■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■
【日常α】人はそこを異能都市と呼んだ【12】- 1 :名も無き異能都市住民:2010/08/12(木) 23:15:03 ID:2sEyJCyk0
- ≪ルールとか≫
・基本age進行で
・コテもコテ無しもどんどん来い
・レスの最初に自分のいる場所を明記してくれるとやりやすいです
・イベントを起こしたい場合は空いているイベントスレをお使い下さい
・多人数へのレスは可能な限り纏めて行うようにしましょう
・無意味な連投・一行投稿はできるだけ控えるよう心がけてください
・戦闘可能ですが、長引く場合や大規模戦闘に発展した場合はイベントスレへ移動してください
・戦闘が起きた場合、戦闘に参加したくない人を無理に巻き込むことはやめましょう
・次スレは>>950を踏んだ人にお願いします
前スレ:【日常α】異能都市アクセラレーション!【11】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12841/1275925527/
- 2 :名も無き異能都市住民:2010/08/12(木) 23:16:45 ID:2sEyJCyk0
- //前スレのURLミスりました
//真前スレ:【日常α】異能都市アクセラレーション!【11】
//http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12841/1277822872/
- 3 :名も無き異能都市住民:2010/08/15(日) 23:25:00 ID:7gFzKdaU0
- >>白い女
「あー、そりゃ、何つーか……ご愁傷さま?」
うまい言葉が思いつかなかった。
>>ディス
「そうか、なんかディスが言うと大丈夫な気がしてくる、不思議」
明るい表情で笑う。
「友達と一緒だから、大丈夫だ」
撫でる。
- 4 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/15(日) 23:26:37 ID:WVrfsEdY0
- //>>1スレ立て乙
前>>998
「あう〜。なんだかうれしいなの…
そういわれると…『でぃす』もがんばってみよっておもうなの」
【嬉しそうに言う】
「うん、いっしょならがんばれるなの!」
【ディスも顔をあげて微笑んだ】
前>>999
「あうあう!ありがとなの!よくばりでよかったなの〜」
【ディスは微笑んで塩キャンディの袋を受け取った】
「あうあう、ちゃんとかえるの〜!
またねなの!」
【そう言って手を振り見送った】
//おつー
前>>1000
「あう〜…そういわれると…なの」
【何だか恥ずかしそうにしている】
「あう・・・う〜ん…こまらないなの…
なんてよんだら…いいのかなの?」
【しかしディスはディスでかなり困っているようだ】
- 5 :白い女:2010/08/15(日) 23:30:50 ID:7hcwnxwgO
- >>3
「なんでさ、誉め言葉が欲しいね」
フフッ。
自信ありげに笑っていやがる。
>>4
「キミは可愛いくて面白いね」
楽しげに笑う。
「そうだね……」
考える素振りを見せる。
「キミの自由にしてみてごらん?」
- 6 :東西南北 良方:2010/08/15(日) 23:33:21 ID:7gFzKdaU0
- >>4
「そうか、お互い頑張ろうぜ」
仮面を上げ、ニヤッと笑いかける。
>>5
「ま、中退するのって案外度胸あるし凄いんじゃね?」
と褒めてみる。
「……、あ、金魚死にそう……」
手に持った金魚の袋を見ると、金魚が腹を見せて浮かんでいた。
「……とりあえず家で水槽に入れよう」
そう言い残すと、早足で去っていった。
//眠気があれだから落ちるのだぜ、乙!
- 7 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/15(日) 23:35:44 ID:WVrfsEdY0
- >>5
「あう〜…てれるの…
そういわれるとなの」
【さっきから赤くなりっぱなしである】
「あう〜…おなまえなの…」
【そう言ってディスは女性の姿を注意深く見る】
「あか!」
【そう言ってディスは少女の目をじっと見つめる】
「…てなまえはどうかなの?」
【……どうやら名付けたつもりのようである…ペットっぽい名前である】
>>6
「うん!がんばるなの!」
【大きく頷いて返した】
「あうあう、きんぎょさんだいじにしないとなの!
さよならなの〜!」
【大きく手を振りながら見送った】
- 8 :白い女:2010/08/15(日) 23:40:44 ID:7hcwnxwgO
- >>6
「ちょっと違うなー」
フフッ。
また笑う。
「……あれ、既に死んでるような……ま、いいか」
確証は無いし。
そう思いつつ背中を見ていた。
//おやすみなさーい! お疲れよ!
>>7
「と、言っても嘘でもなんでもないしね」
此方も笑いっぱなしである。
「あか……ね」
髪も肌も白い女。
所謂アルビノ個体と言う奴。
唯一対照的に紅い瞳はアルビノ個体の特徴であり勿論女の特徴でもあった。
「言ったでしょ? 呼ぶのはキミの自由だと」
- 9 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/15(日) 23:42:40 ID:WVrfsEdY0
- >>8
「あうあう、ありがとなの」
【先ほどからお礼ばっかりである。そんなに嬉しいのだろうか】
「あう!よろしくねなの!『あか』なの〜!」
【ディスは嬉しそうにうなずいて、改めて片手を差し出した】
- 10 :白い女:2010/08/15(日) 23:45:03 ID:7hcwnxwgO
- >>9
「フフッ、どういたしまして」
小さく頭を下げる。
「ああ……宜しくだ、ディス」
先程と同じように手を握る。
- 11 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/15(日) 23:50:32 ID:WVrfsEdY0
- >>10
「あうあう!なんだかいっしょにいてうれしかったなの!」
【そう言ってしばらく手を握って振ったあと、ゆっくりと手を離す】
「それじゃあ『でぃす』はそろそろかえるなの!
しんぱいするひとがいるからなの!」
【そう言ってディスは少しずつ広場の外へと歩いていく】
「じゃあねなの〜!」
【手を振りながら微笑んで去って行った】
//お休みー
- 12 :白い女:2010/08/16(月) 00:03:16 ID:7hcwnxwgO
- >>11
「それは僕もだよ。久し振りだったから」
ディスの姿が見えなくなるまで手を振り返し。
「さ、て……少し探してみようかね」
女は背中の何も映っていなかった空間を叩く。
そこには紫色に黒い線の――蜘蛛を思わせる様な――装飾の入った戦闘機。
二層に重なった内の下の翼を踏み台に、操縦席へ。
キーを差し込み幾つかのスイッチを入れる。
操縦席中央に設置されたモニターに光が灯され、表情されるのは警告マーク。
溜め息をついてモニターのスイッチを切るとほぼ同時。機体が浮かび上がり始める。
地上2m程の所でまた姿を消す。
直後、甲高い音が聞こえた。
- 13 :朝宮暁:2010/08/16(月) 14:31:03 ID:/k2gysHgO
- ワン、ツー、ストレート、フック、ワン、ツー。綺麗にシャドーをこなしてステップを踏み、虚空に拳を繰り出していた暁は、ふとその拳を止めた。
「……盆ねえ」
都市中央公園。帰省時。暁はぽつねんと呟いて空を見上げた。この都市に帰省なんて物が有るのかは知らないが、実家という物は暁にも存在した。
「……」
握り拳を解けばそこには焔が燃える。
「……たまには朝宮の技もやってみっかね」
呟いて取った構えは、ボクシングのそれでは無かった。
- 14 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/16(月) 14:35:16 ID:9qS3TsAM0
- >>13
「あてゅい……」
銀色の髪をした少年が歩いてくる。
青く澄んでいる眼は、気だるそうに閉じ掛けていて。
「……んん?」
と、視線の先には焔。
「…………この暑さの中、焔だって……!?」
むっきー、とか言いながら眉をぴくつかせる。
- 15 :朝宮暁:2010/08/16(月) 14:42:23 ID:/k2gysHgO
- >>14
集中しているらしく、赤毛混じりの黒髪をした青年に帝の声は届かなかった。
構えられた青年の両手には焔が灯り――、そして青年が動く。
右腕が唸りフックを放つ。瞬間青年は右肘を曲げ、右腕を畳みながら鋭く前に踏み込み、フックを放った位置――恐らくイメージ上の敵の顔面――に肘打ちを放つ。
青年は足を継いで更に踏み込みながら、肘打ちを打った方向に瞬転し、後ろ回しの蹴りを放つ。
仮想敵の顔面に拳、肘を入れ、最後に腹へと後ろ回し蹴り。中々に洗練された、流れるような動き。
――――さて、問題はその一撃一撃が熱波を撒き散らしていることなのであった。
- 16 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/16(月) 14:46:13 ID:WVrfsEdY0
- 【中央公園…日光が激しく照りつける】
「あついなの〜…のどかわいたなの〜」
【自販機の前に包帯を巻いた少女が立っている】
「うーん…おかね…はなの…」
【ポケットを探っている…なかなか見つからないみたいだ】
- 17 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/16(月) 14:48:19 ID:9qS3TsAM0
- >>15
(うおー、かっこいー……――)
と、青年の動きに見とれていた小柄な少年だが。
「――じゃ、無ぁぁぁあい!!」
むがぁー!! と若干叫びながら両手を天に。
「とりあえず氷柱ッ!」
とりあえず生中的なノリで言う少年。
すると、少年の足元に幾何学的な魔方陣が展開されて、少年の周囲に1m程の氷柱が現れる。
「……ふぃー、これで若干マシになったかなぁ」
なんて言いながら、服の袖で額を拭う。
>>16
地面から氷の柱が幾つか伸びていて、その中心には満足げな表情を浮かべた少年がいる。
……正直意味不明な光景だった。
- 18 :朝宮暁:2010/08/16(月) 14:53:37 ID:/k2gysHgO
- >>17
「はい喜んで――ってうォおッ!?」
とりあえず生中的な言葉につい反応してしまう最近ビアガーデンでバイトを始めた朝宮暁。
営業スマイルで振り返った先には氷の柱。接客言葉の次に出たのは驚きの声だった。
「……お、ああ、悪いな。熱苦しかったか」
そこで思い至り、暁は苦笑を浮かべながら両拳の焔を消した。
>>16
「ん――いつぞやの」
見れば自分の闘祭最終戦の相手。密かに練習していたプロレス技で倒した包帯少女。
「なにやってんだ?」
- 19 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/16(月) 14:56:10 ID:WVrfsEdY0
- >>17
「あう?なんだかあつくないの」
【ふと振り返って氷柱を見る】
「あう〜!こおりなの!」
【ディスはとても嬉しそうに氷柱にしがみつきに行った】
>>18
「あう〜!『あかつき』ひさしぶりなの〜!」
【微笑んで大きく手を振った】
「えっと、とっくんしよとおもったけど…
あついからやめにしたの〜」
【氷柱にへばりついて言った】
- 20 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/16(月) 15:00:35 ID:9qS3TsAM0
- >>18
「あっはは、どうも僕は熱に弱くてね。
真夏の熱気にgdってた所に――」
先程まで、焔が灯っていた青年の両掌を一瞥して言う。
「――あーいやいや、気にしないでー。
僕には“これ”があるから何とかなったし」
てしてしと氷柱を叩く。
>>19
(……涼もうと思って氷柱を呼んだら少女が釣れたでござるの巻)
若干失礼な事を考えて、少女を眺める少年。
氷はしっかりしていて、ちょっとやそっとじゃ融けもしなさそうだ。
- 21 :朝宮暁:2010/08/16(月) 15:08:32 ID:/k2gysHgO
- >>19
「は、情けねえなあ」
無邪気なもんだと暁は軽く笑い、拳を繰り出す。
「俺なんか今まさに稽古してたとこだぜ。
……ま、暑さに強いからかね」
>>20
「そうか? 悪いな。
まあ……氷系の異能者なら、そりゃ暑さにゃ弱いんだろうなあ」
氷柱を見て氷系の異能者と当たりをつけて言葉を紡ぎながら、暁は再び構えを取る。
今度は、焔を出さないが。
「逆に俺は、」
再び右腕がフックを放ち、矢張り先程と同じく肘を曲げて腕を畳みながら暁は踏み込み、肘打ちを虚空に放る。
「冬が――」
そこからが違う。踏み込みながら肘打を放った右腕を引き、右腕を引いた勢いを使って右真半身から左真半身へと滑らかに体勢を移し――左腕で、強烈中段突き。
「……苦手だな。自前で暖を取れるからまだ良いがよ」
どうやら、幾つかのバリエーションがある技らしい。
- 22 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/16(月) 15:13:08 ID:WVrfsEdY0
- >>20
「あう〜…ここはいいの〜。
あつくなくてなの〜」
【とてものどかな顔で氷柱にへばりついている】
「あう〜?こんばんわなの〜」
【そしてうつぶせに寄り掛かったままゆっくり手を振った】
>>21
「あう〜…『でぃす』はあついのにがてみたいなの」
【少し自嘲気味に笑う】
「あう〜。そいえばさっきからほのーがみえてたなの!
いまもあつそーなの〜」
【感心するように行った】
- 23 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/16(月) 15:16:10 ID:9qS3TsAM0
- >>21
「やー、氷系の魔術に取り憑かれてるのかもねぇ僕、あっはは」
言いながら、別の氷柱に寄りかかる。
「しかしながら僕の本質は氷じゃない――とか謎めいた事を言ってみるテスト」
ふっふー、と笑う。
「……おぉー」
と感嘆の声を上げて、
「うーん。近接に強い人は憧れるな。
僕も近接が駄目な訳じゃあないけど」
>>22
(ああもう和むなあうふふ)
そんな事を考えながら、少女の方に意識を向ける。
「!? ……こ、こんばんわ」
空を見上げて、太陽が天空に鎮座するのを確認する。
うん、昼だ。
- 24 :朝宮暁:2010/08/16(月) 15:28:40 ID:/k2gysHgO
- >>22
「包帯まみれだもんなあ……確かに暑そうだ」
包帯まみれの姿を見て暁は苦笑する。
「あー、今は消したけどな。周りにゃ迷惑だろうし。……冬は周りから有難がられるんだがなあ」
>>23
「ほぉー……んなら俺も俺の力の本質は焔じゃねえと言ってみるか、くく」
帝の言葉が気に入ったらしく、暁は楽しげに笑って言う。
そういえば焔使いと言われて違え! と怒ってた時期も有ったな、なんて考えながら。
「お、ありがとよ。俺も格闘好きでなあ……時たま練習するわけよ。なんつーか、拳のロマンっていうかな」
言いながら腰を落として踏み込みながら、暁は後ろ回しの足払いを右足で放つ。
体勢を落とせば自然とそれとは反対の力が作用するのは当たり前。
その反動を利用し、暁は腰を上げて体勢を戻しながら体勢を戻した勢いと、後ろ回しの回転する力を使って左足で膝蹴りを放つ。
その左足に制動を掛け――足を引き、膝蹴りは内回しの踵落としに繋がった。
相手の足を払い、腹に膝を入れ、最後に頭を踵で潰す。――やはり、流れるような動きだ。
「魔術なんかよりも好きだな、格闘。……剣もカッケエが、俺的にはやっぱ拳だわ」
- 25 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/16(月) 15:35:15 ID:WVrfsEdY0
- >>23
「あう〜?びっくりしたかなの?」
【いつの間にか氷柱を抱きしめている姿勢になっている】
「これのおかげでいまあんまりあつくないの〜
えっと…『みかど』のおかげ?かなの?」
【少々自信がなさそうである】
>>24
「あう〜…うん。
でもこのほーたいないといろいろこまるからはずせないの〜」
【少し微笑みながら言う】
「あう〜。ふゆ、はあったかいからうれしいかもしれないの〜!」
【結構正直に言っている…】
- 26 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/16(月) 15:38:03 ID:9qS3TsAM0
- >>24
「おぉっ、謎めいた人は嫌いじゃないよー僕」
ニコニコと笑う少年。中々に楽しそうだ。
「うーん、焔を扱えるような異能で、焔使いじゃあない……気合い?」
理論の飛躍が半端じゃなかった。世界記録を更新したと思う。金メダルだ。
「ロマンかぁ……僕の友達と気が合いそうだよ、うん。
そいつは本当に拳くらいしか武器が無くてね」
あっはっはー、と小馬鹿にするように笑う。
ここまで爽やかに友人を貶す者がいるだろうか。
「剣というとアレだね、武器って言うのはそれだけでロマンだと思わない? 僕は思う」
>>25
(……これ今氷解いたらどうなるのかな)
名前とは対極的に腹黒い考えが脳裏をよぎり、そして消える。
「んふふ。これでも僕は、魔術研究開発のスペシャリストだからねーふふふふー」
両手を口に当てて笑う。スペシャリスト()
- 27 :朝宮暁:2010/08/16(月) 15:48:18 ID:/k2gysHgO
- >>25
「暖房代わりにされるのも中々微妙だけどな」
はは、と笑い飛ばし、構えを正す。
「……しかしお前、冬場は寒そうだな。そのカッコ」
>>26
「気合いで焔を熾すなんざ有り得――ないとは言い切れないのがこの都市だな。
……ま、少なくとも俺は違うぜ。そういうお前は――そうだな、根性で氷を出してるとか」
くくと笑って暁は再び腰を落として踏み込みながらの後ろ回しの足払いを放つ。
続いて先程と同じく腰を上げて体勢を戻しながら、右膝蹴りを仮想敵の腹へ。
「お、いいじゃねえか。そいつとは旨い酒が飲めそう――――」
右膝を引くと同時に左足が地を蹴った。
「だッ」
小さく小さく跳躍した暁は空中で体を捻り、左足で仮想敵の側面へ膝蹴りを放つ。
やはり複数のバリエーションがある技らしい。足払いから腹へ膝。跳躍して体重を掛けた二発目の膝を脇腹に。――恐らくはそんな技。
「あー……確かになあ。銃なんかもカッコいいな」
右足から着地して暁は言う。
「あ、でも杖とかはあんまロマン感じねえな。なんでか知らねえが」
- 28 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/16(月) 15:51:41 ID:WVrfsEdY0
- >>26
「あうあう〜。すぺしゃりすと?
う〜ん…はじめてきいたことなの」
【抱きついたまま首をかしげる】
「あうあう、なんだろなの…すごいひとのことなの?」
【何となくな口調で言った】
>>27
「あう〜。でもみんなあったかいとたよりにしてくれるとおもうなの〜」
【結構ポジティブな考え方である】
「さむいのは『でぃす』へーきみたいなの〜。
でもさむすぎてうごけなくなるみたいなことはあるみたいだけどなの」
【少し首をかしげながら言う】
- 29 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/16(月) 15:58:26 ID:9qS3TsAM0
- >>27
「うおーとか言いながら全身から焔が――とか?」
若干格好いいかもね、なんて笑って続ける。
「ふっふー、ネタバラシをすると、氷はただの魔術なんだよねー。
ただ、氷魔術の親和性が高いとか何とかで、ある程度までは無詠唱で使えるんだってさ」
まるで人事のように言うが、程度によっては凄いことだ。
「……やー、泣き上戸なんだよねそいつ。酒は飲ませない方が良いよ?
まぁ、普通に話す分には無個s――げふん、普通にまともな奴だよ」
「個人的には短剣とか邪気いと思うんだよね」
言うと、少年は右掌を上に向ける。
何処からか銀色の光粒が生まれ、収束して――それは短剣の形を成す。
銀塊を削りだしたような、そんな見た目の短剣だった。
「こう、逆手持ちとかしたら格好良いよねー……」
>>28
「そうそう、凄い人ーとか、極めた人ーとか。そんな意味だよ」
それを自分に使う自信がヤバい。少し調子に乗っている節があるようだ。
「ディスはさしずめ、包帯の(異能的な扱いの)スペシャリストだねー」
()が無いと医療関係者っぽくなる。
- 30 :朝宮暁:2010/08/16(月) 16:08:26 ID:/k2gysHgO
- >>28
「……お前それ大丈夫じゃねえんじゃねえか?」
構えを解いて暁は苦笑した。
あの時の怪力といい、何だか変なガキだな――なんて考え、変なのは俺も同じかとまた苦笑を漏らす。
「ま、気ぃつけろよ。熱中症とか今の時期あぶねえし」
>>29
「……何かサイヤ人みてえだなそれ」
うおおー! と叫びながら吹き出す焔。暁は笑ってポーズなんぞを取ってみたり。
「泣き上戸? そりゃまた……へえ、あんた魔術師か。無詠唱で氷柱とはゾッとすんな、刺されそうでよ。
――――それで、そっちが能力か?」
削銀のナイフを眩しそうに見やりながら暁はふむと一つ首肯する。
「逆手持ちは確かにカッケえな。だが個人的には二刀流のが……っと、四時か」
公園の時計を見て暁は言葉を切る。
「悪い、5時勤だからバイト行くわ。武器と能力の話はまた今度――もしかしたら話すより先に見る羽目になるかもな」
なんて言って、軽く手を挙げて立ち去る
//ご飯の準備しますのでこれで! ありがとうございましたー!
- 31 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/16(月) 16:14:15 ID:WVrfsEdY0
- >>29
「あう〜。そっかなの〜…
きわめたひとなの!」
【感心しているようだ】
「あう、でもまだすぺしゃ…じゃないの〜
きわめてないからなの。ほーたいをなの〜」
【そう言って手を大きく掲げた。まだ発展途上ということだろう】
>>30
「あう〜…だいじょぶ…
とはちがうのかなの?」
【少々自信なさそうに言う】
「あうあう、きおつけるなの。たおれないよーになの〜!」
【そう言って手を振る】
「あうあう〜!またねなの〜」
【そのまま見送った】
- 32 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/16(月) 16:15:44 ID:9qS3TsAM0
- >>30
「むしろファイヤ人? ……語感が似てるねぇうん」
そんな青年を見て、こちらも笑う。洒落だが。
「あれだね、個性の無さがコンプレックスとなっているんじゃないかな。あっははは」
他人の嫌がる事を進んでやる。無論悪い意味で。
「そうそう。ま、ある程度したら消えちゃうんだけど――ね」
言うと、銀の短剣は再び光の粒となって霧散した。
「はいはーい。“そん時”は宜しくね」
大きく右腕を振って、去っていく青年を見送った。
「……あ、名前ェ・・・」
聞き忘れちゃったな、と思いながら。
//うぃうぃ、ありがとうございましたーッ
>>31
「まだ、極めてない……?」
んん? と頭上に疑問符を浮かべる。
「……うーん、十分なような気がするけどなぁ」
唸ると、首をかしげる。
- 33 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/16(月) 16:18:51 ID:WVrfsEdY0
- >>32
「あうあう〜。たいかいにでてもっとうえのひといっぱいいたのが
わかったの〜!」
【少しばかり笑みを浮かべる】
「だから『でぃす』ももっとうえにいこうかなっておもってるなの!」
【腕を大きく広げながら言う。なかなか元気である】
- 34 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/16(月) 16:22:36 ID:9qS3TsAM0
- >>33
「もっと強く――って事、かな?
……うん、うんうん。良いね良いね素敵じゃないのさ」
感心したように何度も頷く。
「ただまぁ、アレだね。ちょっと格好付けた事言うと、
強いだけじゃあ駄目なんじゃないかなー? ふふふふー」
楽しそうに、意味深な事を言う。
……特に意味は無い。が、思わせぶりな事を言う奴だった。
- 35 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/16(月) 16:26:25 ID:WVrfsEdY0
- >>34
「あうあう!そうなの〜!
すてきかなの!」
【笑顔のまま答えるが】
【帝の思わせぶりないい方を聞いて】
「あう〜…えっと、それじゃあなにがひつようなのかなの?
いっぱいあるけどなの…」
【少し迷っている顔になった】
- 36 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/16(月) 16:30:47 ID:9qS3TsAM0
- >>35
「強さと同じ位――或いはそれ以上に大切なモノ。それは……」
何処かのクイズ番組の司会者並みに溜めて、溜めて、溜めて――
――にっ、と笑って言う。
「……何だろうね? よく分かんないや」
あっははは! と盛大に笑う。
極端に嫌な奴か、駄目な奴かのどちらかだろう。
「まぁ、その内分かるんじゃないかな?
僕も正直よく分かんないし。ほら、僕4歳だから」
笑いながら言う。
- 37 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/16(月) 16:34:30 ID:WVrfsEdY0
- >>36
「うんうん……」
【帝が溜めてる間じっとして聞いていたが…】
「あう。わからないなの〜?」
【答えが返ってきたと単にかるく頭を下げてしまった】
「…そっかなの。うん!『でぃす』もさがしてみるなの!
たいせつなのをなの!」
【そう言って再び顔を上げた】
「あう〜…よん…さい?
『でぃす』よりおっきいのになの?」
【不思議そうに帝の顔を見る】
- 38 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/16(月) 16:40:13 ID:9qS3TsAM0
- >>37
「分かる人の方が少ないよ、こればっかりはね」
苦笑しながら頭を掻く。
「うーん……前話したかな、僕が研究所生まれだーって」
少し言いよどむ。直接的な言い方を避けたのは、ディスの事を考えてか。
「本当は15歳って設定らしいんだけど――どうみても小学生だよねえ」
言って、自分の耳やら鼻やらを触る。
どうみても小学生です。本当にありがとうございました。
- 39 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/16(月) 16:43:56 ID:WVrfsEdY0
- >>38
「あう〜…そっかなの…
そうだねなの。『でぃす』もわからないからなの〜」
【大きく頷いて言う】
「あう……えっと、そういうことだったの…
あそこでうまれたなの…」
【やっぱりやや表情が暗い】
「あう、だいじょぶなの。それなら、しょうがないなの!
でも、ここではおとしはかんけいあるのかなの〜…」
【しかし、ちょっとおどけて見せている】
- 40 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/16(月) 16:48:21 ID:9qS3TsAM0
- >>39
(……おっおー、この話題は避けた方が良いかな――)
と、白銀は思考する。
しかし、半端に話したんじゃあ余計にキリが悪いので。
「……まぁ、僕が生まれた所は案外平和だったからね。
それに仲も結構良かったし」
あはは、と苦笑しながらフォローに回る。自分で言った事をフォローするとはこれ如何に。
「あー、見た目幼女の神様とか居そうだもんねえ」
さらりとあれな事を言ってのけるッ!
別に痺れないし憧れない。
- 41 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/16(月) 16:50:16 ID:WVrfsEdY0
- >>40
「あうあう、そういうところもあるなの…
よかったの〜」
【少しだけ顔が綻んだ。ひとまず効果はありそうである】
「あう〜。『でぃす』はおとしのことよくしらないけどなの…
おんなじおおきさで『でぃす』よりずっとおとなのひといたとおもうの〜」
【そう言って自分の背丈分手を伸ばした】
- 42 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/16(月) 16:58:26 ID:9qS3TsAM0
- >>41
「そそ、だから別に心配する必要はなっしんぐー」
笑って応える。
「……本当に居るとは思わなかった」
色んな人が居るなあ、と感心したように言う。
「あれ、もう5時かー……」
ふと公園の時計に目をやり、白銀は言った。
「……んー、僕はそろそろ帰ろっかな。やる事もあるし。
そんじゃ、また縁が合ったら。またねー、ディス」
手を振ると、その場を後にした。
//絡みどうもですたー
- 43 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/16(月) 17:01:28 ID:WVrfsEdY0
- >>42
「うん、きにしないことにするなの」
【大きく頷いて言った】
「あう〜。ほんとにいるなの!
あえるかなの〜」
【少し上を見上げながら言った】
「あう〜。またあおうねなの!」
【そう言って手を振り見送った】
「『でぃす』はおなかすいたなの〜…
どこかでごはんなの」
【そう言ってディスもその場を去って行った】
//こちらこそどうもでした
- 44 :名も無き異能都市住民:2010/08/17(火) 21:01:48 ID:sl3zOyck0
- 街の人通りの無いある通り。
男が石ころを握って立っていた。
男が突然石を放り投げ、走り出した。
石が元の位置まで落ちてきた時、男がそれを掴み取る。
「四周……こんなもんか」
見れば通りは、砂埃で前も見えない状況になっていた。
アスファルトには、等間隔にヒビが入っている。
男の足の裏からも、シュウウゥゥ、と音を立てて煙が立ち昇っていた。
- 45 :沢桐 創:2010/08/17(火) 21:02:20 ID:sl3zOyck0
- //名前を忘れた
- 46 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/18(水) 23:05:20 ID:WVrfsEdY0
- 【一人の少女が公園に座り込んでいる】
「………うう…」
【顔を下に向けたまま、
落ち込んだように言葉をもらすのみである】
「…まもれなかったの…ほうがおおかったの…」
【少しただ事ではなさそうに見えるが…】
- 47 :沢桐 創:2010/08/18(水) 23:52:01 ID:sl3zOyck0
- 都市中を走り回る。
ただ目的も無く、ずっと走り続けていた。
突然足が動かなくなり、転倒する。
気づいたら、公園近くの民家の壁に派手に突っ込んでいた。
- 48 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/18(水) 23:55:32 ID:WVrfsEdY0
- >>47
「あう…?」
【ふと顔をあげて音のした方を見た】
「・・・・・・・けがしたひとかなの…」
【いつものような元気さも感じられないまま、ボーっとその様子を見ている……】
- 49 :沢桐 創:2010/08/18(水) 23:59:04 ID:sl3zOyck0
- >>48
「……動け、畜生!」
ガランと瓦礫が落ち、沢桐の姿が見えるかもしれない。
あちこちに怪我をしているものの、傷は浅い。
自分の足をガンガンと殴りつけていた。
- 50 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/19(木) 00:01:12 ID:WVrfsEdY0
- >>49
「あう……たすけ…はしないとなの」
【ディスはどこか上の空ないい方をしながら歩いていく】
「だい…じょぶかなの?」
【そう言ってディスは包帯を使って創の周りの瓦礫を取り払う】
- 51 :沢桐 創:2010/08/19(木) 00:06:48 ID:sl3zOyck0
- >>50
「……っ……糞っ……!」
ガンガンと足を殴りつけるうちに、パーツが拳を切ったらしい。
切ない。
頭の上でグラグラ揺れていた瓦礫を手で払うと、
ディスが目に入った。
「よぉ……ちょっと手貸せ、ディス」
- 52 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/19(木) 00:08:37 ID:WVrfsEdY0
- >>51
「あう…けがしてるなの」
【少しうつろな目をしたディスが心配そうに歩いてくる】
「あう、てをかすなの?これでいいかなの…」
【近づいてディスは文字通りに自分の掌を創に差し伸べる】
- 53 :沢桐 創:2010/08/19(木) 00:13:02 ID:sl3zOyck0
- >>52
「ちょっとベンチのとこまで引きずってくれ」
両手だけで瓦礫から這い出てきた。
「……畜生、動けよ……」
また足が動かないらしい。
- 54 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/19(木) 00:16:05 ID:WVrfsEdY0
- >>53
「う、うんなの」
【ディスは創を抱えあげて急いでベンチに向かった】
「はい…なの」
【少し心配そうな顔しながらベンチに座らせるディス】
「…あう、あしがわるいの?」
【落ち込んでいるときでも癖なのか気を使うようなことを言う】
- 55 :沢桐 創:2010/08/19(木) 00:19:54 ID:sl3zOyck0
- >>54
「ふう……ったく……」
礼も言わずにベンチに座る。
「見たら解るだろ」
ディスの質問にそっけなく答えた。
イライラしてそうだ。
- 56 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/19(木) 00:22:39 ID:WVrfsEdY0
- >>55
「あうあう・・・・・・・そうなの
…ごめん…」
【ディスはまた少しうつむいて離れた】
「なさいな……の…」
【いつもの元気さはないように見える…】
- 57 :沢桐 創:2010/08/19(木) 00:28:13 ID:sl3zOyck0
- >>56
「ふん……」
若干気まずそうな顔をしたが、すぐに表情を戻す。
手や顔の傷を拭って空を見上げた。
脚を外したり嵌め直したり、動かないか試している。
- 58 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/19(木) 00:31:48 ID:WVrfsEdY0
- >>57
「けが…だいじょぶそ…なら…
いいなの」
【どこか悲しげに言う】
「……」
【しかし創の足を見るとすぐに押し黙ってしまった】
- 59 :沢桐 創:2010/08/19(木) 00:36:17 ID:sl3zOyck0
- >>58
「糞っ!!!」
結局脚は動かずに、外れた右足を地面に叩きつけた。
ため息をついて呟く。
「こんなんじゃ……光速なんて……」
ベンチに深く腰掛け、明後日の方向を見始めた。
- 60 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/19(木) 00:38:56 ID:WVrfsEdY0
- >>59
(げんかい…げんかいなのかなの)
【ディスはいらだつ創の姿を見ながらふと考え込んでいた】
(もっとうえなんて…まだかんがえたら…)
「『でぃす』に…だれかまもるなんて…」
【思わず心の声が漏れだすほどにディスは心を挫いていた】
- 61 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/19(木) 00:42:11 ID:.6prKP66O
- 「諦めたらおしまいさ!」
【砂場の中から白福の男が現われた】
「やぁ、二人とも……こんばんは!」
- 62 :沢桐 創:2010/08/19(木) 00:46:11 ID:sl3zOyck0
- >>60
「……?」
ディスの呟きが耳に入る。
悩み事でもあるんだろうな。
そう頭には浮かぶが、励ましの言葉の一つでも掛けれる程の余裕は沢桐には無かった。
「くっ……やっぱ俺は……走るしか……」
ベンチから降りる、いや、落ちる。
投げつけた脚を拾い上げようと地面を這う。
>>61
「いつもいつもお節介な奴だな、上弦……」
脚を拾い上げると、はめ込んだ。
出来損ないの胡坐のような体勢になる。
- 63 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/19(木) 00:52:59 ID:WVrfsEdY0
- >>61
「・・・あう?…
『じょうげん』…こんばんわなの」
【軽くうつむきながら言う】
>>62
「…あう、あしが…なの」
【ふと顔をあげて足を見る】
「……」
【それでも足を拾い上げたのを見て一安心した顔を見せてもいる…】
- 64 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/19(木) 00:55:20 ID:.6prKP66O
- >>62
「なんの事かわからないなぁ……
おや?創、今日も不機嫌なのかい?」
【砂場からのっそりと這い出てきてニヤニヤ】
>>63
「おう!こんばんはお嬢さん!
顔が暗いぞぉ〜?
そんなんじゃ私みたいなイケメンになれないぜぃ?」
【ディスは女の子なのでイケメンにはならなくていいのです】
- 65 :沢桐 創:2010/08/19(木) 01:02:04 ID:sl3zOyck0
- >>63
「いちいち心配するんじゃねぇよ。
お前みたいなガキじゃねぇんだから」
ずりずりと這いずりながら木に近づく様は、どこか迫力に欠けていた。
>>64
「諦めたらどうとか言ってたな、
俺は諦めた覚えなんてねぇよ」
ワイヤーを太ももから伸ばし、近くの木の枝に引っ掛ける。
木にすがりつきながら立ち上がった。
「見たら解るだろ?
これが上機嫌の顔か?ん?」
- 66 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/19(木) 01:06:35 ID:WVrfsEdY0
- >>64
「…うう・・」
【上弦の言葉を聞いてディスは嗚咽を漏らし始めた】
「だ…て…もう、だれかまもるなんて…」
【顔を押さえて泣き始める】
>>65
「…あう、わかったの…
それなら…だいじょぶ…」
【涙を流しながら軽く笑顔になるディス】
「もっと…つよく…なれ…て…」
【やはり精神状態が思わしくないようである】
- 67 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/19(木) 01:10:15 ID:.6prKP66O
- >>65
「ん?そうかい?
……ならちゃんとした顔をしなさい
いつまでも不機嫌な顔じゃ変わらないぞ?」
【変わらず笑っている男は続ける】
「そんな顔じゃ子供が怖がっちゃうぞ?」
>>66
「あぁ、泣いちゃダメだよお嬢さん?」
【ハンカチで顔を拭いてやりながら】
「君がそんな事でどうするのさ、いいかい?
誰だって最初は人を守るなんて難しいものさ
私だってそうだ、ね?
君が泣くと、君の大切な人たちも悲しむよ?」
- 68 :沢桐 創:2010/08/19(木) 01:19:59 ID:sl3zOyck0
- >>66
ディス睨む。
性別も年齢も違うが、その様子は自分と重なったからか。
「強がり……か……」
俯いて何かを呟く。
何かを考え込んでいる様子だ
>>67
「何が”なら”なんだ。
怖がりたいなら勝手に怖がらせとけばいい」
「お前みたいな気色悪い笑い方されても困るしな」
- 69 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/19(木) 01:22:44 ID:WVrfsEdY0
- >>67
「あうあう…」
【ぐしぐしとハンカチで涙を拭われて、紅くなった目を上弦に向けた】
「…さいしょは…でも…
『でぃす』はいままで…ずっと…」
【思い起こしていたのは研究所の少女たちや、空などの人々のこと】
「…ずっとなんにもできなかった…」
【泣くのをやめはしたがそれでも気は沈んだままである】
>>68
「あう…?」
【創に睨まれて表情が一瞬止まる】
「……ごめん…なさいなの…」
【何か起こらせたように思ったのかまたしても謝ってしまった】
- 70 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/19(木) 01:29:12 ID:.6prKP66O
- >>68
「なんだろうね?
気色悪いとは心外だなぁ
私が真面目顔になったら逆に子供が泣いちゃうんだよ?」
【笑いは崩さず、創の言う気色悪い笑い方をする】
>>69
「じゃあ、これからたくさん守ればいいじゃないか
お嬢さんにはそれが出来るはずだ
私は知ってるよ?
君がいつも特訓している事とかさ……」
【グッと親指を立てながら】
「難しく考えないで、君が思ったこと、したい事……
それを信じていきなさい……
大事なのは君の心だ、いいね?」
- 71 :沢桐 創:2010/08/19(木) 01:36:20 ID:sl3zOyck0
- >>69
「いや……いい」
何かを削がれてしまったような顔をしている。
ため息を吐いた。
>>70
「よっぽどお前の真顔は不気味なんだろうな」
ため息の次は、毒を吐く。
- 72 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/19(木) 01:40:07 ID:WVrfsEdY0
- >>70
「これからいっぱい…」
【少しふさぎこんだ顔をしながら考えるディス】
「おもったこと、したいこと…
それがこれからちゃんとできるかわからないなの…」
【だが表情はさっきよりは明るい】
「…もいちど、とっくんしてみるなの…」
【顔をあげてぎこちなく微笑んだ】
>>71
「……なんだろなの…」
【僅かばかり表情が明るくなっている…少し気が晴れてきたのだろうか】
「もう…ちょっとだけ…まえにいける…
そんなきがするの……」
【創を紅くなった顔でじっと見て行った。】
- 73 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/19(木) 01:43:41 ID:.6prKP66O
- >>71
「そうだぜ?私の真顔は凄いぜ?
残念ながら今の君が面白過ぎて真顔になれないけどね?」
【全く効いていないようだ】
>>72
「そうだ!その意気だよお嬢さん!
笑顔は最大のパワーの源なんだぜ?」
【上弦も笑い、歯をキラーンッ】
「特訓して!スーパーお嬢さんになるのさぁ!」
- 74 :沢桐 創:2010/08/19(木) 01:48:03 ID:sl3zOyck0
- //順番入れ替え
>>73
「んだと?」
励ましがきかない上に、
挑発には乗りやすいようだ。
>>72
「おいディス、やる気出たならちょっとこいつの顔サンドバックにしろ」
しかし、歩けないために人任せだと言う。
- 75 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/19(木) 01:50:36 ID:WVrfsEdY0
- >>73
「あうー…いまはあんまり…
そこまでえがおになれないけどなの…」
【何か困った表情だ】
「とっくんはがんばってみるの…
もしかしたらもっと…いけるかもだからなの…」
【まだ表情は暗い…が、先ほどよりは元気になったようだ】
>>74
「あう、ちょっとだけでたなの…
えと、さんどばっぐ…てどしたらできるのかなの?」
【分からない感じで首をかしげる。知らない言葉のようだ】
- 76 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/19(木) 01:54:50 ID:.6prKP66O
- >>74
「はっはっはっはっは!
まぁまぁ、落ち着けよ創
君も私に悪口言ったんだからお互い様さ!」
【笑う笑う】
>>75
「ん〜、そうだね……
今すぐじゃなくていいさ、お腹いっぱいご飯を食べて、元気になってからでも遅くはない!!」
【なんかよくわからないが決めポーズ】
「じゃぁ、私はこれで失礼するよ!
二人とも、アデュー!!」
【シュタタタタタっと帰っていきました】
- 77 :沢桐 創:2010/08/19(木) 01:59:26 ID:sl3zOyck0
- >>75
「とにかく殴れ」
ストレートに解説。
>>76
「この野郎、逃げるなっ!」
追いかけようとするが、コケた。
「畜生!動け!」
なかなか滑稽だった。
- 78 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/19(木) 02:01:52 ID:WVrfsEdY0
- >>76
「ん……もうちょっとがんばるの…
いそがないでゆっくりとなの」
【若干頭を下げながら言った】
「さよならなの…」
【と言って手を振り見送った】
>>77
「あうあう…でも…
もういっちゃったなの…」
【少々困った顔になりながら言った】
「おいかけよ…あう…」
【歩き出そうとした矢先】
ぐううううううううきゅるるる
【かつてない腹の虫が騒ぎ始めた】
「う〜……」
【俯いて座り込んでしまった】
- 79 :沢桐 創:2010/08/19(木) 02:04:42 ID:sl3zOyck0
- >>78
「逃げ足の早いヤローめ……」
悪態をつく。
「……すげぇ音だな」
再び地べたに胡坐を掻く。
まだ脚は動かないようだった。
- 80 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/19(木) 02:06:45 ID:WVrfsEdY0
- >>79
「う〜…おなかすいてなかったらおいかけてたんだけどなの……」
【お腹を押さえてる間にも結構な音が鳴っている】
「……きのうのきのうから…ずっとごはんたべてなかったなの…」
【そう言ってうなだれる…なんか普通にやばそうな話である】
- 81 :沢桐 創:2010/08/19(木) 02:12:10 ID:sl3zOyck0
- >>80
「一昨日からずっとか…」
しかし沢桐も動けなかった。
「どうしたモンかな、これは」
ためしに脚を動かしてみるが、何の反応も無かった。
ためしに脚を殴ってみるが、何の反応も無かった。
- 82 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/19(木) 02:15:18 ID:WVrfsEdY0
- >>81
「…う〜…ちかくにあったらほーたいうごかして…
いけるんだけどなの…」
【落ち込んだ顔のままあたりを見回す】
「おみせ…ないかなの……」
【顔色が若干悪そうだがあんまり気にしてはいないようだ】
「…どこかほーたいでとめたらうごかせないかなの」
【包帯をシュルシュルさせて言う】
- 83 :沢桐 創:2010/08/19(木) 02:20:28 ID:sl3zOyck0
- >>82
「ふぬっ……クッ……」
ギッ……ギッギッ……
無理やり膝を押さえて、立ち上がる。
しかしコケる。
「動かねぇなら……せめて立ちやがれ!」
掛け声とともに、再び立ち上がる。
「どうだ……この野郎…」
- 84 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/19(木) 02:23:33 ID:WVrfsEdY0
- >>83
「あうあう…だいじょぶ…かなの」
【ちょっと不安げに立ち上がる場面を見ていたが】
「『でぃす』…もがんばって」
【創の姿を見て少し微笑んだディスはがんばって立ち上がろうとするが】
「あうあう……あたまが…ぼーって…」
【頭をぐらぐらさせて…またしても座り込んでしまった】
「うー……ごめんなさいなの…」
【また泣きそうな声でディスは言った】
- 85 :沢桐 創:2010/08/19(木) 02:28:16 ID:sl3zOyck0
- >>84
「……動けん」
しかし、沢桐が立っただけではどうにもならないのだった。
いわゆる立ち往生と言う奴だ。
―ガシャン!
沢桐が倒れる。
突然沢桐の脚が震えだす。
「……やっとか」
脚が自由に動くようになる前兆らしい。
- 86 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/19(木) 02:32:06 ID:WVrfsEdY0
- >>85
「あ…う?」
【ふと顔をあげて違いに気づく】
「う〜…うごけるよになった…の?」
【少々不安そうになりながら言う】
ぐきゅるるるるるるる
- 87 :沢桐 創:2010/08/19(木) 02:38:14 ID:sl3zOyck0
- >>86
「……奢れってか?」
解っては居たが。
ポケットをまさぐると、中華料理屋のくしゃくしゃの割引券があった。
公園の目の前には、その中華料理屋。
「……まぁいいや、来いよ」
ガチャン、と脚を一歩踏み出した。
- 88 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/19(木) 02:44:24 ID:WVrfsEdY0
- >>87
「あう…その…おかね…」
【ポケットの中をひっくり返して見せる…なかには】
チャリンチャリン
【10円玉が10枚入っていた】
「あんまりなくて…ごめんなの…」
【ひどく気にしている顔だ】
「あう…ありがと…なの…」
【少しだけ微笑んで創に向けて手を伸ばす】
- 89 :沢桐 創:2010/08/19(木) 02:50:38 ID:sl3zOyck0
- >>88
(あ、ギザ10)
ディスの手を引きながら、目ざとく見つけていた。
「これで1セット分は食えるはずだ。
俺は腹へってねぇし、走りたい。
悪いが一人で行けよ」
割引券+料金を手渡す。
「あと、代わりにこれくれよ、これ」
ギザ10を指差した。
- 90 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/19(木) 02:54:07 ID:WVrfsEdY0
- >>89
「あう、これでいいなの?
じゅーえんなのになの?」
【指差されたギザ10を見て不思議そうに言った】
「あう、それでいいなら…どーぞなの…」
【右手に割引券と料金を受け取って、替わりに左手でギザ10を差し出した】
「ありがと…なの…」
【少々微笑みながら残りの10円をポケットに入れて行く】
- 91 :沢桐 創:2010/08/19(木) 02:59:12 ID:sl3zOyck0
- >>90
ギザ10を受け取るころには、もう中華料理屋の前についていた。
「さんきゅ、じゃあな」
呟くようにそう言うと、もう沢桐の姿は消えていた。
後に残るのは砂埃だけである。
//眠気MAXなので落ちまするー
//長々とありがとうございましたー
- 92 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/19(木) 03:04:39 ID:WVrfsEdY0
- >>91
「あう。ありがとなの…じゃあ…あう?」
【感謝の言葉を述べたときにはすでに創の姿は消えていた】
「……はや…いなの」
【少し唖然としながらもディスは中華料理屋の中に入って行った】
【本日の食事は大食いチャレンジのチョモランマチャーハンに加えて
ジャンボギョーザ2つだったらしい】
//おやすみなさい〜
- 93 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/19(木) 15:19:18 ID:9qS3TsAM0
- 都市中心部の大通り。
団扇を片手に歩く、大柄な男が一人。
「……〜♪」
口笛なんか吹きながら歩くその男には、左腕が無い。
随分気が抜けているように見えるが、一応巡回中である。
- 94 :白い女:2010/08/19(木) 15:22:41 ID:hGStfPTM0
- >>93
「……?」
遠くからその姿を見つめる女が一人。
右手には近くの自動販売機で購入したと思われるコーヒー。
「やあ、どうも」
そして左手には何かの冊子。
- 95 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/19(木) 15:27:37 ID:9qS3TsAM0
- >>94
「お……? どーも」
ポケットに突っ込んでいた右手を上げ、適当に挨拶を返す大男。
「…………」
数秒ほど硬直し、そして思考する。
(……気さくに声を掛けてきたっつー事は多分知り合いだ――
――が、しかし。俺はそれを憶えていない。イコールそれは俺の記憶力が残念というry)
長いので省略。
(――ま、話してれば思い出す、だろ)
「その本は?」
- 96 :白い女:2010/08/19(木) 15:31:01 ID:hGStfPTM0
- >>95
「やあ、初めまして」
正面から鋼の考えを打ち崩す。
女が見せた者は本と言う程の厚さでも無い。
旅行者様のパンフレット等と同じサイズであり。
「ん、これ? 異能都市……ん、まあここの、アレ。案内御が描かれてる奴」
まさにそれだった。
「それでさ、キミに質問があるんだけど……いいかな?」
- 97 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/19(木) 15:34:25 ID:9qS3TsAM0
- >>96
「…………」
台詞を付けるのなら「うわあ……」な感じに眉をひそめる。
「っはー……なるほど。
つー事はアレだな。あんたは観光でもしに来たか、迷い込んだか」
ふんふんふん、と勝手に一人で納得。
「俺の答えられる範囲であれば、何でも答えよう」
- 98 :白い女:2010/08/19(木) 15:37:53 ID:hGStfPTM0
- >>97
「どうやら迷い込んだらしくてさ。コイツを手に入れたのはいいんだけど書いてなくて困ってたの」
手にしたパンフレットを内輪の様に扱いながら。
「でさ、宇宙船の燃料補給したいんだけど。場所解るかな?」
- 99 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/19(木) 15:44:03 ID:9qS3TsAM0
- >>98
「宇宙船て。異能都市でも滅多に聞かねーよ。
……まぁ、ここなら大抵のモノは手に入るような気もするけど」
言うと、辺りを見回して
「……ガソリンとかじゃ駄目か?」
ガソリンスタンドを指差した。ああ、阿呆だ。
- 100 :白い女:2010/08/19(木) 15:47:17 ID:hGStfPTM0
- >>99
「はは……マジで?」
この冊子に書いてない時点である程度予測は付いていたのだが。
現にこうして希望を打ち砕かれると辛い物である。
「ガソリン……って何さ?」
スタンドの傍らに設置された看板をみて呆ける。
- 101 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/19(木) 15:50:22 ID:9qS3TsAM0
- >>100
「ガソリンが無いとこ出身か……」
あー、と唸って手を頭にやると、近くを走り去る車を指差した。
「あれとかあれとかの燃料だ」
自家用車が通り過ぎ、バスが通り過ぎ、トラックが通り過ぎ、見たことも無いような何かが通り過ぎる。
「……なんだあれ」
特に気に留めない様子で小さく呟く。
- 102 :白い女:2010/08/19(木) 15:53:16 ID:hGStfPTM0
- >>101
「ふんふん」
辺りを眺める。
「つまりここはド田舎な訳か。車は走ってるけど空には何も飛んでないし」
空を暫く眺める。
そして頷き、顔を下げる。
「ステルスを使ってる訳でもない」
- 103 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/19(木) 15:57:02 ID:9qS3TsAM0
- >>102
「ド田舎……お前俺の実家辺り見たら未開拓地だと思うぞ間違いなく」
「あー、空、空ね」
何か思う節があるのか空を見上げ、そしてまた戻る。
「そもそもステルスとか使う必要無いんじゃねえの?
ステルス技術自体はあると思うけどよ」
- 104 :白い女:2010/08/19(木) 15:59:51 ID:hGStfPTM0
- >>103
「未開拓地……っていうとキミの家は金星近くの惑星とか?」
少し考え、思い出した様に。
「いやいや。そうじゃないと流石にこんなに何も空飛んでないってのはおかしい……よね……?」
聞いた。
- 105 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/08/19(木) 16:02:54 ID:e.bw5dlQ0
- ハッハーーーーはっはっはっは!!
【高い電柱の上からバカ笑いが聞こえる】
【小さな影を落とすソレは次の瞬間、とんっと足場を蹴って布を羽ばたかせ、落ちる】
【落ちながら】
シャインッ ツ カンッ
グーーッラーーックベイベ! 調子、どう!?
【二人の間に漆黒の鉄刃が突き立てられる】
【虎姫が瞬間的に刀を抜き、その柄に乗ったままストンっと地面に着地したのだ】
【その上で虎姫は愉快そうな半月型の笑いを浮かべてラフな敬礼。それから見たことのない女に気づいて、】
お? なんだいこのカワイイの。
【空っぽの鞘を、トンボにするように女の目の前でくるくる回す】
- 106 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/19(木) 16:07:17 ID:9qS3TsAM0
- >>104
「俺は地球人だ。髪も金色くならないし戦闘民族でもねえ。
っつーかあれか。お前はそんなにSFい世界から来てんのか。未来人かお前」
「※これがデフォルトです」
※をどう発音したかは企業秘密だ。多分普通にこめって読んだ。
「あー……いや、デフォルトには一つ足りねーんだけど」
空を見上げて。
>>105
「お」
そしてそのまま視線は電柱の上の人物へ。
「うーっす、なんか妙に久しぶりだなおい、気のs――」
――シャインッ ツ カンッ
「――……」イライラ
苛々しているのか眉をぴくつかせる。
「俺の予想は異世界人だな。歪みにでも巻き込まれたんじゃねーの?」
- 107 :白い女:2010/08/19(木) 16:13:49 ID:hGStfPTM0
- >>105
「僕は普通だけど、キミは随分調子よさそうだね?」
向けられた鞘を紅いグローブを付けた手で掴む。
「どうも。それはありがとう、と言っておこうかな」
>>106
「僕も髪の色は変わらないし戦闘民族でも無いよ」
首をかしげる。
頭上に黄色い?マークが見える。
「未来人かどうかは……え、ここ地球なの?」
驚きの表情。そして辺りを見回す。
そして黒金の言葉を聞いて溜め息を吐く。
「うっそー……」
かなり落ち込んだ。
- 108 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/08/19(木) 16:22:26 ID:e.bw5dlQ0
- >>106
ほー。
まーまー僕の管轄外だね。アンタとか面倒見のいいヤツのオシゴトだ。
【警備の仕事に就いてる(?)のにこんな感じ】
【ひょいと柄から飛び降りて、着地したときには刀は納刀されていた】
丁度いいじゃん。カノジョでも作ったらどうよこの機会に!
【ニヤニヤ意地悪そうに笑って片手で口を抑える】
>>107
まぁ、最近はご機嫌だったり不機嫌だったり!
泣きたい時に笑って笑うときに泣く、ホント不憫な性質持ちなのさ僕は!
【柄に刃を納めて歌うように言葉を紡ぐ】
で、アンタはどっからきたの?
- 109 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/19(木) 16:28:21 ID:9qS3TsAM0
- >>107
「俺は地球だと思って生活してたが」
――そうじゃないかも知れないし、そうかも知れない。
そんな事を笑いながら言う。
「……未来人説が濃厚になってきたな、マジで」
はっは、と苦笑。
>>108
「俺が面倒見良いとかねーよ。お前位ねーよ」
それなりにひどい事を言い。
「はいはいワロスワロス」
適当に流した。
「つーかお前も(一応)警備員だろ? 仕事しろよ仕事」
はあ、と息を吐き腕を組む。片腕なので何してんだこいつ状態。
- 110 :白い女:2010/08/19(木) 16:31:51 ID:hGStfPTM0
- >>108
「ああ、そう。それは楽しそうだ」
こちらは困り顔である。
「たしか木星の着陸許可を取ってる頃だったから……木星の近くだね」
宇宙である。
「あ、キミたち警備員なんだ。
もしかして揃いも揃って黒いのはなに? そういうルール?」
二人の服装を見ている。
>>109
「僕の見た地球はこんなのじゃなかったね。少なくとも、人は居なかったはず」
うんうん。と頷く。
「もし過去に来たとしたら……相当不便だよね」
いろいろと。
そういってまた落ち込む。
- 111 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/08/19(木) 16:40:21 ID:e.bw5dlQ0
- >>109
チッ、枯れてやがる。
ここで恩を売っといて、な? あとで運命的な出会いを果たす!
そこから始まるラヴロマンスがどうして分からないかねラヴロマンス!
【耳元でひそひそ話。けっこう大声】
やーよ面倒。僕だって忙しいんだかんね仕事!
【ふくれっ面でそっぽを向く】
>>110
そうでしょ、っとそれはどうでもいいから。
【自分から振っといて早々に話題を撤退させ、話を興味深そうに聞く】
ワーオ……空の上とか管轄外のレベルじゃないぜ。
【思わず笑顔を引きつらせて仰け反る】
あん? あーこれは……偶然よ、偶然。
それより何、地球に人がいないってことはアンタ何処出身?
【ちょっとだけ興味あり気に目が輝いている】
- 112 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/19(木) 16:43:16 ID:9qS3TsAM0
- >>110
「えぇー……ちょっと待て怖いから先言わなくていいぞ」
ストップストップ、と右手を出して制する。
「あと服が黒いのは偶然だからな」
「だろうな……いや、そっちの心境は想像も付かねーけど。
田舎で休暇取る感覚でゆっくりして行けばいいんじゃね?」
>>111
「んなもんドラマか漫画かラノベの中でしか存在しねーんだよっつーかうるせえ耳元で騒ぐな痛い」
句読点未使用で怒涛の嵐。
「お前の仕事……って、酒瓶を無為に空にする事か?」
っかー呆れたなんて首を横に振る。
- 113 :白い女:2010/08/19(木) 16:53:02 ID:hGStfPTM0
- >>111
「――……」
言葉に成らない何かの言葉。
近い上体を上げるなら。呆れてる。
「あっ、そうなんだ。今まで特に真っ黒の人もみなかったから特別な存在か何かなのかと」
決してキャンディーの話をしている訳ではない。
「ん、あぁ。木星の衛星のカリスト出身。かなり寒い処でね」
>>112
「いや、特に怖い話なんて無いよ? えっと、確か僕が生まれる……」
続きを言いだした。
「そうなんだ……」
かなり適当です。
「大方、宇宙船すら無かったら他のも全部ないと思うんだ……実際に見てないし」
- 114 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/08/19(木) 16:56:49 ID:e.bw5dlQ0
- >>112
しょーがないくらいチキンね。この骨ナシのチキン!
骨無しチキン! うっわ美味そう!? お酒に合うわね!
【一人で盛り上がって勝手に驚く。賑やかしいことこの上ない】
大体あってる。
【にかっと笑って指を差す】
>>113
カリスト……?
【頭上にハテナマークが飛び交っている】
【目を丸くしながら頬に指を当てて、かくんと首を傾げる】
- 115 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/19(木) 17:02:35 ID:9qS3TsAM0
- >>113
「おいおいおいおいおいおい待て待て待て待て」
凄まじい勢いで制止。
「……タイムパラドックスとか起きねえかそれ聞いたら?」
実際の所、白い女が未来人であれば、黒金と遭遇する時点でタイムパラドックスが発生している訳だが。
「まあ、この時代住む所とコンビニ有ればどうにかなるだろ」
あと働き口、と付け足す。
>>114
(…………相も変わらずうるせえなぁ……)
しんみりとそんな事を考える。
「合ってんのかよ! 否定しろよそこは!!
いや否定しても否定するけどな!?」
周囲のボケ色が強いと、人間は自然に突っ込みへと回るものである――。
「……あ、やべ。そろそろ仕事しねーとな」
辺りに響く5時のチャイム。
腕時計を確認して黒金は言う。
「そんじゃ、頑張れよー未来人(仮)。あと酒呑屋は働け。じゃーな」
適当に言い残すと、Tシャツの左袖を風にはためかせて歩き去って行った。
- 116 :白い女:2010/08/19(木) 17:08:27 ID:hGStfPTM0
- >>114
「うん。衛星だよ衛星」
地球からみえるんだそうです。
>>115
「わぁ、すっごい怖がり」
バカにしたように笑う。
「住む場所は宇宙船に住むとして、食糧の確保と働き口。ね」
「働き口、ね……」
二度行って落ち込む。
何も解らないのにどうやって探せば……。と心の中で。
「ん、ばいばい」
「片腕無しの黒い警備員……よし、覚えた」
覚えてどうする。
- 117 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/08/19(木) 17:16:12 ID:e.bw5dlQ0
- >>115
あ、そういやアンタ腕……あらら。
【黒金の去り際にそう言いかけて、途中で止める】
んー……また今度でいっか。またねぇ。
【大きく手を振った】
>>116
なんだか頭がイテー……僕ぁこういうの苦手だったんだなぁ、多分。
【両手で頭を押さえて苦悶の表情で体を捩る】
【頭を数度バシバシと平手で叩いて仕切りなおし】
さってと。
【なんだか悩んでる様子の女性を見て意味深に笑い】
アンタ、特技とかなんかないの?
- 118 :白い女:2010/08/19(木) 17:23:25 ID:hGStfPTM0
- >>117
「だったなぁ。ってなんでそう曖昧な……」
人差し指を唇にのせ困惑の表情。
「特技? 脚がはやいのは余り関係無いね」
機械化が進んだ世界だと。と言って苦笑。
特に思いつかないらしい。
- 119 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/08/19(木) 17:28:34 ID:e.bw5dlQ0
- >>118
アンタとおんなじ。みんな色々事情があんの。
【こんこんっと自分のこめかみを二回小突いて】
いやまぁ良い、いいんだけど商売にゃちょっと弱いわなぁ。
この世の中超人レベルの身体能力が逆に普通くらいの世界だから。
【どこからか紙とペンを取り出してなにやら超速度でメモし始める】
足が速い、っと。他には?
【ペンの先を咥えて揺らしながら】
- 120 :白い女:2010/08/19(木) 17:32:48 ID:hGStfPTM0
- >>119
「ふぅん。なら聞かないよ。僕は言えないし」
手を軽く振って小さく笑う。
「後宇宙船の操縦が出来るのも意味が無い。と。
後は……それなりに戦えるくらい?」
左手の紅いグローブを見て。
- 121 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/08/19(木) 17:37:25 ID:e.bw5dlQ0
- >>120
うーん……それだね。
戦って稼ぐと。アナタの適職はストリートファイターです。波動拳。
【女の鼻先で波動拳モーション。手のひらで顔を覆う】
- 122 :白い女:2010/08/19(木) 17:41:32 ID:hGStfPTM0
- >>121
「バカ事を言うんじゃない」
虎姫の額に手を伸ばし、軽く叩こうとする。
「仕事ね、見つけないと……」
多分お金も使えない訳だし。
はぁー。と今までの中で一番いい気な溜め息。
- 123 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/08/19(木) 17:46:44 ID:e.bw5dlQ0
- >>122
おうっ。
【反射的に目を瞑って顔をしかめる】
んじゃーもちょっとラクに稼ぐ方法もあるよ?
非合法だけどそれなりの稼ぎには……
【あくどいニヤニヤ笑いを浮かべて、人差し指と親指で円を作る。円だけに¥】
- 124 :白い女:2010/08/19(木) 17:50:24 ID:hGStfPTM0
- >>123
「あー。やっぱそういうのしかないのかね」
乾いた笑いを見せて。
「向こうではそういうのを捕まえる人だったんだけど……ってか、警備員がそんなこと言って良いの?」
同じくニヤリと笑い虎姫の手首をつかむ。
「このまま警察にもってって……」
- 125 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/08/19(木) 17:54:47 ID:e.bw5dlQ0
- >>124
だぁああああ待ったストップ今のは間違い言葉のアヤってヤツッスよ!
【大慌てで手を振り払い、小さく咳払いをしてから】
正確には『かなり黒に近いグレー』っていう……
【冷や汗を一筋垂らしながら人差し指を立てて説明】
- 126 :白い女:2010/08/19(木) 17:57:09 ID:hGStfPTM0
- >>125
「そうかい? 僕にはキミが凄く怪しい人に見え始めたよ」
そう言いつつも笑顔を見せる。
「ま、聞こうかな。僕も苦しい訳だし」
- 127 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/08/19(木) 18:07:02 ID:e.bw5dlQ0
- >>126
当たり。目利きの才能もあるんじゃない?
【そう言いながら帽子の中に手を突っ込み】
単純なビラ配りだけど。
【取り出したるは小さな電話番号と広告文の書かれたピンク色のチラシ。】
【……[検閲削除]店の一種だ。グレーに近いけど黒といって良い】
- 128 :白い女:2010/08/19(木) 18:09:10 ID:hGStfPTM0
- >>127
「ねぇ、警察署って何処? ちょっと突き出したい人が要るんだけど」
顔を赤らめ、チラシを見ない様にしつつ言う。
きっとそういう体勢が無いに違いない。うん。
- 129 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/08/19(木) 18:22:27 ID:e.bw5dlQ0
- >>128
結局こうなるかーッ!
分かったよ、仕舞う、仕舞えばいンでしょーもー……。
【渋々チラシを帽子の中にしまって】
残りのオシゴトは探索系だし、男じゃないと厳しいからなぁ。
【うーんと唸って】
- 130 :白い女:2010/08/19(木) 18:24:08 ID:hGStfPTM0
- >>129
「待って待って」
虎姫の肩を何度か叩き。
「その捜索系ってのも一応聞きたいんだ。仕事柄得意だし」
まぁ、元だけど。
- 131 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/08/19(木) 18:31:19 ID:e.bw5dlQ0
- >>130
うん? 何、やってみる? 結構大変だよ?
【また帽子の中から今度はA4サイズの紙を取り出す。ついでにさっきのピンクビラも数枚落ちた】
【クリップで留められた紙をめくりながら】
えーっとね、暫く前に潰れた地下の研究所から、死体を拾ってきて欲しいの。
少年の死体がそこにあるはずなんだ。
【資料を差し出す。タバコを咥えた少年の写真が載っていた】
どう?
- 132 :白い女:2010/08/19(木) 18:35:43 ID:hGStfPTM0
- >>131
他の派気にも留めず資料を受け取りながら帽子をじっと見て。
(帽子の中何入ってるんだろ……)
「この子の死体? 構わないけど……なんでそんな事?」
資料から顔を上げて。
- 133 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/08/19(木) 18:40:02 ID:e.bw5dlQ0
- >>132
お仕事で使うの。
消息不明でもそれはそれでラクだけど、この子の死体があればちょいとした調べ物できるんだ。
上手く行けばね。
【淡白に笑い】
どんな状態かもよく分かんないから、見つけだしたらそのまま、持ってきて。
やるみたいだし、頼んだよ。
【女の肩を軽く叩く】
- 134 :白い女:2010/08/19(木) 18:47:11 ID:hGStfPTM0
- >>133
「仕事で死体扱うとかどんな警備員なの……。
まあ、解ったよ。研究所は……、これも解るでしょ――えいっ」
資料を閉じて左手に。
右手のコーヒーを一気に飲んで、缶を宙に放り上げる。
缶に狙いをつけ、回転を加えたハイキック。
その右足の軌跡は雷を纏い、缶の側面を破り、蹴り飛ばした。
「で? 落ち合う場所とか決めなくても大丈夫?」
- 135 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/08/19(木) 18:52:33 ID:e.bw5dlQ0
- >>134
ブラザーフッド・ケイビイーンと呼んでくれてもいいわよ。
……って、すごいパワーね。
【流星のごとくすっ飛んでく空き缶を見つめ】
あん? あー、交番みたいのあるから、僕大体そこにいるから、回収次第来てよ。
お金はたっぷり払わせてもらうからさ。
それじゃ、僕も忙しいし……んじゃね!
【勢い良く手を立てて、さっさとどこかへ駆けていってしまった】
- 136 :白い女:2010/08/19(木) 18:58:29 ID:hGStfPTM0
- >>135
「よく解んないけどアンタがおかしな人間ってのは解ったよ」
こめかみの近くに手を当てあーぁ。と溜め息。
「フフッ、凄いのは僕じゃないさ」
着地して、手を振る。
「交番ねー……まあ、誰かに聞けばいいか」
虎姫の去る姿を見届け、背中を向ける。
「宇宙船の燃料所が無い。そうなると……」
独りでにブツブツと何かを言いながら去って行った。
- 137 :蟹沢柘榴:2010/08/20(金) 20:50:23 ID:ZOM.z7ps0
- 黒い髪白い肌白黒の服。
色彩と言う概念がそもそも最初から存在していなかったのようにモノクロな彼の姿の中でただ一つ、色彩があった。
それは瞳。赤い瞳。
「うー、あー……」
ただそれに洗練された鮮やかさは無くて、それはまるで腐り落ちた果実、若しくは臓物のような不快な赤黒さをしていた。
「お給料、減らされちゃったよ……」
閑話休題。地の文がどれだけシリアスっぽく頑張っても台詞で台無しなのである。
彼は夜の繁華街を歩いていた。
- 138 :(ブレザー姿の男):2010/08/21(土) 14:31:21 ID:NbUXvWGw0
- 昼下がりの公園、和らがぬ日差しをハンチング帽で避けながら、
ブレザー姿の中年男性が一人、ベンチに就きつつ、双眼鏡を覗いている。
バードウォッチングかと思いきや、彼の視線は水平に飛び――。
「……眼福。」
明らかに、女児の脚線を、穴の開く程しぶとく見つめている。
双眼鏡を用いる事は、果たして重要なのか。
- 139 :(ブレザー姿の男):2010/08/21(土) 14:49:03 ID:NbUXvWGw0
- ややあって。女児は母親らしき女性と連れ立って、公園を去る。
彼女ら後姿に導かれるようにして、ブレザーの男も去っていった。
- 140 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/21(土) 19:35:36 ID:sn9myzSMO
- 【異能都市内、とある廃墟街】
【灰色の髪をした男が、その屋上に立つ】
……ふむ、なかなか風情のある所だ。
ここを拠点にするのでも良かったな。
【辺りを見回し呟く男】
【ふあ、とひとつ欠伸をする】
- 141 :東西南北 良方:2010/08/21(土) 20:41:20 ID:7gFzKdaU0
- >>140
廃墟街に現れる青年。
金髪モヒカンにアロハシャツでグラサンの青年だ。
表情は険しい。
「……、よう」
屋上に上がると灰堂に話しかける。
何か用事があるような様子だ。
- 142 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/21(土) 20:48:40 ID:sn9myzSMO
- >>141
【踵を軸にし、くるりと振り向く】
……君か。
何か用かな?
【くく、と笑う】
【「解っている」と言っているようにも見える】
- 143 :東西南北 良方:2010/08/21(土) 20:52:55 ID:7gFzKdaU0
- >>142
「……、頼む。力を貸してくれ」
憎まれ口も叩かず、真摯な表情で灰堂を見て言う。
「このディスクに入っている素材で薬を作って欲しい」
ディスクを差し出し。
「礼は、何でもするから。頼む」
- 144 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/21(土) 21:00:55 ID:sn9myzSMO
- >>143
…………。
【灰堂は黙ってディスクを手に取る】
……何でも、と言ったな。
君は私がどういう研究者か知っている筈だが。
【いつもの馬鹿にしたような笑みはそこにはない】
【銀縁の眼鏡から、どこまでも冷たい瞳が良方を捉える】
- 145 :東西南北 良方:2010/08/21(土) 21:04:11 ID:7gFzKdaU0
- >>144
ディスクを渡すと、灰堂と目を合わす。
そして、灰堂の質問に暫しの沈黙の後、答えた。
「ああ、何でもする」
覚悟が有って来たのだと、そう伝えた。
- 146 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/21(土) 21:14:49 ID:sn9myzSMO
- >>145
…………っく。
【有り得ないほど真剣な表情を浮かべていた灰堂が、思わず吹き出す】
くく、く。はは、ははははは――!!
【いつも以上に大笑いして、灰堂は言う】
……では、そうだな。
私が出す条件はひとつだ。
これは君には多少難しいかもしれないが――
【人差し指を立て、】
――私への礼なんざ考えず、自分の出来る事をしろ。
【灰堂はにやりと笑った】
- 147 :東西南北 良方:2010/08/21(土) 21:17:38 ID:7gFzKdaU0
- >>146
【灰堂の言葉にニヤリと笑い】
はっ、やっぱしテメェはいけ好かねぇ……。
【だが、と続け】
機関の中じゃ一番マシ、とだけ言ってやる。
【連絡先を書いた紙も渡す】
テメェなら機関でも問題ないだろ。
渡しとく。
【それは、ある程度の信頼をしているという証だろう】
【わざわざ敵側に自分の連絡先を教えるなど、ありえないのだから】
- 148 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/21(土) 21:24:58 ID:sn9myzSMO
- >>147
私が“マシ”だとすれば、君は私の部下に会ったら惚れるぞ? 8割は男だが。
【冗談めいた笑いを浮かべて、紙を受け取る】
ふーむ、やはり信頼されるというのは気分が良い。
……ああ、明日の朝には出来上がっている。
好きなときに支部に来てくれ。
【有り得ない速度の完成宣言をして、灰堂はまた笑う】
- 149 :東西南北 良方:2010/08/21(土) 21:30:43 ID:7gFzKdaU0
- >>148
はっ、あくまで『マシ』ってだけだ。
他の奴らはそもそも信用にも値しねえ。
【葉巻を取り出し、吸いながら言う】
速いな。
分かった、あと『液』で頼む。
【液で有るのには理由があるのだろう】
- 150 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/21(土) 21:37:08 ID:sn9myzSMO
- >>149
私の部下はまともな奴等ばかりだと思うんだがね……まあ、今は関係ないな。
【うーむ、と腕を組む】
ふむ、了解した。
試験管か何かに詰めておこう。
【何度か頷いて、続ける】
……ああ、場合によってはイチゴ味などのオプションも可能だ。
【子供向けか】
- 151 :東西南北 良方:2010/08/21(土) 21:39:24 ID:7gFzKdaU0
- >>150
「ああ、それで頼む。注射器は持ってるからな」
そう言うと葉巻の煙を吐く。
「つか、味付けんのかよ、オイ」
- 152 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/21(土) 21:44:23 ID:sn9myzSMO
- >>151
注射か……となると粘性は低い方が良いな。
【指折り数えて条件を確認している】
……ああ、そういう事も“必要だった”からな。
【回想するように呟き、】
しかし――くく、注射ならばその必要はないようだ。
【そしていつものように笑う】
- 153 :東西南北 良方:2010/08/21(土) 21:46:52 ID:7gFzKdaU0
- >>152
「ああ、だけど、コレでやっと――」
かつての仲間を思い出し。
「――、開放してどうすんだろうな、俺」
呟いた。
「でも、それでも。アイツらを助けたいんだな、俺は」
それは誰に離すでもない独白だった。
- 154 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/21(土) 21:52:07 ID:sn9myzSMO
- >>153
……ここまで来てなお、君は悩むのか?
【再び腕を組み、良方の方を見やる】
……いや、むしろ君は悩むべきだ。
これまで幾ら苦悩してきたとしても、ね。
【ふー、と息を吐きながら笑みを浮かべ】
まあ、なるようになるだろう。
【適当に笑い飛ばした】
- 155 :東西南北 良方:2010/08/21(土) 21:55:40 ID:7gFzKdaU0
- >>154
「はは、笑うか?別にいいぜ。どうするかも分かんねぇし、コレがアイツらの為になるかも分からねぇ。
でも、それでも俺はアイツらを助けたいんだ」
灰堂をまっすぐ見て。
「は、何とか『する』さ」
力強い笑みを浮かべた。
そしてその直後頬の刻印を隠す絆創膏に血がにじむ。
「近づいてきた、か」
- 156 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/21(土) 22:00:44 ID:sn9myzSMO
- >>155
くく、真っ直ぐだな。
私の性格とは――
【大違いだ】
【と、続けようとした時だった】
……“彼ら”か。
【たん、と地面を蹴り、そのまま浮遊して辺りを見渡す】
- 157 :東西南北 良方:2010/08/21(土) 22:04:08 ID:7gFzKdaU0
- >>156
「……っ」
頬を抑える良方。
あたりを見回す灰堂に、坊主の巨漢と銀髪の少女が見えるだろう。
坊主の男は額に8の数字が、銀髪の少女ははだけられた右肩に4の数字が刻まれていた。
「0は、何処だ」
「0を見つけなきゃ、怒られちゃう……」
- 158 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/21(土) 22:09:12 ID:sn9myzSMO
- >>157
……また随分と分かりやすい。
【小さく呟くと、良方を一瞥】
東西南北君、君はどうする?
彼らを『助ける』と決めた君は、今何が出来る?
【恐らく彼らは気づいていないだろうと予測し、問う】
- 159 :東西南北 良方:2010/08/21(土) 22:13:17 ID:7gFzKdaU0
- >>158
「……、今の俺じゃ、まだ……」
頬の痛みは凄まじい。
そして、巨漢と少女の刻印から血が吹き出した。
「居るっ!」
「どこだ0っ!」
しばらくすれば見つかるのは必至だろう。
「ここであったら計画がパーになっちまう。
逃げたいところだが……」
巨漢と少女を視界におさめ、動かなくなる。
- 160 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/21(土) 22:21:21 ID:sn9myzSMO
- >>159
そうか。では跳ばそう。
【灰堂は短く言って、良方の肩に触れる】
【そし て 周囲の 景色 が】
【歪む】
【気味の悪い色彩が晴れると、そこは灰堂の研究室だった】
……適当に座るといい。
【近くの椅子を指差す】
//勝手に跳ばしてスマソ('A`)
- 161 :東西南北 良方:2010/08/21(土) 22:23:31 ID:7gFzKdaU0
- >>160
「っ……」
変わる視界に一瞬呻く。
そして、気がつくと研究室に居た。
「……ふぅ」
どさり、と椅子に座る。
「ここ、お前の研究室か?」
中を見回して言う。
- 162 :東西南北 良方:2010/08/21(土) 22:24:02 ID:7gFzKdaU0
- >>160
//気にせんでもいいのぜ
- 163 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/21(土) 22:33:41 ID:sn9myzSMO
- >>161
ああ、ただのプレハブ小屋だがね。
【辺りを見渡すと】
【シンプルなマットレスが一つ】
【資料がこれでもかというほど詰め込まれた本棚が二つ】
【灰堂が腰掛けている回転椅子に、オフィス机】
【そして、屏風のような仕切り。奥からはごうごうという駆動音】
あー……どうするかね。本当に。【回転椅子に乗ったまま、ゆっくりと回り始める】
- 164 :東西南北 良方:2010/08/21(土) 22:36:32 ID:7gFzKdaU0
- >>163
「成程、通りで」
あまりに殺風景な理由が分かった。
「そう――だな。独りで全員やるのは、無理だとは思ってる」
葉巻の煙を吐き。
「だが、誰かの力を借りるのは……、どうなんだろ」
- 165 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/21(土) 22:43:26 ID:sn9myzSMO
- >>164
少し解ったようなことを言わせて貰えば、
人は一人では生きていけない。
【何周かして、びたりと止まる】
たまには人に頼ることも大切だよ。
呉越同舟という言葉があるようにね。
【くく、と笑って屏風の方を一瞥】
- 166 :東西南北 良方:2010/08/21(土) 22:46:58 ID:7gFzKdaU0
- >>165
「頼る……頼る、か」
暫し目を瞑る。
「……、頼ってみっかな……、独りでやるより確実にアイツらも助けられるだろうし」
目を開き、呟く。
「……、明日薬取りに行くから。何つーか……その……だな」
少し言い淀み。
「ありがとよ」
そう言うと良方はプレハブを後にして行った。
//突然切ってごめんよ、母と交代の時間が来てしまった……。
- 167 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/21(土) 22:51:06 ID:sn9myzSMO
- >>166
何も一人で抱え込む必要はない。そうだろう?
【言いながらパソコンに機材を繋ぎ始める】
……くく。気にするな。
【小さく笑って、振り向くことなく見送った】
//ういういー
//また機会があればー
- 168 :麻木 淳:2010/08/22(日) 19:37:47 ID:61lMEQVcO
- 【AGカフェ】
少年が店の前で立っていた。
難しい顔で異能都市のパンフを眺め、次にカフェの看板を凝視する。
その繰り返し。
黒い学生用鞄を肩から下げ、千夜学院の制服を着たその姿は見紛うことなき学校帰りで、なら、彼は校則違反に値する。
「つっても、こんなんで停学にはならないよな……?」
断言するほどの勇気はなく、しかし彼は扉を押し明けた。
- 169 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/22(日) 20:00:17 ID:WVrfsEdY0
- >>168
【AGカフェ内には一人の少女がいた】
「う〜…むにゃむにゃ…」
【……奥の席でぐっすりと包帯を巻いた少女が寝ていた】
「すー…すー…」
【なかなかの堂々とした寝方である】
- 170 :麻木 淳:2010/08/23(月) 00:12:10 ID:VqV2vGds0
- >>169
中:レス気付かなかった…………ごめんなさい。面倒なら無視してくれて結構です。
「………………少女一人、って」
変な店だな、と彼は思う。
女の子が一人で入れるほどの手ごろ価格?
もしそうなら学校帰りによるの、習慣づけようかな、とも。
「…………まあいいや」
当面は寝かさないよう、静かにしよう。
思い、思ったとおりに実行し、彼は隅の席に腰掛けた。
- 171 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/23(月) 21:20:22 ID:HnkBBDEo0
- 「さーて、今夜も暇になってまいりましたー」
溜息を吐き出し、ソファーに座る。
「あー、肩こったなチクショー。
おーい、誰かバイトいるー?
店長命令、肩を揉めー」
背もたれに頭を乗せ、大声で喚く店長。
「おーい、誰かいねーのかよ、おーい。
……ち、仕方ねーなー」
頭はそのまま、手探りでテーブルの上を探り、リモコンを手にする。
そして壁にかけてある薄型テレビの電源を入れた。
「なんかDVDでも見ようかな……あ、ぼくウォー見よう、ぼくウォー!」
- 172 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/23(月) 21:24:44 ID:WVrfsEdY0
- >>171
カランカランカラン
【唐突に店の扉のベルが鳴り始めた】
「…う〜ん…なんだかきがひける・・
かなの」
【入ってきた少女は…何だか少し入るのをためらってるようにも見える】
「あう〜。おなかすいたからしょーがないの。こんばんわなの〜」
【しかし空腹に負けて直ぐに席に着いた】
- 173 :蟹沢柘榴:2010/08/23(月) 21:25:48 ID:ZOM.z7ps0
- からんころーん。
軽いベルの音は入店の合図。
「ふぁー……眠い……」
入って来たのは、黒い着流しの青年だった。
欠伸を一つ零しながら、左手に巾着袋・右手に何かの雑誌を持って、適当な席に座る。
- 174 :雨:2010/08/23(月) 21:28:28 ID:hGStfPTM0
- 「お腹すいたねぇー」
少女が傘を閉じ、入店してくる。
「ここは喫茶店やカラいい腹ごしらえが出来そうねぇ」
- 175 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/23(月) 21:28:44 ID:HnkBBDEo0
- >>172
「ん、ああディスか、こんばんはー」
普通に、いつものように、クロスは挨拶を返した。
>>173
「ん? いらっしゃいませー」
テレビ画面を前にしてクロスは振り向く。
喪服? と疑問を口にするが、あえて聞かずにメニュー表を蟹沢の前に出した。
それと、おしぼりと麦茶も。
「何か注文あるかい?」
- 176 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/23(月) 21:30:03 ID:HnkBBDEo0
- >>174
「あれ、雨なんて降ってたっけか」
傘を閉じる少女を見て、少し疑問。
天井にある窓に目を向ける。
「ああ、席は好きな場所に座ってくれ。この時間がガラ空きだ」
- 177 :詩人さん ◆JBbLACK.JY:2010/08/23(月) 21:30:49 ID:e.bw5dlQ0
- こんにちはー。
【ベルの音もささやかに、静かに入ってきた青年】
【高いソンブレロと独特の模様のマントが目を引く】
【初めて来た店だからどうも勝手が分からず、糸目を店内に走らせてきょろきょろ】
- 178 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/23(月) 21:33:41 ID:WVrfsEdY0
- >>173
「あう〜。こんばんわなの〜」
【ふと振り返って青年の顔を見る少女】
「はじめてきたひとかなの…?」
【少し首をかしげた】
>>174
「あう〜。こんばんわなの〜」
【軽く手を振って見せる…居合わせた客と言うだけなのに若干フレンドリーだ】
「はじめまして…?かなの?」
>>175
「あうあう…こんばんわなの」
【軽く頭を下げながらメニューを手に取る】
「…う〜…きにしてないのかなの…」
【小声でそんなことを呟きながらじっとメニューに顔を向けた】
- 179 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/23(月) 21:34:22 ID:WVrfsEdY0
- >>177
「あう?またあたらしいひとがきたの。
きょうはおおいなの〜」
【少し楽しそうにしながら詩人に目を向けるディス】
- 180 :蟹沢柘榴:2010/08/23(月) 21:34:35 ID:ZOM.z7ps0
- >>174
「うえ……雨降って来たのかな……」
傘持ってないよ、と。少女が傘を閉じる様を見て、少しだけ眉根を寄せる。
>>175
「とりあえず、コーヒー……眠いので」
うつらうつら、眠たげにゆれる瞳は腐った臓物みたいな赤をしていて、決してきれいとは言い難かった。
右手の雑誌をテーブルに置く、どうやらそれは求人情報誌のようだ。
>>177
「……すごい……」
目立つなあ、と思って、眠たげな瞳をそちらに向けた。
>>178
「そ、ですね。このお店に入ったのは初めて、かな」
かくん。
首が揺れる、どうやらかなり眠たい様子。
- 181 :雨:2010/08/23(月) 21:38:42 ID:hGStfPTM0
- >>176
先程まで降っていなかったが、『今』は降っていた。
だが、少女が傘を閉じると同時、また止み始める。
「ありがとぅね、店員さん」
丁寧にお辞儀をすると、何処でも無い様なまさに適当な席に座る。
>>177
「詩人さん。やねぇ」
声だけが笑い。
>>178
「初めまして。やぁないかなぁ?」
のんびりとした口調の藍色の着物を着た少女。
「私は雨(アマ)言うんよぉ」
>>180
「雨、降ってたよぉ。さっきまでね」
少しづつ雨はやみ始め、今は完全に止みかけている。
- 182 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/23(月) 21:41:31 ID:HnkBBDEo0
- >>177
「おいおい、今日は見ない顔が多いな。
いらっしゃい、好きな席に座れよ」
給仕服を着た男は左目で相手を見つつ、手ではリモコンを操作している。
「えーと、『ぼくらのウォーゲーム』は……あったあった」
どうやらDVDを再生しているようだ。
本編再生を選択するとリモコンを置き、マントの青年の前にメニュー表とおしぼり、麦茶を置いた。
>>178
「なんだ、今夜も何か食べるのか?」
何かをする様子が無いディスに、何気ない会話を向ける。
>>180
「オッケー。種類は何にする? ホット? コールド?
特に指定しないんだったら、こっちで勝手に作るぜ」
そう言いつつクロスはカップを手にしてコーヒーメーカーにセットする。
相手の返事を聞きつつ牛乳を冷蔵庫から取り出した。
その間にも、目は求人情報誌へ。
「……バイト先でも探してるのか?」
>>181
「あれ? 止んだ」
少ししか濡れてない天窓に疑問を抱きつつ、
少女にもメニュー表とおしぼり、麦茶を。
「傘立てあるけどいいのかい? ま、傍に置きたいっていうのなら、別にいいけど。
注文あったら適当に声かけてくれ」
そう言ってクロスはテレビに目を向けた。
カウンターの中にあるテレビではアニメが流れている。
- 183 :詩人さん ◆JBbLACK.JY:2010/08/23(月) 21:45:20 ID:e.bw5dlQ0
- >>179
こんにちは。この店は人気なんだね。
【自分より小さなディスにもふんわりと頭を下げる】
>>180
【青年の格好は異国的な模様で、だからといってどこの国の、とも言い難い】
【そしてその色彩のせいか元々か、青年自体は若いというだけで年齢も特定しづらい…】
目に毒でしょうか。すいません。
【申し訳なさそうに目尻を下げるあたりは、とても人間らしさ溢れる動作だが。】
>>181
ええ。それなりにやらせてもらっています。
【慈しむような笑い。雰囲気は少し雨と似ているかもしれない】
>>182
あっ、はい。失礼します。
【家に上がるような礼を口にし、店の端の席を選んで座る】
【それからマントの中から雑誌を取り出し読み始めた】
- 184 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/23(月) 21:48:22 ID:WVrfsEdY0
- >>180
「あう〜。そっかなの〜…
あう?ねむたいの?」
【ちょっと心配そうに目を向ける】
「あう〜…ねむいときはねたほうがいいの〜」
【大きく頷きながら言う】
>>181
「あう〜。そっかなの〜!
『あま』がなまえなの〜。よろしくなの!」
【大きく首を縦に振る】
「こっちのなまえは『でぃす』なの〜。
よろしくなの!」
【そして今度は自分を指差した】
>>182
「あう!?あう…えっとなの」
【急に呼ばれて驚きの声を上げる…いつも通りなのだが…】
「そ、その…これがいいなの」
【なぜか動揺したまま大盛りのオムライスを指差した】
>>183
「あう〜。うん!にんきなんだとおもうの〜!」
【大きく頷いて同意する】
「ここにははじめてくるなの〜?」
【軽く微笑みながら尋ねる】
- 185 :蟹沢柘榴:2010/08/23(月) 21:51:23 ID:ZOM.z7ps0
- >>181
「あ、よかったぁ……傘持って来てないんだ――ぁ」
ほーっと溜息。そのあとかくんと首が落ちて、ハッと意識を取り戻す。
眠いらしい。
>>182
「あ、じゃあアイスで……種類はよくわかんないです」
がしがしと眠たい目を擦って雑誌を開く。
「はい……俺、種族がアレなんで、雇用先が少ないんですよね……」
という彼はぱっと見人間にしか見えない。
もう一つ欠伸をしながらパラパラとページをめくった。
>>183
「ぅあぇ、あ、いえっ」
じろじろ見すぎたかな、と思って慌てて目線を下げる。
すると自分の真っ黒い着流しが目に入って、さすがにこれは地味すぎるよなあ……とか思ったりした。
>>184
「んやぁ……コーヒー飲んだら大丈夫ですよ」
ぺらぺらと手元の雑誌のページをめくりながら、欠伸を一つ。
- 186 :雨:2010/08/23(月) 21:56:35 ID:hGStfPTM0
- >>182
「この傘は大切なものやきぃ」
見れば、傘の柄には通常の物に見られる折り返しが無い。
また、その傘は蒼く、黄色く。赤い。
色遣いは派手だが全体的に見れば決してそうでない。むしろ地味なデザインだ。
「じゃあ、パイナップルでもお願いしようかなぁ」
>>183
「やっぱりなんにかうたったるするぅん?」
少女の前髪は鼻先まで伸びており、その眼は見えない。
>>184
「ディス、よろしくぅねぇ」
合わせる様に首を振る。
どこか訛りや独特のテンポを持つ喋りだ。
>>185
「……寝むいんかいねぇ」
思った事を口にする。
かなりマイペースな性格の様子。
- 187 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/23(月) 22:00:03 ID:HnkBBDEo0
- >>183
座った席の前に、クロスはメニュー表とおしぼり、麦茶を置いた。
「注文決まったら声かけてくりー。俺はテレビ見てっから」
返事を待たずにクロスはカウンターの中に戻り、椅子に座ってテレビを見始めた。
>>184
「ほいほい、オムライスな。チキンライスあったっけなー……ああ、あったあった」
チキンライスをフライパンにいれ、サッと軽く炒める。
そして卵を溶きつつももう一つのフライパンをコンロに置いて火をつけた。
「そうそう、ビーフシチューが少しだけ余っててさー。オムライスにかける?」
そういう様子は、やはりいつものクロス。
「……どうした、ディス。なんかキョドってないかオマエ」
>>185
「ういういー」
コーヒーメーカーにおいてたカップを戸棚に戻し、冷蔵庫を開ける。
その中から冷えた水出しコーヒーを取り出すと、
次に戸棚からグラスを持ち出してロックアイスをガラガラと入れた。
そこに冷えたコーヒーをなみなみと注ぐ。
冷えた牛乳もミルクポットに入れ、ガムシロップと一緒に蟹沢の前に置いた。
「おまたせー。キャラメルとか蜂蜜もあるから、欲しいなら行ってくれ」
氷がキンキンと音を立てている。
「で、種族的に働けない? おいおい、どんな種族だよ。
いくらなんでも、ここは異能都市だぜ? 種族で職差別って、あまり聞かないけどな」
大型の獣人種、竜種はわからんけど、と付け足す。
「オマエさん、どんな種族なんだ?」
>>186
「大切なものならいいんだ。傍に置いておけばいい。
で、パイナップルぅ!? そんなのあったっけなぁ」
厨房にある大きな冷蔵庫へと向かう。
しばらく中をガサゴソと探し、
「……あったし」
どうやらあったようだ。
「えーと、缶詰のパイナップルと生のパイナップル、どっちがいい?」
一応聞いておく。
- 188 :詩人さん ◆JBbLACK.JY:2010/08/23(月) 22:04:33 ID:e.bw5dlQ0
- >>184
へぇ……いいなぁ。賑やかな喫茶店も、たまにはいいかな。
今まで喫茶店は、静かにのんびりする場所って考えてたけど。
【麦茶片手に店内を眺める】
うん、良い。
ここは初めてだよ。君が先輩ということ。
【くすくす。とても上品に笑う。ぼんやり蝋燭のような、落ち着いた雰囲気】
>>185
お気になさらず。人目を引くのが僕の商売ですので、気にしたりしません。
【柔和に笑いながら、細い目でじーっと柘榴を眺めて】
……いいお召し物ですね。
【指を揃えて手のひらを向けるように、相手の服を指して】
>>186
ええ。楽士ではないのでリクエストには応えませんが、
詠いたいことを詠います。
詩人は文学家とも言えるし、ジャーナリストとも近いと思います。
【取り出した雑誌をぱらぱらめくりながら笑っている】
>>187
はい、分かりました。
【メニューを眺めながらふむふむ唸る。合間合間に麦茶を飲む】
【ニスを塗った木のように懐かしげな、穏やかな空気を醸しだしている】
- 189 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/23(月) 22:09:58 ID:WVrfsEdY0
- >>185
「あう〜。こーひー…
あのへんなあじののんだらねむらなくなるの〜?」
【不思議そうに首をかしげている…あんまりコーヒーの印象は良くないらしい】
「あうあう、そっかなの。それならへーきだねなの!」
【しかし安心したように首を縦に振った】
>>186
「あう〜。よろしくなの〜」
【嬉しそうにほほ笑みながら言った】
「…あうー、ふしぎなしゃべりかたなの〜」
【自分のことを棚に上げて不思議そうに言った】
>>187
「あう?あう〜!かけていいの〜!
そのほうがおいしいとおもうなの〜」
【微笑みながら言うディス…だが】
「あう…えっとなの…それはなの…」
【明らかにキョドりながら口を開く】
>>188
「あうー。うん、ここはいいところなの!
ゆっくりできるからなの」
【嬉しそうに言う】
「あうー…せんぱい…
『でぃす』のほうがちっちゃいけどなの・・・」
【ちょっと不思議そうに言う】
- 190 :蟹沢柘榴:2010/08/23(月) 22:16:21 ID:ZOM.z7ps0
- >>186
眼をごしごしこすりながら、何やら雑誌を読むことに集中している。
>>187
「ありがとうございます……」
とりあえずミルクとシロップ投入。
かき混ぜるとからからと氷が音を立てた。
「鬼、なんですけどね」
黒い前髪を上げて見せる。白い肌の上に、瞳と同じ色の赤黒い角……が、ぼきりと折れた跡。
「人喰いなので、怖がられちゃって。なかなか採用まで至らないんです」
>>188
「ああ、うぇ……え、これですか?
確かに生地はいいものだった気もしないでもないけど……」
首を傾げて、もう一度自分の着ているそれを見る。
真っ黒。締めている帯は腐った果実みたいに赤黒い。……いいのか?
>>189
「苦いでしょう? 苦いからこそ、頭がはっきりして目が覚めるんです」
この少女の年齢ならまあ分からなくて当然かな、と思いながら微笑む。
- 191 :雨――アマ:2010/08/23(月) 22:20:22 ID:hGStfPTM0
- >>187
「無いならいぃんよ、どうせ帰りに買うしねぇ」
穏かな口調で会話を続ける。
「私はどっちも好きやぁけどやっぱし生が美味しいわぁ」
>>188
「でも。めずらしぃ人やんね。詩人さんなんて」
首が傾く。
それに従って前髪もずれ、ただ黒いだけの瞳の端が覗く。
>>189
「よろしくねぇ。
ディスちゃんも不思議ぃんよ?」
しっかりとツッコミを入いれる。
>>190
「そこの兄ちゃんはなにみてるんやろか?」
不思議そうにして、近寄る。
「ちょいとおにぃちゃん、何見てるんか、アマにも見せてくれへんかな?」
暇なのである。この少女は。
- 192 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/23(月) 22:26:33 ID:HnkBBDEo0
- >>188
「……注文、するよな? なぁ、するよな!?」
麦茶のんでまったりしちゃってる相手を見て心配になったのか、
図々しくも注文を促し始めた。
「時々いるんだよ、麦茶だけ飲んで涼むだけ涼んでから帰っていく奴!」
俺の店は休憩所じゃねー! とクロスは牙を剥いて叫ぶ。
>>189
熱したフライパンに卵を注ぎつつ、クロスは言葉を続ける。
「なんだよもー、ハッキリ言えよなー。
言ったことを否定されたりするのは辛いかもしれないけど、
何か言わなきゃ何も始まらないんだぞ。
ほら、どうした、言ってみろって」
>>190
「あ、人食いはヤバいだろー」
クロスは感情を隠すことなく顔にだし、うへぇと言いつつ眉間に皺を寄せた。
「人食い種が事件起こすっていうのは、昔っからずっとあるしなぁ。確かにそりゃみんな採用せんわ。
話に聞けば人食い種族用の肉ってのも裏じゃ売買されてるらしいけど、あれ確か非合法なんだっけ?
ま、人さらって解体するってのも、タチの悪いホラーだしな。噂だけど」
そこまで話して、クロスはじっと相手の目を見る。
「で、だ。どうだ? 俺のことは食いたくなるかい?」
>>191
「おっけーわかった」
パイナップルを取り出し、片手間でオムライスを作りながらも包丁を取り出す。
その包丁でリンゴのように、パイナップルの皮を剥き始めた。
皮をあらかた剥いたら輪切りにし、最後に中の芯を包丁でくりぬく。
「ほい、できた」
輪切りになったパイナップルを皿に並べ、フォークと一緒に少女の前に出した。
「しかし変なの頼むなぁお前。パイナップル好きなの?」
- 193 :詩人さん ◆JBbLACK.JY:2010/08/23(月) 22:30:40 ID:e.bw5dlQ0
- >>189
小さいから人の価値が決まるワケではありません。
僕は大きい人も小さい人も、僕よりずっと立派だと思っています。
勿論君も。
【ともすれば困り顔に見えるかもしれない彼の笑い方はとても優しげだ】
>>190
どうも僕には、合わない色で……。
暗い色を着ると、僕、疲れ切った「話しかけるな!」という雰囲気に見えてしまうんですよね。
それで、話しやすい話されやすいように、明るい色。
【指先で帽子をちょっとだけ傾ける】
やっぱり人それぞれだけど、自分が似合わない色を着こなす人って、ねぇ。格好いいですよ。
>>191
それなりです。それなりです。
同業に合うこともたまにあります。大概が一度会って、もう会うことのない人たちですけど。
【水滴の浮いたグラスを弄びつつ】
今どき詩人なんて、奇特な人しかしません。
>>192
こっ、これは失礼……っ。ええと、ですね。
【慌てて麦茶を置いてメニューを指でなぞりながら】
……何でもよろしい?
【小首をかしげる】
- 194 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/23(月) 22:34:00 ID:WVrfsEdY0
- >>190
「あうあう、にがいっていうなの…
そっかなの…」
【成程と頷いた】
「あうー。それならめがさめるなの〜。
なるほどなの〜」
【感心しているようである】
>>191
「あう〜?えっと…」
【一瞬ハッとした後】
「そ、そうかなの…」
【不思議そうな顔をしながら言う。自覚なしのようだ】
>>192
「あう…その…」
【どこか申し訳なさそうな顔をした後、ゆっくり口を開いた】
「あのとき…あのひとがきえたときに…
かってなこといって…ごめんなさいなの!」
【そう言って勢いよく頭を下げて】
ガツン!
【勢いよく額をカウンターに直撃させた】
「うう…」
【どうやらカペルの件をひどく気にしていたようである】
>>193
「あう〜。そ、そうかなの?
そういわれるとなんだか…」
【とても嬉しそうな顔をしている】
「あうあう!そっちもりっぱなひとなの!」
【ちょっと失礼な返し方をした】
- 195 :蟹沢柘榴:2010/08/23(月) 22:35:53 ID:ZOM.z7ps0
- >>191
「ふぁあ……面白くは無いと思いますけど」
見ていたのは、バイト情報満載のタ○ンワーク異能都市版。
バイト探しをしているらしい。
>>192
「です、よね……」
まあ分かってはいたんだけども、こうもはっきり言われるとちょっと凹む。
ずるずるコーヒーを啜って、甘くしすぎたことに眉根を寄せる。
「いえ、……今は、まだ大丈夫です」
俯いて、小さい声で言った。
>>193
「はあ、なるほど……そうなんですかね」
黒が似合うってなんか陰気臭い感じもするけど。まあ。
褒められたのは素直にうれしくて、少し表情を綻ばせた。
>>194
「まあ、もう少し大人になったら分かりますよ」
きっとね、と言いながらコーヒーを啜る。
- 196 :雨――アマ:2010/08/23(月) 22:41:18 ID:hGStfPTM0
- >>192
「人の好みにケチつけるんやぁ、
それじゃ折角のいぃ男が台無しよぉ」
等と言いつつフォークで輪切りのパイナップルを突きさし、食べる。
「ん、美味しいわぁ」
>>193
「そうやぁね、私も詩人さんなんて数える程しかおぅて無いいわぁ。
前に見たものだけでも、何年前やろかぁ」
思い出す仕草をして。
>>194
「そうなんよぉ」
ディスの額に人差し指を置いて。
「まさか自分では気づいてなかったんね?」
目は見えないが、口はと声は笑っている。
>>195
「確かに、おもしろぅはないね」
冊子を見て、あっさりと言う。
「仕事って、大事なものやんねぇ。私も、昔ははたらいとったきぃね」
今は働いてないらしい。
と、言ってもこの少女、15歳くらいにしか見えない。
- 197 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/23(月) 22:47:06 ID:HnkBBDEo0
- >>193
「……あー、持ち合わせ無いんだったらいいわー」
言った後にちょっと後悔したのか、
それとも叫んで落ち着いたのか、
少し申し訳なさそうに口を尖らせる。
「ま、なんでもいいぞー。普通の喫茶店にあるようなモノなら大抵ある」
>>194
「あのひと……ああ、カノンのことか?」
卵をクルクルと回して纏め、フライパンを置いてチキンライスを皿に盛る。
「ありゃ気にしなくていい、俺もイラついていたからな。ただ……」
皿に盛ったチキンライスの上に卵焼きを載せ、包丁で玉子焼きを開くように切る。
中身が半熟だった玉子焼きはトロリとチキンライスの上を流れ、ふんわりとライスを包んだ。
その上からビーフシチューをかけてゆく。
「あれは、俺の失態だ。誰が何と言おうと、俺は負けた。だから」
オムライスをスプーンと一緒にディスの前に置く。
「今度は負けない。ヴェーダの全身全霊の力を、俺は俺の全身全霊でもってして真正面から打ち砕く」
>>195
「まだ、ね。ははは正直に言いやがるぜ」
クククと肩を震わせてクロスは笑う。
「いいね、お前面白いわ。名前は?
ああ、俺はクロス。銃寺森クロスだ」
>>196
「そりゃ悪かった。いい男でいたいから、もうツッコミは入れないでおこう」
両手をあげてやれやれと首を振る。
「ああ、おかわり要るなら言ってくれ。実はそれ、半分しか盛ってないんだ。
やっぱりパイナップル丸々一個は多いと思ってな、後の半分は冷蔵庫の中」
- 198 :詩人さん ◆JBbLACK.JY:2010/08/23(月) 22:52:14 ID:e.bw5dlQ0
- >>194
【今度は本当に若干困ったように、後頭部を掻いて】
僕自身は……そういうことはあまり思わないようにしてます。
【それからゆっくり、テーブルの上に置いた雑誌をめくった】
>>195
……何か悩んでそうですね。
【にこにこ微笑を湛え、特に空気を揺らさない平素な声で】
>>196
どんなでした?
【興味あり気に身を乗り出す】
>>197
お金なら、特に心配はいりません。
【マントの中で腕をごそごそ。小銭を確認して安心し】
じゃあチャーハンお願いします。
【メニューを置いてにっこり】
- 199 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/23(月) 22:55:54 ID:WVrfsEdY0
- >>195
「ふんふん…あう〜…
それがおとなになるってことなのかなの〜」
【少々難しそうな顔になりながら言った】
>>196
「あう〜…ちょっとちがうとおもってたけどなの…」
【人差し指にじっと視線を向ける】
「へん…だとおもってなかったなの…」
【ちょっとでもないが…ディスは不思議そうな顔だ】
>>197
「あうあう、『かのん』なの…」
【チキンライスに少し目を行かせながらも真面目に答えるディス】
「そうなの…あのときは『でぃす』もおちついてなかったなの…
うん、こんどはぜったいにつかまえて、
『かのん』たすけないとなの…
その…やりかたわからないけどなの…」
【やや申し訳なさそうに言った】
「あう、いただきますなの」
【オムライスが運ばれてきてもいつものようにはしゃがずにやや冷静な表情でスプーンを手に取った】
>>198
「ん…そっかなの〜。
でもそういうことがいれるのはいいひとなの〜!」
【どこか嬉しそうにしながら言った】
- 200 :蟹沢柘榴:2010/08/23(月) 23:00:27 ID:ZOM.z7ps0
- >>196
「そりゃそうでしょうね……え、そのお年で?」
頑張るんですねえ、と言いながら目を丸くする。
どうやら少女が貧困状態にあったと勘違いしてるような気がしないでもない。
>>197
「面白いんですか……?」
よくわからない、と言ったように首を傾げる。
「名前ですか。俺は蟹沢柘榴、といいます。
蟹、も、柘榴、も、人間の肉の味に近い食材らしいですよ」
さらっと怖いこと言った。
>>198
「あー……就職がなかなか決まらないのや、悩んではいます、けども……」
不思議な人だな、と思って雑誌からいったん目を離す。
>>199
「でしょうね、一概にそう言えるわけではないとは思いますが」
コーヒーをもう一口、雑誌をめくる。
- 201 :雨――アマ:2010/08/23(月) 23:02:46 ID:hGStfPTM0
- >>197
「そのままでいれば、いぃ男よ」
フォークをクロスに向ける。
「そうねぇ、じゃぁジュースも貰おうかしらね、」
伸ばした右手をあごに当て、
「勿論、パイナップルの……いや、今日はぶどうジュースに」
>>198
「せぇやねぇ」
うぅむ。と考える仕草をして思い出す。
「静かな場所で、静かに歌いおった、
でも、暖かくて、楽しい。不思議な人やったよぉ」
>>199
「変、じゃないの」
人差し指に少し力を入れる。
「不思議ぃんよ、私も、アンタも」
その指を自分の顎に。
「変、やぁないんよ」
>>200
「今はもう、やめたぁよ」
ふふ、と笑う。
「一度懲りたら、止めるのが一番よぉ」
前髪に隠れて目は見えない。
が、口と声が笑う。
- 202 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/23(月) 23:05:02 ID:HnkBBDEo0
- >>198
「ああん? チャーハン?」
厨房に一旦引っ込み、
「やっべー、ピラフしか余ってねぇー」
らしいので、仕方なく中華鍋を取り出してチャーハンを作り始めた。
厨房のコンロを洗うのは面倒らしく、カウンターの裏にあるコンロで済ませるつもりのようだ。
「ええっと、レタスあるんだけど入れていい?」
そう言いつつもタマネギとハムをみじん切りにし始める。
>>199
「そうだなー。本当は今すぐにでも探し出してとっ捕まえてボコりたいんだけどな。
でも、それじゃあつまらん。俺が勝ったことにならない」
だから、とクロスは続ける。
「俺はヴェーダが動くのを待つよ。アイツが全ての準備を整えて動いたとき、
それを全て俺がブッ壊してやる」
>200
「かにさわ、ザクロ……へぇ、趣味の悪い名前だ」
直感的に思ったことを、やはり隠しもせずにサラリと言う。
「蟹、はなんか分かる気がする。ザクロはわからんなぁ。
ザクロはむしろ、見た目が似てるような気がするぜ。
ほら、実が熟れて皮がはじけて中の果実が出ているところが、
人間の皮膚が裂けて中の筋肉が出ている様子にだな……
って、飲食店でする話じゃねーかww」
しししと笑いつつ、お玉で中華鍋を掻き混ぜる。
「で、よう。お前働きたいらしいけど、希望の職は何よ。
何か資格とか得意なこととかあったりするのかい?」
- 203 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/23(月) 23:07:23 ID:HnkBBDEo0
- >>201
「悪いが俺は、そのままじゃいれない男でね。
口を開けば変態扱い、歩けば喧嘩好きの乱暴野郎さ」
そう言いつつ、冷蔵庫の中からぶどうジュースをコップに注いで少女の前に出す。
「しかしお前も言葉がキツいね。
女の子はもっと可愛くなきゃ」
- 204 :詩人さん ◆JBbLACK.JY:2010/08/23(月) 23:14:44 ID:e.bw5dlQ0
- >>199
どうもありがとう。
【うやうやしく頭を下げる】
君は……悩んだりとか、するかい?
【慌しく動くクロスの手際を眺めながら呟く】
>>200
人は苦しみを選びがちなんです。知ってましたか?
【唐突にこんなことを言い出した】
>>201
いい人だ。僕もいつか、その人に出会いたいな……。
【うっとり目を潤ませる。同じ詩人として、人を楽しませたり、印象に残ったり。】
素敵なことですよねぇ……。
>>202
構いませんよー。
【調理音に負けないよう、ちょっとだけ声を大きく】
- 205 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/23(月) 23:18:07 ID:WVrfsEdY0
- >>200
「あうあう、でもおみせでうってるってことは
そのあじがすきってひとがいるってことなの…」
【以外と考えてるようだ】
「おとなはみんなのむのかなの?」
>>201
「あうあう、ふしぎなんだなの…
う〜ん…ふしぎなのはわからなかったなの・・・」
【相変わらず不思議そうな顔だ】
>>202
「あうあう、そうなの…ばしょわからないからうごくのまつしかないかなの…
『でぃす』もそれにさんせーなの」
【ちょっと微笑みながら言う】
「なんだかあのひとじゃましたくてしょうがないの」
【そう言ってやっとオムライスに口をつけ始めた】
「もぐもぐ…あうあう、おいしーなの〜!」
【無邪気に笑いながらっ言った】
>>204
「あうあう、どいたしましてなの」
【微笑みながら頭を下げた】
「あう〜…こーみえてもいろいろなやんだりすることあるの〜。
えっと…いろいろーなの」
【少し天井を眺めながら言う】
- 206 :蟹沢柘榴:2010/08/23(月) 23:20:45 ID:ZOM.z7ps0
- >>201
「懲りた、ですか」
丸めた目を、細める。
なんだかのっぴきならない事情があるのだろうか、こういう都市だから……
いろんな思考が脳内を駆け巡る。
>>202
(´・ω・`)
「蟹って、水死体を食べるから人肉の味に近くなるんですって。
柘榴は……どうなんでしょう。甘酸っぱい部位があるということを暗示してるんでしょうか……あ、そうですね」
口を手で抑える。ちょっとアレな方向へ脱線しかけていた。
「いえ、特に……生活に困らなければ基本なんでも……」
特に希望は無かったらしい。
>>204
「はぁ……え、はぅ? え?」
話の筋が掴めない。
眼をまん丸くしてぱちくりさせた。
>>205
「さあ……飲めない人も少しはいらっしゃるみたいですけど、大体の人は飲めるんじゃないでしょうか」
これ書いてる人は飲めません。やったね!
「まあ、飲めなくてもこう、カフェオレとかコーヒー牛乳とかありますから……」
なにこのコーヒー談義。
- 207 :雨――アマ:2010/08/23(月) 23:25:09 ID:hGStfPTM0
- >>203
「台無しやぁわ」
フォークを持ってない方の手で目の辺りを覆う。
元からみえてない。
「私が幾らかわゆぅても面倒な女は除け者にされるんよぉ。
いぃ男やと、そうはならんのかなぇ?」
首を右に倒すと髪の隙間からただ黒い絵具を塗りつぶした様な瞳が。
>>204
「確か会ったぁのは……何処やったかしらぁ。
とてもさぁむいところやった気がするんよね」
またも首をひねり。
>>205
「皆、違うんのはあたりまえ」
「やぁから変やぁ無い。同じ人がおるのが変なぁんよ」
その『不思議』な口調は不変。
>>206
「日ごろの行いが良かったからここにいるんよねぇ、きっと」
口元を更にゆがませる。
- 208 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/23(月) 23:28:59 ID:HnkBBDEo0
- >>204
「おっけー」
フライパンにタマネギとチャーシュー代わりのハムを入れ、一気に炒める。
そこにご飯と溶き卵を投入し、お玉でガスガスと掻き混ぜていった。
コンロは改造されているのだろうか、ものすごい火力でチャーハンを炒めてゆく。
最後に洗って千切ったレタスも入れ、少しだけ炒める。
皿に盛り付けたら上に紅生姜を乗せて完成だ。
「へいおまち」
セットのワカメスープと一緒に青年の前へと置いた。
>>205
「ん、おいしいか。そりゃ良かった。
あまりモノの寄せ集めだけどなー」
ひと段落ついたようで、使った食器や機材を流し台で洗っている。
>>206
「そういえば、はだしのゲンであったな。
人間食って育ったエビを、ゲンが捕まえて喰うシーン。
不謹慎だけど、ありゃ笑っちまった」
さっき自分で言ったことを忘れたのか、また人肉談義。
「ふーん。まぁ、職なんて選んでられそうにないしな、お前。
……うちで働いてみる?」
食器を洗いながら、サラリと言った。
>>207
もしかしたら、その瞳に少し気圧されたのかもしれない。
しかしクロスは言葉を続ける。
「さぁな、俺にはわからんよ。ただ、俺みたいな暴力的変態野郎にもダチくらいはいる。
ようはどこまで人付き合いっできるか、じゃね?
というか、お前は自分で言うほど面倒な女なのかい?」
- 209 :詩人さん ◆JBbLACK.JY:2010/08/23(月) 23:35:00 ID:e.bw5dlQ0
- >>205
やはり誰も、悩むものですよね……
僕も悩みます。こうして悩む人が他にもいると思うとラクになります。
ハハ、なんででしょうねぇ。
【おしぼりで手を拭く。けっこう置いておいたからちょっと冷めてる】
>>206
人はね、苦労するのが好きなんです。
『自分は苦労している』と思う。そうすれば許されると思うからです。
あなたの好きなことはなんですか?
>>207
ふむ……アバウト。
雪は降っているところですか?
【上目遣いで考えながら】
>>208
あ、どうもー。
【お皿を受け取り】
ガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッガッ
ごちそうさまー。
【血色の良くなった頬を幸せに緩ませながらスープを両手で抱える】
- 210 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/23(月) 23:38:22 ID:WVrfsEdY0
- >>206
「あう〜、そっかなの〜。
おとなってすごいなの〜」
【なぜか感心している】
「あう、それっておいしいのかなの?」
【興味深々になりながら言う】
>>207
「そうなの〜。へんじゃないならあんしんなの!」
【何か安堵した顔になる】
「うん、みんなちがうんだねなの!
だからへんじゃないの〜!」
【どこか嬉しそうである】
>>208
「あうあう〜…こんなおいしーの
あまったらもったいないの!」
【嬉しそうにしながらどんどんほおばって行く】
「のこったら『でぃす』ぜんぶたべるの!」
【…多分ほめているのだろうが、とにかく美味しそうに食べている】
>>209
「あうあう〜、やっぱりそっかなの〜!」
【嬉しそうにしながら言う】
「うーん、それは…ひとりじゃないっておもうからなのかもしれないの〜」
【少しニコニコしている】
- 211 :蟹沢柘榴:2010/08/23(月) 23:41:22 ID:ZOM.z7ps0
- >>207
「よかったから、ここに」
それはよくなかったらここにいない、つまり死んでいたということか?
何がなんだかよくわからなかったけど、漠然と「怖い」とは感じた。
>>208
「そう考えて見ると、水中生物ってみんな人肉の味に近かったりして」
お魚食べられなくなるからやめろ。
「……え、いいんですか?」
ぱちくり。
赤黒い瞳がくるりと丸まった。
>>209
「好きな……、……ええと」
俯いて、考え込んでしまう。
何が好きか、考えたことがあんまりなかった気がする。
>>210
「おいしいですよ。カフェオレはだいぶ甘くて、牛乳たっぷりなんです。
そこの店長さんにお願いしてみてはどうです?」
クロスを指差した。
「……うわっこんな時間! やば、ええっとお代……
あ、今度履歴書とか書いて持ってきます! あと、好きなことも探しておきます!」
あわただしく財布を探りながら、クロスと詩人に向けてそう言って、足早に店を出ていった。
- 212 :雨――アマ:2010/08/23(月) 23:46:33 ID:hGStfPTM0
- >>208
「生憎、お天とに嫌われた娘やぁけん。
余程の自信が無いと言いやぁせんよ?」
傘をちらりと見せる。
「あと、私にも友達はおったんよ?」
二つ目のパイナップルを口の中へ。
>>209
「あばうと。難しい言葉はわからんにぃ」
「雪、は降っとったよ、毎日。毎晩ねぇ。
そして、空から見ると綺麗なところやってんね」
>>210
「そうなんよぉ。
ディスも私も不思議やに。不思議じゃない人なんていやぁせんの」
人差し指をディスに向ける。
>>211
「そんな声せんでぇよ。人は明るいのが好きやぁに」
少女自身も口と声を笑わせていた。
- 213 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/23(月) 23:51:01 ID:HnkBBDEo0
- >>209
「早ァ!?」
思わず口から素っ頓狂な声が漏れる。
「おいちょっと待って今味わった? 味わかった? つーか、本当に口から食ったのか!?
早すぎるだろオイ。本当は第二の口があるんじゃねぇのお前?」
>>210
「ハッ、相変わらずの大飯食らいだな。
ま、余ったら頼むぜ」
>>211
「可能性は十分にあるな。
エビばかり食べたタイはエビの味がするらしい。
とすると、人間ばかり食べたサメのフカヒレは……なかなか面白い味かもな」
そう言いつつ洗った食器を戸棚にしまう。
「いいぜ、何事も経験だ。まずは働いてみろよ。
ああ、先に言っておくけど、俺はガチで不味いぜ」
戸棚の戸を閉め、ニヤリと笑うクロス。
「ああ、じゃあ今度にでも履歴書たのむ。じゃあなー」
>>212
「太陽に嫌われた? そりゃ面白いな。何があった」
カウンターから出てエプロンで手をぬぐいつつ。
「っつーか、過去形かよオイ!」
- 214 :詩人さん ◆JBbLACK.JY:2010/08/23(月) 23:55:26 ID:e.bw5dlQ0
- >>210
そうでしょうねぇ……些細な繋がりなんですけど、ね。
【お互いに和やかに笑いあい】
>>211
苦しむことから自ら離れれば、きっと幸せになれます。
もっとも、その道を進む苦しみは受けることになりますが……
とりあえず、幸福をお祈りします。
【小さく手を振って送り出した】
>>212
空から……?
【スープを飲みながら横目に、不思議そうな印象を瞳に宿らせて】
>>213
勿論。ちゃんと味わって食べましたよ。はいお皿。
【米粒が三粒程度残ったお皿を返しスープを啜っている】
詩人の口は二つあります。普段の口と、語り口。
でも舌は一つです。詩人は二枚舌で嘘をついたりしてはいけませんから。
【だからなんだ。】
【マントの中からするりと細い手を出し、お金をテーブルの上に置く】
それでは、僕もこれで。
【小さく頭を下げ、また鈴の音も静かに去っていった】
- 215 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/23(月) 23:58:34 ID:WVrfsEdY0
- >>211
「あうあう!そうなんだなの〜!
うん、きいてみようかなの!」
【嬉しそうに言うと】
「あう〜!またねなの〜!」
【微笑みながら手を振り見送った】
>>212
「あうあう、そうだよねなの!
みんないろんなことかんがえてふしぎなんだよねなの〜」
【楽しそうに言っている】
>>213
「あうあう、まかせてなの〜!
おいしいごはんならなーんでもたべるからなの!」
【とても嬉しそうにしながらどんどんと食べ進めていき】
「ごちそさまなの〜!」
【口の周りに飯粒をつけながら手を合わせて言った。】
【皿はすっかりきれいになっていた】
>>214
「あうあう〜。つながりがちょっとでも、
なやんでるのがひとりじゃないってわかったらちょっとあんしんするの!
『でぃす』もひとなんだなの!ってなの〜」
【安どの表情を浮かべながら言う】
- 216 :雨――アマ:2010/08/24(火) 00:03:03 ID:hGStfPTM0
- >>213
ふい、と自分の傘をテーブルの上に。
「傘」
傘である。
ただ、前述の様な特異な点や、その作り。
間違いなく普通の物では無い。
「雨、降っとったやろ?」
少女が来る前までは。
>>214
「空からよぉ」
詩人さんが出て行った音を聞いて、手を振った。
>>215
「ディスちゃんはホントに不思議な人ねぇ。
話すとこっちまで楽しくなるわぁ」
等と言う口調は楽しげ。
- 217 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/24(火) 00:11:43 ID:HnkBBDEo0
- >>214
「流石詩人、言葉の使い方は面白いな。
おう、それじゃ」
食べ終わった皿を受け取りつつ、
「あ、名前聞いとくんだった」
少し後悔していた。
>>215
「おう、おそまつさん」
皿を受け取り、流し台で洗いはじめる。
>>216
「……おい、」
その意味が分かったのか、クロスの表情が固まる。
「冗談、だろ?」
- 218 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/24(火) 00:17:50 ID:WVrfsEdY0
- >>216
「あう〜。そっかなの…
よくわからないけどよくいわれるなの…」
【ちょっと照れながら言う】
「でもたのしくなるのなら…『でぃす』もうれしいなの!」
【ニッコリした】
>>217
「あうあう、やっぱりここはおいしいの。
またこれからもくるからなの〜」
【入った時とは違って嬉しそうに言った】
「ふー、がんばんなきゃなの〜」
【少し上を見上げて真剣な顔になった】
「じゃあ、またねなの〜!
またくるからなの〜!」
【そう言ってディスは二人に対して手を振りながら】
カランカラン
【扉を開けて去って行った】
【一応カウンター席に500円を置いている】
- 219 :雨――アマ:2010/08/24(火) 00:20:18 ID:hGStfPTM0
- >>217
「アンタも不思議な人やぁねぇ」
少女の口が三日月形に。
「何も言わんでも解るのは天気と人の顔だけじゃにぃ」
パイナップルを美味しそうに頬張る。
無論、口だけで。
>>218
「ディスはいい子やぁね。
私もちょぉっと、羨ましくなるわぁ」
ディスが席を立つ音がしてから顔を向け、
扉を開けると手を振った。
- 220 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/24(火) 00:34:32 ID:HnkBBDEo0
- >>218
「……ハッ」
五百円玉を手に取り、ピンと弾く。
「いっちょ前に金払いやがって」
そう言ってクロスはニヤリと笑った。
>>219
「不思議? いや、単純だよ俺は。
いやいやしかし」
珍しげに少女を見る。
「リアルな雨女ってやつか? 面白いな。
できれば詳しく……聞きたい、が」
残念そうに息を吐き出し、クロスはエプロンを脱ぎ始める。
「すまねぇが、最近は日を跨いだら寝るようにしていてな。
今度またゆっくり話し相手になってくれや」
そう言うとエプロンを厨房にある洗濯機に入れ、「STAFF ONLY」と書かれたドアへ。
「じゃあな、雨女。今度からパイナップルもメニューに加えてやるよ」
そう言って、クロスもまたドアの向こうに消えていった。
- 221 :雨――アマ:2010/08/24(火) 00:41:46 ID:hGStfPTM0
- >>220
「アンタは不思議やね。
私よりも何倍も、何十倍もぉね」
「ただし、私に言わせればぁよ」
フフッ。
「私が女なのは見ればわかるんよ?
だから、私は雨。雨(アマ)なのさ」
ドアの閉まる音を聞き、その方向に手を振る。
「私の時間は帰ってきたんよ。
その幾つかぁは、アンタにつこぉてもええかもしれへんねぇ」
そういうとカフェのドアを開ける。
傘を差すとフラフラと何処かへと歩いて行った。
止んでいた雨がまた降りだした。
- 222 :銃寺森クロス/AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/08/24(火) 23:33:33 ID:HnkBBDEo0
- 「んー、さーてと」
首をコキコキ鳴らし、クロスは携帯を弄る。
携帯、と言っても小型のパソコン並のスペックであるが。
「うーん、宇宙船のエネルギー……調べてもなかなか無いよなぁ。
そもそも宇宙船なんて地球じゃまだ発展途上だろうし。
秘密裏に行われてる研究ならもしかして宇宙船の開発に成功してるかもしれんが、
そもそも秘密裏な時点でアウトっていう……うがー」
喫茶店内のソファー席に横になり、天窓を見上げる。
「くそ、科学者の奴にでも聞いてみたいが……あの天災ヤローは基本的に連絡取りにくいんだよなぁ。
あと他に科学者って……ああ、レラがいたか。あいつにも聞いてみるかなー」
そう言いつつ、寝転がったまま再び携帯をピコピコと操作し始めた。
- 223 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/08/24(火) 23:52:37 ID:VqV2vGds0
- >>222
扉が開かれ、客の来店を告げる音が鳴る。
肩を狭めて、できるだけ身を小さくした彼女が足を踏み入れた。
「こんばんは…………まだお店あいてますか?」
半歩と首と左肩だけ覘かせ、カウンターの奥の厨房に向かい尋ねる。
- 224 :銃寺森クロス/AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/08/24(火) 23:54:54 ID:HnkBBDEo0
- >>223
「ああ、開いてるよー」
客席のソファーから起き上がり、携帯をポケットに入れつつ立ち上がる。
「お、ネイディハールか。おいーっす。
ほら、早く入れよ」
- 225 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/08/25(水) 00:00:22 ID:VqV2vGds0
- >>224
「あ、はい…………どうもです」
ぺこ、と頭を下げた後、更に扉を開けて入店した。
羽は今、畳まれているから見えないけれど、いつもと同じメイド服。
私用っぽい財布を片手に持ち、かつかつと編み上げブーツを鳴らしてカウンター席に向かった。
「軽くて、できれば長持ちするような料理、ありますか?」
メニューを見るより先に、彼女はクロスさんを見ながら言う。
- 226 :銃寺森クロス/AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/08/25(水) 00:02:49 ID:HnkBBDEo0
- >>225
「んんん? 軽くて長持ち? そりゃどういう意味だ?」
眉間に皺を寄せつつカウンターへ。
「こう、あれか? 胃に負担かけずに腹持ちのいい料理ってことか?」
そう言いつつも目星はついているようで、冷蔵庫を開けて中を物色している。
- 227 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/08/25(水) 00:16:39 ID:VqV2vGds0
- >>226
「あー………………えっと、はい。お願いします」
椅子に腰を下ろし、カウンターに財布を置いた。
冷蔵庫の中を見ているクロスさんをじーっと見つつ、カウンターの下で手遊びする、
「今から、ちょっと長い間仕事漬けになりそうなんで今の内にたくさん食べたいんです」
- 228 :銃寺森クロス/AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/08/25(水) 00:22:20 ID:HnkBBDEo0
- >>227
「ああ、そういうことか。ダイエットでも始めるのかと思った」
そう言いつつもクロスは冷蔵庫から海草を取り出し、ザルに入れて軽く洗う。
その間にも牛肉でダシを取ったスープを鍋に入れ、塩や砂糖を入れて火をかける。
「クッパ作るけどいいか? ほら、スープの中にご飯が入ってるやつ。
スープは肉でダシ取ってるんだが、油は少ないぞ。
海草サラダもつけてやるよ」
- 229 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/08/25(水) 00:40:28 ID:VqV2vGds0
- >>228
「ダイエット?」
彼女が、きょとんとした表情になる。
「…………って、あの痩せるためにやるやつですよね?」
物珍しそうな、と言うよりは、他人の技を盗む人の視線でクロスさんの手際を見ていた。
カウンターに手を置いて、その上に顎を乗せる、かなり本気の体勢を取った。
言われた料理を頭の中で並べる。
クッパ、海草サラダ。隣には水の入ったグラスだろうか
――――健康的、ですね。
ぺこ、と頭を下げた。
「お願いします。お冷ってセルフですか?」
- 230 :銃寺森クロス/AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/08/25(水) 00:47:34 ID:HnkBBDEo0
- 「セルフだけど、よろしければお注ぎしましょうかお客様? なんてな」
茶化すようにニヤリと笑いつつも、カウンター席においてある氷水のポットを指差した。
スープの中に野菜投入。にんじん、ピーマン、竹の子にしいたけ。
「あ、しいたけは嫌いじゃないよな?」
そう言いつつも洗ったレタスを皿に入れ、その上にさまざまな種類の海草を入れる。
「ドレッシングはゴマと和風とサウザンがあるけど、どれにする?」
- 231 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/08/25(水) 00:59:18 ID:VqV2vGds0
- >>230
「あはは…………もしmasked romanceがクロスさんに勝ってたら言ってたかもしれないです。
負けちゃいましたし、私の仕事的にもどちらかと言えば言うことを聞く側ですから、そんなこと言えません」
軽く苦そうに笑いながら大丈夫です、と頷きを返した。
手を伸ばし、グラスに水を注ぐ。
氷少なめ水多、水面を氷が一つくらい割れる程度。
「…………サウザンをお願いします」
内心で、
――――サウザン?
変な名前だな、と彼女は思う。
- 232 :銃寺森クロス/AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/08/25(水) 01:11:07 ID:HnkBBDEo0
- >>231
「お前も、物事を面倒に考えるやっちゃなー」
やれやれと苦笑いしつつも、スープの中に卵投入
丼にご飯を盛り、そこにスープを注ぎ入れる。
最後にスライスしたチャーシューと三つ葉、ネギを乗せて完成だ。
「どうぞ」
サラダとクッパをネイディハールの前に出す。
ちなみにサウザンドレッシングとは、マヨネーズにチリソースや細かく刻んだ野菜(タマネギやパプリカなど)が入った
タルタルソースに近いドレッシングのことだ。
「海草サラダは食物繊維だから、腹持ちはいいハズだぞ」
- 233 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/08/25(水) 01:24:52 ID:VqV2vGds0
- >>232
「あの戦いのこと、何度も振り返りましたから。思うことがたくさんあるんですよ。
………………本当、綺麗に嵌められましたし。力に驕っちゃいました」
ども、と頭を下げながら受け取る。
スプーンで少し掻き混ぜてから、微量を掬い、唇に触れさせて吸った。
「………………さっぱりしてますね。美味しいです」
スプーンで食べるか、割り箸で食べるか。
僅かに逡巡し、やがてお箸を手に取って口に含む。
- 234 :銃寺森クロス/AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/08/25(水) 01:30:16 ID:HnkBBDEo0
- >>233
「あの手は本当は使いたくなかったんだけどな。
理想としては真正面から力押しで勝ちたかったんだが……
策を使わなきゃ勝てなかった」
余計な頭を使わせやがって、と口からこぼしつつも、
その顔はやはり笑っていた。
「口に合ったならうれしい限りだ。これから仕事だろ? 大変だね。
どんな仕事なんだ?」
そう言いつつカウンターの中の椅子に座り、自分はコーヒーをいれて飲む。
- 235 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/08/25(水) 01:42:10 ID:VqV2vGds0
- >>234
「策を使わせないで負けちゃったら、それこそ社長に怒られます。
『何やってんだ!』って。“masked romance”の面目丸つぶれですよ」
終始苦笑い。
まだ心に、悔しいという気持ちは根強く燻っている。
「えっと…………なんというか……あんまり上手に言えないんですけど………………」
コップをクロスさんと自分の間に置いた。
から、ころ、と。
水中の氷がコップに当たり、音を立てる。
お箸を一旦皿に乗せ、右手の人差し指を伸ばした。
爪で、水中を漂う氷を突く。
すると、小さい水面に波紋が浮かんだ。
彼女は一定の感覚で波紋を作っていく。
「…………この波紋を観測するんです」
訳がわからない。
- 236 :銃寺森クロス/AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/08/25(水) 01:46:25 ID:HnkBBDEo0
- >>235
「うん、本当に上手く言えてねぇな」
しかし波紋から目を離す様子は無い。
「観測って言うんだから、手間も暇も根気もかかることは分かるが……
……なんだこりゃ。波紋って言っても疾走する波紋しか思いつかないぞ俺」
- 237 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/08/25(水) 01:50:54 ID:VqV2vGds0
- >>236
「ええっと…………!……なんて言うんでしょう、
このグラスが世界で、この氷が私……でしたっけ?…………なんかそんな感じです!」
逆に疾走する波紋が分からず、彼女は困惑する。
彼女自身この観測のことをよくわかっていないのか、説明は相変わらず分かりづらかった。
「実験作なんですよ、私。
最近後続のロボが作られるとかいうので、その為のデータ収集というか…………?」
- 238 :銃寺森クロス/AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/08/25(水) 01:56:56 ID:HnkBBDEo0
- >>237
「……実験作、か」
その言葉に少し、心のどこかがズキリと痛む。
それは失敗作というレッテルを勝手に貼られ、棄てられた実験体である過去を持つ、
クロスにしか感じない痛み。
「ま、お前は大切にして貰ってるからな」
小さい声でボソリと呟き、立ち上がる。
もしかして自分は嫉妬しているのかもしれない。
堂々とヒーローを名乗れる彼女に。
大切にされている、実験機体に。
「ったく、俺は何考えてんだか」
これもまた、唇だけで呟く。
そして、
「よし、俺はそろそろ寝るぜー。お前も仕事、がんばれよ」
何事もなかったかのように笑いながら、クロスは「STAFF ONLY」と書かれたドアの向こうに消えていった。
- 239 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/08/25(水) 02:01:00 ID:VqV2vGds0
- >>238
「……………………?」
つつくのを止め食事に戻った彼女の耳に、その言葉達は届かない。
啜り、時に挟んで持ち上げ入れて噛む。
その動作の繰り返し。只管、味わいを求めて食べる。
「ありがとうございました。おやすみなさい」
ぺこ、とその背に頭を下げた。
- 240 :銃寺森クロス/AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/08/26(木) 21:34:01 ID:HnkBBDEo0
- 「あ、あー。これはヤラセだな。編集入ってやがる」
AGカフェは今日も今日とて夜は暇である。
テレビでやっている心霊番組を見ながら、カキ氷(ドクペ味)をシャクシャクと頬張るクロス。
「最近は編集技術も演出も上がってるからなー。
お、これはすげぇ」
クロスは本来幽霊が嫌いである。
だからこそ、こうやってテレビで楽しんでおくのだ。
- 241 :蟹沢柘榴:2010/08/26(木) 21:38:21 ID:ZOM.z7ps0
- 「女の生首のあれは完全やらせですけどね……あ、これは……あー」
いつのまにか そこに いる。
お冷飲んでた。
- 242 :銃寺森クロス/AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/08/26(木) 21:43:23 ID:HnkBBDEo0
- >>241
「…………」
しばし沈黙。
そして口を開く。
「気配を消すな気配を。
しかも心霊番組を見てる最中にだ。
驚くの通り越して戦慄しちまったじゃねぇか。
チビったらどうしてくれるんだ!」
- 243 :蟹沢柘榴:2010/08/26(木) 21:46:09 ID:ZOM.z7ps0
- >>242
「はは、やだなあ。『ホンモノ』が来ちゃうよりずっとマシでしょう?」
にぱー。
そういえばこいつ一応妖怪だから本物ではあるのだが。
「そうだ、履歴書、書いてきたんですよ」
ごそごそと袂から白い封筒を取り出した。
- 244 :銃寺森クロス/AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/08/26(木) 21:48:25 ID:HnkBBDEo0
- >>243
「幽霊は嫌いなんだよ。あいつら殴っても意味ねーじゃん」
と言いつつカキ氷を口の中にかきこむ。
「ん、んー、履歴書だな、よしよし」
キーンと痛くなる頭を抑えながら、テーブル席に座った。
「よし、お前もこっちこいこっち。
面接はじめっぞー」
- 245 :蟹沢柘榴:2010/08/26(木) 21:51:41 ID:ZOM.z7ps0
- >>244
「特殊な素材で出来たグローブ使えば殴れる、って聞いたことありますけどね。どうでしょう」
かたりと軽く音を立て、椅子から立ち上がる。
「はい。よろしくお願いします」
ぺこりとお辞儀。
いち、に、さん。のリズムに乗って、角度はきっかり45度。
- 246 :銃寺森クロス/AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/08/26(木) 21:56:46 ID:HnkBBDEo0
- >>245
「それでもあいつら、気持ち悪いじゃん!
なんか呪いだとかなんとかも使うし。
なんで死んだだけであんなモノスゲーパワーが身につくんだろ」
そう言いつつ受け取った封筒を机の上に並べる。
「ん、よろしくお願いします」
同じくお辞儀。
そして履歴書の文字に視線を走らせる。
「ふむふむ、週にどれくらい入るか、とかは後ででいいや。
少なくとも週1で入ってくれれば万々歳。
で、やりたいことで希望ある?」
一旦履歴書を置き、蟹沢に目を向ける。
「大雑把に分ければ、ホールで働くか、厨房で働くか、だな」
- 247 :蟹沢柘榴:2010/08/26(木) 21:59:32 ID:ZOM.z7ps0
- >>246
「そりゃあ……『あっち側』を見たから、じゃあないんでしょうか」
さらっとこういうこと言いよる。
「んー……お料理は出来ないわけじゃあないですけど……んー……
……うぁあ、じゃあ今人手が少ない方で……」
優柔不断だった。
- 248 :銃寺森クロス/AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/08/26(木) 22:05:38 ID:HnkBBDEo0
- >>247
「あっち側……何ソレ、錬金術師的なサムシング?」
ゴクリと息を飲み込んだりするが、よく分かってなかったりもする。
「あー、じゃあ筋力には自身あるかい? 食人種とはいえ鬼って聞いたから力は強いと思うんだが。
ああ、偏見だったらすまない。実は肉の切り分けを手伝って欲しくてね。
それも冷凍庫から出したばかりの半解凍状態の肉を使うから、力使うんだ。
中には骨も入っているしね。俺も骨が折れるよ。
本当は他の奴にも手伝って欲しいんだが、唯一腕っ節の強そうな二号は麦茶しか作れない」
二号の普段の行いを思い出し、ゲンナリと頭を垂れる。
「そういうわけで、普段はホールスタッフをしつつ、必要なときだけ肉の切り分けをしてもらえないか?
肉の入荷は月に2、3回程度だから、その日の前後に合わせて入ってくれるとうれしい。
……んだけど、どうかな」
- 249 :蟹沢柘榴:2010/08/26(木) 22:09:34 ID:ZOM.z7ps0
- >>248
「所謂『死後の世界』ってやつですよ。あるかどうかは知らないですけど、幽霊さんが居るんならあるんじゃないでしょうかね」
真理さんちーっす^^
「ああ、力ならそこそこ。そうですね、最近流行りの自販機――を、10センチ角に圧縮できる程度には。
腕っ節の強そうな、ええと、麦茶……え、お肉切る作業と麦茶にどういった関係性が……」
なんだそれすげえ小宇宙だ……とかなんとか考える。
ややあって、
「はい。では、それでお願いします」
こくんと頷いた。
- 250 :銃寺森クロス/AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/08/26(木) 22:14:39 ID:HnkBBDEo0
- >>249
「決定。肉切り分け作業の手伝いを頼む。
いやー、良かったー。一人じゃ骨の折れる作業でさ。シフト入った時にでもやっといてくれ。
切り分けられてない方の肉は大抵、厨房入って正面の冷凍庫の、右の扉に入ってる」
履歴書を専用のフォルダにおさめ、椅子に背を預ける。
「と、いうわけで、よろしくなザクロ。
仕事は……ま、やってるうちに覚えるだろー。
それより先に、用意しなきゃいけないモノがある」
よっと息を吐きつつ立ち上がり、「STAFF ONLY」と書かれたドアの中へ。
扉|<「お前、服のサイズいくつー?」
- 251 :蟹沢柘榴:2010/08/26(木) 22:16:30 ID:ZOM.z7ps0
- >>250
「はい。よろしくお願いしま……あー、えぇ?」
かくーん。
首がきっかり斜め45度。
「服、は……ええと、Lでちょうどいい、かな……?」
※男性の服のサイズがよくわからねえ!※
- 252 :銃寺森クロス/AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/08/26(木) 22:19:18 ID:HnkBBDEo0
- >>251
「えー、Lぅー? ちょっと待て待て」
適当に服を数着持ち出し、机の上に並べる。
「お前、体系は普通だよな。身長はいくつくらいよ?」
そう言いつつも服を合わせるようにザクロに当てる。
※おk、直接見ながら決めたってことにしよう^p^※
- 253 :蟹沢柘榴:2010/08/26(木) 22:21:46 ID:ZOM.z7ps0
- >>252
「身長は170半ば、です、けど」
首はそのまま、訝しげに服を見る。
※面目ねえ><※
- 254 :萌葱 アテナ:2010/08/26(木) 22:27:54 ID:7gFzKdaU0
- 奥から制服を着た幼女が一人。
「てんちょー。今から入っていいですかー?」
- 255 :銃寺森クロス/AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/08/26(木) 22:30:07 ID:HnkBBDEo0
- >>253
「俺と同じくらいか」
僅差で負けてる気がするけど口には出さない。
「ってーと、Lくらいかなー。
ズボンは……ああ、これでいいか」
白い半袖ワイシャツにラインが入った黒いネクタイ。
黒いベストと黒いズボン。皮製の靴も用意している。
皮製と言っても人工皮であり、靴底はゴム製。
靴の中も布張りなので歩きやすいはずだ。
最後に黒いエプロンを渡す。
「ほい、こんなモンだろ。ワイシャツはバイト終わったら、その都度洗濯機に入れておいてくれ。
替えは更衣室にたくさんあるから。ズボンとベストも一月に一回のペースで洗うようにな。
色は黒を選んだが……それでいいか?」
- 256 :銃寺森クロス/AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/08/26(木) 22:31:33 ID:HnkBBDEo0
- >>254
「おうおう、アテナか。おっすー」
ブンブンと手を振るクロス。
「黒瑪瑙が二階で会計やっててさ。ちょっと頼むー」
- 257 :蟹沢柘榴:2010/08/26(木) 22:33:21 ID:ZOM.z7ps0
- >>254
「?」
声がしたほうに顔を向ける。
黒髪白肌濁った赤い瞳、そんな青年が居た。
>>255
「……わぁー」
眼を丸くして一式を見る。
洋服には疎かったので、何が何だかあんまりよくわからなかったけれど。
「はい、ありがとうございます」
黒いそれを受け取って、僅かに嬉しそうに微笑んだ。
- 258 :萌葱 アテナ:2010/08/26(木) 22:35:40 ID:7gFzKdaU0
- >>256
「了解ですー!とりあえず紅茶入れてきます!」
そう言うとキッチンへ小走りで入っていきお湯を沸かし始める。
「いやー、この前箱庭で鋼さんと戦ったんですけど、この街強い人多いですねぇ、やっぱり」
紅茶を入れながら、修行しないとなーとつぶやいていた。
>>257
「あ、えと。いらっしゃいませー!」
頭を下げる。
少女は10代前半ごろで燃えるような赤毛が特徴的な活発そうな少女だった。
- 259 :銃寺森クロス/AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/08/26(木) 22:41:05 ID:HnkBBDEo0
- >>257
「ん、なら良かった。じゃあお前のロッカー作らないとな」
適当な紙に「蟹沢ザクロ」と何故か毛筆で書く。
柘榴は漢字が分からなかったようだ。
「こっちこっち」
SRAFF ONLYと書かれた扉を抜けると、右にはには階段。
左には「立入絶対禁止」と書かれた扉。
そして真ん中には通路があり、そこを進めば右側に二つの扉がある。
「手前が男、奥が女の更衣室な。
あ、突き当たりにある扉は風呂場だ。使いたい時は声かけてくれ」
中の人がつい数時間前にやっと決めた設定をクロスはベラベラ喋る。
そんなことを話しつつもクロスは男用の更衣室に入り、ロッカーの名札を入れる場所に
先ほどの「蟹沢ザクロ」と書かれた紙を入れた。
「ここ、お前のロッカーな」
- 260 :銃寺森クロス/AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/08/26(木) 22:42:30 ID:HnkBBDEo0
- >>258
「お、鋼と戦ったのか。アイツとは一度やってみたいと思ってるんだよなー。
強いのかー、ふむふむ」
少し嬉しそうにクロスは笑う。
「あ、紅茶作るならアイスティー用にたくさん作っておいてくれ」
- 261 :蟹沢柘榴:2010/08/26(木) 22:44:07 ID:ZOM.z7ps0
- >>258
「あ、えと。今現在からここの採用が決まりました、蟹沢柘榴と申します」
よろしくお願いします、と言ってお辞儀を一つ。
いち、にい、さん。のリズムに乗って、角度はきっちり45度。
>>259
「……」
柘榴、か石榴、かどっちか分かんねえよってね。
「はい、手前ですね。わかりました」
こくこく頷きながら自分のロッカーを見て、やはり少しだけ表情を綻ばせる。
- 262 :萌葱 アテナ:2010/08/26(木) 22:45:57 ID:7gFzKdaU0
- >>260
「強いですね。硬くて硬くて……カウンター入れて脳揺らしたんですけど、同士討ちでログアウトでした」
苦笑するアテナ。
「了解です。冬場になれば本気のホットが出せるんですけどねぇ……」
つぶやきつつ大きいポットで紅茶を入れ冷やす。
「あ、そうだ。てんちょー、クッキーメニューに入れませんか?」
と思いついたように提案。
>>261
「あ、え。はいっ!よろしくです!萌葱アテナっていいます!」
勢い良くおじぎする。
- 263 :二号/バイト:2010/08/26(木) 22:46:53 ID:fP94A.NgO
- 「店長、ガリガリ君のストック買ってきたッスよー」
ドアから顔を覗かせる給仕服姿の青年。
頭にはタオルをバンダナのように巻いている。
「お?もしかして新入りッスか?」
- 264 :銃寺森クロス/AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/08/26(木) 22:54:35 ID:HnkBBDEo0
- >>261
「なーんかさっきからニヤニヤしてんね」
フフフと笑いつつ、クロスは更衣室から出て喫茶店内へ戻ってゆく。
「そんなにバイト先が決まったのが嬉しいかい?」
>>262
「へぇ、そいつぁ燃える展開だ。俺そーゆーの大好き」
ログ残ってるかなー、とか言いつつもカウンターの方へ。
どうやら紅茶を入れて冷蔵庫で冷やす為のガラスポットを探しているようだ。
「メニューにクッキー?
そりゃいいが、メニューに加えるには一定量の生産数が必要で……
あ、いや、日替わりメニュー的なのにすれば、イケるかもな」
ふむ、と思案する。
そして厨房からホワイトボードを持ち出すと、なにやら書き始めた。
〜メニューにクッキーを加えよう企画〜
>>263
「あ、冷凍庫に入れといてー。あとソーダは一本俺にくれ」
ホワイトボードから振り向きつつ、図々しく手を出す。
「そうだそうだ、紹介しなきゃな。
人食い鬼のザクロくんだ」
- 265 :蟹沢柘榴:2010/08/26(木) 22:57:27 ID:ZOM.z7ps0
- >>262
「アテナさん、ですね。よろしくお願いします」
ふっと笑ってみせる。けれど、どこか少しだけ寂しそう。
>>263
「(最近の喫茶店ってガリガリ君置いてるんだ、覚えておこう)
あ、はい。蟹沢柘榴と申します」
お辞儀。きっちりと。
そして要らんことを覚えたようです。
>>264
「それもあります。けど、俺はいつも疎まれてばっかりでしたから。
こうやって、楽しくお話しできるのが、とても嬉しいんです」
ふ、と笑いながら、制服に袖を通してみる。
「あー、西洋の洋服ってなんか面白い……くっきー?」
足音を立てずに店内に戻り、ホワイトボードを見てまた首を傾げる。
- 266 :萌葱 アテナ:2010/08/26(木) 22:58:49 ID:7gFzKdaU0
- >>263
「ガリガリ君だ、アタシも食べたいかも」
>>264
「もっと足技とかも覚えようかなって。拳だけじゃ限界が見えてきたので」
基本拳法ベースだったのだ。
「はい。この前の祭りで屋台で紅茶とお菓子出してたんですけど、結構売れたから生けるかもって思ったんですよー」
祭りを思い出し、楽しそうな表情を浮かべる。
>>265
「はい、よろしくです!」
元気良く答える。
- 267 :二号/バイト:2010/08/26(木) 23:09:15 ID:fP94A.NgO
- >>264
「ソーダッスねー」
へいパス、と言いながらソーダを軽く投げ渡す。
「相変わらずまともな人間を雇わないッスねぇ店長は……」
自分のことは完全に棚に上げている。
>>265
「祟り鬼の二号ッスよー。これからよろしくッス!」
言いながらこちらにもガリガリ君(グレープ)を投げ渡す。
>>266
「心配しなくてもアテナちゃんの分もあるッスよー」
ほいっと投げ渡されたのはガリガリ君(ミルクリッチ)。
- 268 :銃寺森クロス/AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/08/26(木) 23:11:07 ID:HnkBBDEo0
- >>265
「普段は和服だもんなお前。
なんなら給仕服も和服の方が良かったかい?」
クククと笑う。和服というリクエストも受けられるらしい。
「ああ、これは今、アテナから新しいメニューの提案があってな。
んで会議しよーと思って」
>>266
「そういえばアテナは拳技主体か。いいね、ちょっとワクワクしてきた。
足技は覚えておくにこしたことは無いぞ。というか、体全体はグリグリ動かせるようにしておくと楽」
そういいながらもクッキーに必要な材料や、材料の量、生産数、単価をホワイトボードに書いてゆく。
「うーん、もうちょっと単価あっても……いや、でもあまり高くしたくねぇな。
アテナは屋台で出したってのは聞いたけど、どのくらい売れた?」
>>267
「テメーに言われたくねーんだよ」
そう言いながらもバリッと袋を空け、水色の棒を口に押し込んだ。
「そういえばお前も鬼だったな。
……鬼のクセに角がねーな。
おいちょっと、タオルとってみろよ」
ニヤリと笑う店長。そのまま二号へとにじり寄ってゆく。
- 269 :蟹沢柘榴:2010/08/26(木) 23:13:49 ID:ZOM.z7ps0
- >>266
「……クッキーかぁ……」
何時の間にやら視線はホワイトボードに釘付けになっていた。
>>267
「ひゃいッ!?」
ボードを見てぼーっと(洒落ではないよ!)していたところに投げ渡された冷たいそれにびっくりして、袋を見る。
「グレープ……と言うと、葡萄ですか……ありがとうございます」
>>268
「あ、いえ。洋服って言うのも面白いのでこのままでいいです」
ネクタイのさきっぽをいじる。
「新メニューですか……はぁ……
うーん、そう言うのってあんまり考え付かないなあ……」
- 270 :萌葱 アテナ:2010/08/26(木) 23:15:18 ID:7gFzKdaU0
- >>267
「おーミルクだ。結構美味しいよね」
そう言うと包装を解き、口に咥える。
「あむっ」
>>268
「蹴りも一応は出来るんですけどねー」
そう言うとアイスを咥えたまま上段蹴りを放つ。
スカートではないためパンツは見えない。
「そうですねー、100セットと持ち帰りで40位でした」
思い出しながら。
>>269
「お菓子づくりはそんなに得意じゃ無いんですけどね」
- 271 :銃寺森クロス/AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/08/26(木) 23:29:52 ID:HnkBBDEo0
- >>269
「ま、思いついた時には言ってくれ。そういうのはドンドン取り入れたいから」
あ、そうそうと呟きつつクロスは厨房の入り口を指差す。
「あっちが肉を切る場所になる厨房だからー。
勝手にいろいろ見て覚えておくように!
包丁は入って左の戸棚の中にあると思う」
>>270
「40、か。お祭り効果も考えて、一日にざっと……うん、イケるな」
よしよし、とクロスはうなづく。
「いいぜ、メニューに入れようクッキー。
味もいろいろ考えようぜ。普通のプレーンと……他になにがあるかな」
- 272 :二号/バイト:2010/08/26(木) 23:36:49 ID:fP94A.NgO
- >>268
「一号以降は幼女しか雇わなかった気がするッスけどね」
二人ほど働いているのをみたことがないヤツがいる気がする。
「や、やめたほうがいいッス…たぶん削れるッスよ…!」
じりじりとあとずさる。
>>269
「グレープは嫌いだったッスか?変えてもいいッスよー。
まあ、さすがにガリガリ君人肉味はないッスけどね」
ケラケラと笑いながら恐ろしいことを言う。
>>270
ミルクのアイスにかぶりつく少女。
「……アテナちゃん、その食べ方は悪い意味で店長を喜ばせる気がするッス」
まあミルク味を渡したのはコイツなのだが。
- 273 :銃寺森クロス/AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/08/26(木) 23:38:23 ID:HnkBBDEo0
- >>272
「なんだよ減るもんじゃねぇだろホレみせて見ろってホレホレぇぇええええ!!!」
バッと二号の額、タオルに向けて手を伸ばす!
- 274 :萌葱 アテナ:2010/08/26(木) 23:38:45 ID:7gFzKdaU0
- >>271
「お、行けそうかな」
ワクワクしながら。
「そうですねぇ……ロッククッキーって奴が有るんですよ」
そう言うと奥のロッカー室からタッパを持ってくる。
「丁度持ってきてるんですけど、クッキー版堅焼き煎餅みたいな感じで、美味しいですよ」
どうぞ、と紅茶をコップに注ぎながらテーブルに置く。
見た目は少し不恰好というか素朴な感じでチョコチップを散らしてあるようだ。
>>272
口の端から溶けたミルクがとろり、と垂れている。
口に太いのを咥えて口の端から白いのを垂らすようじ……(自主規制
「え、なんでですか」
解らない様子。
- 275 :蟹沢柘榴:2010/08/26(木) 23:39:35 ID:QYyPcDfoO
- >>270
「でも、売れるレベルではあるんでしょう?
……んー……なんかこう、和菓子、とか出せないかな……」
顎に手を置いて、なにやら悩んでいる。
>>271
「あ、じゃあ早速。和風メニューって置いてないですか?
俺、緑茶煎れるのならそこそこ得意なんです」
はいはーいと手を挙げる。
「……アバウト、って言うんでしたっけ。こういうの」
>>272
「いえ、大丈夫です。有り難く。
人肉味……、……は、あったら問題ですね……」
ぴりりと袋を裂いて口を付ける。
甘いなーと思った。
- 276 :萌葱 アテナ:2010/08/26(木) 23:42:34 ID:7gFzKdaU0
- >>275
「和菓子か……、洋菓子はそこそこ出来るんだけどなぁーお母さん直伝だし」
呟きながら他に出せるお菓子を考える。
- 277 :銃寺森クロス/AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/08/26(木) 23:53:07 ID:HnkBBDEo0
- >>274
「おう、ちょっと貰う」
二号を襲いながら(決して性的な意味でじゃないよ!)ロッククッキーを口に放り込み、
ガリガリを音を鳴らして食べる。
「ん、うめぇ。これうめぇな」
そう言いつつも口の端からミルクを垂らすアテナに携帯を向ける。
「あ、ちょっとこっち向いてー」
>>275
「んー、緑茶くらいあってもいいかも。
ときどき注文あって、そのたびに作ってるのが現状だからなぁ」
二号を襲いながr)ry
「アバウトでいいと思うぜ。
もともとウチの店は既にアバウトきわまってるしな」
- 278 :萌葱 アテナ:2010/08/26(木) 23:56:47 ID:7gFzKdaU0
- >>277
「ですよねー」
得意げに笑う。
そしてクロスの方を向き、しゃべる。
「ふぇ、なんでひゅか」
丁度齧ろうと、大きく頬張っている時で、正しくそれ(自主規制
だった。
- 279 :二号/バイト:2010/08/27(金) 00:01:26 ID:fP94A.NgO
- >>273
「いやちょ、マジで危な…らめぇぇぇぇぇ」
タオル越しに触れる、硬い何か。タオル越しでありながら、ザクリという肌を削る感触。
外れたタオルの下から現れたのは、鈍色の光沢を持つ禍々しい二本の剣鱗角。
>>274
「わ、わざとじゃないッスよねそれ!?」
狙ってやってるのだとしたらとんだ小悪魔幼女だ。店長なんか簡単に落ちるだろう。
>>275
「案外探せばありそうなのがこの都市の怖いところッスよね」
さすがにコンビニには並ばないだろうけども。
「そういやザクロは人喰い鬼らしいッスけど…人ではなく鬼もイケる口だったりするッスか?」
- 280 :蟹沢柘榴:2010/08/27(金) 00:04:44 ID:QYyPcDfoO
- >>276
「お母さん直伝、かあ……いいなあ……
んー、緑茶にクッキー……んー?」
なんとも微妙。
>>277
「じゃ、きゅうす……は、ポットで代用するとして。
カップで緑茶って……どうでしょう」
んー微妙。
「……まあ、それもいいかもしれませんね」
>>279
「同胞によると『裏』とか『深淵』に入れば駄菓子感覚で売ってるみたいですけどね」
なにそれこわい
「いえ、鬼は……硬いですし、そもそも血肉に呪いだの祟りだのが混ざってる危険もありますし」
……食べられることには食べられるらしい。
- 281 :銃寺森クロス/AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/08/27(金) 00:10:44 ID:HnkBBDEo0
- >>278
――パシャッ
「よし、後で使おう」
保存。
「クッキーの件は、このブロッククッキーでいいと思う。
レシピあるなら、ちょっとそこのホワイトボードにでもいい、書いておいてくれないか?」
>>279
――ガキン
――ポロッ
「あ、」
「親指取れたんですけどぉぉぉおおおおおお!!!」
大丈夫、義手だから!
「うっわー、関節部分がゴッソリ削れ……抉れてやがるぅ!?」
急遽分解開始。
能力で工具を作り出し、カチャカチャと左手の平を開く。
「やべーな、替えパーツあったっけか。パーツは精密部品だからなー。
俺の能力でアバウトに作るワケにもいかんし……あー、やべー」
そう言いつつ引き出しを開き、右腕で中をゴソゴソと探る。
「くそー二号め。まさか中にそんな大きいブツを隠し持ってたとは」
>>280
「いや、それは変だろjk」
ないないそれはない、と右腕を振るう。
「じゃあ湯のみも買うかなー。俺専用のはあるんだが、今度お客様用のもいくつか購入しておくか。
ついでに急須も買おうそうしよう」
ホワイトボードに「急須二個、湯のみ60個」と書き足す。
「そういえば、この店って飯の時間になると店員にも賄い料理が出るんだけど。
ザクロには好き嫌いってある?」
- 282 :萌葱 アテナ:2010/08/27(金) 00:12:51 ID:7gFzKdaU0
- >>279
「あ、口の端汚れてた」
アイスを口から外し、舌でぺろり、と垂れたミルクを舐める。
どう考えても無自覚なのに狙ってるように見えます本当にありがとう)ry
>>280
「因みにあたしは紅茶担当だけど、クッキーオッケーだったら洋菓子も担当しようかなって思ってるんだ!
柘榴さんは緑茶と和菓子担当したらどうかな?!」
と提案してみたり。
>>281
「書いときますねー」
そう言うとホワイトボードに書き始める。
◆材料(40個分)
●薄力粉・・・200g(カップ2)
●バター(無塩)・・・100g
●砂糖・・・50g(大さじ6弱)
●卵・・・50g(1個)
●ベーキングパウダー・・・6g(小さじ2弱)
●レーズン・・・30g
●ピーナッツ(またはアーモンド、など)・・・30g
*そのほか
・サラダ油・・・少々
・ラム酒・・・少々
◆下ごしらえ
長いので略
◆つくり方
長いので略
「こんな感じです、簡単ですよ」
- 283 :二号/バイト:2010/08/27(金) 00:29:06 ID:fP94A.NgO
- >>280
「うわぁ…そのガリガリ君のパッケージすごく気になるッスね」
あの笑顔で人を食ってる絵なんてホラーなんてもんじゃない。
「それって好きか嫌いかで言えば嫌いってぐらいのもんスよね……」
食べれないとは言われなかったことに軽く冷や汗を浮かべる。
>>281
「うう…もうお婿にいけないッス…」
涙を浮かべて座り込む鬼。
「この角のせいでヤンキーには絡まれるし子供は泣き出すし
ドアは削るしで大変だったからタオルで隠してたんスよ」
総長のおしゃれ角が羨ましいッス、とひとりごちる。
>>282
「小悪魔っぷりは天性のモノっスか…と、とりあえず店長に襲われないように気をつけるッスよ!」
そう言って視線をホワイトボードに移す。
「…麦茶に合うクッキーとかあるッスかねぇ」
- 284 :萌葱 アテナ:2010/08/27(金) 00:32:29 ID:7gFzKdaU0
- >>283
「むむ……大丈夫です!襲われそうになったら殴り飛ばしますから!」
笑顔でシャドウをすると、拳の先で一瞬空気の弾ける音がした。
一瞬だけ音速を超えているのだろう、鞭を引いたときに起こる音と同じだった。
「麦茶ですか……。結構素朴な味だから何にでも合うと思うんだけどなぁ……」
タッパのクッキーをつまみながら。
- 285 :蟹沢柘榴:2010/08/27(金) 00:34:19 ID:QYyPcDfoO
- >>281
「ですよねー」
ですよねー。
「好き嫌い……あ、納豆とかとろろとか、ねばねばしたものは割と苦手ですね」
和風キャラのくせに……!
>>282
「そですね……簡単なのだったら作れますし。
あんみつ、とか」
白玉抹茶あんみつ。とかどうだろう、と呟いてみる。
>>283
「他にもビスコみたいなビスケットに肉挟んであるやつも存在するんですって。
当然あの無邪気な笑みを湛えた子供が鮮血滴るビスコをかじってる絵付きで」
ホラーってレベルじゃねえぞ!
「……食べませんよ。少なくとも、バイトの先輩を食べられる度胸は俺にはないです」
ちょっぴり不満そう。
- 286 :萌葱 アテナ:2010/08/27(金) 00:37:10 ID:7gFzKdaU0
- >>285
「あんみつですかー、美味しそうですね。和菓子ってあんまり縁無いんですよね」
ハーフなのだが、どちらかというと洋風な食生活だった。
- 287 :銃寺森クロス/AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/08/27(金) 00:38:32 ID:HnkBBDEo0
- >>282
「サンクス。じゃあ今月は小麦粉を多めに発注しておくかな。
わざわざありがとう、これから様子見て行こうか」
>>283
「というか危険過ぎだろオイ。歩く凶器か!!」
新しいパーツが見つかったらしく、親指の関節部品を交換しながら叫ぶ。
「あー、隠してる理由は大体わかった。絶対取るんじゃねぇぞ、そのタオル!」
>>285
「おい和風キャラ。おい和風キャラ!!」
やれやれと溜息を吐く。
「ま、『人肉意外食べれません』とか言わなくて良かったぜ。
なんとかなりそうだ」
そう言いつつホワイトボードに「ザクロはネバネバが駄目」と書き足す
「さーてと、新しい店員も増えて今後の方針も決まって、
忙しくなりそうだなーっと。
そういうわけで、店長は体力回復してきます。
つまり寝るってことだよ言わせんな恥ずかしい」
勝手なことをのたまいながら、エプロンを洗濯機の中へ。
「そういうわけで、みんなおやすみー」
ブンブンと手を振りながら、「STAFF ONLY」と書かれたドアの向こうに消えていった。
- 288 :萌葱 アテナ:2010/08/27(金) 00:40:17 ID:7gFzKdaU0
- >>287
「ありがとです、てんちょー!」
頭を下げる。
「さてと、愛香とオイジュスが舞ってるだろうし、そろそろ変えるかな」
そう言うと奥の更衣室へと入っていった。
- 289 :蟹沢柘榴:2010/08/27(金) 01:14:41 ID:QYyPcDfoO
- >>286
「あと、ぜんざいとか、お饅頭……?
うわ、あんこ物ばっかりだ」
考えながら、更衣室へ向かうアテナへ手を振った。
>>287
「だって口の中でどろって……。
おやすみなさい」
きっちりお辞儀。見送った。
「さ、て。俺も下がる……前に厨房確認だ」
彼も厨房に姿を消した。
- 290 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/27(金) 19:38:57 ID:9qS3TsAM0
- 都市中心部のとある河原。
一人の少年と、一匹の狼がそこにいた。
「いやぁ、水面に映る夜景ってのも中々乙じゃないですかシロさん」
「…………zzZ」
のほほんとしたふいんき(何故かry)で景色を眺める少年。
どうでもよさそうに体を丸めて眠っている狼。
「……あれ、寝てるし……まいっか」
狼の方を一瞥すると、また水面を眺め始める。
- 291 :沢桐 創:2010/08/27(金) 21:57:39 ID:/55Xo8R60
- 男が考え事をしながら歩いていた。
「屋上から入った方がいいか……」
どこかに進入する算段をしているようだ。
ブツブツと呟きつつぶらぶらしている。
「研究室にあるとは限らないしなぁ……」
- 292 :彩子/未知数『X』 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/30(月) 19:42:49 ID:9qS3TsAM0
- 日が沈み、月の光が繁華街を照らす。
人で溢れかえるそこを、一人の女性が歩いていた。
「やはり、慣れない服だと落ち着きません」
嘆息混じりに小さく呟いた黒髪の女性。
白のカットソーの上から、薄い灰色のジャケットを羽織っている。
「……変に目立つよりは良いのでしょうが。いや、しかし――」
あー、とか、うー、とか唸りながら額に手をやる。
- 293 :ほーたい ◆My6NsjkSfM:2010/08/30(月) 20:10:34 ID:WVrfsEdY0
- 申し訳ない、誤爆した
- 294 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/30(月) 20:11:38 ID:WVrfsEdY0
- >>292
【街を一人の少女が歩いている…全身に包帯を巻いた少女だ】
「おなかいっぱいなの〜」
【どこか嬉しそうな顔である、みたところご飯を食べた後のようだ】
- 295 :彩子/未知数『X』 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/30(月) 20:18:49 ID:9qS3TsAM0
- >>294
「うー……あぁもう、慣れるしか無いです。
これは決定事項です。揺らぐ事はありません、諦めなさいわたs……ん?」
自分に刷り込むように何度も繰り返していた時、彼女は少女に気づく。
「……変わった子ですね」
普段着がセーラーのにj[ピーーー]才(設定)が何を言うか。
(特に怪我をしている、という訳には見えませんし……はっ、これが件の《レイヤー》という――!!)
そして壮大な誤解。
- 296 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/30(月) 20:23:55 ID:WVrfsEdY0
- >>295
「…あう?」
【見られてる気がしたのか、ディスも見ている女性に目を向ける】
「あう〜?こんばんわなの〜。はじめまして?かなの」
【そう言ってディスは軽く頭を下げた】
- 297 :彩子/未知数『X』 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/30(月) 20:28:17 ID:9qS3TsAM0
- >>296
(いやしかしこの街ではさして珍しい訳では無いのかも――?)
未だ暴走していた思考に一旦ブレーキを掛け、少女に答える。
「こんばんは。ええ、はじめまして――だと思うわ」
何分研究員以外と会ったのは、この間の“挑戦状”が初めてだ。
あの時に居た人物でないのなら、八割方初対面だろう。
「……あの、ちょ、ちょっと気になったんだけど、その包帯は……?」
と、恐る恐る尋ねる。
- 298 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/30(月) 20:32:29 ID:WVrfsEdY0
- >>297
【実際周りの人はあんまりディスのことを気にしていない様である…】
「あう〜、そっかなの。はじめましてなの〜」
【にっこりとほほ笑んで言う】
「あう〜?ほーたいなの?」
【少し腕に巻かれたものを見せる】
「あう〜。へーきなの〜!けがしてるけどいたくないの〜!
それにいろんなことにつかうの〜!」
【手を軽く振って見せながら言う】
- 299 :彩子/未知数『X』 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/30(月) 20:37:55 ID:9qS3TsAM0
- >>298
(……十無博士、異能都市は聞いていた以上に“混沌(カヲス)”です)
遠くで過ごす自らの上司に思いを馳せ、また思考を現実世界へと引き戻す。
「……あれ?」
違ったみたいですね、なんて意外そうな顔をして言う。
「うーん……外に出られるなら良いけれど、あんまり無茶しない方が良いと思うわ」
どうやら少女の事を病人か何かと思っているらしい。
「色んな事……?」
- 300 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/30(月) 20:40:27 ID:WVrfsEdY0
- >>299
「あう?へんなこといったかなの?」
【キョトンとした顔で彩子を見る】
「あうー、むりはしてないの〜。ずっとこうしてるからなの〜」
【強がりではなさそうである】
「えっと、こんなふうになの」
【そう言ってディスは腕を上に向けて突きだすと】
しゅるしゅるしゅる
【腕に巻かれていた包帯がひとりでにほどけてうねうねとうごめき始める】
- 301 :彩子/未知数『X』 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/30(月) 20:44:39 ID:9qS3TsAM0
- >>300
「い、いえ。気にしないで」
わたわたと手を振って否定する。
(ずっと……? やはり A.趣味 なんでしょうか)
また間違った方向へと思考がずれ、
「こんなふうに、って―――あら」
感心したように声を上げて、その様子を眺める。
(……答えは能力に使う、でした)
- 302 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/30(月) 20:56:29 ID:WVrfsEdY0
- >>301
「あう〜。きにしないのー」
【素直に言った】
「うん、こーいうことができるの〜」
【どこか嬉しそうに言いながら包帯を動かす】
- 303 :彩子/未知数『X』 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/30(月) 21:00:38 ID:9qS3TsAM0
- >>302
「へぇ、凄いわね……っと、ごめんなさい」
まじまじとうねる包帯を見つめていたが、携帯を取り出しながら言った。
「……ふう、これで帰れますね」
画面を見て女性は呟く。
「私の能力もお見せしたかったんだけど……また今度、かしら。
どうかそれまでお元気でね、お嬢ちゃん」
言って、彼女は手を振り、その場を去った。
- 304 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/30(月) 21:03:06 ID:WVrfsEdY0
- >>303
「そんなにすごいかなの〜?
あう〜?そっかなの〜。かえるなの〜」
【軽く微笑みながら言う】
「あう、またねなの〜!みるのたのしみなの〜」
【笑いながら手を振って見送った】
- 305 :萌葱 アテナ:2010/08/31(火) 19:15:06 ID:7gFzKdaU0
- 「フッ、セイッ!ハァッ!トリァッ」
公園に少女の声が響く。
その出処にいたのは10代前半の赤毛の少女だ。
少女は真剣な目で拳法の修行をしているようで、足技を中心に技を放っている。
「ダァラァッ!!」
ズシン、と地面を揺らし、空気を切り裂くかのように掌底を放った。
- 306 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/31(火) 19:19:13 ID:9qS3TsAM0
- >>305
とんとん。
唐突に、誰かが――“何か”が少女の肩を叩く。
ほんの少し遠くから、くすくすという笑い声が聞こえた。
- 307 :萌葱 アテナ:2010/08/31(火) 19:21:03 ID:7gFzKdaU0
- >>306
肩に触れる感覚に、集中してたアテナは驚く。
「ひぇっ!?」
わたわたあたりを見回すが人の姿はない、しかし声が聞こえたため、その方向へ走る。
「だーれーでーすーかーっ!」
驚かされたのもあって少し声が怖く勢いがヤバい。
- 308 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/31(火) 19:23:22 ID:9qS3TsAM0
- >>307
《手》だ。
少女が振り向くと、そこには見覚えのある《手》が浮遊していた。
手袋に綿でも詰め込んだような、そんな外見の《手》が。
「ふふ、久しぶり――という程でも無いかしらね、アテナちゃん」
木の陰から、黒い長髪の女性がひょっこりと顔を覗かせる。
赤い眼を楽しそうに細め、アテナの方を見ている。
- 309 :萌葱 アテナ:2010/08/31(火) 19:25:54 ID:7gFzKdaU0
- >>308
「あ、その手は……!?」
手を見て、そして木の影からひょこっと出てきた女性を見て声を上げる。
「彩子さん!あれ、ケガとか、大丈夫なんですか!?」
駆け寄って自分の殴った腹の部分とかをぺたぺた触ろうとする。
- 310 :彩子/未知数『X』 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/31(火) 19:28:57 ID:9qS3TsAM0
- >>309
「んふふー、大丈夫よ。もう痕すら残って無いわ」
と、服(なんとセーラーでは無い)の裾を持ち上げて、自らの腹を晒す。
絹のように滑らかな肌があるだけだった。
- 311 :萌葱 アテナ:2010/08/31(火) 19:30:58 ID:7gFzKdaU0
- >>310
「よかった……」
ほっ、と胸をなで下ろす。
「ほぼ全力状態でしたから、うっかりすると殺しっちゃってたかもしれなかったので……」
まだパイルバンカーを使っては居なかったのが救いだったのだろう。
- 312 :彩子/未知数『X』 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/31(火) 19:32:56 ID:9qS3TsAM0
- >>311
「アテナちゃん……恐ろしい子!」
劇画調に驚愕を露にして、元に戻る。
「……まぁ、確かにあのままだったら死んじゃってたかも知れないわね」
照れくさそうに目線を逸らしつつ苦笑する。笑い事かそれ。
- 313 :萌葱 アテナ:2010/08/31(火) 19:36:54 ID:7gFzKdaU0
- >>312
「あはは、これでも戦闘は本職なので」
顔を赤らめていうが物騒極まりない、というか本職って何だおい。
「いや、こっちも手加減できなかったんですよ」
苦笑する。
「でも、戦えて良かったです。今度又箱庭で戦いましょうよ」
楽しげに笑っている。
- 314 :彩子/未知数『X』 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/31(火) 19:42:14 ID:9qS3TsAM0
- >>313
「本職……?」
思わず首をかしげて言う。
「一番大事なのは力の制御、らしいわよ」
他人から聞いた事だけど、と笑って付け足す。
「箱庭、箱庭――」
手を口元に当て、考え事をするような仕草をする。
よくよく見ると、赤い瞳に無数の文字が流れているのが見える。
(……電脳戦闘空間『イデアの箱庭』……へぇ、こんな物まであるんですか)
なんて思考して会話に戻る。
「――ええ、それもいいわね。
……あ、でも私はあんまり強く無いわよ? この間みたいに」
- 315 :萌葱 アテナ:2010/08/31(火) 19:44:51 ID:7gFzKdaU0
- >>314
「あー……、なんというかとある組織の一部隊任されてるんですよ」
苦笑して。
「制御、ですか……苦手なんですよね、最大出力上げるのに必至だったから」
ビシュッ、と凄まじい速度で右手を動かす。
「えー、彩子さん強いですって、多分もっと使い方研究したり、本人がもう少し鍛えればかなりですよ?」
経験上感じたことをいう。
- 316 :彩子/未知数『X』 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/31(火) 19:49:56 ID:9qS3TsAM0
- >>315
「あら、それって随分凄い事なんじゃ……?」
「なるほど、そういう鍛え方も“ある”のね」
心底納得したように彼女は頷く。
感心したように一対の《手》が、アテナに賞賛の拍手を送った。
「ううん、そうじゃないの」
手を振って、彼女は続ける。
「私の能力はここが“限界”らしいの。
製作者が言うのだから間違い無い、そうよ。悲しいけどね」
- 317 :萌葱 アテナ:2010/08/31(火) 19:55:16 ID:7gFzKdaU0
- >>316
「いや、人でが足りませんし、ね」
元の世界のレジスタンスを思い出しながら言う。
「はい、制御する前に強くならなきゃいけなかったので」
よく見るとその体には薄い傷跡がたくさん有るのが見て取れるだろう。
「限界、ですか……。そう、ですね――限界ってのは越えることも出来ますけど、越えるのはリスクがいりますしね」
苦笑する。
「でも、それでもアタシは彩子さんともう一回、一対一で戦いたいんです」
強い瞳で彩子を見る。
- 318 :彩子/未知数『X』 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/31(火) 20:02:15 ID:9qS3TsAM0
- >>317
「……苦労、してるのね」
人手が足りない、というのも。制御以前の強さも。
「一対一、ですか……」
思わず素の敬語が出てしまうが、彼女は気にする様子は無い。
確かに一対一であれば、以前よりも《手》を集中させることが出来る。
ならば、自分にも勝機がある……?
「……ええ、いいわよ。負けっぱなしというのは、ねぇ?」
楽しげに、或いは楽しげに彼女は笑いかけた。
- 319 :萌葱 アテナ:2010/08/31(火) 20:03:50 ID:7gFzKdaU0
- >>318
「はは、でも皆いい人なので」
うれしそうな笑みは、心からのものだった。
「ふっふー、あたしも負けませんよ」
ニヤリ、と強気な笑みを浮かべる。
- 320 :彩子/未知数『X』 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/31(火) 20:07:48 ID:9qS3TsAM0
- >>319
「羨ましいわね、全く」
やれやれというように首を振って、彼女もまた小さく笑った。
「……私としては今からでも良い訳だけれど――」
と、公園の時計に目をやり言う。
「――アテナちゃんはどう?」
- 321 :萌葱 アテナ:2010/08/31(火) 20:10:55 ID:7gFzKdaU0
- >>320
「羨ましいですか?最近人手が必要になりそうなので、歓迎ですよ」
ニコリ、と愛らしい笑みを浮かべる。
「今からでも……」
今日の予定を思い出し。
「はい、大丈夫です!」
元気に言い放つ。
//イベCでいいかえ?
- 322 :彩子/未知数『X』 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/31(火) 20:14:44 ID:9qS3TsAM0
- >>321
「入りたいのは山々だけど、不出来な弟達の面倒も見ないといけないの」
困ったものね、なんて小さく笑う。
「ん、それじゃあ決まりね」
というと、彼女は公園に設置された端末に近づき、
「え……っと、こうかしr――」
消えた。
//ういういおー
//ステージはどうしましょか
- 323 :萌葱 アテナ:2010/08/31(火) 20:17:05 ID:7gFzKdaU0
- >>322
「そうですか、残念です」
そう言うと、消えていった彩子を追うようにして転移していった。
//そうだなー……初回の再現的な感じで倉庫街でどうだい?
- 324 :彩子/未知数『X』 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/31(火) 20:17:57 ID:9qS3TsAM0
- >>323
//おぉぉ……ナイスアイデア
//把握致したー
- 325 :黒沢小百合:2010/08/31(火) 21:53:01 ID:SSMHlh/20
-
――キッ
『箱庭』の接続端末の前に豪華なリムジンが止まる。
磨き上げられた車体に刻まれたマーク。
千夜グループの幹部社員専用車である証だ。
「ここですか。」
ドアがゆっくりと開き、中から現れた黒髪の女性。
千夜グループ総帥専属秘書、黒沢小百合だ。
いつもなら端末へと向けられるその足は、
今回はまったく逆の方向に向けられて。
(ふむ、これが夜刀神さんが『友人』として接する数少ない人物の一人の家ですか。
人あるところに人無く、人無きところに人有りとは言いますがそのような
大人物が住んでいる家とは思えませんね……。)
彼女の足は一つの家の前で止まった。
- 326 :ファリス=ライアス ◆WWPSP.DZCY:2010/08/31(火) 22:23:02 ID:8rJZc48Y0
- >>325
「おや」
家の主の、机に向かっていた手が止まる。
家の前に止まる車。
わざわざ車で来、『箱庭』への接続端末ではなくこの家へと向いたその女性は、明らかにこの家への訪問者、若しくはその類だろう。
……この時間に来客の予定はない。
しかし、千夜の証を携えている事実。それは、来訪を許容するには十分であり。
「――」
席を立ち、机を離れると同時。家の施錠は解除され、扉の中から一つの声が響く。
━━━━即ち、家の前の人物への招きの言葉が。
- 327 :黒沢小百合:2010/08/31(火) 22:39:53 ID:SSMHlh/20
- >>326
家の中から響く招きの言葉を聞き、
ゆっくりとファリス宅に足を踏み入れる。
(広いですね……まるで図書館みたい……。)
見た目より予想外に広い内部に軽く驚いた小百合であったが
すぐに名刺を取り出して。
「失礼します、千夜グループ総帥専属秘書黒沢小百合と申します。
――もっとも貴方には、総帥というより夜刀神蔡生と言った方がよいでしょうか。」
「今日は、夜刀神さんが盟友として接する貴方と話をしてみたく、お尋ねさせて頂きました。
事前に連絡するつもりだったのですが、連絡方法が分からなかったのでこういった形になりましたが
もし、お暇ならば話をさせていただけませんか。」
- 328 :ファリス=ライアス ◆WWPSP.DZCY:2010/08/31(火) 23:09:57 ID:8rJZc48Y0
- >>327
「小百合さん……ですかー」
名刺を受け取りながら、ふと 記憶を手繰る。
嘗て、とある場所に居た頃。黒沢小百合 その名を見た事がある、という記憶。
小さな偶然に、内心で軽く驚いて。
「蔡生さんの秘書の方、でしたら。こちらも渡しておきますねー」
部屋の奥の机から一枚の紙が浮かんできたかと思うと、それはファリスの下へと舞い降り、そのまま受け取り小百合へと渡す。
それは、連絡先と名前、そして『情報屋』の3文字が書かれた簡素なものだった。
ここへ来た用件を聞くと、納得したのか一つ小さく頷き、来客用のテーブルを指して。
「ええ、大丈夫ですよー。……それでしたら、立ち話もなんですし。どうぞ」
- 329 :黒沢小百合:2010/08/31(火) 23:25:59 ID:SSMHlh/20
- >>328
「では、お言葉に甘えて……。」
小百合はファリスから紙を受け取りしまうと
指差されたソファに腰かけ、改めて室内を見渡す。
そこらじゅうに無造作に置かれた本。
まさに、魔術師の隠れ庵と言ったイメージだ。
「あなたは夜刀神さんと非常に親しい仲だと聞きます。
彼女と親しい仲になるにたる人物となると、相当の魔術の使い手なのか、
底抜けに人格が良いのか。私は貴方の事が知りたい。」
- 330 :ファリス=ライアス ◆WWPSP.DZCY:2010/08/31(火) 23:54:43 ID:8rJZc48Y0
- >>329
本の奥、明らかに手に取る事の不可能な位置にまで本がある部屋。
図書館でもこれほど多く積まれる事は無いだろうが、図書館からすればこのような乱雑さは有り得ないものだろう。
「確かに蔡生さんとは友人ですけど、魔術は僕より使える人だっていますし。
それに、特別な人格者というわけでもありませんよ」
苦笑するように、そう言うと。
「ふむ……しかし、それではどのように伝えましょうかねー」
- 331 :黒沢小百合:2010/09/01(水) 00:07:53 ID:SSMHlh/20
- >>330
小百合も、本、いや知識を武器としている能力者だ。
知らず知らずのうちに小百合は、ファリスに親近感を覚えていた。
「一番分かりやすい所であれば、貴方の能力、聞くところによると『神眼』ですか?
ソレが一体、どのような能力か私は知らない……。」
小百合の顔が、楽しそうににやりと歪む。
「どうでしょう、それを見せていただけませんか。」
- 332 :ファリス=ライアス ◆WWPSP.DZCY:2010/09/01(水) 00:36:34 ID:8rJZc48Y0
- >>331
「この力、についてですかー……」
一体、何処で聞いたのか。ふと疑問には思うが、
「物理的な存在を持たない力ですから、直接見せることは出来ませんが……周囲の、全てを『見る』力 ですねー」
何かを考えるような素振りをすると、しばらくの後何かを思いついたのか後ろを向いて。
「例えば、其処の本の中から、見えないようにどれか一冊を取っていただければ。
その全文……は、時間がかかりますけど。冒頭の数節なら、読み上げてみせますよー」
力の披露。日常に於いても活用はしているものの、
人に対して披露するのは戦闘の場か『情報屋』としての場でしか無い。
慣れぬこと故しばし思案したが、『範囲内の"全て"の把握』という力を伝えるには ということで思いついた、小さな一芸。
- 333 :黒沢小百合:2010/09/01(水) 00:50:48 ID:SSMHlh/20
- >>332
小百合は一瞬、思案して。
「では、これを読み取る事、できますか?」
小百合はファリス宅にある無数の本ではなく、
自分の袖に仕込んであった、本の頁の切れ端を差し出し
挑発的に微笑んだ。
「当然、貴方から見えている部分ではなくこの裏。
つまり私が見ている部分を読んでくださいね。」
透けたりしない紙質のためファリスからは内容が読み取れないはず。
それに、なんらかのトリックも前もってできないと小百合はふんだのだ。
その本の頁にはその昔ローマを脅かした騎馬民族の指導者
神の災い、こと『フン族のアッティラ』のことが書かれている。
- 334 :ファリス=ライアス ◆WWPSP.DZCY:2010/09/01(水) 01:15:23 ID:8rJZc48Y0
- >>333
「それを選びましたかー…… ええ、『見え』てますよー」
家に来た時より意識に在った、忍ばせてある各種の本の切れ端。
手に取れる範囲の本の冒頭の一節を事前に確認しておくことなど容易であり、
相応の注意があるなら恐らく自ら何かを行うだろうとは感じていた。
それも、蔡生の秘書たる肩書きを持つものならば、尚更。
「神の災い、帝国の大王。騎馬民族の指導者である、フン族のアッティラの事が書かれてますねー」
━━━━隠され、外部より持ち寄られた頁。 しかし、その『眼』はその内容を捕らえていた。
- 335 :黒沢小百合:2010/09/01(水) 01:27:38 ID:SSMHlh/20
- >>334
「……お見事です。」
小百合はファリスの能力に驚嘆し、
素直にその能力を認めた。
先ほどまで自分の袖の中に隠していた
その頁の内容を言い当てられては、流石の小百合も認めざるを得なかったのだ。
「なるほど、全てを見通すが故に神の眼、というわけですか。
その能力は、どこまでの事ができるのですか?」
小百合はその能力に少なからず、興味を持ったようで
先ほどよりも少し饒舌になり、ファリスに話しかけてくる。
「例えば、透視、千里眼、などそういったことは可能なのですか?
他人の思考を読むだとか、魔力だとか龍脈だとかの流れを見るといった事は?」
- 336 :ファリス=ライアス ◆WWPSP.DZCY:2010/09/01(水) 01:52:01 ID:8rJZc48Y0
- >>335
「対象との間にあるものは何も影響はありませんから、所謂透視と呼べるものは可能ですねー。
範囲は距離によりますから、基本的にビルなどの建物の内部でこそ相対的に広く把握出来ます。
逆に、何もない平原でしたら、視認できる範囲の方が距離的には広い事もありますし。
……そして、範囲自体は限られるので、千里眼と呼ばれる類のことは出来ません」
最も、その規模は通常透視と呼ばれるものとは遠く、
一定の範囲内ならば視界外も見えるものであるのは先程行った通りだが。
「思考も、それを"行う部分"が、それこそ常に無数のものが『見え』てますから
知ろうと思えばその理を求め知る事も出来ますけど。
それを知るつもりはないですし、今後も見ようとする事もありません。
魔力などの類は基本的に存在までは見えますけど、その細かい性質までは分かりませんね。
同じように時間の流れも前後非常に僅かであれば把握出来ますが、未来予知という程では無いです。
存在の位置や力の動きを見た方が、まだ先のことまで見える程度ですし、ねー」
小百合の質問に、一つ一つ答えていく。
……研究者としての性か、時折聞かれていない事までも混在しているが。
- 337 :黒沢小百合:2010/09/01(水) 02:14:26 ID:SSMHlh/20
- >>336
「なるほど、素晴らしい……。
貴方の能力は最新の諜報機器を遥かに凌駕している。
現代は情報こそ最大の戦力になりますから、真に強力この上ない。」
素晴らしい、と手を叩きファリスを称える小百合。
おもむろに財布から小切手を取り出して。
その小切手には郊外に1つ2つ、邸宅が買えるほどの
金額が記入されていた。
「どうです、この条件で千夜に来ませんか。
貴方の能力は非常に魅力的です。それに夜刀神さんも喜ぶでしょう。」
/// そろそろ遅いのでこの辺で切っていいでしょうか…
- 338 :ファリス=ライアス ◆WWPSP.DZCY:2010/09/01(水) 02:47:44 ID:8rJZc48Y0
- >>337
「それ故の『情報屋』ですよ」
この世界の、"情報"の非常に大きな価値。
それは、戦闘とは全く異なる意味で 非常に大きな力ともなる。
「……いいえ、それは遠慮させて貰いますねー」
取り出された小切手。
その金額よりも唐突なその行動に一瞬身を止めるが、すぐに気を取り直し。
取り出された小切手は受け取らず、そのまま片手を小さく横へ振り否定の意志を示す。
「既に情報屋としてやっていますし、大企業である千夜と関われるのは望ましいことですけれど……
千夜からの依頼、と言う形でしたら受けますが、千夜に付くことはしません」
……加えて、この場で言ってはいないが、ファリスは既に蔡生との間に『情報屋』としての繋がりもある。
個人的協力もそちらを通じて可能である以上、千夜へと付く必要性は無い。
「小百合さんも、先程渡した名刺の連絡先にでも連絡して貰えれば。
千夜としての依頼でも、個人としての依頼でも。お受けしますよー」
/// おkおk
/// 終わるか繋ぐかはどちらでもおkよん
/// 繋ぐのだったら置きレス形式でも、また雑談で呼んで貰っても。
///
/// ……多分置きレス形式のが着実に進みそうだけdいやこの速度ですしすみません
- 339 :黒沢小百合:2010/09/01(水) 20:18:20 ID:SSMHlh/20
- >>338
「ふむ……それでは仕方ありませんね。
もし、その気になれば何時でも連絡してください。」
残念そうに小切手をしまいこんで。
「では、もう少しお話をさせていただきましょうか。
そうですね、私は貴方が夜刀神さんをどう見ているかを知りたい。
友としてみているのか、それともただの依頼主か。あるいは一つの神性としてか。」
- 340 :ファリス=ライアス ◆WWPSP.DZCY:2010/09/01(水) 22:26:01 ID:8rJZc48Y0
- >>339
「こちらこそ。連絡を貰えれば、いつでもどうぞ」
その気になる事は無い、が 千夜からの依頼は歓迎する。
そんな旨も込め、そう応えて。
「確かに、あの力も興味深いですけど。
蔡生さんは、以前からの友人 ですよー」
特別、多く語る事はない シンプルな回答。
そもそも突然の来訪者である小百合。
特別緊急の用は無いとはいえ、自身の研究を中断し見ず知らずだった相手に自らの事をこれだけ伝えている。
それは、この答えを言葉以上に語るものであろう。
- 341 :黒沢小百合:2010/09/01(水) 22:58:52 ID:SSMHlh/20
- >>340
「つまり、『夜刀神』としての蔡生さんではなく、
人格的な部分を貴方は見ている、と。」
『神』、『絶対者』としての夜刀神蔡生に惹かれた
自分とは違うな、と小百合は思った。
「あの他とは隔絶した強さに、貴方は何かを思うところはなかったのですか。
魔術師は心理を追求する人種ともいいますし、観点が違うのですかね。
私のような凡百の精神性を持つ者とは。」
小百合は、物憂げにため息をついて。
(夜刀神さんは、私を友人として……いいえ……。)
- 342 :ファリス=ライアス ◆WWPSP.DZCY:2010/09/03(金) 01:16:24 ID:8rJZc48Y0
- >>341
「当然、何も思わないなんてことはありませんよ」
『神性』としての方向性。人として在る限り、決して在り得ない方向へと在るその存在を『見』、
加えて、嘗て一度は対峙した事のある身。其の神としての力、何も知らずにいるわけではない。
「……凡百、とは言っても。
それが種としての理念という括りでしたら凡百どころか誰だって人間皆同じですし、
個々の在り方としての精神ということでしたら、凡百な人なんていませんよ」
確かに僕は術師ですし研究者ですけど、それは前者の中では無いに等しい差ですし、
後者の中では個々の違いと相違無いでしょう と、付け足して。
「僕は人間ですから、種としての理念が異なる、ということは無いでしょうし。
小百合さんが僕の観点と違う、のでしたら、それは、至極当然の事だと思いますよー」
- 343 :黒沢小百合:2010/09/03(金) 01:41:22 ID:SSMHlh/20
- >>342
「個々のあり方、それらは皆違うように見えて大半の人間は根底では同じなのではないか、
私はそう思うのです。そこに瑣末な澱、誇りのようなものがくっついて微小な違いを形成する。
――――いや、違いがある以上違うのでしょうか。私にはとても分かりそうにありません。」
独り言を言うようにぼそぼそと喋っていたが
はは、と軽く自嘲気味に笑って。
「全てを見通す目を持っていても、理念的な観点は人間、ですか。
なるほど、なかなかに面白い精神性をお持ちのようですね。」
- 344 :ファリス=ライアス ◆WWPSP.DZCY:2010/09/03(金) 03:07:19 ID:8rJZc48Y0
- >>343
「確固として存在はしていても、しかしそれが大きなものでないのなら。
その『違い』認識するのか、認識しないのか。些末な誤差とするのか、歴とした違いとするのか。
……それは、『見る側』が決める事、ではないでしょうかねー」
そう応えた後。小百合の反応に、僅かに苦笑して。
「面白い……ですかー。……自分では、よく分かりませんけれど」
- 345 :黒沢小百合:2010/09/03(金) 21:30:50 ID:SSMHlh/20
- >>344
「人の内面の形成には少なからず、その人を『見る側』の影響が出るものですね。
そういうものを含めて環境。それは用意に人を変えうるのでしょう。」
ここで、おもむろに自分の腕時計に視線をやって。
「――ふう、もうこんな時間ですか。少し話しすぎてしまいましたね……。
そろそろ戻って残りの仕事を片付けないと。」
ゆっくりとソファから立ち上がり。
「本日は急な訪問でありながらも、丁寧なおもてなし有難うございます。
今後とも、わが主、夜刀神蔡生、そして千夜グループをご贔屓に。」
- 346 :ファリス=ライアス ◆WWPSP.DZCY:2010/09/04(土) 00:46:27 ID:8rJZc48Y0
- >>345 // 連番!
「……ああ、もうそのような時間ですかー」
積まれた本の中段に掛かっている、小さな時計。
それは、話を始め相応の時間が経っている事を示しており。
「急な訪問は構いませんよー。
家にいる時は殆ど、やる事はあっても急を要する事は何もないですし」
そう言うと、小さく苦笑して。
「それでは、また。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いしますねー」
- 347 :黒沢小百合:2010/09/04(土) 01:07:06 ID:SSMHlh/20
- >>346
「では、私はこれで……。」
ファリスの部屋から足早に立ち去り、
車に乗り込んだ小百合は、小さく息をついた。
「ある程度離れれば、能力の効果は及ばないのでしたね。
彼が敵対した場合を考えて、監視をつけるべきか……。」
小百合の悩みは尽きない。
- 348 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/06(月) 19:32:29 ID:9qS3TsAM0
- 大通り。
そう高くないビルの屋上から、身を乗り出して道行く人々を眺める少女がいた。
「…………うーん」
つまらなさそうに小さく唸る、中学生くらいの少女。
左目は医療用の眼帯で隠れ、左腕は包帯で覆われている。
「……あーあ。高いトコから見ても特に収穫は無し、か」
何かを――誰かを探しているらしく、人々の顔を凝視していた。
ずいっと身を乗り出しているため、いつ落ちてもおかしく無かった。
- 349 :さくら ◆X7kkkkkkkk:2010/09/07(火) 00:26:48 ID:VqV2vGds0
- 【公園】
「あっはっは!!この公園、占拠しましたよ!!」
キィコ、キィコ。
やや錆びたブランコが呻く。
「我が物顔で俺らのものだ、なんて言ってたチビガキ共め!夜は私のものですから!!あっはっはっはっは!!」
足を前後に振りながら、浴衣の袖と裾をはためかせながら、彼女は大声で笑っていた。
- 350 :名も無き異能都市住民:2010/09/07(火) 00:33:00 ID:PLjoDKEY0
- >>349
不審者が居る
彼女の第一印象は、それであった
またシャープペンを切らして買いに出て、帰りに少し休もうと公園に寄ってみれば、これである。
まったく、不審者に好かれているのだろうか、と自問したくなるレベルであった。
- 351 :さくら ◆X7kkkkkkkk:2010/09/07(火) 00:40:39 ID:VqV2vGds0
- >>350
「はっはっは!!次は何しましょう!
滑り台ですかね…………?それとも砂場で超でっかい城作りましょうか!くくく!今の私に不可能はないですよ!!」
ブランコが頂点に達し、同時にジャンプ。
着地した瞬間、体操選手を気取って両手を胸の高さで水平に伸ばす。
「うーん…………。
そうですね、城を作りましょう!!」
朱色の髪を横に振り、彼女は砂場に向けて歩き出す。
街灯に照らされるその不審者は小さかった。
10代前半。体つきは華奢。服装は、時期外れとなりつつある浴衣。
でも、顔は、どこかのヒーローと同じデザインの狐の御面に隠されて、見ることができなかった。
- 352 :名も無き異能都市住民:2010/09/07(火) 00:43:25 ID:PLjoDKEY0
- >>351
幸いなことに、不審者は此方に気が付いてはいないようだった
まぁそれも当然であろう。本人は公園で遊ぶのに夢中なのであるから。
少しぎこちない動きをしながら、シャープペンシルが多量に詰まったビニール袋を出来るだけならさないように気を遣って、
不審者に気が付かれないように公園の側を通り抜けようとする。
休む気なんて何処か遠くへ吹っ飛んでいた。
- 353 :さくら ◆X7kkkkkkkk:2010/09/07(火) 00:55:41 ID:VqV2vGds0
- >>352
浴衣の裾が砂だらけになることを厭わずに、彼女は砂を弄り始めた。
「あっはっはっはあなた方は城の土台、つまり底辺になるんですよー!!
悔しければ、ほら!私に抵抗してみてください!!動けないのわかってますけどねー!!!」
ん、
「…………今、足音しましたかね……」
手を止め、空を見上げる。
気のせいか、それとも本当か。
逡巡。まあどうでもいいや、と。どうせ――――
「ふふん、どうせ私に気付いてませんし、続けましょう」
- 354 :名も無き異能都市住民:2010/09/07(火) 01:01:00 ID:PLjoDKEY0
- >>353
不審者が、手を止めて空を見上げたとき、彼女は心臓が止まる心地であった
それは例えるならば蛇に睨まれた蛙。いじめっ子を見つけた、いじめられっ子の気分であった。
……息を潜め、出来うる限り気配を消し、耳を澄ます。
不審者がどう動くか、恐怖のままに見極め――そして、再び砂弄りに戻るのを確認すると、ほっと一息吐き
慎重に、慎重に、公園から離れていった
//こんな絡みで済まぬ
- 355 :さくら ◆X7kkkkkkkk:2010/09/07(火) 01:04:14 ID:VqV2vGds0
- >>354
「〜〜」
彼女は、何か呟きを洩らしたかもしれない。
中:
いえいえー。今度絡む時に「(あ、あの時の不審者…………?!)」みたいなのできますし、美味しいです。
ってかむしろこっちが気付くロールしなかったのが問題でして……!
それにもう結構夜遅いですし、気にしないでくださー。
お疲れ様です
- 356 :猪賀 堂二:2010/09/07(火) 22:24:16 ID:NRetAoao0
- 【空気が重い…。】
……
【いるだけで周囲に不穏な気配を振りまく男がいた】
【通常生きる分に必要な筋肉量をかなり超えた頑強な体躯。Vネックの黒シャツに派手な赤いズボン】
【しかし一番その男を不穏たらしめるものは、その猛禽のような鋭い目である】
【そんな男がなぜ】
……
【今異能都市で一部女性から密かに人気のケーキ屋『フルール・ド・スリジエ』の紙箱を持って歩いているのか。】
……
【喋れよ】
- 357 :神羽朱華:2010/09/08(水) 22:21:29 ID:ZOM.z7ps0
- 「危険な旅から帰って来たばっかりだって言うのに、建物の中に不穏な空気を感じたあたしはホイホイ外に逃げ出してきちゃったのダ☆
スイーツ(暗黒微笑)」
よくわからないことを口走りながら公園のベンチで足ぶらぶら。
- 358 :???:2010/09/09(木) 01:57:59 ID:k6nVC4j20
- 夜の異能都市、その公園に少女は居た。
白いゴスロリ服にあふれる金髪を靡かせて、優雅に歩いている。
その動きには全く重力感が無く、どこかすべっているようにも見えた。
「…調子は上々、っと。もうすぐだね、先生。」
独り言のように呟いて。少女は散歩を続ける。
- 359 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/09(木) 21:59:15 ID:WVrfsEdY0
- 【異能都市・中心の商店街】
「もぐもぐもぐ、ここのごはんもおいしいなの〜」
【どこかで買ったおにぎりを頬張りながら歩くディス】
「うーん…とっくんしたあとだからもっとおなかすいたの…」
【よく見ると持っている袋の中にはおにぎりがごろごろ入っている】
- 360 :リュウゾウ・ナカムラ:2010/09/10(金) 21:31:29 ID:SSMHlh/20
- 【異能都市 北東部】
「おーおー最近の若ェのは無茶しやがる。」
昨日の戦闘の爪跡が残る北地区を歩く老人。
瓦礫をこつん、と蹴飛ばしつつうろついていたが
公園のベンチを見つけるとそこでタバコをふかし始めた。
「アレだな、世も末ってヤツか……。」
- 361 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/10(金) 21:44:11 ID:WVrfsEdY0
- 【異能都市の北東部】
「あう〜…なにかあったのかなの…」
【あちこちの瓦礫を見ながら少女が歩いていた】
「う〜ん…たたかいがあったなの…」
【近くの瓦礫を軽く持ち上げながら興味深そうな顔をしている】
- 362 :リュウゾウ・ナカムラ:2010/09/10(金) 21:52:22 ID:SSMHlh/20
- >>361
「……こんな時間に一人ガキがうろつく時世、か。」
ディスの姿を見つけた老人は
小さな公園の片隅のベンチで一人つぶやいて。
「ったく、嫌な世の中だよ。」
- 363 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/10(金) 21:57:31 ID:WVrfsEdY0
- >>362
「あう。だれかいるなの」
【その辺の瓦礫を隅っこにおいて近づいていく】
「こんばんわなのー」
【そう言って軽く頭を下げた】
- 364 :リュウゾウ・ナカムラ:2010/09/10(金) 22:08:26 ID:SSMHlh/20
- >>363
「あァ、こんばんは。」
目の前の老人はタバコを燻らせながら挨拶を返した。
顔には深い皺と刀傷が刻まれているが、それ以上に鋭い眼光が目を引く。
堅気の人間には見えない。
「先に言っとくがガキがあまり夜遅くまでうろつくもんじゃねぇぜ。
悪いことは言わんからさっさと去ね。」
- 365 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/10(金) 22:13:14 ID:WVrfsEdY0
- >>364
「あう〜…そうかなの…」
【そう言えば、という風に空を見上げる。あんまり怖がる様子が見えない】
「ここでなんだかたたかいあったみたいだもんねなの…
あぶないかなの」
【あちこちの瓦礫を見ながら言う。】
【ちらちらと刀が納められた鞘が見える】
- 366 :リュウゾウ・ナカムラ:2010/09/10(金) 22:22:29 ID:SSMHlh/20
- >>365
「おいおいお嬢ちゃん、戦いがあろうがなかろうが
こういう時間におめーぐらいの年頃のガキが一人でうろつくもんじゃあねえ。」
軽くため息をつきながら話すこの老人は
子供が苦手なようで、あまりディスのほうを見たがらない。
「この街じゃあ、いきなりド頭を撃ち抜かれようが
文句はいえねぇんだ。オメーもそういうモン背負ってるンなら
一度や二度、そういう場面を見たことがあるンだろうよ。」
- 367 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/10(金) 22:26:01 ID:WVrfsEdY0
- >>366
「あうあう〜…やっぱりそうなのかなの…」
【ちょっと残念そうに言う】
「うん、いろんなわるいひとにあったことあるの…
『でぃす』もまもりたかったともだち…
まもれなかったことあるなの…」
【少しの間子供とは思えない暗い表情になった】
「だからちょっととっくんしてたりするの…」
【落ち込んだ顔のまま静かに言う】
- 368 :リュウゾウ・ナカムラ:2010/09/10(金) 22:43:14 ID:SSMHlh/20
- >>367
「いいか、そういうのは俺たち『大人』の仕事なんだ。」
リュウゾウの腕がふいにディスへと伸びて、
ぶっきらぼうに頭に手を置く。
「ガキや若ェやつ等が無駄に命を捨てるのを
見るのはもうたくさんなんだよ。
死ぬのはジジイだけで十分だ。」
- 369 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/10(金) 22:47:13 ID:WVrfsEdY0
- >>368
「あう…」
【頭に手を置かれて、軽く眼をつむる】
「あう〜……うん…
あぶないことはしないなの…
このまちをまもってくれるひともいるからなの…」
【少しだけ明るい声になった】
「『でぃす』はゆっくりする…なの」
- 370 :リュウゾウ・ナカムラ:2010/09/10(金) 23:02:01 ID:SSMHlh/20
- >>369
「ま、アレだ。」
老人は、そのまま
ディスの頭を乱暴に撫でつつ立ち上がり。
「ガキはガキらしく、な。」
そのまま、独特な煙草の香りを残しつつ、何処かへと去っていった。
- 371 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/10(金) 23:05:33 ID:WVrfsEdY0
- >>370
「あうあう、」
【髪の毛がくしゃくしゃになって軽く眼をつぶる】
「あう…またねなの〜」
【そう言って手を振り見送った】
「がき…らしくなの…
どんなことがいいのかなの…」
【少し考え事する顔をしてその場を去って行った】
- 372 :【烏天狗】イザヤ:2010/09/11(土) 22:23:10 ID:k6nVC4j20
- 【イデアの箱庭、高原フィールド】
黒装束の男が一人、見晴らしの良い草原に胡坐をかいて座っていた。
其処から見える景色は綺麗で、とても仮想現実とは思えない。
遠くまで見渡して、男はため息をつく。
「色々な場所があらァな、俺もそろそろ新技の開発を
進めなきゃァなンねェ」
銀細工の小さな烏が一羽、どこからか飛んできて肩に止まった。
男はまだ景色を見ている。
- 373 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/11(土) 22:28:07 ID:WVrfsEdY0
- >>372
【箱庭に入ってくる一つの影…】
「あう?もうだれかいるみたいなの」
【不思議そうな顔でイザヤの後姿を見る】
- 374 :黒沢小百合:2010/09/11(土) 22:28:21 ID:SSMHlh/20
- >>372
「おや、奇遇ですね。」
イザヤの背後で、ログイン音がしたかと思えば
聞き覚えのある声が飛んできた。
「例の件、考えていただけましたか?」
軽い微笑を浮かべて近づいてくる長い黒髪の女性。
千夜の総帥付き秘書、黒沢小百合と言っただろうか。
- 375 :【烏天狗】イザヤ:2010/09/11(土) 22:36:19 ID:k6nVC4j20
- >>373
【ログイン音。それに反応し、振り返る。】
「ありゃァ、ディスじゃァねェか。どうしたンだ?」
>>374
「高原なンぞ誰もこねェかと思ッたンだが、以外と
人が来るもンだなァ」
笑って小百合の方を向いた。
「…あァ、考えたさァ。悪くねェ。むしろ、今の俺にとっちゃァ
最も良い条件だとも言えらァな。今の俺に必要なものを得る代わりに、
俺の力でよければ貰ってやって欲しいンだ」
黄色の目がいつになくまじめに見据えた。
其処には決意の色が見て取れる。
- 376 :黒沢小百合:2010/09/11(土) 22:52:08 ID:SSMHlh/20
- >>373
「チッ……。」
小百合はディスの姿を見つけると
露骨に舌打ちをしたが、それ以降はディスを無視するように振舞っている。
ここ最近、街で小百合の姿を見つけることがあってもずっとこうだ。
>>375
「夜でも、それなりに利用者は居るようですよ。
夜遅くのスポーツジムを利用する会社員みたいなものでしょうかね。」
ふふふ、と軽く笑ってイザヤに近づき。
「おお、それはよかった。
それでは早速、何らかのポストを用意しましょう。
近日中にこちらからご連絡します。」
- 377 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/11(土) 22:55:30 ID:WVrfsEdY0
- >>375
「あうあう、おそとはあぶないからとっくんはここですることにしてるんだけどなの…」
【軽く微笑んで言う】
「『いざや』もかな?の」
>>376
「…(いつになったら…かなの…ううん)」
【大きく首を振った】
(もっとつよくなったら『さゆり』もゆるしてくれるの…)
【どこか冷静ではなさそうな目をしていた】
- 378 :【烏天狗】イザヤ:2010/09/11(土) 23:00:29 ID:k6nVC4j20
- >>376
「ディスとなンかあッたのかィ?」
先日のときも見られたその対応に、少し困った顔をする。
「まァ、俺もその類なンだがな。
…頼んだぜェ、決まッたら夜刀神の旦那にも報告に行かなきゃなァ。
久しぶりだから忘れられてるかもしれねェが」
にひひ、と笑って。
>>377
「あァ、特訓ッてェか、俺は新術の開発ッてェとこだな。
魔術も妖術も触れてねェと、勘が鈍るからなァ」
頭を掻いて、答える。
「ディスは、剣の特訓かィ?」
- 379 :黒沢小百合:2010/09/11(土) 23:13:49 ID:SSMHlh/20
- >>378
「いえ……。」
ディスの事を問われて、
一瞬後ろめたそうに顔を背けたが、すぐに話を変えて。
「貴方ほどの知勇を兼ね備えた人物、
――いえ、妖ならば夜刀神さんもお喜びになるでしょう。
恐らく、特別のことが無い限りは私と同じ『都市警備部門』の重要なポストが
用意されると思います。」
――都市警備部門。
巨大すぎる都市の治安を維持するため、この街には
警察や軍隊以外にも数多くの治安維持組織や自警団が存在する。
その中でも装備、人的リソース共に最大級の規模を誇る組織だ。
しかし、主任である小百合の強引な手法に最近は批判が集中しているらしいが……。
- 380 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/11(土) 23:15:33 ID:WVrfsEdY0
- >>378
「あうあう〜。まほーってことかなの?
あたらしいのってどんなのができるのかなの?」
【気になるらしい】
「うん、もうちょっとうまくできないかなっておもって
とっくんしてるんだけど」
【頭をぽりぽりと掻く】
「でもやっぱりだれかにおしえてもらわないとよくわからないの」
【恥ずかしそうだ】
- 381 :【烏天狗】イザヤ:2010/09/11(土) 23:24:41 ID:k6nVC4j20
- >>379
「まァ、答えたくねェならそれも良いさねェ」
気楽に、そう答えてそれ以上は聞かない。
「都市警備部門、かィ、手腕の見せ所かねェ。
あンたと同じ所か、そうなりゃ楽しいだろォなァ。
戦闘技能も磨かなきゃァな、ただの一匹の妖怪じゃァ物足りねェ。
あンたも強ェンだろ?その役職にいるッてェ事は」
異能による攻撃が多発する都市では、並大抵の人間が警備を担当出来るとは思えない。
自身を推薦するなら、彼女はイザヤよりも上の地位であるはず、そう考えて。
イザヤは彼女の力を推し量る。
>>380
「俺はしがねェが神様なのさ、俺の神としての力は俺の土地でしか発動出来ねェンだが。
それを別の場所でも強引に捻じ曲げて発動出来るようにする、そういう魔術だ。
いや、妖術でもある。魔力、妖力を混合して使う全く別の術式さねェ」
得意げに語る姿は、まるで子供のようで。黄色の目がきらきら光る。
「剣をやるにゃァ、型が必要さねェ。それらを組み合わせて使うことで、
流れるような攻撃が達成されらァな。引き出しを多く持つ事が肝要さねェ」
- 382 :黒沢小百合:2010/09/11(土) 23:40:29 ID:SSMHlh/20
- >>381
「組織の一員、と言うことになりますからね。
一人気ままに、という訳にはいかないでしょう。
それでも、都市警備部門はある程度個人の裁量に任せられている
所もありますから、ほかの部門よりは楽かと。」
小百合はイザヤに千夜の事を雑談交じりに説明していたが
そこで問いかけられた、「強いのだろう」との問い。
(強い、か。闘祭では外部エージェントよりも順位が低かったし
全体的に見ても高いとはいえない順位。私は本当に強いのか。
今まで、幾度訓練で敵の前に膝を折ったろう。)
小百合は自分の力に自身を持って『いた』。
しかし例の闘祭での一件以来、自分の実力を疑問視していたのだ。
事実、このイデアの箱庭における幾度もの対人戦闘訓練の成績は芳しくない。
「強いかどうかは、貴方の判断にお任せします。
一緒に仕事をする以上、私の力を見る機会もあるでしょうから。」
以前の小百合ならここで虚勢を張るなり、自分の力を誇るなりしただろう。
- 383 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/11(土) 23:41:02 ID:WVrfsEdY0
- >>381
「あうあう〜…
かみさまってすごいことできるんだなの〜」
【感心するように言うが…どう見てもほとんど理解できてなさそうな顔だ】
「かた…えっと、かまえかたかなの?
なるほどなの…いままではあんまりよくおそわってなかったの…」
【また頭をぽりぽりする】
- 384 :【烏天狗】イザヤ:2010/09/11(土) 23:57:39 ID:k6nVC4j20
- >>382
「あァ、集団行動、ッてェか組織の中に身をおいた経験もあるンだ、
大丈夫さねェ」
妖怪の革新派集団、「天烏」に籍を置いていた時期もあった。
理念に疑問を持ち、今では追われる身となったが。
「おやァ、てっきり直ぐにうなずくと思ったンだが。…此処に来たのも、
同じ理由かィ?」
その口調と態度の変化から、すぐさまその理由を見抜く。
それは洞察力などでは無く、妖怪特有の勘、というものであった。
>>383
「型、ッてェのは、攻撃や防御の型だ。薙ぎ、払い、突き、切り上げ、
色々な攻撃や防御の形がある。それらの組み合わせで戦闘は成るンだ」
この局面ならどう動くか。敵のどこに隙があれば、どの攻撃が有効か。
それを見極めたなら、適した攻撃を繰り出す必要がある。
その引き出しを作れ、と。彼はそう言った。
- 385 :黒沢小百合:2010/09/12(日) 00:12:36 ID:SSMHlh/20
- >>384
「おや、それは知りませんでした……。
私の調査不足、ですね。」
妖や魔族といった人外の存在の活動は人間には調べにくい。
例に漏れず、小百合もイザヤの経歴を把握し切れていないようで。
「古来より弓馬を鍛錬し武技を磨くのが兵家の嗜み。
『私自身』は身体能力に恵まれませんでしたが戦闘に適した『異能』があります。
それに、戦闘に携わる職ですからこの『箱庭』はよく利用するのですよ。」
言い訳するわけではなく、小百合はよくこの施設を訪れる。
「…………いつか私と『訓練』してみませんか。
お互いの能力を知るためには実際に見るのが早いでしょうし。」
- 386 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/12(日) 00:14:04 ID:WVrfsEdY0
- >>384
「あうあう。そういえば『でぃす』くるこうげきだけふせいだりだったの…
『でぃす』はほーたいといっしょにやるけんのつかいかた…かなの」
【悩んでいる顔だ】
「うー、やっぱりむずかしいの…おしえてくれるひといないとなの…」
【申し訳なさそうな顔である】
- 387 :【烏天狗】イザヤ:2010/09/12(日) 00:29:41 ID:k6nVC4j20
- >>385
「一応、これでも長いこと生きてるンだぜ、妖怪の世界じゃァほんの若造だが」
にひひ、と笑って。
「異能かァ、俺ァどうなンだろォな。妖術と魔術はあるンだが、
身体能力も妖怪からみりゃァ中の上ッてェとこか。やッぱり術式に頼るねェ」
うーん、と考えて。訓練の誘いを聞くと、口の端が釣りあがった。
決して悪意は無い、好奇心から来る笑み。それでも見るものには僅かな恐怖が浮かぶだろう。
妖怪の片鱗を垣間見せて、イザヤは愉しげに首を縦に振る。
「良いねェ、そりゃァ…良い。俺も術式が完成すりゃァ万全だ、
また誘うか誘われるかしてくれ」
>>386
「そうだなァ、ディスようの『型』も考えなきゃァいけねェ。
包帯と一緒に、ッてェのは教える事ァ出来ねェが、使い方を一緒に考えようぜ。
剣の基本の型と組合せりゃァ、敵無しになるかもしンねェからなァ」
にこにこと笑いながら。包帯と剣、合わされば掛け算の要領でさらに強くなるかもしれない。
「」
- 388 :黒沢小百合:2010/09/12(日) 00:44:29 ID:SSMHlh/20
- >>387
「術式、魔術、妖術、そういった類のことは私には分かりかねます。
どうやらこの私には魔力だとかの素養は皆無のようですから。
…………このことは以前話しましたかね。」
小百合の武器はほぼ異能一本槍だ。
その一つに命を懸けているだけに、イザヤのような
魔術も使え、身体能力もそこそこある存在をうらやましくも感じる。
「えぇ、私も貴方の術式とやらに興味がありますから。
教はもう遅いですけれど、また機会があればご一緒しましょうか。」
- 389 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/12(日) 00:47:33 ID:WVrfsEdY0
- >>387
「あうあう、うん…『でぃす』だけじゃむずかしいからなの…
『いざや』といっしょならできるかもなの〜!」
【包帯を軽く動かして微笑んだ】
「うん、やっぱり『いざや』といっしょにけんのとっくんがいいかもなの!」
- 390 :【烏天狗】イザヤ:2010/09/12(日) 00:55:02 ID:k6nVC4j20
- >>388
「異能使いの恐ろしいところはその特化された強力な『ズレ』さねェ。
全ての魔術、妖術、異能の類は通常の物理法則との『ズレ』を攻撃力に変換してらァ。
魔術妖術は起こせるズレの幅が広く、――異能はそのズレの容量が極端に大きい」
まるで独り言のように、呟く。
「そうしてくれ、俺も『強化された俺』とあンたの異能に興味がある」
底の見えない、黄色い目が小百合を捕らえた。
>>389
「特訓ッてェよりかは作戦みてェになッちまうかもなァ、ディス専用剣術、
包帯剣、ッてェところか。一緒に考えようぜェ」
「他の人にも習った事ァあるのかィ?」
- 391 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/12(日) 00:58:16 ID:WVrfsEdY0
- >>390
「あう〜。ほーたいけん…
うん!わざってかんじかなの!いっしょにかんがえるの!」
【大きく頷いて言った】
「あう〜。『さき』におそわったことあるの…
『さき』にありあもらったからなの」
【そう言って剣帯につないだ銀の刀を見せる】
- 392 :黒沢小百合:2010/09/12(日) 01:10:57 ID:SSMHlh/20
- >>390
「たしかに、言われてみればそうですね。
一概には言えませんが『異能』は様々な種類のある魔術より
汎用性に劣るものの、その分野に特化している強力なものも多い。」
イザヤに言われるまで異能と魔術の違いを考えもしなかった。
小百合は、イザヤの考え方に感心し、少し考え込むような動作をして。
(一見組し易く見えてその実、想像以上に頭が回る。
なるほど、少々厄介ですがこの誠実さを突けば十分に利用できそうですね……。)
「ふふ、では私はそろそろ失礼しますよ。
先刻申し上げたように近日中に連絡しますから、待っていてくださいね。」
小百合はログアウトするべく端末へと歩き去っていく。
>>391
去っていく際、一瞬ではあるが小百合はディスを流し見た。
何を考えているかは分からないが、その瞳は少し迷っているようにも見えた。
- 393 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/12(日) 01:14:02 ID:WVrfsEdY0
- >>392
「あう!?『さゆり』?」
【ふと振り返って声をかけた】
「えと…またねなの!」
【去り際に声をかける…声が届いてるかどうかわからないが】
- 394 :【烏天狗】イザヤ:2010/09/12(日) 01:19:47 ID:k6nVC4j20
- >>391
「なるほどなァ、ンじゃァそれを基礎にして考えてくかねェ。
俺ァもう此処を出る、次に此処で特訓しようぜ。待ってるかンなァ!」
>>392
異能と魔術、妖術。その全ては、彼の中で切っても切り離せない。
彼の固有術式『銀烏』は妖術をベースに、同じ式で魔力でも発動出来るように
改良した特殊なものである。その容量の大きさから、彼はこれ以外の妖術、
魔術の習得が遅れていた。彼風に言えば、その起こせるズレの大きさは異能に近い。
「あァ、ンじゃァ、待ってるぜ。俺の力を発揮出来る場ッてェのは、ありがてェ。」
去って行く小百合を見送り、そしてディスにンじゃァな、と声をかけて。
天狗は箱庭をログアウトした。
//お疲れ様です、絡みありがとうでした!
- 395 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/12(日) 01:23:18 ID:WVrfsEdY0
- >>393
「あうあう!わかったの!
またこんどとっくんしようなの〜!」
【そう言ってほほ笑むと】
「じゃあまたねなの〜!」
【そう言って大きく手を振り見送った】
- 396 :艮 鬼門:2010/09/14(火) 21:24:30 ID:7gFzKdaU0
- 公園のベンチに腰掛け雑誌を読む一人の青年がいた。
足元には数十個の缶コーヒーの空き缶が転がっており、どんだけ長く此処にいるんだよこいつと言った感じである。
ベンチにはまだ20個ほどのコーヒーが入ったビニール袋があり、どうやら其れが尽きるまでは此処に居座るつもりのようだ。
「ククッ……」
面白いページがあったのか声を殺して笑っている。
- 397 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/15(水) 22:24:39 ID:WVrfsEdY0
- 「…つかれたの…」
【公園においてあった端末から包帯を巻いた少女が実体化した】
「…ひとやすみなの・・・」
【ふう、とため息をついて近くのベンチに腰掛けた】
- 398 :白い女&アリス:2010/09/15(水) 22:35:41 ID:hGStfPTM0
- 公園の一風景。
「フッ―――」
白い女が脚を振り上げる。
黒い女が一歩後退し、その撃に構える。
「ハッ!」
『なんのっ!』
白い女の踵落としと同時に黒い女はその低い姿勢から勢いよく斜め上に突きを繰り出す。
お互いの攻撃がぶつかり合い、
白い女は宙を舞い、手を付いて受け身を取り立ち上がる。
黒い女は衝撃に押され地面を滑る。
お互いは立ち上がると右手で相手を指差し。
「『全く、キミも相変わらずだね』」
と、方や不満そうに、方や楽しそうに。
まだディスには気付いていない様子。
- 399 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/15(水) 22:38:09 ID:WVrfsEdY0
- >>398
【しばらくボーっとしていた少女…だが】
「…ん?」
【激しいぶつかり合いそする音に気付いて顔を上げた】
「あう〜…すごいたたかいなの…」
【ディスは二人の戦いを見て驚きの表情を浮かべた】
「…えっと…あのふたりはなの…」
【近くで見ようと近づいていく】
- 400 :白い女&アリス:2010/09/15(水) 22:42:56 ID:hGStfPTM0
- >>399
二人は全く同じ格好で同じポーズ。
違いを上げれば方や白い髪で方や紫色の髪。
相手に伸ばした指先が視線と共に上下するのも同じ。
「……」
先にその動きを崩したのは白い方で、
真っ直ぐにその黒い方へと歩いていくと突然拳を振り上げ。
――ゴッ。
『あだっ』
殴った。
見れば、どちらとも見覚えのある人間だ。
- 401 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/15(水) 22:46:39 ID:WVrfsEdY0
- >>400
「あう〜。『しろ』…と『ありす』かなの?」
【互いの顔を見て首をかしげた】
「とっくんしてるなの〜?」
【と言って二人に向けて手を振り始めた。のんきなものである】
- 402 :白い女&アリス:2010/09/15(水) 22:50:05 ID:hGStfPTM0
- >>401
「『やあ、ディス』」
二人は全く同じタイミングで口を開き、同じ事を言う。
それに対し白い方は苛立ちを見せるともう一回黒い方を殴る。
「特訓というか……『仲いいでしょ?』」
調子を狂わされ溜め息を上げる白い女と楽しそうにしているアリス。
- 403 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/15(水) 22:55:56 ID:WVrfsEdY0
- >>402
「あうあう、こんばんわなの〜」
【二人を交互に見て微笑む】
「あう、たたいたらいたいんじゃないかなの?」
【少々不安そうに言う】
「とっくん…あう?けんかかなの?
なかいいんだねなの〜!」
【二人の会話を聞いて納得したように言う。そしてどこか嬉しそうだ】
- 404 :白い女&アリス:2010/09/15(水) 23:03:15 ID:hGStfPTM0
- >>403
「ああ、こんばんはだ」
直ぐに笑顔に戻し、返す。
「これが仲良さそうに見えればいいけど……」
言い終わると同時、背後からアリスに足払いを掛ける白い女。
黒い女が倒れるよりも早く白い女は動き、アリスを捕まえた。
「っと。捕まえた」
- 405 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/15(水) 23:07:22 ID:WVrfsEdY0
- >>404
「あう〜。うんなの」
【こんばんわに対して再びあいさつを返した】
「あうあう〜…」
【足払い…の一連の行程を見て】
「なんだかなかよしにみえるの〜!」
【ディスは笑顔で返した】
「おともだちかなの〜…『でぃす』もおともだちになるの〜」
- 406 :白い女&アリス:2010/09/15(水) 23:13:31 ID:hGStfPTM0
- >>405
「仲良しなのは間違いじゃ無いんだけど」
突如アリスの身体が崩れ始める。
溶け初め液状になったところで女の拘束を抜け出し、二人と距離をとる位置へ。
『これでいい?』
液状の物体が形を整えるとそこには唇を尖らせてどこか不機嫌そうな顔をした少女が居た。
「人のまねさえしなければ好きなんだよ」
ディスへの説明も兼ね、そういった。
- 407 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/15(水) 23:22:10 ID:WVrfsEdY0
- >>406
「そっかなの!なかよしでよかったの!…あう?」
【しばらく笑顔になっていたが…】
「あうあう!おみずになったの!」
【突然アリスが液状化したのにひどく驚いているようだ】
「あう〜。ひとのまね…?なの?
そっかなの…どんなことしてるのかなの?」
【どこか戸惑った顔で二人を交互に見る】
- 408 :白い女&アリス:2010/09/15(水) 23:25:56 ID:hGStfPTM0
- >>407
『前に言ったでしょ? 私は姿や形が自由だって』
もう一度液状化すると次は猫。
次に形を崩すと頭に王冠の付いた少女の形。
そしてディスの方に歩み寄りながら形状を変化させ、
『こういうことだよ』
ディスの目の前にまるで鏡映しの様なディスの姿をしたアリスが居た。
「言った傍から……」
深く溜め息。
- 409 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/15(水) 23:29:20 ID:WVrfsEdY0
- >>408
「あう〜!こうやってへんしんするの〜!」
【感心しながら言う】
「あう?『でぃす』にそっくりなの!
すごいのー…」
【またしても驚いて言った】
「……あうあうー、いろんなひとのまねしてるの?」
【じーっとディス…になったアリスをみていう】
- 410 :白い女&アリス:2010/09/15(水) 23:33:42 ID:hGStfPTM0
- >>409
『そうだよ。楽しいからね』
笑ったままそういうと大きく頷く。
細かい処をみてもやはり同じだ。
- 411 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/15(水) 23:39:28 ID:WVrfsEdY0
- >>410
「あうあう〜。たのしいなの?
うーん…よくわからないけどなの…」
【そう言ってまたじーっと見つめる】
「う〜ん…なんだかふしぎなかんじなの…
ほんとにかがみ…みたいなの」
【目が離せないらしい…】
- 412 :白い女&アリス:2010/09/15(水) 23:46:08 ID:hGStfPTM0
- >>411
因みに左右対称。まさに鏡の様。
『でもちょっと疲れるんだよねー』
等と言いつつ変化。先程の少女の姿に戻る。
頭には紅い王冠。
ゼオラのそれよりも何倍も暗い紫の長い髪。
灰色をメインに据えたゴスロリ風のドレス。
『久々だけどこれが一番だねー』
- 413 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/15(水) 23:53:19 ID:WVrfsEdY0
- >>412
「そっかなの…のーりょくのせいかなの〜?」
【首をかしげながら言う】
「あう〜?…う〜ん…
なんだかそのすがた…『ぜおら』?みたいなの…」
【驚いた顔をしている】
- 414 :白い女&アリス:2010/09/15(水) 23:57:44 ID:hGStfPTM0
- >>413
『人の真似ってのは意外と疲れるんだよ。
細かいところまで見て動きや口調をしっかり覚えないといけないからね』
腕を真上に伸ばし伸びをしつつ。
『初めて会ったときに言わなかったっけ? 僕はゼオラだよって』
首をかしげながら。
- 415 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/16(木) 00:01:30 ID:WVrfsEdY0
- >>414
「あう〜。やっぱりじぶんのすがただと
いちばんつかれないのかなの…」
【感心して言う】
「あう〜!そうだったの!
へんしんできることわすれてたかもしれないの…」
【頭をぽりぽりして言う】
- 416 :白い女&アリス:2010/09/16(木) 00:05:25 ID:hGStfPTM0
- >>415
『意外と気が楽だよ』
なんて言ってみる。
『まあ、問題ないよ』
フッ。と小さく笑って。
- 417 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/16(木) 00:08:52 ID:WVrfsEdY0
- >>416
「そうなの〜。やっぱりいちばんらくなんだなの」
【ニコニコして言う】
「そっかなの〜…
う〜…あたらしいこといろいろおぼえてると…
まえのことわすれちゃうことおおいなの…」
【申し訳なさそうに言う】
- 418 :白い女&アリス:2010/09/16(木) 00:12:46 ID:hGStfPTM0
- >>417
『大丈夫よ。どうせ人は夢だって覚えてないんだし』
右手に光の玉。左手に闇の玉を作り、二つを合わせている。
- 419 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/16(木) 00:17:38 ID:WVrfsEdY0
- >>418
「あう〜…『でぃす』はごはんいっぱいたべるゆめは
よくおぼえてるんだけどなの…」
【少し心配そうな顔で言う。天然だ】
「あう〜?それはなにかなの…」
【じっと二つの球を見つめる】
- 420 :白い女&アリス:2010/09/16(木) 00:29:00 ID:hGStfPTM0
- >>419
『夢を覚えておくのはいいことよ』
二つの玉を合わせると光や闇を発する宝石の様な灰色の結晶が出来上がった。
出来たばかりのその欠片を、地面に落として、割る。
二色の光が周囲を満たす。
『今日、貴方は良い夢を見れるわ。
私は少し先に夢の中に入っているわ……おやすみなさい』
そういうと少量の光を纏い、消えた。
「消えたねぇ。じゃあ、僕も帰ろうかな。それじゃね」
と言って手を振りながら公園を離れて行った。
- 421 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/16(木) 00:31:56 ID:WVrfsEdY0
- >>420
「あうあう、なんだかきれーなの…」
【周囲に光が満たされたのを見て、嬉しそうな顔であたりを見回した】
「…あう、ねるなの〜。おやすみなさいなの〜」
【そう言ってアリスを見送った】
「あう、またあおうねなの〜」
【そう言って白い女にも手を振って見送った】
「いいゆめ…なのー…
どんなゆめみれるのかなの〜…」
【ディスはどこか嬉しそうにしながらその場を去って行った】
//おつー
- 422 :黒沢小百合:2010/09/17(金) 22:57:55 ID:SSMHlh/20
- 【異能都市中心部・ホテルのロビーラウンジ】
「………………。」
小百合は時折自宅に帰らず、
千夜本社ビルに近い駅前のホテルに泊まっている。
今日もどうやらホテルに泊まるようで、
自室に行く前にロビーラウンジのソファでくつろぎながら
新聞を読んでいる。
- 423 :アテナ:2010/09/17(金) 23:04:01 ID:7gFzKdaU0
- >>422
「はー、ヤダヤダ。今日は家帰らないぞー!」
そう言いながらカウンターに行きチェックインを使用としていたが。
<すいませんが保護者が一緒でなければ駄目です。
「なぁ……!?」
お金はあるのに、と言いながら打ちひしがれている。
- 424 :黒沢小百合:2010/09/17(金) 23:14:49 ID:SSMHlh/20
- >>423
アテナの姿を見つけたが、小百合はこれといってアクションを起こさなかった。
小百合は人当たりのよいほうではないし、快く思わない人間に対して
敵愾心を剥き出しにする傾向がある。
「…………。」
視線をアテナからはずし、新聞へ。
プライドの非常に高い小百合は以前の模擬戦の後半で、
完全にパワー負けした相手であるアテナと話す気にはならなかったのだ。
- 425 :アテナ:2010/09/17(金) 23:16:24 ID:7gFzKdaU0
- >>424
「はぁ……」
ため息を付き、立ち上がる。
ふと、視線に見覚えのある姿が。
小百合だ。
「……」
少し気まずい物を感じながらも、アテナは近づき話しかけた。
「えと、こんばんは」
- 426 :黒沢小百合:2010/09/17(金) 23:24:16 ID:SSMHlh/20
- >>425
「こんばんは。」
小百合はごく機械的に
短い挨拶を返したが、視線は新聞に向いたままだった。
「この前はどうも。
貴方との模擬戦、中々に面白かったですよ。
いろいろと収穫もありましたし。」
- 427 :アテナ:2010/09/17(金) 23:26:13 ID:7gFzKdaU0
- >>426
「あ、はい。あたしも久々にほぼ全力でした」
苦笑して。
「やっぱり、鍛えなおさないとなぁ。って思ったりですね」
しゅしゅっと拳を振り。
- 428 :黒沢小百合:2010/09/17(金) 23:41:08 ID:SSMHlh/20
- >>427
「この私の軍勢を突破するとは思いませんでしたよ。
しかし、決して慢心しないようにとご忠告してさしあげましょう。」
先ほどから小百合の口調にはどことなく「毒」が含まれている。
どうやら、彼女はアテナをよく思っていないようで。
「慢心は心を腐らせる腐毒、古今の事例においては
それが身を滅ぼした例など数え切れない。」
- 429 :アテナ:2010/09/17(金) 23:45:12 ID:7gFzKdaU0
- >>428
「はは……でも危なかったです、本気で」
目の前で展開される無数の軍勢と弾幕は正しく脅威で有った。
そして、小百合の忠告を聞き。
「そこは、大丈夫です。おじいちゃんによく言われてましたから」
微笑んで答える。
そして、外を見やり。
「えと、あたし居ない方が、いいです、よね。そろそろ、行きますから」
小百合の態度や口調から、自分をよく思っていないのが分かったようで、アテナは背を向け歩き始めた。
ロビーから出る際、振り向き軽く頭を下げると今度こそ歩き去っていった。
- 430 :黒沢小百合:2010/09/17(金) 23:51:20 ID:SSMHlh/20
- >>429
小百合は歩き去っていくアテナを無言で見送った。
(……正直、あの戦力は都市に対しても脅威ですね。
統一国軍、とやらの自体が落ち着けばなんらかの方策を採ったほうがいいか……。)
その瞳は怪しく輝いていて。
「『死が全てを解決する、人間が存在し無ければ問題も存在しない。』
ふふ、ここはスターリンを見習うとしましょうか。」
- 431 :ヴェーダ/模造品:2010/09/22(水) 23:05:53 ID:syRtUWrQ0
- 「いい月だね」
異能都市上空。
ビル群を超える高度に”それ”は浮いていた。
「ギリギリ満月ではないそうだが。
……まあ、見る分には丸いから問題ないね」
鋼でもって竜を模した兵器。
機竜だ。
巨大なそれの操縦席ではなく、その外、機竜の頭の上に座って男が月を眺めている。
何らかの防護がなされているのか、風で飛ばされることもなく、ゆったりと時を消費していた。
- 432 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/23(木) 19:48:43 ID:9qS3TsAM0
- 雨が降っている、とある通り。
賑やかとは言えないが、人が居ない訳でもない――そんな場所。
「巡回警備自主警備ー……っと」
懐中電灯を持った大男が、そんな場所を歩いていた。
その男には左腕が無く、肩と首の間に傘を挟んでいる。
(……昨日の怪人騒ぎも気になるが――とっとと例の依頼も済まさねーと)
懐中電灯で辺りを照らしながら、男はそんな事を考えた。
- 433 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/23(木) 22:39:06 ID:WVrfsEdY0
- こんなに寒かったら来年あたり氷河期に(ry
せっかく秋になったから秋のイベントでも起こしたいね。焼き芋とか
- 434 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/23(木) 22:39:38 ID:WVrfsEdY0
- //誤爆
- 435 :白い甲冑:2010/09/24(金) 00:23:45 ID:PLjoDKEY0
- 異能都市の空から爆音が響く
それは戦闘機の其れにも似た、空の割れるが如き音
公害と断じて相違ない音を響かせながら、一機の影が空を舞う
背に昆虫の翅が如き物を生やしたそれは、ごくごく僅かに羽ばたきを繰り返しながら曲芸飛行を続けている
- 436 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/24(金) 00:28:47 ID:WVrfsEdY0
- >>435
「〜〜〜…う〜くらくらするの…」
【飛んでいる下あたりで蹲っている少女がいる】
「なんなのかなの…」
【耳をふさぎながら涙目で空を見る】
- 437 :白い甲冑:2010/09/24(金) 00:34:30 ID:PLjoDKEY0
- 自身の騒音に気づかぬそれは、変幻自在な動きをしている
とてつもなく素早い動きであるが、距離がある故かゆっくりに見えてしまう
もっとすんなりした形状であったならば、妖精と呼んでも相違なかったであろうその動き
されど角ばったそのフォルムではあまり美麗さを認めることは出来ない
そうは言っても動き自体は洗練されており、見る物にある気持ちを抱かせる
ああ、きっとあんな風に飛べたらよい心地なのだろう、という気持ちを
- 438 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/24(金) 00:37:42 ID:WVrfsEdY0
- >>437
「あうあう〜…きれーなの〜…
とりさん…じゃないみたいなの…だれかなの?」
【不思議そうにしながら夜空を見つめる】
「あとは…おとがなかったらなの〜…」
【相変わらず耳をふさいだままである】
- 439 :白い甲冑:2010/09/24(金) 00:42:02 ID:PLjoDKEY0
- そうして暫く、喧しい騒音を放ち続けていたが
ふっ、と電源が切れたように騒音は失せ、その影は背の翅を忙しなく動かして滞空を開始する
暫くすると、その滞空もやめ、ゆっくり、ゆっくりと真下に――ちょうどディスの居る辺りへと下降しはじめた
段々と近づいてくるその影は…………なんだか、非常に大きく見えた
- 440 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/24(金) 00:45:59 ID:WVrfsEdY0
- >>439
「あう?おとがなくなったの・・」
【手を耳から話して空を見る】
「あうあう、こっちにくるの…
ちょっとはなれたほうがいいのかなの…」
【ディスは降りてくる何かから少し離れる】
- 441 :白い甲冑:2010/09/24(金) 00:54:36 ID:PLjoDKEY0
- >>440
ふわふわとした、外見には少し似合わない動きをしながら降りてくるそれは純白の甲冑である
瑕疵無き純白の人型は、全体的に鋭角の強いフォルムであり、鎧であるのに刃のような印象を与える
本来あるべき目のスリットは存在せず、その代わりに前面には小さな孔が幾つも空いており、蜂の巣という言葉が浮かんでしまう
徐々に徐々に地上に近づいていたそれは、地上までもう数十センチといった処で翅の動きを止め、地上へと降りた
超重量の物がコンクリートに衝突した、衝撃と爆音が辺りに響き渡る
位置によっては少女は吹き飛ばされてしまうかも知れない
- 442 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/24(金) 00:56:32 ID:WVrfsEdY0
- >>441
「あう〜?いったいなんなのかな」
【と、言いかけた時】
「の!?あう〜!」
【発生した衝撃波で少女の体が飛んでいく】
- 443 :白い甲冑:2010/09/24(金) 00:59:10 ID:PLjoDKEY0
- >>442
本人には何かを弾き飛ばしてしまった、という認識は全くなく
周囲を少し伺うように頭と思しき部分を少し旋回させるが、少女を捉えることが出来なかったのであろうか
そのまま、甲冑の脱殻を始めてしまった
ずるり、と氷が溶けていくように鋭角の強いフォルムの甲冑がぐずぐずに解け、その足下へと落ちていく
それは全身に均一になされ、徐々に厚かった甲冑が薄くなっていくのを感じることが出来た
- 444 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/24(金) 01:02:09 ID:WVrfsEdY0
- >>443
「おいしょ!なの!」
【飛んでいく方向にあった壁に包帯を伸ばし、どうにかクッションにした】
「・・・ふ〜…あぶなかったなの…
あらためてこんばんわなの〜」
【そう言ってゆっくり近づいていく】
「……あう〜?
なんだかどんどんちいさくなるの」
【不思議そうな顔で見つめている】
- 445 :白い甲冑:2010/09/24(金) 01:05:15 ID:PLjoDKEY0
- >>444
最早あと少しで全て脱げる、と言う処で少女の声に反応したか
解け足下へと落ちていたものが宙に浮き、瞬間的に甲冑に上塗りされていく
分厚く塗られ、美麗さも何もない愚鈍な人形がすぐに出来上がった
それは、ゆっくりと頭部を回し、少女を見据える
『誰だ』
誰何の声が、脳に直接飛んでくる
- 446 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/24(金) 01:08:09 ID:WVrfsEdY0
- >>445
「あうあう?いまの…
どこかのこえ…じゃないなの…」
【戸惑う表情で甲冑を見る】
「えっと…『でぃす』なの…
ちかくにいただけだけどなの…」
【少々申し訳なさそうに言う】
- 447 :白い甲冑:2010/09/24(金) 01:10:31 ID:PLjoDKEY0
- >>446
『ディス』
答えに暫く沈黙がある。その間、甲冑は全く動くことがない
展示物のように、生気が全く感じられなかった
『なるほど。では巻き込んだか。それはすまない』
意外と真面目に謝罪を述べてきた
- 448 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/24(金) 01:14:46 ID:WVrfsEdY0
- >>447
「あうあう、こっちはぜんぜんへーきなの」
【軽く手を振りながら微笑んで言う】
「あうあう〜、そっちのおなまえは?なの〜」
【少し興味深そうな顔で言う】
「あう〜…ふしぎなひとなの…」
- 449 :白い甲冑:2010/09/24(金) 01:20:16 ID:PLjoDKEY0
- >>448
『名前?』
再び黙り込む。
文字通り表情がないので何を考えているのか全く読みとれない
平坦すぎる声音からもそれは不可能だった
『LTD-AWS0009』
帰ってきたのは、何やら型番のような物だ
まさか、これが名前なのだろうか?
- 450 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/24(金) 01:24:14 ID:WVrfsEdY0
- >>449
「あうあう…える…てぃ…
ながいの〜」
【頭をぽりぽり掻きながら言う】
「えっと…じゃあ『える』ってよぶなの!」
【そう言って甲冑を指差す】
「ながいからみじかくなの〜」
【微笑みながら言った。短くし過ぎだろう】
- 451 :白い甲冑:2010/09/24(金) 01:28:26 ID:PLjoDKEY0
- >>450
『エルか』
再びの沈黙。了承か否かを考えているようだ
『いいだろう。好きに呼ぶといい』
そこで一度言葉を句切り
『ところで君は見る限り幼いが、この世界ではそのような者がこの時間に外に出歩いてよいのか?』
- 452 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/24(金) 01:30:44 ID:WVrfsEdY0
- >>451
「あうあう、ありがとなの!」
【少し嬉しそうに答えた】
「……えっと、おそとあるいてても
なんだか…」
【近くには警備員の人たちの影が見える】
「みまってるひとがいるからたぶんだいじょぶかなの?」
【軽く微笑みながら言った】
「・・・ほかのところからきたひとなのかなの?」
【そして再び首をかしげる】
- 453 :白い甲冑:2010/09/24(金) 01:34:17 ID:PLjoDKEY0
- >>452
『治安は良しか』
それにしたって幼女がそと歩いてたら職質しますよね
誰だってそうします。常識的に考えて
果たしてそんな常識を考えたか
『ではあの者達に保護してもらうといい。幼子を見捨てる者などおるまい』
そう述べつつ質問には
『そうだ。多世界を渡り歩いている。それが?』
- 454 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/24(金) 01:36:21 ID:WVrfsEdY0
- >>453
「あうあう、わかったの〜…
そろそろねむくなるころだからなの〜」
【そう言って軽くあくびをする】
「あう〜。いろんなところとつながってるのかな〜って
おもってなの… このまちがなの」
【不思議そうな顔で言う】
- 455 :白い甲冑:2010/09/24(金) 01:38:38 ID:PLjoDKEY0
- >>454
『そうか。なら急ぐといい』
『さぁ。この世界が"開かれている"かどうか私はしらない。
私は閉じていようと入ることが出来るが故に、それは問題にならない。
だが、私以外に渡航者がいるのであれば、開かれているのであろうな』
或いは強引に開かされたか、だ
- 456 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/24(金) 01:42:52 ID:WVrfsEdY0
- >>455
「あうあう、そうするなの」
【少し頭を掻きながら言う】
「そうなの…うん、いろんなところからひとがくるなの…
おそとからなの」
【そう言って空を見上げる。一瞬空がゆがんだように見えた】
「なにかくるのはいつもなの〜」
【そう言うとディスは向こうの方に顔を向けた】
「じゃあそろそろおうちにかえるねなの!
またねなの〜」
【そう言ってディスはその場を立ち去って行った】
//寝るすみー
- 457 :白い甲冑:2010/09/24(金) 01:44:42 ID:PLjoDKEY0
- >>456
『なるほど、ではよほど大きく開かれているのであろうな』
そう言って空を見上げる?
少女と同じく見上げた空には幾つもの歪みが湧く。流星のように
『ああ、では』
そう言って見送り、暫しそこに甲冑はたたずんでいたが
また誰も周囲にいなくなったことを確認すると脱殻を済ませ、何処かへと姿を消した
//お付き合い感謝ー
- 458 :アテナ:2010/09/24(金) 22:03:49 ID:7gFzKdaU0
- 異能都市、公園。
そこに一人のアロハシャツの青年が居る。
その足元には黒服の男たちが血まみれで倒れている。
そのうちの一人の胸ぐらを掴み、聞く。
「本当だな?もう一人、無限の器が作られたっつーのは」
怯えた表情で機関員の男がうなづくと、良方は男の鳩尾に拳を入れ気絶させた。
「……面倒になりやがった……ッ!まだ、終われねえか……」
- 459 :東西南北 良方:2010/09/24(金) 22:04:43 ID:7gFzKdaU0
- //おうふ……名前ミス
- 460 :無色明 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/24(金) 22:15:07 ID:sn9myzSMO
- 「……!?」
無色明はただの学生である。
元実験体だったり、それなりに暗い過去があったりするが、今はただの女子中学生である。
(えぇー……)
そんな彼女は、目の前の光景に驚愕していた。
あからさまな“非日常”。しかもタコ殴りにされているのは機関員と見える。
「……なにこれ」
思わず、声が出た。
- 461 :東西南北 良方:2010/09/24(金) 22:17:57 ID:7gFzKdaU0
- >>460
ため息を付き公園を後にしようとすると、少女が居るのをみつけた。
頬を引きつらせ、思わず。
「やべ、見られた……!どうすっか……」
慌てて機関員を近くの茂みに投げ込み、何事もなかった顔で葉巻を咥え歩き出そうとする。
頬の刻印を隠すのを忘れていたり、返り血を吹いてなかったりで全然ダメだが。
- 462 :無色明 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/24(金) 22:24:12 ID:sn9myzSMO
- >>461
「……、あ――」
バレた。
(ど、どうしよう。あの人放置したらどうみてもヤバそうだし……)
ちっぽけな正義感と、それなりの危機感。
それが彼女を動かす。
「……と、りゃ!」
少女がその右腕を横に薙ぐ。
右手に付けられた金の指輪が一瞬煌めき、不可視の《糸》が放たれた。
それは音もなく不審者を拘束せんと迫る。
- 463 :東西南北 良方:2010/09/24(金) 22:27:15 ID:7gFzKdaU0
- >>462
少女の動きに先程まで戦闘態勢だった良方は機敏に反応する。
「ッ!」
目の前に隔壁が現れ、少女と良方の間を分断する。
そして、そのまま壁を垂直に駆け上がり跳躍。
右手にいつの間にか握られていた蝶の意匠の施されたナイフを持ち、飛びかかっていく。
「お前は、機関員か!?」
- 464 :無色明 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/24(金) 22:33:21 ID:sn9myzSMO
- >>463
「あれは――――っ!」
現れた隔壁に驚愕している間も無く、男が迫る。
「あんなとこ、こっちから願い下げよ!
……っていうかやっぱり関係者ですかそうですか!」
彼女は懐からガラス製の短剣を取り出しながら、後ろに飛んで男の一撃を回避する。
「機関員だかなんだか知らないけど、どうみても不審者でしょ!?」
- 465 :東西南北 良方:2010/09/24(金) 22:35:30 ID:7gFzKdaU0
- >>464
「あんなとこ……っつーと、知っちゃいるが、機関員じゃ無いってところか」
少し落ち着く。
「そして、俺は不審者じゃねえ!」
そう叫ぶグラサンアロハ金髪モヒカン男(17)。
- 466 :無色明 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/24(金) 22:39:20 ID:sn9myzSMO
- >>465
「詳しく言えば“元”が付くんだけど……今はそんなことより」
未だ短剣を構え、警戒を解かないまま
「そんな世紀末みたいな見た目して機関員をボコボコにしている人が不審じゃない訳無いじゃない!」
カッ! と目を見開いて言う。
片方が眼帯にかくれていまいち迫力に欠けるが。
- 467 :東西南北 良方:2010/09/24(金) 22:43:24 ID:7gFzKdaU0
- >>466
「うわ、元かよ。俺も元だよ!なんだってこの街機関員とか元機関ごろごろしてんのよォ!?」
頭をかかえ、黒金といい、灰堂といいよォ。と呟いている。
「はぁ!?俺普通のぴちぴちの男子高校生だから!元期間員だったりするけどぉ?お前もだろうが!?」
サングラスを直し、眉間にシワを寄せて詰め寄る。
かなり怖い。
- 468 :無色明 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/24(金) 22:47:49 ID:sn9myzSMO
- >>467
「ごろごろ……してる?」
――どうやらアイツは本当にこの街にいるらしい。
そんなことを考えて。
「あーあー分かった分かった。
分かったから落ち着きなさい青年」
どうどう、と両手で抑える仕草。
JCに諭される男子高校生の図が出来上がった。
- 469 :東西南北 良方:2010/09/24(金) 22:49:30 ID:7gFzKdaU0
- >>468
「そりゃもう、バーゲンセール見てえな感じだな」
黒服を放り込んだ茂みを指さし。
「……む」
JCに諭されおとなしく黙る。
「取り敢えず俺、不審者じゃねえから!普通の高校生だからな」
- 470 :無色明 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/24(金) 22:54:03 ID:sn9myzSMO
- >>469
「……機関に追っかけ回されるなんて何したの?
随分コアなファンみたいだけど。その人達」
茶化すようにそう笑う。
確かにある意味ではファンかもしれないが笑えない。
「そのナリで男子高校生とか全国の健全な男子高校生に謝りなさい」
暗に不健全と言っているのは確定的に明らか。
- 471 :東西南北 良方:2010/09/24(金) 22:56:46 ID:7gFzKdaU0
- >>470
「ちょっとばかし研究所壊滅させてデータ持って逃げて、最近他の実験体開放してるだけだけど。
つか、お前こそ機関入るような口じゃ無さそうなんだが」
グラサンを直し訝しげに少女を見る。
「いや、学校行くときは確り上にブレザー羽織るし。ほれ、生徒手帳」
ショッキングピンクで無造作ヘアの青年が馬鹿笑いをしている写真がついている。
- 472 :無色明 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/24(金) 23:02:07 ID:sn9myzSMO
- >>471
「うわ、そりゃ追われるわけだ」
眉をひそめて言う。
「私は大した事じゃないけど。
事故って親死んで片眼無くした所に灰色参上で今に至る」
端折りすぎである。
「…………」
食い入るように生徒手帳を見て、一言。
「……捏造?」
とことん疑ってかかるようだ。
- 473 :東西南北 良方:2010/09/24(金) 23:06:07 ID:7gFzKdaU0
- >>472
「だよなぁ、そろそろ返り討ち面倒になってきた」
ため息を付き、灰色との言葉にまさかあいつじゃねえよなぁとか思いつつ表情には出さない。
「割と波乱万丈なのな」
そして、少女の一言に切れる。
「はぁ!?捏造じゃねえし!ぴちぴちだし!」
モヒカンを揺らして言う。
- 474 :無色明 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/24(金) 23:13:32 ID:sn9myzSMO
- >>473
「確かに、機関は底無しだからね」
なんて割りと深刻そうに頷く。
「ま、その辺は小さい頃の話だし覚えてナッシングー」
あはは、と笑う少女。白い髪が揺れた。
「何? ぴちぴち具合で私と張り合おうって言うの?」
ずれてます。色々。
「……まあいいわ。
元機関員で機関関係者の知り合いが多い男子高校生(失笑)のあなたに聞きたいことがあるんだけど、いい?」
首をかしげて訊ねる。
- 475 :東西南北 良方:2010/09/24(金) 23:15:15 ID:7gFzKdaU0
- >>474
「戦闘の部署に居たが、人多いからなぁ」
苦笑する。
そして少女の質問に。
「なにさ?スリーサイズなら秘密だぜ?」
- 476 :無色明 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/24(金) 23:19:41 ID:sn9myzSMO
- >>475
「人が多い少ない、なんてもんじゃないしね」
「あなたのスリーサイズなんかはそこの石ころ以上にどうでもいいんだけど。
……そうじゃなくて、灰堂曇って名前――聞き覚えある?」
今までのどこかゆるい雰囲気は、もうそこにない。
血のように赤い右眼が、良方を見る。
- 477 :東西南北 良方:2010/09/24(金) 23:22:59 ID:7gFzKdaU0
- >>476
「ま、上は限りなく下も限りねえしなぁ」
「灰堂……って、あいつの関係者かよ勘弁してくれ……」
ため息を突きうなだれる。
「はいはい、しってる知ってる知ってますよー、研究所にでも案内してやるか?」
- 478 :無色明 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/24(金) 23:27:25 ID:sn9myzSMO
- >>477
「……やっぱり、この街に」
嫌そうに眉を寄せ、小さく呟く。
「いや、この街にいるって解ればそれで良かったの。
ありがと――――あ、名前何て言うの? これじゃあ感謝もできないじゃない」
ぱっと表情を変えて、名前を聞いた。
- 479 :東西南北 良方:2010/09/24(金) 23:30:27 ID:7gFzKdaU0
- >>478
「あー……なんか複雑なアレか」
ため息を吐く。
「東西南北良方(ヨモヒロリョウホウ)だ、お前は?」
- 480 :無色明 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/24(金) 23:37:22 ID:sn9myzSMO
- >>479
「ま、人並みには面倒やってるかな」
「あ、あれでしょ? 東西南北でヨモヒロって読むの。
きゃー、私ったら博識ーっ!」
一人できゃいきゃい言い出した。
「……っと、そうそう。
私は無色明(イロナシアカリ)。明でも明さまでも自由に呼んで」
さすがに後者はない。
「さて、と。か弱い乙女はこの辺で帰ることにしようかな」
か弱い()笑
「それじゃ、また会う時まで」
くすくすと笑って、少女は歩き去った。
- 481 :東西南北 良方:2010/09/24(金) 23:40:36 ID:7gFzKdaU0
- >>480
「ま、頑張れ」
「はいはい凄いですね凄いですね」
サラッと無表情で流す。
「明な、よろしくさん」
ニヤリと笑い、そして去っていく明を見送る。
良法も姿が消えたのを確認すると、一人の公園を後にする。
「ZERO、か」
という言葉を残して。
- 482 :ロザリア・ロートシルト:2010/09/26(日) 22:46:48 ID:SSMHlh/20
- 【異能都市・どこかのビルの屋上】
「この時期になるとさすがに過ごしやすくなってきたわねぇ。
夏の息苦しさが嘘の様だわ。」
ビル風がびゅうとふいて、ロザリアの髪が流れる。
彼女はここちよさそうに、それを一身に受けた。
- 483 :ヴァイス/にょた:2010/09/26(日) 22:48:55 ID:ZOM.z7ps0
- 「…………さ、みぃいいいいいい」
ロザリアの近く、空中に。
白い翼をはためかせるその女は存在していた。
めっちゃ軽装で。何考えてんだ。
- 484 :ロザリア・ロートシルト:2010/09/26(日) 23:00:08 ID:SSMHlh/20
- >>483
「…………。」
ヴァイスを一目見たロザリアの感想は
「なんだこいつ」の一言に尽きた。
「それはそうでしょうよ。
そんな薄着でビル風に吹きっさらしにされていては。
ま、いいわ。少し待っていなさいな。」
ロザリアがなにやら、小声でぶつぶつと唱える。
暖かな熱風の幕を発生させる呪術でヴァイスを包むつもりだが果たして。
- 485 :ヴァイス/にょた:2010/09/26(日) 23:02:53 ID:ZOM.z7ps0
- >>484
「え、マジでー? やったねキミ超優しい」
声だけ明るい。顔は無表情。イッツ不気味。
ふわふわ飛んでくるが……吸血鬼であるロザリアに、彼女が周囲に漂わせる「聖気」は不快かもしれない。
- 486 :ロザリア・ロートシルト:2010/09/26(日) 23:13:58 ID:SSMHlh/20
- >>485
「う、うぐ……これは……。」
聖なる気配を感じたロザリアは
たん、と軽い足音と共に飛びずさってヴァイスから距離をとった。
「へぇ、貴方はどうやら『聖なるもの』に連なる眷属の一員のようね。
貴方と私は相容れぬもの。それ以上近づくならこちらにも考えがありますわ。」
ロザリアの右手に、魔力が集まり
バチバチと静電気のような音を立て始める。
- 487 :ヴァイス:2010/09/26(日) 23:19:02 ID:QYyPcDfoO
- >>486
「えっ」
なんで今距離を取られたんだろう? さっきは然程警戒されていなかったのに。
少しだけ考えて、
「……ああ、『魔』か」
合点がいった。
めんどくさいなーもう。種族の壁って。
「別にそんなに警戒しなくても、近づかねーよ。
俺も優しい天使様だし」
ね?
敵意はない、と伝えるように、両手を上げた。
- 488 :ロザリア・ロートシルト:2010/09/26(日) 23:27:58 ID:SSMHlh/20
- >>487
「優しい、ねぇ。」
ヴァイスから少し離れた所を歩きながら、
信用できないという風に。
「ま、私も今はやりあう気はありませんし。
そちらが、手を出さないならこの私も見逃してあげますわぁ。」
くつくつと、ドレスの袖で口元を隠して笑う。
しかし、警戒は解いていない。、ロザリアはいつでも応戦できるほどの
魔力を練り上げて体内で循環させている……。
- 489 :ヴァイス:2010/09/26(日) 23:36:06 ID:QYyPcDfoO
- >>488
厄介だなあ、と思った。
ロザリアの小さな身体の中をぐるぐる巡る魔力は、微力ながら感じ取れる。
どうすっか、帰るか。考えて、せっかく散歩に来たのにつまんねー、と結論。
じゃあ、どうする。
「……そんな敵意向けんなって。
偶然会ったんだし、話でもしようや」
かしゃ、と音をたてて、ロザリアのいるビルの隣の建物のフェンスに腰掛けた。
ちなみに、何を話すかは未考慮。
- 490 :ロザリア・ロートシルト:2010/09/26(日) 23:47:04 ID:SSMHlh/20
- >>489
「……ま、いいでしょう。
時には言葉を交わすのも一興。」
ロザリアはヴァイスと同じように、
近くの通気ダクトに腰を下ろして。
「……といっても、話題が無いわねぇ。
法と秩序の具現である貴方のような者と夜種の主たる
この私とでは話が合うはずもありませんが。」
- 491 :ヴァイス:2010/09/26(日) 23:51:00 ID:QYyPcDfoO
- >>490
「ですよねー……」
やっべ法と秩序とか言われた。俺ちょうすげぇんじゃね?
思考が完全に逃げに入る。
「……あー、あれだ……吸血鬼って、そんなにすげぇの?」
夜種の主ってなにそれすごい。
ふと思ったことをそのまま口に出した。遠慮などなしに。
- 492 :しろさん:2010/09/26(日) 23:53:15 ID:PBnIervYO
- もふり
地面から何かが出てきた。白くて、丸くて、もふもふだ。
上半分だけ体を出したもふもふは、二人に向かってきゅーと鳴いた。
- 493 :ロザリア・ロートシルト:2010/09/27(月) 00:06:42 ID:SSMHlh/20
- >>491
「闇夜に蠢く夜種、つまり一般的に魔物だとか妖魔と言われるものたちの中でも
高貴な文化と知性を持ち、なおかつ力を持つ種などほんの一握り。
その中の一つが『吸血鬼』、ですわ。」
つまり、なんだかよくわからんがすごい
という事に違いない気がする。
「もっとも、吸血鬼にもいくつか種類がありますがね。」
>>492
「!」
久しぶりに見たもふもふ。
そういや、もふもふ神から貰った「わたあめ」もだいぶ
大きくなってきた。そろそろ外に出しても大丈夫かな、などと考えて。
- 494 :ヴァイス:2010/09/27(月) 00:09:19 ID:QYyPcDfoO
- >>492
「き、貴様は……!」
思い出される、あの忌まわしきもふもふくしゃみ。
近くに寄るなよ、と念を飛ばす。
>>493
「えっとつまり……すごいんだな」
とにかくすごいんだろう。と思った。
「いろいろある……まあここら辺は俺達も人間も同じかな」
- 495 :もふ神様としろさん:2010/09/27(月) 00:16:14 ID:PBnIervYO
- >>493
ぽひぃん、と非常に間抜けな音と一緒に二人のそばにテレポート。重力?なにそれ?
>>494
位置としてはややロザリア寄りに、完璧に姿を見せたもふもふである。
きゅーきゅーと警戒の念に反応して鳴き声を上げる
『……?しろさん朝はまだ早いよ?』
しろさんの中からもふりと少女が顔を出す。銀髪(しらが)が一本ビル風に揺れて、ひらりとヴァイスの方に流れていく。
……鼻先を掠めた一本の毛髪はどういうわけかもふもふだった。
一本で、さらさらなのに、もふもふなのだ。
- 496 :ロザリア・ロートシルト:2010/09/27(月) 00:25:48 ID:SSMHlh/20
- >>494
「全体を一括りにできるようなものなどそうそうありはしないもの。
種というものは進化するほど多様性を得るものなのだそうですけれど
違い、というものはいかなる物においても、見出そうとすればそれこそ無限に見出せる……。」
ここでロザリアは、ヴァイスを見つめて。
「あなたのように、自称『優しい天使』がいるようにね。」
>>495
「おやおやお久しぶりですわ。
もふもふ神さま。」
ロザリアは目覚めた少女に恭しく、宮廷風のお辞儀をした。
それと同時に、魔術を使って自宅へと『扉』をつなげて。
「いらっしゃいな、わたあめちゃん。
同族と遊ぶのも久しぶりでしょう。」
肩の上にぽとり、ともふもふがでてきた。
以前、ロザリアへもふもふ神から渡され『わたあめ』と名づけられたもふもふだ。
以前よりも目に見えて大きく育っている。
- 497 :ヴァイス:2010/09/27(月) 00:33:11 ID:QYyPcDfoO
- >>496
「そりゃそうだな。同じモノなんて存在しねーもん」
うん、と頷いた。
「……自称じゃなくて本当だよ?」
どうだか。
>>497
「わっちょ、ふぁ――」
もふもふ。
「――ふぁっくしゅ!」
でかいくしゃみ。
また負けた。
「……ちくしょー覚えてろー!」
びしっと指を突き付けて、悔しげにどこかに飛んでいってしまった。
//ねむ うま ありがとうでしたー!
- 498 :もふ神様としろさん:2010/09/27(月) 00:36:02 ID:PBnIervYO
- >>496
「やぁ、こんばんわ。わたあめちゃんも、元気みたいで何よりだよ」
にゅー、と上半身を出す。しろさんの直径的に腰より少し下ぐらいしか入るはずも無いのだが(そもそも入ってるのもおかしいのだが)
様々な法則を無視して突っ走るのが神様というものだ。
わたあめもピョンピョンと飛び跳ねている。
「愛情たっぷりの証拠だね。ちょっと過保護気味かも?」
>>497
「な、なんだか知らないけど勝利!」
じゃきぃんとポーズを取る一柱と一匹であった。
//すみすみー
- 499 :ロザリア・ロートシルト:2010/09/27(月) 00:43:15 ID:SSMHlh/20
- >>497
「あらまあ、なんだかよく分からないけれど
もふもふのよさが理解できないなんてねぇ……。」
// やすみー
>>498
「過保護気味……とりあえず、
その辺で見かけるもふもふぐらいに大きくなるまでは、
と思ってずっと室内で育てていたのだけれど……。」
「わたあめ」はロザリアの肩からぴょいんととびおりると、
しろさんによりそってのんべんだらりとくつろぎ始めた。
「わたあめ」の大きさは一般的なもふもふと同程度だろうか。
「もう少し外で遊ばせたほうがいいのかしらねぇ。」
- 500 :もふ神様としろさん:2010/09/27(月) 00:56:30 ID:PBnIervYO
- >>499
「野良の子はともかく、一番はトモダチからの情だからね」
「別に悪い事じゃないから、かまわないよ?あ、でも陽光が少し足りてないかも」
わたあめを持ち上げてしろさんの中にポイ。暫くして毛を逆立てたわたあめがしろさんから出てきてロザリアの元に転がっていく。
通常時の倍くらいの大きさである。もふもふ具合は倍の倍、さらに倍!
- 501 :ロザリア・ロートシルト:2010/09/27(月) 01:00:52 ID:SSMHlh/20
- >>500
「もーふもーふ!もーふもーふ!」
もふもふ具合がよくなったわたあめをもふもふ。
某洗剤のCMみたいにもふもふしている。
ろざりあ は ぼーっとしている▽
ろざりあ は しょうきをとりもどした!▽
「……もふあー……陽光ねぇ……。
私は吸血鬼だから、陽光は苦手なのだけれど……
たまには散歩にも連れて行ってあげないと。」
- 502 :もふ神様としろさん:2010/09/27(月) 01:09:05 ID:PBnIervYO
- >>501
グリグリされて嬉しそうにキューキュー鳴いて、わたあめは身をすり寄せる。ぐーりぐーりもーふもーふ。
「吸血鬼さんは大変だよねぇ。お日様に嫌われてるんだから」
お日様強いもんねぇ、と微妙に的外れな事を言っている。
「お日様も休みはじめた、秋や冬でいいから、昼のお散歩をお勧めするね」
「そしてドングリを見付けたらちゃんとわたあめちゃんに捧げるんだよー」
- 503 :ロザリア・ロートシルト:2010/09/27(月) 01:15:30 ID:SSMHlh/20
- >>502
「今まで少し不便程度にしか思っていなかったけれど、
この子の世話をするには少し問題ねぇ。」
もふもふにほお擦りしながら、
少しだけ真剣な表情になって。
「とりあえず、あまり日差しの強くない日にちょこちょこと出かけてみるわぁ。
ドングリもたりなくなってきたから、そろそろ買わないと……っと。
もうこんな時間、ディスが心配してしまうから私はこれで……。」
ロザリアはわたあめを呼び出したときと同じく、
『門』を開き、去っていく。
「では、ごきげんよう。」
- 504 :もふ神様としろさん:2010/09/27(月) 01:23:10 ID:PBnIervYO
- >>503
「うん、じゃーね!……信者のかがみだよ。ピカピカだ」
うんうんと頷いて、しろさんに乗って、そのまま何処かにもふりもふりと去っていった。
- 505 :黒い男:2010/09/27(月) 22:52:52 ID:wMyJxSMQ0
- 夜の帳がもう空を覆った頃。
宵闇に溶けてしまいそうな黒い服に身を包んだ男が、仮想空間の偽物の空を眺めていた。
「……ハァ」
不意にため息がこぼれる。
男は最近、謎の感覚に捕らわれていた。
男には此処に来る以前の記憶が無い。
しかし怪人と闘った後、正確には戦いの終わった瞬間に何かが頭の中に流れ込むような感覚に襲われた。
その何かの正体を掴む為に。
男は今、此処に立っている。
/分かりやすく言うと誰か闘おう!ってことだよ!
/そして場所は箱庭さっ!
- 506 :黒い男:2010/09/27(月) 23:05:03 ID:wMyJxSMQ0
- /よし、イベAに行こう。
- 507 :帽子の男:2010/09/28(火) 22:15:43 ID:/55Xo8R60
- とある喫茶店で、男が新聞を読んでいた。
テーブルの傍らには、男のものらしい帽子が置いてある。
「怪人か……物騒だな」
誰が撮ったのか、怪人の拡大写真が新聞の一面に載っている。
どうやら、紫の怪人の写真のようだ。
「んー?……これ、どっかで見たような……」
怪人の写真を、じっと見つめていた。
- 508 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/28(火) 22:21:33 ID:WVrfsEdY0
- >>507
【とある喫茶店に少女が座っている】
「もぐもぐもぐもぐ、おいしなの〜」
【嬉しそうに大盛りのオムライスを食っている包帯少女がいる】
- 509 :帽子の男:2010/09/28(火) 22:26:19 ID:/55Xo8R60
- >>508
「……後で調べてみるか」
新聞を雑に畳むと、テーブルに置く。
すると、包帯を巻いた少女が目に入った。
「……良く食うなぁ」
コーヒーを啜りながら呟いた。
- 510 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/28(火) 22:29:18 ID:WVrfsEdY0
- >>509
「もぐもぐもぐもぐ…」
【みているうちにオムライスは見る見るうちに減って行き】
「ごちそさまなの!」
【あっという間に完食してしまった】
「ふぅ…おなかいっぱいなの」
【そう言いながらあたりを見回していると】
「あう…?」
【男と目があった】
- 511 :帽子の男:2010/09/28(火) 22:36:35 ID:/55Xo8R60
- >>510
「はっや……」
オムライスの驚異的な消費速度に感嘆する。
「……ん?」
新聞を再び手をとる。
"怪人は、その場に居合わせた包帯を巻いた少女、ムカデのような亜人等能力者によって撃退され…"
「あの子……か?」
思案しているうちに、目が合った。
- 512 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/28(火) 22:39:11 ID:WVrfsEdY0
- >>511
「あうあう〜?」
【不思議そうな顔でじっと見ている】
「…こんばんわなの〜」
【だが、のんきに頭を下げた】
- 513 :帽子の男:2010/09/28(火) 22:42:16 ID:/55Xo8R60
- >>512
「……ん、ああ、こんばんは」
新聞から目を離した。
「……これ、君達が倒したの?」
新聞の写真を、ディスに見せてみた。
- 514 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/28(火) 22:45:49 ID:WVrfsEdY0
- >>513
「あう〜…これなの?」
【不思議そうに写真を見つめる】
「えっとなの…うん!みんなでたおしたなの!
『でぃす』だけじゃなくてなの〜!」
【大きく頷いた】
- 515 :帽子の男:2010/09/28(火) 22:50:05 ID:/55Xo8R60
- >>514
「……へぇ、凄いな。
その時の話、良かったら聞かせてもらいたいんだけど」
新聞を置くと、テーブルから身を乗り出す。
- 516 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/28(火) 22:54:06 ID:WVrfsEdY0
- >>515
「あう〜…あのときのことはきりがもやもやでってことばっかりなんだけどなの…」
【しばらく考えた後に口を開く】
「えっとなの…さいしょ『でぃす』だけだったんだけどなの…
みんながあつまってきてたのもしなってことでなの…」
【ディスの話はどこか抽象的なことが多くて難しい】
「で、あおいひとがきたらこのひとがおっきなくもさんになってなの…」
【その後ディスは事の顛末をやや抽象的に説明した】
- 517 :帽子の男:2010/09/28(火) 23:00:00 ID:/55Xo8R60
- >>516
「あ……青い人?
怪人が二人居たってことか?
でかい蜘蛛……?」
やはりちょっと理解しがたいようだ。
「青い怪人の外見はどんな感じだった?」
- 518 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/28(火) 23:04:09 ID:WVrfsEdY0
- >>517
「あうあう、あおいひとはなの…
なんだかおさかなさんみたいでなの…」
【上の方を見ながら首をかしげる】
「みずをいっぱいだしたりしてたの…
で、そのひとがここをさわったら」
【お腹のあたりを指差す】
「おっきなくもさんになったの!
あ、そういえば【すけーる】っていってたの!なまえかなの〜…」
- 519 :帽子の男:2010/09/28(火) 23:10:28 ID:/55Xo8R60
- >>518
「……魚……一番近いのはこれか」
手荷物から、複数枚の写真を取り出す。
その写真を、ディス見せる。
「こんな感じか?」
その写真は、どこかの大昔の壁画の写真のようだった。
人の形のその絵は簡略化されているものの、明らかにあの青黒い怪人の姿をしていた。
「やっぱりこの紋章が大きく関係してるのか……」
他にも写真を何枚か取り出す。
その写真は、あのベルトに刻まれていた、2つのXを重ねたような紋章の壁画の写真だった。
- 520 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/28(火) 23:13:29 ID:WVrfsEdY0
- >>518
「あうあう、にてるの…
あおいひとのえなのかなの?」
【じっと壁画を見て言う】
【そして紋章の写真を見ると】
「あうあう!あのひとたちにこのもようがついてたの。
このあたりになの!」
【自分のおなかのあたりを指差しながら言った】
- 521 :帽子の男:2010/09/28(火) 23:18:35 ID:/55Xo8R60
- >>520
「本当か!
これは観測局に連絡を取らないといけないかもな……!」
興奮しながら写真を見ながら呟く。
「これは異能都市の近くにある2000年前の遺跡で見つかった壁画なんだ。
何かを封印する役割だったって研究結果が出てるけど、まさか復活してるとはな……!」
更に4枚の写真を取り出す。
そこには、まだ見ぬ怪人と思しき人の形が描かれていた。
- 522 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/28(火) 23:21:42 ID:WVrfsEdY0
- >>521
「あうあう、なんだかたいへんなことみたいなの…
うー、よくわからないけどなの」
【ディスも若干慌てている】
「あう〜…ずっとまえからいたひとたちってことなのかなの…
まだいっぱいいるのかなの?」
【心配そうな顔で写真を覗き込む】
- 523 :帽子の男:2010/09/28(火) 23:29:09 ID:/55Xo8R60
- >>522
「さぁ、遺跡にはこの5人のほかにも、
怪人の絵は描いてあったけど、丁寧に残ってたのはこれだけだった」
崩れた壁の写真を取り出した。
確かに絵は描かれているが、不鮮明でわかりづらい。
- 524 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/28(火) 23:32:38 ID:WVrfsEdY0
- >>523
「あう〜…よくわからないなの…
もっといるのかなの・・・このひとたちだけなのかなの…」
【不安そうに見る】
「えっと、もっとあのひとたちがくるかもしれないってことなの?」
- 525 :帽子の男:2010/09/28(火) 23:40:24 ID:/55Xo8R60
- >>524
「……それはもっと調べないとわからないな」
写真を眺めながら呟く。
「とにかく、気をつけた方がいい。
もし思い出したり怪人を見たりしたら、また教えてもらっていいか?」
写真を仕舞いながら言った。
- 526 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/28(火) 23:42:13 ID:WVrfsEdY0
- >>525
「あう〜…たいへんなことになったの〜…」
【心配そうに言った】
「・・・うん、またみつけたらおしえるからなの…
えっと…そのときはどこにいったらいいのかなの?」
【首をかしげて言う】
- 527 :帽子の男:2010/09/28(火) 23:49:01 ID:/55Xo8R60
- >>526
「あ、忘れてた。
これでいいかな」
そう言って名刺を取り出した。
《伊吹清次(いぶきせいじ)
須道考古学研究所職員》
名刺にはそう書かれていた。
- 528 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/28(火) 23:51:24 ID:WVrfsEdY0
- >>527
「あうあう、ありがとなの!」
【微笑みながら名刺を受け取った】
「えっと…けんきゅーじょ…
ここはどのあたりにあるのかなの?」
【そう言って首をかしげる】
- 529 :伊吹 清次:2010/09/28(火) 23:56:01 ID:/55Xo8R60
- >>528
「ああ、歪みとかがなければ、ここから西に10分ほどで着くよ」
西の方角を指差して言った。
「博物館も併設されてるからわかりやすいと思うけど」
- 530 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/29(水) 00:04:10 ID:WVrfsEdY0
- >>529
「うん!わかったの!
えっと、『いぶき』なの!」
【軽く微笑んで言った】
「はくぶつかんもあるなの…
あうあう、よくおぼえておくなの!」
【そう言って大きく頷いて言うと】
「あうーそろそろおうちにかえるなの…
またねなの〜!」
【そう言ってディスは足早に去っていく】
「おそとはあぶないからねなの〜」
【そう言いながら手を振った】
- 531 :伊吹 清次:2010/09/29(水) 00:05:57 ID:/55Xo8R60
- >>530
「ああ、貴重なありがとう」
ディスに向かって手を振り返す。
「さて、仕事が増えちまった……。
趣味みたいなもんだからいいけど」
喫茶店から出て帽子を被ると、西に向かって歩き出した。
- 532 :虚:2010/09/30(木) 19:39:24 ID:PBnIervYO
- 「今日も依頼は、無しと……平和だなぁったく」
郵便受けにあるのはケバケバシイチラシだけだ。裏が白紙ならまだ覚え書きに使えるのに、ご丁寧に両面ビッシリ商品紹介が乗っている。
貯金も大体あと一月で底をつく。営業努力が足りなかったか。しかして殺し屋の営業努力とはなんであろうか?
(考えるのも面倒くせぇ)
果報は寝て待つものだ。どっしり構えて野垂れ死ぬのが自分の生き様である。
ガチャガチャと壊れそうなアパートの階段を降りて、繁華街へと歩を進める。とりあえず飯でも食いに行こう
しかし作務衣だけでは少し肌寒い。そろそろ半纏の出番か……
- 533 :セシベル・S・コープス:2010/09/30(木) 19:44:30 ID:koJFxfG.0
- 世界の子どもたちに愛の手を!
愛の手を! 愛の足を! 愛の弾丸を!
そして今日はァァァァァーーーーーーーーーー
愛のホットッッッッ
ケーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッッッッッッッッッッッk!!!
【興奮のあまり、発音的には「ケーック」とまでしか言えていない】
【普段の露出激しいコート(?)+ジーンズの上から厚い布で仕立てられたピンク色のエプロンを身に纏い】
【長い金髪は後ろでポニーテールに束ねている】
【そして両手には大皿、その上には大量のホットケーキが乗っかっている】
バシッ バシッ
さーーーーーー食べろ! 美味いぜ多分な!!
【通りかかる人々の顔面にパイのごとくスポンジ生地を投げつけ、ケラケラ笑いながら進行中】
【なぜか女性には丁寧に手渡しだが。】
- 534 :虚:2010/09/30(木) 19:50:34 ID:PBnIervYO
- >>533
まことこの都市の日常とはすなわち異常であることだよ、などと考えつつ、そちらに語りかける。
「……おぅい!出来れば普通に頂きてぇなぁ!」
- 535 :セシベル・S・コープス:2010/09/30(木) 19:57:44 ID:koJFxfG.0
- >>534
いいぜ、いいぜ、そういうならいくらでも普通に食わせてやる……いや、
喰らわせてやる!
【両手に大皿を乗せたまま腰だめに構え、大口を開けて笑う。ぐらりとうず高く積まれたタワーが揺れ】
さぁ食らえ! 食らえ! 食らえ! 食らえ! 俺の全身全霊のオモテナシだ!
全てを平行に扱う俺は例えこの一撃でみんなに配る分がなくなろうとも構わんッ! 食らわせてやるねッ!
【虚めがけて放り投げた! ホットケーキの洪水が虚を頭から飲み込もうと降り注ぐ!】
- 536 :虚:2010/09/30(木) 20:06:14 ID:PBnIervYO
- >>535
「……おおぅ、クレイジー…!」
迫り来るホットケーキをその身体から溢れる倦怠感からは想像も出来ない軽快なフットワークで避けはじめた!
ねぇ、知ってる? どうやったって避けれない面攻撃だってあるんだよ。
数秒後、アワレにもホットケーキに埋もれる黒髪の雑魚がいた。
しかし、味さえまともであれば己の勝利だ!食費が浮く!
灼熱ホットケーキ地獄、喰らい尽くしてくれるとがぶりといただく。
- 537 :セシベル・S・コープス:2010/09/30(木) 20:18:06 ID:koJFxfG.0
- >>536
【味は……よくあるホットケーキミックスで作られた超無難な味】
フ、フ、フ、フ、フ、フ、フ!! また一つの食欲を救ってしまった……。
【顎に人差し指と親指の二本指を沿わせてくっくっと喉を鳴らし】
やれやれ、しかしどうしたことか落ちてしまったではないか……空中で食い切ってくれないと。
【地面に膝を抱えるようにしゃがみ込んで、ホットケーキの一つを指でつまみ上げる】
- 538 :虚:2010/09/30(木) 20:25:12 ID:PBnIervYO
- >>537
「水分が足りん……」
もっ、と山の中から顔を出す、ホットケーキをかじるおっさんであった。
「そして何だその無茶振りは……そこまで旺盛な食欲はねぇ」
そう言った口でがふがふと新たな獲物(ホットケーキ)にかじりつく。
「今日も平和(いじょう)だなぁったく……!」
がしがしと頭をかきむしる
- 539 :セシベル・S・コープス:2010/09/30(木) 20:31:24 ID:koJFxfG.0
- >>538
掻くな、フケが入る。
水だったら……
【周囲を見回す。自販機は無い】
【店にはなんだかんだでホットケーキを食べてる人が水分求め混雑中】
唾液ッ!!!!
【グッと親指を力強く立てて笑顔を煌めかせる】
【それからエプロンを剥がし取り、大皿をまとめてエプロンで包んでそこらの家のガラスに叩きつけてひと息つく】
ふーーーー……飽きた。
【口にホットケーキを咥え、髪ゴムも外して放り投げた】
- 540 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/30(木) 20:34:04 ID:WVrfsEdY0
- 「ふう、つかれたの…」
【一人の少女がとあるお店のいすの上でうなだれていた】
「・・・やっぱりとっくんはやりすぎないのがいいかなの…」
【結構お疲れな顔である】
- 541 :虚:2010/09/30(木) 20:42:37 ID:PBnIervYO
- >>539
「なんと投げやりな愉快犯め……」
いいつつも食べる。まだ食べる。後で自宅で水道水がぶ飲みすればよし。
「まあ食費的には助かったから良しとしよう……そうしよう」
こっちはこっちでダルダルだ。
- 542 :セシベル・S・コープス:2010/09/30(木) 20:47:30 ID:koJFxfG.0
- >>540
ガシャーン!!
【突然ガラスを叩き割って飛び込んでくる布の塊】
【地面に当たると重量のある低い音を立てて転がり、中から大皿がごろりと二枚転がった】
>>541
貴様は何者だ? ニートか? ニートなのか?
働かざるもの食うべからずというが、働いているから食えないのは当たり前であり
そこを食うべからずと言って切り捨てるのはいささか情にかけると思う俺だから例え君が
ニート!
【ずいっ】
例え君が!
【ずいっ】
ニートであろうと!
【ずいっ】
俺は気にせん。存分に食らうといい。
【近づけた顔を引き、ホットケーキをさっさと食い終わって手持ち無沙汰にどこからか拳銃を二つ取り出す】
【そしてリボルバー式のそれを宙に投げてジャグリングを始めた】
- 543 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/30(木) 20:51:58 ID:WVrfsEdY0
- >>542
「??…なにかなの?」
【顔をあげて大皿を見る】
「あう〜…ゆっくりしたいんだけどなの…」
【ため息をつきながら割れた箇所から外を覗き込む】
- 544 :虚:2010/09/30(木) 21:02:58 ID:PBnIervYO
- >>542
「バカやろう依頼が無くて開店休業だバカやろう」
水分不足をものともせずホットケーキを嚥下してから、愚痴る。
「お前さんはあれだ、躁の気があるな。病院に行け……職業はまぁ、誇れるもんでもねぇから黙秘だ……クール」
ひゅう、と口笛を吹く、真似をしてジャグリングを眺める。
>>543
「すまねぇなガキンチョ!こっちの金髪のせいだ!殴って良いぞ!」
勝手に殴る許可を出すおっさんであった
- 545 :セシベル・S・コープス:2010/09/30(木) 21:09:03 ID:koJFxfG.0
- >>543
む……これは殺気!
俺に殺意を向けるとは超クール!
【くるっとその場ターンを決め、伸ばした手に拳銃のグリップが吸い込まれるように落ちる】
そっこだァあああ!
ガンガンガンガンガンガン!!!
【間髪入れずに吹きすさぶ鉛の嵐! 狙いは荒く窓の中に入らず壁や窓枠を削るだけだが】
出て来い暗殺者! さもなくば容赦なく撃つ!
【もう撃ってます。空薬莢を排出……】
……? 意外と難しいな……。
【両手に持ってるためリロードにかなり手間がかかってる。銃離せばいいのに。】
>>544
病院には一度行ったことがあるが……注射器を壊して以来行かないことにしてる。うむ。
【苦い顔をして眉を寄せ】
【唐突にふんふん唸りながら男を眺める。なるほど強そうな身体だが…】
ヒミツの職業か……俺は筋肉はあっていいがもうちょっと若いほうが好みだな。まぁコアな層には人気があるのカナ。
【誤解の方向としては最低の方向に誤解して、バカスカ銃を>>543に撃ちまくった】
- 546 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/30(木) 21:11:11 ID:WVrfsEdY0
- >>544
「あう〜。そっかなの…
こわしたのはあのひとなんだなの〜」
【店から這い出して金髪に目を向けた】
>>545
「あうあう?なにかとんできたの…」
【辺りを見回して首をかしげた】
「あう!あのひと!
『せしべる』なの!」
【驚いた顔でやや離れた場所で見つめる】
- 547 :虚:2010/09/30(木) 21:18:03 ID:PBnIervYO
- >>545
「何だそりゃ、っておーおー、好き勝手やりなさる……!」
もう遅いだろうが、一応斜線上に割り込む。
「暗殺者が一々殺気出してりゃ世界は平和だろが…そして怒らんからどんな職業に見えたか言ってみ?怒らないから」
今度はこちらからズイ、と近付いて
>>546
「無事みてえだな……しかしクレイジーな奴だ」
ディスの方を見て安否を確認すると、冷や汗を流す
- 548 :セシベル・S・コープス:2010/09/30(木) 21:29:32 ID:koJFxfG.0
- >>546
む? どこかで見たような顔。
【見る。ディスとは何度か面識があるが……見た途端に悲しそうに眉を下げ】
オーマイベイビー! 君が敵だったなんて! これも悲しい運命……!
ならばその運命を出来る限りペインフルに片付けてやるのも俺の使命か!?
【全弾装填、また窓に向けるが>>547に遮られる】
>>547
俺は暗殺者じゃないが殺気出すぞ?
【だからどうした。】
アッハァハーそれは君の言葉を借りて言おう。『黙秘だ、クール』。
【拳銃のガードに通したまま細い人差し指を虚の唇に近づけてケラケラと笑い、ある程度笑い終わってから】
あ、普通に男娼かと。
【あっさり言い放つ】
- 549 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/30(木) 21:32:38 ID:WVrfsEdY0
- >>547
「あうあう、へーきへーきなの。
あたらなかったからなの〜」
【嬉しそうに手を振る】
「じょーぶだからなの〜」
>>548
「あうあう!ちがうなの!
よくわからないけどとにかくてきじゃないなの〜!」
【慌てて大きく手を振る】
「う〜…あぶないなの」
【怖がりながらディスはその辺を歩き回る】
- 550 :虚:2010/09/30(木) 21:40:46 ID:PBnIervYO
- >>548
「オーケイ」
ヒュッと風を切って拳骨がセシベルの頭部を狙う。
「というか出すなそんな胡乱なもんを……後、少なくとも春をひさぐ事は無い」
>>549
「よくわからんが、コレの知り合いなのか?隠れてた方がいい気がするんだが……」
なんか廃テンションのセシベルを見て思う。
- 551 :セシベル・S・コープス:2010/09/30(木) 21:50:12 ID:koJFxfG.0
- >>549
両手を挙げて大人しく投降しろォーさもなくばその可愛いオデコに尻の穴が増える事になrブッ
【額を小突かれる→セシベルの能力『相手の身体強化(接触時)』→威力増大】
ガンッ!
【セルフコンボ3HITで地面に勢い良く側頭部を叩きつけた】
ぬ、……ぐ、ぐむ……うろんってなんだ、あとひさぐってなんだ……ゲフ。
【カクンと力無く地面に頬をつけて横たわる】
>>549
【男に殴られ地面に倒れ伏したあと、むくっと起き上がると】
お、オジョーチャン……俺はもう、駄目なようだ……暴漢に襲われた……
最後にひとつだけ…頼みがある。俺の女房に伝えてくれ……
愛して……いた、と……。
【また演技っぽく手を震わせながらつぶやき、また倒れた】
- 552 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/30(木) 22:00:44 ID:WVrfsEdY0
- >>550
「あうあう…たしかにあぶないかもしれないなの…
う〜ん…わるいひとではないとおもうんだけどなの…」
【少し不安げに言う】
>>551
「あうあう!へーきなの?」
【ディスは不安そうに駆け寄って行く】
「えっと…すぐにびょーいんにつれてくの!」
【そんなことを言いながら包帯を伸ばしていく】
- 553 :虚:2010/09/30(木) 22:06:00 ID:PBnIervYO
- >>551
「大袈裟だな……ってオーバーリアクションでダメージ受けてどうすんだ」
近付いてしゃがみこんでほっぺたをペチペチて手の甲で叩く
「無事かー」
※当然虚はセシベルの能力をしりません
>>552
「悪い人じゃなくても危ないなら駄目じゃねぇ?おおぅ」
包帯を伸ばすディスを見て少し驚く。
「よし、寸劇に付き合う間も無く病院送りにしてやれ包帯っこ!」
- 554 :セシベル・S・コープス:2010/09/30(木) 22:11:24 ID:koJFxfG.0
- >>552-553
おおっと! 騙されたな実は今のは俺の巧妙な演gぎゃああああああああ
【立ち上がろうとした矢先、>>553でバッシバッシと叩かれる】
【実際力を入れてないのだが、自動で強化された手の甲は頬が赤くなるくらいの威力になった】
やめ、ちょ、やめっ
【手足をぴくぴく痙攣させてもがく様は死にかけの虫を彷彿とさせる。かも。】
- 555 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/30(木) 22:13:47 ID:WVrfsEdY0
- >>553
「あうあう?おどろかせちゃったかなの?」
【少し申し訳なさそうに言う】
「あう〜!じゃあびょーいんにつれてくなの!」
【包帯を伸ばしながら真剣な表情で言う】
>>554
「えっと…なんだかとってもいたそなの!
びょーいんつれてくからなの!」
【ディスは全く気付かずに包帯を伸ばして巻きつけようとしている】
- 556 :虚:2010/09/30(木) 22:15:58 ID:PBnIervYO
- >>554>>555
「……流石にこりゃ自演じゃねーか。どういう理屈かは知らんが」
はたいてた手を止め、すっと差し伸べる。
「すまんな、立てるか?それとも包帯ぐるぐる巻きのがいいか?」
病院に送ってもあんまり問題ない弱りっぷりに若干バツが悪そうにしている。
- 557 :セシベル・S・コープス:2010/09/30(木) 22:24:05 ID:koJFxfG.0
- >>555
ぬおおおおおおお……まだダイジョーブゥぅぅうううう……!
【包帯でぐるぐる巻かれながら起き上がる。わりにタフだ】
フフ、やるじゃないか少女。礼と言っちゃなんだが俺が添い寝してやろう、ン? 遠慮はいらんぞ?
ちょっと硬い床だがなぁに俺が下になってやるハッハァー。
【座っている隣の地べたをぽんぽん叩き笑っている。結構タフだ。ボロボロだけど】
>>556
病院は死んでもいきたくないね!
【首をぐりんと90度曲げてそっぽを向き】
注射も痛いし。あと金もないし。
- 558 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/30(木) 22:28:28 ID:WVrfsEdY0
- >>556
「あうあう…えっと…
あんまりけがしてるひとたたいたらあぶないなの」
【少し心配そうに言う】
「・・・だいじょぶなのかなの…」
【真面目に不安そうな顔である】
>>557
「あうあう。げんきそでよかったなの!」
【ディスは普通にうれしそうな顔をした】
「あう〜…ほかのひとのところでねるのは
ふあんなの…」
【ディスは困った表情で言った】
- 559 :虚:2010/09/30(木) 22:32:32 ID:PBnIervYO
- >>557
「ふぅん、減らず口を叩ける余裕があるなら平気だな」
「というか、何だ?体質なのか?その過剰ダメージは…金貰って実験動物になってこいよ」
治験なら金貰えるし一石二鳥ではないか?流れ的に観測する機器を壊しそうな気もするが
>>558
「そうか?こいつ、爆発とかに巻き込まれてもアフロになって出て来るイメージしか沸かん……」
虚は、立ち上がる。関節がグキグキとなった。
初対面にそう言わしめる程にカオティックな印象を与えたセシベルさんでした。
- 560 :セシベル・S・コープス:2010/09/30(木) 22:41:24 ID:koJFxfG.0
- >>559
それ以前に俺は…カネというものを好かんのだ……。
なぜならそれは――おっと?
【不意に言葉を切り……こめかみに指を当ててトントンと数回叩き】
……トイレが俺を呼んでいる。
【まったく意味の分からない言葉を呟いた】
>>558
そうかそうか、なら仕方ない君の家に行って寝ようか。
なぁにそのうち慣れるさフ、フ、フ、フ!!
【笑い方がヤバい人の笑い方。】
……さて、セクハラはさておき。
【手をパンと叩いて仕切りなおし。地面に落ちた銃を拾って袖の中に仕舞う】
俺は急にウォシュレットを押し逃げしたい気分になった。失礼。
【そう言うが早いか、すぐさまスタスタとその場から早歩きで去ってしまった】
- 561 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/30(木) 22:45:08 ID:WVrfsEdY0
- >>559
「あう、そんなことあるのかなの?
ふしぎなひとなの〜…」
【感心するような顔で言った】
>>560
「あうあう!『ろざりあ』がおこるかもしれないから
おうちにつれてくのはむずかしの…」
【少し申し訳なさそうに言う】
「あうあう〜。またねなの…」
【大きく手を振って見送った】
「……どんなきぶんなのかなの?」
【やや不思議そうに首をかしげながら】
- 562 :虚:2010/09/30(木) 22:51:59 ID:PBnIervYO
- >>560
「嵐のような奴だ……」
その去り方に呆然てしながら見送る形になった。
>>561
「……俺も帰るか?腹も満たしたし」
喉がカラカラなのだ。舌がスポンジみたいになってる。水分を補給せねば……
- 563 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/30(木) 22:57:26 ID:WVrfsEdY0
- >>562
「あうあう〜。おなかいっぱいなんだなの〜。
だったらおうちにかえったほうがいいのかなの〜。」
【微笑みながら言う】
「・・・あう〜?
なんだかくるしそにみえるなの…」
【喉のあたりを見て言う】
- 564 :虚:2010/09/30(木) 23:02:11 ID:PBnIervYO
- 「あぁ……喉というか口な。水が欲しい……」
そういうとふらりと来た道を戻っていく。「ま、家に帰って蛇口を捻れば解決だ」
- 565 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/30(木) 23:05:04 ID:WVrfsEdY0
- >>564
「あう〜。おみずは…
このあたりにあるのかなの」
【少し不安そうにあたりを見る】
「あ、ほら。あそこからでてくるの!」
【たまたま見つけた自販機を指差して言う】
- 566 :虚:2010/09/30(木) 23:10:56 ID:PBnIervYO
- >>565
「……お、マジだ。サンキュー包帯っこ」
つかつかと自販機に向かうとガシャコンガシャコン何やら買う。
そのままそちらにポイッと缶ジュースを投げてよこす。
「礼だ、やるよ。安い礼だが」
キュッとペットボトルの蓋をあけ、お茶をちみちみ飲みながら言う。
- 567 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/30(木) 23:13:03 ID:WVrfsEdY0
- >>566
「あうあう、どいたしましてなの!」
【嬉しそうに言う】
「ありがとなの!
『でぃす』もつかれてたからなの〜」
【そう言って缶ジュースを手にとり、ごくごく飲み始めた】
「あう〜、おいしいの〜!」
- 568 :虚:2010/09/30(木) 23:20:58 ID:PBnIervYO
- 「包帯っこはディスって言うんか。何か変な名前だな」
くい、とペットボトルを傾けながらそんな事を言う。
少し強い風が二人の間を駆け抜けた。
「おお寒っ、ディスも風邪には気を付けな。風の子っても風邪はひくんだ」
さぶいさぶいと言いながら、男はその場を去っていった。
- 569 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/30(木) 23:24:27 ID:WVrfsEdY0
- >>568
「あう〜?へんかなの?
『でぃす』はすきだけどなの〜」
【不思議そうな顔で言った】
「あうあう〜。わかったの。
きおつけてねなの〜」
【微笑みながら手を振って見送った】
「ふー…『でぃす』もかえろなの〜」
【ジュースを飲みながらディスは去って行った】
- 570 :愛香:2010/10/01(金) 20:05:11 ID:7gFzKdaU0
- 異能都市公園。
そこのベンチに白衣の少女が座っている。
少女の目の前には、全長5メートルほどのロボットが置かれている。
――イージスではない。
そこにある機体は、愛香の物だ。
機体に近づき、その表面を撫で、呟く。
「……動力を、どうしましょうね」
普通ならば魔力を増幅する機関を組み込めば動くのだが、愛香にはほぼゼロと言ってもいいほどの魔力しかない。
故に戦闘ではなく、技術屋としてレジスタンスに貢献していたのだ。
しかし、みなが戦うのを見て、愛香も戦いたくなった。
故に、力を得るために秘密裏につくっていたのが、コレ。
機体名アグニ、火力と速度に特化した機体だ。
しかし、問題が一つ。
そう、動力だ。
魔力を増幅するにしても魔力が無い愛香にはこの機体を動かすことが出来ない。
なにか他の方法の動力を組み込まなければいけないのだった。
そんな技術を持つのは、レラぐらいだろうか。
空を見上げ、愛香はため息をつく。
- 571 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/01(金) 20:09:13 ID:9qS3TsAM0
- その男は小さな電子端末を手にしていた。
画面には無数のウィンドウがあり、さらにその中で目まぐるしく文字が流れる。
「……つまらーん、つまらんぞ非常に」
電子端末を宙に放り投げると、それは虚空に消える。
《瞬間移動》だ。
「この退屈さ加減を素敵に愉快に解消してくれるインタラスティングな出来事は無いのか――ん?」
と、その男は巨大なロボ――と、その隣に居る少女に気が付く。
「――やあ、愛香君。久しいな。
時にその面白そうn……浪漫が溢れる機体は君の物かな?」
- 572 :愛香:2010/10/01(金) 20:10:54 ID:7gFzKdaU0
- >>571
声が聞こえ、振り向く。
「……あ、灰堂さん」
テンションが低い。
「はい、私の何ですけど……」
機体を見上げ、ため息。
「はぁ……」
- 573 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/01(金) 20:14:15 ID:9qS3TsAM0
- >>572
「……んん? どうかしたのかね。
マッドでバッドな君は何処へ行ったんだ」
茶化すようにそんな事を言い、機体を見上げる。
「ふーむ……しかし素晴らしい出来だな。
溜息を吐くような点がどこにあるんだね?」
- 574 :愛香:2010/10/01(金) 20:16:16 ID:7gFzKdaU0
- >>573
「はは、今日はお休みです」
苦笑し。
「……ええ、素晴らしいと自負できる出来です。多分アテナさんやオイジュスさん。
アルバトロスの皆が操縦すれば、素晴らしい性能を発揮すると思います」
でも、と続ける。
「……私が操縦するなら、動力が問題なんです」
寂しげな顔で。
- 575 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/01(金) 20:20:39 ID:9qS3TsAM0
- >>574
「動力、か……」
なるほどなるほど、と頷く。
「……私は魔法や魔術に関しては疎いので、あまり力に成れそうに無い」
きっぱり。
切り捨てるように言いきって、それから灰堂は更に言う。
「が、それを魔力以外の“何か”で動くように出来れば問題無いのでは無いか、と思う。
……無論、そう旨い話は無いだろうが」
さてどうしたものか。
小さく呟いて腕を組み、長考。
- 576 :愛香:2010/10/01(金) 20:24:06 ID:7gFzKdaU0
- >>575
「私は、魔力が殆ど無いので。他の動力を見つけなければいけないんです」
アグニを見上げ。
「……実は、設計図は出来てるんです。理論も全部」
背中にしょったバックパックからアームが伸び、コンソールを目の前へやる。
コンソールを操作し、宙にホログラムの画面を展開する。
「ただ、設備が無くて……、そろそろ持ち合わせた器具でのイージスの補修も限界ですし、ね」
- 577 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/01(金) 20:29:21 ID:9qS3TsAM0
- >>576
「奇遇だね、私も魔力なんて物とは無縁だよ」
そう笑って、愛香の言葉を聞く。
「……おぉ、これはまた――」
食い入るようにホログラムを隅々まで見て、
「ほぉ……ふーむ……へーぇ……」
そしてまた姿勢を戻して。
「完璧――とまでは行かないが、それなりの設備なら“我々”が提供できるだろう。
どうだ、私に力を貸させて貰えないかな?」
- 578 :愛香:2010/10/01(金) 20:30:58 ID:7gFzKdaU0
- >>577
「ふふ、仲間ですね」
微笑む。
「……多分コレで十二分の動力は確保できる予定です。理論上は」
ホログラム画面を操作し、無数の計算式や、構造図を展開していく。
「……えと、いいんですか?」
喰いつくように身を乗り出しながらも、一応遠慮して聞く。
- 579 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/01(金) 20:35:58 ID:9qS3TsAM0
- >>578
「仲間――うむ、いい響きだ」
噛み締めるように繰り返す。
「なぁに、設備なんて腐るほどあるんだ。気にしなくてもいい。
それに、宝の持ち腐れは良くないだろう。それに――」
殆ど独り言のような調子で。
「――悪事に使われるよりも、その方が設備のためにも為る」
「さあ、準備はいいかね? 愛香君」
言うと灰堂は屈みこんで、右手を少女に差し出した。
- 580 :愛香:2010/10/01(金) 20:37:33 ID:7gFzKdaU0
- >>579
「ふふっ」
うれしそうだ。
そして、灰堂の話を聞き。
これまでのおt込み用から一転、眩しい笑顔で頷く。
「……ハイッ!よろしくお願いしますッ!」
- 581 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/01(金) 20:41:27 ID:9qS3TsAM0
- >>580
「くくっ。元気で宜しい。では――」
言うと愛香の手を取り、
「――到着だ」
気が付くとそこは小さなプレハブ小屋の前だった。
あっという間だった。
余りに不自然なほど、何事も無く場面が切り替わったかのように。
「……どうやら、私にもまだ進歩の余地はあったようだ」
楽しげに小さく笑うと、プレハブ小屋へと入って行く。
「さ、来たまえ。ここが私の城だ」
ドアの横に掛けられた木の看板。
『第三研究科第8110号研究室』の文字。
- 582 :愛香:2010/10/01(金) 20:43:36 ID:7gFzKdaU0
- >>581
「わ、わわ……」
突然景色が切り替わり驚く。
辺りをキョロキョロ見回していると、灰堂がプレハブへと入っていくのを見て、付いていく。
視線の端に、看板が入る。
「『第三研究科第8110号研究室』……、なんかの組織のものですかね」
つぶやきつつドアを開け、中に入る。
「おじゃまします……」
- 583 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/01(金) 20:49:36 ID:9qS3TsAM0
- >>582
ドアを開けると、そこに広がるのは殺風景な部屋。
灰色のオフィス机と椅子。
ファイルの詰まった本棚が二つ。
マットレスが置かれただけのベッド。
そしてパステルイエローの仕切り。その向こうから聞こえるのは機械の駆動音。
「さて、我々から力を貸すに当たってひとつ。知っておいて欲しい事がある」
きぃ、と椅子を軋ませ腰を下ろす。
「私は――まぁ端的に言えば『わるいひと』だ。
今更何をと思うかもしれないが、それでも君は私に力を貸させてくれるかい?」
- 584 :愛香:2010/10/01(金) 20:54:08 ID:7gFzKdaU0
- >>583
中を見回している。
(うわぁ、なんにもないや)
そして、灰堂が話し始めたのを聞き、向き直る。
「……」
真面目な顔で話を聞く。
そして、灰堂の問いに、綻ぶような笑みを浮かべ。
「えへへ、あの。実は結構前に気づいてました、黒金さんから名刺もらったんですけど」
バックパックから名刺を取り出す。
黒く塗りつぶされていたで有ろう部分のインクが分解されて、その奥の文字が顕になっている。
カノッサ機関の、文字だ。
「カノッサ機関……この世界の組織、ですよね?色々自力で調べましたけど、悪い組織だとは思います。
その組織に属す灰堂さんも、そういう人だとは予想がつきますし、ね」
しかし、笑顔は明るい。
「……、研究者としては、灰堂さんは信用できる、そう――思えます。なので私に、力を貸してください!」
頭を下げる。
- 585 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/01(金) 21:02:36 ID:9qS3TsAM0
- >>584
「む……私のアイデンティティである良く分からない人がいとも容易く崩れてしまった。
……成程、鋼め。いい事をしてくれるじゃないか」
それでも灰堂は愉しげに笑う。
「……信頼されるというのも、悪くない」
愛香にも、灰堂自身にも聞こえない程小さく。
灰堂は呟いた――或いは、呟かなかった。
「宜しい。実に宜しい。恐怖を覚えるほどに喜ばしいよ、愛香君。
では私は、持てる限りの力を君に捧げよう」
ひゅっ――ごとごとごとん。
何かが起きて、幾つかの機器が床に転がった。
「一番いい装備を――げふん。一番いい設備を持ち出した。
自由に使ってくれ。事によっては私の知識でさえも使ってくれ」
乱雑に放り出された機器は、独りでに体勢を立て直した。
本棚から幾つかファイルが飛び出し、宙をゆっくりと舞う。
- 586 :愛香:2010/10/01(金) 21:07:28 ID:7gFzKdaU0
- >>585
「ふふ、よろしくお願いします。灰堂さん」
にこり、と花の咲く笑みを浮かべる。
そして、床に転がる機器を見て、近寄る。
「おお……」
いつの間にかゴーグルが装着されており、解析を既に初めている。
「ふむふむ……」
頷き、そして口元が……。
「うふ」
いつものマッド&クレイジーな笑みだ。
「うふふふふふふふふふ、ありがうふとうふふふふございます!うふふふふふふふふふ」
無数のホログラム画面が空中に展開され、バックパックからは大量の材料と、アームが飛び出し、複数の機械を同時に操作し始める。
さらに、アームがファイルを掴み、ぱらぱらとめくりスキャンをし始める。
千手観音が科学者になったようにも視える。
それ以前に、この同時作業を全てこなしているのがありえない。
- 587 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/01(金) 21:12:39 ID:9qS3TsAM0
- >>586 マッド・サイエンティスト
「これこそ……これこそが 凶科学者 の理想像だ……!!」
そんな愛香を見て、無駄に感銘を受ける研究者(28)がいた。
(……是非機関に欲しい人材だが、さて)
少し離れた所で足を組み、腕を組み、そして考える。
(彼女には仲間が居る、絆がある――だろう)
(無論、それは私が彼女を機関に引き入れた程度で崩れるような物では無い)
(……が)
と、そこまで思考して、灰堂は面倒になったのか作業を黙々と眺め始めた。
- 588 :愛香:2010/10/01(金) 21:17:14 ID:7gFzKdaU0
- >>587
機械は凄まじい勢いで操作され、ホログラム画面のデータと同期されていく。
あと30分程あればデータの以降は完了するだろう。
その間の時間も惜しいとばかりに灰堂の資料をひたすらスキャンし、コンソールに取り込んでいく。
「ふむふむ……面白い、あこの理論いただき、魔力じゃなくてもこんなに……うふふ」
魔力を必要とする技術が大半を占めていた愛香の世界。
この世界の技術は新鮮なようだた。
- 589 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/01(金) 21:22:28 ID:9qS3TsAM0
- >>588
(これ部下に怒られたり……いや、黙殺しよう。うむ)
いやうむじゃないが。
「……凄い研究意欲だ。是が非でも第三研究科に欲しいね」
何の気なしに言う。
思った事が口から出てしまった、というようだ。
「――――あーっ、と……これは駄目だ。君には刺激が強すぎる」
と、所々ファイルがアームに持っていかれないように《念動力》で回収したりして。
- 590 :愛香:2010/10/01(金) 21:25:36 ID:7gFzKdaU0
- >>589
「第三研究科、ですか。カノッサ機関の中でも変り種が多い……と聞きました」
操作を続けながら。
「……うーん、最近は機関部も部下が働いてくれるので、研究の仕事へってるんですよねぇ」
ため息を突きながら幼女千手観音マッドサイエンティストが言う。
「え、何が乗ってるんですか?」
回収されたファイルの中身が気になるようで。
- 591 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/01(金) 21:30:49 ID:9qS3TsAM0
- >>590
「あぁ、最高の職場だよ。
研究者(サイエンティスト)も、開発者(デベロッパー)も変人揃いでね」
「何、それは嘆かわしいな。
研究者の本分である仕事を部下に回すとは……部下から仕事を奪う勢いで動いてこそ、真の研究者だ」
キリッとか付いてもおかしく無い。
それなりに真剣な顔をして、灰堂は言った。
「あーあー駄目だぞ?
世界の真理が載ってるから。持ってかれるから」
ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン。
念動力と瞬間移動の合わせ技である。無駄遣いもいいところだ。
- 592 :愛香:2010/10/01(金) 21:33:25 ID:7gFzKdaU0
- >>591
「……面白そうですね」
割と真剣に呟く。
「いやぁ。まあ、皆さん私より年上なので。なんだかんだでマスコットキャラにされてたり……」
苦笑して。
「コレでも機関部の長何ですけどねぇ……」
操作は止まらず。
「むむむむ……」
アームが5本ぐらい灰堂に伸びていく。
- 593 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/01(金) 21:38:28 ID:9qS3TsAM0
- >>592
「面白いで済めばいいんだがね。
面白いし面倒だし騒がしいし混沌としているし奇特だし」
自慢げにそんな事を言う灰堂。
それは言い回しの問題では無いだろうか。
「あぁ……成程納得」
納得しちゃった。
超あっさり。むしろしっかり。
「くははは! 甘い、甘いぞ愛香君ッ!
その程度で私を捕らえられるとでもあっ」
自分に瞬間移動やら念動力やらを掛けすぎるせいでファイルの制御が甘くなり――宙に舞う。
- 594 :愛香:2010/10/01(金) 21:41:09 ID:7gFzKdaU0
- >>593
「おお……なんか凄いですね」
くすくす笑う。
「むー……。実力はあるんですッ」
データの同期が終わった。
「むむむむむ……あッ!」
アームを拘束で動かしていて、そのまま宙に浮かんだファイルをアームで鷲掴みにする。
手元にアームを寄せ、中身を確認しようとする。
中には何が描いてあるのだろうか。
- 595 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/01(金) 21:46:37 ID:9qS3TsAM0
- >>594
「超凄いぞー楽しいぞ愉しいぞー」
ふはははー、とタノしそうに笑う。
愛香の目に飛び込んでくるであろう最初の文字は、ファイルの表紙に張られたラベルに書いてある。
『人工生命の製造、及び運用に関する研究報告』。
「愛香君、それを見るのはあまりお勧めできないぞ?
……いや、見るのは別に構わないんだがね」
諦めたように超速移動をやめて、また回転椅子に腰掛ける。
- 596 :愛香:2010/10/01(金) 21:48:35 ID:7gFzKdaU0
- >>595
「……人工、生命……」
ゴーグルを外し、まじまじと見る。
「……」
無言でファイルを捲る。
「……あの、この資料に人工生命の寿命に付いての研究とか、有りますか?」
真面目な表情で。
- 597 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/01(金) 21:57:32 ID:9qS3TsAM0
- >>596
「寿命、か……能力を維持する関係上、ヒトと同じ程度の寿命は保つようにしてある。
その辺りの身体調整情報は、8枚目の資料に纏めてあるはずだ」
思い出すまでの所要時間はほぼゼロ。
こういう所の記憶力は素晴らしいようだ。
「……しかし、愛香君。何故人工生命の寿命なんk「ピリリリリリ」
言い掛けて、灰堂の携帯が鳴る。
「……なんだ。私は今凄まじく忙しいんだぞトナシ。君の失笑論文に付き合ってる暇は――
――……そうか、分かった。それならば私も動かざるを得まい。ああ、すぐに向かう」
ぴっ、と通話終了のボタンを押して、愛香の方へ向き直る。
「済まない、私は少しばかり野暮用ができてしまった。
資料や機材は持って帰ってくれて構わない。何かあれば名刺から連絡をくれると助かる」
それでは、と灰堂は片手を上げて。
消えた。
- 598 :愛香:2010/10/01(金) 21:59:36 ID:7gFzKdaU0
- >>597
「……八枚目ですか」
真剣な表情で、捲る。
そして灰堂の言葉に。
「判りました、大事に使わせてもらいます」
頭を下げ、見送る。
「……この世界の技術なら、ジェーンも……」
そうつぶやくと、アームで機械を持ち、公園へと帰っていった。
- 599 :酒呑屋 虎姫:2010/10/02(土) 23:03:04 ID:j1mIFl9I0
- 【とある路地、ボロ家屋(虎姫邸)】
【一階リビングで女が、僅かに唸る機械の前で立っていた】
……ヨーソロー。
簡易的に作ったけど、なんとかなったのかな?
生きてるのかもしらんけどさ……。
【ガラス張りの全高2m弱のカプセルを平手で叩いて、安いプラスチックを歪ませた手のひらサイズ焼酎ボトルを傾ける】
【あっという間に空になった容器を放り投げて、家の外に出る】
おーーーーー……暗いぜェ……。
【宵闇と僅かな街灯、月明かりで照らされた玄関で伸びをする】
【暗闇の中で黒い服が馴染み、白い頬の肌をほころばせる様子が一層際立った】
- 600 :白い女:2010/10/03(日) 21:15:03 ID:hGStfPTM0
- 【都市中央部から少し離れた場所にある空き地】
一人の女が夜空を見上げていた。
宙に浮く氷の球体の中に寝転がり、何処か難しそうな顔をしている。
ふと、球体に開いた穴から女の白い肌に雨粒が落ちる。
「雨、か……」
手元のカップに入った紫色の液体を飲み干し、今度は雨の降る夜空を眺めた。
- 601 :???:2010/10/03(日) 21:20:39 ID:7gFzKdaU0
- >>600
ザ……
ザザザザザザ……
空き地の空間にノイズが走る。
「む……、安定しないな」
ノイズが言葉を発する。
しばらくするとノイズが安定し、スーツを着た30代後半の男性の姿となった。
「ふむ、ここが異能都市か」
空き地を見回し呟く。
- 602 :白い女:2010/10/03(日) 21:24:26 ID:hGStfPTM0
- >>601
「……?」
尋ねるより先に、その姿を注視した。
氷の割れる音がする。
男がそれに気付くなら、氷の残骸の上に立つ女がそこに居る。
- 603 :???:2010/10/03(日) 21:25:53 ID:7gFzKdaU0
- >>602
氷の割る音が響く。
男はその音を聞き、振り向いた。
「おや、今晩は」
ニコリと微笑む。
格好は普通のサラリーマンのようである。
- 604 :白い女:2010/10/03(日) 21:29:23 ID:hGStfPTM0
- >>603
「今晩は」
向き合って返事をし、
「転位か、何か……かな?」
自分が少し前に感じた物と似たような物を感じ取った。
- 605 :???:2010/10/03(日) 21:30:47 ID:7gFzKdaU0
- >>604
「転移、とは少し違いますね。今の私は情報体ですし」
右腕にザザザとノイズが走る。
- 606 :白い女:2010/10/03(日) 21:38:44 ID:hGStfPTM0
- >>605
「情報体」
その言葉を復唱し。
「それはどういう事かな?」
尋ねる。
- 607 :???:2010/10/03(日) 21:40:21 ID:7gFzKdaU0
- >>606
「そう、ですね。本体は別にあってここにいるのは私の分身体と言った感じでしょうかね」
腕を組み、分かりやすい説明を考える。
「あ、ここに箱庭ってあるでしょう。こちらから箱庭にアクセスするのではなく、箱庭からこちらにアクセスするという感じですよ」
朗らかに言う。
- 608 :白い女:2010/10/03(日) 21:46:00 ID:hGStfPTM0
- >>607
「そうだね……」
右手の人差し指を向け。
「その「こちら」と言うのはココかな。それとも、キミの本体がある場所?」
箱庭の事は良く解らないが取りあえず聞くことにした。
- 609 :???:2010/10/03(日) 21:47:37 ID:7gFzKdaU0
- >>608
「んー……今本体はネットワークの中ですしねぇ。こちらはここと成りますか」
腕を組み考え込みながら。
「いやぁ、しかし此処が異能都市ですか……」
興味深そうに辺りを見回している。
- 610 :白い女:2010/10/03(日) 21:49:55 ID:hGStfPTM0
- >>609
「……」
小さく溜め息を吐く。
「済まないけど。キミの言っている事が全く解らないよ」
女は背後にある宇宙船に歩いていく。
「ここにき来てあまり時間が経って無いしね」
- 611 :???:2010/10/03(日) 21:52:15 ID:7gFzKdaU0
- >>610
女の歩く先を見て。
「……宇宙人さんですか?」
興味が女に移ったようで。
「いやはや、宣伝に来たのですがまさか宇宙人さんとは……」
- 612 :白い女:2010/10/03(日) 22:00:40 ID:hGStfPTM0
- >>611
「宇宙人では無いよ」
くるっと振り返る。上半身だけ。
宇宙船と言っても外見は珍しい色をした戦闘機なだけである。
「異世界人。と言った立場らしいね」
- 613 :???:2010/10/03(日) 22:02:27 ID:7gFzKdaU0
- >>612
「異世界人……はは、ますます面白いです。久々に調べたくなってきましたが……」
辺りの空間自体にノイズが走りはじめる。
「……おっと、自制しなければ」
苦笑する。
- 614 :白い女:2010/10/03(日) 22:06:51 ID:hGStfPTM0
- >>613
「僕はキミの事が少々、気に成るね。
……そのノイズの事とか」
雨が女の身体に絶え間なく刺さり続ける。
- 615 :???:2010/10/03(日) 22:10:46 ID:7gFzKdaU0
- >>614
「いやぁ、大した事じゃないです。ちょっとばかり仮想世界から現実に干渉できるだけですよ」
右手の平に棒状のノイズが走る。
しばらくするとワイヤーフレームの表面にテクスチャが張り付けられ、透明の刀身をもつ大剣が表れた。
「こういうふうにね」
- 616 :白い女:2010/10/03(日) 22:15:56 ID:hGStfPTM0
- >>615
「仮想世界から、ね……正直、興味は薄いよ。ごめんね」
と、いって居るも何処か悪びれた様子は無く、
どこかピリピリしている感じ。
- 617 :???:2010/10/03(日) 22:18:38 ID:7gFzKdaU0
- >>616
「ええと、機嫌を損ねてしまいましたかね」
苦笑して。
「迷惑でしたら直ぐ去りますので」
スーツのネクタイを直しながら言う。
- 618 :白い女:2010/10/03(日) 22:22:28 ID:hGStfPTM0
- >>617
「キミが嫌いな訳じゃない。ただ雨が余り好きじゃないんだ」
「ただそれだけだよ」
と、平然を装っているのが簡単に解るまでの怒り様。
- 619 :???:2010/10/03(日) 22:26:23 ID:7gFzKdaU0
- >>618
「……ふむ、ではいいものをお見せしましょう」
辺りにザザザザザザとノイズが走る。
しばらくすると辺りは晴れ渡った一麺の草原となっている。
「ようこそ、VRMMO、Firstへ」
スーツの男はいつの間にか鎧姿の戦士へと姿を変えていた。
- 620 :白い女:2010/10/03(日) 22:32:16 ID:hGStfPTM0
- >>619
「現実からの切り離し……こういうのは余り好きじゃないね」
短く。溜め息を吐く。
- 621 :???:2010/10/03(日) 22:35:56 ID:7gFzKdaU0
- >>620
「はは、そう言われると困りますね。現実から外れた仮想空間……それを作るのに人生をかけていますから」
戦士はサラリーマンと同じ笑みを浮かべ。
「今なら基本料金無料、ボーナス付きなんですが、登録してみませんか?」
営業スマイルで言う。
まあ恐らく目の前の女の発言からすると断られるだろうが。
- 622 :白い女:2010/10/03(日) 22:38:27 ID:hGStfPTM0
- >>621
「煩い。帰してくれ」
辺りをキツイ目で眺め、最後に男を睨む。
- 623 :???:2010/10/03(日) 22:40:15 ID:7gFzKdaU0
- >>622
「すみませんね」
予想どおりだった。
辺りにノイズが走り元の空き地に戻る。
「ふむ……営業の時間が近いですか……では、またいずれ」
深く頭を下げると男はノイズとなり消えていった。
- 624 :白い女:2010/10/03(日) 22:45:24 ID:hGStfPTM0
- >>623
「ああ、ありがとう」
そう返事をすると宇宙船に乗りこむ。
残り少ない燃料を確認し、起動させ。
「雨と幻想は嫌いだよ……」
そういうと何処かへと飛んで行った。
- 625 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/10/04(月) 22:20:09 ID:WVrfsEdY0
- 「…ふー、おなかいっぱいなの」
【一人の少女がとあるお店から外へ出てきた】
「…うーん…どこかでゆっくりしようかなの…」
【包帯を全身に巻いた少女が辺りを見回しながら歩き始める】
- 626 :武藏 新:2010/10/05(火) 21:23:18 ID:7gFzKdaU0
- 異能都市公園。
そこに一人の巨漢が佇む。
男はツナギの上にブレザーと言う目立つ格好で、腰にはベルトポーチと日本刀。
そんな異様な風体の男は今、猫の群れに餌をやってる最中であった。
「ほれ、取り合うなおとなしくしろ」
キャットフードを金属製の皿に入れ、十匹程度の猫に上げている。
頭の上には三毛猫が乗っており、男の頭をかりかり引っ掻いている。
「……降りろっつーの」
そう言いつつも頭の上にフードを持って行き猫に食べさせている。
- 627 :吸血鬼モドキ:2010/10/05(火) 21:29:08 ID:hGStfPTM0
- 「……」
そんな公園に一人の少女が通り掛かる。
「……ロウリッド」
馬を連れて。
黒をメインとした配色に緑と黄色がちりばめられる。
頭の瞳に当たる部分には二列六個づつ。合計12個の紅い点。
「止まって」
機械である。
機械の馬を連れた少女は武藏の方を少し遠目から見ていた。
- 628 :武藏 新:2010/10/05(火) 21:33:23 ID:7gFzKdaU0
- >>627
猫のウチの何匹かが少女の方を向く。
「にゃぁ」
頭の上の三毛が鳴き、武藏も猫と同じ方向を見る。
「……変なやつが来た」
ため息を吐き、少女と機械を見ている。
猫のうちの一部は毛を逆立て、威嚇している。
- 629 :吸血鬼モドキ:2010/10/05(火) 21:37:39 ID:hGStfPTM0
- >>628
「……」
言葉も発しなければ特に動きもない。
ただ傍らの馬が左右の頭を同時に振るだけである。
- 630 :武藏 新:2010/10/05(火) 21:40:39 ID:7gFzKdaU0
- >>629
皿を見ると、空だった。
手を叩き猫を追い払う。
「はいはい、今日の飯終わりな」
そう言うと猫は散り散りに歩き去っていく。
頭の上の猫はそのまま居座りにゃぁ、と鳴いている。
「んで、あんた何者?」
立ち上がり、少女の方へ近づきながら言う。
2メートル台の長身に、鋭い目付きは口調と相まって威圧感を与える。
- 631 :吸血鬼モドキ:2010/10/05(火) 21:47:24 ID:hGStfPTM0
- >>630
去っていく猫を目で追い僅かに寂しさを感じる。
「……初めまして?」
語尾を上げつつ、問う。
1.6メートル程度の身長しかない少女は無論男を見上げることに成る。
少女の右目がけの鋭い目つきが男を見る。
- 632 :武藏 新:2010/10/05(火) 21:49:07 ID:7gFzKdaU0
- >>631
「……えと、ハジメマシテ?」
毒気を抜かれた様な表情で言う。
馬の方に視線が行き、興味深そうな表情で見ている。
猫が頭の上で騒いでいたので指で摘み地面に降ろす。
猫は少女の足元に寄り、擦り寄ってくる。
- 633 :吸血鬼モドキ:2010/10/05(火) 21:53:23 ID:hGStfPTM0
- >>632
「……ロウリッド」
恐らく、双頭の馬の名前。
男の目が馬に向いている事に気付いたのであろう。
足元に寄ってきた猫に気が付くとしゃがみ込み、猫の相手をし始めた。
- 634 :武藏 新:2010/10/05(火) 21:56:08 ID:7gFzKdaU0
- >>633
「ふぅん。お前さんは?」
猫がおりて乱れた髪を直しながら言う。
猫は人懐っこいのか、腹を見せて地面を転がっている。
- 635 :吸血鬼モドキ:2010/10/05(火) 22:01:29 ID:hGStfPTM0
- >>634
「……」
その質問に顔を上げた。
じーっと、ただじっと武藏を見て。
「解らない」
とだけ言うと武藏から目を外す。
「……」
表情に変化は無いが何処か楽しそうに猫をつつく。
- 636 :武藏 新:2010/10/05(火) 22:04:07 ID:7gFzKdaU0
- >>635
「そか」
と短く返す。深く詮索するつもりは無いようだ。
「あ、因みに俺は武藏新。刀匠やってる」
自己紹介。
「とりあえずよろしくさん」
猫はつつく手にねこぱんちをしている。
- 637 :吸血鬼モドキ:2010/10/05(火) 22:06:06 ID:hGStfPTM0
- >>636
顔を上げ。
「よろしく……」
また戻す。
それが楽しいのか何なのか。
永遠猫と遊んでいる。
- 638 :武藏 新:2010/10/05(火) 22:07:33 ID:7gFzKdaU0
- >>637
「少女Aと取り敢えず呼んどくか」
軽く笑い。
「ここら辺最近危ないから気をつけたほうがいいぜ?
不良がこの時間溜まってくるし」
猫と遊ぶ少女Aを見て言う。
- 639 :吸血鬼モドキ(エミリー(少女A)):2010/10/05(火) 22:12:03 ID:hGStfPTM0
- >>638
「……そう」
不意に猫を抱き上げるとそのまま立ち上がる。
そして男と再び目を合わせ。
「それは……困った」
怪力持ちだが猫を抱く程度の力加減は出来ているので問題は無い。
- 640 :武藏 新:2010/10/05(火) 22:14:10 ID:7gFzKdaU0
- >>639
「そして、だ」
ため息を付き。
「遅かった」
バットなどの凶器を持った不良がわらわらと湧いてきた。
その数は20人ほど。
「……うわ、しかもお礼参りデスカ」
うんざりした顔で。
「さて、少女A。ちょっとその猫抱いて後ろ下がっててくれない」
いい笑顔を浮かべ、ベルトポーチに両手を突っ込む。
- 641 :吸血鬼モドキ(エミリー(少女A)):2010/10/05(火) 22:21:58 ID:hGStfPTM0
- >>640
「そう」
武藏に従い、距離を取る。
ロウリッドと呼ばれた馬もそれに従って。
- 642 :武藏 新:2010/10/05(火) 22:25:57 ID:7gFzKdaU0
- >>641
「はいはい、今晩は」
不良のもとにゆっくり歩いていく。
ぞろり、と不良が武藏を睨みつける。
「あ、やっぱり俺か。めんどうだからさっさと来な」
ベルトポーチから両手を引きぬき不敵に笑う。
それを見て不良達が咆哮を上げて襲いかかってくる。
「飛んどけ!」
右手に握られた大量の鉱石が光を放つ。
形を替え、鉄球と化す。
「付加……衝撃!」
そして全力で右腕を振りかぶり不良達にその鉄球を投げ放つ。
ドォン!
鉄球が当たった不良は勢い良く吹き飛んでいき、気絶する。
が、その好きに3人ほどが近づき武藏をバットや角材でメッタ打ちにし始めた。
「ちょ、おい、痛ッ」
- 643 :吸血鬼モドキ(エミリー(少女A)):2010/10/05(火) 22:34:22 ID:hGStfPTM0
- >>642
「ロウリッド……」
少女がそう呼ぶと馬が姿を変える。
双頭の馬は二本の大剣と成り、宙を舞い少女の目の前に落ちる。
その二本を掴み、駆け出した。
不良の近くまで緯度すると跳び上がり、4人の上空へ。
両手の大剣を一度に振ると不良三人だけを的確に斬撃が襲った。
- 644 :武藏 新:2010/10/05(火) 22:37:38 ID:7gFzKdaU0
- >>643
斬撃が不良を襲うのを見て。
「あ、マズ。死ぬじゃん」
左手の鉱石を金属棒に変換、不良三人の腹めがけて振り吹き飛ばす。
「加勢サンキュ。でもみねうちで頼むぜ?喧嘩で死人は出したかねぇ」
頭からだらだら血を流しながら笑う。
「さぁ……掛かってきな」
残った6人に言う。
「来ねぇなら……俺が行くぜ?」
地面を蹴り駆ける。
巨体に似合わずその速度はかなり早い。
金属棒を振りかぶり、2人まとめてなぎ払う。
ぼきぼき骨が折れる音が響くが死んでは居ないだろう。たぶん。
- 645 :吸血鬼モドキ(エミリー(少女A)):2010/10/05(火) 22:41:21 ID:hGStfPTM0
- >>644
「そう。解った」
地面に着地すると同時、剣を手放すと再びそれは馬の形を取った。
基本的には武藏に全てを任せるつもりらしい。
- 646 :武藏 新:2010/10/05(火) 22:46:07 ID:7gFzKdaU0
- >>645
「こ、れ、で!!終わりだッ!」
不良から離れ、街灯に触れる。
街灯はその形をぐにゃんと替え、そのまま……。
なぎ払った。
街灯は伸び、不良達をまとめて公園の外へと吹き飛ばしていった。
生きてるかも知れない。たぶん、きっと、おそらく、もしかして。
そして、ため息を付き少女の処へ歩いていく。
「悪いな、巻き込んじゃって」
- 647 :吸血鬼モドキ(エミリー(少女A)):2010/10/05(火) 22:48:34 ID:hGStfPTM0
- >>646
「……別に、どうとも」
猫の手を握ったりして未だに猫と遊んでいる。
喋りや雰囲気から来る近寄り難さとは裏腹に動物と遊ぶのが好きなのだろう。
- 648 :武藏 新:2010/10/05(火) 22:59:11 ID:7gFzKdaU0
- >>647
「そうかい」
特にその態度を気にする様子もなく。
「うし……今日の飯やりも終わったしそろそろ行くかな」
そう言うと猫が武藏の肩に飛び乗る。
頭は血だらけで乗りたく無いようだ。
「じゃ、またな少女A」
そう言うとのんびりと公園を後にしていった。
- 649 :吸血鬼モドキ(エミリー(少女A)):2010/10/05(火) 23:02:02 ID:hGStfPTM0
- >>648
「……そう。じゃあ、また」
そう言って武藏を見送る。
少しの間を取って猫を降ろす。
公園の茂みへと入っていく猫に小さく手を振ると双頭の馬に跨る。
「……」
そしてそのまま何処かへと歩いて行った。
- 650 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/10(日) 22:04:28 ID:sn9myzSMO
- 公園。
「AB再放送で天使ちゃんマジ天使……っと」
かちかちと携帯を弄る少年。
街灯の真下にいる彼は、銀色の毛並みの狼に腰掛けている。
「……あー、暇だなあ。曇のトコ戻るのも癪だし……」
うーん、と腕を組みながら少年は唸る。
不機嫌そうにその下の狼も「ぐるる」と唸った。
- 651 :白い女:2010/10/10(日) 22:10:28 ID:hGStfPTM0
- >>650
「こんなところで子どもが一人」
帝の前に達、心配そうな目を向ける女。
「何やってんのさ?」
- 652 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/10(日) 22:13:13 ID:sn9myzSMO
- >>651
「……ん、」
声が耳に入り、少年は顔を上げる。
「やー、別に何しようって訳じゃないんだけどね?
あまりにも暇すぎてふらついてたらこんな時間になっていた所存でありまーす、なんちて」
からからと笑う。
- 653 :白い女:2010/10/10(日) 22:17:04 ID:hGStfPTM0
- >>652
「全く、それだと危ないな」
大げさに腕を広げ溜め息を吐く女。
「此処だと危険な人間も多いと言うのに」
この女、少なくとも帝よりかは上であろうが差して差は無い気がする。
- 654 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/10(日) 22:21:49 ID:sn9myzSMO
- >>653
「危ない――ねえ……?」
少年の脳裏に浮かぶのは一人の研究者。
難しい表情をした後、
「……や、特別危ない奴に慣れちゃってるし。案外大丈夫だよ?
それに、僕自身だって自衛ぐらいはできるさ」
ふわり、と銀色の光粒が少年の周囲を浮遊する。
- 655 :白い女:2010/10/10(日) 22:26:09 ID:hGStfPTM0
- >>654
「その油断が一番危ないと言っているんだけどね」
女の表情が少々厳しいものに成る。
「まあ、本人がどうにかしようとしないならどうにもならないさ」
直ぐにその表情も元の笑みに戻る。
- 656 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/10(日) 22:30:37 ID:sn9myzSMO
- >>655
「……そりゃ確かに」
納得したように頷く。
「確かにそうだけどこう――帰り辛いタイミングってのが、さ。あるじゃん」
「あっはは、そりゃそーだ」
こちらも答えるように笑って、
「……んん? っていうかそれを言ったら君も危なくない?」
大して年齢も離れているようには見えないし。
彼は怪訝な顔をして言った。
- 657 :白い女:2010/10/10(日) 22:34:23 ID:hGStfPTM0
- >>>656
「タイミング、ね。
親と喧嘩でもしたのかい?」
その様子を独りでに想像し微笑ましく思いつつ苦笑する。
「え、ああ」
帰された言葉に少々たじろぐ。
「僕は良いのさ、僕は。うん」
- 658 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/10(日) 22:38:49 ID:sn9myzSMO
- >>657
「親……ねえ。うーん、まあ多分そんな所、かなあ」
頭を人差し指で掻きつつ苦笑。
どうもはっきりしない答えだった。
「えー? それは理不尽じゃないの?
なんで君は良くて僕は駄目なのさーっ!」
むきー、と両手を挙げて怒っている……迫力は無論無い。
- 659 :白い女:2010/10/10(日) 22:44:43 ID:hGStfPTM0
- >>658
「まあそれも良しだよ」
親のいないこの女にはその様子すら微笑ましく見えた。
「まあまあ」
その両手の間、少年の頭の上にその白い手を置く。
「キミには親、そうでなくても近しいものが居るんだろう?
少なからず、いや、とても心配してる筈だよ?」
優しい笑みを浮かべ、少年を見る。
- 660 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/10(日) 22:51:28 ID:sn9myzSMO
- >>659
「む、むっ、むむむむむ……」
両手を挙げたままフリーズ。カセットをふーとかすれば直る感じで。
『心配してる筈だy「それはない」
白い女が言うのを遮るように、彼は言い放った。
「ありゃ他人を心配するようなヤツじゃないって……いや、本当にね?」
ロクな人間じゃないから、と激しく手を振って否定する。
- 661 :白い女:2010/10/10(日) 22:55:51 ID:hGStfPTM0
- >>660
「まあキミが帰らないと言うのならそれでも良い」
しゃがみ込み、狼に視線を向ける。
「それで僕も暇がしのげるからね」
- 662 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/10(日) 23:00:25 ID:sn9myzSMO
- >>661
「確かに暇潰しは人間の出来る中で最も素晴らしい行いだよねー」
くすくすと、楽しげに笑う。
「……しかし暇潰しにしたって、僕と話すのは有意義とは言えないんじゃない?」
暇潰しも有意義とは言えないけど、と笑って。
狼は眠たげに欠伸を放つ。
- 663 :白い女:2010/10/10(日) 23:07:33 ID:hGStfPTM0
- >>662
「じゃあ、キミは他に良い遊びでも知っているのかな?」
またも小さく笑い、しゃがみ込んだまま視線だけが少年へ。
- 664 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/10(日) 23:11:57 ID:sn9myzSMO
- >>663
「…………うーん」
腕を組み、長考。
少しして顔を上げる。
「……もふる?」
よいせ、と狼から退き、首回りをもふり始める。
- 665 :白い女:2010/10/10(日) 23:13:41 ID:hGStfPTM0
- >>664
「よーし、良い子だ」
正面から狼に抱きついた。
- 666 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/10(日) 23:17:56 ID:sn9myzSMO
- >>665
『ぐるる……わっふ……』
白い女が正面から抱きつくと、さらさらかつもふもふな触感が感じ取れるだろう。
頭の先から尻尾の先、全方位もふもふ体制である。
狼は心地よさそうにめを細める。
- 667 :白い女:2010/10/10(日) 23:20:08 ID:hGStfPTM0
- >>666
「気持ちいね、実に」
目を閉じ、ただ無心でもふもふする。
側から見れば、いや、正面から見ても変態である。
- 668 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/10(日) 23:27:37 ID:sn9myzSMO
- >>667
「やー、これからの時季には最高でしょー?」
言いながらもふもふ。
狼はもうされるがまま――寝てるぜこれ。
「――さて、そいじゃあそろそろ帰ってやるかな」
少年は立ち上がり、銀色の髪をかきあげて、
「シロ――ああ、そいつの名前なんだけど――は、まあ勝手に帰ってくるだろうし、好きにしていいよ。
そんじゃ、また会ったらね」
手を振り、少年は公園を後にした。
- 669 :白い女:2010/10/10(日) 23:31:09 ID:hGStfPTM0
- >>668
「ん……」
この女も眠りかけていた。
目を擦り立ち上がると微妙に閉じかけている眼で少年を見る。
「気を付けなよー」
だが周囲の寒さで目が早くに覚めると一度身震いし、女も公園を去っていく。
- 670 :黒沢小百合:2010/10/12(火) 23:20:17 ID:SSMHlh/20
- 【異能都市郊外】
「〜〜♪〜♪♪」
異能都市の中心部から外れた丘の上にある
公園に小百合はいる。
住宅も少なく、人通りもない区域で彼女が何をしているかというと
柵に寄りかかり、都市中心部の夜景を見下ろしながら『歌』を歌っていた。
(久しぶりですね、こうやって歌うのも……。
心の余裕、というのはこういった時間に生まれるのかもしれません。)
- 671 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/10/15(金) 20:58:14 ID:WVrfsEdY0
- 【異能都市、中央公園】
【都市の中心部は歪みの発生が少ないためか、夜中でも人が比較的多く集まっている】
「ふー、ひとやすみなの…」
【ベンチに一人の少女が腰かけている…少しお疲れ気味に見える】
- 672 :黒沢小百合:2010/10/17(日) 23:13:56 ID:SSMHlh/20
- 【AGカフェ】
「…………ふう。」
今日も店主不在のAGカフェ。
小百合はどうやら、カウンターやテーブルを
拭き掃除しているようです。
- 673 :虚:2010/10/18(月) 21:14:34 ID:PBnIervYO
- 「……何だかなぁ」
常人にはわからずとも、体に纏わりつく死の気配は、拭いきれるものではない。
『仕事』の後は、少しだけ虚しさを覚える。
依頼する者の業、される者の業。そしてそれを受ける己の業。
「ま、暫くは食いつなげる……それだけのことか」
異能都市中心部、夜の公園にて。
- 674 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/23(土) 18:58:21 ID:9qS3TsAM0
- 異能都市内、とある自然公園。
公園の中心に位置する噴水広場に、二つの人影がある。
「――で、曇はいつになったら僕に“力”を返してくれるのさ?」
不機嫌そうにもう一人の人影に問う少年。
銀色の髪、青い双眸。小中学生程度の背丈。
その脇には同じく銀の毛並みの狼が座っている。
「『返す』? ……くくっ、何を馬鹿な事を。私は君から“力”を奪った訳では無いだろう」
くつくつと笑い、問いに答える男。
灰色の髪、灰色の瞳。背は高く、線が細い。
しみ一つ無い白衣が夜の風に揺れる。
「そんなことは大した差じゃない。“力”を使えるようにしてくれたっていいじゃないか」
「ふむ、確かにそうだな」
「そうそう、全くその通――……え?」
呆気無いほど簡単に折れた男に、驚愕を隠せない少年。
そんな少年を尻目に、灰色の髪をした男は一つの箱を取りだし、それを少年に手渡した。
「用法用量を守って正しくお使いするがいいさ。では」
適当に言い残し、男は文字通り――消えた。
「…………え、えぇー……?」
自然公園噴水広場には、銀髪の少年と銀の狼が取り残された。
- 675 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/10/23(土) 22:27:33 ID:WVrfsEdY0
- 【異能都市・中央公園】
ざわざわ
【夜中にも関わらず人がぽつぽつといる場所で】
「あう〜?…なんだかひとがおおいなの〜」
【包帯を巻いた少女が不思議そうに歩きまわる人たちを見ていた】
- 676 :ロザリア・ロートシルト:2010/10/23(土) 22:41:32 ID:SSMHlh/20
- 【雑居ビル街】
「なんとも不愉快ねえ……。
ま、雑踏の中を歩かなくていいのは便利ではあるけれど。」
居酒屋や風俗店などが入った雑居ビルがひしめく路地。
そのビルの壁面に沿って配置された大き目の通気パイプの上を歩く少女がいた。
- 677 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/10/23(土) 22:47:23 ID:WVrfsEdY0
- >>676
【公園の喧騒から少し離れたところ】
「ひとがおおいなの〜…なにかあるのかなの〜」
【まだ人の多い路地を少女が歩いている】
- 678 :ロザリア・ロートシルト:2010/10/23(土) 22:49:25 ID:SSMHlh/20
- >>677
// おごご・・・ごめんよ日付を見てなくて
// 別の場所に出てしまった・・・そっちいったほうがいいかな?
- 679 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/10/23(土) 22:52:01 ID:WVrfsEdY0
- >>678
//ほむほむ、お願いできますかぬ
- 680 :ロザリア・ロートシルト:2010/10/23(土) 23:00:06 ID:SSMHlh/20
- >>675
「まったくニンゲンめ、
夜種の領分たる夜に集まって何をするつもりなのかしらねぇ……。」
その人の集まりを遠くから見つめる少女がいた。
夜であるというのに日傘をさしたその少女は、さもつまらなそうに
くるんくるんと傘をまわしている。
- 681 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/10/23(土) 23:02:57 ID:WVrfsEdY0
- >>680
「あう〜…なにをするのかなの〜」
【人ごみの中にそわそわとあたりを見回す少女の姿が見える】
「ひとがあつまってるなの〜」
【何やら公園の中にいくつかの集まりができ始めている】
- 682 :ロザリア・ロートシルト:2010/10/23(土) 23:09:13 ID:SSMHlh/20
- >>681
(人ごみの中にはディス……か。
あの子は食べ物に目がないから、
なにか食べ物でも出るのかしらねぇ……。)
ロザリアは人ごみが嫌いなのか、
それとも興味をそそられなかったのか。
近くの遊具に腰掛けるとぼんやりと月を見始めた。
- 683 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/10/23(土) 23:13:00 ID:WVrfsEdY0
- >>682
「…う〜ん…なにかはなしあいなの…」
【少女は人の集まりを見て軽く頷いた】
「…なにかあるかなの!」
【そう言って頷くと】
グーキュルルル
「あうあう、おなかすいたなの…」
【ため息をつきながらお腹をさすった】
- 684 :ロザリア・ロートシルト:2010/10/23(土) 23:20:01 ID:SSMHlh/20
- >>683
「あの様子では、ご飯の線もなし、か。」
ふぅ、とため息をつくと黒い霧に変化してどこかへと飛んでいく。
(お腹を空かせているみたいだし、今月はそれなりに余裕があるわぁ。
先に帰ってディスに何か、おいしい物でも作っておいてあげようかしらねえ。)
どうやら食材を買うため、近くの商店街へ向かったようだ。
- 685 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/10/23(土) 23:25:56 ID:WVrfsEdY0
- >>684
「あう〜。なにかたべたいなの〜。
どこにいけばいいかなの」
【ため息をつきながら歩き出すディス】
「とりあえず…いいにおいのするところかなの…」
【ディスも鼻を鳴らしながら商店街に向けて歩き出した】
- 686 :ロザリア・ロートシルト:2010/10/23(土) 23:34:33 ID:SSMHlh/20
- >>685
「あら、ディスちょうど良かったわ。
そろそろご飯を作ろうかと思っていたのよ。」
商店街に着いたディスは、ちょうどロザリアと出くわした。
買い物を終えた直後のようで、手にはパンやオレンジの入った
紙袋を抱えている。
- 687 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/10/23(土) 23:50:22 ID:WVrfsEdY0
- >>686
「あうあう!『ろざりあ』こんばんわなの〜!」
【ロザリアを見つけると途端に笑顔になった】
「あう〜!ちょうどおなかすいてたなの〜。
ごはんごはんなの〜!」
【食べ物のことになると途端に嬉しそうな顔になった】
- 688 :ロザリア・ロートシルト:2010/10/23(土) 23:57:36 ID:SSMHlh/20
- >>687
「かえってご飯にしましょうか・・・。
でも、何か買うものがあればいまのうちよ。
まだ少しお財布に余裕があるから、何か買ってあげるわぁ。」
もうだいぶ遅いが、中心部の繁華街に近い商店街ということもあり
かなりの数の店がまだ営業している。
- 689 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/10/24(日) 00:00:37 ID:WVrfsEdY0
- >>688
「あうあう〜!ごはんたのしみなの〜。
あう〜?なにかほかにほしいの…」
【そう言ってあたりを見回して】
「あう〜…おかしがほしいかなの…」
【少し申し訳なさそうである】
- 690 :ロザリア・ロートシルト:2010/10/24(日) 00:07:13 ID:SSMHlh/20
- >>689
「そう、じゃあちょっとまって……。」
ロザリアは鼻歌を歌いながら
紙袋の中から財布を取り出した。
そして、何枚か硬貨を取り出してディスに渡す。
「それで好きなのを買ってらっしゃいな。
私は、そこのベンチで待っているから。」
ロザリアは商店街の中の街路樹などが多めに植えられ、
ベンチが置かれた休憩スペースのベンチにちょこんと腰掛けている。
- 691 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/10/24(日) 00:09:18 ID:WVrfsEdY0
- >>690
「あうあう、ありがとなの!」
【ディスは嬉しそうに掌に載った硬貨を眺める】
「じゃあちょっとまっててなの!」
【そう言って近くのお店に駆けこんでいく】
- 692 :ロザリア・ロートシルト:2010/10/24(日) 00:16:31 ID:SSMHlh/20
- >>691
「さて、暇になってしまったわぁ……。
もう星の数を数えるのも飽きたわねぇ……。」
やることがなくなったロザリアは、
近くの店のウィンドウに張られているチラシの文を読んだりしていたが
そのうち眠くなってきたのかこっくりこっくりと首が傾きはじめた……。
- 693 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/10/24(日) 00:19:37 ID:WVrfsEdY0
- >>692
【数分経過して……】
「あうあう〜!おまたせなの〜!
ちょっとえらぶのにじかんかかったの〜」
【お店から出てきたディスはクッキーやシュークリームの入った袋を抱えていた】
「…あう?ねてるなの〜?」
【少し心配そうにロザリアに近づいてきた】
- 694 :ロザリア・ロートシルト:2010/10/24(日) 00:27:50 ID:SSMHlh/20
- >>693
「んぁ……少しうとうとしていたようねぇ……。
さて、じゃあ帰りましょうか……ふぁぁぁ……。」
あくびをしつつも、立ち上がって近くの扉に『鍵』を差し込む。
「接続完了っ・・・と。
じゃあ、先に戻っているから……。」
ロザリアは目を擦りながら『扉』へと入っていった。
- 695 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/10/24(日) 00:30:22 ID:WVrfsEdY0
- >>694
「あうあう〜。わかったの〜
すぐいくからなの〜!」
【嬉しそうに言うとディスも扉の中へと入って言った】
- 696 :ロザリア・ロートシルト:2010/10/24(日) 00:32:39 ID:SSMHlh/20
- >>695
「くー……くー……。」
ディスが『ロザリアの部屋』へとたどり着くと
既にロザリアは着の身着のままの姿でベッドに体を投げ出し
寝息を立てていた……。
// そろそろ寝るんよ……。
- 697 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/10/24(日) 00:37:00 ID:WVrfsEdY0
- >>696
「あう〜…ぐっすりねちゃったなの」
【ちょっと困った顔でロザリアの顔を見た】
「う〜ん…おかしでがまんしなきゃかなの…」
【そう言ってディスは抱えたお菓子の袋を見てため息をついた】
//おやすみー
- 698 :黒沢小百合:2010/10/24(日) 22:03:51 ID:SSMHlh/20
- 【異能都市のどこか】
「ふふ、『歪み』というのは中々に面白い。
道を歩くだけでこういう場所に出会えるのですから。」
都市のどこにこんなスペースがあったのかは分からないが
小百合は『歪み』の中で高い時計塔の聳える広場を見つけた。
ベンチや水飲み場などが置かれており
遊具がないという以外は公園のようだ。
- 699 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/24(日) 22:15:48 ID:sn9myzSMO
- 「うっおー……何これこんなとこあったんだー」
時計塔の足元には、二つの影。
銀髪の少年と、銀の毛並みの狼。
その小中学生くらいの少年は塔を見上げ、感心したように声を上げる。
その隣にいる雄々しい狼も、少年に倣うようにして塔を見上げている。
「すっごー……んん? っていうかこんなんあったかなぁ――?」
まいいや、と小さく呟くと、少年は時計塔の観察へと戻った。
- 700 :黒沢小百合:2010/10/24(日) 22:23:52 ID:SSMHlh/20
- >>699
「おや、貴方も迷い込んだのですか?」
少年から少し離れたところに、
同じように時計塔を見つめる女性の姿があった。
地中海地方を思わせる石造りの白い敷石と建造物の中で
彼女の黒尽くめの衣装はコントラストのようにくっきりと浮かび上がっている。
- 701 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/24(日) 22:32:14 ID:sn9myzSMO
- >>700
「ん――?」
両手を腰にあて、仰け反り気味に時計塔を見上げていた少年が振り向く……と、同時に狼も振り向いた。
「や、散歩してたらいつの間にかねー」
照れ臭そうに頭を掻きながら答える少年。
要するに迷い込んだらしい。
「『貴方“も”』ってことは、お姉さんも?
尤も、迷い込んだーなんて感じじゃないけど」
首をかしげて問う少年。
狼はそっぽを向いて、時計塔を――時計塔に架かる月を眺める。
- 702 :黒沢小百合:2010/10/24(日) 22:40:09 ID:SSMHlh/20
- >>701
「ええ、私も家路の途中でいつの間にか。
もっとも、こういう事を期待して勤めて徒歩で帰るようにしているのですが。」
女性は、少年に軽く笑いかけると
かつかつとヒールの音を響かせて側へと寄る。
「あなた、名前は?
こんな時間に外を散歩するなんて無用心と言う物。
もしよければ、家まで送りますよ。」
どうやら小百合は少年を本当に迷子扱いしているようだ。
- 703 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/24(日) 22:46:56 ID:sn9myzSMO
- >>702
「ふーん……確かに不確定である、ってことはそれだけで面白いしねぇ」
僕もそんなこと考えてたのかなあ、なんて腕を組んで考える。
「僕? 僕はミカド。白銀帝っていうんだけど――決して迷子とかではないから悪しからずっ!」
びしっ、と人差し指を立てて言う。
「そんでこっちの凛々しいのがシロっていう訳なんだけども……
見目麗しーお姉さん、貴女の名前はなんと仰るのかな?」
とんだマセガキであった。
流石に真面目に言っている訳ではないだろうが。
- 704 :黒沢小百合:2010/10/24(日) 22:56:30 ID:SSMHlh/20
- >>703
「帝。なるほど、中々に高貴な名前ですが
どこか、やんごとなき血筋の出でしょうか……?」
小百合はふふ、と笑いながら帝へと
仰々しい、宮廷風の礼をして。
「この私は黒沢小百合と申します。
千夜の剣帝の側に侍り、槍陣を持って敵を打ち払う者。
以後、お見知りおきを白銀帝。」
一目見るだけで分かるほど気位の高そうな女性ではあるが
彼女の口ぶりからすると誰かに仕えているらしい。
- 705 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/24(日) 23:06:10 ID:sn9myzSMO
- >>704
「“親(ケンキュウシャ)”が付けた名前でね……
嫌いじゃないんだけど、完全に名前負けだよ」
目線をそらして、苦笑する。
「おお……格好良いー。
や、貴女が仕えるその人はさぞ頼もしいだろーね」
笑みを浮かべ、ぱちぱちと手を叩いた。
(……僕もなんか名乗り口上でも考えようかなあ)
そんなことを考えつつ。
- 706 :黒沢小百合:2010/10/24(日) 23:16:01 ID:SSMHlh/20
- >>705
「ええ、私はいままでそれなりに
物事を見聞きしてきたつもりですがあれ以上の人物を知りません。
彼女こそ、私の主たるにふさわしい。」
小百合は誇らしげに自分の主を褒め称える。
この女性はその主とやらに心底心惹かれているらしい。
「研究者、ですか……。
科学者のご子息、ということでよろしいでしょうか?」
普通ならそう考えるだろうが、
サイボーグだとか人造人間を幾人も見てきた小百合は
この目の前の少年がなんらかの実験生物だとか、
人造人間だとかそういうものではないかと、ちらりと思ったのだ。
- 707 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/24(日) 23:23:24 ID:sn9myzSMO
- >>706
「へえー……そりゃ一度で良いからお目にかかってみたいもんだねえ」
うんうんと頷く少年。
「人を惹き付けるような人間、ってのには未だに会ったことがないからね」
「息子というか……作品? 研究の成果、と言い換えられるかもしんないけど」
言いながら狼の首回りをもふもふ。
「ま、簡単に言えば人工生命って奴だねー」
人の手によって造られた命――人工生命。
……尤も、狼をもふりまくるこの少年からは、そんなシリアス臭は漂ってこないが。
- 708 :黒沢小百合:2010/10/24(日) 23:35:16 ID:SSMHlh/20
- >>707
「人工生命、クローニング技術だとかそういうものではなく
まったくの『無』から生み出された、と?」
こういった技術体系は小百合の世界にはまだ存在していない。
完全なオーバーテクノロジーであるが、この異能都市に置いては珍しくない。
「それとも何か母体内において人為的操作を行って
生み出された、か――。ああ、答え辛ければ答えて頂かなくてもよいので。
完全に個人的興味ですから。」
- 709 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/24(日) 23:45:55 ID:sn9myzSMO
- >>708
「『無』から『有』を生み出すーなんてのは、流石にオーバーテクノロジーだよねー」
へらへらと笑って、白銀は話し始める。
「えーっと、僕の場合はこの眼――こいつも人工の眼でね――これを核としてヒトの形を作っていくらしいんだけど」
自分の青い両目を指差し、
「……正直僕にはさっぱりだよねー」
肩を落として苦笑い。
「詳しくは製作者に聞いてくれると助かるよ。
今はこの街にいるからね」
- 710 :黒沢小百合:2010/10/24(日) 23:56:48 ID:SSMHlh/20
- >>709
「俗に言う、『邪気眼』というやつですね。
何人かそういった類の能力者を見てきましたが
それ自身を使って自分自身の形を維持する、という能力なのでしょうか……?」
小百合は真っ先に甲やクロスといった
『邪気眼』を持つ戦友を思い浮かべた。
「それとも、それ以外に何か秘められた能力があるのか……。」
そういった能力者は何かしら秘められた能力を持つのが常であるが……。
- 711 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/25(月) 00:11:19 ID:sn9myzSMO
- >>710
「食塩水に核となるものを入れておくと、それに塩の結晶が出来上がるイメージ……なんだってさ」
ヒトの体を作る素材に、核となる眼を放り込む。
簡単に聞こえるが、実際は数えきれないほどの“失敗”があったのだろう。
そうして造られたのが、この少年。
「……あ、因みに僕の眼の力は――」
少年は右掌を上に向け、差し出す。
と、その上に虚空から銀の光粒が集まり――数個のサイコロが生まれた。
「――創造と消滅、修正と改竄さ」
言い切る前に、サイコロの目が全て1に変わった。
「……ま、ある程度の縛りはあるんだけどねえ」
- 712 :黒沢小百合:2010/10/25(月) 00:25:42 ID:SSMHlh/20
- >>711
「なるほど、それは分かり易い解説ですが
そのように簡単に生命を作り出せるものなのか……。」
そして、その目で白銀帝の能力を目にして。
なる程、この能力は私の能力に少し似ているが
その実、似て非なるものだと小百合は思った。
「想像と消滅、修正と改竄……。
この私の懐古と虚構、普遍性と永続の能力とはまさに反対。
私の能力は過去に依存しているのですから。」
- 713 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/25(月) 00:38:08 ID:sn9myzSMO
- >>712
「僕たちにできないようなことを平然とやってのけるのが“研究者”だからね。
最早科学の域を超越していると言ってもいい位だし、あんまり考えない方が良いんじゃないかな?」
あっはは、と笑い飛ばす。
白銀としてはどうでもいいことらしく、思考を半ば放棄しているようだ。
「過去に依存する懐古と虚構の異能……
……いやはや全く見当もつかないね。是非とも見せてもらいた――」
言いかけ、少年は足元に目線をやる。
眠たげな雰囲気を纏った狼が、白銀の服を引っ張っているのだ。
「――……おねむですかシロさん……」
やれやれ、と首を振ってまた小百合の方を見て、
「とまあこんな調子なので、僕らはこの辺で。
また縁が“合ったら”。小百合さん」
のしのしと歩き去る狼を追うようにして、少年はその場を後にした。
//眠気ェ・・・
//この辺りで落ちます、どうもでしたー
- 714 :黒沢小百合:2010/10/25(月) 00:42:44 ID:SSMHlh/20
- >>713
「この都市はまるで造物主が天から覗き込み
我々を突き動かしているかのごとく奇妙なめぐり合わせがある……。
ではまた、どこかで……。」
// おやすみー
- 715 :虚:2010/10/26(火) 22:54:42 ID:PBnIervYO
- 「………さて」
『夜刀神蔡生の暗殺依頼』を持ち込まれた男は思案する。正直予想してなかった。
「どうすっかなぁ……無理だよなぁ……」
何故こんな無理難題を自分のようなフリーのおちぶれた殺し屋に頼んだのか?
理由があるとすれば、多分本命がいて、自分はその囮といったところか。
「あぁやだやだ……」
ブツブツと愚痴りながら、暗がりの街道をゆらゆら進む。
- 716 :名も無き異能都市住民:2010/10/26(火) 23:21:50 ID:SSMHlh/20
- >>715
――ガタッガタッガコッ
遠くから、何か大きなものが蠢くような音が聞こえる。
かすかに振動する地面。これは……大型の車両だろうか。
虚のほうへと近づいてくるようだが……。
- 717 :虚:2010/10/26(火) 23:25:29 ID:PBnIervYO
- >>716
「ああん?何だうるせぃなぁ」
ガタガタと向かってくる何かを捉えようと目を凝らしてみる。
「へっきしょい!!……半纏だけじゃたりんな……」
作務衣に半纏。何とも間抜けな格好な気もする。
- 718 :名も無き異能都市住民:2010/10/26(火) 23:43:08 ID:SSMHlh/20
- >>717
――ガゴゴゴゴッ
音は一層大きくなり、ついにその発信源が
虚のすぐ目の前の角からゆっくりと姿を現した。
M1『エイブラムス』戦車とM2『ブラッドレー』IFV2輌。
計3両と数名の歩兵からなる、小規模の機械化歩兵分隊がその正体。
<<止まって下さい。現在、都市治安向上のため、パトロールを行っています。>>
<<幾つか質問を行いたいので、御手数ですがご協力おねがいします。>>
先頭車両のスピーカーから声が響く。
どうやら、不定期に千夜が行っているパトロールに運悪く見つかり、
不審に思われてしまったらしい。
- 719 :虚:2010/10/26(火) 23:53:49 ID:PBnIervYO
- 「えー……マジ?時間どれくらいかかるかねぇ……戦車まで使ってご苦労様だなぁおい」
自分はそこまで不審人物だったのか……などと、ちょっとショックを受けつつ適当に返答する。
「手短に頼むぜ?おりゃ寝たいんだ、無茶な仕事の事をさっさと忘れてなー」
さて、どう切り抜けたものか。
- 720 :名も無き異能都市住民:2010/10/27(水) 00:06:10 ID:SSMHlh/20
- >>719
歩兵戦闘車から数人の武装した兵士が
降り立ち、ゆっくりと虚へと近づく。
「この時間にどうしてこんなところを一人で?
もしよければ理由をお聞かせ願えますか?」
虚へと質問を行った兵士は心底うんざりした表情を浮かべている。
軍服が少し濡れていて酒臭い事から、よっぱらいに同じように質問した際に
酒でもひっかけられたのだろう。
- 721 :百合代 命:2010/10/27(水) 00:11:55 ID:4z6zoBsk0
- 「あ、彼は私の友人です」
にこやかな表情とともに缶コーヒーを2本手に持って歩いてくる男性
当然友人であるわけがない、むしろ知人でもない
おそらくは何らかの助け舟だろう
こういう巡回がうっとおしいと思っている人間の一人だろうか
- 722 :名も無き異能都市住民:2010/10/27(水) 00:40:08 ID:PBnIervYO
- >>720
「くっ!大変だなぁ、おい?お仕事頑張ってくる?」
うっすら匂うその香りに、何となく理由を補完して、笑う。
>>721
「?おおう、すまんね。歪みのせいでちっと遅れたよ。これだから此処は……」
渡りに船、と適当にのっかった。
- 723 :名も無き異能都市住民:2010/10/27(水) 00:48:41 ID:SSMHlh/20
- >>721 >>722
「友人と、こんな辺鄙なところで待ち合わせですか……?
しかも、この時間に……?」
もしここが駅前の繁華街なら、その言い訳も通じただろうが
『暗い』――――街灯もあまり設置されておらず、民家の明かりも少ないような道で、
この時間に待ち合わせをする人物は普通いまい。
「申し訳ありません、お二人とも、
少し詳しく話を聞かせていただいてもよろしいかな?
どういった理由でここで待ち合わせを?」
笑いを漏らす虚、にこやかな表情の命と対照的に
兵士の顔には不信感がありありと浮かんでいた。
- 724 :虚:2010/10/27(水) 01:07:10 ID:PBnIervYO
- >>723
「辺鄙なくらがりに、男二人……猥談でしょう」
「人生の先輩がコイツにエロの花道をみっちり教えてやろうってのよ」
命を指差し、虚は笑う。
「そりゃ町中で待ち合わせしてやってもいいが、シャイボーイはこまるね」
まあよくもすらすらと、嘘が並べ立てられるものだ。
しかも見知らぬ誰かの名誉をさくさく踏みにじって。
- 725 :百合代 命:2010/10/27(水) 01:15:46 ID:4z6zoBsk0
- >>723>>724
「こらこら、私は恋人いるっていってるでしょう」
困ったように笑いながらコーヒーを差し渡す
「あ、気にしないでください、彼には協力してもらっているんです」
私、一応千夜の警備のものなので とつなげた
//まさかの仕事の電話wwww
- 726 :名も無き異能都市住民:2010/10/27(水) 01:29:43 ID:SSMHlh/20
- >>724
「……室内でもできる話をわざわざ
10月末のこの時期に野外で……なるほど。」
質問役の兵士は完全に、虚を疑っている!
「少し、持ち物の検査をさせてもらいしょう。
もし、武器になりそうなものを身につけている場合、
今のうちに提出を。」
>>725
「千夜の……?おい、本部に確認を取ってくれ。」
「分かった、少し待ってくれ。」
男は百合代の言葉を聴いても怪訝な表情を浮かべていたが、
1分ほど経ってから戻ってきた連絡役の兵士になにやら耳打ちされると、
途端に態度を変えて。
「申し訳ありません、今、本部に連絡を取りましたところ
今すぐ、不問にするようにとの指示がありました。
お手数をおかけして申し訳ございません。」
先ほどまでの表情は一変、兵士たちは直立の体勢で
2人に敬礼し、張り上げるように声を出している。
- 727 :虚:2010/10/27(水) 01:36:32 ID:PBnIervYO
- >>725
「つれねーなー……っとありがとさん」
コーヒーを受け取りながらぶーたれる。
「たまにゃ別の味も食った方が良いって言ってんのに一途なんだもんな」
下世話なキャラクターで乗り切る腹積もりである。
(酒欲しい……!)
素面では少しきついらしい。おくびにも出さないが(普段から怪しいらしいのであまり変わらないとも言える)
>>726
「武器……靴くらいかね。安全靴だから蹴ると痛いぜ?」
素足になる気は更々無いが
「おおう、そっちも俺みたいな不審者に絡まれんように気を付けてな……おい行こうぜ」(コイツすげー)
敬礼する兵士達に適当に言葉をかけてから命に声をかけてその場を後にする。
- 728 :百合代 命:2010/10/27(水) 01:42:47 ID:4z6zoBsk0
- >>726
「いいのいいの、ごめんね手間取らせちゃって、お疲れー」
ひらひらと手を振り、男とともにその場を離れていく
>>727
「すいません、まぁ大目に見てあげてください、まじめ…なんだと思います」
おそらくはさっきの警備のことだろう
- 729 :虚:2010/10/27(水) 01:50:54 ID:PBnIervYO
- >>728
「あ゛ー……つかれた……」
けだるさを全開にしながらそう呟いた。
「あぁいや、すまんな。見知らぬ人……そこまで不審かねぇ……」
微妙に気にしているらしい。
「後はまあ、その場のノリで言っただけで、悪意は無いんだ。すまん」
- 730 :百合代 命:2010/10/27(水) 01:56:40 ID:4z6zoBsk0
- >>729
「気にしてないよ」
こうみえてすごい地位を…持っているわけでもなさそうだ、こんな時間に出歩いているわけだし
どれだけ高くても警備の域を出ないであろう
「同じこと繰り返す形になるけど、やっぱりこんな時間に独り言言ってると怪しまれるよ」
それじゃあ、とひらひらてを振りながら歩いていってしまった
本当に仕事中だったようだ
- 731 :虚:2010/10/27(水) 02:01:20 ID:PBnIervYO
- >>730
「ふむ、そりゃそうか。つっても無意識だかんなぁ……」
去っていく命を背に考えながら歩く。
「……少なくとも戦車に追われる覚悟がなきゃなぁ……とりあえず下調べか……」
独り言は、止まない。
- 732 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/10/27(水) 21:17:27 ID:WVrfsEdY0
- 【人の多い繁華街はどこかあわただしい雰囲気になっていた】
「やっぱりもうすぐなにかあるのかなの〜」
【そのあわただしい様子を興味深そうに見ながら歩く少女がいた】
「よくわからないけどたのしみなの!」
【ニコニコ笑っている】
- 733 :無色明 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/29(金) 19:01:40 ID:9qS3TsAM0
- とある駅前の広場にて。
花壇の縁に、一人の少女が腰掛けている。
少女の前には手作り全開のクマのぬいぐるみが。
「……よ、っと――」
彼女はピアノを弾くようにその両手を動かす。
と、クマのぬいぐるみが起き上がり、ぎこちない動きで辺りを歩き始めた。
「――うーん、もうちょっと練習しないとかなあ……」
少女は首を傾げ、その様子を見ていた。
- 734 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/10/29(金) 20:43:58 ID:WVrfsEdY0
- >>733
【一人の少女が歩いている…何気なく広場にやってきたようだ】
「あう〜。ここもいいところかもしれないなの〜」
【そう言ってあたりを見回す。少し明とも目があったようである】
「あう〜。くまさんかわいいなの」
【微笑みながら隣のクマのぬいぐるみを見る】
- 735 :無色明 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/29(金) 21:02:04 ID:sn9myzSMO
- >>734
慣れてきたのかクマの動きは滑らかなものになってきている。
と、そこで明はディスに気がついて
「……あ、ディスちゃん。やっほー」
小さく片手を振って挨拶。
もう片手では《糸》を操っているのか、クマも手を振った。
- 736 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/10/29(金) 21:11:15 ID:WVrfsEdY0
- >>735
「あう〜?うごいてるなの〜。
かわいいなの〜」
【ニコニコしながら近づいてきた】
【と、ここで明に気づいて】
「あう〜。『あきら』こんばんわなの〜。
くまさんうごかしてたんだなの〜」
【大きく手を振って返した】
- 737 :無色明 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/29(金) 21:18:38 ID:sn9myzSMO
- >>736 //あかりでございます('A`
「そそ。結構楽しいよー?」
と、ディスに笑いかけて言う。
「ディスちゃんもやってみる?」
そんな風に尋ねる明。
……このクマは異能で操っていた筈だが。
- 738 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/10/29(金) 21:21:00 ID:WVrfsEdY0
- >>737//ものすごい勢いで間違えた済まぬ
「そうなの〜。なんだかほんとうにいきてるみたいなの〜」
【微笑んで返した】
「あう〜?でもそれは『あかり』がうごかしてるんじゃないのかなの?」
【不思議そうな顔で言う】
- 739 :無色明 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/29(金) 21:27:57 ID:sn9myzSMO
- >>738 //お気になさらずーん
「えへへー、そうかなー?」
照れ臭そうに頭を掻きつつくねくね。
「ん、えっとねー――」
言うと、明は右人差し指に付けていた指輪を外した。
と、同時にクマが支えを失ったように崩れ込んでしまった。
「――これ、私が作ったんだ。
これで《糸》を操るんだよー」
誇らしげに胸を張り、指輪を差し出す。
「と、いう訳で……やってみない?」
- 740 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/10/29(金) 21:32:24 ID:WVrfsEdY0
- >>739
「うん、なんだかよろこんでるみたいだったの〜」
【じっとクマを見て微笑んだ】
「あう〜?それでうごかすなの〜」
【感心するように言うと】
「…どうやってうごかすのかなの〜…」
【少々困った顔になる】
- 741 :無色明 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/29(金) 21:38:48 ID:sn9myzSMO
- >>740
「……あ」
そういえばそうだった。
というような表情をして、数刹那の硬直。
「ディスちゃんならあれかなぁ、包帯を操る感覚と似てる――かも?」
疑問符を飛ばしおった。
「……ま、安全装置は付いてるし『もしも』は無いと思うけど」
- 742 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/10/29(金) 21:41:25 ID:WVrfsEdY0
- >>741
「あうー、ほーたいうごかすときみたいにかんがえてたらいいのかなの?
うーん…」
【しばらく考えた後に】
「あんぜんなら、ちょっとやってみようかなの〜」
【少し微笑みながら指輪を手に取った】
- 743 :無色明 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/29(金) 21:45:36 ID:sn9myzSMO
- >>742
「そーそー! 何事も挑戦が大切だよディスちゃん」
わくわくオーラを放ちながら両目をキラキラ。
「えっとね、包帯みたいに巻き付けるってよりも突き刺す感じで、こう……」
クマの手足に手刀を突き刺すジェスチャー。
愉快に素敵にコミカルにヴァイオレンスだった。
- 744 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/10/29(金) 21:48:42 ID:WVrfsEdY0
- >>743
「あうあう〜、むずかしいかもだけどなの〜」
【少し頭をぽりぽり掻きながら言う】
「あう〜?つきさすかんじ…う〜ん…
そんなふうにかんがえたらいいのかなの…」
【指輪を持って軽く念じる。取りあえず手を振る動作を考えてみる】
しゅるしゅる
【つられて包帯も上に伸びて行く】
- 745 :無色明 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/29(金) 21:54:09 ID:sn9myzSMO
- >>744
「そうそう、そんな感じで――」
《糸》は不可視のものである。
開発者である明には見えるようなご都合主義的機構があるが、それで視た限りは順調であった。
が。
「――ちょちょ、ちょっとターイムディスちゃん!
包帯も動いてる! そのまま行くとぬいぐるみが――――!」
心なしかクマが涙を浮かべているような錯覚を覚える光景だった。
それでもクマを離さない辺り気合いがある。
- 746 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/10/29(金) 21:59:17 ID:WVrfsEdY0
- >>745
「あうあう?どしたの?」
【ふと集中を途切れさせる。包帯がシュルシュルと下の方に落ちて行く】
「あ、ほーたいまでうごいてたなの…
う〜ん…しゅうちゅうしてたらこっちまでうごいちゃうの…」
【反省する様にうつむいた】
- 747 :無色明 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/29(金) 22:06:22 ID:sn9myzSMO
- >>746
「う、うーん……どうしよ」
安心したようにぬいぐるみを抱き締め、考え込む。
――ひゅん、と。音がした。
灰色の何かが一瞬近くにいた――ような。
かと思えば、明の隣にはいつの間にか一枚の紙切れが現れていて。
「……あれ? これ、取説――」
紙を手にとって、その内容に目を通して言った。
「――……あー、そういう」
小さく一人で納得し、今度はそれをディスに渡して、
「はいこれ。今度こそ大丈夫――だと、思うけど」
漢字にはふりがなが振ってある親切仕様だった。
- 748 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/10/29(金) 22:13:13 ID:WVrfsEdY0
- >>747
「あう〜…こまったの…あう?」
【音がした方を見上げ、首をかしげた】
「あう〜?つかいかたがかいてあるなの?」
【驚いた顔で取説を手に取ってみる】
「ふむふむ…なの…」
【不思議そうにしながら取説に目を通す】
- 749 :無色明 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/29(金) 22:18:34 ID:sn9myzSMO
- >>748
「そっちなら分かりやすく書いてある……はず」
煮えきらないような顔で。
「……あ、っちゃー。そういや用あったんだった……
ごめんねディスちゃん。それは貸しとくからさ、また会ったらね」
言い残すと、明は広場から去った。
……置いていかれたクマのぬいぐるみが哀愁を漂わせていた。
- 750 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/10/29(金) 22:22:33 ID:WVrfsEdY0
- >>749
「あう〜。こうすればいいんだなの〜」
【大きく頷きながら言う】
「あう〜!またねなの〜。
えっと、くまさんもなの〜?」
【少し慌てながら見送って言った】
「…う〜ん…うごかすとっくんかなの〜」
【少し不安そうにクマのぬいぐるみを見つめた】
- 751 :アニス・ワイルダー:2010/11/02(火) 13:55:04 ID:7gFzKdaU0
- 異能都市の公園を和服の少女が歩いている。
青緑色のロングヘアーを右でサイドテールにした活発そうな姿が微笑ましい。
右手には巾着が有り、どうやらお使いをしているようだった。
「えと……何買うんだっけ……?」
立ち止まり思い出そうとしている。
- 752 :ノイン・ワイルダー ◆6xc12amlNk:2010/11/02(火) 14:00:27 ID:.6prKP66O
- >>751
「豆腐に白滝、牛肉に卵……あとは……白菜と……?」
【隣には灰色のゴスロリ服に身を包んだ少女が一人】
【青緑色のロングヘアーを左でサイドテールにした姿は隣の少女とそっくりだ】
「すき焼き……」
- 753 :アニス・ワイルダー:2010/11/02(火) 14:02:28 ID:7gFzKdaU0
- >>752
「あ、そうだった!ありがと、ノイン」
えへへ、と花が咲く様な笑みをして礼を言う。
「すき焼きかぁ……えへへ」
和食大好きアニスで有った。
ふたり仲良く商店街を目指している。
- 754 :ノイン・ワイルダー ◆6xc12amlNk:2010/11/02(火) 14:07:57 ID:.6prKP66O
- >>753
「アニスはせっかち過ぎるよ、ほらメモ用紙……」
【アニスの笑顔を楽しそうに見てから、お使いのメモ用紙を手渡す】
「楽しみだね……」
【アニスが好きな物ならノインも大好き、商店街はたくさんのお客さんと、店員のオジサンオバサンで賑わっている】
- 755 :アニス・ワイルダー:2010/11/02(火) 14:10:50 ID:7gFzKdaU0
- >>754
「ん、成程……そういえばメモ貰ってた!」
メモのこと自体忘れていたようだ。
「うん、美味しい材料買ってこね!」
商店街を楽しげに見回しながら歩いていく。
まずは八百屋の様である。
八百屋の店主に。
「えっと、すいませんっ。白菜……?と、ネギでいいのかなぁ、えと取り敢えずそれください!」
メモを見ながらたどたどしく頼む。
- 756 :ノイン・ワイルダー ◆6xc12amlNk:2010/11/02(火) 14:16:42 ID:.6prKP66O
- >>755
「メモはお使いの基本だよ、チャラン君みたいになっちゃったら大変だよ?」
【ちょこっとだけ酷い言い草である】
「春菊も……」
【アニスに続いて静かにノインも頼む】
【もの凄く体格の良いマッチョなオジサンは、二人を見てオマケしてくれた……何故かピーマンを】
- 757 :アニス・ワイルダー:2010/11/02(火) 14:18:57 ID:7gFzKdaU0
- >>756
「えー、チャランなんかと一緒にしないでよ」
嫌そうな顔をしている。
それにしても扱いが酷いチャランである。
「ありがと、おじさん!」
輝く笑顔でおじさんに礼を言いじゃがいもも貰った。
「じゃあ次の店にごー!」
腕をびしっと伸ばして歩き出す。
次はお肉屋さんだ。
- 758 :ノイン・ワイルダー ◆6xc12amlNk:2010/11/02(火) 14:24:44 ID:.6prKP66O
- >>757
「ん、私チャラン君好きだけどな……面白いもん」
【笑顔で答える姿は良い子の鏡である】
「ねぇ、ピーマンにジャガイモってすき焼きに……あ、待ってよ」
【オマケの野菜がすき焼きに普段使う物では無い事にツッコミを入れる前にアニスが歩き出したので、それを追う】
- 759 :アニス・ワイルダー:2010/11/02(火) 14:28:08 ID:7gFzKdaU0
- >>758
「まぁ、面白いのは確かにそうだけどさ!だってアイツ私に喧嘩売ってくるんだもん」
プンスカ怒りながらお肉屋さんに行進していく。
そして到着。
品揃えが豊富なことで有名な肉屋さんだ。
「えと……何肉にしよう……?」
目の前には、牛肉、鶏肉、豚肉、ラム肉、ガチョウ肉、馬肉、ドラゴン肉など良く分からないものから何まで並んでいる。
因みにアニスはドラゴン肉に興味津々だ!
- 760 :ノイン・ワイルダー ◆6xc12amlNk:2010/11/02(火) 14:34:41 ID:.6prKP66O
- >>759
「それはアニスが鳳仙花でパチパチするからだよ……まぁ……チャラン君にも問題あるけどさ……」
【ノインはこの前チャランに冷たい手でペタペタされた事をアニスに話した】
【お肉屋さんの前】
「……」
【少し考えた後……】
「牛肉ください……」
【アニスに任せるとドラゴン肉を買ってしまうと瞬時に判断したノインはすかさず牛肉を注文】
- 761 :アニス・ワイルダー:2010/11/02(火) 14:36:03 ID:7gFzKdaU0
- >>760
「むむぅ、ノインをいじめるなんて!今度パチパチしなきゃ!」
怒りに燃えている。
恐らく出会い頭に鳳仙花という理不尽極まりない事が起こるだろう。
「ドラ……あっ」
しょんぼりしている。
- 762 :ノイン・ワイルダー ◆6xc12amlNk:2010/11/02(火) 14:42:32 ID:.6prKP66O
- >>761
「パチパチも手加減してあげてね?」
【こちらも止めはしない、意外とそう言う一面もあるのだった……】
「……」
【チラッとアニスの表情を見て】
「ん、パパとママには内緒だよ?」
【ドラゴン肉も一緒に頼む、パパとママが分からない訳は無いが、きっと大丈夫だろう】
- 763 :アニス・ワイルダー:2010/11/02(火) 14:45:38 ID:7gFzKdaU0
- >>762
「うん、ちょっと懲らしめるだけだから安心していいよ!」
それでいいのか。
そしてノインがドラゴン肉を頼んでくれたのを見て喜ぶ。
「やったっ!ありがとノインー!」
凄く嬉しそうだ。
次はどの店か……、豆腐屋さんだろう。
店員から肉を受け取り歩き出す。
- 764 :ノイン・ワイルダー ◆6xc12amlNk:2010/11/02(火) 14:51:12 ID:.6prKP66O
- >>763
「ううん、アニスが喜んでくれるなら嬉しい……」
【頬を赤くして微笑む姿はとても可愛らしい事だろう】
「そう言えば、豆腐屋さんって、豆腐を入れるボールが無いと駄目なんじゃなかったかな?」
【ノインはボールを持っていないから、アニスに尋ねる】
- 765 :アニス・ワイルダー:2010/11/02(火) 14:53:04 ID:7gFzKdaU0
- >>764
「えへへ、私もノインが笑うと嬉しいよっ」
手を繋ぎ歩き出す。
そしてノインの言葉に。
「あ!」
しばらく考えこみおもむろに植物の種を取り出す。
「どうかな?」
ニョキニョキと植物が成長し、木精のボールが出来た。
- 766 :ノイン・ワイルダー ◆6xc12amlNk:2010/11/02(火) 14:57:10 ID:.6prKP66O
- >>765
「……」
【手を繋ぐ二人はどちらも笑顔で、誰から見ても仲良しな姉妹であった】
「ん、バッチリだね……」
【木で出来たボールを見てからそう口を開く】
【豆腐を買う準備も万端である】
- 767 :アニス・ワイルダー:2010/11/02(火) 14:59:16 ID:7gFzKdaU0
- >>766
「ふふっ」
嬉しそうに笑いを漏らして豆腐屋に向かう。
「こんにちはー」
豆腐屋のおばちゃんに挨拶をする。
「えっと、お豆腐と、白滝ください!」
おばちゃんがのろのろした動作でボウルに豆腐と白滝を入れていく。
- 768 :ノイン・ワイルダー ◆6xc12amlNk:2010/11/02(火) 15:03:53 ID:.6prKP66O
- >>767
「こんにちは……」
【アニスと一緒に挨拶、いつもの様におとなしい声色】
「豆腐と白滝は私が持つね、こぼしたら大変だからね」
【アニスは少し元気過ぎる、だからノインは自分が立候補するのだった】
- 769 :アニス・ワイルダー:2010/11/02(火) 15:06:30 ID:7gFzKdaU0
- >>768
『ふたりとも仲良しだねぇ、おばちゃんオマケしとくよ』
おばちゃんが豆腐コロッケを二つくれた。
「ん、じゃあ任せたよ!」
ノインに任せる。
そしてメモを確認して。
「えと……大丈夫そうだね、帰ろう!」
- 770 :ノイン・ワイルダー ◆6xc12amlNk:2010/11/02(火) 15:15:59 ID:.6prKP66O
- >>769
「あ、有難うございます……」
【深々と頭を下げてオバサンに感謝する】
「任せて、帰ろうか……」
【双子の少女達がのんびりとお使いを終わらせて歩いて行く】
【二人で笑顔を絶やさない帰り道、平和な一時なのだった】
- 771 :アニス・ワイルダー:2010/11/02(火) 15:17:16 ID:7gFzKdaU0
- >>770
「ん、このコロッケ美味しいね」
はむはむコロッケを齧り笑いかける。
「ふふ!今日の晩ご飯楽しみだね!」
そう言いながら二人は屋敷に帰っていった。
- 772 :百合代 命:2010/11/04(木) 00:15:10 ID:U6eEL9Fc0
- 彼は表に出てこない、その姿を見せず裏方に徹している
自身の能力をさらすことを嫌い、能力を所有しない者ように戦う
全て奥底からくる【後ろめたさ】が――
「……ハックシュン!」
鼻を押さえ啜る
その後ポケットからティッシュを取り出し、鼻をかんだ
「最近急に冷えてきたからな…うん」
息を吐きながら空を見上げる
輝かしい街の明かりが、星の明かりを丸ごと消し去っている
「……真実を与えられるのではない、”真実を手に入れるため”の術を与えられるべきなのだ」
何に対してでもなく、ただぼそりと呟いた
- 773 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/05(金) 22:15:23 ID:WVrfsEdY0
- 【公園…】
【にわかにあちこちが騒がしくなってきた】
「あう〜。おまつりあしたからなの〜」
【うれしそうに屋台を見つめるディス。もうすぐ秋祭りの始まりである】
- 774 :黒沢小百合:2010/11/08(月) 22:42:21 ID:SSMHlh/20
- 【異能都市のどこか】
長屋、といえばいいのだろうか。
時代劇で見るような建物や用水路などが入り組んだ町並みに
小百合はいつの間にか迷い込んでいた。
「ううむ、同じ都市内であるというのに
生活様式どころか文化レベルまで違うとは……。
困りましたね、これは……。」
都市内のどこか、であることは間違いないのだが
どうもここは他の区画とは毛色が違う。
道行く人々も、小百合に対して『異物』感を感じているのであろう。
視線を向けるものの、どこかよそよそしく脇を通り過ぎていく。
(ところどころに舗装された道路やガス灯が見られる……。
文明開化直後くらいの文明レベル、でしょうかね。)
- 775 :虚:2010/11/08(月) 23:02:48 ID:PBnIervYO
- 「とことん辺鄙な所に入り込んじまったなぁ……」
ボリボリと頭をかきながら、ぶつぶつと呟く不審者一人。
作務衣に半纏が、妙にこの空間にマッチしていない事もない。
「……データ閲覧の帰りにこんな目にあうたぁ……」
- 776 :黒沢小百合:2010/11/08(月) 23:13:23 ID:SSMHlh/20
- >>775
「ん……。」
なんとも奇妙な感覚を覚えながら
出口を求めて道を行く小百合の目に虚の姿が飛び込んできた。
「すいません、この通りから出るにはどうすればよいのでしょう?
歩くうちにここに迷い込んでしまったのですが……。」
(恐らく、彼はここの住人ではない……。
もしかしたら、『中心部』への戻り方を知っているかも。)
- 777 :虚:2010/11/08(月) 23:23:07 ID:PBnIervYO
- 「……ん?ああ、嬢ちゃんも迷ったくちかい」
まるで覇気の感じられない男は、そう答えた。
嬢ちゃん『も』というからには、男にもわからないのだろう。
男は、己の来た道を、振り返ることなく、親指で指し示す。
「一応……おおよそあっちが箱庭のはずだ。『方角』はな」
時間軸やらは知らねー、とぶんなげた。
「こういう時に限って婆は出てこねえしなぁ……あいつがいりゃあ一発だに」
- 778 :黒沢小百合:2010/11/08(月) 23:28:56 ID:SSMHlh/20
- >>777
「ええ、『歪み』だのなんだのに巻き込まれて
道に迷うのはもう慣れましたが、文明レベルまで違うのは
さすがに初めてですよ。」
困った様子で、辺りを見回す小百合。
「……やはり、あなたもでしたか……。
とりあえず、おおよその方向を教えていただけただけでもありがたい。
歩き続ければ、いつかは元の場所に戻るでしょうし。
来れたのですから戻れない道理はなし、ですよ。」
- 779 :虚:2010/11/08(月) 23:39:15 ID:PBnIervYO
- >>778
「これでちゃんと機能する此処の恐ろしさよ。上は歪みとやらをぶちこんだ地図でも持ってんのかね?」
小百合に釣られて辺りを見渡す。
「明らかに此処に異能都市が出来る以前だよなあ……ノスタルヂィな匂ひがぷんぷんすらぁ」
- 780 :黒沢小百合:2010/11/08(月) 23:48:12 ID:SSMHlh/20
- >>779
「都市機能の充実度合いや人々の服装などを見る限り、
ちょうど文明開化直後程度の文化レベルのようですね。
暇な時に迷い込んだのであれば教科書などでみた
『牛なべ』とやらを突いてみたくもなりますが。」
生憎、2人の視界にはそんなこじゃれた店は見つからない。
あるとしても、これまた時代を感じる蕎麦屋だとか酒屋、薬問屋程度だ。
「もう一度来ようにも、どうやればここにこれるのかも謎。
面白いですが少し、寂しい気もしますね。」
とりあえず、虚が先程いっていた『箱庭の方向』へと足を進める。
- 781 :虚:2010/11/08(月) 23:59:07 ID:PBnIervYO
- 「一期一会って奴だな……この頃ならフィルターもなかろうしさぞ煙草も旨いだろうに」
残念ながら通貨が合わなければ、購買も出来ない。心底残念そうに呟きながら、小百合について行く。話し相手が居なくて暇だったのだろう。
「なに、忘れた頃にまた来るだろうさ。そんなもんだ……此処で暮らせねぇかな」
「正直浮き世のしがらみから解き放たれたい……無茶な依頼……対策……」
- 782 :黒沢小百合:2010/11/09(火) 00:13:05 ID:SSMHlh/20
- >>781
生憎、小百合は煙草はやらないため
フィルターがどうの、という話は良く分からない。
適当に相槌を打ちつつ、足を動かし続けて。
「『しがらみ』というのは不思議なもので
一つを断ち切ると三つのしがらみが新たに現れて取り囲んでくる。」
ふふと自嘲するように笑って。
彼女も、日々仕事と戦って生きている。
そのため、虚の気持ちがある程度分かるのだろう。
「しかし、かの文豪ヘミングウェイは言いました。『この世はすばらしい、戦う価値がある。』と――。
これは私個人の考えですが、我々はこの世の『しがらみ』と戦いながら『安心』を探しているのではないかと。」
- 783 :虚:2010/11/09(火) 00:22:20 ID:PBnIervYO
- >>782
「若いうちからよく頑張る……いや若いからこそだなぁ。昔は頑張ってた気がするわ」
ご苦労様なことだ、と茶化すように言ってみる。
「佳き人は佳き言葉を残してくもんだな。
俺は戦い甲斐が有りすぎて負けそうだけどな」
「安心……安心ねぇ。なあ、嬢ちゃん。嬢ちゃんにとっての『安心』って何なんだい?」
- 784 :黒沢小百合:2010/11/09(火) 00:31:27 ID:SSMHlh/20
- >>783
「我が主、『夜刀神蔡生』の側に侍り、仕えること。
私はそれ以上の『喜び』を知りません。」
気取ることも無く、誇ることも無く、
ただ自然に『主への忠誠』を口にする小百合に偽りはない。
「私は彼女がどこへ行くのか見てみたいのですよ。
そして、何を成すのかをね。」
- 785 :虚:2010/11/09(火) 00:41:09 ID:PBnIervYO
- 「なるほど。『忠誠』か『信仰』か、そのへんか……うん、確かにあれは人域越えてるし、対象にはぴったりだ……っと。すまんな
その主をあれ呼ばわりするのは、流石にどうだろうと思い、謝意を告げる。
「嘘か本当か、夜刀神は本当に神の血統だ、なんてのも聞いたなぁ」
そして今受けている無理難題(暗殺依頼)を思い、頭を抱える。
「俺の安心は……さしずめ「緩やかな死」かね……仕事で死ぬのはあまり望む所ではない」
- 786 :黒沢小百合:2010/11/09(火) 00:45:14 ID:SSMHlh/20
- >>785
「私も詳しくは存じませんが、ね。
すくなくとも、人ではない。なにしろ彼女は――。」
小百合の声がふ、と途絶える。
声だけではない、かつ、かつと時折響いていた
彼女のヒールの音も、ほんのりと漂う香水の品のいい香りも
いきなり掻き消えた。
彼女だけ、歪みに飲み込まれたのだろうか……。
// ごめんよ。そろそろ寝ないといけないお・・・。
おやすみよー。
- 787 :虚:2010/11/09(火) 00:54:27 ID:PBnIervYO
- >>786
「ふんふん……?って消えた。……情報源としては……しかし気になるな」
「其処ナ御仁。本官ハ怪シイ男女寄リ添ウテ有リト訊イテヤツテキタノダガ」
「……あー。知らんね。検討もつかんね」
一人になった途端にこれだ。どうやら此処でも安住は出来なさそうだ。
//おつつつつー
- 788 :黒沢小百合:2010/11/11(木) 21:44:06 ID:SSMHlh/20
- 【AGカフェ】
「う……。」
仕事帰りにほぼ習慣のように
クロスの姿の無いAGカフェへと立ち寄る小百合。
(最近、疲労がたまっているかな……。
あ、そうだ、昨日の戦闘被害の報告書を書いておかないと……。)
疲れた様子でカウンター席にもたれた小百合は、
深いため息をついて、様々な思案を巡らすのだった。
- 789 :白い女:2010/11/11(木) 22:09:19 ID:hGStfPTM0
- >>788
「って、と……」
足早に店内へ入ってくる女。
店の窓から空を眺め、溜め息をついた。
余り思わしくない空模様をしている。
次いで店内を見回す。
特に意味は無かったが小百合を見つけたのでちょこちょこと寄ってきた。
「何やってんのさ?」
- 790 :黒沢小百合:2010/11/11(木) 22:50:26 ID:SSMHlh/20
- >>789
「おや、また貴方ですか……。
この店に好んで幾度も訪れるなんて、酔狂なお人ですね。」
気だるげに半身を起こす小百合。
「いえ、最近からだの調子が思わしくなくて。
少し休暇でも、と思っていまして。」
小百合の顔色はたしかに少し悪い。
髪もところどころ痛んでおり、見た目も以前より貧相に見える。
- 791 :白い女:2010/11/11(木) 22:56:12 ID:hGStfPTM0
- >>790
「まだこの都市に来てそう長くないからね。
まずは知ってる所を適当に歩き回ってるのさ」
「それに、キミには言われたくないよ」
小さく頷くと小百合の瞳を見ながら。
「働き詰めなんじゃない?
働くのがどうとかって言うのは僕にはちょっと良く解んないけど」
気さくに笑って小百合の隣に腰掛ける。
- 792 :黒沢小百合:2010/11/11(木) 23:08:33 ID:SSMHlh/20
- >>791
「この店は私の友人の店ですから。
気心の知れた相手、というのは楽でいい。」
小百合は力なく笑うと、ふよふよと漂うように
厨房から飛んできたコーヒーカップを手に取り、テーブルに置いた。
「キケロ曰く、人間は働くことと考えることのために生きる生き物。
勤労は現代社会の礎であると共に美徳でもあるのです。」
- 793 :白い女:2010/11/11(木) 23:13:50 ID:hGStfPTM0
- >>792
「ん、あぁ。そうだったね」
クス。と笑う。
「で、当の本人は今日も居ないみたいだけど、仕方ないかな」
コーヒーカップには特に触れない。
慣れる事に速いのか、それとも諦めが早いのか。
「キケロ……?
学校に行ってない身だから難しい事は良く解んないんだよ」
人差し指でこめかみ辺りを数回たたく。ちょっとした癖の様だ。
「それに、碌な働きもしてないしね。僕」
- 794 :黒沢小百合:2010/11/11(木) 23:27:03 ID:SSMHlh/20
- >>793
「彼は多趣味ですからね。
今も何かに他の事に打ち込んでいるのでは?」
小百合はクロスとはほぼ正反対の性格であるが
それなりに評価をしているようだ。
馬が合う、というやつだろう。
「キケロは共和制ローマの政治家の一人ですよ。
勉学は勤労と同じく、現代社会の基礎であり、
人間を人間足らしめる重要な要素の一つです。」
- 795 :白い女:2010/11/11(木) 23:34:51 ID:hGStfPTM0
- >>794
「……だろうねー」
色々と思いだしつつ。
視線を壁に向けえばそれらしき張り紙が有った。
「一応、覚えておくよ」
その人差し指を頭から離す。
「と、言っても、あそこに居る気にはならなかったのさ」
この言葉から考えれば、昔学校に通っては居たらしい。
左手に填められたグローブを静かな目で見つめる。
その眼と言葉には何か重い物が感じ取れる。
- 796 :黒沢小百合:2010/11/11(木) 23:48:02 ID:SSMHlh/20
- >>795
「気性、それで済ませてしまえれば楽なのでしょうが。
現代においてそうはいかない物です。」
コーヒーを一口、こくりと口に含み。
「でも、少し分かります。
私も、世界を旅して回った時期が時折
懐かしく思えることがありますよ。
今の生活が嫌だという意味ではありませんが。」
- 797 :白い女:2010/11/11(木) 23:57:12 ID:hGStfPTM0
- >>796
「ま、人が言ってどうにかなる部分でも無いけどね」
楽しげに笑う。
「懐かしい訳じゃないさ。恨めしいのさ。
確かにあの場所には今すぐ戻りたい。でも戻るだけの力が僕には無いんだ」
グローブの手の甲部分に填められた黄色い宝石の様な物を眺めている様だ。
- 798 :黒沢小百合:2010/11/12(金) 00:08:06 ID:SSMHlh/20
- >>797
「あなたの過去を知っているわけではありませんから
私はなんとも言えませんが……。」
困ったような表情を浮かべて。
もてあそぶように、スプーンでコーヒーをかき混ぜる小百合。
「報復を止めるつもりもなければ進めるつもりも私はありません。
ただ、よく考えて行動するように、と助言しておきましょう。」
- 799 :白い女:2010/11/12(金) 00:18:49 ID:hGStfPTM0
- >>798
「考えかから此処に居る。
もしそうでなかったら一人で突っ込んで廃棄処分が良い処だね」
何が面白いのか笑っている。
そして思い出したように厨房へ掛けていき、暖かいココアを入れてきた。
今度は小百合の向かいに座り。
「……ねぇ、僕をどう思う?」
肌も髪も白く、血の色を移す瞳だけが紅い。典型的なアルビノの女である。
小百合の眼を見て楽しげに笑う少女はどう見ても普通の人間である。
- 800 :黒沢小百合:2010/11/12(金) 00:26:52 ID:SSMHlh/20
- >>799
「ふむ……。」
小百合は、少女の言葉を聞いてすこし思案して。
彼女が何へ報復を考えているのか、そしてどう思うかという問いを
半々に考えたが、どうにも考えがまとまらない。
「さあ、まだ貴方のことを私はほとんど知りませんから、どう思うと言われても。
現状だけで判断を下すなら、やや厭世的であり束縛を嫌う、といったところでしょうか……?」
- 801 :白い女:2010/11/12(金) 00:33:41 ID:hGStfPTM0
- >>800
「ククッ、ありがとう。僕は嬉しいよ」
小百合の答えを聞き、今までとは違うどこか陰のある笑みを浮かべた。
「大体、その通りだよ。
強いて付けくわえるとすれば非常に我がままで他人の意見を取り入れない。というのも有るね」
- 802 :黒沢小百合:2010/11/12(金) 00:41:31 ID:SSMHlh/20
- >>801
「なるほど、確かに言われてみれば……。
……っと、少し馴れ馴れしすぎますかね。
個人的に話をするのは久しぶりでどうにも感覚が……。」
小百合は、少し自嘲気味に笑い、
ふぁあ、と大きくあくびをした。
「……すいません、もうそろそろ眠らないと……
体が持たないので、私はそろそろ……。」
(店の奥で、少し眠ろうかな……。)
小百合は少女に断ってから店の奥にもそもそと向かって入っていく。
// そろそろ眠る準備をするお・・・おやすみお・・・。
- 803 :白い女:2010/11/12(金) 00:51:13 ID:hGStfPTM0
- >>802
「僕から話しかけたんだ。気にしないでくれ」
小百合に優しく笑いかけると見送った。
「おやすみ。また、何時か」
//おやすみなさいませですおー。
- 804 :伊江 琉沙:2010/11/12(金) 23:30:29 ID:wMyJxSMQ0
- 闇に僅かな群青を混ぜたような、静かな夜。
路地裏に鈍い音が木霊する。
同時に短い呻き声。
『……チッ。不甲斐ねぇ……』
苛立ったように呟くと、頬に飛び散った血を指で拭う。
周囲に倒れている三人の男は不運にも琉沙に喧嘩を売ったが為に地に沈んだのだ。
『最近はロクでも無ぇ奴に絡まれるな……』
ここ何日かずっとだ、と付け加え裏路地を歩き出す。
行く宛は無い。
ただ何となく、足が向いた先へと進んでいった。
- 805 :ロザリア・ロートシルト:2010/11/13(土) 22:40:00 ID:SSMHlh/20
-
――ぱしゃ。
路地裏の小さな水溜りの水が跳ねて、
黒いゴシックドレスに染みをつくった。
「……あら、少し跳ねてしまったかしら。
まさか出てくる場所に水溜りがあるなんてねえ。」
どこからとも無く現れた少女――
ロザリアは夜だというのにおかまいなく日傘を差すと
そのまま目的もなしに都市を散策しはじめた。
- 806 :アロハの大男:2010/11/13(土) 23:01:34 ID:y62ai9l60
- ――ボリボリ……
「現世も捨てたもんじゃねぇなあ、うめぇな、これ」
アロハシャツを着て、タオルを頭に巻いた男が、ポテトチップスを食べていた。
この時期に半袖である。
「やれやれ、暇だなまったく」
- 807 :ロザリア・ロートシルト:2010/11/14(日) 00:05:35 ID:SSMHlh/20
- >>806
大男の目の前の角から、
ふいに黒と赤のゴシックドレスに身を包み
日傘を差した少女が現れた。
彼女は、この辺に余りなれていないのか、
きょろきょろと辺りを見回して、建築物に刻まれた
彫刻や壁に穿たれたくぼみに置かれた蝋燭など、興味深いものに
顔を近づけて観察している。
ともあれ、こんな時間にこの場所をうろつくような年齢ではなかろう。
- 808 :アロハの大男:2010/11/14(日) 00:10:16 ID:y62ai9l60
- >>807
――グシャグシャ……
男は食べ終わったポテトチップスの袋をグシャグシャにした。
ふと顔を上げると、傘が目に入る。
「……こんな時間にあぶねぇなぁ。
女の子一人とは」
話しかけているのか、独り言なのか。
とにかくつぶやいた。
- 809 :ロザリア・ロートシルト:2010/11/14(日) 00:19:06 ID:SSMHlh/20
- >>808
「そちらこそ、夜種の時間であるこんな夜中に外を出歩くなんて。
古きよき混沌と文化の時代では考えられぬことですわ。
あのころはヒトも暗闇を恐れていたというのに。」
少女は、柱に掘り込まれた彫刻を熱心に観察しながら、
男のつぶやきに言葉を返した。
- 810 :アロハの大男:2010/11/14(日) 00:25:31 ID:y62ai9l60
- >>809
「古きよき時代ってどれぐらい前だよ、
何歳だよ、お前。
どうせ100とか200とかそのぐらいだろ」
男は返された言葉を更に返す。
夜種と聞いて、人間では無いと悟ったようだ。
「まぁ、100年前なんて見たことも無いけどな」
- 811 :ロザリア・ロートシルト:2010/11/14(日) 00:34:12 ID:SSMHlh/20
- >>810
「さあ、そんな事もう忘れてしまいましたわ。
我らはニンゲンと違い、時間という狩人に追い回される事はないのです。
世界が擦り切れてなくなるまでの膨大な時間をただ
悦楽を求めて生きる種族ですから。」
何も無い空間から、小さなメモ帳が現れて少女の手に収まる。
「ニンゲンのくだらない宗教の神像……。
それにすら、職人の魂が込められている。
この世界は見方を変えればどこまででも楽しむことが出来る。」
どうやら、その彫刻をスケッチしているようだ。
- 812 :アロハの大男:2010/11/14(日) 00:39:08 ID:y62ai9l60
- >>811
「難しいこと言うな、穣ちゃん」
メモ帳を眺める。
と言っても、角度でスケッチは見えず、スケッチをする様子を眺めているようだ。
「この世界を楽しむ、か。
でもな、世界を自分の好きなように作りかえれたら、もっと楽しいと思わないか?」
そう言って、懐から小さな何かを取り出す。
暗くて見えないが、大きさはコイン程度のようだ。
- 813 :ロザリア・ロートシルト:2010/11/14(日) 00:48:49 ID:SSMHlh/20
- >>812
「喜びとは何か……。
ある物は遊ぶことを喜びとし、あるものは勤労を。
あるものは善行。あるものは思考を。そしてあるものは破壊を喜びとする。
考え方というものは、一貫性の無いもの。」
ロザリアの手からメモ帳が消え、
ようやく彼女の顔が男へと向けられる。
小バカにしたような余裕のある笑みを浮かべた少女は、
そちらを値踏みするような視線で、見つめて。
「あなたは今からその『世界を好きなように作り変える』というのを見せてくれるのかしら?
それが、嚥下に足るものならいいのだけれどね……。」
- 814 :アロハの大男:2010/11/14(日) 00:58:41 ID:y62ai9l60
- >>813
「悪いな、世界を作り変えるのは俺じゃねぇ。
その手伝いをしてるだけさ」
コインを投げるように、男は何かを投げ、そしてキャッチする。
何かを弄びながら、男は言った。
「俺の喜びは、俺達の長の手伝いをすることだ。
穣ちゃんは俺達……いや、俺には合わなさそうだな」
何を判断材料にしたのかはわからないが、
男は小さな何かをポケットにしまった。
- 815 :ロザリア・ロートシルト:2010/11/14(日) 01:06:23 ID:SSMHlh/20
- >>814
「誰かに仕える、など考えたくも無いわ。
貴族というものはその高度な精神性によって
『支配する』ものの事ですわ。」
この少女は自らを貴族である、と考えているらしい。
たしかに、すこし仰々しいが上品な身の振り方を見るに、
よい教育を受けてきた事は分かる。
「他人に従属し、束縛されるのはこちらから願い下げね。
あなたには悪いけれど……。」
- 816 :アロハの大男:2010/11/14(日) 01:16:08 ID:y62ai9l60
- >>815
「貴族、ね。
やたら高飛車なのはそのせいか。
まだそんな人種が居たんだな。
余計に俺達には合わないな」
感心しているのか、貶しているのか。
ため息をついた。
「従属か。
俺達はただ、賛同しただけだぜ」
- 817 :ロザリア・ロートシルト:2010/11/14(日) 01:23:59 ID:SSMHlh/20
- >>816
「賛同、ねぇ……。
ま、あなたたち雑多な『ニンゲン』が何をしようと
私たちには関係の無いことよ。
勝手に世界を変えてちょうだいな。」
どうやら、ロザリアは興味を失ってしまったのか、
再び彫刻をスケッチしはじめた……。
- 818 :アロハの大男:2010/11/14(日) 01:34:23 ID:y62ai9l60
- >>817
「ハハハ……人間ねぇ……。
まぁ、なるべく早く変えるつもりさ」
後ろを向いて、頭をかきながら歩いていった。
男は月を見上げて、口の中で呟いた。
(人間……か。
残念ながら違うんだよな)
再び、ポケットから小さな何かを取り出す。
月に映し出されたそれは、小さな鱗。
表面には、世間を賑わせている怪人の紋章が刻まれていた。
- 819 :ロザリア・ロートシルト:2010/11/14(日) 01:46:03 ID:SSMHlh/20
- >>818
「ふぅ……。言っておくけれど……。
『革命』には愛が必要よ。ただ、変えるだけではダメ。
革命家は同時に、偉大な道徳家でなくてはならない。」
スケッチし終えたのかぱた、とメモ帳を閉じて。
「そろそろ私はお暇しますわね……。
では、また会う日までごきげんよう……。」
少女の姿がノイズのようにブレた瞬間、
最初から存在しなかったかのように掻き消えてしまった。
- 820 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/14(日) 21:35:33 ID:WVrfsEdY0
- 【中央公園・枯葉が舞っている中に】
「あうあう〜。ゆきふるのはもうすぐなのかなの」
【マフラーを巻いた少女がベンチに座って空を見上げていた】
【ちょっと眠たそうだ】
- 821 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/11/14(日) 21:43:13 ID:hGStfPTM0
- 「……」
同じく公園。
何時も通りの黒いゴスロリ調の服に。何時も通りの無表情。
だが、その腕には暖かそうな手袋が被さっていた。
少女が吐く息は白くなって吐き出される。
「さむ……」
小さく、そう呟いた。
- 822 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/14(日) 21:47:33 ID:WVrfsEdY0
- >>821
「あう〜、『ぜおら』がいるなの。こんばんわなの〜!」
【どこか嬉しそうな顔で近付いていく】
「ここでなにしてるなの〜?」
- 823 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/11/14(日) 21:50:38 ID:hGStfPTM0
- >>822
「?」
振りかえり、ディスを見た。
「こんばんは」
「買い物、の……かえり」
そう言って少女は手元の木カゴを向けた。
- 824 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/14(日) 21:53:11 ID:WVrfsEdY0
- >>823
「あう〜、おかいものなの〜。」
【ちょっと興味を持っているみたいだ】
「ごはんつくるのかなの?」
【籠を見て言った】
- 825 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/11/14(日) 21:56:33 ID:hGStfPTM0
- >>824
「そ、」
カゴの中には果物や野菜、それにお菓子が。
「そう。……みんなでね」
- 826 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/14(日) 21:59:06 ID:WVrfsEdY0
- >>825
「あう〜、みんなでなの〜?
あうあう、ほかにいっぱいいるなの〜?」
【ちょっと楽しそうだ】
- 827 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/11/14(日) 22:03:35 ID:hGStfPTM0
- >>826
「そう。
家で、皆」
微かに笑みを作り、それを向ける。
「……たべる?」
それと同時、カゴから取り出したクッキーを二枚取り出す。
一枚を自身の口に挟むと、もう一枚を取り出した。
- 828 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/14(日) 22:08:41 ID:WVrfsEdY0
- >>827
「あうあう、かぞくがいるのはいいことなの〜」
【微笑みながら言う】
「あう〜、もらうの!ありがとうなの!」
【嬉しそうにクッキーを手にとってもぐもぐし始めた】
「もぐもぐもぐ……」
- 829 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/11/14(日) 22:12:47 ID:hGStfPTM0
- >>828
「家族、
ちょっと。……ちがうかな……」
困った様に首を傾げてそう言って、
「……おいしい?」
次は疑問で首を傾げ、問う。
- 830 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/14(日) 22:16:27 ID:WVrfsEdY0
- >>829
「んう〜。おともだちかなの?」
【少し首をかしげる】
「もぐもぐ、うん!とってもおいしいの!」
【とても嬉しそうな顔で微笑んだ】
- 831 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/11/14(日) 22:20:32 ID:hGStfPTM0
- >>830
「それも、ちがう」
何だか謎かけでもしている様で楽しくて、少しだけ笑みをこぼす。
「よかった……」
安堵した様子で頷き、
「それ、つくったの」
- 832 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/14(日) 22:24:35 ID:WVrfsEdY0
- >>831
「う〜ん?なんなのかなの…じゃあ…
なかまかなの?」
【首をかしげる】
「あう〜、『ぜおら』もおかしつくるのとくいなんだなの〜」
【微笑みを絶やさずに言う】
- 833 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/11/14(日) 22:30:55 ID:hGStfPTM0
- >>832
「クスクスッ」
ディスの真剣に考える様子が面白くて。
謎かけなら、そろそろ答えを教える頃だ。
「……お家、くる?」
「昔、仕事してたから……」
そういうと、カゴに黒い生地に白い薔薇の装飾の入った布を被せる。
- 834 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/14(日) 22:33:59 ID:WVrfsEdY0
- >>833
「あうあう〜、いってみたいかもなの〜」
【かなり気になっているようだ】
「あう〜、おかしやさんのおしごとなの〜。」
【感心している】
- 835 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/11/14(日) 22:38:49 ID:hGStfPTM0
- >>834
「じゃあ、……目を、とじて」
頭を撫でながらそう言って。
「それも少し、ちがう……」
また少女は微笑する。
- 836 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/14(日) 22:41:22 ID:WVrfsEdY0
- >>835
「あう〜…ちがうなの〜?
どんなかんじなのかなの…」
【少し首をかしげるが…】
「あう?うん…なの」
【言われるまま目を閉じた。何だかドキドキしている】
- 837 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/11/14(日) 22:46:28 ID:hGStfPTM0
- >>836
――トントン。
少女は靴で地面を打ちそう音を鳴らすと同時、
同じリズムでディスの頭を軽く撫でた。
そのあと、少女はディスの胸の中央に指を当て、軽く突いた。
「……目を、あけて」
二人が立っているのは周囲一面が緑に覆われた広い大地。
地を走り埋め尽くした草原。その奥には深緑の森。
そらは限りなく快晴で、巨大な竜や鳥が境無く自由に飛びまわっていた。
「……うしろ」
二人の背後。
その緑と青の中にただ一点の黒い屋敷。
塀に囲まれた4階建ての、西洋作りの大きな屋敷だ。
- 838 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/14(日) 22:49:32 ID:WVrfsEdY0
- >>837
「あう?…うんわかったの…」
【そう言ってゆっくりと目を開ける】
「あう〜。さっきとちがうところなの…ここどこなの〜?
あう?うしろ」
【驚いた顔のままディスは振り返った】
「あう〜!ここが『ぜおら』のおうちなの〜!
おっきいの〜!」
【とってもはしゃいでいる】
- 839 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/11/14(日) 22:53:24 ID:hGStfPTM0
- >>838
ディスの反応に良い表情を見せて。
「ここに、みんな居る」
そう言うとディスの手を取る。
「はいろ?」
- 840 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/14(日) 22:56:18 ID:WVrfsEdY0
- >>839
「あうあう、わかったの〜。はいるなの!」
【嬉しそうに手をひかれながら歩いていく】
「どんなひとがいるのかなの〜」
【とても嬉しそうに言った】
- 841 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/11/14(日) 23:02:23 ID:hGStfPTM0
- >>840
屋敷の中も外観と同じく丁寧な造りとなっている。
螺旋階段を上って、4回。
階段を上がったところの直ぐにある大きな扉の中に、その大きな部屋の中。
「ただいま」
何時か会った白い女と頭に紅い宝石を付けた灰色の少女。
それと大人状態のゼオラと、桃色の髪を持つ、白い機械の少女が居た。
- 842 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/14(日) 23:06:42 ID:WVrfsEdY0
- >>841
「あう〜。おじゃましますなの〜」
【ニッコリほほ笑みながら入った】
「あうあう〜、なかもおっきいなの〜」
【辺りを見回しながら歩いていく】
「あうあう〜、こんばんわなの〜」
【ディスは部屋の中の人々に頭を下げて挨拶した】
「あう〜?おっきい『ぜおら』みたいなの〜」
【不思議そうな顔で見つめる】
- 843 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/11/14(日) 23:11:27 ID:hGStfPTM0
- >>842
『……』
黒いドレスを着た女はじっとディスの方を見ている。
目の辺りを全て布で覆われているが、見えているかのようだった。
「やぁ、ディス」
白い女は椅子に座ったままそちらを見て、微笑む。
「しかし珍しいね、この家にお客なんて」
ふと、そう呟く。
その直ぐ後、
「ああそうだ。お帰りゼオラ。
今すぐ準備を始めようか」
白い女は椅子から立ち上がり、少女のゼオラの方へ歩いていくと頭を撫でた。
ゼオラはそれを何処か不機嫌そうに受け取ったあと、白い女と一緒に部屋を出て行った。
- 844 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/14(日) 23:19:08 ID:WVrfsEdY0
- >>843
「あうあう、こんばんわなの〜。またあったねなの〜」
【白い女に向けても大きく頭を下げた】
「あうあう、『ぜおら』のおともだちなの〜」
【そう言って大きく手を振った】
「あう〜。なんのじゅんびなのかなの〜」
【すこし楽しみそうだ】
- 845 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/11/14(日) 23:21:05 ID:hGStfPTM0
- >>844
『……』
長身でドレスのゼオラ。
姿こそ変わったが、その雰囲気は近い。
ディスに小さく手招きをしている。
- 846 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/14(日) 23:24:11 ID:WVrfsEdY0
- >>845
「あうあう〜?なにかなの〜
おっきい『ぜおら』なの〜」
【少し不思議そうな顔をしながら近づいていく】
- 847 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/11/14(日) 23:28:01 ID:hGStfPTM0
- >>846
『……ディス』
まずディスの頭を優しい手つきで撫でる。
そして、自身の隣――先程まで白い女が座っていた椅子――に座らせる。
『会いた……かった、ずっと……』
- 848 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/14(日) 23:34:13 ID:WVrfsEdY0
- >>847
「あう…ずっと…なの?」
【いすに座ったまま驚きの顔で言う】
「その…『でぃす』も『ぜおら』とあえるのはうれしいことなの…
でもなんでふたり…なのかなの?」
【軽く微笑みながら言う】
- 849 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/11/14(日) 23:40:50 ID:hGStfPTM0
- >>848
『未来、から、来た……から』
ディスに触れる手はとても大切な物の様に。
とてつもなく繊細で、やさしい手つき。
『ディス……』
女は微笑み、抱きしめた。
- 850 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/14(日) 23:42:57 ID:WVrfsEdY0
- >>849
「あう…そうなんだなの…」
【ディスは少し微笑んで体をゼオラに寄せた】
「だいじょぶなの、いつでも『でぃす』はげんきだからなの」
【こちらもやさしい声で返した】
- 851 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/11/14(日) 23:46:28 ID:hGStfPTM0
- >>850
『……あり、がとう』
身体を離した。
「ただいま」
二度目。
少女の持つ銀のトレイの上には果物やお菓子の沢山入ったお皿。
それをテーブルに次々と乗せていく。
- 852 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/14(日) 23:50:05 ID:WVrfsEdY0
- >>851
「あうあう、だいじょぶなの〜」
【微笑みながら席に戻る】
「あう〜、おかしなの!おいしそうなの〜!」
【とても嬉しそうにお菓子のお皿を見ている】
- 853 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/11/14(日) 23:55:07 ID:hGStfPTM0
- >>842
「お茶もあるよー」
次に出てきた白い女は紅茶のポットを持って。
同じく持ってきたカップに次々と注いでいく。
「はい、ディス」
ディスに微笑みかけ、カップを渡す。
「……」
じーっとディスと大人のゼオラを眺める子どものゼオラ。
暫くし、こてん。と首を傾げた。
- 854 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/15(月) 00:02:16 ID:WVrfsEdY0
- >>853
「あう、いただきますなの」
【軽く頭を下げてカップの中の紅茶を飲む】
「うーん、おいしいの〜」
【何だか幸せそうだ】
「…あう〜?どしたの?」
【不思議そうに子供のゼオラを見た】
- 855 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/11/15(月) 00:05:49 ID:hGStfPTM0
- >>854
「それは良かった」
クスッと笑い、女もカップの紅茶を一口。
「……なんでも」
小さく首を振ると葡萄を一つ手に取り、口に運んだ。
- 856 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/15(月) 00:08:38 ID:WVrfsEdY0
- >>855
「あう〜、おちゃおいしいひといっぱいでしあわせなの〜」
【とても楽しそうに言う】
「あう、『でぃす』もたべるなの」
【そう言ってお菓子を一つまみする】
「もぐもぐ…」
- 857 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/11/15(月) 00:11:46 ID:hGStfPTM0
- >>856
「本当、お茶を淹れるだけは上手なのよ」
ディスの向かいに居るのは灰色の少女。
「久し振りね、ディス」
そうは言っているが、ディスはこの少女に見覚えが無い……。
お菓子にはパンケーキやクッキー、パイもある。
恐らく全て手作りなのだろう。
- 858 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/15(月) 00:15:12 ID:WVrfsEdY0
- >>857
「あう〜、そうなの〜。おかしもおいしいけどなの〜・・・
あう?」
【ふと灰色の少女を見て首をかしげる】
「う〜ん…どこかであったことあるかなの?」
- 859 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/11/15(月) 00:20:20 ID:hGStfPTM0
- >>858
「その他は口に入るレベルではあるけれど、どれも微妙な物よ」
頭に大きな紅い宝石を光らせている。
「ディスには無いでしょうけど、私にはあるわ」
そういうと椅子を降り、ディスの元へ。
背後にまわり、ディスの視界から消えた後に跳び付いた。
「やっ、ひさしぶり!」
その声、その姿。依然何度か会ったことが有る。
確か、その女は自分の事をアリスと言っていた。
- 860 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/15(月) 00:29:50 ID:WVrfsEdY0
- >>859
「あう〜?そうなの?」
【不思議がりながらお菓子を口にする】
「あうあう!?」
【飛び疲れてかなり驚いたようだ】
「あう、えっと…『ありす』なの!
なんだかちがってたからわからなかったの!」
【また嬉しそうな顔になる】
- 861 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/11/15(月) 00:33:53 ID:hGStfPTM0
- >>860
「まあ、食べるだけなら気に成らないよ」
口調は姿に合わせているようだった。
「久し振りね、ディス」
口調を戻し、言ってみる。
「アリスは本当に我がままなんだから……」
こめかみ付近に手を置いて溜め息を吐く。
良く見れば、白い女と今のアリスはかなり似ていた。
- 862 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/15(月) 00:38:26 ID:WVrfsEdY0
- >>861
「あう〜、おいしいからきにしないなの〜」
【そう言って軽く微笑む】
「あう〜。なんだかふたりともにてるなの〜」
【驚いた顔で二人を交互に見た】
- 863 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/11/15(月) 00:43:00 ID:hGStfPTM0
- >>862
「それも良いわね」
黒い女はフッ。と笑う。
「まあ、解りやすくいえば、僕とアリスは友達なんだよ」
白い女は依然困り顔。
- 864 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/15(月) 00:52:06 ID:WVrfsEdY0
- >>863
「なるほどなの…
ともだちだからそっくりなのかなの?」
【感心するように言った】
- 865 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/11/15(月) 00:55:29 ID:hGStfPTM0
- >>864
「いや、そういう訳じゃないんだけどね……」
「こういうことよ」
困り顔を見せる白い女。
形を変え、ディスの目の前に灰色の少女として再び現れた元黒い女。
「言ったでしょう? 私は姿に形を変える事が出来るわ」
- 866 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/15(月) 00:56:53 ID:WVrfsEdY0
- >>865
「あうあう〜、そういうことなの〜」
【姿を変えられるのにさほど驚いてはいない】
「あう〜、でもほんとのかおはそれなのかなの?
それともちがうのかなの・・。」
【悩んだ顔でアリス?を見る】
- 867 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/11/15(月) 01:07:10 ID:hGStfPTM0
- >>866
「それは困った質問よ、ディス。
私の本当の姿はコレよ。でも、私の本当の姿はコレじゃない」
笑みを見せながら話す。
「そういえばディス、あなた眠たくは無いの?」
紅茶を一口飲み。
- 868 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/15(月) 01:09:28 ID:WVrfsEdY0
- >>867
「う〜ん…むずかしいの…
どういうことなのかなの…」
【ディスはかなり悩んでいる…が】
「ふぁー…かんがえてたらねむくなってきたの…
ねむいなの」
【大きくあくびをして目をこすり始めた】
- 869 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/11/15(月) 01:16:39 ID:hGStfPTM0
- >>868
「そう、眠いならおやすみなさい。
安心して良いわ。起きたらゼオラが元の場所に帰してあげるわ」
それに。と言葉をつづけ。
「眠っている間は「夢の国」で相手をしてあげるわ」
- 870 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/15(月) 01:19:37 ID:WVrfsEdY0
- >>869
「うーん…いいなの?
さっきからがまんしてたの…」
【そう言って近くにあるソファに寝転がる】
「ゆめのくに…?なんなのかなの…」
【興味深々な顔をして言うが】
「おやすみなの……」
【そう言ってゆっくりと目を閉じた】
「すー…すー…」
【ディスは一瞬で眠りについた】
//そろそろ寝ます。お疲れさまでしたー
- 871 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/11/15(月) 01:25:45 ID:hGStfPTM0
- >>870
「そうよ、それでいいの」
楽しげに笑うと椅子に座ったままディスを見ていた。
「……アリス」
「解ってるわ、ゼオラ。友達、なんでしょ?」
「……そう」
「私にもそれくらい解ってるわ、教えられたもの」
「……?」
「ゼオラは知らなくていいの」
「……」
「さ、ゼオラは白い奴の手伝いでもしてきなさいな」
「……解った」
//お疲れ様でした。楽しかったです!!
- 872 :桐島 悠斗:2010/11/18(木) 21:25:29 ID:5yNrU12o0
- 【都市の最も高いビルの屋上】
【目下に数多の人口灯を従え、誰よりも高く聳え立つこのビルの屋上は】
【1年に数度しか使われないヘリポートを所持しており】
【四隅には地上100mほどの位置にて紅い光が灯っている】
ーーーーーーーーーーーーーカクン
【?】
【何時から、ここに居たのだろうか】
【電動車椅子の肘掛に頬杖を付いた青年が、首を落としそうになる】
【服装はだぼだぼゆるゆるのパジャマ】
【あろうことか、ここを病院と間違えたのだろうか】
【びゅう、と秋風がビルの屋上を突き抜ける】
【青年の茶髪が寒風に揺れ】
「ーーーーーん?」
【比較的小柄な青年はゆっくりと瞼を持ち上げた】
【青年のいる位置はフェンスぎりぎり】
【とんでもない数の人口灯…赤白黄色の輝きが、絨毯のように広がっている】
「……へ?」
【間の抜けた青年の声が、頭上を通過した旅客機の轟音に掻き消された】
【青年は頬杖を辞め、肘掛に手を付き、電動車椅子からゆっくりと足を下ろす】
(おかしい…な?)
【青年は口をパクパクさせながら数歩進み、フェンスに手をかける】
【目の前には信じ難い光景がーーー】
(え…と……?)
(僕は………病院の屋上で…?)
【青年は震える足の存在を完全に忘れ、巨大で圧倒的で神秘的な、都市の輝きに見入っていた】
- 873 :リガル:2010/11/18(木) 21:30:12 ID:7gFzKdaU0
- >>872
ザザ……ザザザザ……ザザッ
ビルの屋上に小柄な人間サイズのノイズが走る。
「……れ?……とk……あ」
声は不明瞭で会ったが、暫くしてノイズが止み、そこには少年のような少女のような子供が居た。
白い服はまるで死装束の様で、長い白髪は目に鋭く突き刺さるほどに真っ白だ。
眼の色は白に限り無く近い灰。色と言うものを尽く抜き去ったかのような存在である。
其の子供は、青年を認識すると皮肉気な笑みを浮かべ近づいていく。
「やあ、今晩は」
子供も都市を見下ろしている。
- 874 :金髪の青年(アクセサリー付き):2010/11/18(木) 21:32:30 ID:hGStfPTM0
- 「ったく、何処だよここは……」
髪を掻きながら町を歩く青年。
この台詞から、彼も遠い場所からの人間であるらしい事が解る。
黄色い瞳に金髪。
右耳には一つ、左耳には三つのピアス。
胸元や腰にはチェーンが掛けられていて、余り外見の印象は宜しくない。
- 875 :桐島 悠斗:2010/11/18(木) 21:39:07 ID:5yNrU12o0
- >>873
ふ、と後方から音が聞こえる
遠くに聞こえる都市の騒音、更に過ぎ去った旅客機の轟音が満たす中でもやけにクリアに聞こえるーーーノイズ
「……なん、だ?」
気が動転しているためか、冷静な判断が出来ない
彼?彼女?子供?老人?
加速する焦りを嘲るように近づいてくる小さな人影
まるで色を否定したかの様な異質な存在は、自分と同じく都市を見下し始めた
焦る心は、子供の言葉によりピタリとその鼓動を止める
脳が一気にクールダウンし、冷静さを取り戻した
「…こん、ばんわ…」
だがしかし未だ状況を飲み込めない事に変わりは無く、言葉は途切れ途切れだ
- 876 :リガル:2010/11/18(木) 21:41:52 ID:7gFzKdaU0
- >>874
其の人影をビルの上から認識した。
>>875
「うん、コンバンハ」
柔らかい微笑みは、しかし何か黒い物を奥に隠し持っているかのようで。
ザザザッ
一瞬その姿にノイズが走り、元に戻る。
「あれ、キミどうやってここまで登ったの?」
車椅子でどうやって屋上まで来たのか疑問の表情を浮かべる。
- 877 :桐島 悠斗:2010/11/18(木) 21:51:11 ID:5yNrU12o0
- >>876
本能が感じ取るは眼前の子供が隠し持つ黒い側面
ザザッというノイズと共に背筋に蟲が伝ったかの様な不快な感覚に襲われる
ノイズが収まった後も、体を舐めまわされるような感覚を味わいながら子供の質問を聞き、息を吸って吐いてから
「…気がついたら、ここに居たんだ…」
「それも、今さっき……」
額に冷汗を浮かべながら事情を簡単に説明する
断片的で、分かりにくいが
今わかる全ては、伝えたつもり
- 878 :リガル:2010/11/18(木) 21:53:39 ID:7gFzKdaU0
- >>877
「へぇ、大変だね」
くすくす、と笑う。
びゅぅっ、と屋上に冷たい風が吹いて子供の白装束がなびく。
どこか非現実感を感じさせるその姿。
「調子悪そうだけど、大丈夫?何なら病院まで案内してもいいけど」
顔を覗き込んで言った。
その顔はどう見ても無邪気な子供の顔であり、先程の黒い物を感じさせない物である。
- 879 :桐島 悠斗:2010/11/18(木) 22:04:38 ID:5yNrU12o0
- >>878
風か吹き、冷汗が蒸発して行く
体温を奪う為に、冷たさを感じた
まるで興奮気味の自分を宥めるように…
「大丈夫…だ」
絞り出すようにそう言うと、惹きつけられるような少年の顔を振り切り
フラフラと電動車椅子へと向かい、ペットボトルを取り出す
キャップを回し、口を開ける
口元に運び傾け、中身の透明な液体を喉へと注ぎ込む
「……はぁ…」
ペットボトルを口から離しながらため息をつく
眼は涙こそ浮かべていないものの、絶望感溢れるものになっていた
- 880 :リガル:2010/11/18(木) 22:08:50 ID:7gFzKdaU0
- >>879
「そう?ならいいんだけど」
あっさりと引き下がり、そのまま屋上の端に立ち、天空を見上げた。
空は雲ひとつなく、星が輝いている。
息を深く吸い込もうとするが、咽る。
「げほっ、げほっ」
暫くして咳が止まる。
どうやら子供も余り体が強い質では無いようだ。
服から視える体は骨が浮き、其の腕や脚は枝のようである。
「よっ、と」
とん、と軽い音を立てて屋上の端から一歩を踏み出した。
そのまま軽い、普通の石畳を歩くような音を立てて何も無い空を歩いている。
- 881 :桐島 悠斗:2010/11/18(木) 22:20:33 ID:5yNrU12o0
- >>880
「……スゥ…ハァ」
深く深く深呼吸
状況を推測しながら子供を見る
激しく咳き込んでいるので少し心配になるが、何故か大丈夫な気がした
恐らく、先程の黒い何かが原因だろう
「……」
ふと顔を上げると、空中を歩く姿が眼に映る
元の世界でも能力者たるものが無数にいた為あまり驚愕はないのだが
「…凄い、な」
「……君も能力者…か?」
異質な物には分かっていてもやはり疑問をぶつけたい
人間としとの好奇心が青年に問いを発せさせた
- 882 :リガル:2010/11/18(木) 22:23:35 ID:7gFzKdaU0
- >>881
空中で、そのまま振り返り、笑う。
「ん、そうだよ。まあたいした物でも無いんだけど」
とこともなげに言う。
そして相手の反応に。
「あんまりびっくりしてないんだね、つまんないの」
憮然とした表情でそのまま空中を歩いて屋上へ戻る。
「キミも、って事は。キミも能力者なの?」
近づきながら訊く。
その表情は歳相応の好奇心に満ちている。
- 883 :桐島 悠斗:2010/11/18(木) 22:29:17 ID:5yNrU12o0
- >>882
「慣れてるから、かな」
ここでようやく薄い笑みを浮かべる
疲れ果てた人間がようやくみせたような笑い顔
「…まぁ、そうなるかな」
好奇心に溢れた子供の顔に、そう答える
「僕のこそ、対した物では無いけどね」
気持ちが大分落ち着き、口調がいつもの感じに戻り始めたようだ
- 884 :リガル:2010/11/18(木) 22:32:18 ID:7gFzKdaU0
- >>883
「へえ、つまんない同士だね」
えへへ、と子供らしい笑みを浮かべる。
「でさ、どんなの?」
身を乗り出して訊く。
- 885 :桐島 悠斗:2010/11/18(木) 22:39:00 ID:5yNrU12o0
- >>884
「…こんなんだよ」
あまり見せたく無いものだが、子供の願いは断れない
しぶしぶと言った感じに右手を軽く、平を天に向けて前へ出す
ぽぅ、と手のひらに球体が現れた
球体は青っぽく半透明で、少しの輝きをはなっていた
「な、つまらないだろ?」
球体は手のひらから数センチ浮いているが
それだけだ
- 886 :リガル:2010/11/18(木) 22:41:38 ID:7gFzKdaU0
- >>885
「へぇ、なんか普通だね」
ざっくりと心をえぐる様な一言を言い放つ。
おもむろに、球体に右手を伸ばし触れようとしている。
「触ったら、どうなるの?」
- 887 :桐島 悠斗:2010/11/18(木) 22:45:08 ID:5yNrU12o0
- >>886
「あぁ、普通だ」
特に否定はしない
普通過ぎるからだ
ただ、守る為だけの能力…
「危ないぞ?」
「辞めとけ」
球体を操作
天へと高く飛ばし上げ、上空で破裂させる
青い光の破片が降り注ぐ
もし触れてしまったのならば、指先が薄く削られるだろう
- 888 :リガル:2010/11/18(木) 22:48:45 ID:7gFzKdaU0
- >>887
「うわっ」
少し触れて指先が少し削れた。
しかし、そこから血が流れる様子もない。
傷口にから視えるのは只の闇であった。
傷口にノイズが走ると暫くして傷が無かったかの様に消えていく。
指先に息を吹きかけ、少し涙目で男を睨む。
「なにすんのさ!」
- 889 :桐島 悠斗:2010/11/18(木) 22:52:52 ID:5yNrU12o0
- >>888
「っと…悪い悪い、当たっちまったか……」
傷口をみようと手を伸ばしかけ…辞める
ノイズと共に傷が治ったからだ
その合間に見えたのは、真っ黒な闇
「…不思議なもんだな」
今更のように呟いた
「…ふぅ」
立つのが辛くなったのか、電動車椅子へ向かい腰掛ける
- 890 :リガル:2010/11/18(木) 22:54:18 ID:7gFzKdaU0
- >>889
「あ、そろそろ帰らないと怒られちゃうや」
時間を見て、言う。
「あ、キミの名前は?」
帰ろうと擦る前に、気になったのか名を問う。
- 891 :桐島 悠斗:2010/11/18(木) 22:58:48 ID:5yNrU12o0
- >>890
「…もうそんな時間…?」
「……」
時計がないので時間がわからない
月を見るが…分かるはずもなかった
「僕は…桐島悠斗だ」
「…君は?」
- 892 :リガル:2010/11/18(木) 23:00:46 ID:7gFzKdaU0
- >>891
いつの間にか子供の右手には懐中時計が会った。
繊細な細工が施された其れは、ノイズと共に消え去る。
「ボク?ボクは――、リガル」
淡く笑って。
「ちょっとした、いたずら好きな子供さ」
そう言い残すと、子供はノイズと化して夜の空気に溶けこみ、消えて言った。
- 893 :桐島 悠斗:2010/11/18(木) 23:05:26 ID:5yNrU12o0
- >>892
「リガル、だな」
「…」
握手を求めようとするが、既にノイズとなり消えてしまっていた
夜の風がやけに虚しい
「…さて、どうするかな」
電動車椅子を操作し、出口へ向かう
行き先は無いが、とにかく宿を探さなければならない
青年もまた、夜の街に消えて行くのだった
/絡みお疲れ様でした…!
- 894 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/19(金) 22:25:22 ID:WVrfsEdY0
- 「ふー。あ、いきがしろくなったの」
【街の中にいるディスは、そんなことを言いながらベンチに座っていた】
「もうすぐそういうきせつなんだなの〜」
【どこか嬉しそうな顔をして空を見上げていた】
- 895 :アロハの大男:2010/11/19(金) 22:47:10 ID:y62ai9l60
- ――バリッ、バリッ!
男が、カップラーメンの麺を、ふやかさずに丸齧りしていた。
「保存食かよこれ、まっず」
――バリッ、バリッ!
ぶつぶつ言いながら、麺を齧り続けていた。
- 896 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/19(金) 22:50:03 ID:WVrfsEdY0
- >>895
「…あう?なにやってるのかなの。
あのひとなの」
【全身に包帯を巻いた少女は不思議そうな顔をして大男を見ている】
「なにたべてるなの〜?」
【手をふって尋ねに行く】
- 897 :アロハの大男:2010/11/19(金) 22:52:38 ID:y62ai9l60
- >>986
「あ?なんだガキンチョ。
変な格好だな」
男は息も白いこの季節に、半袖のアロハを着ていた。
明らかに人のことは言えない。
「なんていうか、ゲロマズなんだよ、これ。
まぁ保存食ってまずいもんだけどさ」
ふやかしてないカップラーメンを見せた。
- 898 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/19(金) 22:55:53 ID:WVrfsEdY0
- >>897
「あうあう〜、いろいろあるからなの〜」
【包帯を巻かれた腕を見せて言う】
「あう〜?それって、おゆいれないとだめなのじゃないかなの?」
【そう言って不思議そうな顔をしながらカップラーメンの「お湯を注いで」の記述を指差した】
- 899 :アロハの大男:2010/11/19(金) 23:00:32 ID:y62ai9l60
- >>898
「ん?
……なんだよそれ!」
――バチンッ!
男はカップを地面に叩き付けた。
「判り難いわ!そのままで食えるようにしろよ!」
- 900 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/19(金) 23:05:29 ID:WVrfsEdY0
- >>899
「あうあう、もったいないなの〜」
【少し心配そうにカップめんを拾う】
「でもみんなふつうにたべてるみたいなんだけどなの・・・」
【首をかしげている】
- 901 :アロハの大男:2010/11/19(金) 23:08:59 ID:y62ai9l60
- >>900
「あ、ああ、悪いな」
カップを受け取る。
「なん……だと?
恐るべし現代……進化しすぎだろ」
- 902 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/19(金) 23:12:37 ID:WVrfsEdY0
- >>901
「だいじょぶなの〜。
おゆいれたらおいしくなるの〜」
【微笑みながら言う】
「うーん、『でぃす』もどんなつくりかたしてるのか
わからないなの〜」
【首をかしげて言った】
- 903 :アロハの大男:2010/11/19(金) 23:16:53 ID:y62ai9l60
- >>902
「湯か……湯……」
あたりを見回すが、当然見つかるわけはない。
「何だよ、じゃああれ全部そうだったってのか」
そう言って、何かを指差す。
そこには、屑篭いっぱいに詰められていた、カップめんの容器があった。
- 904 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/19(金) 23:20:05 ID:WVrfsEdY0
- >>903
「あう〜、おゆは・・・
どこにあるのかなの」
【困った顔で言う】
「う〜ん・・・そうなのかなの・・・
みんなたべたのかもなの〜」
【くずかごいっぱいのカップめんを見て言う】
- 905 :アロハの大男:2010/11/19(金) 23:23:38 ID:y62ai9l60
- >>904
「まぁいいや、食ったって死にはしないだろ」
そう言って、バリバリと残りの麺を齧り始めた。
「で、お前はそんなとこで何やってんだこんな時間に、物騒だぞ」
口に物を入れて喋るな。
- 906 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/19(金) 23:27:25 ID:WVrfsEdY0
- >>905
「あうあう、こういうのはなかったかなの?」
【そういって指で四角い形を作る。粉末スープのことだろう】
「あう〜、おそとあるくとちょっといいきもちになるから
あるいてたの〜」
【そういって軽く微笑んだ】
- 907 :アロハの大男:2010/11/19(金) 23:31:36 ID:y62ai9l60
- >>906
「んあ?確かに全部についてたな。
液体になってたのもあった。
保存剤だと思って捨てたけどな」
ゴミ箱を指差した。
「ふーん、俺は寒いだけだと思うがな」
- 908 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/19(金) 23:34:33 ID:WVrfsEdY0
- >>907
「あうあう〜、ちょっともったいなかったかなの・・・」
【ため息をつきながら言う】
「それだけじゃないなの・・・
なんだかくうきがきれーになってるようなきがするなの!」
【そういって深呼吸した】
- 909 :アロハの大男:2010/11/19(金) 23:37:19 ID:y62ai9l60
- >>908
「あ?あれも食えたのか。
もったいないことしたな」
あまり残念そうには見えないが。
「空気が綺麗?
……昔に比べてだいぶ汚いと思うけどな」
深呼吸するディスを不思議そうに見ていた。
- 910 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/19(金) 23:41:16 ID:WVrfsEdY0
- >>909
「あう〜、たしかいっしょにいれるものだったはずなの・・・」
【ジーっとゴミ箱を見つめる】
「うーん、むかしのことよくしらないけど・・・
むかしはもっときれーだったのかなの」
【ちょっとうれしそうな顔で言った】
- 911 :アロハの大男:2010/11/19(金) 23:45:03 ID:y62ai9l60
- >>910
「ああ、昔は今に比べるとな。
なんでかは知らんけど」
しかし、あまり興味は無いようだ。
「こんなに汚して、何が起きても俺しらねぇぞ」
- 912 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/19(金) 23:48:25 ID:WVrfsEdY0
- >>911
「あうあう、そうなんだなの〜。
なんでなのかなの」
【首を傾げて言う】
「うーん、おそーじしてくれるひといるのかなの・・・」
【ため息をついていった】
- 913 :アロハの大男:2010/11/19(金) 23:52:24 ID:y62ai9l60
- >>912
「空気を掃除か、面白いこと考えるな、お前は」
「まぁ、いいと思うぞ、現代も。
美味いもんいっぱいあるし。
あれは不味かったけど」
またカップラーメンを指差した。
- 914 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/19(金) 23:55:25 ID:WVrfsEdY0
- >>913
「あうあうー、そしたらもっとおそとがきれーになるなの〜」
【軽く微笑みながら言う】
「あう〜、それはわかるなの〜。
おいしいのいっぱいなの!」
【微笑みながら頷いた】
- 915 :アロハの大男:2010/11/19(金) 23:59:03 ID:y62ai9l60
- >>914
「確かに、昔と比べて星が見えにくいのは残念だったな。
山のほうに行けば見えるってベ…いや、友達は言ってたが」
そう言って空を見上げた。
「なんか美味いもんあったら教えてくれよ、えーっと……
……誰?」
- 916 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/20(土) 00:02:50 ID:WVrfsEdY0
- >>915
「あう〜、おほしさまがみれるようになるなの〜。
じゃあためしにいってみたいなの〜」
【楽しそうに言う】
「あう〜、おなまえなの?
『でぃす』なの〜!よろしくなの!」
【微笑みながら言った】
- 917 :アロハの大男:2010/11/20(土) 00:08:08 ID:y62ai9l60
- >>916
「そうか、でも一人で行くんじゃねぇぞ。
おかーちゃんやおとーちゃんと一緒に行けよ」
ディスの境遇を知らずに言った。
まぁ当然だが。
「そうか、ディスか。
俺は……どうしようかな……」
男は突然悩み始めた。
「あー……そうだ、剣山。
剣山が俺の名前ってことで」
どこか不自然な自己紹介だった。
- 918 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/20(土) 00:11:13 ID:WVrfsEdY0
- >>917
「あうあう、わかったの。『ろざりあ』といっしょにいくなの」
【軽く頷いて言う】
「あう〜、『けんざん』なの〜。
わかったの!よろしくねなの!」
【軽く微笑んで返した】
- 919 :剣山:2010/11/20(土) 00:12:56 ID:y62ai9l60
- >>918
「誰だロザリアって。
おかーちゃんか。
おかーちゃん呼び捨てか、感心しないぞ」
どこか勘違いしていた。
「……ん、まぁよろしく、か。
縁があったらな」
よろしく、と言われて、どこか歯切れの悪い返事をする。
- 920 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/20(土) 00:16:00 ID:WVrfsEdY0
- >>919
「あうあう〜、おかーさんじゃなくて
いっしょにすんでるひとなの〜」
【軽く微笑んでいった】
「あう〜、またあえたらいいなの〜」
【そういって頷いた】
- 921 :剣山:2010/11/20(土) 00:19:26 ID:y62ai9l60
- >>920
「あ、ふーん?そうなの?」
首を傾げた。
「まぁな、そうだな」
やはり歯切れは悪い。
「じゃあ俺はそろそろまた美味いもん探しに行くわ。
またな、ディス」
軽く手を振ると、男はどこかへ歩いていった。
- 922 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/20(土) 00:28:56 ID:WVrfsEdY0
- >>921
「あう〜、そうなの!」
【大きく頷いていった】
「あう〜?なんだかふしぎなの」
【不思議そうに言う】
「あうあう、またあおうねなの〜!」
【そういってディスは微笑みながら手を振り見送った】
- 923 :エシリア・ロッド ◆uotUYGHVwM:2010/11/20(土) 15:30:55 ID:6n2sZE8Q0
- 青年が、一人てこてこと鞄を旅行用鞄をぶら下げ、街を歩く。
旅の、とは言っても長い時は半年以上その街に留まる事もあった。
流石に、半年野宿と言う訳にも行かない。
と言う訳で、彼の人形劇屋は、まずその街で住む場所を探す事から始まる。
「……」
が、難航中。
それもそうだ。
住民証も無けりゃ身分証明書っぽい者も持ち合わせていない彼に、まともな業者は家を貸さないし紹介もしない。
- 924 :金髪の青年(アクセサリー付き):2010/11/20(土) 15:42:07 ID:hGStfPTM0
- 「ったく……」
不機嫌そうに街を歩く青年。
ピアスやチェーン等、様々なアクセサリを付けており、余り良識的な人物に見えない。
>>923
「……」
じっと、そちらを見て。
「色んな奴が居るんだな……」
と、呟いた。
- 925 :エシリア・ロッド ◆uotUYGHVwM:2010/11/20(土) 15:45:59 ID:6n2sZE8Q0
- >>924
「……」
どうしようかなぁ、と考えながら歩き続ける。
前が見えないくらいに深く被ったキャスケットの中から、ふいと視線が向けられて。
「……?」
何か?と言わんばかりに、視線があった青年に首を傾げる。
- 926 :金髪の青年(アクセサリー付き):2010/11/20(土) 15:52:20 ID:hGStfPTM0
- >>925
「……」
目が合ってしまった。
そのままどうする事も出来ず、仕方無く近付いていく。
「その鞄、何が入ってるんだ?」
取りあえず気に成った事を口に。
- 927 :エシリア・ロッド ◆uotUYGHVwM:2010/11/20(土) 15:57:36 ID:6n2sZE8Q0
- >>926
「……」
いきなり何だろうこの人、と思って。
でも、そんな事を思ってるとは全く思わせない無表情。
「……」
何かを思いついたように、ポン、と手を叩いて。
「え、っと……」
その場に鞄を置き、ガサガサと漁りだす。
「……こんなの、とか」
にゅぅん。
そんな効果音が相応しそうな。
ドラ○えもんがどこ○もドアを取り出す時のような感じで、鞄から出てきたのはテント一式。
その場にそれを広げだすが、どう見ても目の前のアタッシュケースに入りきる大きさじゃなかったりする。
- 928 :金髪の青年(アクセサリー付き):2010/11/20(土) 16:01:33 ID:hGStfPTM0
- >>927
「うおっ」
そのサイズに驚き、
次に、鞄とテントを見つめ。
「いや、それどうやって入れたんだよ」
と、疑問の表情。
- 929 :エシリア・ロッド ◆uotUYGHVwM:2010/11/20(土) 16:05:46 ID:6n2sZE8Q0
- >>928
「他、にも……」
ポンポンポンと。
次々に出てくる寝袋とか携帯コンロとか。
キャンプにでも行くかのような道具の数々。
「え、っと……魔法……?」
正しい意味で、魔法。
冗談とかじゃなく手品とかでも無く、そう言う空間魔法のような物がかけられているのだ。
- 930 :金髪の青年(アクセサリー付き):2010/11/20(土) 16:12:40 ID:hGStfPTM0
- >>929
「魔法……?」
その言葉に思案顔を見せる。
「俺もこの街に来たのも最近だが……。
成程、魔法とか言う者は本当にあるらしいな」
旅行鞄、その次にエリシアの顔。
- 931 :エシリア・ロッド ◆uotUYGHVwM:2010/11/20(土) 16:19:22 ID:6n2sZE8Q0
- >>930
「……え、っと……」
この都市は魔法なんて目じゃ無いモノ。
そんな異能で溢れていると聞いて、自分はこの都市に来た。のだったが。
「……魔法、と、か、知らない、ん、です、か……?」
だけど、目の前にいる人は「魔法と言う物を見たことが無い」。
そんな反応を見せる事に、少々戸惑って。
- 932 :金髪の青年(アクセサリー付き):2010/11/20(土) 16:26:35 ID:hGStfPTM0
- >>931
「……」
その言葉に苦い顔。
どうやら自分が来たのは予想以上の所だったらしい。と青年は悟る。
「俺にも特殊な力はあるが……それは魔法じゃないな。強いて言うなら特殊能力くらいが妥当か」
と、青年は立ち位置を変えて、エリシアの90度右へ。
太陽と青年に挟まれた位置にエリシアは居る。
「動けるか?」
ニヤリと笑い、そう問う。
感覚や雰囲気に違和感は無い。
が、恐らく足が地面から離れず、移動ができないだろう。
- 933 :エシリア・ロッド ◆uotUYGHVwM:2010/11/20(土) 16:34:49 ID:6n2sZE8Q0
- >>932
「特殊、能、力……?」
魔法じゃなくても、それで十分な気はする。
そう思いつつも、何が起こるのかと言う期待を少し持って。
「……?」
何を言い出すのだろうと思い、身体を起こして一歩前に進もうとして
「ッ!?」
足が地面から離れず、でも上体は前へ進むために傾いていたので。
「……いた、い……」
ベタン、と音を立てて、エシリアはコンクリートの上へ突っ伏した。
- 934 :金髪の青年(アクセサリー付き):2010/11/20(土) 16:38:11 ID:hGStfPTM0
- >>933
「出来る事が限られてるんだ」
青年はエシリアの正面へ戻り、手を向ける。
もう脚は動く。
「まさか派手にすっ転ぶとはな。悪かった」
笑いながらエシリアの手を掴み、引き上げた。
- 935 :エシリア・ロッド ◆uotUYGHVwM:2010/11/20(土) 16:47:06 ID:6n2sZE8Q0
- >>934
「……なる、ほど……」
地面から離れなかった足が動くようになるのを感じて、身体を起こそうとして。
「……ありが、とう……ござ、い、ます……」
されるがまま、引き上げられ、立ち上がって。
「……」
周囲に散らかした物を見回し、片付け始める。
- 936 :金髪の青年(アクセサリー付き):2010/11/20(土) 16:52:15 ID:hGStfPTM0
- >>935
「俺は影の操作が出来るからまだ汎用性が高い方だがな」
ニッと笑った。
「悪いのは俺なんだ。礼を言われる道理が無い」
青年も手伝いながら、
「しかし、お互い面倒な状況だよな」
と呟く。
- 937 :エシリア・ロッド ◆uotUYGHVwM:2010/11/20(土) 17:10:51 ID:6n2sZE8Q0
- >>936
「……そう、です、か……。……あ、すいま、せん。ちょっと、そっち持って、くだ、さい……」
テントを引っ張り、鞄の中に押し込みながら其方に顔を向けて。
「……え、っと……?」
家が簡単に見つからないのは何時もの事なので、面倒と思った事はあまり無い。
と言うか、何でそれを知っているのだろうと少し疑問に思うも、まあいいか、と思い直して。
「貴、方は……どうした、んですか……?」
- 938 :金髪の青年(アクセサリー付き):2010/11/20(土) 17:16:27 ID:hGStfPTM0
- >>937
「ああ、解った」
小さく頷き、手伝い続ける。
「慣れて無い土地だと厳しい事もあるって事だ。特に意味はねぇよ」
- 939 :エシリア・ロッド ◆uotUYGHVwM:2010/11/20(土) 17:24:56 ID:6n2sZE8Q0
- >>938
「よ、いしょ……」
何かに突っ掛かる感覚も無く、持ち上げてしまえばするりと中に入るもので。
出した時と同じく、何事も無かったかのように散らばっていた物は鞄の中へ。
「ああ……なる、ほど……。……僕は、慣れ、ました……」
微かに、笑顔に見えなくもないという程度に口の端を上げて。
「それ、じゃ……僕、行き、ます、ね……」
立ち上がり、鞄を重そうに持ち上げてペコリと一礼。
そのまま、フラフラと歩き去っていった。
- 940 :金髪の青年(アクセサリー付き):2010/11/20(土) 17:28:52 ID:hGStfPTM0
- >>939
「ああ、じゃな」
青年に手を振り、その背中を見送り。
「はぁ、思ったより楽しめそうだ」
等と言いながら逆の方向へと歩いて行った。
- 941 :小夜:2010/11/22(月) 22:46:25 ID:/vSr6vf20
- 「クソ寒い。寒い。寒い。何だってこんなに寒い。
この前まであんなに暑かったじゃんよ? ねえ? うん?
私黒ずくめキャラでね、暑さで死にかけてたんだよ? なのになんでいきなり寒くなるの?
そんなに私の体調ぶっ壊したいの? なに? 喧嘩売ってんの? 買っちゃうよ? マジ買っちゃう……ふ、へぃっきしっ!」
ぶつぼつぶつぼつ
誰に向けたのかがいまいちよくわからない呪詛の言葉を吐きながら、冬服少女が街を闊歩。
ステータス:風邪。
- 942 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/22(月) 22:48:21 ID:WVrfsEdY0
- >>941
「うーん…もーすぐゆきふらないかなの〜?」
【街の中を闊歩する少女がもう一人】
【マフラーを首に巻いた包帯少女が歩いている。見るからに元気そうだ】
- 943 :小夜:2010/11/22(月) 22:55:38 ID:/vSr6vf20
- >>942
「雪か、雪……やだよ寒い!」
もうれつなつっこみ
「あーもう……元気そうな人間が恨めしい……
帰ったら微妙な味の生姜湯が待ってるって何その嫌がらせ……」
生姜湯が嫌で家を飛び出して来たらしいアホでした。
- 944 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/22(月) 23:02:03 ID:WVrfsEdY0
- >>943
「あうあう?『さよ』なの」
【突っ込みの声を聞いて小夜の方に顔を向けた】
「あう〜、どしたの?だいじょぶなの?」
【ちょっと心配そうに駆け寄る】
- 945 :小夜:2010/11/22(月) 23:04:57 ID:/vSr6vf20
- >>944
「風邪。ただの。咽痛いし鼻が詰まるの。それだけ。
あー、なんで君は風邪引かないのよ羨ましいいっ!」
少々ヒステリー気味に言って、咳き込んだ。咽が痛いのに大声出したから。
「で、何してんの? こんな夜に、街で?」
- 946 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/22(月) 23:09:42 ID:WVrfsEdY0
- >>945
「うー…なんでなんだろなの…
よくわからないけどへいきなことのほうがおおいなの…」
【ちょっと首をかしげて言う】
「あう、ちょっとごはんたべにいってたの〜。
それでおそらがきれーだからちょっとおさんぽなの」
- 947 :小夜:2010/11/22(月) 23:14:20 ID:/vSr6vf20
- >>946
「……あれか、強化された肉体の恩恵ってやつ?」
ほとんど純ニンゲンな少女にはよく解らない感覚。
首を捻ってくしゃみ一つ。
「随分なロマンチストですことね。丁度今日満月だから何か疼いたりしてんの?」
真上を見上げれば、まんまるおつきさま。
少女小夜にとっては「白銀」に見える月の色、果たして包帯少女にはどう映る。
- 948 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/22(月) 23:18:22 ID:WVrfsEdY0
- >>947
「…なのかなの…
つかれることいがいでげんきなかったことないかもなの…」
【ちょっと不思議そうな顔である】
「あうあう、まんげつ…うーん…
なんだかふしぎなかんじなの…きれー…
だけじゃなくてなの…おちつくかんじなのかなの…」
【満月をじっと見てボーっとした表情をしている】
- 949 :小夜:2010/11/22(月) 23:24:35 ID:/vSr6vf20
- >>948
「人間ってなぁ怖いねー、自分より強いものをやすやす作れちゃうんだからね」
まあそれはどうでもいいよね、と。
無理矢理話を打ち切る方向へ。これ以上話していたら、ディスを悲しませてしまいそうな気がしたから。
「西洋のお国では月はまっしろでね、見るモノを狂気へ引き落すんだって。怖いねー。
まあ東洋では金色、ってなことになってるけど」
面白いよね、見るモノは同じなのに全然違う風に見えてしまうこの現状。
少女はそう一息に語って、もう一度くしゃみをした。
- 950 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/22(月) 23:29:46 ID:WVrfsEdY0
- >>949
「あう…そうかもねなの…」
【ディスの顔は少しだけ悲しげであった】
「あう〜…まっしろ…
『でぃす』にはまっしろにみえるけどなの…
ちょっとまぶしくて、おちつくの〜」
【軽く微笑みながら言った】
「あう?だいじょぶなの?」
【心配そうに小夜を見る】
- 951 :小夜:2010/11/22(月) 23:32:36 ID:/vSr6vf20
- >>950
さっさと切ってよかった、と思った。だってこれ以上話したらめんどくさそうだもん、と思いつつ内心謝ったりしていた。
「落ち着くの? よくわかんないねー、私は眩しくて鬱陶しいとしか思わない。
んー……あんまりよくないね。今日はかえろ。またね」
手を振り振り、踵を返して歩いて行った。
//おうちょっとリアル問題発生。おつありーでした
- 952 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/22(月) 23:34:27 ID:WVrfsEdY0
- >>951
「あう〜そうなんだなの…
ちょっとちがうのかなの」
【不思議そうな顔で言ったあと】
「あうあうー、またねなの〜!」
【大きく手を振って見送った】
「ふー、まだなにかたべたいなの〜」
【軽く微笑みながら歩いて言った】
//おつおつー
- 953 :蒼下綾子:2010/11/24(水) 21:44:57 ID:ARoxC0OU0
- 【深夜、建物の光もほとんど消え、街灯と自販機の光だけが通りを照らしていた】
【その自販機の一つ、お酒を販売している自販機の前に、白衣の女性が白い息を吐きながら立っていた】
【ガゴン、ガゴン……と缶の吐き出される音が四、五回ほど響く】
- 954 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/24(水) 21:51:01 ID:WVrfsEdY0
- >>953
「あうー…なんだかつかれたの〜」
【近くの公園に一人の少女がいる】
「ここでひとやすみしよかなの…」
【みると、少女の全身の包帯が伸びて蠢いている】
- 955 :河平&ネェル:2010/11/24(水) 21:55:00 ID:hGStfPTM0
- >>953
「寒くは無いですか、ネェル」
『ネェルは……だいじょうぶ、です』
その近くを歩く二人。
黒髪の女の方は成人を迎えた辺りに見える。
ネェルと呼ばれた少女は青い――まるで深海の様な――目をしている。
何よりも特徴的なのは身体にピッタリと張り付いた様な服と……額の辺りから伸びた一本の……角?
- 956 :蒼下綾子:2010/11/24(水) 22:01:19 ID:ARoxC0OU0
- 【どこかのスーパーのビニール袋にビール缶を突っ込み、自販機を後にする】
【炭酸飲料の缶が開く、あの独特な音】
【缶を口につけ、一気に半分ほど飲み干す】
>>954-955
【なんか、色々といるがこの都市では見慣れたような光景である】
「はぁ……」
【公園内のイスに腰を下ろす】
- 957 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/24(水) 22:08:20 ID:WVrfsEdY0
- >>955
「ふー…あう〜?
こんばんわなの〜」
【軽く手を振りながら河平の方を見る】
「…そのひとはなの?」
【角の生えた少女を見て首をかしげた】
>>956
「あう〜、だれかきたの〜」
【みるとその少女は軽く汗を流しているようだ】
「なにしてるなの?こんばんわなの〜」
【軽く頭を下げて言う】
- 958 :河平&ネェル:2010/11/24(水) 22:14:55 ID:hGStfPTM0
- >>956
『疲れました、少し』
「では休みましょうか」
ネェルと呼ばれた少女の頭を撫でる。
綾子の向かいのイスへ行き。
「こんばんは」
と、黒髪の女が声をかけた。
>>957
「お久しぶりです。ディスさん」
頬笑みを向ける女。
『こんばんは』
その少女はディスの方を向く。
見れば、それが角では無く、触覚の様な者である。
そして、その先端は光を発していた。
- 959 :蒼下綾子:2010/11/24(水) 22:21:54 ID:ARoxC0OU0
- >>956
【グイッ……と、一本目の缶を飲み干す。空になった缶を適当に投げ捨てた】
「アンタ、何?」
【二本目の缶の蓋に指をかけている。見ての通りお酒を飲んでいるようだ】
>>958
【二本目のビールに口を付けている】
「こーんばんわー?」
【適当にだが、一応挨拶を返した】
「面白そーな子を連れてますねぇ」
【眼鏡を出して、角の生えた子を見る。そろほど距離はないのだが、目が相当悪いらしく】
- 960 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/24(水) 22:25:56 ID:WVrfsEdY0
- >>958
「あうあう…『かわひら』ひさしぶりなの〜」
【嬉しそうにほほ笑んで言う】
「あう〜、こんばんわなの〜…えっとなの…」
【じっとディスは角…ではなく触角の先端を見ている。気になっているようだ】
>>959
「あう〜、はじめましてなの〜」
【そう言って軽く頭を下げるが】
「…あう〜、」
【お酒の匂いを嗅いで若干くらくらしている】
- 961 :河平&ネェル:2010/11/24(水) 22:29:43 ID:hGStfPTM0
- >>959
『ネェル。ともうします』
頭を下げる。
綾子の目の前に光る触覚が。
>>960
「寒くは無いですか?」
ディスの服装を気にしつつ。
女はファー付きのトレンチコートを着ているのでそう寒くはなさそうだ。
『ネェル。です』
少女の首が揺れるたびに光も揺れる。
チョウチンアンコウとかの。あんな感じ。
- 962 :蒼下綾子:2010/11/24(水) 22:38:18 ID:ARoxC0OU0
- >>960
「なんだアンタは?」
【と、言いながら少女の頭を撫でてみる】
「へんなー奴」
【強いアルコールの臭いのほかに、彼女からは薬品の臭いそれから……判別できるかは解らないが血の臭いもするだろう】
【しかし、白衣を見るとその理由も納得できなくもないが】
>>961
「ふーん」
【しばらくネェルをじっと見ていたが、すぐに飽きたようで】
「へー」
【二本目の缶も飲み干してしまう】
「面白そーねー。黒髪の奴も」
【どういう意味だろう?】
- 963 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/24(水) 22:46:01 ID:WVrfsEdY0
- >>961
「あうあう、えっとなの」
【ディスは慌ててポーチからマフラーを取り出して首に巻きつける】
「これがあるからへーきなの」
【微笑みながら言う】
「あうあう、『ねぇる』なの〜。
はじめましてなの〜」
【そう言ってこちらも頭を下げた】
「うん?」
【じーっと光を見つめている】
>>962
「あう〜…なんだかいろんなにおいがするなの…」
【少し不思議そうな顔をしながら頭を撫でられる】
「あう〜、『でぃす』っていうおなまえなの〜」
【でも撫でられるのは嬉しいみたいだ。笑顔になっている】
- 964 :河平&ネェル:2010/11/24(水) 22:48:28 ID:hGStfPTM0
- >>962
『?』
ネェルは河平の後ろに移動し、綾子から隠れる。
時々顔を出し、直ぐに引っ込めた。
「私、でしょうか?」
空になった缶と綾子を交互に見つめながら。そう返す。
>>963
「そうですか。それは良かったです」
膝に手を置き、ディスと目線を同じにして頭を撫でる。
『よろしくっ。あなたは?』
首を傾げると、一旦その光が止む。
- 965 :蒼下綾子:2010/11/24(水) 23:02:08 ID:ARoxC0OU0
- >>963
「そりゃ、するでしょうねぇー。そういうお仕事してますし」
「てぃす、てぃすてぃすてぃすてぃすてぃすてぃすてぃすてぃす……?」
【馬鹿みたいに何度も繰り返し言って】
「へぇー。ティスって名前なのねぇ……てぃすてぃす」
「可愛い名前じゃ無いですか?」
>>964
「おびえているのでしょうかねぇ……?」
【眼鏡をしまう】
「ええ、アンタです」
【欠伸をしてから】
「ただ『楽しそう』に見えたから正直にそう述べただけで……
なんでこんなこと言ったのか、なんで楽しそうに見えたのかも私は知りません」
「深い意味は無いですけどねぇ」
【ビニール袋を持って立ち上がる】
「じゃーね」
【どこかへ歩いて行ってしまった】
//今日はこの辺りで落ちます。乙でした
- 966 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/24(水) 23:06:35 ID:WVrfsEdY0
- >>964
「ぷれぜんとなの〜。あったかくてとってもいいの〜」
【何だかとても楽しそうだ。】
「あう〜」
【頭を撫でられて嬉しそうだ】
「あう〜。『でぃす』っていうおなまえなの〜。」
【微笑みながら言う】
「あう〜、きえたの」
【とても不思議そうな顔だ】
>>965
「あう〜そうなんだなの〜…
どんなおしごとなのかなの」
【首をかしげながら言う】
「ちょっとちがうなの〜。
『でぃす』なの〜」
【ちょっと慌てて返す】
「あう〜、またあおうねなの〜」
【そう言って手を振り見送った】
//乙ですー
- 967 :河平&ネェル:2010/11/24(水) 23:11:54 ID:hGStfPTM0
- >>965
「この子は少し、人見知りの様で」
微笑むと、ネェルの頭を撫でた。
「私は……楽しいですよ? 今の仕事と、生活が」
そう言って、立ち上がる綾子を見て、
「ええ、それでは」
と、会釈をした。
//お疲れ様でしたー。
>>966
「プレゼントですか。
人からの贈り物と言うのは心もあったまるものです」
ディスの様子が愛らしいのか、撫で続ける。
『ディス。よおしくね』
ディスの手を多少強引に取ると、上下に振る。
指の間には水かきの様な者が有る。
『ネェルのひかり?』
触覚の先端に視線を向けている。
- 968 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/24(水) 23:18:13 ID:WVrfsEdY0
- >>967
「あうあう、そうなの…
とってもうれしいなの〜!」
【そう言って細目になって微笑んだ】
「うん、なの!
そうなの、そのひかってるのなんなのかなっておもったの」
【触角を指差して言う】
- 969 :河平&ネェル:2010/11/24(水) 23:24:16 ID:hGStfPTM0
- >>968
「そう喜んでくれると、
送られた方も大変うれしいでしょう」
河平も同じようにして頬笑み、
「しかし、マフラーだけで大丈夫なのですか?」
そう言うと、首を傾げた。
『ネェルのひかり。ひかう』
ぴかー。
「ネェルはですね、魚の子なんですよ」
ネェルの頭を撫でながら。
「人魚なんです、仲良くしてあげて下さいね」
『ネェル。にんぎょ』
水かきが付いていたり触覚の存在など、あまり人らしくは無い……。
- 970 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/24(水) 23:31:00 ID:WVrfsEdY0
- >>969
「うん、またおれいをいっておくの〜」
【大きく頷いて言った】
「あう〜、これがあるとだいぶへーきなの。
ほかにもいろいろあるのかなの〜」
【こちらも首を傾ける】
「あう〜、おさかなさんなの?
ふしぎなの〜。にんぎょ…しらないなの〜」
【驚いた顔だ】
- 971 :河平&ネェル:2010/11/24(水) 23:34:35 ID:hGStfPTM0
- >>970
「それが良いでしょう」
小さく頷き、
「今のままだと、首の辺りは暖かいでしょうが、身体の方が寒くありません?」
ディスの腕を取り。
『ネェルは、おさかあ?』
「ネェルは人の割合が多いですから。
成長すれば殆ど人と同じになってしまうらしいです」
ネェルの顔を不思議そうに。
「人魚。と言うのは……えーと。
足が魚みたいになっている人なんですよ?」
- 972 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/24(水) 23:38:20 ID:WVrfsEdY0
- >>971
「あうあう、わかったの」
【大きく頷いた】
「えっとなの〜。あったかいのはよくかんじるんだけどなの、
さむいのはへーきなの〜」
【大きく手を振りながら言う。強がりではなさそうである】
「あうあう、なるほどなの。
おさかなさんじゃなくてひとなんだなの〜。」
【納得しているようだ】
「いろいろちがうのもちょっとわかったなの」
【大きく頷いている】
- 973 :河平&ネェル:2010/11/24(水) 23:42:25 ID:hGStfPTM0
- >>972
「寒いのは大丈夫なのですか?
……でも、あっためないと身体に悪いでしょうし……」
む。と困った顔をする。
『ネェルはにんぎょ。おさかあじゃないし、ひとじゃない』
むー。
「違うのは、ほんの少しですよ」
微笑んで二人を見た。
- 974 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/24(水) 23:46:13 ID:WVrfsEdY0
- >>973
「あう〜、そっかなの…
さむいときはどんなかっこしたらいいのかなの…」
【悩んだ表情である。ちなも似ディスの格好が割と薄着である】
「なるほどなの、にんぎょなの〜。
よくわかったなの〜」
【ちょっと触角に触りに行っている】
- 975 :河平&ネェル:2010/11/24(水) 23:49:29 ID:hGStfPTM0
- >>974
「寒くなくても、きっと身体に異常が出てくると思いますし……」
困り顔を続け。
「少し動きにくいかも知れませんけど、私の様にコートを着て見たりするのは如何でしょうか? 暖かいですよ」
『ん? ディス、どうしたの?』
触覚の先端が光る。
仄かに熱を感じる事が出来る。
- 976 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/24(水) 23:54:03 ID:WVrfsEdY0
- >>975
「うん…きおつけるの」
【少し反省しているようだ】
「あう〜、こーとなの…
かってもらえるかなの〜」
【心配そうに言う】
「あう、あったかいなの」
【ちょっと嬉しそうに触角に触る】
「あう、ひかってるのがちょっときになってなの」
- 977 :河平&ネェル:2010/11/25(木) 00:02:44 ID:hGStfPTM0
- >>976
「もし、良ければですがアミルが少し前に来ていた物で良ければ、差し上げますよ」
微笑んで。
『あったかい?』
自分でも触れて見る。
『おおっ、ほんとーだ。ネェルあったかい』
- 978 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/25(木) 00:06:01 ID:WVrfsEdY0
- >>977
「あうあうー!いいなの?
ありがとなの〜!」
【とても嬉しそうに手を振る】
「うん、あったかいのはいいことなの〜。
やさしいひとだとおもうなの!」
【笑顔で返す】
- 979 :河平&ネェル:2010/11/25(木) 00:13:18 ID:hGStfPTM0
- >>978
「では、準備して直ぐに渡せるようにしておきますね」
そういうともう一度ディスを撫でた。
『あったあいネェル、やさしい?』
ニコッと笑って。
『ディス、ありがとー!』
「ネェル。そろそろ帰りましょうか」
『わかった、かえう』
「それでが、ディス。準備をしておきますね」
『ばいばい』
各々がてを振り、公園を後にした。
//ありがとうございましたー!
- 980 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/11/25(木) 00:16:06 ID:WVrfsEdY0
- >>979
「うん!たのしみにしてるの!」
【笑顔で返した】
「うん、やさしいなの!」
【大きく頷く】
「あうあう!ふたりともまたあおうねなの!」
【そう言って大きく手を振り見送った】
「あうあう、そろそろかえらないとなの」
【そう言うとディスも公園から去って行った】
//お疲れ様ですー
- 981 :白銀帝&無色明 ◆FA/Bw.T3QU:2010/11/26(金) 19:29:27 ID:9qS3TsAM0
- 都心部、大通り。
等間隔に並んだ街頭の下を歩く、一組の少年少女。
「旅ねぇ……そんじゃ、鋼のにーちゃんとはココで?」
少女が背の低いその少年に問いかける。
少女の髪は脱色したように白くて、少年を見つめる瞳は血のように紅い。
「そうそう。ま、旅を続ける理由も無かったしね。
んで、結局この街に居付いてるって訳ー」
蒼色の目を細めて、少女の問いに答える少年。
月明りと街灯に照らされ、彼の銀髪が煌めいた。
まるで姉弟のように見えるその二人は、そんな話をしながら歩いて行く。
- 982 :東西南北 良方:2010/11/26(金) 20:03:22 ID:7gFzKdaU0
- >>981
「〜〜〜〜♪」
鼻歌を歌いながら歩く人影が一つ。
金髪モヒカンにサングラス。
右頬には何かを隠すかの様な絆創膏がはられている。
そしてさすがに寒いのかアロハシャツの上には学ランを着ており、色々目立つ。
因みに何故か学ランは長ランである。
口元のシガリロからは紫煙が漂っており、補導されそうなものだが何故か補導されたことはない。
左腕の部分は包帯が巻かれており、首に吊るす形になっている。
「ん?ありゃァ、帝といつぞやの女のコか」
おもむろに歩いていき、話しかける。
「よっ、元気?」
- 983 :白銀帝&無色明 ◆FA/Bw.T3QU:2010/11/26(金) 20:15:25 ID:9qS3TsAM0
- >>982
「……で、その瞬間鋼がさぁ――」
「あ、いつぞやの不審者」
白銀の話を華麗にスルーし、良方を指差す明。
白銀にどんよりオーラが纏わりつくが関係無い。
「やっほ。高校生の癖にタバコふかしててよく捕まんないわねー」
「まあ良方は高校生には見えないよね。色々な意味で……っていうか何さ、二人とも知り合い?」
適当言うと、白銀は良方と明を交互に見た。
- 984 :東西南北 良方:2010/11/26(金) 20:17:47 ID:7gFzKdaU0
- >>983
「ふふふふ不審者ちゃうわ!」
口からぶはぁ!と煙を盛大に吐き散らしながら言う。
「そういや捕まったことねーな。なんでだろ」
近づく勇気が出ないのかもしれない。
「ん、ちょっとばかし公園で話した程度だけどな」
帝の方を向き話す。
- 985 :白銀帝&無色明 ◆FA/Bw.T3QU:2010/11/26(金) 20:23:28 ID:9qS3TsAM0
- >>984
「はいはい不審者不審者……まああからさま過ぎて逆にね。
わたしが警察の人だったとしても確かに近寄ろうとは思わないし」
「っていうか煙い落ち着くんだ良方」
ないない、と明が手を横に振って、白銀の方に煙が飛んでいった。
「へー、そいつはまた奇遇だね」
「というかわたしとしては帝がこっちの――えっと、あれ。名前聞いたっけ?
まいいや――と知り合いだった方が驚きだけど」
「あっはは、まあその辺は色々あってねー」
灰堂経由で知り合った、と言えばいいものを、何故かぼかして言う白銀だった。
- 986 :東西南北 良方:2010/11/26(金) 20:28:15 ID:7gFzKdaU0
- >>985
「あ、悪い」
右手でシガリロをつまみ倉庫に仕舞い込む。
「あ、良方だ、東西南北良方な」
タバコが無くなって口が寂しいのか飴を口に放りこみ食べ始めた。
息を吹きこむと音のなるタイプの奴を差し出して。
「喰う?」
- 987 :白銀帝&無色明 ◆FA/Bw.T3QU:2010/11/26(金) 20:35:02 ID:9qS3TsAM0
- >>986
「よもひろ……? 変な名字ー」
「……無色が言うのそれ痛い痛いすみませんでした」
「私は明(アカリ)。無色(イロナシ)明よ。改めてよろしく」
ぼそっと白銀が小さく呟いた。
直後、明が名乗りつつ白銀の頬をつねった。笑顔で。
「ん、ありがと。ありがたく頂くよ」
「あー、私は遠慮しとく。ついでにこっちのにあげてやって」
差し出された飴に白銀が手を伸ばして、口の中に放り込んだ。
ばりばりと音を立て、もぐもぐと咀嚼。そういう食べ物じゃねーからこれ!
- 988 :東西南北 良方:2010/11/26(金) 20:38:02 ID:7gFzKdaU0
- >>987
「よく言われるけどそんなに変かねー」
変と言われた事は気にしていないようだ。
「あいよー」
良方もバリバリ。
基本飴は齧る物、中の人も齧る人です。
一個目終了、二個目。
ぴーぴーぴーぴー
何を思ったか音のなる飴で音を出している。
凄くシュール。
- 989 :白銀帝&無色明 ◆FA/Bw.T3QU:2010/11/26(金) 20:42:54 ID:9qS3TsAM0
- >>988
「結構珍しいと思うよ? 少なくとも僕は良方一人しか知らない」
「そりゃあんた四才だし」
実験体ジョーク(?)をさらりと吐く中坊二人組。HAHAHA。
いやHAHAHAじゃないが。
「もしゃもしゃ」
「…………りょうほう の ふしんさ が ぐーんと あがった ▼」
噛み砕いた飴をもしゃもしゃしながらその様子を見つめる白銀。
そして某ポケットなモンスター風味のナレーションを口走る明。
こっちもこっちでちょっとシュール。
- 990 :東西南北 良方:2010/11/26(金) 20:47:24 ID:7gFzKdaU0
- >>989
「そうかね」
と後でネットで調べてみようと思いながら答え、そして4歳との事に。
「あ、そういやそうだっけか」
パッと見分かんねぇよなぁ、と小さく呟いた・
「ぴーひょろろろ!」
りょうほう は あやしいおと を だした !
ばりっ、飴が唾液で溶け気味だったため砕けて口の中に刺さる。
「うがー!美味しい飴は血の味でした!」
- 991 :白銀帝&無色明 ◆FA/Bw.T3QU:2010/11/26(金) 20:52:49 ID:9qS3TsAM0
- >>990
「大人びてるってよく言われるよあっはは」
「ダウト」
「´・ω・`」
本当に傍から見れば、ただの姉弟にしか見えない。
本当に元カノッサ機関なのかも疑わしいレベルであった。
「あーあー言わんこっちゃない……」
「全く高校生の癖に……」
やれやれ、と二人そろって肩をすくめ、左右に首を振る。
(戸籍上は)中三二人組に呆れられる高校生の図。
- 992 :東西南北 良方:2010/11/26(金) 20:57:14 ID:7gFzKdaU0
- >>991
「はっは!お前ら仲いいな」
楽しそうに笑う。
良方が求めているのは、こういうモノなのだ。
声に、その視線には少しの羨望が宿る。
「まあ、すぐ治るけどさー」
血の味がする飴を飲み込み、ぼやく。
「あと、アレだし、何時までも少年の心を忘れねーだけだし!」
- 993 :白銀帝&無色明 ◆FA/Bw.T3QU:2010/11/26(金) 21:05:21 ID:9qS3TsAM0
- >>992
「仲いいって言うか――まあ、そうだね。
でもほら、良方にだって仲良い人、居るでしょ?」
白銀が思い浮かべるのは、数字をその名に冠した大男と少女。
あの時は、結局途中離脱を余儀なくさせられたが。
「それに、“この街”にだって居る……んじゃないかなあ」
「格好付けるなら最後まで格好付けなさいよ……」
小さく溜息を吐き、明は苦笑した。
「ガキっぽい男は嫌われるわよ。ソースはわたし――」
「――とか科の人とか」
明が言い、そしてそれに白銀が付けたした。
「……あ、そろそろ寮の門限が。って事でわたしはこの辺で」
「寮住まいだっけ明は。ん、じゃーねー」
思い出したように言い、明りはその場を後にした。
「そいじゃ、僕も曇に怒られない内に帰るとするよ。じゃ、またねー」
ぱたぱたと手を振って、白銀も路地裏へと消えて行った。
- 994 :東西南北 良方:2010/11/26(金) 21:08:03 ID:7gFzKdaU0
- >>993
「は、そだな」
嬉しそうに笑う。
そして、歩き去っていく二人を見送って。
「今日は――ケーキでも買って帰ってやるか」
そう呟くと紫煙を後に残して歩き去っていった。・
- 995 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/11/27(土) 19:38:22 ID:9qS3TsAM0
- とある小さな公園。
「―――ふーむ、中々良い眺めだ」
月は昇っている。
が、辺りはその光で照らされる事はない。
黒く大きな雲が、空を覆い隠さんばかりに出ているからだった。
ジャングルジムの上で――そこに上っているという意味ではなく、本当にその真上で――男は浮遊していた。
糸に吊られているように。
見えない何かに支えられているかのように。
「しかしこの天気だと、明日は一雨降るかも知れないな」
暗雲と、その隙間から垣間見える月。
それらを纏めて眺めながら、男は小さく呟いた。
- 996 :金髪の青年:2010/11/28(日) 22:38:14 ID:hGStfPTM0
- 町を歩く金髪の青年。
月に目を向けると、雲がその月を覆った。
「思ったより、寒くは無いか」
手に息を吐き、擦り合わせる。
次に、コートを深く着なおした。
「……っても、寒いな」
- 997 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/11/28(日) 22:46:23 ID:.6prKP66O
- >>996
【青年とは対する形で向こう側から歩いてくるミントグリーンの髪色の男】
「服、服……ん〜萌える服の組み合わせ……やはりワイシャツにネクタイか……
腋は出さなければ……む〜」
【凄い事を一人ぶつぶつと言いながら歩いてきた】
- 998 :金髪の青年:2010/11/28(日) 22:48:59 ID:hGStfPTM0
- >>997
ふと、男に首を向ける青年。
「……」
直ぐに戻し、溜め息をつく。
「何処にもあんなのって居るんだな……」
別の種の寒気を感じ、まだ一層コートを着こむ。
- 999 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/11/28(日) 22:57:06 ID:.6prKP66O
- >>998
「……あとは……いや出来る事なら……周りの意見を取り入れ……」
【男は頭を上げ、周りを見渡す……そして】
「お、ちょうど一人」
【青年をロックオンする】
- 1000 :金髪の青年:2010/11/28(日) 22:59:45 ID:hGStfPTM0
- >>999
「……」
更に深くコートを着る。
側から見たらどう考えても不審者である。
するとその青年は足早に上弦から離れていく!
■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■