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【日常β】サイボーグ異能都市【ナイン】- 1 :名も無き異能都市住民:2010/05/10(月) 01:12:36 ID:GIHUoOKU0
- ≪ルールとか≫
・基本age進行で行きましょうぜ
・コテハン持ちもコテ無しもどんどん来ォい
・レスの最初に自分のいる場所を明記してくれるとやりやすいです
・イベントを起こしたい場合は空いているイベントスレをお使い下さい
・多人数へのレスは可能な限り纏めて行うようにしましょう
・無意味な連投・一行投稿はできるだけ控えるよう心がけてください
・戦闘可能ですが、長引く場合や大規模戦闘に発展した場合はイベントスレへ移動してください
・戦闘が起きた場合、戦闘に参加したくない人を無理に巻き込むことはやめましょう
・次スレは>>950を踏んだ人にお願いします
・眠くなったら素直に寝ましょう
【前スレ】
【日常β】エンドレス異能都市【エイト】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12841/1269943630/
- 2 :犬上耶麻:2010/05/10(月) 02:43:01 ID:deQjSB9g0
- 「おなか減ったな〜」
銀髪の少女が異能都市の建物の屋上で溜息をつく。
異能都市は様々な亜人の文化、新設される建物によって奇怪なオブジェとも言わんばかりに
混沌の町並みだが、彼女が座る屋上ほどの高さになれば、その奇抜さは薄れ、平凡な町並みと
然程変わりなくなる。
「……それにしても今日に限って二人ともいないとはね……不運だぁ」
耶麻は溜息をつき、ぎゅるるる、と鳴りそうなお腹を押さえる。中学生である彼女が今、太陽が
上ったばかりの時間帯にこんな場所になぜいるか、というと、そう大した問題ではなく、
彼女の学校が、中間試験で、途中で終わるという、平凡な答えだった。
本来なら、そのまま帰って勉強するのが学生としての本文なんだろうが、そんなことを生真面目にする
生徒など限られていて、犬上耶麻は、残念ながらそんな模範的生徒ではなかった。
彼女の家の厳しさは、一度帰ったら試験勉強を強制させ、家から出ることも許さないだろう。
そのために、弁当もお金も渡さず、そのまま学校に登校させるという、徹底ぶりだ。
耶麻が期待していた二人も、不運なことに今日は両方ともいないらしい。
「こんな時に限って下では出店とか出てるから、匂いでお腹が絶滅危惧種だよ」
空腹の時の、美味しい匂いほどの凶器はない。それが食べれないのならなお更だ。
「はぁ……誰かご飯奢ってくれる、ちょろい獲物はいないかな〜?」
- 3 :ロザリア・ロートシルト:2010/05/10(月) 22:02:08 ID:rSRBD9/U0
- 【異能都市・ベイエリア】
「う゛……」
海へ汚水を垂れ流す下水排水溝から、何かが這い出した。
それは生き物のようだったが、酷く憔悴しているようで潮に流され
何度も浮き沈みしながらも手近かな浜辺へとたどり着いた。
ようやく水中から姿を現した、それは一人の少女。
衣服はボロ布同然で、汚物や緑がかった泥で
酷く汚れていた。
(ようやく、なんとか歩けるまでは
回復できたわねぇ……)
以前の戦闘での、無茶な能力行使は
吸血鬼の回復能力を以ってしてもかなりの手間を食ってしまった。
- 4 :小鳥遊 薫:2010/05/10(月) 23:09:25 ID:VeONXbeQ0
- 【自宅】
静かな室内に響く咳き込む音。
始めは途切れ途切れだったが、次第にそのペースは上がっていく。
部屋の主は肩で息をしながらベッドに転がる。
自然、肌蹴る衣服。
―――少女は季節の変わり目の風邪をひたすら引っ張っていた。
- 5 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/11(火) 19:00:39 ID:E4Ka56rgO
- 「……もうすぐか」
のっそりとソファーから起き上がり、ワイシャツに袖を通す。
紅いネクタイを締め、軽く手の平を開閉させて調子を確かめる。
まだ、戦える。
そのことがありがたいし、
まだ戦うことを許してくれる黒瑪瑙にもありがたく思う。
同時に、申し訳なくとも感じるが。
「さて、軽く何か喰ってくか」
腹が減ってはなんとやら。
クロスは冷蔵庫を開け、夕飯の準備を始めた。
- 6 :ノエル=フルーレス:2010/05/11(火) 21:02:55 ID:R0.iNy.I0
- 「時間か……」
【煌めく灯が眩い摩天楼】
【漆黒の蝶の背に乗り、遥か上空から眼下に眺めつつ、ポツリと呟く】
【暫しの沈黙の後、軽く跳躍。夜の都市へと、落ちていった】
- 7 :名も無き異能都市住民:2010/05/11(火) 21:53:51 ID:rSRBD9/U0
- 【路地裏】
「――」
「――――」
路地裏に悲鳴が響いたが、
すぐに街の喧騒に飲み込まれ消えた。
- 8 :逆瀬川 純鈴:2010/05/11(火) 21:59:02 ID:eMybtdVY0
-
「……いやーさぁ、こういうのってなぁんか気になっちゃうよね」
路地裏の入り口で、少女は佇む。
右手の指を顎に手を当て、左手を腰に当てて。
「んー、ちょっとだけ覗いてみよー」
こっそりこっそり、奥へと進む。
- 9 :名も無き異能都市住民:2010/05/11(火) 22:08:08 ID:rSRBD9/U0
- >>8
この周辺は繁華街に近いもののテナントが入っていないビルや
建設途中で放棄された廃ビルが目立つ。
そのため、人通りが少なく犯罪が多発している地帯だ。
5,6分、路地裏を進んだだろうか。
ゴミ捨て場の影に酷くやせこけた若い男が倒れていた。
さらに、ぼろ布のようなローブをかぶった小さな人物が
その上に覆いかぶさるようにして何かしている。
男のほうは意識が無いように見えるが……。
- 10 :逆瀬川 純鈴:2010/05/11(火) 22:58:15 ID:eMybtdVY0
- >>9
「あっちゃー、やっぱ帰ろうっかなー……。
……、……もしもーし?」
中身))すいません電話で遅れました……
- 11 :名も無き異能都市住民:2010/05/11(火) 23:01:44 ID:rSRBD9/U0
- >>10
「……!」
ローブの人物は、一瞬そちらに顔を向けたかと思えば、
地面をすべるように走りこの場から逃げていく。
その動きは『人』というより『獣』に近い。
// おかえりなさいー
- 12 :逆瀬川 純鈴:2010/05/11(火) 23:06:57 ID:eMybtdVY0
- >>11
「あー……これってアレだよね、アレ。
追いかけるのもなー」
なんて呟いて、残った男へと、サングラス越しに瞳を向けた。
- 13 :名も無き異能都市住民:2010/05/11(火) 23:12:11 ID:rSRBD9/U0
- >>12
男はいかにも「チンピラ」といった風体で、
不健康にやせ、顔色は悪い。手首に注射痕がある事から、
麻薬の常習者なのだろう。
そして、一番目を引くのはその首。
くっきりと2本、牙の跡が見て取れる……。
『吸血鬼』の仕業なのだろうか?
- 14 :逆瀬川 純鈴:2010/05/11(火) 23:19:21 ID:eMybtdVY0
- >>13
少し拍子抜けしたような表情で、少女は男を見る。
「んー、こうもっとぐちゃぐちゃになってると思ったのになー、残念」
……何が残念なんだろうか。
くるりと踵を返せば、「おつかれさま」、と呟いて。
来た道を、戻り始める。
- 15 :名も無き異能都市住民:2010/05/11(火) 23:23:26 ID:rSRBD9/U0
- >>14
この日はそれ以上、変わった事が起こる事は無かった。
あすの朝刊の片隅に小さく、『吸血鬼事件』が載ることにはなるだろうが。
// ちょっとあっさりしすぎ感もあるけどこれにて〆。
// ありがとうございましたおー
- 16 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/12(水) 19:20:48 ID:hedfrAak0
- 異能都市、とある通りの交差点。
ど真ん中には小さな台があり、その上で大男が交通整理をしている。
(……疲れんなあ)
少し前に能力者騒ぎがあり、周辺の信号機が破壊されてしまったのだ。
笛を吹きながら手を振る様子にやる気は見えないが、それなりには仕事している様子。
- 17 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/12(水) 21:21:15 ID:HnkBBDEo0
- 夜の道路。
紅いバイクが道の途中で停車した。
「…………」
バイクに跨っているクロスは渋滞に対して眉間にシワを寄せながら、
仕方なさそうにアスファルトに足をつけてタバコに火をつける。
「……審議中、か」
昨夜の戦闘。
勝敗は映像や記録を全て見ても判断つきにくいものであり、
現在はトーナメント実行委員の間で会議が行われていると聞いた。
「ハッ、みっともねぇな」
辛い戦いだった。
精神を抉られるようなノエルの戦法に、自分は先手を取られっぱなしであった。
今回は、それをなんとか力押しで凌いだようなものだ。
お陰で終始、醜態を晒してばかりであった。
「やってくれたぜ、ハイブリッドが」
紫煙を吐き出しクロスは呟く。
「次は跡形も無く喰いきってやる」
- 18 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/12(水) 21:30:25 ID:GIHUoOKU0
- 暗い道端を見下ろす男
視線の下には捨て猫が小さな小さな箱の中に1匹、じゃれたいとでも言うかのように鳴いていた
だがすぐに視線は道の先へ戻ってしまう、街の明かりが照る方へと猫をよそ目に歩いてゆく
- 19 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/12(水) 21:34:15 ID:HnkBBDEo0
- >>18
「っと、ここを右折か」
スピードを緩めてギュルリと曲がる。
その先には……
「……あ、」
刀を持つ、男の姿が、映って、
「おい、あぶねぇ、避け――」
- 20 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/12(水) 21:45:09 ID:GIHUoOKU0
- >>19
「えっ――」
最初に思ったのは避けること
だがしかし、次に考えたことは――猫のこと
我ながら滅茶苦茶なことをしたと思う、思い切り跳躍し、前輪を踏み台にして後ろに飛び込んだ
そして猫の入った箱を掬い取るように路上から分捕り、無理やり体制を整えて着地
せっかくの革靴の底が、アスファルトでがりがりと削れたのが自分でも分かる。
――まぁこの猫が無事ならそれでいいか
そこではっとした、オートバイの運転手は無事かどうか
急いで視線を前に戻した
- 21 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/12(水) 21:50:30 ID:HnkBBDEo0
- >>20
「あぎゅっごっごべばっがっぐふっ!!」
バイクは横転して転がり、クロスはバイクから放り出されて道路の上をバウンド。
アスファルトを抉りながら何回も叩きつけられ、コンクリートの壁に激突してやっと停止した。
「…………」
普通の人間なら骨折程度じゃすまない大惨事。
無残な死に様を晒すことになってもおかしくない――
――が、クロスは、
「……いってぇえええええええええええええ!!!」
生きてた。
体が金属って、便利ー。
「あーもー、左右確認って大切なんだなチクショー!
こんなことなら免許ちゃんと取る為に勉強しとくんだった」
ガシガシと頭を掻きながら、横転したバイクを起き上がらせる。
「うわー、傷だらけの凹みまくりじゃねーか。
こりゃ修理が大変そうだなー。いっそ改造すっか。
……あ」
そこでようやく気付いたように顔をあげ、命の元へと走り寄る。
「おーい、大丈夫かあんた。
悪かったなー」
- 22 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/12(水) 22:03:18 ID:7lnDRqK6O
- >>21
「俺よりあんたのほうが大変だろう…」
顔を見てすぐに言葉をかえた
「……いや、余計な心配だったな」
そういって伏し目がちに笑うと猫の入った箱を置いた
- 23 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/12(水) 22:07:43 ID:HnkBBDEo0
- >>22
「ああ、俺は大丈夫。
気にすん……んああ?」
クロスは驚いたように声を上げた。
まぁ、実際に驚いたのだから当然だろうが。
「おま……え、命ォ!?」
- 24 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/12(水) 22:12:02 ID:7lnDRqK6O
- >>23
「…久しぶりだね、元気そうで何よりだよ」
目蓋は閉じているが、うれしそうに笑う
- 25 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/12(水) 22:16:33 ID:HnkBBDEo0
- >>24
「いやー、元気元気。
事故ってもピンピンしてるくらい元気」
バイクを放置してヘラヘラ笑うクロス。
「お前こそ息災のようじゃねぇか。
もう死んでんじゃねーかって思ってたぜ」
- 26 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/12(水) 22:23:30 ID:WVrfsEdY0
- もぐ、もぐもぐもぐもぐ
【一人の少女がパンを食べながら歩いてきた】
「…あうあう?あそこにいるのはなの…」
【しった顔を見てディスはそっちへ向けて歩き出す】
- 27 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/12(水) 22:26:09 ID:7lnDRqK6O
- >>25
「まぁね、しぶといからさ」
久しぶりすぎて話題が見つからない、こういうとき過ごした世界の差を感じてしまう
「…俺はもう行くよ」
- 28 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/12(水) 22:37:06 ID:HnkBBDEo0
- >>26
「お、ディスか。ほれ危ないぞー、ここはいま事故現場となっているッ!」
適当なテンションで叫ぶクロス。
いつもの悪ふざけだろう。
>>27
「おあ、ああすまん。時間取っちまったな。
俺も行くわ。警察呼ばれる前にトンズラしねーと」
無免許運転はダメ、絶対。
「じゃあな命。今度はもっとゆっくり話そう」
そう言うとクロスはバイクのエンジンをかけ、逃げるようにその場を後にした。
- 29 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/12(水) 22:41:20 ID:7lnDRqK6O
- >>26
きづいたのか、手を振って歩いていった
>>28
「……あぁ、また近々…」
そうつぶやいて去っていったとさ
- 30 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/12(水) 22:42:33 ID:WVrfsEdY0
- >>28
「あうあう〜。あぶないなの〜?
…う〜ん、たしかにちょっとこわれてるところあったなの」
【あたりを見回して言う】
>>29
「あう〜。」
【ディスも知ったふうに手を振った】
「あ、さよならなの」
【手を振って見送って行った】
- 31 :ノエル=フルーレス/職務中:2010/05/12(水) 23:09:56 ID:R0.iNy.I0
- ピーポーピーポー
【けたたましいサイレン音を立てながら】
【白黒塗装の威圧的な車、所以パトカーがやってくる】
ウーーーウーーーー
バタン
「はいはーい、危ないから現場から離れてねー」
【車から降りた複数の制服姿の人の中に】
【一人だけ私服姿の人がいる】
- 32 :ノエル=フルーレス/職務中:2010/05/12(水) 23:23:05 ID:R0.iNy.I0
- 「報告します!!犯人は既に逃走した模様!!」
「なんだと!!許さん!すぐに追うぞ!!」
バタン!!
ピーーーーーポーーーーーピーーーポーーーーー
【何やら慌しく会話をしていると】
【一斉にパトカーに乗り込んでドップラー効果を効かせながらその場を去っていった】
- 33 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/05/12(水) 23:30:08 ID:.6prKP66O
- 「ふぁ〜あ……眠いですわ〜」
【メイドと執事に囲まれて、白服の少女が街を歩く】
- 34 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/12(水) 23:32:45 ID:WVrfsEdY0
- >>33
「あう〜?
『あうてりーと』こんばんわなの〜」
【ディスは手を振って微笑む】
「あう、ほかのひともいるなの〜」
- 35 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/05/12(水) 23:38:34 ID:.6prKP66O
- >>34
「はい、こんばんはディスさん?」
【優雅に頭を下げ、スカートの裾を摘む】
「私はいつも召使と一緒ですわ」
- 36 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/12(水) 23:40:46 ID:WVrfsEdY0
- >>35
「あう〜。いろんなひとといっぱいなんだなの〜。
そのひとたち…えっと『まな』だったかなの?」
【以前聞いた単語を言う】
「なんだかねむたいなの〜?」
【で、一足遅れてアウテリートの顔を見る】
- 37 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/05/12(水) 23:51:19 ID:.6prKP66O
- >>36
「ですわよ〜!
マナの精霊ですわ!」
【メイドと執事が礼儀正しく挨拶をする】
「ですわよね〜……こんな時間なら仕方ないですわ」
- 38 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/12(水) 23:55:56 ID:WVrfsEdY0
- >>37
「あうあう〜。
そのひとたちおうちにずっといるなのかなの?」
【以前自分がアウテリートの家に行ったことを思い返す】
「『でぃす』はおひるねしてたから、いまあんまりねむくないけどなの…」
- 39 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/05/13(木) 00:01:14 ID:.6prKP66O
- >>38
「いつもいますわね……もう家族のようなものですわよ」
【一人のメイドと肩を組みながら】
「私はずっと錬金術のお勉強でしたわ」
- 40 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/13(木) 00:03:39 ID:WVrfsEdY0
- >>39
「あうあう〜。かぞくなの〜」
【やっぱりうらやましそうだ】
「『じょうげん』もいっしょでたのしいのかなの〜」
「れんきん…あうあう、むずかしそなおべんきょなの」
【眉間にややしわを寄せて言った】
- 41 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/05/13(木) 00:09:08 ID:.6prKP66O
- >>40
「よしよしよし!」
【ディスの頭をナデナデ】
「でも、最近お父様は寝たきりなんですわよね……」
【ショボーンとしながら】
「でも錬金術を直々に教えて貰えるので……あら、よだれが……」
- 42 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/13(木) 00:16:23 ID:WVrfsEdY0
- >>41
「あうあう〜」
【ナデナデされて嬉しそうだ】
「…あう〜?ずっとねてるなの?
どしてかなの?」
【不思議そうな顔で言う】
「そうなの〜…?おなかすいてるかなの?」
【涎を見て言った】
- 43 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/05/13(木) 00:21:17 ID:.6prKP66O
- >>42
「常にベッドの上ですわ……
これって誘ってますわよね!?」
【ディスに言ってもわからないのだ】
「そう言えばこんな時間でしたわね……
小腹は空きましたわ」
- 44 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/13(木) 00:23:16 ID:WVrfsEdY0
- >>43
「あう〜…なにになの?
…ずっとおねむりなのなんでかなの」
【疑問は尽きない】
「…あう〜。おみせにいこうかなの?」
- 45 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/05/13(木) 00:36:23 ID:.6prKP66O
- >>44
「まぁ、いつも眠ってる訳じゃなくて、ベッドで休んでいるって感じですわ」
【要するに体が弱っているらしい】
「いや、アトリエに帰れば食物なんてたくさんありますわ!」
- 46 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/13(木) 00:43:15 ID:WVrfsEdY0
- >>45
「あう〜…つかれてるのかなの…
しんぱいなの…」
【不安そうな顔だ】
「あうあう〜。よかったなの〜
じゃあおうちにかえったらだいじょぶだねなの!」
【安心したようだ】
- 47 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/05/13(木) 00:59:59 ID:.6prKP66O
- >>46
「私も心配ですわ……でも、お父様なら大丈夫ですわよ」
【自分とディスに言い聞かせるように】
「では、そろそろ帰りますわ……
ディスさんは今夜どうしますの?」
- 48 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/13(木) 01:04:14 ID:WVrfsEdY0
- >>47
「あうあう、そっかなの…
だいじょぶなの『じょうげん』ならねなの!」
【一転してディスも元気な表情になった】
「あう〜。おうちがしんぱいだからきょうは
おうちかえるの〜」
- 49 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/05/13(木) 01:14:27 ID:.6prKP66O
- >>48
「えぇ、そうね……大丈夫ですわよ……」
【何度も言い聞かせる】
「そう、ディスさん?
じゃあ私は帰りますけど、護衛を置いていきますか?」
【そう言うと、執事が二人、前に出る】
- 50 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/13(木) 01:16:48 ID:WVrfsEdY0
- >>49
「はやくよくなるといいねなの!」
【優しく微笑んでディスは言った】
「あう〜。いっしょにいるとさみしくないなの〜
よろしくなの〜!」
【そう言って二人の執事に礼をした】
「ありがとなの!『あうてりーと』なの!」
- 51 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/05/13(木) 01:29:40 ID:.6prKP66O
- >>50
「どういたしまして……ではディスさん、気を付けて帰ってくださいな……貴方たち、無事に送り届けなさいな!」
【ディスには優しい言葉を、召使いにはしっかりとした言葉を送り、残りのメイドと執事を引きつれ去っていった】
『では行きましょうか』
【火の髪を持つ火のマナ、フレイ】
『そうですね、無事に送り届けてみせましょう』
【緑色の執事服を着た木のマナ、ポポである】
【二人はディスの左右に立つ】
//お疲れさまです
//絡み有難うございました!
- 52 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/13(木) 01:34:31 ID:WVrfsEdY0
- >>51
「あうあう、しんぱいないの〜!
じゃあねなの〜!」
【大きく手を振ってディスは見送った】
「うん。いっしょにいこなの〜!」
【ディスは二人の召使と仲良く帰って行った】
//こちらこそありがとうございました〜
- 54 :甲:2010/05/13(木) 13:17:48 ID:KE2UskXwO
- 【都市部――某交番】
「ん――…よし」
ぱんぱん、と手を払い
「片付け終わり」
封をした段ボールを持ち上げた
「……これで残りは無いが」
引き上げはこれで終了
ただし
「(実務…残務処理は無責任に放り投げられんわな)」
虎姫の怪情報
遊馬の鎧男
「(引き継ぎが居ない以上…これらはまだ、俺の仕事だ)」
段ボールを原チャリにくくりつけて緩やかに発進した
- 55 :甲:2010/05/13(木) 22:26:57 ID:3mtDl6Wc0
- 「…そして働かないと喰っていけないので…今のこれも…俺の仕事だ」
『コラー!なーにブツクサ言ってやがる!』
「うぇーい、すいやっせーん」
道路工事に精を出すのであった
――閑話休題――
「あー…しんど…親方、出戻りにゃキビシーねぇ…」
公園のベンチで"あったか〜い"コーヒーを啜る
タールやオイルで煤けた作業着で、仕事上がりそのままという風体
「でもま、稼がねーとな…うん」
何も聞かずに再び自分を雇ってくれたバイト先の大将に内心感謝して
空になった缶をゴミ箱に放り投げ、夜の街を歩き出した
- 56 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/13(木) 22:33:52 ID:/k2gysHgO
- >>55
夜の街に揺れる赤のマフラーを見付け、女は微かに歩幅を大きくした。
「――甲」
甲に掛けられた言葉は、何時もと同じ変わらず凛然と響いた。
- 57 :甲:2010/05/13(木) 22:38:21 ID:3mtDl6Wc0
- >>56
「ん?―――」
掛けられた声の響きに一瞬、思考が霞む
でも
もう大丈夫
「――よう、キグーだな」
ひょこりと手を挙げて声の主に振り返った
- 58 :カノン・カペルマイスター/賑やかし:2010/05/13(木) 22:40:23 ID:4iilpeWQ0
- 壁|
壁|゚∀゚> ヒョコッ
壁|;゚∀゚>Σ
壁|彡サッ
- 59 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/13(木) 22:43:14 ID:/k2gysHgO
- >>57
「ああ、奇遇だね。……今更だが、其のマフラーは矢張り目立つね」
甲の顔から赤いマフラーに視線を巡らせ、蔡生は楽しそうに笑った。
「奇遇序でに、暇だったら何処かで話でもしないか? 丁度、良く行く店が近くに有るんだ」
- 60 :甲:2010/05/13(木) 22:46:07 ID:3mtDl6Wc0
- >>58
『噴射跳躍拳ッ!!!』
ドッ―――ォオオオオ…!!
ロケットパンチがカノン捕獲の為に発射された!
>>59
「そりゃ、赤色冥利に尽きるな」
甲斐がある、とカラカラ笑った
「ああ、良いぜ。メシまだだから、なんか食える所がいいな」
- 61 :カノン・カペルマイスター/賑やかし:2010/05/13(木) 22:51:16 ID:uydE176U0
- >>60
壁| ゴワシッ
壁|> <ホァァ――?!ちょっ何で今俺完全に空気読んだのにアッ尻尾らめぇ――
まさに猫の子のごとく首根っこを掴まれた状態で引きずり出されたぞ!
- 62 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/13(木) 22:52:24 ID:/k2gysHgO
- >>60
「其れは良かった。じゃあ――此方かな。付いてきて来てくれ」
真紅の瞳をカノンに向けて苦笑を漏らしながら、甲の言葉に頷いて歩き出した。
- 63 :甲:2010/05/13(木) 22:55:04 ID:3mtDl6Wc0
- >>61
「うるせえ!空気の読める子は名前欄に"賑やかし"とか入れねえよ!」
一本釣り成功+50ポイント獲得
「お・ま・え・も来いぃいい…!」
>>62
「おう」
右手にギシギシとワイヤーを軋ませながら蔡生の後に続く
「(水銀は…まぁ、出ないだろうなぁ…哀れカノン!)」
- 64 :カノン・カペルマイスター/賑やかし:2010/05/13(木) 22:59:48 ID:uydE176U0
- >>62
視線に気づき、
「いやんそんな目で見られると特に何も感じない…!!
って問題そこじゃねえよ!いいのか俺ついてって!!」
>>63
「貴様のために俺がありがたーいご高説をかましてやろう。いいか?
――――ちょっかいかけようと思ったら予想外の空気だった!!流石の俺も予想できなかった!!」
ちょっと涙目に見えなくもないが気のせいです。
だってコイツ泣けないし。
「えっなにこれこわい何で親に叱られる子供と同席させられるみたいな必死さなの」
今さらあわあわと逃げ出そうとするも、
「うおお握力半端ねえ――!!いじめか…!!」
- 65 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/13(木) 23:06:08 ID:/k2gysHgO
- 数分歩いて目当ての店に到着した。レストランと云う程には畏まっていない、小ぢんまりとした洋食屋だった。
>>63>>64
小さな店の中は白を基調にした清潔感の有る内装で、間接照明の仄かな灯りが、柔らかな雰囲気を出していた。
店主のいらっしゃいませと云う言葉と共に、ウェイトレスの女の子がやって来て三人をテーブルに案内して、椅子を引く。
「偶に来るんだ。店構えは小ぢんまりとしているが、中々良い店だよ」
椅子に掛けた女が笑って言って、メニューを手に取る。
- 66 :頼羽無為:2010/05/13(木) 23:06:30 ID:fP94A.NgO
- 「いやはや、これは全く持って千載一遇、奇遇万遇。
奢り飯か、誰かの奢りならついていこう」
わざとらしくたかりに来たマダオが一人増えた。
- 67 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/13(木) 23:08:34 ID:WVrfsEdY0
- 【小ぢんまりとした洋食屋にて】
「もぐもぐもぐもぐ」
【包帯を巻いた少女がご飯をもぐもぐと食べている】
【今日は大盛りとかそういうわけでもなさそうだ】
- 68 :甲:2010/05/13(木) 23:12:28 ID:3mtDl6Wc0
- >>64
「それが空気読めてねえって事だろうがぁあああ!!」
遂にワイヤーは手首に到達
手元までカノンを引き寄せて離した
「まぁ良いじゃん、行こうぜ?」
読み過ぎもまた良くねえよ?と笑い歩みを進める
>>65
「つ、着いたか…どれ、どんな上流階級の………あり?」
財布の中身を確かめながら入った店内は、予想を外れる簡素さで
有り体に言えば
「(……なんとまぁ、庶民的な)」
と、言わざるを得なく
「よっと」
椅子につくと、何だか不思議と落ち着ついて
派手さは無いが"ささやかな良さ"を感じた
「……」
追伸、お冷も何だかおいしく感じる
「オススメは?」
- 69 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/05/13(木) 23:13:27 ID:Mao5BH9s0
- 僕ビールでいいよビールで。
あとエイヒレある?
【当然の如く後ろについているタカリ】
- 70 :カノン・カペルマイスター/賑やかし:2010/05/13(木) 23:16:08 ID:uydE176U0
- >>65
「うん…そうだね…いいふいんき(何故かry)だね…」
おとなしく椅子に腰かける。
速効でテーブルに突っ伏した。
思うのは、
……ぬおお何だこの場違い感は……!!
>>66
なんか増えた、と感じた。
「……わ、わざとらしい――!!」
>>67
地味にへこんでて少女に気付く余裕はないようだ…
>>68
「ばっかお前その後逃げようとしただろうが。――だからプラマイゼロです」
言うその顔には生気がない。
というかなんかこう何かがごっそりと抜け落ちている。
「俺が馬に蹴られたらお前のせいだと思うことにしていいか?いいか?!」
着いてきて(連行されて、でも可)よかったのかなあと本気で悩み始める。
- 71 :甲:2010/05/13(木) 23:22:33 ID:3mtDl6Wc0
- >>66
「ん?」
>>67
「ぇえ?」
>>69
「……」
さらば静かで穏やかだった隠れ家的名店
今よりこの場は――居酒屋上等な感じにシフトします
>>70
「ときすでにおすしって奴だ」
「っていうかもう既に大衆食堂化し始めてるから、有る意味大丈夫だ」
ふ、と薄っぺらく乾いた笑みを浮かべた
- 72 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/13(木) 23:23:15 ID:/k2gysHgO
- 店員はアルバイトらしい高校生程の女の子と、厨房に居るオーナーシェフらしい若い男の二人だけ。
そんな中、蔡生は店の中に視線を巡らせ、
「急に賑やかになったね」
微苦笑を一つ。
>>66
「君が我が社で働いていたら奢っただろうね、タクシードライバー君」
苦笑して言う。
>>68
「ミラノ風ポークカツ。私も今の君みたいに彼女にそう尋ねてね」
蔡生が視線を向けたのはアルバイトらしき少女。小さく頭を下げた。
「其れから妙に嵌まってしまって」
>>69
「ビールですね、かしこまりました。エイヒレは居酒屋でどうぞっ」
アルバイトの少女は軽く苦笑してグラスに注がれたビールを持ってくる。
- 73 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/13(木) 23:30:10 ID:WVrfsEdY0
-
>>69
「う〜?」
【聞いた声なのを感じて虎姫を見る】
「あう、こんばんわなの〜」
>>70
「あう?」
【ふとカノンの方を見る】
「あ、こんばんわなの〜!
どしたのかなの?」
【不思議そうに見る】
>>71
「あう〜!『かぶと』もいるなの〜!」
【なんだかうれしそうである】
「なんだかここいろんなひとがくるのかなの?」
【首をかしげた】
>>72
「♪〜」
【どうやらさつきにも気づいたらしく、微笑んで手を振っている】
「またあったの〜」
【賑やかなのが嬉しいらしい】
- 74 :頼羽無為/マダオ:2010/05/13(木) 23:33:12 ID:fP94A.NgO
- 「とりあえず生。ジョッキで。あ、ここ喫煙席?灰皿あるか?」
>>70
「なにを言うかこのUMAめ
俺は偶々お前達を見掛けてタダで食える気配がしたから偶然を装って現れただけだ。
つまり全ては運命の導きに決まっている」
>>71
「クハハ、早速お前に負けた分を取り戻すチャンスが訪れようとはな。
やはり俺の日頃の行いの賜物か」
>>72
「これは手厳しい。父子家庭で厳しい生活を送る父親を労おうという優しい社長はおられないものかね。
世の中とはどうも世知辛いな」
やれやれ、と肩を竦めて笑い返す。
- 75 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/05/13(木) 23:36:10 ID:Mao5BH9s0
- >>71
あっどーもこんちゃーすカブトサーン。
調子どうよ調子。いきなり蒸発するくらい体調悪いんか? ン?
【歯ぎしりしながら下からジロジロ睨め上げる】
>>72
いやんワッカリマシター♪
【両手を頬につき素直に応える】
ねぇねぇ今の子可愛くね? 可愛くね?
【若干興奮気味に夜刀神に話しかける】
>>73
あっ、ディスちゃんだ。うぃっす。
【右手を立てて強く振って止める】
ひょっとしてディスちゃんもタカr……なんだもう食ってんのか。
純真な子供の目に晒されるこの薄汚い欲望に満ちた大人が……心が痛いぜ!
【胸の辺りを押さえて演技ったらしく涙する。笑顔で。】
- 76 :カノン・カペルマイスター/賑やかし:2010/05/13(木) 23:37:38 ID:uydE176U0
- >>71
「いや、ある意味大丈夫でおすしうまいなのは理解したがよー」
……俺、人の飯食えねえしなあ……。
あっれこれって最高にくうきよめてないですかよと思い、
「大衆食堂でも俺のゴハンは置いてないかなあ、と……」
視線でもって全力で帰っていい?と問いかけてみる。
>>72
「賑やかになったねえ」
……ホントにな!!
「……なあ、よかったのか?話とかこう……あったんじゃねえの?」
>>73
「何も聞くな、聞いてくれるなちっこいの……」
気を抜いたら真っ白になりそうです。
>>74
「前半スルーするけど後半おかしくね?何か色々と飛躍してね?
っつか偶然を装ったらそれはもはや故意だろうがよって思うんだけどどうですかよ?」
- 77 :甲:2010/05/13(木) 23:40:17 ID:3mtDl6Wc0
- >>72
「じゃあ、それと……あー…この、本日のパスタセット」
ウエイトレスに注文を告げて、メニューをパタンと閉じた
「いやいや、同じじゃねーって重みとかさ」
メディア露出の多さも考え物だぜ?と笑って見せて
「……」
注文品が来るまでの、間
椅子の背もたれにギッと深くもたれる
少しだけ、窓の外を眺めて
「悪ぃな、勝手に抜けっちまってよ」
>>73
「あう〜じゃねえよ、ホラ、食うかはしゃぐかどっちかにしろい」
やれやれ、と口をへの字に曲げて
「そうみたいだな、さっきまではそうじゃ無かったみてーだけど」
>>74
「それじゃおめえ、普段からタカリ根性が付いてますって自負してるみてーだぞ?」
もっとも
きっと
そうなんだろうけど(失礼な予想)
「焼き鳥は無さそうだぞ」
>>75
「うぃーす、トラ子さん、お勤めご苦労さまデース」
あぁ、睨まれてる睨まれてる
「……うん、ゴメンして」
そこは悪いと思ってるので速攻で謝罪した
>>76
「……うーん」
食堂の中身を見回して
「フォークとか?」
ひょい、と金属製フォークを持ち上げる
ささやかながらも精巧な造りの"良い物"っぽい
- 78 :樒/ああ、窓に! 窓に!:2010/05/13(木) 23:41:37 ID:ZOM.z7ps0
- 「…………」
べちゃり、という音がしたと思ったら。
窓の外側に、顔の半分が触手となった少女が貼りついていた。
「……何ガシタカッタカ、ッテ? SAN値直葬、シタカッタダケダ」
樒さんがログアウトしました。
- 79 :甲:2010/05/13(木) 23:47:49 ID:3mtDl6Wc0
- >>78
「………」
飯の旨さポイントが30減った
- 80 :カノン・カペルマイスター/賑やかし:2010/05/13(木) 23:47:58 ID:uydE176U0
- >>77
「――――――がぶり」
噛みついた。
甲の手ごと。
「……ううん」
しかしフォークを食べることはせず、顔をあげ、
「正直……これ備品じゃね?流石に駄目じゃね?
フリーダムに定評のある俺っつってもからけは読むよ?」
>>78
「うわああああ窓に!窓に!
というか何だこれええといあいあじんうけか?!」
※お前じんうけ知らないだろとか思ってはいけません。ただのメタです、多分
- 81 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/13(木) 23:52:20 ID:/k2gysHgO
- >>74
「かしこまりました。煙草はお外でどうぞっ」
にこっ、と快活に笑ってドアを示してから、アルバイトの少女は注文されたビールを持ってくる。
「残念だが我が社にも君と同じ立場の者が居てね。彼らを放置して君に奢るのは私にはとても出来ないな」
>>73
「ああ、奇遇だね。――ここには良く来るのかい?」
>>74
「中々喋る子では有るね。……何をそんなに興奮して居るんだ、君は」
蔡生は軽く苦笑し乍ら虎姫に応じる。そんな中にその少女がやってきて、
「エイヒレは無いのでこちらをどうぞー。店長の私物ですが」
と、虎姫のテーブルに真っ白な洋食器に盛られたスルメを出した。
>>76
「偶にはこんなのも良いさ。確かに彼への話が無かった訳じゃないが」
グラスに注がれた水を一口。女は戯ける様に笑って、
「何、また今度話せば良いだけだよ」
>>77
「はい、かしこまりましたー」
くるくると良く働く少女は一礼して下がる。
「ふむ……君は謝る様な事をしたのかな」
料理を待つ少しの間。蔡生は軽く笑ってグラスを傾けた。
「君が居なくなるのは確かに痛手だ。君の後任も探さ無くてはならない。セウァリスが忙しくして居るよ。
だが――君は、あの時私に語った展望をも捨てた訳では無いだろう? 其れなら、組織は違っても遣る事は変わらない。
謝る必要なんて全く無いよ」
- 82 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/13(木) 23:56:54 ID:WVrfsEdY0
- >>74
「あう〜。『ななし』なの、こんばんわなの〜」
【軽く手を振る】
「う〜つよかったなの〜『ななし』なの…」
【ひそかにディスは呟く】
>>75
「あう〜。たか?」
【良くわからないらしく、首をかしげた】
「…う〜?どうしたなの?
なにかあったかなの!」
【心配そうにしている】
>>76
「あう〜。たいへんなことなのかなの?」
【困った顔で言う】
「あうあう、ごはんたべたらげんきになるなの」
【励ましているらしい】
>>77
「う〜。えっとわかったなの」
【再びもぐもぐと口を動かし始める】
「あう〜。はじめてきたんだけど、
ここっていいところなの〜」
【嬉しそうに言っている】
>>81
「あうあう〜!
えっときょうくるのはじめてだけどなの」
【あたりを見回して】
「しってるひといっぱいでびっくりなの!」
【微笑みながら言う】
- 83 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/05/13(木) 23:57:58 ID:Mao5BH9s0
- >>77
イヤ、別にいいけどね。
理由が推測つかないのが気分悪ィけど。
【背もたれに思いっきりもたれかかり、倒れそうになるのをなんとか堪える】
アンタ、少なくとも僕よか頭いいからでしょ。だからいいけど。
【ビールを一杯流し込み、口を尖らせる】
ビビらすなよ。いきなり。
>>78
【ふと窓の方に目が行く】
バホッ
【ビールを噴き出す】
ゲホッゲホッ! うわっグロい! グロいよ食事中に!!
【未だ咳き込み、袖で口を抑える】
>>81
可愛いは正義と思わないかなぁ!?
【ニヤニヤ】
なんというミスマッチ……
【ナイフとかフォーク使わず噛み付く】
- 84 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/05/14(金) 00:00:40 ID:Mao5BH9s0
- >>82
いいのさ……大人なら誰しも感じる痛みだから……。
【胸を押さえて口の端からつーっと血ならぬビールを垂らす】
- 85 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/14(金) 00:03:25 ID:GIHUoOKU0
- 【道路】
「……あれは…蔡生」
通りかかり、チラリと窓から見えた赤い髪視線を合わせる
そして気づく、もう一つ赤いもの…マフラーが垣間見れることに
「…甲」
会ってすらいないのに、会話すらしていないのに
どうしようもなく気まずくなり、いそいそとその場から去ってゆく
- 86 :頼羽無為/マダオ:2010/05/14(金) 00:11:11 ID:fP94A.NgO
- >>76
「カノン湖に住むカノッシーなんてどうだ。愛くるしい響きだろう?
仕方ない、故意であることは認めよう。
それでも俺が払はずに済むなら、まさにそれは運命だ。
神は俺に無職こそ天職だと示しているに違いない」
>>77
「タカれる時にたからないヤツがあるか。
タダほどウマい酒はない。
…焼鳥がないなら…ポテトを食えばいい!」
>>78
「やはり煙草はダメか…まあしかたないな、美味いメシのために我慢しよう」
少し残念そうに煙草の箱を懐にしまうと、ビールを受け取りぐいと呷る。
「脱サラに厳しいのはこの楽園も同じか。やはり社会は何処までも人の在り様を束縛する。
…クク、まあ冗談さ。社長は己が身内を護ってしかるべきだな」
- 87 :頼羽無為:2010/05/14(金) 00:13:18 ID:fP94A.NgO
- //どうみても>>78×→>>81〇だな、うん
- 88 :甲:2010/05/14(金) 00:16:19 ID:3mtDl6Wc0
- >>80
「ぃいいってえ馬鹿!」
噛み付かれたらびっくりしますとも
「そりゃダメだろ」
言ってみただけだった
「ダメだけど…ダメ元で、"壊れて使えなくなったやつ"無いか聞いてみれば?」
>>81
「いや、まぁ……うん」
確かにその通りだった
"千夜カンパニー"は甲にとって《目的》では無く《手段》であり
会社の指す道を進みながら、常に自分の道を見定めて来た
それでも居続けたのは偏に――――
「(……やれやれ)」
―――止めた、まーだ引きずられる…ったく
決めた道だ、門出に迷う様な言葉は要らない
「そうかい、なら良いか……あぁー…セウッさんにゃ後でシュークリームでも差し入れる事にしよう」
そこだけは申し訳なく思い、頭を掻いた
>>82
「直さんと給食食ってる時に、センセーに注意されっぞ?」
ひひひ、と笑った
>>83
「あぁ、確かにイキナリだったな」
引継ぎもロクに出来ない程の"いきなり"
本社の大半の方々には「激務からの逃亡」だと、後ろ指を指されそうだ
「まぁ、千夜は俺には大き過ぎたって事で…カンベンしといてくれ」
そんでもって――居心地が良過ぎた
本当にそれは、今となってはどうでも良いことだったので内心に伏せて
「で、だ」
話題を切り替える
「掲示板見たぜ?あれ、お前が尻尾掴んでたヤマだろ?」
ガニュメートの件
その進展を尋ねた
>>86
「タダほど高い物は無いって言葉は……あぁ、関係ねえかお前には」
やれやれ、と首を振って
「ツマミになりゃ何でもいいんかい!」
すぱーん、とメニューでしばいた
- 89 :カノン・カペルマイスター/賑やかし:2010/05/14(金) 00:21:34 ID:uydE176U0
- >>81
「……ふーん」
テーブルに顎を乗せ、
「まあ、それでいいならいいかー、って言っておくよ俺は。
次はきちんと見つからんように逃げるぜ」
言って笑った。
>>82
「ちょっと色々あっただけさね、気にスンナ!」
サムズアップ。
「あと俺は普通のゴハンは食えないかなー。そういうのは君らで食べなさい」
>>86
「知らねえよそんな湖があっても住まねえよ錆びるしな!!」
一息ついて、
「あとお前どんだけ働きたくないんだよ?!
働いたら負けとかって言うレベルじゃねえだろうが!!」
>>88
「ははは心配すんな、唾液は出てねえから手は綺麗なもんだろ?」
※ただし歯型はつく
「うおわあこいつ俺を嵌めようとしやがったな!?外道……!!
いいさ別に、食わないと生きていけないってわけでもねえしなー」
でれんと、テーブルの上に伸びて、
だらけっぷりが嘘であるかのように素早い動作で立ち上がった。
「そんじゃ、俺はスタコラサッサしますかねえ、と。
お前ら寝る前は歯磨けよ!!」
ひらりと手を挙げへらりと笑い、店を出る。
扉が閉まり、直後、何か大きな物が移動した後に響く風の音が届いた。
//おやすみなさいまし
- 90 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/14(金) 00:32:23 ID:/k2gysHgO
- >>82
「おや、そうなのか」 ふむ、と頷き、
「……君、意外と色々な店に行っているね」
>>83
「ふむ、そうなると」
虎姫の言葉に苦笑。
「……君も正義なのかな?」
>>86
「身内を守らず外様を守る様な長には誰も続かないから、ね」
真面目に言って、ふと肩を竦める。
「と云うのはまあ、建前だが」
>>88
生クリーム、パルメジャーノに卵で仕上げられたパスタカルボナーラ。
純白の皿にバジル、パセリ、トマトソースが鮮やかなミラノ風ポークカツ。
運ばれて来た料理には盛り付け一つ見ても、内装と同じように細やかな気配りが看て取れた。
「そうだろう? 男が軽々しく頭を下げる物じゃないよ。
非を認めるのは美徳だけれど、悪い事をした訳でも無いのに頭を下げるのは悪徳だ」
戯ける様に軽く首を傾げて微笑する。
「ああ、そうしてくれ。角砂糖を音を立てて噛み潰し乍ら仕事をする彼女の姿は、如何にも鬼気迫る様子だよ」
- 91 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/14(金) 00:34:52 ID:WVrfsEdY0
- >>84
「あうあう…いたいなの」
【少々心配しながら言う】
「…いろいろたいへんなんだなの…」
>>88
「あうあう〜。おこられるかなの…」
【どうやら食事は終わったらしい】
「う〜…なおすなの」
【不安そうな顔で、すんなり聞き入れた】
>>89
「あうあう、だいじょぶならきにしないなの」
【手を振る】
「あう〜、ふつーのたべられないなの?
あ、またねなの〜!」
【振ったまま見送った】
>>90
「あうあう〜。だってたのしいんだからなの〜」
【ニコニコして言う】
「いろーんなところのごはんいろんなあじしてなの!」
- 92 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/05/14(金) 00:39:28 ID:Mao5BH9s0
- >>88
……まぁ別にいいさ。
個人のことだし、僕には関係ないし。
【こくこく頷く】
うん。そうだよ暇だったし。
僕は行かないけど。
【ヘッと軽く笑う。何もかも一貫してどうでもよさそうだ】
>>90
あーダメダメ、人ったらしは効きませんぜヘッヘッへ。
【腕組みをしてのんびりと首を振る】
ていうかウチの社長なのに会うのは二回目? くらいだっけ?
でも『社長』っていうからにゃそれくらい会えば十分なのかな……。
【スルメを齧りながら美味そうにビールを飲み干す】
スマセーンおかわりー!
>>91
ディスちゃんも大人になれよ! なれば分かるさ!
ていうか僕だけ痛いとか理不尽!
【自業自得のクセに怒り始め】
だからディスちゃんのご飯をちょっとだけ寄越せ!
【よく分からない理屈で口を大きく開ける】
- 93 :甲:2010/05/14(金) 00:47:56 ID:3mtDl6Wc0
- >>89
「ノータイムで噛み付く奴が悪ぃ」
おーいてぇ、と手をフリフリ
「おーう、きっかり五分は磨いてやらぁ」
と、その振った手を見送りにした
「結果的に……名に恥じぬ賑やかしであった、見事」
去り往く"音"に賞賛を送って
//おやすみなさいましまし
>>90
「分かってる、意味ねぇ謝罪はタダの自己満足でしかねー」
よし、頭を切り替えて…
「う、うまそう…!」
…というか、頭が芳醇な香りに"食事モード"に切り替えさせられた
いただきます、と食べ始めた
「……」
角砂糖…だと…?そこまで直接的にキテるのか…!
シュークリームにプリンを付けようと思い直すのであった
>>91
「くくく…センセーという人種は、俺らの様に甘くは無いぞ…」
正直、"先生"にいい思い出の無い甲なのであった
>>92
「自分から仕事辞める理由なんて、大体個人的なモンさ」
軽く笑って
「辞めても良いと思えたんだから……辞め時だなァと思っただけのな」
あんま上手く言葉に出来ねえ、と首を捻った
「(暇つぶしにあそこまで……か、こりゃあ千夜、良い拾いモンしたなぁ)」
内心、舌を巻いて
「んじゃ、俺が行くか」
ポークカツを口に放り込んで呟いた
//眠気で頭まわんね
//ハンパだけど先オチさせてもらいます
//ゴメンして…
- 94 :頼羽無為:2010/05/14(金) 00:49:31 ID:fP94A.NgO
- >>88
「なぁに、金より高い対価など俺に取ってはタダより安い。どんとこいだ」
「馬鹿め、塩の利いたフライドポテトと酒の相性を知らんとはッ!
そんな輩には我がポテトの洗礼を食らわせてやる」
ビシビシッ 指で弾いたフライドポテトが、甲のパスタへ侵入する。
>>89
「俺はヒロシよりもゲンドウで居たいんだよ
いろんな意味で、な」
>>90
「ふむ、では頼み方を変えよう。
…俺の旧友として、どうか奢ってくれないだろうか。」
とてもシリアスで真面目な空気を漂わせているが
ようするにたかっているだけである。
- 95 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/14(金) 00:57:38 ID:/k2gysHgO
- >>91
「グルメマップでも作れそうだな……」
感心も露に数度頷く。
「ある意味、都市で一番の美食家なのかもしれないね。君は」
>>92
「おや、其れは悲しいな。本心からの言葉を信じて貰えない事程悲しい事は無いな」
可笑しそうに笑って肩を竦める。
「私はグループ全体の責任者であって、千夜警備保障と云う都市警備の社長では無い。
そう考えれば二回でも多い位じゃないか? 君が千夜に来る前も含めれば三度目だが。
其れよりも関係の変わり具合が面白い。初対面は世間話。二度目は命を狙われ、三度目にまた世間話」
話をしている間にウェイトレスの少女がやってきて、ピッチャーを置いて行った。
>>93
出された二皿の何れもが、家庭でも作れる言ってしまえば気安い料理。
然し、出された二皿は気安い料理で在り乍らも其の格は無闇に高い料理と同じ程に洗練されている。
気安いメニューを御高い店の一流のシェフが全力で作る。――そんな料理だった。
「さて、」
頂きます、と小さく言って蔡生も料理に手を付け始めた。
「ああ、ガリゴリと音を立てて噛み砕き乍ら仕事をする物だから、事務方何かは酷い怯え様だよ。
ふふ、気を付けた方が良い。ああなった彼女は中々怖い」
//お疲れ様でしたー
- 96 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/14(金) 00:58:56 ID:WVrfsEdY0
- >>92
「あう〜。おとなになりたいなの〜。」
【楽しみそうにいう】
「あうあう、でもみんないたいのかなの……
あう〜?ごはんもうたべちゃったなの…」
>>93
「あう〜、そんなにきびしのかなの…」
【ディスの顔はどこか不安そうであった】
>>95
「あう〜。そうかなの〜?
『でぃす』おいしいおみせにいってるだけなんだけどなの」
【ちょっと恥ずかしそうに言った】
- 97 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/14(金) 01:00:24 ID:/k2gysHgO
- >>94
「果て然て、一方的に奢る様な関係が友人と言えるのかな?」
軽く笑って、
「まあ、良いだろう。好きな物を頼めば良い」
- 98 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/05/14(金) 01:06:10 ID:Mao5BH9s0
- >>93
……ま、アンタらしいわ。
【机に肘をついて、薄笑いを浮かべる】
んじゃ頼むよ。
報告は現警備員たるこのワタクシにね!
【すぐ皮肉らしい笑顔に変わったのだが】
/乙ありさまー
>>95
本心ったって移ろうモンじゃないの、クダんない。
自分が最高の人だと思ったところで、周りが悪く言ってたら最低の人に見える。
人間の心ほど即物的なモンは無いんじゃない?
【仏頂面でスルメをもぐもぐ】
僕ぁヒネクレてるから。その気になりゃこの場で刀振り回すのも、まぁ悪くないね。
【くるりと周囲を見回し、さも当然のように笑う。笑いの奥に醒めた何かが見える】
>>96
ええいチクショウ!!
【テーブルをドンと叩き頭を伏す】
いいさいいさ、オネーサンは一人寂しくスルメを齧ってるさ……。
そういや勝ったんだっけ。
【あっという間に顔を入れ替え、ディスに向かって嬉しそうに微笑む】
- 99 :頼羽無為:2010/05/14(金) 01:12:08 ID:fP94A.NgO
- >>97
「そこを突かれると非常に痛いな。主に良心が」
本当に思っているのか怪しいものだ。
「いやはや、持つべきものは友と社長か。
それでは存分に――…と行きたいところだが、こんな時間だな。
これ以上は息子からお小言をいただいてしまう」
ビールを飲み干し席を立つ。
「ご馳走さん。この酒代は腕で返そう。
入り用がある時はいつでも呼んでくれ」
正直ヒマでしかたがないんだ、と苦笑して
男は軽く手を振り店を後にした。
//みなさんおやすみー
- 100 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/14(金) 01:19:26 ID:/k2gysHgO
- >>96
「大した物だよ。其の年で」
軽く笑って食事を進める。
>>98
「確かにね。我の弱い人間の価値観は、賽子よりも容易く転がり違う面を見せてしまう。
然しそうじゃ無い者も居るんじゃないか? 私がそうだと言えない辺りが痛い所だけれど。
……ふむ、人間全てが一度思った価値観を最後迄押し通す世界が有ったとしたら、其れは面白いのかな」
首を傾げて思考の仕草を一つ。ついで呆れ混じりの苦笑を浮かべた。
「落ち着きが無いな、君は。気儘と云うか浮わついて居ると云うか。そんな事だから視点が定まら無いんじゃないか?」
>>99
「おや、此れは思い掛けない幸運だな。まさか酒で天才の腕が買えるとは」
軽く戯けて頼羽を見送る。
//お疲れ様でしたー
- 101 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/14(金) 01:24:05 ID:WVrfsEdY0
- >>96
「あう〜。げんきだしてなの」
【背中をさすりに来た】
「あう〜!えっとそうなの。
さいしょまけたけど。つぎはかてたなの〜」
【こちらもうれしそうに言った】
>>100
「う〜…はずかしなの〜」
【少し顔を赤くしている】
「ここのごはんもおいしかったなの…
『でぃす』ここにもいくなの〜!」
【少し顔をあげて微笑んだ】
- 102 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/05/14(金) 01:29:17 ID:Mao5BH9s0
- >>100
いるでしょ。唯我独尊のスーパーマンはどこにでも。
【はぁ、と大きくため息をついて天井を見上げる】
そんな我の強い世界があったら二秒と立たずに破滅しますわなぁアッハハハ!
でも死ぬときは満足だろうねぇ。
【遠いところを見つめて薄ら笑い】
大勢と違って僕にはホラ、見る『モノ』がないッスから。
【舌を出して自分の目を指差す。赤い目は光を返さず、ただ血の色だけを映している】
>>101
オッケーオッケー、元気だぜぇっふぇ〜くすぐってぇ〜。
【背中を撫でられてのほほんと目を細める】
そうかい、そりゃ良かった。ちょっとくらいならカネ出そうじゃない?
奢ってよ今度ゲヘヘヘヘ。
【親指と人差指で輪っかを作り、下卑た笑いを浮かべ】
- 103 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/14(金) 01:34:50 ID:/k2gysHgO
- >>101
「こう言うのも何だが……」
軽く笑って、
「お金は大丈夫なのか?」
>>102
「さて、ね。個人的には自己が世界の価値観に引き摺られない様な自我の持ち主が、満足して死ねるとは思えないな。
自分の何もかもが普遍で絶対だなんて、他者が居ないのと変わらない」
思索の表情の侭、微かに首を傾げる。
「見るモノが無い? 見出だせていないの間違いじゃなくて?」
- 104 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/14(金) 01:40:13 ID:WVrfsEdY0
- >>102
「あうあう、よかったなの〜」
【元気と聞いてすぐ笑顔になる・・・】
「あう〜。いまはもらってないなの…
おごるのは…う〜…こんどなのかなの」
【かんがえる顔になった】
>>103
「あう〜。いまはだいじょぶなの。」
【1000円をポケットから取り出して支払う】
「いーっぱいたべたらもらえたおかねがたくさんだからなの!」
【そしておつりをぽけっとにいれた】
「だからいつもはあんまりたべないよにしてるなの…」
【まだ物足りなさそうな顔だ】
「えっと…じゃあ『でぃす』もうかえるの〜
またねなの〜!」
【そう言ってほほ笑んだディスは店を出て言った】
//寝る〜よ
- 105 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/05/14(金) 01:43:28 ID:Mao5BH9s0
- >>103
だからって自分より明らかに劣ってる石ころを愛でて生きるのも、ねぇ。
【1.8Lのビールをがぶがぶ飲みながら嘲笑にも似た顔】
でもそうかなぁ、それだと他人には惹かれないかも。
ザッツラーイだよ馬鹿野郎。
僕にはそもそもの『比較対象』がナッシング。まさに虚無! ナッシィーングネス!
【両手を大きく広げて朗々と大声を上げ】
……そりゃー捨て鉢にもなりまさぁな。
>>104
絶対だからね! 絶対奢ってよね!!
【いい大人が子供相手に何を必死になっているのか】
【言葉尻でごまかすように大笑して、ディスの背に小さく手を振った】
/乙ありさまー
- 106 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/14(金) 01:51:58 ID:/k2gysHgO
- >>104
「ふむ……ああ、またね」
何か思案を巡らせながら、ディスの姿を見送った。
>>105
「自分と比べて劣る。比較してるね、此れでは相対、移ろう物と変わらないな。他者と比較してる時点で其れは絶対の自我では無い――
――……と云うのは、唯の言葉遊びかな」
其処に何かの趣を見付けたのか、女は微かに寛爾の表情を浮かべた。
「虚無で在るなら其れは絶対か。変わらない、変われない。成程確かに悲劇的だ。
けれど移ろう物が下らないと感じる人物からすれば、其れは自分の理想像其の物なんじゃないのかな?」
- 107 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/05/14(金) 01:59:06 ID:Mao5BH9s0
- >>106
言葉遊びだね。
そうなるとそもそも優れてるってのがどういう定義か、とかから考え始めて
最終的に世の中の始まりがウンヌンになっちゃうから……
【首をすくめて、ふと言葉を切り】
あーァ……成程、そういうのもアリか。確かに惹かれるかも……。
【うんうんと頷き、ビールを流し込む】
っかァーっ、美味ぇー。
- 108 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/14(金) 02:08:55 ID:/k2gysHgO
- >>107
「いや、強ちそうでも無いかもしれない。一々定義して補強しなければ為らない価値観なんて、絶対とは程遠い。
然しこうなると、絶対なんて想像も付かないな。若しかしたら絶対と云うのはまやかしなのかもしれないね」
寛爾する女は興味深げに頷いて、ビールを飲む虎姫を見るともなしに見た。
「果て然て、君は一体何を探しているのかな。何を求めているんだろう。私から見ると、君はナッシングと云うよりサムシングだよ」
- 109 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/05/14(金) 02:15:01 ID:Mao5BH9s0
- >>108
僕ちょいちょい思うんだけど、この都市ってメッチャクチャ変じゃない。
となるとやっぱ絶対ってもんはますます無くなるよねぇ。
『死は絶対』とか言っても死体とか生き返したり普通にしそう。
【それでも『他人事』とけらけら笑う】
ま。少なくとも言葉で語れるモンじゃないわな。不毛だぜ。
そりゃーアンタ、『自分』でしょ。
自分探しの旅とか言ったら調子こいたOLみたいで好きじゃないけど。
- 110 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/14(金) 02:19:20 ID:/k2gysHgO
- >>109
「死は重い。けれど動かせない程じゃない――なんて言っていた友人を思い出すな」
何か思う所が有るのか瞑目してほろ苦く笑う。
其れからふ、と小さく嘆息し、眼を開く。
「自分、か。……自分なんて見付け様が無い気がするな」
- 111 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/05/14(金) 02:23:28 ID:Mao5BH9s0
- >>110
――あ?
【口をつけようとしたピッチャーを下げて、夜刀神を睨む】
【その目は赤い泥のように】
じゃあアンタは、何と何を比べて何をどれくらい劣ってて優れてるか、善いのか悪いのか、
何を基準に比べてんのよ。
【ピッチャーの底を机に押さえつけて睨む】
- 112 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/14(金) 02:31:40 ID:/k2gysHgO
- >>111
「何、何、何、何か。物に依る――なんて言っても詰まらないな」
虎姫に視線を向けた侭、小さく首を傾げる。白皙の顔貌に浮かぶ表情は思案の其れ。
「ふむ……そうだな、比べる対象と比べる対象を比べるかな。善悪は――……
精々法に照らし合わせる位か。私自身は善も悪も信じてないから、便宜的な物になるが」
- 113 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/05/14(金) 02:37:36 ID:Mao5BH9s0
- >>112
……結局自分じゃん……自分なんだよ……。
何をしたって、何を話したって全部借りモノって、凄い嫌なんだよ。
今喋ってるのだって、自分が思ったことなのか良く分かんない。
【再度、大きなため息をついて机に突っ伏す】
チクショウ……大人め。
なんもかんも信じるに足りねェー。いっそ地面に埋まって死ぬか。太陽も海も見えない地面。ヘッ。
【足をばたばたテーブルの下で振り回して身を捩る】
- 114 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/14(金) 02:50:34 ID:/k2gysHgO
- >>113
「少し強い事を云うが、私には君が駄々を捏ねて居る様にしか思えない。自分、自分、自分。君の求める自分なんて有るのか?
……済まないが、私にはそんな物が有るとは思えない」
寛爾の表情が消える。真紅の瞳が真っ直ぐに虎姫を見る。
「自分が自分じゃ無いみたいだ? 今喋っているのが自分なのかも解らない? 悪いが私から見たら君は最初から君だ。
自分の中に何かが居て自分じゃないみたいで――と言っていた君だ。自分、自分、自分。
……私には、君が自分を探し求める以前に自分を否定している様に見える。自分の在りの侭を認められていない様にね。
君が求める“自分”何て、唯の幻想なんじゃないのか? ――……勘違いなら失礼無礼も甚だしいが」
最後だけ、微かに笑って。
- 115 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/05/14(金) 03:00:23 ID:Mao5BH9s0
- >>114
……そりゃそうだろうよ、アンタから見ればさ。
【起き上がり、奥歯を強く噛んで夜刀神を睨み返す】
父も母もいない、死んだんじゃなくて『存在しない』。
兄弟姉妹も幼馴染もいない、幼少期の記憶もない。
こんな人間が、なんで居る!? 僕は気持ち悪いんだよ自分がッ!
【対照的に濁った赤を向けて、凄い剣幕で怒鳴り声を上げた】
- 116 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/14(金) 03:24:01 ID:/k2gysHgO
- >>115
「其れが貴様だろうがッ!」
強烈な剣幕を迎えたのは激怒を孕んだ大渇だった。真紅の瞳は濁った瞳に真っ向から相対し、睥睨にも似た視線を送る。
立ち上がった女は虎姫の胸ぐらを掴み上げ立ち上がらせ様と手を伸ばした。
「私はな、貴様のみたいな自分の生も肯定出来ない様な雑魚が一番嫌いなんだ。理解して居るか? 今のお前は羽虫よりも弱いぞ?
生きているなら胸を張れッ! 父が居ない? 母が居ない? 古い記憶を持って居ない?
其れが如何した家族が居なくても貴様は此処に在るだろうが! 確かにお前の生い立ちは悲劇的だ、生きるのだって辛いだろう!
……だがな、そんな悲劇に現実に、自分を取り巻く環境に負けて生を肯定出来ないお前はもっとだッ!
負けるな! 屈服するな! 絶望するな! 胸を張って前を見ろ! 自分を否定する様な雑魚が望みを叶えられる様な世界だと思っているのか?
自分とやらが欲しいんだろう? ……だったら生きて掴んでみろ。
――――うじうじと腐って生を否定する死人なんかが、物を掴めると思うなッ!」
- 117 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/05/14(金) 07:34:07 ID:2VzK0JhM0
- >>116
【胸ぐらを掴まれ引き寄せられる】
【それでも、どこか醒めた濁った目は夜刀神を睨んで】
――でも、アンタに言われて肯定してみた世界は、味気なかったぜ。
【ぽつりと言葉を漏らした】
【掴む手のひらを握って、夜刀神を睨む……というよりは、『静かに眺める』】
政治家に向いてるよ。チンケな希望を持って他人に縋る『強いお方々』を扇動するのがお得意そうだ。
でも僕は動かせない。
離せよシャチョウサン、お気に召さないなら子会社に言って解雇してもらっても結構だぜ?
【夜刀神の手を握る指に僅かに力を込める】
- 118 :甲:2010/05/14(金) 12:51:08 ID:KE2UskXwO
- 「激論中申し訳ねーが」
カチン、とフォークを置いて
「ここはお前らの家じゃねーぇぞ」
突如の激情に固唾を飲む店内スタッフ
「気兼ねしない雰囲気なのは分かるが……ま、ほどほどにな」
ゴメンなごちそうさま、とウエイトレスに笑い掛け
自分の代金を払って店内を後にした
「…お…」
「女こぇえー…!」
二度とあの二人に挟まれて食事はするまいと
心に刻む甲であった
- 119 :逆瀬川 純鈴:2010/05/15(土) 20:47:53 ID:6ew.1yIs0
- 【公園】
「ふぁ……あ。今日もいい天気だねー」
少女は一人、ベンチに腰掛け独り言。
見上げる星空は何時も変わらず、しかし変わり続けて。
「……なんだか寂(さむ)いなぁ、今日も」
見上げたままで、言葉を零す。
- 120 :ロボ ◆634nUxvQLM:2010/05/15(土) 23:07:37 ID:pCAkC/tA0
- 【千夜ビル前】
「この建物……でか過ぎるだろ」
【夜に溶け込むような真っ黒な男がビルを見上げる】
【男の隣には妙な形をしたロボットが置いてある】
「ここから見下ろす気分は最高だろうな。
一体誰がここのトップ何だ?少々気になるな」
- 121 :名も無き異能都市住民:2010/05/15(土) 23:17:09 ID:gK089Vvw0
- \ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー
__ わ た し で す --
二 / ̄\ = 二
 ̄ | ^o^ |  ̄
-‐ \_/ ‐-
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
なんか現れて直ぐ消えた
- 122 :ロボ ◆634nUxvQLM:2010/05/15(土) 23:23:38 ID:04CZnSRE0
- >>121
【謎の生物を見て硬直する】
「……やはり、トップに立つ人間は何かが違うな」ゴクリ
- 123 :名も無き異能都市住民:2010/05/15(土) 23:24:58 ID:rSRBD9/U0
- \ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー
__ た わ し で す --
二 / ̄\ = 二
 ̄ | ^o^ |  ̄
-‐ \_/ ‐-
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
やっぱり現れて直ぐ消えた
- 124 :ロボ ◆634nUxvQLM:2010/05/15(土) 23:32:30 ID:04CZnSRE0
- >>123
「またお前か。お前チラッとしか見えなかったが貧相な顔だな。
トップに立つタイプの人間の顔じゃないぞ」
(次出て来たら捕まえよう)
- 125 :カノン・カペルマイスター/賑やかし:2010/05/15(土) 23:34:49 ID:3VgtS/Co0
- >>124
壁|
壁|゚∀゚>
壁|彡サッ
なんかいた。
- 126 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/15(土) 23:38:59 ID:hHYjNBOM0
- >>124
「…また変な人が…」
頭を抱えながらビルの中から見ている
「先日の襲撃事件のせいで若干ぴりぴりしてるのに…」
- 127 :ロボ ◆634nUxvQLM:2010/05/15(土) 23:42:53 ID:04CZnSRE0
- >>125
「……」
(何かひょこひょこしてそうな生物出て来たー!)
【さっきとは雰囲気が違う生物が出て来て驚きを隠せない】
「誰かいるのか?こっちに来てくれ、いやこっちに来い」
>>126
「お前か!?さっきから出たり消えたりしてるのは?
こんな顔してたか?さっきのはもっとこう……貧相な感じで」
【名も知らない人間の顔を弄くり始める】
- 128 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/15(土) 23:55:17 ID:hHYjNBOM0
- >>127
「ふぁ…ふぁにふぃっふぇるんふぇふか…」
頬を引っ張られて何を言っているかわから無いが、その苦笑いの感じから恐らく別人であろう
- 129 :カノン・カペルマイスター/賑やかし:2010/05/15(土) 23:55:46 ID:3VgtS/Co0
- >>127
壁|
壁|゚∀゚>
顔を出したのは一人の男。
銀髪銀眼に、揺れる束ねた髪で、
壁|゚∀゚>9m <だが断るって言うと俺かっこよくね!?
- 130 :ロボ ◆634nUxvQLM:2010/05/16(日) 00:01:30 ID:04CZnSRE0
- >>128
「ほほう、かわいいのぅかわいいのぅ」
【まだ顔を弄くり回す】
「ん〜余は満足じゃ。褒めてつかわすぞ」
【満足したので弄るのを止める】
>>129
「ウザッ」
【初対面の相手にいう言葉が出てきてしまう】
「……私の名前はロボだ。お前の名前は何だ?」
【気を取り直して自己紹介を始める】
- 131 :カノン・カペルマイスター/賑やかし:2010/05/16(日) 00:05:11 ID:3VgtS/Co0
- >>130
壁|゚∀゚> <俺のミリキが通じないとかなにこれこわい
そもそもこいつに魅力なんてあったんだろうか。
中の人は知らん。
壁|゚∀゚> <名前?カノンだよカノン。名字は名前欄見ればわかるだろ☆
壁|゚∀゚> <で、お前さっきから立ってるけど何してん?ビル見てハァハァでもしてたの?特殊性癖……!!
マシンガントークかつメタネタである。
これはひどい。
- 132 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/16(日) 00:11:29 ID:hHYjNBOM0
- >>130
「はぁ…ところで何かごようですか?」
頬が腫れていないか撫でて確かめている
- 133 :ロボ ◆634nUxvQLM:2010/05/16(日) 00:21:47 ID:04CZnSRE0
- >>131
「シャラーーップ!」
【カノンが隠れている壁を拳で叩く】
「ビルにそんな性癖持つか!このボケナス!」
【壁を叩いて叩いて叩きまくる】
>>132
「用事なんてないぞ。それより食える物ないか?
腹が減ってしょうがない」
【かなり図々しい態度で食料を要求する】
「もしくれたなら願い事を叶えてあげる か も 」
【『かも』をかなり強調する】
- 134 :カノン・カペルマイスター/賑やかし:2010/05/16(日) 00:25:33 ID:3VgtS/Co0
- >>133
壁|彡サッ <いやんこわい
壁|゚∀゚> ヒョコッ
壁|゚∀゚><えっ…?よ、世の中にはナイフに対して性的興奮を抱く人間もいるんだよ……?
マジでいるらしい。
性癖って怖いね。
壁|゚∀゚>9m <画面の前の君もレッツトライ!!!さあ自分を解き放て!!
壁|゚∀゚>9m <※ただし見られた場合の保証はサービス外です
壁|彡サッ
壁の向こうに気配はもはやない。
言いたいこと言って去って行った。
- 135 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/16(日) 00:26:24 ID:hHYjNBOM0
- >>133
「…そんなもの無いですよ、物を食べたいなら近くのファミレスにでも行ってください」
困ったように頭をかいている
- 136 :ロボ ◆634nUxvQLM:2010/05/16(日) 00:34:35 ID:04CZnSRE0
- >>134
「私は違うからな!物に対して性癖を持つような魔人ではなーい!」
【必死に反論する】
「けっ!あいつ言いたい放題じゃねーか。何だよこの街は」
【カノンが去った後ネチネチと文句を言っていた】
>>135
「あー持ってないのか。そりゃ残念……」
(この貧乏人めが!)
【心の中ではかなり悪口を言っている】
「お前はここに何しに来たんだ?食べる物でも探しているのか?」
【食べ物がないという事だけで金無し、職無しの浪人だと思い込む】
- 137 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/16(日) 01:33:35 ID:hHYjNBOM0
- >>136
「…いや、俺はちょっとここの総帥に会いにきただけだよ」
回答に困ったのか、はぐらかす様に言う
「それじゃあ、最近物騒なことがあったから不振なことをしていると何言われるかわからないよ」
と伝えるとビルの中に消えていった
- 138 :黒沢小百合:2010/05/17(月) 23:33:29 ID:rSRBD9/U0
- 【病院】
「う゛……」
『おお、ようやく意識が戻ったようだ。』
『よかった。一時はどうなる事かと。』
小百合が再び目を覚ましたのは見知らぬ病院の一室であった。
ヒホロという少年への憎悪によって突き動かされ、どうにか
場所を特定したのはよかったものの、小百合は見方の足を引っ張るだけ引っ張り
そのまま意識を失ってしまった。
「………………っ……!」
意識がはっきりするにしたがって徐々に思い出していくこの前の記憶。
己の不甲斐ない働きに彼女は涙で枕をぬらした。
- 139 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/05/18(火) 21:26:59 ID:HnkBBDEo0
- 「うへぇー、親父の資料漁ってたら気分悪いモン見ちまったわー」
店内にて
机の上にある大量の資料をダンボールに詰めながら、クロスは額の冷や汗を拭う。
「自分の出生を探るだけの作業がこんなにも精神力つくとは思わんかった。
こりゃグロ耐性つきそうだわー。
つーか、こんなん写真撮ってんじゃねぇよクソ親父」
悪態をつきながらダンボールをガムテープで封印。
ダンボールの表面に「資料その12」とマジックで書き、クロスは机の下にあるもう一つのダンボールに手を伸ばした。
「親父、研究資料と趣味で書いてた小説を一緒にするのやめて欲しいよなー。
混同するから困るわー」
客のいない店内。
クロスは黙々と作業をこなす。
- 140 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/18(火) 21:29:53 ID:WVrfsEdY0
- >>139
カランカラン
「…こんばんわなの〜」
【元気がなさそうな顔でディスが店に入ってくる】
「あうあう、こんなのじゃだめなの。
げんきにしないとなの〜」
【独り言がおっきい】
「えっと…こんばんわなの〜!」
【大声で再び声が響いてきた】
- 141 :メロディ・ブルース:2010/05/18(火) 21:32:00 ID:ZOM.z7ps0
- 「マスター、いつもの」
※来るのは初めてです
明らかにサイズの合っていないでかいサングラスをかけた、黒スーツの少女。
いつの間にかカウンター席に座っていた。
- 142 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/05/18(火) 21:35:23 ID:HnkBBDEo0
- >>140
「おう、ディスか。
いま忙しいから、ご飯自分で作ってくれ」
机の上で大量の書類に目を通しながらクロスは言う。
「材料は冷蔵庫にあるやつ勝手に使っていいぞ。
なに、そろそろ一人で飯ぐらい作れるだろ」
>>141
「はい、水道水」
コップに入った水をカウンターにコトリと置いた。
- 143 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/18(火) 21:37:50 ID:WVrfsEdY0
- >>142
「あうあう〜。わかったの〜。」
【大きく手を振って冷蔵庫を開ける】
「……」
【で、静止】
「…う〜…つくりかたわからないなの…」
【がっくりと肩を落とした】
>>141
【冷蔵庫の前でじっとしている少女がいる。全身に包帯がある】
- 144 :メロディ・ブルース:2010/05/18(火) 21:41:14 ID:ZOM.z7ps0
- >>142
「ちっがう! カプチーノ!!」
しらんがな。
「まったくもう、ここのカフェは気配りがなってないわよ、ねえノイズィ?」
「誰もいないはずの隣の席」に向かって喋りかける。
クロスに霊感があるのなら、金髪の女性霊が見えるだろう。
>>143
「誰も座っていない空席」に喋りかけていた。
ディスに霊感があるのなら以下略。
- 145 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/05/18(火) 21:43:28 ID:HnkBBDEo0
- >>143
「あー、じゃあ仕方ない、最終手段だ」
机から動かないクロス。
どうしても作業を中断したくないらしい。
「冷蔵庫の上にカップラーメンがある。包帯伸ばせばお前でも届くだろ」
見上げれば、冷蔵庫の上には様々な味のカップラーメンがあった。
>>144
「えっ、なにこいつ怖い。電波?」
クロスには霊感と呼ばれるものが殆ど無かった。
俗に言う零感というやつだ。
「はいはいカプチーノね。ちょっと待ってろ」
客相手にはちゃんと働くらしく、資料を片手にして読みながらも、
カプチーノメーカーにカップを入れている。
「お前、初めて見る顔だな。名前は?」
- 146 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/18(火) 21:45:38 ID:WVrfsEdY0
- >>144
「あう〜。はじめてみるひとなの〜」
【振り返って、メロディの姿を見るが】
「…?…だれかいるの?」
【不思議そうな顔で空席を見る】
「う〜。あそこだけちがうにおいだけどなの…」
>>145
「あう?あう〜。ほんとなの!
ありがとなの!!」
【にっこりほほ笑んで包帯を延ばす】
「えっと…おゆなの〜」
【そう言ってカウンターの方に歩いていく】
- 147 :メロディ・ブルース:2010/05/18(火) 21:48:07 ID:ZOM.z7ps0
- >>145
「見えないのね、めんどくさいわ。ねえノイズィ?」
ちなみに霊はこっくりと頷いている。
「あたしの名前はメロディ。メロディ・ブルース。
ブルース・ブラザーズの血を引いたミュージシャン志望よ!
そのうちビッグになるから覚えといて!」
>>146
「わ、包帯だらけ。怪我かしら」
ちなみに霊はふるふると横に首を振っている。
- 148 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/05/18(火) 21:50:40 ID:HnkBBDEo0
- >>146
「ヤカンの中にはもう水入ってるから、あとは火をかけて沸かしてくれ」
資料に写真をクリップで留めながら。
「ああ、あと三分計りたければ砂時計がキッチンの上に置きっぱなしになってるハズだ。
それ使えー」
>>147
「うんわかった覚えとくー」
適当に答えるクロス。
覚えているのやらいないのやら。
「で、そもそも『ブルース・ブラザーズ』って何?」
カプチーノをカウンターに置きながら尋ねた。
- 149 :一号:2010/05/18(火) 21:51:54 ID:LFPKEqg.0
- 扉が開く。
顔を覗かせたのはメイド服の女で、
「……珍しく店長様が仕事をしていらっしゃいます。明日は雨が降ると一号は判断します」
- 150 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/18(火) 21:53:35 ID:WVrfsEdY0
- >>147
「あうあう〜。へーきなの。
きにしないでいいの〜」
【ニコニコして手を振る】
「う〜ん…いるみたいだけどなの〜」
【幽霊さえもディスは嗅ぎ分けていた。でも動きまではわからないらしい】
>>148
「あう〜。これをつかったらいいなの〜!」
【ディスはやかんをコンロに掛けて、つまみをひねる】
ミシッ
「あうあう〜。あれでじかんはかれるなの〜!…あう〜?」
【何かディスの様子がおかしい】
- 151 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/18(火) 21:54:24 ID:WVrfsEdY0
- >>149
「あう〜。こんばんわなの〜。」
【ニッコリして手を振る】
「『いちごう』ひさしぶりなの〜」
- 152 :メロディ・ブルース:2010/05/18(火) 21:56:47 ID:ZOM.z7ps0
- >>148
「はぁあああああっ!? 知らないの!?
少し昔の洋画よ傑作よっググれ!!」
お怒りのご様子。
ちなみに中の人は監獄ロックが大好き。
>>149
「メイドさん……なんかこの街ってメイドさん多くない?」
「誰もいない空席」に話しかけ以下略。
一号に霊感があったら以下略。
>>150
「ふぅん、変なの」
『……♪』
霊は鼻歌を歌いながら席を下りて、ディスの包帯に手を伸ばす。
- 153 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/05/18(火) 21:59:46 ID:HnkBBDEo0
- >>149
「いや、明日は雨なんて生易しいモンじゃねぇ。嵐だ」
部下の言葉を平然と流しながら、クロスはカプチーノメーカーから離れてまた机に座った。
「お前いたのか。じゃあ客対応任せたわー。
俺は今、猛烈に忙しいのだよっ」
机の上の資料を分けながら、クロスは冷蔵庫から取り出したドクターペッパーの缶を開けた。
>>150
「そうそう、引っくり返せば砂が落ちて時間が……って、ちょっと待て」
顔だけで振り向く。
「なんかいま、ミシッて嫌な音したぞ」
>>152
「あー、ぜんっぜん知らないわー」
ググる気もなさそうだ。
クロスはバンド単位で曲を聴くのではなく、好きな曲だけを抜き出して聴く人間のご様子。
「すまんな。まぁ、俺のような音楽に興味ない人間でも知ってるようなミュージシャンになれるように頑張ってくれ」
頭を掻きながらヘラヘラと笑う。
「で、だ」
そのヘラヘラ笑いが止まる。
「さっきから隣と会話してるけど……誰と話してんの?」
- 154 :一号:2010/05/18(火) 22:06:06 ID:LFPKEqg.0
- >>151
「Ja. お久しぶりですディス様、と一号は挨拶します」
綺麗に30度で一礼。
>>152
誰もいない場所に少女が話しかけている。
……霊感の類でしょうか。
推測して、
「それだけ仕事があるということでしょう、と一号は判断します。
機械人形の身としては好ましいことだと一号は追加判断します」
>>153
「自ら怠慢っぷりを明らかにするあたり最早駄目ですね。なんと。
ですが人の手助けは命題でもあり、よいことだと一号は結論しておきます」
かつかつと音を立てて歩み、
「忙しいのですか。――資料整理の手伝いなどいたしましょうか?と一号は尋ねておきますが」
- 155 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/18(火) 22:09:31 ID:WVrfsEdY0
- >>152
「あう?どうかしたなの?
…へんかなの」
【包帯はカップラーメンに巻きついて伸びている】
【さわり心地は何の変哲もない包帯である】
>>153
「そうなの〜。えっと…あう?」
【つまみを凝視するディスの姿が見える】
「あう〜。もどらないの〜」
【つまみを持ったまま困惑している】
>>154
「あうあう、ここにはよくくるの〜?」
【首をかしげている】
- 156 :メロディ・ブルース:2010/05/18(火) 22:10:28 ID:ZOM.z7ps0
- >>153
「まったくもう、失礼しちゃう!」
ぷりぷり。
「隣に居るのは私の相棒、ノイズィよ。
いろいろあってポルターガイストっていう幽霊に……ああ、何してるの!」
霊はディスの包帯をいじってました。
>>154
「そういうものかしら。メイドさんって大変ね」
包帯をいじる霊はこくこく頷いた。
>>155
びろーんと。
先を摘まんで、軽く振って遊んでいる。
- 157 :リャザン:2010/05/18(火) 22:11:44 ID:fKMiAOfo0
- 「夕飯を食べたいんですが今日のお勧めとかはありますか?」
いつの間にか、カウンター席にアフロヘアーの男が座っていた。
- 158 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/05/18(火) 22:14:27 ID:HnkBBDEo0
- >>154
「んー、グロ耐性あるなら。是非手伝って欲しいね」
クロスは写真の束を指差す。
「親父の研究所の資料を、年代別に並べ替えて欲しい。
写真を撮った日時は、写真の裏を見ればわかる。
だが……」
その写真の束、遠目に見てもわかるが……肉の色をしている。
「見ていて気持ちいいもんじゃねぇぞ」
>>155
「うおおやりやがったこのガキ!」
机から立ち上がり、あわててコンロの元へ。
「くそー、ディスの怪力設定を忘れてたぜー。
というか、まだ力加減できてないのか?」
手元に能力でドライバーを形成し、コンロのつまみ部分を分解してゆく。
「おおう、軸が捻じ切られてやがる」
>>156
――ズザザザザザザザザザザ
「霊」と聞いた途端、クロスはキモい足の動きでメロディから離れる。
「は、ははははは何言ってんだ霊なんているわけないだろ人をからかうのもいい加減にしろよ
あはは。あははははははははははは」
冷や汗を垂らしながら真顔。
- 159 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/05/18(火) 22:15:49 ID:HnkBBDEo0
- >>157
「うお、何時の間にッ!?」
ビクゥッと身を強張らせながらもリャザンへ振り向く。
「ええと、今日はハヤシライスが美味いと思うぞ。
いいトマトが手に入ったんでな」
- 160 :一号:2010/05/18(火) 22:17:32 ID:LFPKEqg.0
- >>155
「正直言いまして仕事場ですので、と一号は回答させていただきます。
……ところで、」
カウンターを回ってディスに近寄り、
「何をなさっているのですか、と一号は聞いてみます」
>>156
「大変か否かは個人によるものかと。そして一号は機械人形です。
仕事があれば好ましいと判断できます」
>>157
唐突に現れた(ように見える)男にも一号は動じない。
無機質とすら言える無表情で、
「Ja.本日のお勧めは店長様がご存じかと」
>>158
離れた位置から資料を眺める。
非常に肉々しい色合いです、と思い、
「”気持ちいい”という判断基準が一号には今だ形成されておりません。余裕だと一号は判断します」
ディスの傍を離れ、資料の山へ。
写真の束を取り、裏返し、黙々と並べ替え、
「……しかし店長様にこんな趣味があったとは。一号、驚きです」
それはひょっとしてギャグでry
- 161 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/18(火) 22:23:35 ID:WVrfsEdY0
- >>156
「あう〜?
うごかしてるの…ちがうひとなのかなの?」
【包帯を見て、メロディが触っていないのに気づく】
「…なにかつかってるなの?」
>>157
「あう〜?あたらしひとがきたなの〜」
【カウンターの方からひょこっと顔を出す】
>>158
「あうあう…ごめんなさいなの…
その…ちゃんとかげんおぼえてるつもりだったんだけどなの」
【焦って頭を下げる】
「…ちょっとまちがえちゃってなの…」
>>160
「あう〜?ここでおしごとしてるなの〜」
【微笑みながら言う】
「あう、これたべよとおもってたんだけどなの…」
【カップラーメンを指差して言う】
「ちょとしっぱいしちゃってなの…」
【コンロ付近を指差して言う】
- 162 :メロディ・ブルース:2010/05/18(火) 22:26:15 ID:ZOM.z7ps0
- >>157
「アフロ! 超ファンキーじゃないねえ見てよ!!」
「誰もいない地点」に話しかける以下略
リャザンに霊感があるのなら以下略
>>158
「ノイズィの存在否定したわねあんた!
許さない、ノイズィやっちゃえ!」
女性霊がこくりと頷いたと同時、店の食器たちががたがたと震え、耳障りな音を立てる。
>>160
「きかい? ロボットなの!?
嘘お、普通の人間にしか見えないわ!」
目を輝かせて手を打った。
視線が一号の顔からメイド服、爪先に降りていく。
>>161
「ノイズィっていう女の人が、そこに居るのよ」
ちなみに彼女は今クロスにキレてポルターガイスト発生中。
- 163 :リャザン:2010/05/18(火) 22:31:09 ID:fKMiAOfo0
- >>159
「そこまで驚かなくても…。
あ、アフロのせい?自身あるんだけどなぁ」
「じゃあそれ貰えますか?」
>>160
「そうですか、ハヤシですか。
店長さんってあの人?」
クロスを指差す。
ただし人を指差すのは失礼なのでクロスからは見えないように。
>>161
「あ、沢ちゃんの知り合いの女の子」
見覚えある顔を見つけ、軽く手を上げる。
「やぁ、いきなりだけど最近沢ちゃん見てない?」
>>162
「やっぱり解る人にはわかるんだなぁ」
ファンキーと言われて、まんざらでもなさそうだ。
しかし、霊には気づいていない。
いや、「女性が霊である事」にアフロは気づいていないようだった。
この男、普通に見えている!
- 164 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/05/18(火) 22:33:15 ID:HnkBBDEo0
- >>160
「面白いギャグだ。あとでガソリン飲ませてやるよ。
それともハイオクの方がいいか?」
こめかみをヒクヒクさせながら答えるクロス。
「こりゃ俺が生まれて間もない頃、父親の『職場』の写真さ。
俺の出生を調べてたら出てくるわ出てくるわ」
やれやれと溜息を吐きながら、クロスはガシャガシャと頭を掻く。
机から立ち上がりコンロを直しながらも、写真は見えているようだ。
「ああ、それは実験体の解剖実験だな。ほら、腕の神経の中に邪気眼が侵食してるのがわかるだろ?
これは耐性実験だな。廃棄が決まった実験体に心身共に激しい苦痛を与え、どこまで耐えられるか調べる実験nだ。
お、これも同じ耐性実験だな。身体系と精神系に分かれてやがる」
写真と資料を照らし合わせながら、クロスは眉を寄せて呟いた。
「吐き気がしやがるぜ」
>>161
「ったくー。俺達みたいな奴は常人とは違うんだがら、
その辺り考えて順応していかねぇと、この先やりにくいぞー」
と言いつつも修理完了。
コンロを元に戻してその場を後にする。
「一応、軸をジルコニウムにしたから強度上がってるし、大丈夫だと思うぞ。
気をつけろ〜」
>>162
「GYAAAAAAAAAAA!! これが噂のポルターガイスト!!!」
落ちそうになる食器を慌てて支え、ちょっと涙目になりながら叫ぶ。
「お願いしますごめんなさいやめてくださいお願いしますホントすいません!
もう『お化けなんてないさ』を歌わないから許してください!!」
>>163
「いや、もうアフロどころじゃありません」
ポルターガイストに震える食器をおさえながら、涙目で。
「ああ、ハヤシライスね。ちょっと待ってー」
クロスは幽霊の存在に怯えつつも、厨房へと向かった。
「ご飯どのくらいー? 普通ー? 小盛りー? 大盛りー?」
- 165 :一号:2010/05/18(火) 22:42:42 ID:LFPKEqg.0
- >>161
「といっても不定期ですが、と一号は補足します」
資料の束を整理しながら回答。
「失敗は繰り返さなければよいのですよ、と一号は慰めてみますが」
>>162
資料を一度置く。
「Ja.」
頷いて手袋を取る。
中から現れるのは、
「――関節部には球体関節を使用しております。
首などには軟質の素材が使われておりますが、と一号は解説してみます」
>>163
無表情に拍手。
「正解です、おめでとうございます、と一号は無意味に祝います。
仕事していないことが多いですが、まごうことなき店長様です」
>>164
「どちらも結構ですと一号はお断りさせていただきます。
これからも一号の生活を明るく楽しむための機能にご期待ください」
手際良く写真を整えながら思考する。
……店長様の出生ですか。
被雇用者として知っていいことなのだろうか、と思うが、
「一号は吐き気がするという感覚が把握できませんが、……人の道は外れていると判断します。
ですが、ある種利益を生みだす方法としては最適だとも一号は思考してみます」
淡々と告げて、
「知りたいと思うこと自体は悪ではないと一号は結論していますが」
- 166 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/18(火) 22:52:49 ID:WVrfsEdY0
- >>162
「あう〜?そこにいるなの〜!?」
【じっと包帯を見て言う】
「みえないけど…こんばんわなの〜」
>>163
「あう〜?こんばんわなの〜。
えっと…さわちゃん…」
【しばらく考える】
「あう〜。おなまえ…」
【通称で分かんないみたいだ】
【ニッコリしてあいさつ】
>>164
「あう〜。でもやっぱりむずかしいなの〜」
【眉をひそめて言う】
「あうあう、わかったの〜」
【再びつまみをひねる。今度はちゃんと調節できた】
「ふ〜。たいへんだったの」
【やかんに火をかけながら呟く】
>>165
「あう〜。たまになの〜。
おしごとたいへんかなの?」
【微笑みながら言う】
「あうあう、こんどはだいじょぶなの!
なんとかするなの!」
【大きくうなずいて言う】
- 167 :メロディ&ノイズィ:2010/05/18(火) 22:56:50 ID:ZOM.z7ps0
- >>163
『……あなた、私が見えている?』
金髪の女性霊が、怪訝な顔をしながらリャザンに話しかける。
>>164
「それでよし」
ぴたりと止まる振動と不快な音。
「なによ、マスターは幽霊苦手なの? 情けないなあ」
>>165
「すごーい! 本当にお人形なんだ!」
ぱちぱちと嬉しそうに手を叩く。
機械とは正反対の位置にあるであろう女性霊は、訝しげに首を傾げた。
>>166
霊は確かに今晩は、と言ったのだけど、聞こえないだろう。
ちょっぴりしょんぼりした。
「ノイズィ、元気出して!」
- 168 :リャザン:2010/05/18(火) 23:01:56 ID:fKMiAOfo0
- //順番入れ替え
>>165
「よく店やっていけるなぁ…。
従業員がしっかりしてるからかな」
ずいぶん特徴的な喋り方だけど、と思いながら言った。
>>164
「ここは一発大盛りを」
「なんだ、ちゃんと仕事してるじゃないですか」
一号の話を聞きながら呟いた。
>>166
「あ、沢桐ね、沢桐創。
最近行方不明で」
理由はわかるけど、と付け加えた。
>>167
「…見えてるって、どういうこと?」
普通に会話している。
「透明人間?いや見えてるけど」
- 169 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/05/18(火) 23:04:58 ID:HnkBBDEo0
- >>165
「ああ、だろうな。知識を探求することは自由だ。
だけどな」
一号の隣に座り、資料を広げながら言う。
「勝手に人間を失敗作扱いして、命を玩具のように弄んで……
こいつらは何様のつもりだってんだ。
だから親父は、この研究所を燃やして抜け出した」
資料には、クロスの父親が書いたであろう、研究所の見取り図と脱出経路のメモ。
「父親のやったことが、正しいか正しくないかはわからない。
それは、研究をしていたことも、最後に研究所を燃やしたこともだ。
でも、それでも俺は親父がいてくれたからこそ、ここにいる。
だから俺は親父を尊敬している」
クロスの話を最後まで聞かなくとも、資料に目を通せばわかるだろう。
彼は実験体であり、「クロスの父」である研究員によって生き延びたということが。
「知りたいと思うこと自体は悪じゃねぇ。でも、他人に迷惑かけちゃいかんだろ。
それを俺は、親父から……元研究員である親父から、何度も言われてきたよ」
>>166
「だなー、大変だったなー。
お湯が沸いたら、そのお湯をカップラーメンの中に……って、そのくらい分かるか。
火傷に気をつけろよ」
>>167
「だって幽霊って殴れないじゃん!」
真顔。
「ゾンビとか吸血鬼とかなら殴れるじゃん。殴れば壊れるじゃん。
でも幽霊って違うじゃん。じゃんじゃんじゃん。じゃん?」
>>168
「おっけー。あ、値段どーしよ」
んー、と考えながらもご飯は大盛りに。ハヤシもドバドバ。
「あー、カレーと同じ値段でいっかー。
テキトーテキトー」
スプーンと一緒に山盛りハヤシライスをリャザンの前にドカンと置いた。
「ん? なんか言ったか?」
- 170 :一号:2010/05/18(火) 23:17:53 ID:LFPKEqg.0
- >>166
「仕事量が多い状態を大変というのであれば大変であると一号は回答させていただきます。
ですが、」
一拍置いて、
「そんな状況こそが一号にとっていい状態であると判断できます」
>>167
「お褒めいただきありがとうございます」
スカートの裾をつまんで一礼。
「……ですが、あまり珍しいものでもないのでは、と一号は疑問しますが」
>>168
「正直一号的にも不可解ではありますが店長様の人徳ではないかと一号は判断しています。――取材用です」
無表情で言い切りよった。
「本当のところは店長様の嫁である黒瑪瑙様が偉大なのだと一号は理解しています」
口調のことについては触れない。
わかっているんだろうか。
>>169
淡々と資料を整理する。
「出来たお父様であると一号は判断します」
並べ替えた写真を横に置き、肉々しい図を見せないようにひっくり返して、
「この方たちがやったことは倫理的に見れば間違っており、しかし研究者としては正しいのでしょう。
そもそも正誤など個人によりけりでしょうと一号は以前判断したことがございます。
そして一号は人に対して公平でありたいと思います。故に、一号はこの方たちを否定いたしません。
ですが、」
断りを置き、
「否定はしません。ですが、認めることはするまいと一号は自己を認識します。
……さて、整理が終わりましたが、と一号は指示を待ちます」
- 171 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/18(火) 23:21:52 ID:WVrfsEdY0
- >>167
「あう〜…その、げんきだしてなの〜!」
【にっこりと見えない人に向けて微笑んだ】
>>168
「あ、『そう』のことなんだなの〜!
えっとなの…」
【しばらく考えた後…口を開く】
「いまはあんまりみてないなの〜」
>>169
「あうあう、だいじょぶしんぱいしないでなの〜」
【手を振りながら。カップめんに手順どおりにお湯を注いでいく】
「さんぷん?…」
【砂時計をひっくり返してじっと見始める】
>>170
「あう〜。そうなんだなの〜。
いいなの〜」
【ニコニコ】
「『いちごう』たいへんなほうがうれしいなの〜?」
- 172 :メロディ&ノイズィ:2010/05/18(火) 23:24:09 ID:ZOM.z7ps0
- >>168
『私は騒霊、ポルターガイストよ。
見えると言う事はあなた、他の霊も見えている?』
ほらあそこの、とか何とか言いながらAGカフェ心霊鑑定。
>>169
「ノイズィがね、こちらからも殴れないからお互い様よ。って」
女性霊はクロスにビンタしようとしていた。
当然触ることはできず、すいっとクロスの頭部をすり抜ける。
ひんやりした空気が、頭部を襲ったかもしれない。
>>170
「あたしにとっては十分珍しいんだよ、最近この街に流れ着いたから!」
けらけら笑いながら、カプチーノを呑み干した。
>>171
「ね、ノイズィ! 元気出して!」
『……帰るわ』
「ああ、待ってよー! っとこれ、お代ねマスター!」
ふらりと店の外に出た霊を追い、カウンターにコインを置いて店を出た。
- 173 :リャザン:2010/05/18(火) 23:29:23 ID:fKMiAOfo0
- >>169
「いえ、特に?」
ハヤシライスの山にスプーンを入れた。
「さっきから幽霊とか…何の話ですか?
もしかして…また?」
目の前に居る幽霊=ノイズィを見る。
>>170
「取材用って…しっかりしてるじゃん」
ハヤシライスを口に運ぶ。
「ああ、既婚なのか、あの人」
>>171
「そうかぁ…。
まったく何やってんだろうなあのスピード狂は」
ため息をついた。
>>172
「あちゃ…やっぱり幽霊だったか」
また間違えた、と頭を叩く。
「え?あれも幽霊?」
指を指されたほうを見て戸惑う。
どうやらこの男、心霊現象は「見えすぎて気づかないタイプ」のようだ。
- 174 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/05/18(火) 23:31:24 ID:HnkBBDEo0
- >>170
「ハハッ、よく出来たメカメイドだ。
これで幼女型なら間違いなく俺の第二夫人として迎えたいとこだが……
……っと、整理できたか。さんきゅー!」
トントンと年代別に並んだ写真を揃え、順番に見ていく。
ふと、その手が止まった。
「……」
クロスが手にしている一枚の写真。
そこには紅い髪の毛を持ち、頭から角を生やした女性が写っていた。
種族は鬼だろうか。
写真の束の中には、その女性が実験体となり壊れてゆく様が記録されている。
クロスの持っている写真は、彼女が壊れる前の姿であろう。
写真の裏にはかすれたシャーペンの文字で、「紅伽」と書いてあった。
「……一号、そこの戸棚に写真用のフレームがある。出してくれないか?」
>>171
「その砂が全部落ちれば三分だ。ちゃんと待つんだぞ」
ディスの目の前では紅く着色された砂がサラサラと落ちてゆく。
>>172
「でもこいつら呪うじゃん。っていうか冷たッ!?」
クロスの顔が青ざめる。
「ねぇいま触ったでしょ! ねぇ、触ったでしょ!!
ああもう、店に来るのは構わないけど、俺に構わんといて!
もう幽霊は嫌やねん!!」
クロスにとって「殴れない=恐怖」らしい。
>>173
「こいつが幽霊つれてきたみたいでさー」
臆面なくメロディを指差すクロス。
人を指差すと失礼とか、そんなの考えない性格らしい。
「俺、幽霊とかそういうの苦手なんだよなぁ。
殴れないし、壊れないし。
つーか、お前は幽霊とか平気なん?」
- 175 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/18(火) 23:36:35 ID:WVrfsEdY0
- >>172
「あう〜。げんきでまたねなの〜!」
【微笑んで手を振った】
>>173
「あうあう…なにやってるのかなの…」
【首をかしげて言う】
「…う〜ん…」
>>174
「あう〜。さんぷんなの〜」
【じっと見ながら微笑む】
「…」
【じーっと見続ける。一瞬さみしげにも見えたような】
- 176 :一号:2010/05/18(火) 23:39:24 ID:LFPKEqg.0
- >>171
「Ja. 仕事が多いということは一号の存在意義を満たせるということでもあり、幸いなことだと一号は判断しています」
簡潔に答えて、
「砂時計を見つめても早く落ちることはございませんよ」
>>172
「おやおや最近ですか。是非楽しんでいただきたいと一号は思います」
ありがとうございました、と見送る。
>>173
「店の売り上げに貢献することは店員としての義務かと思いましたので」
いつのまに用意したのか、水の注がれたコップを置いて、
「驚くべきことに既婚者です、と一号は解説します」
>>174
「Ja. 有難いことだと判断できます。脳内記憶野に今の言葉を保存しました」
と、クロスの手の内にある写真を見て、
「……」
頷く。
己の子機とも言える”クラゲっぽいメカ”ではなく、自ら取りに行き、
「こちらにご用意いたしました、と一号は仕事をします」
- 177 :リャザン:2010/05/18(火) 23:45:09 ID:fKMiAOfo0
- >>174
「へぇ、やっぱり」
幽霊には特に驚かない。
「平気というか…見えすぎて気づかないんですよ。
こんな街に居る関係上、血だらけの幽霊とか見ても、
『ああ、何か騒動だな』としか思ったことないし」
結構肝が据わっているらしい。
>>175
「最後に会った時はなんか思いつめてたしなぁ
光速の男って名乗るのをやめちゃったり」
>>176
「そりゃそうですね。あ、どうも」
水を受けとる。
「まぁ、このハヤシライスは美味いよ」
そういうことは店長に言うべきでないのか。
- 178 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/05/18(火) 23:49:38 ID:HnkBBDEo0
- >>175
さみしさ、というのを感じても、クロスは何も言わない。
それは、自分が口を出すような問題ではないから。
「……そろそろ三分じゃね?」
そのさみしさを紛らわすように、クロスは言った。
>>176
「ははっ、忘れてくれ。戯言だ」
苦笑いしながらもクロスはフレームを受け取る。
「……ありがとう、一号」
丁寧な手つきでフレームを受け取る。
そのフレームに写真を入れて席を立つ。
カウンターの内側
そこにある父親と自分の写真。
その隣に、鬼の女性の写真を置いた。
カウンターの外からでも、それらはギリギリ見えるかも、しれない。
「やれやれ、どうも『家族』っていうのには不慣れで困る。
普通、こういうのは一枚の写真に集合して撮るもんなんだけどなぁ」
少し残念そうに、しかし笑いながらクロスは頭を掻いた。
>>177
「うへぇ。お前の度胸のデカさは惑星級か?」
間違いなく心臓に毛が生えてるタイプだなと続ける。
「っと、いつまでも『お前』じゃやりにくいな。
名前教えてくれよ。俺はクロス。
銃寺森クロスだ」
- 179 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/18(火) 23:56:59 ID:WVrfsEdY0
- >>176
「そうなの…いいなの〜。」
【ため息をついて言う】
「そうかなの〜。でもみてたらたのしいの〜」
>>177
「あう〜?どうしてそんなことになったのかなの?
…う〜ん…」
【首をかしげて言う】
>>178
「…あう?
もうなの?」
【丁度砂時計が最後まで落ち切った後であった】
「あ、そうなの。あうあう、いただきますなの〜」
【ペリペリ、とカップラーメンをはがす】
- 180 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/19(水) 00:00:51 ID:WVrfsEdY0
- //あうあう、上からの命令で寝なきゃいけない
//悪いがここで落ちる!!
- 181 :一号:2010/05/19(水) 00:02:03 ID:LFPKEqg.0
- >>177
「それは店長様に、と一号は判断します。
そして是非広めてくださいませ、と一号は強請ってみます」
※ゆすって、ではない
>>178
「”○○は俺の嫁”というのはある種の高ランクほめ言葉と聞き及んでおりますが」
どこから仕入れてきた知識なんだろうか。
「Ja. お褒めの言葉が多く、一号、少々舞いあがっております。
賞賛の言葉は控えめにするのがよろしいかと、と一号は助言してみます」
舞いあがっている、という割に表情はいつものように無機質なほどの無表情だ。
声もブレがない。
「家族ですか、と一号は確認してみます」
>>179
ディスの剥したカップラーメンのふたを拾い、丸め、ゴミ箱に投げいれながら、
「楽しいという感情は一号には理解が出来ませんが。
しかし、気晴らしにはなるのでしょうか、と一号は疑問します」
- 182 :リャザン:2010/05/19(水) 00:09:03 ID:fKMiAOfo0
- >>178
「それはもうアフロのように」
鋼よりも丈夫かもしれない。
「僕はリャザンです。やはりあなたがクロスさんですか。
突然ですが、この店は沢ちゃん…沢桐創に教えてもらったんです。
最近沢ちゃん見てませんかね、家にも居ないんですよ」
>>179
「誰かに『光速』で負けたらしいよ」
まったく馬鹿みたいだ、と呟いた。
//おつのしー
>>181
「ここも友人に教わったんですよ。
沢ちゃ…沢桐創って人に」
何時の間にかハヤシライスを食べ終わり、
皿をカウンターの脇において水を啜っていた。
- 183 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/05/19(水) 00:17:44 ID:HnkBBDEo0
- >>180
//おおう、おやすみー
>>181
「無機質な声で言われてもなぁ」
やれやれと息を吐く。
「いや、俺一応人間なんだけどさ。家族ってモンがよくわからんのよ。
父親しかいなかったしな。
だから、家族って本来どういうものかと思って……
……まぁ、一号にはわからん話かな。すまん」
>>182
「……ブッ」
噴出した。
「沢ちゃん……沢ちゃんて……アイツ、沢ちゃんて呼ばれてんのかよ……」
こらえてる。
「で、その沢ちゃんが……ちゃん付け似合わねぇwww
アイツが最近見て無いって、どういうことだ?
また仕事サボってんのかね」
- 184 :一号:2010/05/19(水) 00:25:24 ID:LFPKEqg.0
- >>180
//すみぬおつー
>>182
「沢桐様ですか、」
記憶を漁り、
「光速と名乗っておられた方かと一号は判断します。
……おかわりは必要でしょうか」
冷水の入ったピッチャーを取り出して尋ねる。
>>183
「Ja. 確かに分からず想像も出来ませんが、」
区切り、
「黒瑪瑙様は”家族”ではないのでしょうか、と一号は録音しながら疑問します」
さらっと何か言った。
- 185 :リャザン:2010/05/19(水) 00:29:15 ID:fKMiAOfo0
- >>183
「あ、沢ちゃんって呼んでるのは僕だけですよ?
同僚は沢桐、創、スピード狂、歩くスピード違反、光速馬鹿、サボり魔とか自由に呼んでます」
半分以上が悪口に近かった。
「仕事サボってても家には居るし、居なくても電話には出るんですがね。
最近は電話も通じないし家にも居ないみたいで」
「早く見つけて連行しないと、あいつ始末されるかも知れないので」
>>184
「ああ、そいつ。
光速って名乗るのはやめたみたいだけど。
あ、ください」
と、コップを差し出して言った。
- 186 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/05/19(水) 00:31:38 ID:HnkBBDEo0
- >>184
「アイツは……ああ、家族だな。
だから、わくわくしてる。これからどんな家族になるんだろう、って」
ニカリと、男は笑った。
「って、ちょっと待て録音ってなんだオイ」
>>185
「始末ゥ!? 物騒な話だなオイ。
っていうか、あのスピードジャンキーはどんな仕事してるんだ?
話聞いてるとブラック企業にしか聞こえないぞ」
なんだなんだとリャザンの隣に座るクロス。
- 187 :一号:2010/05/19(水) 00:34:46 ID:LFPKEqg.0
- >>185
……おや。
「名乗るのを、やめられたとは、――また、何故なのでしょうか」
そっと冷水を注ぐ。
半分を超えたあたりで止め、
「本気であったようでしたが、と一号は記憶していますが」
>>186
「録音は録音です、と一号は多少の蔑みを込めてお伝えします」
頷き、
「――――無論黒瑪瑙様に今の発言をお聞かせするだけですが」
- 188 :リャザン:2010/05/19(水) 00:40:46 ID:fKMiAOfo0
- >>186
「あれ?聞いて無いですか?
ある研究機関で、実験体の脱走、反乱等を防止する…役割兼…実験体、ですが」
ためらうように詰まりながら言った。
>>187
「詳しいことは知りませんが、速さで負けたそうです」
注がれた冷水を一気に飲み干した。
「本気なのは知ってたけどね…ショックだったんだろうな」
- 189 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/05/19(水) 00:46:10 ID:HnkBBDEo0
- >>187
「さっきの発言も録音してるなら今すぐ消せ早く!」
ちょっと必死気味。
「早くも家庭崩壊の危機だ!」
>>188
それを聞いた、クロスの目つきが変わった。
「……実験体?」
ピリッと、空気が弾ける。
「そりゃつまり……俺の、敵か?」
- 190 :一号:2010/05/19(水) 00:49:46 ID:LFPKEqg.0
- >>188
「敗北なされたのですか、と一号は理解します」
わんこそばのごとくもう一度注ぎ、
「ならば何れまた目指すものかと、と一号は結論します。
人は根性ある生き物です」
>>189
「Ja. では消去しておきます」
軽く目を閉じて、直ぐに開き、
「嫁発言のみ削除しておきました、と一号は報告します。
……家族ネタは問題ないかと判断しましたので」
- 191 :リャザン:2010/05/19(水) 00:55:49 ID:fKMiAOfo0
- >>189
「…何の話ですか?」
リャザンはクロスの経歴を知らない。
敵と言われた意味はわからないだろう。
「知らなかったなら、話さない方がよかったかも知れないですね。
あまり良心的な組織では無いですから」
淡々と呟いた。
>>190
「沢桐なら、また目指すと思うよ」
注がれたそれを再び一気に飲み干すと、
「いや、もう結構です」
- 192 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/05/19(水) 01:02:03 ID:HnkBBDEo0
- >>190
「それもなんか、気恥ずかしいから削除で」
ポリポリと頬を掻き、目を逸らすクロス。
「っと、ちょっと客人が厄介な奴だったみてぇだ」
>>191
「いいや、知ってるよ。よく知ってるさ」
クロスにとっては重要な問題なのだろう。
まるでムキになったかのようにリャザンの前に立つ。
「研究所……どんなことをしているのか、よく知っている。
俺はそこの、実験体だったからな」
処刑人計画。
10体の実験体のうちの唯一の生き残りにして失敗作。
元研究員・裏切り者の銃寺森ヒシギが育てた邪気眼使い。
それが、銃寺森クロスだ。
知っている者もいるし、今となっては知らない者の方が多いかもしれない。
「良心的でない? 随分とオブラートに包んだ言い方じゃねぇか。
ハッキリ言えよ。良心的じゃないなんて、生易しい言い方じゃなくて、ハッキリと、
――人道的でない、ってな」
- 193 :一号:2010/05/19(水) 01:05:33 ID:LFPKEqg.0
- >>191
注ごうとしていた手を止め、
「……こういうのは繰り返すのが面白いと一号は学んでおります。
無論人の意志を尊重させていただきますが」
ちょっと不満そうだ。
>>192
「気恥ずかしいのは本心であるからと一号は判断します。
消去しておきますので、――いつか、お話しになられてください」
クロスの前に冷水を注いだコップを置き、ピッチャーも置いて、
「どうぞ、冷たいのでヒートアップも抑えられるかと、と一号は期待しています」
二人に一礼。
そのまま「Staff only」と書かれた扉の向こうへ消えていった。
今日は泊まらせてもらうつもりらしい。
//こっちはおつるのですー
//絡み有難うございましたっ
- 194 :リャザン:2010/05/19(水) 01:13:28 ID:fKMiAOfo0
- >>192
「僕は研究員じゃないんで、研究の内容は一端しか知りません。
だからそんな言い方しか出来ませんよ。否定も出来ませんが。
沢ちゃんはあまり納得してなかったみたいですね」
表情を変えず、クロスに向き合う。
「実験体…ですか。
それを僕に言っていいんですか?」
>>193
「面白い…ってどういう判断基準?」
扉に消える一号を見送りながら呟いた。
- 195 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/05/19(水) 01:20:53 ID:HnkBBDEo0
- >>193
「最後まですまんな、一号。
って、泊まるんかい! 部屋は空いてるの使えよー。
あ、俺の部屋には入るなよな! 汚いから!」
わーわー言いながらも一号を見送った。
>>194
「ああ、構わない。
逃げるつもりも隠れるつもりもねぇからな」
クロスは余裕を持った笑みを携え、また椅子に座る。
「今まで何度も俺のところに研究所の奴らが来た。
全員、片っ端からブン殴って追い返したよ。
今までそうしてきたし、これからもそうするつもりだ」
それはまるで、自分の存在を世界に示すかのように。
「お前も、いつでもここに来るといい。
だが、お前が客としてくるか、研究所に属する一人として来るかで対応は変えさせて貰うぜ。
俺は、ここにいる。ここが俺の居場所だ」
ダシダシと床を踏み鳴らすクロス。
少しイラついているようだ。
「俺からは何もするつもりはねぇ。
俺の周りに迷惑がかからねぇんならな。
ただ、やっぱり、」
少し拗ねたように、クロスは言った。
「研究所にいる奴らは、気に喰わねぇんだよ」
- 196 :リャザン:2010/05/19(水) 01:32:32 ID:fKMiAOfo0
- >>195
「そうですか。
それなら、研究所からの指令が無い限りは、
客として来れそうです」
ハヤシライスの皿とコップをカウンターの真ん中に置くと、立ち上がる。
「ただ、沢ちゃんはどうだか知りませんが、
僕は覚悟は出来ているつもりです」
カウンターに料金を置いて、クロスに背を向ける。
「僕にも事情があってこの仕事をしているので、研究所には逆らえません。
ハヤシライス、美味しかったです、ご馳走様。
あと、沢ちゃんを見かけたら宜しく」
そう言って、店を出て行った。
- 197 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/05/19(水) 01:40:40 ID:HnkBBDEo0
- >>196
「おう、また来いよ。
美味いモン食わせてやんよ」
手を軽く相手を見送り、
そして、一号が置いていった水を一気に飲んだ。
「あー、くそ、熱くなりすぎたか」
わかっている。
人には人の事情がある。
研究所に所属している人間全員に、悪意があるわけではない。
それは自分の父親を見てもわかるハズだ。
なのにやはり……自分は許しきれていない。
「やれやれ、善人になるというのは大変だな」
これからどう沢桐と付き合っていくか、ということを考えながら、クロスは店のテーブルにつっぷし、
「…………」
寝てしまった・
- 198 :甲:2010/05/20(木) 00:33:08 ID:qX/lgjDU0
- 『良いかァ甲、お前にゃあ人には真似出来ねぇ"力"が宿ってる』
「……」
【深夜――公園】
街灯の灯りの中、独り
ぼんやりとベンチに座る
『だがなぁ、そりゃあよ…人より大変な道を行かなきゃならん事の印でもあるんだ』
思い起こすのは昔の記憶
『でもそりゃあ当然なんだ、だってよ、お前はその"力"で人の何倍も色んな事が出来んだからな』
「……だから」
『だから』
「俺は、その人以上の"力"を持って」
『お前はな、その人以上に授かった"力"でよ』
「誰よりも」
『誰よりも―――優しく在れ』
「優しくなる事が、出来る……か」
温かい風が一陣、吹き抜ける
顔を上げて時計を見ると、時刻は0:00を回っていた
「……日付変わるまで呆けていたってか…やれやれ」
昼過ぎに見た光景が脳裏を過ぎる
あれは闘争の跡では無い
"力"有る者が"力"無い者を淘汰した有様だった
《弱肉強食》
時折、この都市が覗かせる表情のひとつである
"力"無き者が"力"有る者の糧となる事を由とする風潮
それが数ある都市の一面であるならば、
それもまたひとつの節理だと割り切る事も、この都市に生きるルールと言えるのかも知れない
「………頭いてー」
けれどこの男は面倒臭いことに
その風潮を目の当たりにする度に糧となった命に思いを馳せる
知らず散った命に思いを馳せる
「……」
命の重さを考える
救えた命
救えなかった命
救いようの無い命
命、命、命
「分かってんよ、ジジイ……あぁ、これが人より大変な道って訳だろ」
そして考えはいつも、同じ結論で締められた
「命の取捨選択なんざ俺には無理、救えるモンは何だって救う」
残酷な世界に在って
それをそのまま飲み下さない
それこそが男の持つ"力"の向ける先
「トコトン…キレイごとを貫き通してやらぁ」
そしてその力の限り優しく在ろうと、強く思うのである
「後悔終わり!」
- 199 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/20(木) 00:45:51 ID:hHYjNBOM0
- 「……」
夜の静けさは心にしみる、昔を思い出す
ビルの光が星の光をかき消してしまう、見上げても明るいままだ
時間の端に置いていかれている様な気持ち、否、実際そうなのだろう
「…まだここに来て…1ヶ月経ったかたた無いかだからな…」
まるであの掻き消えそうな星から落とされた気分だ
- 200 :兄妹:2010/05/20(木) 20:41:19 ID:ZOM.z7ps0
- 公園のベンチ。
「うぅう゛ぇええええええー……」
「泣かないでよぅ、ほら。しょうがなかったんだよ想定外のことだったんだよ、ね?」
「だって……だってぇええ……もう、もう死んでお詫びずるじかぁあああ……」
「未烏は死ねないからね? ね? とりあえず落ち着こう?」
無表情キャラが定着してきた喪服の妹が大泣きしていて、
マジキチキャラが定着してきた兄が必死に妹を宥めていた。
どうしてこうなった。
- 201 :銀髪の女性 ◆X7kkkkkkkk:2010/05/20(木) 23:20:13 ID:PMt0ERXQ0
- ビルの縁に設えられた桟に腰掛けて、彼女は空を見上げていた。
傍らに、自販機で買った不味い上に大して好きじゃないコーヒーを置き、
ちょっと悩んだ、少し気難しい顔で空の真ん中に坐した月を、眺めていた。
「どうっすっかな…………ほんと。
あいつの趣向わかんねーし………………」
もう、上着がいらない蒸し暑い時期。
ぱたぱたと、駅前で配ってそうな団扇で自分を扇ぎながら呟く。
- 202 :ロザリア・ロートシルト:2010/05/21(金) 00:20:17 ID:rSRBD9/U0
-
会社帰りであろうか、会社員らしき女性が
気を失って倒れている。
その首筋には、二本の犬歯が突きたてられていて。
「……ふぅ……そろそろ、大丈夫かしらねぇ。」
十分『味』を楽しんだのだろう。
倒れた女性に覆いかぶさっていた人影が立ち上がり、
口元から垂れる血液をローブのすそで拭う。
この前までヒビだらけだった彼女の肌は潤いが戻り始めていた。
- 203 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/22(土) 00:46:27 ID:WVrfsEdY0
- 「うう…はぁ」
【ため息をついて一人の少女がベンチに着いた】
「…さみしいなの…」
【落ち込んでいる顔に見える】
「くー…あうあう…またなの〜」
【頭を軽く叩いて首を振った】
- 204 :カノン・カペルマイスター/竜型:2010/05/23(日) 21:55:32 ID:n6C7Zndo0
- ごうん、と重い音がした。
夜の異能都市、雨の降る中、彼は空を割り進む。
「――――」
時折鈴の鳴るような音を立て、光翼を振り、
「――」
ゆるやかにゆるやかに、飛沫を散らすように行く。
- 205 :浅片仁樹:2010/05/23(日) 22:21:12 ID:b36ML/D.0
- >>204
「いや目立ちすぎだろ…」
雨の都市を散策中
響く音色に顔を上げ、呆れたように呟く
- 206 :カノン・カペルマイスター/竜型:2010/05/23(日) 22:23:22 ID:n6C7Zndo0
- >>205
上空。
竜が悠々ととぐろを巻いた。
「――」
呟きが聞こえたか、
「――――いーんだよ別に。最早俺最近風景扱いだしな」
声が降ってきた。
- 207 :浅片仁樹:2010/05/23(日) 22:30:12 ID:b36ML/D.0
- >>206
「風景写真にお邪魔したりしてなw」
そして地獄耳め、と苦笑い。
「ていうか首痛っ。ちょっと待ってろ」
そういうと同時。まるで透明な階段を昇るように
悠々と空を蹴り進む
「やっぱり雨だと調子がイイなー、何事も」
- 208 :カノン・カペルマイスター/竜型:2010/05/23(日) 22:36:25 ID:n6C7Zndo0
- >>207
「噂によるとどうも俺のいる風景とかいう写真集が出てるとかなんとか。
ついに俺も商業デビューだな」
※多分うそです
「地獄耳なのは仕方ねえよ、俺の特性みたいなもんだ」
かか、と高笑い。
上がってきた仁樹に顔を向け、
「……そういやお前、水使いだったよな。レアだなレア!
とりあえず言うけど、乗ってもいいのよ」
爪で額を叩いて示す。
- 209 :浅片仁樹:2010/05/23(日) 22:43:15 ID:b36ML/D.0
- >>208
「需要は一体何処に…」
金属マニアとか食いついたりするんだろうか
「水使ってレアかー?
一応四大にも五大にも入ってるし、マイナーではないはずなんだけど…」
氷の方がカッコいいからか…とちょっと落ち込んでみたりして
「あ、マジ?じゃあちょっとお邪魔して…」
額の部分に座り込み
「……あら絶景」
- 210 :カノン・カペルマイスター/竜型:2010/05/23(日) 22:46:54 ID:n6C7Zndo0
- >>209
「おいおいおいお前、そこはかっこいい竜好きとか俺ファンとかの需要があるだろ?
後は変なもの――――自分で言って悲しくなってきたから止めるな」
「正直水ってあんまり聞かねえよな、と俺は思うんだぜ。ぜ。
やっぱ地味だから恥ずかしいんかね」
代わりに風や炎はよく聞くなあ、と呟く。
「絶景だろー、いいだろー」
カノンの頭上。
額の上からは、雨に濡れる異能都市の夜景がよく見えた。
「こういう日もまたおもしろくていいよな」
- 211 :浅片仁樹:2010/05/23(日) 22:57:38 ID:b36ML/D.0
- >>210
「かっこいい竜好き…」
たしかにまあ、ビジュアル的にはかなりかっこいいんだが
…自分でいうのはどうかと、と思ったがまあ止めになったしいいか
「そうだなー、知り合いにもあんまり…
……おい本人の前で地味とか言うな」
此処に来てから、なんか地味と言われることが増えた気が…
「……元からか」
なんという自己完結
「おお、本当に」
金属に跳ね返る水の音も、湿った匂いも
全てが心地良い
「そういやさ。こないだ…結構前になるけど、《箱庭》でお前に似た感じの奴見たんだけど」
どこが、というよりも…雰囲気全体が。
「心当たりとかある?」
- 212 :カノン・カペルマイスター/竜型:2010/05/23(日) 23:04:54 ID:n6C7Zndo0
- >>211
「生活密着型というか、ある種すげえ便利だとは思うんだがなあ」
水属性の技ってどんなものがあるだろうか。
考え、
「……う、ウォーターカッターとか出来たら半端ねえな?!」
雨を受けるように鼻先を空へ軽く傾け、制止。
滑りそうなものだが、何か細工をしているのか滑らない。
「うむ、いい感じだ」
「んー」
こつこつと爪を打ち合わせて、
「最近よく、俺に似てる奴がいるーってのは聞くんだけどな。
正直言って、知らねえんだよな……心当たりはねえし。ただのそっくりさんだと思うが」
嘘はついてないぜ、と付け足して、
「……ああ、そういや誰かに聞こうと思ってたんだが。
お前さ、何かこう、脳裏に見たことあるような光景がよぎることってあるか?」
- 213 :浅片仁樹:2010/05/23(日) 23:14:34 ID:b36ML/D.0
- >>212
「飲み水確保とかな」
乾燥地帯に飛ばされても生き残れるよ!やったね!
「ま、本当に攻撃特化じゃそうなるよな…」
部分的にぶっ飛ばすとかヤバイだろ
「そっくりさん、ね」
そりゃあ、こいつの生い立ちからして家族とかは考えにくいし
となるとただの他人の空似か
「似てたんだけどなー…」
「脳裏に?デジャブって奴か?」
少し考え
「既視感みたいなのを覚えたりすることはたまにあるけど」
「それがどうかしたのか?」
- 214 :カノン・カペルマイスター/竜型:2010/05/23(日) 23:23:25 ID:n6C7Zndo0
- >>213
「ああ、水を生み出せるなら最強だなソレ……」
……まあ、もともと水が要らない生き物なら問題ないけど。俺とか。
思考がずれた。
「攻撃に特化しないんだったらそれこそみずてっぽうとかになっちまうよなあ。
つーかアレなんでいわやらじめんやらに効くわけ?ホント謎なんだけど」
「似てたって言われても、ホントに俺は――」
ざざっ。
一瞬、カノンの声にノイズのようなものが混ざった。
「――知らねえんだって」
しかし気にせず…否、気付かず喋り、
「ひょっとしたら俺のファンかもしれねえよ?まさにコスプレ……!!」
「そうそうそれそれそんな感じ。ふむ、」
顎に手を当てるように爪を鼻先にあて、
「いやま、この間こう、ちらっと思い出したようなそうじゃないようなって感じのイメージがよぎってな。
何なんだろうと思って思い出せねえんだが、たまにあるんだったら俺のもそんなのかもしれねえな」
- 215 :浅片仁樹:2010/05/23(日) 23:32:59 ID:b36ML/D.0
- >>214
「問題はそんなところに行く予定がないことだけだな」
「せめてハイドロポンプにしてくれよ…
どろだんごをぐちゃぐちゃにするイメージなんじゃね?」
「知らないなら……っと、どうしたカノン今…」
雑音。雨音にかき消されそうになったが、間違いなく聞こえた
「ノイズ走ったぞ」
「思い出したってなんだそれ」
まあ、本人もよくわかってないみたいだが
「そういうのって重要なことだったりするんじゃねーの?」
- 216 :カノン・カペルマイスター/竜型:2010/05/23(日) 23:41:13 ID:n6C7Zndo0
- >>215
「考古学者だったらお前意外と幸せだったんじゃね?砂の中の遺跡とか結構あるしな」
ただまあ、水以外も必要になるからあんまり話にならないというか、
「お前の場合嫁もつれていかなあかんだろうしなー。……嫁元気?」
「ノイズ?」
首を傾げようとして仁樹が乗っていたのでやめて、
「おいおい、俺のこの美声にノイズなんて走るわけないだろ?
気のせいだろ気のせい」
冗談だと思ったのか笑い飛ばす。
「いーや間違いなくどうでもいいことだな。重要なことだったら俺お前に全力で土下座だけど。
重要だったら忘れねえし、どうでもいいことが気になって仕方ないこともあるしな!!」
言い、
「―――さて」
しゃん、と光翼を振り、身を伸ばす。
低速で前へ進み、
「どうせだからどっか降りたいところで下ろしてやるよ。どこがいい?」
- 217 :浅片仁樹:2010/05/23(日) 23:48:29 ID:b36ML/D.0
- >>216
「考古学かー…」
過去のことに興味はねえ、とか言えたら格好いいんだけど
「ま、覚えるの苦手だし」
駄目駄目だった
「いやいや…嫁じゃねえし」
照
「元気でやってんじゃないかなー、お互い…つか主に俺が忙しくてあんま会えてないけど」
「おお、ノイズ」
「うわあ」
自分で言ったよこいつ。というか
「いやマジでだって…聞いてねえし」
「お前がそう思うんならいいんだけど」
心配性の気があるのは自覚しているし
「おう、じゃあそこのビルの上で」
目についたビルを指さして
- 218 :カノン・カペルマイスター/竜型:2010/05/23(日) 23:57:41 ID:n6C7Zndo0
- >>217
「問題そこかよ!?……まあ、職は探しておいていいんじゃねえかね」
ニートはまずいだろニートは。
「えっ嫁じゃないの……!?嫁に聞かせるぞお前照れるなよ!」
仁樹をかるーく爪でつつき、
「忙しいならある意味仕方ねえけど、お前たまには会った方がいいって!
例えば能力者の嫁なら連絡取らない間に暴走状態で大変なことになったとかいう話をよく聞くしな!」
「だいたい、俺のことは俺が一番よくわかってる(はず)なんだぜ?
ノイズなんて走ったりしたら一発でわかるだろ、俺」
やれやれ、とでも言いたげに高度を落とし、
「べ、別にお前が心配するのを止めるわけじゃないんだからね!勘違いするなよ!!」
地味にツンデレを気取りやがった。
指さされたビルの付近で、まずは滑るように静止。
次に頭を下ろして、屋上に顎をつけ、仁樹を下ろす。
「はいよー、俺様タクシー一丁上がりとなっ。
帰りはテキトーに気をつけろよ!」
頭を上げ、
「じゃあの!」
ゆっくりと上昇。
光翼を左右の空間に固定し、
「――――!!!」
一直線に天へ上っていった。
//ありがとうございましたっ!
- 219 :浅片仁樹:2010/05/24(月) 00:06:59 ID:b36ML/D.0
- >>218
「ばっかお前俺には拝み屋といいうとても立派とは言えない職業がだな…」
やっぱり駄目駄目だった
「まあ、おいおいな」
はぐらかし計画
「やめろよお前の爪いてえんだよ!」
「まーなあ…アイツの場合十分ありえるし」
不安定だったからなあ、と数年前を思い出し
「括弧内―――!!」
まあ、そのとおりだと思いつつも、心配…
「やっぱり心配しなくていいかな?いいよね?」
「おー、サンキュ。久しぶりに話せてよかったよ。」
屋上に降り立ち。カノンを見送る
「じゃあの!」
…なんだこれ。
//こちらこそありがとーございましたー!
- 220 :名も無き異能都市住民:2010/05/24(月) 00:23:34 ID:7jE6yumoO
- >>219
「宵闇の空の旅、楽しかったかしら?」
その言葉は何の前触れも無く、仁樹の耳元で紡がれた。
仁樹にとって聞き慣れた、そして久方振りに聞いた声だろう。
しかしその声は、まるで内臓を冷えた氷の手で撫で回されているかの様な錯覚を覚える不気味さを帯びていた。
- 221 :浅片仁樹:2010/05/24(月) 00:45:21 ID:b36ML/D.0
- >>220
「……あ?」
その一言で、理解する
俺のアホ
んで……
「お前も大慨、大阿呆だよなぁ…」
- 222 :名も無き異能都市住民:2010/05/24(月) 00:53:56 ID:7jE6yumoO
- >>221
「久し振りに会ったというのに、言う事はそれなの?
あなたも非道い人ねぇ……」
ふふ、という笑い声が聞こえる。
人を小馬鹿にした、冷えた笑い。
「だーれ――――」
白い手袋をした両手がゆらりと上がり
「だ!!」
仁樹の両目に覆い被さろうとする。
- 223 :浅片仁樹:2010/05/24(月) 01:00:37 ID:b36ML/D.0
- >>222
「久しぶりに会って、その笑い方する奴に言われたかねーよ」
反応はせず
両目、視界は奪われる
「お前がそんなんじゃ、こっちは少しも笑えない」
「何があった?ニナ」
- 224 :名も無き異能都市住民:2010/05/24(月) 01:08:22 ID:7jE6yumoO
- >>223
「なぁに? 何も無いわ
あなたの後ろにいるのは“いつも通り”の“昔と変わらない”ニナ・シュガリア……」
す、と仁樹の耳元に彼女の口が近付く。
一定のリズムで吐き出される吐息が仁樹の肌を撫でた。
「漸く会えたんだも……笑いなさいよ」
- 225 :浅片仁樹:2010/05/24(月) 01:19:15 ID:b36ML/D.0
- >>224
「笑えねえ」
ニナのいう『昔』が、いつのものか――それはもう関係ない
『昔』が積み重なって『今』があるならば――
「笑わせてみろよ。お前はその術を知ってるはずだろ」
- 226 :名も無き異能都市住民:2010/05/24(月) 01:27:10 ID:7jE6yumoO
- >>225
「あら残念」
仁樹の眼を覆っていた両手、その感触、その温もりが不意に無くなった。
開けた視界。目の前に彼女が居た。
月下に立つ彼女が纏うは純白のドレス。
「じゃあ――――」
片手が上がり、手の平が仁樹に向けられ
「笑いなさい」
琥珀に輝く蜜が放たれた。
零度の微笑みと共に。
- 227 :浅片仁樹:2010/05/24(月) 01:36:12 ID:b36ML/D.0
- >>226
純白のドレス
以前それを彼女が捨てなかった時点で、あるいは
「覚悟は出来ていた……の、かもな」
この時を迎える、覚悟が
蜜が放たれるとほぼ同時
彼の身覆うように、緑のオーラが現れる
「そうじゃない」
結果として、琥珀は彼に触れることなく
「それじゃない、だろ」
- 228 :名も無き異能都市住民:2010/05/24(月) 01:51:03 ID:7jE6yumoO
- >>227
障壁に弾かれ蜜は周囲に飛び散り、屋上の床に染み込んでいく。
「恋人からのアプローチを拒むなんて……冷たい人」
嘆息。そして微笑。
「なら何がお望み?」
- 229 :浅片仁樹:2010/05/24(月) 02:01:56 ID:b36ML/D.0
- >>228
「アプローチ方法としてどうなんだよ、それは
人の感情を何だと思ってやがる」
「俺の、望みは―――」
「“ニナ”に。俺が惚れた女に、戻って欲しい。それだけだ」
「ニナを返せよ、“メリト”」
- 230 :メリト:2010/05/24(月) 02:10:36 ID:7jE6yumoO
- >>229
メリト、その名を紡がれた瞬間彼女顔から表情が消える。
興味が失せたかの様な、淡泊な表情。
「あーら、バレてたのね……つまんない」
一歩、また一歩と彼女は仁樹に近付いていく。
「愛の力様々ねぇ
そうよ、私はメリト。会うのは二回目?かしら
でも私はずぅっとあなたを見てたわ。“私”の中からね」
「残念ながらあなたは一つ勘違いをしてる
“ニナ”はもう此処にいるわ……今、あなたの目の前に
“ニナ”は“メリト”であり、“メリト”は“ニナ”なのよ」
- 231 :浅片仁樹:2010/05/24(月) 02:18:49 ID:b36ML/D.0
- >>230
「ああ、二回目」
「二回目にもなれば…そりゃ気付くさ」
メリトの顔を睨むように見据えながら
「お前が、ニナ?“ニナ”が“メリト”だと?」
「……どういう、ことだ…」
思い浮かぶイメージを、悪い予感をふりきって尋ねる
- 232 :メリト:2010/05/24(月) 02:32:30 ID:7jE6yumoO
- >>231
「私は私……“メリト”も“ニナ”も私の一部なんだから」
「もう“あなたの知っているニナ・シュガリア”はいないの」
不気味に三日月型を成す口。
その手に握るのは薄い桜色の刀身を持つ両刃の短剣。
「――――残念でした」
躊躇いも無く、彼女はその手を突き出した。
- 233 :浅片仁樹:2010/05/24(月) 02:43:47 ID:b36ML/D.0
- >>232
“ニナ”はもういない
「嘘だろ……」
そのことに加え
今、目の前にいる女が
“どう見てもメリトにしか見えない”ことに
“彼女の面影が感じられない”ことに
「ふざけんな、そんなの信じねえ!」
動揺、鈍る反応
「っぐぁ……!」
短剣が、構えた腕に突き刺さる
- 234 :メリト:2010/05/24(月) 02:54:37 ID:7jE6yumoO
- >>233
「都合が悪い事には目を閉じて背ける……信じようとも受け入れようともしない。人間って愚かな生き物よね」
一本、二本とその手には短剣が握られ仁樹へと投擲される。
愛情など消え失せた、魔性の微笑みと共に。
「現実は非情……“愛の力”だとか“頑張れば何とかなる”という考えは何の意味も無いの
私はもう戻らない。生温い日常はもうウンザリなの……だから」
「さ よ な ら」
冷えた風を斬り、刃が仁樹に向かって飛ぶ。
- 235 :浅片仁樹:2010/05/24(月) 03:09:21 ID:b36ML/D.0
- >>234
「畜生―――畜生ッ!!」
避けられない。脚が動かない。
言い返すことすら出来ない
―――弱くなったな、俺は…
信じると。受け入れると。言うことが出来ない
手を差しのべることが出来ない
今の俺には―――
「ごめんな………メリト」
最後。“彼女”に謝罪をした後、刃の嵐が彼を襲い。
自らの血の海へ。体を投げ込む
- 236 :メリト:2010/05/24(月) 03:25:50 ID:7jE6yumoO
- >>235
「…………」
歩み寄り、鮮血の中に横たわる仁樹を見下ろす。
暫くの沈黙。風が彼女を撫でる。
彼女が何を考えているか、それは誰にも分からない。
「…………」
踵を返し、歩き出す彼女を包むかの様に藍色の粒子が漂い始めた。
次の瞬間その姿は消える。
静寂がその場を包み込んだ。
- 237 :アイリス/神羽荘204号室の住人:2010/05/24(月) 21:06:05 ID:kcGLK7QY0
- 【神羽荘 204号室】
普段着の格好で、メイドを従え降りてきた。
メイドの腕には純白の箱があり、その中身を察することは出来ない。
「さて、キョウコはいるかな?」
この神羽荘の管理人一家が住まう部屋へと赴く
- 238 :神羽鏡子/一階:2010/05/24(月) 21:12:44 ID:ZOM.z7ps0
- 「……っだーいっつまでもウジウジウジウジしてたら気ィ滅入って来たァー!!!
気分転換よ気分転換!!」
がらがらと勢いよくガラス戸を開けて深呼吸していると、
一見可憐な少女のような少年がやってきた。
「アイリス? どったの? 何その箱」
- 239 :アイリス/神羽荘204号室の住人:2010/05/24(月) 21:16:26 ID:kcGLK7QY0
- >>238
「御機嫌よう、キョウコ。随分と久しいね。」
アイリスは目を細め、キョウコを見つめた。
メイドに目配せし、白い箱を差し出す。
「少し話したいことがあってね。外では話しにくい話題なんだ。それで、お茶でも飲みながらどうかな?」
アイリスにしては切り出しが早い。
- 240 :神羽鏡子/一階:2010/05/24(月) 21:19:32 ID:ZOM.z7ps0
- >>239
「……?」
どうにもおかしい。
アイリスという人物は、時間の流れを楽しむようにゆっくりと流れるように会話する者ではなかったか。
「ん、まあいいや。丁度気分転換したいと思ってたし。
お願いするわ」
- 241 :アイリス/神羽荘204号室の住人:2010/05/24(月) 21:25:52 ID:kcGLK7QY0
- >>240
「そう、ありがとうキョウコ。」
アイリスは笑みを浮かべると、右腕を回し、自分の胸へ。
「ならば、僕の部屋で少し話そうか。気分転換になればいいのだけど、ね。」
そういうと、左手を差し出した。
キチキチと、コウモリの鳴き声が聴こえたような気がした。
- 242 :神羽鏡子/一階:2010/05/24(月) 21:30:39 ID:ZOM.z7ps0
- >>241
「ん、わかった」
軽く外出する時用のつっかけ(NOTミュール)を履いて、外に出る。
蝙蝠の鳴き声は耳に入ったが、吸血鬼なのだから傍に居たって変ではないだろうと判断して流した。
「何の話かしら? 家賃交渉は聞かないわよ」
魔女は毎月一回交渉しようとして門前払いを喰らいます。
- 243 :アイリス/神羽荘204号室の住人:2010/05/24(月) 21:43:33 ID:kcGLK7QY0
- >>242
「本当ならデートに誘いたいところなんだけどね。」
流石は魔女だ。
クスリと笑った。
「そうだね、今の家賃には何も不満はないよ。」
アイリスの部屋に続く階段をゆっくりと登っていき、あっという間に目の前にアイリスの部屋の前だ。
「話というのはね、いなくなった妹の件について。どうするか、キョウコに決めてもらおうかと思ってね。」
カチャ
アイリスが玄関を開けた音。
アイリスは、部屋に入らない。
此処から先は重い話になり気が滅入るだろう。
- 244 :神羽鏡子/一階:2010/05/24(月) 21:48:49 ID:ZOM.z7ps0
- >>243
「どうするか、って」
前に進み行く足が止まる。
一歩踏み出せば、手の先も見えなくなるくらいの暗闇に放り出される気がした。
リルがいなくなって、空が死んだ時と同じ感覚。
「――そりゃあ、決めるわよ」
それでも、踏み出した。
足踏みなどしていられない、世界が見えなくなったって前に進まねば。
あの子は帰ってこないだろう。
進んで、部屋に入った。
- 245 :アイリス/神羽荘204号室の住人:2010/05/24(月) 21:56:02 ID:kcGLK7QY0
- >>244
鏡子を部屋に迎え入れると、ドアを閉める。
鏡子を迎えたのは生活感の無い部屋。
室内には、テーブルとソファー、観葉植物しか無い。
「そこに座って。今すぐお茶を淹れさせよう。」
と言うと、アイリスは閉めていた窓を開いた。
メイドにの手により、ティラミスと紅茶が準備された。
- 246 :神羽鏡子/一階:2010/05/24(月) 22:01:32 ID:ZOM.z7ps0
- >>245
無言のまま座り込んでただ呼吸を続ける。
秒針がうるさい。うるさいのは鼓動だろうか。
どちらもうるさいことには変わりないからどうでもいいか。
紅茶にもティラミスにも手を着けず、ただじっと待っていた。
- 247 :アイリス/神羽荘204号室の住人:2010/05/24(月) 22:13:05 ID:kcGLK7QY0
- >>246
キョウコの向かいに座り、紅茶を一口飲む。
コウモリが数匹部屋の中に入ってきており、そのうちの一匹がアイリスの指先に留まる。
「それでね。キョウコ。単刀直入に言おう。僕は一人でもイメルの妹を探そうと思っているんだ。」
指先を噛み切り、自らの血をコウモリに飲ませると、黒だったコウモリの色が灰色に変わった。
それを繰り返す。
「今まで、夜間だけだけど、街の端でコウモリ達を待機させていてね。この都市の大きな道路沿いに待機させている。」
コウモリがパタリと倒れ、ぴくぴくと震えている。
「それでなんだけど、僕は探しものは得意な方では無くてね。他の面々に手伝って欲しいと思う。ただ、見知らぬ者より少しでも見知った者の方が良いのも道理。
協力してくれそうな面々を探して、彼女を探しださないかな?家族が一人戻ってくる可能性が出来るんだ。キョウコにとって悪い話じゃないはずだけど。」
- 248 :神羽鏡子:2010/05/24(月) 22:19:06 ID:QYyPcDfoO
- >>247
「……あぇ」
なんだか拍子が抜けてしまった。
数日間脱け殻のように過ごしていて、捜索がおろそかになっていたなあとか、
シェイカーたちも手伝ってくれてたよなあとか、
あのニートに定評のある魔女でさえ大掛かりな魔術を行使していたよなあとか。
いろいろぼうっと考えて、甲に言われた言葉を思い出す。
「…………、……うん」
一人で抱えるな、と。
- 249 :アイリス/神羽荘204号室の住人:2010/05/24(月) 22:29:07 ID:kcGLK7QY0
- >>248
ピクピクと震えていたコウモリは息を吹き返し、再び夜空へと舞っていく。
目の端に飛び立つコウモリを捉え、正面にはキョウコ。
キョウコの様子から、アイリスはまだ判断しかねていた。
8割方、答えは分かっているものの、少し虚ろな鏡子の様子を見つめ。
「キョウコから正式な答えが欲しいね。それだけで、変わる。」
- 250 :神羽鏡子:2010/05/24(月) 22:37:29 ID:QYyPcDfoO
- >>249
「この国の人って返答が曖昧なのよね」
はは、と笑って床に正座。
「てことで、この国でのモノの頼み方でお願いしてみるわ」
前に傾いて、指をつく。
親指、人差し指、中指。
背中は丸めずに伸ばしたまま。
「……お願い。あの子を探すのを、手伝って頂戴」
もし今の服装が白衣ではなく着物だったなら、確実にアイリスの部屋から浮くだろうなあとぼんやり考えながらも。
眼鏡のレンズの向こうの瞳は、まっすぐだった。
- 251 :アイリス/神羽荘204号室の住人:2010/05/24(月) 22:49:42 ID:kcGLK7QY0
- >>250
「美しい淑女<レディー>の頼みなら断わる理由が無いね。」
笑みを浮かべた後、アイリスは真剣な顔になる。
右手を心臓の部分に当て、
「フォン・ルズィフィールの名に於いて誓おう。――キョウコ、君と共にあの子助け出す、と」
誓いの最中、脳裏に浮かんだことは、暁の顔とシェイカーの顔。
話せば、協力してくれるだろう。
そして、呟き。
「――この邪眼を以て……」
……
「ああ、そうだキョウコ。君に渡しておかなければならないものがあったよ。」
メイドに目配せする。
メイドはコクリと頷き、“ご挨拶の品”を持ってきた。
- 252 :神羽鏡子:2010/05/24(月) 22:52:30 ID:QYyPcDfoO
- >>251
「ありがとう」
今はそれしか言えないけれど、それでも嬉しいからそう言った。
荷物を一緒に持ってくれることの嬉しさを、女はよくよく知っていた。
「……んー? なにそれ」
目が点。
- 253 :アイリス/神羽荘204号室の住人:2010/05/24(月) 22:58:36 ID:kcGLK7QY0
- >>252
「入居のご挨拶というものだよ。そういうものって“ご近所付き合い”に必要なものだと思ってね。」
中身は“○○産牛肉セットと天然野菜詰め合わせ”だよ、と補足する。
当たり外れの無いものはツマラナイ。
「皆で食べてくれると助かるよ。」
メイドが指を鳴らすと、食材の時が刻まれ始める。
- 254 :神羽鏡子:2010/05/24(月) 23:01:53 ID:QYyPcDfoO
- >>253
「……ぷ、あはははは! 超普通!
なんかすごいモノがくるかと思って身構えちゃった!」
緊張の糸がぷっつり切れた。
楽しそうに笑う。
「……ありがとね」
そしてもう一度礼を言って、箱を受け取った。
- 255 :アイリス/神羽荘204号室の住人:2010/05/24(月) 23:07:48 ID:kcGLK7QY0
- >>254
「この国の諺にもあったね、腹が減っても戦に行かず…だったかな。」
グニャリと空間が歪んだかと思えば、携帯電話を取り出す。
「ああ、そうだ。キョウコ、連絡先を教えてもらっても良いかな?」
- 256 :神羽鏡子:2010/05/24(月) 23:12:50 ID:QYyPcDfoO
- >>255
「惜しい。『腹が減っては戦はできぬ』ね」
けらけら笑いながら、こちらも携帯を取り出した。
赤外線通信オン。
「いいわよ、はい」
- 257 :アイリス/神羽荘204号室の住人:2010/05/24(月) 23:16:27 ID:kcGLK7QY0
- >>256
「そうか…“腹が減っても戦に行かず”だったら、お腹が膨れても行かないね。」
手馴れた様子で、携帯電話を操る。
赤外線受信オン
「確か…ここだったような気がする。」
- 258 :神羽鏡子:2010/05/24(月) 23:21:40 ID:QYyPcDfoO
- >>257
「腹いっぱいすぎても戦の支障になると思うのよねー……」
至極どうでもいい話をしながら、アドレスデータを送信した。
「よし。んじゃ、帰ろうかしらね」
- 259 :アイリス/神羽荘204号室の住人:2010/05/24(月) 23:24:18 ID:kcGLK7QY0
- >>258
「…それも、そうだね。下まで送るよ。」
立ち上がり、メイドに目配せ。
ゲストを送り出すまでがホストの仕事です。
- 260 :神羽鏡子:2010/05/24(月) 23:29:42 ID:QYyPcDfoO
- >>259
「階段下るだけなのに。ふふ」
なんだか慣れないなあとぼやきながらも、顔は楽しそうに笑う。
「ありがとね。また」
ひらりと手を振って、アイリスの部屋を出る。
階段を下りながらティラミス食いそびれた!と思い出して頭を抱えたそうな。
- 261 :アイリス/神羽荘204号室の住人:2010/05/24(月) 23:34:32 ID:kcGLK7QY0
- >>260
「また、連絡するよ。」
きっちりとキョウコを見送るアイリスとメイド。
鏡子が部屋からいなくなった後、アイリスは夜の街に消えていった。
- 262 :シェイカー=バジンハード:2010/05/24(月) 23:44:59 ID:gn7NJftQ0
- 【神羽荘―――の屋根の上】
「―――そぉろそろ…事がぁ…前に動きそうだぜぇ…?ヒィ〜ナちゃん」
『そのようですね』
「………どぉするぅ?」
『大佐の心のままに』
「うそぉ!?マジぃ!?じゃあじゃあ久し振りにぃ…今日は添いn」『凍えろ』
「―――ガクリ」
神羽荘の庭に、氷の彫像がゴトリと落ちたのでした
- 263 :シトリン・シックスティーン/”16”:2010/05/25(火) 21:38:21 ID:ZOM.z7ps0
- 「さぁて、今日も!」
赤いマントがはためいて、桜色の唇の端が吊り上がる。
満面の笑みを浮かべた少女は、ビルの屋上から一気に
「正義の味方、やりますかー!」
飛び降りた。
- 264 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/25(火) 21:42:08 ID:WVrfsEdY0
- 【ビルの下の方に公園がある】
「う〜…zzz」
【包帯を全身に巻いた少女がそこで寝ていた】
- 265 :リャザン:2010/05/25(火) 21:42:42 ID:fKMiAOfo0
- アフロの男がビルの下に立っていた。
何かが落ちてくるに感づいて、空を仰ぐ。
「…身投げかな」
- 266 :シトリン・シックスティーン/”16”:2010/05/25(火) 21:46:39 ID:ZOM.z7ps0
- >>264>>265
少女が万有引力に身を任せていたのはつかの間だった。
赤いマントがくいっと動き、ぴんと張り詰める。
その一連の動作を終えたころには、少女は中空に静止していた。
「困ってる人はいないかなあ?」
きょろきょろと、街を見下げながら思案に暮れる。
- 267 :バルガス:2010/05/25(火) 21:48:26 ID:YBgEzZdU0
- 「正義の味方か・・・」
俺はビルから飛び降りる少女を見つける。
「正義とは、行う物ではない。心の内に秘める物だ。」
何を語っているんだ、俺は・・・
だが、正義の味方か・・・
俺は“正義の味方”と言う言葉に近い存在の様な気がする。
- 268 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/25(火) 21:52:36 ID:WVrfsEdY0
- >>266
「…あう?」
【ゆっくりと起き上がり、少女はあたりを見回した】
「あう〜…またねちゃったなの…どうしよなの…」
【困った顔をしていた】
>>267
「あう〜…」
【近くにあたりを見回す全身包帯の少女がいる】
- 269 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/25(火) 21:53:09 ID:WVrfsEdY0
- >>265
「あう〜。こんばんわなの〜。
どしたの?」
【困った顔で言う】
- 270 :リャザン:2010/05/25(火) 21:55:45 ID:fKMiAOfo0
- >>266
「ただの物好きかあ」
シトリンの落下が停止した途端、興味を失ったように歩き出す。
人が空を飛ぶなど、見慣れているのだろう。
>>267
「何を言ってるんだあいつは」
シトリンの正義云々は聞こえていなかったようだ。
「正義か、興味無いな」
>>269
「沢ちゃんの捜索だよ」
ため息をつく。
「無用心だよ、こんなところで寝るのは。」
- 271 :シトリン・シックスティーン/”16”:2010/05/25(火) 21:59:43 ID:ZOM.z7ps0
- >>267
バルガスの言葉が聞こえていないのか。
少女は笑って、そちらに手を振った。
>>268
「やーあやあやあやあ!」
中空に居た少女が、いつの間にかディスの元まで着地していた。
「困ってる顔だね! 困ってるんだろう!?
さーあボクがお手伝いしようじゃないかっ!」
けらけら。笑って、ディスを見た。
>>270
「やあやあファンキーなお兄さん。空飛ぶ日ヒーローなど見あきたと言う顔だね!
ということで、マンネリ脱出法を一緒に考えてはくれないかい!?」
誰にでも笑って接する、それがシトリンと言う少女であった。
- 272 :バルガス:2010/05/25(火) 22:02:21 ID:YBgEzZdU0
- >>268
「お前は・・・」
何処かで見た少女だ。いや、この街の中でしか会わないか・・・
>>270
「正義と言う言葉に興味があってな・・・」
あの事件からだ・・・
ビルでの強盗に巻き込まれた時だ・・・
>>271
「フッ・・・」
俺は手を振り返す。
- 273 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/25(火) 22:04:14 ID:WVrfsEdY0
- >>270
「あうあう…そっかなの…」
【ディスも不安そうな顔だ】
「…う〜。『でぃす』もどこにいるかわからないなの…」
【首を横に振る】
>>271
「あうあう?えっと」
【突然現れた少女にまた困っているらしい】
「あう〜…おそくまでねちゃって…
どうしよっておもってなの…」
【取りあえず目下のところの困ったことを言う】
>>272
「あう〜。こんばんわなの〜」
【ニッコリして立ち上がる】
「あう〜…みたことあるかなの…」
【ディスもバルガスをじろじろ見ている】
- 274 :リャザン:2010/05/25(火) 22:10:42 ID:fKMiAOfo0
- >>271
「いいよ、今忙しいし」
断るように手を振って上げて歩き去ろうとする。
あまり忙しそうには見えないが。
>>272
「正義も何も無いようなところで仕事してるとね」
バルガスとはあまり相性がよくはなさそうだ。
>>273
「まったく、普段の仕事もあるのに…」
「友人を手に掛けるってことだけは避けたいな」
小さくそう呟いた。
ディスに聞こえたかどうかは解らない。
- 275 :シトリン・シックスティーン/”16”:2010/05/25(火) 22:14:47 ID:ZOM.z7ps0
- >>273
「そう言う時に使うのは、『目覚まし時計』ってアイテムだ!
時間をセットしておけばその時にベルが鳴って起こしてくれると言う優れものさ!」
だれでも しって ます
「それでは君はお金を持っているかい!?
持っているなら買いに行こう、持ってないなら諦めよう!」
それでいいのか正義の味方!
>>274
「あれれ、内面は外見ほどファンキーじゃあないのかい?」
ぶーっと膨れ面。
- 276 :バルガス:2010/05/25(火) 22:15:46 ID:YBgEzZdU0
- >>273
「バルガスだ・・・」
憶えているか・・・確か奴の名前はディスだったか・・・
憶えていなくても良いがな・・・子供には興味が無い。
守備範囲外だ・・・
>>274
「そうか・・・俺にも正義に興味は無かったんだがな・・・」
俺はあの時の出来事について説明する。
//あの時の黒歴史http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12841/1246288872/144
「これからだ。俺が正義に興味を持ったのは・・・
この街には、不思議な力を持った者が多いのか?」
変わった街だと言うのは気づいていたが・・・
俺はどうしてこの街に来たのかを知らない・・・
- 277 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/25(火) 22:20:30 ID:WVrfsEdY0
- >>274
「あう〜。どこにいったのかなの…?」
【少し首をかしげる】
「う〜…こえがちいさかったなの……」
【何やら小さく言った言葉を気にしているらしい】
>>275
「あうあう〜・おこしてくれるなの?
すごいなの!」
【驚きながら言う】
「あうあう?えっと…もってるけどなの」
【1000円札がちらっと見えた】
>>276
「あうあう〜…『ばるがす』…あう!
ひさしぶりなの〜!」
【急に大声を上げる】
「あう〜!いままでどしてたなの〜?」
【思い出した感じだ】
- 278 :リャザン:2010/05/25(火) 22:27:14 ID:fKMiAOfo0
- >>275
「人助けがしたいなら、沢桐創って奴を当たってくれ。
丁度あいつ困ってるから」
さっさとどっかいけ、と言うように手を振る。
>>276
「そいつは災難だったね。
そこから正義への使命感にでも行き着いたのかい?」
そっけなく聞いた。
「多い…っていうか、吹き溜まりみたいなものだよ」
と言うか、住人のほぼ全員が異能者とも言われている。
一般人もそれなりに居るそうだが。
「ところで、沢桐創って言う、両足が機械の男を見てないかい?」
>>277
「ああ、別にディスに言ったことじゃないし、気にしなくてもいいよ」
少し慌てるように言った。
「もしあいつを見つけたら言ってくれよな」
- 279 :シトリン・シックスティーン/”16”:2010/05/25(火) 22:30:51 ID:ZOM.z7ps0
- >>277
「持ってるのなら! 買うがいいさ!」
うんうん頷いて笑う。
「君、もしかしたら朝も起きれないで遅刻しちゃうパターン持ちかい?
ならば更に必要だよ!」
目覚まし時計があっても起きれない中の人は、この文章を書いていて心が痛くなってきました。
>>278
「サワギリソー。迷える人物の名を把握した!
で、その人はどんな人で何処に居るんだい?」
かくんと首を傾げる。
- 280 :バルガス:2010/05/25(火) 22:33:36 ID:YBgEzZdU0
- >>277
「仕事をしながら、普通に過ごしていたさ・・・」
正義の意味を考えながら・・・
この街に来た理由に関係が歩きがする。
>>278
「俺は只、皆を守らないといけないと思っただけさ・・・」
だが、能力を思い出すきっかけとなった。
何処で得たか、能力の詳しい内容を知らないがな・・・
「沢桐創・・・知らない名だ。俺は見ていないな・・・
だが、能力を持った者の吹き溜まりか・・・」
果てしなく広い街だ。身を守る手段は必要かもしれない。
- 281 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/25(火) 22:35:28 ID:WVrfsEdY0
- >>278
「あうあう〜。そうなの」
【少し気になる顔をしながらもうなずいた】
「あう〜…いう?その…なにをだっけなの…」
【あんまり聞き取れてなかったらしい】
>>279
「あうあう〜。かってみようかなの…」
【頷いて言う】
「あう〜…おきるときはいっしょにだからわからないなの…」
【悩んでいる】
>>280
「そっかなの…あう〜。
ふつうなのはいいことなの〜」
【軽く微笑んで言う】
- 282 :リャザン:2010/05/25(火) 22:43:28 ID:fKMiAOfo0
- >>279
「…はあ…」
このアフロ、リャザンは、丁度その人物を探しているところである。
「こっちが知りたいよ」
>>280
「って言うか指から光線か…まるで宇宙人だな。
僕はそのスーツの男達の方がまだ興味あるよ」
どこぞの組織かな、と呟く。
「知らないならいいや、もし見かけたら教えてくれ」
>>281
「夜だからって寝ぼけてるのか?
沢ちゃん、沢桐だよ」
リャザンはそろそろ探すことに疲れ初めているようだ。
- 283 :シトリン・シックスティーン/”16”:2010/05/25(火) 22:47:25 ID:ZOM.z7ps0
- >>281
「少なくとも、ボクは買った方がいいと思うな!
それとね、最近治安が悪くなってきてるんだからあんまりそこかしこで寝ない方がいいと思うよ!」
人差し指を立てて忠告。
「ボクら正義の味方も頑張ってるんだけどね、どうも最近ワルモノが多いや。
春になって浮かれてるのかな!」
>>282
「なあんだ。君、困ってたんじゃない!
人探しなら手伝うよ!」
胸を張ってぽんと叩いた。
- 284 :バルガス:2010/05/25(火) 22:50:13 ID:YBgEzZdU0
- >>281
「この街で、普通に過ごせるほど嬉しいことは無い。」
>>282
「能力を持った者が多い街だ。そしてこの街も果てしなく広い。
そう言った奴等がいてもおかしくないのかも知れない。」
組織かどうかは、知らんがな・・・
「お前の言う、沢桐創か・・・わかった。見かけたら、教えてやる。」
一人で探すのは厳しいかもしれない。
俺もこの街については把握しきれて居ないし、果てしなく広い街だ。
- 285 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/25(火) 22:54:30 ID:WVrfsEdY0
- >>282
「あうあう!『そう』だったの!」
【大きくうなずいて言った】
「わかったなの〜。さがさないとなの!」
>>283
「あうあう。わかったの〜かうなの」
【決心したらしい】
「…ごめんなさいなの〜…
あんまりおそとでねないなの」
【申し訳なさそうに言った】
「あう〜…
わるいひとおおいなの…たいへんなの」
>>284
「うん、あんまりだれかとたたかわない、っていうのがいいんだけどなの…」
【そう言ってため息をついた】
- 286 :バルガス:2010/05/25(火) 22:58:22 ID:YBgEzZdU0
- >>285
「そうだな・・・だが俺は、人が襲われている所を見ていると放って置けなくなるんだ。」
あの時もそうだった。俺は一体・・・
- 287 :リャザン:2010/05/25(火) 22:59:09 ID:fKMiAOfo0
- >>283
「そうか、手伝ってくれるのか。
じゃああっち探してきてくれないか?
僕はこの辺を探すから」
嵌める気満々で言った。
>>284
「如何わしい組織が後ろ糸を引いてるのはよくあることだから、気をつけなよ」
かく言うリャザン如何わしい組織の一員だが。
「ああ、よろしく。
あいつなんか荒れてるから気をつけてくれな」
>>285
「いや、見かけたら言ってくれる程度でいいよ。
いろいろと危ないだろうし」
危ないと言うのはもしかしたら沢桐自身のことか。
- 288 :シトリン・シックスティーン/”16”:2010/05/25(火) 23:03:33 ID:ZOM.z7ps0
- >>285
「寝てるときに発動する能力を持ってるならいいけどね!
そうじゃないなら油断しちゃあ駄目だよ!」
がおー。獣のポーズ。
「ワルイヒトがいなくなるってことは、残念ながら有り得ない。
だから、これ以上増やさないためにとボクたちヒーローがいるのさ!」
>>287
「あっちだね? うん、わかっ――ああ。
先に君の連絡先教えてもらわなきゃ、見つけた時に連絡とれない!」
そのへんはしっかりしてました。
- 289 :バルガス:2010/05/25(火) 23:05:16 ID:YBgEzZdU0
- >>287
「申し遅れた。俺の名はバルガスだ。ホストクラブで働いている。
自分の店を持つ事を夢見てな・・・」
色々な女と話せるし、服も買ってもらえる。良い仕事だ・・・
- 290 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/25(火) 23:07:05 ID:WVrfsEdY0
- >>286
「あう〜…そっかなの…
でもそれは『でぃす』もおんなじかなの」
【軽く微笑んで言う】
「たすけたいひとがいたらたすけようとするかもしれないの」
>>287
「あうあう〜。
そうかもしれないなの。こんなおそとだとあぶないなの…
わかったなの」
【そう言ってディスは大きくうなずいた。
楽観的だ。だいぶ】
>>288
「う〜ん…ねてるときに。はむりかもしれないなの……
わかったなの!おうちでねるなの」
【頷きながら言った】
「そっかなの〜!『ひーろー』…あう〜。
わるいひとやっつけるひとなの?」
【聞きなれない言葉だったらしく、首をかしげている】
- 291 :リャザン:2010/05/25(火) 23:14:21 ID:fKMiAOfo0
- >>288
「チッ」
どっか行った隙に逃げるつもりでした。
「別にいいよ、そこまでしてもらわなくても」
本音:関わらないでくれ
>>289
「ホスト?ふーん…。
僕はリャザン。職業は…聞かないでくれ」
手を出して握手を求める。
>>290
「いくら能力を持ってても襲われると面倒だよ。
夜は外出るなとは言わないけど、人が多い所に居たほうがいいよ」
「…ちょっと五月蝿い奴が居るから、少し僕は別の所を探すよ。
じゃあ、気をつけてね」
シトリンを指差すと、バルガスとディスに手を振って去って言った。
- 292 :バルガス:2010/05/25(火) 23:18:30 ID:YBgEzZdU0
- >>290
「不思議なものだな・・・人の心と言うのは・・・」
俺たちみたいに人を助けようとする者もいれば、
金の為に人を襲う者も居る。
>>291
「リャザン。よろしく頼む・・・」
俺は握手に応え、彼を見送った。
- 293 :シトリン・シックスティーン/”16”:2010/05/25(火) 23:19:10 ID:ZOM.z7ps0
- >>290
「正しいものを助けて悪いものをやっつける!
それがボクらヒーローさ!」
何が正しいのか、何が悪いのか。
それを決める境界は、少女の勝手な判断である。
>>291
「…………」
黄色い水晶のようなキラキラした瞳は、一瞬だけ細められてリャザンを見た。
「……におうね」
「あ、もうこんな時間。お家に帰って投薬だ!
じゃあまたねー! 時計、買うんだよ!」
少女は手を振ってマントを翻し、空に吸い込まれるように消えていった。
- 294 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/25(火) 23:23:45 ID:WVrfsEdY0
- >>291
「うん…ひとおおいところにいるのがいちばんなの…
あう〜。さよならなの〜」
【手を振って見送った】
「…うるさいひとなの?」
>>292
「あう〜…ふしぎなの…
よくわからないなの…」
【よくわからないという感じで首をかしげる】
>>293
「あう〜。ただしいひとなの〜!
…ひーろーがんばなの〜!」
【ニコニコして言う】
「あう〜?おくすり?
びょーきなのかなの」
【不安そうな顔で見送った】
- 295 :アリス/猫:2010/05/26(水) 22:41:41 ID:fqURxG6Q0
- 【公園】
ネコの集会。
ひときわ大きな猫が喋る中、眠そうに欠伸をするネコ一匹。
「ふわぁ……」
ニャーニャー!
ウニャー!
煩い。凄くうるさい。
- 296 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/27(木) 19:30:03 ID:H7lHDeHo0
- 異能都市、繁華街。
壁に寄りかかり、その手には携帯電話。どうやら通話中のようだ。
「……ああ、了解した。それと、彼らの調子は? ……ふむ、そうか」
確かめるように、噛み締めるように男は頷く。
「いや、それを聞いて安心したよ。では、私はこの辺で。
――――ラ・ヨダソウ・スティアーナ」
まるで聞いた事の無いような――恐らくは別れの挨拶を告げると、白衣の男は通話を終了した。
「……さて。では物探しを再開するとしよう」
携帯を白衣のポケットにしまうと、男は繁華街を歩き始める。
- 297 :橘想夜:2010/05/27(木) 22:48:19 ID:/k2gysHgO
- ――からん、ころんという音が夜闇の溜まった路地裏に響く。機嫌良く愉しそうに音を鳴らす漆塗りの木履の鼻緒は、真っ白な足袋に浮いた様に厭に赤い。
「…………」
木履を鳴らして歩くのはまだ幼さの抜けない子供だった。男か女かも分からない色白で儚げな顔立ちをして、黒い着物を赤い帯で締めている。
からん、ころん、からん、ころん。
和装の子供は木履を鳴らして歩く。自分は此処に居ると何者かに知らせようとするように。
- 298 :兄妹:2010/05/28(金) 21:26:00 ID:ZOM.z7ps0
- どっかの路地裏。
「兄さんはバカなんですか? バカなんですよね?
兄さんと書いてバカと読むんですよね? ねえ?」
「ごめんなさいって何回も謝ったじゃないかぁあああ……」
「あなたの分の痛覚貰ってるのは誰だと思ってんですか? ねえ? バカ?」
「ばかじゃないもん……」
妹が兄の頭に包帯をぐるぐる巻いていた。
- 299 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/29(土) 19:17:00 ID:H7lHDeHo0
- 異能都市内、とある小さな公園。
灰色の髪をした男が、ベンチに腰掛けていた。
「いい眺めだ」
男はベンチに腰掛けながら、夜空に浮かぶ月を見上げていた。
「何もせず、ただ美しい夜空を眺める――素晴らしい。実に、素晴らしい」
男の周囲には、手帳やボールペン、缶コーヒーが浮かんでいた。
まるで、見えない糸に吊るされているかのように。
「……贅沢を言えば、もう少し暖かければ理想的だ」
ああ寒い寒い、と男は呟いた。
- 300 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/29(土) 20:23:36 ID:Q5Vehosk0
-
便利屋ギルドといえば『Shadow Run』が先ず頭を過ぎるだろう。それは事実だ。
現に『影世界を疾駆する者達』の総称を連想させるそれは実に馴染み深い。
まあ、どちらが元になったのかは混沌とする情勢の中でとうに忘れ去られてしまったが。
確かなことは只一つ。
『影世界を疾駆する者達』――彼等は暗にこう呼ばれる。
――シャドウランナーと。
「・・・・・・・・・」
便利屋ギルド『Shadow Run』は異能都市の廃墟に根拠を構えているらしいが、
シャドウランナーには根拠を構える(少なくとも有名になり過ぎた根拠)のをよしとせず、
そこらの酒場(中世期だろうが現代だろうが情報の収集からある種の相談までやはり酒場に限る。
これは、本質的に人間というものが中世期から対して変わっていない証左か?)で、
集まり、仲間を募り、あるいはラン(仕事)の相談をする連中はいるものだ。
元々、非合法な連中なのだ。何処までもアウトローなのだから、ギルドの恩恵を是としない者も珍しくない。
「ああ、植物研究プラントの破壊や。詳しくはミスターにきくんやな。
千代グループを敵に回す仕事は利回りと危険性は保証するで」
そんな連中に仕事の斡旋から装備、情報の提供を行う者達。
それらはフィクサーと呼ばれる。コネと情報によって企業とシャドウランナーを繋ぐ者。
『Shadow Run』に所属しない・・・こちらも所謂はぐれ者というやつだ。
- 301 :ヴェーダ/類似品:2010/05/29(土) 21:56:58 ID:RQMKQY7A0
- 音もなく、夜の異能都市を行く。
手には、
「”超!エリュシオンを楽しむ!夜編”……こんな物まで売っているとはこの街はとんでもない場所だね」
ガイドブック片手に、時折確認しながら角を曲がる。
「…………」
本を見る。
周囲を見て、来た道を見て、
「……成程、迷ったか」
- 302 :魔女:2010/05/29(土) 22:06:56 ID:ZOM.z7ps0
- 壁|<パラシュートで落下しつつ登校して、『なるほど、Sundayじゃねーの』ってどや顔で言う某テニス部部長の漫画思い出した
壁|
- 303 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/30(日) 18:07:52 ID:.6prKP66O
- 「……」
【アウテリートのアトリエ地下、上弦のアトリエ】
「〜♪」
【寝込んだきりの上弦は外へ出ることが出来ない
だから自分のアトリエで色々と調合していた】
- 304 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/30(日) 18:54:48 ID:.6prKP66O
- ゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリ
「テンションあがってきた!」
- 305 :黒沢小百合:2010/05/30(日) 23:24:56 ID:rSRBD9/U0
- 【AGカフェ】
: :: :::: ::::: ::::: ::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::
凸凸凸凸凸 : : ::: :::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
┳┳┳┳┳ : : : :: ::: :: . . . .: : : ::: : :::.: ::
┻┻┻┻┻ ::::::::: :::::::::::::::::: : . . .: : ::.: ::
|凸凸凸∧_∧:::::::::::::::::::::::::::::::: . .:: :.: :::.: ::
,/:::::::::::::::/⌒ ̄⌒ヽ)'ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::: . :. :. .:
 ̄ ̄ ̄/;;;;;;;;;:: ::::ヽ;; | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
::::::::::::::::|;;;;;;;;;:: ノヽ__ノ: : :::::::: :: :: :
 ̄ ̄ ̄l;;;;;;::: / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- 306 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/30(日) 23:56:11 ID:Q5Vehosk0
- 【カランとドアが鳴る】
「えっと、黒瑪瑙の嬢ちゃんが言っていたApple Guillotineってここかいな?」
サングラスにダークジャケットコートの男が物珍しそうにきょろきょろとする。
「しっかし、こういうトコには慣れとらんから勝手がわからんわ」
【内装や周囲を見る。すこし田舎者っぽい挙動】
- 307 :黒沢小百合:2010/05/31(月) 00:05:59 ID:rSRBD9/U0
- >>306
店主は不在のようだが、
カウンター席では客と思われる女性が酒を飲んでいる。
空になったボトルが10本以上あるうえ、
店内全体が酒臭いところを見るとかなりの時間、
ここで飲んでいるらしい。
- 308 :一号:2010/05/31(月) 00:09:32 ID:o9QXZtaQ0
- 徐に”STAFF ONLY”と書かれた扉が開く。
かつりと足音が響き、
>>306
コーディの後ろから声が掛けられた。
「いらっしゃいませ」
一礼するのは白髪の――――メイド。
「お好きな席にお着きください、と一号は薦めます」
>>307
無言で頷き、少しだけ窓を開けて、
「掃除が必要かと一号は判断します」
ボトルを纏めて並べる。
- 309 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/31(月) 00:10:32 ID:Q5Vehosk0
- >>307
「・・・・・・・・・カフェって酒も置いてんのか?」
首を傾げつつも、カウンター席の女性の直ぐ隣に座った。
何故そうしたか?そんなことは解らない。男の甲斐性と名乗る本能の為せる業だ。
「なんや、偉く辛気臭い風やけどどないしたんや?酒って奴は楽しくのむのがイチバンやで」
なにげなく声をかけてみた。。
- 310 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/31(月) 00:12:32 ID:Q5Vehosk0
- >>308
「おお、すまんな。ここ初めてやねん。
なにかコーヒーとケーキでオススメみたいなもん見繕ってくれや」
と、流暢に注文するのだった。
「黒瑪瑙って娘に世話になってな。ここを教えてもろてん。
まあ、折角やし顔を一度は出さんことにはな」
【ニヤリと笑った】
- 311 :一号:2010/05/31(月) 00:19:19 ID:o9QXZtaQ0
- >>310
「Ja. 少々お待ちください」
言ってカウンターの裏へ。
……確か、この間「新作イエーイ」などと奇声を上げておられたような。店長様が。
倒置法ですね、と思いながら取り出すのはホワイトチョコレートのケーキだ。
地味にショートケーキのようなデザインで紛らわしい。イチゴ乗ってるし。
ともかく用意して、
「お持ちしました。アイスコーヒーでよろしかったでしょうか、と一号は尋ねます」
- 312 :黒沢小百合:2010/05/31(月) 00:20:42 ID:rSRBD9/U0
- >>308
「ちくしょぉ……ちくしょぉ……
なんで……なんでこんな……」
小百合はだいぶ酔っ払った様子で、酒とするめをつまんでいる……
というかほとんど胃に流し込んでいる。
「あるぇ、もう……なくなった……?」
ボトルの酒がなくなると倉庫から勝手に持ってきて空けているようだ。
>>309
女性はキャリアウーマンのようで、
仕事帰りにここにのみに来たらしい。
夕方5時きっかりにここに来たとしても5時間は酒を飲んでいる計算だ。
女性はコーディへと顔を向けたが、すっかりできあがってしまっていて、
頬はほんのりどころか真っ赤に染まり、目つきがおかしい。
「るせぇええぇえッ!いきなり隣に座んじゃねぇダボがァアァッッ!!!」
酒癖も相当悪いようだ……。
- 313 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/31(月) 00:24:23 ID:Q5Vehosk0
- >>311
「おう、ありがとーな。暑っつい日にはアイスに限るわ。
ケーキも美味そうやし、早速いただくわ」
サングラスを外して先ずはアイスコーヒー。次にケーキに手をつける。
【このカフェのコーヒーとケーキの質はいかが?】
>>312
「ダボで結構や。ヘコんで酒かっくらっとる女性を無視ってなると、
ワイは明日から娘に父親として誇れなくなってまう。だからナンパやないで」
叫ぶ小百合を軽くいなすコーディ。
「吐かな楽にならんこともあるやろ。都合のええことに赤の他人が酔狂にもそれをやりたがっとるんや。どうや?」
【そういってニンマリと笑った】
- 314 :一号:2010/05/31(月) 00:30:44 ID:o9QXZtaQ0
- >>312
「ご要望ならばお持ちします」
客の様子を見る。
酷く酔っていて、
「差し出がましいようですが、これ以上飲むのは危険かと一号は判断します」
>>313
「季節に合わぬ天候は悩ましいものですね、と一号は同意します」
コーヒーもケーキも黒瑪瑙の手によるものだ。
自分も食べたことがあるが、
……問題なくおいしかったかと。
今度習おうと決めていたがいつにしようか、思考を巡らせて、
「他にご注文は御座いますか?」
- 315 :黒沢小百合:2010/05/31(月) 00:33:54 ID:rSRBD9/U0
- >>313
怒鳴ってもひるまず話しかけてくるコーディに
少し興味をそそられたのか、イスごとぐるり、とそちらに体を向ける小百合。
その際ビンやコップが肘に当たって転がり床に落ちたが気にする事も無く。
「ナンパじゃない?どうせ男は皆そーやって近づいてくるんだよォ、
私は知ってるんだァ……ふひひひひひひひひひ……げっぷ……」
酒臭さをぷんぷんと漂わせた小百合は
酔っ払い特有の卑下た笑いを浮かべつつコーディの顔を間近で覗き込んだ。
「ん〜、なんだァテメぇ、どこかで見た顔だなあ……。
どこだ、ん、どこだ、お?お?」
- 316 :黒沢小百合:2010/05/31(月) 00:36:19 ID:rSRBD9/U0
- >>314
「いいの、いいの、金ならたっぷりあるからさあぁあぁあ。
ほら、ほら、これ。もっと要るのならあげるよぉぉぉぉ。」
ばさ、と紙幣の束をテーブルに出す小百合。
ついでとばかりに、自分の財布から何枚かのクレジットカードもばらまいた。
「わたしは全然だいじょうぶよん♪私はさけにつよいのよん♪」
人格が変わるまで酔っぱらっているが……。
- 317 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/31(月) 00:38:06 ID:Q5Vehosk0
- >>314
「ああ、こりゃ美味いわ。少し暑いけどホットコーヒーもくれ。香りを楽しめそうや。
ケーキを娘に包んでやりたいけど、持ち帰りは出来るか?」
上機嫌で一号の方を向くと、追加オーダーを注文した。
「しっかし、外観もええし、出すもん美味いし、ええ店や」
いたく気に入ったらしい。
>>315
「?ワイはアンタとは初対面のつもりやで」
怪訝な顔をしつつも倒れた小百合を助け起こすコーディ。
「なんにせよ、言われたとおりこれ以上の酒は危険や。
酒は人類の友やけど、過ぎると毒ってもんやしな」
【コーディが関わった事件は数多い。
エネルギープラント破壊では市場が混乱したし、
ライバル企業に情報やら研究やら人員やらを流したこともある。
しかし、影世界に生きるコーディの顔を把握されているかは・・・彼女の部署次第か?】
- 318 :一号:2010/05/31(月) 00:43:27 ID:o9QXZtaQ0
- >>316
いいのだろうか。
そう思うが、
「……Ja.」
とりあえず繋ぎとして冷水を出しておく。
倉庫から適当にボトルを持ち出して、
「お持ちしました。――適度にどうぞ、と一号は忠告してみます」
>>317
かたり。
小さな音を立てて置かれるカップの中身はホットコーヒー。
「そう仰ると思って既に用意しております」
というか常にだろうか。
「高評価で従業員としては何よりと判断できます。
そして持ち帰りも可能かと。少々お時間を頂きますが、宜しいですか、と一号は問います」
- 319 :黒沢小百合:2010/05/31(月) 00:54:12 ID:rSRBD9/U0
- >>317
コーディには運が悪い事にこの女性の所属は【都市警備部門】の主任。
都市だけでなく、千夜内の警備も司る部署である。
しかも、小百合は千夜グループ総帥専属秘書をも務める。
自社に損害を与えた人物を知らないわけはない。
「ん、あなたは……その顔は……」
小百合の顔からどんどんと赤みが消えて。
「……コーディ・ウルフウッド!?」
ついに気づいた。
>>318
一号が倉庫から戻ってきた時には、
小百合は驚愕の表情を浮かべて、目の前の男を見つめていた。
何か、それ以外の感情を見て取る事もできるが……。
まだ、それが具体的に何なのかは分からない。
- 320 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/31(月) 01:00:01 ID:Q5Vehosk0
- >>318
「ああ、頼むで」
ホットコーヒーの香りを楽しみながら一号に返事をするコーディ。
素早い対応に満足である。些か、愛想に欠けるのが欠点といえば欠点だが。
(強いていうなら、もうちょっと笑顔が欲しいといったところか?)
【なんて、考えるのであった】
>>319
「あら、何やワイも有名になったもんやな。
でも、いい意味じゃなさそうなのが泣けるわ」
エネルギープラント破壊では警備員の多数に死傷者が出ており(※コーディ側もチームのメンバーを失っている)
市場は混乱。その隙を突いたライバル企業のエネルギー技術発表と重なり市場は大きく混乱した。
この事件も他に関わった多数の案件の一つとしてだが。
「やっぱし、千夜の社員さんか?色んな件で関わらせてもろたけど一応はもう引退の身やで。
まあ、やっぱり時々は突かせてもろうとるけど」
ん〜っと考え込む。どうしたものか。
「少なくともここは喫茶店や。ワイらがドンパチ初めてええ環境やないとは思うけど・・・違うか?」
- 321 :一号:2010/05/31(月) 01:04:22 ID:o9QXZtaQ0
- >>319
「……」
小百合を見る。
コーディを見て、
「………」
……何かあるのでしょうね。
ならば自分は見守るのみだ。
ボトルを置き、数歩を下がり、
……お持ち帰りの用意でもしましょう。
建設的だし。
>>320
カウンターの裏で作業。
紙箱を適度に作り、
「幾つ包みましょうか、と一号は聞いてみます……」
何か考えているのに気づく。
首を傾げ、
「問題でも御座いましたか」
- 322 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/31(月) 01:15:54 ID:Q5Vehosk0
- >>321
「いや、詰まらんことかもしれんけどな・・・。
カフェをリラックスの場と考えるならや。笑顔も欲しい・・・なんてな」
手をヒラヒラさせつつ冗談めかして告げる。
「他にも問題はあるけど、それはコッチの話や」
要するに現状の小百合との接触もある。
「あと、包むのは3つで頼むわ」
ちゃっかりと、個数は述べるのであった。
- 323 :黒沢小百合:2010/05/31(月) 01:16:59 ID:rSRBD9/U0
- >>320
「知っていますか?その蜀国の将であった糜芳は一度呉に走りますが、
後に呉の馬忠らの首を斬り蜀に戻ります。」
小百合は、コーディから少し距離をとると、
目をぎらぎらと輝かせながら、得意げに喋り始める。
「しかし、蜀の劉備は消して裏切りを許さず彼は打ち首にされました。
わかりますか?一度犯した罪は清算せずに消える事はない。
ましてや、我々の……夜刀神さんの不利益になるような行動を……。」
小百合は自分の袖から、紙片のようなものを引き抜く。
「情状酌量の余地無し、罪人は『縛り首』だ。」
>>321
「逃げたほうが良いですよ。」
小百合の口の端がにやりとつりあがる。
『やる気』だ。
彼女の戦い方はとにかく広範囲を巻き込む。
この店もただでは済むまい。
- 324 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/31(月) 01:20:59 ID:Q5Vehosk0
- >>323
「意味がわからんわ。学ないさかい。あんた等の益になる仕事もしたことあったはずやけど・・・
まあ、敵対したほうが数としては多いか」
めぐり合わせの問題だ。別に千夜グループに敵意があるわけではない。
「しかし、忠誠か狂信か。なんちゅう視野の狭さや。
ところで、おちこんどったのはなんでや?冥土の土産に教えてくれてもええやろ?」
そもそも、それが気になって声をかけたのだ。
- 325 :一号:2010/05/31(月) 01:25:44 ID:o9QXZtaQ0
- >>322
「笑顔ですか」
……笑うことは至上命題ですと結論します。
何せどうしたら自然に笑みを浮かべられるのか分からない。
そのあたり学習が足りていないことの証だ。
「一号の機能的に考えまして、正直笑顔に関して学習が足らないかと判断しております。
どうぞ今しばらくご容赦ください、と一号はお願いします」
軽く頭を下げ、作業を続ける。
ちょっとしたラッピングをしつつ、
>>323
いつ彼女を止めるべきかな、と思う。
「逃げると言われましても、一号の職場はここですので」
紙片で人を害せるとは思えないが、
……能力者ならば。
やってのけるだろう。
だったら今だ。
「――――不利益になるような行為で御座いましたら、どうぞ店の外でお願いします」
がしゃん、と鈍い金属音。
袖口から零れた細かなパーツが組み上げられ、
「貴方が武力によって不利益を裁くのでしたら、お返しいたします」
武骨な拳銃が右手に握られた。
しっかりと、小百合の頭部に狙いをつけて、
「――――実力行使も辞しませんと、一号は宣言します」
- 326 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/31(月) 01:31:48 ID:Q5Vehosk0
- >>325
「ああ、そういう日が来るなら幸いやな」
横眼で一号を見る。
機能的困難の乗り切った後に自然な笑顔を得られるようになれば、
きっとそれは素敵なものになるだろうと思った。
「しかし、すまんな。大人同士のしがらみって奴に店巻き込んでしもうて。
出来ればワイもさっさと退散したいところや。迷惑はかけたなかった」
やる気満々の小百合を激発させたのは間違いなく自分だ。
謝罪すべきところだ。
【環境はコーディに若干優位に働いている。
しかし、この店を巻き込むことは黒瑪瑙への恩義と感謝を否定することだ。
それは信頼を旨とするフィクサーには到底許されることではない】
- 327 :黒沢小百合:2010/05/31(月) 01:33:27 ID:rSRBD9/U0
- >>324
「私個人の問題、ならば貴方の言うとおり『冥土の土産』に
教えて差し上げてもよろしいのですがね。」
くく、と小百合は笑って。
「生憎、これは私と『友人』との問題です。
あなたのような者に教える事はできませんねェ。
……っと、そろそろお喋りの時間は終わりですよ。貴方は完全に包囲されました。」
店の外から店内へ大量のレーザーサイトが照射される。
つまり、外にかなりの数の兵士、もしくは狙撃手がいるのだ。
密かに助けを呼ばれていたとしても、これ程の人数が
準備を整え、ここにまで来る時間など無かったはずだが……
>>325
「おや、貴方も私の『邪魔』をすると。」
小百合の視線が一号へと流れる。
その切れ長の瞳は、この状況がたまらなく楽しい、
とでも言うように限界まで見開かれて。
「もし、この店が全焼するような事になっても、
私が損害の全額を補填しますが、それでも『邪魔』をする、と。」
- 328 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/31(月) 01:39:53 ID:Q5Vehosk0
- >>327
「おいおい、保証とかそんなの違うやろ。店ってモンには思い出って奴がつまっとるんや。
立て直せばOKっていうのとは違うわ。あとどんな手品つこうたかはしらんけど、・・・逃げ足は大得意や」
さっと、ラッピングされたケーキを掴む。同時にポトリと何かを落とす。
フラッシュバン。
【店内に強烈な光が放たれて全ての視界と聴覚を遮る】
【狙撃手ならば目をやられるはず。通用しない類ならば・・・運任せだ】
「あと・・蜀の劉備を引き合いに出したのは不味いで。蜀は・・・真っ先に滅びとるんやで」
出口に駆けて外に出た。
- 329 :一号:2010/05/31(月) 01:40:37 ID:o9QXZtaQ0
- >>326
「ただまあ、その前にこの口調をどうにかしませんと、と一号は悩んでおります」
最後に自分の状況をつける癖のことらしい。
「Nein. 謝ることはありませんと一号は判断しております。
店に入った時点でお客様ですので」
構えられた拳銃は微動だにしない。
「包装は終えておりますので、伝票お付けしておきましょうか」
=後払いでもかまいません。
>>327
「全額補填されようと、失われたものは二度と戻らないと一号は学習済みです。
何もかも元通りに、同じになることはございません」
語りながらも思う。
……込めた弾丸は非殺傷型でしたか。
言霊で「黙れ馬鹿」と刻まれた一品だったはずだ。
「貴方は、失ったとき、補填されて、それでよしとするお方ですか」
- 330 :名も無き異能都市住民:2010/05/31(月) 01:40:38 ID:HnkBBDEo0
- >>327
「お願いします、ここはその『暴力』を胸の中におしまい下さい」
いきなり店内に、ハッキリとした声が響いた。
「確かに、お互いの間に事情というものがあるのでしょう。
その暴力を振り下ろし、人を傷つける理由があるのでしょう」
コツ、コツ、と足音と共に、声の持ち主が姿を現す。
「しかし、どうかそれを、胸の奥にお仕舞い下さい。
ここは安心を提供する場所です。安らぎを、楽しみを提供する場所です。
……そうで、あって欲しいと私は願います」
少女だ。
年端もいかない、少女が姿を現した。
銀髪を靡かせ、数々の暴力の前に怯むことなく立ちふさがる。
「お願いします、どうか、お仕舞い下さい。
私達とあなた達は、親友でいたいと思っているのです。
どうか、どうか……!」
- 331 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/31(月) 01:48:20 ID:Q5Vehosk0
- >>330
「・・・・・・・・・」
それを聞いたらますますだ。一刻も早くこの場を離れなくてはならない。
憩いの場を汚す要素は自分。すぐさまここから消えて喫茶店と込められた想いを護らなければ。
それは自分が自分に科したミッション。シャドウランナーとして果たすべきミッション。
【それがやや態勢が悪いにも関わらず、強行突破を決断した理由だ】
- 332 :黒沢小百合:2010/05/31(月) 01:48:56 ID:rSRBD9/U0
- >>328
「ぐっ……!?」
至近距離で閃光音響弾を食らえば、
常人ではまず失神、良くてもしばらくは動けない。
身体能力はその辺の中学生よりも低い
小百合が耐えられるはずも無く、容易に意識を手放してしまった。
店の外には、敵の姿かたちもない。
このまま町の喧騒にまぎれる事も容易だろう。
>>329-330
閃光が収まり、普通のAGカフェの光景が戻ってきた。
そこには、既に意識を失ってだらしなく体を地面に投げ出した
小百合の姿があった……。
(……ど、どいつもこいつも……ちくしょう……ちくし……ょ……)
小百合はかすかに残る意識の片隅で、
自分の味方がいないこの境遇をうらんだ。
- 333 :一号:2010/05/31(月) 01:55:31 ID:o9QXZtaQ0
- >>330
その姿を見て、
「――――」
指運で拳銃を解体。
ばらされたパーツは再び袖口に仕舞われて、
「……」
しかし警戒は解かない。
>>332
……いけません。
「風邪をひいたらどうするのですか」
そういう問題じゃないがまずは傍の椅子を引く。
その上で小百合に近寄り、抱え上げて、
「―――と」
引いた椅子に座らせた。
- 334 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/31(月) 01:57:16 ID:Q5Vehosk0
- >>329
「クレッドスティックを置いていくで。支払い保証済みや!!残りの金額は迷惑料として受け取っといてくれや!!」
猫科動物の如きしなやかさで一気に店内から離脱するコーディ。
窓を破らずに馬鹿正直に玄関から脱出したのは・・・男の甲斐性って奴だった。
【奇妙な関西弁の男は嵐のように去っていった】
一号の手元にはいつの間にか一枚の名刺が置かれている。
“厄介事ならおまかせ。コーディ・ウルフウッド”
【ご丁寧にも名刺まで残しているのだった】
>>330
「・・・・酒の邪魔してすまんかったな」
意識を手放す間際に謝罪をした。
・・・彼女を追い詰めるつもりはなかったのだ。励ますつもりだったのがコレだ。
完全に裏目にでた。
(しかし・・・あないな調子やと敵を増やすばかりや。大丈夫か?あの嬢さん)
残ったのは敵意ではなく苦い思いと、懸念だった。
【コーディの特性・・・平凡】
【喧騒に紛れればあっというまに影となり溶け込み消えた】
- 335 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/31(月) 01:58:07 ID:Q5Vehosk0
- >>334
//下は>>330じゃなくて>>332でした;;
- 336 :黒瑪瑙:2010/05/31(月) 01:59:57 ID:HnkBBDEo0
- >>332
「うわー、ど、ど、どどっどどうしましょコレ!?」
なんか慌ててる。
お得意様が倒れてしまったことを失態と考えているようだ。
>>333
「……ありがとうございます、一号さん」
黒瑪瑙は小百合の為に毛布をタンスから出しながら言った。
「この店の為に暴力を手にしてくれて、ありがとうございます」
毛布を持ちながら、振り向いて笑う。
「でも、その暴力は絶対に振り下ろさないで下さい。
たった一発の弾丸は、薬莢の中にあるからこそ抑止力となるんです」
椅子の上に座り、意識を失った小百合の膝にそっと毛布をかける。
「一度その暴力を撃ち出せば、あとは地獄の始まりです」
- 337 :一号:2010/05/31(月) 02:06:37 ID:o9QXZtaQ0
- >>334
「Ja. またのお越しをお待ちしております」
頷き、コーディの背に向けて一礼。
一号は思う。
総合的に見て、
「強かなお方と判断しても構わないでしょうか」
>>336
……理解できます。
だから言葉を紡いだ。
「それがご要望ならば、喜んで承りましょう」
ただし、と言葉を一つ置き、
「一号にも譲れないとき、と言えるものが御座います。
……機械人形たるこの身。人の代理とするならば、地獄すらも喜んで引き受けますので」
- 338 :黒瑪瑙:2010/05/31(月) 02:16:39 ID:HnkBBDEo0
- >>337
「……面白い人ですね」
一号に向かって「人」というのは違和感があるのかもしれない。
でも黒瑪瑙は「人」と呼んだ。
「地獄を引き受けられるのは、十字を背負うことが出来るのは、
それは人間だけだと……あの人が言っていました」
片づけを始めながら黒瑪瑙は話を続ける。
「でも、あまり無理しないで下さいね?」
それは、一号を心配しての発言だろう、
しかし純粋に心配しての発言かは……
「あまりバイトに変なことやらされると妙な噂が立ち、評判が激落ちしかねません。
それはわが店の経営にも関わる重要なことです!
バイトは大切に大切に扱わないと……労働基準法やら労働組合やら労災やら!
文句言うところはいっぱい出来てしまいました!!
ホント大変な世の中になったんですから……ッ!!!」
純粋に心配しての発言かは……微妙かもしれない。^p^
- 339 :一号:2010/05/31(月) 02:25:16 ID:o9QXZtaQ0
- >>338
「一号は人ではありませんが」
案の定つっこんだ。
だが、
……ある意味では人に近いと。――学べたという認識でよいのでしょうか。
「無理という言葉は一号には御座いません。
出来るか、苦手か、不可能か、全てはそれ以外にありませんと一号は言います」
片づけを手伝う。
大量のボトルを纏めてビン用のゴミ袋につっこみ、
「…………。
……Ja.」
経営も大変なのでしょうね、と思い、素直にうなずくだけにとどめた。
「――――さて」
粗方片付いたあたりで、扉へ向かう。
「今日はこの辺りで上がらせていただきます、と一号は一礼します」
頭を下げる。
3秒経って上げて、
「お疲れ様です、と一号は挨拶代わりにします」
からん、とベルを鳴らして外へ。
扉は音もなく閉じられた。
//深夜までお疲れ様ですっ
//絡み有難うございました!
- 340 :黒瑪瑙:2010/05/31(月) 02:31:28 ID:HnkBBDEo0
- >>339
「ういうい、お疲れ様〜」
見送って、黒瑪瑙も店の掃除を終わらせる。
店員がいなくなっても、「経営」のままにしておくのがこの店だ。
さすがに料理も飲み物も「セルフサービス」となってしまうが。
「さて、私も寝ますか」
今日はちょっと驚いたなーとか考えつつ、黒瑪瑙は小百合の毛布を治した後に、
コツコツと足音と共に「STAFF ONLY」と書かれたドアの向こうに消えた。
- 341 :東西南北 良方:2010/05/31(月) 21:23:40 ID:7gFzKdaU0
- 虹色のソフトモヒカンでアロハシャツの上にブレザーを羽織ったサングラスの男が
公園のベンチで酒を飲んでいる。
「いやあ、外で飲む酒ってなんかいいよなぁ」
空の月を見上げながら呟いている。
- 342 :????:2010/05/31(月) 21:46:17 ID:Ca7X1Nb2O
- >>341
そんなのほほんとした虹色ソフトモヒカンの前に、空から真っ白な髪の、胸の大きな女の人が降って来たのです
その格好はなんだか訳の解らない英語が書かれたシャツに短パンと言うラフな格好ですが、ラフすぎて色々危ういです
- 343 :?:2010/05/31(月) 21:46:48 ID:PBnIervYO
- 公園の片隅で、白かったり黒かったり茶色かったりのもふもふした丸っこい物体が、集まってきゅーきゅー鳴いている。
- 344 :東西南北 良方:2010/05/31(月) 21:51:09 ID:7gFzKdaU0
- >>342
酒を飲んでご機嫌だったが突然空から女の人が降って来たため驚き酒を吹いてしまう。
「ブッ!!大丈夫かあんた!?」
立ち上がり女に駆け寄る
- 345 :????:2010/05/31(月) 21:56:12 ID:Ca7X1Nb2O
- >>344
「え?」
女の人は突然掛けられた声に反射的に反応して
「ぷっ、な、何その頭……」
失礼な事に大爆笑し始めました。
全力の大爆笑にも関わらず特に痛がっている様子はありません。
どう見ても無事です。
いったい、どうやって着地したのやら
- 346 :東西南北 良方:2010/05/31(月) 21:58:08 ID:7gFzKdaU0
- >>345
いつも通り頭を見られ笑われる。
「……おかしいの?」
かっこいいと思うんだけどなーと小さく呟く。
「ま、ケガとかないならいいんだけどよ」
「飲む?」
日本酒を差し出す、一瞬でこの状況に適応したようだ
- 347 :????:2010/05/31(月) 22:04:45 ID:Ca7X1Nb2O
- >>346
「その美的感覚は絶対ズレてると思うよ……」
ひくひく、と身を引きつらせながら笑いを堪えようとしています。そうして暫く、なんとか収まったのか
「あぁー……久し振りに良いもの見たわ。ごめんね、笑っちゃって」
ふぅ、と一息吐き
「お酒? んー、貰いたいとこだけど仕事中なんだよねー……」
腰から薄っぺらい板状の物を取り出しつつ、考えるように頭を振ります
「どうしようかなー……銘柄は?」
- 348 :東西南北 良方:2010/05/31(月) 22:07:35 ID:7gFzKdaU0
- >>347
「ピンクに戻すか……」
髪を上に引っ張り呟く。
「仕事中かー、何でまた上から落ちてきたんだ?」
「霧島の黒だよ、魔王もあるけど」
酒を休憩しシガリロを吸い始める。
銘柄はアル・カポネ。
- 349 :????:2010/05/31(月) 22:17:26 ID:Ca7X1Nb2O
- >>348
「ピンク……くぷ」
ピンク色のモヒカンを想像したのか、吹き出しそうになりながらもなんとか笑いを噛み殺しました
「あぁ、測量してたの。私趣味で地図作ってるんだけど、ほらこの都市定期的に場所が入れ替わったりするじゃない?
だから定期的に測らないといけないんだけど、やっぱり空から見ると楽なのよ。だから、ちょろっと翔んでたんだけど、着地でびっくりさせちゃったかな? やっぱ、飛行出来るようにならないとダメかなー」
あはは、と冗談言うようにいいつつ
「霧島かー……じゃ、ちょっと貰おうかな。遅れても大して問題ないしね」
そう言って、酒を受け取らんと手を伸ばす
その際、かなりの存在感を主張する胸が揺れた
- 350 :東西南北 良方:2010/05/31(月) 22:22:57 ID:7gFzKdaU0
- >>349
「うーむ?」
何処がおかしいのか全くわかっていないようだ。
「空か……グラトニーに手伝ってもらわないと俺は無理だな」
「ほい!」
酒を渡す。
揺れる胸に一瞬目が行くが特にうろたえることも無い。
「かー、この安っぽいながらも重めの煙がいいぜー」
シガリロの紫煙をくゆらしつつ酒を飲む。
- 351 :????:2010/05/31(月) 22:30:19 ID:Ca7X1Nb2O
- >>350
「グラトニー? あ、ありがと」
女の人は突然出て来た名前をおうむ返ししつつ、お酒を受け取りました
胸に目が来るのは慣れっこなので気付いていても突っ込みません……そして豪快に、ぐいっと酒を呷りました
「っあぁ……旨いなぁ。
はぁーー……外でやるのもたまにはいいねぇ」
だいぶジジ臭いです。白髪ですし、老人なんでしょうか
そうしてザルのようにぐいぐい酒を呷りつつ、漂う煙に目をやると訪ねます
「美味しいの、それ?」
- 352 :東西南北 良方:2010/05/31(月) 22:33:08 ID:7gFzKdaU0
- >>351
疑問に答える。
「俺の相棒な」
酒をぐいっと一口飲む。
「外いいよなぁー、ひとり酒もいいがたまには他の人がいても悪くないな」
ははっと笑う。
「美味いぞ」
「煙草よか高いけど葉巻より安いしな」
いる?とばかりに一本さしだす。
- 353 :????:2010/05/31(月) 22:40:44 ID:Ca7X1Nb2O
- >>352
「相棒かぁ……なんかいいねぇ、そう言うの」
そう呟く女の人の目は少し遠くを見ていました
「まぁ、迷惑とか考えなければ誰かと飲むのも悪くないねー」
そんな事を言うのは酒癖が悪いからなのでしょうか、それとも?
そういえば、さっきからかなり飲んでいるのに顔色一つ変わっていません。
「ふーん……あーいや、いいよ。もう酒貰ってるしね」
ありがと、と言いつつ、誘いを断りました
- 354 :東西南北 良方:2010/05/31(月) 22:45:30 ID:7gFzKdaU0
- >>353
「因みにコイツね」
そういうと虚空から漆黒の大剣が現れ良法の隣に突き刺さる。
剣の一分がにゅっと伸びると獅子の頭が表れた。
「がふがふ」
よろしくと言う意思表示をしているようだ。
「はは、だな」
「つーかアンタ酒強いなー」
一方良法も全く顔が赤くなっていない様子で有る。
お互い酒豪なのだろう。
「お、そうかい」
一本出したシガリロが虚空に消える。
「そういやまだ名乗っても無かったな」
「俺は東西南北良法(よもひろ りょうほう)だ、あんたは?」
- 355 :六条導人:2010/05/31(月) 22:56:00 ID:Ca7X1Nb2O
- >>354
突然現れ挨拶をしてきた剣に笑みを投げ
「宜しく」
短い言葉を遣る
「そう言うアンタもね。ま、強くて良い事なんてあんまないけど」
酒代掛かって仕方ないし、と冗談めかしていいました
「ん、東西南北か。珍しい苗字だね……残念ながら私はそんなに特殊でもないけど……」
「六条導人(ろくじょうみちひと)だよ。導く人って書いてみちひとだ。宜しく」
- 356 :東西南北 良方:2010/05/31(月) 22:59:17 ID:7gFzKdaU0
- >>355
「がふっ」
導人に声を返すグラトニー。
「まあな」
「酒は嗜む程度が丁度いい」
おっさんのようなことを呟きながら酒を煽る。
「ま、ニコチンは欠かせねえけどな」
「よろしく、導人」
- 357 :六条導人:2010/05/31(月) 23:15:26 ID:Ca7X1Nb2O
- >>356
「なんか可愛いなぁ、お前」
返事をしたグラトニーにちょっとした愛らしさを感じつつ
「嗜む程度が良いんだろうけど、それじゃ満足出来ないのが困り処だよねぇ……」
ふぅ、と酒臭い息を吐き
「はは、味混ざったりしないの? 凄い味しそう」
カラカラ笑うとぐっと背伸びをしました。胸がぐっと前に押し出されて、その巨大な珠がふよふよと揺れます
「さって、そろそろお仕事戻りますか。あんなのでも一応需要あるしね。
んじゃ、良方お酒ありがとさん。かなり呑んじゃったからお代と……これはお近付きの印」
そう言うと、お酒代と小さく畳まれた地図を渡し(押しつけ?)ました
「こっちは、まあすぐに役立たずになると思うけど役立つ間は使ってよ」
地図をとんとん叩きつつ苦笑します。
そして手を振ると、闇に紛れる帯状の物がレールのように空に向かって伸びて
「じゃ、またね」
挨拶と共に、導人は空へ跳び登って行きました
//眠気がワロスな感じなのでこれで失礼します
//絡んでくださってありがとうございました!
- 358 :東西南北 良方:2010/05/31(月) 23:21:38 ID:7gFzKdaU0
- >>357
「がふがふ」
少し照れている様子だ。
「金が酒と煙草に消えていく〜♪」
ご機嫌な様子だ。
ちらっと胸を見つつ地図と金を受け取る。
「お、サンキュ。 方向音痴だから調度良かった」
「じゃーなー」
手をひらひらと振り、酒をもう一杯飲む。
「楽しかったな、そろそろ帰るか」
グラトニーを消し歩き出す。
煙草の紫煙を残し講演を去っていった。
//楽しかったです!!また今度絡みましょう!!
- 359 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/01(火) 19:41:30 ID:H7lHDeHo0
- 異能都市内、とある公園。
街灯に照らされたベンチで、一人の男が本を読んでいた。
「…………」
黒、灰。左右で色の違う目が、文字を追う。
本のタイトルは『脳筋でも分かる! 魔術の基本② -魔術の仕組み-』。
素晴らしくふざけたタイトルではあるが、どうやら魔術の入門書のようだ。
「……あー、はいはい。解らんでもないでもないでもないな。
そういう事か。へー…………」
- 360 :ブリッツ・アーレント:2010/06/01(火) 20:14:38 ID:nWKoaA8o0
- 「………はぁー…」
なにやら落ち込んだ様子で、ふらふらと公園に入ってくるトカゲのような頭をした男。
長い尾をゆっくりと左右に振りながら、休む場所を探す。
- 361 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/01(火) 20:18:08 ID:H7lHDeHo0
- >>360
「……ん」
ふと、本から目線を上げ、トカゲ頭の男を見る。
「……異能都市マジパネェ」
もう少し前なら『!?』とリアクションをとっていたが、異能都市的に感覚が麻痺しているようだった。
- 362 :ブリッツ・アーレント:2010/06/01(火) 20:20:45 ID:nWKoaA8o0
- >>361
「………」
気力がないのか、軽く会釈するだけ。
「…誰だか知らんが、ちょっと愚痴に付き合ってくれないか」
アルコールでも入っているのだろうか。
ちょっとだけ顔が赤い。
- 363 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/01(火) 20:25:02 ID:H7lHDeHo0
- >>362
「……極めて了解」
本を閉じ内ポケットに仕舞うと、端の方へと移動した。
「まずは座って話し始めればいいんじゃねえかな。うん」
- 364 :ブリッツ・アーレント:2010/06/01(火) 20:29:47 ID:nWKoaA8o0
- >>363
どすん、と彼の隣に座る。…身長185cmくらい、けっこうでかい。
「…俺はブリッツ。ブリッツ・アーレントだ。
つい一昨日までは某所で監視員の仕事をしてたんだ、一応」
いきなり自分語り。まぁ、酔っ払いなので大目に見てあげよう。
「……んで、だ 一昨日 なんだ
事務所脇にLPガスのタンクがあるんだけどさ」
…話の脈絡が読めないけど、まぁ、酔っ払いなので。
「……爆発させちまったんだ、タンク」
- 365 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/01(火) 20:32:57 ID:H7lHDeHo0
- >>364
「あー、俺は黒金鋼という。警備員だ」
とりあえずこちらも名乗り返しておいた。
頷きながら、ブリッツの話を聞く。
「……えっと」
言葉に困っている。
「……俺はこういう時どういう言葉をかけて良いか分からないんだが。
つまりあれか、その一昨日まで、ってのは――」
そこから先を言うのは、流石に。ねえ?
- 366 :ブリッツ・アーレント:2010/06/01(火) 20:38:26 ID:nWKoaA8o0
- >>365
「…首が飛んだ」
言われる前に、言う。
「いや、普通タンク爆発しないだろ?
LPガスタンクが爆発とかしたら大惨事だろ?
だから普通タンクは爆発しない、話のわかるヤツだ」
「…発電できる体質なんだけどさ、暇で、こう」
指先でCの字を作り、指先に電光を走らせる。
…タンクが劣化気味だったとか、色々理由はありそうだが、やってしまったらしい。
- 367 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/01(火) 20:42:16 ID:H7lHDeHo0
- >>366
「うおー……そりゃキツいなおい……」
予想通り、というか。
「あぁ、まあ。うん。大惨事で済む話じゃねえな」
相槌を打っている。
「それはまた……随分とやらかしたな」
気の毒そうに、眉をひそめて言う。
「……で、働き先なんかの目処はあんのか?」
抉るような一言。
- 368 :ブリッツ・アーレント:2010/06/01(火) 20:43:37 ID:nWKoaA8o0
- >>367
「幸い朝早い誰も居ない時間で…
被害は書類と機材と…まぁ、金で何とかなるモノだけだったからいいんだ」
誰かに怪我をさせたら、迫害されていたかもしれない。
「………」
無いから困っているのだ。
- 369 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/01(火) 20:47:24 ID:H7lHDeHo0
- >>368
「……ま、まあほら。怪我人が出なかったんなら良かったじゃねえか」
若干表情が引きつっている。
「その沈黙は――そういうことか」
うーん、と腕を組んで唸る。
「……すまん、特に力になれそうな事は無い。
とりあえずは……バイトとかしてみたらどうだ? 収入ゼロよりはいくらかマシだろう」
- 370 :ブリッツ・アーレント:2010/06/01(火) 20:49:35 ID:nWKoaA8o0
- >>369
「…タンク爆発させたヤツを雇うような場所なんてそうそう無いだろ」
というか、タンクを爆発させるヤツ自体そうそう居ない。
「……はー…」
おさき まっくら。
- 371 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/01(火) 20:54:18 ID:H7lHDeHo0
- >>370
「そりゃ正論だな」
苦笑して、頭をかく。
「……うーん」
こっちもこっちで色々と考えているところに。
――ピピピ
と、携帯の着信音が響いた。
「……っと、メールか」
メールの内容を確認し、携帯をを懐にしまう。
ベンチから立ち上がると、黒金は言う。
「悪い、仕事が入っ――」
と、言いかけて『しまった』というような表情をして硬直。
数秒後。
「――じゃ、じゃあな!」
黒金は、ロングコートをはためかせながら、公園を去っていった。
- 372 :ブリッツ・アーレント:2010/06/01(火) 20:58:40 ID:nWKoaA8o0
- >>371
「ん…なんだ、用――」
その一言を聞き、こちらも硬直。
「……お、おう 頑張って…こい、よ…」
声を押し殺して、つくり笑顔で彼を見送る。
このトカゲ男に未来はあるのか―――
- 373 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/01(火) 22:01:11 ID:WVrfsEdY0
- 【AGカフェ】
「…す〜…す〜…」
【…の隅っこの席に、寝息を立てる少女がいる】
「……」
【何だかさみしそうだ】
- 374 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/01(火) 22:33:01 ID:Q5Vehosk0
- 【カラン・・・カラン・・・と扉の音が為る】
「いや〜この前にあんなことがあったちゅうに結局来てまうワイも変わりもんというか・・・」
なにやら自問自答している。
「しかし、ここのコーヒーは手放すには惜しいしなぁ」
随分とコーヒーが気に入ったようだ。
昨日の狂信者ばりばりのオネーちゃんが居ないことを祈ろう。・・・って、
>>373
「おや、いつぞやのお嬢ちゃんや」
隅っこで寝ているディスに眼がいく。
「・・・風邪ひくかもしれんけど、かといって起こすってのもなぁ」
【毛布でも借りてこようかと考え始めた】
- 375 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/01(火) 22:36:05 ID:WVrfsEdY0
- >>374
「zzz…う〜…」
【とても気持ちよさそうに寝ている…】
「あう…」
【でもなんだか悲しそうに見えるような】
「…(ゴロゴロ」
【寝ている席から転がり落ちている】
- 376 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/01(火) 22:38:52 ID:Q5Vehosk0
- >>375
「あかん、この娘、寝相が悪すぎや」
困ったような表情をするコーディ。実際、少し困っている。
「そんな冷たい床で寝たら風邪引いてまうし営業妨害やで。まったく」
ディスを持ち上げて席に直そうとしている。
【ゆらゆらと揺れるから起きるかもしれない】
- 377 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/01(火) 22:43:23 ID:WVrfsEdY0
- >>376
「あう…?」
【持ち上げられた拍子にディスはゆっくりと目を開けた】
【目を覚ましたらしい】
「……あう〜…こんば…」
【でもまだ半分寝ているような顔だ】
【ゆっくりと椅子に座りながら頭を下げた】
- 378 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/01(火) 22:46:28 ID:Q5Vehosk0
- >>377
「ああ、こんばんわ・・・もう夜か?こんばんわや。ディス嬢ちゃん。
前に一度会うたな。コーディ・ウルフウッドや」
気さくに挨拶すると、店員にジュースを注文する。
ディスの気付けにでもなればというくらいの考えだ。
「しっかし、この前は一人で歩いとったし、今日はここでお眠りやなんて随分神出鬼没や」
冗談めかしてそんなことも言ってみる。
- 379 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/01(火) 22:50:02 ID:WVrfsEdY0
- >>378
「あうあう〜…そうだったの『こーでぃ』なの」
【頷きながら微笑む。ほわほわしてる】
「あう〜…ねるときはあぶなくないところでねよっておもってなの…」
【昼寝する場所を決めているようだ】
- 380 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/01(火) 22:53:39 ID:Q5Vehosk0
- >>379
「ええ心がけや。ねぐらの安全確保は基本中の基本やで」
そう言って、ディスの隣に腰掛けるコーディ。
丁度、注文したコーヒーとジュースが運ばれてくる。
ジュースはディスの前に置いた。おごりだ。
「さて・・・や。ワイにはこれでも一人娘がおってな」
急にそんな話をし始める。
「女の子が元気なくしとるのには敏感なつもりや。
勘違いやったら、カッコ悪いけど、多少の気分晴らしやったら付き合うで」
- 381 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/01(火) 22:56:10 ID:WVrfsEdY0
- >>380
「あうあう…ありがとなの〜」
【嬉しそうにジュースを飲み始めた】
「…あう〜。やっぱりげんきないみたいなのかなの?
…う〜、かぞくなの〜。いいなの〜」
【ちょっと嬉しそうにする】
「…ちょっとともだち…『さゆり』がげんきなくて…
あんまりちかづかないでほしいっていわれてなの…」
【少しだけ暗い表情で言う。やや言葉足らずに見える…】
- 382 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/01(火) 23:00:12 ID:Q5Vehosk0
- >>381
「・・・さゆり?」
考える。あの一件の後(この店で小百合と一触即発になったことがある)調べた。
千夜の秘書だか何だか、とにかく偉い立場らしい女だったか。
ちなみに筋金入りのアレであるとも認識している。
「嗚呼・・・なんや偉い気難しい女やったからなー。
でも、君と千夜のお偉いさんがお知り合いってのは意外な接点や」
ぶっちゃけイキナリ店ごと攻撃だの、壊れたものは保証でOKだの、
コーディから見れば傲慢と狂信を絵に描いたような女だったが。
- 383 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/01(火) 23:05:33 ID:WVrfsEdY0
- >>382
「あうあう〜。ここにくるまえからしってるからなの」
【そう言ってほほ笑む。思ったよりも長い付き合いのようだ】
「あう〜。なんだか『さゆり』、すごくなやんでるみたいなの…
かんがえるじかんほしいっていってたからなの…」
【そこまで言って。少しため息をつく】
- 384 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/01(火) 23:13:01 ID:Q5Vehosk0
- >>383
「悩んでいる・・・なぁ。そーいや、君のことよく知らんけど千夜と関わりでもあんのか?」
あの手のタイプの悩みなんてご主人様(千夜に名高き変態総帥)への忠誠云々だの、
敵を効率的にサーチアンドデストローイくらいしか思いつかなかったりする。
(まあ、ワイの知っているあの女と彼女の知っとる姿とはまた別もんか・・・)
結局そのように結論をつける。最初から敵対ムードだった己では見えないものがあるのだろう。
「んで、友達が何を悩んでいるのか解らず、力になりたくてもなれんで元気ないってとこか」
話の前後を噛み砕いて、自分の推測を述べてみる。
- 385 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/01(火) 23:16:58 ID:WVrfsEdY0
- >>384
「あうあう…せんや…」
【しばらく考えた後。「わかったの!!」と手を叩く】
「せんやっていうがっこにいってるなの!」
【関わり…なのだろうか】
「うん…むりすることあるからしんぱいなの…
でも…『でぃす』にわるいこと…ちょっとけがしたのが
わるくおもってるのかなの…」
【何となく何か悩んでいると思われることをことを言っている】
- 386 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/01(火) 23:31:15 ID:Q5Vehosk0
- >>385
「なるほど、学生さんか」
そう言いながら考えは全く別の方向だ。
(千夜が確保しとるってことか?ディス・・・Ⅹ(ディス)
この子、はぐれの実験動物って可能性が高いな。そうなると解せんのが利用やなくて、
ホンマにこの子にあの女が負い目を感じておるか・・・)
そこで思い出す小百合の台詞。自分と友人の問題云々と言っていた。
(いや、こりゃマジか。どうやら身内には随分と違う顔見せるタイプみたいや)
と、結論付けた。もちろん、表面上はおくびにも出さない。
「どうやら彼女は君に負い目があると解釈してええかな。
そうなると難しいな。君が気にしないっちゅうても、君の顔見るだけで罪悪感って奴が刺激されてまう。
どうも、内向して自分追い込むタイプみたいやし、下手に刺激せんほうがええんちゃうか?」
しかし、問題は一緒にディスまで悩んでいること。これでは互いによくない。
「・・・はぁ〜。どうやら変なところ似たモン同士みたいやね。君が責任感じてもしゃあないことやで?
時間が解決するのに任せるか、何か状況を変化させるような切っ掛けが必要かもしれんなぁ」
- 387 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/01(火) 23:34:24 ID:WVrfsEdY0
- >>386
【コーディがそんなこと考えているとはつゆ知らず】
「そっかなの…う〜ん…
あんまりしんぱいしたくないけど…むりしないかしんぱいなの…」
【落ち込んだ雰囲気ではなくなってきたが…心配そうだ】
「う〜ん…やっぱりそれしかないのかなの…」
- 388 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/01(火) 23:39:28 ID:Q5Vehosk0
- >>387
「踏み込みすぎても荒れるばかりやからなー。
とにかくチャンスを逃さんことや。存外ちょっとしたことで仲直りできるかもしれんからな」
そう言ってニヤっと笑った。
千夜が確保した実験体。・・・最悪ディスに銃口を向けるような事態もありえるのか?
あまり想像したくない。子供に銃を向けるなんて格好悪いにも程がある。
嫌な逡巡が過ぎった。
「すまんな。あまり力になれんで。
・・・少しは気が晴れたか?こういう問題は悶々とするのが一番アカンねんで。
周りと相談するってのは大切なことや。まあ、赤の他人のワイが言っても説得力不足かもしれんけどな」
- 389 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/01(火) 23:42:07 ID:WVrfsEdY0
- >>388
「あうあう〜。
そっかなの…なかなおりするほうほうさがしてみようかなの〜」
【少し考えながら言った】
「あうあう、しんぱいないの…ちょっとげんきになれたなの。
だれかにおはなしするのはいいことなの〜」
【笑顔が少し柔らかくなっている】
- 390 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/01(火) 23:47:39 ID:Q5Vehosk0
- >>389
「うん、それがええ。子供は笑顔が一番や。
しかめっ面なんぞ大人になればいつでもできるさかいな」
そんなことを言いながらディスの頭をわしわし撫でてやる。
「まあ、アレや。元気になったなら甲斐もあったってもんやわ」
そう行って席を立つ。
「ちょっと長いし過ぎたな。ほんじゃあまた会おうや。
帰りは気をつけるんやで」
【コーヒーを飲み終えて、喫茶店を後にするフィクサーであった】
- 391 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/01(火) 23:50:33 ID:WVrfsEdY0
- >>390
「あうあう〜。えがおえがおなの〜」
【撫でられながらにっこりとほほ笑んだ】
「げんきにするなの〜。またねなの〜!」
【大きく手を振って見送った】
「あう〜…おなかすいたなの」
【ため息をつきながらテーブルに顎をつけた】
- 392 :兄妹:2010/06/02(水) 21:15:43 ID:ZOM.z7ps0
- どこぞの路地裏。
携帯片手に操作する喪服の妹、銀色の瞳の兄。
「来ますかねぇ」
「来るんじゃない、かな?」
彼らは誰かを待っていた。
- 393 :ミラージュ:2010/06/02(水) 21:21:36 ID:fqURxG6Q0
- >>392
「ふむ」
今日も街をふらふらと歩く少女。
何か資料に目を向けながら裏路地に差しかかる。
「最近の上の方は理解できませんね……」
資料の束をぴらぴらと手でなびかせ、
ふと資料から目を離し、顔を上げる。
「おや」
二人が目に入った。
- 394 :兄妹:2010/06/02(水) 21:28:26 ID:ZOM.z7ps0
- >>393
「誰か来たね」
「そうですね、あれが団長さんですかね」
こつこつ、上等な黒い皮靴の底を鳴らしてミラージュに近寄る妹。
「あなたが団長さん、ですか?」
- 395 :ミラージュ:2010/06/02(水) 21:29:36 ID:fqURxG6Q0
- >>394
資料を封筒に直し、その封筒も鞄に直す。
改めて二人に目をやり。
「そうとも、呼ばれている……らしいですね」
非常にあいまいな返事。
- 396 :兄妹:2010/06/02(水) 21:35:06 ID:ZOM.z7ps0
- >>395
「つまり、呼ばれているということは事実なのですね?」
ならそれでいいですよ、と妹はつまらなさげに息を吐いた。
「時間があまりないので話は超スピードで進めさせていただきます。
私たちを、この都市の”歪み”へ連れて行って欲しいのです。
あなたの、技術で」
- 397 :ミラージュ:2010/06/02(水) 21:38:06 ID:fqURxG6Q0
- >>396
「歪みに? 何故?」
「そして私にそうする事で発生するメリットは?」
表情は変わらず、ただ淡々と述べる。
- 398 :兄妹:2010/06/02(水) 21:42:51 ID:ZOM.z7ps0
- >>397
「理由は至って簡単。私たちが『行きたいから』です。
代価は支払いましょう。それでは駄目ですか?」
無表情な少女が淡々と語りあっているのを見て、兄がおろおろし始めた。
- 399 :ミラージュ:2010/06/02(水) 21:51:45 ID:fqURxG6Q0
- >>398
「そこではありません、行って『どうする』のです?」
鞄を地面に下ろす。少なくとも今すぐ去る気は無いらしい。
「代価、ね……具体的には何が? それ次第では考えましょう」
- 400 :兄妹:2010/06/02(水) 21:55:55 ID:ZOM.z7ps0
- >>399
「あ、素で言い忘れてましたね」
中の人の阿呆さが良く分かるひと時であった。
「探し物をします。……いや、探し人かな?
でも死んでいるから物でいいのかな」
首を捻って、にやりと笑う。
「現金でもいいですが。それではあなたはつまらないと言いそうですね。
人が持っていなくて私だけが持っているモノ――冥界の魔。それを、お伝えしましょう」
- 401 :ミラージュ:2010/06/02(水) 22:01:58 ID:fqURxG6Q0
- >>400
「なんだそうだったのか……」
てっきり隠し通すのだと思ってた中の人。
「死人を、探す?」
でてきた答えに思わず首をひねる。
「冥界の魔……面白そうですね、お受けしましょう」
ひねった首を前に倒し、上げた顔で少女は笑った。
- 402 :兄妹:2010/06/02(水) 22:07:51 ID:ZOM.z7ps0
- >>401
モニターの向こうで顔真っ赤になってる中の人であった。
「ええ、死体が『取りこまれて』しまいました。
よかった、それでは早速お願いしますね……兄さん」
「うん!」
妹が兄に向けてこっちこっちと手を振った。
ぴょこぴょこついてくる兄。
- 403 :ミラージュ:2010/06/02(水) 22:12:07 ID:fqURxG6Q0
- >>402
「まあ、待って下さいよ」
兄妹に掌を向け、静止させるように。
「報酬は後払い、というのはどうです?」
- 404 :兄妹:2010/06/02(水) 22:18:18 ID:ZOM.z7ps0
- >>403
「後払い。まあ、それでもいいですが」
「未烏、払わないで逃げちゃうかもよ?」
「だま☆らっ☆しゃい」
突如始まるショートコント。
「……結構です。それでは」
「私たちを、歪みに導いてください」
- 405 :ミラージュ:2010/06/02(水) 22:29:06 ID:fqURxG6Q0
- >>404
「逃げても構いませんよ。逃げる事が出来たら。の話ですが」
背中の剣を抜きとる。
銀色の至って普通の剣に見えるが……?
「では、行きましょう」
「せやっ!」
横に一線。
空間に剣線を沿った一筋の線が見える。
剣を背中へしまうと徐にそれに手を触れ、縦に押し開いた。
「どうぞ」
その先の空間は正しく歪み。
- 406 :兄妹:2010/06/02(水) 22:31:48 ID:ZOM.z7ps0
- >>405
「……へえ」
ぴくりと動く妹の瞳。
面白いじゃないですか、とでも言わんばかりに細められた。
「……ああ、こういう感じで行けばいいんですね……なるほど。
ありがとうございます、では」
「れっつごー?」
「ごー、ですよ」
空間の裂け目に、身体をねじ込んだ。
- 407 :ミラージュ:2010/06/02(水) 22:35:18 ID:fqURxG6Q0
- >>406
「……興味がありますね」
すると、自らも身体を入れる。
- 408 :兄妹:2010/06/02(水) 22:39:06 ID:ZOM.z7ps0
- >>407
「なんか変な気分ですね。兄さんどうです?」
「いきぐるしい!」
「息してないでしょう」
「ばれた!」
妹はポケットから額縁を取り出して、入っているモノを見つめる。
「……さて、どのあたりでしょうね」
- 409 :ミラージュ:2010/06/02(水) 22:42:37 ID:fqURxG6Q0
- >>408
「死人、と仰いましたが、何故そんな物がここにあると?」
あとからてこてこついてきて尋ねる。
漫才の流れが拾える人間ではない。
- 410 :兄妹:2010/06/02(水) 22:46:50 ID:ZOM.z7ps0
- >>409
「街の表はくまなく探しましたが、見つからなかったのです。
ならば歪みに紛れた、と考えるのが妥当ではないですか?」
額縁の中に入っていたのは、一匹の蝶――否、蛾の標本。
薄い水色の翅が、ぴんと伸ばされて磔になっている。
「この子のおかげで面倒なことになりましたよ、まったく。
道順は一応この子に聞きますが、何しろ歪みですから道順そのものが変わっているかもしれない」
頭を抱えて溜息一つ。
- 411 :ミラージュ:2010/06/02(水) 22:51:31 ID:fqURxG6Q0
- >>410
「はぁ……」
標本に目を向けながら、ついていく。
「……それは何ですか?」
暫く眺め、気になった様子。
- 412 :兄妹:2010/06/02(水) 22:54:54 ID:ZOM.z7ps0
- >>411
「兄さん、この子なんて言ってます?」
「『北へ行け、と子に命じた』って言ってるよ」
そう言われて、少女は磁石を見る……狂っている。
「死体がなくなって蛻のからになった私たちの根城に、この子が力尽きて落ちてました。
多分、自分の子を私たちが管理していた死体に産み落としたのでしょう。
人間として育てたいと、そう願ったのかもしれません」
ぎりっと、標本を持つ手に力が込められる。
- 413 :ミラージュ:2010/06/02(水) 22:57:43 ID:fqURxG6Q0
- >>412
「……」
自分には解らないな。
そう思い、話を切り捨てた。
「それで、見つかりそうですかね?」
- 414 :兄妹:2010/06/02(水) 23:00:12 ID:ZOM.z7ps0
- >>413
「これがまた厄介です。
蛹になると無防備になるだろうから、歪みの奥深くに身を潜めるよう命じられてるみたいです」
溜め息。二回目。
「北、らしいですけど。残念ながら磁石が狂ってますね」
「ぐるぐるしてる」
- 415 :ミラージュ:2010/06/02(水) 23:06:54 ID:fqURxG6Q0
- >>414
「はたして、見つかるのでしょうか?」
ミラージュは首をほぼ真上に向けて話している。
- 416 :兄妹:2010/06/02(水) 23:10:42 ID:ZOM.z7ps0
- >>415
「ぶっちゃけ言えば根競べです。
私たちが先に折れるか、それとも私たちが歪みの流れを掴むか。
まあ根競べが強いかどうかは置いといて、私たちは後者でなければならない」
「上に何かあるのー?」
――ふっと、薄い青色の燐光が。
三人の間を通り過ぎた。
- 417 :ミラージュ:2010/06/02(水) 23:14:53 ID:fqURxG6Q0
- >>416
「大切な物なのですか?」
あくまでも死人。
ミラージュには理解が出来ない。
「……? なんでしょう」
振り返り。
- 418 :兄妹:2010/06/02(水) 23:18:35 ID:ZOM.z7ps0
- >>417
「赤の他人の死体なんです。
先日その人の家族に挨拶しました。泣かれました。
そんな人たちに『死体失くしちゃいました☆』などと言えますか」
「……いまの、何処から来たかな。なんか怪しい」
「あ、ちょっと兄さん!」
燐光の流れて来た源に向かって、兄が走り出す。
慌てて妹も走り出した。
- 419 :ミラージュ:2010/06/02(水) 23:20:58 ID:fqURxG6Q0
- >>418
「……まあ、そうですね」
経緯はきかず、ただ頷く。
「追いかけましょう」
少女は自分の身長程宙に浮き、二人を追いかける。
- 420 :兄妹+蛹:2010/06/02(水) 23:25:30 ID:ZOM.z7ps0
- >>419
かっかっと二人分の靴の音が響く。
それがどれほど続いただろう、兄の足はとある廃教会の前に止まった。
「よい、しょ」
錆び付いた扉を開け、奥に進む。
罅割れた十字架の下に、少女?が倒れていた。胎児のように丸まっている。
少女?の周りには、薄い膜のようなものが張っている――
「……遅かったか。もう蛹になってる」
ち。妹が舌打ちした。
- 421 :ミラージュ:2010/06/02(水) 23:29:51 ID:fqURxG6Q0
- >>420
「蛹……?」
見れば、その様ではあるが。
どう見ても人である。
- 422 :じ:2010/06/02(水) 23:33:59 ID:ZOM.z7ps0
- >>420
無言で指差す、その先にある少女の背中から、翅のようなものが生えかけていた。
「ああ、どう説明したらいいんだろう……死体が蟲に乗っ取られました?」
「それでいいんじゃないかなあ」
「……殺されませんかね」
「僕は死んでるからしーらない」
くるりと踵を返して、ミラージュに向き直る。
「すみません、やろうとしてたこと、出来ないみたいです。
もうなにも出来ないので、帰ります」
悔しそうに眉を寄せて、言った。
- 423 :ミラージュ:2010/06/02(水) 23:37:10 ID:fqURxG6Q0
- >>422
「……?」
暫く眺めていたが、
妹からでた言葉に面食らった様子。
「いいんですか?」
背中の剣を抜きながらそう答える。
- 424 :ミラージュ:2010/06/02(水) 23:37:41 ID:fqURxG6Q0
- //こたえちゃねぇよバカ……。
//あたしのばーーーか!!!
- 425 :兄妹:2010/06/02(水) 23:41:03 ID:ZOM.z7ps0
- >>423
//おちつけwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
「ええ、仕方ないです。私、あの膜に触れないんですよ……」
ち、ともう一度舌打ち。
それから面をあげて、
「……帰ります。家族の方に、説明しなきゃ」
もう一度下げる。
肩がわなわな震えていた。
- 426 :ミラージュ:2010/06/02(水) 23:44:14 ID:fqURxG6Q0
- >>425
//これから寝ようかな新キャラだそうかなゲームしようかなとか思いながら打ってたらこうなったんだよ!ばーかぁ!
「……そうですか」
来た時と同じよう。剣を振り、元の場所への道を作る。
「それでは」
- 427 :兄妹:2010/06/02(水) 23:46:45 ID:ZOM.z7ps0
- >>425
//いいから落ちつけwwwwwwwwwwwwwwwwww
「……ええ」
幾分落ち込んだ様子で、道を通る。
兄が心配そうにそれを見ていた。
「代価の支払いが必要になった時には、呼んでください」
そう言って、二人は姿を消した。
蛹の少女?は、ただただ眠り続けている――
- 428 :ミラージュ:2010/06/02(水) 23:55:37 ID:fqURxG6Q0
- >>427
//……アンタが落ち着けwww
「では、また」
先に消えた二人を見送り、少女は振り返る。
視線の先には蛹と呼ばれた少女。
暫く見つめていたが、何かのスイッチが入ったように急に振り返りそのまま少女の元を、歪みを去ってしまう。
「解らないものには関わるべきでは無いですね」
小さく首を振り、鞄を持ち直すと夜の空に飛んで行った。
- 429 :ロザリア・ロートシルト:2010/06/04(金) 00:21:51 ID:rSRBD9/U0
- 【公園】
「ふぅ、今日も良く働いたわねぇ。」
勤め先のコンビニで廃棄予定の弁当を貰い
誰もいない寂れた公園のベンチで月を見ながら一休み。
- 430 :アイリス/神羽荘204号室の住人:2010/06/04(金) 01:12:42 ID:pv/9H31E0
- 【公園】
公園の傍を通りかかるアイリス。
明確な目的は無いが、強いて挙げるとするなら捜索の手掛探し。
「ご苦労様。皆、元気そうで何よりだよ。」
公園の木々に、笑みを向けた。
周囲から、コウモリの鳴き声がした。
- 431 :黒瑪瑙:2010/06/04(金) 06:27:29 ID:E4Ka56rgO
- 「んーっ」
とある喫茶店の前で背伸びをする少女が一人。
彼女の朝はだいたい6時ぐらいから始まる。
「さて、今日も始めますか」
コーヒーメーカーのスイッチを入れつつホールにある椅子を机の上にあげ、掃除機で掃除を始めた。
深夜も営業している為、掃除は早朝の方が効率がいいのだ。
掃除の最中、いきなり二階から目覚ましが鳴り響く。
どうやらクロスの部屋からだ。
「……これで『一回鳴っただけじゃ起きれない』
って言うから、驚きものですよねぇ」
やれやれと言いつつ黒瑪瑙は掃除機のスイッチを切ってフロアを片付け、
料理の仕込みに向かった。
「ゼオラさんが来る前にスープは作っておきたいなー。
あ、後で一号さんと二号さん用に買い出しメモ作らなきゃ。
水は……あー、ホイさんが飲んだのかな、残り少ないや。
あれ? 鶏肉もなくなってる!?
犯人はネギかクロスのどちらかですね……」
盛大に溜息を吐くと同時に目覚ましが二回目のベルを鳴らす。
こうしてAGカフェの朝は始まるのであった。
- 432 :朝宮暁:2010/06/04(金) 18:48:30 ID:/k2gysHgO
- 「金曜日」
朝宮暁は呟いた。金曜日である。
「金曜日だ。大方のヤロウどもは週末の予定なんぞ考えながら家に帰る夕時だ。だが――……」
ビルの窓に反射する夕陽が何とも眩しい。暁はウ○ンの力を片手にそれに目を細め嘆息した後、小さい缶に口をつけて一気にあおる。
「……――俺達(夜働きの人達)の戦いはこれからだッ!」
うおおお! 暁は叫ぶ。通行人の視線なんて気にしない。気合いだ気合いだと自分に言い聞かせ、暁はスーツの裾を翻し、繁華街に向かう。
- 433 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/06/05(土) 22:07:48 ID:PMt0ERXQ0
- 【街】
雨上がり。
少し湿った街の中に彼女は立っていた。
水の滴る小洒落た傘を右手に、端の方がちょっと濡れた鞄を左手に。
「雨の後、って…………ちょっと気持ちいいですね」
ベンチとかガードレールに座れないのが少し、残念だけれど。
代わりに空気が澄んでいて、心地いい。
微笑みながら彼女は、一歩踏み出して。
盛大に躓き水溜りに突っ込んで飛沫を散らした。
- 434 :アイリス/神羽荘204号室の住人:2010/06/05(土) 22:13:44 ID:pv/9H31E0
- >>433
蹴飛ばされた飛沫が、正面から歩いてきたアイリスに掛かった。
「…大丈夫かな?」
ネイディハールの傍に立ち、手を差し出した。
幾分か水分を含んだ髪が纏まりとなり、垂れた。
- 435 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/06/05(土) 22:23:15 ID:PMt0ERXQ0
- >>434
彼女は、まず両手で体を起こし、水溜りに座った
「いつ…………」
なんでこけたんですか、
呟く彼女は、そこで目の前に立つアイリスさんに気付いた。
「あ、……」
出された手より、濡れた髪が目に入る。
座ったまま彼女はぺこ、と頭を下げた。
「ごめんなさい!あの、大丈夫ですか!」
- 436 :アイリス/神羽荘204号室の住人:2010/06/05(土) 22:29:24 ID:pv/9H31E0
- >>435
「僕は運悪く濡れネズミになってしまってね。君が躓いた時に濡れたすらも分からないよ。」
アイリスは笑みを浮かべた。
「僕には、何故君が躓いたかは分からないけれど、一つ解ることがあるよ。まずは立ち上がろうか。」
- 437 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/06/05(土) 22:46:23 ID:PMt0ERXQ0
- >>436
「へ?、あ、…………はい」
すいません、と言いながら慌てて立ち上がり、また水を飛ばす。
ぐしょぐしょになったメイド服から水滴を垂らしながら、
こけた拍子に投げ出してしまったであろう傘と鞄を探し、あたりをきょろきょろと見渡した。
ふと、アイリスさんを見てやはり彼女はぺこと頭を下げる。
「………………あ、の。ごめんなさい」
こういう時になんと言っていいかわからない、そんな様子。
言葉に詰まったから、とりあえず言い慣れている言葉をいってみた、と。
- 438 :アイリス/神羽荘204号室の住人:2010/06/05(土) 22:57:30 ID:pv/9H31E0
- >>437
「謝らなくて良いよ。言ったでしょう?元々僕は濡れネズミだったって。」
ネイディハールの視線を探る内に、何かものを落としたのかと思い、ネイディハールの視線を追う。
「それよりも…」
アイリスは目を閉じた。
「まずは服をどうするか考えてみよう。このままだと、君の躰は病魔に侵されてしまうのではないかな?」
- 439 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/06/05(土) 23:03:24 ID:PMt0ERXQ0
- >>438
「……ですが」
納得し難い、と。
彼女は韻に含ませた。
「…………ええと…………どうしましょう」
――そもそも私って、風邪や病気にかかるんでしょうか。
問題はまず、そこから。
彼女は非常に気難しい顔で悩み出した。
「…………………………侵され…………てしまいますか?」
- 440 :アイリス/神羽荘204号室の住人:2010/06/05(土) 23:12:04 ID:pv/9H31E0
- >>439
「だったらね。」
膝を折り、水溜りに指先を浸ける。
指先から垂れる数滴の水をネイディハールに向け飛ばした。
片手でも十分に数えられる程度の水滴がネイディハールに向かう。
「こうすれば、君だって解るよ。既に濡れているんだ。少しくらい濡れた程度で大差ないってね。」
アイリスは笑みを浮かべた。
「僕が出せる答えはひとつだけ。君のことは君しか知り得ない。まぁ、未来を視る能力<チカラ>があるなら話は別だけどね。」
- 441 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/06/05(土) 23:23:55 ID:PMt0ERXQ0
- >>440
顔にかかった水に、頷いた。
なるほど、確かに変わらない。
自分が気にしないことは相手も気にしない、と言い切れないけれど。
頷く彼女は多分、納得していた。
「…………じゃあ…………」
言われて、また悩む。
いままで風邪を引いた覚えはない。
でも体がだるい、と感じたことはあったし、体調は日ごとに変化する。
――――今度、聞きましょう。
とりあえず、今は。
「……服をどうにかする、とは?」
濡れた服が不愉快だな、と感じた。
- 442 :アイリス/神羽荘204号室の住人:2010/06/05(土) 23:33:15 ID:pv/9H31E0
- >>441
「そうだね…。一般的には金銭との交換で衣服を入手する。」
アイリスは目を開き、月を見上げる。
「ほら、夜の帳が降りているから、月が鮮やかに見えるよ。」
“遠い”言い回し。
懐の懐中時計を取り出し、時を見る。
「もうこんな時間だ。衣服を購入出来る場所はしまっているだろうね。」
- 443 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/06/05(土) 23:42:35 ID:PMt0ERXQ0
- >>442
「はあ…………」
むつかしい言葉を使う人だな、と彼女は思う。
身の回りに、そういう人はいるにはいるけれど。
慣れない。
「………………なら、家に帰った方がいいですか?」
- 444 :アイリス/神羽荘204号室の住人:2010/06/05(土) 23:53:08 ID:pv/9H31E0
- >>443
「そういうわけにはいかないよ。君は女性だ。」
アイリスは、ネイディハールの瞳…銀に阻まれながらも朧気に見える金を見る。
その表情は、僅かに口角を上げ笑窪を作っている。
「例え、君が貴族に仕えるメイドであろうとも、この姿では君の主の顔が立たないんだよ。」
アイリスは初めてネイディハールの全身を一瞥する。
一面の白。
アイリスは指を鳴らした。
- 445 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/06/06(日) 00:11:24 ID:PMt0ERXQ0
- >>444
「………………はぁ………………」
何が言いたいのか、よくわからない。
自分はメイドである、が、しかし。
そもそもメイドとは使用人。高貴な者とは程遠い下女。
ただの、雑用をこなす人である。彼女自身はロボだけれど。
――――あれ?
そこまで考えた彼女は疑問を浮かべる。
果たして自分はそういう仕事として、メイドを勤めていただろうか。
いや、そもそも自分は秘書だった。なんとなく、メイド服を着ている秘書だった気がする。
一度考え始めると、止まらなくて。
頭を振って思考を切り、アイリスさんに目を返す。
「…………あの、つまり…………?」
やっぱりこの人は、少しむつかしい言葉を使う人だな、と彼女は思った。
- 446 :アイリス/神羽荘204号室の住人:2010/06/06(日) 00:19:57 ID:pv/9H31E0
- >>445
「そうだね…。なら単刀直入に言葉にしようかな。」
アイリスの余計なところ。
“暈す”癖。
「君は着替えた方が良いよ。少しは君自身のスタイルを気にするべきだよ。」
アイリスは笑みを浮かべた。
- 447 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/06/06(日) 00:34:25 ID:PMt0ERXQ0
- >>446
「………………ですが……お店、閉まっちゃってますし…………」
なるほどと呟き一瞬顔を綻ばせた後、また困り顔を浮かべた。
どうすればいいのか。
徐々に寒くなってきて、彼女は二の腕を擦る。
- 448 :アイリス/神羽荘204号室の住人:2010/06/06(日) 00:41:25 ID:pv/9H31E0
- >>447
「君をこのまま帰らせるには忍びないからね。折角だから僕の衣装ルームに案内しよう。」
アイリスは自分の制服のジャケットをネイディハールに差し出した。
制服は何故か濡れていない。
半ば強引に話を纏め、指を鳴らした際に来ていたメイドに“仕事”を言い渡す。
「彼女のサイズだけど、たぶん僕のサイズでも問題は無いと思う。何かあれば随時修正してくれるかな。」
『畏まりました』
メイドは、アイリスの用件を聞き終えると姿が消えていた。
アイリスは手を上げ、タクシーを止める。
- 449 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/06/06(日) 00:52:18 ID:PMt0ERXQ0
- >>448
「…………えっと、」
話についていけず、彼女は固まった。
思考のフリーズ。または、ショートとも。
「……私はどうすれば?」
- 450 :アイリス/神羽荘204号室の住人:2010/06/06(日) 00:57:50 ID:pv/9H31E0
- >>449
「君がとるべき行動は二つ。このジャケットで寒さを凌ぐこと。このタクシーに乗ることだね」
アイリスはタクシーの後部座席に座り、ネイディハールを見つめる。
おいでおいでと手招きしながら。
移動しますか
移動する
移動しない
- 451 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/06/06(日) 01:07:14 ID:PMt0ERXQ0
- >>450
ニア 移動する
移動しない
曖昧に、はあ、と頷いた彼女はジャケットを羽織り、傘と鞄を探した後、タクシーに乗り込んだ。
「どこに行くんですか?」
- 452 :アイリス/神羽荘204号室の住人:2010/06/06(日) 01:11:07 ID:pv/9H31E0
- >>451
「この都市にあるホテルだよ。そこに、色々と服を置いていてね。」
アイリスはネイディハールに笑みを向けた。
この女性は先程から表情の変化が見て取れない。
こういった人物もいるにはいるので何とも言えないが…。
「たぶん、君と僕のサイズはそう変わらないだろうから、その服を渡すつもりだよ。もちろん未使用だから安心してくれて構わないよ。」
タクシーはホテルに向け、移動し始める。
色々省力しますか?
はい
いいえ
- 453 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/06/06(日) 01:19:40 ID:PMt0ERXQ0
- >>452
ニア はい
いいえ
「あの、」
着いたホテルを見上げながら彼女は言う。
「私、その…………服によりますけど、そんなにお金持ってませんし…………」
- 454 :アイリス/神羽荘204号室の住人:2010/06/06(日) 01:33:44 ID:pv/9H31E0
- >>453
ホテルの最上階の一室。
ベッドなどを移動させること無くスペースを有効に利用し、服を飾ってある部屋に着いた。
「見る所、君は誰かに仕えているようだからね。その主に恥をかかせる訳にもいかないんだ。」
少々強引だが、アイリスも血統を見れば貴族に属する。
そう、アイリスは彼女に水をかけた。それも水溜りの。
そうすると自然に彼女が仕える相手を立てる必要性が出てくる。
アイリスは、それをする気だ。
そして、先程のメイドに話し掛ける。
「彼女の服は準備できたかな?」
『勿論です。こちらはいかがでしょうか。』
メイドが候補として挙げた服は三つあった。
一つは、彼女の服とは違うデザインだが、同じ白のメイド服。生地は厚いものを使用している。
二つ目も、メイド服である。こちらはエンジ色に白いフリルがついている。
三つ目はチェックのフレアスカートに白のサマーセーターだ。
「この中から選ぶ必要はないよ。この部屋のものの中から好きなものを選ぶと良い。僕は隣の部屋で休んでおくよ。」
そう言い残すと、アイリスは部屋を出て行った。
流石にこの部屋にいるわけにはいかない。
- 455 :名も無き異能都市住民:2010/06/06(日) 01:54:06 ID:asd52hr.0
- 【ニュースが流れた】
『緊急速報です。本日午前11時ごろ、千夜グループアビオニクス開発ラボにおいて、
同施設責任者 兼 開発部門主任 アドルフ・カウフマン氏が殺害されました。
殺害の状況から見て、同氏は射殺されたものと――』
映像には絶命した初老の男の姿。
『本日、正午には新型アビオニクスの発表が予定されておりました。この件が入り次第、続報をお伝えします』
//別に無視してもOK
- 456 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/06/06(日) 01:55:34 ID:PMt0ERXQ0
- >>454
「…………」
圧倒された。
服屋さんでもないのに、こんなに服が。
しかも全部綺麗に並べられているなんて、どこか不思議に感じた。
「………………あ、ありがとうございます」
出て行くアイリスさんに消え入るような声で言い、示された三つの服を手に取って眺める。
「…………どうしましょう………………。
…………こういう服以外着たことありませんし、挑戦してみたいですけど、…………」
頭を抱えて悩む。
絞るなら、一つ目か三つ目。
二つ目は………………良い、と思う。
けれど自分の拘りとして、メイド服は地味であるべきゆえ、無い。
「…………………………うぅ…………」
ちらちらとフレアスカートを見る。
チェック柄。お洒落。着てみたい。
サマーセーター。どこか心地良さそうで、やはり着てみたい。
「…………ごめんなさい」
でも、結局自分はメイドであるからして自ずと答えは出される。
一つ目、少々自身のものと違うデザインだけれど着慣れたメイド服を手に取り、
その他を元の場所に戻して彼女は着替えた。
こんこん、と隣の部屋をノックし、彼女は言う。
「…………着替え終わりました」
- 457 :アイリス/神羽荘204号室の住人:2010/06/06(日) 02:03:13 ID:pv/9H31E0
- >>456
アイリスは興味なさげに>>455のニュースを見ていた。
「どうなってしまうのだろうね…いったい。」
長い髪を纏めながら誰に言うでもない呟き。
と、ノックに反応した。
「…わかったよ。今いくよ。」
ニュースを流すTVの電源を切り、アイリスはネイディハールを迎えに部屋を出た。
「……似合っているよ。」
白のメイドのイメージを壊すこと無く、だが所々にネイディハールの魅力を主張するような、メイド服。
もし、自分が着ることになったらどんなものになったのだろうと想像を膨らませようとするが、やめた。
「さあ、下まで送ろう。君は主の所に帰るのかな?」
- 458 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/06/06(日) 02:14:46 ID:PMt0ERXQ0
- >>457
「はい。…………思ったより時間かかっちゃいましたし……ちょっと急がないとダメです」
出口へ向かい、歩き出す。
「あの、………………これ。
何かあったら、是非、私を頼ってください。服のお礼ですけど…………あまり力になれないと思いますが、是非」
少し湿った名刺を左手で差し出しながら、頭を下げた。
- 459 :アイリス/神羽荘204号室の住人:2010/06/06(日) 02:20:01 ID:pv/9H31E0
- >>458
「そうか。さっきのタクシーを下で待たせていてね。お金は十分に払っているから乗って帰ると良い。」
名刺を受け取る。
「ありがとう、ネイディハール。僕はアイリス。何かあれば神羽荘を訪ねてくると良いよ。」
ロビーまで降り、少女のような可憐な男の娘はネイディハールを見送る。
- 460 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/06/06(日) 02:26:48 ID:PMt0ERXQ0
- >>459
「リグヌ本社の受付で『メイドのほうに用がある』と言っていただければ…………
多分、受付の方が私に取り次いでくれると思います」
普通にネイディハールで取り次いでくれるんじゃないか、
そう、誰かが呟いた気がした。
ガラスのドア越しにタクシーを認め、彼女は振り返る。
「服、本当にありがとうございました」
立ち止まり、両手を前であわせきっちりかっちり30°+15°増しで深く頭を下げた後、彼女は去っていった。
- 461 :アイリス/神羽荘204号室の住人:2010/06/06(日) 02:31:12 ID:pv/9H31E0
- 「へぇ、リグヌか…。」
恐らく、ネイディハールの主は気付かない。
盗聴器などの類では無い。
かつて身を寄せた“処”の技術で編まれたネイディハールの服を…。
- 462 :香澄木はなり ◆8ZLUiDv3K2:2010/06/06(日) 21:30:39 ID:KeBi7dcA0
- 【住宅街】
ひらひらと長い長い髪の毛と制服のスカートを揺らして歩く
何か重いものでも入っているのか、左手に提げたバッグは大きく下がっていた
「……」
バッグを持ち上げ、左手首の時計を見つめた後、歩くリズムが早くなってゆく
- 463 :香澄木はなり ◆8ZLUiDv3K2:2010/06/06(日) 22:10:14 ID:KeBi7dcA0
- 「…あ」
ふと見上げると、真っ黒な空から白が振ってくる
マンションの光に反射されながら落ちてくるそれは……間違いなく雪
バッグの中から折りたたみ傘を取り出すと、手早く開いて差した
- 464 :沢桐 創:2010/06/07(月) 21:55:50 ID:fKMiAOfo0
- 【人気の無い通り】
「やめろ…沢桐…。
今研究所に戻れば…間に合うかもしれないんだぞ…?」
緑色の眼をした男が、黒服の男の首を掴んで持ち上げている。
「…黙れ、お前俺が速いって言ったな?」
「なんだよ…それがどうしッ…!?」
―バンッ!
緑色の眼の男は、手を離したかと思うと、それを空中で蹴り付ける。
男は塀に打ち付けられ、気を失った。
「そう言われるのが…ムカつくんだよ」
- 465 :逆瀬川 純鈴:2010/06/07(月) 22:03:43 ID:d8fYBKbE0
- >>464
「あらーお兄さん、乱暴だなー」
靴音と共に姿を現すのは、漆黒の髪、金色の瞳、ワンピースの上にカーディガンを羽織った少女。
ま、別に関係ないけどさ、なんて呟きながら、ゆっくりゆっくりと、近付いてくる。
- 466 :沢桐 創:2010/06/07(月) 22:08:12 ID:fKMiAOfo0
- >>465
「…気絶したか」
黒服の男を脚の先で小突くと、沢桐は純鈴に向き直る。
小突いた時にズボンの裾から除いた脚は、機械で出来ていた。
「…お前には関係ないだろ?
それとも研究所から来ました…なんて言うんじゃないだろうな」
- 467 :逆瀬川 純鈴:2010/06/07(月) 22:25:29 ID:d8fYBKbE0
- >>466
「まーさーかー。まー確かに研究所にはいたけど多分違うとこだしー?」
微笑(わら)いながら近付く少女。
ふと、沢桐まであと三歩の距離で立ち止まる。
「どっちかっていうと、脱走者かなー」
- 468 :沢桐 創:2010/06/07(月) 22:29:13 ID:fKMiAOfo0
- >>467
「脱走者…か」
自分はそういうつもりは無かったのだが、気づいたらそういう扱いになっていた。
「その年で逃げ回るのはそれは大変だろうな」
- 469 :逆瀬川 純鈴:2010/06/07(月) 22:38:04 ID:d8fYBKbE0
- >>468
「まーね。いつの間にか賞金首になってたし。
でもあたしは独りじゃないからさー、何とかなってるんだけどね。
まぁこないだやらかしたし、どうなっちゃうかはわかんないかな、なーんてね」
表情を変えずに、少女は言う。
「さっき見た感じだと、お兄さんもそんな感じかな?」
- 470 :沢桐 創:2010/06/07(月) 22:42:15 ID:fKMiAOfo0
- >>469
「賞金首か、いくら貰えるんだ」
冗談半分、本気半分、と言った顔だ。
「俺は…そうだな、脱走者になるんだな」
- 471 :逆瀬川 純鈴:2010/06/07(月) 22:46:27 ID:d8fYBKbE0
- >>470
「大体三千万、ってとこ。悪いことはしてないんだけどねー。
多分、コレも実験の内だと思うよ?」
相変わらず、表情は崩れない。
「そっかそっか、じゃ、あたしと同じ、仲間だね」
あと一歩まで近付いて。
手を差し出し、握手を求めた。
- 472 :沢桐 創:2010/06/07(月) 22:54:06 ID:fKMiAOfo0
- >>471
「そうか、金に困ったら狙うのもいいかもな」
「…嫌な仲間だ」
眉を寄せながらも、差し出された手を握る。
- 473 :逆瀬川 純鈴:2010/06/07(月) 23:00:09 ID:d8fYBKbE0
- >>472
「んーもう少ししたら上がるかもだし、狙うのは後のほうがいいかな、なーんて。
まぁでも止めといたほうがいいと思うよ。あの連中のことだし、お金払わないで犯罪者に仕立て上げられるかも。
もうー嫌とか思ってても言っちゃダメだって、モテないよ?」
握った手をぶんぶんと振りながら。
……中々離してくれないのだった。
- 474 :沢桐 創:2010/06/07(月) 23:06:58 ID:fKMiAOfo0
- >>473
「生憎、もう犯罪者みたいなもんだ」
ため息を付いた。
「モテるモテないで人間を計るんじゃねぇよ。
………〜」 ブンッ
多少鬱陶しくなったので振り払った。
- 475 :逆瀬川 純鈴:2010/06/07(月) 23:12:46 ID:d8fYBKbE0
- >>474
「あははー、一緒だねホント。
まぁまぁ溜息なんてもったいないよ。考えてもしかたないし、気楽にいこー!」
「むー、ちょっとした親切心ととんでもない量のおせっかいを混ぜて言ったげただけなのにー」
振り払われたのもあわせて、ちょっと不機嫌そうな顔。
- 476 :沢桐 創:2010/06/07(月) 23:20:07 ID:fKMiAOfo0
- >>475
「別に難しいことを考えた覚えは無いけどな。
って言うかなんなんだよお前」
しつこい、とでも感じたのだろうか。
沢桐は後ろを向いて歩き始める。
「俺に親切心と節介焼くぐらいなら、別の奴にしてやれ。
そこの奴とかな」
一瞬だけ立ち止まって、黒服の男を指差した。
- 477 :逆瀬川 純鈴:2010/06/07(月) 23:28:09 ID:d8fYBKbE0
- >>476
「ふーん? そう? なんか溜息ついたからさー。
あたし? あたしは純鈴(すみれ)だよ、よろしくっ! って違う? もしかして違っちゃう?」
沢桐の後ろに続いて歩きはじめる。
着いて行く気全開である。
「えーだってコレあれじゃん。あれだからあたし嫌い。あとで『双紅蓮(ブラッドブラッドブラッド)』にでも焼いてもらいたいくらいだよ」
- 478 :沢桐 創:2010/06/07(月) 23:33:54 ID:fKMiAOfo0
- >>477
「…チッ俺は沢桐だよ。
…なんで付いて来るんだ」
逃げ切れる脚力を持っているのに逃げない沢桐も沢桐だが。
「あれだけじゃわかんねぇよ。
なんだよその名前、ブラブラブラッて」
- 479 :逆瀬川 純鈴:2010/06/07(月) 23:40:56 ID:d8fYBKbE0
- >>478
「いいじゃんいいじゃん、何処にいくのもあたしの勝手だよ。細かいことは気にしな−い。
あれっていったらあれだって。別に魑魅魍魎とかショッカーとか?
あたしの仲間の名前だよ! そんなぶら下げたよーな呼び方しないでブラジャーって呼んであげないとさー」
- 480 :沢桐 創:2010/06/07(月) 23:46:34 ID:fKMiAOfo0
- >>479
「お前も暇な奴だな。
付いて来て面白いのか?」
「まぁ、ショッカーはあながち間違いじゃないかもしれないが…」
ブラジャーについてはもはや突っ込みなしである。
- 481 :逆瀬川 純鈴:2010/06/07(月) 23:55:34 ID:d8fYBKbE0
- >>480
「まあねー。お兄さんちょっと面白いんだもん」
きっと反応が、なんだろう。
「うわスルー!? 酷い、酷いよお兄さん! 折角あたしが全力でボケたっていうのにー!」
- 482 :沢桐 創:2010/06/08(火) 00:07:04 ID:fKMiAOfo0
- >>481
「…そりゃどうも、はぁ」
今日はため息がよく出る日である。
「五月蝿いな…俺は漫才師じゃねぇんだよ」
ブツブツと呟きながら腕時計を見た。
「まったく、こんな時間じゃねぇか。
俺はそろそろ今日の寝場所を探さなきゃならねぇんだよ。
じゃあな、暇人」
―ガチャンッ!
金属がぶつかり合う音がしたかと思うと、沢桐は遥か上空に飛び上がっていた。
そのまま沢桐は飛行機雲を残して飛んで行った。
- 483 :黒沢小百合:2010/06/08(火) 22:09:43 ID:rSRBD9/U0
- 【異能都市・公園】
「………………」
昨日は心労のあまり倒れてしまったが
総帥不在の今、仕事を放り出すわけにも行かない。
今日の仕事を終えた彼女は、
公園で何か物思いに耽っていた。
- 484 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/08(火) 23:09:56 ID:WVrfsEdY0
- >>483
「う〜…どこにいったんだろなの」
【困った顔であたりを見回す少女がいる】
「あう?……『さゆり』だいじょぶかなの…」
【不安そうな顔で見る】
- 485 :黒沢小百合:2010/06/08(火) 23:20:57 ID:rSRBD9/U0
- >>484
小百合は深く考え込んでいるようで、まだディスには気づかない。
以前しばらく近づくな、と小百合はディスに釘をさしたが……
- 486 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/08(火) 23:22:26 ID:WVrfsEdY0
- >>485
「う〜…でも…」
【しばらく近づくな、と言われたことを思い出して…】
【少し考える】
「でもちょっとかおみせるだけでもなの…」
【不安な顔になりながらも近づいていく】
- 487 :黒沢小百合:2010/06/08(火) 23:30:54 ID:rSRBD9/U0
- >>486
「ディス、ですか……あれほど言ったのに
本当にしょうがない子ですね……。」
小百合は、駆け寄ってくるディスを見て
ほとほと呆れたといった様子を見せた。
- 488 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/08(火) 23:38:21 ID:WVrfsEdY0
- >>487
「………ごめん…なさいなの」
【頭をゆっくりと下げて言う】
「でも…でも、もうだいじょぶなの…
もういいなの…」
【頭をゆっくり振っている】
- 489 :黒沢小百合:2010/06/08(火) 23:47:16 ID:rSRBD9/U0
- >>488
「………………」
(元々、私が不安定になってしまって、ディスを拒絶して、
自己嫌悪していたはずなのに……ディスは悪くないのに……何故こんな事に……。)
小百合は自分自身について悩んでいた。
皆のためを思っているはずなのにそれがどうしても悪い方向へ向かってしまう。
親しい人を守りたいのに、かえって逆に傷つけてしまう。
小百合は自分を表現するという事について不器用すぎたのだ。
- 490 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/08(火) 23:50:52 ID:WVrfsEdY0
- >>489
「『さゆり』は『さゆり』のことゆるせない…
そういってたよねなの」
【胸に手を当てて言う】
「その…『でぃす』は…
だいじょぶなの…いっしょにいるのがいちばんなの!」
- 491 :黒沢小百合:2010/06/08(火) 23:58:00 ID:rSRBD9/U0
- >>490
「…………っ!」
小百合は、きゅっと唇を噛んで、
ディスを凄まじい表情で見据えた。
色々な感情がないまぜになったような、凄絶な表情。
彼女はそのまま踵を返すと、逃げ去るように走り去っていった……。
- 492 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/09(水) 00:00:35 ID:WVrfsEdY0
- >>491
「…あう…」
【ディスは悲しい顔をしながら見送るしかなかった】
「…いっしょにいたら…やっぱり…
だめなのかなの」
【ディスもひどく苦しそうな顔をしてその場を歩いていく】
- 493 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/06/10(木) 21:22:03 ID:HnkBBDEo0
- 建設がストップした高層ビル。
剥き出しの鉄骨。
その一つにクロスは座り、夜景を眺めていた。
「…………」
この街は、相変わらず夜も明るい。
「……あー、どこにいても五月蝿いな、この街は。
ここまで来て初めて静かになる」
クロスの座る鉄骨があるビルは、
建設がストップしたとはいえ、かなり高いところまで建設が進んでいた。
ストップした原因は……まぁ、こんな街だ。いろいろあったのだろう。
そして、この誰もいない高所ならば、やっと街の喧騒から逃れることが出来るのである。
考え事がしたい時、クロスは静かな場所を訪れる。
他にも静かな場所は多々あるだろうが、クロスは敢えてこの場所を選んだ。
理由は簡単。空に近いからだ。
「さて、少し空想に耽るか」
ただ風の音だけがする鉄骨の森の中、クロスは鉄の幹に身をよせて静かに目を閉じた。
- 494 :カノン・カペルマイスター/竜型:2010/06/10(木) 21:36:27 ID:wSDIFu2A0
- ごう、と。
一際強い風が吹いて――
>>493
クロスの上空。
m9<゚∀゚>
↑こんな感じでクロスを指さす金属の竜が浮いていた。
- 495 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/06/10(木) 21:40:59 ID:HnkBBDEo0
- >>494
「……うわぁ、嫌なモン見ちまった」
うへぇ、とクロスは眉を寄せる。
「なんだ、ここの空もテメェの行動領域なのか?
ったく、相変わらずデカい図体しやがって」
よっこらせ、と立ち上がって腰を叩きながら体を伸ばす。
「丁度いいわ。おいテメェ、ちょっと来い」
ちょいちょいと手招き。
- 496 :カノン・カペルマイスター/竜型:2010/06/10(木) 21:44:50 ID:wSDIFu2A0
- >>495
竜が頷く。
「異能都市の空は俺のものだ……!!って言うとかっこよくね?
俺なんかちょっと凄そうじゃね?」
偉そうに言って、
「ああん?何だこやつ無意味に偉そうに!三行で纏めろよ!」
近寄らずに宙でとぐろを巻いた。
- 497 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/10(木) 21:50:49 ID:WVrfsEdY0
- 【一人の少女が俯いたまま歩いてきた】
「…あう?なんかちがうところにきちゃったなの」
【ハッとしてその辺を見回すディス】
「う〜…かんがえごとしてたなの〜」
【困ったように頭を掻いている】
- 498 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/06/10(木) 21:54:49 ID:HnkBBDEo0
- >>496
「お前さー」
じー、とカノンの顔を見た後、しばらく悩み、そして、
「おい、ちょっと人型になってみろ」
>>497
「どうやってこんな場所まで来たっていうんだ……」
- 499 :カノン・カペルマイスター/竜型&人型:2010/06/10(木) 21:59:08 ID:wSDIFu2A0
- >>498
……はぁ?
心に疑問を作る。
が、
「ああ、うん、」
そっとクロスの両肩に手が置かれる。――背後から。
そして、
「――――――何かねクロス君!あれか?!もしかして俺に惚れて……!?
申し訳ないけど俺にはもう心にきめた人がいないんだ!つーか嫁いるだろお前!
何だあれなのか趣旨変えか!?やだこいつマジで無差別ですかよ――――!!!!」
全力のマシンガントークがぶっ放された。
>>497
< ゚∀゚>
<゚∀゚ >
< ゚∀゚ >
「やだ、なにこのここわい…」
- 500 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/10(木) 22:01:11 ID:WVrfsEdY0
- >>498
「あう?あ、『くろす』がいるなの〜!」
【少し嬉しそうに言った】
「…こんなところがあるんだなの〜」
【感心するようにあたりを見回した】
>>499
「あう〜?『かのん』かなの?」
【首をかしげながら言う】
「なにしてるなの〜?」
- 501 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/06/10(木) 22:02:47 ID:HnkBBDEo0
- >>499
「ねーよ!」
カノンのマシンガントークを一言で一蹴した。
「いや、その、なんだ。ちょっと確かめたいことがあってな。
大丈夫だ、いきなり脱げとか言わんし、性別はどっちだっていい。
ええいとにかく人型になれって言ってんだよ!!」
イラついたのか、ガシガシと足元の鉄骨を踏み鳴らし始めた。
空中にある為か、金属音がよく響く。
>>500
「っつーか、どーやって登ってきたんだ?
俺だって飛行能力を使ってやっと来れたんだぜ?
そこを登るとは……おいおい相変わらず滅茶苦茶な奴だな、テメェは。
何の用だ?」
- 502 :カノン・カペルマイスター/人型:2010/06/10(木) 22:13:11 ID:wSDIFu2A0
- >>500
「俺はね、クロスが新境地を開拓しようとしてるからお手伝いをしてるんだよ(嘘)」
堂々ー。
>>501
「おいおい落ち着きやがりなさい貴様、今お前の肩に乗ってる手は誰のものですかよ?」
それは人の物で、
「―――――――――つまりは俺・超・降・臨…!!五体倒地で出迎えてくれても構わないんだよ……!!」
振りかえればいい笑顔で親指を立てるアホが見られることでしょう(ビフォーアフター風)
- 503 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/10(木) 22:16:59 ID:WVrfsEdY0
- >>501
「あうあう〜?…あう…たかいなの」
【驚いて下を見て…驚愕している】
「あう〜。えっとなの…
その…『さゆり』のしんぱいしててなの…
そしたらここになの…」
【用と言うわけでもなさそうだ】
>>502
「あう〜?しんきょう…
ここにあたらしくなにかつくるなの?」
【何か勘違いしている】
- 504 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/06/10(木) 22:18:52 ID:HnkBBDEo0
- >>502
「ああん?」
興奮していたのか、気付かなかったようだ。
やっとクロスは振り向く。そして、
「近いわボケ」
今度は容赦なく蹴り飛ばそうと、足を挙げた。
>>503
「へぇ、小百合かー。あいつよく不安定になるからなー。
ま、時間が解決してくれっだろ」
ういういと軽く手を振る。
「ま、用は無いってんなら、せいぜい落ちないようにな。
流石の俺でも、ここからまともに落ちたら死ぬぜ」
- 505 :カノン・カペルマイスター/人型:2010/06/10(木) 22:24:24 ID:wSDIFu2A0
- >>503
「うんうんそうそう、ここにね、クロスの千年帝国が築かれるんだよ(嘘)」
再び堂々ー。
>>504
はは、と笑って両手を挙げ、
「\キャークロスサーン/」
何処から出ているのか分からない声とともに光翼が展開。
ひらりと上空へ回避して、
「で、何か用?3分で済ませると俺が楽しいよ!!」
- 506 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/06/10(木) 22:29:02 ID:HnkBBDEo0
- >>505
「三分で済むかどうかなんて俺も知らねぇよ」
と言いつつ、空中に浮かぶ人型のカノンを見て一言。
「……ちぃ、やっぱりヴェーダに似てやがる」
- 507 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/10(木) 22:29:02 ID:WVrfsEdY0
- >>504
「そっかなの…しばらくちかづかないでっていわれたからなの…
やっぱりしばらくそばにいないのがいいのかなの」
【悩む顔をしている】
「あうあう、きおつけるなの…
こんなにたかかったんだなの…」
【改めて下の方を覗き込んだ】
>>505
「あうあう〜。そうなんだなの〜」
【また感心している】
「いつできるのかなの」
【そう言って遠くの街明かりを見つめる】
- 508 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/06/10(木) 22:29:59 ID:HnkBBDEo0
- >>507
「だなー。ここは高層ビル多いからなー。
いくら俺達みたいな強化型実験体でもひとたまりもないぞ。
そういう辺り、やっぱりあくまでも俺たちは人間に過ぎないのかねぇ」
- 509 :カノン・カペルマイスター/人型:2010/06/10(木) 22:31:31 ID:wSDIFu2A0
- >>506
視線に対して決めポーズを取り、飽きたのか空中で軽く踊って、
「何それヴェーダ?神を讃える歌?」
……つまり。
「俺が……神、ってことか……!?」
ゴクリ…。
>>507
「そうだなあ、いつできるかって言われたら……そのうちだな!」
ザ・適当である。
というかいつか出来るのか。
- 510 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/10(木) 22:33:55 ID:WVrfsEdY0
- >>508
「あう〜。そうなのかもしれないの…
ひとだからなの〜」
【ニッコリして言う】
「こういうところ…おおいのかなの?」
【廃墟になっている方を向いて言った】
>>509
「そうなの〜!
たのしみなの〜!」
【普通に感心していた】
「あう〜。いいかぜなの〜」
【直後に優しく風が吹いた】
- 511 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/06/10(木) 22:37:07 ID:HnkBBDEo0
- >>509
「え、なに言ってんの? こいつ厨二病?」
いきなり現れた神々しいワードに少し困惑。
「いきなり神とか何言ってんだお前。
ホラ、お前の顔ってアイツに似てんだよ。ヴェーダ。
知らない? いや、俺も数回ぐらいしか会ったことないんだけどさー」
>>510
「多い……のかな。まぁ、こんな街だから。
能力者の喧嘩で建物一つが次の日には柱一本も残ってないとか、時々あるしな。
そういう時の為に保険会社もあるんだが……
……あ、やっべ。うちもそろそろ保険更新しないと」
うえー、と面倒そうに顔をゆがめる。
「こんな場所が他にあるのかは……まぁ、自分で探してみたらどうだ?」
- 512 :カノン・カペルマイスター/人型:2010/06/10(木) 22:41:30 ID:wSDIFu2A0
- >>510
目を細め、
「うむ、いい風だなあ…・・。
しかしょぅι゛ょじゃなくて少女よ、オマエここは危ないですよ?第一夜だし帰宅した方がよくね?」
>>511
なん、
「貴様知らんのか!?ヴェーダってのはインドの方で作られた神を讃える歌ですがよ!」
クロスの両肩を掴んでがっくんがっくん揺らす。
「それに俺が似ている=俺がガンダムじゃなくて神だってことじゃね?素敵じゃね?
……って何だよ、俺に似てる奴かよ」
ぶーたれて、
「知らんぞー。そりゃ昔に何度か似てるーってやつはいたけど、今似てるってやつは(゚⊿゚)シラネ!」
- 513 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/10(木) 22:43:00 ID:WVrfsEdY0
- >>511
「あう〜。そっかなの…
いろんなのがこわれてるんだなの」
【その辺の鉄骨を撫でたりしている】
「ほけんなの〜…『ろざりあ』もほけんしてるのかなの」
【首をかしげている】
「うん、おそとがあかるいときにちょっとさがしてみようかなの!」
>>512
「あう〜。そうかなの…
あうあう、あぶないかもしれないなの…」
【その辺を見回す】
「うん、…かえろかなの」
- 514 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/06/10(木) 22:47:16 ID:HnkBBDEo0
- >>512
「ああ? おまえマジそれソース全力」
ぎろぎろとカノンを睨むクロス。
「……ははぁん、お前、ちょっと俺のことおちょくってんだろ。
トボけられて俺が『はいそーですか』と頷くと思ったら……」
そして、鉄骨の先から飛び上がり、
「大間違いだァァアアアアアア!!」
あろうことか、クロスは人型カノンに向かってなぐりかかった。
すっかり「カノンが人型の時の設定」を忘れているようだ。
>>513
「なんだかんだで、この辺り色んな場所があるからな、と」
クロスはディスから目を離し、鉄骨の先を走ってゆく。
「ちょい、また後で。俺はアイツを殴らなきゃならなくなった!」
そのままカノンに向かって飛び掛っていってしまった。
- 515 :カノン・カペルマイスター/竜型:2010/06/10(木) 22:53:35 ID:wSDIFu2A0
- >>513
「うむ、しかも今から俺たちはガチ殴り愛という新ジャンルを開拓に走らなくてはならなくてな(嘘)
戦闘に巻き込まれるといけないから逃げた方がいいかもNE!」
指を鳴らす。
空が歪んで、現れるのは、
「俺のあーたーまー。今なら下まで運んであげないこともないわよ」
何故かオネエ口調で己の竜型時頭部塊を指さした。
>>514
「ソース:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%80(リンク先・ウィキペディア)ですがなにか?」
しれっと答えて、
「はははクロスお前俺のことを結構しゃっきりぽんと覚えていないというかそんな感じかな?!」
拳が当たる直前。
人型を取っていたアホの姿が揺らいで消えて、
「回避ゆゆうでした(キリッ」
宙でとぐろを巻く金属の竜が現れる。
- 516 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/10(木) 22:55:54 ID:WVrfsEdY0
- >>514
「あうあう〜?えっと、たたかうなの〜?」
【どこかのんきにしている】
「たたかうならおにわでやるのがいいなの〜!」
【で、のんきに答えた】
>>515
「あう〜。そっかなの…
あぶないかなの〜。ここあぶないからきおつけてねなの〜」
【どうやら勝負か何かと思っているらしい】
「あう、のってもいいなの?ありがとなの」
【ニコニコして頭の方へ歩いていく】
- 517 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/06/10(木) 23:04:24 ID:HnkBBDEo0
- >>515
「があぁああああッ!? 忘れてたァアアアアアアアア!!」
急いで能力を発動。
鎖を作り出し、それを鉄骨に絡めてなんとか宙にぶら下がる。
「くそ、スクラップになるとこだった」
鎖をしならせ、また鉄骨の上へ。
「ちぇ、もういいよ。またアイツに会ったら聞いてみることにすっから」
あるいは、言いたくないのだろうかと判断し、クロスは追及をやめる。
「それに、こんなトコでお前とガチでやってみろ。
……あまり勝てる気はしねぇな」
- 518 :カノン・カペルマイスター/竜型:2010/06/10(木) 23:10:03 ID:wSDIFu2A0
- >>516
すい、と頭が高度を落とす。
乗りやすいようにして、
「ま、とりあえず乗ったら一直線で下に降りるしな。エレベーター気分でも楽しむといいんじゃあねえかな」
>>517
はっはっは、と笑って、
「大丈夫大丈夫拾ってやるよ。――――そこのお嬢ちゃん地上に送り届けてからな!」
「ふうん、アイツに会ったらねえ…」
……つーか、そんなんいるのか。
ネタが被るなと思うが、
「昔っからちらほら俺に似てる奴ってのはいたけどなあ。 そりゃ単に偶然だったし、
一拍置いて、
「また偶然だろうよ――ってお前賢いな、流石に空中戦挑むようなテンションはないってか?」
- 519 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/10(木) 23:13:44 ID:WVrfsEdY0
- >>517
「あうあう〜?だいじょぶなの『くろす』なの〜」
【大声でクロスへと呼び掛ける】
「むりしたらだめなの〜」
>>518
「あう〜。したにおりるなの〜!
わかったなの〜!」
【ディスはそう言って頭の上にちょこんと乗っかった】
- 520 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/06/10(木) 23:15:04 ID:HnkBBDEo0
- >>518
「いや、ホラ。ここって鉄骨だらけだろ?」
コンコン、とクロスは義手で鉄骨を叩く。
縦横無尽に組み立てられた鉄骨は、それだけで心地よい音を鳴らす。
「こんなところで音響魔法なんか放ってみろ。
音叉のように鉄骨が共振して大変なことになるぜ」
- 521 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/06/10(木) 23:20:13 ID:HnkBBDEo0
- >>519
「なんとかー」
軽く手を振る。
「こんなトコでヘマしてたまるかよ」
- 522 :カノン・カペルマイスター/竜型:2010/06/10(木) 23:20:59 ID:wSDIFu2A0
- >>519
振り落とさない程度に軽く頷き、
「下に、まいります。それもかなり」
エレベーターは下へ。
やはり落とさないように注意を払って、
「――――ほい到着!お忘れ物などないようにご注意ください」
言って、頭部塊を元の位置に戻した。
>>520
……鉄骨音叉?
なにそれかっこいい。
「ふむ……」
試しに爪で鉄骨を叩いてみる。
いい音がしました。
「…………ち、ちょっとだけやってみてもいいか?ちょっとだけ……!!」
- 523 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/10(木) 23:25:51 ID:WVrfsEdY0
- >>521
「あう〜。よかったなの〜!」
【ほっとしている】
「ふ〜…」
【でも割と安心の仕方が尋常ではない】
>>522
「あう〜。はやいはやいなの〜!」
【嬉しそうに降りていく】
「ふ〜。たのしかったの!」
【ニコニコして地面に足を乗せた】
「じゃあかえるなの〜。またねなの!」
【微笑みながらその場を歩いて去って行った】
- 524 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/06/10(木) 23:29:47 ID:HnkBBDEo0
- >>522
「……おい待て、やめろ! 絶対にやるなよ! 絶対だぞ!!」
そう、恐れるべきことは……
……クロス自身も、鉄骨と同じく、金属なのだ。
>>523
「大げさなやっちゃなー
そんなに心配しなくてもダイジョブダイジョブー」
- 525 :カノン・カペルマイスター/竜型:2010/06/10(木) 23:33:07 ID:wSDIFu2A0
- >>523
「キヲツケテカエルンダヨー」
何故かゆっくり声で見送った。
>>524
うん、と頷き、
「じゃあやりたいなあ俺。――うん、今もりもりやる気が沸いてきたぞ!」
ウフフウフフフフフフ、などという怪しい笑い声を零していたが、不意に止めて、
「――ん?」
一点を凝視(?)する。
その先には、
「……おうクロス、もっと面白くなりそうなもんがあったから止めてやんよ。
今ならセンターまでの直通バスで運んでやるよ?」
- 526 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/06/10(木) 23:38:23 ID:HnkBBDEo0
- >>525
「あ? いきなり何言ってんだ?
つーかセンター? なにそれ?
センターっていうと……ああ、市民センター?
あそこの体育館っていいよね。卓球が無料でできるんだぜ。
この前は黒瑪瑙と一緒にやってさー……」
と、そこで気付いたように話を止め、
「……ああ、そうだそうだ。こんな話してる場合じゃねぇ。
その面白いモンってなんだ?」
- 527 :カノン・カペルマイスター/竜型:2010/06/10(木) 23:41:35 ID:wSDIFu2A0
- >>526
「都市民センターは数多すぎてお前の言ってる場所が何処か把握できねえよ!
今理解したのは結婚生活が意外と順調そうってだけだぞオイ!」
仕切り直して、
「俺が面白い物っつったら面白いものだよ。
具体的に言うなら赤いものかな!」
さあ、
「乗れよ、超特急で騒音も気にせず行ってやるぜ」
- 528 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/06/10(木) 23:44:25 ID:HnkBBDEo0
- >>527
「うん? うん」
よく分からず、とりあえず乗った。
「赤いもの……リンゴか何か?」
一瞬だけ脳裏をあのマフラーが横切ったが、
「まぁいいや、送ってくれ。
お前が珍しく乗せてくれるんだ。少しは乗り心地を知っておこうかな」
素直にカノンの上に乗った。
- 529 :カノン・カペルマイスター/竜型:2010/06/10(木) 23:56:19 ID:wSDIFu2A0
- >>528
「お前が赤いものと聞いて連想するものが林檎で俺は今非常にお前を振り落としたい衝動に駆られた。
つまらなくなりそうだから止めるがな」
額にクロスが乗ったのを確認。
緩やかな動きで身を縮める。
……今回はスピードが命…!!
普段己が飛ぶ速度ではネタの鮮度が薄れる。
だから身を縮める。
金属のぶつかる音が響き、大気に溶けて、そして光翼が開き、
「んじゃあ、”ちょっとばかり”加速するから。
こっちでもフォローいれっけど、意識飛ばすなよ?」
クロスの身が視覚化できない”力”で場所固定される。
そして、
一瞬だけの轟音。
夜の都市に迷惑をかけないような魔術を多重展開して加速。
高速道路の制限速度並か、それ以上の速度を持って空を割り、
「よーそろー!!」
目指すは”箱庭”センター。
//Bへの移動どうぞー!
- 530 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/11(金) 23:21:18 ID:fqURxG6Q0
- 【街中】
「……」
立っている。
特に何をするわけでもなく、そこに少女は居た。
次々と行き先を変える視線から人を探している事が解りそうである。
- 531 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/06/11(金) 23:22:17 ID:HnkBBDEo0
- >>530
「うん?」
見かけた顔を見てクロスは立ち止まった。
「どうしたお前、誰か探しているのか?」
- 532 :“masked romance” ◆X7kkkkkkkk:2010/06/11(金) 23:24:10 ID:PMt0ERXQ0
- 【箱庭:闘祭会場】
壁際居並べてあった、青いパイプ椅子の内一つをを勝手に広げて彼女は腰掛けていた。
こっくり、こっくり。
首から上が軽く、ゆったりと船を漕ぐ。
ホワイトブリム、白い羽。長く伸びたツインテールも連られて、揺れていた。
- 533 :“masked romance” ◆X7kkkkkkkk:2010/06/11(金) 23:24:53 ID:PMt0ERXQ0
- ごめんなさい…………!>>532をなかったことに…………!
- 534 :“masked romance” ◆X7kkkkkkkk:2010/06/11(金) 23:30:55 ID:PMt0ERXQ0
- >>530>>531
場に通り掛かる、メイド。
白いエプロンが眩しい、堂々たるメイドさん。
街の景色と、なんら一切調和がない恰好の彼女は歩いていた。
きょろきょろと辺りを、
服装に加えて更に異彩を放つ狐の御面越しに見渡して、誰かを探すように歩いていた。
「…………いません………………ね…………」
- 535 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/11(金) 23:34:30 ID:fqURxG6Q0
- >>531
「うん」
目線をキョロキョロと逸らす。
周囲に目立つ物のないこの場所が待ち合わせ場所に付く割れる事はまれだろう。
だとすると少女は独りでに人を探している事と考えるのが普通だろう。
>>534
とてとて。……まあ、足音は無いが。
そんな感じの動きで背後から寄っていく。
何故背後からになったのかは恐らく職業病とか癖あたりの何かである。
「こんばんは」
- 536 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/06/11(金) 23:43:23 ID:HnkBBDEo0
- >>535
「ふーん、見つかると……って、あれ?」
仮面の女性に近づくのを確認し、クロスはその光景をぼんやりと見る。
「なんだ、ネイディ……んっんーゲフンゲフン
マスク・ド・ロマンスと待ち合わせか」
そういえば、とクロスは思案する。
こいつら次の対戦相手だったなー、と。
きっと打ち合わせだろう。
「邪魔しちゃ、悪いよな」
そう思い、クロスはそっとその場を後にした。
- 537 :“masked romance” ◆X7kkkkkkkk:2010/06/11(金) 23:51:03 ID:PMt0ERXQ0
- >>535
「っ!」
びくっ、と小さく跳ねながら、彼女は振り返った。
眼の前に立つ少女をゼオラさんだ、と認めて頷き彼女は息を洩らす。
「……あ、…………こんばんは」
ぺこと深く、頭を下げた。
- 538 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/11(金) 23:54:33 ID:fqURxG6Q0
- >>536
「……ばいばい」
小さく手を振って見送った。
その視線は少々さびしげであった。
>>537
「こんばんは……」
黒いゴスロリドレスに身を包んだ少女が小さく頭を下げる。
「あなたが……次の人、でしょ?」
- 539 :“masked romance” ◆X7kkkkkkkk:2010/06/11(金) 23:58:06 ID:PMt0ERXQ0
- >>538
彼女の顔は御面に隠れて、見ることは叶わない。
けれど立ち居振る舞い、指先、首、
なによりも雰囲気が若い女性、もっと言うなら彼女は少女である、と言う。
「はい」
声は力強く、精一杯〝凜〟を張る。
「ゼオラ=アドヴァルドさんでいいですか?」
- 540 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/12(土) 00:04:38 ID:fqURxG6Q0
- >>539
「そう……ゼオラ」
更に付け加えるなら紫色の長い髪が膝の辺りまで伸びている。
首は「どうやって付けたのか」という疑問が真っ先に浮かぶであろう銀の首輪でおおわれている。
さらに首輪の中央には大きめの緑の宝玉が付いていた。
赤いリボンの巻かれた小さなシルクハットを着けている。と言ったところだろうか。
傍らには猫が要る。尾の先のみが白い黒猫だ。
- 541 :“masked romance” ◆X7kkkkkkkk:2010/06/12(土) 00:13:38 ID:PMt0ERXQ0
- >>540
「…………」
どうしよう、
初対面。
気安く話せるような人じゃない、とゼオラさんの第一印象が彼女に告げる。
「……………………あ、」
にゃんこ。猫猫。逃げるようにゼオラさんから視線を外し、猫を見つけた。
頬が緩む。
御面越しだから、相手からは見えないけれど。
「…………あの、日程と会場の相談をしようと探してたんです」
- 542 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/12(土) 00:17:48 ID:fqURxG6Q0
- >>541
猫は視線を感じ取って、立ち上がる。
二つの脚でバランスをとり、お面に笑顔を向けて手を振った。
「……知ってる」
小さく、ただ呟いて。
少女の眼は真っ直ぐにお面の先までも見ている様で。
「あなたは、戦いたいの?」
「負けてあげてもいいよ……どう?」
少女の口元が僅かに歪む。
- 543 :“masked romance” ◆X7kkkkkkkk:2010/06/12(土) 00:22:14 ID:PMt0ERXQ0
- >>542
ぽかん、と間の抜けた表情を相変わらず御面越しで型作る。
「…………………………は?」
猫の笑顔にも、
「…………今、え…………と……なんて言いました?」
ゼオラさんの言葉にも。
彼女は呆気にとられたのか、途切れ途切れに声を紡ぐ。
- 544 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/12(土) 00:25:53 ID:fqURxG6Q0
- >>543
『何も、そこまで驚く事は無いじゃないか。
なにもこの都市の猫が喋らない。なんて決まりは無いからね】
自身の髭を撫でながらお面を見続ける。
「聞いてたんでしょ?」
困ったような顔をして、もう一度口を開く。
「あなたは、私と、戦いたい?」
- 545 :“masked romance” ◆X7kkkkkkkk:2010/06/12(土) 00:32:29 ID:PMt0ERXQ0
- >>544
「ぇ…………えぇえ…………………………ありえないですよ…………。
猫は……しゃべっちゃダメです…………」
項垂れながら呟くように、声を落とす。
三秒で気を取り直し、ゼオラさんを見た。
表情を見て、私も困りそうですよ、と感想を、胸中だけで嘯く。
「………………」
軽く自問。Qはそのまま『戦いたい?』。
対し、放たれるAは、是、と。
不戦勝で得る勝利に、恐らく自分は価値を見出せない。
「………………はい、戦いたいです。
ここまで戦ってきてますし、」
- 546 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/12(土) 00:39:02 ID:fqURxG6Q0
- >>545
『ごめんよ。僕は元々猫じゃないんだ』
だから許して。と続ける。
尤も、許してもらえる等とは思っていないが。
「そう、私は戦いたくないの」
「じゃあ、次」
自身のセリフを流し、勝手に話を進める。
「あなたは、戦って、勝って、どうしたいの?」
- 547 :“masked romance” ◆X7kkkkkkkk:2010/06/12(土) 00:48:38 ID:PMt0ERXQ0
- >>546
「………………いえ、」
別にそんな本気で言ってる訳じゃないです、
喋る猫は、喋る猫のまま。変える必要なんかありません、と。
小さく頭を下げた。
「…………………………、」
黙ってしまった。
考えているのか、彼女は俯き無言を貫きだした。
- 548 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/12(土) 00:57:55 ID:fqURxG6Q0
- >>547
『何、気にしなくても良いさ。気分で戻るからね』
「……」
少女はただ待っている。
- 549 :“masked romance” ◆X7kkkkkkkk:2010/06/12(土) 01:04:17 ID:PMt0ERXQ0
- >>548
「私は、………………」
どうでしょう?
相手に尋ねてしまいそうなのをこらえ、声を絞る。
「…………勝ちたいんです」
- 550 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/12(土) 01:08:58 ID:fqURxG6Q0
- >>549
「……で?」
「勝って、どうするの?」
「ただ勝つだけじゃつまらない。そうは思わない?」
少女の瞳は揺らぐ事無く。
- 551 :“masked romance” ◆X7kkkkkkkk:2010/06/12(土) 01:11:35 ID:PMt0ERXQ0
- >>550
「……思いません。そもそも、勝つだけで精一杯ですし………………それ以上を望むなんて今は考えられないです」
首をゆっくり横に振り、答えた。
- 552 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/12(土) 01:21:05 ID:fqURxG6Q0
- >>551
「そう、なら何のためにここまで来たの?」
「なら、戦う意味は有るの?」
冷たく何もあらわさない顔がじっと見つめる。
- 553 :“masked romance” ◆X7kkkkkkkk:2010/06/12(土) 01:29:07 ID:PMt0ERXQ0
- >>552
「……………………………………」
どうしてだろう。
彼女は悩む。小首を傾げて顎に左手を添えた。
思い返せば初戦から、痛い。
二戦目は熱く、三戦目はズタボロ。
「………………何の為でしょう?」
ふと思いついた、てきとうな理由として、『そこに戦いがあるから』。
違う。戦いの場であるトーナメントに訪れたのは自分で、その立場は決して逆転するようなものじゃない。
なら、なんだろう。
彼女は、首を逆側に捻りながら悩む。
落ち着いて。
なぜ、このトーナメントに来たかを思い出した。
「………………私は、有名になりたいんです」
- 554 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/12(土) 01:36:27 ID:fqURxG6Q0
- >>553
「いい答え」
お面に手が触れるかどうか。手を少女へ向けた。
ゼオラは大会映像等で対戦相手、更には出場選手。
その全てを一通り知っていた。出場表明時に書いた言葉もである。
「それで……?」
- 555 :“masked romance” ◆X7kkkkkkkk:2010/06/12(土) 01:42:24 ID:PMt0ERXQ0
- >>554
「私は…………一応、ヒーローを名乗ってるんです」
手は、彼女に届かない。
彼女の視界に、届かない。
手に気付かず、ゼオラさんの喉を見たまま彼女は続けた。
「ですが、やっぱり無名で…………。
私を知ってる人はあまりいませんし、あんまり頼ってもらえないんです」
この街に〝悪〟が現れても、彼女を呼ぶ声は少ない。
テレビで見るヒーローは常に、誰かに必要とされていて。
ここぞというタイミングで現れ、皆を救う。
そんな〝ヒーロー〟。
眩しくて――――――――焦げてしまいそう。
「…………だから、有名になれば……………………頼ってもらえるんじゃないか、と」
- 556 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/12(土) 01:51:23 ID:fqURxG6Q0
- >>555
「あなたの目的、ちゃんと聞いたよ」
「それじゃあ、戦ってあげる。
その変わり、もう負ける気は無いよ」
とんとん。少女の肩を叩き、顔を上げるように促す。
- 557 :“masked romance” ◆X7kkkkkkkk:2010/06/12(土) 02:00:04 ID:PMt0ERXQ0
- >>556
「…………あ、はい!」
顔を上げ、声を出し、同時に頭をぺこ、と下げた。
きっちりかっちり三十度。二秒経ったら頭を上げる。
「……私も負けません」
とは、心の内での呟きとして処理したかった。
「それで――あの。いつ、どこでやりましょう?」
- 558 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/12(土) 02:05:30 ID:fqURxG6Q0
- >>557
「じゃ、本気同士だね」
静かな声でそう言って、小さく笑った。
「どこでもいいよ、あなたは?」
- 559 :“masked romance” ◆X7kkkkkkkk:2010/06/12(土) 02:09:27 ID:PMt0ERXQ0
- >>558
「私も、どこでもいいです」
今までずっと、コレの一本調子。
ランダムで決めようにも、ここにコンピュータなんてものないし。
「………………廃ビル、…………」
廃ビル。
ふ、と口から零れた。
- 560 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/12(土) 02:17:46 ID:fqURxG6Q0
- >>559
「廃ビル……?」
出てきた言葉を復唱し、
「面白いかもね」
先程までとは違う少女らしい雰囲気を纏わせる。
「それで……何時にするの?」
- 561 :“masked romance” ◆X7kkkkkkkk:2010/06/12(土) 02:31:09 ID:PMt0ERXQ0
- >>560
「ええと………………」
「明後日の夜でよろしいですか?」
- 562 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/12(土) 02:35:24 ID:fqURxG6Q0
- >>561
「月曜日だね? うん、良いよ」
鞄から手帳を手にすると小さく頷いて。
「それじゃあ、頑張ろうね?」
少女の手を取り半ば強引に握手。
微笑む際にシルクハットのリボンが揺れる。
- 563 :“masked romance” ◆X7kkkkkkkk:2010/06/12(土) 02:39:17 ID:PMt0ERXQ0
- >>562
「あ、いえ……あの、日曜日の夜というつもりで………………あの、」
にぎにぎ。
感触は柔らかかった。
ぺこと頭を下げる。
- 564 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/12(土) 02:43:44 ID:fqURxG6Q0
- >>563
「あ、うん……ごめんね?」
「日曜日、解ったよ」
大きくうん。と頷いた。
- 565 :“masked romance” ◆X7kkkkkkkk:2010/06/12(土) 02:50:37 ID:PMt0ERXQ0
- >>564
「…………では、日曜日」
手を離し、一歩分距離を取る。
「箱庭の〝廃ビル〟フィールドで…………いい試合、しましょう!」
深く、頭を下げた後、彼女は歩いていった。
中:長引かせてごめんなさー………………
これで、今日はおちまっす。
当日は、本当迷惑かけると思いますが、よろしくおねがいしまっす!
おやすみなさー
ノシ
- 566 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/12(土) 02:53:22 ID:fqURxG6Q0
- >>565
「ええ、よろしくお願いしますね」
深く頭を下げ見送る。
姿が見えなくなってから振りかえり、逆の方向へ足を出す。
「……面倒くさい」
少々導入を間違えただろうか。
ただ、彼女の考えでは計画は成功と言ったところだろうか。
//こちらこそ宜しくお願い致しますー。
//ゆっくりぐっすり眠ってくださいね―。
- 567 :シトリン・シックスティーン:2010/06/12(土) 23:02:06 ID:ZOM.z7ps0
- 「…………うん」
街中。
がっくりと肩を落とした白髪の少女。右手を微かに動かせば、ちゃりっと金属が擦れる音が響いた。
「……お小遣い、一瞬で消えちゃったよ……」
動かしたその手が握っていたのは、金色の懐中時計。
結局買っちゃいましたー。
- 568 :黒沢小百合@ねこみみ:2010/06/14(月) 22:02:02 ID:rSRBD9/U0
- 【千夜ビル:1階ロビー】
「…………。」
小百合はほとほと困り果てていた。
今日の勤務を終え、退社しようとしたとたん
急に猫耳が生えてきたのである。
――ぴこぴこ。
己の存在を主張するように時折うごくそれは
非常にユーモラスであった。
- 569 :くろもふ/ネコミミ:2010/06/14(月) 22:07:43 ID:ZNXCIXII0
- 『きゅ……に、にゅー』
にゃあとは言えないくろもふさんであった。
- 570 :猫 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/14(月) 22:08:51 ID:WVrfsEdY0
- 【ビルの周辺に一匹の青っぽい猫がいる】
「にゃあ〜」
【何だかさみしそうに鳴いている。よくよく見るとその猫は体の要所要所に包帯が巻いてあるのだ】
- 571 :黒沢小百合@ねこみみ:2010/06/14(月) 22:17:32 ID:rSRBD9/U0
- >>569
「おや、これは……」
一瞬、毛虫かと思ったがこれが
噂に聞くもふもふというものだろうと一人で納得して。
「たしか、どんぐりが好物なのでしたね……
ここには、どんぐりはないけれど……」
とりあえず近くにあった無料のコーヒーベンダの所に置いてあった
スティックシュガーを与えてみる。
>>570
「む、怪我をしているようですね……
こちらにいらっしゃいな。治療してあげましょう。」
窓を開けて手招き。包帯が巻かれている、
という事はそれなりに人になれているのだろうと推測して。
- 572 :猫 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/14(月) 22:19:25 ID:WVrfsEdY0
- >>570
「にゃ〜?」
【猫は不思議そうな顔をしている】
>>571
「にゃ?にゃ〜!」
【猫は小百合の姿を見るや】
「にゃ〜!!」
【飛びつかんばかりに窓の中へ入って行く】
- 573 :くろもふ/ネコミミ:2010/06/14(月) 22:25:50 ID:ZNXCIXII0
- >>571
『にぃ、んいぅー』
お礼だろうか。間の抜けた鳴き声をあげると
スティックシュガーの袋と格闘を始めた。乗ってみたり、転がしてみたり
>>572
『にゅ…にぃー……』
何とか袋を開けようとしている。手も足ももないもの。口もないもの
- 574 :黒沢小百合@ねこみみ:2010/06/14(月) 22:32:37 ID:rSRBD9/U0
- >>572
「おう、よしよし。人懐っこいですねぇ……。
どこかの飼い猫なのかな……?」
飛び込んできた猫の傷に触らないように
頬を撫でながら、首輪などが無いか確認する。
>>573
「おっと、これはすいませんでした。」
コーヒベンダのところに備え付けてあった
紙皿をとり、そこにスティックシュガーを広げる。
「もふもふはこういうものを好むのでしょうか……。」
実験台らしいです。
- 575 :猫 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/14(月) 22:34:23 ID:WVrfsEdY0
- >>573
「にゅー…にゃあ」
【猫はその光景をじっと見ている】
【助けたい感じである】
>>574
「にゃ、にゃ〜!にゃあ!」
【猫は何かを訴えるように鳴き続ける】
【よくよく見ると首の部分に。】
「にゃ〜」
【星の形をあしらった銀色のカチューシャの様なものが付いている】
【小百合がよく見知っている少女がつけているものだ】
- 576 :瓜:2010/06/14(月) 22:43:27 ID:ZNXCIXII0
- >>574
『にゅ、きゅー♪』
ピョインと紙皿に飛び乗ると
『……にゅう』
脱力してしまった。よくみているとと、
時間経過とともに砂糖が減っていっているのがわかる。
『にあー』
小百合を見上げて一鳴き。どうやらお気に召したらしい。
>>575
問題は解決したようでなによりだ。砂糖にまぶされ幸せそうなくろもふであった
- 577 :くろもふ/ネコミミ:2010/06/14(月) 22:44:20 ID:ZNXCIXII0
- //ましかの名前みすス
- 578 :黒沢小百合@ねこみみ:2010/06/14(月) 22:54:49 ID:rSRBD9/U0
- >>575
「どうしたのです?
傷が痛むのですか……?」
確かに小百合もディスに似ている、とは感じていた。
しかし。
(闘祭でディスを見た人がコスプレをさせているのかな。)
その程度にしか考えないのであった。
>>576
「まったく、不思議な生物ですね……。
ほぼ雑食性に近い食性を持っているのでしょうか。」
砂糖だけではのどが渇くだろう、と
紙コップ入りの水を持ってきた。
「おまえの飼い主はどこにいるの?」
こんどはもふもふをなでなでというかもふもふ。
- 579 :猫 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/14(月) 22:57:41 ID:WVrfsEdY0
- >>576
「にゃ〜。にゃ!」
【どこか安心した感じになった猫】
>>578
「にゃ〜」
【困惑する猫】
【と、ここで】
「にゃ!」
【突然猫が軽く鳴いたかと思うと】
しゅるしゅるしゅる〜
【猫に巻かれていた包帯がシュルシュルうごめき始めた】
「にゃ、にゃ!」
【動かせることをかなりアピールしている】
- 580 :くろもふ/ネコミミ:2010/06/14(月) 23:09:02 ID:ZNXCIXII0
- 『にゅー、きゅん。きにぅ』
なんか説明してるけど当然わかるはずもなく。
もふもふされながら身体をふくらませ始める
「おーおーどうしたことだよ。妙な声のもふだな」
もふもふの声に誘われてくたびれたオッサンがやってきた。当然ネコミミだね。
>>579
こんどはぷくーとふくれあがって水をコップごと身体に取り込んでいる。
- 581 :黒沢小百合@ねこみみ:2010/06/14(月) 23:19:35 ID:rSRBD9/U0
- >>579
「……!?」
流石の小百合もこれには驚愕。
「これは、一体……
ディス?いやでも……。」
プロジェクトウィザーズの実験体か?
とも考えたが、一体だれがこんな猫を素体にしようか。
やはり、ディスなのか?
「うーむ……。」
>>580
「ううむ、ますます不思議な生物です……。」
千変万化するもふもふの不思議な生体に
首をかしげていると、もふもふに詳しそうな人物がやってきた。
「おや、貴方はこの『もふもふ』とやらに関して知識がおありで?」
生物学者なのだろうか……
などと小百合は考えていた。
- 582 :猫 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/14(月) 23:22:13 ID:WVrfsEdY0
- >>580
「にゃ〜?にゃー」
【もふのいろんな行動を見るたびに興味深々な鳴き声を上げる】
>>581
「にゃーにゃ…」
【しばらく困った顔で鳴いていたが】
「にゃ!」
【包帯で近くにあったボールペンをとって】
サラサラサラ
【近くの紙に字を書き始めた】
ねてたら こうなってた
でぃす なの
【と書いてある】
- 583 :おっさんとくろもふ/ネコミミ:2010/06/14(月) 23:32:44 ID:ZNXCIXII0
- >>581
「ん?何だネコミミ少女。あんたの子かい?そのクロは」
つったか近寄ってくるオッサン。
「まあ、これでも教団のお偉いさんだからな、それなりには」
身なりとしては仕事ができないだらしの無い企業戦士にしかみえないが
『にゅうー、いうー』
「ふぅん?そういうことね」
『きゅー、きゅにゃ』
「ちっと訛りがきついぞ。お前……嬢ちゃんこいつは野良もふだ」
>>582
「こっちはこっちで……なに?猫?何?」
この男にはどうも猫が変なものに見えているらしい
- 584 :黒沢小百合@ねこみみ:2010/06/14(月) 23:45:36 ID:rSRBD9/U0
- >>582
「……そうですか。」
小百合は急激に興味をなくしたようで。
いや、興味をなくしたのではない、ディスを避けているのだ。
「生憎、私にはその理由は分かりませんし
その現象を解いて差し上げる事もできません。
他を当たるべきでしょう、といっても私は魔術師に友人などいませんが。」
やはり小百合は意図的にディスにつらく当たっている。
>>583
「野良猫のように、もふもふにものらだとかがあるのですね。」
新聞などの報道で見る限り、もふもふは白いものだとばかり思っていたが
黒やぶちなどの模様もあるのだろうか、と小百合は思案して。
- 585 :猫 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/14(月) 23:49:17 ID:WVrfsEdY0
- >>583
「にゃあ〜」
【青っぽい猫はまた紙に包帯でさらさらと文章を書く】
おきてたらこうなったの
ひとだったけどなの でぃす なの
【と書いてある】
>>584
「にゅ〜……」
【ディス猫は耳を下に下げて座る】
「……」
【窓の外を見ながら、小さく鳴く】
- 586 :おっさん:2010/06/14(月) 23:56:01 ID:ZNXCIXII0
- >>584
「もともと神様のいる近辺で自然発生するらしいからなぁ。俺のは三毛だし」
「白さんがいるからそれに影響されてんじゃないか?黒は珍しい方だ……
どうだくるか?とりまあのガキ、もとい神様」にも引合せにゃならんしな」
『にゅー。にゅー!』
「そうかそうか、場所はsdqwe……だ。後はいけるな?」
『きゅーん!』
くろもふはそのばから徐々に姿を消していった。
>>585
「どういう理屈だよ……まあ猫耳になるんだしこれくらい許容範囲なのか?」
おっさんは呆れた様子でつぶやいた。
- 587 :黒沢小百合@ねこみみ:2010/06/15(火) 00:09:46 ID:rSRBD9/U0
- >>585
「ディス、これは貴方のためなのです。
私と、貴方はしばらく会わないほうが良い。」
ディスに非は無い、全面的に悪いのは小百合であるのだが
強烈なプライドが自身に非があることを認めようとしないのだ。
しかし、内心ではそれを分かっているらしく
そのためディスを遠ざけようとしているらしい。
>>586
「なるほど、こうは見えても神の眷属の一端、という事なのでしょうか。」
消えていく黒もふを興味深く観察しながら。
「もふもふ教というのは、
なかなか興味深い宗教のようですね。
生憎、私は無神論者であるのですが。」
- 588 :猫 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/15(火) 00:12:03 ID:WVrfsEdY0
- >>586
「にゃー…にゃ」
【何だかディスは元気がなさそうだ】
>>587
「…にゅうん」
【ディスは少し迷った後…】
さらさら
【その辺の紙に字をかいて】
「にゃ〜」
【寂しげな鳴き声をあげて去って行った】
あうあう! だいじょぶ!
またなかよし まってるなの!
【震えた字で、なんだか元気がありそうな言葉が書かれていた】
- 589 :おっさん:2010/06/15(火) 00:20:17 ID:ZNXCIXII0
- >>587
「異能がある世界……いや、異能も科学される時代か」
「興味がわいたら体験改宗超おすすめ。
大丈夫。六割くらいはもふもふ飼いたいだけで入団してるから」
それはそれでどうなんだろう。
「まあ、あれが神といって、それを認める者がいる限り、あれは神だよ」
>>588
「……喧嘩か?嬢ちゃん。ああすまん、初対面の俺が出る幕じゃあないわな」
去っていく猫を見て、また小百合を見る。
- 590 :黒沢小百合@ねこみみ:2010/06/15(火) 00:29:38 ID:rSRBD9/U0
- >>588
小百合は、ディスが去った後も
その乱れた字をしばらく見つめていた……。
>>589
「体験改修・・・^q^」
ほとんどビジネスのようにも思えるが
これはこれで現代のニーズに対応したあらたな
宗教の形なのだろう。
「ま、まぁ形はどうあれ、信仰されていれば神になるのでしょう。
それが人であれ、キャラメルの空き箱であろうとも。
……さて、私もそろそろお暇します。」
機会があれば、もふもふ教のことを調べてみると
言い残して小百合はどこかへと去っていった。
己の猫耳のことをすっかり忘れて。
- 591 :この間の男と、獅子/特別休暇中:2010/06/15(火) 16:50:05 ID:3cjQSLZQ0
- 主がいる神羽荘から離れること数十分。
料理屋が立ち並ぶ場所に、二人はいた。
この世界では只の外国人観光客に見える二人組は、ラーメン屋にて遅すぎる昼食を取る。
「親父!メニュー全部もってくるんじゃ!」
入店して、ポロシャツの男はガサツな笑みを浮かべる。
店にいた数人の客はドン引きである。
『そうだな…。チャーシュー麺にチャーハンを特盛りで頼む。トッピングはチャーシューにネギ、煮玉子、メンマだ。』
既にいた客は相方の男の注文にほっとしているような表情を見せた。
数分後、テーブルにずらりと置かれた食事の山。
先日の男はガハハと笑いながら、余裕で完食、二週目に入った。
相方の男は、向かいに座る男の様子に苦笑を浮かべながら麺を啜っていた。
- 592 :吸血鬼エミリー:2010/06/15(火) 21:54:51 ID:fqURxG6Q0
- 【公園】
「フッ……!」
身の丈以上の剣を構え、虚空を睨む。
公園を緩やかな風が流れ、髪を揺らす。
「……」ダッ
少女は一息に踏み込んだ。
大きく息を吸い込み、大剣を振り上げる。
―――!!
風が、流れる。
凄まじく凝縮された風が大剣から打ち出される。
――ズバッ!
所謂「カマイタチ」は公園のフェンスを切り裂き、
少女は不可思議な顔をしつつ剣を納めた。
- 593 :No.3:2010/06/15(火) 23:02:16 ID:ZY44/EXI0
- >>592
「うわー、すごいもんみてもーた。」
目を丸くしながら金髪男が呆然と立っている。
「飛ぶ斬撃っちゅーやつかいな、…なんちゅー力技や…」
うわー、すげーとか呟きながら近づいてくる。
- 594 :吸血鬼エミリー:2010/06/15(火) 23:04:48 ID:fqURxG6Q0
- >>593
「……?」
その声に振りかえる。
大剣を地面に置き、改めてスリーを見た。
「……こんばんは」
- 595 :No.3:2010/06/15(火) 23:07:23 ID:ZY44/EXI0
- >>594
「こんばんわー!何?熟練の剣士なん?いやー、格闘戦闘ばっかり
見てたから新鮮やわー」
わーわーいうとります。
「あ、僕の名前はスリーな。No.3でスリー。一応僕も異能者よ。
お嬢ちゃんは?体格と剣の大きさから見て、普通じゃ無いとは思うんやけど」
ずうずうしいぞ!
- 596 :吸血鬼エミリー:2010/06/15(火) 23:15:36 ID:fqURxG6Q0
- >>595
「そういうわけでは、無い」
少女の剣を眺めながら呟く。
「記憶が無い……覚えているのはコレ位」
「僕の、名前……」
表情に乏しい顔が僅かに曇る。
「うん、そう……なのかな」
- 597 :No.3:2010/06/15(火) 23:19:47 ID:ZY44/EXI0
- >>596
「記憶が…そりゃすまんかった」
直ぐに神妙な顔になるスリー。
「まぁ、じゃぁ僕の名前覚えといたらええやん!」
どういう理論だ。
「普通の女の子はそんな大きな剣振り回せません。豆知識やで」
「記憶が無いんやったらしゃーないなー、シンプルに怪力能力か、それとも…とか
考えながら来たんやけど。剣は持ってたん?」
- 598 :吸血鬼エミリー:2010/06/15(火) 23:23:48 ID:fqURxG6Q0
- >>597
「……忘れない」
小さく頷いて。
「……そう?」
今まで出会った少女。
・ディス。
・サチオ。
恐らく二人とも可能。
「そう。これは、僕の……」
身の丈以上の大剣二つと。
それ程の長さを持つ細身の刀。
- 599 :No.3:2010/06/15(火) 23:28:12 ID:ZY44/EXI0
- >>598
「そしたら『スリーの友達』で解るからなー、名前無くても大丈夫や!」
「それに、僕も名前無いようなもんやしなー。番号やから」
彼が居た研究所の子供達は全員番号の名前がつけられていた。
それ以前には名前が無かった。それが当たり前なのだ。
「…そう、やで。そんな細腕でよう動かすわ」
「へー、そうなんか。気づいたら一緒にあった、とかなんやろなー。
剣ぎょうさんあるな、しかし。誰かと戦うん?」
先ほどの訓練を思い出して。
- 600 :吸血鬼エミリー:2010/06/15(火) 23:34:06 ID:fqURxG6Q0
- >>599
「番号……?」
引っ掛かる様な何かあったようで。
「……」
そう言われて腕を見る。
細く、白い。如何にもか弱そうな腕である。
「誰とも。
でも、強くないと……いけない、から……?」
- 601 :No.3:2010/06/15(火) 23:38:14 ID:ZY44/EXI0
- >>600
「うん、番号。僕らは研究所の被検体でなー、1から100ちょいまでの
番号の名前がついてんねんけど…?」
その響きに僅かに疑問を持つ。
「あら、相手もおらんのか、強くならなあかん理由も解らん感じやなー。
目的が無いのは、つらいもんやなー」
- 602 :吸血鬼エミリー:2010/06/15(火) 23:40:43 ID:fqURxG6Q0
- >>601
「そう……。
貴方は作られたの?」
「……うん。
目的も何も、解らない」
またも小さく頷いて。
「今は、出来る事をしようと、思って……」
- 603 :No.3:2010/06/15(火) 23:47:14 ID:ZY44/EXI0
- >>602
「うーん、拾われた、ってのが一番近いなー。僕らは孤児やからねー、
ほんまやったら野垂れ死にやってんけど、何とかやー」
その笑顔も、拾われた事実があるから存在するのだろう。
「異能は、自分から立候補したんよ、拾ってくれた人の恩もあるしねー、
んで異能を発現してもろたん」
人工的な異能者、それがスリーである。
「せやな、身一つ強くあれば、生きてはいけるしなー。
ボディーガードとか、どうよ?この町やったら力を生かして
出来る仕事もたくさんあるし、訓練にもなるやん!」
- 604 :吸血鬼エミリー:2010/06/15(火) 23:51:03 ID:fqURxG6Q0
- >>603
「貴方は、笑ってる」
どこか不思議そうな表情で見ていた。
「……いいかも、しれない」
- 605 :No.3:2010/06/15(火) 23:54:57 ID:ZY44/EXI0
- >>603
「今ちゃんと生きてて、不思議な能力も持てて、んで勉強もさせてもろて。
孤児としてこんなにちゃんと生きられたのは、奇跡みたいなもんやからな。
それに、友達も此処にも国にもたくさんおるし、たくさん笑える」
無邪気な笑みを浮かべる金髪男。
「キツい事もあるけどなー、まぁ、何とかなるもんよ?」
「記憶が無いなら、新しく始めればええんよ。
たくさん友達作って、強くなって、生きていけば、
すぐに思い出かて作れるやろしなー。」
- 606 :吸血鬼エミリー:2010/06/16(水) 00:03:05 ID:fqURxG6Q0
- >>605
「そう。よかった」
小さく笑って返した。
「それもいい。
けど……帰りたい、もとの場所に」
- 607 :No.3:2010/06/16(水) 00:12:17 ID:ZY44/EXI0
- >>606
「…帰る場所がわからんのじゃ、どうしようも無いからな…
それにはやっぱり記憶がいるんとちゃうかいな。
なんか、思い出せそうなことないん?」
- 608 :吸血鬼エミリー:2010/06/16(水) 00:15:11 ID:fqURxG6Q0
- >>607
「……覚えている、こと? 曖昧で、よく……」
その眼は僅かに逸らされる。
- 609 :No.3:2010/06/16(水) 00:19:40 ID:ZY44/EXI0
- >>606
「なんか、これは知っとる気がする、とかそういう記憶の欠片を
集めてったらふとした拍子に戻るとか聞いた事あるねんなー」
うーん、と考え込んで。
「やから、色々なもの見て、んでなんか思い出しそうなものを
集めていくんよ」
- 610 :吸血鬼エミリー:2010/06/16(水) 00:23:23 ID:fqURxG6Q0
- >>609
「……解った。頑張ってみる」
スリーから一歩離れ、剣を取る。
また練習でも始めるつもりのようだ。
- 611 :No.3:2010/06/16(水) 00:33:21 ID:ZY44/EXI0
- >>610
「その練習は、覚えてたん?それとも最近考えたんかな?」
「覚えてたんなら、続けることでなんか見えるかもしれへんな。
…思い出したら、また教えて。ほんじゃなー」
ぐぐっと足に力を込めて。
砲弾のような速度で夜空に飛び去った。
//絡みありがとうでした!!
- 612 :吸血鬼エミリー:2010/06/16(水) 00:40:37 ID:fqURxG6Q0
- >>611
「武器の使い方は……おぼえてる」
「ッ……飛んだ?」
表情を崩し、驚いていた。
//どいたしましてー!
- 613 :魁:2010/06/16(水) 21:26:24 ID:Jhlo6zSQO
- 月夜狂。
月は慈愛、狂気を司る象徴。
相反する事物、しかしそこに美はある。
酔い。
それはまた、人に慈愛をもたらし、また狂気をもたらすもの。
「……」
公園の陰り。
また、飲まれた者そこに一人。
- 614 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/16(水) 21:30:28 ID:WVrfsEdY0
- 「あう〜…もどれたけどなの〜」
【一人の少女が公園を歩く】
「…なんでねこさんになったのかなの?」
【不思議な顔をしながら歩いている】
- 615 :魁:2010/06/16(水) 21:46:33 ID:Jhlo6zSQO
- >>614
酒うまい。
酒に飲まれ、すでに正常な思考のできない者。
書き手も酔いがまわり、まともではないが……
泥酔。
泥。
どろろ。
思考は撃滅。
ただ。
ブランコにぶらさがるばかり。
- 616 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/16(水) 21:48:10 ID:WVrfsEdY0
- >>615
「あう〜。このにおいはなの」
【お酒の匂いを感じたディスはふと匂いのする方を見る】
「あう?!『さき』どうしたなの!?」
【ものすごく慌てて駆け寄ってくる】
- 617 :魁:2010/06/16(水) 21:55:51 ID:Jhlo6zSQO
- >>616
「私に依るな!」
放たれる威圧。
全てを失い、自暴自棄に走った者の、怒り、苦しみ、苦痛、苦悩、痛い? 苦しい? 死ぬの? 死にたい? 死んでしまいたい?
- 618 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/16(水) 21:58:29 ID:WVrfsEdY0
- >>617
「あうう!…さき、どしたなの?」
【とても不安そうな顔で、威圧する魁の顔を覗き込む】
「おさけなの?あう〜!いっぱいだとからだにわるいなの!」
【それでも近づこうとしている】
- 619 :魁:2010/06/16(水) 22:07:30 ID:Jhlo6zSQO
- >>618
「ええい、寄るなと言っている!
こんな屑に、何ができるというのか? 否、何もできまい!」
支離滅裂な言葉を並べながら、千鳥足で公園内を巡る。
そこに信念はなく、正義すらない。自我さえ失い、死することも許されず、彼女は未だ、自らを失い、ただ歩き続ける負のれんさ。
- 620 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/16(水) 22:10:36 ID:WVrfsEdY0
- >>619
「あう〜…えっと・・
えっとなの」
【ディスもどこか混乱している】
「と、とにかくなの!ここでねちゃうとあぶないなの!
ほかのところにいこなの!」
【心底心配する顔で駆け寄って行く】
- 621 :魁:2010/06/16(水) 22:16:30 ID:Jhlo6zSQO
- >>620
「どこへドコヘ何処へ怒故へ退声?
いまさら私に居場所など無いし、無いんだし、無いも等しい?
もう、嫌、嫌だ、嫌なんだ、嫌で、嫌で、嫌だから、生きるのも、嫌、否、嫌嫌、嫌過ぎて、嫌ぁ」
典型的な中毒。
現実に負け、夢想でも救いはなく、ただ墜ちて、墜ち続ける。
- 622 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/16(水) 22:18:54 ID:WVrfsEdY0
- >>621
「あうあう〜!まってなの!
えっと、こういうときはどうするのかなの」
【慌ててディスは近づきながら考える】
「えっと、ねむらせる、だったかなの?」
【何だか物騒なことを言っている】
- 623 :魁:2010/06/16(水) 22:26:25 ID:Jhlo6zSQO
- >>622
「ふん、ふふん、眠らせる?
できるか? できるのか? 私を眠らせることがッ……!」
轟ッ!! と彼女から吹き出す憎悪の闇。
形容する域ではなく、狂気に踊らされた彼女は、抑制という言葉すら知りえない。
- 624 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/16(水) 22:32:44 ID:WVrfsEdY0
- >>623
「あうあう。こういうときはなの…」
【ディスはしばらく考える…すくみあがった顔で】
「これで…おとなしくなの!」
【首の後ろあたりにめがけて飛ぶ】
「ほっ!なの」
【首の後ろへ(ディスからすれば)軽くチョップしようとする】
【ディスは手加減のつもりだが、それでも意識が飛びかねない威力だ】
- 625 :魁:2010/06/16(水) 22:37:54 ID:Jhlo6zSQO
- >>624
「甘いッ! 物理的要素で、私を沈められると思ったか!」
チョップは、彼女の肌に触れることはなかった。
その原因は、魁がその体を霧としていたからだ。
霧にするのは、高度な技術で、彼女は会得していないはずだった。
だが、酔いが、狂気が、それを可能としていた。
- 626 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/16(水) 22:44:02 ID:WVrfsEdY0
- >>625
「あうあう!、きえたなの!」
【驚いた顔であたりを見回す】
「う〜…きえるなの、どしたらなの!」
【ディスは動揺しているようだ】
- 627 :魁:2010/06/16(水) 22:53:11 ID:Jhlo6zSQO
- >>626
ふ、と、彼女は姿を現した。
「ごめん、いまの私は、抑えが効かない、だから、吸血衝動だってそうだし、誰かを殺してしまうのだって、厭わないと思う、だから――」
彼女は公園から去っていく。
わずかな自我で、誰かを傷つけないために。
- 628 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/16(水) 22:55:44 ID:WVrfsEdY0
- >>627
「あうあう…その…だいじょぶ…じゃないかなの」
【慌てて走って行く】
「……だいじょぶ…だよねなの」
【不安そうな顔で歩いて行った】
- 629 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/17(木) 21:49:56 ID:HnkBBDEo0
- 「……ぐぅ……ぅううう……」
今日も少年は頭痛と闘っていた。
誰もいない夜道、道路に横たわる。
「く……そ……ッ、またガタがきやがったか……」
少年の体からは湯気が噴き出す。
体温が異常なまでに上がっているようだ。
「……あぁ……ああああああ!!!」
ついに耐え切れなくなり、自分の額を発狂したように周囲の壁にぶつける。
壁は破片を散らして砕かれ、額は黒い血液を辺りに撒き散らした。
「……ぅぅう……ががっが……が……」
脳裏に蘇る視線の数々。
否定。軽蔑。怒気。悲痛。
マイナスの感情が込められた、視線。
「が……ぁあああああああ!!」
先日の殺戮。そう、自分は殺した。殺したいから殺した。
自分の為だけに、自分の都合だけで、命を奪った。
それに後悔は無い。それに迷いは無い。
大丈夫。大丈夫。
どんなに自分が傷つこうと、アイツさえ戻れば構わない。
それに最後は、
アイツに軽蔑され、嫌われても、
僕は、
「がはっ」
黒い血を吐き、アスファルトの上に倒れる。
撒き散らした血が道路の上に滲む。
しかし滲んだ黒は意志を持つように揺れ動き、少しずつメイプルの体の中へと戻っていった。
「…………っはぁッ、はぁッ、はぁッ」
大丈夫。大丈夫。大丈夫。
まるで呪文のように心の中で繰り返す。
覚悟はできている、あとは実行するだけだ。
胸のペンタクルは静かに次の殺戮を待つ。
五芒星形の先端のうち、白い角はあと二つ。
- 630 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/17(木) 22:06:27 ID:WVrfsEdY0
- 「あう…なんかおとがするなの」
【夜道から聞こえる音を聞きつけて包帯を巻いた少女が歩いてきた】
「…だれかなの…?」
【首をかしげながらやってくる】
- 631 :東西南北 良方:2010/06/17(木) 22:08:30 ID:7gFzKdaU0
- >>629
「フッ! フッ! フッ!」
夜道を走っているアロハでドレッドヘアーのグラサン男。
雑念を払いひたすら走ることに自己を埋没させる。
しばらく走っていると目の前に少年が倒れていた。
「……ッ!?」
少年をよく見る。
その少年は―――良方が今一番会いたくない人間だった。
「テメェ……」
冷静になってはいても怒りがふつふつと沸き上がってくる。
- 632 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/17(木) 22:13:23 ID:HnkBBDEo0
- >>630
「ああ……?」
汗だらけの顔を挙げる。
そして、
「なんだ、テメェか。
どっか行ってろよ、ホラ、見物じゃねーぞ」
しっしと手を振って追い返そうとする。
>>631
「……ちぃ、面倒そうなのがきやがった」
まるで見せ付けるように眉間に皺を寄せる。
あからさまに不快感を顔に出し、威勢のいいように振舞うが、
……だがその顔は憔悴しきっていた。
「ははっ、なんだなんだ、会った途端にキレてんじゃねーぞ」
- 633 :東西南北 良方:2010/06/17(木) 22:16:05 ID:7gFzKdaU0
- >>632
サングラスの奥の目は怒りを隠さず少年を睨みつけている。
「……殺さねぇからな」
「俺は、テメェもあいつらも、誰も殺さねぇ」
そう少年に言い放つ。
- 634 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/17(木) 22:16:10 ID:WVrfsEdY0
- >>632
「あうあう、だいじょぶなの?
えっと『めいぷる』なの!!」
【ディスはメイプルの姿を見ると心配そうな目線を向ける】
>>631
「あうあう、『りょうほう』…どしたなの?」
【こっちにも心配そうな顔をする】
「なんだか『めいぷる』きぶんわるそなの…」
- 635 :東西南北 良方:2010/06/17(木) 22:17:46 ID:7gFzKdaU0
- >>634
殺気立っているところに友人の声が聞こえ振り返る。
「……ディスか」
「悪い、ちょっとイライラしてただけだよ」
いつも通り飴を差し出す。
「さぁな、悪魔の力……とやらの影響か?」
- 636 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/17(木) 22:18:56 ID:HnkBBDEo0
- >>633
「僕は殺す」
汗だくの顔で、しかし少年は迷いなく言う。
「僕は邪魔するものはみんな殺す」
メイプルの濁りきった目は、良方の鋭い視線を真正面から受け止めていた。
「障害も、障害になったものも、少しでも障害になりそうなものも、
みんな殺して壊して排除する。止めたかったら止めてみろ」
- 637 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/17(木) 22:19:53 ID:HnkBBDEo0
- >>634
「大丈夫だ、近づくな」
そのディスを、メイプルはギロリと睨んだ。
「僕の身体に触るんじゃねぇ。死にたいのか」
- 638 :東西南北 良方:2010/06/17(木) 22:22:20 ID:7gFzKdaU0
- >>636
「上等……!」
「てめえの四肢全部切り落としてでも止めてやるよ」
「でも、殺さねぇぞ。 テメェにはあいつらの墓の前で謝ってもらわなきゃいけねぇからな」
「殺される程度で許されると思うなよ」
「人を殺した重みってのは何時までもずっと残り続けるもんだ」
「……憎しみとかもな」
怒りを心の中にしまいこみ話す。
- 639 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/17(木) 22:26:05 ID:WVrfsEdY0
- >>635
「あう、えっと…そう、だよねなの…」
【ディスはどこか複雑そうな表情である】
「…あくま?なんで」
【何か怖がるように言った】
>>638
「……まえにあったとき…
と、なんだかにおいがちがうなの」
【気押されながらも口を開く】
「あう、そこからするにおいなの…」
【胸をちらりと見て言う】
- 640 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/17(木) 22:28:08 ID:HnkBBDEo0
- >>638
「ああ、全部終わったら土下座でも切腹でもしてやる」
発作が落ち着いてきたのか、ゆっくりと立ち上がる。
メイプルが立ち上がるのに伴って、廻りの黒い血液もズルリと全てメイプルの体内に戻っていった。
「……そういえば、墓って言ってるけど……埋めたのか?」
>>639
「こいつか……」
胸のペンタクルを右手でさする。
「ちょいと高い買い物をしてね。これはレシートみたいなモンだ。
しかも返品は聞かないらしい。クーリングオフ期間は過ぎたようでな」
ケケケ、と歪んだ笑顔で笑う。
- 641 :東西南北 良方:2010/06/17(木) 22:30:09 ID:7gFzKdaU0
- >>639
「悪い、困らせるつもりは無かったんだが」
>>640
「切腹は止めろ、死ぬから」
「俺の目の前じゃ誰も死なせねぇし殺させねぇ」
「ああ、埋めた」
「それがどうかしたのかよ」
- 642 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/17(木) 22:34:51 ID:WVrfsEdY0
- >>640
「そっかなの…だれからもらったのかなの?」
【何か心配する顔だ】
「それがあったから…あんなことなの?」
【先日の戦いを思い出しながら言った】
>>641
「あう、きにしないでなの…
その…」
【何処か不安そうな顔はまだ抜けない】
「『めいぷる』ともだちだからしんぱいなの」
- 643 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/17(木) 22:37:17 ID:HnkBBDEo0
- >>641
「そりゃどこに埋めたか知ってるのか?」
身を乗り出して尋ねる、
が、
またすぐ冷めたように、その顔を伏せる。
「……いや、興味本位で聞いただけだ。
知らないなら別にいい」
>>642
「誰だっけな、忘れたよ。
黒い格好をした奴だった」
そもそも、今思えば姿形もボンヤリしていてハッキリ思い出せない。
夢みたいな奴だったと、メイプルは回想する。
「それがあったから? いや、違うね。
殺したのは僕の意思だ。僕の殺意だ。
僕が殺したいと思ったから殺した。それだけだ」
- 644 :東西南北 良方:2010/06/17(木) 22:39:31 ID:7gFzKdaU0
- >>642
「友達……」
複雑そうな表情を浮かべる。
「ディスはいい子だな」
頭をくしゃくしゃなでる。
「でも、俺はアイツの友達にはなれそうにねぇや……」
はは、と笑う。
>>643
「街の墓地だと思う」
「いずれ嫌でも連れていってやるよ」
あと、と続ける。
「今度あいつらと戦うときにあいつら殺そうとしたら……」
皆まで言わず少年を睨みつける。
- 645 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/17(木) 22:44:56 ID:WVrfsEdY0
- >>643
「わからないなの…」
【ディスは寂しげに言った】
「あうあう。だけど…
『でぃす』は『めいぷる』のこと…
もうなにもいわないなの…」
【ため息をついて言う】
「もう…もどらないからなの…」
【泣きそうな顔だ】
>>644
「そっかなの…」
【髪の毛をくしゃくしゃされて、ディスは言う】
「…うん、しんぱいないなの!」
【そう言って飴玉を口の中にほうりこんだ】
- 646 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/17(木) 22:55:16 ID:HnkBBDEo0
- >>644
「……おう、頼むわ」
そう、小さく、呟く。
「次? 次も俺は殺すぜ。
俺の日常を壊した奴らは全部殺す。
もし殺して欲しくねぇってんなら、俺を止めてみろ」
>>645
「おう、それが助かる」
ディスを見ずに言う。
「……すまんな」
最後にそう、呟いた。
「発作もだいぶ収まったし、もう行くわ。
くれぐれも、次は俺を止めてみるんだな。
なんなら止めるのは俺の心臓にしとくか?
その方が楽かもしれないぜ」
と、軽口を叩きつつ、メイプルは両手をダラリと下げたまま夜の闇の中に溶け込むようにして消えた。
- 647 :東西南北 良方:2010/06/17(木) 22:58:12 ID:7gFzKdaU0
- >>645
「ディスが言うと何かと何とかなりそうな気になってくるな」
くしゃくしゃ撫でる良方は何処か遠くを見ているような顔をしている。
>>646
「俺は絶対テメェを止めてあいつらを助ける」
「……覚悟しとけ」
そう言い、消えていく少年を睨みつけた。
- 648 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/17(木) 23:01:59 ID:WVrfsEdY0
- >>646
「ありがとなの…」
【ディスは寂しげに言いながら見送る】
「……あう?」
【最後の言葉が少し気になったが…その時にはメイプルは見えなくなっていた】
>>647
「あう…そうだよねなの!」
【すこし自慢げな顔をした】
「その…『でぃす』も『めいぷる』とめたいなの…
あのこ…たち。」
【すこし戦った相手を思い浮かべながら空を見る】
「なんだか…『でぃす』のことしってたみたいだから…
ともだちに…なれたかもしれなかったなの…」
- 649 :東西南北 良方:2010/06/17(木) 23:05:40 ID:7gFzKdaU0
- >>648
「そうそう!」
頭をポンポン叩く。
「アイツ止めるときやりすぎちまうかも知んねぇからその時は俺、止めてくれ」
ディスに頼む。
「だったら、他のあいつらの仲間助けて友達になろうじゃねぇか!」
頭を笑顔でなでる。
少し、昔を思い出しながら言う。
「俺、微妙に似てるんだよなぁ、あいつらと」
「だから、ちょっとだけ助けたくなっちまったんだけど、さ」
「こりゃあ、俺のわがままなのかねぇ……」
- 650 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/17(木) 23:09:29 ID:WVrfsEdY0
- >>649
「うん、まかせてなの!」
【軽く微笑みながら言った】
「そうなの。みんなともだちなの!
…あうあう、わがまま。じゃないとおもうの」
【そう言って頷く】
「だって…たすけられるならみんなたすけたいなの。」
- 651 :東西南北 良方:2010/06/17(木) 23:14:20 ID:7gFzKdaU0
- >>650
「ありがとな」
サングラスを外して笑う。
「俺友達少ないしなぁ、友達百人は遠い遠い……」
「ああ、だからわがままだろうとなんだろうと俺は目の前に助ける人が居たら助けようと思うよ」
「ま、人助けなんかして昔の罪がどうの言うつもりもねぇんだが、どうにも偽善やってる気がして仕方が無かったんだよ」
飴をもう一個差し出す。
- 652 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/17(木) 23:20:12 ID:WVrfsEdY0
- >>651
「あう、こちらこそなの」
【小さくお辞儀していった】
「うん…みんなたすけたいよねなの…
たすけたいからたすけるなの!」
【うん、と大きくうなずいて言う】
「『でぃす』ももっとともだちほしいから、たすけるなの!」
【笑顔になった】
- 653 :東西南北 良方:2010/06/17(木) 23:21:57 ID:7gFzKdaU0
- >>652
「はは、ディスと話してるとなんか悩みが消える気がするぜ」
頭をクシャクシャ撫でる。
「うし! トレーニングの途中だったし、俺はもう行くぜ」
「じゃ、またなー!」
手をふり走り出す。
- 654 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/17(木) 23:26:48 ID:WVrfsEdY0
- >>653
「あうあう、そういわれると『でぃす』もうれしいなの!」
【そう言って笑う】
「あうあう、またねなの〜!」
【そう言って軽く手を振り見送った】
「ねむいなの…おうちにかえろなの…」
【そう言ってディスはあくびをして去って行った】
- 655 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/20(日) 19:32:23 ID:9qS3TsAM0
- 異能都市、繁華街。
街灯に照らされながら、一人の小柄な少年が歩いていた。
「……やー、随分賑やかなトコだなぁ……」
空色のパーカーに、紺色のジーンズ。
背中にはパックパックを背負っている。
銀色の髪と青い目が特徴的ではあるが、それ以上に。
「ねぇ、そう思わない? シロ」
少年の横を、雄々しい銀色の狼が追従する。
がうっ、と狼なんだか犬なんだかよく分からないような声で、銀狼は小さく吠えた。
- 656 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/20(日) 20:28:42 ID:WVrfsEdY0
- >>655
【繁華街の中に一人の少女が歩いている】
「もぐもぐもぐ」
【パンをもぐもぐと食べながらあたりを見回して歩いている】
- 657 :安堵城 クオン:2010/06/20(日) 21:14:02 ID:SLBgGRBM0
- 【幸せそうに両手一杯に段ボールを抱え歩いている少女。どうみても異質的な景色だ。】
【黒を貴重にしたサイズの小さいブラウスにネクタイを下げ、スカートを着ている。現代の言葉で言えばゴスロリチックだ】
【そしてまあ…小さい割に道のど真ん中を歩き、堂々としている】
- 658 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/20(日) 21:16:38 ID:WVrfsEdY0
- >>657
「…もぐもぐ…ごちそさまなの〜!」
【パンを完食して両手を顔の前で合わせる】
【ゆっくりと顔を上げた】
「……あう〜?なにもってるのかなの?」
【不思議そうにゴスロリの女性を見つめる】
- 659 :安堵城 クオン:2010/06/20(日) 21:27:02 ID:SLBgGRBM0
- >>658
【どうやら相当な量の段ボールを持っているようだ。】
【視線に気づいた様子で、足を止めて少女に視線を向けた。】
【小さく、口を動かした…が、特に言葉は漏れない。独り言だろうか?】
【顔立ちや身なりは子供だが、切れ長な鋭い目など…身なり以上に大人びた雰囲気がある。】
- 660 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/20(日) 21:30:22 ID:WVrfsEdY0
- >>659
「あう〜?よばれたのかなの?」
【何か言ったように見えたのが気になったらしく】
「こんばんわなの〜!」
【割と近くまでやってきて、小さく頭を下げた】
- 661 :安堵城 クオン:2010/06/20(日) 21:40:42 ID:SLBgGRBM0
- >>660
「………何?」
【足を止めて、少女に正面から向かい合う】
「……こんばんは?」
【どこか相手を疑っているような…鋭い目】
- 662 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/20(日) 21:43:49 ID:WVrfsEdY0
- >>661
「あう〜。こんばんわなの〜」
【大きくうなずいて言う】
「あう、なんだか『でぃす』よんでたみたいだったから
なにかなの?っておもってきたなの」
- 663 :安堵城 クオン:2010/06/20(日) 21:49:30 ID:SLBgGRBM0
- >>662
「…こんばんは。」
【ふっ…と鼻を鳴らして微笑んだ】
「貴女、面白いね。」
「呼んだ…? ああ。見られてた気がしたから。気になった。」
- 664 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/20(日) 21:52:06 ID:WVrfsEdY0
- >>663
「あうあう…おもしろいなの?」
【恥ずかしそうにしている】
「あう〜そっかなの…
なにはこんでるのか『でぃす』もきになったなの〜」
【段ボール箱をじっと見つめる】
- 665 :安堵城 クオン:2010/06/20(日) 22:00:39 ID:SLBgGRBM0
- >>664
「…面白い。」
【一歩少女に近寄る】
「あら、可愛い。」
【近くから少女をのぞき込む】
「これ?」
【段ボールを強調するように腕を上げた】
「私の家。」
- 666 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/20(日) 22:05:13 ID:WVrfsEdY0
- >>665
「あうあう?…えっと、ちょっとうれしなの」
【たしかにうれしそうな顔だ】
「あう?おうち?なの?」
【驚きの表情で段ボールを見る】
「でもそれってはこじゃないかなの?」
【不思議そうな顔だ】
- 667 :安堵城 クオン:2010/06/20(日) 22:17:17 ID:SLBgGRBM0
- >>666
「喜んでくれるのは私も嬉しい。」
【ふふ…と笑っている】
「文句ある?」
【大切そうに段ボールを持って、ツンとした目で】
「箱にも使えるだけ。箱である必要は無い。」
- 668 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/20(日) 22:24:09 ID:WVrfsEdY0
- >>667
「あう〜。よかったなの〜」
【頷きながら言う】
「あう〜。そんなことないけどなの…
それでおうちつくるなの?」
【首をかしげながら言う】
- 669 :安堵城 クオン:2010/06/20(日) 22:31:38 ID:SLBgGRBM0
- >>668
「あうー…?」
【首を傾げる、独特の口調についていけない様子】
「面白いからいいけど。」
「その通り、これで家を作る。」
「雨風しのげれば十分、住めば都だし…割と楽しい。」
- 670 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/20(日) 22:34:35 ID:WVrfsEdY0
- >>669
「おもしろいなの〜」
【どこか嬉しそうにしながら言う】
「そっかなの〜…
あめがおおいからたいへんなの」
【心配そうだ】
- 671 :安堵城 クオン:2010/06/20(日) 22:41:32 ID:SLBgGRBM0
- >>670
「楽しそうね。」
【見ている方も楽しそうだ】
「家の場所が橋の下だから雨は問題無い…」
【そこまで言い、声を小さくする】
「…それより野犬が」
- 672 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/20(日) 22:45:17 ID:WVrfsEdY0
- >>671
「あうあう〜。たのしいほうがいいなの〜」
【嬉しそうである…】
「そっかなの〜。そこならあめふらないなの!」
【成程、と感心する】
「あう〜。いぬさんとはなかよくできないかなの〜」
【なんかのんきなことを言っている】
- 673 :安堵城 クオン:2010/06/20(日) 22:53:46 ID:SLBgGRBM0
- >>672
「そう、楽しいのが一番。」
「それが私のポリシー。」
「ええ、水道も有るし、楽しい所だから…今度一度遊びに来なさい。」
【すっかりお友達気分らしい】
「彼奴等は猛獣。殺らねば…犯られる…」
「…ああ恐い。」
- 674 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/20(日) 22:56:29 ID:WVrfsEdY0
- >>673
「あうあう、そうだよねなの!」
【何度も頭を縦に振って言う】
「そうなの〜。うん!あそびにいくなの!
…あう〜。そっかなの。やっぱりいぬさんとは
たたかうしかないのかなの」
【少し残念そうだ】
- 675 :安堵城 クオン:2010/06/20(日) 23:09:19 ID:SLBgGRBM0
- >>674
「…貴女元気過ぎ。」
【何度も首を動かす姿に思わず】
「まあ、それが素敵なんだけど。」
「狭いけど…我慢して。」
「残念だけど弱肉強食の世界だから。私も怪我したくないし…
虐めてるわけじゃないから。そんな顔しないで。」
【ちなみに、何故かその橋の下の夜は平均して高さが80cmぐらいの野良犬がゴロゴロ出るような所です】
- 676 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/20(日) 23:11:23 ID:WVrfsEdY0
- >>675
「あう〜。うん!げんきなのもいちばんだからなの〜」
【微笑みながら言う】
「だいじょぶなの〜。せまくってもなの!
あう〜。きにしてないなの。そうしなきゃいけないもんねなの〜」
【だいぶ利口だ】
- 677 :安堵城 クオン:2010/06/20(日) 23:23:44 ID:SLBgGRBM0
- >>676
「やれやれ。」
【ふぅ…とため息を吐く】
「貴女本当に可愛い。」
【そして聞こえないような小声で「抱きしめたい」と】
「まあなんとかなる?」
「何時か貴女も一度可愛がってもらえばいい。トラウマになるから…」
【苦い思い出し笑いを見せた…】
【そして、怪しくなってきた雲行きを見て】
「雨が振ると使いものにならなくなる…急ぐ。」
「また今度。」
【そういって歩き出し、途中で振り向く】
「…おやすみ。」
【そして何処かへ駆けだしていった】
//落ちます。初めてにつきあってくれて有り難う御座いました。
- 678 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/20(日) 23:27:35 ID:WVrfsEdY0
- >>677
「あう〜?えっと…
ありがとなの〜」
(なにかいってたみたいだけどなの…)
【少し首をかしげながら言った】
「あうあう〜…ふあんなの〜」
【困って言う】
「あう〜。そうだねなの。
またねなの〜!」
【微笑みながら手を振って見送った】
- 679 :黒沢小百合:2010/06/22(火) 00:09:24 ID:rSRBD9/U0
- 【AGカフェ】
「げほごほ……」
(困りましたね、少し無理をしすぎたのでしょうか……。)
カフェのカウンターに力なくもたれかかる小百合。
いつも疲れ果ててはいるものの、今日は一層顔色が悪い。
- 680 :シノン=アルベル:2010/06/23(水) 22:50:04 ID:7hcwnxwgO
- 【公園】
少年の前には鉄で出来た人形の何かがあった。
「……はぁっ」
右の手首を押さえ、先の何かを見る。
その目付きが鋭くなり、少年の手に力が籠る。
少年は走りだし、右手を引く。
右手に少年の力、光が収束を初め、
「たあぁぁっ!」
何かに向かってその手を勢いよく正面からぶつける。
収束した光が螺旋を描き広がり、其が鉄の何かを貫き、抉る。
後には胸の部分を抉り取られ首から上が地面に落ちている鉄の何かと、
ぐったりとした様子の、たが右手を見て満足そうな笑みを浮かべる少年がいた。
「で、出来た……!」
- 681 :あに☆:2010/06/23(水) 22:56:42 ID:ZOM.z7ps0
- 「いや、まだまだじゃな……修練を積むのじゃ、我が弟子よ……」
無理やり作ったチックな低い声を出しながらキリッとしてる太眉(味付き海苔)な青年がそこに居たり居なかったり
- 682 :シノン=アルベル:2010/06/23(水) 23:12:45 ID:7hcwnxwgO
- >>681
「…………?」
「だ、誰?」
味付け海苔とかそういうのには突っ込むべきだったのだろう。
だが、それより気になった。
- 683 :あに☆:2010/06/23(水) 23:15:58 ID:ZOM.z7ps0
- >>682
「通りすがりのお兄ちゃんだよ……あ、海苔が落ちた……」
ひらひらと。
外見だけ見たらどっちかっていうとお姉ちゃんである。
- 684 :シノン=アルベル:2010/06/23(水) 23:20:47 ID:7hcwnxwgO
- >>683
「え、お兄……ちゃん?」
不思議そうに。
顔を、特に目をじろじろと見る。
「……あっ」
海苔が落ちた。
- 685 :あに☆:2010/06/23(水) 23:25:27 ID:ZOM.z7ps0
- >>684
「マジレスするとね、妹が鬱になって引きこもりになっちゃって。
誰も相手してくれないからつまんないの……あああ」
もう片方も落ちた。
血の気のない真っ白い顔に似合わない、つくりものみたいに輝く赤い瞳が不気味だった。
- 686 :シノン=アルベル:2010/06/23(水) 23:31:05 ID:7hcwnxwgO
- >>685
「鬱、ですか」
瞳の不気味さを気にはかけるが。
「なら近くに居てあげないとダメですよ」
微笑んで。
- 687 :あに☆:2010/06/23(水) 23:34:28 ID:ZOM.z7ps0
- >>686
「それがさ、ご飯持って部屋に入ろうとしたら『これ以上こっちに来るな殺すぞ!』って怒鳴られちゃった。
気難しい年頃なのかな?」
くるり、と首を動かしてシノンの方を向いた青年の、見えていなかった左目は青だった。
オッドアイ。赤と青。
ただ、相変わらずそれはつくりもの、ガラス玉のように無機質に光っていた。
- 688 :シノン=アルベル:2010/06/23(水) 23:41:42 ID:7hcwnxwgO
- >>687
「うぅん……難しいです」
兄を見る目は驚き。
オッドアイと呼ばれるものを見るのが初めてだったからだろう。
「あれじゃないですか?
何か別の物が食べたいんですよ、きっと」
お菓子とか。とニコニコした顔で言いやがる。
- 689 :あに☆:2010/06/23(水) 23:44:56 ID:ZOM.z7ps0
- >>688
「でもおかしいよねあの子、僕は死んでるのに『殺すぞ!』だなんて。
殺したのはお前だって言うのに。のに。に。ね。ふふふ」
くすくすくす、笑う彼の顔は整っていて美しい部類に入るのだが、なんとなく不気味。
「……食べるかな、これ」
拾い上げた海苔をじーっと見る。
- 690 :シノン=アルベル:2010/06/23(水) 23:51:25 ID:7hcwnxwgO
- >>689
「死んでる……?」
ある一つの言葉が引っ掛かり、兄の言葉を繰り返すように。
「いや、落ちた物ですし……」
でもツッコミは欠かさない。
- 691 :あに☆:2010/06/23(水) 23:53:54 ID:ZOM.z7ps0
- >>690
「死んでる。死んでる。生きていない。死体。屍。
それが僕だよ」
にっこり笑って手をひらひら、彼の肌はどこもかしこも生気を伴わない。
「うーん……韓国海苔にするべきだったか……あ」
ぱかっと地面が開いてボッシュートされました。
中の人無念である。
- 692 :シノン=アルベル:2010/06/24(木) 00:11:18 ID:7hcwnxwgO
- >>691
「……」
無言で近より、兄の頬に手を充てる。
「……じゃあ、僕と一緒です」
手を離し、微笑んだ。
「海苔……」
海苔のあった場所を哀れむ様な目で見ていた。哀れ海苔。
「あっ、あの。明日は早いんで僕、帰りますね」
お礼を一つ。
少年は公園を去っていく。
その前に一度振り返り。
「ありがとうございました。明日……頑張れる気がします」
そう言うと走って何処かへと。
- 693 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/26(土) 22:01:30 ID:.6prKP66O
- 【夜道を白い服を着た男が歩いていた】
「あの子が帰ってきた……
これで私の心は幾分か楽になったのだろうか……」
【空を見上げてそんな事を呟き】
「さて、私の方だが……
混じりっ気の無い純血な竜って何処にいるの?」
【彼は今、竜の角を求めていた】
- 694 :――――:2010/06/27(日) 21:21:27 ID:ZOM.z7ps0
- 都市のどこかであって、どこでもないどこかの隙間。
都市に住む人々は、それを「歪み」と言った。
歪みの中のこれまたどこか、教会があって祭壇がある。
それに寄りかかるようにして眠っている人物の、周囲に張り巡らせていた水色のナニカが剥がれ落ちた。
ぴきりぴきりと音を立てるそれに起こされたその人物は、不思議そうにあたりを見回している。
「……? ……、……??」
- 695 :ミスティ・クリア:2010/06/27(日) 21:50:36 ID:PvUKwEOE0
- 少女は眠そうな目で公園のベンチにいる
一つ小さなあくびをした少女は、空を見上げる
街灯に照らされて伸びた自らの影から、真っ黒な影が這い出していた
- 696 :ミスティ・クリア:2010/06/27(日) 22:42:50 ID:PvUKwEOE0
- 「〜♪〜〜♪〜♪〜♪」
少女は一人歌を口ずさむ。
か細い、ガラスのような声で。
周囲に誰もいない公園は、ひどく静かで、ひどく少女にとって居心地が良かった
- 697 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/28(月) 19:41:21 ID:9qS3TsAM0
- 異能都市、繁華街。
鼻歌交じりに街を歩く一人の少年がいた。
「〜♪」
銀色で短い髪、澄んだ青い双眸。
隣には銀色の狼を連れている。
「……やー、広いね。何年掛かっても歩き尽くせそうにないや」
辺りを見回し、小さく呟く。
- 698 :艮 鬼門:2010/06/28(月) 19:44:38 ID:7gFzKdaU0
- >>697
裏路地から繁華街に学ランに黒縁メガネのいかにも優等生と言った風情の青年が歩いてきた。
青年の右手は赤い液体で染まっていたが気にする素振りはない。
「……結構リッチだったな」
左手には3つの財布が掴まれており、その中身を見ているようだ。
財布の中身を見ながら歩いていると銀髪の少年にぶつかった。
「っ……悪い」
- 699 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/28(月) 19:48:42 ID:9qS3TsAM0
- >>698
「わふぉうッ」
妙な声と共に、少年は少し仰け反る。
「っと……やー、こっちこそごめんね?
ちょっと景色に見蕩れてたよ」
照れくさそうに頭を掻く。
「ん……?」
ふと、青年の右手に付着した赤に気づく。
「……それは?」
青年の右手を指差し、少年は尋ねた。
- 700 :彗華:2010/06/28(月) 19:49:34 ID:2MFSZVbA0
- 「えっと、これと、これ。
あっ、あとこれもです」
お使いの帰りだろうか。
少女が鞄を自身の前に持ち、繁華街を歩いていた。
少女が近付くと周囲の気温が下がった気がする……。
- 701 :艮 鬼門:2010/06/28(月) 19:51:39 ID:7gFzKdaU0
- >>699
「そうかい。俺は金に見惚れてた」
左手の財布を軽く振る。
「……?ああ、これか」
「気にすんな、さっき喧嘩してきただけだからよ」
傷はないのに血は付いている、要するに相手の血ということだ。
>>700
「なんか寒いな」
と、下がった気温に疑問を感じる、
- 702 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/28(月) 19:54:10 ID:9qS3TsAM0
- >>700
「……ぬおあー、寒い」
引き篭もってりゃ良かったかな、と小さく呟く。
(普通なら今頃、蒸し暑いはずだけど……?)
やはりこちらも、疑問を浮かべる。
>>701
「あ、なぁんだ喧嘩かー。心配しちゃったよははは――」
と笑って、
「――ん? それカツアゲって呼ばない?」
気づいた。
- 703 :彗華:2010/06/28(月) 19:58:45 ID:2MFSZVbA0
- >>701>>702
少女はメモを見ている。
「えっと、これと。アレと……」
辺りをキョロキョロと見まわしている。
そしてうなだれると元気の無さそうな顔になる。
暫くして決心が着いた様で、二人の方へ向かってきた。
「あ、の……す、すいません。
こっ、の近くのお、お魚やさんはー……あぅ」
人としゃべるのが得意では無い様だ。
少女が近付いた事でまた更に冷たくなる。
- 704 :艮 鬼門:2010/06/28(月) 20:00:11 ID:7gFzKdaU0
- >>702
「一説によるとカツアゲと言うらしいな」
「俺はゴミ掃除と呼んでるけど」
財布から札だけを抜き取り自分の財布に入れ、空になった財布を捨てる。
>>703
「知らない」
と一瞬で切って捨てる。
- 705 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/28(月) 20:02:46 ID:9qS3TsAM0
- >>703
「ん? お魚屋さん?」
謎の寒さにぶるっ、と小さく身震いして答える。
「確かあっちの方――だったかな?
さっき見かけたような気もするけど」
道の先を指差し、言う。
>>704
「ゴミ掃除……若干酷いような気もするけど
確かに言い得て妙だねー」
うんうんと頷く。
- 706 :彗華:2010/06/28(月) 20:06:50 ID:2MFSZVbA0
- >>704
「そうですか……」
しゅんとした顔をしている。
>>705
「そーですか! ありがとうございます」
何度も頭を下げる。
何度も見え隠れする髪は緑と黄色の縞々。
まるで……というか西瓜その物だった。
- 707 :艮 鬼門:2010/06/28(月) 20:08:13 ID:7gFzKdaU0
- >>705
「それに俺からは喧嘩売らないし」
「相手が先に手を出したんだから俺は悪くないさ」
ティッシュを出し血をぬぐい始める。
>>706
「知らなかったんだ仕方が無いだろう」
かなり冷たい態度を取っている様に見えるがこの青年はこれが平常だ。
- 708 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/28(月) 20:11:08 ID:9qS3TsAM0
- >>706
「あー、いいっていいって」
わたわたと手を振り制止する。
「……しかしなんという西瓜」
ぽつり、と聞こえるか聞こえないか程度に呟く。
>>707
「へぇー……そうなんだ」
と、少し考え込むように腕を組み、
(……確かに喧嘩売られそうっちゃ売られそうな風b――ゲフッゲフッ)
ちょっと失礼な事を考えた。
- 709 :彗華:2010/06/28(月) 20:15:07 ID:2MFSZVbA0
- >>707
「そうですよね、ごめんなさい……」
完全に畏縮してしまっている様子。
>>708
「で、でも私助かったんです。あっちですねー」
先程から度々笑顔を見せるも、顔は紅く目を合わせる事は無い。
- 710 :艮 鬼門:2010/06/28(月) 20:17:17 ID:7gFzKdaU0
- >>708
「丁度いい収入にもなるし、一石二鳥ってやつだな」
血を拭い終えティッシュをそこらにポイ捨てする。
>>709
「別に謝る必要もないから、謝らなくてもいい」
メガネをクィっと上げながら言う。
- 711 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/28(月) 20:21:17 ID:9qS3TsAM0
- >>709
「うん、今ので力になれたなら良かったけど……
……ほら、よく“歪む”って言うでしょ? “異能都市(ココ)”はさ」
だから場所変わっちゃってるかもねー、と言う。
>>710
「それはまた随分と良い話だね」
あはは、と楽しげに少年は笑った。
ポイ捨てについては華麗にスルーするようだ。
- 712 :彗華:2010/06/28(月) 20:24:22 ID:2MFSZVbA0
- >>710
「そ、そうですかぁ」
頭を下げる。
>>711
「場所、変わっちゃってるかも知れませんね……」
二人と離れながらてを振り、
「では、急いで行くのです、それでは」
二人から離れていくと、下がった気温も元に戻ったのだった。
- 713 :艮 鬼門:2010/06/28(月) 20:25:06 ID:7gFzKdaU0
- >>711
「バイトするより高収入だし、街の不良は消えていくしいいこと尽くめだよな」
「喧嘩で能力使うと血が少なくなるのが問題だけど、修行にはちょうどいい相手だし」
クククと喉を震わせて笑う。
>>712
「怒ってるわけじゃないんだ、そんなにビビらなくてもいいぞ」
「……飴でも食うか?」
カバンから飴を取り出し差し出す。
- 714 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/28(月) 20:28:25 ID:9qS3TsAM0
- >>712
「ん、気をつけてねー」
こちらも大きく手を振り、西瓜風な少女を見送った。
銀色の狼がばう、と吠えた。
>>713
「はっはー。いやぁ全く素晴らしいね」
「ん? 血を使う能力、って結構珍しいようなそうでもないような」
何か引っかかりを感じたのか、それともただ単純に興味が沸いたのか。
少年は蒼い瞳を輝かせ、青年を見た。
- 715 :艮 鬼門:2010/06/28(月) 20:31:24 ID:7gFzKdaU0
- >>714
「血が必要ってか、結果的に血がでるって方が正しいな」
- 716 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/28(月) 20:34:09 ID:9qS3TsAM0
- >>715
「血が出る、血が出る――」
うーん、と腕を組んで考え込み。
「――歯磨きに関係する能力?」
盛大に見当違い。
- 717 :艮 鬼門:2010/06/28(月) 20:36:05 ID:7gFzKdaU0
- >>716
「残念、違う……おっと」
「そろそろ行かないといけねぇんだ」
またな、と言い残し青年は消えていった。
- 718 : ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/28(月) 20:38:24 ID:9qS3TsAM0
- >>717
「違ったかー……じゃあ傷とk」
「ん、じゃあねー」
手を振って見送る。
「さて、んじゃ帰ろっか」
少年は銀狼に跨り、夜の街へと消えていった。
- 719 :名も無き異能都市住民:2010/06/29(火) 21:22:14 ID:Ca7X1Nb2O
- そこは以前と似たような裏路地で、以前と似たような事が起こっていた
暑苦しい熱帯夜にも関わらず、一面に咲く霜の白花。その中心で“それ”は茫然と立っている
ただ以前と違うのは、花の下には誰もいないと言う事ぐらい
- 720 :甲:2010/06/29(火) 22:48:39 ID:bZNLKt7E0
- 「―――ヒナ…の仕業じゃあねーな…」
ひやりと漂う冷気に足を向けると
「……んだ?こりゃ…」
そこは不思議な光景で
赤いマフラーの男は小首を傾げて疑問符を浮かべる
- 721 :甲:2010/06/29(火) 23:14:42 ID:bZNLKt7E0
- 「…………さむっ!」
しばらく突っ立っていたが取り立てて進展は無く
「―――ふぇっくしょぉい!……やばい、風邪ひく…」
寒いのでその場を歩き去った
- 722 :名も無き異能都市住民:2010/06/29(火) 23:17:11 ID:Ca7X1Nb2O
- >>720
温度が下がっているせいで霧が生まれ、僅かに視界は悪い
「……だれ」
その向こうから“それ”は問い掛ける
男だか女だかよく解らない声だ
//まさか一時間経ってレス来るとは思っていなかったから返し遅くなって申し訳ない
- 723 :名も無き異能都市住民:2010/06/29(火) 23:19:45 ID:Ca7X1Nb2O
- //スレ違ったwww >>722はなかった事に
- 724 :甲:2010/06/29(火) 23:21:01 ID:bZNLKt7E0
- >>722>>723
//な…マジか!?…おぉ…よく見たら一時間経ってた……ぁぁあ
//いや、無茶絡み申し訳ありませぬでした…
- 725 :名も無き異能都市住民:2010/06/29(火) 23:26:27 ID:Ca7X1Nb2O
- >>724
//いえいえ、こちらこそすぐ反応出来ず申し訳ないです。またの機会に絡みましょう!
- 726 :甲:2010/06/29(火) 23:27:46 ID:bZNLKt7E0
- >>725
//押忍、次回はきっと時計を確認して絡みにいきやす!
- 727 :神洲社:2010/06/30(水) 22:58:45 ID:/k2gysHgO
- 都市辺境、歪み発生地帯――――無限鳥居。
「……これが歪み、ね」
歪みに呑まれた先に現れた風景は、鮮やかな朱色の鳥居が無限に続く長い永い階段だった。
初夏の夜の筈なのにそこは春の真昼で、鳥居の左右には苔むした岩と深く生い茂った新緑の木々の列。
「……どこかの山の中って感じね」
巫女装束に身を包んだ社は首を上げて階段の先に視線を遣った。果てしなく階段が続く。
続いて軽く振り替えってみる。果てしなく階段が続く。ここは階段の途中なのだ。
「……歪みが収まるまで待つしかないのかしら」
- 728 :犬狗戌太:2010/07/01(木) 01:31:26 ID:Xy0r0bkU0
- >>727
「なんかめんどくさい所に来ちゃいましたね」
戌太は、いつもの小学生の服装ではなく危ない仕事をするとき使用の漆黒の多重魔法装飾が施された
漆黒のローブ――一小柄な体格の戌太には、ぶかぶかであり、裾が広いことからドレスにも見える――ものを
着込み、永遠に続くほどの長い階段の途中で、考えるように首をかしげている。
長い銀髪に、血のように赤い双眸、初雪のように白い肌と、どこか中世的な顔立ちからは美少女とも取れる
外見をしている戌太。実際は男なのだから、戌太自身、自分の性別などはあまり興味がない。
彼が思っている9割5分は、自分ではなく愛しく愛しい自分の兄のことだ。
「早く帰って兄さんにご飯を作ってあげたいのに………、糞がっ……」
最後にボソッと怒りに満ちた一言を漏らした、戌太の耳―――人間と同じ場所にある犬と同じフサフサの耳がピクリと
動き、階段の途中から、突然現れた、謎の巫女を見つめる。
「あなた、誰ですか?」
- 729 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/03(土) 14:57:59 ID:9qS3TsAM0
- 異能都市、某廃ビル。
ボロボロになった柵に、腰掛ける男。
「…………」
それも外向きに。
強い風が吹けば、落ちてしまってもおかしくは無い。
「ふーむ。やはり高い所はいい。
何より眺めがいい。そして気分もいい」
満足した様子で、うんうんと頷く。
「……あぁ、後はもっと曇っていると最高なのだがね」
頭上に広がる青い空を見上げ、男は呟いた。
- 730 :上城カゲツ ◆kZrCI.F5cc:2010/07/03(土) 23:42:48 ID:Jc2oK4PA0
- 【月光の棟付近】
スーツ姿の男が月光の棟の周りをうろついている。
「ここに来るのは初めてだな。この施設は何に使われているんだ?」
自分が今いる場所が女性専用の宿舎だという事を知らない。
それもただの女ではなく、訓練を受けた猛者がいる。
見つかれば変質者扱いされた揚句、あんな事やこんな事になるだろう。
「出口も見つからんし、中に入ってしまおうか?」
一番選んではいけない選択肢を今選ぼうとしている。
- 731 :葵/おべんきょう中:2010/07/04(日) 22:05:23 ID:ZOM.z7ps0
- 「……、……」
都市上空、膝を抱えながら静かに浮いている。
髪はさらさら流れる水のように風に乗って泳ぐ。泳ぐ。
「……えーと、なんて、いうんだっけ」
頭上に広がるそれとは違う人工的な光の海。
それの名詞を思い出そうとして、固まっていた。
- 732 :ヴラド:2010/07/04(日) 22:35:43 ID:BXgiA4u60
- 夜の空
爬虫類じみた黒翼を広げ空に浮かぶ人影
その姿は鎧に包まれており、中の人物の性別を窺い知る事はできない
何をする訳でもなく
「…………」
ボンヤリと摩天楼の海に漂いながら
「月が……綺麗ですね」
ただ空を見る
- 733 :葵/おべんきょう中:2010/07/04(日) 22:49:03 ID:ZOM.z7ps0
- >>732
「え、と……あ」
同じく空に浮かんでいた人物、男なんだか女なんだかわからないような顔をした彼は、
思い出したように口を開いた。
「まてんろう。です。あれは、摩天楼と、いいます」
空を見るヴラドの視線とは反対に、地上の魔天楼を指差して
「、よね?」
問うた。
- 734 :ヴラド:2010/07/04(日) 22:58:28 ID:BXgiA4u60
- >>733
「え……声?」
思わぬ声に、機械を通した中性的な声をあげる
声のする方に顔を向けると、そこに自分と同じように空を漂う人物を見つける
「これはこれは……こんばんわ、お嬢ちゃん」
奇妙な出会いに臆する事もなく、鎧の人物は手を胸にあてて一礼した
「そう……ですね。それは摩天楼です」
葵の問いに肯定で返す
「綺麗な夜景ですね……この街は」
- 735 :葵/おべんきょう中:2010/07/04(日) 23:02:35 ID:ZOM.z7ps0
- >>734
「おじょう……う、まあ、いいや」
つっかえつっかえに漏れ出す言葉もやはり男なんだか女なんだか分らなかった。
「やけい。夜景……ああ、夜の景色、のこと、ですね。
綺麗、ですか」
虫でもある自分は確かに光には心惹かれる。
それはこの人物も同じなのだろうか、と考えて首を傾げた。
- 736 :ヴラド:2010/07/04(日) 23:16:15 ID:BXgiA4u60
- >>735
「夜空は綺麗ですよ」
そう言って再び空を見上げる
「何万年も前からの光がこうして私達の所に降り注いでいる……それってロマンがあると思いませんか」
同意を求める訳でもなく、ヴラドはスーッと夜空に上昇していった
「そう言えば、貴方は一体こんな所で何をしているのですか?」
思い出したかのように訪ね、首を捻る
- 737 :葵/おべんきょう中:2010/07/04(日) 23:19:05 ID:ZOM.z7ps0
- >>736
「ろまん……?」
残念、彼の辞書にロマンの文字は未収録だった。
「葵、は。お勉強がてら、お散歩、を。
しつつ、地形、の、把握を。しております」
上昇してゆくヴラドにつられて顔が上に上に。
見上げる形になった。
「貴方、は。何を。何処かへ。行くの? ですか」
- 738 :ヴラド:2010/07/04(日) 23:27:19 ID:BXgiA4u60
- >>737
「ロマン、ですよ。自分が綺麗だな、とか格好いい、と思った物に対して言うんです」
葵の方を見ながら説明すると、足を上の方にあげ、先程と逆さまの体勢になった
顔の位置が丁度葵の顔ぐらいの高さになる
「私はお仕事を終えて今から家に帰る所です。仕事を終えた時は必ずここに来ているのですよ」
逆さまになったヴラドの姿は、蝙蝠の其れに似ていた
- 739 :葵/おべんきょう中:2010/07/04(日) 23:32:11 ID:ZOM.z7ps0
- >>738
「ははあ。ひとつ、賢くなりました」
ぺこりと一つお辞儀。ありがとうございました、と添えて。
「お仕事。ですか……」
そういえば自分もそういった形のものを探さねばならないだろうなあ、
いつまでも一文なしじゃどうにもならねえとか考えながら視線が交差。
水色の瞳はガラス玉のように無機質に、しかし純粋な子供のように透き通っていた。
「……吸血鬼?」
首を傾げながらそうかな、と考えたことを言って、降下を始める。
「葵、は、そろそろ食事を摂りに、行きます。お話、ありがとうございました」
そう言って手を振り、地上の光の海へ沈んでいった。
//やだ今日土曜日だと思ってた死にたい……絡みありがとうございました!
- 740 :ヴラド:2010/07/04(日) 23:45:28 ID:BXgiA4u60
- >>739
「ふふ、どういたしまして」
金属質、それでいてどこか朗らかな笑い声をあげる
「ええ、中々やりがいのある仕事ですよ」
摩天楼を見下ろし、再び葵に顔を向ける
高層ビルの明かりが鎧に滑ついた反射となって写し出された
「……そんな名前で呼ばれる事もありますねえ。こんな格好していると」
シェードの様に翼で体を包む
「おや、お食事ですか。お気を付けて行ってらっしゃい」
去りゆく葵の背中に、軽く手を振って応えた
「それでは私は暫くここで月光浴といきましょうか」
葵が去った後も、鎧の人物は暫く独りの夜空を楽しんでいた
//こちらこそ絡みありがとうございました
- 741 :名も無き異能都市住民:2010/07/05(月) 23:48:28 ID:ZY44/EXI0
- 「ねぇ、例えば、君達の一番大切なものと世界とを秤にかけられたら、
見ず知らずの大多数を己のエゴの為に消すことが出来るかい?」
- 742 :???:2010/07/05(月) 23:51:18 ID:ZY44/EXI0
- そんな声が路地に響いた。
声の主は少年。そしてその声を聞く、放心したような男達。
「それをやっちゃうのがあの子達なんだけどね。
君達は変な正義感や自己犠牲があるけど、あの子達には大切なものしか無いんだよ、
かわいそうにねぇ」
くす、と笑って。
「だから、君達は僕が乗っ取った。こうでもしないと動いてくれないからね。
…出番だよ、黒子達。僕達の為に、せいぜい暗躍してほしいな」
男達の目に光は無い。操り人形のように、ふらふらとたって、
不気味に頷いた。
- 743 :ヴェーダ/模造品:2010/07/05(月) 23:52:13 ID:NGBHd25Q0
- >>741
「消すとも」
凛と。
鋭いのに乾いた声が、言葉に答えた。
- 744 :パンプキンヘッド&The 3rd Partys:2010/07/06(火) 00:04:04 ID:ZY44/EXI0
- >>743
「おや?あっちゃー、見られちゃったか。まぁ、良いんだけどね。」
男達は声にまったく反応しない。ただ、子供だけがその顔を向けて…
…錯覚だと思うかもしれないが、その顔はハロウィンの南瓜そっくりだった。
そっくりどころではない。頭ごと挿げ替えられたような、毒々しいオレンジに、がらんどうのくりぬかれた笑顔。
「うーん、君みたいな人、僕は好きだよ。
真っ直ぐに消す、と言い放つ子らを、僕は知っているからねぇ」
不気味な南瓜がふらふらと立って。
「ただ、見られちゃあ、困るんだよねぇ。」
「君は誰?」
- 745 :ヴェーダ/模造品:2010/07/06(火) 00:06:26 ID:NGBHd25Q0
- >>744
灰色の目を細めて男は笑う。
「今晩は南瓜さん。少し早いハロウィンの準備かね?熱心でいいことだ」
うん、と頷き、
「今の私の名前はヴェーダだよ少年。
見られて困るものなら心配しなくともいいよ、――――友達がいないからね」
本気なのかネタなのかー。
- 746 :パンプキンヘッド&The 3rd Partys:2010/07/06(火) 00:14:08 ID:ZY44/EXI0
- >>745
「…何だか調子が出ないや、やっぱり子供の成りをしているのもあるし、
君が余りにも純粋だから毒を抜かれちゃうねぇ」
面白そうに笑う南瓜頭。
ハッキング
「本当なら乗っ取るつもりだったんだけど、…これ以上手駒が増えてもいいことなんて無いからね、
ヴェーダさん。」
「まぁ、どうせ直ぐに解るから、口をチャックする時間も少なくて済むよ。
これから、この都市は塵になるんだ」
男達が、ゆっくりと振り向く。その顔も、どの顔も、全て、南瓜頭。
「君からは、何か特殊な気配がするんだけど、何者なんだい?」
- 747 :ヴェーダ/模造品:2010/07/06(火) 00:27:00 ID:NGBHd25Q0
- >>746
「おやおや私を乗っ取ろうというのかね?」
可笑しいなあ、と笑って、
「よかったね少年、私の懐は広いよ。君一人くらいなら受け入れる余地はないだろう」
……しかしまあ、
「塵にか。壮大な計画を立てているね……頑張りたまえ。
後に、全てを私が生き返らせてあげるから」
嘘とも真実とも取れぬ事を言い、
「私が誰か?そうだねえ、――――ただの、格好いい若者だよ」
- 748 :パンプキンヘッド&The Third Partys:2010/07/06(火) 00:39:40 ID:ZY44/EXI0
- >>747
「…何だか癪に障る。…まぁ良いや、生き帰す概念すら通じずないように
葬り去れば良い訳じゃ無いか。どのみち、この都市が機能を停止すれば良いのだからねぇ。
大打撃を与えれば、その条件突破は容易いから…」
ぶつぶつと呟いて。
「なるほど、君はこの都市を護る側だね、敵が増えるなぁ…」
「やっぱ、今、此処で…?」
殺気。切り裂くような、おぞましい邪気が路地を駆け抜ける。
少年の両手がヴェーダに向けられ、大量の文字が黒い光線と化して発射された。
「乗っ取りは難しそうだから、塗り潰そう。」
それは大量の情報を注入することによる廃人化。避けるか弾くか、しかし
この「文字」は弾けるのか…?
- 749 :ヴェーダ/模造品:2010/07/06(火) 00:48:08 ID:NGBHd25Q0
- >>748
笑みは変わらない。
「都市を護る側?冗談が上手いね、君は。
私が護れるものなど何もないというのにねえ」
黒い文字列が迫り、
「ふむ、これは情報が視覚化出来るようになっているよビーム的な何かと言えばいいか。
自機狙いとはえげつないね」
某シューティングゲームでグレイズを稼ぐかの如く。
纏うローブを裂かれながらも、肉体は裂かれないように。
ギリギリの位置で身を回す回避。
- 750 :パンプキンヘッド&The Third Partys:2010/07/06(火) 00:57:29 ID:ZY44/EXI0
- >>749
「わざとそうやって避けてるのか、ますますイラつくなぁ…!
でも…これならどうかなぁ?」
鞭のようにしなる情報の触手。ヴェーダの真横から、その先端が頭を目指して突き進む。
そして、男達が動き出す。立ち止まったところからの全力疾走、
人間には明らかに不可能なその動き。
拘束し、直接情報を注ぎ込む気のようだ。
「人一人なら十分廃人になる量の情報だよ、君は全て真っ黒に塗り潰されて終わるんだ」
- 751 :ヴェーダ/模造品:2010/07/06(火) 01:04:54 ID:NGBHd25Q0
- >>750
「こうやって避けると生きている実感が湧くだろう?
これが結構楽しくてね」
唐突の跳躍。
軽く数メートル上空に舞い、
「――ふむ、人一人、ならばか」
指を鳴らす。
轟音。
そして虚空を裂いて現れるのは竜を模した機械。――――機竜。
四肢で地を踏み砕く陸上走行型のそれの頭部―男の着地の足場にされた―は、
「竜を喰らえるかね。君のその、情報は」
情報の触手の進む先。
先ほどまでヴェーダの立っていた位置にあった。
- 752 :パンプキンヘッド&The Third Partys:2010/07/06(火) 01:19:36 ID:ZY44/EXI0
- >>751
「生きてる実感、か。200年程、感じたことなど、一度も、
一度も…無い…ッ!!!!」
声が、少年のものから、歪なたわんだ声に変わる。
まるで通信が上手く行っていないような、そんな金属質な声。
「は、竜ですか!私の前にはいつも難題が立ち塞がりますねぇ!
この端末の情報量では圧倒は出来ません、ならば趣向を変えましょうッ!」
情報のビームは、方向を変えて走り寄る男達の頭を貫いた。
「第二段階洗脳です、モードを諜報から戦闘へ。」
南瓜頭の男達の目が黄色に光る。
異常な跳躍、異常な接近、全ての速度が倍化して。
壁を蹴り、宙を舞い、頭部に立ったヴェーダに真上から全員同時に襲いかかる。
「本体を狙う、それは当然でしょう?」
いつの間にか口調も変わり、パンプキンヘッドは笑った。
- 753 :ヴェーダ/模造品:2010/07/06(火) 01:24:07 ID:NGBHd25Q0
- >>752
声の変化に、
「無垢な少年が穢されてしまったよ…というと卑猥だね」
そんな感想を。
足元の機竜の頭を蹴り、
「では出番と行こう。戦闘機動は初めてだね?
だが恐れることはない。私も初めてだ」
展開した操縦室の扉に滑り込む。
戸は直ぐに閉まり、そして、
『 』
鋼の竜が起動する。
勢いよく首を跳ね上げ、
『――――さて、では頑張ってみようか。
為すべきことを為すにしても、練習は必要だしね』
巨竜の頭突きが男達に向かう。
- 754 :パンプキンヘッド&The Third Partys:2010/07/06(火) 01:35:45 ID:ZY44/EXI0
- >>753
「こんな少年に意味は無い、ただ私を受け入れられるだけの器だったのみ。
使い捨ての容器なのですよ」
ねっとりと粘りつく言葉。
「なるほど、機械に戦わせるつもりですねぇ、私も経験したことが無い…」
「ですが、それも…倒せないわけでは無いのですよ」
頭突きを食らって弾き飛ばされた男達。優に5メートルは吹き飛んだろうか、
壁にたたきつけられ、しかしそれでも、立ち上がる。
砕けた瓦礫を手に持って、それを振り上げ…自らの手首に突き刺した。
「さぁ、贄の血で陣を張れ、血みどろの月光を浴びせてやりましょうッ!」
数人の男達の血が宙に陣を描き、その中心に向かって、青い光が貫いた。
青い光が増幅され、周囲のものを凍らせて竜に向かう。
「凍りつけ、私の光にねぇ!」
少年は歪な声で心底嬉しそうに叫ぶ。
- 755 :ヴェーダ/模造品:2010/07/06(火) 01:42:09 ID:NGBHd25Q0
- >>754
『使い捨てか』
過去を思う。
「あの時」の研究者は、こんな人物だったのだろうかと。
「あの時」の私たちは、こんな扱いだったのだろうと。
『まったくエコロジーに逆行する人間だね貴様。
そんな貴様には御仕置きです』
がしゃ、という音を立てて装甲が開く。
隙間から現れるのは、
『砲塔だよ。
ミサイルはもったいないので、出力を絞ったレーザーで御仕置きタイムです』
光に光を。
4条の熱線が青い光と相対する。
- 756 :パンプキンヘッドとNo.3:2010/07/06(火) 01:50:29 ID:ZY44/EXI0
- >>755
「やっと怒ってくれましたねぇ、闘争とは、戦争とは、本来そうであるべき…ッ!?」
気付く、その光の束の量。増幅した月光魔法の凍結効果が追いつかず、逆に押されて。
「…な、わ、私の月光が…ッ!?ち、諜報用端末では所詮この程度か、―――」
南瓜頭が光に飲み込まれる瞬間、轟音を立てて何処かの家の屋根の一部が光線を遮った。
『…パンプキンヘッドやんか。こんなところで何しとるん?』
現れたのは金髪碧眼の男。格好からして、先程の大きな塊を素手で投げたと思われる。
「これはこれは、スリー君じゃ無いですかぁ。私を護ってくれたのかなぁ?」
『とぼけたこと言わんといてや、その男の子、どうせ端末のひとつやろ。
あんたの支配さえ解ければ普通の生活が待っとるんや、お前、今その体放棄しようとしたやんか』
「優しいんだねぇ」
くつくつと笑い。
「邪魔が入ったねぇ、君との勝負はまた別の体でつけましょうか。」
少年の体が浮き上がり、屋根の上に姿を消した。
いつの間にか、手首を切った男達も姿を消している。
誰でもない、誰か。第三者達は普通の生活に戻るのだ。
『…そこの機械の人、大丈夫なん?』
そしてNo.3が問いかける。
- 757 :ヴェーダ/模造品:2010/07/06(火) 01:55:49 ID:NGBHd25Q0
- >>756
おやあ、という呟きがスピーカーから零れる。
『非エコロジー君は退散かね?』
操縦室の戸が開き、
「全く、いたいけな少年を汚す上に地球に優しくないとは。
これはどう考えても極刑物とは思わないかね」
のそりと現れる、”カノンによく似た”男。
髪の色、目の色こそ違うが、
「ああ、私は大丈夫だよ」
二人を向かい合わせたなら、鏡映しのようにも見えるだろう。
- 758 :No.3:2010/07/06(火) 02:00:43 ID:ZY44/EXI0
- >>757
「ああ、大丈夫やろ、あいつは臆病やからなー、勝てへんと思ったらすぐに逃げるし…
それをしてへんでも、あいつはとっくに極刑モノやで…」
そして、驚く。
「…あれ、カノン?…の弟?」
いや、待て、あの竜に弟など居るのだろうか?
そういえば。
「…ドッペルゲンガー…?」
- 759 :ヴェーダ/模造品:2010/07/06(火) 02:04:33 ID:NGBHd25Q0
- >>758
「既に極刑物か!全くどうしようもないな!」
「この街には彼の知り合いが多いね…」
これは面倒くさそうだ。
その呟きは果たして聞こえただろうか。
「というか何故皆ドッペルゲンガー説から入るのかね?
私はただ似ているだけだよ、外見がね」
苦笑。
- 760 :No.3:2010/07/06(火) 02:10:40 ID:ZY44/EXI0
- >>759
「数千人の人生を壊して操っても何も思わへん男よ、あいつは。」
はき捨てるようにそういって。
「いや、外見が似てて双子じゃなかったらドッペルゲンガーっていう式が普通は
成り立つんよ。もしくはパラレルワールドとかや。…カノンの知り合いなん?」
「ただ似てるだけ、ってのには引っかかるわな、あいつは結構特殊な存在やから、余計に。
んで、…中身は違う、と。」
- 761 :ヴェーダ/模造品:2010/07/06(火) 02:16:55 ID:NGBHd25Q0
- >>760
「何も思わないのはマジ外道だね…。
私ですら少しは反省の念を覚えるというのに」
冗談めかして言った。
「知り合いというか、私が一方的に知っているだけだね。
ほら、彼は色々と有名だろう?」
いつの間にか空を飛んでいた金属の竜。
それを指さして、
「少し彼の人型に似ているものだから、諸々の諸々事があったんだ。
それで知ったというか、そんな感じだね」
……嘘を本物にするには、真実を少し混ぜろとは。
よく言ったものだ、と心の中で頷いた。
「では、私はそろそろ退散するよ。
君もこの一帯の住人がマジギレする前に帰った方がいい」
男の姿が再び操縦室の中に消える。
機竜の目に光が宿り、
『よい夜を』
がしゃがしゃと音を立て―よほど近所迷惑だ―、スリーを踏まないように乗り越えて。
去って行った。
- 762 :No.3:2010/07/06(火) 02:24:42 ID:ZY44/EXI0
- >>761
「反省も何も、あいつは何も感じひんよ。そういう呪いがかけられとる」
「…なるほどなー、つまりはあれか、カノンを知っててカノンに似せたんじゃ
無くて、逆なわけやなー、偶然ってのは凄いわ。」
ほー、と頷いて感心した。が、瞳の底には少しの疑惑が見えた。
彼は異能開発の研究者でもあり、そう、まるで双子のような彼がどうしても他人に見えなかったのだ。
同位体と言えば良いのだろうか、ともかくそのような関係。そして懸念は…
カノンが、彼に似せて創られたのでは、という疑問。
「おう。…二人とも、機械なところまでそっくりやなー、気ぃつけてー。
僕も退散するわ、ほんまに怒られそうやしな」
ふわ、と空に浮き上がる。そのまま屋根に着地し、どこかへと帰っていった。
//お疲れ様、ありがとうでしたー!
- 763 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2010/07/06(火) 20:59:15 ID:.6prKP66O
- 「なぁ、コンビニってフルフェイス駄目だったよな?」
「確かにな……」
「でも弁当買わなきゃ駄目じゃね?」
【コンビニの中、雑誌を立ち読みする全身鎧姿の三騎士】
「店員めっちゃ睨んでるんだけど?」
「いや、じゃあ早く買って出ようぜ?」
「まて、今ジャンプ読んでんだよ!」
- 764 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/10(土) 19:01:09 ID:9qS3TsAM0
- 繁華街付近、とある公園。
ベンチに腰掛ける、一つの人影。
「…………」
その男は、随分と真剣な表情で本を読んでいた。
本のタイトルは『脳筋でも分かる! 魔術の基本④ -魔力の生成と変換、出力-』。
「……分かんねぇなぁ、この辺」
本を隣に置くと、背もたれに寄りかかり、溜息を吐く。
- 765 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/10(土) 19:09:11 ID:cifwwTeU0
- >>764
何読んでんの?
【ベンチの背に飛びつくように現れ、肩越しに本を覗き見る】
【最初だけ興味ありげにふんふん言ってたが、みるみる退屈そうに口を歪め】
っくあーーー、駄目だねこういうの僕めまいしてきちゃう。あーダメ酔った、これは酔ったわ。
【酒臭い息を吐いてる時点で酔ってないのがおかしい】
- 766 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/10(土) 19:12:52 ID:9qS3TsAM0
- >>765
「うおっ……」
唐突に現れた酒呑屋に驚き、振り向く。
「……おぉ、よっす酒呑屋久しぶりじゃねーk――くっせ! 酒くせっ!!」
久々の再会に若干感動したが、アルコール的な臭気に中断。
「それは文字量に酔ってんじゃなくて酒だろいや酒以外に無いな!」
- 767 :イザヤ:2010/07/10(土) 19:15:55 ID:ZY44/EXI0
- >>765
「何飲んでやがンだ」
更にその後ろから黒装束の男が現れる。和風な出で立ちのその男、
背には薬箱を背負っていた。
「ッたく、酒なんざ久しく飲んでねェンだ、釣られて出てきちまッたィ」
>>764
「…魔術かァ、今じゃァそんな本まで出てンだな、便利になッたもンさねェ」
- 768 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/10(土) 19:17:18 ID:cifwwTeU0
- >>766
アンタ失礼よ女に向かってサケクセッてさぁーあー?
こんなんいつも通りだっての。まぁいつもよりちょっと多めに飲んだけど。
【からからと陽気に笑って首をすくめる】
それでアンタ何読んでんの? 随分似合わないっぽい中身だけど。
インテリか? インテリ披露してモテようって画策かー!?
【ポケットに手を突っ込んでつま先でぐるぐる回転しだす】
- 769 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/10(土) 19:20:31 ID:cifwwTeU0
- >>767
ム。ワッターシニホンゴワッカリッマセーHAHAHA。
【変わらずくるくる回りつつカタコトしゃべり】
何飲んでるって分かるでしょうお酒よお酒。
昨日は非合法製法のアブサン、今日は芋虫入りのメスカル、明日は日本酒がいっかなー?
- 770 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/10(土) 19:20:52 ID:9qS3TsAM0
- >>767
「つっても入門中の入門、初歩中の初歩だけどな」
はっは、と笑う。
(……いやいつの間に!?)
少し間を置いて、脳内で驚いた。
>>768
「事実だろーがってか久々に会ったから補正が掛かってんだよ」
何補正だ。
「……頼むから“非モテ(オレ)”にモテるモテないの話を振らないでくれマジで」
リアルにトラウマい所をつついたらしい。
若干黒金の周りが淀んだ気がする。
- 771 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/10(土) 19:24:49 ID:WVrfsEdY0
- 「うー…おなかすいたなの〜」
【公園の中に一人の少女が入ってきた】
「あうあうあう〜?いろんなひとがいるなの!」
【首をかしげて三人の下へ歩いて行った】
- 772 :アテナ:2010/07/10(土) 19:27:16 ID:7gFzKdaU0
- 赤毛の活発そうな少女が森の奥から出てきた。
その背中には5メートルほどの木が括りつけられている。
「んー、重いかも……」
少しふらつきつつそのままゆっくりとベンチの前を横切ろうとしていたが、つまずき転びそうになる。
「わ、っ!ああああああああああっ!」
- 773 :イザヤ:2010/07/10(土) 19:28:15 ID:ZY44/EXI0
- >>769
「…酒狂いかィ、気が合うこッたな…ありゃァ、通じねェのか、そりゃァ困ッた…訳ねェなァ」
楽しそうに笑って。
「俺の持ち合わせも今はねェしな、ッたく早く一杯やりてェンだが」
>>770
「誰しも最初は入門から始めるンだ、時間をかけて使えるようになるンだからなァ」
「魔術かァ、俺も一時期猛勉強したンだ、かなりクセが出ちまッたが。」
「俺はイザヤ、烏天狗のイザヤ。要するに妖怪だなァ、急に出てくンのは専売特許だ」
頭の中を読んだかのような返答。
- 774 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/10(土) 19:34:07 ID:cifwwTeU0
- >>770
まーまままま、細かいことはいいっこなsゲフ。
【デリカシーの欠片もない】
んー? あらまぁ、アンタフッツーにモテそうだけどね。
あーでも服か。ファッションセンスだな黒一色は安直だぜうん。
【同じく黒一色+帽子まで黒の女が鋼を眺めてニヤニヤ笑う】
>>771
飲む?
【ずいっとワンカップを突き出す。久々でも相変わらずらしい】
>>772
【ゆらゆらと揺れる影に気付いて上を見上げる】
……え? 大リーグ養成?
【大量の木の葉が空を蠢いて、その根元には少女が一人。だけ。】
【少女がつまづきゆらめいても】
おー、こりゃ危ないな。お嬢ちゃん転ばないでよー酒に葉っぱ入ったら弁償よ弁償。
【潔いクズっぷり】
>>773
ほー、アンタも好き? いいよねー酒。
世界一偉いのは初めてお酒作った人だよ。
【負けじと楽しそうに笑う】
……
あ。 あげないかんね。
【とっさに被っている黒い帽子を押さえる】
- 775 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/10(土) 19:37:19 ID:9qS3TsAM0
- >>771
「おぉ……よう、ディス」
片手を挙げて挨拶。
若干陰り気味な表情の黒金がベンチに腰掛けていた。
>>772
「今日は賑やかだな……って――ッ!」
倒れる。
と、思った時にはベンチから黒金は姿を消し、正面。
倒れてくる木を支えていた。
「――本当に危ねえから運ぶ時はもうちょっと手頃な木にしなさいマジで」
>>773
「だよなぁ……やっぱ時間かける必要があるよな」
大木を支えたままの体勢で言う。
「へぇ、妖怪とは初めて会ったな。
俺は黒金鋼っつー……何だろうな、警備員だ」
「……ところで、妖怪さんは読心術も使えるのか?」
はっは、と笑いながら尋ねる。
>>774
「ゲフじゃねえよそこだよそれがイカンと思うよ」
「……!」
『黒一色』『安直』……
某無限大な感じの芝生やし系少女に言われた『無個性』という言葉が甦る。
「い、いや。まぁその辺自覚はあるんだけどな。
どうも自然に無彩色系が集まるんだよ」
- 776 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/10(土) 19:40:33 ID:WVrfsEdY0
- >>772
「あう〜!あぶないなの!」
【ディスはアテナが転びそうになったのを見て慌てて】
しゅるしゅるしゅる
【倒れる個所に包帯を伸ばしてクッションにしようとしている】
>>773
「あうあう…?」
【そこにいる烏天狗にディスは思わず】
「もしかして…『いざや』なの?」
【驚いた顔で声をかけた】
>>774
「あうあう〜!いいなの〜!」
【慌てて挨拶より先に首を大きく振った】
「あう、ひさしぶりなの〜『とらひめ』なの〜!」
【大きく手を振って行った】
>>775
「あうー『はがね』こんばんわなの〜」
【微笑みながら頭を下げる…その後】
「…あう?どしたの?」
【心配そうな顔をしている】
- 777 :アテナ:2010/07/10(土) 19:40:34 ID:7gFzKdaU0
- >>774
「よっ! と……っとっと!」
足を踏んばり、踏みとどまろうとするがそのまま倒れていく。
「ッ!!」
>>775
目をつぶり、地面との衝突を覚悟するが衝撃は来ない。
目を開けると男がいた。
「あ、ありがとですっ!!」
ペコリと頭を下げる。
「家を増築しないといけないんです」
「丁度このサイズが必要だったので……」
- 778 :アテナ:2010/07/10(土) 19:41:50 ID:7gFzKdaU0
- >>776
鋼と包帯に受け止められて安定する。
「助かったよ!」
にこりとディスに微笑みかける。
「木、どうやって運ぼうかなぁ……」
- 779 :イザヤ:2010/07/10(土) 19:45:29 ID:ZY44/EXI0
- >>771
「うお、ディスじゃねェか、久しぶりだなァ、元気にしてたか?」
見知った妖怪の笑顔がそこにあった。
>>772
「うお、危ねェなァ、その兄ちゃんの言うとおりさねェ。
分解して運ぶッてな発想は無かッたのかィ?」
男の掌から銀の霞が大木に向けて飛んでいく。それらは良く見れば小さな烏。
それぞれが少しずつ大木を支えて、ついには地面に立てることに成功する。
>>774
「意地が悪ィ。俺の妖気ももう少し溜まれば妖酒が出来るンだが。
それまでは御預けさねェ、何しろ、普通の酒じゃァ俺は酔わねェンだ」
少し挑発的に言い放つ。
>>775
「例えば俺のこの銀色烏なンだが、これも魔術さねェ。よいしょッとォ」
銀の霞が大木を支えて、地面に立てる。
「よろしゅうに、黒金。どうも金属な名前さねェ。
読心術かィ?そいつァ神通力の領分だなァ、余り上手く使えてる覚えはねェが、
時々解る事もある」
面白そうに笑う。
- 780 :アテナ:2010/07/10(土) 19:47:53 ID:7gFzKdaU0
- >>779
木が立てられていくのをぽかんと口を開けてみている。
「おおー! スゴイ!」
男の質問に答える。
「家の屋根にこのサイズの木がいるから切れないんです」
「愛香は腕力ないから運べないし……」
- 781 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/10(土) 19:49:09 ID:cifwwTeU0
- >>775
【鋼の後ろにゆったりとしたスピードで歩み寄り、肩にぽんと手を置く】
【それから耳に唇を寄せて】
じ・み♪
【滅茶苦茶に意地悪で楽しそうな声で囁く】
>>776
そんなに嫌がらなくてもいいジャン……美味しいのに。
【不満げにお酒を帽子の中に仕舞う】
よっすディスちゃん、元気してた?
【気楽そうにひらひら手を振った】
>>779
普通の酒じゃ酔えないの? なんか面倒な体持ってるわねぇ。
私なんか一滴飲んだだけでべろんべろんよほらこの通り。
【とか言うけど、酒臭いだけですっごいピンピンしてる】
>>777-778 >>780
……うーん。
【周りを見る。妖怪に包帯少女に頑丈な男】
『使え』ば?
たぶんコイツら暇してるし、こき使っても文句言わない優良人間共よ。
【勿論自分は除外し、三人を指差す】
ねぇ? アンタら。
- 782 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/10(土) 19:51:59 ID:9qS3TsAM0
- >>776
「あぁ、大酒呑みに心無い言葉を浴びせられていただけだ」
あっはっは……と力なく笑う。
>>777
「なぁに、いいって事よ」
笑いながら言う。
「……ん、おお。アテナ、だったか?」
いつぞやの、と思い出したように言う。
>>779
「おー……」
すっげー、とその様子に感心。
「そして下の名前も『鋼』で金偏だ」
「神通力か。まさに妖怪! って感じだなぁ……」
>>781
「…………!」
がくり、と膝を折りorz状態。
「……自覚は、自覚はあったけどよぉ……
何もそんな……弩ストレートに言う必要は無いだろ……」
llliorzilll ←もうまさにこんな感じ。
- 783 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/10(土) 19:56:13 ID:WVrfsEdY0
- >>778
「あう〜!よかったの〜!
けがなくてなの!」
【安心したらしく微笑んで言った】
「あうー。なんでそのきをはこんでるなの?」
【おっきい木を見ながら言う】
>>779
「あうあう〜!やっぱり『いざや』なの〜!
ひさしぶりなの〜!」
【微笑みながら歩いてくる】
「あう〜。このまちにすんでたなの〜?」
>>781
「あう〜…でもそれのんだらなんだかへんになるなの……」
【少し怖がっているらしい】
「うん、げんきにしてたなの〜。
よくほーたいうごかすとっくんしてるからなの!」
【微笑んでぐっと右手を握る】
>>782
「あう〜…たいへんなのかなの〜…
げんきだすの〜!」
【微笑みながら頭を撫でようと】
「う〜。」
【背伸びしながら鋼の頭に手を伸ばす】
- 784 :イザヤ:2010/07/10(土) 20:00:19 ID:ZY44/EXI0
- >>780
「家かィ…そうさねェ、俺も新しい巣が欲しかッたところなンだ、
良い寄り木を探してンだけどなァ…ッてなァ訳で、その木はどこから切ッてきたンだ?」
「答えによッちゃァ手伝ッてやらねェ事も無いさねェ」
まぁ、別に何と答えようが手伝ってやる気は満々なのだが。
>>781
「妖怪の体は酒に強いッてェもンなンだ。だから妖気を注いで作る
妖酒でなきゃァ酔えねェンだな、あれなら普通に酔ッ払いと変わらねェぐらいにァなる」
「しかしあンたも強い方じゃねェのかィ、そう酔ッ払ッてるようにァ見えねェが」
>>782
「くく、なるほどなァ。俺の術式の名前も銀色烏だから、親近感が湧くンだ」
ざぁ、と手の中に戻る銀の霞。一羽一羽が思い思いに行動している。
「まァ、妖怪にしちゃァ珍しく魔術も使えるンだがな。
魔術と妖術に傾倒しちまッて、神通力は普通の妖怪以下なのさァ、寿命が長くても
学ぶ速度はどうにもならねェからなァ」
>>783
「ディスもこの町に?あァ、俺ァどこぞの馬鹿坊主に封印されてなァ、
本来ならあンなもン効かねェンだが、…それで、この町で封印を解除したわけさねェ。
ずいぶん動いたから、しばらくは此処で暮らさねェと。」
- 785 :アテナ:2010/07/10(土) 20:02:24 ID:7gFzKdaU0
- >>781
「んー……」
考え込む。
「でも、迷惑だったりしないかな」
小さく呟く。
>>782
「あ、ハイそうです! 久しぶりです!」
ペコリと頭を下げる。
>>783
「この前、家作ってたでしょ?」
「人増えたから家大きくしようと思って木材運んでたんだよ」
木を見上げながら言う。
>>784
「木ですか? あっちです」
公園内の森を指差す。
色々とマズイ気が全力で感じられる。
- 786 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/10(土) 20:04:26 ID:cifwwTeU0
- >>782
やーい!
地っ味・地っ味、地ーーーーー味♪
【両腕を広げてくるくるくるくる】
>>783
ほー。そりゃあ偉い偉い。
今度僕とガチ勝負と行きたいもんだねぇあっはっは!
【くるくる回りながら楽しそうに笑う】
>>784
あーそぉ? アレなのかな、私もホラ。
【両手を頭の横につけて人差し指を立てて歯を剥いて】
オっニさーんだもんー♪
>>785
迷惑なワケないッジャーン。
使えるモンは使うだけ使っときゃいいのよ!
【あっけらかんと笑う】
- 787 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/10(土) 20:09:44 ID:9qS3TsAM0
- >>783
「……」
ぼろっぼろになった精神に追い討ちをかけるかのごとく、100%の善意が黒金を襲う――!
_| ̄|○
↓
_|\○_
↓
___○_ (※うつ伏せ)
>>784
「名は体を表す、っつー事かね」
鉄(クロガネ)をその名に宿す男の取り柄は防御。まさに、である。
「魔術が使える妖怪は珍しいのか。確かに妖術とかの方がそれっぽい気はするけど」
「学ぶ速度が遅くても、寿命が長かったらそれは補えそうなもんだけどなぁ」
>>785
「あ。そういや結局あの後はどうなったんだ?
愛香とやらは帰って来たか?」
イベント当時いなかった人。
心配しているようだがうつ伏せじゃ流石に格好が付かない。
「あと、木ィ運ぶんなら手伝うぞ?」
>>786
「……もーう我慢ならん」
ダンッ!! と両手を地面に叩き付けて起き上がる。
「地味地味地味地味うっせぇぇえええええッッ!!!」
跳躍し、飛び蹴りを放つ。
ちょうど月と重なり、ちょっとだけ格好良い。
- 788 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/10(土) 20:17:38 ID:WVrfsEdY0
- >>784
「うん、おともだちがいっぱいきてたからなの!
う〜ん。あそことちかかったなの〜」
【微笑んで言う。ディスが言うには以前いたところと近かったらしい…】
「ふーいん…あうあう〜。だれがそんなことしたのかなの〜」
【少し首をかしげて言う…けど封印の意味がわかってなさそうだ】
>>785
「あう〜。おうちなの〜!もっとおおきくするなの〜?
すごいねなの〜」
【嬉しそうに言う】
「あう〜??ひとふえたの?
…えっと、まえいってたひとなの?」
【首をかしげる】
>>786
「あう〜。しょうぶなの〜?
するならまけないよにとっくんするなの〜!」
【微笑みながら言う。】
>>787
「あうあう!しっかり、しっかりなの〜!」
【うつぶせになった鋼を慌てて揺すぶっている】
- 789 :イザヤ:2010/07/10(土) 20:20:19 ID:ZY44/EXI0
- >>785
「…公園の木、切ッて持ッてくる奴ァ初めて見たぜェ。公園じゃァ巣は作れねェンだよな…」
まァ良いか、と呟いて。
「家を作るたァ豪勢だなァ、自分だけで住むのかィ?」
>>786
「…本当、みてェだなァ。妖怪の血は混ざッてンだろ」
黄色の目が虎姫の目を覗き込んで。
「まるまる妖怪ッてェ訳じゃねェなァ、…大変だッたろォに」
少し呟く。
>>787
「ッてェか、本来なら魔術すら必要ねェンだよ、妖怪は。妖術だけでも
かなり応用性があるからなァ。俺ァ烏天狗なのに羽を無くしちまッて、
生き残るには別の武器が必要になッたンだ、だから、」
魔術。
「俺も200にもならねェ若妖怪だからなァ、300くらいにゃァ補えてるかもしれねェが。
人間の方が、そういうスピードは速ェもンなのさねェ」
>>788
「そうかィ、他の奴等もいるンなら、しばらくは此処で良さそうだなァ。
封印ッてェのは、その妖怪を封じ込めて縛る罠みてェなもんだ。
坊主どもが、妖怪を悪と決め付けて勝手に封印してやがンだよ、まさかやられるたァ思わなかッたけどなァ」
- 790 :アテナ:2010/07/10(土) 20:25:34 ID:7gFzKdaU0
- >>786
「んー、よしじゃあ手伝ってください!」
と虎姫に言う。
言う相手を間違っているのは間違いないだろう。
>>787
「あ、ハイ!愛香もこっちに来ちゃって戻る機械は統一国軍に奪われちゃってるんですけど一応は無事です!」
しゃがみ込みつつ俯せになった鋼と話す。
「あ、じゃあお願いしたいです……?」
とお願いしようとするとアテナの目の前にホログラムのような物が現れる。
ホログラムには白衣に青髪の少女が写っている。
愛香:「アテナさんー? イージスの整備終りましたけど、木運ぶのにそっちに向かわせますか?」
アテナ:「あー、どうしよ。 手伝ってくれそうだし……。あ、やっぱりお願い」
「まだ森の中に木沢山有るからまとめて持っていくよ」
愛香:「了解ですー! 動かすまでちょっと待っててくださいねー」
アテナ「分かった!」
通信を切り、鋼に言う。
「えと、もう少ししたらあたしの叫神機が来るので、来たら木を積むの手伝ってください、お願いします」
お願いする。
>>788
「結構大変だけどねー」
肩を回しながら言う。
「前言ってた子とは違うよ、愛香って言うんだけど、あたしの機体の整備したり魔法の研究したりしてるよ」
「あ、そうだ今度遊びに来てくれると愛香も喜ぶかも」
笑いながらディスに言う。。
アテナの目指していた先の森から何か巨大なロボットのようなものが動く音がする。
>>789
「さすがに公園の木だと簡単な小屋ぐらいしか作れないけどね」
「あたしだけじゃなくて、愛香ってあたしの友達も一緒なんだ」
喋り終わった直後目指してた森から15メートルほどのロボが飛翔する。
ロボットは凄まじい速度でアテナのところまで飛んでいく。
ロボはゆっくりと減速し、公園の広場に降り立つ。
コックピットから顔を出し、声を上げる。
愛香「アテナさーんっ!! 来ましたよー!!」
イザヤに言う。
「アレが愛香です」
- 791 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/10(土) 20:28:04 ID:cifwwTeU0
- >>787
ちょっ、おまブッ!
【すかーん!といい音がして額にクリーンヒット】
【足が浮かび上がるように後頭部を地面にたたきつけ、帽子が放物線を描いて飛んでいく】
いってー! バカになったらどうすんだよぉもー!!
【涙目で額を押さえる】
【飛んでいった帽子からはどこにどう入ってたのか大量の酒瓶がぞろぞろ地面に転がり出す】
>>788
おーおー。ガッツリ修行したまえぇい。
【うんうんと頷き】
で、なに。この妖怪さんと木こり少女は知り合い?
【人差し指と中指で二人を同時に指さす】
>>789
べっつにー? それなり。それなりだよ。
バカにされようにも、バカにしてくれる奴もいなかったしね。
【目を逸らしてニヤニヤ顔で木のてっぺんを眺めている】
>>790
…… いや、僕かよ。
【呆れ顔で吐き捨て】
あーまーいいよ、手伝うよ。木でもお切りしましょうかネェーエー。
【半ばやけっぱち】
- 792 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/10(土) 20:33:13 ID:9qS3TsAM0
- >>788
ディスが鋼を揺さぶろうとすると、黒金は突然立ち上がり跳躍。
酒呑屋に飛び蹴りを放った――!
(>>787)
>>791
すたっ、と綺麗に着地。
「――はっはァ! 地味地味連呼した罪は鉄塊よりも重い」
びしっと酒呑屋を指差し言う。
「バカになったら、って言うか――いやなんでもn何だそれ! また盗難か!?」
二重言い直し。
>>789
「生き残る、ねぇ……」
歩いて戻ってきながら、黒金は考え込む。
「……俺にゃあ想像つかねえな」
「200弱で若いって……次元が、いや種族が違ぇな。あっはっは」
>>790
「ん、そりゃ良かった。無事で何よりだ」
うんうん、と頷く。
こいつはスレを建てただけなのだが。
「うし、了解した」
コートの袖を捲り、準備万端アピール。古典的だった。
- 793 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/10(土) 20:37:11 ID:WVrfsEdY0
- >>789
「あう〜。『くろす』と『かぶと』もここにいるなの〜」
【大きく頷いて言った】
「あう〜……『でぃす』わるいひとばっかりじゃないってしってるのになの〜」
【不満そうな顔で言う】
>>790
「あう〜。がんばなの〜」
【微笑みながら応援する】
「…あう?」
【ふと森の方を見た瞬間】
「あうあう〜!」
【飛んできたロボットを見て腰を抜かした】
「びっくりしたなの〜……」
【目をまん丸くしている】
>>791
「うん!なの」
【親指を立てて微笑んだ】
「うん、『いざや』とはここにくるまえからのおともだちなの〜!」
【烏天狗の方を指差して言う】
「『あてな』とはここにきてからのおともだちなの〜」
【虎姫曰く樵の少女を指差して言った】
>>792
「あう!?びっくりしたなの!」
【かなりビビって鋼を眼で追った】
「えっと…だいじょぶなの?」
【動揺して言う】
- 794 :イザヤ:2010/07/10(土) 20:47:14 ID:ZY44/EXI0
- >>790
「なんてェでけェ船だ、ッたく、技術ッてェのは一番魔法に近いもンだねェ。
こンなのあるンなら、わざわざ木で組み立てなくても良いンじゃねェか?」
>>791
「この子(ディス)とは知り合いさねェ、久々に会ッたンだがなァ」
「そうかィ、まァ今が楽しけりゃァそれで良いさねェ。
異質への人間の迫害は時に病的になるからなァ」
>>792
「あンたも人間だろうが、中には妖怪を消そうとする奴等もいるのさねェ。
人間と妖怪との軋轢は、現代でも実は残ッちゃァいるんだ。そういうのから
逃げる為には、戦うためには、力が必要なンだ」
少し寂しげに告げて。
「この都市にいるッてェ事はあンたも異質の中にいるだろう、次元は一緒さねェ。
…その感じ、アレだ、邪気眼とかいう奴だろ?その感覚なら良く味わッてンだ」
>>793
「まァ、この町は異質を受け入れて寛容さねェ、此処なら追われても大丈夫。
悪い奴ばかりじゃねェッてのは知ッてるさねェ、ただ、悪い奴に会ッた時に
戦う力は必要なンだ」
- 795 :アテナ:2010/07/10(土) 20:48:27 ID:7gFzKdaU0
- >>791
「ありがとうです!!」
輝かんばかりの笑顔で礼を言う。
「えと、じゃああたしの出てきた森の入口に木が沢山積んであるのでそれをこの子のところまで運んでくれると嬉しいです!」
森の入口からロボットの所まで運べという指示だ。
>>792
「……でも多分又なんだかんだでせめて来ると思うんですよね」
「あの人達はあたしが狙いのはずですし、迷惑かけるぐらいなら……」
と小さく呟く。
気を撮り直して言う。
「あ、じゃ森の入口の木を愛香の所まで運んでください!」
愛香がロボの隣で手を降っている。
>>793
「大丈夫?」
腰を抜かしたディスを気遣う。
「イージスって言うんだけどあたしの相棒だよ!」
ディスに機体の紹介をする。
>>794
「魔法で出来た機体だけどね」
笑う。
「でもやっぱり住むなら家が一番良いと思わない?」
と聞く。
- 796 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/10(土) 20:52:51 ID:cifwwTeU0
- >>792
違うわ! 盗んだものなんてせいぜいほんの9割程度だよ!
【手のひらと親指だけ畳んだ手のひらを突き出す。9。】
【なんかもう30本くらい湧き出してきてる。】
あーあーったく。
【のろのろと起き上がり、帽子の中に酒瓶を大事そうにしまって帽子をかぶり直す】
>>793
ほーーー……相変わらず殆ど説明になっとらん説明ッスね。
【頭をボリボリ掻いて二人を眺めている】
>>794
ここはそーゆーのに対する『キキカン』が薄いみたいで幸いだぜヘッヘッ。
【危機感、にかこつけた『排他』を皮肉げに笑い飛ばす】
ふーん。あ、言い忘れたけど酒呑屋 虎姫(しゅてんや とらひめ)。名前ね。
【自分を指さして】
ヨロシク。
>>795
投げていい?
【首をかしげつつも木の方へ向かって歩き出す】
- 797 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/10(土) 20:58:19 ID:9qS3TsAM0
- >>793
「……ああ、討ち滅ぼすべき敵は倒した」
コートについた土埃を払い落としながら言う。
やけに爽やか。いつもの雰囲気はどこへ行ったのか。
>>794
「んな事があんのか……
そいつぁ許せねえ話ではあるが――」
が、自分に一体何が出来るか。
はぁ、と自分の無力さ加減に溜息が出る。
「次元は一緒……か?」
若干納得がいかない様子だが、すぐに話に戻る。
「おぉ、ご明察。やっぱ雰囲気みてーなもんがあるんかね?」
左右で黒灰と色の違う眼。確かに分かりづらい訳ではないが。
>>795
「またそん時はそん時だ」
はっは、と笑い、
「りょーかい、りょーかい……っと」
大木を右肩に1本、左肩にもう1本担ぎ、計2本を運び始める。
>>796
「それは『ほんの』って言わねーよ! その計算で行くと27本はあんぞ盗品!」
思わず突っ込み。
「……何次元ポケットだよそれ……物理法則が涙目になってんぞ」
- 798 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/10(土) 21:01:29 ID:WVrfsEdY0
- >>794
「うん、ここにいるひとはみんな『でぃす』のこと
うけいれてるなの〜」
【微笑んで言う】
「わるいひとなの〜…ここにいるみんなと
いっしょならたたかえるとおもうなの!」
【ガッツポーズをして言った】
>>795
「あう、だいじょぶなの」
【ほっと一息ついて立ち上がった】
「そっかなの。あいぼー。
おともだちみたいなのかなの?」
【首をかしげて言った】
>>796
「あう〜。えっと、おともだちだってことじゃないのかなの…」
【困った顔で言う】
「う〜ん…しってることすくないからなの…」
>>797
「あうあう〜。よかったの〜」
【ひとまず同意している】
「……けがしてないかなの〜」
【虎姫の方を見て心配そうな顔をした】
- 799 :イザヤ:2010/07/10(土) 21:06:19 ID:ZY44/EXI0
- >>795
「いやァ、俺は家には住ンだ事がねェンだ、巣に住ンでるからなァ。
草や木で編まれた巣は快適だぜェ、妖術で広く出来るからなァ」
「しかし、昔のここらの人間が住ンでた家には住ンでみてェなァ、
畳が心地良かッたのは覚えてらァ」
>>796
「住みやすい地が増えて助からァな、本当に」
ニヒヒ、と笑って。
「よろしくなァ。俺ァイザヤ、烏天狗のイザヤだ。仮名で良いぜェ」
黄色い眼が微笑んだ。
「しかし、その木を投げンのか?強引な力技、流石は鬼、かねェ」
>>797
「まァ、それをなンとかする為に力をつけてンだよ。」
微笑んで。
「邪気眼持ちとは結構触れる機会が多かッたからなァ、雰囲気で覚えてンだ。
それに、昔は妖怪退治に使われた異能でもあるンだぜ、妖術の中には対邪気眼の
もンだって存在してンだ。」
「最も、能力までは全く解らねェがな。どういうチカラなンだ?」
>>798
「そりゃァ、本当に。」
良かッたなァ、と呟いて、笑う。ディスの事が心配だったが、する必要も無かったようだ。
「ところで、修行はまだ欠かさずやッてンのかィ?」
- 800 :アテナ:2010/07/10(土) 21:08:08 ID:7gFzKdaU0
- >>796
虎姫に聞かれて愛香に言う。
「腕動くー!?」
「動きますーっ!!」
虎姫の方に向き直り言う。
「大丈夫みたいです!」
>>797
「大丈夫、なんですかね?」
不安気に聞く。
自分のせいでこの街に迷惑をかけていないか心配なようだ。
「あ、凄いです!」
軽々と木を運ぶ鋼を見て笑う。
>>798
「そ、なら良かったんだけど」
立ち上がるディスを見て微笑む。
「友達……と言うかなんというか……なんだろう」
「やっぱり、友達じゃなくて相棒なんだよねイージスは」
ロボットをみて言う。
>>799
「巣ですか……鳥みたい
相手が天狗だと知らないアテナが言う。
「残念ながら畳じゃ無くてログハウスもどきだよ」
- 801 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/10(土) 21:15:37 ID:cifwwTeU0
- 【木の前にたどり着く。しかし本人はあんまり乗り気でない】
(メンドクセー……あ、そだ)
【木を二本担いで】
>>797
細かいこといいじゃない、家に仕舞ってる酒で盗品なんて三桁じゃ済まないわよ?
【そう笑いながら後ろへ回り、担いだ木二本を鋼の肩に放り投げる】
さあ運べ! 僕の分まで!
【右手親指を立てて斜めに振り上げる。効果音はシャキーン!で。】
>>798
ふーん……ま、いんじゃん?
仲さえ良ければ名前も性別も誕生日も大したこっちゃないわよ。
【けらけら笑う。蹴られた額は若干赤いけどたいしたことない様子】
>>799
烏天狗のイザヤね。覚えれたら覚えとくわ。
なにせ三歩歩いたら自分の生まれも忘れちゃう性分なんで。
【二本の木を担いで『鋼に』ぶん投げつつ】
うん? あー……向こうからもオッケー出たみたいね。
んじゃ投げるかー。か弱いオネーサンだから上手くいくから分かんニャイけど!
【そういって次の木を担ぎ】
>>800
【置いてある木の一番後ろ、切り口の部分に(引っこ抜いてるなら根の部分に)手のひらを当てる】
【それから木の側面を持ち、ゆっくり起こして木を手のひらに乗せ、バランスをとりつつ】
そんじゃーいっきまーす。
オネーサンの細腕じゃー届かないかもしんないけど、そこは勘弁んん〜〜〜〜
してねッ!
【まるで槍を投擲するように背を、足をぐんっと後ろへ引きつけて】
【一気にバネを解き放つ。角度は30度、木は受け取りやすいように放物線を描いてゆっくりロボへ降ってくる】
さー次々。
ブォンッ ブォンッ
【残ってる木も同じように投げつける。過程省略めんどいし。】
- 802 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/10(土) 21:20:10 ID:9qS3TsAM0
- >>798
「……多分ギャグ補正掛かってるだろ」
メタな事をまぁさらっと。
「……あー見てみろよあの元気さ……木でも投げつけてえな」
警備員がいう台詞じゃない。
>>799
「目標っつーか、そういう……目指すもんがあるってのは良いな。憧れちまうよ」
「対邪気眼……うおー、おっかねぇな」
「俺の能力は――“硬化”だ。単純で良いだろ?」
ぼう、と黒金の右手が灰色の炎のような――邪気に包まれる。
「ただなあ……“異能都市(ここ)”の面子は攻撃手段が半端じゃねえからな。
こないだは抉られて、こないだは斬られて……」
楽しそうに自分の敗北を語る、というのもあれだが。
>>800
「それで怒るような連中に見えるか?」
笑いながら、辺りを見回す。
「はっはー、こういうトコで個性挽回しねえとまz……じゃねえや。
俺の力はそこにのみ有用だからな」
ちょっとメタいことを言いかける。
>>801
「3桁とか……マジ通報しまし――だッ」
ずしり、と肩に掛かる重みが増す。
「…………」ヒュンッ!!
無言で1本、肩に担ぐ大木を手に取り。
次々と木々を投げ込む酒呑屋に投げつけた。
それも横から。若干卑劣。
- 803 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/10(土) 21:23:35 ID:9qS3TsAM0
- //やべっ、レス見逃した
//>>802辺りに脳内補完宜しくです
>>801
「……っぶね!?」
飛んでくる大木を避けるわけにも行かないので足で受け止める。
受け止めた木をさらに担ぎ、計6本。
もはやファンタジーである。ファンタジーか。
【そして>>802辺りへ】
- 804 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/10(土) 21:25:35 ID:WVrfsEdY0
- >>799
「あう、うんなの!みんなといっしょならなの!」
「しゅぎょうなの?うん、もちろんなの!」
【大きくうなずいて素早く全身の包帯を展開する】
「もっといろんなことができるのかなっていうことを
いまはやってるところなの!はやくうごかすのはちょっとなれたきたからなの」
>>800
「あう〜。あいぼう。」
【土のついたお尻を軽くはたきながらロボットを見上げる】
「ずっといっしょだったなの?」
>>801
「あうあう、そうだよねなの…
おともだちはなかよしなのがいちばんだからねなの」
【軽くうなずいた】
「あう、だいじょぶなの?」
【紅くなってる部分を見て心配そうになった】
「えっと…げんきそうなの。」
【木を担いで運んでいるのを見て呟く】
>>802
「あう〜。げんきになっててよかったなの〜」
【とりあえずほっとしたらしい】
「ぎゃぐほせい…うーんまだまだしらないなまえがおおいなの…」
【そう言ってディスは腕を組んで唸った】
- 805 :イザヤ:2010/07/10(土) 21:28:22 ID:ZY44/EXI0
- >>800
「鳥だぜィ?まぁ、烏なンだけどなァ。紹介がそういやまだだッたなァ、
妖怪は烏天狗、イザヤッてンだ。よろしくなァ。あンたは?」
>>801
「とか言いながら覚えてたりするンじゃねェのかィ?」
からかうように、そういって。
「おおー、流石、ッてェところだなァ。これで10割鬼じゃねェなら、マジの
鬼は結構ヤバいねェ…」
>>802
「この長い人生で目標を失ッちまえば、ただ生きてるだけの妖怪になッちまうからなァ。」
それは、最も恐ろしい事なのだろう。
「なるほどな、実に単純明快、使いやすい能力ッてェわけか。肉弾戦に持ッてこい、さねェ」
「戦闘…?その割にゃァ傷が見当たらねェが」
>>804
「そりゃァ頼もしい、…ずいぶん早くなッたなァ、そりゃァ」
まるで成長を見た親のような笑顔で。
「俺の方は妖気が少ねェから、溜まるまで本来のチカラが出せねェンだ、
早く戻りてェもンだ。」
- 806 :アテナ:2010/07/10(土) 21:30:02 ID:7gFzKdaU0
- >>801
「イージス!」
ロボが投げられた木を次々と積んでいく。
ロボの目の前に木が大量に積まれていくとともに、森の前の木はどんどん減っていく。
>>802
「……ここに、いてもいいんですか?」
鋼の目を見つめ、言う。
「多分、あいつら……なんども攻めてきます」
「イージスみたいなのも沢山来るかも知れません」
「その原因があたしでも、あたしはここにいても、いいんですか?」
>>804
「うん、ずっと一緒に敵と戦ってたんだ」
「どんな過酷な戦場もコイツと、仲間が一緒だったから」
辛かったはずの戦いを懐かしそうに語る。
>>805
「鳥なんですか!」
驚くが気を取りなおして自己紹介をする。
「あたしは、アテナであそこの白衣の子は愛香」
「そして、このロボットはイージスね」
「よろしく、イザヤ!」
- 807 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/10(土) 21:36:53 ID:cifwwTeU0
- >>804
ハーーハッハッハッハー!
アパーム木材もってこォオオオオオオオい!
【木を投げまくる姿は元気そのもの】
>>805
覚えてたら今苦労してないっての……。
ま、色々あるんスよ、悩めるお年頃ってヤツ?
【舌をべーっと出して】
>>802 >>806
鬼の超直感!
そっこだぁあああああああああああああああああ!!!!
【鋼が投げた横から飛んでくる木に合わせて上半身が上へ逃れるように伸び上がり】
奮ッ!
【追いついた下半身を、伸ばした上半身を縮めて加速し蹴り上げる】
さー、さっさと終わらしちゃいましょ。
【残ってる木もぽんぽんと上に放り投げて後ろに下がり】
だぁあああらっしょい!!
【落ちてくる順にに掌底を連続で叩き込む。木が次々ロボに向かって飛んでいく】
- 808 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/10(土) 21:40:18 ID:9qS3TsAM0
- >>804
「元気すぎんのも困りもんだけどな」
と、苦笑する。
「ああ、いつかディスにも分かる時が来る」
どこか遠い目。ちょっと最終回っぽいが全くそんな事は無い。
>>805
「生きている、だけか……」
何か、思い出すように。繰り返した。
「あ、でもビームも撃てるからな俺? こないだそれで負けたけど」
「“イデアの箱庭”っつー仮想空間が、この街にはある。
その中では闘って死んでも、仮想空間だから現実に戻ってこられる。
それを使った大会なんてのもあったよ。生憎俺は随分と下のほうだったけどな」
>>806
「…………」
少し、黙りこむ。
「……良いんじゃね?」
超軽い。シリアスが台無しだ。
「少なくとも、俺は良いと思う。
『ダメだ』っつー奴がいたなら、俺はそいつをぶん殴る」
そう言って、黒金は笑った。
「あ、木はこの辺で良いか?」
話している内に、ロボの足元までやって来た。
>>807
「チッ、外したか……まぁいいや、仕事してるみたいだし」
忌々しそうに舌打ち。
この街の(一部の)警備員は歪んでいる。
「……え? ってか鬼なのお前?」
この今更感。
- 809 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/10(土) 21:41:47 ID:WVrfsEdY0
- >>805
「あう〜…『いざや』はまだほんとのちからだせないなの」
【少し残念そうだ】
「うん、とっくんするならここの「はこにわ」っていうところでできるなの!」
【しかしすぐに明るい表情になる】
>>806
「そっかなのー…」
【どこかうらやましそうだ】
「うん、だれかと…ともだちといっしょだったら
『でぃす』もつらくないなの〜…
おんなじだよねなの」
【ニコニコしている】
>>807
「あうー、はやいはやいなの!」
【ディスも楽しそうだ】
「うーん、てつだうことはないかなのー…」
【じーっと見ている】
>>808
「あう〜…げんきすぎるのもなの〜…
なんだかむずかしいなの〜…」
【少しため息をついていう】
- 810 :イザヤ:2010/07/10(土) 21:54:04 ID:ZY44/EXI0
- >>808
「あァ。俺ァ、人間と妖怪の共存世界を作る事を目指してンだ。
その為には、上位妖怪達とも対話できるチカラが必要なンだ」
野望をとつとつと語り。
「びーむ、か。異能の光る線攻撃、強力なものが多かッたねェ、その手の奴ァ。
遠距離も出来るなら、後は応用性だなァ、負けた理由も、次に勝てる必然に変わるさねェ」
「箱庭…なるほどなァ、そういう施設がこッちにもあるのかィ。
そりゃァ、使わねェ手はねェわなァ」
「努力しているなら、少しずつでも強くなるさねェ、そうやって人間も妖怪も
進化してくンだ」
>>809
「あァ、この町の妖力がいまいち掴めねェンだ、回復に良い場所すら探せねェ。
…箱庭か、行ッてみてェモンだな。」
「練習相手にならなッてやるぜ?今の俺なら良いくらいだろォ」
- 811 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/10(土) 21:59:52 ID:cifwwTeU0
- >>808
ふははは……
(あれ? ノセられた?)
どこで間違ったか……!
【木を張り飛ばしながら首を傾げる】
んあ、そーよ鬼。オゥガだぜオゥガ。マジ酔いさせたら角生えるぜ?
>>809
なんだったら木の上に乗って高速移動もしてやりたいぜ!
いやアレまず無理だけど!
【大体終わらせて、手のひらをぱんぱんと払う】
おっと、そろそろお時間デス……またね!
【ある程度終わらせて、虎姫はさっさとドコかへ飛んでいってしまった】
- 812 :アテナ:2010/07/10(土) 22:00:52 ID:7gFzKdaU0
- >>807
「わ、わっ!!」
両手のグローブに魔力を宿らせ遠隔操作している。
ロボは寸分違わず、木を積んでいく。
>>809
「えっ……!」
軽く返されてしまい少し気が抜けてしまう。
軽く笑い、言う。
「ありがとう、です」
「少し、安心しました」
「木はそこでいいですよ」
両手のグローブでイージスを操作しながら言う。
>>809
「一人だと、辛いけどみんなで頑張れば、頑張れるもんね」
明るく笑う。
「よし、大分木来たね」
イージスの足元に積まれた木の山を見て言う。
>>811
「あ、ありがとうございましたっ!!」
虎姫に頭を下げて見送る。
- 813 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/10(土) 22:05:46 ID:9qS3TsAM0
- >>809
「まぁほら、アレだ。何事もやり過ぎはよくないって事だ」
なんかまとめようとしてる。
無茶極まりない。
>>810
「共存はいい言葉だ、いい言葉は決して無くならない」
まぁ小説からの引用だが、と付け足して続ける。
「ん、そう言われると妙に自信が湧いてくるな。
負けを、勝ちへの踏み台に、っつーかこう……まいいや」
よくない。
「……強くなる、ね」
小さく呟いて、はっはー、と笑い飛ばした。
>>811
「はっはっは。ご苦労」
笑いながら。
「マジかよすっげー、でもなんか凄さがインフレしててわかんねーよ異能都市ってじゃーなー」
手を振って見送った。
>>812
「はっは、そりゃ警備員冥利に尽きるってモンだな」
「うし、了解……っと」
どすん、と大木をイージスの近くに置く。
「さて、と。そろそろ帰んねーとルームメイトもどきが飢え死んじまう。
つー、ことで。縁が合ったらまた会おうぜ、皆さんよ。じゃーなー」
ベンチに置いた本を手に取り、公園を去って行った。
- 814 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/10(土) 22:09:39 ID:WVrfsEdY0
- >>810
「あう〜。ここはいろんなにおいするからねなの〜…
あう?れんしゅうなの?」
【少し興味を示している】
「あう〜!『いざや』がもとどおりになるのにきょうりょくならよろこんでするなの〜!
それに『でぃす』のとっくんにもなるの!」
【微笑んでうなずいた】
>>811
「あう〜。すごいなの〜!」
【普通に感心していた】
「あう!またねなの〜!」
【大きく手を振って見送った】
>>812
「うん、みんなといたら、みんなでささえられるもんねなの!」
【大きくうなずいて言う】
「あう〜。すごいいっぱいなの〜!」
【はしゃいでいる】
>>813
「あうあう、やりすぎはよくない…
うん、おぼえておくなの〜」
【少し頷いて言う】
「あう、またねなの〜!」
【そして大きく手を振って見送った】
- 815 :アテナ:2010/07/10(土) 22:11:14 ID:7gFzKdaU0
- >>813
「りょーかいです!」
イージスは目の前に積まれた木をバックパックに放り込んでいく。
「愛香ー? イージス調子、問題ない?」
「はいー!大丈夫です!」
あらかたの木をバックパックに放り込み何時でも戻る準備は出来た。
>>814
「よし、全部突っ込んだし……」
「あたしも行くよ、じゃーね!」
愛香と共にコックピットに乗り込み森の中の家へと帰っていった。
- 816 :イザヤ:2010/07/10(土) 22:12:28 ID:ZY44/EXI0
- 「さて、それじゃァ、俺も巣を探しに出かけるかねェ。夜は妖怪の領分さねェ…」
呟いて。
銀の翼を背に展開する。そのまま羽ばたいて、夜の空に消えた。
//すみません、お風呂沸いたので落ちます!ありがとうでした!
- 817 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/10(土) 22:18:31 ID:WVrfsEdY0
- >>815
「あう〜。おつかれさまなの〜!
がんばってねなの〜!」
【微笑みながら見送った】
>>816
「あうー!またねなのー!」
【空に向けて大きく手を振って見送った】
- 818 :上城カゲツ ◆kZrCI.F5cc:2010/07/10(土) 23:29:18 ID:1vtexX.M0
- 男はベンチで求人雑誌を読んでいる。
生活に余裕が出来る程の金を持っている男が、何故職を探すのか。
理由は二つ。
『大金を持っていても、いつか無くなるものだから。』
『職を持たない者に対して、周囲の者は冷やかな視線を向けるから。』
無職なのを意識し始めたのは後者の方が大きい。
この寡黙そうな男でも無職に対する世間の風当たりは辛く感じている。
(どこも危険な仕事ばかり、楽な仕事は無いのか?……無さそうだな。)
- 819 : ◆X7kkkkkkkk:2010/07/11(日) 23:22:56 ID:PMt0ERXQ0
- 【野栄医院】
楽園の北の方に、その病院は立っていた。
白い、大きな病院。
消灯時刻を過ぎて間もないため、まだ各所に光は僅かながら残っている。
その光が灯る一室。
個室専用の病棟の、最上階。
一般患者が『開かず』と称する扉の向こうに設えられた部屋の内の一つに、彼はいた。
「…………順調だな」
煙草をふk――――そうと思って、しかしやめる。
パイポを白衣のポケットから取り出し、咥えた。
カルテにメモを書き込みながら、思う。
「………………………………ふむ、」
体の修理の方は、終ってると思うんだが、いやはや。
エーテル体と物質体なんてオカルト的なものは、やはり計れない、と溜め息を零す。
- 820 :猪賀 堂二 ◆JBbLACK.JY:2010/07/11(日) 23:43:32 ID:ORl8g1Iw0
- >>819
【たった薄い瞳一枚に閉ざされた深淵で見たのは、そこそこの悪夢だった】
【兄が賭場を任された。】
【俺と兄が一緒にいた頃の組はそこそこデカく、主な収益は賭場だった】
【つまり、賭場一つの責任を任される兄は極道として、人としてとても格好良かった】
【不貞腐れて組を抜け、責任もとらず周り全員をぶん殴って無理やり抜けた】
【兄が失踪したのはそれから一年もなかった】
【俺は死んだのか】
【……ッ】
ざッけんなクソがッッッッッッ!!!!!!
【怒りを露に眼をひん剥き、野太い声が辺りを揺らし】
【とどめにベッドを叩き壊さんばかりに太い腕を叩きつけて起き上がる】
っがアア……はぁっ、ハァッ……。
【浅く息を吐き、周りを見回す。壁も天井も、距離感を狂わすほど白い】
- 821 : ◆X7kkkkkkkk:2010/07/11(日) 23:52:41 ID:PMt0ERXQ0
- >>820
「………………ほう、噂をすればというやつか?」
オカルトにはやはり迷信の類が効く、とメモを添えた。
カルテを小机に置き、彼は猪賀さんに声を掛ける。
「気分はどうだ?」
声は低い、男性のものだった。
長身痩躯、なれどきっちり白衣を着て、しかし黒い髪はもじゃもじゃで。
医者と言うよりは、博士。
研究職に従事する、変わり者のような外見をしていた。
「吐き気はするか?」
- 822 :猪賀 堂二 ◆JBbLACK.JY:2010/07/11(日) 23:57:14 ID:ORl8g1Iw0
- >>821
…………あ゛?
【次に目に写ったのはちんちくりんな髪の毛をした痩せぎすの男】
【眉間に皺を寄せて低く呟く】
……医者か?
俺を切った奴ァどこいった?
【全く質問に答える気がないが、とくに悪い兆候はないようだ】
- 823 : ◆X7kkkkkkkk:2010/07/12(月) 00:04:56 ID:PMt0ERXQ0
- >>822
「雨崎ふーこか?」
嫌な名前だ、と言うように表情を顰める。
元々無表情で、機嫌は、決してよろしくなさそうだったけれど。
背凭れのない患者用の椅子を引き、腰掛けた。
足を組み、腕を組む。
「………………つまりはっきりと覚ているのか。ならば成功だな」
さらさらと鉛筆を走らせた。
「答えよう。雨崎氏は今会社にいる」
- 824 :猪賀 堂二 ◆JBbLACK.JY:2010/07/12(月) 00:09:43 ID:ORl8g1Iw0
- >>823
【長く鼻息を吐き、唐突にベッドから起き上がる】
【それから指と首、手首の順に捻ってボキボキ関節を鳴らしてさっさと部屋から出ようとする】
/猪賀の格好はどうしまひょ
- 825 : ◆X7kkkkkkkk:2010/07/12(月) 00:19:27 ID:PMt0ERXQ0
- >>824
そこまで頭が回ってなかった…………!ごめんなさい。
よくある普通の患者服ということで。
小机の上に、一応ちゃんと洗い終わってある、元々着てたスーツ置いてある設定で。
「俺の病院で勝手は赦さん」
戸は、入院患者によろしくない引き戸ではなく、内開きの戸。
立ち上がりその戸を蹴って閉め、足で固定。
「座れ。説明しないといけないことが積もっている」
- 826 :猪賀 堂二 ◆JBbLACK.JY:2010/07/12(月) 00:27:09 ID:ORl8g1Iw0
- >>825
……チッ。
【舌打ち】
【渋々大股でベッドまで戻り、どかっと乱暴に腰を降ろす】
【膝の上に片肘を置き、その手に不機嫌そうな顔を押し付け】
一分一秒でも早く殴りに行きてェ。
早く済ませろ。
【イライラするけど、だがおそらく自分を治したのはコイツだろう】
【いくら自分でも暴力を振るうのは『義理』が無い、と大人しく座っている】
- 827 : ◆X7kkkkkkkk:2010/07/12(月) 00:41:40 ID:PMt0ERXQ0
- >>826
「お前に殴れるのか、雨崎氏を?」
乾いた笑いを上げ、そして、さて、と区切る。
彼は真っ直ぐに猪賀さん見て、話し始めた。
「お前は一度死んだ、が生き返らされた。そこまでは理解しているか?
いや、理解する必要はない。ただ知ればそれでいい」
- 828 :猪賀 堂二 ◆JBbLACK.JY:2010/07/12(月) 00:47:10 ID:ORl8g1Iw0
- >>827
『殴ン』だよ。
【睨みながら大きな右拳を握り締める。太い指がミシミシと軋んだ】
……あァ。
【確かに死んだ、と思う一方で、治療されて生きてるんだからそれは死んでないんじゃねぇの?と】
【しかし細かい事を気にするのも、ましてわざわざ口に出すのも嫌いなのであっさり頷く】
- 829 : ◆X7kkkkkkkk:2010/07/12(月) 00:57:27 ID:PMt0ERXQ0
- >>828
「拳が届けば殴ることになるんだろうが、届かなければ素振りだ。あいつは疾い」
臆することなく彼は言う。
…………幾度か、彼も挑んだんだろうか、彼女に。
「さて、人を殺めてしまった罪滅ぼしに、雨崎氏はお前の魂と肉体を、双方共に捕獲。
そして魂を保管――企業秘密だから他言するな――し、肉体の修復をした。
その際、心臓と脊椎、肺も少々改造したが気にするな」
- 830 :猪賀 堂二 ◆JBbLACK.JY:2010/07/12(月) 01:02:40 ID:ORl8g1Iw0
- >>829
ハッ。
【バカにしたように笑い飛ばす】
……魂の保管ってのは何だ。
【並べられた言葉の中で明らかに異質を含む言葉】
【体を前に乗り出すと、ぎし、とベッドが重さで軋んだ】
- 831 : ◆X7kkkkkkkk:2010/07/12(月) 01:15:58 ID:PMt0ERXQ0
- >>830
「死人の体から剥がれ落ちるエーテル体を捉え、現世に留まらせる技だ」
どうでもよさそうに、彼は答える。
「オカルト的な話だ。が、結果が出ている。
俺には全く理解できない領分だから詳しい説明は出来ん」
忌々しげに言う様子は、何故だろう。
- 832 :猪賀 堂二 ◆JBbLACK.JY:2010/07/12(月) 01:21:26 ID:ORl8g1Iw0
- >>831
全然分かんネェ……。
【片眉だけ上げて頭上にハテナマークを飛ばす】
……支障が出ないなら良い。
次。体の説明だ。
【今際の際(と言っていいものか)に見た光景は、確かに両断された下半身と】
【あの忌まわしい女、振り抜かれた白刃】
【一応の肝は据えて、次を促した】
- 833 : ◆X7kkkkkkkk:2010/07/12(月) 01:28:35 ID:PMt0ERXQ0
- >>832
「さっきも言ったが、改造した。
少しだけ説明するが、詳しい説明は俺に聞くな。俺は移植しただけだからな」
首を捻り、ごきごきと慣らす。
は、と浅く息を洩らした次、彼は言い出した。
「脊椎と心臓と肺が、壊された。
綺麗な切り口だったら俺が直せたんだが、生憎と雨崎氏の刀は斬るというよりは壊すに重きを置く。
だから、移植だ」
「移植したのは誰かの物じゃない。
人工の脊椎と心臓だ。…………肺は、丸ごと移植したんじゃなく、部分補強という形になる」
「………………試作品のテストも兼ねて、心臓には特殊なものを移植した。
ゆえにお前は、ある能力を得ている」
「…………わかるか?」
- 834 :猪賀 堂二 ◆JBbLACK.JY:2010/07/12(月) 01:32:54 ID:ORl8g1Iw0
- >>833
……
【試作品、という言葉に憎々しげに顔を歪める】
【心の中で『マジアイツぶん殴る』と毒づいて】
全然。
【上体を少し引いて足の間に両手をつき、素直にぶんぶん首を振る】
- 835 : ◆X7kkkkkkkk:2010/07/12(月) 01:42:46 ID:PMt0ERXQ0
- >>834
「脳に掛かっているリミットを解除する」
全然と聞き、即座に彼は、その効能を告げた。
パイポを上下に揺らしながら、自身の首に触れ、擦る。
「人間の体というものは脆い。
拳を握り、振るう。
その際に使われる筋肉は、実際ある量の三割くらいだ。
なぜなら拳は振りっぱなしにはできないからだ。
己の筋肉である程度止めなければ肘や肩等、関節が痛む。
――――腕の筋肉全てを使って拳を振り切れば、その勢いで腕が千切れてしまうくらい、脆い」
だから、
「脳は体に限界を定めた。
本能で三割と決め、そこに防波堤を打ち立てた。
――――だが、お前の脊椎はそのリミットを一時的にだが破壊する」
- 836 :猪賀 堂二 ◆JBbLACK.JY:2010/07/12(月) 01:50:04 ID:ORl8g1Iw0
- >>835
心臓っつっときながら脊椎の話じゃねェか。
んまぁ、成程。
大雑把には分かった。要するに自分の腕を千切る機能か。ケッ。
【半ば冗談めかして口だけで笑う】
【それから大きな足を組んで、今度はその膝に上体を傾け顎を乗せる】
で、心臓は。
- 837 : ◆X7kkkkkkkk:2010/07/12(月) 01:58:55 ID:PMt0ERXQ0
- >>836
「リミッターを外すくらいなら催眠術でも可能だ。
だからこその心臓だ」
言い、
「いいか?お前の体には今、血が流れていない。
血の代わりに、…………明確な名称がないから溶液と称するが…………。
つまり溶液が流れている。血よりも栄養価が高い、溶液が流れている」
「俺も理解していないが、リミットを破壊が破壊されると同時、心臓も通常の動きをやめる。
すると、体が強化されて全力で振るっても壊れない………………らしい。
製作者である雨崎氏が言うには魔術の分野だそうだ」
だから俺は知らん、と。
彼は言う。
- 838 :猪賀 堂二 ◆JBbLACK.JY:2010/07/12(月) 02:05:05 ID:ORl8g1Iw0
- >>837
……。
【若干目を見開く。前言……もとい前心撤回】
随分手の込んだことしてくれやがる。
【そういう顔はどこか嬉しそう】
【がばっと体を上げて、しきりに手を握って開いて。何度か繰り返し】
悪くねぇ。
【笑みと称するには獰猛すぎる表情が、男を覆う】
- 839 : ◆X7kkkkkkkk:2010/07/12(月) 02:17:33 ID:PMt0ERXQ0
- >>838
「………………プライドが高そうだから怒ると思っていたが、案外頭がいいようだな」
「納得したならいい、が、覚えておけ。その状態では七分が限度。
それを越えると体にガタが来始める」
彼は立ち上がった。
「が、リミットを外すのはさっき言ったとおり、催眠術でも可能だ。
――――つまり、体がもたない状態でもリミットは外せる。気をつけろ」
さて、
何度目のつなぎか、
「リミットを外す時は『リミット☆ブレイクッ!!!』と叫べ」
- 840 :猪賀 堂二 ◆JBbLACK.JY:2010/07/12(月) 02:23:59 ID:ORl8g1Iw0
- >>839
フン……。
【応えるように口角を上げる】
【が、】
………………………………おい今すぐ脊椎外せ俺ァ死ぬ。
【汗だらだらで白衣の男に詰め寄る。】
- 841 : ◆X7kkkkkkkk:2010/07/12(月) 02:28:15 ID:PMt0ERXQ0
- >>840
「何を言う?」
歩をドアの外に向けた。
革靴がかつかつと床を叩く。
「叫ばずとも生活はできる。それは今までと変わらん。
元々なかった、リミットを外す機能を使うときだけ叫べばいい。不備はあるのか?」
- 842 :猪賀 堂二 ◆JBbLACK.JY:2010/07/12(月) 02:31:02 ID:ORl8g1Iw0
- >>841
あるだろ!!!!! 特に☆とかッッ!!!!!!
【ベッドを蹴飛ばしながら立ち上がり、両腕を振り下ろして絶叫】
- 843 : ◆X7kkkkkkkk:2010/07/12(月) 02:32:42 ID:PMt0ERXQ0
- >>842
「嫌なら使わなければいい」
言って、切る。
「言っただろう。使わなくても〝元の体と変わりはない〟。
それ以上を強欲に、貪欲に、求めた場合にだけ言う必要がある。
なら、その代償は払われるべきだ。違うか?」
- 844 :猪賀 堂二 ◆JBbLACK.JY:2010/07/12(月) 02:37:17 ID:ORl8g1Iw0
- >>843
……せめて……せめて☆くらい何とかなるだろ……!
☆さえなけりゃいくらでも叫ぶけど…!
【体中ぷるぷる震わせながら苦悶に似た呻きを漏らす。よっぽど嫌らしい。☆が。】
- 845 : ◆X7kkkkkkkk:2010/07/12(月) 02:44:47 ID:PMt0ERXQ0
- >>844
「しつこいな」
扉を開け、彼は半身を外に出した。
「………………しつこいな。俺にはどうにもできん。
これも言ったろうが、詳しくは知らないんだ」
もう言うことがないなら、去るが?と。
- 846 :猪賀 堂二 ◆JBbLACK.JY:2010/07/12(月) 02:54:40 ID:ORl8g1Iw0
- >>845
……分かったよ。分ァアアアアかった!!
【苛立ちをそのまま大声に変えて放出し、置いてある服をひったくり】
直談判だ。
直接、フザけた合言葉もどきをどうにかするよう説得する。
【その場で服を脱いで着替え、最後に金のブレスレットをはめて】
……、
【すっと頭を下げ】
どうも、面倒おかけしやした。
【丁寧とは言えないが、礼をする。それも終わってすぐしっしっと手で払う動作をするから台無し】
- 847 : ◆X7kkkkkkkk:2010/07/12(月) 02:58:52 ID:PMt0ERXQ0
- >>846
「………………雨崎氏は君と同類だ。バカと呼ばれる特殊な戦闘部族系のな」
つまりは、
「正直に言えば変えてもらえるかもしれん。退院届けを出しておくから好きな時に出ていけ」
言うと、彼は靴音を響かせながら去っていった。
- 848 :猪賀 堂二 ◆JBbLACK.JY:2010/07/12(月) 03:08:33 ID:ORl8g1Iw0
- >>847
……はぁぁああ〜〜〜〜……。
【感情をあまり表に出さない男の、いつもより相当深い溜息】
【他人から見れば瑣末な――しかし曲がりなりにもハッタリで生きているヤクザには重大な――憂いを吐き出して】
……馬鹿ね。
【ポケットから携帯電話を取り出す】
『兄貴、どうしたんスか? 随分連絡とれなかったみてぇッスけど』
どうせ大した心配もしてねェんだろうが。暫く留守だ。テメェらで勝手にやれよ。
『ちょっと兄貴、理由くらい――』
【スピーカーが二の句を告げる前に電源ボタンを押し込み、ポケットに突っ込む】
馬鹿足す馬鹿で馬鹿馬鹿しい。
馬鹿馬鹿しい生き返りついでだ、馬鹿に馬鹿馬鹿しい合言葉も変えてもらわにゃ。
【扉を蹴り飛ばし、男も外へ踏み出した】
- 849 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/12(月) 17:14:44 ID:9qS3TsAM0
- 「……うーん」
夕方の公園。
ベンチに腰掛け、新聞を読む男。
新聞一面の大見出しには『闘祭、ついに閉幕!』と、書いてあった。
「……だー、考えてても仕方ねえよなぁ……
ん? むしろ考えなきゃ仕方ねえのか?」
どうでもいいかと呟き、再び男は新聞を読み始める。
- 850 :ロザリア・ロートシルト:2010/07/12(月) 23:19:33 ID:rSRBD9/U0
- 【異能都市・公園】
「ふぅ、ようやくおわったわぁ。」
バイトが終わり公園で一息つくロザリア。
ラフな格好でくつろぐその手には缶コーヒーが握られていた。
- 851 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/12(月) 23:23:45 ID:WVrfsEdY0
- 【公園の近くから何か音が聞こえた】
しゅるしゅるしゅる
【衣擦れにも聞こえる音である】
「ふ〜……もっとちゃんとうごかせないとなの」
【公園の奥で包帯を巻いた少女が包帯を蛇のように動かしながら呟いている】
- 852 :ロザリア・ロートシルト:2010/07/12(月) 23:31:35 ID:rSRBD9/U0
- >>851
「む、この感じは……」
吸血鬼の優れた能力を持つロザリアは
魔力による生体感知その他聴覚や臭覚による
察知能力に優れている。
「ふふ、がんばっているわねぇ。」
ロザリアはディスの背後にこっそりと移動し
練習を見て満足そうに微笑んだ。
- 853 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/12(月) 23:36:34 ID:WVrfsEdY0
- >>852
「う〜ん…こまかくはまだむずかしいなの…」
【ディスは特訓に夢中なのか、ロザリアに気づかずに包帯に細かい動きをさせようとする】
「はやさは…どうかなの〜」
【そう言うとディスは全身の包帯を動かし始める】
【そして】
シュンシュンシュンシュン!!
【並の人間なら目にもとまらない速さで包帯を激しく動かし始める。】
【あまりの速さに空を斬る音が激しく聞こえてくるだろう。】
- 854 :ロザリア・ロートシルト:2010/07/12(月) 23:41:08 ID:rSRBD9/U0
- >>853
――ビンッ!
ロザリアは近くに落ちていた
小枝を拾い上げると、指で弾き
ディスの包帯の渦の中へと飛ばした。
「お手並み拝見、といこうかしら。」
- 855 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/12(月) 23:47:45 ID:WVrfsEdY0
- >>854
【激しく空を切る包帯の中へと飛んでいく小枝】
「もっとはやくなの〜!」
【小枝はその中に入った途端】
シュシュシュシュシュシュ!
【小枝はたちまち寸刻みに刻まれて、風に舞い散って行った】
「…あう?いまなにかほうたいにあたったの…なにかなの?」
【ディスは包帯を動かすのをやめてその辺を見回し始める】
【……まだロザリアの方を向いていない】
- 856 :ロザリア・ロートシルト:2010/07/12(月) 23:54:31 ID:rSRBD9/U0
- >>855
「見事なお手並みねぇ。」
ぱちぱち、と手を叩きつつ
木陰から現れるロザリア。
「熱心に練習しているようだけど、
あまりやりすぎると倒れてしまうわよ?」
いつものドレスよりラフな格好のロザリア。
恐らく、バイトが終わったばかりだろう。
「ほら、どうぞ。」
ロザリアはディスにスポーツドリンクを投げてよこした。
- 857 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/12(月) 23:59:27 ID:WVrfsEdY0
- >>856
「あう、『ろざりあ』こんばんわなの!
あう?もしかしてずっとみてたなの?」
【少し恥ずかしそうにスポーツドリンクを手に取る】
「あう〜…うん、きょうはつかれたからこれくらいにするなの…
いただきますなの〜」
【微笑んでスポーツドリンクをごくごくと飲み始める。ディスは結構汗をかいていた】
- 858 :ロザリア・ロートシルト:2010/07/13(火) 00:05:50 ID:rSRBD9/U0
- >>857
「ずっと、ではないわねぇ。
見始めたのはついさっきよぉ。」
どこからだしたのか、タオルを持ち出して
ディスの額で光る汗を拭いつつ。
「お風呂を沸かしておくからさっぱりしてから眠りましょうね。
一日の汗はちゃんと落とさないといけないわ。」
- 859 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/13(火) 00:08:57 ID:WVrfsEdY0
- >>858
「あうー、そうなの。
……どうだったかなの〜。」
【少しおどけるように言う】
「あう、いっぱいとっくんしたからなの…
おふろにはいらないとだよねなの」
【少しくすぐったそうにしながら微笑んで言う】
- 860 :車椅子の魔女:2010/07/13(火) 00:12:34 ID:PBnIervYO
- 音もなく唐突に車椅子に乗った『少女』が現れる。
「……ここら辺にしようかな、お仕事お仕事」
何やらここら一帯に何かをしかけるつもりらしい
- 861 :ロザリア・ロートシルト:2010/07/13(火) 00:18:25 ID:rSRBD9/U0
- >>859
「そうよ、ちゃんと疲れを取らないとね。」
ぱちん、と指を鳴らすロザリア。
ここからでは分からないが恐らく、ロザリアの家では
既に風呂が沸き始めているのだろう。
>>860
「あら、ごきげんよう。
えぇーと……。」
この魔女とはだいぶ前にやりあった記憶がある。
しかし、名前はなんだったろうか……とロザリアは思案して。
そもそも、名乗っていないような気もするが。
- 862 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/13(火) 00:21:07 ID:WVrfsEdY0
- >>860
「あう?『はるあき』ひさしぶりなの〜!
…あうー。ここにくるなんてめずらしなの〜」
【驚いた顔で魔女の顔を見る】
「あう〜。きょうはおんなのこなの〜?」
>>861
「あう〜。そうだよねなの〜…」
【ぽりぽりと頭を掻きながら続ける】
「……きのーまでおまつり…えっと…はこにわであったでしょなの…
そこでいっぱいつよいひとがいるのわかって、なんだかがんばるのっておもってたら」
【頬を赤らめている】
「ちょっととっくんにちからがはいりすぎたなの……」
【自分でも少し恥ずかしかったらしい】
- 863 :車椅子の魔女:2010/07/13(火) 00:29:43 ID:PBnIervYO
- >>861
「うや?こんばんわ、吸血鬼さん。……あ、名前は言ってなかったね」
「僕は春晶。東風谷春晶だ。」
ジクジクと周りの魔力の流れを可視化していきながら、自己紹介。
様々な色、光や形で世界は溢れていく
>>862
「ディスちゃんも、久しぶりだね。闘祭だっけ?頑張ってたね」
可視化した周囲の魔力の方向性を調整化しつつ笑いかける。
自身の足元を基点に、渦を巻き、螺旋を描き、傍目には歪な魔法陣が出来上がっていく。
「大分疲れるお仕事だからね。あの身体だと…ちょっと無理だから」
笑ってはいるが額にはじわりと汗
- 864 :ロザリア・ロートシルト:2010/07/13(火) 00:37:19 ID:rSRBD9/U0
- >>862
「はこにわ……闘祭の事ね。」
ロザリアはあまり闘祭のことは好きではなかった。
そもそも『箱庭』というデジタルの塊のような存在は
自分の価値観にはそぐわない物だし、人が見ているのか闘うというのは
見世物にされているようで嫌だったのだ。
(ま、私がディスにあれこれ言っても意味ないか……。
この子は今、理由はどうあれ伸びようとしている。
それに水をさすようなマネはしたくないし……。)
>>863
「こんばんは、東風谷さん。
一体こんな素敵な夜に何をしにきたのかしら。」
ロザリアはまだ、ある程度の敵対心を車椅子の魔女に対して持っているようで
いつでも攻撃ができるように、密かに魔術回路を循環させ始めた。
もっとも、そちらからもし攻撃を受けた場合自衛ができる程度のもので
ロザリア自身から襲い掛かる気は無いようだ。
- 865 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/13(火) 00:39:22 ID:WVrfsEdY0
- >>863
「あう〜。うん!がんばったけどうえにはいけなかったなの〜
つぎはがんばるの!」
【少々残念そうに言う】
「あう〜。どんなおしごとなの?なんだかつらそうなの」
【少し汗をかいているのが気になっているようだ】
>>864
「うん、もっとうえにいったらおかねもらえたんだけど…
ちょっとざんねんなの」
【少し苦笑いしながら言う】
「つぎはもっとうえにいって、おかねもらうなの!」
【子供のくせにそんなこと言いながら両腕を突き上げた】
- 866 :車椅子の魔女:2010/07/13(火) 00:54:24 ID:PBnIervYO
- >>864
「んー……歪みの矯正?かな。下準備だけど」
「大分前に頼まれてたのを思い出したのさ。そう身構えないでよ」
>>865
「何でもいいんだ。目標に向かって、努力して進む事は良いことだ」
「次があるなら、きっともっと上に行ける、応援してるよ」
「………根が深い……も少し奥に……」
地表に広がっていた魔法陣が少女の足元に向かい収斂していく。
小さく小さく、狭く狭く、奥に奥に、より奥に
『ガチリ』と世界に音がした
「……ふへぇ」
- 867 :ロザリア・ロートシルト:2010/07/13(火) 01:04:58 ID:rSRBD9/U0
- >>865
「ダメよ、ディス。女の子がはしたないわ。
貴方はそんな事、気にしなくていいのに。」
ロザリアはディスが生活費捻出を目的に
闘祭へ出場した事を知っている。
ロザリアにとって、それは少し不満であったが
同時にディスに思われているという事の証明のように思えて
暖かい気持ちが心に芽生えるのが分かった。
>>866
「『歪み』の矯正ねぇ……
どうせ矯正してもすぐに歪んでしまうのだから
あまり意味の無いような気もするのだけれど……。」
――ガチリ
「へぇ……。」
ロザリアも空間を歪めて底に自分の家を丸ごと捻じ込むという
荒業をやっているだけに、この行為の難しさは理解できた。
常に変化を続ける世界を矯正してなお、
まだ余裕を漂わせているのだから、この目の前の少女の実力は計り知れない。
ロザリアは口に出してほめる、という事はしなかったが感心したように軽く声を出した。
- 868 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/13(火) 01:07:25 ID:WVrfsEdY0
- >>866
「あうあう〜。そっかなの!
うん!『でぃす』はうえにいくことをまずはめざすなの!」
【大きくうなずいて言った】
「あう、なにかあつまってるの…あう?いまのおとは…」
【よくわからないらしく、時々聞こえる音に驚きの顔をする】
>>867
「あう〜…そう・・なの?
『でぃす』もなにかできることやりたいなとおもってなの…」
【どこか申し訳なさそうだ。やっぱり後ろめたいのだろうか】
- 869 :車椅子の魔女:2010/07/13(火) 01:18:42 ID:PBnIervYO
- >>867
「歪む前の『正しい都市の形』は持ってるからねー。歪みの指向性を弄って出来るだけそっちに向かうようにする」
「問題は都市全域で一斉にやらないといけないことなんだよなぁ……」
今回は『此処』だけで試験したが、正直きつい。
というよりも個人でやろうとするのが論外なのだ
>>868
「つーかーれーたー……」
脱力する少女。
「ふふー。頑張れ頑張れ……こちやんつかれたから今日はもう頑張らない」
超脱力する少女
- 870 :ロザリア・ロートシルト:2010/07/13(火) 01:28:57 ID:rSRBD9/U0
- >>868
「あなたは、ただ幸せ意になる事だけを考えていればいいの。
子供は、それが仕事なのだから。」
ディスの頭を撫でると、自分の家への門を開いた。
「今日はもう遅いから私は一足早く部屋に戻るわね。
ディス、あなたも早く戻ってきなさいな。」
>>869
「『全域』ねぇ……。」
都市の全体像を掴みきれないほど巨大で、
今、この時にも外に、地下に、上にと拡張を続ける
異能都市全域をカバーするのは最高位の魔術師を集めても難しいだろう。
「もし本当にやろうとするなら貴方ほどの実力を持った魔術師が何人いるやら。」
ロザリアは呆れたように呟くと、空間の割れ目へと消えていく。
「私はそろそろお暇しますわ。
もしご縁がありましたらまた……。」
- 871 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/13(火) 01:30:32 ID:WVrfsEdY0
- >>869
「あう〜。ゆっくりやすんだほうがいいなの〜」
【脱力するさまを見て頷く】
「うん、なんだか『でぃす』がんばっちゃうきもちになったなの!
『はるあき』がんばってるところみたらなの!」
【嬉しそうに言った】
>>870
「あう…うん、しあわせになるなの。
もちろんそれがいちばんだからなの!」
【大きくうなずいて】
「あう〜!わかったの〜!すぐにかえるなの〜!」
【そう言うと微笑みながら手を振って見送った】
- 872 :車椅子の少女:2010/07/13(火) 01:37:05 ID:PBnIervYO
- >>870
「だよねー…『エキドナ』の時に転写出来れば良かったのに」
「それじゃねーまたねー」
ぷいぷいぷー。手を振る姿も脱力系
>>871
「うー。そしてつかれたらこのよーに休むのだー」
ふにゃふにゃしてる。
「僕もお家帰るね。お風呂入って寝るー」
- 873 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/07/13(火) 01:40:58 ID:WVrfsEdY0
- >>872
「ふむふむ……それがいちばんつかれがとれるやすみかたなんだなの〜」
【ふにゃふにゃを見て感心している】
「うん、『でぃす』もそろそろおうちにかえるなの!『ろざりあ』まってるからなの!」
【頷きながら微笑む】
【そしてディスはしばらく歩いて…振り向くと】
「またあおうねなの〜!」
【そう言って微笑みながら手を振り、再び公園の外へと歩いて行った】
//乙ー!
- 874 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/07/14(水) 21:58:58 ID:JAzwcrcg0
- 【目の端に水滴の浮いた目を擦り、宿から出てくる人影一つ】
【宵が明けるまで時間をカードに費やし、明け方からたっぷり眠って今起きてきたのだ。気分は爽快】
ン。
時が俺を味方する。今日はさて、何をしようか。
【細く締まった腰に両手を当てて、何かを企むような含み笑い】
【はたから見るそれは妖しく、そして怪しい】
- 875 :朝宮暁:2010/07/14(水) 22:03:10 ID:/k2gysHgO
- >>874
「よし、んじゃナンパすっか」
たまたま通りがかっただけの暁は、セシベルの呟きを聞いて彼に声をかける。些か、唐突過ぎる。
「お前どんな娘希望よ?」
返事も聞かずに話を進める。唐突どころではなくなってきた。
- 876 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/07/14(水) 22:10:14 ID:JAzwcrcg0
- >>875
!!
【唐突にかけられた言葉に、やけに大袈裟に驚いて振り返る】
【しかし、その目に宿る光たるや、不審感とは真逆も真逆。潤んだような瞳で見つめ】
君は…… 君は、欲望に素直だな……。
【はっと次の言葉で気を取り戻し、余裕そうな笑みで取り繕う】
……女の好み……フフ、そうだな……
どんな行動にも不満一つ言わず、俺が愛せば愛を返す、そんでもって尻の丸い女性だ。
- 877 :朝宮暁:2010/07/14(水) 22:14:56 ID:/k2gysHgO
- >>876
「あん? ……唐突に何言ってんのかよく分かんねえが、男なら誰だってそうだろ」
自分の事をさりげなく棚に上げた青年は、首を傾げながら煙草を取り出す。
「ほほー、大和撫子的な? 関白してんなあお前。だが円い尻は確かに重要だ。
因みに胸は? 不問?」
- 878 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/07/14(水) 22:21:53 ID:JAzwcrcg0
- >>877
俺もそうかと思ったが……それなりの自制心を持った奴が多い、
ということに最近気づいた。
男は性欲を縛り、女は食欲を縛り、大人は睡眠欲を縛り、攻撃欲を縛る。
【今まで会っただろう人に向けてか、嘲笑い】
全く理解できないことだ。
胸は不問だな。
基本誰でもいいというのがあるかもしれん。欲望を満たしてくれるなら!
【自分の胸に指を当て陶酔の笑み】
- 879 :朝宮暁:2010/07/14(水) 22:27:31 ID:/k2gysHgO
- >>878
「ほー、なにお前、快楽主義者ってヤツか? 面白いな」
確かに縛られてるかもなあ、なんて呟きながらセシベルの顔をまじまじと見、煙草をくわえる。
「胸は不問か。よし、これで多分変にもめねえな。しかしそんな優良物件見付かるかね?
第一に満たしたい欲望のために他の欲望を切り捨てるの重要だと思うんだが、どうよ」
- 880 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/07/14(水) 22:31:01 ID:djaytF3Y0
- 壁|゚∀゚> <快楽主義者と聞いて飛んでこないこともなかったんだからね!!勘違いしないでよね!!
- 881 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/07/14(水) 22:40:00 ID:JAzwcrcg0
- >>879
……俺に惚れたか? いいだろう、俺としては見られるのは実にカイカン。
したいなら満足行くまで満遍なく視姦するといい!
【格好としては上も下も露出の部分が多い。というか上はコートが肩に引っかかってるだけ】
【体さえ隠せば背の高い女ではないか?と思うほど艶っぽい微笑を浮かべ】
そうそれ。俺の目下検討中の命題はそれだよ。
俺は欲望だらけなのだよ、高潔なる欲望が溢れてくる!
【そういうと苦しそうに身を捩らせて】
故にだ。欲しい物を欲望のまま破壊し、壊してしまいたい物を欲して保管する。
愉悦の裏に隠れる苦悶のソレもまた楽しいのだがな!
【まとめ。変態だ】
- 882 :朝宮暁:2010/07/14(水) 22:47:54 ID:/k2gysHgO
- >>880
暁はちらりとそちらを一瞥。
「男か。パスどころか論外だな。帰れ」
しっしっ、と手を払う。
>>881
「いや俺男に興奮する趣味ねえし。キモい上にからヤメレマジで。その笑顔も言動含めて考えるとゲロい」
ばっさり言って煙草に火を点ける。女みたいな男には慣れた。
女以上に艶っぽい、最近性別が自在になった知り合いによって。
「いやー高潔ではないんじゃね? まあ、確かに難しいよな。あれがしたいこれがしたい。
……後半どういうことだかさっぱりわかんねえや」
- 883 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/07/14(水) 22:53:23 ID:JAzwcrcg0
- >>880
ツンデレ……!! これが、噂に聞く……!
【ロクでもない噂】
>>882
ンフフフフフ、つれなくされるのも悪くない。
【格好は治したものの全然懲りない様子】
そういうことだよ。
女……女か……
日常的に女の多い場所を知っているかな?
【大きく首を傾げる。ベキッて鳴った】
- 884 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/07/14(水) 22:53:43 ID:djaytF3Y0
- >>882
壁|゚∀゚> <こ れ は ひ ど い
ぬるりという効果音が似合いそうな動きで壁の後ろから現れ、
「酷いわ暁君!俺の体が目的だったのね……!!」
くねくねしながら後ずさった。
きもい。
- 885 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/07/14(水) 22:54:17 ID:djaytF3Y0
- >>883
「イイエワタシツンデレジャナイネー、モットベツノナニカデスネー」
何故か片言。
「というか何処の噂だよそれ?!」
- 886 :朝宮暁:2010/07/14(水) 23:02:30 ID:/k2gysHgO
- >>883
「ぷふっ、お前笑い声もきめえな」
暁は思わず紫煙を吐き出す。噎せるか噎せないかの境目辺りになった喉で、げふんと咳を一つ。
「そのまんまか。……ま、楽しく生きるのは難しいってこったな。
……女の多い場所……中心街にでも行ってみっか? ちょっと探せば暇してるようなの見付かんべ」
>>884
「け、釣った魚は捌いて刺身だ。美味しいとこだけ頂いたら後はお台所の三角コーナー行きだぜ」
ゲヘへと下品に笑い、くねくねカノンを見る。
「……その動きキモいからヤメレ。あ、お前もナンパするか?」
- 887 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/07/14(水) 23:08:18 ID:JAzwcrcg0
- >>885
フ、フ。それは言えん。あえて言えば俺に内在する何かの影響かな?
【かなり歪曲してるけど要は中の人です】
【カノンの言う事にふっと口角を釣り上げ】
ほほう、やはりこの男はそのような……
【真に受けたような演技。口を押さえて若干後ずさる】
>>886
クッ……失礼な! せいぜい格好イイとか麗しいとか言え!
【歯をギリギリ磨り潰して】
君は男探しになるのかな? フ、フ、フ!
【上記参照の意地悪い笑い。鼻息を三度ほど吹いた】
- 888 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/07/14(水) 23:11:24 ID:djaytF3Y0
- >>886
「やだもう暁君……マジ外道ですね食うぞ!食えないけど」
やれやれ、とでも言いたげに肩をすくめて、
「ナンパしても俺意味なくね?
つーかそもそも、ナンパした後どーすんのよ」
>>887
「内在する混沌なら仕方ないな」
多分。
「ククク…俺に恐れをなしたのか?それはそれで楽しいものだな……!!」
こちらもどこぞの悪役のような演技。
悪役と言っても一昔前的な感じだが。
- 889 :朝宮暁:2010/07/14(水) 23:19:31 ID:/k2gysHgO
- >>887
「誰が言うかっつの。だがまあ、そうだな……口と鼻を押さえて一時間くらい息を止めてりゃ格好良くなると思うぞ」
クックッと楽しげに笑って紫煙を吸い込む。
「おーうそうだな。精々巨乳で生まれた時からブツがついていない男でも探す事にするぜ。
そういうお前も理想の女探してマラソン頑張れよ」
柳に風と受け流し、楽しげな笑みを薄く浮かべたまま紫煙を吐き出す。
>>888
「そのセリフは女の時に別の意味で言って欲しいね」
けけ、と笑って肩を竦める。
「まあとりあえず喋りながら飯でも? 相手と気が合ったらパーティ解散、それぞれ好きなようにって感じかね」
- 890 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/07/14(水) 23:26:40 ID:JAzwcrcg0
- >>888
ああ。仕方ないな。
【うんうん頷いて】
この俺が恐れるワケなかろうがこのおたんこナース。
武者震いと言う奴だ。
【受け取り手無しの言葉のスーパーボールが跳ね回ります】
>>889
。
【ぱっと鼻を摘まんで口を押さえる】
【……】
〜〜〜〜! 〜〜〜〜っ!!
【数分も経たずに苦しそうに喉の奥で唸り始める】
【綺麗な緑の瞳が涙で歪む】
- 891 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/07/14(水) 23:29:18 ID:djaytF3Y0
- >>889
「ああそれ無理ね、性的な機能はしたらば的にもついてません」
ざっくり。
いい音がしそうな勢いで切り捨てて、
「喋りながら飯っつっても……」
首を傾げる。
「……俺、普通の飯食えねえぞ」
障害は多そうです。
>>890
「あっれ?!あっれ!?お前俺と会話のキャッチボールする気皆無じゃね?!まさに外道……!」
口元に手を当てて後ずさり、
「でも武者震いだったらつまりそれは俺が強い感じでFAじゃね」
- 892 :朝宮暁:2010/07/14(水) 23:34:33 ID:/k2gysHgO
- >>890
「おーう頑張れ頑張れ。段々美しく涼しげかつ煌びやかであり輝かしくしかも妖しく艶やかになってきたぞー」
付き合い良いな、なんて思いながら笑って言葉を紡ぎ、紫煙を吐き出す。
「おや気のせいか体臭まで香しく芳しく馥郁たる感じになってかたようなー?」
>>891
「…………」
ぽん、とカノンの肩を叩く。
「さらばだカノンくん。君にナンパは無理だ。……あ、カラオケも有りか?
ちょっと待て帰らなくても良いぞ」
- 893 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/07/14(水) 23:41:18 ID:JAzwcrcg0
- >>892
【おだてられて少しばかり回復したが……】
ッぶはァーッ!
はぁっ……はぁ……つい……呼吸欲が……はぁ……
【青ざめた表情で肩を上下させ、大きな涙を一粒零す】
【零れる瞬間、まるで目の緑色を引きずるように水滴全体が緑に滲んで】
【水滴はカチン、と地面にぶつかる】
>>891
な……ならば何といえばいいのかな!?
【息止めで蒼白な顔を無理やり笑顔に形作って胸を張る】
う゛っ!
へはー、はぁー……はぁー……
【でもまたすぐ前かがみになって深呼吸を続ける】
- 894 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/07/14(水) 23:44:51 ID:djaytF3Y0
- >>892
「いやそもそもナンパ参加するって言ってねーよ!」
裏手…ではなく肘でツッコミを入れて、
「しかもさらばって言っておきながら帰らなくてもいいとかお前矛盾してね?!
流石の俺も戦慄しますよ…!!」
>>893
「そーだな」
しばし考える。
「――――――俺様最強とか」
考えてそれかと言ってはいけない。
多分アホなだけだ。
「……にしても苦しそうだなー、お前さくっと騙されてね?」
呆れの色を表情に浮かべつつ手で扇いでみた。
- 895 :朝宮暁:2010/07/14(水) 23:50:16 ID:/k2gysHgO
- >>893
「うわ今のお前めっちゃ不細工だぞ! この方法は失敗すると暫く不細工になる上に体臭もカンガルーの袋の中みたいになるんだ!
……ん?」
落ちた何かに目をやり、手に取ってみる。
「……なんだこりゃ、……石、にしては、綺麗なような、……おいまさか」
>>894
「まあまあ待て待て。お前の歌をより多くの人に聞かせてやるチャンスだぞ」
こちらも負けじと肘で肩をうりうり。
「一つここは良い雰囲気になるような歌をだな……」
- 896 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/07/14(水) 23:58:59 ID:JAzwcrcg0
- >>894
おっ……
【呼吸を整えてから、もつように思いっきり息を吸い】
俺様最強!
【そう言いながら親指で自分の顔をビシッ!と指差す】
【どう見てもカノンじゃなくて自分の自慢になってます】
……フッ……いいさ、例えきっかけが扇動だろうと……最早コレは俺の欲望。
本望、だ。
【そこまで言い終えて、また荒い息を吐き出す】
>>895
……じ……時間を置いて再チャレンジだな……。
【ぜーはーぜーはー、ソレに合わせて肩を上下させ】
どうした? 何か…… …!
【自分の目から落ちた涙――『エメラルド』と言われるそれ――を見るや、乱暴な息遣いがピタリとやむ】
【ぎこちなく目を逸らし、頬をひくひくさせながら】
あ、あー。随分綺麗な石を拾ったものだなぁー。
【誤魔化す】
- 897 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/07/15(木) 00:03:29 ID:djaytF3Y0
- >>895
「俺をアロマか何かと勘違いしてるんじゃねえかなお前と今気づいたんだけどその辺こう、どうよ?」
うりうりされた。
だからうりうりし返して、
「歌なんざ、俺が歌ってりゃ誰かが聞いてるからそれでいーんだよ」
堂々ー。
>>896
「あたいってば最強なんですね分かります」
違うと思う。
というか教えたのお前だろ。
「……にしてもお前、快楽主義というか欲望主義だよなあ……。発言的に考えて…」
- 898 :朝宮暁:2010/07/15(木) 00:07:22 ID:/k2gysHgO
- >>896
「…………」
異能か、或いは体質か。暁は即座に考えたが、それはすぐさま停止した。
「ヤッベ! 超ツイてるぜ! 悪いがナンパはまた今度な! 俺これ換金してくる!」
はしゃいで見せ、背中に翼を展開。……換金するつもりというのは本当だ。
>>897
「どっちかっちーとBGM担当だな」
焔の翼を展開した暁はふわりと浮き上がると、今度はカノンの頬をうりうり。
「ま、それは後だ。俺はエメラルドを換金してくる。……って訳で、じゃあな」
ヒャッハー! エメラルドだー!
そんな雄叫びを挙げ、暁は夜空に羽搏いた。
//ありがとうございました。これにて落ちますー!
- 899 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/07/15(木) 00:17:41 ID:JAzwcrcg0
- >>898
……誤魔化せたか?
【どうにも不安は拭えない。そもそも落ちたって時点で疑わしいのだから】
まぁ……いいか。
【性質上くよくよしているのは『気分よくない』ので、切り捨ててまた普段どおりの笑顔に戻るが】
【それでもどこか取り繕った笑顔のまま、飛び去る暁を見送った】
>>897
まさにその通り。
俺はな、欲望を尊重しているのだよ、青年。
【目を細めて犬歯を剥く】
生物の進化は全て『欲望』から生まれる。
魚は陸に上がり、獣は海に潜り、獅子は牙をより鋭く、鳥はより魅力ある歌声を得、
草を食む豚は木に届くほど首が伸び、愚かな猿は知恵を得た。
全て欲するが故に得たのだ。だから俺は『欲に生きる』。
【褪せない目の輝きも、彼の内に欲望が滾るからか】
- 900 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/07/15(木) 00:21:39 ID:djaytF3Y0
- >>898
「うっわ物扱い…!暁君外道すぐる・・…・!!」
……こやつ掲示板に諸々あることないこと書き込んでやろうか…!!
そんな事を考えたが実行が面倒なので止めておく。
「世紀末的な叫びはほどほどになー」
>>899
「あ、そ」
ふうん。
「俺とちょっと似てるけど違うなあ。
だって俺、楽しいことのためにーくらいしか欲望働かないもん」
人の三大欲求すらない身だ。
精神的快楽を追求するくらいしかない。
「ま、そんなわけで俺は止めないデスネー。――俺の欲とぶつからない限りはな」
にんまり笑って。
言った。
- 901 :セシベル・S・コープス ◆JBbLACK.JY:2010/07/15(木) 00:30:44 ID:JAzwcrcg0
- >>900
フッフ、そうだな。
願わくばぶつかりたくは無い……とも言えるし逆にむしろぶつかりたいとも言える。
だが今のところは『ぶつかり合いたくない気分』、としておこう!
【両手をパン!と叩いて】
さて、俺も行くか……今の俺は『散歩をしたい気分』。
ではまた会おう!
【そういって踵を返し、いそいそと去っていった】
- 902 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/07/15(木) 00:35:10 ID:djaytF3Y0
- >>901
「欲望主義の上に気分屋か。嫌いじゃないねえそういうの」
にまりとした笑顔のまま、片手をひらりと上げて、
「散歩してらっしゃい欲望の使徒。……迷わないようにな」
と言い、あげた手を振って気付く。
……いや、むしろ迷いたいなー!とか思っちゃったりするのか?
やべえ人間って難しい…!と妙な感慨を抱きつつ光翼を展開。
空へ舞い上がり、ふらふらと都市上空をうろつくことにした。
- 903 :黒沢小百合:2010/07/15(木) 20:42:56 ID:SSMHlh/20
- 【AGカフェ】
「……ふぅ。」
今日も今日とて店主不在のAGカフェ。
すっかり慣れっこになった小百合は適当にくつろぎつつ
スタンドによって具現化した人物に店番をさせるのであった。
- 904 :東西南北良方:2010/07/15(木) 20:47:41 ID:7gFzKdaU0
- >>903
カフェのドアが開き店内に男が入って来る。
紫のドレッドヘアにアロハシャツ、グラサンというチンピラの見本的な格好だ。
右頬には大きな絆創膏が貼られている。
「何か食いたい」
席に座り開口一番そう口にした。
- 905 :黒沢小百合:2010/07/15(木) 20:53:46 ID:SSMHlh/20
- >>904
「ご注文は?」
カウンターの奥から店主と思われる男(実際は小百合が具現化したもの)が
良方の注文を取りにきた。
店内には店主を除くと良方と小百合しか
いないため、料理を頼めばすぐに出てくるだろう。
- 906 :東西南北良方:2010/07/15(木) 20:55:45 ID:7gFzKdaU0
- >>905
「んー、どうしよ……適当にサンドイッチで」
注文をする。
虚空からシガリロを取り出し火を着け一服している。
「はぁ……」
なにやらため息などを付いている。
- 907 :黒沢小百合:2010/07/15(木) 21:03:02 ID:SSMHlh/20
- >>906
「わかりました、少々お待ちください。」
カウンターの向こうで手際よく
サンドイッチを作っていく店主。
店内には聞き覚えのある古いジャズが流れ
外と比べてゆっくりと時間が過ぎていく。
「お待ちどうさま、サンドイッチをどうぞ。」
ことり、と音を立てて良方の前に皿に盛られたサンドイッチがおかれた。
- 908 :東西南北良方:2010/07/15(木) 21:04:16 ID:7gFzKdaU0
- >>907
「お、サンキュ」
一旦シガリロを持参の灰皿に置く。
サンドイッチをもきゅもきゅ食べている。
//店長の見た目ってクロスですか?
- 909 :黒沢小百合:2010/07/15(木) 21:13:58 ID:SSMHlh/20
- >>908
「また何かありましたらお言い付けください。
少し奥へ言ってまいりますので。」
在庫を整理するためか、店の奥へと消えていく店主。
店内には1組の男女だけが残された。
// ちがうよー普通の人
- 910 :東西南北良方:2010/07/15(木) 21:16:52 ID:7gFzKdaU0
- >>909
奥に行く店主に軽く会釈をしてサンドイッチを食べ終える。
そして、灰皿の上のシガリロを咥え食後の一腹をしつつ、店内の少女に話しかける。
「そういや、今日はクロス居ないんだな店員さん」
「ま、特に用事もないんだけど」
//了解でーすー
- 911 :黒沢小百合:2010/07/15(木) 21:22:58 ID:SSMHlh/20
- >>910
「あの人は大抵いませんよ。」
店内にいるもう一人の客、
上等な女性用スーツに身を包んだ黒髪の女性は
この店の常連なのか、特に感慨も無く良方の問いに答えた。
「後、私は店員では……
あぁ、まぁ今は店員というカテゴリーに入るかもしれませんね。
一応、店番をしているわけですから。」
この女性、黒沢小百合は先ほどからコーヒー飲みながら
雑誌を眺めているだけで店番をしているように見えないが……。
- 912 :東西南北良方:2010/07/15(木) 21:26:12 ID:7gFzKdaU0
- >>911
「あ、そうなのか。この前いたからいつもいるかと思ってたんだがな」
「丁度、いい酒ゲットしたから持ってきたのに」
酒をどこからか取り出す。
「飲む? ひとりで飲むのもつまらんし」
酒瓶を女に向かって振る。
- 913 :黒沢小百合:2010/07/15(木) 21:34:40 ID:SSMHlh/20
- >>912
「すいませんね、贈り物は受け取らない主義なので。
せっかくのご好意ですが遠慮させていただきましょう。」
女性は、申し訳なさそうに笑みを浮かべた。
「お酒自体は大好きなのですがね。」
- 914 :東西南北良方:2010/07/15(木) 21:38:02 ID:7gFzKdaU0
- >>913
「そうかい」
と、特に気にしたこともない様子だ。
どこからか氷の入ったコップを取り出し、酒を注ぐ。
酒は透明で、おそらく日本酒だろう。
コップをクィッと傾け酒を呑む。
「うめー」
幸せそうな表情である。
- 915 :黒沢小百合:2010/07/15(木) 21:46:39 ID:SSMHlh/20
- >>914
「私は銘柄などには詳しくありませんが中々良い香りですね。
この私にも良い、と感じられるのですから相当良いお酒なのでしょう。」
小百合は、コーヒーがなくなったと見るや
勝手にカウンターの奥へ入り自分でコーヒーを淹れて。
「日本酒というのは後から酔いが来ると聞きますから飲み過ぎないように。」
- 916 :東西南北良方:2010/07/15(木) 21:49:15 ID:7gFzKdaU0
- >>915
「はは、偶然ぶらっと酒屋入ったら置いてあってな、試しに飲んだら旨かったんだ」
笑いながら酒を呑む。
「大丈夫、飲んでも酔えない体質だからな」
- 917 :黒沢小百合:2010/07/15(木) 21:58:04 ID:SSMHlh/20
- >>916
「酔えない。なるほど、相当な酒豪のようで。
古来より豪傑といえば酒に関するエピソードが多いものですし
あなたはある程度強い力をお持ちなのでは?」
先ほど、良方が何もない空間からシガリロを
取り出しているのを小百合は見ていた。
見た目はチンピラのようだが魔術を収めている、
もしくは何らかの異能持ちだと考えて。
- 918 :東西南北良方:2010/07/15(木) 22:02:16 ID:7gFzKdaU0
- >>917
「酒豪とも言うか」
なぜか感心して頭をこくこくしている。
力について聞かれ、答えた。
「ま、能力自体はたいしたもんじゃねぇよ」
「簡単にいうと4次元ポケットだな」
いい終わった次の瞬間にはテーブルの上に大量の酒と葉巻が乗っかっていた。
「武器の保存とか、色々便利だぜ」
ま、もう一つあるが……と小さく後に続けるが、注意しないと聞こえないだろう。
- 919 :黒沢小百合:2010/07/15(木) 22:12:44 ID:SSMHlh/20
- >>918
「ふむ、所謂空間系能力の類ですか。
中々、良いものをお持ちですね。」
空間能力は炎を操ったり何かを召還したりといった
派手さはないが汎用性に優れる強力な能力だ。
「こう見えても、私も能力持ちでしてね。
中々、能力の取り扱いには難儀していますよ。」
- 920 :東西南北良方:2010/07/15(木) 22:15:00 ID:7gFzKdaU0
- >>919
「日常生活でも使える便利能力だぜ?」
テーブルの上の酒と葉巻を消す。
「へぇ、どんな能力持ってんだ? 気になる」
身を乗り出し、聞く。
- 921 :黒沢小百合:2010/07/15(木) 22:29:49 ID:SSMHlh/20
- >>920
「気になるも何も、既に貴方は私の能力を体験しているのですよ。
ほら、妙だと思いませんか?私は店主は殆どいないと言ったにもかかわらず
ちゃんと店主らしき男がいて普通に接客をした。」
ふふ、と良方をからかうように笑って。
「そこの新聞を見てください。
もしかしたら私の能力の正体が分かるかもしれません。」
カウンターの上に置かれた新聞。
開かれたページの端の『異能都市人気店紀行』と書かれた小さな見出しの下に
先ほどの男と同じ顔の人物の写真が載っているのを良方は見つけられるだろうか。
- 922 :東西南北良方:2010/07/15(木) 22:32:54 ID:7gFzKdaU0
- >>921
「んー?」
新聞を見て、首を傾げる。
能力について考えているようだ。
「……んむ、予想するに、だ。」
「人を操る能力か、使い魔とかそういうのを作って自在に操る系統と見た」
ニヤリと笑い得意げに言う。
外れてた場合、とても恥ずかしいだろう。
- 923 :黒沢小百合:2010/07/15(木) 22:42:57 ID:SSMHlh/20
- >>922
「良いところを突いていますがなんとも惜しい。
私の能力は――」
その新聞を手に取る小百合。
次の瞬間、彼女の周りの空間が一瞬ぐにゃりと歪んだような、
もやがかかったような、何とも形容しがたい状態となったように見えたが……。
次の瞬間、その場所には数人の人物が立っていた。
どれも、その新聞に写真が載っていたスポーツ選手や芸能人、政治家。
「『書物の内容を具現化し自由自在に操る』。
これが私のテオヤオムクイの暗示のスタンド、『ブラックレーベル・ソサイアティ』。」
- 924 :東西南北良方:2010/07/15(木) 22:47:07 ID:7gFzKdaU0
- >>923
「おもしれぇな……」
目の前に現れた人物を見て言う。
「つか、外したくやしい」
シガリロの煙を吐き出しながら言う。
「じゃ、お返しに俺もなんか面白いのを………と思ったが種なし手品ぐらいしか出来ないな」
手から鳩を出しながら言う。
その直後、頬の絆創膏に血が滲み、痛みが走る。
一瞬顔を歪めるが、すぐ元の表情に戻る。
「ッ……」
- 925 :黒沢小百合:2010/07/15(木) 22:57:58 ID:SSMHlh/20
- >>924
「おや、何かお怪我でも?
確かこの店には絆創膏くらいならあったと思いますが
探して取ってきましょうか?」
顔を歪ませる良方を見て、どこに
絆創膏があったかと思いをめぐらせる小百合。
「今貴方に必要なものは私には出せませんが、
それを探して持ってくる事ぐらいはできますよ。」
- 926 :名も無き異能都市住民:2010/07/15(木) 22:59:25 ID:PBnIervYO
- がさ、がさがさ、地を這う音が、店の奥から聞こえてくる。
- 927 :東西南北良方:2010/07/15(木) 23:04:15 ID:7gFzKdaU0
- >>925
「ケガっつーかなぁ……とりあえず絆創膏頼むわ」
頬を抑えながら言う。
「必要なもの、ね。アレが手に入りゃ、痛みともおさらばなんだが……」
ぼそっと呟いている。
>>926
店の奥の音に反応する。
「なんだ、虫でも出てんの?」
- 928 :黒沢小百合:2010/07/15(木) 23:14:05 ID:SSMHlh/20
- >>926
「む、この季節は虫が増えていけませんね。
なまじクロスさんは留守がちですから黒瑪瑙さんの苦労が
目に浮かぶようですよ……。」
この音、飲食店と繰れば恐らくアレだろう……。
>>927
『はい、どうぞ。』
店の奥から先ほどの店主、
もといスタンドで具現化した人物が現れ絆創膏を箱で置いていった。
「アレ……?ふむ、霊薬だとか
エリクサーだとかそういった類のものですか?」
今までに呪いで受けた消えない傷や魔術的な呪いを受け
苦しむ人物を何人か見てきた。小百合は魔術に詳しくはないが
男の口ぶりからそういった物なのだろうという事は理解できた。
- 929 :東西南北良方:2010/07/15(木) 23:18:28 ID:7gFzKdaU0
- >>928
絆創膏を剥がすと0と刻まれた傷がある。
どう考えても自然に付いた傷ではなく人工的に付けられた傷だろう。
「霊薬とか効かねぇんだよなコレ」
「組織に戻りゃ薬貰えるんだろうが……」
嘆息する。
「ぜってぇ戻りたくねぇしな」
ハンカチで地を拭き取り絆創膏を貼る。
- 930 :ホイ/ナイトキャップ装備:2010/07/15(木) 23:19:14 ID:PBnIervYO
- >>927>>928
ガタ、ガタタッ、物にぶつかる音が、近付いて、店の奥から顔を出す……
「……ん、きゃくか」
ところがどっこいGじゃありません……!ホイです……!
実際飲食店的にはアウアウな下半身であるのに違いは無いが
「だれだ?ホイはおまえをしらない」
首を傾げながら小百合が出したマスターに訪ねる
- 931 :東西南北良方:2010/07/15(木) 23:22:28 ID:7gFzKdaU0
- >>930
「お、久しぶり。酒飲む?」
酒の瓶を見せる。
- 932 :黒沢小百合:2010/07/15(木) 23:29:53 ID:SSMHlh/20
- >>929
「ふむ、組織とは……?
そのような傷をつけるあたり大体の想像はつきますが。」
残念な事に異能や科学力を用いて密かに
違法行為に手を染める集団があるのも事実。
そういったものの一つだろうと考えて。
>>930
「おや、あなたは闘祭の……。」
小百合は幾度か、ホイを見かけたことがあり
クロスの友人である事も知っていたが今まで話す事は無かった。
本当に下半身はムカデなのだな、と物珍しそうに。
「あぁ、それは私の能力で具現化した人物ですよ。
クロスさんがいないので店番してもらっていたのです。」
- 933 :東西南北良方:2010/07/15(木) 23:33:43 ID:7gFzKdaU0
- >>932
「ま、簡単にいうと人工能力者の部隊で邪気眼使いの殲滅をしてたんだ」
「最初の能力者だから0な」
頬の絆創膏をさすりながら言う。
「この刻印で縛られてるんだが、この前まで力と一緒に封印してたんだよ」
「力戻したと同時に、傷も戻ってな」
溜息をつく。
「あ、誤解すんなよ?実際邪気眼使いに敵対心とか無いから俺」
- 934 :ホイ/ナイトキャップ装備:2010/07/15(木) 23:36:27 ID:PBnIervYO
- >>931
「いい、みずがあるー。」
冷蔵庫を開けると「ホイさん/夜食用」とかかれた紙が貼り付けてあるお冷やを取り出す。
「……ヨモヒリョだ」
ビシィと良方を指差して見るが微妙に違う
>>932
しばらく頭上に疑問符を浮かべていたが、思い出したらしく頷く。
「ああ、そうか。でもホイは、コイツをあのときみてないぞ」
多分見落としたんだろうと勝手に納得はしているが
「……?」
視線が気になったのかフイフイと尾部を振ってみる
- 935 :東西南北良方:2010/07/15(木) 23:37:31 ID:7gFzKdaU0
- >>934
「そうか」
と言いながら酒を煽る。
「ヨモヒリョって誰だよ東西南北だ」
一応訂正
- 936 :黒沢小百合:2010/07/15(木) 23:49:50 ID:SSMHlh/20
- >>933
「ふむ、なるほど……。」
(邪気眼使い殲滅、か……。)
小百合は何か思う事があったようで
考え込むようなしぐさを見せたが。
「ああ、その点は心配しなくてもいいです。
私も貴方が過去に何をしていたかは気にしていません。
もし、敵対したとしても殲滅するだけですから。」
>>934
「おおぅ……」
虫独特のぐにぐにとした尾部の動き。
流石の小百合も少したじろいでしまった。
「ええっと、貴方はクロスさんの友人なのですよね。
普段も、この店に住んでいたのですか?」
天井裏にでも潜んでいたのだろうかと考えて。
- 937 :東西南北良方:2010/07/16(金) 00:00:12 ID:7gFzKdaU0
- >>936
「そか、気にしないでくれるなら有り難い」
「喧嘩は嫌いな主義だから勘弁してくれ」
苦笑する。
「実際、薬手に入れないと多分マズイんだよなぁ……」
「支部襲撃してくるか……」
さりげなく物騒なことを呟いている。
- 938 :ホイ:2010/07/16(金) 00:00:16 ID:PBnIervYO
- >>935
とぷとぷとぷ
ごっくごっくごっくごっく
「ぷぁ」
とぷとぷとぷ
ごっくごっくごっくごっく
「ぷぁ」
以下略
「よもひょ……もひぃお……よもだな」
よもらしい
>>936
「ぐねぐね。イヤ?」
「うん。ホイはペットだからな。こことか、ちかくのカワにいる」
鈍く首輪が光る。迷子になっても住所と連絡先が書いてあって便利です
- 939 :東西南北良方:2010/07/16(金) 00:00:53 ID:7gFzKdaU0
- >>938
「もういいよ、よもで……」
訂正を諦めつつ酒を呑む。
- 940 :黒沢小百合:2010/07/16(金) 00:10:44 ID:SSMHlh/20
- >>937
「成分分布表さえ解析できれば、
ある程度進行を抑えるもの程度なら作れそうですが
実際、それがない限りどうにもなりませんね。」
興味深そうにその傷を見つめて。
何かを考えているようだがその思惑は窺い知れない。
「さて、私はそろそろ家に戻ります。
今日は中々、楽しい時間をすごせましたよ。」
>>938
「い、いえ少しびっくりしただけで……」
そうは言うもののやはり虫は少し苦手なようで。
「ええと、そろそろ私は帰りますね……
ちょっと気分が悪くて。」
小百合は逃げ帰るようにそそくさとここから出て行った。
- 941 :ホイ/おちるんです:2010/07/16(金) 00:18:19 ID:PBnIervYO
- >>939
「よもだな。よも、よも。」
よもよもよもよもとよの字がゲシュタルト崩壊起こしはじめた。
特に意味はない。呼んでみただけである
>>940
「むぅ。でもこれは、ホイのあいでんてぃてぃ」
何となく言ってみたかっただけで別段アイデンティティであるわけではない。
夜食も食べ終え(飲み終え?)一息ついたので、ホイもまた奥に戻っていくようだった。
//夜勤の休憩おわりー!朝の8時まで突っ走るよー!
- 942 :東西南北良方:2010/07/16(金) 00:19:59 ID:7gFzKdaU0
- >>940
「何とかするさ、しないといけないしな」
笑いながらコップに残る酒をすべて飲み干す。
次の瞬間にはコップも酒瓶も消え失せ、手にはサンドイッチの代金が握られている。
「お代はカウンターにでも置いとくか」
カウンターに代金を載せておく。
>>941
「よもよもよもよも……」
なぜかつられて呟く。
「よも゛ッ!!」
舌を噛んだ。
「いてーッ!! 帰る!!」
ホイに手を軽く振りながら良方も店を後にする。
- 943 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/16(金) 20:20:29 ID:9qS3TsAM0
- 「……暑い」
夏である。
夏の夜である。
つまり、熱帯夜である。
異能都市、公園。
街灯に照らされ、黒いロングコートの大男が立っていた。
(いやいや、これは本当に暑い……! コート脱ぐか?
しかしこのコートは俺の唯一の『個性』……!!)
ぬおあー、と頭を抱える。
- 944 :エミリオ:2010/07/16(金) 20:29:12 ID:EuWlsNbc0
- >>943
長袖Yシャツに制服ズボンの少年が、公園へ歩いてきた。
夜の散歩だろうか。
「ん?……今日は何だろう?」
夜の公園に黒いロングコート=何だか分からない黒い塊。
そして、公園=毎回何かが起こる。
なんとなく警戒しつつ、その黒い塊に近づいていった。
- 945 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/16(金) 20:35:26 ID:9qS3TsAM0
- >>944
「――っだあああああああぁぁぁぁッッ!!」
と、黒い塊から声のような音が発せられた。
いや、声だが。
「暑い! こんな暑っ苦しいもん着てらんねえ!
個性とかもはやどうでもいいわ何よりも暑いッ!!」
ばさっ、と『個性(黒いコート)』が宙に舞う。
黒い塊の中身は、2m程の大男だった。
灰色のシャツに、黒っぽいズボン。
そんな服装の男は、ふと我に返り辺りを見回した。
「……あ」
そして、少年と目が合った。
合ってしまった。
- 946 :ジャン:2010/07/16(金) 20:43:36 ID:EuWlsNbc0
- >>945
「おぉっ!?」
いきなり叫んで黒い塊から人間が出てきた事に驚く。
思わず能力を使ってしまいそうになり、指先から水が滴り落ちる。
男と目が合った直後、何とか言おうとして、
「……えっと、人間ですか?」
そんな言葉が、こぼれ落ちた。
- 947 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/16(金) 20:47:33 ID:9qS3TsAM0
- >>946
「……ああ、一応は」
コートを投げ捨て、両手を上に上げた状態――つまりオラに元気を分けてくれ状態の男は言った。
「んん? 雨でも降ってたっけか?」
少年の指先、滴る水に気がつき尋ねた。
ちなみに、姿勢はそのままである。
- 948 :エミリオ:2010/07/16(金) 20:59:07 ID:EuWlsNbc0
- >>947
「……そうですか」
若干引いて距離を保ちつつ、男の様子を伺う。
「あ、いえ……これは……」
指先から染み出した水をシャツで拭き取って誤魔化し、
「つい、驚いてしまったので……気にしないでください」
- 949 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/16(金) 21:05:57 ID:9qS3TsAM0
- >>948
「気にするなと言われると――気にしたくなるのが、
人間の性っつーもんだ。まぁ聞かねえけど」
と、男は両手を下げ、少年の方へ向き直った。
「あー、そうそう。驚かせちまって悪いな」
あっはっは、と男は笑った。
「いやあ、熱にやられてつい浮かれてたわ」
浮かれてコートを脱ぎ捨てる奴があるか。
- 950 :エミリオ:2010/07/16(金) 21:13:30 ID:EuWlsNbc0
- >>949
「まぁ……別に、隠すほどの事でも無いんですけどね」
と、手先をヒラヒラさせて水気を切る。
「……とりあえず、この季節にコートはいかがなものかと思いますよ?」
正論を吐きつつ、ジト目で男を見つめる。
- 951 :川堀アミル:2010/07/16(金) 21:14:19 ID:7hcwnxwgO
- 「やあやあきみ達ww」
少女が空からゆっくりと落りてきた。
機械靴から吹き出した炎はだんだんと小さくなり、少女の高度も落ちていく。
「ボンwwwボヤージュwwww」
地面に足を着けると翠色の長い髪を靡かせ、少女は笑顔を二人に向けた。
- 952 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/16(金) 21:18:32 ID:9qS3TsAM0
- >>950
「あっはは、確かに。能力者だらけだしなここ」
笑いながら同意する。
「……っ! そ、それを言うんじゃあない。
個性だ個性キャラ付け。ほら、俺ってこれだと目立たないだろ?」
身長2mのごっつい男。
半袖のシャツから覗く右腕は、黒い炎のような模様で覆われ、
左腕には、電子回路のような模様が。
>>951
「その声はッ!」
バッ! と振り向き言う。
「よお、無限大。ちったあマシな思考回路になったか?」
天才襲来以来会って無いような会ったような。
- 953 :エミリオ:2010/07/16(金) 21:25:16 ID:EuWlsNbc0
- >>952
「…ええ、まったく……」
「………ええ、実に『目立たない』ですね、実に……」
もはやツッコむ事もしんどいかのように。
>>951
そこまで言うと、不意に空から降りてきた少女に気付く。
「えーっと……どちら様でしょう?」
と、今度は驚かずに尋ねた。
- 954 :川堀アミル:2010/07/16(金) 21:29:04 ID:7hcwnxwgO
- >>952
「アミルちゃんはアミルちゃんだよ! 無限大じゃないwww」
笑っていた少女が鋼を見るとその笑顔が消える。
「……あれ? 誰…だ?」
眉間に皺を寄せ、訝しげに鋼を見る。
>>953
「アミルちゃんはアミルちゃんだよー」
にへらと笑った顔を向ける。
「キミは誰だね?www」
その笑顔が傾く。
- 955 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/16(金) 21:32:41 ID:9qS3TsAM0
- >>953
「だぁよなあ……そうなんだよ、それが問題なんだよ……」
だー、と頭を抱える。
……むしろコートを着ていない方が目立つ。
本人は気が付いていないようだ。つまり阿呆である。
>>954
「……ん、あれ? 人違い?」
おっかしいな、と頭上に疑問符。
(いや、このうっぜえ芝の生やし方はアミルだよな……)
もしかしてからかわれてんのか、なんて思いながら首を傾げる。
- 956 :エミリオ:2010/07/16(金) 21:36:27 ID:EuWlsNbc0
- >>954
「は、はぁ……そうですか……」
なんとなく要領を得ない答えに相槌を打つ。
「これは失礼。僕はエミリオです。……そちらの方にも、まだ名乗ってませんでしたね」
と、>>955の方も見つつ名乗る。
- 957 :川堀アミル:2010/07/16(金) 21:46:09 ID:7hcwnxwgO
- >>955
「む、む……? その固そうな頭と何も詰まって無さそうな身体……」
逆だよ逆。
訝しげに鋼を見る顔を近付ける。
すると、少女の頭上で電球が灯されると口を開いた。
「コートが無い……!」
>>956
「エミリオ!」
名前を呼びつつ向き直り、
「アミルちゃんをよろしくwwww」
エミリオの手を無理やり両手で取ってそれを上下に振る。
- 958 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/16(金) 21:52:54 ID:9qS3TsAM0
- >>956
「ん。あー、そうだったな」
「俺は黒金。黒金鋼(クロガネ ハガネ)っつーんだ。
ただのしがない警備員だよ」
と、自嘲するように笑い、名乗った。
>>957
「逆だろそrいや逆でも失礼だろおい」
ノリ突っ込む。
「そうかやっぱりお前は俺をからかってたんだな? ん?」
拳骨でアミルの頭をぐりぐりぐりぐり。
しかもそれ相応のパワーで。大人気ない。
「……あ、そろそろ帰らねーとルームメイトが餓死っちまうな」
公園の時計に目をやり呟く。
「とりあえずそこの無限大は覚悟しとけよマジ覚悟しとけよ」
大事な事なので二回言い、
「そんじゃあ諸君、縁が合ったらまた会おーぜ」
はっはー、と笑い、コートを拾い上げ、そして公園を去った。
- 959 :エミリオ:2010/07/16(金) 21:59:22 ID:EuWlsNbc0
- >>957
「こ、こちらこそよろしくお願いします……」
手を上下に振られつつ、何とか返答する。
「(……何だろう、このテンション)」
と、何なしに頭の中で考えた。
>>958
「あ、はい…黒金さんですね。覚えました」
アミルのテンションに流されつつ、彼を向いて言った。
「はい、それではまたお会いしましょう」
と、去っていく彼を見送った。
- 960 :川堀アミル:2010/07/16(金) 22:04:36 ID:7hcwnxwgO
- >>958
「はっはwww」
笑って流し、拳骨
「いぎぎぎっ……アミルちゃんの頭がへこんだらどーするのさ!」
瞳に涙を浮かべ頭を押さえる。
その顔で去る鋼を見て、
「覚悟するのはお前の方だ没個性ーっ!」
そう叫んだ。
>>959
「少年、その顔は何か悩んでるな!」
ベンチへと歩いていき、そこにと座る。
「さあ、アミルちゃんに話してみなさい」
隣をとんとんと叩き、座るように促しつつ。
- 961 :エミリオ:2010/07/16(金) 22:09:37 ID:EuWlsNbc0
- >>960
「別に、悩みって程でも無いんですけれど…」
と言うが、勢いに逆らえずに何となくついていき
「そ、それじゃ失礼して」
促されるままにベンチに座るが、若干距離を置く。
気圧されているのか、それとも少女の隣に座るのが気恥ずかしいのか、定かではない。
- 962 :川堀アミル:2010/07/16(金) 22:14:37 ID:7hcwnxwgO
- >>961
「小さな事でもなんでもいー」
ニコニコした笑みは未だに継続しついて。
「悩みをどーぞwww」
手のひらを上に向けた手をエミリオの前へ。
- 963 :エミリオ:2010/07/16(金) 22:20:57 ID:EuWlsNbc0
- >>962
「(テンションの高い女の子に絡まれて超困ってます……なんて言えないなぁ。失礼すぎる……)」
悩み、何とかしてこの場を凌ごうと考える。
「そうですね、えーと……」
若干の間をおいて考え、少しして思いついたような素振りを見せる。
「強いて言えば、巻き込まれ体質で困ってます。この街に来たときからずっと……」
誤魔化し答弁ではなく、切実。切実な悩み。
- 964 :川堀アミル:2010/07/16(金) 22:32:11 ID:7hcwnxwgO
- >>963
「うーむ……」
腕を組み、悩むような表情と仕草。
暫くして手を叩くと、それと同時に表情もパッと明るくなった。
「エミリオ!」
バンとベンチに手をつき、身を乗り出して答える。
「諦めろ!」
「巻き込まれたら諦めていっそのこと楽しんでしまえwwwww」
- 965 :エミリオ:2010/07/16(金) 22:41:48 ID:EuWlsNbc0
- >>964
「あき……」
放心しかけ、寸前で持ちこたえる。
「……そうか……諦めるしかないのか………ハァ……」
左手で顔を覆い、溜め息をつく。
「いえ、まぁ……楽しいんです、楽しいには楽しいんですけど……流石にこの前みたいなのはなぁ……」
とブツブツ呟き、1000人の兵士と戦った事を思い出す。
- 966 :川堀アミル:2010/07/16(金) 22:47:53 ID:7hcwnxwgO
- >>965
「うーっ……アミルちゃんいい考えだと思ったんだけど……」
そう言えばそこにコイツもいた気がする。
「じゃぁ他には……」
首を捻る。
コイツに任せればもっと酷い案が出てきそうである。
- 967 :エミリオ:2010/07/16(金) 22:53:31 ID:EuWlsNbc0
- >>966
「……いえ、まぁプランとしては悪くないですよ?」
あまり効果がなさそうなフォローをしてみる。
そして今思い出した。
「対処方法なんて、多分ないですよ」
溜め息をつきつつ、自嘲的に笑いかける。
「どれだけ注意しても、巻き込まれる時は巻き込まれますしね……アハハハ……」
- 968 :川堀アミル:2010/07/16(金) 23:01:55 ID:7hcwnxwgO
- >>967
「うむむぅ、そっかぁー……」
だらりと肩を落とすと項垂れる。
が、直ぐに顔を上げ、時計を睨む。
「ほわぁっ! もうこんな時間かぁ! アミルちゃんもう帰るねー!」
そして勢いよく立ち上がると機械靴を操作し夜空を飛んでいった。
- 969 :エミリオ:2010/07/16(金) 23:06:12 ID:EuWlsNbc0
- >>968
「まぁ……慣れていきますので……」
苦笑いしつつそれだけ搾り出す。
「え?……あ、確かにもう遅いですね」
彼女が時計を見たので、自分も時計を確認し。
「はい、それではまた」
と言い掛けた所で、彼女が飛んでいく。
「………僕も帰ろう。疲れた、寝たい……」
そして、最後に残った少年も、とぼとぼと家路に着いた。
- 970 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/18(日) 13:28:34 ID:9qS3TsAM0
- 「……梅雨明けたなこれ」
異能都市、本日快晴。
雲一つ無い大空に、太陽がさんさんと輝いている。
もう超快晴。
「だー、くそっ。暑い……!」
個性を放棄した男――つまり黒金鋼が、公園のベンチに寝転がっていた。
- 971 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/18(日) 13:35:06 ID:oJgpmTEM0
- >>970
……アンタ、他に行くトコないの?
んまぁ僕が言えることじゃないけどさ。
【言うが早いか、若干強めにベンチの背を蹴り上げる黒服の女】
- 972 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/18(日) 13:37:23 ID:9qS3TsAM0
- >>971
「ねーよ、あったら別んトコ行ってるわ……っと」
がんっ、と蹴られたベンチの衝撃で地面に落ちる。
思い切り頭をぶつけたような気がしたがそんな事は無かったぜ。
「よう」
地面に寝転がったまま、片手を上げる。
- 973 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/18(日) 13:42:42 ID:oJgpmTEM0
- >>972
うぃーっす。
【ポケットに手を突っ込んだまま、僅かに首を傾げる】
【ベンチの背を乗り越えてそのまま座る】
何、ニート? のっとえぢゅけーしょん・えんぷろいめんとなの?
【当然、足は鋼の上に来るわけで。軽く踏みつけてニヤニヤ】
- 974 :黒金鋼/外部エージェント ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/18(日) 13:45:05 ID:9qS3TsAM0
- >>973
「えぬいーいーてぃー略してNEETじゃねえよ。
警備員だよエージェントだよ」
思い出したかのように肩書きを変更。
「つか踏むんじゃねえ2828すんじゃねえ」
ごろごろごろー、と横に転がり脱出。
砂埃を払いながら立ち上がった。
- 975 :艮 鬼門:2010/07/18(日) 13:45:49 ID:7gFzKdaU0
- 学ランを着た黒縁メガネの優等生然の青年が公園を歩いている。
手にはコンビニで買ったであろう雑誌があり、歩きながらそれを読んでいる。
足元への意識が行っていないため足元に何かあれば転んでしまうだろう。
「……ククッ」
面白いところがあったのか押し殺し気味の笑い声を上げた、と同時に。
どしゃ、と顔面から地面へダイブ。
そしてメガネは>>973の元へ飛んでいった。
- 976 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/18(日) 13:52:08 ID:oJgpmTEM0
- >>974
へー。
また面倒くさそうな仕事ねー。
【ひょいと足を上げてぼやき】
あ。こないだの地図ってソレ? 警備場所とか。
>>975
おっと。
【飛んできたメガネを反射的にキャッチ、そして着用】
おおう……! 度があるメガネは嫌いだぜ……
【目と首をぐるんぐるん回す】
- 977 :艮 鬼門:2010/07/18(日) 13:54:03 ID:7gFzKdaU0
- >>976
むくっ、と立ち上がり辺りをキョロキョロ見回す。
「メガネどこよ」
ぼんやりとした視界の中で人を見つけ、そっちに向かって歩き話しかける。
「俺のメガネ知らない?」
かなり無愛想である。
- 978 :黒金鋼/外部エージェント ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/18(日) 13:56:19 ID:9qS3TsAM0
- >>975,977
「……そこの黒いのがうまい具合にキャッチして着用してんぞ」
と、とりあえず言ってみた。
>>976
「まぁ実質、都市警備部門と仕事は変わらねえんだとさ」
あっはは、と笑い、続ける。
「あー、あれは実は関係無い。こないだも言ったように趣味のあれだ趣味の」
あれって何だ。
- 979 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/18(日) 14:03:33 ID:oJgpmTEM0
- >>977
イッヤー知らないわー。
それより僕の視力知らない? 急にどっかいっちゃってさーだっはー目が回るー。
【目が渦巻いてます】
>>978
やっぱストーカーか!
それとも暗殺かァー!?
警備員がそんなことしてもいいと思ってんのか悔い改めろー!
【鋼を指さして吠え始める】
- 980 :艮 鬼門:2010/07/18(日) 14:03:38 ID:7gFzKdaU0
- >>978
「そうか、ありがとう」
と返す。
手にある本は転んだ時の勢いで破れてしまっている。
「勿体無い……後で不良でも狩りに行くか……」
物騒な言葉をぼそっと呟いている。
- 981 :艮 鬼門:2010/07/18(日) 14:04:41 ID:7gFzKdaU0
- >>979
「さっき、あそこの人がお前が持ってるって言ってた、よこせ」
顔面をアイアンクローし、メガネをとろうとする。
- 982 :黒金鋼/外部エージェント ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/18(日) 14:07:57 ID:9qS3TsAM0
- >>979
「ストーカーってお前俺がそんな純情ちゃんに見えんのか?」
ストーカー=純情……?
「暗殺、暗殺。暗殺ねえ」
腕を組み、うーんと唸る。
「そんな物騒な事はしないし出来ねえよ。
知り合いの研究所潰して回ってるだけだ」
>>980
「不良狩り……」
はー物騒だねぃなんて呟き、黒金は考える。
(……セーフ!)
外部エージェントのOK出ました。独断だけど。
- 983 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/18(日) 14:09:16 ID:oJgpmTEM0
- >>981
ちょーまっ軽いジョークだってジョーぐえへっ
【がっちり掴まれて悶絶、慌ててメガネを外し】
ほいっ、返す。だからもうやめぇぇぇぇぇ……
>>982
むしろムッツリ? 影からハァハァ?
【かなり失礼】
研究所……知り合いなのに? いいの?
- 984 :艮 鬼門:2010/07/18(日) 14:11:24 ID:7gFzKdaU0
- >>982
虎姫からメガネを取り返すのに必死のようだ。
>>983
取り返したメガネを着ける。
「悪かったな、だがすぐに返さないお前も悪い」
コンビニの袋から凹んだ缶コーヒーを取り出し飲み始める。
「ふぅ……」
- 985 :黒金鋼/外部エージェント ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/18(日) 14:14:32 ID:9qS3TsAM0
- >>983
「お前多分親しき仲にも礼儀ありって言葉聞いたこと無いだろ」
こっちも言えたことじゃあないが。
「放っておいたらまた妙な“モノ”――いや、妙な“者”作っちまうんだよ。アイツは」
多少の苛立ちと、諦観の念。
>>984
(酒呑屋ざまあ)
と脳内で呟いた。
「しかしまあ、ああも躊躇わずにアイアンクロー出来る奴は初めてみたぞ」
- 986 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/18(日) 14:18:12 ID:oJgpmTEM0
- >>984
ウッワひでぇ!
返したんだからそこんとこ褒めてくれてもいいじゃん!
【理不尽に怒りだした】
>>985
妙な『者』?
生体研究所とかそういうのはマジ勘弁だぜ……。
【口を横に開いて嫌そうな顔をする】
その友達にさ、言えばいいじゃん。マジやめろーって。
- 987 :艮 鬼門:2010/07/18(日) 14:19:29 ID:7gFzKdaU0
- >>985
「俺は何事も躊躇わないから」
缶コーヒーを飲みながら言う。
鬼門の場合は躊躇わないのが基本的に他人に迷惑を掛けることなのだが。
>>986
「……普通に返せばいいんじゃないか」
缶コーヒーを飲み干し2本目を取り出す。
「俺ならそのまま質屋に売りに行くけどな」
- 988 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/18(日) 14:24:42 ID:9qS3TsAM0
- >>986
「人工生命――しかも人型とか前に作っててな、そいつ。
もうやらないとか言っちゃあいるんだが、どうも信用できなくてなぁ」
そして研究所を潰す作業だ、と苦笑する。
「友達て……勘弁してくれ、ありゃあくまで知り合いだ」
友達はねーな、と小さく、もう一度呟いた。
「それに、言ったところで『知的好奇心が私を突き動かす』とか言い訳すんだろ、多分」
>>987
「流石にアイアンクローは躊躇った方g……
……酒呑屋だしいいか」
それで良いのかエージェント。
- 989 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/18(日) 14:28:50 ID:oJgpmTEM0
- >>987
【頬に手を当て、暫く黙りこくる。そして】
なーんかアンタ枯れてるわねぇ……楽しいこととかないの?
【若干咎めるような口調で呟いた】
>>988
……ちょーっと気になるわねぇ…。
【頬に手を当てたまま眉間に皺を寄せる】
っていうか知り合いも気付くんじゃないの? さすがに何度も潰されちゃさ。
そしてアンタら僕を何だと思ってんだよ……。
まだ微妙に痛いんだぞーこめかみとかー!
【不機嫌そうに頬を膨らます】
- 990 :艮 鬼門:2010/07/18(日) 14:31:10 ID:7gFzKdaU0
- >>988
「アイアンクローが駄目なら裏路地の不良をナイフで狩るのも駄目な気がするけどな」
薄く笑みを浮かべる。
>>989
「楽しそうなこと?」
しばらく考えこむ。
「よく分からないな、そういうの」
- 991 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/18(日) 14:34:24 ID:9qS3TsAM0
- >>989
「そう思うだろ?
俺も最初はそう思ってたんだけどよ――」
どこからか地図を取り出し、広げる。
それは異能都市の周辺の地図だ。
都市内にはバツ印は一つも無い、が。
都市の周辺にはバツ、バツ、バツ、バツ――!
数十数百ものバツ印。
「――これでまだ続いてる、となるとな。
何か、あいつは作ってる」
「……? 何なの、って大酒呑みじゃねえの?」
>>990
「ナイフ? おいおいそりゃぁ……」
言いかけ、気づく。
あれ、異能都市に銃刀法とかあるのか?
「……いや、ああ、うん。そうだな。アイアンクローOK」
- 992 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/18(日) 14:39:42 ID:oJgpmTEM0
- >>990
……悲しい。
そりゃー悲しいでしょ人生として!
楽しみもなく生きてたらサイアク酒に溺れて日々街を徘徊し
刀とか持ち歩いてそこらじゅうから盗みを働く最低最下の生命体になっちゃうよ!!?
あれ!? なんだか身に覚えがあるフレーズ!?
【自分だ、自分】
>>991
こりゃ……酷ぇー。幾つあんのよ!?
【いち、にぃ、さん、と指さして数えだすが、途中で諦める】
あーもう多すぎ。
あーあーそうですよ大酒飲みですけどでもそれだけじゃないでしょ!
あっ、でも研究所潰しが大変なときゃ言ってよ、お酒10本で手ぇ打つから。
【いつまでたっても酒臭い女は調子よく笑う】
- 993 :艮 鬼門:2010/07/18(日) 14:41:48 ID:7gFzKdaU0
- >>991
「そうか」
と短く答えると右手をゆっくりと鋼の顔へともっていく。
なぜか鋼にアイアンクローを仕掛けようとしているようだ。
>>992
「酒は飲まないけど、盗みとか恐喝は日常的だな」
「俺人間の屑だし」
厳密には人間ではなく鬼と人のハーフだったりするのだが。
- 994 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/18(日) 14:44:52 ID:9qS3TsAM0
- >>992
「俺が異能都市に来る前からやってんだぜ?
ったく、馬鹿げてやがる」
「酒10本って俺の財産根こそぎ持ってく気かお前!?」
と突っ込んで、
「……まあ、そうだな。もしかしたら、頼むかもな」
と、笑った。
>>993
「!? いやいやいやいや時に落ち着け」
手をわたわたと振り、慌てている。
いや、鋼身眼使えよっていう。
- 995 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/18(日) 14:47:54 ID:oJgpmTEM0
- >>993
っしゃー親近感湧いた!!
【破顔一笑、ぐっと親指を立てる。それでいいのか】
>>994
ハッハッハ、オネーサンの力を以てすれば研究所だろうが核融合炉だろうが
一撃一刀でズッパラパンだぜ!!
【ベンチから立ち上がり、腰に手を当てて大笑する】
- 996 :艮 鬼門:2010/07/18(日) 14:48:30 ID:7gFzKdaU0
- >>994
「躊躇わないのが俺の個性」
がしっ
アイアンクローをするが実際握力自体はそこまで強くなく普通に鍛えた人間程度だ。
が、力の加減をためらってないため結構痛い。
>>995
なんとなく自分も親指を立てる。
- 997 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/18(日) 14:52:40 ID:9qS3TsAM0
- >>995
「核融合炉は両断すんな洒落にならねえ」
と笑う。笑い事じゃねえ。
「お前なら確かにやりかねないのが若干怖いんだが」
>>996
「個性……!? ……あ」
個性と言う言葉に一瞬ひるみ、アイアンクロー直撃。
「……青年よ、個性を捨てよ」
- 998 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/07/18(日) 14:55:57 ID:oJgpmTEM0
- >>996
【満足気に頷く】
>>997
うーん、やるかも。気が向いたら。
【こっちも色々と躊躇わない】
んじゃ、いい加減暑いしどっか涼みに行ってくるわ。
アンタらもこういう日は涼しい店かどっかで試食品食いまくってるといいわよー。
んじゃね!
【無邪気に笑ってみせながらどこかへ飛び跳ねて行ってしまった】
- 999 :艮 鬼門:2010/07/18(日) 14:58:11 ID:7gFzKdaU0
- >>997
ぐぐぐ、と力をしばらく入れていたが、やがて手を離した。
「飽きた」
テンションの低い暴れん坊である。
>>998
なぜ頷いたのかは解らないがなんとなく嬉しい気分になった。
「じゃ、俺もそろそろ小遣い稼ぎに行くか……」
カバンからナイフを取り出し、公園を出て行った。
- 1000 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/07/18(日) 15:00:59 ID:9qS3TsAM0
- >>998
「それはマジでやめr……ん、じゃあなー」
手を振って、酒呑屋を見送った。
「……流石にそれはお店の人に迷惑だろ……」
と、小さく呟いた。
>>999
「……じゃ、じゃあな」
去っていくのを見送る。
「ナイフ……ま、いいか」
「……帰っか」
地図をしまい、黒金も出口へと歩いていく。。
ふと、立ち止まり。
「>>1000げと」
と呟いて、何処かへと歩き去った。
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