::/iiiiir'´ヽii 〔::::::::   ̄   \
         ゙、iiiiiiiiii iiiiiiiiiiiii{ 斤ヽ ヽ::::::.      ___ノ
          iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiヽ、爪弋ミ゙::::::::::      j       ・・・・・・・
           \iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii`Y´::::::::::::::::     -‐=!
            }iiiiiiiiiiiiiiiiii/ノノ从::::゙、::::::::::::..   ーf
           「iiiiiiiiiiiiiiiii/iンノjノ::゙、: ヽ:::::::::::::    i
           ヽi_i_ii_iiiii∧リ:_:_:_:_ヽ;;;: :`''‐-、_,,ノ
            |llllllllllllllllllllliiiiiiiiiiiiiiiii\〔___
            |lllllllllllllllll_llllliiiiiiiiiiiiiiヽ与、-、ii、
           r'´`ヽ!!!lllll|_ ~`''}iiiiiii| ii|  ゝ\ヽ
         /llllllllllllllll\llllllllllll`┘iiiii| iiii|  ノ  }lL
        /llllllllllllllllllllllllllll\liiii\iiiii| iiiiii||___」iii|
        /lllllllllllllllllllllllllllllllllliiiii\iiiii ̄iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiヽ
    /lllllllllllllllllllllllllllllllllliiiiiiiiiii/iiiiiiiii_iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiヽ
   /lllllllllllllllllllllllllllllllllliiiiiiiiiii/iiiiiiiiiiiiiiHiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii|

634 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/30(水) 23:51:26 ID:8ktsJ4eI




              _,,,.-―''''" ̄`''-,‐'´−--- 、
            , ''"     rr、         \
           /      /iiii(从川  iii   iii;; \
           ノ      /iiiiiiiiiiiiiiiiiiiil ii iii   iiiiii  \
          / i   ノjノiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii| ii iii   jiiiiiii ゙、ヽj
        / ノンiii;;;iiiiillllliiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii ;;〃iii /j八iii  }
        !iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii_,,,.-ァiiiiiiiiiiiiiii〃,‐'ノノー_= 〉iijリ
        i、iiiiiiiiヘ_iiノ::::/iiiiiiiiiiiiiiiiiノ:::::::r ' I!:::  {jノjノ
         iiiiiiiiiiゝ:::::::/iiiiir'´ヽii 〔::::::::   ̄   \
         ゙、iiiiiiiiii iiiiiiiiiiiii{ 斤ヽ ヽ::::::.      ___ノ
          iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiヽ、爪弋ミ゙::::::::::      j     学問に、逃げてるんだろうなぁ……あれは。
           \iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii`Y´::::::::::::::::     -‐=!
            }iiiiiiiiiiiiiiiiii/ノノ从::::゙、::::::::::::..   ーf
           「iiiiiiiiiiiiiiiii/iンノjノ::゙、: ヽ:::::::::::::    i
           ヽi_i_ii_iiiii∧リ:_:_:_:_ヽ;;;: :`''‐-、_,,ノ      まだの子供のあの子には、酷すぎる経験だった。
            |llllllllllllllllllllliiiiiiiiiiiiiiiii\〔___
            |lllllllllllllllll_llllliiiiiiiiiiiiiiヽ与、-、ii、                 引きずるのは、致し方ないけれど――
           r'´`ヽ!!!lllll|_ ~`''}iiiiiii| ii|  ゝ\ヽ
         /llllllllllllllll\llllllllllll`┘iiiii| iiii|  ノ  }lL
        /llllllllllllllllllllllllllll\liiii\iiiii| iiiiii||___」iii|
        /lllllllllllllllllllllllllllllllllliiiii\iiiii ̄iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiヽ
    /lllllllllllllllllllllllllllllllllliiiiiiiiiii/iiiiiiiii_iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiヽ
   /lllllllllllllllllllllllllllllllllliiiiiiiiiii/iiiiiiiiiiiiiiHiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii|

635地震なんかに負けるなお!:2011/03/30(水) 23:53:42 ID:nklMJ6WE
でも平々凡々と暮らしてるやつが大成できるとは思えないしなあ・・・

636 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/30(水) 23:53:50 ID:8ktsJ4eI



         l.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::L/V.:::::::::::::::/
       ,人::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:,、-'"´ ̄``ヽ
       /   `ヾ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,、-‐''"´    .:;;   .:!
     ,:.:,    ,′'''ー────''''"´ .:.::::::::::: .:;:;;;;;;;;.:.:.  .:!
     i;;;;;.:  ,'   .://-‐ 乍ミ .;;;;ィ::;:ィィシ,.イ ノ:::;;;;;;;;;;;;;;;. /
     |;;;;;;.:.i .::   .:/r' へ/.::彡'゙´ "´ ̄二`'''リi.:;;;;;;;;;;;;;;;;′
     ',;;;;;;.:|.:;;   ハ い1.:リリ     rテェニヽ`` !;;;;;;;;;;;;,イ
      ヾ;;;;;;;;;.:;;;; .:;;; ト、ヽノ;;!      ´ ̄    ,イ.:;;:;;:;;ノ
       /,;;;;;;;;;;;;;.:;;.;;.:.:;;;Y^i1           l´''゙'゙"´     ……それでも、あの子の才能は本物だ。
        i;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ , |            | 
    __,ノノシシ;:;;;;;;ィ"´ ; .|         ー-、__! 
   /.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::.``ヽト、_     ー‐-ィ´               この寺の中で朽ち果てさせていいものじゃない。
 /.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.::::::::::::::.:.ー- 、
.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:\
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.\
.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.\

637 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/30(水) 23:58:44 ID:8ktsJ4eI



             /;:;::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.::ヽ
          /;;;;;;;:;:;:;:;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, .イ、
        /;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:::::::::::::::::,、-‐'''"´..: .:;.;:;ヽ,
         |;:;;;;;;;;;;〔カ;:;:;:;:;:;:::::,r'´ ヽ.:.:;;;:;;ヽミヽ;.:.:..ヽ
        !;:;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;;イ  ;:ト、 ;:;;、.:.:;:;:;:;;;;;`ヽ;:;:;!
        `ト、;:;;;;;;;;;;,、‐'ィイ ;:; :; ;;、 ;:;:;、`ミミミ、:;;;`ヾ;:;;|
        ,'.:;: ,: ,ィイノlノ;'ハトト、ヾ;:;:トト、ヾミヾ;: ;;;;;;.:;;;リ
        V,:;`,;',;,'ル'゙-イ=≡'´  ``''=- 、`ノノ .:.:/
         ル,;:',ヘ;;!  ー='''´ヽ  ー=‐`  ii! l;:;/     さて。 これは少しばかり考えないと。
         トト;;ト、j!    "´   ``     / //
          '`ヾ>ト、       ;      ,ヘ;:;k
            `1ik、    `ー′   ,ヘ;:;;イ
            /.:.:L:.、   -‐-‐-  / 1;;/ヽ            私は平凡な僧侶なんだがなぁ、やれやれ……
             /.:.::.:.:/1ヽ  ´ ̄  ,.イ /;:;:;ハ.:`,
         _,ノ.:.::::::/;:;;レ''``ー─.< V;;;;;i.:l/.:::::L__
     -‐''"´.:.:.::::::::::/;:;;;;;l   /l   ヽi;:;;;;;;l.::::::/::::::::::::.`
    .:.:.:.::::::::::::::::::::V;:;:;;;;;;;|  lk!    l;:;;;;;;;|.::/.::::::::::::::::::
    .::.::::::::::::::::::::::::::;:;:;;;;:;::::L_|ノ __」_ノ;:;;;;;;;;;/::::::::::::::::::::::
   ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:;:::;:;;::::::::::::::::::::::::
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638地震なんかに負けるなお!:2011/03/30(水) 23:59:30 ID:smi37JYI
>>637
ははは、(AA的に)御冗談を

639 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/31(木) 00:04:15 ID:ZRIJSM9A


   その通り。 この智鏡房観覚という僧侶、実際にそこまで平凡な僧侶ではない。




                   ,.'"´  ̄ ̄  ̄ ``ヽ
                  /  rァ .:.:.:.:::::::.:.:.:.:._ノ_
                   /     ,.-‐..:.:;;;;;;;;;:;;:;彡─-ヽ
                !   ,.. ‐'´.: .:. :.:.::::;:;:;:;;;;;;;ゝ-─‐、{
                    `7´ .:.:::::,ィハNトNトNト、;;;斤 ‐-、 〉
                〃.::;:;;;;ィイ -‐一'ゞヾミミミミヾ;;;ゝ`ヽ
                 〃;;;;;ィイシ′ でテヽ  ,仁ミヽ;.;.;ノ  /
                  ';';;;;;ハリ        ,'`ー'` jシ'´ /     , '"" ̄``ヾ
, 彡ミミミミミL         ヾ;;;.い       ヽ   /   l:::::.、__  ,!  ィィイハ.:.:.:
ミミr'"゙゙゙´`ヾミ;!             ゙i;;;ハ ',   、,, `""   /`ト--‐'::::::.:.:.:.`ヽ VNNイイ^ヾ.:.:
ミミ! ,,,,_  r‐、リ    , .:. :;:; :; :;、 ij;ji. ' ',   `二´ /  ヾ:::::::::::::::::::::::::.:.`ヽr= r=ヾ
K r= r=l   /.:;:;:;:;:;:.:. :.:.:.V::::::.、 \     /::.:、  ';::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.`ヽ、
い   _」  l  j;:;:;;:;:;ィィイハ /.::::::::::.ヽ、 `. ー‐く::::::::::L_ノ.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.\/
.ゝ;、 t‐‐ァ !  〉;;;イ'''´´r= /.::::::::::::::::::::トrr==ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:::
_ ノ ト、 _,.イ   トトト...:.:.:::::::..::::::::::::::::::::::::l トト、`ヽ 1:::::::::::::::::::;;;:;:;:;:;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ト、 `ヽ`ーくト、ヽ. .:..:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::L,,  -‐┘::::::::::::::::::::;;;;;;;;;:;:;:;:::::::::::::::::::::::::::::::
::、\ハ  //.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;:;:;:;::::::::::::::::::::::::
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640 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/31(木) 00:06:47 ID:ZRIJSM9A



     彼、観覚は元は比叡山延暦寺の僧であったが――


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  _,, ,,_                   ,,r''"       `::、.             jj_      _,,._
''""   `::、.         _,,..-‐''"             `::、        ,,ィjllli:;、  -‐''"  `''‐-..,,_
        ` ‐- --‐'''""                   ``‐ -‐' ,,ィ':illl||||||lllii:;、          ``=
    ,/                                 .``''1エiiiiエ:i''"         美iiw
   /,i'                                  ,,ィ''jl||||||||||llii:;、     w,, 美'"
`i、,i',/                                  ``''1エ皿エ:i''"   美、 |!洲  w
.|i;: ;| .「 レ  _,,,/                            ,,ィ''jl|||||||||||li美=w、 美!:llll|,美=w"
リi ;リ,r'"~ソ .k; ;/ `7=================================rク ``'1エ皿エ:i''" wii=美 `wii'"美'"
:!i ;イ ji; ;l._,, |i; ;j= モ//リ,.',.',.',.',.',.',.',.',.',.',.',:,i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i//リヲ/ヨ、. ww美w、     `=美、洲  美w
ji;: ;j==<_,,.fi; ;L .モ//リ i',i',i',:',:',:',:',:',:',:',:,:',:',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',j'// リヲ/゙i、ヨ、   "''美ii ィ-//  |!洲|,,r'"`w
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|i;: ;|=''""~ fi: ;i モ//リ i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i'// リヲ/jl||lllll゙i、 美=wii美i!_ ~美_>美、:|_,==美
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ji;: ;j fi;: ;| i: ,r'/; / リ,;',:',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i','//r'、\kkkkkkkkkk .美、  "美~^'=j!:洲:|_,=-美
li;: ;| |i;: ; ,,r''/盒 j,;',:',:',i',:':,i',:',i',:',i',:',i',i',i',:',i',i',:',i',i',:',i',i',' 盒リ`i、':、\kkkkkk 美=w美w,,_wL. |!:洲_美=iiw
;; ,、 _,,-'',r''":,:',;',;',:',:',:',:',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i'`i、 '::、゙i、kkkkkkkkk"''美;''==、_j!:洲;L_,,美=
 {l,,r''",:',:',:',:',;',;',:',:',:',:',:',:',:',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',`i、 ';〔〕kkkkkkkkj;i='j: :;il ,=~!!:洲イ'" ;ij
;;: :``ミ牟牟牟牟牟牟牟牟牟牟牟牟牟牟牟牟牟牟牟牟牟牟彳[jjjjjjjiiiiiilllllll  j: :;ijソ ト:洲:;| .l: ;i|
;;: ;| |i;: ;j ;: i:. | |―‐| |―‐| |―‐| |―‐| |―‐| |―‐| |―‐| |:|llll|:|lll|:|lll||ll||ll|| 川川 .|: :;i|  .f!:洲:L_,,wii
;;: ;lリ _ ,,从 ! : | |iiiiiiii| |甬ヨ| |甬ヨ| |fjfjfj f甬ヨ| |甬ヨ| |iiiiiiii| |:|llll|:|lll|:|lll||ll||ll|| 川川 j: :;ij  .j!:洲;j'".: ;ij
- '''^::::::::: ::::::: | |―‐| |冊ヨ| |冊ヨ| |fjfjfj f冊ヨ| |冊ヨ| |―‐| |:|llll|:|llll'jl:-‐::'''",>  .|: :;i|  .|!;洲;| ,|: ;i|
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641地震なんかに負けるなお!:2011/03/31(木) 00:08:39 ID:OoGQjuNE
なんか比叡山って、優れた僧がよくつまはじきにされてるような印象があるなあ。

642 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/31(木) 00:09:32 ID:ZRIJSM9A


         ヽ       ,,..、r'"´"``ヾ‐-、          ,イ                `ヽ、 _ノ 成  何 ヤ
.  を  査   /   ,r''"´          `ゞ、    ,r'´,,,                   ゙、 )  績  だ ン
.  え  問  L_  ,/         ,、-ーゞ仆゙´\  / ,,,、、 '''"ゞゞゞゞゞ;:;:;:、、、、       ゙ヽ 表. ね く
.  な  は   / /  ,,、,,..___,,..ィ"´     `、  i,/,r'´  `"ー''゙゙゙゙゙゙""''''''ー‐-、       i;i は  こ ん
.  い  更   / ! '´!         _,, ,. ..  ゙i  ゙,!.,!               ゙i       く  !? の  ッ
   ・  に   l  | ,イj ,, ..,_   _ _ ,,、-‐‐-  ゙,ヾ,j !        ー''´ ,rー-、  |       厶
   ・  延  l  i イ,/,ィ彡ミゝ、     ,ィィゞ、、 {ミゞリ,rー-、,,,  '、,,,,、イ,ィ''"`゙   ヾ  ,r‐、, ,! `レ、⌒Y⌒ヽ
   ・  長  l  ヾ人'"゙⌒`゙ゞイ  、,,ィ'"´`ヾゞ ヾ,r{、ソ'⌒ヾソ   ゝー',ィO_ン    ゙i、 / ,r ヾ ,!
  !  ,せ  i   {`i、 ,ィOンj ゝ イ; ,ィOン   リイ ,!、 ,ィOン    `ニ二       ミ´イ i >!j
      ,ざ  _,ゝ  ij ,!' ゝ '′i  j  `  ''´  ! l) ,!',! ´ ̄ イ   ヽ、        ,! イ ,!ソ !!
     る 「   ヾj.     , |  ヽ,     !,レ/. l   入__,、-'イ''ー-、ヽ、    ,! ゞ'´,/ヾ、
        ヽ    ゝ   ,r'´ゞ、 ,r'゙ \.   ,' !イ  ゙i  ,イ"´_,,j、,、-==、ヾ,j ,'   l  _ノ ./ iヽ、
⌒レ'⌒ヽ厂 ̄     ゙, ,イ    `"    ゝ、/ ,!|ヽ、 ゙、 `゙'イ(二二ニニニゞ        |  / |   \
            ,ィ'i  i  ィニニニニゝ、 j l ,/ リ iヽ、゙、  ゙i  ,rー‐-、. ,!.         ,! ,/  ,!
      _,,、-‐'"´/ ゙,    ー一   ' 人_人_人_`ヽi   ゝ〈__,,、ノ        / /  ,!
人_,、ノL_,iノ!  ;:;:;:;:;:;:,!、i,人         ,!       i:;:;:;ヽ    ー--一       ,イ /    |
      / :;:;:;:;:;:;:;:|  \`ヽ、 ‐‐-‐  , 「 じ は 55 L;:;:;:;:;\          / /    ,!
ハ ワ  { .;:;:;:;:;:;:;:;:i   ヽ  `ー--‐'´ ノ. ゃ 赤 .点 了;:;:;:;/`ト、       , ィ´ /    ,/
ハ ハ   ヽ . :;:;:;:ト、   ./   i     ) ぞ 点 .以  |、;:;/  .ト`ー─''''"´   /       /
ハ ハ    >  :;:| \/ゝ、 ,j   ,ィく !.   下  >  ,| /` ̄´\  /      ,/




     どうも周りと折り合いが悪かったのか、元の身分のためなのか、

                                      (がくかい)
                                 思うように 学階 が得られず――


.

643地震なんかに負けるなお!:2011/03/31(木) 00:10:07 ID:RWd/dPVA
>>641
やはり腐敗のイメージが強いからではなかろうか
信長さんのあれとかのお陰で綺麗さっぱりになってしまったが

644 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/31(木) 00:12:11 ID:ZRIJSM9A


          ,r'"´.:.:. :.: .:. :. :.: . .     ``ヽ、
          !:::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.. .         \
          人_ __ __          ヽ
        /;:;:;;;;;;;:;:;:;::.:.:. :.::::::.: .:.:. `ヽ、    〈カ j
        /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:::::::::::::::::.:..:.`ヽ、 _ ,イヽ
         イ;:;;;:;;;;;:;:;;;:;;;:;:;:;,r‐- 、;;;:;:;,r‐=彡シィイハN、;:;:;;〉
        〉;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈  ^ヽイ;;/    ー- 、、ゞ;;;;:;/
      ィイ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙、 しイ;;イ     <ニテ, ;:ソソ
      jN、;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;;;;;:;>、 リ        ` 〈"´
      /:::::.:.:.:.:. .. ;;;;;;;:;:;:/  `i         ヽ    やれやれ……
    _/.::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:``'ヽ、  !        =r‐'゙ 
   /.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..:.\,     ー‐/ 
 /.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.\     i´         仕方ない、それなら南都の法相宗を頼ってみるかな。
'".:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:/>、 _ノ
.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::\/
.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:ゝ- 、_
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:..:`¨`ー - 、、、、_
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.`ヽ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.゙,
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.::.!



    法相宗に移り、難解極まる唯識思想を修めて『得業』という学位を得て、


                       「ひさしの得業」とも称された、なかなかの学僧である。


.

645地震なんかに負けるなお!:2011/03/31(木) 00:12:43 ID:84arLYGg
貴族主義で生臭バリバリですもの。
現代に入っても生臭いことやったりしたし。

646地震なんかに負けるなお!:2011/03/31(木) 00:16:17 ID:hkb8mAos
組織デカイから、政治力がより重要になるんだろうな〜

647 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/31(木) 00:18:52 ID:ZRIJSM9A



    また、『菩提寺縁起』にはこのような話も伝わっている。


   「菩提寺はかつて36もの坊舎が連なる大寺院だったが、観覚の当時は衰退しており、

        悪蛇が徘徊して多くの村人を苦しめていたため、彼は呪文によって蛇を閉じ込めた。

         こうして観覚得業は人々の信仰を集め、菩提寺を往時の隆盛に導いたのである。めでたしめでたし。」、と。



          /                    \
        /:.     〈カj   ,.ー- 、_ _      !
        !;:::. .       /  . :. :.; ;: ;; .:. .``ー-、j
        ヽ;; :. . __,.イィイ ハゞヽ、. : ;; :; :;:; . .  ヾ
         Y/;:;:;:;:;;〃ノン' ノ'  い゙:、ヾ'、;:ヽ、;:; :;. .: ヽ
         ,j;:;:;:;:;:イ::''´ ̄``ー 、'  ー''"´_``、;:;:;:;:、  ;!
        /:::;;:;:;:;;j:::. . .〈じニゞ,i  ,テラー、`,!;;;;;;;; . ::;!
        ゙、j:;;;:;:;,:!::::.:. .   ´ l   `    .!;;;;;;;;;;;;;ソ
         /;:;:;:ト;:!;::::. . .    , ‐、      j;:,イi;;;;;;!
         `、;:;:〉ハ!::::.:.:.    ー      ,リ j !;;:/
          j/;:ヾ ,:::::::.:.   __      ソ ',::;/
          リ;;;:;:;:ト、:::.:.:..  〈二二ヽ   /,イ;:!'゙
         ,rー- 、リ:\::.:..  ´ ̄ `   ,/;;:;!'゙
         /:.: . ..  `ー- ヾ::..   ̄`  /|ソリ
      ,r‐' ー ‐- 、_   `ー─‐''"   ,!、
     ノ::::.:.:.:.:.. .:.:. .. . . ̄``ヽ、TY⌒ヽ'´ ̄|               ,rー-、_
    /;;;.:::::::::.::::::::::::::::::.:.. . .. . . .\       j              / ,    `ヽ
   /;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::.:.:...: ..:.: . . .`^ヽー、/l__           ,r' /     l
  ,/;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..: .: . . :. . .  .  . ``ー‐- 、    /ソ '´      ゝ、
 /;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..: .:. :.. .. . . .     ``ー、/     _,r'"´ ̄ ̄`ヽ
,/;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:...: ..:.: . . .   , . -─ '´
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:. ..: . . .
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648地震なんかに負けるなお!:2011/03/31(木) 00:24:02 ID:hkb8mAos
>>647
まさに魔術師w
ずいぶんと人気のある人だったんだな

649 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/31(木) 00:27:22 ID:ZRIJSM9A



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     もちろん明らかな伝説であり、真に受けるべくもないが……

             法然の母が秦氏であったと伝えられるということは、弟の観覚もまた秦氏である。



   ━━━━━[ 秦氏(はたうじ)とは? ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

       古代の渡来系氏族。 土木や養蚕、機織などの技術を発揮して栄えた。

   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

               /7
                 //
             //  ヤマタノオロチ伝承なんかで有名だが、蛇はよく荒れ川の隠喩に使われる。
       __    //
.    /ノ ヽ\ .// 
.   / (●)(●〉/       また、東大寺の大仏を勧進した行基などに代表されるように、
  l    (__人_,//l
.  |    `⌒// ノ                僧侶が土木系の技術に長じていることは当時は珍しくない。
   l       // ./
.   ヽ r-‐''7/)/
    / と'_{'´ヽ       出自も技術系の民の末裔であるし、ひょっとすると、
    /  _.、__〉 ト,
    {  、__}  |.i              観覚は治水関係で大きな功績をあげていたのかもしれないな。
    ヽ _,.フ  .|.|

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.

650地震なんかに負けるなお!:2011/03/31(木) 00:28:40 ID:hkb8mAos
なるほどな〜
空海もため池や堤防作ってた伝説があちこちにあるもんね。

651地震なんかに負けるなお!:2011/03/31(木) 00:30:55 ID:nG8wj9AI
行基も渡来系だたね

652 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/31(木) 00:34:44 ID:ZRIJSM9A




         /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ソ;:;:;:;:;:;:;:ゝ、
       〃;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:Yイ|;:;:ヘ;:;:ヽ:;:ヽ
        /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ヾヽ;:;:;:ハ
     /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ヽ
     ノイ;:;:ノ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノノ ハヘ ∧;:;:;:;:;:;:;:ヽ
      ルノノ;:;:;:;:ノノ;:;:ノ彡'ソ/ノ ヾミハ;:;:;:;:从リ
      /彡彡ニ彡イ彡ニニ"   __ ヘ;:;:ハル'
       ト彡イ イ.l|   ̄`   ´fォッ` /ソ''
      ヾ;;;;ヾ. ソ         {    ,'         ――とりあえず、あのひとに手紙を出してみよう。
       ル;;;;ヽヘ      ー-'   ノ
       从;;;;;;;;;|    / ̄ ̄ ̄`ミ辷ニニヘ
         >ハルj ヽ  l´        |  i `ヽ、         ひょっとすると、何とかしてくれるかもしれない。
       |>ー--、.ヽヘ           /ニニ≧.  |
        |.:.:.:.:.:.:.:.:ハ ゝミ、      zヘ、___.  、 |
     /.:.:|φl.:.:.:.:トY´ ̄`Yニニ>ヾ::(    、 |___
--一'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.   ハ ヘ   |.:l´ ̄  、  ∨.:` ̄`ヽ
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.人   |::  J  j.:.:ヽ、       }.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:>ト、___∠.:.:.:.:.:ヘ、.   /.:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ミヽ='.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\.:.:.:.:.:.:.:


       歴史に名を残すほど大きな功績はない――

                    しかし恐らく多くの人から尊敬を受けたであろう、ひとかどの僧侶。


        仏門の入り口が彼であったことは、直衛にとっては一つの幸運であったのかもしれない。



                             ・

                             ・

                             ・


.

653 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/31(木) 00:35:39 ID:ZRIJSM9A
と、時間。
区切りもいいので、今日はここまでとさせて頂きます。

続きは近いうちに。

654地震なんかに負けるなお!:2011/03/31(木) 00:36:23 ID:hkb8mAos
乙でした〜
おやすみなさいまし〜

655地震なんかに負けるなお!:2011/03/31(木) 00:36:40 ID:K/PsvJyQ
乙でした

656地震なんかに負けるなお!:2011/03/31(木) 00:37:23 ID:84arLYGg
乙ー。

657地震なんかに負けるなお!:2011/03/31(木) 00:38:30 ID:0KKbajvk
乙でした

658 ◆Civ.a/bGUo:2011/03/31(木) 00:38:32 ID:ZRIJSM9A
>>634の誤字訂正。

              _,,,.-―''''" ̄`''-,‐'´−--- 、
            , ''"     rr、         \
           /      /iiii(从川  iii   iii;; \
           ノ      /iiiiiiiiiiiiiiiiiiiil ii iii   iiiiii  \
          / i   ノjノiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii| ii iii   jiiiiiii ゙、ヽj
        / ノンiii;;;iiiiillllliiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii ;;〃iii /j八iii  }
        !iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii_,,,.-ァiiiiiiiiiiiiiii〃,‐'ノノー_= 〉iijリ
        i、iiiiiiiiヘ_iiノ::::/iiiiiiiiiiiiiiiiiノ:::::::r ' I!:::  {jノjノ
         iiiiiiiiiiゝ:::::::/iiiiir'´ヽii 〔::::::::   ̄   \
         ゙、iiiiiiiiii iiiiiiiiiiiii{ 斤ヽ ヽ::::::.      ___ノ
          iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiヽ、爪弋ミ゙::::::::::      j     学問に、逃げてるんだろうなぁ……あれは。
           \iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii`Y´::::::::::::::::     -‐=!
            }iiiiiiiiiiiiiiiiii/ノノ从::::゙、::::::::::::..   ーf
           「iiiiiiiiiiiiiiiii/iンノjノ::゙、: ヽ:::::::::::::    i
           ヽi_i_ii_iiiii∧リ:_:_:_:_ヽ;;;: :`''‐-、_,,ノ      まだ子供のあの子には、酷すぎる経験だった。
            |llllllllllllllllllllliiiiiiiiiiiiiiiii\〔___
            |lllllllllllllllll_llllliiiiiiiiiiiiiiヽ与、-、ii、                 引きずるのは、致し方ないけれど――
           r'´`ヽ!!!lllll|_ ~`''}iiiiiii| ii|  ゝ\ヽ
         /llllllllllllllll\llllllllllll`┘iiiii| iiii|  ノ  }lL
        /llllllllllllllllllllllllllll\liiii\iiiii| iiiiii||___」iii|
        /lllllllllllllllllllllllllllllllllliiiii\iiiii ̄iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiヽ
    /lllllllllllllllllllllllllllllllllliiiiiiiiiii/iiiiiiiii_iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiヽ
   /lllllllllllllllllllllllllllllllllliiiiiiiiiii/iiiiiiiiiiiiiiHiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii|

659地震なんかに負けるなお!:2011/03/31(木) 00:43:25 ID:RWd/dPVA
乙でしたん

660地震なんかに負けるなお!:2011/03/31(木) 01:39:16 ID:Zzk/25sw

師に恵まれるってのは幸福だね

661地震なんかに負けるなお!:2011/03/31(木) 02:23:22 ID:hvPdlI7c
乙でした

662地震なんかに負けるなお!:2011/03/31(木) 03:50:57 ID:FyMWqps.
乙でした。

こういう人の巡り合わせってのは正に、天の導きっていうのを感じずには
いられませんね。

663地震なんかに負けるなお!:2011/03/31(木) 07:19:27 ID:nG8wj9AI
乙でした

664地震なんかに負けるなお!:2011/03/31(木) 09:35:08 ID:XOod4zg.
乙〜。

665地震なんかに負けるなお!:2011/03/31(木) 11:19:05 ID:PPsEMJjY
乙でした

666地震なんかに負けるなお!:2011/03/31(木) 18:53:53 ID:I4EIv2eg
原始仏教の目標が心の平穏にあるのなら、
自律訓練法とは悟りへの西洋医学的アプローチなのではないかと電波が降りてきた。

667地震なんかに負けるなお!:2011/03/31(木) 20:38:53 ID:Zzk/25sw
やっぱそう勘違いしちゃうのか

668地震なんかに負けるなお!:2011/03/31(木) 21:48:12 ID:b2sxNO4k
思うのはいいがあまり言い触らさないほうがいいな。

669四月馬鹿だお:2011/04/01(金) 08:34:17 ID:37JhXkj6
悟りは計算や訓練で辿り着くもんじゃねえ。
クリアすべき合格点やゴールがあるわけでもない。

西洋医学的アプローチとかいわれても無関係すぎてどうしようもないぞ。

670 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/01(金) 10:11:27 ID:g00K.ILg
悟りというのは精神医学で言うところの、離人症に近い状態ではないか、という仮説がありますね。

禅を組む僧侶や、祈りを捧げる司祭の脳波を測って宗教体験というものを科学的に分析することもありますし、
まぁ、それはそれで科学の研究対象としてはアリなんじゃないでしょうか。

科学的にどういう状態か客観的に定義されたところで、宗教体験の主観的な意味が失われるわけでもないですしね。



宗教面から見ても、苦行主義者でもなければ異なる分野からの分析でより手法が洗練されて、
目的となる境地にアプローチしやすくなるならそれに越したことはないですし。

とくに、禅病のように伝統宗派の修行でも精神のバランスを著しく崩すことが実際にありますしね。
そのへんのケアとかは、僧侶としても精神論よりは科学に頼りたいところです。

671 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/01(金) 10:24:24 ID:g00K.ILg
そういえば個人的な体験ですが、自律訓練法は受験生時代にストレス緩和のために試したことがあります。
割合あっさりできましたが、坐禅を試したときと感覚的にはけっこう似ていた気はします。

インスタント禅なんて言われているだけのことはありますね。


まぁ、所詮どっちも浅く齧っただけなので、実際やり込むとどこまで同じなのかは分かりませんが。

672四月馬鹿だお:2011/04/01(金) 13:31:14 ID:Wgd8w.Ok
そういや一神教と科学の対立は有名なのもあるが
(ガリレオのあれとか、進化論のそれとか。内実はともかく流布してると言う点で)
仏教と科学の対立はあんまり聞いたことないな

673名無しのやる夫だお:2011/04/01(金) 14:52:36 ID:x8pdUtDc
>>672
一神教だって、ファンダメンタルな方々以外はあんまり科学に喧嘩は売ってないぞ。
イスラム世界なんかになると、そのなかでズバリ進化論的なことまで考察してる(それもルネサンス前に!)
書物だってあるしな。

個人的にはそんなファンダメンタルな方々は、時代が時代なら魔女狩りやるような人たちだと思ってる。
それをキリストさんのせいにするのは気がすすまないな。

674名無しのやる夫だお:2011/04/01(金) 16:18:20 ID:508BsE4o
魔女狩りとかは集団心理の要素もあるから、原理主義的な熱狂に帰すのは問題あると思うぜ。
誰かが石を投げているのを見て、深く考えずに自分も投げる、的な。
それに、西洋で魔女狩りが蔓延した時代でも、別に原理主義的な信仰が蔓延していたわけじゃないし。

厚い信仰心、原理主義、他信仰への攻撃性といった各要素は、必ずしも関連しているわけじゃない。

675名無しのやる夫だお:2011/04/01(金) 19:50:19 ID:t98oZZm6
魔女狩りが流行った時代って、
カトリックvsプロテスタントとかで一般庶民にとっては宗教的価値観が混乱した時代で、
何を頼れば安心できるのかという不安のはけ口として集団ヒステリー的にそれが行われ、
強欲な世俗領主がそれに便乗して金持ちの資産没収をたくらんだとかじゃなかったっけ?
教会の聖職者はむしろそれを制止しようとする例の方が多かったとか。

676名無しのやる夫だお:2011/04/01(金) 20:10:17 ID:4VozYuvg
無理。明日も仕事。

677名無しのやる夫だお:2011/04/01(金) 20:48:48 ID:XmYX7wxY
>>675
魔女と呼ばれた人たちは医療技術に通じ
中でも堕胎技術に精通していた為、魔女狩りのどさくさ紛れに
口封じとして民衆が集団処刑的なことをした可能性があると
宗像教授でやってた

678名無しのやる夫だお:2011/04/01(金) 22:04:56 ID:WP.iLK3A
国や地域によっても違うんだろうねえ
世俗領主が利用したケースもあれば、聖職者が率先して行動した場合もある

679 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 00:13:57 ID:GbVn5V3Q
20コマほど続きを投下させて頂きます。
細切れの投下ですみません。

多分、次の投下で2話のストーリー部分は終わりにできるかと。

680 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 00:14:32 ID:GbVn5V3Q





            【菩提寺 別所】

                                     /´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : }}: : : : :`:ヽ、
                                    ヘ||: : : : : : : , :r ,=_'_‐_´_ ` '‐= JL: : : : : : : : ヽ
                                   |: ||:||, - , = r´': / ,-, フ ` '_r‐>-、= -、: : : : : : }
                                   ヘ: >/竺ヽ}: : : r //:|´ r‐'´/   ヽ: : ヽ: : : /
                                   ヽ{ !焦ンノ 二 } ノニノ .ノ  人 /_ノ  \: :ヘ:/
                                    {`'‐'-´ ‐::´:`´ノ人、 ヽ ヘ ´ノ  、  ヽ-‐,ヘ、
                                    {/::´::::::::::::/{  ・ヽ, ノ、‐`/ `i     /   `\
                                    /:::::::::::, r ' ´  ヘ ノ   ヽ_,,、 !、   /       ` 、
                                   /,::: r'i´゚ノ     `       | \_ ノ         ヘ: :\
                                   '´  | `r _ - 、             |  /          /: : : :
                                      .| 'ヽ ワ '          | /          /ク: : : :
            すみません、失礼します。           |  `   _ , -― ' ‐_、  ヽ、     _ , - ‐ ': : : : : : : :
                                       ヘ  r_'´- ‐  ̄      r`ヽ、<: : : : : : : : : : : : : :
                                        ヽ            ノ  ヽ \: : : : : : : : : : : : : :
                                         ヘ       , ‐ ´´  ̄ ̄ >==≧: : : : : : : : : : : :
                                          ' - -, 、r = ´ _, - ‐_, '''''/: : : : : : : \: : : : : : : : :
                                           /‐=`|  r'´r―ツ ´ ~: : : : : : : :
                                          {-‐i .|, -'―': : : : : ○: : : : : : :
                                        rノ´=´ノ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
                                     , r'r,´==´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :

681 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 00:15:06 ID:GbVn5V3Q


               _ >           ー 、
               /           |、 ヽ   、\
                 /〃      l |\|   |  ヽ
              /      | |l /  /l  |l|斗|-| l|   ヽト、
          / / /   l」_|/|_ / l|  リ/´  j/l /l|  、 Vヽ
            // / , l l| 从 |/` |l // 厶≦廴リ   | い,ハ
       / / / l | |lハ≫=ミ|l /  〃トい 刈   |:::l l |
            / イ  | /| |l 弍 化ン|/j      ̄¨´ / /  ト | l |     おや、観覚どのの所の秘蔵っ子で――
        /´| /| | | |ヘ l ´   ヽ       //  |ノ| l |
           | | | |∧ |小ゝ     _ -_一    イ / |:::| l |                  たしか直衛少年、だったか。
           | |∧!/ \|l::\    ̄     ///l  |:::| l |
          l | // /:|l::tヘ> 、     イ{」//L|  |:::| l |
          八 lイ ' /::::l|ノミ\:::`l‐<_} l | i |  |:::| l |
             / | l |弋 | ⌒`  ̄| 弋_  l | i |  |:::| l |
        _ノ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー<_ `ー三三三ニ=ゝ_
    _ノ⌒´                     ⌒ヽ_三三三三三`ヽ
 ノ⌒´      ____    __ _n_       >、三三三三三ヽ 、
  \        ̄][ ̄_    |ロl 三||三     //三三三三三三ヽ、ヽ
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      \   __//\ー'丿  ̄ 厶勹|  /∠三三三ミハ三三三三三ヽ、\\
.      // \  ̄ ̄    ̄          ̄ / イ三三三三シ'∧,Eニ二二ニニユ、\\
     /厶-‐´\     __        // !三三三./:l |:∧生 徒 会] 会 長|:...ヽ\\
   ィニ、 __ ≦\ //´ ̄ ̄ ̄`'</_ノト三三/l| |:l |:::∧-‐=>===、 ∧:::. ヽ ヽヽ
   ̄ l| 彡イ ⌒フ/     ―===、==≦ニ7⌒寸三;;/::::::l| |:l |:::::∧ v'     ∨く_ハ::::...'.  ヽヽ
     >ー―‐/´     ___ノ三三≧__ノ三/|:::::::l| |:l |:::::::::∨ィ=ゝ    ヽ::.廴 l:::::.l    ぃ
  /                ___人_灯 {三三//| |:::::::l| |:l |::::::::l {::::l       `、⌒ l:::::l    l:l
 /        、___   \≦三三ソ  \三廴| l:::::::l| |:l |:::.く_ 〈:::∧         、 l::::|    l:|
 {        /}三三≧ー仁三≧、_  刈{::| |:::::::l| |:l |::::::::ト「::|l∧      ',  l:::|   l|
  \      /_ブ三}\三三≫====ミメ > |:::::::リ l:l |::::::::l }::| |∧      '  l::|    |
     ̄ 彡仁三三7  Ⅵ三\ 〇     ヾ{:::| |:::::/ ノ' l::::/l| |l |:::∧        l l:|    |
 ー=ニ才   ノ三{_     ̄}三≫====- 〈::::l |::/ /  l::/ l    |::{::ハ       l l|    l

              【 無名の聖(ひじり) 黒神めだか 】



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682 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 00:15:28 ID:GbVn5V3Q




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_________⊆二三三三〔: : 〔三三≧x{
,ニ二三三ニ/: : : : \::::::::::::::.\ \ :::::::::::::.
{  うヽ::::/   : : : : : ≧x、:::::::::〉: :〉:::::::::::::i
} 〃ハ }'     : : : : : : :><: :〈::::::::::::::::|   ( そういえば仏教を学ぶと言いながら――
V(  ノ         : : :/  0/::....、:::::::::::::| 
::ヽ  {         ^ヽ   /: : : / ` ー-┘          僕は別所の聖たちについては、よく知らないな。 )
:::/                  \' : : :.{
/                   \
  {                         〉
 八                 _r― -/      ――どうも。 叔父から、聖の皆様からお話など伺ってこい、と。
ミミミミミ 、、            ヽ /
      ミミミ 、、   __  , ′
\        ミミミ、´     _/
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:::::::::::.\         ミxシ{

683名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 00:15:57 ID:Agx4UNF6
>>677
魔女の多くは助産師、医術師、薬草に詳しい人、歯の治療に長じる人……、
と、何らかの医療技術の関係者だったらしいね。

日本(神道の影響かな?)でもそうだけど、
産婆、医術師とかは血の穢れ、死の穢れに触れる仕事だから、
魔女狩りまで行かなくとも真っ当な人間として認められなかったことが多い。

仏教では生死の穢れについてはどうなっているんだろう。
葬式のあとに塩を撒いたりするから、やっぱり死者は触れてはならないものなのかな?

684 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 00:16:04 ID:GbVn5V3Q




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          i/  /.:.:./.:.:.:.:.:.:l.:/メ、 !ハ.:.:.i ム二ニ、ノ.:/.:.:. l.:.:.:.i
          {  /イ.:/i.:.:.:.:.:.:.iイ,二ニ !.:リ   弋ソ ム/.:.:.:.._i.:.:.:.l   , ⌒ヽ      今は皆、托鉢や勧進などで席を外しているのだ。
         / !/ ム.:.:.:.:.:.杙 弋ソレ'      /.:.:.:.:./ 斤.:.! /   }
              !/.:.マ.:.ハ:∧     '    (つムイ.:.:.:/ノ.:.:.:.:.! /   ノ
.            ∠.:.,イ.:.マi.:.:.:∧(つ        /.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:i/   /
          /.:.:.:.:.:.::\!.:.:.ゝ   l>    /.:.:.:/i.:.:.:.:.:.:.:/   /
           ,イ/.:.:./:∧.:∧.:.:.:.:.:>    イ/!.:/-‐=7ーr/   /          まぁ、私で良ければ何か話そう。
            /.:/ムイ V  ゝ.:.:.:r―-=|__//:/ /イ> ´   メヽ、
            ,'.:/      r――/ へ 「 ,イ  !ソ //.:/   ーy  \i 
            i/       __/ 〈7/ 《>ロ<》io,イニイ/ ヽ_V    i  Yヽ、             ――白湯(さゆ)でも飲むか?
           {      /.:.:i>‐< У   __ヽ {  ー、.:/ハ   !  i ∨:i
              _/.:/    / , ィチ r――vト、   )ト、_ノ__ノ ノ.:.:.\
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685 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 00:18:23 ID:GbVn5V3Q
>>638
葬儀の後に塩を撒くのは、神道の習慣との混交ですね。

仏教は、そもそも忌みごとという概念は無い、あるいは非常に薄いものです。
死体に触れてはならない、といった考えも経文上には存在しません。

本編でも、中年以降、直衛はその辺の習慣と対決することになります。

686 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 00:18:39 ID:GbVn5V3Q





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     j __ >       :|        l.(’/   ~´      ´ δ.| 
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687 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 00:18:49 ID:GbVn5V3Q




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        //     / /     l  〃    l|  |  | | l|   | l  l    l  ',
.      //     /  ,′   / || ″  / l:| l| l|  | } l|   |l j|  |   | l
    //    // /l |   ′ l| |:!  /.:/|:|l::| |l  l /::厶 −|l |:| l |   l |  |   それで、話をしろということだったな。
.  ///    / /  /:::| |  |   || l:| j/::/' |::l::| ||  .:/イ     川::|:|l|   | |  |
// /  /l/ //l   /:::/|| :| _ l:|_l|::/// //|::| || .::/ //   ノj/|:|リ   | | |
/   /  /::/ //l   /:::/ l | .:|   |:| |!::/7¬/ |::| l|::/ / ≫=气ミ辷|/ ,    | | |   うむ。私はこれでも、
   /  /::/ //| ' ::/l ∧|:::|   |l| j/' __-  |:l |l'  〃 ト-::::j } }/j ′  ト.  |
  ′ /::/ //' | .:::/ l| | |:::|l   l|ご≫テ=ミメ|:l /l|    ┴−< '"/ /    | | l |       二十余ヶ国を遊行している。
  l  /::/  l/  | l::/ j| | |:::||   l| 弐 トイ::::} |:/j          / / / l |ノ | |
  | l:/′ |    | l|  /| l:| l:::| l  | ´ヾ > "  | 〈          / /イ::/  jl |::l l |
  | l|      |l/ | l:| l::| l  |ヘ                  /::/  /l| |::| l:|
 ||        イ| /l l | l:|/∧ トヘ       _, -‐/      /::/  /: l| |::| |l   それなりに直衛少年が喜ぶような話も、
  l|     /-‐l|:://l|∧ l:|/:::::ヽヽ:::\      ` ̄       //  /::|||::l| |
  ヽ       / / /::::::ヽ{::::::://\:::::::丶 .         //´  /:::::|||:::|l |           できぬことはないと思うが――
   \    // / /:::::::::::::\//:::::::::::::::::::::_>     . ´ / /  / :::: |||::::l| |
.       //  / /::/ ̄厂「 \::::::::::::::::::/ <ノ    ̄   _/ /  ∧:::::::|||:l:::|l |
     //  イ /  l|  | |l  / ̄ 「 ̄/     ̄\ / ̄ /イ  /  ゝ:::|||:|:::l| |___
    イ.:::/ /::::l /   l:|  | ||_\/_j|  ∠:::::ヽ∨厂ヽ / .::/ // / ̄/ ̄/ r<}|
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688 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 00:19:04 ID:GbVn5V3Q



: : : : : : : : : , r          ,_m,、          ヽ: : : : : : : : : : : :ヽ
: : : : : : :/     _ , r ‐ ''' ´},,州,,{ ` ''' ‐ - ,     `ヽ: : : : : : : : :リ
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   rニ0三三三三三三三三三二二二三三三三三三三三0 {
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 r-、 |;;;| "  r ' ´ ・   } ;::ヽ   i;:/ {  ・   ヽ    ;;;;;;/´ 、ヽ
/、  ヘ |;;|     ヘ     リ ノ;:::)   '  {      リ    ;;;/ /   }    それも興味深いのですが――
ヽ、ヘ  ヽ|      `ー--‐´  r ' '       `ー― ´    y /   } }
  i }  |           r|、  ,_               |  { / /
ヘ ヽヽ |            ≧ニ, 、              | // /      できれば、聖の皆様方の活動や、
 ヽ \! |              <へi ヽ`            | r r /
  ヽ   |             `             |  /           人々に説くところの教義など教えていただけませんか?
   ヽ、_,ヘ     ,、r――――――――--ャ      ト- '
      ヘ    λ`=-――'--------≧´/     リ、
    , r‐: :ヘ     `ヽ` ̄'‐--―-―''´フ'        ノ  ` ' 、
, r ': : : : : : : :ト、      ` ー―---― ' ´     /| L_   ヽ
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ヽ、: : : : : : : | ヽヽ \                   /  ノノ ヽ| | | | |
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 ヽ ヽ  /三三三三三`====三三三 ̄==三三三三三|

689 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 00:19:45 ID:GbVn5V3Q


                                                  , . -─‐‐- .、
                                               / . : : : : : : : : : :.`ヽ、
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                                            /. : ://:_|_ _/|: : : : :ハ: : :ヽ:\
                                           /. : : :./: /: : : |/l`メ、: ://ナメ、: :ヽ.:\
  ――年齢らしからぬ無骨な問いだな。                   /.:./: :/: /: :i: : :|、__./_:/ l/ l/:/.: l::|\.:ヽ   
                                           ./: /: :/: /: : :|: : :{     ' `ー=イ.:.:.:l. | l:.:.:|
                                         /: /: :/: /: : /⌒ヽ|   ,r=、   /.:.:.:.:.:.| l.:.:.|
    直衛少年ほどの年であれば普通、                 /: /: :/ :/: : : :ー rゝ   (  ノ  ,.イ.:./〈 i:| l.:.:.l   
                                       〃: : : : :/: : : :/: : : 〉 \    . イ/.:./.:ハ リ / l:/
       見知らぬ国の話などには目を輝かせるものだが。  //l: : : :./ : : : /: : : /    `¨´.:.:./´ ̄`ヽ\ /    
                                      .//. |: : :/l: : : :/ _ /    /l:.:.:/     V.:ヽ . . _
                                     //  |: / </  /`ー   '´ l/   !  | `丶.:.:.:.:.:.:.:


      /           ',三三',      ハ
      }              }三三!     {  ヽ
      /           」三三L_
  /  /     , -‐=≦三三三三三三三三三ヽ
. /  /  ィ≦三三三三三二ニ=-≦=二''7,ハ///
/   ./=-───=≦`    / ''  /  ! |//
   / _ >-‐''  7       {ゝ-・‐'  |_ノ|//
_,ィ/!  >--‐‐・‐'           ヾ、.    |ニ!/       僕は――仏法のことを考えていないと、
///|                     }     iニニ、
///|                   ′  .ハニヽ
V//!            , -─-ァ'/    !ヽニニ           ……その、思い出してしまいそうなのです。
..ヽ/!            ' <ヽ./'´     //} }ニニ
  `}                   __    ////ニニ
  /` ̄ ̄}  ー、──── ´/ /`ニ=‐-}ニニ
. / { { { {!     ` ー--‐ ´ ./ / / ///ニニ

690名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 00:20:12 ID:d7E4p1Tc
あらさがししたい厨二思春期なお年頃?

691 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 00:20:51 ID:GbVn5V3Q





                                                        
                                       ,  -―‐-      -‐   ̄ ̄   、 
                                     /       >'´       、_   ヽ  \  
                                           /  /   ′   | \l、 l   \
                                               ′  |   l |  |:|l |l    ヽ
                                        //  / |`ト|/||  |l | /jハ|l   | l '.  
                                        /l l |  l |/`jハ  リイ     ||   | |  l 
                                        l|| | |  ヘ|斗ミ |l / ≫=ミ.リ   ト.| | 
                                        ||| | |   lヾ ヒ} |/      //  | 〉  |
        ――悲しみを、か?                    l|| |∧  \´  ヽ      ´ イ:|  |ヘ   | 
                                          l∧ l .∧ |ヘ     __  U |::| '  ト、_|_
                                         ∨ イ\l \ ´  `  ./ |::|/  | |
           ああ、事情は多少ながら聞き知っている。         \|:::l|::ヽ| l>、二  ´   l:|    | |
                                               /|:::|l:::| | |  \   / l|   | |
                                               /∧:l|:::| | |l 〃 ̄\/ ̄ヾ 0 ノ/

692 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 00:21:14 ID:GbVn5V3Q



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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄``丶、::::::::/
           __________》``/
_________⊆二三三三〔: : 〔三三≧x{
,ニ二三三ニ/: : : : \::::::::::::::.\ \ :::::::::::::.
{  うヽ::::/   : : : : : ≧x、:::::::::〉: :〉:::::::::::::i
} 〃ハ }'     : : : : : : :><: :〈::::::::::::::::|
V(  ノ         : : :/  0/::....、:::::::::::::|
::ヽ  {         ^ヽ   /: : : / ` ー-┘
:::/                  \' : : :.{
/                   \
  {                         〉
 八                 _r― -/            いえ――
ミミミミミ 、、            ヽ /
      ミミミ 、、   __  , ′
\        ミミミ、´     _/
:::::.\           ミ、、   /
:::::::::::.\         ミxシ{

693 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 00:22:08 ID:GbVn5V3Q




.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.
.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.
.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;ッソXYルツMイfZイkィ z.;.;.;.;.;.;.;.;.;./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;
.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;ァツ三三三三三三三三 z、.;.;.;.;.;.;|   憎悪を。   |..;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.
.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;ィミ三三三三三三三三三三ィ.;.;.;.;.;.ヽ.________/.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.
.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.; メ三三三三三三三三三三三ミ.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;..;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;
.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;ミ三三三三三三三三三三三ミ.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.
.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;ミ三三三三三三三三三三三ミ.;.;.;.;.;.;.;.;.;;.;.;.;.;.;..;.;.;.;.;/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ.;.;.;.;.;.;.
.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;ム三三三三三三三三三三三.;.;.;.;.;.;.;.;.;..;.;.;.;.;.;;.;.;.;.;.|   殺意を。   |.;.;.;.;.;.;.;
.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;「三三三( ゚ j;三三;{ ゚ };三三ニ}.;.;.;.;.;.;;.;.;.;.;.;..;.;.;.;.;ヽ.________/.;.;.;.;.;.;.;.
.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;| { ス三三 .ー' 三三.`ー'三三´ノ /.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;..;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.
.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;ヾ . 〉ニニニニニニニニニニニニニニニ_ ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
: : : : : : : : : : : ッッ`Z''Y       <Y>     リ;;;;;;x: : : : : : : : : / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
        ミ;;;;;;;;;;;;;ハ   ー=ニニニニ=-  .ノ|;;;;;;;;;;,,ミ     |    狂おしいほどの怨念を。  .|
      ィニ'',, ;;;;;;;;;{、ヽ、__     y-‐‐イ,,, ;;;;;;,,, ミx    ヽ.______________/
     /三三ミ ;;;;;;;ヘ| | | |YZ   /} } |,,;;;;;; ,,,    ミ三ネ、
   rj三三三`,, '' ;;;;;;;;;;;;;;;;;,{,,,,,,,,j } },,''''  ,,,  ,,''三三三ミ、
zニ三三三三三'',,,  ,,'' ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; '''   ,,''三三三三三ニニ

694 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 00:23:13 ID:GbVn5V3Q






 .::/;;'  ,r'‐' ´/:::`::::ヽ..、   /  ''  |     今でも父の死に顔を夢に見ます。毎晩、毎晩――
.:,;;;''';  .:l, /::: :: : : \::'  ゙'';;,    |
;'';''   ::,レケ=‐-、- = ニ::::_\   ゙';,,,  |        そのたびに悔やむのです。何故あの時、仇を殺しておけなかったのかと。| 
;;'' ,,,.-‐'' i´ 。    l       ,,;i'"\ ゙';; , |
'´i;;l.l   ヽ....__ノ      .l| ゚  \ ´"      
:::|:::||    ヽ           !;;`ー-,,';;;;\ |      今でも叶うものならば殺したい。源内定明を無残に、これ以上なく残酷に殺したい。
::|ニ||               i   j::::::::ヽ|    
:::|ニ|                _  ノ  .i::::::::: ソ        父を殺し母を出家に追い込み幸せだった一家を壊した仇を殺したい。 
'ッ,,l.l            セ´、/シ'   /:::::/,"',,,    
'' ;; "';,、;;             〃/ ヽ  "'''';;,,  
,;;';;;''''';;,,'' -=ニニニニニニ..‐. y/ ' "'',,  l..:::::.....;,''    殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい……
'' ''' ,,, ''';;'';;;,;,,、   、     //i ' ,  _ "; \::::,;;''
,,;;;'';;''" ,, ";;;;'';;;;;`i     .//::::l ' `'i `'''‐-ゝ,,_       仏法を学び、憎悪の無意味さを何度も何度も自分に言い聞かせねば、
,;;;''''    "'';;,, ;;'';;l、ニ≡イ'':..:::.::ノ ` ';; i -....___ /
 ,, ,,    ,, "'',, ;;";┴ヒ'7:::..::/  ''  i |   //            今この瞬間にでも短刀を握って寺を飛び出してしまいかねません。

695 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 00:23:26 ID:GbVn5V3Q





              _, -‐‐';;´;;;;;; _ ...'''' -‐===‐- 、ヽ
          ,, ( ) ̄;; .. -‐ ' ´ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,  ''';;;ヽ.
     ,,, -''' _,,, '"ヾヽ、 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'''  '';;;;ヽ
  '''' _,, -''':::::::::::::::,ヽ、 ヽ、 _ ;;;;;; _ ..... ---―‐--―‐‐ヽ
  , ´ _ `:::::::::::::,,::''''  ''゙`ヽ、 ___  , .,,,、ァー,--,-‐―_-_ゝ
 / /  `;;:::::,,''        '´ ----―・ナ´,゙〃シ  l
 i i. <  ;;::::;          ` ̄ ̄-‐´-___ュz.  `、
 ! ト 〈  ''::;              ´            /
 、ヽ`ー 、.l !                        __/        僕は憎しみにとり憑かれた、どうしようもない人間なのです。
 :ヽ、ー゙'´ ,、                   ィ, ´, ´ ,,
 "'',,  ̄ 、、ヽ                    ,У、 ",,
 、 ,,""ッ, ヾ.、        // ̄, ̄二ニニニニチ./ ,:.:.:.,i  '',,
 "'' ,,   '',,:.:`〒==ミ、  ヾー´ ̄ ._     l' /:.:.:.l|  ,,''
    "'' ,,  '',,:.:.:.:`:.、 `〒===〒 ̄ヾ    / /:.:.::.:.i| ,,''

696 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 00:25:24 ID:GbVn5V3Q




                           \
                           \
                         _\_  -――-  _
                    _   ´                     、
                .   ´  ̄   ´         \      \\
               ´      /            \      \\
              /         //   /    l      | \   ヽ  ヽ ヽ
            /           ′ /   l  |  | |  ヽl   '.   '.
        //     / /     l  〃    l|  |  | | l|   | l  l    l  ',
.      //     /  ,′   / || ″  / l:| l| l|  | } l|   |l j|  |   | l
    //    // /l |   ′ l| |:!  /.:/|:|l::| |l  l /::厶 −|l |:| l |   l |  |
.  ///    / /  /:::| |  |   || l:| j/::/' |::l::| ||  .:/イ     川::|:|l|   | |  |
// /  /l/ //l   /:::/|| :| _ l:|_l|::/// //|::| || .::/ //   ノj/|:|リ   | | |
/   /  /::/ //l   /:::/ l | .:|   |:| |!::/7¬/ |::| l|::/ / ≫=气ミ辷|/ ,    | | |
   /  /::/ //| ' ::/l ∧|:::|   |l| j/' __-  |:l |l'  〃 ト-::::j } }/j ′  ト.  |
  ′ /::/ //' | .:::/ l| | |:::|l   l|ご≫テ=ミメ|:l /l|    ┴−< '"/ /    | | l |   ――そんなことはない。
  l  /::/  l/  | l::/ j| | |:::||   l| 弐 トイ::::} |:/j          / / / l |ノ | |
  | l:/′ |    | l|  /| l:| l:::| l  | ´ヾ > "  | 〈          / /イ::/  jl |::l l |
  | l|      |l/ | l:| l::| l  |ヘ                  /::/  /l| |::| l:|
 ||        イ| /l l | l:|/∧ トヘ       _, -‐/      /::/  /: l| |::| |l
  l|     /-‐l|:://l|∧ l:|/:::::ヽヽ:::\      ` ̄       //  /::|||::l| |
  ヽ       / / /::::::ヽ{::::::://\:::::::丶 .         //´  /:::::|||:::|l |
   \    // / /:::::::::::::\//:::::::::::::::::::::_>     . ´ / /  / :::: |||::::l| |
.       //  / /::/ ̄厂「 \::::::::::::::::::/ <ノ    ̄   _/ /  ∧:::::::|||:l:::|l |
     //  イ /  l|  | |l  / ̄ 「 ̄/     ̄\ / ̄ /イ  /  ゝ:::|||:|:::l| |___
    イ.:::/ /::::l /   l:|  | ||_\/_j|  ∠:::::ヽ∨厂ヽ / .::/ // / ̄/ ̄/ r<}|
  //:::/ // ̄l/    |::|  | |::::::::::::::::::::: ||// ̄>匸}/^l |' .::/ / /:::l 〈_/ // /   ̄〉
./ /:::/ / |  |!    l::::|  | └―――‐ 〈 く_//} |ヾノ|:/∨∧::└―一'::::/ /   /|
  /:::/ /〈/  |\__|::::| l  ̄ ̄/´  />―ヘヽ/ /^ー‐l:/ヽ_/\\::::::::::::: / /   / __ |

697 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 00:26:47 ID:GbVn5V3Q



 バ                   λ
  ッ      ー-、          i }
.      n    \        「ニァ
       / h     |,_      /;;;/      貴様もかつては天使のように
      {.)ノ  /´   ゙ヽ、 ノ::::/
      ,片く〉 ノィ ./   .k }' ;;;;;/
.〈ヽ、_,ヘL;;;;;〈_〈i/l川メiリノ li |=、_mmn ィ7           純朴な少年だったに決まっている。
  >__||r=ュ;;;;;;~~;ノiハー  ーノリi;;;;;;;| || | | |]フ
. ゙´ ゙ー―゙――ァk价,呆.介ノ,-‐<ー'ー'ー'
         / リ;;< × リ>;ト、;;;\     
       /;;;/l;;l l;;:;;l l;;|リハk;;;;;\       不幸にも父を殺されてしまったがゆえに、
      /;;;;/川;>;;;;;;|r'TTヽハ\;;;;\
     ,ト、イ (ル人;;;;;;:| | | | |  く彡k 
   =ニ‐ノ   / / Y´ k | | ノ .ノ    `=- ゙       そんな憎悪にとり憑かれてしまっただけだとしか考えられん。
          ‘v、_/--イ}={
              ゙t、_|{;;;;ノ
            |=ュ.|     バ
            | || |    バ
            | || |   ッ
            | || |

698 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 00:27:36 ID:GbVn5V3Q



              _, -‐‐';;´;;;;;; _ ...'''' -‐===‐- 、ヽ
          ,, ( ) ̄;; .. -‐ ' ´ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,  ''';;;ヽ.
     ,,, -''' _,,, '"ヾヽ、 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'''  '';;;;ヽ
  '''' _,, -''':::::::::::::::,ヽ、 ヽ、 _ ;;;;;; _ ..... ---―‐--―‐‐ヽ
  , ´ _ `:::::::::::::,,::''''  ''゙`ヽ、 ___  , .,,,、ァー,--,-‐―_-_ゝ
 / /  `;;:::::,,''        '´ ----―・ナ´,゙〃シ  l
 i i. <  ;;::::;          ` ̄ ̄-‐´-___ュz.  `、
 ! ト 〈  ''::;              ´            /   ( このひとは、善人なのだな…… )
 、ヽ`ー 、.l !                        __/ 
 :ヽ、ー゙'´ ,、                   ィ, ´, ´ ,,
 "'',,  ̄ 、、ヽ                    ,У、 ",,                 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
 、 ,,""ッ, ヾ.、        // ̄, ̄二ニニニニチ./ ,:.:.:.,i  '',,
 "'' ,,   '',,:.:`〒==ミ、  ヾー´ ̄ ._     l' /:.:.:.l|  ,,''
    "'' ,,  '',,:.:.:.:`:.、 `〒===〒 ̄ヾ    / /:.:.::.:.i| ,,''

699 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 00:27:49 ID:GbVn5V3Q


        ,ィ===x     .-――…  ー- .
      /      `>.:.:¨.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.> 、
.     /      /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ト、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:へ
            /,イ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| ヽ.:.:.!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヘ
           ///.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.! /ハイ、.:.!.:.:.:.:.:.:.:.:ハ
         // /.:.:.:.:.:.:.:.:.ト、.:./ !.:.:.:.:.:ル' /  iノ ∨.:.:.:.:.:!.:.:.:.l
          i/  /.:.:./.:.:.:.:.:.:l.:/メ、 !ハ.:.:.i ム二ニ、ノ.:/.:.:. l.:.:.:.i         ゆえにこそっ!!
          {  /イ.:/i.:.:.:.:.:.:.iイ,二ニ !.:リ   弋ソ ム/.:.:.:.._i.:.:.:.l   , ⌒ヽ
         / !/ ム.:.:.:.:.:.杙 弋ソレ'      /.:.:.:.:./ 斤.:.! /   }
              !/.:.マ.:.ハ:∧     '      ムイ.:.:.:/ノ.:.:.:.:! /   ノ      直衛少年、君は仏法をより深く学ぶが良い!
.            ∠.:.,イ.:.マi.:.:.:∧     __,    /.:.:.::/.:.:.:.:.:.:.:i/   /
          /.:.:.:.:.:.::\!.:.:.ゝ        /.:.:.:/i.:.:.:.:.:.:.:/   /  
           ,イ/.:.:./:∧.:∧.:.:.:.:.:>    イ/!.:/-‐=7ーr/   /
            /.:/ムイ V  ゝ.:.:.:r―-=|__//:/ /イ> ´   メヽ、      諸行無常。 いずれはその憎悪も、
            ,'.:/      r――/ へ 「 ,イ  !ソ //.:/   ーy  \i
            i/       __/ 〈7/ 《>ロ<》io,イニイ/ ヽ_V    i  Yヽ、                消え去る時が来よう!
           {      /.:.:i>‐< У   __ヽ {  ー、.:/ハ   !  i ∨:i
              _/.:/    / , ィチ r――vト、   )ト、_ノ__ノ ノ.:.:.\
           /.:.:.:.∧   / /     i.:.:.:.:.:.:.:.ハ ーァ'==ニ斗ァ丁.:.:.:.:.:.:.:.i
           r'.:.:.:.:/ i\ //.:.i    l.:.:.:.:.:.:.:.:.:爪ゝ------イ/ ゝ.:.:.:.:.:.:.:.\
       ,<.:.:.:.:.:.:{  l.:.:.i i.:.:.:.:.:|     !.:.:.:.:.:.:.メ i 乂三三三ノ.!   i.:.:.:.:.:.:.:.:.}
   ,. <.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.人 V.:「人.:.:.: l     |.:.:,.:.:彳.:.:.lイ////////i i    ̄i.:.:.:.:.:ヽ
.  f.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:., へ 〉.:.:.:v‐v∧==<.:.:.:.:.:.:.:.: ∧////////! !     L.:.:.:.:.:リ

700 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 00:28:01 ID:GbVn5V3Q




              _, -‐‐';;´;;;;;; _ ...'''' -‐===‐- 、ヽ
          ,, ( ) ̄;; .. -‐ ' ´ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,  ''';;;ヽ.
     ,,, -''' _,,, '"ヾヽ、 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'''  '';;;;ヽ
  '''' _,, -''':::::::::::::::,ヽ、 ヽ、 _ ;;;;;; _ ..... ---―‐--―‐‐ヽ
  , ´ _ `:::::::::::::,,::''''  ''゙`ヽ、 ___  , .,,,、ァー,--,-‐―_-_ゝ
 / /  `;;:::::,,''        '´ ----―・ナ´,゙〃シ  l
 i i. <  ;;::::;          ` ̄ ̄-‐´-___ュz.  `、     ( きっと怨みを捨てられない人間のことなど、分からないのだ)
 ! ト 〈  ''::;              ´            /
 、ヽ`ー 、.l !                        __/ 
 :ヽ、ー゙'´ ,、                   ィ, ´, ´ ,,             ――それが耐え難いほどに辛く、険しい道であっても?
 "'',,  ̄ 、、ヽ                    ,У、 ",,
 、 ,,""ッ, ヾ.、        // ̄, ̄二ニニニニチ./ ,:.:.:.,i  '',,
 "'' ,,   '',,:.:`〒==ミ、  ヾー´ ̄ ._     l' /:.:.:.l|  ,,''
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                           \
                           \
                         _\_  -――-  _
                    _   ´                     、
                .   ´  ̄   ´         \      \\
               ´      /            \      \\
              /         //   /    l      | \   ヽ  ヽ ヽ
            /           ′ /   l  |  | |  ヽl   '.   '.
        //     / /     l  〃    l|  |  | | l|   | l  l    l  ',
.      //     /  ,′   / || ″  / l:| l| l|  | } l|   |l j|  |   | l
    //    // /l |   ′ l| |:!  /.:/|:|l::| |l  l /::厶 −|l |:| l |   l |  |    その通りだ。
.  ///    / /  /:::| |  |   || l:| j/::/' |::l::| ||  .:/イ     川::|:|l|   | |  |
// /  /l/ //l   /:::/|| :| _ l:|_l|::/// //|::| || .::/ //   ノj/|:|リ   | | |      ――耐えろ、少年。
/   /  /::/ //l   /:::/ l | .:|   |:| |!::/7¬/ |::| l|::/ / ≫=气ミ辷|/ ,    | | |
   /  /::/ //| ' ::/l ∧|:::|   |l| j/' __-  |:l |l'  〃 ト-::::j } }/j ′  ト.  |
  ′ /::/ //' | .:::/ l| | |:::|l   l|ご≫テ=ミメ|:l /l|    ┴−< '"/ /    | | l |
  l  /::/  l/  | l::/ j| | |:::||   l| 弐 トイ::::} |:/j          / / / l |ノ | |   だがもしそれでも耐え切れねば、
  | l:/′ |    | l|  /| l:| l:::| l  | ´ヾ > "  | 〈          / /イ::/  jl |::l l |
  | l|      |l/ | l:| l::| l  |ヘ                  /::/  /l| |::| l:|          勧学どのや、我ら聖を頼るが良い。
 ||        イ| /l l | l:|/∧ トヘ       _, -‐/      /::/  /: l| |::| |l
  l|     /-‐l|:://l|∧ l:|/:::::ヽヽ:::\      ` ̄       //  /::|||::l| |
  ヽ       / / /::::::ヽ{::::::://\:::::::丶 .         //´  /:::::|||:::|l | 
   \    // / /:::::::::::::\//:::::::::::::::::::::_>     . ´ / /  / :::: |||::::l| |       憎しみをぶちまけろ、吐き出せ。
.       //  / /::/ ̄厂「 \::::::::::::::::::/ <ノ    ̄   _/ /  ∧:::::::|||:l:::|l |
     //  イ /  l|  | |l  / ̄ 「 ̄/     ̄\ / ̄ /イ  /  ゝ:::|||:|:::l| |___        なぁに、遠慮はするな――
    イ.:::/ /::::l /   l:|  | ||_\/_j|  ∠:::::ヽ∨厂ヽ / .::/ // / ̄/ ̄/ r<}|
  //:::/ // ̄l/    |::|  | |::::::::::::::::::::: ||// ̄>匸}/^l |' .::/ / /:::l 〈_/ // /   ̄〉
./ /:::/ / |  |!    l::::|  | └―――‐ 〈 く_//} |ヾノ|:/∨∧::└―一'::::/ /   /|
  /:::/ /〈/  |\__|::::| l  ̄ ̄/´  />―ヘヽ/ /^ー‐l:/ヽ_/\\::::::::::::: / /   / __ |

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     \ /           \ /  /. :ヽ、 : : : : : : : : : : : : . \  |
     / \───‐ /// \,∠二二: : : : : : : : : : : : : : : : :/:丶|  受 誰 誰
   \ /           /  ̄/ . ://: : : : : : \: : : : : : : .:/ : : . |  け か か
   / \   享 如 如   / . : :/ :/ : : : : : : : l  ヽ:\ : : /.: : : : .|  る  ら ら
       l  受 何 何   l :/ / ://: : : : / . : |   V . :/.: : : : /:|   │ の の
       l  す な  な   |/ / :〈〈: ::/.::/ . : :│   /: :/.: : : : /:/|   │ 挑 相
       │ る 理 困   │::l: :l∧∨ :/ . : : : |   //∧: : :/l⌒|   │ 戦 談
     〃|  !  不 難   | ::l: :l ∧ ∨.:/ : :/ |   /  l :/ /  |      で  で
    // |    尽 で   | ::l: :l/ /ヽ ヽ.: :/ : l  /_/∠/l.:L ノ|     も  も
    ,'   |     で  も  1:::l / /、/_/\/ : //,イl「し'ノ /.:::\_|
 \ / │    も     |:: Ⅳ/ ∨` <.:/ ′ '´ ̄/.::::::〉
 / \  ヽ       /.:|::│ト、≧≠彳.:〈\    ///.:::\   如 如  〈 ̄ ̄\
         ̄ノ 厂 ̄|レ| ::| l\: .\\  | .:ハ      / /.::::/ |   何 何    \
 ヽヽ、 ───へ、//| ::| l\\: .\\|/  ` ー' ヽ  /.::::イ |    な  な   | ̄
  |            /八 乂   __ \ > 、 ヽ:::::ノ∠/´) │   条 内   | \ /
  |        そ   ///       ヽ、_〉  ̄ ̄/ ̄ ̄´ ,/ ,│   件 容   | / \
  |        れ   // ∧  、___ ヘ∠  / ̄/ / |    で  で   |
  |   念   が   / イ  ヽ ヽ ┬─‐个ー┘く  / /  │   も  も  │
  |   仏       l   ヽ  | _|_匚|_/,へ、  \ /)   │   !      |
  |   聖       |    \/ ` ー┐┌─‐,、 \丿 /     / ______ \ /
  |   だ      |      ヽ二ニ、 ニ二、\ノ /     ´      __  / \
  |   ! !       .|    //_// | l \` ー─'/       \── ´ , - 、 ヽ
  |             ヽ─'  /\_/ | │  \_/           \_/  / /
  |             | ̄\__/   _/  l       \ /           _//
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ヽ、         \/          / \         ̄ ´

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      三三三三三三三三三三三  三三三三三三三三三三、
         三三三三三三三三三三三   三三三三三三三、/三
       三三三三三三三三三三三三    三三三、 /´ 三、/
           三三三三三三三三三三 _ ― ´ 三、 ヘi<
     \三三三\三三三三_三―三三三;;;;;_ -┌' ´ / |  ` ァ
   ミ゛  \ 三三三三三三三三三、 ≦ ::7     |` ・ ´  |゙ッ
  ミ   ゙ッ  `'' ―---―ニ=‐ ´! ̄ `ン::/      ゙i`   ト''゛,゙ッr
     ミ_ ゙ッ  ァ―  ̄ ̄   、ヘ   /        \. ヘ   ゛,,
       ミ_    イ , ,, _ ・/´  ≦;             Y    ゛
                                  } / //.      念仏、聖……
                                   /   .、/
                                、 ‐-‐、/    {
                             , /_,  、´゛/       }      ( ああ、立派だ。この人は本当に立派だ。
                         ` <゛ /´ ∧     /
                              ` 、 ∧ ゙i / ~ `            自分の行いに誇りと自信を持っている―― )
                           _、 、'´,/∧ } !、  / ミ
      ´ ̄`゙i             _ - ― ´、 ´ / | ;゛/7  }    /
     .7~7‐゙ir゙i   、-=ニ二 ̄-- ― ' ´   ,´ |,゛ } : :} |(,
      ゙i ゙i  ゙i゙i                     イ ,゛ /} : : :} { \
          ゙i゛;,               / } // }: : :|  `} /

704 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 00:29:51 ID:GbVn5V3Q




        ,ィ===x     .-――…  ー- .
      /      `>.:.:¨.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.> 、
.     /      /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ト、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:へ      そう、念仏聖だ。
            /,イ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| ヽ.:.:.!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヘ 
           ///.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.! /ハイ、.:.!.:.:.:.:.:.:.:.:ハ
         // /.:.:.:.:.:.:.:.:.ト、.:./ !.:.:.:.:.:ル' /  iノ ∨.:.:.:.:.:!.:.:.:.l       半僧半俗のままに各国の寺院別所を拠点とし、
          i/  /.:.:./.:.:.:.:.:.:l.:/メ、 !ハ.:.:.i ム二ニ、ノ.:/.:.:. l.:.:.:.i
          {  /イ.:/i.:.:.:.:.:.:.iイ,二ニ !.:リ   弋ソ ム/.:.:.:.._i.:.:.:.l   , ⌒ヽ     西方浄土におわする阿弥陀仏の救いを説き回る!
         / !/ ム.:.:.:.:.:.杙 弋ソレ'      /.:.:.:.:./ 斤.:.! /   }
              !/.:.マ.:.ハ:∧     '      ムイ.:.:.:/ノ.:.:.:.:.! /   ノ
.            ∠.:.,イ.:.マi.:.:.:∧    __,    /.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:i/   /
          /.:.:.:.:.:.::\!.:.:.ゝ        /.:.:.:/i.:.:.:.:.:.:.:/   /     あるいは勧進(=寄付を募ること)のために、
           ,イ/.:.:./:∧.:∧.:.:.:.:.:>    イ/!.:/-‐=7ーr/   /
            /.:/ムイ V  ゝ.:.:.:r―-=|__//:/ /イ> ´   メヽ、       唱導(抑揚や節回しをつけて仏法をを語る)や
            ,'.:/      r――/ へ 「 ,イ  !ソ //.:/   ーy  \i
            i/       __/ 〈7/ 《>ロ<》io,イニイ/ ヽ_V    i  Yヽ、        葬儀、布教活動を行い寺院経済を影から支える!
           {      /.:.:i>‐< У   __ヽ {  ー、.:/ハ   !  i ∨:i
              _/.:/    / , ィチ r――vト、   )ト、_ノ__ノ ノ.:.:.\
           /.:.:.:.∧   / /     i.:.:.:.:.:.:.:.ハ ーァ'==ニ斗ァ丁.:.:.:.:.:.:.:.i
           r'.:.:.:.:/ i\ //.:.i    l.:.:.:.:.:.:.:.:.:爪ゝ------イ/ ゝ.:.:.:.:.:.:.:.\    民に寄り添う菩薩行の実践者――
       ,<.:.:.:.:.:.:{  l.:.:.i i.:.:.:.:.:|     !.:.:.:.:.:.:.メ i 乂三三三ノ.!   i.:.:.:.:.:.:.:.:.}
   ,. <.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.人 V.:「人.:.:.: l     |.:.:,.:.:彳.:.:.lイ////////i i    ̄i.:.:.:.:.:ヽ
.  f.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:., へ 〉.:.:.:v‐v∧==<.:.:.:.:.:.:.:.: ∧////////! !     L.:.:.:.:.:リ             それが念仏聖というものなのだ!
   |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./   7千.:「i.:.:.:.:.:.i l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ∨//////,| |     /.:.:.:く
   |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ヽ〉     !.:.:.:.i l.:.:.:.:.:.l l.:.:.:.:.:.:.:.:.:./   ∨///// ! !       ゝ .:.:.:.}
   | ̄ ̄ヽ.:.:.i K:i     /.:.:.:.l l.:.:.:.:.:.l l.:.:.:.:.:.:.:.:./    ∨/// | |      ノ.:.:.ハ
   「 ̄ヽ i.:..l l.:.:!   /.:.:.:.:.l l.:.:.:.:.:.l l.:.:.:.:.:.:.:./       ∨/   ! !     (.:.:.:.:.:ノ

705 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 00:30:09 ID:GbVn5V3Q





          __
   _,,,, -‐''''.´ ̄    ̄'''ー=x
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::::::,, -''゙ ̄_ ,,. __ _x_ __ `'''::、::::::::i
゙Y゙ ィ '´_,,,;;::==--竺:-=::ミ、-.`ュノ
=:}''ッ〔c_゙:::::::::::  ..:::::::::::::::::::..`‐ミ{
:Tヽ;:;;/`'ァ‐。x;;;,___,,,;;;;ィTi、__
.{.iヽY  (_ _ノ〉   K(´゚ )`l:/ }::::、゙ヽ、        ( だが、だからこそ…… )
::ヾ,`|        | ゙ー  ,lイ /;;:;:ヾ、::.\
,w'゙Yl       rV'〉   .,!ソ'' "ミ::jノ:::::::::::`ー
, .}ミi、     ` '    /ミリ ミ ミ::::::::::::/i::::..            実に立派なことだと思いますが……
ミ,, ヾiミヽ, -=ニニニ= ,,ムジ ,,ミ'゙::;ィ゙:://:::::::.
:::ミi, l:;:;ゞiミx、_   _,,,イミジ 彡゙://::/./::::::::::::
:::::::ミ、ヾ、:;゙ヾi}エケZ゙エヅ:/ ミ:;ィ゙ ,,イ::j'./:::::::;;;;_::

706 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 00:30:29 ID:GbVn5V3Q




;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;仆''从,,、::::ヘ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;''/'''从"''从    |;;;;;;/
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;/;;''''/''''''仆           |;;;;|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彳"从''''         i ヘ    ,,,,,, |;;|、     ( イライラする。悪意をぶつけたい。
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彡           ,, ノ  \,,;;;;''''''''''' } }
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〃         ,,,,,,;;;;'''''/    / _,,!、´| }                 この人の、憎悪に歪む顔が見たい。 )
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彡    ,,,,,,,;;;;;;,;;'''''        ヘ=・― ,' |ノ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彳    ,;;'' r ― '' _了 ゝ    ヽ、` ‐   }
、ヽ、;;;;;;;;;彡     '  ´-==・-‐'        `ヽ,   }
 iヽ '''';;;                         |   |      所詮は裏方、報われない。 ――そう思うことはありませんか?
、 ` !!、                          / ̄/´   |
ヽ 、ヽ、i                    ` へ !´  、 |,,
 ヽ \ て        _,,,,, -''''           /`/: '',,
   \ \从       !ヽ'''――ー - ー ―ー-‐τ /: : : : ' ,,         ( ああ、何を言っているのだ、僕は )
" 〃 ヽ \ 从     ヽ,''‐、-‐- -‐ー-‐''フ´/ノ ./: : :    {
 " "〃 ヽ  、 从     ヽ 、` ''' ー ‐ ´_ノ  r'、: : , 〃 = ´ .
"',   〃  \ \.  !、= - 、   ` ""  ̄   /= {} }  "  { \ .
             ヽ  仆ヽヽヽ、    r 'ヘ  ノ=ノノ }
          ヽ i 从ヽヽヽヽ _/ rヽ=´ノi i ノ

707 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 00:30:44 ID:GbVn5V3Q

           |         l|  〃                  /
           |         |{  {{  ___            |
 生 役. 見 私  |        >  ´           、     |    愚
 ま に 知 は  |       ´        \ ヽ     \    |
 れ 立 ら     |    / / / ' /  ヽ ::|l |\l  \ ヽ ヽ    |    問
 て つ ぬ     |    '//  l | l/ j|:|  |\l| _} |l:ト、\_    |
 き た 他     |  // //  |、| |:/ |:|l |:l /ィ´ jハ|:| ` ー― =|    だ
 た め 人.    | ,// //.::| |:l\7ー|八 ∨ ≫=ミK|l||  l \|
      の   |〃 // ::::|  l| |j斗=ミ|\  上ゾ 》|l l| | l  |    な
           |l| //|l::::::| |l ヾ《 {゚り |/、     ` リ/ヘ |l:..l   |
           / | l | |l:::|::| l|:\\´   __      // ぅ| |l::.| _〉
           ∠   l l | |l:::|∧l|:::{::ヘ \  Y⌒ヽ    厶イ:l|::.\―ヘ、
_____/ ̄ // l:|∧::| ∧l::::\\    ニノ   //::::|::| | l ::::..\   \____
           /  //  l|  〉l:::::::\:::::\>  __  ´ l:::::::|::| |::l :::::::.ヽ\  \\
         // / /    /∧/⌒ヽ\\\┴‐- _ |―ヘ |八l ::::::::::::} ト\ \\\
      / // / /    /// ̄\ い、 `\ O //^Y^)//厶ィニニヽノl:|:::ト \ \\ヽ
    ,//〃 // /    // |  __ ヽ\`ー―>┴― <二∠⊥≧=彡l|:::|l ::.::.\ ヽ
廴人/〃/ // /    // ノ/ ...::   ∨ ̄∠二二、ー- 、\  ̄` <::..\l|:::|l\::.::.:\|l`い
| | / /〃// /    /´/  ..::.::.:.......::.::l /〃.:    /   ト、\ヽ /<\:::l|\l  \::.::.|ト、| |
| / /  / ' ∧   _ / 丿 .::.::       |ノ | ::: ..::.::.::|    |  \j//  `. Ⅵ\\   \|l ::| |
|l/ /    ∧{/ 〉 /´    ...::.:: .::.::.::.| 八::.::.::.::.::.|    |::.:. . ::|」::...::.::.::| } |::::|\\   リ、:| |\
/ /    / ∨ ̄ ノ ..:..:.::.::.:: ..::.::.::.::ノ´ ::.\ :.::.::.ヽ  ノ.::.::ノ人::.::.::.::.ノ //\|_\\  | |::.. \
 '     /   \/   .::.::.::.::/⌒\\ ::.::.:>―−―<::((_)`ー−イ/|l 「| Ⅳヽ \\ノ人:::l  ヽ
     /\  /    ..::.::.::.:: イ:|    ∨\ ::.::...  《 :...     〉〉 ̄ヾ:::::丿 |」 l/ |  ヽ\ l:::|  l
    ′ /|  ....::.::.::.::.:::/ll ::l     /::::::::〉    〃.::.:   | | ::.:..|/  //〉 ト、     `\|   |
   l__/ / ,  ――┐/|:l| ::|   /:::::/   ..:: 《 ::.....   | |  /ヽ==彡 〈/ ノ [ト、    |::|\
   |―‐ // ̄ ̄] |.'l::|:l| ::|  ∧::く      》 ::.::.:.:.:.. | |  f::::::ト--=彡  ノ[||ヽ _  l:|
   |ー-、 \\::::::::://\l| l| ::| ∧::∨_〕===≪::.:.:..   //   〉::::|::::|ヽ===彡   ノ:::::|| |l
   |―‐、\ \ヽ:://\   l| ::|/::| ヽ::::|    ◯ 》  ::.::.:{{::... {_:::::|l:::|  ト--r<>ノ 小、
   |    \ヽ:::', /::... \  l:|:::::|\ r=======≪::.::.::.::..  ))  《0l_| l::|   |:::::ハ二´- ´| l、
   |  _   い::::l/:::::\\ \ l:::::|\ノ____ ◯ 》 ::.:.:..  | |::.:.:.《0ハ l|   |::厶イ三{   | | l
   |  `ヽ | |:/::::...   \\ l::::|/__// ̄` ー< ̄ j|  ̄ ̄ ̄ >く三三三ヽごソ j|
l    l     |ノ|./\::::::....  >'´ ̄ ̄    `丶、    ` /∧ 、::.(_)::../   \三三ニ7   |
|   |\ /::::ノ\ \::::::::. |「 ̄/厂 ̄丁 ヽ、 \::.::(_)//::.::\\::./  / ̄ ̄》ニニフ    |
l     l ∨<::::} \ \::::.||/  |::.   |::.::.::.::l\ \:: //\::.::.::\`  /    〃三/  〃 ノ
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708 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 00:31:08 ID:GbVn5V3Q



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709 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 00:31:20 ID:GbVn5V3Q



    i三三三三三三三三三三三三三三三三三三ヨ7
    ∨三三三三三三三三三三三三三三三三三三|
      |>、三三三三三三三三三三三三三三三>'" .i
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    7 -',::::ヘ三三三三三三三三三三三三三三:/,', -、ハ
    i, ヾ',::::::\三三三三三三三三三三三三/: 7  ,'./          失礼しました。
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710名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 00:32:18 ID:d7E4p1Tc
沙弥としてかならず通る厨二な時期ですな。

711 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 00:32:27 ID:GbVn5V3Q












          世界には、このように生きられる人もいるのか。





                         あるいは僕もそのような人間であったなら、どんなにか――










                             ・

                             ・

                             ・


.

712 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 00:36:04 ID:GbVn5V3Q
というわけで、今日はここまでとなります。
次回でストーリー部分はきりをつけますね。


なお、作中では聖をわりと好意的に描いておりますが、この聖というもの、
きっちりした僧ではなく半僧半俗なだけに、かなりピンキリな部分がありまして……

「高野聖に宿貸すな 娘とられて恥かくな」などという俗謡もあり、俗悪に染まった聖、
あるいは聖の格好をしているだけのならず者なども結構いたようです。

713名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 00:39:11 ID:d7E4p1Tc
乙でした。

このめだか嬢な聖は、相当に学があり、智を積みえたタイプなのでしょうな。

というか、「命」をしってりゃもうなにも怖くないとでもいうべきか。

714名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 00:40:58 ID:WRVk8szo
乙です。
宗教家がやくざ者の隠れ蓑になるのは今に至るまで全然状況が変わってないなー

715名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 00:41:08 ID:Agx4UNF6
乙でした―。
そして話の途中で割り込みすみません。

塩捲きは神道の方でしたか。
ここらへん、宗教と文化が混じり合っていてわかりにくいですね。
キリスト教でも聖書には死体や血への禁忌はなかったように記憶していますし……。

716名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 00:41:14 ID:UnRzZoGc
乙でした

717名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 00:47:22 ID:xVDMSQSQ

それだけに良いお方に巡りあえて良かったなぁ

718名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 00:55:40 ID:grJfFjMk
乙でした
元々の仏教だと、死体は特別な意味のない、単なる物体扱いでしたっけ?

719名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 00:56:16 ID:9d2heXL.
乙でした。
なんかすごく共感を覚える。宗教って一度疑問をもって考えると止まらなくなるよね。
俺もいろんな宗教回ってきたけど、巡り巡って自分との対話が肝心ということに気づかされる。
菩薩行って意識して出来るものなのかしら。縁覚でもいいじゃん、悟りにランク付けるなと師匠と喧嘩して早数年。

>>715
柳田や折口の民俗学を見てみると、けがれの観念は結構日本独特。赤と黒で不浄が分かれてるので。
宮田登だったか池田彌三郎だったかに、日本におけるケガレについての考察があるので一読してみては。
キリスト教は死体へのケガレは原理的にはないです。パンとワインは主の血肉だし、復活するし。七大罪のほうが問題。

720名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 00:56:31 ID:E.EPzVHQ
乙です。この辺りの葛藤が後の教えにつながっていくのかな。

ちょっと疑問なんですが白湯を出すっていうのは何か当時の風習的な意味があるんでしょうか?
あるいは単純にあんまりお金が無いとかその辺の理由でしょうか。

721名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 00:59:21 ID:WRVk8szo
>>720
単純にお茶が普及してないだけだと思われ

722名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 01:02:33 ID:9d2heXL.
>>720
茶を伝えたのは臨済宗開祖の栄西と言われている。喫茶養生記とか書いてるし。
法然よりも生まれは栄西のほうが後だったはずなので、そもそも茶がないかと。このパートの時期的には栄西生まれたころか?

723 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 01:07:44 ID:GbVn5V3Q
>>715
お気になさらず。
位牌などは儒教系、塩は神道、読経は仏教と、日本の葬式の混交っぷりは凄いですからねー。

僧侶でも時々知らなくて、本を読んでて、「あれこれ○○由来だったんだ」とか思うことがしばしば。


>>718
そうですね。

ただ、後に仏陀の遺骨や仏陀の高弟の遺骨を、仏舎利として崇めたりもしていますので、
仏教的な死体の扱いというのも時代を通じて変化はしています。


>>719
私は菩薩行は、意識してできるとは思います。要は善行ですしね。
今、私がしてることだって、布施波羅蜜の法施(仏法について教える)と言えないこともないですしw
(まあ、特に布施波羅蜜をしてるつもりはないですが)


悟りのランクについては、一休さんなんかは、自分の悟りの見解を師匠の華叟和尚に示したときに、

華叟:「それは羅漢(狭い範囲の悟り)の境涯であって作家の衲子(すぐれたはたらきのある禅者)にあらず」
一休:「私は羅漢で結構です。作家などにはなりたくない」
華叟:「よし、お前こそ真の作家だ」

といった感じで、狭い範囲の悟りと小乗を馬鹿にする大乗を嫌うような言葉を発していますね。
そういう言葉にも通じる気がして、私としては、>>719さんの考えはとても良い見解だと思います。

724 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 01:08:42 ID:GbVn5V3Q
>>720-722
あ、全くそのとおりです。
単に「栄西がお茶を伝えたのはもうちょっと後の時代だし、近所の小僧が訪ねてきたくらいなら白湯かなー」という発想でした。

725名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 01:10:37 ID:03a8xYEQ
>719
「けがれ」の観念自体は普遍的とまでいえなくてもほかの宗教でも結構見られる
インドのカースト制の不可触民なんてその典型といっていいし
食のタブーの多くは「穢れ」という考えにもとづいてる
本来の仏教自体には含まれてなくてもインドの当時の習俗で変容した仏教にも
そういった要素はありえたと思う

726名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 01:12:45 ID:WRVk8szo
すみません勝手に補足。
お茶の木自体は最澄が持ち帰ってこの時代既に日本にあります(嵯峨天皇に振る舞われた記録あり
いわゆる抹茶と禅宗の茶礼を日本に伝えたのは栄西。もちろん一般に普及するのはもっとずっと後に下ってから

727名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 01:16:13 ID:E.EPzVHQ
>>721-724
なるほど。勉強になります。ありがとうございました。
三国志にお茶が出てくるから日本でも大昔からあるんだろうと漠然と思ってましたが、そうでもなかったんですな。

728名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 01:21:47 ID:YCfwIwhM
そもそも親孝行()のキレイキレイ劉玄徳って演義()だし

729名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 01:27:07 ID:JEm9J72w
中国でもお茶が大々的に普及したのは唐末五代あたりから

730名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 01:28:20 ID:WRVk8szo
劉備の親孝行話はともかくとして、ちょっと時代が下った張揖や孫皓の記述にはお茶が登場するのでその頃からあったという認識は間違ってないよ

731名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 01:32:58 ID:9d2heXL.
>>723
なるほど、そういうものですか。少し気が楽になった。
何せ諸般の事情で変節漢なもので。家が禅宗→カトリック→一ごく短期スンニ派→日蓮系イマココ、なので。
家にはバイブルとコーランと法華経&御文が仲良く並んでますww

>>719説明不足でしたね、すみません&補足ありがとうございます。
「日本由来のものと思われる」というのが抜けてました。それいっちゃうと古事記も怪しいんですがつっこまないでww
キリスト教は、人間は土からできたと説いてるので死んだら土にかえるだけ、原理的に忌避感は薄いですね。次第にペストとの関係で変容していきますが。

732名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 01:35:19 ID:Ch2hMlZY
横からさらに注釈。

栄西が持ち帰ってきた茶の種は、天皇から賜った栂尾で最初は栽培してた。
これを弟子の明恵が宇治に移植して栽培し始めたのが宇治茶の起源。

733名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 01:46:57 ID:YCfwIwhM
明恵って栄西の弟子だったっけ?
直衛のとこほどじゃないけど敵対的な関係だったような覚えが

734名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 01:52:44 ID:Qif5uzZU
>>731
そこまで色々渡り歩いて、それでも宗教に絶望しないってのもえらいなw

735名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 02:04:31 ID:JEm9J72w
>>734
いろんな新興宗教の経典とシンボル持ってる人知ってるw

736名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 02:47:21 ID:fDBf3Crg
くそう、流れ的に「そんなおっぱいをした聖がいるか」という定番の突っ込みをいれられないじゃないか。
乙です。

737名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 03:57:58 ID:Ch2hMlZY
>>733
ネタバレになりそうだったからぼかしてたけど、明恵は栄西から禅を学び法衣を授けられているとあるので
華厳宗に入門した際の師は文覚だけど、禅宗については栄西が師であると言える。

738名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 07:18:35 ID:O.Z7870k
半僧半俗のままに各国の寺院別所を拠点とし、
西方浄土におわする阿弥陀仏の救いを説き回る!

これって、印度でハート様が民間向けに教えを広めたのといっしょと考えてもいいのかな
だとすれば、原点に戻ったわけだ

739地震なんかに負けるなお!:2011/04/02(土) 07:55:02 ID:MGYe.ypg
最終的に悟った開いた人を

正等覚者
独覚者(辟支仏、縁覚者)
随覚者(阿羅漢)

とするわけですが漢字よりも

samm?sambuddha  サンマーサンブッダ
paccekabuddha    パッチューカブッダ
anubuddha       アヌブッダ


とパーリ語(またはサンスクリット語)で表したほうが明確です。全部、最後に
ブッダがついてます。通常は正等覚者だけをブッダを呼んでいますが輪廻か
ら解脱して涅槃に至った、という点では同じです。

詳しく解説すると

samm?は正しく、完全にという意味で強調で使われる言葉。
samはよく、という意味でやはり強調。
buddhaはbujjhati(覚える)の過去分詞で、覚者。
paccekaは単独の。anuは順じて、随いてという意味の接頭辞です。

arahanは供養を受けるに値する人、という意味ですから通常使われている随覚者だ
けを阿羅漢とするのは原語からすれば間違いで正等覚者も独覚者も阿羅漢です。

740名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 08:04:52 ID:MGYe.ypg
私個人としては
声聞乗(?r?vakay?na)、縁覚乗(Pratyekay?na)
は対応するインドの言葉があるのに二乗・三乗はwikiでも水野弘元博士の「仏教用語
の基礎知識」でも漢字だけなのが気になります。

大乗のいつから「劣った悟り」という概念があったのかはわかりませんが、それがこと
さら強調されるようになったのは中国に入ってからではないか、と思います。

741名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 08:18:27 ID:OqMAZIEU
素人からすると、悟りのランクなにそれって感じだけど
輪廻から解脱してからも上下があるとかわけわかめ

742 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 10:49:26 ID:GbVn5V3Q
>>736
でもこんなおっぱいをした聖がいたら、間違いなく念仏に帰依しちゃいそうですよね!

……はっ、いかんこれは煩悩!


>>738
おっしゃるとおり、インドの法師に性質的には似ています。

もともと日本土着の「日知り(=ひじり)」という民間の呪術者とか、
仏教と山岳信仰の融合した修験道とかの影響も見られるのですが、
それでもこんなに近くなるのは、やはり同じ人間の宗教活動であるから、なんでしょうねぇ。


>>741
えーっと、解説しましょう!!

743 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 11:03:11 ID:GbVn5V3Q
大乗仏教が成立したとき、上座部仏教を小乗仏教と蔑称します。
なぜかというと人間は、宗教云々以前にグループの外に対して敵を作って団結する生き物だからですね。

で、どういう根拠で上座部を批判するかっていうと、
「仏陀が悟った後、立ち上がって説法をしにいった」という事実の解釈に拠ります。

これは上座部の時代からの謎だったんですが、執着を離れた仏陀は、なぜ説法をしに立つことができたのでしょうか。
自分の説く複雑な教えが理解されなければイライラし、あるいは悲しみ、苦しむことは明白です。

大乗仏教だと「これはより上等な悟りの結果だったんだよー!! (AA略」と解釈し、
上座部仏教の悟りを得た行者を、「あれは仏陀と同等じゃない、自分のみ悟って満足している」と解釈して批判します。
この大乗の経典が主に流れ込んだのが中国なので、>>739-740さんの言うとおり、ランク概念が中国で発達していくんですね。


ちなみに実際には仏陀が何考えて説法に踏み切ったのか、未だにいろんな学説があってガチガチ議論してます。

私が説得力があるなー、と思ったのは――、
「梵天勧請」なんて伝承(=インドの神様梵天が、どうか仏法を説いてくださいと悟った仏陀に頼む)なんてのもありますが、
原始仏典だと「梵天を代表とする諸天(=仏陀の良心)」、「悪魔(=仏陀の悪心)」の比喩であるフシがあって、

(托鉢に歩いてご飯を貰えなかった仏陀が、
 「もう一度巡れば流石になんか、飯をもらえるかもしれないぜー」(=同じ家には一回しか托鉢に回ってはいけない)
 という悪魔の囁きを退ける、みたいなエピソードもありまして、これなんかまさにそういう象徴である一例ですね。)

つまり梵天勧請ってエピソードの意味は、仏陀にとって
「説法を説かなかった時の良心の苦しみ>説法を説いたときの苦しみ」だったからこそ、
苦を逃れるために説いたんじゃないかという、そんな説があります。

すごく単純で分かりやすくて、この説を私はけっこう気に入っています。

744 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 11:13:39 ID:GbVn5V3Q
他にもまぁ色々、

「説法だけはどうでもよくなかったんだよー!」とか、
「執着を離れたからこそ何をするべきか自分で決められたんだよー!」とか、
「自分の教えを説くつもりは最初からあったんだけど、説得力を増すために梵天を利用したんだよー!」とか、
まぁ、いろんな説が立ち並んでおりますので、詳しく知りたい場合は自分で仏教書を開いて頂ければ。

ちなみに実際、ジャイナ教の聖者とかだと、仏陀の域に来たらあとは死ぬだけだそうで。

そういう意味でも仏陀の説法開始というのは、ちょっとした謎だったわけですね。

745名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 11:15:31 ID:E0UBXJng
執着を捨てろ、と説く人間が派閥つくっちゃいかんと思うんだが、
これは真理に到達するための作業を分担するための分割なの?
何らかの権力争いを内包してるの?

746 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 11:23:22 ID:GbVn5V3Q
>>745
現実問題、教団がないと「執着を捨てろ」という教えが伝わりませんので、仏陀の教団開設そのものは合理的行動です。
無教会主義とか、六師外道(=仏陀と同時代の別宗教)の廃れっぷりを見ればそのへんは明白ですし。
ここまではたぶん、基本的にはOKだしてもらえる部分だと思います。


その後、教団が四分五裂してしまうのはもう、人間の悲しい性質としか言いようがありませんね。
愛を説くキリスト教だろうが、神への従事と善を説くイスラム教だろうが、派閥はできちゃいますし。

仏教だけに限らず、宗教教団、あるいは人間のグループがが必然的に内包せざるをえない問題だと思います。


……宗教教団にリアルに所属してると分かるんですが、意外とみんな分かり合えないんですよ!
建前上は同じ山登ってることになってますが、多分それぞれの解釈を細かく分析すれば、違う山を登ってる人いっぱいいます!

そして皆、自分の考えが正しいと信じてるわけで、それが表面化して対立ちゃえば、時には分派成立やむなしなんですよねー……

747名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 11:27:05 ID:E0UBXJng
そっかー
ある種そういう物から一番遠い宗教でもひとつにはなれないんだな
丁寧に答えてくれてありがとう

748 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 11:40:47 ID:GbVn5V3Q
>>747
どういたしましてー。

あ、そうだ。言い忘れてましたが、こういう性質も、ただマイナス面ばかりじゃないのです。
科学だったら様々な方向性に分かれることで発展しますし、宗教でも人間の様々な性質や感覚に合わせて多様な救いができますし。

人間がそういう性質を持ってることは認識した上で、プラス面とマイナス面があることを了解して、
それとどう付き合っていくか――というのが健全な態度なのかなぁ、と思っております。

「執着を捨てろといってるのに派閥を作るとは! 今ある派閥は皆間違いだ!」なんて言い出しちゃうと、
とんでもない原理主義かつ宗教的排他主義になっちゃいますしね。

749名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 12:19:35 ID:OqMAZIEU
>>743
ありがとうございます。感覚的には納得いかんのですが、理屈としてはわかりました
悟りって自分一人だけの物で、他人と比べてどうこう言うものじゃないような気分なんだがなあ
でもこうやって主張するのも派閥化の一種かしら

750名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 12:57:10 ID:MGYe.ypg
>>749
上座部の教えだと最初の悟りから最終的な悟りまで4段階ありまして、個々の性格の
違いなどはありますが基本、みな同じです。

第一 預流果で有身見(私という確かなものがあるという間違った自我)、疑(仏の教え
    に対する疑い)、戒禁取(迷信などへのとらわれ)が消えます。悪趣(餓鬼、畜生
    地獄)に落ちることはなくなり、あと最高で7回人間界に生まれる間に解脱に必ず
    至る。

第二 一来果で怒りと欲が薄まります。人間の世界に生まれないか、生まれても一回
    で解脱に至ります。

第三 不還果で欲と怒りが消えます。もう人間の世界には生まれず浄居天という特別
    な天界に生まれ、そこで解脱します。

第四 阿羅漢果で残っていた煩悩が全て消え解脱し涅槃に至った状態です。

751 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 13:01:41 ID:GbVn5V3Q
>>749
その感覚はまったくその通りだと、私も思います。
悟りは基本的に主観的なものですし、他人と比べてあの人の悟りはどうだとか言ってる時点で多分、悟れてません。

まぁ、宗教的真理は真理として、人間集団の性質は性質として、それぞれ受け止めることが大事だと思います。
人間、および人間の集団は理想を完全には体現できませんし、だからといって理想を目指すことは無意味ではないですから。

752名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 13:04:07 ID:JEm9J72w
序列(ランク概念)が中国で発達したというのが実にらしいなと思った

あそこは神様でも聖人でも序列というか地位があるから

753名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 16:37:46 ID:HgB1AaHc
悟りのランクについて、ここのレスをみて自分なりに考えてみたこと。

>>723の一休さんのエピソードから感じたことは、
ランクに執着してはいけないという事。
ランク自体はある(最後のせりふでランク付けしてる)。

ランク付けは意味がない無いという意見は、好きの反対は嫌いじゃないよ的な意味で
逆に執着してる可能性があると思います。
ランク付け自体は自分の状態を知る上では有用なのかなと思えるので。
ただ執着の種にもなるので、困ったちゃんの類なんだろうなと思います。

754名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 18:44:12 ID:zbl4vZPc
悟りのランクかあ。
ハイパー賢者タイム!とかいうと凄い高ランクな悟りに聞こえるな。名前的に。

賢者タイムは悟りというより魔境っぽいが。
いや、歓喜仏とか出てくるとこだとアリなのか。

真言立川流って鎌倉時代だっけ?

755名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 18:58:26 ID:9d2heXL.
>>754
ベースは鎌倉、南北朝時代に文覚という坊さんによって大成された。
確かなんかの文庫で邪教立川流とかいう本があった。結構難しかった覚えがある。

んでもランク付け、というのも表現は正しくないのかもしれない。私は現在日蓮系だけど、宗派的に余計強調されてる様に感じる。
声聞、縁覚(独覚)というのも悟りに近いことには変わらんのであって、菩薩を上位に理論的に位置づけるために援用されたということなのかな。
そういった部分は中国仏教も含めて天台教学の理論が大きいのだろうけど。

756名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 19:04:11 ID:Fr75K8Dg
立川文庫は関係ないよな、たぶん

757名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 20:23:57 ID:gizGrGU6
「派閥を作っちゃダメなんだ!」という主張も、それはそれで執着っぽい気がしますなあ。
以前読んだ本に、
「皆が高い所を目指して、別々のところにたどりつくのは当然じゃないか。
だって地球は丸いんだぜ? だから俺にとっての真上とお前にとっての真上は違う方向なんだぜ?」
って趣旨のことが書いてあったの思い出しました。

758名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 20:41:53 ID:MGYe.ypg
議論の中「執着しない」という言葉が原理主義っぽくなっちゃってる気がします。
主語が抜けてます。悟りの障害である煩悩に対して「執着しない」でしょう。

仏教徒ならば

・仏教の修行をすること
・善行為をすること
・悪行為をしないこと
・己の怠けの心にまけないこと

には徹底的に執着して、悟って解脱を目指すのが当然です。

759名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 21:04:37 ID:AtdJFbkA
>>758
そして竜樹理論が出てくるわけだな

というか、そもそも念仏聖という存在がいまいちわからん
半僧半俗って何? 私度僧? とか

760名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 21:06:44 ID:nKzF86oI
>>758
私みたいな門外漢が無責任に考えると

> ・仏教の修行をすること
> ・善行為をすること
> ・悪行為をしないこと
> ・己の怠けの心にまけないこと
> には徹底的に執着

も煩悩なんじゃないかなとか思うんだが、煩悩か煩悩じゃないかの定義って何かあるんでしたっけ?

761名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 21:28:47 ID:MGYe.ypg
>>760
>煩悩か煩悩じゃないかの定義って何かあるんでしたっけ?

あります.。
大乗なら>>165->>166 の阿毘達磨、テーラワーダならアビダンマ(色28心89心所52涅槃
1)。心所のところの不信とか嫉とか疑とかの否定的なイメージのある言葉。これが煩悩
です。

でもスレ主様が
>無論覚えなくていい、作者さえ覚えてない。
とおっしゃっているように、一般人はここまで難解なものを理解する必要はありません。
五戒を守る、とか十善・十悪を心がける程度で十分です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%81%E5%96%84%E6%88%92

762 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 21:37:27 ID:GbVn5V3Q
>>759
あー、すみません。本編内だけだと説明不足ですね。
詳細は今回の解説に含めましょう。


先に概略を話しておくと、なんというか定義がすっごい難しいんですが……

基本的に私度僧の流れを汲んでいます。
朝廷が公認しない、流れの坊さんたちのうち、念仏の教えを主に説くのが念仏聖ですね。

ただ、比叡山などに所属している僧侶が隠遁して念仏聖になるケースもあるので、完全に私度僧ばっかりですとも言い切れず。

なんというか、ある種、独特の集団だったようです。

763 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/02(土) 21:42:28 ID:GbVn5V3Q
>>760
基本的には煩悩は「苦しみの原因となるもの」ですね。
テーラワーダ(上座部)的な解釈は>>761さんにお任せするとして――



大乗仏教では、>>760さんに近い発想もありまして、「煩悩即菩提(ぼんのう そく ぼだい)」と言ったりもしますね。

煩悩があるからこそ苦しみを招き、しかし煩悩があるからこそ悟りを求める心も生じる。
逆に悟りというものがあるからこそ、煩悩の存在を見つめることもできる。

煩悩と悟りはコインの裏表、背中合わせの存在であり、切っても切れない間柄です、と。

当スレで言うと、>>510-520あたりの思想の発展形のひとつですね。

764名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 22:40:39 ID:nKzF86oI
>>763
> 大乗仏教では、>>760さんに近い発想もありまして、「煩悩即菩提(ぼんのう そく ぼだい)」と言ったりもしますね。
> 煩悩があるからこそ苦しみを招き、しかし煩悩があるからこそ悟りを求める心も生じる。
> 逆に悟りというものがあるからこそ、煩悩の存在を見つめることもできる。
> 煩悩と悟りはコインの裏表、背中合わせの存在であり、切っても切れない間柄です、と。


たとえ「仏教の修行」などであってもそれが苦しみをうみだすなら煩悩である
どんな形であれそれらの苦しみ全てから抜け出る事ができれば苦しみのない悟りの境地に達する

みたいな感じですかね?

765名無しのやる夫だお:2011/04/02(土) 23:44:18 ID:MGYe.ypg
煩悩はパーリ語ではkilisaで汚れという意味です。
アビダンマで不善心所は14ですが、ここでは悟りの関係性をみて五つずつの上分結
と下分結を説明します。

下分結は悟りの段階が進むにすれ無くなっていく煩悩です。
・欲貪    五感を楽しませたい欲
・瞋      怒り
・見      我見
・戒禁取   迷信などへのとらわれ
・疑      仏の教への疑い

これらに関しては >>750 で簡単に説明しました。

上分結は最終的な悟り、阿羅漢に至ってやっと消える煩悩です。

・色貪   色界梵天界に生まれたい欲(物質に対する執着)  
・無色貪  無色界梵天界に生まれたい欲(心に対する執着)
・慢     人と自分を比べること
・掉挙   心の浮つき・混乱
・無明   無知、真理を知らないこと、全ての煩悩の根本

これらの煩悩によって輪廻に結ばれているという意味で「結」といいます。
煩悩が消えることと悟りがイコールなので、煩悩即菩提というような考え方
はテーラワーダには無いはずです。

766名無しのやる夫だお:2011/04/03(日) 20:59:51 ID:2thYPxAQ
>>535

『情けは人のため成らず』ってことですか?

767名無しのやる夫だお:2011/04/03(日) 21:08:20 ID:kMdpTtLA
>>766
むしろ風が吹けば桶屋という気が。

768名無しのやる夫だお:2011/04/03(日) 23:17:12 ID:HGObHqc.
かーちゃん、おら頭痛くなってきたぞ^^;

769名無しのやる夫だお:2011/04/04(月) 10:40:19 ID:uiHduD5U
宗教理論が高度な次元になると俺たちゃついていけねえなww
でも面白いから読んじゃうw

770名無しのやる夫だお:2011/04/04(月) 17:22:05 ID:cCT0x2NI
悟った仏陀が7日だけ真実を一人で楽しんでたエピソードは何か好きだ

771名無しのやる夫だお:2011/04/04(月) 21:01:16 ID:PYTMaVIA
歴史スレでも飛びぬけて雑談のレベルが高いな

772名無しのやる夫だお:2011/04/05(火) 00:14:51 ID:nf4Lm3js
レベルの高低っていうよりベクトルの違いな気が。
精神世界に向いてるか現実世界に向いてるみたいな。

773名無しのやる夫だお:2011/04/05(火) 01:55:22 ID:TsxIiGr.
>>769
俺もある程度までは楽しく読めるがそれを超えちゃうと「なんか高度っぽいこと話してる!」って目が滑っちゃうぜ!
基本的な部分が楽しいからやっぱり読んじゃうんだけどな

774名無しのやる夫だお:2011/04/05(火) 06:43:16 ID:etpR8hBg
レベル高いと女装主人公が逆レされまくるスレとか大好物な俺がここに居てもいいんだろうかという気に
まぁどっかのお寺の秘宝は稚児との絡みを描いたポルノ絵巻らしいから俺がいてもいいよね

775名無しのやる夫だお:2011/04/05(火) 06:52:03 ID:L/Ozs0UY
彼の告白を聞いて、釈尊は告げる。「教団追放だ」

776名無しのやる夫だお:2011/04/05(火) 11:06:18 ID:JuAfhl5Y
やめろwオチにするなw

777名無しのやる夫だお:2011/04/05(火) 12:20:17 ID:GxXS7m5I
>>774
レベルが高いっていっても全部、人の受け売りです。
誰かが出て行くくらいなら私が出て行きますので、そんなこと言わないでください。

778名無しのやる夫だお:2011/04/05(火) 13:05:25 ID:Pc2w2SFU
むしろ別の意味でレベルが高いんだからOK!という可能性も

779 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/05(火) 17:26:39 ID:wjw6uda6
できるだけ分かりやすくしようとは努力しているのですが、
やっぱ常に仏教漬けな部分があるのでつい専門的なとこに踏み込んじゃいますね。

申し訳ない。もうちょっと噛み砕く努力を増やします。


>>774
レベルが高い変態は歓迎ですよ! 私も私の大好物とかとてもとても人に言えませんしね!


>>775
お茶噴いたwwwww

780名無しのやる夫だお:2011/04/05(火) 20:19:28 ID:pHuCLxbk
彼の告白を聞いて、麻呂は告げる。「zipでくれ」

781名無しのやる夫だお:2011/04/05(火) 20:58:04 ID:R0aHB0Ik
>>779

今までの作品を見る限り、1さんが包容力のあるお姉ちゃん好きというのは推測できる

782名無しのやる夫だお:2011/04/05(火) 21:13:23 ID:IbAAzcgA
仏教は特にその思想部分に関しては、空をはじめとして、中観なんか現代でもかなり意味はあると思うんだけど、苦からの解脱という根本的な実践部分にはあんまり共感出来ないので、いわゆる仏教徒を名乗ることは出来ないなあ。

まあ、そもそもこれが仏教だ、と言い切ることが出来ないほど分裂してるんだし、自分なりに仏教伝統から物を考えるきっかけになれば、それでいいのだと思うけど。

783名無しのやる夫だお:2011/04/05(火) 21:39:26 ID:R0aHB0Ik
1さんには期待している

仏教的世界観厨二病作品の傑作、「孔雀王」をこえるラノベを書いてくれると信じて

784名無しのやる夫だお:2011/04/05(火) 21:53:55 ID:3DagYV4M
生活の為に二足の草鞋をトッカエヒッカエな禅宗坊主も見てますよ
安居中以外なかなか出来ない、こういう解説楽しいですね〜

785名無しのやる夫だお:2011/04/06(水) 04:54:34 ID:hNaZATFs
ネット安居か。21世紀だなあ

786名無しのやる夫だお:2011/04/06(水) 19:31:44 ID:relBpWys
坊主に定年みたいなのないの?
昨日葬式だったんだけど
話が同じ話を何回もして困ったんだけど

いろいろと
あそこまでひどい坊主はじめてみたよ

787 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/06(水) 19:46:40 ID:nExs6pSM
>>785
21世紀ですねぇ。最近電子マネーを使うようになっていよいよ実感が。


あ、安居が分からない方もいらっしゃると思うので、解説をば。

安居とは、雨安居(原始仏教教団は、可能な限りは殺生戒を守るため雨季に定住する)の習慣に基づき、
日本の僧侶が特定の時期に僧侶が施設にこもって勉強する習慣、または会合そのものを指します。

実際問題、ネット安居というのも面白いかもしれませんねぇ。
最近は宗派の聖典や解説なんかもいろんなWebサイトに乗ってて資料関係に不足しませんし、、
チャットなら(慣れた人なら)筋道立てて議論しやすいですし、議事録取る必要もないですし。





>>786
おはなしを伺った限りでは、少々思考が曖昧になられている方なのでしょうか……?

個人営業のお店に近い感じなので、定年は残念ながらありません。
働ける限りは働いて、あとは後継者に引き継ぎ――というのが普通ですね。

まぁ、普通なら家族や近所の檀家さんが気づいて、
「そろそろ○○さんもお年やし、息子さんとかお孫さんを僧侶として迎えて――」とか、
そういう話になると思いますので、ちょっとだけ我慢してあげて下されば幸いです。


もしかしたら跡継ぎ問題がこじれきってるとかそういう可能性もありますが、
そこまでは感知しきれませんのでそうでないことを祈ります。

788名無しのやる夫だお:2011/04/06(水) 20:02:09 ID:.uSdQIZE
>>786
うちの和尚さんもそんな感じwww
お経も同じところ二回読んだりするしwww
でも声が良くて話が上手いのでつい聞いちゃう。
最近息子さんに代わったんだけど、今ひとつ話が固くて困る。

789名無しのやる夫だお:2011/04/06(水) 20:04:50 ID:relBpWys
>>787
お答えいただきありがとうございます

いや、後継者はいるみたいですよ
ボケてもいないんじゃないかなあ

お布施もらうまで帰らなかったとか
言ってたから

ただ、そういう意味での
プロ意識持ってるなら
もうちょっとしっかりしてくんないかな
と思っただけです

790 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/06(水) 20:48:46 ID:nExs6pSM
>>789
そっちかー!!?
とはいえまぁ、おはなしを聞いた限りではなんとも、どういう方か想像がつかなかったので……


・悪いケース
 僧侶って定年のない個人営業なので、老後が不安で蓄財に励んでる。(わりとよくある)

・普通のケース
 普通に法話終わったらお布施が地域の習慣で、そのへんが>789さんの家庭に伝わっていなかった。
(=僧侶側も言いづらいのでなんとか無言で分かってもらおうとしていた)

・良いケース
 普通のケースのような習慣がある地域で、それでもなかなかお布施が頂けないため、
「ひょっとしたら何か故人のことなどで相談があるのか?」と、間を持たせようとしてた。


私が想像しうる、悪いケースと普通のケースと良いケースをあげておきますね。
普通か、あるいは良いケースの方であることをわりと切に祈ります。

791名無しのやる夫だお:2011/04/08(金) 19:52:25 ID:45ohptyg
新城とめだかというキャラを当てはめると、何故に法然が後年ああいう方向へ進んだかよく分かるなぁ
なんていうか、「世の中みんな善人なんだよ!」っていう性善説の人に
「じゃああなたは悪人を救えるのですか」とつっこみたいというか。
「悪人」を見てない人に「悪人」を救えるのか、そういう図式が。

少しベクトルが違えば、Fateの言峰神父になってたかもしれない。

792名無しのやる夫だお:2011/04/08(金) 19:59:10 ID:NT.lAbuc
宗教的には「救われたい」と思ってる悪人なら救えるかもしれんけど
「救われたくない」「救われる必要がない」「救われたいとか意味が判らない」ってとこまで吹っ切れちゃった悪人は救えるのか、というか救いの対象になるのかね

793名無しのやる夫だお:2011/04/08(金) 20:28:28 ID:0r.W8ji6
おれは荒耶宗蓮思い出したわ
これと言う共通点を表現できないんだけど…

794名無しのやる夫だお:2011/04/08(金) 20:56:18 ID:Ae.2sl/M
>>791

性善説は別に盲目的に人はみんな善人なんですよーなんていうお気楽思想じゃないぞ
生まれたばかりの人間は無垢(≒善、悪い言い方をすれば洗脳されやすい)だから社会に適応するようにきちんと教育(洗脳)して支配しやすいようにしとけっていう考えだし
逆に性悪説は、人は生まれつきケダモノ(≒悪、言いかえれば人間社会に非適応)だからきちんと教育(洗脳)しとけっていう、
ある意味同じこと言ってるんだよ

両方とも為政者の目から見たかなりシビアな考え方だ

795名無しのやる夫だお:2011/04/08(金) 21:06:55 ID:x76Ugxow
性善説って本来の意味は>794なんだけど、一般的には>791の意味で通るようになってるよな

796名無しのやる夫だお:2011/04/08(金) 21:17:49 ID:4Fpou5Q.
>>792
救えないだろうし救いの対象にする理由が無いんじゃなかろうか。
善人悪人関係なく、「宗教の『救い』なんぞ要らん」って人間はいくらでもいるし、そういう人間に宗教が「救い」を押しつけても迷惑なだけで誰も得しない。

797名無しのやる夫だお:2011/04/08(金) 21:19:23 ID:fUyn4z3w
>>792
教学的には、宗派によって考え方違うんじゃないか
俺の家は西本願寺だけど、善悪抜きに全人類ひとりのこらず極楽へ強制連行されるから
念仏するときはお礼の意味をこめましょうとか言われたぞ

798 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/08(金) 21:21:39 ID:UNpC40BY
>>792
そうですねぇ。単純に私の見解でいいなら、

諸行無常。
「救われたくない」「救われる必要がない」「救われたいとか意味が判らない」という心も永遠ではありません。

そういう心の時に押し付けるのは誰得ですが、その心が変わったときに何時でも手を貸すと告げて、実際に受け入れる構えはとっておく。
それが宗教者の仕事かなー、と。

799 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/08(金) 21:26:40 ID:UNpC40BY
浄土真宗の教学的に言うなら、>>797さんみたいなことになります。

「救われたくない」「救われる必要がない」とか言っちゃう人をも救うのが阿弥陀仏という存在なので、
ちょっとでも南無阿弥陀仏言ってりゃ強制連行ということになりますが、まぁこれはつまり、


「あなたがどんなに罪深いことをしたり、考えたりしたとしても、阿弥陀仏はあなたの傍にいていつでもすくってくれますよ」


ということですね。宗教的な無限の慈悲というやつです。


あ、予告。今週の日曜夜あたりには投下できそうです。

800名無しのやる夫だお:2011/04/08(金) 21:44:24 ID:fUyn4z3w
半端もんが教学とか言っちゃってすみませんでした

そして予告ktkr

801名無しのやる夫だお:2011/04/08(金) 22:23:11 ID:gtgWWDRU
>>792
キルケゴールのいうところの「非本来的絶望」ですな。

802名無しのやる夫だお:2011/04/08(金) 22:38:34 ID:yBImA1qg
>>799
楽しみにしてます。
投下時間は何時頃の予定ですか?

803名無しのやる夫だお:2011/04/08(金) 23:28:22 ID:9n/dmi3.
予告来た。楽しみに待ってます
しかし一言南無阿弥陀仏と言っただけで問答無用で救われるというのは、なんかちょっと怖い
「僕と契約して極楽に行こうよ」みたいなイメージ

804名無しのやる夫だお:2011/04/08(金) 23:32:08 ID:0r.W8ji6
南無>>意訳すると、帰命、心から信じるという意味
らしいんで、阿弥陀仏にすべてをゆだねるよ!って言ってるんだから、論理的にはおかしくないw

805 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/09(土) 01:03:12 ID:szu3MIPM
>>800
どうぞどうぞ、言っちゃってください。私も半端者ですし。


>>802
21:00ごろからやれればいいかなー、と。


>>803
実際ちょっと現代人の感覚的に怖いものがあるので、阿弥陀仏の極楽浄土を凄まじいディストピアとして描いたSFがあったはずですねー。
阿弥陀仏の浄土の描写に「美醜の差がない」とか「寿命がない」とか「阿弥陀仏の化身である鳥が時を告げる」とか「あらゆる説法が聞ける」とかあるので、

「画一化された外見の人間たちが、阿弥陀仏の号令によって一斉に動き、無表情に似たような仏法の話を聞き続けて永遠を生きる」

とかいう恐怖の世界。実際、ちょっと存在を聞いた程度で読んだことはないのですが、いや恐ろしい話ですね。

806名無しのやる夫だお:2011/04/09(土) 01:33:17 ID:9LrjPxMg
>>803-805
>ディストピア
呆気にとられる見学者の前でブッダ(@聖おにいさん)が「※この僧伽は特別な訓練を受けています 真似をしないでください」ってプラカード振ってたら笑う。
たぶんイエスも隣で磔になりながら同じことしてる。

807名無しのやる夫だお:2011/04/09(土) 04:00:14 ID:XaXkZ54M
>ディストピア
>「画一化された外見の人間たちが、阿弥陀仏の号令によって一斉に動き、無表情に似たような仏法の話を聞き続けて永遠を生きる」

第三者的な視点から見たら不気味だしそういう状況に自分から混ざりたいかと問われればNOと答えるけど
「救われたい」「迷いをなくしたい」「悟りたい」
みたいな観点から見た場合、そういう状態の方が幸福だったりするんじゃないかなとかは思う。
怖いっちゃ怖いんだけどそういう状況を受け入れられちゃう人はある意味羨ましくもある、みたいな。

808名無しのやる夫だお:2011/04/09(土) 04:32:20 ID:skT5OqyI
最近だと伊藤計劃「ハーモニー」の世界だな

809名無しのやる夫だお:2011/04/09(土) 12:10:36 ID:OWeXIejM
>「画一化された外見の人間たちが、阿弥陀仏の号令によって一斉に動き、無表情に似たような仏法の話を聞き続けて永遠を生きる」
まんまオ○ム…

810名無しのやる夫だお:2011/04/09(土) 12:43:58 ID:1pQtbQ8Q
まあ、人間の思い描ける極楽や地獄なんてそんなもんだよな^^;

811名無しのやる夫だお:2011/04/09(土) 13:07:42 ID:CU4/tSlo
んー、団体じゃないけどたしか周利槃特ってそんなんじゃなかったか?
第一の知恵者と言われた舎利弗 は結局成仏できず、愚者だが教えを鵜呑みにし続けた槃特は成仏できたとか昔聞いた覚えが。
あれは盲信して疑いを持ってはならんということなんだろうか。

あんまり宗教的なSFって知らないんだよな……『百億の昼と千億の夜』とか案外面白かった記憶があるけど。

812名無しのやる夫だお:2011/04/09(土) 14:32:51 ID:hgph.mEs
まさに「信ずる者は救われる」か

813名無しのやる夫だお:2011/04/09(土) 14:41:58 ID:F3hVG7Gc
仏教でSF・・・
 
「SF西遊記」か!

814名無しのやる夫だお:2011/04/09(土) 14:47:11 ID:1niOgwzw
俺達日本人でよかったよなー
メガテンとかで遊べるもんなー
仏教だとイスラムでいう「悪魔の詩」関連事件みたいなのないの?

815名無しのやる夫だお:2011/04/09(土) 15:31:19 ID:uHrR3YC6
宗教SFならウォルター・ミラーの黙示録3174年と、グレッグ・イーガンの祈りの海が印象深い
仏教だと山田正紀の弥勒戦争とかそれこそ夢枕獏の上弦の月を食べる獅子とか

816 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/09(土) 15:48:23 ID:szu3MIPM
>>811
あー、お話の大筋から見て周利槃特(チューラ・パンタカ)の逸話だと思うのですが……

この逸話は、とても愚鈍で釈尊の最も短い教えすら暗唱できなかった周利槃特という人がいた、というところから始まります。
彼とは異なり優秀であった兄、摩訶槃特(マハー・パンタカ)は修行についてこれない弟の様子を見かねて還俗させてしまおうとします。
それを見た釈尊は、周利槃特に「塵を除かん、垢を浄めん」という言葉だけを覚えさせ、ひたすら掃除に徹させました。
すると彼は長年のうちに、「汚れとは何か、本当に浄めねばならない汚れとはどこにあるのか」に気づいて、
ついに阿羅漢果(上座部の悟りの最終形態)に至ったとされます。

彼は愚鈍に信じたというよりは「ひとつの修行に専念して悟りを開いた」という逸話に用いられることが多いですね。
特に上座部仏教では、思考をやめて盲信したら終わりですから。

それと、舎利弗が成仏できなかったというのは多分、何かの誤解か覚え違いだと思います。
彼も周利槃特と同じく、阿羅漢果を得ています。
まぁ、よく大乗仏典で「小乗の悟りだー」と馬鹿にされる筆頭ですが。
流石に釈尊を馬鹿にすると仏教でいられないので、批判の対象として一番弟子を狙ってるわけですね。汚いなさすが大乗きたない。


>>814
意外とイスラムやキリストも寛容ですよ。

その辺に関しては、えーっと……助けて蝉丸P!!
http://bouzumekuri.jugem.cc/?eid=196


ちなみに仏教関係でも、平安後期〜鎌倉に暴れ回った僧兵とか、戦国期の法華(=日蓮)宗や一向(=浄土真)宗あたりとか、
チベット史の戦乱にも仏教は関わってますし、近代でも創価学会が異なる教義の仏壇焼却したりで社会問題になってますし、
オウム真理教団も(いちおうとはいえ)仏教を名乗ってました。

仏教は基本、穏やかで受容性の高い宗教ではありますが、細かく探せばトラブルはまぁいくらでも……

仏教関係のわりと狂信的な人の作ったサイトとかも見たことがありますが、罵詈雑言と他宗を馬鹿にする言動が山盛りでしたし。

817名無しのやる夫だお:2011/04/09(土) 16:23:54 ID:uHrR3YC6
周利槃特さんは茗荷の生みの親だっけw 彼の墓から茗荷が生えてきたとゆー

818名無しのやる夫だお:2011/04/09(土) 17:02:29 ID:CU4/tSlo
あー、記憶違いでしたか、でも勉強になりました。御手を煩わせてしまい申し訳ありません。
にしても改めて考えると大乗の論理構成もすさまじいなこりゃ。

イスラムは商人の宗教だからもともと対立志向ではないし、キリスト教も先代法王ヨハネ・パウロの協調宣言以降ずいぶん変わった気がします。
創価学会も、個人で捉えると良い人多いんですけどね。特に海外。
インドに行った時紹介された人が創価インターナショナルのメンバーだったんですが、素晴らしい人だった。国内はともかく海外の創価に関しては評価が変わりましたね。
でも、生まれてから靴下ひとつ自分の手ではいたことがない(すべて召使任せ)という生粋の超お嬢様。バラモン階級の人らしいけど、カーストはもはや制度じゃなくて文化ですね。
彼女はアメリカ留学時に入信したらしいけど、現在インドで創価が上流階級の宗教になっているというのもなかなか興味深い。

819名無しのやる夫だお:2011/04/09(土) 17:24:34 ID:vm2OLRGA
歴史上の人物で無く、近現代の宗教関係者を褒められると、なんかムズムズする…
こういうのも宗教アレルギーなのかな。

820名無しのやる夫だお:2011/04/09(土) 17:36:00 ID:miiJGtJs
イスラームって少なくともその成立段階では相当対立志向な宗教な気がする
コーランの内容を見ても、実際の行動を見ても

それが征服活動がひと段落するとギリシャやイランの文化に触れて洗練されて
近代に西洋列強に圧迫されるようになると一部の奴らがまた過激化した印象

821名無しのやる夫だお:2011/04/09(土) 17:43:07 ID:C2nNs9R2
>>819
近現代の宗教者にも、特に開祖には尊敬できる人は多いよ。
身近な人が借金だ病気だするたびに私財ばんばん分けて自分が食うものに困った天理教の人とか

しかしインドだと創価は上流階級なのか。
まあ日本でもハイソのたまり場になってるし、展開を始めた時期の違いによるのかな
アンベードカル・佐々木系の「低カースト・不可触民というレッテルから逃れるための改宗」が多いインド復興仏教とは接点なさそうだ

822名無しのやる夫だお:2011/04/09(土) 17:45:08 ID:fPTSwnbM
>>819
近現代という括りだけでムズムズするなら
さすがにアレルギーを通り越して偏見の域じゃないか?

823名無しのやる夫だお:2011/04/09(土) 17:58:29 ID:CU4/tSlo
>>819
考え方の問題だから色々あっていいと思いますよ。
俺は現在仏教徒だけど最も尊敬してるのはデズモンテ・ツツ大司教だし。
>>820
イスラムは結構難しいんすよね……正統カリフが途切れた時とアッバース朝とマムルーク朝、この3つで大きく様変わりしてます。
コーランが様変わりしたわけではなく解釈法典のほうが時代を重ねるごとに面倒になるわ、矛盾したこと言いまくるわなので。
そういう面からも特に、イマームの個人的な人格やカリスマ性に負うところが多いような印象があります。
そのうちやる夫で学ぶイスラームとかやろうかとも思ったけど、下手に手出せないので怖い……
>>821
多分、日本の創価と海外の創価(SGIだったかな)を同列に考えない方がいいと思います。というかありゃまるっきり別物です。
ぶっちゃけ、海外のほうが自己を高めたり研鑽を積むという、勉学の部分のウェイトが大きい気がします。
フランスで親しかった友人を通して学会のことを色々と知って、日本に帰ってきた途端強引な勧誘の嵐です……。なんか色々と愕然とした。
インドに限らずアフリカなどの途上国は特に、海外に留学してそういう宗教や文化に触れる機会があるのは基本的に上流階級なので、そこで広まっていくんだと思います。

824名無しのやる夫だお:2011/04/09(土) 17:59:06 ID:XaXkZ54M
>>810
> 人間の思い描ける極楽や地獄なんてそんなもん

「人間の思い描ける」というより「他人も共感させられる」じゃないかなと。

「俺(だけ)の楽園」ならもっと欲望まみれで良いんだろうけど、それだと他人が入る余地がなかったり好みの差がでたりする。
例えばマホメットの描くような楽園だと酒苦手とか女性はどうするんだとか。

俺もお前もあいつもこいつも誰もが参加できて誰もが納得(不平不満を漏らさない)っていう世界だと
> 「美醜の差がない」とか「寿命がない」とか
ってなっちゃうんじゃないかなと。

825名無しのやる夫だお:2011/04/09(土) 18:10:14 ID:XaXkZ54M
>>814
日本人でよかったってのは同意。
ただ、「仏教」って括りだとタイとかあっちの方だと結構色々あるみたい。
さすがに死刑宣告まではいかんだろうけど、
http://urashima.cocolog-nifty.com/birdflu/2005/06/post_6a44.html
こういうのとか、現代だから抗議ですんでるだけって気もする。

826名無しのやる夫だお:2011/04/09(土) 20:49:12 ID:TPY26mWw
なんでもそうだけど、「○○教」として一くくりにして考えるのはマズいってことか

827名無しのやる夫だお:2011/04/09(土) 20:56:59 ID:dXbvNcXc
仮にも人が崇拝してる対象の頭踏んづられたら宗派云々問わず抗議くらいするだろ、と思うけどw
自分ももし陛下の頭を土足で踏んでるフィギュアがあったら「オイコラ」とは思うよ。

828名無しのやる夫だお:2011/04/09(土) 21:22:56 ID:1pQtbQ8Q
神さまを信じるのは人間だもの みつを

829名無しのやる夫だお:2011/04/09(土) 22:43:13 ID:4MZoiUcU
吉永さんちのガーゴイルでポイント制で解説してたなあ。
子供達に対して
『何でポイント制にこだわるんですか?』
『わからんときかないだろお前ら』そんな会話があった。たしかにそうだ。

830名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 09:44:03 ID:RH3DIIwk
タイ仏教と言えば、タイで作られたウルトラマン映画では
「出来心で仏様の仏像売ってしまったんです。許してつかぁさい、土下座しますけぇ」
「だが許さん。仏様を売るのは仏教で最も罰当たりな罪。死ね」
というシーンがあるが、仏像を売り飛ばすってそんなに罪深いの?
そーいや同じくタイ映画のマッハ!でも発端は村の仏像が盗まれたことだったな

831 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 11:01:14 ID:0kV6a4ho
>>830
仏教で最も重い罪は五逆(ごぎゃく)と言いまして、

「故意に父を殺す」
「故意に母を殺す」
「故意に阿羅漢を殺す」
「故意に教団の和を乱す」
「故意に仏の身から血を流す」

というのがあるんですが、この「故意に教団の和を乱す」と「故意に仏の身(←この場合は比喩的な意味で)から血を流す」
「謗法(ほうぼう)」というのがあります。

正しい教え、正しい経典、あるいは仏像なんかを故意に軽んじたり、罵倒したりする罪ですね。
私はタイ仏教には詳しくありませんが、おそらくこのへんと関連して、宗教的にもマナー的にも悪い行為とされるのでしょうね。


ただ、この謗法ってのはすっごい扱いが面倒な部分で……人によって、教団によって、国によって全然範囲が違います。

日蓮宗系の過激なトコだと、「謗法払い」といって、改宗時に他宗教、他宗派に関連した物品を破却したりします。
神社や他の宗派の寺には参拝しない、鳥居すら潜らないって人もいます。

私は神社に行ったら神様に敬意をはらい、心を込めて二礼二拍手一礼が基本と思ってますが、
浄土真宗内にも「神祇不拝!」とか「浄土真宗では神は崇めない!」とか言ってる人はそこそこいますしねー。

私は正直、「お前は何を言っているんだ(AA略」くらいの気持ちで眺めてますが……まぁ、多様です。ホント。

832 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 11:02:00 ID:0kV6a4ho
訂正。

というのがあるんですが、この「故意に教団の和を乱す」と「故意に仏の身(←この場合は比喩的な意味で)から血を流す」

というのがあるんですが、この「故意に教団の和を乱す」と「故意に仏の身(←この場合は比喩的な意味で)から血を流す」あたりに絡む感じで、

833名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 11:35:03 ID:.UJLnDUg
>>770
人間味のある逸話だな、それw

834名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 12:01:27 ID:P3JoukJE
>>831
>「故意に阿羅漢を殺す」

ってのは「故意に僧侶を殺す」って意味?

835 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 12:04:17 ID:0kV6a4ho
>>834
阿羅漢は修行の段階を示すものの最後で、上座部仏教でいう悟りに達した僧侶のことです。

836名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 12:05:53 ID:lt6l4BFs
>>820
イスラムが、というより現状に対する不満や疑問から生まれてきた宗教は結構攻撃的な面があるよね。
キリスト教も最初期はユダヤ教、初期はローマ、ケルト、ゲルマンの神々の教えとの対立(と折衷)
によって形成されてきたわけだし。
日蓮宗も他の仏教に対してあああるわけだし。

837 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 12:07:49 ID:0kV6a4ho
なので、「故意に僧侶を殺す」ではなく、「故意に修行を完成させた(悟った)僧を殺す」のが正しいですね。
仏法を伝達していく必要上、きちんと修行を完成させた僧侶が後代に教えをつなげる必要があるので、
宗教的にもこの段階に達した僧侶を故意に殺すのはかなり大きなアウト。

また論理的に考えてみますと、悟った僧侶が危害を加えてくるわけはないですし、危害を加えてくるなら悟っていません。
だからそんな人物が故意に殺されるとしたら、どー考えても相手が悪いわけで。
ので、論理的、倫理的にも100%加害者責任でアウト、と。

838名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 12:27:21 ID:Dzb70e.E
>>836
初期のキリスト教は平和主義じゃなかったっけ?
カトリックが好戦的になったのは、
西ローマ帝国滅亡後の西欧再統一のための戦いに、大義名分を与える立場に立ったからで。

839名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 12:32:20 ID:vsowO9m6
国教化した帝政末期の時点で既に異教の神殿破壊したりとかなり好戦的だよ

840名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 12:45:04 ID:MVMCzjvI
○○は攻撃的な宗教〜、とか政教分離がほぼ完遂した日本だから対岸の火事で言えることだよね

841名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 12:51:23 ID:vsowO9m6
あ、でも帝政末期の時点ではまだ一部の信者が暴走しただけかも

842名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 12:56:30 ID:xWFRGPaE
キリストは最初ユダヤの原理主義者だったので、現状(ローマの支配)に妥協したユダヤ教に失望したって話なら聞いたことがあるな。

843 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 12:58:46 ID:0kV6a4ho
このスレ的には、やる夫キリストあたりをおすすめします。

さて、今晩に間に合うように描かないと……

844名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 14:33:05 ID:VB2TwoTk
このスレは直衛の憤怒相からはじまるのか
なんとも深き人の業よ

845名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 17:20:34 ID:g/K5xGwc
やる夫キリストはいい作品だったな。
やる夫ムハンマドは文さんがやったし、あと無いのはやる夫ムハンマドだけだけど…

846名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 17:21:01 ID:g/K5xGwc
文さんがやったのはやる夫仏陀でしたw

847名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 17:37:46 ID:vsowO9m6
ムハンマドの生涯はやる夫バシレウスで詳しくやってた

848名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 18:08:30 ID:XZe6zyU.
亀だけど、1つの修行を愚直に続けるっていうのは中国武術で同じような話があったな
不器用な弟子を見かねた師匠は彼に基本の突きだけを徹底的に練習させたら、かれはその突きだけであらゆる相手を倒しうる達人となった、みたいな

849名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 18:48:25 ID:NO5k2FQE
「半歩崩拳、あまねく天下を打つ」の郭雲深の話か?
アレは確か武術を学ぶ金がなかった郭が、人夫になって形意拳の道場の建物を修復する仕事をしつつ、そこで盗み見た
崩拳だけを3年の間ひたすら練習し、ひょんなことからそれを師匠に認められて正式に弟子になったって話だったけど

850 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 20:32:28 ID:0kV6a4ho
すみません寺役が立て込みました!

申し訳ありませんが書き溜め分消化したら、書きながらになりそうです。
今から資料本揃えて臨戦態勢つくってきます。

851名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 20:37:45 ID:m5B8SEjA
>>830 >>831
タイの仏教はテーラワーダですが、土着の信仰などが入りまじり、かなり変質した
ものみたいですね。

タイの仏教と宗教概説6 上座部仏教の功罪
http://www.jyaaku.com/travel/thai/buddism/buddism06.html

を読むとツッコミどころ満載です。これが上座部の現実、とすれば私でさえ根本分裂を
おこしたくなります(笑)。本来の教えとの乖離を細かくあげておくと大論文になってしま
うのでしませんが、一つだけあげておけば、初期経典に女性で預流果〜阿羅漢果を得
た比丘尼はいくらでも出てくる、とだけ指摘しておきます。

謗法に関しては
http://arana-vihara.blogspot.com/2009/09/blog-post_20.html
の長老の意見が一番説得力があるのではないか、と思います。

>決定邪見の定義はお釈迦さまが説法しても取り除くことができないような邪見をいい
>ます。

ときわめて曖昧です。そんなのお釈迦様以外、わかるわけありません。そんなもので
脅す人間は信用できない、と個人的に考えます。

仏像は、ただブッダの徳に思いをはせやすいように作られた木や金属の塊です。後
世、作られるようになったもので、原始教団ではなかったものです
テーラワーダ的に解釈するなら、行為ではなく善意・悪意が問題となるはずで、出来
心でした事なら懺悔して終わりでしょう。「許さない」というなら、どの経典をどう解釈
すればそういう結論になるのか質問してみたい、ところです。

852 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 20:55:59 ID:0kV6a4ho
ちょっと手間取っています。
22:00〜投下に変更ということでお願いします。すみません。

853名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 21:05:37 ID:UtUXtTRw
ほいほい。
あたりまえだけど本業の方がよっぽど大事。ゆっくり投下してくださいな。

854 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:01:37 ID:0kV6a4ho
では、前回中断分からの続きをちょいちょい投下させて頂きます。
途中、速度が落ちたら書きながらになったんだなー、と思って頂ければ。

855 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:01:58 ID:0kV6a4ho



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856 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:04:37 ID:0kV6a4ho



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857 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:04:54 ID:0kV6a4ho




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           | | | |∧ |小ゝ     _ -_一    イ / |:::| l |      三 |┃
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          八 lイ ' /::::l|ノミ\:::`l‐<_} l | i |  |:::| l |      三 |┃
             / | l |弋 | ⌒`  ̄| 弋_  l | i |  |:::| l |         |┃

858 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:05:08 ID:0kV6a4ho






          /                    \
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         Y/;:;:;:;:;;〃ノン' ノ'  い゙:、ヾ'、;:ヽ、;:; :;. .: ヽ
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         `、;:;:〉ハ!::::.:.:.    ー      ,リ j !;;:/        !?  ……なんだ、めだか君か。
          j/;:ヾ ,:::::::.:.   __      ソ ',::;/
          リ;;;:;:;:ト、:::.:.:..  〈二二ヽ   /,イ;:!'゙
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         /:.: . ..  `ー- ヾ::..   ̄`  /|ソリ
      ,r‐' ー ‐- 、_   `ー─‐''"   ,!、

859 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:05:23 ID:0kV6a4ho



              _ -──-- 、
            /          ヽ,
               /       _ -‐ :弋:二ニー-...、
           |      /: : : : : : : : : : : : : : : : \
                _ィ: : : : : : : : : : : : : : ミ、: : : : :ヽ
              /: : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : : ハ
                レ: : : : : : : : : : : : : :トx: : : : :.ハ: : : : :.             なんだとはご挨拶ですね。
                  小: : : {: : : : : : : :.:/ 斗イ: : :',: : : : :.
              /イ: : : :从{弋: : : : : :.}Z::::::::|: : : : : : : :.l
                {| ハ: : : :ヤト辷ミヽ: : :ト V ::::j: : : :,ィ: : :.:|              あのように捻くれた少年を
               リ 从: : ハ Y::::::. }ル'  >イ: :.ソノ: : : :.|        ヘ
                  小ヽ从 >''´   __.  ムィ: : : : : : : |     /  ヽ       予告なしで送り込んできておきながら。
                /: : :ハ: : ミ    <__ ) /: ::イ: : : : : |    /     〉
                  /: : /: :レヘ: : ミ辷‐- < ,イル'ミヽ、: : :リヘ/      ',
              /: : /: : : : : ヾミ、/ (二Xレヘ:::::::::::::ィ彡(__|<         〉
                /: : : : : : : : _Y´   / }  >弋::::::|l><    )      }     ……あれから浄土教について、
           /: : : : : : : /从¨ミヽ↓≦¨:::::::::Vヽ从 ヾ   ,イ      /
             /: : : : : : : ::.\::::::ヽ、:::人:::::::::::彡イ: : : : T''¨\′       |             延々と説明させられましたよ。
          /: : : : : : : : : : : 〉::::::}|:::::||:::::::::ll:::::イ: : : :. .リ   \     /
            /: : : : : : : : : : :_Zミ:::/辷y||:::::::::<二|: : : : :イ     \  /
          {: : : : : : : : : : : : ><ー''´∧::::::::<_∨: :/         Y′
          |:ハ: : : : : : : : :./⌒ヽミノ .辷ニ=-‐''ー──ァ
          弋: : : : : : : :ト、__/               ∠j
           ヽ: : : :: : : : :: :T -‐テー-ィ、____ >'弋′
              `㍉イ: : : : : |ニ::‐{: : : : : :_:イヽ:::<彡.
               弋ソイヽ|:::||::|ハ从/´    ∨ハ:::',
                   |:::||::|        ∨::::ハ
                   |:::||::|        ∨:::::}
                   ヌ斗:j         弋彡|
                      /::::::ノ         {::::::j
                   `¨¨           ¨¨

860 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:06:53 ID:0kV6a4ho



             ,r'´;:;;;:;:;::::::::::::::::::::::::::::::.`ヽ、
           /;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;::::::::::::::::.:.:.:.\
           >;;:;:;:;:;:;;:;::::::::::::::::<カ:::::::::::::.:.::::::.:.\
            /;:;;:;:;:;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;;:;;::'''"´.:.:.:.:.``ヽ::::j
           j゙:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;;;;;;:;;:ィイハイji;:;:;:.:.:.:.:.:Y
          ノ.;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;ィ^シイノ^|N、j、j、:.:.:.゙、
            i!.:;:;;;;r'⌒ヾ;:;ィイ´, -─‐- 、 'ヾ:;:;:;;;;;:;.:,:゙,
          |:;:;;〈 < ノイイ   <じソニ;::.:. 、,,_ヾ;;;:;:;;:j!    はは、申し訳ない。
          ゙i;:;:;;゙、 ヽ!リリ    ´ ̄´  ,イシヽj!ハトソ
            !;:;:;;;;;:ゞ、        .::::; i `  ノソ'´
           |;:;:;;イリ.:.i         .:.:ー、ノ  /        だが、君に会うことは、
           _从仆 .:.',     、 _ _   /
           /.:.::::.`ヽ、.:.:.ヽ     `ー-`  /              直衛にとっては得難い経験となったはずだよ。
        /.:.:.::::::::::::.:.:.ヽ、:.\        /
      _ ノ.:.:.::::::::::::::::::::::::::.:\:ヽ、 __, .イL
,、、-‐''"´.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:/^ヽ⌒ヽヽ:::/、_          山に行って学問漬けになる前に、会わせておきたかった。
.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:.:.:.:.|  ノ ノ:::::::::::.:.:..:.ヽ

861 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:07:09 ID:0kV6a4ho


                                           ,ィ====- 、                    /ヽ
                                           /        ヽ、                 〈/ /ヽ
                                        /            _ -==ニ二 ̄二ニ=ュ 、     〈/ /ヽ
                                               ...¨.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ、    .〈/
                                             , '.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ト、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:へ
                                             ,ィ刋.:.:.:.:/.:./.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:! ヽ、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヘ
                               .            //.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:./.:.:.:.:.:.:!   !.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ
                                         / /.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:. !.:.:/.:.:.:.!.:.:.:.:.:.:リ  /.:.:.:.i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ
                                       /   /.:.:.:,イ.:.:/.:.:.:.:.:.:.ト、 !/イ.:.:.:.イ/ー/.:.:.:,イ!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i
                               .      /  ,'.:./ {.:./i.:.:.:.:.:.:ィ'了Y /.:./    ムイハ/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
               山、ですか――?              ,'.:/  i/ !.:.:.:.:.:.i iッノ//   rr‐<  ,'.:.:.:.:..:./.:.:.:.:.:.:.:.:.|
                                          {:/.   {/i.:イ.:.:.:.!   ´    ト-イノ>イ.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.: !
                                        {   /.:.:.:|:∧.:从   、        ̄ /.:.:.:.:./ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
                                          イ//.:.:.:∧.:.∧           ムイ.:.:./i_ノ.:.:.:.:.:.:.:.:. !
                                               ,イ.:.:.:.:.:.:.∨ ∧ ゝ ,      イ.:.:/ i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
                                          /.,'.:.:.:.:.:.: / / ∧        <.:.: /  V.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
                                            /  {.:.:.:.:.:/ / /.:.:.:`.:.:爪 /.:.:.:.:/   i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
                                        /   !.:.:.:/   / ノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧.:.:> ´     l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
                                          {   !.:./  / {.:.:.:.:.:.:.:.:. __イ_         |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i

862 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:07:29 ID:0kV6a4ho



                _,,.、、、、、、.,,_
              ,、-'´ . : ::::::::::::::::::::ヽ;ヽ、
              / . : : :::::::::::::::::::::::::::::゙ミ、::ヽ、
           / . : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::ミヽ::::ゞ、
          i ; ; ;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::lリゞ;;:::ゞ
          /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノイ,/;;;;/::;;〃i/いリ;;;;;;:::::`、
            /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノノ,/;;;;/ノ;;/;ノノハノハw;;;:::::';
            !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ,ノノイノハノノノイノヽ、ノハ;;;::::!
           l;;;;;;;;r'ヽ;;;;!  -─ノノ-ノ '´─-ヽ;;:;:;:::/      色々と悩みはしたんだがね。
          ハ;;;;;!リ〉リ'   r-rェァ'`  ,rェッ  !;;;;:ソ
          ,リ;;;;;;),  ヽ           l    /;:ノ          どうにも私では、師僧として直衛の才能に見合わない。
          ,/)ぃ,l:リ  l        ,_」   /
      _,.、-‐!  ヾ:!、Y       ___   /`ー -、_
_,.、-‐' ̄''ー- 、 l    \  ヽ     ー   /`ー-、_ i`ヽ、_      比叡山の西塔に持法房源光という古い友人がいる。
``ヽ、_,.、-ー-‐'ヾ 〔《l \ \     / \     `ー-,l ';
   ヽ、      ヽ      r'、  `ー‐',i ,r-‐'゙}        l! !        性格も穏やかで、知識も十分に持ち合わせた学僧だ。
    .ヽ、     `、   /.、 \   / 〉\/          / ,}
      ヽ ゙l、  ヽ/、;:;:;:゙:、 \_/_,.r'             / / ク
`''‐-:、,_  ^:、 !       `ー、;;ヽ、,.ィ':;/          i / イr'゙ \     ――彼のもとに送ってみようかと思う。
    ``''‐-:゙i ,|           `!;:;:;:;:〉     ___{_/ィレ'゙ _,.、‐':
ー─- 、___ミi、           ,}:;:;:/,-‐'" ̄ヽ、ヽ  ヽ、 ̄ヽ、   \
         `ヽ、   _,,..、-一''"         ゙i `l    `ヽ,.ー-ヽ、
         _,.、-‐'"                |  | ,ノー-、,    ヽ
      _,、-'"/                     |  イ'r

863 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:08:25 ID:0kV6a4ho



        ,ィ===x     .-――…  ー- .
      /      `>.:.:¨.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.> 、
.     /      /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ト、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:へ
            /,イ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| ヽ.:.:.!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヘ
           ///.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.! /ハイ、.:.!.:.:.:.:.:.:.:.:ハ
         // /.:.:.:.:.:.:.:.:.ト、.:./ !.:.:.:.:.:ル' /  iノ ∨.:.:.:.:.:!.:.:.:.l         確かに、少し話した限りですが……
          i/  /.:.:./.:.:.:.:.:.:l.:/メ、 !ハ.:.:.i ム二ニ、ノ.:/.:.:. l.:.:.:.i
          {  /イ.:/i.:.:.:.:.:.:.iイ,二ニ !.:リ   弋ソ ム/.:.:.:.._i.:.:.:.l   , ⌒ヽ            あの少年はじつに聡明です。
         / !/ ム.:.:.:.:.:.杙 弋ソレ'      /.:.:.:.:./ 斤.:.! /   }
              !/.:.マ.:.ハ:∧     '    (つムイ.:.:.:/ノ.:.:.:.:.! /   ノ
.            ∠.:.,イ.:.マi.:.:.:∧(つ        /.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:i/   /
          /.:.:.:.:.:.::\!.:.:.ゝ   l>    /.:.:.:/i.:.:.:.:.:.:.:/   /         ですが、よろしいのですか?
           ,イ/.:.:./:∧.:∧.:.:.:.:.:>    イ/!.:/-‐=7ーr/   /
            /.:/ムイ V  ゝ.:.:.:r―-=|__//:/ /イ> ´   メヽ、 
            ,'.:/      r――/ へ 「 ,イ  !ソ //.:/   ーy  \i         直衛少年には、まだご母堂が……
            i/       __/ 〈7/ 《>ロ<》io,イニイ/ ヽ_V    i  Yヽ、
           {      /.:.:i>‐< У   __ヽ {  ー、.:/ハ   !  i ∨:i
              _/.:/    / , ィチ r――vト、   )ト、_ノ__ノ ノ.:.:.\
           /.:.:.:.∧   / /     i.:.:.:.:.:.:.:.ハ ーァ'==ニ斗ァ丁.:.:.:.:.:.:.:.i
           r'.:.:.:.:/ i\ //.:.i    l.:.:.:.:.:.:.:.:.:爪ゝ------イ/ ゝ.:.:.:.:.:.:.:.\
       ,<.:.:.:.:.:.:{  l.:.:.i i.:.:.:.:.:|     !.:.:.:.:.:.:.メ i 乂三三三ノ.!   i.:.:.:.:.:.:.:.:.}
   ,. <.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.人 V.:「人.:.:.: l     |.:.:,.:.:彳.:.:.lイ////////i i    ̄i.:.:.:.:.:ヽ
.  f.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:., へ 〉.:.:.:v‐v∧==<.:.:.:.:.:.:.:.: ∧////////! !     L.:.:.:.:.:リ
   |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./   7千.:「i.:.:.:.:.:.i l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ∨//////,| |     /.:.:.:く

864 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:09:06 ID:0kV6a4ho



:::::::::::::::::::[ 一口解説 ]:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


   ━━━━━[ 直衛の母、秦氏 ]━━━━━━━━━━━━━━━━
           
            .: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::.:.:.:::::.:.:.:.:.:./ミヽ::::::: :
           .: .:. .: .: . .: .: .:.:.:.:.:.::::::::::::::::.:.:.:.:.:./ \'i::::::: :
           .:.:   .:    .: .:::::,ィ//::::::::::::/   ゙,:.:.:.:.
           ::..:.:. .:  .:.:.:.:.  .::::,ィ///.:,.イ:/     ',::.:.:.:
           ::::.:.:.: .:.:.:.:::::. .::::/ナ廾メ、/       ',::.:.:.
           :::.:.::.:.::::.:.:::::: .::::/ノ,∠_ノ`゙''    r;:''"´l::.:.:..:.:
           :::::::::::::::::::::::: ::::lr'"f:'J::下ミ,    ,' _,..z=ti::.:.:.:.:
           :::::::::::::::::::::::: ::::| ー゙‐+f'      '´ト:'::ノ,゙!:.:.:.:.:.l
           ::::::::::::::::::::i:::::::::!            ̄`'゙ツ::::::..:,'
           ::.:.::::::::::::::ハ:::::::l          '、    ,!::::,l:::,!
           :.:.:.:.:.:::::::,' l::::::!           〉  /l::::,' l:,'
           :.:.:.:.::::::::,' 、l:::::l          ´   /!.l:::,' リ
           :.:.:.:.:.:.:.::l `l:::::l   ` ー‐----一 ,イ/ l::,'
           :.:.:.:::.:..:::l   !:::l丶、        /:/ l/
           :::::::::.:.:::,'  l:::! :.:.:.丶、、 `""/:::::,'  l!
           :::::::::.:.:/   l::l   :.:.:.:.,` ―riケ/:.:.:l   l!
   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

               /7
                 //
             //
       __    //   実は直衛の幼少時のことは、地方という事情もあって史料が存在しない。
.    /ノ ヽ\ .//
.   / (●)(●〉/       弟子の残した法然伝が頼りなのだが、そこにも夜襲以後の母の記述がない。
  l    (__人_,//l
.  |    `⌒// ノ
   l       // ./        そのため、「死亡説」と「生存説」が入り乱れているのだが――
.   ヽ r-‐''7/)/
    / と'_{'´ヽ
    /  _.、__〉 ト,         当スレッドでは「法然十四歳時点まで生存」、という説をとる。
    {  、__}  |.i
    ヽ _,.フ  .|.|

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

865 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:10:20 ID:0kV6a4ho




    /        ,  iii ゙!,ヽ,  ,ヽ, ゝ、.. ;;;, ゙ヽ,
    i゙       ,  ,! , ili l i., l;, i, l;;;;,`ミ゙ヾ';;;, ゙i i
    !i゙ ;'   ,i  ,! ,/!,i,iハト, i, !! |i', ゙i; i;;;';';,,_ミ:: ;;, リ
    lv',ィ' ,;;;i 〃;/ リ.リl| !l゙:,ト,゙:、li;'、 i:.゙i;..;;;;;;;,ヾ ;;:〈
   ,ィ,ィ/ ,,;;:;;イ,/シノン' ノ ゙l! ゙'いミ`ミゝミゝ、゙';;;;;;;;;;;;;'v;;;i
  '" / ,;;-''シr--=、∠,,__゙、 ゙ゝ,;≧-─ミーi;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
   i゙i゙  ;;ヘ | ーt‐:ァミ:`、` ' '<"t::ラー- |;;;ハ;;;;;;;;;;i゙
   ゙;゙、 ( ハ,!  `""´'  ゙:   `' ` ´   ノ;リ ,i;;;;;;ノ
    ゙:,゙:、.ヽ,ミト:       ,  :.      ケノ./;;ャ'′     分かっている。
      `:、`ー;      ,'.  :::,     '゙フー';;l゙
       ノ,;;;;゙ト     `ー-‐'゙     /};;;;;;;l、
      ,ィ'ス、;;;|`、   -‐ - ─-   /,.};;;;;;;;;;「          ――姉とは、直衛も交えて相談するつもりだよ。
      _」 ゝ、;;;l ;゙:、   '''''''   ,ィ゙ 'ク;;;:;:;;;;」
  _//   `:'、 ゙; ゙' 、      ,ィ'゙ ;'ク:::::::::::;`;、_
 '"/  l    r‐`i゙:,  `ー---‐''゙  「..:::::::::;ィ^!;;;;;;;;;;;;
     ゙!   |:::::P"⌒`ヽr〜''⌒`く! ::::::::i゚_ノ,;;;;;;;;;;;;
      |   ,l:::::::|   / バ    ,l :::::;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;
      ゙: /:::::::::゙i    ヽノ    l ::;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

866 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:10:34 ID:0kV6a4ho




      ,,、-''"´ ̄ ̄```ヽ、
    ,/           `-、,,_
   ,/       i, ;      ゙ミ三ー''"
   /       ハハ        ヽ,
  i" ,/ / ,〃i/  い、 \   いN
  / ,/ ,/ノ / ,ノノハ ト,、 ミ`'ー Vリ
  | レ'   _,,、ァチ-ーヒヽ| ゞヒs、ミヽ i
 ハ  rヘ ア'  <モテ;;   i' zッ、`i  ソ      まぁ、もし直衛が行きたくないというならそれで良いさ。
  ゙Yf i゙ |ト        :i `` イ, ノ
  いヽ ゙!,      ,_ ;、   ,タ"
   `i, `r、    ..__`_  ,リ             頼りになる寺の跡取りができるんだ、喜ばしいじゃないか。
    ク',ヘ ゙:、    `''ー‐'´  /゙
   イ,ヘ ゝ\.     ̄  /
  f ̄`''ー─--ミ''-、,,_,,イ!‐-、、,,_
,/         ゙i,⌒ヽz¬"゙ヽ   i
             ト  ヾぃ  )  L,,_

867 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:11:17 ID:0kV6a4ho




                 , . -─‐‐- .、
              / . : : : : : : : : : :.`ヽ、
               /. : ://. : : : : : : : : : : \
           /. : ://:_|_ _/|: : : : :ハ: : :ヽ:\      ええ。母の傍、穏やかな叔父のもと――
          /. : : :./: /: : : |/l`メ、: ://ナメ、: :ヽ.:\
           /.:./: :/: /: :i: : :|、__./_:/ l/ l/:/.: l::|\.:ヽ         そんな生活も、穏やかで幸せでありましょう。
           /: /: :/: /: : :|: : :{     ' `ー=イ.:.:.:l. | l:.:.:|
        /: /: :/: /: : /⌒ヽ|   ,r=、   /.:.:.:.:.:.| l.:.:.|
         /: /: :/ :/: : : :ー rゝ   (  ノ  ,.イ.:./〈 i:| l.:.:.l    ですから勧学どのも、あまり自分を責められませぬよう。
      〃: : : : :/: : : :/: : : 〉 \    . イ/.:./.:ハ リ / l:/
       //l: : : :./ : : : /: : : /    `¨´.:.:./´ ̄`ヽ\ /

868 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:11:43 ID:0kV6a4ho



         /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ソ;:;:;:;:;:;:;:ゝ、
       〃;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:Yイ|;:;:ヘ;:;:ヽ:;:ヽ
        /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ヾヽ;:;:;:ハ
     /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ヽ
     ノイ;:;:ノ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノノ ハヘ ∧;:;:;:;:;:;:;:ヽ
      ルノノ;:;:;:;:ノノ;:;:ノ彡'ソ/ノ ヾミハ;:;:;:;:从リ
      /彡彡ニ彡イ彡ニニ"   __ ヘ;:;:ハル'
       ト彡イ イ.l|   ̄`   ´fォッ` /ソ''
      ヾ;;;;ヾ. ソ         {    ,'           ――すまないね、気を遣わせて。
       ル;;;;ヽヘ      ー-'   ノ
       从;;;;;;;;;|    / ̄ ̄ ̄`ミ辷ニニヘ
         >ハルj ヽ  l´        |  i `ヽ、
       |>ー--、.ヽヘ           /ニニ≧.  |
        |.:.:.:.:.:.:.:.:ハ ゝミ、      zヘ、___.  、 |
     /.:.:|φl.:.:.:.:トY´ ̄`Yニニ>ヾ::(    、 |___
--一'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.   ハ ヘ   |.:l´ ̄  、  ∨.:` ̄`ヽ
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.人   |::  J  j.:.:ヽ、       }.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:>ト、___∠.:.:.:.:.:ヘ、.   /.:.:.:.:.:.:.:.:
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.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\.:.:.:.:.:.:.:

869 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:18:11 ID:0kV6a4ho




                             ・

                             ・

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   ,i'二,_,二,_,二,_,二,_,二,_,二,_,((_)    /      \;;;`、;;;`、;;;`、;;;`、;;;`、;;;`、;;;`、;;;`、;;;`、;;;`、;;;`、
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870 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:18:44 ID:0kV6a4ho



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:::::::::::::::::::::::: ::::lr'"f:'J::下ミ,    ,' _,..z=ti::.:.:.....!
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::::::::::::::::::::i:::::::::!            ̄`'゙o::::::..:,'      直衛を、都へ向かわせる、と――?
::.:.::::::::::::::ハ:::::::l          '、    ,!::::,l:::,!
:.:.:.:.:.:::::::,' l::::::!           〉  /l::::,' l:,'
:.:.:.:.::::::::,' 、l:::::l          ´   /!.l:::,' リ
:.:.:.:.:.:.:.::l `l:::::l       、―-,  .,イ/ l::,'
:.:.:.:::.:..:::l   !:::l丶、        ̄ ./:/ l/
:::::::::.:.:::,'  l:::! :.:.:.丶、、    /:::::,'  l!
:::::::::.:.:/   l::l   :.:.:.:.,` ―riケ/:.:.:l   l!
::::::::::/    l:l    :.l::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:!  ,'
-‐ '′    リ     ト、:::.:.:.:.:.:.:.:,' /
ヽ.           l \::::::.:.:./
:. ヽ             \::ノ、

871 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:19:31 ID:0kV6a4ho





    /        ,  iii ゙!,ヽ,  ,ヽ, ゝ、.. ;;;, ゙ヽ,
    i゙       ,  ,! , ili l i., l;, i, l;;;;,`ミ゙ヾ';;;, ゙i i
    !i゙ ;'   ,i  ,! ,/!,i,iハト, i, !! |i', ゙i; i;;;';';,,_ミ:: ;;, リ
    lv',ィ' ,;;;i 〃;/ リ.リl| !l゙:,ト,゙:、li;'、 i:.゙i;..;;;;;;;,ヾ ;;:〈
   ,ィ,ィ/ ,,;;:;;イ,/シノン' ノ ゙l! ゙'いミ`ミゝミゝ、゙';;;;;;;;;;;;;'v;;;i     はい、姉上。 直衛には天禀があります。
  '" / ,;;-''シr--=、∠,,__゙、 ゙ゝ,;≧-─ミーi;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
   i゙i゙  ;;ヘ | ーt‐:ァミ:`、` ' '<"t::ラー- |;;;ハ;;;;;;;;;;i゙      僧としての未来のためにも、そうするべきだと思うのです。
   ゙;゙、 ( ハ,!  `""´'  ゙:   `' ` ´   ノ;リ ,i;;;;;;ノ
    ゙:,゙:、.ヽ,ミト:       ,  :.      ケノ./;;ャ'′
      `:、`ー;      ,'.  :::,     '゙フー';;l゙
       ノ,;;;;゙ト     `ー-‐'゙     /};;;;;;;l、        ……無論、どうしても反対ということでしたら諦めましょう。
      ,ィ'ス、;;;|`、   -‐ - ─-   /,.};;;;;;;;;;「
      _」 ゝ、;;;l ;゙:、   '''''''   ,ィ゙ 'ク;;;:;:;;;;」
  _//   `:'、 ゙; ゙' 、      ,ィ'゙ ;'ク:::::::::::;`;、_
 '"/  l    r‐`i゙:,  `ー---‐''゙  「..:::::::::;ィ^!;;;;;;;;;;;;
     ゙!   |:::::P"⌒`ヽr〜''⌒`く! ::::::::i゚_ノ,;;;;;;;;;;;;
      |   ,l:::::::|   / バ    ,l :::::;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;
      ゙: /:::::::::゙i    ヽノ    l ::;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

872 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:21:01 ID:0kV6a4ho



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   ,. -一 ''´::::::::::::::::::::` ̄``'ー-- 、_
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:::::::::::::::::::::::: ::::lr'"f:'J::下ミ,    ,' _,..z=ti::.:.:.....!
:::::::::::::::::::::::: ::::|`oー゙‐+f'     '´ト:'::ノ,゙!:.:.:.:.:.l 
::::::::::::::::::::i:::::::::!            ̄`'゙o::::::..:,'    本音を言えば、別れたくない、とは思うけれど――
::.:.::::::::::::::ハ:::::::l          '、    ,!::::,l:::,!
:.:.:.:.:.:::::::,' l::::::!           〉  /l::::,' l:,'        直衛自身が望むならば、止める気はありません。
:.:.:.:.::::::::,' 、l:::::l          ´   /!.l:::,' リ
:.:.:.:.:.:.:.::l `l:::::l       、―-,  .,イ/ l::,'
:.:.:.:::.:..:::l   !:::l丶、        ̄ ./:/ l/
:::::::::.:.:::,'  l:::! :.:.:.丶、、    /:::::,'  l!            ……直衛、貴方はどうしたいの?
:::::::::.:.:/   l::l   :.:.:.:.,` ―riケ/:.:.:l   l!
::::::::::/    l:l    :.l::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:!  ,'
-‐ '′    リ     ト、:::.:.:.:.:.:.:.:,' /
ヽ.           l \::::::.:.:./
:. ヽ             \::ノ、

873 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:21:58 ID:0kV6a4ho



  /;:;:;:;'  ;:;:;:;:;:;:;;:;:r‐'     _,-v、            ヽ;:;:;:;/
 /;:;:;:  ;:;:;:;:;:;:;:r'´       ゝ゚、z'   _ ,,,, -- ,,, _ヘ;:/
. /:;:;:  :;:;:;:;:r'´         _ ,,, --‐';:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;○}
./;:;:;:; :;:;:;:/´        _,r‐'´;:;:;:;''r‐'´       |  };´',´!,
;:;:;:;:;:;:;:;:;:/       ,,r´;:;:;:r'´             ノ ,|  ノ ヘ;:;:;:;:;:;:;:;
;:;:;:;:;:;:;:;:;|      /:;:;:r´         , , - ' ' ´,、/:; /|  ヘ;:;:;:;:;:;
ヽ;:;:;:;:;:;ヘ    /;:;:r,'       , , ' ' _,,,-7'´・´~ } |//    ヽ;;:;:;:;:
  `'''ヽ;:ヘ   /ヽ○/` 丶 _ , , ; '  _/;:; /` ー ´  | /ヘヽ    "z;:;:;:;:;
      ヽ_/: : : :":;:;ヽ、    _,,,r´;:;:;:;  `         |  入  z   "=;:;:;:     ・ ・ ・ ・ ・ ・
    /r'  `ヽ: :; ; ; ;:;`;:ー;:´;:;:;:;:;:'      ヽ      .|; ヽ \  三   {;:;:;:;:;:
    "z ヘ ´ヽ : ; ; ; ' ' ' ' '         r      l | ヘ  ヽ "   }:;:;:;:;:;
    ´7  ヘヽr ヽ ; ; ; ; ; ; ; ; ;     -=ヽ, /;     l. |  |  ゞ   ;:;:;:;:;:;
   /,、   `\_ヽ ' ; ; ; ; ; ;             _ -  / |  |   ゝ   }:;:;:;
   ´,ト  "  | `;:;`、ヽ ; ; ;        , r‐'´   / ノ   |  /;:;:
   /:;:|  〆 | ヽ| ヘ |` 、 ; ;     ´      /ヽ / /|
 _,,ノ;:;:;:´|    |ヘ ヽ ヘ |  ` = 、 _    _ /  ヽ ヽ  } / ´ /
;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;7   ヘ\ ヘ ヘ |  ` ヽ  ` ´

874 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:22:13 ID:0kV6a4ho



                                        
                                        、三三三三三三三三三三  三三三三三三三三三三三
                                        三ヽ、三三三三三三三   三三三三三三三三三三三
                                        ヽ、三 `ヽ 、三三三    三三三三三三三三三三三三
                                          >iヘ 、三 ` ― _ 三三三三三三三三三三
                                        ァ ´  | ヽ ` '┐- _;;;;;三三三―三_三三三三/三三三/
                                          〃|  ` ・ ´|     7:: ≧ 、三三三三三三三三三 /  "ミ
                                        r〃,"''イ   ´/      ヽ::く´  ̄!` ‐=ニ―---― ''´  〃   ミ
                                        ,,"   ヘ ./        ヽ   ヘ、    ̄ ̄ ―ァ  〃 彡
                                        "    Y             ;≧  `ヽ・ _ ,, , イ    彡
                                        .ヽ\ ヽ {
  ここで都行きを断って――                      ヽ、.   ヘ
                                          }    ヽ、‐-‐ 、
    母への孝行をするのが、良い息子というものなのでしょう。   {      ヽ"`、  ,_ヽ ,
                                         ヽ     ∧ `ヽ "> ´
                                           ´ ~ ヽ / ∧ 、 ´
                                        ミ ヽ  ノ { ∧ヽ,`'、 、_
                                        ヽ    {  7ヽ"; | ヽ ` 、` ― - _               /´ ̄`
                                            ノ| {: : { ",| `,   ` ' ― -- ̄二ニ=-、   /r/‐7~7
                                          / } {: : : {ヽ ", ト                     //  / /
                                         ヽ {´  |: : :{ ヽヽ { ヽ               ,;"/

875 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:22:48 ID:0kV6a4ho



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876名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 22:23:17 ID:b2RPzZoA
捻くれてるなぁ

877 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:23:52 ID:0kV6a4ho




              _, -‐‐';;´;;;;;; _ ...'''' -‐===‐- 、ヽ
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     ,,, -''' _,,, '"ヾヽ、 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'''  '';;;;ヽ
  '''' _,, -''':::::::::::::::,ヽ、 ヽ、 _ ;;;;;; _ ..... ---―‐--―‐‐ヽ
  , ´ _ `:::::::::::::,,::''''  ''゙`ヽ、 ___  , .,,,、ァー,--,-‐―_-_ゝ
 / /  `;;:::::,,''        '´ ----―・ナ´,゙〃シ  l        ですが……僕は出家してこの苦の世界から抜け出せという、
 i i. <  ;;::::;          ` ̄ ̄-‐´-___ュz.  `、
 ! ト 〈  ''::;              ´            /             父上の遺言が耳の底に留まって忘れられないのです。
 、ヽ`ー 、.l !                        __/ 
 :ヽ、ー゙'´ ,、                   ィ, ´, ´ ,,
 "'',,  ̄ 、、ヽ                    ,У、 ",,
 、 ,,""ッ, ヾ.、        // ̄, ̄二ニニニニチ./ ,:.:.:.,i  '',,       母上……申し訳ありません。 不孝な息子をお許しください。
 "'' ,,   '',,:.:`〒==ミ、  ヾー´ ̄ ._     l' /:.:.:.l|  ,,''
    "'' ,,  '',,:.:.:.:`:.、 `〒===〒 ̄ヾ    / /:.:.::.:.i| ,,''

878 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:24:28 ID:0kV6a4ho



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879 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:25:16 ID:0kV6a4ho



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           |:.:|:.:.:.:.|:|!:.:.:.!:.:|:.:l:ノ:.:./:/// ノ l:! ,.ィ,.ニT!:.:.:l:.:.',
           |:.:|:.:.:.:,':|!:.:i:.|:.:.l:_」-ァナZ厂` / / _,_,_「l:.:.:ト、:.!
           ∨:.:.:/:.A:.:|:.|:':´:.:l/'´_ム=ぇ、    '"´`゙'!:|:.:.:| |:.!
               }:.:./:.:.|{i!:.!:.!:.:ト!ヘ.'シ'´           |ノ:.i:.| l/
               |:.:.l:.:.:.トリ:.|:|:.:.|l':,ヘ         、   /:.:.|!:|/    直衛。 私がそれを咎めるとでも思ったの?
              /:./:.:.:.:!:|:.:lノ:.:.:l! ',ヘ        ノ   /:!:.:.l|:|
              /:./:.:.:.://:/l|:.:.:.ト、',:ヘ   、--―ァ ,.イ:|:|:.:.リ:|         あの人の遺言を果たしたいなんて、それこそ孝行息子よ。
          /:./:.:.:.://:{{:.:{i:.:.:.l `',:.'、   `二´, ':.:|:.l:':.:/:ノ 
          /:/:.:.:.:/:,':.:.ヾ:ヾ、:.'、 ヾヽ`> __ノ:.:.:.:l:ノ:.:.l:/
          ,':/:.:.:.:/:.:{'、:.:.:.丶:、:.ヽ、 ヾヽ `ヾ:.:.:.:.:.:./:.:.:.:リ        ――頑張っていらっしゃい。
        ノ´:.:.:.:/:, '´ ̄ ̄`丶、:.:ヽ``ヾヽ、ヾ:.:.:./:.:.:.:/
       /:.:.:.:./, '         `ヾ:.`ヽ、ヾヽ、}:.:.|:i:.:.:i:ト、、
     //:.:.:.:./:.:/           ヾ:.:.i、ヽ/l>、:ヾ:.|:.:.{ヾ、`ヽ、          勧学もいるから、私のことは気兼ねしなくても大丈夫よ?
    /:.:/:.:.:.:./:.:/     ,. ‐   ̄` ‐ヾ:ヽヾ',|/、`ヾヽヾ'、\_ ヽ
  , '/:./:.:.:/:.:/      /        ヾ:|、ト!{._〉\!ヾミミゝ、_  〉、
. /:/:./:.:.:.:/:.:.:./     /           ヾ、|\ヽ、  }}ヾ`   / 丶

880 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:25:31 ID:0kV6a4ho




             /;:;::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.::ヽ
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        `ト、;:;;;;;;;;;;,、‐'ィイ ;:; :; ;;、 ;:;:;、`ミミミ、:;;;`ヾ;:;;|
        ,'.:;: ,: ,ィイノlノ;'ハトト、ヾ;:;:トト、ヾミヾ;: ;;;;;;.:;;;リ
        V,:;`,;',;,'ル'゙-イ=≡'´  ``''=- 、`ノノ .:.:/
         ル,;:',ヘ;;!  ー='''´ヽ  ー=‐`  ii! l;:;/
         トト;;ト、j!    "´   ``     / //
          '`ヾ>ト、       ;      ,ヘ;:;k
            `1ik、    `ー′   ,ヘ;:;;イ       
            /.:.:L:.、   -‐-‐-  / 1;;/ヽ
             /.:.::.:.:/1ヽ  ´ ̄  ,.イ /;:;:;ハ.:`,
         _,ノ.:.::::::/;:;;レ''``ー─.< V;;;;;i.:l/.:::::L__
     -‐''"´.:.:.::::::::::/;:;;;;;l   /l   ヽi;:;;;;;;l.::::::/::::::::::::.`
    .:.:.:.::::::::::::::::::::V;:;:;;;;;;;|  lk!    l;:;;;;;;;|.::/.::::::::::::::::::
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881 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:27:32 ID:0kV6a4ho



          |三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三>'"7
          ',三三三三三三三三三三三三三三三≧'" ̄ ̄ ̄ ̄  .7
          |_____ .☆___________, --'" / ヽ/\
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          l三三三三三三三三三三三三三三三三三≧'";;;/ ノ i..|//////
           |三三三三三三三三三三三三三三ヨ//l;;;;;;;;;;7 ヽ , .7//////
           j三三三三三三三三三三三三三ヨ//:::: ヽ;;;;;j  / ////////
        __/\三三三三三三三三三三三ヨ//:::::   ,彡  iy'/////////
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/////////////////////////////ヽ、___ , <////////////////////




                ――勢至丸直衛、12歳。




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882 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:28:11 ID:0kV6a4ho



                  _,,.. ---――‐/`ヽ__
              ,.. '":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:':.:.:.:.:.:.|:、丶
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           ,'..:/ : :.:.l:.  i: |: | :.:.:/:....:.!:.l:.:.|:.!:! ヾ:.:.',:.:...ヽ
           |:..| : i:|:.....:|: |..:| .:/:...:.:/:/:./:.i!:!  ヾ:.',:ヽ:.:':,
           |:..| :.: ::l:|..:...:|:.:|:.:|:.:!:.:.:./:/!:/|:/|:|   ヾ',:.:ヾ:.',
           |:.:|:.:.:.:.|:|!:.:.:.!:.:|:.:l:ノ:.:./:/// ノ l:! ,.ィ,.ニT!:.:.:l:.:.',
           |:.:|:.:.:.:,':|!:.:i:.|:.:.l:_」-ァナZ厂` / / _,_,_「l:.:.:ト、:.!
           ∨:.:.:/:.A:.:|:.|:':´:.:l/'´_ム=ぇ、    '"´`゙'!:|:.:.:| |:.!
               }:.:./:.:.|{i!:.!:.!:.:ト!ヘ.'シ'´           |ノ:.i:.| l/
               |:.:.l:.:.:.トリ:.|:|:.:.|l':,ヘ         、   /:.:.|!:|/  
              /:./:.:.:.:!:|:.:lノ:.:.:l! ',ヘ        ノ   /:!:.:.l|:|
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          /:./:.:.:.://:{{:.:{i:.:.:.l `',:.'、   `二´, ':.:|:.l:':.:/:ノ   
          /:/:.:.:.:/:,':.:.ヾ:ヾ、:.'、 ヾヽ`> __ノ:.:.:.:l:ノ:.:.l:/
          ,':/:.:.:.:/:.:{'、:.:.:.丶:、:.ヽ、 ヾヽ `ヾ:.:.:.:.:.:./:.:.:.:リ
        ノ´:.:.:.:/:, '´ ̄ ̄`丶、:.:ヽ``ヾヽ、ヾ:.:.:./:.:.:.:/     
       /:.:.:.:./, '         `ヾ:.`ヽ、ヾヽ、}:.:.|:i:.:.:i:ト、、
     //:.:.:.:./:.:/           ヾ:.:.i、ヽ/l>、:ヾ:.|:.:.{ヾ、`ヽ、
    /:.:/:.:.:.:./:.:/     ,. ‐   ̄` ‐ヾ:ヽヾ',|/、`ヾヽヾ'、\_ ヽ
  , '/:./:.:.:/:.:/      /        ヾ:|、ト!{._〉\!ヾミミゝ、_  〉、
. /:/:./:.:.:.:/:.:.:./     /           ヾ、|\ヽ、  }}ヾ`   / 丶



         2年後。 直衛、比叡山修行中――母は帰らぬ人となる。





                             ・

                             ・

                             ・



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883名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 22:30:10 ID:C0pFC5Pc
せつないなあ。

884名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 22:31:05 ID:b2RPzZoA
>>883
誰うま

885名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 22:32:49 ID:7TaW7AQ2
良い母御前だな、どっちにしても孝行息子と言ってあげるんだ

886 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:32:51 ID:0kV6a4ho




     天養2年(1145年)――直衛、13歳。

                          比叡山延暦寺、西塔、北谷――


  _,, ,,_                   ,,r''"       `::、.             jj_      _,,._
''""   `::、.         _,,..-‐''"             `::、        ,,ィjllli:;、  -‐''"  `''‐-..,,_
        ` ‐- --‐'''""                   ``‐ -‐' ,,ィ':illl||||||lllii:;、          ``=
    ,/                                 .``''1エiiiiエ:i''"         美iiw
   /,i'                                  ,,ィ''jl||||||||||llii:;、     w,, 美'"
`i、,i',/                                  ``''1エ皿エ:i''"   美、 |!洲  w
.|i;: ;| .「 レ  _,,,/                            ,,ィ''jl|||||||||||li美=w、 美!:llll|,美=w"
リi ;リ,r'"~ソ .k; ;/ `7=================================rク ``'1エ皿エ:i''" wii=美 `wii'"美'"
:!i ;イ ji; ;l._,, |i; ;j= モ//リ,.',.',.',.',.',.',.',.',.',.',.',:,i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i//リヲ/ヨ、. ww美w、     `=美、洲  美w
ji;: ;j==<_,,.fi; ;L .モ//リ i',i',i',:',:',:',:',:',:',:',:,:',:',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',j'// リヲ/゙i、ヨ、   "''美ii ィ-//  |!洲|,,r'"`w
fi;: ;| |i; :i,=-|i: ;|. モ// リ,i',i',',i',i',;',;',;',:'',:',:',:',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',j,'// リヲ/:l|_゙i、ヨ、.wii美''" "'=w美=美、洲~
|i;: ;|=''""~ fi: ;i モ//リ i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i'// リヲ/jl||lllll゙i、 美=wii美i!_ ~美_>美、:|_,==美
|i;: ;| イi ;ノ='''" モ// リ;,i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',// リヲ/jlll||lllll__゙i、ヨ、 `美`美_~美=|!洲:j~ l: ;iL
ji;: ;j fi;: ;| i: ,r'/; / リ,;',:',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i','//r'、\kkkkkkkkkk .美、  "美~^'=j!:洲:|_,=-美
li;: ;| |i;: ; ,,r''/盒 j,;',:',:',i',:':,i',:',i',:',i',:',i',i',i',:',i',i',:',i',i',:',i',i',' 盒リ`i、':、\kkkkkk 美=w美w,,_wL. |!:洲_美=iiw
;; ,、 _,,-'',r''":,:',;',;',:',:',:',:',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',i',i',i',i',i',i',i',i',i'`i、 '::、゙i、kkkkkkkkk"''美;''==、_j!:洲;L_,,美=
 {l,,r''",:',:',:',:',;',;',:',:',:',:',:',:',:',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',:',i',`i、 ';〔〕kkkkkkkkj;i='j: :;il ,=~!!:洲イ'" ;ij
;;: :``ミ牟牟牟牟牟牟牟牟牟牟牟牟牟牟牟牟牟牟牟牟牟牟彳[jjjjjjjiiiiiilllllll  j: :;ijソ ト:洲:;| .l: ;i|
;;: ;| |i;: ;j ;: i:. | |―‐| |―‐| |―‐| |―‐| |―‐| |―‐| |―‐| |:|llll|:|lll|:|lll||ll||ll|| 川川 .|: :;i|  .f!:洲:L_,,wii
;;: ;lリ _ ,,从 ! : | |iiiiiiii| |甬ヨ| |甬ヨ| |fjfjfj f甬ヨ| |甬ヨ| |iiiiiiii| |:|llll|:|lll|:|lll||ll||ll|| 川川 j: :;ij  .j!:洲;j'".: ;ij
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887名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 22:35:57 ID:C0pFC5Pc
比叡山っていわゆるクソ坊主の本山ってイメージがあるんだが。
12歳の子どもがそんな環境の中で生きて行けるんかな?

888 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:37:38 ID:0kV6a4ho




                   _,r'''''´ー-、、、,,,,r,、,,
                 ,ィ'"´           `ヽ,
                ノ;:;:.:. . . . .. 、ィイ(ハ       ヽ
             ,イ;((;:;j;:.;:ゞィイ'゙,ィイ彳;;:;.: .:j;::.    !
             f;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;,ィミニ彡ツィ;::::::;;;;、 ,j
            、イ;;;;;メミニニ彡'´,rリ'゙´``ァソ ``ヾゞ ,イ
            Y ,彡,r-、,ィイ厂 -===z、  _,,,、イソ'
            jト;:;:;:j!个゙ilラ    モテソ''´  ,fァ ,!'゙
            `ゞ;;ハ、,レ リ           ゙!  リ       うん? 勧学上人から手紙――なになに。
             N;;;;;;`ゝ           ,、 」 ,!
             ヾ;;;;;;イ ハ     _   ´  /
              Yリ^' ,! ヽ、   二ニ´ /
               厂¨ー- 、. \     /
              /     ``>`ーr‐'′
             ,ィ>、      '´ヽ i! !「I、
       _,,、、r <´    `¨`ー- 、_ ,ル l! !|レ'  ̄``ヽ、
    ,ィ≦≒≧`i,`i,`i,、             ̄\ ヽ!ト、_  _,」ト、
   /´: : : : : :. ̄``ー'ー`ー===-ュ、   ,、 \〉!rー、Yj: : .`ヾト、
  ,/:.:.:.:.:.:.,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾヽ  ((   )I(  )).:.:.:.:..:.:ハ

               (じほうぼう げんこう)
                【 持法房 源光 】



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889 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:40:43 ID:0kV6a4ho




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       /    ̄ ̄ ̄ ̄      /_____
       /                   /ヽ__//
     / 進上大聖文殊像一体/  /   /
     /              /  /   /
    /   ____      /  /   /
   /             /  /   /
 /             /    /   /
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/   /   /
                      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


    意味:文殊菩薩像を一体さしあげましょう。




.

890名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 22:43:01 ID:E0yYuyaY
うわ、なんというすげえ推薦の仕方ww

891 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:43:17 ID:0kV6a4ho


          /  ,r'´ ,f;:;:;:;,、,;:;:;:    `, ヽ  ヽ
         イ  j  ,ィイ-‐'´``ー-ソリ   i  `、  `,
        /  ,'  ,リ从      `リト  i   ヽ  ゙i
        ,! ,! ,'  /,イ,、、、      _,,,.ゞ、、ゝ、  ,  j |
        ゙i゙i l ,イ'^"`''ー``、 ,ィニ,、-‐==ゞ三ニ´ , !   ???
        ゞ ハ:;`, ,ィエウン`,  ´Tエユゞ、  ゙iミ7^ヾ i |
         ``ヾ l     / .;.. ``    ト/イY l i !
             `i    / .;::.:. .       ゙ ) j,! i j    あの人はまた突発的に、
               l   ゝr-、        '´ /  !/
             i,             仄  i ,!           予想もつかない行動に出るなっ!
             lト,   ェニニニニュ      ,' ,リイ ,!j
        ,、-─‐-゙ゞ、   ´二 ̄    /  イ //
       ,イー‐-、  ヾト、        ,ィ´,/ィ´⌒Y       そんな約束はあったか? とにかくその像を……
      ,r'"´ ̄二つ ,fゝ- 、ー‐一'"´ィ´ィ     i
       /  ,r'´ ___i ,!`フ`ミヽ,r'"´      ,r'"´i
     ,/  /´ ̄  ヽ`つ  j iル'´⌒`ヽr'´// ノ、

892 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:43:32 ID:0kV6a4ho



             ,.. -─r─.-..、、
              ,ィ´:.,rィイ´ `ト、:.:.:.:.`ヽ
           /:.:,イ j/リ  リ`i^iヾ.:.:.:`,
             !:.:.!」__!      ′l.:.:.:.:.i
          l:::::l´  `   ´ ̄` |:.:.:.:.:l 
           /:::::j ,イじj    ,イじj !:.:.:.:.:|    あの、お手紙を持参したのは若い小僧さん一人で、
         l::::::〈l     〈       l:::::::::|
         ヾ、::::',        U ノ::::::::j
              \ゝ、 .   ̄   ,イ::::::/         像らしきものはどこにもお持ちではありませんでしたが……
             ヾ_」`_--‐ ,r'ヽrイ
      ィ´`ヽ、__ ,ィ´:ヾ、 __ /:.:.:ヽ 」
     ,ィ´二`ゝヽイ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,〉|ゝ、, -─ュ、
    ィソ´:.:.:./  〈:..:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:/   /ゝ 、 〈j
   ,ゝ'´.:.:.:./   `ヾ、.:_.:_:_:_:_:,:ィ´   ,/.:.:.::.:.:.ヽ/
   ,イ.:.:.:.:./                  /.:.:.:.:.:.:.:.:/
  ,/.:.:.:.:.:/                   /:.:.:.:.:.:.:.:./

893名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 22:44:55 ID:C0pFC5Pc
大きく出たねえ。
よほど期待されてたんかねえ。

894 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:45:03 ID:0kV6a4ho



             ,,、、-‐''" ̄`` ー-、、
            ,r'"´ミy'"´         ヽ
         /          `ヽ     `、
          l  ,ィイ^^ヾi、  i    ゙、ヽ   ハ、
         ノ  j1!   1i! |l   、 ゙ヾ、、、ィイ;:;\
       /  ノノ   Nトト、トト、.:.:;ヽヾミヌ彡;:;;:;ヽヽ
       (1j ィイリ     `ヾ>>、;:;:;ミミ二云彡;:;;:;;ヽj 
       `ヾN!;ミz、 、、z-_‐彡≧ー-三彡<;;、ヾヽイ 
           ``iでソ} .:.:;;モテソ   ゙ミ/イ i!;:;;;:;:;::V    ――では、とにかくその子をここに。
            | ,ノ   ``       ミ リ /;:;;;;;;i;l;i!
           l (   ,        リ イ;:;;;i;:;;i;:リ
              ! `"´         ,′!::ヽi;;リソ
            ', ‐-‐- 、     /.:.::,!::::ノリソ{、
             ゙、  ̄`     /.:.:.://``^ノノ ̄``ー- ,、、、_
        , ィイ 77,ゝ、 _ , .イ.:.:.:、‐'´  /´       ,r'r'´r'´ソ>、、
       / // //  ̄``Nヽ r彡<   /        /./ ,/   , イ^.
      /ト、//_//      Uし1((⌒´,.イ         / / /  //.:.:::::
     /.:::!:::::::.:..ヾヽ    | !´TT``フソ     _,,、、-‐‐' ‐'-‐_‐ "´.:.:.:.::::::::
   /.:.::;;|:::::::::::::.:.゙,゙, r=ュ jリ ノ L ///    ,r,r'"´.:.:.:.:.: ̄.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::.
  ,/:;;;:;;;;;|;:;:;:::::::::::::V(こ //⌒ヽY// =z、 //.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
  /.:.:.:;:;;;:;;!;:;:;:;:;:;:::::.:.ヽノノ   ノX(  ノソ( (.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

895 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:45:28 ID:0kV6a4ho





             ,.. -─r─.-..、、
              ,ィ´:.,rィイ´ `ト、:.:.:.:.`ヽ
           /:.:,イ j/リ  リ`i^iヾ.:.:.:`,
             !:.:.!」__!      ′l.:.:.:.:.i
          l:::::l´  `   ´ ̄` |:.:.:.:.:l 
           /:::::j ,イじj    ,イじj !:.:.:.:.:|  
         l::::::〈l     〈       l:::::::::|
         ヾ、::::',        U ノ::::::::j        はいっ。
              \ゝ、 .   ̄   ,イ::::::/  
             ヾ_」`_--‐ ,r'ヽrイ
      ィ´`ヽ、__ ,ィ´:ヾ、 __ /:.:.:ヽ 」
     ,ィ´二`ゝヽイ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,〉|ゝ、, -─ュ、
    ィソ´:.:.:./  〈:..:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:/   /ゝ 、 〈j
   ,ゝ'´.:.:.:./   `ヾ、.:_.:_:_:_:_:,:ィ´   ,/.:.:.::.:.:.ヽ/
   ,イ.:.:.:.:./                  /.:.:.:.:.:.:.:.:/
  ,/.:.:.:.:.:/                   /:.:.:.:.:.:.:.:./

896名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 22:45:40 ID:b2RPzZoA
頓智なのが坊さんらしいなw

897名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 22:46:01 ID:N5g6A2Ks
凄いセンスだw

898 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:47:12 ID:0kV6a4ho



             ,,、、-‐''" ̄`` ー-、、
            ,r'"´ミy'"´         ヽ
         /          `ヽ     `、
          l  ,ィイ^^ヾi、  i    ゙、ヽ   ハ、
         ノ  j1!   1i! |l   、 ゙ヾ、、、ィイ;:;\
       /  ノノ   Nトト、トト、.:.:;ヽヾミヌ彡;:;;:;ヽヽ
       (1j ィイリ     `ヾ>>、;:;:;ミミ二云彡;:;;:;;ヽj   ( あの人は割と面倒な言い回しが好きな人だからな……
       `ヾN!;ミz、 、、z-_‐彡≧ー-三彡<;;、ヾヽイ
           ``iでソ} .:.:;;モテソ   ゙ミ/イ i!;:;;;:;:;::V                文殊菩薩――智慧を司る菩薩……? )
            | ,ノ   ``       ミ リ /;:;;;;;;i;l;i!
           l (   ,        リ イ;:;;;i;:;;i;:リ
              ! `"´         ,′!::ヽi;;リソ
            ', ‐-‐- 、     /.:.::,!::::ノリソ{、
             ゙、  ̄`     /.:.:.://``^ノノ ̄``ー- ,、、、_
        , ィイ 77,ゝ、 _ , .イ.:.:.:、‐'´  /´       ,r'r'´r'´ソ>、、
       / // //  ̄``Nヽ r彡<   /        /./ ,/   , イ^.
      /ト、//_//      Uし1((⌒´,.イ         / / /  //.:.:::::
     /.:::!:::::::.:..ヾヽ    | !´TT``フソ     _,,、、-‐‐' ‐'-‐_‐ "´.:.:.:.::::::::
   /.:.::;;|:::::::::::::.:.゙,゙, r=ュ jリ ノ L ///    ,r,r'"´.:.:.:.:.: ̄.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::.
  ,/:;;;:;;;;;|;:;:;:::::::::::::V(こ //⌒ヽY// =z、 //.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
  /.:.:.:;:;;;:;;!;:;:;:;:;:;:::::.:.ヽノノ   ノX(  ノソ( (.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

899名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 22:49:01 ID:nLK2hdsg
面倒な言い回しが好きな人ワロタw

900 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:50:42 ID:0kV6a4ho



          __
   _,,,, -‐''''.´ ̄    ̄'''ー=x
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/::::::::::::::::::::._;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_::::::::::::::::::::|
::::::,, -''゙ ̄_ ,,. __ _x_ __ `'''::、::::::::i
゙Y゙ ィ '´_,,,;;::==--竺:-=::ミ、-.`ュノ
=:}''ッ〔c_゙:::::::::::  ..:::::::::::::::::::..`‐ミ{
:Tヽ;:;;/`'ァ‐。x;;;,___,,,;;;;ィTi、__         ――お忙しい中、失礼いたします。
.{.iヽY  (_ _ノ〉   K(´゚ )`l:/ }::::、゙ヽ、
::ヾ,`|        | ゙ー  ,lイ /;;:;:ヾ、::.\
,w'゙Yl       rV'〉   .,!ソ'' "ミ::jノ:::::::::::`ー        お呼びに預かり参上いたしました。
, .}ミi、     ` '    /ミリ ミ ミ::::::::::::/i::::..
ミ,, ヾiミヽ, -=ニニニ= ,,ムジ ,,ミ'゙::;ィ゙:://:::::::.
:::ミi, l:;:;ゞiミx、_   _,,,イミジ 彡゙://::/./::::::::::::
:::::::ミ、ヾ、:;゙ヾi}エケZ゙エヅ:/ ミ:;ィ゙ ,,イ::j'./:::::::;;;;_::

901 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:51:01 ID:0kV6a4ho


                                    
                                        /´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : }}: : : : :`:ヽ、
                                       ヘ||: : : : : : : , :r ,=_'_‐_´_ ` '‐= JL: : : : : : : : ヽ
                                      |: ||:||, - , = r´': / ,-, フ ` '_r‐>-、= -、: : : : : : }
                                      ヘ: >/竺ヽ}: : : r //:|´ r‐'´/   ヽ: : ヽ: : : /
                                      ヽ{ !焦ンノ 二 } ノニノ .ノ  人 /_ノ  \: :ヘ:/
                                       {`'‐'-´ ‐::´:`´ノ人、 ヽ ヘ ´ノ  、  ヽ-‐,ヘ、
                                       {/::´::::::::::::/{  ・ヽ, ノ、‐`/ `i     /   `\
                                       /:::::::::::, r ' ´  ヘ ノ   ヽ_,,、 !、   /       ` 、
                                      /,::: r'i´゚ノ     `       | \_ ノ         ヘ: :\
                                      '´  | `r _ - 、             |  /          /: : : :
            菩提寺住職、智鏡房観覚が弟子、         .| 'ヽ ワ '          | /          /ク: : : :
                                         |  `   _ , -― ' ‐_、  ヽ、     _ , - ‐ ': : : : : : : :
                             勢至丸直衛と申します。   ヘ  r_'´- ‐  ̄      r`ヽ、<: : : : : : : : : : : : : :
                                           ヽ            ノ  ヽ \: : : : : : : : : : : : : :
                                            ヘ       , ‐ ´´  ̄ ̄ >==≧: : : : : : : : : : : :
                                             ' - -, 、r = ´ _, - ‐_, '''''/: : : : : : : \: : : : : : : : :
                                              /‐=`|  r'´r―ツ ´ ~: : : : : : : :
                                             {-‐i .|, -'―': : : : : ○: : : : : : :
                                           rノ´=´ノ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
                                        , r'r,´==´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :

902 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:52:45 ID:0kV6a4ho




                   _,r'''''´ー-、、、,,,,r,、,,
                 ,ィ'"´           `ヽ,
                ノ;:;:.:. . . . .. 、ィイ(ハ       ヽ
             ,イ;((;:;j;:.;:ゞィイ'゙,ィイ彳;;:;.: .:j;::.    !
             f;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;,ィミニ彡ツィ;::::::;;;;、 ,j
            、イ;;;;;メミニニ彡'´,rリ'゙´``ァソ ``ヾゞ ,イ
            Y ,彡,r-、,ィイ厂 -===z、  _,,,、イソ'
            jト;:;:;:j!个゙ilラ    モテソ''´  ,fァ ,!'゙
            `ゞ;;ハ、,レ リ           ゙!  リ
             N;;;;;;`ゝ           ,、 」 ,!     ! ……ああ、成程。 そういうことか。
             ヾ;;;;;;イ ハ     _   ´  /
              Yリ^' ,! ヽ、   二ニ´ /
               厂¨ー- 、. \     /
              /     ``>`ーr‐'′
             ,ィ>、      '´ヽ i! !「I、
       _,,、、r <´    `¨`ー- 、_ ,ル l! !|レ'  ̄``ヽ、
    ,ィ≦≒≧`i,`i,`i,、             ̄\ ヽ!ト、_  _,」ト、
   /´: : : : : :. ̄``ー'ー`ー===-ュ、   ,、 \〉!rー、Yj: : .`ヾト、
  ,/:.:.:.:.:.:.,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾヽ  ((   )I(  )).:.:.:.:..:.:ハ

903名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 22:54:55 ID:b2RPzZoA
これですぐわかるのかよw

904 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:56:03 ID:0kV6a4ho






       _ , r ‐ ' ´ ̄ ̄` ' ‐ - 、
      r'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`'i
      {;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;}
      };;;;;;;r'''´  _,m--- ,, _`'''‐'-'}
      |。‐,,,'''´-‐´` ̄‐;;;--`,,。‐|
       iヽ;'´>、,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,;;;;;r'´ヽ ;r´`}
    ,,r;;{ヽ; ' ( ・`i'/i‐''''´! ・ } | r };;ヽ      ? 何か――?
  /;;;;;;;;;ヘ ヨ   `ー' r'   `ー‐´  | ' ノ;;; ヽ
 r';;;;;;;;;;;;;;;;;`|     =、=      |'´;;;,r'´,;;;}
 { ヽ、;;;;;;;;;;;;|      _    |;;'//;;;;;ヽ,
´ヘ;;;、  ヽ'、;ヘ、 '´ ̄ ̄   ̄` ノ /;;;;;;;)ヽ /ヽ
 !、'' 、 ;;;;;,, ヽ;;;ヽ、    , r;'//;;;;;;;;;'''´//  ヽ
  ヽ;;;;;,,, ヽ、 ヽ;;;;`ー‐‐´;;'/;;;;'''''' ´/

905 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:56:26 ID:0kV6a4ho





      ,,,::-ー─-v-ー─-:、_
    ,;r'",,;:r''''  `Y',ィ     ゙'ヽ、
   ,;f",: ,i'   ,r-ニミレ_,,ニ=ヽ.、 ;ヾl,゙i;
  ,i' ;' i  , i' 7''''''^^''''ヾ''i'} リ ノi.l ゙l: ゙l;
  ,i:' ,i',,i'  |,:il!. l!     .l!,リf'|  |.゙l lミ ゙l
_,ノ..,ィ',ラッ'クッア'`      :l l! ゙lf| l ゙ミ、゙-゙i;   ( 明朗な口調。知性の宿る瞳。 はは、たしかにこれは―― )
f"フ;''"~,ィ'-==-:;,,_  _,,,,,=-=-;,ミト; ゙゙l ゙i;
{ ' イ ,イl,  ,=ャiij'ッ..  ,;r' アャiijァッ ゙:lト,ィリ ド
゙l.i l!rュl;|,   ゙'''゙''"  :i:  ゙ ゙'''゙ " .;l!r゙リ リ
_l,, l!; ii.゙l      ,:   ヽ、       i; ,ノッノ      ようこそ、若き『文殊菩薩』くん。
 ゙!、゙!、ヾ      'ー 'ー''''      ,ヒン',ツ
   l ゙`ト     .....--‐--....,   /;  {
  .| l: l゙l:、     ー==ー    ,/! i; |           今日から君の面倒をみる、持法房源光だ。 よろしく。
   !、l!ソ |゙:ヽ、.        /ソ!;' リ
    `-,ニム,,,゙ヽ、    ,,:r'",,,,,,Lツ"
     l,r''ニ=-三~ミ'T''"ニ三ー''''''|.
    ,i'/ii,f゙l ゙̄い| :| .|'.f~~゙i,|{.f }゙l、
_,,,ニ-f'゙ミ=ソ `  ,リ,ノ! :! :! ゝ、_,,ニ=''"l、_
ヘヽ、= `''ーニ=ニ-'゙ ,| .| :|`ー-ッ.,;:-'''"  ッ' ,,ン''
 ゙''-ニ=;-::,,゙ヾヽr゙ィ"゙`'ミ゙V"f"_,,,-='''"''"

906 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 22:56:39 ID:0kV6a4ho






       _ , r ‐ ' ´ ̄ ̄` ' ‐ - 、
      r'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`'i
      {;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;}
      };;;;;;;r'''´  _,m--- ,, _`'''‐'-'}
      |。‐,,,'''´-‐´` ̄‐;;;--`,,。‐|
       iヽ;'´>、,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,;;;;;r'´ヽ ;r´`}
    ,,r;;{ヽ; ' ( ・`i'/i‐''''´! ・ } | r };;ヽ      は――???
  /;;;;;;;;;ヘ ヨ   `ー' r'   `ー‐´  | ' ノ;;; ヽ
 r';;;;;;;;;;;;;;;;;`|     =、=      |'´;;;,r'´,;;;}
 { ヽ、;;;;;;;;;;;;|      _    |;;'//;;;;;ヽ,
´ヘ;;;、  ヽ'、;ヘ、 '´ ̄ ̄   ̄` ノ /;;;;;;;)ヽ /ヽ
 !、'' 、 ;;;;;,, ヽ;;;ヽ、    , r;'//;;;;;;;;;'''´//  ヽ
  ヽ;;;;;,,, ヽ、 ヽ;;;;`ー‐‐´;;'/;;;;'''''' ´/



          直衛、13歳。 うららかな春の午後のことであった……



                                                ―― つづく



.

907名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 22:57:54 ID:vsowO9m6
乙でした

908名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 22:58:55 ID:b2RPzZoA
乙でしたーw

下手したら稚児を送ってきたようにしか思わないようなw

909名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 22:59:08 ID:C0pFC5Pc
乙でした

910 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 23:00:26 ID:0kV6a4ho
解説などはまた来週にでも!
流石に今からだと中途半端なとこで切れそうですし。


【キャスト覚書】

勢至丸=新城直衛(皇国の守護者)
父、漆間時国=春川英輔(魔界探偵脳噛ネウロ)
母、時国の妻=本城刹那(魔界探偵脳噛ネウロ)
叔父、智鏡房観覚=ヤン・ウェンリー(銀河英雄伝説)
明石源内武者貞明=矢神月(Death Note)
名もなき聖=黒神めだか(めだかボックス)
持法房源光=ヴォルフガング・ミッターマイヤー(銀河英雄伝説)
名もなき小僧=マリーカ・フォン・フォイエルバッハ(銀河英雄伝説)

解説役=やらない夫(2ちゃんねる)
助手役=金糸雀(ローゼンメイデン)

911名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 23:01:07 ID:Dzb70e.E
乙でした〜

912名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 23:03:42 ID:KK4Sovfw

これまた大きく出たもんだとw

913 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 23:04:16 ID:0kV6a4ho
>>887
そんな弱肉強食な北斗の拳の世界ではないですから、比叡山!w


確かにこの時期は僧兵が暴れ回った時期でもありますが、名のある学僧が活躍した時期でもあります。

同じ比叡山といっても今でいうと今で言うと仏教の総合大学のようなもので、一つの山にいろんな施設があり、
学問や修行寄りなところもあれば、僧兵のたまり場的なところもありまして、一様ではなかったようです。

914名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 23:08:59 ID:CXc.jV1I
乙でした
とても12歳とは思えないw

915名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 23:10:50 ID:nLK2hdsg
乙でしたー

なるほど
大学でもキャンパスによってチャラがいたり真面目君ばっかいたりするようなもんか

916名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 23:14:47 ID:aAFHl082
乙でした
この時代比叡山に行ってない有名どころなんていないも同然だしな
とはいえ、腐敗を止められなかったのも事実なんだろけど

917名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 23:16:45 ID:MVMCzjvI
勉強そっちのけで力持て余してサークル活動してんのが僧兵か、なるほど。人数多いから大学側もいざとなったら頼っちゃうと。
乙です

918名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 23:29:12 ID:1nrKoVqA
乙でした。
僧兵って直接的には農民とか武装兵崩れで、仏道修行とかはしてない軍事力という認識だったんだが、そうでもないのか?
鎌倉スレさんのところに影響されると、山門も寺門もどうしてもまともなところには見えないww

919名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 23:34:31 ID:UtUXtTRw
視点にもよるだろうしなあw
ならず者って事をいうなら当時の武家だって大概な訳だし。

920名無しのやる夫だお:2011/04/10(日) 23:39:26 ID:RH3DIIwk
この末法の時代にようこそ〜 な時代ならどこもかしこも大概なんじゃね

921 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/10(日) 23:42:22 ID:0kV6a4ho
>>918
僧兵は寺の中でも、衆徒(しゅうと)とか堂衆(どうしゅう)とか呼ばれる立場の者が武装したものです。

この衆徒(しゅうと)とか堂衆(どうしゅう)とか言われるのがどういう仕事を主に担当していたかというと、
仏道修行もしないわけじゃないですが、基本的に寺院運営に関わる雑役、世俗的なお仕事が中心ですね。

ですから完全な僧侶とは言い切れませんが、軍事目的のみかといえばそうでもない、という曖昧なところです。


ただ世の中が乱れるとごとに僧兵もどんどん軍事目的の色が強くなり、修行者としての色は薄れていくので、
その認識も誤りではない――かと思われます。

922名無しのやる夫だお:2011/04/11(月) 00:26:25 ID:ihTtplx.
まあ、ひとつの都市みたいなものなのだから、色々あるのでしょうね
現代の平穏な小さめの町にだって、例えば悪い集団もいるし犯罪者もほぼ確実に存在してるわけですから
実際に政治や外交で表に出てくる部分がどういうものなのかの問題なのでしょうけど

923 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/11(月) 00:54:40 ID:ulbQ3LKI
メモ的に、中世の山門について言及した蝉丸Pのツイートをまとめておきますね。
これ読むと中世の大寺院に対するイメージが変わるかも! おやすみなさい。




ざっと中世の僧兵や寺社勢力の歴史を辿ると、一般的にイメージされる十字軍的な教義や
宗教指導者の下に集まった狂信者団体ではなく、幕府や朝廷などの公権力から逃れてきた人間が
自衛の為の場として集まった集団であり、仏教の教義も教えもへったくれも無いカオス状態というのが正確な所か

しかし、寺社勢力がローマカトリック的なイメージのヒエラルキーで動いていたかというとさに非ず、
様々な立場の代表からなる合議制で動いていた自由都市国家的な境内都市であり、
当時としては朝廷・幕府などより高水準の建築と石垣に守られた都市国家で、仏教はあんまし関係ないと言う本末転倒ぶり!


それこそ、まおゆうで言うところの「同盟」に近い存在で、身分の高い「学侶」雑用の「行人」下層の「聖」などが
利に依って合従連衡し、公権力たる外敵に対しては協力するも内側は常に主導権争いであり座主や管長など最高位にあっても
力づくで除外されることも多々あるなど

所謂ピラミッド型のヒエラルキーは存在しない、対公権力の場としての一団であり境内都市なので、
現代の僧侶が思い描くような「まともな仏教教育を受けた僧侶による指導体制」でもなんでもないという、
身も蓋もない事実を直視せざるを得ないのが面白いところでしょうか

軍閥のような確たる意思が無いというのもポイントですなw
一味同心・大衆詮議と言って、原則、全会一致の意思決定が必要な民主主義性が強いので、
ある意味ランツクネヒトなどと似た感じと言えますw

中世など国家=社会全体という図式は間違えやすい誤認であり、社会全体に占める国家権力の大きさは非常に小さく、
国家権力以外の構造が数多あり、その中でも朝廷・幕府など世俗の権力構造から無縁であるとしていたのが寺社勢力であり、
それは僧兵・神人などの武力によって担保されていたんですな

学侶が見下している僧兵など行人・堂衆以下の無法者によって、仏教そのものが保持できたというのも面白い話ですが、
自由都市としての役割を発揮するモノの、絶対権力者を持たざるが故に、
信長出現以降、淘汰されるというのも中世→近代の流れと一致する所であり非常に面白いなぁ

924名無しのやる夫だお:2011/04/11(月) 02:28:28 ID:gVV5Ebs2
“魔術師”から“疾風”へ。
“魔王”の師はいずれもとんでもない人ばかりなのだなあw

925名無しのやる夫だお:2011/04/11(月) 02:59:39 ID:Fra9IwpQ
小僧さんはケスラー夫人なのね。
エヴァンゼリンかと思った。

926名無しのやる夫だお:2011/04/11(月) 04:39:35 ID:TYMxkg5k
乙でした

927名無しのやる夫だお:2011/04/11(月) 07:41:44 ID:91qRId..
乙〜。

928名無しのやる夫だお:2011/04/11(月) 20:01:54 ID:pXu88ohk
乙乙! ここで何を学び、何を感じるのか楽しみだ^^

世紀末な世の中で種籾爺さんが寄り集まってるようなもんだもんな

929名無しのやる夫だお:2011/04/12(火) 00:31:48 ID:wvL/KmbY
AAだけ見てると、スペオペか太平洋戦記にしか見えん・・

930名無しのやる夫だお:2011/04/12(火) 00:37:20 ID:7gG33WMs
インナースペースオペラ

931名無しのやる夫だお:2011/04/12(火) 08:52:22 ID:0xPGTpS.
>>929
武器のない救済と言う名の戦争が、幕を開けるわけですね

932名無しのやる夫だお:2011/04/12(火) 12:26:09 ID:lM0IT47w
仏教は釈尊が主君の戦だって、山岡版徳川家康であったなあ

933名無しのやる夫だお:2011/04/12(火) 12:37:27 ID:7Xjx191U
>>929
なんか比叡山に流体金属装甲とか要塞主砲とかありそうな気がしてきた

934名無しのやる夫だお:2011/04/12(火) 15:37:02 ID:iTa4ZbQg
中世の寺社って暗黒街だなw

935名無しのやる夫だお:2011/04/12(火) 15:39:11 ID:0xPGTpS.
>>寺社
確かにある意味、独立した都市国家だよな〜

936名無しのやる夫だお:2011/04/12(火) 17:41:31 ID:hG.3E1L6
妻帯は真宗からだし当時の寺社は男子校みたいな感じなのかね

937名無しのやる夫だお:2011/04/12(火) 18:52:57 ID:UjIZzHXE
風と木の歌を想像する人には悪いが、当時の衆道は今で言うデブ専。

(ソースは稚児草紙)

938名無しのやる夫だお:2011/04/13(水) 01:14:51 ID:fSarAx7w
栄養事情考えたら希少だったんだろうな

939名無しのやる夫だお:2011/04/13(水) 08:25:27 ID:dw9Z7HjE
比叡山が際立ったカオスから殊更取り沙汰されるが
南都(特に東大寺)のおっかなさももうちょっと広まるべきだと思うんだ

940名無しのやる夫だお:2011/04/13(水) 17:11:43 ID:IKowf30k
今はクイズの学校なのにな>東大寺

941名無しのやる夫だお:2011/04/14(木) 13:22:14 ID:PPrUDsjg
東大寺のえげつなさと興福寺の立ち直りの速さは異常

942名無しのやる夫だお:2011/04/14(木) 21:25:13 ID:.MlfzqZ2
このすれの新城もそうだけど、竜樹、明恵、一休、その他、仏教の名跡って、
なんで逝っちゃった人がこうもおおいのか・・

943名無しのやる夫だお:2011/04/14(木) 21:33:19 ID:8xAjhwZo
正気にては救世(ぐぜ)はならず
まこと仏法はシグルイなり

や、当時の時代背景おってくとマジでそんな感じがする…

944名無しのやる夫だお:2011/04/14(木) 21:58:14 ID:wocwzm9A
「坊主だからさ」

945名無しのやる夫だお:2011/04/14(木) 22:35:53 ID:nkzLom1A
ただの真面目な坊さんだと勉強だけで一生終わるからじゃない?
名前を残した人は行動力満載だから、少し方向がずれると逝っちゃうのは必然w

946名無しのやる夫だお:2011/04/15(金) 05:35:35 ID:GQec.wIc
一方で「ぬふぅ」や「ちゅぱちゅぱ」する坊さんもいるわけだ。

947名無しのやる夫だお:2011/04/15(金) 16:01:12 ID:OW9/Hq4I
なんでもそうだけどピンキリってことだろ。
なまじっか金と権威と権力があるから、ピンとキリがおれたちの想定外にぶっ飛んでるだけで

948名無しのやる夫だお:2011/04/15(金) 17:16:19 ID:SeZdrsno
炎上寺のしぶとさは異常

949名無しのやる夫だお:2011/04/15(金) 19:59:48 ID:bsBqyCic
誰が上手いこと(ry

950名無しのやる夫だお:2011/04/15(金) 20:25:26 ID:7JR2YwxI
えんじょー寺、平常どおり、おんじょー中

951名無しのやる夫だお:2011/04/15(金) 20:30:40 ID:8NUFAfHs
園城寺は金堂本尊が完全非公開かつ写真撮影されたこともなしとか、いろいろ歴史があってキバヤシ心をくすぐられますよね

952名無しのやる夫だお:2011/04/16(土) 19:47:27 ID:RJATBYMI
あんなに炎上しているのの金堂本尊は無事だったのか・・・

>>942
為政者と違って世襲が基本的に無いので、
それまでの常識を打ち破るような独特の思考を持った人間でないと
世に名が残らないんじゃないかね、芸術家に近い感じが。

953名無しのやる夫だお:2011/04/16(土) 20:17:08 ID:DJYy9ljE
オリジナリティは重要だよな

954名無しのやる夫だお:2011/04/16(土) 21:04:50 ID:XQHyLaM2
>>948-950
炎上寺園城ネタは某所で嫌というほど見たな
もうあれ年中行事だろと

955 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/16(土) 21:38:51 ID:vD.PyUQ2
ちなみに何故、あの園城寺が炎上しまくったのかというと……
あそこは円珍派といって、天台宗内の教義的対立で出て行った人たちが作った寺なのです。
(修験道を取り入れるかどうか、などが争点)

つまり内ゲバですね。
そこそこの規模の思想集団においては、あまりに普遍的な現象です。

956名無しのやる夫だお:2011/04/16(土) 22:14:53 ID:cKaUh962
園城寺はなんでひたすら同じ場所に再建することができたんだろ?
焼き討ちかけた連中の眼と鼻の先で再建作業したら、作業そのものを妨害されそうなもんだが

宗教上同じ場所での再建を目指すのはわかるが、再建を阻止しない方の考えがよくわからん

957名無しのやる夫だお:2011/04/16(土) 22:52:39 ID:JfKnlEO.
>再建を阻止

そんな事したら二度と炎上させられなくなっちゃう

958名無しのやる夫だお:2011/04/16(土) 23:17:04 ID:68FhgsP6
「炎上の歓喜を無限に味わうために
次の炎上のために 次の次の炎上のために」
ってことですか
どんだけ放火魔だよwww

959名無しのやる夫だお:2011/04/16(土) 23:18:42 ID:tn5W/KRc
園城寺は格の高い寺で朝廷・幕府からの寄進が多かったから。
天台宗総本山である比叡山への抑えという意味もあったらしく。

960名無しのやる夫だお:2011/04/16(土) 23:28:52 ID:zsyj18/U
確かに有力者の支援が少なかった某絶倫中興の祖はあちこち放浪しまくってたもんな。
でも最後まで面倒みればいいんじゃねって思うけど、一時的に大人しくさせるくらいしかできなかったのか

961 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/18(月) 21:33:16 ID:BzJv4QGU
ええい、このまま文明スレと並行してたらいつまでたっても更新できない!

22:00〜作りながら解説投下します。
テーマは「聖(ひじり)とは何か」で!

962名無しのやる夫だお:2011/04/18(月) 21:45:07 ID:2IAHji/U
わーい

963 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/18(月) 22:08:38 ID:BzJv4QGU



                             ・


                             ・


                             ・


   【補足、解説など】




     / ̄ ̄\
   /   _ノ  \                  (えいざん)
   |    ( 一)(●)     さて、本編二話目。  叡 山 入りだ。
   |     (__人__)
   |     `⌒´ノ
   |   ,.<))/´二⊃      ここから法然=直衛の思索の日々が始まることになるが、
   ヽ / /  '‐、ニ⊃
   ヽ、l    ´ヽ〉                  その辺りは本編の今後のためにも言及を避ける。
''"::l:::::::/    __人〉
:::::::::|_/ヽ.   /|||||゙!:゙、-、_
:::::::/´∨/`ー'〉゙||i l\>::::゙'ー、
:::y′.: ',ゝ、_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::!
/: ://: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i::|

964 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/18(月) 22:09:02 ID:BzJv4QGU





                                                _, -―‐,r_j_ャ、
                                           ,〈`ヽ、   {l´ ヽiユiュ
                                             / ,\ ` ー- r―:薔:、ツ
                                            ,  /  ``ー 、__ゞ´、>イヘ              /
     ということで、さっそく質問かしら!                  ! イ ー-、    , -ー'くヽ !            /
                                            ', l ィぅ:ミ     ィぅ:ミ ハV        /
                                             ゞ ゞ=″.::!  ゞ=" ムツ       , ′
       本編でちょろっと出てきた「聖(ひじり)」、         /{ハ    T⌒T    ハソ\     /  ,
                                           l_- ゝ、  ヽ..ノ  ィ¨ー__,ノ-、   / /
           明らかに説明不足だから捕捉希望かしら!    !, -=、/>:.二.:<lz―-イ 、 i_/ /
                                       , -‐'´L_ソ 〈/¨\〉く, =く  ヽ
                                       /.    く_」 : : / c ヽ: :l|iー'7  ,  , -ー‐、
                                       l i     L.ノ!: :|: :c: :|: :l|`ヽ.」 '´  /     `丶、
                                       〉 ‐ _ト 弋:_:_c_:_:_ノ  ̄r---‐'′         ` ' ー-
                                     /  /´ 」   /T\   -L_
                                 r‐ '´ ー、l/  /‐'    」!      `ヽ
                                 !       | /       /」_\         \
                                 |     /        /ノ: :ゝ ヽ          ヽ

965 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/18(月) 22:10:54 ID:BzJv4QGU




      / ̄ ̄\
    /   _ノ  \
    |    ( ー)(ー)      実は次の本編内あたりで解説しようと思ってたんだが、
    |     (__人__)
    |     ` ⌒´ノ           細かいとこまで突っ込むと少々長くなることが発覚した。
    |         }
    ヽ       /
___イ.ヽヽ、___ _ノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ        ので、補足解説に回しちまうことにしただろ、構成的に考えて。
    |  \/゙(__)\,|  i
    >   ヽ. ハ  |   |

966 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/18(月) 22:25:59 ID:BzJv4QGU




     そもそも聖(ひじり)とは何か。
                                  ひじり        ひじり
       これを理解するためには、原始宗教の「日知り」(あるいは火治り)について知らなければならない。


                       ._ _
                    _=ィ‐´ `ヾャヽ
                     .メ       .ヽ
                    ノ i   /  ソ ハ
                    ´ヽク_/―ー‐_ ,リ
                     /: : : : : : : ヽ,
                   /: : : : : : : : : : : : ''―-
             .    ハ: : : : : : : : : : : : : : : : : : \
                /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::リ
             .  /: ,,ヘ: : : : : : : : .|: : : : : : : : : : : : :|
               <: ハ i....: : : : : : : |: : : : : : : : : | : : :|
               l: : : ハ|: : : : : : : : .|: : : : : : : : : |: : : 7
             . /: : : : /|: : : : : : : : |: : : : : : : : : |: : : ぃ
             /: : : : / .| .: : : : : : : |: : : : : : : : : |: : : リ
             : : : : /  |: :: :: : : : : |: : : : : : : : /: : : .ト

967名無しのやる夫だお:2011/04/18(月) 22:31:31 ID:ik2pYtS6
ヒジュラー(第三の性)との関連はどうなんだろう?

968 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/18(月) 22:32:10 ID:BzJv4QGU

                                      __,
                            、___  --―=    ̄`丶
                           >   /              \
                           __彡   /            
                           /   /|  | 
                          ノ'/ イ- !|  |  | i 
                       / i iッァ从 |  | |! | | i! !
                       /l/|ノ/  ヽト、ハ八i l i| | |__ヽ |
                            l }、 、     ノ  jノヽi|/)ノ!‐ ァ }
                            |              ノ'ノ /:_:/ /
                            | r--、         __ _/i| /
                            i  ご゚        / ̄!| ! !'!
                            |             . :'  川 /i||
                         ` --― 、一        __∨ノ::ヽ
                             _}   ___ .....::::::::>=彳
           -,               __ ノ|:::::::::::::::::::::::::彡'
        / __∠                /}  〈:::::::::::::::::::/   
       / _/  _ノ             _ノ! |  〈:::::::::::::/         /
    __/x≪/  /            -=   /: :i  /:::::::/       /
  (;;;)≫'" ノ   / /ヽ_    /      /: : :|i /::::::/⌒ヽ     /
   /      〃   / 〉  /       /: : : :|/::::::/: : : : 丶   /
    , ,    /   / /  〃      ⌒ヽ: i'::::::/: :   : : \ /
    ∨        ヽ /             Y|::::/       '′
    丶           ∨              !|::/
       \        }              !|/
                  |             !|
        i       |             !|


      彼らは日本の原始的な宗教者であり、

           神聖な火を管理し、同時に日を数え、また日の吉凶を知っていた。


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969 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/18(月) 22:35:32 ID:BzJv4QGU



   日本には古来から、山中を『異界』と捉える山岳信仰が存在する。


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!ソ;ハj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw ,,,,,.., ,vv
"~'"'"~  ~""~'"'"  ~~""~'"'" '"'"~~""~'"'"      ~ "'''~"''""'''~"''"  "'~"''"''~"''"

                  彼らは呪力を身につけるために山林で修行し、


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970 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/18(月) 22:37:24 ID:BzJv4QGU





                    |!l i;|;!.il| !l
               ザ ザ ァl!|゚;l i;i !l i;|!;
                   i ;|;!ァ l|;ァ !l i;
                  ' ; !i !l i;|゚!; l!;l ァ ァ
                  ! ; |!l i;|;!.il | !l    ッ
                   . !l!|;li;i !l i; |!;
                   ゚。.i l| !l゚;l i|i;
                  ゚.': l|∧i;|゚l∧っ゚ 。
                ゚ :  ι( `Д´ )|;。'
                   i l|( ]‐个‐[ )li;
                 :.  l!iム」=ツ=Lゝi l|
                   li;i(_.l._)l;i。!l
                  <"::'〉;;「:::/::ヾ:,〉:〉



           身の穢れを祓うために自らに苦行を化した。




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971 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/18(月) 22:38:10 ID:BzJv4QGU
さて、そろそろ次スレを用意してきます。

>>967
ちょっと私の知識の範囲だとわからないですねー。

972 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/18(月) 22:42:38 ID:BzJv4QGU
次スレー。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1303134104/

このままスレは使い切らせていただきますね。


>>970
誤字訂正です。
化した→課した。

973 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/18(月) 22:48:40 ID:BzJv4QGU



    また、日本の原始的宗教観においては、

             死後の霊魂が苦難の旅路をくぐる、といった考えがあった。(※)


  . . .::..:.:.::.:___,,..、二 =-─- . . .::. . .:;:.,.. .._,,,.....,,____,,..、 -─- .,_~`"゙''ー- 、 .: .:.:.:.::.:.:.:.
___,,、,r'''´─-〜'_,,.....,,,_,,. r‐'''"~_,,..,,,_ .;:.,...:;:;:.  .....:..:. . ...`゛'''- 、..,_::_,,,.....::::... .゛'''゙⌒'〜
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、 -ー''゙゛´~  ...  ... .                          .... ...... . ...  ... .  ... ...
 ...  ... .
       .i^i
      .  i:. !             ,ヘ                   ,、
 .  ,、  |:. |             i:. !                     i. i               /7
    .|.|. .. |:.| /7      /> ,、i:. i     「!      ,     |. |   .、 「!   ,ヘ/ /
--<\,l .:|;.. |././‐l|ー「レ'./ー‖|;. |ー─i-|- |:|クー─---i|‐レーー|;:.|-/7‖ー|:レ〉─〉::./─
   \`ヽ|;:.../ ムィ>/.:<´ . .   , |::...マ;:/〉  ^´`        ト、_/:..У/ク  ┴ ,ィ ./:../
... . ... \.;i:.. .::/ ^´⌒` ,ィ  .〈V:::.. レ'/          ー- 、,,_>,__,/ー──./ レ'::. ムク
.:.::.:.:.:.:.:. /;il;::::::...ヽ、,,._.  |.|  ^´`^´`´  . . .. . :. :. :. :..:. :. :. .,.  ,   `''- 、,/::........:::::く_,,..::.
.;:;.;:;::...シ',:'"⌒``ヾ(⌒\/ レ':〉...:::;;;;;:::.....             ._,.-''  /   ''''""´.:.^"⌒`⌒`` :.:
;:-一''' ..:.:/. ..:.:.  ..::、,, `''''''゙^           .,.  ,. . .... ... : .: .: :.:. :. :. :...:.::.::.:;:;.: .: :.:. :;:;.: .:
:,.;:.,.:;:;:/./:.:.::.:.,:. \ .::.:: `''- 、 :.:.:. :. :. :.. .::;.. :. :.,...: :;:;.: .: :. ::. :;:.:. ::;.: .: :.:. :. :::.,,... :. .::;:.,..:.:.:.:::
:.::.:.:.:.: .: :.:. :. :.:. :. :. :.\.:.::.:. :. :. :.:.:.:.:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. ::;:;.: .: :.:. : :. :. : .: : :.:. :;:;.: .: :.:. ::. ::


     そのような状態を追体験する巡礼なども、

                    彼らの呪力修行の中には含まれていた。



                 ※……民話などで、「死者の魂の行列に出会う」話は、
                               多くがこの種の宗教観から生まれたもの。

974 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/18(月) 22:58:45 ID:BzJv4QGU




               / ̄ ̄\       おおまかには、
             /   _ノ  \
             |    ( ●)(●)     これらの『山林苦行』
.             |     (__人__)          『諸国遊行』
              |     ` ⌒´ノ           『呪術修行』
.              |    .    }             『半世俗性』
.              ヽ        }      (     『集団行動』の5つの要素をもつ土着の宗教団体に、
               _ヽ     ノ`ヽ、_     )
                _/|\ ` 、,__ 、小 L  ̄ ヽ (
            _, ハ  \ ` ァ、 /ヘ,レ―‐‐、__i__,)    中国朝鮮から伝来した仏教の要素が加わったのが、
        , -‐ ´   ,ゝ   \/ _ 又/    ,ヽ\丁
     /   ヾ.    \    , イ{`<   _ ,ィ 〉〉〉|               いわゆる『聖(ひじり)』たちだと捉えられる。
      /  `゙ヾ\    ヽ/ ヽ\`く´ / `ー(/ |
      !   ´⌒` ヽ  /     `ーヲ`〈    i   !



.

975 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/18(月) 23:00:39 ID:BzJv4QGU



          ,.  '"´「`ヽ ー‐‐- 、
         /      ',  \    \
         /l        ',   \\ r'^^`ヽ
      /  .l     .:.:∧     〈 〈``ヽ
       / .:.:.l    .:.:./  `ヽ:.:.:.:.:.:.:.:〉L 「iリ
     l  .:.:.:.!   .:.:.:./     `ヽ、:.「_フ彡只
     | .:.:.:.:.:.', .:.:.:.:/          `ヽ.:L{ }
     |.:.:.:.:.:.:.:.V::/            ヽ.:V
      ヽ.:.:.:.:.「 `7    ´  ̄     `ー !.:/     わかんないかしら。
      ヽ.:.:.:l い   -‐━      ━‐!/
        `ヾミヽ、__, ' ' ' '   ,  ' ' ' l⌒ヽ
         l.:/´  ̄]  r‐‐--っ   ノ
          ,r ‐〈   __L    ̄ ̄ , イヽ         もっと具体的に例をあげるかしら、例を。
      /     V ´ ̄] >=< "´  〉
     /       `ヽ孑7´1:l l:lノ) ___/、
   /          孑7 l.::l l.:l 「孑`ヽ\
   〈      .::}   孑.  l.::l l.::|  孑ソ   ',
    `ヽ.:. ',  ./    lL. l/ l:::|  孑  l   〉
       `1   .:/   \L   。  /l  ノ /
        i   .:.l.:     \L   //  , イ
        |   .:l       \L//    !

976 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/18(月) 23:07:08 ID:BzJv4QGU


((、;;;;:ゞ),;:;'``));:;:;''ソ,;、\(;:`;;::"ノ;;:);;;:ソ;;;;;;;ソ;;:) 、ヾ;;;;;;(`;:;(;:;:;:;;::;:);;;;;:;ヾ ;;;;;;;;;;;;; 、(ゞ;;;:;:;(;;ヾ;;:;;;;\;;:(;;;;;:;;;;;;;:
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,,   .  il:::::::il,.:゙;,`、:;:,:;`~;:'::;.:,;:,、 ___,,_,、:;.:'":.:,:;`~'::;.:".,:;,"'.:;,゙~'::;.:".,:;,"'.:;゙,`:;,':,:;.,:;.:'":.:、、,:;`~'::;.:".゙,:;,"'
 " ; :,, ll:::::::li;:',:;.:'":..、:.,;:.:゙:,:;,..`=ヾ、,='゙`.,:;.:'":.:,:; `~'::;.:".:;.:'"゙:.:゙,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.,:;.:'"゙:.:゙,:;、,"'.:;゙,`:;,':,:;.;
  ,..   ii::::::;''`:;,':,:;.,:;.:'..,`;::.:,:;`~';.liil|"'.:;,`、:;,':,:゙;.,:;.:'":.:,:;`~;.:'":.:,:;`~'::;.:".,:;:;,':,,:;,"'.:;゙,`::.:,:;`~':.,:;,"'.:,`:;,
;;,,. ,,;:: ll:::;'''.:;,`:;,':,:;.,";,:;.:'":.:.,:;`~|'lli,:;.,:;.:'":.:,:;`~'::;.:".,::;,`:;,':,:;.,:;.:'":.:,:;`~'::;.:".:,:;`~'::;';,`:;,':,:;.,:;.'".:,:;,;:'


     つまり、『山林苦行』の習慣にプラス『出家』概念で、

                自然の中に粗末な庵を結んで世の中の喧騒から離れたり――


.

977 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/18(月) 23:07:19 ID:BzJv4QGU


                    |!l i;|;!.il| !l
               ザ ザ ァl!|゚;l i;i !l i;|!;
                   i ;|;!ァ l|;ァ !l i;
                  ' ; !i !l i;|゚!; l!;l ァ ァ
                  ! ; |!l i;|;!.il | !l    ッ
                   . !l!|;li;i !l i; |!;
                   ゚。.i l| !l゚;l i|i;
                  ゚.': l|∧i;|゚l∧っ゚ 。  オンカカカビサンマエイソワカ
                ゚ :  ι( `Д´ )|;。'     オンカカカビサンマエイソワカ
                   i l|( ]‐个‐[ )li;
                 :.  l!iム」=ツ=Lゝi l|    オン・カカカ・ビ・サンマ・エイ・ソワカ!!
                   li;i(_.l._)l;i。!l
                  <"::'〉;;「:::/::ヾ:,〉:〉


            つ 苦行に密教(※)的な要素が加わったり――



                        ※……空海の真言宗以前から、雑密(ぞうみつ)といって、
                                理論体系の構築などが曖昧な密教は伝わっていた。



.

978 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/18(月) 23:09:56 ID:BzJv4QGU


                                     r斉㌧、
                                    ノミ  ´㌦、、
                        __ __         ,イミ`    "`
                   ∠⌒`      `ヽ、
                  /           ゝ
                 イ       ,ィ′  , ヽ
                 ,リ   ,  /ヽ|   /  i
                 l| ,rv/レへて)ヽ|ィi /,ィ' , ,j
       ,べ'''ャ===‐‐‐--lィ〈(爿     ̄´ レイ'レルリ      ,癶、
        / ,  \\三二二  レン┐      、 _〉 レ′
     / '/,   , '\\三、_/\|         /                 ィ界ィ
    ./, //  //´ ̄\ ヽ\  \.  -=7Z-/                ィ彳  ㌔、
    /// '  /      l|  i: \  \._//<\               ´      `
   ./ '/ ,  /        ||  |:   \  .ハ`' /^ゝΔ
  / ,/ /, ,/        .||  |    \/,ハユ<! 〈\
  ,′′ / /          ;||  | ,       く  |ol::l  〉 ハ
      / ′     _ _ノ||  |/        ハ !:ol::l // |
    '          ||  |      ノ リ o|::|i′ |
              ||  |      O || ̄..:||  iノ〉
              ‖ ;!        ||.:::.:::||  | /
              ノ\/         ‖..:..:|!  |' |
                \        ‖.:.:::l!  | |
                  \    O‖..::::|  :!
                   \    l! ..::!  !


        はたまた『諸国遊行』に『托鉢行(たくはつぎょう)』の概念を加えたり――


                                    ※……家々を周り、食を乞う修行。

979 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/18(月) 23:11:38 ID:BzJv4QGU


               /                  .\
              /    -―              ハ
            /                       ハ
           ./    /           ヽ:::       ハ
           //  . /             ヽ:::  ヽ    .メ
            ´/ / /   ,、           ヽ:::. |.     l
            / /     ヘ              |   _ ト
           / ハ /  / ヘ              .|   |ヽ
          .'/| / .|  /  |  ヽ             |.  メ.ヘi
            |/ |  / ―-ヽ   .ヽ         /  ,i ソ | i
             |/ヘ./i 、___ヽ/ヽ  .ハ  . ハ i   /i/リ //
              |/|,i  ー‐‐.|  \| | / .レ /ヽ/|/ | ノ/i/`i
              ' |      |             | リ ./ ヽ
              メ     /             ハ:/  /
            _ / ヽ     ヽ  _ _    u    /:::/  /
         -―   //:/ヽ               /:::/.  リ
       /     //::/ iヽ             /:::/  リ  |
     /       |::/  .| ヽ  ⊂ニニ,,,⊃   /::::/   ノ /
    /.           |/   |  ヽ、    \\ ../:::::/   リ /
  /          |   .|   ト::`:::ー::::-:::::| 」:::::::/   /



     かといって『半分は俗人』だから、正式に『出家受戒』しているわけじゃなかったり。

980 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/18(月) 23:14:11 ID:BzJv4QGU

                                         
                                         
                                         
                                          
     ||―ii―ii―ii―ii―ii―ii―ii―ii―ii―ii―ii―||            
゙'''" "゙"'''""゙;; ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ,,;""゙'''" "゙"'''""゙'''" "゙
゙"゙'''" "゙"'''""'''゙;、/⌒ヽ ,r'⌒ヽ ,r'⌒ヽ ,r'⌒\  ;"''"゙''゙゙''゙゙"゙゙''" ゙゙゙ ゙゙" ゙゙"
 " ゙"゙'''" "゙"""゙゙ 、'';; ;; | | ::: ::: | | :: ::: :| |:: ;;'',, ,,; "''"゙''゙゙''゙゙゙''" ゙''゙゙ ''゙゙ " ゙""
''゙" ゙"゙''""゙" ""゙",,;'';;'';゙ヾ,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ;;";;゙;'';;'''- :;,," ゙''゙゙ ''゙゙ ゙""゙ "゙""゙"
" ゙" ゙" ゙" ''",,;''゙''"゙''゙゙''゙゙゙;; :: :::: : : ::: ::;;゙ヾ;; ゙''"゙''゙゙''゙゙"゙゙'''ー ..,,,, ''゙゙゙" "゙ "゙"
゙' ゙" ""''゙"゙,,;;'' ゙"゙'' ゙"゙''゙"゙''" ;; :: ::::: :: ::: :::: ::;;;゙ヾ;; " ゙" ゙"゙''゙" ""'' ゙"゙'゙'''ー ..,
゙" " ゙"゙;;;゙" ''゙" ゙"゙''""゙" ゙" '' ;; :: :::: : ::: ::: : :: ::;;゙ヾ;;、 " ゙" ゙" ゙' ゙" ""'' ゙
" "゙ ;;;''"''" ゙" ゙" ゙" ゙" ''""゙" ゙"';; :::: :: ::: ::: ::: :: ::: :: :::;;^ヽ;;、 " ゙" ゙" ゙' ゙"
゙::;;''゙ " ゙" ゙" ゙' ゙" ""'' ゙"゙"゙" "゙ ゙" ゙;; :::: :: :: : :: : ::: :: ::: :: : :;;"-;;、,,"" ""


    『集団の連帯』を活かして、皆で功徳を積むために各地で寄付を募り(=勧進)、

                       橋や道なんかのインフラや、あるいは寺院の整備を行ったりな。

981 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/18(月) 23:16:02 ID:BzJv4QGU



                ―― 、
             / 〉 ´      \
            / /'  __ ノ   ゝ.__ ヽ
         / //〉  ( ー) (ー )  l
          l  ´ イl   (___人___)  l      まぁ、そういう連中が聖(ひじり)だ。
.        l    iYl    ` ⌒ ´   l
.       /   ハ !.!          !         ちなみに仏教伝来以後、さまざまな教えが浸透するにつれ――
.        /  /  ' ヽ           /
       l   // 、ゝ       / ヽ_
      ´` ー‐ '`./  `ー、  ,−´  /   \
.     i      ii   / `:.i   i´ヽ.  /     `  、
.     , 'l     l.!  /   l   ! ハ /        \
    / ,:|     | ヽ/   !_'   V       ,  ,    ヽ
.  / / l     |     /:.:.:.:ヽ       / /  /  i
.  !/  !      l\.   i:.:.:.:.:.:.i      / /  /   l
  /        !  ヽ.  !:.:.:.:.:. !      ´   !  /     !

982 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/18(月) 23:19:16 ID:BzJv4QGU


    滅罪経典と信じられていた『法華経』や、

              死後の安楽を願う『念仏』なんかの概念も追加されていく。


:lli|tlll――――――――――――――――――――――――――――――────―┐
||'゙l||〕l|─――――――――――――――――――――――─――――――――┐   |
|lIル゙゙ l|                                                    |   |
|!'''l川|                                                         |   |
||モコl|                                                    |   |
|lll仝 ||                                                    |   |
|| ユ ||                                                   |   |
|!l{什|〕                                                |   |
|圭)=||                                                   |   |
||)l]ll1l|                                                    |   |
||yi71l|                                                    |   |
|!エlr'||                                                    |   |
||ェと卅                                                |   |
|!エlr'||                                                    |   |
||ェと卅                                                |   |
|l!]i广l|                                               |   |
||'〒 || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    |
゙'ゞlF'‐'――――――――――――――――――――――――――――――――――┘


     つまり現世利益を求められれば真言を唱え、

           先祖供養なんかの場だと法華経を読誦し、

                来世の救いを求められれば念仏を勧める――


        といった具合で、うまいこと民間の宗教的な需要を埋めていったんだな。


.

983名無しのやる夫だお:2011/04/18(月) 23:22:16 ID:a9ylxR9Q
おなじみの伝奇・ホラー系ヒーローやアドバイザー役とかのイメージか
自前の不思議な力で事件を解決するけど,時々仏教テイストも出るというような

984名無しのやる夫だお:2011/04/18(月) 23:25:11 ID:ESkZk5DA
森や山に住む人なんかが異質な存在だという話はあちらこちらであるし
近世以前で平地に住んでる人にとっては山林ってのは魔界みたいなものなんでしょうな

985 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/18(月) 23:29:04 ID:BzJv4QGU
ぎゃあ>>973のあと2コマ抜けてました!
脱落分を二つ捕捉します。

読者の皆様および、まとめサイトさまにはまことにご迷惑を……m(_ _)m


>>983
はい、まさに彼らのイメージです。

>>984
民俗学なんかでよく取り上げられるテーマですねー。

986 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/18(月) 23:29:37 ID:BzJv4QGU
>>973-974の間の欠落分2コマ。



              ミ           __________
              ヽ .\         ////\|//////\
               / \ \    ////|___|./////:::::\\
       ∧_∧/     ̄   /∠∠∠∠∠ ∠∠∠∠/:::::::::::::::\\
       (; ´Д)       i i i     ̄| ┌┬┐┌┬┐  |::::::::::::::::::::::::::::| ̄
''""~"'''"/    ヽ''"~"__i i i--i   | ├┼┤├┼┤  |::::::::||||||||||:::::::|
    ./| |   | |   ̄ ̄ ̄ |:::::|    | └┴┘└┴┘  |::::::::||||||||||:::::::|
iiiiiiiiiiiii/ \ヽ/| |iiiiiiiiiiiiii::..  ノ__ノ  || ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄||  |::::::::||||||||||:::::::|
   /   \\| |            ||_||_||_||_||_||_|::::::::||||||||||:::::::|
   / /⌒\ し(メ    .i i i    .|| ̄ ̄|| ̄ ̄|| ̄ ̄|| ̄ ||  ||乃三三-_
 / /    > ) \  ノノノ
/ /     / /    .\_  ザックザック
し'     (_つ   /:::::/::...  ザックザック
            ノ・ ./∴:・:



   さらに彼らは一年の何ヶ月かは隠遁と苦行の厳しい掟があったが、

        それ以外は妻帯や生産などの世俗生活を営むため、世俗性を有していた。

987 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/18(月) 23:30:05 ID:BzJv4QGU




    _____     ______  ______  ______  ______  ____
    |  ____,  |   |______  |   |______  |  .|______  |   |______  | . |____
    |_|      |  |           / /           / /        ./ /           / /
           |  |     | ̄|/ /     | ̄|/ /      | ̄|/ /     | ̄|/ /     | ̄|/
            / /       |  ,_/       |  ,_/       |  ,_/        . |  ,_/         .|  ,_
         / /      //        //         //          //          //
    \    ̄          ´          ´           ´             ´          ´/
    ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,|、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,,、,,、,|、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,、 ,、,
    二二 ∧_∧ [|:::::::|] ∧_∧ ∩_∩ ∧_∧∩∧_∧∩∧_∧ ∧_∧ ∧_∧∩/ ̄ヽ ∧_∧∩∧_∧∩
    _∧_∧∩ /二二∧_∧□__∧ ∧___/{:::::::::::::::}∩∧_∧ ∧_,,,,∧_∧∩ Π_Π∩ ∧_∧∧_∧_
    (    )ノ(   (    )   )(   (    )ノ(    )(    )   )ノ(    )ヽ(    (
    /ヽ__//ヽ__/ヽ/ヽ__/ヽ'ヽ__/ヽ/ヽ__/ヽ'ヽ__/ヽ__/ヽ/ヽ__/ヽ__/ヽ__//ヽ__/ヽ/ヽ_/ヽ'ヽ_
        〈     .〈     〉    〈       〉     〉   . 〈     〉   〉  〈     〈     ,〉



            もちろん信仰を紐帯とした集団性もあり、独特の連帯もある。




.

988 ◆Civ.a/bGUo:2011/04/18(月) 23:31:31 ID:BzJv4QGU
失礼しました。
では、ここらで次スレに移ります。

こちらは埋めて頂ければー。

989名無しのやる夫だお:2011/04/18(月) 23:34:16 ID:poq1yB4.
乙乙。
埋め

990名無しのやる夫だお:2011/04/18(月) 23:38:33 ID:ik2pYtS6
うめいっさいてんどうむそう

991名無しのやる夫だお:2011/04/18(月) 23:39:42 ID:aK.WJtLI
うめえ

992名無しのやる夫だお:2011/04/18(月) 23:41:48 ID:Ajd3mslY


993名無しのやる夫だお:2011/04/18(月) 23:44:07 ID:vXngrNYw
梅梅

994名無しのやる夫だお:2011/04/18(月) 23:46:33 ID:Ajd3mslY
うめ

995名無しのやる夫だお:2011/04/18(月) 23:51:40 ID:Df9hlpVU
むめ

996名無しのやる夫だお:2011/04/18(月) 23:54:45 ID:Ajd3mslY
ぬめ

997名無しのやる夫だお:2011/04/19(火) 00:00:56 ID:pf4deNHg


998名無しのやる夫だお:2011/04/19(火) 00:07:27 ID:6VY/ngvw
>>1000迫る末法のスレに鋼の救世主が!*

999名無しのやる夫だお:2011/04/19(火) 00:45:21 ID:0/5GnYjM
うめ?

1000名無しのやる夫だお:2011/04/19(火) 00:51:46 ID:HtGblKHs
1000なら親鸞上人は兵藤

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