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やる夫で学ぶ中国史
1 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:21:38 ID:alyYHhiQ

黄河文明は黄河の中・下流域に栄えた文明である
俗に言う『世界四大文明』の一つとして挙げられていることが多いが
現在は長江文明ほか、様々な文明が発見されているため四大文明に黄河文明のみを取り上げる手法はもはや古くなっている


                       ノ|               ,ノ      ゙"゙"゙"゙"
                     ,/lll |               |ll\,,         ゙"゙"゙"
       "゙"゙             〈ll  lソ:: ::             ゞ,,ll|゙"゙"゙"゙"
                      " ̄\::              |_,ノ''   ゙"゙"゙"゙"    ノ ̄ノ
                "゙"゙ ゙"゙"゙    ヽ            〈,, _      __ノ^ 〉 〈
                          〉             |lll  ⌒ゞ_/^ー'|   |l  |ll  ;〉
                        "゙"゙(             |ll    l|   ,l|ll|  ノ、ノーソ\_
                       .,,_ノ|            |ソ __人__|/ ̄ ̄
              "゙"゙"゙"゙  ,   〈ll |〈::::           ,,ヾ〉
               _    ノヽノゝ) | |:::: :::        / ̄ ゙" ゙"゙ "゙"゙ "゙ "゙ " ゙"    ゙" ゙" ゙"
                ∨ ̄  |  ;|ll l|,ノ:: ::         |ll〉    ゙"゙ "゙" ゙"゙"         ゙"゙"゙ "
                 |lll l  ll|  ノl ノ::: ::        ,,_ノ
          ____人__,,ゝ'''\:::. ::       ,,ノ             ゙" ゙"゙  "゙" ゙"゙ " ゙" ゙"゙"
                       ,〈|        /゙"゙"゙" ゙"゙ "゙"゙"
                ,,__    ,,ノ|       lヽ_,,  ゙"゙"゙ "゙"゙" ゙"        ゙"゙"゙ "゙"゙ "゙"    ゙ " ゙"
                /|〈,, ll~⌒ ̄|llノ        |ll lヽ
          ゙"゙"゙" ,/|l ll|〜〜ー  ´        ::  ::::|    ゙" ゙"゙"゙ "゙" ゙"゙" ゙"       ゙"゙" ゙"゙ "゙ "゙"
             (__ノ::: :: ::            _ノ           ゙"゙" ゙"゙"  ゙" ゙" ゙"
                  ̄ヽ__         /
            "゙"゙"゙"゙  "゙   〉::       /   ゙"゙ "゙"゙ "゙ "゙" ゙"゙ "゙"   "゙"゙ "゙ "゙"゙ "゙ "゙ "゙"゙"゙"
                      ノl|::: ::     ::|\      _    ゙" ゙"゙"         ゙"゙"゙"゙"
     "゙"゙      "゙"゙      ,/llノ|:::: ::     :〈  ゝ:ーv―"  ヽ         ゙"゙"゙ "゙"
                 _/  ノ::: ::     :::L,,     ll l ll||
                /|ll |ll 〜::: ::       :::\|ll__|ll ,,ノ゙"゙"゙"       ゙"゙"゙" ゙"゙"゙"
              ノ'~                      /

2 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:22:23 ID:alyYHhiQ

中国で初めて王朝が誕生したのは紀元前2070年、『夏』王朝(夏后)が始めてとされている
『史記』、『竹書記年』などには初代の禹から末代の桀まで14世17代471年間続いたと記録されている
従来、この王朝は伝説とされていたが、近年考古学資料の発掘により実在が見直されてきている。


       ____
     /⌒  ⌒\
   /        \
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \
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  \      `ー'´     /

     『初代:禹』

3 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:22:54 ID:alyYHhiQ


初代の禹の名は、文命(ぶんめい)、大禹、夏禹、戎禹ともいい、夏王朝創始後、氏を夏后とした。
禹は人徳を持ち、人々に尊敬される人物であった。また、卓越した政治能力を持っていた。



               ____
    , ヘー‐- 、    /ヽ  / \
  -‐ノ .ヘー‐-ィ  /(●.)  (● )ヽ
 ''"//ヽー、  ノ ./:::⌒(__人__)⌒::::::ヽ   私についてくれば万事OK!
  //^\  ヾ-、.|    |r┬-|     |
,ノ   ヽ,_ ヽノヽ_)\   `ー'´    /   人民には苦労をさせないお!
/    <^_,.イ `r‐'゙ ::::ヽー‐-..、  ,..-‐|、
\___,/|  !  ::::::l、:.:.:.:.:.ヽ /:.:.:.:.| \

4 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:23:17 ID:alyYHhiQ


しかし、それでいて自らを誇ることはなかった。

       ,.-'⌒ヽ,
      ノ     ヽ、
    (´  ,ノヽ    )
    ,.-' (´     `)`ー-、
   (´   ,ヽ、 (⌒     )
   `ー-'´ ⌒'ー、,,,,,,,,..,,.-' ̄
    。i    。    ゚l  。
   !    |    ゜   i
     l       i     ! ゚
   |    ゜ i       |
         。   i
   ;゜ !  ゜   : ; ; i
       !   、i;,| i, ゚,゜   ゜
    !   /  ̄ u  ̄ \:
    !  ::/  :j     ::::\:
     ;: |  u        :::::::| :   どうせやる夫は役にたたないお
      \.....::::::::: u  ::::, /
   !   r "     .r  /゚。 !   でもみんなが喜んで笑っていられるなら微力ながらなんでもやるお
    :|::|     ::::| :::i !
    :|::|:     .::::| :::|:  !
  !  :`.|:     .::::| :::|_:
     :.,':     .::(  :::}: !
   !  :i      `.-‐"

5 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:24:02 ID:alyYHhiQ


もっとも、この禹という人物は伝説的な人物であるため、このような聖人として描かれるのであろう。


           *  _______
    / ̄|  +   /         ヽ   +
    | ::|    /⌒       ⌒   \
    | ::|x  / ( ●)    ( ●)   |  .人    伝説の人物なんて都合がいいように書かれていてあたりまえだおwww
  ,―    \   | ::::::⌒(__人__)⌒:::::     |  `Y´
 | ___)  ::| .!     l/ニニ|      /        うはwww俺様伝説の勇者www
 | ___)  ::|+ヽ    `ー‐'      /     十
 | ___)  ::|   .>          \
 ヽ__)_/   /                 \

6 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:24:29 ID:alyYHhiQ


だが、禹が創設した夏王朝も徐々に滅亡の時を迎える。
夏王朝代第14代帝の孔甲(こうこう)はいわゆる暴君であり、性格が淫乱であり、自分を鬼神に擬することを好んだ。


       , ―――― 、
     /  _ノ ' ;、ヽ_ \              政治?めんどくせえから適当でいいしょww
    /   ( ●)  (●) \
   /      (__人__)   )            つか、そんなことより女連れて来いよwww
   |      / | | | | |ゝ   ノ ,.、,_ ,..._
   _ヽ、   、`ー―'´,)r‐ァ‐''"/ _/ >-‐ 、   俺は鬼神だぞ?逆らったら死刑だからwwww
  '/ / \     ̄ ̄ (゙\`マ -‐ト-.r '`';ーく__\
, '/  '、   ゞ  __ ,ィ ヽ \\ ,)/ ノ / ノ
/    `' ーァ、  ;;:/  / ̄iヽ `々゛  、   /
       | ヽ  ;ノ 〈  ',ヽ `、  :i ノ    |
       l  \    ヽ /, \l    ! /   |
       ヽ ,、 -〉  , --〉/⌒i'ハ    ;      ト、
   ;     |  \  /_ノi\l ',\ ヽ,    ! \

7 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:25:25 ID:alyYHhiQ


こんな王朝には従ってられないとふんだ諸侯は夏朝から離れていった


         ____
       /     \
      /  \  /  \      こんな暴君の下で働くのはもう懲り懲りです
    /  (●)  (●)  \
     |      __´___     |     私は離反させていただきます
    \     'ー一`    /
      /             \


  /\___/\
/ /    ヽ ::: \
| (●), 、(●)、 |
|  ,,ノ(、_, )ヽ、,,   |    流石にちょっとやりすぎですな
|   ,;‐=‐ヽ   .:::::|
\  `ニニ´  .:::/     私も離反させていただきます
/`ー‐--‐‐―´´\

8 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:26:03 ID:alyYHhiQ


              γ´/ 丿ヽ
           -‐ '´ ̄ ヽソ ` 丿
          / //" `ヽ ヽ ヽ\
        //, '//レ´/ノ ヽハ  `、ヽ
        〃 {_{   ノ u ヽ、 リ| l │ i    続々と夏王朝から離反していってる
        レ!小l (●) (●)从 |、i|
       丿ル|   、_,、_,    |ノレ リ    これは私も続かなければ…
          ヽ ∩ノ ⊃ .  j /
           / _ノ_,  イ_
         . / ̄ / / |‐‐  \

9 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:26:24 ID:alyYHhiQ


';,   ';,.
;,   ゙';.
 ゙、   ゙';,     ___
  ゙'、  ,;'   /     \             ';
    ゙';, .;:'  /  -‐'" ゙'ー  \       r、 ∩ ';     離反したきゃしろよ
    ';...;゙ / (ー-ヾ  (-―) \     ゙'、'v'ニニッ
     ゙''''~|    ゙゙゙゙゙ /o oヾ゙゙゙゙    |    rニ>ノ l |       だがな、夏王朝は滅びねーからwww
      |      丿O ヽ_    |   r'r‐,⌒゙/
      \      `ニ´    /    ゙Y´  /       残念ですたwww
      /           \    /  /

10 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:27:01 ID:alyYHhiQ


しかし、夏王朝の滅亡はこの後すぐにきた
第17代帝桀(けつ)は孔甲以来、夏王朝から離反しつつあった諸侯に対し、何の政策もせづ
徳で統治をするのでなく武力で諸侯や民衆を押さえつけた


      _____     ━┓
    / ―   \    ┏┛
  /ノ  ( ●)   \  ・
. | ( ●)   ⌒)   |       なに?民衆の不満が溜まり、各地で悪い噂が出回ってるって?
. |   (__ノ ̄    /
. |             /        ふ〜ん…そうかそうか…
  \_    ⊂ヽ∩\
    /´     (,_ \.\
.    |  /     \_ノ

11 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:27:36 ID:alyYHhiQ


                   /: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
                 /: : :               \
                / : : :: :: : :               \         よろしい、ならば戦争だ。
              / : : : : : : : : : :             \
             /: : : : : : : : : : : :.:.:.:.:  _        _  \
          _,. -'" l: : : : : : : : : : : :.:.::.:.:´⌒\,, ;、、、/⌒`    }
      _,. -‐'"_ 'フ:ハ: : : : : : : :.::::::::::::;;( ● ) ノヽ ( ● );;: l゙ ヽ、
     / 〃-'  /│,.',ヾ: : : : : : : : : : : ´"''",      "''"´  .l ',ヽ, ` 、
  __. -テ{ ヽ='¨ / ./ ll',: : ヾ : : : : : : : . . . (    j    )    l゙ i 〉 ヽi l`ヽ、
-´ : : : : l ! ' i   ヽ\ ',:',: : : :\: : : : ::.:.:.:.:.:.`ー-‐'´`ー-‐'′  /i / / ゙ l: : : :`ヽ、
: : : : : : : :゙l  イ   , 、ヽヽ ',:ハ: : : : :`ヽ、:;:;:;:;:;:;:;_:_   _,.=- 、  イ: : j  ', / i . l: : : : : : : `ヽ、
、: : : ', : : : ゙i i  /  \  ∨ハ: : : : : : :`ヽ、ー=r‐',ニ-──゙ー《: : j  イ ゙i ./ l: : : : : : : : : : : `ヽ、
:ヽ: : : i : : : ゙i  / , ヽ   j ∨`ヽ: : : : : : : : ¨7゙ ノ   ィ_,.-----ヽ<  { i   l: : : : : : : : i: : : : : :ヽ
: : ヽ: : l: : : : ゙i  {  i   i  ∨ヾヽ: : : : : : / r'  _,/   _____',.    / l: : : : : : : : :l : : : : : : ヽ
: : : :ヽ: l: : : : :゙i __j l  、 j 、 ∨ヽ: : `ー 7´  `¨<    _ノ    ,`ー-、 / .l: : : : : : : : : l: : : : : : : : ヽ
: : : : :ヾ:゙i: : : : :゙i ヽ、 ゙i  '  _j ∨:ヽ: : :/      `ー‐'"_,.-=¨¨゙ヽ、___,イ   l: : : : : : : : : :l: : : j : : : : : ヽ
、: : : : : ゙i:l: : : : : ヽ  ゙ヽ  / / ヽ: : 7゙        <  __ノ、__    ゙ヽ.  j: : : : : : : : : :l: : : j: : : : : : : :|
、ヽ: : : : ヾi: : : : : :ヽ ヾ  /    } 〉'          `7゙    i`¨    ', /: : : : : : : : : ::l:/:/: : : : : : : :::|
: ヽ\: : : :゙i: : : : : : :゙i  `       /           ,イ    l      ヾ、: : : : : : : : : :l゙:/: : ::_; -=7::::|
: : : `ヽヽ: :゙i: : : : : : : ヽ    _,.-'"¨ヽ、           />ヽ   {        }`ヽ、: : : : : :j:/: :/: : : ::'::::::|
: : : : : : \:::゙i: : : : : : : :ヽ  /: : : : : : : :`ヽ、.      /r': : :ヽ  ',      /: : : :`ヽ、: : j'゙/: : : : : : :::::::|

12 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:28:07 ID:alyYHhiQ


これにより、民衆や諸侯に憎まれることになる


       ____
     :/::::::::::::::::\:
   :/ ⌒三 ⌒::::::\      野郎…俺の領地まで荒らしやがって…
  /  (○)}ililli{(○ ):::\:
 :|      __´___::::::::::::::::::|    なにが夏王朝だ!!今の帝は暴君だ!!
  \      `ー'´::::::::::::/:

      『諸侯A』
.

          γ´/ 丿ヽ
      -‐ '´ ̄ ヽソ ` 丿
     / //" `ヽ ヽ ヽ\
    //, '//レ´/ノ ヽハ  `、ヽ
    〃 {_{ ー u 一リ| l │ i|    もう無理!!やってられません!!
    レ!小l( >)u(< )从 |、i|
 .  丿ル|   、_,、_, u  |ノレ リ    こんな王朝滅べばいいんだ!!
   n:n ヽ、  ゝ._)   j /. nn
  nf|||   ヘ,、__, イ   .| | |^!
. f|.| | ∩ /`| \/ |‐‐ ∩| | |
 |   ! } .<\ ∽ />. {!   |
 ヽ  ,イ            ヽ  イ

       『諸侯B』

13 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:28:46 ID:alyYHhiQ


             _______
            ./ /  #  ;,;  ヽ
         : /  ;;#   ,;.;::     :
          /   /   \    ..:::::|    俺なんてご政道を語ってただけでボコボコだぞ
            | ::::::   /\     :::::.::::| :
        : ! #;;:.. / ̄\   .::::::/     政治ってのは徳で治めるんじゃなかったのかよ…
          ヽ.;;;//;;.;   ォ ..;;#:::/
           >;;;;::..    ..;,.;-\

        『民衆』

14 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:29:15 ID:alyYHhiQ


    _.. ‐'''''''''''' ‐ 、
   ,r'        \
  /_,ノ  ,,       ヽ,
  ( о) ミ ヽ、,,,_    ..i     俺様に逆らうからそうなんだよ
  i.   ミミ( ○)    .|
  \(_入_ノ      /     わかったら黙って従ってな
    ノ__,,/,____/
    ./ゝ/ノ:::::::::::::::::\
    |ノ//::::::::::ヽ,::::::::::|
    |^::::::::::::::::::::::|::::::::::|
    |^::::::::::::::::::::::|::::::::::|

15 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:30:17 ID:alyYHhiQ


夏王朝の桀は有施氏を討った際に末喜という美女を捕らえ、自らの妃としたが、桀は末喜に溺れ、政治を省みなくなった


   __      /   }
   \ `ヽ.__j,  /_
     j___>┴⌒: : `: .、
   /: :f'´: : : : :|: : : :、: :\
.  /: : : :|:.: :,!.:∧ト、-、: ',:.:. :.'
  l: :|: :..:レ':/|/ !| \:..:l:.:. : !    よろしくお願いします桀王様
  |: :!: : :|:/    l′  ',: ! : |:|
  |: :|: : :|′     , __l:.|::|:|′
  |: :|: : :|  ,ィz     ̄l/| レ
  |: :|: : :ト 〃   __  ,イ:.|
  |: :|:∧トヽ. __`_',.ィ :;ヽ!ヽ
  |ハj/ |ハ:;ィ/|::::::'v-:〉/:::::::::::)
         /:::: ̄`ヾ〃:::::::/ヽ
.         ト-──:┬<´:://::|
       ト:、:_::\::::|f>∨:::::::::|
       ヽ ::: `:ヾ:::!::::/:::::::::: |

16 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:30:41 ID:alyYHhiQ


 *o ゚ |+|   。*゚  +゚ } o  |*  o。!    |!
 o○+ | ∨    | {r|! *l:     + |!*l::j o ○。
・+     ,-i| o.+  ___  。*゚}‐ 、゚ + |
゚ |i   | {r|! *l:  /_ノ ' ヽ_\   ノヾ}  |
o。!    |! * .゚ /(≡)::::::(≡)\  レ ノ  ゚|
  。*゚  l ・ / /// (__人__) ///\o  ゚。・ ゚
 *o゚ |   |     |r┬-|      |   *|
。 | ・   o ゚ l\     ` ー'´    /*゚・+゚ ||
 |o   |・゚ ,.‐- .ハ       イ | * ゚   |
* ゚  l| /    、` ニ ´ ノ  ノ   o.+ | ・
 |l + ゚o i     ` -、{! /_   \  ○・ |o゚
 o○ |  | ヽ.     ヾ´    ̄  `ヽ  *。
・| + ゚ o }  }                ヽ O。
 O。 |  | リ、  ..:::        ..   l 。
 o+ |!*。| / `ー::::       , ヘ:::::..  | *
 |・   | ゚・ |/   /  :::... ..   /:::/ | ::..... { |
    |_|\∧∧∧MMMM∧∧∧/|_|
    >
  /\  ──┐| | \     ヽ|  |ヽ  ム ヒ | |
  /  \    /      /  | ̄| ̄ 月 ヒ | |
      \ _ノ    _/   / | ノ \ ノ L_い o o

17 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:31:12 ID:alyYHhiQ


そして商の湯を呼びつけ、夏台にて牢獄につなげた


      __     ━┓
    / 〜\   ┏┛
  / ノ  (●)\ ・
. | (./)   ⌒)\
. |   (__ノ ̄   \      お呼びでしょうか桀王様
  \          |
    \       /      商の湯、ただ今参上致しました
.      \  ⊂ヽ∩
      /´    (,_ \.
       /       \. \
      ./   /       |. \ソ
    (  y'      .|


       ____
     /⌒  ー、\
   /( ●)  (●)\     おう、よく来たな
  /::::::⌒(__人__)⌒:::::\
  |     |r┬-/ '    |    さっそくだが、お前を逮捕する
  \      `ー'´     /

18 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:31:36 ID:alyYHhiQ


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ○)(○)
. |  U  (__人__)     はっ?逮捕?
  |     |r┬-|
.  | ι   `ー'´}     なにをおっしゃっているのですか?
.  ヽ     u  }
   ヽ     ノ      私は何もしてないですお
   /    く  \
   |     \   \
    |    |ヽ、二⌒)、



::::::... ..丶
:::::::.... ...\
:::.' ──-.. \
:::::::... ⌒__丶 \         黙れよ
:::::::::.... .'::. ).ヽ  .ヽ
:::::::::::.... __ ..丿   ヽ       俺が逮捕って言ったら逮捕なんだよ
:::::::::::...    ヽ   .ヽ
:::::.._ ノ ヽ.____丿   .丶    牢屋に監禁するからよろしくwww
::::::::::::::.... ..::ノ      .)
:::::::::::..   ../       .ノ
:::::::::.⌒ "       ..ノ
:::::::::::::::::....    ....::::::../
:::::::::::::::::::::.. ......::::./

19 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:32:13 ID:alyYHhiQ


こうして湯は監禁される。
この商の湯こそ、後の殷王朝の創始者である


    / ̄ ̄\
   / ヽ、_    \
  (●)(● )    |
  (__人__)゚o    │    ひどい…余りにも酷すぎる…
   (,`⌒ ´      |
  . {        |    こんなの間違っているぞ!!
    {        ..:/
    ` ー     \
    /    _    l
   /  ̄`Y´   ヾ;/  |
  ,|    |    |´  ハ
  |    |    |-‐'i′l
  |__ |   _|   7'′
 (   (  ̄ノ `ー-'′

  『商(殷):湯王』

20 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:32:43 ID:alyYHhiQ


後に湯は桀に許され監禁を解かれる。
その後、湯は徳をもって領地を治め、民衆及び諸侯が彼の元に集結する。


        / ̄ ̄\
      /       \     いいかお前ら、よく聞くんだ
      |::::::        |    夏王朝は最早風前の灯火…
     . |:::::::::::     |    今こそ立ち上がらなければならない
       |::::::::::::::    |          ....,:::´, .
     .  |::::::::::::::    }          ....:::,,  ..
     .  ヽ::::::::::::::    }         ,):::::::ノ .
        ヽ::::::::::  ノ        (:::::ソ: .
        /:::::::::::: く         ,ふ´..
-―――――|:::::::::::::::: \ -―,――ノ::ノ――
         |:::::::::::::::|ヽ、二⌒)━~~'´

21 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:33:19 ID:alyYHhiQ


             / ̄ ̄\
            ノし. u:_ノ` ,,\.
            /⌒`  ( ◯)(O):      誰かがやらなくてはならない!!
           .:|   j(   (__人__)
          :|   ^  、` ⌒´ノ:      このままじゃいけないんだ!!
          |  u;     ゙⌒}:
          ヽ     ゚  " }:       だからその役目は俺がやる!皆、俺に力を分けてくれ!
            ヽ :j    ノ: i |i |
         /⌒      ヽ  | || |  |  そして俺は…
     :: / ̄ ̄ヽ ::       \ ||     |i
    :: (「    `rノ ::      \   ||i  \
     :: ヽ   ノ ::          \       \
ガタッ!  |   | r         「\   \       \
       |   | |       ノ  \   \__   \
          ヽ_ノ       /||| l   \_,       `ヽ   \
     || i  /         | ||| |    (_つ ̄と_ノ)    \
     || ||  |         | ||| |                    \

22 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:33:49 ID:alyYHhiQ


                       , -────--、
                     /;:;:;:;:     ;:;:;:;:;:;:\
                    /;:;:;:;:         ;:;:;:;:;:ヽ、
                   /;:;:;:;:           ;:;:;:;:;:ヽ
                  /;:;:;:;:             ;:;:;:;:;ヽ
                  /;:;:;:、i!i!i!i!i!`、            ;:;:;:;::.l      新世界の王となる!!
             .    l __ノ' i!i!i!i!i!"ー--        ;:;:;:;:.|
        .          L!0 )li!i!i!i!i!|(0 )l      ;:;:;:;:;:|
                 j`ー’i!i!i!i!i!i!i!`ー "       ;:;::;;:;:|
                 /;:;:;:  j   ;:;:;:;: ヽ、       ..;:;:;:;:;:|
                 丶、___ノ"ヽ、_____ノ,ノ'!}   ;:;:;:;:;:;:|
                    ヽハ</Vヽ jv-,_,.ィノv'リ   ;:;:;:;:;:;:;:|
                    ゝ-、} ,.´-‐ァ¬‐,,'/   ;:;:;:;:;:;:;:./
                    |l /  / ,、r7    ;:;:;:;:;:;:;:/
                    j∨   ,}ヽj/     ;:;:;:;:;:;:/
                    ハfvヘハノゝ'_,.   _____ノ |_
                    ヽr ´      厂..:..:..:..:..:..:..:.::.::.::.:: ̄
                ,. -rr:ォ  ヽ;:;:;:   ,..イ..:..:..:..:..:..:..:..:..:.::.::.::.::.::..
               j:..:..:!|::.|  丶_..ィ.:::/..:..:..:..:..:..:..:..:..:.::.::.::.::.::.::.:.
               /..:..:.:!|::.L_    |リ.:/..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.::.::.::.::.::.::.::.:

23 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:34:35 ID:alyYHhiQ


こうして湯は夏王朝を滅ぼし、新たに殷王朝を創設する
時は紀元前1600年頃の事だ
湯王は夏の禹、周の文王、武王と並び聖王として後世に崇められている。
また「殷」とは周などによって使われた他称であり、『史記』では一貫して殷である。
一方、商が自称であるという見方も成り立つことから、現在の中国ではほぼ「商」もしくは「殷商」と呼ばれる。

                                 _ _ _
                                ´      丶
                             /         丶
                            /             丶
                             /             |
                          /           _..,,ノ   |
                           /          (● )   ノ
ヽ                        /           /   |ヽ
:::::`ヽ、                       !           丶_ / /
_, ‐、:::::: ̄ )           | ̄ ̄ ‐ '─ !_               ノ ´
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24 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:35:04 ID:alyYHhiQ


殷は第3代までは何事もなく国を統治していた
だが、第4代帝の太甲(たいこう)は暴虐であり一時、国が乱れてしまう
これを止めるために優れた臣下の伊尹(いいん)が彼を追放する


              ____ _
            /          \
          /              \
         /    _            丶
         l    ノ }    ⌒\   /⌒ l
         |   / .ハ ::;;(  ●)  ( ●)|   あなたの政治は暴虐かつ乱暴ですね
        .l   // .ム-,..,. ´"''"  , "''"´ l
         \ ヽ! ' ' ! ヽ  、__ ,_,   /   しばらく頭を冷やして出直してください
          |フ入     l       /
          ,ヘ ヘ      ト 、 _ 、´
        /   ヽ ',    jァ / / ! ヽ
      /     /ゝ.._..ノ`Y Y /   }
     / ,..........    ',       l}_|./   j
    /, '´     `ヽ  ハ_    ノ  l   /
   //         ∨ ``  ̄    l  ./〉
  j j       、    l        l ,._ll′

          『伊尹』

25 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:35:49 ID:alyYHhiQ


        ./ ̄ ̄\
      ./      \
      |     ー  ‐ i
      |   ( ●) ( ●)
      |     (__人__)       わかったよ…
      |      `⌒´i
      ヽ.       ノ        ちょっくら反省してくる
       ヽ     ノ
    /   \       \
     |     \, -‐- 、-‐- 、
     |\     \.  (" ̄ .入
    |  \    "  ̄ ̄ ̄  )
    |  / \,,_______人
     |      /\    \  \
    ヽ,____/;___\    \,,_ \,,__
              (______)___)

       『太甲』

26 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:36:20 ID:alyYHhiQ


後に太甲は反省し再び帝位に返り咲く
その後は以前とは一転して善政を行い太宗と称されるまでになる


    / ̄ ̄ ̄\
  /         \
  /           ヽ
  |             |        俺は間違っていた…
  |               |
  |              l         今まで散々苦労をさせてしまった民衆のために
  |          /
  |        〃/          これからは徳を持って政治を行うことを宣言する
  \、__     (
     _)_ ===\
    /          \
   /            ヽ
   |    ,        i
   |     |        l.|
   |     l         | |
   |     |.        |. l
   l    |       |.│
  /    ノ        | |
  /     /        l /
 (ヽ、__,/____  __,У
  ヽ_ィ  __ __ ̄ ̄_ ̄_,|

27 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:36:51 ID:alyYHhiQ


その後、殷王朝は衰退しては復興するということを何度も繰り返すことになる
しかし、確実に滅亡の道を進んでいった
紀元前1100年になると殷は第30代帝の帝辛(ていしん)「紂王」が即位する(以下、紂王と称す)
即位後、数年間は宰相や太師の助力を借りて上手く領地を統治した


    / ̄ ̄\
  /   _ノ  \
  |    ( 一)(●)
  |     (__人__)      宰相よ、この度の政策は如何様にしたら良いか意見はないか?
   |     `⌒´ノ
   |   ,.<))/´二⊃
   ヽ / /  '‐、ニ⊃
   ヽ、l    ´ヽ〉
''"::l:::::::/    __人〉
:::::::::|_/ヽ.   /|||||゙!:゙、-、_
:::::::/´∨/`ー'〉゙||i l\>::::゙'ー、
:::y′.: ',ゝ、_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::!
/: ://: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i::|

     『紂王』

28 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:37:16 ID:alyYHhiQ


       ____
      /     \
    /  \   / \
  /   (●)  (●)  \   そうですね…ググればいいでしょう
 |      __´___    . |
 \      `ー'´     /   あるいは2chで情報を得るか…
 /     ∩ノ ⊃   /
 (  \ / _ノ |  |
. \ “  /__|  |
   \ /___ /

 『宰相:商容(しょうよう)』

29 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:38:27 ID:alyYHhiQ

だが、その統治はいつまでも続くことはなかった
紂王即位から約8年後、後宮に妲己(だっき)という女性が招かれ、彼はこれを寵愛するようになる
この妲己こそ、殷王朝の滅亡を促した張本人である


  /.:.:.:.:.:.:/.:.:.:/.:.:/:.:.:/.:.:.:.:/.:.:.:.:/.:,/.:.:.:.:,_ ィ'.:.:.:.:イ.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
 /.:.:.:.:.:.:/.:.:/.://.:.:/.:.:.:.:/.:..:.:/.:/_:.,,r '´ _/:.::/~/::/_;;;i.:.:.:.:.::.:.:.:|
/.:.:.:.:.:.:.:/.:.://.:.:i.:..:/.:.:.::/.:.:/_,_r,___,,,,,,ィ´._./  /:::/ `'|.:.:.:.:.:.:.:.::|
.:.:.:.:.:.:.:.:i.:.::/.:.:.:.:i:./::/:.:/:ムィ´   _,ェニ-'´   /:.:/   |.:.:i.:.:.:i..:.:.:|
.:.:.:.:.:.::.:i.:.::i.:.:.:.:.:レ:/.:.://::r'_ュ=テ,三ニー;     /;:イ   |.:..:i.:.:.:i.:.:.:.|
.:.:.:.:.:.:.:i.:.::.i.:.:.:.:.:i.:i.:.:/レ,ムテ{::イ::::::::j:ケ'`    / '~ .'ヽ.  /:.:.::i..:.:i.:.:..:|    紂王様…
.:.:.:.:.:.::i:.:.:.:.:.:.:.:.:i,i:./.:.::.:/" {i i;;;;;;rュ'   ,,/´  ,-ェ、. ヽ/.:.:.:i.:.:.:.:i.:.:/
.:.::.:.:.::i.:.:.:.:.:.:.:.::ハ'.:.:.:.:/  ,,_マヘ;;;ソ'   '´   .,ェヌェ,\ /.:.::.i.:.:.:.:i:.::/      政治なんて臣下の者に任せて
.:.:.:.:.::i.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:ハ..:.:.:/    ̄~~        //;;rソ} /.:.:.::/:.:/:/::/
 ̄~^i.:.:.:.:.:.:.::i:./.:.:.:.::/  .::::::::::.:::        {.i:;;フ.'"/.:.::./::/.::/:./      ずっと遊んでいましょう…布団の中で…
   .|.:.:.:.:.:.:.:i:/.:.:..::./             、.:`"';::.:/:.//;'´r'´
   .|.:.:.:.::.://.::.:.:.:.iヘ、             .´::::::::../:/´~/-'´
   |.:.:.:.::.:|/:.:.:.:.:.:|  .`、       `''     .; イ:/:.:.::/
  .|.:.:.:.:.;/.:.:.:.::.:.:ト,.   `:.、        _,, r '´i:.:ii.:.:.:.::|
  .|.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:| ,>‐;、_. >.、 _,, , .r:;;'´;;;;;;i.:.:i.::.:i.:i.::.:.::|
  |.:.::.:/:.:.:.:.:.:.:.:レ':::::::::::: `Y,  |,,_  〉'´:  :`V.:.::i.:i.:..:.:|
  |.:.::/.:.:.:.:.:.:.:.:ト":""    `Y´:::.`ャ::::´::::  ノ.:.:.:i.:i.::.::|

             『妲己』

30 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:39:00 ID:alyYHhiQ


゚ | ・ +o            o。 |  *。 |
 *o ゚ |+ | ・゚   / ̄ ̄\+・  o  |*
 o○+ |  |i  / ._ノ  ヽ、\  ゚| o ○。
・+     ・ l  |  (≡)(≡) |・|*゚ + |
゚ |i    | +   |::::: (__人__) ::::| |! .   |        うはwwwおkwwww夜の運動ktkr!!
o。!   |! ゚o   |   |r┬-|  .} |. * ゚ |
  。*゚  l・    |   `ーlj´  } |o  ゚。・ ゚
 *o゚ |!     ヽ       / |*|○・ |o゚
。 | ・   o,. ‐- .._ヽ、.,__. /  !| ・ +゚ ||*|
* ゚  l| /    、  i  }  \   o.+ | ・
 |l + ゚o i     ` -、{! /_   \  ○・ |o゚
 o○ |  | ヽ.     ヾ´    ̄  `ヽ  *。
・| + ゚ o }  }                ヽ O。
 O。 |  | リ、  ..:::        ..   l 。
 o+ |!*。| / `ー::::       , ヘ:::::..  | *
 |・   | ゚・ |/   /  :::... ..   /:::/ | ::..... { |
    _|\∧∧∧MMMM∧∧∧/|_
    >                  <
  /\  ──┐| | \     ヽ|  |ヽ  ム ヒ | |
  /  \    /      /  | ̄| ̄ 月 ヒ | |
      \ _ノ    _/   / | ノ \ ノ L_い o o

31 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:39:33 ID:alyYHhiQ


妲己を寵愛した紂王は政治を余り行わなくなる
これを快く思わない殷の忠臣たちは紂王を諌めようとするが
逆に反感をかわれ無意味に殺されてしまう


:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、:::::l
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::! ';:::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::/ヘ|::::::::::::::::::::::::::! ';:::l
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ |::::://IIj:|:::::::::::::::::ト::::/   !:!
::::::::::{:/:::::::::/::::::/   !::/ ヽ |;ij |::::/レ:::::/ |/    リ
:::::::::::i:::::::::/ |:::/   i/    ヽ7 |:∧ |:/ ′
:::::::::::::::::::/ |/          ゙  ヽソ
:::::::::::::::::∧               \        陛下はここ最近毎日のように寿仙宮に篭りっきりのため
:::::::∧:::/ `ー             /
:::::/ ∨            (  ̄ 7 /           政務が溜まっております。
/ヘ                ̄ , '
\  \      _        /             どうか民衆のために政務を行って下さい。
  \  \    /  ` ー - ′
   \  \__ /
      ̄\ \

 『殷の忠臣A』

32 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:40:08 ID:alyYHhiQ


              / ̄ ̄\
             /  ヽ_  .\
            ( ●)( ●)  |       あ?お前誰に指図してんの?
            (__人__)      |
            l` ⌒´    |        俺は天子なんだぞ?天から選ばれし子なんだよ
            {         |
            {       /         そこんとこわかって言ってんの?
            ヽ     ノ
        ▼/ ̄      ̄ ̄)____
      〃(⊥) ´/    / ̄ ̄/ /   〃 ⌒i
  ___i /⌒\./   /∧ ∧し' __|;;;;;;;;;;i


                 __,,.、 -- 、、_
              _,.ィ'"´        `'ト、
.            /              \
.           /     ..:    ..::  ..i   ..:.\
          /    ..:.:.:   ..:.:.:  .:.|   .::.:.:∧
.          j    ..:.:  .: ../::  .:.::ト、  .:.:.:.:.:.:ヘ
..         |    / .:.:.:.:/ .:,イ.:./!:..| i  :.:.:.:.:.:.: i,      陛下に口答えするなんて、殷の忠臣が聞いて呆れますね
          |  .:.:./.:.:. // .://.:./ |:./ } :.:.:.:.:.:.:.:.::|
          | .:.:.:/.: /--─‐‐ ''/" l/\ | :.:.:.:.|.:.:.:.:: |      そのような方は殷には必要ないと思いますが…
           | :.:./:.:/ ,ィ==rァ / /_,_ `ト、:.:.|::.:.::.|::|
.         | :.:.:j:.:.:.:.l'"トz::゚リ      ィテラト| .:.:. |:.:.:.:.|.:|      陛下、どう思いますか?
.          | ..:.:|:.:.:.:.{ `-‐'     ヒ::,゚ソ /}:.:.: l\:.//
         | :.:.:| :.:.:.ヘ、          ~ /,ノ:.:.::.∧ \
           | :.:.:| :.:.:.::}へ、    __ '  _ イ : /二二^  \
.         | :.:.:| .:.:.:.:.lト、 >、_  _,. <:.:..:..〈 ー‐-、    ヘ
        / :.:.:.| :.:.:.:..|  \ 了\__:.:.:.:.:.:.:`l斤\     |
.       / :.:/|:.:.:.:.:.:|ヘ  rー--ヘ、 \:.:.:.::.:..|  ト---‐┴、
       /../::::::|:.:.:.:.:.:| \{ ー-<⌒)'二\::.| {::::::::::::::::::::::}
.      /../:::::::::: |:.:.:.:.:.:|\ \ __,, ィ`-K-- .__).! |::::::::::::::::::::::|
     /..:{::::::::::::::|.:.:.:.:.:.|:.:.:\/___ノ ノ \-- >.|::::::::::::::::::::

33 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:40:48 ID:alyYHhiQ


   .r-、 _00           /::::'┴'r'
   .|::::'´::::r┘  !「`L00、|.l└ク_;厂  /
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   . ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ::/ /  /
   、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/  / /
   . \\`´ |:::|. l| l 〈::/  、 !     '/
           ____
          /  ノ_ ヽ,,\
        / ≦゚≧ミ:≦゚≧
        |    (__人__)|
        |     |r┬| }    妲己の言う通りだろうwwwwこいつはもう忠臣じゃねーなwww
         |     | | | }
       .  |.    `ニニ  }    はいお前死刑ねwwwwあばばばばばばばwwww
       .  ヽ      }
          ヽ    ノ

34 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:41:13 ID:alyYHhiQ

こうして紂王と妲己により国は乱れ始める。
その暴虐ぶりは夏の桀王と同等かそれ以上とも称されている
諫言するものは意味も無く死刑を宣告され、即座に殺される。
だが、それではもの足りなさを感じた妲己はあることを紂王に告げる


  |/.:.:.:/.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.::/.:.:.:.:.:/<ヽ.:.:i.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
 .|i.:.:.:/.:.:.:.:/.::.:.:.:.:.:/.:.:.:.:/.:.:.:/;;//iヘvwv| :|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
 |.:.://.:.::.::/.::.:.:.:.:/.:.:.:/:.:.:/;;////   .|.:|.:.:.:i.:.:.:.:i.:.:.:|
 |:.:| |.:.:.::.:i.:.:.:.:.:::i.:.:.://.:::../;;;/.//    |:.:|i.:..:i.:.:.:.:i.:.:.:|
 |:.| .|.:.:.::.:i.:.:.:.:.:i.:.:/ー;;/ソ/ // -==、_.|:.| |.:.::i.:.:.::i.:.:::|      陛下…近日様々な臣下が陛下をむやみに諫言してきております
 .|:| .|.:.:.:.::i.:.:.::.:i.:.:ム;r-y,ネ'  // -_、,,,,__ .|:;ヘ|.:..:i.:.:.:i.::..:|
  ii |i :i.:.::i.:.:.:.:|ヤケiテうト`  ,/'´  '´,ケネデヌ;., |.:.:i.:.:/|.::.::|i      これでは天子の威厳が損なわれる恐れが御座いますわ
  .` |iト,.:i..:i.:i.:..:|{_|;:::::`}:| /     |{::::::f;;イソ:.i.:.イ./.:.:.::|i
   |i|i.:.::ト,.:iヾ;;:| ャ:::::,ソ        .セ_:::::ソ/.:.:/.|/.:.:.:.:|.i
  .|i|i.:.:.:;iヾ;ヽトヽ ̄      .    .~ ̄ /イi.:.:|i.:.::.:.:.| .i
  .|i |:i.:.:.:.:i..:`,ミ:ト、       i:       ' /V::./.:.:.:.:.:|| i
  |i .|.:i.:.:.:.:i.:.:.:.:トト`: .、.   -:‐     , r'´.:::|.:.:/.:.:..:.::|| i
 |i |:.:i.:.:.::.:.:i.:.:.::i.:|;:;:;:;::`i  、 __ , . r'´;:;:i:;:;;:/:/.:.:.:.::.:.:|.:| ii
. |i |;:;:;i:;;:;:;:;:;:i;:;:;:i:;|_,/ i       :ト、;;;;i;;;//;:;:;:;:;:;:;:|;:;::| .ii
.|i .|;:;:;:ト;:;:;:;:;:;:;:i;:;::i:|           \/';:/;:;:;:;:;:;:i;:;:::|  .ii
|i .|;:;:;:小;:;:;:;:;:;:;::i;:;::|_,,...,,_   ._,,,__:/;::/;:;:;:;:;:/:|;:;:;::|  .ii
  ノ'´ |:ハ;:;:;:;:;:;:;:;:i :|`ヽ,       , r'´/;:/;:;:;:;:;;:/;:/\;::|  ii


     / ̄ ̄\
   /   _ノ  \  ( ;;;;(
   |    ( ─)(─  ) ;;;;)
   |      (__人__) /;;/   確かにそうだな…
.   |        ノ l;;,´
    |     ∩ ノ)━・'     俺に意見してきた奴らを死刑にしても、結局世間には出回っちまう
  /    / _ノ´
  (.  \ / ./   │
  \  “ /___|  |
.    \/ ___ /

35 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:41:48 ID:alyYHhiQ


       /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:i:.:|Wwハ.:.:.:.ヽ.:.:ヽ
      /.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:/.:.:/i:.:|    !.:.:!:.:.:.:.:.:.:',
.     /.:.:/.:.:/.:.:.:.:.:/.:.:.:.:/.// !.:,'    i:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:!
     i.:.:/:.:/.:.:/.:.:/:.:,.斗 //  i/ --、  i.:/:.:.:.:.:.:.:!:i
     |./!.:.:!:.:.:!.:.:/イ  //  /    `メ、 |..:!.:.:.:.:!:|     そこで一つ私から策を提案します
     | |.:.:i:.:.:i.:.:| |斗≠  /   ≠=、  |:.:!.:.:.:.:!:|
     | |.:.:i、.:i:.:|./ト:::::::i}      ト::::心、!:/.:.:.:.:!:|     この策が実行されれば臣下は陛下を恐れ
     ヽ |.:.:iヽ:ヽト v':::::}|      r':::::リ |/:.:.:.:/!.:|
       |イヽ..\ト. V少      vニソ 厶 イ:.:.!.:|     誰も諫言しなくなりましょう
      / |:.:.:.:.:.:.:ハ  :::::   、   :::::  /ノ:.:.:.:.:.:!.:|
      / |.:.:.:.:.::!:.!ヘ、   r  ァ    /:.|.:.:.:.:.:.:.!.:|
     /  |:.:.:.:.:.:!.:|.:.:.>、       ィ´:.:.:|.:.:.:.:.:.:.!.:|
     /  |r―‐-、!:.:.:.:.:.:i`  、.  '´|.:.!.:.:.:.:.!.:.:.:.:.:.:.!.:|
    /   |    |!_, ィリ      !\.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:!.:|
.   /   /|    |i  /       !  ヽ!:.:.:.:.:.:.:.:!.:i
.   /   /_|/ ̄ヽ||  |        |   |:.:.:.:.:.:.:.:!ハ


      __     ━┓
    / 〜\   ┏┛
  / ノ  (●)\ ・
. | (./)   ⌒)\
. |   (__ノ ̄   \        ほう…
  \          |
    \       /        して、その策とはいったい何ぞや?
.      \  ⊂ヽ∩
      /´    (,_ \.
       /       \. \
      ./   /       |. \ソ
    (  y'      .|

36 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:42:16 ID:alyYHhiQ


  |.:.:.i.:.::.:i  /i.:.i  i.:.:.:.:.:.:/ .//:    |:|.|.:.:.:.:.:i.:.:.:.:|
  .|.:.:.:i.:..:.:i.:.:._i_i:ir'~^.i~:.::/ .//: '''''''ーェ/. |.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.|
  |ヽ,:.i:.i:.:.ir'´i:::||::::ー::ォト  /'´: :r:=‐-;/ `.|..:.:.:.://.:.i.:::|
 |.:.:.:ヽト,i.:.:|.:.:|r=(.f"::"j'ト /::  ´ r'f"ヲ:ォ;;j|.:.://.:.:..i.:.::|         人を跡形も無く焼き殺すのです
/.:i.:.:i.:.ヽ,ト:.:.ヾ:i::::`''"~´:::   .: ''"`''-''::xリ,ィ:.:/.::i.:.::i.::.:.:ト,
.:.:i.:.:i.:.:.::トi`'ト、:.ミ、_     .:i     .r''´;::'.|/:.:.i..:.:i.:.:.:.:i.:|        それも苦しみながらじっくりと…
:.|.:.:i.:.:.:.:i.:.::\ト'ト=,,__          ::" :,'.:.:.:.:/.::.:i.:.i:.:.:.ト,|
.|.:.:i.:.::.:.:i.:.:.::i.:.:´.ト、::::   ''' ‐.''    /.:.:.::/..:.:.:.i.:.:i.:.:.:.:iヾ、      これを炮烙の刑といいます
.:.::.i.:.::..:.:i.:.:.:.:i.:.:.:.:i.:.`::::,_       , r'´::i/.:.:./.:.::.:.:.i.:.:.:i.:.:.:.:i ヾ、
.:.:.:.i.:.:.:.:.:i.:.:.:.:i.:.:.:.:i.:/ー|`‐ 、__ r ´.|^`.V.:.:.:/.:.:.:.::..:i.:.:.:.:i.:.:.:.:i ヾ,
.:.:.:.:i.:.:.:.:.:i.:.:.:.:i.:.:,,r'´ .r'´.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:´'ソ/.:./.:.:.:.:.:.:.::i.:.:.:.:.:i.:.:.:.:i  ヾ、
.:.:.:.i:i.:.:.::.:.:i.::.:<´   .i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: _ /.:.:/.:.:.:.:.:.:.::.i.:.:.:.:.:..::i.:.:.:.:i  ヾ、
.:.:.:.i.:ri:.:.:.:.:.:i.:.:i    i´~'    /´.:.:/.:.::/.:..:.:.:.:.:.:.:i`'-,.:.:.:.:.:i.:.:.:.:i  ヾ、
.i/i:.:.::i:.:.:.:.:.:i.:.i   ヽ、      /i.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:i  ト、:.::..:.i.:.:.:.:i  ヾ、
'i.  i:.:.:.::i.:.:.::.:.:i..i    ヽ,    /.i.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i  .| .\.:.:i.:.:.:.:.i  ヾ゙、
..i  i.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.::.:i     ヽ   / i.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i  .|   /.|.:.:i.:.:.:.:i   ヾゞ


        / ̄ ̄\
      /   _ノ  \
      |    ( ●)(●)
     . |     (__人__)     炮烙の刑…か…
       |     ` ⌒´ノ 
     .l^l^ln        }     面白そうだな
     .ヽ   L       }
       ゝ  ノ    ノ      それで、その刑はどのようにしてするのだ?
     /   /     \
    /   /        \
  . /    /        -一'''''''ー-、.
  人__ノ       (⌒_(⌒)⌒)⌒))

37 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:43:07 ID:alyYHhiQ


 /.:://.:.:/.::.:.:.:.:/.:.:.:.:/..:.:/::,イ.:.:/:.:.  ::::|.:.:.:.:i.:.:.:.:i.:.:.:.:.:i.:.::..:.:|
. |:.::| |.:..:i.:.:.:.:.:.:i.:.:.:._/.:.:./.:/./.:/_   ::|.:.:.:.:i.:.:.:.:i.:.:.:.:.:i.:|.:.:..:|
. |:/ .|.:.:.:i.:.:.::.:.:レ'~フ.:.:.//:/::/:.:.:.:.: ̄`'''メ、;:ハ.:.:.:.:i.:.:i.:.:.::i.:|..:.:.:|       まず銅柱を作り三箇所に窓を作ります
. |i  |:.:.:i、i:.:.:.:i i:メ=ェく´ //:::;=―ェュ,,,._|;/`|.:.:.::i.::.:i.:..::i.:|.:.:.:.:|
 i  |:.:.ハ:.:.::.|ケ{f::::::i}` /'´:;    '"{i:::::タメ、. |.:..:i.:i.:.:i.:.:.:i.:|.:.:i.:.:|       その銅柱に罪人縛りつけ、三箇所の窓から火つけるのです
.   `i;i  i::.:.:|.: {i:::::ソ. ´      {i::::::::::|"'|.:.:/.:i:::i.:..::i.::|:.:.:i.:.:ト,
    'i, `i;;;|;;;`≡~      .... `'≡ニソ /.イ.:.:i.::i..:.::i.::|:.:..::i.::| i、     すると銅柱はだんだん熱くなり、罪人を焼きはじめます
       |`ト、;""".,       "";;:;:~"'ソ'~|.::.:i:'´.:.:.:.:.:|.:.:.:.:i.::| ii
       |.: i::::   ` ,,,,,,,____     ´ .|.::.:i.:.::.:.:.:.::|.:.:.:.:::i::|  ii    銅柱が赤くなるころには罪人は焼け死んでることでしょう
       |:.:.:.ヽ::.    Y´.,_,;;;::}     ./.:.:.:.::.:.:.:.:.::|.:.:.:.:.:::i::|  ii
       |.:.:.:.:.::.ヽ、   ヽ---'′   /|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::ト、.:.:.:.::.::i:::|  ii   無論、灰となってね…
       |.:.:.:.:.:.:.:.:.::i-、      _,, '´-'7:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:`i_.:.:.::.:::i::|   ii
       |.:.:.:.:.:.:.:.:.::|. r`‐ -  '´    /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:`‐、.:.:.::i |   ii
      .|.:.:.:.:.:.:.:.:.::| ./: : : : : : : : : : :: :/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|     ヽ,.:::i |   ii
      |.:.:.:.:.:.:.:.:.::| /: : : : : : : : : : :  :/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::|    _,,,,‐i_.::i.:|    ii
      .|.:.:.:.:.:.:.:.:.::| iィ: : : : : : : : : : : : :/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|_,, - '´    `'、i::|    ii

38 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:43:44 ID:alyYHhiQ


          / ̄ ̄\
         _ノ ヽ、   \ クスクス
        (●)((●))゚o  |
        (__人__)      |     そいつはいいなwww
        //'}n      |
.       イ / /./,n     |     それを見たヤツは諫言できなくなるのも頷けるwww
       〈 . ' / '|//    /
       .ヽ  ..イ    /      さっそく作るとしよう
         \ く/    ヽ
          ヽ.ノ  .  |
           |    . |

39 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:44:18 ID:alyYHhiQ

まさに外道
こうして炮烙は完成され罪人を処刑した。その際臣下にこの処刑を見物させたのは言うまでもない
その後、妲己は炮烙の刑の他にも惨い刑を検案し実行した
紂王は夏の桀王と同じく、恐怖によって国を治めたのだ。


             /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ` 、
.              /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::        \
              /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::           ゛、
           /:::::::::::::::::::::::::::::::  __,             i
.            i::::::::::::::::::::::::::::::: __ ,,,            ,,  }
           }:::::::::::::::::::::::::::   '``'(;;;;;)ヾ\     __\ .|     
.          |:::::::::::::::::::::::::       ' ̄´     ヾ(;;;) ゝi      
          |:::::::::::::::::::::::::                  l.     
            |:::::::::::::::::::::::::::.             ::{        }      
            {:::::::::::::::::::::::::::、           ::}       }    
            |:::::::::::::::::::::::::::ヽ、,           .:}     ,  |.     
.         {::::::::::.i::::::::::::::::::::::ゝ、       :ノ、   /   !     
           |:::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::‘ー-‐===ニ=:、__,,ノ  ノ     
           |:::::::i:::::::::::::::::::::::::     ::::::::::::::ー、 `'''゙´  /     
.            |:::::l:::::::::::::::::::::::       ::::::::::i ̄´      /       
.           {::::i::::::::::::::::::::::          '      /        
           }::i::::::::::::::::::::::                   /
           !人:::::::::::::::::::.               /
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.        //:::::::::::::::\::::::::              ,/
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.  /   ,/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::;;″ /'ヽ
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40 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:44:52 ID:alyYHhiQ


そんな国中が混乱する中、一人の男が立ち上がる。
その男は姓を「姫」偉を「昌」といい、後の周王朝を建国した武王の父である。


           ____
         /      \
        / ─    ─ \
      /   (●)  (●)  \
      |      (__人__)     |
      \     ` ⌒´   ,/
      /     ー‐    \


           『姫昌』

41 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:45:39 ID:alyYHhiQ


姫昌は、紂王が無罪の皇后を残忍な刑で処刑し、そのことで皇后の父である鄂崇禹(がくすうう)が
皇后の無罪を訴えた上奏を紂王に献上した後、処罰を与えられ、それを諫言したことにより
僻地に幽閉された経験を持っている。


        ノ L____
       ⌒ \ / \
      / (○) (○)\       陛下!いくらなんでも上奏を読まずに鄂崇禹殿を処刑するのは
     /    (__人__)   \
      |       |::::::|     |      おかしいですお!!
     \       l;;;;;;l    /l!| !
     /     `ー'    \ |i
   /          ヽ !l ヽi
   (   丶- 、       しE |そ  ドンッ!!
    `ー、_ノ       �堯�l、E ノ <
               レY^V^ヽl

42 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:46:00 ID:alyYHhiQ


              / ̄ ̄\
             /  ヽ_  .\
            ( ●)( ●)  |        あん?お前バカじゃねーのか?
            (__人__)      |
            l` ⌒´    |         謀犯をたくらんだ女の父親なんだから共犯で間違いねーだろ
            {         |
            {       /          それともなんだ?俺のやり方に不服があるってのかよ?
            ヽ     ノ
        ▼/ ̄      ̄ ̄)____
      〃(⊥) ´/    / ̄ ̄/ /   〃 ⌒i
  ___i /⌒\./   /∧ ∧し' __|;;;;;;;;;;i

43 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:47:08 ID:alyYHhiQ


      ____
    /:::::::::  u\
   /ノ└ \,三_ノ\   ,∩__
 /:::::⌒( ●)三(●)\ fつuu          その謀犯だって、皇后が行ったか不明でしたお!
 |::::::::::::::::⌒(__人__)⌒ | |   |
 \:::::::::   ` ⌒´   ,/_ |   |           皇后はずっと否認していましたし、誰かのはかりごとだった可能性も
   ヽ           i    丿
  /(⌒)        / ̄ ̄´            否めませんお!
 / /       /

44 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:47:38 ID:alyYHhiQ


  |.:.:.i.:.::.:i  /i.:.i  i.:.:.:.:.:.:/ .//:    |:|.|.:.:.:.:.:i.:.:.:.:|
  .|.:.:.:i.:..:.:i.:.:._i_i:ir'~^.i~:.::/ .//: '''''''ーェ/. |.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.|
  |ヽ,:.i:.i:.:.ir'´i:::||::::ー::ォト  /'´: :r:=‐-;/ `.|..:.:.:.://.:.i.:::|
 |.:.:.:ヽト,i.:.:|.:.:|r=(.f"::"j'ト /::  ´ r'f"ヲ:ォ;;j|.:.://.:.:..i.:.::|          姫昌様…これ以上陛下に無礼を働くのでしたら
/.:i.:.:i.:.ヽ,ト:.:.ヾ:i::::`''"~´:::   .: ''"`''-''::xリ,ィ:.:/.::i.:.::i.::.:.:ト,
.:.:i.:.:i.:.:.::トi`'ト、:.ミ、_     .:i     .r''´;::'.|/:.:.i..:.:i.:.:.:.:i.:|         あなたも処刑致しますよ?
:.|.:.:i.:.:.:.:i.:.::\ト'ト=,,__          ::" :,'.:.:.:.:/.::.:i.:.i:.:.:.ト,|
.|.:.:i.:.::.:.:i.:.:.::i.:.:´.ト、::::   ''' ‐.''    /.:.:.::/..:.:.:.i.:.:i.:.:.:.:iヾ、       黙って下がられるのが賢明だと、お分かりにならないのですか?
.:.::.i.:.::..:.:i.:.:.:.:i.:.:.:.:i.:.`::::,_       , r'´::i/.:.:./.:.::.:.:.i.:.:.:i.:.:.:.:i ヾ、
.:.:.:.i.:.:.:.:.:i.:.:.:.:i.:.:.:.:i.:/ー|`‐ 、__ r ´.|^`.V.:.:.:/.:.:.:.::..:i.:.:.:.:i.:.:.:.:i ヾ,
.:.:.:.:i.:.:.:.:.:i.:.:.:.:i.:.:,,r'´ .r'´.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:´'ソ/.:./.:.:.:.:.:.:.::i.:.:.:.:.:i.:.:.:.:i  ヾ、
.:.:.:.i:i.:.:.::.:.:i.::.:<´   .i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: _ /.:.:/.:.:.:.:.:.:.::.i.:.:.:.:.:..::i.:.:.:.:i  ヾ、
.:.:.:.i.:ri:.:.:.:.:.:i.:.:i    i´~'    /´.:.:/.:.::/.:..:.:.:.:.:.:.:i`'-,.:.:.:.:.:i.:.:.:.:i  ヾ、
.i/i:.:.::i:.:.:.:.:.:i.:.i   ヽ、      /i.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:i  ト、:.::..:.i.:.:.:.:i  ヾ、
'i.  i:.:.:.::i.:.:.::.:.:i..i    ヽ,    /.i.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i  .| .\.:.:i.:.:.:.:.i  ヾ゙、
..i  i.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.::.:i     ヽ   / i.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i  .|   /.|.:.:i.:.:.:.:i   ヾゞ,



       ____
     /   ノ( \
   /  _ノ  ヽ、_ \           っぐ…
  / ノ( ●━━●   \
  |  ⌒ (__人__) ノ(  |          (処刑されるのはお前のほうだろ…常識的に考えて…)
  \     ` ⌒´   ⌒/

45 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:48:03 ID:alyYHhiQ


          / ̄ ̄\
        /  _ノ   \
     |  ( ●)( ●)            まぁ、もう皇后も鄂崇禹も処刑しちまったんだし、どうでもいいだろ
        |      (__人__)
       |     `⌒ ´l            お前は俺に対して暴言を吐いたんだ、本来なら処刑といきたいのだが…
      |         }
      ヽ        }             お前が死んだら国の統治がめんどくなるんで幽閉で我慢してやるよ
       ゝ     丿
  ____( ̄ ̄    / ̄ ̄/´ ̄/_
i⌒ゝ、  ヽ ヽ.   /    /  ⊂)  i⌒ゝ、
i;;;;;;;;;;|__ L人   ̄ ̄`´ ̄ ノ__i;;;;;;;;;;|



.|':.:./ |.:.:.:.:i.:.:.:.:.:i.:.:.:.::/.:.:/:./ .// /:/       |:.:| .|.:.:.:i.:.:.:.:i.:.:i.:.:.:.i.::.:.:|
.|:.:.| .|.:.:.:.:i.:.::.:.::i.:.:.:.:/.:.:/'´ /'´  /:./,_____    |.:| .|.:.:.:i.::.:.:i.:.:i.:.::.:i.:..:.:|
.|:.:.| |.:.:.:.::i.:.:.:.:.:i.:.::.:イ_:/_,,=メ=  //   ̄~^~ ̄~^|:/`^'''|.::.:i.:..::i.:.:i.:.:.::i.:.::::|
.|:.:.| .|.:.:.::.:i.::.:.:.:.i.:.:.:.|.::| __,'__,, /'´   -rーニニ=|/ム‐ |.:.:i.:..:.:i.:.:i.:.::.:i:.i.:.:|        よかったですわね…
.`;:.| |.:.:.::.:i.:.:.::.::ト,.::ト,:レ==テ=<     ´ rケYケ::;:::ケマァ,.|.:.:i.:.::i.:i.:/.::.:i:.:i:.::|
 `;:| |..:i.:.::i.:.:.:.:i`i:.|.yケ{:::::::`‐'}"        : {;;;,:::::::`;イリ}|:./:.:/:i/.:.:.::.:i.:.:i.:.:|        陛下の寛大なるお心に感謝するのですよ
  ` `:.:i:.:.:ト,:.:.:|:.ト;、.i `ユ;;;;;;;:|         rく:::::_:::::ソ//:/.:.::.:.i.:.:.::i.:.:.i;:.:|
     .`'i:.:.:.ト、`:.| \:_.{::::;=:ソ         .''"=ニ'タ"/r'´|.:.:.:.:.:i.:.:.:.:i:.i.:.:i:.:|
      ト、:.i:.:`、丶, .´"      :          /  /|.:.:.:.:i.:.:.:.::i.:i.:.:.:i:.|
      .|:.::.ト,、:,:.'`,'-       ィ::::           ./:.|.:.:.::i.:.:.:.:;i:.:i.:.:.:i.:|
       |:.:.:.:.ト、:.::`、       .,_ _,         ./.::.:|:.:://:.:.:.::i:.:i.:.:.::i::|
       |:.:.:i:.:i.:.:.:.:.:..:\               ,.イ:.:.::.:|.:://.::.:.:.::i.:.::i.::.:.:i|
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       .|.:.:i.:.:.:i.:.:.:.:.:.::i.:::i/  /_` iー__´_, -ー'´ ̄ ./://.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.::i.:.:.::ト,

46 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:48:42 ID:alyYHhiQ


           _-─―─- 、._
         ,-"´     ゝ   \
        /              ヽ
         /       ::::/::::::::\::ヽ        ・・・・
       |       / ヽ `::::´ /`ヽ
        l       ( ○ノ::::::::::ヽ○.;l       (もはや…何も言えないお…)
       ` 、        (__人_)  .;/
         `ー,、_         /゚
         /  `''ー─‐─''"´\o

47 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:49:08 ID:alyYHhiQ

姫昌の幽閉は実に7年続いた
幽閉を解かれた後、姫昌は紂王と謁見し「文王」の称号を得る。


   / ̄ ̄\
 / ノ  ヽ /\'ー、       ,, ..,、
 |  ( ●)( /  .\` 、   . // /
. |  (__人/     \ヽ、,.// ../        まぁ、なんだ…お前は幽閉期間中も特に問題もおこさず
  |    ` /       ``77   /
.  ヽ   /          / /   /          俺を崇めていたらしいから幽閉を解いてやるよ
   ヽ.. /      fヽ、/ / , -,./
   /./     r-、 ヽ ∨,ノ /
   |. \   〈\.\,〉 `,  f
    | . \  (ヽ ヽ `..   |
    |    .\ \      ノ



       ____
     /⌒  ⌒\
   /( ―)  (―)\              ありがたいですお!
  /::::::⌒(__人__)⌒:::::\
  |             |
  \              /

48 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:49:33 ID:alyYHhiQ


        / ̄ ̄\
      /   _ノ  \
      |    ( ●)(●)
     . |     (__人__)          そんでな、今各地で反乱が起きてんだよ
       |     ` ⌒´ノ
     .l^l^ln        }           いろんな将軍に鎮圧させようとしたんだが、ふぬけばかりでよぉ〜
     .ヽ   L       }
       ゝ  ノ    ノ           だからお前、反乱を止めろ
     /   /     \
    /   /        \
  . /    /        -一'''''''ー-、.
  人__ノ       (⌒_(⌒)⌒)⌒))



     ____
   /      \
  /  ─    ─\
/    (●)  (●) \          私がですかお?
|       (__人__)    |
./     ∩ノ ⊃  /          しかしそれでしたら一度自身の領地に行き、軍勢を引き連れないと…
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

49 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:49:58 ID:alyYHhiQ


     / ̄ ̄\
   / ._ノ  ヽ、\
   |  ( ) ( ) ((●  ((●
   |∪(__人__)   |
   |   |   |   }          帰るだと!?
    |   |   |   }
    ヽ |r┬-|  /
    __ヽ `ー'´ ノ__


.

50 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:50:22 ID:alyYHhiQ


       ____
    /     \
   /  ─    ─\
 /    (●) (●) \          え?何か変なこと言いましたかお?
 |  u     (__人__)    |
 \     ` ⌒´   /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||



   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ⌒)(⌒)             べべべべべべべ、べっつに〜wwww
. |  u  (__人__)
  |      |r┬|}              ただ、そんな苦労をかけたらわりーなと思ってよ
  |      | | |}
.  ヽ     `ニ}               そうだ!軍勢なら都にある軍を使えよ!
   ヽ     ノ
   /    く  \             それなら、わざわざ国に帰る必要ねーだろ?
   |     \   \
    |    |ヽ、二⌒)、

51 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:51:03 ID:alyYHhiQ


          ____
       / ノ  \\
      / (●)  (●)\            いや、都の軍は使えませんお。管轄が違うし
    / ∪  (__人__)  \
    |      ` ⌒´    |           何より、自分の領地の兵の方が、私の命令に否応なしに従ってくれますし…
     \ /⌒)⌒)⌒)   //⌒)⌒)⌒)
    ノ  | / / /   (⌒) ./ / /
  /´    | :::::::::::(⌒)  ゝ  ::::::::::/
 |    l  |     ノ  /  )  /
 ヽ    ヽ_ヽ    /'   /    /
  ヽ __     /   /   /




   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ○)(○)            いやいやいやいやいやいやいや!!!ダメだから!!
. |  U  (__人__)
  |     |r┬-|             帰っちゃらめぇぇぇぇぇぇぇえええええ!!!
.  | ι   `ー'´}
.  ヽ     u  }             よし分かった!!ならお前を王にしてやる!
   ヽ     ノ
   /    く  \            「文王」!今日からお前は文王だ!!だから帰るな!!
   |     \   \
    |    |ヽ、二⌒)、

52 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:51:45 ID:alyYHhiQ


       ____
    /     \
   /  ─    ─\
 /    (●) (●) \           まぁ…陛下がそこまでおっしゃるなら、帰国は我慢しますお
 |    u   (__人__)    |
 \     ` ⌒´   /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||

53 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:52:06 ID:alyYHhiQ

なぜ紂王が、姫昌に王の位をさずけたかというと
各地で起こる反乱をこれ以上拡大させないためであった。
姫昌の領地である「西岐」は豊かで、兵も強力であり
なにより姫昌自身の人望が何よりの脅威であったのだ


                               /  ̄ ̄ \
                               _ノ、 \_    \
                              ( ●)( ●)    l
                              (__人__)   u   |        あぶねぇ…姫昌まで反乱したら殷王朝が滅亡するお…
                              (`⌒ ´      |
                               {         |
                               {       .:.:.ト、
                               ヘ      ノ" }  ` 、─────────┐ 、
                               ,. '′ 、ヽ、 _ /.: .′    `  .///////////////}||ll\
                         ,.. '´   \ ヽ/,ハ::.:..:. /            ` ー- 、///////:}||ll|ll|}
                       /     ノト_,ノ┘″}:.:.:./ __  -─…        ヽ///// }||ll|ll|}
                         /  _,. イ      ヽ / -‐              '/////}||ll|ll|}
                      /    /  ,                  、         '////:}||ll|ll|}
                       /     ,/ .:レ        /           ヽ       ‘.///}||ll|ll|}
                    /     / /       ,′              ,::..         V//}||ll|ll|{
                      /      ′:′        ′           /;ハ:.:.        ∨/||ll|ll|{
                   /     .::' ..:.:{       .:i         ..:.:.:/:.:..:ヘ:.       ∨||ll|ll|{
                 , ′     .:.;:.:.:..:.':..         ‘       ...:..:.:.:./..:..:.:.:∧:.       'l||ll|ll|{
                 ′     .:.:j:..:..:/ !   ::...        ¨"´  ..:..:./..:.:.//∧       l|l|ll|{
                    .: .:..:.:;'.:.:; ′}   /    \       .:..:..: '.:.:://///ヽ       'l||ll|{
                 ‘.  .:..:..:://   }  /  .:'    ヽ      ..:.::'´..:.://///// ヘ __    'l|l|{
                 } ..:.:.:.:∠   -─}          }      ..:.:.:.::///////,.. ´  `ヽ  'l|l{
    ,.. . _      r─…   `ー‐匕.    -─,      }:.            .:.::_;厶 -‐ ''"´          'l{
  /    ` '   L._::{f¨ ̄三三三三三三,′    !:.:.        .:.:/                 j
 /                  ` <こ三三三三ン    .::/       !     , ′   .:}. -──…… ' 二二|
./                       `   、/  {     ′       j  / /   / / ̄ ̄三三三三三三|

54 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:52:28 ID:alyYHhiQ

しかし、紂王の望みも見事に打ち壊れる
姫昌は紂王の隙を見て、都を脱走し自身の領地へ帰還してしまう


             ,ノ        ,,   -‐
           /     _  -‐        /. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
        ,/    ,  '´           ./:               \
       /   ,/             /: :                \        ククッ…まんまと騙されおったな紂王…
      /  /             ./: : : :                   \
      /  /.       __     ./: : : : : : .._         _      \      悪いが今のお前に忠誠なんてものはねーお
      l  ノ.       / .ヽ   l ; : : : : : :´⌒\,, ;、、、/⌒`         l
     / /        l.   ',   |: : : : : ;;( ● )::::ノヽ::::::( ● );;:::     |     「王」の位まで貰って申し訳ねーなぁオイ
    ./ /     .,-‐、 l _ _ }   .l: : : : : : ´"''",       "''"´        l
    ; /     ∠,,,,,.」 -‐、  !   \ : : : : . . (    j    )、       ,<´    _......-―--..、
     !;_,, -‐''"", .-‐'⌒ヽT  l     \ : : : : :`ー-‐'´`ー-‐'′     /:::ヽ-‐'::´::::::::::::::::::::::::::::l::`:...
     ゞ-‐''"/   __ノ l   !     ./ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :,イ:::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::
       γ   / !      ',   /::::::::::`\: ``ー- -‐'"´   / /::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::
       ヽ   ´L_⊥ -―---' -<::::::::::::::::::::::ハ:\ : : :   _//´ ,'::::::::::::_::-‐:、\:::::::::::::::::::::::::::l:::::::
        l       i      ,)::::::::::::::::λ `‐-、_∠     l:::::::/::::::::::::::`:\:::::::::::::::::::::/:::::::
        ゝ   , -― ' ´ ̄ ̄  ̄ヽ:::::::::::::::/.ヽ   /:.:.:.:.λ   ィ::::::/:::::::::::::::::::::::::::`:::::::::::::::::/:::::::::
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55 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:53:05 ID:alyYHhiQ

この脱走により宮中は大騒ぎとなるが…
紂王はなんの策も講じず、腐敗した生活を続けていた


           / ̄ ̄\
           /   _ノ  \
  r―-- 、  |    ( =)(=)
  |     ` -|     (__人__)--.ゝ--一  ー- 、
  |   \ `   |       ⌒ノ           /
.  !  u  ヽーー |         }− 、__/    /
.   ',.     `、 . ヽ        }    /  U   /           妲己、今晩もおいしい液体を君にプレゼントしよう
    '、  ヽ   V  ヽ     ノ  _/  /   /
     `、     `Y|u` ` ー r'__/´′  ′ /
      `、       ヽ   ′/     / /
       ヽ \  ` ー     ′     ' /
.       \         ,     {
          i     ̄`  ′     !
           ',       ,       i
           ヽ  u    }        ハ.
            \     ′`      \
              \     、  U  ′ `ー- 、
                ヽ、   !           ヽ
                  \   ヽ             ',.

56 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:53:24 ID:alyYHhiQ


  /.:.:.:.:.:.:/.:.:.:/.:.:/:.:.:/.:.:.:.:/.:.:.:.:/.:,/.:.:.:.:,_ ィ'.:.:.:.:イ.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
 /.:.:.:.:.:.:/.:.:/.://.:.:/.:.:.:.:/.:..:.:/.:/_:.,,r '´ _/:.::/~/::/_;;;i.:.:.:.:.::.:.:.:|
/.:.:.:.:.:.:.:/.:.://.:.:i.:..:/.:.:.::/.:.:/_,_r,___,,,,,,ィ´._./  /:::/ `'|.:.:.:.:.:.:.:.::|
.:.:.:.:.:.:.:.:i.:.::/.:.:.:.:i:./::/:.:/:ムィ´   _,ェニ-'´   /:.:/   |.:.:i.:.:.:i..:.:.:|       
.:.:.:.:.:.::.:i.:.::i.:.:.:.:.:レ:/.:.://::r'_ュ=テ,三ニー;     /;:イ   |.:..:i.:.:.:i.:.:.:.|
.:.:.:.:.:.:.:i.:.::.i.:.:.:.:.:i.:i.:.:/レ,ムテ{::イ::::::::j:ケ'`    / '~ .'ヽ.  /:.:.::i..:.:i.:.:..:|
.:.:.:.:.:.::i:.:.:.:.:.:.:.:.:i,i:./.:.::.:/" {i i;;;;;;rュ'   ,,/´  ,-ェ、. ヽ/.:.:.:i.:.:.:.:i.:.:/
.:.::.:.:.::i.:.:.:.:.:.:.:.::ハ'.:.:.:.:/  ,,_マヘ;;;ソ'   '´   .,ェヌェ,\ /.:.::.i.:.:.:.:i:.::/        はい…
.:.:.:.:.::i.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:ハ..:.:.:/    ̄~~        //;;rソ} /.:.:.::/:.:/:/::/
 ̄~^i.:.:.:.:.:.:.::i:./.:.:.:.::/  .::::::::::.:::        {.i:;;フ.'"/.:.::./::/.::/:./
   .|.:.:.:.:.:.:.:i:/.:.:..::./             、.:`"';::.:/:.//;'´r'´
   .|.:.:.:.::.://.::.:.:.:.iヘ、             .´::::::::../:/´~/-'´
   |.:.:.:.::.:|/:.:.:.:.:.:|  .`、       `''     .; イ:/:.:.::/
  .|.:.:.:.:.;/.:.:.:.::.:.:ト,.   `:.、        _,, r '´i:.:ii.:.:.:.::|
  .|.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:| ,>‐;、_. >.、 _,, , .r:;;'´;;;;;;i.:.:i.::.:i.:i.::.:.::|
  |.:.::.:/:.:.:.:.:.:.:.:レ':::::::::::: `Y,  |,,_  〉'´:  :`V.:.::i.:i.:..:.:|

57 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:54:03 ID:alyYHhiQ


紂王が腐敗した生活を続けている間、姫昌はある賢者とめぐり逢う
それこそがあの有名な「太公望」呂尚である


     ____
   /      \
  /   _ノ ヽ、_.\
/    (●)  (●) \        あんたそんなこじんまりした湖で魚なんて釣れるのかお?
|       (__人__)    |
/     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

58 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:54:26 ID:alyYHhiQ


      /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
     / .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト.、_
    ./ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::|:::::::::゙''ー、
    |........   :;:::::::::::/.:::::::::/:::::::::::::/:::::::::/::::::::::::|::::i:::::::.. ::|
    .l::/:::::::::l::::/........./....  /............../........./........  ハ:::::|:::::: :|
    l::i::::::::::::|:::|:::::::/.:::::/:::::::::::::::/.:::::::/::::::::/::::/ .|i ...| 、: .|        釣れないとお思いですか?
   ./::l::::::::::::::l::|:::::/.::::/::::::::::::::;/..::::;/ /::::::::/,::::/ i.l:::::|:::::|::::|
  /,:'|:::i:::::::/i|:::::l:::::/:::::::::::;≠‐-:Z._  /.:::://:::/ ,!::|:::::|:::::|:: l
 ノ   |::l::::/.斤l::::|::;イ:::::::/_.|/ -、`メ::/ /::/-''7::::|::::|:::::|ヘ:l
    |::ト::ヽ,弋l:::|/:|::::;イ 攵;:cリ ̄`//  /,ィ-ァ/:::::|::::|:::::| |:!
    .i:| l:::l.:\,l::::::|::/:|    ̄      /'゙ー゙イ;':::::::l|:::l|::::|  ヾ
     l|.ノ::|::::l:::|i::::|/:::|          /、  /:::::::/.|::l.|:: l
    ,ィ''〈 |::::j:::l !:::::::::|            ヽ./:::::::/ jノ.l::/
   /,.;:;:;:;//jメ ヽ:::::|          -‐.T:::::/    j/
  /{,.;.;.;.;.;.;゙ヽ, \.ヽ;::ト、   `ー-- -‐ ,:イ l::::/
/,.;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;ヽ,  \N. ` 、  ー /|/ .|::/
;:;:;:;:;:;:;:l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.ヽ.  ヾ、 /、゙ ー '     |/
:;:;:;:;:;:;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:ヽ、  \__. ヽ、::,\

59 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:55:03 ID:alyYHhiQ


          ____
        /_ノ  ヽ、_\
 ミ ミ ミ  o゚((●)) ((●))゚o       ミ ミ ミ
/⌒)⌒)⌒) :::::⌒(__人__)⌒:::\      /⌒)⌒)⌒)         釣り糸見てみろよwwwwww
| / / /      |r┬-|    |   (⌒)/ / / //
| ::::::::::::(⌒)    | |  |   /    ゝ  ::::::::::/           湖にたっしてねーじゃねーかおwwww
|     .ノ      | |  |   \   /  )  /
ヽ    /      `ー'´       ヽ /    /            そんなんで魚釣るとか片腹いたいおwwwwwww
 |    |   l||l 从人 l||l      l||l 从人 l||l       バ
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、       ン
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))  バ
                               ン



     l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ、:.:.:.:.:.`ヽ:.:.:\:.!ヾ!:.:.、:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
    ∧:.:、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\、:.:.:.:.:.\:.、ヽ:.:.:ヽ:.',ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._ヽ. _
     l:. ',:.:.ヽ:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:\:.:.、:.:.:.ヽ:.ヾ、:.:.:ヽ!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ ̄
    |:.:.:',:.:.:ヾ 、:.:.:.:\>:.:\:.`:.:.ミ:、:.'r‐、:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ト:!
    l:.i:.:.',、:.:.ヽ ヽ/:.\:.:、:.:ヾ:.:、:.:.ヽヽヽヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l }         僕は何も魚を釣るために釣り糸を垂らしてるわけではありません
     ':.,l:.:.:.',ヽ:.:.:V `.ィ 、ヽ、:.ヾ:.、:`i:.:.ミヽ} }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
    ':/ l:.ヽ:.\ヽ:.:ヾfy  ヾ、ー、:.ヽ:l:.:.i >メ:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: l          自分の慕えるべき君主…大志を釣るために
   '/  !:.:.lヽ:.:.ヽ:.:.iヽ     ヽ iヽ:.i:├ ':.:.l:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
  ノ'   :.:.:l  ヽ _:/         !:.:!':.:l  !:i:.:.:.:.l:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:!          釣りをしているのです
      ヽ:!   ノ           !:.:.:.:!  l:!ヽ:.:.:!、:.:!、:.:i:.:.:.ヽ
        \   ` .┐, フ     !:.:.:!   !   \ \ヾヾ:.:.!`ヽ
                  t _     !:.:!    . . <  ∧ `ヽ _
                   ヽ  .ィ∧ . . ´/    _ .>._
                  ´ i:.i/ : /   才´    `ヽ
                    /l iヽ/   /    匕´  ヽ
               _..イ ζo:ハ   /   /        \
             ,  ‐ ´< 〃:j: ,  ヽ ̄   /               ヽ

60 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:55:22 ID:alyYHhiQ


          ____
        / ―  -\
 ミ ミ ミ /   (●) (●)      ミ ミ ミ
/⌒)⌒)⌒)      (__人__) \    /⌒)⌒)⌒)
| / / /      ` ⌒´   | (⌒)/ / / //
| :::::::::::(⌒)           /  ゝ  :::::::::::/
|     ノ            \  /  )  /
ヽ    /             ヽ/    /
 |    |   l||l 从人 l||l      l||l 从人 l||l
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))


          ____
        / ― ― \
 ミ ミ ミ / (●) (●) \      ミ ミ ミ
/⌒)⌒)⌒)   (__人__)   \    /⌒)⌒)⌒)
| / / /    ` ⌒´     | (⌒)/ / / //
| :::::::::::(⌒)           /  ゝ  :::::::::::/
|     ノ            \  /  )  /
ヽ    /             ヽ/    /
 |    |   l||l 从人 l||l      l||l 从人 l||l
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))

61 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:55:43 ID:alyYHhiQ


:.:.:.:/イ:.:/:.:.:l:.:.:.:.:.:.:l!:.:.:.:.:.:/:.:./:.:.:/ :.l:.:.:l:.:.l:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.| ヽ:.:.l
:.:./ /:.:.i:.:i:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.li:.:.:.:.:/:.:.ィ ̄メ   :.!:.:.l:.:.l:.:.:.:.:l:.:.:i:.:.:.: ! ヽ:.l
:.:.{ i:.:.:.!:!:.:.:.イ:.:.:.:.:.:l:.l:.:.:.:.l:.:/.l:.:/   \:l:.:.:l:.:i!:.:.:.:.l:.:.:.l:.:.:.:.|   :|
:.:.:ヽヽ ノ!:.:./:.!:.:.:.:.:.:l:.:!:.:.:.:!:' l:/ ‐‐ト、 l‐、!:l:l:.:.:.:.:l:.:.:.!:.:.:.:.l    !
:.:.:.:冫 =l:.:.i:.:.l:.:.:.:.:.:l:/l:.:.:/  .l'  ヽムシヽ! i:il:.l:.:.:.:.ハ:.:.l、:.:.:.:l  /      ところであなたはどちら様でしょう?
:./:/ー:.:.:ll:.:.:!:.:.:.:.:i' l:.:l   l      l::l:.:!:.l:.:.:./ l:.:.' 、:.:.l
/l:'  il:.:l !:.:.!:.:.:.:!   !l    !      l:!:.:イ:!:.:/ l/   \!         なぜこんな山奥にいる僕を見つけられたのですか?
 /    !l:l !:.:.l:.:.:l   !          ',://'.:.:' ./     丶__
 {./   !:. !:.:.!:.!             、/  '
 /     :.:.:、l:.:!:!         _ __, ‐‐  ´
./     :.:.:,.‐l:.!          _冫'
    .-‐ '   ll \       /:.:./
  /        !   `  _ ノ !:/

62 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:56:19 ID:alyYHhiQ


      *   ____
    + 。 / \  /\ キリッ
       / (ー)  (ー)\+ 。 * 
     /   ⌒(__人__)⌒ .\          私の名は姫昌だお!偉いんだお!!
  + 。|      |r┬-|    |  + 。
     \     `ー'´   /          貴殿を見つけたのは、巡回してたとき素晴らしい歌を歌っていた
       \ ,,,,    ,,, / + 。
       /        \            農民にその歌を作ったのは誰かと聞いて、この山奥に住む男に聞いた
     / ,、      .l> ,>
     \ リ       l <            と言われたから来てみて見つけたんだお
      <_/       ト-'
       i        l
.       l        l
       l   、__.    l
       l    ∧    l
.      l    / l.   l
    ,、-'"l   /' ̄l   l'-、
  /  (__ノ   ゙'-、,_) \
  /                 i
  l      文    王    /
  ゙'-、, _______ ,、 - '"

63名無しのやる夫だお:2009/12/29(火) 23:56:23 ID:axOamCjI
おっと、これは期待。

64 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:56:44 ID:alyYHhiQ


          _l:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:.:.:、:.:.:.:.:.:.\:.:`:.:、:.:.:.:.:.:.:.\、
          _l:.:.::.\:、:.:.:.:.:.:.:.\:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.ヽ、:.:.:.:.:.:.:ヾ.、
           .:´:.:',:.:.:.:.:.\:、:.:.:.:.:.:.:.\:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.ヽ:、:.:.:.:.:i:. '.
        /:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:.:..ヾ\:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.l:.:.:i:.:.:.:.:ヽ:.:.:l:.:.:.',
          ':.:.:.:.:.:.ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ 、:.:.:.:.:.ヽ\:.l:.:.:l:.:.:.:.:.:.:i:. ':.:.:.:.l          そうですか…
       /:.:.:.:':.:.l:.:.:ト、:.ヽ:.:.:.:.:.:._',-‐ 、:.:.',:.:.ヾハ:l:.:.i:.:.:.:.l/:.!:.:.:.:.!
     /ィ:.:.:l:i:.:l:.:.:l  、:.\:.:.´:.:.', ,xfrっヽ メ:リ:.:.l:.:.:.:/:.:.:!:.:.:.:.\        それで、僕に何か御用がおありですか?
    /  l:i:.:l:.:',:!:.:.l ̄`\:',\:.:.: ',' `ー'  ヽヽ:.:!:.:.:.:,ヽ:.:i:.:.:.:l` ー ‐
       l!:.:':.:.:ヽ从 ィ弋メ\ \:.',         l:.:!:.:.:./, }:.:.!:.:.i:l
       l:.ハ:.:.:..:.:.:.:ヽ   丿 \ ヽ        l/:.:.://./:.:.l:.:.l:!
       /:' l:.:.:.i:.:..i:.:.i  〈           /l:.:.:/ー:':.:.:.:l:.:ハ
     /´  ヽ:.:l、:.:.:!从            / !:/:l:i:.:.:.:.:!:/
          ヾl :.:.:.:.:.ヽ  ィ   フ      /!'.:/l:l:.:.:.:!/
           } ヽ:.:.:.lヾト、 ` ´      ///' lハ:.:.!ハ
              \.:! }  ヽ      イ    / Ⅵ
               \    ヽ  <      _ .-‐ヽー. -. .、_
                     ヽ      . : ´: : : : : : : : : : : : :.ヽ
                     ___ i  /: : : : : : : : : : : : : : : : : : 〉
               ___ ノ:.:.:.:/} /: : : : : : :  ´  ̄ ̄ ` メ._


    / ̄ ̄ ̄\
  /        \
 /    ─   ─ ヽ       実は、折り入って頼みがあるんだお・・・
 |    (●)  (●) |
 \  ∩(__人/777/
 /  (丶_//// \

65 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:57:17 ID:alyYHhiQ


   i: : : : : : ;;;;;;;;i     i : : : : : : : : : ;;;;;;,, : : : : : : : : : :
 .、  .i : : : : : ;;;;;;;i     i : : : : : : : : : :;;;;;;;, : : : : : : : : :
 ヾ;、 丶: : : : ;;;;;;;;i      i : : : : : : : : : ;;;;;;;;,, : : : : : : : :
   `、丶: : : : ;;;;;;i       丶: : : : : : : : : ;;;;;;;;;., : : : : : : :
..i`.、  ヽ丶: : : :;;;;;;;i      丶: : : : : : : : : ;;;;;;;;;;,, : : : : : :
...l b:`:.、i. 丶: : : :;;;;;;i       丶: : : : : : : : : ;;;;;;;;;;;;;,, : : : :
 l.t:::ty:l 丶: : : :;;;;,,i_, - ‐=======ッュr。_:_ ;;;;;;;;;;;;;;;,, : : : :
  ``ォ;;;j|  丶: : : ::;;;i : : :ェォ=- :\ : : : :  ̄: ̄;;;;;;;;;;、;;;;;;,, : :             頼み…ですか…
.    ;l   丶: : : :;;i: : :": :    \: : : : : : : : ;;;;;;;;l:\;;;;;;,, :
\   /   .∧: : : ;;i: _ィェェ、_      \: : : : : : : :;;;;;ヽ: :\;;;;;            いったいなんでしょう?
  .\/   / : :ヽ: : :;;i :-`´`≡ョ、_     \: : : : : : :;;;;ヽ: : :\
   \  /: :  :ヽ: : ヽ : `、  |;;o`k‐y-r,,,,_`__、: : : : ::;;;丶: : : :
  .  `<: : :  : ヽ: :ヽ    ヾ、.ヽ;;;ヽ`' ノ;;;;'-'''''':\;;;; : : ;;;丶: : :
     ヽ : :  : 丶::ヽ    ` ` ー`´." : : : : \; ; ;;;;丶: : :
` 、.     ヽ: : :   丶ヽ      : : : : : : : : : \;;;;;;;丶: : :
. `、:.    ヽ: : :   丶、        . : : : : : : : \;;;丶: :
: : ヽ:.    ヽ: : :    丶、     . : : : : : : : : : : 丶`、: :
: : ヽ::.    ヽ: :      \ . : : : : : : : : : : : : : :  `: :
: :  :ヽ:::.    ヽ: :    . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
`ヽ、:  :、::..    ヽ: :  . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
   `ヽ、、::..     ヽ、: . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :

66 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:57:39 ID:alyYHhiQ


          ___
         /     \
       /   \ , , /\
     /    (●)  (●) \        私は悪い君主を打ち、この国に平和を取り戻したく思っているお
      |       (__人__)   |
     \      ` ⌒ ´  ,/        しかし現状は、私の力が不足しているため何もできないんだお
      ノ          \
    /´      _i⌒i⌒i⌒i┐ ヽ       だから先生…私の力になってくれお!!!
    |    l  ( l / / / l
     l    l  ヽ       /

67 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:57:57 ID:alyYHhiQ


                -─‐──‐-、
             /             \
            / ;              ヽ.              どうか…この通りだお!!!!!
           l  U                l
           |      , 、     ;    |⌒´⌒`ヽ、
           !、  _ノ" "ヽ、__  ∪         \
            ヽ ((ー)  (ー) )::  /⌒゛`       l:
             /ヽ∪(_人__)∪__ ,ノ|     ,      |
             /   /` ⌒ ´     |.    |    ,   !
               /   ∪    |∪`-,,,.|"   |___,ノ   |
           /.   /     |    |    |     ,lー─- 、
        , --‐-ー、_/∪    l ∪   ,|    |   ,/ )    )
       く / / ァ- ,ノ _   \ノ^ノ^/⌒ヽj\   /^ー-‐'
        `ー' ー´ ̄ (_)  (_(_イ_,イ、_,ィ'´__/  ̄

68 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:58:28 ID:alyYHhiQ


.      /:´:.:.: /:.:/:ヽ:.:i:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:、:.:',:.:.:.:ヽ
     /:/:.:l:.:.:/:.:.:.:.l:.:.iミハ:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:.:.:.:.:',:.:i:.:.:',:.:.:.:_ヽ _
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    |:.:':.:.' l:.:.:.:.: lイ 弋しリヾ   、.   :.ィ弋しリ メ:.li:.:.:.:l:.l:リ:.: l |:'        あなたの熱意に敬服し、至らぬかもしれませんが
    |:ハ:{ヾ.l:.:.:.:. l    ̄     \  ',:i  ̄  ',:|:!:.:.:!:.':l:i:.:i . |'
    |'  l:ヽ .l:.:.:.:.l          i ヽ ':!       '!:l:.:.!:.' l:.l:.l  {        力をお貸ししましょう。
        !:.:.:`:!:.:.:l!             |        .':.:l:.':ハ|:.:|! 
       、:.:.:..!:.lハ         l          /:.:.:|':l   ヽ:!
        ヽ:.:..|!:.:.ヽ         !       /i:.:.:.i:.:!   ヽ
         ヽ:.l.、:.:.:.ト、    ―‐ ―‐     イ:,l:.:./l:.'
           :! ヽ:.:.:l \     ー−     イ:.:./.l:/ .|'
            酛|  丶      / |ハ:! '
            ハl     `  __   ´   !ハ
            /   l              l  ヽ



        ____
      /      \
  o ○ o´  _ノ  ヽ、_ `o ○ o         ありがとうだお…先生…
.。゚   / o゚/⌒)  ((<))゚o\   ゚ 。
    | 0 / /(__人__)'  0 |
    \ / /  `― '     /

69 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:58:50 ID:alyYHhiQ


こうして呂尚を得た西岐は侵略してくる殷軍に完勝を続けることになる


          ___
        /     \
        /  _ノ  ヽ、_ \      (ちょろいお…)
      /  /⌒)   ‐=・=- \
     |::::::::/ /(__人__):::::::::::::|   (, こ ┼'っ l, |
     \:/ /:::::トェェェイ`::::::::/         l     ノ
          `―‐'

70 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:59:16 ID:alyYHhiQ

その後、姫昌は他界し息子が後を継ぎ、自身を「武王」と名乗る


       . -‐ ''  ̄ ̄ ‐- .
      /:..         . : .:::ヽ
.   , ':.:. :.         . : .:.:::::ヽ
   /::.:.:. .     , ⌒ ー- .__,;.-‐、',
.  ,'::.::.:.. :     :           ヽ:!
  i:::.:.:._,.-、,,   }     ―     ―  \:t          父の意志を継ぎ、悪の巣窟と化した朝廷を正すべく
 _レ'´... _ゝ'__,. /  ( (;;;;;) ) ((;;;;;) )ヽ:::}
. {::.:._,.-'´'´ ゝ;/               |:::ヘ         進軍を開始する
. 冫{´:.. ._;.イt:冫     (___人___,)   |:::::ノ
/:::`ーァ{:.ヽ` }       `ー ´    /^´         太公望に全ての軍権を授け、見事暴君を討ち取るのだ
ヽ:__;ノ !:.:.:.:「             ./
    ,j:.:.:.:rl\          /
   彡気/`ヽ、`ヽ      ´´/
  彡イハ/: : : : : 丶 ` ー- ..__,,.ィ
. 〈/幺//: : : : : : : : :`丶、._  {,ハ
  `ヽУ: : : : : : : : : : : : : :  ̄VY戈ー:、
  /: : : : : : : : : : : : : : : : : : ヘ气 ヽミヘ
,/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : V衣,〉ー}7
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :V巛Y/ミ{



  l::::::::::::」::::::::::l:::::::ト.:::|:::::::::::ヾ::l.::\:::::lヾ:::::::| ヾ、:.、
   〉:::::::l::|:::::::::::l:::::|:.ヾ!:.:.:.:.:.:.:.:.`:.ヽ.\l:.|::、:::|   `
.  ' |:、:::|:::',::::::::::ヾ::|: : `: : : : : : : : ノ: : : l::l.∨
   1 l:;:ヾ、ヾ:::::::::N         _  /::!
     リ ヾ:::`ト.、:::|       -=ニ -' ,イ|::|           王命、謹んで承ります。
       ∨リ ヾト、       ´ ./l| `
          /ー 、._ ` ` - 、_   _/
       r、     `  ‐ 、.._ 7ニ´
       /:.:.:`ヽ 、     `7 ト、
     ,<:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ 、  /'´: :ヽ‐、.._
     ':.:.:`ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽヘ: : : : :ヽ:.:.:.:ヽ

71 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/29(火) 23:59:47 ID:alyYHhiQ

こうして武王は呂尚に全ての軍事的権利を授け、進軍を開始することになる
紂王は武王が勝手に王を名乗ったことに関して何も咎めず
また、西岐の進軍に対しても完全な策を練らぬまま
腐敗した生活を満喫していた


           / ̄ ̄\
          /     ノ ヽ
          |       (● )
          |  //// (__人)            ひゃぁほぉぉぉぉぉぉぉおおおおお!!!!
           |         ⌒ノ
           |        }             今日も今日とて最高にハイな気分だぜwwwwwwwウヒヒwwww
           ヽ        }
  _Л        ヽ     ノ           Л_
  E.:  ̄ ̄ ̄ ̄⌒  "     ⌒ ̄ ̄ ̄ ̄ :∃
  ^ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\   釗   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄^
           /⌒ヽ、/.⌒ヽ、
          /.    |.|    :::ヽ
         |..     |.|     ::::|
         人     |.|    :::/
          ヽ、_ __ 人_ _ __ ノ
           \  .Y   /
            \ | /
            / /| .|
            |⌒| | .|っ
            |  |   ̄

72 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 00:00:15 ID:mPKjyge.













                 『殷王朝の滅亡の道は、もうすぐそこだった…』












.

73 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 00:01:48 ID:mPKjyge.
とりあえず本日はここまでになります

書き溜めが終わりましたらまた投下させていただきますお
ご観覧して下さった方がいらっしゃいましたら、ありがとう御座いました!

74名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 00:03:06 ID:qWl1EHAE
お疲れ様。見てて読みやすかったよ。
史記しかしらないんだすが、これも中国史にはいるの?

75名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 00:03:47 ID:YiRTpTYs
乙です、期待してますよ

76名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 00:05:29 ID:CjbT5S52
乙!
学ぶ系好きなので期待してます

77 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 00:05:29 ID:mPKjyge.
>>74
これも中国史に入りますね
史記にも夏、殷王朝の様子が出てきますお!

78名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 00:06:22 ID:hdBzFtoI
乙です!

79名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 00:06:39 ID:RkAezKAc
乙。
現代までやるのか?

80 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 00:09:22 ID:mPKjyge.
>>79
一応そのつもりです
だけど実は私、古代の歴史以外は漠然としか理解してなくて…
勉強しながら投下って感じになってしますかもしれません…
申し訳ないお(´;ω;`)

81名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 00:13:15 ID:RkAezKAc
全部やんのか、すげぇな。応援せざるをえない。

82名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 00:14:53 ID:GUlAmloc
>>80
頑張ってください
中国近代史も面白いですよ
赤軍が逃げ回る様子とか
文革の殺伐とした様子とか
天安門事件とか

83名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 00:16:07 ID:OVWox1dM
乙。

三国時代とかどう書くのかが気になる。

84名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 00:20:21 ID:tiYmW./Q
乙。
楊貴妃や武則天に誰がキャステイングされるか楽しみだ。

85名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 00:21:01 ID:F.VvFPYs
乙でした。
夏王朝の実在は、中国当局が必死になって主張しているものの、殷以前の遺跡
が見つかったからといって、それが史料上の夏王朝と一致する訳ではないので、
現時点では微妙としか言いようがないかと。
殷は実在しましたが、直轄地は半径数十kmしかなかった様ですね。
意外とミニマム。

86名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 00:24:42 ID:GUlAmloc
長江文明の研究なんかが進むと
もっと面白いことになるんでしょうね

87 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 00:33:50 ID:mPKjyge.
妲己の考えた炮烙の刑(ほうらくのけい)を書いてみますた
よかったら参考にどうぞですお!

ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org509609.jpg

88名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 00:54:03 ID:x3fguRsY
乙です
この調子でダイジェストでやらないと
キリストが生まれるころはもう一回冬になるな

89名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 01:02:08 ID:RkAezKAc
               ┌─────────┐
               |                  |
               |   l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l   |
               |   l______l   |
               |                  |
               |   l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l   |
      / ̄\   |   l______l   |
        |  あ  |  |                  |
        |  .っ  !   |   l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l   |
        |  ち .:|  |   l______l   |
        |   w  > ○             |
        |   w  |   大ニニニニニニニニニニ
        |   w  |  |                  |
      \_/  火火火火火火火火火火火

90名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 01:04:20 ID:aqkN8Mpk
卑弥呼の時代が三国志の曹操の子供の時代で、
しかも項羽と劉邦の時代はそれよりもはるか昔と言うことにびびった。

普通に刀や槍で項羽たん闘っている漫画しかないけど、鉄はあったのかな?
時になる中国キタコレ!!!!!!!!

91名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 01:13:51 ID:yqm2YYZo
>>89
乙www

あと>>1も乙!

92名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 07:12:57 ID:r/WTCbP.
青銅から鉄への移行はいつだったか
周のころは青銅だったような気がしてるんだがはっきりと覚えてないなあ
紙や鉄、火薬などの発明もさらっとフォローしてくれると嬉しい

93名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 09:08:10 ID:i6g4CUc6
>>90
卑弥呼は三国時代魏の二代皇帝明帝曹叡〜三代皇帝斉王曹芳の時代っす
曹操どころか、息子の曹ヒすら生きてないよ

ちなみに秦の時代には鉄はあったんだけど、そこまで普及してなかった

>>92
本格的な普及は前漢時代のハズ

94名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 14:16:30 ID:aHTXEUkg
項羽と劉邦の時代ですらもう伝説の中の文明ですからなー<殷

司馬遷も書いてて古すぎて嫌にならんかったんじゃろか

95名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 15:10:40 ID:F.VvFPYs
>>93
卑弥呼が没したのが248年頃だから、もう少し前から生きていただろうし、
曹操と同時代の空気も吸っていたかもしれない。
『梁書』や『三国史記』が、170年代から活躍していたとするのは何かの
間違いか、或いは襲名したものだと思うが。
『後漢書』にも、桓・霊の両帝の時代に世が乱れ、年長じてなお未婚であっ
た卑弥呼を立てたとある。

96名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 15:57:37 ID:fsymK3VA
卑弥呼自体がまだまだ謎に包まれてる存在だし
漢・魏だって曹操の墓かもしれない物が最近になって見つかるぐらい調査は中途
そんな状態で卑弥呼と魏の関係が云々とかいう考察を素人がやると頭がおかしくなって死ぬ

97 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 16:32:57 ID:mPKjyge.
どうも(´・ω・`)

区切りがいいトコまで書き溜めができたので
今日の夜投下しマッスル

98名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 16:36:12 ID:91R5qbg.
おう
待ってるぜ

99名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 17:15:05 ID:qWl1EHAE
個人的に満足できる面白しさなんだがその時代の逸話なんかはったら
もっとおもしろくなるんじゃないかと。
ってやったら>>1死んじゃうね。すまね

100名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 18:28:46 ID:0ui9gsEs
遅くなったけど乙です
古代中国の話って宮城谷昌光の小説でしか知らないのでwktk

今夜の投下も楽しみにしてます

101 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:18:08 ID:mPKjyge.
皆さんこんばんちゃおっす(´・ω・`)

投下前に、少しご報告があります
まず、本作を纏めてくださったブログ様がいらっしゃいました

泳ぐやる夫シスター様
http://oyoguyaruo.blog72.fc2.com/blog-entry-1268.html

感謝感激雨霰で御座います
本当にありがとう御座います

次に本作品についてですが、若干フィクションが入っておりますので
予めご了承下さいお

以上で報告は終了です
ってことで投下開始しマッスル!

102 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:18:43 ID:mPKjyge.


                           【前回のあらすじ】

              夏王朝から殷王朝に移ったのち、第30代王紂王の暴政が始まった
              これに対し各地の諸侯は激怒し、反乱を始める
              その中に、後に周王朝を建国した「姫発」(武王)が軍勢を引きつれ
              紂王が居住する「朝歌」(ちょうか)に攻め入ろうとしていた!


         ___
       /     \ キリッ
      /   \ , , /\
    /    (●)  (●) \
     |       (__人__)   |
      \      ` ⌒ ´  ,/
.      /⌒〜" ̄, ̄ ̄〆⌒,ニつ
      |  ,___゙___、rヾイソ⊃
     |            `l ̄
.      |          |

103 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:19:10 ID:mPKjyge.

進軍を開始した西岐軍は怒涛の勢いで、殷軍の居城を攻め落としていく
これ全て、太公望(呂尚)による策略によるものである


               |\
       ___z───┘ ∨|__
   ∧  __〉  __,,   u      /
  (__,) \   ゝ゛| ̄ ̄ ̄∨ヽ、゛>
      <   ミ ,-==ゝ  r=‐、| ,>
      < u |          lゝ       丞相、敵が5万の数で攻めてきております
.      <   | 三≡=   =≡{
       {⌒ヽ | ""    、 "" |        どうしたらいいんッスかwww?
       `‐-、.`         {
         ヽ、 u   ,‐‐-‐、/
        ___>、 └-‐<____
       ,ィ´: : :/ \,_,/  \: : :`ヽ、
     /: : ::/          \: : : :\

           『兵卒』

104 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:19:43 ID:mPKjyge.


     l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ、:.:.:.:.:.`ヽ:.:.:\:.!ヾ!:.:.、:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
    ∧:.:、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\、:.:.:.:.:.\:.、ヽ:.:.:ヽ:.',ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._ヽ. _
     l:. ',:.:.ヽ:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:\:.:.、:.:.:.ヽ:.ヾ、:.:.:ヽ!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ ̄
    |:.:.:',:.:.:ヾ 、:.:.:.:\>:.:\:.`:.:.ミ:、:.'r‐、:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ト:!
    l:.i:.:.',、:.:.ヽ ヽ/:.\:.:、:.:ヾ:.:、:.:.ヽヽヽヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l }       5万ですか…
     ':.,l:.:.:.',ヽ:.:.:V `.ィ 、ヽ、:.ヾ:.、:`i:.:.ミヽ} }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
    ':/ l:.ヽ:.\ヽ:.:ヾfy  ヾ、ー、:.ヽ:l:.:.i >メ:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: l        こちらの兵数より若干多いですね
   '/  !:.:.lヽ:.:.ヽ:.:.iヽ     ヽ iヽ:.i:├ ':.:.l:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
  ノ'   :.:.:l  ヽ _:/         !:.:!':.:l  !:i:.:.:.:.l:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:!        では1万で撃退しましょうか
      ヽ:!   ノ           !:.:.:.:!  l:!ヽ:.:.:!、:.:!、:.:i:.:.:.ヽ
        \   ` .┐, フ     !:.:.:!   !   \ \ヾヾ:.:.!`ヽ
                  t _     !:.:!    . . <  ∧ `ヽ _
                   ヽ  .ィ∧ . . ´/    _ .>._
                  ´ i:.i/ : /   才´    `ヽ
                    /l iヽ/   /    匕´  ヽ
               _..イ ζo:ハ   /   /        \
             ,  ‐ ´< 〃:j: ,  ヽ ̄   /               ヽ


               ,、 ,ィ __
            -ァトー'.:.:.:.:´.:<_
           ≦.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.<
          く^イ.:.广7⌒´^ヽ'ヽ、{:くヽ、
          /.:Y.:{ '⌒    ⌒ヽ|:.廴∧
         .'.:.:∧;|        |:∧.:.:.|         正気ですか?
          |.:.:.|Y` ≡≡   ≡≡レヘ|.:.:.|
          |.:.:.|ヽ、i    j     i_ノ|.:.:.|         5万の敵軍にたったの1万で当るなんて
          |.: 弋 {u   ___   }  }:ィ |
          ヽ八{ ` ー 、_, - ´ ,ノイり         負けに行くようなものですよ…
              /}  ,{^\
          , < ̄{ィ^ヘ/ィ^ヽ/ ̄>、
           /        }        i

105 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:20:07 ID:mPKjyge.


:.:.:.:/イ:.:/:.:.:l:.:.:.:.:.:.:l!:.:.:.:.:.:/:.:./:.:.:/ :.l:.:.:l:.:.l:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.| ヽ:.:.l
:.:./ /:.:.i:.:i:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.li:.:.:.:.:/:.:.ィ ̄メ   :.!:.:.l:.:.l:.:.:.:.:l:.:.:i:.:.:.: ! ヽ:.l
:.:.{ i:.:.:.!:!:.:.:.イ:.:.:.:.:.:l:.l:.:.:.:.l:.:/.l:.:/   \:l:.:.:l:.:i!:.:.:.:.l:.:.:.l:.:.:.:.|   :|
:.:.:ヽヽ ノ!:.:./:.!:.:.:.:.:.:l:.:!:.:.:.:!:' l:/ ‐‐ト、 l‐、!:l:l:.:.:.:.:l:.:.:.!:.:.:.:.l    !        数が多ければ勝てるとは限りません
:.:.:.:冫 =l:.:.i:.:.l:.:.:.:.:.:l:/l:.:.:/  .l'  ヽムシヽ! i:il:.l:.:.:.:.ハ:.:.l、:.:.:.:l  /
:./:/ー:.:.:ll:.:.:!:.:.:.:.:i' l:.:l   l      l::l:.:!:.l:.:.:./ l:.:.' 、:.:.l           要は、5万を引き連れる4人の将軍を
/l:'  il:.:l !:.:.!:.:.:.:!   !l    !      l:!:.:イ:!:.:/ l/   \!         
 /    !l:l !:.:.l:.:.:l   !          ',://'.:.:' ./     丶__         討ち取ればいいのです
 {./   !:. !:.:.!:.!             、/  '
 /     :.:.:、l:.:!:!         _ __, ‐‐  ´                     将を失った兵は統制が取れず敗走するしかないですからね
./     :.:.:,.‐l:.!          _冫'
    .-‐ '   ll \       /:.:./
  /        !   `  _ ノ !:/

106 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:20:27 ID:mPKjyge.


               |\
       ___z───┘ ∨|__
   ∧  __〉  __,,   u      /
  (__,) \   ゝ゛| ̄ ̄ ̄∨ヽ、゛>
      <   ミ ,-==ゝ  r=‐、| ,>
      < u |          lゝ        なるほど…
.      <   | 三≡=   =≡{
       {⌒ヽ | ""    、 "" |         よく考えていらっしゃいますね
       `‐-、.`         {
         ヽ、 u   ,‐‐-‐、/
        ___>、 └-‐<____
       ,ィ´: : :/ \,_,/  \: : :`ヽ、

107 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:20:49 ID:mPKjyge.


         r―-<_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :丶、
         !::. : : : : :`丶、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
       _,.イ'!::::. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
    r'"´:::::::/:!::::. : : : : : : : : : : : :ヽ、: : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
    |::::::::::::/::::!::::. : : 、: : : :ヽ、: : : : : \: : : \ : : : : i : : : : : : ヽ
    |:::::/:::/::::ハ:::::. : : \: : : : \: : : : : :\: : : ヽ: : : :!: :ハ : : ヽヽ           今は亡き文王様に力をお貸しすると約束したのです
     |:::/::::f:::,イ ヾ::::.ト、: : \: : : : :\: : : : : :ヽ : : ヽ: : :!:.!:::}: : : :!: !
.   /::/:::::!::f::::! ヾ:::k \: :ヾ丶、: : : ヽ __,.,_: :丶: : :! : !Z_::!: : : ト、ヽ、          それを裏切っては人道に反します
   /::::f:::::::!:::!::::! .,,_ヾ:ヽ  \ヽ、_,,.><"ゞ、: : : :ヾ: : !: :ト、ヾ: : i :! `ーヽ
.  /::/!:::::::!:::!:::::ヽ, `Y::{   ヾ´ r',.ィ-zュァ\: : ヾ: :!: :ヒ_ ,〉 /: !            僕は自分ができる精一杯の力を発揮するまでです
 //  !:::::::!::ト、::::::ヽf弋ヾ、    ´、ゞ-‐'   ト、 !ヽ! lノ/ ./| /
     !::::ハ::! ヾ::::::::!`¨´ j`          |: :ヾ: : ,.ト' / ,イ.|/
       !:::! ヾ ヾ:::::::!.  /              |: : : : :,イ: :/ fヾr 、
      ヾ|    ヾ:::::ヽ〈.,__           |: : : :/ !::ハ:: :!/   \
            \:::i丶、` __,       |: : :/ /  >、!   /ヽ、
               ヾj   \ ー      ./|: ://  /    /   \
                      丶、.__,,.イ  ,|/'´  /    /     \
                   _,///_>'´   /       /        ヽ、
               _,.ィ'"´ / /Aヽ    /      /          `丶、
             ,.イ   /  /f⌒ヽ  /        /            _,,..,,_ \

108 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:21:16 ID:mPKjyge.

こうして怒涛の攻めを休むことなく発揮する西岐軍は各地の諸侯が集まる会盟の場
「孟津」(もうしん)に到着した
孟津は紂王の居城である朝歌の目と鼻の先である


      _____     
    / ―   \   
  /ノ  ( ●)   \      やっと諸侯の集まる孟津に到着したお
. | ( ●)   ⌒)   |
. |   (__ノ ̄    /      丞相、ここで何をすればいいんだお?
. |         /
  \_      _ノ\
    /´         |
.     |  /       |

109 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:21:45 ID:mPKjyge.


      /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
     / .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト.、_
    ./ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::|:::::::::゙''ー、
    |........   :;:::::::::::/.:::::::::/:::::::::::::/:::::::::/::::::::::::|::::i:::::::.. ::|
    .l::/:::::::::l::::/........./....  /............../........./........  ハ:::::|:::::: :|
    l::i::::::::::::|:::|:::::::/.:::::/:::::::::::::::/.:::::::/::::::::/::::/ .|i ...| 、: .|
   ./::l::::::::::::::l::|:::::/.::::/::::::::::::::;/..::::;/ /::::::::/,::::/ i.l:::::|:::::|::::|
  /,:'|:::i:::::::/i|:::::l:::::/:::::::::::;≠‐-:Z._  /.:::://:::/ ,!::|:::::|:::::|:: l        はい。ここに各地の諸侯を集結させたのには理由があります
 ノ   |::l::::/.斤l::::|::;イ:::::::/_.|/ -、`メ::/ /::/-''7::::|::::|:::::|ヘ:l
    |::ト::ヽ,弋l:::|/:|::::;イ 攵;:cリ ̄`//  /,ィ-ァ/:::::|::::|:::::| |:!        武王さまはこの会盟の盟主となり
    .i:| l:::l.:\,l::::::|::/:|    ̄      /'゙ー゙イ;':::::::l|:::l|::::|  ヾ
     l|.ノ::|::::l:::|i::::|/:::|          /、  /:::::::/.|::l.|:: l           諸侯の上に立っていただきます
    ,ィ''〈 |::::j:::l !:::::::::|            ヽ./:::::::/ jノ.l::/
   /,.;:;:;:;//jメ ヽ:::::|          -‐.T:::::/    j/
  /{,.;.;.;.;.;.;゙ヽ, \.ヽ;::ト、   `ー-- -‐ ,:イ l::::/
/,.;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;ヽ,  \N. ` 、  ー /|/ .|::/
;:;:;:;:;:;:;:l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.ヽ.  ヾ、 /、゙ ー '     |/
:;:;:;:;:;:;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:ヽ、  \__. ヽ、::,\



          ____
       / ノ  \\
      / (●)  (●)\                な、何を言ってるんだお!
    / ∪  (__人__)  \
    |      ` ⌒´    |               私は各地の諸侯と同等の立場だお?
     \ /⌒)⌒)⌒)   //⌒)⌒)⌒)
    ノ  | / / /   (⌒) ./ / /          それなのにその上に立つなんてできないお
  /´    | :::::::::::(⌒)  ゝ  ::::::::::/
 |    l  |     ノ  /  )  /
 ヽ    ヽ_ヽ    /'   /    /
  ヽ __     /   /   /

110 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:22:10 ID:mPKjyge.


.      /:´:.:.: /:.:/:ヽ:.:i:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:、:.:',:.:.:.:ヽ
     /:/:.:l:.:.:/:.:.:.:.l:.:.iミハ:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:.:.:.:.:',:.:i:.:.:',:.:.:.:_ヽ _
     !/:.:.:.l:./l:.:.:.:.:l:.:l   、:.:.:.、:.:.:.:.:.:.:.:.',、:.:.:.:.:.:.: ',:.:.:.:.:.:.:.:',:l:.:.:. !:.:.:.i  ̄
    .':.:.:.:.:.,!':.:l:.:.:.:.!:.l    、:.:. 、:.:.:.:.:.:.:.:.! 、:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:. i:i!:.:.:. !:.:.:.l
    l:.:.:.:.:イ:.:.:.:.l:.:.:!:i     、:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.! ヽ:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.l:.:l:.:.:.:.l.!:.:.l
    |:.:.:.:':.:l:.:.:.:.:l:.:. !‐- __  、:.:. \:.:.:.:.:! __ヽ-‐:l:.:.:.:.:.:.!:.:l:.:.:.:l i:.:.l
    |:.:.:':.:._l:.:.:.:.:.l:.:l  __ _ ` 、:.:. ヽ:.:.:.!´__ヽ:.:.l:.:.:.:.:.l:.i:.!:.:.:l .|:.:'        武王様、僕は亡き文王様と悪き君を打つため
    |:.:':.:.' l:.:.:.:.: lイ 弋しリヾ   、.   :.ィ弋しリ メ:.li:.:.:.:l:.l:リ:.: l |:'
    |:ハ:{ヾ.l:.:.:.:. l    ̄     \  ',:i  ̄  ',:|:!:.:.:!:.':l:i:.:i . |'         自身の力を貸すと約束しました
    |'  l:ヽ .l:.:.:.:.l          i ヽ ':!       '!:l:.:.!:.' l:.l:.l  {
        !:.:.:`:!:.:.:l!             |        .':.:l:.':ハ|:.:|!           そして、たくさんの兵や将の協力をへてここまで着ました
       、:.:.:..!:.lハ         l          /:.:.:|':l   ヽ:!
        ヽ:.:..|!:.:.ヽ         !       /i:.:.:.i:.:!   ヽ           しかし、まだ紂王は健在です
         ヽ:.l.、:.:.:.ト、    ―‐ ―‐     イ:,l:.:./l:.'
           :! ヽ:.:.:l \     ー−     イ:.:./.l:/ .|'               それを倒すためには、諸侯が一致団結する必要があります
            酛|  丶      / |ハ:! '
            ハl     `  __   ´   !ハ                   数が多ければ、それを纏める方も必要でしょう?
            /   l              l  ヽ



         ____
       /   u \
      /  /    \\          そ、それは分かってる…
    /  し (○)  (○) \
    | ∪    (__人__)  J |         けど、なぜ私が…
     \  u   `⌒´   /

111 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:22:47 ID:mPKjyge.


::|       i-ー'ーヽ  ヘ::..   \      i::.  i:. ヽ  ̄`ヽ=、
::|         !     ヽ.  ヽ:::..   ヽ      '::.  l::.  ヽ
::|      :   l     ヽ:.  ヽ、::..  ヽ:..   ':::.  !::.  i
::l  :   .:   !       ヽ:. ヽヽ、::.. ヽ::/  ':::.  !、:. |
:::i ::  :l:   l          \ ヽ \/ヽ:::.   ':.  | ヽ:. !
r┤:::  :l::  |  ̄ ̄```ー- \ ヽ ,r‐ァォヤ、::.  i::: |  ヽ|          周王朝を…建国するためです
.ト| ::::  :l::: | ,r≠T〒ト    \ヽ-┴'´ |、:::. !::: |
.i' i :::::.. :ヘ::. l `ー┴ー'      \、   !::l:::. |::::::|             それに、諸侯も武王様に盟主になっていただきたいようですよ?
ヽヾ, :、:. ::ヽ::.!            、 \. |:::ハ:::ハ:::::|
::::\!:::l::.::::::lヽヘ                 ヽ  i::/ }:;' ',::::|
::::ヽ:.::::ヘ:::::::! ヽ            / /::/ |'  ',::|
ヘ:::}ヽ::、::',:::::!               /!::{     ヾ
 '::| !::Xlヽ:::',、       -―‐‐'  ィ l::i
  '.i ';' ト ヽ:! ヽ、       -  / ! ヽ!ヽ_
  ,/  |  ヽ   ` 、      /  l    、`ー、
.//    !  \     ` ー-r-'   l    !   ` ヽ 、
 /     !     \     /       l      !        ̄ ` ヽ 、
./       l       \ /         !      !             ヽ

112 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:23:14 ID:mPKjyge.


    
         _r=○       _r=○       _r=○
     ,rァ ./r‐'    ,rァ r「h /r‐'  r「h  ,rァ ./r‐'    ,rァ
   .// _ノ⊥   // /::/, -v-、 /::/ .// _ノ⊥   //
   l .|/__,、__ヽ/ /  l:::l/__, 、__ ヽ/::/   l .|/__,、__ヽ/ /
   | |lο。οl| ,i'   |::||( ' } { ' )||:;i'    | |lο。οl| ,i'
    l.(} ,_|_, {).l     |(::::)、_,(::::)!     l.(} ,_|_, {).l              武王さま千載!!!武王さまマンセーwwww
   | {  |~|  }.{    |:{ ヽ⊥ノ}::{     | {  |~|  }.{
   | ヽ.!=!.ノ |    |:::ヽ___ノ::|     | ヽ.!=!.ノ |
   'i,      i,   'i━━━━i,     'i,      i,
    ヽ |l_l| ヽ    ヽ____ヽ     ヽ |l_l| ヽ
     ヽ |l ̄l|  ヽ    ヽ____ヽ     ヽ |l ̄l|  ヽ
     |      |    |::::::::::::::::::::!      |      |
     } /⌒i  ,/    }::::/⌒i:::::/      } /⌒i  ,/
    //   //   ccc/   /ooっ    //   //


【千載】:殷の時代、天子を万歳といい諸侯を千載と言った

113 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:23:53 ID:mPKjyge.


こうして孟津の地で会盟が行われた。
この会盟こそ、春秋時代の覇者になるための会盟の前進である。
会盟の儀は生贄の牛の血を皿に注ぎ、その中に牛の耳を入れ、一人ずつその血をすするといったものである
「〜を牛耳る」とはこれが語源である


         ___
        /⌒  ⌒\         ━━┓┃┃
       /(  ̄)  (_)\         ┃   ━━━━━━━━
     /::::::⌒(__人__)⌒:::: \         ┃               ┃┃┃
    |    ゝ'゚     ≦ 三 ゚。 ゚                       ┛
    \   。≧       三 ==-
        -ァ,        ≧=- 。
          イレ,、       >三  。゚ ・ ゚     (まっずwwwwww)
        ≦`Vヾ       ヾ ≧
        。゚ /。・イハ 、、    `ミ 。 ゚ 。


  l::::::::::::」::::::::::l:::::::ト.:::|:::::::::::ヾ::l.::\:::::lヾ:::::::| ヾ、:.、
   〉:::::::l::|:::::::::::l:::::|:.ヾ!:.:.:.:.:.:.:.:.`:.ヽ.\l:.|::、:::|   `
.  ' |:、:::|:::',::::::::::ヾ::|: : `: : : : : : : : ノ: : : l::l.∨
   1 l:;:ヾ、ヾ:::::::::N         _  /::!
     リ ヾ:::`ト.、:::|       -=ニ -' ,イ|::|       こぼすんじゃねーよwwwww
       ∨リ ヾト、       ´ ./l| `
          /ー 、._ ` ` - 、_   _/
       r、     `  ‐ 、.._ 7ニ´
       /:.:.:`ヽ 、     `7 ト、
     ,<:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ 、  /'´: :ヽ‐、.._
     ':.:.:`ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽヘ: : : : :ヽ:.:.:.:ヽ

114 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:24:36 ID:mPKjyge.

各地の諸侯を味方につけた西岐軍はついに朝歌への進軍を開始した
さすがの紂王も事態の深刻に気づき、100万の軍を引きつれ「牧野」に陣を構えた


     / ̄ ̄\
    /   _ノ  \
    |    ( ○)(○)
 .   | U   (__人__)             やべぇぇぇぇぇえぇぇぇぇっぇええええwwwwww
    |  U  |r┬-|  彡
 .   |     ` ⌒}   彡         妲己と夜のお仕事してる間に西岐が目の前まで来てるしwwww
 .   ヽ        }
     ヽ     ノ              武王マジ自重しろよwwww
     /     \
    / /\   / ̄\____l⌒l
     | |  \ /  ヽ \_____|
 Σ(⌒ノ   ゝ    \__)

115 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:24:58 ID:mPKjyge.

こうして、西岐VS殷(紂王)の戦いが始まる
この戦いが有名な牧野の戦いである。


          r―-<_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :丶、
          !::. : : : : :`丶: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
        _,.イ'!::::. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
     r'"´:::::::/:!::::. : : : : : : : : : : : :ヽ、: : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
     |::::::::::::/::::!::::. : : 、: : : :ヽ、: : : : : \: : : \ : : : : i : : : : : : ヽ
     |:::::/:::/::::ハ:::::. : : \: : : : \: : : : : :\: : : ヽ: : : :!: :ハ : : ヽヽ
      |:::/::::f:::,イ ヾ::::.ト、: : \: : : : :\: : : : : :ヽ : : ヽ: : :!:.!:::}: : : :!: !
.    /::/:::::!::f::::! ヾ:::k \: :ヾ丶、: : : ヽ __,.,_: :丶: : :! : !Z_::!: : : ト、ヽ、
   /::::f:::::::!:::!::::! .,,_ヾ:ヽ  \ヽ、_,,.><"ゞ、: : : : ヾ: !: :ト、ヾ: : i :! `ーヽ      さぁ、この戦で最後です!!!
.  /::/!:::::::!:::!:::::ヽ, `Y::{   ヾ´ r',.ィ´o }\: : ヾ: :!: :ヒ_ ,〉 /: !
 //  l:::::::!::ト、::::::ヽ {弋ヾ、     ´、ゞ-‐'  ト、 !ヽ! lノ/ ./| /          皆の者!!己の限界を超えて、この戦
      !::::ハ::! ヾ::::::::!`¨´ j           |: :ヾ: : ,.ト' / ,イ.|/  
        !:::! ヾ ヾ:::::::!_____             |: : : : :,イ: :/ fヾr 、         見事勝ってみせろ!!!
               /`ー---‐^ヽ           |: : : :/ !::ハ:: :!/   \
            l:::      l──‐─/`   |: : :/ /  >、!   / ヽ
       _  ,--、l::::.      ノ〉二二,/  ./|: ://  /    /
  ,--、_ノ:: `ー'::   、ミー---‐,,l| ヽ.__,,.イ   ,|/'´  /     /
 ,/   :::         i ̄ ̄  | ゙N ミ,l/_>'´   /       /
/:::::::.        l:::    l:::::::    l. |_i"l,Aヽ    /      /
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ヽ::::::::l::::   ト:;;;;;;;/-/__...........   /
 \::::`ー‐'  / l__l;;;;;;;;;;;/

116 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:25:25 ID:mPKjyge.

紂王の率いる殷軍は、前陣、中陣、後陣と陣を構え、紂王自身は後陣に居た
前、中陣には、将に守らせている。正に万全な体制と思われたが…


【前陣】


           , ∧ /l /:.:.:.l:.:.:.レ:.:.:l:.:Ⅵ:.ヽ ト、
           Ⅳ::.:゙{:.:゙{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ソ:.:.:V:.:ハ l,
          l、|:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.j:.:l:.:レ:.|
          |:.`:.:.:.:.l、:.l:.∧:.:.l:.:.:.:.l:.:./l:.:.:.:/:.:.:.:/:./,!
          ト|:.:ト、Ⅳ |Ⅳ トヽl|:.:.:/レ //レレl:./レレソl,
         |:.:.:ヽヘlヘlヘN:.:ヽl:.:.7/:.l/レンィ:.:.:.ノ}
         ゞ:.:.:.:.:.:.:.、、:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._:._:.:.:.:.:.:∠
         ≧:.:.:.:.:.fゞヘトヘ从从/〃ゞヘ彳:.:.:.:.:≦           降伏します
         ア:.:.:.:.:.テ            Z:.:.:.:.:く`
         lイィ」:.:/  _   、  / , ― ヽ:.Lトトl
            /_|:.:| ー‐t≧=ュ},/r=≦t―ァ |:.|_ヽ
          {{ |:.:|  ゞ三三    ゞ三三  |:.| }}
            ヽヽ:|              l:///
           ゞl                l'/
             ゙lヘ     ヽ r'     /|
        ,-┬― 1:{ヽ   ,.-ーー-、   /:.fー ┬ 、
        l  !   !:.| \    ̄ ̄  /|:.:|   | r |
        | | |   l:ム   ヾ川川川シ   |`゙ヽ  |||
        | | |  〃 ヽ   `¨¨¨¨´ _,レ   l |||
        /∧∨ ,ム  Y⌒Y⌒`´ ̄ ヽ ヽ  ノ∨∧ヽ
   _  ―// ヘ∨{ l、 /  /   |   l  l/} //. | |ー-、_

117 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:25:53 ID:mPKjyge.

【中陣】


              、_刈从WWWW从从≦二ィ_,_
              、_x≧W从从从WWi{从从从i从ア
                ィW洲从从}i州从ハ从从}Wkく :.
             、_j从WWW{i从{     , 、_  `}从 :.
             洲W从从リ{ィ=≦壬r示≧=代 :
             刈洲W{iレ'´ 込Z弐シ {Z弐近{ :.        降伏する
              イ洲r=i{|        _ 冫    } :.
                 }从{ V|i 、_       ′   .' :.
                 从 {_  `     .ィこ>   ,'  :.
                }ト、_         `二   /   ::.
                    从汽     ,ィi斥仆v   :.:
                 洲 ` ー‐- {i」从」シ{   .:.
                ノ]}           |   .:
               /.::i」   、         j\_ : .
           _  -‐ {::::::::{、   、     / {ヽ::ヾヽ、
         _/    |::::::::| \   、   {  ハ::.:.:.. `丶、
    _  -‐ ´        |::::::::|  `ヽ、__     /  ',:.:.:.. i   ``丶、

118 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:26:20 ID:mPKjyge.


          , --────-- 、
        /           \
       /              \
     /                  \
    ./         ───     ──\
   /                        \
  |         //:::::::::丶\  ://::::丶丶
  .|        | {:::::::::::::::::|  |  | {:::::::::::::| |
   |          \ヽ:::::::/ /   \ヽ:::::::ノ/
   .|             ,/    |      \
    |            |     |     |             えっ…?
    |            |     |     |
    .|             \__/\__/
    |.             ヽ  , ─ 、 ノ '
    .|                           /
     |                          )
      丶                         l
      \                        )
       .\                  /
        ヽ                /
        /                く
        |                 ヽ

119 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:26:46 ID:mPKjyge.

殷軍の前陣、中陣が一戦もせず西岐に降伏してしまったのだ
これには紂王も成す術なく、朝歌へ逃げ帰るしかなかった


          ____
        /_ノ  ヽ、_\
 ミ ミ ミ  o゚((●)) ((●))゚o       ミ ミ ミ
/⌒)⌒)⌒) :::::⌒(__人__)⌒:::\      /⌒)⌒)⌒)             ギャハハハハッハハハハwwwwww
| / / /      |r┬-|    |   (⌒)/ / / //
| ::::::::::::(⌒)    | |  |   /    ゝ  ::::::::::/               紂王ざまぁwwwww部下に見捨てられるとか哀れwwwww
|     .ノ      | |  |   \   /  )  /
ヽ    /      `ー'´       ヽ /    /
 |    |   l||l 从人 l||l      l||l 从人 l||l       バ
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、       ン
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))  バ
                               ン

120 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:27:14 ID:mPKjyge.

朝歌に逃げ帰った紂王は最早自身の命運もここまでと落胆し
宮殿に火を放ち、妲己と供に自害をする


        _,. -┬ fニト、
      r'´ 、r | | ,.L |
      |   (_ノ j {. '、\
      |    }‐イ-上 〉. \
      |    ノ´     /)゚o |
     i      r‐‐人__) .|          くそっ!!!妲己、済まねぇ…
     ヽ   .ノ ` ⌒´ . |
      i  !,       ノ          俺の力が及ばず、こんなことになるなんて…
      .',  ヽ、 .   /
        \  .     ヽ、
         \      |.i
           |    .   | |

121 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:27:39 ID:mPKjyge.


    /:/:.:i.:.:.:.:.:.:/.:.:.::/.:.:.://.:.:.:.:/.:./:/   ~ |.::i.:.:.:.::i.:.::.::.|
.   i::i:.:.:i.:.i:.:.:.:i.i:.:.::/.:.:.://.:.:.:/.:.//:/      |.:i.:.:.:.::i.:.::.i::.|
   |.:i.::.:i:.:i.:.:.:i.:i.:.:/.:._;ム':.:./:.:/ /:/ ,,,___  |;| i.:.:.:.:i.:.::i.::|
   |.i.:.:i.:.:i.:..:.:レ.:.,ン'´/ |:/:.:/ /:/.    ~`'‐|、 |.:.::.:i.:.:i.:.:|
   |:i.:.:i.::i.:.:.:.:|イ:;:.:.;/_,,=|:::/  /:/   ァ=ェ--、 i `|.:.:.:i..::i.:.:.:|i          いいんです…
   }ハ.::i..:i.:.:.:.:| レケ孑テ|:/  //   ´ .ケニテ≧;、,.|.:.:.:i.:::i.::.::|ii
.  /ハ.::i:|:.:i.:.:..:レケ{,,}::::::i.|i  ./'~     .|Y::::::::i.iトVi.:.:/.::i.:.:.::|.ii          紂王さまにめぐり逢い、こんなに寵愛なさって下さったのです
  /ハ:i:ヽ:|:.::i.:.:.:iiハ'i.i::::::i } '´      {.i::::::::{.ソ~i::/.:.:/i:.:i.:::| ii
. /:ハ::i.:.:.;;|.:.::ト、:.| `{ミニ;ソ        .ヘニ;;ソ /イ::/.::i:.:|.:.:|  ii        私には思い残すことはありません…
/'´ |::レ'´ |.:.::ト、ヾ、 ::: ̄::::::..    ,    ..::::::::::.. '/イ::i..::i.::|\i.  ii
'  /   |.:.:i:.:ヽト` ::::::::::....    `     :::::::::  /i.:.:i.:.:i.:|.  \ ii
 /.    |.:.:i.:.:..::\.       ー‐      ./:i.:..::i.:.:.i|    ヽii
./     .|.:.:i.:.:.:.::i.::|ヽ、           _ r. 'i.:.:.:i.:.:.:i.:.:| ,    ,i
i    ヽ |.:.:i.:.:.:.:i.::i ヽ、` - 、    .,,  '´  _,|.::.:.:i.::.::i.:.:レ'     |
|     ヽi.:.:i.:.::.::i;:i   \__ヽ`. ‐ '´  __,,/ .i:.:..:i.:.::.:i.::|     .|
|.      |.::i.:..:.:レ      ~ヽ' ,r'´´     i.:.:.:i.:.:..::i:|     |

122 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:28:15 ID:mPKjyge.


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |   (○) (O)
. |.   .|| (__人__)
  |    ノi  !   | }           妲己…
.  |   し' ` ⌒´ノ
.  ヽ        }
   ヽ     ノ
   /    く
   |     \
    |    |ヽ、二⌒)

123 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:28:45 ID:mPKjyge.


         /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
        /: : : : : : : : : ::l l:::: :\:ヽ: : : : : :\: : : : : :ヽ
       / : : : : : : : : : l : :::l ト-、;、v、:、: : ::: : :: ヽ: : :: : :::丶
     /: : : : : : : : : : : |: : ::i |    l: l::: : :ヽ: :: :ヽ::::::: ::::::ヽ
     /: : : : : : /: ;: : :::イ: ::::| |    | ::l、:::::::l:::::ヽ l:::::::::::i::::::i
    l :/: : : : : |: :l: : :/ | :::/| |     |::|ヽ::::::|:::i:::i::|:::::|:::::|:::::l
     | |: : |: : :::|: :|: ::/ |: / | |──- l_|_ |::::::|::::|::|::|::::|::::::|:::::|         陛下…
     | | : :|: : :::| :.|/ /:/ | |  __ || ┼::l:::::|::||:|:::|:::::::l::::::l
     | |: :::| l ::::|: l':/ //  |/  イ rェェ==xj、ソ|::::|::|:|::::|:::::::::l:::::|
     | | ::::|: l ::::l V _ュエ__     " l家トイヌ-|:://::::::::|::::::l::::i::::|
     、| 、::::、:l :::::l、Vl家ヘ       O:::::::リ ///:::::::::::|:::::::l::::i:::|
      | ヽ:|ヽ:::::::lヽ、O::::l       vニ夕 イ:: ::::::::::::|::::::::l:::::i::|
     ヽ \:、\::ヽ vニj        ̄´  |::: :::::::::::::|:::::::::l::::::i::l
        \ |\\ "       ///  |:: /:::::::::::|:::::::::::l:::::::、l
          | : : 、 // ヽ         |: / ::::::::::|::::::::::::::i:::::::ヽ
          |: :i: : ゝ、   - -'     イl:/ :::::::::::|ヽ:::::::::::::i:::::::::ゝ
          | ::l : :::::::::::i:::、     / |/: :::::::::::lーゝ:::::::::::::i::::::::ヽ
          |: l: : :::::::::::|::::::|::>i___ .イ: : :::::::::::|  ヽ:::::::::::::i::::::::::\
          V: : ::::::::::::|:::::::/ フ´  //: : ::::::::::::l ヽ, ヘ:::::::::::i:::::::::::::\

124 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:29:14 ID:mPKjyge.


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \   \
 |    ( ○)(○) \ \               妲己!!!
. |   o゚ (__人__)  __
  |  0   `ー'´ノ´ ̄    ̄\
.  |     /  }         \
.  ヽ   /   }          }て・,‥¨
   ヽ     ノ ___   _ノ そ¨・:‘ .
   /    く  \  YY ̄ ̄YY\
   |     \   \    ・; ∵ ..\
    |    |ヽ、二⌒)、       .  \



  /.:.:.:.:.:.:/.:.:.:/.:.:/:.:.:/.:.:.:.:/.:.:.:.:/.:,/.:.:.:.:,_ ィ'.:.:.:.:イ.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
 /.:.:.:.:.:.:/.:.:/.://.:.:/.:.:.:.:/.:..:.:/.:/_:.,,r '´ _/:.::/~/::/_;;;i.:.:.:.:.::.:.:.:|
/.:.:.:.:.:.:.:/.:.://.:.:i.:..:/.:.:.::/.:.:/_,_r,___,,,,,,ィ´._./  /:::/ `'|.:.:.:.:.:.:.:.::|
.:.:.:.:.:.:.:.:i.:.::/.:.:.:.:i:./::/:.:/:ムィ´   _,ェニ-'´   /:.:/   |.:.:i.:.:.:i..:.:.:|
.:.:.:.:.:.::.:i.:.::i.:.:.:.:.:レ:/.:.://::r'_ュ=テ,三ニー;     /;:イ   |.:..:i.:.:.:i.:.:.:.|
.:.:.:.:.:.:.:i.:.::.i.:.:.:.:.:i.:i.:.:/レ,ムテ{::イ::::::::j:ケ'`    / '~ .'ヽ.  /:.:.::i..:.:i.:.:..:|         陛下!!
.:.:.:.:.:.::i:.:.:.:.:.:.:.:.:i,i:./.:.::.:/" {i i;;;;;;rュ'   ,,/´  ,-ェ、. ヽ/.:.:.:i.:.:.:.:i.:.:/
.:.::.:.:.::i.:.:.:.:.:.:.:.::ハ'.:.:.:.:/  ,,_マヘ;;;ソ'   '´   .,ェヌェ,\ /.:.::.i.:.:.:.:i:.::/
.:.:.:.:.::i.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:ハ..:.:.:/    ̄~~        //;;rソ} /.:.:.::/:.:/:/::/
 ̄~^i.:.:.:.:.:.:.::i:./.:.:.:.::/  .::::::::::.:::        {.i:;;フ.'"/.:.::./::/.::/:./
   .|.:.:.:.:.:.:.:i:/.:.:..::./             、.:`"';::.:/:.//;'´r'´
   .|.:.:.:.::.://.::.:.:.:.iヘ、             .´::::::::../:/´~/-'´
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  |.:.::/.:.:.:.:.:.:.:.:ト":""    `Y´:::.`ャ::::´::::  ノ.:.:.:i.:i.::.::|

125 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:29:47 ID:mPKjyge.


          ____
         / \  /\  キリッ
       / (ー)  (ー)\
    /   ⌒(__人__)⌒ \
    |      |r┬-|    |               妲己…
     \     `ー'´   /
    ノ            \
  /´               ヽ
 |    l              \
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、.
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))


          ____
        /_ノ  ヽ、_\
 ミ ミ ミ  o゚((●)) ((●))゚o       ミ ミ ミ
/⌒)⌒)⌒) :::::⌒(__人__)⌒:::\      /⌒)⌒)⌒)           だっておwwwwww
| / / /      |r┬-|    |   (⌒)/ / / //
| ::::::::::::(⌒)    | |  |   /    ゝ  ::::::::::/              速く次進めてーんだからさっさと朽ち果てろよwwwwww
|     .ノ      | |  |   \   /  )  /
ヽ    /      `ー'´       ヽ /    /               バロウィッシュwwwwwwっうぇwwwwっうぇwwww
 |    |   l||l 从人 l||l      l||l 从人 l||l       バ
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、       ン
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))  バ
                               ン

126 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:30:27 ID:mPKjyge.

こうして紂王を打った武王は600余年続いた殷王朝に終わりを告げるとともに
新たに周王朝の建国を宣言した


             __
            ./| .|
            / .|. .|
            | ̄ ̄ ̄|
           / ̄ ̄ ̄\
         / ─    ─ \
        /  (●)  (●)  \
        |    (__人__)    |
        \    ` ⌒´.    /
       _| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|_
      /\  ̄〉 ̄ ̄| ̄ ̄〈 ̄ /\
     |   \〉    |    〈/   |
     |    |   .| ̄|   |     |
     |   \|    |. |   |/   |
     |    \   | |  /     |
     \     |~|⊃ ⊂|~|     /
     / \   | | .∪ | |   /\
   /    \  | |===| |  /   .\
   .|       \|_|  ||  |_|/      .|

127 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:30:51 ID:mPKjyge.

その後、諸侯に領地を授ける。これを封建制という
太公望(呂尚)は斉の国であった。


          _l:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:.:.:、:.:.:.:.:.:.\:.:`:.:、:.:.:.:.:.:.:.\、
          _l:.:.::.\:、:.:.:.:.:.:.:.\:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.ヽ、:.:.:.:.:.:.:ヾ.、
           .:´:.:',:.:.:.:.:.\:、:.:.:.:.:.:.:.\:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.ヽ:、:.:.:.:.:i:. '.
        /:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:.:..ヾ\:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.l:.:.:i:.:.:.:.:ヽ:.:.:l:.:.:.',
          ':.:.:.:.:.:.ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ 、:.:.:.:.:.ヽ\:.l:.:.:l:.:.:.:.:.:.:i:. ':.:.:.:.l
       /:.:.:.:':.:.l:.:.:ト、:.ヽ:.:.:.:.:.:._',-‐ 、:.:.',:.:.ヾハ:l:.:.i:.:.:.:.l/:.!:.:.:.:.!            斉は塩が多く取れますからね
     /ィ:.:.:l:i:.:l:.:.:l  、:.\:.:.´:.:.', ,xfrっヽ メ:リ:.:.l:.:.:.:/:.:.:!:.:.:.:.\
    /  l:i:.:l:.:',:!:.:.l ̄`\:',\:.:.: ',' `ー'  ヽヽ:.:!:.:.:.:,ヽ:.:i:.:.:.:l` ー ‐         それを売買すれば国が豊かになりましょう
       l!:.:':.:.:ヽ从 ィ弋メ\ \:.',         l:.:!:.:.:./, }:.:.!:.:.i:l
       l:.ハ:.:.:..:.:.:.:ヽ   丿 \ ヽ        l/:.:.://./:.:.l:.:.l:!             いい地をいただきました。
       /:' l:.:.:.i:.:..i:.:.i  〈           /l:.:.:/ー:':.:.:.:l:.:ハ
     /´  ヽ:.:l、:.:.:!从            / !:/:l:i:.:.:.:.:!:/
          ヾl :.:.:.:.:.ヽ  ィ   フ      /!'.:/l:l:.:.:.:!/
           } ヽ:.:.:.lヾト、 ` ´      ///' lハ:.:.!ハ
              \.:! }  ヽ      イ    / Ⅵ
               \    ヽ  <      _ .-‐ヽー. -. .、_
                     ヽ      . : ´: : : : : : : : : : : : :.ヽ
                     ___ i  /: : : : : : : : : : : : : : : : : : 〉
               ___ ノ:.:.:.:/} /: : : : : : :  ´  ̄ ̄ ` メ._

128 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:31:34 ID:mPKjyge.

周王朝は主に(西周)と(東周)に分かれる
武王から始まった(西周)の首都は鎬京(こうけい)であり、その後(東周)に変わってから
洛邑に移った。
ではなぜ、洛邑に移る必要があったのか
それは…


【前7世紀】


       ____
    /     \
   /  ─    ─\
 /    (●) (●) \
 |       (__人__)    |         後宮に新しい美女が入ったらしいな
 \     ` ⌒´   /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.          いかような女なんだお?
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||

      『幽王』

129 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:32:17 ID:mPKjyge.


    ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
    /   /   \   丶
   │     /\     .|       はい。褒国の王が献上してきた絶世の美女で、名を褒じ(ほうじ)といいます
   |    / ̄ ̄\    |
    \           /

       『侍従』


※褒じ←「じ」が変換できねぇwww「女以」って字ですお

130 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:32:43 ID:mPKjyge.


     ____
   /      \
  /  ─    ─\
/    (●)  (●) \
|       (__人__)    |           ほう…それほど美しいのなら一度、余の前まで連れてこいお
./     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /



      ____
    /      \
   /   /   \  ヽ
   |     /\    |        承知しやした
   ヽ   / ̄\  /
 ,,.....イ.\       /
 :   |  '; \_____ ノ.| ヽ 、
     |  \/゙(__)\,|  i |
     >   ヽ. ハ  |   ||

131 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:33:19 ID:mPKjyge.

褒じと面会した幽王は絶句した。
その女の余りもの美しさによって一瞬にして心を奪われたのだ


      /                ヽ    \  \
      ,'     /  /            l    \  ヽ
      !     /  /     /  ,'    |  l   ハ  ヘ、ヽ、_,
.     | !   l   l     /  /   ,イ !   i   ! l ヽ ',` ̄
.     l |   l   l  ,/  〃 ,/   /│ l  j   l│  ! l
    ノ | ! │   | /_// //  / ,' ∧ / |  / j   l│
     ノ l ァ|   |尢/‐=乞t/ / /∠ニ「厂! / ,/  / リ
     イ 八{´l  !|<f{矛:下 '    イ孑代フ イ } /
.        Vハ  |  r';;z j       r';;zリ /}, '//          陛下にお目通りいただき感謝致します…
        ヽ ',  |    ̄      ,   ̄  チ' /
         `ヘ lヽ       _     厶 ./             褒じで御座います。
             ', {.代ト、         , イ | /
           \_'i| > 、 _ , イ/ V l./
            / ヽj       {`ヽ   ′
.        _ /  「´        ヽ} \
    _, -‐ ´     l‐--‐、 _ -‐ |   ` ー- 、
. r<\\        ヽ '´ ̄ ___ `ヽl|     / /ヽ
 y⌒ヽ \\      V  ̄ _ `ヽl|     / / ∧
./    ヽ. \\     ∨ ̄  `ヽ |     / / / 



      ____
     /_ノ ' ヽ_\
   /(≡)   (≡)\            うはwwwwめっちゃカワユスwwwww
  / /// (__人__) ///\
  |     |r┬-|      |           今夜は寝かせないおwwww
  \     ` ー'´    /

132 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:33:48 ID:mPKjyge.


しかしこの褒じという女、今まで一度も笑ったことがなかった
幽王があの手この手で、笑わそうと努力したが結局一度も笑わなかった


       ____
     /_ノ   ヽ_\
   /( >)  (<)\
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \           褒じ!!ちょっと見てくれお!
  |     |r┬-/      |
  \     ` ̄'´     /

133 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:34:15 ID:mPKjyge.

            _,,,......,,, ,--‐-、__
           /: : : : : : : : : : : : : : : : :\
        /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
       /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
      /  .: : : : : : : : : : : l: : ::|: : ::l: : : : : : : : :ヽ
       /........  l   /  |  l   !  l  i   ヘ
     /: : : :i: : ::i: : ::./i: : : :.i: : ::イ: : ::.!: : :|........!...: : .ヘ
   _〆'!: : ::l.....:::l...:::/ l....:::;イ:....../|::..../!::....l: : : |: : : ト..!
     l::i::|..!......l!..7‐ゥ.、x'´!::.../ !.:,/__!:...イ::. : :!:: : .|ヽ!
     l::|..::!.ヘ....!,r≠、.  !./  /./  l.` | i: : :|::!:: :| |        なんでしょうか?
      !!i: :|: ::`.!'i゜::::.j` '´  '´r≠ヽ、 |:::::/::!i:::/
       !ヘ..!: : ::|.廴;.ノ      {゜::::::ソ イ/:::/ !'
       ヘ!.i: :.l      !     ー' /: : ; :/
          !.!: :ト     __       /: : /!/
         l.ト、|..\        /.!: / |'
         ヘヘl.ト..| ヽ    , r‐,'イイ:/  '
           ,ゝti    ̄ |./、' ソ
         /:::r'´     └、:\
       _, r'´:::::::|_ __,,..,,_ _ |::::::`ヽ、_
    , ィ:´|: : : : : : : レ'´: . : . :`ヽ、|: : : : : : : |`jヽ
   r'|: :!:::::i: : : : : : :|:_;. -‐' '‐- 、;:!: : : : : : : l:::l : :ト、

134 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:34:58 ID:mPKjyge.


           ____
         /_,r'  ' !、\
       /(≡)   (≡)\
     n/ ::::⌒(__人__)⌒::::::\
    y |     |r┬-|     |⌒)         おち○ちんびろーんwwwwww
    l \_   `ー'ォ     //
     \      ・    ・  ̄ /
       \         /
        >      <
       〃   (::)っ   ヽ
       ヽ  <  `‐' >  )
        と__)   (__)

135 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:35:23 ID:mPKjyge.


        /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:、:.:.:.:.:.:.:ヽ、
       /:.:.:.:./.:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.ヽ:.、:.:.:.ヽ:.\
      /,:.:.:.:/:./:.:.:.:.:.:./:.:.!:.:.:.!:.:.:.l:.:.l:.ヽヽ:.:.:.:.:ヽ:.ヽ
.    //:.:.:.,':./:.:.:.:.:.:./:.:./:.:.:.:|:.:.:.|:.:.|:.:.l:.:.!:.:.、:ヽ:.ト. ',
.    /」:|:.:.:.|:.|:.:.:.:.:,.イ:.:./|:.:.:.:,!:.:./:.:.l:.:.:|:.:.|:.:.:!:.:.l:.:.! 1
   ノ'´|:.|:.:.:l:.:|:.-rーァx...」:_:.ノ!:.:.ハ:.A ォ-:!:.:.:.|:.:}:.:.| !
      |:.|:.:.:|:.l:|V|;ォf==レ ´ル'  /ィ-ヘ|:./:.:.,!:./|:./          ・・・・・・・・
     1l、:.l:.ハl:.:.|` {゚: ::|      {゚: ::ル',!:.:.ィ:/ ,リ
      ゙ ',:.トl、!:.:.|  ゙-┘   、 `ー' /:イ,シ /
.      ヽヽヽ:.l、     _ _    /:.:.!
        ` lハ:lヽ、       ,.-1:./
          ヽN |` ‐ 、__,. ィw  '/
           ,r'^,!       「ヽ、'´
        _,.-'  |       ヽl ヽ、.._
    _,. r ´     |   _...._  |   l. `ヽ.._
   r{. l. |        |-‐ ´ _...._` -|   |   l. ト、
  / ヽヽヽ      |-‐ ´ ,.- 、`ー|   |   | l ヽ

136 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:35:51 ID:mPKjyge.


            ´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄く
        / : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
.      /   : : : : : : : : : : : :     . . .\
 、__//. /. . . . . . .    . . . . : : ! : : : : ヽ
   ̄/. : /. : : : :/ : : : : : : : : : : : \l: : : : : : :ヽ
.    l : : l : / : /. :/ : : ヽ、: : : `ヽ : !: :l: : : : : ヽ、
   l :/ l : l: : :l :∧: :ト、: lヽ、: : : :ヽ!: :l: :l: : : l  ̄
   l/!: ! : l: :/l/‐-ヽ! ヽ !  _ヽ-―!‐ !: :l: : : !
    ヽ! : l : ! rfチミ、  ヽ´ fr旡ミ! : ト、l : : ′           しね…
.      ヽ !: :l  rっソ     匕り !: : !丿/j/
.       j∧ :ト、 `¨   .      l l :l j/
         V: :lヽ、   _     /j/!/
          ヽ: ! >   __.. ィ
       rヾ  ̄ ||   lr‐ 'フ, '/ |ヾ| !  |  !
      ,',ヘ ヾヽ||  /   ∠- ァ! \|  !__ヽ
    /!  ヽ | |||/     r--'ヽヽ `ー、ヽ ¨ァ
    ,' 〉  ヽ !_/    ,、┬、二ゝニ \   ヽ!/│ ポキポキ
    ! /   / |   ィ´ ! !    | \_   |_ !
   | !  ,,.イヾ \ 」〉  |│    ! /| / ハ|
    ! | /  ヽヾ ´/  | ! ,、,、 |〈 ヽイ//ヽ


         ____
       /   u \
      /  /    \\
    /  し (○)  (○) \      ・・・・・・
    | ∪    (__人__)  J |
     \  u   `⌒´   /

137 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:36:33 ID:mPKjyge.

なんとしても笑わせたいと思った幽王は、ある時諸侯に王室の危機を知らせる
狼煙をあげた。
その狼煙に気づいた諸侯は慌てて、首都に軍勢を率いてきたが、特に危険が迫ってる様子もない
そのため、諸侯はあたふたとしている。
それを見た褒じが、初めて笑った…


         ____
       /   u \
      /  \    /\
    /  し (○)  (○) \           やっべ…間違って狼煙上げちゃったお
     | ∪    (__人__)  J |
    \  u   `⌒´   /            諸侯がどんどん集まってきてるお…

138名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 21:36:50 ID:eQSaueu2
これで笑わないとは
すごい女だな!!

139 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:36:57 ID:mPKjyge.


  /:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.l.l:.,:'´/:'ヽ`ヽ l:.:lヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.:.:.:.:l:.:.l
 ./:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.!.、.:.:.:.:.:.:..:.!:.:.l,.l':.:/0::::::', ! l:.l ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.ll:.:.l
../:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.! .\:.:.:.:.::.:!:.! !/',::::::::_,'. ' l/  ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l、ヽ:.:.:.l.l:.:l
.l:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!_\:.:.:.:.:! .'   ̄    .'   /:.:.:.:/l:.:.:.:.:/ .l l:.:.:.l l:.l
.l:.:.:.:.イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:‐'´i.,'o"`\:.:.:!          ./:.:./ .l:.:.:.:///:.:.:.:l .ll
.l:.:.:.:l .!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i、',:::::〉., .`‐- ___     .//   l:.:./_/:.:.:.:.:l .!          陛下!!ご無事ですか!?
..l:.:.l  .!:.:.:.:.:l.ヽ:.:.:.:.:.:i.ヽ '. ヽ . / / \   .'     .l:/´:.:.:.:.:.:.:.:/
. l:.l   .!:.:.:.:l .ヽ:.、:.:.i    ./ / / ̄´\      . ..l'.:./:.:,:.:.:.:./
 !    .!:.:.:l  .ヽヽ.i    l__,='  /     l     . : :.l:/l:./l:.:.:./
      .!:.:l   .ヽヽ   ヽ  ./     /    . : : ,‐'、 !' .l:.:/
      .!:l     ヽ.\  ヽ ./    ./   . : : : ;/__ `‐ !:'_
       ':!       .\ ヽ__/    . : : : :// .i    ` ‐- 、_
                . \       . /: : : : :.l'   .i
                    \    /: : : : : : : l    !  _
                    `-‐'´ヽ: : : : : : : : l    .i/
                 .,-'´     .!: : : : : : : :l   .'
                 l'´.!      !:./ ̄ ̄
                 l  .!     /l


                  『諸侯A』

140 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:37:26 ID:mPKjyge.


     _____
   /.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
    |.:::::::γ⌒^Y⌒ヽ::.|
    |::::::::ゝ ─  ─ |
   |::::::( ( ●) (●)|           いや、ちょっと待て
   (@  ::::  (__人__) )
    |     ` ⌒´  |           なんかおかしくね?特に危険ってわけでもなくなくね?
   /    ∩ノ ⊃/
   (  \/ _ノ|  |
   .\ “ /__|  |
     \/___ /

      『諸侯B』



              γ´/ 丿ヽ
           -‐ '´ ̄ ヽソ ` 丿
          / //" `ヽ ヽ ヽ\
        //, '//レ´/ノ ヽハ  `、ヽ
        〃 {_{   ノ u ヽ、 リ| l │ i       ほんとですね…これはいったいどういうことでしょう?
        レ!小l (●) (●)从 |、i|
       丿ル|   、_,、_,    |ノレ リ
          ヽ ∩ノ ⊃ .  j /
           / _ノ_,  イ_
         . / ̄ / / |‐‐  \

           『諸侯C』

141 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:37:56 ID:mPKjyge.


         ____
       /   u \
      /  /    \\              うわぁ…やばいお
    /  し (○)  (○) \
    | ∪    (__人__)  J |             諸侯があたふたし始めたお…何とか誤解を解かないと…
     \  u   `⌒´   /

142 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:38:24 ID:mPKjyge.


         _/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
     ー=ニ ァ: : : : : :/: : : :/: /: : : : :、: : : :`ヽ: : : : ヽ
        / ,: : : :〃: :/: : /: │: : : : :lヽ: : : : ハ: : : : :.ヽ
.       / / : : //: :/: : /: : │: : : : ::|: :!: : : : i|: : l: : : :ヽ
      / イ : : : l |: :│: :j : : ∧: : : : :l: :|\: : i|: :│: : : :.\
      l/ |: : : :| l: :∧: :ハ: : l  '.: : : :ハ j  ヽ i|: :│: : : :}
      ││: : l|│ナ下/-ヽ |  ヾ: :/_ム'― 弋|: :│: : ! j         陛下、先ほどから宮中が騒がしいのですが
        j. │: : |i V ,ィテ圷、ヽ   ∨ ィチ示k l: : ト: : Ⅳ
         ヽ: : |  ハ` Vf:::::i}       Vf:::::i} Y|: : ム N          何かあったのですか?
          ヽ |ヘ i l  ゝー'       `ー'' ハ!: :,) }i|
            `l: :ヽム        '         /:/: :ルイ
            ', : : |ヘ、     ‐       ィ' /: :/
            ヽ: :lヽ >,、       イ/7: :/
            \! V厶|>ー <レ_'/ //
              , '´/ノ      L、 /
               ,.-'   | ___._   | `ー、



           ___
       /      \
      /ノ  \   u. \ 
    / (●)  (●)    \
     |   (__人__)    u.   |      あ、褒じ…実はカクカクシカジカ四角いムーブでして…
     \ u.` ⌒´       /
    ノ            \
  /´               ヽ

143 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:38:53 ID:mPKjyge.


      /                ヽ    \  \
      ,'     /  /            l    \  ヽ
      !     /  /     /  ,'    |  l   ハ  ヘ、ヽ、_,
.     | !   l   l     /  /   ,イ !   i   ! l ヽ ',` ̄
.     l |   l   l  ,/  〃 ,/   /│ l  j   l│  ! l
    ノ | ! │   | /_// //  / ,' ∧ / |  / l   l│
     ノ l ァ|   | ィfテ云ミx / / /ィ示坏x.! /  リ  ハ!
     イ 八{´l  !|  {じ刈 ' ´     トc刈 》j/   / /        …諸侯が?
.        Vハ  | 弋zソ       弋zソ  }  ,//
        ヽ ',  |           ,     .イ /´           ちょっと私も見てよろしいでしょうか?
         `ヘ lヽ       _     厶 /
             ', {.代ト、          , イ | /
           \_'i| > 、 _ , イ/ V l./
            / ヽj       {`ヽ   '′
.        _ /  「´        ヽ} \
    _, -‐ ´     l‐--‐、 _ -‐ |   ` ー- 、
. r<\\        ヽ '´ ̄ ___ `ヽl|     / /ヽ
 y⌒ヽ \\      V  ̄ _ `ヽl|     / / ∧



       ____
    /     \
   /  ─    ─\
 /    (●) (●) \         え?まぁ…かまわないお
 |    u   (__人__)    |
 \     ` ⌒´   /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||

144 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:39:16 ID:mPKjyge.


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              γ´/ 丿ヽ
           -‐ '´ ̄ ヽソ ` 丿
          / //" `ヽ ヽ ヽ\
        //, '//レ´/ノ ヽハ  `、ヽ
        〃 {_{   ノ u ヽ、 リ| l │ i        どうしよう?
        レ!小l (●) (●)从 |、i|
       丿ル|   、_,、_,    |ノレ リ        帰っていいのかな?
          ヽ ∩ノ ⊃ .  j /
           / _ノ_,  イ_
         . / ̄ / / |‐‐  \


 | /  |              ! !   !!       λ  ! ヘ   }
 |/  !       !    .|!‐= ミト!、 ! !      l !_ ム--ヘ― !
     !.   !   ヘ    .!ヘ Lムミヾミ|ュ!ィ. ノ  ゝムニ|ィ≦ニミ,,!  !
      !   !   ヘ   kィ'ヘ|γ c ヽ ヘ     lγγ c   `ト,/
.     !   ヘ    ヽ |.ヾ .乂_リ   ヘ   !.  弋_ リ  〃         いや、陛下のご沙汰を待ったほうがいい
.     ヘ    !ゝ    \  ゝz -'"     \ !  ` ト  ィ/
      ヘ   ! \   !.                   /  /        誤報であったのなら何か知らせがくるはずだ
       ヘ .|ゝ  \  ヘ.           ,       /,,ィ"!
        \! \ ト ト ヘ         l      ''"   /_/
.            ヽ|ヽ ' !\       ____    し /  ィ
               ! ハ \    て~  ̄ ̄ ~Y    / /!/
                !  \ ヽ、   ̄ ̄ ̄ ̄  / /
                  ,ヽ| 丶、     ィ .| /.、
                 /  |   ゛ -- '"  |'   !
               /   ./|            | ノ  \


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145 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:39:40 ID:mPKjyge.


         ____
       /   u \
      /  /    \\
    /  し (○)  (○) \        ほら、あんな感じだお…
    | ∪    (__人__)  J |
     \  u   `⌒´   /

146 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:40:01 ID:mPKjyge.


         _/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
     ー=ニ ァ: : : : : :/: : : :/: /: : : : :、: : : :`ヽ: : : : ヽ
        / ,: : : :〃: :/: : /: │: : : : :lヽ: : : : ハ: : : : :.ヽ
.       / / : : //: :/: : /: : │: : : : ::|: :!: : : : i|: : l: : : :ヽ
      / イ : : : l |: :│: :j : : ∧: : : : :l: :|\: : i|: :│: : : :.\
      l/ |: : : :| l: :∧: :ハ: : l  '.: : : :ハ j  ヽ i|: :│: : : :}
      ││: : l|│ナ下/-ヽ |  ヾ: :/_ム'― 弋|: :│: : ! j
        j. │: : |i V ,ィテ圷、ヽ   ∨ ィチ示k l: : ト: : Ⅳ        ・・・・
         ヽ: : |  ハ` Vf:::::i}       Vf:::::i} Y|: : ム N
          ヽ |ヘ i l  ゝー'       `ー'' ハ!: :,) }i|
            `l: :ヽム        '         /:/: :ルイ
            ', : : |ヘ、     ‐       ィ' /: :/
            ヽ: :lヽ >,、       イ/7: :/
            \! V厶|>ー <レ_'/ //
              , '´/ノ      L、 /
               ,.-'   | ___._   | `ー、
         _..-‐'´     |´  _` ー<|   `ー、_



           ____
         /      \
        / ─    ─ \
      /   (●)  (●)  \            褒じ?
      |      (__人__)     |
      \     ` ⌒´   ,/
      /     ー‐    \

147 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:40:24 ID:mPKjyge.


                   __ __
                   ..ィ.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:.:...、
                 ,..イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:ヽ:.:.:.:ヽ、
           /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\.:.:.:ヽ
.           ,.イ:.:.:.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
           /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:',
.          /:.:.:.:.:.:.:.:. i:.:.ヘ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:';:.:.:.:.:i.:.:.:.',
        /:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.!:.:.:ハ.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.:.:.l:.:.:ハ
.       /:.:.:.: i:.:.:.:.l:.:|!:.:.l ヽ:.:ヽ:.\:.:.:ヽ;.:.ト、:.:.:.l:.:.:.:.:l.:.:.:ハ
.      //: /:. |:.:.:.:.l:.l !_.:!-‐ ヽ.:.:\:ヾー、- 、ヽ:.l.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.ト、         クスッ…
      /イ/:.:.:.!:.: ,:イ´∨    \! ヾ! \!\`ヾ!.:.:.:.:l:.:.:.:.:j`ヽ
       |:.:.:.:.ヘ:.:.:.:.|ィニニミ、       ,.ィニニミ、!.:.:.:.:i、:.:.:/
       |:.|:.:.:/ヘ\!ヾ{:゚::;;::ヾ    〃 {::゚:;;::::} l.:.:.:./ }:/
        ヾ!ヘ:ヘ,,:イへ ヽc::::リ         ゝc:::ソ l.:.:./イ/
        ヽ ヽヘ!:.:.ヘ ` ̄    i    ` ̄ ,':.:/.;イ′
            |:.:.ハ.                /.:/:/
            |:.:|:.:|:.ヽ、   `  ´   ,イ:./|/
            |:.从!∨W> 、    .イソ'// !
            |/        ,j ` ´  lメ.′
            ′    /::ノ    /∨:\
         __... 、.- ─:::´:::ク    ....   ∨::::`:ー:..、
          |::ヘ::::::::::::::::::::::i:/ ´     ` \l::::::::::::::::::::`>,
.          /∨ヘ::::::::::::::::::::l/ ´  ̄ ` \j::::::::::::::::::::/ :/ヽ

148 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:41:00 ID:mPKjyge.


..      ____
     / ―  -\
.  . /  (●)  (●)
  /     (__人__) \        (あ…笑った…)
  |       ` ⌒´   |
.  \           /
.   ノ         \
 /´            ヽ

149 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:41:23 ID:mPKjyge.

初めて笑った褒じの顔は、まさに絶世の美であった
幽王はその顔を何度も見ようと、事あるごとに狼煙を上げる。
そのたび諸侯は駆けつけ、いつしか諸侯の心は幽王から離れていった
そしてある時、王室に本当の危機が迫ることになる


         ___
        / .u   \
      /((○)) ((○))\
/⌒)⌒)⌒. ::::  (__人__) l_j :::\     /⌒)⌒)⌒)          ちょwwwやべぇおwwww
| / / /     |r┬-|     | (⌒)/ / / //
| :::::::::::(⌒) U .| |  |    /   ゝ  :::::::::::/            廃后の親父が反乱を起こしやがったwwwww
|     ノ    | |  |    \  /  )  /
ヽ    /    └ー.┘    ヽ /    /

150 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:41:54 ID:mPKjyge.

幽王は以前、「甲后」という皇后を娶っていた。
しかし、褒じの台頭により甲后とその子である太子は廃され
褒じとその子を皇后と太子に据えたのだ
そして、幽王の度重なるおふざけは、すべて褒じの責任だと考えた廃后の父が
王都に攻め入ったのだ。


       ,   __,,::-:..、__
     ./i__,,r''゙/::,,='''´:::.`''ヽ
    ∧゙、::i::〈::f::::::::_;;:-:::::、:.`:、
    /:::::ヾ;:!、:、i;::'ヘヽヽ;::::::::::、{
   〈:::::/'!i゙    |::|. |:ト;::::::::〉                 全軍、我に続け!!
   /:、{.-|ト、,,_ 、,,|;'-‐jノ'ミ:::、{
   ヽ;:l i┬r ヽ ''~Tユ~`.},=〈                  国の根本と、我が愛嬢を汚した王と
    .iヘ  ̄ ,!      !゙ビi.〉
    .{.「i  ヽ!.       _,,/                  その王を誑かした褒じを倒すのだ!!
     `'ヽ.  iラー''^ヽ  /
       ヽ、 '-‐‐'''゙ /|
        .iヽ、__ ,,/./ヽ、 __ ,,.、
       ,.-|  __,,r‐゙‐''''i~`i. |. l,,,___
       /,f〈   | / ー{. l  | l  l;;r‐-゙、 、_
   ,,.::-///゙'ヾ、ノ/  r┴ ノ .ノ ノ./゙ ,,ィ''゙:::::::゙i、
-‐''゙:::::ヽ::/';:-y-;;/゙   .~''ラ`''`''゙~  ,,::''::::::::::::::::l::{
::::::::/;;r''::::::i¨ !゙     '    ,,x''゙:::::::::::::::::::::l::::l、
;;;='''~..::::::::::::|. l  '''' ,,:::--‐7'´::::::::::::::::::::::::::j:::::::}ヽ
::::::::::::::::::::::::.ヽ.oヽ、_x''゙:::::::∠.:::::::::::::::::::::::::::::/::;:;::: :!:.ヽ
:::::::::::::::::::::::::::::ヽ''゙ .ソ:::::;;イ::::::゙゙''''ー-::;;_::::::::i゙;:;:;::::::::::::::..\

       『廃后の父:甲候』

151 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:42:21 ID:mPKjyge.


             -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
             / /" `ヽ ヽ  \
         //, '/     ヽハ  、 ヽ
         〃 {_{ ⌒   ⌒ リ| l │ i|
         レ!小l( ●) (●)从 |、i|            あたしを廃するなんていい度胸よね
          レ⊂⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ
             ヽ、  ゝ._)   j /               褒じも幽王もあの世逝きなwwww
            ヘ,、 __, イ
         r ヽヽ::::::|ヽ`ー'´,1ー:::::ヽ、             やる夫系のヒロインはあたしだからwwww
         {  V:::::::::∨yヽ/::::::::::/,1
         |ノ''::"::::::::::ヽ/::::::::::: r" /
        /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:y ゝ

            『甲后』

152 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:42:48 ID:mPKjyge.

その後、幽王は殺され褒じは行方不明となり
ここに(西周)は滅びた


                           """"''""'""
                       ;;;;;;;;_;;;;;_;;;;;;_;;;;;;;;;;;
                     .::::/      \;;;;;;;;;;;;;;
                    ::;;;;;./          ゙ヾ;;;;;;;;;;;;;;
                   ::::/  ─    ─    \;;;;;;;;;;;;;;;;
                   ::;;;.i   (─)  (─)     };;;;,,,,,;;;;;;;;;;
                   ::;;;;::...   (__人__)   /;;;;;::;;;;;
                   ;;;:,チ''゛''::'' `⌒ ´'::''''' ゙゙Y;;;;:;;;;;
                 ::;;;;y'´    , `::::::::'     `{;;;;;::;;;;;
                 ::;;;.(,    ″        '(;;;::;;;;;
                  ;;;;;:`,ll'-、 \     ll  |:::;;;;;;;;;;;;;;;
                   ::::|   ゙;,_ ,:      ゙、 i;;;;,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;
                   :::::i   ::::           .'-、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
                  ;;;;;;;;ハ  i:::::     ....::::''   `'<;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
                   ::;;;;;.ハ  '(i|||||lllllllliiii=''′   .,};;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
                 _,,,,,lllllllシ  ,,illllllllllll″ ,__,,,,,,,,,iiillllllllllllllllllll
                .(lllllllllllll、,,,ィ'illlllllllllllllli, ゙lllllllllllllllll!゙゙llllllllllllllll
                  `”゙゙゙゙゙゙llllllllllllllllllllllllュ,,j'llll  !.llllllllllll

153 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:43:31 ID:mPKjyge.

そして、廃されていた太子「宜臼」が即位し、平王になる
しかしこの反乱により首都鎬京が破壊されたため、洛邑に首都を置くことになる
ここからが(東周)である


                _,,,,,,,,,,,,,_
             ,,-‐''´      ``''ー 、
           /               ヽ、
          / /    ,    、  丶     丶
.         /  |   /  ,  l   l   丶   ヘ
        /   |   l  /| /1  |、   | i  l |
        | , i |   | /‐'''フノ |   |'''ヘ / l  i |′        鎬京はもうズタズタだから遷都します
        ヘl l l   jヘレ-='、  | ,/-=、|/l / l丿
         ヘi l,ヘ  | '! {辻|l   l/ 'l辻l`フノ ノ′          洛邑なら治安もいいみたいだし
          `゙{仝、ヘ、ゝ-'      `ー' 厶'"
           `゙ー-ニ、      `    /               活気に溢れてるから文句はないでしょう
             `ユ 、   にフ  /
            /゙lヘ ゙ヽ、__,,ィ'"
          ,,// ヽ\、  〕1`ゝ、_
       ,,-‐''´  `‐- ヘ、 ゙>='、卜、> ゙'ー-,,_
      ,'´      /  ヘ ∧_∧|  \     ゙''iヽ
      ソ`ヽ      ヘ   ヽ、〕 l `l  /     | ヘ

               『平王』

154 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:43:58 ID:mPKjyge.

しかし、この件により王室の威厳は根本から崩壊し
諸侯も好き勝手に自国を広げようとする戦乱の世になって行く
この東周とは、春秋戦国時代ともいうのである


    次の会盟いつにする?

            明日なんてよくね?

           ∧,,∧  ∧,,∧  ∧_∧
  ∧∧  ∧∧(´・ω・)(´・ω・`)(・ω・`) ∧,,∧
 ( ´・ω)(ω・` )l   U) ( つと ノ U U (・ω・`)         ∧_∧
 | U   |と ノ`u-u'  `u∧,,∧ ∧∧(U U)       (・ω・`)  <・・・・・・
 (  ´・)   u-u  (  ´・) (    )(・`  )`u-u'         |   U)
 (l    )      (l    )(    ) (   ノ∧,,∧          u-u'
  `u-u'       `u-u' `u-u' ..`u-u'(     )      『王』
           ∧,,∧  ∧,,∧      (    )
        ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧   `u-u'
       ( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
       | U (  ´・) (・`  ) と ノ
        u-u (    ) (   ノu-u
            `u-u'. `u-u'

           『諸侯』

155 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:44:26 ID:mPKjyge.
















                         『こうして周王朝の衰退が始まる…』


















.

156 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:47:01 ID:mPKjyge.
本日はここまでになります(^q^)

次の春秋時代に関してですが、有名な人々を一人ずつ紹介すると
パネェ時間と量が必要になるため
ダイジェストでの投下になります。

申し訳御座いません;;

本日はご観覧いただき、ありがとう御座いましたお!

157名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 21:48:15 ID:25Al8lPY
乙!!面白かったよ〜
春秋は群雄割拠で入り乱れてるからしかたないねww

158名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 21:48:36 ID:7R1tV/Ug


159名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 21:48:50 ID:rgnijyYA

この辺はほぼ伝説でしかないからな
女に溺れて滅ぶのが続くあたりテンプレ化してるというか

160名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 21:50:16 ID:OSptbdwg
お疲れ様でした。

>次の春秋時代に関してですが、有名な人々を一人ずつ紹介すると
>パネェ時間と量が必要になるためダイジェストでの投下になります。

変に話を長くしてスレが伸びまくったりエタるよりは、
以下に要点を捉えて話を上手くまとめる方がよいかと思います。

161名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 21:51:53 ID:FTpoTEEI
女=外戚って事じゃないかなーとは思ってたけど どうなんだろ?

162 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:55:26 ID:mPKjyge.
>>161
外戚は主に皇后の親族のことですね
前漢を滅ぼし、「新王朝」を建国した王葬も皇后の外戚にあたる人だったと思いますお

163名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 21:55:35 ID:OSptbdwg
>>160

最終行を訂正

>要点を捉えて話を上手くまとめる事に力を注いだ方がよいかと思います。

164 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/30(水) 21:57:48 ID:mPKjyge.
>>163
ご助言ありがとうございますお(´;ω;`)
なるべく分かりやすいように努力致しますお!

165名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 22:00:48 ID:qWl1EHAE
傾国ばっかだなぁ・・女は怖い

166名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 22:14:50 ID:hdBzFtoI
乙! わかりやすい

167名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 22:38:14 ID:91R5qbg.

うん、全体像と掴むためにもサクっとダイジェストの方がいい

168名無しのやる夫だお:2009/12/30(水) 22:55:17 ID:0ui9gsEs
乙です

169名無しのやる夫だお:2009/12/31(木) 01:16:27 ID:eQkYGSCo
乙です
中国史はよく分らんから期待してます

170名無しのやる夫だお:2009/12/31(木) 12:23:57 ID:kRiGfUZU
>>165
司馬遷は女が嫌いだという説を聞いた事がある
実際史記に女性をほめた話がほとんど無い
後世の歴史書には烈婦とか節婦とかあるのにね
 
ちょん切られたからコンプレックスになってたのではという話も

171名無しのやる夫だお:2009/12/31(木) 13:17:17 ID:VEsUUY36
宮刑食らってちょんぎられてから女女言われたのかなぁ・・・。なんか生々しい

172名無しのやる夫だお:2009/12/31(木) 15:12:35 ID:Aq6.GEcU
その頃は髭が無いってだけで女(や宦官)と蔑まれることもあったそうだからなあ
ちょん切られたらどんな扱いを受けるかは推して知るべし、か

173 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 17:42:07 ID:znDGFIYs
どうも(´・ω・`)

本来ならもう少し日数をあけてから投下しようとおもったのですが
明日から多忙になるため今夜また投下しますお

おそらく、昨日同様9時〜10時あたりになりますので
お暇でしたらご観覧ください(^p^)

174名無しのやる夫だお:2009/12/31(木) 17:51:42 ID:aA5LnJEM
春秋戦国って「どこでどうなってああなった」ってのがよくわからないのね。
乱世期間が長すぎるからか? 司馬遷の年表がそもそも矛盾だらけらしいし。

はっきりわかるのは始皇帝が六国を滅ぼすあたりじゃないかっていう

175名無しのやる夫だお:2009/12/31(木) 19:23:35 ID:GJATFCr6
なんか登場キャラの口調に違和感があるな
やらない夫が「〜お」とか言ったり

春秋戦国は横山光輝版史記でしか見たことないけど
基本人物評だから時間が行ったり来たりするんだよな
全体的な流れをざっくり読めるならすごいと思う
期待

176名無しのやる夫だお:2009/12/31(木) 19:26:24 ID:hQDREvkU
>>174
司馬遷の時代ですら矛盾だらけになるほどの資料しか残ってなかったんだろうな

177 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:06:20 ID:znDGFIYs
皆さん、こんばんちゃおっす(^q^)

今から投下しましゅ(^q^)

178 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:06:47 ID:znDGFIYs


                         【前回のあらすじ】

             見事殷王朝を滅亡させた姫発こと「武王」は、文王の望みだった
             周王朝を建国する
             しかし、武王が建国した周王朝も夏、殷王朝と同じく衰退し始める
             原因はやはり女だった…幽王が寵愛した褒じにより
             諸侯が朝廷を無視し始めたのだ。そして幽王が亡くなった後
             諸侯は勝手に領地を広げ始めることとなる


                     /´ ̄ ̄ ̄  ̄ ヽ
                    /           \
                       /:::::             \
 _______ +      /:::::::::                 ヽ
 |i:¨ ̄ ,、    ̄¨.: i       |:::::::::::                    |
 |i: /ヘ:\     :i|     _ |::.:. : :     ,,ノ:..:ヾ、       |
 .|i:〈`_、/´_`>.、  :i| ,.r:;'三ヽ:: :: . ー'"´   ,,、  ー‐‐,,     /`、
  |ii~~'、;'´`,'~,;~~~~:i|;イ:;:":::::::::::\;;。(ー一)   (ー一)。;:;:. /::::: ヽ
  |i`::;:':::::;::;:'::::::::::;.:i|`。⌒/7, -──〜 、(___人___,)"⌒;;::/::|:::::〆::\
  |i::::::;:':::::::::::::::::::::::i| ::::://,::::..    " ニニヽ、⌒ij~";_ ィ /:::::::|:::::〃::: : ヽ
─|`ー=====一 | ::::::|_|;;、:::.__y-ニニ'ー-ァ ゚‐─'───┴────── ‐
::::::`ー―――‐一´ ̄~   ̄       ̄

179 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:07:15 ID:znDGFIYs

春秋時代に入ると諸侯は勝手気ままに領土拡大をし始める
もはや周王朝は名ばかりのものとなりつつあった。


             ヽ _  -― _ `{ゝ ` ―-         //
            <<´       -‐...... ̄:::::::::::::::::::::`ヽ   //、
             ヾ 、    /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\」/、ヘ
               /l l__ /:::::::::::::::::::::::ハ ハ::ヽ::::::::::::::::::::::ヽ \!
                 /::::`/´./:::::::l::::/:__,::::|: :||: :l、__l:::ハヽ:::::::::::::i\ ヽ
              /::::::/ /l:::::::┼'丁::ハl: :‖ |:::::l丁トi::::::::::::::l:::::l   l
                /::::::/ /:::!::::::::::/-=- 、: :l: : , ===-、::::::!::/:::::|   |       周?なにそれ?
            /::::::/ /::l:::l:::::::ィ' i´n`! : : :: : : i´n`! !:::::::l/:l::l:::!   |
              /::::::/ /:::::| ハ:::::::l '⌒       ⌒` |::::::ハl::i:::|   l       そんな王朝聞いたことねーなぁ
          /// /:::::::::|'::::!:::::!      '   _,ィ^  i⌒!:::::|:::/  /
           ' / /::::|:::::::|:::::!⌒!   `=ニ二 ̄_ノ   |  |:::::!:l::ヽ/
          l_ {´::::‖:/:|::l::|  |ヽ             /ト=イ::::l::l:::/
           l::l:::l::::ll/ヽl::l::ト=イ:::::> _  _ <:/::|:::::|:l:::/l/
           |八|ヽ|   lハノ!::::l ヽlヽl、:}    {:::/l/l:/!:::::!:l/     , -,_
                  レ'l::::l -‐ '´\   /`' ‐- l:::::l、 r 、-、//\\
                    r'l::::l ゞ、   ,, >-< 、  ゙(´l|::::l l r ヽ ヽ l '\ //
                    l l:::l `ゞ、r/`{ y}'\、゙(´ l|::::l(`ヽ  _ l / \ \
                  l l:::l  `´  / /ハ\ `´  l /}  r / \ / /
                   ┌--┴ ヽ!     / //   \ //ヽ´  /||  / \ \
                   j=  == =|  ノ //  l!  //l'´ ヽヽ/ ||  \ /、 /
                 {  , -===、  `く/ r-、l// ´ l    ヽヽ ||  / \' \
                 j//´ ̄`ヽj   '⌒ //     lヽ     ヽ」  \ /、 /

180 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:07:59 ID:znDGFIYs

さて春秋時代にはどのような国が勢力を拡大していたのか
春秋時代で有名な国といえば、斉、魯、衛、曹、宋、陳、鄭、晋、楚、秦、燕などが挙げられる
ちょwww多すぎwwwと思ったのは私だけかもしれないが、実は、ここに挙げられないだけで
まだまだ国はあるのである。
その一つ斉の国に、ある有名な名宰相がいた…


         `ヽミメ、 . -‐,=‐
      . . .-‐‐ミ i! Y i! 厶イ__
   ∠..., =‐- i!  i!  i! i! <´
    .ィ´ i!   i! i! i! i!   i! i! ヽ
.  , ′i! i! i! i! i! i!  i!  i! i!.!
  /イ i! i! i!ィ i! i./::、 i! ト、 i! i! !           お前が鮑叔が言ってた管夷吾(管仲)か?
  /i!.//i!./::iメi/:::::::,メ、「ヽト、 i! i!j
  /イ i!/! /==。=、:::::.=。===:i!,...i! |
    j/ j/ i::`:‐:/:::::::: ー一.:´:|ir, }.|
       i:::::/.::::::、   .::::::|Lンii|
         i: `‐――一'.;.::::ハ.i! j;\
           、  ー ..:::::/;  ヽ:{;;;;;;;ト、__
      . -=''7ヘ.....:.:::::/;;; '   j;;;;;;;j;;;;;;;
   -‐'";;;;;;;;;;/;;;;;;ヽ .イ;;;;: '     /;;;;;;;;|;;;;;;;
  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;|:.:;;:::'    /;;;;;;;;;;;!;;;;;;

         『桓公』


.

181 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:08:27 ID:znDGFIYs

                   /:  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
                 /: : : :              \
               /: : : : : :                 \
              /: : : : : : : :..                \
             .l : : : : : : : : _ ノ゛,, ;、、、 '⌒ゝ、      l             ならばどうする?
             | : : : : : ::;;( ● )::::ノヽ::::::( ● );;:::    |
             .l : : : : : : : ´"''",       "''"´       l             ここで殺すか?
              \: : : : : : . . (    j    )       /
               \: : : : : : :.`ー-‐'´`ー-‐'′    /
               _ノ>'´小、    `ー―'´,),. /\イ
       _,.二ニ-‐フ´ / /!| \ ` ー --‐ , イl、 丶、ト、__
  ,r‐<´     /  '  /´ |j    ヽ、   __/ ' ハl、   ヽ  `丶、   /⌒〉
 ノハ   \   /    /   jl|  ,'  jゝィ厂   ′/l∧   \    \/   /
∧丶ヽ   V       /    /リ ;   /⌒l|   ; / / ヘ    ヽ   /   /、
l l、 、 }   ヽ     /     ハノノ  /  ∧  ,' / /   ハ     \丿   厂\
、_}/ノレー‐-、\  / 、    |/'´ / ン=c'、{ヽl  ' / /    }、     レ- '⌒ヽ__ ヽ
´ /´{    `ヽV___、>−-、 く  /7个i/ ヘ.0/ /      ハ     /   _,. イへ\ \
 ∧0 ノヽr─-、___)一´- 、/ ) ∨ / / jl   ∨/=-、  (⌒>‐イ  _∠´ /l /! \ \
 {. ハ |  {、_     ____) / /   / |    /    \ (⌒(   __`二´-‐┬' 7/l |   ハ ヽ
 ヽ、ハ   \ ̄ ̄ - '´ /i /  '  / 'l   /       ヽ\  ̄ヽ、  _, / /∧リ-−  〉 〉
、 〈 `>‐-`ニ>─<   !/     /  | /        \\,_  ̄ 丿_∠´  厂丶 / /

182 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:09:03 ID:znDGFIYs


                 _,,.. - 、 ,. ''" ニ=-
              _,. -゙'" " ゙ " " " " ̄~゙'' - .,,
              7i " " " " "  " " ヾ" ー゙ヽ
              /,. " " " " " " " " " "i; 、 " ヽ
              /,." " " " " " " " " " " i; 、" i
              / " " " " " " " " " "" " i. ゙ ,
              "7 " "  v v   ヘ、ヽヾヾ i i i\i              .死にたいのか?
               l" " ノ / / i /  ヽ !_Aリ|ノ!'!'!
            _,,.、、ィ、Vノ゙-=-、、!/   _,.ゞ、、Yヘレ''-、、,, ) )          .まぁいい…鮑叔がお前を推挙してきた
      _,,.、-‐''"´  /  i, ー==。=、_ッ‐‐ 、。==-' !!:::::::',:: 〃 `''‐ 、       .
  ,、‐''"´       /   ', `ー ,、''"  ヽ, `゙ミ,''‐-、,'′::::::!:(',;     ヽ     今はどの国も虎視眈々と自国の領土拡大を狙っている
,/ ':,            ,'    l ':,,.、 '"    ヽ, \   ` 、 ヽ,:::: l _;;リ      ':,
   ヽ',          i   ,、 '"    、    \ ヽ,_  ヾ二二で)″      !    我が斉が発展するにはいかようにすべきか?
     ':,         ! ,r"  :.      ンー' 、  ゙! },,,ヽ,  ':、'、〉  //    l !   .
  _    ',.        /     :.   /     !  ! !  ヽ ;ヘ  〃;/     l
 ‐、ヽ   ',.     /        ン、、..,,,__,,.. -{ r/ l‐--‐' ゝー' 〃/      l
   ヽ ヽ. ',.   /        /,       `! __,'      f,'"_,, - ''    !   .
 ``' '- ミ、 !  /       / ':,         ゞ-'       i!´        l



     ____
   /      \ ( ;;;;(
  /  _ノ  ヽ__\) ;;;;)
/    (─)  (─ /;;/       簡単な話だお
|       (__人__) l;;,´|
./      ∩ ノ)━・'/        国が発展したいなら財力が必要となるお
(  \ / _ノ´.|  |
.\  "  /__|  |          国の財が豊かになれば人民は平和を謳歌し、犯罪も少なくなるお
  \ /___ /


.

183 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:09:41 ID:znDGFIYs


          ___
         /     \
       /   \ , , /\
     /    (●)  (●) \         そして財を豊かにするには、商業をすることだお
      |       (__人__)   |
     \      ` ⌒ ´  ,/         斉国は塩の名産地であるお
      ノ          \
    /´      _i⌒i⌒i⌒i┐ ヽ        塩を大量に作り、諸国を歩く行商人に買わせ財を蓄えるんだお
    |    l  ( l / / / l
     l    l  ヽ       /


.

184 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:10:14 ID:znDGFIYs


       、─- 、  __
    ,_ -─-ヽ   '´   ,∠.._
    ,> " " " ゙  、、 <`
  ∠_ " "  "  ヾ  、、ヾ
   / ″, ,ィ /ヘ i、 ヾ ヾ !          なるほど…
.  /イ ,ィ ./l/‐K   >!ヘ|\ ゙ |
    |/ レ|==a= . =a== |n. l          財、豊かなれば人民がついてくるのか
.     | l  ̄ ´|.:   ̄  :|fリ,'
      `ヘ   、l.レ    :|"ハ          よし、そちの考えを存分に発揮するがよい
.      /ヽ.  ̄ ̄ ̄ /|/  :!_
      _/   l\  ̄ / ./   |-¨二       本日からそなたを宰相に任ずる
-‐ _''.二/    l:::::`‐:'´  /    |
¨´   l    ,ヽ:::::   /,へ   |
      |   /o |_   _,/   \ |


.

185 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:10:40 ID:znDGFIYs


       ____
     /ノ   ヽ、_\
   /( ○)}liil{(○)\             私を宰相に!?
  /    (__人__)   \
  |   ヽ |!!il|!|!l| /   |
  \    |ェェェェ|     /


         / ̄ ̄\
        /   _ノ  \
        |    (⌒ )(⌒)
        |     (__人__)         おぉ…おめでとう管仲
          |     ` ⌒´ノ
        |         }          これでお前の才能を存分に発揮できるぞ
        ヽ     ヘミ|
        /,` 、` -`,--` ,
  __,---/;;;;;`  `-,-/ニニ |
 /;;;;;::::、:::::::::|、_ ,>、 /::l,_l・ ,<、__
ノ;;;;;;;;;;;;:::|::::::::::<:::::::ヽ``l::::|  |`l,::::ヽ
|;;;;;;;;;;;;;;:::::|:::::::::::::ヽ:::::::\|:::|`-‐'/::ヽ::::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;:::::::::::::::::::-、:::`;:ヽ;-';;;;;:::ヽ::l
;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;:::::::::::::::::::::`、;`l;;;;;8;;;;;::::`ヽ

         『鮑叔』


.

186 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:11:16 ID:znDGFIYs

こうして管仲は斉の宰相になる
友の鮑叔は常に管仲の下につき補佐をした
相手を理解し付き合う交流関係を「管鮑の交わり」というが、この二人が語源である


        / ̄ ̄\
      /  ヽ_  .\
      ( ●)( ●)  |     ____
      (__人__)      |    /      \
      l` ⌒´    | / ─    ─  \
     . {          | /  (●)  ( ●)   \
       {       / |    (__人__)       |
  ,-、   ヽ     ノ、\    ` ⌒´     ,/__
 / ノ/ ̄/ ` ー ─ '/><  ` ー─ ' ┌、 ヽ  ヽ,
/  L_         ̄  /           _l__( { r-、 .ト
   _,,二)     /            〔― ‐} Ll  | l) )
   >_,フ      /               }二 コ\   Li‐'
__,,,i‐ノ     l              └―イ   ヽ |
            l                   i   ヽl


.

187 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:11:46 ID:znDGFIYs

斉の桓公は管仲を得て、遂に春秋五覇の一人となる
春秋五覇は他に、秦の穆公、宋の襄公、晋の文公、楚の荘王が挙げられる。
さて、その後、管仲が亡くなると斉国は一気に衰退し始める
管仲の死後、後を追うように桓公も死去する。


        _、‐-、, -‐z._
        > ` " " ′.<
      / " " " " ゙ ゙ ゙ ゙ \
        7 " " ",.",ィ バ ,゙ ゙ ヾ       r‐ ' _ノ
       ! " " /-Kl/ Vlバ.N     _ ) (_
       | "n l =。== _ ,≦ハ!      (⊂ニニ⊃)
      |."しl|  ̄ ,._ ∨       `二⊃ノ        これも運命さ…
      | " ゙ハ  ー--7′       ((  ̄
      r'ニニヽ._\. ¨/           ;;
     r':ニニ:_`ー三`:く._           [l、
   /: : : : : : :`,ニ、: :_:_;>      /,ィつ
.   /: : : : : : : : / : : : ヽ\     ,∠∠Z'_つ
  | : :.:.:.:.:.: . :/: : : : : : l : ヽ.   / .r─-'-っ
.   |:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ''" ̄: : :l: : : :l   /  ):::厂 ´
   |:.:.:.:.::.:.:.:l -─-: : /:_:_:_:_l / ̄`Y´
.   |:.:.::.:.::.::l.__: : : :/::: : : : :l/⌒ヽ: :〉
   |::.:::.::.::l: : : : : : /:::: : : : : |: : : : ゙/

188 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:12:29 ID:znDGFIYs

問題なのはその後だった。
桓公が亡くなった後、その後を継ぐために兄弟たちが争い始めたのだ
桓公が亡くなる前、管仲の助言により、昭公子(後の孝公)を太子に据えたが
反乱にあい、一度宋国に逃げる


     __________
.   /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
   |:::::::::::::::::/ ̄\:::::::::::/\/
   |::::::::::::::/ __. \_:/ _|
   |:::::::::::|::|___\_,/_|
   |:::::l⌒|::| .|__/::::::|;;;;|_/:::::::|         昭公子様、このままではお命が危のう御座います
   |:::::\.|:|  ヽ‐─┘:.\─/
   |::::::/|| u       :.\|          生前、管仲様が騒乱を恐れ、宋の襄公様に後見を頼みました
   |∠|  \   <ニニニニ|
  /:::::|\.  \     ー |           ですから、一度お国から離れ宋国へ逃げましょう!
 :::::::::::::|  \.  \____,|
 ::::::::::::::|    \     /\

        『家臣』


.

189 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:12:56 ID:znDGFIYs


        ,.‐''" ̄`丶、
      /        \
   /´           \
   /    |\_>、_ 、r‐、    \           くそっ…くそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおお!!!!
    レ! ||_| |/_ ヽ\}      \
    |八|-/>、∪_ u`i  ト、      \
      / / ,くィ夕u' |   |/ ``‐- 、_.、__\
       |/ / /_ヽ┐u |  ,|  /  ,-,.=====ゝ
      ヾ' / r┘|.l__人 |  /\//      \
        \ ) |   N /  //\./´ ̄`丶
        |u  |  /|(l(l「|  | |   |
         | u| / | ヾ-イ .||  l、
         _|   |/| |  \_|_|,. く. \
        ハ.___ハ     >、 \ \  \

         『昭公子』


.

190 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:13:25 ID:znDGFIYs

この騒乱の間、桓公の死体はそのままであり
葬儀も一切行われなかった。それゆえ、桓公の遺体にはノミやウジが湧いていたという


        _、‐-、, -‐z._
        > ` " " ′.<
      / " " " " ゙ ゙ ゙ ゙ \
        7 " " ",.",ィ バ ,゙ ゙ ヾ       r‐ ' _ノ
       ! " " /-Kl/ Vlバ.N     _ ) (_
       | "n l =。== _ ,≦ハ!      (⊂ニニ⊃)
      |."しl|  ̄ ,._ ∨       `二⊃ノ      これも運命か…
      | " ゙ハ  ー--7′       ((  ̄
      r'ニニヽ._\. ¨/           ;;
     r':ニニ:_`ー三`:く._           [l、
   /: : : : : : :`,ニ、: :_:_;>      /,ィつ
.   /: : : : : : : : / : : : ヽ\     ,∠∠Z'_つ
  | : :.:.:.:.:.: . :/: : : : : : l : ヽ.   / .r─-'-っ
.   |:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ''" ̄: : :l: : : :l   /  ):::厂 ´
   |:.:.:.:.::.:.:.:l -─-: : /:_:_:_:_l / ̄`Y´
.   |:.:.::.:.::.::l.__: : : :/::: : : : :l/⌒ヽ: :〉
   |::.:::.::.::l: : : : : : /:::: : : : : |: : : : ゙/


.

191 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:13:52 ID:znDGFIYs

昭公子は宋の襄公の援助を受け、再度斉国に入国する
そして反乱を起こした者どもを裁き、遂に新君として即位する(孝公)


         _    ,、-‐'' "ニ=_-
      -=ニ.._   \/       \
       ,、- '´                ヽ
     /                       l
    /                     |
.  /  ィ      /| ∧ i、 lヽ           |
  ///      〈 .レ ヽl > ´        |         (親父…俺やったぜ…)
    / // /\\  il´ ,、へN\       |
   レ / /| /|==`。!  ´===。‐ラ | |⌒i  |
.    レ レ lゝ -/   ゝ -‐ ´ | |う |  |
.        |/        / | |ヲノ  .|
        ( __   - ` --‐'´ |j |.|"   |
.          l ---------一 /|    |
         l  ≡≡   /  l  ∧ ',
         |l      /   ィ  /"´ヽ ヽ
         | ',    .イ  / l / ,.、-ヽ ヽ
         │ ヽ_/ │/  リ//    ヽ.ヽ
.          リリ   /    l/       ヽヽ

192 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:14:32 ID:znDGFIYs

さてさて、こうして斉国は元に戻ったが国力は大きく傾いてしまった。
孝公を援助した宋の襄公はというと、桓公についで覇者となったのだ



     /.: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
    /: : :             \
  /: : : :              \
/: : : : : :                 \
: : : : : : : :.._        _      \
: : : : : : : ´⌒\,, ;、、、/⌒`       l         桓公が亡くなったことにより、私が覇者となりました
: : : : ::;;( ○ )::::ノヽ::::::( ○ );;:::    |
: : : : : : ´"''",       "''"´       l         まぁ、あたりまえと言えばあたりまえですがね
: : : : : : . .      ゝ         /
\: : : : : : :.   、_,-‐'       /.
/ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : イ\
: : : : : : : : : :.``ー- -‐'"´        \
: : : : . : : . : : .                   \


.

193 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:15:02 ID:znDGFIYs

襄公といえば「泓水の戦い」が有名である
泓水の戦いは楚軍VS宋軍の戦いであり、楚軍が圧倒的な大軍であったとされている


           /       ヽ i     ||     ヽ
          /          ヾi    〃,,,     ヽ
          /           /`_   ヘ''''''――、 彡ヽ
         i      ,,,,-―` ̄i ./ i |.ヘヽ    \   .|
         |  ,,ー'''' ツ     |./  i. | ヽ i  ,,,   ヽ  .|
         ! ´ /,´     -〃  .! |  i.|/     ヽ |
         i /彡´      | \ | ― !  ,, ,,,,   ヽソ、         まずいですねぇ…
         ヽ / /i   ,,,,,,,\,,,      ,i//''''''  》ィ i
          >-、 |    ニニ\ミゞ_,,,,   ゾ弋ジ>=|イi .|         襄公さま、相手はかなり大軍で攻めてきておりますよぉ〜
          |ヽ ヽ | ー <弋_ツ`,,,    i 、'''''''''''   リ メ
          ! |` ヽ|  ̄  ''''  /    |   ̄    |´/          圧倒的に不利ですねぇ〜
          ヽ ヽ,i `、  `         |       |/
           ヽ ヾ ヽ           j      ト、
             ヽ-i        ´ ` ´      ノ |
            / .|i    ,,         _ `i /| ト-、
           r/  iヽ  く  -ー――'''''''   ノ / `i  \
          ,ノヽ  \ヽ、,,      ''''''   ノ´ /   .|   `ヽ、
      ,, - ´   ヘ    \ `ー、       ノ /   .|      ` ヘ`'''''ヘー-
 _,,―'''''      ヘ     \  `ー---ー'''’/     |       ヘ  ヘ
  /  /        ヘ       \      /      |        ヘ  ヘ

                  『将軍』


.

194 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:15:32 ID:znDGFIYs


           ____
          /     \
   .     / _,ノ  ⌒ \
       l^l^ln  (●)  (●) \            確かに大軍ですね
       ヽ   L   、 `       |
        ゝ  ノ    ̄ ̄    /            そこらの軍人なら、すぐに敗走しているでしょう
      /   /          \
     /   /             \
   . /    /         -一'''''''ー-、.
   人__ノ        (⌒_(⌒)⌒)⌒))


.

195 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:16:09 ID:znDGFIYs


    ヘ  〉、 l__i  //'∠__    l
−--ヾミ-/ ,/\ヽ/´'´ ´ ー-ミ  、   l
.     / ./l ハ. ヘ       ミ 、`ヽ、l
.    i / l i .i l _      ヾヽ\ l
    l /\.l .l  ,l .l'¨  ,     ミ >-、l          襄公さまは敗走しないおつもりで?
__\_lメ   l l ' l l //'二三、 l l., ' l
==−l--\. l l 、 ll//ニ --、  l トヽ .l
< ̄弋二)、. l ` 'l ' ̄丈_ゾ/=l'ノ_' ノ
      _/ /   ` 丶、   _,  l' /
l    ¨  i       ` ' ¨  ├/ヽ
ヘ.      l            l l/ ヘ
. ヘ    ,  `           / /  ヘ、
  ヽ   l -、___,,,- ヽ,  / l/     }丶、
  i\     ---    ' / ./     .l   ` 7ー , 、
   l \         / ./      /    ./ ./  `  


        / ̄ ̄ ̄\
      / ノ    ヽ \
     /   (●)  (●)  \          笑止
     |      __´ _     |
     \        ̄    /          私をそこらの者と一緒にしては困りますよ
 ⊂⌒ヽ 〉          く /⌒つ
   \ ヽ  /       \ ヽ /


.

196 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:16:41 ID:znDGFIYs

この圧倒的な大軍の前にしてでも、襄公は敗走を示さなかった
そこで、ある将軍が敵が河を渡っている間に迎撃すべきであると提供するが
襄公はこれを認めなかった。


            /   _ , , ,、__    \
           /―-= '  //l ハヘ `ー==   ヽ
           //;'´    i/ l.l ヽヘ   `ヽ、  ヽ
          i' /     !  l   ヽ     \  l
          l '/ ---、ヽ、 ヽ /   , __  ヾミ l
          l l -''¨`ヽ_ \,  i_/ , -−- i  .l
         .r=ゞ=<て;ヽ`      ' 7¨ヽ\_,, i` /            襄公さま、敵は河を渡り始めましたぞ
         i ' `i}  ヽ 二ノ i   \¨`´ 彡  l /,、`i
         { i l       l          |/  |            今こそ一気に撃退する好機と思いますが
         ヽ、 i       l          l ノ ノ
          丶-       `         l_ ノ             いかがなさいますかぁ?
            i   r 、_____ヽ   il
            ヽ    `ー――−'    /l
             l \     ̄¨    , - ' l
             l  ヽ、____ ノ    ト、
           / ヽ           , ・´  l
          /   ヽ 、     , ・´    ヽ
        ィ       ` ┐r '          >、
    , ・ ´ ` 、     /~ `'ヽ       /  丶、



       ___
     /   ヽ、_ \
    /(● ) (● ) \                 そう焦るな、こんなの好機でもなんでもない
  /:::  __´__   :::::: \
  |  l^l^lnー'´       |                私の指示なく勝手な事をするなよ?
  \ヽ   L        /
     ゝ  ノ
   /   /

197 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:17:20 ID:znDGFIYs

楚軍が河を渡り終わった後、いそいそと陣を整え始める
これを目にした将軍は再度、襄公に進軍を要請する


        /        ヽ、  '   _ .. _    ハ
        /  _ ... -=、- .., - ヘ- '' '‐¨ ヽ、 丶、. '.
       i   _,,-ニ.    / ィ l\ヽ     、ー` ヽ丶 i
       l    /    // l l  ヽヽ    _\  ヽ l
       l //_     l/ヽヽ l 〃ヘ,ィ -_''Z..__ヾ、i  l
       V ' /  、‐- ...ゝ、 _ ヽ  /-''__    i l ' ヘ           襄公さま、敵が陣を整えるため布陣がバラバラになっておりますよぉ
        V  'i _Z -‐‐_ニ ‐`  ´ '¨{:::::リ¨> =l l/  '.
        ヽ,、!、  /弋:::リ `    ` ヽ  ̄    l/ 〉 !           いまこそ攻めるべきではありませんか?
         トヽ'. " ` '''´ '´  l      ̄    l / /
         .l ヾ    ̄     l          .l   /
          ヽ ヘ        l  ,,        lー '
           ヽ_'、       `    __ ヽ,   イ
             ヽ   r _.. .. -‐‐ '' ¨   ' / l 、
              ヽ      -‐ '''   ,ノ  ,! ヽ`丶、
              /iー 、        ノ  /  ヘ   ` ー
             / .、  `丶.... -− '' ,, ''     〉
           /    \    ,, - ''        /.i
        ,, - '' ヽ.     ` y ''           / l



       ____
     /     \
   / _,ノ  ⌒ \              ダメダメ
  /   (●)  (●)   \
 |     、 ´       |  (( ∩))       相手が布陣し終わるまで攻めてはならんぞ
  \       ̄ ̄   /    ( ⌒)
  /          \

198 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:17:51 ID:znDGFIYs

結局、楚軍は布陣を終え万全な体制で宋軍と激突する


                                   ___
                                   /      \        行きますよぉぉぉおおお!!!
                                /   ヽ、  _ノ\
                                    /   ( ●) (●) \
                                __   |        ___`___    |       /)/)/)
                        _/´  `ヾ\      ´ー―′  /_____「////
     ____________ __,.ムmn______________イ_____   ´  (___
    /                  〉KKKク///||_____________/__,ノ--ー'
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄``"`"      }             /
                               /           /
                             /            /
                            /      ,r     <
                          /      /´\     \
                         ノ      /ヘ───--  }
                        /     /ノ  ソ____/
                      /     / ゞ___ノ
                     ノ     /
                    〈__    (
                      !、__ _)


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199 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:18:32 ID:znDGFIYs

結果、宋軍は惨敗した


        / ̄ ̄ ̄\_
       /:::/:::::::::::\( ;:;:;)
      /( ;:;:;:;:;ノ:::::::<−> \
    (;:;:;:;;;:;    __´ _   .:::::)         負けちったwwwwテヘ☆
    ./ ||     `ー'´    ,/
   / / |\/ /  /l |  ̄
   / /__|  \/ / | |
  ヽ、//////) /  | |
   /  ̄ ̄ /   | |
____,/  )--- ヽ   ヽ つ

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200 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:19:00 ID:znDGFIYs

自国に戻った襄公に、将軍があの時攻撃をしなかった訳を聞いた


                   /          `丶、   ヽ ヽ
                   ,'        -=ニ'' ー- ミ 、  ハ ハ
                  ,  /     ∠´.._     ヽ>- '、 '.
                  .i / / /  ,, - ''      /,イ i ヽリ
                  l /, ニヽ / 彡   、   、/ l /  Y
                  l/ // '. Y /  -==、ヽi、  ヽ / ,-  l        襄公さま、なぜあの時攻めなかったのです?
                  '.  l { l l l  ヲ <ワ`''ヾ 、ノ //=┤
                  V ハ 〈  l/    ー- =''ー  ノ、ワ¨> /        なにか策があったのではなかったのですか?
                   '. ト、i  ヽ.          i ` ' !
                  r /'  l   ヽ         l   /
                 ノ i   、     , - '   -‐--'  .'
               , ィ´  ヘ   i\   ' -―‐-- - }/
           _... - ''  l    ヽ  '.  \    ''' ‐-  /
       _ ... ィ´ i     l     \ '.   丶、  __ノ
  , - '''    i  l     l      \      ̄ ハ、

201 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:19:37 ID:znDGFIYs


         ____
       /     \
     / ⌒   ⌒ \          君子は人が困難にあっている隙に付けこまないものでしょう
    /   (⌒)  (⌒)  \
   |      __´___     |        私は始めから、まっこう勝負をするつもりでした
   \      `ー'´    /
    ノ           \



      /_i /∠       ヽ
    ,イ,ク ll´ ̄'―z _ -‐‐- 、 ハ
   / 〉{ ,ゝ‐    >-‐‐=ミ、 }
    ドy ,_zィ'=- `ミ ̄>、 ゛,'           襄公さま…戦争の時は普通一般の時とは違います
     〉ゝ `マ''ーェァ、 = l .l,イ`} '
     l 7   ヽ ー ´  ノィl 〉,イ、l、`ヽ          戦争は一瞬の躊躇い、隙を見せてしまえば命に関わるのですぞ
     ', L.._     '  ノ  vヽ、 ヽ
     ', '- .. .._ヽ、   !   / ハ、ヽ. ',       どうか、そのことを忘れなきように
      `i  ー   ′,, -,イ /   〉ヽヽ. i
       `ーァ-、 '' ´_ - '''    /  ハ ', !
       /〈 r‐ '' ¨      /   ハ '.!
        / / ___ ... - ''      ', l',
    /ゝ'´ ̄  ,, -――- 、      i lヘ
   / ,'   ,ィ,´ィ´  ̄ ̄ ``ヽヽ    l l ヘ


.

202 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:20:11 ID:znDGFIYs

泓水の戦いで、自軍が圧倒的不利であるにも拘わらずこのような行動に至ったことから
身の程知らずの情けのことを「宋襄の仁」というようになる。


       _________
      /     \
    /   ⌒  ⌒\          自分が我慢して他の者が救われる…
   /   ( ●)  (●)\
   i   ::::::*  __´___ *  .i         正にこの世の美ですね
   ヽ、    `ー'´  /
   /         \


.

203 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:20:52 ID:znDGFIYs

さて、楚の話が出てきたので、ここで春秋五覇の一人
楚の荘王の話をしましょう。
荘王は成王(員)の孫で、暴君だった商臣の嫡子である。


               ___
            /\  /\
           / (●)  ( ● )\
         /:.   (__人__,)   ヽ
         /::::...          |
         |::::::::::....        /
         ヽ:::::::::::::::....,,,ィ-イ ̄´|_
          / ;;ィ"フ´/  (;/\,,\
        /ヾイ´〉Y /    ,i人 .ヽ ゝ、
        (ヽノ   / ,,/,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;〈X,,;;""ヽ,
        ヾ( ,,,;;;(( ノノ"    ;ヘ,,〈_, ,ノ
          〈イ 〉""(ヽ  ,;;;/ ̄ ̄\〉
          Y/   ゞヽ ,ノ      >
          ,〈______;;λイ\   ,,,;;;;;;;;ゞ‐┐
          ∨  ;;;;;;;ソi⌒ ゝ‐""  ;;;;;;;;;;〈
         └r,;;;イ'"">   〉;;;>∠ー`く
         _,,ゝ-ゝへ〈,,,,,,,,,,};;;;   """"\
    ,,,,;;;;;;;;;;;;;(::::::;;;;:::::;;;;;」;;;;;;;;;(;;___       ___);;;;
   """"""""'''''''':::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;''''''"" ̄

             『荘王』


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204 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:21:22 ID:znDGFIYs

荘王を語るにはこの話をしなければならない。
父の死後、即位した荘王だが、すぐに公子の一人が謀犯を起こした。
一旦は首都、王室を掌握し自ら王を名乗ったのだ。


            / ̄ ̄\
          /  ノ ヽ、\
         . |   (●)(●)|
         . |   (_人_)│           あんな王に何ができる
          |     ` ⌒´  |
           |           |            この私が自ら王位を継いでこそ、楚の命運が長引き
         .  ヽ      /
            ∧...__   ヽ//>          そして名声を得られるのだ
         /  、i i!「Tiァ¬ト、__
        /|  〉 ̄¨¨テァヘ \`.¨ 、
     , ィ´、ー┴一' '.ヽ f'´,,ィ'ヘー` ´|一' .
   /  '. \     '. ヽ!'´ ,,ィ'ヘ  .!   \
   l     '.   \    '. ヾ'´ ,,ィ'. |    .i
  ,'       V   \   '.、 ヾ'´ } '. |i!    i
  l      !     | \   '.` 、Y/! | |    |
  .,'      ,'     !  \ '.  {f:) |j  |    |
  l      ,'     !   r'ヽ}  !  '{´ |    |
 ,'      l     ,'    `´,'  '. ,、 '.  '.    i

        『公子:燮(しょう)』


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205 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:21:55 ID:znDGFIYs


        ノ L____
       ⌒ \ / \
      / (○) (○)\
     /    (__人__)   \             ふざけんなお!!王はこの私だお!!
      |       |::::::|     |
     \       l;;;;;;l    /l!| !            お前のような分不相応な者がなるもんじゃねーお!!
     /     `ー'    \ |i
   /          ヽ !l ヽi
   (   丶- 、       しE |そ  ドンッ!!
    `ー、_ノ       �堯�l、E ノ <
               レY^V^ヽl


              / ̄ ̄\
             /  ヽ_  .\
            ( ●)( ●)  |
            (__人__)      |           あん?さっきからギャーギャーうるせぇな
            l` ⌒´    |
            {         |           お前うぜぇから拘束するわ
            {       /
            ヽ     ノ             悪くおもうなよwwwそこんとこ夜露死苦wwww
        ▼/ ̄      ̄ ̄)____
      〃(⊥) ´/    / ̄ ̄/ /   〃 ⌒i
  ___i /⌒\./   /∧ ∧し' __|;;;;;;;;;;i


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206 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:22:32 ID:znDGFIYs


        ____
       /      \
     /  ─    ─\
    ./    (○)  (○) \              は?えっ?マジかお?
    |  u     (__人__)    |、
r―n|l\      ` ⌒´   ,/ ヽ             ちょ!私は王だお!!なんの権限があって私を捕らえる!
  \\\.` ー‐ ' .// l     ヽ
.     \        |      |            いや、聞けって!!
.       \ _  __ | ._   |
        /,  /_ ヽ/、 ヽ_|
\      // /<  __) l -,|__) >
  \.    || | <  __)_ゝJ_)_>
    \.   ||.| <  ___)_(_)_ >
      \_| |  <____ノ_(_)_ )


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207 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:23:24 ID:znDGFIYs

燮が荘王を捕らえたのは、反対勢力の拡大に身の危険を感じたからだとされている
しかしその後、燮は殺されてしまう。
そのため、改めて荘王が王位に返り咲いた。


                                 ,.へ
  ___                             ム  i
 「 ヒ_i〉                            ゝ 〈
 ト ノ                           iニ(()
 i  {              ____           |  ヽ
 i  i           /__,  , ‐-\           i   }
 |   i         /(●)   ( ● )\       {、  λ
 ト−┤.      /    (__人__)    \    ,ノ  ̄ ,!
 i   ゝ、_     |     ´ ̄`       | ,. '´ハ   ,!
. ヽ、    `` 、,__\              /" \  ヽ/
   \ノ ノ   ハ ̄r/:::r―--―/::7   ノ    /
       ヽ.      ヽ::〈; . '::. :' |::/   /   ,. "
        `ー 、    \ヽ::. ;:::|/     r'"
     / ̄二二二二二二二二二二二二二二二二ヽ
     | 答 |     返り咲き  成功       │|
     \_二二二二二二二二二二二二二二二二ノ


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208 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:24:01 ID:znDGFIYs

だが、荘王はその後まったく政治を行わなくなり日夜宴会を開いたり、側室と淫乱な生活をしたとしている
さらに、そのことを諫言したものは処刑すると、臣下に告げたのだ


       , ―――― 、
     /  _ノ ' ;、ヽ_ \
    /   ( ●)  (●) \                 いいかテメェら
   /      (__人__)   )
   |      / | | | | |ゝ   ノ ,.、,_ ,..._            俺がすることに、いちいち諫言すんじゃねーぞwwww
   _ヽ、   、`ー―'´,)r‐ァ‐''"/ _/ >-‐ 、
  '/ / \     ̄ ̄ (゙\`マ -‐ト-.r '`';ーく__\       してきたやつは問答無用で処刑台行きだからwwwww
, '/  '、   ゞ  __ ,ィ ヽ \\ ,)/ ノ / ノ
/    `' ーァ、  ;;:/  / ̄iヽ `々゛  、   /
       | ヽ  ;ノ 〈  ',ヽ `、  :i ノ    |
       l  \    ヽ /, \l    ! /   |
       ヽ ,、 -〉  , --〉/⌒i'ハ    ;      ト、
   ;     |  \  /_ノi\l ',\ ヽ,    ! \


       ∧,,∧  ∧,,∧         ∧,,∧  ∧,,∧
    ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧  ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧         ざわ・・・
   ( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
   | U (  ´・) (・`  ) と ノ | U (  ´・) (・`  ) と ノ             ざわ・・・
    u-u (l     ∧,,∧  ∧,,∧ u-u (l    ) (∧,,∧  ∧,,∧
        `u-∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧`u-∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
         ( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
         | U (  ´・) (・`  ) と ノ| U (  ´・) (・`  ) と ノ
          u-u (l    ) (   ノu-u  u-u (l    ) (   ノu-u
              `u-u'. `u-u'         `u-u'. `u-u'


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209 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:24:35 ID:znDGFIYs

臣下たちは成す術なく、諫言も出来ず荘王を見守っていた
しかし、3年目に「伍挙」が遂に荘王に諫言をする。


         / /  / /      iヽ   :.   } j |:. ..  |:.   !::.   ::  l:::::::::::::ト、ヽ
           ,   ' / .     「´',  ::i.. //  ト、::.:::.. !i::. l:::::.  :|::::.. l::::::::::、{ `
            i∧ !/  i  :::!|  、 :::l〃. :::...l__;:::i、:. H::: |:::::::. :ト、:::::.|::::::/
            !  V  : ::| :. .::!l l   ヽ /厶::::ト、:|__V_∨ l:::l::::i::::..::l、_ヽ:::|:::;′
         |   ', .:. :::l ::.::ト、!_   ハ::「'´ァ酛芯:リア  |∧ハ:::::!、 }:\:i
               }:∧:.::::}ハ:if卞心.   ヽ   ゞ-'        ';::|ノ /:::::: !        荘王さま、一つ謎かけをしたく思います
               |'  ',::::ト、:|` `ー'}     `          }i /::::::、|
                、:! };ハ  /                  iイ::::::::::::| `
                ヽ  . '                 j V:{:::::::!
                     ヽ \              /  i:;ハ:ト:ト
                       \  -― ''"´       / /  | ル' :|__
                      ヽ  ー '     /   /  /: : {::.::`丶、
                        v ,.小. 、  /    /,. '´. : : >^:ー-::_:`丶、
                           ∨川liい>'   . '"´   . : :/::.: : : : : :`ヽ、::.\
                           ,ィ`7卞´  /\    . :/::.: : : : : : : : : : : :ヽ
                     _,. ァ'"´/_ ! } / _,. -   . /:―-: :._: : : : : : : : : :

                      『伍挙』


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210 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:25:09 ID:znDGFIYs


     ____
   /      \
  /  ─    ─\
/    (●)  (●) \       謎かけ?
|       (__人__)    |
./     ∩ノ ⊃  /       申してみろお
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /


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211 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:25:40 ID:znDGFIYs


                     _r'´  ̄   ̄``‐- 、
                   ./  l           \
                   ./  /!   l         ヽ
                  /ィ /,' /レ」/! /  l       ',
                  /ィ〈./' ' `l'.レ/.  l  l ,     ',         ある鳥が3年間、全く飛ばず、全く鳴きませんでした
                   ´ / 、""´ /ィ /ル /レl /    l`
                  .<      ´ .イ'//リ_ハ!    ヽ         その鳥とはいったい何と言うでしょうか?
                   `       l/r<    /レ'` `
                    ヽ ̄`    ./  l   ./
                     ,'i i i , , __,ノ,  .'レ、 /
                    .ゝ-==´ ,-'‐――'‐'┐
                      /'/」  ,. .、-‐┬ヽ、
                     ∠_ >ニ/ヽ: : :ヽ_: '-‐<
                     // ̄:ヽ;/´ ̄:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
                   //`丶/´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
                  /./_: :/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
                 /./: : :/:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
                 ゝフ`:'´:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.l
                ././/:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
               /://:.:.:.:.:.:.:.::.//:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::l


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212 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:26:13 ID:znDGFIYs


     ____
   /      \ ( ;;;;(
  /  _ノ  ヽ__\) ;;;;)
/    (─)  (─ /;;/        その鳥は、一度飛べば天空まで届き、一度鳴けば人々を脅かせるだろうお
|       (__人__) l;;,´| 
./      ∩ ノ)━・'/
(  \ / _ノ´.|  |
.\  "  /__|  |
  \ /___ /

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213 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:26:52 ID:znDGFIYs


                        __, ― ――-- 、
                      , ' ´´7         `  、
                     /    /l           \
                   /   , l '」 ,      i 、    ヽ
                   /ィ   l .l`´l l、  l、 l   ! l.    ',
                   ,' l  /l l.  l l ヽ_」寸ト、 !  !.    '、       荘王さま…
                    l  l l‐-リ、 ',「´ィ云zァ Ⅵ  !    ト 、
                   /1 ,Ⅵィ'心!  、ゞ孑'´   レ、 ,'  ト、 ヘ',`
                    レ ! ィ.l`´/   `     l / /' !| .|
                     l/ l l 、          И l/ィ/ , !
                        、`          i/斤'´ リ`
                        ヽ  ' 二  ̄     イ !.  ,'
                         ヽ , i i i , , 、/  .レ!Ⅳ_
                          ヽ.l ! i イ´  /-‐'  ̄ /、
                          /´.',  /´.!    ノ_: :\
                        /    l / -‐┘  / :  ̄: :ヽ、
                         ̄_二ヽ レ'´   -‐'フ--―- 、 /:.:.:.`‐-. 、
                       ,. :'7: ̄ :7<-‐  ̄-‐/ : : : _: : /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ̄:`‐- 、
                    -‐':´ : /: :_ ├ζ二-‐/-‐ ´ : : : ∨.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ



        __
      /..::::::::::::::..\
    /..:::::::::::::::::::::::::.\        お前が言いたいことは、私だってわかっている
   /..::::::::::::::::::::::::::::::::::::.\
   | :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |       下がれお…
   \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
  ,. -‐'´..:::::::::::::::::::::...`丶、
  ノ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....ヽ

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214 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:27:29 ID:znDGFIYs

その後、荘王はこれまでの態度を一変させた
荘王はこの3年間、暴君の振りをすることで、忠臣と奸臣を見極めていたのである



          ___
         /     \
       /   \ , , /\
     /    (●)  (●) \         私がこの3年間、暴虐不尽を働いていたのは
      |       (__人__)   |
     \      ` ⌒ ´  ,/         忠臣と奸臣を見極めるためだお
      ノ          \
    /´      _i⌒i⌒i⌒i┐ ヽ         私を諌めた伍挙に国政を取らせ、悪を働いた者は処刑するお!
    |    l  ( l / / / l
     l    l  ヽ       /

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215 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:28:01 ID:znDGFIYs

じっと機会をまつ状態のことを「鳴かず飛ばず」というが、この故事が由来である


               ___
          /   ー \
         /    (● ) ヽ
         /       (⌒  l
      ,;:.''";'''"''";;"'';;;.,  _ ̄l__)
 .   ,,::",.,..,:::;:,;;:::,,,::,,,;;..,,"':;,_` ノ
    |          _"':; ,.;."
    |      _,'"    Y
    \____,''" ̄  Y    ∨
     |       |    、|
      |       |    |
      |          |   \|
     |        |    |
       l        |    |


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216名無しのやる夫だお:2009/12/31(木) 21:28:12 ID:Js5kuetI
なんという策士

217 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:28:34 ID:znDGFIYs

結局、楚は国力を回復し、荘王は歴代君主の中でもっとも偉大とされたのだ。


  \  /
    X
  / ∩
/ ( ⊂)     ____
   | |.    /⌒  ⌒\
   トニィ'  /( ●) (● ) \
   |   / :::⌒(__人__)⌒::::: \
   \  |     |r┬-|      |         私を超えるものは、もういるまい!!
    \\_  `ー'´    _/
       ン ゝ ''''''/>ー、_
      / イ( /  /   \
      /  | Y  |  / 入  \
      (   | :、 |  / /  ヽ、 l
       j  | :   | / ィ    |  |
      くV ヽヘ_ ヽ  \  仁 」
        ー 〕   \  〉(⌒ノ

218 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:29:03 ID:znDGFIYs

さて、ここで一つ謎かけを致しましょう
その男は何年も何年も部下を引き連れ漂泊をしていました。
その男はたくさんの諸国を訪問し、厚遇されたり、冷遇されたりしました。
そして後年、その男は即位し粗末に扱った国々を滅ぼし、恩を受けた国々を助けました
この男はなんと言うでしょうか?


  / .;.:.:., ' / .:.:.:/    :.:.|  j :.:.:{  ..:.:.:ヽ:.:...     \      !       l
  | :.:.:.:..:./ :.:.:.,′  :.:.:.j:. { :.:.:.ヽ  :.:.:..:丶.:.:.:.:...    ヽ .:.:.:.  l :.:.:.:. .:.:.:. |
  | :.:.:.:. :i :.:.:. |  .:.:.:.:.:∧: ', :.:.:.l ヽ、 -‐弋ー- :._  .:ハ.:.:.:.:. l.:.:.:.:.i:.:.:.:. |
  | :.:. i :.l :.:.:.:.|  .:.:_::斗‐ヽ:-ヽ :.:.:!   \  :.}`ヽ.:.:.:.:`ヽ.:.i| :.:.:.: ,'.:.:.:.: |.:.:.:.: |
  | :.:. | :.l :.:.:.:.|: :.:':.:.:/   }:.:ハ.:.:|    ヽ:';ィ=z、\:.:.:.:..:.l|.:.:.: /.:.:.:.:.:!l .:.:.:. |
.  l :.:..l.:.:.! :.:.:.:.:l :.:.: /   ''´  ヽj     乂fr穀女ヾ:.:.:.l|.:.:./.:.:.:.:..:.リ.:.:.:.:. |         お考え下さい
  ! :.:ハ:.:.ヽ:.:.:.:.l .:.: /                {i..::f心:..j〉:.:/|:.∧ヽ.:.:.:/.:.:i.:.:.: |
.  ', :.:.:.}ヽ .:ヽ:.: | :.ハ      -            'う:^ーイ/ ル':..j/:.:.! }}.:.'.:.:.:.:l.:.:.:. |        
    :. /  ヾ:∧リ:/:.:∧ アケ=≡ミ           `‐=ィ'  リ:.:.. .:.:.:∨ .:.:.:.:.:.l.:.:.:. |
    V   /:.:.:Y.:.:.:.:ハ      ノ            /.:.:.: :.:.:.:l.:.:. .:.:.:.!.:.:.:.:l
.       / :.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.ヘ       rx _  __,      .,'.:.:l:.:.  :.:.:.:l.:.:  .:.:.i .:.:.:.!
      / :.:.:.:. | .:.:.:.:.:.:.: ゝ 、  | ヽ:: ´    、 ィ.:.:.:.|.:.   :.:.:.:l.:.  .:.:'、:.::.|
      /:.:,' :.:.: |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:>、j  }       ,.イ /1.:.:.:|:.   .:.:.:.:.l.:.   ヽ:.:!
      /:.:,':.:.:.:.:i|.:.:.:.:..:.:.ヽ.:.:.:.∨ リ   k__,  <   ハ ! .:.:j! :.  .:.:.:.:.:i.:.:.   \
.    /:.:,.:.:.:.:.:.:リ:.:.:.:..:.:.:.:.ヽ:.:.:.:∨  /     __   | |:.:.:,' :.:  :.:.:.:..:.:l:.:.:..    ヽ
   _/ -'=ニ ̄/:.:.:. ..:.:.:.::.:.}:.:.:〃 /   / j}  l /!:./  :.:  :.:.:.::.:.:|:.:.:.:.     ヽ
  / /    /:.:.:.  .:.:.:.::.:./!. /   {  __{  /   ヽ!|/  .:.:.: :.:.:.::.:.:.|:.:.:.:.:..      ヽ

219名無しのやる夫だお:2009/12/31(木) 21:29:27 ID:DOesdVFo
どうも言い訳臭く感じるのは俺だけだろうか

220 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:30:07 ID:znDGFIYs


                                 ,.へ
  ___                             ム  i
 「 ヒ_i〉                            ゝ 〈
 ト ノ                           iニ(()
 i  {              ____           |  ヽ
 i  i           /__,  , ‐-\           i   }
 |   i         /(●)   ( ● )\       {、  λ
 ト−┤.      /    (__人__)    \    ,ノ  ̄ ,!
 i   ゝ、_     |     ´ ̄`       | ,. '´ハ   ,!
. ヽ、    `` 、,__\              /" \  ヽ/
   \ノ ノ   ハ ̄r/:::r―--―/::7   ノ    /
       ヽ.      ヽ::〈; . '::. :' |::/   /   ,. "
        `ー 、    \ヽ::. ;:::|/     r'"
     / ̄二二二二二二二二二二二二二二二二ヽ
     | 答 |       文    公        │|
     \_二二二二二二二二二二二二二二二二ノ


.

221 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:30:41 ID:znDGFIYs

文公は名を「重耳」といい春秋五覇の一人で、長年諸国を漂泊していた。
というのには、理由があったのである…


          __
        /´  \\`\
       /      ヾヽ ヽ
      /        _ヽ_、  ヽ
     /       ,イ´::::::::ト、 ヽ     ・・・・
    {      /::::::::::(●)ヘl 〉
     ヽ   | /::::(__人__):::::::} /
      λ_ゞ\ゝ、.`_⌒´__,/У
     イ ー ̄三  ̄二三[]=イ"ゝ
     /弋_ー  = ーノヤ彡ノヽ

         『文公』


.

222名無しのやる夫だお:2009/12/31(木) 21:30:43 ID:Kr1mE/1o
信陵君だっけ?

223 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:31:23 ID:znDGFIYs

その理由というのは…
また女ッスwwwwマジ女怖いんスけどwwwwっうぇwwwっうぇwwwww

・・・取り乱しました。すいません。
文公は晋国の者であり、第19代献公の公子であった。


                  ,ヘ
      ____      / /
     /\  /\   / /
   /( ⌒)  (⌒)\/  /
  / :::::⌒(__人__)⌒:::::\ /       晋の公子、重耳だお!
  |     |r┬-|       |
  \     ` ー'´     /        よろしゅうwwww
  /          \
 /             \
/  /\           ヽ
 /   \          ノ
U      ヽ        ノ


.

224 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:32:07 ID:znDGFIYs

献公は在位5年の時に異民族の驪戎(りじゅう)を征伐し、驪姫(りき)という女を捕らえた。
その女の妖艶な美しさに惚れた献公は驪姫を側室に迎える。


   /             ト、r、      ヽェー '"´
  /        !        ト、; ;:i       \
  l     l    |    メ,   !  |   l      ヽ
  |  |    !   ト、  / !  !   l  /   ヽ   !
  l  l   |   | |,.-‐l' |  | `'メ、 ,イ   |   |、  |         はぅ〜
  ヽ  ヽ   ト、   lヘ   ! l / // !  /   ! |  !
  ヽ  ヽ  ヽ\ ヽ,\! l/     | /|  / ! /          献公さま、よろしくお願いします
   \  \  >t,≧彡     ミ三/,.イl |  /  /
     ヽ   `7l |ヽ〃       〃 } ||メ/
      } !  { l l !    _ ,.   /  ! `ヽ、
      从__ l|ヽ  ヽ  `ー ' _, イ   /、   ヽ
        `ト, \  `.!'ー-ァ' ´ {´  /-、_ヽ   ヽ
         __,. >、〉  iヽ ト'^ヽl  |--、``ヽ,  !
        /-‐- 、!  ! Y´:ヽ,.:ヽ, ヽ,/~ヽ、 ヽ |
       /     |  |  ト : : |: : :ヽ、 ヽ、 ヽ リ

225 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:32:34 ID:znDGFIYs


     /: : /:: : : / : : :.!:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
   /: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
   |: : |: : : : : |: /  \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
   |: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
  < : _: : : / 〈 {}   |/  .レ {}  } |:./ヽ: : |
  <:: |. 小{   _,,.. -    、-.,_  レ{: :.|ヽ:|         フヒヒwwwwいい女GETだぜwwwww
   厶ヘ ハ         、     {ハ/ V
      \_!      _ '     !
        ヽ   Tニー‐‐‐,‐''  /
      ___,r| \  `二二´ /
    /:/::::| \  ヽ `_⌒ ィ´
  /::::::/::::::|  \   ´ ∧>、
/:::::::::::/::::::::|    \  /  !\::`ー- 、

          『献公』


.

226 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:33:21 ID:znDGFIYs

その後、驪姫は男児を出産する。
献公はこの子供を多いに可愛がり、いつしか世継ぎにしたいと考え始めたのだ。
しかし、献公にはすでに何人も子供を儲けており、世継ぎは太子の甲生(しんせい)となっていた。


             ⌒ヽ、
          _ ,-─ 、,〉ゝ−-::... 、
        ,..::´:::::ヽ:::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::`\_
      /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ
     , ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
    /::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
   ,/:::./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l         (すでに世継ぎは甲生と決まっている
    l:::./.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
    |/|::::::::::::::::::::::::::::::::ハ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l         しかし何としても、驪姫の子を世継ぎに据えたい
    |:::::::::::::::::::::::::::::/ l:::::::::::::::::::|\::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
    |::::::::::::::::::::::ゝ/L  l:::::::::::::::::|   \斗‐:::::::::::::::::::::|          何かいい策はないだろうか…)
    |:::::::::::::::::::/l /  `メ::::::|\::::lィ´  \::::釗:::::::::l:::|
    |::::::::/|::::/ リ  ,__、 ヽl  \l;,__   |l |人::::::::|∨
.    |::::/ |:::fzll ^`=='´     ^===‐'´ljlノ::::::::/
     |/  ヽ::::|ヘ              /ィ<"l/
         ゝ;八      ;       /イ
           x > 、    ─     イゝ:::`>-、
         〆::::;//ハ` 、     <´/  l):::}:::::::::::::::` 、
        //::::://  \  `‘´   /  /::::7::::::::::::::::::::ハ::l
       ノ::::/::::::《〈 ヽ/ヘヽ     /  /::::/::::::::::::::::::::::/::::l


.

227 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:33:50 ID:znDGFIYs


             ⌒ヽ、
          _ ,-─ 、,〉ゝ−-::... 、
        ,..::´:::::ヽ:::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::`\_
      /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ
     , ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
    /::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
   ,/::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.l
    l::::/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
    |/|::::::::::::::::::::::::::::::::ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l         (そうだ!!甲生に戦死してもらえりゃいい話じゃねーかwww
    |:::::::::::::::::::::::::::::/ l:::::::::::::::::::|\:::::::::::::::::::::::::::::::::::|
    |::::::::::::::::::::::ゝ/L  l:::::::::::::::::|   \斗‐:::::::::::::::::::::|          さっそく討伐の指示でも出して死んでもらうかwwwww)
    |:::::::::::::::::::/l /  `メ::::::|\::::lィ´  \::::釗:::::::::::::|
    |::::::::/|::::/ リ  ,__、 ヽl  \l;,__   |l |人::::::::|∨
.    |::::/ |:::fzll ^`=='´     ^===‐'´ljlノ::::::::/
     |/  ヽ.;;;|ヘ              /ィ<"l/
         ゝ;八      ;       /イ
           _> 、  ゝニ ア   イゝ:::`>-、
         〆y´ 'l‐<` 、   , <´/  l):::}:::::::::::::::` 、
        /´ /   〈   lヽ、 `‘´.   /  /::::7::::::::::::::::::::ハヽ
       γ  ノ      { `xl    /  ,/::::/::::::::::::::::::::::/::::l
      八j      :;  ^  ノ   /∧ /::::/::::::::::::::::::::::/:::::: |

.

228 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:34:20 ID:znDGFIYs

こうして、甲生は周辺諸国の討伐を命じられ進軍を開始する。
これで戦死すれば献公の思い通りであったが…そうはならなかった
それでも献公は驪姫の子を世継ぎにしたいという気持ちは変わらない。


    /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
   /: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
   |: : |: : : : : |: /  \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
   |: : |: : : : /!/ -=o=-| :/ |:./  V: |.: : : | V
  < : _: : : /       |/  レ-=o=-|:./ヽ: : |        っち!!甲生のやつ無事帰ってきやがったか
  <:: |. 小{               レ{: :.|ヽ:|
   厶ヘ ハ         、     {ハ/ V         なんでしなねーかなぁ〜空気嫁よ
      \_!      _ '     !
        ヽ    /  `t   /
      ___,r| \  {    / /
    /:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´
  /::::::/::::::|  \   ´ ∧>、
/:::::::::::/::::::::|    \  /  !\::`ー- 、


.

229 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:34:51 ID:znDGFIYs

当の驪姫はというと、この女も自身の子を王位に就けたいと考えており
何かないかと策を考えていた。
そして…


           _     ',             `、
        ∧ /:\    ',    i         `、
        l::::::、-''''',    ',    i          `,
     l   l     ',    l、  .:i:.       ',.  ',
.     l  .l      l   ハ  .:::ハ::.    .   ',  l
  ::.   ハ  l     l  / l..::::/ l::.   .:::..  :l  l
  ::::.  l `、 l _, -''  l  /` 'lー:/ 、l:::.  .:.:::::i:.  .::l', l
.  :::',:::.. .:l- ''ニ-─   l /  ̄ニ-  l::::. ..:::::::i:::::. .:::ハ/
::. :::::'、::.::l , ,'`、lし`''  .l / ´/:::::( \/:::::,:::::::/l:::::.:::/        甲生様、本日お墓参りに行ってきたと聞いております
:::::..:::::::`、::',/ l:::::::::::l    '´  l:::::::::::l / >/:::::/ l:::::::/
::::::::::::::::::::<. l:::::::::/      l::::::::://:::/::/ ,':::::/          その時に祖廟に供えたお供え物を持ってきたと思いますが…
':::::::ヽ:::::::::ヽ _`--´'      `ー''//:::/、 /:/
`i:::::::::`' 、:::::\       `     ' l/:  ',             
..ll`,:::::::..''''''` 、`、    ー -    /:::::::.   ',
  ',::::::::..  `, 、,          /:::::::::::.   ',
   ' ,:::::::..  ', l `' .、    ,, -''´\:::l::::::::::.  l
    ' ,::::::..  'l   ` '''l´ \   \',::::::::.  l
  _,,-´',::::::.  l      lヽ l  \- 、``、::::..  l
_,-´    ',::::.  l       l     /`/、:::  l
 \    ',:::.. l、   _,,,,,,,,,l    / / '、::.. l


.

230 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:35:22 ID:znDGFIYs


     _____
   /.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
    |.:::::::::γ⌒Y⌒ヽ::.|
    |::::::::/ ⌒  ⌒ |
   |:::::::〉 ( ●) (●)|               はい。持ってまいりましたが…
   (@ ::::⌒(__人__)⌒)
    |     |r┬-|  |                それがどうかなさいましたか?
    \    `ー'´ /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||

      『甲生』


.

231 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:35:57 ID:znDGFIYs


___ -二 -/        |     .ハ    : l l      |:     /:          }
.     , '    i   |    |    : l l    : :l l     |:    ,イ: :          l
    /     l   :l   :ハ     : l l   : :l l     l:   / l: :     ,      l
    ,       |    :!   :ハ   : | ム   : l! |     l:  ./ l: :    ,/    | ,′
   ,  . : i  .!    : l   : :ト、 _ ィ ̄ヽ ̄: ト l    7 ̄ / - l_:    /:     ,
   i   : : | : l   : :'、  : : l/ : :_!-─\ l ヽ    /. z'─ _/: : \./: :    ,
   l  : : ハ : :l    : ヽ /:ハ 乂 :ヽ:r-fヽヽ:ヽ.\ /: イ三≧': :  /: :     / ,′
   l  : :l .l : : '、   : :\ : :∨イ:::ヽ\^!  \! /´ /::::::::/:\く l: :    / /
   l  : l l  : :ヽ   : : : \: ヘ {::::::::`::::l          l::::/'":::}ヽV      ./ /       そのお供え物を献公さまに召し上がってもらおうと思います
     : :l ヘ  : : ヽ    : : :、ヽヽヽo-_シノ        弋7__イ:/ /′  . / /
    ヽ: :l   ヽ : : :l .\  : : :ヽ\ ̄ ̄´        ` =≠ /   /. ,/         ですので、それをお渡し願えませんでしょうか?
     \l   ヽ : :V : :\. . : : ヽ` ー      i        /   _/  i /
      ヽ   ヽ、:ヽ: : : :` ‐ _: :\      _     _ -′ _ - ´:    l l
            /\ヽ: : : : : : `弋-ヽ       ─ニ─ フ: : : : :    | l
           ,   ` ヽ : : : : : : :>.、         _ <: : i: : : :     lヽ
           l  : : : : : : : : /: //  l` 、   . - 7  ヽハ|: : :  .  ヽ
           l  : : : : : : ://.     |   `¨    |     l: : : : :    l
           |  : : : : : ://     |         |       l: : : : :   .!
           |  : : . : :/′    ノ          !_     l: : : : :   |



     _____
   /.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
    |.:::::::γ⌒^Y⌒ヽ::.|
    |::::::::ゝ \  / |
   |::::::( ( >) (<)|        あぁ、そういうことですか
   (@  ::::⌒(__人__)⌒)
    |     |r┬-|  |        構いませんよ!どうぞ、持って行って下さい。
    \      `ー'´/
 ,,.....イ.ヽヽ、___ ーノ゙-、.
 :   |  '; \_____ ノ.| ヽ
     |  \/゙(__)\,|  i

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232 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:36:27 ID:znDGFIYs


               /   ヽ /ヽ                          l
.     /        .├ - 、  l  ヽ      l                   .l
     i          l   `ヽ/ ',      l                   ./
  /  l          l        ,     .l                  ./
  l  l    ヽ.    l        .l     /                  /
  l  .l     ト、   l        l    .ハ         |         /     クスッ…
  l.  ヽ    .lヽ   l        l   / l   /     l         l
.  !   ヽ    l ヽ __ l   -――‐i―‐,ナー+ 、__ /i     l         l
   l    > ‐ ''"l ̄ヽ  l     =―-,l__,/   .l.  /`/    ./       .ハ l
   ト、    X '⌒キ=ュ\ヽ    /"//==- /_ / ノ     /        /ヽ
   l ヽ   `-i\ ヽ::::ヾ、\、     .l::::::::::::::ノ/>'ノ    ノ     〃  ノ       どうも…ありがとう御座います…
   l \   丶 ヽゝ::::)       弋;;;;;;;;;ツ /"ノ    /     ./ l /
    l  \  \ ` -''       ` ー--- ' /    _/      / 〃
\  ヽ  /` 、 \    i       -=ニ_-‐ '''´       ./
  \. ヽ/     ヾ`   ヽ         /         ./
   \ ヽ       ` 、  − -‐''  ,, ''          , '
    / ` \        `丶、   /         , ' |
.   /         / , '  `ー フ         ∠ -−――丶
.  /        .// /     /         /        ヽ、
 /       / //      /         /           ` 、


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233 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:37:01 ID:znDGFIYs

驪姫は甲生から受け取った供え物に毒を盛り、それを毒味役に食させ献公に甲生の罠であると告げる。
激怒した献公は、甲生を捕らえようとするが、甲生はすでに宮中を脱出していた。
しかしそのあと甲生は自ら命を絶つ。驪姫にとって、邪魔者が消えたかのように思えたが…


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::::::/|:::::.  ', :::::.    ::.  .:!t-‐" ̄:|` ̄',`ヽ`ミヽ::|.l::. |:.:.:.:.:.:. .ィ二≡!‐‐---.
::::::| l:::::::.  l:::::::.   :::::. .::| ', _,,;;;;;;;|-‐‐-\_ ::::::| ',::. l:...:.:.:.:.:.:.:__,,:|_ .:::::::
::::::| .!:::::::.  ',:::::::.   ::::::::.::|:.:.゙i _,-‐!===ヾヽ  ::::! l:::::|:.:.:.:.:/.:.:_-‐l‐ ナ‐-、
::::::! i:::::::::.. ::ヽ::::::.  ::::::::,,|/ゝ.、:::l´ ̄i`ヽ,ミ\ :::', ',::::!:.:.:.:.-‐/二/-‐ ̄(`ヽ
、:::|  i:::::::::::::::::|ヽ:::::.. _,/、!´:.:.:.!\:', ノ`"1`ヽ\ ::ヽ.',::!:.:.:.:.:.ゞ´|/イ   !`"        (次は重耳と夷吾(重耳の弟)だ…
ヽ::l  ヽ::::::::::::::! ∧:::::::::.. ::::丶:: ヽ ヾ´  .ノ /:.:.:.:.:\ ヽ:.\:.:.:.:i メ、 ヽ...ノ /
  \  \:::::::Y:::::\::::::::::::::::ヽ丶 ` -‐ '' /      ヽゝ   ヽ  `‐-‐ '          あの二人さえ消せば私の子が王になる…)
       \::::!::::::::::`丶:::::::::::\` ‐-- '             ` ‐--‐‐/
.       /\',:::::::: .:ィ、` +、:::::\         ,        _,,-‐´::::::
       /:::::::::\ .:::/:::`‐ヘ:.:. ̄` =-             -‐´-‐― "/
.      /::::::::::  .::::::::::::::::::::ヽ:.:.:..         __           /::
     /::::::::::   ::::::::::::::::::::::::::丶:.:.:.:..       ´ ̄`         /',/
.     i::::::::::   ::::::::::::::::::::::/:::::/::ゝ、:.:.:.:...              <_/i/i::
.     |::::::::   :::::::::::::::::::::/:::::/レ´  `>:.:.:.:         ィ ´    ' レ


.

234 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:37:34 ID:znDGFIYs

驪姫の魔の手は重耳と夷吾にまで及ぶ。
しかし、それに気づいたかのように重耳と夷吾は宮殿を脱出する。
これが、重耳の漂泊の始まりである…


         / ̄ ̄ ̄ \
      /   :::::\:::/\
     /    。<一>:::::<ー>。
     |    .:::。゚~(__人__)~゚j      くそっ!!あの女!!
     \、   ゜i⌒i.⌒´,;/゜
    /  ⌒ヽ.ノ ノ'"´(;゚ 。       国を傾かせやがって…許せねーお!!
   / ,_ \ l||l 从\ \
    と___)_ヽ_つ_;_ヾ_つ.;.
         ベシベシベシ

235 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:38:11 ID:znDGFIYs

重耳が始めに逃げ込んだのは母の国である狄国(てきこく)である。
狄国に逃げ込んで5年後、献公が死去する。
それと同時に、今まで息を潜めていた晋の忠臣たちが驪姫とその子供を殺害したのだ。


      |         |    |.ハ   ∧ |///////|. |
     |    ∧   ト、   |/∧. |/ハ. レ//////;  ノ!
.      |     | \  ∨ゝ、 V/∧ {//A|///////∠/|
       |     |  .トハ、 ∨/.へ∨-べ´ ̄7 ̄ フ==/||
      ',       Vハ\∨'´       ′      ;ハ         私の野望が…
      ',       V:べ                 //∧
        |        V/7ァ、     =‐-‐-‐=    .///;         このような所で…
       |    |    ∨///|ァ、_     ̄    イ/////
       | | i |    ∨//|///>=、_,,.=<7;:レ///
       || ト, |.      V´ |/////////////| ∨
       | .ハ |/|ハ   | ', j///へ//////  | ,'
        |/ '、|//.∧  .ハ |V/    'ー'´    | |
      _∠ -‐ヘ///ハ / | .| \          V |


.

236 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:38:40 ID:znDGFIYs

献公と驪姫、そしてその二人の子が消えた今、晋国には君主が必要となった
そこで、重臣たちは重耳、夷吾に書簡を送り帰還を願ったのだが…


         ____
       /   u \
      /  \    /\           (罠だ…これは私を帰還させ殺害するための罠だ!!)
    /  し (○)  (○) \
     | ∪    (__人__)  J |
    \  u   `⌒´   /


.

237 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:39:12 ID:znDGFIYs

疑心暗鬼になった重耳はこれを拒否し、結局弟の夷吾が即位して「恵公」と名乗る。
恵公が即位したことによって、今一番邪魔者になった重耳は、自身の身の危険を感じ
放浪の旅にでることになる


          __
        /´  \\`\
       /      ヾヽ ヽ
      /        _ヽ_、  ヽ
     /       ,イ´::::::::ト、 ヽ
    {      /::::::::::(●)ヘl 〉       (弟に殺されてたまるかお
     ヽ   | /::::(__人__):::::::} /
      λ_ゞ\ゝ、.`_⌒´__,/У        今は一刻も速く、他国に亡命することだお…)
      Y(⌒)_|:::::::::∪:::::::::|/
     /::::::::::::/:|:::::::::‖:::::::/|
    ./::::::::::::/::§:::::::‖::::::::§
    /::::::::::::/::::::::::::::::::‖::::::::|

238 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:39:43 ID:znDGFIYs

その後、重耳は各地を漂白することになる。
様々な国を訪問し、最後に秦国に入った。
当時、秦国の王は春秋五覇の一人である穆公である。
穆公は重耳を大いに歓迎した。


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ●)(●)
. |     (__人__)        おぉ…お主が重耳殿であられるか…
  |     ` ⌒´ノ
.  |         }        あなたの名声はこの秦にまで届いておりますよ
.  ヽ        }
   ヽ     ノ        \
   /    く  \        \
   |     \   \         \
    |    |ヽ、二⌒)、          \

   『穆公』



        ___
      /      \
   /          \           恐縮ですお!
  /   ⌒   ⌒   \
  |  /// (__人__) ///  |
. (⌒)              (⌒)
./ i\            /i ヽ


.

239 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:40:19 ID:znDGFIYs


            / ̄ ̄\
          /   _ノ  \
          |    ( ●)(●)       ときに重耳殿
          |     (__人__)
             |     ` ⌒´ノ        晋の恵公が亡くなったことはご存知ですかな?
              |         }
              ヽ        }
            ヽ、.,__ __ノ
   _, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、
  /;;;;;;::゙:':、::::::::::::|_:::;、>、_ l|||||゙!:゙、-、_
 丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|:::


         ___
        / .u   \
      /((○)) ((○))\
/⌒)⌒)⌒. ::::  (__人__) l_j :::\     /⌒)⌒)⌒)       えっ!!
| / / /     |r┬-|     | (⌒)/ / / //
| :::::::::::(⌒) U .| |  |    /   ゝ  :::::::::::/         恵公が亡くなったのかお!?
|     ノ    | |  |    \  /  )  /
ヽ    /    └ー.┘    ヽ /    /


.

240 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:40:54 ID:znDGFIYs


    / ̄ ̄\
  /   _ノ  \
  |    ( 一)(●)
  |     (__人__)              はい。それにより、恵公の息子が即位し「壊公」を名乗られました
   |     `⌒´ノ
   |   ,.<))/´二⊃             
   ヽ / /  '‐、ニ⊃
   ヽ、l    ´ヽ〉
''"::l:::::::/    __人〉
:::::::::|_/ヽ.   /|||||゙!:゙、-、_
:::::::/´∨/`ー'〉゙||i l\>::::゙'ー、
:::y′.: ',ゝ、_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::!
/: ://: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i::|



         ____
       /     \
      /  _ノ   ヽ、\ 
    /   (○)  (O)  \       ・・・そうですかお
    |       ||  (__人__)  ..|
    \    ノi   !  |.  /       恵公の息子が即位したのかお…
     /    し'   `⌒´ .ノ
     |       ./ ./


.

241 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:41:29 ID:znDGFIYs


                                            _, -‐
                                       _, -‐  ̄ ‐=ニ=-
              / ̄ ̄ ̄\           _, -‐  ̄‐=ニ二ニ=- _, -‐  ̄
             /         ヽ        ,〜'_, -‐  ̄`ー-----― '
            /         丶    _,〜'_ッ'-
            |     _ノ  ( ●)  .厂
            i     ( ●)  !  .⊃
             |       (__人_) /〉         ですがね…おかしいんですよ
           /∧     ,.<))/´二//⊃
         / : | ヽ  / /  '‐、二ニ⊃`        つい先日、晋の臣下たちが訪れてきてね
     , -‐'´: : : : :l   丶l    ´ヽ〉: : : : \
    /: : : : : : : : :|  /_/    __人〉|: : : : :|       こう、言うんですわ…
   「ヾ: : : : : : : : : :l_/:_/ヽ.   /´     | : : : : :|
  〈\ : : : : : : : :,、: :/´∨/`ー'〉 |_| |: : : : :|
   !: : :ミヽ: : :/ `y′.: ',ゝ、_/     l: : : : : :|
   ! ⌒ヽ: : : :.ヾ/: ://: : : :|      l: : : : : :|


           ____
         /   ∪  \
       γ⌒) ノ三三三ゞ(⌒ヽ        な、なんだお?
      / _ノ (>)三(<) \ `、
     (  <:::∪:::::(__人__):::::∪|  )
      \ ヽ ::∪::::` ⌒´∪:://


.

242 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:42:05 ID:znDGFIYs


              ./ ̄ ̄\
             _ノ  ヽ,_ . \
            (●)(● )   |           「我々の君主は重耳さまです。
            (__人__)     |
            ヽ`⌒ ´  .   |            重耳さまがご帰還なさるなら重臣一同味方になります」
             {       .  i
             ヽ      ノ            ってな…重耳殿、ご帰還なさるつもりはありますかい?
                 >ー,-- ':;\
               /:;:/レ'/;:;:;:;;:;:;:\
                 {:;:〈/:;:;:;:;::;:;:;:;:;:;:;:;\
               ∧:;:;:;:;:;:;;:;:;:;\:;:;:;:;:;:;:;}
             /:;:;:;〉:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;〉:;:;::;:;/
            /:;:;:;:;:/:;:;:;:;;:;:;:;:;:/:;:;:;:;:;/
_______<:;:;:;:;:;:;:/:;:;:;:;::;:;:;/:;:;:;:;:;:;:/___________
          {~ >/:;:;:;;:;:;:;:;:;:> 、:;:;:;/
'T''''T T''''T T'''''T/:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:{   厂┐  ┬─┐   ┬─┐   ┬‐
| | | | | /:;:;:;:;:;::;:;:;:;:;:;:;:: ̄~7|  |  |  |   |  |   |



      メ ,, -──- 、._\
    メ/ u    ゚ 。 \\
  / /    ノ  ヽ、   \\       そりゃ…帰還したくないなんて言ったら嘘になるお…
   ! |  o゚((●)) ((●))゚o  |
  \\    (__人__)   /く<        でも帰還するには軍勢が必要だお…
   ノ メ/   ` ⌒´   ヽヽヾ


.

243 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:42:53 ID:znDGFIYs


                             , ――-、        軍勢?そんなの我が秦がお貸しますよ
                            /       .:\
                               / __     .::|                         ,.-、
                           ∨     ヽ ....:::/                     _,.、/:∠_
  ___, - 、             __,. -――<二二二>≦――-,、           ,. ‐'´::::ヽ:.:.:.:.:二ニヽ
 ゙ーァ:.:.:|::::::::`` ―- 、、    _r:'Ti::、:::::::::::::::::::::::::: |:::::::::::::::::::::::::::::::/:ハ、       ,. ‐'´:::::::::::::::::|‐--―一'
 /:_,:.:.,|::::::::::::::::::::::::::::``ー-‐'´:::::::ヾ', '、::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::://:ィ::`>―‐-- ‐'´::::::::::::::::::,. - '
 '-´一'´`ー- 、、:::::::::::::::::::::::::::::::`丶:ヾ}}::::::::::::::::::::: |:::::::::::::::::::::::::::/:'シ':/::::::::::::::::::::::::::::::::,. ‐ '´
          `` ‐- 、_::::::::::_,. -‐``^ヾ::::::::::::::::::::〈:::::::::::::::::::::::::fr‐'<-_::::::::::::::::::::_,. ‐'´
               ` ̄      /:::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::〈     `'-一''"´


       ____
     /      \
   /  _ノ  ヽ、_  \         いいのかお?
  / o゚((●)) ((●))゚o \
  |     (__人__)'    |
  \     `⌒´     /


.

244 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:43:21 ID:znDGFIYs


            / ̄ ̄\
          /   _ノ  \
          |    ( ●)(●)
 .         |     (__人__)
           |     ` ⌒´ノ         当たり前じゃないですか…
 .          |         }
 .          ヽ        }         晋の重臣があなたの帰りを待っているのですよ?
              ヽ     ノ
            _,/( `' 、 _゙T           それを後押しするのに、何か拒む理由でもありますかな?
        ノ.ヽ`ヽ. ヽ`ヽム `
    _.. -‐ ´  ヽ   \  l;;::ヽ
/´         ヽ   ハ/`ァヘヽ
. : .         ` ー/   ヽ|:. ヘ \、_
, : : . \        ヽ    ヽ:::. ' <. ヽ
l: : : : . ヽ: .       ヽ    ヘ:::. l ^l |
!: :     ヽ: : : :       ヽ   ヘ:: l  .! .|
´: : :     ': : :        \   ヘ:l  | |



       ___
     /_ノ ヽ、\
     o゚(>) (<)゚o.、
  /   (__人__)  ...\          あ、ありがとう御座いますお!!!!
  |     ノ   ヽ,   |
  .\   (/⌒ノ´フ   ./
   . .>   . ̄ ̄´  <.


.

245 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:43:55 ID:znDGFIYs

こうして重耳は無事、晋国に帰国する。
その後、覇者となり名声を残すことになった…


                   ____
                /       \
               /  ─    ─ \
             /    (●)  (●) \
             |       (__人__)
             \            /
              _rl`       /////
..              /\\    ////゙l゙l
                ,.:く::::::::`:、\ 〉l゙:l  / !.|
.            /:.:.:.:\:.:.:.:.`:、ソ/:.:|    | |
           /.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.:У:.:;l   /./
.          /:.:.:.:.:.:.:.r'´`‐,`、:/.,.:‐{   | !`:、
           ,'.:.:.:.:.:.:.:.:.';_,゚.,ノ.:./,:':.:.:.:',  | |`、:|
           !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.゙、:.::/:.:.:.:.:.:.ヽ, / ,!:.:`、


.

246 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:44:41 ID:znDGFIYs

さて、最後に一つ逸話をお話いたしましょう。
それは重耳がまだ漂泊の旅を続けていた時のこと
ある日、彼は楚国を訪れました。楚王「成王」は彼を手厚く歓迎し、毎日宴席を設けたのです。
この時、成王がふざけ半分で重耳に言いました…


      ,//: :ヽ: : Y: /:、: : : : : : : :\: : : : : : : : \
    /: :/: : : ∧: : ;′1: : : : : : : : : l: : : : : : : : : :∧
   ∠二ィ: : : : l::∧: :!:::::l: : : : : : : : : :|: : :ヽ: : : : : : :∧
      /.: : : : :|::::::∨::::::l: : : : : : : : : :l: : : : ∨: : : : : :∧
    ,r': : : : : : 「¨¨`""¨1: : : : : : : : : l: : : : : ∨: : : : : :∧
    |! : : : : : : l       l: :;ィ: : : :∧ : | : : : : : ∨: : :ヾ : ∧
   イ!: : : : :i: : !.      !:/ l: : :/ ヽ: ト、 : : : : ∨: : : :\;ハ
   /l: : : :,∧:厶-‐、  レ' !‐ナ―-ゞ! ヽ、: : : :i: : : : : :l ヾ       重耳殿、首尾よく自国にご帰還なされた時
    !.:!: : ;ィ: : ト1===ミ:、   l.:/彡==`=ミ:、ヽ : : l.: : : : : |
   .l.;イ : ;ハ イl:i゙ '乍ミ1L..../;」i ィ卞ぅx、 ! ヽト、:l: : : : : :|         私に何を恩返し致しますかな?
   .レ'l: :/  リ |:|  ヒ;リ |「 ̄"゙1l  ヒzリ` l l`ゞ- 、.: : :lヽ:.!
    レ'’   ヾ ___ノ.'   ヾ: 、__.ノノ ´rハ !:、:| ヾ
          i ̄ ̄ i       ̄ ̄ ̄  ムソ:.;ハノ
           、             r彡;〃´
           ヽ   ヾニフ       ノレ'´
            \          ´ ,L. -‐ 、_
              ヽ . _ ,   , ィ´   ,.、二ミ:ォ
               ,.-‐=ニj,.ィ'´   / ̄ "¨ヾ\L、
             _r'´  レ"   _ニ=′    二ニ=   \
           rく ヽ   j ,-=ニ¨       イ=‐- 、    >"

             『成王』


.

247 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:45:08 ID:znDGFIYs


      _____     ━┓
    / ―   \    ┏┛
  /ノ  ( ●)   \  ・
. | ( ●)   ⌒)   |            はて…成王様は金銀財宝もたくさんお持ちでしょうし
. |   (__ノ ̄    /
. |         /             何を差し上げてよいやら…
  \_      _ノ\
    /´         |
.     |  /       |


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248 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:45:49 ID:znDGFIYs


     |:.:.:.:.∧:.:|    |:.::∧:.:.:.:.:.| ≧:.:L-\:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:ヽ
     }:.:.:.:.ヾ:.:.:',   |:./ .V:.:.:.:|ニ-====\:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.∧
     >:.:.:.:.:.|ヾ:.V==/ニ  V:.:.:i{ ゞテ=ァ ||\:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.∧
    /:.::V:.:.:.:レ'´>=ニ示 ヽ、_V:.||  {辷zり  .|| レr -、V:.:.:.:.:.:∧
.   /:.:.:.:.:V∧:.r'´ /ひョリ || ̄ .ヾ∧___ //  / .}:|:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ        しかし、何か一つはいただけるでしょう?
  /:.:.:.:.:.:.:..:/ヾ::>  ゞ' ´ || {     ̄ ̄ ̄ ̄   入 ソ/:.:.:.:.__/
   ̄ ̄ ̄ |:.:.:∧ヽ_ -=''´ ヽ           / /:.:ヽ ̄
       レ'´ ヽ |        _        /-'´/ ̄
           ヽ       ̄_         / ̄゛゛
              \          _ ィ|
               `   、     イ   y入
                  ニi ´    /  ヽ
                 // }     /    |\
                / / ノ    /     |   ̄ ' - 、
               /  V'´ ̄ ̄ ../        |      ` ' - 、



      _____     
    / ―   \   
  /ノ  ( ●)   \ 
. | ( ●)   ⌒)   |           そうですねぇ…
. |   (__ノ ̄    /
. |             /
  \_    ⊂ヽ∩\
    /´     (,_ \.\
.    |  /     \_ノ


.

249 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:46:25 ID:znDGFIYs


               ∩_
              〈〈〈 ヽ
      ____   〈⊃  }
     /⌒  ⌒\   |   |        ではこうしましょう
   /( ●)  (●)\  !   !
  / :::::⌒(__人__)⌒:::::\|   l        将来、止む無く成王様と戦うハメになった場合
  |     |r┬-|       |  /
  \     ` ー'´     //          三舎退きましょうお!
  / __        /
  (___)      /


※三舎退くということは三日分退き、相手に一目置くということである。

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250名無しのやる夫だお:2009/12/31(木) 21:46:42 ID:HGRa3HbQ
戦争で勝ちそうな時引いてやる権利の人だっけ?

251 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:47:01 ID:znDGFIYs

そして、重耳が晋に帰国し「文公」に即位したあと楚と戦うハメになる
そのとき重耳は成王との約束どおり、圧倒的有利にも関わらず
三舎退くという約束を守ったのである。
これが、重耳と成王の逸話である


.、   l   .l   j  ./ ./    ./
. \   ヽ  .,、!、  l ''" !._/`''ニ ̄~゙^"''''ー ,,,_
.-  .\ r'"  ゙'-..′ ...."゛.__,. |''-..、     .´'-、
.`ー  .″.--‐'゙   ̄´      l、 `ニ¬- ..,,,_.  ._ニ 、
  ヽ .'"                ゙'ー-- ミ=-¬''^~゙゙^''ー、\
   l,                           _,,,,...′ \
   .ヽ                    ,.. -¬ミ゙ ̄゛;\    ヽ
    `''-、                 _..‐'″    .ヽ.;.;:;:;;;;\   .l
      `''-.i_,, .  ..、  ._../゛        \;;;;;:;:;;ヽ   . l
         !`、    ._,,,..`-'! !      ____  ヽ.;;;;;;:;;ヽ   .l,
        . !;;:;;ヽ ̄´゛   . !/l    /\  /\. ヽ;;;;:;:;;.l   .l
        !;;;:;:;;;ヽ    ./.l゙.!  /( ○)}liil{(○)\ ヽ;;;;;;; l   l
        l゙;:;:;:;:;:;;;.ヽ   /./:/ /    (__人__)   \ ヽ;;;;;;;.l.  l
       l;;;;:;:;;;::::::;;;..ヽ ,/./ ;| |   ヽ |!!il|!|!l| /   | ヽ;;; l  |
       |..;;:;:;;;;;:;:;:;:;;;;;;゙!;;"::,i'"''\    |ェェェェ|     /  ヽ;;;;.;.l  .!
          `'、;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;../'};:;.|゙'ーぐ'''!`-i   ノ !.li゙l      l,;; l,  !
            l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;./;:;!;:;:;: !:::;:;.l''―-|_ "゛ .广゙゙゙'',i     .l;; l  l
          'x::::::::;:;;;;;;.,ン'、;;;:;:/./;:;;;;、;::;:;;;::゙゙) .ラ-,,/      l;:;:.l .l
           ゙ミ--;;'彡'";;;;;;;./ '";:::: .!;;;;;;:;:;./  /;;;:;:;.ク'-、,   .l;:;:| .!
               `!゙!lil;.;;;;;;;;;;;;;;:;;;;;;;:::: :|;.;;;;;;;l゙ ./ ;;.,,./ ;:..;;;;;゙l    !;;.| |
              !.;;;;;;;;;;;;;;;;:;;;;;;;;::::::::.l;:;:;;,! / ;,ノ";:;;;;;;:;; /    ....l;;.! .| 、
              |;;;;::;:;:;;;;;;:;:;;;;;;;:::::::;:;.l,;:: lン'";;;;;;;;;;;;;;;;;.;ゝ   .| <にニシ }
              !、;::::::;:;:;:;:'i;;;;;;:::::::;;;;;;.!;;;;:|:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/゛   ゙ー.l l;;Y''′
                 l;:;;;:;:;:;:;:;:.l,;;::::::;:;;;;;;;゙;;;;;.!;;;;;;;;;;;;;.;、./      ,,、l乂〕
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               !..;:;:  :;:;;;;:::、,゙'''-...__l_v-...;;l匸_,,,,.. 、,,.‐´ ,!!∠二
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                 「;;`''ー ...:;:;:;;;;;;;;;;;:;:;;;;;;;;;'’;;:;:;:::;:;=-- .. r‐'ー


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252 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:47:45 ID:znDGFIYs















                        『春秋時代はまだ続いていく…』
















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253 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:50:22 ID:znDGFIYs
本日の投下は以上ですお(^p^)

春秋時代は複雑でしてどうまとめていいか悩みました…
次回は春秋時代後期〜戦国時代入り口付近まで投下しようと思います(´・ω・`)

ご観覧していただきありがとう御座いました!

254名無しのやる夫だお:2009/12/31(木) 21:50:49 ID:asJBIplE
>>1乙、面白かったよー

255名無しのやる夫だお:2009/12/31(木) 21:50:52 ID:Jzwa55qU
鎬京は大体長安で、洛邑は大体洛陽?

256名無しのやる夫だお:2009/12/31(木) 21:51:09 ID:Mz34ykN.
お疲れ様でした。
短くまとまって読みやすかったです。

257名無しのやる夫だお:2009/12/31(木) 21:51:21 ID:DOesdVFo
乙!
周はまだ存続してるんだよな、形骸化しただけで

258 ◆oCJZGVXoGI:2009/12/31(木) 21:52:03 ID:znDGFIYs
>>255
はい。
鎬京は現在の西安で、洛邑は現在の洛陽になりますお

259名無しのやる夫だお:2009/12/31(木) 21:53:14 ID:Mz34ykN.
>>257
というか、存続有無がどうでもよい存在になったというべき?

260名無しのやる夫だお:2009/12/31(木) 21:53:52 ID:Js5kuetI
乙です

261名無しのやる夫だお:2009/12/31(木) 22:08:35 ID:Jjmtr4s2
乙です
よいお年を

262名無しのやる夫だお:2009/12/31(木) 22:12:17 ID:039HUxYA


263名無しのやる夫だお:2010/01/01(金) 00:20:07 ID:mtA15YWw
このころは領域=国の範囲じゃないからなあ。
ギリシャの都市国家時代に近い?
都市とその周辺部の権力=公国の権利が強くて、周の王室は権威で束ねてるって感じかな。
だから国の数もやたらと多いんだね。

264名無しのやる夫だお:2010/01/01(金) 00:32:53 ID:f7gJbq7s
今後のために諸子百家についても軽く解説しといた方がいいとおもいます

265名無しのやる夫だお:2010/01/01(金) 00:40:31 ID:gyIIk4TY
描写やりすぎないのもこのスレの魅力だと思うんだ、ほら他の歴史スレ見るにつけてそう思うことはあるだろう。

266名無しのやる夫だお:2010/01/01(金) 02:14:31 ID:uzGbfT0w
ちょっとだけ気になったのは>>240の「恵公」とか「壊公」というのは諡号(死後に送られる名前)
なので「即位して壊公を名乗った」というのはあり得ない。

267名無しのやる夫だお:2010/01/01(金) 09:49:09 ID:mtA15YWw
話は違うけど三国志演義とかで
相手の名前を常に姓名で呼びあうのも違和感ある
親が子を呼ぶときとてそれだから

268名無しのやる夫だお:2010/01/01(金) 13:55:26 ID:9Gs0hu9A
>>266
こまけぇ〜

269名無しのやる夫だお:2010/01/01(金) 14:41:43 ID:R2ibcGTw
某漫画で、時の皇帝が達磨相手に「朕が梁の武帝である」と名乗っていたことがあったな。
そもそも達磨とは会っていない様だが。

270名無しのやる夫だお:2010/01/01(金) 17:39:00 ID:/o2DwrJQ
>>267
そんな事いったら秀吉が「信長様」なんていったら首が飛ぶわけで

271名無しのやる夫だお:2010/01/01(金) 18:26:58 ID:TAsk33O.
社長の名前出す社員はいない、社長と呼べばすむからねえ。

272名無しのやる夫だお:2010/01/01(金) 19:22:06 ID:R2ibcGTw
「織田信長」みたいに、名字と諱を直接接続して呼ぶのもNG。
通称を挟んで「織田右大臣信長」ならセーフ。名字ではなく姓で「平信長」でもセーフ。
中華圏だと、「劉備玄徳」みたいに諱と字を同時に出すのがNG。

273名無しのやる夫だお:2010/01/01(金) 19:40:17 ID:9Gs0hu9A
勉強になるスレだwww

274<お茶ーっ!!>:<お茶ーっ!!>
<お茶ーっ!!>

275名無しのやる夫だお:2010/01/01(金) 20:07:41 ID:Q0GogplU
相手の呼び方を凝るのなんて、ラノベや少年漫画、あるいはB級作品なんかでやっても
うっとおしいだけだと思います。
そういう事は歴史小説のような本格志向の作品に任せとけばよいのですよ。

276名無しのやる夫だお:2010/01/01(金) 20:24:52 ID:gyIIk4TY
玄徳や孟徳あたりはいいかもしれんけど、その他武将なんて三国志好きでも知ってる方が少ないわけで。
物好きの凝り過ぎが歴史が敬遠される原因になってるとしたら、寂しいもんです。ほら昔、大河ドラマでもあったし。

277<お茶ーっ!!>:<お茶ーっ!!>
<お茶ーっ!!>

278名無しのやる夫だお:2010/01/02(土) 03:54:54 ID:B5wzRnzM
乙です。
いつかやる夫スレで唐帝国までの通史をやろうと思ってたけど、
やってくださってありがとうございます。

>253
春秋のまとめって難しいですよね。
横山光輝史記を読んでもこの時代のことが全然把握できなかった。
位置関係と時代順が分け分からなくならないようになるまで大変でした。
でも1行にまとめると、国家領域の拡大と中原以外の新興勢力の登場で済むから困る。

>276
「『壊公』を名乗られました」は事実じゃないからまずいんだと思う。名乗ってないから。
「『壊公』となられました」もしくは「即位なされました。(壊公)」とかならいいんだと思う。

279名無しのやる夫だお:2010/01/02(土) 12:43:55 ID:Z.0uPpck
ってゆーかなんで申生のことを甲生ってわざと間違えて書いてるの?

280名無しのやる夫だお:2010/01/02(土) 15:59:03 ID:I46TQtNU
>>276
そもそも典韋みたいに結構な有名人物でも字は伝わってなかったりするから
結局は姓名で呼び合うように書くのが書き手読み手双方にとって都合がいい

281名無しのやる夫だお:2010/01/02(土) 19:34:44 ID:DOi95O4I
>>279
勝手にわざとって決め付けるなよカス

282名無しのやる夫だお:2010/01/02(土) 21:28:05 ID:FU00.AU6
>>279
「そういう風に読むこともあるのかー」って勝手に納得して読んでたw

283名無しのやる夫だお:2010/01/02(土) 22:07:09 ID:Z.0uPpck
>>281
読みが違うんだからPCだとわざとじゃなくちゃありえないだろーが

284名無しのやる夫だお:2010/01/05(火) 15:34:45 ID:LAf8vJGg
江沢民 逮捕されたな。死刑はいつだろ。

285名無しのやる夫だお:2010/01/05(火) 16:48:41 ID:UPOap3no
>>284
ソース

286 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 18:54:51 ID:VRc4eY3A
新年あけましておめでとう御座います(´・ω・`)

只今から少々短いですが、投下を開始します。
っとその前にいくつか謝罪しなければなりません。

>>266様の指摘ですが、まったくその通りで御座います。
誤りが有り誠に申し訳御座いません。

>>279
こちらは素で間違えておりました…
「甲生」ではなく、正しくは「申生」です。
重ね重ね申し訳御座いません…

以上で謝罪は終わりになりますので、投下を開始いたしますお

287 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 18:55:19 ID:VRc4eY3A


                            【前回のあらすじ】

                 春秋時代に入り、諸侯は朝廷を無視し始め自国を拡大し始める
                 そのなかでも名高いのが、春秋五覇であり、国でいえば
                 斉、宋、晋、楚、秦の五国である。
                 本日はその五覇以降どのようなことがあったか説明しますお!


  ~ ''' ‐- . ,__              _ . .-‐ ''' "
            冫           _ - -     - - - -
 _ ,,.. -‐ '' " ,  '"         i`     - ._
       ,  '   ,'            ` 、    " - .._
    ,  '"                _,,..--'- .._ `     " - . _
 , '"   , "  /_ ___,..-'''""`、 /      ヽ   ` 、  `
     ,     (____    / ヾ、   /' 、ヾ` 、   ` 、  `
    ,     ,'  ,'    \   i ゝ○;、 ,´ ○,;  i  `
   ,     /         \ ゝ "(__人___)  /     、     ` 、
  ,        ,'  '       \|ゝ、 `⌒´  /ヾ 、    ヽ
   ,   ,'  ,    ,―――――{          ヽ  、      、
  ,   / , ,'  ,' i       -ヽ     ,,ー、_  ゙''-、   、
            ヽ、       ヽ、    i       i
              ´~"''‐- 、..,,,_     ゙-ー-----"
                    ゝ|゙、    /
                     /     /
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288 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 18:55:48 ID:VRc4eY3A

春秋時代の最後の五覇である楚の荘公が亡くなった後、各国は激しい戦乱の世になっていく
その楚である有名な男がいた。
荘公に諫言をした「伍挙」の子孫、「伍子胥」(ごししょ)である。


   /    /' /     / ,:'/,:
 ,:' /   ,: ' / ' / / ,:'/,   / / ,:'/,:
'  ,:   /'   / ̄ ̄∪\      /' /
' / ,'/,:   /(●)  (●).\  ' / ' /
/,:     / (__人__)      \  ,:'/,:   /'
/ ,:'/,  |   ` ⌒´    ∪    | ' / / ,:'/,:
 /    \      `       ,/' /
/  /'  /  ∪       \'/  /'
/ ,:'/,: | Y     ∪  |  |/ ,:'/,:
     ||∪       |  |

       『伍子胥』

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289 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 18:56:13 ID:VRc4eY3A

伍子胥の父、伍奢は当時の楚王「平王」の太子の教育係を担っていたが
ひょんなことから、楚王の側近に恨まれ誅殺されてしまう。
これに怒った伍子胥は楚を抜け出し東の小国「呉」に亡命する
(この呉は三国時代の呉とは別です)


   /    /' /     / ,:'くヽ/ \ ,、 ヘ  /i
 ,:' /   ,: ' / ' / / ,:'/  /\丶\ゞ」 ノ 丿
'  ,:   /'   / ̄ ̄ ;;\\へ\  ||   |/
' / ,:'/,:  /(〇)  (●);\  Y´ |ノ
/,:     / (__人__) :::::::;;;;;;;;;\  ,:'/,:   /'       無実の父が殺された…
/ ,:'/,  |;;;; ::::` ⌒´:::::;;;;;;∪;;;;;;;;;;| ' / / ,:'/,:
 /    \;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,/' /             平王…絶対に許さないお…
/  /'  /  ∪ :::::::::;;;;;;;;;;;;;\'/  /'
/ ,:'/,: |::Y    ::::∪;;;;;;;|;;;;;|/ ,:'/,:           必ず復讐してやる…
     ||∪ :::::::;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;|

.

290 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 18:56:39 ID:VRc4eY3A

呉に亡命した伍子胥は呉の公子の一人「光」に慕えることになる
しかし、この光公子には複雑な想いがあったのだ…


         , ‐ ´. .::::::::::::::::::::::::` ‐ 、
.       // . : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.、
     /. :/::::::::::::::::::::::::::::::::: i::::::::: : \::\
.     //. :/::::::::::::i :::::::::::::::::://:::::::::::::\:\::\
    //::::::l:::::::/:/{ :::::/:::::::://:/::::!::::l:::::::ト:::::ヽ::::.
.   l:l::::::/|:::::ハ/∧:V:::/:::/::::/::::/:::/::::::/::ヘ::::l::::ハ
.    |:l:::::::::|:::::|::!::::∧:V:::/::::/::::/:::/::::::/|::::::|::::|::|.!|
.    |:l:: |: :|:::::l::|::/:::ヘ::V::///:/ ::/:::|:: /!:: | l ||
    l::::l:::::ハ:::|∠:ィ7:::Y:/::イ::z≦ィ:::/::/::ハ/:リ |!       伍子胥よ…本来なら私がこの呉国の国王になるはずだったんだ
.    l::|:::::小:Π:/l/-=彡1 /艾ァテ`シ_:ィfチ::/:/
    V::l: :!::l:|い小/|:ハl:|/  `´    { }ノ´
     Ⅵ: l:::::`爪|            〈
      }:!: |::|:::l::| \            ‐ _ノ
      ぃ::|::|:::l::|   丶    __, ,/
      |:∧l\:{    \       /
      l′丶 ヽ     ト、_,ノ
     /           ,′
.  /\.____     人_
/  `−――‐‐- 、` ‐ 、  >、x‐ 、
          \     `ヽ ヽ、  | |   \
          \    \ ` ┘!  \ \

         『公子:光』

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291 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 18:57:06 ID:VRc4eY3A


     ____
   /      \
  /  ─    ─\
/    (●)  (●) \
|       (__人__)    |         そうだったのですかお?
./     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

.

292 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 18:57:49 ID:VRc4eY3A

         ___ _
  .‐::::二´::イ:iト、‐=-`::.、_
/::://::::,:イ::i:l:i::::、:::::`:、::`:.、
:::///://:i: |:!:|:i::::丶:::: ヽ丶\
/:::/:::/´::〃ハ:l::::!:!i:::: i丶`:!ヽ:ヽ::ヽ
: /:: /::::/:i::::: ハⅣ:;、!:::: l::::ヽ!:::i:::::::::::.
/i: /:: /i::l::: /i::lヽl::丶:::l::::::ハ:i|::i: i:、::i
!:|i:i::: i:i:ll:::/∧:!:::l` 、:ヽ!:i/:::i:ハ!::l::i l        あぁ…お前は存じてないだろうが、この呉国の王位継承は複雑でな
::|l::|::::|:|::l: '/ ヽ: l   i::::!:!ト、:!::::i:ヽ! ! |
::!:|:|::::!:!: !/ィ示ヽ:!  !ハ /ヽ !ヽ:li:i:N:::!        私の父が弟に王位を譲ってしまい、その後その弟の息子が国王に
::: |:|::::ヾ:::!`ヽ::ノ_ ' /' |! .ィ、 l:!::|:!:: '
、i:|:Ⅳ:::iヽ!       !く:::ソ ! !::::!' /         即位したのだ…
: ト、!:! ヽ!         , ` ´ /|::,':/
: !i:N  `       ノ   /i:!:'/
:、:!|ハ     _       /::!:/′
小:!. ヽ       ̄ `   'Ⅵ'
::::リ.   \    `   /
Ⅵ.     ヽ、     ´
`  ー  _   T ´
、     ` ー 、
 `  、     i
. 、    \.    l



    / ̄ ̄ ̄\
  /        \
 /    ─   ─ ヽ           なるほど…それが今の国王「僚」(りょう)様なんだおね
 |    (●)  (●) |
 \  ∩(__人/777/
 /  (丶_//// \

.

293 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 18:58:15 ID:VRc4eY3A


               _,,.,_
           ,.-‐ '  ̄:lニヽ、: ̄ `::....、
          ,..::'::::/:l::::l:::::l::``ヽ:ヽ、:ヽ::::`ヽ、
      /:::::://::il:::l:|:::::|ヽ、:::::::::ヽ、:\ヽ:ヽ
     //:::::/l:i::::::::il:::l::|::::ト::::ヽ、::::::::::ヽ::::ヽ:ヽ:ヽ
    /::/:::::::/::l:i::::::::il::::::|::::|:::l::::::ヽ::::::::::::l:ヽ::::ヽヽ:'.,
   ./::/::::::::/:::l:li:::::::::l:::::l::::l::::::l::::::::l::::::::::::l:ヽ::::::::l:::l::',
  /:::::::::::::::|::::|:::l:::::::::l:::l::::l、:::::::l:::::::::::::::l::::|、:l:::::::::l:::l::l
  .l::l:::l:::l::::::l:::::|:::::l、::::::::l:::l::::::::::::l:::::::::::::::l:::|、::l:::::::::l::i:::|        そうだ…
  l::::::l::::l:::::l::l::::l、::::l:、ヽl::lヽ::::::::::::l::::::::::::::l:::|:::::l::::::::|::i|:|
  |l:::::l:i:l:l::::ト:::ヽ:l`ヽ、://::::::ヽ::::::::l:::::::::l:l::l::|::::::l::::::::!:::i:|        お前は一刻も速く、父の侮辱の晴らしたいだろうが
  |トl:::::il l、::ilヽ、:::l-‐,..-ュォ-、:::ヽ:::i|:::|:::l::l:lll|ヽ:::l:::l::::::::l:|
  | ヽ::::il kァ、 、` - ' `‐'′ /ハl:::l:::l::l:::|::l|  l:::::::l::::::ト|.        私が王位に即位しない限り、それは無理なんだよ
  ヽ ヽ、i `7     ´   //  |ト:::l/l::::::|  }:::::::l::::i| |
   ヽ  .l/            ||:/ .ヽ::l _ノl:::::::l::::i| `        わかってくれ…
      ヽ、 -          l   〉l、|:::::|i::::::l::::|
       ヽ`                /   .li:::lト:l::::l:l|
        ヽ ‐、ニ= ‐      /    lヽl-ヽl::l|
         ヽ ー       /  ,. r '´    ヽ、
             l、    ,.  '" ,.  '´        ヽ
           `ー‐ ' r1,. '´         ,. ‐ ' ´ヽ.,
            <´ i'´      ,.  ‐ ' ´,. ‐ ' ´::::::::ヽ
             lヽ|.l    ,. ‐'´,. -‐' ´:::::::::::::::::::::::::::::',
              | | l| /,. r '´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l


       ____
    /     \
   /  ─    ─\
 /    (●) (●) \
 |       (__人__)    |     ・・・・・
 \     ` ⌒´   /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||

.

294 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 18:58:38 ID:VRc4eY3A

呉の複雑な王位継承問題を理解した伍子胥は、いつか内紛が起こるだろうと予感し
一度、野に下った。
そして遂に、光公子がクーデターを起こし、呉王「僚」を殺害し
自身が王位に即位し、「闔閭」(こうりょ)となる。


         ___
       / ⌒  ⌒\
      / (⌒)  (⌒)\          光さま、即位おめでとう御座いますお!!
    /   ///(__人__)///\
     |   u.   `Y⌒y'´    |         これは気持ちばかりのお祝い品で御座いますお!
      \       ゙ー ′  ,/
     /       __|___         お納め下さいお!!
    |   l..   /l ロリロリ   `l
    ヽ  丶-.,/  |__ 熟女モノ_|
    /`ー、_ノ / ̄ ̄ ̄ ̄/

.

295 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 18:59:04 ID:VRc4eY3A


                 ____
              _,、r'´:::‐、`ヾ‐、`丶、
             /:::::l、:{⌒ヾヽ::ト、:ヽ:::::ヽ
            //!:::i:l:!::ヾ、::::::ヾ::!`ヽ:ヽ:::::ヽ
           〃:!:l::::l!:ト、::::liヽ、:::リ:!::i:::ヽ:ヽ::::i
           i:!::!i::i::::i::!:i:ヾ!:i::::!:、:::!:::l:i:!:ヽヽ:l:!          アハハッ!!
           l!::!:!:iト:::!:i:j/代トト、l:ハ::升ト!:l::!:!lj
           li::l::N{:ヾVヘ「 ̄` lハ ソr‐テハ!:l/          伍子胥、礼を言うぞ。
           !:l!:ト、l::l{`         !  j川/
           ヾト辷N!      ‐ノ  !:l/
              Yl:ト、    ヾ==r  ノ/
             iN \.  ` ニ′/}'
              礀   丶、  /
           ノ ̄´"''‐ 、   `¨´釗
        _rく    /癶V⌒!=| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
   __,、=T下、``ヽ  /‐''"_, -ヘ|      |
  /「 ̄´  ヽヽ \ ヽ/   ´  _,,厶ヘ       ∧=、、
  |八 \      __/      _,)ヽ___/  ヽ ``=、、
 ‖ \ ! V´ ̄:::::/      _,ノk>、`T!::::::":::\_   ‖

.

296 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 18:59:46 ID:VRc4eY3A

闔閭が呉王になったため、呉軍は楚攻略に乗り出す。
楚に進軍した闔閭率いる呉軍は伍子胥の他に、兵法の天才「孫武」を味方につけ
連戦連勝していった。


         ___
       /     \ キリッ
      /   \ , , /\
    /    (●)  (●) \
     |       (__人__)   |        よし!敵が河を渡り始めたお!!
      \      ` ⌒ ´  ,/
.      /⌒〜" ̄, ̄ ̄〆⌒,ニつ      一斉にかかるんだお!!
      |  ,___゙___、rヾイソ⊃
     |            `l ̄
.      |          |

.

297 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:00:08 ID:VRc4eY3A


               / ̄ ̄\
              _ノ  ヽ、  \            いや、ちょっと待てまだ攻撃するな
            ( ●)( ●)   |
            (__人__)      | ../}
      _       ヽ`⌒ ´     | / /    __
   (^ヽ{ ヽ      {        ./ /  . / .ノ
 ( ̄ ヽ ヽ i      ヽ      / 厶- ´ /
.(二 ヽ i i |,r‐i    ノ.   ヽ /     /
  ヽ   /  ノ  /    r一'´ ー 、   ̄ ̄ ̄)
   i   {   イ―イ /   .`ー―. 、__ .〈 ̄ ̄
   ヽ. `ー '/   /           /\ \
      `ー '  ̄ ̄!           |  ヽノ

            『孫武』

.

298 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:00:40 ID:VRc4eY3A


       ____
     /ノ   ヽ、_\
   /( ○)}liil{(○)\          なんでだお!?
  /    (__人__)   \
  |   ヽ |!!il|!|!l| /   |        敵が敗走し、河を渡ってるんだお?今攻めるべきだろう!!
  \    |ェェェェ|     /



              / ̄ ̄\
         rヽ  / ノ  \ \
         i !  |  (●)(●) |
      r;r‐r/ |.  |  (__人__)  |         進退が窮まれば、獣だって襲ってくる
      〈_L (`ヽ .}  |   ` ⌒´  ノ
     l` ( ``/ .  |        }         今攻撃していったら、敵は死にものぐるいで挑んでくるぞ
     ヽ   l  .  ヽ       }
      |,.   l   /⌒   ー‐  ィ ヽ

.

299 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:01:04 ID:VRc4eY3A


        ノ L____
       ⌒ \ / \
      / (○) (○)\
     /    (__人__)   \         それがなんだってんだお!!!
      |       |::::::|     |
     \       l;;;;;;l    /l!| !        兵力は格段に我が軍が優勢だお!!
     /     `ー'    \ |i
   /          ヽ !l ヽi
   (   丶- 、       しE |そ  ドンッ!!
    `ー、_ノ       �堯�l、E ノ <
               レY^V^ヽl

.

300 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:01:31 ID:VRc4eY3A


   / ̄ ̄\
 /       \      うるせーんだよくそが!!!
 |      ノ(   |
. |     ⌒   |           、  ____    ,
  |          |           `/、,:/,';;}: ;\ /
.  |         }        \ /、,:',. -‐‐-、 ; ,\ ,.   /┃・・
.  ヽ        }           /` ;ヽ|:::: ::   |ノ ,'\    ┣━  ━━┓・・
   ヽニニニニノ 、_    ‐ ― | ',`冫|::::: :: :   |イ'; 、| --┃        ┃
  /::::::::::::::::::::: ̄`ーニニ==i=┬r===| ,. -―- 、|`;、'(⌒).       ━━┛ ┃┃┃
  ヽ:::::::::::::::::::::::ーt-.._:::::::::_,. -┴一″   (      ) /i ヽ                 ━┛
   ヽ::::::::::::::::::::::::i   ̄     l___ノ // `ー,,-一' ノノ ヽ___i
                           (ヽ三/) ))
                             ( i)))

.

301 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:02:02 ID:VRc4eY3A


      / ̄ ̄\ ( ;;;;(
    / ._ノ  ヽ、\) ;;;;)
    |  (●)(●)/;;/
    |  (__人__)l;;,´|         いいか?敵の半分が河を渡るまで攻撃するな
    | ./´ニト━・' .l
    | .l _ニソ    }          河に入った敵兵は攻撃してこれないだろう
     /ヽ、_ノ    /
    __/  /    ノ__
  / /  /       `ヽ.
  /´  ./       ,.  ヽ.
  ト、_,/.       |、  ヽ
   |         |/  /



      ____
    /:::::::::  u\
   /ノ└ \,三_ノ\   ,∩__
 /:::::⌒( ●)三(●)\ fつuu
 |::::::::::::::::⌒(__人__)⌒ | |   |       でもそれだと敵兵を多く討ち取れないお!
 \:::::::::   ` ⌒´   ,/_ |   |
   ヽ           i    丿       それでもいいって言うのかお!?
  /(⌒)        / ̄ ̄´
 / /       /

.

302 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:02:27 ID:VRc4eY3A


    / ̄ ̄\
  /   _ノ  \
  |    ( 一)(●)
  |     (__人__)           いいんだよ。勝負に負けても戦で勝てばな
   |     `⌒´ノ
   |   ,.<))/´二⊃          それに半数の敵兵が河を渡たりゃ、残った兵も
   ヽ / /  '‐、ニ⊃
   ヽ、l    ´ヽ〉           戦うことより河を渡りきることを優先するはずさ
''"::l:::::::/    __人〉
:::::::::|_/ヽ.   /|||||゙!:゙、-、_
:::::::/´∨/`ー'〉゙||i l\>::::゙'ー、
:::y′.: ',ゝ、_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::!
/: ://: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i::|



     ____
   /      \
  /  ─    ─\
/    (●)  (●) \        な、なるほど…
|  u     (__人__)    |
./     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

.

303 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:03:02 ID:VRc4eY3A

こうして伍子胥と孫武が力を合わせ、遂に楚の首都を奪うことに成功する。
首都に入った伍子胥は、さっそく平王を殺害しようとするが、平王は既に亡くなっていた。
そのため、伍子胥は平王の墓を発き、平王の亡骸に300回鞭を打ったのだ。
これが「屍に鞭打つ」の語源である。


           ,!  ,!     ____ ヽ.ヽ
           ,!  .!    /     \  ヽヽ
           |  │  / /        \  ヽヽ
          │  .!   ' (●)      \  ヽヽ
              |   ! (l、__)          |   i i
              |   .!  ⌒´         /    i i
           l    !  `l         〈      i i
              l    l   l  r  、  i  \    l !
           │   l   |  ヽ  ヽ |\ \    l|
            !    l   |   〉  〉 |  \ \ /\
               !    .!  |  /  / ハ ≦(_ノ]二二フ
                !    .! / (_ノ ノ ヽ
             l   ..l,    /\   \
              l (  .l, <´    \   \
              l  \  l ヽ     \   \
               l.   >.l  }      ヾ   j
               l. ゞ、_.l´        }  ,イ
                   l    .l,        し´

.

304 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:03:30 ID:VRc4eY3A

さて、復讐を果たした伍子胥と呉国はこの後どうなったかというと
闔閭の弟が勝手に自国に帰国し、王を名乗ったため、闔閭と伍子胥たちは楚から引き上げ
弟を殺害する。その後、隣国の「越」が侵攻して来て、闔閭は呆気なくこの世を去った。


                          ,:'.  /// // // il   l::::l::::::::
                         ,:'   // /l|| ///i l   ,'::::i.i:::::::::
                          ,'   / /  ,ソi |. i i ! l i /:llンi:::::::::
                      ,'      ; .l l l !ill !i  i:/ メ、l::::::::
                      ,'   ,:    /| i l l. ill. i  ! ,i l:::::::::
                      ,'   /    / l   l. il|i l  ∧メ !::::::::      後は任せたぞ…
                     ,'   ,'   . ,'i lハ ', i. ill    X ',、::::::::::
                   ,'f ,' ,'  i i i! ! i l  i il i   i l.l! iヽ::::::::
                    li'}  ハ: ,'i i、! ', ' ヾi  i i  i l l l ! i:::::::r^
                      i!.i ソ il ir !ミ、、 i  !、 ', ! ',l  i ', ',',::::i
                      l i ,' ハ i !! 廴ツ、ヾ  ':、 i i  i !ヽゝ::::l
                      !.li!.l|!| リ ` ェ、..ヾ ヾ、 ヽ:、 i ! ハ、!l ヾ、::l
                    ! !从      """ヾ:、ヾ: 、弌itーマ、:ヽi
                     ′ i           .:: ヽ ー`=.公、`:i
、、_                    _,r:::i     rー-‐ '''' ー ‐ --:: 、:ヽ::i
   `''''"'''ー- 、、、、、、、、、 -‐ー''''''' /:::'.     ``¨':':‐:::::::-::::::::、_  ヽ:;::l
               '"       ./" ゙:,  ゙、   ヽ、,..:::::::::::::::/ , ` 、  `
                __,      ',::、   ゙ヽ 、:_:::::::::::r ;´ ' ヽ、  ` -、
         `;;=--‐‐''''""         ',:::、  `'':::::::::::::;: '   i    ヽ、,
        i´          ,      ',::ヽ    ::::;::i  _ -t^ヽ、_   ゙`
           l          i       ヽ::`:ー ':::::i .ノ:i ノ:::::::: 〉
         '          il      ,.ゞ=ー'"メ /::::レ:::::::::::/
           i           il   _ ,ィニ´ ニヽ    ーヽ:::::::::::::::/
         i           ill ,イ:::::iニニニソ、     ヽ::::::::::/
            i       illl ´    lニニニ/ ヽ.    ',::::::::i

.

305 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:03:59 ID:VRc4eY3A

闔閭の死によりその息子が呉王に即位する(夫差)
即位後、夫差は父の恨みを果たすべく越国に侵攻し、越王「勾践」を捕らえることに成功する


             ,. -──- 、
          // r  ヽ  `ヽ、
         , ', / / | | | \\\ \
      / / / || !| !ヽ ヽヽ  ヽヽ
       / / /  | ヽ| 、 ヽ ヽ ヽヽ i ヽ.',
     .,' ! i  |!  !. ヽ ヽ ヽ i 、|  i
     i! || l| / !l、 ト、 \\ i | l |   |         てめぇが勾践か
      || || ||/ 人 ヘ ヽ\、ヽヽil | || | | |
      !|  lV代¨o 、ヽ ゝ r o¨フ| | || | ! |         何か言いたいことはあるか?
      | ! ヽ ト  ̄     ̄  | |/ |/ |
     | !l 、 ヽ!       }   /!| | ./| | |
=== 、 | | ヽゝ ヽ、 _,`.´、   '/!l !/ // |
-─-\ヽヘヽ \ノr'T::丁:「  /ノ / / /== 、
 ̄`ヽ、   \ヽr':::l:⊥┼|‐'"</ __ イ   ̄
ニ ̄     (フヽ:」:::|::::|:」 __ノ  ̄    \
  /    (__r‐''" ̄ ̄|
 /      _|_.     |
/    _/,二 、ヽ    |

          『夫差』

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306 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:04:25 ID:VRc4eY3A


   :.:.:.:、    :.:.:ヽ.   l\:.:.:.   :.:.:.:.:.:i.:.:.  :.:.:.:l     ヽ、\:.:.:、:.:.:.:.:.:.:
    :.:.:.ヽ.:.   :.:.:.ハ   il  ヽ:.:.:.:.   :.:.:.:.:l.:.:.:. :.:.:.l          \ヘヽ:.:.:.:.
    :.:.:.ハヽ.:.  :.:.:.ハ. /,'   ヽ:.:.:/l:.〜:.lヽ:.、:.:.:.:l            \、\:
ヽ:    :.:.:ハ、ヽ.:. :.:.:.:.:メ/ 、    /x '´:.:⌒:l ` ヽ:、`ト 、            `
:.:.ヽ:.:.  :.:.:.:i:ヽヽ、:.、//i  \l i ハ:.:.:.:.:.:.i    ',:.:iヽ 、ヽ            ,
:.:.:.:.ヽ.:.:. :.:.:.:i:.:.`.:.;.ー`´.:.i    l/  V:.:.:.:i    i/   `ヽ`丶        /
. :.:.:.:.:ヽ.:.:. :.:.:i:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:i       i:.:.:.l         ヽ 、 ヽ.    /          ・・・・・
 :.:.:.:.:.:.V:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:V:.:.:.ト、      .i:.:.l           ヽヾ、\.l /
  :.:.:.:.:.:.:V:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:V:.:.l:.:.ヽ      !/            ヽ ヽ、l/ _ - ''
  :.:.:.:.:.:.:V:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:V:.l:.:.:.:.ヽ          __、        ヽ ,, ' ''
.:.  :.:.:.:.:.:.i:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.l:.:.:.:.:.:.i        /´ /`)       ./
:.:.:.:.  :.:.:.:.:.l/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.l       /   /      /
、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:L....__   /  /      /
.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.iヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l   `ー'' ` 〈,,, 、     /
  \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l         `ヽ  /


           『勾践』


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307 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:04:54 ID:VRc4eY3A


           ,. r '二ヾニ=-.、
         /'´/ ,r'⌒、ヾ.、ヽ\
         ,r'//  //,r'   ', ヽ\、.ヽ
       ,r'//ン/ / /./   i }. ', ',ヾ 、ハ
      / ,' ,' / / ///,';    ,' .i ! ハ丶 ',
     ,' ,' 7,' / ./!/, '.,'   /   l i. ', , ∧
    ハ i l l ,'  i,' ,' i  ,' /   !i/i } ', 、i
    il l l | l!  i  /i ソ ./  ノ /ハ i l i!            てめぇは俺様の父を死に追いやった
    i | !| .i il  i !/_ン,.r 'ノ ン/r'ノ人 リ il li
    ! l l リ l  l代てノヽ'ン'"〃.,r'ひ~);;ソl| i l}            本来なら息をしているのも罪になんだよ
    | !i  !.',i il l `='     ::  =' ンイil l i
    l !  ', ', il !       .. :::.     リノ !リ }            そこんとこわかってるわけ?
    i i  ', ヽ ',.N     、 シ    /i ン l!
     ','  ヾ, ゝ、ト、  ーャ‐ーァ'´ , ',ノン/i リ
      ヾ、 ヽ\_辷ニ\  ヽ..心.,.インノ/ノ
        ヽ、ー ゞ「::r‐、__丶...ネ、\ニン,ォ'"
       -`ーl::::;ヾ''\~rT:、ヽ ヽ‐{. l_
        :::::::::`::- \ `ヽ<::::ヽ. N |::::゙j'''l
             ヽ:::::ヽ、 \_j  ヽ ',::::i:::l



     /: : : /: : : : : : :.:.:.:.:./.:.:.:.:.;、:.:.;、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.: : :i
     i   /     .:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:/` ´-l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.: : l
     l: : : /: : : :.:.: : .:.:.:.:.:l:.:.:.:.:/    l:.:.:.:.:i:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:. :l
     l: : .:i: : : .:.:.:. :.:.;.:.:.:.:l:.:.:.:.i     l:.:.:.:.l:.:.:.ハ:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.: : l
     l: : :l: : :.:.:.:.:.: :.:l:.:.:.:.ハ:.:.:l     l:.:.:/:.:.:.ハ:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:. : :l
     l: :.:.l: :.:.:.:.:.:.:.:.:.l-‐ナキ=l- ....  _ ,l:.:/_/...-l―:.:.l:.:.:.:.:. :.: : :l       ・・・・はい。
.     l: :.:.l: :l:.:.:.:.:.:.:.:.l_:.l==ヘ:.l==ミ ̄ ´l:イ',∠,,,,,,、l:.:.:./:.:.:.:.: : : : : l
     l:.:.:ハ:ハ:.:.:.:.:.:.:`l'´lひ::::`::)   l/ レ'ひ:::::ノl>:/:.:.:.:.: : : : : /
      l:.:.l l:lヘ:.:.:.:ヽ:.ヘlゝー‐'‐     =ー- '- レ:.;.:.:.:. : : :/:./
      ヘl lヘ:.ヘ:.:.:.:`i、ヘ            /:,イ:.:. : : ;イ:./
         ヘ:.|l\:.:l、\       ゝ   '-/,l:.: : : /l:l/l
          ` l:.ハ>l\    ===    イ'ニl: : /ヽ、/ l
           /´/   丶、    , - '-<__/イ \.   l
         /  l     ` 、/:::::::__::::;::ヘ     /
        /   ヘ      l::;::::'::´:::::::::::::::::/     /
 ,  ‐  '  ̄ l    ヘ      l::::::::::::::::::::::::::/     /

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308 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:05:27 ID:VRc4eY3A


        _.....___
       ,r' ´      ``''' - 、、
      ,ィ'/             `ヽ、
.   ,イl| i     ,  ;i     、    、 、ヽ
   / l | l     l  l l  l  l }   ; i ヽヽ
  ,'  l! !   l!  l i i  リ  } リ i !リ      まぁ、過ぎたことを悔やんでもしかたねぇよな
  l  l    i l  l | l iソ ノ ,r'´l! l }ソ
  | _..=、ェ_____!_l__l | ! |!ィ弋~lナ !ン'i       んで?お前、どんな処遇を望んでるんだ?
゙゙゙ ̄   \::ヾ::::::::::::\ l!   ̄  ゙ヽl
       l::::::ヽ::::::::::::ヾi、    ´ i´ |       お情けをくれてやってもいいんだぜ
ェ-‐ ''''''‐ェ-┘:::::::::::::::::::::、}ハ.    )┤ l! ))
   l |l ! l`'ーtェ_:::_::::::::::ヽヾ.   / i リ
  _!_弋ェ-=ゞ、ヽ\_|:::::::::入\ー ' , ノノ
 ̄      \`:: ̄::゙='。. ̄:ミニ≦、.._
         ヽ:::::::::::::::::::゚:・:。::::::::::::゙i `' ー- ....___
            l::::::::::::::::::::::::::::゚:・:。:::ヽ、      _ヽ,_...-――
            l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゚::・\---ィ:´::::::ヽ
          i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::f;.、、{:::::::::::::::\


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309 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:05:59 ID:VRc4eY3A


   :.:.:.:、    :.:.:ヽ.   l\:.:.:.   :.:.:.:.:.:i.:.:.  :.:.:.:l     ヽ、\:.:.:、:.:.:.:.:.:.:
    :.:.:.ヽ.:.   :.:.:.ハ   il  ヽ:.:.:.:.   :.:.:.:.:l.:.:.:. :.:.:.l          \ヘヽ:.:.:.:.
    :.:.:.ハヽ.:.  :.:.:.ハ. /,'   ヽ:.:.:/l:.〜:.lヽ:.、:.:.:.:l            \、\:
ヽ:    :.:.:ハ、ヽ.:. :.:.:.:.:メ/ 、    /x '´:.:⌒:l ` ヽ:、`ト 、            `
:.:.ヽ:.:.  :.:.:.:i:ヽヽ、:.、//i  \l i ハ:.:.:.:.:.:.i    ',:.:iヽ 、ヽ            ,       私は夫差様の父を死に追いやりました
:.:.:.:.ヽ.:.:. :.:.:.:i:.:.`.:.;.ー`´.:.i    l/  V:.:.:.:i    i/   `ヽ`丶        /
. :.:.:.:.:ヽ.:.:. :.:.:i:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:i       i:.:.:.l         ヽ 、 ヽ.    /          それについては深く反省しております
 :.:.:.:.:.:.V:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:V:.:.:.ト、      .i:.:.l           ヽヾ、\.l /
  :.:.:.:.:.:.:V:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:V:.:.l:.:.ヽ      !/            ヽ ヽ、l/ _ - ''        しかし、私はこれでも一国の国王です…
  :.:.:.:.:.:.:V:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:V:.l:.:.:.:.ヽ          __、        ヽ ,, ' ''
.:.  :.:.:.:.:.:.i:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.l:.:.:.:.:.:.i        /´ /`)       ./              慈悲深き夫差様、どうか命だけはお助け下さい…
:.:.:.:.  :.:.:.:.:.l/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.l       /   /      /
、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:L....__   /  /      /
.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.iヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l   `ー'' ` 〈,,, 、     /
  \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l         `ヽ  /

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310 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:06:31 ID:VRc4eY3A


          // i i ヽヽヽヾ  'ヽ.
         / //  .  ii  i i ヽ\  'ヽ
         .' / ; i  l  li  '.  l  ', ヽ ハ
         / / i i !  i!  i   !   ' ヾ   ヽ
        7 7 ‖ !i  ii   i   '.   i  i   '.
         '   i l  ‖  !i  l   '.  l   l i  i
       i i !  !  i i i!   i   .!  i  ‖ i  ',
       │!  l| i  ソ i ン   /i  i   i 从 l  !i          命だけは…か
      i i  |i  乂  /   / ソ ノ  ノ ノ ノ | |   i'
      ‖ l | |  ノ /  /リ /i / / ソ || |リ i   i!         じゃぁ国は奪ってもかまわねーのか?
      ! i | | ノ/___/_ソノ | ノ //ッ''ソjリ l   .li
      i i | |  |ヽ, 'ー'ヽ、 jノ /ノ─ "  リ |  !i
       | ! |│ |i.   ̄釤 °         j |  i ト 、
      イi i │ 从               リ.| i  ソソ  ヽ
    /::::::', t  人        、 丿   /| | j リ/   ヽ
   / \:::::', ヽヾ,i\   、,, ,,_,.ン' /:::| ‖ /       ;
   /\◇:::::ヽ ヽ !:::丶、  `' ー " . ':::jノ:ソjノ        i
  /\  \/\◇人ゞ::::: ::丶、  /:::::::::::::::::!       i
     \/\  \:::::::::::::::::::::::Tへ :::::::::::::::::|       !
     /'、  \ /:。::::::::::::::::/\〆"''ヾ:::::::::|      |
       ' 、 /:::::::゚。::::::√\ζn....メ。ヾ::::::::|      i

.

311 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:06:57 ID:VRc4eY3A


: : : : : : l       ヽ: : : : : ハ: : :_:/: : : : : : : : :  l ヽ l
i: : : : : :l        i: : : : :/ ,l/: : ハ: : : : : : : : :  l  !|
ヽ.: : : : :l        l: : : / .',lニ-=メ. l: : : : : : : : : l  '
: ト、: : : 」.. -−==='l: : /  7//゚l l: : : : : : : :. /
: l. \'¨: ヽ __二-、  l: :/  /l 'ィノ' .l: : : ; : : : : /
: :l  > =キ¨::::::C`´  レ   '`¨´  l: : :/l: : :  /                そ、それは…
: :.l z'//`::>-:::_ノ..      l    /: :/ .l: : : /
: : ヽ   ゝ-''''¨         ヽ /:/  l: : /
: : :ヽ                'イ    l/
、: : : ヽ            ,   /
ヘ\: : \        - '   /、
ヽ\` ー -`          /} ヘ
 ヘ-` ` 、        ./ /  ヘ
  i      ` ー--- イ /    〉ヽ 、
  ∧           /      i   ヽ ` 丶 、
 v l         /       .l           ` 丶 、
 ヘ          l -,ヽ、     l                 ` 丶

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312 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:07:31 ID:VRc4eY3A


                  ,..、、、..__
                   /,r''´~了 、 `ヽ、
                // ,;  /"  .i 、ヽ \
                 // // /     リ  ', ヾ、 ヽ
                  ,',' ,'/ /   ,  /  、 i   |!lハ
              i  i| !  | / リ | |.ヽ |!i ',
              |i i l!   i| ' // /i! ハ i l!} i.          冗談だよwwww
               /.| l !   i l| //ノ /ソ 入_l !i |
             ./l j i|   li i|/oヽ/  /oソi | i! !          命と国は残してやる
            {i | i l!ト i  |! | ゙"''"   i ゙゙~ i!l| .!| }.
            い_!从!| |  ! l      . :!   / ! iリ          その代わり、俺様がいいって言うまで
          _,..イ:::::::``ハ! ! i {i i、  ヽ=_='" ,ィ'リ il ,ソ
         ,r''´  'i:::::::::::::::`ヾ从乂:ヽ、 _ ,/ィ'-'‐ン'゙`ヽ、         奴隷として働け。いいな?
      /     i::::::::::::::::::::::::::`:T:´::::::::::::|ノ      ゙ヽ、.
       /     `ー}:::::::::::::::::::::::::¢:::::::ノi:「:i「:!         `丶、
      i       i:::::::::::::::::::::::::::i!:::::::|「:i「:i「:|!-‐-、        ヽ、_
      !         !:::::::::::::::::::::::::::l!:::::::|「:i「:i「:|r'"゙"゙゙ヽ、        \



         ____
        /ノ   ヽ、_\    r ⌒j
      /( ○)}liil{(○)\  /   /
     /    (__人__)   \/   /   /  )          ちょっと待つお!!
    |     |i|||||||i|     /  /  /  /
    \     |ェェェェ|     /   '` ´  /             陛下、それはなりませんお!
      r´  (⌒'ー―- イ′     ´廴
     /    > 、     ヽ      _  ̄ ̄ ̄)        これは天が呉に越をくださったのですお!
    /        -、      }        (  ̄¨´
   /           ヽ._       __  \           今すぐ、勾践を殺害し、越を呉国の物にするんですお!
                `   --‐'´ `゙' 、_.)

.

313 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:08:03 ID:VRc4eY3A


                          __....、--‐tェ- 、.._
                     , ッ7´/r⌒ヽヽ   \ ゙ヽ、
                     ,.ィ'´l | i |  i `Y ヽ 、   \  \
                 /7  i l { i l | い  ',. ',   ヽ  ヽ 
                ,r'イ i /|  ',', いi  ', ',  ', i   ヾ   ゙、                うっせーなぁ
                  ///l | i ',  ',ト ', l  i i',  ! ',.   ヽ', N,
              / / i レi!  ト、 ヾヽ い  ! ',   i    ',', い     _、、.._        越はもう滅ぼしたようなもんだろ
                  ,' l!  い  i lヽ、\ヽ\ ', l ',  い   i  ! ゙i _..‐'´:r'´
              i リ!  |ヽヽ ト !. ト、_\、\i l }  l!    _!-‐'´   :::li          老臣は黙って席をはずせ
               l,'lハ i l', i丶、iハ |\辷_ヽ、| i l   ! ,r''´::     ..:::::ゝ_
                l! !| ヽi|ハ\、゙い、if´`ー'゙ンー!l り    fヾヽ:   .....:::::::::::ミ:::
                 |  ! l lrtッミ、ヽ辷!ゝ=- '   |i! l }.   | :::ーヾ=::::_:::::::r:::::::::::::
                |i 八 i从、__ゝ`           リ.i | !   | :::::} .::::::::::::r-、:::::::::::f
              l! l|ヽ `i  ノ           l! ',|. i  {=:::::t:::::::::::リ  /:::::::::i
                i  l!   ', ヽ、 ‐        ノ |i  | ハ :::::::::::::::::{  f::::::::r'
...、j‐'´`'r-‐ヽ__..、 ,....、_,r心 i!   i\ 、 ____         |.  l リ', ::::...::::::::::| i:::::::,'-‐‐
:::/ .::::/ .:::/ .::::シ .:::リ ふr:::.、_ .いヽ/:/:::/ンー      l ソ. / ', ::::ヾ_:::::ヽl:::::j
ソ:::::::/>..::::/ .:::::::/.::::::/ _...ニーぅ::ヽ心'=-<"´    ..ィ' ,リ. '__´,..イノ::ー/ i::ニ::|`~
::::::/"::::/:::::::/:::::/ヽ、...-  ゙'ーt_トf廴ニ::` ーr :''´ ノ ンri::::::::::o::i"" ,l:::::::::l
::::::ー::::1::::::/::::::::::::::`ヽ、ヽ、  _,,.-_ニ}i:::ン'   ',   ´ _El:::::∂:::ソ:::::::::::::::::::::',
ー-'ー、:::::::::::::::::::::::::::::,..r''゙jヽ、l',ン'i")ー_|     }   ,fメ'ン:::::8::::ン:::::::::::::::::::::::::',



       ____
     /   ノ( \
   /  _ノ  ヽ、_ \          ック…
  / ノ( ●━━●   \
  |  ⌒ (__人__) ノ(  |
  \     ` ⌒´   ⌒/

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314 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:08:35 ID:VRc4eY3A

結局、夫差は勾践の命と越という国を残してしまった。
その後、伍子胥は国を案じながら他界する。
死後、夫差は中央に進出するために、何度も兵を派遣し、呉国の首都の守りを薄くしてしまう。
数年後には勾践を許し、越国に帰還させてしまうのである。


        _.....___
       ,r' ´      ``''' - 、、
      ,ィ'/             `ヽ、
.   ,イl| i     ,  ;i     、    、 、ヽ
   / l | l     l  l l  l  l }   ; i ヽヽ
  ,'  l! !   l!  l i i  リ  } リ i !リ         お前との遊び、飽きたからもういいや
  l  l    i l  l | l iソ ノ ,r'´l! l }ソ
  | _..=、ェ_____!_l__l | ! |!ィ弋~lナ !ン'i          さっさと国に帰れ
゙゙゙ ̄   \::ヾ::::::::::::\ l!   ̄  ゙ヽl
       l::::::ヽ::::::::::::ヾi、    ´ i´ |
ェ-‐ ''''''‐ェ-┘:::::::::::::::::::::、}ハ.    )┤ l! ))
   l |l ! l`'ーtェ_:::_::::::::::ヽヾ.   / i リ
  _!_弋ェ-=ゞ、ヽ\_|:::::::::入\ー ' , ノノ
 ̄      \`:: ̄::゙='。. ̄:ミニ≦、.._
         ヽ:::::::::::::::::::゚:・:。::::::::::::゙i `' ー- ....___
            l::::::::::::::::::::::::::::゚:・:。:::ヽ、      _ヽ,_...-――
            l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゚::・\---ィ:´::::::ヽ
          i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::f;.、、{:::::::::::::::\

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315 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:08:54 ID:VRc4eY3A


: : : : : : l       ヽ: : : : : ハ: : :_:/: : : : : : : : :  l ヽ l
i: : : : : :l        i: : : : :/ ,l/: : ハ: : : : : : : : :  l  !|
ヽ.: : : : :l        l: : : / .',lニ-=メ. l: : : : : : : : : l  '
: ト、: : : 」.. -−==='l: : /  7//゚l l: : : : : : : :. /
: l. \'¨: ヽ __二-、  l: :/  /l 'ィノ' .l: : : ; : : : : /   クスッ…
: :l  > =キ¨::::::C`´  レ   '`¨´  l: : :/l: : :  /
: :.l z'//`::>-:::_ノ..      l    /: :/ .l: : : /
: : ヽ   ゝ-''''¨         ヽ /:/  l: : /       ありがとう御座います呉王さま…
: : :ヽ                'イ    l/
、: : : ヽ            ,   /
ヘ\: : \        - '   /、
ヽ\` ー -`          /} ヘ
 ヘ-` ` 、        ./ /  ヘ
  i      ` ー--- イ /    〉ヽ 、
  ∧           /      i   ヽ ` 丶 、
 v l         /       .l           ` 丶 、
 ヘ          l -,ヽ、     l                 ` 丶

.

316 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:09:24 ID:VRc4eY3A

勾践が越国に帰国後、越国は復旧した。
それと同時に自身の復讐を果たすため呉国を侵略し、遂に夫差を会稽山まで追い詰めたのだ
そして…


    , -        丶 ヽ   ヽヽ
  /            ヽ ヽ   ヘ ヘ
. /      ,i`丶    、 ト、ヘ   i i
 i    、  l,ゝ' ¨\.  }ヽ. l ヽ.X. l ├--―――‐-、         呉王は以前、私の命を助けていただきました
 l i.   i  l    ヽ l `i l/、┤ l lヽ       ヽ
 l  l 、 ヽ l     ヽl /l゚ーノ_l. /l/!. ヘ        丶       ですから、私も命は助けますが国はいただきます
 ヽ ヽ 丶 \ヽ-===ノ '   ' ¨ '' l/ lノ   l
  ヽ ヽ. \ ヽパー'ノ''       ./l    l                あなたを庶民に降格し、島に幽閉いたします。
.  ヽ. ヾ 、 ` ・、ゝ'´   丶 __  / l , 、  l
    \ ヽ、、ヽヽ、_   '´  ノ l〈 ` ・ ゝ 、
        }\ ̄ ヘ ¨__ヽ、ー '   l >     ヘ l ノ
       i、  \ V ¨/`丶、 l /       `'ヽ
        ヽ、 `ヽ、  `` ー` ='          \
          l`ー--\

.

317 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:09:50 ID:VRc4eY3A


                  ,.-ァxテこ'ー-.、
                /7//  }ヽ\ ヽ`ヽ、
             ,r' / ,' j  ノハ ヽ',ヾ \ヽヽ
                / // i | //! i ヽi iヽヽ、 '.,
               / /i7 /i l,ノ ハ Nヽ i } i ',ヽ',. ',
             ハ/リi ,' Nノ'oヾ、ゞ、`jメ リl i } ', i
           i i,' .{ |! i イト`ー =' '  、く.゚'_)!ハ. i l           貴様ぁぁぁぁぁぁあああああ!!!
            { i| i l !li       r .!  ´'.i| ! |
             | l  ! ',i l     __     リ j  i           俺はこれでも呉国の王だ
             !lN   ハ !    /-ー'┤  ソ! リ  }
           liハ ! ',', N    ´ ̄- ̄  ,r'ソ ン i l           国が残るんだったら恥を忍ぶが、国が残らないのなら
              ', ' ゝ,ヾ、_ヾ丶、    /ィノ/ji l リ
           ヽ' ,\ ゞ、`ー ::`:::ー:'::lン/ンrイノ            死んだほうがマシだ!!
          ェftャ、ヾ=ェ_ニ=ーュ  ::::l_-ン' ´'
         rえシf=‐<::::::::::::::::'k  ;::fl:`i
       ,、'ふ/ ::::==、:j ̄:):::::::::i:fl /::ソ:::}
    , - '  シ ..::::レ'''" ̄::)~.:::::::::::K !.fl:::::゚:`ー..、._
    /     i:〉-'...::::::,r‐''':ヽ゚o.::::ヾふン::::。゚:::::::::::::::i::lー- 、.
   ,'      K_ ;r‐'´.:::::::ンヽ:::゚o:::::i}Q::::。:::::::::::::::::::i::l.   ヽ

.

318 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:10:25 ID:VRc4eY3A

呉王夫差はこの後自害する。
夫差の死により、呉国は滅亡したのだ。
仲が悪いことをよく「呉越」と例えるがこれらのことがらが語源となっている


        _.....___
       ,r' ´      ``''' - 、、
      ,ィ'/             `ヽ、
.   ,イl| i     ,  ;i     、    、 、ヽ
   / l | l     l  l l  l  l }   ; i ヽヽ
  ,'  l! !   l!  l i i  リ  } リ i !リ
  l  l    i l  l | l iソ ノ ,r'´l! l }ソ          どうせなら越王をニアにやらせろよ
  | _..=、ェ_____!_l__l | ! |!ィ弋~lナ !ン'i
゙゙゙ ̄   \::ヾ::::::::::::\ l!   ̄  ゙ヽl           それだったら勝てたのによぉ〜
       l::::::ヽ::::::::::::ヾi、    ´ i´ |
ェ-‐ ''''''‐ェ-┘:::::::::::::::::::::、}ハ.    )┤ l! ))
   l |l ! l`'ーtェ_:::_::::::::::ヽヾ.   / i リ
  _!_弋ェ-=ゞ、ヽ\_|:::::::::入\ー ' , ノノ
 ̄      \`:: ̄::゙='。. ̄:ミニ≦、.._
         ヽ:::::::::::::::::::゚:・:。::::::::::::゙i `' ー- ....___
            l::::::::::::::::::::::::::::゚:・:。:::ヽ、      _ヽ,_...-――
            l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゚::・\---ィ:´::::::ヽ
          i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::f;.、、{:::::::::::::::\

.

319 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:10:45 ID:VRc4eY3A

さてさて、呉が滅びたことによって春秋時代も終わりに近づく。
春秋時代の終わりを告げるには「晋国」の分裂を語らなければならない。
春秋末期、晋は事実上、他の有力大夫を排除して六卿を世襲するようになっていた
范氏・智氏・中行氏・趙氏・韓氏・魏氏の5氏6家系の当主によって動かされるようになっていたのだ
その中でも趙氏、韓氏、魏氏が権力を保持したのである


       ____
     /⌒  ⌒\
    /( ●)  (●)\
  /::::::⌒(__人__)⌒:::::\
  |     |r┬-|     |
  \      `ー'´     /

       『趙氏』


    /  ̄ ̄\
  /      ノ ヽ
  |::::::     (● )
.  |:::::::::::   (__人)
   |::::::::::::::   ⌒ノ
.   |::::::::::::::    }
.   ヽ::::::::::::::    }
    ヽ::::::::::  ノ
    /:::::::::::: く
    |::::::::::::::  |
     |:::::::::::::::| |

    『韓氏』

         ____
       /     \
     / ⌒   ⌒ \
    /   (⌒)  (⌒)  \
   |      __´___     |
   \      `ー'´    /
    ノ           \

       『魏氏』


.

320 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:11:16 ID:VRc4eY3A


ただ、この三氏を上回る権力を持っていた者がいる
それが智氏だ。


          / ノ Y ヽ
     (ヽ   /( ゚ )( ゚ )ヽ   /)
     (((i ) /::::⌒`´⌒::::\  ( i)))         でっていうwwww
    /∠_| ,-)    (-,|_ゝ \
    ( __  l  ヽ__ノ   ,__ )
        \   |r┬-|  /´
         |  | |  |  |
         |  | |  |  |
            `ー'´

          『智氏』


.

321 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:11:44 ID:VRc4eY3A

晋国の衰退の予兆を感じた智氏が、手始めに趙氏を滅ぼすため
韓氏、魏氏を味方にし、戦争を起こす。


      / ニYニヽ
    / (●)(●)ヽ
   /   ⌒`´⌒\
 /    ,-)   (-、\       晋はそのうち滅びるっていう。
 |      l  __  l |
 \     ` ⌒´   /       滅びるなら、勢いのある勢力を殺いでおいたほうがいいっていう
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i       全ての有力な勢力が消えたら、晋の後釜はこの俺がなるっていう
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||


.

322 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:12:18 ID:VRc4eY3A


        / ニYニヽ
       / (●)(●)ヽ
      /   ⌒`´⌒\              手始めに趙氏だっていう
    /    ,-)   (-、\
    |      l  __  l |  |  ノ         やつは前々から気に入らなかったっていう。
     \     ` ⌒´   / '´_  '   _,
    ノ   ヽヽ 、  ーーく r'´ r‐' '´        でも俺一人じゃ、勝てないっていう…
  /´      /癶V⌒!=| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 |    l   /‐''"_, -ヘ| ゴーヤ |
 ヽ    -一/  ´  _,,厶ヘ  オ・レ  /
  ヽ __       _,)ヽ___ /


.

323 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:12:40 ID:VRc4eY3A


        /ニYニヽ
   (ヽ   /( ゚ )( ゚ )ヽ               ってことでwwww魏氏と韓氏さんwwwww
  (((i ) /::::⌒`´⌒::::\
 /∠_| ,-)___(-,|___         俺の仲間になれっていうwwwww
( ___、  |-┬-|    ,_  )
    |    `ー'´   /´ //
    |            /   ( i)))
                ヽ)

.

324 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:13:05 ID:VRc4eY3A


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \ 
 |    ( ●)(●)               くそ腹立つ顔だが、まぁいいだろう
. |     (__人__)
  |     ` ⌒´ノ               (っち、本来なら拒否したいのだが、智氏の勢力は強大…
.  |         }
.  ヽ        }                逆らってしまったら矛先をこちらに向けかねんからな…)
   ヽ     ノ        \
   /    く  \        \
   |     \   \         \
    |    |ヽ、二⌒)、          \



          ____
        /     \
      /        \          わ、わかりました……
     /  \    /  \
    |    (●)   (●)   |        (悔しいですが、智氏には逆らえません…)
    \      ´   u /
    /     ⌒     \


.

325 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:13:34 ID:VRc4eY3A

こうして趙氏VS智氏、韓氏、魏氏の戦いが始まる。
その戦いは実に三年も続き、趙軍は死に物狂いで自身の城(領地)を守った。


      ____
     / \,   /\
   / (● )  (● )、                   全軍、死に物狂いで守りきれお!!
 /  u   (__人__)  y`ー 、
 | u       ` ⌒´  /  y气    |           この城を奪われてしまったら、お前らの未来も閉ざされるお!!
 \         /   /\`ヽ, - + -
 /    ̄ ̄ ̄ ̄´    入  ヽイ   |
 |   _____/  \
 \            ヽ \
   \            ヽ \
    \               j(ミノ

.

326 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:14:02 ID:VRc4eY3A

三年という長い戦のせいで、両軍は疲労し始めていた。
趙氏はこれを狙っていたのである。


       ____
    /     \
   /  ─    ─\
 /    (●) (●) \
 |       (__人__)    |        そろそろ韓氏と魏氏の陣へ行き、和議を申して来いお
 \     ` ⌒´   /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||



    ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
    /   /   \   丶
   │ u    /\     .|         降伏なさるおつもりですか?
   |    / ̄ ̄\    |
    \           /

       『臣下』

.

327 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:14:33 ID:VRc4eY3A


       ____
     /⌒  ⌒\ ホジホジ
   /( ●)  (●)\
  /::::::⌒(__人__)⌒:::::\           んなわけねーじゃんwww智氏から引き裂き、こちらの仲間になってもらうんだおwww
  |    mj |ー'´     |
  \  〈__ノ       /
    ノ  ノ



   _____
 /         ( ;;;;(
/             ) ;;;;)
|   u    /   \ /;;/           そ、そんなことできますかね…?
|        /ヽ  l;;,´.|
/     ∩ノ ⊃━・'/
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /


.

328 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:15:13 ID:VRc4eY3A


          ___
         /     \
       /   \ , , /\
     /    (●)  (●) \         できるお!智氏は野心化だお。私を倒した後は韓氏、魏氏も倒すつもりだお
      |       (__人__)   |
     \      ` ⌒ ´  ,/          そうなるなら、私と魏氏、韓氏で力を合わせ智氏を打ち
      ノ          \
    /´      _i⌒i⌒i⌒i┐ ヽ         奪った領地を三氏で分けたほうが賢明だお
    |    l  ( l / / / l
     l    l  ヽ       /



    ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
    /::::::: /   \   丶           なるほど…領地を三分割するのですね
   │:::::::::  /\     .|
   |:::::::::::::/ ̄ ̄\    |            では、そのようにお伝えして参りましょう。
    \:::::::::        /

.

329 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:15:36 ID:VRc4eY3A

趙氏の提案に、魏氏、韓氏の両氏はこれに承諾。
形勢は一気に逆転したのだ。


    /  /  /
    /  /  /
   /  /  /                 / ̄ ̄ ̄ ̄\
   /  /  /       ,/゙ ̄"'/         \
゙ ゚'X.  /  /         /   /            \                狙うは智氏の首だ!!
\ `─-、'        /    |                   |丶
/⌒'y"`ヽ.\______,,;,/ r''\  |               |. :::::\             全軍、反転し智氏の首を刎ねよ!!
/゙ヽ(_,X., ゙r、\_    | _) |                 |. : ::.:::.:.ヽ
/゙`‘,' _  /、\_,〉 . : ::| く    |   "ー、_   、_,ノ'′  ,|. : : : ::::::,r'ヽ
 ̄⌒ソ`;、i : , ': : : : : : : :!  \ |  ( ●)  ( ●)     ,|.: :: :: : ::::.::::ハ
  ,r''゙,r"⌒゙ヽ;_:_; : : : ::::|  : ::;;\}      j、        /.: :: :: .:::::::::::::.::i
::;;" /       `・、_::::|  : :;: : :,i:}  ヽ _ ノヽ___ノ  ,/ : : :: ::: :::::::::::.:::'、
_!_,r′        :ヽj : : :;;::./ ヽ   ` ⌒ ´    /: :: :: :: :: .::/ .:::::::i
 {、         _,,..,`-、;;:/   l ̄ ゙゚゙̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄”゙`'''" .:' ..::::::::::|
  `r::      ,;'" ''゙゚゙ ̄⌒ヽ、.,,__\ ,; : ; : ; : : : : :`'':; , '   ..::::::::::::j
  {: : : :              \  ̄ ̄.:'⌒゜ ̄ ゙`'': :: :/: : : ..::::::::::::::'|
   \::::::゙ヽ.      ;、 、   \ ゙' 、      ,r:: /: : : ..:::::::::::::::';;;|
    \::::゚、 ゙ヽ.   , ヽ. ヽ   ゙ヽ `・、,_   /: :/  ..::::::::::::::::::::::i



                           ,
        ,___             //
      /     \         //
     /  \   / \      //             我が軍も続きます!!
   /    (●)  (●) \   //
   |       __´___    |  //                韓氏に遅れをとってはいけません!!
   \       |il!|!il|  /.//
.   /⌒〜" ̄, ̄ ̄〆⌒,)/                    智氏の首を刎ねるのです!
   |  ,___゙___、rヾイソゝ
   |            `l ̄

.

330 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:16:11 ID:VRc4eY3A

魏氏、韓氏が趙氏に味方したことによって、智氏はあっという間に討ち取られた
こうして滅びた智氏の領地を三氏が分割し
それぞれ晋から独立することになる


         ____
        / \  /  \
       ./( _) ( ●)  \
       /   、_',__,     |          独立…
       |           .|
       \         /


  \  /                 \  /
    X   / ̄ ̄ ̄\           X
  / ∩ / _ノ   ヽ、 \        / ∩
/ ( ⊂) |  ( ●)(● ) |      / ( ⊂)      ____
     | | |   (__人__)  |         | |    /⌒  ⌒\
    トニィ'|   `⌒´   |        トニィ'. /( ●) (● ). \
    |    |         }         |   / :::⌒(__人__)⌒::::: \
    \   ヽ        }         \  |     |r┬-|      |         成功!!!
     \  ヽ     ノ           \\_  `ー'´    _/
        ン ゝ ''''''/>ー、_           ン ゝ ''''''/>ー、_
       / イ( /  /   \        / イ( /  /   \
       /  | Y  |  / 入  \     /  | Y  |  / 入  \
      (   | :、 |  / /  ヽ、 l     (   | :、 |  / /  ヽ、 l
       j  | :   | / ィ    |  |       j  | :   | / ィ    |  |
       くV ヽヘ_ ヽ  \  仁 」       くV ヽヘ_ ヽ  \  仁 」
        ー 〕   \  〉(⌒ノ        ー 〕   \  〉(⌒ノ

.

331 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:16:33 ID:VRc4eY3A

三氏が晋から独立したのは前453年のことである
この年と、周の威烈王によって趙、韓、魏の三氏が諸侯に列せられた紀元前403年のいずれかを
春秋時代と戦国時代の区分と考えるのが一般的であるとされている
その後、晋は前378年に最後の君主である静公が退位し、ここに晋は滅亡した


   ._.. -''″     .__..__,、           -=ニ゙゙ニ--- -......,,,,,_、     .'`-┷lli..,, ,_
. ‐'″  _,,.. -ー''''^゙゙二ri'ニ.... ....、............. ...._,,,_            ゙゙゙゙̄''''lllll,,,,_
..,.. -''"゛          _,,,.. --ー''''."゙.´                       ̄''''―
    _,,,,,       ` ̄ ̄ ゙゙゙̄! ,,__      .,,,,..uuii、;;;;;;y ......,,,,_,i-............ ......,,,,
-''''゙彡'"゛    ._,,..yr‐ ._,,.. -ー''''''゙゙ ̄´ i|     i  |i       ´`゙'''― ,,,_
...ノ'"  .,.. -''',゙..r''“゙゙“´             i|  i     |i               `'''ー、、
  _..-'"゛ _..-                 i|    i  |i                   `'ゝ
'"  .,..ッr'"                i|      |i                   ヽ
.., ''ソ゛                       i|      |i
゛ l゙                     i| i      |i
 .!                    i|        |i
  ヽ                    i|   i     |i
   .`'-、、,                i|    i     |i                   _..-'´
      `''ー  ,,_           i|        |i          _,,,.. -‐''"
              ´゙'''ー . ,_      i|          |i   . _____ii;;;;;;ニ二......、
.,,_. : =i i ,,、          ,゙,゙;;;;;;;;;;; i|          |i              '''''''''''''''''''''''''''
  .`゙''''〜 .`''ー .. ,,,,____ .__.`゙゙'''''〜 i|          |i ー''''''''三゙゙..........---;;;;='   ._,,..
'''ー ...,,,_          ̄ ̄ ゙゙゙゙̄^.i|   i         |i .,,,,,,...... -―''''"´  . --l∋´
¬――ー`-′   . .       i|             |i       _,,.. -‐''"゛
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'―-- 、..,,,,_、 . ̄''-.. ,,_、  ." i|       i         |i .-―ー¬''''゙゙゙ ̄´゛
        ̄ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙̄ '''''゙゙“''  i|               |i  .、  ヽ     \
           、       i|               |i   l.    '、 ヽ  .  ..,
/  . ./    ./       i|               |i.  ヽ   ヽ .ヽ. \ \
  / /    /        i|               i   |i   l.l.  .、  ヽ. \.\
 /  ./ 、  ,/./       .  i|                   |i .、 .l.  ヽ  .ヽ .\ ヽ
″ ./  /  ./ ,i′      i|                     |i.  ..l.  .ヽ  .ヽ ヽ.
 /  /   ./ /        ,i|                     |i   . l    ヽ  ヽ .゙
'" ./   ,/ /     .、  i|          i            |i   l   ヽ    ヽ
 ./   ./ ./      / ,i|                    i    |i    .l,   ヽ \
./   ./ ./      ./ i|  i                        |i     |″ l

.

332 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:17:13 ID:VRc4eY3A

さて、最後にこの晋の内紛時代を生きた義士の逸話をお話しましょう
その男は予譲(よじょう)といい、始め晋の范氏に慕えていた。
だが、范氏は予譲を重要視しなかったため野心化の智伯(智氏)の元に仕官し
優遇されるようになる


   /ニYニヽ
   /( ゚ )( ゚ )ヽ
 /::::⌒`´⌒:::: \
 | ,-)___(-、|             なかなか見所のあるやつだっていうwwwww
 | l   |-┬-|  l |
 \   `ー'´ _/              でっていうはお前を国賓として迎えてやるっていうwwww
. /    ∩ノ ⊃ ヽ
(  \ / _ノ |  |            感謝しろっていうwwww
..\ “  /__|  |
  \ /___ /

.

333 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:17:43 ID:VRc4eY3A


           / ̄\
             |    |
           \_/
             |
         /  ̄  ̄ \
        /  ::\:::/::  \
      /  .<●>::::::<●>  \          主の厚き歓迎と待遇に
      |    (__人__)     |
      \    ` ⌒´    /          深くご恩礼申し上げます
       /,,― -ー  、 , -‐ 、
      (   , -‐ '"      )
       `;ー" ` ー-ー -ー'
       l           l

        『予譲』


.

334 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:18:22 ID:VRc4eY3A

ちなみに、予譲が智氏に慕える前の「范氏」は後に滅ぼされることになるが
これの血を引き戦国時代の秦の宰相の位まで昇った者がいる。
それが「遠交近攻」説を唱えた、他でもない「范雎」である。
さて、智氏に慕えた予譲ではあるが、前に記載した通り、三氏連合軍により滅亡する
予譲は智氏滅亡後、労働者になるのである。


       / ̄\
       |     |
        \_/
        __|__
     /      \
    /   :::─:::::::─\
  /    <●>:::::<●> \        (主は、私のような凡才の男を国賓として迎えてくださった…
  |       (__人__)   |
  /     ∩ノ ⊃  /         ご恩を承った以上、それを返すのが義士である)
  (  \ / _ノ |  |
  .\ “  /___|  |
    \ /___ /

.

335 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:18:43 ID:VRc4eY3A

         ,イ
         / |            ━┓¨
     ,r‐、λノ  ゙i、_,、ノゝ       ━┛
      ゙l   / ̄\    ゙、       ━┓¨
     .j´  |    |     (.        ━┛
      {.   \_/     /      ━┓¨
      )    |       ,l~    ━┛
       /  ̄  ̄ \
     /  ::\:::/::  \
    /  <●>::::::<●>   \         (主を打ったのはどう考えても趙氏(趙襄子)だ…
    |    (__人__)     |
    \    ` ⌒´    /          あやつだけは決して許せぬ。)


.

336 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:19:12 ID:VRc4eY3A


         / ̄\
           |    |
         \_/
           |
       / ̄ ̄ ̄ \
      /   ::\:::/::::\
    /   <●>::::::<●> \        (よし…趙氏を討とう。ヤツを討てば智伯さまとあの世で
    |     (__人__)    |
    \     ` ⌒´   /         再開しても、恥をかくことはかろう…)
       ̄(⌒`::::  ⌒ヽ
        ヽ:::: ~~⌒γ⌒)
         ヽー―'^ー-'
          〉    │

.

337 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:20:13 ID:VRc4eY3A


       / ̄\
         |    |
       \_/
       __|_
     /     \
   /::::::::::::::::    \ _          ・・・・
  /::::::::::::::::       || |
  |::::::::::::::::::::::::     ∩! ,ヽ _
  \::::::::::::::::       | ー ノ
   | :::::::::::::::    | i j  ̄ ̄ ̄|
   |  :::::::::::::    ゝ__/____i



       ____
    /     \
   /  ─    ─\
 /    (●) (●) \
 |       (__人__)    |        (うん?あやつから何やら殺気のようなものを感じるお…)
 \     ` ⌒´   /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||

    『趙襄子』

.

338 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:20:54 ID:VRc4eY3A


           / ̄\
             |    |
           \_/
             | __
            ┴´   ``ヽ
          /::::::::::|::::::    `ヽ            何か御用でしょうか…?
         /:::\::::::::<● >   `ヽ
    ((   / <●>::::::::::⌒      )
        |  ⌒(_人__)       ノ | |
        ヽ    )vvノ:      / ノノ
          ヽ (__ン       人
         人           \



         ___
       /     \ キリッ
      /   \ , , /\
    /    (●)  (●) \
     |       (__人__)   |           お主から何やら殺気のようなものが伝わってくる
      \      ` ⌒ ´  ,/
.      /⌒〜" ̄, ̄ ̄〆⌒,ニつ         悪いが、お主の身柄を調べさせてもらうお
      |  ,___゙___、rヾイソ⊃
     |            `l ̄
.      |          |

.

339 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:21:21 ID:VRc4eY3A


         / ̄\
        |     |
         \_/
           |
       / ̄ ̄ ̄ \
      /  u   ノ  .\
    /      u <●>:::::::\               えっ…ちょ…こんなところで…?
    |         (__人__)|
     \ /⌒)⌒)⌒)` ⌒//⌒)⌒)⌒)          は、恥ずかしいですぅ〜
    ノ  | / / /   (⌒) ./ / / 
  /´    | :::::::::::(⌒)  ゝ  ::::::::::/
 |    l  |     ノ  /  )  /
 ヽ    ヽ_ヽ    /'   /    /
  ヽ __     /   /   /



       ____
     /⌒三 ⌒\
   /( ○)三(○)\             うぜぇしきめぇ…さっさと身柄を調べるんだお!!
  /::::::⌒(__人__)⌒:::::\
  |     |r┬-|     |
  \      `ー'´     /


.

340 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:21:43 ID:VRc4eY3A


                _
            /  |    _
              /  /|  /  |
          /    ┴-< / |
            /          |            了解であります!
        /  /  __ \〈
         | ゙゙゙   |  /´    |⌒)
        \     L/     //
          `7       /
            /        |
         〈__ノ        |
             (       /
             \     |/
              \_」

        『臣下』


.

341 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:22:08 ID:VRc4eY3A

このとき予譲は懐に短剣を忍ばせていた。
それを趙氏の臣下に発見されてしまう。


           /∧  .      /∧
           / / λ     / / λ
.         /  /  λ   /   /  λ
      /   /   λ /    /   λ
      /    /    λ___./    λ
.   /                    \
.  /                         λ
 /          O          O    λ           殿…こやつの懐に短剣が…
./   | || | | |‖                 λ
|   | || | | |‖     | ̄ ̄ ̄|        |
|   | || | | |‖     |      |           |
|   | || | | |‖     |      |.         |
|  | || | | |       /     |         /
  \_  ||  |      | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|        /
    \                       /

.

342 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:22:33 ID:VRc4eY3A


      _____     
    / ―   \   
  /ノ  ( ●)   \ 
. | ( ●)   ⌒)   |
. |   (__ノ ̄    /            そなたは、私を殺そうとしたのかお?
. |         /
  \_      _ノ\
    /´         |
.     |  /       |



           / ̄\
             |    |
           \_/
             |
         /  ̄  ̄ \
        /  ::\:::/::  \
      /  .<●>::::::<●>  \             そうだ…
      |    (__人__)     |
      \    ` ⌒´    /             全ては亡き智伯さまの無念を晴らすためである
       /,,― -ー  、 , -‐ 、
      (   , -‐ '"      )
       `;ー" ` ー-ー -ー'
       l           l

.

343 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:23:10 ID:VRc4eY3A


         ____
       /      \
      / ─    ─ \
    /   (●)  (●)  \           智伯は死んだのにそれでも義を通すとはな…
    |      (__人__)     |
     \    ` ⌒´    ,/            そなたの忠義心は実に深いとみえる。
     /⌒ヽ   ー‐    ィヽ
    /      ,⊆ニ_ヽ、  |            その忠義心に免じ、今回は許してやるお…
   /    / r─--⊃、  |
   | ヽ,.イ   `二ニニうヽ. |



   lヽ、  /  、
.  l >‐'´`   l
  ,ノ     o   ヽ
 i'.o  r┐      ヽ、            殿…それは危険です!
 l   ,!-l、      |
 ヽ        _,.ィ'.            
  `ー-、_    く´
     ,!    `!
     l   `!  `!
      l  l. l  , l
     l、_,!  し'  l


.

344 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:23:31 ID:VRc4eY3A


     ____
   /      \
  /  ─    ─\
/    (●)  (●) \            かまわぬ。
|       (__人__)    |
./     ∩ノ ⊃  /             だが、よく覚えておくことだ…次は、ない
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /



         ,イ
         / |            ━┓¨
     ,r‐、λノ  ゙i、_,、ノゝ       ━┛
      ゙l   / ̄\    ゙、       ━┓¨
     .j´  |    |     (.        ━┛
      {.   \_/     /      ━┓¨
      )    |       ,l~    ━┛
       /  ̄  ̄ \
     /  ::\:::/::  \
    /  <●>::::::<●>   \          承知いたしました…
    |    (__人__)     |
    \    ` ⌒´    /

.

345 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:23:57 ID:VRc4eY3A

趙氏に許しを得た予譲であるが、それでも智伯の仇を討つことをやめようとしなかった。
炭を磨り潰し、それを飲み声を潰して、漆を塗って顔を変えた。
そして再度、趙氏を討とうとするが…


 ̄ \           / ̄|
 '´\>―――< /`l |
 /         \.j |
     ○      О Y              殿!怪しいヤツを捕縛しました!
        / ̄|   |
    *    /_,」   _ノ  、人ノ
 三ニ-       ̄-_ _ ⌒)て
            「「⌒T.)



         ___
        / .u   \
      /((○)) ((○))\
/⌒)⌒)⌒. ::::  (__人__) l_j :::\     /⌒)⌒)⌒)        お前は…あの時の…
| / / /     |r┬-|     | (⌒)/ / / //
| :::::::::::(⌒) U .| |  |    /   ゝ  :::::::::::/
|     ノ    | |  |    \  /  )  /
ヽ    /    └ー.┘    ヽ /    /


.

346 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:24:17 ID:VRc4eY3A


     / ̄\
      |    |
     \_/
     ___|__
    / _(◎)`ー-、_
  / / ::`|ll|':^‐、  \
  / /  __;::∪::_  `‐-、_`ゝ 
 / /,ィ::\:::::/:::\" ̄
ノ∠-<● >::::<● > \          ・・・・・・・・
   | (__人__)    |
   ヽ `⌒ ´   /
   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\


.

347 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:24:59 ID:VRc4eY3A


     / ̄\
      |    |
     \_/
     ___|__
    / _(◎)`ー-、_
  / / ::`|ll|':^‐、  \
  / /  __;::∪::_  `‐-、_`ゝ 
 / /,ィ::\:::::/:::\" ̄
ノ∠-<● >::::<● > \             私の命が尽きぬ限り、お前を討つ気持ちは変わらぬ
   | (__人__)    |
   ヽ `⌒ ´   /             あの時、私を逃がしたことを後悔したか?
   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\



       ____
    /     \
   /  ─    ─\
 /    (●) (●) \
 |       (__人__)    |        後悔などしていないお。お前の義侠心に心をうたれ、それに免じて
 \     ` ⌒´   /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.         許してやったのだ。後悔などあるはずがないお…
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |        だが、今回は許すことができぬ
    >   ヽ. ハ  |   ||

.

348 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:25:37 ID:VRc4eY3A


     / ̄\
      |    |
     \_/
     ___|__
    / _(◎)`ー-、_
  / / ::`|ll|':^‐、  \
  / /  __;::∪::_  `‐-、_`ゝ 
 / /,ィ::\:::::/:::\" ̄
ノ∠-<● >::::<● > \         …私を生かしておけば、禍が続くからな
   | (__人__)    |
   ヽ `⌒ ´   /         
   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\



         ___
       /     \ キリッ
      /   \ , , /\
    /    (●)  (●) \         そなたを…ここで斬るお
     |       (__人__)   |
      \      ` ⌒ ´  ,/         何か言いたいことがあれば聞いてやる。
.      /⌒〜" ̄, ̄ ̄〆⌒,ニつ
      |  ,___゙___、rヾイソ⊃
     |            `l ̄
.      |          |

.

349 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:26:06 ID:VRc4eY3A


     / ̄\
      |    |
     \_/
     ___|__
    / _(◎)`ー-、_
  / / ::`|ll|':^‐、  \
  / /  __;::∪::_  `‐-、_`ゝ 
 / /,ィ::\:::::/:::\" ̄
ノ∠-<● >::::<● > \         一言だけ…言わせてくれ…
   | (__人__)    |
   ヽ `⌒ ´   /
   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\



      _____     
    / ―   \   
  /ノ  ( ●)   \ 
. | ( ●)   ⌒)   |
. |   (__ノ ̄    /           申してみよ
. |         /
  \_      _ノ\
    /´         |
.     |  /       |

.

350 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:26:29 ID:VRc4eY3A


        / ̄ \
      / <> <> \
      |  (人)  |
      \___/
          |
      / ̄ ̄ ̄ \
    / ノ   \  \
   /  <●>::::::<●>  \
   | ヽ  (__人__)  /  |   智伯さま…不忠の私をどうかお許し下さい!!
   \    ` ⌒´    /
   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \

.

351 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:26:57 ID:VRc4eY3A


                 「 ̄!._ ._
                    |  .| | | | |
                |  .| | | | |.
                  |  !  ̄ . ̄
               |  |__
                 |   ___/
                   |   |.
               |  |
                 |   |
             └‐┘
     _____
      |____   |
         /  /
        /  <.
      / ./\. \
     .\/   \ `>

.

352 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:27:18 ID:VRc4eY3A


         ___
        / .u   \
      /((○)) ((○))\
/⌒)⌒)⌒. ::::  (__人__) l_j :::\     /⌒)⌒)⌒)          なっ!!自身の短剣で…
| / / /     |r┬-|     | (⌒)/ / / // 
| :::::::::::(⌒) U .| |  |    /   ゝ  :::::::::::/             自殺しおった…
|     ノ    | |  |    \  /  )  / 
ヽ    /    └ー.┘    ヽ /    /

.

353 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:27:39 ID:VRc4eY3A

これは一人の男が、一人の主君に一生忠義を貫き通すという義士の話であった。
この話はたちまち各国に広がり、その義侠心を心から尊敬し
また、涙を流すものさえいたという。


             / ̄\
             |     |                  |     | |     |
             \_/                   |     | |    |
            / ⌒`"|⌒`ヽ                 |       | |    |
           /,, / ̄ ̄ ̄ ̄\                   |     | |     |
          /,//::         \             |     | |    |
         ;/⌒'":::..            |⌒ヽ          | ,     | |    |
       /  /、:::::...           /ヽ_ \          |ノ    、| .|   、|
     __( ⌒ー-ィ⌒ヽ、   /⌒`ー'⌒  )         ノ_____,ゝソ___ゝ
    ━━━`ー──ゝィソノー‐ヾy_ノー─"        _ノ゙ ̄⌒^⌒} .{ ⌒^⌒}
                                'ニ===⊂⊃=} {=⊂⊃=}

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354 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:28:00 ID:VRc4eY3A














                         「戦国時代の門が、今開いた…」
















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355 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:30:39 ID:VRc4eY3A
本日の投下はここまでとなります(^q^)

次回からやっと戦国時代に入れる…
けど、戦国時代ってかなり複雑www春秋時代よる複雑すぐるwww

できるだけ簡潔に纏めるつもりですが、メチャクチャになったらすいません…(´;ω;`)

ご観覧していただき、ありがとう御座いました!

356名無しのやる夫だお:2010/01/05(火) 19:32:30 ID:HbNdCodE
乙乙

だいたいわかったからよし (スレ違

357名無しのやる夫だお:2010/01/05(火) 19:38:02 ID:RTDL4k7w


周はまだ残ってる?

358 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/05(火) 19:40:48 ID:VRc4eY3A
>>357
周王朝はまだ健在です。
周の滅亡は前221年に秦によって滅ぼされますお

359名無しのやる夫だお:2010/01/05(火) 19:57:26 ID:3Kso.xSs
乙です
己を知る者のために死す、だっけか

360名無しのやる夫だお:2010/01/05(火) 20:38:10 ID:6Iqu1a02
乙です!

361名無しのやる夫だお:2010/01/05(火) 20:39:58 ID:a75AKHIg
乙です!
今見返したら、「光」だからライトのAAがあてられたのだと気がついた。気づくの遅すぎた。

362名無しのやる夫だお:2010/01/05(火) 21:37:43 ID:7xrnf5RA
お疲れ様でした。

363名無しのやる夫だお:2010/01/05(火) 22:50:52 ID:bTdP5IcA
乙でした

364<お茶ーっ!!>:<お茶ーっ!!>
<お茶ーっ!!>

365 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 20:22:53 ID:SUHe1Uz.
どうも(´・ω・`)

本日の22時過ぎに続きを投下します。
よかったらご観覧下さい!

366名無しのやる夫だお:2010/01/09(土) 20:23:31 ID:8rCL5I.w
待ってました!!

367名無しのやる夫だお:2010/01/09(土) 20:28:47 ID:5yHcF6cU
了解です

368 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:02:42 ID:SUHe1Uz.
投下開始しますお(^q^)

369名無しのやる夫だお:2010/01/09(土) 22:03:12 ID:gTjq./.k
ばっちこーい

370 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:03:22 ID:SUHe1Uz.


                         【前回のあらすじ】

               晋国が三氏により分裂したことで春秋時代が終焉した
               その三氏とは後の戦国七雄に数えられる「魏」、「韓」、「趙」である
               この三氏が周王朝により諸侯に任命された後
               激動の戦国時代に入っていく。


        / ニYニヽ
       / (●)(●)ヽ
      /   ⌒`´⌒\
    /    ,-)   (-、\
    |      l  __  l |  |  ノ
     \     ` ⌒´   / '´_  '   _,
    ノ   ヽヽ 、  ーーく r'´ r‐' '´
  /´      /癶V⌒!=| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 |    l   /‐''"_, -ヘ| まむし |
 ヽ    -一/  ´  _,,厶ヘ  オ・レ  /
  ヽ __       _,)ヽ___ /

.

371 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:04:09 ID:SUHe1Uz.

春秋時代が終焉し、まず一番最初に勢力を拡大したのは、
晋から分裂した三氏の一つ「魏」である。
魏は周王室から正式に諸侯として認められた際、魏公「文候」は
積極的に人材を求めた。


            /    ;;;;;;;;;;ヽ
           /      ;;;;;;;;;;;;;、
           | ノ   \  ;;;;;;;;;;|
           |( ●) (●) ;;;;;;;;;l                とりあえず頭のいいやつ100人連れて来い
           | (__人__)  ;;;;;;;;il
            | ` ⌒´ ; ;;;;;;;.;;;;;ヽ                話はそれからだ
            !      ;;;;;;/i;;;;;;;;ヽ、
              \    ;;//;;;;;;;;;i;;;;;;ヽ、_
         /)     ̄ ̄;l; ;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`‐-、
    _   / :/      |;;;; /;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;  ヽ、
   ノヾ `‐-" l    , -‐"i  /;;;ノ;;;;;;;/;;;;;;,-‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙ヽ,
   ノヽ      |  /  .ヽ!;;:/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;li
   l      ,  :l / ,    ;/       ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
   (      ヽノ .i i;    ;l     ,,    ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
   ヽ、      \l/_,-‐ 、:;|     :;\,,-‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
    ヽ、i      \i;;;;;:));|    ;;;;;;;;;/  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;‐、;;;;;;;;;;/
      \      \´);;|    ;;;;;;;/  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\;;;;

             『文候』


.

372 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:04:45 ID:SUHe1Uz.

その中に「李克」や「呉起」などがいた。
人材を整えたのち、文候は「中山国」に攻め入り、首都を陥落させ、魏を最強国に作り上げた。


                    / ̄ ̄\
                   /       \
                     |          :|
                     |        .:|      俺の治める領地の近くに構える国は可哀相だな…
                   |         .::|
                      |        ...::::|       この俺に睨まれちまったら最後、必ず滅亡させられちまうんだからよwwwww
                      ヽ   .......:::::/
                    ヽ.......:::::::::::/
                  _, - ''" ̄  ̄` ー、
                 ヽ_..:::-=―--:..、>
               _>'"::::::::::::::::::::::::::::::::::::`丶、
              斤ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶、                 _, -‐
             .<::::::::::丶:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;::::::::i           _, -‐  ̄ ‐=ニ=-
             .〉:::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/;::::::::',    _, -‐  ̄‐=ニ二ニ=- _, -‐  ̄
             i:::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/´::::::::/  ,〜'_, -‐  ̄`ー-----― '
             !::::::::::::::::〉'::::::::::::::::::::::::::::::::::::;'/::::::::!〜'_ッ'-
             <:::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::;i'::::::::::::::|
             !::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!l:::::::::::::::〉
             〈::::::::::::::;'::::::::::::::::::::::::::::::::::::;イ:|::::::::::::::!
             /::::::::::::::!/::::::::::::::::::::::::::\:;'〈::':::::::::::::::',
            ヽ::::::::::::/:::;:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.ヽ::::::::::::::ノ
             i、:::::ノ/::::::::::::::::::::::::::::::::、/ ` ー-イ

.

373 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:05:18 ID:SUHe1Uz.

ちなみにこの時、魏国に慕えていた「呉起」は、後に魏を出て楚国に行き
そこで宰相の位にまで出世する。兵法書「呉子」を記したことでも有名である。


'´  : /   : / : /  : ∧j ∧: .ヽ  丶 \
/ : :// : :,′: ! : :!  : /ヾVル'ヘ:  ',:ヽ ヽ ヽ
 : :| |: : :| : : :| : :|: : : |     | : : }: | : |: jl│
 : :| |: : :|._:_:∧ : :l: : : |     | :-/:│: !: Ⅳ                最後は悲惨な死に方をした呉起だぜ!
 : :| | : イ⌒l`>厶: : |   /| :/: :/ : ハ |
ヽ: :l∧ : l\:|_斗トヽ\{   /x=ミ}: :/:.| :/ j/     -- 、
: :∨- ヘ | ィ圦::と      '´ ノイ/|/      /   ヽ
: : {{ rヘⅥ  辷少     、   |            |     i
ヽ∧_ゝ_ヾ           _,   ノ           _|     }
   \个 、   ` ̄    /         /ノ     イ
    f'Z|,_  > 、    _,   '´           ノ _  -―┴‐‐-、
   /    ̄`ー‐`下 \             /           }
  /⌒>‐-,、    | | /|_        {             ノ
/  /     \  / ヽ∨ `ー- 、      }   ニ=ー一   ̄`ヽ
´` ̄\      ∨  O}|    l     __{            _ノ
     \  ヽY      《.     |  / 八 _   ー=ニ二 ̄`}
       \ !|     |0    | / /|  ヘ         _xく
        Ⅵ!       |    lⅣ /│/ {          '´   )

           『呉起』


.

374 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:05:52 ID:SUHe1Uz.

魏を最強国に作り上げた『文候』の意志は息子の「武候」の時代にも引き継がれ、
さらに武候の子である「恵王」は諸侯の中で始めて「王」の称号を使う。


::::::::::::::::::::/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  / /     j:::::::::;.-‐
::::::::::::::/ , ─────一′/   ,イ /::::/ _,.
::::::::/   !       _ −'  / l//'"´ /
::/    |    / ̄    __ -‐ ' `、'/  /
     _,.r|     /   ,∠.___,ィ iヽ  \
  ,...イ x|   /  / /  ,rf:::}   j 〉  ,.ィ'ヽ          魏は今、諸侯の中でも最強なんだよね
/:::::/ (._|   /  / ,/   f:::(/  ノ'´ ,ィ'´ ヽ.
:::::::::ヘ `、 !   /  /_/   う/ /- '´/   /           覇権は常にこの魏にあるわけだし
::::::::::::ヘ  ソ  /   /¨`丶、_/ '´/  /   /
:::::::::::::::::Y  ,/  /       `   、 /    /            この辺で「候」から「王」に変えようかな
\:::::::;.イ   ム.  i            > ,/  /
´  ̄ ̄|   i i   |        i、  ,ィ´  ,/  /
    |  lヽl   |      ヽ' ̄/   ,/   /
    |  |ノl   l       ,. ‐ ' /  /  ,/
    |  |、l   |`i 、 _ /   /  イ  /
     ハ │〉i、 「「|      / // /
     ハ |' ! ハ| |.|       // / ,/
 ̄ ̄ ̄`∨`'┴‐' L|__ /  /,/
─‐-、     `丶、   /     ,〃
     ` 、      ` ヾ
      \       `、
       ヽ         `、
        `、.       `、

    『恵王』


.

375 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:06:44 ID:SUHe1Uz.

だかこの後、魏に暗雲が立ち上る。
というのも、この時魏の軍事権を担う大将軍の地位にいた「ホウケン」が斉国の軍略家の
「孫ピン」を招き、不意を狙って、暗殺しようとする。
しかし、この暗殺は失敗に終わるが、孫ピンは両足を失うことになる。


         /  ̄ ̄ ̄ \:
      ::/   j :::::\:::/\;゚:
      ;: |     。<一>:::::<ー>| :
       \...::::::。゚~(__人__)~゚j
       r "    ;゜.` ⌒´,;/゜       ふざけんな…なぜ私がこのようなことに…
       i::: |::::      |::|:
      :|::: |::::.      :|::|:
      :_|::: |::::.      :|.´:
      :{:::  )::.     :',.:
      ゛‐-.`       i:

       『孫ピン」


.

376 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:07:26 ID:SUHe1Uz.

この二人は、竹馬の友であったが、同時にライバルでもあった。
ホウケンは後の魏に禍が生じるのであれば、斉の孫ピンだと睨んだのである。
両足を切断された孫ピンは運よく自国の斉に帰還することになる。
そして…


::::::... ..丶
:::::::.... ...\
:::.' ──-.. \
:::::::... ⌒__丶 \
:::::::::.... .'::. ).ヽ  .ヽ
:::::::::::.... __ ..丿   ヽ            包茎…じゃなかったホウケン…
:::::::::::...    ヽ   .ヽ
:::::.._ ノ ヽ.____丿   .丶          必ず復讐してやるからな…
::::::::::::::.... ..::ノ      .)
:::::::::::..   ../       .ノ          首を洗って待ってるがいいお
:::::::::.⌒ "       ..ノ
:::::::::::::::::....    ....::::::../
:::::::::::::::::::::.. ......::::./

.

377 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:08:01 ID:SUHe1Uz.

帰還後、孫ピンは斉王に重要され、遂に魏討伐を命じられることになる。
相手は竹馬の友であり因縁の相手でもある「ホウケン」だった。


    , r ' ⌒ ヽ、
.  /       ヽ,
  /      ,,ヽ、_ヽ
. |    __,ノ 彡(○ )
  |   (○ ) 彡  |          相手は孫ピンか…
.  |        入,__)
  |.     ゙'ー'´             相手にとって不足なしだな
.  |      ゙ヽ、__ノ
   ヽ、       ノ\.          持てる軍略を駆使し、たたきのめしてやる
  /::ヽ、_   /ノ:::::|
. /:::::::,::::\ゝ、◇ノ::::i:::|
. |:::::::::|:::::::::\¶/::::::::|:::|
. |:::::::::|::::::::::::::::|::::::::::|:::|
. |:::::::::|::::::::::::::::|::::::::::|:::|

     『ホウケン』

.

378 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:08:39 ID:SUHe1Uz.

しかしこの戦、結局孫ピンが勝利することになる。
ホウケンは討ち死にし、魏は最強国の称号を捨てることになった。


        __
      /..::::::::::::::..\
    /..:::::::::::::::::::::::::.\                復讐を果たせば、また別の復讐をうむ…
   /..::::::::::::::::::::::::::::::::::::.\
   | :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |              この戦をもって、政治の場から離れたほうがいいお…
   \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
  ,. -‐'´..:::::::::::::::::::::...`丶、
  ノ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....ヽ

.

379 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:09:10 ID:SUHe1Uz.

孫ピンはホウケンを討ち取った戦の後、政治の場から離れひっそりと暮らしたといわれている。


                 i三i
                〃   ヾ、
               〃      ヾ、
             〃         ヾ、
           〃    ____    ヾ、
          〃   /      \   ヾ、
         ||   /  _ノ  ヽ、_  \  ||
         || /  o゚⌒   ⌒゚o  \ ||           ひっそりと…
          ヾ,|     (__人__)    |//
          (⌒)、_   ` ⌒´     _,(⌒)
          / i `ー=======一'i ヽ
         l___ノ,、          ,、ヽ___i
            l           l

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380 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:09:52 ID:SUHe1Uz.

一方この頃、南の楚では魏より逃げてきた呉起を登用し、政治改革を行っていた。


            /          \ ヽ   | | │ |
.            /       、    ヽ ヽ.  | | │ !
            /  /   \   \.    ヽ 、 ,!-:!、 |  !
         /  /      \   \   ヽ ∨ ,r、 \! |│
.         /  〈  、  ー- ニ≧≠!^ヽ、  '、V } ヽ. ヽ ! |
       ` 、. \ \\  、__/│   \ '、}_ノ   /│|
           ` 、\ \≧ィ'}  /     '、 | _/ /| | |          ふぅん…お前が呉起か
              ` 、ー‐ヘjノ '´      Ⅵ´  ,人 l.│|
                 `ァ-、_\.        リ` ̄ \.ヽ | |          魏の政変に破れこの地を訪れるとは
                /   `丶.         j__ \ヽ.!
                 ノ             |     ̄ ̄          まぁ歓迎してやらないでもない
                  `丶、   __         |
                    `〈           ,.'|
                  \.        /|│    rf⌒
                    | ̄\    /ー! |      {
                    |   `ー'´ r┴l.     ゙'ー=
                    |       |::::::|
                    |   ____,|::::::|
                ______ノ  \    _ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
             \     ̄ ̄ ̄\  |│/7
              ヽ         /::::〉│レ'〈

           楚王『悼王』

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381 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:10:28 ID:SUHe1Uz.


           .  ´            `丶
          ,. ´      ,.-、   _   \
      /     /  /   ヽ / ;    ヽ
     /  / //    /   ,ヘV、  l     ヽ
   / ,  /  〃'    l   /ミVハ. |        '
  /  /  /  / l |   ! ! /    } |   、   l           ありがとう御座います!
  l /  l  ‐!-ト l   ! l |   . -l‐ }-l.、|.i   l
  |./|   l  l ' |  {、ハ | ´  | イ /  l |  l i |
  l' !   l  |、人|、 !   ヾ      lイ  / l / ハ!
    | i  、  l ,. = 、ヾ      ==:、 | / /ヽ./リ- 、
    レ'\ lヽ、ゝ""  ,      "" ヾ|イ /') }    `ヽ
      ゝ{ `{    、_,.、_,      レ  イ      \
     / ,. -‐ヽ、  V   }     /¨Vl、       \
      { ´     丶、 ` ー ′   ,. 〃  l ! `ヽ         ヽ
     }\    i  | `丶. _.  '´/    l l         _  '
    __,!__丶   、 !    ゝ r ´      '   /   /´   ` ハ
― ' ´-  ._` ー- 、_l /  y'¨\    /  /,. -<       ヽ
            ̄    '―- ´   _\__ /.. '´     ` ー-- 、  }

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382 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:11:01 ID:SUHe1Uz.


             ,. -‐ 、.  /  ̄`~`''‐ 、
                /     `'           `'‐、
           /                   `‐、
           /                           \
        , '                          \
         /     !                       \
      /  l   !                 |          i
.     / ,' │ l                     l  !    |   │
     / /./ | │     l          、   | | |  ,' | .l  !         ところで、今はどの国も領土拡大を狙う世になった
.    / / /l ! :l  |  |  |           \   !|l | /  | |   !
    / / ./ ! | l  l  |  | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l !          我が国をどのように治めたらいいか意見を言ってみろ
   `'''‐'、| l ヽ. ヽ.ヽ.  !   l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ'/ヽヽl ! !
.       `‐、| 、ト、__\:、 ヽ. l  トーz、-‐ラ''フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│
         \ヽl\`ー'ヽ、\ヽ ∨ー`‐←'  ||!-、-、 /! |│
             ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ        |!  リ /|.| | |
             !   \          _iー< | |.| | |
           |\.   \    r‐==''''ヲ     |    ̄`~` ''''‐'- 、
         |   `'' ー-ヽ、   V r'-‐:/    .|          |
            |      :::::`‐、 `ー- '   ./|     , -.、    |
         |         :::::`‐、    /  .|   { {lll}}   f{! _
      _,,. 、-‐''|        :::::::::`エ´-─ー|   `'ー'    ゞ'´
        ヽ`''ー-       :::::::::: |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|         /

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383 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:11:34 ID:SUHe1Uz.


                         _..- '"´ ̄ ̄ ` ゙ ' ‐- _
                       /              ` '‐ 、
                    _.- '´                  `ヽ、
                      /                /⌒'l     ヽ、
                   /           /   /    l/ /   \
                 /      /   ./   /    /l|; /l      ヽ、        それは簡単だ
                    /    /  /   /   .:././   /ミ;彡l   l  ヽ  ヽ
                /    /  /   / /   .:/ /  ./    '´|   l    l   ',       門閥政治をやめて法的政治に変えればいいんだよ
               /   ./  .l   ///   //l .//      |  /.:   |   l
   .               / ィ  .:l  .:.l  .:/l'/| ̄フ''l/.|_/ /      |  / .:.:./ l     l
              / /l:. :.:l  .:.:.:l  :.:/ l /   l/`ヽ     _...l-/l .._:/  ,':.:.  ,'
          _..._   //. l:.:.:.:.:l:. .:.:l l,. /  l/            z=l / | :./  ./:.:.: //
          l  l  l/  |:.:.:.:.:l:.: :.:ハ:|V  z===ミ          /::::l/ヽ//  /:.:.:.//
.         l   |    ヽ:.:i:.:lヽ:.:| /                ,' ::::O/l/  .l/:.:.:.:./   _/\_
           /  /.      ヽlヽヽヽlミ              ,  、:_:_/ /:.://:./:./    \    /  キラッ!
        /   ,'        ヽヽl:.ヽ__,._                   /:./:.//       |/\|
     _..-‐/  /         リ \ l.、       、'"''‐、..___       l//
   _.-‐ヽ  ヽ. /              \lヽ、     ヽ.._  ノ    /
 _/   ヽ   Y              _|  `ヽ、     ̄  _..- '"
l"  ヽ    l  ハ   _ ........_      r-lヽ    `'- 、 _ィ '"
|ヽ  ヽ  /__/ ヽ__/   ノ     / /  ヽ'-.._     ̄ハi-、
.| i__/ ̄       i- '"´  _./  \ ヽ  `>i /'ヽ |......\
.|    ヽ、/    / ---―'"  |     <"´ヽ/ Y ̄ Yヽl ̄.ハヽー---- ..._
ハ     /     /           |     ヽ    |_/   l  \       `゙ 'ヽ、
..l        /            l      l   /  ヽ、_ /   ヽ          \
 ヽ__ ...イ/            ヽ      ̄l        ヽ   ヽ          ヽ
        ハ             ヽ     / ヽ        l    \         ヽ

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384 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:12:13 ID:SUHe1Uz.


  //;;;::  ::;/.:::::::::.      ヾ:::...  \
/::/;::,〟 /.:;:: .,;:.;;::.       ;.、.丶.ヾ\                ふぅん…簡単に言ってくれるがな
__,,;:/⌒勹 /ソ:i::::.;:. ..    :. :.、 ':.. :,, :::〉
../ /二 '゙  ノ i  i;:  :.;:.. 、   ::;、..::.. ..:::/                 我が国は代々門閥政治を遂行している
. |  .|  |  匕 ::i /| ; :, ヾ::.、. .;゙,,i,.:;::、:ソ     ,. へ
. i . | ./  i ノ::广 ノ;. ';..ヾ.゙:::.:,;..丶i;;;;:Λi   ./ ,...、 .\        それを突然やめろと言われて、はいそうですかと
.:ノ  ∨ .ノ/|:/ /:: :: ::. :.....,_.,.:::.,..:::i/ i .i丶.,∠   ゞ'ソ.. 丶
:.《  /  i:∧ノ ./i :::i ::::i .::,、ァ.,;'i../::i∠丿  "丶、.      i       頷くと思っていたのか?
:.∧ .i  .|/ || 〈\ヽ :i ::;匕`ニニ∠:;i .イ      >、    i
〈 i i  || |. 入 丶ヾ.\:i   ノ∠/i:|.l         /   :l
.‖    .'  ゙  l.  .l| ヽヽ  /./l: .l;.l        /     ..、l、l
. 八        | .:i     /i. |i:.:      ../     .(::ソ.|
.┤丶      斤.´ ̄`  ∠// i:│    /       `´:iヘ     _,.
.::i  i      i .A   /∠ i: .:i人\  ./         ://   ,/ ./
.::‖:|\.   ._,ル' 冫- ´.:   i. .:Y \  ∨、..__     ,,.、.//_  ,./ ,/ _,..,
  li i:::;;,.. ̄ :;. :l/;;;;;;:::::::.... ..::::`:.. \ `"'ヾ=-..、   ヾソ.Y ,/ ,/ / /
 ,丶.:;;;:..  ;:. ..:|i..::.::::... ::;;:...::..::::...:::::...`i    ,:;;''久/ ./ ,./´,/ / /
  |::;;;;;:::.. .,;;::...::liヽ::.:::::.. :::::: :::. .:::::....::: .Y ,,彡´    ..:i ,;ニ `乂 ,/ /



                       _ _ __ _
                 ,.  '"´       ``ヽ
              ,.  '´              ``ヽ
            / /  //   /   / ハVハ     ヽ
           /  /    l l  l   / !ミミV彡! l  l ヽ
             /  / ! !  l l  l  /  !   l /  l  l  l
          l  / ! ! __」_l /l / l .!   l_/L__/  l  l       それじゃ、楚は今のまま何も変わらず
          l: /l  ! !   Nメ、l/  |ヽ|<__l/ l /   l  /
          l/! ヽ ヽ  l: :::〒 \|  〒:::</ l  /l. /        他国からの的になり続けるけど…いいのかな?
           !/\\\|辷ソ      l:.:.:.:.ノノ l / く/
                l/  \\|   '       ̄   l/ l       
                 ',   マ ̄ ̄ノ    __ ノ
                  ヽ、  ` ー‐'   / l/
                   `丶、 ___,. '´  L
                    r-ィ´l    ,. -‐┘l
                __,. ィ´/  /  rく     L

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385 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:13:03 ID:SUHe1Uz.


  ii         /`/ -- ´/  /  i
   ゝ       /=-―´二ー/ ∠´_   i           /- 7 /__,.//-ァ/ ,r-、 /
    ヽ! ,_ヽ   i \ヾ  i  ̄i―ァ-`= 、___/          =-¬ フ ̄i   // / /,  i/
     ,i/ 人   i  \  \  ̄|\/  /      , -7 ̄ ゝ、 ``「ヽ/  /   //'、 ` i
     i  ! \ i   `ゝ、 _____ /     / / ______, -'    // i   i          それでは困るからお前を頼っているんだ
     i   `- 、,! i             / // / i                 / r-'´  /
    \ 、 _i- 、ii           /'" /'´  |、               /r¬  /           門閥政治を廃する他に何か案はないのか?
      \ ゝ、 ii                 |!i,               / //
  ___ −―\ ` -i,.                | 〉              /   /`―- 、 __
^ ´      ヾ`- 、i                  |/              /, -7       ` −-
          'i,  'i,                              /   /
          'i,  \                           /  /

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386 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:13:38 ID:SUHe1Uz.


               /⌒ヽヘ ___ _ _x―┐
           / ̄│  __ノ'´   i  `フ     「゙ヽ
             {  r┤  ヽ       \_ /  }
            i  | ーヘ/     J    <∧  i
          '. |   ∨           厂  | ,'             ないです!!!
           }. {    仏v<__厂>ゝ>  r'-/
           `、ヽ ,___|__//。{刃 /   /゙7
             ヽ{ \:::::::::::_/     {    }/
              /  ̄ ̄ o     \_
                  {     /    イ⌒  )
             /   イ__/  |―一'´
              ̄ ̄ /==t‐ュ====}
                    {   {_{7  '´|
                    |   Y    |
                 l    j    ,′
                  !   ,′  /
                    '、 l   /
                    '、:|  :/
                   i:|  :!
                       l|  :}
                   │ j
                    { /
                     | l
                     {__j
                   {_7

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387 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:14:23 ID:SUHe1Uz.


  /    /      /    / l  |  |   |    !   l   l   |   ヽ
 /   /    /     / /  l  l   l    l   l   l   |   ヽ
../  /    /      / /  /  !   l    l    l   l   |   ヽ
/ /    /      / /  /   l    l     !    /   l   /   /
./ /∠,,,,、-‐=ニ二'´、/  /   /   ./     !  /   /  /  /
. /     \゙`'''‐-彡≠'- '´,,.、-/    / ///  /   / / ./
/         丶   ヽ 丶フ;´ニ-/   ./ ////  /  / / /
            、  `' --‐'´ /  / ./ /.μフ/ ./ //, ' ´            使えぬ男だ
          `' ―――/ /,/ /∠-='’/ // ´
              /_、,彡'´_,、 '゙! / 丶 ̄/イ´                    まぁいい…それで仮に門閥政治をやめ
              ̄           l/   ヽ .|
、                           \                     法的政治に変わると我が楚にとって
 ヽ                         ,、-'"
 ̄ " ' ' ' ' ‐‐ - 、、 ,,,           ,、-' ゙ /                      本当に有益になるのか?
            ´ ` '' ‐         /_
                 /  , ===7   /  ´゙`'' ‐- 、 ,,,,,_
              /    ー――'  ./            ̄"` ''''''ー- ,
                /             /                , ' ´
            /            /               /
- 、             /         /                 /
  '、        /、          /               /
   '           ′'        '              '



'´  : /   : / : /  : ∧j ∧: .ヽ  丶 \
/ : :// : :,′: ! : :!  : /ヾVル'ヘ:  ',:ヽ ヽ ヽ
 : :| |: : :| : : :| : :|: : : |     | : : }: | : |: jl│                  そりゃ、ものっすごい有益になりますよ
 : :| |: : :|._:_:∧ : :l: : : |     | :-/:│: !: Ⅳ
 : :| | : イ⌒l`>厶: : |   /| :/: :/ : ハ |                    まず、門閥によって領地を与えられてる人は即刻領地に帰還させる
ヽ: :l∧ : l\:|_斗トヽ\{   /x=ミ}: :/:.| :/ j/     -- 、 
: :∨- ヘ | ィ圦::と      '´ ノイ/|/      /   ヽ           楚は土地がかなり広いけど、人がわずかしかいないから
: : {{ rヘⅥ  辷少     、   |            |     i
ヽ∧_ゝ_ヾ           _,   ノ           _|     }           栄えないんだ。そこに領地をもった者を帰還させ栄えさせる
   \个 、   ` ̄    /         /ノ     イ
    f'Z|,_  > 、    _,   '´           ノ _  -―┴‐‐-、        そんで門閥によって作られた無用の官職を無くし
   /    ̄`ー‐`下 \             /           }
  /⌒>‐-,、    | | /|_        {             ノ        それらで浮いた金を兵士に与えればいい
/  /     \  / ヽ∨ `ー- 、      }   ニ=ー一   ̄`ヽ
´` ̄\      ∨  O}|    l     __{            _ノ       そうすりゃ軍事は充実するだろ?
     \  ヽY      《.     |  / 八 _   ー=ニ二 ̄`}
       \ !|     |0    | / /|  ヘ         _xく
        Ⅵ!       |    lⅣ /│/ {          '´   )

.

388 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:15:00 ID:SUHe1Uz.


            /          \ ヽ   | | │ |
.            /       、    ヽ ヽ.  | | │ !
            /  /   \   \.    ヽ 、 ,!-:!、 |  !
         /  /      \   \   ヽ ∨ ,r、 \! |│
.         /  〈  、  ー- ニ≧≠!^ヽ、  '、V } ヽ. ヽ ! |
       ` 、. \ \\  、__/│   \ '、}_ノ   /│|         ふぅん…なるほど…
           ` 、\ \≧ィ'}  /     '、 | _/ /| | |
              ` 、ー‐ヘjノ '´      Ⅵ´  ,人 l.│|         しかしそれだと、反発が大きくないか?
                 `ァ-、_\.        リ` ̄ \.ヽ | |
                /   `丶.         j__ \ヽ.!
                 ノ             |     ̄ ̄
                  `丶、   __         |
                    `〈           ,.'|
                  \.        /|│    rf⌒
                    | ̄\    /ー! |      {
                    |   `ー'´ r┴l.     ゙'ー=
                    |       |::::::|
                    |   ____,|::::::|
                ______ノ  \    _ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
             \     ̄ ̄ ̄\  |│/7
              ヽ         /::::〉│レ'〈

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389 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:15:38 ID:SUHe1Uz.


                    __
                  -‐'´       `丶、
              /        `丶 \\             だろうね。だから王様の決断力がなにより重要になるわけ
             /        ヽVヽ \ \|
               ,′    {   l  {"\_ l l ヽ            王様が許可すれば、後は俺がなんとかするよ
           |      小  |  i  厶l | !|l |l |
           |     {  |ハ    ∨たハj从 Ⅳ _, -‐-、_
           lヘ ヽ  く {⌒ヽ {\代rリハj/ ̄´     l>ヘー―┐_
              Vヘ >、\ヽx=ミ   ,  " 八/⌒ ̄ ̄ ̄        |  ̄`ヽ
            (゙∨(xヘ _ゞ(⌒ヽ_ノ ,イ ∧          /     |,     l
            (ヽ、\`Y( ヽ、_ ̄   _/ 廴__,」        ∨    ∠ ノ  │
             \⌒ し' } \ ̄ __ノ} |:::|       ヘ ノ{__/ /    ,′
                 { ヽ  ノ\.  ̄ト、ノ{.|:::|  r‐'´  |  |    l.   /
                 }   /   \__,ド;>⌒i   ∨「╂l |  |    |   /
             /   { ヽ      \_::;人  Ⅵw//  jヽ    j  ,'
               /    !  \{        l:::::ヘ    ̄  '   \ ◎ニ7 _
               ,′    | ー=-ヽ      |::::::::|     /     Ⅵ   V_,ヽ
            {     j____,> 、  |::::::::|   /        ヘ   -ァ′
                ノ/      \ | :::::::|  /   /   ヽ-、_>′
            ヽ、__/        (∧|:::::::::| /   /      ∧

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390 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:16:11 ID:SUHe1Uz.


  //;;;::  ::;/.:::::::::.      ヾ:::...  \
/::/;::,〟 /.:;:: .,;:.;;::.       ;.、.丶.ヾ\
__,,;:/⌒勹 /ソ:i::::.;:. ..    :. :.、 ':.. :,, :::〉
../ /二 '゙  ノ i  i;:  :.;:.. 、   ::;、..::.. ..:::/
. |  .|  |  匕 ::i /| ; :, ヾ::.、. .;゙,,i,.:;::、:ソ     ,. へ         (ふぅん…なるほど、確かにこいつの言う通りかもしれん
. i . | ./  i ノ::广 ノ;. ';..ヾ.゙:::.:,;..丶i;;;;:Λi   ./ ,...、 .\
.:ノ  ∨ .ノ/|:/ /:: :: ::. :.....,_.,.:::.,..:::i/ i .i丶.,∠   ゞ'ソ.. 丶       法を用いれば、国は大きく繁栄するだろう
:.《  /  i:∧ノ ./i :::i ::::i .::,、ァ.,;'i../::i∠丿  "丶、.      i
:.∧ .i  .|/ || 〈\ヽ :i ::;匕`ニニ∠:;i .イ      >、    i      後は…俺の決断力だけ…)
〈 i i  || |. 入 丶ヾ.\:i   ノ∠/i:|.l         /   :l
.‖    .'  ゙  l.  .l| ヽヽ  /./l: .l;.l        /     ..、l、l
. 八        | .:i     /i. |i:.:      ../     .(::ソ.|
.┤丶      斤.´ ̄`  ∠// i:│    /       `´:iヘ     _,.
.::i  i      i .A   /∠ i: .:i人\  ./         ://   ,/ ./
.::‖:|\.   ._,ル' 冫- ´.:   i. .:Y \  ∨、..__     ,,.、.//_  ,./ ,/ _,..,
  li i:::;;,.. ̄ :;. :l/;;;;;;:::::::.... ..::::`:.. \ `"'ヾ=-..、   ヾソ.Y ,/ ,/ / /
 ,丶.:;;;:..  ;:. ..:|i..::.::::... ::;;:...::..::::...:::::...`i    ,:;;''久/ ./ ,./´,/ / /
  |::;;;;;:::.. .,;;::...::liヽ::.:::::.. :::::: :::. .:::::....::: .Y ,,彡´    ..:i ,;ニ `乂 ,/ /

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391名無しのやる夫だお:2010/01/09(土) 22:16:29 ID:ycKx6YOo
門閥政治をやめて法的政治に変える。
要は政治体制の近代化ということだけど。
それをやるのは難しい、というより至難なんだよねえ・・・

392 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:16:47 ID:SUHe1Uz.


           , -─- 、  , -‐- 、
        ,, -'"     `V     `‐、
      /                 \
    ./                       \
    /                      ヽ
   ./  /                   l  ヽ
  /  / /  / ./ /          l   | .l .lヽ
  |  l. l  /  / / ./ .l    |  |  l  / /  l l.〉
   l、 | |  l  / / ./ ./   |.  l  | ./ ./ ./ | |./
    l、| | l // ///|   l  / / //// / /           いいだろう!
    l、l | /l///_/ l  / //_|/_∠| / | /
    /⌒ヽ | \ `ー' ゝl  // `ー' /|/⌒v'            お前の望むままに行え!
    | l⌒l l|    ̄ ̄"//|〉 ̄ ̄ ̄  .|/^_l.l
    ヽゝ(ー| /|   ´ \|       ll ),l'ノ            俺が全力で後押ししてやる
     lヽ_ /  |   ┌───7   /._/
     .l/   |     l ̄ ̄ ̄/    / /   ,ノ!           今日からお前を宰相に任命する!
    /       |..   V´ ̄∨   ./ /,.-‐'" .|
    ./   (;;)   |\   `ー‐'´  / /       |
    |     _|_\       /| ./      |
   (|   ,.-‐'"    | \__/  .|/    _,.-─;
   |/    .(;;) |─────┤ _,.-‐'":::::::::/
   ̄         |::::::::::::::::::::::::::::::|^l::::::::::::::::::/

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393 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:17:24 ID:SUHe1Uz.


               /⌒ヽヘ ___ _ _x―┐
           / ̄│  __ノ'´   i  `フ     「゙ヽ
             {  r┤  ヽ       \_ /  }
            i  | ーヘ/     J    <∧  i
          '. |   ∨           厂  | ,'        ありがたき幸せ!!
           }. {    仏v<__厂>ゝ>  r'-/
           `、ヽ ,___|__//。{刃 /   /゙7
             ヽ{ \:::::::::::_/     {    }/
              /  ̄ ̄ o     \_
                  {     /    イ⌒  )
             /   イ__/  |―一'´
              ̄ ̄ /==t‐ュ====}
                    {   {_{7  '´|
                    |   Y    |
                 l    j    ,′
                  !   ,′  /
                    '、 l   /
                    '、:|  :/
                   i:|  :!
                       l|  :}
                   │ j
                    { /
                     | l
                     {__j
                   {_7

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394 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:18:01 ID:SUHe1Uz.

こうして呉起は大きな改革を行ったのである。
門閥政治から法的政治に改革され、都でのんびりと過ごしていた特権階級の者たちは
大いに呉起を恨んだ


         ト、;;;;;;;;;;;;;;;` ` '' ー -- ‐ '' ";;;;;;;;;,:ィ;:;!
        ,';:``' ‐ョ 、 ,_ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; , - '"l;:;:;:;:l
        l;:;:;:;:;:;:;ミ   ` ` '' ー -‐ '"    ,リ;:;:;:l
        l;:;:;:;:;:;:;:ゝ   く三)   (三シ  `ヾ;:t、
       fミ{;:;:;:;:f'´   __ ,,.ノィリ!iヾ、.,,__  };f }        ふざけるなでおじゃる
       l トl;:;:;:;:l  、,ィ或tュ、゙ミ:::::{,'ィt或アチ l:l,
       ゙i,tヾ:;:;:!  `ヽ 二ノ :::::::::ト ` ‐t"i´  l:l:f         せっかくニート生活を満喫しておったのに…
        ヽ`ー};:l    ) ) ,r':::::::::ヽ  ) )  リ_)
         `"^l:l   ( ( ,/゙ー、::::::;r'ヽ( (  l          働きたくないでおじゃる!!!
           ゙i     )ノ    `'"   丶 )  ,'
             ゙l、  ( (,ィ─==─ヽ ( ,}/
            ',ヽ, ) )ヾ┼┼┼,シ' ) )ヽ
             } 丶( `゙==='′ /ノ:.:.:ヽ
            /l   丶、      ,.イ:.:.:.:.:.:.:.:丶、、
          ,r'"^l !    ` ー‐;オ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.,ノ  ,}、
     ,. -ァ=く(:.:.:.l  l      //:.:.:.:.:.:., - '"  ,/ ヽ、

         都のニートこと「特権階級者」


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395 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:18:48 ID:SUHe1Uz.

法的政治を行った楚は強国と化す。北は魏・韓・趙を退け、西は秦に攻め入った。
だが、前381年に呉起を後押ししていた悼王が死去する。
すると、今まで黙っていた特権階級者たちが反乱を起こしたのである。


           {;;;;ヽ、:::::`丶、:::::::::::::l:;:;:;:;:;:; ィ";:;:;,/ /〃/ /
           ,l;;;;;;;;;シ丶、:::::::`:`:ー'‐::'':":::::::_, ,/ /〃/ /
          fうl;;;ミミ、  ``丶 、::::::::,: - ''".´,/ /〃/ /
          { l l;;;;;ッ=`   (三> `^´ .(三シ../ /〃/ /:}
          t !;;;リ    _,,...,,_     _,,__/\〃/‐-!:/       呉起を殺すでおじゃる!
           ゙l ヾ;l  :'ィテヘ9ンミ   ,「',シoム/ /ヽ}  }l;/
           `ーll!   `''==ヲ'  l::::/7ァLゝL/〈ヘ/ノ        今までの恨みを晴らすときでおじゃる!
               ll   ` '' "  /// /フ77,.ヘ==〉
             li,.     ,r ./ヽ' / ////こ!} } )
              t、   / ゙ー [ゝ/  ̄ ̄ ./j .j`ヽ、
              ゝ、 ,:'   /      _// /__)
              /{lヽ, ヽ,,,../   _∠「フ/ / ̄/:.:.::.:ヾニヽ
            , ィ/:.:い ヽ ,./   ̄     \ノ、:.:.:.:.:.:.:.:ソ }- 、、
           / /:.:.:.:ヽヽ `' | 、  -───‐ 、ヽ:.:.:.:.:.:.:/ /   ` 丶、
        ,, - {  ヾ:.:.:.:.ヽ丶.. |      ,. -‐─- 、ヽ〉 ,/ /       ` 丶 、
     ,, - ''"   丶、 `` ーゝ、|  i         \>"

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396 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:19:20 ID:SUHe1Uz.


                _..  -――‐- 、
              _.  ´   /. -、    `¨`丶.
          _.  ´     / /   ヽ / ヽ   \
         / /  / / / /    /ミV,へ  '    ヽ
        ///   / / ./  !   /ー-- ‐ !  !    ',
       / // /   / .l |   |   !      |  } i    !
      // l  l  | !   !  i ! 、、.__|__//   l l
        | l  |  |   ,.-‐ ´ハ  リ       |イ/`   /  l           やっべぇ…
        | !  |   ,  l  ,ヽ{、 V{.    イ⌒ヽ.|   /、   !
        lハ  ト   V ! イ、:::::! ヾ     ト:::::::} レ'/ー } ハ           こりゃ死んだな。
       V | \ ヽ{ V辷  ,    ゞzノ /イ) ノ/
         ヽ|  \_ヽ              /_/ハ{
              ヽ、    cっ       / /
                丶、         .イ/
                  `丶、 _.   ´ j、
                  r、}   __..  ´ ハ
             ,- 、  /l ヘ_/ヘ   /   }` 丶、
                /  ヽ' |/{:::::::::ハ  , ′  |    `  ‐-  _
           _/    ヽ| 〉- / } '     !          `  - 、

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397 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:20:06 ID:SUHe1Uz.

結局、呉起は特権階級者たちにより誅殺される。
この後、法的政治は廃され、また元の門閥政治に戻ってしまうのである。
呉起の築いた法的政治は、僅か一代の王で終わってしまった。


                                          ,、o,、
                                          ∫
                             mM  _,,,ィ-‐-.、 _、_
            ピクッ               ,ゝ-、レニ-‐-   `X‐'''' .\
                __,,--------〜ー='"`ー=ニ---  -、   ゙h"._,  i
             _,-'"            ,ソ.        .\  i.j" ノ .j'
           ,ィ‐'"             i"             .ノ州r'"
         /     _,,,ィー---.、.___.     |    __       ./
       ,/  _,, -‐''"         ̄   `ーァ‐''"  /  .__,,ノ
    _,ィ='ニニヽ,,/"    ._,,ァ-─-.、,,,_     .i'"  , _/‐'" ̄
   (___,, -'"    _,ノ"       . ̄`ー-=) ._/‐"
   ,,,-=ニ=、  .,,ァ-‐'"               ̄
  (  ._,,,,,,,__)-"

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398 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:20:47 ID:SUHe1Uz.

その頃、はるか北の趙では「武霊王」により胡服騎射を取り入れていた。
これ以後、趙の騎馬隊は諸国最強となり、諸国を震え上がらせたのだ


                                       ||       .||
                                       ||[]      .||
                                       ||       .||
                                       ||       .||
                                       ||[] .┏━┓ .||
                                       ||  .┃武┃ .||
                                       ||  .┃霊┃ .||
                                       ||[] .┃王┃  ||
                                   / ̄\ .||  .┗━┛ .||
                                  .|     | .|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                              ,. -、  .\_/ .||.,. -、
                              `ヽ ヽ   .|.   |/ /´
                                ヽヽ/. ̄.\/ /
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                          .く    \ >-\,―, /-く   .>
                         く.  ヽ  / (●)  (●) .ヽ / >
                          \   /::::::⌒(__人__)⌒::::::\ n
 ____________,、ヘ, _    \V|      |r┬-|    |^l. | | /)
 \>──────────〔ク  )   ̄``"''''⌒\    /;:|ー' 、 /ノ; .| | レ'//)
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'ー-''¨`"''''ー-、、,,,._  /____{;:;::乂_,,ッ、、_/.:;:;}   /
                            /  `ヽ|:::::::::: ゞ彡彡ニミミッ;;/  ノ
                           ./  / l ::::::::б 彡〃.:.:.:.:.:.:.:゙ヾミ_/
                           /  / │ ̄ ''"/ : :.,;"´゙,;.:.:.ヾゝ
                          \/  ‖ノ  ゙i .:ト'',.´;,   ',;:.:"〈
                              ヾ   ::  〈● :゙;, ,;"::;●夂
                            /八  `ヾ,|`: : : ;, ,;:.::::`";l 乂
                            ! / /,!;;;ゝ,リ|; : : :; ;::.:.:;::i)! : .彡
                            ,/ヽ//: :,ヾ〉,;.;、:'':::.:.;::;!:::| : . | ヘ
                          // : : //イ::,.:..; :.{、; ゙;:゙;;.:"';}:::!、_!   ヘ
                        /: / : : //'゙::;'.:.::; :,::`i.;゙:.,,:''::`/::::::.:ヾ _____`)
                        /: : / =、/,.!::: ; :,' :' : :.:.:ヾ;∞;ソ::::::::.:,:.}!  ̄ ̄´

.

399 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:21:26 ID:SUHe1Uz.

さて、同じ頃に秦にとある人物が現れる。
それは…


.          r'ニ;v'ニ;、
            _,!_(9i (9i:、
        /  `ヽ,. ┘ヽ
.        i ′′       }
          l、      、   ,!   でっていうだ…いや、商鞅だっていう。
         ヽ.____,ノ` ,∠!
          /i/ l\ ー .イ|、
    ,.、-  ̄/  | l   ̄ / | |` ┬-、
    /  ヽ. /    ト-` 、ノ- |  l  l  ヽ.
  /    ∨     l   |!  |   `> |  i
  /     |`二^>  l.  |  | <__,|  |
_|      |.|-<    \ i / ,イ____!/ \
  .|     {.|  ` - 、 ,.---ァ^! |    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
__{   ___|└―ー/  ̄´ |ヽ |___ノ____________|
  }/ -= ヽ__ - 'ヽ   -‐ ,r'゙   l                  |
__f゙// ̄ ̄     _ -'     |_____ ,. -  ̄ \____|
  | |  -  ̄   /   |     _ | ̄ ̄ ̄ ̄ /       \  ̄|
___`\ __ /    _l - ̄  l___ /   , /     ヽi___.|
 ̄ ̄ ̄    |    _ 二 =〒  ̄  } ̄ /     l |      ! ̄ ̄|
_______l       -ヾ ̄  l/         l|       |___|

         『商鞅』

.

400 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:22:06 ID:SUHe1Uz.

商鞅といえば、秦の法の基盤を築いた人物である。
二度変法を行い、後に秦帝国の礎を築いたのも彼である。
ちなみに商鞅とは後に秦の商・於に封じられたため商君鞅という意味の尊称である



         / ニYニヽ
 r、r.rヽ  / (0)(―)ヽ
r |_,|_,|_,|/  ⌒`´⌒ \          ん?でっていうには似合わない役だっていう?
|_,|_,|_,|_,| , -)    (-、.|
|_,|_,|_,|_,|. (^ i ヽ__ ノ .l |          ふんふん、なるほど…
| )   ヽノ |  ` ⌒´  /
|  `".`´  ノ
   入_ノ
 \_/
   /
  /


.

401 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:22:38 ID:SUHe1Uz.


        ,-、 ,-、
        | | | |
    _,..-‐,`‐' ` '     / ̄ ̄` >   ,.‐‐,   ,. ‐ヽ /\
,-‐' '"´  ,/           i‐''"` /    |   |   ヽ  |  `‐、 `、
ヽ、,.‐''/ /       ,. ‐ ‐.、  (   |    |  i    |  | ,-- .、`"
   / |     | , --、 )  \ ``'‐、 `、  ヽi  / / L -.、 `、
   |  \      i"`ノ __  ヽ‐"    ヽ_ノ  ヽ'    ,ノ ノ
   ヽ   `'‐‐フ   ''" ,‐´  _,.\ ,i´ ̄\        |" ,.‐"
    ``'‐--''´     /,. ‐''"  ヽ|/,‐"``'‐`:、      `"
              |     │    ●│
              |      │      │
              | ●    │     │
             │,.‐''"´ ̄ ̄``'‐.、   ,i
             ノ   ,-、   ,.‐, \/
    i´`、      /   ││   ," |   ヽ      , 、
    |  i,      │   ││   |  |   │    ノ )
     i、 L、_    /   ノ ,i   `-´    │   ノ  ノ、
   ,i´ i,-  )  Λ   (_ ノ        Λ  / つ/  )
  (  /´ヽ /   / |\           Λ ヽ (   ``)
   ``、   `、 │ |│`'‐.、 ____,.,‐''´| | │  >  i''
     `:、  ヽ │ | |  |_ノ、ノ  i_ ノ-;´ノ │ /  /
      ヽ  ヽ │ | ゙i ̄ /  ̄\  / / / /  /
       ゙i   ゙i \`、゙i/     `v´ / ノ /  /
        ゙i   ゙i   ゙ヽ ゙i、       / /"´ ノ  /
         ゙i   ゙i  ヽ \__/| /  /  /
          ゙i     `、   ヽ.ノ ノ    /
           `     ``'--‐''"    ‐''"

.

402 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:23:13 ID:SUHe1Uz.

商鞅が秦に仕官した時は秦の「孝公」の時代だった。
商鞅が仕官する時、ちょっと変わったことをしている。


            / ニYニヽ
          / (0)(0)ヽ
         /  ⌒`´⌒\
        | ,-)       (- |        孝公に三度面会させろ
        | l   ヽ__ ノl |
         \  ` ⌒´  /        いいな?
        /        ヽ
       /           ヽ
       |           | |
       ヽ_|         |丿
         |         |

.

403 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:23:49 ID:SUHe1Uz.

一度目の面会


                     /ニYニヽ
                    /( ゚ )( ゚ )ヽ
                   /::::⌒`´⌒:::: \       帝の道について語るからちょっとこいっていうwwwww
                  | ,-)___(-、|
                  | l   |-┬-|  l | ヽ  ̄ ̄`ヽ
                  /⌒ヽ  `ー'´   /`!   ヽ: : : :...:` 、
         ____ ミ ミ ミ /  、     、 \  !   ', .:: : :. . . .' ,
       /     -─´⌒ヽ_/      ゙     |    ',   . . : : .. . ' ,
      /     ( _i _i_ト、__)l           |     l       ..: :: \
    /       l||l 从/  / ヽ  ,____    ` ,     ',: : : : : : :..    \
   <、___,,,,ノヾ -─ヽ イ_ ヽ /     ̄ ̄ ̄  ',    ',    : : : : :...  |
  /            ( _i _i_ト、__)  ヽ、___⊥___ \,    '.,       : : .... !
 <                                    ゝ――――――‐ ノ
   ̄¨¨`ー-──-─-─-─-─-─-─-─-─-─-─-─-──‐'''''''""" ̄

.

404 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:24:17 ID:SUHe1Uz.


                   /         ,     ',  、      \
                  /      /   /     ',   ',  ヽ ヽ  ヽ
                    /  /   i.l   /  l   .|  .l  l   ',  ',.  ',
                ノ  / /  l.l   {  ィ   |  l   }   l  l   ',
              ー=-イ / /   i ',  .∧ l !   !  ハ  ハ  ,'  !  l ヽ、_
                { i l l   l ト、 l l | ',  ハ / .l / l /  /  j ,ゝ´
                   l l l l  ハ | ヽ! ヾ ヽ./ |:/  |' _j/l  /  /./
                 } .ハ ,l ヽ |ヘlニ;--,.._ ' ` 、',.-;‐;二__  l /  /./         だが断る!!
                ノ'" l.ヘ. ト、! '弋赱!~ ,     ' 'T心!_ イ   j l′
                      |rヘ lヽ    ´     `     l  / ノ
                   ヽヘ l        i           l  /'´
                    `l | ',、j      |         j /
                     jハ. ヘ      ヽ!       /! /ヽ
                      !ヘ ハ、   ,__,...、   /|/` ‐ヽ
                       i!ヘl\ ゝ-‐ニ‐-' ,. イ从'
                      , ィ' ヽ \    /  ノ ヽ、
                     / /   `ヽ ヽ- '´  r'   ', ヽ
                   /   l    /iーヘ   rニ' ヘ   l   ゙ヽ
                 , -イ   l   /`ヽOヘ  / /-''ヘ.   l   ヽ‐、
              _.. - ´ /    {  ,.ヘ、_>'^''< _..−ヘ.  l    ',  ` ‐、
          _.. − ´     /   , -i!/ ヽ    ',    /    ヽ |\    ヽ    ` ‐ 、
      , -''''´        /  /  l   `   ゝ− /   _ -' `!   \   \     `ヽ

                          『孝公』

.

405 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:24:55 ID:SUHe1Uz.

二度目の面会


            /ニYニヽ
           /( ゚ )( ゚ )⊂)
        ./::::⌒`´⌒::::⊂)
      ./| ,-)___(-⊂)
    ./  | l   |-┬-|  l |          先日は失礼したっていうwwwww
   /    \   `ー'´   /
  (              \          今回は王道について(ry
  \_ |            \
   (_) ̄ ̄\     /    |
    ) ししし |\ /     /
    (_⊃\   \   /
     /    \     /
     /       .\_/ /
     /          ./
    ./           /
   /    /       /
  ./    人      \



        __ ... -‐ 、
    , -.::''.:::::::::::::::::::::..`ー-.、
   /::::::/:::::::;::::::,:::::::::::::::::::::..ヽ.
  イ/::/:::::::;ィ::::/::::::::::::::::::::::::::::.ヽ,
   /::::i::::/.l::/l::ハ:::::,i::::ヽ:::::::i:::::::l
  /;ィ::{:/ー、l/_.!' |:::ハ:;∧:::::l:::::::l          つまらん
 / |::| テ''ッ、` 丶ー- 、 i;:::|::::::/
   .|::l    ,   'テ''z、 l:::リ::::::i
   .|/|   /   r.Kヽf''i/'lノリ
     ハ   `    | .| l .| |ノ
     ,小. - 、   .| .l/././、
 _,,ィ'´.H. ゙..   ,, -'"  ,/   ゙̄'ー、
''´ /  { '  `''r'´    /    / ヽ
 /   ヽ、 ,ィl   イ /     /   ヽ
./  .,ィ^i }_/_/l    |/     ,     i
'.‐'" ヾ{;:::;}::;;/|.   l.    /     |

.

406 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:25:33 ID:SUHe1Uz.


三度目の面会


                      /ニYニヽ
                 /( ゚ )( ゚ )ヽ    今日は覇道について話すっていう
                /::::⌒`´⌒::::\   覇道とはでっていうwwww
               | ,-)___(-、|  やっぱ覇道でっていうwwwww
               | l   |-┬-|  l |  常識的、と君は言でっていうwwwwwwww
                \   `ー'´   /  自分のいう常識が、必ずしでっていうwwwwwwww
                / 丶'   ヽ:::::  常識とは人のでっていうwwwwwwww
                   / ヽ    / /::::.   これでっていうwwwwwwww
              / /へ ヘ/ /:::::   例えば善悪。何がでっていうwwwwwwww
              / \ ヾミ  /|:::    必でっていうwwwwwwww
             (__/| \___ノ/:::::::   ニーチェも「でっていうwwwwwwww」って言ってでっていうwwwwwwww
                /    /::::::::    社会で言われでっていうwwwwwwww
                / y   ):::     常識だってそでっていうwwwwwwww
                   / ./  /::::.     ならばでっていうwwwwwwww
               //  /::::..      それは個人の中に存でっていうwwwwwwww
              /  /:::::..       突然こんなことを言でっていうwwwwwwww
               (  く::::::::         きでっていうwwwwwwww
                |\  ヽ:::::.        「でっていうwwwwwwww」
                |  |\ \ :::::.      でっていうwwwwwwww
       \    .|  .i::: \ ⌒i::
           \   | /::::  ヽ 〈::
             \ | i::::::  (__ノ:
            __ノ  ):::::
          (_,,/

.

407名無しのやる夫だお:2010/01/09(土) 22:25:52 ID:gTjq./.k
うぜぇwww

408 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:26:06 ID:SUHe1Uz.


                  __,,,、,,   ,,、- 、
               /´: : : : : `´: : : : :ヽ
            /: : : : : : : : : : : : : : : : : :\
              /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ
           /: : : : : : :i: : : : :.∧: : :il: : i: : :ヾ: :',
          ,': : : : : : : l: : :/:./ ∨:ハ: :i!: :l: :::::::i
            l: l: i: : l /!/∨   |/ ∨∨!: :::::::l
           レ!: !: :l i´""'''ー-   ,、-ー'''` l: :::::ヘ!          面白い話だ
           ∨ヘ i | r==ァ   , r≡=、/::∧|
              !ヘ∨ゝ       .i     ∧ソ
            レヽi l       }     ∧ノ
               レヘ   ______   /ノ
              ∨\ ヽ __ / / ′
             /i{  \  ` /i
             /:::::l ヘ   ` ´ ∧\
          _,,-''/::::::::l  ` ー、 ,/ .i:::::\、,_
       _,..-.:":::::::/:::::::::::i   /;;ヘ__!入  l:::::::::\`::..、,,_
  _,..-.:":::::::::::::::::::::\:::/:|ヘ /`ヘ::::::::ソ´ヘ i::\::/::::::::::::`i:ー.,
 ,´ー-、::::::::::::::::::::::::::/:::::::::i    ∨:/    l::::::::\::::::::::::::i:::::::',
 l::::::::::::`::、::::::::::::::ヘ::::::::::::::::l     l::::i,   l::::::::::::::ゝ::::::::l:::::::::',
 l:::::::::::::::::::`:、:::;:::::::∨::::::::::::i    l;::::;l   i::::::::::::::/:::::::::!::::::::::i

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409 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:26:50 ID:SUHe1Uz.

こうして商鞅は孝公に気に入られ、後に宰相となる。
数々の法を生み出し、法によって国を運営していくようになるが、度が過ぎる法をも生み出してしまったため
商鞅に恨みを持つものも多かった。


          /ニYニヽ
        / (0)(0)ヽ        なになに?スーパーマ○オワールドランキング?
       / ⌒`´⌒ \
      | ,-)    (-、.|       一位はマ○オ?
      | l  ヽ__ ノ l |        ___________
       \  ` ⌒´   /  ..j゙~~| | |             |
__/          \  |__| | |             |
| | /   ,              \n||  | |             |
| | /   /         r.  ( こ) | |             |
| | | ⌒ ーnnn        |\ (⊆ソ .|_|___________|
 ̄ \__、("二) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l二二l二二  _|_|__|_
     カチカチ

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410 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:27:27 ID:SUHe1Uz.


 ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧            /\  /\
< _/ ̄/_  ____ロロ>       /\ヽ ∨〃/\
</ __ / /___/  >       /(・) \ゞ/ /(・)  〉
<ー' __ノ /  ____  >   ___/\_/ノ  \_/ \
< /___/  ./__  __/  >  /    ̄ ̄ ̄ ̄\       \
< ││   //     >  /  ソ          \       |
< ││     ̄       >:/           __        |
< ││    ロロ┌┐   >:r〜〜〜〜〜〜‐、ヽ\   \       |
< ││    ┌┘│   >|:)jjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjヽ\   \     |
< ││      ̄ ̄   >|             /     |   /
< ││    ____  >|:           /    /  /
<   ̄    /___/  >|        | /   /  /
<.  ロロ┌┐ ____ >ヽiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii//   /  /
<   ┌┘│./__  __/ >ヽ  ヽ〜〜"/   /  /
<     ̄ ̄  //    > ヽ、__,,,____/_ /
< ┌┐┌┐   ̄  _  >  _]:::::::   | [>_
< ││││   //  > ̄~       | ゙ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ>
< ││││  / |   >         \     ,〜ヽ>
< └┘└┘//||   >          \  〜 ノ ̄\>
<   []  []  ̄ ||   >           ’ノ⌒⌒⌒⌒〉〉>


.

411 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:27:57 ID:SUHe1Uz.


        /\Y/ヽ
       / (ー)(ー) ヽ
      /::::⌒`  ´⌒::::\         ふざけんなっていう!!
     | ,-) ヽ__ノ(-、|
     |  l   |r┬-||   |         なんで、でっていうが一位じゃないんだっていう!!
      \    `ー'´   /
     /            \        こうなったら…
   _/((┃))______i | キュッキュッ
.. / /ヽ,,⌒)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(,,ノ \
/  /_________ヽ..  \
. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



            /ニYニヽ
        / (0)(0)ヽ
       / ⌒`´⌒ \          これ法にすっからwwwww
      | ,-)    (-、.|
      | l  ヽ__ ノ l |          破ったヤツは族滅なwwwww
       \  ` ⌒´   /
        /           \     +
       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  トン
    _(,,)            (,,)__
   /  | でっていうに投票 |.  \
.. /    |                |.    \

.

412 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:28:31 ID:SUHe1Uz.

こうして行き過ぎた法律は加速していった。
だが前338年に孝公が亡くなってしまう。孝公の死後、太子の駟が即位し恵文王(この時点では恵文君)になると
今まで、商鞅の法律に不満をもっていた人々が爆発し、恵文王に讒訴した。


           n
           | |
           |〈〈 ヽ
          〈⊃  }
   ∩___∩  |   |       あの男にさんざん苦しめられたクマ!
   | ノ      ヽ !   !
  /  ●   ● |  /       さっさと裁いてくれクマ!!
  |    ( _●_)  ミ/
 彡、   |∪|  /
/ __  ヽノ /
(___)   /

.

413 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:29:06 ID:SUHe1Uz.


              .____
          ノ   ̄:::::::::::::::ヽ、 __
         /:::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;ソ':;;;;;;ヽ
        '::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;--;;;;ヽ;;;;;;;;l
      /::::::::::::::::::::::::Y;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;i;;;;;;;;;|
      /:::::::i::::| 、:::、::::l;;;;;;;;;;;|::__ノ /;|;;;;;;;;;;|      まぁ、私も個人的な恨みはあるし、拒む理由なんてないから
      |:i::::::i::::| ンヾ_|::::;;;;;ト;;;;;;;;/;;;;|;;;;;;;;;;| 
      |/|:::::ト,|.` 了゚ ト:::::;;/ );;;;;;;;;;ヘ;;;;;;;;;;!      裁いてもいいわよ?
       ヽ::::::ト、  ゚-'|::::::i ノ;;;;;;;/ |;;;;;;;;;;;i
        1:::y    |::::/ く;;;/  l;;;;;;;;;;}      商鞅は死刑ってことでいいか?
        ヾ;::ト、 っ ト:/   i_    |;;;;;;;;;!
         |::|  ヽ-iレ_,r' ̄ i   |;;;;;;;;|
         |ノ  ,,〃 /     ヽ   |;;;;;;;|
           イ/ニ/, - _二二ニi  ノ;;;;;;;|
          /// / //~     Y/イ;;;;;;;|
         / イ |/ //       }  i;;;;;;:|
        / ||.y //  |      /  !;;;;;;{
        /  ||_//   i   / /  |;;;;/

         『恵文王』



     \ 異議なし!!/

      ∧,,∧  .∧,,∧
  ∧∧(`・ω・´)(`・ω・´)∧∧
 (`・ω・´).∧∧) (∧∧(`・ω・´)
 | U (`・ω・´)(`・ω・´) と ノ
  u-u (l    ) (    ノ u-u
      `u-u'  `u-u'

.

414 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:29:44 ID:SUHe1Uz.

それを知った商鞅は急いで都から逃げ出し魏に亡命しようとした。
途中、宿に泊まろうとするが…


                        r─ 、     __
                  _...._l:::::::ハ,、 '": : : : : : : : : : `  、
                ,、 ': : : l::::::l::/: : /: : : : : : : : : : : ヽ: : ヽ /::::\
              /: : : : : l::::::l/: : /: : : : : : : : : : : : : : :.',: : :V::/l::::::::::〉
              /: : : :., ': :.l:::::/: :./: : : :ハ: : : :i: : : : : : : : :.',: :.:V:::l:::::::/⌒ヽ、
           , ': : , ': :./: : :.l::::/: : :i: : l: / \: :lヽ: : : :ヽ: : : ',: : ',: l:::::/: : : : : ヽ
.          /: : :/: :.:/: : : :l::::i: l: : l: : l/  ̄ヽヽ:l \: : :.i: : : i: : :.V:::/: : : : : : : :\       商鞅さまのお作りになった法により
          /: : :/: : :,': : :: : l::::l ハ: :.i: :.l r=-、  '!  ヽ: :l: : : l: : :人く: : : : : :ヽ: : : :
.         / : : ,': : : ;: : : : : l\l:∧: i : l i::::::i.   i r==、リ: : /: : /:::l: : : : : : : : : : : :       旅券を持たぬ者を泊めてはならない
        /: : : :i: : : :i: : : : : :l ヽ:::::Vl: :l ~~゛     i::::::ノl: :./: : /:::/ : : : : : : : : : : : :
        ,' : : : :.l: : : :l: : : : i: :',  \::ハ: l.     ,.     ̄ !:/: : イ/ヽ: : : : : : : : : : : :       となっておりますので…お引取り下さい。
.       i: : : : : i: : : :',: : : :.l: : ',   \:ハ   - 、    /:/:/ l'    ヽ : : : : : : : : : :
.        l: : : i: : ;: : : : ',: : : :', : ヽ     ト 、    , ィ/:/        ', : : : : : : : : :
        ',: : :l: : : : : : : ',: : : :> '" ̄ 7/{   ¨¨  /、レ'           ',: : : : : : : : :
         ヽ: :!: : : : : : : ヽ/     //: : :i      >ヽ.. _        i : : : : : : : :
          l: : : : : : : :/    //: : : : ヽ   /: : : li:l  ヽ       l : : : : : : : :
            ', : : : : : /    /:,': : : /⌒Yく: : : : : :l: l.   ',      l: : : ',: : : :
           ヽ: : : /- 、 /: l: :/: : r=-、\: : : :!:.l   01',      l: : : :i: : : :
             ヽ.':.:.:.:.:.:.Y: : : :レ': _: :!::::::::/: : ヽ: /: :l  _........',.      l: : : :.! : : :



   /ノYヽヽ
   /(0)(0):::ヽ
 ./ ⌒`´⌒ ::\       ・・・・
 | )ノ(、_, )ヽ, (::::|
 |.l ,;‐=‐ヽ  l :::|
 \ `ニニ´ ::::/
 /`ー---―´\

.

415 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:30:22 ID:SUHe1Uz.

結局宿に泊まることができない商鞅は野宿を強いられることになる。


            /⌒Y⌒uヽ
           /(○) (○)ヽ
        _. /::::⌒`´⌒:::: \
       /´  | ,-)     (-、|        法を作り徹底させた弊害がこんな結果をもたらすなんて…
     /'    | l  ヽ__ノ l. |
    ,゙  / )  \   `⌒´   /、       でっていうwwww
     |/_/             ヽ
    // 二二二7    u' __     ヽ
   /'´r -―一ァ"i         .-‐  \
   / //   广¨´  /'      /´ ̄`ヽ ⌒ヽ
  ノ ' /  ノ   :::/      /       ヽ  }
_/`丶 /     ::i       {:::...       イ

.

416 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:31:01 ID:SUHe1Uz.

そして、魏に着く前に秦兵に見つかり、裁かれることになった。


       ____
     /⌒  ⌒\
   /         \           お前の採決が下った。
  /  ;;;(◯)::::::(◯);;; \
  |   (トェェェェェェェェイ)   |         車裂きの刑だとさ
  \  \ェェェェェ/   /



     /フYヽ
 o ゚ ゚o/( o)(o )ヽo゚ ゚ o
   / ⌒`´⌒ \            ちょっと待てっていう
  | ,-)___(-、|
  | l    `⌒´  l |            でっていうは無実だっていう
   \       /

.

417 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:31:39 ID:SUHe1Uz.


          ____
        /      \
      /         \
     /   (○) (○)  \         問答無用だ・・・
     |   (トェェェェェェェェイ)   |
     \  \ェェェェェ/  /         お前の作った法により裁かれるんだ
     |          |
     ||        / |          結構なものだな…
     ||       ト||
    <三三三三三三| |(_)
       ヽ  |/ レ
        >__ノ;:::......



      / ニYニヽ
    / (ー)(ー)ヽ Zzz...
   /   ⌒`´⌒\
 /    ,-)   (-、\
. |     l  __  l  |
 \     ` ⌒´   /

.

418 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:32:12 ID:SUHe1Uz.


    / ̄ ̄ ̄ \
   /ヽ...._..._.... \
 /  <Θ>:::::::::<Θ> \        (こいつ・・・)
 |   (トェェェェェェェェイ)  |
 \  \ェェェェェ/  /          やれ!
  |          |
  ||        / |
  ||       /||
  (_|   r  /  (_)=|三三ラ
    ヽ  |/
     >__ノ;:::......

.

419 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:32:43 ID:SUHe1Uz.


  |l!    ,/ i|!  l| i|   ,/
  !|!    ,/ l|   i! l!  ,/
 . |!    ,!' l|   l/l!  ,i'
 . !l    i! .l!   l! l!  i!
  |!    l!/l|   | l!  i!                          _,,,、 -=''"/
 .l!    l'" l! //l_,,/                         /   _,,.、./
 l|!      l//  ´                           '"ニ-─ッ    ,,.
 l!       /                              /´  _,,./ ,.、=''"´/
 !     /    /'7                          ヽ_‐ニ"‐'"´   ./
 |!    |!   /  ./                            丶    _,..、‐'"
 .!l    |., /    /                                  ヽ、-‐"
 .ll!    l/   ,../
  l!        ,./
  .l!    ,.、- '"
  !l _,、-'"


.

420 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:33:14 ID:SUHe1Uz.


       .l;;i′      /     .!;;/ .イ、;;;;;;;;;;;;;;./ |;;;;;; /         .r' /     ,イ゙ .,〃     ../; /
       .|/       ノ      .l;;; !  l;;;;;;;;;;;;;;;;ゝ !;;./           ,,ilr'"     ,i'./        ,./ ,/ .,.
       :l゙                 | !  /;;;;;;;;;;;; /  /./         '″      .,l./        ,,ノン"  .フ;;
              _,,          !゙.,,.,i";;;;;;;;;,./  .iУ                             ,i'/ .,..r'";;;;;
   .i}′        / ;;,! .,      /;゙;;;;;;;;; /   .l″            ,ν         / /_..-'";;;;;;;;;;;;;;
   `           i";;;,/ /      /;;;;;;;;;;;;/                   il l′         _..-";;;;;;";;;;;;;;;;;;;;;;;;_,,.
           l /  ."、    / ;;;;;;;;;;/               _    ,,i!!″     .,..r'";;;;;;;;;;;;;;;;;;.,,,r‐ー'″
          /./    l「    .../ ;;;;;;;;; /              ,,il″   .´     .,,./ ゙;;;;;;;;;;;;;;;;;_ン'"
     .,i''l   .,〃    .〃 /  ./ ;;;;;;;;;./    .,.     _ /″           _/;;;;;;;;;;;;;;;;;,./ ´        _ン'
    ,lゾ  .〃   .,〃 ./  ,i";;;;;;;;./     ./     ,r'./     .,    ._/;;;;;;;;;;;;;;,,,./ ゛       . _,,-へ.iii
   .〃   ./l   、〃 ,ir / ;;;;;;; /    .,〃    .,ノン′  .,,ir'"  _/丶;;;;;;,ン'″    ,, ;;二二r‐''''、;;;;;;;.
   〃  .,ノ~;/  .,/./ .,ノ/ / ;;;;;;;;;;;;l  .,.. |″    ,i'ン"   ,ii'" .,..-'";;;;;;;;;;;,/゛  _,,,,,__ ,ir!'"       `'''″
  .il″ / ;;;;;/ ,ノ゙''゙,i彡'゙i/'";;;;;;;;;;;;;;;;;゙‐''"./     ,-/'" ,.. ;;/!"._./ ";;;;;;;;;;;.,./ _..-、., />'"゛
. ,i|′ ,/;;;;;;;;l゙./ ;;;;;;";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'|  ,.il!ン''/...-彡'',゙..-'";;;;;;;;;,..;;二―'",,/'!'"
// ./;;;;;;;;;iレ゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; / .,. |/‐ンン'∠゙‐'゙´;;;;;;;;;;;;,i;;iU゙‐'''^゙゙''″         _..i
/r'";;;;;;;;;;; 〃;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;>'";;゙´,iテ '´;;;;´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;フ"      _,,,...i;;;;iv=ゞ´
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;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_..-‐''二ニ  ―ニニ`-'”'"゛     .,_iiir=`-''''"´

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421 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:33:50 ID:SUHe1Uz.

こうして商鞅はこの世を去ったが、商鞅の築いた法はその後も継続された。
これが楚と秦のちがいである。


       ,-'"ヽ
      /   i、         /ニYニヽ      _/\/\/\/|_
      { ノ   "' ゝ    /( ゚ )( ゚ )ヽ     \          /
      /       "' ゝ /::::⌒`´⌒::::\    < ピカチュー!!>
      /          i ,-)___(-,|   /          \
     i             、  |-┬-|   /     ̄|/\/\/\/ ̄
    /                 `ー'´  /.
    i'    /、                 ,i..
    い _/  `-、.,,     、_       i
   /' /     _/  \`i   "   /゙   ./
  (,,/     , '  _,,-'" i  ヾi__,,,...--t'"  ,|
       ,/ /     \  ヽ、   i  |
       (、,,/       〉、 、,}    |  .i
                `` `     ! 、、\
                       !、_n_,〉>
   'i,`'i、 _..、              ,..、     ,-┘~ヽ
  ,、_,、!  ''" ,、 `'i、             ゙l. `'i、   ,ニ=、_r┘     i‐、
 ゙l、    .f''" i  .l __,、v-‐―!"''-、  |  | ._,、 ┘ `'i     ,/ ,,>
   ̄7  .i  .|  | \    __,,___,.j  j   ~  _,. ―‐'  .,,/゛ ,/
  ./  /   |  |   ``'''''"       |  f''"´     く    .゙i
 /  ,、"''ー、!  !             ゙l  `ー -‐¬‐、. ``''"|  .}
 `ー、ノ  ~`ヽ,,_,.ノ              `ー、 ..,,_,,,,、、ノ.    !,,,、!

.

422 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:34:27 ID:SUHe1Uz.

さて、その後一時的に趙・秦・斉の鼎立状態になるが、武霊王が内乱により死去した事で趙が脱落する
秦は趙・韓・魏から領土を奪ったことで更に強大化し、斉も北の燕を一時的に壊滅させ、
宋を併合するなどして強大化し、東の斉・西の秦の二強国時代を作る
この時に秦の昭襄王は斉のビン王と共に王の上の称号である帝の称号を使うことに決めたがすぐにとりやめた。


      __    
    / 〜\   
  / ノ  (●)\ 
. | (./)   ⌒)\                 俺たちの国はもはや強大
. |   (__ノ ̄   \ 
  \          |                王でなく帝を名乗っても相応しいと思うが…
    \       /
.      \  ⊂ヽ∩                秦王はどう思う?
      /´    (,_ \.
       /       \. \
      ./   /       |. \ソ
    (  y'      .|

     『ビン王』

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423 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:34:57 ID:SUHe1Uz.


      /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
     / .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト.、_
    ./ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::|:::::::::゙''ー、
    |........   :;:::::::::::/.:::::::::/:::::::::::::/:::::::::/::::::::::::|::::i:::::::.. ::|
    .l::/:::::::::l::::/........./....  /............../........./........  ハ:::::|:::::: :|
    l::i::::::::::::|:::|:::::::/.:::::/:::::::::::::::/.:::::::/::::::::/::::/ .|i ...| 、: .|      正直、よいと思われますが…
   ./::l::::::::::::::l::|:::::/.::::/::::::::::::::;/..::::;/ /::::::::/,::::/ i.l:::::|:::::|::::|
  /,:'|:::i:::::::/i|:::::l:::::/:::::::::::;≠‐-:Z._  /.:::://:::/ ,!::|:::::|:::::|:: l      まだ周王室は健在ですし
 ノ   |::l::::/.斤l::::|::;イ:::::::/_.|/ -、`メ::/ /::/-''7::::|::::|:::::|ヘ:l
    |::ト::ヽ,弋l:::|/:|::::;イ 攵;:cリ ̄`//  /,ィ-ァ/:::::|::::|:::::| |:!      帝の称号を使うと、色々と厄介ですので
    .i:| l:::l.:\,l::::::|::/:|    ̄      /'゙ー゙イ;':::::::l|:::l|::::|  ヾ
     l|.ノ::|::::l:::|i::::|/:::|          /、  /:::::::/.|::l.|:: l        ここは自重致しましょう。
    ,ィ''〈 |::::j:::l !:::::::::|            ヽ./:::::::/ jノ.l::/
   /,.;:;:;:;//jメ ヽ:::::|          -‐.T:::::/    j/
  /{,.;.;.;.;.;.;゙ヽ, \.ヽ;::ト、   `ー-- -‐ ,:イ l::::/
/,.;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;ヽ,  \N. ` 、  ー /|/ .|::/
;:;:;:;:;:;:;:l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.ヽ.  ヾ、 /、゙ ー '     |/
:;:;:;:;:;:;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:ヽ、  \__. ヽ、::,\
;.;.;.;.;.;.;.;.;.l:;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:;:;:;\   /-、{;:;:;:,.ヽ、

       『昭襄王』

.

424 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:35:37 ID:SUHe1Uz.

この秦と斉の二強国時代…それを崩す者が現れる。
それが…


                                  ___
                                 /\  /\
                               /( ●)  (●)\
                              /::::::⌒(__人__)⌒::::::\ n
 ____________,、ヘ,___      |     |r┬-|      |^l.| | /)
 \>──────────〔ク  )   ̄``"''''⌒\    /;:|`ー' 、   ノ;| | レ'//)
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'ー-''¨`"''''ー-、、,,,._      {;:;::乂_,,ッ、、_/.:;:;}   /
                              `ヽ    ゞ彡彡ニミミッ;;/  ノ
                               l _б 彡〃.:.:.:.:.:.:.:゙ヾミ_/
                                │  ''"/ : :.,;"´゙,;.:.:.ヾゝ
                              ‖ノ  ゙i .:ト'',.´;,   ',;:.:"〈
                             ヾ   ::  〈● :゙;, ,;"::;●夂
                            /八  `ヾ,|`: : : ;, ,;:.::::`";l 乂
                            ! / /,!;;;ゝ,リ|; : : :; ;::.:.:;::i)! : .彡
                            ,/ヽ//: :,ヾ〉,;.;、:'':::.:.;::;!:::| : . | ヘ
                          // : : //イ::,.:..; :.{、; ゙;:゙;;.:"';}:::!、_!   ヘ
                        /: / : : //'゙::;'.:.::; :,::`i.;゙:.,,:''::`/::::::.:ヾ _____`)
                        /: : / =、/,.!::: ; :,' :' : :.:.:ヾ;∞;ソ::::::::.:,:.}!  ̄ ̄´

                    『楽毅』

.

425 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:36:16 ID:SUHe1Uz.

斉のビン王の治世化に入ると、国力は増大し、国は栄え巨大国家となった。
それでも、もっと領土を手に入れたいと考えたビン王は「燕国」に狙いを定める。


              / ̄ ̄\
             /  ヽ_  .\
            ( ●)( ●)  |
            (__人__)      |        国は栄えてるがまだ足りねぇ…
            l` ⌒´    |
            {         |         もっと…もっとだ!!
            {       /
            ヽ     ノ          欲とは尽きぬものよ
        ▼/ ̄      ̄ ̄)____
      〃(⊥) ´/    / ̄ ̄/ /   〃 ⌒i
  ___i /⌒\./   /∧ ∧し' __|;;;;;;;;;;i


       , ──── 、
    ゝ/ _______ヽ
     i  | / /⌒ ヽ/⌒ヽ          なぁ王様、一つ耳寄りな話があるんだけど
     | _| _|   ・|・  |__
  , ─i 、    ヽ __ o__ ノ  ヽ
  !  `-、          |  !
  \   ヽ、   ──┘ ノ /
    \   \二二へ二ヽ/
     \ |        |
       |        |

.

426 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:36:47 ID:SUHe1Uz.


          / ̄ ̄\
        /  _ノ   \
     |  ( ●)( ●)
        |      (__人__)       耳寄りな話?それはなんだ蘇代(そだい)
       |     `⌒ ´l
      |         }
      ヽ        }
       ゝ     丿
  ____( ̄ ̄    / ̄ ̄/´ ̄/_
i⌒ゝ、  ヽ ヽ.   /    /  ⊂)  i⌒ゝ、
i;;;;;;;;;;|__ L人   ̄ ̄`´ ̄ ノ__i;;;;;;;;;;|


     ,  ───  、
  ゝ/ ________\
  /  | / ─ 、 ─ 、l
 /   | /    l    l
 |   |─|    (・|<   |  (⌒ヽ      燕王についてなんだけど、こいつなんでも名君になりたいんだってさ
 Y⌒`  ヽ_ ノっ_ ノ 三   )
  ヽ_    、____つ l  (、_ ノ      そんで、燕の宰相は権力がほしいらしんだ
    \  \−、-、_/ノ  _   _
     /` ー | l |‐ ´  l l//)、    いいたいことわかる?
   /´ \/ `ー´ \   l )  ヽ´ノ
    |  ヽ     |/\/  __ /
   ├─┤    | 、

     『蘇代』

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427名無しのやる夫だお:2010/01/09(土) 22:36:47 ID:ycKx6YOo
>>423
この流れ出で行くと始皇帝のAAが予想できすぎるw

428 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:37:32 ID:SUHe1Uz.


           / ̄ ̄\
         /   _ノ  \
         |    ( ●)(●
.         |      (__人__)
           |,      ` ⌒´ノ         なるほど、名誉がほしい王に権力がほしい宰相か…
          │         }
           ヽ、      ソ          こいつぁ面白い。上手くことが運べば燕を手に入れられるぞ
          イ斗┴r┐` .;
    / ̄`ーゞ、  / |__ 〈ー─r、        蘇代、燕に行って宰相の権力を巨大なものにしてこい
   /     \ ∨\  |,ベ._ / |
   {    . : : : . ヽ>ー\[ ̄{ 〉\|、_       権力が強大になると太子、公子たちが権力闘争を始め国が乱れるだろう
   |        `丶}\  __\_]~∨'\`ヽ
   :|   ._    \_}/r‐-}\ ゙,`''く l ゙,    そこを・・・叩く!
    ト、: :./ / ̄`` ぐ└f'二)::{  ',  | !,ゞ┐
    `、∨ ´ ,.、-''"~ ̄}_{‐''く:::{_  ', _|_|_,rー'、_
     }{ / _、-'''"~ ̄{_\;;;;;j;><;:::::\:::ヘ}\
      }∨: /  _、-''゙~ ̄ ̄     \::::},之_ ヽ
       〉∨   /           ,.、イ;;ノ_   `ヽ}
     {: \,/\  -‐ '"   /` ̄      :.:}


                   0
                 //  ヽヽ
          ___
       /   /-、    0     0
      /   /(    ヽ _
     /  /⌒ヽ− ノ´ )      0          おまかせあれwwww
   ゝl /|   l ヽ ヘ / 0
    l \ \   ノ  /  _      0
     l  \/`ー ´ /ヽ/ /    ,-、、
     \ _(  \ ̄ //  (ヽ/ //)
        `┬ 、二´/   (   _ ⊃
        / \ /\|\  /  /
        |  \  ⊂二二⊃ ′
        ヽ / \ |     |

.

429 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:38:01 ID:SUHe1Uz.

結果、燕はビン王の思い通りになり、斉の支配下となった。
燕王と宰相は殺され、太子の「平」は監視下に置かれた。
それから二年後、太子平は何とか燕国の王になることを許される。


      /::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::: /:::::::::::::::::::::::::::: ト、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::::::ヽ
      {イ::::::,イ::::::::::::::::::::::|::::::::/≧、:::::::::::::::::::::::|ニ\::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、::::|
         |::::/ l:::::::::::::::::::::∧:::/ニ、ニ\|::::::::::::::::::l三ニ\:::::',::::::::::::::::::::::::::::::::::| ヽ|
         レ'  |:::::::::::::::::::/ニ∨::::::::`'‐.、ト、::::::::::::::|三,.-':::\|ヽ::::::::::::::::::::::::::::::|  i
            |:::::::::::::::::/::lニニ三 `'‐、::::≧、::::::::::「:::::::/ニヽニ∨:::::::::::::::::::::::::}
            i:::::::::::::::/:::::|ニr=弋zフ≧、三\::::::|≦ニ込≧トさ∨::::::::::::::::::::::,'
          |:::::::::::∧:::::|三  三三三三l三ヽ::|三三「   三∨:::::::::::::::∨         俺が…王だ…
             |:::::::∧ニレ、}三  ム三ニニ|   ヽ三/    三∨::::|ス::∨
          l::::∧:∨三l三  \ニニニ|      \      /三∨::l ∨
             レ' }::::∨ニi三ニ   三三L          /ニ/ ∧:|
             ト、::::「ニi三ニ   ト三ニニ}         /三「   リ
                 Ⅵ三∧三     ニナ         ≠三 |
                 lニニ∧三  ,-===-、    ≠三, |
               i三ニニ∧三   =┬≧、    /ニi彡  ト、
           -―¬"|三ニニ',ニ\三三三{      /三/    l ン-、_
      ,..‐''"       l三三三、三\三三レ、_  /三/     ト    ー- 、
     /    ≦三三|三三三ヽニ三\三三ニ∨三/     |三ニ=   `'‐、
   /    ≦三三三三三三三ヘニニ三三三ニニ/   ∧  |三三三三≧   ヽ
  /     三三三三三三三三三三三三三ニニ/    にi   i三三三三三三   \

                      『昭王』

.

430 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:38:38 ID:SUHe1Uz.

昭王はまず国造りから開始した。この時、燕にはあまり人材がいなかったが
一人、有能な男がいた。


            ,.. -―-ヽY:´ ̄:..`丶、
           /.:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..\
          / ` ー ---------- − ´  ヽ.
        /-―.............. ̄.... ̄... ̄...............―-ヘ
          /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/::.:.::..:.:.:.::::..:::::..::::..:.:.:.:::..:.:i
.         /..:.:.:.:.:.:.:.:::.:_::ム::_:::|::.:.:.::|!斗zz-、..:.:.:.::.::|
        /:イ:.:.:.:.:.:./7  ̄ヽ::|::.: :::ハ:/ |::.`ヽ..:.:.:.:.|       郭隗先生、僕は亡き父の仇である斉を討ちたい
      |′| .:::..:::...::/レイjドミl:ハ:::..::|イf.不ド|:..:.:.:.::..|
          !.::l:::.:|:.:ハ{′|ィl    V:::|  |ィ|  }ヽ.:.:.::..|       だけど、人材が足りないんだ。
       |.:∧ハ:{! ` ヒ」    ヽ|  ヒ」   ヽ.:.:/
       |′ {、小       ,       .|.:.:/        どうしたらいいかな?
          Ⅵト.!               / V
           ヽ.Vヽ、     __    /:/
              \:ト>..   ` ..ィ升:/
              ` >ー} `¨¨¨´ {ト、′
             / /´!     ソ \
        _ .. -‐ 7=、 {:..\   _,/__  { `
       /..:{   〈′ {{ト、:..:`¨¨_ィ}l⌒ヽ l    ヽ
         }..:..|   __ ..イヾ、 ̄ ̄ ,リ:.\ `

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431 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:39:11 ID:SUHe1Uz.


              /  ̄ ⌒  丶     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    _ -        /         \   |  隗より始めよ…
   /::::::::::;;;;;)     /ヘ   /⌒\    丶∠_________
  (:::::/;;::::::;;;;;;)   | へ : /___    ト〜 ー _
  ⊥::::::(;;::::;;;;;;;;;) ┌〜^~ /ー―ヽー/~) |    /  丶〜
 /:::::::::(;;;:::::);;;::く  |⌒~/R;;:  ::::;;;;;リ /∂| ):〜─ _ / \ ̄ ヽ
(;::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;|  |_j|  丶___ノ   ;/| ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`\/\:::::::\
 )::::::;;;;し::::::::::;;;;;;;ノ  | | ヘ   丿 rこノ~ノ⌒ー _;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ::Y  \
し;:::::::::;;;;;;;;::::);;;;;;;;;;)   y し〜⌒〜、/:: r |;;;: \ ;:: |:| 〜  _ \  \
 \::::(:::::::::;;;;;;;;:ノ //        \J  |;;;::  ~;;;| |:|      フ\  \ |
  (;:(;:::::::;;;;;;;;;;;;ノ / /  人      ヽ:  ノ;;;::  ゝ |:|     r   \ ヽ)
    \::::::;;;;;;/ /  |  / ∨\     |:: /;;;::  /   |:|     /    丶 ヽ
    (::::::::;;/  /  | /    ヽ    | |;:: /    |:|    /      \
   (⌒  ̄ )ヽ  //|/      \   |r;:/
   r⌒  ̄ )し  //          ) \ )

               『郭隗』

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432 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:39:44 ID:SUHe1Uz.

※「隗より始めよ」:大事を成すにはまず身近なことから始めろと言う意味だが、今は「物事を始めるなら自身から」という意味で使われている


              , '´r'⌒ヽ ̄>、
     _ , ―/  /r―‐ 、  r',ニヽ
    ´  ヽ /  u | r'⌒ヽ  レ‐、ト、ー-、
.        __/      V           ∨ \
    -―/ /|  U  ___    __!_/ \           l  ┼ o   l  ┼ o
      / /⌒ヽ__/:::::::::::::::::`ー':::::::::::::ヽ \_〉、_        レ Cト   .レ Cト
     / イ { }`――、:::::::::::::::::::::ハ::::::::::::::/! { { /(( ( ヽ         ゝ       ゝ
     r「「Y^l ヽ///_ヽ;;;;;;;;;;;/  ヽ;;;;;;;;/l ト、__| | | |  !、ヽヽ     ノ、)ヽ     ノ、)ヽ
    /// / |   r,´――、_,ィ_ _) -――く`| | | } |  }_}   l  ┼ o   l  ┼ o
.    || || レ /        ┃       \ ̄ ̄  !   \   レ Cト    .レ Cト
.    | | || {Y __,rー‐┬┬―‐'´`ー―――r‐、l /   「`ヽ ̄ `ヽ  ゝ      ゝ
.    |   ヽ ∨ イ     ̄  ____r┐ /ィ′ |  |   ト、   l ノ、)ヽ     ノ、)ヽ
.    ヽ     ト、ヽ`ー――┴―┬r―‐'´ | ヽ、ー、_/l   l l   ! / /      / /
.     ヽ    |  \           U     | ,ハ    /   |   l ・ ・     ・ ・
        l    ハ   \              /   l  /    /   /
        |  /      \            /    Y´     /   /

.

433 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:40:24 ID:SUHe1Uz.

その後、燕には有能な人材が集まってくる
その中にいたのが「楽毅」だ


                   n
                   l^l.| | /)
                   | U レ'//)
      ___      ノ    /
    / ⌒  ⌒\  rニ     |
   / (⌒)  (⌒)\  ヽ   /
 /   ///(__人__)///\ / `   /          待遇がいいみたいだから来たおwwww
 |       `Y⌒y'´    |   /
 \.       ゙ー ′  ,/  /
  /⌒ヽ   ー‐   ィ  /
  / rー'ゝ        /
 /,ノヾ ,>         イ
 | ヽ〆          |

.

434 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:40:54 ID:SUHe1Uz.

楽毅は中山国が趙によって滅びた後、趙に仕えたが、武霊王が息子の恵文王に殺されたため燕に来た
昭王は楽毅を大いに気に入り、彼を上卿に次ぐ亜卿に任じた
そのころ斉はあちこちに戦争を吹っかけ、領土拡大を図っていた。


      _,,.. - 、
     ,.-'      `' 、.
   ,r'       ,rfn、 \
    ,'  ,rffn.   '"     ヽ
   .i  '"     ,riiニヽ.   ',.        楚、魏、韓、趙、中山、秦と
   {  ,riiニヽ      _.    ',
   !   ,..  _,,.. -‐' _,..r'  i       俺が行く先々で連戦連勝wwwww
   ',   '、., __ ,.. -‐''"゙  }  |
    `、  ヽ        !   }       もう俺が帝でもいいんじゃね?って感じだろうwwwww
     '、  ヽ      ./   ! 
     \  `ヽ==='゙    ,'
       ' 、        / .
        `''‐   . r' \
         /    く    \        \
         |     \     \         \
          |    |ヽ、二⌒)  \          \

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435 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:41:30 ID:SUHe1Uz.

そんなウハウハ状態の斉を燕は苦々と見つめ、遂に動き出す。


    ー-- : : : >:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\: \
    ,.- '' : , -':::::::::::,イ:::::::::::::::,イ:::::∧::::::,ヘ::::::::::::ヽ: :ヽ
  /: : : : ,'´:::::::::::/./: :/{/: :i::::/: :ルN : :ヽ::::::::wヘ: :マ
 /: : : : /: :レフ:::::::/: :/:/: ,イ: :,:イi/: :ハ: : : : : :.}∧::ヽ: : : マ
./:/,ィ'::}: : : :{::::::/: : レ': :/ i:.:/ |: : / ,|: : : |ソ、: ∧:::i: : :乂__
 ,': : :弐: :/i :i:::::{: : : :. /ト、 {/   i/  | ∧i メ: :∧:}: : :\  ヽ
 ル乂: :,:'::::i :i:::/: :∧/,、r=㍉ 」ヘ  }ム}≦ヽヘ: :リ: : : : : ',
   /: : レ7::i :ヾ: :/i  弋じ叨そ〈 ,、〉代_孑ミ  i ヽ: : : ∧ ,ヘ}         これ以上、斉に好き勝手させるわけにはいかない
 /: : : : レ7::', : /} |     -‐ 7三. } ‐-__   i  }: : :.} レ
  ̄ フ: : ://∨',斗  三 ニ三i .|   三  「 ̄/: :/            楽毅将軍、斉を攻めようと思うが、どう思う?
   乂: /{: : : : i¬  ニ    〈弐,〉   ニ   ト-': :/
         レイ: :.i  i   _  , -、__, -,、 _  ,':.,ヘ: : i
       ,-<フ.}   ',   くrー-ー'、/  ∧:.{-,\{_
        |  ト⊥   \    -=一   イ:ハ:.i    `'‐-
      /  i\ i. `'‐-\   三三 / レ'  \\\   `ヽ
     ,へ       ヾ    'ー― ニ__ /i | i  >、 \\  i\
   _/  `'‐        |   `'‐-、_ i i | | i 「  |      | ',
 /       ミ 、    | | i | |/ ̄ }     |  |      |  ',
    ニ`'‐-     \     .i | | |    /\   L__ \      i  i
   ‐-         ゙`ヽ、  /   /   ',   /  \\  ,'  |
                 ー-   .〈    ',  / ̄ ̄ ̄ \/   ト



          ___
         /     \
       /   \ , , /\          ご明断ですお
     /    (●)  (●) \
      |       (__人__)   |        今こそ斉を攻める絶好の機会だお
     \      ` ⌒ ´  ,/
      ノ          \         でも燕一国では心持たないお
    /´      _i⌒i⌒i⌒i┐ ヽ
    |    l  ( l / / / l
     l    l  ヽ       /

.

436 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:42:09 ID:SUHe1Uz.


     {:::{_/::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶     /         `ー―― --、
     >ー::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ー::、::::::::::::::::::\ /           , ――≦二_ヽ_
  ̄ ̄≧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::: Ⅵ            /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ
  ―十:::::::::::::::::::::< ̄`ー―z-、≧- 、::::::::r‐≦ニ、ヽ/l |         /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.       じゃぁ、どうすんの?
   /:::::::::::::::::::::>―`ヽ  , - 'r―z  `ヽ::\{ `ヽ} }:.:.| ∨       /:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
  / :::: :::::::::::::::ム≧― X≦r,彡ヘ  }    \:::X/ ∨:.:.| ∨      {:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
  /:::::::::::::::::::::::::::::::::\ <≠  i  l     ∨ ヽ } i:.:∨ \`ー、  .トニi:.:.:ム-――¬.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
  {::::::::::::::::::::::.l`ー-、_:::ヽ      l  L       / i.:.:.∨   ̄∨  }   L「.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{
  i:::/i:::::::::::: ト}/ x  \{     /  ノ        }   { :.:.∨    ∨ / /:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
  レ' .i:::::::::::::ア//::ァ乂 L   。 i   { -、       \.:.∨    ∨./:.:.:., ‐ ':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
    l::::::::::::::ト〈 r¬   ,-z   \ ∨ァ/∧  / /{ ̄L.:.\ _,タ:.:-―:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
    l:::::::::::::┼ ト  i   し    i,z/,イ/   /-':.:.:>   ̄ ̄  `ー-、:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
    |:::::::::::::::::::}}  L、     / ,彳   /:.:.:./   /         `ヾ.T:.、.:.:.:.:.:.:.:.:.:/`ー-、
    」ノ:::::::-┼::i   \ L_ z-レァチ    /:.:/  , ‐ '   , ‐ ' Z     L:.:.:.:.:.:l:.:.,‐'       ̄
  ≦::::z- 'Zヘ―z≦―=――ニニ― , ‐ '7  ./ /   /  /      ヽ:.:.:.レ―
          ̄ ̄`ー-、____メ='   {   |  |    { ̄〉   /∨   }:.:./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                     {    /i  ト--i   ト-z   ,へ/   //
                      ̄ ̄   lL ノ  iL_ノノ /  ,へ/   /
                                  廴ノノ 〈/ ./



         ___
       /     \ キリッ
      /   \ , , /\
    /    (●)  (●) \        他国に協力を申し出るんだお
     |       (__人__)   |
      \      ` ⌒ ´  ,/        趙、魏、韓、楚を味方につければ、勝てますお!
.      /⌒〜" ̄, ̄ ̄〆⌒,ニつ
      |  ,___゙___、rヾイソ⊃
     |            `l ̄
.      |          |

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437 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:42:44 ID:SUHe1Uz.


             _(: :/_  ---  、
          ,  ´: : : : : : : : : : : : : : : : :.\
        /: : : : : : : : : : : : : :\
       /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ: : .:ヽ
      /: : : : : : : : : : : : : : : : :.!、, -―:、: : : ハ: : : :.ヘ
     7:/: : : : : :/:.:./i: :、: : : : :| ヽ:.}\: |: : : :|:.: : : : '.        よし!それでいこう!
     レl:.:.|.:.:.:.:-|-‐'´∨ \: :.:| イメヲムト、: :.:|:.:.:.: : : l
        |:.:.|.:.:.:.:/|'        \! う:::::}lナ \ト、:.:.:.:.: |        それぞれの国に使者を飛ばして、協力を願ってみるよ!
.      Ⅵ:.:.:.ハ , === 、    ゞ込ソ   7 V/レ′
     _ ヽ:.:.}〉         ,. - 、:::::::  ム ソ
    /   '. ∨{::::::::       (   レ  r-イ
    {   |.  ヽ 丶、    __ >'′ /:.:./
    ヽ  丶   ` 、 _ ̄ ̄    ィ:7v'Ⅳ
    / ̄ ̄ヽヽ     ≧厂 メ三三ネ―- .、
    {_____} } ,. -―// ̄|:.:.:.:/    j:.:.l
    {      } 〈/ /:/   /:.:.:/ :    ,':.:.|!
    { ̄ ̄ ̄ }  ∨:.:.:.i|   /:.:.:/ :/   /:.:.:j|

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438 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:43:17 ID:SUHe1Uz.

使者が放った、趙、魏、韓、楚はこれを承諾。
ここに燕を筆頭とする五カ国連合軍が誕生した。
連合軍の総指揮官は楽毅である。


                / ̄ ̄ ̄\
                / \    / \
            __ /  <●>  <●>  \__
         /  |   ::::: (__人__) :::::   | ヽ
         /   \    `ー'´    /  丶
        /                    ヽ
        ───────────────
       │                     │\
       / l                     │  ヽ
       / │ /⌒  l  l lゝ l│ヽ ∧  lヽ∧. │    ゝ
     /  ││ ─l l  l l ヽl│ l/─ヽ l V l │ヽ   \
    /   l \_l \_/ l レ│_/   ヽl  l │  ヽ   ヽ
   /    /│                   │   ヽ   ヽ
ヽ/   / │                   │    \  \
彡了/´   │                   │     l」」」´j
         │_____________│
         │                   │
         i                    │

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439 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:43:54 ID:SUHe1Uz.

連合軍と斉は済水の西で激突した。


      .ュ .__..,,,,,      .l゙  i".|           l|、 .`'''-..、   `'-,"ミ-、  .,,ir゙゙゙''''`-ニ;;..,、
`゙''ー  -'''゙,゙ ー''''^゙l l __   .!   ゝミ;; 、         ゙'.lッv..,,_,゙''-、 , ,  ゙'' |./ iil!'〟    .,-'./
..、  _ / ゙ィz .l′  ゝっ./   .〉____   / /           `''ミ-,,〃゙-、   : '| .ヽリ;;、   !/
 `''" .|,.ヽl.     .. |″  ./゙一''`-`--゙             `″   `'-、  ゙ヽ`!l/、  .!|,
    .l.      ゛       l                         `'-、   ゛`-!/゛
    ..゙!_,,.. -―――-- ..,,、  .l                           `'-、   `.゙、
 ._..-''"゛  .,./ ''^゙^''''ー-、 ヽ  . l                              `'-、  \
‘゛    ./          !  !  ヽ                                 \.  \
    ../ . 、        !  .!   ヽ                                `'-. ヽ .-、......、
   /    .ヽ       l  l   ヽ                                  \ ヽ  ̄'l、
  /      .ヽ       .l.  !    .ヽ                                   \ヽ. "|
. /  、     .ヽ       l  !     ヽ                                  ゙''、'r= 、
/   .リ、     ヽ     │ l,     .゙┬- ..,,,_                              < ⌒、>
    .lヽ    'y.ヽ     |  l.      ゙ぐ.^"''' !、,                 / ̄ ̄ ̄\      ` rー‐ 、
     .ヽヽ    ゙.l-ヽ    .l、 ヽ      .\  .ヽヽ.           ._ ,,,/ヽ    ノ   \゙''''‐   ゝ,ー, )      怯むな!!!
      ヽ.\   ヾ' !、    ゙''-、゙'ーi      ヽ   ` \     ,.. -‐'''゙_ / (● )  (● )  \ " / ヽ_^ヽ
、      ヽ \   i,ヽ`!l、    .l  |         ヽ   `〈-. / _,, ‐'゙´  |   (__人__)     `'、 ;"ノ   / ヽ^ヽ_     私に続け!!
..\      ヽ ゙'ι ゙'ミ l、 ゛     ヽ l       ヽ,   `'-r'"゛      \  `⌒´      ゙! : : i  /  〈=ニ=ソ
\..ヽ.     ゙y  \.ヽ`、      l l           \               >  _,,,,,,,,,...... 丿; ソ /    `ー'
  `'、.ヽ     ゙.l、   ゙'、ヽ       .! .ゝ           \           ,,,,.. -ー''''"゙´ _...      厂 "
    l .ヽ    .リl|、   `"                  \      l  ,, ‐'',゙,゙/゙” _,,..-'  \/
`'-、  ヽ ヽ    ヽ                           \    l  /  〈  厂    へ  \
'- .., \ ヽ. ヽ   .ヽ                            \  ./  /   l .l      / 〉   〉
   `'-,.`'.li, ヽ    ヽ                          / /     .l .l、   / _/  /
     .\ ` ヽ__/ .`゙''ー、、                      /   !      .l、 `'-、r‐)   }┬┬┬┬┬──
      .\.  .,..- ̄"゙゙,゙'''''ー ,ヽ                     /  ,! '、、     `'-、 `''-.., ノ‐┴┴┴┴┴──
        .`'-"     .ヽ,  ` l、                    /  │  \      ヽ   .ヽ
                \  .゙ぐ、、              l   ,!   .\      ヽ   ヽ
                    ヽ.  ゝ..,゙ー .,.、          l゙   .!     .\     ヽ   ヽ

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440 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:44:33 ID:SUHe1Uz.

連合軍の猛攻に斉軍は激闘の末、敗走した。
諸侯の軍はここで引き上げたのだが、楽毅率いる燕軍だけは敵を追い
遂に首都「リンシ」に迫った。驚いたビン王はいち早く首都をすて「キョ」に逃げ込んだ。


                , - ─ - 、
            .,、-'´     L;;;ヾヽ、
           /;;;;;r'     rー _,ヾ;!. \
          ./L;;;;i    ;i ;!i ヾー、゙! ____ ヽ
         /   i;;i  _} ノ;ノく;;. {;l; ,j. { *.} `! ヽ
         .!   i;;i,、=_‐''ヽヾ;ヽ \ヽ;==く;:〈 ゙、
         |    7/ {.*.} _/ノi;;(   ヽ \ ヾ;;、 ゙i,              楽毅強ぇぇぇぇぇえええwwwwっうぇwwwっうぇwww
         |   | L、-゙=シ  ,|;;;:.   ヽ \ヾ;、 l
         |    `゙'i;;;:i    、     _,'、_, );!じ' |              リンシを守り抜くの無理wwww
         .! ,: ;;,   i;;;:i    弋_,._ノ_,ノ゙\;;;:.. !
          ゙i;;:;;;;;:;,.,.,..i;;:i,.,.,,;;/ r─‐''''"_,.ィヾー》;:.|              さっさと逃げ出したほうがいいだろうwww
          ゙、;;;; ;;;;;;;;;゙i;i;;;;;;/ / ,r'i'''T´゙L、-ク:| |;;;;;|
            ヽ;i ヾ;;;::゙i;゙i;:| ,j /ヾー^"__,.-rj;ツ };;;j              逃げるが勝ちっていうしなwwww
            \;;;;;;;;;ヾ'ヽ<ヽj´|´゙! _j=' ./;;/
             \;;;;;;;;;;;;;;;;;;\`゙''"´_,、-'゙;;;;;/
                ゙ヽ、;;;;;;;;;;;;;;;`゙"_,,、-'´/
                    /⌒      ヽ | || |  |
              :: / ̄ ̄ヽ ::       \ ||     |i
             :: (「    `rノ ::      \   ||i  \
              :: ヽ   ノ ::          \       \
         ガタッ!  |   | r         「\   \       \
                |   | |       ノ  \   \__   \
                ヽ_ノ       /||| l   \_,       `ヽ   \
              || i  /         | ||| |    (_つ ̄と_ノ)    \
              || ||  |         | ||| |                    \

.

441 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:45:14 ID:SUHe1Uz.

楽毅により斉に存在する70余の都市が次々に陥落していく。
なかには、戦わずに降伏をする都市まで現れた。
そして、残ったのは即墨の城とキョの城だけとなった。


               ___
              /     \
            /    、_,ノ  ヽ
              /       (● ) 丶           __
         r‐ ‐-- 、       (⌒  l         .|  ̄`》           残る都市は二つ
         上: : : : : :>‐-.、__      ̄l__)       〉二〈
     レ<>㍉、: : : : : : : : :>   ノ           |ニニ|            これを落とせば、昭王様の無念が晴れるだろうお
    /: : : : : : : : :ヽミ、: : : :/>   /             |三ニ|
  /;. -‐- 、: : : : : :=ド、ヽ//   /`.-、        /ヘニ7⌒)
 //_/ ̄ヽヽ |: : ニ||: }}: ≫≪=: : :_≫      / ィニにン-、
||`|`i⌒j |||二//: :}}: 二//: /           / ノ / _/-、
/∧ ゝ二 ノ ノ: !二ノ_ }}: =//: :\            |  (__,イ_,. -<
| ヽ` ー--イ : =∀ニ|r‐㍉、」」、}: : : ≫    (`ー‐┴ー┴‐ー┴---'‐'")
|: : :`:ー┬': : =/二 \: : :=}}ニVX´        ̄,《「 ̄ ̄ ̄ ̄「 ̄ ̄
": : : :|=: |=: : =|ニ: : : : \ノ=三|:、\      ri´: : | ̄ ̄ ̄ ̄|
: : : : :|二|二二|ニ : : : : }}}=〉ニ=ト:二ユ__  /: i!: :_x≦'" ̄ ̄\
: : : : :ヽ=|二/ニ: : : : : }}}=|ニ=|ニ: : : : 〃´: : ;x<: :: :: ≧ \   |
: : : : : ヽ\/|二_: : : :}}}ニ|ニ=/<: : //: : :/:: : :: :://: :\___  ハ
: : : : : :、:\=〉‐-- 二_ー‐'ニ/二二|: |//:: :: _:: ::l=/:: ::=_:ヽ=、:: ̄:\__
: : : : :、 ヽニ〉|||||ト]トrへ二ニニ/:=:: ::_::=:: :: l=|: =:: :: ≧\三≧x:: ::ヽ
: : : : : : 、 ∨ ̄`'┴-t⊥jj[]   >/::/:: :: l=/:= : 川:: ::=:: :: ::`:: :\三=Vヘ」
、: : :=: : :\\:: ::|:: :: :|::三r' /_/:: :: :: :: :l/:: :/三!:: :: `≧、_: :: :ノ三三}
`: : : : ニ\Y´|:: :: :: :: :: :: V/::=/:: :: :: :: ::/::/三三|:: :: :: :: \三三三三}
: : : : : :\ニ>}_-_―三V={:: ::≦三/三三三三ト、:ヽ≧、=ニ三三三ヘ、
: : : : :/二><!三三:: :: :: :: ``=ニ三/三三三三ニ!:!≧、:\三≧≦三三=〉

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442 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:45:53 ID:SUHe1Uz.

楽毅はビン王の篭るキョを攻めた。
だが、逃げ場のない斉軍は死力を尽くして城を守ったので二つの城はなかなか陥落しない。
ここで、楽毅は策を出す。


               ___
          /   ー \
         /    (● ) ヽ
         /       (⌒  l
      ,;:.''";'''"''";;"'';;;.,  _ ̄l__)        斉の宰相である「トウ歯」(とうし)を味方につけるお
 .   ,,::",.,..,:::;:,;;:::,,,::,,,;;..,,"':;,_` ノ
    |          _"':; ,.;."         和睦と称し、キョの財宝を分け与え、キョの領土を授けると申してこいお
    |      _,'"    Y
    \____,''" ̄  Y    ∨
     |       |    、|
      |       |    |
      |          |   \|
     |        |    |

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443 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:46:29 ID:SUHe1Uz.

これに賛同したトウ歯はビン王を殺害し城門を開場しようとするが、民衆によって誅殺されてしまう。
一方、燕では昭王が没し、新たに恵王となっていた。


  乙:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::オ
  「::::::::::::::::::ト-ヘ七^"`¬-'^"そナトヘ、:::::::::::::::::::::::::::::::::::r
  そ::::::::::::::::i    ',   /      r::::::::::::::::::::::::::::::::::::{
   ̄才::::::::/    .i  /     ,__  }:::::::::::::::::::::::::::::::::::L
    ハ::::::::「 イ≧、,__〉 .〈 示-≦-、  そ , --、:::::::::::::::ス
    シ::::::i=〈::::::::::::::Y⌒r:::::::::::::::::::}==} Y⌒ u::::::::::::::::f
     ̄^"ヽ:::::::::::::,イ  \::::::::::::/   Li`ヽ }:::::::::::ハア
        「 ー‐ ,イ    ー―   /七/. /:::::__/
        L  /〈     \   /  __/::::ト/
        \   ー ⌒,,,,,,,   /   | 〉::::::ハ
          ', ''''''___ ' '  i   | そノ
          \ ー――      イ  ト、
            ',        ///  i 〉、
             、     /   /_,,..‐'' .∧
           _,,.-ヘ ̄ ̄ "    ‐     ∧__
           i\ ヘ     -、''"´           \
          / / ∧  」 ∧                \

              『恵王』

.

444 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:47:06 ID:SUHe1Uz.

その恵王は、楽毅を毛嫌いしていた。
これを知った斉の将軍「田単」(でんたん)は、楽毅を戦場から退けるため
部下を使い燕の国中に噂を広める。


  NVVVVVVV\
  \        \
  <         `ヽ、
  </ /"" \ .ノヽ. \
   //, '〆     )  \ ヽ      ねぇねぇ知ってるwwww?
  〃 {_{    ノ    ─ │i|
  レ!小§  (●)  (●) | イ. ━    楽毅さんがキョの城と即墨の城をとらないのってぇ
   レ §   (__人__)  |ノ ┃┃
  /   ゜。  `ー'´ 。゜ ∩ノ ⊃    どうやら斉王になるためらしいッスよwwww
  (受\  ∞   ∞  /_ノ
.  \ “  _∞∞_ノ∞/      マジッパなくねwwwww?
    \。____  /



                />'´ ̄      `ヾ\
              // /      \  、   ‐-Y⌒ヽ
                 // 〃ハ    ヽヽ ヽ \=┤   ‘,
              /イ l |l l  、   ||  l|  ゙, ノト、   l
           //ハ l |l||ト、 ||  l| i |  | ヘ.  l       え〜wwwwそれマジなんwww?
             ///ハl ll十┼|li \|┼--リ l l ∧ ヘ  l
          〃/ i ハハ 圷 ㍉    ィ〒ミ| ⊥/ / ハ ヽ  l      マジなら、うち楽毅に惚れちゃうんですけどぉwwwww
.          ″′|| '. *( ●)′ (●)*ノ| lソ// lヘヽ!
          |l l i|/  ,ハ⊂⊃、_,、_,⊂⊃|!§/  l ヘ   、
          |l |l /  /./§> 、ゝ._) ィ´人§ヽ    l ヘ  ヘ
          |l |/_./ / ノ, ィく 「´   「>、 _\\_ '. ∧ .ヘ
          |l |仁二二]/\ §   ξ /::/ >‐{ V ハ  ヘ
          八 [_二二二] :::::|∝ ξ /::::::/[二二二]  ∨ ハ ヘ
          /∧ヽ[二二二}::::/ £ /:::::::/ [二二二.] }ヾ∧ l|
       //  Vヘ ̄)ソ:::/  /::::::::::::::| | └‐=ミ / /ヽ| l|

.

445 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:47:42 ID:SUHe1Uz.

この噂を信じた恵王は楽毅を呼び戻し、代わりに違う将軍を向かわせる。
これこそ田単が待っていた時である。


         / /  / /      iヽ   :.   } j |:. ..  |:.   !::.   ::  l:::::::::::::ト、ヽ
           ,   ' / .     「´',  ::i.. //  ト、::.:::.. !i::. l:::::.  :|::::.. l::::::::::、{ `
            i∧ !/  i  :::!|  、 :::l〃. :::...l__;:::i、:. H::: |:::::::. :ト、:::::.|::::::/
            !  V  : ::| :. .::!l l   ヽ /厶::::ト、:|__V_∨ l:::l::::i::::..::l、_ヽ:::|:::;′
         |   ', .:. :::l ::.::ト、!_   ハ::「'´ァ酛芯:リア  |∧ハ:::::!、 }:\:i
               }:∧:.::::}ハ:if卞心.   ヽ   ゞ-'        ';::|ノ /:::::: !        楽毅が退いたか
               |'  ',::::ト、:|` `ー'}     `          }i /::::::、|
                、:! };ハ  /                  iイ::::::::::::| `        これで勝てるぞ!
                ヽ  . '                 j V:{:::::::!
                     ヽ \              /  i:;ハ:ト:ト
                       \  -― ''"´       / /  | ル' :|__
                      ヽ  ー '     /   /  /: : {::.::`丶、
                        v ,.小. 、  /    /,. '´. : : >^:ー-::_:`丶、
                           ∨川liい>'   . '"´   . : :/::.: : : : : :`ヽ、::.\
                           ,ィ`7卞´  /\    . :/::.: : : : : : : : : : : :ヽ
                     _,. ァ'"´/_ ! } / _,. -   . /:―-: :._: : : : : : : : : :

                      『田単』

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446 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:48:17 ID:SUHe1Uz.

田単はあらゆる手を駆使し、燕軍を敗走させることに成功する
楽毅により奪われた70余城を取り戻し、ビン王の子である「襄王」をキョから
首都リンシへ戻した。


            __
           /:::::::::::\
          /:::::/⌒Y⌒\
          |::::::/  ( ●)(●
.          |:::::>    (__人__)            そちの働きにより、首都に戻ることができた
           |,      ` ⌒´ノ
          │         }             その功績は多大である
           ヽ、      ソ
          イ斗┴r┐` .;               よって、そちを安平君に任ずる
    / ̄`ーゞ、  / |__ 〈ー─r、
   /     \ ∨\  |,ベ._ / |
   {    . : : : . ヽ>ー\[ ̄{ 〉\|、_
   |        `丶}\  __\_]~∨'\`ヽ
   :|   ._    \_}/r‐-}\ ゙,`''く l ゙,
    ト、: :./ / ̄`` ぐ└f'二)::{  ',  | !,ゞ┐
    `、∨ ´ ,.、-''"~ ̄}_{‐''く:::{_  ', _|_|_,rー'、_
     }{ / _、-'''"~ ̄{_\;;;;;j;><;:::::\:::ヘ}\
      }∨: /  _、-''゙~ ̄ ̄     \::::},之_ ヽ
       〉∨   /           ,.、イ;;ノ_   `ヽ}
     {: \,/\  -‐ '"   /` ̄      :.:}

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447 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:48:55 ID:SUHe1Uz.


        /     ,        ,       /、
.       /     /       / ィ/ //   イ \
      /    //ィ       / /x!,ィ/,イ  / /ヘ   {
      ,イ /  ハイ' |  j|  /l/ ' ,レ≧x;ィ イ / /   il
     厶‐ァ  ´ i"(ミxリ! / | ,:′  ヾテヌゞレ'l/ /ィ  i !
      / ,イ  ヾ 辷 |,′l/      ゞ'’  :' ,ィfナ ィヾ!
.     /'′| i   ゝ-、"        ´   {;リソ〃リ          ありがたく拝命いたします。
       jN    i !            ヾ /′
        レ{ , ,ィj li!      、     イ
       ___j_ムチ ヾ\     ` ̄ ヽ /′
       j    ̄ `丶 、 \;///,ィ.,;._` /
   ___ /           1ヽ `ー:、≧{ `ヾ:、
  /:::::::`:.ァ:、.___     !  \ }/´`ー- 、 ヽ
/: : : : /: : : :`丶ミ≧:、 L___ゞ(  ;ャァ'´ ̄ `ヽ
:-: : :/: : : : : : : : : :_≧ュミ:、    };>'  __    ‘,
`:、`ー-:、: : : : : : :/: : : : :\、 才{__ .ィ´       ヽ
.:.:.:.:`ヽ、\: :./: : : : : : : : : \ノ;ィ{ 、___,       丶
.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ. \: : : : : : : : : : : : :Z、 ≧一’{`ー      Yヽ
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:≧ ヾ: : : : : : : : : /: ≦ ゞ: : : ゝ       |⌒V

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448 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:49:43 ID:SUHe1Uz.

こうして斉は急死に一生を得たが、国はやせ細り、かつての強大さは消え去った。
秦・斉による二強国時代は幕を閉じ、この後秦による怒涛の侵略がまっていた。


.      /:´:.:.: /:.:/:ヽ:.:i:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:、:.:',:.:.:.:ヽ
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     !/:.:.:.l:./l:.:.:.:.:l:.:l   、:.:.:.、:.:.:.:.:.:.:.:.',、:.:.:.:.:.:.: ',:.:.:.:.:.:.:.:',:l:.:.:. !:.:.:.i  ̄
    .':.:.:.:.:.,!':.:l:.:.:.:.!:.l    、:.:. 、:.:.:.:.:.:.:.:.! 、:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:. i:i!:.:.:. !:.:.:.l
    l:.:.:.:.:イ:.:.:.:.l:.:.:!:i     、:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.! ヽ:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.l:.:l:.:.:.:.l.!:.:.l
    |:.:.:.:':.:l:.:.:.:.:l:.:. !‐- __  、:.:. \:.:.:.:.:! __ヽ-‐:l:.:.:.:.:.:.!:.:l:.:.:.:l i:.:.l
    |:.:.:':.:._l:.:.:.:.:.l:.:l  __ _ ` 、:.:. ヽ:.:.:.!´__ヽ:.:.l:.:.:.:.:.l:.i:.!:.:.:l .|:.:'
    |:.:':.:.' l:.:.:.:.: lイ 弋しリヾ   、.   :.ィ弋しリ メ:.li:.:.:.:l:.l:リ:.: l |:'
    |:ハ:{ヾ.l:.:.:.:. l    ̄     \  ',:i  ̄  ',:|:!:.:.:!:.':l:i:.:i . |'
    |'  l:ヽ .l:.:.:.:.l          i ヽ ':!       '!:l:.:.!:.' l:.l:.l  {
        !:.:.:`:!:.:.:l!             |        .':.:l:.':ハ|:.:|!
       、:.:.:..!:.lハ         l          /:.:.:|':l   ヽ:!
        ヽ:.:..|!:.:.ヽ         !       /i:.:.:.i:.:!   ヽ
         ヽ:.l.、:.:.:.ト、    ―‐ ―‐     イ:,l:.:./l:.'
           :! ヽ:.:.:l \     ー−     イ:.:./.l:/ .|'
            酛|  丶      / |ハ:! '
            ハl     `  __   ´   !ハ
            /   l              l  ヽ

              秦王『昭襄王』

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449 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:50:16 ID:SUHe1Uz.

余談であるが、後に秦の宰相となる范雎はこの時、斉のキョを訪れている。
王と面会しようと来たわけだが生憎、王は首都に戻ってしまったため面会が出来なかった。
さらに斉にはすでに田単がいたということもあり、范雎はこの地を去ってしまう。


                __
               /´;;;;;\\;;;\
              /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾヽ;;;;;ヽ
             /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_ヽ_、;;;;;ヽ
            /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,イ´::::::::ト、;;;;ヽ
           {;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/::::::::::(●)ヘl;;;;;〉
            ヽ;;;;;;;;;;;|;;;;/::::(__人__):::::::};;/
             λ_ゞ\ゝ、.`_⌒´__,/У
            イ;;;;;;;;\;;;;;;|;;§ミ三;;;§;;;|;;;;ゝ
            /;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;|;;§;;Ц;;;§;;;|;;;;;;;ヽ
           /;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;∧;;;ゝ=//;;;;∧;;;;;;;;;\
           /;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;∨;;;;;;;H;;;;;;;;;;;∨;;;;;;;;;;;;;;\
          /;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;H;;;;;;;;;;;;;ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
        /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;H;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
       /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;H;;;;;;;;;;;| ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
        L.::::厂; ;rー'ゝZi ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;凵;;;;;;;;;;;|/〈X,,;;""ヽ  7/
       /  ノヾ ;;,>;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ヘ:入;;;;;;;;;;ヘ,,〈_,;;ノ
      /;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ〆;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ヘ;;;;;;;;;;; 」;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
    /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; 」;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
    `ヽ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; 」;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
      ``ヽ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ヘ::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; 」;;;;;i::::;;;;;;;リ
         `゙`‐‐-- 、;;/ヘ:::ノ     |::::::入--‐‐‐´ゝ
           __,∠;;;;;;;;;;;;;;//      ヽ_ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、
         〈、;;;;;;;;;;;;;;;;;;/        iニ`ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;`ヽ
                          ヽ、;;;;;;;;;;;゙ー‐‐'")

                『范雎』

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450 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:50:52 ID:SUHe1Uz.















                        「秦帝国の足音が聞こえ始めた…」
















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451 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 22:53:49 ID:SUHe1Uz.
本日の投下は以上です(^q^)

ヤバイ…戦国時代難しいおwwww
久々のやる夫系なので誤字脱字が多いと思われますが、ご了承下さい(´;ω;`)

次回は戦国時代終焉までいきたいと思いマスオ(^p^)

ご観覧ありがとう御座いました!

452名無しのやる夫だお:2010/01/09(土) 22:55:08 ID:ycKx6YOo
お疲れ様でした。

453名無しのやる夫だお:2010/01/09(土) 22:55:24 ID:gTjq./.k
乙乙
だいたいわかったからよし !

なんか代替わりとともにやっちまう国が多すぎじゃね?

454 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/09(土) 23:04:57 ID:SUHe1Uz.
ちなみに↓が戦国時代の中国ですお!
よかったら見てね(^q^)

ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org544857.jpg

455名無しのやる夫だお:2010/01/09(土) 23:40:42 ID:ycKx6YOo
>>453
臣下を使う国王の器量というのは継承できるものじゃないですからね。

456名無しのやる夫だお:2010/01/09(土) 23:57:04 ID:NFSnCB4w
乙でした!

457名無しのやる夫だお:2010/01/10(日) 01:42:37 ID:1zaZFQ4A
乙です! まとめるのが大変そうだけど頑張って!

458名無しのやる夫だお:2010/01/10(日) 14:30:37 ID:L7GklTng
中国の歴史は、一部の秀才的部下が大功績をあげて権力を握り
強すぎる権力をおそれた支配者に謀殺されたり
強すぎる権力を使って簒奪したり独立したりの繰り返しだからー

459名無しのやる夫だお:2010/01/10(日) 20:21:26 ID:pE.mnbIo
遅くなったけど乙
楽毅はマジで惚れるよなw

460 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 17:13:24 ID:OgRqLs1U
どうも(´・ω・`)

戦国時代をまとめてるうちに頭が混乱してしまい
リフレッシュを兼ねて、番外編を作成しました。

本日は、その番外編を投下したいと思いますお。
時間は22時を予定しておりますので、よかったらご観覧下さい。

>>459
楽毅めちゃカッコイイwwwwっうぇwwwっうぇwww

461名無しのやる夫だお:2010/01/11(月) 18:59:18 ID:3tMMUHSM
都市国家のゆるい連合だった周から、
はっきりと国境でかこわれた領域の国家群に移行したのって、
どれくらいの時期なんだろうね?
春秋あたりだと領域国家と都市国家が混在してる感じだけど。
杞とか許、陳あたりは都市周辺部しか所有しない国で、
晋や楚は面での領域を持ってた国って印象だけど。

462 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:01:06 ID:OgRqLs1U
こんばんわ(´・ω・`)

今から番外編を投下しますお!

463 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:01:37 ID:OgRqLs1U









                    やる夫で学ぶ中国史

                       『番外編』

                【ドキドキ☆ハラハラ!妹との交わり♪】












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464 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:02:04 ID:OgRqLs1U

 『ある日の昼下がり』


        ____
        /     \ 
     /   ⌒  ⌒ \      やっぱエロゲーは最高だお。やる夫は妹萌えだお、
   /   ( ●)  (●) \
    |   、" ゙)(__人__)" .)|    ___________
   \      。`/■ヽ  /     | |             |
__/       .(__(⌒)、 \     | |             |
| | /    ,       \ `ヽヽ    | |             |
| | /   /          \_,ノ   | |             |
| | | ⌒ ーnnn.       )    |_|___________|
 ̄ \__、("二) ̄l二二l二二二二二二l _|_|__|_

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465 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:02:30 ID:OgRqLs1U


         ____
       / _ノ  ヽ_ \      でっひゃひゃひゃwwwwフラグ成立だおwww愉快愉快wwww
     /。(⌒) (⌒)o\
    / :::⌒(__人__) ⌒::: \  ________
    |     ヽr┬-ノ      | . | |               |
.    \    `ー'′    /  | |               |
    /    `      \  .| |               |
    |  r        .|  \.| |               |
    |  ┴rェェァ_    |\   |_|________|
──‐‐`ー-イ__)l二二l ̄ ̄      | |  |

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466 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:03:00 ID:OgRqLs1U


    /||ミ
   / ::::||
 /:::::::::::||____
 |:::::::::::::::||/ ̄ ̄\|| ガチャ
 |:::::::::::::::|| _ノ  \\
 |:::::::::::::::||( ●) (●)|     ウィース
 |:::::::::::::::||  (__人__)  |
 |:::::::::::::::||  ` ⌒´  |     やる夫、頼まれてた本を持ってきてやったぞ
 |:::::::::::::::||       }
 |:::::::::::::::||        }
 |:::::::::::::::||ヽ___  ノ
 |::::::::::::::(_____ノ´||
 |::::::::::::::(_ノ / . . . ||
 |:::::::::::::::||/    ||
 |:::::::::::::::||      ||
 |:::::::::::::::||      ||
 \:::::::::::||      ||
   \ ::::|| ̄ ̄ ̄ ̄
    \||

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467 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:03:22 ID:OgRqLs1U


     ____
   /      \
  /  ─    ─\        頼まれた本?
/    (●)  (●) \
|       (__人__)    |      やる夫、何か頼んだかお?
./     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

.

468 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:03:47 ID:OgRqLs1U


   / ̄ ̄\
 /ノ( _ノ  \         史記を貸してくれって言ってただろうが!!!
 |,'⌒ (( ●)(●)
 |     (__人__)
 |     ` ⌒´ノ ,rっっ                    ,
/"⌒ヽ   ソ,ノ .i゙)' 'ィ´                `    ,. ____
      ゙ヾ ,,/ { ) 丿             ,  ゜;,/⌒    ⌒u:::\ 。
 ィ≒    `\ /'ニ7´     スパァァ────/(◯.;); :::::、;(;.◯));:'::::ヽ‐─────‐‐ ン
/^ヾ      \ ./              ゚ ;i`、 ⌒:(__人__) ⌒:::::;;,´:::|   .
   }      __\___ ___   ____´_;;{   ;` j|r┬-|:;〉::,,゚, 。;;:;;|
   )ンィ⌒ ̄" ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ニ≡┴‐ー-,==ー--ァ人て゜ ゚;:,::|: ゜ .
   ノ/             ≡''        ;;;;(( 三iiii_iiiiiii)))))て,,;;/  。  ;
   ヾ         _____=≒=ー────;‐‐ ̄/i'只 ̄/ ̄|Y‐-<` `
    \、   ー ィ⌒ ̄            //   > |≡| / <〃  ヽ

.

469 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:04:25 ID:OgRqLs1U


            _______
           ./ /  #  ;,;  ヽ
        : /ノ  ;;#  ,;.;:: \  :       わ、わすれてたお…
         /  -==、   '==-  ..:::::|
           | ::::::  (__人__)   :::::.::::| :     やらない夫、ありがとうだお。
       : ! #;;:..  l  |    .::::::/
         ヽ.;;;//;;.;`ー‐'ォ  ..;;#:::/
          >;;;;::..    ..;,.;-\



   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ●)(●)
. |     (__人__)      ったく…ってか、お前またエロゲーやってたのか?
  |     ` ⌒´ノ
.  |         }      いい歳なんだから、そろそろ卒業しろよ…常識的に考えて…
.  ヽ        }
   ヽ     ノ        \
   /    く  \        \
   |     \   \         \
    |    |ヽ、二⌒)、          \

.

470 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:04:51 ID:OgRqLs1U


                   γ ⌒⌒ヽ
   / ̄ ̄\           ( ( ヽ ) ノ
 /_ノ     \     (⌒) 三  ノ 从 ゝ
 ( ●)( ●)  ヽ   三/ | ニ  ____     (⌒)
. | (__人__) u  }   |  |   /\   / ) し / |  ミ
  | ` ⌒´    ノ   !   、 /(○ )::(○ )⌒\/ | ミ       エロゲーに卒業する年齢なんてないお!!
.  |         }    \./:::::::(_人_)::::::::  i'   |
.  ヽ        }      |     )ww)     |  |         前言撤回を要求するお!!
   ヽ     ノ   ヘ   \    `ー"      ノ
   /    く 、_/っ/      \ .    .   \
   |     \--一''           \
    |    |ヽ、二⌒)、          \

.

471 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:05:23 ID:OgRqLs1U


     / ̄ ̄\
   /   _ノ  \
   |    ( ー)(ー)
.   |     (__人__)       悪かったよ…んで、誰を攻略してんのよ?
    |     ` ⌒´ノ
   .l^l^ln      }        まさか、また妹なんていわねーだろうな?
.   ヽ   L     }
    ゝ  ノ   ノ
   /  /    \
  /  /       \
. /  /      |ヽ、二⌒)、
 ヽ__ノ



       ____
     /⌒  ⌒\
    /( ●)  (●)\          妹だお!!
  /::::::⌒(__人__)⌒:::::\
  |     |r┬-|     |
  \      `ー'´     /

.

472 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:05:48 ID:OgRqLs1U


     / ̄ ̄\
   /   _ノ  \
   |    ( ー)(ー)
.   |     (__人__)
    |     ` ⌒´ノ     ・ ・ ・ ・ ・
   .l^l^ln      }
.   ヽ   L     }
    ゝ  ノ   ノ
   /  /    \
  /  /       \
. /  /      |ヽ、二⌒)、
 ヽ__ノ

.

473 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:06:23 ID:OgRqLs1U


        / ̄ ̄\
    ./   ヽ_   \
     (●)(● )     |       刑務所に行くか…近親相姦は犯罪だぞ…
    (__人__)      |
    ヽ`⌒´      |
     {         ヽ
     ヽ        人                  _____
     __|       /  \              /      \
     / ヽ____/   /\             /  _ノ  ヽ、_  \
   /| │__丿;;;\_/\_/\ ヽ        o゚((●)) ((●))゚o   \    ちょ!待ってくれお!
  /  ヽ/|ヽ;;;;;;;;;ノ/ \   丶/丶         |  (__人__)      |
  |   | | /;;;;;|/\─       丶       \ ` ⌒´       /    あくまでゲームの中での話しだお!
  |    | |/;;;;;;;/  >__  /   |        \______/
  j    | |;;;;;;;/  /|--┌│ |   │        /ヽ|   /⌒l;;;;|
  │   | |;;;;;/ /.│ ││ |   │       │ |;;L__/  /;;;|
  |    │|;;/ /  |___|__| │   |        / |;;;;;;;;;;/  /;;;;;;|
  |     \|/         |   │         |  |;;;;;/  /;;;;;;;;|
  |              / ̄丶 |     (⌒(⌒ヾヾ /;;;;;;;;;;;;;|
  ヽ______彡( ̄ ̄ヽ ̄|  |    (  (   |ヾ_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
  /;;;;[__];;;;;;;;;;;彡(二二 ││ /     (_(_ノゞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|

.

474 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:06:58 ID:OgRqLs1U


      / ̄ ̄\ ( ;;;;(
    / ._ノ  ヽ、\) ;;;;)
    |  (●)(●)/;;/
    |  (__人__)l;;,´|
    | ./´ニト━・' .l     ったく…
    | .l _ニソ    }
     /ヽ、_ノ    /      リアルでは、そんなことするなよ…マジで洒落にならんぞ
    __/  /    ノ__
  / /  /       `ヽ.
  /´  ./       ,.  ヽ.
  ト、_,/.       |、  ヽ
   |         |/  /


       ____
      /      \
     / ⌒  ⌒   \       わぁーてるお。妄想と現実の区別くらいついてるお
   /  (ー) (ー) /^ヽ
  |   (__人__)( /   〉|      それにやる夫の妹は不細工だし、好みのタイプじゃねーお
  \   ` ⌒´  〈 / ⌒^ヽ
―――――――― \ _ _ _ )

.

475 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:07:34 ID:OgRqLs1U


       (⊃ ̄ ̄\
     (⊃   _ノ  \
    (⊃   ( ●)(●)
     |     (__人__)       はい、それ死亡フラグ!!
     |     ` ⌒´ノ
       |         } \
     /ヽ       }  \
   /   ヽ、____ノ     )
  /        .   | _/
 |         / ̄ ̄(_)
  \   \ /| JJJ (
   \  /   /⊂_)


       ____
      /      \
     / ⌒  ⌒   \     あ?あんだって?
   /  (ー) (●) /^ヽ
  |   (__人__)( /   〉|
  \   ` ⌒´  〈 / ⌒^ヽ
―――――――― \ _ _ _ )

.

476 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:08:00 ID:OgRqLs1U


::::::/::::l::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.::::/:.:/.:/ !:.:/.::::::::丶.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::!:::::::
 ̄| ̄:r=ェ,‐-:::_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:::::/.:,イ:./ /.:/.::::::::::::::_ヽ-―  ̄ ̄|:::::::
:::::l:::::/ /:::.:.:.:.:.丶、:.:.:/.:::::::::/〃:.イ /:/.::::::::,.イ´.:::::.\.:.:.:.:.:.:.:.:|::::::::
:::::|::/ /::.:.:.:.:.:.:.:.:.:._ -く .:::::::::/// //.:::::/.::::::::::::. .::::::ヽ、:.:.:l:::::::::
_/ /  _ -‐ ニ´_ :::::::.ヽ/ /イ  //.::/.::::::::.  _ -‐ ___」:.:.:.:.:
.:://:::.. ̄ ‐- 、‐テ、-    /   〃   -‐ 二 == キ  ̄ア/.:.:.:.:
,'.;'.::::::::::::..:.:.:.:.:.:.:. く ヽ / ..:::::/:::::::..  イ lrイr:::::j i l  /イ.:./.:.:.:.:        へぇ〜
:::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.    \::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::-ゝ――- '< /.:/.:.:.:.:.:.
:::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.     丶/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.../.:/.:.:.:.:.:.:.:        やる夫は翠星石のことをそんな風に思っていたのですね
:::::::.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.      ',           .:::::::::::::::::::::::/イ:.:.:.:.:.:./
::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.      l    j            / /.:.:.:.:./          これは意外な事実ですぅ
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.    :. l_  ___,         /.:.:./ ヽ l7
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..  .::::. l、      /       /ァ'「! =‐ ′
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::: l ` ‐-‐ ´         /|l:.{(  =' /!
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::: l            _ イ:.:.:.|l/     レ_
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..::::::::::::::::: l           _.. '"|:.:.:|:.:.:.:/  _.. '"
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::/ _     _.. "´|:.:.:.:.|:.:.:|:.:.:.」‐ '"
:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::/   ` ー "´    |:.:.:.:ll:.:.:|/



         ___
        /⌒  ⌒\         ━━┓┃┃
       /(  ̄)  (_)\         ┃   ━━━━━━━━
     /::::::⌒(__人__)⌒:::: \         ┃               ┃┃┃
    |    ゝ'゚     ≦ 三 ゚。 ゚                       ┛
    \   。≧       三 ==-
        -ァ,        ≧=- 。
          イレ,、       >三  。゚ ・ ゚
        ≦`Vヾ       ヾ ≧
        。゚ /。・イハ 、、    `ミ 。 ゚ 。

.

477 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:08:33 ID:OgRqLs1U


      / .,※,...-―:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::ー-.、  \
    /  /,.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:\※ヽ
    \ /:.:.:.::/:.:.:.::.:.:.:.:.:.:!:.!:.:.:.:.:.\::.:.:.:..:ヽ ',
     /:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:../.;イ.:ト、.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:ヽ
    ,':.:.:.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.:.,:イ:/ ;:/ ヽ.:..:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.'※.
    !:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:/.// //   \:.:.:.:.|:.:.:.:..:.:i
     |:.!:.:.:.:.:.|;∠..−'" 〃゛` ―--\:.!:.:..:.:.::,' }
    !ハ:.:.:.:.:.!   _,,  /   、_    /:.:.:./:/∧
    i! \:.:.:\`=''"    `ー=''イ/:.ィ//:.:.     それで?やらない夫は何しに来たのですか?
       }ヾ、_\   '      //´ /:.:.:.
       ト、※,.>-―…―--<7´※ /:.:.:.:.     用がねーなら、さっさと帰りやがれですぅ
       !:.r(´.._'' ¨´ ̄ ̄`¨r-┴ 、  /ユュ_:.:.
       /:.{ 〉ーュ__...::::::::::.r―_`ヽ〈 // {j:.:.
.     /:.:/{Y´,.-<:::::::::::::::`ー、` ノュ!_j⌒ーリ:.:.
     /:.:.:! >` ー'、..__>-、_.ノス  ,'  |:.:.
     /:.:.:.| {~`^ーセ┘!}{} !㍉x-イ } ,'  |:.
.   /:.:.::.,'  !    !  | }{} ! i!   ト、  |:.
.   /:.:..:./  !    ,' }{} ! |   | ヽ   !:.:.
  /:.:./   ト   イ }{} ∧   | 〉  ハ:.

.

478 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:08:56 ID:OgRqLs1U


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ⌒)(⌒)
. |  u  (__人__)      いや、やる夫に本を貸してくれって言われてよ
  |      |r┬|}
  |      | | |}      届けに来たんだ。
.  ヽ     `ニ}
   ヽ     ノ      (相変わらず怖い女だな…)
   /    く  \
   |     \   \
    |    |ヽ、二⌒)、



              ____
            /      \_
           / /   \( ;:;:;) ハァハァ…
         /( ;:;:;:;:;ノ   (=)  \
        (;:;:;:;;;:;  (__人__)    .:::::)
        / ||    ` ⌒|||   ,/
        / / |\/ /  /l |  ̄
        / /__|  \/ / | |
       ヽ、//////) /  | |
        /  ̄ ̄ /   | |
      __/  )--- ヽ   ヽ つ
    ⊂---― 'ー----'

.

479 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:09:40 ID:OgRqLs1U


                 _,. -ァ――‐-- 、_
                / ノ* , - '^⌒"´`丶、
              / ノ  r'´         ヽ
             /  ノ * ノ    /   ,  、 ヽ
               /   l  l  //  ,  /,  jl i  ',
            /  、_ l   l l l/_/_,ィ// __ム! l l l       本?やる夫が?
             ̄|`lヽj * 〈 l ,lィ'_.ノ'´ノィ' ,ィリ l,' l l
             ,l l l  { 'l下T::::T' //ナ!;Tリ lj l      ってことは、またいやらしい本ですね
             l l  '、  }、' ト。'ー' ´ , 'ーイ /リリ
              l l  ヽ* '、ヽ',""    "ツノノ        女性の裸体が広がってるあの、スケベな…
            l l l  {  ヾ>、   ‐_,.ィ"l´
             l l l  入  l^ヽミエ二、 l *l
            ,' ,' / ,イ rt, *'、, -‐ロ‐-ミt  l
           ,' ,' l イ    (l  ヽ/||ヽ. ハ  l
           ,' ,' K     l  ', |l|  (lヘ) l
          / / ,ハ、、   l * l, |ll|  (l '、 l


        ノ L____
       ⌒ \ / \
      / (○) (○)\          おい!!なに勝手に決め付けてんだお!!
     /    (__人__)   \
      |       |::::::|     |        やる夫は裸体なんかに興味はないお!!
     \       l;;;;;;l    /l!| !
     /     `ー'    \ |i       男ならチラリズムだろーがぁぁぁあああ!!!
   /          ヽ !l ヽi
   (   丶- 、       しE |そ  ドンッ!!
    `ー、_ノ       �堯�l、E ノ <
               レY^V^ヽl

.

480 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:10:09 ID:OgRqLs1U


         /   /ヘ/  / /   /    /   //  /  / ヽ  \       \ \
        ./ _/ /  / /   /    /  / /  /   ∧_ヽ   \     ヽ.  ヽ
       // /! /  .l  l  /,.-‐'フフヽ.//  /   /´ヽヽ `>.、 .!       ',`ヽ 〉
        /   / |/    |  l// // /.: / ノ   /. :.:.ヽ \\ `ト、    |  | /
        {   ./ ||     l/  /ン-‐<、 ://:/  ./: :,ィ─ヽ-\ヽ. | |   |  |′
         \、.--|l-‐''"_,. -‐''",. =,=¬ミ、/: : :/  /: : : ノ゙,ニ==ミ、 | |   |  |
        /  ̄|| ̄   {: :く   ト-'  }  : : / ./: : : : : ト-'   } // /   j l !
        /   .!',      \:.` ゝ -‐'  .//      ー--  ./ /   /j | /       それは…言い訳のつもりですか?
         /     ', ヽ   \ゝ、        ノ : : !           ノ/  .//ノ'
       ./    .∧ \   \                  -┐ ∠ -‐''" /          翠星石をバカにするのも大概にするですぅ
       /     /,ハ = ゝヘ、_  ゝ、               __ノ)      /〃/
     /     //  ヽ〃 ヾ ヽ ̄ ̄   、_,.. -−'' ´ ̄   /     /</
   /    ,r'"´ ̄了ゝ、rー、 ヽ      ` ー──‐ '' ´     /liヾ/
  /    / ゝ, -‐'7`ーイ__.」、  \         ー          /   |
/   , f´ ̄/   /  ノ/ヽゝン‐.、V丶、              /|     |
   / 之/   /  /   ヽ ヽノ1ヽ-、.`丶、    _,. -‐'"´  /|ヾ 「l〃|
  / 「 /     / /      ', ∟| ヽ \    ̄   /   / |= =l
/  .ゝ/     //       .i l , -イ   ヽ. ヽ     ,イヽ /  |〃il ヾl
   ,r/    /        || L.、|   l  `丶、 f |  `ヽ、 |     !
  /./     /           || ヽjヾ||〃l  ,. ‐-、ヽl   _  \|      ヽ

.

481 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:10:41 ID:OgRqLs1U


         / ̄ ̄ ̄ \
      /   :::::\:::/\
     /    。<一>:::::<ー>。
     |    .:::。゚~(__人__)~゚j        すいません…やる夫はゴミです。ミジンコです。
     \、   ゜ ` ⌒´,;/゜
    /  ⌒ヽ゚  '"'"´(;゚ 。         だからこれ以上は殴らないで…ね?
   / ,_ \ \/\ \
    と___)_ヽ_つ_;_ヾ_つ.;.


     / ̄ ̄\
   /   _ノ  \  ( ;;;;(
   |    ( ─)(─  ) ;;;;)
   |      (__人__) /;;/       翠星石、そのへんにしといてくれ。
.   |        ノ l;;,´
    |     ∩ ノ)━・'         それにやる夫は妹萌えなんだ。
  /    / _ノ´
  (.  \ / ./   │           さっきはあんなこと言ったが、実際は翠星石のこと大好きなんだよ。
  \  “ /___|  |
.    \/ ___ /

.

482 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:11:09 ID:OgRqLs1U


                       ,. -- 、 _
                   ,.イ=冖¬ 、.`>.、 _
                    /‐.:.".:^:ヽ、 .* `ヽ、  > 、._
                 r':/.:.: -.:.:.:.:.:.::`:ヽ   \    \
               /:/ .::イ.:.:.:.: .:.:.:.:.::::/.:\.*ヽ     `ヽ.
               イ/;//.:/.:.:イ:/:::::.:.:ヽ.  ヽ
              !l {/.ィ_.:/.::/.:,./.:.:.::::::::.:.:ヘ   ヘ           むー。
             { i、l:l'y戈.,ィ'.;. イ.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.: .i ※}
             { | ::|弋ソレ'ヽ、_i_;;.:.:.:人.:.:.:|  i            まぁ、今回は許してやるですぅ。
            /,i .::|."",     i(('ー,、レ.:.:.:.:.:.:j ./_, .-┬''"´
           /x リ .:::ヘ.       ゞイ .V.:.:.:.:./*r".:::::::.:.i
         /   ./ ;ィ" ヽ'ヽ   "" ,.イ' /.:.:/  !.:.::::::::l.:.!
        / ※ ,イ;/ _,r''_.|` "フ'':::´:::.:.イ.:.:./  {.:.:ヘ:::::::リ
      ,イ  .,..イ,/(ミヽ.'./^7,イ.:/::.:.:/.:.:..:/* j.:ヽ.:ヽ.:/
     ,イ※ /:::,r;ニ三=,イ,「"/.:/::::::,:.'.:.: /   }ヽ.::\/
    /   /.:::::r"( `フ"´ / ,/.:/::: イ:.:.:.:r' ※ ./`Z,,:::,i


           *  _______
    / ̄|  +   /         ヽ   +
    | ::|    /⌒       ⌒   \
    | ::|x  / ( ●)    ( ●)   |  .人            サンクス!
  ,―    \   | ::::::⌒(__人__)⌒:::::     |  `Y´
 | ___)  ::| .!     l/ニニ|      /
 | ___)  ::|+ヽ    `ー‐'      /     十
 | ___)  ::|   .>          \
 ヽ__)_/   /                 \

.

483 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:11:43 ID:OgRqLs1U


           |    /  _,. -ー ' ´ ̄` ー 、  \    /
           ヽ   l /  /         \ ヽ   /
            ',   {/   /  /   :l      ` 、 !  /
            ヽ  〉.:.: /  /   .:/.:  l.:. ヽ   l|/l
              Y .:.:. /.:  /  .:./,イ ハ.:. ...:|   :|:.:.:|
              | |.:.:. l.:.:. // , イ.:.//:.:/  \.:.:| ...:|:.:.:|         でも妹萌えは嫌ですねぇ〜
              | |.:.:. |`'lメ∠_////__, -ー'ヾ:|:  :|:.:.:l
              |、ヽ.:.:ヽィ磷圷ミ    ィ磷圷ヾ.:.:.:|::.::l         純粋に家族として妹のことが好きならべつにかまいませんが…
              | lヽ\| 弋r:シ      弋r:シ |.:.:.:ノ:.:.:.',
             /.:|  \ヽ;::::::::    ,  ::::::::::::ノ_/ |.:.:.:.:':、
              /.:.:.l   | 弋    ,. _    フl  /.:.:.:.:.:.:ヽ
.             /.:.:.:.:ヽ  ヽ __ >、___  `_,.ィ< /  /.:.:_.:.:.:.:',
            /:./:`∧  | |` ̄ \ヾ/ノ ̄ ∨  {'´: : : : :\.:.\
          /.:/: 、 : : ',  | |  __,r<_< ヽ,.__|  |.: : : : : : : :l.:.:. ヽ
.         /.:/: : : \: : }  |.  ̄/ \ヾ) \ |  L、 : : : : : :}.:.:.:.:.:\
         / .:.{ :\: : :.}: : ! ト、/   ヽ }〈//  ヾ一'|/:-ー' : : :/.:.:.:.:.:.::. ヽ
          / .:.:.:.ヽ: :ヽ,: : :r十く/ゝ ,.メノv ヽ入  <\_ : : : :/.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ',
         / .:.:.:f\_〉.: : : :/  ヽ/ ̄Zソ |人| ( >_「´ヽノ  } : :〈,.ヘ.:.:.:.:.:.:.:.:.:..|
       / .:.:.:.:.:} |>二ニ/    ゝー厶 |∨| 〉 \一'   Y二、 ̄〉.:.:.:.:.:.: |


          ____
        /_ノ  ヽ\
      / ( ●) (●)、           ばっかwww本気で妹を好きになって犯すとでも思ってるのかおwww
    /::::::::⌒(__人__)⌒\
    |      |r┬-|    |          そんことあるわけねーからwwww
    \       `ー'´  /
⊂⌒ヽ 〉        <´/⌒つ        実際にヤッたヤツなんていねーだろwwww
  \ ヽ  /         ヽ /
   \_,,ノ      |、_ノ

.

484 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:12:09 ID:OgRqLs1U


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ●)(●)
. |     (__人__)         ん?…やる夫、実際に自分の妹と交わったヤツはいるぞ?
  |     ` ⌒´ノ
.  |         }         そりゃもう、たくさんな。
.  ヽ        }
   ヽ     ノ        \
   /    く  \        \
   |     \   \         \
    |    |ヽ、二⌒)、          \


       ____
     /_ノ   ヽ_\
   /( ●)( ●)\         やらない夫、嘘いっちゃいけないお。
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \
  |     (  (      |       本当にいたなら、誰か言ってみるお。
  \     `ー'      /

.

485 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:12:36 ID:OgRqLs1U


      __    
    / 〜\   
  / ノ  (●)\ 
. | (./)   ⌒)\             ぶっちゃけ、かなりいるんだが、あえて名をあげるなら…
. |   (__ノ ̄   \
  \          |            そうだ、ちょうどお前に史記を貸しに来たことだし、
    \       /
.      \  ⊂ヽ∩            史記に載ってるヤツを教えてやるよ。
      /´    (,_ \.
       /       \. \
      ./   /       |. \ソ
    (  y'      .|


      _____     
    / ―   \   
  /ノ  ( ●)   \ 
. | ( ●)   ⌒)   |        史記に載ってるヤツで妹と交わったヤツがいるのかお?
. |   (__ノ ̄    /
. |         /          それは興味深い話だお。
  \_      _ノ\
    /´         |
.     |  /       |

.

486 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:13:18 ID:OgRqLs1U


           ゝ=ニ −-- 、、  `ヽ、丶、
            /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`丶、、 ヽ、 `丶、
           /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.'i,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ  ヽ.   \
        /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ:.:ヽ、:.:、:.:.:.:.:.゙i   l    ,>
        ,':.:.:.:.:.:.::i|:.:.:.:./ !:ト、>、ヽ:.:.:.:.:l   } ,.ィ"
         l:.:.:.r:.:.:.:ll:.:,i:./  Yノヽ丶!:.:.:.:.:l  l/:.:l
          l:.:.:.l:.:.:,!ll:./l/   イァt戈ヾl:/:.:i:.l   l,:.:.:.:.l         す、翠星石もちょっと興味があるですぅ…
        l:.:.:.l:.:Zアニリ、    ゞ-'' ケ:.:.リj  〉:.:.:.:.l
        N、:.トX´そソ    〃〃 /:,ィ{!   !:.:.:.:.:.:l
        ヾト、ミゞ゙〃〃  '    ,ィ゙クリイ   l,:.:.:.:.:.:l
          丶、ミ≧、  (ヽ   /X,_/   l:.:.:.:.:.:.:l
            |``T'^`i:‐-,ュェ彡‐--i{   入:.:.:.:.:.:l
           l:.:.:.:l  ,ィシ'イ升トヾニ};;!〉  ヾ::丶、:.:l
            l:.:.:.:>ィくヽ.ノイ<};;i`ヾ:;j{   ノ::::::::\丶
           f:.:ィ}7f  ヾシ'Fハl;;l    〉  ヽ::::::::::::ヾヽ
          /´::( l( ヾ、 ,クLl(l;l   {   /:::i::::::::::::ヽ〉

.

487 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:13:45 ID:OgRqLs1U


       ____
    /     \
   /  ─    ─\
 /    (●) (●) \
 |       (__人__)    |     ・ ・ ・ ・ ・
 \     ` ⌒´   /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||


            / ̄ ̄\
          /   _ノ  \
          |    ( ●)(●)
          |     (__人__)
             |     ` ⌒´ノ    ・ ・ ・ ・ ・
              |         }
              ヽ        }
            ヽ、.,__ __ノ
   _, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、
  /;;;;;;::゙:':、::::::::::::|_:::;、>、_ l|||||゙!:゙、-、_
 丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|:::


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488 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:14:19 ID:OgRqLs1U


            ', ,. イ.::; .:.:.,     .:.:.::::::::::.`ゝ、
            V/.::/.:.:/      .:.:l:! .:.:::::::::.`ヽ _」 _
          /. .,.ィ.:.::/    .:.:::::::.:.  .l:! 、 .:.:.:::::::::.`、下 .!
            /.:/ .::l:!.:./   .:.:.:.:::::::〃.:/::!::::.:.、 .:.:.:::::::.`、 /
          ./.:/ .::::l:|.:.:.  .:.:.:.:::::::::〃.:/.:::ト、::::.:.ヽ .:.:.::::::::Vヽ
         /.:/ .:.:::::l:|.:.:. .:.:.::::::::://.:/.::::ハト、.:.:::::', .:.:.:::::::!.::.',
        ./.:/ .:.:.::::::i:|.:.:'"´ ̄`>' /.:/.:::/´ ̄`ヽ .:.:l .:.:.:::::!::::::',      な、なんですか二人して!!
       l:::ハ .:.:.:::::::リ.:.:.:.:::::/ ノ.::/.:::/´ ¨`   V:l .:.::::::j:::::::::
       |::| ',.:.:.:::::.ヽ` `Y⌒㍉ /:/ ,. ィ'⌒Y77 リ .:.:.:::/l.:::::::::      やらない夫!さっさと話しやがれですぅ!!
       |::|  ト、.:.:::::::.ヽ_ 辷_ソ       辷_ソノ ./ .:.:::/ リ::::::::::
       ヽ! {i \.:.::::V///// i     ///// /.:.::/ リ:::::::::::
          {i _」 _ハー--    `        /;:イ   リ.::::::::::::
         {i 下 j} 1.:::ト、   r‐---っ   ノノ_」 _  リ.:::::::::i::::
         {i   j}. \.:.:::>.、  ̄ ̄   ノノ 下 ,.イ|::::::::::|::::
         {i   j}  ,.'´   ``ニニニ"´ノノ   ,.イ:::i:l::::::::::|::::
            {i  jレ' -米‐ 「:に>介フノ_」_  ,..イ.:.:l::::l:l::::::::::|::::
           \〈    ノノl::,.ィイ.:/  下イ .i.::::|::::l:l::::::::::|::::
            ``~~´ ``フ.:::/ ,.'"´    .i.::::|::::l:l::::::::::|::::

.

489 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:14:44 ID:OgRqLs1U


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ○)(○)
. |  U  (__人__)        そ、そうだな…
  |     |r┬-|
.  | ι   `ー'´}        すまんすまん…
.  ヽ     u  }
   ヽ     ノ
   /    く  \
   |     \   \
    |    |ヽ、二⌒)、


      ___
     /⌒  ⌒\
   /<○>   <○>\
  /   (__人__)   \     (やる夫は何も聞いてないやる夫は何も聞いてないやる夫は何も聞いてないやる夫は何も聞いてない)
  |     |r┬-|     |
  \    `ー'J    /
  /              \

.

490 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:15:16 ID:OgRqLs1U


          / ̄ ̄\
        /  _ノ   \
     |  ( ●)( ●)     さて、やる夫と翠星石、春秋時代ってのは知ってるか?
        |      (__人__)
       |     `⌒ ´l      それがわからないと、まず話にならない。
      |         }
      ヽ        }
       ゝ     丿
  ____( ̄ ̄    / ̄ ̄/´ ̄/_
i⌒ゝ、  ヽ ヽ.   /    /  ⊂)  i⌒ゝ、
i;;;;;;;;;;|__ L人   ̄ ̄`´ ̄ ノ__i;;;;;;;;;;|


              _, -――― - .._
        ,.. '´ ̄ ´゙'ー‐1:i   ̄´ト、
        / ,  ,r'  , ,r' ノ'、:ー、   l」 \
     ,..' , ' ,:i   x' /|  ´l: ! 、 !.ハヘ.  \
     // /  i/ // />- / '、:! - ‐ l !   丶_
    〃 /  イ _/ 〃z==ャx /ヘ:ヽ' !丶リ   /´
     | l  l 行 /゙ /'l;;;;;ヘハ/  {: {    ヽイ1        それ位知ってるですぅ
     '.ハ  l代ソ ,   >:z.' / l: l     l| l
     // ゝ、ゝ r,ーャ_-'´-__..∠}、ヽ    リ ll        東周時代の別名みたいなもので、各地の諸侯が権力を保持した時代ですよね?
     l l   T´ミ、ゝ- '  ̄  l:::   > 〉、l ハl l',
    〉〉l , /l  l ≧:::イ´   ト、:: l | __ -!l  ',
     l |米 l l, -rt/ \lj  ,∠、 \ハヽ/ l 、!l   l
     ヽヽ //: rt」!__ >く   |l  fマ/ 〉   ヽl  ',
     l l /:rt/  /f|j \_」! fマ: ! l     l !  ',

.

491 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:15:45 ID:OgRqLs1U


       (⊃ ̄ ̄\
     (⊃   _ノ  \
    (⊃   ( ●)(●)
     |     (__人__)         まぁ、正解っちゃ正解だ。
     |     ` ⌒´ノ
       |         } \        おい、やる夫、お前はちゃんと分かってるのか?
     /ヽ       }  \
   /   ヽ、____ノ     )
  /        .   | _/
 |         / ̄ ̄(_)
  \   \ /| JJJ (
   \  /   /⊂_)

.

492 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:16:21 ID:OgRqLs1U


      ___
     /⌒  ⌒\
   /<○>   <○>\
  /   (__人__)   \     (逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ)
  |     |r┬-|     |
  \    `ー'J    /
  /              \


.

493 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:16:54 ID:OgRqLs1U


    /ノ´: /: : : : : : : : : : : : : :i: : : ::i: ::ヽ: : : : : :\   \
   /": : :/: : : : : : : : : : : : : : ::|: : :|: |: : : ヽ: : : : : : :ヽ  /
  /: : : ::/: : : : : : : : : : : : :/:/}: : i: :|: : : : :ヽ: : : : : : :V
  /: : : : :|: : : : : : : /: ::/:: / /: :/: / ヽ: : : : }: : : : : : :l
`.{: : : : : :|: : : : : : : : ::/.// /://:/-―--:、; |: : : : : : :|
 |: : : :{: : |: : : :,斗ァ''フ"  /"  //    \ヽ|: : i : : ::|
 |:i: : :i: : :l r彡"´    "   /        }: :ノ : : ::|      やる夫のことは無視していいですぅ
 l: i: : { : : l |     __,..    /  ''ェ;___,ェ; /: : : : /∧
.  ',ヽ: : : : ヽl ,r==="         ̄ ̄ ./: : : :ノ/  l      さっさと、続きを話すですぅ
   \\: : : \        !       /, r '´ }: : :ヽl
   |: : : { `ー >              /{ * }: :  ヽl
   |:/: : { __ i/ ヽ             ./: {   }:_:: : : : l
.  //: : : :{  "iヽ { :ヽ、    ⌒   /:__ : { / ノ: : : : :.'.,
  l/: : : : : :} r−┘、: ::r`vr‐ -  ´|: : : | _」_{./  ./: : : : : : : '.,
 /: : : : : : : { `ヽ、 ヽ.L._ヽ.    レ'V__ ヽ/: : : : : : : : : :'.,
/: : : : : : : : r ト *|ヽ/ ノ ヽ.'、  / { (___  〕r、_: : : : : : : '.,
: : : : : : : : :∧.l.}  }〔 ´ / ヽG=ニ:|(    ./r'/rく: : : : : : : : :',
: : : : : : : ::/ )|.ト}  }ヽ    へ)|ノ\.{ |/ーi  /`./ ( ヽ: : : : : : : : ',
: : : : : : : /  .)|.「.) .} ∧     ) 7 .ヽ |    { フ  |  ヽ: : : : : : : : ',

.

494 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:17:19 ID:OgRqLs1U


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ●)(●)          そうだな…じゃぁ続きを話すが、その春秋時代の初期の斉に「襄公」っていう君主がいたんだ。
. | u    (__人__)
  |     ` ⌒´ノ           その君主は暴虐でな、自分に逆らった者には容赦しなかったんだ。
.  |         }
.  ヽ        }
   ヽ     ノ        \
   /    く  \        \
   |     \   \         \
    |    |ヽ、二⌒)、          \


            , ‐ ' "´ ̄ ̄ ̄ 丶、
        ,  '´ _r─'´ ̄`ー-、_    ヽ
      r‐ ''"  ノ´ ※    ※   ヽ   丶
     | ..::::-┴´ ̄` ̄` ̄`ー、_   `ヽ  ヽ
      Y'´   : : : : : : : : ヽ ※ ヽ  '、
     ∧ /   /    : : : : l : :ゝ、  l.   ',
     /: : /:   / :/ : l : : ヽ ※ヽ  ',
    l: : /: : /: : /: /: ハ :  : :ヽ  {    '、
    {: l!: :⊥、/: : /.:/. /|: : .l   ヽソ    ハ
    .l: |l: :l :トリ_`ー':^/: {、  ヽ: : : | : : |_,..ィ'´ ̄
     人:弋 じぇ、"´   、 `丶、_ヽ.:l: /: : l|:. |         恐ろしいヤツですぅ…
      ム `ト `"'゙      '^ぅテォ-テ/./: /: /l.:..:.|
      ∧ 八     ,    ヾジ /.イ: :/. /: .l : |         男はいつの時代も獣なんですね。
    / こ}※ \__ トー‐、  __ ノ_ .イ//_:_:_l..|
    ノ  匸l/⌒ 、 )ヽ___ノ _ .. イ ̄※ ノ厂兀l.|
   /  て/  ´  ヽ`三/ ┴、 /    ノし  }: : l|
  /    (_{     }{"´  ヽ |〃_. イJ´   l: : : |
::/    /(\ _ ノ)ヽ___、._丿「 /勹     l: : : :|
{ /三\ /  ヽ几_厂|/し、__兀r '"  ヽ   | : . : |

.

495 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:17:58 ID:OgRqLs1U


     / ̄ ̄\
   /   _ノ  \  ( ;;;;(       (お前は悪魔だがな…)
   |    ( ─)(─  ) ;;;;)
   |      (__人__) /;;/      んで、その襄公には妹がいてな、名を文姜(ぶんきょう)というんだが
.   |        ノ l;;,´
    |     ∩ ノ)━・'        この兄妹が体を交えたといわれている。
  /    / _ノ´
  (.  \ / ./   │
  \  “ /___|  |
.    \/ ___ /


        /   ,イ^ヽ _米ソ_ _ \  \
          〈   /´.:,.:. :.:..:::::::/!:!:::::.:.:.\jkヽ  \
         `y' .:.::::/::,.:::::::::::/::lノ::::::、::ヽ::ヽ. t、__j
         / .:.:::::/::/.:::::::::/::/:ト、:::::`,:::!::::| !:ト、 /
          |.:/.:.:/、/.:.::::,イ:://ハ::ヽ:;;:ヽ|:::::!/::::.:イ        マジですか!?
          l/トト,!::::仁ニヽ'´ , -‐<:::::::!::::|{::::::.:.|
          〉V::i:|ヾトッソ  ´トッツ7::/::::/ !:::.:.::|        実の妹と交わるなんて…なんてふてーやつですぅ!
           /,.ィ´ ト、' ' ' 、  ' ' ' /::,::イ /:::::::.:.|
            ,イ: :|  |/ >、 _ 0_, .イ´7  /: :  ̄`ヽ
         _ノ: : :j  j!   \ フ/  !  |: : : : : : : :.\
     ,r‐'´/: : :{ 米|   ,ィ介   | 米|: : : : : : : : : : ゝ、_
    ./ :./: : : : :.i   |   //小   !   |: : : : : : : : : : : \:`ヽ
   〈: .: :ー‐-: 、:i   |   // }。j 〉  !   |.: 、: : : : : : : : : : : ヽ: |

.

496 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:18:25 ID:OgRqLs1U


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ●)(●)
. |     (__人__)         更に、文姜は腹に兄の種を植えたまま、魯の君主である桓公に嫁いだんだ。
  |     ` ⌒´ノ
.  |         }          そして、子供を産んだ。この子が後の荘公(魯の君主)だ。
.  ヽ        }
   ヽ     ノ        \
   /    く  \        \
   |     \   \         \
    |    |ヽ、二⌒)、          \



:/: : : :/-―_´   \//   / /|: : :/ _!_! : : : : :
ハ: : : :! 〃´ ̄__ `ヽ/ヽノ  // /ヽ//| | ヽ: :l : : : : :
! ヽ: : ! l| /` _つヽ  | !| / /: :/-┴__- 、 ヽ!: : : : :
ヽ \!   K´{Ξj !      // /´> ヽ ∨ ヽ: : /        えっ…
: :ヽ | | |┴┬ ‐く  ...::::::../  K´{Ξj  ! !ト /! /:
: : : :\| | |l ! ...:::::::::::::::::::::::::::::... ∨  ̄ /〃 / l/: :         ってことはその荘公ってヤツは襄公と文姜の子供なのですか?
ヽ _: :\        ::::::::::::::::::::::::.「「 ` く /:/: : :
  ノ   ̄                  | | <´__ /
  {                      /
  j \        __           /|
 {: : : :|\     /´  _ `ヽ     /l  !    「
 !: : : :!    、  ̄      ̄   < : : l l    ノ
  } : : |      ー‐┬- <´: : : : ヽ: :! l   /

.

497 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:19:18 ID:OgRqLs1U


      / ̄ ̄\ ( ;;;;(
    / ._ノ  ヽ、\) ;;;;)
    |  (●)(●)/;;/
    |  (__人__)l;;,´|
    | ./´ニト━・' .l          さぁな…実の所、まだ解明されてない
    | .l _ニソ    }
     /ヽ、_ノ    /           ただ、このことが荘公にとってかなり辛かったらしい。
    __/  /    ノ__
  / /  /       `ヽ.         そりゃそうだよな。自分の父母が兄弟なんですなんて知ったら胸に棘が刺さる。
  /´  ./       ,.  ヽ.
  ト、_,/.       |、  ヽ
   |         |/  /



    -‐ フXXXXXXXXXXXXXXXXX`丶、
 /   /XX>¬冖冖¬‐<XXXXXXXXX\
 \ /X>.:'´::.::/::.::.::.::.:_::_.:.:.::`::くXXXXXXXハ丶
   Y/::/:/::. :. .;:.:'´::.::.::.::.::.::.:.:└くXXXXXX} `、
  〃:/:/::.::.::.:/::.::,:.:-‐::.::.::.::.::}::.::(XXXXXX) ヽ
  /::/::.:/::/:::/::.::/:::.:. .::/.:.::/l::.:::{XXXXXX)   、
 ::.:/::.:/;:.::.:/::.::/ .:.:.:/::.::,ィ::/.:l|::.:.:(XXXXXXL   \
 |::'::.://:-;―‐-::.:::=彡::.::://:/|:.:|l:.:l:::[XXXXXXメ , -┘
 |:|:://:::///::.::-=:_:彡' 冫く」::.|l:.:|:::[XXXXXく /
 lリ:l::l:::/イなメく-‐ ´   /   l「:ト、|:::|XXXXX「|            確かに。産まれた子にとっては、かなり辛いですね。
/八{::|:ハ {イ:.:rハ   /, 孑=ミヘ::kく:/ XXX厂:|:|
/_`ソX ! `゙゙´      ^!{::.::rーハ:ト、XヽX/: !::.|:l             正直、正気を保ってられなくなると思いますぅ
l K ヽ_ム    、.    ヾ二シ '八 \/7::.::.::|:::l:|
| !| ト、 `ヽ   、        (XXX//:;l::.::.:|:::|:|
Lノニー仁〕 |ヽ、       _ ィ´xXX/;'::.:l|::.::.:!::.|:!
三三三仝r仁三二>'´ , └┴くXXi::l::.::l:l::.:::|:.::!|
三三三三三三三└‐く_ -‐ ,二ヽ|::|::.::|:!::.::|:.:::|

.

498 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:20:03 ID:OgRqLs1U


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ●)(●)         ちなみに文姜が嫁いだ魯の桓公は、殺された。
. |     (__人__)
  |     ` ⌒´ノ         他でもない、妻の兄である襄公にな…
.  |         }
.  ヽ        }
   ヽ     ノ        \
   /    く  \        \
   |     \   \         \
    |    |ヽ、二⌒)、          \


 \/: /: : : /: /: : : : : : /: /: : |: : : : l: : : ヽ}   \
  /: /: : : /: / : : : : :://://: :∧ : : : :|: : : : |     〉
 l: |: : :  |: /: : : : :/ /" /: :/  \: : :.|: : : : |   /
 |: :ハ: : : |: |二ニ==ェニフ´   /, へ、____>':「: |: : : レ'
 ヽ:|∧: : |: |く/フこ^ヽ\ /   / _ェ‐‐、=、`|: : |: : l: :|
  ∧ヘ: : |/ |r^{:::}゚ |  "      |^{;:::}r^} 〉 |: :/: : l: :|        な、なんですってー!!
  /: : |\: |ヽ >ー‐'        ヾ_こ_ソ  /:/: : :/ /|
 / : : {. \ヽ :::::::     ヽ     `ー―' /イ: :/ /: |
./: : : ∧  ト >   , へ、___   :::::/ /: ///: l: |
 : : : i^ヽ *\    / /´    :::::ヽ    // ノ/: : l: |
 : : /レ⌒ヽ、.  ヽ、 ヽ、_     :::ノ  , イァー‐く`¬ : l::|
 : / / / ,へ. l| ` 、    ̄ ̄ ̄, ' rーく \.  |` ト、:.l::l
 ::/ .| '  / /ヽ|    >= ァ  ̄  /^ヽ  ` ヽ. | 〈 ヽ::|
: /  |       / |  /⌒/L「\.   |       ./ /  | |

.

499 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:20:43 ID:OgRqLs1U


      / ̄ ̄\
    /   _ノ  \
    |    ( ●)(●)
   . |     (__人__)            ある日、魯の桓公が文姜をつれて斉を訪れたんだ。
      |     ` ⌒´ノ
.     |         }            そん時、文姜は兄である襄公と共に夜を過ごして桓公の部屋に戻ってきた。
   .  ヽ        }
   _/⌒ヽ     ィ             まぁ、当たり前と言えば当たり前だが、桓公は文姜にキレたんだ。
 i'⌒゙l |   l         \__ィ〜っ
 |  |. |   |       ト、_"__冫く;'三}  夫がいるのに、別のヤツと夜を過ごしたんだ。それは不義だからな。
 |  | ( " ̄⌒ヽ、 |____`ー‐"
 |.   ̄ ̄ ̄ ̄|ソノノ ̄`ヽ ̄⌒ヽ.'⌒lソ
 |        l  .| y  |_ィ   |  .||
 |        |  .|.|   |  |  |   ||
 |        |   |___|  |__|  ||
 |_______.|___(__゙)__{___゙)_||



                       ,. -- 、 _
                   ,.イ=冖¬ 、.`>.、 _
                    /‐.:.".:^:ヽ、 .* `ヽ、  > 、._
                 r':/.:.: -.:.:.:.:.:.::`:ヽ   \    \
               /:/ .::イ.:.:.:.: .:.:.:.:.::::/.:\.*ヽ     `ヽ.
               イ/;//.:/.:.:イ:/:::::.:.:ヽ.  ヽ
              !l {/.ィ_.:/.::/.:,./.:.:.::::::::.:.:ヘ   ヘ              でも今更って感じがするですぅ
             { i、l:l'y戈.,ィ'.;. イ.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.: .i ※}
             { | ::|弋ソレ'ヽ、_i_;;.:.:.:人.:.:.:|  i              不義も何も、すでに人としての道を踏み外してますからね。
            /,i .::|."",     i(('ー,、レ.:.:.:.:.:.:j ./_, .-┬''"´
           /x リ .:::ヘ.       ゞイ .V.:.:.:.:./*r".:::::::.:.i
         /   ./ ;ィ" ヽ'ヽ   "" ,.イ' /.:.:/  !.:.::::::::l.:.!
        / ※ ,イ;/ _,r''_.|` "フ'':::´:::.:.イ.:.:./  {.:.:ヘ:::::::リ
      ,イ  .,..イ,/(ミヽ.'./^7,イ.:/::.:.:/.:.:..:/* j.:ヽ.:ヽ.:/
     ,イ※ /:::,r;ニ三=,イ,「"/.:/::::::,:.'.:.: /   }ヽ.::\/
    /   /.:::::r"( `フ"´ / ,/.:/::: イ:.:.:.:r' ※ ./`Z,,:::,i

.

500 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:21:11 ID:OgRqLs1U


        / ̄ ̄\
      /   _ノ  \
      |    ( ●)(●)
     . |     (__人__)        そうだな。すでに人道を反する行為をしてるよな。
       |     ` ⌒´ノ
     .l^l^ln        }       まぁ、そんで、夫に怒られたことを文姜は兄に訴え、兄である襄公は
     .ヽ   L       }
       ゝ  ノ    ノ         文姜を哀れみ、宴会の席で桓公を殺したのさ。
     /   /     \
    /   /        \
  . /    /        -一'''''''ー-、.
  人__ノ       (⌒_(⌒)⌒)⌒))

.

501 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:21:45 ID:OgRqLs1U


                   __, -─‐- 、_
             , -‐一'´- ====‐- 、 \_
            / , イ, -‐ ─── - 、_ \_ \
             / //.:.:.:.:.:,:.:'´.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.ゝ-、ヽ \      (⌒)
        /  , .:イ.::::::::::/.:::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::ヽ\ \   /´
       <   / .::/.:::::::::/.::::::::::::::::::::::::::::::::::/.::::::::::::::`ト、  l
        \/ .::/.:::::::::/.:::::::::::::::::::::::::::/::::/.:::::::::::::i:::::::| | _」
            /.:::/.:::::::::/.::::::::::::::::/:::::://::::,イ.:::::::::::::::|::l:::l/'´  \             最低な女ですぅ!!
         |.::/.::::::::,:へ::::::::::::::/.:::;ィイ:::::/ハ.::::::::::::::::|::|:i|       l
         |/i::::::::::::::|::::\::/:::/'´/::::/、_,, -ー‐-::|::|:|| ,r ‐一'´            自分が行ったことを反省するどころか
           ト、:::::::::l''ー==ーュ、, /:/ ,ィ仁ニヽヾ::::|::!:!|::|/>⌒i〉 ,rr= 、
          ト::ヽ::::::l ヽ いシ7 ´   ヽいソ7 /:::::j::/l::/j>.:.:.:.i〉7´   )        非が夫にあるようなやり方…気に入らねーですぅ!
          |::::f ト、::ゝ, , , ,       , , , /:::::://:::! !>:::::「/   /
          |.:::{ i - ',     ヽ        /"´ 」ヽ/ |>:::「/   /          頭膿んでるんじゃねーの?ですぅ!
          |; イヽ.  \    )ー-‐-‐{   , イ ‐米‐  j>::「/  , イ
         / /  , -米-,)>  __ _ , イ   |  !,ィy'⌒ヽイ oj )ノ ̄ \_
         /  /  /l|  j /    ,ィネネト-、_!  | | (,イ ー-、 \ ィソノ   _」i
     _, イ^>、  /  }  i   /r'7夊ト、``ー、 」 //ー-、    /7ヽィニニニソjト、
  /  //  >、  ト、 |  /::/ /::, 个:トヽ  !,. イ‐-、   // / ̄``ー- 、  l
 / _,.ィトハ  /  >、 j:::爪! |::::ト/::/! fj :| i:::ト、/:::ハ、    // /         ` ┴- 、
.〈fレ'7::/ ヽ ト、  / ノ/:::i1| | ヾニニi::! fj l:| ヾニニ 'I  `ゝ、_ノ/ /   ̄`¨`ー- 、  /::::\
/ /::/   ヽト、__,イ /:::::| l! |     |:| fj j::!   | |! / ノト、イヽ     ̄`ヽ  /::::::::::::.

.

502 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:22:19 ID:OgRqLs1U


     / ̄ ̄\
.   ./   _ノ  ヽ
    |    ( ●) (●)          当時は春秋時代だ。勝ったほうが正義ってものなんだが…
    |      (__人__)  ∫
    |     `⌒´ノ ∬         これに関しては、どう考えても桓公が正義だよな。
.   ヽ         } | ̄|
     ヽ     ノ |_|)        ちなみにだが、そのあと文姜は魯に戻らず、斉に留まったといわれている。
____/      イー┘ |
| |  /  /     ___/        こうして幸せになったとさ。
| |  /  /      |
| | (    ̄ ̄ ̄⌒ヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|



 /:/:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:l:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:.:.ヽ
./:/:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:/:.:.:.::!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:.:.:.:.:',
':.:!:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:///,:.:./:.l:.:',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.l
:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./// ,:.:/:./:.:.:.',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:!
/|:.|:.:.:.:.:.:.l:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::/イ/ /:/:./ト、:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:!|:、        幸せですって?
:.:!:.!:.:.:.:.:.:.l:`l丶、:.:.:.:.:.://., ' ./:/:./ !l ヽ:.:.:.:ヽ:_..- ':.:!:.:l:.:.:.:.:.l:.!:.ヽ
:.:.!:.!:.:.:.:.',:.',:.!:.:.:.:.:>'<、/ //,:./  !l _><\:.:.:.l:./:.:.:.:.://:.:.:.:       これのどこが幸せなのですか!!
:.:.:',:',:.:.:.:.ヽV`ヾ〒_==ミー7/// ーrィ== 〒ア、/:':.:.:.:..://:.:.:.:.:
-、,.ヘヽ:.:.:.:ヽヽ ヾ、_ー'_ノ /'´〃    弋_ー'.ノ '  /:.:.:.:.:.//、:.:r‐‐
 ヽ.-l \:.:.:\、     /´        ヽ   /':.:.:.// ,.-J
./  .!   ヽ、:.ヽヽ、      i        ‐,.'ィ":./   !/  `
ヽ、  ,!   l l`ヾ.=-    _._ _._   -‐"‐/l !   l )  / 〉
) .! へ!  //  `丶、      ...     ,. '´   l !  !< ,   く
  ヽ_ ̄l   l !       `丶、   _.. '"       !l   !  / -,.、ノ:
ヽ-、 ', !  !l      /::,二 `"´二、:\     ,イl  l  '  /: : : :
: :!: :} l  ! !l     /::/ //:「ト、\ \::\  / l.! l    〉: : : :

.

503 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:23:01 ID:OgRqLs1U


          / ̄ ̄\
        /  _ノ   \
     |  ( ●)( ●)        幸せだろう。その後、襄公は反乱にあい殺され
        |      (__人__)
       |     `⌒ ´l         魯の荘公は名将を得て、斉との戦に大勝利したんだからな。
      |         }
      ヽ        }         
       ゝ     丿
  ____( ̄ ̄    / ̄ ̄/´ ̄/_
i⌒ゝ、  ヽ ヽ.   /    /  ⊂)  i⌒ゝ、
i;;;;;;;;;;|__ L人   ̄ ̄`´ ̄ ノ__i;;;;;;;;;;|

.

504 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:23:50 ID:OgRqLs1U


                __,. -――- 、、_
               ,ィ'-'"´⌒^^⌒`丶丶、
              〃_r冖'⌒^^⌒'ー、_`ヾ'、
             /{ノ         ) ヽ、ぃ
            ノ /// / /  /  /}  i`、} 、         なるほどですぅ。
            \{ l i i,l+‐-/,ィ/‐リ-、 l | |l >
             | l |__l ィ=ミ´ノ ィ=ミ ノ/ , l イ         荘公は幸せになったのですね
             从ト トi、::::  ,  :::: メ/ノ,イ lト、
             / ク、下ゝ、 ー一  彳彡イl l lトミ 、       しかも襄公も殺されるなんて…歴史って面白いですぅ!
             / ノ/〈`ヽ``ニ=y=<ノ`l '、 l l l \ヽ、
          __/ノ / ,八、 ,'´  /  ヽ 入ヽヽ、l l \\
       , '´イン /r'´、,:'^"'-、_ {、  _l,.,.,._ `ト、ヽ、  \\
      / /ノ / ゝ、 /^'t、,_  `'}ー'"   }  } ヽ 'ー、  \\
    ,イ / ノイ/  l У   `'ー人-‐ ''"~´'、_ノi、丶、 `ヽ、.ヽ ヽ
   / /,r'  ノ /   ,ト/      /三、    ヽーt、 ヽ  ヽ ヽ ヽ
  / / /  ノイ   / ノ      / | | 、    ヽ  l   ヽ  ヽ ヽ ヽ


     / ̄ ̄\
   /   _ノ  \
   |    ( ー)(ー)
.   |     (__人__)       結局、悪いことをすりゃ、ろくな死に方をしないってわけさ。
    |     ` ⌒´ノ
   .l^l^ln      }        まぁ、これが史記に載ってた妹と交わった男の話ってわけよ。
.   ヽ   L     }
    ゝ  ノ   ノ
   /  /    \
  /  /       \
. /  /      |ヽ、二⌒)、
 ヽ__ノ

.

505 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:24:32 ID:OgRqLs1U


            __,.--_-_- .__
          _∠/ _v__`¨´ _vv_ヽ.__ ¨' -._
         ,ィ´r_  イハ`_,、__ ハハ   _`ヽ.  ¨ ‐--ォ
       ,ィ´ ´ハ ,ノ ̄ ̄´    ̄ ̄ヽ、フヘ' ヽ.__    |
.      /ヘア´ ̄|.:.:.:.:.:.!.:.:.|.:.:.:.:.\.:.:.:.:.`ー、 _、\  |
     ノi,ィ´:/.:.:.:.:.| .:.:/!:|ヽ.:',.:.:\.:.:ヽ..:.:.:.:.:.: ヽ.ハ¨ `ー'‐- 、   ___
.    |_/:!.:.:!.:.:.:.:.:ハ.:/ノ.:| .:',∧:ヽ.:ヽ.:.:ヽ.:.:.:.:.:ヽ:`¨Tヽ._=Y= _二_Yィ ン         襄公も文姜もざまぁみろですぅ!
.    / !:!|.:.:|.:.:.:.:.:|::|'/.:.;ハ.:.:ハ:|\:\:_:.ヽ.:.:.:. i.:.',:.:',.:.:\ ̄¨ ‐._ ̄
   イV|:|:!',.:l.:.:.|.:.:|::,'.:./ !.:.l |:!-‐<_`ヽ`.:',.:.:. |.: |、.:i、_.:ヽ、.:.:.:.:.: ̄¨          なんか胸のつっかえが取れた気持ちですぅ
.   |'ヘ |:|:!:ヽ',.:.|ヽ|ノ-,''¨|ノ l:!  _ ヽ|、.:.|.:.:/.:.:|::',:|、.:.: ̄ ̄.:.:.:.:.:.:.:.:
.  /  ,!:l:ヽ.:.ヽ.i/:|/  _」'  リ  _, -z' Y.:∧.:.:!ヽ!| \_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.  ,'v_ 代:',、:ヽ.:.ヽ.:.:i!  _,ノ      ̄´   ,':,イ/ハ.:|:::::i|\.:.:.¨ヽ.__
  {,ホ | ',ヘヽ \:ヽト=''´      zxx /'´,'ノ:::|/ ̄¨ ‐-.__.:.:.:.ヽ. ̄
  ヽ ノ  ヽ', {\`ヽ\_zxx  `__ ,.    人\__:::::::::::::::::::::::::::: ̄ ̄ ̄
  トvヽ   \ヽ.\:`ヾ. ̄        /| :::\_`¨:::::‐-._____
  ヾ` |     `ュ、`.:、`マ'ェァ、‐-‐''´  jヽ___`>、‐-._____
   `¨!`ー- 、/.::.::`ーY`ァ-}`'‐‐x― '´ ト、,、,、:::::::::\_
     ヽ、___ヽ-=、_,、f'/_ファ=ァソト=,ゝ、__} /イー--、:::::::::::`¨ ‐-.__

.

506 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:25:03 ID:OgRqLs1U










                『 本 当 に そ う 思 う の か ? 』












.

507 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:25:36 ID:OgRqLs1U


 \/: /: : : /: /: : : : : : /: /: : |: : : : l: : : ヽ}   \
  /: /: : : /: / : : : : :://://: :∧ : : : :|: : : : |     〉
 l: |: : :  |: /: : : : :/ /" /: :/  \: : :.|: : : : |   /
 |: :ハ: : : |: |二ニ==ェニフ´   /, へ、____>':「: |: : : レ'
 ヽ:|∧: : |: |く/フこ^ヽ\ /   / _ェ‐‐、=、`|: : |: : l: :|
  ∧ヘ: : |/ |r^{:::}゚ |  "      |^{;:::}r^} 〉 |: :/: : l: :|         なっ!?
  /: : |\: |ヽ >ー‐'        ヾ_こ_ソ  /:/: : :/ /|
 / : : {. \ヽ :::::::     ヽ     `ー―' /イ: :/ /: |
./: : : ∧  ト >   , へ、___   :::::/ /: ///: l: |
 : : : i^ヽ *\    / /´    :::::ヽ    // ノ/: : l: |
 : : /レ⌒ヽ、.  ヽ、 ヽ、_     :::ノ  , イァー‐く`¬ : l::|
 : / / / ,へ. l| ` 、    ̄ ̄ ̄, ' rーく \.  |` ト、:.l::l
 ::/ .| '  / /ヽ|    >= ァ  ̄  /^ヽ  ` ヽ. | 〈 ヽ::|
: /  |       / |  /⌒/L「\.   |       ./ /  | |


     / ̄ ̄\
    /   _ノ  \
    |    ( ○)(○)
 .   | U   (__人__)           えっ!?
    |  U  |r┬-|  彡
 .   |     ` ⌒}   彡
 .   ヽ        }
     ヽ     ノ
     /     \
    / /\   / ̄\____l⌒l
     | |  \ /  ヽ \_____|
 Σ(⌒ノ   ゝ    \__)

.

508 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:26:11 ID:OgRqLs1U






:::::::.... ...\
:::.' ──-.. \
:::::::... ⌒__丶 \
:::::::::.... .'::. ).ヽ  .ヽ           人を一途に愛し、その人のためなら悪事であろうといとわない。
:::::::::::.... __ ..丿   ヽ
:::::::::::...    ヽ   .ヽ         それが本当に悪いと、そう思っているのか?
:::::.._ ノ ヽ.____丿   .丶
::::::::::::::.... ..::ノ      .)
:::::::::::..   ../       .ノ
:::::::::.⌒ "       ..ノ
:::::::::::::::::....    ....::::::../
:::::::::::::::::::::.. ......::::./






.

509 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:26:49 ID:OgRqLs1U


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ○)(○)
. |  U  (__人__)      や、やる夫?なに言ってるんだ?
  |     |r┬-|
.  | ι   `ー'´}       人っていっても兄妹だぞ?その二人が体を交えたら不義だろうが
.  ヽ     u  }
   ヽ     ノ
   /    く  \
   |     \   \
    |    |ヽ、二⌒)、


                 _,. -ァ――‐-- 、_
                / ノ* , - '^⌒"´`丶、
              / ノ  r'´         ヽ
             /  ノ * ノ    /   ,  、 ヽ
               /   l  l  //  ,  /,  jl i  ',
            /  、_ l   l l l/_/_,ィ// __ム! l l l
             ̄|`lヽj * 〈 l ,lィ'_.ノ'´ノィ' ,ィリ l,' l l     そ、そうですぅ
             ,l l l  { 'l下T::::T' //ナ!;Tリ lj l
             l l  '、  }、' ト。'ー' ´ , 'ーイ /リリ      それに襄公は桓公を殺しているのですよ?
              l l  ヽ* '、ヽ',""    "ツノノ
            l l l  {  ヾ>、   ‐_,.ィ"l´
             l l l  入  l^ヽミエ二、 l *l
            ,' ,' / ,イ rt, *'、, -‐ロ‐-ミt  l
           ,' ,' l イ    (l  ヽ/||ヽ. ハ  l
           ,' ,' K     l  ', |l|  (lヘ) l
          / / ,ハ、、   l * l, |ll|  (l '、 l

.

510 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:27:25 ID:OgRqLs1U






:::::::.... ...\
:::.' ──-.. \
:::::::... ⌒__丶 \
:::::::::.... .'::. ).ヽ  .ヽ         あぁ。愛する人のためにな!
:::::::::::.... __ ..丿   ヽ
:::::::::::...    ヽ   .ヽ      兄妹だろうがなんだろうが、人は人だろ?
:::::.._ ノ ヽ.____丿   .丶
::::::::::::::.... ..::ノ      .)     その二人が愛し合ってなにが悪い!?
:::::::::::..   ../       .ノ
:::::::::.⌒ "       ..ノ      何が悪いか言ってみろ!!
:::::::::::::::::....    ....::::::../
:::::::::::::::::::::.. ......::::./






.

511 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:28:11 ID:OgRqLs1U


    __
   /ノ ヽ\
 /.(○)(○)\
 |. u. (__人__) |
. |        |        そ、それは…
  |        |     
.  ヽ      ノ
   ヽ     /
   /    ヽ
   |     |
    |    .   |


            , ‐ ' "´ ̄ ̄ ̄ 丶、
        ,  '´ _r─'´ ̄`ー-、_    ヽ
      r‐ ''"  ノ´ ※    ※   ヽ   丶
     | ..::::-┴´ ̄` ̄` ̄`ー、_   `ヽ  ヽ
      Y'´   : : : : : : : : ヽ ※ ヽ  '、
     ∧ /   /    : : : : l : :ゝ、  l.   ',
     /: : /:   / :/ : l : : ヽ ※ヽ  ',
    l: : /: : /: : /: /: ハ :  : :ヽ  {    '、
    {: l!: :⊥、/: : /.:/. /|: : .l   ヽソ    ハ
    .l: |l: :l :トリ_`ー':^/: {、  ヽ: : : | : : |_,..ィ'´ ̄
     人:弋 じぇ、"´   、 `丶、_ヽ.:l: /: : l|:. |         じゃぁ、やる夫は妹と交わってもいいと思ってるのですか?
      ム `ト `"'゙      '^ぅテォ-テ/./: /: /l.:..:.|
      ∧ 八     ,    ヾジ /.イ: :/. /: .l : |
    / こ}※ \__ トー‐、  __ ノ_ .イ//_:_:_l..|
    ノ  匸l/⌒ 、 )ヽ___ノ _ .. イ ̄※ ノ厂兀l.|
   /  て/  ´  ヽ`三/ ┴、 /    ノし  }: : l|
  /    (_{     }{"´  ヽ |〃_. イJ´   l: : : |
::/    /(\ _ ノ)ヽ___、._丿「 /勹     l: : : :|
{ /三\ /  ヽ几_厂|/し、__兀r '"  ヽ   | : . : |

.

512 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:28:39 ID:OgRqLs1U





::::::... ..丶
:::::::.... ...\
:::.' ──-.. \
:::::::... ⌒__丶 \
:::::::::.... .'::. ).ヽ  .ヽ
:::::::::::.... __ ..丿   ヽ
:::::::::::...    ヽ   .ヽ            そこに…愛があればな!!
:::::.._ ノ ヽ.____丿   .丶
::::::::::::::.... ..::ノ      .)
:::::::::::..   ../       .ノ
:::::::::.⌒ "       ..ノ
:::::::::::::::::....    ....::::::../
:::::::::::::::::::::.. ......::::./





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513 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:29:19 ID:OgRqLs1U


        _,. -┬ fニト、
      r'´ 、r | | ,.L |
      |   (_ノ j {. '、\
      |    }‐イ-上 〉. \
      |    ノ´     /)゚o |
     i      r‐‐人__) .|            やる夫…お前ってヤツは本当に…
     ヽ   .ノ ` ⌒´ . |
      i  !,       ノ
      .',  ヽ、 .   /
        \  .     ヽ、
         \      |.i
           |    .   | |


  \        //  ∨: : : : : : : : : : /:/: : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : : : : : :\
     \___   { { ==/ : : : : : : : : : /:/.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :| : : : : : : : : ヽ
     | : : : :|  { { // : : : : : : /: : //: : : : : : : : : : : : : : : : /: : : |: : :| : : : : : : : : : : :ヽ
     |: : : :/:\//  /: : : : : : :/: : // : : : : : : : : /: : : : / : : : : / : : |: :ヽ !: : : : : : : :|
     |: : :/: : : { {   |: : : : : : /: : //: : : : : : : :/: : : : /: : :/: :/ : : :/.: : :|:l: : : : : : : : :|
     |: :/: : : : { {   |:|: : : : : |: : :| : : : : : : /: : : : :/: : :/: :/ : : :/: : : : !:!: : : : : : : :|
     |:/.: : : : :.// ヽ|:|: : : : : |: : :|: :__:/: : :_/: : :/: ://: : : /| : : : : |:l: : : : : : : : :|
      /: : : : : : { { =|:|: : : :∠二二: -― '  ̄/: : //: / / : : / | : : : : |:| : : : : : | |: |     やる夫…やっぱりあなたは…
     / : : : : : : : ハ V ∧: : : : : :| :l: |――‐-≦_'" ̄ // , / : /   ヽ : : : レ |: : : : :.| |: |
   /: :/⌒ヽ、: :{ {   ヽ: : : : : :l: l 气=zzz≧三≧ー='"/ /≧ニー-v\: :| / : : :ノ|:| |: |
  / : (  _ノ \ハ∨   ヽ.: : : :ト、\ ` 〃r:::yニバ`    ̄ 〃示テテ′: : V/ : / /// /
 /:r=ー' /ニ| ‐-ミハ∨    \ : ヽ\\どニつ′       ごつ', ' | | : : /: /  レ' レ′
/ :| //二=\r‐-、ハ∨  \|\: \ ̄             /  |/ : // }}
: : :.|/ニ/二二二二=ハ ∨、 ―‐ ―\: \         ,〉  /!| /: ://  }}
: : : |二|二二二ニニr‐' -ヽ  /|\ ト、 ̄   ⊂ー_ァ ´ , イ⌒「 レ′=  }}
: : : |二|二二二ニニ|   __ヘヽ      | > .   ' ,.  ≦  |Yニ{{ / || \  }}
: : : |二|二二二ニニ`ーく_入\     ト、   ` ー '"    / ̄/_={{      '/
: : : |二|二二二二二二二|  爪    | \ /       ト/ニニ{{      

.

514名無しのやる夫だお:2010/01/11(月) 22:29:39 ID:107MmfL2
近親結婚は違法だが近親相○は合法!!!

515 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:29:52 ID:OgRqLs1U


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ●)(●)
. |     (__人__)           バカだろう…
  |     ` ⌒´ノ
.  |         }
.  ヽ        }
   ヽ     ノ        \
   /    く  \        \
   |     \   \         \
    |    |ヽ、二⌒)、          \


. /  | /  / /  /  / // / ハ.    ヽ    ヽ. \
/' 丁|'  i l /   /// 〃/  \ ̄ \!     |\|
\/ j|  ,レ' _ / /.///./  _ \  |\. | |/
. /__」ヒ.´_彡'_>=,ニドノ'  //  'ァ,.'ニ=<} '  | |
/  {{ ̄ { \ P⌒!i  //    P⌒!i ノ ,'   /! /
,/  {ハ..  \__, ゞ冖^  /' !     ̄^` ブ ///
   ハ. \   く             __  ∠ イ ,ノ'       死んだほうがいいですぅ
  ,/ ,ハ 7`ト _,>       __,. イ !   /〃/
f´ ̄ヽ ヾ、'.{}ヘ.     `'マ二..__ /   /{}ヽ》
_) >┴=く¨ヽ ヽ.、       --     , イ   }}
/  '´   \レ-、V__. 、      _,. イ/{{ヽ{}/《
  .'      `て{ ヽ\ `  -- /  / {{-- −}}
 '    '    __j| ,ヘ \.  ∧_/  {{ /{}ヽ }}
,'    ,'   (_ |ヽ{i,ハ   ヽ、」.  \ {{.    }}
    ,'     〕|__ __ |/.,二f丑:‐ 、\{ ヽ {} /}}
         ( }}/{}ヽ|/  /ハ 「 \ヽ|{ ー i ‐.}}

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516 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:30:22 ID:OgRqLs1U



           ____
         /      \
        / ─    ─ \
      /   (●)  (●)  \       ・ ・ ・ ・ ・
      |      (__人__)     |
      \     ` ⌒´   ,/
      /     ー‐    \


.

517 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:30:49 ID:OgRqLs1U


         ____
        /ノ   ヽ、_\    r ⌒j              えぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええ!!!
      /( ○)}liil{(○)\  /   /
     /    (__人__)   \/   /   /  )
    |     |i|||||||i|     /  /  /  /
    \     |ェェェェ|     /   '` ´  /
      r´  (⌒'ー―- イ′     ´廴
     /    > 、     ヽ      _  ̄ ̄ ̄)
    /        -、      }        (  ̄¨´
   /           ヽ._       __  \
                `   --‐'´ `゙' 、_.)



                                  お し ま い ♪

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518 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:31:37 ID:OgRqLs1U

【用語&人物解説】


「春秋時代」  :前770年に周の幽王が殺され、平王が洛邑にへ遷都してから晋が三氏により分裂するまでの時代区分

「襄公」     :斉の第15代の君主。悪政を施し、人民、臣下、身内などに怨まれた人物(妹は別)

「文姜」     :襄公の妹。実兄と肉体関係をもった斉の公女。

「桓公」     :春秋五覇の一人である斉の桓公とは別。魯の君主。襄公の妹を娶った。

「荘公」     :魯の桓公の死後、即位した人物。名は「同」。襄公の子供である可能性がある。

「やる夫」    .:歴史に興味を持つ一般男性。属性は妹萌え。一言でいうならキモイ。

「やらない夫」 .:やる夫の友人。中華の歴史に興味をもっている。一言でいうなら真面目

「翠星石」    :やる夫の妹。属性は兄萌え。一言でいうなら悪魔。

「チラリズム」  :ちょっとだけよ?

.

519名無しのやる夫だお:2010/01/11(月) 22:34:29 ID:107MmfL2
お疲れ様でした。

520 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/11(月) 22:34:36 ID:OgRqLs1U
以上で本日の投下は終了でしゅ(^q^)

少し息抜きになりましたww
また機会がありましたら番外編を投下すると思いますのでよろしくお願いします。
次回は本編の投下となりますのでよかったらご観覧下さいお!

ご観覧ありがとう御座いました( ^ω^)ノシ

521名無しのやる夫だお:2010/01/11(月) 22:35:02 ID:YAiv1VB.
乙乙

チラリズムは正義

522名無しのやる夫だお:2010/01/11(月) 22:38:18 ID:cgisK.RY
乙でした
この兄妹はwww

中国に限らず、古代では兄妹(姉弟)の近親相姦はよくあった話みたいですね
何という羨ま……けしからん時代だ

523名無しのやる夫だお:2010/01/11(月) 22:47:18 ID:Jyh11waY
>>522
リアルで姉も妹いない奴はこれだから…

524名無しのやる夫だお:2010/01/11(月) 22:51:45 ID:CS/Mpi/Q


>>523
うむ
妹とはどんな敵(少なくとも男の敵)よりも恐ろしい存在なのだ

525名無しのやる夫だお:2010/01/11(月) 23:22:10 ID:ryi/.0EU
乙!

526名無しのやる夫だお:2010/01/11(月) 23:46:31 ID:JTLA8TNE

 
いやまあ実際近親相姦は犯罪でも何でもないし、
実数は相当多いらしい上に兄妹は結構割合多いとか

527名無しのやる夫だお:2010/01/11(月) 23:52:52 ID:iVoP.5f2
乙乙!
番外編では中国史のアンモラルな側面をつついていくという流れですねw

528名無しのやる夫だお:2010/01/12(火) 00:05:33 ID:ou5jQ7Qc
性のタブーなんて時代によってころころ変わるし今の基準であれこれ言ってもしょうがない
ただこの兄妹の場合はかなり濃厚な話が伝わってるな
十八史略にも逸話が残ってる

529名無しのやる夫だお:2010/01/12(火) 00:14:35 ID:TwUZIP.Q
>>528
つまり・・・何が言いたいんだ?

530名無しのやる夫だお:2010/01/12(火) 00:45:26 ID:H2nuVzOg
乙。
日本でも衣通姫と軽太子という例があったな。

531名無しのやる夫だお:2010/01/12(火) 01:15:15 ID:ugyKdBzw
この襄公、春秋五覇の一人である斉の桓公の兄なんだよな。
コイツが甥の叛乱で殺されたおかげで桓公は君主になれた。

しかし、斉の桓公と魯の桓公は義兄弟の関係で同じ諡号か…

532名無しのやる夫だお:2010/01/12(火) 01:16:23 ID:ugyKdBzw
あ、叛乱を起こした公孫無知は従兄弟だった。

533sage:2010/01/12(火) 03:30:48 ID:lfN6lEb.
乙です!

534名無しのやる夫だお:2010/01/14(木) 17:52:50 ID:Dp1jtFzU
この時代の斉では同姓婚が認められていたことへの
批判から(もしくは何かしらの誤解)生まれた逸話って聞いたことがある

儒教圏(この当時はまだだけど)では同じ一族内(同姓)での結婚はタブー
んで大家族制社会だとよくあるのが、同世代の男女で兄弟だとか呼ばれること
だから現代でいうところの兄妹だったかというと疑問があるということ

真偽の程は知らんけどね

535名無しのやる夫だお:2010/01/14(木) 18:33:18 ID:QiyJO7Ns
>>530
日本の場合は異母兄弟婚とか至って普通だったから、現代の価値観で分類して良いものか迷うな。

あと、wikiによると
>もちろんこの物語をそのまま受け取ることはできない。
(中略)
>また、同母兄妹婚姻を禁忌としていた記紀編纂当時の社会さえ異母兄妹での婚姻例は多数記録されており、
>それよりも300年も以前の社会で、同母兄妹婚姻の禁忌が本当に存在していたかどうかの確証はないのである。

>従ってこの物語については、木梨軽皇子が罪に問われたのは、
>近親相姦ではなくて衣通姫の巫女としての要件である処女性を喪失させた事に対するものだとする説や、
>本来であれば皇位継承権を持っていた木梨軽皇子が、
>権力争いの末に穴穂皇子に敗れ、皇位継承から排除された事件を語ったものであるとする説などがある。

だそうな。
相変わらず日本パネェw
性的にフリーダムすぐるww

536名無しのやる夫だお:2010/01/14(木) 19:08:37 ID:PhZ6V3jQ
つか近親相姦そのものが時代や国によっていかようにも扱いが変わるからなあ
動物だってわりとやっちゃうし、遺伝的リスクだの倫理観だのは後付けの理由だしな

537名無しのやる夫だお:2010/01/14(木) 21:27:17 ID:Iegy19Dg
古代を例に出して普通ってwww

538名無しのやる夫だお:2010/01/14(木) 22:28:00 ID:QiyJO7Ns
>>537


>日本でも衣通姫と軽太子という例があったな。
という古代日本の話題を受けて、
>日本の場合は異母兄弟婚とか至って普通だったから、現代の価値観で分類して良いものか迷うな。
といっているわけで、一度も古代の話題から離れてないのに、何がおかしいんだ?

539 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 22:03:05 ID:joD05SuQ
どうも(´・ω・`)

本日の23時に投下を開始します。
よかったら見てやって下さいお(^q^)

540名無しのやる夫だお:2010/01/15(金) 22:55:08 ID:WTydj4FY
( ゚д゚ ) ……

541 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:00:15 ID:joD05SuQ
投下開始しますお(^p^)

542 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:00:44 ID:joD05SuQ


                          【前回のあらすじ】

               戦国時代に入り、各国が領土拡大を図る世となった
               諸侯は覇権を争い、中華は戦争が耐えないようになる
               燕は楽毅を登用し、五カ国連合軍を組み
               因縁の斉を滅亡寸前まで陥れたが、田単将軍により
               敗北する。この後、秦の怒涛の侵略が始まろうとしていた。


        /::`´`´ヽ            r‐ ' _ノ
        /:::.:.:.   ヽ          _ ) (_
      /::::::.:.      \      (⊂ニニ⊃)
     |::::::::::.:.:.:.:.:.     |         `二⊃ノ
     l::::::::::.:.:.:.:.:.:.     |       ((  ̄
     `r'ニニヽ__    /       ;;
     r':ニニ:_`ー三`:く./           [l、
   /: : : : : : :`,ニ、: :_:_;>      /,ィつ
.   /: : : : : : : : / : : : ヽ\     ,∠∠Z'_つ
  | : :.:.:.:.:.: . :/: : : : : : l : ヽ.   / .r─-'-っ
.   |:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ''" ̄: : :l: : : :l   /  ):::厂 ´
   |:.:.:.:.::.:.:.:l -─-: : /:_:_:_:_l / ̄`Y´
.   |:.:.::.:.::.::l.__: : : :/::: : : : :l/⌒ヽ: :〉
   |::.:::.::.::l: : : : : : /:::: : : : : |: : : : ゙/

.

543名無しのやる夫だお:2010/01/15(金) 23:00:45 ID:sb/TaMMQ
ヨシコイ

544 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:01:28 ID:joD05SuQ

斉は、楽毅により攻め込まれる前は斉秦の二強国時代であった。
その時、斉にはどの国もが一目置く名宰相がいたのである。
それこそ戦国四君の一人、孟嘗君である。
ちなみに戦国四君とは、斉の孟嘗君、趙の平原君、魏の信陵君、楚の春申君である。


                     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
                   /             \
                /              \
                  / '´ ̄`   " ̄ ̄`    ヽ
                  l ;::ィ=ミ    ィ=ミ      l
                |  ´"' ,    ""      |
                l     ヽ           i
                 \   、__,__,      丿
                  \         /
                   _,/ / i! :    .: / ヘヽ、
          _...... .-.:::::´::/:::::/  ヘ、    /  l:::::ヽ、、
       ハ´::::::::::::::::::::::::/:::::::l!   /i   /    !::::::::l::::::`::.- ... _
       ,':::!:::::::::::::::::::::::/:::::::::l;:!/:! .,L __ノヘ  /!::::::::::l:::::::::::::::::::::::::`::ハ
.      i:::::l::::::::::::::::::::/:::::::::::l;:;:i\\i ! ノノヘ//::::::::::::l ::::::::::::::::::::::::/::::!
.       l::::::l::::::::::::::: /___:/::i;:;:;!  Y⌒Y  /;:i`ヽ::__! ::::::::::::::::::::/:::::::!
      l::::::::l::::::::::::::::::/::::::::!;:;:;l  :L::_ノ  /;:;:;i:::::::::\ ::::::::::::::::::::/:::::::::l
      |:::::::::l:i::::::::::::::i::::::::::::l/;l  ,':::::', /\:;i::::::::::::::/::::::::::::;':::/::::::::::::l
      |:::::';:::i!::::::::::::::l:::::::::::l;:;:;:;:! ,':::::::::',/;:;:;:;:;i::::::::::::/::::::::::::/::/:::::::::::::::l
      /:::::::ヾi!::::::::::::::l:::::::::::l:;:;:;:;i,':::::::::::;i!;:;:;:;:;i::::::::: /:::::: i:::/::/:::::::::::::::: !
     i::::::::::::::::';:::::::::::::l:::::::::::!ヽ;:;:i::::::::::::j;:;:;:;:;イ::::::: /::::::::::l/::/::::::::::::::::::::i

                  『孟嘗君』
            

.

545 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:01:55 ID:joD05SuQ

孟嘗君は姓を「ぎ」(女為)、氏を「田」、偉を「文」といい、斉の威王の孫にあたる人物である。
彼は人との交流を好み、一つでも才能がある人物だったら、構わず自身の食客に据えた。
その中には変わった才能を持っていた者もいる。


         ,___
       /     \
      /  ⌒  ⌒ \        私が孟嘗君です。
    /    (⌒)  (⌒) \
    |       、__',_,    |       我が家を訪れたということは、何か才がおありですか?
    \       `‐'´  ,/



      / ニYニヽ
    /(磷ト)(磷心) __人_
     弋cソ弋cソ  ..`Y´
   /   ⌒`´⌒\           物真似が得意だっていう!
 /    ,-)   (-、\
 |      l  __  l |          それ以外はとくに才などないっていう!
 \     \  /  /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.


.

546 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:02:31 ID:joD05SuQ


            ___
        /      \
       /ノ  \   u. \
     / (●)  (●)    \       も、物真似ですか…例えばどのようなものができますかな?
     |    __´___    u.    |
      \ u. `ー'´       /       ひとつ見せてください
      ノ           \



      / ニYニヽ
    /(磷ト)(磷心) __人_
     弋cソ弋cソ  ..`Y´
   /   ⌒`´⌒\
 /    ,-)   (-、\          某スーパーマ○オのヨッシーの物真似やるっていう
 |      l  __  l |
 \     \  /  /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.

.

547 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:02:53 ID:joD05SuQ


       ___
      /     \
    /   ⌒  ⌒\         あ、はい…お願いします
   /   ( ー)  (ー) ヽ
   |  u   ___`___    |
   ヽ、    `ー '´  /

.

548 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:03:21 ID:joD05SuQ


.              r'ニ;v'ニ;、
 r、r、r、       ,!_(9i (9i:ヽ
r |_,|_,|_,|    /  `ヽ,. ┘ヽ
|_,|_,|_,|_,|.    i ′′       }    ヨッシー!
|_,|_,|_,|_,| .(^ i l、      、   ,!
| )   ヽノ |  ヽ.____,ノ` ,∠!
|  `".`´  ノ /i/ l\ ー .イ|、
   入_ノ /  | l   ̄ / | |`
 \_/
   /

.

549 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:03:44 ID:joD05SuQ


        ___
    /      \
   / ::\::::::/::: u\         (ものまねっていうか顔芸じゃねーかwww)
 /  (⌒):::::::(⌒)  ヽ
..|       、__',_,   u.   |        よく分かりました。では本日から私の食客となって下さい。
...\    `‐'´     /
.  /⌒ヽ   ー‐   ィヽ

.

550 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:04:21 ID:joD05SuQ

また別の日は…


         ____
       /     \
      /  \   / \           私が孟嘗君です。
    /   (●)  (●) \
    |       __´___    |          あなたは何か才をおもちですか?
     \     `ー'´  ,/


     __―― ̄ ̄ ̄ヽ
    /          \
   ノ            ヽ
   )  _     ______    |
   | / _\___/    )    |         盗みに関しての才能は他よりあると思ってるよぉ〜
   | // ヽ ー-、__ /    |
   | | /`ヽ |^`ヽ  < へ /
   )> ゝ(_|  |_) ノ  | |r |/
   |,|   く   ~″ /ト_/
    |________________ノ /ヘ/
    ヽ  〟   // |
     \     /~   |ヽ
 ,―――-ヽ___イ______/ | \
/       /  | (  ヽ  |  |\_______
       /   |冫-く  /   |     \
      |   ||   | /   |      \

.

551 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:04:47 ID:joD05SuQ


            ___
        /      \
       /ノ  \   u. \          ぬ、盗みですか…
     / (●)  (●)    \
     |    __´___    u.    |        ま、まぁ、それも一つの才ですね…私の食客となって下さい
      \ u. `ー'´       /
      ノ           \


                __ _
            _,、-‐‐'ー- 、,_ヽ_
           / ,、 -‐ ''"´;: ; ヽ
          / / ,、‐''"´´  ;: ;;`ヽ                    ウッヒョォォォオオオ!!
         / (/  ,、-‐''"´´ _, ,丶
         i  (ゝ /, , 、ー''"、´   _ヽ                   夢にまで見た孟嘗君の食客になれたぜ〜
         |  /'''_ー-<___, -'´ lー''"ノ ヽ.  , へ、 _
         、 'l { `ヽ;ー-、-,ー‐,r''1 ; ;ヽ<''ヘ  ヽー---‐'''"""""
          r、 iヽ  ヽ' `'   .|、  ,. |  |
         {λヽ.ヽ       ,,ソ ヽ-' t' __ノ   ,______
         \ゝ、iヽー '`ー'''`1´     ~ヽ、、、/~    ̄ ̄,~"=
   、‐'''''ヽ    `'ヘ.',ヽ   , 、 {              ,、- '´
  /     \    ヾ ヽ⌒ヽ ヽ {       , ‐、_   /
.  |        ゛‐-ー'.,!\\__  `ヽ. ,、   /   `'´        ,
  、        / / | \ \゛、ー'>' ノrー' ´    | ,       /
  r;       / /  |\,_\ `""´r''| ト、      | |     /
   i        /  |   フ 丶、___ノヽ.      |/ /  /
  rヽ\      (   |   ,ヘ   | | ヽ \     ‖/ /

.

552 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:05:25 ID:joD05SuQ

一風変わった者でも食客に据える孟嘗君は実に寛大であったのであろう。
ちなみに孟嘗君の食客は三千人もいたとされている。
さて、この変わった才能を持つものが孟嘗君を窮地から救うことになるエピソードがある。
それが「鶏鳴狗盗」だ。
ある日、斉王の命令により、秦の昭襄王と謁見することになった。


             __ ,.-¬- 、._
             / '´,  、   、 `ヽ、
          r´    / l ヽ  \ 、ヽ
           /  / /l.  l、 \  ヽ ', lヽ
        /, l. / /´ヽ lヽ   ヽ. ! ヽ. ト ヽ、
        '´|  V '__ヽ. ト\、_',|   ',|
         | l. ,| | __ \゙、ヽ.__ヽl.  ト.|                 ようこそいらっしゃいました。
           lハlヘ|´ `   ヽ´ ``〉,^! | !
           l\l|    |    //ィ N                 あなたの名声はこの秦まで届いておりますよ。
          | ハ ヽ  __   /ハ/ `       _
          '′lハn\ `ニ´/! !        ,イ |
           _,.-' /ヽ ` - ´ ,ハ\       | |ヽ
       _, - ' /   |  ヽェ、 '   | ヽー、    _ | ト. ヽ
  ,.、-‐ ´    /  |  /  〉   |   ヽ `⌒.l ヽ',ヽヽヽ
  / ヽ     〈  ,.-|ヽ/ ヽ-/ ヽ/|、  ,〉     | l_! ヽ ゙l

             『昭襄王』



     ____
   /     \
  /  \   /\              光栄で御座います。
/   (_)  (_) \
|       、__',_,    |
\           /

.

553 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:05:54 ID:joD05SuQ

昭襄王は孟嘗君を大いに気に入り、秦の宰相に迎えようとするが…


          _l:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:.:.:、:.:.:.:.:.:.\:.:`:.:、:.:.:.:.:.:.:.\、
          _l:.:.::.\:、:.:.:.:.:.:.:.\:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.ヽ、:.:.:.:.:.:.:ヾ.、
           .:´:.:',:.:.:.:.:.\:、:.:.:.:.:.:.:.\:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.ヽ:、:.:.:.:.:i:. '.
        /:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:.:..ヾ\:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.l:.:.:i:.:.:.:.:ヽ:.:.:l:.:.:.',
          ':.:.:.:.:.:.ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ 、:.:.:.:.:.ヽ\:.l:.:.:l:.:.:.:.:.:.:i:. ':.:.:.:.l
       /:.:.:.:':.:.l:.:.:ト、:.ヽ:.:.:.:.:.:._',-‐ 、:.:.',:.:.ヾハ:l:.:.i:.:.:.:.l/:.!:.:.:.:.!           孟嘗君は実に素晴らしいお方ですね。
     /ィ:.:.:l:i:.:l:.:.:l  、:.\:.:.´:.:.', ,xfrっヽ メ:リ:.:.l:.:.:.:/:.:.:!:.:.:.:.\
    /  l:i:.:l:.:',:!:.:.l ̄`\:',\:.:.: ',' `ー'  ヽヽ:.:!:.:.:.:,ヽ:.:i:.:.:.:l` ー ‐        僕は彼を宰相に迎えたいと思いますが
       l!:.:':.:.:ヽ从 ィ弋メ\ \:.',         l:.:!:.:.:./, }:.:.!:.:.i:l
       l:.ハ:.:.:..:.:.:.:ヽ   丿 \ ヽ        l/:.:.://./:.:.l:.:.l:!            皆さんはどう思われますか?
       /:' l:.:.:.i:.:..i:.:.i  〈           /l:.:.:/ー:':.:.:.:l:.:ハ
     /´  ヽ:.:l、:.:.:!从            / !:/:l:i:.:.:.:.:!:/
          ヾl :.:.:.:.:.ヽ  ィ   フ      /!'.:/l:l:.:.:.:!/
           } ヽ:.:.:.lヾト、 ` ´      ///' lハ:.:.!ハ
              \.:! }  ヽ      イ    / Ⅵ
               \    ヽ  <      _ .-‐ヽー. -. .、_
                     ヽ      . : ´: : : : : : : : : : : : :.ヽ
                     ___ i  /: : : : : : : : : : : : : : : : : : 〉
               ___ ノ:.:.:.:/} /: : : : : : :  ´  ̄ ̄ ` メ._
             /:.,: : : :./:.:./ /: : : : : : /           `ヽ、

.

554 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:06:24 ID:joD05SuQ


        /\__/ヽ
  .    /;:''''/ '''' \\
 ..     |::::::(●)  ,、(●)|
     /    (__人__)  \        王よ、それはお止め下さい。
     |      ` ⌒´    |
     \          /         むしろ逆で御座います。
    ,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
    :   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
       |  \/゙(__)\,|  i |
       >   ヽ. ハ  |   ||



:.:.:.:/イ:.:/:.:.:l:.:.:.:.:.:.:l!:.:.:.:.:.:/:.:./:.:.:/ :.l:.:.:l:.:.l:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.| ヽ:.:.l
:.:./ /:.:.i:.:i:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.li:.:.:.:.:/:.:.ィ ̄メ   :.!:.:.l:.:.l:.:.:.:.:l:.:.:i:.:.:.: ! ヽ:.l
:.:.{ i:.:.:.!:!:.:.:.イ:.:.:.:.:.:l:.l:.:.:.:.l:.:/.l:.:/   \:l:.:.:l:.:i!:.:.:.:.l:.:.:.l:.:.:.:.|   :|
:.:.:ヽヽ ノ!:.:./:.!:.:.:.:.:.:l:.:!:.:.:.:!:' l:/ ‐‐ト、 l‐、!:l:l:.:.:.:.:l:.:.:.!:.:.:.:.l    !
:.:.:.:冫 =l:.:.i:.:.l:.:.:.:.:.:l:/l:.:.:/  .l'  ヽムシヽ! i:il:.l:.:.:.:.ハ:.:.l、:.:.:.:l  /
:./:/ー:.:.:ll:.:.:!:.:.:.:.:i' l:.:l   l      l::l:.:!:.l:.:.:./ l:.:.' 、:.:.l
/l:'  il:.:l !:.:.!:.:.:.:!   !l    !      l:!:.:イ:!:.:/ l/   \!          逆…と言われますと?
 /    !l:l !:.:.l:.:.:l   !          ',://'.:.:' ./     丶__
 {./   !:. !:.:.!:.!             、/  '
 /     :.:.:、l:.:!:!         _ __, ‐‐  ´
./     :.:.:,.‐l:.!          _冫'
    .-‐ '   ll \       /:.:./
  /        !   `  _ ノ !:/

.

555 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:07:04 ID:joD05SuQ


       /\___/ヽ
 .    /;:''''/ '''' \'''';\
..     |::::::(●)  ,、(●)::::::|
    /    (__人__)    \           孟嘗君は斉の宰相です。さらに斉の威王の孫にあたる人物
    |      ` ⌒´    .  |
    \     ∩ノ ⊃    /           そのような者が、斉のためではなく、秦のために働くと思いますかな?
    (  \ / _ノ   |  |
    .\ “  /___|  |            ですからここは、孟嘗君を帰国させず…殺すことです
     . \ / ____ /

.

556 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:07:28 ID:joD05SuQ


  l::::::::::::」::::::::::l:::::::ト.:::|:::::::::::ヾ::l.::\:::::lヾ:::::::| ヾ、:.、
   〉:::::::l::|:::::::::::l:::::|:.ヾ!:.:.:.:.:.:.:.:.`:.ヽ.\l:.|::、:::|   `
.  ' |:、:::|:::',::::::::::ヾ::|: : `: : : : : : : : ノ: : : l::l.∨
   1 l:;:ヾ、ヾ:::::::::N         _  /::!
     リ ヾ:::`ト.、:::|       -=ニ -' ,イ|::|         なるほど…
       ∨リ ヾト、       ´ ./l| `
          /ー 、._ ` ` - 、_   _/            確かに孟嘗君が帰国すれば我々の脅威となりましょう
       r、     `  ‐ 、.._ 7ニ´
       /:.:.:`ヽ 、     `7 ト、             では、孟嘗君の始末はお任せいたします。
     ,<:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ 、  /'´: :ヽ‐、.._
     ':.:.:`ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽヘ: : : : :ヽ:.:.:.:ヽ


              /\__/ヽ
        .    /;:''''/ '''' \\
       ..     |::::::(●)  ,、(●)|
          /    (__人__)  \        王命、謹んでお受けいたします。
          |      ` ⌒´    |
           \          /
      _, 、 -― "::::l:::::::\ー-..,ノ,、 ゙,i 、
     /;;;;;;::゙:':、::::::::::::|_:::;、>、_ l|||||゙!:゙、-、_
    丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、
   . i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
   /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
   /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|:::

.

557 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:08:24 ID:joD05SuQ

この密談は孟嘗君の食客によって聞かれており、食客は急いで孟嘗君に告げた。


         ____     l_
       /   u \    /
      /  \   / \   >
    / U (○)  (○) \ \      な、なんだってー(AA略)
    |    u  __´,_  U |
     \u    /__/   /         どどどど、どうしましょう!



           /`:::......、,
 「¨゙;;;:::'ヽ,、‐ ~  ̄ 丶、,::::::::::`>
  ',::::::,ィ' ,、  l\ 、   ヽ::::〈
  'V     \ヽ、 \lヽ  下,/
  r    lヽ       ∨|ハ\
.  ハl  N/|            l<~       一つだけ…手がある。
  |   トッ`ヽ    ,l∧     k'
  |   i__|ハ  >-ハ  ト  |
 /l | |,ニ-r| | /斤='lヽレ ,/ヽ∧
 |   l 代ン /  ゙=ィ ,V ノ  l
 |   ∧ ´  _     ノ.|/   l
 |    > 、ィ¨⊃_, ィ::.:.:..    |
 レヽ|  ト、 7/ '´`) |ヽ∧ /:丿
   Y´弋ィV  -ィ ,/  }ヽイ/
   {ヘ::::\ l  l_/  ィ"::::::/ハ

      『食客A』

.

558 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:08:57 ID:joD05SuQ


         ____
       /     \
      /ノ   \  \
    /(●) (●)  u \          その手とはなんです!?
    | u  __´__   U    |
    \_ `ー'´    _/
 ⊂ ヽ∩ /        \
  '、_ \|         |
     \ \  /  /


      〉 |: : : |: : : :.:\: : : |: :.ヘ.:ヽ: : \: : : : : : : : :ハ : : : : ヘ.:|
      〈/|: : : |: : : : : : :\.:|: : :}: : ハ: : : :\: :ハ: : : : :ハ.: :',: : ヘ}
    /:/::!:: : ::|: : : : : : r``¨"".l: : : |: : : :.:..|: : :|: : : : : |: : ',: : :ヘ
   /::::/::::|: : : :|: : : : : : |    |: : : |: : : :.:.:|: : :|: : : : : |: : :.',: : :ハ\
  く__/:::::::|: : : :|: : : : : : |    |: : : |: : : :.:.:ト、:.:ト、: : : :.|: : : :',.:.:.:レ'′
    廴::/|: : : :|: : : : ─|-_  !: : :リ: : : :.:.:| .l: | .V: : :.|: : : : ',: : |
     //:::|: : : :|: : : : : : |   .≧十:::ハ: : : : :|=|十=マ':l: : :.:.トリ:.!|
     廴_.!/: :.:.|: : : : : :ィf乏ラぅ |: /  |:.:.:.:./レテらアz: : ト、:.:.:.|::| ::|          昭襄王の寵姫「幸姫」に命乞いをすること
      .リ: :.:./|: : : : :.:.:Vう::::j} |/   .|.:.:./ ´{う::::j} !`:|. V .:|::| ::|
      ./: : /|.:|: : : : : : 弋:cり      |:::/   Lc::リ |::/.j .}:.:.|::| :.}          昭襄王は幸姫の言うことはなんでも聞くそうです。
      /..:.:/:.:|: | : : :|:.:.:.:|  ̄      |/      ̄  .l/ノ./|::/∧八
    /.: :/: : :|:.:|: : : :!:..:.:|                 /‐'´ .l/:|:ハ
   ./: :,/: ::リ |:.:|: : : :|:.:.:.|          '        ./:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:|
   |:.:./|: : /. l: :|: : :.:l :.:.:|\.     -_‐    . イ_ :.:.:.:.:.:.:.:.ト、::!
   |:.:.| .!:/::::.>.!: : :.l :.:.:|  .l>、      . <   丶、 :.:.:.| }::|
   \{ l_l. イ  .|: : : |.:.:.:|.  |   ` ー‐<  }      \:::} |::}
     /::::::::|  |: : : |:.:.:.|.  |         l        |::へl/
   ./:::::::::::::::|  |: : :.ヘ: ::|  .ヘー-、  .,-─/        |::::::::::\
   l ::::::::::::::::|  .ヽ: : l: : |   ヘ       /        .|::::::::::::::∧
  .|::::::::::::::::::|     \{\{    ヘ     /          .|::::::::::::/::::}

.

559 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:09:26 ID:joD05SuQ


          ____
        /     \
      /        \
     /  \    /  \          なるほど…幸姫さまのお力をお借りするということですか…
    |    (●)   (●)   |
    \      ´   u /           やむを得ません、幸姫さまの元へ使者を送りましょう。
    /     ⌒     \

.

560 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:09:54 ID:joD05SuQ

こうして、幸姫の元に使者を放ち命乞いをするが…


\\t/ /     |      | |    |  |  l     |  |
  ヘ/ /  / /  i !     l |  |   l ‖ l    |  |
  / /  /  i   | l      l ll  |  ‖ ! l l    .l  |
 i /  l  l   | ll l    | l | l  || | ! .ll   l  |  l
. i |  l|  !   | |.| .|    ! ! l .| 厶-オ丁゙ l l l  へ| .| |
|.|l /.|  | i  l .| l l  / |/ イ/ 斗l=ト、 レノ l/― ヽ ,i
.\l| / |   l |l l l  .| l /    イフUf゙゙l  l /| レ .| /          孟嘗君様はさぞ苦悩なさったようね
  | |  l  l .l.|iH廾─+ l/      ゞ―"~// .|  l/ノ/
  |.|   l  l!| !! Zfテミ              /./  j  i ´            私に助けを求めるなんてね…
  ソ   ll\l l ! ! ゞヒユ            / /  / l .|
  |  / | | / .ハ  ̄   ヽ   _.   / /  /、l  |
  /  / レ  / / ヽ    ー     //  / /l  l
 /  /   / /   ヽ、      // / / l  ハ
./  /   //i__. _r‐‐/` ー .、__ レく_ ‐´   l  /  ' ,
 /  //,イ | \_,r'"       |l"     / /     ',

              『幸姫』


    ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
    /   /   \   丶
   │     /\     .|        どうか孟嘗君様をお助け下さい。
   |    / ̄ ̄\    |
    \           /

       『使者』

.

561 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:10:21 ID:joD05SuQ


 |::    |l::.       |:::     :  .:::i|      :l:::|    .:|::::::::::|、   __」
 |:::.    ||:::.     |:::.     :: .:::l |    .::l::::|    .:::| ::::::::' ヽ(´|| | |
 |:::::.   ||::::      |:::::.    .::: l:::l !    .:::l:::::|   .::::l::::::::/   ヽ|| | .|
..∧:::::.   |:|:::::.    |i::::::..  .::::::l:::l l   .:::::;::::::!  .:::::'::::::/    ノ|| | !
::.. ト、::.__|:|:_     | l:::::::.....::::::/:;:' l   .::__イ_j__ .:::::/:::::∧rー'T´:::|| l  |
:::::. | l\N} \_丁T'┘ lヽ::::::::〃/ ナ了 ̄レ  /イ::ィィ´:::/ _) l:::::::| .| |  |          そうねぇ…
ト、:::| |   二二_     ヽ/     _ 二二   ´|: l:/∠フ   |:::::::| .| 廴_j
゙卞.| | ´千¨モ_メ ヽ         ´ィキ_テ于` |: l イ穀′   |::::::|__j  |           では一つお願いしてもいいかしら?
ソ'| |ヽ  ` _ 一 ´           ` ─ _ ´  .!: |゙宀'″   i|::::::::::  |                          コハクキュウ
  | |::|ハ                     イ:|:: |      ||:::::::::  |           孟嘗君様は天下逸品の「狐白裘」をお持ちだとか
  | |::|  、           {i          /  |:: |      |:l::::::::  |
  | |::|  \        - =-         /   .|:: |      |:::l::::::  |            それをいただきたわ
  .i| |::|   匸.>        ー        <___]_  |:: |      |::::|:::::  |
  .l| |::|´ ̄: : : : : : :`   . ___ .   ´: : : : : : : : :`|:: |      |:::::|::::  |
  l:| l::|: : : : : : : : : : : :f'〃ニヾハ: : : : : : : : : : : : :|:: |       |:: |::::   |
 l :| l::|: : : : :_: : :-‐ :八,ゞゆソ人: :ー: : :_:_: : : : :|:: |       |:: |::::   |
´l ::| l::|: : : : : : : :.:/: : :ゝ=イ: : :丶: : : : : : : : : :|:: ト、     |:: |::::   |



    ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
    /::::::: /   \   丶
   │:::::::::  /\     .|          わかりました…そのように主にお伝えいたします。
   |:::::::::::::/ ̄ ̄\    |
    \:::::::::        /


※【狐白裘】:狐のわきに生えている白い毛の部分だけで作り上げたコートのようなもの。

.

562 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:11:15 ID:joD05SuQ

使者は孟嘗君の元へ戻り、幸姫の要求を話す。
しかし困ったことに、その狐白裘はすでに昭襄王へ献上してしまっていて、今は王宮の
宝物庫に保管されていた。そこで…


     __―― ̄ ̄ ̄ヽ
    /          \
   ノ            ヽ
   )  _     ______    |
   | / _\___/    )    |
   | // ヽ ー-、__ /    |          その狐白裘とかいうやつ捕って来ましょうか?
   | | /`ヽ |^`ヽ  < へ /
   )> ゝ(_|  |_) ノ  | |r |/
   |,|   く   ~″ /ト_/
    |________________ノ /ヘ/
    ヽ  〟   // |
     \     /~   |ヽ
 ,―――-ヽ___イ______/ | \
/       /  | (  ヽ  |  |\_______
       /   |冫-く  /   |     \
      |   ||   | /   |      \



         ____   ,
       /     \  -
     /  ⌒   ⌒\`        お!お前は盗みの才があると言ったヤツだな!
    /   ( ●)  (●) \
    |      ___´___    |       では、お願いしましょう。
    ヽ、    `ー '´   /

.

563 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:11:49 ID:joD05SuQ

その盗人は、見事宝物庫へ侵入し、狐白裘を奪うことに成功する。これを(狗盗)
こうして、狐白裘を幸姫に渡し、幸姫の口ぞえで、孟嘗君は王宮から逃げ出すことに成功する
だが…


   `ゝ|:.:.:.:.:.:.:.:.:.トv> /ィ|:.:.:.:.:.|:.:.:.:.ゝ:.:.:.:.:.ヘ:.:.:.:.:.:.:.r´
    |.l:.:.:.:.:.:.:.l     |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヘ::.:.:.:.:.|
    l.l:.:.:.:.:.:.:.l     l:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.|\:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:|
    ll:.:.:.:.:.:.:.7 、    l:.ハ:.:.:.:.ハ |  ,八l|:.:.:.:.ヘ::|
    l:.:.:.:.:.:.:.:.lェ___≧hj/ l:.:.:./ _;七千;;|_ll:.:.:.:.:.:.:.l          まずい…秦の追ってが近くまで来ている。
    l:.:.:.:.:.:.:.:.:.|てUラ歹`/ |:.:/<てU仍厂|:.:.:./〉::::|
.   |:.:.:.:.:.:.:.:.:.||弋_ノ   |/   ヌ_ノ  メ:.:.l/;:.:.l         このままでは捕まる。
   |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l `''''´         `''''´  /|:.:.|:.:.:人
   |:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.|、´´´     '     ´´´メ::::l/:::::ヘ:::|
   l:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.|::ヽ      ´`     ,..:'´;;;::::::::::::::::::l
.   l.:.:ハ.:.:.:.:.:.:.:l:::::::`> 、   ,  i<;;;;;;;;;;;::::::::::::;l::::::
    ∨│:.:.:.:.:.:.|_>ィ>|、  ~   乂_:::::;;;::::::::::::/|::::/
      l {l\:::::|/ イトゝ`‐‐‐'彡∨  ゝ <  |:/
       /ヾへ  / /  `~~~´ []    l lヽ、


           ____
         /   ∪  \                           カンコクカン
       γ⌒) ノ三三三ゞ(⌒ヽ            そ、そんな…せっかく函谷関まで着いたのに…
      / _ノ (>)三(<) \ `、
     (  <:::∪::::  __',__::::∪|  )            しかも今は深夜です…城門も堅く閉じられていて逃げることもできません。
      \ ヽ ::∪:: `ー'´∪:://

.

564 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:12:18 ID:joD05SuQ


      / ニYニヽ
    / (●)(●)ヽ
   /   ⌒`´⌒\
 /    ,-)   (-、\         主よ、慌てめされるなっていう
 |      l  __  l |
 \     ` ⌒´   /         城門を開く門番は鳥の音により開門いたすっていう
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i        でっていうは物真似の名人であることをお忘れか?っていう
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||


            ___
        /      \
       /ノ  \   u. \
     / (●)  (●)    \         鳥の音の物真似ができるのか?
     |    __´___    u.    |
      \ u. `ー'´       /         できるなら、お願い致します!
      ノ           \

.

565 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:12:58 ID:joD05SuQ


        / ニYニヽ
       / (●)(●)ヽ
      /   ⌒`´⌒\
    /    ,-)   (-、\              お任せ下さいっていう…
    |      l  __  l |  |  ノ
     \     ` ⌒´   / '´_  '   _,      ではいきますっていう…
    ノ   ヽヽ 、  ーーく r'´ r‐' '´
  /´      /癶V⌒!=| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 |    l   /‐''"_, -ヘ| マリオ  |
 ヽ    -一/  ´  _,,厶ヘ  オ・レ  /
  ヽ __       _,)ヽ___ /

.

566 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:13:23 ID:joD05SuQ


       ,-'"ヽ
      /   i、         /ニYニヽ      _/\/\/\/|_
      { ノ   "' ゝ    /( ゚ )( ゚ )ヽ     \          /
      /       "' ゝ /::::⌒`´⌒::::\    < ピカチュー!!>
      /          i ,-)___(-,|   /          \
     i             、  |-┬-|   /     ̄|/\/\/\/ ̄
    /                 `ー'´  /.
    i'    /、                 ,i..
    い _/  `-、.,,     、_       i
   /' /     _/  \`i   "   /゙   ./
  (,,/     , '  _,,-'" i  ヾi__,,,...--t'"  ,|
       ,/ /     \  ヽ、   i  |
       (、,,/       〉、 、,}    |  .i
                `` `     ! 、、\
                       !、_n_,〉>
   'i,`'i、 _..、              ,..、     ,-┘~ヽ
  ,、_,、!  ''" ,、 `'i、             ゙l. `'i、   ,ニ=、_r┘     i‐、
 ゙l、    .f''" i  .l __,、v-‐―!"''-、  |  | ._,、 ┘ `'i     ,/ ,,>
   ̄7  .i  .|  | \    __,,___,.j  j   ~  _,. ―‐'  .,,/゛ ,/
  ./  /   |  |   ``'''''"       |  f''"´     く    .゙i
 /  ,、"''ー、!  !             ゙l  `ー -‐¬‐、. ``''"|  .}
 `ー、ノ  ~`ヽ,,_,.ノ              `ー、 ..,,_,,,,、、ノ.    !,,,、!

.

567 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:14:08 ID:joD05SuQ

こうして城門は開門し、孟嘗君一行は無事、斉まで戻ることができたのである。これを(鶏鳴)
このエピソードによって孟嘗君の名声は更に高まった。


       / ̄ ̄ ̄\
     / ―   ― \
   / ;;;(◯)::::::(◯);;;\       (いやいや、鳥じゃねーじゃん)
  |      __´___    |
  \     `ー'´   /


   //:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.丶:.:.:.:.:.ゝ>
   〃:.:.:.:.∧ |/|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l\
  《、l:.:.:.:.:.lkvゝ|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| r《
   |.:.:.:.:.:.l::::::::::::|:.:.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:.:.:|.:..:.:.|/
    |:.:.:.:.:.:|:::::::::::::| |:.:.:.:.:.l:.:|\:.:.:l:.:.:.:.|
   イ:.:.:.:.:.:|:::::::::::::::::|:.:.:.:/::::::::::::卞:.:.:.|:.|    (ピカチューってなんだよ?鳥じゃねーじゃん、鼠じゃん)
   |:.:.:.:. ¨:::::::::::::::::::|:.:/::::::::○::::::::|::/:.:.|
   |:.:.:.:.:.:.|:::::::::   /   :::::::::::::|/:::::メ|
   |:.:.:.:.:.:.イ、'''    '     ''' /|::::::::::l
   |:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、   г   イ:::l:::::::::::|
   |j|:.:.:.|::::ハ:::::::> _  ィ.´.:l::::::::.::::::/
    lヽハ::::| |::_,-メ、_   人:::|:::::j:.:/:/
     ヘ|// |ヽ   /ヽ‐'ヽ/ l/
   rl l'´   _ヽ, /_      >、

.

568 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:14:32 ID:joD05SuQ

孟嘗君はこの後、斉のビン王に疎ましく思われ、魏に逃れる
そこで宰相に迎えられ、そして前297年にこの世を去った。


         , -─‐──‐-、
          /        ゚    \
       / ;  ゜      °  \
      l  U      ; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; l⌒ '"⌒ ヽ、
       |;;;;;;;;;;;;;;;;;;    u.    ;   |ー       \
.      ! u. _ノ′ヽ、__   ∪           ,;   \ ,rー、
        ゝ。((-‐)  ;;;;;;;;;;;)::。 i'′⌒ ̄ ̄` ̄ ̄ ̄ヾ`ヽ ヽ
       (  ヽ'"  '   "'__ ,ノ ヽ、____"___,、___ソノ__ノ
  ´ ´ `゚~゜´^" ´~`゚゜`⌒ ´"´´゚^゚^ ~゜゚`´^゙^ ^´'゜´^゚´ '゚^´゙ ^ ゚゜

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569 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:15:10 ID:joD05SuQ

さて、孟嘗君も亡くなり、斉が楽毅に攻められ縮小したことによって
一つの国が大いに諸国を震わせることになった。
その国が秦である。


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       、:.:.:..!:.lハ         l          /:.:.:|':l   ヽ:!
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         ヽ:.l.、:.:.:.ト、    ―‐ ―‐     イ:,l:.:./l:.'
           :! ヽ:.:.:l \     ー−     イ:.:./.l:/ .|'
            酛|  丶      / |ハ:! '
            ハl     `  __   ´   !ハ
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              秦王『昭襄王』

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570 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:15:34 ID:joD05SuQ

斉を東方の雄というならば、秦は西方の雄である。
秦は昔から天下制覇という祈願を持っていた。
それは周王朝が誕生したのち、周は各地の諸侯を招いたが、秦だけは一度も招かれたことがない
というのも、秦は西に興った国であり、いうなれば野蛮な地とみなされていたのである。


              ___
           _/   _/\_       ヽ:: ::. ..:::: ::::|
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    """"""    """"      ,/l i/~;;''               :乂,,_,,, ,,___ノlii   il/~
               , ,,,_/~i/;;:''          ..... l、_ノノlii _ii _ i  _ノ〜  ̄
                                     . ̄ ̄  ~ ~


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571 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:16:25 ID:joD05SuQ

それにより周は秦を無視していたのだが、周がだんだん衰え、異民族の進入を許し
周王が戦死してしまう。その時、幸いにも王子(後の平王)だけは無事であり、その王子を都の洛邑の地で
王朝の再開を宣言した時、秦は軍を率いて王子を助けた。
これによって、ようやく秦は周王朝から諸侯と認められたのである。


                                        γ
                                  γ
   ∧ ∧. __,,,,,,,,,_                       ......................................
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572 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:17:00 ID:joD05SuQ

さて、その秦も今やどの諸国もが一目置く、巨大国家になった。
時の王は昭襄王であるが、実権は宰相の穣公が握っていたのである。
穣公は、昭襄王を自身の思うように操り、勝手に軍を動かしたり、政治を勝手に動かしたりしていた。
ちなみに穣公が一番優遇していた武将が「白起」である。


                  , '"´ ̄ ̄ ̄ヽ` ` ヽ、
               | /\ _ヽレ-_,.-‐ヽ_ ヽ. \
            ヽ\|/__ニ=_‐:::::::ニ_-‐ヽ  ヽ  ヽ  ヽ |
            />/   ,.rァ:;:::::;i:::::::、ヽ ヽ  `、  ヽ | N
            /li /  / //!:/!|::|i:::| ヽ!`ヾ、 ‐-、 ',|'::l!:ノ,/
             /  /.  l/ l/ | !:| l::|  |   `ヽ、ヽ」::::::::∠_
             ,/! ̄ ̄ ̄| ̄|! フi::ト|:|、   -‐─ァ:::::::::::、‐-`ヽ、
          ,. '// |  .:::   / ヾ! リ |`ヽ 、 /"//ハ〉:::::ヽ  `ヽ
       ,. '´ /::/ .:|  ::   , '  .::. i::. |、ヽ|::r`、、/ 〃./:||::i、:ゝ\
      /   /.::/ .::|  :  /  .::  l:: |. `ヽ、ー゙゚ヘヽ_/ リ !/ i:|
    ∠_  / ::/  .:::|  .:  /   :::  i::  ! ̄ ̄ ̄ ̄{゙!  /  |:!
      ブ  :/  .:.::::|  .: /   ::::  !::  |::___ .」」 ノ  ノ
     ∠__  〈  .:.:::::|  /     :::  !ニー┘__`ー─-゙,
        `ヽ、`ーァ-、:|. /     ::  i:::、``ヾl:::::ー-ニr─ '
          /-ニ_ソ     ::  !:::. \ \:::;r‐'
      ,. -‐/ .:::   `ー、‐-、_ : |/ヽ.  \. /
    / ,∠__      :l``ヽ `ヽl.  \__,ノ
   / / ,/    ̄``ー-、_|   /
  /,./'"´  ̄ ̄ヽ`ヽ‐-、  |ヽ./\
. /───- 、   \`ヽ`ヽ l ヽ:: \

        『穣公』

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573 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:17:25 ID:joD05SuQ

穣公は何かあると常に軍を動かし、諸国を脅かした。
特に、斉を度々犯し、奪い取った地を自身の封地にしていた。


                   、_,ル -- 、 _)
                  ,ィ-― T ´ ヾュ
                   y′ヽK_ノノ ´ハ_ノ
                  ´,イ木、_{ハ`i<,ルiz`
                  / :!メ.、_、フ不ヽ ハヽ.` ー- 、        この地は俺が手にいれたんだ。
                 r'/:. ' l|tモァ千tチ:i! :' ヽ:、_r'´
             ,.7_:;  iム´∠i:、`フl i :、_V          俺の直轄地になってもいいよな王様よぉ
.            ,. <--ム _l:ヘヾ.三フヌl ├'´: : ヽ.
          f´- 、 `T TVト:ミ:ヾニィ: ル'´l: :    ヽ.
          l ,. -亠-:! l  ! ト:.:v':./::レi´: : ,   ハ
.           /‐-,<、-! l  l  、.ニ,イ: : /: : :./: : . , ハ  rェェ.、
          /―:'-、入:l  l  !  V/: : ;' i: : ;': : :〃:, -ヽrvュ }ニ!ィ7
.         /―:- 、vヾハ. l  ヽ.  7: : :i: :l: :,': /:/:!/: : : :{iニニ'ニjTi
         i .:=-、/   V__`T´__ヽ/: : :,l: :l: ;' /:,' ;イ: : : : {、ニニシ´
          !.:`__、/     _}、`7 ___/: : :/:l: :l:;':/: i´; l: :i: : :∧ニ7
.         l: __ :/ _,r=/ {::!_'_ /: : :/: :l: :|'/; : l:;': !: :!: :∧二7
         f:/ /`>、!: :ヽ:ヘ_:_:_/: : :/: : :l: :l':/: /; : l: !:レ'、二ニハ

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574 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:17:56 ID:joD05SuQ


     l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ、:.:.:.:.:.`ヽ:.:.:\:.!ヾ!:.:.、:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
    ∧:.:、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\、:.:.:.:.:.\:.、ヽ:.:.:ヽ:.',ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._ヽ. _
     l:. ',:.:.ヽ:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:\:.:.、:.:.:.ヽ:.ヾ、:.:.:ヽ!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ ̄
    |:.:.:',:.:.:ヾ 、:.:.:.:\>:.:\:.`:.:.ミ:、:.'r‐、:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ト:!
    l:.i:.:.',、:.:.ヽ ヽ/:.\:.:、:.:ヾ:.:、:.:.ヽヽヽヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l }        穣公の思うままに…
     ':.,l:.:.:.',ヽ:.:.:V `.ィ 、ヽ、:.ヾ:.、:`i:.:.ミヽ} }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
    ':/ l:.ヽ:.\ヽ:.:ヾfy  ヾ、ー、:.ヽ:l:.:.i >メ:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: l
   '/  !:.:.lヽ:.:.ヽ:.:.iヽ     ヽ iヽ:.i:├ ':.:.l:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
  ノ'   :.:.:l  ヽ _:/    u    !:.:!':.:l  !:i:.:.:.:.l:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:!
      ヽ:!   ノ           !:.:.:.:!  l:!ヽ:.:.:!、:.:!、:.:i:.:.:.ヽ
        \   ` .┐, フ     !:.:.:!   !   \ \ヾヾ:.:.!`ヽ
                  t _     !:.:!    . . <  ∧ `ヽ _
                   ヽ  .ィ∧ . . ´/    _ .>._
                  ´ i:.i/ : /   才´    `ヽ
                    /l iヽ/   /    匕´  ヽ
               _..イ ζo:ハ   /   /        \
             ,  ‐ ´< 〃:j: ,  ヽ ̄   /               ヽ

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575 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:18:21 ID:joD05SuQ

実はこのとき、穣公は斉から奪った地で国を興そうとしていたのである。
すなわち、秦からの離反である。
秦の軍を使い、戦に敗れれば王に罪を着させ、勝てば自身の領地にする。
かなり悪どい手であるが、こうして穣公は甘い汁を啜っていたのである。


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'i,    ,_,,-'‐!  ゛ー-r=''''_ ヽ   |;;;;;;;
 y‐''''´,,..-‐'--''") 、_    ̄''ヽ-,ノー,,,,,,,,,,,,,,---‐‐''''' ̄ ,,,,,,,,
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,ノ;;;;レ";;::,/ ,r‐-,/‐--// / ̄,,r''´   _,,-'''´|
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、;;;;;;;;;;;;;::: ,/::::::‖゛i、  'ヽ   ヾ、,,,r'''":::   ヾ:::::::::::::    /         フン、賢いの間違いだろ
:'ヽ;;;;;;;;;::: |;;;:____i, ヽ、  \_∠,ii,  ::::      ''-,,::::::  /
;: ' i,;;;;;;::: ,/;ヽゝ'ヽi:-i, -''''=ニヾ‐'イノ |  i;::         /
;  i,;;;: ,/` ,/::::入 \\ー-‐''" i   i,  \     /:::::::::::::::
;;i,  i、/ r゛ /:  :::::!''\ \ ̄  ____,i    i,   \  /::::::::::::::::::::
;;;;i,  i,  ゝ'::::: /::7‐- \ ヽ、  ,i  ,,,___,,i,    ヽ(__::::::::::::::::
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::::::;/  i  i," |\ | \,,,,,  r ,/::    /      /
 ̄ \ 'ヽ,, \   i i/ヽ--イ:::::    |  ,/  ,/
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  ヽ   V|  \ \i |     ヽ   ,r'    /

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576 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:18:53 ID:joD05SuQ

こんな時期にとある人物が現れる。
「范雎」だ。


                          /.: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
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                     \: : : : : : :.`ー-‐'´`ー-‐'′    /―-.....-.....-......、
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                          『范雎』

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577 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:19:28 ID:joD05SuQ

范雎は、字を「叔」というため「范叔」ともいう。(ここでは范雎で通す)
范雎の生まれは魏で、もとを辿れば、春秋時代の晋の名宰相「士会」の末裔にあたる。
范雎は始め諸国を遊説し、仕官を求めたが、どこも取り合わず結局、故国の魏に舞い戻ってしまう。
そこで、友人の「鄭安平」(ていあんぺい)の元で少しの間養われる。


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ●)(●)
. |     (__人__)            范雎…随分やつれたな
  |     ` ⌒´ノ
.  |         }            行くあてがないのなら、ここで暮らしてくれて構わぬぞ?
.  ヽ        }
   ヽ     ノ        \
   /    く  \        \
   |     \   \         \
    |    |ヽ、二⌒)、          \

   『鄭安平』


           _-─―─- 、._
         ,-"´     ゝ   \
        /              ヽ
         /       ::::/::::::::\::ヽ
       |       / ヽ `::::´ /`ヽ        鄭安平…すまないお…
        l       ( ○ノ::::::::::ヽ○.;l
       ` 、        (__人_)  .;/       恩に着るお…
         `ー,、_         /゚
         /  `''ー─‐─''"´\o

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578 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:20:14 ID:joD05SuQ


         / ̄ ̄\
        /   _ノ  \
        |    (⌒ )(⌒)
        |     (__人__)            窮屈かもしれんが、そこは我慢してくれ。
          |     ` ⌒´ノ
        |         }            なに、炊事洗濯などは妹がやってくれるから
        ヽ     ヘミ|
        /,` 、` -`,--` ,           お前は書物などを読み、勉学にはげんでくれ。
  __,---/;;;;;`  `-,-/ニニ |
 /;;;;;::::、:::::::::|、_ ,>、 /::l,_l・ ,<、__
ノ;;;;;;;;;;;;:::|::::::::::<:::::::ヽ``l::::|  |`l,::::ヽ
|;;;;;;;;;;;;;;:::::|:::::::::::::ヽ:::::::\|:::|`-‐'/::ヽ::::|
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;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;:::::::::::::::::::::`、;`l;;;;;8;;;;;::::`ヽ


     ____
   /      \
  /  ─    ─\
/    (●)  (●) \       妹?
|       (__人__)    |
./     ∩ノ ⊃  /       鄭安平の妹って、確か嫁いだはずじゃ…?
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

.

579 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:20:40 ID:joD05SuQ


     / ̄ ̄\
   /   _ノ  \
   |    ( ー)(ー)
.   |     (__人__)     あぁ…だが、そこで酷い暴力を受けてな…まるで家畜の如く扱われたんだ
    |     ` ⌒´ノ
   .l^l^ln      }      おかげで、足に後遺症が残ってしまってな…片足が地につけぬようになってしまった。
.   ヽ   L     }
    ゝ  ノ   ノ
   /  /    \
  /  /       \
. /  /      |ヽ、二⌒)、
 ヽ__ノ


        ____
       /    \
.    /          \
.  /    ―   ー  \          そうだったのかお…
  |    (●)  (●)  |
.  \    (__人__)  /          (なんてヤツだお…鄭安平の妹はとても悪いといえる容姿はしていないお
.   ノ    ` ⌒´   \
 /´             ヽ          むしろ逆…可憐な容姿をした女だお…なのに…)

.

580 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:21:20 ID:joD05SuQ


       , '"´ヽ  ,. -─────- 、/
      /     V            ` 、
     ./    /       ノ   ,. ヽ  ヽ
    /    ,'    / / | !   ヽ   ゙  `,
   '     | 1 ,  ィ/ ⌒ |ハ..   i  | :!..! :!
   ,    ∧从 , イレ,.== l! '.  ト、 ,' :i::::!:ト
  ./    ,-.、!  ゝ | 彳ィ:::!`  ヽ ノ_ ノ::/:::/:,
 /   , f ハ ! :::トゝ 辷'ノ     ゙f:ィヒ::::/:::/!/      范雎さま。お茶をお持ち致しました。
./   .::/  ゝ. |  :|            トj i/レ' '
'  .::/  ::::/`|  :|       、 _ ′`/
  ::/ .::::/.::::|  :ト、         , '|
 :::/ ::::::::::: 「|   |、 ヽ __  _ イ:: │
 /  :::::::. ノ !  ヽヽ__く_´!/!::::|::: |
./ ::::::: , ´   ヽ! ゙!  /::|:::!:: |::: |
 /::::::/       ヽノ   ヽ、:j::: !::: │
,::::::::::!/      、`    `! ヽ!::: ノ
:::::::::::!       ヽ    〇ヽ, !/
::::::::::| l       |     \
::::::::::|`|       ヽ      ヽ        ,. -―_-_、
:::::::: !. |     ___ _ イノ  --   !    _/    ー_‐_、ヽ__
::::::::::ヽL __, ィ´     _L... --- ─── ´      , ―r-`′|
::::::::::::: !  ̄ ヽ                  __. -‐ ´    |ノ キ `!
:::::::::::::::!    \       _ r ´ ̄            | ゞl!ノ|
::::::::::::::ヽ     `   ̄ ´O ノ__            ゝ== '
::::::::::::::::: { ̄ ̄ ̄ ヽ      /    ̄_ ̄_`ー'二二ヽ______
:人::::::::::/¬── く     |!    ゝ二二二二二二二二二二フ

        『鄭季』

.

581 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:21:45 ID:joD05SuQ


..      ____
     / ―  -\
.  . /  (●)  (●)             ありがとう…
  /     (__人__) \
  |       ` ⌒´   |           (もしかしたら、この娘の足が治れば、私の志も成るのかもしれないお…
.  \           /
.   ノ         \            だったら…)
 /´            ヽ



     / ̄ ̄\
   /   _ノ  \
   |    ( ●)(●
   |      (__人__)           どうした?
.   |        ノ
    |      ∩ ノ ⊃
  /     ./ _ノ
  (.  \ / ./_ノ │
  \  “ /___|  |
.    \/ ___ /

.

582 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:22:12 ID:joD05SuQ


       ____
    /     \
   /  ─    ─\
 /    (●) (●) \          私がお前の妹の足を治してやるお
 |       (__人__)    |
 \     ` ⌒´   /           私の知り合いがどんなものにも効く宝薬を売っている。
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i          それを飲めばきっと治るお
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||


               / ̄ ̄\
             / ノ  \ \
             |  (●)(●) |
.             | u.(__人__) .|    しょ、正気か?
        r、      |   ` ⌒´  .|
      ,.く\\r、   ヽ      ノ    妹の足を治してくれるのはうれしいが、それがお前になんの得がある?
      \\\ヽ}   ヽ     /
       rヽ `   ヽ  /   ァ'´ヽ    それに宝薬というならかなり高い物であろう。俺にもお前にもそんな金ないだろう…
        └'`{  .   \.|   /   i
            ヽ、._   ヽ、_,r'   .|
            `ヽ、   /'  |
               `'ー'´

.

583名無しのやる夫だお:2010/01/15(金) 23:22:58 ID:WTydj4FY
どんなものにも効く宝薬って怪しさ満点なw

584 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:23:05 ID:joD05SuQ


         ____
       /      \
      / ─    ─ \
    /   (●)  (●)  \        私は今、お前の妹の足に志を賭した。
    |      (__人__)     |
     \    ` ⌒´    ,/        それが治るなら、私も志をえることができるお。
     /⌒ヽ   ー‐    ィヽ 
    /      ,⊆ニ_ヽ、  |         それから金のことだが…案ずることはないお。…売ればいいんだお
   /    / r─--⊃、  |
   | ヽ,.イ   `二ニニうヽ. |



   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ●)(●)
. |     (__人__)           売る?何を売るんだ?うちには高価な物はないぞ
  | u    ` ⌒´ノ
.  |         }
.  ヽ        }
   ヽ     ノ        \
   /    く  \        \
   |     \   \         \
    |    |ヽ、二⌒)、          \

.

585 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:23:50 ID:joD05SuQ


       ____
    /     \
   /  ─    ─\
 /    (●) (●) \
 |       (__人__)    |       私を…身を売るお…
 \     ` ⌒´   /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||

.

586 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:24:27 ID:joD05SuQ


     __
..:...::./:..:..:..::\.::..:..:..::::..:..::.:..:...::..::..:..:..::::...:.....
.::./.:..:.._ノ::::..:..\.:..:...::.:..:..::::....:::..:..::::..:.:..:....
:..|:::....  ( ○)(○).::..:..:..:..::::..:..::.:..:...::...::::..:.:..:....
.: |:::.... u (__人__).::..:..:..:………。..:.::..:.:..:....
::. |::u:.   (.::..:..:..::::..:...:..::::::::..:..::.:...:..::::..:..::.::..:....
.::. |:::.....u  ` ⌒´ノ.::..:...:..::::..:..::.:...:..::::..:...:....
::..:.ヽ:::.....     }.::..:..:..:..::::..:..::..::::..:..::.:..:...::..:....
.::..:...ヽ::.....   ノ         \
::..:..:..:/::..   く  \        \
.::..:..: |::...   \  \        \
::..:..:..:|:::.....  |ヽ、二⌒)、           \

.

587 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:24:55 ID:joD05SuQ

范雎は友の妹の足を治すため、自分を売り、魏の大夫である「須賈」に慕えたのである。
その時にいくらかの金を渡され、それで薬を買い、鄭季に与えた。
そして范雎は、ある日須賈と供に斉へ赴き、そこで斉王(襄王)に気に入られ、贈り物を受けた。
だが…


         ,、='' ̄::::::::::::::: ゙̄'''ヽ、
       /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
     /:::::_,_、:::::::>‐-、:::::::::::::::::::::::::::::
     /::::/~ヾ,}::::j|  。 }::::::::::::::::::::::::
    l::::/|_ ゚ ,.>ー、ゞー≠ ̄ヽ::::::::::::::
    |::/ ヾ≦ヘ,_ノヽ      \:::::            なぜ正式の使者を差し置いて、あの男が贈り物を貰う?
   |Y     l|         ヽ
   |ノ〆    l|       ー-  |            なにかある…きっとある…
  /| /      l|       ー-  |
   l / r   」{,        ヽ  |            まさか…魏の機密を売ったのではあるまいな…
   l,  ヘ_ _,,>ー=、_   /
    ∧   `Σ,,、-‐─゙ゝ=´    /            いや…それしかないな…ならば…
     ヘ   ===一       ノ
      ∧
       \≧≡=ニー   ノ

         『須賈』

.

588 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:25:21 ID:joD05SuQ

魏に舞い戻ってすぐ、范雎は捕らえられた。
須賈は魏の宰相である「魏斉」に『范雎が斉王に魏の機密を売った』といい
魏斉は大いに怒り、范雎を捕らえ棒打ちし、その後簀巻きにして厠にほうりこんだ。


        ,ト--ミ、、_:::::::::::::::::`:"'':―┼――――l
        /ミミ三三ミ'ー‐-- 、、_:::::::|:::::::::::::::::::::::j
        {ミミミ三三、     、ー=、`'┴―――fミ',
      ,..、ミミミミミ三シ  . . . . `―' l ii l (ヲ  lミil
      //う{ミミミミf'"   _,,.,,_:.:.:.:..  _j_ .:.:.:.  lミリ
      l V }ミミミミ    ',ィでiンミ、:.:.、__, -,ィも=、',l:l′
      'i l ,ノヾミミ'    ´ ̄`゙`ラ .:. 三 f"´ ̄`' lj          魏の機密を売るとはけしからん!
      ヽヽへ}ミミ     `二ニノ ,、 jl ',` ―''" ,l!
       ヽ二ノミ'        ,ィ'"     ト、   ,!          そちを簀巻きにして厠に放り込んでやるでおじゃる!!
       , -fソ!'ミ        / `^ヽ,_ノi    ,'
      ,/(/ {i,ミ'     /  _,,...,_,,..,、l   /
     / ヽ  lN,    /  ,ィiTTTTTト, ,}  ,/
  , -―/   ヽ ', ヽ    {  ,/⌒'ー'‐'‐'‐',リ l  /
 /  /     ヽ'、 ヽ   l  {,ゝ、‐r‐'ン-i/ ,/ ,イ丶、、
"i   {、     ヽヽ丶 丶 ヾ<Zェェェシ' ノ ,i'lヽ、 `ヾー-- 、
 l,   \     ヽヽ 丶、 ` ` ‐ -- ‐'"/ノ ,l  \  \  ヽ

              『魏斉』


         ___
        / .u   \
      /((○)) ((○))\
/⌒)⌒)⌒. ::::  (__人__) l_j :::\     /⌒)⌒)⌒)       機密?そんなもの売ってないお!!
| / / /     |r┬-|     | (⌒)/ / / //
| :::::::::::(⌒) U .| |  |    /   ゝ  :::::::::::/          や、やめてくれお!!
|     ノ    | |  |    \  /  )  /
ヽ    /    └ー.┘    ヽ /    /

.

589 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:26:00 ID:joD05SuQ

厠に放り込まれた後、魏の大臣たちがこぞって、厠を訪れ尿を振り掛けた。
その中には須賈もいたのである。
その後、范雎は脾肉にも魏斉の臣である「何介」に助けられ、近くの小川まで運ばれるが
そこで、放置される。そのあと、范雎を救ったのは後に范雎の妻になる「原声」だった。


''"´ニニニニニニニニニニニニニニニニニ/
ニニニニニニニニニニニニ_ニニニニニ/
ニニニニニニ_,.. - ''': ´ ̄ : : : : : : : : : : : \
ヽニニニ: '"´: : : !:. : : : : : : : i: : : : :`ヽ : : : : ヽ
  >'´: : : : : : : : .|: : l : : i: : : '; : : : : : : ヽ.: : : : ヘ
 , : : : : : : .!: : : :ハ : :!: : '; : : : \ : : : : : '; : : ヽ : !
 |: : : : : : :i: : :./.ハ:.ヽ: : ヽ : :___lヽ.: : : : !: :i : :|!:.|      范雎さま…ご無事のようですね。
 | : : : : : / : :/  _,.ヽ ト、 .l\: : ヽ \ ̄「: |: : l !:|
 '; : ; : :./: : / ̄___ ヾ:.\ヽ. >ァ水 ァ.|: l: :/ リ      ここでは魏斉に見つかってしまいます。
  V : :/: ;.イ.ヾ'アュ _ !`    `` .ヒ:;;'ソ 〉! ./;/
  l:/イ: 、ヽ  ゞ‐ '         ,,,,,, //ノ: :!:ヽ       僕の知り合いの者にかくまってもらいましょう
.   |∧: ' : :ヘ.` '''''''       i     ,.イ ´: :|.|:.:.\
   ,.ヘ : : : : ヽ、       -‐  /| |/!: :ハ |:.:.:./
-、/.  ヽ: : : :l l >t- .,,_,. イ:.  )! | / .レ:/
ヽ、⌒l   \: : | : . . >ァt<ヾヽ ( ト'´:.:,.イ
<´ヘ.`ーt  ヽ:| // //ト、ヽ! |  )!.).イ:. |
:.:.:じr.l :.ヽ    ヾ ー'/ | | ー' .( .ト、:.:.:.: |

         『原声』


            _______
           ./ /  #  ;,;  ヽ
        : /ノ  ;;#  ,;.;:: \  :
         /  -==、   '==-  ..:::::|          原声…恩に着るお…
           | ::::::  (__人__)   :::::.::::| :
       : ! #;;:..  l  |    .::::::/
         ヽ.;;;//;;.;`ー‐'ォ  ..;;#:::/
          >;;;;::..    ..;,.;-\

.

590 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:26:26 ID:joD05SuQ

范雎は、原声によって助けられた後、名を「張禄」と改めた。
范雎の体が回復した後、秦が魏に使いを送った。その時の使者の名を「王稽」(おうけん)という。
王稽は人材を求めていた。秦は今、穣公の専制の世となっている。
それを打開すべく、秦王直轄の有志がほしいのだ。その有志に選ばれたのが范雎であった。



           / ̄\
             |    |
           \_/
             |
         /  ̄  ̄ \
        /  ::\:::/::  \
      /  .<●>::::::<●>  \         お前は有能な男のようだ。
      |    (__人__)     |
      \    ` ⌒´    /         私と供に秦へ来てくれ。
       /,,― -ー  、 , -‐ 、
      (   , -‐ '"      )
       `;ー" ` ー-ー -ー'
       l           l



       ____
    /     \
   /  ─    ─\
 /    (●) (●) \
 |       (__人__)    |         よかろう。
 \     ` ⌒´   /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||

.

591 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:27:05 ID:joD05SuQ

ちなみに、鄭季の足は回復し歩けるようになった。
秦に着いた范雎はさっそく秦王と謁見しようとしたが、叶わなかった。
そこで書簡(このころは竹簡)をしたため、王稽を通して秦王へ上奏し、
ようやく謁見が叶ったのである。


            f : : : :ヽ ,' : : : : : : : : : : : : : :、
           _| : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
        /:::::::| : :、 : : :l : : : : :、 : : : : :l : : :、 : : ヽ
       /:::::::::::::::| : :! : : : ト : : : : | : : : : :`、 : : ! : : :`、
       }:::::::::::// | : ヘ : : i ヾ : : ヽ : : : : : | : : | : : : :ヽ
       /:::::::::l::/ | :{ ヽ : :l  \ : ヽ、: : : :| : : | : : : : :ヽ
      /::/:::/:/  |:| _ヽ : !___\ :ヾ : : : :! : | : | : : : :|
      /::ル:/|::i_,.イ:|  ` ヽ氏刀フ \|:\: ! : | : :| : : : : |          謁見が遅れ申し訳ございません。
      // |:::||/:l弋勹! |    ヽl ̄   i : : :ヽ:!:|二ヽ : : : : | 
     /  }::/|:::::|  ̄ノ           | : : : ヽ:| ソ/ : : |ヽ:|         最近、異民族の侵入で忙しかったもので…
       |:| |:::::l  ヽ、          /| : : : |ヽ// : : :|:| ヾ
       |  |:::ヽ  ___       ノ ,l : : : r´/| : : :/}:l
          !::::ヽ   ̄ ̄´     .ォ : :,/ |`:´| : :/ |
          |:::i:::ヽ  ´`    ./ | :/  | :/|:/
          |ヘ::} ヽ.    ./   |:/  |/,、{
          i  }   `ー イ       _./´ 入
                 ,ヘ     _./    / ヽ
               ,/  |  ./     /   |ヽ、.
             ./l   ,ゝ<      /    |  `ヽ、
         _, . '"´/ | l"   メ.    /     |      `ヽ、.



     ____
   /      \ ( ;;;;(
  /  _ノ  ヽ__\) ;;;;)
/    (─)  (─ /;;/
|       (__人__) l;;,´|             そうかい。それが本当なのか怪しいが、まぁいいお。
./      ∩ ノ)━・'/
(  \ / _ノ´.|  |
.\  "  /__|  |
  \ /___ /

.

592 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:27:33 ID:joD05SuQ

この謁見で、范雎は「遠交近攻」説を唱えた。


     l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ、:.:.:.:.:.`ヽ:.:.:\:.!ヾ!:.:.、:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
    ∧:.:、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\、:.:.:.:.:.\:.、ヽ:.:.:ヽ:.',ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._ヽ. _
     l:. ',:.:.ヽ:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:\:.:.、:.:.:.ヽ:.ヾ、:.:.:ヽ!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ ̄
    |:.:.:',:.:.:ヾ 、:.:.:.:\>:.:\:.`:.:.ミ:、:.'r‐、:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ト:!
    l:.i:.:.',、:.:.ヽ ヽ/:.\:.:、:.:ヾ:.:、:.:.ヽヽヽヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l }
     ':.,l:.:.:.',ヽ:.:.:V `.ィ 、ヽ、:.ヾ:.、:`i:.:.ミヽ} }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l           近年、他国へ進出してはいるのですが
    ':/ l:.ヽ:.\ヽ:.:ヾfy  ヾ、ー、:.ヽ:l:.:.i >メ:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: l
   '/  !:.:.lヽ:.:.ヽ:.:.iヽ     ヽ iヽ:.i:├ ':.:.l:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l          領地があまり増えません…
  ノ'   :.:.:l  ヽ _:/         !:.:!':.:l  !:i:.:.:.:.l:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:!
      ヽ:!   ノ           !:.:.:.:!  l:!ヽ:.:.:!、:.:!、:.:i:.:.:.ヽ         どうしたらよいのでしょうか?
        \   ` .┐, フ     !:.:.:!   !   \ \ヾヾ:.:.!`ヽ
                  t _     !:.:!    . . <  ∧ `ヽ _
                   ヽ  .ィ∧ . . ´/    _ .>._
                  ´ i:.i/ : /   才´    `ヽ
                    /l iヽ/   /    匕´  ヽ
               _..イ ζo:ハ   /   /        \
             ,  ‐ ´< 〃:j: ,  ヽ ̄   /               ヽ



       ____
    /     \
   /  ─    ─\
 /    (●) (●) \       領地が増えないのは遠い斉などを攻めてるからだお。
 |       (__人__)    |
 \     ` ⌒´   /        秦は斉との間に、魏、韓、趙などの国が有り
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i       斉を攻めるならそれらの国と同盟せざるをえないお。
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||

.

593 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:28:08 ID:joD05SuQ


            /´ /;イ: : : ! : : l: : : : : : : : : :ヽ: : : : : : : l、 : : : : : : ヽ: : : : : :
             // /: : : :l: : : :l: : : : : : : : 、: :ヽ: : : : : : lヽ: : : : : : : l: : : : : :
            /'´  /: : /: :!: : : :l: : 、: : : : : ヽ: : l: : : : : : !: ヽ: : : : : :l: : : : : :
           /'    ./: : /l: : l: l: : : ',: :ヽ :、: : 、:ヽ :l: : : : : :l\ヾ、: : : : :ト、\: :
               l : /イ: : l: :l: : : :l: : ヽ \: \ヽ! : : : : l\ヽ:ヾ: : : : l、: : :\
               ,': :/ l: :/ヽ:ヽ: : :ト、 :、: : :_ :\ヾ: : : : l : ヽヽ:ヽ: : l:l:\: : :
               l /  l: /: :/l、ヽ: : l>、\\:ヽ: :\ヽ: :l: : : lヽ: : ',: : l:', : :>          その通りです。
               l:l  l/: :/: l: ヽヽ ','´L__ゝ_≧:ヽ: l`:\': : : l: :ト: :l: :!.l !: : :
               !l  /:/ヽ: :l`Уヽ:ヾ'´ {泌、イ \ヾ,: :/`\:!: :l: :λ!: l !l,: : :          穣公はしきりに斉を攻めています。
               ! /:/  ヾУ  \ヽ. ̄´`ヽ  l`メ: : : :メ、l: :/ ヾl:トリ}: : :
               ' /'    /     ヾ    `  l:/l: :>: l: /:/ ( ゞl ノ!: : :          そのために魏、韓、趙などと
               ,--=‐ 、.  ヽ      \    /イ l: : : : :l:/' /イ>.7: : :
               / , -、 ̄ヽ\ ヽ         /'  l: : : : :l/ r-イ´ l: :l:ヽ: :          同盟せざるをえないのです。
             , -' ´  `>'ヽ、_`ヽ _        l: : : : /イ    .l: lゝ/
             l  ,/' ´ /`丶ニ,〉` ̄`       .l: : : :/'     /!´
             l /  /y'´ ̄:: ̄:::丶         l : : /     /  l
            .〈   ヽ':::::::::::::::::::::::::::::',_ _ , <:::ィ: : /    /
             ` 、 l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l-‐匕ヘ l: /   /       /
                l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::h!   .乂、 ./        /
                ゝ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l l  />'´         /
                 `> 、::::::::::::::::::::::::::// >'´λ‐-、        /
                    <::::::::::::::::::::::/' /   l ヽ \     ./   /


     ____
   /      \
  /  ─    ─\
/    (●)  (●) \      はっきり言わせてもらうが、それは失策であり、下の下策だお。
|       (__人__)    |
./     ∩ノ ⊃  /      他国の領土越しに戦争吹っかけて、秦はどれほど領地を拡大しましたかお?
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

.

594 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:28:43 ID:joD05SuQ


::|       i-ー'ーヽ  ヘ::..   \      i::.  i:. ヽ  ̄`ヽ=、
::|         !     ヽ.  ヽ:::..   ヽ      '::.  l::.  ヽ
::|      :   l     ヽ:.  ヽ、::..  ヽ:..   ':::.  !::.  i
::l  :   .:   !       ヽ:. ヽヽ、::.. ヽ::/  ':::.  !、:. |
:::i ::  :l:   l          \ ヽ \/ヽ:::.   ':.  | ヽ:. !
r┤:::  :l::  |  ̄ ̄```ー- \ ヽ ,r‐ァォヤ、::.  i::: |  ヽ|
.ト| ::::  :l::: | ,r≠T〒ト    \ヽ-┴'´ |、:::. !::: |
.i' i :::::.. :ヘ::. l `ー┴ー'      \、   !::l:::. |::::::|           そ、それは…
ヽヾ, :、:. ::ヽ::.!            、 \. |:::ハ:::ハ:::::|
::::\!:::l::.::::::lヽヘ                 ヽ  i::/ }:;' ',::::|
::::ヽ:.::::ヘ:::::::! ヽ            / /::/ |'  ',::|
ヘ:::}ヽ::、::',:::::!               /!::{     ヾ
 '::| !::Xlヽ:::',、       -―‐‐'  ィ l::i
  '.i ';' ト ヽ:! ヽ、       -  / ! ヽ!ヽ_
  ,/  |  ヽ   ` 、      /  l    、`ー、
.//    !  \     ` ー-r-'   l    !   ` ヽ 、
 /     !     \     /       l      !        ̄ ` ヽ 、
./       l       \ /         !      !             ヽ


      _____     
    / ―   \   
  /ノ  ( ●)   \ 
. | ( ●)   ⌒)   |       斉のビン王をご存知でしょう。
. |   (__ノ ̄    /
. |         /        斉が遠く他国を侵略しているとき、燕の楽毅に攻められ、滅亡寸前まで追い込まれたお
  \_      _ノ\
    /´         |       今、秦が行ってることと似てないかお?
.     |  /       |

.

595 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:29:22 ID:joD05SuQ


                      _ __
                 ,. −'´::/::::`ヽ:::::`丶、
                /:::::::_::::::/::::::::::::::::::::::::::::\
              ,.'::::::::/::::ヽ:!:::::::::::::ヽ::::::::::::::::::\
.             /::::::::/:::::::/::_::::::::::::::::::::',:::::::::\:::::::`::......_
            , ':::::::::/:::::::::::::ハ厶:::::!::::::::'.::::::::::::ヽ::::ヽ ̄
           ∠イ::::::/:::::::::|::::厂  ',::ト、::::::ト、::::::::::::',:::::ハ
             |::::/:::/:::::_L::l._   ';l ';::::l ヽ:::i::::::',:::::::.
             厶'-:';.r|::::::|∨ `丶 '  '斗-‐';┼:::::|::|:::|          確かに似てます。
                ̄|::::{ |::::::| 'Tツト     ';}ゥT'';|.::::::|∧:|
                 l∧ヽ|::::::|  `¨´   i   ̄ ハ::::|  :|          我が秦も斉を犯しておりますからね…
               ヘ:',::N         }    |:::ハ: !
               _,.イヽ!ヘ         ′   /l/ l;′
            _,..- ´  ! | ',\  ──‐  , 'ヽ、
       ,. '´      |. |  ヽ \    / |  `  ._
      /        | !   \ ` -イ .|. |     `ヽ.



          ____
        /_ノ  ヽ\
      / ( ●) (●)、          そうだお。だから、他国越しの戦争など無意味無価値。
    /::::::::⌒(__人__)⌒\
    |      |r┬-|    |         私がお勧めするのは、遠地の国と交わり、近地の国を攻めることだお。
    \       `ー'´  /
⊂⌒ヽ 〉        <´/⌒つ       簡単に言えば「遠交近攻」だお。
  \ ヽ  /         ヽ /
   \_,,ノ      |、_ノ

.

596 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:29:48 ID:joD05SuQ


.      /:´:.:.: /:.:/:ヽ:.:i:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:、:.:',:.:.:.:ヽ
     /:/:.:l:.:.:/:.:.:.:.l:.:.iミハ:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:.:.:.:.:',:.:i:.:.:',:.:.:.:_ヽ _
     !/:.:.:.l:./l:.:.:.:.:l:.:l   、:.:.:.、:.:.:.:.:.:.:.:.',、:.:.:.:.:.:.: ',:.:.:.:.:.:.:.:',:l:.:.:. !:.:.:.i  ̄
    .':.:.:.:.:.,!':.:l:.:.:.:.!:.l    、:.:. 、:.:.:.:.:.:.:.:.! 、:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:. i:i!:.:.:. !:.:.:.l
    l:.:.:.:.:イ:.:.:.:.l:.:.:!:i     、:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.! ヽ:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.l:.:l:.:.:.:.l.!:.:.l
    |:.:.:.:':.:l:.:.:.:.:l:.:. !‐- __  、:.:. \:.:.:.:.:! __ヽ-‐:l:.:.:.:.:.:.!:.:l:.:.:.:l i:.:.l
    |:.:.:':.:._l:.:.:.:.:.l:.:l  __ _ ` 、:.:. ヽ:.:.:.!´__ヽ:.:.l:.:.:.:.:.l:.i:.!:.:.:l .|:.:'
    |:.:':.:.' l:.:.:.:.: lイ 弋しリヾ   、.   :.ィ弋しリ メ:.li:.:.:.:l:.l:リ:.: l |:'          遠交近攻ですか…
    |:ハ:{ヾ.l:.:.:.:. l    ̄     \  ',:i  ̄  ',:|:!:.:.:!:.':l:i:.:i . |'
    |'  l:ヽ .l:.:.:.:.l          i ヽ ':!       '!:l:.:.!:.' l:.l:.l  {          わかりました。あなたのいう通りにしましょう。
        !:.:.:`:!:.:.:l!             |        .':.:l:.':ハ|:.:|!
       、:.:.:..!:.lハ         l          /:.:.:|':l   ヽ:!            僕はかねてから魏を犯したいと思っておりましたが
        ヽ:.:..|!:.:.ヽ         !       /i:.:.:.i:.:!   ヽ
         ヽ:.l.、:.:.:.ト、    ―‐ ―‐     イ:,l:.:./l:.'                 どう思われますか?
           :! ヽ:.:.:l \     ー−     イ:.:./.l:/ .|'
            酛|  丶      / |ハ:! '
            ハl     `  __   ´   !ハ
            /   l              l  ヽ


       ____
     /⌒  ⌒\
   /( ―)  (―)\         いいと思いますお。
  /::::::⌒(__人__)⌒:::::\
  |             |       ただし、魏は心変わりしやすい国であることをお忘れなく。
  \              /

.

597 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:30:13 ID:joD05SuQ


               f : : : :ヽ ,' : : : : : : : : : : : : : :、
              _| : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
           /:::::::| : :、 : : :l : : : : :、 : : : : :l : : :、 : : ヽ
          /:::::::::::::::| : :! : : : ト : : : : | : : : : :`、 : : ! : : :`、
          }:::::::::::// | : ヘ : : i ヾ : : ヽ : : : : : | : : | : : : :ヽ
          /:::::::::l::/ | :{ ヽ : :l  \ : ヽ、: : : :| : : | : : : : :ヽ
         /::/:::/:/  |:| _ヽ : !___\ :ヾ : : :! : | : | : : : : |         そうでしたね…どう致しましょうか?
        /::ル:/|::i_,.イ:|  ` ヽ氏刀フ \|:\: ! : | : :| : : : : |
        // |:::||/:l弋勹! |    ヽl ̄   i : : :ヽ:!:|二ヽ : : : : |
       /  }::/|:::::|  ̄ノ           | : : : ヽ:| ソ/ : : |ヽ:|
         |:| |:::::l  ヽ、          /| : : : |ヽ// : : :|:| ヾ
        ヽ|  |:::ヽ  ___       ノ ,l : : : r´/| : : :/}:l
         ヘ,  !::::ヽ   ̄ ̄´     .ォ : :,/ |`:´| : :/ |
          ヘ, |:::i:::ヽ  ´`    ./ | :/  | :/|:/゙: : ≧=-、__.
          __,r‐|ヘ::} ヽ.    ./   |:/  |/,、{ l: : : : : : : : : : : :
         ,r'゙r'  i  }   `ー イ       _./´ 入: : : : : : : : : : ::
          f  {      ハ¨ヽ=、     /: : : : : : l: : : : : : : : : : : :::
       _i.  }=-、_r‐-'、_Ⅵ  k    ∧: : : : : : :l: : : : : : : : : : =


          ___
         /     \
       /   \ , , /\
     /    (●)  (●) \         昭襄王さまが天下の覇者になりたければ、まず天下の要である中原の地(魏、韓)をおさえること
      |       (__人__)   |
     \      ` ⌒ ´  ,/          そして、楚、趙を威嚇し、楚が強ければ趙と結び、趙が強ければ楚と結ぶんだお
      ノ          \
    /´      _i⌒i⌒i⌒i┐ ヽ        そうすれば魏、韓は秦に服従しますお。
    |    l  ( l / / / l
     l    l  ヽ       /

.

598名無しのやる夫だお:2010/01/15(金) 23:30:41 ID:WTydj4FY
いかん、犯したいといわれるとwww

599 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:31:01 ID:joD05SuQ


     l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ、:.:.:.:.:.`ヽ:.:.:\:.!ヾ!:.:.、:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
    ∧:.:、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\、:.:.:.:.:.\:.、ヽ:.:.:ヽ:.',ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._ヽ. _
     l:. ',:.:.ヽ:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:\:.:.、:.:.:.ヽ:.ヾ、:.:.:ヽ!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ ̄
    |:.:.:',:.:.:ヾ 、:.:.:.:\>:.:\:.`:.:.ミ:、:.'r‐、:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ト:!
    l:.i:.:.',、:.:.ヽ ヽ/:.\:.:、:.:ヾ:.:、:.:.ヽヽヽヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l }        では、魏・韓をおさえるにはやはり戦争とおっしゃいますか?
     ':.,l:.:.:.',ヽ:.:.:V `.ィ 、ヽ、:.ヾ:.、:`i:.:.ミヽ} }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
    ':/ l:.ヽ:.\ヽ:.:ヾfy  ヾ、ー、:.ヽ:l:.:.i >メ:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: l
   '/  !:.:.lヽ:.:.ヽ:.:.iヽ     ヽ iヽ:.i:├ ':.:.l:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
  ノ'   :.:.:l  ヽ _:/         !:.:!':.:l  !:i:.:.:.:.l:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:!
      ヽ:!   ノ           !:.:.:.:!  l:!ヽ:.:.:!、:.:!、:.:i:.:.:.ヽ
        \   ` .┐, フ     !:.:.:!   !   \ \ヾヾ:.:.!`ヽ
                  t _     !:.:!    . . <  ∧ `ヽ _
                   ヽ  .ィ∧ . . ´/    _ .>._
                  ´ i:.i/ : /   才´    `ヽ
                    /l iヽ/   /    匕´  ヽ
               _..イ ζo:ハ   /   /        \
             ,  ‐ ´< 〃:j: ,  ヽ ̄   /               ヽ


         ___
       /     \ キリッ
      /   \ , , /\
    /    (●)  (●) \          いや、いきなり戦争を吹っかけるのは下策ですお。
     |       (__人__)   |
      \      ` ⌒ ´  ,/          まず辞を低くし、幣を重くして、お仕えすればいいんだお。
.      /⌒〜" ̄, ̄ ̄〆⌒,ニつ
      |  ,___゙___、rヾイソ⊃         それが受け入れられなかったら、攻め取ればいいんだお。
     |            `l ̄
.      |          |

.

600 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:31:30 ID:joD05SuQ


          _l:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:.:.:、:.:.:.:.:.:.\:.:`:.:、:.:.:.:.:.:.:.\、
          _l:.:.::.\:、:.:.:.:.:.:.:.\:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.ヽ、:.:.:.:.:.:.:ヾ.、
           .:´:.:',:.:.:.:.:.\:、:.:.:.:.:.:.:.\:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.ヽ:、:.:.:.:.:i:. '.
        /:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:.:..ヾ\:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.l:.:.:i:.:.:.:.:ヽ:.:.:l:.:.:.',
          ':.:.:.:.:.:.ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ 、:.:.:.:.:.ヽ\:.l:.:.:l:.:.:.:.:.:.:i:. ':.:.:.:.l
       /:.:.:.:':.:.l:.:.:ト、:.ヽ:.:.:.:.:.:._',-‐ 、:.:.',:.:.ヾハ:l:.:.i:.:.:.:.l/:.!:.:.:.:.!            承知しました。
     /ィ:.:.:l:i:.:l:.:.:l  、:.\:.:.´:.:.', ,xfrっヽ メ:リ:.:.l:.:.:.:/:.:.:!:.:.:.:.\
    /  l:i:.:l:.:',:!:.:.l ̄`\:',\:.:.: ',' `ー'  ヽヽ:.:!:.:.:.:,ヽ:.:i:.:.:.:l` ー ‐        本日よりあなたを客卿(軍事顧問)に任命いたします。
       l!:.:':.:.:ヽ从 ィ弋メ\ \:.',         l:.:!:.:.:./, }:.:.!:.:.i:l
       l:.ハ:.:.:..:.:.:.:ヽ   丿 \ ヽ        l/:.:.://./:.:.l:.:.l:!            これからは僕の補佐をお願いいたします。
       /:' l:.:.:.i:.:..i:.:.i  〈           /l:.:.:/ー:':.:.:.:l:.:ハ
     /´  ヽ:.:l、:.:.:!从            / !:/:l:i:.:.:.:.:!:/
          ヾl :.:.:.:.:.ヽ  ィ   フ      /!'.:/l:l:.:.:.:!/
           } ヽ:.:.:.lヾト、 ` ´      ///' lハ:.:.!ハ
              \.:! }  ヽ      イ    / Ⅵ
               \    ヽ  <      _ .-‐ヽー. -. .、_
                     ヽ      . : ´: : : : : : : : : : : : :.ヽ
                     ___ i  /: : : : : : : : : : : : : : : : : : 〉
               ___ ノ:.:.:.:/} /: : : : : : :  ´  ̄ ̄ ` メ._
             /:.,: : : :./:.:./ /: : : : : : /           `ヽ、


        ___
      /      \
   /          \
  /   ⌒   ⌒   \          任せとけお!!
  |  /// (__人__) ///  |
. (⌒)              (⌒)
./ i\            /i ヽ

.

601 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:32:00 ID:joD05SuQ

范雎はこの一回の謁見で「客卿」の位に昇る。
昭襄王は范雎の進言通りのことを行ったのだが…
まだ、秦には穣公や、その息のかかった者も多かった。


            /´ /;イ: : : ! : : l: : : : : : : : : :ヽ: : : : : : : l、 : : : : : : ヽ: : : : : :
             // /: : : :l: : : :l: : : : : : : : 、: :ヽ: : : : : : lヽ: : : : : : : l: : : : : :
            /'´  /: : /: :!: : : :l: : 、: : : : : ヽ: : l: : : : : : !: ヽ: : : : : :l: : : : : :
           /'    ./: : /l: : l: l: : : ',: :ヽ :、: : 、:ヽ :l: : : : : :l\ヾ、: : : : :ト、\: :
               l : /イ: : l: :l: : : :l: : ヽ \: \ヽ! : : : : l\ヽ:ヾ: : : : l、: : :\
               ,': :/ l: :/ヽ:ヽ: : :ト、 :、: : :_ :\ヾ: : : : l : ヽヽ:ヽ: : l:l:\: : :
               l /  l: /: :/l、ヽ: : l>、\\:ヽ: :\ヽ: :l: : : lヽ: : ',: : l:', : :>         范雎…僕はあなたのおかげで幾らかの権利を得ました。
               l:l  l/: :/: l: ヽヽ ','´L__ゝ_≧:ヽ: l`:\': : : l: :ト: :l: :!.l !: : :
               !l  /:/ヽ: :l`Уヽ:ヾ'´ {泌、イ \ヾ,: :/`\:!: :l: :λ!: l !l,: : :         しかし、王宮にはまだ穣公がおり、全ての権利を
               ! /:/  ヾУ  \ヽ. ̄´`ヽ  l`メ: : : :メ、l: :/ ヾl:トリ}: : :
               ' /'    /     ヾ    `  l:/l: :>: l: /:/ ( ゞl ノ!: : :         取り返しておりません。
               ,--=‐ 、.  ヽ      \    /イ l: : : : :l:/' /イ>.7: : :
               / , -、 ̄ヽ\ ヽ         /'  l: : : : :l/ r-イ´ l: :l:ヽ: :         これについて、いかが思われますか?
             , -' ´  `>'ヽ、_`ヽ _        l: : : : /イ    .l: lゝ/
             l  ,/' ´ /`丶ニ,〉` ̄`       .l: : : :/'     /!´
             l /  /y'´ ̄:: ̄:::丶         l : : /     /  l
            .〈   ヽ':::::::::::::::::::::::::::::',_ _ , <:::ィ: : /    /
             ` 、 l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l-‐匕ヘ l: /   /       /
                l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::h!   .乂、 ./        /
                ゝ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l l  />'´         /
                 `> 、::::::::::::::::::::::::::// >'´λ‐-、        /


     ____
   /      \
  /  ─    ─\
/    (●)  (●) \        私が秦を訪れる前、すなわち他国にいたころ、穣公、太后(王の母)などの名は聞いても
|       (__人__)    |
./     ∩ノ ⊃  /        王の名は聞かなかったお。
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |          国とは王によって統治されるものであり、命令を出すのは王一人であるべきだお。
  \ /___ /

.

602 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:32:37 ID:joD05SuQ


            f : : : :ヽ ,' : : : : : : : : : : : : : :、
           _| : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
        /:::::::| : :、 : : :l : : : : :、 : : : : :l : : :、 : : ヽ
       /:::::::::::::::| : :! : : : ト : : : : | : : : : :`、 : : ! : : :`、
       }:::::::::::// | : ヘ : : i ヾ : : ヽ : : : : : | : : | : : : :ヽ
       /:::::::::l::/ | :{ ヽ : :l  \ : ヽ、: : : :| : : | : : : : :ヽ
      /::/:::/:/  |:| _ヽ : !___\ :ヾ : : : :! : | : | : : : :|        やはりそうですか…
      /::ル:/|::i_,.イ:|  ` ヽ氏刀フ \|:\: ! : | : :| : : : : |
      // |:::||/:l弋勹! |    ヽl ̄   i : : :ヽ:!:|二ヽ : : : : |       では穣公や太后などはどのようにすべきでしょう…
     /  }::/|:::::|  ̄ノ           | : : : ヽ:| ソ/ : : |ヽ:|
       |:| |:::::l  ヽ、          /| : : : |ヽ// : : :|:| ヾ
       |  |:::ヽ  ___       ノ ,l : : : r´/| : : :/}:l
          !::::ヽ   ̄ ̄´     .ォ : :,/ |`:´| : :/ |
          |:::i:::ヽ  ´`    ./ | :/  | :/|:/
          |ヘ::} ヽ.    ./   |:/  |/,、{
          i  }   `ー イ       _./´ 入
                 ,ヘ     _./    / ヽ
               ,/  |  ./     /   |ヽ、.
             ./l   ,ゝ<      /    |  `ヽ、
         _, . '"´/ | l"   メ.    /     |      `ヽ、.


       ____
     /⌒  ⌒\
   /( ―)  (―)\          今ついてる地位を解任し、領地へ送ることですお。
  /::::::⌒(__人__)⌒:::::\
  |             |
  \              /

.

603 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:33:06 ID:joD05SuQ


     l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ、:.:.:.:.:.`ヽ:.:.:\:.!ヾ!:.:.、:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
    ∧:.:、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\、:.:.:.:.:.\:.、ヽ:.:.:ヽ:.',ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._ヽ. _
     l:. ',:.:.ヽ:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:\:.:.、:.:.:.ヽ:.ヾ、:.:.:ヽ!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ ̄
    |:.:.:',:.:.:ヾ 、:.:.:.:\>:.:\:.`:.:.ミ:、:.'r‐、:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ト:!
    l:.i:.:.',、:.:.ヽ ヽ/:.\:.:、:.:ヾ:.:、:.:.ヽヽヽヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l }
     ':.,l:.:.:.',ヽ:.:.:V `.ィ 、ヽ、:.ヾ:.、:`i:.:.ミヽ} }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l         私にそうのような権限があるのでしょうか…?
    ':/ l:.ヽ:.\ヽ:.:ヾfy  ヾ、ー、:.ヽ:l:.:.i >メ:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: l
   '/  !:.:.lヽ:.:.ヽ:.:.iヽ     ヽ iヽ:.i:├ ':.:.l:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
  ノ'   :.:.:l  ヽ _:/     u   !:.:!':.:l  !:i:.:.:.:.l:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:!
      ヽ:!   ノ           !:.:.:.:!  l:!ヽ:.:.:!、:.:!、:.:i:.:.:.ヽ
        \   ` .┐, フ     !:.:.:!   !   \ \ヾヾ:.:.!`ヽ
                  t _     !:.:!    . . <  ∧ `ヽ _
                   ヽ  .ィ∧ . . ´/    _ .>._
                  ´ i:.i/ : /   才´    `ヽ
                    /l iヽ/   /    匕´  ヽ
               _..イ ζo:ハ   /   /        \


      _____     
    / ―   \   
  /ノ  ( ●)   \ 
. | ( ●)   ⌒)   |           これは可笑しなことを言いなさるお。
. |   (__ノ ̄    /
. |             /            あなたは秦国の王でしょう。
  \_    ⊂ヽ∩\
    /´     (,_ \.\         王の命令は絶対だお。
.    |  /     \_ノ

.

604 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:33:35 ID:joD05SuQ


:.:.:.:/イ:.:/:.:.:l:.:.:.:.:.:.:l!:.:.:.:.:.:/:.:./:.:.:/ :.l:.:.:l:.:.l:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.| ヽ:.:.l
:.:./ /:.:.i:.:i:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.li:.:.:.:.:/:.:.ィ ̄メ   :.!:.:.l:.:.l:.:.:.:.:l:.:.:i:.:.:.: ! ヽ:.l
:.:.{ i:.:.:.!:!:.:.:.イ:.:.:.:.:.:l:.l:.:.:.:.l:.:/.l:.:/   \:l:.:.:l:.:i!:.:.:.:.l:.:.:.l:.:.:.:.|   :|
:.:.:ヽヽ ノ!:.:./:.!:.:.:.:.:.:l:.:!:.:.:.:!:' l:/ ‐‐ト、 l‐、!:l:l:.:.:.:.:l:.:.:.!:.:.:.:.l    !
:.:.:.:冫 =l:.:.i:.:.l:.:.:.:.:.:l:/l:.:.:/  .l'  ヽムシヽ! i:il:.l:.:.:.:.ハ:.:.l、:.:.:.:l  /         そうですね…僕は王なんですよね…
:./:/ー:.:.:ll:.:.:!:.:.:.:.:i' l:.:l   l      l::l:.:!:.l:.:.:./ l:.:.' 、:.:.l
/l:'  il:.:l !:.:.!:.:.:.:!   !l    !      l:!:.:イ:!:.:/ l/   \!           わかりました。あなたの意見に従いましょう。
 /    !l:l !:.:.l:.:.:l   !          ',://'.:.:' ./     丶__
 {./   !:. !:.:.!:.!             、/  '
 /     :.:.:、l:.:!:!         _ __, ‐‐  ´
./     :.:.:,.‐l:.!          _冫'
    .-‐ '   ll \       /:.:./
  /        !   `  _ ノ !:/


.

605 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:34:04 ID:joD05SuQ

こうして穣公、太后など権力を担った者たちは解任され、領地に護送された。
穣公の解任により、宰相の地位が空いたので、昭襄王は范雎をその地位に据え
応の地を与えた。これにより、范雎は「応候」とも呼ばれる。


                             ..,;'   ,;'
                           .;'゙   ,;
              __          ;'゙   、゙
            ,,.-´    ``ヽ        ';,  、'゙
          /         \      '; :;. ,;'゙
         /     __ノ  '⌒ヽ     ';゙;...;'          魏斉により、厠に放り込まれた私が、今や巨大国である秦の宰相…
         |      ( ●) ( ●)   ./'゙''''゙
       /.|        (__人__)./´二//⊃           このようになるとは誰も思わなかったであろうお。
      /  ..\         /  '‐、二ニ⊃
    /    / `ー───―/    ´ヽ〉
    \    l |  ∧   ∧    __人〉
    /\   i l  .| .i  /´  `ー'〉  \
    /   \ | . | /  | /     /    ハ

.

606 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:34:34 ID:joD05SuQ

ちなみに、范雎が宰相の地位に着いてから、命の恩人であり自身がもっとも愛した原声を
秦の地に迎え入れ、妻として娶った。


             __ __
         ,.. -‐':.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.::: 、
       /:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.::.:.:.:.::.::.\
       ':.:.:.:.:/:.:.:.:|:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...:.:.ヽ
      ':.:.:.:.:::':.:.:.:.:.:.:|:.:.|:!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:..:.',
     .'.:.:.:.:./:.:.://ハ:.:|:lヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.::|
     l:.:.|:.:.レナナ'‐  l:.ト! \:.__:.:.:.:|.:.:.:|       ずっと…待っておりました。
     |:.:.:ィ升Krォァ=、 ヾ!\´ _ゝ_ ` .:, .:.:.,'
     |:.:.ハ:.:|  辷'ノ   丶 イt::_iヾレ:.::.::,
     |:.:.:.:l:.| ::::::        ゞ-' !:.:.:.:.:イ
     l.:i:.:.:.|ヽ.    _  ′ :::::  ハ:..:./
.     |:l:.:.:.|:.:.\     ̄    イ:::::/
     ヾ!.:,|ハ..:.:.|ゝ、  _ ...ィ/:.:.レ:j/
    _ _ _ゞ\ー- 、   |:./レl:.:..:/
   _レーハヽ     ヽォ_ー 、. |:.:/
   /::::::::::つ    /,イjくヾ\'_
   /:::::::::::::::L   レ' //}ヽ.j\ヽ7


        __
      /..::::::::::::::..\
    /..:::::::::::::::::::::::::.\
   /..::::::::::::::::::::::::::::::::::::.\        遅くなってすまなかったお…
   | :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
   \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/        これからはずっと一緒だお。
  ,. -‐'´..:::::::::::::::::::::...`丶、
  ノ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....ヽ

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607 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:35:07 ID:joD05SuQ

さて、范雎を得た秦の侵略はもの凄かった。
魏、韓の領土を次々に奪い、楚と和して趙を侵略した。
秦と趙の戦争の中で有名な戦がある。「長平の戦い」だ。


                     :;:;       /         丶:;:;:;:;   :;:;:;:;
                     :;:;:;      /       :;:;    丶   :;:;:;:;:;
              :;:;      :;:;:;       ,'        :;:;;::;:;    \ :;:;:;:;:;:;;:;:;
              :;:;:;:;    :;:;:;:;     l;:;       `ー_ ヽ      .丶 :;:;:;:;:;:;:;
               :;:;:;   :;:;:;:;:;:;:;:;    │;:     i イ::::ヽ l :;:;:;    ', :;:;:;:;:;:;:;:;:;
                :;:; :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;    l ::ノ^_ ヽ ゝ _ゞ::ノ ' :;:;:;:;:;:;:;  ;.;ヽ     ,'"
                :;:;:;:; :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;  l:. 、i イ:::ヽ l    `ヽ ;::;:;      丶;.;
 :;               :;:; ', `./ヽ ___  i ゝ ゞ ' ヽ _  丿 ;:;     .;.;.;.;..;.;.;.;   .:.:.:.:
:;:;:;:;                :;:;:;:;.', ./ ./`、  ! \ ヽ.;:;   ゝ ノ , ‐ ´         .;.;.;.;.;.;.;.;;.;.;
:;:;;:;:;:;:;:;:;              '/ /   ヽ. ` .゙i/ヽ\,_     .,.,.,.,       .;.;.;.;.;.;.;.;.; :.:.:.:
:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;        :;:;:;:;   __ヽ,, ' 、-‐、 \  `"  \      .,.,:.,      .;.;.;.;.;.;.;/:.:.:.:
-、r―、:;:;:;:;:; :;:;:;:;:;  -‐ '' "`  `  `、 `  ヽ  \_.、 ;:_,,"ヽ   .,.,.,.,.,.,:      .,.,.;.;.;.;.; :.:.:.:.:
  .i.(~ `ヾ、''i´ ',  ',  ',     !   !   ! .!  i   / \. `" ̄ヽヽ.,:  .,.,    .,.,.,., .;.;.;.; .;.; .;.;:
.__ .|._ヽ、,  `i  !  .!   !   ノ  " __ノ_'__.ノ. /   `>.-―‐ `''、' ,  .;.;.;.;.; .;.;.,.,.,;.;.;.; :.:.:.:.:.:
i__iノ'i__'/‐-、.| __' ,, " -‐   '''   " ̄   .\. /   //' , ̄ ̄  ヽ,__,,'/―ー''":.:.:.:ノ:.:.:.:.:.:.:.:
., '"  ー--、|                   ヽ.    //  ヽ    ./:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.,/:.,':.:.:.:.:.:.:.:.:.
゛ _,,,, 、:;:;:; ,:;:;       :;:;:;:;:;         \ ./ ' 、   ',  __, ',,_:.:.:.:.:.:.:.:.:., ":.:.:/:.:.:.:.:.:/
,"   `ヽ、/         :;:;:;:;:;            ゛ ̄ ,` 、 .'、/:.:.:.i !:.:.:.,  '":.:.:.:, ':.:.:.:.:.:/
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- -ー‐ヽ:;:;:;    :;:;:;:;:;  :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; :;:;:;:;:;, " ._,,   '" ヾ{二ニ ,,_| -ー '":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノ

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608 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:35:34 ID:joD05SuQ

ことの発端は、趙に范雎の仇である魏斉が平原君によってかくまわれているということだった。
昭襄王はこれを知り、なんとしても范雎の仇を討ってやりたいと考え、
平原君を秦に招いた。


             __ ,.-¬- 、._
             / '´,  、   、 `ヽ、
          r´    / l ヽ  \ 、ヽ
           /  / /l.  l、 \  ヽ ', lヽ
        /, l. / /´ヽ lヽ   ヽ. ! ヽ. ト ヽ、
        '´|  V '__ヽ. ト\、_',|   ',|            やぁ、ようこそ秦へ。
         | l. ,| | __ \゙、ヽ.__ヽl.  ト.|
           lハlヘ|´ `   ヽ´ ``〉,^! | !            お待ちしておりましたよ、平原君
           l\l|    |    //ィ N
          | ハ ヽ  __   /ハ/ `       _
          '′lハn\ `ニ´/! !        ,イ |
           _,.-' /ヽ ` - ´ ,ハ\       | |ヽ
       _, - ' /   |  ヽェ、 '   | ヽー、    _ | ト. ヽ
  ,.、-‐ ´    /  |  /  〉   |   ヽ `⌒.l ヽ',ヽヽヽ
  / ヽ     〈  ,.-|ヽ/ ヽ-/ ヽ/|、  ,〉     | l_! ヽ ゙l

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609 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:36:09 ID:joD05SuQ


                       ,ィ
                     /  ,// _、-
                 , '/ /‐'::::,、ン'/
              , ./:::レ:::::::::::::´::::::ー--...、.._
               _iV::::::::::::::::_::_::_::::::::::::::::::::::::::::::::::=-
           r::'::::::::::::`ヽ三ニー-::::ニ:::::::::-=ニ´
          /::/三:::\\ヽ:::::::::ミ、::::::::::::::_:::=≧ー
         /:::::/:::::ンヘ\\ ヽ:::::::::::`ヽ:::::::::::::ニ三三ェ-
         //i:/://:::,'i::::ヽ\\',、::::ヽ:::::::::::::::::::::<'´        あまり気が進みませんでしたが…
          !' /::;:':::/:::,'::i i:::ヽ:::::::ヽ:ミミ:::::ヽ、:::::::::::k-ニヽ、
          /::i::::l:i:::i、::',. ',::::::ヽ::::::::ヽ::::::::::::`::::::::::ミヽ、        秦に来た以上泣き言は言えませんね。
         /:::ii:::l::i:::L::::':,::i:::::::\、_:::ヽ::::::::::、::::::::::ヾ、
         /::/i:i::l::i::i f:::j、:;::::',ヾ:::,rt:::j、\:::::::::::::::::i、\        お招き、感謝します。
      _,rーァ'/'´ i:ハ:l::lリ`=‐ヾ'、::、゙ヾ、ニノヽ::::::::::::::ヾヽ、.
   ,r''"     i.リ/リ::',゙     ゙ヽ     .,!::;:::::iヾ::',ヽ、 ``ー-
  / ',  -、    i//::l:l゙、     、 ..    ..:':l::i!ヾl:::l lヽi ', `ヽ
  ∧  ',   i i   i i: リ ヽ. ‐-- 、   / /リ / !/./ ' '  ゙ヽ
  ,' ヽ  ', i 〈   ,i i::.、 \\   ..::'::: / !   , ', ' .i
  、 ヽ  i     'ヽゞミヽ、ゞ: `ニ:´:::::'' _,. -//  i
.  ヽ、ヽヽ  i    ',ヽ、`ヽミヽ、    ,.:-'´,. '´/   ノ     /
.   iヽ \i .i!ヽ     ` 、`'-、、、、、- ',ン''           /〃

               『平原君』

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610 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:36:35 ID:joD05SuQ


      /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
     / .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト.、_
    ./ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::|:::::::::゙''ー、
    |........   :;:::::::::::/.:::::::::/:::::::::::::/:::::::::/::::::::::::|::::i:::::::.. ::|
    .l::/:::::::::l::::/........./....  /............../........./........  ハ:::::|:::::: :|
    l::i::::::::::::|:::|:::::::/.:::::/:::::::::::::::/.:::::::/::::::::/::::/ .|i ...| 、: .|
   ./::l::::::::::::::l::|:::::/.::::/::::::::::::::;/..::::;/ /::::::::/,::::/ i.l:::::|:::::|::::|         ところで先日、僕の臣下があなたの元に魏斉がいると
  /,:'|:::i:::::::/i|:::::l:::::/:::::::::::;≠‐-:Z._  /.:::://:::/ ,!::|:::::|:::::|:: l
 ノ   |::l::::/.斤l::::|::;イ:::::::/_.|/ -、`メ::/ /::/-''7::::|::::|:::::|ヘ:l         報告して来ましてね
    |::ト::ヽ,弋l:::|/:|::::;イ 攵;:cリ ̄`//  /,ィ-ァ/:::::|::::|:::::| |:!
    .i:| l:::l.:\,l::::::|::/:|    ̄      /'゙ー゙イ;':::::::l|:::l|::::|  ヾ         できれば、その首を討っていただきたいのですが…
     l|.ノ::|::::l:::|i::::|/:::|          /、  /:::::::/.|::l.|:: l
    ,ィ''〈 |::::j:::l !:::::::::|            ヽ./:::::::/ jノ.l::/
   /,.;:;:;:;//jメ ヽ:::::|          -‐.T:::::/    j/
  /{,.;.;.;.;.;.;゙ヽ, \.ヽ;::ト、   `ー-- -‐ ,:イ l::::/
/,.;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;ヽ,  \N. ` 、  ー /|/ .|::/
;:;:;:;:;:;:;:l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.ヽ.  ヾ、 /、゙ ー '     |/
:;:;:;:;:;:;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:ヽ、  \__. ヽ、::,\
;.;.;.;.;.;.;.;.;.l:;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:;:;:;\   /-、{;:;:;:,.ヽ、



             ,r':i::::、::::、:::::ヽ::::::::::::::ヽ、::ヾヽ::::::::、:::::::ヽ、、、:::::::::
            i:::i:::!::ヾヽ、::ヽ、::::::::::::::::::::::ヽ:::::、ヽ:::::::::ヽ、::::::::::::::
          i:::i::::',:::::::`'-.:::::ヽ、、::::::::::::::::::::::::::::ヽ、::::::::::::::::::::::
             !:、i::::ヽ:::::、:::::__ヾ::::`::::::::::::::::::、:::::::::::::::`ヽ::::::::::::::
.           l:! ki::、:ヽ::',ヽ|}`ikj、:::`:::::::::::::::ヽミ、:::::::::::::::::::::::::::         唐突な話ですね。
             i! ヾ:、:::::::::、 ゙、.;::" ゙ヽ::i、:::::::::::::ヽ9`i、::::::::::::::::::
            !  ヾ ソ\::、 '"     ヾ!ヽ::i::、::::::;X"、:::::::ヽ:::::::         でも、なぜ魏斉の首をほしがるのかわかりません。
                /   ヽ、       l! ';:iヽヾ:::'rヽ.`ヾ::::::、:::
             '、_-‐       !  リ ヽヾ:', ::   ヾ:',`         彼は、元は魏の宰相でありますが、今はただの流浪人ですよ?
                `i         ′ ソヾ; ';   ヾ',
         ,、..、         'ー‐ァッ        ,:':  ヽ ',  //
         f " ,`;ー 、      ヽ、、      /::::    : //
         ーア::ヾミッ、` 、_       i    ., '""'-、,,__.._ //
   ,:-、 ,x、, 〈::::::::::::r'^,ニ'ー `=r-、、. ゙ー-‐ "    〈'i ヾ:、::ソ/
   /   iヽ `'ヾー "{ノ ノ    `  ヽ.         |.  ヾ、:/

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611 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:37:21 ID:joD05SuQ


  l::::::::::::」::::::::::l:::::::ト.:::|:::::::::::ヾ::l.::\:::::lヾ:::::::| ヾ、:.、
   〉:::::::l::|:::::::::::l:::::|:.ヾ!:.:.:.:.:.:.:.:.`:.ヽ.\l:.|::、:::|   `
.  ' |:、:::|:::',::::::::::ヾ::|: : `: : : : : : : : ノ: : : l::l.∨
   1 l:;:ヾ、ヾ:::::::::N         _  /::!          それ位、僕だって存じてますよ。
     リ ヾ:::`ト.、:::|       -=ニ -' ,イ|::|
       ∨リ ヾト、       ´ ./l| `           魏斉の首がほしいのは、我が宰相の仇を討ちたいからです。
          /ー 、._ ` ` - 、_   _/
       r、     `  ‐ 、.._ 7ニ´               あなたもご存知でしょう?宰相が魏斉に受けた仕打ちを…
       /:.:.:`ヽ 、     `7 ト、
     ,<:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ 、  /'´: :ヽ‐、.._
     ':.:.:`ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽヘ: : : : :ヽ:.:.:.:ヽ



                 (( //  へ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::<
                /^\:::::\::::::::\::::::::::::::::::::::::::::::\\:::::::
               丶\:::::\::::::::\:::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
             /丶:::::::\:::\:::::::\::::::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::::::
            │:::::::\\:::::::\\::::::\:::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::
            /\::::::::::::\:::::::::::\::::::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::::::::::::        まぁ…知らないと言ったら嘘になりますね。
           /│\ヾ:::\::|\:::::::::::\:\:::::::::::\:::::::::::::::::::::\::::
          │/|:|丶 \:::::::|  \:::::::::::::\::::::丶:::::::::::::::::::::::::::::::::::        しかし昭襄王さまはずいぶん宰相をお気に召していますね。
           |/ ||丶\丶::::|  ,イ\::::::::::::::\::\:::::::::::::::::::::::::::::::::
          │  ||:ヾ:::::丶 |  ハ..,/\::::::::丶\丶:::::::::::::::::::::::::::::::       他人の仇をお討ちになりたいとおっしゃるとは…
          丶 /|:::::::川:::入|   ..ノ"\::::::ゝ \丶::::::::::::::::::::::::::
             /入||:::/ \|        \ヾ  \:::::::::::::::::::::::::
             ル |::::/   \        \ |/\::::::::::::::::::::
           ノ   |\ -、            /  ト:::::::::::__/
               ||:::::ゝ                ∧|/
               │入...___             /
                丶  \─ゝ          /   /
                  |   |,           /| //
                 /  |        ....////
               /= --┴-、    ...:::::::: /  /
              /       \<\:::::::/ /      ノ
            /   , ----= 、 \// /      //

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612 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:37:56 ID:joD05SuQ


   i: : : : : : ;;;;;;;;i     i : : : : : : : : : ;;;;;;,, : : : : : : : : : :
 .、  .i : : : : : ;;;;;;;i     i : : : : : : : : : :;;;;;;;, : : : : : : : : :
 ヾ;、 丶: : : : ;;;;;;;;i      i : : : : : : : : : ;;;;;;;;,, : : : : : : : :
   `、丶: : : : ;;;;;;i       丶: : : : : : : : : ;;;;;;;;;., : : : : : : :
..i`.、  ヽ丶: : : :;;;;;;;i      丶: : : : : : : : : ;;;;;;;;;;,, : : : : : :
...l b:`:.、i. 丶: : : :;;;;;;i       丶: : : : : : : : : ;;;;;;;;;;;;;,, : : : :            他人?宰相は他人じゃありませんよ。
 l.t:::ty:l 丶: : : :;;;;,,i_, - ‐=======ッュr。_:_ ;;;;;;;;;;;;;;;,, : : : :
  ``ォ;;;j|  丶: : : ::;;;i : : :ェォ=- :\ : : : :  ̄: ̄;;;;;;;;;;、;;;;;;,, : :          周の武王の父、文王が太公望を得たように
.    ;l   丶: : : :;;i: : :": :    \: : : : : : : : ;;;;;;;;l:\;;;;;;,, :
\   /   .∧: : : ;;i: _ィェェ、_      \: : : : : : : :;;;;;ヽ: :\;;;;;         また、斉の桓公が管仲を得たように
  .\/   / : :ヽ: : :;;i :-`´`≡ョ、_     \: : : : : : :;;;;ヽ: : :\
   \  /: :  :ヽ: : ヽ : `、  |;;o`k‐y-r,,,,_`__、: : : : ::;;;丶: : : :        僕にとっては、最早叔父同然なんです。
  .  `<: : :  : ヽ: :ヽ    ヾ、.ヽ;;;ヽ`' ノ;;;;'-'''''':\;;;; : : ;;;丶: : :
     ヽ : :  : 丶::ヽ    ` ` ー`´." : : : : \; ; ;;;;丶: : :
` 、.     ヽ: : :   丶ヽ      : : : : : : : : : \;;;;;;;丶: : :
. `、:.    ヽ: : :   丶、        . : : : : : : : \;;;丶: :
: : ヽ:.    ヽ: : :    丶、     . : : : : : : : : : : 丶`、: :
: : ヽ::.    ヽ: :      \ . : : : : : : : : : : : : : :  `: :
: :  :ヽ:::.    ヽ: :    . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
`ヽ、:  :、::..    ヽ: :  . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :

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613 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:38:22 ID:joD05SuQ


           /!/ヽ::::\::ヽ\ヽ、::::::\ヽ:::::::::::ミ./
            /::::!i::::',ヽ::iヽ\:\!::\ヽ::ヽ`::::::::::ヽi.
         //:::::i:::::::'.,ヽ:i:::::::`::ヽ::::ヽ\:\:::::::::ヽi
         /::::::::::l:::∧:、::、:!::iヽ_::::::ヽ:::ヽ\:ヾ:::::≦           なるほど。
         iソ:::::::::!:i{:)ヾヾヽ::i {:ソヽ、::::::::ヽ\::\::::::i
        リ i!:::i:::::!゙=ツ` `ヾ!="  i::::::::`::ヽ:::::::ヾ',          では、私も言わせてもらいますが、魏斉は私の友人です。
        ! i:::!i::::i ヽ 、      i::::::::::::::::`:::、::ヽゝ
          リ i!'i:',  `       i::::::::::::::::::::::::\ミ、         友人の首を討つのは不義ではないでしょうか?
           !  ! ハ. ヾニ=       !:へ:::、:::::::::ヽ\`
             i:i  ー     ,..ィリ  ヾ、シァヾミ、           それに、魏斉はもう私の家にはいませんよ。
               リヽ    ,..::'"  ! :  /'"/  `ーェ、
               `""´ヽ    :. // /    r'´  `- 、._
                   ヽ、  :/ /ン    i       `ヽ
                     ヽ'  /     i         ',


     l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ、:.:.:.:.:.`ヽ:.:.:\:.!ヾ!:.:.、:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
    ∧:.:、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\、:.:.:.:.:.\:.、ヽ:.:.:ヽ:.',ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._ヽ. _
     l:. ',:.:.ヽ:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:\:.:.、:.:.:.ヽ:.ヾ、:.:.:ヽ!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ ̄
    |:.:.:',:.:.:ヾ 、:.:.:.:\>:.:\:.`:.:.ミ:、:.'r‐、:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ト:!
    l:.i:.:.',、:.:.ヽ ヽ/:.\:.:、:.:ヾ:.:、:.:.ヽヽヽヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l }
     ':.,l:.:.:.',ヽ:.:.:V `.ィ 、ヽ、:.ヾ:.、:`i:.:.ミヽ} }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l       いない…?
    ':/ l:.ヽ:.\ヽ:.:ヾfy  ヾ、ー、:.ヽ:l:.:.i >メ:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: l
   '/  !:.:.lヽ:.:.ヽ:.:.iヽ     ヽ iヽ:.i:├ ':.:.l:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l       そうですか…いないのですか…
  ノ'   :.:.:l  ヽ _:/         !:.:!':.:l  !:i:.:.:.:.l:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:!
      ヽ:!   ノ           !:.:.:.:!  l:!ヽ:.:.:!、:.:!、:.:i:.:.:.ヽ      しかし、あなたの言葉を聞いただけでは信用できませんね。
        \   ` .┐, フ     !:.:.:!   !   \ \ヾヾ:.:.!`ヽ
                  t _     !:.:!    . . <  ∧ `ヽ _     失礼ですが、趙王に竹簡を送ってみます。
                   ヽ  .ィ∧ . . ´/    _ .>._
                  ´ i:.i/ : /   才´    `ヽ
                    /l iヽ/   /    匕´  ヽ
               _..イ ζo:ハ   /   /        \
             ,  ‐ ´< 〃:j: ,  ヽ ̄   /               ヽ

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614 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:38:58 ID:joD05SuQ

竹簡が趙に届いた時、魏斉はまだ趙に滞在していた。
趙はこの竹簡を破棄し、秦に背いたので、昭襄王は怒り軍を発する。
趙も、これに怒り軍を向けた。ここからが長平の戦いである。


                  ,、-‐、
                r''´,,.へ,∧
                || _,,、-'゙! l l    _rー-、_
                ヾ,   Vレ'=ニ三<`=ー''''‐
                  ヽ-<彡'゙ヽ__"⌒ヾ,ヽ、
                     ,rゝ‐''し'┐
                  ,ノ_ ヽト、,し<`)        ,
              __,、-r'ヾヽ ヽ ヾ、__(_,ス_
        _,、-─'''"´   ゙i, い!i l| ゙!|`ー'´ス
      /   ヽ      ,⊥-へ,__⊥∠彡'.ヽ
    ./ /       、_,r''´    、   ヽ   ヽ  ___r‐'「ト、,、-‐ァ、
    /  /       rく.        / ̄ ̄''丶   ヽ'o |  ,j」_,、-゙i,
    l,::、    、 _,,、-'゙;;;;ヾー、.    /    ;:;: ;:ヽ;:/i´ ゙!l     ゙i,
   ゙、:::ヽ;::.     `ヽ;;ヾ;;;、;`   l:;_ノ ;:;:ヽ、 ;::;;::;│::::゙i ||、     ゙i,
    ヽ;:::ヽ;:::::::::.......  ||;i;;゙i;;l;ヾ.;;:;: ( ●);:( ●) :;;:│;:: | lj;゙i,     ゙i、
     ヽ;:::::`-、:::::::::::ノ!;;l;;l;;l;;;|;; ;. l;:(__人__)   ;:;:j;:;、ノ__/;;;;゙i,     ゙i;;ヽ、
      ヽ;:::::.. ` 、::::::.:ヾミヾ;;l;;;; │:;`⌒´   ;: ; |;;!゙、;;;,ヽ;;;;゙i,     ゙i;;:\::`''''ー--、、,,_
       ヽ;::::::... \::::/クY;シr'三゙i  ;     ;:;:;:;::.j/:;;ノヽ;j;;;ト-゙、       ゙i;;;;;;;;;;;;;;;;;;`゙}:::::::__`''-、
        \:::::::::::.,r'(ヾjl;;;l/∧゙i;:.   ;:;:  ;:;:/;;/:;;/;;;;;r'゙,;;;;`ー、;ヽ     ゙、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;} ノ;;;;;ヽ;:::::\
             \、彡'`ー|/;;|Y!;.|;.l;;::..ヽ ;:;: ;:;:/;;/;/;;/;;;;;;::::::::;;;;;;;;;;;;;;>、   ゙、;;;;;;;;;;;;;;;;;';;;;;;;;;;;;;;゙i;:::::::ヽ
            `゙ヽ;::j/;;/|o ゙!;:ヾ;;;:. `ニ‐'";;;、-'゙;;;/;;;;;;;;;::::::::::::::;;;;;;/ヾ゙、   ゙、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l;::::j!::゙i,
                |rク/;;:l,o o`i、;;ヾ--''゙;;;;;、-'",.ィシ;;;;○;;;;;;;;;;::/:::;;;;;;;;;;;ヽ.  ゙、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;V;;;゙i;:::゙i
                 |_;/;;;;:::l,    l:(ヽ`'"ヽフヽ、/`T=ァ===''";;;::::::::::::ノ´ヾ;゙、  ゙、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::゙i,
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              ゙i:::;;;;;;;;;;;l, ヽヽ;::;/:::::::\::::::ヽ;;;゙ i,Lヾヽ=''''"○;::::::;;;.イ~ヽッ゙! ゙、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;r;_j:i゙
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615 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:39:25 ID:joD05SuQ

長平の戦いを詳しく記したいのだが…時間の都合上カットしますwwww
結果を言えば、秦の名将「白起」が出てきて、趙の兵40万以上を生き埋めにし、秦の勝利であったとされる。


                    ___
                  /      \
                /     、_,ノ  ヽ
               /       (● ) 丶
             /         (⌒  l
            /             ̄l__)     __
         r‐ ‐-- 、               ノ    |  ̄`》
         上: : : : : :>‐-.、__         /      〉二〈
     レ<>㍉、: : : : : : : : :>      /        |ニニ|
    /: : : : : : : : :ヽミ、: : : :/>ヾ,__ン         |三ニ|
  /;. -‐- 、: : : : : :=ド、ヽ//   j `.-、         /ヘニ7⌒)
 //_/ ̄ヽヽ |: : ニ||: }}: ≫≪=: : :_≫      / ィニにン-、
||`|`i⌒j |||二//: :}}: 二//: /           / ノ / _/-、
/∧ ゝ二 ノ ノ: !二ノ_ }}: =//: :\            |  (__,イ_,. -<
| ヽ` ー--イ : =∀ニ|r‐㍉、」」、}: : : ≫    (`ー‐┴ー┴‐ー┴---'‐'")
|: : :`:ー┬': : =/二 \: : :=}}ニVX´        ̄,《「 ̄ ̄ ̄ ̄「 ̄ ̄
": : : :|=: |=: : =|ニ: : : : \ノ=三|:、\      ri´: : | ̄ ̄ ̄ ̄|
: : : : :|二|二二|ニ : : : : }}}=〉ニ=ト:二ユ__  /: i!: :_x≦'" ̄ ̄\
: : : : :ヽ=|二/ニ: : : : : }}}=|ニ=|ニ: : : : 〃´: : ;x<: :: :: ≧ \   |
: : : : : ヽ\/|二_: : : :}}}ニ|ニ=/<: : //: : :/:: : :: :://: :\___  ハ

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616 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:39:53 ID:joD05SuQ

この戦いにより、秦の領地は増え、趙の滅亡が近づく。
だが、天下制覇目前で、范雎が宰相の位を辞してしまい
また、趙を攻め落とす寸前のところで、魏の公子「信陵君」率いる
楚、韓、燕などの連合軍が趙の援軍として登場したため、秦は趙を滅ぼすことができなかった。


            /´ /;イ: : : ! : : l: : : : : : : : : :ヽ: : : : : : : l、 : : : : : : ヽ: : : : : :
             // /: : : :l: : : :l: : : : : : : : 、: :ヽ: : : : : : lヽ: : : : : : : l: : : : : :
            /'´  /: : /: :!: : : :l: : 、: : : : : ヽ: : l: : : : : : !: ヽ: : : : : :l: : : : : :
           /'    ./: : /l: : l: l: : : ',: :ヽ :、: : 、:ヽ :l: : : : : :l\ヾ、: : : : :ト、\: :
               l : /イ: : l: :l: : : :l: : ヽ \: \ヽ! : : : : l\ヽ:ヾ: : : : l、: : :\
               ,': :/ l: :/ヽ:ヽ: : :ト、 :、: : :_ :\ヾ: : : : l : ヽヽ:ヽ: : l:l:\: : :
               l /  l: /: :/l、ヽ: : l>、\\:ヽ: :\ヽ: :l: : : lヽ: : ',: : l:', : :>
               l:l  l/: :/: l: ヽヽ ','´L__ゝ_≧:ヽ: l`:\': : : l: :ト: :l: :!.l !: : :        無念です…
               !l  /:/ヽ: :l`Уヽ:ヾ'´ {泌、イ \ヾ,: :/`\:!: :l: :λ!: l !l,: : :
               ! /:/  ヾУ  \ヽ. ̄´`ヽ  l`メ: : : :メ、l: :/ ヾl:トリ}: : :
               ' /'    /     ヾ    `  l:/l: :>: l: /:/ ( ゞl ノ!: : :
               ,--=‐ 、.  ヽ      \    /イ l: : : : :l:/' /イ>.7: : :
               / , -、 ̄ヽ\ ヽ         /'  l: : : : :l/ r-イ´ l: :l:ヽ: :
             , -' ´  `>'ヽ、_`ヽ _        l: : : : /イ    .l: lゝ/
             l  ,/' ´ /`丶ニ,〉` ̄`       .l: : : :/'     /!´
             l /  /y'´ ̄:: ̄:::丶         l : : /     /  l
            .〈   ヽ':::::::::::::::::::::::::::::',_ _ , <:::ィ: : /    /
             ` 、 l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l-‐匕ヘ l: /   /       /
                l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::h!   .乂、 ./        /
                ゝ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l l  />'´         /
                 `> 、::::::::::::::::::::::::::// >'´λ‐-、        /

.

617 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:40:42 ID:joD05SuQ

だが、昭襄王は確かに領地を増やし、諸国を脅かしたことには変わりない。
また、秦王朝の礎を築いたのも確かである。
昭襄王の死後、秦は大きく変わっていく…


                 , -‐―‐- 、, へ _
               /      、   ヽ  `、
             , ┘   ,     仏      、
              /     /   /⌒!     、 \
           _ノ   丿  ′ ´  釗 丿   '.   丶
          /   , ゙   i / ´ ̄ソィ  厶 !  ! '        .:+
            / フ ,  / ,   , l / r=弌 ノ /_ i |   ぃ i  。.:*・ ゚
            ´ ̄} /,〈j /ノ!'  "    / ´ r=ti{釗  ! `i
             丿'´ 」厶          {  小ハ ,
          / ¬ ´ !     , -- 、  /, { i/
             } , ! \   弋 ̄ン .ィ /}ノ 丿
               '⌒} i   丶  `´ ∠ノ' /
               jハl       ーrチ  └――ュ_
                 /  ,     //      ノ  へ
      , 、    _  ´   、   rく 〈      /  /  丶
    __'、ヽ-‐ ´, 、  ー---ヽ  ヽ`  〉   ′ ,     i
 r<   / ヽ \ { !       ー〈 V   /   /       !
 _>、` '  _ \ ヽ! '.         〉 「 ̄ ̄  /      |
! /!>  _  ̄    ヽ      /  〉 r 、 /    __    |
  >┴‐―┘       i       「   { ノ }_.厶- ´. ィ   ノ
  `Tニニコ       ヽ       |   / '´   , <  , 、 〈

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618 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:41:07 ID:joD05SuQ














                       「天下制覇は…目の前だ…」














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619 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:41:30 ID:joD05SuQ

【用語&人物解説】

「戦国四君」:戦国時代に活躍した四人の人物の総称。
        それぞれ多くの食客を養い、天下に響く名声を残したといわれている。

「食客」   :貴族(公子)たちが才能のある人物を客として養う変わりに、主に仕たえ助けるというもの。

「封地」   :王が手柄に報いるため、臣下に与えた土地のこと。封土ともいう。

「鶏鳴狗盗」:孟嘗君が秦を訪れた時、窮地に立たされた孟嘗君を一風変わった才を持つ食客が助けたという故事。(詳しくは本編参照)

「白起」   :秦の武将。公孫起ともいう。各地を次々に侵略し、秦の領土を拡大した常勝将軍。最後は自ら命を絶つ。

「穣公」   :昭襄王の叔父にあたる人物で、魏丹ともいう。王を利用して権利を握った人物。

「士会」   :春秋時代の「晋」の武将、政治家。宰相の位に昇り詰めるが、2年で引退する。

「客卿」   :他国出身者の大臣の位

「魏斉」   :魏の宰相。范雎を厠に放り込み痛めつけた人物。最後は自害し、首は范雎の元に届けられる。

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620 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/15(金) 23:43:56 ID:joD05SuQ
本日の投下は以上です(^p^)

次回で戦国時代は終焉となります。
やっと、秦帝国に入れるおwww

ご観覧ありがとう御座いました!


>>598
wwwwwww

621名無しのやる夫だお:2010/01/15(金) 23:44:05 ID:WTydj4FY
>618 がまるで男坂ENDのようだw

622名無しのやる夫だお:2010/01/15(金) 23:44:44 ID:WTydj4FY
おっと、乙乙

よし、だいたいわかった

623名無しのやる夫だお:2010/01/15(金) 23:45:14 ID:Cun9oieU
お疲れ様でした。

624名無しのやる夫だお:2010/01/15(金) 23:46:38 ID:xF2T7ERQ
乙です
長平の戦いは色々ネタがあってそれだけで話が作れるから
省略したのは仕方がないですな

625名無しのやる夫だお:2010/01/15(金) 23:49:28 ID:k9X4WO..
乙です なんというくそみそテクニック

626名無しのやる夫だお:2010/01/15(金) 23:52:04 ID:7ViM7QH2
キングダムのちょっと前くらいか

627名無しのやる夫だお:2010/01/15(金) 23:53:22 ID:eq9cN3yM
乙!この辺はすごくワクワクするな

628 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/16(土) 00:05:18 ID:cBO5rWO2

『問題』
次回、ついに秦の始皇帝が出てきますが…
その始皇帝役に選ばれたのは、次のA〜Cの内どれでしょう。


【A】

    /// /   イ l  | |  | |   ヽ ヽ ヽ、
ィニニ〔ゝノ_ノ   / ヽ\ヽヽ  | l    |l  |l  ヽ
'´/ /| |7   r/'´ ̄ヽゝニヽ-ヽヽ  │ | | ヽ ヽ
イ/ / ! | |   ||-ャ─-,ニ、ミ‐`ヽ、ヽヽ / / /  | ヽヽ
/ / / j |   l| `ー='-ニゝヽ`   |ノメ、/l  │ l | l
./  / / ヽ   l|           ィ_ミヽ`リ ハ || |
'  / /   ヽ  l          l、'rヽj`ァ' メ | / リ                 【水銀燈】
  `,´l    lヽ ヽ         /ノ `'’,イ  /イ
  /| |   |  `丶ゝ    ー、ー- 、    lノ  ,イノ
. /│|   |          ニ ´   ノ イ |
/  ! |   !  、           ィニィ | |lハ
  | !   |   _`ト_、 _     , イ    ! |ル'   ,イ
  ハ ヘ  |‐'  ̄,.ィ´ヘ` ー- イ  |    |l |    /│
ノ  ヘ ヘ   | <´ィ´ /介「`ヽヽ│   ハ l   / ノ      _,
ゞ、_ゝヽ  !  \ー´/ハ トニノノ !   / ハ ト、//,ィ _ ,.-ィ´


【B】

         /:::///   ___ \:.ヽ ヽ\
        r==f/ / '´ ̄ l:..   \:``ヽ::V=≠┐
        └ァ'7: /::/〃l: l: :..  ヽ\ヾ! 弋f>、j
         /く l::: l:::::!::l: l{:: .!:.::: .   |.:: }: }::: V \\
      /,イ/〉|::: |::`!::トklヽ:{\::::.....j;イ!:リ:::: レスト、>
       V'//::ハ::.:l:: :!,ィテトミ\ \くィチfK|:::: |)ヽ`|
       Y{::::八::iヽ{ ヘz;;ノ    ´{z;;:ノイ:i:: |:: V!                 【涼宮ハルヒ】
          |:!::::::{:ヾ!ハ `´   ..  `´ /::!:.:..l:: j::|:|
          |:!::::::::ヽ::::.. 丶   ー_一   ィ:::,':.:./〃! リ
          ヽヽ:八::ヽ:::::... `ト __ ,ィチV:〃::/{:/ノ"
        丶ゝハ:::}ヽ=-、::ヽ、_′/乂:/lハ{″
           /二リ、 \ _ヾ:Y⌒「´/;:イ |l 〉
         〃‐ 、 \\/_ノ:/  |┐ ∧ |l
         |′   \`//;;;;f   /∧\ V/


【C】

   /             ト、r、      ヽェー '"´
  /        !        ト、; ;:i       \
  l     l    |    メ,   !  |   l      ヽ
  |  |    !   ト、  / !  !   l  /   ヽ   !
  l  l   |   | |,.-‐l' |  | `'メ、 ,イ   |   |、  |
  ヽ  ヽ   ト、   lヘ   ! l / // !  /   ! |  !                【竜宮レナ】
  ヽ  ヽ  ヽ\ ヽ,\! l/     | /|  / ! /
   \  \  >t,≧彡     ミ三/,.イl |  /  /
     ヽ   `7l |ヽ〃       〃 } ||メ/
      } !  { l l !    _ ,.   /  ! `ヽ、
      从__ l|ヽ  ヽ  `ー ' _, イ   /、   ヽ
        `ト, \  `.!'ー-ァ' ´ {´  /-、_ヽ   ヽ
         __,. >、〉  iヽ ト'^ヽl  |--、``ヽ,  !
        /-‐- 、!  ! Y´:ヽ,.:ヽ, ヽ,/~ヽ、 ヽ |

.

629 ◆oCJZGVXoGI:2010/01/16(土) 00:06:43 ID:cBO5rWO2














                  『答えは次回の投下で明らかになります(^p^)』
















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630名無しのやる夫だお:2010/01/16(土) 00:13:03 ID:8vIIxMBA
じゃあBで

631名無しのやる夫だお:2010/01/16(土) 00:13:24 ID:2y3nLOlk
よし、D.なのはさんじゅうきゅうさい、に1000点

632名無しのやる夫だお:2010/01/16(土) 00:14:40 ID:/4j2rWow
Cだな

633名無しのやる夫だお:2010/01/16(土) 12:46:14 ID:qaoVg2yA
この時代の小邦の記録ってどこぞに残ってないもんかね?
衰退後の周王室でさえまともな伝承って残ってないんだけど、
各小国の史書が散逸せず残ってるなら読んでみたいな。

634名無しのやる夫だお:2010/01/17(日) 16:26:33 ID:sCcTH63s
Bで

635名無しのやる夫だお:2010/01/17(日) 16:27:36 ID:0hugzvgU
やっぱりFカップくらいほしいよね

636名無しのやる夫だお:2010/01/17(日) 22:35:17 ID:oVbfcpGA
>>633
この時代ってどの時代だよ

春秋時代以前の記録ならあんまり聞かないけどな
商王朝が倒れて周が起こってその後春秋戦国時代まで200年以上あるだろうに
中国史でも空白の期間か?

637名無しのやる夫だお:2010/01/17(日) 22:43:54 ID:o84qZxyc
>>636
戦国に入って小国があらかた消滅する直前くらいまえまでかな。
史記とかで語られるのはいつも大国の事ばかりだから、
そこらへんの小国内の出来事とかちょっと興味ある。

638名無しのやる夫だお:2010/01/18(月) 00:29:59 ID:VgVBad6o
B:ハルヒ

639名無しのやる夫だお:2010/01/21(木) 15:04:18 ID:/515Ciow
よし、Bで

640名無しのやる夫だお:2010/01/21(木) 20:15:07 ID:byjK1soA
AとBは展開が似合いすぎるので意外さ狙いのCで

>>633
いわゆる秦の「焚書」は、そうした秦以外の史書を抹消し、秦の史観で天下
を統一することを主たる目的としていたという説がある

641名無しのやる夫だお:2010/02/11(木) 07:00:44 ID:tQp4mS1w
>>640
焚書の時代にはあれこれ手を尽くして竹簡が残された場合もあったって話しだけど、
どれくらい難をまぬがれたんだろうね?
当時は印刷技術もないから原本を叩かれたら相当なダメージっぽくはあるけど。

642名無しのやる夫だお:2010/02/11(木) 20:05:17 ID:6YUR2ANI
秦の政権は短かったし、憶えてる人も居ただろうから、完全ではなくても復元できた物も多いと思いたいな

643名無しのやる夫だお:2010/02/13(土) 20:48:45 ID:0VIm6BdU
個人所有のものならともかく
所在が明らかな公式記録は無理っぽいな

644名無しのやる夫だお:2010/02/14(日) 00:08:38 ID:Oe3Prbt.
Cで

645名無しのやる夫だお:2010/02/14(日) 15:14:56 ID:/59FP0IA
なのは39歳も合うかもしれないと思ってしまったが
常識的に考えてBで

646名無しのやる夫だお:2010/02/14(日) 18:02:00 ID:gtXDR/io
自分も意外さ狙いでCで

647 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:00:17 ID:OOBB7JtY
ご無沙汰しております。

資格試験の勉強と仕事が多忙だったため投下できませんですた。

少し暇ができたので投下しまっするますお。

648 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:00:50 ID:OOBB7JtY


                          【前回のあらすじ】

                秦は昭襄王の治世化で范雎という宰相を迎えたことによって
                大躍進した。魏、韓の領土を削り、趙に対しては
                長平の戦いで叩きのめし、天下を震え上がらせたのだ。
                これ以後、秦は天下統一を歩み出すことになる。



          /ニYニヽ
        / (0)(0)ヽ 
       / ⌒`´⌒ \
      | ,-)    (-、.|   シャクシャク
      | l  ヽ__ ノ l |        ___________
       \  ` ⌒´   /  ..j゙~~| | |             |
__/          \  |__| | |             |
| | /   ,              \n||  | |             |
| | /   /         r.  ( こ) | |             |
| | | ⌒ ーnnn        |\ (⊆ソ .|_|___________|
 ̄ \__、("二) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l二二l二二  _|_|__|_

.

649 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:01:17 ID:OOBB7JtY

秦は昭襄王の死後、太子であった「安国君」が即位し、孝文王の時代となった。
昭襄王が長寿であったため、孝文王は父の喪に服した後、わずか3日で死去した。


  ,/::::..:;;;:::..::.:;:;:;;;;;;;;:.:.:.:;;:;:.:.:.::;:;::;.:ヾ,,
 メ..:;;;:.;:..::;;;..:.:;:;:::::::::::::;.....:;:.::;.;:.::;:.:;:.;:.:ソ、
 {`;.::;;;:;:;::;.;;;.::::.:;.:;.:;.:.:.:.::.:.:.;:.;:.;:.;:.;.:;:.:.;.:;.:;:}
. ,ゝ:;:;:へvヽへ、、.;;:.:;::.;:.:;;.;:.;.:;..:;.;.:;.:;:.;:.;:;彡
(∧,メ`ヾ:\.\ソ `ヽ,.;:;.:;.:;.:;:.:;.:.:;.:.:.:..:.;.;::;:ゞ
//f.   `、|  リ  ヽ.;:.;::./テミヾ,;:;.::;.:.::;;:.}
/ {    レ      メ;:/〃 i| }.::;.::.;;:::;..}
 `、   ,,,,,,.彡     y イ,,//:;:.;;:;;.;:.:;彡
  ト、.ゞ"'、,_ニ-=     , こ八.::;;:.:.;:;.:;.}
   、;}           rソ  ヾ,;,;;;:;.:.}
   y           i   ヽ:;:;::リ
   <  ,         .ノ.    ヾルi
   `ゝ"       . /:;.:     >、|
    ` k=--    /:.;:;.:      ヽ,,
      ゝ    /:;::;:;       / ゝ、
   ,, -=^ヽー へ、        /    ヽ
 ,-""        ヽ     /       リ;,

       『孝文王』

.

650 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:01:48 ID:OOBB7JtY

孝文王の死後、次に秦王に即位したのが、趙の人質であった公子「子楚」である。
人質であった子楚は王になるには程遠い人物であったが、
それを助けた人物がいたおかげで、王の位に昇ったのである。
それが…


                      __,,,,.....,,__
                 _,. :- :' ":´: : : : :` ': 、、
              _,.r ':´: : : : : : : : : : : : ヽ、
           _,.-'´: : : : : : : : : .人: : : : : : \
           ,.ィ'´: : : : : : : : : : / ヾ、: : : : : :ヽ
        /: : : : : : : : : : : ノ    ヾ、: : : : : ゙i、
        'イ: : : : : : : : /: //      ヽ : : : : : 'i
        /: : : : : ノ'_,. 彡',.ィ'/"        'i | : : : : 'i
       '7: : : : /ム" '''''^~''"゙          !:|: : : : : |
        レi: : : :i'              ,...:;;.、 ゙'! : : : : |
        .!∧ : : ! =-x、.,_ .;' :  _,,.、=:''""'ー  | : : : : 丿
         ゙ \ r'l,_r'""゙゙゙゙~~Y_,,....,,i'"゙゙~~ ̄`゙ト、.,_ i':r‐、: :/
           `1 i !,    _,!.|  '''!、    _j!  ゙''レ'ri ! ;/
            ヽl| ゙゙"""~~ . |     ゙゙"~~ ̄   .:jシ' ノ /
               '、!       └-ー         '~/ :ノ
              ゙'、               ,/-',,.:-'゙
               ゙、  :: _,,. -―- 、..,,_ ::  ,/ |'゙
               ゙i、    '""''      .ノ .|
                | '、         /  .|_
               ,.┤.ヽ、____,,./   _,|..)
             _,..-|`゙"'''ー-、 ::  ,.-― '''''""゙   ト-.、、
       __,,,,,...、- ''";;;;;ト 、、 く,ヽ、 /j      _,.-'゙|;;;;;;;;;;゙;;';ー;,,、..,,,_
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                 『呂不韋』

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651 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:02:17 ID:OOBB7JtY

呂不韋は元はただの商人であったのだが、趙に人質として捕らわれている「子楚」と出合ったことにより
人生が大きく変わる。


.     /  ,                \
    /   / l                 ヽ
  ,r'    /  ヾ,、               ゙,
. /   イ/    ` ` 、              }
 { i   | ゙      、,,`' 、 ,           j
 レ'、,  |      ,:r'"''‐ `'゙、  ,、‐‐、      l           この男こそ、奇貸だ…
   ゝ」、 、 , ,、‐''゙゙、゙'、-――t'''/ / l     |
    ,ゝ‐、_,',.  ' ,O 〉     V .( ゙, j     i
    ',.ヽソ. '、,,、 -'"       / /     j
     '‐レ゙             .,r'    ノ
      l` `      、     i'" ゙ヽ、,/
.      ゙、  ,,、 -‐'"      ノ    ヽァ、
       ゙、'´ ..       ,r゙     ノ ヾ^゙ヽ、
.       ゙,        ./    ,、r'  /   \
        !、     /  ,、r'"   /      /`'ー-
         `'''"入 ̄ ,、r ''"   ,、/      /
          く  .Y'"   .,、r'"/      /
         /" ` 、', ,、r''" /_____/
     ,、 - ''"´ ̄ ̄`゙i zz,,,/ \
   ,、 '"  ,、 ''"    | /    \

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652 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:02:44 ID:OOBB7JtY

呂不韋は子楚と接点を持ち、彼を王にさせようと画策する。
そのためには、なんとしても孝文王の太子に据える必要があった。


             /: : : : : : : : : : : : :`ヽ、
          /: : : : : : : : : : : : ;.イノ\ : ',
         i: : : : : : : : : : ;. - '´ ′ │: }
         |: : : : : : ://__       l /
         |: : : : : : :L -‐{〒ぇ>‐rfデ1
         ヽ: : f ヽ;|     ̄  ト -〈       孝文王はまだ太子を決めていない。
          \:! ぃ         ′ ./
            `!ヽ.、   r_:三ヨ /        まずは子楚を太子に据えることから始めるとするか
            L:_| ヽ     ‐  /
             │ \      亅
             │ __二二ニヱ‐ 、_
               r弋/ _  -‐ フ´    | ̄  ‐- .._    __
         ,. ‐ '"´  ̄\=ニラ'´        !         ̄    \
      _ /   / /  |/   ____」      /        ヽ
      //      /.   |     \           /            ',
    / 〈ヽ       /    |         >        /             i

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653 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:03:12 ID:OOBB7JtY

この時、呂不韋は孝文王の寵姫である「華陽夫人」が子を持ってあらぬことを知る。
そして、その夫人に子楚を養子にするよう薦めた。


          /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::;;ィ"ッ/ノノノ ゙i:::::::::l
         /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::/::;ィ:/~ ⌒ノ ノノ   l:::::::::l
         /ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::/'´  `´          i':::::::::ji
         /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::/ -‐-_,,,,___          i:::::i::ノ
          {;;;;;;;;;;;;;_;;;;;;;::i_,,-‐l ̄   `'t-__' ,,,___-‐- i:::ノ'´
         l;;;;;;;;;/ ヽ;;:i   i     ノ  {    ゙̄l
         ヽ;;;;;;l i ) V    `'‐--─"   l、__  ,ノ、
          \ヽ ゝゝ          ,  〉  ̄ }ノ  .    華陽夫人、わかってはいるだろうが
            ヽ\     ,          /ノ
             \ト-i     `''‐- 、,,,_    /‐'        孝文王が亡くなったら、あなたはその地位を失うことになる
              l ヽ       _  ̄ ノ
              l゙  ゙i           /          子を持たない者は、将来が不安ですな。
             _,l    ヽ         /
           ,r'´ .l ,r‐- 、,_`'‐-─-- ,,_,,ィl` >
      _   \ l/r'     ̄``'''─--─'´ノ-、
  _,,-‐''"´ _,,二ニニ=-、______,,,,,--‐ッ‐'  ``‐、,,_

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654 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:03:41 ID:OOBB7JtY


           ____,i ー- ――-- 、
    -==ニ二_,. -      |          ` ヽ
         /        !   ::..     \  /`:...イ` 、
         / /    /  ハ  ∧:..    i:. \::::::::::V::::::::::::\
      / ,.-/     /  /  V  ! ',\::..  l_j   ヽ:::::::ハ:::::::::::::::::\
   /,. ´ /   /  |:  /   ', ', ヽ \::..    ヽ ヽ::::::',::::::::::::::/
  /  //   i   :| /     ヽ:', ヽ_ ,.\-‐   ト  !::::::',:::::/
    /:::/  i  | ‐/‐V- .,     ヽ'´ ヽ_,,.-X::.   i::ヽ':::::::i/
    `゙,'   l  | :/  ―-       '"_rオ示斤   :l::::/ ̄li
     i:.  ハ | :∧<f代テミ     ,イ/::::i } リ ヽ::.  |/.::  l',       そ、そんなこと言われないでも分かってるわよ
     { /|::::i l i :ハ k i:::: }      ト y‐ j   ri  }.::  |:i
     |:/ `∧ |! :| i 辷 ン      ヽ廴ン  / l |::.:  ! l
     !   i ハ  |ヽl           """    _,| |:.::.  ,' |
        j  ヽ :|:./! '""            イ ̄:/|!::.:: /.::. l
        l  ::.::.ヽ// 、   ―-―‐  ィ´ /::/.::.:: /.::.::.  !
        |  ::.::./ /    `゙  ‐-‐ ´ l  //   /:|::.::.  l
        |  ::.::.ヽ ゝ"´}  _ _/     ヽ/    ,.ハ::l::.::.:  |
        |  ::.::::{ '"´ }´‖       /   ,.<   i:l::.::.:  }
        |  :.::.:il / ヽ }‖      /   ,..<  \ l|::.::.:  |

                『華陽夫人』

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655 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:04:10 ID:OOBB7JtY


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      ヽ:::::/__ヾ,| 一ー-、__      , .-‐、|:::/
      ヽ:::i/;;; ヘ、__ゝ-‐―--、__  ,-‐―-、и          そこで、どうでしょう…趙に居る子楚さまを養子にしては?
       ヾ ;;;;  :.:.:.:|      リーf    ノ/
        ヾ、  :.:.:.:.ゝ------‐":.:.:.|`ー-‐"y            子楚さまはとても聡明な方で、人望もあります。
        λヽ、 :.:.:.        :.:|    |
         ヾ~`|, .:.:.        , .j    .i            子楚さまを養子にし、太子の位に据えれば、いずれは王になる
          yゝ:.:.:   _          /
           | ヽ:.:.   `ー‐-----   /             なれば、あなたの将来も安泰でしょう。
           |:.:.:ヽ.:.      __   /
          Y、_.:. ヽ      .:.   /
          || `‐-、_y_        /  |、_
       /~ |‐-、_   " ̄ ̄ ̄ ̄´ノ´~|_;;;;; ̄`ー-、_____
_,-‐――";;;;;;;;;;;|、  〜、__ ̄`、. /´ /λ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|      /    |ヾ ヽ  |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;
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              \ー- 、__ ヘ-――‐-
                  __>─: : : :│: : : : : : : : : : : `丶
              '´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\.:.:.:.:ヽ __
          /.:.:/.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:j.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:./⌒く7 \
         /::::/ :::::::::::/ :::::::/:::ハ:::ヽ、::\:::::::::::::::::::ヾ///∧///\
         / -‐/::::/:::::::::/:::⌒/|::/  ' : | \⌒ヽ::::::::::::::::::∨ '/∧////
          /::::/:::::::::,'::::::::/ l/   ヽ|  \::ハ:::::::::::::::::::∨/ '∧//
            / :::,' ::::::::::|:::::ャ=ァz、      ,z=弌〒} :::::::! :::|////|/
         l::::/|:::::::::::::|:::/{ f_)ハ      イ、_)ハ∨ :::::::|:::::|////|
         |:∧|:::::::::::::l∧ |トし::|      |トしイ::| ヘ:::::::∧ :jー┬r'        なるほど…子楚か…
         '   l:::::::::∧::ハ. Vヒリ       ゝ辷.リ  '.::::ハ ∨:::::l::|
           ' ::::/!∧:::::}     ,       ''   ィ∨ー':::::::::,' :|         
            ∨│小::人     r ,    //:/ ::::::::::::/ :::|
              | ::|:::V::::> , . _   ィ⌒V:/::::::::::::::/:::::::|
              | ::|:::::::::::|:::::レ「 `┴‐‐<_」/ ::::::::::::/ ::::::::|
              | ::|:::::::::::|/ `'ー―一'´  /:::::::::::: /|:::::::::::|
              | ::|:::::::::::|   \____,. -‐´/ ::::::::::::∧|:::::::::::|
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656 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:04:55 ID:OOBB7JtY


   丿,.:.:.:.:.:',:.:r'i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ,
  / ,:.:.:.ィ ,i'  'i,i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. i
  i :  :.i:        ``'‐、:.:.:.:.:.: i'
  `'ヘ ':i      _,.-‐''- _,.Lr‐;.:./           あなたの許可さえ下りれば、後は私が命にかえても子楚さまをお守りしましょう
    '‐<>- 、,_r'"゚´~`i゚  i' f /:.i
     i,_  _,i '‐--‐'゜   /.:丿           どうです?
   .  ヽ ̄ L、      i 〈-'´
      ヽ.  __,,...-‐'  / i,‐z,
       ヽ  -     / _,.‐'´`>、_
        ヽ.  __,.. - '-‐'_,.、‐'´:::::.:.:ヽ_
       ┌'`]'"´~__,,.‐'´::::::::::::::::::::::::::..``'''‐‐-
    _,,..、-‐'~'‐t-‐彡:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.....:.:
  ,r'´ ィ'´     i/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


                 /: : : : : : : : : :/:.:/ ∨:::: :|: : : : : : : : : : : : : : : :\ 。
  o              /::γ: : : : /: ::,ィ::/  ∨:: :|:.:ヽ、:: :、:.: :、`ヽ-‐" ̄
                 |:.:/: : : : : :|: :/ |::|    ∨:|ヽ、:ヘ: :ヘ: : ヘ:: :\___    ○
            __j:/: : : : : : :|、/ |:|      |::j  ,}: :|、: :| : : ハ: : : \;/
           };;;;;;;/ /: : : : : :|;/\.|:|  i   l j/ /|: :j |:.:j:: : : :|‐-、_: :\           . わ、わかったわよ!子楚を養子にするわ!
     ○      j;;;;;/:/|: : : :::: :| ゛\ |j\,j   ヽ,,ノ j:;ノ |:/::: : : :|:;;;;;;;;/ ̄
          〈,r-|/"|: : ::::::: :|    \_     _/   |ヽ::;:: : :|:ヽ;;/               か、勘違いしないでよね!
           };;;;;;;;;;|: :.:::/、|:| " ̄ ̄ ////〃 ̄ ̄".!,、::∨: :|ヽ::`ヽ、
           ヽ;;;;;;;;|:.::/{ |リ⊂⊃         ⊂⊃}:::::}::.j: ::ヽ: : :\          .  別に将来が不安だとか、そんなんじゃないんだから!!
 ○          /::/::|/:::ゝ、__,   '⌒ー─ー-‐^  ノ'´`ヽ:j;/::、: : :ヘ::\:\   ○
             /::/ : :i::::/  `ヽ.          ,/    `}:::|:: : : :ヘ: : \:\
           /: :j: : ::|::/       `>ー- -‐<´       |:::|::: : : : ハ:: :λ\:ヽ、
        .o    /: : |: : ::::{'    _____j 〈:::j  |、;〉 {、____     |::|:::: : : : : |: : :ハ  ヽ、::、
         /: : : |: : ::::|  /´ヽ、   λ     |     /´`ヽ(´`yヘ:: : : : |、::: :.|   }: :}
          /: : : ::|: : .::::| (⌒)  ヽ、  |-‐‐-.|    /.,   ,ィ´j^j: }:: : : : |ヽ: : |  |: :|
          /: : : : :|: : : ::::j´ i.^~`‐、 ∨.  |.   |   / :i /〈    ,ノ: : : : :| |: : |  |::|
        j: i: : : ::|: i: : : :ヽ、_  j: {∨. |   .|   / :j/ {   イ ∧::: : : | .|:: :|  |:|
         |: |i: : : :|: |: : ::〈   }   | 〈 ∨ |   j  /  ::}  |   |   ,〉:: : :|  |:: :|  ||
         |: :|i: : :.:|: |i: : : |}ヽ|   .| ,,〉 \ヽ,/ /  〈__ .|   .|,イ/:: : : :|  |:: :|  リ
         |: :||: : :.:|: ||: : : :|}ニ|   .|ニ}    \/      .}ニ|    |ニ{ : : : : :|  |:: :|

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657 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:05:44 ID:OOBB7JtY


              /:::::,r'´      ヽ:::::::::l,
             l:::::::l_,,_    _,,-‐-: :'l:::::::::l
              ゝ::iィ'"`゙`t‐l´ ̄~〕、:.l:::::::::l
               ゙ビ'--‐i  ゙'‐-‐'  〉'´i丿
               ゙i    ``     : : : リノ       では、子楚さまにはそのようにお伝え致します。
                  l  r--‐‐ ッ : :r、/
                  l ``''''"´ : :/::l'"        ごきげんよう。
               .  !、,___/: :l_ 
               _,,(F-、, _,,-‐''''""´ !、,_
          _,,,..-‐/''´::l゙`-、-V_,,, -‐''''"ノ;;;;;;;`゙`'‐ 、,_
    ,,-‐'""´ ̄:::::::::/:::::::,rレ'´  i、ヽ--‐ 丿::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;`゙`'‐-- 、
  ,ィ'::::::::::::::::::::::::::::/_/     i : ヽ ,ィ':::::::::::::::::::l:::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:ヽ
 r':::::::::::::::::::::::::::::::::::::,r       i : : l:::::::<⌒ ̄:::::::::::::::::::,i::::::::::::::;;;;;;;;;;ヽ
_l;::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::i          :l::::::::::::::>::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::;;;;;;;;;l
::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::ゝこヽ       :l::_,,,..-‐''´:::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;l、
::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::/:::::::ゝ    ,,ィ ''´::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;ヽ

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658 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:06:12 ID:OOBB7JtY

こうして子楚は、華陽夫人の養子となり、孝文王の太子になったのだ。
しかし、ここですでに呂不韋には一抹の不安があった。


                      /   ,   ,ィ ,λ /レ'       l l       |
                     リl   | /~´/,/         lハl         |
                     '/   レ´   ´                l       l |
                      リ   l '´ `ヽ、  ,     _,. ‐、   .l       .|ヽ
                      ヾ、 lγ'"´ ̄`'i,r-ゝ''"´"""''、   l      |
                       l´'i'!     ノ  l     /ヽ、 ノ    lレ'      子楚に与えた女が子を産んだのだが…
                       l.`l `""゛~´ /  `ー──'   ン'´.`i.丿 
                        l l      t ,         r'´) /´        果たしてその子は…
                        ヽl                / /
                         |    ____      ,_ ノ´
                    ,__ ,, -'.!        `     /|、
        _,. -‐─---─'''~ ̄   /:::::::::rl     `        / レi::::`ヽ、
       /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::/l.,l          /  , '/l:::::::::::ヾ'ー-、_
     /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::/ ','、'-、, ____/,.-'´/ |:::::::::::::::ヽ:::::::::`'ー-、_
    /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::l',   ヽ, `'''i  rー' ´ /  l::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::` ‐- 、_
    /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::|  \  ヽ、 | /7,, -'´  , -''i:::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ー
   l:::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::|    `ヽγ´`'`丶、ー‐' ´   /:::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
   |:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::|    /´ /      ヽ,    /::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

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659 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:06:39 ID:OOBB7JtY

呂不韋が子楚に与えた女(趙姫)とは、呂不韋が以前からかこっていた女である。
この女が産んだ子が後の「始皇帝」であるのだが、その父が子楚であるか呂不韋であるか
まだはっきりとわかっていない。


                       _,. === 、
                    ,ィ´     `ヾ、
                _. ,、  ,.、/_           ',',
            _/:...:/:.:.`´:.:.:ヽ:.:.:.ヾ´.ヘ     l!
         ,. ´/:...:/:.:.:.:.:.:.:.:.:. ヽ:.:.: ヽ:.: ヽ   i!
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        |:.i.:!.从:.:l:|.弋¨ノ        辷/ /.//:./,;イ!/
      /:.|:.ト、 ヾリ           ,    /ィ'/:i∧:.:l.′
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     ./:.i:.:l:.:l:l:.:.i:.:li:\     ゝ ′   , 'i:.!:.:.:.:.!:.:.ヘ:ヽ
    /:i:.i:.:.|:.:l:l:.: i:.:li: .:|` 、      , イ:.:.!:.l.i、:...:i :.:i:.:`、
    |/i:.!:.!|:.:l:ト、.i:.i!:. |  ` ‐ イ:.|:. |:.:.:!:..!:.ヽ:...:i:.:.ト、:}
    i' .!:i:.lヾ:.!l:.ヽヾi.ヽ       ト.k :|:.:.:i:..}:.:.∧:.:i:.:| ソ
      !:i::|-ヘi´ ̄ヽ', \      \!ヽ:.;i:リ!:.:.:.:iヘi:.:!
     >'ヽ        \_    |  `ゞ、:.:| i/
    厶;;;;;;ヽ          ヾ 、 √|     !'〈
     ,\;;;;; ∧        ヽ  ,i       i;;;\

               『趙姫』

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660 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:07:08 ID:OOBB7JtY

さて、呂不韋の働きにより、子楚は孝文王の死後、即位し「荘襄王」となる。
呂不韋はこの手柄により、丞相の位に昇る。
呂不韋にとって子楚は、まさしく「奇貸」であった。


         /::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,/フ,/ノ:ノ!:ノ  ヽ:.:.:.:.:.:.:!
        ィ":::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノ:./´ '"´ ノ/ノ/    !.:.:.:.:.:.:}
        /::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.,/r'"'´ レ'      "  '~    !:.:.:.:.:.:.:i
       {,ィ':::::::::::::::::::::::::::.:.:.:/                  ,!.:.:.:.:.:.:ノ
        /"::::::::::::::::::::::::.:.:./  -‐‐‐-、_            /:.:.:.:.:ノ
        i::::::::::::::::::::::::::::.:,'  __y'"´ ̄  `ヽ、      _  !.:.:.:/
       {::::::::::::::::,--、;>f'"´ ‖       !,-‐-v=≠‐-、`、!:.y'
       ヽ:::::::::::,! ,_ ヽ:.ノ   λ        ノ  ‖    }-'"
        λ::::::::l r'! ヾ    ゛ー---‐‐'"   λ    チ、
         ヾ::::::! |                 !゛ー-‐‐', i
          ヽ、ヽ ヾ             ,  ./    ,!/         ただの商人が一国の丞相にまで昇った
           ゝヽ                    /ィ
            `、λ_ i      `、‐- __       /ノ           私を超えるものはいるかね?
             `〉 i       `‐- 二_=‐-,   r'
              !  `、         __⌒"   /
             !   λ              ,'´
              !    ヽ            i
            -!     ヽ           ノ
          ゝ'´ ! ,r‐‐--、、`ー-、___,______,ィ'!ー、
         λ  ! /,ゝ    `ー‐--、_____⊥‐' )_
 , ィ‐‐‐‐----==ゝ__レ'                 ,ノ;;;;ヽ、
'´: : : : : : : : : : : : : : : :ヽ,________,rー‐‐-‐‐‐'フ'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ヽ

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661 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:07:40 ID:OOBB7JtY

呂不韋により王の位に就いた荘襄王であるが、この王も即位後すぐにこの世を去る。
そして新たに秦王に即位したのが…


          /.:.:.:.:./:.:.:.:./´ _____
        ,∠-…ー/:.:.:.:./イ´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
      /.:} ,. '´,'.:.:.:.:/:.:.:.:.:.{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.   _, '.:.:__ァ'  /i:.:.:.:./:.:.:.:.:.∧.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
  '´.ィ¨¨アく. //!:.:.:./:.:.:.|」_.' ',:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:
  ´/.:.:/'.:.:.:.ヽイ /|:.:.:.:!:.:.:|从l`ヽ、 :.:.:| 、:.:.:.:.:
  /.:., ' /:.:.:.:.::.:厶.'.:|:.:.:.ム:.:.|,ィテぅぇ、\! \:.:
  :.:,.' ムヤ7.:./.:.:.:.|:.:.:.l ヘ:.:いh.  |       `
  // /.:/.:./.:.:.:.:.:l:.:.:.|:、 ヽ:、’-‐'
  '  /|:.:./|:./|:.:.:.:, ';l:.:.:|.:`ヽ-',      '
  ‐'  |:.:,. l' |:.:./ /ヘ.:.:.v:.:.:.:.:.:ゝ ._  `ゞ'´
      ∨.. -‐|:/ヽーヘ:.:',‐' ´  l 〕−--‐' ´
  ,. ' ´     ′ '.  \、   |´!
         , '´!       |  ',
       /   ∨       |
  ___/      ∨        | _. -‐-
  '´l>'        ∨       l´
.    '.            /ヽ.     l
   ∧           i   \    ',
     \      /|    \    ',
   \  `  ._ , イ |      \   ',   /
    ヽ、     >’ ',     l. l\. ', ./
   `'く ` ー'´    ∧_    \、 ヽ∨ _,.

        秦王『政』(始皇帝)

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662 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:08:17 ID:OOBB7JtY

政は荘襄王の死後、即位したのだが、当時まだ13才であった。
そのため、ろくに政治ができないので、丞相である呂不韋が権力を握り
「仲父」(父に次ぐ尊称)という称号を与える。


:.ゝ,く:.Y   ヽ|.:.:.:. :  l:.:.:.l/:.:.:.:.:.:/ //ヽ }: :.:.:./ヽ: .:.:.:.:.l |:.|
:.:.ハ:.:.{ Y⌒ l:.:.:.:. .:.  !:.:.l:.:.:.:.:  ´ /´   〉:.:./:.:.:.i: .:.:.:.:l  !:l
:/ ハ八乂_.  !:.:.:.:. :.:  l:.l ´  ≧x.._   /:/:.:.:ハ:l!:.:.:.:.リ  l:!
l l:.:.Ⅶヽ  ヽ.l.:.:.:.:.:.:.:. i!       `ヾミ / ' ハ: :/  !}.!:.:.:/  リ
l l:.:.:Ⅴ:.:.ゝ-、 l.:.:.:.:.:.:.:. l               {/  /' ! /  /
ヽ′:.:.Ⅴ:.:i:.:i:l !:.:.:.:.:.:.:.:.ム           丶    }/
:.:.:.:.:.:.: :ヾ:.:l:.l:l  !:.:.:.:.:.:.:.:.ム                 >  /'       私はまだ若いから、政治の運用がわかんないわ
:.:.:.:.:.:.: :.:. :l:l:!   !:.:.:.:.:.:.:.:.ム       _    .イ
:.:.:.:.:.:.:  :.:.:.:l!   !:. :.:.:.:.:.:. ハ       /:.ヽ>-'            だから仲父、あんたに任せる。
、.:.:.:.:.:.:.  :.:.∧   !.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ     (::}:.:ヘ
: 、:.:.:.:.:.:.  : ∧   !:.:.:.:.:.:.:i:.:i       } ヾ:ヘ
: :.\ :.:.:.:.   :∧  l: : :.:.:.:|i l     /´: .:ハ:.ム
、:.:.:.:.\: .:.:.   ム  l:i:.:.:.:.:| !l:.   _ハ: : :.:.l i:i
-\:.:.:.:.\.:.:.   ム 从i:.:.:.:! |!:.:ハ  ハ:.:.:.:.l |:!
:.:. : \:.:.:.:.\:.:.   ム } | : / :|! i:.:!  ∧: : l |!
: : : : : :\: .:.:ヽ .:.  ハ ト.! /:.:ノ' ハ |    ',:.リ/
:. :. : : : : : : 丶: ヘ`ヽ ハ: }'≧x:/ }!    }'
: : : : : : : : : : : : `\:ヾ:!: : \ \ノ      !

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663 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:08:39 ID:OOBB7JtY


      /:::::::::::::::::::::::::::::::    ::: ,; ノ:.:.:.:.:ヾ:::::::|
     /:::::::::::::::::::::::::::   , __/"~:.:.:.:.:.:.:.:.:! ::::::|
     |::::::::::::::::::::::::  /",/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| :::::|
     |::::::::::::::::::::: /´ '~:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:λ ::::y
     ヾ:::::::::,__::: /"      :.:.:.:.:.:.:.:.     | :::/
      ヽ:::::/__ヾ,| 一ー-、__      , .-‐、|:::/
      ヽ:::i/;;; ヘ、__ゝ-‐―--、__  ,-‐―-、и
       ヾ ;;;;  :.:.:.:|      リーf    ノ/        お任せ下さい。
        ヾ、  :.:.:.:.ゝ------‐":.:.:.|`ー-‐"y
        λヽ、 :.:.:.        :.:|    |
         ヾ~`|, .:.:.        , .j    .i
          yゝ:.:.:   _          /
           | ヽ:.:.   `ー‐-----   /
           |:.:.:ヽ.:.      __   /
          Y、_.:. ヽ      .:.   /
          || `‐-、_y_        /  |、_
       /~ |‐-、_   " ̄ ̄ ̄ ̄´ノ´~|_;;;;; ̄`ー-、_____
_,-‐――";;;;;;;;;;;|、  〜、__ ̄`、. /´ /λ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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664 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:09:09 ID:OOBB7JtY

だが、この時すでに政の中では呂不韋を退けたいという気持ちが芽生えていた。
というのも、秦は今、呂不韋の権限が強く、臣下の者たちも、政ではなく呂不韋に
付いていたからである。


.      /::::r‐…ーt/::::::::/..ィ:::::::::::::::::::ヽ::::ー..、. 、、::ヽ
      /:::::::L-'ニ''7:::::::::/::::::|::::l::::::l:::::::::::::';:::::::ヽ:J:';::::ヘ
.     /:::::::::::r'´ /::::::::://::;rヘ:::|::::::|::::::::::::::';:::::::::';:ヽ';:::::ヘ
      ;':;'::::/rク-/:::::::::/ィ_:/  l:::ト:::::ト::::::::::::::l:::l::::::}:::';::!::::::',
    l::l:/.:'::/ ./:::::::::::;' |:/`ヽ、';:l.ヽ::',ヽ::::::::::|l_Lィ,!:::|::|::::::ハ
.     l::l〈 /::/ /|::::::::::::| ,.|!テュヽ、ヾ.、ヾ:. \;:ィル|:::/::::l:::|:::i::::|
.   |::|::`::/  ,{」:::::::::::トヽ' { f'^! ハ `  ` ,ィ5ニトl:;タ:;.ィ::::!:::|::::|
   |::|::::::|ヽ /:::|:::::::::::|   ヒニソ      bり/rケ<.ソ::/::|:|l:::|    若いからって全ての権限を行使できないなんてムカツクわ
    |::l::::::|::::`:::::|:::::::::::|         、 ¨´〃ヘ_/:;イ:::l::| l:|
    |.ハ:::::|::::::::::::';:::::::::::ト       __ '   〃 ,'-1 |:::;'::l. リ     私に味方をする臣下がほしい…
   |l |::::::';::::::::::::';:::::::::::', ヽ、    ニ´ _,r'`7^!、,'   ,!:/:::;! ,l
.   ||::|::::ヽ::::::::::ヽ::::::ト:',   ` ,、... - 'ス / ,! Y  ノ/l::/ .,'
     |::ト.:::::〉.::::::::::ヽ:::| ヾ、 ′ ヽ / .}/ / .l rレ'/:/ ./
     l:|,ゝ' ヽ:ト:::::::|ヾ、 ヽ、   r' /  /  ハノ ヾノ. /
    ,∠ - .._ 1 ':;::l ヽ    -'7  ´   / /ノ// ゙l
.   /-‐…‐、 `ヽ、 V'  ヽ/ ,l       /-‐'/   ヽ
   / _.. -- 、 \ \    ヽ 'l´|       /一´    \

.

665 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:09:34 ID:OOBB7JtY

そこに現れたのが「李斯」である。


                  ____
                /ヽ  / \
   , - 、          /(●) (● ) \
   {  }        /::::⌒(__人__)⌒::::; ヽ
    l |        |    |r┬-|     |
  , ┤ !、       \.   `ー'´       /
 (      \,、 -‐v'ニ、 ̄ \ー、     ,.-<
 |ヽ  い'   _ 、イ \ ヽ   \ \  ´冫 > \
 l\辷 イー ´  | 礀 ) !     >ヘ./∠、   \
  ` ー ' \._   ! ゝ  ト、  〈_i_/ハ\_〉    >
        |    ̄7    i ヽ   ! /  !|  ,' ,ハ
        |   /      l /    V   |l   |イ l
       〈 ノ ,∠ - ┬ヘ/    l ,' l/  l/  l
        ̄ノj ,ハ 人. /       l ′/    ノ   !

             『李斯』

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666名無しのやる夫だお:2010/02/17(水) 01:09:59 ID:OrF8skcE
復活乙。見られてるよ。

667 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:10:02 ID:OOBB7JtY

李斯は楚の人間であるが、志を得るため秦に赴き、呂不韋の取次ぎにより
秦王「政」と面会したのである。


 i゙ /:/ .i:::::l::::::::::/l:::::/ |::ト;:::::::::::::::::::::::::l:::::.ヽ:::::::::::::::::l::::::l::::::::l`ヽ、.  \
 |./.:.:/   .l:::::|::::;;;;_i |:::/  |::|.ヾ、::::::::::::::::::::ト;:::::|ヽ:::::::_;;ィ|!:::::l::::::::l   l:ヽ、 /
 ゙ー,ァ゙   |:::::|:::::::::l`l'''ト、 |::l ヽ`''、:::::::::::::l.ヽ;::l_,,>f´::::::|i;:: |::::::::|   |;;;;j.,/
  /(._   l::::::l::::::::::l l:|. `'ヾi、  \ \::::::::;lィ'i´!  i:::::::::| |::|::::::::::l  { ヽ、
. / /`iヽ,|::::::::|::::::::| __l|____ヽ,\  \ ヽ:/::レl;|__,l:::::::| .|;l:::::::::::| ,イiヽ, .〉
/ ./:::l |:|:::::::::|i::::::Ki゙f::::iiii::''Tミ     ヽ `夊T'''iiiii::li;::|>i}!:::::::::::l}イ |:l:::i∨
ヽ. {::|:| |::|::::::::::ト、:::| ゙わ::;;;;::リ         わ::::::::;;ハリ./|:::::|::::::l::|  |:!:::!
 `|::|:| |:::l::::::::::l::|ヽ{. ゞ=''"'         ゙ゞ=='彳   |::::l::::::l::::l  |:|:::l        あんたが李斯?
  |:::|l:| |_;;;l::::::::l::l, ゙ヽ         l            l::::l:::::;il__:|/l|::::|
  |::l .゙i'-{ |l;::::::::l::l、                     ,イ:::!:::::,!.l .|~i、|.|:::l        マヌケそうな顔ね
  .|:l. レ゙l::::l l;::::::::l:|.ヽ                 ./リ::/::::/ l:::l .|. V::リ
  ヾ/  l:::l l;::::::::l|.  \        ´ `      / /::/::::/ .|::i゙ l  |:/
   i.  |:::l トi;::::::'l.   `i、          ,,ィ゙   /::;':::::/ l::l l .j
   .l   !:::| l ヽ;:::i     l,,__`''ー 、 __ ,, '''´ _l   /;:イ::::/  l:リ / /
    ヽ   !:::l | ヽ;:l     | `''ー、   ,,ィ''´l   /' /:/  /:'./ /


       ____
     /⌒  ⌒\
   /( ―)  (―)\           バーローwwwwよく見ろよwwww
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \
  |       |++++| 」_ キラッ |         この歯の輝きをwwww芸能人並みだろwwww
  \     `ー''´ l   /

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668 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:10:45 ID:OOBB7JtY


                        -―――-
                  / : / / ̄ ̄`ヽ`ヽ、
                / : :_/. :/´「 ̄ ̄、`ヽ、 ヽ
                  /.:/ !: :/_/l: ! : : 、:ヽ : : :V ∧
                i::〈_人!: :l∧\ヽ: : :i : i : _: ト、: i
.               l:://l/ !:::lf千 ミ、ヽ\!≦´V lく: :l      .   歯並びガタガタね
             lく/〈/´!::l ゞ-'   弋冫j/l l〉 !
             l ::!:::ヽ、!::l   、_′   /:∧!: :!         そんで聞くけど、あんたどっちの味方なのよ?
                !::l:::::::::∧ト、   ー ′/:/.:/ ハj
.                Vヽ、:::::lヽ、丶、_ ィ/.::/.:/j/
    (\_       _>、:::!、|ヽ   ト、/イ/
     > _`ヽ__   /ヽ   ヽ! \  _ヽ ̄ ヽ_
  rf壬‐_´__ノ Vヽ / ∧       ヽ´__`ヽ   ト、ヽ
       〈\  ノ ト、!// 丶       、__`i   l  }
      /ヽ ̄  ノ ∨    、     l   !   !/ ヽ、
        {   ̄    l   / \    l   l  ∧    \
.      \      l\ //   \  !  ! / !/    ヽ


           *  _______
    / ̄|  +   /         ヽ   +
    | ::|    /⌒       ⌒   \
    | ::|x  / ( ●)    ( ●)   |  .人    .    私は王の味方だお!
  ,―    \   | ::::::⌒(__人__)⌒:::::     |  `Y´
 | ___)  ::| .!     l/ニニ|      /            カワイイは正義(笑)
 | ___)  ::|+ヽ    `ー‐'      /     十
 | ___)  ::|   .>          \
 ヽ__)_/   /                 \

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669 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:11:15 ID:OOBB7JtY

          /__/  /  /  '  l     ,   ',\ヽ ヽ ヽ
       /´_/  / ./!  !   !     ',.  l .:.l`|  .:ト、',
      / / ,'  /.:./  |  !',  ',    l  :|..:.|.:|  .:ト、\
      ∨/|  :!.:/ ̄`ト、:! ', .:.:',  , 斗‐┼┼|  .:|、\ 〉
      /\_」 .:l:,'    ! .:.|ヽ', .:.l∨ .:| :l.:|.:.:|.:|  .:| \У
      ,'  / ,| .:.:!{    ヽ:{.  ヽ、', \.:|:ノ//l |  .:|__〉|
     ,  / ,ハ .:.', _,,.___,,二    ``二,,_.,,_ノ.:|  .:| |、ヾ           そう…
     !: / // ,l\ヽ ´¨¨´   '       `¨¨`ノ:,' .:.:.,'! !:\\
     |:.l l l { !.:.:.\、    l二二二'、     / .:.:./:| |.:l.:|l }         なら、私の手となり足となり勤めなさい。
     |ト、j|`!.:.:.:Λ`   ',     /     ' .:.:./.: | |.:l.:|| /
     |:.| N.:l:|:.:.:.l:|.:\    ヽ.__/     ,. / .:.:/ .:. レ': l.:|`          じわじわと仲父を追い込むのよ!
     ',:! |.:l.:l:|:.:.:.l:|:.:.l:个 、       ,.ィ'´:/ .:.:/.:.:.: /.:. j.:|
      ヾ ',.',.!:', .:.l:|.:.:{: l/|` ー‐ '´ 卜/, .:./.:.:.:, '.:.: /}.:!
       \ヽヽ.\:{>'´ /ノ       _///.:./.:.:. / 〃
     , ー厂 ̄´\`ヽ. ,'        __/´//\:. //
    /   |_,. -‐  ̄`ヽ rァr--`‐──'‐‐-r ,   `¬ー 、
    /___.,ィ´    ヽ、._ ヽ          ./ /′      「ヽ
ァ‐/ /         \_ノ!         l /         |  ',
 /   {        `ヽ、 .}!ヽ!       /V           !  ',、
 !   ヽ       \ Y |  ` r====r'´          /    !\


        __
      /    \
    /        .\
   /           \             お任せあれ!!
   |:::::::::         :::::|
   \:::::::      :::::::::/      ∩
  ,. -‐'´:::::::    ::::`⌒ ̄ ̄, ̄ ̄〆´ )
  ノ :::::::::::::::      :::::::.,__゛___、r  ソ

.

670 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:11:47 ID:OOBB7JtY

李斯を得た後、政の弟である「成キョウ」の謀反と実母の愛人である「ロウアイ」の反乱により
呂不韋を政治の中枢から退る。
というのも、「ロウアイ」を客観的に政の実母「趙姫」に進めたのが呂不韋であった。
呂不韋を政治の場から引きずり降ろすには、もってこいな話だったのだ。


            /   ,,,,,,--------,,,,,::.. \\    \
          / .:::::/  ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,ヽ  \ヽ    ヽ
         ./ , .::::/ ,,,,::::::::::   ヽ   "\:::: ヽ o-,,,  .ヽ
         / ./:::::l .,,-::::l:    ........\:::::::ヽヽ:::::  リヽ .ヽ,  ヽ
        ./ .l.:::::lr: .....ヽ..:::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::lヽ:::::  l ヽ,ソ  .ヽ        . 母にあんな男を薦めるなんてね…
       ./, .ハ  .l .l::::ト:::::::ト::::::::\::::::::::::l-ヽ::l\:::::  lノヽ\  .ヽ
       l / /l ::::l:::ト:::l ヽ:ヽ\::::\-_;;;;;;;;==リ=,,ヽ::::: lン''ヽ ヽ  ヽ        どうかしてるわ!!
       .l/ ./ l .::::l::l\l-,ミ;;ヽ "--ニ,,,='iぅ。::::ハソ.l:::: .lん'ヽ ヽ::  l
       .l '''t .ヽ :::h.l ,,====,゙゙-      .し:::ンリ .l::::.. lゝ)リ>.ソ :::: l
       .l ::::l''l'ト ::ヽ'l:l ぅ。:ハ        --"" .l::::: l 'ン::::::: :::::: l
       l ::l l l\.::ヾ.゙ヾ-ク;;  ,         .l::::::l:::::::::::::::: ::l::: .l
       .l ::ll,,l .l:::::'トヽ,, ""   .,,,--'''''''i    .l::::/i:::::::::::::::: ::l::: .l
        l ::l :ヽ!::::::::l:::::ヽ    ヽ,   .ノ    .イ::://:::::::::::/::: ::l:: .l
        .l :ヽ :::::l,::::::ヽ :ヽヽ ,,,   ゙゙ -''   //::イ/::::::: /:::::::ハ:: l
        .l :lヽ:::::ヽ::::::::::::\::::::"''r--,,,,, ,,,-''' // l/:::::: /l::::::/ l./
         ヽl ヽ:::::::ト :::::::::ヽヽ,::::::l::::,-l    ソ  l:::::: /./:::::/ l/
         丶 ヽ:::l \:::::::::::|''::::/ ン,,イ   '  /::: / ゙゙゙゙---,,,,,,,
             \l  \;;;-l::::/-''"   ,,,  ./ ヽl     / ,ン--,,
              r-rr''''  .ソ/;:==-,,,,''' '''ン   .丶   / ./  /-,,,
             / l l    ./',,,----,,'''''ン       ./ ./ /    l


';,   ';,.
;,   ゙';.
 ゙、   ゙';,     ___
  ゙'、  ,;'   /     \             ';
    ゙';, .;:'  /  -‐'" ゙'ー  \       r、 ∩ ';
    ';...;゙ / (ー-ヾ  (-―) \     ゙'、'v'ニニッ      まぁ、呂不韋を失脚できたんだからいいじゃねーか
     ゙''''~|    ゙゙゙゙゙ /o oヾ゙゙゙゙    |    rニ>ノ l |
      |      丿O ヽ_    |   r'r‐,⌒゙/         つか、その「ロウアイ」ってヤツ宦官だって嘘ついてたらしいよwwww
      \      `ニ´    /    ゙Y´  /
      /           \    /  /         チ○ポついてるのに宦官とかwwwバッカじゃねーのwwwww

.

671 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:12:22 ID:OOBB7JtY


        / : : ; : : /_..-───- ._: :\
.      / : ; : :/: : /´ ______\: ヽ
     /: : _/: :/: : 厶 '´: : : : : : : : : : : : : :`ヽ: ヘ
     /:/ ,.'7: : :/: : : :|: : : : : : : : : : : : : : : : ヘ: ',
    /' , '/ i: : : :|: : : ∧ : : : : : : : : |: : : |: : : : i: |
.     ハ厶i. |: : : :|: :.|:.l ',: : | : : : : : |: : : レ': : :|: |           汚い言葉を並べないでよ
    |:.7 /トr|: : : :∟」_|  \|\ : : : | x'´ハ: : : ;' ハ
    |:.' /: | r{ : : : |: ∧「`ヽ、.___,.\: イ__V_,|: :rf:/| |          確かに宦官じゃなかったみたいね。
    |:| |: :.| | |: : : :N 'Tに叮    ヾ hィ}r〈 { 'j.ト'|
    |:ヽ: :.| |、|: : : :|   ゞ-‐’       ̄´l | | l': :!          呂不韋が裏工作したんでしょ
    l: : : └ : ヘ: : :|、         '   ノ } リ : |
    ∨: : : : : :|ヘ: :.l \     r─ャ _.  '´   l: ,l: |          まったくムカツクじじぃだわ
   ,.、ヘ\ : : | ト: l  `   ._  ,r´       イ、 j/
  ,〈 ', ', ヽ: } | ヽ     / 「|    ィ ´|||',
  / ',. ', ',  V  |          ム -‐ ´ } ||| |


         ____
         / _ノ ヽ、\
      /o゚((>)) ((<))゚o
     /    .:゚~(__人__)~゚:\       でも、そいつがあんたの父かもしれませんからwwwww
     |         |r┬-|    |
     \、     i⌒i‐'  ,;/        なおさら笑えるおwwwwww
    /  ⌒ヽ.ノ ノ  く
   / ,_ \ l||l 从\ \         自分の父にむかってじじぃとかwww反抗期ですかコノヤローwwwww
    と___)_ヽ_つ_;_ヾ_つ.;.
         ベシベシベシ

.

672 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:12:58 ID:OOBB7JtY


           _,. - ―― - . .、
         /´..... : : :___ : :\
          /::.::.::.::./ ´ ___ `ヽ: :ヽ
        /::.::.:/::./ イ´: :: : : : : : `ヽ|:ヽ: !
      /::.::ィ/、:_!: :/:./: |::_::_-‐_ヘノ:l:l
       !::./ ,ト..十:T:ハ: |: : : l::..:.. l: : :|: :ト〉
     |::`メ|::.::.|:..,|:|  l lヽ: : ト、:: |: :|:レ|        死にたいの?
      |::.:/| |::.:..|:廾ト、 ヽ \:| ,.斗l-:l:.,1:!
      l.::.L|{1::.:.l:.ト十::テ ー ' イォ:卞l/イ |:|        私、そこまで寛大じゃないわよ?
     |:.|:l:Lト!:.:.ト{  ̄    ,   ̄`|:.|:Lj:l
       !:|:l::.::.:l::..ト、    , -、   イ::l:..:イ:!
      lム|:.|::.:ト:..l |\   ´ ̄` /7:/、/ノ′
     /|: 「lト::.:|.ヽ:!  ` ーァ ´}: : j/ : |「ト.
      ハl: l:::l ヽ!: : :ト_- ― <|: :/: : : !!| l
    i  ヽ:.l:::l : : : : l _, ----l: : : : : :l:||  |
     |   ト:ヾヽ : : : l_ノ  ̄ `| : : : : :l:l:l   !


       ____
    /     \
   /  ─    ─\
 /    (●) (●) \         さて、全ての権限が王に戻ったので、そろそろ他国侵攻を企てたらいかがです?
 |       (__人__)    |
 \     ` ⌒´   /         王は天下を統一なさいたいのでしょう?
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||

.

673 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:13:41 ID:OOBB7JtY


       / ,. - fォ   l j    |   、      ヽ、   、  l. l.  `、ヽ \. l
       r' ´ ,.ィ' |   l |   ハ   l          l.  ト   l. l、  l. ヽ--' l.
       lヽ∠/  j   | |   | 、  ト、       l   l ',   |_ l.  l  _ン   !
.       |  〈   lj   トA._ | ヽ.  ', \       l  Lx‐''ハ |  hヘ ヽヽ |
      |  /7-/ l   | | ヽ`'''ト、 \  ',. \    ,.ト'´|  l | ||  | l l. ', ヽ |
        |  / ,' ' ハ  | l. ヽ l. `ヽ、ヽ、 '、  `ヽ/ N-=リ=、|ノl   | l. l ', ',|        まぁね
.       | ,' l. / l 〉.  N ,ィz弋ドヽミ` ヽk、   `イo,...、 l`レ l   |. |  | ', ',
     | l l. l  | /∧. l Y/仏'f¨ヘ. l`.        仆{__ソ,ィ|  |   「`l  |  ', 〉       天下の者どもをひれ伏せたいし
      | ヽ」 l  | l l ゝ ',ヾ、'ケ、ヽイ,t|         'つニ'ゥ′ l.  l.  } 」   l´|
      | |  ヽ」 | | | iヘ ヽ `乞ニ-┘    l       ̄    !  l ノl'´   l.|       なにより天下統一って面白そうじゃない!
     | |     | | | l、`ヽト.ヽ              ,      ,'  l ´  |    l.|
     ||   lヽヽ丶  ` ミー    ー一…… ´     ィ  ,′   !   l |
.       ||   l. ',       ヽ、.._             ,// /    /   l. l
        | |、   ', l、           `ヽ、       ,.-' / ,イ    /    j. ′
      l |ヽ  、 ヽ \           ヽ   , -' |ー、/,r'/   /   〃 /
       ', | ヽ ヽ  ヽ   ヽ、         lー ´   l ,シ^ソ  /     // /
       ゙ヘ. ヽ ヽ  _,.ゝ  〉-`ュ、     ノ      '1 |  /ー- 、_// ,/



     ____
   /      \ ( ;;;;(
  /  _ノ  ヽ__\) ;;;;)
/    (─)  (─ /;;/
|       (__人__) l;;,´|   .    王よ、面白いで片付けていい問題じゃないお。
./      ∩ ノ)━・'/
(  \ / _ノ´.|  |         天下を統一するには軍勢がいる、つまり兵の命がいるんだお
.\  "  /__|  |
  \ /___ /     .    そこのところ、お忘れなきように…
 

.

674 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:14:07 ID:OOBB7JtY


 //7ヽ イ : //:_/_.:/ |: :.:|: : ヽ:.:.. : : : : :.. |. l  :.:.:\<二ニ.┬ ´
/イ /イ`:/: :/:l: :/:./`ヽ l: : :ト: : :.:ヽ:.:.:.. : : :.:.l:.:.:|:.:..   :.:ヽーj ノー 二
` /´: : : /: : l:. l /l:/   \ヽ:.| ヽ: : :.ト 、:.:. : :|ヽ_L:.:.:.:.|:...| ドイ ̄:.:|
  L〉: : : l : : |:. |:| |′    ヽヽ  \:.{  \: :イ´l:|:.:. :.:.|:.:.:!:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.l
  |: : : : :! : : |:. :l{   z三ミ 、、 \   \ /ヽj  }l!:.:. :.:l:.:.:l!.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:l
  {/: : :.:!: : .ハ:. :ト  ´  `ヽ  ´  {ー'r_z三ミ、 |:. :.:/:.:.:ハ:.:l:.:.:.:.:. :.:|:.:.!        うっさいなぁ!!!
 /: /: :.:|: |: :..ヽ:ヽ          i   ´    ` j: : /: : /: }/ハ:.:.:. :.:!:.:.l              シモベ
./ /: :.:小 :!: :.:.:.:ヽ:\   /⌒ ー--、‐ 、    /://:.イ:.:.:/:.:.:.:.!:.:.: : ト:.:.l       兵は私の僕よ!私がどうしようと勝手じゃない!!
':/!: ::. :.|:ハト: :.:.:.:.:.:ト.ー  /         \i   /イ:.:/´:.:|:.:/:.:.:.:.:.:|:.:.: : | l:.:l
/ | : :.:.:.l:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.l:.:\ {         j   /:/:./:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:l|:.:. : l !:.!       とりあえず、先に内政から始めるわよ!
! !: : :.:.:|!:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:l´ノ \ー-  ___ノ  .イ:/:./}:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:./|:.:.: :l j:リ
| ,.ゝ---― 7´: \:.ヽ   ` 、 ‐ _ .. .<_:.:.:./:/:.j:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:/ !:.:.:/ //
イ        { : : {  \ヽ      ̄/ ヽ:..:..ヽソ/:.:/:.:./:.:.:.:.:.:.:.:/  j:.:/ /´
       ヽ: :\   `\     {   〉:../´ `7:/- :._:.:./  /´


     ____
   /      \
  /         \
/           \     (やれやれ…困った王様だお…)
|     \   ,_   |
/  u  ∩ノ ⊃―)/
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

.

675 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:14:59 ID:OOBB7JtY

政はまず内政を固める。
李斯主導の元、法家思想を政治に採用し、君主独裁、郡県制、厳罰主義を推進し、強力な独裁体制を築いた。
その後、遂に他国侵略が始まる。


         /.:/二二二二_ ヽ|:::::::::::::::::::\
        /.::::::'´.:::::::::::::::::::::::::::\|:::::::::|::::::::::::::ヽ
       /.::::::::::::/.::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::|::::::::::::::::∧
.      /.::::::::::::::{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::|⌒ヽ.::::::::∧
     /./':::::::::::∧:::!、::::::::|:::::l ::::::::::|:::::::::| \ 〉:::::::: !
      i:,' l::::::::::::ト、|::| \:::::|ヽ」x' ::::::|:::::::::|   〉'.:::::::::::|
      l| !:::::::::::|,rfトl、  x|' ,ィチえ、|:::::::::L. イ.|:::::::::::::|   .    さて、まずはどこから滅ぼそうかしら
       l ::::|:::::'. トィl      {.じ リ'^|:::::::::|`i | |:::::::::::::|
       ト、::|:::::ハ ー'     ー‐'  |:::::::::,_ノ l.」:::::::::::::l        李斯、あんたはどこがいいと思う?
       |:::N:::|:::'.  '__ ,    |:::::: /.:レ.::::::::::::::,′
       |:::l |:::|:::::\ ヽ._ ノ   ./.:::::/.::::::::::::::::::: /
       |:::| ヽ|:::::l:::::`  . __..   ´'.::::::/.::|:::::::::::::::::/
       l:::| |:::|∨:::::::,r‐}  /' }:::/ヘ |:::::::::/.::/
.        ヽ!  ∨:L.ゝ‐'´/   /,::/  .ソ.: /.::/
           /7N  ∠`ヽ/ /' /- '´` ー'-、
        / /   /¨ヽン         _.  '´  '.
       , ′   /  , ′      /     |
       /  |   /  /        ./      |


      _____     
    / ―   \   
  /ノ  ( ●)   \ 
. | ( ●)   ⌒)   |      .     趙なんてどうだお?
. |   (__ノ ̄    /
. |             /            中央に位置する魏、韓、趙の中で一番巨大なのは趙だお
  \_    ⊂ヽ∩\
    /´     (,_ \.\         禍の芽は速めに摘んだほうがいいお。
.    |  /     \_ノ

.

676 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:15:30 ID:OOBB7JtY


                 / : : ;>'"´ ̄`\: :\: : : : : :\
             / : ,:ィ ´ . -―――-ヽ: : ヾユx―-、ヽ
           / : /:// : : : :\: \ : : : ': : : :',\_ノ : :',
.            /: :/ : 〃 : : : \: : : \: \: : :i: : : :'.  〉、: : :!
            / : 厂,:'f: : : |:|: : \ : : :/:|\l: : : : |V{\\|
         /:/| /: :|:_∧:|\ : : | X,x≠ミ、|: : : : !ヽiヽ.iヽ:ヽ
        f: :\|f: : :|: : :|,≧ミ、 \:! 〃Yんィ}》 : : : ト:||: :||: :i :|   そんじゃ趙にしましょう
        |: :/: !: : :N|:〃んィ}      弋ぅりj : }: : |j ||: :||: :| :|
        | :/:|:|:i :|: ヽ!弋:り          /: /: :厶イ|: :||: :| :|   将は「王翦」で決まりね!
        |:′|:|:l :|: : :{   ′  _ノ   /: / : / : : !|: :リ: :| :|
        |l  |:|:|N : : |\    ̄_   /: / : / : : く/: : : : ! :!
        ||  !八 | : \:!: : ` : . . __ /: / ; イ人 : : : : : /| | :|
        ヾ、  ヾ : : : \: : :i: : :人/ : /    \/: / !;ハ:|
             \   \{\:{\|//|/,. ´ ̄ ̄`∨ .ノ :i|
               ,.‐≦二.._/   / /         :,    ノ
                  / /´ ̄,>′ / /           }
                /  j,> ´    /  {      \   :,
              / /     /  \        ` ー┴ 、


                  ,ヘ
      ____      / /
     /\  /\   / /
   /( ⌒)  (⌒)\/  /
  / :::::⌒(__人__)⌒:::::\ /
  |     |r┬-|       |             王翦なら問題ないお!
  \     ` ー'´     /
  /          \          .    彼は名将だお!
 /             \
/  /\           ヽ
 /   \          ノ
U      ヽ        ノ

.

677 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:16:03 ID:OOBB7JtY


   /     /:/  /   │ |   \ヽ   ヽ 丶 \
i  ,′    |/  /      !  j     ! !    !  ',  ヽ
i. |     |  /     ,′ ハ   | |ヽ/´ !   !  !ハ
ヽ |     l  l     / / │  i| l ハ j  |  | リ
 N    ┼‐|ー─ -/t /- 、|   j| / { _jzム ∧ │
/ |     ', l    / 〃  _ lヽ / j/ ,イ仏}// } ∧
\_|     ヽ { /,ィ≠テ女、j/    V_;;| {  j / ハ          ってことで王翦、よろしく!
丁∧.       ∨ 〃{か;;;;小       ちj_ ! イl  |
│|仏     ハ ヾハ圦_:::jハ       `ァ  ',  ト、 l          あ、そうそう兵は今までの三分の一にしてね。
│|/∧     ヽ  ヽ^)::ン‐          }i |ハ !
│|.厂 ヽ      \  `´        __ ノ   厶 リ  ', |          使えない用なしの兵なんて雇っても無駄だもん
└‐ゝ. ーヽ    ヽ \        ` ̄     /  /  l |
 ヽ、 `'ー‐\    \ \             /  /    l.|
   \   `\   \ \         /  /     リ
ヘ    ` ー- 、 \   ' ー=>ーx‐‐ァ¬′ ,′
 \       ヽ `ミ=- ...__Xテ‐ゝ_{__八 {
   {\      `ヽ ヽ-‐‐'' ̄ ̄´___`>〈
\ ヽ `ヽ、_     }\ }     /    ̄ ヽ
  \ ヽ   `ヽ  ,ノ  リ   /        \

.

678 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:16:30 ID:OOBB7JtY


   〃    /  /  /   l  l 、          ヽ
   {i{イ   | | | /  | ‖l‖l l ヽ{   ミ、 ヽ、 ri }、|
   _ツ   /|| || || /|、| || l | lト、 `ヽ 、、ミ、 l| { }八!
  ≧‐_,  lハl| lNl/ lト、l|| ヾ! l| ヾト、 }|ト、 ミ、ノ  メ,_ノ
    / ィi l l ト三≧x、il_ヽ ヽ l_,,リ≦三 ヽ|l  `=彳
    l/ lい、l ト、lゝ `ニ’`ヽ(\ ヾ `ニ’_,`  }! 、トー '
      ヽハ{、         ` ヽ    〃7リ
        ト、_j  u                厶イ         は?兵を減らせってか?
       ノイ lハ       _ _     / トゝ
        j/| |l 、     __     /!l l ト、         それはちょっとヤベェんじゃねーの?
           jノ|| \   ´ 二 `   /|从ハ{、
           ト、ヽ  \     /  |!  ヽ\
          _| \\  ` ー─ '    | l / /
    _,. -‐くヽ!   | |          ∨ / / \

             『王翦』

.

679 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:17:05 ID:OOBB7JtY


                    ィ ‐―- 、__
                ,-‐ァ´/  ∠-―‐-、‐ 、
               〃 _,':  /-―――-\ ヽ
      〃   ̄ ̄\  入{≧ 7: /::../:/:   ,イ}ハ:\l
     |     ヾヽーく<゙{:ナ./.::..,'::/厶!:. /l:: i:::}:!:バ―――― --  、
     |       !l   ¨ヽYl:::::::l:ハ{八X_ , l:;!ィリ:: } }´         ヽ
.     l       l   }=l:::::::l:{ ャtr-ュミ  jノtrァルリ!    ∠彡    /
     l       l ノ人fl:::::::l  `ー'   、`' {´イ::|  /       ./
      l       k≠^ヽ|:::::::l       _ ,  八i ::|'/       /         はぁ?あんた誰にもの言ってんの?
      l       ヘ\::ハ :::ハ.    '´‐,‐' イ::::l|::l       /
       ヽ       {ハ、::ヽ::::i> , 、.. _/:/:: / リ      ./           精鋭以外の兵なんて雇ってても無意味よ!
        ヽ       |ヘ:::jヽ::! fヘ ヽ::::/{::./      /
          丶       !| |lV j/|>‐<ヘ ヽ{ハ:{     /               邪魔にしかならないわ!
          |~\    i | |l   |ニ二ニ! || !    /
          |  | ヽ  ./ | |l   |   l. || !  >'´
             ヽ_| ヘメ  | |l   |   l. || !/
       _ ____l     l ll   |   / /イ
.     〃〃   l     \\ l{{T}// /
      | || o   |       \`jl 〃 /



            _\                         ヽ _,,,ィ
          -ニ,,__>`    ィ   _,.,  , / .,         ̄ . /
           /ァフ _,-ァ // _,-彡イ/! /イ/ , .ト、 ヽ   ー≦‐ァ
           ./ レ´ /イ .//' ./ /イ ! l .ハ ト、.| ヾ,ハ`<,ィ <_
         __,,, イ   ! i./ .|// ,ィ   ', |./ ',代. 、 !ハ\ _ヱ,,ミ:、`
        \ー--:::::-:ハ.リ  レーァ /;ィ ./ Ⅵ  !' ヽ、',| ⊥,_ヽ彡≧ヽ
          `フ7_ノ:.イ| /:〃!// .| i i/:ヾ .、  ,、ヾヽ.、-イハイ__
          レ1:::;:::::_i::lⅥ:./`|メ.、|ハ/!::ト;:l 代:、トヾ::`ー`::ハ ヽイ         だがな、解雇した兵は路頭に迷うことになるんだぞ?
           |;ヘ:::バ::ト、レ ーモテミ`l::!::| Ⅵ_,ゝ:|-Ⅵ::::::::ト、|  .ドヽ
               ∨ ,ト;|    ̄´   ';:!:「´ヾ,,__ヾ .jイ:;:::ハ、  | `        そんでもいいわけ?
              戈;ヘ!        `ヾ.    ̄ .ノ:イーァ゙  .|
              个ミ、                  /イリ   |
              /::::ハ.        、 _        ./イノ    |
                 厶イ;∧             /イ{     !
           _>ニ二|:!:::|\   ̄ ニ ‐-    ,イ;:/ `       `、
         /..:´::::::::/イ:::|  \        ,イ/イ\  、:      ヽ
          /イ:::::::::::::::::::l;ヘ|  ミ\  _,..:< : : ハ|::::::ヽ `:      \
         .`>ミ 、::::::::::::::::.|   ミミ`¨´ : : : : : : i ::::::::::::::ゝ,       \=ミ;.、
           ヽ 、::::::::/    : : : : : : : : : : l::::i:::::::::://ヘ        \|:.:\
        _,,..-‐'"´:ヽ '::;::ハ         : : : : : /: : :ヽj::::::://: : ヘ         .!:.:.:./\
  _,,,..-‐''"´:::::::::::::::::::::ハ ';:::::ハ   ,       /: : : : /:::::://: : : : ヽ        |:.イ.  \

.

680 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:17:32 ID:OOBB7JtY


 //7ヽ イ : //:_/_.:/ |: :.:|: : ヽ:.:.. : : : : :.. |. l  :.:.:\<二ニ.┬ ´
/イ /イ`:/: :/:l: :/:./`ヽ l: : :ト: : :.:ヽ:.:.:.. : : :.:.l:.:.:|:.:..   :.:ヽーj ノー 二
` /´: : : /: : l:. l /l:/   \ヽ:.| ヽ: : :.ト 、:.:. : :|ヽ_L:.:.:.:.|:...| ドイ ̄:.:|
  L〉: : : l : : |:. |:| |′    ヽヽ  \:.{  \: :イ´l:|:.:. :.:.|:.:.:!:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.l
  |: : : : :! : : |:. :l{   z三ミ 、、 \   \ /ヽj  }l!:.:. :.:l:.:.:l!.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:l           うるさーい!!!!
  {/: : :.:!: : .ハ:. :ト  ´  `ヽ  ´  {ー'r_z三ミ、 |:. :.:/:.:.:ハ:.:l:.:.:.:.:. :.:|:.:.!
 /: /: :.:|: |: :..ヽ:ヽ          i   ´    ` j: : /: : /: }/ハ:.:.:. :.:!:.:.l          私の命令は絶対よ!!
./ /: :.:小 :!: :.:.:.:ヽ:\   /⌒ ー--、‐ 、    /://:.イ:.:.:/:.:.:.:.!:.:.: : ト:.:.l
':/!: ::. :.|:ハト: :.:.:.:.:.:ト.ー  /         \i   /イ:.:/´:.:|:.:/:.:.:.:.:.:|:.:.: : | l:.:l          逆らったら死刑なんだから!!
/ | : :.:.:.l:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.l:.:\ {         j   /:/:./:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:l|:.:. : l !:.!
! !: : :.:.:|!:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:l´ノ \ー-  ___ノ  .イ:/:./}:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:./|:.:.: :l j:リ
| ,.ゝ---― 7´: \:.ヽ   ` 、 ‐ _ .. .<_:.:.:./:/:.j:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:/ !:.:.:/ //
イ        { : : {  \ヽ      ̄/ ヽ:..:..ヽソ/:.:/:.:./:.:.:.:.:.:.:.:/  j:.:/ /´
       ヽ: :\   `\     {   〉:../´ `7:/- :._:.:./  /´

.

681 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:18:01 ID:OOBB7JtY


         ____
       /   u \
      /  /    \\
    /  し (○)  (○) \        王翦、どうか言うことをきいてくれお…
    | ∪    (__人__)  J |
     \  u   `⌒´   /     .   お前を失ってしまったら、秦は大打撃だお…


 ̄ ̄                    \ ヽ     \:::::::::::::::::::::\
\           l        l    \\ 、  ‐-、 ヽ::::::::::::::、-、ヽ
 ̄        l   l、        l__  ヾ、`\ヽヽl:`:::::`:、ヽ::::::::::ヽ `
‐-        l l  l ヽ ヽ\   、ヽ::\ヽ \  l:::::::::::::、ヽヽ:::::::ヾ !
>    l /  ヽ ヽ l  \ヽ \\、\ヽ::::ヽ::::::::\ l::::l:::l::::::\:::l::::::ト、l __
__/   l /   ヽヽヽ lヽ`\:::::::`‐-:::_ゝ:l:::::l::::::ヽl::::l__\_::::ヽl::::::l /ィ >
./  /  l l     \\ 、 、    \:::::::::ヽ::::l:::::l::l:::::::::::l⌒ヽ、::::::::::::l ',///::        わぁーたよ…
.l  /l l  .リ   l   ヽミ::::::\. ',ヽ、;::::>-l:::::l::/l::ヘ:::::::::L  ` .l:::::::::ヾミ`y/:::::
.! / l l  l::l l  lヽ 、 ヽ::::ヾ:::l\ ヽ/ヽ  !::// l' ヽヽ:l(   /::::::::\.//::::::::        李斯がそこまで言うなら、ここで引き下がってやるよ
∨  l l  l:::l l l::::l、ヽ  、::::ヽl、/`\ / ∨    ヽl/ ) /:::::::::、//:::::::::::
   ヾ、 l:::l ∧ヽ:l`ヽ::\ヽ\l´ --‐' ´        l'  /、::::l//:::::::::::::::::
     \/ /::::ヽ:ヽ _ヾ \::\、             ノヽ//::::::::::::::::::::::
      ///レ、`\  \ `‐-\            l //:::::::::::::::::::::::::::::
     /' /'   !.人  !               //:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
            '  ヽ !             //::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.              `ゝ_ ,        //:::::::::::::::::::::::::::::::,  '´二 ̄
                \   , - ―‐  //:::::::::::::::::::/:::::::::// ̄   ̄
.                 \' ‐-‐‐  \\:::::::::::::::::/:::::::/ '´
.                   `     /::::`‐-ミ‐-/::::/
                     `  /::::::::::::::::::::ヽヽ/

.

682 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:18:31 ID:OOBB7JtY

ここで、王翦は引き下がったのだが…


.     /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
     /: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ
.    /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
   /: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
   |: : |: : : : : |: /  \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
   |: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
  < : 」_: : / 〈  {} |/  レ  {} }|:./ヽ: : |       おいおい、王さまよぉ〜
  <:: |. 小{   _,,.. -    、-.,_  レ{: :.|ヽ:|
   厶ヘ ハ         、     {ハ/ V       兵を減らすってマジで言ってんのか?
      \_!      _ '     !
        ヽ    /   `t   /           頭膿んでるんじゃねーの?
      ___,r| \  {    / /
    /:/::::| \  ヽ `_⌒ ィ ´
  /::::::/::::::|  \   ´ ∧>、
/:::::::::::/::::::::|    \  /  !\::`ー- 、
::::::::::::::/:::::::::∧    /二\ |::::::ヽ::::::::::::\
::::::::::::/::::::::::::::∧ヽ  /: : : : :}ヽ!::::::::::〉:::::::::::::::

          ハンオキ
         『樊於期』


          _,. 一…ー- ._
       ,.r ´   __   \
      /    / '´___`丶、. ヽ
.     /  ,. /  '´     `丶ヘ  ヘ
    /  ,./ f / ,ィ' |        ! | |
.    ' <,/|  | l| / | l|    |  |  | N
    | /7 |  | 」 / | l|\  |、 |_ | |'|        なんですって…?
    | | | l|  | ハト、_ヽ!  \l. x1| | / |
    | L|(|  | |'亡'ナ`    千t十! ル | |
    | l.| Ll|  N      、  ̄ |'|1 !
    | l.l  ヽ !\    ,.-、   .イ / イ/
    ヽハ、| \ゝ|` 、   ̄_. ´/ へ'._′
    /{ | N、 !  l!   `¨´| レ′|.|.ト、
      |.| | ヽ|  l|>──<l     |.|.||

.

683 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:18:59 ID:OOBB7JtY


     /: : /:: : : / : : :.!:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
   /: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
   |: : |: : : : : |: /  \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
   |: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
  < : _: : : / 〈  ノ |/  レ ヽ }|:./ヽ: : :|            いいか、よく聞くんだ。
  <:: |. 小{   _,,.. -    、-.,_ レ{: :.|ヽ:|
   厶ヘ ハ         、    {ハ,;' ((            将兵ってのは世襲だ。それを解かれたら路頭に迷うだろ?
      \_!         '    ! ( ( ヽ) ホワ〜ッ
        ヽ    'ー―--    /  ヽノζ          . それだけじゃねー。へたすりゃ他国に行くやつもいるだろうよ。
      ___,r| \         /   | ̄ ̄ ̄|(^)
    /:/::::| \  ヽ _ , ィ´    | ''..,,''::;;⊂ニヽ        それって秦にとってかなり不利益なんじゃねーの?
  /::::::/::::::|  \   ´ ∧>、  .| .,,:: ;;;;ン=- )
/:::::::::::/::::::::|    \  /  ! ,r-''⌒^ニ);;;;ヽニノ ヽ



        /:::::::::;'::::::::::;'´ ,.-'7´:::::l::::ヽ:ヽヽヽ\
       /:::/:::::l::|::::::::::i' ,.:':::::/::::::::::::!::|:::';:::';:ヽヽ::ヽ.
      '::::/:::::::|::|::::::::::|'::l:::::::l:::::::::::::j::::|::::l、::}::::l:::'t::::',
.     ,::::;':::::::;:-rl::::::::::|:::|::::::j;::::::::::/|::;'|:::ハ:ハ::|:::::l::::::',
.       |::::l:::::/  ハ::::::::::|:::|ーH-、::/ ,!/ |:;' ,l'-lイ:::::ト、::::l.            なるほど!!
     l::::|:::ヽ. ,イ |:::::::::::l::lヽ::| !::;:'` / / 伝:l !|::::;ハ.';::::l.
      l::::|::::::::l 1_ !:::::::::::1 ,:状六゙i`    '砂 ,!:;ハ::V:::::|
.     l::::|:::::::;',':l |f,:::::::::::',ヽ.ヽ无_l    丶 'イ::::!:::|::::|
     l:::::|:::::;','::l |l. ';:::::::::::',  `¨´  ,..... 、1  /:::::|:::|l::r ¬、
.    l:|::::|::::|/::| |ヽヘ:::::、:::::'、    l.   |  /::::::;!:::|」._ 厂二ヽ、
    lハ::::|::::::l::ヽ」:::::::ヽ::::\:::ヽへ、 ,.ヽ -' ,/::::::::;':::/   ヽ、l  ,.-ヽ、
.    || |:::::l::::::ヽ::::ヽ:::::::ヽ::::::::y′/`ヽ」__..ノハ::::::;'::::l ヽ、_.) ,'   l.
.     |l !::::';:::::::::ヽ::::ヽ::::::::ト、/ / _,.-'´ ヽ|::ト|:::::!_::∧ ´   ト{.__仁 |
.    || l:::::';::;.-'´ ヽ::lヽ:::::|〈   ´  -一´T| ヽ:::|::',ヽ、',   l     /
     1 ゝ'二¬-、 リ ';::;' ヽ      fツ  ヽト;::| l ヽ     /

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684 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:19:37 ID:OOBB7JtY


                  /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
                   /: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ
                /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
                /: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
                |: : |: : : : : |: /  \: : /|: : r 、 : : :.|.: : : ト、:|
                |: : |: : : : /!/    | :/ |:.:(ヽ、`\:|.: : : | V         わかってもらえたかな?
               < : 」_: : /  _   _|/   レ. \ \ \ : |
               <:: |. 小{   `゙''''''       ‐-\ \ \_          (ふっ…決まった!)
                厶ヘ ハ        、 r--‐-、 >、    `ヽ
                  \_!          ' ` ‐-、 ``      `、
              _, r´:/ : :| ヽ   'ー―--   /\         `、
          _, r ´:.:.:.:./:.:.:.:.::| | \         /ヽ :`ヽ         ヽ
       _, r'´:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:|  \ ヽ _ , ィ ´ |::.:.:ヽ: : `、        `、
    _, r ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.|    >-、ー_'/   !::.:.:.:.:ヽ: : ` 、 __ ___i__
   /゙: : : : : : : : : : : : ヽ:.:.:.:.:.:./i!  /ヘ i. / 入  |\.:.:.:.:.ヽ;,r'`‐´_,,..---┴‐,
   l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\/:.:.:.:!'! /ヽ、ヽrk'´:_,r、 イ:.:.:\/ _>-‐'´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
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685 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:20:04 ID:OOBB7JtY


          _,...-‐::::::: ̄:::::::ー-..、
           /::::::::::::_;:. -一ー- 、::::`ヽ、
      ,..-::':::::::::::;/   _,.......-‐-..ヽ::ヽ:ヽ、
    ,.:':::::::::;:::/::::'  ,..-:'::´::::::::::::::::::::ヽ:ヽ::ヽ:ヽ
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:   /::::::::;:.-d:::::::|:::::::|::::';::::::':;:::::::::::::ヽ::::;;ゝヘ:::ヘ::ハ
   ::::::r'´ /'|:::::::|::::::ハ:::::ト、:::::ヽ、:::::::::rく::::::l:::|:::::l::ハ
   ::::::ヽ,ノ, |:::::::|::‐ト-、:」_ ヽ、::\ー/:::_ヽ:::N';::::|::::l
   :::::::/ ./7r|::::::::ト:::|   ヽ、`ヽ`¨ー  ,.-‐`|::|::::|l:::|          あんた死刑ね♪
   ::::/ /,'||:::::::::lヾ ,..-‐-、    、   |::l:::;'||::|
   ::ヽ_/::l rヘ::::::::::l ′            |::lイ::||::|
   :::::|::::::`‐! l:::、:::::',     、... -‐  ̄!   ,!::||::| l:|
   l::::|::::::::l:::ヽ」;:::';:::::'.,     ヽニ   ノ  ,i':::;',:/ ′
.   l::::|、::::::l:::::::::ト:::lヽ:::ヽ      ̄  ,.:'/!:〃
   ゝH::::::::';::::::::l:ヽ',_ヽ::ヽ_ー- 、...__ /:::l l/
.    ':;lヽ::::::ヽ::::::l:::l.\` -\ ̄二ニ二ニ=ュ_
      `,.ゝ::::::',ヽ::',ヾ_,...r'^`          ^¨ヽ、
    r‐'  /ヽ:::', `ヽ、r'                (
    ヽ、ノ   `7ー'´          __.........__   {
     `ー-‐'¨         _,.r-‐'´     `ヽ._r
                /,r'           ヽ

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686 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:20:30 ID:OOBB7JtY


     /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
   /: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
   |: : |: : : : : |: /  \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
   |: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
  < : _: : : / 〈 ○ |/  レ ○ }|:./ヽ: : | ━━┓┃┃
  <:: |. 小{   _,,.. -    、-.,_  レ{: :.|ヽ:|     ┃   ━━━━━━━━
   厶ヘ ハ         、     {ハ,;' ((    ┃               ┃┃┃
      \_!     ,. ‘-,,'   ≦ 三        。                  ┛
        ヽ   ゝ'゚       ≦ 三 ゚。 ゚
      ___,r| \。≧         三 ==-
    /:/::::| \  -ァ,          ≧=- 。
  /::::::/::::::|  \ イレ,、         >三  。゚ ・ ゚
/:::::::::::/::::::::|     ≦`Vヾ        ヾ ≧
               。゚ /。・イハ 、、     `ミ 。 ゚ 。 ・

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687 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:20:59 ID:OOBB7JtY

この後、死刑を逃れるため樊於期は燕へ亡命する。
兵を三分の一にした王翦は見事な腕前で趙の城をことごとく奪った。


       /| /| .ト、 ! ! .|、 ト、∨ハヽト、Vヽ∨ \ハ      <⌒
    ィ   /  !/ .| .| ヽ V∨|l\V\、 、∨ヾ `   ヾ      トミ.、
   ./.| , /  /'  ∨  ヽ∨ |:!  \ ヾ、V∨.、              ハ  `
  / l |/  /    ,、  ヾハV、   、>、ミヽヽヽ、  .ト、     r<L,,___
 / / .ハ| ,i  !    /ト、    ヾⅥ ハ、ハ`丶\V:トヽ.|:iヽ λ .Ⅳ::::::::::_::イ
../| |  ハ∨ !  ,、 !::! ∨ , , ヽ`ヽ VハヽV \:ハ:「∨:|;ハ /ハ !::::<二_
/ .| !   ハV| /|、 .l::|  ∨ 、ヽ∧;::ヽVハ::ハ,,/´ヽ::「Ⅵ'∨::::::レ/::::__;;::イ           こいつぁ、すげぇ…
, ハ|    ヾ|, |::ト∨:|.  ∨ヾ、:∧、:::ハ::::!::|,,_ Oゝ|'"リ ハ|::;/:/::;、:!
 ノ:V、   !:ハ!::| ..Ⅵ>ー-ヽ∨_、ヽ\ハ::|';|=="´  '  .j:;/:/!;/!::|             秦王の言った通り兵を減らし精鋭だけにしたら
'´::::::V;丶 、ハ::::::ハ/、|  O_,,ィ`\彡;\ヽ;!        /イィ jイ レ′
ィ:::::::::V \';ヾ:::ハヾーリ'''"´ ´   ,彡! ` ヾ|             |ノ/               簡単に攻略できた…
´フ::;ィ:::∨、::`\:::::∧  i i .!    "j             「/   _
/イハ::::::ヽト、\V:\;\_.| | |                   r1  / `ー‐--- 、
   ∨::/! >;ヽ`ヾ ̄                     八!`ミ<マ,,,___  \
     |/ ヽ  、(ヾ\          ‐ "         ../::;ハ`ー──--ミ、`ー- ヽ,,,_
          `i丶、 ヽ          __,,, -=_,    /|:::;:|ヾ:::::::::::::::::::::::::::\   /
        |:::ハ `ーヽ        、'_´-‐' "´    .::'::::!::ハ!::::::::::::::::::::::::::::::/  /ハ
        レ' レ、ハ:::\         -‐'''     ,:':::: |リ:::::::::::::::::::::::::::::::/ 才  .ハ
      _,,,...イ/ハ リヽ::ヾ:.、               ,:':::::::  |::\::::::::::::::::::::/ /     ハ
__,,..-‐'"´::::::::::://:::::|/::ハ:ハ:::::>:..._      ,::'::::::::   ! :::ヽ:::::::::::::/ /マ      .ハ
:::::::::::::::::::::::://::::::::::::::::::ハ:トハ:::::::::::::::::>:...,,_..イ:::::::::::   .|  :::ハ:::::::::/ /:::ハ      ハ

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688 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:21:25 ID:OOBB7JtY

こんな時、秦の王宮に燕の太子が訪れる。
名を「丹」といい、秦王「政」が趙の人質として過ごしていた時に出合った友である。


   ,. ''"゙ヽ.          ,. ''"¨゙ヽ
  i. r‐ 、,. '''"¨ ̄ ̄¨丶、r.‐、. i
  ゙、 .>'´ __          ヽ、' .ノ
   /   ´ ̄`   '¨¨¨゙ヽ   ヽ'
.  /    ●     ●     ゙、
. ,'       _            ',       やぁ、久々だね
. i      i´   ヽ          i
  i   __...>-、‐'"       ,'       元気だったかぃ?
.. ',/ 、    _ハ、_...     /
 /  、 丶‐''"-ニニ´      /
./    ヽノ         /
  -、__ノヽ、‐-  --‐‐'''" \
   イ    `‐- -‐''"    ヽ

       『丹』


          /    / // /       ヽ\
.         /    // // l/         ヽ丶
        / l / r―/ l  | ハ l ヽ   ト、}
         l  l'   レ7l l  ハ !_ ヽ.ト、 |ハ、 l ノ
         l  l  / ハl l  { l/ `ヽ! ヽf,r、l  !
        /  l / 〃,くl !   レf示r'    lリ/ ! |       えぇ、元気よ…
.       / // ∨lハ (_! l  ハト辷リ   、´l   l
      / // l   l \l |ノ〃ノ r'フ   _ ノ/ /       丹も元気そうね。
       |/ l  l   ヽ l | ||Y 〈__´/ ′/
.     | /{  ト、   ヽヽヽ、     `ヽ, ノ
.      l/ ', ト,l\  ト.}⌒ ̄`ヽ、_,   r′
.     /  ヽヽ.\\ノノ      \   '、
    /    ` \          l\  ヽ
.   /     `,               ヽ \ ヽ
   /      l                 `, 丶

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689 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:21:54 ID:OOBB7JtY


    ,. ''"゙ヽ.          ,. ''"¨゙ヽ
   i. r‐ 、,. '''"¨ ̄ ̄¨丶、r.‐、. i
   ゙、 .>'´           ヽ、' .ノ
    /   ノ      ヽ、   ヽ'
 .  /    ●     ●     ゙、
 . ,'       _            ',
 . i      i´   ヽ          i         そんなことないよ
   i   :ヽ  `''┬''"   /    ,'
   ' ,  ;;l! 、_ハ、_... l;;!    /          ほら見て、こんなに頬がやつれちゃって…
    `、 ;;!  二二   l;;   /
     ヽ          /
    / ヽ、‐-  --‐‐'''" \
   /    `‐- -‐''"     \


         /:::://-――‐-..`\::: :ヽ
        r'‐_=/:/´/|::::.:.:.:.:.:.:、.:.:.:`:lヽォ┴、
       /く_,イ:/:::/:ハ::::.:.\::.ヽ::.:.l:.:l:.:l\イ        キモッ!!
      〈//:::||:.ト/!::|、::ト、::.:.ヽ::.:ト、:斗:.ト._∧
      ハ/:.:.j:|:.|:ハ_トヽ|  \:.ト∠}:ハハ:.ト、〉ヘ       うざいから帰りなさい!!
      i:::/::::小::トKf.:心トト  、.イチ::.ト〉|A:|:.:.:.:.:!
      |::|:::::::l::ハトハぅ_リ   ,  !ぅ_リ レ |:|:.:.:.:.|       だいたいあんた何しに来たのよ!
       |::|:::::::l!::.|ハ.  ̄ ,.-―- 、 ̄  ハ´|:|:.:.|:.:|
       |::l!::|::|:l:.l:.:/:\ {    } /::::|::|ハ:.:|:.:|       私は王よ!挨拶くらいしなさいよ!
      l:ハ::|::|::!:|:.|_:/{j ` 三 ´イト::_j::.:ハ:|!/
      | ィヘト::l|:.|  /__    __|   |:/77ヽ      . 死にたくなかったらさっさと消えなさい!!
      ハ |:.トト:|  |-‐ `二 ´‐-!   ノl:.:! !  l
      ハ ヽ !:!   |‐二 - 、`7    !:l l / !
       } ヽ | l:.!    「     `7   // l/ |

.

690 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:22:22 ID:OOBB7JtY

政は丹が苦手だった。それ故、丹に対して冷遇したのである。
これに怒った丹はいそいそと、秦から出て行ってしまう。
そして国に戻った丹は、とある刺客を屋敷に招いた。


   ,. ''"゙ヽ.          ,. ''"¨゙ヽ
  i. r‐ 、,. '''"¨ ̄ ̄¨丶、r.‐、. i
  ゙、 .>'´ __          ヽ、' .ノ
   /   ´ ̄`   '¨¨¨゙ヽ   ヽ'
.  /    ●     ●     ゙、
. ,'       _            ',        荊軻さん、待ってたよ。
. i      i´   ヽ          i
  i   __...>-、‐'"       ,'        僕が太子「丹」だよ。
.. ',/ 、    _ハ、_...     /
 /  、 丶‐''"-ニニ´      /
./    ヽノ         /
  -、__ノヽ、‐-  --‐‐'''" \
   イ    `‐- -‐''"    ヽ


        i l l            ヽ    ヽ\\
        ヾy ‐- ̄ ̄ ̄ ヽ、    \    ヽ ヽ
         ィ   ヽ ̄\    ヽ        ヽ `、
        /         ー-、      \     `、
        /   ヽヾヽ\ ヽ\  ヽ、          、
       // /  |\      ヽ、   ヽ ヽ  |   l`、
       / |  |   l , 、\\\\       \  |   l 丶
       | l   |.   、! \ \ ー '''' ヽ、ヽ     l  |  | `        拙者を呼んだ理由は暗殺でござるか?
.      |.l  |  r'} 、 \,,、  、__,,、-‐''`ヽ  | |  |  |
       l.l  |  ( {  `ー''丶   '''ー- '´  |/ヽ | | | ii  |        太子は憎むべき者がいると見定めたでござる。
        l   |  ヽ;      |         |' i| l | | |  i
       ヽ  .l   `i.     i        ノ, / / ///  /
         \. l   ヽ.    ヽ      /`" / // /
          ヽ.    ヽ  _,,,,,,_     /r、 / /  |
           \ /llヽ ' /-、`'   /1| ヽ / /
            /  ||∧/     / | |  \-‐'
        _ ,、 -/l   ||{. /ヽ,,,,,,,,/  .| |   |ヽ、、
    _,、- ' ´    |.   ||{        | |   |ヽ、 ゛'-、,,_

               『荊軻』

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691 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:22:46 ID:OOBB7JtY


   ,. ''"゙ヽ.          ,. ''"¨゙ヽ
  i. r‐ 、,. '''"¨ ̄ ̄¨丶、r.‐、. i
  ゙、 .>'´ __          ヽ、' .ノ
   /   ´ ̄`   '¨¨¨゙ヽ   ヽ'
.  /    ●     ●     ゙、
. ,'       _            ',          さすがだね。
. i      i´   ヽ          i
  i   __...>-、‐'"       ,'          悪いんだけど、秦王を暗殺してきて
.. ',/ 、    _ハ、_...     /
 /  、 丶‐''"-ニニ´      /           報酬は弾むよ?
./    ヽノ         /
  -、__ノヽ、‐-  --‐‐'''" \
   イ    `‐- -‐''"    ヽ


     /::::-==<::::::::::::::::::::::::`ヽ::::::::::::::',
.    /:::::ヽ::::::ヽ::::`ヽ:::::::::::::::::::::::::\:::::::::',
    /:::::::::::::\:::::\:::::\:::::::::::::::::::::::::ヽ ::::',
.   /:::::/::::::::::,ハ::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
  /:::::/:::::/::/   \:::::::ミ=≦、 :::::::::::::::::::::::::',
  ,':::::/:::::::|::::! / ̄\` ー≧/ミ:::::::::::::.:::::::::::',       ふむ…承知仕った。
  i::::::i::::::::j::::|      \  /   Y::::::::::::::::::::::!
  |::::::!:::::r‐ 、}  ゙ー=ヘ ゙ー=='  |::r‐ 、::i::|:::::|       だが、こちらから二つ用意していただきたい物がある。
  ',.:::ハ::: ! {          i       レ } i::|::|:: リ
  V::::ヽ:`ーヘ.       〈_      /`ー':::/:::/        樊於期将軍の首と燕の地図でござる。
   ヽ::::::\::::::ヽ.      `     /::/:::::::/:::/
     \:::::`ーァ\  , - 、  ,.イヽ::::/:::/
.       ゙ミ/  |::i\    /i::|  \彡'
     _/   |::|   ー‐ '  |::|   \_
   -<V      |::|         |::|     V>-
     i      :|::|         |::|       i

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692 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:23:16 ID:OOBB7JtY


     __
    γ,:-ミ:、.-―――-:、,ィニミ、
    弋,ゝ'´         ヽ.ノノ
     /   -―-    -―-   ヾ
     ,′   ●     ●     ’         いちおう聞くけど、なんで?
     {       ,.、       }
    .    、__`ェ’__,     ,′
      ヽ     |__-一__|     /
      ヽ    ̄二 ̄   /
         >ュ- .___ ..ァ "`;ゝ、
       入:::::弋____,ノ::::::::;′ ヽ


                     ,、 ...,、
                  ,,rソ゛    .\
                  リ"   ′  .ヽ    l |
                    ,″        ヽ   l_.イ
                   /   、  ヽ      ヽ .l !
                /    i"ヽ..;;.. く.    ..l│ !
                   !  .,i、.,!―=-、-v-'、┐  .|.! .l         秦の王へ近づくにはそれなりの理由が必要でござる
                ヽ .|,゙l.l   ゝ  iジ  . l ! .|
                 `  l.゙、     l  .ィ" | /          樊於期将軍の首と燕の地図を持参したとあれば
                ,,.. .'"゙.彡、''"´ .".l、   l l-、,、
             _..-'"゛   ,! ! ゙'- ヾ .゙''li   .| .,!  ゙''、      謁見してもらえるはずでござる。
            /       l .l゙    . .l .}  l !    ′
            |゙、     l l  ゛ ,   .,! .!  .| l   /.ヽ
            i′     / l   .!   ! !  ! .|   l゙ .ヽ
            l   i    ,i  !   .!   ! l .! l 、.  l/  . l

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693 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:23:40 ID:OOBB7JtY


   ,. ''"゙ヽ.          ,. ''"¨゙ヽ
  i. r‐ 、,. '''"¨ ̄ ̄¨丶、r.‐、. i
  ゙、 .>'´ __          ヽ、' .ノ
   /   ´ ̄`   '¨¨¨゙ヽ   ヽ'
.  /    ●     ●     ゙、         なるほど。
. ,'       _            ',
. i      i´   ヽ          i         じゃぁ用意しとくよ。
  i   __...>-、‐'"       ,'
.. ',/ 、    _ハ、_...     /         必ず暗殺を成功させてね。
 /  、 丶‐''"-ニニ´      /
./    ヽノ         /
  -、__ノヽ、‐-  --‐‐'''" \
   イ    `‐- -‐''"    ヽ

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694 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:24:07 ID:OOBB7JtY

こうして、樊於期将軍の首と燕の地図を持参した荊軻は秦王「政」と謁見した。
そして、潜めていた短刀を取り出し刺そうしたが、上手くいかず
逆に政によって殺されたのである。
これに怒った政は、燕へ軍を差し向けることを決める。


    ‐- 、   _ -‐':::::/   , -‐  ´ ̄ ̄ ̄  ̄`` ‐- _ \::::::::\`ヽ‐‐─‐‐‐、
   i  〈`ヽ卜 /:::::::/  /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::、::::::::::::::::::::::::::ヽ_\::::::::ヽi⌒ 〉   i
   i   ー- ∟/:::::::/ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::\:::::`ヽ::::::::、ヽー、,   ノ
   { _ - <´ / ;:::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::l:::::::::::::::::::\:::::::::::::::\::::::::::::;; ヽ  \/
   >    / ;;:;:/.::::::::::::/::::::|::::i::::::::::::::l::::i::::::::::::::::::::::::\::::ヽ:::::::::::::::::::;;i i\__、\
  λ 冫  /  /    /.......l.....{............'......:'....\...................ヽ  ヽ     |  |     〉
 /  〉/   {  l  .:::::::::::|::::::∧:::::l::::::::::::::'::::::ヾ::::::\:::::::::::::::ヽ:::::::::|:::::::::.....| ;;l   ∧ミ、
 | / \__/l ...:l:::::::::::::::::|:::::/ レ:::: ト::::::::::::::'::::::ヽ::::::::::\::::::::::: ヘ::::::::|::::::::::::::}::;; ト,  /::::ヽ |
  {::::::/ /::::l::::::|::::::::\::::|::::/  l.:.ハ:::::::::::::,::::::::\::::::::::\:::::::::ヘ, ー´ ̄::::::|::::::ハ~~\::::ハl    .   私を暗殺しようだなんて…いい度胸だわ!
  {::::/ /:::::::l::::::|::::::::::::::\::l   l:::l ヽ::::::::::,::::ハ::ヽ、::::::::::::\/ヘ::::|:::::::::::l::::::::::|   l:::::}
  |::〈 /:::::::::l::::::|::::::::::::::::∧l\  l:::'  \:::::::::::ヘ\ \::::/"::::} ヘ::|:::::::::l::::::::::::|  入:}       燕を攻めて、丹の首を刎ねてやる!!
  |::::ヽ:::::::::::::l:::::|::::::::::::::/ リ  \,_::i_,、 \:::::::::ヘ ヽ乂 :::::::::::}   〉|::::::::l:::::::::::::レ´:::::::|
  l::::∧::::::::::::::l.:| ヽ::::::::i 彡毛三≡ッル     \`ー ィ ≦三毛リミョノ::::::::/:::::::::::::::::::::ハ::::::|
  l:::ハ::::::::::::::::|::::'::\::::i <"弋__案ツゝ      \::::〈弋__案八ィリ::::::::::/:::::::::::::i::::::::/ i:::|
  ツノ ヘ::::::::::::::::|::::::::::\li  、 乂彡"        ヽ゛ ≦彡 〟/::::/::::::::::::::i:::::::/  i:|
  リ  \::::::´~|::::::::::::::\   ;;; ;;;;           ;;;; ;;;;   //;;;;::::::::::::,ーi::::::/    il
     / ̄/  l:::::::::::::::.::|ヽ、        .:i         / /;;::::::::::::::::/   `ヽ リ
    i   l  l::::::::::::::::::ト _                    /;;::::::::::::::::/      /
    i   l  从::::::::::::::::::::ゝ_    ⊂=ー....´⊃    ≦/::::::∧:::::::/     /|
    人   l  /ヾ::::::::::::::::::::ヽ> ,,, _  、、 _   <  /:::::::/ 乂/        }
   /  \ l    乂 ::::人::::::ヽ    ≧≦       ノ::::::/   リ        l

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695 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:24:45 ID:OOBB7JtY

これを知った燕王は急いで、太子「丹」の首を討ち
秦王に献上した。


                      , - ─- 、_
                /        `丶
                rー‐<::/ ン-―ー- 、   、 \
           {(こ 〆.:::/  ____ \ ヽ..::::ヽ
           __/'´/  〃7了.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ.j ::ヤ¬寸
         /,イ>/ .:::/,':::{:::::!:::::::::::::::::ヽ ::|:. ::::Vヽ_,イ
         レ/,イ ::/ :{:ハ\{ ::、::ヽ ::::::}::_|_: :::::l >::|
          {/::| :!{.::ィ'f坏ト\{ヽ ,><ム:!:::::::: Kヽ:ト、
            |::::ヽ::i:ヽi. r'_;メ  ヽ´ イ圷ハ|::::::::::|\/ヽ> .     ふん!私に逆らうからこうなるのよ!
            |i:::::::トl::ハ.     ,    r';ン´j::::::::: l: V
            |i::::::::!:::: ヘ  {>ーァ   /:!::::::::/::/          まぁいいわ。燕から軍勢を撤退してあげる!
            lN:ヽ:ヽ::',:::ヽ、ヽ _,ノ  ,.ィ::/::::::/ /
              ヾ /}::}八::::ヽ>.-‐か/7::/∨
          r<¨ リ\`ヽ、\__ {  〉/イ l  )}
          f⌒ \ \ヽ  )' \ニニ∧ | |!彡ヘ
          |    \ ヽム    ヽ‐' .| | }ヘ,__,イ
         r-ヽ     ̄ )\     Vrj/ ̄ヽ ヽ
         |  \     // /)ミ ー-∨   / ̄ ヽ
         |   (>―‐'/ /勺ヽ¨ア    /    }
         |   \三三‐'ノ ^ヽ/   /-―一 '

.

696 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:25:19 ID:OOBB7JtY

燕から撤退した秦軍は軍勢を魏に向ける。
そして、魏、韓、趙を滅ぼし、翌年再度燕に兵を向け、これを滅ぼす。
残るは楚と斉だけとなった。


                                   __.... --w-―- ..,,._
                                ..-'"´   /       ゙''-、
                              / /  _..-――― -.._     \
                           _/_ l.//   ___   \ \_... -―--.、        さて、残るは二国よ!!
                          i    ̄ > ./_..- ''´ l ',   \゙''‐、',  ヽ<"´、 .l
                         /i_<,,..-/ /''  /  l  i    ヽ、 ヽ、.ヽ._'  .ハ,,_        李斯、先にどっちを攻めたらいいと思う!?
            ..-‐、        _..-//<  / // / l .ハ  ,lヽ    i..-‐ ',  '.,__/-', '.,-、
           l   ヽ      r .// / .ハ_./ /-‐-┤/_'il ヽ .i .\/ l  l, l  l ̄''-= l_ \
           l    ',    //  /./ l / /. l /l ', l__ ゙'-  \'./ _.==、l ',.'  ', l l l.l''lヽヽヽ
           ',    ヽ   //  /./l l/ /l  l.l. l //o''‐、    '' lo:::::l //.v  l l l ll .l',i ',\',
           丶、   丶 l   // l i../ / ,l  .l丶',.'' ',::::::l       ',::::::l/ l i   l lハ .l.l .l l./ ヽi
 _ ,,..._         \    ヽ '  l.l .l l ハ l l   .l l', ゞ-‐'  ,     ̄´ / /   l l.l. i,_.l l   l
./   ' ‐ 、       \   \ .l   l .l l ', lヽl  ハ l-、     r--‐''"i   / /  /l  ll.i   l l   l
ヽ、     ゙ー――――'"ヽ    ゙ ''‐.、 ̄ヽヽ',,,,.....,l .ヽ', ヽ.._   i    l  /./i  ./ / /l  l/
  \_                    \_./    l '-, 'ヽ.l '- .._`''-‐' _.-' l./.l  / / l / l /
     ̄` ''――‐r-          . -―/     ./― lヽ .l    .l_''_"  /ll_.l l / ', l l l l .l
           l          /   '   ./ ヽ、.l l .',   l..__`‐-' //l v  ヽ.// / .l
         _.- '                /  l  ..__i ',ハ.ヽ   ', ''-='' l    // ./  l
       _..- '   ./             /i / l /   ',-、ヽヽ、 ヽ     l   .// /   i.、
   ..-‐ '     /l          /---‐i l l/ /    ヽ 'ヽ、''-,' 、ヽ、r ',',l  //./   /  ヽ
   l        /  l        /  __ ./ // /      ヽ、_゙_'-_..'_- .\ l// /..._ /‐ ''    ',
   ゙‐---‐'"   l   /-==/--― ''"´ /./_./
          ./  /    ヽ、_ ... -‐ ''"´
         /  ./
          `゙''"



       ___
      /     \
    /   ⌒  ⌒\
   /   ( ⌒)  (⌒)\          やっぱ楚を先に攻めるべきだお。
   i  ::::::⌒ (__人__) ⌒:: i
   ヽ、    `ー '   /       .   斉は最早、我が国に手が出せないくらい弱ってるし、いつでも滅ぼせるお
     /     ┌─┐
     i   丶 ヽ{ .茶 }ヽ      .    だから先に楚を攻略すべきだお。
     r     ヽ、__)一(_丿
     ヽ、___   ヽ ヽ
     と_____ノ_ノ

.

697 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:25:54 ID:OOBB7JtY


                  _.  --────-  ._
             _.   ´.:.:.:.:.:____:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`
      ヽー--‐ ´:.:.:.:.:.:.:.>' ´____  `丶、:.:.:.:.:.:.
        ` ャ‐.:./:./'´.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`丶、 ∨:.:.:.:.:.
         /.:./.:./:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\∨:.:.:.:.l.
        /.:.:./.:.:/.:.:.:.:.:/|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:.:.:!:
      /.:.:.:.:/.:.:/.:.:.:./.:./ |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨:.:.:.!:
.     /.:.:.:_/.:.:/.:.:.:./.:./   |:.:.:l∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.|:.          よし!!そうしよう!
     |:.//.:.:.;'.:.:.:.:ト:/.   l:.:.:| ∨:.:.:.:.:.:.::.:|:.:.:.:.:.__:.:|:.:.:.:.|:.
      f′ !:.:.:.!:.:.:.:.:|:/ \.  '.:.:|  、:.:.:.:. _.斗、'.:´.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.|:.:          んじゃ、王翦よろしく!!
       /|:.:.:.|:.:.:./|:′   ヽ ヽ!  \.'´:.:. ! \:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:
.       /.:.|:.:.:.l:.:.:.{ |!      |   \:.:.|   ∨.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.
     //|:.:.:.|:.:.:l:'.l  __         ヽ!__ ∨.:.:|:.:.:.:.|:.:.
      /.:ヽ ∨:.|:.:.:|:.'. '´  ̄`ヽ      ィf´ ̄`ヽ ∨ |:.:.:.:.|:.:.:
.    /.:.:/|:.∧:.|:.:.:|:.:l       ,         r 、     }.:.|:.:.:.:j'ヽ
    i:.:.:/ l/ ∧l\|:.:|     ___    l l   /.:/.:.:.:.,  〉
    l:.:.′{. /.:.:|.:.:.:.:.:.     |- .─ー--`l  | |   /.:/.:.:.:/ /.:
    |:.′ l`.:.:.:.|:.:.:.!:.:ヽ.    V      ,′ ! |   /.:.'..:.:.厶ィ.:.:.
    l:!   ∨.:.:.:!:.:.:|:.:.:.:.:\   、     /   ′l __/.:r'7.:/.:.:./.:.:.:
    ||.   ∨.:.:l:.:.:L -=ミ. \  ` - '  / /  V /:/.:.:./.:.:.:.:.
.    {    ∨ ヘ.:.|    \. > .__ ./' - ' ´ V:/.:.:./.:.:.:./


=‐                 /´.- ー ノ
/                   ̄  /
     ,    ,     :|  、    , - _ヽ..
., /  /   /  / l !  Y :l ,  ` --冫
./ / ソ / / /.:/ /ソ | .|  | / .|   _ノ´
./ ,=、// // ∠ | .:l | ! /| ,/  ,ヽ.
.://_.ヽ/人|/l/ニ.、`|:L | l./ | 丿| ノヾ|         別にかまわねーが、楚を攻めるとなると
::1r-、| /   `''`´-` ノ /∠ 、l//ノ ` 
::ヘ` ! |          ,ノ .゙´-/              秦の全軍を使うことになるぞ?
 l `-1          !  /
 ! |/ ヘ.         ‐´ , '               それでもいいか?
 ヽ  :`...、    -ー /
.  ̄ ` =- `ゝ、    .
 ....::::::::::::::::://..,ヽ- ´
、:::::::::::::::::::.ソ /= _ _ ,
:::::\ _:::::::::ヘ /::::: :: ::::://

.

698 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:26:55 ID:OOBB7JtY


        / : : ; : : /_..-───- ._: :\
.      / : ; : :/: : /´ ______\: ヽ
     /: : _/: :/: : 厶 '´: : : : : : : : : : : : : :`ヽ: ヘ
     /:/ ,.'7: : :/: : : :|: : : : : : : : : : : : : : : : ヘ: ',
    /' , '/ i: : : :|: : : ∧ : : : : : : : : |: : : |: : : : i: |
.     ハ厶i. |: : : :|: :.|:.l ',: : | : : : : : |: : : レ': : :|: |       はぁ?
    |:.7 /トr|: : : :∟」_|  \|\ : : : | x'´ハ: : : ;' ハ
    |:.' /: | r{ : : : |: ∧「`ヽ、.___,.\: イ__V_,|: :rf:/| |       秦の全軍を使うだなんてダメよ
    |:| |: :.| | |: : : :N 'Tに叮    ヾ hィ}r〈 { 'j.ト'|
    |:ヽ: :.| |、|: : : :|   ゞ-‐’       ̄´l | | l': :!       もっと少なくならないわけ?
    l: : : └ : ヘ: : :|、         '   ノ } リ : |
    ∨: : : : : :|ヘ: :.l \     r─ャ _.  '´   l: ,l: |
   ,.、ヘ\ : : | ト: l  `   ._  ,r´       イ、 j/
  ,〈 ', ', ヽ: } | ヽ     / 「|    ィ ´|||',
  / ',. ', ',  V  |          ム -‐ ´ } ||| |

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699 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:27:27 ID:OOBB7JtY


                                    ,/
                                      / l ,>'/_
                              _, -‐-、l / /' ̄  ` ー'フ
                            トiヽニ=  `         ̄` ‐- _, -/ ィ
                           _l /                 -+‐ '/
                            ヽ '                     /
                         <´                      ̄` ヽ
                         /         __             ヽ  `
                         l/       ー'_´_ -‐ ,- , ノ       `ヘ,_
                          __l∠     /' ̄/-‐ 二 -'フ/        _,-‐'´
                       `-y  /, '/ /,-' `y /,-  ,ィ          ヽ
                        (/ /' / ' / '::::/ / /, ‐フ ≦_ノ    l  ヽ\ l
                         y     l ::ξl.//l/  l/  メ-‐ニ'_,/ノ l 、l/  l'
                       =ニ_ ,     ゝ ` l/.     \ ,ヾ´//' /、ヽ
                       _ ノ / .l./, / l          >' ノ,ィ'´/ヽ /
.             __      /ー' '´` l/ l/ l'  .l       -‐´-‐T´ l/  l'           無理。
        _ -‐':::::::::::::::::`‐-..、   l::::::::::::::`‐-、` 、_           . __l
―---、'`‐-'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`::<:::::::::::::::::::::::::::::〉 〉 、      ヽ. _,'\` 、               つか、それがダメなら他の将を使ってくれ。
―ヽ::::::\\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::::::/ /   \    /´  r‐〉、 `、
   ヽ:::::ヽヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::/ /   /´::`:.、 '.   /フ 〈  ゝ_ \           俺はもう引退すっからよ。
` 、  l::::::::l l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/./    /:::::::::::::`::..、‐、 l ゝ ヽ `ト   、
   ` .l、:::::l .l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈〈   lヽ:::::::::::://‐、‐、_ゝ‐' ̄l    ヽ
       ` :::、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽヽ‐、  l::::://‐、  ヽ '    .l    ヽ
           ` ::、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽヽ. ` -‐Y /ヽ  ` 、 \   ゝ    ヽ
              ` :、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽヽ    l l  l    ヽ ` 、_  `ー   ヽ
                 ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽヽ   l l.  l      ヽ    ̄l     ヽ
 ̄  ̄  ‐-  _  /       l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽヽ    l.l.  l     ヽ    、     ヽ

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700 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:28:04 ID:OOBB7JtY


 //7ヽ イ : //:_/_.:/ |: :.:|: : ヽ:.:.. : : : : :.. |. l  :.:.:\<二ニ.┬ ´
/イ /イ`:/: :/:l: :/:./`ヽ l: : :ト: : :.:ヽ:.:.:.. : : :.:.l:.:.:|:.:..   :.:ヽーj ノー 二
` /´: : : /: : l:. l /l:/   \ヽ:.| ヽ: : :.ト 、:.:. : :|ヽ_L:.:.:.:.|:...| ドイ ̄:.:|
  L〉: : : l : : |:. |:| |′    ヽヽ  \:.{  \: :イ´l:|:.:. :.:.|:.:.:!:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.l
  |: : : : :! : : |:. :l{   z三ミ 、、 \   \ /ヽj  }l!:.:. :.:l:.:.:l!.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:l
  {/: : :.:!: : .ハ:. :ト  ´  `ヽ  ´  {ー'r_z三ミ、 |:. :.:/:.:.:ハ:.:l:.:.:.:.:. :.:|:.:.!       .    勝手にしなさい!!
 /: /: :.:|: |: :..ヽ:ヽ          i   ´    ` j: : /: : /: }/ハ:.:.:. :.:!:.:.l
./ /: :.:小 :!: :.:.:.:ヽ:\   /⌒ ー--、‐ 、    /://:.イ:.:.:/:.:.:.:.!:.:.: : ト:.:.l           あんたなんてもういらないわよ!!
':/!: ::. :.|:ハト: :.:.:.:.:.:ト.ー  /         \i   /イ:.:/´:.:|:.:/:.:.:.:.:.:|:.:.: : | l:.:l
/ | : :.:.:.l:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.l:.:\ {         j   /:/:./:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:l|:.:. : l !:.!           この天パ!!!
! !: : :.:.:|!:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:l´ノ \ー-  ___ノ  .イ:/:./}:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:./|:.:.: :l j:リ
| ,.ゝ---― 7´: \:.ヽ   ` 、 ‐ _ .. .<_:.:.:./:/:.j:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:/ !:.:.:/ //
イ        { : : {  \ヽ      ̄/ ヽ:..:..ヽソ/:.:/:.:./:.:.:.:.:.:.:.:/  j:.:/ /´
       ヽ: :\   `\     {   〉:../´ `7:/- :._:.:./  /´

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701 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:28:33 ID:OOBB7JtY


            / ./ィ /ルl/`´  リ l/ l l ヽl \ l ヽ 、 l\  ヽ\.ヽ ヽ
           /,イ ' l/  // /l/:l/:l ィ∨∧  ` 、丶 `  \,ヘ! ヽ. l`リ
            ' /ィ、 l l l l/l:/:l/::::::::::l/l:l /:::ヽ lヽヽ ト、ヽ,、lヽl、∧,、 .リV
           /'7::::::リl l l:l l:::l l::::/::::::::l::l::l/::/:::::`::::::::',:::ヽ::::リ:::::l l::::lヽ‐- _
            И:::::::l::N::リ:::リ:::/l::/l::l::N:::::l'::ト::::::l:,ヘ::::',;l、::::::::::l::!l:l::!干-‐ ´
          -、.-‐'´::::::リ::l:::::l:::::/!l/‐l:::!l:::::::リ::l ヽ::リ__l::!::l」::::::::::::リ::l:/:::ヽ
             ̄フ:::/::l:!ト:::l',:l--モテ、「',:::::::::l≦l/‐-リl/ l:::l::/!l::::::レヽ‐ `          はいはい。わぁーたわぁーた。
            斗:::://ヽ:l ` `  ̄ ̄` ',::::N  ‐モテ‐-. l:/ィ:/_ヽ:::::二>
             二コ-‐、N.        \!    ̄ ´ l/レ.‐、 l:ヽ             んじゃ、俺はこれで失敬するぜ。
          , '´. _ -‐ 、!                   / ̄` ‐- 、
        , '´  ./、  l::\ !                 /ィ>‐- 、  \
      / `‐-<  ヽ、 l::::/:`、       ` '       .//_-、' ´ 廴  \
      /     /´  >,l:::,ィ:::::ト      _ _      .イ:l〈 ! ! ヽ/`.    ',
     /     ̄y  / /ヽl::::::! \   ` ̄  ̄`   /l::N:::!. ',_',   !     ',
.    /     l〈_/_.ィ__ イ::´::l::l  \    ̄´   , '  .l::l:::,‐>'  〉、 ヾフ.   ',
   /     l ̄ゝ‐ァl  ヽ:::::И    \   ,  '    l:リ::l _ノミヽ_〉     ',
  /      l/   l ゝ- ノ::::::::::!     `  ´      .l::::::;;ヽ  ノ厂  l      ',
  /      /    ` /:::::::::::::::!           /  .!、:::::::::ヽ '    !      ヽ
/       /     /::::::::::::::::/!           /  l l::::::::::::`::、.    !      ヽ
           ,...::':::::::::::::::::/  l          /   l l::::::::::::::::::\   \      ヽ
       _ イ:::::::::::::::::::::::l            /    l::::::::::::::::::::::::>、_  `      ヽ
      /、 ヽ:::::::::::::::::::::::::::!            /    .!::::::::::::::::::::::/ ハ ヽ ヽ      ヽ

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702 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:29:08 ID:OOBB7JtY

王翦が隠居したことで、政は楚を侵略する将軍を「蒙恬」(もうてん)と「李信」(りしん)に任命する。


/'   /::::::::::::::::/:/   |::::::::!:::::::::!ヽ::::::::::::::ヽ、::::::::| |::::::::::|\:::::!:::::::::|、`
ゝ   |::::::::::::::://~‐--、_ v::::::| |::::::::! \:::::::::::::! !::::::|~~|::::::/ ̄ヽ:::|::::::::|\、/
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/ /、|::::::::::::| イ、 /〇。:::::::1\  \ヽ    イO。::::::::::! \ .|イ:::::::::|〃ヽ
 /:/ ∧::::::::::| \ !:::::::::::::::!           |::::::::::::::::/ |/ | |:::::::::| ヽ ヽ          蒙恬将軍!李信将軍!
./:::/ /::|\::::::|     ヽ:::::'!            ::::::::::´ !  |:::::::::|、  !  !
::::/ /::::||!::::\::|   ヽ~ ̄´      ,      ~ ̄~`    /!:::::::/ }            楚を片付けてきちゃいなさい!!
::/  !:::::ヽ|:::::::::\       ,--――――--、        /!::::::://
ヽ  !:::::::::::::!:::::从、      |/´:::::::::::::::::`\|       /-/::::/
::::ヽ!::::::::::::::::!、:::::::ヽ      |        |      ノ/::::::/
. |::::!:::::ヽ:::::::::\::::::::\     ヽ       /     / /::::/
 |:::ヽ::::::ヽ::::::::::\::::::::::\    \     /    ////::/
  |::::\::::::\:::::::::::\::::::::::"''‐    、_      -'"


.

703 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:29:36 ID:OOBB7JtY


       ______
    ,,..-‐";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;` 、
  /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、
  /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
  |;;;;i "'`~  "`~ `i||i" '' ゙` " |;;;;;;|
  |;;;;|       ヽ`     u  |;;;;;|
  .|;;| ,-;;;;;;;;;;"フノ  ヾ`;;;;;;;;;;;;;;;ヽ |;;;;|
 ,,ト;| ',,_==-、く    >゙-==、  |/ i        王命、謹んで…
 |i 、|   ' ̄"彡|         || |
 |'. (|       彡|          |)) |
  ! 、|      i,"(_ ,, 、,      |" i
  ヽ_|        `         .|_/
   .|゙      、,.−-‐ 、,,     |
   .i ゙、    '  ̄ニ ̄     /|
   |   、      ̄ ̄    , ' |
   |  i ` 、    (    , "   |
    |      ` ー---― "|    |
   |  |          i     |

       『蒙恬』


        /ニYニヽ
   (ヽ   /( ゚ )( ゚ )ヽ              拝命致しますっていうwwwwww
  (((i ) /::::⌒`´⌒::::\
 /∠_| ,-)___(-,|___
( ___、  |-┬-|    ,_  )
    |    `ー'´   /´ //
    |            /   ( i)))
                ヽ)

      『李信』

.

704 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:30:05 ID:OOBB7JtY

しかし、蒙恬と李信は楚に大惨敗する。
なぜなら、楚の将軍が「項燕」(項羽の祖父)だったからである。


                r''´,,.へ,∧
                || _,,、-'゙! l l    _rー-、_
                ヾ,   Vレ'=ニ三<`=ー''''‐
                  ヽ-<彡'゙ヽ__"⌒ヾ,ヽ、
                     ,rゝ‐''し'┐
                  ,ノ_ ヽト、,し<`)        ,
              __,、-r'ヾヽ ヽ ヾ、__(_,ス_
        _,、-─'''"´   ゙i, い!i l| ゙!|`ー'´ス
      /   ヽ      ,⊥-へ,__⊥∠彡'.ヽ
    ./ /       、_,r''´    、   ヽ   ヽ  ___r‐'「ト、,、-‐ァ、
    /  /       rく.        / ̄ ̄''丶   ヽ'o |  ,j」_,、-゙i,
    l,::、    、 _,,、-'゙;;;;ヾー、.    /    ;:;: ;:ヽ;:/i´ ゙!l     ゙i,            お話にならないくらい弱いだろ…
   ゙、:::ヽ;::.     `ヽ;;ヾ;;;、;`   l:;_ノ ;:;:ヽ、 ;::;;::;│::::゙i ||、     ゙i,
    ヽ;:::ヽ;:::::::::.......  ||;i;;゙i;;l;ヾ.;;:;: ( ●);:( ●) :;;:│;:: | lj;゙i,     ゙i、
     ヽ;:::::`-、:::::::::::ノ!;;l;;l;;l;;;|;; ;. l;:(__人__)   ;:;:j;:;、ノ__/;;;;゙i,     ゙i;;ヽ、
      ヽ;:::::.. ` 、::::::.:ヾミヾ;;l;;;; │:;`⌒´   ;: ; |;;!゙、;;;,ヽ;;;;゙i,     ゙i;;:\::`''''ー--、、,,_
       ヽ;::::::... \::::/クY;シr'三゙i  ;     ;:;:;:;::.j/:;;ノヽ;j;;;ト-゙、       ゙i;;;;;;;;;;;;;;;;;;`゙}:::::::__`''-、
        \:::::::::::.,r'(ヾjl;;;l/∧゙i;:.   ;:;:  ;:;:/;;/:;;/;;;;;r'゙,;;;;`ー、;ヽ     ゙、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;} ノ;;;;;ヽ;:::::\
             \、彡'`ー|/;;|Y!;.|;.l;;::..ヽ ;:;: ;:;:/;;/;/;;/;;;;;;::::::::;;;;;;;;;;;;;;>、   ゙、;;;;;;;;;;;;;;;;;';;;;;;;;;;;;;;゙i;:::::::ヽ
            `゙ヽ;::j/;;/|o ゙!;:ヾ;;;:. `ニ‐'";;;、-'゙;;;/;;;;;;;;;::::::::::::::;;;;;;/ヾ゙、   ゙、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l;::::j!::゙i,
                |rク/;;:l,o o`i、;;ヾ--''゙;;;;;、-'",.ィシ;;;;○;;;;;;;;;;::/:::;;;;;;;;;;;ヽ.  ゙、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;V;;;゙i;:::゙i
                 |_;/;;;;:::l,    l:(ヽ`'"ヽフヽ、/`T=ァ===''";;;::::::::::::ノ´ヾ;゙、  ゙、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::゙i,
               |..:;;;;;;;;;;:l,o ol,::ヽ,ヽァく::::::::ヽ .::|;/|/ ;;;;;;;○;;;;;;/::;;;;;;;;;;ヾ=、. ゙、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;jl::|
              ゙i:::;;;;;;;;;;;l, ヽヽ;::;/:::::::\::::::ヽ;;;゙ i,Lヾヽ=''''"○;::::::;;;.イ~ヽッ゙! ゙、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;r;_j:i゙
               ゙i,ヽ;;;;;;;;;;゙、ヽ `i,ゝ\:::::::::ヾ;;、_);;;;;ヽ==トiー-----‐'´:;;;;;>t‐'<;ー、 ゙、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;レi:::|
               ゙i,:::;;;;ヾ;;;;ゝ`''\::::::ヾ;ヽ、 ヽ;r〒二r'7/ヽ`ー- 、;;;;;;;、-'゙;;;;;ヽ;;>`i ゙、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|:::|
                  ゙、;:;:;;_ヽフヽ.:::::ヾ;;、::ヽ;:;:;:;:ヽ┴==ラ/;;/;;;\'゙`ー-、__,,、ノ ヽノ };l_ ゙、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙i;::゙i,
                 l⌒l'o〈   \::::ヽ `ヽ__}o`ー''ニi;;i゙ ヽ;;;;;\__,、彡'"/ヽ(.0/Y〈 ゙、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`i::\
                   ゙i ハー|シ\ ヾヽ'゙  \ヽ''"´;;ノレ'ヽ. ヽ;;;;;;;;;;;;;゙iーr‐''´ ゙!. Y;; ト、 ゙、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l/l::::

                       『項燕』


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705 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:30:45 ID:OOBB7JtY

この大惨敗を知った政は王翦を頼った。


             /:::/:/: /    ___  \ \  ヽ \
            /::::::/:/::. /;ァ‐ 7 ¨丁 \ \ `<\ \ l  ヽ
           /―=テ^/::. /::/:::::{  {:   \ \. 丶.ヘ  Vー― ┐
             /≦≠ア/::. / ..{.......|::.  |:::.     ヽ  ヽ ハ ',  V≧、___>
         /:/ / ,'. :: l::::::l::::::::|::.  |::::::...     l:. l:.: l: l:  ∨\:ハ
         〆 /\ l::::: |::::厶:::::/_,:  i\:::::..::. _l::.. |::j;ィ|' |:.  l  > \
       / /:::::::/7|::::: l::/,,.‐‐T i 丶: ! \::.::. Tー|-、.l |::.  |メ´ l \\
       ∨:::::::::: //|:l :::: l:{ ,.ィ=ミk  \ヽ  \´;ィ≠=く リ :  |\\ .:\!
        l::l:::::|: //_j:ハ::::::l代〃 :ハヾ ` \、  "f〃下:ハ>|:::::  |、 \\:l
        |::l:::::| { {/│:ヽ:: ', Vヘ:::j.|         |rヘ::j.リ '゙ |:::::  l、}  lヽ/!      王翦、あの時はごめん。
        |::l:::::|::V !^|::::: \ヽゝ-‐'    ,    ゝ‐-'O  |::::  l_ノ::.|: |: l: |
        |::l:::::l::::::: `l:::::: .::::f`し                .,'::::  ハ:::. l:: |: l: |   .   私にもう一回手を貸して!
        l::ハ::: !:::::::::::l:::::::: ::ヘ  :::::::        ::::::: /:::: /::  /::: l: l: |
        ヽ! ヽ::ヽ:::::::::ヽ::::: l.\   ゙ー--ー   ,. ィ/:::: /::  /:::: /:/l:リ
            \ \ゝ :::::: ヽ ::ハ  fヽ、       イ |: /::: イ::  /\/ノ リ
             X ヾ:::::::::lヘ::.ヽ l   >ー<   〃:/ l:: /  /\
          <  \\::::j リ \V l_`ヽ     x‐/イ   |〃 / /\
          { \   \V /゙\フ⌒!==、,ィ=≠/( `>ーヽ{/ /  ス′
          l  \   /  / `〈. ー-v-一/ /⌒ヽ  ∨   / }
            !:   >/ _,/   /¨ヽー-v-‐/〃 \  \_ ヽ <_ /
             |  ̄  {   _ イ  / ヽ  /⌒ヽ  `ー    }    /

.

706 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:31:12 ID:OOBB7JtY


     \                            \::::::::`  ,、   ヽ
    /´ `                             `‐一' ´/    ヽ
.  __ノ ,‐'フ   ,/  ,-'フ  ィ           ,           /      ヽ
 ̄`‐'´ /  / /  / / //   /l   イ  / l  l\  、  -┬´::::      ヽ'フ
` 、  //  / /  .// /   / .l/l  / l / .l  l ヽ lヽ lヽ ヽ:::::       ヽ                やれやれ…
. /  l/  //    レ  / /l /    l l  l l .l .l /  .ヽ.l ヽ l \、::::       ヽ
/ / ィ   レ      //  l /    l l.  Y l  レ/.  ヽl `'   ヽ:::::        `‐-、            これで最後だぞ?
/.l /::/    /  _,   /   レ     l l   l  ./          l:::::::          \
'  l::::::l    / /:/ //l   .,      `   l  l         ヽ l、::::::::::::...        ` 、        言っておくが、俺は全軍を使わねーと勝つ自信がねー
_ -‐´ イ //:::::/  l l:;l  /:l       .ィ /l  l   へ ヽ:、 .ヽ、lヽ::`‐、__::::::::::..         ` 、
―-‐':´://i/:::::/  /:リ:l  /:::ll    ./l/:::l l:::l l l  l::::::ヽヽ::\ヽ:::l:::::::::::::ヽ:::::::::::..          ` 、   だから全軍使わせてもらうが、そんでもいいか?
`‐- 、::::´::::::::::::/ ノ::::::::l /::::l:l   /::::::/::::l::l l::::ll ll::l  ll:::::l::::ヽlヽ::ヽl::::l::、__:::-‐'\::::::::::.
=ニ_::::::::::::/./::::::::::::l /:::/l::l  〃::イ:::/l::l ll:::::ll l::::l l、::::lヽ::`l. ヽ:::l::/:::l::二ニ`- \::::::::::.
   /::::::::::::l //l:::l、:::l::'::::/ l:l 〃://:::/ .l::`l l::::ヾ::::::V l::::l _ゝ::l´ .l::l/:::::l__`ニ=-   \::::::::::..
   l::::/l:::::l〃l:::::l::lヽ::l:::::l  、´:l/ `l::/- _l:::l_l::::::ヽl:::::l ゝ::l'__.ヽl  レ、::::/l         \::::::::::..
   l/ l:::::l':::l ニl::l:::ヽl::::l.  ヽll'_l:l__≧l:l=ミ:::::::::l、:::lーゞ-‐´l /::::l:/l:l          \::::::::::::..
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       l::::l::::::::::l:: ̄ヽ.                ` l    /                      \::::..
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  / /:::::::::l::/::l::l::   :::::::::::`::....       ‐´一' </::l::::::::::::\ \    -―  ̄ ―-、y'   //  /
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../::::::::::::::::::::::::::::〃     ::::::::::::::::::::::`:... 、   /:::::::::l:::::::::::::::::::::::::>  /      // /  /:::/   l:::l
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707 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:31:51 ID:OOBB7JtY


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            /::::::/:/::. /;ァ‐ 7 ¨丁 \ \ `<\ \ l  ヽ
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         /:/ / ,'. :: l::::::l::::::::|::.  |::::::...     l:. l:.: l: l:  ∨\:ハ
         〆 /\ l::::: |::::厶:::::ハ:  i\:::::..::.  l::.. |::j;ィ|' |:.  l  > \
       / /:::::::/7|::::: l::/  ト{、小:. ! \::.::. iイl:::: /.l |::.  |メ´ l \\
       ∨:::::::::: //|:l :::: l:{ ,.ィ≠ミk\\ヽ   X´;ィ=≠く リ :  |\\ .:\
        l::l:::::|: //_j:ハ::::::l代〃 :ハヾ ` \、  "f〃下:ハ>|:::::  |、 \\:l      うん!…いいよ!
        |::l:::::| { {/│:ヽ:: ', Vヘ:::j.|         |rヘ::j.リ '゙ |:::::  l、}  lヽ/!
        |::l:::::|::V !^|::::: \ヽゝ-‐'    ,    ゝ‐-'   |::::  l_ノ::.|: |: l: |
        |::l:::::l::::::: `l:::::: .::::f`〃〃         〃〃  ,'::::  ハ:::. l:: |: l: |
        l::ハ::: !:::::::::::l:::::::: ::ヘ      r‐‐、       /:::: /::  /::: l: l: |
        ヽ! ヽ::ヽ:::::::::ヽ::::: l.\     -‐    ,. ィ/:::: /::  /:::: /:/l:リ
            \ \ゝ :::::: ヽ ::ハ  fヽ、       イ |: /::: イ::  /\/ノ リ
             X ヾ:::::::::lヘ::.ヽ l   >ー<   〃:/ l:: /  /\
          <  \\::::j リ \V l_`ヽ     x‐/イ   |〃 / /\
         {\ \V/゙\フ⌒!==、,ィ=≠/( `>ーヽ{/ /  ス′
          l  \   /  / `〈. ー-v-一/ /⌒ヽ  ∨   / }
            !:   >/ _,/   /¨ヽー-v-‐/〃 \  \_ ヽ <_ /
             |  ̄  {   _ イ  / ヽ  /⌒ヽ  `ー    }    /

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708 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:32:22 ID:OOBB7JtY


         `"'<{\;;;\                         =''"ノ__ノ
                \ ` ̄                           __/
              _,,ゝ                            \
            /´ ̄         、  ヽ     、            \ ゝ
          ∠〃 ̄>‐    | ! i  \   \    \ \   !        \\
           /   /   /   | |釗    \__\ i  \ \\ヘ    ヾ\`          そうかい…
          /   レ   i l   i |/  ト'、、 、  ! |!     >ヾヽ     >
       /    / /!  i | ! \!   l>く\\ゝ! |\    ! | i⌒ヽ\    \        . そんじゃ、ちょっくら行ってきますかね。
    _..‐ ′     ! ハ  リ i 、 丶 ト、ヾ>ーfテ ヽソ  ヽ !: : !| Y  }: : : : : < ̄´
 _.. ‐"            リ ヽ   l .|\ ヽ\ゝ''"´      リi∧ i!ノ⌒ }: : : ┌ 一´
"             ,.. ''゙´\ ∨クtュ\\`\         ゙∨) /: : : : : !
.            /      |\ヘゝ´}   `\              ヽ/ '、: : \\
          /        ノ人!ヘ /               ┌ヘ  ヘ トゝ ̄
         /           ', ヽ、              i  ゙:从__ -‐¬
.      /              丶    _, -ー ´       _厶 _ -    ┤ヽ
     , ′                 ヽ ´...-‐        ニ -:::::::::::::::::::::::::::::::i:;';:;';ヽ
.     /                     \    r ニ´‐:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:;';:;';;ヽ
    /                     ヽ   ヽヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: -‐ ´  ̄ ` \
.   /                       `- イヽヽ::::::::::::::::::::::::::::::  ´      ___  \
  /                    __ -‐..´::::::::ヽヽヽ::::::::::::::::::::::/      - "    ` ''''ヽ、
.し''ー- r 、             r -'" -'"::::::::::::::::::::::ヽヽヽ:::::::::::::/     /           ゙‐..、
   /::::://::`::ー....、 ィ::ヽ  , - '':::::ヽ ヽ:::::::::::::::::::::::::::} //:::::::::/    _/               `
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  /:::::∪::::::::::: ::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽヽ::::::::i’ ,/::::/      /
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709 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:35:45 ID:OOBB7JtY
こうして王翦は秦の全軍に近い兵を引きつれ、楚を討伐する。
楚の名将「項燕」を討ち取り、首都に攻め入り、楚王を捕縛して処刑した
楚の滅亡である。          ヒャクエツ
それだけではなく、その南にある「百越国」をも征服し、秦の領土を大きく広げたのである。

                          /  / l l   l/l::/  //   /l     l::::ll l l::::l l::l 、   ヽl ヽ l.ヽ. l::ヽ\ヽ:::::::::::::::::::
                         /  / l/  ヽ/::l /:/  /:::/     l:::::l l l:::::l l::l /ヽ   、  \ヽ\ lミ`'´::::::::::::::_:-‐'´
                         /フ l イ  ,/ y:::l /::イ /::::/l   /l  ヽ::ヽll::i:::ll:::l l::::ヽ  lヽ  `\ \::\::::::::::::::ヾ、
                        // l/l  /:l /::::l/:::/ ./:::/ l  /::::l   〉:::ヾ:l:::ヾl lヾ:::ヽ  l:::l  ,l    `‐::::::::::::,、::ヽヽ
                        /__/::::/l /l::l l/::::::::::/l /:::/  l  /:::::::l   /:::l::l`i:::::l`y ヾ:::ヽl l::::l /:l   l ヘヽ:::::/ l\ヽ
                       /:::::フ7::/ l/`l::ll'::::::://l::::::::/  l  l::::,l::::l  l::::ll::l ∧:l l  ヽ::::::l:::::l l:::l  〃 l::ヽ 、l. l   ヾ
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                      /‐'´::7::/::l.`lγl:::l::::l l'^l:::::l ‐+-ミl l:/ l::lヽ /::::l l:l.l ヽl l  _>,l:::/:/:l /::ィ //l:::::::::`::、`ニ=
                      /:::::::::::l//lヽ/:::>:l.l::l l l::::l___ ゚ー'l l'\ l:l ヽ:::::l l::ll  .ゝ l-=≦=i::/:イ::ノ /:〃/l l:::二ニ=-+'
                     /:::::::::::::l/:::::l:::ヘ `、llヽl  l:::l.  ̄ ̄l .l::::`=l'=/、:::l__l:l彡'ニ、l゚ー'  l/´/:://::/イ/:/l:::::>  /:::::
                     /、:::::::::/l/::::::レ::/ヽ l    l::l     `l:::::::::::::::  ヽ:l`'リ`二ニヽ ̄ ̄'´ /:::/://:::::/ハ ̄  ./:::::/::
                    /::::\/::l/::::::::::::l:::ハ`‐l    リ            l:\     \  //-7/):::::/、::::ゝ.  /::::/:::::
                    / \:::::\l::::〃::::レ::::l:::::l.               l::::::        /´: : :/::::::ノ.  Tl  /::::/:::::::
                   /: : : :\::::\l:l:::::i\::::l:ハl               : : : :         : : : /_/ヽヽ  l::l /::::/:::::::/
                  /:  : : : :\:::\:::l^ヽヽ'::l.〉              : : : : :        : : :/:::/ヽ l::::l l:::l /::::/:::::://
                  /:   : : : : : \:::\ヽヽ\lヽ           、 : _: : : :       : : /::::/::::::l .l::::l l:::::::::/::::://
                 /、:     : : : : : \:::\:ヽ_二`‐- 、_ 、_    : : : : :      ┐ : : :/:::l:/::::::::ヽ ヽ::ヽl::::::/::::/:/ .,
                 /:::::\    : : : : : : :l\:::\::::: ̄::‐-、 ̄フミ三 ‐------ =====/   : :/::/ll:/::::::::::::::\\ll::::::l/://:::
                 /:::::::::::::\        l.  \:::\::::::::::::::l ./:   ` ―----‐  ̄´  : /::::l::l/:::::::::::::::::::::\ヽ::/:::::'´::::::::
                /:::::::::::::::::::::\.      l    \::::\::::::l /、: :   ―---      ,: :'´/:::/l l:::::::::::::::::::::::::::::::ヽヽ:::::::::::::::::
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710 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:36:20 ID:OOBB7JtY

その後、李信将軍と王翦の子があっさりと斉を滅ぼし、天下は統一された。


                                             ,、ィュx,、、.,ィ───────── -- ....,,,,__
_______rf'T⌒⌒ヽ_____________________ノム(_;)ソバj二ニニ= - - 、、__          ` "'' ー- 、 _
二二二二二〉斗-=ミ {二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二三三}≦三三K____...,,,,、、 - ー "´ ̄ ̄              _ >
       yク ̄ハリ_,ノ                               ヾマ;(_;)ソノノ                       _ ,,、 - ''"´
       〃 / ! 〈                                  `ヾミ彡"´ヽ、___________ ..... -− " ´
        {{∨ 人_}
       }〉l/ ⊥_',         / \Yノヽ  キリッ
        / /´ _}__\_     / (0)(―)ヽ
        V/ ̄ ___ミyヘ./  ⌒`´⌒ \         __
        /   // ̄ ̄`〈  〈., -)    (-、.|     r┐ ∠/
  ,れ拜ミ√///      \ ヽ ヽ__ ノ  l |     ├t_/ しく二)
 {{{ ( (_K/      \__\ \      /     | l  /  {__     (カッコイイっていうwwww)
 丶._亥| 》           `ミ\ ` ー― く       _ノ , -- ミ r┴‐′
        !、 、       --‐/ ̄>‐=宀宀、     〔[|_/ノ ̄`㍉
        l \\    <´/  /  /三 ̄ミ 、       // !   ,l{
        |   \\   /  /  / ̄ミ≦ミ_≧三ミ x<´ !  ,小
        |   ,' \\_/   /{  〃   _,. '"     ミ \   l // }}
       | |  `《 \ / ',  {{ =ィ´   ̄` /` 、___ミ_ノ彡' /,′
      ',   l     \_》′ ゙, {{<豕 ー---‐〈       _彡' ノ{{
       ゙,  ',       ` ミ ー→、 `===介トミ_彡 > ミ___彡′
       ’, ゙,     ミ   ,れ拜㍉ィ7_,ノ  ̄ ̄ ̄
        ’、'、       ミ{{f゙   } /、
            \\ミ  ミ三乂(⌒ン/ ∧

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711 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:36:47 ID:OOBB7JtY















                     『秦王朝が…開幕した…』
















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712 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:37:14 ID:OOBB7JtY

【用語&人物解説】

「奇貸据くべし」:後々、値打ちが上がりそうな物を先に得ておくこと

「丞相」     :君主を補佐する最高位のこと。現代日本で言えば「総理大臣」

「仲父」     :父の次に尊称

「郡県制」    :中央集権化を進めるために、全国に施行した地方統治制度。

「王翦」     :秦の将軍。始皇帝に仕え、楚を滅亡させるなどの手柄をたてた名将。

「趙姫」     :始皇帝の実母。好色の持ち主で、「ロウアイの乱」を補佐した人物。

「荊軻」     :燕の太子「丹」が始皇帝を暗殺するため派遣した刺客。

「百越国」    :中国大陸の南方に興った国。秦の王翦により滅亡。

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713 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/17(水) 01:38:48 ID:OOBB7JtY
以上で投下終了です(´・ω・`)

久々の投下なのでちょっと緊張したww

ご観覧していただき、誠にありがとう御座いましたお!

714名無しのやる夫だお:2010/02/17(水) 02:17:35 ID:JIUZ5J/6
乙。
某スレの配役と被せんなww

715名無しのやる夫だお:2010/02/17(水) 02:22:04 ID:X8vL.0f.
乙です!

716名無しのやる夫だお:2010/02/17(水) 02:37:06 ID:bht4cZ5Q


717名無しのやる夫だお:2010/02/17(水) 04:12:54 ID:yTvlBhn.
乙。五胡十六国をどう描くかが楽しみです。

718名無しのやる夫だお:2010/02/17(水) 08:26:58 ID:j67mKpb6
乙!まさにキングダム

719名無しのやる夫だお:2010/02/17(水) 22:01:48 ID:mhambduI
一日遅れだけど、お疲れ様。

720名無しのやる夫だお:2010/02/17(水) 22:48:15 ID:C4RdBaog
乙!
やはりハルヒだったか

721 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 00:56:04 ID:wJGJeLQs
わんばんこ(´・ω・`)

また来週から忙しくなるため、投下できる時に投下することにしますた
本日は「番外編その2」を投下します。

よかったら、ご観覧下さい

722 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 00:56:55 ID:wJGJeLQs










                       やる夫で学ぶ中国史

                          『番外編②』

                    【女はいつの時代も悪魔の如し♪】















※注意!!この先、一部にグロテスクな表現が含まれております。予めご注意下さい。

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723 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 00:57:28 ID:wJGJeLQs

『ある日の昼下がり』


    /||ミ
   / ::::||
 /:::::::::::||____
 |:::::::::::::::||/ ̄ ̄\|| ガチャ
 |:::::::::::::::|| _ノ  \\
 |:::::::::::::::||( ●) (●)|
 |:::::::::::::::||  (__人__)  |      ウィーッス
 |:::::::::::::::||  ` ⌒´  |
 |:::::::::::::::||       }       やる夫、この前お前に貸した本を返してもらいに来たぞ
 |:::::::::::::::||        }
 |:::::::::::::::||ヽ___  ノ
 |::::::::::::::(_____ノ´||
 |::::::::::::::(_ノ / . . . ||
 |:::::::::::::::||/    ||
 |:::::::::::::::||      ||
 |:::::::::::::::||      ||
 \:::::::::::||      ||
   \ ::::|| ̄ ̄ ̄ ̄
    \||

.

724 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 00:57:54 ID:wJGJeLQs


        ____
     /     \
    /  ─    ─\         ・・・・
  /    (●) (●) \
  |       (__人__)    |
  \        |\  / /|
  /     /⌒ノ  \/ ( )
  |      / / |       |


         / ̄ ̄\
        /   _ノ  \
        |    (⌒ )(⌒)
        |     (__人__)
          |     ` ⌒´ノ     (おっ!珍しくエロゲーもやらずに読書か…
        |         }
        ヽ     ヘミ|      成長したな、やる夫…)
        /,` 、` -`,--` ,
  __,---/;;;;;`  `-,-/ニニ |
 /;;;;;::::、:::::::::|、_ ,>、 /::l,_l・ ,<、__
ノ;;;;;;;;;;;;:::|::::::::::<:::::::ヽ``l::::|  |`l,::::ヽ
|;;;;;;;;;;;;;;:::::|:::::::::::::ヽ:::::::\|:::|`-‐'/::ヽ::::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;:::::::::::::::::::-、:::`;:ヽ;-';;;;;:::ヽ::l
;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;:::::::::::::::::::::`、;`l;;;;;8;;;;;::::`ヽ
;;;;;;;;;;;;/、;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::;`l;;;|;;;;;;;;;;;::::: `l|、

.

725 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 00:58:24 ID:wJGJeLQs


             ____
            /⌒  ⌒\
          。o(゜>)  (<゜)o 。         うっはwwwこの女、乳でかすぎwww
         /::::::⌒(__人__)⌒::::: \
          |     |r┬-|     |   て     Jカップってwwwwもはや乳じゃなくて凶器ですからwwww
         \      `ー'´     /( `´) そ
        /           \ノ ノミ      テラバロウイッシュwwwwww
        |\ \・      ・ \____ノ



   .r-、 _00           /::::'┴'r'
   .|::::'´::::r┘  !「`L00、|.l└ク_;厂  /
   .|::::「|:::|    l| |Ln:::r┘|.l _lニユ、 ./
   . ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ::/ /  /
   、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/  / /
   . \\`´ |:::|. l| l 〈::/  、 !     '/
           ____
          /  ノ_ ヽ,,\
        / ≦゚≧ミ:≦゚≧
        |    (__人__)|           うっほwwwwマジででけぇwwwww
        |     |r┬| }
         |     | | | }            こんなんで顔面殴られたら致命傷じゃ済まないだろうwwww
       .  |.    `ニニ  }
       .  ヽ      }
          ヽ    ノ

.

726 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 00:58:54 ID:wJGJeLQs


   / ̄ ̄\
 /ノ( _ノ  \       って、アホかボケェェェェ!!!感心した俺の気持ち返さんかいくそったりゃぁぁぁぁ!!!
 |,'⌒ (( ●)(●)
 |     (__人__)
 |     ` ⌒´ノ ,rっっ                    ,
/"⌒ヽ   ソ,ノ .i゙)' 'ィ´                `    ,. ____
      ゙ヾ ,,/ { ) 丿             ,  ゜;,/⌒    ⌒u:::\ 。
 ィ≒    `\ /'ニ7´     スパァァ────/(◯.;); :::::、;(;.◯));:'::::ヽ‐─────‐‐ ン
/^ヾ      \ ./              ゚ ;i`、 ⌒:(__人__) ⌒:::::;;,´:::|   .
   }      __\___ ___   ____´_;;{   ;` j|r┬-|:;〉::,,゚, 。;;:;;|
   )ンィ⌒ ̄" ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ニ≡┴‐ー-,==ー--ァ人て゜ ゚;:,::|: ゜ .
   ノ/             ≡''        ;;;;(( 三iiii_iiiiiii)))))て,,;;/  。  ;
   ヾ         _____=≒=ー────;‐‐ ̄/i'只 ̄/ ̄|Y‐-<` `
    \、   ー ィ⌒ ̄            //   > |≡| / <〃  ヽ

.

727 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 00:59:23 ID:wJGJeLQs


            _______
           ./ /  #  ;,;  ヽ
        : /ノ  ;;#  ,;.;:: \  :           や、やらない夫…突然現れて蹴りかますって
         /  -==、   '==-  ..:::::|
           | ::::::  (__人__)   :::::.::::| :         どういうつもりだお!
       : ! #;;:..  l  |    .::::::/
         ヽ.;;;//;;.;`ー‐'ォ  ..;;#:::/
          >;;;;::..    ..;,.;-\

.

728 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 00:59:47 ID:wJGJeLQs


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ●)(●)            部屋に入るとき挨拶しただろう…
. |     (__人__)
  |     ` ⌒´ノ             エロ本を熟読してる暇があんなら、俺の貸した史記は読み終えたんだろうな?
.  |         }
.  ヽ        }
   ヽ     ノ        \
   /    く  \        \
   |     \   \         \
    |    |ヽ、二⌒)、          \



       ____
     /⌒  ⌒\ ホジホジ
   /( ●)  (●)\
  /::::::⌒(__人__)⌒:::::\            あぁ〜あれね。うん…ハハッ!読んだ読んだ
  |    mj |ー'´     |
  \  〈__ノ       /
    ノ  ノ

.

729 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:00:16 ID:wJGJeLQs


      / ̄ ̄\ ( ;;;;(
    / ._ノ  ヽ、\) ;;;;)
    |  (●)(●)/;;/
    |  (__人__)l;;,´|          ほぅ…そんじゃ感想を言ってもらおうか
    | ./´ニト━・' .l
    | .l _ニソ    }          
     /ヽ、_ノ    /
    __/  /    ノ__
  / /  /       `ヽ.
  /´  ./       ,.  ヽ.
  ト、_,/.       |、  ヽ
   |         |/  /

.

730 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:00:54 ID:wJGJeLQs


              / ̄ ̄ ̄ \  ホジホジ
            / ―   ― \
           /   (●)  (●)  \         そうだおねぇ〜
           |     (__人__)      |
           \   mj |⌒´     /
              〈__ノ
             ノ   ノ


                ____   ,
              /     \  -
            / ―   ― \`   ・・・。
           /   (● ) (● )  \
           |     (__人__)      |
           \ .   `⌒´     /
.           mj~i
           〈__ノ
          ノ   ノ


                ____
              /     \
            / ⌒   ⌒ \            女って怖いね♪
           /   (●)  (●)  \
         _|__    (__人__)      |
       /   \    `ー'´     /
 /⌒⌒⌒/ ..:::::::::::.. ヽ ピトッ
 |  |  | { .::::::●:::::  }
 |  |  |  \ ::::::::::::::/
 ヽ ヽ ヽ   `ー一'´

.

731 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:01:19 ID:wJGJeLQs


   / ̄ ̄\
 /ノ( _ノ  \          くそがぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!
 |,'⌒ (( ●)(●)
 | ●   (__人__)
 |     ` ⌒´ノ ,rっっ                    ,
/"⌒ヽ   ソ,ノ .i゙)' 'ィ´                `    ,. ____
      ゙ヾ ,,/ { ) 丿             ,  ゜;,/⌒    ⌒u:::\ 。
 ィ≒    `\ /'ニ7´     スパァァ────/(◯.;); :::::、;(;.◯));:'::::ヽ‐─────‐‐ ン
/^ヾ      \ ./              ゚ ;i`、 ⌒:(__人__) ⌒:::::;;,´:::|   .
   }      __\___ ___   ____´_;;{   ;` j|r┬-|:;〉::,,゚, 。;;:;;|
   )ンィ⌒ ̄" ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ニ≡┴‐ー-,==ー--ァ人て゜ ゚;:,::|: ゜ .
   ノ/             ≡''        ;;;;(( 三iiii_iiiiiii)))))て,,;;/  。  ;
   ヾ         _____=≒=ー────;‐‐ ̄/i'只 ̄/ ̄|Y‐-<` `
    \、   ー ィ⌒ ̄            //   > |≡| / <〃  ヽ

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732 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:01:48 ID:wJGJeLQs


             / ̄ ̄\
            ノし. u:_ノ` ,,\.
            /⌒`  ( ◯)(O):         お前、史記の何を読んだんだ!!
           .:|   j(   (__人__)
          :|   ^  、` ⌒´ノ:         全部読んだ感想が、「女って怖いね♪」って
          |  u;     ゙⌒}:
          ヽ     ゚  " }:          ふざけてんのかコラァァァァァアア!!
            ヽ :j    ノ: i |i |
         /⌒      ヽ  | || |  |
     :: / ̄ ̄ヽ ::       \ ||     |i
    :: (「    `rノ ::      \   ||i  \
     :: ヽ   ノ ::          \       \
ガタッ!  |   | r         「\   \       \
       |   | |       ノ  \   \__   \
          ヽ_ノ       /||| l   \_,       `ヽ   \
     || i  /         | ||| |    (_つ ̄と_ノ)    \
     || ||  |         | ||| |                    \

.

733 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:02:16 ID:wJGJeLQs


          ____
       / ノ  \\
      / (●)  (●)\            いやいや、ふざけてないお!
    / ∪  (__人__)  \
    |      ` ⌒´    |          本当にそう思ったんだお!
     \ /⌒)⌒)⌒)   //⌒)⌒)⌒)
    ノ  | / / /   (⌒) ./ / /     ほら、えっと…驪姫とか、夏姫とか、西施とか
  /´    | :::::::::::(⌒)  ゝ  ::::::::::/
 |    l  |     ノ  /  )  /      女の嫉妬や野心で国がメチャクチャになった所があったみたいだから…
 ヽ    ヽ_ヽ    /'   /    /
  ヽ __     /   /   /

.

734 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:02:46 ID:wJGJeLQs


          / ̄ ̄\
        /  _ノ   \
     |  ( ●)( ●)            ほぅ…なんだ、ちゃんと読んだんじゃねーか。
        |      (__人__)
       |     `⌒ ´l            確かに女によって国が傾いたって例が多い。
      |         }
      ヽ        }             それは春秋戦国時代よりはるか前からのことでもあるのだがな。
       ゝ     丿
  ____( ̄ ̄    / ̄ ̄/´ ̄/_
i⌒ゝ、  ヽ ヽ.   /    /  ⊂)  i⌒ゝ、
i;;;;;;;;;;|__ L人   ̄ ̄`´ ̄ ノ__i;;;;;;;;;;|


      _____     
    / ―   \   
  /ノ  ( ●)   \ 
. | ( ●)   ⌒)   |         知ってるお。
. |   (__ノ ̄    /
. |         /          殷の妲己とか、夏の末喜とかだろうお?
  \_      _ノ\
    /´         |
.     |  /       |

.

735 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:03:11 ID:wJGJeLQs


        / ̄ ̄\
      /   _ノ  \
      |    ( ●)(●)
     . |     (__人__)        そうだ。
       |     ` ⌒´ノ
     .l^l^ln        }        お前が挙げた女は王朝を滅ぼす原因となった女だな。
     .ヽ   L       }
       ゝ  ノ    ノ         妲己は殷の滅亡を、末喜は夏の滅亡を促した女だ。
     /   /     \
    /   /        \
  . /    /        -一'''''''ー-、.
  人__ノ       (⌒_(⌒)⌒)⌒))


          ____
        /_ノ  ヽ\
      / ( ●) (●)、             男の野心も恐ろしいが、やっぱ女の野心が一番恐ろしいお
    /::::::::⌒(__人__)⌒\
    |      |r┬-|    |           やる夫の妹だって、悪魔の如く恐ろしい女だしwwww
    \       `ー'´  /
⊂⌒ヽ 〉        <´/⌒つ         昨日も「玉子焼きつくるですぅ!」って言って、出てきたのはゆで卵だったしwww
  \ ヽ  /         ヽ /
   \_,,ノ      |、_ノ            どこをどうやったら間違えるんですかコノヤローwwwww

.

736 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:03:36 ID:wJGJeLQs


       (⊃ ̄ ̄\
     (⊃   _ノ  \
    (⊃   ( ●)(●)
     |     (__人__)        重要フラグイベント発生!
     |     ` ⌒´ノ
       |         } \       その名も…
     /ヽ       }  \
   /   ヽ、____ノ     )
  /        .   | _/
 |         / ̄ ̄(_)
  \   \ /| JJJ (
   \  /   /⊂_)

.

737 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:04:02 ID:wJGJeLQs


::::::/::::l::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.::::/:.:/.:/ !:.:/.::::::::丶.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::!:::::::
 ̄| ̄:r=ェ,‐-:::_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:::::/.:,イ:./ /.:/.::::::::::::::_ヽ-―  ̄ ̄|:::::::
:::::l:::::/ /:::.:.:.:.:.丶、:.:.:/.:::::::::/〃:.イ /:/.::::::::,.イ´.:::::.\.:.:.:.:.:.:.:.:|::::::::
:::::|::/ /::.:.:.:.:.:.:.:.:.:._ -く .:::::::::/// //.:::::/.::::::::::::. .::::::ヽ、:.:.:l:::::::::
_/ /  _ -‐ ニ´_ :::::::.ヽ/ /イ  //.::/.::::::::.  _ -‐ ___」:.:.:.:.:
.:://:::.. ̄ ‐- 、‐テ、-    /   〃   -‐ 二 == キ  ̄ア/.:.:.:.:       バットエンディング直結
,'.;'.::::::::::::..:.:.:.:.:.:.:. く ヽ / ..:::::/:::::::..  イ lrイr:::::j i l  /イ.:./.:.:.:.:
:::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.    \::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::-ゝ――- '< /.:/.:.:.:.:.:.       「死亡フラグ」ですぅ…
:::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.     丶/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.../.:/.:.:.:.:.:.:.:
:::::::.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.      ',           .:::::::::::::::::::::::/イ:.:.:.:.:.:./
::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.      l    j            / /.:.:.:.:./
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.    :. l_  ___,         /.:.:./ ヽ l7
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..  .::::. l、      /       /ァ'「! =‐ ′
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::: l ` ‐-‐ ´         /|l:.{(  =' /!
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::: l            _ イ:.:.:.|l/     レ_
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..::::::::::::::::: l           _.. '"|:.:.:|:.:.:.:/  _.. '"
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::/ _     _.. "´|:.:.:.:.|:.:.:|:.:.:.」‐ '"
:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::/   ` ー "´    |:.:.:.:ll:.:.:|/



       ____
     /ノ   ヽ、_\
   /( ○)}liil{(○)\         はぅあ!!!
  /    (__人__)   \
  |   ヽ |!!il|!|!l| /   |
  \    |ェェェェ|     /

.

738 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:04:31 ID:wJGJeLQs


      / .,※,...-―:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::ー-.、  \
    /  /,.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:\※ヽ
    \ /:.:.:.::/:.:.:.::.:.:.:.:.:.:!:.!:.:.:.:.:.\::.:.:.:..:ヽ ',
     /:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:../.;イ.:ト、.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:ヽ
    ,':.:.:.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.:.,:イ:/ ;:/ ヽ.:..:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.'※.
    !:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:/.// //   \:.:.:.:.|:.:.:.:..:.:i
     |:.!:.:.:.:.:.|;∠..−'" 〃゛` ―--\:.!:.:..:.:.::,' }       それで?今日は何しに来たのですか?
    !ハ:.:.:.:.:.!   _,,  /   、_    /:.:.:./:/∧
    i! \:.:.:\`=''"    `ー=''イ/:.ィ//:.:.        この前みたいに、歴史の話しをしてくれるなら歓迎するですぅ
       }ヾ、_\   '      //´ /:.:.:.
       ト、※,.>-―…―--<7´※ /:.:.:.:.
       !:.r(´.._'' ¨´ ̄ ̄`¨r-┴ 、  /ユュ_:.:.
       /:.{ 〉ーュ__...::::::::::.r―_`ヽ〈 // {j:.:.
.     /:.:/{Y´,.-<:::::::::::::::`ー、` ノュ!_j⌒ーリ:.:.
     /:.:.:! >` ー'、..__>-、_.ノス  ,'  |:.:.
     /:.:.:.| {~`^ーセ┘!}{} !㍉x-イ } ,'  |:.
.   /:.:.::.,'  !    !  | }{} ! i!   ト、  |:.
.   /:.:..:./  !    ,' }{} ! |   | ヽ   !:.:.
  /:.:./   ト   イ }{} ∧   | 〉  ハ:.

.

739 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:05:05 ID:wJGJeLQs


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ⌒)(⌒)
. |  u  (__人__)      ハハハッ…翠星石は歴史に興味を持ってるのか
  |      |r┬|}
  |      | | |}      実に素晴らしいことだな
.  ヽ     `ニ}
   ヽ     ノ
   /    く  \
   |     \   \
    |    |ヽ、二⌒)、



            _______
           ./ /  #  ;,;  ヽ
        : /ノ  ;;#  ,;.;:: \  : ハァ…ハァ…
         /  -==、   '==-  ..:::::|
           | ::::::  (__人__)   :::::.::::| :     
       : ! #;;:..  l  |    .::::::/
         ヽ.;;;//;;.;`ー‐'ォ  ..;;#:::/
          >;;;;::..    ..;,.;-\

.

740 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:05:32 ID:wJGJeLQs


    /ノ´: /: : : : : : : : : : : : : :i: : : ::i: ::ヽ: : : : : :\   \
   /": : :/: : : : : : : : : : : : : : ::|: : :|: |: : : ヽ: : : : : : :ヽ  /
  /: : : ::/: : : : : : : : : : : : :/:/}: : i: :|: : : : :ヽ: : : : : : :V
  /: : : : :|: : : : : : : /: ::/:: / /: :/: / ヽ: : : : }: : : : : : :l
`.{: : : : : :|: : : : : : : : ::/.// /://:/-―--:、; |: : : : : : :|
 |: : : :{: : |: : : :,斗ァ''フ"  /"  //    \ヽ|: : i : : ::|       勘違いすんなですぅ
 |:i: : :i: : :l r彡"´    "   /        }: :ノ : : ::|
 l: i: : { : : l |     __,..    /  ''ェ;___,ェ; /: : : : /∧       別に歴史に興味を抱いたわけではありません
.  ',ヽ: : : : ヽl ,r==="         ̄ ̄ ./: : : :ノ/  l
   \\: : : \        !       /, r '´ }: : :ヽl       翠星石の暇つぶしが出来るから聞いてやるってだけですぅ。
   |: : : { `ー >              /{ * }: :  ヽl
   |:/: : { __ i/ ヽ             ./: {   }:_:: : : : l
.  //: : : :{  "iヽ { :ヽ、    ⌒   /:__ : { / ノ: : : : :.'.,
  l/: : : : : :} r−┘、: ::r`vr‐ -  ´|: : : | _」_{./  ./: : : : : : : '.,
 /: : : : : : : { `ヽ、 ヽ.L._ヽ.    レ'V__ ヽ/: : : : : : : : : :'.,
/: : : : : : : : r ト *|ヽ/ ノ ヽ.'、  / { (___  〕r、_: : : : : : : '.,
: : : : : : : : :∧.l.}  }〔 ´ / ヽG=ニ:|(    ./r'/rく: : : : : : : : :',
: : : : : : : ::/ )|.ト}  }ヽ    へ)|ノ\.{ |/ーi  /`./ ( ヽ: : : : : : : : ',
: : : : : : : /  .)|.「.) .} ∧     ) 7 .ヽ |    { フ  |  ヽ: : : : : : : : ',



   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ○)(○)
. |  U  (__人__)       そ、そうか…
  |     |r┬-|
.  | ι   `ー'´}        すまんすまん…
.  ヽ     u  }
   ヽ     ノ
   /    く  \
   |     \   \
    |    |ヽ、二⌒)、

.

741 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:06:04 ID:wJGJeLQs


                 _,. -ァ――‐-- 、_
                / ノ* , - '^⌒"´`丶、
              / ノ  r'´         ヽ
             /  ノ * ノ    /   ,  、 ヽ
               /   l  l  //  ,  /,  jl i  ',
            /  、_ l   l l l/_/_,ィ// __ム! l l l        謝まんならさっさと話しやがれですぅ
             ̄|`lヽj * 〈 l ,lィ'_.ノ'´ノィ' ,ィリ l,' l l
             ,l l l  { 'l下T::::T' //ナ!;Tリ lj l        どうせ歴史のことしか頭にない
             l l  '、  }、' ト。'ー' ´ , 'ーイ /リリ
              l l  ヽ* '、ヽ',""    "ツノノ           脳みそやろーなんですから
            l l l  {  ヾ>、   ‐_,.ィ"l´
             l l l  入  l^ヽミエ二、 l *l
            ,' ,' / ,イ rt, *'、, -‐ロ‐-ミt  l
           ,' ,' l イ    (l  ヽ/||ヽ. ハ  l
           ,' ,' K     l  ', |l|  (lヘ) l
          / / ,ハ、、   l * l, |ll|  (l '、 l



             / ̄ ̄\
            ノし. u:_ノ` ,,\.
            /⌒`  ( ◯)(O):
           .:|   j(   (__人__)        なっ!!なんだと!?
          :|   ^  、` ⌒´ノ:
          |  u;     ゙⌒}:          テメーは俺をお(ry
          ヽ     ゚  " }:
            ヽ :j    ノ: i |i |
         /⌒      ヽ  | || |  |
     :: / ̄ ̄ヽ ::       \ ||     |i
    :: (「    `rノ ::      \   ||i  \
     :: ヽ   ノ ::          \       \
ガタッ!  |   | r         「\   \       \
       |   | |       ノ  \   \__   \
          ヽ_ノ       /||| l   \_,       `ヽ   \
     || i  /         | ||| |    (_つ ̄と_ノ)    \
     || ||  |         | ||| |                    \

.

742 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:06:36 ID:wJGJeLQs


::::::/::::l::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.::::/:.:/.:/ !:.:/.::::::::丶.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::!:::::::
 ̄| ̄:r=ェ,‐-:::_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:::::/.:,イ:./ /.:/.::::::::::::::_ヽ-―  ̄ ̄|:::::::
:::::l:::::/ /:::.:.:.:.:.丶、:.:.:/.:::::::::/〃:.イ /:/.::::::::,.イ´.:::::.\.:.:.:.:.:.:.:.:|::::::::
:::::|::/ /::.:.:.:.:.:.:.:.:.:._ -く .:::::::::/// //.:::::/.::::::::::::. .::::::ヽ、:.:.:l:::::::::
_/ /  _ -‐ ニ´_ :::::::.ヽ/ /イ  //.::/.::::::::.  _ -‐ ___」:.:.:.:.:
.:://:::.. ̄ ‐- 、‐テ、-    /   〃   -‐ 二 == キ  ̄ア/.:.:.:.:       お…なんです?
,'.;'.::::::::::::..:.:.:.:.:.:.:. く ヽ / ..:::::/:::::::..  イ lrイr:::::j i l  /イ.:./.:.:.:.:
:::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.    \::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::-ゝ――- '< /.:/.:.:.:.:.:.       
:::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.     丶/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.../.:/.:.:.:.:.:.:.:
:::::::.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.      ',           .:::::::::::::::::::::::/イ:.:.:.:.:.:./
::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.      l    j            / /.:.:.:.:./
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.    :. l_  ___,         /.:.:./ ヽ l7
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..  .::::. l、      /       /ァ'「! =‐ ′
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::: l ` ‐-‐ ´         /|l:.{(  =' /!
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::: l            _ イ:.:.:.|l/     レ_
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..::::::::::::::::: l           _.. '"|:.:.:|:.:.:.:/  _.. '"
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::/ _     _.. "´|:.:.:.:.|:.:.:|:.:.:.」‐ '"
:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::/   ` ー "´    |:.:.:.:ll:.:.:|/

.

743 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:07:04 ID:wJGJeLQs


             ____
           /⌒  ⌒\
          /( ●)  (●)\
         |:::::⌒(__人__)⌒::|
           |   「匸匸匚| '"|ィ'         穏やかにさせただろう…
    , ヘー‐- 、 l  | /^''⌒|  |
  -‐ノ .ヘー‐-ィ ヽ  !‐}__,..ノ  ||          感謝感激ですよ翠星石さま!
 ''"//ヽー、  ノヽ∧ `ー一'´ / |
  //^\  ヾ-、 :| ハ   ̄ / ノ |
,ノ   ヽ,_ ヽノヽ_)ノ:l 'ーー<.  /  |.
/    <^_,.イ `r‐'゙ :::ヽ  \ `丶、  |
\___,/|  !  ::::::l、  \  \|


              _, -――― - .._
        ,.. '´ ̄ ´゙'ー‐1:i   ̄´ト、
        / ,  ,r'  , ,r' ノ'、:ー、   l」 \
     ,..' , ' ,:i   x' /|  ´l: ! 、 !.ハヘ.  \
     // /  i/ // />- / '、:! - ‐ l !   丶_
    〃 /  イ _/ 〃z==ャx /ヘ:ヽ' !丶リ   /´        そうですか、それはよかったですぅ
     | l  l 行 /゙ /'l;;;;;ヘハ/  {: {    ヽイ1
     '.ハ  l代ソ ,   >:z.' / l: l     l| l          それで?今日はなんの話をしてくれるのですか?
     // ゝ、ゝ r,ーャ_-'´-__..∠}、ヽ    リ ll
     l l   T´ミ、ゝ- '  ̄  l:::   > 〉、l ハl l',
    〉〉l , /l  l ≧:::イ´   ト、:: l | __ -!l  ',
     l |米 l l, -rt/ \lj  ,∠、 \ハヽ/ l 、!l   l
     ヽヽ //: rt」!__ >く   |l  fマ/ 〉   ヽl  ',
     l l /:rt/  /f|j \_」! fマ: ! l     l !  ',

.

744 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:07:35 ID:wJGJeLQs


        / ̄ ̄\
      /   _ノ  \
      |    ( ●)(●)
     . |     (__人__)        そうだな…さっきやる夫が「女は怖い」みたいなことを言ってたし
       |     ` ⌒´ノ
     .l^l^ln        }        中国三大悪女の話でもするか。
     .ヽ   L       }
       ゝ  ノ    ノ
     /   /     \
    /   /        \
  . /    /        -一'''''''ー-、.
  人__ノ       (⌒_(⌒)⌒)⌒))


    -‐ フXXXXXXXXXXXXXXXXX`丶、
 /   /XX>¬冖冖¬‐<XXXXXXXXX\
 \ /X>.:'´::.::/::.::.::.::.:_::_.:.:.::`::くXXXXXXXハ丶
   Y/::/:/::. :. .;:.:'´::.::.::.::.::.::.:.:└くXXXXXX} `、
  〃:/:/::.::.::.:/::.::,:.:-‐::.::.::.::.::}::.::(XXXXXX) ヽ
  /::/::.:/::/:::/::.::/:::.:. .::/.:.::/l::.:::{XXXXXX)   、
 ::.:/::.:/;:.::.:/::.::/ .:.:.:/::.::,ィ::/.:l|::.:.:(XXXXXXL   \          それって…恐いですか?
 |::'::.://:-;―‐-::.:::=彡::.::://:/|:.:|l:.:l:::[XXXXXXメ , -┘
 |:|:://:::///::.::-=:_:彡' 冫く」::.|l:.:|:::[XXXXXく /             翠星石は恐いのちょっと苦手ですぅ…
 lリ:l::l:::/イなメく-‐ ´   /   l「:ト、|:::|XXXXX「|
/八{::|:ハ {イ:.:rハ   /, 孑=ミヘ::kく:/ XXX厂:|:|
/_`ソX ! `゙゙´      ^!{::.::rーハ:ト、XヽX/: !::.|:l
l K ヽ_ム    、.    ヾ二シ '八 \/7::.::.::|:::l:|
| !| ト、 `ヽ   、        (XXX//:;l::.::.:|:::|:|
Lノニー仁〕 |ヽ、       _ ィ´xXX/;'::.:l|::.::.:!::.|:!
三三三仝r仁三二>'´ , └┴くXXi::l::.::l:l::.:::|:.::!|
三三三三三三三└‐く_ -‐ ,二ヽ|::|::.::|:!::.::|:.:::|
ニ三三三三三三三三三二て r‐=≦>xヘヽl::.::{

.

745 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:08:06 ID:wJGJeLQs


     / ̄ ̄\
   /   _ノ  \
   |    ( ー)(ー)
.   |     (__人__)       大丈夫だ。
    |     ` ⌒´ノ
   .l^l^ln      }        恐くはねぇ…恐くはねぇんだが…
.   ヽ   L     }
    ゝ  ノ   ノ
   /  /    \
  /  /       \
. /  /      |ヽ、二⌒)、
 ヽ__ノ


            , ‐ ' "´ ̄ ̄ ̄ 丶、
        ,  '´ _r─'´ ̄`ー-、_    ヽ
      r‐ ''"  ノ´ ※    ※   ヽ   丶
     | ..::::-┴´ ̄` ̄` ̄`ー、_   `ヽ  ヽ
      Y'´   : : : : : : : : ヽ ※ ヽ  '、
     ∧ /   /    : : : : l : :ゝ、  l.   ',
     /: : /:   / :/ : l : : ヽ ※ヽ  ',
    l: : /: : /: : /: /: ハ :  : :ヽ  {    '、
    {: l!: :⊥、/: : /.:/. /|: : .l   ヽソ    ハ        な、なんですか?
    .l: |l: :l :トリ_`ー':^/: {、  ヽ: : : | : : |_,..ィ'´ ̄
     人:弋 じぇ、"´   、 `丶、_ヽ.:l: /: : l|:. |            翠星石を脅かしたら、タダじゃ済まねーですぅ!
      ム `ト `"'゙      '^ぅテォ-テ/./: /: /l.:..:.|
      ∧ 八     ,    ヾジ /.イ: :/. /: .l : |
    / こ}※ \__ トー‐、  __ ノ_ .イ//_:_:_l..|
    ノ  匸l/⌒ 、 )ヽ___ノ _ .. イ ̄※ ノ厂兀l.|
   /  て/  ´  ヽ`三/ ┴、 /    ノし  }: : l|
  /    (_{     }{"´  ヽ |〃_. イJ´   l: : : |
::/    /(\ _ ノ)ヽ___、._丿「 /勹     l: : : :|
{ /三\ /  ヽ几_厂|/し、__兀r '"  ヽ   | : . : |

.

746 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:08:35 ID:wJGJeLQs


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ●)(●)    まぁ…聞けばわかるさ。
. |     (__人__)
  |     ` ⌒´ノ     そんなに脅える必要はねぇよ。
.  |         }
.  ヽ        }
   ヽ     ノ        \
   /    く  \        \
   |     \   \         \
    |    |ヽ、二⌒)、          \

.

747 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:09:00 ID:wJGJeLQs


                     ____
               , ィ ´ __,.、__ `>、
             / __.r‐┘   \ └‐t _ \
             // /  //   l ', 、  \ハ\
         / /イ   //  /  l  |  \  ヽ!  \
          /  /   / /.: :  :/  / l |:.:.  ',   V   \
        /     j/ / /.:. : : / / / l |\:.:  ',   ',  ,.: 〉
      /    /   l:.-−―/ // イナ ― --l    !イ::/
       ̄ヾー-|l _ 斗匕三x' ´ / / x三:心j:.:  j l/       そ、そうですか…
         \|:!:. :.:.liヽ ハノ:!    /  ハノ:i ノイ.:. /! l
          l|小、:.:.:.ヽ. ゞ='    /    ゞ=' /.:.: イ } l        じゃぁ、さっさと話せですぅ
           l| { ヽ、:.:.:.\     '       /ィ´_ {!_ l: l
            l|  } _{!_ 下T、    cっ   /i:.ハ. {! }:. ',
            ‖  { {!  }:::i::::>:..、    , ィ:::::::.:l:::.:}   {:.:.  ,
         /'   }   {::l.:.::::::l::::|   : :|::::l::::::::.:i:::.{'_{!_/:.:.:  ',
         / /  ト、 }!,jV.:.__/ ̄¨ Y ¨ ̄\_:r、} }!/ .:.:.:..  ',
        ,' /  {こ入 { イ ,.‐',二¨T¨二.'‐、  { j/¨ヽ:.:.:.:.. ヽ
       ,' .:'  / _r'_{! ノ { // / ,小.ヽ \ヽ r' |!」 i  l :.:.:.:..  ヽ


       ____
    //   \\ プッ…
   /( ●)  (●) \       (恐いくせに、見栄はっちゃってww)
 /::::::⌒  、_!  ⌒::::: \
 |     'ー三-'     |
 \              /

.

748 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:09:35 ID:wJGJeLQs


      / ̄ ̄\
    /   _ノ  \
    |    ( ●)(●)
   . |     (__人__)            そんじゃ、話させてもらいますか。
      |     ` ⌒´ノ
.     |         }             翠星石、やる夫、中国三大悪女が誰であるかわかるか?
   .  ヽ        }
   _/⌒ヽ     ィ
 i'⌒゙l |   l         \__ィ〜っ
 |  |. |   |       ト、_"__冫く;'三}
 |  | ( " ̄⌒ヽ、 |____`ー‐"
 |.   ̄ ̄ ̄ ̄|ソノノ ̄`ヽ ̄⌒ヽ.'⌒lソ
 |        l  .| y  |_ィ   |  .||
 |        |  .|.|   |  |  |   ||
 |        |   |___|  |__|  ||
 |_______.|___(__゙)__{___゙)_||


       ___
     /   ヽ、_ \
    /(● ) (● ) \       バカにすんじゃねーお。やる夫の戦闘力をなめんなお
  /:::⌒(__人__)⌒::::: \
  |  l^l^lnー'´       |      中国三大悪女といったら、妲己、末喜、褒じ、だお。
  \ヽ   L        /
     ゝ  ノ
   /   /

.

749 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:10:09 ID:wJGJeLQs


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ●)(●)
. |     (__人__)         戦闘力たったの1。カスめ
  |     ` ⌒´ノ
.  |         }          何一つあってねーよ
.  ヽ        }
   ヽ     ノ        \
   /    く  \        \
   |     \   \         \
    |    |ヽ、二⌒)、          \


          , .:クー-r‐'7フ┐XXXXXXXXXX>、 \
          //::.::.::/::/:/::.:/:`7^ヽXXXXXXXX7 /
          ,:' ,:':::/::/::/::/:/::.:/::.:/:://!(XXXXXXXメく
       ///:;:/::/::/::/::'/::/ :::/ //∧:`くXXXXX)、 \
        // ':/::.:/::/::/:::/::/::.::/://:ハ::.:、:::\XXXX)   >
       〃 i::|::l::i::.:l::/:::/;:イ::.::/:/// >く::\::.:VXXX) イ
      |  | |::l::|:::<:/j/::.:/イ:/ '´,ヱ、)\::ヽ∨XX }:!::|        確か、呂太后、武則天、西太后だった気がするですぅ。
        ! '.:い::,:イlうミ/ // ,ヘ:、::j:}》ヘ::Y::ハXX/::l::|
        ヽ>く:::爪ノr个 /    ゙ー ′/::ノ:/XX/::.::|::|
          ` }ヽ::.:` ゙ ''′  、    '"ー=彡'XX / ::.:::l::|
         /:l|:::|l:ヘ.'″  r ^,    ,.イXXXX{::.::.::.:|::|
          /::.;'::.:リ::|X> 、  `    / ノ XXXX)::.::.::|::|
        ,厶/:_::/::;'XXXX7¬‐ '´ /XXXXX}i::.::.::.:|::|
        / /`ヽ)/XX, -_‐=ミノ_r┴<XXXX7:l::.::.::.:l::|
      八  '´_ ⊥7}{ {  ,ィ::(/'⌒ヽ`YXx/::.:|::.::.:::|::|
     '::.::ヽ    r、){ ヽ)//:;ノー 、`  八X|7う、::.::.:!::|
     /::.::.:)'^う`)ヘJく)    /:/>'´   , 'XXx|[_): :l::.::.:l:::!
   /::.:/; てh_n_n_}    /:/r{_r(_r、∠XXXx|ノ: : :ト、:::|:::l
 /:,::/ :/: :r′   !_)  /:/)ヘn_n_n_JXXX7: : : : : i::l ::|

.

750 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:10:39 ID:wJGJeLQs


      / ̄ ̄\ ( ;;;;(
    / ._ノ  ヽ、\) ;;;;)
    |  (●)(●)/;;/
    |  (__人__)l;;,´|            正解だ。
    | ./´ニト━・' .l
    | .l _ニソ    }            呂太后は前漢の高祖「劉邦」の皇后
     /ヽ、_ノ    /
    __/  /    ノ__            武則天は唐の「高宗」の皇后
  / /  /       `ヽ.
  /´  ./       ,.  ヽ.         西太后は清の「咸豊帝」の寵姫だな。
  ト、_,/.       |、  ヽ
   |         |/  /

.

751 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:11:06 ID:wJGJeLQs


                __,. -――- 、、_
               ,ィ'-'"´⌒^^⌒`丶丶、
              〃_r冖'⌒^^⌒'ー、_`ヾ'、
             /{ノ         ) ヽ、ぃ
            ノ /// / /  /  /}  i`、} 、
            \{ l i i,l+‐-/,ィ/‐リ-、 l | |l >          当ったですぅ!
             | l |__l ィ=ミ´ノ ィ=ミ ノ/ , l イ
             从ト トi、::::  ,  :::: メ/ノ,イ lト、
             / ク、下ゝ、 ー一  彳彡イl l lトミ 、
             / ノ/〈`ヽ``ニ=y=<ノ`l '、 l l l \ヽ、
          __/ノ / ,八、 ,'´  /  ヽ 入ヽヽ、l l \\
       , '´イン /r'´、,:'^"'-、_ {、  _l,.,.,._ `ト、ヽ、  \\
      / /ノ / ゝ、 /^'t、,_  `'}ー'"   }  } ヽ 'ー、  \\
    ,イ / ノイ/  l У   `'ー人-‐ ''"~´'、_ノi、丶、 `ヽ、.ヽ ヽ
   / /,r'  ノ /   ,ト/      /三、    ヽーt、 ヽ  ヽ ヽ ヽ
  / / /  ノイ   / ノ      / | | 、    ヽ  l   ヽ  ヽ ヽ ヽ
 l l {   }/   l        / | | | ヽ      ヽ .l   {   〉 ヽ l


      ____
     /_ノ ' ヽ_\
   /(≡)   (≡)\         はずれたですぅ!
  / /// (__人__) ///\
  |     |r┬-|      |
  \     ` ー'´    /

.

752 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:11:36 ID:wJGJeLQs


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \           (キモッ!!)
 |    ( ●)(●)
. | u    (__人__)          この三大悪女は三大女傑ともいう。
  |     ` ⌒´ノ
.  |         }           全員をそれぞれ話すと、かなり時間がかかるので、今日は「呂太后」の話だけしようか。
.  ヽ        }
   ヽ     ノ        \
   /    く  \        \
   |     \   \         \
    |    |ヽ、二⌒)、          \



 \/: /: : : /: /: : : : : : /: /: : |: : : : l: : : ヽ}   \
  /: /: : : /: / : : : : :://://: :∧ : : : :|: : : : |     〉
 l: |: : :  |: /: : : : :/ /" /: :/  \: : :.|: : : : |   /
 |: :ハ: : : |: |二ニ==ェニフ´   /, へ、____>':「: |: : : レ'
 ヽ:|∧: : |: |く/フこ^ヽ\ /   / _ェ‐‐、=、`|: : |: : l: :|
  ∧ヘ: : |/ |r^{:::}゚ |  "      |^{;:::}r^} 〉 |: :/: : l: :|         えぇぇぇぇぇぇ!!
  /: : |\: |ヽ >ー‐'        ヾ_こ_ソ  /:/: : :/ /|
 / : : {. \ヽ :::::::     ヽ     `ー―' /イ: :/ /: |         全員話してくれるんじゃないのですか!?
./: : : ∧  ト >   , へ、___   :::::/ /: ///: l: |
 : : : i^ヽ *\    / /´    :::::ヽ    // ノ/: : l: |         
 : : /レ⌒ヽ、.  ヽ、 ヽ、_     :::ノ  , イァー‐く`¬ : l::|
 : / / / ,へ. l| ` 、    ̄ ̄ ̄, ' rーく \.  |` ト、:.l::l
 ::/ .| '  / /ヽ|    >= ァ  ̄  /^ヽ  ` ヽ. | 〈 ヽ::|
: /  |       / |  /⌒/L「\.   |       ./ /  | |

.

753 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:12:06 ID:wJGJeLQs


          / ̄ ̄\
        /  _ノ   \
     |  ( ●)( ●)      しかたねーだろ。作者がヒィヒィ言ってんだから。
        |      (__人__)
       |     `⌒ ´l      機会があったらまた話してやるよ。
      |         }
      ヽ        }
       ゝ     丿
  ____( ̄ ̄    / ̄ ̄/´ ̄/_
i⌒ゝ、  ヽ ヽ.   /    /  ⊂)  i⌒ゝ、
i;;;;;;;;;;|__ L人   ̄ ̄`´ ̄ ノ__i;;;;;;;;;;|


           |    /  _,. -ー ' ´ ̄` ー 、  \    /
           ヽ   l /  /         \ ヽ   /
            ',   {/   /  /   :l      ` 、 !  /
            ヽ  〉.:.: /  /   .:/.:  l.:. ヽ   l|/l
              Y .:.:. /.:  /  .:./,イ ハ.:. ...:|   :|:.:.:|
              | |.:.:. l.:.:. // , イ.:.//:.:/  \.:.:| ...:|:.:.:|      わかったですぅ…
              | |.:.:. |`'lメ∠_////__, -ー'ヾ:|:  :|:.:.:l
              |、ヽ.:.:ヽィ磷圷ミ    ィ磷圷ヾ.:.:.:|::.::l      今回は我慢してやるですぅ
              | lヽ\| 弋r:シ      弋r:シ |.:.:.:ノ:.:.:.',
             /.:|  \ヽ;::::::::    ,  ::::::::::::ノ_/ |.:.:.:.:':、
              /.:.:.l   | 弋    ,. _    フl  /.:.:.:.:.:.:ヽ
.             /.:.:.:.:ヽ  ヽ __ >、___  `_,.ィ< /  /.:.:_.:.:.:.:',
            /:./:`∧  | |` ̄ \ヾ/ノ ̄ ∨  {'´: : : : :\.:.\
          /.:/: 、 : : ',  | |  __,r<_< ヽ,.__|  |.: : : : : : : :l.:.:. ヽ
.         /.:/: : : \: : }  |.  ̄/ \ヾ) \ |  L、 : : : : : :}.:.:.:.:.:\
         / .:.{ :\: : :.}: : ! ト、/   ヽ }〈//  ヾ一'|/:-ー' : : :/.:.:.:.:.:.::. ヽ
          / .:.:.:.ヽ: :ヽ,: : :r十く/ゝ ,.メノv ヽ入  <\_ : : : :/.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ',
         / .:.:.:f\_〉.: : : :/  ヽ/ ̄Zソ |人| ( >_「´ヽノ  } : :〈,.ヘ.:.:.:.:.:.:.:.:.:..|

.

754 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:12:30 ID:wJGJeLQs


           ____
         /_,r'  ' !、\
       /(≡)   (≡)\
     n/ ::::⌒(__人__)⌒::::::\        これを見ている方、申し訳ないお!
    y |     |r┬-|     |⌒)
    l \_   `ー'ォ     //       謝罪の気持ちをこめて、やる夫の全裸サービスで
     \      ・    ・  ̄ /
       \         /          許してくれお!
        >      <
       〃   (::)っ   ヽ
       ヽ  <  `‐' >  )
        と__)   (__)

.

755 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:13:03 ID:wJGJeLQs


        / ̄ ̄\
      /   _ノ  \
      |    ( ●)(●)        (ちょwww小さすぐるwwww)
     . |     (__人__)
       |     ` ⌒´ノ        さて、そんじゃ呂太后の話しをするぞ。
     .l^l^ln        }
     .ヽ   L       }         呂太后が劉邦へ嫁いだのは、彼がまだ「下役人」のころだ。
       ゝ  ノ    ノ
     /   /     \
    /   /        \
  . /    /        -一'''''''ー-、.
  人__ノ       (⌒_(⌒)⌒)⌒))


         \  /:.:/:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:\ ヽ \
          ヽ/:.:.:/:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:./:/:.:.:.:.!ヽ ヽlヽ
            /:.:.:.:|:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:///:.:l:.:.:.:|:.:ヽ / l
.           |:.:.:.:..|ィ‐_-_、_. -///;ハ:.:|:.:.:.:!:.:.:.V   l
.           |l:.:.:.:.N r‐ァ-、` ̄  メ/‐-ヽ|、:.:|:.:.:.:|   _」
            ハ:.:.:.:l  弋:ソ  /´ ィ=‐、、\/:.:.:./-r ´        えっ?劉邦って漢の帝ですよね?
          /:.li \_\      ,   弋:ソ '´/:.:.:./:.:.:.l
.      __ /:.:.li   il、   , -- ‐、   _/:.:./:.:.:.:.:.!         そんな男が下役人だったのですか?
     /´‐-、ト,:./:li ※ il:.:\ {__   }  ア ̄/l:.:.:.:.:.:l:.l
.   /  ‐-〈//li  il:.:.:.:.:.> 二ニ´ィ:li ※〃:.l:.:.:.:.:.:.l:l
   l  `ニ7'´: :.li   il ̄ ̄ _\ノヽ._l:li   il-lユ‐_-、:.:!l
  r‐l   |フ!: : にli  il〃 ̄  ィトK\  li  ilこ|ー‐  |:.:.:.l
  |〉l  イ _): :.にli※/ \///)l:l l:l ヽli. ilこ!|二  /:.:.:.:.:!
/>にLイ<:.:にli /´     //(!|:| L!==li※!こl./  /!:.:.:.:.:.:.l
丁L__|ーLノ:.:.:.にX      // )!|:|   ハ ilこ! l  /ヽl:.:.:.:.:.:.:l

.

756 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:13:38 ID:wJGJeLQs


              ____
            /      \_
           / /   \( ;:;:;) ハァハァ…
         /( ;:;:;:;:;ノ   (=)  \
        (;:;:;:;;;:;  (__人__)    .:::::)      劉邦は農民から帝位に昇った人物だお…
        / ||    ` ⌒|||   ,/
        / / |\/ /  /l |  ̄          ちょうどその頃は、秦王朝末期で、各地で反乱が起きてたんだお
        / /__|  \/ / | |
       ヽ、//////) /  | |
        /  ̄ ̄ /   | |
      __/  )--- ヽ   ヽ つ
    ⊂---― 'ー----'

.

757 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:14:05 ID:wJGJeLQs


      / ̄ ̄\ ( ;;;;(
    / ._ノ  ヽ、\) ;;;;)
    |  (●)(●)/;;/
    |  (__人__)l;;,´|       そうだ。秦の始皇帝が崩御し、新たに二世皇帝になった直後
    | ./´ニト━・' .l
    | .l _ニソ    }        初の農民反乱「陳勝・呉広の乱」が勃発。これに乗じて各地の者たちが反乱に加勢した
     /ヽ、_ノ    /
    __/  /    ノ__        劉邦もその一人だ。
  / /  /       `ヽ.
  /´  ./       ,.  ヽ.
  ト、_,/.       |、  ヽ
   |         |/  /


                       ,. -- 、 _
                   ,.イ=冖¬ 、.`>.、 _
                    /‐.:.".:^:ヽ、 .* `ヽ、  > 、._
                 r':/.:.: -.:.:.:.:.:.::`:ヽ   \    \
               /:/ .::イ.:.:.:.: .:.:.:.:.::::/.:\.*ヽ     `ヽ.
               イ/;//.:/.:.:イ:/:::::.:.:ヽ.  ヽ
              !l {/.ィ_.:/.::/.:,./.:.:.::::::::.:.:ヘ   ヘ            な、なるほど…いきなり皇帝になったって訳じゃねーんですね。
             { i、l:l'y戈.,ィ'.;. イ.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.: .i ※}
             { | ::|弋ソレ'ヽ、_i_;;.:.:.:人.:.:.:|  i             人物を知るならその前後からってことですか。
            /,i .::|."",     i(('ー,、レ.:.:.:.:.:.:j ./_, .-┬''"´
           /x リ .:::ヘ.       ゞイ .V.:.:.:.:./*r".:::::::.:.i
         /   ./ ;ィ" ヽ'ヽ   "" ,.イ' /.:.:/  !.:.::::::::l.:.!
        / ※ ,イ;/ _,r''_.|` "フ'':::´:::.:.イ.:.:./  {.:.:ヘ:::::::リ
      ,イ  .,..イ,/(ミヽ.'./^7,イ.:/::.:.:/.:.:..:/* j.:ヽ.:ヽ.:/
     ,イ※ /:::,r;ニ三=,イ,「"/.:/::::::,:.'.:.: /   }ヽ.::\/
    /   /.:::::r"( `フ"´ / ,/.:/::: イ:.:.:.:r' ※ ./`Z,,:::,i

.

758 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:14:42 ID:wJGJeLQs


     / ̄ ̄\
   /   _ノ  \
   |    ( ー)(ー)
.   |     (__人__)       まぁ、そういうこった。
    |     ` ⌒´ノ
   .l^l^ln      }       話しが脱線しちまったな。呂太后の話に戻すぞ。
.   ヽ   L     }
    ゝ  ノ   ノ        呂太后がなぜ三大悪女に名を連ねたかというと、劉邦が漢王朝を開き
   /  /    \
  /  /       \      崩御してから始まる、悪政が原因だ。
. /  /      |ヽ、二⌒)、
 ヽ__ノ


          , .:クー-r‐'7フ┐XXXXXXXXXX>、 \
          //::.::.::/::/:/::.:/:`7^ヽXXXXXXXX7 /
          ,:' ,:':::/::/::/::/:/::.:/::.:/:://!(XXXXXXXメく
       ///:;:/::/::/::/::'/::/ :::/ //∧:`くXXXXX)、 \
        // ':/::.:/::/::/:::/::/::.::/://:ハ::.:、:::\XXXX)   >
       〃 i::|::l::i::.:l::/:::/;:イ::.::/:/// >く::\::.:VXXX) イ
      |  | |::l::|:::<:/j/::.:/イ:/ '´,ヱ、)\::ヽ∨XX }:!::|
        ! '.:い::,:イlうミ/ // ,ヘ:、::j:}》ヘ::Y::ハXX/::l::|        悪いことをしたのですか?
        ヽ>く:::爪ノr个 /    ゙ー ′/::ノ:/XX/::.::|::|
          ` }ヽ::.:` ゙ ''′  、    '"ー=彡'XX / ::.:::l::|
         /:l|:::|l:ヘ.'″  r ^,    ,.イXXXX{::.::.::.:|::|
          /::.;'::.:リ::|X> 、  `    / ノ XXXX)::.::.::|::|
        ,厶/:_::/::;'XXXX7¬‐ '´ /XXXXX}i::.::.::.:|::|
        / /`ヽ)/XX, -_‐=ミノ_r┴<XXXX7:l::.::.::.:l::|
      八  '´_ ⊥7}{ {  ,ィ::(/'⌒ヽ`YXx/::.:|::.::.:::|::|
     '::.::ヽ    r、){ ヽ)//:;ノー 、`  八X|7う、::.::.:!::|
     /::.::.:)'^う`)ヘJく)    /:/>'´   , 'XXx|[_): :l::.::.:l:::!
   /::.:/; てh_n_n_}    /:/r{_r(_r、∠XXXx|ノ: : :ト、:::|:::l

.

759 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:15:10 ID:wJGJeLQs


     / ̄ ̄\
.   ./   _ノ  ヽ
    |    ( ●) (●)           あぁ、かなりな。まず一つあげるなら、劉邦が生前愛していた側室「威姫」を
    |      (__人__)  ∫
    |     `⌒´ノ ∬         牢獄に繋げ、髪を切り取り、首枷をはめさせ、幽閉した。
.   ヽ         } | ̄|
     ヽ     ノ |_|)         その威姫には子がいてな。劉邦との間に出来た子で、名を「如意」(にょい)という。
____/      イー┘ |
| |  /  /     ___/         その子が趙の王になっていたので、呂太后はそいつを呼び出し、毒殺した。
| |  /  /      |
| | (    ̄ ̄ ̄⌒ヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|

.

760 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:15:40 ID:wJGJeLQs


              /⌒´  ,二 _rヘ_    `ヽ、 ヽ
          / _r一'´::.::.::.::.:: Y::.::.:`ヽ、>|く `  `、
            /ノ::.::.::.:/::.:::l::|::.:::!:::ト、丶::.::└ヘ 〉 }   ヽ
            7::.::.;::.::,′::.:|::l::.:::|l::| 、:::\l:::、:∨ ハ   \
         , ′:/::.::;::.::.::/:::|i::.::|l::|   >く::!:::|::ハ  )  /
          |;:::|::!:::l::l: |::.;'|::.:リ::.:ハ/ , =ミ、::|::l::.:l { /::| プ
         l::.:l |::.:|::!::|:/ !::/!::.:レ' ,ィ升1ハ》:l::|:l::| レ1::.::、 ル       ・ ・ ・ ・ ・
         |::.:l:|ーH-__-ッ |:::;'  癶ヽじっl:|::|:l::l |:::!:::、:`、
        l::.:|l:、::j:爪じヘ l:/    `´// l:|::l:|::| ):|::.::ヽ::ヽ プ
           `:::|::ヽ:、 ヽ>'  、       //::ハ:l /:::ヽ::.::`、:丶ル
           .}l|::、::\ヽ゚//   , -一 '/ /、l / レ<`ヽr ┐::\
         ノ人::\::{ `ヽ、  ´    /{ /ハ )└1/ rJ- 、:::ヽ
              `Yヘ`   ヽ ヽフ¬彡-‐ク   /  r┘ ムヘ: :|::.:丶
             ! ハ    ` }‐冖7l〈 了、|/ }  し!| r┘: :ト、::.::.::\
.             /  rヘ_r¬rイ  /∧ヽ|/ |ヽ〈  rJ| 廴: : :! :ヽ::.::.::.:ヽ
              ノ V/ ムニニニ) //l}{∨    ヽ、レ1! r'´: : l: : :丶::.::.::.::\
         /、/ ^/:ノ^⌒^⌒ス//l||}{ {  、 レ 、 } r'|└i: : : : : : : :\::.::.::.:ヽ
          」 フlヽ/: |     〉┘」|}{ 〉 / l ヽ ヽ\」  「 : : : : : : : : : :〉::.::.::.:

.

761 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:16:09 ID:wJGJeLQs


      / ̄ ̄\
    /   _ノ  \
    |    ( ●)(●)            恐いか?ただ、呂太后が行ったことはこれだけじゃねー
   . |     (__人__)
      |     ` ⌒´ノ            如意を毒殺した後、幽閉していた威姫を呼び出し、声が出なくなる薬を飲ませ
.     |         }
   .  ヽ        }             両手足を切断させ、両目をくりぬいた後、厠にほうりこんだ。
   _/⌒ヽ     ィ
 i'⌒゙l |   l         \__ィ〜っ    これを聞くと、范雎の受けた仕打ちが軽く見えるよな。
 |  |. |   |       ト、_"__冫く;'三}
 |  | ( " ̄⌒ヽ、 |____`ー‐"
 |.   ̄ ̄ ̄ ̄|ソノノ ̄`ヽ ̄⌒ヽ.'⌒lソ
 |        l  .| y  |_ィ   |  .||
 |        |  .|.|   |  |  |   ||
 |        |   |___|  |__|  ||
 |_______.|___(__゙)__{___゙)_||


              _  -‐    ̄ ̄ ̄ `丶
             / ̄* ̄⌒ … 、       \
         / ∠_ __ __   * ` ー 、_    ヽ
           | /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:` ー 、    ヽ    ヽ
            ∨:.:.::/:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\  * \   \
         /.....:./:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\     \   \
.        /......./............/../...:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.\     ヽ    \
        ':.:.:.:.':.:.:./:.:./:./....:.:.:.:.;. イ:.:.:.:.:/|:.:.:i:.:.:ヽ * }    ヽ
       l:.:.:.:.|i:.:.:l:.:./_/:.:.:.:.//:.:.:.x'  |.....|....:.{    {      〉
       |:.:.:.:.|:l:.iハ/__」:.:.//:.:.:/_ \ |:.:..|........}   }    /
       |i:.:.:.:|:.l:|ィ≠tド∠ - ´、__ `  'ト、:.!:.:.:.{ * {   /
        .、:.:|:.:l|1::::dj     不ミ=z、 j:.:.:,:.:.:.:.:.}   }┬‐'        こ、恐くなんてねーで、ですぅ…
           ヽ{ヽl!  ̄´      |i:::::::dハ/:.:/:.:.:./:{   {:.:.|
             }.ハ."" '      ` ーイフ:.:/:.:.:./:.ノ *}:.|          ただ、呂太后はなんでそこまで威姫を痛めつけたのでしょうか…
         {  ヽ⌒ヽっ    """∠:.:イ:.:/:.:.{   {:.:.|
          ! 〈 ̄∠^Y⌒ヽ   .ィ:.:_/:|:.:.:.ノ   }:.:|
          .ノ*/ 「/:::厂}1\ ̄   |_:.:.:.:.:.|:.:{    {:.:.:.|
         イ    〉「{:::/:::/┐  ヽ___ V丶、l:.:.:} *{:.:.:.:|
       |::}   く 「∨イ   r‐┘ ├'    ー{    }:.:.:.:l
       |{ * } `ヽ、 __r‐┘  /l      丿   {:.:.:.:.:l
       l::}   { /,ニく  __ .ィ´ _〉    {  *  }:.:.:.:.:.l
       {   }〈〈  ∧ ̄ __r‐┘ ヘ     {     }、:.:.:.:l

.

762 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:16:48 ID:wJGJeLQs


       . … .
       :____:
     :/_ノ  ー、\:
   :/( ●) (●)。 \:      (びびってんじゃんwwww素直じゃねー女だおwww)
  :/:::::: r(__人__) 、 :::::\:
  :|    { l/⌒ヽ    |:
  :\   /   /    /:

.

763 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:17:16 ID:wJGJeLQs


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ●)(●)            劉邦が崩御する前、威姫が自分の子を太子(王位継承者)に据えようとしたのが原因だ。
. |     (__人__)
  |     ` ⌒´ノ             威姫の子が王になれば、自分は太后。権力も生活も安泰となる。
.  |         } 
.  ヽ        }             対して呂太后は、追放され、へたすりゃ殺される。
   ヽ     ノ        \
   /    く  \        \   だから、呂太后は威姫を憎んだのさ。
   |     \   \         \
    |    |ヽ、二⌒)、          \


      _____     
    / ―   \   
  /ノ  ( ●)   \ 
. | ( ●)   ⌒)   |          それだけじゃないと思うお。
. |   (__ノ ̄    /
. |             /           きっと劉邦が威姫ばかり寵愛して、自分はご無沙汰になった怨みもあったと思うお
  \_    ⊂ヽ∩\
    /´     (,_ \.\         嫉妬心ってやつだお。
.    |  /     \_ノ

.

764 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:18:01 ID:wJGJeLQs


     / ̄ ̄\
   /   _ノ  \  ( ;;;;(
   |    ( ─)(─  ) ;;;;)
   |      (__人__) /;;/    そうだな…いつの時代も女の嫉妬は恐えーよ。
.   |        ノ l;;,´
    |     ∩ ノ)━・'       まぁ、そんな感じで呂太后は権力を保持したんだ。
  /    / _ノ´
  (.  \ / ./   │
  \  “ /___|  |
.    \/ ___ /


                       ,. -- 、 _
                   ,.イ=冖¬ 、.`>.、 _
                    /‐.:.".:^:ヽ、 .* `ヽ、  > 、._
                 r':/.:.: -.:.:.:.:.:.::`:ヽ   \    \
               /:/ .::イ.:.:.:.: .:.:.:.:.::::/.:\.*ヽ     `ヽ.
               イ/;//.:/.:.:イ:/:::::.:.:ヽ.  ヽ
              !l {/.ィ_.:/.::/.:,./.:.:.::::::::.:.:ヘ   ヘ           権力を保持したって…
             { i、l:l'y戈.,ィ'.;. イ.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.: .i ※}
             { | ::|弋ソレ'ヽ、_i_;;.:.:.:人.:.:.:|  i            劉邦の次の帝はどうしたのですか?
            /,i .::|."",     i(('ー,、レ.:.:.:.:.:.:j ./_, .-┬''"´
           /x リ .:::ヘ.       ゞイ .V.:.:.:.:./*r".:::::::.:.i        ふつう帝が一番の権力を持ってるはずですぅ
         /   ./ ;ィ" ヽ'ヽ   "" ,.イ' /.:.:/  !.:.::::::::l.:.!
        / ※ ,イ;/ _,r''_.|` "フ'':::´:::.:.イ.:.:./  {.:.:ヘ:::::::リ
      ,イ  .,..イ,/(ミヽ.'./^7,イ.:/::.:.:/.:.:..:/* j.:ヽ.:ヽ.:/
     ,イ※ /:::,r;ニ三=,イ,「"/.:/::::::,:.'.:.: /   }ヽ.::\/
    /   /.:::::r"( `フ"´ / ,/.:/::: イ:.:.:.:r' ※ ./`Z,,:::,i

.

765 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:18:32 ID:wJGJeLQs


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ●)(●)          劉邦と呂太后の子、「恵帝」は威姫が殺された後、すぐにこの世を去った。
. |     (__人__)
  |     ` ⌒´ノ          原因は、これまた呂太后なんだよね。
.  |         }
.  ヽ        }
   ヽ     ノ        \
   /    く  \        \
   |     \   \         \
    |    |ヽ、二⌒)、          \


 \/: /: : : /: /: : : : : : /: /: : |: : : : l: : : ヽ}   \
  /: /: : : /: / : : : : :://://: :∧ : : : :|: : : : |     〉
 l: |: : :  |: /: : : : :/ /" /: :/  \: : :.|: : : : |   /
 |: :ハ: : : |: |二ニ==ェニフ´   /, へ、____>':「: |: : : レ'
 ヽ:|∧: : |: |く/フこ^ヽ\ /   / _ェ‐‐、=、`|: : |: : l: :| 
  ∧ヘ: : |/ |r^{:::}゚ |  "      |^{;:::}r^} 〉 |: :/: : l: :|
  /: : |\: |ヽ >ー‐'        ヾ_こ_ソ  /:/: : :/ /|          なんですとぉぉぉぉぉぉおお!!!
 / : : {. \ヽ :::::::     ヽ     `ー―' /イ: :/ /: |
./: : : ∧  ト >   , へ、___   :::::/ /: ///: l: |           呂太后は自分の息子にまで手を出したのですか!?
 : : : i^ヽ *\    / /´    :::::ヽ    // ノ/: : l: |    
 : : /レ⌒ヽ、.  ヽ、 ヽ、_     :::ノ  , イァー‐く`¬ : l::|
 : / / / ,へ. l| ` 、    ̄ ̄ ̄, ' rーく \.  |` ト、:.l::l
 ::/ .| '  / /ヽ|    >= ァ  ̄  /^ヽ  ` ヽ. | 〈 ヽ::|
: /  |       / |  /⌒/L「\.   |       ./ /  | |

.

766 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:19:07 ID:wJGJeLQs


      / ̄ ̄\ ( ;;;;(
    / ._ノ  ヽ、\) ;;;;)
    |  (●)(●)/;;/
    |  (__人__)l;;,´|
    | ./´ニト━・' .l       間接的にな。威姫が厠に放り込まれた後、呂太后が恵帝にこう言った
    | .l _ニソ    }
     /ヽ、_ノ    /        「厠に行ってごらんなさい。珍しい豚を見ることができますよ」ってな
    __/  /    ノ__
  / /  /       `ヽ.     厠に行った恵帝は、変わり果てた威姫を見て嘔吐し、具合が悪くなって
  /´  ./       ,.  ヽ.
  ト、_,/.       |、  ヽ   あっけなくこの世を去ったってわけよ。
   |         |/  /





:/: : : :/-―_´   \//   / /|: : :/ _!_! : : : : :
ハ: : : :! 〃´ ̄__ `ヽ/ヽノ  // /ヽ//| | ヽ: :l : : : : :
! ヽ: : ! l| /` _つヽ  | !| / /: :/-┴__- 、 ヽ!: : : : :
ヽ \!   K´{Ξj !      // /´> ヽ ∨ ヽ: : /        こ、こわっ…
: :ヽ | | |┴┬ ‐く  ...::::::../  K´{Ξj  ! !ト /! /:
: : : :\| | |l ! ...:::::::::::::::::::::::::::::... ∨  ̄ /〃 / l/: :         なんて女ですぅ…
ヽ _: :\        ::::::::::::::::::::::::.「「 ` く /:/: : :
  ノ   ̄                  | | <´__ /
  {                      /
  j \        __           /|
 {: : : :|\     /´  _ `ヽ     /l  !    「
 !: : : :!    、  ̄      ̄   < : : l l    ノ
  } : : |      ー‐┬- <´: : : : ヽ: :! l   /

.

767 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:19:49 ID:wJGJeLQs


       ____
     /_ノ   ヽ_\
   /( ●)( ●)\           女の怨みは底知れないお。
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \
  |     (  (      |         呂太后がいい例えだおね。
  \     `ー'      /



      / ̄ ̄\
    /   _ノ  \
    |    ( ●)(●)
   . |     (__人__)               その後、帝になったのは呂太后の息のかかった者だ。
      |     ` ⌒´ノ
.     |         }                帝を据えた呂太后は、次の策に取り掛かった。
   .  ヽ        }
   _/⌒ヽ     ィ                それは、呂一族を繁栄させること。
 i'⌒゙l |   l         \__ィ〜っ
 |  |. |   |       ト、_"__冫く;'三}      手始めに、趙王、燕王などの劉氏を殺し、代わりに呂氏を据えた。
 |  | ( " ̄⌒ヽ、 |____`ー‐"
 |.   ̄ ̄ ̄ ̄|ソノノ ̄`ヽ ̄⌒ヽ.'⌒lソ
 |        l  .| y  |_ィ   |  .||
 |        |  .|.|   |  |  |   ||
 |        |   |___|  |__|  ||
 |_______.|___(__゙)__{___゙)_||

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768 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:20:23 ID:wJGJeLQs


           |    /  _,. -ー ' ´ ̄` ー 、  \    /
           ヽ   l /  /         \ ヽ   /
            ',   {/   /  /   :l      ` 、 !  /
            ヽ  〉.:.: /  /   .:/.:  l.:. ヽ   l|/l
              Y .:.:. /.:  /  .:./,イ ハ.:. ...:|   :|:.:.:|
              | |.:.:. l.:.:. // , イ.:.//:.:/  \.:.:| ...:|:.:.:|        確か、各地の王は劉氏一族の者以外据えてはダメだったはずですぅ
              | |.:.:. |`'lメ∠_////__, -ー'ヾ:|:  :|:.:.:l
              |、ヽ.:.:ヽィ磷圷ミ    ィ磷圷ヾ.:.:.:|::.::l
              | lヽ\| 弋r:シ      弋r:シ |.:.:.:ノ:.:.:.',
             /.:|  \ヽ;::::::::    ,  ::::::::::::ノ_/ |.:.:.:.:':、
              /.:.:.l   | 弋    ,. _    フl  /.:.:.:.:.:.:ヽ
.             /.:.:.:.:ヽ  ヽ __ >、___  `_,.ィ< /  /.:.:_.:.:.:.:',
            /:./:`∧  | |` ̄ \ヾ/ノ ̄ ∨  {'´: : : : :\.:.\
          /.:/: 、 : : ',  | |  __,r<_< ヽ,.__|  |.: : : : : : : :l.:.:. ヽ

.

769 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:20:57 ID:wJGJeLQs


          / ̄ ̄\
        /  _ノ   \
     |  ( ●)( ●)
        |      (__人__)         まぁな。しかし世が世だ。その時は呂太后の専制時代。
       |     `⌒ ´l
      |         }         逆らえる者などいなかった。
      ヽ        }
       ゝ     丿         それでも、劉氏に忠誠を持った人物はいたがな。
  ____( ̄ ̄    / ̄ ̄/´ ̄/_
i⌒ゝ、  ヽ ヽ.   /    /  ⊂)  i⌒ゝ、
i;;;;;;;;;;|__ L人   ̄ ̄`´ ̄ ノ__i;;;;;;;;;;|


          , .:クー-r‐'7フ┐XXXXXXXXXX>、 \
          //::.::.::/::/:/::.:/:`7^ヽXXXXXXXX7 /
          ,:' ,:':::/::/::/::/:/::.:/::.:/:://!(XXXXXXXメく
       ///:;:/::/::/::/::'/::/ :::/ //∧:`くXXXXX)、 \
        // ':/::.:/::/::/:::/::/::.::/://:ハ::.:、:::\XXXX)   >
       〃 i::|::l::i::.:l::/:::/;:イ::.::/:/// >く::\::.:VXXX) イ
      |  | |::l::|:::<:/j/::.:/イ:/ '´,ヱ、)\::ヽ∨XX }:!::|
        ! '.:い::,:イlうミ/ // ,ヘ:、::j:}》ヘ::Y::ハXX/::l::|         それで結局、呂太后はどんな死に方をしたのですか?
        ヽ>く:::爪ノr个 /    ゙ー ′/::ノ:/XX/::.::|::|
          ` }ヽ::.:` ゙ ''′  、    '"ー=彡'XX / ::.:::l::|         こんだけ悪いことをしたのです。
         /:l|:::|l:ヘ.'″  r ^,    ,.イXXXX{::.::.::.:|::|
          /::.;'::.:リ::|X> 、  `    / ノ XXXX)::.::.::|::|         前回の襄公みたいに暗殺されて死んだのですか?
        ,厶/:_::/::;'XXXX7¬‐ '´ /XXXXX}i::.::.::.:|::|
        / /`ヽ)/XX, -_‐=ミノ_r┴<XXXX7:l::.::.::.:l::|
      八  '´_ ⊥7}{ {  ,ィ::(/'⌒ヽ`YXx/::.:|::.::.:::|::|
     '::.::ヽ    r、){ ヽ)//:;ノー 、`  八X|7う、::.::.:!::|
     /::.::.:)'^う`)ヘJく)    /:/>'´   , 'XXx|[_): :l::.::.:l:::!
   /::.:/; てh_n_n_}    /:/r{_r(_r、∠XXXx|ノ: : :ト、:::|:::l
 /:,::/ :/: :r′   !_)  /:/)ヘn_n_n_JXXX7: : : : : i::l ::|

.

770 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:21:28 ID:wJGJeLQs


     / ̄ ̄\
   /   _ノ  \
   |    ( ー)(ー)
.   |     (__人__)       いや…安らかに死んでいったよ。
    |     ` ⌒´ノ
   .l^l^ln      }        呂一族を繁栄させ、クーデターを行えるように万全の備えを残してな。
.   ヽ   L     }
    ゝ  ノ   ノ
   /  /    \
  /  /       \
. /  /      |ヽ、二⌒)、
 ヽ__ノ


 \/: /: : : /: /: : : : : : /: /: : |: : : : l: : : ヽ}   \
  /: /: : : /: / : : : : :://://: :∧ : : : :|: : : : |     〉
 l: |: : :  |: /: : : : :/ /" /: :/  \: : :.|: : : : |   /
 |: :ハ: : : |: |二ニ==ェニフ´   /, へ、____>':「: |: : : レ'
 ヽ:|∧: : |: |く/フこ^ヽ\ /   / _ェ‐‐、=、`|: : |: : l: :|
  ∧ヘ: : |/ |r^{:::}゚ |  "      |^{;:::}r^} 〉 |: :/: : l: :|
  /: : |\: |ヽ >ー‐'        ヾ_こ_ソ  /:/: : :/ /|           なっ!!
 / : : {. \ヽ :::::::     ヽ     `ー―' /イ: :/ /: |
./: : : ∧  ト >   , へ、___   :::::/ /: ///: l: |
 : : : i^ヽ *\    / /´    :::::ヽ    // ノ/: : l: |
 : : /レ⌒ヽ、.  ヽ、 ヽ、_     :::ノ  , イァー‐く`¬ : l::|
 : / / / ,へ. l| ` 、    ̄ ̄ ̄, ' rーく \.  |` ト、:.l::l
 ::/ .| '  / /ヽ|    >= ァ  ̄  /^ヽ  ` ヽ. | 〈 ヽ::|
: /  |       / |  /⌒/L「\.   |       ./ /  | |

.

771 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:21:56 ID:wJGJeLQs


     / ̄ ̄\
.   ./   _ノ  ヽ
    |    ( ●) (●)
    |      (__人__)  ∫          でも安心しろ。クーデターは失敗したよ。
    |     `⌒´ノ ∬
.   ヽ         } | ̄|           その後、呂一族は族滅され、息のかかった者も処刑された。
     ヽ     ノ |_|)
____/      イー┘ |           帝には、再び劉邦の血を引く者が即位した。(文帝)
| |  /  /     ___/
| |  /  /      |
| | (    ̄ ̄ ̄⌒ヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|


            __,.--_-_- .__
          _∠/ _v__`¨´ _vv_ヽ.__ ¨' -._
         ,ィ´r_  イハ`_,、__ ハハ   _`ヽ.  ¨ ‐--ォ
       ,ィ´ ´ハ ,ノ ̄ ̄´    ̄ ̄ヽ、フヘ' ヽ.__    |
.      /ヘア´ ̄|.:.:.:.:.:.!.:.:.|.:.:.:.:.\.:.:.:.:.`ー、 _、\  |
     ノi,ィ´:/.:.:.:.:.| .:.:/!:|ヽ.:',.:.:\.:.:ヽ..:.:.:.:.:.: ヽ.ハ¨ `ー'‐- 、   ___
.    |_/:!.:.:!.:.:.:.:.:ハ.:/ノ.:| .:',∧:ヽ.:ヽ.:.:ヽ.:.:.:.:.:ヽ:`¨Tヽ._=Y= _二_Yィ ン
.    / !:!|.:.:|.:.:.:.:.:|::|'/.:.;ハ.:.:ハ:|\:\:_:.ヽ.:.:.:. i.:.',:.:',.:.:\ ̄¨ ‐._ ̄
   イV|:|:!',.:l.:.:.|.:.:|::,'.:./ !.:.l |:!-‐<_`ヽ`.:',.:.:. |.: |、.:i、_.:ヽ、.:.:.:.:.: ̄¨        そうですか…
.   |'ヘ |:|:!:ヽ',.:.|ヽ|ノ-,''¨|ノ l:!  _ ヽ|、.:.|.:.:/.:.:|::',:|、.:.: ̄ ̄.:.:.:.:.:.:.:.:
.  /  ,!:l:ヽ.:.ヽ.i/:|/  _」'  リ  _, -z' Y.:∧.:.:!ヽ!| \_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:        安心したですぅ…
.  ,'v_ 代:',、:ヽ.:.ヽ.:.:i!  _,ノ      ̄´   ,':,イ/ハ.:|:::::i|\.:.:.¨ヽ.__
  {,ホ | ',ヘヽ \:ヽト=''´      zxx /'´,'ノ:::|/ ̄¨ ‐-.__.:.:.:.ヽ. ̄
  ヽ ノ  ヽ', {\`ヽ\_zxx  `__ ,.    人\__:::::::::::::::::::::::::::: ̄ ̄ ̄
  トvヽ   \ヽ.\:`ヾ. ̄        /| :::\_`¨:::::‐-._____
  ヾ` |     `ュ、`.:、`マ'ェァ、‐-‐''´  jヽ___`>、‐-._____
   `¨!`ー- 、/.::.::`ーY`ァ-}`'‐‐x― '´ ト、,、,、:::::::::\_
     ヽ、___ヽ-=、_,、f'/_ファ=ァソト=,ゝ、__} /イー--、:::::::::::`¨ ‐-.__

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772 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:22:33 ID:wJGJeLQs


      / ̄ ̄\ ( ;;;;(
    / ._ノ  ヽ、\) ;;;;)
    |  (●)(●)/;;/
    |  (__人__)l;;,´|
    | ./´ニト━・' .l      結局、最後は正道を貫いた者が勝つ。
    | .l _ニソ    }
     /ヽ、_ノ    /       悪いことをすりゃ、その分自分に返ってくるんだよ。
    __/  /    ノ__
  / /  /       `ヽ.
  /´  ./       ,.  ヽ.
  ト、_,/.       |、  ヽ
   |         |/  /


                   _ ......... __
               ,.ィ"/,. ィ'":.:.:.:\:.:`丶、
             / / ,:":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.\
            / ./ /:.:./:.:.:.:.:.:.:.|:.:ト;.:.:l:.:.:.:.:.ヽヽ
          /  / /:.:./:.:.:.:.:.:.:.:/:.:| ',:.:ト、:.:.!:.:.l:.',          その通りですぅ
         く   ,'  l:.:.:.:l:.:.:./:.:.://_/ .l:/ー-ヽ:.:| ',|
           ヽ、.」  l:.:.:.:.l:.:.l_:/フ ' /' 、,,,,,.ノ:./ ′         良い子のみんなは悪いことしちゃダメですよ
             /:.:.{  !:.:.:.:.Vr   ,,ィ ′  ///イ}
            /:.:.:.:{   ヘ:.:.:.:\=''"//   _   ハ!
           /:.:.:.:.:.{   ,イ_ヽT rr‐',  <ノ  , ' }          ,、
          /:.:.:.:.:.:..{ r-,.‐-.、>、ヽヽヽ ..__/   }           //
         /:.:.:.:.:.:.:.:{ </: : : : :ヽ} ヽ、  ,ヽ,‐;.:.::{   }        //
        /:.:.:.:.:.:.::.:.{ {l: : : : : :.:.!{,〃゙Yニ - _ュく{.   }       //
.      , ':.:.:.:/:.:.:.:{ /:|:.: : : : : :ヾ,ヽ='ィ、ニ. r.イYヽ   }      _..rY、
    , ':.:.:./:.:.:.:.,イ/:.:.|:.:.',: : /: : : \/ !  / /{:ハ.  }.   /,_ィ_〉 〉
.  , ':.:.:/:.:.:.:.:./ /:.:.:.:!:.:.:.∨: :_:_: : / l   ' .,'イ: : :!  }. ,イ    'ー- ._
 , ':.:./:.:.:.:.:.:./ ./:.:.:.:.:.!:.:.:/: :/r =7     ,'.フ: :ヽl   }Y フ '´ ̄`二- '-'
,.':.:/:.:.:.:.:.:.:/ /:.:.:.:/ハ:/:.:.:.イ7/〈:、     !'.):.:. : : `ヽ/'、ヽ二-フ´
/:.:.:.:.:.:.:., '  /:.:./:./:./:.:.:.:/://:.:.:ヽ:\   |ヘ:r,.-.、、/  ゙ーァ'´

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773 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:23:08 ID:wJGJeLQs












                 『 ち ょ っ と 待 て 』













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774 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:23:31 ID:wJGJeLQs


       / ̄ ̄\
      /  \    \
    .(●)(● )  u. |
     (__人__)  u   |       (またかよ…)
     .(`⌒ ´     |
     {         |
      {      u. /
      \     /
      ノ     \
     /´        ヽ



                 _,. -ァ――‐-- 、_
                / ノ* , - '^⌒"´`丶、
              / ノ  r'´         ヽ
             /  ノ * ノ    /   ,  、 ヽ
               /   l  l  //  ,  /,  jl i  ',
            /  、_ l   l l l/_/_,ィ// __ム! l l l      
             ̄|`lヽj * 〈 l ,lィ'_.ノ'´ノィ' ,ィリ l,' l l
             ,l l l  { 'l下T::::T' //ナ!;Tリ lj l      (しつこいヤツですぅ…)
             l l  '、  }、' ト。'ー' ´ , 'ーイ /リリ
              l l  ヽ* '、ヽ',""    "ツノノ        
            l l l  {  ヾ>、   ‐_,.ィ"l´
             l l l  入  l^ヽミエ二、 l *l
            ,' ,' / ,イ rt, *'、, -‐ロ‐-ミt  l
           ,' ,' l イ    (l  ヽ/||ヽ. ハ  l
           ,' ,' K     l  ', |l|  (lヘ) l
          / / ,ハ、、   l * l, |ll|  (l '、 l

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775 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:23:58 ID:wJGJeLQs


             ,ノ        ,,   -‐
           /     _  -‐        /. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
        ,/    ,  '´           ./:               \
       /   ,/             /: :                \        お前ら…悪いことをしたら自身に返ってくると言ったな…
      /  /             ./: : : :                   \
      /  /.       __     ./: : : : : : .._         _      \      はたしてそれは本当か?
      l  ノ.       / .ヽ   l ; : : : : : :´⌒\,, ;、、、/⌒`         l
     / /        l.   ',   |: : : : : ;;( ● )::::ノヽ::::::( ● );;:::     |
    ./ /     .,-‐、 l _ _ }   .l: : : : : : ´"''",       "''"´        l
    ; /     ∠,,,,,.」 -‐、  !   \ : : : : . . (    j    )、       ,<´    _......-―--..、
     !;_,, -‐''"", .-‐'⌒ヽT  l     \ : : : : :`ー-‐'´`ー-‐'′     /:::ヽ-‐'::´::::::::::::::::::::::::::::l::`:...
     ゞ-‐''"/   __ノ l   !     ./ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :,イ:::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::
       γ   / !      ',   /::::::::::`\: ``ー- -‐'"´   / /::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::
       ヽ   ´L_⊥ -―---' -<::::::::::::::::::::::ハ:\ : : :   _//´ ,'::::::::::::_::-‐:、\:::::::::::::::::::::::::::l:::::::
        l       i      ,)::::::::::::::::λ `‐-、_∠     l:::::::/::::::::::::::`:\:::::::::::::::::::::/:::::::
        ゝ   , -― ' ´ ̄ ̄  ̄ヽ:::::::::::::::/.ヽ   /:.:.:.:.λ   ィ::::::/:::::::::::::::::::::::::::`:::::::::::::::::/:::::::::
         ノl         _ ,イ:\:::::::::/! ヽ  .∧:.:.:./ ヽ ./ l:::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::
       /:::::!l、  _ -‐' ´ !:::::::::::::::::ヽ:::,' !  \! ..〉‐〈   ∨/l:::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;,':::::::::::::
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776 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:24:26 ID:wJGJeLQs


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ○)(○)
. |  U  (__人__)
  |     |r┬-|      な…に…?
.  | ι   `ー'´}
.  ヽ     u  }
   ヽ     ノ
   /    く  \
   |     \   \
    |    |ヽ、二⌒)、



      / .,※,...-―:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::ー-.、  \
    /  /,.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:\※ヽ
    \ /:.:.:.::/:.:.:.::.:.:.:.:.:.:!:.!:.:.:.:.:.\::.:.:.:..:ヽ ',
     /:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:../.;イ.:ト、.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:ヽ
    ,':.:.:.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.:.,:イ:/ ;:/ ヽ.:..:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.'※.
    !:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:/.// //   \:.:.:.:.|:.:.:.:..:.:i
     |:.!:.:.:.:.:.|;∠..−'" 〃゛` ―--\:.!:.:..:.:.::,' }
    !ハ:.:.:.:.:.!   _,,  /   、_    /:.:.:./:/∧
    i! \:.:.:\`=''"    `ー=''イ/:.ィ//:.:.     (お茶おいしいですぅ)
       }ヾ、_\   '      //´ /:.:.:.
       ト、※,.>-―…―--<7´※ /:.:.:.:.     
       !:.r(´.._'' ¨´ ̄ ̄`¨r-┴ 、  /ユュ_:.:.
       /:.{ 〉ーュ__...::::::::::.r―_`ヽ〈 // {j:.:.
.     /:.:/{Y´,.-<:::::::::::::::`ー、` ノュ!_j⌒ーリ:.:.
     /:.:.:! >` ー'、..__>-、_.ノス  ,'  |:.:.
     /:.:.:.| {~`^ーセ┘!}{} !㍉x-イ } ,'  |:.
.   /:.:.::.,'  !    !  | }{} ! i!   ト、  |:.
.   /:.:..:./  !    ,' }{} ! |   | ヽ   !:.:.
  /:.:./   ト   イ }{} ∧   | 〉  ハ:.

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777 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:25:03 ID:wJGJeLQs


                   /:  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
                 /: : : :              \
               /: : : : : :                 \         よぉ〜く考えてみろ
              /: : : : : : : :..                \
             .l : : : : : : : : _ ノ゛,, ;、、、 '⌒ゝ、      l       悪事を働いた呂太后はどのように死んだ?
             | : : : : : ::;;( ● )::::ノヽ::::::( ● );;:::    |
             .l : : : : : : : ´"''",       "''"´       l       暗殺?毒殺?…違うだろ
              \: : : : : : . . (    j    )       /
               \: : : : : : :.`ー-‐'´`ー-‐'′    /         ヤツは安らかに死んだんだよ…
               _ノ>'´小、    `ー―'´,),. /\イ 
       _,.二ニ-‐フ´ / /!| \ ` ー --‐ , イl、 丶、ト、__
  ,r‐<´     /  '  /´ |j    ヽ、   __/ ' ハl、   ヽ  `丶、   /⌒〉
 ノハ   \   /    /   jl|  ,'  jゝィ厂   ′/l∧   \    \/   /
∧丶ヽ   V       /    /リ ;   /⌒l|   ; / / ヘ    ヽ   /   /、
l l、 、 }   ヽ     /     ハノノ  /  ∧  ,' / /   ハ     \丿   厂\
、_}/ノレー‐-、\  / 、    |/'´ / ン=c'、{ヽl  ' / /    }、     レ- '⌒ヽ__ ヽ
´ /´{    `ヽV___、>−-、 く  /7个i/ ヘ.0/ /      ハ     /   _,. イへ\ \
 ∧0 ノヽr─-、___)一´- 、/ ) ∨ / / jl   ∨/=-、  (⌒>‐イ  _∠´ /l /! \ \
 {. ハ |  {、_     ____) / /   / |    /    \ (⌒(   __`二´-‐┬' 7/l |   ハ ヽ
 ヽ、ハ   \ ̄ ̄ - '´ /i /  '  / 'l   /       ヽ\  ̄ヽ、  _, / /∧リ-−  〉 〉
、 〈 `>‐-`ニ>─<   !/     /  | /        \\,_  ̄ 丿_∠´  厂丶 / /



     / ̄ ̄\
    /   _ノ  \
    |    ( ○)(○)          ハッ!!
 .   | U   (__人__)
    |  U  |r┬-|  彡        それは…
 .   |     ` ⌒}   彡
 .   ヽ        }
     ヽ     ノ
     /     \
    / /\   / ̄\____l⌒l
     | |  \ /  ヽ \_____|
 Σ(⌒ノ   ゝ    \__)

.

778 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:25:36 ID:wJGJeLQs


                          /.: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
                         /: : :             \
                       /: : : :              \        悪事を働いた当事者が安らかに死んだ。
                     /: : : : : :                 \
                    / : : : : : : :.._        _      \      これはつまり、「悪事をした者が自身にかえってくる」
                       l : : : : : : : ´⌒\,, ;、、、/⌒`        l
                   | : : : : ::;;( ● )::::ノヽ::::::( ● );;:::    |     と言うことと矛盾してないかお?
                       l : : : : : : ´"''",       "''"´       l
                    \: : : : : : . . (    j    )       /
                     \: : : : : : :.`ー-‐'´`ー-‐'′    /―-.....-.....-......、
                      ,ィl\ : : : : : : : : : : : : : : : : : ; : イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`::..、........-‐-::::::::::.....、
                  ,....:::::'´::;':::::::`iヽ: :``ー- -‐'"´ ,ノ i´:::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::;:::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::
                /:::::::::::::::;':::::::::::l \     /  l::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::: ノ::::::::::::::::::::::::
               /::::::::::::::::::::::l:::::::::::::!   `丶_,ィ   /l::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::;'::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::
             ./::::::::::::::::::::::::::::レ' ̄`つ   /::::ヽ  /  !:::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::;'::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::
           /::::::::::::::::::::::::::::::/,ィ='/仁,ヽ   ∧:::::λ /  .l:::::::::::::::::::ヽ::::::::::::/:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
          /::::::::::::::::::::::ヽ、::::「 ´_,ィ//‐,、ヽヽ/ヽ 〉-.! レ  ./l:::::::::::::::::::::::ヽ::::: /::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
          /:::::::::::::::::::::::::::ヾ,::l ´二,ゞ',\;T´   `l::::::l  / .!:::::::/:´ ̄`:丶 '::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
         /::::::::::::::::::::::::::::::::::〈 ` ̄¨ ` 、_)、    l:::::::! '   !::::::\::::::::::::::/'´::::::::::::, --‐― ― ' ´ ̄  ̄
         /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!  .ュ⌒`イl::',   l::::::::l   /l:::::::::/::::::::::レ'::::,--‐ ヽ
        /:::::::::::::::::::::::::\:::::::::l  イ ヽノヽ:::::ヽ  !:::::::::l  / .l::::::/:::::::::::::l      ',
        /:::::::::::::::::::::::::::::::::\;イ〉    .):::::\::::\ !::::::::::ゝイ´::: ̄::::`::::...、:l       l
       ,':::::::::::::::::::::::::::::::::/::', ヽ   /:::::::::::/::::::::::>::':´:::::::::::::::::::::::::::::::::::\      .l
       l::::::::::::::::::::::::,::::'´::::::::::', ヽ ィ:::::::::::;:'::::::::/::::::::::::::::::::::`::::、::::::::::::::::::::::\     l

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779 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:26:09 ID:wJGJeLQs


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ⌒)(⌒)
. |  u  (__人__)          いや、しかし…一族が滅んだんだ。
  |      |r┬|}
  |      | | |}          それってつまり、身内に禍の火種が降り注いだってことだろ?
.  ヽ     `ニ}
   ヽ     ノ
   /    く  \
   |     \   \
    |    |ヽ、二⌒)、


                   /: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
                 /: : :               \
                / : : :: :: : :               \
              / : : : : : : : : : :             \          私が言ってるのは当事者の話しだ。
             /: : : : : : : : : : : :.:.:.:.:  _        _  \
          _,. -'" l: : : : : : : : : : : :.:.::.:.:´⌒\,, ;、、、/⌒`    }        呂一族のことではない。
      _,. -‐'"_ 'フ:ハ: : : : : : : :.::::::::::::;;( ● ) ノヽ ( ● );;: l゙ ヽ、
     / 〃-'  /│,.',ヾ: : : : : : : : : : : ´"''",      "''"´  .l ',ヽ, ` 、
  __. -テ{ ヽ='¨ / ./ ll',: : ヾ : : : : : : : . . . (    j    )    l゙ i 〉 ヽi l`ヽ、
-´ : : : : l ! ' i   ヽ\ ',:',: : : :\: : : : ::.:.:.:.:.:.`ー-‐'´`ー-‐'′  /i / / ゙ l: : : :`ヽ、
: : : : : : : :゙l  イ   , 、ヽヽ ',:ハ: : : : :`ヽ、:;:;:;:;:;:;:;_:_   _,.=- 、  イ: : j  ', / i . l: : : : : : : `ヽ、
、: : : ', : : : ゙i i  /  \  ∨ハ: : : : : : :`ヽ、ー=r‐',ニ-──゙ー《: : j  イ ゙i ./ l: : : : : : : : : : : `ヽ、
:ヽ: : : i : : : ゙i  / , ヽ   j ∨`ヽ: : : : : : : : ¨7゙ ノ   ィ_,.-----ヽ<  { i   l: : : : : : : : i: : : : : :ヽ
: : ヽ: : l: : : : ゙i  {  i   i  ∨ヾヽ: : : : : : / r'  _,/   _____',.    / l: : : : : : : : :l : : : : : : ヽ
: : : :ヽ: l: : : : :゙i __j l  、 j 、 ∨ヽ: : `ー 7´  `¨<    _ノ    ,`ー-、 / .l: : : : : : : : : l: : : : : : : : ヽ
: : : : :ヾ:゙i: : : : :゙i ヽ、 ゙i  '  _j ∨:ヽ: : :/      `ー‐'"_,.-=¨¨゙ヽ、___,イ   l: : : : : : : : : :l: : : j : : : : : ヽ
、: : : : : ゙i:l: : : : : ヽ  ゙ヽ  / / ヽ: : 7゙        <  __ノ、__    ゙ヽ.  j: : : : : : : : : :l: : : j: : : : : : : :|
、ヽ: : : : ヾi: : : : : :ヽ ヾ  /    } 〉'          `7゙    i`¨    ', /: : : : : : : : : ::l:/:/: : : : : : : :::|
: ヽ\: : : :゙i: : : : : : :゙i  `       /           ,イ    l      ヾ、: : : : : : : : : :l゙:/: : ::_; -=7::::|
: : : `ヽヽ: :゙i: : : : : : : ヽ    _,.-'"¨ヽ、           />ヽ   {        }`ヽ、: : : : : :j:/: :/: : : ::'::::::|
: : : : : : \:::゙i: : : : : : : :ヽ  /: : : : : : : :`ヽ、.      /r': : :ヽ  ',      /: : : :`ヽ、: : j'゙/: : : : : : :::::::|

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780 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:26:45 ID:wJGJeLQs


              _________
            /       'r r.r.r.i
           /        | | | | |
          /     u  .ノ.ノ.ノノノ             う…うぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅううう!!!
          ハ_ノ  ヽ、__  /   /ノ
         / (●)(● ) .(    l ヽー―ー-、
        /  .(__人___)  ム   イ    r    ヽ
         ./   / ヽ`⌒´   |   .l    /     、 l
      /    /  八_ 、__ /l   |   ,'      l  l
    .  /   ,'       ヽ|   | ノ      ハ   l
      /    .l   ∧    |    レ'     ノ     l
    /     l  ノ  ヽ   |     |     ノ       }
   ∧     / ,〆     ヘ  l       , '       l
    ヽ、_,ノ'´        ヘ .l      /        ノ
                 ', |     /         ,'
                   ト、   ノ          ノ

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781 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:27:14 ID:wJGJeLQs


                   /:  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
                 /: : : :              \
               /: : : : : :                 \
              /: : : : : : : :..                \
             .l : : : : : : : : _ ノ゛,, ;、、、 '⌒ゝ、      l
             | : : : : : ::;;( ● )::::ノヽ::::::( ● );;:::    |         どうした?
             .l : : : : : : : ´"''",       "''"´       l
              \: : : : : : . . (    j    )       /          もはや反論もできぬか?
               \: : : : : : :.`ー-‐'´`ー-‐'′    /
               _ノ>'´小、    `ー―'´,),. /\イ             どうやら、議論するまでもな(ry
       _,.二ニ-‐フ´ / /!| \ ` ー --‐ , イl、 丶、ト、__
  ,r‐<´     /  '  /´ |j    ヽ、   __/ ' ハl、   ヽ  `丶、   /⌒〉
 ノハ   \   /    /   jl|  ,'  jゝィ厂   ′/l∧   \    \/   /
∧丶ヽ   V       /    /リ ;   /⌒l|   ; / / ヘ    ヽ   /   /、
l l、 、 }   ヽ     /     ハノノ  /  ∧  ,' / /   ハ     \丿   厂\
、_}/ノレー‐-、\  / 、    |/'´ / ン=c'、{ヽl  ' / /    }、     レ- '⌒ヽ__ ヽ
´ /´{    `ヽV___、>−-、 く  /7个i/ ヘ.0/ /      ハ     /   _,. イへ\ \
 ∧0 ノヽr─-、___)一´- 、/ ) ∨ / / jl   ∨/=-、  (⌒>‐イ  _∠´ /l /! \ \
 {. ハ |  {、_     ____) / /   / |    /    \ (⌒(   __`二´-‐┬' 7/l |   ハ ヽ
 ヽ、ハ   \ ̄ ̄ - '´ /i /  '  / 'l   /       ヽ\  ̄ヽ、  _, / /∧リ-−  〉 〉
、 〈 `>‐-`ニ>─<   !/     /  | /        \\,_  ̄ 丿_∠´  厂丶 / /



                     ,;;---−―――――--,,,
                    /              \               rつygぁfなほcぱpkふじこ!!!!
 , ;                /                 \
        c==ー^      /li   <こ_ .:; イ.:.:.:.:.::.:\ : :    \:.:.:.::;;;;>'"
    z        ,ィ≦    ム}|/__/´⌒  /.:.:::::.:.:::.:.:.:.:ヽ    .::.:.:;;ィ'"  /
           __ -一   .:fr'/{ミ ,彡/ ,/.:.:.::::/.:.::::ノ_,,,:::-一宀 ´    {
    c== ¨¨       /^{ノ ilil// /⌒´ ̄ ̄ ̄`7´ /     /         ',
       c に≠==ー 厶-  il,/   〃    ー/, {  {     i          ヽ
               `ート、   〃   {i         ヘ. :丶ヽ: : :ヽ: : : : : : : : : : { :\
   C °。 : .      ヘ にヘ,{i   ヽ.i{   . . . . . : : : : ヽ、:\: : : :\: : : : : : : : ヽ. : :
                 : ', ,〉ィヘ  ヾミ{!. : : : : : : : : : : : : : :\. :\: : : 丶: : : : : : : : \
          . ィー- く {^ヽ人   ヘ≧ー‐rー宀7⌒ヽ. : : ヽ、__. : : : : :\. : : : : : : :
         / :` 、: :トこ´  ヾ     ¨>く__ノ _,人___/, ¨¨¨"¬r一=,,___ : :
       / ,        ヘ、__       彡彡 ´ _ ー
      /           . : : : ´¨¨¬     , /
     ./                  ヽ、   /

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782 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:27:47 ID:wJGJeLQs


                 , .-==== - 、
                  ∠   `^`^~^`ヽ、 \        ──-/ヽ ヽ:/  /
              ,∠ -‐……‐- 、    \ \      \  /` ー‐--‐'}
             / .::.::.::.::.:..;.:.:.:..:.:..`ト、    \ \     <´ ̄:` ー─-イ
            / . .::/.:/::.::.:/.::.::.:://.:l.:|:ヽ     i  \.    ./`ヽ ノ::::::::::::/
              / . ::./::/:.:::.:/.::.:::,.イ/.:::l.:|.::..ヽ    i    \   /::: :::::::::::,.  v'>
           i.:i.:.:l.l.::l「.`メ.:.:///∠ l.:|.::i.::.ヽ  i  __´__/:::::::::::::::::{   \
           |::|.::|:l:::lレ{!、,/ // / ルー'リ:.::.〉 i / \   }:::::::::::::::::7¬ー‐`
           |::|.::|:l:::li  ゙ヽ   ,イ'~__,./ .フ:/  レ'´ .:/  \ ノ::::::::::::::、./
          lハ:::ト、::l`'''"~     `゙    /:/ ,f.: .: .:.:i   /{   ):::::::,/
           rソ   ハ、  _,,..-ー^ヽ, .,イ .,f: : : : :::、──'::::::::::::::::::,/           屁理屈ばかりぬかしてんじゃねーです!!
           rソ  ノ.:i:.`゙-}__..ニニソ~´{  {.: : : : : : \ ノ/ヽ:::::::/
            rソ  ノr'77´ 二`ニ´  ̄`{  { : : : : : : | /`::::|  /:::,ヘ、           せっかくいい感じで終わると思ったのに
         rソ   ノr'77 /^フ介ト、     {  { : : : : : :./:::::::::{/:::厶__ \
        ,f  ノ.:r'77\ //j,。l l〉〉   ,r.{  ト、 : : i /:::::::::::::::::::/     ̄          毎回毎回じゃましやがって…
       ,f  ノ.:.:{ ,′ // j,。.l l/   ,rシハ  い: : :l.i:::::::::::::::::ノ
      {  ,f.:.:.:.{ .′ // j。 ト、  ,r シ( :.:.`ヽい: .:l }::::::::::イ´                次回おなじことをやったらタダじゃすまねーです!!
      {  f.:.:.:.:.{ L 」」 j,。 ヽl ,r シ( .: .: .: .: ぃ、::ムミy
       /{   f .:. :.:ゝ こ L..j,。   `ヽシ( .:. :. :. :. :. .:.:.:{ミ/ト、
     /i.:{  { .: .: .:1三7><L   j ( .: .:. :. :. r'"`''‐-、.:ヽ
  , .イ. :.:{  {.: .: .:1三l><7三ミミ」/ i .:. :. :. :.V´,r‐   l: : :.\
 三 二ニニ{  {.:./⌒ヽヽ __ノ三三ミ〈  |. :.: .: .:/ //  l: : : : : :\
    -‐ ´{  {′ .:. :i三三ニ -‐┘`ヽ.|. :. :. :.`7∠´   !: : : : : : : \
 -‐ '´_/ /{  { .: .: .: .:. :. :. :. :. :. :. .:..: .\. :. :.∧LL __ノ: : : :ヽ: :\: :\
 「   /.:.:{  { .: .: .:. :. :. :. :. :. :. :.: .: .: .: `7// :L_ノノヽ: : : : :\: \: :\
 「「 ̄ : : : : :.L__ 」: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :〈〈. : :`ー': : :i}: : : : : :ト、: :\: :\
 : : : : : : : : :: i : : .: . : : :. :. :. : :. :. :. :. :. :. :. :.: .: :い: : : : : : :.i}.: : : : : | ヽ.: :\ :
 . :. :.: .: .: .:. .:l:. .: .: : .: .: :. :. ::: .: .:.:. :. :. :.: .: . :.: .: `ー=== ‐'イ : :. : :. :.|  l: : :. :: :

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783 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:28:19 ID:wJGJeLQs


バタン  〃        〃
         , -─‐──‐-、
          /        ゚    \             (いつの時代も…男は女に弱いものだお…)
       / ;  ゜      °  \
      l  U      ; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; l⌒ '"⌒ ヽ、
       |;;;;;;;;;;;;;;;;;;    u.    ;   |ー       \
.      ! u. _ノ′ヽ、__   ∪           ,;   \ ,rー、
        ゝ。((-‐)  ;;;;;;;;;;;)::。 i'′⌒ ̄ ̄` ̄ ̄ ̄ヾ`ヽ ヽ
       (  ヽ'"(__人___)"'__ ,ノ ヽ、____"___,、___ソノ__ノ
  ´ ´ `゚~゜´^" ´~`゚゜`⌒ ´"´´゚^゚^ ~゜゚`´^゙^ ^´'゜´^゚´ '゚^´゙ ^ ゚゜



                                   お し ま い ♪

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784 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:28:49 ID:wJGJeLQs

【用語&人物解説】

「中国三大悪女」 .:漢の呂太后、唐(武周)の武則天、清の西太后のことで、権力を保持し残虐な政治を行った女性の総称。

「陳勝・呉広の乱」 :中国史上初めての農民反乱。結果は、失敗に終わる(陳勝、呉広が死んだだめ)

「妲己」       :殷王朝最後の君主である紂王の皇后。暴虐無尽で淫乱な女であり、国を滅ぼす原因となった。

「末喜」       :夏王朝最後の君主である桀王の愛妾。国を滅ぼす原因となる。

「褒じ」       .:西周王朝の王である幽王の皇后。笑わない美女として有名。

「驪姫」       :春秋時代の晋の君主である献公の妃。自身の子供を王位継承者にしようと企てるが、反乱にあい死亡。

「夏姫」       :春秋時代の鄭の穆公の娘。切れ長の瞳と可憐な容姿を持ち、不思議な秘術で男を籠絡させた女。

「西施」       :春秋時代の越王が呉王夫差に献上した美女。「ひとみにならう」の語源となった女性。

「劉邦」       :前漢王朝を開いた高祖。農民から帝位についた男。

「高宗」       :唐王朝3代皇帝。一時的に皇帝ではなく天皇を名乗ったことで有名。

「咸豊帝」      :清王朝9代皇帝。在位から現在にかけても評判は悪く、暗君とされている

「威姫」       :劉邦が寵愛した側室の女性。劉邦の死後、呂太后により「人豚」にされ殺される。

「如意」       :劉邦と威姫の間に産まれた子。劉邦により趙王に任命されるが、呂太后により毒殺される。

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785 ◆oCJZGVXoGI:2010/02/18(木) 01:30:32 ID:wJGJeLQs
以上で投下終了です(´・ω・`)

ご観覧して下さった方がいらっしゃいましたら
ありがとう御座いました!

次の投下は少し遅くなるかもしれません…
申し訳御座いませんお(´;ω;`)ノシ

786名無しのやる夫だお:2010/02/18(木) 01:36:06 ID:uGYZfVic
乙!
面白くって勉強になるからこのスレ好きです
体調に気をつけて無理せずゆっくりやってくださいね

787名無しのやる夫だお:2010/02/18(木) 01:37:04 ID:mKtTuBLU
乙乙

788名無しのやる夫だお:2010/02/18(木) 01:39:05 ID:bSFztaf2
おおっ!投下きてた!

乙!次回を楽しみに待ってるよ〜

789名無しのやる夫だお:2010/02/18(木) 01:41:40 ID:1PoUkpEw
乙です、できれば振り仮名あったりすると助かります
物覚えするのに音読できないのは厳しいので

790名無しのやる夫だお:2010/02/18(木) 05:59:24 ID:ye.gTdxs
乙でした
呂后は宮中ではいろいろやらかしはしたけど、治世としては安定した時代を作ったんじゃなかったっけ?

791名無しのやる夫だお:2010/02/18(木) 07:47:18 ID:nR9Pj1A6
中国史の王朝は外戚との力関係とかで必ずモメるよな・・・。

792名無しのやる夫だお:2010/02/18(木) 10:41:29 ID:yfGJbtSA
権力争い×(外戚+宦官+α)=衰退

793名無しのやる夫だお:2010/02/18(木) 10:55:15 ID:nQ.uKrO2
>>784
西施が語源になった言葉は「顰(ひそ)みにならう」だな。

794名無しのやる夫だお:2010/02/18(木) 11:49:21 ID:D0bJ6W9.
・血統の冗長化をうながすために子供をあれこれと作る
->外戚同士の権力闘争の危険性が増える
->有力な豪族貴族軍人の介入をまねく

もうね・・・王族支配って無理あるよな・・・
なんで議会制政治とか長らく生まれなかったんだろうな

795名無しのやる夫だお:2010/02/18(木) 12:09:13 ID:uaY3gBxA
議会政治も無理があるところがあるんじゃないか

796名無しのやる夫だお:2010/02/18(木) 12:28:50 ID:6BeE6Rco
河川が氾濫しすぎな地域なせいかなぁ。
あれを治めるというのは事業としても超巨大で、それを成し遂げるには権力の絶対性が必要になって、
絶対性には神聖性が必要で、そこから祭祀王としての側面が必要になってきて。
そして祭祀王としての側面だけが残ったからかも。
あと、地上の全責任を押しつけられる相手がいるってのは安心かもね。

まあでも議会制があった地域と比べて、平均取るとずっと平和な期間長いんだぜ>中国

797名無しのやる夫だお:2010/02/18(木) 12:52:10 ID:D0bJ6W9.
>>796

表面化してなかっただけで徐々に傾いたり上向いたりを不定期に繰り返してる時代も長いけどな。
ギリギリ神話時代に足突っ込みかけてる商、周あたりだとたいした時事の記載も無く、
たんたんに何十年もたってたりするな。
散逸の可能性もあるけど、国の規模も小さく事業も限定的な時代だからかな。

798名無しのやる夫だお:2010/02/18(木) 23:46:37 ID:LWrQd8NU
中国史では最古の悪女は羲和だとおもうぜ、神話だけど

呂后は評価はそんなに悪くないのは事実、実際国は治まっていたし、それなりに苦労した期間があるせいか
無茶もしなかったから

西太后も最近評価変わってるらしいね、良い方に

799名無しのやる夫だお:2010/02/19(金) 20:41:48 ID:CYMeLeM.
武則天にいたっては門閥以外の人を大抜擢して政治的には大成功してるものな。
まあ旦那をないがしろにして好き勝手に行動するというのは、
儒教的な倫理感からすれば許しがたい事なんだろうけど。

800名無しのやる夫だお:2010/02/19(金) 23:03:50 ID:BUYSeWI6
>>798

呂はそれでも帝室を引っかき回したのとさっぴいてもギリでとんとんくらいだろう

801名無しのやる夫だお:2010/02/19(金) 23:08:12 ID:NyqqEiq6
儒教偏重だから「国が乱れるのは女のせい」というフィルターが必ずかかる。
男の失敗も后が吹き込んだと言って押し付けられるパターンが多い。
極端に言えば「男は正しく理知的に行動するのに、感情的に動く女のせいで世の中が乱れるのだ」というのが中国の男の主張。

呂后の宮廷内の争いは所詮コップの中の嵐。
治世を安定させ、外征を成功させたのは偉大な政治手腕といえると思う。
それでも、宮廷が全てだった人間にとっては息苦しい時代だったんだろう。
そして、そういう立場の人が歴史を記録する事になると、後世に悪評ばかり残るんだろうな。

802名無しのやる夫だお:2010/02/19(金) 23:24:47 ID:BUYSeWI6
いやーそれはちょっと修正評価に振りすぎじゃないの
見識の一つとして興味深いとは思うけど

803名無しのやる夫だお:2010/02/19(金) 23:30:58 ID:yehee0X.
殷とか夏とか周とか、中国で最古級の王朝だけど、創始者は漢民族じゃないんだよね

804名無しのやる夫だお:2010/02/19(金) 23:45:22 ID:5JBGKR3o
まあ、統一王朝を打ち立てると漢民族認定されるようだからな
隋や唐も漢の時代なら北方系異民族に入れられるようだし

805名無しのやる夫だお:2010/02/19(金) 23:48:31 ID:NyqqEiq6
・低い地位からついに天下をとった夫婦
・一夫多妻制が当然の時代に、非常に強い嫉妬心を持っていた
・夫の死後、子供を相次いで暗殺で失う
・最終的に実家の一族が権力の乗っ取りに成功
・治世を安定させ、さらに領土を拡大させた。

日本で呂太后と同じ事をしたといえば北条政子が浮かび上がってくるけど、
彼女には呂太后ほど悪女という評価はない。(昔はあったらしいが)
実際には簒奪したまま返していないし、子供に手をかけたとも言われている位だから
寧ろあくどい位だけど、この二人の評価の違いが日中の歴史観の差を表していると思う。

偉そうに言ってますが、私が中国史知った最初の感想は>>730ですので。
読んでるうちに「中国史っていつも同じことの繰り返しだな」と感じて、色々考えるようになりました。

806名無しのやる夫だお:2010/02/20(土) 00:09:19 ID:R8c1hT86
>>803-804
そりゃ見当違いな話だ。
基本的に漢人ってのは多民族を漢になってから儒学によって統合したことから生まれてる。
夏があったかどうかはともかくとして、祭祀文化を継いでいるのだから、
現代的なカテゴライズから行っても漢民族の祖の一つとして間違いない。

隋唐も元や清と違い、漢人の子孫を自称して系図を作り、様々な漢の文化を継いで守っている。
これを漢人でないとしたら、日本で言えば秦氏系の人や東漢氏系の人は日本人ではないというくらいちょっとアレなこと。
更に現代の漢民族となると、元や清あたりで支配する側の異民族や土着文化守ってる希少層との対比で生まれたカテゴリに過ぎん。

つか遺伝子的な人種と民族を混同しておらんか?

807名無しのやる夫だお:2010/02/20(土) 00:23:04 ID:yhB9lnQ6
流れ読もうぜ

808名無しのやる夫だお:2010/02/20(土) 02:14:24 ID:H8.q95yo
>>806
中国人自身が、そう言ってるんだが。
秦氏と東漢氏は渡来から1000年以上経った現在では完全に同化して日本人になってるが、
元々異民族だった事実までは消せないだろ。

809名無しのやる夫だお:2010/02/20(土) 13:39:22 ID:fbXv97o6
801みたいな側面も実際あるけどなあ
ただ呂皇后とかにしても、別々の人がやったことを一人の所行に統合したりすることもあるから
若干注意が必要ってのはあるとも思う

呂が宮廷闘争で大暴れしたのは事実でも、人豚とかの話に関してはパンが無ければお菓子を食べればいいじゃないの可能性も否定は出来ない

810名無しのやる夫だお:2010/02/23(火) 23:04:13 ID:FnYwUcso
>パンが無ければお菓子を

司馬懿の曾孫が言ったことなのにマリーアントワネットが言ったことにされたアレですねわかります

811名無しのやる夫だお:2010/02/26(金) 01:32:56 ID:u/69iCpQ
司馬懿の曾孫ではなくて、本当はマリーとは別の貴族の女性だけどな>パンが無ければお菓子を
司馬懿の曾孫の方は「穀物が無いのならば肉を〜」で、
「民間人がそんなこと思いつかないはずがないだろう、それすら存在しないんだよ。」
という文脈だからやや違う。
中国だと労働者でも肉を食うのは一般的だしね。

なんか言い方似てるから勝手に元ネタみたいに言われるけど、別の話よん。

812名無しのやる夫だお:2010/03/01(月) 22:23:08 ID:UHSlBvu6
前漢の恵帝の皇后(張氏)って、「漢書」でなく「漢紀」の記述だと
恵帝にとっては姪に当たるんだよな…。張敖と魯陽公主の娘って…。
この時代、おじと姪の結婚は不倫にならなかったの?
なるのだとすれば、近親結婚させた呂后恐るべしなんだけど。

813名無しのやる夫だお:2010/03/01(月) 22:29:33 ID:g4KfZmTw
不倫の意味が違う

814名無しのやる夫だお:2010/03/01(月) 23:17:29 ID:oBm9UHWE
確か異姓だから姪でも大丈夫って話だったかと。
父方が違うからね。
日本なんかは逆に母方が違えばおkみたいな感じだったけど。
古代だとどこの国もそういう制約が緩いのよ。
近代近くには同姓異姓の問題ばかりじゃなくて五親等くらいNGになった気がしたけど。

まあ、おじと姪の結婚なんて現代ドイツでも合法なのは有名だしな。

815名無しのやる夫だお:2010/03/01(月) 23:27:24 ID:dVfM2Y0k
ちょっとドイツいってくる

816名無しのやる夫だお:2010/03/02(火) 10:52:17 ID:vcppOQ/E
身内と固まるのは純粋性を高めたりする意味がある文化も存在してたしな
今の基準で言ってもしょうがない

817名無しのやる夫だお:2010/03/03(水) 04:33:13 ID:jV/DRA9Q
古代に置いては妹ってのは婚約者って意味だった時代もあったらしいからなあ

818名無しのやる夫だお:2010/03/03(水) 06:58:57 ID:A2JKy1T2
妹背という言葉に夫婦の意味があるしね

819名無しのやる夫だお:2010/04/12(月) 14:35:08 ID:pnxka9vA
>>811

犬や猫、蛇まで食うのはそういうことだ

農作物の育つ土地が国土の広さの割りに限られているということもあるらしい

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