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【日常γ】異能都市って10回言ってみ?【其の六】- 1 :名も無き異能都市住民:2010/08/03(火) 22:27:46 ID:9qS3TsAM0
- ≪ルールとか≫
・基本age進行で
・コテもコテ無しもどんどん来い
・レスの最初に自分のいる場所を明記してくれるとやりやすいです
・イベントを起こしたい場合は空いているイベントスレをお使い下さい
・多人数へのレスは可能な限り纏めて行うようにしましょう
・無意味な連投・一行投稿はできるだけ控えるよう心がけてください
・戦闘可能ですが、長引く場合や大規模戦闘に発展した場合はイベントスレへ移動してください
・戦闘が起きた場合、戦闘に参加したくない人を無理に巻き込むことはやめましょう
・次スレは>>950を踏んだ人にお願いします
前スレ(其の五)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12841/1275925527/
- 2 :名も無き異能都市住民:2010/08/06(金) 00:16:54 ID:7hcwnxwgO
- >>999
「わ、わけあり……」
何がわけアリなのか気になったが聞いてはいけない気がして聞かなかった。
ええ、わけを間違えていますよ。
「え、あぁ、うん」
二人に怯える様な目をしつつ少し離れた席に座る。
>>1000
「うんうん。解ったから喋らないで」
聞く耳も持たないと言った様子で手のひらを良方に向け、静止させるジェスチャー。
グローブの追おう方の手では目を覆っているのが解る。
「問題しかないよこの店……」
次第に両手で頭をふさいだ。
「誰かまともな人来てお願い……」
終いには頼み事を始めた。
- 3 :銃寺森クロス&綿鬼 ◆CROSS/.AzE:2010/08/06(金) 00:21:54 ID:HnkBBDEo0
- >>良方
「おいおい、それじゃあもう毎日大変なんじゃないのか?」
綿鬼の件についてはもう、ツッコミを入れるタイミングを与えないクロス。
そのままスルーするかのように話を続ける。
「俺もそうだったが、寝る時間もないくらい刺客とか送られてくんじゃねーの?」
>>2
「はーい! 俺まともな人でーす!」
『おいクロス。ぱんつを返すぞ』
「おう」
返されたパンツをタッパーの中に入れるクロス。
どう見てもまともじゃなかった。
「なんだよお前、さっきから調子悪そうだが大丈夫か?」
- 4 :名も無き異能都市住民:2010/08/06(金) 00:24:46 ID:7gFzKdaU0
- >>2
「えー」
なんか不満そうだ。
しかも、気づいたら持参の酒をどこからか取り出し飲み始めている。
>>3
「朝昼晩しっかり3錠飲めば問題ないさ。
それにまとめて1年分ぐらい強奪してきたしな」
ははは!と笑う。
「いんや、何か企んでるのか2,3回しかきてねぇな」
- 5 :二号/バイト:2010/08/06(金) 00:25:44 ID:fP94A.NgO
- 「店長ー、ヤンジャン買って来たッスよー!」
勢いよく扉を開けて入って来たのは、給仕服を着た金髪の男
頭にはタオルをバンダナのように巻いている。
「いやぁ、さすが嘘喰いッスねぇ!まさか旧電波塔を占拠してたとは……しかも夜行さん裏切るし」
入ってくるやいなや速攻のネタバレ。
さすが鬼である。
「あれ、お客さんいたんスか?いらっしゃいませッスよー」
- 6 :名も無き異能都市住民:2010/08/06(金) 00:31:51 ID:7hcwnxwgO
- >>3
「……」
クロスがパンツを受けとる。
クロスが返事する。
何の迷いも無くタッパーにパンツを入れる。
「へ、へんたいだー!」
その一部始終からワンテンポ遅れ、いきなり立ち上がりそう言った。
「悪くは無いんだ、ただ少し悪くなりそう」
暗い紅色のグローブを右手から外し、プラプラと振りつつ溜め息混じりに答える。
>>4
「えー。じゃない……のっ!?」
立ち上がったと同時に良方の顔を見てたじろいだ。
「……うん」
そして何事も無かったかの様に座り直す。
>>5
「グッドタイミングで人キタッ!」
バッと振り返り青年を見る。
「あぁ、これも神様の示しだわありがとう……」
何か呟いてる。
- 7 :銃寺森クロス&綿鬼 ◆CROSS/.AzE:2010/08/06(金) 00:35:28 ID:HnkBBDEo0
- >>4
「……む、ならしばらくは大丈夫なんだな」
そう言いつつも、訝しげに眉間に皺をつくりながら椅子に座る。
「しかし解せないな。
襲撃が2、3回? 普通ならもっと必死になってる筈だけどな。
実験体が逃げたってことは、つまりその実験のデータ、機密情報が一人歩きしているようなものだ。
他の組織にその情報が盗まれたら一大事だし、実験体一人が自分達への脅威になる場合もある。
大抵は全力で回収、あるいは抹殺に力を入れる筈なんだが……何かおかしいな。
もしかしたら、何かしらの準備が、意図があるのかもしれない。
気をつけた方がいいと思うぜ」
>>5
「お、サンキュー! って、今週はローゼン無しか。
嘘喰い? 一応読んでるけどネタバレされてキレる程じゃねーし!」
そう言いつつもヤンジャンを受け取って読み始める。
「ええと、ZETMANZETMAN……」
>>6
「変態じゃねぇし紳士だし!
つーかお前誰だよ! なんでここ来たんだよ!」
ビシィっとツッコミを入れる。ヤンジャンを読みながら。
- 8 :東西南北 良方:2010/08/06(金) 00:38:47 ID:7gFzKdaU0
- >>5
「いらっしゃったぜー」
注文もせず持参の日本酒を飲んでいる。
>>6
「ん?どしたのさ」
そういえば頬の刻印を隠すのを忘れていた。
レディには刺激が強かったのかと思い右頬に絆創膏をぺたりと貼り付ける。
>>7
「ただよぉ。薬の副作用なのかなんなのか酒弱くなっちまったのよ……」
先程からさり気無く酒を飲んでいるが2杯目で大分顔が赤くなり、飲むのをやめた。
「ああ、まぁ……一つ予想はあるんだけどな」
心当たりが有るようだ。
- 9 :名も無き異能都市住民:2010/08/06(金) 00:50:40 ID:7hcwnxwgO
- >>7
「あぁ、その言葉昔何処かで聞いたことあるよ。結局は現実逃避の一種だよね」
冷静に呟く。
「何って言われるとね……。
ただ急に多分違う世界に飛ばされてどうすればいいか解らず歩き疲れて立ち寄った店に入ったらわけアリな場面に遭遇しただけだよ」
と、一息で喋ってみせる。
「と、言うわけで、喉渇いた」
>>8
「い、いや。何も」
紅いグローブをつけなおし、再び向き直る。
少々落ち着いた様で真面目な顔をしている。
見ればその女は真っ白だった。
髪、肌は不自然に白い。
が、その中で瞳だけが血の色を移したらしく紅い。
この女は所謂アルビノなのだろう。
- 10 :二号/バイト:2010/08/06(金) 00:52:31 ID:fP94A.NgO
- >>6
「だ、大丈夫ッスか?なんか酷く疲れてるみたいッスけど…
とりあえず、冷たい麦茶でも飲んで落ち着くッスよ!」
グラスに氷と麦茶を注いで差し出す。
この麦茶はサービスのようだ。
>>7
「まかなかった世界編が終わってちょっとさびしいのはなんででしょうかねー。」
リア充になりやがって。ちくしょう。
「タッパー入りパンツ……店長、ついに幼女のパンツ狩りを始めたんスか……」
携帯に手が伸びる。
>>8
「おお……世紀末……」
チンピラには慣れているが、これほど奇抜な格好の相手は始めてだ
見た目のインパクトに思わずたじろぐ。
「なんかツマミが必要だったら注文してくださいッスねー」
持参の酒には突っ込まない。よくあることのようだ。
- 11 :銃寺森クロス&綿鬼 ◆CROSS/.AzE:2010/08/06(金) 00:54:20 ID:HnkBBDEo0
- >>8
「酒なんて量飲まない方がいいって。
量飲める人が健康かって言ったらそうでも無いと思うぞ」
そう言いつつ良方の前に麦茶を出してやる。
「で、その心当たりってなんだ?
お兄さん気になっちゃったぞー」
>>9
「さっきから失礼なやっちゃなー、お前ー。
つーか異世界ですか。また面白い場所から来たな
異世界ってどういうところ? どうやって来たんだ?」
>>10
「おいやめろ、これは合法的に手に入れたものだ!
やめろ通報するな! 写真も撮るんじゃないぞ!!」
- 12 :東西南北 良方:2010/08/06(金) 00:57:48 ID:7gFzKdaU0
- >>9
「そか、ならいいんだけどさ」
喰う?とどこからか飴を取り出し差し出す。
そして、女の姿を見てサングラスの奥の目を細める。
「白いなー、何かカッケェ」
>>10
「ヒャッハー」
と答えるが、見た目も有り、正に世紀末だ。
「いんや、最近あんま酒飲めなくてね。どっちかってと小腹すいたからサンドイッチが欲しいわ」
注文をする。
>>11
「ここ数週間で適量ってもんをやっと覚えたところだ」
苦笑して、麦茶のグラスを口に運ぶ。
「いや、さ。アレなのよ、俺と同じタイプの能力者がいてな。
同時期に作られたから、まあ。ダチだったんだがよ、ちょいとそいつら使った実験に俺を使うんだと思う」
- 13 :名も無き異能都市住民:2010/08/06(金) 01:12:43 ID:7hcwnxwgO
- >>11
「まだ世間を知らない若者なんでね。あんたみたいなのと違って現実も見えてるし」
やれやれ。と言いつつ。
「僕の予想だけど恐らく異世界、まあほぼ確定だけどね。」
「こっちに来た手段は……解らない。さっき言った通り急だった訳で。もしかしたらコイツの力かも知れないけどね」
そう言ってグローブをつけた右手を振ってみせる。
>>12
「ん、貰おうかな」
飴を受け取り、笑顔を見せる。
笑顔が何処か幼い。良い言い方をすれば年相応なのである。
「ありがとう、キミも……」
カッコいいよ。といいかけて何かが詰まる。
その場で考え始める辺りやはり失礼な奴である。
「うん。凄く個性的だよ。僕と一緒で」
あははー……。と声が漏れる。
苦笑いである。
>>10
「聞いてよ、男二人が顔を見合わせてるの。さらにその後ろには半脱ぎの幼女」
ありがとう。と言いながら頭を下げ、麦茶を一杯のどを通らせる。
「そんな場面に合ったら……どうする?」
クロスと良方。そして少女に目を向ける。
「ついでに何か食べ物お願い。できたら起こして」
そう言って机に突っ伏す。
女は幾ら問い掛けても朝になるまで起きなかったという。
//わーい私も寝ます。皆様ありがとうございました!
- 14 :二号/バイト:2010/08/06(金) 01:17:38 ID:fP94A.NgO
- >>11
「合法か非合法かは裁判官が判断してくれるッスよ
あ、店長もっとゲスっぽく笑ってください…
そっちのロリっ子は涙目で……はい、チーズ」
パシャパシャ。証拠はバッチリである。
>>12
「もしかして麦茶より水のほうがよかったッスか?」
彼等の大好物は水だった気がする。
「わかりました、サンドイッチッスねー
店長、サンドイッチ一丁!」
注文は受けるが、自分で作るわけではないらしい。
>>13
「そういう時は『まあこの都市ではよくあること』って思えばいいんスよ!」
彼は既に諦めているらしい。
「あ、じゃあ店長になんか作ってもらっとくッスね」
//おやすみなさいー
- 15 :銃寺森クロス&綿鬼 ◆CROSS/.AzE:2010/08/06(金) 01:22:00 ID:HnkBBDEo0
- >>12
「ん……あー、なるほど。
そいつらを使う為に現在準備中、って感じなのかね。
相変わらず、研究者ってのは『効率的』で困る」
クロスはやれやれとため息を吐きつつ立ち上がる。
>>13
「へいへい分かった分かった」
もういいやーとクロスは諦める。
いまさら印象の修正も不可能だろう。
「っておい、コイツここで寝始めやがった!
ったく、よくもまぁ異世界のよくわからん場所で寝れるな。
俺がお人よしで良かったぜ」
そう言いつつ、タオルケットをかけてあげた。
>>14
「お前は時々クビになりたいんじゃないのかと思うよ。
くそ、どうして俺のとこのバイトは変な奴ばっかりなんだ……!」
orzの状態となり、ダンダンと床を殴る。
『クロスー。儂はそろそろ帰るぞー』
「おう、じゃーn……ちょっと待てなんだその大量の荷物は! って、冷蔵庫の中身がゴッソリ減ってるぅー!?」
『黙れ人間。少しは神に食物を供えようという気は無いのか?』
「人はそれを略奪という。さっさと返せ厄神が」
『き、貴様、儂を厄神じゃと!? 祟られたいのか!!』
「おーおー、祟ってみろ祟ってみろ。今のお前には祟るだけのエネルギーも無いだろうが」
『覚えておれ貴様ー!』ダダダダダダダ
「あ、逃げんな食料返せー! おいコラ誰かライフルよこせ! あいつブチ殺す!!」
こうして少女は先に帰っていった。
- 16 :東西南北 良方:2010/08/06(金) 01:23:41 ID:7gFzKdaU0
- >>13
ほい、と飴を渡す。
「きみも……なんだよ」
と聞くと続く言葉が来た。
「は、いかしてるぜ、アンタもな」
にっ、と素敵な笑みを作る。
>>14
「いんや、麦茶でおっけー」
麦茶をちびちび飲みながら和むチンピラ。
「たまに飲むと麦茶もうめーな」
>>15
「全くだ、ヘドが出る」
そう吐き捨てる。
「うぇ……酒回ってきちまった……。ちょいと寝てるから」
と言うと机に突っ伏して寝始めた。
//自分も明日部活だから落ちるよ、お休み!
- 17 :二号:2010/08/06(金) 01:37:39 ID:fP94A.NgO
- >>15
「それでもクビにしないじゃないッスかー
このツンデレ店長めーうりうり」
調子に乗らせると厄介なヤツラばかりである。
「あれ、あのロリっ子ぬらりひょんの類だったんスか?」
妖気はスゲェ弱かったけど。
でも人んちに上がり込んで食料奪って去ってったし。
>>16
「夏は冷麦茶、冬は温麦茶!麦茶は年中無休でイケるッスよ!」
麦茶には並々ならぬこだわりがあるらしい。
「そんじゃあ店長、買い出しも終わったんで上がるッスねー」
シフト表に時間を書き込み、お疲れ様ッス、と言い残して店を後にした。
- 18 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/06(金) 01:41:39 ID:HnkBBDEo0
- >>16
「お前も寝るのかブルータス!
ったく、ここは宿屋じゃねーんだぞ」
そう言いつつも新しくタオルケットを出して良方にかけてやった。
「ま、ここが安心できる場所だってなら、それも悪くないのかもしれないけどよ」
>>17
「ぬらりひょん……かもな。今日も気付いたら勝手に茶を飲んでた。
あれでも神様だっていうから困る。
くそ、俺の憧れてる鬼神ってのは、ああいうのじゃないんだ……違うんだ……」
ちょっと涙目店長。
「おう、お疲れさん。帰り道には気をつけろよ。
てめーみたいな奴でも、いなきゃ店が回らないってんだから、難儀なモンだ」
あきれたように言いつつも、クロスもまた「STAFF ONLY」と書かれたドアの向こうに消えていった。
- 19 :アニス・ワイルダー:2010/08/06(金) 23:19:59 ID:7gFzKdaU0
- 異能都市、公園。
公園の広場で花を摘んでいる少女が居た。
その少女は仕立ての良い和服を着た愛らしい少女で、青緑の髪を右でサイドテールにしている。
そして、目をひくのは緑と赤のオッドアイだ、右が緑で左が赤の鮮やかな色彩は
彼女の和服によく映えていた。
- 20 :ノイン・ワイルダー ◆6xc12amlNk:2010/08/06(金) 23:25:26 ID:.6prKP66O
- 【同じ公園のベンチに座り、その光景を眺めている少女もいた】
【青緑の髪を左でサイドテールに結い、左緑右赤の瞳を持っているのが特徴だ】
【少女が纏うのは灰色のゴスロリ服、シックな印象を与えるその姿に眼を惹かれる者も少なくはない】
- 21 :アニス・ワイルダー:2010/08/06(金) 23:27:11 ID:7gFzKdaU0
- >>20
「ノイン、ノイン!花の冠できたよ!」
ゴスロリの少女に向かって花で出来た冠を持って駆けるアニス。
2人の見た目は鏡を写したようだ。
「シロツメクサとタンポポでつくってみたんだ!」
ニッコリと笑うアニスは活発さに溢れていた。
- 22 :チャラン・ポラン:2010/08/06(金) 23:30:51 ID:PBnIervYO
- >>19
「やっぱ俺様は最強だな!何たってこんな美味い林檎が作れるんだ」
鯖やら鮪やら魚編の漢字が大量に書かれた浴衣を着た少年が林檎をかじりながら独り言。
夜風に揺れる薄草色のサラサラヘヤーがうっとおしい(見た目だけなら)利発そうな少年だ。
ふと、視線を横に向けると広場で花を摘んでいる少女の姿が見える
「おっ、チビアニスじゃん……にひ」
少年、チャランは一族の持つ「植物を操る能力」を使って少女の足元の雑草でアニスを擽ってみる事にした
(ノインも近くに居るのかな?)
>>20
少し遠くで林檎を食べながら辺りを見回す少年がいる。
もしかしたらその少年の事をよく知っているかもしれない。
そう、その少年はあなたの家と何かと縁(勿論腐れ縁)があるポラン家の一人息子であるのだ。
- 23 :ノイン・ワイルダー ◆6xc12amlNk:2010/08/06(金) 23:34:48 ID:.6prKP66O
- >>21
「……そう、アニス……走ったら危ないよ?」
【迎える少女は静かにゆっくりとアニスに注意】
【鏡写しの二人は正に姉妹と言った風だろうか】
「うん……可愛いよ……」
【対するノインは物静かな笑みを浮かべていた】
- 24 :アニス・ワイルダー:2010/08/06(金) 23:37:22 ID:7gFzKdaU0
- >>22
駆けるアニスの足に雑草が絡みつき。
どたっ。
完璧に顔面から地面にヒットした。
「痛ッ!何、何!?」
足元を確認すると、草が絡み付いていた。
「ノインがそんなことするわけ無いし……、チャラン!?」
倒れたまま当たりを確認すると、明らかに異彩を放つ浴衣の少年が居た。
おもむろに持っていた巾着に手をつっこむと一つの種を投げる。
投げた種は花になり、すぐ球となる。
そのまま飛んでいった玉はチャランの近くで破裂して痛い玉をたくさんぶつけるだろう。
>>23
「うん、気をつけるね」
ニッコリと素直に言うことを聞くアニス。
「でね、ノイン。ほら、ノインのも作ったんだ!」
もう一個の冠を差し出す。
「おそろいだよ!」
- 25 :ノイン・ワイルダー ◆6xc12amlNk:2010/08/06(金) 23:37:47 ID:.6prKP66O
- >>22
「あ、チャラン君……」
【よく知る少年の姿を確認して、ノインは全く変わらない表情で言う】
「こんばんは……」
- 26 :チャラン・ポラン:2010/08/06(金) 23:46:51 ID:PBnIervYO
- >>24
「アッハハハ!ばっかでー!って痛い痛ただだっ!?」
馬鹿笑いしてる間に飛んできた玉が全弾ヒット。
『林檎』による治癒力ブーストが無ければ明日まで腫れが引かなかったに違いないが、既にぷすぷすと白い煙を立てて回復が始まっている
「いてーだろ!なにすんだ馬鹿チビアニス!」
自分のやったことは棚上げ。これ基本
>>25
「おう、ノインもこんばんわー。暫くぶりだったか?」
対応がまるで違う。
- 27 :ノイン・ワイルダー ◆6xc12amlNk:2010/08/06(金) 23:49:29 ID:.6prKP66O
- >>24
「……だから言ったのに」
【顔面からメガヒットしたアニスを変わらない顔で見つめ】
「……」
【じーっと冠を凝視し、ノインは表情を綻ばせる】
「……ありがとっ……」
【ちゃんと受け取り、頭に乗せる】
「……似合う?」
>>26
「うん、久しぶり……アニスと仲良くしなよ」
【頭に花の冠を乗せて頷き、注意する】
「……チャラン君は何してたの?」
【首を傾げて無表情に問い掛ける】
- 28 :アニス・ワイルダー:2010/08/06(金) 23:50:51 ID:7gFzKdaU0
- >>26
「人を転ばすバカにはちょうどいいもんッ!」
怒るアニス。
木武器で足元の雑草を切り普通に立ち上がると一言。
「あと、バカって言う人がバカなんだからね!いーだッ!」
子供の喧嘩だ。
ただし相手は13歳。
>>27
「うう……」
立ち上がったものの鼻が赤くなっていた。
そして、ノインが冠をつけたのを見て破顔する。
「うんッ!すっごくかわいいよ」
それは本当に本心からの純粋な笑みだ。
- 29 :チャラン・ポラン:2010/08/06(金) 23:59:11 ID:PBnIervYO
- >>28
「あんだとー!じゃあバカって二回言ったチビアニスのがもっとバカじゃん!バーカバーカ!」
チャランの父です。チャランは数年前からおつむの中身が育っていないのです。
お見苦しい発言も多々あると思いますが、どうか平にご容赦の程をお願い申します
―アラン・ポラン―
>>27
「似合ってる似合ってる!やっぱりノインは可愛いなー」
花冠を頭に乗せたノインを誉める。
「夜の散歩中に迷った!」
迷ったらしい。
- 30 :ノイン・ワイルダー ◆6xc12amlNk:2010/08/07(土) 00:02:53 ID:.6prKP66O
- >>28
【可愛い、大好きなアニスに言われて嬉しい】
「そうかな……ありがと……」
【喜びで顔を赤くさせながらの礼、ノインはアニスにも】
「アニスも似合ってる……可愛い……」
【何度も頷きながら、そう言うのだ】
>>29
「そう?……ありがと」
【褒められて嬉しそうにし、そして一言】
「アニスも、チャラン君も可愛いよ……?」
【うんうん、と頷きながらも……本心で言っています】
「迷子なんだ……私より大きいのに……」
- 31 :アニス・ワイルダー:2010/08/07(土) 00:04:10 ID:7gFzKdaU0
- >>29
「あ!今バカって三回言ったからチャランのほうがバカだもんッ!!」
不毛な言い争いは続く。
>>30
「うんっ、どういたしまして」
性格は正反対ながらも姉妹の仲はとても良さそうだ。
「え、そう?えへへ……うれしいなぁ」
顔を緩ませ幸せそうな表情を浮かべている。
- 32 :アニス・ワイルダー:2010/08/07(土) 00:06:27 ID:7gFzKdaU0
- //ミスった
>>29
「あ!今バカって4回言ったからチャランのほうがバカだもんッ!!」
不毛な言い争いは続く。
- 33 :ラルフ=ハインケルン:2010/08/07(土) 00:12:17 ID:xm/dFKGs0
- 「さて、ここが異能都市、ね」
ファー付きのブラウンジャケットを半分空け、中に白のインナーを着、
青色のジーパンを履いた男が、リュックを背負いバイクに乗って公園を訪れた。
薄い黄色の髪に青い瞳を輝かせ、ジャケットでは分かりにくいが、筋肉も付いていた。
顔から窺える年齢は23くらいだろうか、しかし今は少し困っているらしい。
「……矢野の新しい探偵事務所ってどこだ?
地図見ろって言ってたっけ?」
そう言ってリュックの中を見るが、地図らしきものはない。
「Shit.どうやら忘れてきてしまったらしい」
ベルトを忘れなかったのを幸運というべきだろうか。
もし忘れていたら怒られる、しかし、地図がなければどうにもならない。
「どうするかな……」
そう言ってバイクを降りて公園のベンチに座る。
近くで若い少年少女が遊んでいる。
それを見て、アルフのことを思い出す。
先に行かせて置いたが、あの割と不思議な性格の3人についていけるだろうか?
- 34 :チャラン・ポラン:2010/08/07(土) 00:15:57 ID:PBnIervYO
- >>30
「違うの!俺様は可愛いんじゃなくて格好いいの!」
「さ、最強に格好良い俺様だってたまには道を間違える事くらいあるんだぜ?」
「チビアニスが可愛い?」
>>31
くる、と顔をアニスに向けるバカバカ言って顔を真っ赤にしてる。
「はっ」
鼻で笑いやがった。
どうにもこのチビを見る度にけなしたりいじったりしたくなる。成程ワイルダー家とポラン家の仲は血にでも刻まれているに違いない
>>32
「……おー。オッサンがいる」
ラルフを見つけて一言
- 35 :ノイン・ワイルダー ◆6xc12amlNk:2010/08/07(土) 00:19:20 ID:.6prKP66O
- >>31
「ん……」
【短い台詞、姉は口が多い方ではないが、アニスが理解をしてくれているので助かる】
「うん、可愛い……チャラン君も」
【アニスに応えるようにノインも笑う、その表情は幸せそうではあるが、静かな印象だ】
>>33
「……おじさんどうしたの?」
【小さい声で無表情の少女が尋ねる】
>>34
「……じゃあ格好いい……
でも道を間違えてる……格好悪い……」
【淡々とした口調でチャランに言い放ち、ノインはまた笑顔になって答える】
「うん……アニスは可愛い」
- 36 :アニス・ワイルダー:2010/08/07(土) 00:20:51 ID:7gFzKdaU0
- >>33
チャランと喧嘩をしてるが視界の端にブラウンジャケットの男を捉えた。
(なんか困ってるのかなぁ?)
そう考えつつもチャランとの喧嘩に集中してしまい、近づくことはなかったが、気にはしているようだった。
>>34
「あ、笑ったぁっ!」
怒り心頭だ。
いつも出会うたびに喧嘩をするのだった。
「チャランだって馬鹿っぽいから全然カッコよくないもんっ。
私より年上なのに道に迷ってるしっ、バカっ」
カッコいいと言われたいチャランの心を抉るであろう一言。
>>35
「あ、そうだ。今度おうちにお花屋さん来るんだって!新しいお花育てよーね」
ニッコリと。
「えー、チャランなんてカワイクないよ……」
チャランとの中はだいぶ悪いがなんというか喧嘩友達というのがしっくり来る。
- 37 :ラルフ=ハインケルン:2010/08/07(土) 00:31:04 ID:xm/dFKGs0
- >>34
「最近の子供はストレートだなぁ。
まぁ、間違ってないしな」
そうしみじみ思う。
アルフにもあんなストレートな感情表現が出来ればいいのだが。
そうすれば少しは…
「と、いかん。
どうした、ガキンチョ?まさかただオッサンって言いたかったわけじゃあるまいに?」
そう言って、少年に話しかける。
名前も知らないが。
>>34
「……」
どうやら俺がガキンチョ、と呼んだ少年喧嘩しているらしい。
……そういや俺にもこういう時期があったんだよなー、なんて思い出すが、
今は地図がないのと、道がわからない事を思い出す。
「Shit.飯までに帰れるかね、こりゃ」
>>35
ふと、声のした方を見ると、灰色のゴスロリを着た無表情な少女が、
困り顔な俺を見かねて話しかけてきたらしい。
「んー、始めてここに来てな。
地図忘れて、道に迷ってるんだよ」
とりあえず状況を伝える。
どうした、ときかれたらまず自分が誰か、と答えるべきかもだが、
この場合は別にいいだろう。
- 38 :チャラン・ポラン:2010/08/07(土) 00:35:51 ID:PBnIervYO
- >>35
「完璧よりちょっと弱点が合った方が格好いいんだぜ?ノインももっと大きくなったらわかるよ」
再びアニスを見る。ノインに顔を戻す。
二人は似ている(よく見れば違う所も多いとチャランは思っているが)
ノインは問答無用で可愛い。とするとアニスもノインに似て可愛いということになるのだろうか。
「ノインがいうからきっとアニスも可愛い、んじゃない?多分」
>>36
「っ!やっぱ可愛く無い!馬鹿アニス!チビアニス!」
キラリと一粒目から光が。きっと心の汗だ。
決して年下の女の子に泣かされるなんて事は、最強で格好良いチャラン君にはありえません。ありえません。
まあ明日には忘れてまた別の何かで喧嘩してるでしょう。そんな二人です
>>37
「迷子かよオッサン。格好わるいなぁ」
自分の事は棚上げ。これ基本
- 39 :ノイン・ワイルダー ◆6xc12amlNk:2010/08/07(土) 00:39:18 ID:.6prKP66O
- >>36
「……うん、いっぱい育てる……アニスも一緒にね?」
【姉妹はお花好き、だから屋敷にはお花がいっぱい】
「……チャラン君は格好いいんだって……でも今は迷子だから格好悪い」
【そんな二人を見ているのも、ノインは好きだ】
>>37
「……おじさんも迷子、チャラン君と一緒……格好悪い……」
【むふぅ、と鼻から息を出して言い放つ】
「……」
【テクテクとベンチに戻っていく】
>>38
「そうなの……?
私にはまだわかんないや……」
【それだけ言うと、ベンチに座り込んで、またチャランとアニスの喧嘩を傍観する】
「うん、アニスは可愛い……
チャラン君もアニスに言ってあげて……」
- 40 :アニス・ワイルダー:2010/08/07(土) 00:41:06 ID:7gFzKdaU0
- >>37
「どうしたんですかー?」
ノインに近づいた男に話しかける。
>>38
「ちび言うなぁー!ノインと変わんないのに何で私にだけいうのさー!」
不公平だぁ!とばかりに不満を言う。
>>39
「うん、何育てよっかなー♪」
今から何を育てるかわくわくしているようだ。
「うー……、黙ってればちょっとは、ね」
微妙に歯切れが悪いが、チャランは黙っていればそこそこまともに見えるのは確かだろう。
『黙って』いれば。
- 41 :ラルフ=ハインケルン:2010/08/07(土) 00:48:57 ID:xm/dFKGs0
- >>38
「おーよ。
格好悪い方がガキの為になるのさ」
目の前の少年は知らないが。
少なくとも格好悪い方が俺はいいと思う。
まぁ、感性の問題ではあるのだが。
>>39
「はっはっは。
悪いね、オッサンはあんまり地理に強くないのさ」
ベンチに戻っていく少女を見ながら俺は言う。
意外と見目麗しいが、接しにくいかもしれない。
>>40
「んー、バイクでこの街に来たところまではいいんだが、
地図を忘れてしまってな、どっか地図売ってる店とか看板とかない?」
とりあえず、さっくりと用件を聞いてみる。
早口だったから伝わらないかもしれない。
- 42 :チャラン・ポラン:2010/08/07(土) 00:57:43 ID:PBnIervYO
- >>39
「13歳になれば、わかるよ!俺様はその時は20歳くらいかな?」
いいえ、16歳です。
「アニスも……ノインみたいに静かなら、可愛くないこともない」
とはいえ静かなアニスなぞ想像するだに恐ろしいものだ。昔ノインの真似をして遊んでいたアニスを見たときはそれはもう不気味だったとチャランは記憶している。
>>40
「いーだ!生意気アニスはチビアニスでじゅーぶんだ!」
「これっくらいだけアニスのがチビなんだぞ!」
指で示すに約0.2mm程ノインのが小さい、らしい。真実かは不明だが
>>41
「変なの。やっぱ最強に格好良いのが一番だとおもうぞ」
「公園の地図ならあるぞ、あっちの方に」
指さす先には公園案内。でもしりたい情報は無さそうです。
- 43 :ノイン・ワイルダー ◆6xc12amlNk:2010/08/07(土) 01:02:28 ID:.6prKP66O
- >>40
「お花屋さんが来るまでのお楽しみだね……」
【ワクワクはノインもしているようだ、足をぶらぶらさせている】
「ね……アニスはチャラン君が好き……チャラン君もアニスが好き……私もアニスとチャラン君を好き」
【子供でも、好きと簡単に言ってしまうのがノインクオリティだろうか】
>>41
「……」
【ベンチで少年少女の喧嘩を見ながら、時折ラルフを見てくる……楽しいらしい】
>>42
「ねぇ、チャラン君……その時チャラン君は16歳だよ?
……あとの4年は何処に吹き飛んだの?」
【冷静で静かなツッコミ……】
「私もアニスみたいに元気になりたいな……」
【対するこちらはアニスの元気な所が好きなので、元気で騒がしくなりたいようだ】
- 44 :アニス・ワイルダー:2010/08/07(土) 01:04:23 ID:7gFzKdaU0
- >>41
「そうなんですかぁ……」
むむむ、と唸りながら考え込む。
「……解らないです」
申し訳なさそうに。
コレでも一応お嬢様であるがゆえ、お出かけでそういうお店に行くことがないのだ。
>>40
「そんなん全然変わらないじゃんっ!」
示された指を見て叫ぶ。
「はぁっ、はぁっ……。一旦休戦……!」
手でTを作り、タイム宣言をする。
>>41
「うん」
喧嘩は休戦したのかノインの隣に座る。
「えー……、私チャラン嫌いだよ?いっつも喧嘩してるもん。
でもね、ノインは大好きだよっ!」
喧嘩するほど仲が良いともいう。
- 45 :ラルフ=ハインケルン:2010/08/07(土) 01:10:34 ID:xm/dFKGs0
- >>41
「アホかガキンチョ。
この公園の地図見てどうすんだ、
この都市の地図が分かんなければ意味がないだろ」
ベンチに座ってリュックからペットボトルを取り出し、
中身を飲んだあとに俺はそういう。
>>43
「(趣味に人間観察でも入ってるのかね?…ありゃ憧れか?)」
少女の様子を見ながらそう思う。
>>44
「そうかー。
まぁ、いかにもお嬢様、って風だし仕方ないか」
しゃーねーなー、なんていいながら立ち上がりバイクのコンソールを開き、
鼻歌を歌いながら操作を始める。
「うわー、電池が足りないなぁ。
ガソリンで変わりにすることも出来るが、金かかるしなー」
じゃあCBR1100XXスーパーブラックバードなんて乗るなよ、
と言いたくなるが、多分バイクに詳しくなければ分からない事である。
外見がいかにも高いバイクだが。
- 46 :チャラン・ポラン:2010/08/07(土) 01:24:46 ID:PBnIervYO
- >>43
「10歳から13歳までって凄いバーって早いんだぜ!20歳くらいになってても可笑しくない勢いだぜ!」
いや、その理屈はおかしい。とはいえないほど自信満々に言い放った
「そりゃあ元気無いアニスなんて種のないスイカみたいなもんだけどなぁ」
例えがわかりづらい。味気ない、とか不気味な、といったところだろうか
>>44
「ぜーんぜん違うね!違わなくないね!」
「ふぅ…ふぅ……おーけぃ休憩だ」
懐から林檎の葉を一枚取り出し、実に変換するとアニスに放り投げる
「やる、疲れとれるぞ」
自分も食べかけの林檎をひとかじり
>>45
「え?えーと……取り敢えず出口が分かる!」
「この公園は街の中心から少し外れただけだから出ればきっと色々店があるぞ」
取り敢えず公園に用が無い、ということは確かな気はする。
とはいえ確実に地図屋がある保証もなく彷徨うのもどうかと思うが
- 47 :ノイン・ワイルダー ◆6xc12amlNk:2010/08/07(土) 01:28:30 ID:.6prKP66O
- >>44
「終わっちゃった……」
【二人の喧嘩が中断され、ノインは少しつまらなさそうだ】
「そうなんだ……私は好きだよ?
もちろんアニスの方が好き……」
【今度はノインから笑顔になる、やっぱり仲良しだ】
>>45
【そして今は楽しそうに同じ顔の少女とお話中、やはり笑顔……先程の無表情とのギャップである】
【足をぶらぶら、また……ラルフを観察】
>>46
「……チャラン君……やっぱりチャラン君は馬鹿だよ……」
【でもこの少女は軽く馬鹿と言う……長い付き合いだ、分かり切っていたのだが……】
「私、種なしスイカ好きだよ?
食べやすいし……」
【しかし、種なしスイカは食べやすいし手間がかからないのだ……】
- 48 :アニス・ワイルダー:2010/08/07(土) 01:30:41 ID:7gFzKdaU0
- >>45
「ごめんね……」
ちょっと申し訳なさそう。
「あ、そうだ。お詫びと言っちゃなんだけどね、お花あげる!」
どこからその結論に至ったのか花をプレゼントするつもりらしい。
和柄の巾着から種を一つ取り出すと、次の瞬間には青紫色の花びらを持つ花、イリスが咲いた。
「持ってると、元気になるよっ」
にこりと花のような笑みを浮かべイリスを差し出す。
>>46
ノインの隣に座り休憩中。
投げられた林檎をぱしっ、と受け取る。
「ありがと、チャラン」
素直に礼を言うと、リンゴを齧る。
「ん、おいし」
笑顔で幸せそうである。
これだけ見ていると先程まで激しい舌戦を繰り広げていた少女とは思えないだろう。
>>47
「だって疲れるんだもんー」
ぶー、と言いながら答える。
「えへへ、私の方が好きならいいや」
にこにこ笑顔で談笑だ。
- 49 :ラルフ=ハインケルン:2010/08/07(土) 01:41:38 ID:xm/dFKGs0
- >>46
「……結局行き当たりばったりだろーが、それじゃ」
公園に用はないのは確かだが、
確証無しに動いてたらバイクの燃料が切れるよ。
「バイクの燃料だって無限じゃないしな。
あんまり無駄に動きたくはないのさ」
>>45
「……」
リュックからメモリを取り出し、分解し始める。
バラバラになったメモリを確認しながら、今度は組み立てている。
>>48
「イヤイヤ、気にしなくていいぜ?
元はと言えば地図忘れた俺が悪いんだしなー」
そういいながらメモリを解体しては組み立てている。
そして、少女が取り出した花を受け取ると。
「おお、有難うな」
そう言って、ジャケットの胸ポケットにクシャクシャにならないように入れる。
余り似合っているとはいえないかもしれない。
- 50 :チャラン・ポラン:2010/08/07(土) 01:45:53 ID:PBnIervYO
- >>47
「馬鹿じゃないよ!馬鹿だとしても最強の馬鹿だよ!」
よりダメダメである。
「そうかぁ?やっぱり種が合った方がスイカっぽいと思うぞ」
「元気が合った方がアニスっぽいだろ?つまり種が合った方が元気一杯?」
たとえ話とごっちゃになりだした。
>>48
「合ったり前だい!俺様の作ったのがまずいなんていったらはったおすところだ!」
にかっと笑う。結局喧嘩するほどなんとやら、という奴なのだろう
当然だ、なんていいながら、それでも誉められれば嬉しいものだ。
>>49
「格好良いけど燃料切れたら鉄くずだもんなー。アニスがやったんなら俺様もやるよ」
こちらは花ではなく、実。バナナだ。
「腹へったら食べなよ。旨いぞー甘いぞー」
- 51 :ノイン・ワイルダー ◆6xc12amlNk:2010/08/07(土) 01:51:00 ID:.6prKP66O
- >>48
「……うん、私ももう眠たくなってきた……」
【そりゃ、10歳の娘っ子がこんな時間まで起きているのはどう見ても夜更かしだ……】
「うん、だから二人仲良くしようね?」
【そう言ってベンチから立ち上がり】
「……帰ろ?」
【ノインは小さく囁き、歩き出す】
>>49
「バイバイ、おじさん……またね」
【少女はラルフに手を振り歩いて行く】
>>50
「最強の馬鹿ってかなり危ないよ?……チャランのパパに顔向け出来ないよ……」
【最強の馬鹿とは要するに……いや、やめておこう……】
「種が……元気いっぱい?
アニスはスイカだったの?
……私は元気なアニスが好きだけど、スイカとアニスが似てるなんて知らなかったよ……」
【ノインも頭が混乱してきた……恐るべし、チャラン……】
「バイバイ、チャラン君……今度はアニスを苛めたらダメだよ……?」
【ノインは歩き去っていった】
- 52 :アニス・ワイルダー:2010/08/07(土) 01:52:15 ID:7gFzKdaU0
- >>49
花を渡せてうれしそうな笑みを浮かべている。
「えへへー」
>>50
「チャランはホント、果物作るの『だけ』は美味いよね」
だけ、を強調しながら言い、リンゴを齧る。
>>51
「私も眠いかも……」
目をゴシゴシしている。
「うん、そうする!」
そしてベンチからすくっと立ち上がるとノインと一緒に家に帰っていった。
- 53 :ラルフ=ハインケルン:2010/08/07(土) 01:55:53 ID:xm/dFKGs0
- >>50
「おー、ありがとな」
そう言うと、皮ごと口の中に放り込んだ。
食い方としてはあんまりである。
>>51
「おう。気をつけて帰れよー?
最近は少し危ないんでな」
そう言ってメモリを直していく。
全部直した後、リュックのチャックを閉めた。
>>52
「ありがとうな。
気をつけて帰れよ?お穣さん」
そう言って少女に手を振る。
まぁ、確かに時間も遅い。
電話でもくればいいのに。
- 54 :チャラン・ポラン:2010/08/07(土) 02:05:46 ID:PBnIervYO
- >>51
馬鹿(チャラン)と話していると次第に馬鹿になっていく。これをチャラン現象といふ。
「ん、帰るか。もう遅いもんな、俺も一緒に行くよ!」
決して帰り道がわからないから近所のワイルダー家まで案内してもらおうなんて考えてはいない。
れでぃーを気遣うじぇんとりな心意気である。
>>52
「むっかー!……いいや、俺様も眠いし今日は許す!」
「ちょ、待てよう!置いて……送ってってやるよ!」
最終的には置いてかないでと走って追いかけるはめになる最強のチャラン君でした。
>>53
「おお〜なんてワイルドな、これはこれで格好良い?家で試してみよう」
後日、そこにはとうとう皮すら剥けなくなったと咽び泣く父、アランの姿が!
『もう皮を剥かないでバナナを食べるなんてしないよ、絶対さ!』
「オッサンも気を付けなよ!何にしても此処から出ないと話にならねーよ!」
そう言って少年も双子を追いかけて走り去って行った。
//私もおねむですノシ
- 55 :ラルフ=ハインケルン:2010/08/07(土) 02:13:17 ID:xm/dFKGs0
- >>54
「おうー。
まぁ、ガキンチョは大人の心配すんなってな?
自分のみを守ることに集中しろよー?」
そう言って手を振る。
と、ジャケットの中のケータイが鳴った。
「ハイもしもしー」
『ラルフ、時間がないから用件だけを手短に言うよ』
まだ声変わりをしていない高い声が形態から響く。
どうやら急ぎの用事らしい。
「オイどうした?」
『アンサングだ。二人が行ったけど、別の場所にも出現してる。
僕も出るから、すぐに来てくれ、場所は――』
「悪い、こっちにも来た。電話切るぞ」
そう言って電話を切り、リュックからメモリを一つ取り出す。
周囲には犬の姿をした生物が取り囲んでいる。
「チッ。
ゆっくり夜のドライブと行きたかったんだがな。
まぁ、行くかね、変身!!」
『Close Change』
ポーズと共にメモリを差し込んだと同時に青い光に包まれ、
飛び掛る犬の姿をした生物を回し蹴りで吹き飛ばす。
「さて、かかってきな!」
10分で鎮圧した後、
ラルフはバイクで次の地点へと向かった。
//では私も寝ますね。オヤスミ。
- 56 :名も無き異能都市住民:2010/08/07(土) 13:07:31 ID:PLjoDKEY0
- 天には燦然と太陽が輝き、降り注ぐ熱線は大地に熱を与え、肌の痛くなる暑さを人々に齎している
アスファルトの照り返しは辛く、サンダルで歩くには些か足裏が痛くなる。そんな熱気の日
異能都市の一角、砂地敷きの小さな公園は、何故かそんな熱気とは無関係であった
今日は風が多めであるとはいえども、その公園は些か季節がずれていると言わざるを得ないほどに涼しく
それは、譬えるならば開け放されたデパートの入り口付近を通りがかった、あの涼しさに似ている
しかし人々はその事に対して、大した疑問を抱くことなく、どうせまた誰かが何かをやらかしたのだろう程度の認識で
降って湧いた涼しい公園にて歓談を楽しんでいる
その冷気を齎した元凶、とでも言うべき物は、満足そうに公園のベンチに座っていた
- 57 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2010/08/07(土) 13:14:53 ID:IDnKkU3kO
- >>56
「あ……っづ……」
今にも倒れる五秒前。
そんな様子で汗を流しながら歩く少年がいた。
「ん……」
流れてきた冷気。
流れてきた方を見ると、ただの公園。
「……」
興味と、涼みたいと言う気持ちから、フラフラと公園内へ。
- 58 :名も無き異能都市住民:2010/08/07(土) 13:21:58 ID:PLjoDKEY0
- >>57
入った公園はそれほど人が多いわけではないが、しかし、ベンチは一通り埋まっており、
また植えられている木が少ないと言うこともあって、日陰も一通り埋まってしまっている。
まぁ、流石に樹上まで埋まっている訳ではないので、日陰にはいることが不可能と言うわけではない
さて、元凶の物は、未だしっかりとベンチに座っていたが、まるで、そこに誰もいないかのように誰もがそこに意識を向けない
――全裸だってのに
- 59 : ◆uotUYGHVwM:2010/08/07(土) 13:25:03 ID:IDnKkU3kO
- >>58
「えー、っと……」
日陰……は埋まってる。
木に登ってまで日陰に入ろうとも思わない。
「そしたら……」
ならば、と探すのは、冷気の発生源。
キョロキョロ当たりを見回し、ベンチも埋まってる事に気付く。
そして、気付く。
全裸の存在に。
「……突っ込んだら……負け、なのか……?」
- 60 :名も無き異能都市住民:2010/08/07(土) 13:31:02 ID:PLjoDKEY0
- >>59
周囲の者達は、別にそこに全裸が居るから意識を背けている訳ではないようだった
そう、本当に、そこに居ることを認識できていないのだ。
さて、少年が自分に気が付いたことを知るや否や、
全裸の人影
――見る限り、男性器も女性器も備えていない、のっぺりとした身体で、そのくせ外見だけはしっかりと人間をしている――は、ちょいちょいと招くように手を振った
- 61 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2010/08/07(土) 13:36:16 ID:IDnKkU3kO
- >>60
「……」
周囲の人の様子を見るに、無視をしている訳でも無い。
「……」
更に見る。
男性でも女性でも無さそうだ。
「……」
ならば、と考える。
眼前にいる、謎の人影の正体は何だ。
化け物。お化け。幻覚。
まあ、どれも有り得そうだ。
「……」
声も発せず、ゆっくりゆっくりと手招きに引かれ、歩み寄る。
- 62 :名も無き異能都市住民:2010/08/07(土) 13:41:19 ID:PLjoDKEY0
- >>61
近くに寄ってみれば、さらに荒が見える。肉の付き方や骨格etc..
それは、まるで、人間というものをよく知らないものが、どうにかして人間というものを真似ているようにしか見えない
「座る?」
発した声はソプラノともアルトとも取れる音であったが、確かに通じる言語で話している
どうやら、席を譲ってくれるようだが……?
- 63 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2010/08/07(土) 13:49:20 ID:IDnKkU3kO
- >>62
判明。
あ、コレ人じゃねえわ、と。
不気味と言うまでは行かないが、それなりに気味の悪い風体。
「……え?あ、いや。いいよ。別に」
そんな事を思っていた所に声をかけられ、少し驚き、ふと思う。
周りの人には意識されていないものと会話をしたら、自分はどう見えるのだろうか、と。
- 64 :名も無き異能都市住民:2010/08/07(土) 13:56:29 ID:PLjoDKEY0
- >>63
人にあらざるそれは、その答えに落胆した風な動作を(人の目から見れば、かなりぎこちなく)行い
「そう」
ぽつりと言葉を落とした
周囲の人々は自分の会話に集中するあまり、他の会話に気を向けてはいない
だから、別に少年が認識されていない相手を会話したところで訝る者は少ない
そう、例えば、同じように冷気に誘われてきて、一人で座っているような者達以外にはだ
彼らは少し疑問に思ったようであるが、この熱気である。
頭がやられたのだろうと勝手に見当を付けて、話しかけてきたりするようなことも、また日陰や席を譲ることもしない
- 65 : ◆uotUYGHVwM:2010/08/07(土) 14:04:00 ID:IDnKkU3kO
- >>64
「あ……、その、わざわざありがと……」
熱さでやられた少年。
そう思われるのは少々心外。
だが、それ以上に好奇心が買った。
今、目の前にいるコレは何なのだろう、と。
「……あ、あのさ。何かここら辺、妙に涼しいけど……」
こくん、と息を飲む。
何故だろうか。おかしいまでに緊張する。
「あんたの仕業?これ……」
- 66 :名も無き異能都市住民:2010/08/07(土) 14:09:31 ID:PLjoDKEY0
- >>65
「どういたしまして」
そう返すように決まっているかのように、無表情で返しつつ
「そう。うん、そうだよ」
緊張する少年の気持ちなど知らぬそれは、ただ問われた事柄にそう答えて
「どうして?」
何故そのような事を訊くのかと、問い返してくる
- 67 : ◆uotUYGHVwM:2010/08/07(土) 14:18:26 ID:IDnKkU3kO
- >>66
「どうして、って……」
その無表情と、機械のような返答。
それが、更に気になる理由になる。
「何でかな、と思ったから」
暑いのが苦手なら、わざわざここまでやる必要も無いと思ったり。
- 68 :名も無き異能都市住民:2010/08/07(土) 14:21:57 ID:PLjoDKEY0
- >>67
「何でかぁ」
呟くなり、暫く目をつぶって(恐らくそれが、模倣した元の考える姿勢なのだろう)
「そうしないと、苦しいからかな。飢餓に耐えるのは苦しい」
- 69 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2010/08/07(土) 14:28:36 ID:IDnKkU3kO
- >>68
人を知っているのか、知らないのか。
その模倣は、確かに人間のそれと思えなくもないもの、と少年の目に映る。
「……飢餓……?」
軽く首を傾げた。
熱を食べてる、とでも言うのだろうか。
いや、しかし、有り得なくも無い。
そんな存在がいても、何らおかしくは無い。
- 70 :名も無き異能都市住民:2010/08/07(土) 14:33:17 ID:PLjoDKEY0
- >>69
「そう飢餓。誰だって餓えるのは苦しい。それに耐えるのはもっと苦しい。
ある程度、気を配らないといけないとは言っても、きちんと食べられる機会が目の前にあるなら、誰だって食べる」
少年の思考などわからないそれは、少年の復唱にそう答えた。
- 71 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2010/08/07(土) 14:37:18 ID:IDnKkU3kO
- >>70
「まあ、確かに……」
納得、と言う代わりに腕を組んで一つ頷く。
何か、悪いものでは無いみたい。
そう思い始めたら、おかしな緊張も次第に薄れていった。
「ところで……」
ならば、と一番の疑問を。
「……あんた、何者?人間……じゃないよな」
- 72 :名も無き異能都市住民:2010/08/07(土) 14:42:27 ID:PLjoDKEY0
- >>71
「何者……?」
その時に、目を閉じようとして、
ぐ――と、頭に手を遣る。頭痛でもするのか、その顔は苦悶の色だ
「わからない。前、同じ問いがあった気がする……あの時はなんて答えて」
いやいやと言うように、頭を何度か振って
「群……王の慈悲喰らう群? ううん……でも、あれ。どうして」
何かをぶつぶつと呟きながら、暫く考え込んでいたようだったが
「人間じゃないのは、たぶん、そう。でも、自分が何かは……わからない。名前はわかるんだけど、それで何が伝わるのか」
- 73 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2010/08/07(土) 14:50:26 ID:IDnKkU3kO
- >>72
「そう、何者……って、オイ、大丈夫か……?」
一歩近付き、その表情を心配そうに見下ろして。
「王の慈悲……?群……?」
訳が分からない。
特にそんな顔をしていたわけでもないが、そう思っている事は丸わかりだ。
「だ、大丈夫か……?」
まずそう言って、また腕を組む。
「……まあ、確かに名前だけ聞いても、何も伝わる事は無いけど……」
そうだ、と手を叩いて
「あんたをあんた、じゃなくて、名前で呼ぶ事が出来る」
- 74 :名も無き異能都市住民:2010/08/07(土) 14:54:48 ID:PLjoDKEY0
- >>73
「うん、大丈夫……」
心配そうな少年の声にそう言って首を振ると
「そう言う意味の名前なら……まだ、無い。付けて貰う約束をしてたけど、まだ時間がかかるみたい」
言って、困った風に首を傾げた
//うぉおおおお、すまんです。飯喰いに行くことになってしまって、中途半端ですが、この辺で一旦失礼しますです
- 75 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2010/08/07(土) 15:04:17 ID:IDnKkU3kO
- >>74
「あ、そうなのか……」
何だ、と少し肩を落として。
//了解しましたーいってらっしゃい!
- 76 :フィアナ:2010/08/07(土) 21:25:06 ID:gJtcMvY.0
- 【街中】
「あー……今日もだるかったぁ……」
緑のチューブトップ、七分丈ジーンズ、サンダルという薄着の女が、蒸し暑い街中を歩く。
片手にコンビニ袋を提げていて、見た目はバイト帰りの学生やフリーターに見えなくも無い。
しかし、一つ異質なのは――腰の後ろに、紫色の、銃のようなものを差している。
- 77 :No.31:2010/08/08(日) 20:49:35 ID:k6nVC4j20
- 白いワンピースの少女が歩く。青い眼の少女が夜の街を歩く。
手足についた金属の輪だけが彼女に付属する歪。
少女は、公園でその歩みを止めた。
コンビニの袋から、アイスを取り出して食べている。
先日のテロの実行犯が何故こんなところを歩いているのか、
事情を知るものなら驚くだろう。
- 78 :カノン・カペルマイスター/賑やかし:2010/08/08(日) 21:19:56 ID:2DtiWJ5k0
- >>77
遊具|
遊具|゚∀゚>
遊具|;゚∀゚> !?
遊具|゚∀゚> ……
遊具|;゚∀゚> !?!?
挙動不審な銀髪の野郎がいるぞ!
- 79 :No.31(監視中):2010/08/08(日) 21:25:55 ID:k6nVC4j20
- >>78
あむあむ。もっしゃもっしゃ。うし…うし…。
更にパンやおにぎりまで取り出して食べた。某白いシスター程では無いが
それでも中々のブラックホールっぷりだ。
「…なくなっちゃった…」
トドメのハーゲンダッツ。アイスは通算ニ個目である。
「何見てるのよ?」
青いジト目が銀髪を見る。
- 80 :シトリン・シックスティーン:2010/08/08(日) 21:26:06 ID:ZOM.z7ps0
- 「イエロークリスぅ……」
ぐるんぐるんぐるんぐるん。
猛烈な風切音が聞こえる。見れば、公園のブランコがめちゃくちゃな速度で「回転」していた。
「すぅーぱぁー……ジャーンプッッッ!!!」
そして、回転するそれから人影が一つ飛び出して。
空中をくるくる舞った後、華麗に着地。
「……ふ、公園限定新技完成……!」
どういうことなの……
- 81 :カノン・カペルマイスター/賑やかし:2010/08/08(日) 21:31:21 ID:2DtiWJ5k0
- >>79
遊具|゚∀゚> いや、
遊具|゚∀゚> ……何でそんな手足がゴツイ感じに重装備なん……?
あとお前テロってなかったっけかー、と付け足して。
>>80
遊具|゚∀゚> やだなにあれカッコイイ
- 82 :No.31(監視中):2010/08/08(日) 21:39:14 ID:k6nVC4j20
- >>81
「あれ、あの時に居た人?」
青い目が真ん丸く。そして再びじとー。
「これは、異能拘束具。私が異能を使えば直ぐに異能ごと動きを封じられるの。
他のテロリストとの接触を押さえる為に泳がされてるみたい。」
「……。怒ったりしてないの?」
少し少女が小さくなったように見えるのは、身を無意識に引いたからだろう。
>>80
「……。」
冷めた反応かと思いきや、ほー、と口を半開きで見とれていた。
「すごいすごい!ブランコで残像が見える!」
そんな馬鹿な。
- 83 :シトリン・シックスティーン:2010/08/08(日) 21:42:52 ID:ZOM.z7ps0
- >>81>>82
「ふ……せんきゅーせんきゅー」
ヒーローポーズ(我流)でシメ。
だがしかし、ブランコ及び彼女が宙を舞った軌跡には、ポケットの中身だったものが散乱しているのであった。
ちょっとかっこわるい。
- 84 :カノン・カペルマイスター/賑やかし:2010/08/08(日) 21:45:59 ID:2DtiWJ5k0
- >>82
遊具|゚∀゚> いたかもしれないし、いなかったかもしれない
遊具|゚∀゚> つまりは中の人の記憶力がヤバイってことさ!!!!
遊具の影から形容しがたい動きで現れて、
「怒る?何で?」
本気でわけがわからないといった風情で首を傾げた。
>>83
「キャーヒーローサーン!!」
ポケットの中身には敢えて気付かなかったふりである。
本人が気付いた時面白くなりそうだったし。
- 85 :No.31(監視中):2010/08/08(日) 21:49:00 ID:k6nVC4j20
- >>83
「かっこいいね、貴方はヒーローなの?」
少女の青い目には散乱したポケットの中身など移らず、
明度彩度が倍増しされたヒーローの姿が映るのみ。
>>84
「…ううん、やっぱり良い。」
ふい、と顔を逸らす少女。
「にしても、熱いわね。本当ならもっと涼しくしてるはずなのに!」
- 86 :シトリン・シックスティーン:2010/08/08(日) 21:51:41 ID:ZOM.z7ps0
- >>84
「フフン……」
にやりと不敵に笑って……へこへこ歩いて腰を曲げて中身を拾い集める。
顔は真っ赤に染まっていた。ださい。
>>85
「……! そうっ、ボクはヒーローだよ!!」
涙目でしゃがみ中身を拾い上げていた彼女は、ばっと立ち上がってびしっとポーズ。
その大きな動きに伴って、再びポケットから中身がこぼれおちた。
- 87 :カノン・カペルマイスター/賑やかし:2010/08/08(日) 21:57:49 ID:2DtiWJ5k0
- >>85
「何だお前、街をちょいとテロったくらいで俺は怒らねえよ」
呵々、と笑って、
「其れともあれか?怒ってほしかったか?」
……こいつの能力ってそういやアレか。
冷やしたり熱くしてたりしてたな、と思い、
「たまには能力に頼らない自然ってのもいいんじゃねえの?
ちょいと楽しんでみるってのはどうですかね貴様」
>>86
(・∀・)ニヤニヤ ←リアルにこんな顔をした。うざい。
「ヒーローさん、……ポケット、蓋つきにしたらどうだい?」
- 88 :No.31(監視中):2010/08/08(日) 22:04:40 ID:k6nVC4j20
- >>86
「そうなんだ。…私のところにも来て欲しかったなぁ、ヒーロー。」
少し寂しそうに目を伏せて、呟く。
>>87
「…これから私の友達が、この街に来るわ。
スリーはもう既に準備してるみたいだから。…それでも?」
それはどこか怒って欲しいというニュアンスもあっただろう。
自分のやった事が決して良い事では無い、それを彼女は知っている。
「自然か、そういえば10歳まではそうしてたわ。
久しぶりにこうなると、やっぱり暑いよ……」
ばっさばっさと座りながらワンピースの下部を持って空気を送る。
「すいかバーは実際の温度よりも涼しくなる気がする…」
何か呟いた。
- 89 :シトリン・シックスティーン:2010/08/08(日) 22:06:56 ID:ZOM.z7ps0
- >>87
「ふたつき……その手があったか! あなた頭いい!!」
すげーマジ天才! と、黄色い目をきらっきらに輝かせながら言った。
今カノン人間状態だよね?
>>88
寂しそうに言葉を漏らした少女を見て、首を傾げる。
「……なにか、あった? 今からでも遅くないなら、ボク、力になるよ」
- 90 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/08/08(日) 22:16:41 ID:2DtiWJ5k0
- >>88
……スリー?
サンちゃん何かやんのか、と思い、
「ボスラッシュになるよってことか、……でもよー」
少しだけ考える。
「……お前ら、そうしないとマッハで何か大切なものがヤバイんだろ?
だったらそりゃ”仕方ねえ”」
分かるか?
「怒ってほしいなら怒ってやる。
だがな、「悪いことだけどやる」ってちゃんと悩んで考えて決めた奴を怒る必要はあんのか?」
怒るのは”分かっていない”奴だけだろうと。
そう言ってまた笑った。
「スイカバーと聞くと眠りまくってた狼とか⑨とか思い出すなー…
あ、こら、スカートばたばたすんなはしたない」
お前が言うか?!
>>89
「寧ろ俺はその発想に気付かないお前にマジで驚いたよ!!
あ、でも頭いいというほめ言葉は頂いていきますね」
きゅぴーん、と何処からのものでもないフラッシュを浴びてポーズを決める。
人間の姿を取っておりますとも、ええby中の人
- 91 :No.31(監視中):2010/08/08(日) 22:25:35 ID:k6nVC4j20
- >>89
「貴方はこの街のヒーローなんでしょ?じゃぁ、頼めないよ。
私は、この街の敵だから。」
申し訳無さそうに、語る。その目に、害意は宿って無い。
>>90
「スリー、ハンドレッド、トゥウェルブ。
実戦投入も数回ある、軍部直轄の被検体よ。
この街も私に黒焦げにされた方がマシだったのに。」
本気で言っている。それが空恐ろしい。
「…。」
カノンの言葉を、黙って聞いて。うんうん頷いて、そして。
「っく、…っく、ひ、ぐす、、…、」
泣いていた。堪えた声が、抑えられなくなり、カノンの服に顔を押し付ける。
「ごめんな、さい、でもこう…ないと、…先生、が」
言葉になっていない。
- 92 :シトリン・シックスティーン:2010/08/08(日) 22:30:44 ID:ZOM.z7ps0
- >>90
「すごいね! ところでその声聞いたことある気がするんだけども」
会ったこと、あったっけ? と言いながら、首を傾げた。
竜形態の時にしか会ってないはず。と信じたい。
>>91
「勘違いしてるねキミ。ボクはこの街の平和を守るヒーローでもあるけれど」
ちっちっち、と軽く舌を打ちながら人差し指を立てて振る。
「それだけじゃなくて、世界を、困っている人すべてを救えるようなヒーローになりたいんだ。いや、なるよ。
だからね」
それは子供でも失笑してしまうような理想論。
そんな夢物語を、この「ヒーローモドキ」は本気で、一切の曇りもなく言い切った。
「キミの話を、聞かせて?」
に。
痛いほどまっすぐな笑みを浮かべて、少女に手を伸ばした。
- 93 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/08/08(日) 22:36:12 ID:2DtiWJ5k0
- >>91
「アイツ軍ネタだったのかよ……やっべえ、俺ちょっとマジビビりというか」
縋りつかれた。
「おう?!」
……久しぶりの体験――――!!!!
うわー何年ぶりだ、こういうときどうすればー、
「えーと……うん、おkおk、落ち着かなくてもいいからとりあえず泣いちまえー、かね。
話なら俺もそこのヒーローも聞いてやっから、な」
わしわしと両手でNo.31の頭を撫でてやる。
少し荒っぽいが。
>>92
「会った会った。あんときは空の上だったか?
俺ぁ元の姿で飛んでたが、声で判別するとはなかなかやるなヒーロー」
ひゃひゃひゃー、なんて厭らしく笑って見せて。
- 94 :No.31(監視中):2010/08/08(日) 22:49:20 ID:k6nVC4j20
- >>92
「ひっ、く、…私の、…みんなの、大切な人がうば、奪われて、
…この街の破壊と、破壊と引き換えに、ふぅ、返してくれるって、言われて…
もう直ぐ、強い人、達が攻めきた、攻めてきたら大変な、事に、ひっく、なるから…
その前に私が、やろうとして、…失敗して…」
「何で皆、優しいの…もっと、敵意があれば、、すん、私もこんなに、ならなかったのに」
時々しゃくりあげながら、顛末を話す。
被害を最小限にする為に街を攻撃した少女。
願いは空しく、遂に軍部の刺客が送り込まれるようだ。
>>93
「ありがとう、なんか、すっきりした、、」
涙をカノンの服で拭い、目を伏せたままそう呟いた。
パニックは収まったようだ。
「…TRINITYって言って、被検体の中から、一番戦闘に、向いてる3人を選んだ
軍部の部隊。スリーは、それの戦闘員、なの。」
わしわしされてぐしゃぐしゃになった髪を整えながら、話して行く。
段々、語尾に震えが戻っていく。
「私、あの人達の戦った跡を見たことがあるの!地盤ごと抉り取られてたわ。
つい3日前まで街だった場所が、丸い湖になってた…!」
恐怖とも怒りともつかない声。
「そんな事にしたくないからって、出てきたけど、…。」
「大切な人を返して欲しいだけなのに、どうして、こんな事になるのかな…」
小さい体をカノンによりかからせながら、呟く。
- 95 :シトリン・シックスティーン:2010/08/08(日) 22:54:24 ID:ZOM.z7ps0
- >>93
「空の……? うん……?」
えーっとえーっと空で会ったのは白衣来た金髪のお兄さんとあと、
「……ドラゴンさん?」
>>94
「なるほどなるほど。だったら、その大切な人を取り戻して、奪ったやつらをボッコボコにすればいいんだね?
オーケイ。ボク、やるよ」
超端的思考。彼女はそれだけの結論で問題を片づけるつもりだ。
「優しくなんかないんだよ。優しい人なんかいない。誰かがこうしたいと思ったことが世界を動かすんだよ。
だからこんなことになっちゃったんだ、そうでしょ?」
ちょっとだけ、声のトーンを落としてそう言った。
- 96 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/08/08(日) 23:06:32 ID:2DtiWJ5k0
- >>94
「地盤ごと……そりゃすっげえな」
思い描いてみる。
あの白衣のアンチクショウの能力は確か――――
「………」
結論。
「街が簡単に吹き飛びかねんな……確かに。
まあでも、」
再びわしわしと少女の頭を撫でて、
「どうしてってぇ答えは誰にも貰えねえだろうが、返してって結果はきっと貰えるだろ。
この都市、御人好しが多いからな」
だから大丈夫だ、助かるさ。
>>95
「イェース☆いっつみー!!」
笑顔でぐっと親指を立てるその姿はどうみても馬鹿です本当にありがとうございました。
というかどうみても人である。
- 97 :No.31(監視中):2010/08/08(日) 23:17:32 ID:k6nVC4j20
- >>95
「ちょ、ちょっと待ってよ、先生は何の能力も持たないただの研究者なのよ?
人質に取られた時点で、逆らったら殺されるの。」
だから、本部に攻撃はやめて、と言って。
「そうよね。こうしたいって思った事が絡み合ったから、こうなっちゃったのよ。
…そういえば、ヒーローさんの名前、まだ知らないよ。教えて?」
少し口調が暗くなったが、また明るく。
>>96
「ううん、スリーは街を沈めるだけ。トゥウェルブが、街を刳り貫いたって、
スリーが言ってた。『隔絶世界』とかいう、良くわかんない奴。」
それでも沈めるという行為は十分に破壊的であろう。
「もう…」
むすっとして髪を直すが、どこか嬉しそうに。
「…この街が壊されても、消されても、良いの?」
返されるという結果が伴うならば、それは街が壊滅した後。
- 98 :シトリン・シックスティーン:2010/08/08(日) 23:23:38 ID:ZOM.z7ps0
- >>96
「声は同じだけど……すごいなあ、幻想種って」
その細胞が埋め込まれているのか、自分にも。
そう考えて、使い方を誤れば最悪の災厄を招くということを再認識して、少しだけ足が竦んだ。
>>97
「んーそっか……難しいな……どうにかして本部を説得、はまず無理っぽさそうだから……人質と敵を引き離して……うーん?」
ぐるんぐるん、いろんな方向に首を傾けて考える。
ついでにもうすこしいい頭に改造してもらえばよかった、と思ってしまった。
「あ、ボクの名前? ボクはシトリン・シックスティーン。
とあるイカレ医者の16番目の作品にして正義のヒーローさ!」
思考からいったん離れて、そう宣言した。
- 99 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/08/08(日) 23:29:10 ID:2DtiWJ5k0
- >>97
「いや沈めるだけってさらっと言ったけどとんでもないことだからね!?そこ理解しようね!!」
地盤沈下ってレベルじゃねーぞ、多分。
「この街が壊されても……ねえ」
思考を巡らせる。
……破壊くらって――
「……ぶっちゃけ、俺、この街が崩壊する姿が思い浮かばないのよね」
苦笑い。
「消されても壊されても埋められても、絶対どっかは残ってそこから再生するんだろうと思っちまうんだなーこれが。
この都市はそんなに弱くねえんだ、驚くべきことにな」
まあ、
「もし壊されたら、悲しいかも知んねえけど……そんときはそん時で、別の場所で俺は楽しくやっていくさ」
>>98
「ふっふー竜がちょいと本気を出せばこんなもんですよ(キリッ」
そもそもナマモノかどうかすら怪しいのだが。
「……んお?どうしたお前、何かビビるポイントでもあったか?」
- 100 :No.31(監視中):2010/08/08(日) 23:39:01 ID:k6nVC4j20
- >>98
「ヒーローさんの名前はシトリンっていうのね。私はNo.31、サーティーワンよ。
他にも色々名前はあるけど。…貴方も検体だったの?」
作品、という言葉に反応する。
>>99
「地面を軽く、建物を重くして振動を与えれば沈むんだって。」
ため息をついて。その規模の大きさが問題なのだ。
「…そっか。…強いんだね、此処は。
…それじゃぁ、私は何もしない、今はね。
街の敵は、嫌だ。そうやって貴方みたいに受け止められたら、攻撃なんて出来ないから。
でも、TRINITYの敵も嫌。私だって、先生を取り返して欲しいから。
どうするか、もう少し考えるよ」
「あれ、No.31じゃん。拘束は解けてんの?」
無遠慮な、キンキンした少年の声が響いた。
シトリンとカノンの後ろから、茂みを掻き分けて出てきた少年。
「ちょ、私は囮って解るでしょ、何で来たのよ、観測局が――」
「いんや、『今回』は来ない。そういう『世界』なんだ、此処はね。
…もうすぐNo.100が来る。それまでに、俺達『異能者』レベルは隠れるぜ。
戦闘者レベルが何とかしてくれんだろ。」
「ちょ、ちょっと待っ」
背の低い黄色の髪の少年は、多少強引にNo.31の手を引いて彼女を連れて行こうとする。
- 101 :シトリン・シックスティーン:2010/08/08(日) 23:43:18 ID:ZOM.z7ps0
- >>99
「いやー……ナカで飼ってるのが、ちょっと……」
ナカ、とは身体中のことだった。
身体中に埋め込まれて、日々増えてゆく竜の細胞。今どこまで増えたかな?
それが暴走することだけは無いようにしよう、と内心固く決心した。
>>100
「検体、っていうか、自分から志願して改造してもらったという、か……?」
目を大きく見開いて、数度瞬き。ぱち、くり。
現れた少年を、見ていた。
「そのこ、だれ?」
- 102 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/08/08(日) 23:48:06 ID:2DtiWJ5k0
- >>100
「もう笑うしかねえなその規模!!」
あははははとわざとらしく声を立てて、
「おう、考えるのはいいことだー。考えすぎはアカンがな。
休養期間だと思って、もったり悩みたまえ若人」
とっさにNo.31の空いた片手を掴もうと手を伸ばしながら、少年に向かい、
「おいおいおいおいちっこいの、……女性はもっと大事に!おしとやかに!優しく!扱うもんだぜ!?
それをまるで攫うかの如くしかも待てと言っているのに待たないとは貴様男か?!【自主規制】ついてるか?!」
変態だー!!
>>101
「ナカ?」
はて、と首を傾げ、
「……成程、つまりちょっとばかり空腹になりそうな悪寒がしたんだな……!そりゃ一大事だ……!!」
- 103 :No.31(監視中)&No.9:2010/08/09(月) 00:00:55 ID:k6nVC4j20
- >>101
「へぇ、あんたも検体か。俺もこっちの研究所の志願者第一号だぜ」
軽い笑みを放つその少年。どぎつい黄色のツンツン髪が揺れる。
「こいつは、No.9よ、最初の人工異能者で、一番太刀が悪い…ッ!」
抵抗するNo.31の首に、驚く程綺麗な手刀が入る。
「おっ、運が良いな、3回目で決まったか」
良く解らない事を言いながら、No.9はぐったりしたNo.31を抱えて去ろうとする。
>>102
まるで手を伸ばされるのが解っていたかのように、No.9がNo.31の空いた手を遠ざけた。
ぐったりしたNo.31を器用に担いで、黄色い髪の少年は不敵に笑う。
「言葉攻めかよ、ったくシモい話は止してくれ。俺はただ命令に従ってるだけなんでね。
それに、このまま此処にコイツがいたら死んじまう。今のうちに退散さ」
「一応名乗っとくか、No.9、ナインだ。」
- 104 :シトリン・シックスティーン:2010/08/09(月) 00:06:21 ID:QYyPcDfoO
- >>102
「そうそう、ボクの身体高火力高出費だから、すぐお腹空いちゃって!」
まあ、嘘ではない。
お腹をさする、ように見せ掛けて掌にじんわりとかいた汗を擦るように拭う。
>>103
「へえー、境遇が似てるんだね。なんだか親近感が湧くけど」
にぱ、と笑って。
でも、細められた黄色――偶然にも少年の髪と同じ色をしたその瞳は、あんまり笑えていなかった。
「ヒーローとしては、女の子に手をあげるのは、感心できないな?」
- 105 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/08/09(月) 00:11:27 ID:2DtiWJ5k0
- >>103
「チッ、こいつ俺の作戦を見抜くとは……まあ作戦なんてないんですけど!」
このまま放っておくと馬鹿めブラフに引っかかったな!とでも叫び出しそうなテンションだが、
「このままここにコイツがいたら死ぬとかどういう意味か説明してもらおうかナインたん!
俺は俺に縋りついて泣きよった子供を見逃すほど外道じゃねえぜ……!!」
ニィ、と歯を剥き出しにして笑うその顔は――――いっそ凶悪。
>>104
「ヒーローも大変なんだなあ……」
納得したのか頷く。
「……さって、ヒーロー……シトリンだっけか?」
ナインを指さし、
「あいつどうよ?正直俺個人的にはぶっころ的なサムシングというかまあ半殺しでどうだろうかと思うわけだけども!」
- 106 :No.31(監視中)&No.9:2010/08/09(月) 00:18:53 ID:k6nVC4j20
- >>104
「あのなぁ、もうすぐ無くなる街に仲間置いてく奴がどこにいんだ。
拘束されてたから機関の連絡もこいつには届かねぇし、わざわざ探し出して連れ帰ってやるんだぜ?
何ならお前らも逃げる?」
どこから来るのか、自信たっぷりな言い草で。
>>105
「おいおい、俺は非戦闘員だっつの。そんな強い人達とは戦えねぇって、本当。」
言葉とは裏腹に、周囲に異質が満ちていく。
何か動けばこちらも動く、そういった状況。
- 107 :シトリン・シックスティーン:2010/08/09(月) 00:26:32 ID:QYyPcDfoO
- >>105
「大変だけど楽しい。ヒーローってある種のマゾなのかもね」
うんうん、と頷いて。
「……ヒーロー的にはぶっころはよくないと思うけど、まあ、怒ってないかと言われればノーだよね。
まずは、あの子……サーティワン? あっボクオレンジシャーベットが好き。
……じゃなくて! あの子を、助けたいと思うね」
ちょっと脱線。
のち、ひとまず少女を少年から引き離したいという意を述べた。
>>106
「残念だけど、この街は『無くならない』し『無くさせない』。
だからその質問にはノー。で、」
一歩踏み出して、足は肩幅に開く。ゆっくり、腕を上げて人差し指をぴんと伸ばして、
「その子に暴力振るったことに関しては――アイム・アングリー。怒ってるよ」
まっすぐ。少年を指差した。
- 108 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/08/09(月) 00:31:09 ID:2DtiWJ5k0
- >>106
「ほほう非戦闘員か。――――でも容赦してやんない」
言葉とともに煌くのは光の翼。
3対6枚のそれが数度宙を打って、
「だってお前、……タチが悪いって言われてたもんな!!」
振り下ろした両腕に合わせて空を割るのは鋼鉄の巨大な爪。
杭のような一撃が、No.9スレスレを狙って撃たれる。
>>107
「オッケイだったらやらかそう、俺はもうやらかしてるがな!
シトリンも自由にやっちゃっていいのよほしみっ!」
ぐ、と親指を立てて。
一度空へと舞い上がった。
- 109 :No.31(監視中)&No.9:2010/08/09(月) 00:40:23 ID:k6nVC4j20
- >>107
「方法は違えども俺だって助けに来てんだって!
こいつはこの街の奴等に感化されてたみたいだから、これ以上おいとくのは危険だったしさぁ!
…っくそ、解っちゃくれねぇかぃ」
苦笑して。
「『九転輪廻』、試行開始だッ!」
>>108
「強いって意味の太刀の悪さじゃねぇんだ、理不尽、って意味では、…合ってるけどなッ!」
爪、襲って来る巨大な力、だが。
待ち構える少年に、デジャブのようなものを感じる。微かな違和感。
「なるほど、こっちだなッ!」
横に飛ぶ。爪はギリギリの場所を通るがNo.9にダメージを与えられない。
「よいしょっとぉ」
そのまま走り抜け、No.31を下ろし、そしてもう一度カノンと相対する。
「カノンってったっけ?情報は貰ってるからな。反撃開始だぜぃ」
再び、充填する異能の力。
ナインライブズ
「『九転輪廻』、世界位相同期完了。九回同時試行ッ!」
ぶわ、と。その体が半透明になり、9つに解れた。
それぞれがナイフを取り出し、全く別々に攻撃を開始する。
あるものは上から、あるものは身を屈めて疾駆。ある物はフェイントをかけつつ背後にまわり、
あるものは間合いを取りつつ…9人の内5人が、思い思いの方向からカノンにナイフを突き刺そうとする。
- 110 :シトリン・シックスティーン:2010/08/09(月) 00:46:44 ID:QYyPcDfoO
- >>108
「まあやりすぎない程度に、ねぇ――」
きゅう、と妙な音を響かせて息を吸った。
肺に空気を溜め込む。ブレスを打つための準備。
ちらりと、空を舞うカノンを見て、自分は前衛を張ったほうがいいのかなと思った。
>>109
肺に溜めた空気を練る。
自身に眠る竜の持つ、「天候を操る力」を空気に付加して
「――だからって、女の子に手をあげるのは、」
ばちり。微かに開いた口から漏れたのは、
「メっ!!!」
雷。
一気に吐き出した空気は、雷を伴って少年に迫る。
- 111 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/08/09(月) 01:00:51 ID:2DtiWJ5k0
- >>109
「分身の術たぁお前はどこのラーメン大好きな忍者だ――――?!」
跳ぶ/飛ぶ寸前のナイフの一撃。
とっさに身を捻り、被弾面積を小さくして、
「……っとぉ―――」
どこぞのスケーターのように回転しながら舞い上がる。
体に受けた攻撃は5人のうち3人分、傷口からは光粒がほろほろと零れ落ちるが、
「まだまだ俺は元気だぜっとなぁ!」
蹴る様に打ち出すのはやはり金属製の巨大な爪だ。
今度は本気で、少年をきっちり狙い、
「当たったらヒーローの雷が倍率ドンするぜ……!!」
>>110
「そーだな、とりあえずは殺さないで嬢ちゃんを救うのが一番だな!
後意外と俺とお前と大五郎は相性いいかもよ!?」
大五郎は余計です。
//すみません、中途半端なのですが眠気が……っ
//申し訳ありませんがここで落ちさせていただきます、絡み有難うございました!
- 112 :No.31(監視中)&No.9:2010/08/09(月) 01:06:08 ID:k6nVC4j20
- >>110
ヤバい、なんかくる。
そう感じて、No.9は能力を発動した。結果。
「…っぐあッ!」
ブレスに対して、瞬時に後退するも間に合わず、威力は弱まったが雷を食らう。
まるでこうなるのを知っていて避けそこなったかのような、違和感。
「あーくそ、びりびりする…ッ!」
「世界位相同期、同時試行ッ!」
またもや半透明のNo.9が9人に分裂し、半透明のナイフを投げる。
ナイフを投げたのは8人、一人は傍観し、残り8本のナイフが放射状に
シトリンめがけて飛んでくる。
>>111
3人分の傷を受けたかのように見えたが、いつの間にか残る傷は1つになっていた。
他の傷は、他の分身達と同じように跡形も無く消えている。
「また爪か…ッ!」
デジャブが続く。カノンは、あれ、この光景は何回目だろう、と思った事だろう。
「こっち、だなッ!」
そのまま、驚異的な反射スピードと的確な回避方向で、何とか当たらずにすむものの、先程の雷撃が効いている。
「く、駄目だな、俺ぁやっぱり戦闘にはむいてねぇや」
- 113 :シトリン・シックスティーン:2010/08/09(月) 01:09:50 ID:QYyPcDfoO
- >>111
「マジで!? 大五郎ってあの大五郎!?」
心当たりがあったらしい。どれだよ!
//おやすみなさいー!
>>112
「え、」
何か飛んできた。よく見えない。それでも飛んできているのはわかる。
肺に空気を残しておけばよかった、と思っても今更だ。
「く、そッ」
どうしようもないから、前に向かって走りだす。
肉を裂く音が耳障り、つんのめりそうになるけれど、少年に近づこうと走りだした。
- 114 :No.31(監視中)&No.9:2010/08/09(月) 01:14:57 ID:k6nVC4j20
- >>113
爪の回避で、少年は起き上がるところだった。
「ナイフ…あたったか、3番世界固定ッ!」
半透明のナイフが消えうせ、シトリンの傷口に一本の実体化したナイフが刺さっている。
他の傷口は綺麗に消えうせていた。この能力は、一体。
「解らねぇから突っ込んだか、それじゃぁ勝てねぇぜッ!」
ずわ、とまたもや少年の体が9つに分離した。
半透明の体は、何とお互いを刷りぬけられるようだ。
シトリンの進行方向には一人。そして8人がばらける。とても全員に近接攻撃できる距離では無いだろう。
- 115 :アイリス:2010/08/09(月) 01:18:24 ID:e.EaiaRE0
- 隔週のボランティア活動から帰ってきたアイリス。
どうも重苦しい雰囲気がするとすれば、刃物沙汰だ。
アイリスの顔に笑みが張り付いた。
「フフッ…あの子はこの間の――-」
- 116 :シトリン・シックスティーン:2010/08/09(月) 01:23:45 ID:QYyPcDfoO
- >>114
「ッ」
やばいこれやばい。
この数を相手に格闘――無理。
ブレス――溜めがない。
どれが本物か見極める――いや無理だろ。
八方塞がりな現状、ぎっと音を鳴らして立ち止まり、とりあえず息を吸う。
どうにかこうにか受けて、カウンターでブレスを吐くしかない、と思った。
>>115
赤いマントの少女がいる。
よく見たら、胴にナイフが刺さっていた。
- 117 :No.31(監視中)&No.9:2010/08/09(月) 01:30:35 ID:k6nVC4j20
- >>115
「あぁ?!新手かッ!?」
振り向くが、シトリンの方に意識をやる。今はかまっていられない。
「…?」
No.31が目を覚ました。周りを見て、アイリスを目にし、ひ、とおびえた声を上げた。
>>116
「止まるか、懸命な判断だぜぃ」
すぅ、と分身が消え、真横に実体化したNo.9が現れる。
何故大勢で襲わなかったのか、その理由は述べず。
ブレスが来ると解っているような、避けることを前提とした軽めのパンチ。
ただし、狙われたのは傷口周りである。どこまでも太刀の悪い。
//人物スレにNo.9を載せました、能力解りづらいと思いますので参考程度に…ッ!
- 118 :シトリン・シックスティーン:2010/08/09(月) 01:43:23 ID:QYyPcDfoO
- >>117
「、」
ぐっと顔をしかめる。ぐちっと音がして傷が深くなったのがわかった。
「――、――――」
充填完了、ブレス発射――ただし、的は少年でなく、地面。
荒れ狂う暴風の吐息が地面にぶちまけられて、周囲で暴れ回る。
威力は落ちるけど、分身を出されてもいいように――広範囲に届く攻撃を行った。
- 119 :アイリス:2010/08/09(月) 01:43:42 ID:e.EaiaRE0
- >>116
「やれやれ。大丈夫かい?」
カツン、カツン…。
金と黒が混じり合う髪が揺れる。
シトリンのすぐ近くまで来ると、胴体に刺さったナイフを見る。
「なんだ。まだナイフが刺さっているだけだね。」
クス…。
魔眼を起動し、段階を吹っ飛ばす。
蒼から赤、そして虹と変わる瞳。
>>117
「久しぶりだね。その様子だと…僕を覚えているようだね。」
No.52の剛腕を切り落とし、No.31を追い詰めた人たちの一人だ。
ヒビが入ったガラスのような視界、No.31がシトリンに向け繰り出した軽めのパンチを見た。
- 120 :No.9&No.31:2010/08/09(月) 01:50:52 ID:k6nVC4j20
- >>118
「…ぐッ!」
またもや後ろに吹き飛ぶ。それでも、雷撃のダメージが通っている。
「くっそ、9回目も無理か、物理的に避けきれねぇ…これが限界だってのにッ!」
「掴んできたみてぇだな、俺の能力、少しは」
>>119
「…貴方は…ッ!」
そう、大切な仲間を傷つけられた、その相手。だが、今は能力が使えないのだ。
「…ッ!」
何をすることも出来ず、にらみつける。
//パンチはNo.9ですぜ!
- 121 :シトリン・シックスティーン:2010/08/09(月) 01:54:26 ID:QYyPcDfoO
- >>119
「ひ!?」
美少女(と、彼女は思っている)がいつの間にかそばに。
これなんてホラー?
「ま、まだ、です」
キョドってしまって会話が成立しなかった。残念。
>>120
「よくわかんないけど、とりあえず『一人だけ』狙ったらダメなんだよね。
『全員』狙えば……」
充填――
「逃げ場はない!」
発射。
今度は、公園の街灯に向けて。
ぱりんと破砕音、砕けた街灯の残骸を少年に降らす。
- 122 :アイリス:2010/08/09(月) 02:05:43 ID:e.EaiaRE0
- >>120
//スイマセン…orz
「いい目だね。」
仲間を傷つけられた憎しみを込めた瞳か。
歯がゆさからくる瞳か。
或いはその他か。
アイリスは向けられた瞳に、感情を込めない目を返す。
「そう言えば君は…まだだったね。」
何が。
標的というほど憎さがあるわけでも無い。
かといって割りきって反応するわけでも無い。
>>121
「随分と参っているようだね。何か手伝おうか?」
原因は自分だと気づいていない。
ちらりと、No.31とNo.9を一瞥し。
- 123 :No.9&No.31:2010/08/09(月) 02:13:04 ID:k6nVC4j20
- >>121
くそ、どれだ、どれにする。9体全員がダメージを受けたならば、
ダメージ覚悟で一番被害の小さいものに確定しなければならない。
今から痛みがくる、それがわかりながら能力を解除するのは、まだ慣れていない。
「…ッ!!」
だが、覚悟があれば、すぐに動ける。
次の対策が立てられる。
「9回試行…ッ!」
反撃。先程の攻撃で落ちたナイフを拾い、素早いフェイント。
シトリンのとる体勢まで先読みするかのような、ナイフの突きを繰り出す。
>>122
「…お、怒ってない。私も貴方たちの街を傷つけたから、…ッ!」
言葉とは裏腹に、唇をかんでいる少女。
カノンの言葉を反芻して、必死に己を御していた。
- 124 :シトリン・シックスティーン:2010/08/09(月) 02:19:43 ID:QYyPcDfoO
- >>122
「え、あ、あのう」
よく見たらこの美少女にはすらりとした足があった。幽霊じゃなかったよかったよかった。
じゃなくて。
「こいつ、この女の子を連れていこうとしてるので……止めるのを手伝ってくだしあ!」
噛んだ。
>>123
ブレスというのはなかなか強力な技で、それ故に撃ったあとの隙がでかい。
身体を捻る間もなく、ナイフが腹に突き立てられる。
「……ぁー」
だけど、少年はここまで近づいた。
少年が分身を作り出すのと、自分の拳の速さ比べ。
右の拳で、鳩尾を狙って――ストレート。
- 125 :アイリス:2010/08/09(月) 02:26:30 ID:e.EaiaRE0
- >>123
「そうなんだね。君は悔しくないのかな?」
本当に?本当に?本当に?本当に?
真意を測るように向けられたアイリスの瞳。
覗き込む、では無いが…。
>>124
「なるほど、大体分かったよ。」
となると、この男は“どちら側”だろうか。
このような場合、大方、“機関が危惧する方”というのに相場が決まっている。
「別に連れていくのは勝手だけど…」
No.9とシトリンの拳が交差しようとしている頃、アイリスはNo.9へと駆け出した。
得物は無い。
武器は自らの躰のみ。
狙いなどどこでも良い。触れてしまえば…。
- 126 :No.9&No.31:2010/08/09(月) 02:31:22 ID:k6nVC4j20
- >>124
確かな感触。そして、それでも相手が戦闘意欲を失わない事に、怯えた。
世界同期による9つの自分。ぶわ、と離れて距離を取ろうとする、が。
分身する瞬間、全員の体はほぼ同じ位置にある。
シトリンの拳は、正確に全員を貫く軌道を描いていた。
「…ッ!まず…」
どの世界の自分も、シトリンの拳をもろに食らっている。
もう遅い、どれを選んでも…
「ぐはッ!!?」
食らうしかないのだから。
弾き飛ばされるNo.9。そして、迫るアイリスを横目で見たが、立ち上がれない。
- 127 :No.9&No.31:2010/08/09(月) 02:32:27 ID:k6nVC4j20
- //続きー
>>125
「本当、に!」
アイリスに、No.31は強気で答えた。
瞳に怯えは映るものの、強い意志がそれを覆っている。
「私は私の最善を尽くしたわ。」
- 128 :シトリン・シックスティーン:2010/08/09(月) 02:36:49 ID:QYyPcDfoO
- >>125
走ってくるアイリスを見て、素手で大丈夫なのかなあと、思考の片隅で考えた。
腹の傷がじくじく痛んで、一瞬で思考が塗り替えられてしまったが。
>>126
「……へっへーん」
殴ってやった。殴ってやったぞー!
と喜びたいところだったが、如何せん血を流しすぎていた。
じくじく痛む傷がぎりぎりした痛みに変わって顔を歪め、彼女は地面に崩折れた。
//眠気がマッハなので寝ます……再生能力高いので放置していただいて結構てす
//ありがとうございましたー!
- 129 :アイリス:2010/08/09(月) 02:45:37 ID:e.EaiaRE0
- >>127
「君は…だろう?」
アイリスは満足していない。
触れるか触れないか、No.9には触れられた感覚は無い。
No.31を見ていれば思い出す。
あの時のように輝いていたNo.31を喰らい尽くしたい。
それが出来るのなら、この場はこれでいい。
だが、No.9がいる。
白く伸びた指先がNo.9に狙いをさだめようとしていた。
>>128
「…お休み。ゆっくり休むと良い。」
後でジャケットでも掛けておこう。
//こちらこそありがとうございました。お休みなさいませ。
- 130 :No.9&No.31:2010/08/09(月) 02:53:29 ID:k6nVC4j20
- >>128
「あっちは…なんとかなったが、くそ、こいつはなんなんだッ!」
迫ってくる指。これを避けるには。
「世界位相同期ッ!」
実は既に試行は4回目。むやみにカウンターを狙い、あの指に触れるとまずいことは解っていた。
最も良い決断はここでの分身、と結論づける。
分身、というよりかは不確定な未来の可視化とも言える。
放射状に全員が飛ぶことで、誰か一人でもあの指から逃れれば良い。
だが。
パラレルワールドを作り出す、そんな大層な能力発動の消耗は、如何ほどだろうか。
(…同期不可能――ッ!?)
一人身で後ろに飛ぶ、が間に合わず。
その指に触れた。
No.31の脳裏に、あの光景が浮かび上がる。
- 131 :アイリス:2010/08/09(月) 03:00:46 ID:e.EaiaRE0
- >>130
指をNo.9に向けると言うことは、掌も腕も躰もNo.9に近づくということ。
魔眼は“なぞらなければ”結果を生み出さない。
No.9に触れた指は、数cmだが一度は離れた。
そして、No.9の喉元に再び手が伸びていき……。
- 132 :No.9&No.31:2010/08/09(月) 03:05:38 ID:k6nVC4j20
- >>131
まずい。もう避けるだけの力が無い、消費し過ぎだ。
「…くそっ」
悪態をついたその時。
「ああああぁぁぁ馬鹿やろーッ!!!」
No.31が後ろから走ってきていた。見事な飛び蹴りをアイリスに放つ。
「No.9は嫌いだけど、殺すのは駄目ったら!」
格闘は全く鍛えられていない故に威力も低いが、ともかく攻撃がアイリスに放たれる。
- 133 :アイリス:2010/08/09(月) 03:17:02 ID:e.EaiaRE0
- >>132
蹴られ、のけぞった。
「君に指図される覚えはないんだけどね。」
蹴られた部分を手で叩き。
愛剣を取り出そうと空間を開く。
波打つ場所へと手を入れ、愛剣を抜き取る。
「倫理?知らないね。そんなもの。命なんて平等に塵芥なんだからどんな命が幾つ消えようとも一緒だよ。」
逆も然り。
“己を律するのは己のみ”
誰から聞いたものだったかな。
「仮に、この場で君の言葉に従うとすれば、君は何を差し出すのかな?」
妙な所でビジネスライクだ。
周囲から吸い上げるように集まり始める魔力。
何をするつもりだろうか。
- 134 :No.9&No.31:2010/08/09(月) 03:33:11 ID:k6nVC4j20
- >>133
「私があげられるものなんて、少ないよ。それでも良いなら。
貴方の指は人を裂くんでしょ?」
No.31は怯えた目でそう言う。No.9は地面に倒れたまま後ずさった。
「研究所の検体は皆家族なの。No.9でも、居なくなったら、哀しいわよ」
- 135 :アイリス:2010/08/09(月) 03:50:33 ID:e.EaiaRE0
- >>134
「自己犠牲の精神には参っちゃうね。」
二人に背を向け、倒れているシトリンに上等な生地で作ったジャケットを掛けた。
振り返れば、瞳は蒼だった。
年若いとはいえ、男の血は美味しくないだろう。
「そうだね…君の血を貰おうかな。」
クスリと笑みを浮かべた。
- 136 :名も無き異能都市住民:2010/08/10(火) 22:49:40 ID:PLjoDKEY0
- 街灯が照らす、薄暗い住宅街の道を女は一人歩いていた
片手に提げているのはコンビニの袋。中にはどっさりと、多量のシャープペンシルが詰まっている
メーカーは一つではなく多数で、恐らくは並べられていたものを一通り詰め込んだ、という感じであろう
別にシャープペンシルを集めるのが趣味という訳ではないのだが、どうにも壊れるのが早いので換えを買いだめしておく必要があるのである
そうは言っても、先日の入院以来破壊の程度は下がりそれほど多量に買い込む必要性など少ないのであったが
やや無警戒に過ぎる歩き方をしつつ、左腕をさするようにしながら女は道を歩いていた
- 137 :コートを着た女性:2010/08/10(火) 22:57:55 ID:xm/dFKGs0
- >>136
「はいはい、今日はちゃんと帰るから、心配はしなくていいって」
そう言って電話を切り、携帯をしまう。
女性は黒の髪をうなじが見える程度に切り揃えており、
灰色のコートと薄い茶のズボンがシックな印象を与える。
彼女の表情が合わさって、凛とした雰囲気を漂わせていた。
「困ったわね。
まぁ、嘘はついてないし、いいでしょ」
そう言って、女性の隣を彼女は通り過ぎる。
と、その時、ガシャンと、コートから銃が落ちた。
見た目はショットガンで、割とメジャーかもしれないレミントン社製の物だ。
さて、女性はそれをどうしたのだろう。
- 138 :名も無き異能都市住民:2010/08/10(火) 23:04:27 ID:PLjoDKEY0
- >>137
横を通り過ぎた女性が、銃を落としたことに一度驚き
更に、それがショットガンであるという事に更に驚き
何とも言えぬ痛みを左腕に感じて立ち止まった
「そ、それ……」
思わず声が口から出たが、口を噤んで何も見なかったことにすべきだったのでは無いだろうか
- 139 :コートを着た女性:2010/08/10(火) 23:08:15 ID:xm/dFKGs0
- >>138
「へ?」
間抜けな声を出して足元を見て驚く。
弾は使い切ったから別に取られてもいいけれども、
普通の人にはちょっと刺激的過ぎるものではある。
「あー、ゴメンね。
驚かせちゃった?で、左腕、大丈夫?
なんか痛がってるみたいだけど」
と、女性の異変を感じたのか、彼女は聞いた後に、
ショットガンを拾い、コートの下に直す。
今度はちゃんと固定しててよねー、なんて呟きながら。
- 140 :名も無き異能都市住民:2010/08/10(火) 23:11:53 ID:PLjoDKEY0
- >>139
じゃらりと袋に詰まったシャープペンシルが音を立てる
「い、いえ大丈夫です。たぶん、ただの幻痛ですから」
少し後ずさりつつ、そう答える。
よくよく見れば、腕には真新しい傷跡があるのが解るはずだ
- 141 :コートを着た女性:2010/08/10(火) 23:14:44 ID:xm/dFKGs0
- >>140
「うーん、大丈夫そうには見えないけど、
もしかして、リスットカットとかしちゃったりしてない?」
何となく聞いてみているようだ。
多分、本人にはかなりどうでもいいことなのだろう。
ただ、彼女のおんなじ様なことはしてるのだが。
- 142 :名も無き異能都市住民:2010/08/10(火) 23:18:08 ID:PLjoDKEY0
- >>141
「そんな事しませんよ。したって意味ないでしょう」
少し、笑いながらそう言う。
「まぁ、同級生にはそういう事をする人も居るらしいですけど、私は理解できないなぁ」
発言の感じから嘘をついているようには見えない
- 143 :コートを着た女性:2010/08/10(火) 23:22:05 ID:xm/dFKGs0
- >>142
「そうかな。
血が減ってちょっと死にやすくなるから自殺願望持ちにはお勧めかもよ?」
半分ぐらいこの人は本気なので、余り冗談に聞こえない。
「まぁ、やる人にしか理解できないからね。
引き金を引く人の気持ちなんてその人にしかわからないのと同じってコト」
そう言ってコートのポケットから珈琲を取り出し、
プルタブを空けて飲む。
- 144 :名も無き異能都市住民:2010/08/10(火) 23:26:01 ID:PLjoDKEY0
- >>143
「あれ、リスカってそこまで深く切りましたっけ?」
もっと軽く切るもんじゃ、と首を傾げつつ、そういう切り方もあるのかなぁと
「その例えもどうかと思いますが……どうしてそんなことをしたかなんて、他人が推し量れる筈もないんですよね」
そう言いつつ、彼女は何かを思い出したのか、また左腕に手を当てている
- 145 :コートを着た女性:2010/08/10(火) 23:30:15 ID:xm/dFKGs0
- >>144
「あー、これ私の実体験だから。
気にしない気にしない、骨見えてゾッとしたけどね」
コートを着ているため見えないが、
彼女の右腕は結構深く傷跡がある。
「まぁ、例えは理解できればいいと思うしね。
で、さっきから左腕に手当ててるけど、癖?」
- 146 :名も無き異能都市住民:2010/08/10(火) 23:34:43 ID:PLjoDKEY0
- >>145
「ああ、なるほど……」
そうか、そんなにすることもあるのか、と感心しつつ
「ああ、これは……。その、この前、ちょっと色々あって、左腕を"吹っ飛ばされて"から痛いというか、気になるというか。
まぁ、もう骨も神経もちゃんと繋がっているらしいので、たぶん幻痛だろうっていうのが医者の言葉なんですけど」
ホント困っちゃいますよ、治療費は高いし、学校の登校日もブッチしましたし、などなど色々と零しつつ
- 147 :コートを着た女性:2010/08/10(火) 23:45:40 ID:xm/dFKGs0
- >>146
「普通に剃刀でやればよかったなー
バリアントナイフでやっちゃったからさー」
まるでなんでもないように話す。
「うーん、まぁ痛みは脳のイメージだからね。
ナイフで切られても痛くない人は痛みのイメージが出来ないってことだろーし。
だから、そういうのは時間が解決いてくれると思うしかないよ」
そう言って銃で撃たれたら忘れるかな?
なんて呟きながらコートから銃を出してみる。
- 148 :名も無き異能都市住民:2010/08/10(火) 23:50:29 ID:PLjoDKEY0
- >>147
「それは、手痛い失敗ですね」
バリアントナイフがどのような物であるのかはわからないが、それは相当に切れ味の良い物なのだろうなと思いつつそう答え
「そういうもんでしょうか。うーん……医者もそう言ってましたけど、うーん。なんか納得が」
そう言いつつ、呟いた言葉を耳聡く捉え、苦笑いを浮かべつつ
「それされたら、たぶん、キレてぶん殴っちゃいますよ」
キレるとはこういう場面で言うべき言葉ではないが、彼女にとっては何かしらの意味を持つモノなのであろう
- 149 :コートを着た女性:2010/08/10(火) 23:59:28 ID:xm/dFKGs0
- >>148
「冗談冗談。
馬鹿じゃないからそんなことしないって」
そう言って銃を上に投げ、落ちてきた所をキャッチする。
コートがはためくと、たまに中に入ってる銃器が見える。
軽く50は入っていたりするが、見えるぶんには多くない。
- 150 :名も無き異能都市住民:2010/08/11(水) 00:02:57 ID:PLjoDKEY0
- >>149
微妙に本気だったような、と心の内で思いつつ
「冗談でもやめてください。機嫌が悪かったらキレてるところです」
本当に軽い調子でそういいつつ、ちらりと見えた銃器にひっそりとドン引きする
(物騒過ぎる……)
- 151 :コートを着た女性:2010/08/11(水) 00:05:32 ID:xm/dFKGs0
- >>150
「あ、そうだ。
最近はちょっと危ないから夜道は気をつけてね。
せめてスタンガンくらいは持ってでたほうがいいかも」
まぁ一番いいのは出ないことだけどね、と言いながら。
銃をくるくる回し、袖からまた銃を出して片手で2つを上手にくるくると回す。
- 152 :名も無き異能都市住民:2010/08/11(水) 00:09:37 ID:PLjoDKEY0
- >>151
(ちょっとなのかなぁ)
目の前で銃を振り回されると、到底ちょっととは思えないのだが
「ご忠告どうも……気を付けるようにします」
そう言いつつ、実はこのスリリングな夜の外出を本人は楽しんでいたりして、どうしようもない輩である
「それじゃ、忠告にしたがって、家に帰ります。それじゃ……」
そう言って、じゃらじゃらと大量のシャープペンシルが詰まったコンビニ袋を揺らしながら、家の方へと走っていった
//そろそろ眠気がパーリーな感じなので、落ちまする。
//絡んで頂きありがとうございましたー
- 153 :コートを着た女性:2010/08/11(水) 00:11:01 ID:xm/dFKGs0
- >>152
「ん、気をつけてねー、ばいばーい」
そう言ってジャンプで屋根を飛び移りながら、彼女も去っていった。
どう見てもかっこつけている。
//あいあいー。おやすみなさいー
- 154 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/11(水) 19:18:35 ID:WVrfsEdY0
- 【中央公園…比較的安定している場所であるらしい】
「ふ〜…つかれたなの」
【汗をかいた少女が息を切らしてベンチに座る】
「あうあう〜そういえばおまつりするっていってたの!
じゅんびってなにしたらいいのかなの?」
【首をかしげながら空を見上げた】
- 155 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/11(水) 19:22:59 ID:9qS3TsAM0
- 「だがγ」
時を同じくして、場所も同じく中央公園。
「……? 何言ってんだ俺」
歩きながら首を傾げる男。
「あぁ、アレだな。過労だ過労。疲れがな、そうそう」
自らに言い聞かせるように呟く男。
見ると、その男には左腕が無い。
「だー……畜生。やる事どころか出来る事が無ぇ……」
どうすっかな、と呟き、男は頭を掻く。
- 156 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/11(水) 19:27:05 ID:WVrfsEdY0
- >>155
「あう?…だれかなの?」
【ベンチに座ってる少女がふと鋼に目を向ける】
「こんばんわなの〜」
【手を振って呼び掛ける。みると汗をかいているようだ】
- 157 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/11(水) 19:31:54 ID:9qS3TsAM0
- >>156
「おぉ、ディスか。ういーっす」
と、こちらも手を振って返し、ディスの方へ歩いていく。
「……あ、特訓でもしてたのか?」
偉いなー、なんて感心しつつ、ディスの頭をわしわしとなでる。
- 158 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/11(水) 19:39:11 ID:WVrfsEdY0
- >>157
「あう〜。ありがとなの」
【ニコニコしながら撫でられる】
「うん、ちょっととっくんなの!
からだうごかさないとっておもってなの〜」
【少し微笑んで言った】
- 159 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/11(水) 19:46:22 ID:9qS3TsAM0
- >>158
(やべぇ超和む)
一通り和むと撫でるのをやめて、再び会話を始める。
「あー、いつも特訓してるから強えーんだなぁ……」
そりゃ負けるわ、と軽く笑って。それは流石に飛躍している気がするが。
「やっぱ俺も特訓した方が良いかね――」
ふー、と息を吐いて、自分の左腕を――左腕の“あった場所”を見る。
「――鍛錬を怠るからこうなる訳でして」
あっはは、と笑う。
- 160 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/11(水) 19:49:37 ID:WVrfsEdY0
- >>159
「あう〜!とっくんしてたらずっとげんきなんだよなの〜!
もちろんつよくなれるの!」
【ニッコリして言う】
「……あう?そっちちょっとわるいなの?」
【心配そうに左側に目を向ける】
- 161 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/11(水) 19:53:31 ID:9qS3TsAM0
- >>160
「はっは、そりゃ随分参考になるな」
と笑って、「んじゃ、明日から特訓だな」と小さく呟く。
「うん? あー……ちょっとな」
右手で“少し”のジェスチャーをして、黒金は言った。
……どうやらこの男の中では、左腕がなくなるのは“ちょっと”の範囲らしい。
それとも、ただ強がっているだけなのか。
それとも、心配させまいと笑っているのか。
「もうちっと強かったらどうにかなったな、って所よ」
- 162 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/11(水) 19:59:30 ID:WVrfsEdY0
- >>161
「あう〜。がんばなの〜!」
【微笑みながら言った】
「あう〜…けがしたのかなの?
それでもっとつよくなるつもりなのかなの〜?」
【左腕…をじっと見て言った】
- 163 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/11(水) 20:06:03 ID:9qS3TsAM0
- >>162
「怪我、っつーか……怪我、怪我だな。うん、怪我だ」
しかし怪我以外に何と呼べば良いのだろうか。
「……ほら、前に雪だるま作っただろ? もはやトーテムな感じのさ。
あの時飛んだりしたのは“左腕”の力だ――正直左腕に頼りすぎてたんだよな」
雪だるまの時もそうだが――“闘祭”の時も。
「とかそんな事もあって、これ位がちょうど良いんだよ。
これで闘えなきゃ拳闘士の名が廃るってモンだ」
名乗ってたっけ? というのは無粋である。
- 164 :東西南北 良方:2010/08/11(水) 20:06:08 ID:7gFzKdaU0
- >>161,162
公園にシガリロの紫煙を漂わせながら男が歩く。
その見た目は金髪モヒカンにアロハでグラサンというものだ。
ふと、話し声が聞こえ、話し声のする方へ歩いていく。
「ありゃ、ディスと鋼か」
その声は2人に聞こえるだろう。
- 165 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/11(水) 20:12:04 ID:WVrfsEdY0
- >>163
「あうあう、そうなの」
【頷いて言う】
「あう〜…じゃあそのうでをつかわずにやってみるってことかなの?」
【首をかしげる】
>>164
「あう〜?『りょうほう』こんばんわなの〜!」
【そう言って良方に向けて手を振る】
- 166 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/11(水) 20:15:59 ID:9qS3TsAM0
- >>164
「お、よーっすヒャッhh――良方」
失礼且つ世紀末な呼び間違えをして、手を振る。
左腕は、未だ無い。
「あれ、つーか何だ。ディスと知り合いだったのかお前」
意外だな、というような様子で尋ねる。
>>165
「逆境を乗り越えてこそ、人は強くなれる――と、これは俺の友達の言葉な」
はっはー、と笑い飛ばす。
「あー、そうそう。まさにそういう事だ」
それが言いたかったんだ、と若干ふざけたような言う。
- 167 :東西南北 良方:2010/08/11(水) 20:17:41 ID:7gFzKdaU0
- >>165
「よ、ディス。こんばんは」
あいさつと共に飴を差し出す。
「髪型新しくしたさ!」
どう見ても世紀末な金髪モヒカンであった。
>>165
「今なんて呼び間違えたのよ」
ちょっと睨む。
「ん?ああ、この街に来て最初の友達でな」
良方の数少ない友人の一人である。
- 168 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/11(水) 20:22:52 ID:WVrfsEdY0
- >>166
「あう〜。そうなの!
なんとなくよくわかるの!」
【ニコニコしている】
「そっかなの。うん!こっちもつよくなったら
とってもつよくなるとおもうなの〜!」
【腕をぶんぶん振る】
>>167
「あう〜。ありがとなの〜!」
【雨を早速受け取る】
「あう〜、いろはかわったけどなの〜。
このままなの?」
【髪型を見て言う】
- 169 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/11(水) 20:26:38 ID:9qS3TsAM0
- >>167
「いやヒャッハーだけど」
そんな良方に微塵も臆することなく、さらりと言う。
「へえ……」
確か最初はどんな髪型だったか、と考えて思い出す。
ショッキングピンクの髪にアロハグラサンの男と、包帯でぐるぐる巻きの少女。
――いや、シュールにも程があるだろ。
そんな事を思うも表には出さず。
「……それまた印象深いだろうなあ」
若干表に出てた。
>>168
「言葉なんざ言葉でしかないなんてよく言うけど、
言葉でもなんでも、自分の行動の根幹になりゃ何でも良いよなっつー――」
凄まじいスピードで持論を展開する拳闘士(笑)。
「――ん? おうおう、そうだな。
確かに技術も必要ではあるが、先立つ物は力だよな」
身長2m超の大男が言うとやけに説得力があった。
- 170 :東西南北 良方:2010/08/11(水) 20:28:29 ID:7gFzKdaU0
- >>168
「おう」
そう言うと良方もシガリロを消し、飴を口に放り込む。
「ん?この前ドレッドだったからな、暑いから涼しくしたかったし」
ちなみに髪型の変遷は
ショッキングピンク無造作→虹色ソフトモヒカン→紫ドレッドヘア→金髪モヒカンである。
一体この男の髪は何処へ行こうとしているのか。
>>169
「水をよこせェ!!」
なぜか唐突に叫び始める。
「うん、ディスはいい奴だぜー」
和みつつ飴をバリバリ齧っている金髪モヒカン。
- 171 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/11(水) 20:32:02 ID:WVrfsEdY0
- >>169
「ふんふん…?
えっと…」
【少し考え事する目をしている】
「つまり、おもったとおりにやるのってことかなの?」
【顔をあげて答える】
「うん、いっぱいおもいのもってくとかできるもんねなの〜!」
【両手を見せながら言う】
>>170
「あう〜、おいしの〜」
【口の中で飴玉をころころさせている】
「そっかなの〜。すずしくなってるのかなの?」
【じっとモヒカンを見つめる】
- 172 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/11(水) 20:34:52 ID:9qS3TsAM0
- >>170
「あーはいはいヒャッハーヒャッハー。生憎水も食料も無ぇんだよ」
ういうい、と適当に手であしらう。
「全面的に同意だ。
ひらがなで話すキャラに悪い奴は居ないってnknhtが言ってるしな」
唐突にメタトーク。
>>171
「思った通りに――」
ふーむ、と手を顎の辺りに当てて考え込む。
「――そう! 要するに難しい事なんざ考えずにダーッっとやってドーッっとやってバァ―z_ンだ」
ボディランゲージを交えつつ力説する。
余計訳が分からなくなった。
- 173 :東西南北 良方:2010/08/11(水) 20:35:48 ID:7gFzKdaU0
- >>171
「久々になんかのんびりだ……」
サングラスの奥の目を細めながら笑う。
「おうよ、モヒカン部分以外髪ないからな、涼しいぜ」
肌部分は綺麗に剃られている。
>>172
「というわけで、お前にも飴をやろう」
どういうわけだ。
「なー、見た目チンピラの奴ほど逆にいい人だったりな」
こちらもメタ。
- 174 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/11(水) 20:40:24 ID:WVrfsEdY0
- >>172
「あう〜!そっかなの!
こんなふうになの〜!」
【真似してボディランゲージをするディス】
「よくわからないけど、がんばるの!」
【なんか楽しそうだ】
>>173
「あう〜、のんびりできるのはいいことなの〜。
もうすぐおまつりするみたいだからもっとのんびりだとおもうなの〜」
【ニコニコしてる】
「あう〜…ほかのもはえてくるのかなの〜?」
【自分の髪の毛を触りながらじっとモヒカンを見る】
- 175 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/11(水) 20:45:51 ID:9qS3TsAM0
- >>173
「oh,Thank You」
こっちもこっちでどういうわけだかEnglish。
どっかで見た事あるような流れ。
「あー、アレか。ギャップ的な。
個人的にはテンプレテンプレした位のがちょうど良いと思うんだが」
メタトークはまだまだ続く。
>>174
「そうそう、コレがアレでドーンだ」
何となく伝わってくるような気がしないでもないでもない。つまり伝わってこない。
「おう、それが良い。俺も頑張るしかねーなぁこれ」
言って、楽しそうに笑った。
「……あー、俺はそろそろ帰んねーと」
良方に貰った飴を口に放り込んで、
「うん、美味い。そんじゃ、縁が合ったらまた会おうぜー」
そして二人に手を振って、その場を後にした。
- 176 :東西南北 良方:2010/08/11(水) 20:47:55 ID:7gFzKdaU0
- >>174
「祭りかー、いいな。楽しそうだ」
楽しげに笑う。
「ん?そうそう。髪の無い部分は剃ってるから、ほっとくと生えてくるぞ」
今は無いけどなー、と言いながらつるつるの部分を触っている。
>>175
「今回はアラビア語はないぞ」
と口走りつつ飴を渡す。
「そうそう。テンプレだと個人的には動きづらいんだよな」
メタメタ。
そして歩き去っていく鋼に手を振り、見送る。
- 177 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/11(水) 20:52:50 ID:WVrfsEdY0
- >>175
「ふんふん、わかったなの〜!
またがんばるねなの!」
【大きく首を縦に振って言った】
「あうー、またねなの〜!」
【手を大きく振って見送った】
>>176
「あう〜。たのしいとおもうの〜」
【ニコニコして言う】
「そっかなの〜…やっぱりのびてくるなの〜」
【感心しているようだ】
- 178 :東西南北 良方:2010/08/11(水) 20:54:41 ID:7gFzKdaU0
- >>177
「祭りは初めてだなー、どんなんなんだろ」
知識は有ったが参加したことがない良方であった。
「だからこまめに剃らなきゃいけないんだ」
てかてか。
- 179 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/11(水) 20:59:22 ID:WVrfsEdY0
- >>178
「あう〜。きっとたのしいの〜」
【微笑みながら言う】
「そっかなの〜…ふしぎなかみがたなの〜」
【軽く微笑んで言った】
- 180 :東西南北 良方:2010/08/11(水) 21:00:59 ID:7gFzKdaU0
- >>179
「だなー」
うんうんと頷く。
「不思議かなぁ……。まあいいか」
そう言うとディスの頭をくしゃくしゃ撫でる。
- 181 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/11(水) 21:05:10 ID:WVrfsEdY0
- >>180
「あう〜。いまじゅんびしてるらしいけどなの〜」
【微笑んでいる】
「うん〜。すずしいのはちょっとわかるけどなの・・」
【くしゃくしゃされながら言う。髪は汗でぬれているが】
- 182 :東西南北 良方/8:2010/08/11(水) 21:08:56 ID:7gFzKdaU0
- >>181
「そっか、俺もなんか手伝いてぇ所だな」
イベント大好きである。
「つか汗だくだな、運動でもしてたのか?」
撫でるのを一旦止め、虚空からタオルを取り出しディスに渡す。
が、突如後ろから声が聴こえる。
「……ゼロ、だな」
突如、殺気がディスと良方に放たれる。
「ッ!!」
良方が振り返るとそこには2メートルほどの坊主の大男がいた。
その額には、良方の頬のものと同じような、8の刻印が刻まれている。
- 183 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/11(水) 21:13:42 ID:WVrfsEdY0
- >>182
「あう〜。たぶんたのんだらてつだわせてもらえるの〜!」
【ニコニコしてる】
「あう〜!うんどうってゆうかとっくん…あう?」
【ふと流れてくる殺気に顔を向ける】
「あうあう、だれかなの?」
【警戒しながら目を向ける】
- 184 :東西南北 良方/8:2010/08/11(水) 21:16:20 ID:7gFzKdaU0
- >>183
「そっか、なら頼んでみっかな」
と少し期待気味。
「……エイトか」
良方は坊主の大男をにらみながら言う。
「……、ああ、そうだ。そして、そこの少女よ、君は邪気眼使いか」
大男は表情を変えること無く言葉を紡ぐ。
しかし、殺気だけはふくれあがっている。
- 185 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/11(水) 21:18:38 ID:WVrfsEdY0
- >>184
「あうー、がんばってみるの…」
【立ち上がってじっとエイトを見つめる】
「…じゃき…よくわからないけど…のーりょくのことなの?」
【強気の目をしている】
- 186 :東西南北 良方/8:2010/08/11(水) 21:21:34 ID:7gFzKdaU0
- >>185
「……、能力の一つだが。知らないのならば君はターゲットではないな」
そう言うと良方に向き直る。
「ゼロ、選択肢を用意しに来た。死ぬか、戻るかだ」
殺気はもはや吐き気を催すレベルで。
「ハッ、冗談。戻るかよ、そして死ぬつもりもねぇし、テメェらを殺すつもりもねぇ」
エイトを睨みつけながら良方はさり気無くディスにささやく。
「……悪い、巻き込んで。逃げるか?」
- 187 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/11(水) 21:24:55 ID:WVrfsEdY0
- >>186
「しらないけど…う〜…『りょうほう』のてきなのかなの?」
【二人を交互に見て言う】
「あう、いまはにげたほうがいいかもなの…
えっと、『りょうほう』もいっしょになの!」
【少し慌てた顔である】
- 188 :東西南北 良方/8:2010/08/11(水) 21:28:40 ID:7gFzKdaU0
- >>187
「ああ――、『今は』敵だ」
良方はディスに答える。
「悪い、エイト」
頬の絆創膏を剥がし、0の刻印を顕にする。
「だらぁっ!!」
数十の剣をエイトに撃ち放つと同時にディスの手をとり走りだす。
「おおおおおおおおおおッ!!」
大男は拳で、剣をたたき落としながら追いかけてくる。
幸い全力で走れば、逃げ切れるだろう。
大男の額の刻印からは血が漏れている。
それに呼応するかの様に良法の頬の刻印からも血が吹き出す。
「今は、逃げるっ!!」
夜の街に向かって良方は駆ける。
- 189 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/11(水) 21:31:17 ID:WVrfsEdY0
- >>188
「あうあう、いまはってことはなの」
【何となくわかった感じの顔だ】
「あうあう!あのひとも『りょうほう』といっしょのがあるみたいなの!」
【手を取りながら一緒に突っ走る】
「『りょうほう』のほうがあしはやいのかなの!」
【そう言いながらディスもやや全力で走っている。子供とは思えぬ駿足である】
- 190 :東西南北 良方/8:2010/08/11(水) 21:33:35 ID:7gFzKdaU0
- >>189
「待てっ!貴様は、また逃げるのかっ!ゼロオオオオオオオオオオッ!!」
はるか後ろからエイトの叫び声が聞こえる。
「はぁっ、はぁっ。悪いな、ディス。巻き込んじまって」
頬から流れる血をぬぐい、謝る。
現在は繁華街の路地裏、完全に撒けたようだ。
- 191 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/11(水) 21:38:00 ID:WVrfsEdY0
- >>190
「あうあう、…また?」
【少し首をかしげたが、ひとまず走り続けた】
「あうあう、きにしないでなの…
その…」
【路地裏でようやく落ち着けたディス。顔をあげて良方を見る】
「あのひとはだれなのかなの…?」
- 192 :東西南北 良方/8:2010/08/11(水) 21:40:01 ID:7gFzKdaU0
- >>191
追手の気配は、無い。
そして良方はディスの質問に答える為に口を開く。
「前、研究所に居た話しはしたよな。
簡単に言うと俺の兄弟で、俺と同じ実験体の一人だ」
頬に絆創膏をはり、薬をくちに放り込む。
- 193 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/11(水) 21:43:30 ID:WVrfsEdY0
- >>192
「あう…きょうだい…
そっかなの」
【ディスはその話を聞き、過去に会った人たちのことを思い出していた】
「……じゃああのひとたちも、たすけないといけないかなの」
【少し強い口調で言う】
- 194 :東西南北 良方/8:2010/08/11(水) 21:47:15 ID:7gFzKdaU0
- >>193
「ああ、研究所に残った奴らは部隊に入れられたみたいだしな、俺を回収しに来たのも当然っちゃ当然だ」
真剣な表情で。
「――ああ。大分昔とは言えさ、家族だったんだ。助けたい」
研究所の頃を思い出す。
「灰堂が言うにはだ。ああ、灰堂ってのは知り合いの研究者なんだが。
洗脳されてるらしいから、洗脳を解ければ助けれる、と思うんだ」
頬の絆創膏に血がにじむ。
「まだ、解除法は見つかってないんだがな」
- 195 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/11(水) 22:00:48 ID:WVrfsEdY0
- >>194
「あうあう、そうなの…つかまえに…
『ふぇんりる』とおんなじ」
【軽く呟く】
「うん、たすけないとなの!その、『はいどー』ってひとも
ともだちなのかなの?そのひとといっしょならわかるかもしれないなの!」
【ガッツポーズをして言う】
「あうあう、だいじょぶかなの」
【絆創膏を見て心配そうにしている】
- 196 :東西南北 良方/8:2010/08/11(水) 22:04:39 ID:7gFzKdaU0
- >>195
「まあ、前から何度か来てたんだけどな、あいつら直々に来たのは初めてだ」
そう答える。
「いや、アイツは友達じゃない、つかアイツと友達とか勘弁してくれ」
灰堂と友達との言葉に嫌な顔をする。
「ま、灰堂はあいつらと同じ組織でな、幾つか情報もらって、いま作戦立ててんだ」
殺さずに助けるために良方は此処しばらく動いていたのだった。
「ん?ああ、大丈夫。多分反応しただけだよ」
血はそれ以上広がらない。
- 197 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/11(水) 22:06:56 ID:WVrfsEdY0
- >>196
「あう〜…そうなの…
たすけられるかなの」
【拳をぐっと握る】
「あうあう、ちがうんだなの…
そっかなの…さくせん、だいじょぶかなの?」
【ちょっと心配している】
「そうなの…のーりょくつかうとそうなるの?」
- 198 :東西南北 良方/8:2010/08/11(水) 22:09:50 ID:7gFzKdaU0
- >>197
「助けられるかどうかは分からねぇが、『助ける』」
サングラスの奥の意思の強い瞳でディスを見つめ言う。
「まぁ、半々って感じ。なんだかんだで何とかするさ」
ニヤリと笑い、安心させるように頭を撫でる。
「そうみたいなんだよな、ほら、さっきのエイトもこうなってただろ?
俺らのシリーズの特徴みたいだ」
- 199 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/11(水) 22:16:03 ID:WVrfsEdY0
- >>198
「うん、たすけなきゃなの!こんどこそなの」
【少し頷いて言う】
「あう、なんとかするなの!もちろんなの!」
【微笑んで言った】
「あう…そうだったの、だけどどうしてなのかなの?」
【少し心配している…】
- 200 :東西南北 良方/8:2010/08/11(水) 22:19:22 ID:7gFzKdaU0
- >>199
「ああ、今度こそ、誰も傷つけさせねぇ」
信念を語る。
「はは、ディスがそう言ってくれると心強い」
撫でる手に少し力が入る。
「なんだったけか――、理由はよく知らねぇんだが。
とりあえず、今は研究所から逃げない為に使われているみたいだ。
俺の予想じゃ洗脳の鍵もコレに有ると思うんだよな」
頬の刻印を撫でて。
- 201 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/11(水) 22:24:56 ID:WVrfsEdY0
- >>200
「うん、なの!」
【強気の顔で言う】
「えへへなの〜…そういわれるとうれしいの!」
【照れくさそうに言った】
「あう〜…にげないようになの…
それしらべたらなにかわかるのかなの?」
【刻印をじっと見つめる】
「にげたらいたくなるのかなの…
うー、ひどいことなの」
- 202 :東西南北 良方/8:2010/08/11(水) 22:27:33 ID:7gFzKdaU0
- >>201
「ディスはイイやつだ、ホントに」
真面目にそう言いつつ撫でている。
「多分な。まぁ、調べる方法がないのが問題なんだが」
どっかに研究所でも無いもんかねとぼやく。
「実際薬なきゃ逃げても死ぬだけだしな。
俺は薬ゲットしたから平気だけども」
- 203 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/11(水) 22:32:25 ID:WVrfsEdY0
- >>202
「あうあう、うれしいなの」
【微笑みを崩さずに言う】
「うーん…そういうのくわしいひとがいたらなの〜」
【空を見て言う】
「あのせんやのひとのところにだれかいるかもしれないけどなの…」
【と言うが、どうも自信がなさそうである】
「そっかなの…どこかでてにいれたんだなの〜」
【安心しているようだ】
- 204 :東西南北 良方/8:2010/08/11(水) 22:36:55 ID:7gFzKdaU0
- >>203
「詳しい奴、か。本気で嫌だがやっぱし灰堂に頼むしかねぇのかなぁ」
ため息をつき、嫌な顔をしている。
「千夜かぁ……、今度調べてみるかな」
などと呟く。
「ああ、だから俺は大丈夫だぜ」
安心させるような微笑を浮かべる。
「さて、夜も遅いし、今日は疲れた。俺はそろそろ行くよ」
路地裏からで抵抗とする良方。
歩き去る前にディスに振り返り。
「あの、さ。なんつか、ありがとなディス」
そう言うと、良方は歩き去っていった。
- 205 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/11(水) 22:46:19 ID:WVrfsEdY0
- >>204
「あう〜…そうなるかなの?
あうあう、がんばってねなの」
【一安心した顔である】
「へいきならよかったなの、うん!またねなの〜!」
【そう言って手を振り見送った】
「あう、かえったほうがいいかなの…」
【そう言ってディスも街へと向かって行った】
- 206 :足立幹也/使い魔二人+白衣の男:2010/08/12(木) 01:19:13 ID:xm/dFKGs0
- 「ん、どうやら終わったようだのぅ」
「これはまた近代的な世界に出たわね」
「どこと無く、私達の世界と近い気がします」
そう言って、白衣に緑の髪、少し老けた顔をにやりとして言う男と、
暖かそうな灰色のセーターに長いズボンを履いた綺麗な灰色の髪を持つ(胸が大きい)女性と、
黒と白のゴスロリの服に中心に大きな群青の瞳を持つ少女が、
私立千夜学園正門の前で話していた。
近くを通る生徒達はなんだろうと言う目で見つめる人もいれば、
うわあの人綺麗だな!、あの男の人も割りといいかも、などと話すものもいる。
何れにせよ、凄い目立ってるのは変わりないだろう
- 207 :足立幹也/使い魔二人+白衣の男:2010/08/12(木) 01:39:09 ID:xm/dFKGs0
- 「ここはここを離れるべきではないかのぅ?」
「まぁ、そうだな」
そう言って三人はとりあえず離れることに。
その場から素早く去って行く3人、次の瞬間にはもういない。
- 208 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/12(木) 14:58:10 ID:9qS3TsAM0
- 「――だから、想像以上に僕の出番が少なくなってる訳さ」
「……がう」
繁華街。
銀色の髪をした、小柄な少年が歩いていた。
その横を、同じく銀色の毛並みをした狼が追従する。
「まずさー、鋼とか曇の出現率が異常な訳。
誰か居たら僕をスレに出してくれりゃあ良いのに――って、聞いてる?」
「ぐるる」
メタな愚痴を言う少年に対して、『知るか』と言わんばかりにそっぽを向く狼。
「あ、無視ですかシロさん? もふもふしちゃうぞこのこのー」
「わう……!?」
もふもふもふもふもふもふ。
斬新なラッシュの掛け声のように、少年は歩きながら狼の首周りをもふもふする。
- 209 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/12(木) 22:12:34 ID:HnkBBDEo0
- ――ガガガガガガガガガガガガ
喫茶店「Apple Guillotine」
その中からミシンの音が響き渡る。
――ガガガガガガガガガガガガ……
「よし、浴衣は出来た。後は帯……を縫いたいが、現在乾燥中か」
店内の上には紐が張り巡らされ、そこには布がかけられている。
厨房の鍋を使って染められた布だ。
さまざまな薬品を用いたせいか、少し酸っぱい臭いが辺りに充満している。
「あー、疲れた!」
クロスはタオルで額をぬぐい、店内の窓をあけていった。
酸っぱい空気が出てゆく代わりに、夏の夜の風が入ってくる。
風鈴がチリンと鳴り、涼しさを水増しさせた。
- 210 :ヴァイス:2010/08/13(金) 20:28:18 ID:ZOM.z7ps0
- 神羽荘、屋根の上。
先日行われたリグヌの夏祭りで、彼は浴衣を着てしまった。それこそが、彼にとってこの夏最大の間違いであった。
前にも着て見せてしまった浴衣を、再び着て見せることは彼のポリシー(暗黒微笑)に反するのである。面倒くさいことこの上ないのだが仕方ないね。
というわけで夏祭りに行きたくないでござる! な彼は、屋根の上で体育座りしていた。
傍らには黒い楽器ケース、彼はおもむろにそれを開けて中から楽器を取り出し――
ヴォオオオオオオオオオオオオオオォオォォオオオオオオオオオォォオオオオオオヴォオオオオオオオォオォオォォオ
ヴォォォオオオオオオオオオオオォォオオオオオオオオオオオオオォォオ
吹いた。
――ブブゼラを。
- 211 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/14(土) 22:29:48 ID:WVrfsEdY0
- 【夏祭り会場…】
「あう〜…まだいっぱいたべものがあったの〜!」
【ディスはとても嬉しそうにリンゴ飴を食っていた】
「う〜ん、ごはんたべるのもいいけどなの…
あそびをしたほうがいいかもしれないなの…」
【もう片方に綿あめを持ってディスはあたりのお店を見回し始めた】
【遊ぶための屋台を探しているようである】
- 212 :白い女:2010/08/16(月) 20:38:06 ID:7hcwnxwgO
- 海岸近く。
「むぅ……」
戦闘機――紫色のボディに幾つもの黒い線が入ったもの――に腰掛け、薄い本のような物に目を通す女。
肩を少し下がる程度の所まで伸びた髪が風に良く揺れていた。
- 213 :ラウル・ゲレロ:2010/08/18(水) 23:54:06 ID:SSMHlh/20
- 【異能都市中心部・路地裏の酒場兼宿屋】
ゴミ処理場の廃品の中で目が覚めてから何日がたっただろうか。
記憶の欠落した喪失感を伴う奇妙な感覚にはもう慣れたが、
肝心要の記憶が戻りそうなは気配はまったくない。
「……都会の真ん中でトム・ソーヤーの気分を味わうとはな。」
この、浮浪者の吐しゃ物や喧嘩騒ぎで飛び散った
血の跡がそこらじゅうに残っているような最下等の安宿に泊まるための資金もつきかけている。
ラウルは気を紛らわすために宿一階のカウンター席で一番安い酒をひっかけた。
- 214 :レイガー・バゼラード:2010/08/19(木) 00:10:07 ID:Fxk0LkY.0
- カウンターにコートをきた赤髪の男が突っ伏している
……頭がフラフラする
すでに視界はボヤけ、頭上をグニャクニャになった照明が踊っている
まるで三流画家の描いた天使画を見てる気分だ
それに体の動きが不安定だ
頭の神経がゴチャゴチャに絡まったのか、腕を動かそうと思えばかかとが動いてしまう有様
だが何よりも彼を参らせたのは頭の底にこびりつく不快感だった
床に撒き散らされた吐瀉物のアセトアルデヒドの臭いが胃液をこみ上げさせる
つまり有り体に言えば
「うええええ、気持ちわりい~……」
彼は悪酔いしていた
- 215 :ラウル・ゲレロ:2010/08/19(木) 00:24:48 ID:SSMHlh/20
- >>214
夜も遅く、幾ら安いとはいえ
銃声やなにかが炸裂する音が時折響くような
治安の悪い路地裏に位置する宿を訪れる者など居ない。
今、安宿の酒場に居る客といえば
宿の主と自分、そして例の酔っ払いだけだ。
「やれやれ、廃品処理場に居たのは何日も前だというのに
どうやら、まだ俺は掃き溜めを這い回っているらしい。」
愚痴をこぼし、男を横目で見ながら、ほとんど空になった酒瓶を
逆さに振り、残り僅かなをコップへと注ぐ。
『おいおい、アンタ飲みすぎだ。
さっさと代金を払って家に帰りな。』
宿の店主はレイガーにここで吐かれてはたまらないと言った様子で
不機嫌な顔のままにカウンターの片付けを始めた。
つまりは、『もう帰れ』とでも言いたいのだろう。
- 216 :レイガー・バゼラード:2010/08/19(木) 00:46:37 ID:Fxk0LkY.0
- >>215
片付けられるカウンターを見て、慌てて止めに入る
「お、おい、待ってくれ! まだ少し残ってんだよ!」
だが、止めるその手も何処か覚束ない
空き瓶をかすった右手は力を失ったかのように垂れ下がった
「ったくよお……別にいいじゃねえかよ。たった酒一瓶だろうが」
隣の男の様子にも気が付かないまま、カウンターが片付けられる様子を呆然と眺めている
ぶら下がった右手についたガントレットが不気味な輝きを見せている
- 217 :ラウル・ゲレロ:2010/08/19(木) 00:54:13 ID:SSMHlh/20
- >>216
『もうないよ、オラまだ足が動くうちに帰った帰った!』
ざば、と軽い音を立ててシンクに流される
つい数秒前まで例がーのものだった酒。
「…………」
(篭手、か。最近は妙な物が流行っているんだな。
ファッションという物は移り変わりが早すぎるな。)
酒場においてあるテレビもノイズが酷く見れたものではないし、
ジュークボックスは壊れて1つのパートだけをリピートしている。
暇を潰す物がないため、ラウルは自然とレイガーの様子を観察していた。
(……ま、ロートルがあまり口を出す事ではあるまい。)
- 218 :レイガー・バゼラード:2010/08/19(木) 01:01:49 ID:Fxk0LkY.0
- >>217
「あ! あ、あ、あ、あ、あ……」
流される酒を名残惜しそうに見つめる
暫く突っ伏したままシンクの排出口を眺めていたが、やがて目を三角にして起き上がる
「ひでえことすんじゃねえか。
俺ぁ怒ったぞ?」
よくある酔っ払いの戯言だ
だが、そう言い切るにはどこかこの男の様子は不自然だった
「へへへ……俺を怒らせると怖いぞ?」
自信に満ち溢れた表情で店主を見つめる
喧嘩をふっかけている訳では無いようだが、その態度からは脅迫じみた物を感じさせる
- 219 :ラウル・ゲレロ:2010/08/19(木) 01:13:58 ID:SSMHlh/20
- >>218
『おいよせよ……ヘヘ、あんたの言葉を借りるなら
俺を怒らせると怖ぇぞ、というやつだ。』
こういった荒事には慣れているのだろう。
店主は汚らしいシャツの裾を少しめくりあげる。
そこにはベルトに無造作に引っ掛けられた銀色に光る大口径の拳銃があった。
その拳銃にはグリップの分かりやすい位置に9つの星印が刻まれている。
「あんたもこの『十個目の星』になりたかねえだろう。」
店主はタールで汚れたような汚い歯茎を見せてにやりと笑った。
――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――――――
「おいおい、そこまでだ。
ここで争いを起こすのは勝手だが、
警察騒ぎで野宿する羽目になるのはごめんだからな。」
店主とレイガーの間に割ってはいるように、
現れたのは同じくカウンター席で飲んでいた男、ラウル。
- 220 :レイガー・バゼラード:2010/08/19(木) 01:23:14 ID:Fxk0LkY.0
- >>219
グリップを見て、それから店主の顔に視線を移し、無駄だぜと言わんばかりにニヤリと笑う
「言ってくれるじゃねえか。でもな、鉛の弾丸を何発俺に打ち込もうと届きゃしないぜ?
せめてその三倍の大きさの奴を持ってくるんだな」
不敵な笑いを崩さないまま左手を右手のガントレットに重ねる……
「……装鋼!」
左手がガントレットのツマミを回そうとする
その瞬間
割り込んできた男の言葉に、レイガーの手は止まった
「……何だてめえは?」
突然現れた男にやや困惑した表情を見せながらも、目つきは不機嫌そうにラウルを睨んでいる
- 221 :ラウル・ゲレロ:2010/08/19(木) 01:32:44 ID:SSMHlh/20
- >>220
「サンタクロースだよ。」
ラウルはレイガーの問いにまともに答えるつもりはなかった。
こういった酔っ払いには何を話しても無駄だろう、と判断したからだ。
『チッ、なんでぇ。アンタもさっさと金を払って帰ってくれ。
まったく、チンピラどもめ――。』
店主は、興がそがれたとばかりに
ぶつぶつと文句を言いながら早々に店の奥へ引っ込む。
『俺が戻ってくるまでにカウンターに金を置いてとっととうせろ!
そうでなきゃ、警官を呼ぶぞ!!』
店の奥から響く店主の声に顔をしかめながらも
レイガーの目の前の巨漢は口を開く。
「今、その右手の篭手で何をしようとした?
その篭手、何か仕掛けがあるんだろう。銃を持っているとはいえ、
一般人にそういうものを使おうとするのは感心せんな。」
- 222 :レイガー・バゼラード:2010/08/19(木) 01:48:24 ID:Fxk0LkY.0
- >>221
「へ、随分とガラの悪いサンタもいたもんだ」
ラウルの言葉に軽口で応酬する
言葉面こそ荒っぽい感じであるが、その語気は幾分か穏やかになっている
カウンター奥に消えた店主の声に耳を塞ぐ
「ちっ……うっせーな」
舌打ちをして愚痴をこぼした
そのまま耳を塞いでラウルの話を聞く
……聞き終わると、頭を掻きながら反論するために口を開いた
「別によ、暴れるつもりは無かったんだ。
弾丸の二三発でも防げばこっちの話聞くと思っただけでさ」
- 223 :ラウル・ゲレロ:2010/08/19(木) 02:00:13 ID:SSMHlh/20
- >>222
「暴れるつもりはないといっても、騒ぎが起きれば同じだろう。
特別な力を持つ者を忌み嫌う者もいるのだからあまりこういったことに
そういうものを使うべきではなかろうよ。」
フン、と鼻を鳴らしてからラウルは自分のコップに残った酒を飲み干した。
「それにこういう店だ、あの店主も話を聞くよりは殴りかかるほうを選ぶだろう。」
- 224 :レイガー・バゼラード:2010/08/19(木) 02:06:37 ID:Fxk0LkY.0
- >>223
「んな事言ってもよぉ………………あぁ、そりゃそうか」
落ち着いたのか背もたれにどっかりと体を預ける
横目に酒を飲むラウルを見て、ブルルと体を震わせた。頭痛がするのか右手で頭を抱えている
「……つーかよ、お前は能力者なのか?
その口振りからだとどうも"こっち"側の気がするんだよなぁ」
- 225 :ラウル・ゲレロ:2010/08/19(木) 02:16:53 ID:SSMHlh/20
- >>224
「俺か、さぁどうだったかな。
たぶん無能力者だよ、たぶんな。」
目の前の大男は自分のことについて
歯切れが悪く、あまり語りたがらないようだった。
「ま、新聞を読めば反能力者団体のデモだとか、
逆に能力者集団のテロだとかそういう記事ばかり。
まったく、嫌になってくるよ。とにかく、波風を立てるような行動は慎むべきだ。
――――たとえ、酒によっていたんだとしてもな。」
- 226 :レイガー・バゼラード:2010/08/19(木) 02:25:24 ID:Fxk0LkY.0
- >>225
「……確かに酒に任せて安っぽい事しちまったとは思ってるよ
迷惑かけちまったな」
謝罪の言葉をかけると、むず痒そうに体を揺すった
「あー! 蒸れるんだよこれ!」
不満の声をあげながら右手のガントレットを口に加えて取り去る
取り外した下からは、水晶のような物が埋め込まれた右手の甲が出てきた
「やっぱヤケ酒なんざするもんじゃねえな。もう俺は帰るぜ」
ポケットから金貨を取り出すとカウンターにすっ、と置く
「あばよ、季節外れのサンタ」
ドアを開けると肩越しに手を降り、そのまま外に出て行った
//絡みありがとうございました。眠気がヤバイのでここで切り上げさせてもらいます
- 227 :ラウル・ゲレロ:2010/08/19(木) 02:31:40 ID:SSMHlh/20
- >>226
「あぁ、よい夜を。」
レイガーを見送り、再びグラスを口に運ぶが
とっくに酒を切らしていたことを思い出して。
「いかんな、俺も酔いが回っていたか。
年を取るとこういうことにも無自覚になっていかん。」
ラウルも先ほどレイガーがしたように
ポケットから小銭を取り出して置き、借りた部屋へと登っていった。
- 228 :黒沢小百合:2010/08/19(木) 21:49:14 ID:SSMHlh/20
- 【AGカフェ】
――カラン
「お邪魔しますよ……っと。
今日もお店は閑古鳥、ですか。」
ぱさりと近くの席にバッグを置き、
いつものように勝手にコーヒーを淹れ始める。
「仕事帰りにここに立ち寄るのが習慣になってきましたね。」
- 229 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/19(木) 21:58:45 ID:WVrfsEdY0
- >>228
【AGカフェにて】
「……」
【いつもの席に座ってボーっとしていた少女がいる】
「……むずかしなの…」
【何か呟いている…ようだ】
- 230 :黒沢小百合:2010/08/19(木) 22:04:51 ID:SSMHlh/20
- >>229
「…………。」
小百合は、いつのまにか席に座っていた
ディスの姿を見つけたとたん、荷物をまとめ始めた。
――ガラッ
小百合は不機嫌そうな様子で
乱暴に扉を開け、カフェから出て行く。
- 231 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/19(木) 22:06:22 ID:WVrfsEdY0
- >>230
「あう…?どしたのかなの…」
【ディスは思わず立ち上がって】
「あう、ちょっとまってなの…」
【小百合の後を追いかけて行く】
- 232 :黒沢小百合:2010/08/19(木) 22:11:49 ID:SSMHlh/20
- >>231
「なんですか、貴方は。」
後ろから追いすがるディスにちらと視線を向けたが
まるで、知らない他人だとでもいう風な態度を取る小百合。
「付き纏われるのもいい加減、迷惑なのですがね。」
突き放すように冷たく言い放つと、そのまま歩み始めた。
- 233 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/19(木) 22:14:26 ID:WVrfsEdY0
- >>232
「…そん…な…う…」
【ディスは突然つまずいて倒れ込んだ】
「やっぱり…『でぃす』だと…
もう…よわくて…だめ…
なのかなの…もう…」
【ひどく落ち込んで顔を下げた】
- 234 :黒沢小百合:2010/08/19(木) 22:16:45 ID:SSMHlh/20
- >>233
この距離ならばどさり、というディスが
倒れこむ音は確かに小百合に聞こえたはずだ。
しかし、それでも小百合はディスを無視した。
昔の関係の面影はもうない。
小百合は、そのまま都市のいずこかへと消えた……。
- 235 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/19(木) 22:19:49 ID:WVrfsEdY0
- >>234
「う…う…み…んな…
ごめんなさ…うう…」
【その場にうずくまってただただ泣き続けていた】
「なんにも…できな…く…うう…う…」
【ひどく落ち込むようにしていた】
- 236 :ロザリア・ロートシルト:2010/08/19(木) 22:34:37 ID:SSMHlh/20
- >>235
「……ディス。」
いつの間にか、背後に立っていたロザリアは
ディスの身に何が起きたのか分かっているようで。
ディスを優しく抱きしめると
おちつけるように背中をゆっくりと撫でた。
「……帰りましょうか。あなたは、少し眠ったほうが良い。」
- 237 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/19(木) 22:38:51 ID:WVrfsEdY0
- >>236
「う…うぅ…」
【突然現れたロザリアにも驚くことなく、そっと体をロザリアにもたれかけさせる】
「…ろざり…う…『でぃす』もっと…つよく
…そう…おもってるのに…」
【ずっと泣き続けながら、悩んでいたことを吐露し続けていつ…】
- 238 :ロザリア・ロートシルト:2010/08/19(木) 22:42:29 ID:SSMHlh/20
- >>237
「あなたはもう、十分に強いわ。
人を守るために強くなろうとして、涙を流して。
そんなにも、優しい。」
ぼんやりとした光が、ディスとロザリアの体を包んだ。
地面から体が引き離されるような一瞬の浮遊感。
そして、気がついたときには
ディスはロザリアの部屋のベッドに寝かされていた。
- 239 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/19(木) 22:44:46 ID:WVrfsEdY0
- >>238
「…あう」
【一瞬の浮遊感を感じて…部屋に戻ってきたのを感じる】
「……ごめんなさいなの…
ずっと…このままじゃいけないの、わかってるのになの…」
【涙をぬぐって、横たわったままロザリアに目を向けた】
- 240 :ロザリア・ロートシルト:2010/08/19(木) 22:56:36 ID:SSMHlh/20
- >>239
「ほら、もう涙を拭いて。
貴方には涙は似合わないともう何度言ったかしらね。」
ベッド横の座椅子に腰掛けてロザリアは笑う。
「苦しい思いは忘れちゃいなさい。眠りが、貴方を癒してくれるわ。
何も、全てを背負い込む必要はないのよ。それと……。」
「もう、あの女に近づくのはやめなさい。」
- 241 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/19(木) 22:59:43 ID:WVrfsEdY0
- >>240
「うん…あんまり…なかないよにするの…」
【軽く頷いて言った】
「あう…いろいろ…かんがえすぎたのかなの…
とってもつかれたの…」
【軽くため息をついて天井を見る…その後】
「どうして…『さゆり』とはなかよしだったのになの…
あのときから…ずっと…あんなに…なの」
【ロザリアの言葉を聞いて、力なくつぶやく。】
- 242 :ロザリア・ロートシルト:2010/08/19(木) 23:10:38 ID:SSMHlh/20
- >>241
「あの女の考える事なんか私は知らないわ。
でも、あの女と接触する事は貴方に対してマイナスにしかならない。」
小百合の話題に話が及ぶと、
とたんにロザリアの機嫌が悪くなった。
「とにかく、近づくのはやめることね。」
- 243 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/19(木) 23:14:20 ID:WVrfsEdY0
- >>242
「あう…あう…ごめんなさいなの…」
【申し訳なさそうに行った】
「……そう…かなの…
う〜…いろいろかんがえるのつかれたの…」
【頭を押さえて言った】
「……おなか…すいたなの…」
【軽くため息をついて、やや無気力気味に言う】
- 244 :ロザリア・ロートシルト:2010/08/19(木) 23:21:56 ID:SSMHlh/20
- >>243
「ごめんなさいね、今月は少し厳しくて
今日は食べる物が何もないのよ……。」
いつもなら、ロザリアが何かを出してくれるのだが
今月は厳しいらしく今日は何も出てこない。
「ごめんなさい、少し私も休ませてもらうわ……。」
ロザリアも働きづめで疲れていたらしく、顔色が良くない。
ディスの横へ入り、すぐに寝息を立て始めた。
- 245 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/19(木) 23:24:45 ID:WVrfsEdY0
- >>244
「あう…わかったの…
わがままいってごめんなさいなの…」
【横にいるロザリアに向けて小さくつぶやいた】
「……おやすみなさいなの…」
【ディスもそう呟いた後…ゆっくりと寝息を立て始めた】
- 246 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/20(金) 19:41:33 ID:9qS3TsAM0
- 箱庭、平原フィールド。
見渡す限りの大草原に、一つの黒い影が在った。
「……うーっし」
黒金鋼。
灰色のTシャツに、黒のズボン。シンプルな格好で、その男はそこにいた。
ゆっくりと息を吸い込みながら、右足を高く振り上げ――
「――――っそいッ!!」
一息に振り下ろす。
轟音が辺りに鳴り響く。
右足が衝突した地面は抉れ、罅割れ、そして辺りに土煙が立ち込める。
「……げほっ、げっほ……あれ。これ案外左腕無くても大丈b――げほっ」
思いっきり土煙を吸い込んで、男は咳き込む。その辺まで考慮できていないのが残念な感じだった。
- 247 :(ブレザー姿の男):2010/08/20(金) 20:25:03 ID:NbUXvWGw0
- 「おやぁ?」
黒鋼の姿を認め、足をせわしなく動かして駆け寄る小柄な中年男性。
紺のブレザーをそつなく着こなした彼の関心は、
地面に走る苛立ったひび割れより、黒鋼自身に向けられている。
「今の蹴りは……体幹と脚線との形作る角度が素晴らしいではないですか。
私に数学は分からないのですが、図形の美醜は分かる。
股関節、足先、頭部の形作る三角形はね、識のある者が見れば卒倒する程の美しさだ。
いや、その形を実現できるあなたの肉体も美しいはず。描かせて欲しいなあ。」
まくし立てながら、砂埃を払って、安っぽい画帳と木炭を取り出す。
敵意は無さそうだが――。
「裸体になっていただければ助かるのですが。」
その他の問題が持ち上がりそうである。
- 248 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/20(金) 20:30:03 ID:9qS3TsAM0
- >>247
「げっほ、けほっ……ん?」
と、どこからか聞こえた声に気が付き、振り向く。
「……あー、そりゃどうも。鍛えてきた甲斐があるってもんだ。
いやあ、別に描くのは構わねーけど――」
と、言いかけた所で。
「――流石に羞恥心くらいはある」
片手を前に静止のポーズ。
- 249 :(ブレザー姿の男):2010/08/20(金) 20:34:37 ID:NbUXvWGw0
- //名前を間違えた……申し訳ないです。
- 250 :(ブレザー姿の男):2010/08/20(金) 20:45:39 ID:NbUXvWGw0
- >>248
「そうですか。うーむ、しかし服なんてのはただの布ですからな。」
とは言いつつも、纏っている服は上等である。
ただ、残念な事には、嫌らしい笑みが顔面を満たし続けている。
「ところで、この街は実に物騒で、僕も悪漢に襲われかけた事が有る。
その一件依頼、これでも身体を鍛えてるんだが、実戦経験が不足していてね。
いざというとき不安で……つまり会ったばかりの君に、組手に付き合ってほしいのだけど。」
身なりの整ったブレザーの男は、到底、黒金の相手になどなりそうにない。
「是非……少しだけ、ね。」
スタンスを開いて腰を落とす、怪しげな柔術じみた構えをする。
- 251 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/20(金) 20:53:59 ID:9qS3TsAM0
- >>250 //無問題無問題
「…………」
そんな事を言う男の服装を見て、UNI○LO製の自分の服を見る。
「……あー、そうかい」
「組み手、か」
へえ、と頷いて男は言う。
「構わねえよ? 耐久性だけが俺の取り柄だし」
言うと、男はボクサーのような構えを取る――片腕だけではあるが。
よくよく見れば、男の全身から灰色のオーラのようなものが滲んでいるのが分かる。
「――ちっとばかし、試したい事もある」
男は、にっと笑った。
- 252 :(ブレザー姿の男):2010/08/20(金) 21:05:56 ID:NbUXvWGw0
- 押さえても漏れ出ずるかのような、黒金のオーラ。
それに相対するブレザーの男の眉間にシワがよる。恐怖か期待か。
「では。」
蛇口から、粘り気のある液体が滴るかのような、緩慢な初動。
温まっこい勢気から、男の肉体が繰り出され――唐突に加速。
堂々と狙うは、正面からの両足タックル。
倒されれば、ボクサースタイルらしき黒金には苦しいが。
- 253 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/20(金) 21:18:49 ID:9qS3TsAM0
- 「……おー、見た事無ぇ動――――」
感嘆の声を上げた所で、ブレザーの男が突如加速した。
とっさに右腕を体の前へ。
左腕があれば、両腕がクロスする形になっていただろう。
タックルが直撃する瞬間。
全身から滲み出ていた灰色の力が瞬間的にその量を増した。
隻腕のその男は後ろへと押され、地面にその爪痕を残す――が、倒れない。
男の巨躯が持つ重量。そしてそれなりに鍛え上げられた足腰がもたらした結果だ。
どうやら滲み出る“灰色の力”も、防御力に関係しているように見える。
「……良いな、俺じゃなかったら倒れる所か吹き飛んでてもおかしく無いんじゃねーか?」
はは、と男は笑う。
「んじゃ、こっちからも――!」
だん、と強く――本人としては軽く――地面を蹴り、前へ。
そのまま右足を後ろへ大きく引き、振り子の要領で蹴撃を放つ。
ゆっくりとした動きではあるが、その分威力は大きいだろう。
- 254 :(ブレザー姿の男):2010/08/20(金) 21:39:16 ID:NbUXvWGw0
- 「速い……そしてぇ、骨格や肉付きから見て不釣合いな頑強さですね。
人は見かけに寄らぬもの。ま、異能と言えば話は別ですが。僕も相手は選ぶべきだった。」
ブレザー男の胸中に、ひやりと寒い風が吹く。
おどけた顔をしながら、黒金から距離を置こうとするが、遅い。
後方に重心を傾けたところを、空を穿つ蹴りが襲う。
「おう――。」
間一髪、避けたような当たったような。
黒金の右脚は、男のハンチングと冷や汗だけを豪快に吹き飛ばした。
腰の砕けた体勢から、バネ仕掛けの如く、男はスタンスを整えて屹立し、
逆襲に、両腕を黒金の右足首に絡みつかせ、強引に引き落としにかかる。
しつこい。だがそれが柔術――。
振り回されながらも、ブレザー男の怪しい目には、レッグロックの体勢描かれかける。
「さあ、一本貰っちゃいますよっ……。」
- 255 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/20(金) 21:50:46 ID:9qS3TsAM0
- >>254
(外れ――違う。避けた)
自分の腕前が悪いのか、この男の能力が高いのか。
そんな事を考えて、体勢を戻そうとするが――
「あ」
余りに呆気無く、男はそのまま地面へと倒れこむ。
手応えも何も無かった。
もっと短絡的に言えば、弱い。
「…………あー、うん。
これなら悪漢ぐらい何とかなるんじゃねーかな」
地面に倒れこんだまま、苦笑して男は言う。
- 256 :(ブレザー姿の男):2010/08/20(金) 22:09:17 ID:NbUXvWGw0
- 極めかけた手を離したブレザー男は、
ハンチング帽を拾いながら、横たわった黒金の隣に座を占める。
「や、ご冗談を。君のお陰で額が広がりましたよ。」
はらりと、男の前髪が散った。それを隠すように帽子を被る。
「互いの調子もありますからな――いや、突然にお邪魔して、済みませんでしたね。
しかしともかく、今回は僕の勝ちって事で、ねえ?」
言葉の割りに、男の表情も口調も、悪びれたところはない。何処となく空恐ろしさがある。
「君の言う『試したい事』も、次があれば。この本が、縁を繋いでくれるでしょう。
ええ、じゃあ、失礼します。ちょっと用事を思い出したんでね。」
立ち去り際、「節穴」と題の付いた文庫を残して行った。
その内容は、十八禁の、覗きや盗撮をテーマとした過激な官能短編集である。
//ありがとうございました。
- 257 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/20(金) 22:16:44 ID:9qS3TsAM0
- 「はは、そりゃ済まねえ――あ、外出たら治るんじゃねーかな」
なんて笑って返す。
「調子、ねぇ……あーあーそれは別に気にしないでくれ。
勝ちは勝ちだ。それは揺るがねえ」
頭を掻きながら言う男。微塵も悔しそうではない――どころか、清々したような表情で。
「ああ。縁が“合ったら”な」
立ち去る男を見送り、そして本を手に取り立ち上がる。
「……?」
ぱらぱらと数ページめくり、そして本を閉じる。
「いや、こんなもん残されましても……」
男は苦笑して、その本をポケットにしまう。
そして、彼もまた箱庭を後にした。
//こちらこそー
- 258 :八剣絵名/女子高生:2010/08/21(土) 00:32:21 ID:rU4t8.NA0
- 「やっぱりアイスはあずきバーですねえ」
深夜の異能都市。
コンビニ前であずきバーを咥えた鬼っ娘がケータイをいじっていた。多分呟いてる。リアルでも呟いてたけど。
「アイスなう。スイカバー(笑)……っと」
と、打ちこみが終わったのか、顔をあげて、
「……うーん」
ここ最近。
なんとなく、だが。
……有名というか、よく噂に上る方を見ない気がしますね。
ファンスレがそろそろ三桁到達らしい赤いマフラーの人とか、別の意味での知名度がヤバイ紅い店長さん、
頭(ヘッド)が何故か毎回奇抜な異能者、など。
「後はよく飛んでる銀色いのですか」
アレはどうしたんだろうなあ、ほぼ毎日飛んでるのに急に見なくなったなあなどと想いを巡らせて、
「あ」
気が抜けたのかあずきバーを落とした。
……うわあああああああああっあああああ!!!!(AA略)
- 259 :白い女:2010/08/21(土) 00:38:58 ID:hGStfPTM0
- 「……つまり、ここか」
コンビニを見上げる女。
情報によるとここの住民には凄く重宝されていて凄く便利なものらしい。
が。
「……」
どうも胡散臭いぞ、あの言葉。
そうおもいつつコンビニの周囲を回り始める。
側から見ると非常に怪しい。
- 260 :八剣絵名/女子高生:2010/08/21(土) 00:42:10 ID:rU4t8.NA0
- >>259
傍から見ると怪しいのはこっちも一緒である。
なんせ、橙の髪に黒い二本角が目立つ鬼娘が、
「うああ…あっ…あああああ…」
とか何とか呻きながら地面に落ちたアイスを前にorzの体勢でうなだれているのだ。
どうみても不審者である。状況はまだ掴める方だが。
- 261 :白い女:2010/08/21(土) 00:49:22 ID:hGStfPTM0
- >>260
ぐるぐる。
コンビニを一周するかどうかに差しかかったころ、女の目の前に凹んだ女子高生。
「?」
頭上に?マークが浮かび、思わず声をかける。
「学校ってこんな夜遅くまでやってんの?」
そこじゃない。
- 262 :八剣絵名/女子高生:2010/08/21(土) 00:52:50 ID:rU4t8.NA0
- >>261
「大半である諸々の諸々事は名前欄の都合です」
メタ発言。
いやまあ服装がブラウスにプリーツスカートってのもあるだろうよお前。
「……じゃなくて。
学校は普通に夏休みですよ、これは私服です」
涙目で立ち上がり、
……白っ!?
失礼かもしれないけど白い人だー!!という、そんな感想を抱く。
- 263 :白い女:2010/08/21(土) 00:58:52 ID:hGStfPTM0
- >>262
「じゃあ仕方ないね」
アッサリと。
「私服……?
ああ、所謂レイヤーと呼ばれる……」
そっちの解釈をした。
- 264 :八剣絵名/女子高生:2010/08/21(土) 01:06:02 ID:rU4t8.NA0
- >>263
「ね、仕方ないね」
流せるなら流すのである。事情的に考えて。
……なんでそうなったぁ―――!!!
「えええそっち!?そっち行きますか理解!!
レイヤーでも何でもないですホントに私服ですって!!」
ぶんぶん首を振って否定。
過剰な否定は肯定に繋がる?なんだいそれ美味しいの?
「……はあ、もう、夜中になんて会話してんですかねえ」
小さく笑って、落ちたアイスを拾い、ビニール袋につっこんで、
「こんな時間に女の人の一人歩きは危険ですよ?」
- 265 :白い女:2010/08/21(土) 01:10:19 ID:hGStfPTM0
- >>264
「異常に怪しいです。はい」
何度か小さく頷きながら顔を覗き込む。
「うん、それをキミに言われたくないな」
絵名の顔をじっとみながら。
「それに僕の心配はいらないから」
と、左手にはめられた紅いグローブを向ける。
- 266 :八剣絵名/女子高生:2010/08/21(土) 01:22:06 ID:rU4t8.NA0
- >>265
「本当の本当に私服……ですよ……?」
信じてくださーい。
とでも言いたげな眼差しを返してみた。
「ああ、ボクは大抵の物事は物理的に解決可能なので大丈夫ですよ」
ひらひら手を振って見せる。
――見た目は普通の少女なのだ。見た目は。角生えてるけど。
ただ、その腕が電柱すら素手でなぎ倒す腕などとは、見ただけでは信じられないだろう。
「……ん、武装ですか?
成程、だったら安心ですね」
ほんわりとした笑みを見せる。
どんな武器か、そもそも武器なのかなどということには思考が回っていないらしい。
「さて、ではボクはこの辺で。
今度は一緒にアイスでも食べませんか、……なんてね」
女に対してきっちりと一礼。
その後コンビニへ入って行ったのは多分、落としてしまったアイスを買い直すためなんだろうきっと。
//時間が時間なのでこの辺でー
//絡み有難うございましたっ
- 267 :白い女:2010/08/21(土) 01:27:04 ID:hGStfPTM0
- >>266
「う、うん……」
視線の効果でだんだんと納得しかけてきていた。
が。
「角―――ッ!?
つまりやっぱりその手のレイヤー――!」
こうなる訳である。
「彼女も安心そう……なのはいいんだが」
見送って小さく溜め息。
「僕もコンビニとやらに用事があるんだがかといって入っていくと間違いなく気まずい……帰ろう」
そういうと180度、クルリと回転し帰って行った。
- 268 :伊江 琉沙:2010/08/21(土) 14:37:17 ID:wMyJxSMQ0
- 駅前の大通りから外れた路地を真っ直ぐ進み、三つ目の角を曲がって左側。
そこに麺類専門店『麺帝』は堂々と鎮座している。
「……」
店の中に客の姿は無い。
ただ一人、店長と思しき男性だけがつまらなそうに漫画を読んでいた
「……ふああ……」
男の口から欠伸が漏れる。
壁にはメニューが掛かっているが……
『ラーメン』
『うどん』
『そば』
『その他』
……余りにもアバウトだ。
…………こんな店に、客が来る訳が無い。
- 269 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/21(土) 14:59:20 ID:WVrfsEdY0
- >>268
「うー…おなかすいたなの」
【そのお店の近くをうろついている少女がいる】
「ん?ここもおみせなのかなの……」
【ふと麺帝の看板を見上げているのが見える…全身に包帯を巻いた少女】
【もしかしたら入るかもしれない】
- 270 :伊江 琉沙:2010/08/21(土) 15:03:52 ID:wMyJxSMQ0
- >>269
「……」
男は何時の間にか眠りに落ちていたようだ。
/大変申し訳ないのですが、私用で席を外します……
- 271 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/21(土) 15:05:24 ID:WVrfsEdY0
- >>270
【少女はしばらくそこをうろついていた…】
//あうあう、お気になさらず。
//またどうぞー
- 272 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/21(土) 21:57:24 ID:.6prKP66O
- 【白い服、ミントグリーンの髪、普通の人としては少し目立つ姿の男が歩いている】
「目が痛い……シバシバするな」
【テクテク歩きながら呟く、男は今から材料採集の為にどこかに行くようです】
- 273 :白い女:2010/08/21(土) 22:04:03 ID:hGStfPTM0
- >>272
目の前から白い女が歩いてくる。
髪も、肌も白い。
唯一紅い瞳の動きからしてまだこの都市に来たてな事が解るだろう。
- 274 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/21(土) 22:10:10 ID:.6prKP66O
- >>273
「ん?ん〜?」
【前方に白い少女……上弦はその姿を見るやいなや】
「いぇーい!お揃い〜!」
【ハイタッチを促します】
- 275 :白い女:2010/08/21(土) 22:14:09 ID:hGStfPTM0
- >>274
「え? あっ」
見た事もない男が寄ってくる。
左右を見渡し対象が自分であることと助けを求める者が居ない事を知る。
「い、いぇーい」
とりあえずハイタッチ。
- 276 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/21(土) 22:21:39 ID:.6prKP66O
- >>275
「いぇーい!」
【ベチッ……いきなりの事なので、ハイタッチは失敗、鈍い音を立てる】
「なん……だと……?」
【凄いショックを受けた顔で後ずさる】
- 277 :白い女:2010/08/21(土) 22:22:38 ID:hGStfPTM0
- >>276
「……ごめん」
何となく謝った。
- 278 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/21(土) 22:26:17 ID:.6prKP66O
- >>277
「いや、いいんだ……それよりお嬢さん……
君は見たところ……この街に来て日が浅いようだね?」
【すぐに元気になる】
- 279 :白い女:2010/08/21(土) 22:32:25 ID:hGStfPTM0
- >>278
「え、うん」
何だこの人。
そんな事を思い、少し距離をとりつつ会話に応じる。
「どうやら飛ばされちゃったみたいでさ……」
今までの経験から解った事を言いつつ、笑う。
- 280 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/21(土) 22:36:22 ID:.6prKP66O
- >>279
「ほう……つまり……迷子って奴か……」
【うんうん頷いて】
「何か困ったことはないかな?手伝うよ?」
- 281 :白い女:2010/08/21(土) 22:42:17 ID:hGStfPTM0
- >>280
「まあ、平たく言えばそう」
何度か頷いて。
「いや、いいよ」
なんか怖いし。
手と首を振って否定する。
- 282 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/21(土) 22:50:28 ID:.6prKP66O
- >>281
「うむ……そうか……それなら仕方がないね……」
【腕を組み何度も頷く】
【自分がどう思われているか上弦は知らない】
- 283 :白い女:2010/08/21(土) 22:52:24 ID:hGStfPTM0
- >>282
「あ、そうだ。キミはなにしてたんだい?」
不意に思い出した様に。
まあ、頼るにしてももう少しあとかな。とか思いながら。
- 284 :伊江 琉沙:2010/08/21(土) 22:54:31 ID:wMyJxSMQ0
- 大通りから支流のように分かれている小さな路地。
まっすぐ進んで8つ目の角を曲がった正面。
そこに麺類専門店『麺帝』は存在した。
場所が変わったのはご愛敬である。
「……」
店主の男は店の中でただ一人ボーっとしていた。
壁に掛けられているメニューは……
『麺』
……更に漠然としたものになったようだ。
…………こんな店に、客が来る訳がない。
- 285 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/21(土) 23:01:53 ID:.6prKP66O
- >>283
「私かい?私は今から材料採集の為にどこか適当に行こうかとね?」
【ニヤリと笑い、歯をキランッ】
- 286 :白い女:2010/08/21(土) 23:05:33 ID:hGStfPTM0
- >>285
「そうかいそうかい。それも良いけどさ……お腹すいた」
思い返せば此処一日何も食べてなかった。
ふと辺りを見渡す。
小物でもいいので何か食べたい。
何か在ればいいのだが……。
>>284
「こいつは重畳」
ラーメン屋があった。
「お腹すいたからラーメンでも食べない?」
と、目の前の白い男に問いかける。
- 287 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/21(土) 23:11:56 ID:.6prKP66O
- >>285>>286
「ん?いや、しかし私は材料採集にだね?」
【困ったようにそう答える】
- 288 :伊江 琉沙:2010/08/21(土) 23:12:31 ID:wMyJxSMQ0
- >>286
「……ふああ……」
欠伸が漏れる。
仮にも客商売なのだから、もっと気合いを入れるべきだろうに。
睡魔に襲われかけている男は、何も気付いては居ない。
- 289 :白い女:2010/08/21(土) 23:17:05 ID:hGStfPTM0
- >>287
「うーん……」
腕を組んで暫く考える。
「キミが材料を取りたいのは解った。それよりも早く僕はご飯が食べたいんだ。
思い返せば此処一日、何も食べて無かった気がする。
そしてもう宇宙船に食糧が無い以上、僕は明日も食べない事に成るかもしれない。
だから今のうちに出来るだけ、どうしても食べておきたいんだ。解るかい?
キミの邪魔になるのも解ってる。でもどうしても、食べたいんだ」
そいうと上弦の腕を掴み。
「さ、行こうか」
>>288
「こんにちはー」
……こんばんはなのだろうか。
そんな事を思いつつ入っていく。
- 290 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/21(土) 23:19:27 ID:.6prKP66O
- >>288>>289
「じゃあ君一人で……あぁ……これって……」
【上弦は感付く……奢らされると……】
【ひっぱられた上弦は店内へ】
- 291 :伊江 琉沙:2010/08/21(土) 23:23:27 ID:wMyJxSMQ0
- >>289-290
「……イラッシャイマセー」
やる気の欠片も無い声で応対をする。
鋭い目付きの男は、少なくとも善人には見えない。
「チッ……カップルかよ……」
誰にも聞こえないよう、そう呟く。
- 292 :白い女:2010/08/21(土) 23:29:37 ID:hGStfPTM0
- >>290
因みに女にその気は一切なかったりする。
ただ単純にラーメンが食べたかっただけである。
「そういえば、聞きたい事もあるしさ」
>>291
「ん、どうも」
その目付きに物怖じすることなく、笑顔で返す。
「じゃあ、ラーメンを」
うどん、そば……ここラーメンやだよね?
メニューを見つつ、そう呟くように。
- 293 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/21(土) 23:33:53 ID:.6prKP66O
- >>291
「はっはっは!カップルじゃないよ!」
【上弦は笑いながら手を振る、聞こえていたらしい
男には一切その気が無い】
「それに私にはもう相手がだね?
あ、味噌チャーシュー麺コッテリ麺固めでね?
後餃子!」
>>292
「まぁまぁ、好きなのを頼んで頼んで!」
【一方、奢らされる気がある上弦は諦めていました】
「何かね?聞きたい事とは?」
- 294 :伊江 琉沙:2010/08/21(土) 23:36:21 ID:wMyJxSMQ0
- >>292-293
「……ご注文アリガトウゴザイマスー」
「そして残念なことに餃子は無えんだわ」
注文のみ聞き、それ以外は無視。
接客態度としては最悪だ。
男は厨房へと入って行った。
- 295 :白い女:2010/08/21(土) 23:38:07 ID:hGStfPTM0
- >>293
「そうさせて貰うさ」
自分で払うんだから好きな物を食べるに決まってるでしょ。
上弦を訝しげな眼で見ながら返す。
「そうだね……ここ何処?」
>>294
「……麺類しかないんだ」
ぼそっと。
懐かしいな。と思いつつ、待つ。
- 296 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/21(土) 23:41:11 ID:.6prKP66O
- >>294
「無いのか、残念だな〜」
【物凄い笑顔、超笑顔】
>>295
「おぉ……なんという……」
【お互い勘違いのオンパレードである】
「え?ここはラーメン屋……違うの!?」
【明らかに間違った答え、相手は多分都市の事を聞いているのだろう】
- 297 :伊江 琉沙:2010/08/21(土) 23:45:36 ID:wMyJxSMQ0
- >>295-296
「……お待たせ致しました」
男が両手に皿を抱えて戻ってくる。
当たり前だが、食器は清潔だ。
>>295
「……ラーメン」
無愛想にそう言い、右手の皿をテーブルに置く。
中身は塩ラーメン。味は確かだ。
>>296
「んでこちらさんが……」
左手の皿は味噌チャーシュー麺麺固め。但し何故か餃子イン。
しかし、味は絶品だ。
- 298 :白い女:2010/08/21(土) 23:47:56 ID:hGStfPTM0
- >>296
「……何か悪い?」
笑顔で返す。素晴らしいすれ違い。
ラーメン屋。と言うよりは麺屋に近い様な……。
いや、言わないでおこう。店主が怖い。
「そういう事じゃなくて……この都市全体が、だよ」
……あ、餃子入ってる。
>>297
「ん、どうもー」
笑顔のままラーメンを受け取ると箸を割る。
土星の第四惑星カリスト出身でも人並みに箸は使えるらしい。
「うん、美味しい」
- 299 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/21(土) 23:53:46 ID:.6prKP66O
- >>297
(……なんていい子!)
【心の中で泣く、餃子が入っているなんて素晴らしき?心遣い】
「ありがとう!よし、いただきま〜す!」
【箸を割り、食べる】
>>298
「い、いや……なんでもないよ?」
【この勘違いは会計まで解けないのだろう】
「……やらんぞ?」
【餃子を隠しながら、質問に答える】
「ここは世界から様々な人が集まる異能者の街だよ
だから君も迷い込んだんじゃないの?」
【ラーメンズルズル】
- 300 :伊江 琉沙:2010/08/21(土) 23:55:38 ID:wMyJxSMQ0
- >>298-299
「んじゃ、後はごゆっくり」
用事を済ますとカウンターのイスに腰掛け、漫画を読み始める。
実に素晴らしき勤務態度だ。
……男の顔には誰かの面影が見られる。
麺類狂の誰かを、そのまま成長させたような。
- 301 :白い女:2010/08/22(日) 00:02:25 ID:hGStfPTM0
- >>299
「そう?」
適当な返事を返す。
「要らないよ、そんな」
「随分と曖昧で適当な返事だね……」
困り果てた表情をする、が、直ぐに首を戻し。
「じゃあ他にも迷い込んだ人立ちが居るの?」
と、聞く。
>>300
一瞬目を向けると直ぐに戻す。
こういう場所に入るのが始めてな彼女にはそれが普通に見えているのだとか。
「……」
が、やはりその人物が気に成って何度か視線を向ける。
- 302 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/22(日) 00:10:01 ID:.6prKP66O
- >>300
「ズルズルズル……美味いね」
【ラーメンに舌鼓を打ちながら、男はマイペース】
>>301
「餃子は美味しんだぞ!
全く!」
【餃子をモグモグしながら上弦は言うが】
「いると思うよ?出会えるかはわからないけど……
知り合った人たちに聞けばすぐにわかるかもね?」
- 303 :伊江 琉沙:2010/08/22(日) 00:11:33 ID:wMyJxSMQ0
- >>301
「……ンだよ」
女の視線に気付き、面倒臭そうに目を向ける。
やはり似ている。
雰囲気、癖、容姿。何もかもが。
……しかし、何かが違う。
>>302
「……」
少し頬が緩んだ……ように見えなくもない。
- 304 :白い女:2010/08/22(日) 00:14:41 ID:hGStfPTM0
- >>302
「へぇ、そう」
それくらいは解る。
乾いた返事が向けられる。
「そう何人に聞くのもね……まあいいや、次」
そう言って女が取り出したのは紙幣。
「何これ?」
お金である。
>>303
「いや、なんでも」
男と目を合わせ、2、3度瞬きをする。
「……違う、何かが」
そう呟くとまたラーメンを口に運ぶ。
- 305 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/22(日) 00:19:55 ID:.6prKP66O
- >>303
「……でも、餃子ないんじゃ無かったの?」
【グリンッと首を回し、そちらを見る】
>>303
「……え?」
【紙幣を見せられ上弦は悩む……】
「それはお金だよ?
ほら、物買う時に使うでしょ?」
- 306 :伊江 琉沙:2010/08/22(日) 00:23:00 ID:wMyJxSMQ0
- >>304
「……そうかよ」
不可解な目を向けながらも、また視線を漫画に戻す。
既に頭を切り替えたようだ。
>>305
「……」
無視。
不意にポケットからレシートが落ちた。
本人は漫画に集中しているために気付いては居ないが、それには【餃子の皮 一パック】と記されている。
- 307 :白い女:2010/08/22(日) 00:26:17 ID:hGStfPTM0
- >>305
「あ、やっぱり……嫌な予感はしたんだよねー」
そういうと苦そうな顔をして紙幣をポケットへ。
「こんなのは僕の時代じゃ教科書で見る程度だったよ」
……ってことは、僕の手持ちはこれだけか。
今日渡されたばかりの紙幣を見る。
>>306
「フフッ、そうだよ」
笑みを投げかける。
なんとなく別の世界に来た事を感じた。
- 308 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/22(日) 00:30:04 ID:.6prKP66O
- >>306
「……」
【それを読む……そして】
(イイコダナー)
【心の中で叫んだ】
>>307
「そうか……未来から来たのか……この街にも未来から来た娘がいたよ」
【もう既に未来の子は見たことあるので、あまり驚かない】
- 309 :伊江 琉沙:2010/08/22(日) 00:32:33 ID:wMyJxSMQ0
- >>307
「……」
応答はしない。
ただ何処か困ったように髪を撫でつける。
>>308
「……」
何故か少し苛ついた表情を見せる。
別に読心術が出来るという訳ではない。
- 310 :白い女:2010/08/22(日) 00:34:20 ID:hGStfPTM0
- >>308
「ふーん、それってどんな子?」
聞いておいたら役に立つかもしれない。そう思って。
>>309
「……」
やっぱり似てる。
……っていうか本人は何処言ったんだろ。
仲間全員消失。
残ったのは個人用の戦闘機一機である。
独りでに思い出し、溜め息を吐いた。
- 311 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/22(日) 00:41:02 ID:HnkBBDEo0
- 「ねぇ、まだやってる? やってるココ?」
店内に入ってくるのは、夏なのに紅いコートを着た男
半袖とはいえ暑苦しいだろう、長い裾を靡かせて勝手にテーブルに座った。
右目には眼帯がかかり、黒い髪の毛には紅いメッシュが混ざっている。
「やってるんだったら、注文いいかな」
- 312 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/22(日) 00:41:35 ID:.6prKP66O
- >>309
「ふふふん……」
【一方こちらはラーメンを食べながら笑顔なのでした】
「ズルズルズル」
【実によく食う】
>>310
「ん?黒いワイシャツにホットパンツのけしからん服装の女の子だね……
猫を探せば見つかるんじゃないかな?
後、ドレスが素敵な目隠しの子……とても美しくなったよ……あの娘は……」
【なんだかしんみりとしていた】
「でね、その子達の過去の女の子もだね?
現代のあの娘も可愛い!」
【どうやらこの男、その少女達に骨抜きにされているらしい……
よく言えば大切にしているのである】
- 313 :伊江 琉沙:2010/08/22(日) 00:45:22 ID:wMyJxSMQ0
- >>310
「……」
もはや視線は気にしないことにしたようだ。
じっと見ていると、ときたまに違和感が消える一瞬があるだろう。
あくまで一瞬だけであるが。
>>311
「……増えた」
面倒臭そうに言う。喜ばしいことだろうに。
「……注文は?」
>>312
「……」
ちょっと睨みつける。
しかし相手が旨そうにラーメンを食っているのを見、ため息を吐きつつも漫画を読むのを再開する。
- 314 :白い女:2010/08/22(日) 00:46:57 ID:hGStfPTM0
- >>311
「……あ」
この前の。
一度目に会った時は幼女のパンツタッパーにつめてた奴。
二度目に会った時は割と真面目だった奴。
顔を見ながらとか思ってた。
>>312
「……何となく解った」
少なくとも、僕は二人を知らない……と。
「はは、それは良かった」
微笑みを向けながらそう答えた。
>>313
「……」
首を二度振って。
もう考えるのは止めた様だ。
早くラーメン食べよう。
- 315 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/22(日) 00:49:33 ID:HnkBBDEo0
- >>313
「あー、あったら塩ラーメン。ねぎだくで」
相手の不快そうな顔は気にせずに注文。
コートを椅子にかけて立ち上がり、店内をウロつく。
「水飲みたいんだけど、ここはセルフ?」
>>314
「あ、シラウメだー。おっすー」
勝手に命名した名前で彼女を呼び、にぱーっと笑う。
この前の怒りに満ちた面影はどこにも無い。
「んなトコで会うなんてな。奇遇奇遇」
- 316 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/22(日) 00:54:56 ID:.6prKP66O
- >>311
「やぁ、クロスさん……」
【ラーメンを食いながら挨拶】
「ちょうどいい、この子にこの街の事を説明してあげてくれないか?」
【白い女を示す】
>>313
「ふぅ、ごちそうさま……美味しかったよ!」
【そう言って、箸を置く
スープも全部飲み干していた】
>>314
「うん、でも君の未来とは明らかに離れているようだね?」
【紙幣が教科書に載っていて、実物を見た事が無いくらい未来の人間であるのだから】
「ははははは、私はあの子の事が大好きでね?
ちょっと迷惑かけてるけど、あの子も私を好きでいてくれる………かもしれないから頑張らないとね!」
【笑いながら話す男の顔は素晴らしき優しさに包まれていた】
「おっと、こんな時間だ……私は行くよ、あとはそこのクロスさんに聞きなさい……
お金置いておくからね?」
【自分と白い女の分のお金を置いて、上弦はそこから去っていく】
- 317 :伊江 琉沙:2010/08/22(日) 00:57:29 ID:wMyJxSMQ0
- >>314
「……」
視線が消え、少しホッとした様子だ。
>>315
「塩ラーメン葱だく、な。待ってろ」
これは果たして接客業と言えるだろうか?
「水はそこから勝手に取れ」
指さした先には水道と、山積みにされたコップがあった。
男は厨房へと消えていく。
>>316
「……ん」
伝票を差し出す。
そこには殴り書きで『面倒だから全部100円な』と書かれていた。
- 318 :白い女:2010/08/22(日) 01:00:48 ID:hGStfPTM0
- >>315
「やあ、権兵衛じゃなくて銃寺森クロス……だったね」
箸を持ったまま左手を振って挨拶を。
「キミはなんでここに? キミの店があるんじゃなかった?」
首を傾げ。
>>316
「まあ、単純に未来ってわけじゃない可能性もあるけどね」
ここが地球であるならば。
そう付け足して。
「そう、それは幸せに」
微笑んだまま手を振って見送る。
支払いが二人分なのを見て首をかしげていた。が。
ちょっとは信用できる人か、な。とか。
>>317
麺が伸び切ったラーメンを食べるのにかなり苦労している様子。
食べる一口も少なく、遅い。恐らくこの女、猫舌なのであろう。
「……」
いやいや待て待て。絶対それじゃ経営無理だよ。
とはつっこまずに。
- 319 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/22(日) 01:02:39 ID:HnkBBDEo0
- >>316
「うん? ……ああ、うん」
ふむ、と曖昧に返事をこぼす。
>>317
「さんくーさんくー」
コップを取り、水道から水を入れる。
「おい、氷は……ち、行っちまったか」
しかし自分も営業とは言えるモノでは無いレベルの営業をしている為、文句は言えない。
自分の日ごろの行いを思い返しつつ、クロスは白い女の隣に座った。
>>318
「ん、抜け出してきた」
即答。
「で、何か教えて欲しいんだって?」
- 320 :伊江 琉沙:2010/08/22(日) 01:10:18 ID:wMyJxSMQ0
- >>318
「……」
逆にこちらがチラチラと見ている。
ほぼ無表情だが……ちょっとだけ心配そうだ。
>>319
男がラーメンの皿を片手で運んで来る。
「塩、葱だくだよな?」
嫌がらせのように大量の刻み葱が積まれた塩ラーメンを置く。
但し、旨い。
「そんじゃ、ごゆっくり」
もう片方の手に握っていた氷水のポットをその隣に置き、もう一度カウンターで漫画を読み始めた。
- 321 :白い女:2010/08/22(日) 01:12:09 ID:hGStfPTM0
- >>319
「それは何か違うんじゃない」
すかさずツッコミを。
「えっと……」
紙幣の事も聞いたし……あ。
「宇宙船の燃料補給所って無いの?」
>>320
「?」
視線に気づいて顔を上げる。
が、直ぐにラーメンの処理に取り掛かった。
- 322 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/22(日) 01:16:23 ID:HnkBBDEo0
- >>320
「おう、さんきゅー……おおう」
山盛りの葱を前に、少し躊躇。
しかし、もりもりと最初に葱から食べ始める。
「……くそ……モグモグ……不本意だが……モグモグ、うめぇな、くそー」
>>321
「ああ、そういうのはちょっと無いな。
知り合いの天才……ああ、アイツは天災か。
あるいは知り合いの宇宙人に聞けば、少しは分けてもらえるかもしれないけど」
ラーメン(大半が葱)を頬張りながら平然と話す。
「どうした、木星でも征服しに行くのか?」
- 323 :伊江 琉沙:2010/08/22(日) 01:17:46 ID:wMyJxSMQ0
- >>321
「……zzz......」
男はいつの間にか寝ていた。
因みに会計所の前には貼り紙があり、『食ったらさっさと帰れ』と書いてある。
//眠気が限界に達しました……ごめんなさい。寝ますノシ
- 324 :伊江 琉沙:2010/08/22(日) 01:18:58 ID:wMyJxSMQ0
- >>323
/安価抜け>>322
/今度こそおやすみっ!
- 325 :白い女:2010/08/22(日) 01:21:56 ID:hGStfPTM0
- >>322
「前に聞いたのよりかは幾らか点の上げられる回答だよ。
その人物の事まで教えてくれれば満点だけど」
ネギだけ食べておいしいんだろうか。とか思ってる。
「木星には里帰りだね。正確にはその衛星に。だけど」
差も平然と話すのはそれが彼女にとって普通であり、事実だからである。
>>323
「……了解」
目の端で捉えた張り紙を目にし、頷く。
いつになやら。
//お疲れ様でした。おやすみなさい!
- 326 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/22(日) 01:28:44 ID:HnkBBDEo0
- >>323
「……ち、寝やがった。なんだよ替え玉追加できねーじゃん」
グチグチ言いつつも麺をズルズルと啜る。
>>324
「点? なんでテメーは、勝手に他人の言動に点数つけんのか? 何様だっつーの」
そう言いつつスープを少し飲み、また口を開いて話を続ける。
「そいつらとのエンカウント確率はかなり低くてな。レアだぞレア。
天災と呼ばれた奴の名前は頼羽無為。こいつは宇宙なんたらっていうことは知らないかもしれんが、
おそらくテメーの使う宇宙船とやらのエンジンの設計図でも渡せば、それに合うエネルギー源を教えてくれるだろう」
ここで一旦水を飲み、
「で、もう一人がルナ・カグヤ・シルバームーン。……って、名前だった。確か。
そいつは自称宇宙人でな。宇宙船とやらには詳しかった筈だ」
でだ、と話のまとめに入る。
「俺は残念ながら、こいつら二人がどこに住んでいるのか、どこによく出没するのか分からん。
悪いが、俺が与えられる情報はここまでだ。すまんな。
テメーの里帰りは難航しそうだ」
- 327 :白い女:2010/08/22(日) 01:37:15 ID:hGStfPTM0
- >>326
「ちょっとした冗談だよ。悪気も無ければ意味もない」
小さく笑い。
「頼羽無為とルナ・カグヤ・シルバームーン……OK、解った。ありがとう」
絶対に忘れない様に。
と人差し指の先で米神辺りを二度叩く。
「思いのほか難航しそうだよ……先に元の世界に帰る必要があるかも知れないからね」
ここが地球なら。そう続けて。
- 328 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/22(日) 01:39:28 ID:HnkBBDEo0
- >>327
「……やっぱりお前、異世界人なんだな」
はぁー、とため息を吐く。
「ったく、面倒なことになったなオイ。
これも、この都市の持つ『歪み』のせい、ってヤツかねぇ」
葱の量がちょうどよくなってきたので、麺とからめてズルズルと食べ始めた。
- 329 :白い女:2010/08/22(日) 01:42:10 ID:hGStfPTM0
- >>328
「……うへぇ」
予想以上にめんどくさい事に成ってるみたいだ。
「その歪みってのが何か解んないけどさ、食糧が切れかけて買いに行ったところを狙わなくても……」
今度はこちらが溜め息を。
- 330 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/22(日) 01:49:36 ID:HnkBBDEo0
- >>329
「俺もよくわからん。どーしてこの都市は歪んでるのか……そもそもこの都市が地球上にあるのかどうかもわからん。
もしかしたら少しベクトルのズレた曖昧な空間に存在してるんじゃないかとさえ俺は思えてきた」
またズズズとスープを飲みながら。
「ま、よくわからないモノはよく分からないんだから仕方ない。
そういうモノと昔から付き合ってきたのが人間だ」
そう言いつつ「ごちそうさま」とどんぶりを机に置く。
そして代金をカウンターに置き、水を飲みつつ立ち上がった。
「ま、お前に有益そうな情報が来たら、なるべくそっちに流すようにしてやるよ。
人の事情に首を突っ込むのは大好きなモンでな。
さーて、俺も帰るか」
椅子を直し、コートを肩にかけて店の外へ。
「じゃーな、シラウメ」
そう言って、クロスもまた店を後にして帰っていった。
- 331 :白い女:2010/08/22(日) 01:55:08 ID:hGStfPTM0
- >>330
「ああ、それは随分と都合のいい解釈だ」
もしそうだと僕も幾分か楽だけどね。と言う。
「キミのその一見邪魔そうな好奇心に救われるよ。それじゃ」
手を振って見送る。
自身のラーメンは既に空になっていた。が。
「ここでいますぐ出ると間違い無く気まずい……」
昨日もこんな場面に会った様な気がした。
等と思いつつ少しだけここで暇をつぶすのであった。
- 332 :東西南北 良方:2010/08/22(日) 16:27:09 ID:7gFzKdaU0
- 金髪モヒカンにグラサンでアロハな青年がビル街のビルの屋上にいた。
「……さて、薬を取りに来ようとしたはいいが」
下を見下ろし。
「……何処だよアイツの研究室」
困っていた。
- 333 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/22(日) 16:34:31 ID:sn9myzSMO
- 「……あ。居た居た。本当に世紀末チックだねぇ」
そんな失礼な事を言いながら、小学生か中学生くらいの少年が駆けてくる。
「やー、どうもどうも。
君がとうざ……何て読むのこれ?」
片手に紙切れを持った少年。
銀色の短い髪が風に揺れ、蒼い両目が良方を見つめる。
- 334 :東西南北 良方:2010/08/22(日) 16:36:11 ID:7gFzKdaU0
- >>333
「……ん?」
声のする方に振り返る。
「よもひろだ、よもひろ りょうほう」
名前の読みを教える。
「で、お前は灰堂の関係者だったりするのか?」
なんとなくそんな気がして聞く。
- 335 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/22(日) 16:44:05 ID:sn9myzSMO
- >>334
「ほえー、珍しい名前だね。
……あ、僕は白銀帝っていうんだけど」
頷きながら感心して、自分も名を名乗る。
「そう。お察しの通り、僕は曇の――あれ。なんだろうね、よく解んない」
あっはは、と白銀は笑う。
「取り合えずは道案内が先で。
さ、ついてきて」
そう言った少年は、屋上に設置された非常階段を降り始めた。
- 336 :東西南北 良方:2010/08/22(日) 16:46:11 ID:7gFzKdaU0
- >>335
「よく言われる」
苦笑しながら答えた。
「白銀 帝か、なんつーか大層な名前だな」
呟く良方。
「ああ、わかった」
短く答えると、少年の後についていった
- 337 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/22(日) 16:51:10 ID:sn9myzSMO
- >>336
「だろうね」
と、こちらも笑う。
「そうそう。僕は嫌いじゃないんだけど、ちょっとあれなセンスだよね。
研究者ってのは、得てしてネジが数本吹っ飛んでるよ」
かん、かん、と鉄製の階段を踏み鳴らしながら言う。
「さ、こっちこっちー」
階段を跳ねるように飛び出して、大通りとは反対側に歩いていく。
- 338 :東西南北 良方:2010/08/22(日) 16:54:10 ID:7gFzKdaU0
- >>337
「センスがあれなのは大抵の研究者に言えることだろうよ」
少し嫌そうな顔をして。
「そっちな、分かった」
さり気無くシガリロを虚空から取り出し、火をつけると紫煙と共に付いていく。
- 339 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/22(日) 17:01:11 ID:sn9myzSMO
- >>338
「あはは、それもそうだね」
楽しそうに笑って、少年は立ち止まる。
「……ここだよ」
様々な建物がが立ち並ぶ中に、一つの空き地があった。
あまりに不自然なそこには、さらに不自然にもプレハブ小屋が一棟。
引き戸の隣には『8110号研究室楽園支部』と書かれた掛札。
「……って、あれ。曇居ない」
白銀が引き戸を開けて言う。
- 340 :東西南北 良方:2010/08/22(日) 17:04:35 ID:7gFzKdaU0
- >>339
たどり着いた空き地にポツリと建つプレハブ小屋を見る。
「不自然すぎるぐらいに不自然でむしろ自然だな」
などとつぶやいていた。
そして白銀の言葉を聞き。
「マジ、居ないのかよ」
- 341 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/22(日) 17:09:54 ID:sn9myzSMO
- >>340
「僕が見たところは、居ないように見えるね」
プレハブ小屋に足を踏み入れ、周囲を探索し始める。
部屋の状況は昨日と同じ。
マットレスがあり、本棚があり、椅子があり、机がある。
見れば机の上には試験管立てがあり、薄青い液体の詰められた試験管が数本。
――どうやら昨日良方が依頼したもののようだ。
- 342 :東西南北 良方:2010/08/22(日) 17:11:30 ID:7gFzKdaU0
- >>341
部屋の中に入り中を見回す良方。
「……アレはどこだ……?」
部屋の中を見回し、机の上の試験管を見つけると机に近づいていく。
「これか……。コレで……」
試験管を手に取り、眺めている。
- 343 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/22(日) 17:18:18 ID:sn9myzSMO
- >>342
「あ、在った? 良かったねー」
見つけた様子を見ても、探索を止める様子はない。
(んふふ、何か面白そうなもの無いかなー♪)
発想が普通の子供だった。
「あ、所で良方ー。それって何の薬?
曇が作った、って事はまたロクでもないシロモノだと思うけど」
本棚から資料を引き出したりしながら、白銀は尋ねた。
- 344 :東西南北 良方:2010/08/22(日) 17:21:04 ID:7gFzKdaU0
- >>343
「ああ、良かった」
そう言うと机の上の試験管を全て無限倉庫に転移させた。
「ん、とだな。俺が依頼して作ってもらったんだが、ちょいと仲間助けるのに必要な薬なんだよ」
簡単に説明する両方。
「……つか灰皿ないのか」
そうつぶやくと虚空から灰皿を出し、灰皿に灰を落とす。
- 345 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/22(日) 17:27:10 ID:sn9myzSMO
- >>344
「へぇ……良方は友達思いだねぇ」
うふうふふー、と茶化すように笑う。
「あー、曇は煙草吸わないかr――」
と言いながら、白銀が仕切りの向こうを覗き
「――ぶっ」
何処からか現れた《手》に叩かれ、白銀がその場に倒れた。
目が渦を巻き、頭の周りを星が飛ぶ。
- 346 :東西南北 良方:2010/08/22(日) 17:29:27 ID:7gFzKdaU0
- >>345
「そんなんじゃねぇさ」
気まずそうに苦笑し。
次の瞬間手に叩かれた白銀を見て仕切りと距離を取る。
「ッ!?なんだ!?」
- 347 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/22(日) 17:36:36 ID:sn9myzSMO
- >>346
また幾つか《手》が現れ、周囲を探るように飛び回る。
それは良方の元までは及ばないが、白銀を察知するとぺしぺしとはたいた。
『……かど兄さ……ばか』
よーく聞くと、仕切りの向こうからくぐもった声が聞こえてくる。
- 348 :東西南北 良方:2010/08/22(日) 17:38:19 ID:7gFzKdaU0
- >>347
そろり、そろりと仕切りに近づき覗き込もうとする。
(何かあんだろうなぁ……)
白銀も助けるつもりだがそれよりも仕切りの向こうへの興味が勝ったようだ。
- 349 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/22(日) 17:45:48 ID:sn9myzSMO
- >>348
『……しかし帝兄さんが何故ここに……?』
それは女性の声だった。
何か考え事をしているようで、うーん、と唸るような声がしている。
カーテンのような適当な仕切りの向こうからは、ごうん、ごうん、という音が聞こえる。
もしかすると良方は聞いたことがあるかもしれない――或いは聞き続けてきた、培養機の駆動音だ。
- 350 :東西南北 良方:2010/08/22(日) 17:50:00 ID:7gFzKdaU0
- >>349
(人の声……、そして、この音は……!?)
(人工生命の類か……)
聞き覚えのある音、そして奥から聞こえる声。
その声を聞き良法は動く。
仕切りの前に立ち、おもむろに仕切りをばっ、と開く。
- 351 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/22(日) 17:58:02 ID:sn9myzSMO
- >>350
良方が仕切りを開く。
そこには良方の予想通り、培養機があり――
『…………』
――黒髪の女性が浮かんでいた。それも、一糸纏わぬ姿で。
『……――っ!』
何が起きたのか解らない、というような表情で硬直していた女性は、少しして右手を前に突き出す。
無数の《手》が現れ、一つはカーテンを閉める。
それ以外の数多の《手》が拳を形取り、良方に飛び掛かる。
- 352 :東西南北 良方:2010/08/22(日) 18:00:02 ID:7gFzKdaU0
- >>351
「ッ!!」
予想はしていたが、やはり驚く。
「やっぱり人工せいめ――ウワラバッ!」
奇妙な声を上げて倒れる良方。
- 353 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/22(日) 18:04:21 ID:sn9myzSMO
- >>352
『あなたの敗因はたったひとつ……。
“あなたは私を怒らせた”』
どうみても不意打ちです。本当に以下略。
そんな声が仕切りの向こうから聞こえてくる。
『……はぁ。何だと言うんですか……』
宙に浮かんでいた《手》は消え、仕切りの向こうの女性は呟く。
- 354 :東西南北 良方:2010/08/22(日) 18:06:00 ID:7gFzKdaU0
- >>353
「ぬぉっ!」
手が消え、起き上がる。
そして仕切りに向かって話しかける。
「何つーか、悪かった」
見えないだろうが仕切りにむけて頭を下げている。
- 355 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/22(日) 18:12:37 ID:sn9myzSMO
- >>354
『……いえ、元はと言えば注意書きひとつ書かないあの人が悪いんです。
こちらこそ済まない事をしました』
と言い、こちらも謝罪する。
『ところで、あなたは……?』
疑問に思ったのか、仕切りの向こうの声が訊く。
- 356 :東西南北 良方:2010/08/22(日) 18:14:39 ID:7gFzKdaU0
- >>355
「いい、気にすんな。丈夫だし」
シガリロはどっかに飛んでいったようだ。
2本目を取り出し、口に加える。
「ん?灰堂の知り合いって所だ。ちょいと物作ってもらっててな」
重要なことはぼかしている。
- 357 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/22(日) 18:18:37 ID:sn9myzSMO
- >>356
『物を――あぁ、そういうことでしたか』
なるほど、と納得したように。
言い触らしていたらしい。
『と、いうことはあなたが灰堂さんのお友達ですか』
余計なことまででっち上げていた。
- 358 :東西南北 良方:2010/08/22(日) 18:20:43 ID:7gFzKdaU0
- >>357
「……、アイツ言ってたのか?」
眉をぴくっと動かし聞く。
「友達じゃねぇ、友達じゃねぇぞやめてくれ頼むから」
割と真剣に言う。
- 359 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/22(日) 18:26:14 ID:sn9myzSMO
- >>358
『ええ、曰く「私の口は雲よりも軽い」だそうで』
くすくすと可笑しそうに笑う。
『あら、そうなんですか?
それは失礼しました』
それを失礼と評されている辺り灰堂の立ち位置がよくわかる。
- 360 :東西南北 良方:2010/08/22(日) 18:32:30 ID:7gFzKdaU0
- >>359
「あの野郎……」
ぴくぴくと眉が動いている。
仕切りに阻まれ、わからないが今にも大きなバイクに乗って火炎放射器で汚物は消毒だー!とかやりそうなレベルであった。
「いや、いいよ。失礼なのはアイツだ」
と言い、しばらくして聞く。
「んで、人工生命だったり?」
- 361 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/22(日) 18:37:55 ID:sn9myzSMO
- >>360
『消毒してくださっても構いませんよ?
むしろ大歓迎ですが』
『ええ、全くその通りで』
くすくすとまた笑う。
『あら、よくお分かりで』
流石に見たらわかるだろう。
『私を――私達を作ったのはあの人ではないのですが、
その元になる計画を“動かしていた”のはあの人です』
- 362 :東西南北 良方:2010/08/22(日) 18:40:46 ID:7gFzKdaU0
- >>361
「ちょっとアイツにやってくるわ」
ニヤリと笑う。
「……、たく。これだから研究者は」
吐き捨てるように呟く。
「勝手に人間作ったり弄りまわして何が楽しいんだっつの」
その言葉には色々な複雑な感情が込められていた。
- 363 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/22(日) 18:50:37 ID:sn9myzSMO
- >>362
『…………』
様々な感情の入り交じった一言を聞き、彼女は口を開く。
『第三研究科というのが出来た当初は、それぞれがまともな実験をしていました。
ですがある時。科長よりさらに上層部の人間が、彼らにノルマを課したのです』
――ある者は兵器を。
――ある者は能力を。
『そしてあの人には――生命を』
そう言って、彼女は口をつぐんだ。
- 364 :東西南北 良方:2010/08/22(日) 18:53:04 ID:7gFzKdaU0
- >>363
「ノルマ、か」
かつて機関に所属していた良方はノルマを守らねばどうなるかはよく知っていた。
「……アイツもなんだかんだで苦労してんだな」
そう呟く。
「機関ブッ潰してえ所だが……」
無理だよなぁ、と続けた。
- 365 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/22(日) 18:58:55 ID:sn9myzSMO
- >>364
『しかし皮肉にも、そのお陰で今のあの人がある訳です』
――今はノルマは取り払われているようですが。
そう彼女は続けた。
『無理ですね』
一瞬の間もなく切り捨てる。
『あの人も似たようなことを言っていましたが……まあ、考えるまでもないでしょう』
- 366 :東西南北 良方:2010/08/22(日) 19:00:47 ID:7gFzKdaU0
- >>365
「そうか……」
言葉は少ない。
「……だよなぁ……実際上のヤツら倒すのなんざ実力的に無理あるし」
部隊の上層を思い出し、ため息を吐く。
- 367 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/22(日) 19:08:55 ID:sn9myzSMO
- >>366
『ええ、何せ科長程度では、機関の規模さえも把握できません』
非情なまでの現実を、良方に叩きつける。
『私としては、そんな事は考えない方が良いと思いますが』
やや嘆息気味に言う。
- 368 :東西南北 良方:2010/08/22(日) 19:12:21 ID:7gFzKdaU0
- >>367
「俺もよく知らねぇよ、下っ端の上ぐらいだったしな」
思い出すが、ひとつ上の上司ぐらいしか直接的には知らなかった。
「まぁ、な。でも潰せるもんなら潰してえ、今はそんな場合じゃないけど」
//ちょっと飯食ってくるおー
- 369 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/22(日) 19:23:33 ID:sn9myzSMO
- >>368
『先ずは“彼ら”の事、ですね』
ふむ、という声が聞こえた。
『“彼ら”の事だけであれば、不可能ではない――あの人はそう考えています。無論、私も』
仕切りでよく見えないが、多分彼女は笑った。
- 370 :東西南北 良方:2010/08/22(日) 19:27:33 ID:7gFzKdaU0
- >>369
「――、なんつか。イイヤツだな、お前は」
仕切りを挟んで良方も笑っていた。
「……ありがとよ、なんか、なんとかなる気がしてきた」
立ち上がり言う。
「ッ、来たか。最近よくバレるんだよ居場所」
頬の絆創膏に血が滲み。
「ここに居ると色々迷惑かけるから、行くわ。灰堂になんか言っといてくれ」
そういうと、プレハブの外に飛び出していった。
外には2人の能力者の気配が有るようだ。
- 371 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/22(日) 19:32:52 ID:sn9myzSMO
- >>370
『ええ、灰堂氏程度には』
くすくすと笑う。
『……私はここから出られませんし、帝兄さんは――自業自得です』
自分の罪は見なかったことにして、
『ですが、どうかお気をつけて』
- 372 :東西南北 良方:2010/08/22(日) 19:37:47 ID:7gFzKdaU0
- >>371
戦闘の音はしばらくすると消え、外の気配も消えていった。
//乙ー、今度こそ飯食ってくる
- 373 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/22(日) 19:41:38 ID:sn9myzSMO
- >>372
『…………』
黙ってそのまま瞳を閉じ、彼女は眠りの世界へと身を投じた。
//おっつー
- 374 :白い女:2010/08/22(日) 22:30:57 ID:hGStfPTM0
- 「ー♪」
白い女がビニール袋片手に町を歩いている。
どうやら買い出しの帰りらしい。
- 375 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/23(月) 19:34:28 ID:9qS3TsAM0
- イデアの箱庭――草原フィールド。
何も無い平原のど真ん中に、その男はいた。
「…………」
片腕の無い大男が胡坐をかいて座っている。
自分の右手を穴が空くほど凝視して――
「……っだー、畜生。無理だ」
――草原に寝転がる。
「……あーあ。何にも変われてねぇじゃねーか」
嘆息気味に呟くと、男は右手を仮想の空へと伸ばした。
- 376 :萌葱 アテナ:2010/08/23(月) 20:12:40 ID:7gFzKdaU0
- >>375
草原フィールドに赤毛の少女が転送される。
格好は簡素なトレーニングウェアで、修行か何かをしに来たのだろう。
「さってとー、ウォーミングアップかな」
と呟き走りだそうとしたら見覚えのある顔を見かけた。
「あれ?黒金さん?」
- 377 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/23(月) 20:15:17 ID:9qS3TsAM0
- >>376
「……あー? おぉ、アテナか」
上体だけをゆっくりと起こして、右手を上げて挨拶。
「よっすよっす、修行的なあれか?」
感心だねえ、なんて笑う。
- 378 :萌葱 アテナ:2010/08/23(月) 20:16:42 ID:7gFzKdaU0
- >>377
「はい、修行ですよー!」
拳をしゅしゅっと動かしシャドウをしている。
「最近あんまり動いてなかったからね。いつ統一国軍が来るかも分からないし」
真剣な表情で言う。
- 379 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/23(月) 20:20:03 ID:9qS3TsAM0
- >>378
「かー……あのおっさん達まだ諦めてねーのか。
むしろ尊敬すんな。しねーけど」
掌を上に向け、やれやれと首を振る。
「まぁ確かに。長い間動かない歯車は錆びちまうしなあ」
自分の右手に眼をやり、手を開いたり閉じたり。
- 380 :萌葱 アテナ:2010/08/23(月) 20:22:40 ID:7gFzKdaU0
- >>379
「しつこいですから……」
苦笑して。
「愛香が元の世界と連絡取れるようにしたんですけど、大きな動きがあるみたいでちょっと心配なんです」
グッ、グッと柔軟を初め。
「そうなんだよね、動かないと体は動かなくなっちゃうから……っ!」
ヒュッと蹴りを虚空に放つ。
- 381 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/23(月) 20:25:58 ID:9qS3TsAM0
- >>380
「白衣幼女ハイテクすぎるだろ……
世界間通信とか灰堂もびっくりだろーな、マジで」
「……あー」
そんなアテナの様子を見て、模擬戦でも持ちかけようかと思ったところで
(この間吹っ飛ばされたしなあ)
喉まで出掛かった言葉を押し戻す。
図体に似合わず、相当なヘタレだった。
- 382 :萌葱 アテナ:2010/08/23(月) 20:28:53 ID:7gFzKdaU0
- >>381
「愛香は天才ですから!……たまにおかしいけど」
うれしそうに言うが後ろの言葉は小さく消えていく。
「……?どしたんですか?」
軽くシャドウをして体を温めながら聞く。
- 383 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/23(月) 20:31:43 ID:9qS3TsAM0
- >>382
「気にすんな、灰堂も九割九分基地外だから」
いやいや。
いやいやいやいや。
「……いや、何なら模擬戦でもしようかと思ったんだがコレじゃあな」
と、左腕(の有った所)を一瞥。
遂には別の言い訳を引っ張り出してきやがった。
- 384 :萌葱 アテナ:2010/08/23(月) 20:34:12 ID:7gFzKdaU0
- >>383
「まあ、研究者って大分アレだし……」
しみじみと。
「あー、腕、ですか。」
うんうん頷き。
「そういえばあたしの隊には隻腕で格闘やってる人いました」
思い出し笑いをしている。
「本人曰く隻腕はハンデじゃないそうです」
- 385 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/23(月) 20:37:39 ID:9qS3TsAM0
- >>384
「だよなー……」
同意するように何度か頷く。
「そ、そうか……」
むしろ墓穴を掘る感じになってしまった。
「……よし。まあアレだな。
腕が無ければ足を使えば良いじゃないっつー奴だな」
昔の人はそんな事言っていないが。
「んじゃ、やりますかね。模擬戦」
ゆっくりと立ち上がると、アテナの方を見据える。
//途中で携帯移行すると思いますがががっがg('A'A`)
- 386 :萌葱 アテナ:2010/08/23(月) 20:39:31 ID:7gFzKdaU0
- >>385
「あ、やる気になりました?」
個人的に開いたが欲しかったのも有っての発現だったりしたようだ。
くすりと笑い。
「はい、では尋常に勝負」
両拳に金属で装甲されたグローブ、F・Fを嵌める。
- 387 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/23(月) 20:44:43 ID:9qS3TsAM0
- >>386
「まあ、当分はこのまんまだろうしな」
はっは、と笑って。
「ん……あぁ、そういや先手を譲るのは地味だ、っつー話なんだけど」
だんと地面を蹴り、距離をつめる。
そしてその勢いを右足に乗せ――
「とりあえず、先ずはそれを払拭しようと思う」
――蹴撃を放つ。
右足は灰色の炎のような何か――“邪気”が纏わり付いていた。
- 388 :萌葱 アテナ:2010/08/23(月) 20:47:44 ID:7gFzKdaU0
- >>387
「はっ――」
動こうとした矢先。
「がぁっ!」
蹴りを喰らい、吹き飛んだ。
「てててててー!」
がばっ、と起き上がり、両拳を打ち合わせる。
「行くよっ、F・F!」
全身を魔力の渦が包みこみ、次の瞬間には変身が終わっている。
タンクトップにホットパンツ、ニーソックスで全て紅を基調とした衣装。
その格好は魔法少女と言った印象を与えるであろう。
- 389 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/23(月) 20:54:58 ID:9qS3TsAM0
- >>388
「っはははー!!」
と大きく口を開けて笑う。大人げ無い二十歳がそこにいた。
「変身は憧れるな……いや、ほんとガキの頃見たヒーローモノとか好きなんだぜ?」
なんて軽口を叩きながら、姿勢を低くする。
(相手の攻撃への対応は、俺の中に三つ存在する)
(一つ、それを上回る火力で相殺する――のは、左腕が無い今は不可能だろうな)
(二つ、上回るとは行かずとも、少しでも攻撃して威力を減らす――これは半端にやるとただの自殺行為だ)
決して慌てる訳でもなく、冷静に思考をめぐらせる。
(……という事で三つ、とことん守りを固めて勝機を待つ――!!)
ゴォッ、と黒金の全身を灰色の邪気が包む。
硬化の邪気だ。
「っしゃぁぁぁ! どっからでも掛かって来いやー!」
若干小物臭がしたが。
- 390 :萌葱 アテナ:2010/08/23(月) 20:58:19 ID:7gFzKdaU0
- >>389
ヒーロー
「あたしは英雄なんて器じゃないですけどね」
と苦笑。
「でも」
体がすっ、と沈み込む。
「人を殴る位なら、出来るんですよっ!!」
魔力と気による身体強化により、凄まじい力で地面を蹴り、接近する。
「か……速ッ!!」
拳の先に加速の魔法陣を作り出し、超速のラッシュを放った。
- 391 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/23(月) 21:09:12 ID:sn9myzSMO
- >>390
「はっ、悪いが守りに特化した俺はそう簡単に――」
――ガガガガガガッ!!
凄まじい速度で放たれた拳の雨は、全て黒金に命中する。
「――倒れねーよ」
硬化は相当の性能を誇るようで、黒金は笑みを浮かべていた。
黒金自体は後ろに押し退けられ、地面には二本の爪痕が刻まれていた。
「…………さて。次は俺のターン、ってか?」
地面に若干めり込んでいた足を引き抜き、黒金は目前に迫るアテナに向かってそのまま振り上げた。
- 392 :萌葱 アテナ:2010/08/23(月) 21:13:42 ID:7gFzKdaU0
- >>391
「硬いっ……!!」
拳は当たり、手応えもあるが、相手の体は固く、無傷のまま。
そして、振り上げられる足を魔力波で体を動かす事により回避する。
距離は5メートルほどだ。
(加速魔法でのラッシュは効かない……、手数じゃなくて一撃にかけた方が、いいか)
そう考えると、両足に真紅の魔力を圧縮する。
「ッ――」
ダンッ、と地面を蹴り、相手に近づく。
右腕には魔力と気の混合により生まれる無色の力『波動』が込められていた。
「波動撃ッ!!」
加速と『波動』によって威力を上げた正拳が相手の土手っ腹に向けて放たれる。
- 393 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/23(月) 21:33:25 ID:sn9myzSMO
- >>392
「……ま、避けられるわな」
紛れ当たりに若干期待していたらしい。
さあ、次の手はどうしたものかと思考しているうちに――
(――ちょっ……ッ!)
無色の力が込められた一撃が迫る。
「硬化ッ!」
咄嗟に邪気を解放し、全身に邪気を駆け巡らせる。
――が。
「……ぐ、――あッ!!」
直撃。
想定外の衝撃に、黒金の巨体が宙に舞い、そして落ちる。
地面に全身を強く叩きつけたように見えたが。
「――ってー……いや、痛くねーけど」
が、黒金鋼は立ち上がる。
(……こっちからは大した攻撃は打てねえが、あっちはかなりの威力がある。
こっちには鉄壁の守りが有るが、あっちはそこまで打たれ強くは無い筈)
しっかりと地面を踏みしめるように立ち上がり、思考する。
「……そこにこそ、勝機はある――!!」
地面が爆ぜたかと思わせるほど地面を蹴り、今度は右腕からのストレートを放つ。
恐らく、狙いは身体の中心――心臓付近。
「――《ただのパンチ》ッ!!!!」
技名を考えた結果がこれだった。
- 394 :萌葱 アテナ:2010/08/23(月) 21:37:54 ID:7gFzKdaU0
- >>393
「これでどうだァっ!!!!!」
拳の手応えは凄まじく、黒金は厨二舞う。
だが――。
「……え!?」
普通にムクリと立ち上がっていた。
「え、ちょ。固!?」
驚いているアテナ。
そして、驚き戸惑っている所にストレートが来た。
「だらっしゃぁっ!!」
乙女とは思えない叫びを上げ、むしろそのストレートに合わせるようにカウンターを放つ。
狙いは顎。
いくら固かろうと脳を揺らせばと考えた結果だ。
だが、アテナは速度と攻撃に特化しており、防御は弱い。
相手のパンチの威力を考えると、大分ひどいダメージをウケそうだ。
- 395 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/23(月) 21:47:59 ID:sn9myzSMO
- >>394
「はっはァ! 邪気眼使いなめンなァァァ!!」
何処かの第一位的に言う。
(ん……? あカウンターだこr)
――ゴンッ
そこまで思考した所で、黒金の意識は吹き飛んだ。
意識どころか、その巨躯も数メートル程飛翔したのだが。
黒金の拳はアテナを捉える事が出来たのか、否か――?
- 396 :萌葱 アテナ:2010/08/23(月) 21:50:56 ID:7gFzKdaU0
- >>395
黒金の顎に拳が命中し、吹き飛ばした直後。
どすっ
と鈍い音がした。
「――ぁ」
ぐらり、と体が傾ぐ。
予想外の威力だった。
「つぅ……」
そのまま顔面から地面に倒れ込んだ。
- 397 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/23(月) 21:58:21 ID:sn9myzSMO
- >>396
(こ、れは――まさかの。勝利フラグ、か……!!)
朦朧とする意識の中、黒金は考える。
――ここで立ち上がれば勝ちな希ガス……!
「――ぐ、う……」
地を掴み、ゆっくりと――
「……っはぁ」
――起き上がらない。
そのままうつ伏せになって、黒金は意識を手放した。
【黒金鋼、戦闘不能――ログアウトします】
- 398 :萌葱 アテナ:2010/08/23(月) 22:01:56 ID:7gFzKdaU0
- >>397
腕を無理やり動かし、上半身を起き上がらせようと、する。
「ッー!!」
が、力が入らなく、崩れ落ちた。
「……強いなー、黒金さん」
そうつぶやくとアテナは気絶した。
【萌葱アテナ 戦闘続行不可能、ログアウト】
- 399 :黒い男:2010/08/23(月) 23:25:50 ID:wMyJxSMQ0
- 「……」
黒い帽子を目深に被った男が、星を眺めている。
その横顔は何処か感傷的だ。
……しかし、何故だろう。
こんな夜は無性に、血が騒ぐ。
- 400 :黒い男:2010/08/23(月) 23:27:05 ID:wMyJxSMQ0
- >>399
/場所指定忘れ……
/箱庭です
- 401 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/25(水) 16:18:31 ID:9qS3TsAM0
- 「――彩子、負けた。らしい」
「おいおい、今更だな兄ちゃん」
大通りに面するとあるビル。
その屋上の縁に、二つの人影が在った。
「……え。知ってた、のか」
驚いたように――表情は眉一つ動いていないが、きっと驚いて――隣の人影に問いかける。
巨大な体躯に、真っ青で短い髪がよく目立つ。
「いや、むしろ知らなかったのかよっつー話でだな」
そんな大男の隣に腰掛けている少年は苦笑した。
大男とは対照的に線が細く、肩まで伸びた金髪が風に揺れている。
「で、どうするよ兄ちゃん」
「……どうする。とは?」
「あんなに強かった筈の姉ちゃんが負けたんだぞ?」
「…………それは、そうだが」
表情一つ変えなかった大男が、ほんの少しだけ眉を顰めた。
そんな様子を見て、少年はにやりと笑う。
「ま、俺達は姉ちゃんよりも後に造られた訳だし、何とかなんだろ。
それに死んだって、死ぬ訳じゃない」
「……お前。せめて、自分の発言にくらい。責任を、持て」
「責任? なにそれ食えんの?」
「…………帰る」
へらへら笑う少年に呆れたのか、嫌気が差したのか。
小さく嘆息して、大男はその場を去った。
「くっくく……あー、おもしれ」
少年は小さく笑うと、目下に広がる大通りを眺め始めた。
- 402 :ランジュ:2010/08/27(金) 22:31:53 ID:7jE6yumoO
- 街から車で数十分程走った所に、鬱蒼とした森林地帯が存在する。
今の季節、青々としたと葉を繁らせる木々達は、夜の訪れと共に底知れぬ闇を生み出す立役者と成り果てる。
電灯など遥か未来の技術ではないのか、と人々に思わせる闇を湛えた森。勿論、その気味の悪さに足を踏み入れる者は皆無。
そんな木々が生んだ暗がりから出て来た人物がいる。
月から降り注ぐ金色に光の中で尚ふんわりとした存在感を示す金の髪。絢爛なそれとは対照的に、身体をすっぽり包み込むのはみすぼらしい焦げ茶のボロ布。
「…………」
仏頂面、と呼ぶに相応しい表情を貼付けた少女は小高い丘を登ると、其処から見える街の絢爛な夜景を眺めて目を細めた。
- 403 :フィアナ:2010/08/27(金) 23:00:39 ID:gJtcMvY.0
- >>402
少女の後に続き、一人の女性が森から出てくる。
そのシンプルな薄着は、明らかに森を歩ける服装ではない。
一つだけ異質なのは、腰の後ろに差した、銃のような道具。
紫色の光が、夜の闇に淡く解け出していた。
「まーた夜間徘徊する女の子?流行ってるのかしらねー……」
うなじの辺りをガリガリと掻きつつ、溜め息混じりにぼやくように呟く。
- 404 :ランジュ:2010/08/27(金) 23:14:27 ID:7jE6yumoO
- >>403
「生憎だが、私は流行等には疎い身でな」
フィアナの声に振り向いた少女の顔に、目立った感情は浮かんでいない。
不貞腐れた様な表情で、やや怪訝そうにフィアナを見据えていた。
少女の年齢は十代前半に見えるが、何処か老女の様な雰囲気も滲ませている。
そして異様とも言えるのが少女の耳。
本来人間の耳が有る箇所に、金色の毛に被われた狐の様な耳が垂れ下がっている。
「貴様、何者だ。何故あの森から出て来た 」
エメラルドを彷彿させる翠の双眸から淡い警戒心を載せた視線をフィアナに放ちながら、少女は二つの質問を投げ掛けた。
- 405 :フィアナ:2010/08/27(金) 23:27:51 ID:gJtcMvY.0
- >>404
見た目と違って大人びた口調の少女にやや驚くも、表情は変わらず、眠たげですらある。
「じゃあ……そういう時期なのかしら……不思議ねぇ」
勝手に納得し、ややずれた所感を述べる。
「……あ、私?まぁ……たまには森林浴でもしようと思って。『誰』じゃなく『何者』って聞くんなら」
更に一歩、少女に近づく。
「…そうね、『謎の美人魔法使い』とでも名乗ろうかなぁ……」
小首を傾げ、おどけるように告げた。
- 406 :ランジュ:2010/08/27(金) 23:40:51 ID:7jE6yumoO
- >>405
フィアナが一歩踏み出したと同時、少女は後方へ跳躍し、先程と同じ位の距離を置いた。
「名を名乗れ、という意味だ莫迦者。それと、自ら美人と称するな」
先程よりも警戒心を増している。
臨戦体勢と言っても過言ではない。
「あの森には私が命に代えてでも護り抜かなければならない者達が居る。 もし彼等に危害を加える様な者であるならば、私は容赦しないぞ」
ぶわりと彼女の髪が、身に纏った襤褸が、一瞬紫色の靄の様なものに煽られて舞った。
魔法使いであるならば、その靄が魔力であると気が付くのに時間は要さないだろう。
- 407 :フィアナ:2010/08/27(金) 23:55:45 ID:gJtcMvY.0
- >>406
少女が後方へ跳んだと同時に、きょとんとした表情に変わる。
「ああ、名前ね。フィアナよ。……うーん、この前の子とは違った反応ねぇ」
少女が警戒しているのに気付き、軽く両手を広げて見せた。
「別に何もしないわよぅ。……そんなに怖い顔しないの」
そして、少女が魔力を帯びているのに気付き、興味深げに目を見開いた。
……一瞬、ほんの一瞬だけ悪い顔で微笑み、右手を……腰の後ろに差した、銃のような道具に伸ばそうとした。
- 408 :ランジュ:2010/08/28(土) 00:08:46 ID:7jE6yumoO
- >>407
「……ッ……!!!」
事は一瞬であった。
フィアナが銃器と思しき道具に手を伸ばした瞬間、フィアナを取り囲む様にクリアパープルの剣が幾つも浮かんでいた。
切っ先を向ける数はざっと数えて十。 大きさは一般的な片手剣並。
「何を……する気だ?」
鋭い視線に氷の様な冷たさが加わっていた。
剣の操作しているのは紛れも無く少女だ。そして剣一本一本から漂うのは濃密な魔の気。それは先程少女から一瞬だけ溢れ出た魔力と全く同じ物。
勘の良い人物ならば、剣が何に依って構成されているか察する事が出来るかもしれない。
- 409 :フィアナ:2010/08/28(土) 00:17:46 ID:gJtcMvY.0
- >>408
柄に手をかける寸前、薄紫の剣に囲まれ、動きを止めた。
「わー……参った参った、お姉さんの負けよ」
そう言って、微笑みを浮かべつつ両手を軽く挙げて見せる。
言葉こそ降参しているが、何処となく、含みがあるようにも見える。
「いやいや、ちょっとからかっただけよぅ。ごめんね?」
悪びれもせずニヤニヤとしながら謝るため、人によっては相当頭にくるかもしれない。
一連の道化のような動きの中でも、目だけは冷静に周囲を観察していた。
自らを囲む剣、少女のまとう気配、剣が発生するまでの魔力の流れ。
ともすれば、その観察が目的だったのかもしれない。
- 410 :ランジュ:2010/08/28(土) 00:38:10 ID:7jE6yumoO
- >>409
「ちゃ……茶化すなっ! 莫迦者が!」
フィアナの言葉と態度から馬鹿にされたと感じたのか、少女は立腹していた。
同時に、辺りを包み込んでいた剣呑な雰囲気が融解していく。
見れば浮遊していた剣も消滅していた。
――――あの時、周囲の空気中に含まれる微量の魔力が何らかの力を受けたと同時、一カ所に収束、魔力の塊と成った後、剣の形と成った。それが、剣が生み出される過程であった。
それを見受けられたかどうかはフィアナ本人にしか解らない――――
「……もう良い。今ので緊張感という物が失くなってしまった。」
そう言うと嘆息し、肩を落とす。
警戒心は最早皆無なようである。
「フィアナ、と言ったか。私の名はランジュ。あの森に住まう者だ。
先程も言ったが、森には大切な者達が私と共に住んでいる。其の事を覚えておいてくれ」
依然仏頂面ではあるが、先程の様な刺々しい雰囲気は無い。
「では、今日は此の辺で。
縁が有ればまた会おう」
その言葉を最後に少女はフィアナに背を向け、森に向かって歩いていった。
//眠気ががががががが
//思考が停止寸前なので今日はこの辺にさせて下さいorz
- 411 :フィアナ:2010/08/28(土) 00:52:35 ID:gJtcMvY.0
- >>410
浮遊していた剣が消え去るのに応じ、手を下げる。
溜め息をついたように見えるが、安堵した、というのも多分にあるだろう。
「真面目な子ねぇ……もうちょっと肩の力を抜いてもよさそうなのに」
依然としてアンニュイな物言いをつけ、肩をすくめた。
「うん、『ランジュ』さんね。覚えたわ。またね?」
と、少女の背を森の中へ消えるまで見送り、一息つく。
「うーん……早撃ちだったら、カンペキに負けてたわ……」
ぼやきつつその場にへたるように座り込み……そして、数分が経ってから、街へ、自宅へと向けて歩き出した。
//右に同じく……お疲れ様&絡みありがとうでしたー
- 412 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/31(火) 20:47:38 ID:WVrfsEdY0
- 【異能都市中央公園】
「えいっ!ていや!」
【可愛らしい掛け声を上げながら一人の少女が銀色の刀を振っている】
「えっと…もうちょっとなの!」
【その刀は少女が持つにしては長すぎるようにも見えるが、軽々と扱っているのであった】
- 413 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/08/31(火) 20:52:11 ID:hGStfPTM0
- >>412
「……」
公園に足を踏み入れる少女。
「特訓……?」
真っ直ぐにディスの元へと歩いていく。
- 414 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/31(火) 20:57:25 ID:WVrfsEdY0
- >>413
「てい、やぁ〜!」
【大きく刀を振り下ろして、一呼吸置く】
「ふう…なかなかむずかしいの」
【額から噴出した汗をぬぐいながら言う】
「…あう?『ぜおら』こんばんわなの〜!」
【ここでゼオラの方に汗を掻いた顔を向けて微笑む】
- 415 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/08/31(火) 20:59:32 ID:hGStfPTM0
- >>414
「こんばんは」
首だけを曲げて頭を下げる。
「難しいの……?」
- 416 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/31(火) 21:04:06 ID:WVrfsEdY0
- >>415
「あう〜。ここにはよくくるなの〜?」
【少し微笑みながら尋ねる】
「あう、ちゃんとけんをうまくつかうのはむずかしことなの〜」
【人が来たためかディスは刀を鞘にしまう】
- 417 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/08/31(火) 21:08:38 ID:hGStfPTM0
- >>416
「いや、ディスを、みつけたから」
何時も通りの変化に乏しい表情と抑揚の少ない声で。
「特訓、続けて……それとも、手伝おうか?」
右手を握り、暫くして開く。
すると、その手の平から闇が伸び、形を変え、歪な形の大鎌が現れる。
- 418 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/31(火) 21:11:15 ID:WVrfsEdY0
- >>417
「あう、そっかなの〜。
みつけてくれたのはうれしいなの〜」
【どこか楽しそうに言う】
「あうあう、とっくんつづけていいかなの〜?
…あう?」
【ふと手に持っている大鎌を見て】
「てつだってくれるならとってもたすかるかもしれないの〜!」
【微笑んで大きく頷いた】
- 419 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/08/31(火) 21:16:40 ID:hGStfPTM0
- >>418
「そう、じゃあ同じ」
微かに微笑みを見せる。
「約束、してたからね」
大鎌をバトンの様に回し、頭上に投げる。
円を描きつつ落下する大鎌を高く上げた左手で掴む。
「じゃあ、お願い」
- 420 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/31(火) 21:19:49 ID:WVrfsEdY0
- >>419
「あうあう、よかったなの〜」
【どこか嬉しそうである】
「うん、じゃあとっくんをするなの!」
【そう言って再び銀色の刀を抜いて両手に持って構える】
「きょうはかたなだけをつかってとっくんするの!
ほーたいはあんまりつかわないようにするなの〜!」
【わざわざ宣言した】
- 421 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/08/31(火) 21:23:18 ID:hGStfPTM0
- >>420
「……と」
少し思い出し、鎌を下げる。
「ここで、いいの……?」
ふと首を傾げ、公園の端にあった端末を目にし、指を指す。
「箱庭」
- 422 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/31(火) 21:24:33 ID:WVrfsEdY0
- >>421
「あ、うっかりしてたの〜」
【箱庭の端末を見て頭を掻いて軽く笑う】
「うん、じゃあはこにわにいこうなの〜!」
【そう言って改めて刀をしまって端末の方に向かう】
- 423 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/08/31(火) 21:27:23 ID:hGStfPTM0
- >>422
「ごめんね」
武器を構え、誘ったのは自分である。
とことことディスに付いていく。
- 424 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/31(火) 21:29:18 ID:WVrfsEdY0
- >>423
「あうあう!じゃあいこうなの〜!」
【そう言ってディスは端末に触れて、】
シューン
【箱庭内に入って行った】
//イベスレに行きます〜?
- 425 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/08/31(火) 21:32:15 ID:hGStfPTM0
- >>424
同じく端末を操作して、消える。
//イベントAが残ってますね―。
- 426 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/31(火) 21:33:27 ID:WVrfsEdY0
- >>425
//おkおk〜。じゃあイベAに行きましょう。
- 427 :萌葱 アテナandアテナファミリー:2010/09/01(水) 20:32:39 ID:7gFzKdaU0
- 夜の異能都市の公園に大きな揺れが起きる。
その揺れの震源には赤毛の少女と、10メートルほどのロボット。
それとさらに二人の人影が見えた。
「そう、分かった」
赤毛の少女がそういうと、二人の人影は、森の中へと歩き去っていった。
「どうしよう、かな」
空を見上げ呟く少女の声は夜の空気に溶けこんでいくようだった。
- 428 :黒沢小百合:2010/09/01(水) 20:40:38 ID:SSMHlh/20
- >>427
「…………ようやく見つけましたよ。
連絡先が分からなかったので少し苦労させられましたが。」
アテナに背後から女性の声が投げかけられた。
「萌葱アテナさんですね?」
その声の主は、まさにキャリアウーマンといった印象の凛とした女性で
以前、統一国軍の機体が攻撃を仕掛けてきたとき、援護に現れた人物だ。
「私は千夜グループ総帥専属秘書兼、
都市警備部門主任の黒沢小百合と申します。
少し、お話を聞かせてもらってもよろしいですか?」
- 429 :萌葱 アテナandアテナファミリー:2010/09/01(水) 20:43:26 ID:7gFzKdaU0
- >>428
声に反応し、ばっ、と振り向く。
一瞬闘気が公園の空気を震わせたが、敵ではないと判断したのか、闘気はすぐに霧散した。
「はい、そうですけど」
と、相手を見てしばらく考え……。
「あー!この前はありがとうございましたっ!」
ばっ、と頭を下げ、顔を上げると笑顔で口をひらく。
凄く賑やかな印象を与えるだろう。
「お話ですか?いいですよ、話せることなら話します」
微笑み、言う。
- 430 :黒沢小百合:2010/09/01(水) 20:51:11 ID:SSMHlh/20
- >>429
「統一国軍の規模、及び兵装、戦術、練度など
知りうる限りの情報を我々に提供して欲しいのです。」
小百合は、至極冷静な口調、まるで
台本を読んでいるかのように話を進める。
「我々は、千夜グループは都市警備の
一端を担う物として、降りかかる火の粉を払う義務があります。
しかし我々は統一国軍についてほとんど情報を持ち合わせていません。
効果的な作戦運用を行うためには、貴方の持つ情報が必要なのですよ。」
- 431 :萌葱 アテナ:2010/09/01(水) 20:58:04 ID:7gFzKdaU0
- >>430
小百合の言葉に、真面目な顔をする。
それはとても12歳の少女のするものではない、戦争に関わった者の顔。
「はい、わかりました。奴らと戦ったものとして、知りうることは全部話します」
息を、軽く吸い込み。
「まず、統一国軍は、この世界の組織では無い事を話さなければダメですね」
説明口調に移る。
「統一国軍はアタシたちの世界に置いて複数の軍事国家による世界の統一を目的とした組織でした。
世界でも有数の大国がある一人の人間により束ねられ、そして従わない国家や集落に対する攻撃を始めました」
感情は極力込めていない。
- 432 :黒沢小百合:2010/09/01(水) 21:10:29 ID:SSMHlh/20
- >>431
この異能都市はいくつもの世界から
人やモノが行きかいする特異な場所だ。
当然、他世界から侵攻を受けてもおかしくない。
「こちらでも統一国軍が異世界の組織である事は掴んでいます。
今はまだ小規模ですが、これより先本格的な侵攻が予想される。
我々はそれに打ち勝つ方策を練らなければならない。」
- 433 :萌葱 アテナ:2010/09/01(水) 21:16:39 ID:7gFzKdaU0
- >>432
「はい、こっちも近いうちに大規模な作戦があるって言う情報があっちの世界のレジスタンスから来てます」
それがあり、イージスのメンテナンス等をしていたのだった。
「そう、ですね。統一国軍の戦力の大半は魔術師と、叫神機部隊に分かれるんです。
魔術師は、あたしみたいな者と思ってくれて構いません」
自分を指さし。
「あと、叫神機はアタシのイージスみたいな巨大ロボの事を言います」
イージスを見上げ。
「で……、戦力は一度壊滅させたんですが……恐らく5万程です、叫神機は1000機ほどかと」
- 434 :黒沢小百合:2010/09/01(水) 21:31:30 ID:SSMHlh/20
- >>433
「魔術師……は、私には違いが良くわかりませんから保留しましょう。
それで、その叫神機のことなのですが。」
『イージス』と呼ばれた巨大な人型を見上げて。
小百合も科学技術を武器とするタイプの能力者ではあるが
これは自分の知る技術の枠を越えている。
「これはこちらの世界の通常戦力、例えば
装甲車、戦闘機といったもので十分に対抗可能なのでしょうか?
我々の技術体系から外れすぎているため、戦術的予想ができません。
もしよければこの叫神機、とやらについてよく教えてくれないでしょうか。」
- 435 :萌葱 アテナ:2010/09/01(水) 21:40:46 ID:7gFzKdaU0
- >>434
「イージスの場合はロストテクノロジーと現代魔術の融合なので、他とは性能が段違いだったりするんですけど」
と前置きして。
「統一国軍の叫神機の『ほとんど』はこの世界の兵器でも対応出来ると思います」
あくまで全てではないようだ。
「基本的に叫神機は動物型と人型に分かれます」
キィン、とグローブが音を鳴らし、ホログラムの画面が現れる。
「動物型は人型に比べて性能が尖ってるんです。この前のウルフであれば近接特化とか」
ホログラムの画面にはウルフの画像が写っている。
「次に人型」
ホログラムにスルトが移る。
「基本的に平均的な性能を持ち、弱点が少ないのが特徴です。基本的に指揮官機などは人型ですね。
因みにこの前倒したスルトを愛香に調べてもらったんですが、アレは恐らく性能を落とした一般の指揮官機だったようです。
アタシの戦ったスルトはもっと火力もすごかったですしね、おかしいと思ったんですが……」
ため息を付き。
「数、それが一番の問題ですね。異能都市はあくまで都市で会って国家ではない、逆に国軍は国が力を合わせて居るんですから。
規模の上では圧倒的に振りでしょう」
- 436 :黒沢小百合:2010/09/01(水) 21:55:39 ID:SSMHlh/20
- >>435
「ふむ、一番の問題は『数』ですか……。
数、くくくっ……それならば問題にはならない。」
何がおかしいのか、くつくつと声を殺して笑う小百合。
ブラックレーベル・ソサイアティ
「5万程度なら私の『能力』で十分に対応できる。
この私に『数』で戦いを挑んでくるのなら望むところですよ。」
この女性からは魔力を一片たりとも感じない。
それどころか、戦えるような人種には見えないのだが……。
「とにかく、問題はその叫神機。
それさえ片付けていただければ残りは歩兵もしくは通常の戦力でしょうか?
私と、都市の住民で抑えて見せます。」
目の前の女性の目は異常な光を宿してらんらんと輝いている。
まるで、肉食昆虫のような慈悲のない獰猛な生物の瞳だ。
この女性は自分の能力にかなりの自身を抱いているようである。
- 437 :萌葱 アテナ:2010/09/01(水) 22:05:14 ID:7gFzKdaU0
- >>436
「頼もしい、ですけど。油断は禁物ですよ」
統一国軍との戦いを思い出し。
「一部、そうですね……。強い魔術師が居ます、【エレメンツ】という5人組が」
しかし、都市の人々を考えると。
「ですが、個人と言う点で見れば、この都市の人間であれば、戦えなくは無いと思います」
それに、と続け、ニヤリと武人の笑みを浮かべた。
瞳には強い光がある。
「こちらも只あっちで情報収拾してただけじゃありませんよ。近いうちにウチのレジスタンスもこちらに来る予定です」
愛香が絶賛頑張り中で、よく耳をすますと森の奥から。
「よしゃ!私天才です!素晴らしい!ベリーナイス!ヒャッホー!」
と声が聞こえるだろう。
「こちらも規模は小さいながらも叫神機は数体居ます。それも、相手方のスルト以上の、ですよ」
イージスを見上げて、力強い笑みを浮かべている。
- 438 :黒沢小百合:2010/09/01(水) 22:19:32 ID:SSMHlh/20
- >>437
「エレメンツ……まだ情報が少ないだけにそれらについては
どうともいえませんね……。」
得た情報のいくつかをメモに書き込んでいく。
「レジスタンスの規模はどの程度で?
組織である異常、こちらでの住居や武器、食料の支援などが必要でしょう?
ある程度なら私たちが無償で支援することもやぶさかではありませんが。」
ここで一端、言葉を切ったが
ああ、そうだと付け加えて再び口を開き。
「もしよければ、叫神機の解析などもさせていただけませんか。」
- 439 :萌葱 アテナ:2010/09/01(水) 22:23:48 ID:7gFzKdaU0
- >>438
「レジスタンスですか?そうですね……」
ホログラム画面を呼び出し。
「200……250人ほどですね。孤児たちはあっちに置いてきた方が安全だと思うので」
画面を消す。
「解析、ですか……」
しばらく悩み。
「いいんですけど、ブラックボックスまみれ何ですよね。愛香が大分解析してるんですけど」
苦笑する。
- 440 :黒沢小百合:2010/09/01(水) 22:34:40 ID:SSMHlh/20
- >>439
「250、その程度なら十分支援できます。
もしよろしければ我々千夜グループが支援いたしましょう。」
(250か、存外に少ないな……。
歩兵戦力としては到底期待出来ないか……。)
アテナに分からないよう表情に出さず思考して。
どうやら、レジスタンスの人数がある程度多いなら
千夜の被害を軽減するために多くを戦わせるつもりだったらしい。
「……それならば、ある程度解析がすすんだ後
データを提供していただけませんでしょうか?無論、報酬は払いましょう。」
- 441 :萌葱 アテナ:2010/09/01(水) 22:38:34 ID:7gFzKdaU0
- >>440
「それが、ですね。こっちも活動資金は十分に有りますし……」
と続ける。
「あまり借りを作るのも申し訳ないです。
レジスタンスで手を差し伸べる人は警戒しろ、とそう教え込まれていますから」
微笑はある程度の人生経験を感じさせるだろう。
「いいですよ。でも、こちらの技術で再現できるかは保証しませんからね」
念を押す。
そして、空を見上げ呟く。
「f・fも改良しとかないとな、『アレ』はまだ実戦じゃ……」
その声は小さく、よく耳を澄まさねば聞こえない。
- 442 :黒沢小百合:2010/09/01(水) 22:49:44 ID:SSMHlh/20
- >>441
「盟友に金を惜しむ馬鹿がいるでしょうか。
こちらとしては支援を受けていただきたかったのですが、
必要ないというのでしたらしかたがありませんね。」
ふむ、と意外そうに。
「技術というのは生物のように進歩するものです。
今は解析できなくとも、将来我々に大きな益をもたらす事でしょうよ。」
小百合の身体能力は一般市民と変わらない。
別段、気を張っていたわけではないため『アレ』発言は聞こえなかったようで。
「……このくらい、でしょうかね。
他に何か、情報はないですか?」
- 443 :萌葱 アテナ:2010/09/01(水) 22:55:10 ID:7gFzKdaU0
- >>442
「まだ、信用できるほどお互いを知っていませんから」
苦笑し。
「そういうものですか。アタシは本来戦闘専門ですからそういう技術のことはよく分からないんですよね」
愛香が入れば別なのだろう。
「そう、ですね。もう、大体の事は言い尽くしましたね」
と言うが、忘れていた事を思い出す。
「あ、まだこっちが自己紹介してませんでした」
こほん、と可愛らしく咳をして。
「反統一国軍レジスタンス【アルバトロス】、副長萌葱 アテナです」
頭を下げ、右手を差し出す。
握手を求めている様だ。
- 444 :黒沢小百合:2010/09/01(水) 23:05:37 ID:SSMHlh/20
- >>443
「もはや個人の強さはテクノロジーで補える時代に入ってきている。
いえ、もはや個人間の差だけではない。科学技術こそ光を持って
蒙きを啓らむ新世代の絶対者なのです。」
差し出された右手。
しかし、小百合はそれを握り返さなかった。
「まだ、信用できるほどお互いを知っていませんから。」
アテナを挑発するように、小百合は笑う。
- 445 :萌葱 アテナ:2010/09/01(水) 23:10:12 ID:7gFzKdaU0
- >>444
「技術、ですか。確かにそれは素晴らしいと思いますよ」
同意する。
「でも、あたしは、それが全てとは思えないんですよね。
鉄と、血と、痛みと、信念で練り上げた力は何物にも代えがたい強い力ですから」
拳法家で有り、魔術師として研鑽を重ねる者は、師匠である祖父の影響か昔気質な
考えの持ち主だ。
そして、手を握り返さなかった小百合を見て、笑う。
「最もですね。お互い何も知りませんから」
アテナはその挑発に乗る様に言葉を紡ぐ。
「では、お互いを知るために、どうすればいいでしょうね?」
- 446 :黒沢小百合:2010/09/01(水) 23:21:30 ID:SSMHlh/20
- >>445
「幾ら鍛えようと『人間』は『人間』の枠に留まってしまう事でしょう。
熟達の技術は素晴らしいものですがいずれ機械によって容易に可能になりますよ。
『十分に発達した科学は魔法と区別がつかない。』――アーサー・C・クラークの言葉です。」
小百合はアテナがてっきり憤慨するものだと思っていたが
以外にも挑発を返してきた事に少し驚いて。
「なるほど、その年でレジスタンスの一員というだけのことはありますね。
……どうでしょう、一度模擬戦をしてみませんか。」
- 447 :萌葱 アテナ:2010/09/01(水) 23:25:59 ID:7gFzKdaU0
- >>446
「どうにも、あたしは納得出来ませんが……、いや」
言い淀む。
そして、小百合の提案に笑みを深める。
「いいですよ、個人の武。見せてあげます」
続ける言葉は、アテナの誇りを示すもの。
「伊達に副長張ってませんし、アテナの名に反しない実力も持っているつもりですよ」
闘志が空気を震わせて。
「それを、力で示させてもらいます」
紡ぐ言葉と、その表情は強いものだった。
- 448 :黒沢小百合:2010/09/02(木) 19:49:33 ID:SSMHlh/20
- >>447
「ふふ、よろしい。
では、『箱庭』へと場所を移しましょうか。
たしか、この近くに接続端末があったはずですから。」
アテナを先導するように歩き出す小百合。
(異世界からきた小娘の生意気な鼻っ柱をヘシ折ってやる……。)
小百合はアテナを端から同盟者として見ていなかった。
『敵の敵は味方』の理論でただ同じ敵を持ち、利害が一致しているだけでしかなかったのだ。
アテナはこの心中に毒を埋伏した女性にいかなる輝きを見せ付けるのか。
//あいてるイベントスレに移動しますかー
- 449 :萌葱 アテナ:2010/09/02(木) 19:53:41 ID:7gFzKdaU0
- >>448
「はい、いいですよ」
そう言うと小百合についていく。
(どうにも気に食わないな……、なんでだろう)
小百合の態度は礼儀正しいもので有ったが、アテナはどうにも小百合の事が苦手のようだった。
それは、性格ゆえか、それとも小百合が心の中に秘めた黒い物を感じ取っていたのか。
- 450 :萌葱 アテナ:2010/09/02(木) 19:54:12 ID:7gFzKdaU0
- //おうふ……、イベAでどうですかー
- 451 :ディス大人ヴァージョン ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/02(木) 20:50:20 ID:WVrfsEdY0
- 【公園にて……】
「・・・戻らない…どうしよう…」
【黒いマント?をまとった群青髪の女性が悩んだ顔をしている】
「このまま帰ったら確実に別人に思われちゃうよ…」
【はあ…とため息をついてベンチに座り込んだ】
- 452 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/02(木) 21:00:10 ID:sn9myzSMO
- 「……あー、どうすっかな」
いつものように何かを思案しながら、その男は歩く。
手には懐中電灯を持ち、退屈だと言いたげな顔で。
「ん……?」
と、公園の中にふと視線を向ける。
(怪しくねーか、あれ?)
なんとなくそんな気がして、黒金は公園へと足を踏み入れた。
- 453 :ディス大人ヴァージョン ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/02(木) 21:03:05 ID:WVrfsEdY0
- >>452
「はぁ…」
【溜息を吐く女性…だが】
(…鋼…?やばっ!)
【鋼の姿を見るや否や】
「…!」
【ベンチから立ってそそくさと立ち去ろうとしている】
- 454 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/02(木) 21:06:44 ID:sn9myzSMO
- >>453
「な……あ、おいっ、待て!」
急いで駆け寄り、立ち去る女性の肩に手を掛ける。
俺はそんなに不審か畜生、なんて心の中で呟いた。
- 455 :ディス大人ヴァージョン ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/02(木) 21:08:45 ID:WVrfsEdY0
- >>454
「え…あ…ちょ!」
【肩に手をかけられて思わずすくみあがる】
「……うー…」
【振り返った顔は…今にも泣き出しそうな…
どこかで見たことがあるかもしれない顔立ちの女性である】
「恥ずかしい…」
【顔も真っ赤である】
- 456 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/02(木) 21:13:14 ID:sn9myzSMO
- >>455
「……ん?」
どこか、似ている。あの包帯幼女に。
そんなことはあり得ないか――なんて考えつつも、黒金は尋ねた。
「……あんた、ディスの姉貴だったりする?
あ、いや。人違いならいいんだが」
- 457 :ディス大人ヴァージョン ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/02(木) 21:18:11 ID:WVrfsEdY0
- >>456
「え?あ、えーっと…」
【明らかに動揺している】
「…うー…駄目だ…
乗っかって演技できない…」
【そう言って軽くうなだれた】
「……姉と言うか本人なの…」
- 458 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/02(木) 21:22:30 ID:sn9myzSMO
- >>457
「あー、なんだ本人か」
あっはは、と笑い。
「……すまん、俺の記憶は『ディスは幼女だ』と言ってるんだが」
頭に手をやり、眉を寄せて聞き返した。
混乱中。
- 459 :ディス大人ヴァージョン ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/02(木) 21:26:52 ID:WVrfsEdY0
- >>458
「うん、そうなの」
【若干喋り方に面影あり】
「それに関しては話すと長くなるんだけど」
【そう言ってディスは話し始めた】
【要約すると…ホイと言うムカデ少女にお礼としていただいた謎の液体を飲んで】
「…こうなってしまったの」
【そこまで言って、またうなだれてしまった】
- 460 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/02(木) 21:32:46 ID:sn9myzSMO
- >>459
「ホォイ……なんだそのオーバーテクノロジー」
あいつすげえなあ、と感心したように頷き。
「はー、そりゃ災難だなぁ。
……いや、うん。マジで」
割と真剣に言う。
(ディスが大人になったらこうなるのか……
なんつーか、まあ、うん。良いんじゃないかな)
脳内のしゃべり方がもはや別人。
そこそこ動揺中。
- 461 :ディス大人ヴァージョン ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/02(木) 21:38:16 ID:WVrfsEdY0
- >>460
「だからとっても困ってるの…
家に帰ろうにも帰れないし…このまま帰ったらロザリアに追い出されると思う…」
【そんな鋼の考えは露知らず、涙目になっている】
「それに…自分にちょうどいいサイズの服もないの…」
【うなだれて言う…マントをかぶってる理由は察することができると思う…】
- 462 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/02(木) 21:45:48 ID:sn9myzSMO
- >>461
「なるほどなー……
ん? そのロザリア、っつー人は――?」
記憶に無い名前を聞き、黒金は聞いた。
「OH……」
イングリッシュにそう言い、数歩ほど後ずさる。流石に、ねえ。
「あー、とりあえずUNIQL○にでも行けば良いんじゃねえか?
異能都市にもあったろ、確か」
- 463 :ディス大人ヴァージョン ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/02(木) 21:47:57 ID:WVrfsEdY0
- >>462
「えっと…その人に住まわせてもらってるの…
ディスにはおうちないから…」
【別次元…ということは知らせていない】
「う〜ん…この格好で入れてもらえるかな…」
【黒マント姿を見て言う…まるで露出しそうな人の格好である】
- 464 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/02(木) 21:52:41 ID:sn9myzSMO
- >>463
「ほー、そういう事かー……」
なるほどというように何度か頷く。
「……まあ、大丈夫じゃねえか?」
少し考え込み。
「もっと妙な格好した奴なんて掃いて捨てる程いるだろうし」
- 465 :ディス大人ヴァージョン ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/02(木) 21:55:57 ID:WVrfsEdY0
- >>464
「ロザリアは他の人がおうちに来るのがすっごく嫌いみたいだから…」
【またため息をつく】
「そうかな…いつ戻るか分からないから
買っておいた方がいいかな…」
【うん!と大きく頷くが…】
「でもお金…持ってきてなかった…」
【かなり落ち込んでいる…】
- 466 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/02(木) 21:59:18 ID:sn9myzSMO
- >>465
「かー、そりゃキツいな」
唸りながら手を頭にやる。
「じゃああれだ。大食いチャレンジ行こうぜ?」
探しゃ見つかるだろうし、と笑う。
楽観的だが、割とご尤もだ。
- 467 :ディス大人ヴァージョン ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/02(木) 22:03:23 ID:WVrfsEdY0
- >>465
「だから、ひとまず元に戻るまではお外でってことになるの…」
【困った顔で歩く】
「大食いチャレンジか…たしかにそれなら
簡単にお金が手に入るかも!」
【微笑んで言うディス。面影のある笑顔である】
「どの辺にあるかな…今やってる大食いチャレンジのお店」
【辺りを見回して言う】
- 468 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/02(木) 22:13:51 ID:sn9myzSMO
- >>467
「……うーむ」
一瞬、自分の家にでも――なんて考えがよぎった。
(いや。いやいやいやそれは駄目だ。主に俺が不味い)
ぶんぶん首を振る。
(灰堂は――うん、論外だな)
「あ、あそこの店そうじゃね?」
と、黒金は一軒のラーメン屋を指差した。
「……っ。悪い、ちょっと用事」
懐から携帯を取り出して言った。
「まあ、その、なんだ。頑張れ。じゃ」
凄まじくおざなりに別れを告げ、携帯片手に走り去った。
//絡みありがとうございやしたー
//半端なところで申し訳ない('A`)
- 469 :ディス大人ヴァージョン ◆Dix.OeuOIQ:2010/09/02(木) 22:17:01 ID:WVrfsEdY0
- >>468
「あ、そうなの!
ありがとう!鋼なの!」
【とても嬉しそうに頭を下げた】
「あ、うん!がんばる〜!」
【そう言って大きく手を振って見送った】
「さて…がんばろうかな?の」
【少し微笑みながらディスはラーメン屋に入っていった】
//こちらこそありがとうございましたー
- 470 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/04(土) 19:42:38 ID:9qS3TsAM0
- 「…………はぁ」
繁華街。
肩を落として街を歩く、小柄な少年。
「……いや、うん。悩んでてもしょーがないんだけどねー」
うっがー、と銀髪をわしゃわしゃする。
遠くから見ても分かるほどサラッサラである。
「かといって、何をすればいいか検討も付かないし……」
小さく嘆息して、少年は街を歩き続ける。
- 471 :東西南北良方/4/8:2010/09/05(日) 13:26:23 ID:7gFzKdaU0
- 異能都市公園。
「だー……暇だ……入院とか嫌なんだよ……」
頬に絆創膏を貼り付けたアロハ柄のパジャマ男が公園のベンチに座り一服している。
どう考えても抜けだした感じで、全身包帯まみれである。
- 472 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/05(日) 13:32:59 ID:sn9myzSMO
- 「…………むあー」
欠伸をしながら歩く少年。
その後ろを狼が追従する。
「……あれ、良方かな」
頭に浮かんだ違和に、ふと足を止める。
- 473 :東西南北良方/4/8:2010/09/05(日) 13:34:16 ID:7gFzKdaU0
- >>472
紫煙を辺りに散らしながらぬぼー、とした表情で一服しているアロハパジャマ男。
こんなときでもグラサンは欠かさない。
そして、ふと前を見ると見覚えのある顔を見かけた。
「ん?帝か」
- 474 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/05(日) 13:38:39 ID:9qS3TsAM0
- >>473
「……や、この間以来だね」
片手を上げ、適当に挨拶。
その表情はどこか暗く。
「……ねえ、あの後どうなったの?」
彼はこの間、途中で灰堂――と思わしき男に強制連行された。
どうもそれが気になって仕方ないようだ。
- 475 :東西南北良方/4/8:2010/09/05(日) 13:40:06 ID:7gFzKdaU0
- >>474
「よ、久しぶり……てほどでもないか」
紫煙を吐き出し。
「アイツらか?助かったよ、まだ意識は戻っていないが、多分大丈夫だろう、って」
- 476 :セシベル・S・コープス:2010/09/05(日) 13:41:48 ID:RniePHFA0
- 残念俺でしたッ!!
【カメラ目線でウィンクばちこーん】
【それから腰をくねらせ、一通りテンションを上げたところで周りの人がざわつき始めたので颯爽と逃げ出す】
【そんなわけで公園】
【リボルバー『P-M』を指に通してくるくる回しながらベンチに向かって歩いてくる】
【普段どおりのニヤケ顔だ】
- 477 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/05(日) 13:43:53 ID:9qS3TsAM0
- >>475
「あっはは、そうだね……」
白銀は力なく苦笑する。
「……助かった、の?」
ぱぁっ、とその表情に光が戻る。
「よ、良かった……」
ほっと胸を撫で下ろして、狼に腰掛ける。
慣れているのか、狼は嫌そうな顔をするだけだった。
>>476
「やーセシベル。相変らずウザさ振り撒きまくりだねー」
にこにことしながら声を掛ける。
- 478 :東西南北良方/4/8:2010/09/05(日) 13:45:20 ID:7gFzKdaU0
- >>476
紫煙を撒き散らす包帯まみれグラサンアロハパジャマ男が、セシベルのほうを向き。
「だー……賑やかそうな奴だな、おいおい」
苦笑しながらそれを眺める。
>>478
「おう、皆頑張ってくれて、な」
グラサンの奥の目を細めて笑う。
- 479 :セシベル・S・コープス:2010/09/05(日) 13:47:56 ID:RniePHFA0
- >>477
フッフフフフ、ウザいならそれで結構。
いずれその感情が恋に変われば言ってくれ、いつでも君を受け止めてあげよう。
【その場でターンして帝に両手を広げる】
>>478
【帝に両手を広げたまま良方に顔を向けて】
あん?
この間に死にぞこないか? 貴様。
- 480 :セシベル・S・コープス:2010/09/05(日) 13:48:32 ID:RniePHFA0
- >>479
//ミス、間に→間の
- 481 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/05(日) 13:50:48 ID:9qS3TsAM0
- >>478
「そっかー……」
うんうんと満足げに頷く。
「……力になれなくて悪いね、本当」
申し訳なさそうに頭を掻きながら言う。
>>479
「…………」イラッ☆
右手を掲げ、どこからか見覚えのあるハンマーを創り出し――
「……そぉぉぉいッ!!」
――投げつけた。
「これが、今の僕の答えだよ」
キリッ。
- 482 :東西南北良方/4/8:2010/09/05(日) 13:51:26 ID:7gFzKdaU0
- >>479
「あー、あの時の奴か」
割と出血で朦朧としていたからうろ覚えだった。
紫煙を吐き、答える。
「そうだけど?」
>>481
「気にすんなよ、本来は俺ひとりでやるつもりだったんだ」
頭をぐしゃっ、と撫でる。
- 483 :セシベル・S・コープス:2010/09/05(日) 13:58:07 ID:RniePHFA0
- >>481
だぁいッ!?
【すこーん!と額を打たれて背中を地面に叩きつける】
くっ……これだから若者はキレやすいといわれるんだ……チクショウ……!
【額を両手で抑えながら立ち上がる】
で、今なにかしてたのか? ていうか面白い事ない? 暇なのだよ…久々にな。
>>482
いやぁ、何でもない。男の生死など大した事じゃないし。
女ならばそりゃ喜ばせて悦ばせて、満足させたところで死なせてやりたいと思うがな。
【素っ気無く手を振り、ニヤニヤ笑って妄想に浸る】
- 484 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/05(日) 14:01:37 ID:9qS3TsAM0
- >>482
「うーん、いやしかし――おぉう……」
白銀の髪は凄まじくさらっさら。超さらっさら。
「……こっ、子供扱いすんなー!」
むきー、と両手を上げて怒る実年齢4才。
割とまんざらでもなさそうだ。
>>483
「キレやすいっていうかセシベルは常にネジが吹っ飛んでるよね」
あっはは、と笑いながら茶化すように言う。
「いやー、面白い事なんてのは転がって無いもんだよね。
という事で特に何も、って所」
- 485 :東西南北良方/4/8:2010/09/05(日) 14:02:46 ID:7gFzKdaU0
- >>483
「はっ、確かに。俺も割とどうでもいいな」
同意するように笑う。
「どっちにしろ、人殺しは嫌いだけど」
セシベルと目を合わせる、グラサンだが、その奥の鋭い目線がセシベルに向けられている。
「お前はなんで4を殺そうとした?」
問いかける声は意図して感情を減らした声だ。
>>484
「うりうり」
ぐしゃぐしゃぐしゃぐしゃー
ニヤニヤと笑いながらすさまじい勢いで撫でる。
遺伝子操作により通常より遥かに高い身体能力を存分に使った撫でだ。
- 486 :セシベル・S・コープス:2010/09/05(日) 14:09:41 ID:RniePHFA0
- >>484
縛られていない、と言ってもらおうか!
俺は貴様らと違って、わざわざ苦労を選ぶようなマゾヒストではない。
【指でくるくる回していた銃を空中に放り投げて、落ちてきたところでまた指を通す】
【あんまり暇なのか、それを何度も繰り返し】
>>485
うーん?
……ク、ク、フフフフフフフフ
【放り投げた拳銃にまた指を通す。それから押し殺した笑いを喉の奥で鳴らし】
どうでもいいんじゃないのか? 取り繕うなよ……フ、フ、フ、フフ。
【口を限界まで意地悪く釣り上げて笑い始める】
- 487 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/05(日) 14:12:03 ID:9qS3TsAM0
- >>485
「うーん……にゃああああああ!!!」
と、白銀の髪がハリネズミのように変質する。
《情報改変》だ。
こちらも能力の無駄遣い――というか。
組み込まれた防衛反応としては正しいもの、なのかも知れない。
>>486
「はいはい縛られてない縛られてない」
面倒そうに手をひらひら振って、白銀は一蹴した。
「……あー、なんだっけ。なんかのゲームで見た事あるよそれ」
銃を目で追って視線が上下する。
- 488 :東西南北良方/4/8:2010/09/05(日) 14:13:24 ID:7gFzKdaU0
- >>486
その問いには答えず。
「……どうして、4を殺そうとした」
もう一度、聞く。
張り詰めた空気が公園に充満していく。
>>487
ぐさぐさぐさー!
「のわーーーーーーーー!」
手にさくっと髪が刺さり、血がピュッと吹き出す。
「痛てぇ……!」
- 489 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/05(日) 14:18:18 ID:9qS3TsAM0
- >>488
「ふ、ふふふ……僕の天帝眼を侮らないほうがいい……!」
なんて笑って、髪を元に戻す。
「……うーん、やり過ぎたかな?
いやぁごめんねーあっはっは」
反省とか後悔とは無縁らしい。空気
- 490 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/05(日) 14:18:56 ID:9qS3TsAM0
- //途中送信('A`A`A`A`A`A`)
//流して下しあ><
- 491 :セシベル・S・コープス:2010/09/05(日) 14:19:58 ID:RniePHFA0
- >>487
マジで!?
俺の美しい銃技をパクるとは……やるな。だが!
【袖からもう二丁拳銃を取り出し、空中に放り投げ】
これはどうかな!?
【自信満々の笑みでジャグリングを始める】
>>488
なんだ? 俺は今ジャグリングで忙しいんだ。
そうだな、片手間で答えてやる。『殺したい気分』。それだけ。
【全くどうでもいいように】
【命も、質問も、まるで自分と関係なかったかのように軽々と言い放つ】
【まるで良方の声をBGMかなにかとしか思ってないように、楽しげに銃でジャグリングをしつつ】
- 492 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/05(日) 14:23:08 ID:9qS3TsAM0
- >>488
「ふ、ふふふ……僕の天帝眼を侮らないほうがいい……!」
なんて笑って、髪を元に戻す。
「……うーん、やり過ぎたかな?
いやぁごめんねーあっはっは」
反省とか後悔とは無縁らしい。空気も読まないらしい。
>>491
「いや、ガンプレイは西部開拓時代からあると思うよ?」
と、頭を掻きながら笑う。
「おー……実はセシベルって凄い?」
拍手をして、感心したように言う。
『実は』がとても強調されていた? 気のせい気のせい。
- 493 :東西南北良方/4/8:2010/09/05(日) 14:24:00 ID:7gFzKdaU0
- >>492
「ナンバーズ舐めんな!」
頬の刻印から一瞬血が滲み、出血が止まり、傷もふさがる。
「にしても、面白い体してんなお前」
感心したふうに言う。
>>491
その言葉に思わず。
シュバッ!
右拳で相手の顔面向けて殴りかかる。
頬の刻印からは血が吹き出し、拳は黒く染まり硬化している。
- 494 :セシベル・S・コープス:2010/09/05(日) 14:29:56 ID:RniePHFA0
- >>492
意外性が女性の心をグッ!とな。
まぁ、こんなことができても別段モテるとかそういうわけじゃないが……
そういうわけじゃないんだよなぁ……。
【落ちてきた銃をまとめて右手に取り、がっくり肩を落とす】
>>493
お、っと。
【拳に合わせて体を引き、ギリギリかする辺りで地面に倒れ込み避ける】
うわー、なぐられたー。きぜつしたー。きぜつしたよ。きぜつ。いやーん。
【地面に寝っ転がって間延びした声でおちょくり、ごろごろ転がる】
- 495 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/05(日) 14:33:29 ID:9qS3TsAM0
- >>493
「おー凄い凄い」
ぱちぱちと手を叩く。
「ふっふーん、本当ならもうちょっと凄い事出来るんだけどねー」
「“今は”自分の体の改変と――」
言って、右手を差し出す。
そこに虚空から銀色の光粒が集まって、小さな銀の立方体が出来た。
「――こんなことしか出来ないけどね」
>>494
「中身は残念だけど、見た目はかなりハンサムいからモテなくはないと思うんだけどね」
そんな様子を見て、白銀は言う。
「あれだね。まずは銃火器振り回すのやめたら?」
- 496 :東西南北良方/4/8:2010/09/05(日) 14:34:48 ID:7gFzKdaU0
- >>494
ピクピクと口の端が引きつる。
「殺しゃあしねぇ……、ぶちのめす!」
そう叫ぶと、地面を転がるセシベルを踏むようにケリを放つ。
身体能力が向上しており、勢いが激しい。
>>495
「今は、ねぇ……」
何かを考えるような表情をする。
「俺は今完全に制限溶けてるからなぁ、負担でかいけど最強状態、みたいな?
」
- 497 :セシベル・S・コープス:2010/09/05(日) 14:42:11 ID:RniePHFA0
- >>495
銃火器振り回しても愛してくれないと、どうせ愛してくれないのと同じじゃないか!
俺=銃火器振り回す!
【とっさに立ち上がり叫ぶ】
>>496
おっと!
【とっさに立ち上がり、本気ダッシュで逃げ出す】
まったったった! つまりはそういうことだ! お前だって俺を殴りたいだろ?
そういうことだよベイベー!?
- 498 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/05(日) 14:45:53 ID:9qS3TsAM0
- >>496
「うわー、チートだチート」
良方を指差しブーイング。こいつも相当ではあるが。
「あれだね、そういう“解り易い強さ”ってのは憧れるよ」
《情報改変》という異能は、“強さ”には直結しない、回りくどい能力だ。
そんなこともあってか、単純な強さという物に憧れがあるのだろう。
>>497
「うおぉっ……」
びっくりして狼から転げ落ちる。
やっと開放された、とでも言いたそうに狼は立ち上がる。
「……いや、それもそうだけどさぁ……」
面倒だなとか思って無いよ。超思って無いよ。
- 499 :東西南北良方/4/8:2010/09/05(日) 14:48:05 ID:7gFzKdaU0
- >>497
「ああ、俺は今『ムカついている』!!!」
ダァん、と地面を凹まして、接近、拳を振るう。
話しを聞く気もない様だ。
>>498
「だって、チート能力者作る計画の核だぜ、チートじゃ無いはずねえだろうがよ」
苦笑する。
それにしても、身体能力上昇、回復能力、焔と水を操る、幻術、能力一つと引換に相手の能力を封じるとは盛りだくさんにも程がある。
「分かりやすい、かねぇ……本質は俺もよく分かんねえがな」
- 500 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/05(日) 14:51:39 ID:9qS3TsAM0
- >>499
「むう……確かにそりゃそうだけどー」
不満そうに言う。
「上っ面だけでも、」
- 501 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/05(日) 14:52:12 ID:9qS3TsAM0
- //IYAAAAAAAAAAAA
//また途中送信ェ……流してくださいな
- 502 :東西南北良方/4/8:2010/09/05(日) 14:53:08 ID:7gFzKdaU0
- >>501
//途中送信の悪夢に飲み込まれるがいい……ククク……
- 503 :セシベル・S・コープス:2010/09/05(日) 14:55:20 ID:RniePHFA0
- >>498
つまりだ……うぉお!
【良方の拳を避けながらウィンクをばちこーんと】
俺を愛してくれるなら男でもいいと、そういうわけだ!!
【どういうわけだ】
>>499
その通り!
だから俺も、お前も、誰も彼も、殴るんだろ!? 剣を振るんだろ!?
頭を棒で打ち付けて、銃で撃つんだろ!?
【体を反らして拳をギリギリで避けて】
同罪だぜェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!?!?!?!?!?!?
【また反転しダッシュ】
- 504 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/05(日) 14:57:23 ID:9qS3TsAM0
- >>499
「むう……確かにそりゃそうだけどー」
不満そうに言う。
「上っ面だけでも、圧倒的に強い力ってのは分かりやすいと思うけど。
……あー、何だろう。こーいう考え事は苦手だよ」
>>503
「…………」
いや、何も言えないよ。
とでも言いたげに眉を寄せる。
「……流石に引いたよ、うん。5km位引いた」
超引いた。
- 505 :東西南北良方/4/8:2010/09/05(日) 14:58:55 ID:7gFzKdaU0
- >>503
「……俺は、俺は違う、違う!!!」
総叫び、追いかける。
「なめてんじゃ……」
突然倒れこむ。
「エイト、エイト、狙撃完了?」
「うむ、このバカ、病院から抜け出しおってからに」
公園の奥から入院着の少女と巨漢が現れる。
少女の右手には麻酔銃。
>>504
「まあ、あれだ。俺も自分の力把握してねえしな、帝もそうだろ?」
頭を又撫でようとする。
「わかりやすかろうがにくかろうが、使いこなせば何でも強いだろうよ」
- 506 :セシベル・S・コープス:2010/09/05(日) 15:02:42 ID:RniePHFA0
- >>504
ぬおお! やはり俺を愛してくれる人などいないのかぁ!?
ちくしょーーーーーーーーーぶっこわしてやる!! もう! やだ! もう!もう!
【ぼろぼろ涙を流しながら服の袖から重火器を取り出す。ロケラン。】
>>505
止まった……。
今がチャンスか!? チャンスなのか!?
この俺のロケットランチャーで、本当の愛を教える時か!?
【とっさに袖からロケランを取り出し構える。が、公園の奥に人影を見つけ】
誰だ!
- 507 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/05(日) 15:06:17 ID:9qS3TsAM0
- >>505
「把握して無い、っていうか封じられてるというか……
……まぁ、確かにそうかもね」
あっはは、と笑って。
「!?」
―――何が起きた?
その疑念が引き金となり、白銀の周囲に氷の粒が無数に浮かぶ。
「……あ、この間の。調子はどう?」
気楽そうに手を上げ、現れた二人に声を掛ける。
>>506
「い、いや。ほら。ここ(イノウトシ)は広いし、一人位は……」
フォローになって無い。
「あーあーあーあー!!! スタァァァップ!!」
氷の粒が幾つか飛んで行き、ロケットランチャーの銃口をふさぐ。
補足しておくとガードでは無い。
- 508 :東西南北良方/4/8:2010/09/05(日) 15:07:35 ID:7gFzKdaU0
- >>506
入院着の少女がセシベルに近づき頭を下げる。
「このバカが迷惑かけてごめんなさい、連れて帰るから、安心してね」
どうやら洗脳時の記憶は殆ど残っていないようで。
「エイトー、ハイ」
頭を鷲掴みにして色黒の巨漢に良方を渡す。
「受け取ったぞ」
足をつかみ逆さ吊りにして持ち上げている。
>>507
「……?ああ、成程、話には効いている。私たちを助けてくれたようだな」
色黒の巨漢が良方を逆さ吊りにしたまま頭を下げる。
その動きで良法の頭が地面をガリガリこすっていたりするが気にしない。
- 509 :セシベル・S・コープス:2010/09/05(日) 15:18:40 ID:RniePHFA0
- >>507
あー?
仕方ない、撃つのはやめてやろう……。
【ロケランを降ろす】
>>508
なぁに、気にするな。当然のことをしたまでだ。
【どの口が言うか】
- 510 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/05(日) 15:22:48 ID:9qS3TsAM0
- >>508
「い、いや。僕は大した事も出来なくt―――」
手をわたわたと振り否定する。
「―――りょ、良方のモヒカンが削れる……!!」
劇画チックに驚愕。驚くのはそこか。
>>509
「よしよし、それで良いと思うよ」
うんうんと頷いた。
「……だーからモテないんだね」
後、ぼそっと小さく呟き、にやりと笑う。
普通に嫌な奴だった。
- 511 :東西南北良方/4/8:2010/09/05(日) 15:26:04 ID:7gFzKdaU0
- >>509
少女はどうやらセシベルが自分を殺そうとしたことを覚えていない様だ。
「ありがとう、ございます。色々と、話は聞いたので、助けてくれたんですよね?」
無邪気な表情で聞くその姿は、この前のものとは全く違う。
>>510
「いや、それでもだ。こうしてまたコイツと家族として過ごせるのだから」
地面をこする良法を持ち上げ、軽々と肩に担ぐ。
「さて、帰るぞ、フォー。私たちも抜けたのを知られると怒られてしまう」
少女に巨漢が話しかける。
「エイトって、そういうの固いよね。いや、別にいいけど」
巨漢はそのまま歩き出し、少女はまたねー、と朗らかに言うと、病院の方角へと歩き去っていった。
- 512 :セシベル・S・コープス:2010/09/05(日) 15:31:20 ID:RniePHFA0
- >>510
……やっぱりか……
俺にはまったく分からんが、俺がモテないのは……
まぁいい。それでも愛してくれる者を探すのが俺の使命。
【そこまで言って、ずいっと帝に寄る。怒っているのではなく、なぜか微笑んで】
どうだ? 俺と一緒に[ピー]でも。いや[ピー]の方が好きか? 望むなら[ピー]してやってもいいぞ?
【したらばは健全です。】
>>511
無論だ。
【胸を張って答えるが、すぐに少女の顔に見覚えがあることに気付いて】
……? お前
あ。
【何か声を掛ける前に、少女たちは行ってしまった】
- 513 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/05(日) 15:35:38 ID:9qS3TsAM0
- >>511
「……家族、かぁ」
誰にも聞こえないような声で呟いて、白銀は言う。
「ん、元気でねー」
手を振って三人を見送った。
(……曇もたまにはいい仕事するんだね)
>>512
(……駄目だこのセシベル)
そんな事を考えて、右手に銀の粒子を収束させ――高枝バサミを創り出す。
「君がそんなに言うんだったらこれで君の[ピーーー]を[ピーーー]してもいいんだけど」
恐ろしくも無邪気な笑みを浮かべ、白銀は言い放つ。
- 514 :セシベル・S・コープス:2010/09/05(日) 15:37:28 ID:RniePHFA0
- >>513
そうして君が愛してくれるなら、いくらでもするがいいさー!!
…
【でも股間を押さえる】
- 515 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/05(日) 15:40:03 ID:9qS3TsAM0
- >>514
「……^^」シャキィン
にこにこしながら無言で鋏を動かす。
「でも君を愛するのは御免かな。あっはは」
そう笑いとばして、鋏を宙に放り投げる。
鋏はまた光の粒となって消えた。
- 516 :セシベル・S・コープス:2010/09/05(日) 15:42:25 ID:RniePHFA0
- >>515
くそう……見てろ!
いずれ、いずれ本当の愛を! 真実の愛を魅せつけてくれるぜぇええええええらあああああああああああああ!!!!!!!!!!
【大声を上げながらばたばたと走り去っていった】
- 517 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/05(日) 15:48:11 ID:9qS3TsAM0
- >>516
「はいはいワロスワロス」
適当に手を振って、セシベルを見送った。
「……さて、僕も帰ろうかな」
その辺で水を飲んでいた銀狼にまたがり、公園を後にした。
- 518 :ノア 《正体不明034号》:2010/09/05(日) 21:15:53 ID:ZOM.z7ps0
- 「あー…………」
どこぞのビル。の、屋上。
ゴスロリルックの彼女にしか見えない彼は、ぼーっと光の海――魔天楼と呼ばれるそれを、見ていた。
「…………みんな死ね!」
小石を投げる。
彼の脳内でそれは核爆弾となり、都市は一瞬で壊滅した。脳内でね。
- 519 :名も無き異能都市住民:2010/09/05(日) 21:27:18 ID:RniePHFA0
- >>518
パリン ガシャン ドッ ボゴンッ
【ちょうど石が落ちた辺りだろうか。遥か下の方で、僅かな爆発音が聞こえた】
- 520 :ノア 《正体不明034号》:2010/09/05(日) 21:33:28 ID:ZOM.z7ps0
- >>519
「エェー!? マッジでェー!? マジで爆弾になっちゃったーア!!
きゃっはははははははスゲー僕超天才じゃン! 小石を爆弾にする能力に目覚めちゃっター!!」
わくわくうきうき。そんな擬音が聞こえてきそうな足取りで、音がしたほうへ向かう。
- 521 :セシベル・S・コープス:2010/09/05(日) 21:41:19 ID:RniePHFA0
- >>520
【小石は爆弾にならないだろう。だがそれは爆弾を呼び起こした】
【爆弾の導火線に火をつけた】
【そしてそれは紛れもない】
――俺ェは核爆弾だあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【生きる爆弾。】
【不安定に不安定を重ねた、導火線だらけの男がところかまわず擲弾発射器で狙いをつけ】
俺の頭に石をぶつけた奴はぁ、奴はぁどいつだぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!
シュコンッ ドガン ドガン ボッ
【周囲には怪我人やらが倒れ伏し、周囲の人々に引きずられて退避させられている】
- 522 :ノア 《正体不明034号》:2010/09/05(日) 21:44:54 ID:ZOM.z7ps0
- >>521
「…………」
生温かい微笑みをたたえて、その光景を見る。
なんだっけこうゆーの、ジゴクエズってゆーんだっケ? 知らネ。
まあうん、
「うわ引くワー」
自分のこと棚にあげやがったこいつ。
こそこそ通り過ぎようとするが、ゴスロリルックと言うものは否が応でも目立ってしまうのであった。
- 523 :セシベル・S・コープス:2010/09/05(日) 21:49:53 ID:RniePHFA0
- >>522
俺の目の端ぃで動くか! うっおとしいぜ!!
【劇的に微妙で分かりづらい言い間違いをしながら、すかさず擲弾発射器の先端を向け】
反吐ブチ撒きなッ!!
【グレネードを発射! 空気がたたき出すような間抜けな音がして、若干重力を受け歪んだ直線軌道で飛んでいく】
- 524 :ノア 《正体不明034号》:2010/09/05(日) 21:53:30 ID:ZOM.z7ps0
- >>523
「ほァ」
眼がまん丸く見開かれる。
ずるり、と滑って、尻餅をついたのだ。
グレネード弾が持って行って壁に埋め込んだのは、彼の髪の先っぽたちとヘッドドレスだった。
「…………」
地面に座り込んだ姿勢のまま、固まって動かなくなる。
- 525 :川堀アミル:2010/09/05(日) 21:57:17 ID:hGStfPTM0
- 「なにやってんのー!」
緑色の長い後ろ髪を二つに束ねた少女。
そらからその様子を眺め、降りてくる。
「こんなに暴れてるとアミルちゃんががいんがいんっておしおきだかんね!」
意味が解らない。
- 526 :セシベル・S・コープス:2010/09/05(日) 22:00:08 ID:RniePHFA0
- >>524
【壁が爆発。爆風が脆弱な建材を粉にして撒き散らす】
あん? なんだ、可愛い子じゃないか。
それならそうと俺が撃つ前に言ってくれ、「ワタシはカワイイ子です!」とな。危うく爆破するところだった。
【しようとしたことには変わりないのだが、まるで相手が悪いというようにやれやれと首を振る】
【男は変な格好だった。頭に小さな王冠。袖しかないようなコートを肩にかけ、中は裸】
【ジーンズはモロぎりぎりまで下げた腰履き。パンツのゴムも見えない】
なんだ。腰が抜けたか? それは危ない、ここは激戦区だラーメン激戦区以上のな。
俺がおんぶついでに太ももと脇腹を撫でさすってやってもいいぞ。
【金髪を擲弾発射器の長い銃身で払って、少女?の目の前に立つ】
- 527 :セシベル・S・コープス:2010/09/05(日) 22:01:58 ID:RniePHFA0
- >>525
今日は豊作か!?
【ぶぉんと風を切って振り向き、にっこり笑う】
ほほう、またなかなか……可愛らしいお嬢さん。
違うんだ、俺が暴れているのには理由があるッ!!!!!!!!!!!!
【暴れる相手の口を制止するように手のひらを突き出す】
- 528 :ノア 《正体不明034号》:2010/09/05(日) 22:05:41 ID:ZOM.z7ps0
- >>525>>526
「…………ふ、ぅ、ぅうウ」
座り込んだまま、ふるふると小刻みに震えている。
僅かに俯いたその顔の、磨りガラスのような不透明な目に、水の膜が張っていた。
「ぅ、うううぅううぇえええーんッ!!!」
そして次の瞬間それが決壊。
大きな声で、泣き始めた。
- 529 :川堀アミル:2010/09/05(日) 22:10:02 ID:hGStfPTM0
- >>527
「ほら、泣いちゃったじゃない!! やっぱりアミルちゃんがおしおきだかんね!」
右手をセシベルに向ける。
生み出された炎は一直線にセシベルの元へ。
>>528
「よしよし、アミルちゃんがいるからだいじょーぶっ!」
べしべしと肩を叩きながら笑顔でそういう。
- 530 :セシベル・S・コープス:2010/09/05(日) 22:14:05 ID:RniePHFA0
- >>528
し、しまったーーーーーー!!!!
なぜ泣いてるのかはサッパリ分からんが、オンナノコが泣いている。
……
【泣いている小さな子供の姿を睨んで、暫く考えこむ】
そうか。大体分かった。つまりは愛か。
【ぽつりと零れた言葉は、意味と裏腹に不穏な聞こえを含んでいる】
>>529
待った、待ってくれ! 理由がある! 理由が! 理由! 理!
あるってんだろォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!?!?!!!!!!!!!???????????
ヒュッ ドゴンッ!!
【怒りの形相で背を反らし、長い筒状の物体を握った右腕を振りかぶり】
【安全装置もついてない旧式の擲弾発射器をそのまま炎に投げつけて、爆発! 炎を霧散させる】
- 531 :ノア 《正体不明034号》:2010/09/05(日) 22:17:31 ID:ZOM.z7ps0
- >>529
「うるせぇーッ!!!」
くわっ。
ついでに泣き止んだ。
>>530
「ボクオトコノコダヨー! ダヨー!」
もう泣き止んでいた。
「僕ぁ今は愛よりお金が欲しいナ」
めっちゃけろっとしとる。
- 532 :川堀アミル:2010/09/05(日) 22:24:38 ID:hGStfPTM0
- >>530
「ふおおおぉぉっ!」
爆発の衝撃に耐えきれず吹っ飛んで転がっていく。
地面に付く間際に腕を伸ばし、受け身を取る。
「じゅーとーほー違反だ!警察いきだ!
こーなったらアミルちゃんブレードで成敗してやる!」
そういうと腰に刺さった短剣を手に取る。
じゅーとーほー違反とは一体何だったのか。
>>531
「あ、アミルちゃんショックかも……」
俯いてうなだれる。
- 533 :セシベル・S・コープス:2010/09/05(日) 22:30:01 ID:RniePHFA0
- >>531
なッ!? 逆によし!
【驚きながらガッツポーズを取る】
金、か……俺は嫌いだ。カネじゃ愛は買えない。カネで人は寄ってくるが。
それでも愛は、愛は寄ってこない。
それが証拠に、俺は愛を持っていない。何も持っていない。
【両腕を広げて寂しそうに笑う。それからすすり泣くように嘆いて、鼻水を音を立てて啜った】
>>532
騒ぎを起こせば君が来てくれると、思ったんだ!
俺はそう思ったんだ! 俺を愛する人の顔が見たかったんだ!!
ただ君のこと愛してるって言いたかっただけなんだよ嘘じゃないよ本当さァアアアアアアアアアア!!!
【勿論、好きな人が来てくれるなんて思ってないし、一切合切、ただ一点を除いて嘘である】
【そのただ一点本当の部分は『愛してる』の部分。セシベルは初対面でさえ愛を求める、変人だからだ】
- 534 :ノア 《正体不明034号》:2010/09/05(日) 22:34:49 ID:ZOM.z7ps0
- >>532
「まー元気出しなヨ! いいことあるサ!」
次の瞬間にはけらけら笑っていた。
ぽんぽんと肩を叩く。
>>533
「わー変態さんだネ!」
けらけら。
「……貴様にとっての愛とは何だ? その定義は?
何故愛を持とうと思うのだ? 四百字以内で答えよ」
したと思ったら、次の瞬間には眼光鋭くセシベルを睨む。
- 535 :川堀アミル:2010/09/05(日) 22:40:58 ID:hGStfPTM0
- >>533
「アミルちゃんはお前みたいなのはキライだー!」
両手を頭上に伸ばし、そこに緑色の炎を溜める。
「灼熱のぉ……ヘルハウルッ!!」
そしてそれを打ち出すと同時に拡散させる!
アミルちゃんブレードとは一体何だったのか。
>>534
「うん、アミルちゃん元気だす!」
何度も頷きこちらも肩を叩く。
- 536 :セシベル・S・コープス:2010/09/05(日) 22:48:27 ID:RniePHFA0
- >>534
愛とは全ての価値を生み出すべき万物の共通概念として定義されるべきものである。すなわち愛こそが全てに置いて重要となるべき点であり愛なくして価値は生まれない。
金に惹かれるものは金を愛しているからだ。ゆえに金に寄ってくる人間は金を持つ人間は愛しておらず、ただ金のみを愛している。愛とはそれを思う気持ちのことだ。
人間という生物は愛によって生と死、進化を続ける。愛とは欲望を生み出す概念でもある。また逆説的に欲望というものがイコール愛と結びつけることも可能であると思われる。
またこれに対する反論として『見返りを求めない愛』というものも宗教上でよく叫ばれるものであり、見返りを求める愛をエロス、求めない無償の愛をアガペーと言うことがある。
私は欲望を持っている。それはすなわち愛である。しかし俺は愛を持っていると言えない。多岐に渡る欲望の全てが満ち足りた俺の全てではないからだ。故に俺は欲を満たす究極の愛を求める。
うん? 何文字だ? 数え間違ったかな……。
【首を傾げてこめかみを指でとんとんと叩く】
>>535
嫌われた!!
……俺は好きだ。
俺は好きだぞォおおおおおおおお!!!! だから、だから俺を受け止めてくれ!
俺から逃げないでくれ! 俺にたった一度の、たった一度でいい、笑顔を。
【すっ、と身を屈める。それから左足だけを思いっきり後ろに引いて】
悲しみを終わらせる愛をォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!
【右足で地面を蹴りつける、自分の体を跳ね上げる! 拡散した炎をくぐろうとして直撃し】
あぢぃいいいいいいいいいっぐ!!
【しかし尚もアミルに向かって走る走る。そして両腕を伸ばし掴みかかる】
- 537 :ノア 《正体不明034号》:2010/09/05(日) 22:55:26 ID:ZOM.z7ps0
- >>535
「……、……負けねェー!!!」
ばしばしばしばしばし!
壮絶な叩き合いに発展する。
>>536
「ふんふん……ふン?」
頷いて、首を傾げる。
「つまりオニーサンは愛が欲しいんだネ? なるほどなるほド。
だいじょぶだいじょぶ、僕はオニーサンのこと愛してるヨ。
オニーサンの髪が好き。顔が好き。身体が好き。服が好き。声が好き。瞳が好き。掌が好き。愛してるのヨ?」
にゃはは。軽く笑った。
- 538 :川堀アミル:2010/09/05(日) 22:56:59 ID:hGStfPTM0
- >>536
「はぁ、は……これでもうだいじょーうおっ!」
息を嫌いているところに手が飛んできて捕まった。
「んぎー、離せー!」
持ち前の異常な腕力でセシベルから逃れようとする。
>>537
「アミルちゃんも負けないもん!」
べしべしばしばし。
押さえてはいるが元の腕力が高い。痛い。
- 539 :セシベル・S・コープス:2010/09/05(日) 23:02:22 ID:RniePHFA0
- >>538
だぁあああっ!!?
【セシベルの効果『接触対象の身体強化』】
【セシベルが掴むことで強化された力が、あっさりセシベルを引き剥がした】
くっ……駄目か。
【懲りないように袖で汗をぬぐい、また飛び込もうとしたところで――ノアの声が耳に入って、止まった】
>>537
……
そうか。
俺の、髪か。眼か。掌か。身体か。
【不意に大人しくなる。】
【それから、ぽろりと涙を一滴零した。零れた雫はすぐにエメラルドの粒に変わって地面に転がった】
涙か。血か。汗か。涎か。ゲロか。糞尿か。嫌いだ。俺は全て大嫌いだ。
その程度だ。
【俯いて立ち尽くしたまま、動かなくなった】
- 540 :ノア 《正体不明034号》:2010/09/05(日) 23:08:28 ID:ZOM.z7ps0
- >>538
「痛いッ! ごめんなさイ! 負けたッッ!」
早々に敗北宣言。
>>539
「ウン、その程度だヨ?」
当然でしょう、とでも言うようにさらりと言い放った。
「見ず知らずの人間に何期待しているノ? だって僕、アナタの心を知らないワ。魂を知らないワ。ぬくもりも知らないワ。
それ以外の何を愛せと言うノ? 僕には心を読む能力なんてないノ。無理言っちゃア駄目駄目ヨ。
その程度ではない愛が欲しイと言うのなら、僕にアナタの全てを教えてヨ。ネ?」
にっこり。笑う姿だけ見れば天使のように愛らしい。
腕を伸ばして、ゆっくりセシベルに伸ばす。
- 541 :川堀アミル:2010/09/05(日) 23:09:56 ID:hGStfPTM0
- >>539
「ふっ、あっぶなあぶない……おろ?」
ふと、セシベルが泣いているのを見る。
「だいじょーぶかな?」
顔を覗きこみに行く。
>>540
「勝った! アミルちゃん勝った!!」
何か凄く嬉しそう。
- 542 :セシベル・S・コープス:2010/09/05(日) 23:20:16 ID:RniePHFA0
- >>540
お前の言うことは……正しいのだろうさ。
俺にだってわかる。お前の言うことは間違いなく正しいってことが。
ただ、お前の言うことが正しいなら
【セシベルは常に許容する。】
【銃殺するのも、抱きしめるのも、彼が自分の欲望を尊重した結果であり、そして彼は他者の欲望も尊重した】
【ゆえに何をされても、怒りはするし、笑いもするが、全て許容をした上での反応】
【――ノアの手を引っぱたいた。】
お前の言うことが正しいなら、俺はこの世じゃ生きていけねェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエんだよ!!!!!
だったら、俺は、探すさ。求めるさ。俺が欲しいものは、そういう愛なんだ。
【明らかな拒絶を叫んで、ぐっと口角を上げる】
わり。
>>541
【ガシガシと袖で涙を拭う。袖にくっついた涙は宝石の粉になって、きらきら光を反射した】
……悪いな。格好悪いところを。
それで、なんだ? わざわざ抱きしめられにきたのか?
【近づいてきたアミルに向かって指をわきわき。】
- 543 :ノア 《正体不明034号》:2010/09/05(日) 23:28:16 ID:ZOM.z7ps0
- >>541
「ふふ……僕を倒しただけで調子に乗るなよ……僕など四天王の中では最弱ッ……!」
にやり。
>>542
ぱしん。
拒絶される音がした。感覚がした。
それは即ち、「痛かった」。
「……そっかァ。それでも僕はアナタを愛しているヨ。
アナタだけじゃあなくて、其処のオネーサンも、通りを歩く人々も、犬も猫も、太陽も月も、みぃんな愛してるノ。
愛してるの、大好きなの、嫌われたとしても僕は愛してるノ。
それだけは、覚えていてネ」
ぐりっと外側を向いた、斜視の左目。それがセシベルを捕える。
涙を零していた。透明な水を零していた。だって愛してるから。
「……じゃあネー」
ひらひら。二人に手を振って、どこかへ消えていった。
- 544 :川堀アミル:2010/09/05(日) 23:32:06 ID:hGStfPTM0
- >>542
「ち、違うよ!
でもちょーっとあんたが気になったんだ!」
親指と人差し指の間を僅かに残し、それをセシベルに向ける。
「泣いてるのはアミルちゃんもきらいだかんね」
>>543
「し、四天王だと……っ」
「あ、あれれー?」
あっけにとられてる間に消えてしまいました。
- 545 :セシベル・S・コープス:2010/09/05(日) 23:35:57 ID:RniePHFA0
- >>543
死にたくて死にたくてしょうがなくなった時には、貴様に愛されてから死ぬのもいいかもな。
【にやっと口を歪めて見送る】
>>544
……
(これは! チャンスか!!)
じゃあ。
俺を愛してくれなきゃ泣くぞ!
【自分の胸を親指で突いて大声で叫ぶ】
どうだ!? これで貴様は俺とイチャラブハートフルせねばならん!
- 546 :川堀アミル:2010/09/05(日) 23:41:02 ID:hGStfPTM0
- >>545
「うーん、アミルちゃんも考えたんだけどさ。
愛してる愛してるじゃなくて、愛されるのが大事なんじゃないかな?」
「だからアンタが頑張れば、アミルちゃんは好きになるかも。にひっww」
セシベルに笑いかける。
- 547 :セシベル・S・コープス:2010/09/05(日) 23:49:22 ID:RniePHFA0
- >>546
……なんと。
そうだな。確かに……そうか、愛される存在になればいいのか……うむ、ふむ。
【汗をつーっと一筋かきながら酷く納得する】
愛される存在……頑張れば、愛されるか?
【すっかり抱きつこうとかそういう事を忘れて、自然にアミルに問う】
- 548 :川堀アミル:2010/09/05(日) 23:51:33 ID:hGStfPTM0
- >>547
「それは……考えるんだよ」
真剣な表情になり、
「アミルちゃんにも解らないし、自分で見つけるべきなんだよ、きっと!」
- 549 :セシベル・S・コープス:2010/09/05(日) 23:55:46 ID:RniePHFA0
- >>548
そうか……そうだなぁ、やってみよう。
自分を歪めない程度に頑張ってみるというのも面白い。
己を曲げて死んでしまうことは退化だが、高みを目指すために僅かに軌道修正するなら
それが進化か。それがまた、生物というものか
勉強になったぞ。ありがとう。
【目を細めて嬉しそうに微笑み】
えっお礼?そうだなぁ俺の熱烈な抱擁でどうだ遠慮はいらんぞ
- 550 :川堀アミル:2010/09/06(月) 00:00:09 ID:hGStfPTM0
- >>549
「お前の言っている事はアミルちゃんには難しいぞ……」
頭を押さえて唸りだす。
「そ、そんな調子だとアミルちゃんは嫌いになるぞ!」
がー。と吠えながら。
- 551 :セシベル・S・コープス:2010/09/06(月) 00:07:01 ID:RniePHFA0
- >>550
このノータリンめ。今時言わんが。
【ポケットに手を突っ込んで高らかに笑う】
次に会うときは好きにならせてやる。まっ、気分だな。
では俺は次の気分の場所に行く。さらばだ。
【くるっと踵を返し、思い出したようにもう一度ターンし】
抱かれたくなったら来るがいい。フフフフフハ!!
【やっと反転して去っていった】
- 552 :川堀アミル:2010/09/06(月) 00:10:45 ID:hGStfPTM0
- >>551
「アミルちゃんの中にはいろいろ詰まってるのだ!」
指をビシッと差して。
「なんか疲れた……今日はもうかえろう」
力なく手を振ると飛んできた方向から帰って言った。
- 553 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/09/06(月) 21:35:29 ID:WVrfsEdY0
- 【公園あたり】
「むにゅ……」
【ベンチの上に座ったままゆっくりと眠りにつく少女がいる】
「……すー…くー…」
【鞘に収まった銀色の刀を抱きしめて舟を漕いでいる】
- 554 :リュウゾウ・ナカムラ:2010/09/08(水) 00:45:07 ID:SSMHlh/20
- 【異能都市・中心部の公園】
異能都市中心部の公園、かなりの大きさがあるが
中心部に位置するだけあり、繁華街から聞こえる雑多な騒音や
塾帰りの学生や夜の散歩を楽しむ市民などが多いため寂れた印象は感じられない。
「――――アレだねェ、鈴虫が鳴いてらァ。」
その公園の一角、人工池に架けられた小さな桟橋に
寄りかかり虫や蛙の声に耳を傾ける男が居た。
「あァ、アレだ、風流だ。」
くたびれた黒のスーツにみを包む男は一見、会社員のようにも見えたが
その顔に走る幾筋もの刀傷がその可能性を否定していた。
- 555 :ウリュー:2010/09/08(水) 00:55:14 ID:PBnIervYO
- 「ふっ……ふぅ……フウ……っ」
既に日課だと胸を張って主張できるランニング。その日課の一つの終点となる都市のおよそ中心に位置する公園の人口池に、薄手の白いワンピースを着た少女が、走ってくる。
腰まである長い髪を纏めたボニーテールがひゅんひゅん揺れる。
足取りは……少し危うい。
- 556 :リュウゾウ・ナカムラ:2010/09/08(水) 01:05:50 ID:SSMHlh/20
- >>555
「よォ、お嬢ちゃん精が出るなァ、
いま時の若ェヤツは異能だ魔術だと体を鍛えたがらねェ。」
今は、周囲に人が居ない。
そのため目に止まったのか、男はウリューに声をかけてきた。
人相は凶悪、声もそれに見合った唸る様な聞き取りづらい声。
しかし、2mを軽々と越える巨漢も多い異能都市にあって
その男の身長――――160cmを辛うじて越えるか、越えないかという体格は
いささか、貧相に見える。
「足取りが乱れてるな、靴が合ってねェんじゃねぇのか。
オレァこう見えても元アスリートってやつでよォ、見ちゃあおけねぇやな。」
- 557 :ウリュー:2010/09/08(水) 01:22:05 ID:PBnIervYO
- >>556
「…はい、きゅーけー……あぅあぅ」
かけられた声。意識して見れば、桟橋には一人の男性。
汗を手で拭い、息を軽く整えてから、男に返事をする。
「……ふぅ、よし。ええと、見知らぬ方。私もその、軟弱魔術畑の人なのですよ」
「思うところあって鍛えはじめたのですが、意外……っ意外と良いものですねぇ」
男の相貌を見ても少女は一貫して柔らかな……少し悪く言うなら、ボーッとした態度を崩さない。
「靴のサイズは…合ってるはずなんですけど……特に運動用の物では、ないからでしょうか?」
そういう少女は頬を赤らめ、未だに息が整いきっていない。単に疲労から来たものかもしれない
- 558 :リュウゾウ・ナカムラ:2010/09/08(水) 01:31:31 ID:SSMHlh/20
- >>557
「ま、なんであれ心地よいものさね。
アレだ、『スポーツ』で流す汗ってモンは100%健全だ。」
男は、ゆっくりとウリューに近づき
その皺だらけの顔を近づけて靴を品定めする。
「ロードワークってモンは少なからず、膝にくるからな。
負担を減らすためにも、運動用のモンを使ったほうがいい。
で、だ……オメー何分走ったんだい。オーバーワーク気味じゃないのか。」
ぎょろり、と男の瞳が動いて、
今度はウリューの顔を見つめた。
- 559 :ウリュー:2010/09/08(水) 01:44:26 ID:PBnIervYO
- 「なんか走ってる内に頭の中が虹色になるんですよー。これがスポーツの喜び……」
「はぁ、そうなんですかー…やっぱり運動靴作るかな」
近づく男に、若干たじろぐ。怖い、というより距離感の問題だと思われる。
「最近は此処に来るのに一時間で済むようになりましたー。進歩進歩」
アハハ、と無駄に明るく笑う。
10歳を少し過ぎた程度にしか見えない少女にはオーバーワークな気もする
とはいえこの都市で見た目が当てになる人間は若干少ないが
- 560 :リュウゾウ・ナカムラ:2010/09/08(水) 01:58:00 ID:SSMHlh/20
- >>559
「そういや、最近のレスラーでヘブンがどうのと言ってたヤツが居たが
まさに、それがヘブンなのかもしれねェなァ。」
ランナーズハイのようなものだろうか、
と脳内で勝手に解釈して。
「オメーのタッパから考えても、そりゃあ少しオーバーワーク気味だな。
『ニク』つけるにゃあ無茶をやるもんだが、そーいう気は無ェんだろう?
ま、ちぃと、待っときな。」
男は、ふらりと姿を消したかと思えば
すぐに近くの自販機で買ったと思われる清涼飲料水を持って帰ってきて、
それを差し出した。
「ま、アレだ。何は無くとも運動後には水分補給。基本だわな。
人間、うごきゃあ体から水は無くなる。メシと水は燃料みてーなもんだ。」
- 561 :ウリュー:2010/09/08(水) 02:09:58 ID:PBnIervYO
- >>560
「わ、有難うございます」
そう礼を言って水を受け取るとちびちびと舐めるように飲みはじめる。
「少し前は無茶を諌めていた側だったのですが……これじゃあ人のことは言えないな」
ほぅ、と体に染み渡る水に感じ入って息をついた。
若干自嘲の気が混じったのは、その前の発言から考えるに気のせいではないだろう
「ヘブンな気分で体を壊すのは嫌ですからね。今度からは少し気をつける事にします」
「ありがとう……ええと、見知らぬ方」
- 562 :リュウゾウ・ナカムラ:2010/09/08(水) 02:19:56 ID:SSMHlh/20
- >>561
「根性論、精神論も結構なこったが、
アレだな、そればっかりでもダメってヤツよ。
かといって努力を欠いてもダメだ。難しいなァ。」
くつくつ、と低い声で唸るような音を出す。
おそらく、笑っているのだろう。
「礼はまあええわな、んじゃ俺ァこのあたりで失敬するよ。
ま、この辺走ってんなら時折顔ぐらいは合わすだろうが。」
名を名乗ることも無く、くるりときびすを返して何処へと立ち去る男。
年を経て曲がったその背中はまるで古木のようにどっしりして見えた。
- 563 :ウリュー:2010/09/08(水) 02:28:49 ID:PBnIervYO
- 「私は、まあ私なりのバランスで頑張ろうと思います……色々ありがとうでした!見知らぬ方ー!」
去っていくその姿に、今ある元気を全部使って手を振り見送る。
少女もまた、少女の笑顔で男の笑い声に応えるのであった。
- 564 :さくら ◆X7kkkkkkkk:2010/09/10(金) 00:02:50 ID:kuU4AsN60
- 【AGカフェ】
「ふふん、今日はここから攻めて見ますよ!!くくくっ…………!」
とん、と緩く戸を押し、彼女は入ってきた。
からころと下駄を鳴らして敷居を跨ぎ、店内を見渡す。
「店長はいますか!」
- 565 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/09/10(金) 00:05:31 ID:HnkBBDEo0
- >>564
「いないよー」
「いるか?」と聞かれたら「いない」と答える。
そんなヒネクレ者な店長であった。
「うん、客か?
いらっしゃい、こちとら絶賛深夜営業中だ」
- 566 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/09/10(金) 00:10:15 ID:WVrfsEdY0
- 【カフェの扉が続けて開く】
「うーん、きょうはまだごはんたべたりないの」
【少しお腹をさすりながら包帯を巻いた少女が入ってきた】
「『くろす』いるかなの〜?」
【店の奥に向けて声をかける】
- 567 :さくら ◆X7kkkkkkkk:2010/09/10(金) 00:12:04 ID:kuU4AsN60
- >>565
「あれ?」
彼女は、どこかのヒーローと同じデザインの狐面を被っていた。
鼻をクロスさんに向けて、首を捻り、御面越しの視線をぶつける。
「………………ここって喫茶店ですよね?
深夜営業してるなんて変ですね。私の読みでは寝込みを襲える筈だったんですが」
とん、とん、とん、
から、ころ。
スキップに似た軽いステップで、彼女はカウンターまでやってきた。
「あ、起きてるなら起きてるでいいです。普通に料理食べさせてもらえます?」
- 568 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/09/10(金) 00:20:29 ID:HnkBBDEo0
- >>566
「いないよー」
そう言いつつもカウンターで雑誌を読んでいる。
>>567
「寝込みを襲う? なんだそりゃエロいな」
そう言いつつ雑誌から顔を上げる。
「ああ、うちの店は一応『喫茶店』というジャンルには含まれてるが、
どうもこの街は昼より夜の方が活発でね」
雑誌を放り投げ、おしぼりと麦茶を取るとカウンター越しに少女の前へ。
「ほう、どこかで見た仮面だな。ご注文あるかい? マスク・ド・ロマンス」
もちろん、本当にマスク・ド・ロマンスでないことぐらいは分かっている。
- 569 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/09/10(金) 00:23:51 ID:WVrfsEdY0
- >>567
「あう〜。こんばんわなの〜」
【お客がいたのを見てディスは何となく頭を下げた】
「あう?みたことあるおめんなの」
【不思議そうに首をかしげて言う】
>>568
「あう〜?いるの〜」
【カウンターの椅子に座って微笑む】
「あう〜…まだごはんたべたりなかったの〜。
ここでごはんいいかなの〜?」
【そう言って手を振る】
- 570 :さくら ◆X7kkkkkkkk:2010/09/10(金) 00:25:46 ID:kuU4AsN60
- >>568
「いえ、エッチなことはしませんよ。得意じゃないですし。
ちょっと、ちょちょいのちょいと強盗をですね、目論んでたんです」
椅子に座り、足をぶらぶらとさせる。
手で髪を梳きながら、店内をきょろきょろと見ていた。
「へー…………まあ大きな都市ですし、会社帰りの人とかが利用するんでしょうね。
雑誌とかに乗ってます、ここ?」
投げられた雑誌を目で追い、思い付きを口にする。
「あれ?この面を見たことあるんですか?
ってかマスク・ド・ロマンスって何です?だっさい名前ですねー…………」
- 571 :さくら ◆X7kkkkkkkk:2010/09/10(金) 00:27:21 ID:kuU4AsN60
- >>569
「はい、こんばんは。私はここにいますよー。
って、ん?あなたも見たことあるんですか?この御面」
ディスさんを見て、首を傾げる。
はて、
安売りしているような代物じゃない筈なんだけれど、と。
「………………ふむ。偽者の登場ですかね」
- 572 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/09/10(金) 00:30:57 ID:HnkBBDEo0
- >>569
「なんだ、まだテメェは喰うのか。
お前の胃はどうなってんだか……
いいぜ、好きなの作ってやる」
>>570
「うちで強盗かー、やめときなー。
金目のモノなんてそうそう無いぞー」
強盗を宣言されようと、クロスはサラリと流して次の話題へ。
「雑誌には載ってねーな。広告費とかバカにならんのよ。
ま、宣伝しなくても、なんとかやっていってるしな。
で、」
ガッ! とメニュー表をカウンターにたたきつけつつ、
「マスク・ド・ロマンスをダサい言うなし!
いや確かに賛否両論分かれやすい格好のヒーローだけど!
つーか、そのお面どうしたんだよ。それって売ってるものなのか?」
- 573 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/09/10(金) 00:35:25 ID:WVrfsEdY0
- >>571
「あうー、みたことあるの〜!」
【興味深そうに言う】
「あう〜?にせもの?
うーん…これつけてたのいいひとだとおもうけどなのー…」
【偽物と聞いて少し首をかしげる】
>>572
「あうあうー。とっくんしてたら
いっぱいおなかすいてなの…」
【チョイ申し訳なさそうである】
「うん、ごはんのうえに、のっかってるのがいいなの〜」
【丼物という意味だろう】
- 574 :さくら ◆X7kkkkkkkk:2010/09/10(金) 00:43:20 ID:kuU4AsN60
- >>572
「あら、そうですか。じゃあやめときます。
ではその代わり、ただ飯を強要しますよ…………!」
たたきつけられたメニュー表を受け取り、ぱらぱらと目を通す。
「へー……そんなもんなんですか。地元民に愛されてるタイプの店ですね?大したもんですよ
ってかダサいですよ。マスク・ド・ロマンス。姿形は知りませんが名前はダサいです。
大体意味がわからないんですよ!!ロマンスを被る或いはロマンスの仮面、って…………訳がわかんないですね」
たまに目を留め、流し、また、目を留める。
「ん?このお面ですか?
………………ふふん、興味あります?!ありますよね?!」
言葉に顔を上げ、じ、とクロスさんを見た。
>>573
「いい人かどうかは関係ないんです。
問題はパクリか否かなんですよ。
…………ん、ひょっとしてこっちが自覚なしのパクリってパターンもあります?
うわー…………ややこいですね。面倒です。其処ら辺は無視の方向で行きましょうか」
一人で言い、彼女は盛り上がっていた。
「んん?……………………そもそも、この御面って何でしょう?」
そして、無茶苦茶だった。
- 575 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/09/10(金) 00:45:26 ID:HnkBBDEo0
- >>573
「おっけおっけ。具は適当でいいな?」
そう言いつつも冷蔵庫から取り出すのは、トンカツだ。
それをレンジで解凍した後、オーブンに入れて衣から水分を飛ばす。
カツが焼きあがるまでに、クロスはボールを取り出すと、そこに卵や出汁を入れて掻き混ぜ始めた。
>>574
「お前、名前に意味を求めちゃ駄目だろ……。
ぜってーお前、技名を和訳してダサくするタイプだな。
グランドクラッシャーを『大地破壊って、そのまんまですね』みたいにツッコミ入れるタイプと見た」
歯を剥き出しつつも、クロスは料理をすべく手を動かし続ける。
「ああ、そのお面は気になるな。流行ってんの? そのデザイン」
- 576 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/09/10(金) 00:49:14 ID:WVrfsEdY0
- >>574
「あう〜。ぱく?
うーん…たまたまじゃないかなの…
そのおめんはいろんなところにありそだからなの」
【微妙に失礼なことを言っているように見える】
「あう〜?きつねさんのおめんじゃないかなの?」
【軽く首をかしげながら言う】
>>575
「あうあう、『くろす』にまかせるなの〜!
おいしいのができるなの〜」
【信頼を寄せている顔である】
「あう〜…『ろざりあ』といっしょのとっくん…
どうなったのかなの…」
【ふと天井を見上げて言う】
- 577 :さくら ◆X7kkkkkkkk:2010/09/10(金) 00:56:49 ID:kuU4AsN60
- >>575
「あら分かりました?お恥ずかしい」
けらけらと笑いながらてきとうに返し、メニューを指差す。
「んー…………あ、これ下さい、これ。
流行ってない、というかそもそも出回ってないと思いますよ、このデザイン。
本当にコレと同じ御面を被った、その変な名前のヒーローなんているんですか?」
>>576
「ふふん、あなたは純粋ですね。ですがその純粋さは嫌いですよ!直視できませんから!!
とまあ戯言を言わせてもらいました、と」
「どうでしょうね。ただの御面じゃない筈なんですけど」
- 578 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/09/10(金) 01:08:02 ID:E4Ka56rgO
- >>576
フライパンに油を引き、火をかける。
そこに卵を流し込み、更にタマネギを加えて蓋をする。
「特訓? なんかやってたっけお前」
半熟になったところでオーブンからカツを取り出し、
一口大に切ってから半熟卵の中に投入。
>>578
「いるよ、マジマジ
俺そいつと友達だもん」
そう言いつつ注文されたメニューの準備を始める。
「名前も知らないお前に、こんなつまらない嘘はつかねーよ」
- 579 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/09/10(金) 01:13:28 ID:WVrfsEdY0
- >>577
「あう〜…わるいこといったかなの…
ごめんなさいなの」
【よくわからないままディスは罪悪感を感じて頭を下げる】
「あう、ただのおめんじゃないの…
ふつーにうってるのじゃないってことかなの?」
【かなり不思議そうな顔だ】
>>578
「あうあう、きのうあの…おにわでとっくんしてて…
そのときに『ろざりあ』はいってきたからたたかったの」
【そう言って少し首をかしげる】
「うーん…でもさいごのほうをよくおぼえてないなの…」
【不思議そうな顔だ】
「あう、いーにおいしてきたの」
【だが…食べ物の匂いがするとすぐに意識がそっちへ向かった】
- 580 :さくら ◆X7kkkkkkkk:2010/09/10(金) 01:17:20 ID:kuU4AsN60
- >>578
「へー……………………。ヒーローと友達、って。豪く身近な存在なんですね、その人。
ならまあ、とりあえず私の答えは、」
料理の作られる課程をガン見。
物珍しそうに、じぃーと見続ける。
「売ってませんし、流行ってません。
私はこの御面、オンリーワンのユニークな代物だと思ってましたから」
>>579
「ええ、売ってないってことです。
大体狐の御面が欲しいのなら、もっと普通のデザインのを買うべきですよ」
だから変なんですよねー………………。
- 581 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/09/10(金) 01:21:59 ID:HnkBBDEo0
- >>579
「なんだよ覚えてねーのかよー。
ちゃんと記憶に残らないと特訓にならないぜー」
そう言いつつも丼にご飯を盛り、そこに卵で閉じたカツを乗せる。
最後に三つ葉を散らせば、カツ丼の完成だ。
「すまん、余ってる材料じゃコレしか作れなかった」
>>580
「……」
クロスの手が止まる。
「どういう、ことだ? じゃあその面は誰が作ったんだ?」
その目は初めて、さくらを「異質」として捕らえる。
奇妙なことが起こっている。
- 582 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/09/10(金) 01:27:02 ID:WVrfsEdY0
- >>580
「あうあう〜…そうなの…
おんなじかんじのおめんだけどなのー…」
【不思議そうに言う】
「うーん…どうしてそっくりなのかなの」
>>581
「あうあう〜、こんどはいるときはしっかりおぼえておこうかなの…
だれかとっくんしてるのみてたひといないかなの〜」
【ため息をついて言う】
【直後、かつ丼を見て】
「あう〜!おいしそなの!
これでもじゅーぶんなの!」
【とても嬉しそうな顔になった】
- 583 :さくら ◆X7kkkkkkkk:2010/09/10(金) 01:31:26 ID:kuU4AsN60
- >>581
「あ、今私に興味津々ですね?!いいですよその姿勢!!私、褒めちゃいます!!」
――――けど、
「わかんないんですよね…………理由。
多分、わかんないじゃなくて、正確には『思い出せない』なんでしょうけど。私ってば記憶、飛んじゃってるんです。
なんとなくこの御面がたった一つしかないってことはわかるんですけど、その根拠はないんです」
「………………まあ根拠がなくとも確信してるんですが。変な話ですよ」
>>582
「わかんないですよ。ってかまだ同じ仮面があるかどうかすら半信半疑ですよ?私」
- 584 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/09/10(金) 01:39:29 ID:HnkBBDEo0
- >>582
「やっぱりそういうのは、経験してナンボだからな。
っと、たんとお食べー」
>>583
「おいおい、やけにミステリアスな感じになってきたな」
また作業を再開しつつ、クロスは話を続ける。
「記憶が無い。でも、確信はある。
これは下手すりゃホラーな話だぜ?
実際俺は、その仮面には見覚えがある。
が、お前はそれがオンリーワンであると主張している」
鉄板を開く。
そこにはフルーツのホットサンドが並んでいた。
「やれやれ、こりゃややこしい感じに面白くなってきたね」
ホットサンドを皿に乗せ、付け合せのサラダと一緒にさくらの前に出した。
- 585 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/09/10(金) 01:43:20 ID:WVrfsEdY0
- >>583
「う〜ん…『ろまんす』にあってみないとわからないなの…
どういうことかなの」
【しばらく考えて】
「あう!そっかなの!」
【ポンと手を叩く】
「まちあるいてたらもしかしたらあえるかもしれないなの!
そのひとになの!」
【いかにも思いついた風ないい方である】
>>584
「うん…あんまりむりはしないでゆっくりとっくんするなの!」
【そう言って頷いた。 ディスは じちょう を おぼえた!】
「あうあう!いただきますなの〜!」
【そう言ってカツ丼をがつがつと食べ始めた】
「むぐむぐむぐ、うー、おいしいの〜!」
【かなり幸せそうな顔である】
- 586 :さくら ◆X7kkkkkkkk:2010/09/10(金) 01:52:21 ID:kuU4AsN60
- >>584
「んー………………そこまであっさりと話飲み込まれると、あなたの言ってることも信じざるを得なくなると言うか。
……………………んー…………」
ひょい、ぱく、とホットサンドを食べ、あ、これはいいですねえ!と言った後、サラダに手を出す。
猪突猛進。全速力で完食し、手を合わせた。
「………………腑に落ちません。
私、一回そのヒーローとやらを探してみます」
>>585
「………………街を歩いてたら会えるヒーローって、もうヒーローと言うよりお巡りさんですよ。
まあいいです。ごちそうさまでした」
カウンター席から降り、浴衣の袖から小銭を出す。
ひの、ふの、みの、よ、と数え、値段分きっかりとカウンターに置いた。
「やることもありませんし、プラプラと散歩しつつ探してみますね。
美味しい料理ありがとうございました」
ぺこ、と頭を下げてから、退出。
暇に託けて、本当に探しに行ったみたい。
中:絡ませてもらってありがとうございました。
落ちますねー。お疲れ様でしたー。
ノシ
- 587 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/09/10(金) 01:56:12 ID:HnkBBDEo0
- >>585
「ん、おいしいなら良かった。
おいしくないなら喫茶店の店長として恥ずかしいからな」
>>586
「悪いね、俺の周りじゃいつも不思議な出来事に溢れてるんで。
こういうミステリアスな話も、疑うってことを忘れてしまう」
クククと苦笑。
「おう、探してみ。みつからないなら、夜の街の空を眺めてみるといい。
きっと今日みたいな日は、翼を広げて飛んでる筈さ」
どうもありがとうございましたー、と言いつつ代金を受け取り、去っていく彼女を見送った。
「しかし……なんか『薄い』子だったな、アイツ」
//おうおう、おやすー
- 588 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/09/10(金) 01:59:36 ID:WVrfsEdY0
- >>586
「あうあう〜。そうかなの…
ちかくにいるようなかんじだからなの…」
【少し首をかしげながら言った】
「あう〜。またねなの〜!」
【微笑んで手を振って見送った】
>>587
「あうあうー。いつもおいしいからうれしいの!」
【そう言ってどんどんとご飯を食べて行く】
「あう〜。そういえばなの…」
【急に思い出したように声を上げる】
「…ここでおしごとできないかなの?」
【かなり急な話だった】
- 589 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/09/10(金) 02:03:32 ID:HnkBBDEo0
- >>588
「…………」
なんか露骨に嫌な顔をするクロス。
「お前が……仕事ッ!?」
必死にブンブンを顔を横に振るクロス。
「いや無理だろ無理無理無理無理!
お前、数学できるのか? この店のメニュー値段、覚えられるのかッ!?」
そういう『仕事をする上での常識』があるかどうかが不安らしい。
「家事手伝いレベルならともかく、この店で働くとなると、
ディスは……んんんんん? どうなんだオイ」
- 590 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/09/10(金) 02:07:01 ID:WVrfsEdY0
- >>589
「あう、すーがく…
う〜…さんすーかなの?むずかしいの〜」
【頭を下げて言う】
「『にな』のおみせでいろいろおしえてもらったけど…
おさらは…う〜ん…こわしちゃうかもしれないかなの…
それにほーたいだからきれいにするおしごともちゃんとできないかなの…」
【改めて思い返したディスは…】
「……うー…」
【またうなだれた】
- 591 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/09/10(金) 02:13:08 ID:HnkBBDEo0
- >>590
「お前はまず、働く前に覚えた方がいいことがたくさんあると思うぜ」
食器を洗いながらクロスは言葉を続ける。
「こんな小さい店にいるんじゃなくて、もっと外に出るべきだ。
色んな奴と会って、いろんな物事を見て、
世の中の波の中でもがくべきだと思う。
そんな無茶でバカなことが許されるのは、若いうちだけだ」
洗った食器を布巾で水気を拭き取り、棚の中へ。
「働くのは、それからでも遅くはないぜ」
- 592 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/09/10(金) 02:18:23 ID:WVrfsEdY0
- >>591
「うん…そうだねなの…
『でぃす』しらないことがまだいっぱいあるの…
おそとでいろんなこときくのがいちばんかなの!」
【顔をあげて微笑んだ】
「うん…そうするなの…」
【少々不安げに言う】
「あうあう!いまはいっぱいごはんたべることなの〜!」
【そう言って再び残りのかつ丼を平らげて行く】
- 593 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/09/10(金) 02:23:39 ID:HnkBBDEo0
- >>592
「ん、それがいいさー」
エプロンを脱ぎ、洗濯機に放り込む。
「さーて、と。俺はそろそろ寝るぜ。
食べ終わった食器はそこの流し台に入れておいてくれ」
そう言ってツカツカと歩いてゆく。
「とある小説のタイトルも言っている。
『夜は短し歩けよ乙女』ってな!
んじゃ、おやすみー」
そう言ってクロスは『STAFF ONLY』と書かれたドアの向こうに消えていった。
- 594 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/09/10(金) 02:27:05 ID:WVrfsEdY0
- >>593
「うん、がんばるなの!
おやすみなさいなの〜!」
【大きく手を振って見送った】
「しょーせつなの…
もじはむずかしいけど…よんだらいろいろかわるのかなの…」
【そう呟いて、かつ丼を平らげた】
「よるはみじか…し、なんだかいいことばなの!」
【軽く微笑みながら食器を流し台において、店を去って行った】
- 595 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/11(土) 22:19:07 ID:sn9myzSMO
- 「…………、」
誰もいない公園に、その少年はいた。
目を閉じ、公園の中心に立つ。
「……――っ!」
息を吸い込み、目を見開く。
銀色の粒子が彼を中心に渦巻き、光の柱が現れ――消えた。
「――っ、はあ……」
息も切れ切れな少年の青い眼から、赤い血が流れる。
それはまるで涙。
「……あー、やっぱ駄目だなあ」
仰向けに寝転がり、小さく呟いた。
- 596 :萌葱 アテナ:2010/09/11(土) 22:21:53 ID:7gFzKdaU0
- >>595
光の柱をみつけたのか森の奥から少女が駆けてくる。
その格好は真紅を基調としたタンクトップにホットパンツにニーソックス。
両手にはグローブがハメられており、いわゆる戦闘態勢と言ったものだ。
「何何!?なんだ!?」
そう良いながら駆けると、そこには少年が一人いた。
よく見ると目から血が流れている。
慌てて駆け寄り、聞く。
「あの、大丈夫、ですか?」
- 597 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/11(土) 22:26:14 ID:sn9myzSMO
- >>596
「……あ、いや、大丈――」
かけられた声に、ゆっくりと上体を起こそうとして
「――、っ……!」
また倒れる。
「……見ての通り大丈夫だよ、気にしないで」
あっはは、と小さく笑い、親指を立てた。
- 598 :萌葱 アテナ:2010/09/11(土) 22:28:02 ID:7gFzKdaU0
- >>597
「むむ……」
倒れた少年を見て眉を寄せる。
「あたし回復苦手だしなぁ……」
ぼそっと呟く。
「えと、なら、気にしないよ」
そういう。
珍しく敬語口調が外れているが、恐らく年齢が比較的近いように見えるからだろう。
- 599 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/11(土) 22:33:24 ID:sn9myzSMO
- >>596
「よい……、しょ」
仰向けになっていた少年は、今度こそゆっくりと立ち上がる。
「……っと、心配してくれてありがとね?」
赤い線が走る頬を、空色のパーカーの袖でごしごし拭う。
「やー、無理はするもんじゃないねー本当」
- 600 :萌葱 アテナ:2010/09/11(土) 22:34:45 ID:7gFzKdaU0
- >>599
「いやいや、どういたしまして」
にへへ、と笑う。
そして少年の言葉に。
「えと、もしかしなくてもさっきの光……キミ?」
- 601 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/11(土) 22:38:42 ID:sn9myzSMO
- >>600
「そう、その通り」
にぃっと笑い、人差し指をぴんと立てる。
「……まあお陰でこんなんなってるんだけどね」
少年の眼を見ると、充血しているのがわかる。
- 602 :萌葱 アテナ:2010/09/11(土) 22:40:16 ID:7gFzKdaU0
- >>601
「凄かったよ、アレ。うっかり国軍だと思って慌てて出てきちゃったもん」
苦笑する。
そして、少年の目を見てうわ……と呟いている。
「うわ……やばいね……」
- 603 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/11(土) 22:45:02 ID:sn9myzSMO
- >>602
「国軍……っていうと、巷で噂の?」
あんなに暴れれば有名にもなる。
「あっは、誤解させちゃったみたいで悪いね」
頭を掻いて、苦笑い。
「ま、封じ込められたモノを使おうとしたんだし。
むしろこれ位で済んでよかったよ……っと」
また目尻から血が流れて、それをまた拭う。
パーカーが。パーカーの袖が赤くなってる。
- 604 :萌葱 アテナ:2010/09/11(土) 22:47:50 ID:7gFzKdaU0
- >>603
「うん。因みにあたしはレジスタンスの副長ね」
簡単に説明する。
「封印か……。そういやあたしも封印してるのあるな……」
と呟いている。
- 605 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/11(土) 22:52:08 ID:sn9myzSMO
- >>604
「へぇ……あ、じゃあ君が」
何に納得したのか、なるほどなるほど、と一人頷く。
「封印してる――ならまだ良いと思うけどね。
封印されてる、ってのも厄介なんだよ?」
そう言って、また笑う。
- 606 :萌葱 アテナ:2010/09/11(土) 22:53:26 ID:7gFzKdaU0
- >>605
「……?」
何に納得しているのか疑問の表情を浮かべる。
「あー……自分じゃ解けないもんね」
納得したふうである。
- 607 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/11(土) 22:59:02 ID:sn9myzSMO
- >>606
「や、鋼がまた敗けたーって言っててさ。
えっと……そう、アテナちゃんだっけ?」
友人から聞いた情報を引き出し、聞く。
「……あ、僕は帝っていうんだけどね。白銀帝」
「そうそう。その上なんか面倒な仕組みなんか付けられちゃあね」
曇いつか消す、とかなんとか物騒な事を呟く。苦笑した笑顔のままで。
- 608 :萌葱 アテナ:2010/09/11(土) 23:01:58 ID:7gFzKdaU0
- >>607
「あー……この前の模擬戦か」
納得する。
「今度は万全でお互いやりたいな……」
と呟く。
「帝、ね。よろしく。知ってるだろうけど、アタシは萌葱アテナだよ。よろしく」
右手を差し出す。
「うわー……、困るよねぇ」
- 609 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/11(土) 23:10:21 ID:sn9myzSMO
- >>608
「万全、ね」
言って、何がおかしいのかくすりと笑って
「……ま、鋼はあの腕に頼りすぎだったトコもあるし、むしろあの状態こそがプラスマイナス0なんだよね」
「うん、よろしく」
言って右手を握り返す。
「しかし“戦女神”かー……ギリシャとかその辺?」
自分の知識に当てはめて、そんなことを尋ねる。
「いやあ、本当にアレはどうかしてるよ。突き詰めれば原因は僕かもしれないけど、それでも酷いよ全くあの灰色野郎ふざけてるのかなあっはは」
変わらぬ笑顔。
- 610 :萌葱 アテナ:2010/09/11(土) 23:12:22 ID:7gFzKdaU0
- >>609
「アレでプラマイゼロって、腕付いたら本気出さないと行けないかもなぁ」
と本気の表情で言う。
「ん」
握り返す手の力は、結構強い。
そして少年の質問に答える。
「お父さんがギリシャで母さんが日本人なんだ」
灰色野郎との言葉に。
「もしかして……灰堂さん?」
- 611 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/11(土) 23:19:14 ID:sn9myzSMO
- >>610
「ま、腕があろうとなかろうと弱いもんは弱いけどね」
肩を竦めて両手は上向き。
やれやれと言う風に首を振る。
「へぇ、中々聞かない国際婚だねー」
感心したようにうなずくと
「僕は――僕は……あれ、何だったかな?」
腕を組んで考え込む。
「…………え、と」
目をパチクリさせ、
「……お知り合い?」
恐る恐る、という言葉が合うような様子で尋ねた。
- 612 :萌葱 アテナ:2010/09/11(土) 23:21:21 ID:7gFzKdaU0
- >>611
「結構強かったけどなぁ」
憮然とした表情だ。
「うん、アレらしいよ。駆け落ち」
笑顔で説明する。
「えと、うん。そだよ」
肯定。
「彩子さんと戦って以来会ってないけど、ウチの愛香が凄く尊敬してるんだ」
- 613 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/11(土) 23:28:24 ID:sn9myzSMO
- >>612
「あー、うんと。なんて言うんだろうね、そう言う意味では確かに鋼は強いよ?
ただ、そうじゃないんだよ――強いっていうのは、ね」
どこか含みのある言い方だ。
「かー、良いね良いね最ッ高だね」
※別に第一位ではない。
「そういうの素敵だと思うよ、いや本当に」
「……あー、そう」
うー、と唸って頭を抱えて――
「……マッドでバッドな性質が移ってなきゃ良いんだけど」
- 614 :萌葱 アテナ:2010/09/11(土) 23:32:11 ID:7gFzKdaU0
- >>613
「――精神、かな?」
一つ思い当たることにたどり着く。
「まあ、あっちで仲良くしててくれるといいんだけどね」
ちょっと寂しげに笑う。
「あー……、いや、元からだから大丈夫。というか、今正にその状況なんだよね……」
眉間を抑え、森のほうを指さす。
ギュィィィイィィイィィィィィイィィィィン!!!
ッズガガガガガッガガガガッガ!!!
『うふふふふふふふふふふふふ!!!やっぱり私天才ね!!!』
とすごい勢いで聞こえてきた。
- 615 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/11(土) 23:40:37 ID:sn9myzSMO
- >>614
「ま、簡単に言えばそうなるね」
目を閉じて、頷く。
「なんの躊躇いもなく人を殺せる人間は強いかといえば――違うと思うんだよね。
そういう弱さが、鋼にはある」
「心配、だよね。家族だし」
そう言ってはいるが、どこか現実味がなさそうだ。
「……っ!?」
聞こえてきた甲高い音にびくっと肩を震わせた。
「類は友を呼ぶ、かなあ」
- 616 :萌葱 アテナ:2010/09/11(土) 23:43:20 ID:7gFzKdaU0
- >>615
「うん、なんとなくわかるよそういうの」
アテナも頷く。
「いや、死んじゃってるんだよね。統一国軍にやられちゃって、さ」
苦笑する。
「あはは……多分跡3日ぐらいあんな感じだよ」
肩を落とす。
- 617 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/11(土) 23:50:17 ID:sn9myzSMO
- >>616
「ま、結局個人の考え方なんだろうけどさ」
へらへらと笑う。数秒前の真剣さは何処へ。
「……と、聞いちゃ不味かったかな?
最初から“いない”と、どうもそういう気持ちが解らなくて」
申し訳なさそうに俯く。
「あと三日ね……三日!?」
おもわず声のした方を二度見。二度見。
「全盛期の曇を見ているようだよ……」
- 618 :萌葱 アテナ:2010/09/11(土) 23:54:22 ID:7gFzKdaU0
- >>617
「まあねー、あたしは武術家だから心技体一体じゃなきゃ駄目って考え。体だけじゃなくて心もねって」
しゅしゅっとシャドウをする。
「あー、いやいいよ。もう吹っ切れてるしね」
気にしていないようだ。
「っていうかいない……って、こう……クローンとかそういう感じかな」
前居た世界でも何人もそんな存在は居た。
「……うん、眠れないのか今日も……」
森に目をやる。
ズアガッガガガガガッガガガガガッガガガ!
ギュィィイィイヂググイギギギギリリリイリリィイィィィィンンンンンッ
- 619 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/12(日) 00:02:20 ID:sn9myzSMO
- >>618
「心技体……昔の人はいい事言うよねー」
うんうんと頷く。
「あー、僕も信念の一つでもあった方がいいかなあ」
「彩子とかと同じ、人工生命ってやつでね」
言って自分の眼を指差し、
「“眼に合わせて”造られた命なのさー」
気楽そうに笑った。
「……耳栓とか、要る?」
言うと、白銀の右手に銀の粒子が集い――耳栓を形作る。
- 620 :萌葱 アテナ:2010/09/12(日) 00:04:28 ID:7gFzKdaU0
- >>619
「ねー。あたしは、まだそんなレベルには言ってないけど……ネッ!!!」
スパァンッ!!!と拳の先で空気の弾ける音がする。
「目に合わせて……、さっきの光も眼の力?」
こっちもそれほど深刻そうではない。
「……ありがと」
ちょっと疲れた笑みを見せて耳栓を受け取る。
- 621 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/12(日) 00:09:32 ID:sn9myzSMO
- >>620
「!?」
ビックゥ!と肩を震わせガクブル。
もうなんか涙目。
「そう。元々は眼に合う人材を探してたらしいんだけど、要求スペックが高すぎたみたいでね。
……ん、そうだよ。今はそれくらいが精一杯だけどね」
耳栓を指差し、苦笑する。
分かりやすく言うと防音*****+位の性能があるのだが。
それくらいて。
- 622 :萌葱 アテナ:2010/09/12(日) 00:14:50 ID:7gFzKdaU0
- >>621
「……?」
なんで震えているのか解らない様子。
そして、耳栓を耳に入れてみる。
「おー!!!凄い、コレは謎の貝の防音性能にも匹敵す)ry」
などよく分からない発現をしている。
そしてひとしきり騒いでいると目の前にホログラム画面が開く。
そこには黒髪の少女が居た。
『アテナ!愛香がパーツ足りないって言って家分解し始めた!何とかしてくれ!』
とのこと。
「……、……、……はぁ……」
肩を落とす。
帝に振り返り。
「ごめん、もう行くね。また逢えたら、帝」
手を軽く振ると、ダァンッ!と地面を蹴り森の中へ消え去っていった。
- 623 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/09/12(日) 00:18:09 ID:sn9myzSMO
- >>622
「あ、あと言い忘れてたんだけど――」
――それ、一日経ったら消滅しちゃうんだけ、ど……
そんな言葉を言う前に、アテナは姿を消した。
「……いい夢を、なんてね」
くす、と小さく笑って、銀髪の少年も立ち去った。
- 624 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/09/13(月) 23:27:49 ID:WVrfsEdY0
- 【AGカフェにて】
「う〜…つかれたの…
ここでねよかなの…」
【近くの箱庭の端末から出てきたディスは店の中に入ってきた】
「…う〜…」
【かなり疲れた顔で奥の席に座ると】
「すー」
【すぐさま寝息を立て始めた】
//キテモイイヨー
- 625 :ノア 《正体不明034号》:2010/09/15(水) 22:31:37 ID:ZOM.z7ps0
- 「ああああああああーあ。どいつもこいつもみいいいいいいんな笑いやがって。
くやしいのーうくやしいのーう、あっははははははははははは!!!」
けらけら笑いながら日傘を振りまわして商店街を闊歩する、多分少女。
迷惑極まりないのだが、本人は知ったこっちゃなさげに軽いステップを踏む。
- 626 :アニス・ワイルダー:2010/09/15(水) 22:34:09 ID:7gFzKdaU0
- >>625
和服を着た少女が商店街を歩いている。
歳の頃はまだ10にも達していないだろう幼い少女だ。
少女は八百屋を見ている。
「あ、この林檎おいしそ。ひとつくださいっ!」
そういうと林檎を受け取り、財布を袂からとりだす。
財布から出したのはブラックカード。
しかし店員曰くカードは使えないそうである。
「どうしよ……カードしかないや……」
- 627 :ノア 《正体不明034号》:2010/09/15(水) 22:38:51 ID:ZOM.z7ps0
- >>626
「あーっはははははは!! 必殺ぅ、ノアちゃんタ――――ッコゥ!!」
日傘を投げ捨てて、少女にタックルをかます。
黒いゴスロリ服のフリルにまみれた袖に包まれる腕が、アニスの腰のあたりに伸びる――!
- 628 :名も無き異能都市住民:2010/09/15(水) 22:40:57 ID:SSMHlh/20
- >>625
――バギッ
「ぐおっ!?なんだァ?」
ノアの日傘を持つ手に伝わる手ごたえ。
目をやれば一人の男がノアの傍らで顔を抑えうずくまっている。
どうやら振り回していた傘が男の顔面に当たったらしい。
- 629 :アニス・ワイルダー:2010/09/15(水) 22:42:06 ID:7gFzKdaU0
- >>627
「ななぁッ!?」
林檎が宙に舞い、アニスが前面へと突っ伏すように倒れていった!
- 630 :ノア 《正体不明034号》:2010/09/15(水) 22:44:04 ID:ZOM.z7ps0
- >>628>>629
「わーい! わーい! うふふふ、あっはははははー!」
アニスの背中に腕を回し、顔を埋めてぐりぐりぐり。
日傘さんがログアウトしました。
なんだなんだと人だかりが出来上がる、それでも彼は知ったこっちゃなさげ。
- 631 :アニス・ワイルダー:2010/09/15(水) 22:46:35 ID:7gFzKdaU0
- >>630
「なななな、何っ!?」
慌てて手元の巾着に手を突っ込み花の種を一つ取り出す。
「えと、えとえと……育てっ!」
そう云うと同時手元の種が成長し、弦がノアに伸びていく。
「あわわ……」
- 632 :ノア 《正体不明034号》:2010/09/15(水) 22:54:21 ID:ZOM.z7ps0
- >>631
「あー? あ、あはははははは!」
楽しそうにけらけら笑いながら、蔓が細い体に絡まった。
「なにこれなにこれ!? 触手プレイ!?
やだーあははは! 悔しいけど感じちゃう的な!? マジウケるーあっはははははは!!」
けらけら。何が楽しいのか、笑う笑う。
- 633 :名も無き異能都市住民:2010/09/15(水) 22:56:03 ID:SSMHlh/20
- >>630
「オイ、なんだパーキンスどうかしたのか?」
「ハハハ見ろよこいつ鼻血だしてやがるぜ!ダセェwww」
「俺がママの代わりに拭いてやろうかwww」
「ってェな……。」
蹲って両手で顔を抑えている男の指の間から、
鼻血が流れ出し、ぽたぽたと地面に滴っていた。
「オイ、なにしてくれんだ・・・?」
友人と思われる別の男三人は、
その様子を見てバカにするように笑っていたが
パーキンスと呼ばれた負傷した男が鼻を押さえ、なみだ目で立ち上がると
ニヤニヤと笑いながらノアを取り囲んできた。
「ヘヘヘお嬢ちゃんやっちまったなぁ。」
「オイオイ、パーキンスこんなガキもヤるつもりかよwwww冗談きついぜwww」
威圧するように顔にタトゥーを彫っている者、
耳、唇、額などあらゆる場所にピアスをつけている者
見せびらかすようにナイフを腰に差しているものなど、男たちの風貌は
いかにもチンピラと言った風で。
- 634 :アニス・ワイルダー:2010/09/15(水) 22:59:58 ID:7gFzKdaU0
- >>632
「とぉぉぉおぅっ!」
掛け声をかけ弦がノアを持ち上げようと動き、それと共に抜けだした。
「えと、あの」
何を硫黄としたか同様して分からない。
「びっくりしました!」
なにするんですか、とかそういう言葉じゃなくて感想だった。
>>633
不穏な空気を感じたのか、男たちに目線をやっている。
(えと、どうしよ……どうしよ……)
おろおろして困っている。
- 635 :ノア 《正体不明034号》:2010/09/15(水) 23:02:39 ID:ZOM.z7ps0
- >>633
「はへ?」
きょとん。
一瞬だけ眼を点にして――すぐに笑う。
「あっははははははは輪姦!? 別にいいけどー!
観衆に見られながらマワされるってのも新しいねー! あはははは!」
どよどよと、人だかりが不穏そうな声を上げ始める。
しかしやはり怖いのだろう。離れたところで潜めた声で会話するのみ。
>>634
「わああーい! あっははは! なんかアトラクションっぽい!!」
きゃっきゃきゃっきゃ。
「吃驚した!? したんだね!? じゃあ結婚しよう!」
おまえはなにをいっているのだ。
- 636 :名も無き異能都市住民:2010/09/15(水) 23:14:02 ID:SSMHlh/20
- >>634
「お前、このガキのツレか?
ヤベェぞ、パーキンスはよォ。へっへっへっ。
キレたら何をするかわからねェんだぜ。」
「あーあ、俺は知らねーぞwwwハハッwww」
どうやら、アニスもノアの友人だと思われたらしく男たちが
逃げ場をなくすように二人を囲む。
周りの野次馬もとめる様子は無いどころか、
「事」が起こる前にこの場から立ち去るべく、そ知らぬふりをして
去っていく者すらいる。
>>635
「ヒャハハ!おいおい元気なお嬢ちゃんだなァ!
どうだ俺の女になりゃあ、助けてやってもいいぜwww」
「よせよジョズ、ありゃあイッちまってるぜ。ヘヘッ。」
まるでショーを見るかのように、男の友人たちはにたにたと笑っている。
さりげなくノアたちが逃げられないような位置を抑えているところを見ると、
こういう事は慣れているのだろう。
「そうか、じゃあ付き合ってもらおうか、」
男は一瞬、似たりと笑ったかと思うと。
「なァッ!!!」
そのまま、こぶしを振り上げ
力任せにノアの顔面へと振り下ろした。
- 637 :アニス・ワイルダー:2010/09/15(水) 23:18:04 ID:7gFzKdaU0
- >>635
「うぇ!?結婚、ですか……いや、あのっ、お友達から……じゃなくて……えと」
純粋培養なお嬢様にはついていけない展開のようだ。
「あの、其れよりも、外すね?」
そう言うと弦がしゅるしゅると縮んでいき、ノアを開放する。
>>636
「……成程です。悪い人か……」
頷き巾着に手を突っ込む。
その手には一つの種。
「鳥兜……木剣」
種が成長し、木で出来た剣を形作り、それを持ち構えた。
「……悪い人なら、たおします」
- 638 :ノア:2010/09/15(水) 23:20:55 ID:QYyPcDfoO
- >>636
ご、と鈍い音。
小さく軽い彼の身体は拳をきれいに受け止めて宙を舞い、壁に叩きつけられる。
「……ひ、は。ヒ、ぃはははははははははは……あぁー痛ェなコラ、ド腐れ玉。
でもそんなところが」
ゆっくり起き上がる、鼻血で汚れた顔は、
「好きよ?」
笑っていた。
>>637
「オトモダチから! ね!
んでねんでね、未来のお嫁さん、聞いて聞いて!」
にこにこ、鼻血で汚れた笑顔を向ける。
「こいつらと愛し合うからちょっと待っててね!」
指差した先は、チンピラの群れ。
- 639 :名も無き異能都市住民:2010/09/15(水) 23:31:32 ID:SSMHlh/20
- >>637
「おっwwwおいおいwww冗談だろwww
こいつァ傑作だ、どうやら新手のコメディアンらしいwwww」
「ハハハ!なんだそりゃあ、木の棒でジャパニーズニンジャごっこがしたいのかいwww」
男たちのうちの2人はアニスを見張る役割だったようで。
しかしまだ、アニスが本気だと思っていないのだろう。
小ばかにするように笑いながら近づいてくる。
「ふへへ、そんなモンでこいつとやりあうつもりかよ。」
男の一人は、シャツのすそを少しまくりあげ
ズボンに無造作にねじ込まれた拳銃を見せてきた。
恐らくマカロフ自動式拳銃の粗悪な模造品だろう。
>>638
――ボォッ
間髪いれず、今度は腹部へと迫る男の右足。
先ほどの拳打に変わった力などは感じられないことから
このチンピラたちは恐らく異能などもっていない一般人だろう。
「どうやら気が合うみてぇだなぁ。
俺も『殴りながらヤる』のが好きなんだ。」
- 640 :アニス・ワイルダー:2010/09/15(水) 23:35:56 ID:7gFzKdaU0
- >>638
「えと、はい?」
鼻血まみれにちょっと引きながらも。
「あの、だめっ!あたしも、手伝うよ、危ないし」
右手には少女の身長に丁度いいサイズの木剣があった。
>>639
男たちのその態度にムッとする。
「だったら……喰らってみてよッ!」
地面を蹴り、潜り込むように拳銃を見せる男に迫る。
アニスの持つ木剣は只の木剣ではない。
圧縮された、切れ味を持つ木剣だ。
そして鳥兜の種から作られたその剣は麻痺毒を持つ。
「やぁぁあああああああッ!」
護身の一環で習った剣道の唐竹割り。
武器の効果による身体能力の強化もあり、其れは十分脅威となる一撃だ。
- 641 :ノア/Acrotomophilia:2010/09/15(水) 23:43:21 ID:QYyPcDfoO
- >>639
腹部に爪先が突き刺さる。
ひゅっと息を吐いて後ろに吹っ飛んで、
「そっか僕は――――今は、切りたい気分だなァ」
即座に起き上がって、腕を振る。出来上がったのは真空の刃。
飛ばした方向は、男の右腕――急所でもなんでもない、そこ。
>>640
「夫婦の共同作業ってやつかな!?
わーい!」
鼻血を袖で拭いて、笑う。
- 642 :名も無き異能都市住民:2010/09/15(水) 23:49:50 ID:SSMHlh/20
- >>640
完全に油断していた男の一人、
ナイフを見せびらかすようにぶら下げていた男の脳天に剣が叩き込まれた。
「――――ッッ!!?」
「なッ!?おい、ジョズ嘘だろう!!?」
そのまま、ナイフ男はうつ伏せに昏倒。
血がうっすらと滲んでいるが、命に別状は無いはずだ。
「オメー……どうやら痛い目をみないと分からんらしい。」
例の拳銃男は、一瞬あっけに取られていたが
すぐにズボンにねじ込まれていた拳銃に手を伸ばした!
>>641
「心配しなくてもすぐズタズタに――」
男は既に、再びノアを殴りつける体勢に入っていた。
格闘技でもやっていたのだろうか、なかなかに動作はすばやいが
それでも動きの速さは一般人の域を出ない。
「してや……る……?」
男は先ほどと同じように腕を顔面へ振り下ろす。
しかし、その拳はノアの顔面を捉えることは無く。
まるで、スペースシャトルがタンクを切り離すように大きな塊が分離して――。
「ギャッ、がぁああぁあああぁ腕がッ!?
俺の腕、腕、うでががぁあァッ!?あっ!あひぃっ!ひぃいいッゥ!!?」
――チャッ
軽い水音と共に、切断された腕が転がる。
男は先ほどと同じようにその場に崩れ落ちた。
- 643 :アニス・ワイルダー:2010/09/15(水) 23:53:21 ID:7gFzKdaU0
- >>641
その声に答えることはなく、アニスは男たちに木剣を振り上げ襲いかかっている。
適当に着つけた和服が乱れて色々とアレな感じだ。
>>642
「私を舐めたからだっ!」
勇ましく言い、拳銃男に向き直る。
「残念ッ」
左手には花の種。
「燃えて……蓮華躑躅!」
種が成長し燃える炎の様な花を咲かせる。
三咲の花は手のひら大の炎弾と化し相手に向けて飛んでいった。
この少女、名家の生まれ故色々と物騒なことに巻き込まれる事が多いため意外と場慣れしている。
- 644 :ノア/Acrotomophilia:2010/09/15(水) 23:57:26 ID:QYyPcDfoO
- >>642
「……っはぁあああぁ、いいねいいねっ……ぞくぞくするぅ。
次は左腕がいいかな。先に脚イく? ねぇねぇねぇ」
頬に赤を差し、恋をする幼い乙女のように薄く笑い。
腕を上げて、ゆっくりと男に近寄る。
>>643
「ああんカメラ持ってくりゃよかった!」
じだんだ。
- 645 :名も無き異能都市住民:2010/09/16(木) 00:07:21 ID:SSMHlh/20
- >>643
「この――うおッ!?」
男が拳銃を構え、発砲するより
アニスの放った炎弾が一瞬早かった。
――ドッ
炎弾が男に直撃、
男も発砲したが、粗悪な模造品の上
ほぼ暴発のような形で放った弾丸が当たるわけが無い。
男の大きな体が仰向けに地面に倒れる。
>>644
「このクソアマがァーーーッ!!!」
パーキンスと呼ばれた男の後ろでその凶行に笑いながらヤジを入れていた
最後の一人が、銃を取り出し発砲。
アニスと闘っていた男のものと同じ、マカロフの粗悪な模造品だろうが
この至近距離である。命中することも十分ありえる。
- 646 :アニス・ワイルダー:2010/09/16(木) 00:08:47 ID:7gFzKdaU0
- >>644
「えと、そっちは大丈夫ですか?」
両手いっぱいに花を咲かせながら聞く。
なにやら無闇矢鱈に華やかだ。
>>645
「ふぅ……怖かった」
冷や汗がじわりと湧く。
慣れているとは言え怖いものは怖い。
- 647 :ノア/Acrotomophilia:2010/09/16(木) 00:13:50 ID:QYyPcDfoO
- >>645
びすっと音がして、鉛弾は彼の喉に穴を開けた。
それと同時、上げていた腕を発泡した男に向けて、振り下ろす。
「――。――――、――!」
喉に穴が空いたおかげで声は出せなかった、が、
彼は未だ笑って、穴に手を添えている。
>>646
「――――――!」
振り向いた彼から、ひゅうひゅうと妙な音。
喉に拵えた風穴から、空気が漏れているのだ。
致命傷、けれど彼は「生きて」「笑って」いる。
- 648 :名も無き異能都市住民:2010/09/16(木) 00:26:08 ID:SSMHlh/20
- >>646 >>647
「死ねぁ――ッ!!」
残った一人の男はまともに狙いもつけず銃を乱射。
戦いが始まった時点で、野次馬はほとんど逃げ去ったため
民間人に被害が出る可能性が低いことが救いか。
「――ッ」
男の額が割れる。
それは、そのまま上下に線を引くように走って。
男がごろんところがった。
赤が黒いアスファルトを汚して――
――――物陰から様子を伺っていた民間人が悲鳴を上げた。
- 649 :アニス・ワイルダー:2010/09/16(木) 00:28:05 ID:7gFzKdaU0
- >>647
「わ、わ……」
驚き慌てるアニス。
巾着から種を取り出し、大量の白い美しい花を咲かす。
その花束をノアに差し出す。
「あの、傷。なおすから……、持ってたほうが……いいよ?」
>>648
乱射される銃弾の一つが少女の脇腹に当る。
「ッ……」
白い花を散らし、少女は地面に倒れた。
幸い当たり所は良かったのか出血はそれほどでもない。
- 650 :ノア:2010/09/16(木) 00:32:01 ID:QYyPcDfoO
- >>648
「ふふふ……とってもハンサムなお顔になったね!」
いつの間にか塞がった風穴を指でなぞる。
上機嫌な足取りで動かなくなった男に近寄って、
血の滲む赤いくちびるを軽く落とした。
悲鳴は聞こえども、彼は気にも留めない。
>>649
「アリガトー……あれあれ、大丈夫?」
そうは聞くけれど、特に何もしない。
手を差し伸べることもしない、ただ見ているだけ。
- 651 :名も無き異能都市住民:2010/09/16(木) 00:42:15 ID:SSMHlh/20
- >>649-650
「ひ、ひィッ……!」
一番負傷の軽い、アニスと戦っていた拳銃男が逃げていく。
それとほぼ同時に、パトカーのサイレンが聞こえだした。
通行人の誰かが連絡したらしい。
戦闘が終わり、凄惨な光景となった街角には
気絶した男が一人と、腕を切断され虫の息となった男が一人。
そして死体が一つ残された。
店の中から、外の様子を伺うもの、
凄惨さのあまり気絶した女性、携帯電話で写真を取る若者。
野次馬たちが騒ぎ始めた。
- 652 :アニス・ワイルダー:2010/09/16(木) 00:43:35 ID:7gFzKdaU0
- >>650
散らばった花が淡い光を放ち傷を塞いでいく。
「えと、大丈夫」
ゆっくりと立ち上がる。
和服は地で染まり穴が開いている。
「どうしよ……お父様に怒られちゃう……」
眉をハの字にして呟く。
>>651
「あわわ……えと……逃げよう!」
そう叫ぶと館の方へと走り去っていった。
- 653 :ノア:2010/09/16(木) 00:47:38 ID:QYyPcDfoO
- >>651>>652
「……んー。まあまあ満足」
笑みを沈め、能面のような無表情。
投げ出した日傘を拾い、野次馬の視線など気にも留めずに歩き出した。
「………………明日はもっと丈夫な人と愛し合いたいな」
//ねむ うま
//ありがとうございましたー!
- 654 :シノン=アルベル:2010/09/16(木) 21:47:09 ID:hGStfPTM0
- 【公園】
「〜〜……」
ベンチに少年が座っている。
夜空を見てたのであろう首はカクンと傾き下を向く。
そしてそのまま膝の上に置いてあった鞄に頭を付け、ウトウトし始めた。
- 655 :アテナ:2010/09/17(金) 22:19:15 ID:7gFzKdaU0
- AGカフェ。
「はぁ……帰りたくない……」
ため息を付いている幼女店員が一匹。
まるでその溜息は、部下からの突き上げと上司からの小言で疲れた中間管理職のようなものである。
「……材料は……」
キッチンに入り材料を確認。
「よし、ケーキを作ろう」
思いつきでケーキをつくりはじめた。
- 656 :黒沢小百合:2010/09/19(日) 21:37:08 ID:SSMHlh/20
- 【AGカフェ】
「ふう、ようやく一息ついた感じがしますね。」
小百合は時折、仕事帰りにAGカフェに立ち寄る。
くつろいだ様子で、コーヒー片手に雑誌を捲る。
- 657 :【烏天狗】イザヤ:2010/09/19(日) 22:05:05 ID:k6nVC4j20
- >>656
「…おやァ、意外だなァ、こンな所で会うたァ」
その後ろから声をかける人物が居た。
普段とは違いカジュアルな格好で、ヘッドホンまで首にかけている。
それでも色は黒を基調としているようだ。何かのこだわりなのだろうか。
男は紅茶を飲みながら箱庭ログの観戦をしていたようだ。
「あンたもこういうところに来るンだなァ」
- 658 :黒沢小百合:2010/09/19(日) 22:09:31 ID:SSMHlh/20
- >>657
「ええ、ここにはよく来るのです。
『顔なじみ』の店ですか……ら。」
独特の口調。このようなしゃべり方の人物は
知人に一人だけしかいない。
くるり、といすを回転させてイザヤのほうを向いたが、
その意外な服装に少し驚いて、言葉尻が少し詰まってしまった。
「こちらこそ意外でしたよ、
あなたがそんな格好で街を歩いているとは。
少し驚きました。」
- 659 :【烏天狗】イザヤ:2010/09/19(日) 22:21:39 ID:k6nVC4j20
- >>658
「へェ、馴染みの店かィ、ゆっくりしてたとこすまねェな」
驚いた顔に少し考え、ああ、これか、と自身の格好を改めて見た。
「いやァ、俺も最初は慣れなかッたンだが、…まァいつでも
黒装束着てる訳でもねェやな。洋のもンにも今世のもンも、
色々手を出してンだ、まァただの好奇心さねェ」
照れくさそうに言って。
「妖怪、らしくはねェやなァ」
苦笑した。
- 660 :黒沢小百合:2010/09/19(日) 22:28:33 ID:SSMHlh/20
- >>659
「それも一つの人間と妖の融和かもしれませんね。
理想を掲げようとも自ら先頭に立ちそれを実行するという事は
なかなかできるものではない。」
ふふ、と小百合は静かに笑って、
自分の隣の席に座ってはどうか、と手振りでイザヤに促す。
「今は店員さんもいないようですし、
私がコーヒーを入れてきますよ。」
どうやら、ここの店主は不在がちのようだ。
- 661 :【烏天狗】イザヤ:2010/09/19(日) 22:40:26 ID:k6nVC4j20
- >>660
「そうだなァ、確かにそうだ。
こういう事をすると頭の固い奴からはやれ伝統だ、
心を無くしたとかなンとか言われるンだが、
頑なになるよりかはよッぽど良い方法だぜ」
小百合の言葉に大きく頷いて言う。
隣の席に座り、すまねェな、と片手を立てて。
「そうそう、融和と言やァ。この都市にはかなりの数の
妖がいるだろ、そいつらと話をしていこうと思ッてなァ」
思い出したようにコーヒーを入れている小百合の背中に向かって呟く。
- 662 :黒沢小百合:2010/09/19(日) 22:50:34 ID:SSMHlh/20
- >>661
「古き文化は確かに大切ですが
それを重視するあまり足を止めてしまっていてはなりません。
いくら優れた文化を持とうとそれでは淘汰されてしまう。」
歴史上は適応できない者たちを淘汰する。
『もっとも強い物ではなく、もっとも多様性に優れるものが生き残る』とは
誰が言った言葉だったか。
「ええ、この異能都市にいる人口は計測不能、
妖、亜人などはいわずもがなです。」
様々な次元から人の流入するこの都市は今も、
拡張、成長を続ける巨大な生き物のようだ、と小百合は思う。
「それぞれ違った文化や哲学、観念、宗教を持っています。
これらを調和させるのは中々に難しい。
さらになまじ力を持つことの多い妖ともなるとなおさらでしょう。」
- 663 :【烏天狗】イザヤ:2010/09/19(日) 23:01:09 ID:k6nVC4j20
- 「淘汰ねェ…そう考えると、俺もそれに必死で抗ってるだけかもしンねェが。」
ふぅ、とため息をついて、再び黄色の眼に活気が宿る。
「そうだろォ、だが此処で生きてるッてェ事は、少なくとも世界の転覆を
狙う過激派じゃァねェッて事さねェ。普通に外の妖と交渉するより話やすい。
此処は人と人外の共存世界の箱庭だ、此処で出来る事ならきっと全世界でも
出来る筈だからなァ。
―――更に、人間達とも少しずつ話していく。妖怪だけじゃァ駄目だ。
俺ァ今、人と人外ひっくるめた組織を作ろうと思ッてンだ。」
まだスタートすらしていない案に過ぎないが、
彼の壮大過ぎる目標に確かに一歩近づける。
「相反する者達を結びつけるなァ容易じゃァねェが、
調和まで行かなくとも理念を共に持ってくれる仲間が必要なンだ」
- 664 :黒沢小百合:2010/09/19(日) 23:19:14 ID:SSMHlh/20
- >>663
「相反するものを結びつける、ですか。
なるほど、カスティリャのエル・シド、日本の坂本竜馬など
古今、様々な英雄がそれを成し遂げてきました。」
一介の、まだ力を持たない妖怪ではあるが
見識広く、進歩的な考えを持った土地神イザヤ。
彼の夢の結末がどうなるかは分からないが、
都市の益、ひいては千夜の益になると考えた小百合は、
彼をある程度支援することを考えていた。
「ふふ、微力ながら力添えはさせていただきましょう。
ああ、そうだ。例の千夜のポストの件ですが、もう少しお待ちください。
近頃、少しどたばたしていまして人事関係を動かすわけには行かないのです。
簡単なポストなら、もう少したてばできますので。」
- 665 :【烏天狗】イザヤ:2010/09/19(日) 23:27:40 ID:k6nVC4j20
- >>664
「そうさなァ、あのように動けるのが理想さねェ。まァ実際はもっと泥臭くなりそうだが。
人と人外の共存組織が力を持って、人や妖怪が流入すりゃァ、
俺の目的への道も開ける可能性が出てくるンだ。」
くっくっと押し殺して笑い、そして自身のポストの話に耳を傾ける。
「ほう、何かあッたのかィ?まァ近頃都市は物騒だがなァ。
気は長ェから心配しねェでくれ、俺もこの地で戦えるように調整中だからなァ」
- 666 :黒沢小百合:2010/09/19(日) 23:38:08 ID:SSMHlh/20
- >>665
「千里の道も一歩から、ですね。
とにかく、まずはごく小さくとも力を持たねば。」
小百合は茶封筒から書類を取り出して
イザヤの前に並べる。
「一応、いくつかピックアップしてはいるのですが……。
土地神を迎えるわけですからどういうものがいいかと思案していまして。
社内でもここ最近、都市開発事業の拡張で忙しくなってきましてね。」
千夜グループの社則や、連絡事項が書かれた
書類に混じり、ポスト候補が書かれたものが見える。
副主任、現場指揮官、戦術顧問、外部エージェント統括など
様々な役職名が20以上ずらりとリストアップされていた。
- 667 :【烏天狗】イザヤ:2010/09/19(日) 23:52:16 ID:k6nVC4j20
- >>666
「そうさねェ、小さくとも。世界とかかわりを創らにゃァ」
力を持っていても、意味が無いだろう、と笑って。
「へェ、これだけあるッてか、想像以上だなァ。
何、土地神ッてェも管轄地以外じゃァただの妖怪さねェ。
気負わねェで良い」
ふんふん、と書類に眼を通す。
「そうさなァ…机上の仕事も出来るンだが、性にあわねェやな。
都市と直接関われる位置にいければ良いンだが」
- 668 :黒沢小百合:2010/09/20(月) 00:08:02 ID:SSMHlh/20
- >>667
「いえいえ、そういうわけには……。」
小百合は、都市直接関われる位置がよいという
イザヤの言葉を聞き、リストの中からどれを選べばいいかと思案して。
「……でしたら、やはり都市の警備や
危険因子の抹殺といった仕事のある実働部隊にしぼり用意しましょうか。
外交・交渉官のような立場のポストを用意できればそれに越した事はのですが、
私は都市警備部門の主任でしかありませんし……。」
- 669 :【烏天狗】イザヤ:2010/09/20(月) 00:14:01 ID:k6nVC4j20
- >>668
「そうさなァ、そこらへンだ。」
イザヤは大きく頷いて。
「いやいや、構わねェよ。いきなりそンな所についたッてェ、
良い働きはまだ出来ねェだろ。今あるもンを使うのが最優先さねェ」
- 670 :黒沢小百合:2010/09/20(月) 00:17:33 ID:SSMHlh/20
- >>669
「わかりました、とにかく今はどうともいえませんので、
この話は参考にだけしておきますね。
できるだけ、そういったポストを用意するようにしますから。」
話しをしながらであったので、ここで
ようやくイザヤにコーヒーが出される。
小百合はプロの料理人ではないため良い味は出せないかもしれないが
一番上等そうな良い豆を使ったため味はそれなりだろう。
「……そういえば、以前お話したもう一つの件、覚えてます?」
- 671 :【烏天狗】イザヤ:2010/09/20(月) 00:24:55 ID:k6nVC4j20
- >>670
「すまねェな、ありがとう。」
コーヒーを受け取って、以前、と記憶をさかのぼり。
「あァ、箱庭の件かィ?」
- 672 :黒沢小百合:2010/09/20(月) 00:29:42 ID:SSMHlh/20
- >>671
「ええ、もしお暇でしたらどうです?
用意するポストは戦闘職になりそうですから、
その前にどうしても貴方の実力を肌で知っておきたい。」
小百合は真剣な表情でイザヤの
黄色い宝石のような瞳を見つめて。
「貴方の気分が乗れば、ですけど。」
- 673 :【烏天狗】イザヤ:2010/09/20(月) 00:51:02 ID:k6nVC4j20
- >>672
「…良いぜ、術式の現段階での稼動も調べてェしな。」
「俺で良ければ、修練はいつでも気分が昂ぶる」
にィ、と笑う。
- 674 :黒沢小百合:2010/09/20(月) 00:57:45 ID:SSMHlh/20
- >>673
「ふふ、では箱庭へいきましょうか。
この近くにある端末で一番近いのは――の所にある物ですね。
では、先に行っておいてください。私は後片付けをして置きますから。」
小百合はてきぱきと書類や食器を片付けていく……。
- 675 :【烏天狗】イザヤ:2010/09/20(月) 01:01:46 ID:k6nVC4j20
- >>674
「何から何まですまねェな、言葉に甘えて先に行くぜィ」
カウンターに代金を置いて、そのまま店から出て行った。
最も近い箱庭端末に向かう。
- 676 :伊江 琉沙 ※不機嫌モード:2010/09/20(月) 20:48:19 ID:wMyJxSMQ0
- 広場から東へ伸びた大通り。
三つ目の信号を左に曲がり、3km程歩いて行くと左手に姿を現す草臥れた一軒屋。
そんな風体で麺類専門t『さっきからやかましいわ。ダボが』
……。
今地の文にまで文句を言った不届き者。
それがこの店の店長である。
何とも嘆かわs『黙れって言ってんだろうが。燃やすぞ?』
………。
こんな店に、客が来るわk『オゥケイオゥケィ、死にてぇようだな?』
あの、止めて下さいちょっとそれは洒落にならnギャアァァァアアアァァァアア!!!
…………。
- 677 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/09/20(月) 21:00:11 ID:WVrfsEdY0
- >>676
【たまたま店の周辺に現れた少女】
「…うーん…いろんなまちがあるんだなの…」
【興味深そうな顔の少女は一件のお店…琉沙のお店に目をつけた】
「あう〜…ごはんあるのかなの」
【興味深そうな顔でお店へと近づいてくる】
- 678 :伊江 琉沙 ※不機嫌モード:2010/09/20(月) 21:06:35 ID:wMyJxSMQ0
- >>677
『ったく……』
あからさまに不機嫌そうにカウンターに座る男。
ふと店に近寄る影を発見。
客か?珍しいモンだ、……なんてことを思いつつ欠伸を一つ。
『……いらっしゃいませー』
- 679 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/09/20(月) 21:10:49 ID:WVrfsEdY0
- >>678
「あうあう、こんばんわなの〜」
【扉を開けてやってきたのは包帯を全身に巻いた少女】
「あう〜、ここってごはんのおみせかなの?」
【首をかしげながら尋ねた】
- 680 :伊江 琉沙:2010/09/20(月) 21:16:45 ID:wMyJxSMQ0
- >>679
『……んー、扱ってんのは米じゃなくて麺だが』
『ま、メシの店っちゃあメシの店だな』
どうでも良いことに拘る辺り、この男は面倒臭い奴らしい。
まあ悪い奴ではない……ハズ。
『んで、注文は?』
よっこらせ、とイスから爺臭く腰を上げ、問うた。
- 681 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/09/20(月) 21:19:38 ID:WVrfsEdY0
- >>680
「うん、たべられるおりょーりなら
ごはんなの〜」
【微笑みながら近くのいすに座る】
「あう〜…あれ、らーめん?たべるの」
【お品書きを指差して言う】
- 682 :伊江 琉沙:2010/09/20(月) 21:30:04 ID:wMyJxSMQ0
- >>681
『ん。ラーメンな』
注文を聞くと後ろを振り向く。
『ちっとばかし待ってろ……オイ』
厨房の方へ声を掛ける。
「……何だ?」
『注文だ。ラーメン一丁。ボサッとして無えでさっさと作れ。』
「……りょーかい」
不機嫌そうな、しかも店長とそっくりな声が返ってきた。
初めて聞く時は混乱してしまうだろう。
まあそれはご愛嬌だ。
『はぁ……』
男はため息を一つこぼして定位置の椅子に腰掛けた。
- 683 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/09/20(月) 21:35:49 ID:WVrfsEdY0
- >>682
「あう〜?あっちからもおんなじこえがしたの」
【眼を丸くして厨房に目を向けた】
「…あう〜…ふしぎなの…
おんなじこえのひといるのかなの?」
【首をかしげながら奥を見つめていた】
- 684 :伊江 琉沙&黒い男:2010/09/20(月) 21:44:24 ID:wMyJxSMQ0
- >>683
「はいお待ちどー、っと」
厨房の暖簾をくぐって先ほどの声の主が現れる。
顔は店長をそのまま二、三歳ほど幼くした感じだろうか。
とにかく瓜二つである。
違いと言えば黒い帽子を被っている点と、右腕全体に包帯が巻かれている点位だ。
「んじゃ、ごゆっくり」
軽く微笑みを見せ、ラーメンをテーブルに乗せると男は厨房に戻っていった。
- 685 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/09/20(月) 21:47:03 ID:WVrfsEdY0
- >>684
「あう〜?きょーだいさんなのかなの」
【男の姿を見て不思議そうな顔になった】
「あ、ありがとなの〜!」
【微笑んで頭を下げた】
「いただきますなの!」
【手を合わせてそう言うと、するすると食べ始め】
「あう〜…なかなかとれないの…」
【…るかとおもいきや、麺を掴むのに苦戦している】
- 686 :伊江 琉沙:2010/09/20(月) 21:50:30 ID:wMyJxSMQ0
- >>685
『……フォーク使うか?』
見かねた様子の店長が近づく。
顔には僅かに苦笑が浮かんでいた。
- 687 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/09/20(月) 21:56:47 ID:WVrfsEdY0
- >>686
「あう…ありがとなの…」
【苦笑いしながら頷いた】
「ごはんをつかむのはなれたけどなの…
これをつかむのはまだなれてなかったなの…」
【軽く落ち込みながら言う】
- 688 :伊江 琉沙:2010/09/20(月) 22:04:47 ID:wMyJxSMQ0
- >>687
『ま、最初は皆そんなモンだ。ほらよ』
フォークを手渡す。
声色は少し明るい。
そして男が椅子に戻ろうとしたその時だ。
[あ、ここまだやってる?]
〔早く入ろーぜw〕
なんともガラの悪い男二人組(※NPC)が乱雑に扉を開けて店に入ってくる。
〔水ねーの?サービス悪いな……〕
[オイ店員!水よこせ]
ウザい。本気でウザい。
- 689 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/09/20(月) 22:08:38 ID:WVrfsEdY0
- >>688
「あう〜…ありがとなの…
つぎからはれんしゅーするの」
【そう言ってフォークを手にとって食べ始めるが…】
「……あう〜。おきゃくさんいっぱいきたの〜」
【のんきな顔でガラの悪い男たちの声を聞いている】
- 690 :伊江 琉沙:2010/09/20(月) 22:20:44 ID:wMyJxSMQ0
- >>689
『……』
男二人を見て店長の額に青筋が浮かぶ。
しかしバカ二人はそれに気付いていない。
『……申し訳ありません。ただ今お持ち致します』
不自然すぎる敬語。
背後に仁王が見える気もするがやはりバカはバカなのだ。
[ったく……早くしろよ]
〔そーだぞ。俺らァオキャクサマなんだからなw〕
ぷるぷる震えて厨房に入っていく店長。
完全にキレてます。
- 691 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/09/20(月) 22:23:41 ID:WVrfsEdY0
- >>690
「あう〜…なんだかわるいくうきなの…」
【少々困った顔になりながらラーメンをすする】
「これとってもおいしいのになの…」
【口をもぐもぐさせた後にため息をついた】
- 692 :伊江 琉沙:2010/09/20(月) 22:36:09 ID:wMyJxSMQ0
- >>691
『……お水です。どうぞ』
店長が水(?)をテーブルに置く。
男(その一)はそれを口に運びつつ店長に説教をしようとした。
〔あのな?こういうのって客商売だろ?オキャクサマは神様な訳よ。だからさっきみtブーーーーーッッッッ!!〕
[お、おい!?どうした!?]
勢い良く口に含んだ物を噴き出すバカ一号。
周りに飛び散る汚水。
アホ二号は目を丸くしている。
しかし店長の顔は能面のように無表情であった。
バカ一号が咳き込みながら店長を睨みつける。
〔テメっこれ……酢じゃねぇかあああぁぁぁぁああぁぁあ!!〕
いや、臭いで気づけよ。
『あ、水と間違えちゃったみたいですゥ。すんまっせーん』
謝り方に誠意の欠片も無い。
寧ろ軽く笑みさえ浮かべる店長であった。
- 693 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/09/20(月) 22:43:44 ID:WVrfsEdY0
- >>692
「うー」
【お酢がディスの顔にも振りかかった】
「……あう〜。ごはんはもっとたのしくたべたいのになの…」
【嫌そうな顔である】
- 694 :伊江 琉沙:2010/09/20(月) 22:53:01 ID:wMyJxSMQ0
- >>693
〔テメっマジふざけんなよゴルァ!〕
[そうだぞゴルァゴルァ!]
やかましいバカ二人。
しかし店長はどこ吹く風で窓の外を眺めている。
『あっ飛行機雲』
〔テメェマジ話聞けよおぉぉぉおお!?〕
[ゴルァ!!]
漫才をしている訳ではない。断じて。
《……あう〜。ごはんはもっとたのしくたべたいのになの…》
少女のつぶやき。
それは不運なことにバカ共の耳に入ってしまったようだ。
〔あ?ンだガキテメェ〕
[ゴルァ!!ゴルァ!!]
バカ一号が少女へとずかずかと歩み寄ろうとする。
- 695 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/09/20(月) 22:56:05 ID:WVrfsEdY0
- >>694
「あう?えっと、ごめんなさいなの!
う〜」
【ひとまず頭を下げて謝るディス】
「でもしずかにしてたらあんまり
わるいことされないんじゃないかなの…」
【少し困った顔で顔を上げる】
- 696 :伊江 琉沙:2010/09/20(月) 23:13:45 ID:wMyJxSMQ0
- >>695
〔ごめんなさい?誠意が感じられねぇなぁ〜、誠意が〕
[ゴルルルァ!!]
(全く非は無いにも関わらず)謝っている少女に対してこの態度。
救いようがない。
《でもしずかにしてたらあんまりわるいことされないんじゃないかなの…》
〔あァ!?喧嘩売ってんのか!?〕
[ゴルァァァアアアァァ!!]
この言葉に何故かキレたバカ一号及び先ほどからゴルァとしか言っていないアホ二号。
二人で少女に掴みかかろうとする。
しかし。
『お客様』
店長が後ろから二人の襟首を掴み、引き寄せる。
不意打ちに目を丸くするバカ二人に向かって、店長が笑顔で一言。
『テメェ等、ブチ殺されてぇか?』
- 697 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/09/20(月) 23:16:13 ID:WVrfsEdY0
- >>696
「う〜。けっこうおっきいこえなの…」
【頭をくらくらさせながら立ち続ける】
「えっと…ごめんなさ…あう?」
【引き寄せられた二人を見て眼をまん丸くさせた】
「だ、だいじょぶかなの?」
【心配そうな顔で言う】
- 698 :伊江 琉沙:2010/09/20(月) 23:26:50 ID:wMyJxSMQ0
- >>697
〔お、ああ?やんのかテメェ!〕
[表出ろやゴルァ!!]
『上等だ。オラ、行くぞ』
外に出る店長とバカ二人。
〜数分後〜
『ふぅ……』
疲れた顔をして一人で店に戻ってきた店長。
エプロンや頬に赤い液体がこびり付いているが、気にしたら負けである。
『……大丈夫だったか?』
少女に近づく店長。
若干心配そうな表情である。
『メシ、不味くなっちまったかもな……済まない』
頭を下げる。
- 699 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/09/20(月) 23:30:05 ID:WVrfsEdY0
- >>698
「あうあう…ほんとにだいじょぶかなの…」
【外に出て行く人たちを見て心配する顔になった】
「…あうあう、『でぃす』はへーきなの…
あう、いいの…とってもおいしかったからなの〜」
【伸びたラーメンを指差しながら微笑んで言った】
- 700 :伊江 琉沙:2010/09/20(月) 23:36:19 ID:wMyJxSMQ0
- >>699
『んー……』
何とも微妙な表情を浮かべ、頬を掻く。
『やっぱ悪いからな。お代は無しで良い』
それだけ言って、定位置に戻る。
これまた微妙な表情でカウンターに突っ伏す店長であった。
- 701 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/09/20(月) 23:38:30 ID:WVrfsEdY0
- >>700
「あう〜…おかねはらわないのわるいなの…」
【少し申し訳なさそうに席に戻る】
「『でぃす』のせいでおっきくなっちゃったかもしれないなの…
ずるずる」
【ラーメンを急いですすり始めた】
- 702 :伊江 琉沙:2010/09/20(月) 23:50:10 ID:wMyJxSMQ0
- >>701
『……』
やけに静かな店長。
何か考え事でもしているのだろうか。
『zzz...』
……寝ているようだ。
客が居るのに堂々と寝る辺り、彼らしいと言えばらしいかもしれないが。
「……おい店長……って寝てんのかよ」
厨房から先ほどの男が出てくる。
爆睡する店長を発見して呆れた表情でため息を吐く。
少女の方を振り向き頭を下げると、店長を担いで店の奥へと運んでいった。
- 703 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/09/20(月) 23:53:39 ID:WVrfsEdY0
- >>702
「あうあう…ねてるなの…」
【困った顔で言う】
「あう〜。おやすみなの〜」
【大きく手を振って見送った】
「ずるずるずる」
【そうこう言っている間にディスはあっという間にラーメンを平らげてしまった】
「ごちそさまなの〜」
【そう言って手を合わせると、扉に向けて歩き出した】
「またたべにいくねなの〜!」
【そう言って手を振り、店を去って行った】
//絡みありがとうです
- 704 :黒い男:2010/09/21(火) 00:01:57 ID:wMyJxSMQ0
- >>703
「……またのお越しをお待ちしております」
厨房の暖簾越しにそんな声が聞こえた。
……そして少女の姿が遠くなった頃。
麺類専門店『麺帝』はその場から姿を消していた。
まるで初めからそこに無かったかのように跡形もなく。
『麺帝』は何処にでも在って、何処にもない。
夢幻のような、でも確実に存在する。
そんな、店なのだ。
/乙です!
/そして、お休み……zzz...
- 705 :ヒビキ/錬金術師:2010/09/21(火) 21:41:49 ID:CVTgjuho0
- 錬金の術を行使する瞬間は祈りにも似ていると言ったのは誰であっただろうか。
手で指輪の込められた箱を弄びながらそんな事を考えた。
「……見事に時間オーバーしちまったなあ」
10日と言ったからには10日で仕上げるべきだったのだが。
しかもこれが試作品なのだから、
「本番じゃあ、もうちょっと余裕もった方がいいな」
やれやれとため息をつき、箱を机に置いて外へ。
戸に掛かった札をOPENにし、ふと大きく背伸びをした。
- 706 :ノイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/09/21(火) 21:48:03 ID:kuU4AsN60
- >>705
Atelier.Sのドアが強引に開かれた。
あらん限りの力で以って、ドン。扉が叩きつけられる。
ぺったぺったとゴム草履を鳴らし、彼女を踏み入ってきた。
「いよお獣の!!久しぶりだなあおい!!
私に会えなくて寂しかったろ?!でも安心!!!私はここにいる!!!」
衣替えでもしたのか、前と違い、浴衣ではなく振袖を揺らしていた。
- 707 :ヒビキ/錬金術師:2010/09/21(火) 21:52:04 ID:CVTgjuho0
- >>706
……うあ―――。
寝不足の頭に子供の声ってきつい。そうは思いませんか……。
ともあれ、ごまかすように頭を掻いて、
「客があんまり来ねえのはいつものことだし、工房に籠るのもよくあることだからそこまで精神的なダメージはねえよ。
にしてもまあ、待たせちまってすまなかったな」
カウンター前に椅子を置き、座るよう促す。
自分はカウンターの奥に引っ込んで、
「……あん?衣替えでもしたのか?」
- 708 :ノイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/09/21(火) 21:56:45 ID:kuU4AsN60
- >>707
「寂しい人生だな!職人の生活ってのはみんなそうなんか?!」
カウンターまで来ると、彼女はそこに腰掛けた。
腰を落ち着け、半ば強引に足を組む。
髪を払ってカウンターに肘を置き、奥を覗き込んだ。
「ああ衣替えだ、こっちも可愛いだろ?!
どっちかっつーとあっちのが珍しいからしっかり記憶を舐めるように反芻するのオススメだ!」
- 709 :ヒビキ/錬金術師:2010/09/21(火) 22:09:12 ID:CVTgjuho0
- >>708
「俺が従業員雇ってねえソロプレイだからってのもあるかもしれねえな。
ま、とりあえず――試作品がコイツだな」
ことん。
軽い音を立てて、指輪のケースがノイディハールの目の前に置かれる。
開けばそこには薄青の、一対の翼を模した指輪が収まっていた。
冷気などが溢れるといったことはなかったが、
「触るのは一旦お預けな。うっかり暴走とかはねえと思うが起きたら洒落ならん。
つーかお前レアなのはいいから振り袖で足組むなよ」
- 710 :ノイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/09/21(火) 22:15:26 ID:kuU4AsN60
- >>709
「へー……ロンリーウルフならぬロンリータイガーってか?」
てきとうに言い、ケースに向けた手を引っ込めた。
代わりに、もっとよく見ようと顔を近づける。
「元々これ戦闘用の振袖だかんな、すぐ破けんだ!
だから下にインナー着てるし、大丈夫!!それとも大丈夫じゃねえのはあんたのほうか?!」
- 711 :ヒビキ/錬金術師:2010/09/21(火) 22:21:14 ID:CVTgjuho0
- >>710
「はいはい誰うま誰うま。
大体な、ロンリーな方が楽なことってのもあんだよ」
斜め右上の方に視線をやって溜息。
過去に何かあったんだろう多分。
「戦闘用の振袖とかハイスペック過ぎねえか?どんな超技術だよ?それと俺はいつだって大丈夫だから心配すんな。
……さて、とりあえず手出せ手。サイズは調整すっから、握ってみて感覚確かめろい」
ノイディハールの眺める前でひょいと指輪を摘まみ、そっと手に乗せてやる。
握ればほんのり冷たい温度が伝わるだろう。
- 712 :ノイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/09/21(火) 22:27:04 ID:kuU4AsN60
- >>711
「くっくっく、照れずにもっと褒めて湛えろよ私を!」
独りの方が楽ねえ、と小さく洩らし、ニギニギ。
人差し指と親指で挟んで持ち上げ、輪の部分から向こう側を覘いたり、装飾に触れたりと、勝手気ままに確かめる。
満足いくまで弄ると、元の場所に置いた。
「独りって寂しくねえ?周りに人がいたら尚更。こんな賑やかな街だしな」
次に腕を組む。
「私の動きでも破れない、ってだけだけどな!特殊な能力があると私の腕が鈍るし。
あ、サイズは今のより1サイズ小さくしてくれ。目測だけど私の妹にはそんくらいでピッタリだろうし」
- 713 :ヒビキ/錬金術師:2010/09/21(火) 22:40:38 ID:CVTgjuho0
- >>712
「わーお嬢ちゃんすごーいかっこいー」
超 棒 読 み 。
「俺ァ別にそこまでベタベタお付き合いしたいってクチでもねーしいいんだよ。
たまに客が来て、街で買い物すりゃ軽い会話を楽しめる、時々友人とゆるーく話す程度で十分だ」
”独り”じゃあねーんだ、一人なんだよ、と。
収められた指輪をちらりと眺めて呟いた。
「1サイズ小さくな、了解了解。
……って、使い手はお前の妹か?どんだけロリなんだって言っていいか俺。うん?」
ぱこんとケースを閉め、ずずっと押し出し、
「そういうことなら一応持って帰って動作確認しやがれ。
”周囲の熱を冷気に変換する”効果を持っちゃあいるが、実際の使用環境に晒さねえと使用感ってのは分からんしな」
そして、
「―――その結果で満足ってんならそれをそのまま持ってけばいい。お代はそいつを使った感想でいいからよ。
もっといいのよこせゴルァってことなら持ちこめ。作りなおしてやんよ」
//耐久性や効力等の品質についてはそちらの判断にお任せします。
//それこそ使って一発で壊したっていいのよ…
- 714 :ノイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/09/21(火) 22:54:58 ID:kuU4AsN60
- >>713
「かっこよくねえ可愛いと呼べ!!!」
断固拒否。
「ふーん…………変わってんのな。まあいいや」
差し出されたケース手で持ち、自身の目の前に翳す。
このままパクっちゃうかもしんねえぜ?とヒビキさんの目を見ながら、不敵に笑った。
「私の妹だがロリじゃねえ。体の設定は17歳なんだよ私の妹は。
そだ、ここの電話番号くれるか?」
中:責任重大っすな…………!どもでっす!
- 715 :ヒビキ/錬金術師:2010/09/21(火) 23:01:44 ID:CVTgjuho0
- >>714
どうどうとなだめるように手を揺らして、
「そうかそれは悪かったな。言い直すか。
わーお嬢ちゃんかわいーちょうかわいー」
超棒読み再びである。
「錬金術師は変わり者ってなぁよく言われるしな。俺もその例に漏れずって奴なんだろ。
って、そのままパクるってお前な、サイズ調整してくれと言ったわりにはいいセンスしてんじゃねえの?」
一応マジックアイテム分類なんだから、下手な加工したらとんでもねーことになんぞと牙を剥き出しにした。
といっても威嚇でなく笑ってるだけだが。
ペンを取り、メモに走らせて、
「この作品の登場人物は18歳以上ってレベルじゃねーなお前それ。
……と、これでいいか?」
何桁かの数字が並んだ紙切れを差し出した。
- 716 :ノイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/09/21(火) 23:11:20 ID:kuU4AsN60
- >>715
「そんなに褒められると…………その……照れるんだが………………」
頬に手を当て赤く染めた。
目を細めて、少しクネクネ。下らない。
「――――軽いジョークだ!ナイスセンスだろ?!嘘じゃないかんな!!嘘じゃないかんな!!!」
袖から、彼女も紙を抜く。
「登場人物ってか登場機体だかんな、私らは。
リグヌ社製ハールシリーズ弐番姫、風祈=ノイディハールだ。アドレスはこちら!」
交換、
左手で差出し、右手で受け取った。
- 717 :ヒビキ/錬金術師:2010/09/21(火) 23:22:36 ID:CVTgjuho0
- >>716
へえ、
と頷くように目の前の少女を見た。
「ホムンクルスみてえなもんだな。中の人は今未来のイヴ@アリプロを思い出したらしいがそんなことはどうでもいい。
……成程、トリガーハッピーに必要な道具を用意してくれとはよく言ったもんだな」
差し出した手でアドレスを受け取る。
ざっと眺めて、電話番号があることを確認すると、
「おう確かに。何かあったら連絡するしお前もしていい。工房に籠ってなかったら出てやるよ。
と、まだ帰るなよ?」
言って席を立ち、奥の扉から中へ。
暫くして出てきたが、その手には、
「大家族ってんならサービスだ」
そこそこ大きめの瓶。
中には薄緑色の飴玉が詰まっていた。
- 718 :ノイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/09/21(火) 23:36:31 ID:kuU4AsN60
- >>717
「私は科学にも錬金術にも魔術にも精通してねえからな!!お前の言うことはよくわからん!」
げらげらと笑い、運ばれてきた大き目の瓶に目を見開いた。
でっけえ、呟き、次に、持てるか?と首を捻る。
「………………おう、ありがとなおっさん!
私の母的な人、甘いもん好きだし姉貴は姉貴で塞ぎ込んじまってるから、あげてみるわ!!」
私様に持てねえわけねえな、と頷き、両手で抱いた。
「んじゃ暫く使わせてみたらまた来るわ!今度は妹連れて来るし!!」
よっこいせと立ち上がる。
テケテケ、出口に向けて歩き出した。
- 719 :ヒビキ/錬金術師:2010/09/21(火) 23:45:31 ID:CVTgjuho0
- >>718
「錬金術でイキモノを作った場合はホムンクルスっつーんだよ。ちょっとざっくりし過ぎた説明だけどn」
おっさんと言う言葉が突き刺さりました。
……俺そんな年行ってねえぞ多分――――!!!!
「いいかお嬢ちゃん、俺はお兄さんだお兄さん。若しくはヒビキと呼べ。
虎の人でもいいからおっさんとは呼ぶな、俺そこまで年食ってねえんだから」
必死である。
外見から歳を判断するのは難しいのにこやつ必死であった。
「その飴は青リンゴ味だからな、苦手な奴にはやるなよ?
おう、次来る時を楽しみにしてやるよ」
嘘ではない。
久々に賑やかな客だしな、と思って、
「……ああ」
立ちあがり、扉を開けてやる。
- 720 :ノイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/09/21(火) 23:54:40 ID:kuU4AsN60
- >>718
「そんなにおっさんが嫌か?いや、まあ私もババアって言われたら切れるケド」
開けられた扉に、身をねじ込む。
とっとっと、と片足で二歩前に行き、振り返った。
「むしろ苦手な奴にこそあげてえな。弱点克服ってロマンだし!!」
んじゃ、
「またなヒビキ!!私のことしっかりと覚えておけよ!!」
にい、と笑みを向けた後、帰っていった。
- 721 :ヒビキ/錬金術師:2010/09/22(水) 00:13:22 ID:CVTgjuho0
- >>720
「自分がまだおっさんと呼ばれるような年じゃねえと思ってるからな俺」
そこにおっさんは厳しい物があるのだと力説。
ニヤリと笑って、
「新ジャンル的な賑やかさを忘れるわけねえだろうが。
おう、気をつけて帰れよ」
何事もなく道を辿って行くのを見、姿が見えなくなった辺りで戸を閉める。
その際、札をOPENからCLOSEに変えることを忘れずに。
- 722 :白い女:2010/09/26(日) 22:42:56 ID:hGStfPTM0
- 【公園】
「やっぱり、いいね……月ってのは」
公園の中央に氷の球体が宙に浮いて鎮座していた。
その中では白い女が紫色の液体をゆっくりと口に運ぶ様が見える。
- 723 :葵:2010/09/27(月) 22:27:30 ID:ZOM.z7ps0
- 「今宵は、月が、きれいですね」
だれもいない公園でぽつりと呟いた。
だれに向けたわけでもない言葉。どこかの作家が愛の告白として使った言葉。
なんでその言葉を使ったのかは、自分でもよく解らなかった。
「きれい、ですね」
でも、なんとかく、語感が好きだったのだ。
淡々と繰り返す。
- 724 :アテナ:2010/09/27(月) 22:33:30 ID:7gFzKdaU0
- >>723
誰もいない公園。
誰かがいた。
「セィッ!」
のんびりとした雰囲気を切り裂くような、凛とした声が森の奥から響いている。
- 725 :葵:2010/09/27(月) 22:35:48 ID:ZOM.z7ps0
- >>724
「?」
首を傾げる。ゆったりとした動作。
好奇心旺盛である彼が喰いつかないはずもない。
ゆるゆると森の奥へ歩を進める。
- 726 :アテナ:2010/09/27(月) 22:39:51 ID:7gFzKdaU0
- >>725
森の奥には一人の少女が居た。
タンクトップにホットパンツの動きやすい格好だ。
そしてその少女は今巻藁を巻いた大木の前に立ち、ひたすらに打撃を放っている。
「セィッ、ハァッ、タァっ、ヤァッ、セィッ!!!!」
一撃を放つたびに大木が揺れ、ドスドス音を立てる。
- 727 :葵:2010/09/27(月) 22:42:44 ID:ZOM.z7ps0
- >>726
「えーと……これは、えーと」
脳内単語帳をぱらぱらめくる。
あ・か・さ・た・な・は――
「……『ひみつのとっくん』、でしょう? か」
さてどうだろう。
もう一度首を傾げて、少女の動作のひとつひとつをまじまじと見つめている。
- 728 :アテナ:2010/09/27(月) 22:46:24 ID:7gFzKdaU0
- >>727
「……」
腰を低く落とす。
「セィッ!」
右腕での掌底が木を揺らす。
しかし、それだけではない。
(衝撃を……徹すッ!)
当てた状態で神速の踏み込み。
体重を木に掛ける。
ズドォン!
そして、木に大穴が開いた。
「……おお、成功……?」
汗を腕で拭き呟く。
- 729 :葵:2010/09/27(月) 22:50:31 ID:ZOM.z7ps0
- >>728
「……おお」
折れるのかと思った。
けれどもそれは違った。穴が開いた。びっくりした。
人間はこんなこともできるのだなあ、と思って、感嘆の声(少々間抜け)を上げる。
- 730 :アテナ:2010/09/27(月) 22:53:53 ID:7gFzKdaU0
- >>729
衝撃を直線上に徹し、無駄なく貫通させる技だった。
そして、汗を拭いたり、成功して喜んでいる家に、人の気配を感じた。
振り返り、慌てる。
「えと、もしかして近所の人ですか?うるさかったならスイマセン」
ペコリと頭を下げる。
因みに後ろの大木がみしみしと音を立てて揺れている。
- 731 :葵:2010/09/27(月) 22:58:11 ID:ZOM.z7ps0
- >>730
「いえ、あの」
こういう時なんて言えばいいんだろう。
彼は数秒硬直して思考、
「……すごい、ですね」
しても、これだけしか言葉が引き摺りだせなかった。
- 732 :アテナ:2010/09/27(月) 23:00:47 ID:7gFzKdaU0
- >>731
「え、いやいや。あの、この成功までに300回くらい失敗してるんですよ……」
苦笑する。
辺りを見回すと凹んだ幹や折れた木が無数に視えるだろう。
- 733 :葵:2010/09/27(月) 23:07:15 ID:ZOM.z7ps0
- >>732
「……しんりんばっさい、は、よくないのですよ」
ちょっと違う!
しかしむっとした(無表情だけど僅かにむっとしているのだ)顔でアテナを見る。
- 734 :アテナ:2010/09/27(月) 23:08:13 ID:7gFzKdaU0
- >>733
「あ、っとスイマセン」
素直に頭を下げ謝る。
- 735 :葵:2010/09/27(月) 23:09:50 ID:ZOM.z7ps0
- >>734
「虫さん、とか、とりさん、が、怒るのです」
びしっと人差し指を突きつける。
ややあって、……あ、りすさんも。と付け加えた。
- 736 :アテナ:2010/09/27(月) 23:12:51 ID:7gFzKdaU0
- >>735
「うう……御免なさい」
しゅんとしている。
そして後ろでめしめし言っている大木がアテナの法へとゆっくりと傾いでいっている。
- 737 :葵:2010/09/27(月) 23:15:16 ID:ZOM.z7ps0
- >>736
「わかれば、よろしい」
うむうむ、満足げに頷く。
「……あぶない、です、よ?」
後ろを指差す。ただそれだけ。
- 738 :アテナ:2010/09/27(月) 23:17:28 ID:7gFzKdaU0
- >>737
「えと、気を付けますね」
申し訳なさそうな声色で。
そして葵のことばに後ろを振り向くと。
「……、どわーッ!」
ずざー!とすべりこみセーフで倒れる木から離れる。
次の瞬間には大木が倒れていた。
- 739 :葵:2010/09/27(月) 23:20:29 ID:ZOM.z7ps0
- >>738
「……後方不注意」
びっと指差して言う。そんなことばはありません。
「よかった、です。ね?」
にっこり。ようやく、無表情を解いて笑った。
へにゃりとした、女の子みたいな笑み。
- 740 :アテナ:2010/09/27(月) 23:23:13 ID:7gFzKdaU0
- >>739
「あ、あぶなかったぁ」
冷や汗を流し、ためいきを着く。
「……今度から修行どうしようかな」
そして倒れた木に近づき、もったいないから燃料にしちゃおう、と呟く。
- 741 :おっさん:2010/09/27(月) 23:23:41 ID:PBnIervYO
- 「……最近のガキゃあ、無駄に力強いんだな……」
タバコを吸いながら、少し剥げた藍色の作務衣を着たおっさんは呟きました。
- 742 :葵:2010/09/27(月) 23:26:41 ID:ZOM.z7ps0
- >>740
「箱庭」
端末のある方向を指差す。
「……で、やれば。いいのでは」
かくんと首を傾げた。
>>741
「まったくだ」
こくこく頷いた。
- 743 :アテナ:2010/09/27(月) 23:28:41 ID:7gFzKdaU0
- >>741
「いやぁ、それほどでも。力、というよりは技術ですし」
照れながら答える。
>>742
葵の言葉に口をぽかんと開け。
「……あ」
盲点だった。
「……とり会えず、木を切ろう、そうしよう」
両手のグローブがキィンと甲高い音を立てて、光の剣ができる。
それを振り上げ、巻になるようなサイズにしていく。
- 744 :おっさん:2010/09/27(月) 23:35:42 ID:PBnIervYO
- >>742
「こっちはこっちでよくわからんな。まあ初対面でわかっても困るか……」
ボリボリと頭をかきむしりながら、倒れた木に開けられた穴を見に近づく。
>>743
「特訓やら修行やらクンフーやら、そんなもんやる時点でアグレッシブだわ」
ポカリと開いた穴を見ながらぼそぼそと返す。
「常に出来れば強力だろうなぁ……ふむ」
穴の内側を撫でてみたりして色々観察している。
- 745 :葵:2010/09/27(月) 23:39:57 ID:ZOM.z7ps0
- >>743
「……べんり」
いいなあ、と思いながらしげしげ見つめた。
>>744
「?」
虫の翅生えてるし左腕ないし。
分かったら逆に怖いです。
「……葵、は、ぱとろーるの。時間。ですので、また」
主にねぐらに侵入して来る野良生物がいないかを見回る作業です。
はたはた翅を動かして、どこかへ飛んでいってしまった。
- 746 :アテナ:2010/09/27(月) 23:41:13 ID:7gFzKdaU0
- >>744
「まだ300以上やって一回成功ですから、まだまだ。遠いですね」
苦笑しながら木を切り裂き、薪を作る。
>>745
「とー!」
掛け声をかけながら木を切っている。
大分薪になっている。
「あ、さよならです!」
木を切りながら。
- 747 :おっさん:2010/09/27(月) 23:48:34 ID:PBnIervYO
- >>745
「まあ、此処(異能都市)だしなぁ」
その一言で何となく納得してしまえるのだから、慣れというのは恐ろしいものだ。
>>746
「その光の剣も技術なのかね?」
ふぅ、と紫煙を吐き出しつつ、木を切り裂くのを眺めて。
近くの木をツンツンつついている。手持ち無沙汰なのだろうか。
- 748 :アテナ:2010/09/27(月) 23:51:28 ID:7gFzKdaU0
- >>747
「いや、コレは魔力で作った剣ですよ、この子の機能で」
両手にはめられた、金属で拳を保護するタイプのグローブを見せる。
グローブがきぃんと甲高い音を出す。
「さて、と。終わったおわった」
剣を消し、両手をぱんぱんと払う。
しゃがみこみ薪を両腕に抱え、立ち上がる。
「えと、じゃああたし行きますね」
そう言うと少女は森の奥へあるき去っていった
- 749 :おっさん:2010/09/27(月) 23:56:32 ID:PBnIervYO
- >>748
「ふぅん?色々あるんだな……夜は暗いし、もう寒い。気を付けるこった」
少女が去ってからも暫く、何か思うところでもあったのか、男はそこに佇んでいた。
- 750 :ガチムチなオッサン ◆6xc12amlNk:2010/10/03(日) 22:13:35 ID:.6prKP66O
- 【夜の繁華街、そこに溶け込むようにガタイの良い男は歩いていた】
「……」
【辺りを見回しながら何かを探すかのように気を配る】
【しかし、不思議と挙動不審には見えない】
【そんな男が街をあるいている】
- 751 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/04(月) 21:16:40 ID:sn9myzSMO
- 「……『灰堂曇さまから、VRMMORPG-PIRIODに招待されています』」
市内、とある公園。
彼以外は誰一人として存在しないそこで、自らの携帯に届いた文面を読み上げた。
「……うわ、うさんくせー……。
ただのネトゲにしても灰堂が噛んでるとかそれだけで絶対やべーよ」
灰堂は本当に個人的にPIRIODを楽しんでいるプレイヤーの一人で、
特に裏で何かやっている訳ではない――のだが。
「…………放っとこう」
ぱたん。
携帯を閉じ、彼は公園の外へと歩みだした。
- 752 :伊藤 宗佑:2010/10/04(月) 21:28:59 ID:7gFzKdaU0
- >>751
公園の外の繁華街を歩くダブルのスーツの男。
「ふぅ……残業は面倒ですね……まあ部下に頑張ってもらうとして、灰堂さんの処へでも行きましょうか」
同じカノッサとしてあいさつをしようと思ったのだ。
そう思い歩いていると黒金が眼に入る。
「ん……?アレは灰堂さんが言ってた……たしか黒金さん、でしたかな」
つぶやきつつ近づいていく。
- 753 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/04(月) 21:33:23 ID:sn9myzSMO
- >>752
伊藤がその男を見やると、左腕がないのが目につくだろう。
確か、以前灰堂はある能力者に義手を作ったという話が蔓延っていたが……。
「……ん?」
と、黒金が伊藤の視線に気づく。
「……俺になんか用ですかね?」
- 754 :伊藤 宗佑:2010/10/04(月) 21:35:00 ID:7gFzKdaU0
- >>753
「ん?ああいや、知り合いの知り合いの特徴によく似ているなと思いましてね」
ははは、と笑い声を挙げる。
「……と、近くに研究所の様なものがあるはずなのですが、知っていますか?」
人のいい笑顔で聞く。
- 755 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/04(月) 21:39:38 ID:sn9myzSMO
- >>754
「はっは、知り合いの知り合いか。
俺みたいな奴は幾らでもいるでしょうよ」
「……研究所、ねえ」
嫌そうに眉をひそめ、言う。
「この街にゃ研究所なんざ幾らでもあるでしょうよ。
せめて名前くらいは特定できてないと」
ないない、というように手を振る。
- 756 :伊藤 宗佑:2010/10/04(月) 21:41:15 ID:7gFzKdaU0
- >>755
「はは、いやかなりの巨漢ですねそれにしても」
黒金を見上げ、言う。
「……えっとですね。灰堂さん、と言う方のところなのですが。知りませんかね?」
- 757 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/04(月) 21:48:53 ID:sn9myzSMO
- >>756
「学生の頃から背は高かった方でして」
照れ臭そうに頭を掻いて。
「…………」
灰堂の名を聞き、黒金は表情を変えた。
最低限の礼儀を持った表情から、面倒ですと言っているようなそれに。
「……まーた関係者か。カノッサはこの街が大好きなんだな」
ほれ、と懐から一枚の名刺を取り出す。
「“歪み”があるから正確な住所は書いてねえ。
そこに電話して迎えにでも来て貰った方が良いんじゃねーの」
- 758 :伊藤 宗佑:2010/10/04(月) 21:53:05 ID:7gFzKdaU0
- >>757
「はは、宣伝と警告、でしてね」
苦笑する。
そして、名刺を受け取り。
「おや、ありがとうございます」
名刺を見て頭を下げる。
「……おっと、どうやら今日は難しそうです……」
辺りの空間にノイズが走る。
- 759 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/04(月) 21:57:09 ID:sn9myzSMO
- >>758
「宣伝、と――警告? んだそりゃ」
頭上に疑問符を浮かべる。
黒金は空間に走るノイズを見て、
「……や。マジで何だよ、そりゃ。
機関の連中はマジで訳分からんな」
首をかしげ、更に疑問符を連ねる。
- 760 :伊藤 宗佑:2010/10/04(月) 22:00:06 ID:7gFzKdaU0
- >>759
「えっと、戦えますかね?」
穏やかな微笑を浮かべつつ黒金に聞く。
空間に走るノイズは安定し、辺りの空間を作り替えた。
「……やれやれ、うちの社員が頑張ってくれればいいのですが」
呟く。
公園だった空間は洞窟へとその姿を変えていた。
そして洞窟の奥には巨大な竜が一体。
その表皮にはワイヤーフレームが浮かびテクスチャが砕けている。
「バグモンスター、ですね。ゲームのモンスターですが、死にますよ」
と言う。
- 761 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/04(月) 22:06:23 ID:sn9myzSMO
- >>760
「戦えるか……って、そりゃ一応――――ッ!?」
変わる景色。
色彩の欠けた竜。
「――招待特典くらいは付けてくれよ?」
ごう、と黒金の掌に灰色の邪気が集う。
灰色の邪気はうねり、雑ざり、黒い槍を形成した。
「……攻撃して大丈夫なのかあれ。
だってノンアクティブMOBだったり――は、しねぇか」
- 762 :伊藤 宗佑/イリガル:2010/10/04(月) 22:09:44 ID:7gFzKdaU0
- >>761
ふふ、と笑う。
「ようこそVRMMORPG-First-へ」
男が右腕を前にかざすと、そこに透明の刀身を持つ大剣が現れる。
「ブラックブレイズですね。元データでは、ですが」
男の体表をテクスチャが走り、男はスーツから騎士へと姿を変えた。
「取り敢えずアレを倒せば安全は保証されるはずです。」
- 763 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/04(月) 22:16:07 ID:sn9myzSMO
- >>762
「そりゃ手っ取り早くていい……なッ!」
その手につかんだ黒い槍を、力一杯に投擲。
そして。
「ぬおおおおぉぉッ!」
拳を握り、地面を蹴る。
狙うは竜の心臓部。
場所は余り関係ないかもしれないが、相当威力の打撃が迫る。
- 764 :伊藤 宗佑/イリガル:2010/10/04(月) 22:20:22 ID:7gFzKdaU0
- >>763
槍が竜の右肩辺りに命中。
甲殻が少し砕ける。
「ゴアアアアアアアアアアアアアアア!」
竜が咆哮を挙げる。
口を大きく開き、放たれる業火。
漆黒の火炎が黒金に向けて放たれる。
「では、私も……」
右手に握った大剣を振り上げる。
「混沌魔法……カオスフレイム」
剣の先に漆黒と純白の混ざり合う焔が生まれる。
「魔剣技……カオスブレイド!」
剣にその炎を纏わせ、剣圧を飛ばす。
焔の剣圧と打撃が竜に命中。
一瞬竜がたたらを踏むが、まだまだ元気そうだ。
- 765 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/04(月) 22:28:44 ID:sn9myzSMO
- >>764
「当たっ……熱っつ!」
火炎が黒金の体を包み、その身を焦が――
「……ぜってー今のHPガリガリ持ってかれただろ」
――さなかった。
黒い霧を自分の周囲におくことで、威力を減衰させたのだ。
「……タフすぎね? HP下方修正した方が良いんじゃねーのか」
小さく吐き捨て、今度は竜の頭上に跳躍。
右の踵に邪気を収束させ、
「っらぁッ!!」
竜の頭上を狙った踵落としを放つ。
- 766 :伊藤 宗佑/イリガル:2010/10/04(月) 22:33:05 ID:7gFzKdaU0
- >>765
「大丈夫かい」
左手にはいつの間にか宝石が。
「回復宝玉!」
金色の光が黒金を包みこみ、傷を直す。
「おっと……カオスブレイズはここまで強くないはずなんだが……」
訝しげに。
「混沌魔剣技……カオススライサー!」
剣に白と黒の魔力が走る。
それを地面に突き刺す。
「ゴアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
竜は辺りに火炎を撒き散らす。
振り回す腕も、低レベルプレイヤーならば一撃のレベルだ。
「炸裂しろ!」
地面から魔力が迸り竜の体制を崩す。
そして、竜の角にかかとが辺り、脳を揺らす。
「ガアアアアアアアアアアアア!」
雄叫びを上げのたうつ竜。
大分聞いたようだった。
- 767 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/04(月) 22:38:59 ID:sn9myzSMO
- >>766
「……お?」
己を包んだ金色の光に目を丸くする。
「……マジでネトゲなんだな」
(チャンス到来ルート頂き――ッ)
とかそんなことを考えながら、再び地面を蹴り、弾丸のように駆ける。
その全身に邪気を纏い、勢いを全て乗せたタックルをぶつけんとする。
- 768 :伊藤 宗佑/イリガル:2010/10/04(月) 22:44:11 ID:7gFzKdaU0
- >>767
「……!引け!?」
竜の動きがピタリと止まる。
竜のテクスチャの表面に黒いものが無数に現れ、その姿を変えていく。
其れは、龍と呼ぶにはおぞましい何か。
黒い影だった。
影にぶつかった黒金の衝撃でも竜が動くことはない。
「くぁwせdrftgyふじこいp!!!!!!!!!」
あたりの空気を震わせ、バグ音声が流れる。
「……ふぅ」
左手の手元にコンソールが浮いている。
GMの顕現を行使し、一時的に動きを停止させたのだ。
- 769 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/04(月) 22:47:49 ID:sn9myzSMO
- >>768
「ッ!?」
がん、と地面を蹴り後方へ。
ある程度の距離をおき、訊ねる。
「……随分なバグがあったもんだな。
デバッグくらいしろよ……」
ため息混じりにそう言う。
- 770 :伊藤 宗佑/イリガル:2010/10/04(月) 22:51:57 ID:7gFzKdaU0
- >>769
「バグ、ではないのですよ……どうにも我が社の敵対勢力が工作をしているようでしてね」
伊藤の傍らにノイズが走る。
「長……社長!そのエリアの隔離終了しました!接続の分断します!」
その声に朗らかに答える。
「はいはい、ありがとう」
しばらくして辺りの空間にノイズが走り、元の公園に戻る。
「……疲れました」
スーツ姿に戻り伊藤が言う。
- 771 :車椅子の少女/てけてけ:2010/10/04(月) 22:52:08 ID:PBnIervYO
- 「変な方向に歪んでるなぁ、と思ったけど」
下半身が欠落した、車椅子に乗った少女がカタリと空間から零れ落ちた。
「違ったみたいだねぇ。器用というか、無茶なというか」
- 772 :黒金鋼/隻腕 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/04(月) 23:00:04 ID:sn9myzSMO
- >>770
「敵対勢力のスーパーハッカーってか?
“機関(オマエラ)”の敵対勢力なんて多すぎて大変だろうな」
「……お、戻ったか」
戻っていった景色を見て呟く。
「……普通に楽しめればもっと良かったんだが」
>>771
公園に二人の人影がある。
一人の男には片腕がない。
「……と、そろそろ時間だ。
機会があったらログインしてみる。そんじゃーな」
公園にある時計を見ると、男はその場を去っていった。
//あががががが落ちます
//また今度('A`
- 773 :伊藤 宗佑/イリガル:2010/10/04(月) 23:01:20 ID:7gFzKdaU0
- >>771
「む……?」
少女の方へ訝しげな目線を向ける。
>>772
「はは、まあ部下が優秀なものでしてね」
朗らかに笑い。
「では、また。Firstはいつでも貴方をお待ちしております」
- 774 :車椅子の少女/てけてけ:2010/10/04(月) 23:06:25 ID:PBnIervYO
- >>773
一瞬後には少女はもうそこにいない。
「本当は覗いてるだけのつもりだったんだけど」
カタリ、背後から声。
「さっきのアレ、どうやってるの?気になってさ」
朗らかに笑いながら、少女が訊ねる
- 775 :伊藤 宗佑/イリガル:2010/10/04(月) 23:09:34 ID:7gFzKdaU0
- >>774
「今の、ですか」
ニコリと笑顔を浮かべる。
「VRMMORPG-First-と言うゲームのシステムです。
どうです?今なら登録無料特典付きですが?」
宣伝をし始めた。
- 776 :車椅子の少女/てけてけ:2010/10/04(月) 23:17:59 ID:PBnIervYO
- >>775
「残念、僕はあんまりゲーム得意じゃないんだ。システムの方は気になるけど」
くーるくーると車椅子でその場で回転しだす。
「普通の場所より此処は不確定性が高いからね」
「歪みの干渉の参考になるかな、と思って」
- 777 :伊藤 宗佑/イリガル:2010/10/04(月) 23:20:11 ID:7gFzKdaU0
- >>776
「そうですか……体を動かすのと代わりはないのですけどね」
苦笑して。
「この街の箱庭のシステムと酷似しているんですよ。
箱庭がこちらから箱庭にアクセスするのに対してこちらは双方向からのアクセスが出来ると言う感じですね」
- 778 :車椅子の少女/てけてけ:2010/10/04(月) 23:28:26 ID:PBnIervYO
- >>777
「むー。今度箱庭を弄りに行ってみようかな」
何か得られるものがあるかもしれない。
「機械は苦手なんだよー…箱庭も使ったことなくてね」
ひゅいんひゅいんと、風を軽く切る音。回転数が増してきた
- 779 :伊藤 宗佑/イリガル:2010/10/04(月) 23:31:43 ID:7gFzKdaU0
- >>778
「私も言ってみたいものです」
笑って。
そして懐から着信音がなる。
笑点のアレだ。
電話に出る伊藤。
「はい?はいはい……判りました。待っててください」
そう言うと電話を切った。
「いやぁ、会社から電話が来てしまいました……では」
頭を下げて歩き去っていった。
//カラ見乙でした!ネルです!
- 780 :車椅子の少女/てけてけ:2010/10/04(月) 23:35:05 ID:PBnIervYO
- >>779
「……楽しそうだねぇ、いつも彼等は……」
キュイン、と一際速く回転した後には、もう誰もそこには居なかった
- 781 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/10/06(水) 19:40:23 ID:9qS3TsAM0
- 【箱庭:荒野フィールド】
「――――」
一言も言葉を発することなく、彼はそこに佇んでいた。
銀色の短い髪が、砂混じりの風に揺れる。
「――、良い場所だね」
ふっ、と頬を緩ませて笑う。
(……何か思わせぶりな感じの僕今超格好いい!)
白銀帝、14歳。
無意味に格好付けたくなるお年頃なのである。
- 782 :リガル:2010/10/07(木) 21:37:58 ID:7gFzKdaU0
- 【箱庭:???】
空間のそこら中にノイズが走り、数式がオブジェクトと化している。
そんな箱庭の中に人影がある。
白いゆったりとした服と白い長髪が風になびき揺れる。
顔は中性的で男か女か分からない。
「ここが箱庭かぁ……ボクの世界とあんまり変わらないや……」
口元に笑みを作り呟く。
- 783 :------:2010/10/08(金) 23:09:07 ID:k6nVC4j20
- 【イデアの箱庭:街フィールド】
異能都市の都市伝説が、其処に居た。
箱庭のゴースト。データとして存在しないはずの人間が、
イデアの箱庭を動き回っている、と。
真っ黒のローブ、黒く長い髪、そして特徴的なのは、白い布で目の周りを覆っていること。
全く物が見えないであろう状態で、男とも女ともつかないその人間は路上に座り、敷物を敷く。
上に何かを並べたそれは、露店のようだ。
- 784 :名も無き異能都市住民:2010/10/08(金) 23:22:06 ID:VUMgjiAE0
- >>783
箱庭の街。
都市伝説と言われる存在に声をかける、小さな人影があった。
「うーれまーすかー」
鈴のような声音で笑うそれは――――――全裸だった。
長い白の髪がその性別不詳の体を隠してこそいるが。
- 785 :------:2010/10/08(金) 23:38:49 ID:k6nVC4j20
- 目隠しされた顔を、ふい、と上げる。
屈託の無い笑みでにっこり笑って、
「今売り始めたばかりです。お一つどうですか?」
やはり中性的な声で話しかける。
どうも相手の様子は視覚的に解らないようだ。
ただ、顔はちゃんとその人物の方を向いて話していた。
並べてあるのは、大小様々な鍵。
何の変哲も無い、金属製の鍵が並んでいる。
「お一つ、どうですか?」
白い手が、商品の方に向けられる。
値段は、とても高かった。アルバイトで一日重労働すればギリギリ手に入るぐらいの金額だ。
- 786 :名も無き異能都市住民:2010/10/08(金) 23:51:25 ID:VUMgjiAE0
- >>785
「むう。我の裸体で反応せんとはこれが格差社会か…?!胸囲の…!!」
我と書いて俺と読む。
「まあそんな事はどうでもいいな!ぽじてぃぶしんきんぐと言うのだろう!我は知っているぞ!
っつーか」
じ、と鍵を眺める。
その様子は興味津々と形容するのが正しいだろうか、
「なんぞこれすげえな!
どうみても鍵だけどこの金額ってぼったくりって言うんじゃないのかこれ!」
白いのは恐れを知らないのだろうか、と思わせるほどに直球だった。
- 787 :------:2010/10/08(金) 23:58:00 ID:k6nVC4j20
- >>786
「…裸なんですか?」
笑顔は崩さず、私は眼が見えませんので、と困ったように言った。
服もありませんし、と一通りおろおろして。
「はい、そうです、鍵ですね。
ちゃんとこの空間から持って帰れますし、使うことも出来ます。
この鍵は、何でも開ける事が出来ます。護られた物の中を覗くことが出来ますよ」
ただし、一度だけ。と付け足して。
大小様々な鍵が並んでいる。そのどれもが普通の鍵のようなのだが。
「お客さんは、何か、どうしても知りたいこと、入りたい場所、無いですか?」
- 788 :名も無き異能都市住民:2010/10/09(土) 00:08:01 ID:VUMgjiAE0
- >>787
「おう全裸だよ我。
でも見られて恥ずかしい体してねえよ我。漫画的?に髪で体も隠れてるしな!お気遣いなくってやつだ」
ふふりとぺたーんな胸を張る。
鍵の説明を聞いて、
「……へえ、何だそれ、面白いなあ」
頷き頷き、鍵を手にとっては戻して遊び、
「つまるところ大量購入でぷらいばしー侵害し放題のカオスってことだろ?気になるあの子のはーとも知れちゃうんだろ!?
そんなものをこんなとこで売るとかお前ぱねえー!!おい我が友達になってやってもいいぞ!」
真黒の人物の肩をばしばし叩いて大笑い。
ひとしきり笑った後、
「我が知りたいのは”にんげんってなあに”という問題の答えだけだ!
でも答えを簡単に知ったら面白くない!だから我はお客じゃないぞ!名無しと呼んでくれていいんだぜ…?」
最後だけ何故かもじもじしながら答えた。
- 789 :------:2010/10/09(土) 00:24:02 ID:k6nVC4j20
- >>788
「へぇ、…えい」
おもむろに手を伸ばす。白いお腹にぺたりと手をつけて、
「うわ、本当に着てない!」
わたわた。目隠し状態でも、その表情は困っている事が解る。
「気になるあの子のハートも知れますよ、むしろその為の物です。
誰かの事を全部知りたいとか…人は見えないもの、知れない事に心奪われます。
この鍵は、一つだけ、何かを開いて侵入する事が出来るんです。
ちなみに、一人一つだけ。」
説明しながら、南京錠を取り出して、おもむろに鍵を突き刺した。
鍵穴すら無視して、その鍵は南京錠の胴体に吸い込まれるように刺さり、
ぐいと捻れば錠がかちゃ、と開く。理屈を無視した、不思議な鍵。
友達、という単語に、ぱぁ、と顔が明るくなる。
「友達ですか、それも良いですね。」
「人間ってなぁに、ですか。その答えを知ってしまったら、
その人は人間で居れなくなるんじゃ無いでしょうか?」
少しまじめな顔になり、すぐにまた笑顔で答える。
「ナナシですか、私と同じですね。」
目の前のこの人物を箱庭で検索しても、恐らく引っかからないだろう。
こんな人物は箱庭にログインしていないのだから。
そういう意味では、その鍵売りも此処では名前が無いのだ。
- 790 :名も無き異能都市住民:2010/10/09(土) 00:38:41 ID:VUMgjiAE0
- >>789
腹についた手にはふわふわした感触―つまるところ髪―の触感も伝わるだろう。
どうもしっかりと、少年漫画のズボンの如くカバーしているらしく、
「着てないと何か問題でもあんのか?」
本人もまったく気にしていなかった。全裸を。
「なんだ一人一つか。やっぱ制限かかるよな、某ドローカードの如く…!!
それは置いといても、神様の所業ですわなやべえな名無しマークツーセカンドー!」
再び黒い人物の肩をばしばしry、そして勝手に二号機認定である。
どうも自分が初号機もとい最初の名無しャーだと主張したいらしい。
「そうだぜマークツーセカンド。ともだちいいだろー、愛も全身から溢れるってもんだ。溢れないけどな!
確かにまーそうなんだが、”人間じゃなくなりたい”人間が答えを御所望だからなあ……仕方ないよなあ……でも」
鍵を一つちまりと摘まんで、元に戻し、
「誰が知ってんだ?我は知らないぞ?!」
頭抱えてうんうん唸る。
暫く唸っていたが、
「――――」
急に顔を上げた。
今までのへらへら笑った顔ではなく、真面目に引き締まった顔つきで何度か頷き、またへらっと笑って、
「ごめんよマークツーセカンド、我呼ばれちまったい!
今度商売するときは言えば客連れてくるから言えよ!」
ふつっ、という途切れるような音とともに白い人影は消失した。
通常のログアウトでは、多分ない。
- 791 :------:2010/10/09(土) 00:54:15 ID:k6nVC4j20
- >>790
「そう、一人一つ。それ以上は、売れません」
その感触に顔を赤らめながら、存在しない鍵売りは話す。
「答えを『知りたい』なら、使えば良いと思います。
知る課程が大切なのなら、ご自分で。
でも、この鍵で解るのは、誰が人間についてどう思ってるか、ですけどね」
その人の主観さえ覗き見る鍵。
悪用などいくらでも出来るだろうが。
消えていく白い人物を見送って、ふふ、と笑った。
「初めて、お客さんが来ましたね。頑張った甲斐があったなー…」
「でも、そろそろ私も時間ですね。これ以上の侵入は…」
言いかけて、溶けるようにその体が消えていった。
- 792 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/09(土) 21:38:04 ID:WVrfsEdY0
- 【AGカフェの前…】
「あう〜…しばらくかえってこないなの〜?」
【扉に書かれていた言葉http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12841/1246470122/102】
【に、ディスは軽く驚きの表情を浮かべる】
「あう〜…でもおみせはやってるなの?」
【少し不安そうにしながら扉を開けた】
「こんばんわなの〜…
だれかいるかなの?」
【辺りを見回しながら入ってきた】
- 793 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/12(火) 21:09:17 ID:WVrfsEdY0
- 【AGカフェ】
「…うーん…zzzz」
【小さく寝息を立てている少女がいた】
「すー、すー…」
【奥の方の席でいすに腰掛けたままぐっすり寝ている】
- 794 :栖苅ビィ:2010/10/12(火) 22:00:03 ID:hGStfPTM0
- >>793
「、?」
「ひと、ねてる」
AGカフェへと入ってきた少女。
ディスに近付き、眠っているのを見て首を傾げた。
- 795 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/12(火) 22:03:24 ID:WVrfsEdY0
- >>794
「すー…すー…」
【包帯を巻いた少女がぐっすりと寝ている】
「う〜…」
【しばらくしたら起きそうに見える】
- 796 :栖苅ビィ:2010/10/12(火) 22:05:55 ID:hGStfPTM0
- >>795
「、?」
もう一度近づいていく。
「ひと、おきる?」
顔を近づけてじーっと見ている。
- 797 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/12(火) 22:09:45 ID:WVrfsEdY0
- >>796
「…う〜…う?」
【眠っていた少女はゆっくりと目を開けた】
「……あう、おはよなの」
【ボーっとしながら少女はゆっくり頭を下げた】
- 798 :栖苅ビィ:2010/10/12(火) 22:12:21 ID:hGStfPTM0
- >>797
「ひと、おきた」
向かい側からテーブルに身を乗り出している。
「ひと、おはよう」
同じく頭を下げる。
- 799 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/12(火) 22:17:22 ID:WVrfsEdY0
- >>798
「あう〜?よくみたらはじめましてのひとなの…
はじめましてなの〜」
【またゆっくりと頭を下げた】
「あう〜…おなまえは『ひと』じゃなくて『でぃす』なの〜」
【軽く笑いながら言った】
- 800 :栖苅ビィ:2010/10/12(火) 22:20:20 ID:hGStfPTM0
- >>799
「ひと、ディス?」
ぽーっとした表情で口を小さく開けて見ている。
「ディス、はじめて」
笑みを浮かべて言った。
- 801 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/12(火) 22:33:09 ID:WVrfsEdY0
- >>800
「あうあうー、そうなの。『でぃす』なの〜」
【微笑みながら返した】
「じゃあこっちも…おなまえ、おしえてくれないかなの〜」
【少し改まった表情で言う】
- 802 :栖苅ビィ:2010/10/12(火) 22:34:52 ID:hGStfPTM0
- >>801
「ディス、ビィ」
自分を指差す。
「ビィ、名まえ」
- 803 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/12(火) 22:37:30 ID:WVrfsEdY0
- >>802
「あうあう、『びぃ』なの!
わかったなの!」
【微笑みながら言った】
「ここのごはんたべにきたの?」
【そう言ってあたりを見回した】
- 804 :栖苅ビィ:2010/10/12(火) 22:40:52 ID:hGStfPTM0
- >>803
「ビィ、名まえ」
小さく笑う。
「ビィ、おなか」
「ビィ、すいた」
お腹に手を当てて俯く。
- 805 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/12(火) 22:48:15 ID:WVrfsEdY0
- >>804
「そっかなの…じゃあごはんたべよなの!」
【微笑みながら近くのメニューを眺める】
「あう〜。おむらいすなの〜」
【と、カウンターに向けて大声で言った】
- 806 :栖苅ビィ:2010/10/12(火) 22:54:23 ID:hGStfPTM0
- >>805
「ビィ、?」
メニューを眺める。
暫くして困ったような顔。
「?」
どうやら文字が読めないらしい。
- 807 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/12(火) 22:57:47 ID:WVrfsEdY0
- >>806
「あうあう?えっとね、これなの!」
【そう言ってメニューのオムライスと言う文字をゆびさした】
「これのなまえおむらいす、なの!おいしいの!」
【どこか嬉しそうに言う】
- 808 :栖苅ビィ:2010/10/12(火) 22:58:49 ID:hGStfPTM0
- >>807
「ディス、同じ」
「ビィ、おむらいす?」
コテン。と首を傾げ。
……しかし、誰が作るのであろうか。
- 809 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/12(火) 23:01:41 ID:WVrfsEdY0
- >>808
「あう〜、もっとおおきいこえじゃないとこないかもなの!」
【少し微笑みながら言う】
「う〜ん…まだこないかなの…」
【少し不安そうに言う】
- 810 :栖苅ビィ:2010/10/12(火) 23:06:34 ID:hGStfPTM0
- >>809
「ビィ、こえ」
「ビィ、がんばる」
と、その時であった。
「久々に来てやったが……、奴は不在らしいな」
珍しく生身での登場。
- 811 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/12(火) 23:11:01 ID:WVrfsEdY0
- >>810
「あうあう、おっきいこえがいちばんなの〜」
【微笑みながら言う】
「あう〜、そういえばとびらにかいてあったの…
う〜ん・・・はたらいてるひといないのかなの…」
【カウンターの奥を見て言う】
- 812 :レラ&栖苅ビィ:2010/10/12(火) 23:15:49 ID:hGStfPTM0
- >>811
「ディスに栖苅か、貴様等は何をしている?」
隣からのテーブルからイスを持ってくるとそれの上に立つ。
『ビィ、ごはん』
『レラ、?』
「僕は……まあ、そんなところだ」
- 813 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/12(火) 23:18:45 ID:WVrfsEdY0
- >>812
「あう?『れら』こんばんわなの!」
【慌てて頭を下げた】
「あうあう、ふたりしってるなの?」
【二人を互いに見ながら言う】
- 814 :レラ&栖苅ビィ:2010/10/12(火) 23:22:13 ID:hGStfPTM0
- >>813
「あぁ、こんばんはだ」
栖苅と目を合わせ。
「コイツは僕の軍団の、あー……解りやすくいえば仲間だ」
『ビィ、ともだち』
「もうそれでも構わん」
「にしても全てバイト任せか……」
壁紙を見て一人呟き、
「そのバイトの姿も誰一人見当たらん……。よし、作るか」
- 815 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/12(火) 23:26:18 ID:WVrfsEdY0
- >>814
「あうーそっかなの!
ともだちなの〜!」
【嬉しそうに言った】
「そうみたいなの〜…
あう〜!『れら』もおりょーりするなの!?」
【軽く驚きながら言う】
- 816 :レラ&栖苅ビィ:2010/10/12(火) 23:29:17 ID:hGStfPTM0
- >>815
「せん、全くな」
即答。
「何故僕自らが時間をかけてやらねばならんのだ……っと」
ポケットから小さな機械を取り出し、それを目の前の床に投げた。
出てきたのは上半身が人型の機械。
「よし、やれ」
そういうと厨房の方へ進んでいった。
「何、ご都合主義と言う奴だ」
- 817 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/12(火) 23:33:04 ID:WVrfsEdY0
- >>816
「あうあう…そっかなの…
あう?それはなの」
【突然現れた機械に驚きの表情を浮かべる】
「なるほどなの〜。あのひとたちがつくれるなの!」
【ポンと手を叩いて言う】
「たのしみなの〜」
【そういってビィに目を向けた】
- 818 :レラ&栖苅ビィ:2010/10/12(火) 23:34:17 ID:hGStfPTM0
- >>817
「ただ一応設定だけはしてやらんとな」
レラも厨房へ歩いていく。
『ディス、りょうり?』
首をかしげている。
- 819 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/12(火) 23:37:14 ID:WVrfsEdY0
- >>818
「あう〜。なんだかいろいろむずかしいかもなの…」
【不思議そうな顔で厨房の奥を見た】
「うん、おいしいかもしれないからたのしみなの!」
【大きく頷いて言った】
- 820 :レラ&栖苅ビィ:2010/10/12(火) 23:43:05 ID:hGStfPTM0
- >>819
「おい、お前たち、何が食べたいんだ?」
ポケットからお菓子を取り出し頬張っている。
『ビィ、たのしみ』
ディス、おなじ?』
- 821 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/12(火) 23:48:20 ID:WVrfsEdY0
- >>820
「うん、『でぃす』もおんなじなの!」
【微笑みながら返した】
「あう、『でぃす』はおむらいすがたべたいなの!」
【手を振りながら大声で言った】
- 822 :レラ&栖苅ビィ:2010/10/12(火) 23:57:23 ID:hGStfPTM0
- >>821
「了解だ」
再び厨房へ消えた。
『ディス、?』
ただやんわりと笑って周囲を見ているだけ。
少女を良く見れば頭頂部付近に細い何かが二本見える。
- 823 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/13(水) 00:00:28 ID:WVrfsEdY0
- >>822
「あう〜、よろしくなの〜。」
【手を振りながら見送る】
「あう〜。『びぃ』もおむらいすがいいの?
…あう?」
【ふと、頭頂部の細いのを見る】
「これはなにかなの?」
【気になったらしく、そっと触りに行こうとする】
- 824 :レラ&栖苅ビィ:2010/10/13(水) 00:04:31 ID:hGStfPTM0
- >>823
『?、!』
ディスが触ると慌てた様子で手を払いのけようとする。
『ビィ、しょっかく』
- 825 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/13(水) 00:09:29 ID:WVrfsEdY0
- >>824
「あう?!あ、さわったらいけなかったかなの…
ごめんなさいなの」
【慌てて頭を下げた】
「しょっかく…うーん、むしさんがもってるあれみたいなのかなの?」
【不思議そうに言う】
- 826 :レラ&栖苅ビィ:2010/10/13(水) 00:14:21 ID:hGStfPTM0
- >>825
『ビィ、しょっかく』
頭を下げるとディスの方に向かってくる触覚。
『ビィ、はち』
「お前たち、できたらしいぞ」
機械が料理を運んでくる。
オムライスが二つとコップに入った水が二つ。
- 827 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/13(水) 00:17:14 ID:WVrfsEdY0
- >>826
「あう〜、はちさんなの?」
【不思議な顔で言う】
「あうあう!きたの!
おいしそうなの〜!」
【とても嬉しそうな顔でオムライスを見つめる】
- 828 :レラ&栖苅ビィ:2010/10/13(水) 00:22:53 ID:hGStfPTM0
- >>827
『ビィ、はち』
じっと、じーっと目を合わせる。
その瞳も虫特有の複眼である。
『ビィ、たのしみ』
「ほら、スプーンだ。どんどん食べろ」
- 829 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/13(水) 00:56:57 ID:WVrfsEdY0
- >>828
「あうあう…よくみるとはちさんなの!」
【驚いた顔でじっと目を見ている】
「あう〜!いただきますなの!」
【そう言ってディスはスプーンを受け取って手をつけ始めた】
「もぐもぐもぐもぐ」
【美味しそうに口にオムライスを頬張る】
- 830 :レラ&栖苅ビィ:2010/10/13(水) 01:00:45 ID:hGStfPTM0
- >>829
『ビィ、はちさん』
ニッコリ笑う。
『ビィ、いただきます』
スプーンを両手で持つと掬い、口に運ぶ。
- 831 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/13(水) 01:05:37 ID:WVrfsEdY0
- >>830
「あうあうー…はちみつだいすきかなの?」
【ニコニコしながら返す】
「あうあう、『れら』とってもおいしいなの〜〜!」
【嬉しそうな顔でレラに返した。ご飯粒が口の周りにくっついている】
- 832 :レラ&栖苅ビィ:2010/10/13(水) 01:10:47 ID:hGStfPTM0
- >>831
『ビィ、好き』
『ビィ、はちみつ』
ゆっくりと食べ進めながら。
「フッ、当然だろう。データに狂いは無い。
後ディス、口の辺りにご飯粒が付いているぞ」
料理を運んできたロボットを軽く叩く。
- 833 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/13(水) 01:16:40 ID:WVrfsEdY0
- >>832
「そっかなの〜。
やっぱりはちさんみたいなの〜」
【微笑みながらもぐもぐと食べ進めて行った】
「うん、すごくおりょうりうまいなの!
…あう、はずかしの…」
【ディスは慌てて口の周りをふいた】
- 834 :レラ&栖苅ビィ:2010/10/13(水) 01:19:18 ID:hGStfPTM0
- >>833
『ビィ、むしさん』
触覚が左右に揺れている。
「データ通りなら間違いはあり得ないからな」
得意気な笑みをして言った。
- 835 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/13(水) 01:22:12 ID:WVrfsEdY0
- >>834
「あうあう、かわいいなの!」
【微笑みながら触角を見た】
「ふーん…でーたってすごいなの…」
【感心しながら食べ進めて行き】
「ごちそさまなの!」
【あっという間に完食してしまった】
- 836 :レラ&栖苅ビィ:2010/10/13(水) 01:25:33 ID:hGStfPTM0
- >>835
『ビィ、うれしい』
恥ずかしそうに俯くと笑顔でこたえた。
「ああ、ごちそうさまだ」
ディスの皿を持っていく。
『ビィ、だめ』
『レラ、食べて』
「あと少しだと言うのに……」
ビィの残りを素早く食べるレラ。
二つのお皿を持って奥に消えていく。
- 837 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/13(水) 01:28:33 ID:WVrfsEdY0
- >>836
「あうあう、えがおになったら
『でぃす』もうれしいの!」
【ニッコリほほ笑んで言った】
「あう〜。『びぃ』ぜんぶたべないなの〜?
ちょっともったいないの…」
【指をくわえてビィの皿を見つめた】
- 838 :レラ&栖苅ビィ:2010/10/13(水) 01:35:03 ID:hGStfPTM0
- >>837
『ディス、ありがとう』
顔を上げてディスを見た。
「さ、て、片付けも終わったし僕は帰るぞ。
ビィ、ついてこい。久し振りにアイツ等の様子でも見に行くか」
『河平、げんき』
「そうか、良い事だな」
ドア付近で振りかえり、
「じゃあな、ディス。また今度だ」
『ディス、ばいばい』
二人とも手を振りつつ帰って行った。
- 839 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/13(水) 01:37:18 ID:WVrfsEdY0
- >>838
「うん、どういたしましてなの!」
【じっとビィの顔を見て言う】
「うん、またあおうねなの!
…かわ、ひら?」
【少し首をかしげて言うが】
「あ、さよならなの〜!」
【直ぐに大きく手を振って見送った】
「ふー…『でぃす』もかえらないとなの」
【そう言ってディスは慌てて外へと出て行った】
- 840 :黒沢小百合:2010/10/16(土) 23:02:15 ID:SSMHlh/20
- 【異能都市・ヨットハーバー】
「ふふふ……。」
異能都市の港湾地帯、
多数のヨットやクルーザーが停泊するヨットハーバーの中でも
富豪や権力者の所有するものが停泊する区域に、小百合の姿があった。
「私が具現化した軍用船とはまた違うよさがありますね。
人が『使う』ということが良く考えられている。」
彼女は、ついこの間、
豪華なクルーザーを一艘購入したのだ。
どうやら今日、小百合休みを取り、
ワインなどの嗜好品をしこたま積み込んで
一日中近海をクルージングしていたらしい。
- 841 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/17(日) 20:33:44 ID:WVrfsEdY0
- 【中央公園】
「もぐもぐもぐ…」
【包帯を巻いた少女が美味しそうにおにぎりを食べていた】
「あうー、これもおいしいの」
【嬉しそうな顔でどんどんとおにぎりを食べて行く】
- 842 :リガル:2010/10/17(日) 20:45:10 ID:7gFzKdaU0
- >>841
ザ……ザザザザザ……
公園の広場にノイズが走る。
ノイズは次第に人型を成した。
「ふぅ……散歩、でもするかなぁ」
空を見上げ呟く。
その声の出所に居たのは一人の子供。
足元まで伸びる長い白髪を縛り、死装束の様な白の衣装に身を包んでいる。
男にも見えるし、女にも視える。
中性的な姿だった。
- 843 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/17(日) 20:47:08 ID:WVrfsEdY0
- >>842
「ん?なにかおとがしたようなの…」
【ふと顔をあげてあたりを見回す】
「あう〜?だれかいるの」
【白装束の子供と目があった】
- 844 :リガル:2010/10/17(日) 20:48:06 ID:7gFzKdaU0
- >>843
「……えと、こんばんは、かな」
とてとてと近づき、話しかける。
首にかけた緑の宝玉の首飾りが光を反射し、煌く。
- 845 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/17(日) 20:51:17 ID:WVrfsEdY0
- >>844
「あうあう、こんばんわなの〜」
【軽く頭を下げる】
「…あう〜?なにかなの?きれーなの」
【何気なく、緑の宝玉に顔を向けた】
- 846 :リガル:2010/10/17(日) 20:52:50 ID:7gFzKdaU0
- >>845
「うん、今日はいい夜だねぇ」
空を見ながら呟く。
少女の質問に軽く微笑んで答える。
「これ?ボクの友達がくれた宝物なんだ
かなりレアだとか言ってたよ」
- 847 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/17(日) 20:54:16 ID:WVrfsEdY0
- >>846
「あう〜、きょうはなんだかあつくなくていいなの〜」
【ニコニコ笑いながらつられて空を見る】
「そうなんだなの〜…
れあ?うーん、どうしてなのかなの」
【不思議な顔をしている】
- 848 :リガル:2010/10/17(日) 20:55:52 ID:7gFzKdaU0
- >>847
「ま、熱いのもいいんだけどね」
苦笑し。
「なんだっけ……えっと……あ、そうだ。
死んでも一回だけ生き返れるんだってさ!」
宝玉を見ながら言う。
- 849 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/17(日) 20:58:15 ID:WVrfsEdY0
- >>848
「あうあう、『でぃす』もあついのきらいじゃないなの〜」
【少しのんきに言う】
「いっかいだけいきかえるなの?…
あう〜…いいなの、ほかのひとも、もてたらいいのになの…」
【ちょっと寂しげな顔で言う】
- 850 :リガル:2010/10/17(日) 21:00:02 ID:7gFzKdaU0
- >>849
「この前言った場所は凄く熱くてねぇ、火山があったけど生きたまま蒸し焼きになりそうだったよ」
「……キミは大切な人をなくしたのか」
なんとなくそう感じた。
- 851 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/17(日) 21:03:25 ID:WVrfsEdY0
- >>850
「あうあう、すごいあついところなの…
そこまであついのはきらいだなの〜」
【軽く微笑みながら言う】
「……うん、ちょっとおもいだしちゃったの…
『くー』も…もってたらなって…なの」
【少し頭を下げて言う】
- 852 :リガル:2010/10/17(日) 21:05:06 ID:7gFzKdaU0
- >>851
「しかもね!竜がこう……ぶわー!って追いかけてきたんだよ」
身振り手振りを交えて熱弁している。
「……」
無言でそれを聞き。
口元に笑みを浮かべて言う。
「――、ねえ。キミは冒険は好きかな?」
- 853 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/17(日) 21:10:16 ID:WVrfsEdY0
- >>852
「あう〜。こわくなかったかなの?」
【少し不安そうに言う】
「あう?ぼーけん?」
【ふと顔を上げる】
「あう〜…おうちにいるほうがすきだけどなの…
しらないところにいくのもすきかなの…」
【少々不思議そうな顔で言う】
- 854 :リガル:2010/10/17(日) 21:11:22 ID:7gFzKdaU0
- >>853
「大丈夫だよ、ボクの友達が助けてくれるしね」
うれしそうな顔で言う。
「じゃあ、ボクと遊ばないかい?」
周りの空間に一瞬ノイズが走った。
- 855 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/17(日) 21:12:59 ID:WVrfsEdY0
- >>854
「あうあう、ともだちといっしょなんだなの」
【少しうらやましそうだ】
「あう〜、あそぶって…どうやってなの?」
【少し辺りを見回して言う】
- 856 :リガル:2010/10/17(日) 21:15:01 ID:7gFzKdaU0
- >>855
「キミは、友達はいるかい?」
微笑を顔に貼り付けながら問う。
「そう、だねぇ……ちょっとした冒険でもどうかと思ってね」
顔には空虚な笑みが。
「……権限」
ノイズが走り、辺りが草原に書き換えられていく。
この都市の住民ならこう思うかも知れない。
――、まるで箱庭のようだ、と。
- 857 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/17(日) 21:18:55 ID:WVrfsEdY0
- >>856
「あう!ともだちはいっぱいいるなの!」
【慌てて弁解する】
「あうあう!?かわったなの」
【驚いてあたりを見回す…あたり一面草原の光景に驚きを隠せない】
「あう〜?もしかしてはこにわにはいっちゃったのかなの?」
【不思議そうな顔で言う】
- 858 :リガル:2010/10/17(日) 21:21:30 ID:7gFzKdaU0
- >>857
「そう、だったら良かったんだ。ひとりっていうのは、悲しいからね」
「箱庭じゃないよ」
苦笑し。
「ようこそ……Firstへ!」
深々と礼をして言う。
どこか芝居がかった動作だ。
- 859 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/17(日) 21:25:42 ID:WVrfsEdY0
- >>858
「うん、ひとりじゃないなの!
だからへーきなの!」
【軽く微笑みながら言う】
「あうあう?ふぁーすと?…
あうあう、しらないなの…どういうことなのかなの?」
【軽く混乱しているように見える】
- 860 :リガル:2010/10/17(日) 21:28:03 ID:7gFzKdaU0
- >>859
ディスの困惑を楽しげに見ながら説明を始める。
「簡単にいうと、ね。ここはゲームの中なんだ」
草原を走る風も、風に揺られる草も全てが本物にしか見えない。
- 861 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/17(日) 21:32:16 ID:WVrfsEdY0
- >>860
「あう〜?げーむのなか?」
【信じられなそうな顔である】
「うーん…これがげーむなの?
わからないなの〜」
【土に触ってみながら首をかしげた】
- 862 :リガル:2010/10/17(日) 21:33:25 ID:7gFzKdaU0
- >>861
「ふっふー、本物みたいでしょ?」
ディスの触れる土はうっすらと湿り、本物と寸分違わない。
「ボクと、友達で作ったんだよこの世界を、ね」
- 863 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/17(日) 21:36:58 ID:WVrfsEdY0
- >>862
「あうあう…はこにわもほんものそっくりだったけど…
ここもほんものみたいなの」
【驚きを隠せない顔である】
「あう〜?つくったなの?
すごいの〜!どうやってなの?」
【好奇心が刺激されたらしく、目を輝かせながら返す】
- 864 :リガル:2010/10/17(日) 21:41:09 ID:7gFzKdaU0
- >>863
「ふふふー」
胸を張りうれしそうだ。
「そうだねぇ、僕の友達の……イリガルって言うんだけど
イリガルの能力とボクの能力を合わせて作ってるんだこの世界」
どこからか椅子とテーブルを作り出し。
「例えばボクだとこういう事も出来たりね。まあ、ここだけなんだけど」
椅子に座り込み、ディスにも座るように促す。
- 865 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/17(日) 21:50:06 ID:WVrfsEdY0
- >>864
「あう〜…『いりがる』っていうなの…おともだちなの…
すごいのーりょくなの」
【少し楽しそうに見える、辺りを見回して言う】
「あう、きゅうにあらわれたの!!
どういうことなのかなの」
【不思議そうにしながらいすに座る】
- 866 :リガル:2010/10/17(日) 21:52:05 ID:7gFzKdaU0
- >>865
「イリガルは、すごいよ!本当に。まボクもそうなんだけど」
辺りを見回すディスを見て笑う。
「言ったでしょ?『ここはボクとイリガルで作った世界』ってね」
意味ありげに笑う。
- 867 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/17(日) 21:58:27 ID:WVrfsEdY0
- >>866
「あう〜、ふたりのちからをあわせてなの〜。
すごいの〜」
【嬉しそうに言う】
「つまりこのせかいではおもったとおりにできるってことかなの?」
【少し首をかしげながら】
- 868 :リガル:2010/10/17(日) 22:01:06 ID:7gFzKdaU0
- >>867
「まあ、二人でやらなきゃ出来なかったからね」
草原ではなく、『世界』を見回しながら。
「ま、そういう事だね。ボク自身は強くないから喧嘩だと直ぐ負けちゃうけどね」
あはは、と声を上げて笑う。
いつの間にかテーブルの上にはティーセットが置かれている。
- 869 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/17(日) 22:08:23 ID:WVrfsEdY0
- >>868
「そっかなの…ふたりだけでつくれるなんてなの…
どれくらいひろいのかなの…」
【辺りを再び見回して言う】
「そっかなの…たたかいにむいたのーりょくしゃないってことかなの…」
【不思議そうな顔で言う】
「あう!ありがとなの」
【嬉しそうな顔でカップを手に取る】
- 870 :リガル:2010/10/17(日) 22:11:27 ID:7gFzKdaU0
- >>869
「そうだねぇ……取り敢えずは、僕たちの世界と同じくらいには、広いよ」
笑いながらカップを取り、紅茶を飲む。
「そうそう、まあだからこそイリガルはボクの護衛やってくれてるんだけど」
リガルの目の前にアラートが表示される。
「ん、なんだい?あ、うん大丈夫。もう少ししたらもどるから」
アラートに向けて少し話し、画面を消す。
「あ、そういえばまだ名乗っていなかったね。ボクはリガル。君の名前は?」
- 871 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/17(日) 22:14:43 ID:WVrfsEdY0
- >>870
「あう〜!そんなになの!
すごくひろいなの〜」
【再び驚く】
「あう〜『いりがる』のほうがつよいのかなの〜」
【そう言って紅茶を飲む】
「おいしいなの〜!」
「あう〜?おなまえなの?『でぃす』なの!
よろしくなの!『りがる』なの〜!」
【微笑みながら返した】
- 872 :リガル:2010/10/17(日) 22:17:45 ID:7gFzKdaU0
- >>871
「まあね。伊達に天才やってないしボク」
すまし顔で紅茶を飲む。
「イリガルはこのゲームじゃ恐らく、最強だね。力だけじゃなくて、心も強いから」
自分のことを自慢するかのようにうれしそうだ。
「よろしく、ディス」
手を差し出し、微笑む。
手は華奢で、折れそうなほどだ。
- 873 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/17(日) 22:23:33 ID:WVrfsEdY0
- >>872
「てんさいなの〜…いっぱいいるなの〜」
【のんきな声で言った】
「あうあう、こころがつよいとここではつよくなるなの?」
【不思議そうに言う】
「あうあう、あくしゅなの」
【ディスは少し慎重に握手に応じる。力が強いので握る力をかなり緩めようとしている】
- 874 :リガル:2010/10/17(日) 22:26:47 ID:7gFzKdaU0
- >>873
「天才がいっぱいか……この都市は興味深いよ、本当に」
一瞬目を狂気がよぎる。
「ステータスだけならイリガルより上はいくらかは、居るんだよ。
でも、それでも彼がトッププレイヤーとして君臨しているのは、何をやっても諦めないその心があるからさ。
どうやらこの都市は、そういう意味でも強い人が多そうだけどね、君とか」
意味ありげに笑う。
「っ、つよいねぇディス」
一瞬顔を歪める。
体が弱すぎる様だ。
- 875 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/17(日) 22:38:40 ID:WVrfsEdY0
- >>874
「あうあう、よくしらないけどなの・・」
【少し不安げな顔で言う】
「うん、つよくなるひといっぱいいるとおもうなの!」
【大きく頷いた】
「あうあう!ごめんなさいなの!
つよくしすぎたかなの…」
【慌てて手をひっこめた】
- 876 :リガル:2010/10/17(日) 22:43:09 ID:7gFzKdaU0
- >>875
「今度は都市を散歩しようかなぁ」
空を見上げながら言う。
「ディスも今度遊びに来てくれると嬉しいかな、この世界は誰もを受け入れるから」
ゆっくりと立ち上がる。
「ううん、気にしなくていいから」
少し息が荒い。
「ちょっと、調子が、悪く、なってきたみたいだからそろそろボクは帰るよ」
青ざめた顔で。
「じゃあ、ね。ディス。ここはいつでも君を歓迎してるから、またいつか」
そう言うと、辺りにノイズが走り、元の公園へと風景が戻った。
そして、白い子供もそこに最初から居なかったかのように消えていた。
- 877 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/17(日) 22:46:20 ID:WVrfsEdY0
- >>876
「あうあう、そうしたらいいなの!
いつかあそびにいくの!」
【大きく頷きながら言う】
「あうあう、…からだわるいなの?
あ、うん、またねなの!」
【手を振りながら見送る…そしてすぐに情景が公園に戻ったのを見ると】
「……『りがる』もびょーきなのかなの…」
【少しうつむいて言った】
- 878 :黒沢小百合:2010/10/18(月) 23:15:19 ID:SSMHlh/20
- 【AGカフェ】
「くふぅ……今日は疲れたな……。」
今日も今日とて、閑古鳥のなくAGカフェに訪れる小百合。
カウンター席でぐったりしています。
- 879 :虚:2010/10/19(火) 01:01:44 ID:PBnIervYO
- 「驚いたな、こんな時間に開いてるってのは…」
ふらりと入ってきたのは、作務衣を着た男だ。如何にも覇気が無い。
- 880 :リガル:2010/10/20(水) 22:36:21 ID:7gFzKdaU0
- 「ふぃー、やっと退院か」
金髪モヒカンが目に鮮やかなアロハシャツでグラサンな男が道を歩く。
「……で、なんで私たちも一緒なのよ?」
「確かに、な。まあ帰る場所など無いのだが」
巨漢と白髪の少女がその後ろを歩いていた。
巨漢は額に8の刻印が、少女は右肩に4の刻印が刻まれている。
- 881 :東西南北良方と愉快な仲間達:2010/10/20(水) 22:38:03 ID:7gFzKdaU0
- //名前ミス……
- 882 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/20(水) 22:40:57 ID:WVrfsEdY0
- >>880
【近くのベンチに座っている少女がいる…】
「あうあう〜?だれかなの?」
【ふと顔をあげてリガルを見る…】
「どこかでみたことあるかなの…?」
【暗くてよく見えないかもしれない】
- 883 :東西南北良方と愉快な仲間達:2010/10/20(水) 22:44:48 ID:7gFzKdaU0
- >>882
「……ん?……ディスか!」
笑いながら駆け寄る世紀末チンピラ。
「元気だったか?」
虚空から飴を取り出すと、いつもどおり差し出す。
ミルク飴だった。
「……誰ー、ゼロ?」
「何物だ?……いや、そういえば会っていたな」
白髪の少女、4が、良方に近づき、聞き、巨漢は気難しそうな表情を浮かべて仁王立ちしている。
- 884 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/20(水) 22:50:21 ID:WVrfsEdY0
- >>883
「あうあう〜!『りょうほう』ひさしぶりなの!
うん!とってもげんきなの!」
【微笑みながらミルク飴を手に取った】
「あうあう〜、いっぱいひとがいるの!
みんなともだちなの?」
【そう言って二人を見る】
「あう、『でぃす』しってるひといるの」
【驚いた顔でおっきな男を見た】
- 885 :東西南北良方と愉快な仲間達:2010/10/20(水) 22:53:00 ID:7gFzKdaU0
- >>884
「久々、俺もやっと退院だよ」
はは、と笑う。
アロハの胸元からは包帯が見え隠れする。
「前、言ってたろ?研究所の仲間だよ。やっと、ふたりだけだけど助けられた」
うれしそうに笑って言う。
「フォーだよ!!」
白髪の少女が元気たっぷりに言う。
「エイトだ……、……その節は、済まなかったな」
頭を下げて言うが、それでも背丈は170くらいある。
- 886 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/20(水) 22:56:10 ID:WVrfsEdY0
- >>885
「あう〜、けがなおってるのかなの?
あんまりむりしないでねなの〜」
【見え隠れする包帯を見て言う】
「そっかなの…よかったの、ともだちたすけられたのはなの」
【微笑みながら大きく頷いた】
「あうあう、『ふぉー』なの!よろしくなの!
あうー、きにしないでいいなの〜。あのときはいろいろあったからなの」
【大きく両手を振って言った】
- 887 :東西南北良方と愉快な仲間達:2010/10/20(水) 22:59:33 ID:7gFzKdaU0
- >>886
「はは、大丈夫大丈夫!いつも言ってるだろ?丈夫だってさ」
頭をグリグリ撫でる。
「まだ、居るんだけどな」
苦笑し。
「まあまあいいじゃん?なんとかなるんじゃない」
そう言いつつディスによろしくー、と言い微笑むフォー。
「む……気にして無いのならいいのだが……」
落ち着いた声色で答えるエイトの鳩尾に蹴りを入れるフォー。
「うるっせぇなぐだぐだ言ってんじゃねぇよデカイのによ」
割とバイオレンスだ。
- 888 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/20(水) 23:04:05 ID:WVrfsEdY0
- >>887
「あうあう、そうだったねなの〜。」
【嬉しそうな顔になる】
「あうー、ほかのともだちもたすけられたらいいねなの…」
【軽く遠い目をして言う】
「あう〜、きにしてないの〜。
…あうあう、けらなくてもいいの〜」
【若干焦っている。】
「うん、なんとかなるよねなの〜。ほかのともだちもなの」
【そう言って大きく頷いた】
- 889 :東西南北良方と愉快な仲間達:2010/10/20(水) 23:08:13 ID:7gFzKdaU0
- >>888
「医者もびっくりしてたぜ?ありえねえってさ」
笑う。
「はははっ、なんか楽しくなってきたかもアハッ!」
笑いながらエイトを蹴っている。
「あ、ごめんごめん」
舌を少し出し謝る。
「ま、そういうこったな。……っ、と悪いアパートにこいつら連れてかねえと行けねえんだった
まあ……部屋狭いから困ってんだけどさ」
苦笑する。
4畳半にガタイのイイオトコが二人と女の子が雑魚寝するのは無理がある用に思える。
- 890 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/20(水) 23:12:27 ID:WVrfsEdY0
- >>889
「あうあう、すぐになおっちゃったのかなの〜」
【とても驚いた顔である】
「あう〜、『ふぉー』ちょっとこわいの〜」
【すこしガクブルしている】
「あう〜、さんにんもいたらおっきいおうちじゃないと
きゅーくつなの…どこかにひろいおうちないかなの…」
【少し心配そうだ】
- 891 :東西南北良方と愉快な仲間達:2010/10/20(水) 23:15:12 ID:7gFzKdaU0
- >>890
「昔から治り速いんだよ俺」
飴を口に放り込みガリガリと齧る。
「あはっごめぇん!」
悪びれる様子も無い。
「だよなぁ……家四畳半だし……俺以外戸籍無いから普通のところだと引越し難しいし……はぁ」
ため息を付いている。
- 892 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/20(水) 23:19:20 ID:WVrfsEdY0
- >>891
「あう〜、だからはやくでられるなの〜!」
【とても嬉しそうに言った】
「あうあう、よかったの〜」
【一応フォーの謝り方には納得してるようだ】
「あう〜、どこかからとんできたみたいなふうにできないかなの…
ここにはおそとからくるひとおおいからなの」
【ちょっと首をかしげて言う】
- 893 :東西南北良方と愉快な仲間達:2010/10/20(水) 23:22:17 ID:7gFzKdaU0
- >>892
「ま、多分また怪我するんだろうけどなぁ……」
これからの戦いを思い、真面目な表情をする。
「む、私は問題ないから安心してくれ、少女よ」
エイトが蹴られたところを払いながら言う。
背丈は大体2メートル20cm程。
かなりデカイ。
「……!その手があったか!ありがと、ディス」
笑ってディスの頭を撫でる。
「したっけ航しちゃいられねえ……、フォー、エイト!不動産屋行くぞ!」
そう言うと3人は走り去っていった。
- 894 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/20(水) 23:26:51 ID:WVrfsEdY0
- >>893
「あうあう〜。
なにかあったらみんなにたよろなの〜」
【軽く微笑んで言う】
「あう〜。だいじょぶならいいけどなの」
【エイトの顔を覗き込む】
「あうあう、よかったなの?うれしいの!」
【撫でられながら嬉しそうに言う】
「あうあう〜!またねなの〜!」
【微笑みながら大きく手を振った】
- 895 :チャラン=ポラン:2010/10/21(木) 23:07:25 ID:PBnIervYO
- 今日は夜までぐーぐーぐー。チャランには学校も試験も無いのだ!(理解力的な意味で)
「なんか面白そーなのねーかな?」
滂沱の涙を流す父を尻目に、夜の公園を散策する、魚類の漢字がびっしり印字されたへんてこな浴衣を着た少年。
キョロキョロと辺りを見回している。
- 896 :ノイン・ワイルダー ◆6xc12amlNk:2010/10/21(木) 23:19:25 ID:.6prKP66O
- >>895
【公園のブランコには灰色のゴスロリ服を着た少女が腰掛けていた】
「あ……チャラン君……」
【左で結んだ青緑色サイドテールが月明かりに輝いている
その手には布の袋が持たれていた】
- 897 :チャラン=ポラン:2010/10/21(木) 23:29:27 ID:PBnIervYO
- >>896
「あれ?ノインじゃんか」
探すのに飽きたのか、ワシャワシャと足元の草を育てたりして遊んでいたチャランも、ノインには気付いたようで
そのままノインの方に向かってくる。ブランコまで不自然な自然の緑のラインが出来上がりである。
「だめだぜだめだぜ。夜は大人の時間なんだぞ?」
チャラン=ポラン(13)確かに比較するならノインよりは大人だが……
- 898 :ノイン・ワイルダー ◆6xc12amlNk:2010/10/21(木) 23:36:31 ID:.6prKP66O
- >>897
「……じゃあこんな時間にいるチャラン君は大人なんだ……?」
【いつものように無表情を向けて質問を向ける】
「でも、確かに今は遅い時間だよね」
- 899 :チャラン=ポラン:2010/10/21(木) 23:50:24 ID:PBnIervYO
- 「とーぜん!中学生だぜ!高学年よりお兄さん!」
その思考が既に小学校低学年レベルである。
うにょーんと茂る草で体を宙に押し上げる。
「もう寒くなってきたしなぁ。せめてたくさん着込んだ方がいいとおもうよ?アニスも心配するだろうし」
ま、これはどうでもいいけどと呟く。
- 900 :ノイン・ワイルダー ◆6xc12amlNk:2010/10/22(金) 00:01:38 ID:.6prKP66O
- >>899
「そうだったね、チャラン君は私達よりお兄さんだったね」
【しかし、10歳の子供にとっては中学生もお兄さん
大人かは別のして……】
「ん?私は平気だけど、チャラン君は浴衣で寒くないの?
ほら、手が冷たいよ?」
【チャランに近寄り、手を握る】
- 901 :チャラン=ポラン:2010/10/22(金) 00:14:02 ID:PBnIervYO
- 「寒い?寒い……うん寒い、寒い!?」
自分でいっといて気づいてなかったらしい。超寒い。触れた手はひんやり冷たい。
「あったかー……子供の手は熱いっていうけどほんとなのな」
ノインからみてチャランがお兄さん、ということ。
それはチャランからみれば、ノインは子供ということ。
……そして湧き上がるイタズラ心。
「ちょいや」
ぴとっ、とノインの首筋に、空いた片手を当てる
- 902 :ノイン・ワイルダー ◆6xc12amlNk:2010/10/22(金) 00:17:52 ID:.6prKP66O
- >>901
「ほら、やっぱりチャラン君の方が寒い」
【心配しているのかなんなのか、手を暖める作業に入るが】
「ひゃうっ!?」
【急に首筋に走る冷たさにビクンッと体を跳ねさせ、チャランから離れる】
「な、なにするの?」
- 903 :チャラン=ポラン:2010/10/22(金) 00:24:05 ID:PBnIervYO
- >>902
「あっははは!ゴメンゴメン!」
チャランはけらけら笑っている。ただのイタズラである。
「アニスがいるとノインにイタズラ出来ないからな。今の内にたっぷりいぢめるのだ」
アニスがいたらこの時点で鳳仙花で痣だらけだろう。
ふっふっふ、とわざとらしい笑い声を出してノインに近付いて行く
- 904 :ノイン・ワイルダー ◆6xc12amlNk:2010/10/22(金) 00:32:26 ID:.6prKP66O
- >>903
「……むぅ」
【びっくりした後に相手に笑われるとちょっと怒りたくなるもの】
【しかし、冷たいのはいやだから後退る】
「チャラン君、私も鳳仙花使えるんだけど……」
【それとなく警告をしておく、しかしアニスと違い
すぐに使わないのはその性格故だろうか】
- 905 :チャラン=ポラン:2010/10/22(金) 00:39:17 ID:PBnIervYO
- 「ふっふっふ!反撃が怖くていたずらができるかー!」
でもアニスは苦手なチャランであった。
だっと一気に詰め寄ろうとして
「ありゃ!?」
さっき伸ばして放置していた草に足を引っ掛けてずっこけた。これを自業自得という。
- 906 :ノイン・ワイルダー ◆6xc12amlNk:2010/10/22(金) 00:43:19 ID:.6prKP66O
- >>905
「あ、チャラン君……足元……」
【気付くのが遅く、注意する間も無くチャランはずっこけた】
「……チャラン君?」
【そばに近寄り、様子を見るが】
「えい」
【お仕置きのつもりで、鳥兜で武器化した木の棒でチャランをペシリッ】
【何を隠そう毒効果である】
- 907 :チャラン=ポラン:2010/10/22(金) 00:54:11 ID:PBnIervYO
- 「うにょれ雑草め、伸ばしてたの忘れてた……っていた!」
ぺしんと叩かれたチャラン君。すわ反撃かと思われたがどうにも様子がおかしい
これは、何度か経験がある。いつも通りイタズラして、いつも通り仕返された時のレパートリーの内の一つだ。
「うな!ノインも中々やるじゃないか!でも俺はお兄ちゃんだから許します」
毒で痺れて動けないだけである。若干体が痙攣してる
- 908 :ノイン・ワイルダー ◆6xc12amlNk:2010/10/22(金) 01:04:29 ID:.6prKP66O
- >>907
「これでお相子だよ?冷たいのしないでね?」
【争い嫌いのノインはどうやら休戦に持っていこうとしたようだ……しかし】
「チャラン君が許してくれたのはいいんだけど……私解毒出来ないんだ……」
【ここで問題発生、時間的にもかなり夜中だというのに
チャラン君は寒空の下で麻痺!さらに解毒法が無いと来た!】
- 909 :チャラン=ポラン:2010/10/22(金) 01:11:38 ID:PBnIervYO
- >>908
「うー……気合いで何とか!」
体は動かなくても能力は使えるのだ!わさわさと雑草を伸ばして、体を浮かせる。
そのまま器用に雑草の成長を制御して移動をはじめた。
「いけるいけるいけるってやればできるうー!」
- 910 :ノイン・ワイルダー ◆6xc12amlNk:2010/10/22(金) 01:16:18 ID:.6prKP66O
- >>909
「ん〜……大丈夫?」
【言っては悪いがチャランはアホの子……ノインは心配で仕方がありません】
「私、もう帰るけど……一緒に行く?」
【移動するチャランについて周りながら尋ねます】
- 911 :チャラン=ポラン:2010/10/22(金) 01:23:40 ID:PBnIervYO
- >>911
「んー。ノイン一人じゃ心配だしな!俺が一緒についていってやるよ!」
寝たきりで凄い自信満々に言い放つ。
「どうせ家も結構近いしなー……しかしどうしよう。父様にまた泣かれる気がする」
わさわさと、ゆったり移動をはじめる。
「……星綺麗だなー」
毒くらってるとはおもえないのどかなセリフを呟きながら……
//遅くまでありがとごじしたー。
- 912 :ノイン・ワイルダー ◆6xc12amlNk:2010/10/22(金) 01:29:28 ID:.6prKP66O
- >>911
「うん、有り難うチャラン君……
チャラン君のお父様には、私が事情を説明するね?」
【隣で並ぶように移動するノイン、もうどっちが年上かわからないのであった!】
//こちらこそ有り難うでした!
- 913 :雨:2010/10/22(金) 21:17:17 ID:hGStfPTM0
- 「お天とぉの顔はもう見れんのやろかぁー」
傘を外し、空を見上げた。
灰色の空から落ちてくる雨粒が顔に、身体に振りかかる。
「私は悪ぅないんやぁけどね」
首をかしげると再び傘を立てる。
傘をクルクルと回しながら今日も街を歩いていた。
- 914 :萌葱 アテナ:2010/10/24(日) 12:49:35 ID:7gFzKdaU0
- AGカフェ。
店内のキッチンを掃除しながら鼻歌を歌っている少女が居る。
どうやら紅茶を入れている様だ。
ふわり、と良く蒸らされた紅茶のいい香りが店内に漂う。
しかし、どうやらアテナ以外に人影は無く、暇なようであった。
「ふぅ……てんちょーは居ないし、お客さんも来ないし……」
冷蔵庫を開けて材料の確認。
「これは――、お菓子作れと言われてるかのような!」
口元に笑みを浮かべて呟いた。
洋菓子を作るには申し分の無いような材料が揃っていた。
「なにつくろっかな♪」
楽しげに笑い、又鼻歌が再開された。
- 915 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/24(日) 12:52:18 ID:WVrfsEdY0
- >>914
【突然カランカランとAGカフェの入口のベルが鳴る】
「こんにちわなの〜〜!…ていってもいないかなの〜」
【みると一人の少女が入ってきている】
「……あう?だれかいるなの〜」
【首をかしげながら言った】
- 916 :萌葱 アテナ:2010/10/24(日) 12:53:49 ID:7gFzKdaU0
- >>915
「へいらっしゃい!」
勢い良く挨拶。
下げた頭をあげると見覚えのある顔。
ディスだ。
「あ、ディス!」
元気よく走りよっていく。
「暇だったから良かった!今日お客さんほとんど来てなかったんだよね」
苦笑した。
- 917 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/24(日) 12:56:38 ID:WVrfsEdY0
- >>916
「あう〜!『あてな』なの〜!
おみせはやってるなの〜」
【ほっと一息ついている】
「あう〜、じゃあなにかたのんだりしていいのかなの〜」
【そういてカウンター席に座る】
- 918 :萌葱 アテナ:2010/10/24(日) 12:58:45 ID:7gFzKdaU0
- >>917
「やってるよー、暇だったけどね」
紅茶の出具合を確認しながら言う。
そしてディスの質問に、たはは、と笑って。
「悪いね、どうせお客さん来ないんだろうなぁと思っちゃって今からお菓子作るところだったんだよ」
サービスとばかりに紅茶のカップを差し出す。
カップもよく暖められて、紅茶の色もよく出ている。
美味しいだろう。
- 919 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/24(日) 13:02:15 ID:WVrfsEdY0
- >>918
「あう〜、そっかなの〜…
ありがとなの〜」
【微笑みながら紅茶をすする】
「あう、おかしをつくるなの〜?
『でぃす』にみせてほしいなの〜!」
【カウンターから身を乗り出し、笑顔で言う】
- 920 :萌葱 アテナ:2010/10/24(日) 13:03:50 ID:7gFzKdaU0
- >>919
「ん、取り敢えずは紅茶で我慢しててね」
ポットごとカウンターに置き。
「あ、何ならディスも作る?暇だしさ」
名案、とばかりにディスに提案する。
- 921 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/24(日) 13:06:45 ID:WVrfsEdY0
- >>920
「あうあう、わかったの〜!」
【紅茶をごくごく飲んでいく】
「あうあう!うれしいなの!
つくるの〜!」
【ディスはとても嬉しそうにしている】
- 922 :萌葱 アテナ:2010/10/24(日) 13:09:13 ID:7gFzKdaU0
- >>921
「ん、じゃあ今日のお菓子は……」
冷蔵庫を確認。
小麦粉は十二分、ケーキだろうがなんだろうが何でも作れる。
おっとこんなところにベルギーチョコレートが。
これはチョコケーキか、クッキーか?
なんと!いい感じのオレンジがたくさん!
無塩バターもクリームもたくさんだし……卵もたくさん!
これは……。
「ロッククッキーとオレンジタルトになりました!」
ひとさし指をピンと立てて、先生のように言う。
- 923 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/24(日) 13:11:58 ID:WVrfsEdY0
- >>922
「あうあう〜!くっきーはしってるけどなの〜
こっちはなにができるのかなの〜
たのしみなの!」
【いつの間にかディスはキッチン側に入っている】
- 924 :萌葱 アテナ:2010/10/24(日) 13:14:29 ID:7gFzKdaU0
- >>923
「ふふー、アテナ先生のお料理教室なのです!」
得意げに言うと材料を並べていく。
- 925 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/24(日) 13:17:57 ID:WVrfsEdY0
- >>924
「あうあう!おねがいしますなの!」
【礼儀正しく大きく礼をするディス】
「あうー、まずどうするのかなの〜」
【首をかしげた】
- 926 :萌葱 アテナ:2010/10/24(日) 13:30:35 ID:7gFzKdaU0
- >>925
「じゃぁ……」
粉ふるいと薄力粉を出す。
「之で粉を振るって下のボウルに落としてね。
その間他の準備してるから」
そう言うと他の物を取り出し始める。
- 927 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/24(日) 13:35:18 ID:WVrfsEdY0
- >>926
「あうあう〜、ここでこなをふるうなの〜。
わかったの!」
【そう言って薄力粉を粉ふるいに落としていく】
「えっと…ふったらいいのかなの〜」
【そう言って粉ふるいを(本人にとっては)軽くたたく】
ボフン!!
【力が強すぎたためか周囲に勢いよく粉が飛んだ】
「けほけほ…」
【若干ディスの顔が白くなっている】
- 928 :萌葱 アテナ:2010/10/24(日) 13:39:53 ID:7gFzKdaU0
- >>927
「ははは!」
粉まみれのディスを見て思わず笑う。
「はいはい、もっと弱くねー」
そう言いながら卵黄と、砂糖をボウルに入れて混ぜ、オレンジジュースを入れる。
オレンジカスタードだ。
薄力粉を振るい終わったときの為にオレンジジュースを緋にかけておく。
「タルト生地は……シートがあったから之使おうかな」
そう呟きつつ、バターと砂糖違うボールに入れて混ぜておく。
コッチはロッククッキーだ。
- 929 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/24(日) 13:44:25 ID:WVrfsEdY0
- >>928
「あうあう、もっとよわくなの〜…
むずかしいなの〜」
【そう言って取っても慎重に降り始めた】
「う〜ん…これでいいのかなの…」
【かなりゆっくりと粉が振るわれている】
「そっちもおいしそなの〜」
【ニコニコしながら言う】
- 930 :萌葱 アテナ:2010/10/24(日) 13:46:40 ID:7gFzKdaU0
- >>929
「ん、いい感じ」
その様子を見て。
「よし、それでいいよ!」
そう云うと粉の入ったボウルを手に取り、バターと砂糖のボウルに入れる。
一部はオレンジカスタードの鍋に入れて、そっちはアテナが混ぜる。
「ディスはロッククッキーの方を混ぜてね。へらはあるから」
バターと砂糖と粉の入ったボウルをさし出して言う。
- 931 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/24(日) 13:51:54 ID:WVrfsEdY0
- >>930
「あう〜、ありがとなの〜。
えっと…こっちをやるなの?」
【そういってボウルを手に持つ】
「うん、まかせてなの〜!」
【そう言ってかき混ぜ始めた、ちょっと力強い】
- 932 :萌葱 アテナ:2010/10/24(日) 13:53:44 ID:7gFzKdaU0
- >>931
泡だて器でかしゃかしゃ勢い良く鍋を混ぜる。
手つきは慣れたものだ。
「ん、それはそんぐらい力入れても大丈夫だよ」
しばらくしてオレンジカスタードは出来た。
ディスの混ぜる生地にバニラエッセンスと砕いたチョコを加える。
「そのまま混ぜてねー!」
- 933 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/24(日) 13:57:33 ID:WVrfsEdY0
- >>932
「あうあう〜。でもほんきでやったらたいへんだから
やりかたむずかしいの〜」
【少し汗を出しながらかき混ぜている】
- 934 :萌葱 アテナ:2010/10/24(日) 13:59:48 ID:7gFzKdaU0
- >>933
「ゆっくり、ゆっくりねー……」
カスタードをタルト生地に入れる。
「ん、いい感じ」
今のうちに、と天板を用意しておく。
- 935 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/24(日) 14:01:52 ID:WVrfsEdY0
- >>934
「あうあう、ゆっくり…むずかしいなの〜」
【ボウルがディスの持っている手によって若干凹み始めている】
「う〜ん…これくらいかなの〜」
【そう言ってアテナに差し出した。丁度いい感じの滑らかさになっている】
- 936 :萌葱 アテナ:2010/10/24(日) 14:04:04 ID:7gFzKdaU0
- >>935
「あ……凹んでる……」
一瞬冷や汗が。
ディスの差し出したボウルを見て確認する。
「いい感じ!じゃあ、天板に置いていくよー」
へらをうまく使い、天板に生地を落としこんでいく。
形が大分不恰好である。
「形は多少汚くても気にしなくていいよ。そういうクッキーだからね」
- 937 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/24(日) 14:09:46 ID:WVrfsEdY0
- >>936
「あうー、ちょっとちからはいってたかなの…」
【反省する顔である】
「あうあうー、やってみるなの・・・」
【そう言ってディスも生地を落としていく。調整が難しそうである】
- 938 :萌葱 アテナ:2010/10/24(日) 14:11:30 ID:7gFzKdaU0
- >>937
「ま、いいよ。たくさんボウルあるしね」
気にしないように笑って言う。
「……、よーし、よしよし……」
どきどきしながら生地を落とすのを見守っている。
- 939 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/24(日) 14:17:01 ID:WVrfsEdY0
- >>938
「あうあう〜。わかったの〜」
【少し安心した顔で言う】
「あう〜、ちょっといれすぎたかなの…」
【ディスの入れた記事は一回りおっきくなってしまった】
- 940 :萌葱 アテナ:2010/10/24(日) 14:28:53 ID:7gFzKdaU0
- >>939
「よしー、じゃあオーブンに入れるよ」
オーブンは既に暖まっている。
天板を入れ、スイッチを入れる。
「よし、之でコッチは待つだけ。じゃあタルトの飾りやろうか」
オレンジの皮を向き、一口サイズに切り分けていく。
- 941 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/24(日) 14:32:00 ID:WVrfsEdY0
- >>940
「あうあう〜、たのしみなの〜」
【ニコニコしながらオーブンを見つめる】
「かざりするなの〜?あう〜、やるの〜」
【オレンジを手に取って微笑んだ】
- 942 :萌葱 アテナ:2010/10/24(日) 14:33:40 ID:7gFzKdaU0
- >>941
オーブンからはいい香りが漂っている。
飾り終える頃には出来上がりだろう。
「じゃあ二人でやろ」
小さなナイフで、オレンジを切り、タルトの上に載せていく。
瑞々しい果物はさながら宝石の用であった。
- 943 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/24(日) 14:40:49 ID:WVrfsEdY0
- >>942
「あうあう、やってみるなの〜」
【微笑んでオレンジを切っていく】
「あうー、きれーにきるのもむずかしいの…」
【ディスの切ったオレンジは若干崩れてしまっている…】
- 944 :萌葱 アテナ:2010/10/24(日) 14:48:15 ID:7gFzKdaU0
- >>943
「大丈夫大丈夫、旨いよ」
といい、飾りを終える。
そして、丁度良くオーブンが完成を知らせた。
「あ、出来たみたい」
- 945 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/24(日) 14:53:33 ID:WVrfsEdY0
- >>944
「う〜ん…へーきかなの?」
【まだ飾りを気にしているようだ】
「あうあう〜!できたなの!」
【嬉しそうに声を上げる】
- 946 :萌葱 アテナ:2010/10/24(日) 14:55:56 ID:7gFzKdaU0
- >>945
手に手袋をはめて天板を取り出す。
香ばしく焼きあがったロッククッキーがある。
「お皿だしてー、タルト切手ー!」
皿にクッキーを盛り、タルトを二切れ切るとカウンターに置く。
「完成っ!」
- 947 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/24(日) 15:01:12 ID:WVrfsEdY0
- >>946
「あうあう〜できたの〜!!」
【微笑みながら拍手をする】
「あう〜とってもおいしそうなの〜…」
【じっとタルトを見つめる】
- 948 :萌葱 アテナ:2010/10/24(日) 15:02:37 ID:7gFzKdaU0
- >>947
紅茶を注ぎ、椅子に座る。
「よし、食べよっか!」
まずはクッキーを口に運ぶ。
焼きたてのため優しい歯ざわりだ。
- 949 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/24(日) 15:10:53 ID:WVrfsEdY0
- >>948
「あうあう〜いただきますなの〜!」
【ディスも席に座ってクッキーを口に運んだ】
「もぐもぐもぐ…あうあう〜。おいしいなの〜」
【思わず笑顔が綻んだ】
「こっちもたべていいのかなの〜」
【そう言ってタルトにも目を向けた】
- 950 :萌葱 アテナ:2010/10/24(日) 15:12:55 ID:7gFzKdaU0
- >>949
「ん、おいしい」
紅茶を啜りながら言う。
幸せそうな笑顔だ。
「ん、いいよ。アタシも気になるし」
フォークで一口分を取り、口に運ぶ。
- 951 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/24(日) 15:17:07 ID:WVrfsEdY0
- >>950
「おかしつくるのうまいんだねなの〜」
【ニコニコしながらクッキーをもぐもぐする】
「あうあう〜、じゃあ『でぃす』もいただきますなの〜」
【ディスもフォークでタルトをとってもぐもぐし始めた】
「これもとってもおいしいなの〜!」
【また嬉しそうな顔になった】
- 952 :萌葱 アテナ:2010/10/24(日) 18:04:57 ID:7gFzKdaU0
- >>951
「ふっふー、慣れると簡単だし楽しいよ?」
タルトをほおばりながら言う。
「ん、あっさりしてていい感じ」
カスタードもオレンジでトッピングもオレンジのためかなりあっさりしている。
少し人より多く食べる程度の人ならワンホール食べられる位だ。
「……ん?」
目の前にホログラムの画面が。
ラフな格好をした男が画面に出る。
後ろには数十人の人がいるようで。
『副長!そろそろ家に帰ってください!仕事が溜まってますし、士気もさが……』
ブツッ
画面を消し、ため息を付く。
実は仕事が嫌になって家出中だった。
- 953 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/24(日) 18:08:59 ID:WVrfsEdY0
- >>952
「あう〜、そっかなの…
いつかひとりでつくれるよになりたいなの〜」
【ニコニコしながらドンドンとタルトを食べて行く】
「もぐもぐ…あう?いまのひとはなんなのかなの?」
【首をかしげながら言う】
- 954 :萌葱 アテナ:2010/10/24(日) 18:11:22 ID:7gFzKdaU0
- >>953
「また今度暇な時教えたげるよ」
アテナの食欲もかなりの物で、勢い良くタルトが減っていく。
「えと……あたしの部隊の人なんだよね……。家出してるから帰って来い、ってさ」
- 955 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/24(日) 18:19:15 ID:WVrfsEdY0
- >>954
「うん、おねがいねなの〜」
【タルトはまるで早回ししているかのごとく減っていく】
「あう〜…なんでいえでしちゃったなの?
そういうのはあんまりよくないけどなの…」
【ちょっと心配そうにしている】
- 956 :萌葱 アテナ:2010/10/24(日) 18:24:35 ID:7gFzKdaU0
- >>955
「次は何作ろーかな……」
タルトを口に運びつつ、自分の脳内レシピを確認している。
「まあ、なんというかね……。こう、ちょっと疲れちゃったというか」
歯切れが悪い。
顔を上げ。
「みんな、さ。副長、副長。って言ってたでしょ?」
寂しげな目をして。
「あたしのこと、名前で呼んでくれる部隊の仲間ってさ、愛香とオイジュスぐらいでさ。
なんか、あたしは普通の人なのに、皆はあたしを期待の目で見てて……。其れがなんか重く感じちゃったんだよね」
- 957 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/24(日) 18:35:06 ID:WVrfsEdY0
- >>956
「あう〜、『あてな』のおかしならなんでもいいなの〜!」
【嬉しそうにしている】
「あう〜。おなかえでよんでくれないなの〜?
う〜ん…じゃあこれから『あてな』ってよんでほしいっていったりとかなの…」
【安易な発想である】
「あう〜…ひとりだけじゃなんにもできないの…
みんなががんばってることおしえてあげないとなの…」
【少し真面目そうに言う】
- 958 :萌葱 アテナ:2010/10/24(日) 18:38:49 ID:7gFzKdaU0
- >>957
「ありがと。じゃ、今度も楽しみにしててよ?」
ニヤリ、とカッコよく笑う。
「別に、名前で呼んでくれなくてもいいんだけどさ、なんなんだろ。うまくせつめいできないや」
苦笑。
「ん、話聞いてくれてありがとね。ディス」
立ち上がり、食べ終わった皿を片付ける。
「タルト……、愛香達に以て帰ろうかな……」
アテナが家出して食糧事情は最悪のはずだ。
- 959 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/24(日) 18:46:49 ID:WVrfsEdY0
- >>958
「あうあう、たのしみにしてるなの〜!」
【大きく頷いて言った】
「あう〜、むずかしいんだなの〜」
【不思議そうな顔で首をかしげる】
「あう、そっかなの!『あてな』のつくったのだから
もってくのはきめていいなの〜」
【頷いて返す】
- 960 :萌葱 アテナ:2010/10/24(日) 18:48:07 ID:7gFzKdaU0
- >>959
タルトを包み、袋に入れる。
「じゃ、持って帰ろうかな」
クッキーを袋に入れ、差し出す。
「これ、ディスに」
- 961 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/24(日) 18:58:35 ID:WVrfsEdY0
- >>960
「うん、それでいいなの!
あう〜!ありがとなの!」
【笑いながら袋を手に取った】
「またよろしくねなの〜!」
【嬉しそうに言った】
- 962 :萌葱 アテナ:2010/10/24(日) 19:02:38 ID:7gFzKdaU0
- >>961
「ん、じゃあたし帰るね」
店の扉を開け。
「次はケーキにするからねー」
そう言うと、扉を閉め、去っていった。
- 963 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/10/24(日) 19:11:43 ID:WVrfsEdY0
- >>962
「あうあう〜!たのしみにするなの〜!
じゃあねなの!」
【大きく手を振って見送った】
「ふ〜…いそがしいひとたちいっぱいなの…」
【ため息をついてカウンターに顔を載せた】
- 964 :黒い男:2010/10/24(日) 22:44:44 ID:wMyJxSMQ0
- 月明かりが妙に明るく感じられる夜。
街灯の側に、一人の男が立っている。
「……」
夜に浸したような黒を全身に纏ったその男は、ぼんやりとした遠い目で虚空を見つめていた。
- 965 :白い女:2010/10/24(日) 22:51:14 ID:hGStfPTM0
- >>964
「何やってるのさ」
堂々と正面から近付いてきた女は男の傍に。
相変わらずその眼や髪、肌は闇の中でもよく映る。
- 966 :黒い男:2010/10/24(日) 22:59:24 ID:wMyJxSMQ0
- >>865
「……ん?」
突然目の前に現れた女。
意識を現実に切り替える。
「あー……ボーッとしてた」
質問に適当に答えつつ、その顔をまじまじと見つめる。
その内に何だか良く分からない感情と、強烈な既視感が頭を擡げた。
- 967 :白い女:2010/10/24(日) 23:04:53 ID:hGStfPTM0
- >>966
「ん、そう」
「でも、それをするにも場所を考えた方がいいんじゃない?」
クスッ、と笑ってその笑顔を男に向ける。
- 968 :黒い男:2010/10/24(日) 23:10:03 ID:wMyJxSMQ0
- >>967
「そう、だな」
その笑顔に胸の奥が暖かくなるような、同時に何故か締め付けられるような感覚を覚える。
男の手がその意志とは無関係に動き、女の頭を撫でようとした。
- 969 :白い女:2010/10/24(日) 23:15:01 ID:hGStfPTM0
- >>968
「……!!」
こちらに伸びてくる手を見て不思議には思ったが、
それが頭に置かれ、更に撫でられるとなると既に疑念等は吹っ飛び妙な恥ずかしさだけが残る。
「何、さ……いきなり」
目を合わせようとせず、頬を膨らませ何処か不満そうに口を開く。
- 970 :黒い男:2010/10/24(日) 23:29:14 ID:wMyJxSMQ0
- >>969
「ん、何となくだ」
女の珍しい表情に僅かに頬を緩ませる。
以前抱きつかれた仕返しなのだろうが、男はその手触りに不思議と安堵を感じていた。
「……?」
不意に頭の中で響く歯車の動き出す音。
段々と胸中にかかっていた靄が霞んで行く。
パズルの余白が急速に減っていくような感覚。
それが男を襲うと供に、欠けていた何かの一部が浮かび上がる。
知りたい。
それが何なのかを。
それだけが男を衝き動かす。
何も考えずに、男は女を抱き寄せようとした。
- 971 :白い女:2010/10/24(日) 23:36:30 ID:hGStfPTM0
- >>970
「ふわっ!? ……むぅ」
驚き、声は出た物のその他の動きは特になく。
恥ずかしく感じ、直ぐに逃げだそうとも思ったがそのままで居たいという思いの方が強かった。
「今日、少し可笑しいんじゃない……?」
真赤に染まった顔を上げ、首をかしげる。
- 972 :黒い男:2010/10/24(日) 23:41:40 ID:wMyJxSMQ0
- >>971
「……さぁ、な」
今日の自分は可笑しいのだろうか。
しかしそんな疑念は獰猛な衝動の前に掻き消される。
パズルに足りないのは、あと一ピース。
一番大事な一欠片。
見つける為に、ゆっくりとその顔を近づける。
- 973 :白い女:2010/10/24(日) 23:45:48 ID:hGStfPTM0
- >>972
「あ、のね?
ちょっとこっちに視線向けられても、困るかな……い、今は」
逃れる事もせず、目を泳がせる。
目を合わせようとして直ぐ諦める。それが続いているのだ。
- 974 :黒い男:2010/10/24(日) 23:51:42 ID:wMyJxSMQ0
- >>973
「……」
女の懇願を無視し、男は顔を近づけて行く。
そして目を合わせることを促すように女の顎に指を当てる。
「こっち、見ろ」
距離は、ほぼ零。
- 975 :白い女:2010/10/24(日) 23:56:24 ID:hGStfPTM0
- >>974
「…ふぃ」
そのたったの一言に従い、目を合わせようとする。
やはり耐えきれず、一度目を瞑るも、ゆっくりと開きなおす。
「ん、どうぞ……」
じっと、目を合わせる。
- 976 :黒い男:2010/10/25(月) 00:05:30 ID:wMyJxSMQ0
- >>975
「……」
目が合う。
女の紅い瞳を覗いた瞬間。
男は、無くしていたものを見つける。
大切にしていた筈の何かを。
これからもう無くすことはないであろう、宝物を。
ほんの僅かに目の端を滲ませ、男は優しい笑顔を作る。
「ありがと、な」
その言葉を口にすると同時。
男は零に等しかった距離を更に縮め、唇を重ねようとした。
- 977 :白い女:2010/10/25(月) 00:10:12 ID:hGStfPTM0
- >>976
「一体何を……ッ……!」
思いもしなかった行動。いや、有る程度の想像はしていたが。
あまりにも唐突な行動に一切の対応が出来ず。
ただ何もせず、男にすべてを任せることにする。
- 978 :黒い男:2010/10/25(月) 00:17:41 ID:wMyJxSMQ0
- >>977
唇と唇が触れ(ry
〜十数秒後〜
「今までゴメンな。忘れてて」
唇を離し、今度は申し訳なさそうな顔。
何もかもを思い出し、記憶を失っていた間の自分を悔いた。
/省略は許して。
/こういう描写は苦手、というか無理なんです。
/何故なら恥ずかしさで死にそうになっちゃうからさ!
- 979 :白い女:2010/10/25(月) 00:25:31 ID:hGStfPTM0
- >>978
男から数歩離れ溜め息を吐く。
「そう簡単に言ってくれるけどさ……、
僕なんて全くどうすれば良かったか解らなかったんだからね」
「キミも人気が無いとは言え道のど真ん中でやることないでしょう。
キミも考えなしだよね、うん。もしキミが別の人捕まえてたらどうするつもりだったんでしょう。
そこらへん少し考えてほしいよね。キミはもう少し考えるべきだと思うなぁ。うん」
目線を僅かに逸らした状態で次々に口を開き、
「まぁ……僕も嬉しいよ。思い出してくれたなら、」
と続け、
「これからはずっと一緒だからね」
改めて向き直り、そういった。
- 980 :黒い男:2010/10/25(月) 00:36:46 ID:wMyJxSMQ0
- >>979
「……はは、は」
女の言に返す言葉もなく、ただ困り顔で笑う。
先ほどまでの自分の行動を思い出すと、確かに浅慮と言うほか無い。
無論後悔はしていないが。
「……でも、思い出せたのは、オマエのお陰だ」
「感謝してるぞ」
困り顔から一転、ニカッと笑んで心からの賛辞を送る。
本当に思い出せて良かった、と小さく呟き、
「……おう、勿論だ」
その視線を真摯に受け止め、そう答えた。
- 981 :白い女:2010/10/25(月) 00:42:04 ID:hGStfPTM0
- >>980
「僕は凄く困ったんだからね……」
こめかみ辺りを軽く掻きつつ。
「……フフッ」
その言葉を聞くと突如擦りよってきた。
- 982 :黒い男:2010/10/25(月) 00:50:00 ID:wMyJxSMQ0
- >>981
「いや、その……ゴメンな?」
怒っていないと良いが、と胸中で呟く。
何と言葉を掛けようか、と思案していると。
「……ん、どうした?」
寄ってくる女に努めて平静を装って問い掛ける。
しかし心拍は跳ね上がり、頬には僅かな朱が差していた。
攻めるのは良くても、攻められるのには慣れていないらしい。
- 983 :白い女:2010/10/25(月) 00:52:18 ID:hGStfPTM0
- >>982
「いやいや、ただ近くに居たいと思っただけさ。心からね」
男の胸に後頭部をくっつける。
「じゃ、かえろっかなー?」
そのまま見上げ、また笑う。
- 984 :黒い男:2010/10/25(月) 00:59:51 ID:wMyJxSMQ0
- >>983
「……そう、か」
冗談めかしたようなその言葉に、しどろもどろに返すしか出来なくて。
んなこっ恥ずかしいこと平気で言いやがって、なんて呟きながら頬を掻く。
「……おう」
優しい笑みを返し、そっと抱きしめる。
もう離すことの無いように、と心に確りと刻み込んで。
- 985 :白い女:2010/10/25(月) 01:04:50 ID:hGStfPTM0
- >>984
「わわっ、と」
先程とは違い、余裕のある笑みで抱きしめられる。
恥ずかしさも有るのだが、やはり、やはり傍に居たい。
「所で、キミは今何処に住んでんのさ?」
因みにこの女は戦闘機の中に食糧やら何やらを溜めこんでいる。
……しゃーねぇでしょ。母艦がねーんだから。
- 986 :黒い男:2010/10/25(月) 01:10:10 ID:wMyJxSMQ0
- >>985
「んーと……職場?」
抱きしめたまま自信が無さそうに答える。
職場、と言うのは麺類専門店『麺帝』のことだ。
住み込みで働いており、食事などは賄いで済ませている。
……使い道が無いので、金は結構貯まっているらしい。
- 987 :白い女:2010/10/25(月) 01:18:17 ID:hGStfPTM0
- >>986
「職場……ん、アレか」
何度か訪問した場所である。
「住む場所を探すか母艦を探すか。しないとねー……」
母艦とか住居も兼ねた戦艦で昔はそこに住んでいたんだとか。
「……♪」
というか、コイツベタベタとくっつき過ぎでご機嫌過ぎである。
- 988 :黒い男:2010/10/25(月) 01:25:34 ID:wMyJxSMQ0
- >>987
「……」
この男、表情にこそ出していないが相当上機嫌である。
勿論、気も緩む。
(住む場所、ねぇ……。)
「一緒に住むか?」
(なんて言ったらコイツはどんな反応……)
そこまで考えてからハッとする。
……思考がそのまま声になって出ていた。
恐る恐る、顔を覗き込む。
- 989 :白い女:2010/10/25(月) 01:29:22 ID:hGStfPTM0
- >>988
「んー、フフッ、良いのかい?
そんなこと言ったら僕本気にしちゃうよ?」
案の定である。
期待とかいろいろ入った目が輝いてる。
- 990 :黒い男:2010/10/25(月) 01:38:59 ID:wMyJxSMQ0
- >>989
「……うし、住むか」
冗談だ、とごまかすつもりだったけれども。
女の表情にそんな考えは吹き飛び、男は覚悟を決める。
……しかし、職場は嫌だ。
主に店長の目とか、衛生面の問題とか、店長の目とか、狭さとか、店長の目が。
貯めた金で新しい住居を借りるか、なんて事まで考えを巡らす男であった。
- 991 :白い女:2010/10/25(月) 01:44:34 ID:hGStfPTM0
- >>990
「よし、それじゃあ行こうか!」
男の手を掴み、先導して進もうとする。
しかし立ち止り、考える様な仕草。
「いや、やっぱり一緒に行こう」
手をつないだまま横に並び、先に進もうと促す。
……道、解んないしね。
//お疲れ様でした!
//ここらへんで終わりが良いと思うのですです。
- 992 :黒い男:2010/10/25(月) 01:57:49 ID:wMyJxSMQ0
- >>991
若干苦笑しながら手を確りと握り返す。
さて、大変なことになった。
しかし例の如く後悔も反省もしていない。
その心中は期待七割、不安三割って所だろうか。
「ん、行くぞ」
しかしまあ、どうにかなるだろう、なんて適当な結論を出す。
コイツと一緒なら何だって大丈夫だ、と思えるから。
確証も何もないけれど。
それだけを信じて、男は一歩を踏み出した。
……これからも宜しく、な
/お疲れさまですー。
/ですね。睡魔もヤバいし。
/と言うわけで自分は寝ますね。
/お休みなさい……zzz
- 993 :黒沢小百合:2010/10/27(水) 21:11:04 ID:SSMHlh/20
- 【AGカフェ】
がら、と音を立てて扉が開き
疲れた表情の小百合が店内へ足を踏み入れる。
「…………。」
長く息を吐き出し、ほとんど投げ捨てるように
荷物の入ったバッグをカウンター下に置き
奥の良く座る席について、つっぷすように卓に体を預けた。
- 994 :白い女:2010/10/27(水) 21:27:29 ID:hGStfPTM0
- もう一度扉が音を立て、女が入ってきた。
辺りを見回し、小百合が眠っている事に気付き、静かに奥の方へ。
奥の方から葡萄ジュースを引っ張り出してくると席に着き、小百合の方を見ながら少しづつ飲み始めた。
- 995 :黒沢小百合:2010/10/27(水) 21:35:45 ID:SSMHlh/20
- >>994
「葡萄ジュースはたしか200円ですから、
後でレジの中に入れておいてくださいね……。」
小百合は疲れた様子で突っ伏したまま
顔を上げずに、女に声をかけた。
スタンドを出して何を飲んでいるのか見たのだろう。
- 996 :白い女:2010/10/27(水) 21:40:05 ID:hGStfPTM0
- >>995
「お、起きてたのね」
声をかけられたことに驚き、目を瞬かせる。
次に席を立ち、200円を取り出すとカウンターの上に置いた。
「忘れそうだから今やっておこう」
- 997 :黒沢小百合:2010/10/27(水) 21:49:43 ID:SSMHlh/20
- >>996
「毎度あり。」
小百合は、気だるげに
体を起こすと不在の店主の変わりに女に礼を返して。
「すいませんね、今は店主が不在ですから……。
ほとんど開店休業状態なのですよ。
あの人がいるときは繁盛しているのですが。」
- 998 :白い女:2010/10/27(水) 21:55:33 ID:hGStfPTM0
- >>997
「クロスだっけ、何度か見た事はあるよ」
何時かの共闘と店先での会話。
その後に初めて会った時の事を思い出し、苦笑する。
「それじゃ、今は貴女が代わりにこのお店を?」
- 999 :黒沢小百合:2010/10/27(水) 22:03:47 ID:SSMHlh/20
- >>998
「いいえ、そういうわけでもないのですけどね。
彼とはそれなりに古い仲ですし私もこの店が好きですから。
たまに来ては様子を見ているんです。」
いつの間にか、暖かな湯気が立ち上るコーヒーカップが
小百合のテーブルに置かれている。
「いっそのこと、この店を買収してしまいましょうか。」
冗談っぽく笑って。
- 1000 :白い女:2010/10/27(水) 22:07:37 ID:hGStfPTM0
- >>999
「へぇ、貴女は優しいんだね」
クスッ。そう笑って小百合を見る。
「それも良いんじゃないかな。彼よりも貴女の方が向いている気がするよ……」
ふと、コーヒーカップに気が付いた。
「ん、何時から……」
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