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【日常α】異能都市アクセラレーション!【11】- 1 :名も無き異能都市住民:2010/06/29(火) 23:47:52 ID:2MFSZVbA0
- ≪ルールとか≫
・基本age進行で
・コテもコテ無しもどんどん来い
・レスの最初に自分のいる場所を明記してくれるとやりやすいです
・イベントを起こしたい場合は空いているイベントスレをお使い下さい
・多人数へのレスは可能な限り纏めて行うようにしましょう
・無意味な連投・一行投稿はできるだけ控えるよう心がけてください
・戦闘可能ですが、長引く場合や大規模戦闘に発展した場合はイベントスレへ移動してください
・戦闘が起きた場合、戦闘に参加したくない人を無理に巻き込むことはやめましょう
・次スレは>>950を踏んだ人が建ててくださいませ!
- 2 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/01(木) 19:03:15 ID:9qS3TsAM0
- 公園。
降りしきる雨の中、一人の男が傘を差し佇む。
「……素晴らしい」
降り注ぐ雨粒を眺めるように、男は空を見上げて笑う。
「最高だ、完璧だ――私はこの時期が好きで好きで仕方が無い……!」
くく、という笑いは高笑いへと変わり。
男の笑い声が公園に木霊した。
灰堂曇。
職業――研究者。
好きなもの――雨天、曇天。
- 3 :セウァリス・グリュンヒルド&ウィトニナ・ザカリアス:2010/07/01(木) 22:04:25 ID:/k2gysHgO
- 公園に巨大な電話ボックス程もある巨大な長方形が立っていた。
それには千夜プライベートミリタリーカンパニーのロゴが描かれていて、当然それを背負う人物も千夜グループの人間だった。
「……私はまだ勤務時間中なんだがな。第一用事があるなら呼び出せば良いだろう。何もこんなところで――」
「それでですね、」
「話を聞け」
千夜プライベートミリタリーのロゴが描かれた黒鋼の長方形を背負った長身の女性は、つなぎを着た銀髪の女性に呆れ顔を作ってみせる。
「今回の試作武器は」
「……どうせまた馬鹿げた武器なんだろう。悪いが付き合うつもりはないぞ」
「近接武器です。ナイフとか色々有りますけど、まずはどれからにしましょうか」
「だから話を……」
- 4 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/01(木) 22:21:32 ID:WVrfsEdY0
- 「つかれたなの〜」
【公園にて、何だかとても疲れた顔をした少女がいる。】
「とっくん…やっぱりたいへんだったの」
【額から汗をたくさん出しながら疲れ気味に言った】
- 5 :上城カゲツ ◆kZrCI.F5cc:2010/07/02(金) 23:15:25 ID:DHaixWoc0
- 「……。」
男が公園の真ん中に穴を掘っている。
スーツを捲り上げ、一心に刀で穴を掘る姿はあまりにも不可解な光景だ。
すぐ傍に置いてあるのは男が所有している拳銃が、そして血を流して倒れている犬と猫。
「……。」
男は道行く人たちの視線を気にせずに穴を掘り続ける
- 6 :雨(アマ):2010/07/02(金) 23:32:41 ID:2MFSZVbA0
- カゲツの背中に滴が落ちる。
今まで星空が覆っていた空を今は雨雲が覆う。
「なぜ、穴を掘っている?」
着物の少女が傘をカゲツに渡し、問いかける。
- 7 :上城カゲツ ◆kZrCI.F5cc:2010/07/02(金) 23:45:39 ID:DHaixWoc0
- >>6
少女に対して重そうな口を開く。
「……この犬と猫を弔う為の墓を作っている。」
いきなり降った雨に驚いた様子もなく、返事だけする。
受け取った傘は、犬と猫の死体が濡れないように置く。
「お前はこんな変り者に何か用でもあるのか?」
雨に濡れる事を気にせず少女に質問する。
- 8 :イザヤ:2010/07/02(金) 23:53:34 ID:ZY44/EXI0
- >>7
雨に少し濡れ、黒が更に漆黒となった髪をかきあげて、
公園の奥から男が一人出てきた。
「…墓、かねェ。公園の真ん中に。あンたが飼ッてたのかィ?」
>>6
「この雨、あンたが呼んだろ?自然なモンじゃァないさね。
そういう体質かィ?」
問いかける男は和風な黒装束で、どこから出したか朱色の唐傘を開いた。
- 9 :南瓜:2010/07/02(金) 23:57:34 ID:ZY44/EXI0
- //すんません、電気を消せとうるさいので絡みかけですが落ちます、ごめんなさい…泣
- 10 :上城カゲツ ◆kZrCI.F5cc:2010/07/03(土) 00:03:34 ID:DHaixWoc0
- >>8
「違う、二匹とも俺が殺した。だから俺が弔うしかない。」
淡々とした口調で理由を述べる。
男は穴を掘るのを止め、犬を穴の中に入れる。そして穴を埋め、木の棒を立てる。
「……簡単な墓だがこれで良いだろう。さて……」
また穴を掘り始める、今度は猫の墓を作るつもりだ。
//わかりました。お休みなさい。
- 11 :雨(アマ):2010/07/03(土) 00:04:14 ID:2MFSZVbA0
- >>7
「そうか、優しいんやね」
少女はそちらから見えない傘の下で微笑む。
「用?ないない」
「ただ気になっただけやかんね」
>>8
「体質? そんなものやね」
少女は笑う。
握った手を男に向けて差し出す。
それを開くと少女の手から大量の水が落ちる。
「神を超える力をもっとんのよ、私」
「……じゃ、通りすがっただけの渡しは帰るけん」
傘の下から手を振って。二人の元をゆらゆらと歩く。
「じゃね」
//自分から行っておきながら眠気の限界が近いとは……ごめんあさい。おやすみします。
- 12 :上城カゲツ ◆kZrCI.F5cc:2010/07/03(土) 00:22:18 ID:DHaixWoc0
- >>11
「ふーん。そうかそれなら良い。」
猫の墓も作り終え、立ち去った少女を見送る。
「神か……面白いなここは。」
拳銃だけ拾い、傘を供える様に墓の傍に置く。
「これであっちで雨が降っても安心だぞ。」
墓に向かって語りかけると男は墓の前から姿を消す。
- 13 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2010/07/03(土) 22:58:04 ID:.6prKP66O
- 「おう、あの話本当か?」
「いや、俺も信憑性が薄いなって思うんだよな……」
「普通俺達を護衛にするか?」
【応援のベンチ、三人で弁当を食いながら何かを話している】
「って言うか旦那に護衛必要か?」
- 14 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/03(土) 23:07:59 ID:WVrfsEdY0
- 「もぐもぐもぐもぐもぐ…」
【おにぎりを食べながらその辺を歩く少女がいる】
「あう〜?だれかいるなの〜」
【三人組の後ろあたりに首をかしげながら立っている】
- 15 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2010/07/03(土) 23:17:57 ID:.6prKP66O
- >>14
「って言うかさ、旦那って最近死亡フラグ立ち過ぎじゃね?」
「いやいや、立ち過ぎだったら死なないんじゃね?」
「相乗するとも考えられね?」
【唐揚げ弁当を食べながら鎧三人が騒いでおります】
「つーかさ、俺武器変えたんだけどどうよ?」
「あ、俺も俺も」
「え?マジかよ、お前らもかよ、実は俺もなんだよ」
- 16 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/03(土) 23:20:44 ID:WVrfsEdY0
- >>15
「あう〜…どこかでみたことあるようなの…?」
【少し気になったディスは…後ろから話しかけず】
「…こんばんわなの〜」
【三人の前に回って話しかけに行った】
- 17 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2010/07/03(土) 23:25:19 ID:.6prKP66O
- >>16
「「「どぅえぇぇぇぇぇい!?」」」
【急な登場に驚く三人】
「お、お嬢ちゃん……じゃなかった……貴公……
急に我らに話し掛けるとは如何したか?」
「我らは気高き戦士、それ相応の用件であろうな?」
「はて、何処かであったかな?」
【全員言葉の最後にキリッと付いていた
そんな三人は弁当を片手にジュースだって脇に置いてあって……】
- 18 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/03(土) 23:31:31 ID:WVrfsEdY0
- >>17
「あう〜…その…
なんだかへんなかっこなのっておもってなの…」
【全身包帯の少女が首をかしげて言う】
「う〜ん、どこかであったきがするの〜」
【少し首をかしげている…】
- 19 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2010/07/03(土) 23:41:01 ID:.6prKP66O
- >>18
「変!?嬢ちゃん、馬鹿言っちゃいけねぇよ!」
「この量産型鎧の良さがわかっちゃいねぇよ!」
「見ろ、この兜の角みたいなやつ!イカすだろ!?」
【喋り方が元に戻ってる上に同じ姿の奴らが詰め寄ってくるのは凄く暑苦しい】
- 20 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/03(土) 23:48:13 ID:WVrfsEdY0
- >>19
「あう〜。えっと…
よろい…あう〜!つけてるんだなの〜」
【何か理解したように言う】
「ふしぎなの〜…つのがはえて」
【何となく角を触りに行ってみる】
「りゅう、みたいなの…」
- 21 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2010/07/03(土) 23:54:29 ID:.6prKP66O
- >>20
「……竜……だと……?」
「……」
「この角が……」
【三人は言葉を無くして立ち上がる】
「感動した!!」
「くぅっ!これが竜って言われたのは初めてだ!!」
「いつも兎とか、ミッフィーとか言われてたのによ〜!」
【三人は感動しまくりでした、しかし、製作者曰く、なんとなく付けたとは、今は言うべきじゃないだろう】
- 22 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/03(土) 23:57:31 ID:WVrfsEdY0
- >>21
「あうあう、びっくりしたの…」
【あまりの喜びように少し驚いている】
「あうー…つのはえてるひと、りゅうのひとなのっておもってたからなの〜」
【軽く頭を掻きながら言う】
- 23 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2010/07/04(日) 00:01:15 ID:.6prKP66O
- 「いやぁ、でもな〜……」
「この鎧性能低いから新しいもっとゴージャスなのが欲しいんだよなぁ〜!」
「カリスマ溢れてるやつな!」
【三人は残ったジュースを一気飲みする】
「角つったって兜の一部さ、大したもんじゃないぜ」
「チャームポイントだな!」
「そう言えば旦那は今ドラゴン探しに夢中だよな」
- 24 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/04(日) 00:04:10 ID:WVrfsEdY0
- >>23
「あう〜…ごーじゃす?…かりすま?・・・
う〜ん…まだしらないことばがあるなの〜」
【ディスは首をかしげて言う】
「そっかなの〜…きてるのなの〜…
あう?『でぃす』のしってるひとにりゅうのひといるけどなの…」
【少し不思議そうな顔で言う】
- 25 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2010/07/04(日) 00:10:32 ID:.6prKP66O
- >>24
「ゴージャスってのをわかりやすく言うとだな……こう……シャラーンて感じだな!」
「で、カリスマをわかりやすく言うと……キラーンッて感じだな」
「つまり俺達はシャラーンでキラーンッな鎧が来たい訳よ」
【三人は大学教授並の素晴らしくわかりやすい例えをしてくれました】
「あ、マジで?じゃあ狩られるかもしれないから気を付けろよ?」
「あの人今無差別に攻撃してくるからよ!」
「まぁ、死にはしないさ、気を付けなよ!」
- 26 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/04(日) 00:14:31 ID:WVrfsEdY0
- >>25
「あう〜…」
【頭の中でぐるぐるとイメージを回らせる】
「そうなの〜!もらえたらいいねなの〜」
【微笑みながら言う。分かったかどうかは微妙であるが】
「あう〜?なんでかったりするのかなの?」
【驚いた顔で言う】
- 27 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2010/07/04(日) 00:18:06 ID:.6prKP66O
- >>26
「がははははは!そうだなぁ、でもまずは手柄さぁ!」
「いや、まずはお金も稼がんとね!」
「って言うかまずはゴージャスでカリスマな鎧を着られる程の筋力じゃね?」
【三人はまたワイワイ騒いでいた、取り敢えず悪い人では無いっぽい】
「そりゃ嬢ちゃん、材料になるからだよ」
「角が欲しいんだってな!」
「取り敢えずなんか条件があったらしいがな!」
- 28 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/04(日) 00:22:43 ID:WVrfsEdY0
- >>27
「あう〜。おしごとがたいへんなんだなの〜。
がんばなの〜!」
【いい人そうなのを見てディスはガッツポーズで応援している】
「あうあう〜…『すえぞお』はつのをとったらすごくおこるかもしれないなの…
やめたほうがいいとおもうなの〜」
【少し心配そうだ】
- 29 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2010/07/04(日) 00:28:21 ID:.6prKP66O
- >>28
「やめろって言ったって俺達じゃ止められねぇからなぁ」
「って言うかどうなんだろうな、条件に合っていれば狩るけど合ってなければ狩らないからな」
「まぁ、その時になってから考えようぜ?」
【どうやら他人事らしい】
- 30 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/04(日) 00:34:34 ID:WVrfsEdY0
- >>29
「うん…そうしようかなの…
たたかったりはだめだからなの…」
【心配性の様である】
- 31 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2010/07/04(日) 00:41:58 ID:.6prKP66O
- >>30
「そうだな、頑張って無理矢理止めようぜ!」
「さて、もうこんな時間だな、俺達は嬢様やメイドさんの手伝いに行かなきゃな」
「嬢ちゃんも早く帰れよな、あばよ!」
【三人は弁当やジュースのゴミを持って歩いて行くのだった】
- 32 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/04(日) 00:43:16 ID:WVrfsEdY0
- >>31
「うん、そうだねなの…
あうあう!おしごとがんばってねなの〜!」
【微笑みながら手を振って三人を見送った】
「あう〜…だれのところではたらいてるかなの…」
【不思議そうな顔をしながらディスも歩き出した】
- 33 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/07/05(月) 00:12:04 ID:V/6OKYRo0
- 異能都市のどこかの鉄塔。
高いその上に座る男が一人いた。
「……」
深刻そうな顔で、頷き、
「………イベントスレが全部埋まっててかっこいい事が呟けない……!!」
メタ発言かよー。
- 34 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/05(月) 19:41:34 ID:9qS3TsAM0
- 公園。
自販機の前に立つ白衣の男。
男の周囲には、漫画雑誌やらメモ帳やらと色々な物が浮遊していた。
「…………」
うーむ、と考え込むように顔をしかめて、男は言う。
「アイスコーヒー売り切れ、か……」
案外小さいことで悩んでいた。
「この暑い中ホットコーヒーを飲むなんて真似は出来ん――
――いや、何故この時期にホットコーヒーが並んでいるんだ」
謎のラインナップに首を傾げる。
- 35 :名も無き異能都市住民:2010/07/06(火) 01:33:23 ID:Ca7X1Nb2O
- 風が吹く。風が吹く。
都市の息吹を運ぶのは、気怠く流れる重い風。
巻きあがるのは眠らぬ喧騒――足音、呼声、駆動音。
ここに於いて最も高いであろうビルの上に座し、襤褸外套の導き手は黒き櫂を弄ぶ。
「二十二が三―五に」
ぽつと零した音一つ。夜の喧騒に飲まれて沈む。
銀の導手は謡うように路を詠み、眠らぬ都市を赤い眼で追いながら、ふわりと笑みを零した。
- 36 :嘲笑者:2010/07/06(火) 02:17:38 ID:0YmuxIzU0
- 「何時もと同じ、変わらない、劇場の様な、薄っぺらい――――そんなに独りが好きなの?誰も彼もが」
饐えた生活廃水が張り巡らされた下水道を駆け廻り、寂れた雑居ビルには有象無象の魑魅魍魎。
月光を乱反射する瑠璃の摩天楼は人と人以外を吸っては吐いてを繰り返し。
整然と拡がる大通りに付随する裏路地と地下通路の組み合わせは正しく毛細血管そのもので。
ならばこの都市は生きているのではなかろうか。
「いいえ。コミュニケイションを必要としないのなら、それは既に人ではなく。
社会が過不足無く機能しているのに、その部分として結合しえない要素は、
単純に害悪でしかない。肥大した自我でもって他者を壊し続け」
「やがては私達になるのでしょうね。筆舌に尽くしがたい浅ましさだ」
子供が二人。
壌<つち>に塗れて、立っていた。
「なら」
「そうね。今日もまた、私達に出来る事をしていきましょう」
- 37 :オグマ:2010/07/06(火) 22:39:22 ID:nWKoaA8o0
- 「…………」
コックピットを開放し、ぼけっと夜空を見上げる。
なけなしの貯金を使って買ったスーツはよれよれで、手元には履歴書の写しが。
「……結果、まだかねェ」
…千夜ビル本社にて、入社試験を受けてきたらしい。
「ま、落ちてもともと…ズズ…」
冷めてのびきったカップめんをすする。
- 38 :オグマ:2010/07/06(火) 23:00:37 ID:nWKoaA8o0
- 「………」
…冷えたカップめんはあまり美味しくない。
- 39 :――――:2010/07/07(水) 23:17:15 ID:7jE6yumoO
- 「上を見上げりゃお月さん、下に目を遣りゃどんちゃんぴーひゃらお祭り騒ぎ……それを肴に呑む酒も悪くないねぇ」
月光照らすビルの屋上に腰掛け、酒の注がれた朱色の盃をくいと傾ける。
瑠璃色の着流しに黒の羽織りという出で立ちの人物は異能都市の街並みを睥睨し、満足気な、しかし何処か薄気味悪い笑みを零した。
レンズが小さな長方形のサングラスの奥にある糸目が薄く開き、往来する人々一人一人を品定めするかの様に眺める。
「な・る・ほ・ど、流石天下の異能都市。人間サマを見付ける方が困難だ」
そして世話しなく動いていた視線はとある人物に向けられると同時に止まった。
「あの橙色の髪の子は……あぁ、鬼だ。間違いない鬼子だ」
「そして――――」
ゆっくりと視線は隣の人物へと。
「バンダナの彼も鬼だねぇ
いやはや、一気に二人も見付けるとは何と言う僥倖」
とくとく、と新たな酒を注ぎながら男は笑う。形容し難い気味の悪さを含みながら。
徳利を脇に置くと男は杯を二人に向けて掲げた。
「君達と出会えた……いや、違うか。君達を見付けた事に」
「乾杯」
水面に月映す盃を傾け、酒を飲み干す。
まるで映った月を丸ごと飲み込むかの様に。
- 40 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/09(金) 19:29:04 ID:9qS3TsAM0
- 「鯖缶鯖缶〜♪」
繁華街。
銀色の髪をした少年が、随分と楽しそうに歩いていた。
「〜♪ ……ん、あれ? おかしいな」
ふと立ち止まり、呟く。
「さっきまでコンビニの近道通ってた筈なんだけど――」
どうやら、知らない間に歪みに巻き込まれたらしい。
「――ま、いいや。鯖缶鯖缶鯖缶かーん♪」
鯖缶の賛歌を歌いながら、彼は再び繁華街を歩き始める。
- 41 :上城カゲツ ◆kZrCI.F5cc:2010/07/09(金) 21:26:12 ID:XRWNs8N60
- 【私立千夜学園 グラウンド】
グラウンドの端にあるバッターボックス。
そのバッターボックスで素振りをしている男がいる。
(訓練でこんな事もやっていたな……。今頃どうなっているだろうか)
少し余計な事を考えると手からバットが抜けてしまい、校舎の方へぶつけてしまう。
「……。」
男はただそんな光景を見るだけだった。
- 42 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/07/10(土) 00:58:01 ID:A58/BtJk0
- 【夜中の街中】
【一つの欲望が産声を上げた】
……。
【長く流麗な金髪、白い肌】
【容姿端麗な男は周囲を興味深そうに眺めると】
いいじゃない。欲しいな。
【目を細めて妖艶に笑う】
- 43 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/07/10(土) 16:37:26 ID:cifwwTeU0
- 【うつらうつらして喫茶店の外の椅子で夜を過ごし、いつのまにか夕方】
!!
【薄目を開けて眩しさに気づくと、跳ねるように椅子から飛び起きる】
【ガターン!と激しい音を立てて椅子を後ろに吹っ飛ばし】
……今日は、日向ぼっこをしたい気分だ。
【まったく唐突にそう呟くと周囲を見回し、喫茶店の入り口を見つけてニヤリと笑う】
【コートの袖から二丁拳銃を取り出して喫茶店に入店し…】
どかん がしゃ ぱりん ばきゅーん
【轟音と悲鳴が暫く続いて】
っぷぅ。
【喫茶店の屋上に飛び出し、棒立ちで太陽を見上げる】
- 44 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/11(日) 17:46:34 ID:9qS3TsAM0
- 「あめあめ降れ降れもーっと降れー♪」
雨の繁華街。
12、3歳程の背丈をした銀髪の少年が、傘を差して街を歩む。
隣には、銀色の狼を連れているようだ。
「ま、止んでくれた方が助かるけど」
あっはは、と少年は笑いながら歩き続ける。
……歌ってる事と言ってる事が盛大に矛盾していた。
- 45 : ◆uotUYGHVwM:2010/07/11(日) 22:34:57 ID:waizRv/I0
- 都市の外れ。
人通りも少ない。人工の光も殆ど無い。
唯一、その場を照らすのは月の光。
それに照らし出されるのは一色。透き通るような銀色の髪。
「あ゛あ゛あ゛……」
呻くような声を上げ、背伸びを一つ。
ふぁさりと肩から長い髪がずれ落ちる。
- 46 :アイリス/神羽荘204号室:2010/07/12(月) 00:45:22 ID:zSDpd/tM0
- 眠りに落ちて、一日半。
ようやくアイリスは目を覚ました。
ぱちっと開かれた瞳は蒼で、蚊の鳴くような声でんっという言葉を発した。
そして、もぞりと起き上がろうとした時……。
プチプチ――
何かが千切れる音がした。ボタンは向かいで眠る暁の額目掛けて飛んでいき――
何事かと、アイリスは自らが身につけるYシャツを見つめる。
「……」
胸元が大きく開いていた。
真っ白な二つの丘が、深い谷間をつくっていた。
それでもアイリスは目覚めの紅茶を入れるよう、メイドに言いつけた。
- 47 :朝宮暁:2010/07/12(月) 00:56:50 ID:/k2gysHgO
- >>46
暁は気絶していた。
眠れる気が全くせず、気合いと根性と崩壊寸前の理性で呼吸を止め、意識的な気絶によって、理性と本能の葛藤から紅蓮の翼を広げ全力で逃走したのである。
夢の中で暁は一羽の鳥だった。しがらみも、葛藤も、人の倫理もない。自由に翼を広げて飛ぶことの、なんと気持ちの良いことか。
しかし、ある時中性的な美貌の漁師が鳥となった暁に銃を放つ。ぶち、という音がして――――
「いで」
暁は眼を覚ました。仰向けの姿勢で臨む、やけに綺麗な天井。ああ、ここはアイリスの家だったかと考え、額に当たった何かをうろんな意識で探る。
指先に触れたそれを目の前に持っていく。――ボタンだ。でも、なんでボタンが?
暁はむっくりと上体を起こす。途中であっと小さく呟きながら、タオルケットを腰の辺りに重ね、しみじみとボタンを見る。
「……ンだこりゃ」
アイリスには、気付かない。
- 48 :アイリス:2010/07/12(月) 01:05:45 ID:zSDpd/tM0
- >>47
暁の中で、理性と本能との葛藤に苛まれていたなどいざ知らず。
遮光カーテンが開かれ、月明かりが唯一の灯りとなっている部屋。
仄かに香る、紅茶の香り。
アイリスは目を瞑ったまま、メイドが淹れた紅茶を飲んでいた。
左手にソーサー、右手にカップを。
形の良い唇が、カップに付き僅かに動いた。
アイリスも、暁が目覚めには気づいていない。
カップとソーサーは動きを見せること無く、アイリスの手の中で停止している。
無意識の行動だ。
やがて起き上がるであろう暁は、この光景を目にすることになるのだろうか。
- 49 :朝宮暁:2010/07/12(月) 01:11:25 ID:/k2gysHgO
- >>48
すん、と鼻が動けば思考も動く。ボタンから意識を放した暁は、ある意味合いにおいてまだ身動きが取れない状態のまま、思考を巡らせる。
紅茶の匂いだ。それも、高いヤツ。多分正式な手順で淹れた――――
そこまで考えれば、自然アイリスが起きていることに気付く。半ば反射的にアイリスの方を見て、
「……う、うっうわあぁぁあぁあぁあぁ――――!!」
暁はタオルケットと共に派手にベッドから転落した。近所迷惑な絶叫が響き渡る。
- 50 :アイリス:2010/07/12(月) 01:19:41 ID:zSDpd/tM0
- >>49
暁の声でアイリスは目を覚ました。
その中でもカップとソーサーは揺らすことなく位置は変わらない。
その辺りは流石に訓練されている。
「朝宮君……?」
ああ、そうだ。
朝宮君を部屋に泊めたんだった。と思い出す。
ぱっちりと開かれた目。
「…おはよう、それとも……こんばんわ、かな。」
少し内巻きになった毛先が谷間へと吸い込まれていた。
- 51 :朝宮暁:2010/07/12(月) 01:26:03 ID:/k2gysHgO
- >>50
ベッドから転落した暁はがたがたと震えていた。
「お、お袋、俺はもう駄目だ! つ、ついに男にも胸があるようにっ、これが脳内フィルターかッ!
い、いやマジで見えた! マジで見えたからッ! 目がおかしくなったのか!? 目がっ、目がぁああああああ――――ッ!」
暁は眼を両手で覆いながらがたがたがたがたと震え続ける。暁は今、こう考えているのだ。
――胸がありゃあな、なんて思っていたせいで、脳が何かユカイな変化をして、男にも胸があるように見えるようになったのだと。
「…………あ、あお、オハヨウゴザイマス……」
がたがたと震え、眼を覆ったままの暁はそれでも挨拶を返す。
- 52 :アイリス:2010/07/12(月) 01:34:07 ID:zSDpd/tM0
- >>51
「……朝宮君。少し、落ち着こうか。」
アイリスは暁の様子を見て、Yシャツの上から自分の胸を持ち上げてみた。
たゆん、と揺れた。
「…湯浴みをしてくるよ。精神衛生上、君に良くないようだからね。」
テーブルにソーサー、カップの順に置く。置くときの音すら立てず。
ソファーベッドから立ち上がると、浴室まで歩くアイリス。その背をメイドが追いかける。
暁にとって、冷静になれる時間になればいいのだが。
- 53 :朝宮暁:2010/07/12(月) 01:41:40 ID:/k2gysHgO
- >>52
「す、スマン……! 何が何だか良く分からないが、スマンッ!」
憔悴仕切った暁の顔は下手をすると昨晩の戦闘後よりも酷い――という程ではなかったが、しかしその顔にはありありと憔悴が充て取れる。
「……落ち着け、落ち着くんだ俺、ひっ、ひぃ、ふー……ッて産まれるッ!?
いやいや待て待て落ち着け朝宮暁。心頭滅却すれば火もまた涼し。つまり心臓と頭を潰せば何も感じなく――……
……よし、クールになるんだ。見ろよ世界はこんなに美しい」
焦点の合わない瞳で虚空を見つめ、半ば現実逃避的な方法で落ち着きを取り戻す。
その頃には腰の辺りに重ねたタオルケットを払い除けても問題なくなっており、とりあえず暁はベッドの上で正座した。
- 54 :アイリス:2010/07/12(月) 01:48:51 ID:zSDpd/tM0
- >>53
暁の言葉を聞く前に、アイリスは浴室へと消えていた。
----以下描写しない----
アイリスが浴室から出てきた。
扉が開けられた時、ふわりと香るバラの香気。
新たなYシャツを身につけ、アイリスは再びソファーに座る。
紅茶を淹れなおし、二人分用意するようメイドに言いつける。
「……少しは冷静になれた……かな?」
- 55 :朝宮暁:2010/07/12(月) 01:54:33 ID:/k2gysHgO
- >>54
「だから何でワイシャツ一枚なんだよォ!?」
正座のまま不動だったが、思わず暁は突っ込んだ。色々考慮して欲しいのだ、暁は。これでは拷問だ。いっそ殺して欲しい。
そんなことを考えながら暁は顔を俯かせ、薔薇の香気とアイリスの姿を意識の外においやろうと尽力する。
「……でだ、何が起こったんだ、マジで」
- 56 :アイリス:2010/07/12(月) 02:04:28 ID:zSDpd/tM0
- >>55
二人分の紅茶が置かれた。
「これから食事に出かけようと思っていてね。」
アイリスが座っている間、メイドは金と黒が混ざるアイリスの髪に櫛を通すと、サラリと流れる髪。
アイリスは満足気な表情を浮かべていた。
「僕はもう満足したよ。朝宮君のそんな表情が見れるなんて。」
クスっと表情を緩め、口を開く。
「簡単な話だよ。眠る前に僕が飲んだ薬を覚えているかな?」
確かにアイリスは眠る直前、暁の前で青の液体を飲んだ。
- 57 :朝宮暁:2010/07/12(月) 02:12:42 ID:/k2gysHgO
- >>56
「そ、そうか……」
凡人には分からない。分からないのだ。暁は今一理解出来ないまま曖昧に頷く。無論、俯いたままだ。
「くっ……人の驚く姿を楽しむなんざ、趣味悪いぞアイリス。……確かに昨日から動揺しっ放しだが……
――薬、て……昨日の。ああ、覚えてるが……」
- 58 :アイリス:2010/07/12(月) 02:15:27 ID:zSDpd/tM0
- >>57
「ふふっごめんね。それでも今の僕にとっては、最高のデザートなんだよ。」
笑みを崩すこと無く、本題へと斬り込んでいく。
「その薬ってね、性別を反転させる薬なんだって。」
にやぁ、と表現するのが正しいのか、アイリスはとにかく楽しそうに告げた。
- 59 :朝宮暁:2010/07/12(月) 02:25:08 ID:/k2gysHgO
- >>58
声の響きにもアイリスのにやぁという笑みが看て取れて、びく、と暁は震えた。このアイリスなんかこわい。
「な、なんでそんなの飲んだんスか……?」
俺は正常だった! だとか、他にも色々と思う事がある。色々、そう色々と。
けれど、まずはそこだ。
- 60 :アイリス:2010/07/12(月) 02:30:22 ID:zSDpd/tM0
- >>59
「朝宮君、前に言ってたじゃない。僕が女だったらなって…さ。」
だから、では無いが、、、、、
「なれるんだから、リアクションを見てみようって思ってね。で、なってみたんだけど、どうかな。」
アイリスにどんどん服が着せられていく。
服装は、男性と思えば男性に見え、女性と思えば女性と見える中性的なものだった。
暁が思った程大きな理由は無く、ただ面白そうだからと言う理由で薬を煽った。
元々、こんなものだ。
- 61 :朝宮暁:2010/07/12(月) 02:39:34 ID:/k2gysHgO
- >>60
暁は調子に乗る事は合っても自惚れ屋ではない。アイリスの刹那的、快楽的な性格も、それなりに読めてはいる。
だが、
「け、けどよ、そんなんで性別変えちまっても……よかったのか?」
やはり、気になってしまう。
「な、なんかこう……ちっと責任感じるっつうか」
- 62 :アイリス:2010/07/12(月) 02:44:13 ID:zSDpd/tM0
- >>61
「そこまで真剣に考えることはないよ。」
一対の蒼瞳が暁を見つめる。
射抜くようなものでも無く、慈しむようなものでもない。
喩えるのならば、無感情。
どの類の感情も含まれてはいない。
「完全に反転したわけじゃないし、ある要素が絡めば変わる程度だから。」
完全に反転していれば、嫁入り前の体でこんな格好出来ないよ、と補足を加え。
- 63 :朝宮暁:2010/07/12(月) 02:48:29 ID:/k2gysHgO
- >>62
「なら、良いんだが」
暁はふ、と息を吐いて漸く顔を上げた。あー、肩凝った。なんて言いながら首を回す。
「因みに、ある要素ってのは?」
まさかお湯とか水じゃあねーよな? なんて笑いながら尋ねる。
- 64 :アイリス:2010/07/12(月) 02:51:54 ID:zSDpd/tM0
- >>63
「それを教えちゃったら朝宮君に襲われちゃいそうだよ……」
ニマニマ。
ある要素というのは、湯と水。
湯を被れば男に、水を被れば女になる。
どうみても○んま1/2です。本当に(ry
- 65 :朝宮暁:2010/07/12(月) 02:57:12 ID:/k2gysHgO
- >>64
「ぐッ……!」
と、正座を崩しながら暁は言葉に詰まった。昨日の、そしてつい先程の醜態を考えれば、何も言えない。
「……け、安心しとけ。お前だきゃぁぜってえ襲わねえよ」
捨て台詞染みたことをそっぽを向きながら言って、暁はごろんとベッドに寝転がる。
- 66 :アイリス:2010/07/12(月) 03:01:39 ID:zSDpd/tM0
- >>65
「僕も襲わせないけどね。喰べちゃうかもしれないよ。」
なんて言いつつ、微笑みを浮かべた。
暁が気付けば、アイリスは完全に着替えていた。
もう、どこからどう見ても問題はない。
「もう…起きたばっかりなのにまた寝るの?シャワーでも浴びてきたら?」
アイリスは少し冷めた紅茶を一口含むと、メイドに淹れ直すよう伝えた。
- 67 :朝宮暁:2010/07/12(月) 03:08:03 ID:/k2gysHgO
- >>66
「…………どっちの、いや何でもねー」
ちょっと怖くなった暁だったが、アイリスに言われ起き上がる。
「んじゃ、また借りるわ。すまんな何度も」
言って、再び浴室に。
――――やっぱり省略――――
「……エステにでも行った気分だ」
シャンプー、ソープ。値段は一体どのくらいなのだろうかなんて考えながら暁は浴室を出る。
「……服は洗濯済みと。いいなあ、メイドさん」
ぼそぼそ呟きながら、やはりつやつやさらさらになった暁が戻ってきた。
- 68 :アイリス:2010/07/12(月) 03:13:40 ID:zSDpd/tM0
- >>67
「エステ?何か良いことなのかな?」
アイリスはエステの内容を知らなかった。
街中を歩いていると看板は見るが、具体的な内容は分からない。
「彼女はね、相当のやり手だからココに連れてきたんだ。昔から僕の世話係だったというのもあるんだけどね。」
アイリスはメイドを見て、微笑みを浮かべた。
と、
「僕はさっき言った通り食事に行こうと思っているんだけど朝宮君はどうする?」
- 69 :朝宮暁:2010/07/12(月) 03:18:09 ID:/k2gysHgO
- >>68
「あー……まあ、良い事だな。美容と健康に」
曖昧に答えながらメイドさんに視線を遣る。この人が例の危ないメイドさんかと思いながら、ども、と会釈を一つ。
「あー、辞めとくわ。高い店で食うんだろ? 自慢じゃねえが金なんざ全くねえわ」
からからと笑って言う。
- 70 :アイリス:2010/07/12(月) 03:25:22 ID:zSDpd/tM0
- >>69
「だったら今度行ってみようかな。朝宮君を誘惑するためにね。」
冗談っぽく笑うアイリス。
メイドは暁に最敬礼をする。
と、約束を思い出した。
「そういえば、前に僕のお気に入りの店で食事をご馳走するって約束したよね。」
左手の人差し指と中指を顎に当て、呟いた。
- 71 :朝宮暁:2010/07/12(月) 03:29:06 ID:/k2gysHgO
- >>70
「勘弁してくれ、どうるか判らん」
うへえ、なんて口許曲げて苦笑する。
「……お、そういやそうだったな。スーツに着替えて来るか?」
ここから自宅まで徒歩30分。飛行五分。
「ちょいちょいっと行って戻って来るが」
- 72 :アイリス:2010/07/12(月) 03:34:05 ID:zSDpd/tM0
- >>71
「そうだね。お腹が空いたのだったら、彼女にご当地料理をお願いするけれど。」
僅かに首を傾ける。
懐の懐中時計を開き、時刻を確認する。
この時刻に空いているお店は大衆食堂のような夜の仕事をする人向けの食事だろう。
無論、アイリスお気に入りのお店は閉まっているはずだ。
「時間が勿体無いね。」
- 73 :朝宮暁:2010/07/12(月) 03:51:22 ID:/k2gysHgO
- >>72
――懐中時計。高級時計よりも実は好きだったりするそれを見て、暁はひゅう小さく口笛を吹いた。
「あー、んじゃ、どうする? お前に従うよ。
日を改めてってことでも良いし、約束の代わりにお前が今から行くってとこに行くのも良いし、メイドさんの料理でも良い」
この時間帯、いつもなら繁華街近くのラーメン屋か、盛や食堂に居るかのどちらか。
今は何にせよアイリスの厄介になる立場、暁はアイリスに従うつもりだ。
- 74 :アイリス:2010/07/12(月) 04:00:10 ID:zSDpd/tM0
- >>73
「そうだね。ここには食器の類が無いから向こうから取ってきて貰ってそのまま調理に移って貰うよ。」
と言うと、アイリスはソファーに腰を掛けた。
流れるように、金と黒が混じる髪が揺れた。
「僕の気分が変わったようだ。久し振りに故郷の味を口にしたくなったよ。朝宮君もそこに掛けて。」
アイリスのメイドは、指示される前に全ての準備を整えていた。
それは能力のなせる業か……。
二人の前に広げられた前菜。
シャキシャキとした野菜と新鮮なシーフードのサラダだ。ドレッシングには柑橘類の香りがする。、
高級レストランのように、多くの種類のフォークやナイフが皿の両隣を占拠していた。
「さあ、朝宮君。好きなだけ食べてね。」
- 75 :朝宮暁:2010/07/12(月) 04:08:21 ID:/k2gysHgO
- >>74
「食器の類が、無い……?」
なんとなくそんな気はしていた。飯とか外食のみなんだろうなあ、等とは思っていたが、実際にそうだと知ると、やはり驚く。
メイドの手際なのか能力なのか、どちらかは暁に解らないが、兎に角メイドさんにも驚かされる。
「あー、じゃあ、頂きます。……コースか?」
へー、なんて言いながら食事を開始。マナーに沿った綺麗な食べ方だが、暁にはそれを特別に意識した様子は無い。
店に来る客によく連れて行って貰っているのだろう、食事のマナーを日常のものとしていた。
「へえ……故郷ってどこなんだ? やっぱ、欧州?」
- 76 :アイリス:2010/07/12(月) 04:17:24 ID:zSDpd/tM0
- >>75
「うん。そうだよ。食べるほうではないからね。置いてあるのはカップとソーサー程度だよ。」
気が向いたら食べ、気が向けば眠る。
そんな生活の繰り返しだ。
「コースだね。材料はこちらで揃えたものだから多少味に差違が出るかもしれないね。」
なるほど、と。
アイリスは暁のナイフとフォークを操る仕草を見ていた。
こうなるなら、戻らなくて良かったかもね、なんて。
「そんなところだよ。年中温暖な気候の所でね。朝方、気持ちいい風が吹くんだ。朝宮君は?」
メイドがスープを持ってきた。
- 77 :朝宮暁:2010/07/12(月) 04:26:21 ID:/k2gysHgO
- >>76
やっぱり人間じゃないんだろうなあ、なんて考えるが、ここは異能都市。人外なんてごろごろしている。
――とは言え、気になるものは気になる。後で種族が何か聞いてみることにして、食事を続ける。
「へえ、そりゃあ良いな。……俺んトコは日本の一地方だ。つってもあんま覚えてないけどな。
餓鬼の頃に実家から破門されて、それでこっち来たからよ」
- 78 :アイリス:2010/07/12(月) 04:32:38 ID:zSDpd/tM0
- >>77
「うん、あそこはいいところだと思うよ。観光にも力を入れている様だしね。」
……。
なるほど。僕と正反対なわけだ。
破門とか、そんなルールはアイリスには分からない。
当人も殆ど記憶に無いのだろう。
「となると、此処は結構長いんだね。」
色々なスポットを知っていそうだ。
前菜のサラダを二口程食べると、フォークを置いた。
- 79 :朝宮暁:2010/07/12(月) 04:38:50 ID:/k2gysHgO
- >>78
「へー……行ってみてえなぁ」
手を休めて呟く。
――夢のまた夢ではあるが、この都市の外に出て、一度はどこかゆっくりと観光してみたい。
「まあな。幼稚園も千夜学園付属だよ。大抵の場所は知ってるぜ。観光スポットも、近付いたらいけない場所も、ある程度は。
……ああ、歪み関係の特殊な場所は無理だが」
- 80 :アイリス:2010/07/12(月) 04:44:01 ID:zSDpd/tM0
- >>79
「ふふっ。もし来る機会が有れば実家に連れて行ってあげるよ。」
実はアイリスの実家も一部観光用に解放していたりする。
「良い事を聞いちゃった。何処か、落ち着ける場所あるかな?」
歪み関係は姉に聞くのが一番だろうと思い、ゆがみに関しては姉から聞くことに決めた。
- 81 :朝宮暁:2010/07/12(月) 04:54:47 ID:/k2gysHgO
- >>80
「……城か、城だろ」
多分、いや絶対城だ。前菜のサラダを食べ終えた暁は、そんな事を言ってみる。確実にそうだ! なんて顔をしながら。
「落ち着ける場所なあ……ああ、茶店通りなんか俺は好きだな。ずらーっと色んな国の茶の専門店が並んでる通りでよ。
特に中国茶の店――茶房、っていうのか? ……まあ、中国茶の店なんかは色々珍しくて面白いぞ。
点心も出すから飲茶が楽しめる、ってよ。昼頃に行くと昼飲茶やってる千夜のOLなんかよく見る。結構人気みたいだな」
そこでふと思い出す。
「……ああ、間違っても繁華街の茶房には行くなよ。繁華街の茶房は、中国系のアレだからよ」
- 82 :アイリス:2010/07/12(月) 05:01:11 ID:zSDpd/tM0
- >>81
「うん。城だよ。」
暁の話す落ち着ける場所を頭に入れつつ、もう一口サラダを食べた。
「へぇ…人気のスポットなら時間をズラしていかないといけないね。」
中国系のアレ?
なんだという表情から、少し眠たそうな目になってきているアイリス。
- 83 :朝宮暁:2010/07/12(月) 05:06:00 ID:/k2gysHgO
- >>82
「やっぱり……」
最早驚かん。暁はうむと頷き話を続ける。
「まあ、そうだなあ。つってもあの通りは茶店ばっかり凄え数並んでるから、隠れた名店みたいなのもちょいちょい有ってな――」
そこでその眠たげな表情に気付く。
「……あ、悪い。眠いなら寝ちまえよ。俺もすぐ帰るわ」
- 84 :アイリス:2010/07/12(月) 05:14:50 ID:zSDpd/tM0
- >>83
「時間を見つけて行ってみるね。丁度文化祭でやることに困っていてね。」
アイリスは首を振る。
「いや、いいよ。ゴメンね。どうもこの体はまだ疲れが残っているようでね。」
正確には誘い。
眠る間、 に しまうアイリスの――
「この部屋で眠っていてもいいよ。今日も仕事があるんでしょ?」
アイリスはまどろみに身を任せる。アイリスの皿が下げられた。
メイドに、また食べるからお願い、と伝える。
仮にこの場で眠ってしまっても、今のアイリスなら大丈夫だろう。
アイリスは失礼するよ、と暁に言うと、ソファーに寝転がる。
また 裸 Y シ ャ ツ で
- 85 :朝宮暁:2010/07/12(月) 05:20:18 ID:/k2gysHgO
- >>84
「お、マジで? 済まんな、助かるぜ」
アイリスの言葉に掌を立てて感謝。
こうも甘えっぱなしなのはどうなのか? なんて思わなくもないが、暁は今日くらいはと――――
「…………」
――そこで、アイリスの姿が目に入った。まただよ。
「畜生ふざけんなこんな状況で寝られるか! 俺は家に帰るぞォ――!」
死亡フラグっぽい言葉を残し、暁は窓から飛び立つ。もう、色々限界でした。
- 86 :アイリス:2010/07/12(月) 05:23:53 ID:zSDpd/tM0
- >>85
「――――ま、いっか……」
そのまま、アイリスは誘いに身を任せる。
次第に聞こえたのは穏やかな寝息だったとさ。
- 87 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/12(月) 19:29:52 ID:9qS3TsAM0
- 都市中心部を流れるとある川。その河原にて。
水面を眺めながら、一人の男が佇んでいた。
「これで――どうだ」
男の足元。一つの石がふわりと浮かび、そして川へと飛んでいく。
水切り、と言うやつだろうか。
飛んでいった石は数回水面を跳ね、そして沈んでいった。
「……ふーむ、やはりそのまま飛ばすだけでは駄目だな。
次は回転をかけてみる事にしようか」
男は辺りを見回し、手頃な石を探す。
- 88 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/12(月) 22:08:09 ID:WVrfsEdY0
- 「もぐもぐ……」
【とあるお店から少女が口をもぐもぐさせながら出てきた】
「おいしかったの〜」
【微笑みながら歩き始めた】
- 89 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/12(月) 23:26:19 ID:WVrfsEdY0
- 「よし!とっくんするなの〜!」
【包帯を巻いた少女は意気揚々と公園へと走って行った】
- 90 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/13(火) 21:19:53 ID:t8kmZzMs0
- ぐあーねみー、最悪だよぉもー。
外がうるさっくって全然眠れなかった……。
【目にクマを作って不機嫌な顔で歩いている黒服の女】
【右手に長い木の棒を持って都市を闊歩している】
- 91 :イメル:2010/07/13(火) 21:30:09 ID:ZOM.z7ps0
- 「……あ……づ……ぃ」
ぐたっとベンチに寄りかかっている狼女。
耳と尻尾がへたりと垂れている。傍には竹刀が放り捨てられている。
- 92 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/13(火) 21:37:27 ID:t8kmZzMs0
- >>91
【ベンチに腰掛けるイメルを発見】
ういーす。
【滅茶苦茶フランクに片手をあげ、当然の如く隣に座り】
【持ってる木の枝を手のひらに乗せてバランスとって遊びはじめた】
- 93 :イメル:2010/07/13(火) 21:42:59 ID:ZOM.z7ps0
- >>92
「……なんか……飲み物……持ってないか……?」
だれーんと垂れたまま話しかける。
ついでに口の端から舌もだれーん。犬みたい。
- 94 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/13(火) 21:46:32 ID:t8kmZzMs0
- >>93
んー? ……
【無言で帽子の中をゴソゴソ。中からからんからんと瓶のぶつかる音はするが】
あー、酒しか無いわ。
【常飲のワンカップを取り出して太陽に透かす】
いる?
- 95 :イメル:2010/07/13(火) 21:50:22 ID:ZOM.z7ps0
- >>94
「…………未成年」
だから遠慮する、まで言う気力もなかったらしい。
ずるりと這いずって座りなおし、ぐてんと座らない首を垂らして虎姫を見る。
「……お前、暑くないのか?」
このクソ暑いのに黒い服。
彼女にとって、それが信じられなかったらしい。
- 96 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/13(火) 21:57:24 ID:t8kmZzMs0
- >>95
ヨユー。
【とか言いながらシャツの布をつまんでばたばたし出した】
【ワンカップを帽子にしまいながら、ついっとイメルの頭に目が行き】
ステルス耳つまみ。
【声に出した時点で全然ステルスでなくなった左手を伸ばし】
【イメルの右耳を人差し指と親指でつまもうとした】
- 97 :イメル:2010/07/13(火) 22:02:42 ID:ZOM.z7ps0
- >>96
「私は半袖裸足でも暑……ぎゃうっ」
思わず首を振る。
「うー……」
髪と同じ藍色の毛に覆われた耳はふさふさしていた熱い。
先端がぴこぴこ動いて、不快感を訴えた。
- 98 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/13(火) 22:07:30 ID:t8kmZzMs0
- >>97
うむうむ。やはり猫なんかより犬のほうがいい。
ほーれほーれ。
【若干へばった笑顔でリズム良く断続的に引っ張る】
あれだ、こうなりゃ半裸だね。
上か下か脱ぐしかないわ。
【けらけら陽気に笑っている】
- 99 :イメル:2010/07/13(火) 22:13:26 ID:ZOM.z7ps0
- >>98
「やめろぅ……あと犬じゃない……」
弱った腕でへろへろ叩く。
「痴女扱いは御免だ……はあ、水買ってこよう」
てろてろ歩きながら自販機へ。
ぴ、とミネラルウォーターのボタンを押す。
ごとん。
「……」
出てきたのはコーンポタージュ(ぬる〜い)だった。
- 100 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/13(火) 22:17:27 ID:t8kmZzMs0
- >>99
あてっ。
【そんなに痛くもないけど指を離す】
熱中症になったら元も子もねーぜ。痴女っちまえよー。
【後ろについて歩きながら最低な台詞で囃し立てつつ自販機にたどり着き】
……あーあー。飲めよ責任持って。
【ニヤニヤニヤニヤ】
- 101 :イメル:2010/07/13(火) 22:20:52 ID:ZOM.z7ps0
- >>100
「他人に後ろ指差されるよりは、熱中症になった方がマシ……」
苦い顔をしながら、微妙な温度を発する缶を穴のあくほど見つめて。
「…………ッ!」
ぷしっ。
口を切って一気。
- 102 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/13(火) 22:28:37 ID:t8kmZzMs0
- >>101
っ〜ー↑〜ぁ゛〜〜〜〜〜駄目コレ見てるほうが辛い。
【声にならない呻きを上げて首を何度も横に勢い良く振る】
【それからおもむろに自販機に近づいて】
んじゃー今度は僕の分ね。
自販機からジュースを出したいときは呪文を唱えてお支払い。
【猛突進直前の牛のように、革靴の先を地面に擦りつけながら不敵に笑い】
ウボロド スーユジ トコミ カサミ ウボロド スーユジ トコミ カサミ……
【逆から読んでも特に意味はないよ!】
お支払いは――ハイキックで!
【小さくコンパクトに砂を蹴るステップ、体中の勢いを乗せて自販機を蹴り上げた!】
ガコンッ!
【っ[コーンポタージュ×2]】
- 103 :イメル:2010/07/13(火) 22:33:01 ID:ZOM.z7ps0
- >>102
「……、……。――……」
無言のまま、ゆっくりと膝をついた。
ぬるいどろっとした液体が咽を通る感触を想像してほしい。
ね?
「……がんばれ!」
親指をぐっと上げた。
- 104 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/13(火) 22:38:20 ID:t8kmZzMs0
- >>103
ガッシャ ガショ
【取り出し口から片手で二本とも取り出し】
クーリングオォォオーーーーーーーーウフ!!!!!
【目にも留まらぬスピードで自販機に缶をブン投げた!弾けた!飛び散った!】
バガーン! ビシャアッ!!!
ぬあーーーっ! 僕の服がァアアアあああああーーーーッ!!?
【返り血ならぬ返りコーンポタージュで全身べったべた。くせぇ】
- 105 :イメル:2010/07/13(火) 22:41:25 ID:ZOM.z7ps0
- >>104
「うわあ……」
こういう時なんて言うんだっけ。ジゴージトクか。漢字は分からなかった。
ただでさえ粉っぽいコーンポタージュ、加えて虎姫は黒ずくめ。
乾き始めたらそれなりの惨事になっている、はず。
「ちゃんと飲まないから天罰が下ったんだ」
そういう自分もまだ半分残ってはいるのだが。
- 106 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/13(火) 22:48:09 ID:t8kmZzMs0
- >>105
クッソー……久々に脱ぐぜ、ったく……。
【来ていたコートを脱ぐ。中は半袖なのでそれなりに涼しそうな見た目に変わった。黒だけど】
シャツと靴に付いた分は仕方ないとして、帽子も脱いで……あとは……?
【帽子も脱いでコートを巻きつけるように畳み、自分の体を見下ろす】
【残るはズボン。】
……
これは痴女スタイル到来の知らせかな!?
【何故かテンションあがってイメルに振り向く】
- 107 :イメル:2010/07/13(火) 22:51:37 ID:ZOM.z7ps0
- >>106
「それはまた世紀末なスタイルだな」
クー、見てますか。このスタイルが到来する前に、あなたがいなくなってしまってよかったと思ってしまう自分を許してください。
心の中で懺悔した。
「いやうん、どろどろした液体がついてる服着てる時点でもう痴女なんじゃねーのとか、誰も思ってないぞ」
って中の人が言ってた!
- 108 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/13(火) 22:56:42 ID:t8kmZzMs0
- >>107
ええーいいいから飲みやがれぇい!
まだ残ってんの知ってんぞ!
【差した指をぶんぶん振りながら怒鳴り始める】
チックショー、なんだこれ? 取りづらっ。
【脱いだコートでゴシゴシズボンを拭いてるけど、どろどろが延びるだけである】
- 109 :イメル:2010/07/13(火) 22:58:15 ID:ZOM.z7ps0
- >>108
「冷えるのを待ってるんだよ……このぬるさがキツすぎる」
手で制したけれど、この暑さではまともに冷えないだろうに。
「うわ、そういうのはな、ごしごしするよりとんとんってしたほうがいいんだぞ?」
って、教えてくれた。
- 110 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/13(火) 23:01:25 ID:t8kmZzMs0
- >>109
あ、そうなん?
そーれとんとん。
【上から何度か叩く。ズボンの布地を覗き込むと延びずにある程度拭けている】
おーーーーー〜〜〜〜……
やるなアンタ!
【ビッ!と親指を立ててウィンクばちこーん】
- 111 :イメル:2010/07/13(火) 23:03:59 ID:ZOM.z7ps0
- >>110
「うんまあ、受け売りだがな」
今はいない家事担当の彼を思い出して、ちょっとだけ寂しくなったけれども。
一向に冷える気配のないポタージュを啜って顔を顰める。
「……この自販機、ていうかこの都市の自販機にまともなモノはないのかと疑いたくなってくる」
実はこういうのは初めてではなかった。
- 112 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/13(火) 23:08:56 ID:t8kmZzMs0
- >>111
はっは、なんたって異能都市ッスから。
ほーぉ。誰の?
【ばっしばっし飛び散った物をブッ叩きながらほとんど話半分に聞く】
- 113 :イメル:2010/07/13(火) 23:13:42 ID:ZOM.z7ps0
- >>112
「小夜が言ってたな、コーラ買おうとしたらなまあたたか〜いおしるこが出てきたって」
その日の彼女は機嫌が悪いままで、多大なる八つ当たりを受けたのも今となっては思い出。
缶に口を付ける。
「いや、家で家事やってた女みたいな男の……ぐぇ……」
喉に絡みつく感じが非常に気持ち悪かったので咳き込む。
- 114 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/13(火) 23:17:09 ID:t8kmZzMs0
- >>113
ほーん。やっぱいいよねぇ家事やってくれる人って。
僕なんか家ん中ゴミ屋敷だったりしてさーぁー?
【叩く手を緩めて両手を数度叩き合わせる】
よーし、だいたいオッケー!
【ズボンはやっぱりシミが目立つけど、くっついてる分は取れてご満悦の表情】
【まぁ拭いたのがコートだけど、そのみち洗わなきゃいけないので問題ナッシン】
ほーれいっき、いっき!
【苦しそうな顔のイメルに調子よく手拍子】
- 115 :イメル:2010/07/13(火) 23:19:28 ID:ZOM.z7ps0
- >>114
「まあ今はいないから、みんなで分担するわけだが……一気!?」
なんか信じられないコールが聞こえた。
自分が飲まなくてよくなったからってコイツ。いつかぶった斬るリストに加えておこう。
「…………ぐ、ッ――――ッ、ッぅ……ぷっは!」
しかし彼女は流されやすいのであった。
一気に流し込んでorz。
- 116 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/13(火) 23:26:47 ID:t8kmZzMs0
- >>115
あっはっは、家出? 相当こき使ったな!
【可笑しそうにからから笑う】
おーーーーーよくやった。いやホントに。
【感嘆の声を上げてパチパチ。一人分の拍手がなんだか虚しい】
- 117 :イメル:2010/07/13(火) 23:30:14 ID:ZOM.z7ps0
- >>116
「……そうだな、家出だ。ていうか旅? 楽しんでるだろうさ、うん」
こき使ったのは事実だしね!
ちょっとだけ眉尻を下げて笑った。
「……咽が気持ち悪い」
ぬるぬるした液体が咽を通ったわけであるから。
- 118 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/13(火) 23:35:41 ID:t8kmZzMs0
- >>117
いいねぇ、旅。ある程度周りの事落ち着いたら行きたいわ。
【どこか物恋しそうな遠い目をして】
...ジュルリ
【飯目的だと一目で分かるヨダレ】
ハッハッしょーがねーなーお酒飲む?
【朗らかに笑いつつ両手を広げて歩み寄る】
- 119 :イメル:2010/07/13(火) 23:37:34 ID:ZOM.z7ps0
- >>118
「今、どこら辺に居るんだろうな。よくわからないところまで行ってしまったよ」
夜空を見上げても微妙な天気のせいで星は見えなかった。
しょうがないので視線を戻すと。
「……いや、だから未成年だから……」
なんだか危ない気がしてきたので、じりじり後退。
- 120 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/13(火) 23:44:40 ID:t8kmZzMs0
- >>119
そういわんとーほらアルコール弱いお酒とかもあるし!
あ、ノンアルコールなんちゃらってのもあるよ!
実質アルコール入ってるけど入ってないっぽい詐欺っぽい奴!ビールと間違えて持ってきちゃったんよねー!
【まったく無造作に近づいてくる女の人からは、コーンポタージュと酒の匂いがむんむんしている】
- 121 :イメル:2010/07/13(火) 23:48:03 ID:ZOM.z7ps0
- >>120
「結構ですッ――」
踵を返して走り出す、が、
「――へぶしッ!?」
スキル:ドジ 発動。
ビダァアアアアンと地面に顔を叩きつけた。
- 122 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/13(火) 23:55:14 ID:t8kmZzMs0
- >>121
どーおりゃーぁあああっ!!!
【すかさず加速をつけて追跡開始!】
【イメルが転ぶと同時、膝を地面に付けて股を開きスライディング】
いぢぢぢぢぢ摩擦熱がああぢぢぢぢぢd
【タイミングを見計らってぴょんと膝で跳ね、イメルの背中に乗っかる】
そう邪険にせんとほれほれー!
【比較的アルコール度数の低い缶チューハイを開けて、イメルの口に押し付ける】
【物凄く楽しそうなのは虎姫のサガです。サガ】
- 123 :イメル:2010/07/13(火) 23:59:10 ID:ZOM.z7ps0
- >>122
「げふー!?」
ばたばた暴れたせいで大半は零れてしまったが、二口三口飲んでしまった。
なんとかかんとか虎姫の下から這い出して、走って逃げていく。
しかしその走行方向はふらふらなのであった。
//ねますん おつありでしたー
- 124 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/14(水) 00:02:15 ID:t8kmZzMs0
- >>123
今日も何か一仕事終えたような気分だぜ……!!
【いい汗をキラキラ輝かせながらイメルを見送る今日もいつも通り平和でしたとさ、まる】
/おつおつありがとさまでしたー
- 125 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/14(水) 16:52:16 ID:WVrfsEdY0
- 「あう〜…おひさまあったかいなの〜……」
【梅雨の中、久し振りの昼の日を浴びてディスは公園で伸びをしていた】
「……あついなの…」
【だがやはり夏の日差しは暑い。あっさりと日陰にあるベンチに異動した】
- 126 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/14(水) 16:57:18 ID:9qS3TsAM0
- 「〜♪」
銀髪の少年が、公園の外を歩いているのが見える。
隣には、雄雄しい銀色の毛並みの狼を連れていた。
「あー、のど渇いた。この辺に自販機とか無いかなー……?」
どうやら自販機を探している様子。
- 127 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/14(水) 17:01:57 ID:WVrfsEdY0
- >>126
「あう〜…とっくんしてないのにあせがでたの…」
【包帯をうねうねと動かして自分の額を拭う】
「あう〜…だれかきたなの〜」
【公園の外を歩いている人物を見てたちあがる】
「なにかこまったことあったの〜?」
【少年に向けて声をかけた】
- 128 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/14(水) 17:05:59 ID:9qS3TsAM0
- >>127
「……うん?」
辺りを見回していると、どこからか声が飛んでくる。
少年は声のした方を向き、言った。
「いやー、ちょっと辺りを歩いていたらのどが渇いちゃってね。
この辺に自販機は無いかな、と思ってさ」
あっはは、と笑いながら言う。
少年もこの暑い中歩いていて、若干汗をかいていた。
- 129 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/14(水) 17:13:53 ID:WVrfsEdY0
- >>128
「あうー…
じはん…ここにあったかなの〜」
【首をかしげてあたりを見回す】
「あれがそうかなの?」
【そう言って公園内にある自販機を指刺した】
- 130 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/14(水) 17:17:23 ID:9qS3TsAM0
- >>129
「おぉ! なんという幸運、そしてなんとも親切にありがとー」
言うと、少年はぐだーっとし始めた狼を引きずりながら公園に入って来た。
自販機の前まで駆け寄ると、ポケットから100円玉を取り出し投入した――
「あ、そうだ。お礼と言っちゃあなんだけど、何か飲む?」
――ところで少年はディスのほうを振り向き、尋ねる。
その頃、狼は勝手に水のみ場でのどを潤していた。
- 131 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/14(水) 17:20:50 ID:WVrfsEdY0
- >>130
「あう〜。どいたしましてなの〜」
【頭を下げて微笑んだ】
「あう〜…いいなの?
あまいのがいいなの…」
【少し頭を下げて言った】
- 132 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/14(水) 17:26:35 ID:9qS3TsAM0
- >>131
「甘いの甘いの……これ――はやめとこう」
少年は『きなこ練乳』のボタンに手を伸ばしかけ、やめた。
「この辺が良いかなー、っと。ぽちっとな」
ぴっ。
がこん。
「はい、どうぞー」
少年はディスの方へと歩いてきて、『テェリオ(ぶどう)』を渡した。某ちぇりおではない。
もう片方の手には、少年が先程ためらった『きなこ練乳』があった。
- 133 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/14(水) 17:30:57 ID:WVrfsEdY0
- >>132
「あうー?どしたのかなの」
【首をかしげてゆびのうごきをみていた】
「あう〜!ありがとなの〜!」
【微笑んでテェリオをうけとって】
「ごくごくごく……」
【美味しそうに飲み始めた】
- 134 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/14(水) 17:37:36 ID:9qS3TsAM0
- >>133
「んー、どういたしましてー」
少年も微笑み、木陰のベンチに腰を下ろす。
「……あ」
ふと、きなこ練乳を飲んでいた少年が声を上げた。
「君、この間茂みから飛び出してきた――」
そういえばそんな事もあった。
- 135 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/14(水) 17:41:14 ID:WVrfsEdY0
- >>134
「あう〜。おいしいなの!」
【あっという間に飲み干してしまっていた】
「…あう?えっと…あのときにいた。」
【驚いた顔で言う】
「……おなまえきいてなかったかなの」
【首をかしげている】
- 136 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/14(水) 17:44:32 ID:9qS3TsAM0
- >>135
「そうそう、あの時はびっくりしたなー。あっはは」
楽しそうに笑う。
「……あ。そういやそうだね。
僕はミカド。白銀帝(ハクギン ミカド)って言うんだ」
誇らしげに自分の名前を名乗り、
「君は?」
と、訊き返した。
- 137 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/14(水) 17:50:01 ID:WVrfsEdY0
- >>136
「あう〜。きゅうにでてきたからねなの…」
【頭をぽりぽり掻いて言う】
「『みかど』なの〜。うん!おぼえたなの!」
【微笑んで言う】
「えっと…こっちのなまえは『でぃす』なの!
よろしくなの!」
【大きく頭を下げて言った】
- 138 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/14(水) 17:54:34 ID:9qS3TsAM0
- >>137
「ディス、か。うん。いい名前だ」
感慨深げにうんうん頷く。
「こちらこそ、どうぞよろしくー」
と、こちらもディスに倣って頭を下げた。
「後、あっちで水飲んでるのはシロって言うんだ」
と、白銀が水のみ場を指差す。
当のシロは、水を飲む所かむしろぐだーっとしている。
「……頼れる相棒だよ。うん。あっはは」
- 139 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/14(水) 17:57:51 ID:WVrfsEdY0
- >>138
「あう〜…いいなまえなの〜?」
【少し照れくさそうだ】
「あうあう〜『しろ』もよろしくなの〜」
【微笑んで頭を下げた】
「あいぼー…ともだちかなの?」
- 140 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/14(水) 18:01:31 ID:9qS3TsAM0
- >>139
ディスが挨拶をすると、シロはディスのほうを向いて
『……がう』
と、小さく吠えた。
狼と言うより、もはや犬である。わんこである。
「友達、そう。友達。もう友達も友達超友達だよ」
超友達って何だ。
「なんせ僕が研究所出てからずっと一緒にいるしねー。
3年――いや、4年だったかな……?」
えーっと、と考え込み始める。
- 141 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/14(水) 18:05:11 ID:WVrfsEdY0
- >>140
「あう〜。よろしくねなの〜!」
【ディスは微笑んでシロを撫でに行った】
「ずっといっしょ…いいなの〜…
けんきゅ…」
【研究所…その言葉を聞くと少しディスは暗い顔になった】
「うー…そうなんだなの…」
- 142 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/14(水) 18:11:40 ID:9qS3TsAM0
- >>141
『がふー……』
シロは目を細め、されるがままに撫でられている。
「あ、確か4ね――ん」
ふと、暗い表情を感じ取ったのか話を止める。
「――んー、良い思い出は無いみたいだね」
はは、と苦笑い。
どうやら少年も似たような境遇にあるらしい。
- 143 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/14(水) 18:15:02 ID:WVrfsEdY0
- >>142
「いいこいいこなの」
【微笑んで言う】
「…うん…なんだか『でぃす』…そのなまえきいたら
なんだかこわくなるの…なんだか…」
【少し暗い顔で言う】
「おぼえてないけど…『でぃす』もそこにいたような…
きがするなの…」
- 144 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/14(水) 18:20:59 ID:9qS3TsAM0
- >>143
『わっふー……』
もう誰がどう見ても犬(わんこ)である。
だんだんサイズが小さくなっているような気さえする。
「記憶が無い、かー……」
大抵、記憶喪失というのは強いショックや、記憶操作などの可能性が高い。
まして『研究所』というワードが関連するとなれば――
「……あー、悪いね。嫌な事思い出させちゃってさ」
申し訳無さそうに頭をかく。
自らを弁論するほど、語彙は持ち合わせていないようだ。
- 145 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/14(水) 18:30:51 ID:WVrfsEdY0
- >>144
「あう〜?なんだかちいさくなったなの…」
【不思議そうな顔をしながら言う】
「…あうあう〜。いいの…『みかど』はわるくないからなの」
【軽く微笑み返した。まだ表情に陰りはあるが】
「それにいまはともだちがいっぱいいるからへいきなの!」
- 146 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/14(水) 18:37:31 ID:9qS3TsAM0
- >>145
『わん!』
小型犬。
そこには小型犬がいた。
もはや狼の威厳なんて欠片も無い、わんこがいた。
「友達、か……うん、それなら安心だね」
こちらも笑って返し、シロを抱えあげる。
「さて、んじゃあ僕らはそろそろ帰ろっかな。鍵閉められちゃうし」
あっはは、と笑い、白銀は歩き出す。
公園の出口辺りで振り返り、
「じゃーね! 縁が合ったら、また会おう!」
手を振り、そして公園を後にした。
//おつありおー
- 147 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/14(水) 18:41:30 ID:WVrfsEdY0
- >>146
「あうー。どしたのかなのー」
【少し不安そうにちいさくなったシロを見た】
「うん…だれかといっしょだからだいじょぶなの」
【そう言って歩きだした白銀に顔を向けて】
「あう〜!またあおうねなのー!」
【大きく手を振って見送った】
「おなかすいたなの〜…
『でぃす』もごはんたべにいくなの〜」
【ディスも立ち上がってその場を去って行った】
//こっちこそおつお^^
- 148 :黒沢小百合:2010/07/14(水) 23:33:24 ID:SSMHlh/20
- 【路地裏】
「………………」
小百合の足元に男女が転がっている。
麻薬でボロボロになった歯は砕け、腕や足が
あらぬ方向に捻じ曲がった彼らは最早2度と目を覚ます事はないだろう。
「ふ、ふふ……ふ……」
小百合は、酷く楽しそうに笑いながら
未だ微かに息をしていた男の頭をそばに落ちていた
曲がった鉄パイプで殴りつけた。
- 149 :浅片仁樹:2010/07/14(水) 23:55:45 ID:b36ML/D.0
- 「……いやいや」
路地裏の惨状を見て、思わず嫌悪感を顕にする
「何やってんだよ、本当に」
「流行ってんのか?」
笑えない冗談だ、と思いつつ
- 150 :黒沢小百合:2010/07/15(木) 00:02:35 ID:SSMHlh/20
- >>149
――ビィインッ!!
男の頭を打ち据えるはずだった
鉄パイプは僅かに逸れて地面を捉えた。
「……懐かしい声がすると思ったら。」
かつて一度殺し損ねた男がそこにいた。
「またお得意のおせっかいですか?仁樹さん。
久しぶりに出会った第一声がそれとは貴方の本質は変わらないと見える。」
- 151 :浅片仁樹:2010/07/15(木) 00:14:22 ID:b36ML/D.0
- >>150
「どれだけ時が経とうが、これだけは譲れないもんでな」
どこまで行っても自分は守る側。嘗て決めたこの道は―――
「もう、揺るがねえよ」
「つーかそっちこそ変わんないなあ、相変わらずの凶暴性だ。
この数年間でちょっとは大人になったのかよ?」
銃口を向けられたあの日を思い出す。
「それとも、今此処で再現でもするつもりか?」
- 152 :黒沢小百合:2010/07/15(木) 00:23:12 ID:SSMHlh/20
- >>151
「まるで人を野獣か何かのように……。
ふふ、勘違いしないで頂きたい。これらは所謂『賊』ですよ。
少し路地裏を歩くと、私に掛けられた賞金目当てにこういった手合いが襲い掛かってくる。」
くくく、と笑いながら倒れている男の頭を足で軽く突いて。
「再現、とは……さあ、何のことやらわかりませんね。」
小百合はわからない、というふうに首を傾げて見せたが
その顔には酷く醜悪な笑みが張り付いていた。
- 153 :浅片仁樹:2010/07/15(木) 00:35:28 ID:b36ML/D.0
- >>152
「その『賊』が相手だったら何してもいいとでも思ってんのか?」
「また俺に凶器を向けていたぶり殺そうとでもするつもりか、って聞いてんだ」
仁樹は静かに睨むように小百合を見据え
「それがお前の本性だとしたら、俺の存在は邪魔なはずだろ。
お前の言う「おせっかい」な奴は」
- 154 :黒沢小百合:2010/07/15(木) 00:46:21 ID:SSMHlh/20
- >>153
「いいですか?その昔カスティリャのサンチョ2世は
相続により分割された領地を一つにするべく弟アルフォンソらと戦争を行い、
見事に統一を果たしましたが、戦後そのアルフォンソに暗殺されてしまったのです。
これは火種を残してしまったからに違いありません。」
まるで無知な仁樹に歴史の授業を行うかのように
ニタニタと笑いながら講釈を垂れ始める小百合。
「争いの『火種』は断たなければならない。
暴力に訴える相手にこちらから姿勢を低くし礼物を差し出したとしても
返ってくるのは弓矢と罵りの言葉だけなのですよ。」
- 155 :浅片仁樹:2010/07/15(木) 01:00:54 ID:b36ML/D.0
- >>154
「それでお前も暴力に走るかよ。それじゃあ何も解決しねえだろ?」
「相手が暴力に訴えてきたからといって、自分もそれで返す必要はねえ」
「姿勢を低くしなくても、礼物を差し出さなくても。そもそも領地を統一しなくてもいい、対等の立場で十分じゃねえか」
その歴史の背景に何があったかは知らないが
「争いの火種っていうなら、そっから断たなきゃいけないんじゃねえか?」
- 156 :黒沢小百合:2010/07/15(木) 01:09:14 ID:SSMHlh/20
- >>155
「争いの火種はこの世に人が存在する限り生まれ続ける。
日常生活のほんの些細な事でさえ、その火種足りえるのです。」
小百合は仁樹の意見を認めない。
それどころかまったく別の生き物を見るかのごとく
蔑んだ視線を向けてくる。
「……対等の立場、ですか……ふふ。
この世に対等などというものはありませんよ。
人はより良い生活を――金を権力を力を欲しがる。
それは他人の犠牲の上にしかなりたたないのです。」
- 157 :浅片仁樹:2010/07/15(木) 01:24:33 ID:b36ML/D.0
- >>156
動じない
その目線には、動じない
「生活水準の話をしてるんじゃねえよ。才能や素質の話でもねえ」
「種族も性別も地位も関係なく、誰もが不満のない生活。
それを実現できれば、どうよ?」
- 158 :黒沢小百合:2010/07/15(木) 01:32:02 ID:SSMHlh/20
- >>157
「結論から言うと決して実現しないでしょう。
風習、文化、宗教、歴史、思想……人類が全てを捨て去り
統一したある一つの方向性を持たない限りは、ね。」
小百合の2つの瞳が仁樹を見据えた。
「しかし私はそれをこの目で見つけた。
永劫の探求を経ても見つけることが叶わないはずのそれを……!」
その目に宿る光は狂信。
絶対的な崇拝。
「人類はこの先強力なリーダーシップによって統制されねばならない。
私はそれを成し遂げるためにいかなる障害をも排除する…!」
- 159 :浅片仁樹:2010/07/15(木) 01:39:18 ID:b36ML/D.0
- >>158
「だろうな、今のままじゃあ」
「………。」
なにやら変な方向に向かってきたぞ、と思いつつ。
「そのリーダーシップってのは?
それだけの障害を取り除くことができる存在が、ここにはいると?」
- 160 :黒沢小百合:2010/07/15(木) 01:43:26 ID:SSMHlh/20
- >>159
「夜刀神さんに私はその可能性を見た。
貴方も知っているはずです、あの強さを。あの統率力を。」
小百合は恍惚とした表情で、
いかに彼女が崇高な存在であるかをあげていく。
異能を嫌っていたかつての小百合の面影は見る影もない。
- 161 :浅片仁樹:2010/07/15(木) 01:51:29 ID:b36ML/D.0
- >>160
「あー……あの人は…」
確かに、強い。小百合の言うとおり、統率力もある。
(んで……あのビルの社長だっけか)
高くそびえ立つビルを見上げ。
「つーか、異能嫌いはなくなったのか?前は自分の能力も嫌うくらいだったけど」
- 162 :黒沢小百合:2010/07/15(木) 02:00:47 ID:SSMHlh/20
- >>161
「異能はもはや一手段になり果てましたよ。
嫌悪感はありますが、有益な物は余さず使うべきでしょう?
それに……個人的な考え方の変化もありましたから。」
何が頑固で他人の手法を認めない
小百合の考え方を変えたのかは伺い知る事はできない。
「さて、私は自宅へそろそろ戻らせていただきましょうか……。
これらは……まぁ、いいでしょう。トドメを刺す気は失せてしまいましたよ。」
己の足元に転がる男女に視線を落して。
「警察につれていくなり治療するなりお好きなように。」
- 163 :浅片仁樹:2010/07/15(木) 02:11:28 ID:b36ML/D.0
- >>162
「……そーかよ。まあ、能力者だからって理由で襲われるのはもう勘弁な」
思うところはあったが、今は冗談で締めることに
「そりゃよかった。じゃあ治療する方向で、っと」
隙丸出しで小百合に近寄り、転がる二人を壁にもたれかけさせると
左手を中心に溢れ出す青色のオーラが二人を包む
- 164 :黒沢小百合:2010/07/15(木) 02:20:07 ID:SSMHlh/20
- >>163
以前の小百合なら嬉々として仁樹に銃口を向けただろうが
今の小百合は大して興味もなさげに歩き出した……が。
「あぁ、そうだ……。これを差し上げましょう。
そこへ行ってみると面白い物が見えるはずですよ。」
小百合は、別れ際に名刺を取り出し仁樹へと飛ばした。
『千夜記念病院』とロゴの入ったそれには、病室の番号であろう
数字とアルファベットの羅列が記載されていた。
「では、またそのうち……」
小百合の姿は夜の街へと消えていった。
- 165 :浅片仁樹:2010/07/15(木) 02:40:22 ID:b36ML/D.0
- >>164
「うお、っと…なんだこれ?名刺…」
「と、サンキュ。また。」
手を挙げて小百合を見送り
「……今度、行ってみっか」
渡された紙をしまい、その場を立ち去った
- 166 :ノエル=フルーレス:2010/07/15(木) 23:21:23 ID:R0.iNy.I0
- 【AGカフェ】
むーーーーー
【隅っこの席でモバイルPCを開きながら】
【苦虫を噛み潰したような表情の男が一人】
……トーナメント……負けた後も試合あったのか……
……いつの間にか終わってるし……
【キーボードに突っ伏しながらぼやく】
【クロスとの試合後、大口の仕事で都市から離れていた】
- 167 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/07/15(木) 23:28:59 ID:/k2gysHgO
- >>166
からん、からんと軽やかに響いたベルの音の合間に、その声は紡がれた。
「――――おや、はぐれメタルがいる」
おどける様な響きを持ったその声の主は、ノエルを認めた真紅の瞳を楽しげに細める。
「ノエル、久し振り」
- 168 :ノエル=フルーレス:2010/07/15(木) 23:36:44 ID:R0.iNy.I0
- >>167
【声に反応してか、ピクリと肩が動く】
……やあ、お久しぶりです。
【突っ伏したままの姿勢で力なく手を上げる後ろ姿には】
【9割の後悔とタイミングの悪さを嘆く1割の悲哀と】
【それを包むやるせなさ・ある種の気怠さで覆われた情緒面】
【『あー明日は…』と先のことを考える理性面で構成されている】
- 169 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/07/15(木) 23:42:42 ID:/k2gysHgO
- >>168
「闘祭期間中に此処を離れたと聞いたのだけれど、やはり仕事かな」
その後ろ姿に微苦笑しながら、蔡生はノエルの座る隅の席へと歩き始める。
「なに、主催者側の連絡に不備が有ったんだ。あまり気に病む事は無いよ。
――相席、良いかな?」
- 170 :ノエル=フルーレス:2010/07/15(木) 23:46:48 ID:R0.iNy.I0
- >>169
「ええ、仕事関係です。」
【ゆっくりと頭を起こして】
「いや、こちら側が把握するべきでした。」
「ええ、どうぞ」
【PCの液晶を閉じて仕舞いながら言う】
- 171 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/15(木) 23:46:51 ID:WVrfsEdY0
- 【AGカフェの隅っこにて】
「すー…すー…」
【壁側の席で壁にもたれかかって一人の少女が眠っている】
「う〜…」
【首がかくかくしていて……今にも席から転がり落ちそうである】
- 172 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/07/15(木) 23:57:56 ID:/k2gysHgO
- >>170
「有難う」
席に座り、ノエルの言葉に矢張りと頷き、ほろ苦く笑った
「私も参加したかったのだけれど、仕事が如何なるかが解らなかったから辞めたんだ。
……ああ、そういえば君の対戦相手になった頼羽も君と同じく失格になったみたいだね」
ルートに良い所を見せたくて参加した頼羽だったが、残念ながら内容はあまり芳しくなかった。
「ふふ、はぐれメタルを逃がして失格、なんて言われていたよ」
>>171
「……おやおや」
またそんな処で眠って、と蔡生は微苦笑を浮かべる。
いっそ席から転がり落ちた方が勉強になるかな、なんて考えながらも、声を掛ける事に決める。
「ディス、起きなさい。危ないよ」
- 173 :ノエル=フルーレス:2010/07/16(金) 00:09:35 ID:R0.iNy.I0
- >>171
(あぁ…これはフラグってやつだな…)
【そんなことを思いながらもどうしようか考え中】
(…おっとと)
【考えている間にサツキに先をこされてしまった】
>>172
「まったく、お互い儘ならないものですね」
「死をも超えても自由には遠い、か…」
【サツキの言葉に、何かを諦めたような言葉を返す】
「……あ〜〜〜〜〜〜」
「悪いことをしたなぁ……菓子折り持って挨拶…で済むかな……」
【頼羽のことを聞き、頭を抱えながら唸る】
- 174 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/16(金) 00:11:31 ID:WVrfsEdY0
- >>172
「……あう〜…?」
【声を掛けられて、うっすらと目が開く】
「あう、『さつき』おはよなの…」
【手をゆっくり上げる】
「……う〜…あぶなかったなの…」
【ふと自分の寝ていた姿勢を見て軽く驚いた】
>>173
「うん?あう〜……のえ…るだったかなの」
【首をかしげて言う】
「ひ、さしぶりなの〜…どこ…いってたの〜?」
【微笑んで頷いた】
- 175 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/07/16(金) 00:21:41 ID:/k2gysHgO
- >>173
「全くだね。死を克服しても五体を持ち、現世に在る事の不自由は変わらない。寧ろ生に縛られている、なんて見方も出来る。
……おっと、君の場合は五体も自由だったか」
蔡生も其れに同意し深く頷いた後、軽口を飛ばして静かに微笑する。
「ふむ、まあ問題は無いんじゃないかな。彼は物に頓着しない性質だ。ああ、そういえばそうだったな、なんて言う姿が目に浮かぶ。
……もしかしたらルートに格好良い姿を見せられなかったと怒るかもしれないが」
>>174
「ああ、おはよう。……何処でも寝てしまう癖は、直した方が良いかもしれないね」
自分の姿勢に驚くディスに微苦笑し乍ら、話を続ける。
「闘祭、お疲れさま。見ていたよ。良く頑張ったね」
- 176 :ノエル=フルーレス:2010/07/16(金) 00:36:47 ID:R0.iNy.I0
- >>174
「お久しぶりです〜」
【自信なさ気に呼ばれたことに若干苦笑いしつつも笑顔で答える
「ちょっと仕事で別の所にいってたんですよ」
>>175
「姿形など意味を成さないですよ。如何なる形であれ解放には程遠い」
【サツキの軽口に対して割合難しく返す】
「まあ、それは礼儀でもありますから」
- 177 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/16(金) 00:40:08 ID:WVrfsEdY0
- >>175
「あう〜…あんぜんなところさがしてたらここにきて…
それでねちゃうなの…」
【照れくさそうに頭を掻く】
「…あう〜。みてたなの?
うー、でもあんまりうえにいけなかったなの…」
【恥ずかしそうに頭を下に向ける】
>>176
「あうあう〜。おしごとなの〜…
いそがしなんだねなの〜」
【感心している】
「う〜。そいえばおまつりでもこなかったなの!」
【そう言えば!というようにポンと手を叩く】
- 178 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/07/16(金) 00:49:09 ID:/k2gysHgO
- >>176
「御尤もだ。輪廻から外れる事は存外息苦しい。持つ者の傲慢かも知れないけれど。
ふふ、然し五体の自由は羨ましいよ。姿形は意外と重要だ。――何せ、翼が有れば空を羽搏ける」
気楽に笑い乍ら、翼を真似て両の掌をはたはたと揺らす。
「ふむ、其れなら早い方が良い――けれど、頼羽は捕まるかな。
何せ彼は家無しの車上生活者で、極め付けに其の車は滅多に人を乗せないタクシーとして有名だ」
>>177
「確かに此処は安全だけれど――……ある意味危険な気もするけれど」
浮かぶのは此処の店長の顔。
「此処で眠るならクロスが居ない時か、黒瑪瑙が居る時だけにした方が善いかも知れないね。
いや、君は十分頑張ったさ。其の歳で彼処まで行ければ上出来だよ」
- 179 :ノエル=フルーレス:2010/07/16(金) 00:57:23 ID:R0.iNy.I0
- >>177
「まあ忙しい内が華、とは言いますしね」
【どこか疲れた表情で言う】
「? 祭り?」
【ディスの言葉の中から気になる単語があったようだ】
>>178
「結局の所、世の中そんなに甘くないってことですかね」
「貴方なら空気を蹴って空を歩けそうですけどね〜」
【先の仕返しとばかりに軽口を返しつつ】
「 …うん、確かに、己の力で空を駆ける開放感は替え難いものがありますね」
【サツキの仕草を見て、回想を巡らせている】
- 180 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/16(金) 01:00:44 ID:WVrfsEdY0
- >>178
「あう〜…きけんかなの?
そっかなの…『くろめのう』がいるときがいいんだねなの!
わかったの」
【少し微笑みながら言う】
「あう〜…そうかなの…
『さつき』がそういうなら…そうかなの〜」
【嬉しそうににこにことほほ笑んだ】
「でもつぎはもっとうえにいきたいの!」
>>179
「あう〜…そなんだなの〜…
『でぃす』はいそがしいことよくわからないなの」
【少し首をかしげて言った】
「えっと、とーさいだったかなの?
さいしょのたたかいのあとにみなくなったからなの〜」
- 181 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/07/16(金) 01:07:11 ID:/k2gysHgO
- >>179
「ふふ、遣り返されて仕舞ったか」
翼を真似た掌をひらりと返し、ノエルの軽口に瞑目すると楽しげに笑う。
ノエルの云う通り、蔡生の技は水も大気も捉え得る。
「……矢張り羨ましいね。どんな感覚なのかな。空を駆けても羽搏く感覚は解らない」
けれど、羽搏く翼には及ばない。
>>180
「うん、其れが良い。君とクロス二人の為だ。何せ悪戯なんかしたら確実に黒瑪瑙に頭を割られるからね、クロスが」
薄く笑い乍らおどけるように肩を竦める。
「ふふ、善い心意気だね。君と同じ歳頃の私だったら、君には到底敵わないな」
- 182 :ノエル=フルーレス:2010/07/16(金) 01:20:51 ID:R0.iNy.I0
- >>180
「"トーサイ"…ふむ、ちょっと調べてみるかな」
【考え込みながら呟くと】
「教えてくれて有難う」
【笑顔で礼を言う】
>>181
「や、意外と疲れるんですよ。これが」
【顔の前で手を左右に振る】
「なんていうかプールで両足に重りをつけてるような感じで、
こう、ずっと落ちないようにしなきゃならないんですよ」
「風を捕まえれば浮くんですけどね。どちらかというと…」
「空を飛んでいるというよりは、風に乗っている感じですね」
【そう言って結論づけた】
「っと、もうこんな時間か」
【時計を見て】
「では、このへんで失礼しますね。お休みなさい〜」
【そう言いながら普通に扉から出て行く】
- 183 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/16(金) 01:29:00 ID:WVrfsEdY0
- >>181
「あう〜。それはたいへんなの!
『くろす』のためにもそうするなの!」
【かなり本気で心配そうに言う】
「あう〜。なんだかちょっとうれしいなの…」
【かなり照れ臭そうだ】
「う〜ん、もっとうえのひとがいるってわかったの、
それはいいことだったとおもうなの〜」
【少し懐かしそうに言いながら闘祭を思い起こした】
>>182
「あう、そうなの。それがいいなの〜。
どいたしましてなの」
【微笑んで返した】
「あう〜!またねなの!」
【その後、大きく手を振って見送った】
- 184 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/07/16(金) 01:32:51 ID:/k2gysHgO
- >>182
「成程。……知らない侭の方が綺麗だったかも知れないな。プールで両足に錘を付ける、か」
解り易い表現だ。そして夢に皹を入れる表現でも有る。
「其れでも、羽搏く事には憧れるけれど。――ああ、お休み。……私もそろそろ戻らないといけないな」
>>183
「ふふ。うん、そうすると良い」
そんなディスを微笑ましく感じ、蔡生は群青の髪を一撫でする。
「そうだね。上を知るというのは得難い経験だよ。……忘れず、大切にすると善い。
さて、私はそろそろ行くが、君は如何する?」
- 185 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/16(金) 01:39:00 ID:WVrfsEdY0
- >>184
「うん、うえにいったらもっといろんなことわかるかなの〜」
【撫でられてとても嬉しそうだ】
「あう。『でぃす』は、うん!『ろざりあ』のところにかえるなの!
たぶんしんぱいしてるとおもうからなの」
【大きくうなずきながら言うとディスは席を立ちあがった】
「『さつき!』またこんどあおうねなの〜!」
【笑顔で振り返ってディスはカフェの扉を開けて外へ出て言った】
//お先に失礼ーー
- 186 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/07/16(金) 01:47:54 ID:/k2gysHgO
- >>185
「ああ、気を付けてね」
微笑と共に手を振り返した蔡生は、ディスの姿が見えなくなってから小さく嘆息した。
「クロスは居ない――か。仁樹の消息を聞いていないか思って来てみたのだけれど」
やれやれ、と小さく呟き、蔡生も椅子から立ち上がる。
――ついで、ベルの音が響いた。
- 187 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/16(金) 21:32:14 ID:WVrfsEdY0
- 【中央公園(特訓おkと書いてある)の真ん中で】
「…ふー、ふー、きょうはここまでなの」
【軽く汗を拭いて少女は先ほどまで展開していた包帯を元の体の周りに戻した】
「うーつかれたなの〜」
【ディスは側のベンチに座り込んだ】
- 188 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/07/16(金) 21:42:24 ID:.6prKP66O
- >>187
「……」
【ディスの背後から迫る魔手……それはディスが気付かぬ内に……】
ガバチョ!
「ディスさ〜ん、お元気ですの〜?」
【ディスをもみくちゃにし始めた】
- 189 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/16(金) 21:45:55 ID:WVrfsEdY0
- >>188
「ああう!!??なんなのきゅうになの!」
【急に背後から襲いかかってきた者に対してディスはめちゃくちゃ驚いた】
「あうあう、げんき、なの〜!」
【もみくちゃされてるせいか少し蒸し暑そうだ】
- 190 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/07/16(金) 21:50:07 ID:.6prKP66O
- >>189
「こんなよるに危ないですわよ!、私みたいな究極美麗お嬢様が現われてしまいますわ!」
【何を言っているのかわからないが、そう言うことらしい】
【執事の一人がタオルをディスに渡す】
- 191 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/16(金) 21:53:25 ID:WVrfsEdY0
- >>190
「あう〜。えと、しんぱいしてくれてるのかなの?」
【少し嬉しそうに言う。】
「あうー!ありがとなの。
あつかったなの〜!」
【タオルを手にとって微笑みながら額を拭い始める】
- 192 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/07/16(金) 21:56:35 ID:.6prKP66O
- >>191
「どういたしましてですわ!
そう言えば最近鍛練に勤しんでるみたいですわね?
何か理由があるんですの?」
【頭に?マークを浮かべて】
- 193 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/16(金) 21:59:38 ID:WVrfsEdY0
- >>192
「あう〜。それはねなの」
【しばらくゴシゴシと体をふいた後、顔をあげて口を開き始めた】
「このまえみんなとたたかうおまつりがあったよねなの〜。
それでもーっとうえがあるってことわかってなの」
【ニッコリほほ笑んで言う】
「だからもっとつよくなりたいなっておもったの!」
- 194 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/07/16(金) 22:04:01 ID:.6prKP66O
- >>193
「あら、そうなんですの……?」
【お嬢様は意外そうに】
「ディスさんも意外と戦闘好きでしたのね……
私は痛いのとかは嫌いですわ」
【口を尖らせて】
「まぁ、強くなりたいって言うのは同感ですけど」
- 195 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/16(金) 22:09:31 ID:WVrfsEdY0
- >>194
「あう〜。いたいのはよくわからないけどなの…
その、みんなをまもれるようになりたいなの、ってかんがえてるからなの」
【頭をぽりぽりと掻く】
「でもみんなつよいからなの〜。
たすけになるなんてずーっとさきかなの〜」
【苦笑いをして言った】
- 196 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/07/16(金) 22:14:26 ID:.6prKP66O
- >>195
「私は……お父様を襲えるくらいゴホンゴホン!」
【何かを口走りながら】
「ディスさんは偉いですわね?
よしよししてあげちゃいますわ!」
- 197 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/16(金) 22:20:58 ID:WVrfsEdY0
- >>196
「あう?なにかいったかなの?」
【一瞬首をかしげるが…】
「あうあう、ありがとなの……
うれしいなの〜」
【頬を赤らめてよしよしされる】
- 198 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/07/16(金) 22:24:18 ID:.6prKP66O
- >>197
「オホホホホホホホ!」
【高笑いをして誤魔化しながら、ディスをよしよしする】
「しかし、ディスさん?毎日鍛練で疲れませんの?」
- 199 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/16(金) 22:30:07 ID:WVrfsEdY0
- >>198
「あう〜?へーきなの!
『でぃす』はじょーぶだからこのとー、り」
【両手をあげて元気さをアピールしようとして】
「…うー、なんだかからだうまくうごかないなの〜」
【直ぐに腕をだらーんと下げて疲れた表情になった】
- 200 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/07/16(金) 22:33:41 ID:.6prKP66O
- >>199
「ほら、言わんこっちゃありませんわ!」
【ディスを見ながら注意する】
「今夜は早く眠った方がよくってよ?」
- 201 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/16(金) 22:36:16 ID:WVrfsEdY0
- >>200
「う〜ん…それがいいかもしれないの…
このまいにち、とっくんばっかりだったからなの…」
【ふー、とため息をついた】
「たまには、やすまないとかなの?」
- 202 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/07/16(金) 22:41:59 ID:.6prKP66O
- >>201
「そうですわよ、無理はしちゃダメですわ」
【ディスをよしよししながら】
「ちゃんと帰れます?召使に送らせます?」
- 203 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/16(金) 22:45:11 ID:WVrfsEdY0
- >>202
「あう〜。そうだよねなの…
(グーキュルルル)あう」
【急に腹の虫まで鳴き出したのを見て恥ずかしそうに頬を赤らめる】
「あうー、あるいて…」
【立とうとしたところで…また座る】
「…うー、かなりつかれてるなの…
おねがいしていいかなの?」
【どこか申し訳なさそうだ】
- 204 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/07/16(金) 22:48:11 ID:.6prKP66O
- >>203
「任せなさいな!アトリエ?それともお家に帰ります?」
【お嬢様が指を鳴らすと、執事の一人がディスを抱き抱える】
- 205 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/16(金) 22:53:34 ID:WVrfsEdY0
- >>204
「あう〜、どうしよかなの…
そいえば『じょーげん』はだいじょぶかなの?」
【抱きかかえられた状態で言う。お姫様みたいな状態だ】
「う〜ん……どっちにしようかなの…」
【少し迷っている…ように見える】
- 206 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/07/16(金) 23:02:09 ID:.6prKP66O
- >>205
「お父様の部屋にはあの子がいるから大丈夫ですわよ!」
【笑いながらお嬢様は言う】
「まぁ、焦らずゆっくり決めなさいな……ね?」
- 207 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/16(金) 23:06:42 ID:WVrfsEdY0
- >>206
「えっと…あのこなの?」
【誰だったか…登おもって首をかしげる】
「うーん、『じょーげん』のところいってもいいかなの?」
- 208 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/07/16(金) 23:11:49 ID:.6prKP66O
- >>207
「そうですわ、お父様が大好きなあの子ですわよ」
【お嬢様は変わらない笑顔で言う】
「わかりましたわ、では行きましょう!」
【執事やメイドを引きつれ、歩き出す】
- 209 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/16(金) 23:16:41 ID:WVrfsEdY0
- >>208
「うー。あう、おなまえきいてたかなの?」
【どこか自信なさそうだ】
「うん、いくなの〜」
【抱えられたまま頷いた】
- 210 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/07/16(金) 23:19:32 ID:.6prKP66O
- >>209
「ゼオラですわよ……多分一緒なはずですわ!」
【お嬢様は歩き続ける】
「さぁ、すぐに行きますわよ!」
【ディスを連れ、お嬢様と召使はアトリエに向かうのでした】
- 211 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/16(金) 23:22:44 ID:WVrfsEdY0
- >>210
「あう〜?『ぜおら』、そうだったの!
そっかなの〜!いっしょならうれしいなの!」
【微笑んで言う】
「あうー、いこなの〜!」
【ディスもうれしそうに向かって行った】
- 212 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/17(土) 23:08:19 ID:.6prKP66O
- 「ぐはぁ……疲れた〜!」
【うなだれながら自室の扉を開く上弦】
「全く、ドラゴンなんて捕まらないよなぁ〜……」
【首を鳴らしながら、上弦はベッドに座り込む】
- 213 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/17(土) 23:17:42 ID:7hcwnxwgO
- >>212
それから暫く、上弦の部屋の扉が開かれた。
現れた少女の左手にはアイスクリームが。
右手には謎の袋があった。
『やあ、酷く疲れている様だけど?』
少女の足元から現れた尾の先だけが白い猫がベッドき飛び乗りつつ喋る。
- 214 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/17(土) 23:26:10 ID:.6prKP66O
- >>213
「……ん?やぁ、ゼオラおかえり」
【優しい笑みを浮かべて上弦はアイスクリームを持つゼオラを見る】
「ちょっと難しい材料集めをね?
ドラゴンの角なんて滅多に手に入らないのにね?」
【猫に手をかざし、チョイチョイとちょっかいを出す】
- 215 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/17(土) 23:29:38 ID:7hcwnxwgO
- >>214
「……そう」
僅かに、ほんの僅かに少女の目が細められる。
『ドラゴンねぇ……確かに、そうそう居るものじゃないよね』
上弦の膝に飛び乗りつつ。
- 216 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/17(土) 23:35:33 ID:.6prKP66O
- >>215
「……ん?どうしたんだい、ゼオラ……」
【その僅かな変化を気付いてか気付かずか……上弦はゼオラに質問をする、特に答えがある質問では無いが】
「ほら、やっぱり最近は混ぜ物が多いだろ?
だから、ちゃんとしたドラゴン!って感じのがいなくてさ」
【猫の手を持ち上げにくきうプニプニ】
- 217 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/17(土) 23:39:56 ID:7hcwnxwgO
- >>216
「……無理、してない?」
上弦が外を歩いている事を心配に思ったのか、そう聞く。
『ふーん、じゃあ変なのなら居るんだ?』
ぷにぷにには特に反応を示す事なく喋り続ける。
- 218 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/17(土) 23:44:16 ID:.6prKP66O
- >>217
「……」
【しばらく、ゼオラを見つめていたが、急に小さく笑い】
「ゼオラ、ここにおいで」
【自分の膝を叩く】
「いっぱいいるぞ?
具体的には……なんかいっぱい」
【プニプニを堪能して、猫を隣へ】
- 219 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/17(土) 23:50:40 ID:7hcwnxwgO
- >>218
「……わかった」
小さく頷いて歩いていく。
上弦の膝の上に座り、アイスを頬張る。
『へぇ、それも楽しそうだね……』
ベッドの上で丸くなる。
- 220 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/17(土) 23:54:58 ID:.6prKP66O
- >>219
「……」
【ゼオラがアイスクリームを食べるのに、邪魔にならぬように、後ろから抱きしめ】
「確かに、ちょっと体がキツいけど……ゼオラがこうして来てくれるから、まだ頑張れるかな?」
【優しい声は、いつもの上弦のもの】
「楽しそうとは、違うんじゃないか?」
【この猫は本当に不思議だと上弦は思っていた】
- 221 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/17(土) 23:59:49 ID:WVrfsEdY0
- 【上弦の部屋の扉からトントンという音がする】
「『じょーげん〜』、だいじょぶかなの〜?」
【外から聞こえてきたのはディスの声のようだ】
「いま、からだはだいじょぶなの〜?」
- 222 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/18(日) 00:02:25 ID:7hcwnxwgO
- >>220
「……そう、よかった」
首を回転させ上弦と目を合わせる。
そして少女なりに柔らかく微笑むのだ。
『そうかな……? 僕には楽しそうで面白そうだけどね』
そういうと首を上に上げ、欠伸をする。
- 223 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/18(日) 00:08:00 ID:.6prKP66O
- >>221
「ん?ディスか……あぁ!大丈夫だ、入っておいで!」
【元気な上弦の声が聞こえた】
「お菓子もたくさんあるから食べていきなさい!」
>>222
「……!」
【久しぶりのゼオラの笑顔に上弦は嬉しいような恥ずかしいような】
「ゼオラも大丈夫かい?いつだって私に頼ったり甘えたりしていいんだぞ?」
【上弦は嬉しそうにそう言う】
「よしよしよしよし!」
【猫の首を撫でこ撫でこ】
- 224 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/18(日) 00:20:16 ID:WVrfsEdY0
-
>>223
「あう〜。おじゃましますなの〜」
【ガチャリと扉を開けてディスが入ってきた】
「あう〜、げんきそでよかったなの!」
【そう言ってほっと溜息をつくけど…少しだけ目がお菓子の方に行く】
「あう〜!とにかくよかったの!」
【しかしすぐに慌てて目線を上弦に向けた】
>>222
「あう〜?『ぜおら』もいたなの〜」
【軽く微笑みながらゼオラを見る】
- 225 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/18(日) 00:22:47 ID:7hcwnxwgO
- >>223
「わかった、困ったら……ね」
静かに頷いた。
『にゃーん』
どうやら撫でられて機嫌がいい様子。
たまには猫らしく鳴いてみる。
>>224
「……久し振り」
小さく手を振って。
『やあ、ディスじゃないか』
黒猫が首を上げ、ディスをみる。
- 226 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/18(日) 00:26:32 ID:.6prKP66O
- >>224
「ははははは!ありがとう!さ、遠慮しなくていいよ?」
【ゼオラを膝に乗せたまま、上弦は笑い】
「そうか、お嬢さんは昨夜泊まって行ったんだったね!」
>>225
「……」
【何も意味はなく、ちょっと強く抱き締めてみる】
「やっぱり、君がいるのといないのではかなり違うね……」
【上弦は笑ってそう呟く】
「あ、猫だ……!マタタビ食えマタタビ!」
【注、マタタビは食い物ではありません】
- 227 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/18(日) 00:29:05 ID:WVrfsEdY0
- >>225
「あう〜。ひさしぶりなの。
げんきだったの?」
【軽く手を振ってみる】
「えーっと、ねこさんもこんばんわなの〜」
【ニッコリして猫に顔を向けた】
>>226
「あう〜。ありがとなの!」
【かなり喜びながらお菓子を手に取った】
「うん、ちょっとどんなところなのかなってきになったのと…
『じょーげん』がしんぱいだったのがあってなの〜」
【そこまで言うともぐもぐし始めた】
- 228 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/18(日) 00:37:16 ID:7hcwnxwgO
- >>226
「……?」
力が強くなったのを感じとり、不思議そうに首を傾げる。
『マタタビは食べ物じゃないし、僕は猫じゃないぞ』
出てきたマタタビをみて訝しげに上弦を見ている。
>>227
「元気……あなたは?」
小さく頷いて答え、聞き返す。
『やあ、久し振りだ』
後ろ足二本で立ち上がりながら。
- 229 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/18(日) 00:40:54 ID:.6prKP66O
- >>227
「私が心配……?」
【自分が病気だったのを思い出し】
「ふはははははは!お嬢さんとゼオラがお見舞いに来てくれたから元気だぞ!」
【笑って答え、ディスに尋ねる】
「それね、最中なんだけどどうだい?美味しいかい?」
>>228
「……ははは、ごめんなゼオラ、我慢出来なくて強く抱き締めてしまったよ」
【笑いながら頭を撫でて、ゼオラを解放、膝の上から自由に動けるようにする】
「え?……よしよしよしよし!」
【また首を撫でこ撫でこしてみる上弦】
- 230 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/18(日) 00:47:23 ID:WVrfsEdY0
- >>228
「あう〜。『でぃす』もげんきなの!
とっくんしてるからねなの!」
【そう言ってかわいらしくマッスルポーズをする】
「あう〜?ねこさんたてるの〜!
すごいの!」
【とても楽しそうに手を叩いた】
>>229
「あう〜。げんきげんきなの!
『でぃす』もうれしいの!」
【口をもぐもぐさせて器用にディスは喋る】
「あう〜。あまくておいしいなの!
『じょーげん』つくったなの〜?も、なかっていうのなの」
【嬉しそうに言う】
- 231 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/18(日) 01:01:47 ID:7hcwnxwgO
- >>229
「……」
ゆっくりと上弦の膝から降りる。
右手にあった袋の中からカップのアイスクリームを取りだし、差し出す。
「はい……」
翠色の氷で冷やされており、溶けては居なかった。
『「え?」じゃないよ……』
上弦の手を払いのけ。
『僕を忘れたんじゃないだろうね……?』
>>230
「そう……強くなれた?」
ディスにもアイスクリームとスプーンを渡しつつ、聞く。
『いやいや、立てるも何も会ったことが……むぅ』
器用にも前足を組んで悩む猫。
- 232 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/18(日) 01:06:21 ID:.6prKP66O
- >>230
「だろ?最中は美味しいのに、和菓子だから売れ残っちゃってね?」
【困ったように唸る】
「やっぱり洋菓子がいいのかな?
お嬢さんはなんでも大好きそうなんだけど、嫌いな食物とかあるかい?」
>>231
「……お?くれるのかい?
ありがとうゼオラ!」
【アイスクリームを手に取り、上弦はゼオラを見つめる】
「その氷、素敵な色をしているね?
一体それは?」
【しかし、翠色の氷に興味を示す】
「いや、覚えているよ?
君には猫型の時も人型の時も散々泣かされたからね」
【おばけ的な意味で】
- 233 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/18(日) 01:09:30 ID:WVrfsEdY0
- >>231
「あうーつよくなれたかどーかはまだよくわからないの〜。
でもまえよりはやくほーたいうごかせるよになったの!」
【嬉しそうにディスは言う】
「あう、そだったなの〜。
でもすごいの〜、ほかのねこさんがしてるところみたことないからなの〜」
【とても楽しそうだ】
>>232
「あう〜。おいしいのになの〜」
【不思議そうに首をかしげる】
「う〜ん、たべものはなんでもたべられるなの〜!」
【割とあっさり言っている】
- 234 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/18(日) 01:17:11 ID:7hcwnxwgO
- >>232
「そ……」
後からスプーンも渡し。
「これ……?」
てのひらを上に向けた手を上弦の前へ。
瞬間、冷気と共に翠色の氷が少女の手の上に。
「……覚えた」
『なら、いいんだよ』
上弦の言葉を聞いて楽しそうに笑い。
>>233
「……そう。おめでとう」
少女の纏う雰囲気が僅かに和らいだ。
『……』
今一納得の行ってなさそうな様子。
- 235 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/18(日) 01:24:58 ID:.6prKP66O
- >>233
「ね〜、確かに美味しいのにね、お嬢さんは好き嫌い無くお利口さんだね!」
【お茶を入れてディスの前へ】
「食べおわったら歯磨きだよ?
甘いものを食べ過ぎると虫歯になっちゃうからね!」【常に甘いものを食べさせてるのは上弦である】
>>234
「おぉ!?ゼオラ……すごいな……」
【スプーンを受け取り、氷を出現させたゼオラを讃える】
「あ、でも私も出来るぞ!」
【上弦も手に氷を……と言うかただの青色の付いた氷飴なのだが……】
「どうだい?」
【どや顔でゼオラに向く……素早く懐から取り出しただけです】
「なんだい?あれは本気で怖かったんだぞ?」
【アイスを掬い、口へ運ぶ】
- 236 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/18(日) 01:27:33 ID:WVrfsEdY0
- >>234
「う〜…どいたしましてなの」
【微笑みながら頭を掻く】
「う〜?どしたの?」
【少し心配そうに猫さんをみる】
>>235
「あう〜、ありがとなの〜!
のむものだったらおさけがきらいだけどなの…」
【照れくさそうになんだかとんでもないことを言う】
「あうあう、はみがきするの!
それはいろんなひとからおしえてもらったからだいじょぶなの!」
【ぐっと親指を立てた】
- 237 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/18(日) 01:33:21 ID:7hcwnxwgO
- >>235
「……」
水飴を掴み、口に運ぶ。
「おいしい……」
『僕だって怖がらせようとしたわけじゃないさ。うん』
目が泳いでいる。
どう見ても嘘である。
>>236
「……今度、れんしゅうしてみる?」
僅かに尖る雰囲気が傾けられた首と共に向けられる。
『だからキミと僕は会ったことがあるんだけど……なぁ……はぁ』
半ば諦めた様子でため息を吐く。
- 238 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/18(日) 01:36:49 ID:.6prKP66O
- >>236
「お酒か〜……私も嫌いだな……苦いしね?」
【……としばらくの沈黙】
「………」
【そして】
「ってえぇぇぇ〜!?飲んだことあるの!?」
【超ビックリしながら】
>>237
「え!?あれ絶対狙って恐がらせてたよね!?確信犯だよね!?」
【猫に詰め寄るが、不意にゼオラを見て】
「か、可愛い……!?」
【なぜか、美味しいと言う言葉に打ち抜かれた上弦】
「ぜぜぜぜぜ、ゼオラ〜!」
【手をワキワキさせて接近】
- 239 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/18(日) 01:44:09 ID:WVrfsEdY0
- >>237
「あう〜。れんしゅなの?
『ぜおら』となの〜?」
【驚きの顔で言う】
「あう、えっとなの…
あう〜!まえににんげんになったなの〜!」
【軽く思い出してきたらしい】
>>238
「あう〜…えっとねなの」
【少し驚きながらも言葉を続ける】
「むりやりのまされて、それでへんなきぶんになったから、
それできらいになったなの…」
【ため息をついて言った】
- 240 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/18(日) 01:52:00 ID:7hcwnxwgO
- >>238
「な、なに……?」
僅かに驚きつつ上弦をみる。
『ヒッヒッヒッヒッ』
その後ろで不気味な笑みを浮かべた。
>>239
「そう……ダメ?」
首を傾げる。
『うんうんそうそう。やっと……うぉっ』
歩こうとしてベッドに足を取られ仰向けに倒れる。
- 241 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/18(日) 01:58:54 ID:.6prKP66O
- >>239
「無理矢理!?変な気分!?」
【言葉の選択を間違えたらしい、何か勘違いをしている】
「お嬢さん!絶対ダメだ!ダメダメ!お酒はダメだぁ!!」
>>240
「……好きだぁ!!」
【ゼオラに向かいダイブ】
「うぉぉぉぉ!!」
【猫の声を振り払うのも合わせ、上弦は気合いの声】
- 242 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/18(日) 02:05:33 ID:WVrfsEdY0
- >>240
「あう〜。いいのいいの!
てつだってくれるのはとってもうれしいなの〜!」
【首を横に振って言った】
「あう〜!あぶないなの〜。」
【少し心配そうに言う】
「うー、だいじょぶかなの?」
>>241
「あうあう〜?えっとなの、
うん、のまないよにするなの!
なんだかのんだあとのことよくおぼえてないからなの…」
【大きくうなずいて言う】
「あうあう〜。げんきなの〜」
【のんきなことを言いながら上弦を見つめる】
- 243 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/18(日) 02:10:41 ID:7hcwnxwgO
- >>241
「わっ……」
避けずダイブを受けベッドに落ちる。
「ッ……!
うっせえぇぇぇっ!」
直後、下から上弦を押す力が働き、吹き飛ばそうと力を込める!
>>242
「……今度ね」
頷くと同時に上弦のダイブを受けてベッドへ。
『ぃよっ……うはっ』
立ち上がろうとするも、またも足を取られ今度はうつ伏せに。
なんとかして立ち上がるとその場で跳び跳ねた。
『全く……ベッドがふかふか過ぎるのも考え物だね』
ベッドはまるでトランポリンの様に黒猫を跳ね返す。
- 244 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/18(日) 02:16:27 ID:.6prKP66O
- >>242
「ダメだぞ!子供は飲んじゃダメ!!」
【必死に連呼する上弦】
「いや、まぁ元気だけども!!」
【やはり上弦はまだ言っていた】
>>243
「ぐぶはぁぁぁぁ!?」
【上弦は吹っ飛ばされ、天井にぶつかり、床に叩き付けられる】
「……」
【ピクピク状態である】
- 245 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/18(日) 02:19:20 ID:WVrfsEdY0
- >>243
「あう〜。うん、またこんどなの!」
【頷いて言う】
「たのしそなの〜。」
【微笑みながら言った】
>>244
「うん、わかったなの〜!」
【こっちも何度もうなずく】
「うん、げんきでいてねなの!」
【笑顔で言った】
「あう〜。そろそろかえらないと『ろざりあ』がしんぱいするなの!」
【そう言ってディスは思い出したように立ち上がる】
「えっと、きゅうにでごめんねなの〜!
またねなの〜!」
【ディスはどこかあわただしく部屋から出て言った】
//ねむぃー!寝まする
- 246 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/18(日) 02:23:12 ID:7hcwnxwgO
- >>244
「暑ッ苦しいんだよ」
立ち上がり、ベッドの縁まで移動すると座る。
>>245
「あぁ……じゃあな」
小さく手を振って見送る。
『ほっ……はっ、じゃあねっ!』
相変わらず着地できないままだった。
- 247 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/18(日) 02:27:37 ID:.6prKP66O
- >>245
「あぁ、私は元気でいるぞ!」
【ディスに手を振りながら】
「また遊びにおいでよ!!」
【そう言って、見送った】
>>246
「……君か……すまないな、私が相手で……そうだ、君に頼みたい事があったんだった」
【立ち上がり、ゼウラを見る】
- 248 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/18(日) 02:34:31 ID:7hcwnxwgO
- >>247
「……めんどくせぇ」
脚を組んで座りつつ睨むような鋭い視線を向ける。
「さっさと言えよ」
- 249 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/18(日) 02:40:24 ID:.6prKP66O
- >>248
「くそぉ〜……なんて挑発的な!!」
【座り方を見て喜んでいる】
「あれだ、もう一人の……大人のゼオラが君に逢いたがっているんだ……」
【かなり前の約束を上弦は覚えていた……闇ゼオラにゼウラを逢わせる、その約束を……】
- 250 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/18(日) 02:46:12 ID:7hcwnxwgO
- >>249
「……フン」
肩の辺りまで上げた手を勢い良く上弦に向ける。
少女の指先から黒い炎が現れ弾き出され、上弦の真横の壁に焼け跡を作った。
「ぁ……? よくわかんねぇが、良いだろう」
- 251 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/18(日) 02:57:30 ID:.6prKP66O
- >>250
「……危なっ!?」
【チリチリと髪の毛が焦げる】
「……君は本当に……そんなに私に可愛がられたいか!?」
【ゼウラを少し叱る】
「でも、まぁお願いを聞いてくれたからなぁ……」
【しばらく考えて、急な質問】
「ゼオラ、私の事好きかい?」
- 252 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/18(日) 03:01:41 ID:7hcwnxwgO
- >>251
「あぁ……それは勘弁な」
手をヒラヒラと振って。
「そんな事聞いてどーすんだよ」
そのまま身体を倒しベッドに寝転がり、
「おらさっさとしろ、俺は寝るぞ」
- 253 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/18(日) 03:09:18 ID:.6prKP66O
- >>252
「……(´・ω・)」
【ショボンとして、テクテク電気のスイッチへ】
「そりゃ……ねぇ……私が元気になるかも!?」
【電気を消して、ベッド付近へ】
「何を早くすればいいんだい?」
- 254 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/18(日) 03:14:29 ID:7hcwnxwgO
- >>253
「ん? これはお前のベッドだろ?」
ベッドの端に移動して、他に人が入れるスペースを作り。
「だったらここで寝るんだろ……?」
夜の闇に紛れ、表情は見えない。
- 255 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/18(日) 03:19:16 ID:.6prKP66O
- >>254
「……」
【少し言葉を無くす……】
「……ふふ、有り難うゼオラ」
【ゼウラの顔は見えないが、上弦は小さく笑い、作ってくれたスペースに入る】
「おやすみ、ゼオラ……よかったら私にくっ付いてもいいんだよ?」
【そんな事を言って、手探りでゼウラを探し、頭を撫でた】
- 256 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/18(日) 03:28:30 ID:7hcwnxwgO
- >>255
「それは嫌だ」
直ぐに返事を返す。
「じゃあな……お休み」
上弦を見てそう言うと瞳を閉じて……直ぐに開く。
「あ、手出したらぶっころな。それじゃ」
一瞬睨みそれだけを言うと目をとじ、静かに眠り始めた。
- 257 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/18(日) 03:35:40 ID:.6prKP66O
- >>256
「……はい……」
【(´・ω・)な顔をしながら返事をする】
「う〜む……もっとイチャイチャしてくれても……
私の想いが届けばいいな……」
【今すぐ抱きしめたいが、必死に我慢する上弦なのだった】
「眠っているときは、やっぱり可愛いな!」
【上弦は、眠るまでの間、ゼオラを見守るようにして、布団を掛け直し、眠りについたのだった】
- 258 :あに:2010/07/19(月) 22:11:45 ID:ZOM.z7ps0
- 勝手に拠点と決めた、街はずれの廃教会。
妹は外出中。
勝手に出歩かれると困る、と言うので、眼球も嵌められずに。
車椅子に坐したまま、ぴくりとも動けない。
(……ああ、退屈)
眼を瞑ったままぼんやりと。
屍は思考したまま死んでいる。
- 259 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/20(火) 17:28:18 ID:WVrfsEdY0
- 【おなじみの公園の中】
「う〜、きょうもつかれたなの〜」
【汗をだらだら流しながら少女は水飲み場に来ていた】
「ごくごくごくごく」
【水飲み場から出る水を美味しそうに飲んでいる】
- 260 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/20(火) 17:33:12 ID:9qS3TsAM0
- 公園の近く。
白衣を着た男が歩いていた。
それ自体は何もおかしくは無い、が――
「ふーむ、遂に我々も異能都市進出か……全く、胸が熱くなるな」
――その男の頭上に、プレハブ小屋が“浮いていた”のなら話は別である。
「……しかし、こんなモノを置ける場所は中々無いな」
やれやれ、と男は嘆息した。
- 261 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/20(火) 17:50:03 ID:WVrfsEdY0
- //遅れて済まぬ
>>260
「あう〜?だれかきたなの」
【ふと顔をあげて首をかしげながら曇を見る】
「こんにちわなの〜」
【手を振って言った】
- 262 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/20(火) 17:55:20 ID:9qS3TsAM0
- >>261
「……流石に疲れたな」
ちょっと休憩、とばかりに公園へと足を踏み入れる。
と、そこで男は少女の声を聞いた。
「ん……? ああ、こんにちは」
少女の挨拶に対して、男は軽く会釈をする程度だった。
男の頭上に浮かんでいたプレハブが、ゆっくりと地面へ着地する。
//大丈夫ですおー
- 263 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/20(火) 18:00:58 ID:WVrfsEdY0
- >>262
「あう〜。はじめましてかなの?」
【少し首をかしげて】
「??…おうちがとんできたの!!」
【驚きの表情でプレハブ小屋を見つめている】
- 264 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/20(火) 18:04:11 ID:9qS3TsAM0
- >>263
「初対面かどうか、という事であれば“はじめまして”で合っているよ」
やけに遠まわしな言い方で、男は答えた。
「これか……凄いだろう? 私が運んできたのさ」
冗談っぽく男は笑った。
- 265 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/20(火) 18:06:34 ID:WVrfsEdY0
- >>264
「あう〜。そうなんだなの〜…
すごいの〜!どやってはこんだのかなの〜」
【興味深々でプレハブ小屋を見る】
「のーりょく、かなの?」
- 266 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/20(火) 18:09:16 ID:9qS3TsAM0
- >>265
「超能力」
短く、男はそう言った。
「……聞いた事はあるかな?
今のは『念じるだけでモノを動かす力』――念動力と言ってね」
男は笑いながらプレハブ小屋をたしたしと叩く。
- 267 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/20(火) 18:12:54 ID:WVrfsEdY0
- >>266
「あう〜…ちょうのうりょく…
あう!そっかなの」
【納得したようである】
「こういうのなのかなの〜!」
【そう言うとディスは腕の包帯をシュルシュルと伸ばす】
- 268 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/20(火) 18:16:26 ID:9qS3TsAM0
- >>267
「……おお」
感心したように、白衣の男は声を上げた。
「それはそれで凄い能力だとは思うが――
――超能力、とは少し違うだろう」
うーむ、と男は唸り、そして続ける。
「恐らく見たところ、それは“包帯”を操る能力だったりしないかな?」
- 269 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/20(火) 18:19:41 ID:WVrfsEdY0
- >>268
「あう〜。そうなの…
うごかせるのほーたいだけなの…」
【頷いて言う】
「えっともっといろんなのうごかせるなの〜?」
【首をかしげている】
- 270 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/20(火) 18:23:00 ID:9qS3TsAM0
- >>269
「ああ、その通り。例えば……」
男がふと、プレハブ小屋のほうを見る。
すると、プレハブ小屋に付いた引き戸が開いたり閉まったりを繰り返し始めた。
……随分シュールな光景だった。
「後はお手玉でズルをする事だって出来るな」
くくっ、と楽しそうに男は笑う。
- 271 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/20(火) 18:25:40 ID:WVrfsEdY0
- >>270
「あう〜。すごいの〜。」
【手を叩いて嬉しそうに言う】
「ふーん…いろいろできるなの〜。
べんりなんだなの〜」
【なんだかうらやましそうだ】
- 272 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/20(火) 18:30:00 ID:9qS3TsAM0
- >>271
「くく、羨ましいかね?」
心底楽しそうに男は笑みを浮かべて。
「……それ程いい物ではないさ」
一瞬、男の表情が曇った気がした。
「……あぁ、そうだ。お嬢さん、君の名前は?
私は灰堂。灰堂曇(ハイドウ クモリ)という――しがない科学者さ」
科学者だ、と名乗る直前。
少し言い淀んだのは、気のせいか、否か。
- 273 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/20(火) 18:36:50 ID:WVrfsEdY0
- >>272
「えっと…あう〜。ごめんなさいなの」
【小さく頭を下げた】
「あう〜!『くもり』なの!おぼえたの。
こっちのなまえは『でぃす』なの〜!
よろしくなの」
【頭を下げて言う】
- 274 :灰堂曇/科学者? ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/20(火) 18:41:45 ID:9qS3TsAM0
- >>273
「? 謝る必要なんて無いだろう」
きょとんとした様子で男は言う。
「いい物ではないが、面白い物ではある。
それなら、最高じゃあないか」
「ふむ、ディスか。いい名前だ……こちらこそ、宜しく」
仰々しく一礼して、男は再び「くくっ」と笑った。
(『ディス』……この名前。いつかどこかで――いや、まさか)
灰堂は心の奥で疑問に思ったが、それを表情に出すことは無かった。
- 275 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/20(火) 18:45:03 ID:WVrfsEdY0
- >>274
「あう〜。そう、なの〜?
うん…」
【頭を下げて言う】
「あう〜。こちらこそなの〜。」
【微笑んで言った】
(うーん…ほんとにいろんなひとがいるんだなの〜……)
【こっちは感心してる様子が顔に出ている】
- 276 :灰堂曇/科学者? ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/20(火) 18:50:41 ID:9qS3TsAM0
- >>275
「……あぁ、しまった」
思い出したように灰堂は言った。
「“科学者”と名乗るなら、それらしい演出をしておくべきだったな。
……灰堂曇、一生の不覚」
随分とくだらない事だった。
こいつとキャラが被る人物は、そうそう居ないだろう。
- 277 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/20(火) 18:52:21 ID:WVrfsEdY0
- >>276
「あう〜?かがくしゃ…
う〜ん…」
【首をかしげて言う】
「どんなことしてるのかなの?」
- 278 :灰堂曇/科学者? ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/20(火) 18:59:42 ID:9qS3TsAM0
- >>277
「どんな事をしているか、ね」
ふむ、と考えるように灰堂は腕を組む。
「……自分が気になったモノを調べて、調べて、調べて調べて調べて――調べ尽くす」
ただそれだけだ、と笑う。
「実に簡単で、単純だろう? だが研究者なんて者は――」
少し間を置き、
「――間違えた。科学者なんて者は、そんな者なのさ」
- 279 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/20(火) 19:03:37 ID:WVrfsEdY0
- >>278
「あう〜。いーっぱいしらべるんだねなの〜」
【頷きながら言う】
「あう〜…けんきゅ…?
ってきこえたようなの…」
【不思議な顔で言う】
- 280 :灰堂曇/科学者? ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/20(火) 19:06:30 ID:9qS3TsAM0
- >>279
「その通り、超調べるのが仕事だからな」
くく、と笑う。
「……? ああ、確かに研究職とも言い換えられるな」
しらばっくれる。
……それは流石に無理があるだろう。
- 281 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/20(火) 19:08:48 ID:WVrfsEdY0
- >>280
「あう〜。それってたいへんなことじゃないかなの〜」
【首をかしげる】
「あう〜。そういうなまえなんだなの〜!
いろいろあるの?」
【簡単にだまされている…それでいて興味深々である】
- 282 :灰堂曇/科学者? ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/20(火) 19:12:44 ID:9qS3TsAM0
- >>281
「ああ、確かに大変な仕事だ。
だが、それを『楽しい』と思える人こそが科学者になるんだよ」
ふふ、と誇らしげに笑った。
「他に? 例えば英語ならばサイエンティスト。
リサーチャー、とも言うのかな?」
※後者の意味は研究者である。
- 283 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/20(火) 19:15:22 ID:WVrfsEdY0
- >>282
「あう〜。そっかなの…
たのしいことがいちばんなの〜!」
【頷いて言った】
「あう〜。えーごはにがてなの〜…
ふんふん…ちがうなの〜」
【頭を抱えながらも…感心しているみたいだ】
- 284 :灰堂曇/科学者? ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/20(火) 19:23:44 ID:9qS3TsAM0
- >>283
「その通り――その歳でそれに気づくとは……素晴らしいな」
うむうむ、と感心したように頷く。
「つまり変幻自在の自由人ということだ」
くくっ、と笑う。
どういうことだ。
「……さて。私はそろそろ拠点を運ぶ作業に戻ろう。
では、また縁が合ったら会おうじゃあないか」
ひうん。
風を切るような音がして、灰堂も、プレハブ小屋も、公園からその姿を消した。
「くくっ」という笑い声が聞こえたような気がした。
- 285 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/20(火) 19:26:05 ID:WVrfsEdY0
- >>284
「あうー。なるほどなの〜!」
【頷きながら言う】
「あうあうがんばってなの〜!」
【微笑みながら見送った】
「う〜…おなかすいたなの、ごはんたべにいくなの〜」
【お腹をさすりながらディスも去って言った】
- 286 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/22(木) 19:32:31 ID:9qS3TsAM0
- とある商店街。
片手に団扇、もう片手には懐中電灯。
そんな男が歩いていた。
「……と、いう訳で久々の自主パトロールな訳だが――」
灰色のTシャツに、黒いズボン。
右腕には炎のような模様、左腕には電子回路。
「――相変わらず平和だな。今日もコロッケが美味かった」
黒金鋼、警備員――もとい、コロッケ屋常連客。
- 287 :アテナ:2010/07/22(木) 19:35:34 ID:7gFzKdaU0
- ショートパンツにTシャツの活発そうな少女が両手に食料品の入った袋を持ちながら歩いている。
「……買いすぎたかも」
さりげなく身体強化をしつつ歩いているが小柄な少女には少し袋は大きいようで地面をズリズリと摺っている。
- 288 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/22(木) 19:38:48 ID:9qS3TsAM0
- >>287
「……お」
懐中電灯を上に放り投げたりして遊んでいると、少女の姿が視界に入る。
「よーっすアテナ。何だ、お困りか?」
声を掛けながら、アテナの方へと歩いていく。
流石に夏なので、コートは着ていないようだ。
- 289 :アテナ:2010/07/22(木) 19:41:46 ID:7gFzKdaU0
- >>288
「ふぅ……」
袋を地面に置き、休憩をしていると見知った男に話しかけられた。
「あ、久しぶりですー! ちょっと買いすぎちゃって」
足元の袋を指さし苦笑する
- 290 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/22(木) 19:44:54 ID:9qS3TsAM0
- >>289
「はっはー、買い物は計画的にな」
「あー、荷物運びくらいなら手伝うぞ。
丸太よりは軽いだろ? その荷物」
にっ、と笑って言う。
流石に丸太(×6)よりも重い荷物はねーよっていう。
- 291 :アテナ:2010/07/22(木) 19:48:35 ID:7gFzKdaU0
- >>290
「あたしが結構食べるからたくさん買わないと亡くなっちゃうの」
苦笑しつつ、中から炭酸のペットボトルを出して飲む。
「あ、じゃちょっと手伝ってくれると嬉しいです」
ニコリと笑いお願いする。
「愛香がちょっとマッド入っててここんところアタシが全部買い物担当なんですよ……」
ため息をつく
- 292 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/22(木) 19:53:50 ID:9qS3TsAM0
- >>291 //亡……!?
「浪漫ロボ――詰まる所イージスに手伝ってもらえばいいんじゃね?」
あぁいや流石にデカすぎるか、と撤回。
「うーし、任せろ」
懐中電灯をポケットへしまい、ひょいと荷物を持ち上げる。
「あー、例の研究者幼女か……俺の知り合いにも似たような奴がいてなぁ。
……いや、おっさんだけど」
おっさんで訳解らなくて研究者で機関の人だけど。
なんてのは流石に心の内にしまっておいた。
- 293 :アテナ:2010/07/22(木) 19:57:33 ID:7gFzKdaU0
- >>292
//変換ミスったあああああああああ!
「こんな所に来てもらったら商店街に迷惑ですよ」
「イージス重いから多分地面ヘコむし」
重装型のため取り回しが意外と面倒なのである。
「ありがとです!」
ニッコリと笑い喜ぶ。
「はー、似たような人がいるんですか……、結構困りません?」
「なんというか、こう独特な感じで……」
上手く説明は出来ないが何となくニュアンスだけは伝わるだろう。
さりげなく滑るように歩き、拳法の修行をしている。
- 294 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/22(木) 20:02:07 ID:9qS3TsAM0
- >>293
「はっは、そりゃそうだ」
浪漫の重みだな、と勝手に思考。物理的な重みである。
「あぁ、全くだ。こう、なんかこう……な?」
な? じゃないが。
片手で荷物を抱え、もう片方の手でボディランゲージっている。
「ん、それもあれか。えー……っと、震脚みたいな」
名前を思い出すのに少々時間が。
- 295 :アテナ:2010/07/22(木) 20:07:55 ID:7gFzKdaU0
- >>294
「戦場だと凄く頼れるんですけどねぇ」
あのサイズのロボットを日常で使おうという発想が間違っているのだが。
「ですよねぇ……なんかこう、ねぇ」
両手でアテナもボディーランゲージをしている。
「震脚じゃなくて重心移動の修行ですよ、日々修行中なので」
地面を滑るように移動しながら言う。
「いやぁ、でもこっちの世界に来てから修行する相手が居なくて……
腕にぶっちゃう気がするんですよね、やっぱ実践って大切ですから」
- 296 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/22(木) 20:12:34 ID:9qS3TsAM0
- >>295
「良いじゃねえか、こっちなんか只の面倒な奴だぜ?
……あ、でもこの腕作ってくれたのはあいつだっけな」
荷物を抱える左腕に、ふと目をやる。
「重心移動、ってそれもうスケートじゃね……?」
素朴な疑問を浮かべた。
「鈍る、っつーならよ――」
別段、足を止めるわけでもない。
歩きながら、黒金は言う。
「――鍛え直せば良いんじゃね?」
楽しそうに笑みを浮かべた。
その笑みが意味するのは、無論。
- 297 :アテナ:2010/07/22(木) 20:15:03 ID:7gFzKdaU0
- >>296
「へぇ!義手ですか凄いです!でもうちの愛香もすごいですよ」
ふっふっふー、と不敵な笑みを浮かべる。
「もっとなめらかになるともっとすごいですよ」
さらりという。
そして、鋼の続けた言葉を聞き、笑う。
「丁度、良かったです」
「荷物運びは、後ででいいですよ?」
丁度横に公園があった。
- 298 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/22(木) 20:20:19 ID:9qS3TsAM0
- >>297
「今度こっちの阿呆と、技術力勝負でもしてもらうか」
はっはー、と笑う。
「了解、了解。極めて了解」
公園へ足を踏み入れて、ベンチへと荷物を置く。
「……おーし、どっからでもかかって来い」
公園の中心に立ち、両手を広げてアテナの方へと振り返る。随分と余裕の様子だ。
黒金の全身から、灰色の邪気がうっすらと滲む様子が見えた。
- 299 :アテナ:2010/07/22(木) 20:24:49 ID:7gFzKdaU0
- >>298
「マッドさではまけませんよー!」
楽しげに笑う。
そして公園につき、相手は既に構えている。
「では、お言葉に甘えて……f・f!」
両手のグローブが甲高い音を発すると同時に体を魔力の渦が包む。
魔力の渦が消えると既に『変身』は終わっており服が変わっていた。
動きやすいホットパンツにタンクトップに足を守るニーソックス、そこにいたのは正に『魔法少女』だった。
「魔力波展開ッ!」
身体強化と共に足元に魔力の波を作り出し波に乗り滑るように高速で相手に接近していく。
そしてそのまま速度を緩めず相手の腹めがけて回し蹴りを放った。
- 300 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/22(木) 20:33:17 ID:9qS3TsAM0
- >>299
「アニメか漫画の世界にでも来たみてえだな、ほんと」
と、笑っていると――
「速っ……! やべえ正直油断してt―――」
――直撃。
間違いなくアテナの蹴撃は、黒金の腹、どころか鳩尾に直撃しただろう。
衝撃で辺りを舞っていた土煙が晴れる。
「――げっほ、げほっ……いや、本当油断はしちゃだめだなマジで」
そこには、黒金鋼が先刻と変わらぬ姿勢で立っていた。
地面には、黒金が後ろへと動かされた痕跡がはっきりと刻まれている。
- 301 :アテナ:2010/07/22(木) 20:41:56 ID:7gFzKdaU0
- >>300
綺麗な軌道を描き放たれた回し蹴りは相手に辺り後ろへと動かす。
「ッ!」
が
相手の腹には傷はなく先ほどと変わらない姿勢のままだった。
「硬い、ですね!」
そう叫び相手との距離を取った。
そして相手の防御力に対するアテナの戦法は……
「気……と、魔力ッ!」
左手に気、右手に魔力を集め合成する。
そして合成した力を右手に圧縮し、足元の魔力波を爆発させもう一度相手に突撃する。
「波動ッ……発勁ッ!!」
地面を震わせながら相手の腹めがけて圧縮された力を込めた右手を突き出す。
只の打撃ではない、相手の体内に衝撃を伝える浸透勁、それの応用で相手の体内に魔力と気の混合による波動を叩き込む技だ。
- 302 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/22(木) 20:52:19 ID:9qS3TsAM0
- >>301
「まあ、そういう能力だしなぁ!」
この男には魔法や魔術に関する知識があまり――否、殆ど無いのだ。
(……何だ、あれ? 普通の殴打じゃあ無さそうだが――)
黒金から見れば、アテナの放ったそれは勢いをつけた殴撃にしか見えない。
そしてその無知が何を呼ぶか。
「硬化――――っ!?」
と、叫ぶとほぼ同時。
黒金の巨躯が後ろへ吹き飛び、樹へと激突する。
……運良く生えていた樹のお陰で、数m飛んだだけで済んだ、とも言える。
「なぁ……それで鈍ってんのか? 大丈夫じゃねえのかそれ?」
頭をさすりながら起き上がる。
「あー、すまん。そろそろ帰る。荷物は――もうそこだから大丈夫だよな?」
言って、黒金は続ける。
「んじゃあまあ、そういう事で。また縁が合ったらなー」
手を振りながら、公園を後にした。
- 303 :アテナ:2010/07/22(木) 20:56:42 ID:7gFzKdaU0
- >>302
「ッシィッ!!」
打撃は相手の体に当たり、ぶつかった所から波動が叩き込まれる。
そして吹き飛ぶ鋼。
「あッ……大丈夫でしたか?」
心配そうに見るが何とか無事そうである。
「いやぁ、大分戦場から離れてますから……まだまだ、ですね」
苦笑して武装を解く。
「はい、荷物は平気です相手してくれてありがとでした!」
手をひらひら振りながら荷物を持ち森の奥へと歩き去っていった。
- 304 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/22(木) 22:16:03 ID:WVrfsEdY0
- 【比較的明るい夜道】
「おなかすいたなの〜」
【お腹をさすりながら少女が歩いていた】
「う〜。やっぱりここかなの〜!」
【ディスはAGカフェという名前のお店に向けて足を運んでいた】
- 305 :東西南北 良方:2010/07/22(木) 22:45:33 ID:7gFzKdaU0
- >>304
紫色のドレッドヘアーにアロハシャツのグラサン男が歩いている。
右頬に絆創膏が貼られているがそれを気にする素振りはない。
「ふーん〜♪」
鼻歌を歌いながら歩いていると友人である少女を見かけた。
近づき話しかける。
「よ! 久しぶり、飴喰う?」
飴を差し出す。
- 306 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/22(木) 22:49:37 ID:WVrfsEdY0
- >>305
「あう〜?『りょうほう』こんばんわなの〜」
【微笑んで良方へと顔を向ける】
「あう!ありがとなの。
おなかすいてたところなの〜!」
【微笑んで飴玉を手に取って口に放り込む】
【ディスのすぐ手前に「AGカフェ」が見えた】
- 307 :東西南北 良方:2010/07/22(木) 22:51:56 ID:7gFzKdaU0
- >>306
「よーディス」
自分も飴を口に放りこみながら笑う。
「俺も丁度晩飯食いに行こうと思っててな」
なにか最近いい事があったのか上機嫌である。
- 308 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/22(木) 22:56:57 ID:WVrfsEdY0
- >>307
【飴玉を口の中でころころころがしている】
「あう〜。そうなの。
だったらあそこにいこなの!」
【そう言ってAGカフェを指差した】
「あう〜。なんだかげんきになったみたいなの〜!」
【微笑みながら良方を見ている】
- 309 :東西南北 良方:2010/07/22(木) 22:58:49 ID:7gFzKdaU0
- >>308
「だな、暇つぶしにもなるだろ」
ディスと一緒にカフェに向かう。
「おう、傷は治ってねぇんだが、痛みを抑える薬をゲットしてな」
頬の絆創膏を触りながら言う。
痛みが抑えられていると言ってもなくなるわけではないのだが。
- 310 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/22(木) 23:01:28 ID:WVrfsEdY0
- >>309
「うん、そうだねなの!」
【頷くとカフェのすぐ前まで歩いてきた】
「あう〜。いたくならないなの〜?
よかったの!…う〜、でもけがはなくならないなの〜」
【少し心配そうだ】
「そのおくすりどこにあったの?だれかからもらったなの?」
- 311 :東西南北 良方:2010/07/22(木) 23:05:15 ID:7gFzKdaU0
- >>310
「うーし……何食うかな」
ペロリと唇を舐め笑う。
「まぁ、消せない傷だしなぁ……」
苦笑する。
「ぁー……」
言い淀む、機関の研究所を襲って薬を奪ったが、あまり言いたくはないのだ。
「その、だなぁ……」
サングラスの奥で目が泳いでいる。
- 312 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/22(木) 23:08:55 ID:WVrfsEdY0
- >>311
「あう〜。こんばんわなの〜!」
【ディスはカフェの扉を開いて大声で店内に向けて挨拶した】
「あう〜、きょーはいないのかなの〜…」
【少し首をかしげながらもカウンター席に座った】
「そっかなの〜……きえないけがなの」
【何だか共感しているように見える】
「あう〜?……ひょっとしてないしょなのかなの?」
【少し気にする表情である】
- 313 :東西南北 良方:2010/07/22(木) 23:12:56 ID:7gFzKdaU0
- >>312
「ばんはーっ」
適当に挨拶をして店内に入り、ディスの隣りに座る。
「ああ、消えない。呪いっつーか逃走防止の首輪的な役割……らしい」
逃走防止のためのものだったが良方はグラトニーに力と傷を分けることによりそれを克服してたようだ。
「う……、話す、よ」
なんとなく話さなければいけない気になった。
- 314 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/22(木) 23:18:25 ID:WVrfsEdY0
- >>313
「あう〜。でもおみせのひとはいるみたいなの〜」
【無口な店員が現れて注文を聞きに来たようだ】
「おむらいすにしてなの!」
【ディスはにっこりほほ笑んで言った】
「そっかなの…のろい…
う〜ん、そういうことでけがなおらないんだなの」
【無意識のうちに片方の腕を軽くさすっている】
「あう、そっかなの〜、どんなことかなの?」
【良方に顔を向けて聞こうとしている】
- 315 :東西南北 良方:2010/07/22(木) 23:24:01 ID:7gFzKdaU0
- >>314
「コーヒーとカレーで」
店員に注文する。
「ディスの腕も?」
さすっているのを見て聞く。
「……昔居た研究所があってな、俺はそこを逃げ出してたんだけど
傷の痛みを抑える薬はそこにしか無かったのよ」
「だから、研究所襲って薬うばってきたんだけどさ」
溜息をつく。
「戻りたくなかったのに結局戻っちまったのは、やだなぁって話だよ」
- 316 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/22(木) 23:28:28 ID:WVrfsEdY0
- >>315
「あう〜、そうなの…
その、うでだけじゃないけど、けがいっぱいなの〜」
【軽く微笑みながら言う。痛いというわけではないらしい】
「あう〜…けんきゅーじょなの……それは、いやだったとおもうなの…
でもそこにしかなかったんだなの」
【いつもよりもまじめな顔でディスは良方の話を聞いた】
「……でもすぐにもどってきたならもんだいないなの!」
【どこかディスは明るく振舞いながら言う】
【それでも表情には少し陰りが見えたような気がする……】
- 317 :東西南北 良方:2010/07/22(木) 23:31:38 ID:7gFzKdaU0
- >>316
「そっか、治るといいな」
優しく笑う。
「結構、アレな研究所だったからなぁ」
ディスには話せないようなこともたくさんあった。
ナンバーズのメンバーと再びであったこととか。
「ああ――そう、だな」
「何も、ディスが悲しい顔するこたぁねぇよ」
頭を撫でる。
- 318 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/22(木) 23:35:34 ID:WVrfsEdY0
- >>317
「あう、うん…いつかなの〜」
【軽く微笑みながら返す】
「うー…ありがとなの…
その、けんきゅーじょはとてもだめだからなの」
【頭を撫でられて、ディスの表情はほころんだ】
「あ、きたなの〜!」
【そう言ってカウンターの方に向き直る】
【オムライスが運ばれてきたようだ】
- 319 :東西南北 良方:2010/07/22(木) 23:38:32 ID:7gFzKdaU0
- >>318
「ま、適当に逃げつつ気楽に生きるさ」
オムライスが来たため撫でるのを止める。
丁度自分のカレーとコーヒーも来たようだ。
「お、来たきた。うまそ」
軽く手を合わせカレーを食べ始める。
「うん、美味いな」
- 320 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/22(木) 23:41:43 ID:WVrfsEdY0
- >>319
「あうあう〜。それがいいの!
いまがしあわせなのがなの〜」
【そう言ってほほ笑みながらディスもオムライスを食べ始めた】
「もぐもぐもぐもぐ、あう〜。こっちもおいしいなの〜!」
【幸せそうに笑いながら言った】
- 321 :東西南北 良方:2010/07/22(木) 23:44:05 ID:7gFzKdaU0
- >>320
「でも、近いうちに決着は着けねぇと、な」
ぼそっと呟く。
「カレーうめぇ」
もぐもぐ、カレーがすごい勢いで減っていく。
- 322 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/22(木) 23:47:56 ID:WVrfsEdY0
- >>321
「あう…えっと、『でぃす』」もそれがいいとおもうの。
それで…」
【フェンリルと一緒にいた獣人を思い出しながら…】
「……もうなくひとがいなくなるならなの」
【頷いて言った】
「うん、ここのごはんはいちばんなの〜!」
【こっちもものすごい勢いでオムライスが消えていく】
- 323 :東西南北 良方:2010/07/22(木) 23:50:48 ID:7gFzKdaU0
- >>322
「『アイツら』は俺のせいで生まれたから、俺が蹴りを付けねぇと」
「俺の責任は俺が取らねぇといけねぇ……」
真剣に言う。
「ごちそうさまー!!」
カレーを食べ終わり、コーヒータイム。
//アイツらについては裏設定スレにあるんで興味あったらどぞ
- 324 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/22(木) 23:54:21 ID:WVrfsEdY0
- >>323
「…そっかなの…『りょうほう』も
たいへんな、ことをせおってるなの〜」
【軽くため息をつきながら言った】
「う〜。ごちそさまなの〜!」
【ディスは手を合わせて微笑んだ】
「…う〜…まだたべたいなの」
【指をくわえて空っぽになったオムライスの皿を見る】
- 325 :東西南北 良方:2010/07/22(木) 23:58:01 ID:7gFzKdaU0
- >>324
「はは、気楽にするのが主義だけどな。
案外色々考えてるんだぜ?」
笑いながら言う。
コーヒーを啜りながらしゃべる。
「調度よかった、ケーキ頼むか。ディスの分もおごるぜ?」
店員を呼ぶ
- 326 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/23(金) 00:00:56 ID:WVrfsEdY0
- >>325
「そうなの〜…う〜ん、
『でぃす』かんがえるのはうまくないなの」
【軽く頭を抱えて言う】
「あう〜?いいの!ありがとなの〜!」
【店員と良方に向けて頭を下げた】
- 327 :東西南北 良方:2010/07/23(金) 00:02:18 ID:7gFzKdaU0
- >>326
「いいんじゃね?ディスもいつか考えるの上手くなるさ」
頭ナデナデ。
「んじゃ、ショートケーキ二つで」
店員に頼むと店員は奥に行った。
- 328 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/23(金) 00:05:30 ID:WVrfsEdY0
- >>327
「う〜。これからだよねなの〜!
いろいろかんがえるのはなの!」
【どこか楽しそうな顔で撫でられる】
「〜♪」
【ケーキが来るためか、何だかご機嫌である】
- 329 :東西南北 良方:2010/07/23(金) 00:07:10 ID:7gFzKdaU0
- >>328
「いやぁ……最近殺伐としてたから和むなぁ」
頭を撫でながら言う。
「うりうりー」
なでなでなでなで
しばらく頭を撫でていると店員がケーキを持ってきた。
「ありがとう。んじゃケーキ食うか」
- 330 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/23(金) 00:10:45 ID:WVrfsEdY0
- >>329
「あうあうあう〜・・・・・・のんびりするのはいーことなの」
【微笑んでいる。やっぱり撫でられるのがいいらしい】
「あう、けーきたべるの!」
【微笑んでディスもフォークを使ってケーキを取る】
- 331 :東西南北 良方:2010/07/23(金) 00:12:51 ID:7gFzKdaU0
- >>330
「俺も喰うぞー」
撫でるのを止めケーキを食べる。
「おぉ……うめぇ……」
甘すぎない絶品のショートケーキだった。
ついつい黙々と食べ進んでしまう。
- 332 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/23(金) 00:17:34 ID:WVrfsEdY0
- >>331
「あう〜。おいしいおかしたべるの『でぃす』いちばんしあわせなの〜!」
【笑顔が綻んでいる】
「もぐもぐ、『りょうほう』もしあわせかなの〜?」
【微笑んだまま尋ねる】
- 333 :東西南北 良方:2010/07/23(金) 00:19:37 ID:7gFzKdaU0
- >>332
「うまー!!」
ケーキを食べつつ声を上げる。
「おうよ、今俺は幸せだぜぇ!!」
こう見えて甘党な良方としてはたまらないものがある。
しばらくするとケーキを食べ終えてしまった。
「旨かった……又来たら頼もう」
- 334 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/23(金) 00:21:35 ID:WVrfsEdY0
- >>333
「あう、よかったの〜!
きょうは『でぃす』といっしょにしあわせなの〜!」
【ディスはまだ完全に食べ終わってないようだ】
「うん、それがいいなの!」
- 335 :東西南北 良方:2010/07/23(金) 00:22:57 ID:7gFzKdaU0
- >>334
「おうー!」
楽しそうだ。
「にしてもここ全体的にレベル高いよなぁ」
しみじみと呟く。
- 336 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/23(金) 00:26:05 ID:WVrfsEdY0
- >>335
「あうー、『くろす』のおみせだもんなの!
とってもおいしいなの!」
【嬉しそうに言う】
「ごちそさまなの〜」
【ディスもケーキを食べ終え、手を合わせた】
- 337 :東西南北 良方:2010/07/23(金) 00:28:31 ID:7gFzKdaU0
- >>336
「だな、ちょいとレシピ教えて欲しい所だ」
実はお菓子作りができる男だったりするのだった。
「ごちそうさま」
良法も手を合わせる。
「うし、俺はそろそろ行くわ」
軽く頭をクシャッと撫でさり気無くディスの分の代金も払い店を後にして行った。
- 338 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/23(金) 00:34:43 ID:WVrfsEdY0
- >>337
「あう〜。たのんだらもらえるかもなの〜!」
【微笑んで言った】
「あう〜!またねなの〜!」
【手を振って見送った】
「ふ〜。おいしかったなの〜。
…あう〜。まだたたかってるなの〜」
【嬉しそうにモニターに映っている箱庭の戦いを見ていた】
- 339 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 16:52:15 ID:.6prKP66O
- 「やぁ!画面の前のみんな!錬金術士の上弦だよ!」
【アトリエの一室、上弦の部屋にてその主が挨拶】
「聞いてくれよ!今回、またドラゴン狩りに出かけようとしたらなんと!」
【その姿はベッドでスマキ状態にされていた】
「召使にみつかって御覧の有様だよ!
誰か、ヘルプ!」
【一応確認しておくが、こいつはかなりの重病人です】
- 340 :レラとゼオラ:2010/07/23(金) 17:04:48 ID:7hcwnxwgO
- >>339
今日、入ってきたのは少々珍しいお客。
『まあ、随分と間抜けな姿じゃないか』
ベッドの横に移動してその姿を見るなりこれである。
「……」
その横には何時も通りの雰囲気、表情の少女もいる。
- 341 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 17:08:28 ID:.6prKP66O
- >>340
「おぉ!?やぁ!久しぶりのツーショットじゃないか!
相変わらず可愛いね!」
【赤と紫のオッドアイを輝かせて二人を見る、まさに地獄に仏である】
「ほらほら、大好きな上弦さんがこんな状態なんだ、助けて く れ な い か ?」
- 342 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 17:14:42 ID:7hcwnxwgO
- >>341
「……」
少しだけ眉を寄せ、不思議に思いつつ上弦をみる。
『報酬と貴様を助けてどうなるか、それ次第で行動が変わるぞ』
だるそうな顔をしている。
- 343 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 17:19:10 ID:.6prKP66O
- >>342
「そりゃ、レラ……お菓子とか、私からの有り難い言葉とか……可愛い服?
えぇい!何が望みだ悪女めぇい!?」
【スマキ状態でビタンッビタンッ跳ねてレラに突っ掛かる】
【しかし、ビタンッビタンッしながらゼオラの視線に気付くと、ビタンッビタンッしてそちらを向く】
「ゼオラ、どうしたんだい?
一緒にスマキになってビタンッビタンッ遊ぶかい?」
- 344 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 17:25:26 ID:7hcwnxwgO
- >>343
『僕が言ったら意味がないだろう?』
悪い笑みを浮かべている。
『貴様の好意とやらを見せて貰おうか』
「……元気そう」
上弦に怪しむ様な瞳を向ける。
- 345 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 17:31:40 ID:.6prKP66O
- >>344
「お、おのれ……だったらなんだ……
助けてくれたら可能な限りなんでも願いを叶えてあげよう!
これでどうだぁ!?」
【半ばやけくそでレラにビタンッビタンッ言い放ち、どや顔でレラを見ている】
「あぁ、私はいつも元気さ!
ゼオラがいたらさらに元気さ!」
【実際は、上弦の体は、文字通り、上弦にしかわからないのである……無理しているようにも見えるが】
- 346 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 17:36:23 ID:7hcwnxwgO
- >>345
『ふむ……そうだな、確かに魅力的な願いではある……が、』
『つまらん、却下だ』
上弦の提案を簡単に投げ捨てた。
「……元気なの?」
首を横に倒す。
- 347 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 17:42:26 ID:.6prKP66O
- >>346
「な、なにぃ!?」
【ガビーンッ!まさにそんな声が聞こえそうなくらいだった】
「じゃ、じゃあ!じゃあ……えっと!……どうしようか?
レラが喜ぶ事……機械の部品?」
【ビタンッビタンッを急に止め、レラさんに伺い立てます、その間に必死に考えを巡らせる】
「わ、私は元気さ!スマキがなければもっと元気さ!」
【少しどもりながら、ゼオラにも助けを求める】
- 348 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 17:45:42 ID:7hcwnxwgO
- >>347
『……まあ僕はそれでも構わん』
ため息を吐きながら上弦を見る。
「お見舞い……?」
- 349 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 17:49:30 ID:.6prKP66O
- >>348
「なんだよその反応は……
はっ!?まさかまた私とデートがしたかったとか!?」
【凄い事に気付いた!見たいな感じで上弦はレラを見る】
「お見舞いに来てくれたんだよね?有り難う!
近くに来なさい、頭を撫でてあげる」
【スマキ状態では出来ないことにまだ気付いてないようだ】
- 350 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 17:55:51 ID:7hcwnxwgO
- >>349
上弦の言葉を聞くとより大きな溜め息を吐き。
『……よし、ゼオラ帰るぞ』
ゼオラの手を掴んで部屋を出口に歩き出す。
「……?」
全く状況が解っていない。
- 351 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 17:59:00 ID:.6prKP66O
- >>350
「あぁ!?ごめんなさいごめんなさい!
だから見捨てないで〜!」
【ビタンッビタンッ跳ねながら追い掛ける姿はシュールだ】
「あぁ!?ゼオラも行かないで〜!!」
【ビタンッビタンッはかなり遅いし負担がかかるので……】
「ぬぐはぁ!?」
【血を吐いた!】
- 352 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 18:06:24 ID:7hcwnxwgO
- >>351
『……ふんっ』
倒れた上弦の背中を踏みつけた。
『貴様随分と元気そうだが……それでは病人の振りすらも通らないと思うぞ?』
強く睨み付けた。
- 353 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 18:11:26 ID:.6prKP66O
- >>352
「げふっ!」
【血を吐く上弦、踏むレラ……現場はまさに殺人現場!!】
「いや、だって……そんな弱々しくしてたらみんな心配するじゃないか……
だから私は元気って思わせて、余計な心配はかけないように……」
【レラやゼオラに聞こえるか否か……それ位小さな声だった】
- 354 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 18:20:21 ID:7hcwnxwgO
- >>353
『貴様の様子が可笑しいと言うから少しは大人しくなったかと思って来てみれば……』
そのまま上弦に馬乗りになる。
全身に取り付けられた機械やら無駄に豊かな胸やらで意外と思い。
『少しは病人らしくしとけっ』
顔面パンチ。
- 355 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 18:24:41 ID:.6prKP66O
- >>354
「ぬぐぉ!?……我々の業界ではご褒美です!」
【乗られて喜ぶ変態、本質はかわらない】
「おとなしかったら逆に嫌だったりしないか?」
【そして視線は無駄に豊かなその場所に……】
「さすがレラ!相変わらずいいおっpぐはぁ!?」
【何か言おうとしたが、上弦は顔パンチクリーンヒットで沈んだ……】
「チーンッ」
【望み通りおとなしくなったようだ】
- 356 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 18:30:36 ID:7hcwnxwgO
- >>355
『いや、奇妙な貴様を見ておくのも良いと思ったんだがな……何か言ったか?』
上弦から離れ。
『ふむ。大人しくなったか』
「……」
二人して上弦のベッドに座った。
- 357 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 18:37:01 ID:.6prKP66O
- >>356
「いいえ、何も……」
【殴られ、鼻血を出しながら……】
(いつか揉みしだいてやる……)
【そんな事を考えていた】
「あ、あの……二人とも?
まず、スマキ状態の私を解放してくれないかね?」
【ズリズリ引きずりながら】
- 358 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 18:47:19 ID:7hcwnxwgO
- >>357
『……』
上弦の視線が気に入らなかったのか睨み付ける。
『貴様が部品を用意してくれるんだったな、解放してやろう』
レラが合図をするとゼオラが上弦の元に移動して。
「はっ……」
腕を振ると影が刃となりいい感じに切り裂いた。
- 359 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 18:56:31 ID:.6prKP66O
- >>358
「な、なんだよ!?」
【ギクッとして視線を逸らす、怪しい】
【そして、ゼオラの攻撃でスマキ状態を脱し、上弦は伸びをする】
「有難う!部品ね、私が高品質な逸品を……あれ?
これってゼオラはやってくれたけど、レラは私を殴っただけじゃ……」
【振り向いて二人を見る】
- 360 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 19:02:42 ID:7hcwnxwgO
- >>359
『貴様……怪しいぞ?』
上弦の前まで歩いていき、目線を上げて睨む。
「……」
『ふん、貴様は黙ってろ』
- 361 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 19:07:45 ID:.6prKP66O
- >>360
「べ、別にやましい事なんて考えて無いんだぞ?本当だぞ?」
【レラの前で手をブンブン振って、でも視線は……】
「わかったよ、レラには部品をちゃんと渡すし、ゼオラには何かプレゼントを……お菓子でいいかな?」
【ゼオラに確認、物欲のない彼女に何を渡せばいいのかわからないのだ】
- 362 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 19:15:20 ID:7hcwnxwgO
- >>361
『ふん、そうか……』
特に何も言わず帰っていく。
背が小さすぎて角度的に対して変わらなかったからである。
『ああ、その部品なんだが耐熱性に優れた物質でできた物だと有難い』
彼女なりに何か考えがあるらしい……。
「うん……」
小さく二回頷いた。
- 363 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 19:26:47 ID:.6prKP66O
- >>362
「ふぅ、助かったぜ!」
【ため息を吐き、汗を拭う】
「ちなみにどの部分に使うんだい?」
【まずはそれを聞かない事には行動に移せない】
「ゼオラが好きなお菓子を作ってあげるからね?」
【ゼオラの頭を撫でながら】
- 364 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 19:32:35 ID:7hcwnxwgO
- >>363
『……』
その言葉に怪しむ視線再び。
『軸になる部分でも装甲に使うような薄い物でも構わん』
表情を戻して説明をする。
「うん、ありがとう……」
- 365 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 19:42:27 ID:.6prKP66O
- >>364
「なんだその眼は!?見ろ、この綺麗な瞳を!」
【赤と紫のオッドアイはあまり綺麗ではない】
「え!?じゃあすぐに出来そうかな……材料を集めに行かないとね!」
【まぁ、今日は無理なのだが、上弦は笑って答える】
「いやいや、どういたしまして!よしよしよし!」
- 366 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 19:48:23 ID:7hcwnxwgO
- >>365
『……濁ってるぞ』
ジト目。
『ん……そうか。まあ早いに越したことはないな』
少々驚いて。
「……」
素直に撫でられている。
- 367 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 19:52:13 ID:.6prKP66O
- >>366
「濁ってない!透き通ってもう眩しいくらいだ!」
【どう見ても濁っています、本当に(ry】
「何を驚くんだ?私は真面目な人間だぞ?」
【今度はこちらがジト目】
「ゼオラゼオラ!私の眼は透き通ってるよね!?」
- 368 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 19:56:40 ID:7hcwnxwgO
- >>367
「……」
『……』
無回答。
- 369 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 20:01:42 ID:.6prKP66O
- >>368
「ちょっと君達ぃ!?」
【二人を交互に見やり何度も同意を求めたが……ついに!】
「はいはい!いいですよ〜!私はただの濁った変態ですよ〜!」
【部屋の隅でいじけた】
- 370 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 20:07:44 ID:7hcwnxwgO
- >>369
『今更気づいたか……』
更に追い討ちをかける言葉。
「……」
レラと上弦の間でおろおろしている。
- 371 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 20:19:10 ID:.6prKP66O
- >>370
「……私を怒らせたようだな……レラ!」
【むっくり立ち上がり、振り向く】
「ふふふ、私は濁った変態……よし、なら今ここでそねけしからん胸を揉みしだいてくれるわぁ!!」
【素早い動きでゼオラを安全な場所、レラの銃撃の被害が無い場所へ動かし、上弦はレラに突っ込む】
- 372 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 20:25:46 ID:7hcwnxwgO
- >>371
『フッ、少々賢しいだけの変態が何を言う!』
ジェットブーツを起動させ、上に逃げた!
「……」
部屋の端にいる。
- 373 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 20:31:59 ID:.6prKP66O
- >>372
「賢くて悪いかぁ!!そぉい!」
【凄いジャンプでレラのジェットブーツを掴もうとする】
【ゼオラの前にはお皿が一つ、クッキーだ……
置かれたメモ用紙には『ミルクが冷蔵庫にあるから一緒に食べてね』と描いてあった】
- 374 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 20:40:06 ID:7hcwnxwgO
- >>373
『ふん、甘い!』
足を掴まれ徐々に高度を落とす中ジェットブーツが出力を上げる……より強く吹き出した炎が上弦を襲う!
「……」
クッキーとメモ用紙を見る。
冷蔵庫からミルクを取りだしもう一度メモ用紙を見る。
【一緒に食べてね】
そう書いてあった。
故にお皿にミルクを注ぎ、クッキーを溶かし始めた!
- 375 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 20:43:41 ID:.6prKP66O
- >>374
「ふはははははは!甘いぞレラ!結論、火は熱い!!」
【しばらくの沈黙……そして上弦は】
「あっちゃぁぁぁぁぁ!?
ってなにやってんのゼオラぁ!?」
【火を消そうと転がっていたら、ゼオラの行動、すかさずツッコミなのだった!】
- 376 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 20:52:55 ID:7hcwnxwgO
- >>375
『解ったら離れろっ!』
掴まれてない方の足で頭を蹴る!
「……」ザクザク
どこからか取り出した銀のスプーンでミルクをかき混ぜている。
「一緒に……食べる……」
- 377 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 20:55:46 ID:.6prKP66O
- >>376
「ケバブッ!?」
【頭を蹴られてゴトンッと倒れこむ】
「た、確かにその食べ方もあり……かも……ガクッ」
- 378 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 21:20:24 ID:7hcwnxwgO
- >>377
『無力化成功……』
倒れた上弦の頭を踏みつけ不敵に笑う。
「……あむっ」
一口食べて微妙な顔。
- 379 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 21:23:21 ID:.6prKP66O
- >>378
「かかったなアホがぁ!!」
【新・死んだフリ作戦!】
「でぇぇいりゃぁぁぁぁ!!」
【レラの両足を掴み、引っ繰り返す!】
「ゼオラ、普通にクッキーとミルクは別々にしなさい……」
【結局は普通が一番である】
- 380 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 21:33:54 ID:7hcwnxwgO
- >>379
『な、にっ! きゃぅっ!』
引っ張られてそのまま頭を打ち付けた。
「えっ……」
スプーンを持つ手が止まり上弦を見る。
「……一緒に食べてっ、て……」
- 381 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 21:36:54 ID:.6prKP66O
- >>380
「HAHAHAHAHA!私の勝ちのようだな!?
って言うか今の声可愛かったぞ!?」
【勝利を確信し、上弦は高笑いをしてポージング】
「一緒にってそう言う意味じゃないから!!」
【ツッコミを入れながら】
「ほら、クッキー食べながらミルク飲みなさいって事だよ?」
- 382 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 21:45:26 ID:7hcwnxwgO
- >>381
『っつう……』
涙目で後頭部を押さえつつ立ち上がった。
「……そう……」
ゆっくりと食べ始めた。
- 383 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 21:52:09 ID:.6prKP66O
- >>382
「ふ、私を怒らせてしまったツケが来たようだね?」
【ポンポンと頭を撫でる】
「そうだよ?ゼオラ、普通の方が美味しいだろ?
ゆっくり食べなさい、美味しいから」
【ゼオラにそう言い、上弦は笑う、しかしまさか混ぜるとは予想外であった!】
- 384 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 21:59:03 ID:7hcwnxwgO
- >>383
『……煩い』
上弦の手を叩いた。
「……」
クッキーを両手で掴んで食べている。
少女の隣には八割近く残ったクッキーインミルクが……。
- 385 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 22:12:25 ID:.6prKP66O
- >>384
「あぁ、ごめんごめん、痛かったよね?よしよし」
【ちょっとやり過ぎたかな?そんな事を考えながら謝る】
「ゼオラ、これ捨てるのも勿体ないし……どうしようか?」
【どうやらクッキーミルクの扱いに悩んでいる様子】
- 386 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 22:20:13 ID:7hcwnxwgO
- >>385
『黙れ……』
上弦から逃げ、ベッドに座った。
「…………」
クッキーを食べる手を止め、クッキーミルクを見る。
- 387 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 22:26:26 ID:.6prKP66O
- >>386
「う〜ん……悪い事しちゃったかな……」
【申し訳なさそうに上弦はクッキーミルクに視線を戻す】
「ゼオラ、私が食べようか?」
【上弦はクッキーミルクを示して言った……しかし……】
「あ、私まだ揉みしだいてない!?」
- 388 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 22:33:42 ID:7hcwnxwgO
- >>387
『……ゼオラに何かした瞬間切り刻むからな』
涙目で睨み付ける。
「……うん」
ミルクを飲みつつ頷く。
- 389 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 22:38:23 ID:.6prKP66O
- >>388
「大丈夫、レラ、私は紳士だ」
【ゼオラの事を大切にする上弦がゼオラに酷い事をする訳が無い】
「……しかし……うん、一気に行けば!」
【特に致命的な味では無いのだろうが、抵抗はある、上弦はクッキーミルクを一気に飲み下した】
- 390 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 22:42:14 ID:7hcwnxwgO
- >>389
『黙れ変態』
上弦を見る目は未だに変わらず。
「……どう?」
良くも悪くもクッキーインミルクである。
- 391 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 22:49:53 ID:.6prKP66O
- >>390
「レラ、ちょっと待ってろよ!」
【まずはクッキーミルクである】
【飲み干したあと、上弦はしばらく考えていたが……】
「……クッキーを食べたあと、ミルクを流し込んだ味だね」
【要するにそのままである】
- 392 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 22:53:34 ID:7hcwnxwgO
- >>391
『フン……』
上弦から目を外す。
「……そう……」
そう言うと自分の手に持ったクッキーを差し出す。
「……食べる?」
- 393 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 22:57:58 ID:.6prKP66O
- >>392
「さて、揉みしだきタイム!」
【そういってレラに突っ込むのだが、ゼオラがクッキーを差し出しているじゃないか!】
「食べる〜!」
【凄い勢いで戻ってきた】
「やっぱりゼオラはいい子だな〜……私感動した」
- 394 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 23:02:15 ID:7hcwnxwgO
- >>393
「……ありがと」
僅かに目線を下げ、笑う。
『……』
再び上弦に監視の目が……。
- 395 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 23:09:07 ID:.6prKP66O
- >>394
「……」
【微笑み、ゼオラの頬を撫でた】
「む!?何か怖い視線が!?」
【辺りを見回す、上弦は知ってか知らずか、レラの方を見ない】
- 396 :てんさい:2010/07/23(金) 23:15:16 ID:7hcwnxwgO
- >>395
『……』
その視線にゼオラが気づきレラにほほえみを向ける。
それを見てレラも笑顔に。
- 397 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 23:18:57 ID:.6prKP66O
- >>396
【二人を交互に見やって、上弦が感じる疎外感……だから……】
「ゆ、百合百合だぜ!!」
【昔懐かしい発言であった】
- 398 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 23:23:42 ID:7hcwnxwgO
- >>397
『ゼオラー』
「レラ」
お互い抱き合った。
上弦にさらなる孤独が。
- 399 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 23:26:49 ID:.6prKP66O
- >>398
「なんだってぇ!?」
【二人の光景は正直微笑ましくて大好きであるが】
「私も混ぜて〜!」
- 400 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 23:31:47 ID:7hcwnxwgO
- >>399
『……』
「……」
二人で抱き合って他を寄せ付けない!
- 401 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 23:41:51 ID:.6prKP66O
- >>400
「なにぃ!?いや、まぁ、相手がレラでゼオラだから全く問題ないけどさ……」
【諦めて、笑いながら二人を見ていた上弦……しかし】
(いつか、私から離れて行ってしまうのかな……いや、その前に私の体が……)
【そんな事を考えてしまう自分もいた】
- 402 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 23:45:58 ID:7hcwnxwgO
- >>401
「……」
二人は抱き合っていた。
不意にゼオラの爪がレラの首に触れ、その瞬間レラの身体が大きく跳ねた。
『ッか、ァ……!』
そして崩れる様に倒れた。
爪に塗られたマヒ毒がレラの身体を痺れさせたのだ……。
- 403 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/23(金) 23:49:56 ID:.6prKP66O
- >>402
「微笑ましいなぁ……レラが倒れな……」
【しばらく沈黙……】
「って何してんのぉ!?」
【ダダダダっとゼオラとレラに近寄る】
「え?何!?何!?」
- 404 :ゼオラとレラ:2010/07/23(金) 23:58:41 ID:7hcwnxwgO
- >>403
「あっ……」
ちょっと後退り。
『く、ぁっ……!』
- 405 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/24(土) 00:03:24 ID:.6prKP66O
- >>404
「私に任せろぉ!!必殺!薬飲ませアターック!!」
【レラに近寄り、頭を持ち上げ、液体の解毒剤をレラの口に流し込む】
「ゼオラ、来なさい……手の毒を浄化するぞ……」
- 406 :ゼオラとレラ:2010/07/24(土) 00:05:49 ID:7hcwnxwgO
- >>405
『ぅ、っ……』
吐き出しそうになりつつも飲み込んだ。
「……はい」
爪を差し向けた。
- 407 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/24(土) 00:11:26 ID:.6prKP66O
- >>406
「よし、飲んだな……
これでしばらくしたらまた健康で意地悪なレラに戻るさ……」
【レラをベッドに乗せて、上弦はゼオラの手を取る】
「〜♪」
【ゼオラの手に何か青い液体をかけて、手を洗うようにこする】
「まぁ、ゼオラ、気にしなくて大丈夫さ、相手はレラだからまたすぐに君に抱きついてくるよ」
【ゼオラの手を浄化しながら、上弦は目を合わせる】
- 408 :ゼオラとレラ:2010/07/24(土) 00:19:56 ID:7hcwnxwgO
- >>407
『……zzz』
眠ってしまった様だ。
「うん……」
目を合わせて頷く。
- 409 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/24(土) 00:25:09 ID:.6prKP66O
- >>408
「ほら、寝てる……明日には変わらないように接するねこれは」
【レラの頬をつつきながら】
「はい、終わり……これでさっきみたいなのはまた麻痺毒を塗らない限り起きないからね?
他には何か無いかな?」
【ゼオラに尋ねるようにそう言い】
- 410 :ゼオラとレラ:2010/07/24(土) 00:33:29 ID:7hcwnxwgO
- >>409
『……っ』
嫌そうな顔をして首を動かそうとするも、マヒが溶けきれて無いらしく動かなかった。
「マヒ毒……睡眠毒」
右手を見せたあて左手を向ける。
「……無いよ」
- 411 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/24(土) 00:44:40 ID:.6prKP66O
- >>410
「まぁ、左手も浄化しておこうか?」
【今度は左手も浄化する
浄化しながら上弦は気遣うようにゼオラに尋ねる】
「ゼオラ、眠くないかい?」
- 412 :ゼオラとレラ:2010/07/24(土) 00:50:43 ID:7hcwnxwgO
- >>411
「眠くない」
職業柄夜には強いんだとか。
- 413 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/24(土) 00:54:21 ID:.6prKP66O
- >>412
「そうか、じゃあまだお話出来るね!」
【レラに毛布をかけて】
「ゼオラはレラの事好きかい?」
- 414 :ゼオラとレラ:2010/07/24(土) 01:00:13 ID:7hcwnxwgO
- >>413
「あと……少しだけ」
少女は時計を見た後、上弦に視線を向け頷いた。
「うん、大好き……」
- 415 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/24(土) 01:04:46 ID:.6prKP66O
- >>414
「あぁ、そうだね……寝るときはレラの隣で寝なさい」
【上弦も頷き、笑う】
「そうか、大好きか……よかった……これからも二人で仲良くしてくれよ?
私はそれを見ていると楽しい、幸せだ」
- 416 :ゼオラとレラ:2010/07/24(土) 01:08:51 ID:7hcwnxwgO
- >>415
「今日、は……帰る」
静かにそう言った。
「……解っ、た」
- 417 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/24(土) 01:17:17 ID:.6prKP66O
- >>416
「……そうか……屋敷にかい?」
【上弦は残念そうに、心配そうにゼオラを見る】
「ゼオラ、私の事はどうだい?」
- 418 :ゼオラとレラ:2010/07/24(土) 01:19:47 ID:7hcwnxwgO
- >>417
「うん……そう」
「んー……?」
首を傾げるその表情は笑顔で。
- 419 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/24(土) 01:27:58 ID:.6prKP66O
- >>418
「そうか……あ、大人の君が、もう一人の君に会いたいって言ってたから、あってあげてね?
あと、ツィーやユリウス、アリスに……ゲンゴローによろしく!」
【意外と屋敷に人が多い事が改めてわかった上弦である】
「……」
【ドキドキハラハラしながら待つ上弦……これは焦らされているのかどうなのか……でも、ゼオラの笑顔は破壊力抜群である】
- 420 :ゼオラとレラ:2010/07/24(土) 01:33:18 ID:7hcwnxwgO
- >>419
「うん、わかった……」
頷いて立ち上がる。
「……じゃあ、レラをよろしく……ね……」
悪戯に笑い、答えを出さずにアトリエを去った。
『……zzz』
気持ち良さそうに眠っている。
- 421 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/24(土) 01:41:37 ID:.6prKP66O
- >>420
「あぁ、じゃあまたね?レラは任せてくれ」
【上弦は手を振り、ゼオラを見送った】
「結局答えは聞けなかったか……でも、あの悪戯な笑顔……可愛い……」
【でも、上弦はそんなゼオラが大好きだった】
「さて、レラをどうするか……
日頃の仕返しに揉んどくか?」
【まぁ、実際はそんなつもりは無いのだが……】
「隣に私が寝てたらきっと殴られるし……は!?」
【そして上弦は閃いた】
「まず、朝まで待ちます
レラが起きる直前に隣に移動し爽やかな笑顔で迎えます
そして最後に“よかったよ、レラ!”と清々しく言い放ちます
私が死にます……ダメだな、ドッキリにはなるけど私が死んでしまう」
【部屋の電気を消し、上弦はずっと考えていたのでした】
- 422 :レラ=バニッシュ:2010/07/24(土) 01:51:08 ID:7hcwnxwgO
- >>421
「……zzz」
寝返りを売って上弦に顔を向ける。
表情が柔らかくなっている事からマヒ毒は抜けた様子。
静かに息をして一定のリズムで身体を揺らす。この少女には珍しく静かだった。
翌日、目を覚ますなり窓から脱走しようとしたのは別の話……。
- 423 :アウル・ヴァーミリオン:2010/07/25(日) 21:05:30 ID:CJzmvC160
- 【喫茶店】
【フードを深くかぶった少年が店に入るなりカウンターに乱暴に座り込んだ】
「あー、ミルクティー砂糖三つで
冷たいので」
- 424 :東西南北 良方:2010/07/25(日) 21:11:47 ID:7gFzKdaU0
- >>423
紫色のドレッドヘアにアロハシャツ、サングラスの青年が店のドアを開け、入って来る。
「コーヒーとカレーと食後にショートケーキでッ!」
入ってすぐに注文をし、カウンターに座り込む。
どこからか葉巻とライターと灰皿を出し吸い始め、辺りにはうっすらと支援が漂っている。
- 425 :東西南北 良方:2010/07/25(日) 21:14:01 ID:7gFzKdaU0
- //支援じゃなくて紫煙ですスイマセン
- 426 :アウル・ヴァーミリオン:2010/07/25(日) 21:16:45 ID:CJzmvC160
- >>424
「あのー、お兄さん?
ちょっとタバコは遠慮してくれねぇかな」
【少年はにっこり笑ったつもりだった】
【フードから覗く猛禽類のような赤い瞳は良方から見れば睨んでいるように見えるかもしれない】
「折角のお茶だからさ
香りも楽しみたいだろ?」
- 427 :東西南北 良方:2010/07/25(日) 21:19:02 ID:7gFzKdaU0
- >>426
「あぁ、悪いな」
そう答えると良方は葉巻から漏れる紫煙『だけ』を消した。
「つか、お前目付き悪いなー」
ははは、と朗らかに笑いながら相手に話しかける。
見た目はチンピラそのものだが、案外穏やかな性格のようだ。
- 428 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/25(日) 21:19:11 ID:7hcwnxwgO
- >>423
「……どうぞ」
紫色の長髪の少女がアウルの前にミルクティーを置くと良方の方へ歩いていく。
来ている服からどうやらここで働いている様だ。
>>424
「……解りました」
一先ず水を。
静かに抑揚の無い声でそう言うて奥へ消えていった。
- 429 :東西南北 良方:2010/07/25(日) 21:24:19 ID:7gFzKdaU0
- >>428
「ありがとさん」
と、店員に礼。
- 430 :アウル・ヴァーミリオン:2010/07/25(日) 21:24:45 ID:CJzmvC160
- >>427
「生まれつきなんだ、勘弁してくれ」
【やれやれ、といった感じに肩を竦めフードをより深くかぶる】
「あー…いや、口煩く言って悪かった」
>>428
「さんきゅ、何かおすすめで甘いものも
あとちょっと場所借りていいか?」
【ミルクティーに口をつける】
「ん、甘い
やっぱ作業には甘い物だな」
- 431 :東西南北 良方:2010/07/25(日) 21:26:02 ID:7gFzKdaU0
- >>430
「はっは、気にしねぇから安心しろ」
煙草を虚空に消しながら言う。
「メシまだかなー」
イカツイ見た目に反して子供っぽく、足をぶらぶらさせながら料理を待つ
- 432 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/25(日) 21:28:15 ID:7hcwnxwgO
- >>429
「少し、お待ち……を……」
頭を下げる。
>>430
「解りました……」
こちらにも頭を下げ、
「……多分、大丈夫……だと」
首を捻って。
- 433 :アウル・ヴァーミリオン:2010/07/25(日) 21:31:59 ID:CJzmvC160
- >>431
「ん、助かった
よくイチャモン付けられて困ってんだ
どうすれば人相がよく見られるんだろ…」
【指で目尻や眉をいじる】
「やれやれ、だな」
>>432
「どうも、じゃ、早速」
【コートの中から図面や文房具が次々と取り出し】
【そして最後に無骨な黒縁メガネを取り出しかける】
「…さて、完成させよう」
- 434 :東西南北 良方:2010/07/25(日) 21:32:10 ID:7gFzKdaU0
- >>432
足をぶらぶらさせながら待つ
//ちょいと飯なんで返すの遅れます!スイマセン!
- 435 :東西南北 良方:2010/07/25(日) 21:34:03 ID:7gFzKdaU0
- >>433
「俺は結構人当たりが良いって評判だけどなんでだろう……」
考え込む。
「とりあえずあいさつの時に飴渡したらどうよ?」
良方は常に飴を持ち歩いているのだ。
- 436 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/25(日) 21:41:14 ID:7hcwnxwgO
- >>434
再び出てきた少女の持つお盆にはカレーとコーヒーとステーキ。
他に客は居ない筈だが……?
出てきた少女は既に給仕服を脱ぎ、所謂ゴスロリ服を着ていた。
「……はい」
カレーとコーヒーを良方の前に置き、自分はその近くの席に座る。
そして自分の前にステーキを置くとゆっくりと食べ始めた。
>>433
「……?」
少女の視線がそちらへと向いている。
- 437 :アウル・ヴァーミリオン:2010/07/25(日) 21:43:17 ID:CJzmvC160
- >>435
「なるほど、飴か」
【パンと両手を合わせ納得したように頷いた】
「参考にしてみる
サンキューな、人当たりが良いって評判のお兄さん」
>>436
「あ、ごめん
ちょっと仕事というか趣味というか」
【バツの悪そうにフードの中の髪をかき乱す】
「家だと自分でお茶入れないといけないし
甘いモノなんて作れないからな…」
- 438 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/07/25(日) 21:44:37 ID:.6prKP66O
- 「ちくしょぉぉぉぉっ!!」
【急に一人の白服の客が立ち上がり、お金を置いて走り去っていった】
【あいつの目的はなんだったのか……誰も知らない……】
//これが……やりたかった!!
- 439 :東西南北 良方:2010/07/25(日) 21:51:06 ID:7gFzKdaU0
- >>436
「おお……ステーキはさービス?」
と笑顔で聞きながら料理を受け取るが、ステーキは来ない。
「って、お前が食べるんかい!」
びしっと突っ込みを入れる。
>>437
「コレは、あれだ。特に小さい子に効果があるぜ」
ニヤリと笑う。
「っつーわけでお近づきの印に飴だ」
飴を取り出し、差し出す。
- 440 :東西南北 良方:2010/07/25(日) 21:51:38 ID:7gFzKdaU0
- >>438
「……なんだったんだ一体」
去っていった男を見て呆然と呟く。
- 441 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/25(日) 21:53:54 ID:7hcwnxwgO
- >>437
「気になる……だけ」
アウルの前にチョコレートパフェを一つ。
少女は席に戻ると少女の前にも同じものを置く。
>>438
「上弦……?」
珍しく不思議そうな口調で。
>>439
「うん」
躊躇い無くステーキを口に運ぶ。
いつの間にか少女の元にパフェもあった。
「今日の仕事も……終わった」
まだ一品残ってるが……。
- 442 :アウル・ヴァーミリオン:2010/07/25(日) 21:56:51 ID:CJzmvC160
- >>438
【ビクンっと体を揺らし驚いたように振り向く】
「な、なんだったんだ…
えっと、まあ、気にしないでおくか」
>>439
「小さい子には余計に怖がられるからな…」
【飴を受け取ると握手を求めるように手を伸ばした】
「アウル・ヴァーミリオン
見習い武器職人、宜しく
アンタは?」
>>441
【スラスラと走っていたペンが動きを止める】
「…これ?」
【図面を少女に差し出す】
【描かれていたのは巨大な撃鉄が取り付けられたハンマー】
「見習い武器職人なんだよ、俺」
- 443 :東西南北 良方:2010/07/25(日) 22:00:20 ID:7gFzKdaU0
- >>441
「そうかい」
カレーを食べながら話す。
その速度は凄まじくもう既に半分ほど減っている。
「おつかれー」
とにこやかに言う。
>>441
「はは、俺はいつもイカれた見た目って言われるなぁ」
楽しげに言う。
「俺は東西南北 良方(よもひろ りょうほう)だ、職業は……一応高校生な
よろしく、アウル」
と自己紹介をし、手を握り軽く上下に振る。
- 444 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/25(日) 22:06:27 ID:7hcwnxwgO
- >>442
「武器職人……?」
少女の目は図面に向き、次に少年へ。
「作る、の?」
無表情な顔と抑揚の無い声が向けられた。
>>443
「……」
良方がカレーを食べ進めるのを見て再び厨房へ消えた。
奥の方でケーキを作って居るようだ。
- 445 :アウル・ヴァーミリオン:2010/07/25(日) 22:08:27 ID:CJzmvC160
- >>443
「宜しく、高校生って事は俺と一緒…」
【何かに気づいたように良方を睨む】
「…あれ、タバコ吸ってなかったか?」
>>444
「ああ、作る
工房作ったせいで俺の部屋はベッドぐらいしか物置けねぇ有様でさ」
【にっこり笑ったつもり 目付きは悪いが】
「ま、それで俺は満足してるんだけどな
君も興味あったりするの?」
- 446 :東西南北 良方:2010/07/25(日) 22:09:45 ID:7gFzKdaU0
- >>444
もっしゃもっしゃとカレーが口の中に消えていく。
>>445
「そうそう、因みに単位足りねぇから1年な」
と言うが、それでも未成年。
「……吸ってない、俺はなんにも吸ってない。
ほら……飴やるから……」
飴をこっそりと握らせなかった事にしようとする。
- 447 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/25(日) 22:13:47 ID:7hcwnxwgO
- >>446
暫くして少女が帰ってきた。
「食後の……ケーキ」
と言って、置く。
>>445
再びアウルの前にやってきて。
「武器に興味は無い……」
再び図面を眺める。
「でも、作るのは……見たい」
- 448 :アウル・ヴァーミリオン:2010/07/25(日) 22:17:09 ID:CJzmvC160
- >>446
「あー…悪かった
いや、俺も酒飲むしさ」
【飴を受け取った】
「一年ってことは後輩か
ま、そんなの別に良いけどな」
>>447
「へぇ、見るのはいいけど熱いしうるせェし
まあ、いつでも見に来いよ」
【コートの中から名刺を取り出し渡す】
「いつか一人前になったときように作っておいたんだ、名刺」
- 449 :東西南北 良方:2010/07/25(日) 22:19:03 ID:7gFzKdaU0
- >>447
「ありがとさんッ!」
丁度カレーを食べ終わり、ケーキの攻略に入る。
「……うめーな……。
レシピ教えて欲しいもんだぜ」
ぼそっと呟きながらケーキを味わっている。
>>448
「気にすんなー!」
ケーキうめぇ、といった感じでケーキを食べながら話す。
「アウルセンパイとでも呼ぶか?ハッハッハァ!」
なにやら楽し気である。
- 450 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/25(日) 22:24:32 ID:7hcwnxwgO
- >>448
名刺を受け取り、眺める。
暗殺者に名刺は無い。
「……覚えとく」
それを鞄にしまい込んだ。
>>449
「……秘密」
秘密でも何でもなくただ普通に作ってるので説明ができないだけであるが。
「どう……いたしまして……」
少々嬉しそう。
ただし表情の変化は無い。
- 451 :アウル・ヴァーミリオン:2010/07/25(日) 22:28:09 ID:CJzmvC160
- >>449
「やめてくれ、そんな柄じゃねぇよ」
【げんなりしたような顔で良方を見つめる】
「はぁ、どうせならかわいい女の子に言ってもらいたいもんだっての」
>>450
「ああ、ま、いつだって武器作ってるわけじゃないけどさ
そうだ、お手伝い頑張ってる君にこれやるよ」
【良方がくれた飴を差し出す】
「はい、どうぞ」
- 452 :東西南北 良方:2010/07/25(日) 22:30:07 ID:7gFzKdaU0
- >>450
「そっか……残念だ」
心底残念そうにケーキをぱくつく。
>>451
「かわいい女の子ねぇ……巨乳がいいな……」
ぼそっと後に欲望溢れる一言。
ケーキを食べ終わり、席を立つ。
「さってとー、適当に街ぶらついてくるかなぁ」
アウルとゼオラに手を振り、カウンターに代金を置き、店を後にして行った。
- 453 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/25(日) 22:33:38 ID:WVrfsEdY0
- 【喫茶店の中に新しく入ってくる少女の姿がある】
「おなかすいたのー」
【全身に包帯を巻いた群青髪の少女がいる】
- 454 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/25(日) 22:35:15 ID:7hcwnxwgO
- >>451
「あり、がと……」
飴を受け取り、離れていく。
元の席についてステーキを食べ始めた。
飴を見て残っていることを思い出したのだった。
>>452
「……」キッ
良方の巨乳がいい発言に睨みを飛ばす。
少女は若干……いや、かなりコンプレックスを持っていた。
- 455 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/25(日) 22:36:05 ID:7hcwnxwgO
- >>453
「……や」
小さく手を振る少女。
- 456 :アウル・ヴァーミリオン:2010/07/25(日) 22:38:25 ID:CJzmvC160
- >>453
「…ん?」
【フードに隠れた瞳が店に入ってきた少女を睨んだ】
【本人は睨んだつもりはないのだが】
「…痛そうだな」
【小さくつぶやいた】
>>454
「ま、貰い物なんだけどさ
喜んでくれてなにより」
【黒縁メガネを中指で直しペンを再び走らせた】
「…こんなもんかな?」
- 457 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/25(日) 22:42:04 ID:WVrfsEdY0
- >>455
「あう〜。『ぜおら』こんばんわなの〜!
あう?ここではたらいてるの?」
【首をかしげて言う】
>>456
「あう〜。はじめましてなの〜!」
【微笑みながら手を振る】
「あう〜、どうかしたかなの?」
【急に睨まれたように思われて困った顔になる】
- 458 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/25(日) 22:48:41 ID:7hcwnxwgO
- >>456
自分の席に戻った少女は遠目でそちらを見て。
「……」
アウルの声に感嘆の様な息を漏らす。
>>457
//私ここAGカフェだと……。
「……うん」
まあ、きっとバイトもしたりするよ。多分。
- 459 :アウル・ヴァーミリオン:2010/07/25(日) 22:51:47 ID:CJzmvC160
- >>457
「初めまして
いや、どうもしてないよ」
【手の中の飴に気づきディスに差し出す】
「そうだ、これやるよ」
>>458
「ん、どうかしたか?
ああ、あんまり居座るのは良くないか
じゃ、お代わり貰ったら帰ろうかな」
【文房具や図面をコートの中に締まっていく】
「中々、良い喫茶店だな
贔屓にしよう」
- 460 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/25(日) 22:54:44 ID:WVrfsEdY0
- >>458//おっとすまん
「あうあう。そっかなの〜」
【微笑んで言った】
「えっと…じゃあごはんたのんでいいかなの?」
【カウンターに座って微笑む】
>>459
「あう〜。そっかなの…
なにかわるいことしちゃったかなってしんぱいだったの」
【ほっと一息ついて顔を上げる】
「あう?ありがとなの〜!」
【ディスは微笑んで飴玉を受け取った】
- 461 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/25(日) 22:57:57 ID:7hcwnxwgO
- >>459
「問題は……無い、けど……」
ステーキを口に含んだまま見ていた。
>>460
「いいよ……なに食べる?」
次にパフェを口に運びつつ。
- 462 :アウル・ヴァーミリオン:2010/07/25(日) 23:00:12 ID:CJzmvC160
- >>460
「いや、全然
悪いのは俺の人相…って言ってて悲しくなってきた」
【大きく肩を落とす】
「飴効果か
ナイス、良方」
>>461
「問題ないけど?」
【首を傾げる】
「…ん、悪い
よくわかんねぇよ」
- 463 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/25(日) 23:03:52 ID:WVrfsEdY0
- >>461
「あうあう〜…おむらいすでいいかなの!」
【微笑んで言う】
「『でぃす』だいすきなんだなの!」
>>462
「あうあう、ごめんなさいなの!」
【何やら責任を感じている模様】
「あう〜『りょうほう』からあめもらったなの〜?
あうあう、ともだちなのかなの」
【少し驚き顔で言う。どうやら良方と知り合いらしい】
- 464 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/25(日) 23:10:13 ID:7hcwnxwgO
- >>462
「帰るなら……仕方、ない……」
ステーキを食べ終え、パフェを口に運んでいる。
>>463
「……解った」
小さく微笑んでディスを見ると歩いて厨房へ。
- 465 :アウル・ヴァーミリオン:2010/07/25(日) 23:12:52 ID:CJzmvC160
- >>463
「いや、君が悪い訳じゃなくて…
といううか、優しいんだな」
【ぽん、と軽くディスの頭をなでる】
「ああ、良方とはさっき知り合って…
友達、なのかな?」
>>464
「……えっと、なんと言うか
まあ、今日は帰るかな」
【席から立ち上がり財布から金を取り出すと机においた】
「ご馳走様、また使わせて貰うぜ」
/そろそろ落ちます
- 466 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/25(日) 23:17:37 ID:WVrfsEdY0
- >>464
「あうあう。たのしみなの〜!」
【足をぶらぶらしながら楽しみそうに言う】
>>465
「あうあう、これからきおつけるねなの」
【頭を掻いて言った】
「うん、『りょうほう』は『でぃす』のおともだちなの!」
【頷いた】
「あう〜。またねなの〜!」
【手を振って見送った】
- 467 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/25(日) 23:25:26 ID:7hcwnxwgO
- >>465
「……ばいばい」
厨房から小さく手を振り、見送った。
/お疲れ様でしたー!
>>466
暫く調理音がして、それが無くなると少女が出てきた。
「……はい、どうぞ」
卵はふわふわの半熟。
ケチャップ程よくかけられたオムライスが出てきた。
- 468 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/25(日) 23:27:45 ID:WVrfsEdY0
- >>467
「あうあう!おいしそーなの!
いただきますなの!」
【とても微笑みながらオムライスを見つめて】
【スプーンを使って食べ始めた】
「もぐもぐもぐもぐ」
【夢中になって食べている】
- 469 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/25(日) 23:32:48 ID:7hcwnxwgO
- >>468
「……」
その様子に微笑みを浮かべつつ自身はパフェを食べ進める。
- 470 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/25(日) 23:35:07 ID:WVrfsEdY0
- >>469
「あう〜とってもおいしいなの!
『ぜおら』はおりょーりうまいなの!」
【とても嬉しそうにオムライスを食べている。早くも半分近くだ】
「あう〜?そちもおいしいなの?」
【パフェを見て微笑んだ】
- 471 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/25(日) 23:38:03 ID:7hcwnxwgO
- >>470
「……ありがと。そう、いってくれると……うれしい」
するとスプーンでパフェを掬い。
「食べる……?」
そのスプーンを差し出す。
- 472 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/25(日) 23:40:57 ID:WVrfsEdY0
- >>471
「あう〜!おみせもつくれるかもしれないなの!」
【ディスはなかなか大きなことを言う】
「あう?たべるなの〜!あーん」
【少し微笑みながらも口をあける…アーンしてもらうと思ってるらしい】
- 473 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/25(日) 23:47:24 ID:7hcwnxwgO
- >>472
「……ありがと」
「でも……それは、いいよ。クロスのお手伝い……出来ればいい、し」
冗談だと解っているが返す。
「クスッ……はい、あーん」
小さく笑い、スプーンを口に入れ。
「……どう?」
少し恥ずかしそうに聞く。
- 474 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/25(日) 23:49:45 ID:WVrfsEdY0
- >>473
「あう〜。そうだねなの!
ここはとってもいいおみせだもんねなの!」
【辺りを見回しながら言う】
「あう〜。もぐもぐ」
【口の中でパフェをもぐもぐさせて】
「あう〜。あまいのおいしーの!」
【とっても笑顔になった】
- 475 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/25(日) 23:54:21 ID:7hcwnxwgO
- >>474
「……そ」
大きく頷いた。
「嬉しいよ……」
ディスの頭に手を伸ばし、撫でる。
- 476 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/25(日) 23:58:49 ID:WVrfsEdY0
- >>475
「あう、『ぜおら』もいろんなともだちがいるの。
こまったときにはたすけてもらえるの〜」
【そういいながら】
「ごちそさまなの!」
【あっさりとオムライスを完食した】
「このおかしも『ぜおら』がつくったのかなの〜」
【パフェを見ながら首をかしげた】
- 477 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/26(月) 00:03:55 ID:7hcwnxwgO
- >>476
「……」
小さく頷いて。
「沢山の……仲間が居る。
ディスも、……頼っていい」
自分を指差して。
「ごちそうさま」
ディスの前にあるお皿を自身に寄せ。
「……そう」
自分で一口食べつつ。
- 478 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/26(月) 00:07:06 ID:WVrfsEdY0
- >>477
「う〜ん!それはもちろんなの!
『でぃす』もこまったときはともだちにたよるの!」
【そう言ってゼオラを顔を合わせる】
「もちろん!『ぜおら』もなの」
【そう言ってにっこりスマイル】
「あうあう、やっぱりおりょうりうまいの〜!
『くろす』もおおよろこびだとおもうなの!」
- 479 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/26(月) 00:11:35 ID:7hcwnxwgO
- >>478
「……強いから、頼っていい」
自身の強さには多少なりとも自信がある様子。
その言葉を聞いて満足そうな笑みを浮かべた。
「……そうだね……。こんど、クロスにもご飯作ってあげよう……」
- 480 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/26(月) 00:13:37 ID:WVrfsEdY0
- >>479
「あうあう、そうなの!
『ぜおら』いろいろつよいからねなの〜」
【ニコニコして言う。】
「うん、『くろす』もきっとよろこぶとおもうなの!」
【……おそらくは間違ったことは言ってないだろう】
- 481 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/26(月) 00:18:27 ID:7hcwnxwgO
- >>480
「自信は……ある」
一応大会では結構な所まで行っているのである。
「じゃあ……作ってあげよう……」
この少女も善意があってである。クロスにとって黒瑪瑙が怖い存在となるか。
- 482 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/07/26(月) 00:25:13 ID:.6prKP66O
- バァン
【扉を豪快に開いて現われる虹色の瞳とミントグリーンの髪を持つ腋丸出し少女】
「お父様の匂いがしたので!!」
【荒く息を吐いていた、どうやら遠くから走ってきたようだ】
- 483 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/26(月) 00:27:35 ID:WVrfsEdY0
- >>481
「うん、『でぃす』もとっくんしてるからつよいなの!」
【何だか自慢げだ】
「うん、それがいちばんなの〜」
【微笑みを絶やさない】
>>482
「あう〜!?『あうてりーと』なの、びっくりしたの!」
【驚きの表情で扉の方を見る】
「あう〜、ごはんたべにきたなの?」
- 484 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/26(月) 00:32:36 ID:7hcwnxwgO
- >>482
「……?」
パフェの乗ったスプーンを持ったまま振り替える。
「もう……帰ったよ」
静かにそう言った。
因みに給仕服を着直している。
>>483
「フフッ……」
ディスを見て笑む。
自分の方が強いと思っているらしかった。
「さっそく、こんど……つくろう」
小さく頷いた。
- 485 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/07/26(月) 00:35:42 ID:.6prKP66O
- >>483
「ご飯じゃないけど食べに来ましたわよ!お父様はどこ!?
あと頬をプニプニさせてくださいませ!」
【辺りを見渡し……覗き上弦が座っていた席へ】
>>484
「あら可愛い!って帰ったですって!?
最近家に帰らないから全然会えないのに!!
匂いを辿って来たら……クソォ!遅かったですわぁ!!
ゼオラ、アイスココアお願いね、あと頬をプニプニさせてくださいませ」
- 486 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/26(月) 00:37:29 ID:WVrfsEdY0
- >>484
「あう〜。わらってるなの〜」
【ディスはどこかほのぼのとしている…】
「うん、それがいちばんなの〜」
【ニッコリしている】
>>485
「あう〜。『じょーげん』はみてないなの…
ここにいたなの?」
【首をかしげている】
「あう〜……ぷにぷになの?」
【ちょっと恥ずかしそうにしている】
- 487 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/26(月) 00:42:44 ID:7hcwnxwgO
- >>485
「……家に帰らないの?」
首を倒して。
「わかった……待ってて」
給仕服のスカートをヒラヒラさせて厨房へ。
>>486
「ディス……今度、一緒に練習、しよ……」
と言ってもディスの戦闘から学ぶ部分も多い。
「なに、つくろ……かな……」
アイスコーヒーを入れつつ考える。
- 488 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/07/26(月) 00:46:19 ID:.6prKP66O
- >>486
「なぬ!?そんなにお父様の素晴らしい薫りが残っているというのに!?」
【上弦の匂いに関しては、ディス以上に鼻が効くようだ】
「プニプニですわプニプニ」
【ディスの頬をプニプニつつき、恍惚の表情】
>>487
「そうなんですのよ!
少なくとも私が夜襲に行った時は帰ってませんわ!
ほぼ毎日ですけど」
【ヒラヒラさせている所を見ながら】
「見え……もう少しで見え……」
【どうも、変態娘です】
- 489 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/26(月) 00:50:33 ID:WVrfsEdY0
- >>487
「あうあう!れんしゅなの?あそこ、はこにわでなの〜?」
【少し首をかしげながら言う】
「うん、とっくんならきょうりょくするなの!」
【ニッコリして言う】
>>488
「あうあう〜…わかるけどなの…
ほかにもいっぱいあってすぐにあったってわからなかったの」
【少し困った顔で言う。まあ簡単に言うと色々混じってついさっきいたことが分からなかったということだ】
「あうあうあう」
【ディスの頬は結構柔らかである】
- 490 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/26(月) 00:53:28 ID:7hcwnxwgO
- >>488
「なに、見てる……の?」
首を再び倒し。
「はい、どーぞ」
アウテリートの前にアイスコーヒーを置く。
>>489
「そう」
箱庭と聞いて頷く。
「今度……お願い、ね」
ほんの僅かに柔らかな笑みを。
- 491 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/07/26(月) 01:01:23 ID:.6prKP66O
- >>489
「あら?鼻が効き過ぎるのも困りものですわね?
私みたいにお父様のだけ嗅ぎ分ければよいのですわ!」
【お嬢様が変態なだけなのでした】
「……プニプニですわ〜……カプッてしたいカプッって!」
【ディスの頬をプニプニもちもちして堪能している】
>>490
「何も見ていませんわよ!?」
【ブンブン首と手を振り否定】
「私……アイスココアを頼み……いやゼオラだから問題無いですわ!!」
【グビッと一気にアイスコーヒーを飲み干し】
「ゼオラは最近お父様を見ました?」
【お金を置いて立ち上がり、再び父を探す為に屈伸運動】
- 492 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/26(月) 01:03:49 ID:WVrfsEdY0
- >>490
「あうあう!よろこんでなの〜」
【嬉しそうに言った】
「『ぜおら』もいつもとっくんしてるの〜?」
【ニコニコしている】
>>49
「あう〜…それだけをかぐのはむずかしいなの…
とっくんかなの」
【ディスの方はかなりまじめに聞いていた】
「あうあう〜。かんじゃだめなの〜」
【慌てて腕を振りながら言う】
- 493 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/26(月) 01:12:04 ID:7hcwnxwgO
- >>491
「……そう?」
普通の笑みより少々黒い表情。
脚を動かし給仕服の裾をギリギリ見えないラインで動かす。
完全に遊んでいた。
「……!!」
ただ単なる私のミスでした。
「……うん、この間はレラとおみまいに……」
不思議そうな表情。
少女が行った時には何時も居る。
>>492
「……まあ、最近は、してる」
少し考え、頷いた。
- 494 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/07/26(月) 01:16:59 ID:.6prKP66O
- >>492
「まぁ……特訓で嗅ぎ分けは可能ですが……
別にやらなくていいですわよ?」
【ここは真面目に言うことにしたようだ】
「むぅ……美味しそうですのに……」
【とても残念そうである】
>>493
「おぉ!?み、見え……そう……見え……ない!
だがそれがいいですわぁ!!」
【鼻息荒く、凝視しているお嬢様……お下品です】
「なぬぅ!?その日は召使と錬金術の勉強を……
これはまさか……所謂お約束ってやつ……メタな事情がからんだ試練!?」
- 495 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/26(月) 01:21:14 ID:WVrfsEdY0
- >>493
「あうあう、そっかなの。」
【なんだかうれしそうだ】
「とっくんはいいの!なんだかやるとつよくなったつもりになるからなの〜!」
【マッスルポーズをしながら無邪気に笑う】
>>494
「あう、そうなんだなの…
わかったなの〜」
【首をかしげながら言う】
「あうあう〜。『でぃす』はたべものじゃないなの」
【首を振って行った】
「あうあう!そろそろかえるの!
しんぱいしてるかもしれないからなの!」
【そう言うとディスは少し慌てた感じで外に向かって走る】
「じゃあねなの!ふたりともまたあおなの!」
【そう言ってほほ笑むと、足早にカフェから走って行った】
//そろそろねますん……おやすみ
- 496 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/26(月) 01:27:00 ID:7hcwnxwgO
- >>494
ふと少女の手がスカートを押さえる。
そしてアウテリートを所謂ジト目で見る。
「見てた……」
「はぁ……」
やれやれと言わんばかりの溜め息。
>>495
「……強く、なってるよ……きっと」
「うん、それじゃ……また」
ディスが来たときと同じように小さく手を振って。
//お疲れ様でした。おやすみなさいー!
- 497 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/07/26(月) 01:31:12 ID:.6prKP66O
- >>495
「そりゃそうですわ、貴方は強くなる特訓ですわ、サブ能力は後回しですの!」
【ディスのプニプニを止め、笑う】
「あら残念、カプッじゃなくてあむっでもよろしくてよ?」
【最後まで、アウテリートは変態であった】
//お疲れさま!こんな時間に有難うね?
>>496
「ギクゥ!?
し、仕方ありませんわよ!!
見なきゃ損ですわ!私はゼオラのスカートの中見ますわよ!!」
【開き直って、ふんぞり返る】
「で、お父様は?
相変わらず素敵でしたでしょ?
今日はアトリエにいる気がしてますの……チャンスですわ……
ゼオラ、だから麻痺毒とか何か譲ってくださいな!」
- 498 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/26(月) 01:36:35 ID:7hcwnxwgO
- >>497
「変態……」
軽蔑でもするような冷たい目。
態々ギリギリ見えないラインで焦らすような少女が言えた義理では無い。
「ん……解った」
と、口の中から針を三本取り出した。
「……はい」
それを渡す。麻痺針。
- 499 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/07/26(月) 01:40:31 ID:.6prKP66O
- >>498
「あぁ……なんだがゼオラに言われると快感に……」
【正真正銘の変態である、ちなみに上弦でも同じ反応である】
「こ、これは……なんと言う貴重な!?
これなら効きますわ!!
だって!だって!ゼオラの口の中にあった一品ですわよ!!」
【お嬢様の士気とやる気がグンッと上がった】
「有難うですわ〜!」
- 500 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/26(月) 01:45:32 ID:7hcwnxwgO
- >>499
「……」
軽蔑の目がちょっとキツく。
「どういたしまし、て……」
頭を下げる。
- 501 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/07/26(月) 01:53:47 ID:.6prKP66O
- >>500
「あぁん、怒らないでくださいな、ちょっとした冗談ですわよ〜」
【その眼でもかなりゾクゾク来て、快感なお嬢様だが、ゼオラを不機嫌にはしたくないらしい】
「有難うゼオラ……貴方が私やお父様と一緒にいてくれて、とても嬉しいですわ
そして、お帰りなさいね?」
【針をくれた事よりも、いつも良くしてくれるゼオラへの礼と言葉である】
「さて、私はもう行きますけど、貴方はいかがしますか?」
- 502 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/07/26(月) 01:59:12 ID:7hcwnxwgO
- >>501
「……どういたしまして」
静かに頭を下げ、それだけを言う。
「……片付ける。だから、一緒には……行けない」
そう言うとアウテリートのコップやディスのお皿等を持って厨房へ消えていった。
//寝ますねー。ありがとうございました!
- 503 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/07/26(月) 02:05:24 ID:.6prKP66O
- >>502
「ん〜……そうですの、わかりましたわ……
また後で会いましょうね?」
【ゼオラに手を振ると、メイドと執事を連れて、アウテリートは店を出ていった】
【ちなみに、上弦には会えたが、失敗したらしい】
//こちらこそ有難う!
//お疲れさま、お休みなさい!
- 504 :ロザリア・ロートシルト:2010/07/26(月) 23:40:56 ID:SSMHlh/20
- 【異能都市・公園】
「ふぅ……。」
いつもよりひときわ多い客を捌き終え
バイトから帰る途中のロザリア。
いつもの公園でベンチに体を預けて一休み中のようです。
- 505 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/26(月) 23:43:49 ID:WVrfsEdY0
- >>504
「う〜…おなかすいたなの」
【包帯を巻いた見慣れた少女が公園の前を歩いている】
「ずっとねてたから、おひるごはんたべてないなの」
【やかましくお腹の音が鳴り響いている】
- 506 :名も無き異能都市住民:2010/07/26(月) 23:46:38 ID:7jE6yumoO
- >>504
「これはこれは、お疲れなようで」
不意にロザリアの背後から声。
見れば、瑠璃色の着流しに身を包んだ糸目の人物が立っていた。
何の前触れも、気配も無く、だ。
- 507 :ロザリア・ロートシルト:2010/07/27(火) 00:08:02 ID:SSMHlh/20
- >>505
ロザリアは疲れて気が抜けているせいか
いつもは気付くはずの距離でもディスに気付かない。
それどころか眠りかけているようだ。
>>506
「むぅ……?」
疲れのあまりぼんやりとしていたロザリアは
半分眠りこけていたせいか何者かの接近に気付かなかった。
いつの間に来たのだろう、と思いながらゆっくりとそちらへ視線を向けた。
- 508 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/27(火) 00:09:12 ID:WVrfsEdY0
- >>506
「あう〜?…あそこにいるのは『ろざりあ』と…
だれかなの?」
【不思議そうな顔で見つめる】
>>507
「あう〜。『ろざりあ』こんばんわなの〜」
【微笑みながら手を振る】
「どしたの?つかれてるの〜?」
【少し心配そうに近づいてくる】
- 509 :名も無き異能都市住民:2010/07/27(火) 00:17:47 ID:7jE6yumoO
- >>507
小さな長方形型レンズのサングラスをかけた狐顔の人物は、ニコニコとしながらロザリアの事を見下ろしていた。
笑顔に見えるのは糸目故なのかもしれないが。
「おはようございます。貴女の様な女の子が此の様な場所で寝ていては、危険極まりないですよ」
明朗なセールスマンを思わせる、心の込め方がいまいち甘い口調でロザリアは語りかける。
>>508
サングラスをかけ、着流しを纏った優男がロザリアに話しかけていた。
- 510 :ロザリア・ロートシルト:2010/07/27(火) 00:25:22 ID:SSMHlh/20
- >>508
「こんばんはぁ……。」
ロザリアは部屋で着ているドレスではなく
ラフな、バイトに行くときの格好のままだ。
これから家に帰る途中で一休みしているのだろう。
>>509
「あぁ、ごめんなさい。少し疲れていたものだから……
ご心配なく、すぐに帰りますわ。」
目の前の少女は服装こそラフだが、
口調や身の振舞い方はどこか優雅さを備えている。
「貴方もあまり夜で歩かぬよう。夜はどこでおぞましい化け物どもが
うごめいているか分かりませんからねぇ。」
くす、と軽く笑って。
- 511 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/27(火) 00:30:07 ID:WVrfsEdY0
- >>509
「あうあう〜!だれなの〜?」
【ディスは首をかしげながら優男の前に出る】
「『ろざりあ』しってるなの?」
>>510
「あう〜。おつかれさまなの〜」
【ロザリアの前にちょこんと立って微笑む】
「たいへんそなの〜…」
【少し申し訳なさそうだ】
- 512 :名も無き異能都市住民:2010/07/27(火) 00:40:01 ID:7jE6yumoO
- >>510
「いやはや貴女のおっしゃる通りっ。此の街は五から十歩みを進めれば魑魅魍魎と鉢合わせ……なーんて事もしょっちゅうですねぇ」
重量を一切感じない軽々しい口調と共に男は笑う。
「かと思えば貴女の様なお上品な方々とお目に掛かれたりする……いやはや僥倖僥倖」
大袈裟な身振りを交えて話す彼は一層胡散臭いセールスマンの様だ。
「まぁ――――」
ふと声のトーンが落ち、空気が鉛に変わったかの様に少々重苦しいものとなる。
「貴女の場合は“お上品な魑魅魍魎”……とでも言った方が正しいですかねぇ?」
敢えて問う様に。探偵が犯人を追い詰めるかの様に。
薄気味悪い微笑を浮かべ、彼はロザリアを見下す。
>>511
「おやまぁ、今日は幼子に出会う頻度が多い」
うんうん、と首を縦に振りつつ確認するかの様に呟く。
- 513 :ロザリア・ロートシルト:2010/07/27(火) 00:47:23 ID:SSMHlh/20
- >>511
「ふふ、大変だけれど働く、というのも悪くないわ。
勤労が生み出すのはお金だけではないのよ。」
ふふん、とディスに笑いかけて。
>>512
「魑魅魍魎、ねぇ。少しカチンと来る言葉だけれど、
まぁいいわ、許してあげましょう。ニンゲン。」
ロザリアは態度を崩す事無く、
男へと淡々と言葉を返していく。
「それで昼の種族たる『ニンゲン』が夜の種族たる『私』に何か用がありまして?」
- 514 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/27(火) 00:49:19 ID:WVrfsEdY0
- >>512
「あう〜…ほかにもだれかなの…?」
【改めて尋ねようとしたところで…空気が変わったのを感じて】
「う〜…なんだかいやなきぶんなの」
【警戒色を強め始める】
>>513
「あうあう、そうなの!とっくんになるのかなの?」
【ディスは嬉しそうに言う。最近そればっかりである……】
「えっとなの…このひとはなの…だれなのかなの」
【警戒しながら優男を見つめる】
- 515 :名も無き異能都市住民:2010/07/27(火) 01:00:35 ID:7jE6yumoO
- >>513
「おっと、私とした事が」
さっと片手で口を隠し
「無礼な発言、どうかお許し下さい」
中身の無い風船の様な口調で謝罪すると、恭しく礼をする。
「実は私……」
その雰囲気、剣呑の一言。
今にも懐から凶器を取り出しロザリアに襲い掛かりそうであるが
「貴女の様な吸血鬼の大ファンなんですー!!!」
彼の背には照明のそれと同じく、オンオフ切り替えられるスイッチでもあるのだろうか、一転して雰囲気が明るくなった。
ロザリアの手を両手で握り
「是非とも握手をーってもうしてますねぇ、あははー」
ぶんすかぶんすか上下に振った。
>>514
重苦しい雰囲気は一瞬にして明るいものとなっていた。
言葉の通り彼はロザリアのファンなのだろうか。
- 516 :ロザリア・ロートシルト:2010/07/27(火) 01:07:57 ID:SSMHlh/20
- >>514
「さぁねぇ、どうやら私に用事があるようよ。」
目に見えて表情の翳るディスとは対照的に
ロザリアはその態度を崩さず、あくまでも優雅に構えていた。
しかし、ある程度の魔力を集め始めている事は分かるだろう。
>>515
「吸血鬼は銀幕のスターでも、あなたの目を楽しませる一輪の花でもないわ。」
対するロザリアはしらけたように、その手を振り解いて。
「貴方は……そう、もう少し自分のやっている事を理解したほうが良い。
貴方の行為は、虎穴に餌を持って自らとびこむようなもの。
長生きしたいのならば、もう少し考えて行動しなさいな。」
- 517 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/27(火) 01:10:39 ID:WVrfsEdY0
- >>515
「あう〜?ふぁん…っていうと、
なかよくするひとのことかなの」
【握っている両手を見て首をかしげた】
>>516
「あう〜…そうなんだなの…
……ちょっとへんなひとかなの」
【ディスの方も少しほのぼのしているけど疑いの目のままである】
- 518 :名も無き異能都市住民:2010/07/27(火) 01:24:43 ID:7jE6yumoO
- >>516
「はっはー、クールですな。矢張り吸血鬼とはこう在るべきですよ」
ロザリアの反応を意にも介さず。――――ロザリアの手に触れた手を背後に隠し、何かをしながら――――興奮覚めやらぬ、といった様子だ。
「命は惜しい……だとしても私は虎の子を欲していますからねぇ」
「斯く言う貴女も用心なさった方が良いですよ?
虎穴に足を踏み入れた者が、鬼をも欺く百戦錬磨の狩人である可能性も否めませんから……」
くつくつと笑い
「何が起こるか分からない現世……何卒、用心の方を
皮を剥がれ、暖炉の前の床に敷かれてしまわない様に……」
>>517
「えぇ、ボクと此の方は仲良しこよし
貴女が彼女の友人ならば、それは同時に貴女とボクが友達という事を意味していますよ」
ニコニコと笑顔を貼付ける
- 519 :ロザリア・ロートシルト:2010/07/27(火) 01:35:14 ID:SSMHlh/20
- >>517
「変な人、で済めばいいのだけれどね。
ディス、もう遅いわ。そろそろ帰らないと。」
ディスにやんわりと家に帰ることを促す。
もちろん、自分と一緒に。
「ディス、この中へ。」
ディスの目の前に空間の揺らぎが現れた。
この中に入れば家に戻る事ができる。
>>518
「相手が知性を持たぬ獣であれば、狩人相手に命を落とすこともあるでしょう。
しかし、我らは夜種。ニンゲンの最大の武器たる英知を備える我らに
下等種族がどうやって勝つというのでしょうね。」
目の前の男に挑発的な言葉を叩きつけながら
小ばかにするように笑って。
「では、私は目の前の少女を家に送らなければなりませんので、失礼。」
何も無い空間に蜃気楼のように揺らぎが現れ、
その中へと2人の少女は入っていく。
- 520 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/27(火) 01:57:01 ID:WVrfsEdY0
- >>518
「あう〜…そうなのかなの…
『ろざりあ』なかよしにみえないなの」
【ロザリアと優男を交互に見て言う】
>>519
「あうー…うん、わるいひとじゃないといいなの」
【少し首をかしげながら言った】
「あうあう、わかったなの」
【ディスはロザリアに促されるまま揺らぎに入って行く】
- 521 :名も無き異能都市住民:2010/07/27(火) 01:59:15 ID:7jE6yumoO
- >>519>>520
「まぁ、ボクはあっという間に喉笛を噛み切られてしまう程の軟弱なニンゲンですよぉ
いやぁー、ボクも吸血鬼の様に強くなりたいですなぁ」
ロザリアの挑発を闘牛士の如くひらりと躱し
「またご縁が有れば何処かで……」
消えていく背に薄気味悪い視線を向けながら、二人に聞こえるか聞こえないかの声で呟いた。
- 522 :シトリン・シックスティーン:2010/07/27(火) 22:04:38 ID:ZOM.z7ps0
- 「うーん……」
赤いマントをはためかせて中にふわふわ浮いている、自称ヒーローの少女。
苦い顔をして考え事をしている様子。
「……万引き、スリ、窃盗犯……ねー」
手にしたチラシを見て、うんうん唸っていた。
- 523 :カノン・カペルマイスター/――:2010/07/28(水) 01:14:56 ID:zzfWMO3g0
- 廃ビルの屋上。
完成はしているものの使われることなく朽ちた、そんな場所に人影が一つ落ちていた。
「……」
胡坐をかいて座り込み、ぼんやりと空を、浮かぶ月を眺める。
徐に手を掲げ、光を掴むようにして、
「…………無理だっつの」
ぱたん。
軽い音を立てて手が床に着いた。
――――最近、どうにもざわつく感覚がある、と。
身の内というよりも、思考の底で擦れるような感触がある、と。
原因は分からぬままに感じている。
「なんだかなー」
体調不良ではない。
どちらかと言えば、
「何か、あんのかね。この後、……それこそ、近い将来に」
予測のような、予感。
- 524 :沢桐 創:2010/07/28(水) 21:51:43 ID:AlFEfCrA0
- 公園入り口付近。
「糞…動けよ…」
動かなくなった脚に苛立ち、殴ってみるが、自分の拳が痛いだけであった。
「今日は…何分このままなんだ?何時間か?」
- 525 :ウリュー:2010/07/28(水) 22:36:47 ID:PBnIervYO
- 「ナーノナーナーノナーノナー」
変な歌(?)を口ずさみながら白いワンピースを着た少女がそちらに向かってくる。
- 526 :沢桐 創:2010/07/28(水) 22:41:07 ID:AlFEfCrA0
- >>525
「…」
通行人を見て、脚に気をとられるのをやめる。
ウリューが通り過ぎるのを待つ。
- 527 :ウリュー:2010/07/28(水) 22:49:12 ID:PBnIervYO
- 「ナーナノー……んや?」
公園に用があるらしい少女は沢桐を見て確かこの人闘祭に出ていたなぁと思っていた。
「どうかしたんですか?こんな所でたちんぼなんて」
少女は沢桐に話しかけてきた
- 528 :沢桐 創:2010/07/28(水) 22:53:45 ID:AlFEfCrA0
- >>527
男は腕を組んで、壁にもたれているだけである。
だが、その様子はどこかぎこちない。
「…気にするな、
怪しい者に見えるけど怪しい者じゃないから」
勝手に通れ、と、手のひらを公園に向かって指す。
- 529 :ウリュー:2010/07/28(水) 22:59:26 ID:PBnIervYO
- 「……怪しいです。なんか重心も変ですし」
ぬぅと唸りながら沢桐を観察中。少しして沢桐とすれ違い公園へ入るかに見えたが
「といやっ」
すれ違い様、少女は沢桐をトン、と押してみる。
- 530 :沢桐 創:2010/07/28(水) 23:08:20 ID:AlFEfCrA0
- >>529
「とにかくさっさと通れって」
イライラしながら手で公園を示す。
「…!?」
突然、ウリューが男を突いてきた。
いつもなら、苦も無く避けることが出来る、ただのいたずら。
いや、押されても倒れることすら無かっただろう。
だが、
―ガシャアァン!
男は、派手に倒れた。
- 531 :ウリュー:2010/07/28(水) 23:13:25 ID:PBnIervYO
- 「悪戯成功にも程があるでしょう!?」
押した方が逆に吃驚である。
「ふんぬぅ!」
ギリと少女の身体からすれば有り得ない力で沢桐を抱えもつ
「病院です!病院に連れて行くのです!」
どうやら抱えたまま病院までダッシュする気らしい。
- 532 :沢桐 創:2010/07/28(水) 23:20:33 ID:AlFEfCrA0
- >>531
だが、沢桐は動かない。
抱えあげられたまま、少しも動かない。
「おい…いきなり人を倒しておいて病院だと?
ふざけるにも程があるんじゃねぇか?」
沢桐の太ももから伸びたワイヤーが電柱に絡まり、その動きを妨害していた。
- 533 :ウリュー:2010/07/28(水) 23:24:55 ID:PBnIervYO
- >>532
「……あう、ごめんなさい。でもあんな力でバタンですもの」
謝りながらも尚進もうとする。ただワイヤーによって妨げられているるが。
「相当弱ってると思うのです。点滴なりなんなり打ってもらうべきです」
- 534 :沢桐 創:2010/07/28(水) 23:29:21 ID:AlFEfCrA0
- >>533
「脚がうごかねぇだけで、他は何の問題も無いんだよ。
っていうか降ろせ。今すぐ」
ワイヤーを手繰り寄せている。
- 535 :ウリュー:2010/07/28(水) 23:36:24 ID:PBnIervYO
- 「そんなこと聞いたら尚更おろせませんー!」
しかしズルズルと引きずられていくウリューであった。
「脚……義足……鉄工所?鉄工所に!」
行ったところでどうなるものか。
とりあえず未だ下ろす気は無いらしい
- 536 :沢桐 創:2010/07/28(水) 23:40:37 ID:AlFEfCrA0
- >>535
「まずお前が頭の病院に行け。
いいんだよ、このままで!」
電柱にすがりつき、無理やり降りようとする。
- 537 :ウリュー:2010/07/28(水) 23:47:16 ID:PBnIervYO
- >>536
「し、失礼な!黄土色の頭脳を持つウリューちゃんと一部では有名なのに!」
ぬぎぎ、と抵抗する。まあ時間の問題だが
「動かないのに良いはず無いじゃないですか。中国拳法の達人に襲われたらひとたまりもないですよ!」
- 538 :沢桐 創:2010/07/28(水) 23:50:54 ID:AlFEfCrA0
- >>537
「知るかよ、ほっとけ!
お前には関係無えだろ!」
そろそろ臨界点突破しそうな怒声で威嚇する。
しかし体を持ち上げている二の腕と、角度的に背骨がやばい。
そして第三者から見たらとても意味不明な状況である。
- 539 :ウリュー:2010/07/28(水) 23:57:22 ID:PBnIervYO
- 「うんぐぅ……!!」
こっちもこっちで土壇場の踏ん張りである。
ぱっと見前衛芸術にしか見えない(つまり意味不明)二人であった。
「ふぎゃん!」
しかして遂に沢桐を手放してしまう。勢いあまって尻餅をつく
「関係あろうとなかろうと助けた方が正義っぽいじゃないですか!」
- 540 :沢桐 創:2010/07/29(木) 00:02:35 ID:AlFEfCrA0
- >>539
「そういうのを、正義の押し売りとか言うんじゃねぇか?」
電柱に刺さっているボルトにぶら下がりながら言った。
「とにかく、助けなんかいらないし、必要ない」
- 541 :ウリュー:2010/07/29(木) 00:05:27 ID:PBnIervYO
- >>540
「むぅ。いいです!いずれこの正義を無理矢理執行してやりますから!覚えてろ!」
だっとその場を後にした。捨て台詞はどう聞いても正義っぽくなかった。
//おやすみしますノシ
- 542 :沢桐 創:2010/07/29(木) 00:09:57 ID:AlFEfCrA0
- >>541
「ったく、なんでこの街にはこんな空回りした奴が多いんだ」
呟きながらも、ずっとぶら下がったままだった。
「…いつまでこのままなんだ、俺は」
その後、10分程沢桐は電柱にぶら下がっていた。
//のし
- 543 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/29(木) 19:32:45 ID:9qS3TsAM0
- 異能都市、公園。
ふっ、と空中に白衣を着た男が現れた。
風を切るような音がした。
かと思えばふっと消え、少し離れた所に現れる。
現れては消え、現れては消える。
「……暇だ」
この男なりの暇つぶしだったようだ。
- 544 :アテナ&愛香:2010/07/29(木) 19:37:13 ID:7gFzKdaU0
- >>543
公園の森の奥から8メートルほどのロボットが現れる。
ロボットの肩には、白衣の少女が乗っかっていた。
「アテナさーん!関節の機動いじってみたんですけどどうですか?」
『前より動きヌルヌルしてていい感じー!』
ロボットは広場に向かってのっしのっし歩いている。
凄まじく目だつだろう。
- 545 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/29(木) 19:40:49 ID:9qS3TsAM0
- >>544
ひゅん。
とある一点で、男は――無論空中で――動きを止めた。
ロボやら少女やらが視界に入ったのだろう。
「“アレ”が実用化されていたとは……!」
それっぽい事を言っているが、ちょっと言ってみただけである。
「……いやいや、何だアレは」
ゆっくりと着地し、ロボを眺める。
- 546 :アテナ&愛香:2010/07/29(木) 19:43:37 ID:7gFzKdaU0
- >>545
「細かい機動も多分出来ますよー」
『え、ホント?』
「砂のお城でも作りますか?」
『いいねー』
ロボットは広場に座り込み砂の城を作り始める。
その動きは繊細で大きな人間のようだ。
城を作っていると視線を感じ振り向く。
『こんばんはー!』
- 547 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/29(木) 19:46:51 ID:9qS3TsAM0
- >>546
「……ん、ああ。こんばんは」
精密な動作に見蕩れていたようで、少し返答が遅れた。
(凄いな。一体どこの技術者が造ったんだ)
と、肩に乗っかっている少女に気がつく。
「……!?」
まさかこの少女が造ったんじゃあないだろうな、なんて的外れな事を考えつつ。
- 548 :アテナ&愛香:2010/07/29(木) 19:55:04 ID:7gFzKdaU0
- >>547
その間にも、人が入れそうな城が作られていく。
「こんばんは」
白衣の少女がそれに答える。
「アテナさん、動作確認オッケーです!」
そうコックピットに話しかけるとコックピットがかパリと空き、中から赤毛の少女が出てきた。
「いやぁ、さすが愛香だね、いい動きだよ」
- 549 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/29(木) 20:00:38 ID:9qS3TsAM0
- >>548
(……やはり、この少女が……?)
恐ろしい子! 的にちょっと劇画タッチに。
「いやはや。そのロボット、随分と素晴らしい出来だ」
劇画タッチから戻り、賞賛の言葉をかける。
「それで、これは一体誰が造ったんだね? 高名な技術者である事は間違いないが」
- 550 :アテナ&愛香:2010/07/29(木) 20:02:52 ID:7gFzKdaU0
- >>549
「よっ」
8メートルの高さから飛び降り音もなく着地する。
「えへへ……そうですか?」
賞賛の言葉を聞き白衣の少女が顔を赤らめる。
「あの、私はほとんど改造と整備しかして無いんですけど」
「大本を作ったのは……」
赤毛の少女が続けて答える。
「アタシの父さんだよ!」
- 551 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/29(木) 20:09:01 ID:9qS3TsAM0
- >>550
「……ほー、そうか」
若干期待し過ぎた所はあるが、しかしこの歳で改造や調整が出来るというのは驚愕モノなようで。
「ふむ、君の父親は偉大な人だな」
言いながら、たん、と地面を蹴る。
と、男がロボットの肩まで浮かび上がり、じーっとロボットを観察している。
「……ふーむ、素晴らしいな。
私の語彙が少ないのが悔やまれる」
- 552 :アテナ&愛香:2010/07/29(木) 20:12:18 ID:7gFzKdaU0
- >>551
「最近はコツコツ自作に励んでるんですけど、資金が足りないんですよねぇ……」
愚痴りつつ、ロボットをいじっている。
「一応オーパーツの専門家だしね」
オーバーテクノロジーの塊の気体である。
灰堂が見る機体の名は、イージス。
8メートルの巨体に鈍重な装甲を持つも、繊細な印象をあたえる機体である。
- 553 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/29(木) 20:17:10 ID:9qS3TsAM0
- >>552
「資金は大切だな、確かに」
実体験があるようで、しんみりしながら頷く。
「……そこまでの技術がある事を見るに――君は技術者かな?」
「このロボの材質が何かさえ、私の科学力では解らない」
どこぞの大佐のような事を呟き、男はイージスの周りを飛び回る。
「……しかし作り込まれ過ぎだろう。そこらの機動戦士よりも作り込まれているんじゃないか?」
普通に怒られそうな事をぽつりと呟く。誰に、かはお察し。
- 554 :アテナ&愛香:2010/07/29(木) 20:20:33 ID:7gFzKdaU0
- >>553
白衣の少女、愛香は胸を誇らしげに張り、答える。
「うん!コレでも一応レジスタンス一の天才技術者と評判なのです!」
「あー、そうかもです。アテナのお父さんさんは凄い技術者だったんですよ!」
父親は既に他界しているが、残した技術は未だ現役である。
- 555 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/29(木) 20:27:31 ID:9qS3TsAM0
- >>554
「成る程、それはそれは」
くく、と男は笑う。
「あー、その『レジスタンス』というのは?」
聞き慣れない言葉に、男は首を傾げる。
(機械関係と生物関係は分野が違う、が)
愉しげに頬を歪めて。
「いつか、これ程に良い“モノ”を作りたいものだ。
……私も研究者の端くれであるが故」
年甲斐も無く負けず嫌いっぷりを発揮した。
- 556 :アテナ&愛香:2010/07/29(木) 20:30:58 ID:7gFzKdaU0
- >>555
「えっとね」
アテナが答える。
「統一国軍って組織に対抗する組織なんだ」
「統一国軍は最近、ここにせめて来たりしてると思うんだけど
そう言うのを止めるために集まった組織だよ」
簡単な説明をする。
「貴方も研究者なんですか……」
白衣を見れば一目瞭然だった。
「お互い、良いものを作りましょう!」
握手を求める。
- 557 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/29(木) 20:36:14 ID:9qS3TsAM0
- >>556
「統一国軍……ああ、この間の」
私は新聞で見たんだが、と付け足す。
「ふむ、どこにでも悪い奴と言うのは居るものだな」
本日のお前が言うな賞。
「ああ、そうだな」
ふわりと地面に着地し、そして屈み込んで、少女の手をとった。
「私は灰堂。小さな研究所で地味な研究をしているしがない研究者だ。
――して、レジスタンス一の研究者である、貴女の名前は?」
やけに仰々しく、灰堂と名乗った男は尋ねた。
- 558 :アテナ&愛香:2010/07/29(木) 20:40:29 ID:7gFzKdaU0
- >>557
「そうそう、何年か前に壊滅させたはずなんだけどね……」
「しぶといし、困るよ……」
心底うんざりした様子で言う。
「私は、愛香です。よろしく灰堂さん」
手を握り小さな研究者はにこりと微笑んだ。
「一応自己紹介しとくと、あたしはイージスのパイロットのアテナね。よろしく」
赤毛の少女も一緒に自己紹介をする。
- 559 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/29(木) 20:45:05 ID:9qS3TsAM0
- >>558
「人の心に闇がある限りなんとかかんとか――とはよく言ったモノだな」
やれやれ、と嘆息。
……こいつも数百回単位で復活しているのだが。
「よろしく、愛香君」
典型的な研究者らしく、相手の名前は君付けらしい。
「アテナ……確か、ギリシャ神話にそんな名前があった――」
えーっと、と思い出すように手を額に当て、
「――戦女神か。良い名前だ」
うんうんと納得したように頷く。
- 560 :アテナ&愛香:2010/07/29(木) 20:50:15 ID:7gFzKdaU0
- >>559
「何とか倒さないと行けないの」
強い瞳で言い切る。
「はい!」
ニッコリと微笑む。
「ありがとう、灰堂さん」
と少し照れながら返す。
そして、その直後空中にホログラムが現れ、音声が再生される。
『腹がへったのだが、まだ帰ってこないのか』
黒髪の少女が腹をギュルギュル鳴らしながら言う。
「ごめんごめん、すぐ帰るから」
アテナは軽く灰堂に会釈をし、コックピットに乗り込む。
愛香は少し名残惜しそうに灰堂の方を見て、肩に乗った。
「今度会ったら、お話しましょーねぇッ!!」
歩き去るロボットの肩からそう言うとロボットは森の中に消えていった。
- 561 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/29(木) 20:52:24 ID:9qS3TsAM0
- >>560
「……いい決意だ」
満足げに眼を細めて、灰堂は言う。
「ああ、縁が合ったら――」
片手を挙げ、そのまま見送った。
「――帰るとしよう。小さな研究所に、な」
くく、と笑って、灰堂は公園から姿を消した。
- 562 :舞草雪莵:2010/07/29(木) 22:38:10 ID:7jE6yumoO
- 月光射す公園を舞う一羽の烏。
二、三度空を旋回すると、緩やかな速度で下降。伸ばされた腕に止まる。
「はい、お疲れ様
それで、鬼子の情報は?」
そう問い掛けるのは瑠璃色の着流しに身を包んだ糸目の優男。
呑気な事に公園の中央に茣蓙を敷き、その上で胡座をかいていた。
腕に止まる烏を顔に近付けると彼はうんうんと頷き始めた。
彼だけが烏の言葉を聞く事が出来るのだろう。
「成る程成る程、な・る・ほ・ど……
この間見掛けた男女の鬼子達の情報は特に無し、ですか。いやはや残念」
言葉とは異なり残念がる様子がまるで見られないのは、彼の飄げた口調の所為だろう。
再び手を伸ばすと烏は一鳴きして空へと飛び立っていった。
それを見送った彼は脇にあった徳利とお猪口を手に取り、とくとく酒を注ぐ。
「“彼”の情報も無し……。まったく、上手い事身を隠しているものですね」
一転、彼の表情が険しいものとなった。込み上げる感情を腹の底へと流し込むように、静かに酒を呷った。
- 563 :八剣絵名/女子高生:2010/07/29(木) 22:52:06 ID:FtVa5i/o0
- >>562
彼女は今テンパっていた。
テンパっていたというか混乱していた。
夜食という名の御菓子を買いにコンビニに行こうと思って近道である公園を通ったら、
……鳥と話す変な人がいる……!!
そんな情報は欲しくなかったです。
欲しいのは御菓子だけです。
いや問題はそこじゃなくて、
「……へ、」
そっと、息を吸って、
「変な人だ――……!?」
- 564 :舞草雪莵:2010/07/29(木) 22:58:51 ID:7jE6yumoO
- >>563
件の変人はというと三杯目の酒を飲み終えたようで、猪口を置き、脇に置かれた串団子に手を伸ばした。
鮮やかな白の団子に塗られた琥珀色の餡が月からの光を浴びてつやつやと何とも艶やかに煌めいていた。
甘味好きなら直ぐさま飛び付く至高の一品を今食らおうとした瞬間
「あら」
目が合いました。
- 565 :八剣絵名/女子高生:2010/07/29(木) 23:12:36 ID:FtVa5i/o0
- >>564
「あ」
目が合ってしまいました。
まるで猫のように硬直しております。
……ええと。
どうしましょう…。
ここで問題です。
彼女の種族は何だったでしょうか。
- 566 :舞草雪莵:2010/07/29(木) 23:22:13 ID:7jE6yumoO
- >>565
「……」
先ず彼は絵名の顔を見た。可愛い。違う違うそんな事ではない。
「…………」
視線を上に移動させる。目が覚める様な鮮やかさを持つ橙色の髪が目に留まる。死神代行? いや違う。
更に視線は上へ。
其処には
「…………」
二つ列んだ
「………………」
角。
「……………………!!!!」
すっく、と立ち上がった彼は団子も置かず、すたすたと物凄い勢いで絵名に向かって歩き始めた。競歩選手も仰天の速度である。
- 567 :八剣絵名/女子高生:2010/07/29(木) 23:28:02 ID:FtVa5i/o0
- >>566
……ひいいいこっちきたぁ―――――!!!!
判断は一瞬である。
そう、
「うええええん来ないでくださいいいいいいい!!!!!!」
逃げるのだ。全力で。
走りは一歩目からがっつり地面を砕きつつ、
……何でこっち来るんですかぁ――――!!!
- 568 :艮 鬼門:2010/07/29(木) 23:30:52 ID:7gFzKdaU0
- >>567
公園を歩く、一見おとなしそうな黒縁メガネの青年。
その口元は獣のように醜くゆがんでいた。
「よぉ、楽しそうだなぁ」
必死に逃げる絵名に話しかける。
角は生えていないものの、青年も鬼族、少なからず妖気をはらんでいるだろう。
- 569 :舞草雪莵:2010/07/29(木) 23:36:11 ID:7jE6yumoO
- >>567
絵名を彼の速歩きは想像の斜め上を突き抜けていた。
一見すればただ歩いているだけの動作なのだが、その速度は全力で逃げる絵名の後を確実に追っている。
「お嬢さん、お待ちなさい」
某童謡を思わせる台詞を言う彼は、勿論白い貝殻の小さなイアリングを持っていそうにはない。
- 570 :名も無き異能都市住民:2010/07/29(木) 23:37:13 ID:7jE6yumoO
- //「絵名を追う彼の」、でしたねorz
- 571 :八剣絵名/女子高生:2010/07/29(木) 23:41:24 ID:FtVa5i/o0
- >>568
彼の目には全力ダッシュで逃げる女子高生(ただし鬼っ子)が映っているはずです。
多分。
>>569
「誰が待つかぁ―――――!!!」
うおおー!とでも叫びそうな勢いで逃げる。
けれど、
……えええ何で的確に追ってくるんですかああああ!!!!
適当なタイミングで壁蹴って上に逃げるくらいしかないのだろうか、と本気で思い始めている。
多分逃げられないと中の人は思います。
- 572 :艮 鬼門:2010/07/29(木) 23:43:26 ID:7gFzKdaU0
- >>569
「鬼さんこちら、手のなる方へ」
さり気無く妖気を振りまきながら走る。
>>771
「鬼ごっこか、鬼だけに」
何処かずれたことを口走りつつ並走する。
- 573 :舞草雪莵:2010/07/29(木) 23:50:08 ID:7jE6yumoO
- //レス順へんこーします
>>572
並走する艮を目撃し、走る(正確には速歩き)彼はくいとサングラスを持ち上げる。
「ほほーう、類は共を呼ぶならぬ“鬼”は“鬼”を呼ぶ、ですかね」
不敵に笑むと、彼は走る速度を上げた。
かかかかかか、と下駄地を叩く音が響き渡る。
>>571
「あはは、確かに“おにごっこ”ですねぇ」
艮の言葉を聞き、からからと笑う糸目の優男。ぐんぐん速度を上げ、鬼を追う“おに”は徐々に差を詰めていく。
笑顔なもんだから、追われる側としては怖いだろう。
- 574 :八剣絵名/女子高生:2010/07/29(木) 23:54:54 ID:FtVa5i/o0
- >>572
「そういう問題じゃないんですよー!というか誰がうまいこと言えと言いました!?」
涙目で疾走中。
>>573
「貴方も誰がうまいこと言えと言いましたか!!」
このまま逃げていてもらちが明かないというか差詰められているので、
「……ッ!」
踏み込みの強さを持ってターン。
近づくタイミングを待ち、
……そのままこの人の後ろへ!
行った。
今まで走ってきた道を走る。
- 575 :艮 鬼門:2010/07/29(木) 23:55:56 ID:7gFzKdaU0
- >>573
「ひゅー。早いな」
身体能力は常人より少し上程度の鬼門としては結構辛い。
比較的全力で走っているが息は切れていない。
「鬼、ねぇ……俺も一応半分は鬼か」
小さく呟き走り続ける。
>>574
「楽しそうだから俺も混ぜろよ」
とさり気無く鬼畜な事を言う鬼と人ハーフ。
「つか、何で追われてんの。お前?」
- 576 :舞草雪莵:2010/07/30(金) 00:03:48 ID:7jE6yumoO
- >>574>>575
「やれやれ、少し話しを聞いて下さっても良い――――」
さぁ追い付くぞ、という時。
目の前の絵名が全力ターン。
「あらまぁ、こりゃなんと」
ぽかん、とした表情を擦れ違う絵名に向けた後
――――ドゴーンッ
アスファルトの塀に突っ込んだ。
ギャグ漫画に有りそうな人型の穴が開き、濛々と土煙が舞って辺りの景色が汚された。
- 577 :八剣絵名/女子高生:2010/07/30(金) 00:05:59 ID:FtVa5i/o0
- >>575
「知りませんよ!たまたま目が合って追われてるんです…!!」
とちょっとげっそりしそうな顔で言う鬼の純血。
「これでアグレッシブなストーカーだったら泣きますけど!」
>>576
びくーっ。
音にマジビビリして、振り返り、
「……」
呆然。
復帰。
「……ど、何処のギャグ時空だ!!」
- 578 :艮 鬼門:2010/07/30(金) 00:07:22 ID:7gFzKdaU0
- >>576
「くくっ……」
壁に突っ込んだ雪兎を見て声を殺した笑い声を上げる。
「マジうける……」
機嫌がいいようで、無表情のまま笑い声だけを出している。
>>577
「金くれたりするなら追い払ってもいいけど?」
ナチュラルにさり気無くナイフを取り出してさり気無く右手に突き刺そうとしながらさり気無く言う。
「ストーカーねぇ……それにしちゃアクティブすぎんだろ……」
- 579 :舞草雪莵:2010/07/30(金) 00:13:55 ID:7jE6yumoO
- >>577>>578
「いやぁー、楽しんで頂けたようで何より」
飄げた声がしたのは二人の背後から。
アクティブストーカー疑惑を持つ優男は何と涼しい顔でその場に立っていた。
額から流血しまくりんぐだけど。
- 580 :八剣絵名/女子高生:2010/07/30(金) 00:18:34 ID:FtVa5i/o0
- >>578
「やめて!」
物理的解決いくない。
「ですよねー……。だから多分、ちょっと違う内容だとは思うんですが」
心当たりがない。
最近は特に悪いことも――――
……すいません兄さん、夜食摘まんでます…!!
>>579
「流血しとる――――――!?」
顔に書いてある、とはよく言ったもので。
うわああああ、と。
「楽しむとかそういう次元じゃないですよ!!大丈夫ですか?!」
- 581 :艮 鬼門:2010/07/30(金) 00:21:25 ID:7gFzKdaU0
- >>579
「芸人の素質あるよお前」
真顔で言い放つ。
まだツボに入っているのか仏頂面のまま時折くくっ、と声を漏らす。
>>580
ナイフを持った手をだらりと下げ、止める。
「愉快な奴だから面白そうだったんだけどな」
何処か残念そう。
「話し聞けばいいだろう、駄目だったら俺が物理的に解決ってことで」
ナイフをポンポンお手玉しながら哂う。
- 582 :舞草雪莵:2010/07/30(金) 00:28:13 ID:7jE6yumoO
- >>580
「鬼の方々を楽しませるのが我々“鬼擁護委員会”の者に貸せられた使命!
この程度の傷、大した事は有りませんよ」
名誉の負傷ですよ、と快活に笑うと取り出したハンケチで額の血を拭う。奇妙な事に其処に傷は無かった。
「いやはや、漸くお話が出来ますねぇ、鬼子のお嬢さん」
ずい、と狐の様な顔を近付き、ニマァと笑んだ。不気味。
>>581
「此の道うん十年のプロでございますからねぇ」
「ささっ其方の鬼子様も、そぉんな物騒な代物、お早めに収めなさってなさって」
いかにも営業スマイル、といった胡散臭い笑顔を浮かべた。
- 583 :八剣絵名/女子高生:2010/07/30(金) 00:30:56 ID:FtVa5i/o0
- >>581
「愉快ですか…?奇奇怪怪じゃないですか寧ろ…」
ドン引き。
「物理的解決は最終手段ですけど、まあ、ええと、
……仕舞いましょう、ナイフ」
ずっと出してなくてもいいのでは…?と呟いて。
>>582
……嘘だッッ!!!
心の中で絶叫。
どうみても胡散臭さしかありません。本当にありがとうございました。
「え…あ…ええと……ど、どなたですか……」
鳥肌が全力である。
- 584 :艮 鬼門:2010/07/30(金) 00:32:39 ID:7gFzKdaU0
- >>582
「そういう態度は苦手だ」
特に表情も変えず、ナイフお手玉を続ける。
「……擁護されるほど弱い存在じゃねぇんだがなぁ」
ぼんやりと空を見つめつつ呟く。
>>583
「鬼より妖怪っぽいな」
端的に感想を述べる。
「いや、アレよ。手の運動って奴?」
危なげ無くお手玉をしている。
>>582
- 585 :艮 鬼門:2010/07/30(金) 00:33:10 ID:7gFzKdaU0
- //一番下の安価は見なかったことにしてくださいすいませン!
- 586 :舞草雪莵:2010/07/30(金) 00:41:19 ID:7jE6yumoO
- >>583
背後に立つ木から、数羽の烏がぎゃあぎゃあと喧しく鳴きながら飛び立った。なんぞこれ。
「私は、鬼を愛し!鬼を護る為!!鬼の人権を確立する為に日夜奔走する“全鬼親衛隊”の一員、舞草雪莵でございます」
恭しい礼を一つ。先程言った団体名と違うのは気のせいだろうか。
「いやいやいや、貴女の様な鬼子に出会えてワタクシも感動が止まりませんっ
先程の力強い走り! 惚れ惚れいたしました」
オーバーな身振りで語る優男。
「ところで貴女の名は何でございましょうか」
>>584
「そんな寂しい事おっしゃらないでぇ下さいな
ワタクシ共、汗と血を流しながら貴方の様な鬼子を全面的にバックアップしているんですから」
虚空で踊るナイフを目で追いつつ
「貴方様の名も是非お聞かせ願いたいですなぁ」
- 587 :艮 鬼門:2010/07/30(金) 00:44:35 ID:7gFzKdaU0
- >>586
「それはオマエらの事情であって俺の事情じゃないしな」
「『人でなし』の俺としちゃ、どうでもいいことだ」
ナイフお手玉は加速していく。
「丑寅の鬼門、艮鬼門だ」
不幸をもたらす方角、丑寅の鬼門の名を持つ少年は、そう名乗った。
- 588 :八剣絵名/女子高生:2010/07/30(金) 00:48:31 ID:FtVa5i/o0
- >>584
「そういうことは思っても言ってはいけません」
真顔。
お前も思ったのかとつっこんではいけない。
「手の運動…ですか」
……またそんな危険な…!
>>586
……ひいっ!
「まい…くさ…さん…ですか……」
マジ引き。
今にも逃げ出しそうである。
……ここで答えたら――
「や、」
だがまあ、一応「八剣」は名家だ。
多分どうにかなるということはないだろうと、
「八剣、絵名です」
名を告げた。
- 589 :艮 鬼門:2010/07/30(金) 00:49:58 ID:7gFzKdaU0
- >>588
「俺正直者だからな」
正直であるのは事実だ、正直だということだけは。
「怪我の治り早いから失敗してもいいし」
ビビっている絵名を見て聞く。
「何でビビッでんだお前」
- 590 :舞草雪莵:2010/07/30(金) 01:04:32 ID:7jE6yumoO
- >>587
「貴方様がどのように思われていても、ワタシ達“鬼子倶楽部”の面々は手を抜きませんよ、一切」
ニコニコ笑う彼の胡散臭さは、新たに登場した謎の団体名によって一段と増した。
「ほほーう、何とも鬼らしいおどろおどろしい名前ではありませんかっ
ワタクシめは舞草雪莵、以後お見知りおきを」
>>588
舞草――――鬼の一族に於いて僅かに名が知れ渡っている退“鬼”師の一族の名だ。今では没落し、風前の灯と言ったところだが。
絵名の前に立つ男は確かに「舞草」と名乗った。
絵名の様子を敏感に察知したのか、一層不気味な笑みを浮かべた。獲物を狙う蛇が人と成ったならば、きっとこの様な笑みを零すであろう。
「八剣……絵名」
噛み締めるかの様にその名を復唱する。その名を知らない訳は……無い。
「ふふっ、あっはっはっはっはっ」
突然彼は身体をのけ反らせ大きな笑い声を上げた。
「まさかこんな場所で八剣の鬼子と出会えるとは! 僥倖! いやはや僥倖!」
狂人を思わせる勢いで叫ぶ彼は、目にも留まらぬ速さで絵名の手を握り
「是非サインの方を。あ、色紙は有りますので」
ぶんすか手を上下に振りながら言った。
笑顔に先程の薄気味悪さを僅かに残して。
- 591 :八剣絵名/女子高生:2010/07/30(金) 01:08:16 ID:FtVa5i/o0
- >>589
「正直ですけどその正直さがアグレッシブなんですよっ!
治りが早いからっていっても限界はあるでしょう?」
事実であったとしても方向性がアレなのではー。
ともかく、
「ビビってるんじゃないです、普通はやらないことに驚愕しているだけですー」
>>590
しかし彼女はその存在を知らない。
本家で、実家で育ったなら兎も角、彼女は異能都市育ちだ。
そのためその危険を、危うさを知る由もなく、
「…………」
しかし、
確かに。
ぞわりとした感覚は背筋を走った。
「…・…お、( ゚ω゚ ) お断りします!」
なんとか笑顔を作って、
「嫌な予感しかしないのでお断りします……!!」
- 592 :艮 鬼門:2010/07/30(金) 01:09:55 ID:7gFzKdaU0
- >>590
「名前が違うぞ、それに、お前からはどうにも嫌な感じしか感じられねぇ……」
ナイフお手玉をピタリと止め、ナイフを握る右手をだらりと下げる。
「……舞草……、へぇ……退鬼師の一族だったっけか」
無表情のまま、呟く。
人と鬼のハーフとはいえ、知らないはずのないビッグネームだ。
>>591
「俺は自分に正直だから、やりたいことしかやらねぇし」
ナイフを握った右手をだらりと下げ、言う。
「大して違いがない気がするけどな……」
- 593 :舞草雪莵:2010/07/30(金) 01:21:19 ID:7jE6yumoO
- >>591
「ありゃりゃ、流石に八剣のお嬢さんともなるとガードが固いですねぇ」
ハの字に眉をひそめ、残念そうに手を離す。――――その手を背後に遣り、二人に見えない様に何かをしながら。
そこで聞こえてきた
>>592
艮の言葉。舞草……退鬼師の一族……。
「…………」
柔和で胡散臭い笑みが途端に消え失せた。ひんやりとした不気味な気配だけが彼から発せられていた。
長方形のレンズの奥、細い目が静かに二人を見る。
「やだなぁ……退鬼師だなんて聞いた事も有りませんよぉ。人違い、名字違いですよ、艮さん」
くつくつと喉が鳴る。薄気味悪い笑顔がまた現れる。
- 594 :八剣絵名/女子高生:2010/07/30(金) 01:34:25 ID:FtVa5i/o0
- >>592
「欲望に素直なんですね…」
がくりと肩を落とす。
「違いありますよ?驚いてるかビビるか、それは大きな違いです…!!」
字面的に。
>>593
「ガードが堅いなんてそんな」
……当たり前のことでは?
個人情報をみだりに話すものではないのでは、と思って、
「――――ッ」
退鬼師。
それはつまり、
……敵?
判断した瞬間地を足が蹴っていた。
高く跳ぶ。
……逃げないと。
着地先は一軒家の屋根の上だ。
音を立てないように膝を使って、
……いや特に逃げる必要はないかもしれないですが逃げたい!!
次の屋根へ跳ぶ。
其れを繰り返し、夜の闇の内へと駆けて行った。
//時間が時間なので離脱…します…!!
//絡みありがとうございました!
- 595 :艮 鬼門:2010/07/30(金) 01:36:27 ID:7gFzKdaU0
- >>593
「……俺は正直者だから言わせてもらう、お前が退鬼師だろうがそうじゃなかろうが”どうでもいい”」
表情は微動だにしない。
「ただ、確実に、お前は良くないモノだ。それは間違いねぇ」
学生鞄に黒ぶちメガネを放り込み、ナイフを構える。
「喧嘩は嫌いだということにしているが、正当防衛なら躊躇わねぇぞ」
メガネを外し、濁った目であいてを見据えている。
>>594
「そういう事」
簡単にその事実を認める。
「……ちょっとは違うか」
頷き、逃げる絵名を見送る。
「俺は……どうすっかな」
先程の相手の身体能力、逃げるのは骨だろう。
ならば、動けなくしてから逃げればいい。
- 596 :舞草雪莵:2010/07/30(金) 01:46:12 ID:7jE6yumoO
- >>594
「あはは、行ってしまいましたか。折角お会い出来たのに残念至極」
逃げ去っていく絵名の背を見ながらぽつり。愉しい、と言わんばかりの笑みは最後まで消えなかった。
//絡みどうもですです。遅くまで付き合わせてごめんなさい!
>>595
「おやおや言葉の割に闘る気に満ちておられますねぇ。長生きしませんよ、そういうのは」
ゆらり、と幽鬼の如く揺れると彼は舒に懐から何かを取り出し――――
「――――!!」
それを艮に向けて投擲。短い棒状の物が、目にも留まらぬ速さで艮の心臓部へと飛来する。
- 597 :艮 鬼門:2010/07/30(金) 01:48:35 ID:7gFzKdaU0
- >>596
「怖いな」
無造作に心臓とナイフの間に左腕を割りこませ防御する。
「やれやれ、臆病な只の優等生が喧嘩なんて出来るはずがないんだがなぁ……」
口元を愉悦に醜く歪め、言葉を紡ぐ。
右腕のナイフは、相手ではなく自分に向けられている。
- 598 :艮 鬼門:2010/07/30(金) 01:49:30 ID:7gFzKdaU0
- //自分はまだ平気ですが、になさんは大丈夫ですか?
- 599 :舞草雪莵:2010/07/30(金) 01:58:28 ID:7jE6yumoO
- >>597
べちゃり、と湿っぽい音がした。
そう、彼が投げたのは緑、白、桃の三色の団子が刺さった串団子。
「これはこれは勿体ないですねぇ。ボクからの友好の印なのに」
見れば彼の姿は忽然と消えていた。夜の黒に染められた通りには彼の軽々しい声が木霊する。
「次また会う時は杯を交わし合おうじゃありませんか。仲良くしていきましょう、艮の鬼子さん
では、今宵はこれにて」
その言葉を最後に立ち込めていた薄気味悪い気配は消え失せていた。
//ちょうどこのタイミングで終わらそうと思っていたので大丈夫ですよw
//夜遅くまで絡んで下さりありがとうございました!
- 600 :艮 鬼門:2010/07/30(金) 02:00:40 ID:7gFzKdaU0
- >>599
「……服が汚れちまったな」
服についた団子の粉を払いながら、呟く。
「……未成年、なんだがなぁ」
去っていく雪菟を見て、呟き、公園を後にして行った。
//楽しかったです乙です!
おやすみなさーいッ!
- 601 :アイリス:2010/07/30(金) 22:00:35 ID:gNiNowGc0
- 【神羽荘204号室】
裸Yシャツから髪に櫛を通し、服を整える。
全てメイドの仕事である。
アイリスはただ体を動かすだけであるのは通例である。
今にもピンと背を伸ばすアイリス。
Yシャツには、窮屈そうに押し付けられる肉塊。
所謂胸というものである。
「そろそろ…だね。」
スッと……神羽荘の入り口のすぐ傍にリムジンが停車した。
これから買い物に行くつもりだ。
序だ。
鏡子達にも声を掛けてみようか。
アイリスは部屋を出て、階下の鏡子の部屋のドアをノックする。
- 602 :じんうけ:2010/07/30(金) 22:06:54 ID:ZOM.z7ps0
- >>601
「はーい」
がちゃり。
戸を開けた茶髪の女は悲しいかな、今日も白衣を着ていた。
ただその下は白いドレスシャツに焦げ茶のタイトスカート、白衣さえ剥げばなんとかなりそう。
- 603 :アイリス:2010/07/30(金) 22:12:49 ID:gNiNowGc0
- >>602
「突然ごめんね、キョウコ。先日の――戦いを覚えているかな?」
アイリスは笑みを浮かべた。
王冠を奪取するゲームで酒虎にあと一歩かなわなかったアイリス。
アイリスにとってそれは記憶に新しい。キョウコにとって、どうかは分からないが…。
「ねぇ、突然なんだけど皆で出掛けない――かな?出来ればこの間のメンツで行きたいんだけど。」
膝を折り、僅かにうるうる上目遣い(笑)で鏡子を見上げるアイリス。
- 604 :じんうけ:2010/07/30(金) 22:18:00 ID:ZOM.z7ps0
- >>603
「あー…………そりゃ、忘れはしないわ、よ……」
上目遣いで見上げてくる彼(彼女)の華のように美しい肢体から、なんだか知らないけど危険な香りが漂ってくる。気がした。
だけども約束は約束。約束を破るのは個人的に嫌いだし、後なんか――怖い。気がする。
〜キングクリムゾン〜
「……はい、集合」
皆がそれぞれ不穏そうな表情を浮かべながら、一同は集まって来る。
- 605 :アイリス:2010/07/30(金) 22:26:51 ID:gNiNowGc0
- >>604
アイリスは揃った面々の顔をグルリと見回す。
不穏な表情というより、なぜ今?といった風に解釈をしたアイリス。
「ワザワザ集まってもらった理由<ワケ>なんだけどね、王冠の取り合いでイメルと約束をしていてね。」
アイリスの背後にはいつもの過激派メイド。
「内容は僕に勝ったら何でも買ってあげる。口約束でも言霊に縛られる限り、それは契約でね。」
イメルの瞳を見つめた後、笑みを浮かべ。
「イメルとの契約<口約束>を遂行と思うんだけど、皆の希望を聞いておこうと思うんだよ。」
笑みは自然なものだ。
暁と話している時とは別の、遊園地に出掛ける前の日の少女のような…。
照れ隠しから、義務のように言い張ってはいる。
「それでね、一応そこに車を準備させたんだ。」
- 606 :じんうけ:2010/07/30(金) 22:30:18 ID:ZOM.z7ps0
- >>605
「……姉さん、指名ですよ」
「わ、私か!?」
「で、ついでにみんなで……?」
よくわかっていない子供三人組を鏡子はひとまず放っておくことにして、車に目を向ける。
「わーすっげーリムジン!? で、何処行くの!?」
こいつはこいつで行く気満々だった。
白衣を脱ぎ棄ててぽいっと室内に放り、安っぽいサンダルからパンプスに履き替える。
- 607 :アイリス:2010/07/30(金) 22:39:06 ID:gNiNowGc0
- >>606
「僕の用事は街で秋用の服をオーダーするんだけど、僕の用事は何時でも良いからね。」
鏡子達より一足早くリムジンに歩み寄るとメイドがドアを開ける。
あと数歩で車に入るという微妙な立ち位置で、アイリスは鏡子達に振り向き、
「ああ、そうだ。オーダーするにしても多少は時間が掛かってしまうから、その間に繁華街を歩こうと思うんだ。」
でも、優先は飽くまでキョウコ達だからね。リクエストが有れば、そこに向かわせるよ。」
そして、デートというアイリスが得をする寸法である。
流石アイリス汚い。
- 608 :じんうけ:2010/07/30(金) 22:44:39 ID:ZOM.z7ps0
- >>607
「マジで!? やったわーい買い物! リムジンで!!」
「わーい……」
「わー……い?」
「……?」
なんか変な感じがするけれど、まあ。
高級車でお買いもの、というある意味女子の願望上位に入るであろうその行為には、反抗できなかった。
「何処行くー?」
「メルちゃん指名されたんだから、メルちゃんが決めれば?」
「ご飯ですよね? ねえ、姉さん?」
「いや、さっき食べたでしょリルは……ええと、」
控え目にうつむきながら家族とともにリムジンに近づくイメルは、目をキラキラさせていた。
「……、ちょっと、服とか。見たい、か、な」
- 609 :アイリス:2010/07/30(金) 22:51:17 ID:gNiNowGc0
- >>608
「分かったよ。さあ、乗って。」
アイリスは一足先に乗り込み、既にメイドにより準備されていたシャンパンを口に含む。
そうか、服か。
「…そうだね。服だったらイメルの服の好みによるね。この辺りでお気に入りの店はあるのかな?」
ついでだからメイドに家具の買い物でも任せよう。
「勿論、イメルだけじゃないよ。皆もだよ。皆のリクエストを聞かせて欲しいな。」
そう、アイリスは、キョウコ一家に向けたであろう言葉だが、イメルは個人同士のやり取りと勘違いしているだろう。
全員が乗れば、リムジンは繁華街に向け進むだろう。
- 610 :じんうけ:2010/07/30(金) 22:57:53 ID:ZOM.z7ps0
- >>609
「……んや、服のこと、よくわからないんだ。
だから、今ちょうどみんながいるから。どういうのを着ればいいのか、教えてもらえたらなあって」
ひょこひょこ、と小さな動作を繰り返しながらリムジンに乗る姿は狼というより子犬のような、それ。
「あたしは……んー。どうしよう、イメルにいろんなの着せたい」
「私は自分の服もほしい、よ?」
「小夜ちゃんが服選び始めたら夜が明けますからやめてください」
そろそろとリムジンに乗る一同。
とりあえず、当面の行き先は服屋になりそうだ。
- 611 :アイリス:2010/07/30(金) 23:04:36 ID:gNiNowGc0
- >>610
近所の迷惑になりそうに無いほどの静かな音で走りだしたリムジン。
各々に飲み物が配られる。お子様はジュースで年長組はアイリスと同じシャンパン。
勿論ノンアルコールだ。
アイリスは繰り広げられる姉妹のような会話を耳に挟みつつ。
「色々な服を見たいのなら…あそこのショップがいいかもね。色々なジャンルの服が揃っているからね。」
アイリスが名を挙げたショップは本当にいいものを置いている。
値段もピンきりで中高生からの人気が非常に高い。
加えてアクセサリーも置いてあり、品数も豊富であると学校で聞いた。
「皆の私服姿は楽しみだね。」
シャンパンを口に含み、小さく呟いた。
- 612 :じんうけ:2010/07/30(金) 23:08:07 ID:ZOM.z7ps0
- >>611
「はわー! はわあー!!」
「うるっさいよ!」
きゃいきゃいはしゃぐお子様組を尻目に、会話を続ける。
「あー、じゃあそこ行こう!」
「……うん」
にかにか、上機嫌に笑いながらグラスに手を付ける鏡子。
イメルは少しだけ恥ずかしそうに笑いながら、尻尾をパタパタさせていた。
呟きは聞こえているのかいないのか、リムジンは摩天楼の海の中を泳ぐ。
- 613 :アイリス:2010/07/30(金) 23:15:50 ID:gNiNowGc0
- >>612
〜金栗〜
さあ、ショップにつきました。
「ふふっ…」
ふと漏れた笑み。
こうして連れ立って出掛けるのは親族と暁を除くと、これが初めてである。
それにイメルの恥ずかしそうに零す笑みを見て、鏡子に目を向けた。
「笑みはちゃんと戻っているね。これも彼女達の思い出になれば良い…かな。」
一瞥したのは年少組とイメルとフェンリルの姉妹。
リムジンに揺られること数分。
ショップの前に車が止まり、メイドによりドアが開かれた。
アイリスはまたしても一足早く進み、出入口にいた店員に数枚の黒いカードを見せた。
妙に店員の愛想が良くなった。
「」
- 614 :じんうけ:2010/07/30(金) 23:20:06 ID:ZOM.z7ps0
- >>613
「つきましたねー小夜ちゃ……残像!? いない!?」
一番俗っぽい最年少は、早々に店の中に消えていってましたとさ。
「え、え。今見せたのって何」
「ぶらっくかーど、ってアレ……?」
庶民娘ーズはgkbrしながら、とりあえず店に入る。
- 615 :アイリス:2010/07/30(金) 23:27:26 ID:gNiNowGc0
- >>614
「おや。あの子はもう行っちゃったのかな。」
クスリと。
店員が店の入り口を開けて待っている。
アイリスはその店員の横に立っている。
皆が入るまで入らないつもりか。
「さぁ、買い物を楽しんで。」
一人に店員が一人着く状態だ。
欝陶しいだろうが、アドバイスを貰う存在としては悪くない。
「出撃だね。」
アイリスの背後のメイドは既に腕時計のカタログを持ち、アイリスを待っていた。
- 616 :じんうけ:2010/07/30(金) 23:35:08 ID:ZOM.z7ps0
- >>615
かつんかつんと踵を鳴らして入店、きょろりと辺りを見回して、店員を呼びとめた。
「えーっと、ワンピース? 売ってる場所ってどのあたり?」
「な、んで知って」
「え、姉さん、雑誌のワンピースのページに印付けてたじゃないですか」
「……鏡子に、言ったの?」
「ええ」
なかなか妹の方は実は黒かったりするのやも知れない。
- 617 :アイリス:2010/07/30(金) 23:42:02 ID:gNiNowGc0
- >>616
彼女たちのやり取りに頬が緩むのを感じる。
腕時計のカタログを数枚交互に眺めながらアイリスは、カルガモの子のように彼女たちについて行く。
「なるほど…。」
クスリと笑みが浮かんだ。
妹が鏡子に話をし、姉を引っ張っている状況。
このときばかりは姉妹が逆に見えるものだ。
アイリスは店員を呼び止め、腕時計の実物を幾つか持ってこさせ、その中で三つ選んだ。
その内の一つをラッピングして、と伝え、ワンピース売り場までの道のりで目に入る服を見ていた。
「(靴も造らないとね)」
そう、アイリスの場合は一人でありながら二人分必要だからだ。
- 618 :じんうけ:2010/07/30(金) 23:45:36 ID:ZOM.z7ps0
- >>617
「えー、何色がいいかな。水色?」
「水色は私が着るので却下ですよ。姉さんは……えーっと、藤色とか」
「あの……」
服を着る張本人が完全に置いてけぼりであった。
「うあーちょ、その黒のスカート私が先に取ったー!!」
小夜がなにやら言っている声が聞こえたが――――――まあ、気のせいだろう。
- 619 :アイリス:2010/07/30(金) 23:50:19 ID:gNiNowGc0
- >>618
「ちゃんと精算するんだよ。」
既にいないであろう小夜が聞いているかなど考えず、アイリスは様々な服を見ていた。
そこで目に入ったのは白に朝顔が描かれたワンピース。
「ねぇ、あのワンピースもお願い。それともう一つ…。」
店員が時計三個と件のワンピースを確保した。
サイズは問題ないだろう。
傍目に聞く彼女たちの話声。
あれ、鏡子は?
- 620 :じんうけ:2010/07/30(金) 23:54:46 ID:ZOM.z7ps0
- >>619
「これですよこれ! 甘すぎず辛すぎずななんか中の人の語彙力では説明できない感じのなんかこれ!」
「これ……?」
薄手の生地のなんかこれなワンピースを手にとって、妹が姉の手を取ってレジへダッシュした。
「アイリスー、赤と黒と白、どれが似合うー?」
鏡子はアクセサリー売り場で、蝶を象った髪留めを手にしていた。
色で悩んでいる様子。
- 621 :アイリス:2010/07/31(土) 00:03:16 ID:gNiNowGc0
- >>620
メメタァ!
「ふふっ…仲良きことはいいことかな。」
と、自分を呼ぶ声。
「髪飾りは…赤だね。黒は重い印象を与えないかな。」
鏡子の横に立ち、展示品のピアスを見つめる。
はちみつ色のクリソベルリのピアスとアクアマリンのピアス。
鏡子の横顔を一瞥すると、オパールのピアスが目に入った。
ピアスは小夜にはまだ早いだろう。
「ねぇ、キョウコ。せっかくだからピアスをプレゼントさせてくれないかな?」
レジに走る姉妹が、足音無くメイドが追った。
- 622 :じんうけ:2010/07/31(土) 00:10:50 ID:QYyPcDfoO
- >>621
「赤ね、おっけ。よし買おう……
えっなになに買ってくれるの、やった!」
嬉しそうに笑う女はどこかまだ、子供のようだった。
「……鏡子さん、おかね、かしてください……」
「……にせんえん、くらい……」
すごすごとレジから戻ってくるよこの子たち。
途中でメイドさんに気付き、びくりとして足を止めた。
- 623 :アイリス:2010/07/31(土) 00:17:41 ID:gNiNowGc0
- >>622
「キョウコだけじゃないよ。小さな子にはまだ早いけれど、あの姉妹にはそろそろ付けてもいいんじゃないかな。」
小さな子は小夜。
はちみつ色のクリソベルリのピアスはイメルへ。
アクアマリンのピアスはフェンリルへ。
オパールのピアスは鏡子へ。
ピアスは全て耳たぶを抑えるタイプにした。
小夜にはバラの花束とケーキを手配しておいた。
全てラッピングを忘れずに。
「美しい女性が着飾れば華になるでしょ?」
『アイリス様。』
「分かっているよ。皆、そろそろ精算してくるね。」
店員に、それぞれ袋を分けてもらうように言い、店員に黒いカードを差し出した。
アイリスとメイドはレジへと向い。
- 624 :じんうけ:2010/07/31(土) 00:24:38 ID:QYyPcDfoO
- >>623
「……っと、ありがとう、ね?」
「そんなの悪い」、と言い掛けて。
でも、なんとなくもらっておきたかったから、礼を述べた。
語尻が疑問系に上ずってしまったが。
「……ん。ほらおいで、ちゃんと家計用とは別の財布持ってきたから」
「へそくり?」
「…………」
「へそくりなんだね」
墓穴を掘りながら、鏡子は少女たちと自分の精算を済ませた。
- 625 :アイリス:2010/07/31(土) 00:28:26 ID:gNiNowGc0
- >>624
「じゃあ、戻ろうか。」
アイリスの荷物はメイドが持っている。
「キョウコ、皆、いるよね?」
キョロキョロ。姉妹はいる。
だが小夜は何処に行ったのだろうか。
- 626 :じんうけ:2010/07/31(土) 00:33:24 ID:QYyPcDfoO
- >>625
「あれ、小夜……」
「いないですね、さっき声がしたのに」
「……あ、いた。下着売り場で打ち拉がれてる」
……まだこれからだよ!!!
「ほら、帰るよ!」
打ち拉がれてる小夜の手を鏡子が引っ張って、連れてきた。
- 627 :アイリス:2010/07/31(土) 00:36:23 ID:gNiNowGc0
- >>626
「…彼女はどうしたのかな?」
ですよねー。
「じゃあ、こんどこそ帰ろうか。」
鏡子にそっと、ピアスが入ったオサレ袋を差し出し。
この状況では個々で渡しづらいのだろう。
ホクホク顔の店員に見送られ、アイリスはリムジンに乗り込んだ。
- 628 :じんうけ:2010/07/31(土) 00:40:34 ID:QYyPcDfoO
- >>627
「帰ろっか。あのアパートに」
笑いながら受け取って、彼女らもリムジンに乗る。
イメルが嬉しそうに笑って、ワンピースの袋をぎゅっと抱きしめていたのは見えただろうか。
- 629 :アイリス:2010/07/31(土) 00:45:39 ID:gNiNowGc0
- >>628
「そうだね。」
アイリスの目には、キョウコ達は“仲の良い普通の家族”にみえた。
今更普通の家庭に憧れは無い。
ただ、願望としてはある。
「イメル、今日の収穫の度合いはどうかな?」
ぎゅっと抱きしめたオサレ袋。
それほどまでに欲しいものだったのだろう。
リムジンは再び神羽荘に向け、動き始めた。
- 630 :じんうけ:2010/07/31(土) 00:49:27 ID:QYyPcDfoO
- >>629
「うれしい。な。
似合うといいな、似合うかな」
照れ臭そうに笑って。
ほとんど揺れない車の中で、ずっと袋を抱えていた。
いつだったかの、妹を捜し回って泣いていたあの時と真逆の表情。
- 631 :アイリス:2010/07/31(土) 00:56:36 ID:gNiNowGc0
- >>630
「きっと似合うよ。そのワンピースを着たイメルは綺麗だよ。」
可愛いというより、綺麗な感じ。
アイリスは、誰に向けるでもない笑みを浮かべた。
〜金栗〜
神羽荘の前に到着し、アイリスはリムジンから降りた。
「皆、こんな時間にワザワザ付き合ってくれてありがとう。」
神羽荘、鏡子の部屋の前でアイリスは皆を待っていた。
- 632 :じんうけ:2010/07/31(土) 01:00:48 ID:QYyPcDfoO
- >>631
「そ、かな」
それを聞いて、さらに表情を弛ませる。
袋に顔を埋めたり尻尾振ったり忙しい。
「こっちこそ。ありがと、楽しかったわ」
車から降りて、ちゃらりと音をたてる鍵を取り出した。
- 633 :アイリス:2010/07/31(土) 01:06:50 ID:gNiNowGc0
- >>632
「(やれやれ、随分と忙しい人狼だね)」
イメルの仕草に思わず笑みを零す。
「本日は御付き合い頂き、誠にありがとう御座います。残念ですが、私はお暇させて頂きます。」
金色の髪が流れた。
「皆様、良い夢を。」
アイリスは長いスカートの端をちょこんと摘むと、一礼。
アイリスの一礼と同じタイミングでメイドも一礼をする。
アイリスが懐から羽を取り出すと、二人は消えていった。
神羽家の面々の前に残ったのは、夜帳が降りた大地に舞う、黄金の光。
それは次第に儚く消えていき――
- 634 :じんうけ:2010/07/31(土) 01:10:14 ID:QYyPcDfoO
- >>633
「ありがと、またね」
光になって消えてゆくアイリスに手を振って、
彼女らも鍵をあけて、"ホーム"へ帰る。
後日、小夜がピアス開けようと暴走しまくったとかなんとか
- 635 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/31(土) 13:20:22 ID:9qS3TsAM0
- 異能都市、とある河原にて。
銀色の髪をした少年が座りこみ、水面を眺めていた。
「暇すぎるェァ……」
退屈そうに少年は言う。
どう発音したかは企業秘密ェァ。
「……よし、水切りでもやろっか」
少年はそう呟くと石を拾って、川へと投げ始めた。
- 636 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/07/31(土) 13:55:24 ID:.cnuApvE0
- 夜が明けて! 日差しが照らしただろ!
そして俺達の前には、道が光るんだよ!
夕焼け色の液体が 地平に溶けるまで
狂ったようにで一緒に、一緒に踊らないか!?
踊らないかオーーェエエエエエーーーイ!!!
【そう叫びながら連射系重火器全般をとっかえひっかえ撃ちまくり、道を歩く男】
【彼のきた道を逆に辿れば、大量のけが人がいること間違いなしだろう】
【キャラ情報参照の過激な格好で、台風のように歩いている。しかも川原に向かって。】
- 637 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/31(土) 13:58:37 ID:9qS3TsAM0
- >>636
「退屈だな――あれ?」
石を水面に放った所で、少年はキチryじみた声を聞いた。
「……えぇー」
ドン引きである。
「踊るってか殺戮だよねあれ……」
しかもこっち来てるし、とか思いながら男の方を見ている。
- 638 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/07/31(土) 14:05:21 ID:.cnuApvE0
- >>637
む。
【前方に少年を視認するや、何の躊躇いもなく銃口を向けて】
ラヴィラヴィベイベュー!!!
【大口を開けて笑いながら、重機関銃を乱射!】
【とてつもない連射力は、まったく狙いをつけない男の性質をもってしても危険な鉛の壁と化す】
- 639 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/31(土) 14:09:08 ID:9qS3TsAM0
- >>638
「あーあー危ないなあもう……」
少年が呟き、手を前に。
すると少年の眼が一瞬蒼く煌いて、突如《壁》が構築された。
弾丸の雨は《壁》に弾かれ、少年が蜂の巣になる事は無かった。
「随分大胆な告白だね? 僕にはそっちの気は無いんだけど」
あっはは、と少年は笑う。
《壁》はいつの間にか消えていた。
- 640 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/07/31(土) 14:13:20 ID:.cnuApvE0
- >>639
【銃撃をやめて目を見開く。しばらくまじまじと自分が撃った辺りに目を凝らすと】
ああ、人か。
フン! 貴様などに言うんではないわ!
俺が今告白すべき相手はただ一人。
【重火器を袖に収納しつつ(入りそうにないにも拘らずスルスルと入る)鼻を鳴らす】
そう、今日の俺は『告白の台詞を考えたい気分』なのだよ!
【そういうと思いっきり腰を突き出し、重力を無視したジョジョ立ちを披露する】
【……若干足がプルプル震えているけど。】
- 641 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/31(土) 14:16:40 ID:9qS3TsAM0
- >>640
「気づかない? 普通気づかない?
人だよ人、人じゃないけど」
素で困惑気味。
「…………あぁ、そう」
男の言葉を聞き、呆然とする少年。
ついてけねーよと言わんばかりの表情。
「……とりあえずスタンド使いには見えないからジョジョ立ちはやめとくといいよ、うん」
少年は苦笑気味に言う。
- 642 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/07/31(土) 14:24:55 ID:.cnuApvE0
- >>641
人であろうと無かろうと、俺の前では大した問題じゃない。
要は人であろうとするか否か、だ。
【腰を伸ばし、体勢の反動か今度は腰をかがめて大きく息を吐く】
ぶはぁ……ところで貴様は、こんなところで何をしているのだ?
【腰に両手を当てて人差し指を浮かせ、トントン腰を叩く】
- 643 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/31(土) 14:29:45 ID:9qS3TsAM0
- >>642
「ふーん……キザいねぇ、あっはは」
小さく少年は笑って返す。
「んん? あー、水切りだよ水切り。知らない?」
適当に石を拾い上げて――投げる。
少年の手を離れた石は、一回二回と水面を跳ねる。
十数回ほど跳ねた所で、石は川底へと沈んでいった。
「さっきは30回くらい跳ねたんだけどねー、石がよかったのかなぁ」
まさに小学生(位に見える彼)には相応しい遊びだった。
- 644 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/07/31(土) 14:36:40 ID:.cnuApvE0
- >>643
ああ! これは!
知識にはあるぞ、知識には……ンフフフフ、貴様もなかなかセイシュンシテルじゃないか…!
夕日に染まる川にめがけて好きなオニャーノコのコトを思いつつ投げるんだろーンー?
【手ごろな石を蹴り上げ、空中で掴む】
【しばらく緩急をつけてそれを握り、顔をにやけさせる】
フフフ……これは飛びそうな気がするぞ?
そー
【右足を引き、左足を踏み出す。しっかり足の裏で地面を掴み、石の右手を振り上げ】
れぃィッ!!
【ブォンッと勢いのいい風切り音。石は高速回転しながら川に突っ込み】
ドボッ
【……沈没。男は角度とかそういうのを知らなかった】
- 645 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/31(土) 14:42:30 ID:9qS3TsAM0
- >>644
「いやぁ、単なる暇つぶしなんだけどね……」
マシンガン的な思考の男に若干引きつつも、少年は答える。
「そこまで全力じゃあなくても良いんじゃ――
――あーあ沈んじゃったね飛び込んだね」
そんな様子を見ながら、手頃な石を拾い上げる。
「こう、横に回転を掛けるようにしてさぁ……そいッ」
少年が投げた石は、再び何度も水の上を跳ねて、20回程跳ねたところで沈んだ。
「おぉ、中々いい感じ……今日から水切りの帝と名乗ろうかな」
- 646 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/07/31(土) 14:46:09 ID:.cnuApvE0
- >>645
……
【腰を捻り投げきった姿勢のまんま動かない】
【暫く経ってからぎこちなく首を回す。首だけ】
腰がなんか変なった…。スゴイ痛い……。
【上半身がそっぽ向いたまんま泣き笑い。全力すぎである】
- 647 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/31(土) 14:50:13 ID:9qS3TsAM0
- >>646
「……はいはーい、質問」
そっと手を上げ、少年は言う。
「何故そこまで全力ったんですか」
何故か敬語。
何故か棒読み。何故かじゃないが。
- 648 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/07/31(土) 14:58:00 ID:.cnuApvE0
- >>647
己の欲することなら、知らず知らず全力になる。
それが正解。それが本能。
【長い睫毛をパチパチさせながら、男なのにやたら艶っぽく指を唇に添える】
……やりにくいな。
【もちろん指は左右反対なのでかなり無理な体勢です。】
治してくれ名も知らぬ少年!
治してくれれば俺のあらゆる愛をあられもない愛を全て君にくれてやろう!
そりゃあもう朝昼晩ミッチリさ!
【爽やかに親指を立てて(上半身はそっぽ向いてるため、少年に向けた親指は下を向いている)近寄る】
- 649 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/31(土) 15:03:24 ID:9qS3TsAM0
- >>648
(キザい……そして若干ウザい……)
とか思ったりしつつ。
「凄まじく要らないんだけど……」
まぁとりあえず困ってそうだし、と右手を横に突き出す。
「――叩いたら直るかな?」
少年の手には、ギャグ漫画じゃないと見れないね☆なサイズのハンマーが現れていた。いつの間にか。
両手でそれをバットのように握りなおして、少年は言う。
「はーい痛かったら手ぇ上げてくださいね――ッ!!」
思いっきり振りかぶり、男へと叩きつけようとする。
- 650 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/07/31(土) 15:11:11 ID:.cnuApvE0
- >>649
ンフフフフ、なるほど、突っ込みどころ満載じゃないか…
これはつまり俺に突っ込みを要求していると、俺はそう捉えよう。
俺は応える。なぜならそれが君の、そして俺の欲求と『昇華』したからだ!
なぁあああんでェエエエやnグボァアア
【ツッコもうとした手のひらを直撃】
【綺麗に切り揉み回転しながら地面を削り、斜めになった土手まで一直線に飛んで行き】
ドカーーーン!!!!
【大の字を描いたまま激突。土手にめり込み、振動が地面を揺らした】
……ヤルジャナイ…。
【彼の特性『相手の近接攻撃強化』。その影響をモロに受けた一撃で気絶ギリギリの状態である】
- 651 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/31(土) 15:16:41 ID:9qS3TsAM0
- >>650
「ふぁー……」
うーん我ながらナイスショット、と満足げに頷く。
「おーうい、腰は治ったー?」
むしろ怪我が増しているような気がする。
しかし少年としては『腰だけ治ればおk』な感じらしい。確かにそれしか言われてないし。
(……おっかしいな、そこまで攻撃力補正は掛けてない筈なんだけど)
銀色の光粒となって消えていくハンマー。
それを眺めながら、少年はそんな事を考えていた。
- 652 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/07/31(土) 15:19:22 ID:.cnuApvE0
- >>651
おぉぉ〜〜〜けぇぇえええ〜〜い。
【全身ボロボロで腕を振る】
【それなりに丈夫なタチで怪我はなく、腰も治っている】
しかし過激すぎ……ないか…!?
【かなり時間をかけて少年の元へ歩いてきて、息切れ交じりに言う】
- 653 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/31(土) 15:24:22 ID:9qS3TsAM0
- >>652
「おぉ……よく死ななかったね……」
※張本人である。
感嘆の声を上げる。
「荒療治、って言うんだったかな?
まあ治ったし良いんじゃない? あっはっはー」
楽しそうに笑う少年。
そのシーンだけ切り取れば、なんて純真無垢な笑みだろうと誰もが思う程だった。
そのシーンだけ切り取れば。
- 654 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/07/31(土) 15:32:08 ID:.cnuApvE0
- >>653
これしきのコトでめげる俺ではないのだーアハハー。
【目をギラギラさせて歯軋りしつつ無理やり笑顔を作る。内心メチャメチャ怒っている】
というわけでお礼は何がいい?
あいにく俺は金も地位も名誉も無い。分け与えれるものといえば愛くらいかナ?
【依然こめかみに青筋を立てたまま笑いかける】
- 655 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/31(土) 15:36:42 ID:9qS3TsAM0
- >>654
「流石だねえお兄さん、そこにシビれる憧れるね」
怒っているのを知ってか知らずか、少年は言う。
「お礼なんてそんなそんな」
笑いながら両手を振る。
「強いて言うなら、やけに丈夫なお兄さんの名前をお尋ねしたいねぇ」
にこにこと笑っている。むしろ怒らせたいんじゃ無いのこの子。
「あー、僕は帝ね。白銀帝(ハクギン ミカド)っていうんだ。
演出家志望のしがない学生だよ」
- 656 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/07/31(土) 15:40:11 ID:.cnuApvE0
- >>655
ンフフフフ、俺の名前か。いいだろう、教えようじゃないか。
俺の名前はセシベル・S・コープス。
セシベル・シャイニング・コープスだ。よく覚えておくといい!
【胸を張り、顎を引いて堂々と名乗る。自信満々の笑顔だ】
趣味は愛。特技は愛。好きなものは欲望と愛だ。
- 657 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/31(土) 15:44:35 ID:9qS3TsAM0
- >>656
「ひゅー、格好良い名前だねぇ。
特に真ん中のシャイニングが輝いてるねその通り」
・S・ ←これがちょっと顔文字っぽく見えたのは秘密である。
「……それミドルネームを愛に変える必要があるんじゃないかな?」
どこぞのゲームの愛マニアを思い出したよ、なんて笑いながら言う。
- 658 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/07/31(土) 15:52:16 ID:.cnuApvE0
- >>657
下の名前はあだ名みたいなモノで、俺はあまり好かん……。
つけられたモノは仕方ないからそう名乗るだけだ。
【若干物悲しそうに目を伏せて髪を弄くる】
セシベル・愛・コープス。
うむ! ダサイぞ!
【大きく頷いて】
む? なにか思いついたぞ……?
今の俺は…『そうめんの色ついたヤツばかり集めて、白いそうめんが無い状態にして食べたい気分』。
ンフフフフ、こうしてはいられん! 俺には叶えるべき欲望が無尽蔵にあるのだ!
【体中からみなぎるエネルギーで強く拳を握り、唐突に踵を返す】
さらばだミカド、また会ったときはどうなるかなど知らんが!
【かなり口早に告げると、また銃を乱射しながら市街地に突撃していった】
- 659 :白銀帝 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/31(土) 15:56:41 ID:9qS3TsAM0
- >>658
「コープス……死骸?」
普通に失礼な事をさらりと言う。
「ああ、素晴らしくダサいね!」
きらっきらしている。とても楽しそうである。
多分性格が歪んでいる。
「わーお、凄いアイデアだねぇ……うん、凄い」
素直に感心している。
「あ、じゃあねーセシベルー」
手を振って、セシベルを見送った。
「さて、僕も帰ろうかな」
最後に石を一つ、適当に川へ放り投げて、白銀はその場を後にした。
石は、水面を数十回跳ね、沈んだ。
- 660 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/01(日) 00:03:11 ID:E4Ka56rgO
- 「あー、疲れたー」
店内の長椅子にゴロリと横たわる男。
紅混じりの黒髪を掻きながら口元にタバコをくわえて火を点ける。
「今日は久々に真面目に働いたわー
肩凝りやべぇ」
- 661 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/01(日) 00:23:21 ID:WVrfsEdY0
- //まだいるかな?
【店内に一人の少女が入ってきた】
>>660
「う〜…おなかがすいてるなの…
すごくごはんたべたいなの」
【よくよく見るとその少女は全身から汗を出している】
「こんばんわなの〜。いるかなの〜?」
【店内に声を響かせるディス】
//イベAとはまた違った時間帯だよ!
- 662 :アテナ:2010/08/01(日) 00:34:15 ID:7gFzKdaU0
- 付箋の付いた求人情報雑誌を持った少女が店内に入って来る。
「……ここがAGカフェ、でいいのかなぁ……?」
少女は燃えるような赤毛を右サイドで三つ編みにした活発そうな感じの少女だった。
- 663 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/01(日) 00:36:50 ID:HnkBBDEo0
- >>661
「なんだテメェかー」
仰向けになったままタバコをピコピコと動かす。
「飯いるか?」
>>662
「あ、いらっしゃいませー」
といいつつも、体をソファーから起き上がらせようとする素振りも気配も無い。
駄目店長であることは一目瞭然だ。
「お? 初めて見る顔だな」
- 664 :アテナ:2010/08/01(日) 00:38:49 ID:7gFzKdaU0
- >>663
「あ、どうもっ!」
ぺこりと勢い良く頭を下げる。
「はい!萌葱アテナと言いますっ!」
やたらめったら元気である。
//AGカフェの求人見て来た事にしたいんだけどいいかな?
ついでにバイトの面接的なのもお願いしたいのだけれど
- 665 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/01(日) 00:42:18 ID:WVrfsEdY0
- >>662
「あう〜。『あてな』こんばんわなの!」
【すでに店内にいた少女が振り向いて微笑んだ】
「あう〜!ごはんたべにきたの〜?」
>>663
「あうあう〜…つかれてるかなの?」
【どこか申し訳なさそうに言うが】
「えっと、うんそうなの!ごはんたべにきたなの!」
【頷いていつもの席に座る】
- 666 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/01(日) 00:48:56 ID:HnkBBDEo0
- >>664
「おうおう、こりゃ元気な客さんだ」
どっこいしょーと言いつつ立ち上がり、腰を叩きながらカウンターへ。
「何か食いに来た感じ? それとも飲みに来た?
あ、強盗とか立てこもりとかだったら遠慮しといた方がいいよー
ここ五月蝿い奴多いからー」
剣呑としたことを呟きつつ、のんびりと冷蔵庫を開ける。
///おっけいよー
>>665
「おう、わかったー。今日は何がいい?
メニューの中から好きなの選んでいいぜ」
- 667 :アテナ:2010/08/01(日) 00:51:02 ID:7gFzKdaU0
- >>665
「ディス!こんばんは!」
ニカッ!と笑い振り返る。
「お金がなくてねぇ……ご飯じゃなくてバイト探しだよ」
ため息を突きながら言う。
>>667
「えと、お疲れでしたか……?」
少し心配そうに聞く。
「あの、そうではなくてですね……。えと、あの……コレ見て来たんですっ!」
思い切って差し出した求人情報師の付箋の貼られたページ。
そこにはAGカフェの求人が載っていた。
要するにバイトを捜しに来たのである。
- 668 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/01(日) 00:53:08 ID:WVrfsEdY0
- >>666
「あうあう〜!えっとねなの」
【少し必死で汗をぬぐいながらメニューを確認する】
「これたべていいかなの〜」
【そう言ってかつ丼(特盛)を指差して言う】
「すごくおなかすいてるからなの〜」
【微笑んでいる】
>>667
「あう〜。そっかなの〜…
あう?てことはなの」
【クロスとアテナを交互に見て】
「ここではたらくってことかなの?」
【感心するようにうなずいた】
- 669 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/01(日) 00:58:48 ID:HnkBBDEo0
- >>667
「ああん?」
と言いつつ振り返り、求人広告を見て思い出したかのように「ああ、そうだった」と呟く。
「そういえば求人してんだったうち。
いやー、仕事量が無駄に多いからな、店回すのも大変大変」
そういいつつ机に座り、アテナにも向かいの席をすすめる。
「そういうことなら、座って座って。
あ、履歴書とかある? あるなら見せてくれるとお兄さん嬉しいなー」
>>668
「カツ丼だなちょっと待ってろ」
冷蔵庫からカツを取り出し、オーブンで焼きなおす。
その間に卵を割ってボールの中で解き、そこにダシ汁や調味料を入れ始めた。
「少し時間かかるわー。
ま、カツは冷凍のがあったから、そんなにかかんないと思うぜ」
- 670 :アテナ:2010/08/01(日) 01:00:32 ID:7gFzKdaU0
- >>668
「うん、まだ決まっていないから『つもり』だけどね」
微笑んだ次の瞬間盛大な腹の音が店内に響き渡る。
「……///」
うつむいて顔を赤く染めている。
>>669
「はい!」
イスに座り、履歴書を出す。
名前:萌葱 アテナ
住所:異能都市中央公園、森の中
年齢:12歳
……
色々突っ込みどころがありそうな内容だろう。
- 671 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/01(日) 01:02:08 ID:WVrfsEdY0
- >>669
「あうあう!だいじょぶなの〜!
おいしーのたべられるならまってるの!」
【楽しそうにしながら脚をぶらぶらさせて待っている】
>>670
「あう〜。そっかなの〜!だいじょぶなの!
できるなの〜」
【と、同時にお腹の音がけたたましくなるのを聞く】
「あう〜…ごはん、ちょっとたべるなの?」
【首をかしげて言う】
- 672 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/01(日) 01:11:51 ID:HnkBBDEo0
- >>670
「…………」
履歴書をいろいろ見ながら、クロスは考える。
「……森の中……いや、これはいい。大丈夫だ。
異能都市じゃよくあることだ。むしろ、一箇所に留まって暮らしているだけ、まだマシだと言えよう。
問題は……年齢だッ! 12歳! 幼女! ビバ幼女!
へっへっへ小さいナリしてうちで働こうっていうってのか!
どんなセクハラをしてやろうか? 胸が躍るぜヒャッハー!
いやまて自分まて落ち着け落ち着こう深呼吸スーハースーハー
こんなこと言ってるとまたPTAから苦情が来たり通報されたりするぞ。
もう近所から痛い目で見られるのはコリゴリでござる。
ここはあれだ、ちゃんと店長として、一人の店員を、自分の部下を見るつもりでいこう。
やましい気持ちを持っちゃ駄目だ、相手のアテナちゃんはちゃんと働きたくて来たんだから。
まずは働ける時間や曜日、何をして働きたいかなどを聞くことにしようそうしよう」
しばらくブツブツと呟いた後、クロスはまた深呼吸。
自分を落ち着けてから、アテナに質問した。
「アテナちゃん、パンツの色は何色かな?」
>>671
「すまん、レク。後は頼んだ」
『わかりました』
厨房から出てきた執事服の青年にカツ丼作りを任せ、クロスは面接に向かってしまった。
後を任された青年はダシ汁の入った卵をフライパンに流し込み、ジュウジュウと焼き始める。
『ディス様、焼き加減はどうしましょう。
半熟でよろしいですか? それとも最後までしっかり火を通しますか?」
- 673 :アテナ:2010/08/01(日) 01:14:59 ID:7gFzKdaU0
- >>671
「うん、それだといいんだけどね」
少し不安そうである。
「……ちょっとだけ……いいかな?」
ぎゅるり、と又お腹が鳴る。
>>672
「お、おおおおおおお……」
断片的な呟きを聞き、脂汗がだらだら流れる。
(コレか……!レラが言ってた気をつけろって!)
家に止めている18歳の幼女の助言を思い出す。
だが、内心パニック状態だったようでクロスの質問に反射的に答えてしまう。
「ひゃいっ!しろですっ!」
因みにアテナの身長は130cmこの年にしては低い部類だろう。
……貞操の危機だろうか?
- 674 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/01(日) 01:17:47 ID:WVrfsEdY0
- >>672
「あうあう〜。『れく』こんばんわなの〜」
【嬉しそうにほほ笑む】
「あうあう〜!はんぶんのがいいなの〜!」
【なんか待ち遠しそうだ。多分それが半熟の理由だろうか】
>>673
「あう〜。へーき…」
【クロスの様子を見て困った顔になって】
「……だとおもうなの…」
【一転自信なさそうに言った】
「あうあう、『でぃす』のごはんちょっとたべさせてあげるねなの〜」
【大きくうなずいて答えた】
- 675 :銃寺森クロス&レク ◆CROSS/.AzE:2010/08/01(日) 01:23:21 ID:HnkBBDEo0
- >>673
「白か、いいね白色は。チラリと見えた時によく目立つ色だ」
いつの間にか手元でメモを取っているクロス。
「で、働ける曜日は何曜日?
ああ、これに関しては『働いてるっていう設定にする』ので、無理してその曜日の日にロールをしなくていい。
……って、俺なんか今メタ的な発言したような気がする。まぁ、気のせいか。
あと、ホールスタッフをやりたいのか、厨房で働きたいのかも教えて欲しいな。
まぁ、君の年齢と身長を考慮すればホールスタッフを勧めるよ俺は。
それと、君はもう12歳らしいけど、もうブラジャーはつけているのかい?」
ナチュラルにセクハラをしてくる店長。
貞操というか、いろいろと危ないぞ!
>>674
『了解いたしました』
レクはオーブンの中からトンカツを取り出すと一口サイズに切り、
まだ火の通ってない卵の中に入れて、めんつゆをかけた後にフライパンの蓋を閉めた。
その間にドンブリにご飯を入れる。完成はもうすぐだろう。
『あ、三つ葉などの香辛料は? ときどき苦手な方がいらっしゃるので』
- 676 :アテナ:2010/08/01(日) 01:26:17 ID:7gFzKdaU0
- >>674
「平気なの?ホントに?」
結構切実にディスに確認する。
「うん、ありがとね。ディス」
にこりと微笑む。
>>675
「うわあたしいつの間に言っちゃったんだ!?」
びっくり。
「えと、平日は多分全部大丈夫です!
接客は……多分大丈夫ですよ。あと、個人的には紅茶が特技なので活かしたいななんて思ってたり……!
ホールやりつつ紅茶じゃだめですか?
ブラは……スポーッ!」
流れに沿って答えていくが最後の最後で口が止まる。
「……あ、あぶなかったぁ!」
- 677 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/01(日) 01:28:56 ID:WVrfsEdY0
- >>675
「あう〜…いいにおいしてきたなの〜!
たのしみなの!」
【とても嬉しそうにしながら言う】
「あう〜?こーしんりょう?
よくわからないけどたぶんだいじょぶなの!」
【なんか知らないっぽい…が、ディスはかなり楽観的な言葉を返した】
>>676
「あう〜…『でぃす』は『くろす』といっしょでもだいじょぶだったの」
【そう言って軽く微笑んだ】
「きっとだいじょぶなの!『あてな』もなの〜!」
「あう〜。どいたしましてなの〜。
おなかすいたひとはほっとけないの〜」
【ドンと胸を叩いて言った】
- 678 :銃寺森クロス&レク ◆CROSS/.AzE:2010/08/01(日) 01:34:35 ID:HnkBBDEo0
- >>676
「ホールやりつつ紅茶か、いいね、それ採用!
紅茶くらいならカウンターの中で作れるからそれでいこう。
ブラはスポー? ……チッ、言ってくれなかったか」
おしい、と言ったようにクロスは舌打ち。
その後、メモを書いていたボールペンの頭で額を掻きながら、言葉を続ける。
「……とまぁ、俺はどーしようも無いロリコン変態野郎だ。
こうやってすぐに人を困らせるようなことばかり言うし、ろくに仕事もやらん。
君みたいな子は特に不快になることが多いかもしれない。
ま、この店自体、いろいろと滅茶苦茶だしな。
仕事じゃ麦茶しか出せない奴もいるし、容赦なく店長に歯向かう奴もいれば、そもそも働いてるのか怪しい奴だっている
まだ営業途中だってのにプラネタリウム始めるし、プロレス始めて店が壊れることもしょっちゅうだ。
で、以上のことを踏まえた上で、最後の質問」
クロスはピッとボールペンの先をアテナへと向ける。
「それでも、この店で働いてくれるかい?」
>>677
『かしこまりました』
その言葉を聴いて安心したように、レクはコショウやら三つ葉、ゴマなどをふりかける。
そしてカツ煮をごはんの上に乗せ、
『完成でございます』
カツ丼がディスの前にドンッと置かれた。
- 679 :アテナ:2010/08/01(日) 01:36:48 ID:7gFzKdaU0
- >>677
「そっか、うん。大丈夫だよね、きっとそうだ!」
力強い笑みを浮かべる。
「じゃ、お言葉に甘えさせてもらうね」
わくわく。
>>678
「はい、じゃああたしの紅茶テクをお見せしますよ!」
ニヤリと自信アリ気な笑みを浮かべる。
そして、クロスの話を聞き、10秒ほど考え込む。
「……はい!働かせてください!」
笑顔で答えた。
- 680 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/01(日) 01:43:11 ID:WVrfsEdY0
- >>678
「あうあう〜!まってましたなの〜!」
【ディスはとても嬉しそうな顔で箸を手に持つ】
「いただきますなの〜!」
【そう言って箸をつけようとするが…】
「あう、」
【ふとその目はアテナの方に】
>>679
「うん、そうなの!
できるの〜」
【アテナの笑顔を見て力強くうなずいた】
「あう〜。いまちょーどきたところなの」
【そう言って箸でかつ丼を指す】
「いっしょにたべよっかなの〜」
- 681 :銃寺森クロス&レク ◆CROSS/.AzE:2010/08/01(日) 01:51:10 ID:HnkBBDEo0
- >>679
「よーし、いい答えだ。じゃあこれからもよろしく頼む」
受け取った履歴書をファイルに纏め、クロスもニコリと笑った。
「仕事は……やってりゃ覚えるだろ。
あ、もし身長が足りなくて届かない場合があったら、そこら辺にある台を使ってくれ。
もともと黒瑪瑙用に作った奴でな。ホイールもついてるから動かしやすいぞ。
あ、黒瑪瑙ってのは俺の嫁な」
そう言いつつ、クロスはカウンターの裏にあるクローゼットを開ける。
「さってとー、それじゃあ次は……制服だな!」
>>680
『ああ、二人で食べるのでしたら、どうぞ』
ディスのもう一つ箸と、小さいお椀を渡す。
それと、お玉も。
『どうぞよそってあげて下さい』
- 682 :アテナ:2010/08/01(日) 01:53:22 ID:7gFzKdaU0
- >>680
「ディスの言葉を聞くと、なーんか勇気出るねぇ」
ニコニコ微笑みながら言う。
「うん、じゃちょっともらうね」
箸を店員さんにもらい、パキッと割る。
>>681
「はい!ありがとうございますっ!」
ペコリと勢い良く頭を下げる。
「メモメモ……」
空中にホログラムメモを呼び出しメモをしている。
「制服ですか……ちょっと気になります」
格闘少女とは言え女の子、おしゃれに興味はあるのだ。
- 683 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/01(日) 01:56:53 ID:.6prKP66O
- 「こんばんは〜!三河屋で〜す!」
【間の抜けた声がAGカフェに響き渡る】
「ちょっと誰か手伝ってくれないかな?」
【現われたのは白いロングコートにミントグリーンの髪の男】
【背後には巨大な竜の死体、見ると男のロングコートはボロボロだった】
- 684 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/01(日) 01:56:57 ID:WVrfsEdY0
- >>681
「あうあう!ありがとなの!」
【ディスはそれぞれを手にとって微笑む】
「なんだか、しんせつなの〜」
【嬉しそうに言う】
>>682
「あうあう〜。そうかなの?
つよいことば…だったりするのかなの」
【恥ずかしそうに頭を掻いた】
「あう〜、ちょっとまってねなの。
いま『あてな』のぶんいれるからなの〜」
【そう言ってディスはお玉を使ってかつ丼の一部分を小さいお椀によそった】
「はい、どーぞなの〜!」
【そう言ってよそわれたかつ丼をアテナに差し出した】
- 685 :銃寺森クロス&レク ◆CROSS/.AzE:2010/08/01(日) 02:04:12 ID:HnkBBDEo0
- >>682
「お、なにそのホログラム。すげーな」
そういいつつも服をいくつか取り出す。
「一応、健全な飲食店だからな。エロゲみたいなミニスカニーソな服は無いぜ。
あ、でもそっちの方がいい? それなら作るけど。
基本的には長いスカートにエプロンがついたものかな。
色は黒系と、セピア系と赤系と紺があるよ。好きなのを着るといい。
でも他の店員はみんな自分好みに改造してるけどなww」
四着の色の服をテーブルの上に並べてゆく。
「サイズはフリーサイズだ。気に入ったのをもってけ。
気に入ったのが無いってなら、どういうのが好きなのか言ってくれると俺が作るぜ?」
>>683
「誰だよ三河って。っつーか店の前に何置いてんだオイィ!?」
上弦と巨大な竜の死体を交互に見る。
「何? 何事? 説明プリーズ」
>>684
『それはもう、訓練された店員ですから(キリッ)』
なぜかポーズをキメるレク。
- 686 :アテナ:2010/08/01(日) 02:08:17 ID:7gFzKdaU0
- >>684
「ディスの言葉はねぇ……なんていうか『まっすぐ』だからね」
微笑みながら言う。
「ありがと」
カツ丼を受け取る。
「いただきまーす!」
しっかりと手をあわせて食べ始める。
>>685
「あたしのf・fの機能なんです」
両手にはめられた戦闘用グローブがキィンと甲高い音を出す。
そして、目の前に広げられた4色の服を見て即決する。
「じゃあ、コレで!赤いし!」
赤が好きな少女は赤い制服を選んだ。
「スカートかぁ……動きにくいしなぁ……ショートパンツにしちゃえば……」
手にとった制服を見て呟いている。
>>683
龍の死体を背後にやったロングコート男を見て驚く。
「わわ……竜だ!」
- 687 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/01(日) 02:11:12 ID:WVrfsEdY0
- >>683
「あうあう〜?こんばんわな・・あう?!」
【背後の竜の死体を見て仰天するディス】
「どど、どうしたなの!?そ、それなの」
【首をかしげて指差す】
>>685
「あうあう〜。くんれんされたなの〜…
どんなことしてたのかなの?」
【そんな気にする顔をしながら】
「じゃあいただきますなのー」
【手を合わせて言って食べ始める】
「もぐもぐもぐもぐ」
【しばらく食べ続けた後】
「あう〜!とってもおいしいなの〜!」
【笑顔になって言った】
>>686
「あうあう〜…まっすぐ…て、どんなかんじかなの」
【どこか嬉しそうにしながら言う】
「あう〜。もぐもぐ、おいしいかなの?」
【横目にアテナを見ながら言う】
- 688 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/01(日) 02:12:54 ID:.6prKP66O
- >>685
「……ふふんっ」
【凄いどや顔で笑う、面白かったでしょ?的な】
「あ、食べます?角と舌の為に狩ったんですが、余らせては勿体ないでしょ?
だからお裾分けに来ました!
あ、私珈琲ね」
【竜は入らないので入り口の前に放置】
>>686>>687
「狩ったんだよ、私が……」
【笑って頷き、二人を見る】
「あ、よかったらお嬢ちゃん達……食うかい?」
【しきりに人に食べさせようとする上弦お兄さん39歳】
- 689 :銃寺森クロス&レク ◆CROSS/.AzE:2010/08/01(日) 02:18:15 ID:HnkBBDEo0
- >>686
「何コレすげぇwwwwwかっけぇええwwwwwww」
マジマジとグローブを見るクロス。
グローブ、メカ、と聞いてトキメかない男がいる筈が無い。
「へぇー、すっげぇなー。こういうの使えるっていいなー、うらやましいわー」
……っと、制服の話だったか。赤色でオッケーだな?
ショートパンツなら、やろうと思えば出来るぜ。やろうか?」
>>687
『それはもう、血のにじむような努力を。
リンゴの皮を途切れないように剥いたり、
皿を何枚も洗って速度と精度を磨いたり、
掃除もホコリや汚れの特性を科学的に研究したりと、
もうありとあらゆることを!!
ディスさんもやってみては?
良い経験になりますよー』
ただし、その特訓メニューは悪魔用に作られている為、
強化人間程度の人物が耐えられるかどうかは未知である。
「舌と角って……アレか? 錬金の材料か?
ともかくココにあったら邪魔だな……レクー! コレ裏に運んどいてー」
『了解しました』
『解体もしておきますね』
レク(二体目と三体目)が返事をし、五体目から十二体目まで総動員して、竜を運んでゆく。
「ったく、いきなり来るんだなテメェは。
あ、コーヒーな、ちょっと待て」
洗浄したばかりのコーヒーメーカーを動かし、カップにコーヒーを淹れる。
- 690 :アテナ:2010/08/01(日) 02:20:48 ID:7gFzKdaU0
- >>687
「うー……。上手く説明できないなぁ……」
考えつつカツ丼を食べる。
「うん、美味しいよ!」
それは事実のようで、箸はよく進んでいる。
>>688
「強いんですね……」
感心したふうに言う。
「ドラゴンですか……昔食べたのはお肉柔らかくて美味しかったです」
「えと、少し欲しいです」
ちょっと照れたふうに言うアテナ。
>>689
「ずっと一緒に戦場を駆け回った相棒なんです!」
f・fを大事そうに撫でて言う。
「あ、じゃお願いです」
軽く頭を下げてお願いする。
- 691 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/01(日) 02:23:08 ID:WVrfsEdY0
- >>688
「あうあう…こんなおっきいのなの?
すごいの〜」
【驚いた顔で言う】
「え、えっと…おいしいのかなの?」
【的外れなことを言いながら首をかしげた】
>>689
「あうあう〜。すごいの〜。いろんなことをずっとやってきたから
ここまでできるの〜」
【感心して頷いた】
「あう〜…でもむずかしいなの〜。『でぃす』いろんなこと
そーっとしないといけないからなの…できるかなの?」
【少し困った顔でレクに向けて言った。スーパーマンのきもちみたいなものだろうか】
>>690
「あう〜…むずかしいことばなのかなの…
でもなんとなくいいことばみたいなの!」
【微笑んで言った】
「そっかなの!うれしいなの!
『れく』はおりょーりじょーずなの!」
【そう言って上機嫌でディスも食べ進める】
- 692 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/01(日) 02:28:56 ID:.6prKP66O
- >>689
「そうですよ、大変だったんですよ〜?
こう、辺りの情報集めて、無害な竜は可哀相だから見逃し、近隣の住人に危害を与えてる竜の純血種を狩る……
中々きつかった……」
【席に座り込み、珈琲を待つ……】
>>690
「だろ?格好いいでしょ?」
【歯をキランッとさせて格好いいポーズ】
「今、裏に運んじゃったからあとでクロスさんに言って切り分けてもらいなさい」
【声色は優しい印象をアテナに与えるのだった】
>>691
「ははははは!爆弾とかを駆使すれば簡単さ!
自分がやられたら痛いけど!」
【グッと親指立てて笑う】
「美味しいよ?よく食用ドラゴンとかあるよね?
そんな感じ味だよ?」
- 693 :銃寺森クロス&レク ◆CROSS/.AzE:2010/08/01(日) 02:34:15 ID:HnkBBDEo0
- >>690
「おっけー。次に来た頃には完成してると思うぜ。
そんじゃ、改めてよろしく頼むわ」
ペコリと頭を下げた。
「あ、働く日にちが決まったら、あらかじめシフト表に書いておくように。
んで働いた日は、その日の終わりに自分のシフトの欄に働いた日と時間を書いておくこと。
じゃないと給料出ないから気をつけろよー。
他の店員も紹介したいけど、ま、面倒だから各自やっといて。よろしく」
どこまでも適当な店のようだ。
>>691
『あー、そういえばディス様は普通の方より少々力が強いようで。
困りますよねぇ、そもそも人間界の物質はモロ過ぎるのがいけないと思うんですが』
ぷんすかと怒るレク。
怒っても仕方ないとは分かってはいるのだろうが。
『なんでもかんでも頑丈にするに越したことは無いと思うんですけどねー。
その分魔界はいいですよー。みんな無駄に頑丈です』
>>692
「うへぇ面倒だなそりゃ。聞いただけで気力削がれるわ」
眉間に皺を寄せつつ、コーヒーを上弦の前へ。
「で、わざわざお裾分けしに来てくれたワケだ。ご苦労さん。
このコーヒーくらいはサービスしてやんよ」
- 694 :アテナ:2010/08/01(日) 02:37:07 ID:7gFzKdaU0
- >>691
「うん、悪い意味はないよ」
笑いながら答える。
「本当に美味しぃな……。コレはあたしも頑張らないと」
瞳の奥に燃える闘志を秘めつつカツ丼を食べる。
>>692
「おお……」
なんとなく拍手をする。
「はい、わかりました」
笑顔で答える。
「ドラゴンかぁ……楽しみだなぁ……」
わくわくしている。
>>693
「はい!楽しみに待ってますね!」
輝く笑顔をクロスに向ける。
ホログラムメモを呼び出し、又メモしておく。
「めもめも……」
終わったようだ。
「コレでやっとみんなの食費がまかなえる……」
安堵のため息を突く。
- 695 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/01(日) 02:40:10 ID:WVrfsEdY0
- >>692
「あう〜。ばくだんなの〜…
こんなおっきいのもたおせるなんてすごいなの〜」
【どんな代物か分からないようだが、納得したようにうなずいた】
「そっかなの〜!おいしいならたべてみたいなの〜」
【美味しいと聞いてこれまた微笑んだ】
>>693
「うん…なかなかなれないの〜…
あう〜。たしかにこまるけど、しょうがないなの」
【ため息をつく】
「あう〜、がんじょーなんだなの。
いろんなものがなの〜?ひとも、ものもなの〜?」
【感心しているようだ】
>>694
「あう〜。これからもまっすぐでがんばるの〜」
【少しおどけながらディスは言った】
「うん、ここのひとにまけないおいしいごはんを
『あてな』もつくろなの!」
【おうえんするの!と言って大きくうなずいた】
【そして改めてもぐもぐかつ丼を食べ始める】
- 696 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/01(日) 02:42:06 ID:.6prKP66O
- >>693
「お、有難うございます!
いやぁ、よかったよかった運んでくるの大変だったんだよな〜!
喜んでいただけて何より何より!」
【珈琲を受け取り、不意に真剣な表情をする】
「で、喜んでくれたついでにお話があるのですが……」
>>694
「君も喜んで頂けたようで何よりだよ、私は上弦、お嬢さんは?」
【胸に手を当て頭を下げる】
>>695
「あぁ、もしかしたらお嬢ちゃんだって倒せる爆弾かもしれないぞ〜?」
【悪戯な笑いはディスを恐がらせようとしている】
- 697 :銃寺森クロス&レク ◆CROSS/.AzE:2010/08/01(日) 02:46:22 ID:HnkBBDEo0
- >>694
「んん? みんな?
誰かと一緒に暮らしてんのか」
『店長、解体が終わりました』
「早ッ!? ああ、じゃあ冷蔵庫の中に。
あ、一キログラムくらいこっちに持ってきてくれ」
『わかりました』
執事服の青年(なんか一杯いる)と会話しつつ、アテナに質問。
>>695
『人は殺されてますよー。魔界ですから^^』
にこやかに言うレク。
『でも他のは頑丈だったなー。業火とか石の雨に耐えなきゃいけないから、必然的に全ての家具が頑丈です。
それでも死ぬ時は死ぬんですけどねー。いきなり隣人に刺されたり。あははははははははは』
>>696
「まぁな、竜の肉は大好きだ。
今度、竜の友人の前でステーキにしてやろうと思ってるよ」
完璧に嫌がらせである。
「で、話ってなんだ?」
- 698 :アテナ:2010/08/01(日) 02:48:48 ID:7gFzKdaU0
- >>695
「じゃ、あたしもディスに負けないように頑張らないと」
アテナも少しおどけて言う。
「よぉし、がんばるぞーぉ!」
気合を入れてカツ丼を食べる。
>>696
「あたしは萌葱アテナです!よろしくお願いします上弦さん」
「あ、あと。ここで働くことになりましたので、それもよろしくです!」
>>697
「えっとですね……、今は――3人、いや4人ですか」
「『私の世界』での友達皆で暮らしてるんです」
異世界から来た魔法少女、それがアテナである。
「あと、出来ればドラゴン肉おすそ分けして欲しいんですけど……」
ちょっと肩身が狭そうに言う。
- 699 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/01(日) 02:51:40 ID:WVrfsEdY0
- >>696
「う〜…それはこわいの…
『でぃす』にはつかわないでほしいの…」
【爆弾の話を聞いてディスは少々首を振って怖がった。効果はあったようだ】
>>697
「あうあう、…そっかなの」
【ちょっと冷や汗を流しながら言う】
「あう〜…そんなことがあるの…
まかい、こわいところなの」
【少しだけ作り笑いを浮かべて言った】
>>698
「うん、がんばなの!『でぃす』もまけないつもりなの!」
【ディスはとても楽しそうに言った】
「あうあう〜!げんきなの〜!」
【ディスは微笑んでかつ丼を食べ始める】
【量を比較するとアテナよりも早く食べているようである】
- 700 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/01(日) 02:55:35 ID:.6prKP66O
- >>697
「うわ、クロスさん嫌な人」
【苦笑いを浮かべて話を聞きつつ、上弦は自分の話を始める】
「いやね、竜の角と舌が手に入った事によりましてね……
近々、遺跡探索に戻る為にこの都市を出ていこうかと思いましてね?」
【どこか寂しそうな横顔、クロスは気付くだろうか?】
>>698
「よろしく、アテナちゃん……
そうか、君も働くのか、あの子にも同僚が出来た訳か……
いやしかし、あの子といいこの子といい……このカフェはウェイトレス可愛すぎじゃないか?」
【挨拶のあと、何かブツブツ言っていた】
>>699
「ハッハッハッハッハ!
冗談だよ冗談!
もしそうだとしても使わないよ、絶対ね?」
【笑ってディスの肩を叩き、安心するように促す】
- 701 :銃寺森クロス&レク ◆CROSS/.AzE:2010/08/01(日) 02:59:15 ID:HnkBBDEo0
- >>698
「何? もしかして異世界ってヤツ?
……へぇ、そりゃ面白そうだな。
異世界ってのには興味がある。
この世界と他の世界がリンクするに至った経緯、その方法。
考えただけでもワクワクするね!」
そう言いつつも肉を取り出し、
「ああ、ちょうど俺も肉を配ろうと思ってた。
俺んトコだけじゃ喰いきれないからな、店員全員に配ろうと思ってる。
はい、お前の分」
先ほど執事服の青年から渡された肉を、アテナに渡した。
>>699
『もともと人間を苦しめる為だけにある世界ですからねー。
だから俺たち悪魔は元は人間から搾取する側なんだy……
……ああ、すみませんディス様、少し怖がらせてしまいましたね。
ご安心を、この世界にいる限りは、この世界で言う「理不尽」な理由で殺されたりはしませんよ」
悪魔とは思えないにこやかな笑顔で言った。
>>700
「なんだ、いなくなっちまうのか? そりゃ寂しくなるな」
ただ正直に、率直に感想を述べるクロス。
「なんだよ、ここを拠点にはできないのか?」
- 702 :アテナ:2010/08/01(日) 03:03:32 ID:7gFzKdaU0
- >>699
「ライバル同士、がんばろーね!」
力強い笑みを浮かべ弾んだ声で言う。
「さて、と。ごちそうさま」
分けてもらった文を食べ終え、一応は腹の虫は収まったようである。
>>700
「はい!」
ブツブツ呟いているのを一瞬不審がったが、先程のクロスに比べればどうということはなかったので
機にしないことにした。
>>701
「似たようなものですね……。家の愛香がちょっと瞬間移動の装置作る実験してたんですけど
何が間違ったのか失敗してこの世界に来ちゃってですね……しかも国軍の連中まで付いてきちゃったみたいだし……」
溜息をつく。
「この都市に迷惑かけないためにも何とか壊滅させないと……」
真剣な表情で呟く。
が、肉を渡された瞬間シリアスモードからパッと表情が変わり満面の笑みになる。
「ありがとうございますッ!」
>>701
- 703 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/01(日) 03:06:41 ID:WVrfsEdY0
- >>700
「あうあう…よかったの〜」
【ディスはほっと胸をなでおろした】
「…えっと、りゅー、をつかまえたのは…つの、と、したがひつよーだったの?」
【何か思いついたのか確認するように言う】
>>701
「あう〜…そうなの…あう?」
【少し落ち着いた顔をする】
「そっかなの…よかったの…
『れく』も、そうなのかとおもったの…」
【魔界の話を聞いてやっぱり怖かったらしい…】
「あう〜。あのおにく、ちょっともらったらだめかなの?」
【ドラゴン肉をちらりと見て物欲しそうな顔で言った】
>>702
「うん!おたがいがんばるなの!」
【こちらも力強く微笑んだ】
「あう!こっちもごちそさまなの!」
【そう言ってディスも器を空っぽにして元気な声で言った】
- 704 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/01(日) 03:10:31 ID:.6prKP66O
- >>701
「えぇ、私も寂しいですね……
でもまぁ、今すぐでは無く、ここでの事をやるだけやってからですかね」
【笑いながら、上弦はクロスを見て】
【この都市を拠点にと言う言葉に再び笑う】
「ははははは!そうですね、かなり遠方ですからね〜!
ワープ機械が出来れば楽ですよね!」
>>702
「まぁ、同僚の子とも仲良くしてあげてね?」
【怪しいが基本優しい男である、上弦と言う男は】
「あと、私みたいな髪色で真っ白な服着てる女の子を見たらよろしくね?
私の娘だからさ」
>>703
「そうだよ?
まぁ、荒らし回って、周りに迷惑をかけていたみたいだったしね?」
【急に確認されて、不思議そうに答えた】
- 705 :銃寺森クロス&レク ◆CROSS/.AzE:2010/08/01(日) 03:16:32 ID:HnkBBDEo0
- >>702
「なんかスゲー物騒な単語が聞こえたけど、俺は気にしないことにしたのであった、まる」
クロスは「やれやれ、また面倒なこと抱えた店員が来たもんだ」と呟き、盛大にため息を吐く。
どうやらここの店員は、多かれ少なかれみんな厄介ごとを抱えているようだ。
「ま、俺の店に手を出したら、ただじゃおかないけどな」
店。それはその店に属する店員も当然の如く含まれている。
「いざとなったらうちの店に来い。一個師団ぐらいなら余裕だ」
>>703
『竜肉ですね、少々お待ちを。おーい、五号ー』
『聞いてましたよ。肉でしょう。何キロくらい?』
『そうですね、ディスさん一杯食べますし、四キロくらい?』
『ちょっと斬ってくる!』
『少々お待ちを』
レクの分身があわただしく動いている。ちょっと気持ち悪い図だ。
>>704
「作れるヤツいるんじゃね、ワープ機械とか転送装置とか」
軽く答えつつ、クロスは上弦の前に座る。
「でも、俺としてはちょっと話が急に感じるぜ。
いきなり出て行くなんて……
そもそも、今まではどうしてこの都市にいたんだ?」
- 706 :アテナ:2010/08/01(日) 03:34:13 ID:7gFzKdaU0
- >>703
「また今度、模擬戦やろーね」
軽く拳を振って言う。
「よぉし、まだ働いてないけど……片付けてくるよ!」
おわんを持ってキッチンにおいてくる。
>>704
「はい!了解です!」
>>705
「えと、あの……本当にありがとうございます!」
ペコリと頭を下げる。
時間を確認するとちぶ遅い時間になっていたため、軽く会釈すると店を出て行く。
「えと、今日はホントありがとうございましたー!」
- 707 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/01(日) 03:36:08 ID:WVrfsEdY0
- >>704
「あう〜…そこって、」
【何だか真剣そうに言う】
「とってもおいしいのかなの?」
【……真面目に聞いた割には何て事のない質問だったようだ】
>>705
「あうあう〜…いろんな『れく』がいるなの…」
【しばらくぼーっとその光景を見ていたが】
「あう!ありがとなの!」
【ハッと我に返って慌てて頭を下げた】
>>706
「あう〜!よろこんでなの!
こんどはがんばるからなの!」
【そう言ってほほ笑む】
「あう〜!またねなの〜!」
【軽く手を振って見送った】
- 708 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/01(日) 03:37:52 ID:.6prKP66O
- >>705
「まっさか〜?流石に無理でしょ〜?
まぁ出来たら有り難いですよね!」
【上弦も軽く笑う】
「今までは、娘に錬金術を教えたり……カリオストロの刺客から娘を守ったり……
厄介な奴とドンパチやらかしたり……ゼオラを助けたり……
本当はもっと早く帰るつもりだったのですが、無駄に頑張っちゃって……」
【苦笑いで誤魔化しつつ、上弦は話を続ける】
>>706
「ん、バイバイ!また会おうね!」
【手を振り、アテナを見送る】
>>707
「え?いや、確かに舌は美味しいらしいけど……
だ、ダメだよ!?あげないからね!?」
【手をブンブン振って拒否】
- 709 :銃寺森クロス&レク ◆CROSS/.AzE:2010/08/01(日) 03:42:59 ID:HnkBBDEo0
- >>706
「おう、それじゃまたな。
次はよろしく頼むぜー」
ブンブンと手を振って見送った。
>>707
『いえいえ、お気になさらず。
腐ってしまうよりは誰かの栄養となった方が良いでしょう』
そう言って肉を吸水シートで包み、さらにサランラップやビニール袋でコーティング。
それを布で包み込んでゆく。
『はい、どうぞ』
>>708
「なーるほーどね。いろいろと立て続けにあったわけだ。
で、帰ってくる予定はあるのか?」
- 710 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/01(日) 03:44:24 ID:WVrfsEdY0
- >>708
「あうあう〜。じょーだんなの〜」
【軽く舌を出して言った。お返しのつもりのようである】
「それは『じょーげん』にひつようなのなんだよねなの!
だからそれはいらないの〜」
【優しい顔になって言った】
>>709
「あう、おいしいものはたべないとねなの!」
【嬉々とした顔で肉を見つめる】
「あう!ありがとねなの!」
【ニコニコしながら肉の包まれた袋を受け取った】
- 711 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/01(日) 03:50:12 ID:.6prKP66O
- >>709
「えぇ、もちろんそのつもりです帰ってきますよ?
帰って来たら、娘をモフモフ、ゼオラをモフモフ、ディスをモフモフ……あ、ついでにクロスさんもしてあげましょうか?」
【帰ってくる気はあるらしい……内心はわからないが……】
>>710
「ま、まさかお嬢さんがこんな冗談を言うとは!」
【やられたっ!と言う感じで上弦は悔しがった】
「……イイコダナー……」
【ディスの顔を見て、上弦は泣きながら感動する】
- 712 :銃寺森クロス&レク ◆CROSS/.AzE:2010/08/01(日) 03:57:36 ID:HnkBBDEo0
- >>710
『包帯に包めば安全に持ち帰れると思いますよ?
焼くなり煮るなりお好きにどうぞ』
>>711
「ん、帰ってくるつもりがあんなら、安心した。
言って来いよ。理由も事情もよくわからないけど、行かなきゃいけないんだろ?」
ニシシと笑って、頷くクロス。
「さて、と、俺はそろそろ寝るわー。
明日は忙しくなりそうだからな」
忙しくなる、おそらく上弦から貰った肉をいろんな場所に配るつもりなのだろう。
それは要するに、上弦の遠出をいろんな人物に伝えることにもなる。
「じゃあな上弦、気をつけて」
そう言ってクロスは、「STAFF ONLY」と書かれたドアの向こうに消えていった。
- 713 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/01(日) 04:01:05 ID:WVrfsEdY0
- >>711
「あうあう、びっくりしたからおかえししたんだよなの!」
【おどけるように言う。なんとも楽しげな顔だ】
「あうあう…なかないでなの〜。
『じょーげん』にははやくげんきになってほしいからなの」
【何気なく顔を向けて言う】
>>712
「あうあう!そうなの〜!じゃあそうやってもってかえるの!」
【ディスは嬉しそうに包帯でお肉と包んだ袋をくるんで行った】
「あう〜!またねなの〜!」
【嬉しそうにしながら大きく手を振った】
「…ふぁ〜…『でぃす』ねむくなってきたの」
【そう言ってディスはゆっくり立ち上がった】
「おみやげもできたから、きょうはかえるの」
【ゆっくりディスは店の外へ歩き出した】
「じゃあまたねなの〜!」
【そう言ってほほ笑むとゆっくりと扉の外へと出て言った】
//自分も眠いので寝ます…
- 714 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/08/01(日) 04:04:42 ID:.6prKP66O
- >>712
「有難うございます、少しの間はまだこの都市にいるので、また会いましょう」
【頭を深々と下げ、上弦はクロスを見送る】
「ふ、やはり……クロスさんはクロスさんだな……」
【いつもと変わらぬカフェの主人を見て、上弦は安心していたのだった】
>>713
「こいつめ!」
【チョコンとディスをつついて、上弦は笑う】
「有難う、お嬢さんの笑顔を見たら体が元気になったよ!
気を付けて帰りなさいね!」
【去るディスに手を振り、上弦は見送る】
「私も……帰るか……」
【一人になったカフェで、上弦は珈琲を飲み干し、そこをあとにした】
- 715 :東西南北 良方:2010/08/01(日) 13:04:08 ID:7gFzKdaU0
- 公園の広場に紫色のドレッドヘアにアロハシャツ、サングラスの青年が立っている。
青年の周囲には10人ほどの黒服が血だらけで倒れており、青年の手にナイフが握られているのを見ると
青年が黒服を倒したのだということがわかるだろう。
そしてため息を付き、言う。
「やっぱし居場所バレちまったか……」
頬の刻印から流れる血を虚空から取り出したタオルで拭き取る。
刻印は現在1の数字になっている。
- 716 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/01(日) 13:08:09 ID:9qS3TsAM0
- >>715
「また随分と派手にやっているな、東西南北君」
さも当然であるかのように、良方の背後。
そこに灰色の髪をした男が立っていた。
「いやはや、しかし何時見ても惚れ惚れする手際だ」
倒れている黒服の近くで屈み込んで、傷の具合などを見ている。
- 717 :東西南北 良方:2010/08/01(日) 13:10:13 ID:7gFzKdaU0
- >>716
「……テメェか……」
ばっ、と振り返り相手を確認すると、少し力を抜いた。
「戦いの手際なんざほめられても嬉しかねぇな……」
黒服のバッジは機関のものだということがわかるかも知れない。
良方は虚空から大きな絆創膏を出し、刻印を隠すように頬に貼り付ける。
- 718 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/01(日) 13:14:28 ID:9qS3TsAM0
- >>717
「くく、悪かったな私で」
他にロクな研究者はいたかな、と思案しつつ言う。多分いない。
「『強い』というのは確実なアドバンテージになると思うのだがね。
一対一でも、一体多でも」
灰堂の言う“多”――それは恐らくは機関の事だろう。
「ふーむ……しかしそれは実に面倒そうだな」
絆創膏を貼る様子を見て、眉を顰めながら。
- 719 :東西南北 良方:2010/08/01(日) 13:17:33 ID:7gFzKdaU0
- >>718
「機関ってだけでも反吐が出そうってのに、研究者だしな。テメェ」
軽く視線をやりつつ、シガリロを取り出し吸い始める。
「……力がねぇとこの先好き勝手に生きてくのは、難しいだろうがな」
嘆息しながら呟く。
「だからってこんな傷晒して歩けるかよ」
少しいらつきつつ言う。
- 720 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/01(日) 13:24:31 ID:9qS3TsAM0
- >>719
「そしてその上第三研究科の科長でもある」
立ち上がり、そして振り向き。
自らを嘲るように笑った。
「……我々としては正直肩書きなんて物はどうでもいいんだがね。
それこそ、好き勝手に研究さえ出来れば」
「ここまで生き残って来られたのならば、心配は要らない」
笑みを浮かべながら頷き、続ける。
「少なくとも、私はそう考える」
「それならば 治してしまおう 零の“刻印(キズ)”」
何故か五七五。
「機密サーバーにでもアクセスすれば解呪法でも載っているだろう」
どうみても不法アクセスです。本当にありがとうございました。
- 721 :東西南北 良方:2010/08/01(日) 13:25:55 ID:7gFzKdaU0
- >>720
「……チッ、まあ……他の研究者よかは逆にマシかも知れねぇがな」
- 722 :東西南北 良方:2010/08/01(日) 13:26:25 ID:7gFzKdaU0
- //うわミスって途中投稿スマソ!
- 723 :東西南北 良方:2010/08/01(日) 13:28:30 ID:7gFzKdaU0
- >>720
「……チッ、まあ……他の研究者よかは逆にマシかも知れねぇがな」
紫煙を吐き出しながら言う。
「この程度にやられるほど弱かねぇのは確かだな」
黒服に目をやり言う。
「……ナンバーズが来たら別かもしれねぇが」
ぼそっと呟いた。
「調べてみるか」
割と真剣に検討する。
- 724 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/01(日) 13:37:43 ID:9qS3TsAM0
- >>723
「一時期は科の総力を挙げて野菜を栽培していた時期がある位だ」
のんびりしすぎである。
「……確かに他の科の行いは、お世辞にも善いとは言えないな」
苦虫を噛み潰すような表情をして、灰堂は言う。
「それにしてもナンバーズ、か――」
うーむ、と眉を顰めて
「――他の研究者のやる事は訳が分からないな」
本日のお前が言うな賞。
「! ……君は私の楽しみを奪うつもりかね」
嫌そうな顔をする。お前もするつもりだったのか。
- 725 :東西南北 良方:2010/08/01(日) 13:40:22 ID:7gFzKdaU0
- >>724
「テメェも嫌いだが……まだお前のところにいたほうがマシだったのかも知れねぇな……」
「どっちにしてもお断りなのは変わらねぇが」
デレているのか?コレはデレているのか?
「俺はあいにく只のモルモットだからな、俺こそ理解不能だ」
シガリロの先からはゆっくりとした紫煙が立ち上る。
「お前の楽しみのために動いてるわけじゃねぇよ」
- 726 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/01(日) 13:47:19 ID:9qS3TsAM0
- >>725
「我が第三研究科は誰でもウェルカム……」
なんかざわざわしてそうな言い回し。
「何せ一時期は邪気眼使いが所属していた事もあるのだよ――
――ああ、私が創り出した彼らではなく」
一時期、この男は“人工邪気眼”の研究をしていた事がある。
彼ら、とは恐らく。
「モルモットねぇ……そう自らを卑下する事も無いだろう」
はぁ、と溜息を吐き。
「能力云々以前に、君は優秀だと思っているがね? 私は」
なんかこっちもデレてるんだけどこわい
「私の暇潰しになりそうな調べモノを見つけたと言うのに……」
心底つまらなさそうに言う。
- 727 :東西南北 良方:2010/08/01(日) 13:51:38 ID:7gFzKdaU0
- >>726
「だが断る。もう機関には関わらないことにしてるんだ」
煙をゆっくりと吐き、それを目で追いながら。
「優秀、ねぇ……。自分としてはそうは思えねぇがな」
ドレッドヘアーを治している。
「テメェに狩りは作りたくねぇ、お断りだ」
- 728 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/01(日) 13:55:52 ID:9qS3TsAM0
- >>727
「うーむ、そうか……それは残念だ」
残念そうに肩を落とす。
「その配色センスは評価に値すると思うが」
さらり。
黒のコートの警備員とは正反対の支持一色。
「他人の嫌がる事を進んでやれ、と前任の科長に言われているのでね」
くくく、ととても楽しそうに笑う。本当に嫌な奴だこの人。
- 729 :東西南北 良方:2010/08/01(日) 13:58:18 ID:7gFzKdaU0
- >>728
「テメェが残念だろうが俺には関係ネェよ」
ツンモードに入った。
「……ありがとよ」
少しそっぽを向いて言う。
「うわひどい、やっぱ俺お前苦手だわ」
ため息を突きながら言う。
- 730 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/01(日) 14:02:29 ID:9qS3TsAM0
- >>729
「だが覚えておくんだな。
私が君のスカウトを諦めようとも、何れ第二第三の科長が現れ――」
なんか言い出した。
「んんんー? 何を言ったかよく聞こえなかったんだが」
耳に手を当て笑みを浮かべて、訊き直す。
性根腐ってやがる。
「おいおい、冗談だろう……」
どこぞの緑髪のアイツ的な。ニヤリ的な。
「……ああ、今のはジョークだと言う意味でだ」
- 731 :東西南北 良方:2010/08/01(日) 14:06:30 ID:7gFzKdaU0
- >>730
「……どこの魔王だよ……」
ぼそっと突っ込む。
「……だーかーらッ」
- 732 :東西南北 良方:2010/08/01(日) 14:08:01 ID:7gFzKdaU0
- >>730
「……どこの魔王だよ……」
ぼそっと突っ込む。
「……だーかーらッ!……ありがとう、っつたんだよ」
そっぽ向きながら言う。
コレがかわいい女の子ならいいが、現実は紫ドレットヘアグラサンアロハである。
「緑髪のエレアは殺せっ!」
突然叫ぶ良方。
「ハッ、俺は一体何を……」
- 733 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/01(日) 14:11:28 ID:9qS3TsAM0
- >>732
「カノッサのだが」
さらり。
いやさらりじゃないが。
「……そうだ、人の脳内にフィルターを掛ける機構を製作しよう」
これが事の始まりだった――
つづかない。
「はいはいどう致しまして。
しかしなんだ、その様子を見るとアレだな? 誰かしらにボロクソ言われたな?」
「魔法書は安全な家の中で読むと良い(ニヤリ」
「……はっ、私は今何を……」
- 734 :東西南北 良方:2010/08/01(日) 14:15:54 ID:7gFzKdaU0
- >>733
「魔王いたのかよ……知らなかったぞ」
割と真剣に言う。
「合う人会う人みんなボロクソ言ってくるぞ……」
ため息をつく。
「なんだったんだ一体……」
螺旋の王かわいいお……
- 735 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/01(日) 14:21:01 ID:9qS3TsAM0
- >>734
「確か破壊魔術を専門にしている奴がそう呼ばれていた、ような気がする」
今も居るかは知らないがね、と続けて。
「ああ、だろうな」
掌を返すとか言うレベルじゃない。
540度スピンである。
「さぁ……?」
とりあえず機械の神を信仰すると良いマニ。
- 736 :東西南北 良方:2010/08/01(日) 14:22:44 ID:7gFzKdaU0
- >>735
「うわ怖いな……。負ける気はしねぇが戦いたくはない」
真剣に言う。
「おいぃ!テメェも否定すんのか!燃やすぞ!オイ燃やすぞ!」
絆創膏に血が滲み右手に火が生まれる。
- 737 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/01(日) 14:26:11 ID:9qS3TsAM0
- >>736
「一度だけ会った事があるんだがもう思考回路が可笑しいよ奴は」
こいつに言われるなんて、もう相当らしい。
「はぁ? 君が私に勝てるとでも思っているのかね?」
無理無理、と言わんばかりの馬鹿にした表情を作り、言う。
「忘れたのか、私は研究者であり――超能力者だぞ?」
しかも若干チートじみてるし。一歩間違えればTUEEEEだ。
- 738 :東西南北 良方:2010/08/01(日) 14:29:23 ID:7gFzKdaU0
- >>737
「テメェがおかしいって言うならもう本気でおかしいんだな」
うんうんと頷いている。
「はぁ?舐めんな、いいぜ!一応扱いとしちゃあ模擬戦だが、本気で戦ってやらァ」
火は炎となっていく。
//最近戦闘して無かったから戦いたいのだけど、いい?
- 739 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/01(日) 14:31:49 ID:9qS3TsAM0
- >>738
「もう相当だ、私じゃ相手にならん」
相当らしい。
「宜しい」
にやり、と笑って灰堂は言う。
「いっその事全力で戦おうじゃないか。
しかしお互い死ぬには早すぎる――箱庭でどうかね?」
と、近くにある端末を指差した。
//構わんですよー
//そんじゃあイベスレ移動ですかね?
- 740 :東西南北 良方:2010/08/01(日) 14:33:24 ID:7gFzKdaU0
- >>739
「テメェにそう言わせるタァ……半端ねぇな」
むしろ感心した様子だ。
「ああ、構わねぇ」
短く肯定の意思を示す。
//そうっすねー!
んじゃイベcでおk?
- 741 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/01(日) 14:35:08 ID:9qS3TsAM0
- >>740
「今風に言えばマジパネェという奴だ」
パネェらしい。
「よし、それでは――イデアの箱庭で会おう」
にっと笑って、灰堂は姿を消した。
//おこk!
//ステージはどうしましょうか
- 742 :東西南北 良方:2010/08/01(日) 14:36:16 ID:7gFzKdaU0
- >>741
「マジパネェ」
サングラスを直しながら言う。
「ああ」
短く答え良方も姿を消す。
//んじゃ、森とかでどうだい?
- 743 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/01(日) 14:36:49 ID:9qS3TsAM0
- >>742
//了解ー、先行きますおー
- 744 :なんだか元気そうな男:2010/08/02(月) 02:01:38 ID:xm/dFKGs0
- 「困ったな……」
とある公園にて、ビニール袋の中に大根を大量に入れた男が一人佇んでいた。
困っているようにも、暇そうにしているようにも見える。
「とりあえず大根でも食えば幸運が巡ってくる気がするぜ!!」
そう言うと、袋から大根を取り出し、ボリボリとそのまま食い始める。
- 745 :名も無き異能都市住民:2010/08/02(月) 02:18:31 ID:7hcwnxwgO
- >>744
「初めて見た」
ふと、男の前に黒猫が。
その猫は不思議なことに尾の先のみが白い。
「大根そのまま食べる人」
さらに不思議なこと。
その黒猫は口を開けると言葉を喋った。
- 746 :なんだか元気そうな男:2010/08/02(月) 02:24:33 ID:xm/dFKGs0
- >>745
「んお!?げほっげほっ!」
驚いて喉を少し詰まらせた。
落ち着かせた後に俺は聞く。
「この世界にも猫はいるのは知ってたが、喋るとは思わなかったぜ!
俺をビックリさせるとは、やるなネコさん!!で、なんで尾が白いんだ?」
大根をそのまま食うことを驚かれるのはそう少ないことではないらしい。
猫が喋る事にも、驚きはすれ、奇異の視線も送っていない。
というか、興味の全てが尻尾に注がれているようである。
- 747 :名も無き異能都市住民:2010/08/02(月) 02:33:07 ID:7hcwnxwgO
- >>746
「んー、恐らくキミもそうだった様に僕もそうさ」
続き、立ち上がると右の手……右前足で髭を撫でる。
自身の前へ出てきた尻尾。
その先端の白い部分を掴み男に向ける。
「そう、つまり僕も初めて」
髭と尻尾から手を離し前足二つを上へ向けた。
「僕が喋るのも立つのも、尻尾の先だけが白いのも。全部に納得が行く答えがあるんだけど……キミに解るかな?」
尻尾を動かし、その先端で男を指す。
- 748 :大地士:2010/08/02(月) 02:37:16 ID:xm/dFKGs0
- >>747
「うーん…アレか?『星から来た友人』って奴?」
真剣な面持ちで、男は答えた。
と、ここであることに気づいたのか、口を開く。
「おお、そうだ。自己紹介が遅れたぜ。
俺は大地士!年齢は22歳職業はなし!」
元気よく言うが、ようは無職という事である。
- 749 :名も無き異能都市住民:2010/08/02(月) 02:44:01 ID:7hcwnxwgO
- >>748
「あーっ。惜しい」
その手で目を覆い、声を漏らす。
「ヒントを上げても良いんだけど……めんどくさいから答え言っちゃうね」
男の顔を指した尻尾はゆらゆらと猫の背中へと帰っていく。
「人間じゃないんだ。僕は」
ニッ。
そんな感じで笑う猫。
「……はいはい、今流行りのニートって奴?」
実はコイツも似たような物である。
- 750 :大地士:2010/08/02(月) 02:48:14 ID:xm/dFKGs0
- >>749
「へぇー!グロンギとかワームみたいな奴か?
それともアレか?ファンガイア?」
意味不明な言葉を羅列する男。
分かる人にはわかるのだろうが、目の前のネコは理解できるのやら。
「んー。ま、間違ってないな!
仕事してないって点だけは!」
元気よく言うことではない気がする。
- 751 :名も無き異能都市住民:2010/08/02(月) 02:55:00 ID:7hcwnxwgO
- >>750
「あー、僕この世界の文化は解んないからそんな事言われても何が何だか」
今度、目を覆った手は耳へ行き。
「まあ、多分人間なんだろうけどさ、見ての通り人間じゃないじゃん?」
はぁ。と大きな溜め息。
「逆に何が違うのか聞きたいよ……」
- 752 :大地士:2010/08/02(月) 03:00:41 ID:xm/dFKGs0
- >>751
「そうだな!人間とはいい難いな!
かといって猫ともいいがたいと思うが!」
ビニール袋からもう一つ大根を取り出しながら男はいう。
おい、何個食うんだお前。
「うーん、行動すること、かな」
- 753 :名も無き異能都市住民:2010/08/02(月) 03:05:48 ID:7hcwnxwgO
- >>752
「まぁ、人間なんだと思いたいよ、僕も」
耳から手を離し、四足歩行に戻り。
「物心ついた時から人間の形してたけど……実際こんな形になれちゃったら……ねぇ?」
再び立ち上がりもう一度耳に手を当てる。
先程までの猫の尖った耳の影は無く、人懐こそうな犬の所持してそうな形の四角い耳がそこにあった。
「行動って? 大根かじる事?」
じーっと男を見る。
- 754 :大地士:2010/08/02(月) 03:08:45 ID:xm/dFKGs0
- >>753
「まぁ、俺はどんな姿でも自己を認識できるなら、
悩む必要はないと思うぜ!根拠はないけどな!」
サムズアップをして大根を食べながら男は言う。
じゃあ言うな、といいたくなるかもしれない。
「そんなわけないだろっ!
自分が何をしたいか、とにかくいろいろやってみることさ!」
じっと見る猫に対して、大根をかじりながら答える。
- 755 :名も無き異能都市住民:2010/08/02(月) 03:17:43 ID:7hcwnxwgO
- >>754
「まあ僕だって悩みたくは無いさ」
今度は前足が犬のそれに変化する。
次は後ろ足、胴体。そして顔。
「どう、可愛いかな?」
黒いウェルシュ・コーギーがそこにいた。
「で、今のキミは大根がかじりたい。と」
訝しげな目で大根とそれをかじる男を見る。
- 756 :大地士:2010/08/02(月) 03:22:53 ID:xm/dFKGs0
- >>755
「寧ろ面白いの領域かもな!」
そう言って晴れやかに笑う男。
大根がなかったらなおさら栄えただろうに。
「まぁ、間違ってないさ!
俺の好物は大根だからな!」
- 757 :名も無き異能都市住民:2010/08/02(月) 03:26:26 ID:7hcwnxwgO
- >>756
「そんなに笑うものかね……」
溜め息を吐く黒い犬。
やはり尾の先だけが白い。
「大根、ホントに好きだね……僕は嫌いだよ」
大根から目を逸らし。
- 758 :大地士:2010/08/02(月) 03:28:07 ID:xm/dFKGs0
- >>757
「まぁ、羨望もあるがな!
そりゃあ不便もあるだろうが、楽しさもあるだろ?」
そう言って聞く男はやっぱり大根をかじる。
「まぁ、嫌いな人は多いだろうな!
だから飲み物も用意してるんだぜ!飽きたときのために!」
- 759 :名も無き異能都市住民:2010/08/02(月) 03:34:00 ID:7hcwnxwgO
- >>758
「不便じゃないねぇ、猫のおかげで情報には事欠かないし、鳥になれば空も飛べる」
犬は何処か楽しげに語る。
「何か望みはあるかい?」
赤黒い瞳と金色の瞳。
この犬は所謂オッドアイであった。
「あぁそう……」
とだけ呟くと大きな溜め息を吐いた。
- 760 :大地士:2010/08/02(月) 03:40:43 ID:xm/dFKGs0
- >>759
「無いな!俺のやることは俺が決めるべきってな!」
そう言って本みたいなものを取り出す。
白と黒が十の字を描いていた。
それをみながら、男は言う。
「いつか俺が目的って奴を果たす日までは、
大根を相棒に西へ東へってな!」
- 761 :名も無き異能都市住民:2010/08/02(月) 03:42:34 ID:7hcwnxwgO
- >>760
「そうかい、じゃあ暫くこのままで」
ふっ。と笑い、視線は本へ。
「何その本。それに目的って?」
- 762 :大地士:2010/08/02(月) 03:46:58 ID:xm/dFKGs0
- >>761
「こいつは確か『ライドブッカー』って言ったかな。
なんでも、能力者とかライダーのカードが入ってるんだってさ!
まぁ、どちらかといったら俺は武器のイメージが強いけどな!」
そう言って本みたいものをなおす。
中身を見せる気はないらしい。
「さぁ?俺は知らないな!
ただ、道筋は何となく教えてくれる気がするから、なんとかなるさ!」
- 763 :名も無き異能都市住民:2010/08/02(月) 03:50:37 ID:7hcwnxwgO
- >>762
「なんでそんな曖昧なの」
ツッコミ気味に。
「目的が解んないって……何の為に何をしてるのか解んなかったら動く意味も無いんじゃ……?」
首をかしげる犬。
動作や外見だけで言えば非常に愛らしい一般的な犬である。
- 764 :大地士:2010/08/02(月) 03:57:26 ID:xm/dFKGs0
- >>763
「うーん、まぁこれまでもなんかしてたら目的は見えたし、
これからも、そんな感じで目的が見えると思うんだ」
どう答えたらいいか分からない、といった所らしい。
「何のために何をしてるか、ってのは動いたら自然と理解できる…と思う。
過程によって結果が出来るんなら、目的もおんなじだと思うんだぜ!」
- 765 :名も無き異能都市住民:2010/08/02(月) 04:01:49 ID:7hcwnxwgO
- >>764
「あぁ、何か如何にもニートって感じの言葉だ」
再度言うがコイツの生活も似たような物である。
「じゃあ、士は何がしたいんだい?」
楽しそうな声。
ただ興味があるだけの様だ。
- 766 :大地士:2010/08/02(月) 04:05:48 ID:xm/dFKGs0
- >>765
「まぁ、ニートだしな!」
認めちゃったよこいつ。
「俺か?
うーん、色んな奴と戦ったり、話したりして、
自分が本当にやりたいこと、ってのを見つけるってのと。
後は、このライドブッカーもそうだし、一体何の目的で作られたのか、ってのが知りたいかな」
- 767 :名も無き異能都市住民:2010/08/02(月) 04:12:48 ID:7hcwnxwgO
- >>766
「じゃあ、それがキミのしたい事。キミの道筋って奴だ」
士に背を向ける。
少し歩いて首だけをそちらに向け。
「頑張りなよっ」
そう言うと飛び上がり街の中に消えていった。
- 768 :大地士:2010/08/02(月) 04:16:00 ID:xm/dFKGs0
- >>767
「おー!じゃあな!」
そう言って去って行くネコに手を振る。
ネコが去った後、男も静かに立ち上がりその場から去っていった。
- 769 :名も無き異能都市住民:2010/08/03(火) 03:29:48 ID:HnkBBDEo0
- 「……んんー」
異能都市のとある場所にて。
都市の中にあるにも関わらず竹林に囲まれた神社。
しかしその神社は酷く寂びれ、苔だらけの狛犬が退廃感を誘う。
社は今にも倒れそうであり、干からびた木材は風に吹かれただけでミシリと鳴った。
その社の襖が、いまギギギと音を立てて開かれる。
「んー? 今日は何月何日じゃー?」
中から出てきたのは少女。
銀髪をボリボリと掻き、ボンヤリとした目で空を見る。
「体力温存の為に寝てたが、ちと寝すぎたか、やれやれ」
そう言いつつ賽銭箱を開け、中からありったけの小銭をかき集める。
「ふむ、一食分くらいにはなるか」
そう言うと、少女は素足のまま社を出る。
「この空気、夏かのう。とすると……祭りの季節か」
ニヤリと笑う少女はペタペタと歩き、夜の街へと消えていった。
- 770 :黒沢小百合:2010/08/03(火) 23:27:08 ID:SSMHlh/20
- 【異能都市のどこか】
「へぇ、歪みのせいでへんな場所に入り込んでしまったかと思えば
なかなか、よい眺めの場所に来ましたね。」
異能都市の中心部から少し外れた場所で
小百合は車を止め、ゆっくりと外に歩み出た。
この辺は長崎やアメリカの西海岸のように急な坂に沿って
家屋が建てられており、その坂の上からは街が広範囲に見渡せる。
「あれが千夜ビルで……あの辺がAGカフェで……」
少し離れた中心部の煌きを見ながら小百合は少し時間を潰す事にした。
- 771 :メルア・クローム/技術開発課 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/03(火) 23:58:12 ID:WVrfsEdY0
- >>770
【前の方からバイクが走ってきた】
「おや?」
【ふと小百合の近くに止まり、ヘルメットを取る】
「こんなところでお会いになるなんて思いませんでした」
【その女性は丁度技術開発課で働いている灰色の髪の女性であった】
- 772 :黒沢小百合:2010/08/04(水) 00:08:51 ID:SSMHlh/20
- >>771
「おや、お久しぶりです。
ツーリングがご趣味なのですか?」
久しぶりに会った顔なじみ、いや今は同僚だろうか。
「少し道に迷ってしまいましてね。
それでも、このようなよい景色に出会えましたし
まぁよしと割り切って休んでいたところです。」
近くに、千夜のエンブレムが入った黒塗りの高級車が止まっている。
- 773 :メルア・クローム/技術開発課 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/04(水) 00:12:29 ID:WVrfsEdY0
- >>772
「はい、技術開発課にずっといることも多いので
一休みの時には外の空気をいっぱい吸うのが一番なんです」
【そこまで言うと、煙草を取り出し始める】
「それにあそこは喫煙室がなくて」
【口に煙草をくわえた】
「そうですか、私も少し知らない場所だったんですが…
いろんな場所に来るのは結構楽しいと思いますよ」
【高級車をちらちら見て少し驚きの顔をしていた】
- 774 :黒沢小百合:2010/08/04(水) 00:22:28 ID:SSMHlh/20
- >>773
「たまには休まないと体に毒ですよ。
オーバーワークは作業効率を低下させますから。」
小百合は煙草は吸わないため、
いままで、喫煙スペースがないことに気付かなかった。
今度、余裕があればつくってもいいか、と思案して。
「『歪み』というのは不便でもありますが、
こういった素晴らしい出会いをもたらしてくれる。
人間万事塞翁が馬、という事でしょうか。」
- 775 :メルア・クローム/技術開発課 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/04(水) 00:26:09 ID:WVrfsEdY0
- >>774
「ええ、ひとまず無理せずに寝れるときは寝るようにしてます」
【そう言って煙草にライターで火をつける】
「ふーー」
【白い煙を口から吐き出した】
「そうですね。最近でもここに異世界難民がやってくることも良くあるそうですからね。
どんな人たちがやってくるのか…正直楽しみでもあるんです」
【どこか楽しそうな声で言う】
- 776 :黒沢小百合:2010/08/04(水) 00:36:24 ID:SSMHlh/20
- >775
「様々な世界よりやってくる人々はこの街の特徴ですが
難民問題は頭の痛い問題ではあります。
労働者の数はそのままその都市の力となりますが
巨大なコミニティはその巨大さに比例して問題を抱えるものです。」
はぁ、と疲れたようにため息をはいて。
「政府が大きくなるとそれを維持する仕事が増える。
そのためにまた政府を大きくする――オスカーワイルドの言葉ですよ。
雇用、衛生、犯罪、住居、問題は山積みです。」
- 777 :メルア・クローム/技術開発課 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/04(水) 00:40:08 ID:WVrfsEdY0
- >>776
「まあそうですね。大人しく働き口を探してくれる人がいてくれたらありがたいんですが…」
【そう言って息を吐き出し、煙の輪っかを一つ作る】
「泥棒などの犯罪に手を染める者もいるそうですし…
やはり働ける場所がもっと必要なのかもしれません」
【ため息をついた】
「ええ…下手すれば上の人間が過労死してしまいますね…
小百合さんも、過労にならないように気をつけた方がいいですよ」
【軽く頭を下げて言った】
- 778 :黒沢小百合:2010/08/04(水) 00:52:15 ID:SSMHlh/20
- >>777
吐き出された煙を少し、顔を歪めて払いながら。
「異能者、魔術師、そういった力を持つ類の人種は
なまじ力を持っている分増徴するものも多いですからね。
都市の各治安機構も苦労しているようです。」
少し新聞をめくるだけで、異能者の犯罪記事が腐るほど出てくる。
異能者だけが犯罪を行っているわけではないがやはり目立ってしまうのだ。
「ふふ、問題ありません。私の能力を持ってすれば
負担を極限まで軽減できますからね。まったく問題になりませんよ。」
- 779 :メルア・クローム/技術開発課 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/04(水) 00:57:27 ID:WVrfsEdY0
- >>778
「あ、すいません。向こうをむきますね」
【そう言って申し訳なさそうな顔をして小百合から顔を離して煙草を吸う】
「相手が時々強い力を持っていることがありますからね。
治安を守る側にも強い能力者がほしいものですけど…それに」
【再び煙を吐き出す】
「私の様な非能力者は恐ろしい目にあいかねませんし…」
「そうですか。…よくわかりませんが…便利な能力みたいですね。
あなた一人で相当な労働力になるわけですね」
【感心した顔で言った】
- 780 :黒沢小百合:2010/08/04(水) 01:07:19 ID:SSMHlh/20
- >>779
「申し訳ありませんね、煙草は服に臭いが
移ると、少し面倒ですから。」
小百合自身は特に気にした様子でもなく。
「幾ら強い能力を持っていても、極度に統制された
組織的攻撃の前には膝を折る事でしょう。現代において
個人の武勇によってなりたつワンマンアーミーはなりたたない。」
小百合の言葉は、都市に存在する組織を指しているのだが
暗に、自分の能力をもさしている。自分に自信を持つ小百合らしい物言いだ。
「さて、もう遅いですし私はこれで……
あなたも明日に響かぬよう、早めに就寝してくださいね。」
小百合は車へと歩をすすめ、いずこかへと去っていく。
- 781 :メルア・クローム/技術開発課 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/04(水) 01:11:25 ID:WVrfsEdY0
- >>780
「ええ、なかなか煙草の匂いはとれませんからね…すいません」
【軽く頭を下げる】
「成程…組織こそ力…確かにすばらしいですね、強者への力として」
【嬉しそうに言った】
「はい、出来るだけ気をつけて帰ります」
【そう言って手を振り見送った】
「…ふむ〜…そろそろ帰りますか」
【そう言うとメルアはバイクに乗って道を走って行った】
- 782 :名も無き異能都市住民:2010/08/04(水) 20:03:05 ID:E4Ka56rgO
- とあるコンビニの裏。
廃棄を漁る人影が。
「これは……くんくん……ま、ギリギリ喰えるじゃろ。こいつは余裕じゃな」
賞味期限の切れた弁当を開け、箸も使わずに手づかみで食べはじめる。
「むぅ、たまには温かい飯が喰いたいが……材料も道具も無いしのう。
む、これは喰えんのか」
ぺっ、と緑色の草(弁当によく入ってる、おかずとおかずを仕切るアレ)を吐き出す。
一緒に梅干しの種も吐き出し、路地裏に寝転んで空を見上げた。
「さてと、腹も満ちたし人間に祭の支度でもさせるか。
たーんと、敬って貰わねばのう」
八重歯を覗かせて笑う症状。
銀髪が月明かりを受けて妖艶に煌めいていた。
- 783 :艮 鬼門:2010/08/04(水) 20:15:18 ID:7gFzKdaU0
- >>782
少し長めの黒髪にと黒ぶちメガネ以外の特徴が全くない平凡な学生然とした学ランの青年が歩いている。
ただ、その普通の見た目で異彩を放っているものがある。
右手のナイフと左手から流れる、血。
「……」
青年はそのまま血をぽたぽた落としながら少女の居る方に向けて歩いている。
そのままだと寝転がっているところを蹴り飛ばされるだろう。
- 784 :名も無き異能都市住民:2010/08/04(水) 20:33:32 ID:E4Ka56rgO
- >>783
「……む」
すん、と鼻を鳴らして立ち上がる。
「なんじゃ、血の臭いが酷いのう」
回りを見ると、目に留まるのは青年。
「……なんじゃ、ちと嫌な予感がするが」
- 785 :艮 鬼門:2010/08/04(水) 20:37:44 ID:7gFzKdaU0
- >>784
そのまま歩いていると、人影を見つめ一旦止まる。
「……そんなところで寝てると、危ないぞ」
無表情で言う。
未だ腕からは血がポタポタ落ちている。
- 786 :名も無き異能都市住民:2010/08/04(水) 20:42:25 ID:E4Ka56rgO
- >>785
「なに、心配いらん。 儂は頑丈じゃからな。
ちょっとやそっとじゃ死なないわい」
無い胸を張って自慢げに顎を上げる。
「おぬしこそどうした
出血を放っておくとは、危ないことぞ」
- 787 :艮 鬼門:2010/08/04(水) 20:43:56 ID:7gFzKdaU0
- >>786
「ならいいんだけど」
そっけなく言うとナイフを学生鞄の中に抜き身のまま放り込んだ。
「あ、忘れてたな」
出血は徐々に収まっていく。
「つか、なんでこんなとこで寝てたの」
表情は変わらないものの少し興味があるようだ。
- 788 :名も無き異能都市住民:2010/08/04(水) 20:48:02 ID:E4Ka56rgO
- >>787
「久々に起きたら腹が減っててな。
賽銭も使い切ってしまった故、仕方なく残飯漁りよ。
で、先程ようやく腹が満たされたので気ままに寝転んだ。
それだけのことじゃ。わざわざ気にすることでも無い」
捨てられた弁当についていた爪楊枝をくわえつつ、淡々と説明。
「あー、喉も渇いたな。茶は無いのか、茶」
今度は飲み物を求め、またゴミ袋の中に手を伸ばす
- 789 :艮 鬼門:2010/08/04(水) 20:53:44 ID:7gFzKdaU0
- >>788
「そうか」
一言で締める。
「いる?」
お茶ではないがスポーツドリンクのペットボトルが出てくる。
一応は育ち盛りだったりするのか2Lサイズだ。
- 790 :名も無き異能都市住民:2010/08/04(水) 20:58:58 ID:E4Ka56rgO
- >>789
「くれ!」
相手の返答を待たずに、既に少女はペットボトルを掴んでいた。
- 791 :艮 鬼門:2010/08/04(水) 21:00:21 ID:7gFzKdaU0
- >>790
「……」
ぎぎぎ、としっかりとペットボトルを鷲掴みにしている。
- 792 :名も無き異能都市住民:2010/08/04(水) 21:02:49 ID:E4Ka56rgO
- >>791
「……くれるんじゃ、なかったのか?」
同じく少女もペットボトルを掴み、ギリギリと引っ張る。
- 793 :艮 鬼門:2010/08/04(水) 21:04:11 ID:7gFzKdaU0
- >>792
「冗談だから、そんな必死になるな」
手をいきなりぱっと離す。
- 794 :名も無き異能都市住民:2010/08/04(水) 21:07:40 ID:E4Ka56rgO
- >>793
ペットボトルが自分の手に渡った途端、
少女は中身のスポーツドリンクを一気に飲みはじめた。
小さい喉がゴクゴクと鳴り、中の液体を飲んでゆく。
よほど喉が渇いていた……というか、養分に餓えていたのだろう。
- 795 :艮 鬼門:2010/08/04(水) 21:09:34 ID:7gFzKdaU0
- >>794
なんとなくほっとけない気分になった優等生不良。
「……臨時収入があるんだが、飯喰うか」
カバンから革財布が3つ出てくる。
そのどれもが血に染まっていた。
- 796 :名も無き異能都市住民:2010/08/04(水) 21:17:40 ID:E4Ka56rgO
- >>795
「ぷはーっ」
中身全てを飲みきり、空になったペットボトルをゴミ箱の中に放り込む。
礼を言うそぶりは無し。
「あー生き返ったわ。飯? 喰う喰う!」
財布についている血を気にしている様子も無い。
むしろ財布を見た途端、少女の目は「ああ、そういう金か」というような、
酷く冷めた目つきになった。
だが少女はそれを理解した上でも、
その汚れた金で買う食べ物を食べるという。
まるで、金の出所など興味が無いとでも言うように。
「人間にしては徳祥な奴じゃ。
ほれ、さっさと飯を寄越せ」
- 797 :艮 鬼門:2010/08/04(水) 21:19:34 ID:7gFzKdaU0
- >>796
「清々しいクズっぷりだ」
珍しく微笑みながら言う。
「近くに、なんかあったっけか」
裏路地を出ると繁華街だ。
食べるところはそこかしこに有るだろう。
「じゃ、通りに出よう」
少女に言うと、鬼門は賑やかな通りへ歩いていく。
- 798 :名も無き異能都市住民:2010/08/04(水) 21:25:04 ID:E4Ka56rgO
- >>797
「ああ? クズ? 何様のつもりじゃ」
そう言いつつもヘラヘラとした笑顔で後に着いてゆく。
「あ、辛いのは嫌じゃぞ」
- 799 :艮 鬼門:2010/08/04(水) 21:26:32 ID:7gFzKdaU0
- >>798
「俺は俺様」
微笑はすぐに引っ込む。
「嫌だと言われるとカレー屋に行きたくなるな」
- 800 :名も無き異能都市住民:2010/08/04(水) 21:34:47 ID:E4Ka56rgO
- >>799
「生意気な人間じゃのう。
あ、カレーでも甘口なら……
辛口なんて喰わせたら、祟り殺すからな!」
指をビシリと鬼門につきつける。
- 801 :艮 鬼門:2010/08/04(水) 21:38:29 ID:7gFzKdaU0
- >>800
つココイチ
「丁度有ったな」
指をつまみながら店内へと引っ張っていく。
- 802 :名も無き異能都市住民:2010/08/04(水) 21:48:22 ID:E4Ka56rgO
- >>801
「おいやめろはなせ! 祟るぞ! やめろー!」
半泣きで叫びつつも、店内へと運ばれていってしまった
- 803 :艮 鬼門:2010/08/04(水) 21:53:43 ID:7gFzKdaU0
- >>802
いらっしゃいませー
店内に入りカウンターに座る。
「ロースカツカレー5辛で」
辛口の五倍である。
そして、少女にメニューを見せる。
「カツカレーかグリーンカレー(かなり辛い)がオススメ」
- 804 :名も無き異能都市住民:2010/08/04(水) 21:58:43 ID:E4Ka56rgO
- >>803
メニューに目を通し、スッと目を閉じる。
思考を纏めると、カッと目を見開いて店員に注文した。
「カニクリームコロッケカレー甘口で! 杏仁豆腐も!!」
- 805 :艮 鬼門:2010/08/04(水) 22:01:17 ID:7gFzKdaU0
- >>804
「……空気の読めん奴め」
ぼそっ、と呟いた。
「らっきょうとコーヒーゼリーもお願いします」
と言うと店員は一礼して去っていった。
「ふう」
左手を確認しているが、既に傷はふさがっているようで跡しか残っていない。
- 806 :名も無き異能都市住民:2010/08/04(水) 22:09:37 ID:E4Ka56rgO
- >>805
「空気とかなんじゃそら」
キョトンとした顔で首を傾げつつ、運ばれてきた水を飲む。
「そういえば先程の傷は大事無いか?
血が流れておったが」
- 807 :艮 鬼門:2010/08/04(水) 22:11:14 ID:7gFzKdaU0
- >>806
「いや、いいや」
突然どうでも良くなったのか、話を取りやめる。
「いや、大丈夫。俺コレでも丈夫だしな」
見た目の優等生っぷりからはあまり予想はできないが。
- 808 :名も無き異能都市住民:2010/08/04(水) 22:17:19 ID:E4Ka56rgO
- >>807
「丈夫、か。なら良いが」
そう言いつつ料理を待つ。
そこでふと、思い出したかのように口を開いた。
「そうじゃ。
おぬし、ちと聞くが……
……今日は何月何日じゃ?」
- 809 :艮 鬼門:2010/08/04(水) 22:20:37 ID:7gFzKdaU0
- >>808
「ああ、大丈夫だ」
少女と共に無言で料理を待つ。
おもむろな少女の質問にそっけなく答える。
「8月4日」
- 810 :名も無き異能都市住民:2010/08/04(水) 22:24:42 ID:E4Ka56rgO
- >>809
「八月四日ァ!?
ううむ、過去に遡ったわけでもないとすると……
……一年近く寝ていたわけか。道理で腹が空いちょるワケじゃ。
おい人間」
次の質問を少女は投げかける。
「この辺りの『祭』を仕切ってる人間を知らんか?
知らないなら無理に答えなくとも良いが」
- 811 :艮 鬼門:2010/08/04(水) 22:26:30 ID:7gFzKdaU0
- >>810
「一年……冬眠でもしてたのか?」
素朴なギモンを投げかける。
「知らん。俺はそういう事には疎いんだよ」
バッサリと切り捨てると同時、店員さんが頼んだものをテーブルに置いていった。
「いただきます」
手を合わせカツカレーを食べ始める。
- 812 :名も無き異能都市住民:2010/08/04(水) 22:33:07 ID:E4Ka56rgO
- >>811
「いや、体力温存の為に寝たら勝手に一年経っておった。
時の流れとは早いものじゃのう」
銀髪を掻きながら、自分も運ばれてきたカレーを食べはじめた。
「ま、知らんなら仕方なし。儂が調べるとしよう」
ふーふーと息を吹き掛けてカレーを冷ましつつ、
はふはふと頬張って食べる。
「なんにせよ、祭をやって貰わねば儂が困るでのう。
これ以上何もできずにただ存在を続けるのは御免じゃ」
- 813 :艮 鬼門:2010/08/04(水) 22:37:20 ID:7gFzKdaU0
- >>812
「寝過ぎだろうさすがに」
カレーをぱくつきながらしゃべる。
さくっ、とカツがいい音を出す。
「ああ、勝手にするといい」
素っ気ない。
案外カレーが辛かったのか水を一息で飲み干すと、何事もなかったかのように又食べ始める。
「つか、さ。お前何者」
結構気になっているようで無表情の青年にしては少し興味深そうな顔をしている。
- 814 :名も無き異能都市住民:2010/08/04(水) 22:46:27 ID:E4Ka56rgO
- >>813
「それを聞くならまず、お主から名乗れ……
……ああ、いや、面倒じゃな。先に名乗ってやろう。
儂こそは!」
スプーンを握ったままダン、と足をテーブルの上に乗せ、体を乗り出す。
「儂こそは、この辺りの土地を守護する鎮守、
綿鬼大御神なるぞ!」
バァァ―z_ァアアン!
という効果音が聞こえた、かも、しれない。
- 815 :艮 鬼門:2010/08/04(水) 22:49:38 ID:7gFzKdaU0
- >>814
「……」
無表情で拍手をしている。
どうやら止めないことで店中の晒し者にするつもりのようだ。
しばらくすると店員がやってきた。
(´・ω・`)テーブルに上がるのはご遠慮下さい。
鬼門はそれを横目に見つつつぶやく。
「綿鬼大御神、ねぇ……鬼の神、か?」
- 816 :綿鬼大御神:2010/08/04(水) 22:55:52 ID:E4Ka56rgO
- >>815
「喧しいぞ人間!」
店員を一喝しながらも、大人しく席に座る。
「鬼の儂が神格化したからな」
と言っても、少女の頭に角は無い。
額には奇妙な形の紋様が刻まれている。
「貴様こそ何者じゃ?
ただの人間では無いことくらいは分かっておるぞ」
運ばれてきた杏仁豆腐にスプーンを突っ込みつつ、横目で鬼門を見る。
- 817 :艮 鬼門:2010/08/04(水) 22:59:09 ID:7gFzKdaU0
- >>816
(´・ω・`)すいません。
席に座ったのを確認すると店員さんは去っていった。
「へぇ、ちっこいのに凄いんだな」
普通に感心。
「……艮 鬼門(ウシトラ キモン)。鬼と人の混血だ」
仏頂面で答える。
艮は丑寅に通じ鬼門は丑寅と繋がる。
不幸を体現するその名は鬼門にとっては好きではない名だ。
- 818 :綿鬼大御神:2010/08/04(水) 23:06:13 ID:E4Ka56rgO
- >>817
「ふふふ凄かろう凄かろう。
崇め敬っても良いのじゃぞ」
得意げに笑う少女。
「って、うぇぇ……艮に鬼門とは……
なんじゃ? おぬしの名付け親は馬鹿か? 嫌がらせか?
わざわざ鬼につける名前か? 恨み名じゃあるまいに」
- 819 :艮 鬼門:2010/08/04(水) 23:08:02 ID:7gFzKdaU0
- >>818
「……」
無言で頭に手を伸ばし撫でる。
「……まぁ、望まれて生まれたわけじゃないしな。
物心付いた時にゃ、家から追い出されたし」
- 820 :綿鬼大御神:2010/08/04(水) 23:13:11 ID:E4Ka56rgO
- >>819
「うひゃ何をするやめいやめい」
いきなり頭を撫でられ、心外そうに頬を膨らませた。
「ま、どこにでもある話よのう。
生まれた時点で存在が忌引される、か。
まったく、生きてる間は下らないシガラミばかりじゃな」
- 821 :艮 鬼門:2010/08/04(水) 23:16:28 ID:7gFzKdaU0
- >>820
わしゃわしゃ。
綿鬼大御神の話を聞き、口をひらく。
「ああ、何処にでも居るようなつまらない男さ」
無表情ではない人間味の有る苦笑を浮かべる。
「名前の通り、人を不幸にする、な」
その言葉が終わると同時、綿鬼大御神のグラスが倒れ水が飛んでいく。
- 822 :綿鬼大御神:2010/08/04(水) 23:24:17 ID:E4Ka56rgO
- >>821
「うえぇいやめい」
撫でる手をぱしぱしと叩く少女。
「まったく、儂を子供扱いするな……おおう!?」
倒れたグラスから流れた水が、綿鬼の袴を濡らす。
「ぬ、いきなり倒れるとは……何かしたかおぬし?」
そう言いつつも、おしぼりで袴を拭く。
- 823 :艮 鬼門:2010/08/04(水) 23:25:48 ID:7gFzKdaU0
- >>822
「……」
無言で手を離す。
質問に無表情で答える。
「何もしていない、何もしなくても何かが起きる」
「そういう存在なんだよ」
せいぜいこの程度の事しか起きないのだが。
- 824 :綿鬼大御神:2010/08/04(水) 23:29:10 ID:E4Ka56rgO
- >>823
「?」
一瞬わけが分からなかったようだが、
「……ああ、合点がいった」
理解したようだ。
「成程、厄を纏っておるわけか、苦労していることじゃろう。
呪い? それとも運命律に何か要因でもあるのじゃろうか。
なんにせよ……難儀じゃのう、おぬし」
- 825 :艮 鬼門:2010/08/04(水) 23:31:55 ID:7gFzKdaU0
- >>824
「まぁ、精々洗濯物を外に干しているときに限って雨が振るとか。その程度だけどな」
日々の生活でたまに起きる嫌な事が毎日何度か起きる感じだ。
「こんな名前だ、厄ぐらい背負うだろうよ。
それに――もう慣れちまった」
苦笑する。
- 826 :綿鬼大御神:2010/08/04(水) 23:36:19 ID:E4Ka56rgO
- >>825
「慣れた、か。ならいいのじゃが
あまり無理するでないぞ……と」
カラン、とスプーンを空になった皿の中に放り込む。
「ふぅー。喰った喰った
礼を言うぞ人間……じゃなくて、鬼門」
- 827 :艮 鬼門:2010/08/04(水) 23:39:49 ID:7gFzKdaU0
- >>826
「無理も何も、ガキの頃からだからな、もう辛いとかねえよ」
机の上の水滴を拭き取る。
「どういたしまして、綿鬼」
適当に名前を略して答える。
- 828 :綿鬼大御神:2010/08/04(水) 23:46:19 ID:E4Ka56rgO
- >>827
「ええい呼び捨てにするな呼び捨てに。
まったく、最近の者は信仰心がなっちゃおらん。
神を敬うという心が無いのかっ」
先程の感謝の心はどこへやら、
ぐるると少女は牙をむく。
「そんなことばかりしておると、温厚な儂でも祟るぞ!」
- 829 :艮 鬼門:2010/08/04(水) 23:50:10 ID:7gFzKdaU0
- >>828
「いやお前神ぽくないし」
即座に切って捨てる。
「おうおう、存分に祟れ祟れ」
と煽る鬼門。
- 830 :綿鬼大御神:2010/08/04(水) 23:58:55 ID:E4Ka56rgO
- >>829
「な……っ」
硬直する綿鬼。
涙目になった後にプルプルと震え、
「も、もういい怒ったぞ貴様!
貴様には寝ている最中に耳に水入れたり、
靴下を裏返しにしてタンスにしまったり、
塩と砂糖をトレハロースとグラニュー糖に入れ替えたりしてやる!」
神様もトレハロースとグラニュー糖くらいは知っているようだ。
「せいぜい祟りに怯えながら日常生活に困るが善いわ!
赦して欲しくば賽銭箱に紙幣でも入れるんじゃな!
ふはははははは!」
そう言って涙目になりながら席を立ち、
相手の返事も聞かぬまま、走り去って行ってしまった。
「…………あと、次来たら1辛に挑戦するからな!」
最後、レジの前でビシリと指差しながら振り返る。
そしてまた逃げるように走り去った。
- 831 :艮 鬼門:2010/08/05(木) 00:03:08 ID:7gFzKdaU0
- >>830
「おうおう、期待しとくぜー」
と去っていく綿鬼に声を架け、鬼門も店の外に出て行った。
べしゃっ。
と同時にすっころんだ。
「……、神、か」
そうつぶやくと夜の街に消えていった。
- 832 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/08/05(木) 13:18:08 ID:.cnuApvE0
- 【公園。昼】
くッ…う、うぅ…!
【彼女らしさを完全に欠いた、か細く弱々しい呻き】
【湧き上がる苦痛を抑えるのに精一杯で、汗が玉となって流れ落ちる】
知ってる……僕は、これを知ってる…!
何度も味わった痛み……『快楽の代償』、『苛む力』……
【その、名は、】
――『二日酔い』……ッ…
【地面にぱったり倒れて、溶けたチーズみたいに脱力してる】
- 833 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/05(木) 13:22:13 ID:9qS3TsAM0
- >>832
「おお、見事に典型的な酔っ払い発見……」
風を切るような音がして、公園の一角に男が現れた。
灰色の髪をした、白衣の男だ。
「おいおい、大丈夫かね? くくく」
酒呑屋の近くで屈み込み、にやにやと笑っている。
- 834 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/08/05(木) 13:32:35 ID:.cnuApvE0
- >>833
……
【暫く倒れ伏しながら沈黙し、ゆっくり寝返り?を打ち仰向けに】
あん……体ぁ、熱い…
【熱っぽく瞳を潤ませ、黒いシャツの胸元を下に引っ張る】
【柔らかな胸、きめ細かな肌が徐々に晒されていく…】
- 835 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/05(木) 13:38:16 ID:9qS3TsAM0
- >>834
「……全く、シタラヴァ神に消されるぞ――」
やれやれ、と首を振りながら溜息をつく。
と、C10000(千ではない)のペットボトルをどこからか取り出した。
「――そいッ」
まるで今の今まで自販機に入っていたかのように冷やされたボトルを、酒呑屋の首筋に当てた。
- 836 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/08/05(木) 13:43:09 ID:.cnuApvE0
- >>835
でゅはぁァ!!?
【あまりの冷たさに反射的に起き上がる】
【暫く目をぱちくりして、ボトルを払いのけて大きく溜息】
アンタ……枯れてるわねぇぇぇええぇえ〜〜…。
こーんなセクシぃーな女の人が「熱いわぁん」なんて言ってたら僕なら即ルパンダイブよ?
【灰堂がいると分かってながらやっていたらしい】
【胸元を直しつつ立ち上がる】
- 837 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/05(木) 13:47:21 ID:9qS3TsAM0
- >>836
「二日酔いにはクエン酸などが多く含まれる飲み物を摂った方が良い」
こちらも立ち上がり、C10000のボトルを差し出す。
「ほれ、今そこの自販機から拝借した物だから冷たいぞ?」
と、左手で近くの自販機を指し示す。
壊された様子は特に見当たらない。
「私の三大欲は『知識欲』『探求欲』『睡眠欲』の三つだからな、くくく」
睡眠欲は普通にあるらしい。
- 838 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/08/05(木) 13:55:17 ID:.cnuApvE0
- >>837
わざわざどーも。
【ミリ単位で頭を下げてボトルを引ったくり、キャップを捻る】
新しいペットボトル開けるときのベキベキブチッて音は最高だねへへへ。
【コインのようにキャップを親指に乗せて、ピーンと弾く。勿論ゴミ箱とかではなく、単なるポイ捨て】
【腰に手を当て背中を反らして一気に喉へ流し込むと】
ぷぁはーーーーっ……うめー。
あ、でも声は上げないでね響くから。
【幸せそうにほんわかした笑顔を浮かべ、もうカラッポになってボトルも放り投げた】
ワオ、やっぱ枯れてるぜアンタ。
【前半二つはあるっちゃあるけど、と呟きを漏らして首をすくめる】
- 839 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/05(木) 14:03:16 ID:9qS3TsAM0
- >>838
「それには同意するが、ポイ捨てはいかがな物か」
やれやれ、とまた首を振った。
適当に放られたキャップ、そして空っぽのボトルが浮かび上がり、ゴミ箱へ飛んで行く。
「天邪鬼が信条の私としては、今すぐここで風船を弾けさせてみたいが――」
くく、と意地悪く頬を歪めて笑う。
「――生憎風船のストックは無い、残念極まりないな」
「君はアレだな、『飲酒欲』と『飲酒欲』と『飲酒欲』で出来ていそうだ」
くく、と茶化すように笑った。
- 840 :愛香:2010/08/05(木) 14:08:17 ID:7gFzKdaU0
- >>838
公園の森の奥から一輪車に乗った9歳ぐらいの白衣の少女が飛びだしてくる。
「うふふふふふふふふ!やっぱし私天才ですっ!」
その形状は、昔のスチームパンクに出てくるようなタイヤの中に乗り込むタイプの一輪車だ。
現在の速度は時速80km、動力は魔力であるが、極微量の魔力で動作する画期的な発明である。
「うふふふふふふ。うふふ?」
スピードに乗り笑い声を上げていたが謎の違和感。
「うわあああああああああ!」
そう、ブレーキが付いていなかった。
ブレーキのない殺人一輪車は虎姫のところへ暴走していく。
「きゃああああッ!!逃げてッ!逃げてっ!」
愛香の叫び声は公園に響きわたっている。
- 841 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/08/05(木) 14:13:13 ID:.cnuApvE0
- >>839
うおすっげー、超能力!
サイコキネシスだーーーーっ!
【大仰に驚く。実際問題魔法や機械の類は多く見るが】
【詠唱もメンテナンスも要らない純粋な『超能力』は見たことがない】
やっぱねー、こういうのが強いよねぇ、究極的には。
【感心して腕を組み、頷く】
性格最悪め。助かったぜコンチクショウ。
【風船のように頬を膨らませる】
んなワケないじゃん。僕は……
【三本指を立て…暫く視線を宙に彷徨わせ】
…あ〜〜〜〜〜〜……
【三本指をぶーらぶら。飲酒欲以外全然思いつかない】
- 842 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/05(木) 14:20:05 ID:9qS3TsAM0
- >>840
「おお、あれは愛香君じゃないか――」
酒呑屋の方へ向かう一輪車。
酒呑屋と会話している灰堂も巻き添えを食らいそうな訳で。
「――くく、創造は素晴らしい事だが、そこから起こる事態を想像できなくてはな」
ひゅん、と後ろへバックステップ――もとい瞬間移動。
>>841
「何を今更、私は超能力者だと――んん? あぁ、言って無かったな」
面識ならあるが。
「それこそ画用紙でも首へ転移させてしまえば終いだよ」
すぱっとね、と手を首元で横に動かす。
「くく、しかしながら針は無数にあるのだよ」
ひゅん、と音がする。
灰堂の周囲に、無数の裁縫針が現れた。
「その頬を弾けさせたらどんな音がするんだろうね? くくく」
悪い冗談とか言うLvじゃない。
「『僕は……』――何だね?」
にいっ、と口角を上げ、蔑むように笑う。
多分心の底が腐敗している。
- 843 :愛香:2010/08/05(木) 14:26:08 ID:7gFzKdaU0
- >>842
「はははははいどうさーん!?」
驚く愛香。
灰堂は移動したため轢かれないだろう。
- 844 :愛香:2010/08/05(木) 14:31:31 ID:7gFzKdaU0
- >>841
「うわああああああああああ!?」
「逃げてっ」
- 845 :愛香:2010/08/05(木) 14:32:30 ID:7gFzKdaU0
- >>841
「うわああああああああああ!?」
「逃げてっ!に げ て !」
一輪車はもうすぐで虎姫にぶつかるだろう
//途中投稿すまん
- 846 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/08/05(木) 14:33:01 ID:.cnuApvE0
- >>842
聞いてないよ。
【平手を立てて横に振る】
ちょっまっ、やめてよね! ストップストォーップ! 僕がワルカッタ!
【頬をしぼませて愛想笑いした後、後ろを向いて】
ったく、性格最悪だぜコンチクショウ吹き飛べ。
【ぼそぼそ】
あーーーーーちょっと待って、今考えてるから…。
【うーんうーんと、二日酔いより苦しそうに唸りながら考えてるところへスチームパンク的な何かが転がる音】
>>845
うん?
【遠くから聞こえる悲鳴に顔を向けると】
ウッワ何アレ! マジカッコいいんだけど!!
【女の癖に何故か『男のロマン』に惹かれやすく……一見して驚嘆するが】
【叫び声の内容を聞いて顔色が変わる】
はぁ〜ん……。ンな事言ってられる状況じゃないのね。
【普段どおりの薄笑い。何を考えてるのか分からない、その薄笑い】
【足を軽く開き、腰を捻り、捻り……向かってくるタイヤの方をほぼ『見ない』ほどに捻る】
【斜め下を向く柄を握り、刀の鍔を浮かせ――接触の瞬間】
つぇりゃっ!
シィィイイインッ キンッ キンッ キンッ
【黒いペンで書いたような線が、タイヤに襲い掛かる】
【愛香の目の前まで斬撃の線は迫り、そしてギリギリで曲線を描いて避ける】
【約数百の斬撃を一瞬で終え、タイヤの軌道上から飛びのくと】
危ないよ。
【素早く腕を伸ばして愛香を掴み、抱き寄せる】
【斬撃がうまく行けば、タイヤはバラバラになって止まるだろう。バラバラになるけど。】
- 847 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/05(木) 14:38:02 ID:9qS3TsAM0
- >>843
「やぁやぁ愛香君、元気そうで何よりだ」
笑みを浮かべながら数回頷き、
「今度それの設計図を見せて貰っても良いかね?
中々どうして興味深いシロモノだ」
少し離れた所から、驚いている様子を眺めている。
>>846
「ふーむ、やはりそうだったか……名前は名乗ったかな?」
対人記憶力が乏しいらしい。
「くく、無論冗談だ」
再び風切り音がして、周囲に浮かぶ針が消える。
「私だって好き好んで人の頭を吹き飛ばす真似などしたくないさ」
何故言ったし。
「好きなだけ考えると良い。本当にその答えがあるなら」
どうせ考えても無いモノは無い、そう考えているのだろう。
「……ほう」
タイヤを切り刻む酒呑屋を見て、感嘆の息を漏らす。
(……鋼程度なら一瞬で捻じ伏せられるんじゃあないのか?)
友人(と、灰堂は呼称している人物)を思い浮かべて、思索する。
- 848 :愛香:2010/08/05(木) 14:39:39 ID:7gFzKdaU0
- >>846
「ひえぁあああああああああああ!」
目の前に迫った斬撃を見て悲鳴をあげる。
「え、死んじゃう?私、死んじゃう!?」
死を覚悟した次の瞬間、愛香は虎姫に抱き寄せられていた。
白衣は砂埃に塗れている。
「……はふぅ……」
気が遠のき首がカクンとなる。
>>847
虎姫の腕の中で一瞬気が遠のいていたが、しばらくすると意識を取り戻した。
「ひゃい、なんですかっ!?」
気が遠のいていたため聞こえていなかったようだ。
- 849 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/08/05(木) 14:49:33 ID:.cnuApvE0
- >>847
さぁね、全然覚えてねーや。
【こっちも酷いもんである。】
えーっとね……
【愛香を抱きながら考え……?】
っ。
【愛香を見る。それから、おお、と声を漏らし】
はいはいはーい! 人を助ける欲! どうよ!!
【愛香を揺らしながら鬼の首でもとったみたいに喜ぶ。しかも鬼はどちらかというとこっち。】
ん? 何考え込んでンの?
>>848
【↑通り愛香を何度か揺さぶり(というか虎姫が揺れてた)、】
ありゃ? この子気絶してら。
オラー起きろーチューすっぞー。
【額にデコピンしようと思いっきり力を溜めて】
【愛香が起きた瞬間】
食らいやがりぇー!!!!!!!!!
【びゅごうっ!と風を切る音すらする一発を放った】
- 850 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/05(木) 14:56:00 ID:9qS3TsAM0
- >>848
「くくっ――いや、何でもないよ。忘れてくれ」
今度勝手に作るとしよう、と小さく呟く。
……瞬間移動に念動力が使えるこの男に、果たして車は必要なのか。
「しかしまぁ……テクノロジーの塊が粉砕玉砕大喝采だね?」
ばらばらになった一輪車を見ながら苦笑する。
>>849
「ふーむ、それでは念のため名乗っておこう。
私は灰堂曇、見ての通りの研究者で超能力者だ」
仰々しく両手を広げ、自らの名を名乗る。
「なんと安易な……しかも思い出したんじゃあなく今考えたんだろう?」
やれやれ、と溜息を吐く。
こっちもこっちで若干アレだが。
「……あぁ、いや。私の研究所を凄まじい勢いで潰してくれる最高の友人が居るんだがね」
一応注釈しておくと、マゾい訳ではない。きっと皮肉で言っている。
「私は彼をそれなりに強いと思っていてね。
しかしながら今の君の斬撃を見るとどうも――井の中の蛙だったようだ」
私も彼もね、と苦笑した。
- 851 :愛香:2010/08/05(木) 14:57:49 ID:7gFzKdaU0
- >>849
「わきゃぁっ!?」
デコピンを額にびしっとくらい涙目になる。
命中したところは真っ赤になっている。
「はっ!?私のマシーンッ!!」
抱えられたまま当たりをキョロキョロ見回すとスクラップになった一輪車が有った。
「……、……。え?」
目をパチパチ。
もう一度現場を見る。
「うっそだー」
目が虚ろだ。
>>850
壊れた一輪車を見て若干目が虚ろだ。
「あ、はい、ならいいんですけど」
どんよりとした気配を放つ。
「うふふふ……、陰謀ですか?コレは、あまりにインスピレーションが爆発してる私に対する
統一国軍の陰謀ですかっ?」
陰謀論を展開し始める。
- 852 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/08/05(木) 15:04:36 ID:.cnuApvE0
- >>850
虎姫。剣士。オッケーイ。
【一方こっちは超なげやりに返事】
欲に複雑な欲とかあんの? 面倒なのは嫌いなのよ。
単純はいいわよぉ。毎日お酒とお酒とお酒……
【結局欲望は逆戻りのようで。遠くを眺めながらまだ見ぬ酒を想う顔はアホみたいに惚けてる】
ほーうほうほう、あーなんかそんなオハナシした気がするなぁ。
僕はそんなに強くないわよ?
でもなんと一つ! 誰でも大概の人に勝てるやり方ってのがあんの。
【指を一本立ててニヤニヤ】
>>851
……あのー…立テ、マス?
【曇天もびっくりのお先真っ暗な瞳。しかもその張本人自分】
【あまりの申し訳なさに敬語で話しかけるしかない】
いや、悪い! 悪いとは思ったんだよ! でも助ける為にはしょうがなかったんだよ!
別にほっといてもよかったけど!
【慌てふためいて弁解するけど弁解になってるかどうかは微妙である。】
- 853 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/05(木) 15:08:05 ID:9qS3TsAM0
- >>851
「いや、それはどうみても制御機構を付けない自分の責任だろう」
どうやらこの男の辞書に“思慮”の二文字は存在しないらしい。
「……まぁ、これで君は『失敗する為の方法』を一つ発見した訳だ。
別に良いんじゃないか?」
“+思考”はあるらしい。
>>852
「なんて雑な――あぁ、いや。名も知れないよりは良いな」
「面倒なのは確かに私も嫌いだがね、
結局『飲酒欲』に逆行しているじゃないか」
あぁ駄目だなこれは、と諦め気味。
「……不意打ちか?」
少し話してみて、思いついた事を適当に言ってみる。若干失礼風味。
- 854 :愛香:2010/08/05(木) 15:10:23 ID:7gFzKdaU0
- >>852
ゆらり、と立ち上がる。
愛香大地に立つ。の図である。
「いえ、助けてくれてホントありがとうございます」
可愛らしくぺこりと頭を下げる。
>>853
「……、ですよねぇ……」
落ち込む愛香。
だが、そこで終わらないのが愛香である。
「……うふ」
顔を上げると、その目には暗く燃え盛る炎があった。
「うふふふふ、失敗がなんなんですか、作ってやりますよ、ええ、作りますとも」
「より進化した新マッスィーン!を!」
- 855 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/08/05(木) 15:19:08 ID:.cnuApvE0
- >>853
だーーーはっはっはそうそう! 『不意打ち』!
いいわよーこれ。僕の取る戦法なんか全部不意打ちだもん!
【腹を抱えながら大笑】
相手はニンゲン、しかも能力持ちよ?
能力勝負で負けるわけないって増長しまくってるヤツなんか
正面からいかなきゃ余裕余裕!!
【こっちもいわゆる能力持ちなのだが】
>>854
あっそっそうスか?
【ゆっくり愛香を腕から離して】
あっあっどっどうもこちらこそ申し訳なく。
【不安げに上目遣いで見上げながら頭を下げる】
- 856 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/05(木) 15:23:11 ID:9qS3TsAM0
- >>854
「そう気を落とさz――うおっ」
思わず柄にも無い声を上げる灰堂。
「ああ、頑張ると良い。
不屈の闘志を持つ者こそが研究者のあるべき姿だ」
若干投げやり気味に。
(……なんて向上精神だ。第三研究科に是が非でも欲しい人材だな)
機関は年齢制限があったか、なんて思案する。
>>855
「……研究員もドン引きだよ虎姫君」
流石の俺でもそれはAAry
「しかし――ふーむ。成る程。
正々堂々正面から不意打つ訳か……」
なんか勝手に納得し始めた。
- 857 :愛香:2010/08/05(木) 15:25:20 ID:7gFzKdaU0
- >>855
顔を上げると、次の瞬間には袖から大量の工具が飛び出している。
「うふ、うふふふふ!落ち込んでる暇なんてないですよねぇ……!」
腰につけたベルトポーチから外部から予想もつかない量の材料が出てくる。
そして、ゴーグルを顔につけて完全装備。
>>856
完全装備の愛香は事故現場に全力でダッシュしながら答える。
「ええ、諦めるものは研究者にあらずですっ!!」
現場の残骸から使えそうなものを選定する。
50cmほどの動力部の箱は無事のようだった。
「うおお!!これが無事なら!!新しいのが作れますっ!!」
- 858 :酒虎 ◆JBbLACK.JY:2010/08/05(木) 15:29:40 ID:.cnuApvE0
- >>856
正面から不意撃つのは正直難しいけどね。
いや分かっちゃえば簡単なんだけど、戦闘中はほら、ビビるしさ。
【言いながら帽子の中からお酒の瓶を取り出し】
そうれっ!
【勢いよく空へ向かって投げ上げる】
>>857
うおっ!
【虎姫からも灰堂とおんなじような声が出る】
あ、あのー罪滅ぼしじゃないんですけど切断加工くらいならワタクシもオテツダイシマス…
【おずおずと手を伸ばしたり引っ込めたり】
- 859 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/05(木) 15:34:51 ID:9qS3TsAM0
- >>857
「ふーむ……なぁ愛香君」
動力部をサルベージした愛香に声を掛ける。
「あの速度であればそのサイズでも、
もう少し速度が出せるのではないかな?」
ひゅん、と愛香の近くまで瞬間移動し、動力部をまじまじと見つめている。
>>858
「……酒?」
放り投げられた酒の瓶を目で追う。
(――! この話の流れから行くと不意打たれる、のか?)
若干手遅れ感はあるが。
そして勘違いだったら凄まじく恥ずかしい感じだが。
それでも、灰堂は感づいた。
- 860 :愛香:2010/08/05(木) 15:39:05 ID:7gFzKdaU0
- >>858
「あ、ありがとうございます!!」
ビカビカ光るゴーグルを付けたまま振り返り笑顔で礼を言う。
どうやらタイヤは終了したものの、機関部などは無事だったようだ。
「何にしよう……」
まるで今日の晩ご飯は何を作ろうかといったように考えはじめる。
>>859
照れた風に質問に答える愛香。
「あの、私運動神経がキレてるので、程々になるようにリミッターかけといたんですよ」
「次作るならこの子のポテンシャルを完全に発揮出来るのが……」
考え込む。
「……兵器?」
ボソリとつぶやく。
「そういえば私、叫神機で兵器の知識豊富だし最近世の中物騒だから護身用にちょっとした兵器持っとくのも
悪くないかも知れないなうん。そうだ兵器つくろう」
怒涛の呟きを終え、兵器を作ることにしたようで、目の前にホログラム画面を呼び出す。
- 861 :酒虎 ◆JBbLACK.JY:2010/08/05(木) 15:44:13 ID:.cnuApvE0
- >>859
大正解だぜベイベ。
【投げ上げた勢いで腕をぐるんと回し】
【下からぽいっと弧を描くようにカラッポの小さな空き缶を投げつける】
よくある手だよ、演劇とかでも。
>>860
遠慮なく、ね。僕も機械系スキだし。見た目だけね。
【ようやく笑顔を和らげて、小さく手を振る】
……あぁ思い出した。あん時の材木ロボットか。
【顎に手を当ててふぅむと唸る】
- 862 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/05(木) 15:47:49 ID:9qS3TsAM0
- >>860
「成る程、そういう事か……私も運動は苦手でね」
嘆息気味に首を振る。
「…………」
運動神経どころか思考回路もキレてるよこの幼女とか思ってないよ全然思ってないよ。
「その動力を積み込む、となると
相当な重火器ぐらいしか思いつかないが……大丈夫かね?」
と、尋ねる。
「ふむ、これはこれは――」
ちょっとホログラムに感心しているようだ。
>>861
「おうふ」
油断していた灰堂の下顎に空き缶がシュウゥゥゥーッされた。
下顎部に手を当て屈み込む……結構クリーンヒットだったらしい。
「……こんな初歩的な手に引っかかるとは、灰堂曇一生の不かk痛たたた」
さすが研究者脆い。
- 863 :愛香:2010/08/05(木) 15:54:16 ID:7gFzKdaU0
- >>861
「はい、何か頼みたいこと有ったらおねがいしますね」
そう言うとベルトポーチから真っ黒な布を取り出す。
「衝撃吸収機構は必須ですね……」
ジェル状の物体を布の間にはさむと縫い合わせ始める。
どうやらリュックを作るようだ。
>>862
「あはは、仲間ですね!」
ニッコリと笑う。
「よし、外見は完成」
衝撃を吸収するジェルを内蔵したシンプルなリュックが出来た。
「動力を仕込んで、中に……光学系の方が反動少ないかな……」
思考に没頭中。
ホログラム画面でCADをしているようだ。
- 864 :酒虎 ◆JBbLACK.JY:2010/08/05(木) 15:56:00 ID:.cnuApvE0
- >>862
あ、ありゃりゃ? ごめん、痛かった?
【加減はしたつもりだが、色々と荒っぽい虎姫は刀を除いて力の加減はニガテだ】
まぁ、ほら、こういうのもありますよ的なね! 悪気はないかんね!
【終始慌てっぱなし】
>>863
【適当なベンチを見つけて近くに引っ張ってきて腰掛ける】
ねービームカタナ! ビームカタナ作ろうよ!
【もう完全にくつろいでただの野次馬状態】
- 865 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/05(木) 16:00:44 ID:9qS3TsAM0
- >>863
「仲間、か――くく、そうだな」
灰色の眼を細め、笑う。
微かにではあるが、嬉しそうに笑っていた。
「……ふむふむ」
空中に浮かぶCADを眺め、何度も頷く。
(レジスタンス一の肩書きは本当のようだ)
>>864
「いや、気にしないでくれ――と言うと図に乗りそうだから言わないが」
さらりと、流れるように失礼な事を言う。
「しかし不意打ち、か……」
顎を押さえながら考え込む。
「……成る程、勉強になった」
――ひゅん。
何の前触れも無く、酒呑屋の頭上に空き缶が現れる。
- 866 :愛香:2010/08/05(木) 16:03:24 ID:7gFzKdaU0
- >>864
「うーん、近接だと、私多分すぐやられちゃうんで遠距離一本で行ったほうがいい気がするんですよね」
現実的に答えを返す。
>>865
「ふふっ」
愛香もうれしそうだ。
設計図を作り終えると、部品を組み立て始める。
「内部武装は4種類……、二つのアームを内蔵して……」
ブツブツつぶやきつつもレーザーの発射機構などが作られていく。
「近接も保険に一つ淹れますか……」
レーザーナイフを作ると横ポケットにアームと共に仕込む。
- 867 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/08/05(木) 16:05:22 ID:.cnuApvE0
- >>865
あいてっ。
【小気味いい音を立てて頭にぶつかり、跳ね返って落ちる】
テメーッ! 不意打ちとは卑怯な!
【突然怒り始めて空き缶を蹴っ飛ばす。灰堂とは全然違う方向に飛んでった】
>>866
えー浪漫ー浪漫ー。
【不満げにブーブー言い始める】
- 868 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/05(木) 16:11:09 ID:9qS3TsAM0
- >>866
「ばらばらになったパーツ群から、これだけの速度で機材を構成する――
――研究者と言うより、戦線で活躍できる技能だな」
惚れ惚れする手際だ、と笑みを浮かべる。
「しかし凄いな……語彙が尽きた」
中の人的にも。
>>867
「自分の事をここまで見事に棚に上げられる人材はそう居ないだろうな」
うんうんと、顔を若干しかめつつ頷く。
「卑怯だなんて何を今更……
灰堂の『堂』は“非・正々堂々”の『堂』だ」
多分違う。
- 869 :愛香:2010/08/05(木) 16:13:43 ID:7gFzKdaU0
- >>867
「代わりにレーザーナイフ作りましたから勘弁してくださいよ」
と言う。
ついでに3つ作ったレーザーナイフうちの一つを差し出す。
「プレゼントです。さっきのお礼ということで」
>>868
「むしろそっちが本職なので」
戦場で、との言葉に答える。
そして、出来た発射機構とアームをリュックの中に仕込み、動力部とつなげる。
「動作確認、ですね」
出来たリュックを背負うと、手元のホログラム画面を操作する。
すると、内蔵されたアームが、小型のレーザー照射装置を取り出す。
- 870 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/08/05(木) 16:18:14 ID:.cnuApvE0
- >>869
む! なら許す!
【ひょいとレーザーナイフを摘み上げる。でも機械類は『見た目がスキ』程度なので】
【ナイフの柄の部分を弄くり回して首を捻る】
ねぇこれってどうやって使 ヴュイーン
うお出たッ!!?
【突然出たビームの刃にナイフを取り落としそうなほど驚く】
>>868
非はどっから来たんだよ灰だけにグレーゾーンってかやかましいわ
【さっき引っ張ってきたベンチに座りながら怒号を飛ばしているところに】
ガインッ!
【さっき投げ上げた中身満タン重量たっぷりの酒瓶が脳天に直撃】
【ベンチから前のめりにぶっ倒れ、そのまま動かなくなる】
- 871 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/05(木) 16:25:12 ID:9qS3TsAM0
- >>869
「あぁ。レジスタンス、だったな」
私はそういった所には向いていなくてね、と首を振り溜息。
「これはまた……凄いな」
ひゅん、ひゅん、ひゅん、ひゅん――。
様々な角度から、出来上がったリュックやら伸びるアームやらを見ている。
若干挙動がウザい。
>>870
「非(ひ)――これはローマ字表記すると『HI』だ。
そして英語圏では軽い挨拶に同じく『hi(ハイ)』を用いる――つまりそういう事だ」
きらりん、と銀縁の眼鏡が傾く太陽を照らし返す。
「……は」
思わず鼻で笑う灰堂。酷い。
「自業自得だよ虎姫君」
ひゅん、と音がして灰堂の耳元に携帯が現れ、念動力でボタンが押される。
「……あー、もしもし?
脳震盪か何かでぶっ倒れた鬼っ子(思考回路的な意味で)がいるんですが」
救急車を呼んでいるらしい。
- 872 :愛香:2010/08/05(木) 16:28:11 ID:7gFzKdaU0
- >>870
「あ、それ組織焼きながら切るタイプなので、うっかり刃触るとあぶないですよっ!」
慌てて注意する。
>>871
「ええ、結構充実してましたよ」
苦笑する。
「……」
灰堂さんとお話できるのはとても嬉しい愛香だったがその挙動をみてついおもむろに。
ひゅっ
何も握っていないアームで灰堂をどつこうとした。
- 873 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/08/05(木) 16:35:43 ID:.cnuApvE0
- >>872
……
【光り輝く刃を吟味するように眺めてからぼそっと】
魚焼けるかな…?
>>871
ちょまてぇい! 気絶してないわ!
【がばっと起き上がる】
まったくビビらせやがるぜコノヤロウ。でも頭は痛い。
よーし帰る! 今日は焼き魚!
【立ち上がって伸びをすると、さっさと走り去ってしまった】
- 874 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/05(木) 16:37:50 ID:9qS3TsAM0
- >>872
「羨ましいね。私は狭苦しい部屋で資料や機材と格闘して青春時代を終えてしまった――」
どこか遠くを見るような、悲しげな眼。
「――まあ、私が好き好んで始めた事だ。その件に付いては後悔していないがね」
くっはは、と笑い飛ばす。
「……ちょっ」
慌てて瞬間移動。
「くくっ、愛香君。確かにその機械は優秀だ。
だがそれ故に――」
ひゅんひゅんひゅんひゅんひゅんひゅん。
「――私を捉える事は不可能だッ!!」
くははははッ と高笑い。ウザさ補正+90%。
>>873
「ん、そうか」
間違いでした、と携帯に向かって呟くと、携帯は虚空に消える。
「それなら念には念を入れ、もう一度酒瓶で頭を打つと良い」
「焼き魚か……あー、最近鯖缶食べてないな」
ぼそりと呟く。
ひゅんひゅんしながら。
そしえひゅんひゅんしながら、去っていく酒呑屋を見送った。
- 875 :愛香:2010/08/05(木) 16:42:48 ID:7gFzKdaU0
- >>873
「……峰でぎゅっとやればいけるかもです」
しばらく考えて答え、去っていく虎姫に手を振り見送った。
>>874
「好きでやってたことなら、それは素晴らしいことですよ」
にこりと笑う。
「……むむむ」
ひゅっひゅっひゅっひゅっひゅっひゅっ
「凄いです、灰堂さん!」
と楽しそうであったが、突然目の前にホログラム画面が現れ制御を謝り、地面にアームがぶつかる。
ドスン、という轟音と共に地面が凹み、槌が舞い上がる。
「おお……」
『なにしてるのさ、愛香……』
ホログラム画面では赤毛の少女が呆れた顔をしていた。
『ご飯もう少しでできるからそろそろ帰っておいで』
と母ちゃんのようなことを言う若干12歳の言葉を聞き、はい、と答える愛香。
灰堂に向き直る。
「えと、ご飯できちゃったので帰りますね!」
「また今度お話しましょうっ!」
と言うと、リュックから出したアームを変形させ足型にして森に向かって走り去っていった。
- 876 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/08/05(木) 16:46:12 ID:9qS3TsAM0
- >>875
「くく、君がそういうのなら、そうなんだろう」
眼を細めて笑う。
「……あれが直撃していたらと思うと――」
gkbr。
「ん、また縁が合ったら会おう」
ひらひらと適当に手を振り、帰る愛香を見送った。
「うーむ……よし、私も帰るとしよう」
たんっ、と地面を蹴って、灰堂は公園から姿を消した。
- 877 :沢桐 創:2010/08/05(木) 22:51:50 ID:AlFEfCrA0
- 繁華街で、男がキョロキョロしていた。
何かを探すように、ビルの窓を見る。
「…気のせいか?研究所の奴かと思ったが…」
諦めた様に歩き出す。
カチャカチャという足音が聞こえては喧騒にかき消される。
- 878 :イザヤ:2010/08/06(金) 22:47:36 ID:T3afc8Mg0
- 都市の歪みを通ればたどり着く森。都市で迷えば出てくる森。
その境界線に男は立っていた。
夏というには少し涼しげな風に髪を揺らしながら、黒尽くめの妖怪は大地に寝転ぶ。
少し傾斜のある其処に寝転べば、斜めの視界から異能都市の中心の光が見えるだろう。
そうして、彼は妖力を回復していた。
- 879 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/06(金) 23:07:36 ID:WVrfsEdY0
- >>878
「あう〜?こまったなの」
【突然森の近くから少女の声が聞こえてきた】
「ここはどこなのかなの…
みちにまよったかなの……」
【包帯を巻いた少女が困った顔をして森の中を歩いていた】
- 880 :イザヤ:2010/08/06(金) 23:11:40 ID:T3afc8Mg0
- >>879
「おンやァ、ディスじゃねェか。…迷ッたか、無理もねェ。
今日は歪みが多く出来てるからなァ」
体を起こして少女を目で捉え、微笑む。
「一応繋ぎ目みてェなもンは見つけたが、動くンでどうしようもねェやな。」
- 881 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/06(金) 23:14:40 ID:WVrfsEdY0
- >>880
「あうあう?『いざや』こんばんわなの〜。
あう〜、そっかなの…いつもとちがうところとおもったらなの」
【ため息をついてイザヤに向けて歩いてきた】
「あう〜…じっとしてたらもとにもどるみちがくるかなの〜」
【ひとまずイザヤの近くに座り込んだようだ】
「『いざや』もみちにまよったなの?」
【顔をあげてイザヤの顔を見つめる】
- 882 :イザヤ:2010/08/06(金) 23:20:30 ID:T3afc8Mg0
- >>881
「元に戻る道は解らねェが、公園と此処をつなぐ道はもうすぐ出来るはずさねェ。
定期的に出現してるみてェだ、どうも。」
イザヤは言いながら、斜面が緩やかになった先にある木陰を指差す。
其処から細々とした獣道が見えた。
「いンやァ、俺ァ違う。俺の『巣』が此処の近くにあるンでな。
足りない妖力を地面から貰ッてンだ。散歩、ッてとこかねェ」
「ディスは、どこに行こうとしてたンだ?」
- 883 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/06(金) 23:24:38 ID:WVrfsEdY0
- >>882
「あうあう、よかったの〜…・
あそこからかえれるなの〜」
【ほっと一息ついて言った】
「あう〜。おさんぽなんだなの!ここにおうちがあるんだねなの!」
【嬉しそうに周辺を見渡した】
「よーりょく、ちからかなの?」
【首をかしげて言う】
「あう。『でぃす』そんなにいそいでたわけじゃないんだけどなの、
ごはんたべるところさがしてたの」
【微笑みながら言った】
- 884 :イザヤ:2010/08/06(金) 23:30:44 ID:T3afc8Mg0
- >>883
「他にも色々見つけたぜ、どうもこの森の近くは色々繋がりやすいみてェだ。
ある意味便利だなァ」
イザヤは此処、其処、と指差す。どこも何の変哲も無い草原だが、
定刻になれば道が現れるのだろう。
「この森の奥の木になァ。まぁまぁ住み心地は良いぜ」
二ヤ、と笑って。
「あァ、妖怪の操る力だなァ。人間誰しも持つ魔力、
邪気眼使いが持つ邪気、異能者の持つ異能と同じで、
妖怪の技の元になる力さねェ。」
「ちょいと違うのは、魔力は人間が生産するンだが、
妖力は土地から貰うもンなンだ。
妖怪にあるのは妖力を貰う器だけ、其処にたッぷり注ぎ込んで貰わねェと
本来の力が出ねェンだ。」
なので、その妖力を貰っている最中なのだろう。
「ご飯かィ、何もッてンだ?ねェなら俺のを分けてやるがねェ」
言いつつ、置いていた薬箱を開け、ごそごそと中身を探る。
- 885 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/06(金) 23:37:48 ID:WVrfsEdY0
- >>884
「あうあう、いろんなところがあるんだなの…
あう〜。すみやすいところなの〜!いいところなのかなの!」
【なんだかうれしそうである】
「あうあう〜。のーりょくのもとってことなの…
ここからよーりょくもらうなの?」
【ちょっと地面に手を当ててみる】
「あう〜…ちからもらえたりするのかなの?」
【首をかしげながら言う】
「あう〜。ごはんがもってないけどなの…
あう?わけてくれるなの?ありがとなの〜!」
【ディスはイザヤの言葉を聞いてとても嬉しそうな顔になった】
- 886 :イザヤ:2010/08/06(金) 23:44:46 ID:T3afc8Mg0
- >>885
「俺の作る巣は中は広々、だからなァ。
まだ中の妖気が安定してねェからディスは呼べねェが、安定したら来てくれなァ」
はっは、と嬉しそうに笑う。
「妖怪以外も、器は元々持ッてるもンなンだが、妖気を受け取るのは至難の業さねェ。
妖気にアテられりゃァ妖怪になッちまうし。魔力と異能で十分さねェ」
「あァ、ちょィと待ッてなァ…ほらよ」
薬箱の中にありえないほど手を突っ込み、どこから出したか、おにぎりを4つ。
「作ッたもンを保存しておけンだ、便利な箱さねェ」
言いつつ、2つをディスにわたした。どこからか、水筒に入ったお茶まで引きずり出す。
- 887 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/06(金) 23:49:23 ID:WVrfsEdY0
- >>886
「あうあう、わかったの!まだつくってるさいちゅってことでいいのかなの〜」
【軽く微笑みながら言った】
「あう〜。うん…よーりょくのことぜんぜんかんじなかったけど…それでいいんだねなの」
【ちょっと動揺した風な顔であった】
「あう〜。うらやましいなの、そのはこなの〜。」
【いろいろ取り出す箱を見て言う】
「あうあう!ありがとなの!いただきますなの〜!」
【おにぎりを手にとって笑顔で口を開けて食べ始めた】
「もぐもぐもぐ」
- 888 :イザヤ:2010/08/06(金) 23:53:33 ID:T3afc8Mg0
- >>887
「そういうことさねェ。」
にっこり笑う。
「もし感じてたら、そりゃァディスが妖化してる事にならァな。
まァ困りはしねェが、純粋な妖怪から狙われる確率も上がるからなァ、お勧めできねェな」
くつくつと。
「まだ握ってあるから、たんと食べなァ」
言いつつ、自分もお茶を飲む。
- 889 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/06(金) 23:57:58 ID:WVrfsEdY0
- >>888
「うん、できたときにあそびにいくの!たのしみにしてるの〜!」
【ニッコリして言う】
「あう〜、それはこまるの…
『でぃす』はこのままがいちばんかなの」
【そう言ってまたもぐもぐおにぎりを食べ始める】
「うん!とってもおいしいの〜!
あう、おちゃものまないとなの」
【そう言ってお茶を手にとってごくごく飲み始める。忙しない…】
- 890 :イザヤ:2010/08/07(土) 00:07:56 ID:T3afc8Mg0
- >>889
「ああ、掃除しとかなきゃァな」
笑って。
「あァ、妖怪になんざなるもンじゃねェ。俺ァ満足だが、悠久の時を生きるには
人間は賢しすぎるンだ」
「っは、喉につまらせンなよ?」
忠告し。
「…とォ、そろそろ巣の様子を見に行かねェとな。
多分、もう道は繋がってるはずだぜィ?ご飯を食べたら閉まらない内に帰りなァ」
言って、森に戻っていく。
「またなァ、ディス。今度は公園にでも行ってみるかねェ」
//眠たいので落ちます!ありがとうでした!
- 891 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/07(土) 00:13:22 ID:WVrfsEdY0
- >>890
「あうあう、がんばってねなの」
【うれしそうに言った】
「あう〜、ずっといきるのはひとにはむずかしいってことかなの…」
【どこか不思議そうに言った】
「もぐもぐもぐ、だいじょぶなの!へーきなの」
【ニッコリしてどんどん食べて行った】
「あうあうー。やっとかえれるなの〜」
【笑顔になってディスは言った】
「あうあう〜!『いざや』またねなの〜!
こーえんならあうかもしれないの〜!」
【そう言って手を振りながらディスも道をそって森の外へ去って行った】
- 892 :朝宮暁:2010/08/07(土) 21:50:12 ID:/k2gysHgO
- 「あー……ここまで昇ると流石に涼しいな」
――真夏の夜。常ならば熱波を撒き散らす焔の翼も今は薄く、透ける赤い色を湛える。
熱を孕む夜風から逃れる為に赤い翼を広げて夜空を翔け上がった暁は、はさり、はさり、と穏やかに羽搏いて星に近い場所を滞空していた。
「こういう時は水やら氷やらやらを使う連中が羨ましくなるね、ったく……」
なんて、呟きながら。
- 893 :??? ◆JBbLACK.JY:2010/08/07(土) 22:07:51 ID:.cnuApvE0
- >>892
【はるか彼方地上の世界で、キラリと小さなレンズが光った】
【超遠方から僅かな、殺気というには無邪気すぎるモノを匂わせて】
ォ……ォォ…
【火の玉が光り始める】
【遠くから見える火の玉は中央部のみ火の見えない不思議なもので、しかし近づけばそれは自然な事と分かる】
ッゴ…ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
【爆音が近づく。猛烈なスピードで火の玉は雲を突き破り、尾を引きながら姿を現す!】
【ロケット――噴射炎がその後方を飾り立てながら、狙い澄ました弾頭が暁に襲い掛かった!】
- 894 :朝宮暁:2010/08/07(土) 22:16:26 ID:/k2gysHgO
- >>893
「ん……なんだ、花火か何か、」
――言っている内に近付いてくるそれに、暁は眼を見開いてあんぐりと口を開けた。
ミサイル? ロケット? シャトル? 何れかは分からない。けれどただひとつ、確かな事がある。
「危ねえッ!」
瞬時に紅蓮の翼が火勢を上げた。翼の付近に爆発を起こし、翼でそれを受けて急加速。暁は回避動作を取る。
- 895 :??? ◆JBbLACK.JY:2010/08/07(土) 22:22:09 ID:.cnuApvE0
- >>894
ゴオッ!!!
【すぐそばを通り過ぎたロケット弾はそのまま上方へ昇っていき…見えなくなった】
【地上で何かがキラリと光る。誰かが見ている】
- 896 :朝宮暁:2010/08/07(土) 22:27:49 ID:/k2gysHgO
- >>895
「…………」
ほうと安堵に一息吐いたのも束の間の事で、ロケットを見送った暁の瞳は地上で光る何かを、誰かを捉えた。
「人が涼んでるトコに……!」
紅蓮の翼が火勢を上げる。暁はギリギリと歯を軋らせ、
「詫び賃寄越せやゴラ――――!」
地上の何かに向けて飛翔する。
- 897 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/08/07(土) 22:32:44 ID:.cnuApvE0
- >>896
【遠くで光ったレンズを覗き込む人影】
【雑居ビルの屋上でニヤニヤしながらソレを覗き込んでいたのは】
フフ、来たな。
【小さな望遠スコープを袖に放り込み、長い金髪を払う】
【腰に両手を当てて男を待ち受けるのは、派手なクセに露出の多い格好】
【セシベル・S・コープス。】
- 898 :朝宮暁:2010/08/07(土) 22:41:31 ID:/k2gysHgO
- >>897
「……見えたッ!」
セシベルと確認出来る寸前、人だと認識した時点で暁は両の手足に焔を点して滞空する。
「鷹咬!」
焔の点る左手を振り払えば、焔造りの鷹が飛び立ち、
「荒鷲!」
焔の点る右手を振り下ろせば焔造りの鷹が羽搏き、
「赤鴉!」
焔の点る右足を蹴れば、焔造りの大鴉が飛翔する。
「焔鳥三連、吹っ飛べやボケ――!」
着弾すれば爆発する焔の鳥は、弾丸宛らの速度でセシベルへと飛翔する。
- 899 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/08/07(土) 22:47:35 ID:.cnuApvE0
- >>898
む? アレは確か……?
【火の鳥の正体はどうやら知り合いらしいぞ、と確認した直後】
【それより小さな火の鳥がこちらに向かうのが見えた】
おお! あれはたしかに火の鳥!
まさかヤツは! 伝説のフェニックスのまつえ
ドガーン!!
【感動に目を光らせるのも束の間、爆発が直撃。】
【中空に放り出され、ビルから落下して地面に叩きつけられた】
ガフッ!
- 900 :朝宮暁:2010/08/07(土) 22:57:30 ID:/k2gysHgO
- >>899
「ケッ、ざまあ見やがれ!」
余程苛立たしかったのか、暁は吐き捨てるように眉を顰めながら笑い、ぴっと中指を立てた。
「さって、んじゃ詫び賃頂くとすっか」
両手足の焔の消し去り、暁は徐々に高度を落とし――
「……あ?」
セシベルと気づく。
- 901 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/08/07(土) 23:06:01 ID:.cnuApvE0
- >>900
貴様……随分な挨拶じゃないか。
俺のフレンドリーなロケット式挨拶を見習ったほうがいいのじゃあないかね、ンー?
【焦げ跡目立つ赤茶けた格好で地面に転がっている】
【細めた目で睨みつけながら、埃を払って立ち上がる。手は腰】
- 902 :朝宮暁:2010/08/07(土) 23:11:32 ID:/k2gysHgO
- >>901
「ああ? 何がフレンドリーだボケ! こちとらマジビビッたっつーの!」
涼気に気を弛緩させていただけ、より驚いた。いきなりロケット。若干涙目の暁であった。
ふ、と嘆息。
「……知り合いって事で詫び賃は勘弁してやる。だから何で俺を撃ったか理由を言え」
珍しく怒気を抑えて暁は言う。――詫び賃以上のものをこの間貰ったからだろうか
- 903 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/08/07(土) 23:16:31 ID:.cnuApvE0
- >>902
フッ……まぁ、アレは挨拶というか誤射みたいなものだ。そう怒るな。
【諭すように肩をぽんぽんと叩いて】
理由か? 不毛だなこの俺に聞くとは。
さっきの俺は『上空を飛行する謎の赤色蛍光体Xを撃ち落したい気分』だった。
【上空を見上げる。ロケットが飛んでいった空に向かって指で鉄砲を作り、「バーン」と呟いた】
- 904 :朝宮暁:2010/08/07(土) 23:21:39 ID:/k2gysHgO
- >>903
「……なんて動物的な野郎だ……」
呆れ顔に溜め息を付け足せば、怒気は吐息と共に霧散する。
怒っても仕方無い相手というのは居るもんだよなと考え、また溜め息。
「……んじゃ、今はどんな気分よ。また会った訳だしこの間の続きにでも行くか?」
- 905 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/08/07(土) 23:27:15 ID:.cnuApvE0
- >>904
未確認生物と見れば撃ち落すのが必定。
求知・解明欲はニンゲンの最も繁栄した原因なんだろ? それに倣ったのさ。
【まるで悪くないと言わんばかりに胸を張る】
この間の続き? ナンパか?
- 906 :朝宮暁:2010/08/07(土) 23:32:11 ID:/k2gysHgO
- >>905
「正体分かる前に死ぬわボケ。未確認飛行物体を撃ち落とすなら銀色の竜にしとけ。たまに空飛んでるから」
さりげなく知人を売り渡し、暁はうむと頷く。
「おう。暇だしな。つか他になんか暇潰しあるか? あんならそっちでも構わんが」
- 907 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/08/07(土) 23:35:30 ID:.cnuApvE0
- >>906
銀の竜か……ファンタジックだな!
超遠方まで届く非殺傷兵器をなんとか手に入れなければ。
【楽しそうに拳を握り締めて、低い声で唸る】
フフ……ンフフフフフフフ!!
モテないとは大変だなぁ? フフフフフ……
【暁をチラっと一瞥すると、余裕たっぷりに馬鹿にし笑い出す】
- 908 :朝宮暁:2010/08/07(土) 23:42:17 ID:/k2gysHgO
- >>907
「け、好きに言いやがれ。こちとら貧乏人で手札が限られてんだよ」
食事に誘うなんてことも出来ない。
というか寧ろ、こっちが食事に誘われたい。大体いつも腹ペコだ。
「んで、どーするよ。行く気がねえなら俺に飯を奢るって選択肢もあるぞ? ン?」
- 909 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/08/07(土) 23:45:57 ID:.cnuApvE0
- >>908
……いや、実はだ。実はな。
【ニヤケ顔を近づけて小さな声で】
どうも、俺に好きな人が出来たようでな……。
【若干顔を赤らめながら、でもニヤニヤした様子は変わらない】
そうだな、食事でもしながらじっくり話したいところだが……生憎俺も金がない。
【ぱっと暁から離れて両手を挙げる】
- 910 :朝宮暁:2010/08/07(土) 23:49:50 ID:/k2gysHgO
- >>909
「なん……だと……? おいちょっと待てよ。相手はどんな子だ? 名前はなんつーんだ?」
動物的というか我欲一直線なやつに、好きな人。
今まで人を好きになった事のない“好きってなに? 恋ってなに?”な暁は何故か敗北感を得て、離れたセシベルに詰め寄る。
「飯なんざどーでもいいっつの。それより相手はどんなやつよ?」
- 911 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/08/08(日) 00:03:37 ID:.cnuApvE0
- >>910
ンフフフフ…!! そうだな、名前は知らん。
格好は制服でな、見た感じ……地味な女だったはず。
【何故か発言はあやふやで、かなり思い出すのに時間がかかっている】
あと、何より力が強くて、文房具を投げてくるのだ!
【楽しそうに話していることは確か。】
- 912 :朝宮暁:2010/08/08(日) 00:10:03 ID:/k2gysHgO
- >>911
「見た感じ地味な女ぁ?」
復唱には聞き返す響きがあった。暁は意外そうに口開いた。
「そりゃまた……なんとも。……どういうとこに惹かれたんだ?」
- 913 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/08/08(日) 00:19:13 ID:.cnuApvE0
- >>912
あまりよく覚えてないのだよなぁ……。
俺が襲い掛かって、そのときに殴られてな。そのショックで吹っ飛んだかもしれん。
どことか、何とか、恋とはそういうものではないのだよ!
ただドキドキした、それだけだ!
【背を反らせる位に胸を張る。いわゆる『恋に恋した』状態だ】
貴様は恋とか愛とかないのか? あるだろ? あるんだろー?
【ずいずいっとにやけ顔を近づけて】
- 914 :八剣宵治/一般人(仮):2010/08/11(水) 21:56:03 ID:2VMKZTQg0
- 異能都市某所のコンビニ。
両手にずしりと来そうなほど食料が詰まったビニール袋を持った白衣の男が出てくる。
溜息をついていた彼は、不意に空を仰ぎ、
「……い、今何か物凄くいいネタ逃しとる気がする!!よくわからんけど畜生!?」
畜生めぇー!!と某総統風に叫ぶ白衣の野郎はどう見ても不審者でした。本当にありがとうございました。
- 915 :名も無き異能都市住民:2010/08/11(水) 22:37:59 ID:7jE6yumoO
- >>914
総てを黒く塗り潰す夜の闇。
そこからぬるりと一人の人物が出て来た。
黒と金で彩られた着物に身を包んだ長身痩身の女。
地に着きそうな程伸ばされた真っ黒な髪がゆらりゆらゆら闇の中で踊る。
長い前髪が目許を覆い隠し、その視線が何処に向けているかを察する事は難しい。
背中に背負うのは、長い年月が経った木を用いて作られた様な灰色がかった木製の大弓。
かたり、かたり、と漆塗りの雪駄が鳴らす音はゆっくりと宵治に近付いていく。
「貴方……」
消え入りそうなか細い声。
怪談に登場する幽霊の声はきっとこの様なものだろう。
- 916 :八剣宵治/一般人(仮):2010/08/11(水) 22:45:37 ID:2VMKZTQg0
- >>915
まるでそう、異界の住人のような彼女を見た彼の思考の第一は、
……うほっいい弓!!解析(や)らへんか!
いやいや問題そこやないやろと思いなおし、
「ハイハイ、何でしょーかお姉さん?
俺はただの技術屋になろうとしてなりきれてない社内ヒエラルキー最下層の男やけども」
幽霊、及び其れに類するものなら小さい頃はよく見た。
最近もよく見る。
大体自分には半分くらい人ではない血が流れているのだ。そこらへんも相まって怯えはない。
だから、
「俺に何ぞ用でしょか」
- 917 :名も無き異能都市住民:2010/08/11(水) 22:56:00 ID:7jE6yumoO
- >>916
軽快な宵治の雰囲気とは逆に非常に重苦しい空気を漂わせる女。
小さな子供が彼女と対峙した場合、夜中のトイレは諦めざるを得なくなりそうだ。
「用事……確認……貴方……鬼子?」
語尾を上げた事により疑問系だという事は何と無く理解出来るのだが、如何せん言葉に篭る感情が薄い。
言葉の最後、こてん、と小首を傾げた。
可愛い娘がそれをやるのならば脳殺ものだが、彼女のそれは恐怖を増幅させかねないものだった。
- 918 :八剣宵治/一般人(ほんとだって!嘘じゃないって!!):2010/08/11(水) 23:04:05 ID:2VMKZTQg0
- >>917
そういや明日からリングシリーズ放送だったなあとかそんな事はどうでもいい。
「ふむふむ、」
……鬼子、ねえ。
確か、
……絵名ちゃんが変態と遭遇したとか言っとったなあ……。それの関係やろか。
ならば気をつけるべきだろう。半分くらい。
「ま、俺のこの角が偽物に見える言うなら――鬼子やないんやないの?」
ぴ、と橙の髪の間から伸びる、黒い立体物……つまるところ、角を指さして。
笑った。
- 919 :名も無き異能都市住民:2010/08/11(水) 23:16:18 ID:7jE6yumoO
- >>918
「……」
女は黙って宵治の角に視線を遣っている。じぃ、と、細胞レベルまで観察しているかの如く。
「鬼子、因子、確認……貴方……鬼子、決定」
「名前、舞草千鶴子、任務、鬼子、排除」
「貴方、排除、決定」
事務的な、単調なリズムで紡がれる言葉。
女は、自らが漂わせる雰囲気と似つかわしくない俊敏な動きで背中の弓に手を伸ばした。
このままでは戦闘に成り兼ねない。
- 920 :八剣宵治/一般人(信じて…くれないんですか…?):2010/08/11(水) 23:27:56 ID:2VMKZTQg0
- >>919
「排除決定、か」
2個のビニール袋を片手に纏めて持つ。
空いた右手を耳元へ上げ、
「で?っていうwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
コイツ笑顔ですよコイツ!お姉さん撃っちゃってください!
ごめんやっぱり撃たないでください!
「急に排除言われても俺も困ってまうねん、そこ分かるかお姉さん?
大体仕事という名のパシリ中やから、相手は出来ひんよ」
ざり、と左足を引いた。
戦闘はせず、逃げるつもりらしいが…。
- 921 :舞草千鶴子:2010/08/11(水) 23:38:29 ID:7jE6yumoO
- >>920
うねうねと波を打つ禍々しい大弓を握る彼女は、舒に右手を緩やかに開く。
ヴン、という耳障りな音が鳴ったかと思えば彼女の開いた手に、一枚の木の板が握られていた。
細長い板には夥しい文字が墨によって描かれている。
例えるならそれは、卒塔婆。
彼女はあろうことか、それを弓につがえて構えた。
「鬼子、発言、不可……貴方、排除、運命」
矢の代わりに卒塔婆を引いた彼女の言葉は相変わらずの冷気を孕みながら宵治に投げられる。
「降参、投降? 勝負? 逃亡?」
「貴方、選択」
どれにする?とでも言いたいのだろう。
- 922 :八剣宵治/一般人(信じてくれないんですね……よろしい、ならば):2010/08/11(水) 23:52:20 ID:2VMKZTQg0
- >>921
卒塔婆を見た。
……転移系の術か?
或いは異能か。
判断はつかないが決断は迫られている。
「降参に投降……どっちも嫌な予感しかせぇへんな。勝負はこの状況じゃあ」
ビニール袋を振って見せて、
「無理やろ。
一番選択したいのは逃亡やけど……さてさて」
右手をズボンのポケットへ突っ込む。
こっそりと、スライドタイプのケータイを操作して、
……誰にかかるかな?
連絡がつけば御の字だ。
「ちょいと選ぶ前に聞かせてもらおか。……何を選ぶと、どうなるん?」
- 923 :舞草千鶴子:2010/08/12(木) 00:05:16 ID:7jE6yumoO
- >>922
弓、そして卒塔婆から流れ出す淡い「力」。鬼の血を引く者なら感じる事が出来るだろう。言いようの無い「不快感」を。
恐らく彼女が持つ武器には退魔の力が付加されている。
卒塔婆の方が力を強く発している所からすると、板に書かれた字が力を増幅させているのだろう。
「解答」
ぽつり、と女は宵治の問いに答え始める。
「降参、投降……拘束、監禁、実験」
「勝負、逃亡……排除」
「貴方、理解?」
再び小首を傾げる。からくり人形の様な動きなのでただただ怖い。
- 924 :八剣宵治/半人半鬼(戦争だ、なんて言うと思ったか!):2010/08/12(木) 00:17:36 ID:2VMKZTQg0
- >>923
ちりり、遠い熱で焼けるような感覚。
不快感であることに気付くのはさほどの時間はかからず、
「拘束監禁実験はちょいと勘弁願いたいところやなー。
なんせ、ちゃんと帰って家族に無事なところを見せてやらにゃああかんしな」
右足にそっと力をいれる。
「排除もマジノーセンキューってところやろか。……うん、選択肢は決まったな」
分かった分かったと言って笑顔を見せ、
「――――――逃げるが勝ちってやつやな!」
鈍い音と共にアスファルトに罅が入る。
右足で大きいステップを”前に”一つ、数メートルを跳んで、千鶴子の横を抜け、
……弓持つ相手が正面向いてる方向に逃げるなんてただの地雷やからな!!
左足を叩きつけるように蹴る。
その時真直ぐではなく、右の方に向くことで、
……ぶれる様な動きの方が当てにくいやろ!
追尾されたら終わるがな、と愚痴るように呟いて。
- 925 :舞草千鶴子:2010/08/12(木) 00:49:04 ID:7jE6yumoO
- >>924
反復横跳びを行うかの様に、夜道を縦横無尽に動き回る宵治。
直線的に飛ぶ弓矢使いにとって、この動きは当て辛い事この上ない。
「……排除」
だが彼女はそれを意にも介さない様子で、背後へと駆け抜けていった宵治に向けて呟く。
瞬間、彼女は上体を勢い良くのけ反らせた。
頭の先が地に着きそうな程の体勢の侭弓を引く彼女の姿は最早ホラー。
はらり、と前髪が重力に引かれて垂れた事により漸く現れた両目は、涼しげながら獲物を狙う鷹の如く鋭い視線を向けていた。
「……滅」
しゅぱっ、と乾いた音と共に矢……否、卒塔婆が放たれた。
その瞬間、一本だった卒塔婆がその数を数十倍に増やす。
散弾銃の如く放たれた卒塔婆はコンクリートの壁に深々と刺さり、止まっていた車を貫通し、店の看板を粉々に砕いた。
無論、宵治にも数本の卒塔婆が迫っていた。
- 926 :八剣宵治/半人半鬼:2010/08/12(木) 01:01:34 ID:2VMKZTQg0
- >>925
……げぇっ!矢の雨!
「俺が使いたくても使えんスキルを堂々と――――――!!!!」
というかブリッジにつっこみたい。物凄く突っ込みたい。
だがそんな余裕はない。
……こうなったら!
ジグザグ移動しながら、ビニール袋に手を突っ込む。
取りだすのは――そう。
「天涯工業謹製品……」
――――見た目はただのおにぎりである。
「”手握りくん・身代り丸太味”―――――!!!!」
味も効果もその通りである。クレーム?何、気にすることはない。
使い方は当然今まで走ってきた道に投げるだけ、なのだが、
「……この場においてはこれ意味なくね?」
相手がばらまき弾の場合、効果範囲を外れたものがこちらをめがけて降るかもしれない。
なので、
「仕方ねえやな……!!」
白衣の裾を早めに落下した卒塔婆が裂いた。
しかし自機にダメージはない―いや余波で体調が徐々に厳しいことになっているが―ので問題はない。
ならばと振り向いて、
「そぉい!」
後ろに降る卒塔婆を撃ち落とすようにビニール袋を振り回した。
- 927 :舞草千鶴子:2010/08/12(木) 01:13:29 ID:7jE6yumoO
- >>926
腐った木が折れる様な気持ちの悪い音と共に卒塔婆はへし折れ砕け散った。
鬼に対しては有効だが、耐久性に難有りといった所だ。
「貴方、停止」
止まれ、とでも言いたいのだろう。
仰々しく上体を反らした体勢の侭、あろうことか彼女は宵治を追い始めた。
恐ろしい格好の侭、卒塔婆の群を次々に放っていく。
無差別極まりない攻撃。
街や通行人が被害を受けるのも時間の問題だ。
- 928 :八剣宵治/半人半鬼:2010/08/12(木) 01:34:22 ID:2VMKZTQg0
- >>927
「エクソシストォォォォォ!!!!リアルエクソシストがここにいるぅうううう!?」
振り回した勢いで走っていた方向を向く……かと思えば。
……民間人に被害を出したら殺される!
誰にかは聞いてはいけない。
急停止をかけ、降ってくる卒塔婆を払い、時折受けて徐々に顔色が悪くなりつつ、
……どーしたもんやろ。
1.お姉さんを倒す。→武器があらへんな。
2.被害なんて気にしない!俺は逃げるぜ!→色んな意味で死亡確定やん…?
3.どうしようもない。現実は非常である。→嫌ァ――――――!!!
と、視線を巡らせたタイミングで気付く。
道路を挟んだ向かい側、細い路地があることに。
……いけるか!?
行くしかないのだが。
卒塔婆の打ち払いで出来る空白と車の流れの切れる隙を狙い、
「おっ、」
転がる様に駆けだして、ついでに目くらましをもくろんで先ほどのおにぎりっぽい何かを千鶴子に投げつけ、
「――――っしゃぁ―――――――!!!!」
跳ねるように路地を目指す。
……無様?何とでも言え、こちとら必死やぞ…!!
- 929 :舞草千鶴子:2010/08/12(木) 01:59:08 ID:7jE6yumoO
- >>928
リングにエクソシストという奇跡の和洋折衷。
さかさかと走る女は機械の様な動きで卒塔婆を放ち続ける。
辛うじて民間人に被害は出ていないが、道路のあちこちに卒塔婆が突き刺さっていた。
さながら墓地だ。
「逃走、無駄……命令、停止……あうっ」
宵治の目論みは成功した。
おにぎりっぽい物が女の顔面に直撃。女の動きが止まる。
「……決定、貴方、排除、決定」
ぱっと見ただけでは解り辛いが彼女は怒りに震えていた。
紡がれる言葉の語気が強くなっている。
再び走り出そうした、
その時
「……!」
一羽の烏が飛来し、彼女の肩に止まった。
「………………了解、私、撤退」
烏が何物かの伝言を彼女にもたらしたようである。
弓を背負うと、くるりと背を向けて去っていった。
//絡みどもです!
- 930 :八剣宵治/半人半鬼:2010/08/12(木) 02:08:22 ID:2VMKZTQg0
- >>929
ずざざざがががががが、と派手に音を立てて転がり擦れる。
「いって……」
頭を掻き掻き起き上がってみれば、背を向けた女がいて、
「……。
卒塔婆はスルーするけど、」
……俺、助かったん……?
その後。
会社にたどりついた彼が質問攻めにあったりパシリアイテムがダメージ受けててフルボッコにされたなんてことは蛇足だろう。
//ありがとうございましたー!
- 931 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/12(木) 17:47:52 ID:HnkBBDEo0
- 「だっあああああああああああああ
疲れたぁぁあああああああああああああああああ」
クロスが倒れるのは神社の境内。
神社の中は、無数の堤燈によって彩られていた。
地面には白い紐が楔によって固定され、出店を設置する際のスペースが区切られている。
神社の外の町にも堤燈が下げられており、夜の街を明るくしている。
「あー、ホント町内会の連中め、ぜんぜん手伝ってくんねぇ。
ま、あそこは老人が多いしな。期待するだけマシか」
のっそりと起き上がり、ぐーっと体を延ばす。
- 932 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/12(木) 17:53:30 ID:WVrfsEdY0
- >>931
【神社の階段の下から昇ってくる音がする】
「あう〜。なんだかきれーなひかりがあるの〜」
【包帯を巻いた少女が嬉しそうにあたりを見回している】
「あう?こんばんわなの〜」
【そう言ってディスはクロスに向けて手を振った】
- 933 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/12(木) 17:57:06 ID:HnkBBDEo0
- >>932
「んあ」
体を延ばしたままグルリと捻り、ディスへと顔を向ける。
「なんだテメーか。おーす」
コキコキと首を鳴らした後、首にかけていたタオルを頭に巻く。
- 934 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/12(木) 18:00:16 ID:WVrfsEdY0
- >>933
「あう〜…なんだかつかれてるの〜?」
【少し首をかしげて神社に歩いていく】
「…あう〜、ここでなにするのかなの?」
【楽しそうにあたりを見回す】
- 935 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/12(木) 18:10:56 ID:HnkBBDEo0
- >>934
「あれ、お前張り紙見てないの?
祭りだよ祭り。いまその準備してんの」
そう言いつつ近くにあった自動販売機に小銭を入れてゆく。
「あ、何か飲む?」
- 936 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/12(木) 18:16:18 ID:WVrfsEdY0
- >>935
「あう〜。おまつりなのはわかってたんだけど…
よめないところがあってよくわからなかったの」
【恥ずかしそうに頭を下げた】
【でも自販機を見て直ぐに顔をあげて】
「えっと、じゅーすがいいなの!」
【大きく頷く】
- 937 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/12(木) 18:18:39 ID:HnkBBDEo0
- >>936
「お前、そろそろ学校とか行った方がいいんじゃね?」
そう言いつつも自分はドクペを買い、また自動販売機に小銭を入れる。
「だから、そのジュースが何かを……ま、適当でいいか」
コーラを買い、ディスに渡した。
「お前は相変わらず暇そうだな」
- 938 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/12(木) 18:22:14 ID:WVrfsEdY0
- >>937
「あうー、もうがっこいってるなの!」
【思わぬ?言葉がディスから発せられた】
「あう〜。ありがとなの!」
【嬉しそうにコーラを手に取る】
「う〜ん、ひまじゃないの〜。
いろんなしらないこといっぱいあってたいへんなの〜!」
【そう言ってごくごく飲み始めた】
- 939 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/12(木) 18:24:48 ID:HnkBBDEo0
- >>938
「あれ、そうだっけ。ごめん、忘れてた」
サラッと謝罪。
「なんだ、お前も忙しいのか?
ガキのくせにナマイキなっ。
小さいうちは遊んどきゃいいんだよ遊んどきゃ」
ヘラヘラと笑いながらドクペの缶を開ける。
「人生、遊んでおかないと意味が無いさ。
この祭りも同じ。楽しめないと、意味が無い」
- 940 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/12(木) 18:27:50 ID:WVrfsEdY0
- >>939
「あう〜。あんまりほかのひとにいってなかったからなの…」
【頭をぽりぽり掻いた】
「あう〜…でもどんなあそびがいいのかなの?
わからないなの〜…」
【少し困った顔である】
「あう!わかったの!おまつりでいっぱいあそぶことにするなの!」
【お祭りの話を聞くと途端に顔が綻んだ】
- 941 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/12(木) 18:38:07 ID:HnkBBDEo0
- >>940
「花火とか色々あるからなー。雰囲気だけでも楽しめると思うぞ。
あと子供は無料でお菓子くらい配られるみたいだし」
色々と取り仕切っているらしく、クロスは詳しく話してゆく。
「ああ、そういえばお前、浴衣あるか?」
- 942 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/12(木) 18:41:30 ID:WVrfsEdY0
- >>941
「あう〜。はなび、きれーなのかなの〜!
おかしもあるなの?!あう〜!うれしいなの!」
【とても楽しそうに答えるディス】
「ゆかた?あう〜…ゆかた…
おまつりできるのかなの?」
【ディスはちょっと前にお祭りに言ったことがあるため大体形は分かっていた】
「あう〜…『ろざりあ』のおうちにあるかなの〜?」
【心配そうに言う】
- 943 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/08/12(木) 18:49:55 ID:HnkBBDEo0
- >>942
「祭りと言ったら浴衣だろー。
あるんだったら、今のうちに準備しとけ。
もしかしたらサイズ合わないとか、色々あるかもだからな」
そう言ったところでクロスはハッと頭をあげる。
「やべ、浴衣作んなきゃいけないんだった。
布あったっけな。もしかしたら染めなきゃいけないかもしれねぇ」
近くにあった電線や工具を境内の中にある倉庫に放り込み、クロスは身支度を整える。
「すまんディス、ちょっとやること増えた!
さきに帰ってるわー!」
そう言って、急いで神社を後にしてしまった。
///夕飯落ちー
- 944 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/12(木) 18:52:02 ID:WVrfsEdY0
- >>943
「あう〜。ゆかたなの〜…
ちょっとあとできいてみるなの!」
【大きく頷いて言った】
「あうー、ゆかたつくるんだなの…
『くろす』いそがしさんなの〜…」
【少し気にする顔をして】
「あうあう!がんばなの〜!
おまつりたのしみにしてるからねなの〜!」
【笑顔で手を振り見送った】
「…ここでおまつりかなの〜?」
【不思議そうに神社を見ながらディスもその場を後にした】
- 945 :葵:2010/08/12(木) 22:28:02 ID:ZOM.z7ps0
- 「 、 」
無意識のうちに自分は声を出していた、気がする。
ただ、音は聞こえなかった。
「 、 」
咽が乾ききっていて、声が出ないのだということに気付いたのは、温いコンクリートにへたりこんでからだった。
翅を動かしてみようと試みるが、上手く動かない。
「 ……」
頭がくらくらする。咽が痛い。
彼は、この症状の名前が「熱中症」だということ、それ以前に自分が衰弱している原因すら知らなかった。
- 946 :沢桐 創:2010/08/12(木) 22:36:51 ID:2sEyJCyk0
- 「動っ……けよ……このっ……」
……ポン……コツがぁ……!」
手すりを掴んで、男が歩いていた。
足が痙攣したようにガクガクと震えており、
その足を引きずるかのようにして手すりを引き寄せる。
- 947 :葵:2010/08/12(木) 22:44:41 ID:ZOM.z7ps0
- >>946
「 、 ?」
すこし離れたところにへたりこんだ、全体的に水色をした人影。
彼がぼーっとする視界と思考をフル活用しても、今の沢桐の状態は理解できなかった。
あのひとなにしてるのかなあ、と考えている内に、視界がぐらっと揺れた。次いで、ものが倒れる音が響く。
- 948 :沢桐 創:2010/08/12(木) 22:51:47 ID:2sEyJCyk0
- 「さっさと逃げないと……研究所の奴らが……。
糞……最近足を使った直後は必ず動かなくなりやがる……!」
一歩一歩踏みしめていると、目の前で人影が倒れる。
「……何だ?」
ガン、ガン、ガン、と重そうな足音が響く。
葵の目の前に、機械の脚の、その脚を引きずる男が立っていた。
「……おい、生きてる……か?」
- 949 :葵:2010/08/12(木) 22:54:53 ID:ZOM.z7ps0
- >>948
「 」
生きてます、と返事をしたかったところだが、掠れた呻き声しか返ってこない。
人影は、「だるそうに」「力なく」の形容詞がよく似合うような姿勢で横たわっていた。
顔が赤い、熱中症だということが分かるだろうか。
- 950 :沢桐 創:2010/08/12(木) 23:00:27 ID:2sEyJCyk0
- >>949
「……大丈夫……そうには見えないな」
たとえ顔が赤くても、沢桐の目には、風邪や熱中症、
あるいはほかの何かやばい病気との見分けはつかない。
「俺は急いでんだ、救急車はいるか?」
警戒するようにキョロキョロとしながら、葵の頬を叩く。
脚がギシリと音を立てて曲がる。
先ほどのような痙攣は見られなかった
- 951 :葵:2010/08/12(木) 23:04:00 ID:ZOM.z7ps0
- >>950
「……けほっ!」
いらないいらない! 必死に首を横に振る。
少しだけ咽が使えるようになってきたようで、一つ咳をした。
「……みず、か、にか、くださいませ、か」
元から途切れ途切れだった声が掠れて聞き取りづらいことこの上ない、が、彼は水を要求した。
- 952 :沢桐 創:2010/08/12(木) 23:11:38 ID:2sEyJCyk0
- >>951
「水……?」
水は手元にはなかった。
ならば、と沢桐は再び辺りを見回して小走りする。
―ガコン。
文明の結晶、自販機。
ペットボトル入りの水を持って、戻ってきた。
「自分で飲めるか?無理なら飲ませるが」
栓を空けて差し出す。
- 953 :葵:2010/08/12(木) 23:16:48 ID:ZOM.z7ps0
- >>952
「あ、がとぅ、ざいます……」
おぼつかない手取りでどうにかこうにかペットボトルを持って、上半身だけ上げてぐっと飲み始める。
ぐ、と喉を鳴らして、ボトルの半分ほどを飲み干したところで口を離して息を吐いた。
「はぁあ、あああ、ぁ……」
水分が身体を巡って、少し視界の靄が晴れた。気がする。
背中に生えた薄い翅も嬉しそうにはたはた動いた。気がする。
- 954 :沢桐 創:2010/08/12(木) 23:21:22 ID:2sEyJCyk0
- >>953
「……うん、脚も動くな」
葵をそっちのけで沢桐は脚を曲げたり伸ばしたりしていた。
「今日はずいぶん治りが早くて素直だなおい」
ぎしぎしと脚が音を立てる。
「ん、大丈夫か。
……それ、飛べるのか?」
背中に生えた翅を見て、聞いた。
- 955 :葵:2010/08/12(木) 23:24:07 ID:ZOM.z7ps0
- >>954
「ありがとう、ござ、いました…………」
じー。っと、沢桐の足を凝視。
知識に乏しい彼は、義足を見ることなど当然初めてであった。
「飛べます。飛べない、翅、は、邪魔、な。だけです」
飛べない豚はただの豚って言葉に似てると思ったけど別にそんなこともなかった。
- 956 :沢桐 創:2010/08/12(木) 23:28:37 ID:2sEyJCyk0
- >>955
翅を見て、ギリ、と歯を食いしばる。
何かを思い出しているようだった。
「……っと、忘れてた」
遠くから声が聞こえる。
同時に2〜3人分の足音も。
「沢桐の奴、どこ行きやがった!」
「あっちに人が居るぞ!」
「動けるか?ちょっと追われてるんだ。
俺と一緒に居たら捕まるかもしれんし、その翅だけで捕まえられるかもしれん」
そう言って葵の手を引く。
- 957 :葵:2010/08/12(木) 23:31:35 ID:ZOM.z7ps0
- >>956
「あ、え」
手を引かれて立ち上がる。
幾分回復してきた諸器官は、足音と声(あまりいい言葉ではないのだろう、ということはわかった)をしっかり捕えた。
「動けます、が、……追われて? いる、のです。か」
首を傾げる。
- 958 :沢桐 創:2010/08/12(木) 23:37:23 ID:2sEyJCyk0
- >>957
「何、ちょっと路地抜けて隣の通りに行くだけだ。
あそこなら人通りも多いしな」
そう言って路地に飛び込む。
数秒後、3人組が先ほどの通りを駆け抜けていった。
「ああ、追われてるんだよ。
言っとくが警察じゃあないぜ」
- 959 :葵:2010/08/12(木) 23:41:47 ID:ZOM.z7ps0
- >>958
適当に拾った古いサンダルの底がぺたぺたとちいさな音を立てて、後を追う。
同時に、この翅目立つんだろうなあ申し訳ないなあ、とか思ったり。
「ええと……なかまわれ? です、か?」
ちょっと前に覚えた単語を引っ張り出して、訊いてみる。
- 960 :沢桐 創:2010/08/12(木) 23:44:49 ID:2sEyJCyk0
- >>959
「……確かにその通りだが」
隣の通りに出る。
先ほどの通りとは打って変わって喧騒が耳に痛い。
立ち止まって葵に聞いた。
「なんでそう思った?」
- 961 :葵:2010/08/12(木) 23:49:50 ID:ZOM.z7ps0
- >>960
「ええ、と、」
人ごみにはあまりなれていないから、また少しくらくらし始めた。
「なかまわれ、とは、知り合いどうし。が、けんかをして、ばらばらになる。
という、意味の。単語では、ないのですか?」
ちがいましたか? と不安げに聞いてくる。
彼の知識はまだまだ狭く浅い。どういう時にどういう単語を言えば適切か、ということはまだ学習中であった。
- 962 :沢桐 創:2010/08/12(木) 23:52:37 ID:2sEyJCyk0
- >>961
「いや、そうだが……あってるけど」
頭をポリポリと掻く。
「なんであいつらが俺の元仲間だと解ったのか、って思ってな」
「まぁ、なんとなくならそれでもいいんだが……」
- 963 :葵:2010/08/12(木) 23:57:41 ID:ZOM.z7ps0
- >>962
「さわ、きり。とは、あなたの名前。では、ないのです? か?」
さっき聞こえた三人組の声の中に、聞き慣れない単語があった。
それはきっと目の前の彼の名前なんだろうと思った彼は、男たちと沢桐が知り合いであるのだろうと認識。
だがしかし彼は「仲間」と「知り合い」の境界線はよくわかっていなかった。
「なんと、なく」
ふむ? と言いながら、再び首を傾げる。
- 964 :沢桐 創:2010/08/13(金) 00:02:34 ID:2sEyJCyk0
- >>963
「そうだ、俺は沢桐創、こうそ…いや」
何かを言いかけて押しだまる。
歯を食いしばりはしないが、先ほど翅を見たときと同じような表情だ。
「…とにかく、ださわきりじゃなくてさわ”ぎ”りだからな」
「ん?どうしたまたどっか悪いのか」
- 965 :葵/べんきょうちゅう:2010/08/13(金) 00:07:50 ID:QYyPcDfoO
- >>964
「さわ、ぎ、り。はい、ごめんなさい」
こうそ?
聞いたことのない単語にもう一度首を捻る。
「なんとなく、なんとなく……んー、何、と、なく……意味もなく、という意味?」
単語の意味を必死に考えているらしい。
- 966 :沢桐 創:2010/08/13(金) 00:11:38 ID:2sEyJCyk0
- >>965
「なんとなく?
……はっきりした理由が無い……って感じか?」
頭を抱えて必死で意味を考える。
結局、なんとなくはなんとなくだろ、とぶつぶつ呟いていた。
- 967 :葵/べんきょうちゅう:2010/08/13(金) 00:17:16 ID:QYyPcDfoO
- >>966
「なんとなく、は、なんとなく……?
……???」
お面のような無表情の眉間部分に、縦皺が入る。
通りの中で単語の意味を真剣に考える大人二人。よくわからん光景である。
「葵、には……よく。わかりません」
数分唸って、結局諦めた。
- 968 :沢桐 創:2010/08/13(金) 00:23:30 ID:2sEyJCyk0
- >>967
「辞書を読め辞書を」
こちらも投げ出した。
「まぁ、なんだ。勉強熱心なのはいいことだが、俺に聞かれても困る」
「もう俺は帰るからな。
病人はさっさと帰って寝とけよ」
ぶっきらぼうに言い放って歩いていった。
「ったく、いやなもん思い出させやがって…」
- 969 :葵:2010/08/13(金) 00:27:03 ID:QYyPcDfoO
- >>968
「じしょ……」
どっかに捨てられてないかな。と考えながら、去る背中を見送る。
姿が見えなくなったあと、自分の翅を見てすこしだけ考えた。
「……葵、は、こんなの。がある、から」
疎まれるのかな?
ほんのすこしだけ悲しそうに呟いて、彼も去った。
- 970 :白い女:2010/08/15(日) 21:51:23 ID:7hcwnxwgO
- 「あー……」
女の呟きは都会の夜空に消える。
広場。それも都市の中心近くの。
こんな時間になっても広場の中央からは水が吹き出している。
女はその血をそのまま移した紅い瞳でビル街を映す。
「やっぱり、異世界なんだ……」
- 971 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/15(日) 21:54:00 ID:WVrfsEdY0
- >>970
「ふー…おまつりたのしかったなの〜!」
【一人の少女が広場に向けて歩いてくる…全身包帯ぐるぐるの少女だ】
「…?あう〜?そこにいるのはだれかなの?」
【少し気配を感じたらしく、ディスは女性のいる場所に歩いていく】
- 972 :イメル:2010/08/15(日) 21:57:32 ID:ZOM.z7ps0
- >>970
部活帰りの制服の女子がいる。
帰り道に自販機を利用する、よくある光景なのだろう、が、
「……ローション(なまあたたか〜い)出てきた……」
出てくるものはあんまり普通じゃなかった。
- 973 :東西南北 良方:2010/08/15(日) 21:58:30 ID:7gFzKdaU0
- >>970
金髪モヒカンにサングラスでアロハな男が正に祭り行ってました!といった感じの風体で歩いている。
顔に着けられた戦隊物ヒーローのお面に、水ヨーヨー、わたあめに金魚の入った袋など盛り沢山だ。
「かー、祭り楽しかったー!むしろこのまま荷物もって帰ったほうがぜってぇ楽しい!」
水風船をぼよぼよ弾ませながら、歩いているのが白い女によく見えるだろう。
- 974 :白い女:2010/08/15(日) 22:02:40 ID:7hcwnxwgO
- >>971
「……ん」
一度顔を降ろし、近づいてきた少女を見る。
「僕は……って、キミは大丈夫なのかい?」
女の視線は包帯へ向いている。
>>972
「何でそんなもの出てくんの……」
遠目に突っ込む。
>>973
「兄弟か何か、かな」
この間会ったのと髪型が違うような。
あれ、いっしょだったっけ……?
そんな事を考えつつ、視線はまた上へ。
- 975 :東西南北 良方:2010/08/15(日) 22:04:42 ID:7gFzKdaU0
- >>974
「……?あ、この前の」
そういえばAGカフェに居たなとか思いつつ近づき話しかける。
「よー、今晩は。祭りだってのにしけ込んでんなぁ、オイ」
仮面をずらし、ニヤッと笑う。
仮面の奥はサングラスだった。
- 976 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/15(日) 22:05:12 ID:WVrfsEdY0
- >>972
「あう?『いめる』こんばんわなの〜」
【ニコニコしながらイメルに向けて振り向いた】
「あう?なにかなそれなの」
【手に持っているであろうものを見る】
>>973
「あう〜『りょうほう』もおまつりにいってたんだなの!」
【ニコニコしながら良方の顔を見る。】
「あうあう、いっぱいあそんできたんだなの〜」
>>974
「あう〜?へーきなの。『でぃす』はいつもこうなの〜!」
【そう言って包帯の巻かれた手をふらふらさせる】
「えっとなの…ここではじめてみるなの〜。
はじめましてかなの?」
【少し心配そうな顔で言う】
- 977 :イメル:2010/08/15(日) 22:05:53 ID:ZOM.z7ps0
- >>974
「………………………………
……いる?」
めっちゃいい笑顔で、とりあえず目についた女に生温かいそれを差し出した。
- 978 :イメル:2010/08/15(日) 22:07:14 ID:ZOM.z7ps0
- >>976
「ディスは!!!!!! 知らなくて!!!!!! いいの!!!!!!!!!!!!!1111
ほらこれあげるからあっち見てなさい!!!!!!!!!」
半ば必死にソレの瓶を隠し、飴玉(ほんのり塩味。疲労によく効く)を勢いよく差し出した。
- 979 :白い女:2010/08/15(日) 22:10:49 ID:7hcwnxwgO
- >>975
「じゃあ、キミもか」
一緒の人だったんだ。
「祭りがあったなんて知らないよ。ここに来たの最近だし」
ビル街の方を見たまま返す。
>>976
「んー、そう?」
そう言うと女はもう一度ディスを見る。
「始めまして。だよ」
始めまして。
繰り返し言って、手を差し出す。
>>977
「………………要ると思う?」
ジト目。
- 980 :東西南北 良方:2010/08/15(日) 22:14:30 ID:7gFzKdaU0
- >>976
「よーディス、今日は普通の飴じゃなくてわたあめだ」
わたあめを半分にちぎって渡す。
「いやぁ、祭りって初めてだったんだけどよ……」
言葉を切り、わなわなと震え。
「っ楽しいなァッ!」
>>979
「元気ー?わたあめ喰うか?」
わたあめを差し出す。
「そうか、残念だったな。でも、面白かったぜ」
見た目からもエンジョイしてきたのがよくわかる。
- 981 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/15(日) 22:17:29 ID:WVrfsEdY0
- >>978
「あう〜?びっくりしたなの…
おこらせちゃったかなの…」
【軽く驚いた顔で言いながらも飴玉をゲットした】
「ころころ、あうあう!おいしいなの〜!」
【然し飴玉を口で転がすと途端に笑顔になった】
>>979
「あう〜。ぜんぜんだいじょぶ!なの」
【ディスの見せる笑顔は強がりではなさそうである】
「あう!じゃあはじめましてなの!『でぃす』っていうなまえなの!」
【そう言ってこちらも手を差し出して握手する】
>>980
「あう〜。それももらうなの〜!」
【微笑んで綿あめをゲットするディス】
「うん!とってもたのしかったの!
『でぃす』もいろんなことやったの!」
【綿あめをもしゃもしゃ食べながら微笑み返す】
「あう〜。これもおいしいなの!」
- 982 :イメル:2010/08/15(日) 22:19:37 ID:ZOM.z7ps0
- >>979
「でっすよねー!!!」
ぶん投げた。
120円を無駄にしてしまったなあ、と思いつつも何故かその表情は晴れやかだったと言う――――
>>981
「ふふんほんのりしょっぱかろう。塩分を取るのは重要だってテレビで言ってたぞ!」
なんか知らんけど重要なのだ! と彼女は胸を張る。
本来胸を張るべきは飴を創った人だろうに。
- 983 :白い女:2010/08/15(日) 22:22:15 ID:7hcwnxwgO
- >>980
「残念だけど要らない。お腹空いてないし」
わたあめに目も向けず断る。
「僕はいいよ、一緒に行く人も居ないし、女一人は何か寂しいしね」
空から目線を落とし、苦笑する。
>>981
「本当に大丈夫なんだ」
ほー。
そう小さく息を吐き出すと興味を持った様な視線を向ける。
「宜しく、ディスちゃん」
>>982
「あ、僕にはジュースを買うお金もないからね。たかるならあっち」
と、良方を指差す白い女。
- 984 :東西南北 良方:2010/08/15(日) 22:24:14 ID:7gFzKdaU0
- >>981
「ほい、どーぞ」
わたあめを渡すと良方もわたあめを食べ始める。
「いやぁ、久々に色々心配事忘れられた」
いい笑顔で言う。
「なんかコレで明日から又頑張れるかなっ!って感じだ」
その笑顔は心の底から祭りを楽しんでいる物だった。
>>983
「そうか、じゃ俺が食うよ」
わたあめを丸め口に放り込む。
「なー!?だったら男一人で行って金魚すくいやらヨーヨーすくいやら射的やらくじやら楽しみまくった俺の立場は!?」
本日の消費金額、¥30,000
- 985 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/15(日) 22:31:07 ID:WVrfsEdY0
- >>982
「あう〜。なるほどなの〜。
あたまがよくなるなの〜?!」
【それを聞いてますます嬉しそうに飴玉を転がしている】
「うんうん、とってもおいしいなの!しょっぱい…はよくわからないけどなの」
>>983
「あう〜…うん!いたくないっていうのかなの!」
【握手した腕を軽く振った】
「あうあう!よろしくなの〜!」
【ニコニコしながら返した】
「あう。おなまえはなにかなの〜?」
>>984
「もぐもぐ、そっかなの〜!
たまにそういうひがあるのがいちばんいいの!」
【嬉しそうな顔で綿あめを完食する】
「たのしいひがあるのはいいことなの」
【綿あめに触ってべたべたした右手をぺろぺろなめ始める】
- 986 :イメル:2010/08/15(日) 22:34:04 ID:ZOM.z7ps0
- >>983
「いやもうなんかどうでもいい……咽の渇きとかどっか行った……」
ぺたーんへにゃーん。耳と尻尾が垂れる垂れる。
>>985
「いやな、汗をかくと塩分が消費されてしまうだろう? 汗はしょっぱいからな。
だから夏は塩分を多めに取るといいらしい」
あれーおかしいな、しょっぱくないか? と首を傾げながら問う。
確かに塩レモンキャンディを渡したと思ったんだけどな、と思いながら飴袋を探る。
- 987 :白い女:2010/08/15(日) 22:38:05 ID:7hcwnxwgO
- >>984
「美味しい?」
眉をひそめ訝しげな瞳。
「男ならいいんだよ。それに、僕は祭りを楽しむ様な人じゃないし」
苦笑し、右手を小さくぷらぷらと振る。
>>985
「ん、外見の割りに可愛い子だね」
しゃがみ、ディスと目線を合わせる。
「名前? 無くてもいいんじゃない?」
女の言葉は随分と乾いた物だった。
>>986
「耳……、それと尻尾」
今更気づいたらしく、耳を凝視。
「それ、コスプレの一種? ディスと似たような」
ディスに目を向ける。
- 988 :東西南北 良方:2010/08/15(日) 22:40:00 ID:7gFzKdaU0
- >>985
「だよなー」
しみじみと。
そして仮面をかぶるとディスに向かって。
「なんかくじでゲットしたんだけど、カッコよくね!?」
某仮面ライダー(初代、技の方)のような仮面を着けて聞く。
>>987
「うまい」
即答。
「冷めてんなー、いや人の自由だけどさ」
煙草吸っていい?と聞きながら虚空からシガリロを出す。
- 989 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/15(日) 22:42:59 ID:WVrfsEdY0
- >>986
「あう〜、そうなの〜。これでげんきになれるかなの〜!」
【嬉しそうにしている】
「あう〜。しょっぱいってこんなかんじなのかなの〜?」
【ペロペロなめながら首をかしげる】
「はじめてだからよくわからないの……」
>>987
「あう〜。そうなのかなの?」
【少し恥ずかしそうに顔を赤くする】
「あう〜。なまえないってことかなの?」
【不安そうな顔で言うディス】
>>988
「あう〜!うんなの〜」
【共感するようにうなずいた後】
「あう〜!かっこいいとおもうなの〜!
ひーろー。みたいなかんじなの!」
【そう言ってディスは仮面をかぶった登ある人物の顔を思い浮かべた】
「せーぎのみかたなの!」
- 990 :イメル:2010/08/15(日) 22:48:13 ID:ZOM.z7ps0
- >>987
「本物だぞ? 珍しいか?」
きょとんとした表情。
少しだけ女を見て考えて、口を開く。
「……こういうのが珍しいってことは、お前、外から来たのか?」
>>989
「初めて……うん、コトバにして聞くのは初めてなんだろうな。
あれだ、塩とか醤油とか舐めて舌がピリッとすること、ないか? あれが『しょっぱい』だ」
意外と表現が難しいなあ、と思いながらも言ってみた。
- 991 :白い女:2010/08/15(日) 22:50:50 ID:7hcwnxwgO
- >>988
「そ、か」
良かったね。
と、笑う。
「良く言われる。昔から明るい子じゃなかったよ」
手のひら上にして向けてどうぞ。と合図を送る。
>>989
「想像の何倍も人懐っこくて何倍もイイコだ」
ディスの様子を見てまた笑う。
「そ、使わないしね」
そしてまた夜空に視線を向ける。
>>990
「そうそう見れる物じゃないね」
おいでおいで。
手招きのモーションをしながら。
「外、って……どれくらい外?」
- 992 :東西南北 良方:2010/08/15(日) 22:54:13 ID:7gFzKdaU0
- >>989
「ヒーロー、ね。なれたらイイもんだが」
少し声に羨望が混じる。
>>991
「俺は変な子とクラスの奴に言われてるな」
こう見えて高校生。
そして、良いと言われて早速ライターではなくマッチでシガリロに火を着け、煙をくゆらせる。
少し甘めの柔らかい香りが漂っている。
- 993 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/15(日) 22:57:05 ID:WVrfsEdY0
- >>990
「あうあう〜…そっかなの〜」
【どうやら軽く頷いて…しばらくしてから顔を上げた】
「うん!わかったの!これはしょっぱくておいしいの!」
【どうやら分かったらしく、満足げにうなずいた】
>>991
「う〜…そんな、なんばいっていわれたことないなの〜…」
【やっぱり恥ずかしそうだ】
「あうあう、でも…よぶときになんていったらいいのでこまるなの…」
【指をくわえてじっと見る】
>>992
「あう〜。おめんかぶってるひとみたことあるなの。
そのひとにきいたらもしかしたらなれるかもなの〜!」
【そう言って腕を軽く振った】
「う〜…だけどなんだか、ちょっとさみしそなの〜」
【ちょっとだけ顔を覗き込んだ】
- 994 :イメル:2010/08/15(日) 23:01:43 ID:ZOM.z7ps0
- >>991
「異能都市と呼ばれるこのイカレた都市の外から。だよ。
あるいは」
ぴ。人差し指を一本立てる。
「他の世界、とかな」
>>993
「うむ。伝わったようでよかった。
いっぱい動いて汗かいた後は、しょっぱいものを取るといいんだぞ」
うむうむ。頷き返す。
- 995 :白い女:2010/08/15(日) 23:03:56 ID:7hcwnxwgO
- >>992
「……学生? 僕もつい三年前くらいは学生だったんだよ」
懐かしむ表情ではあるがその表情は決して良いものでは無い。
>>993
「そかそか」
ディスの様子が気に入ったらしく頭を撫でる。
「確かにね……。でも実感が沸かないや。今まで名前を呼び合う事なんて無かったし」
女は難しげに考えるその表情も乾いていた。
>>994
「後者だ」
たぶんね。
と付け足して。
「ちょっと、おいでよぉ」
唇を尖らせ不満そうだ。
- 996 :東西南北 良方:2010/08/15(日) 23:05:06 ID:7gFzKdaU0
- >>993
「正義の味方、今からでも目指せるもんかね」
そのお面の人を想像しながら。
「……、いや寂しくないさ、大丈夫」
そう言うと優しくディスの頭を撫でる。
>>995
「そうか、ちなみに俺ダブりな」
出席日数が足りなくて留年したことになっているが、それを気にする様子もなくシガリロを吸いながら笑っている。
- 997 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/08/15(日) 23:09:03 ID:WVrfsEdY0
- >>994
「そっかなの〜…あう〜。
またとっくんするときにあったらいいかなの〜」
【少し物欲しそうな顔である】
「もっともらっていいかなの〜?」
【そして正直に白状するディスであった】
>>995
「あう〜…なんだかうれしいの」
【微笑みながら撫でられる】
「あう〜…『でぃす』なまえでいえないとちょっとこまるけどなの…
ここのひともみんななまえがあるなの」
【そう言ってあたりを見回した】
>>996
「あうあうー、いまからでもだいじょぶだとおもうの!
たぶん!なの。」
【そう言ってガッツポーズした】
「あう、そっかなの…うん!ともだちもいっしょだからなの!」
【また笑顔になって撫でられた】
- 998 :東西南北 良方:2010/08/15(日) 23:11:38 ID:7gFzKdaU0
- >>997
「そうか、なんかディスが言うと大丈夫な気がしてくる、不思議」
明るい表情で笑う。
「友達と一緒だから、大丈夫だ」
撫でる。
- 999 :イメル:2010/08/15(日) 23:15:01 ID:ZOM.z7ps0
- >>995
「ほうほう。最近よくあるみたいなんだよなあ」
他の世界からぽろんぽろん落とされるの。と付け加えた。
あんまり頻発してほしくない。
「お断りだ! 私はもう大人だ!」
いーっと歯を剥いた。
>>997
「むむ。この欲張りさんめ!
だがしかしお前は頑張りさんでもあるからこれをやろう!」
つ塩キャンディの袋
「それでは私は帰るからな。
ディスにそこの白いの、早めに帰るんだぞー……あ、帰れないのか?」
うむ? と首を傾げながら、とっとこ歩いて帰っていった。
//マザーズストップ……絡みありがとでしたー
- 1000 :白い女:2010/08/15(日) 23:21:06 ID:7hcwnxwgO
- >>996
「因みに僕中退ね」
同じく事も無さげにサラッと。
>>997
「僕も悪い気分じゃないよ」
女の笑顔に他意は無い様だ。
「そう言う人も居るだろうね。……でも、僕は困らなかった」
>>999
「本当、勘弁してほしいよ……。二ヶ月振りの収入だったのに……」
思い出したのか大きなため息と共に大きく肩を落とす。
「もし大人でも触りたい物は触りたいのさ」
もし。
「嫌みに聞こえる……いいもん、自力で帰るから」
そう言って口だけで見送る。
目はビル街へ向けられていた。
//ありがとうございました! お疲れ様です!
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