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【日常α】ついに二桁異能都市【10!】- 1 :名も無き異能都市住民:2010/05/09(日) 23:58:19 ID:s.Ud7.4s0
- ≪ルールとか≫
・基本age進行で
・コテもコテ無しもどんどん来い
・レスの最初に自分のいる場所を明記してくれるとやりやすいです
・イベントを起こしたい場合は空いているイベントスレをお使い下さい
・多人数へのレスは可能な限り纏めて行うようにしましょう
・無意味な連投・一行投稿はできるだけ控えるよう心がけてください
・戦闘可能ですが、長引く場合や大規模戦闘に発展した場合はイベントスレへ移動してください
・戦闘が起きた場合、戦闘に参加したくない人を無理に巻き込むことはやめましょう
・次スレは>>950を踏んだ人が建ててくださいませ!
- 2 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/05/10(月) 00:48:34 ID:YlIGPeCc0
- 【時系列的にこうこうこうなって、夜中の交番】
……フーン。
【『提出先:甲』の付箋が貼られた紙束を甲の机でなく、自分の机に放り投げる】
【薄く積もった埃が風に押し出されて舞った】
…やったなぁ……!
【どこからともなく、賞賛のような思いが口をついて出た】
となると、この交番もまた空き家同然になるんだけどね……。
まぁ、どうでもいっか。
【特に一緒に仕事をしたわけでも、そこまで話したりしたわけでもない】
【でも去り際、もう一度、振り返って交番の中をぼうっと眺める】
【月の青い光が持ち主のいない机を照らした】
広っ。
【逆光の中、呟いて彼女は姿を消した】
- 3 :真城空:2010/05/10(月) 21:45:32 ID:ZOM.z7ps0
- 千夜病院、正門前。
「……は、はーっ、はーっ……」
寝間着姿の青年……少女にも見える人影一つ。
ポケットに乱暴にねじ込んだカードの束を確認して、壁に手を付いた。
「だいじょぶ、かな、追ってきて……っけほ、けほっ」
咳き込んで赤い雫を落として、寝間着を汚す。
袖で口元を拭って、前を向く。
「行かなくちゃ」
精霊が、この前の状況を慌てて説明した。
ならば行かなくてはならないだろう。
- 4 :名も無き異能都市住民:2010/05/10(月) 22:00:27 ID:WVrfsEdY0
- >>3
【少女は偶然病院の前を通りかかった】
「あう…?」
【ふと正門を見る】
「あうあう!『くー』なの!
どうしたの!?まだなおってないなの!?」
【心配して空に駆け寄って行く】
- 5 :真城空:2010/05/10(月) 22:05:47 ID:ZOM.z7ps0
- >>4
「あ、ディスちゃん」
にこりと笑いかけるのは紛れもなく普段通りの空。
しかし、やわらかな半円の形を描く口の端は赤く汚れていた。
「丁度良かった。僕のこと、運んでくれないかな。
身体が上手く動かないんだ」
- 6 :名も無き異能都市住民:2010/05/10(月) 22:08:36 ID:WVrfsEdY0
- >>5
「あうあう、そうなの…えっと」
【ディスは空の体を軽く抱え上げる。どれぐらいの重さかは分からないが】
【ディスは当然、運ぶ場所は】
「ちゃんとうごかないなら、びょういんいかないとねなの」
【病室だと思っており、病院の中へと行こうとしている】
- 7 :真城空:2010/05/10(月) 22:12:05 ID:ZOM.z7ps0
- >>6
「あ、あやや。違うよディスちゃん」
苦笑いしてとんとんと肩を叩いた。
もともと重いとは言えない小さな体は、輪をかけてやせ細っていた。
「病院じゃなくて、街。人探ししなきゃいけないんだ」
血が通っているのかすら怪しい真っ白な顔色をした人間が、街を歩ける筈などないだろうに。
- 8 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/10(月) 22:15:06 ID:WVrfsEdY0
- >>8
「あう?ひとさがし?」
【首をかしげながら不思議そうな顔で言う】
【おんぶの姿勢になる】
「…だれをさがすなの〜?」
【心配そうな眼はそのまんまである】
- 9 :真城空:2010/05/10(月) 22:17:18 ID:ZOM.z7ps0
- >>8
「うーんとね、シルクハット被った男の子。
煙草を吸ってる子なんだ」
けほけほと小さく咳を零しながら、掠れた声で説明する。
「その子、危ないことになってるから。助けなきゃ」
- 10 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/10(月) 22:21:05 ID:WVrfsEdY0
- >>9
「あう…そうなの…
だいじなこなの?」
【抱えた状態で言う】
「…いまどこにいるのかわかるかなの?」
【どうやらディスはそこに向かう気らしい。事情を知らないからだと思うが】
- 11 :真城空:2010/05/10(月) 22:25:39 ID:ZOM.z7ps0
- >>10
「大事だよ。とっても大事。
僕に弟がいたなら、あんな感じの子だといいなあって思った」
くすくす。……けほ、けほ。
楽しそうに笑いながらも、顔を歪めて咳き込む。
「わからない。今、精霊に頼んで探してもらってるんだ」
ぴらりと取り出したのは三枚のカード。絵柄はない。
そこに封じられた精霊が、今は街中を飛び回っていると言う事だろう。
- 12 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/10(月) 22:31:24 ID:WVrfsEdY0
- >>11
「おとーと…
あう、だったらかぞくなの!」
【ディスは再びしっかりと背負う】
「わかったの!…とりあえずさがしてみよなの!
…どこにいけばいいかわからないけどなの」
【ディスはその辺を歩き始めた】
- 13 :真城空:2010/05/10(月) 22:36:20 ID:ZOM.z7ps0
- >>12
「ん、ありがとうね」
無理やり病院に連れ戻されなくてよかった。
安心したように息を吐く。
「んー……商店街には、居ないみたい」
一枚のカードをぴらぴらして、受け取った情報を口にする。
- 14 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/10(月) 22:38:38 ID:WVrfsEdY0
- >>13
「えっと…おともだちみつけたらびょーいんに
もどるんだよなの。」
【少し心配そうに言う。やはり容体は気にしているらしい】
「あう〜…どこにいるのかなの…
なにか…そのおともだちのにおいがわかったらなの…」
【慎重に周辺を歩き回る】
- 15 :真城空:2010/05/10(月) 22:41:38 ID:ZOM.z7ps0
- >>14
「ん。わかったよ、ちゃんと戻るよ」
くすり。笑って了解した。
「におい……だったら、煙草の匂いじゃないかな多分。
あの子、いっつも吸ってたし」
- 16 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/10(月) 22:44:26 ID:WVrfsEdY0
- >>15
「あうあう〜それでいいなの。
おともだちにびょーいんきてもらうのがいいの」
【歩きながら微笑む】
「あう〜…たばこ…ちょっとにおいならしってるけどなの…」
【鼻をクンクン鳴らすが…】
「う〜…どこなのかわからないなの〜」
【いろんなところから煙草の匂いがするため分からなかった】
- 17 :真城空:2010/05/10(月) 22:48:50 ID:ZOM.z7ps0
- >>16
「んあ、そいえばそうだね……煙草なんて吸う人いくらでもいるし」
駄目か、と思ってちょっとだけ俯いた。
「……ん、えーと。
千夜ビルの前あたりで、軍隊が出動してたって口コミが……
なんだそりゃ」
携帯片手にツイッターでも捜索していた。
文明の利器なう。
- 18 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/10(月) 22:50:31 ID:WVrfsEdY0
- >>17
「あう〜…だれかのにおいはおぼえてるけどなの…
かぜがつよいとだめなの…」
【軽く落ち込みながら言う】
「あう〜。だいじょぶかなの…
そこあぶないからいかないほうがいの」
【少し不安そうに言いながら歩く】
- 19 :真城空:2010/05/10(月) 22:55:19 ID:ZOM.z7ps0
- >>18
「ううん、手伝ってもらえるだけでもうれしいよ」
背負われたまま腕を伸ばして、ディスの群青の髪をくしゃりと撫でた。
「……そっかな。何か事件が起きてるのかも……」
- 20 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/10(月) 22:58:46 ID:WVrfsEdY0
- >>19
「あうあう、ありがとなの」
【小さくうなずいて微笑んだ】
「…あう〜…でも『くー』はそこにいったらたいへんなの…
だれかたたかってるのかなの?」
【ゆっくりと歩いている】
- 21 :真城空+ヴァイス:2010/05/10(月) 23:02:01 ID:ZOM.z7ps0
- >>20
「ん……そうだね、こんな身体じゃまともに戦えないか」
しょんぼりと肩を落とした、その時。
「………………はい、そこまでだ。病院に戻れ、死に損ない」
白い羽根がひらりと一枚。降ってくる。
とん、と軽い音を立てて地を踏んだ黒い靴の主は、
「なんだあんた。本当に死にたいのか?」
天使の青年。ヴァイスだった。
- 22 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/10(月) 23:05:05 ID:WVrfsEdY0
- >>21
「あう〜…そうなの!
だからほかのところさが」
【と、ここまで行ったところで、顔を上げる】
「あうあう。『ばいす』…かなの?
えっと…その…」
【ディスは慌てている。そのうえ気まずそうだ】
- 23 :真城空+ヴァイス:2010/05/10(月) 23:08:02 ID:ZOM.z7ps0
- >>22
「……ディスちゃん、下ろして」
とん、と肩を叩く。
空の瞳の奥の奥、誰にも見えない奥深くがぎゅうっと引き絞られた。
「邪魔をしないで。僕は行かなくちゃ」
「ふざけろ。死に損ないのあんたには何も出来ねえよ。ディス、そいつを病院に戻せ」
「下ろして! そいつを眠らせて、僕は行くッ!!」
「――――、」
ほとんど悲鳴のような声を上げる空を、ヴァイスは苦い顔で見つめた。
- 24 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/10(月) 23:11:04 ID:WVrfsEdY0
- >>23
「あうあう、だめなの!
『くー』はあるくのもたいへんそうだったの!」
【本気で心配する顔で空を見る】
「あう、えっと…あうあう。びょーいんにもどすなの…?
あうあう、ねむらせて?…あうあうあう…
おともだちさがしじゃないなの?」
【二人を交互に見るディス。かなり困惑した顔だ】
- 25 :真城空+ヴァイス:2010/05/10(月) 23:14:43 ID:ZOM.z7ps0
- >>24
「下ろして、下ろしてよ……行かなきゃっ……けほっ、が……ッ」
「……ほれ見ろってんだよクソが」
強く咳き込み始めた空を見て、ヴァイスが駆け寄った。
「ディス、そいつ下ろせ。応急処置すっから」
「げ、っふ……かは、ぁ……」
- 26 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/10(月) 23:17:00 ID:WVrfsEdY0
- >>25
「あう…そんなからだで…どこにいくなの?」
【不安そうな顔で言う】
「あう、わかったなの」
【そう言ってヴァイスに空を渡す】
「…あうあう、なにがあったの?」
- 27 :真城空+ヴァイス:2010/05/10(月) 23:19:54 ID:ZOM.z7ps0
- >>26
空の口から、鉄錆臭い赤い液体が零れた。
苦しげに眉を潜めて目を閉じたまま、空が動かなくなった。
「知らねえよ。ただ言えるのは一個だけだ」
治癒の効果を含む、聖気を流し込みながらヴァイスも眉を潜める。
「生命力そのものがかなり弱ってるよ、この人は。
命の一部を、どっかにごっそりと落として来ちまった感じだ」
- 28 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/10(月) 23:22:33 ID:WVrfsEdY0
- >>27
「…あうあう、そんなすごいことなの?」
【命の一部、と聞いてディスはそっと空の髪をなでる】
「うう、ふつうのびょーきじゃなかったの…
もっとたいへんだったんだなの…」
【次第に悲しそうな顔になる】
- 29 :真城空+ヴァイス:2010/05/10(月) 23:25:59 ID:ZOM.z7ps0
- >>28
「命を削るようなことしてでも、やらなきゃいけねえことがあったんかな。
俺はいっつも思うんだよ、人間ってのは弱いくせに重いものを持ちすぎるんだ」
銀色の瞳はディスと同じく悲しげな光を宿した。
「……これくらいでいいか。こいつ、病院まで連れ戻すの手伝ってくれるか」
- 30 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/10(月) 23:31:58 ID:WVrfsEdY0
- >>29
「あうあう…そんなにたいへんなことなの…
…」
【少し考えながらディスは空を優しく抱っこする】
「おもたいものなの…『でぃす』もなんどもあったの…
そのとき『でぃす』も『でぃす』のことかんがえないでいたことあったの…」
【どこかかつての自分の姿と今の空が重なったのだろうか。】
【少し涙がこぼれている】
「…『くー』もだれかをまもりたいのかなの」
【小さく頭を下げる】
「うん…もどすなの…
でも、もしかしたらまたおそとにでようとするかもしれないなの…」
【そう言って不安そうな顔になる】
- 31 :真城空+ヴァイス:2010/05/10(月) 23:36:04 ID:ZOM.z7ps0
- >>30
「そうだな。だから人間ってのはめんどくさい生き物だし。
それを面白いと考える鬼畜野郎もいるわけだ」
黒い服の魔の女とかね!
「だからさ、こいつがまたバカなことしてるの見た時は、叱ってくれ。
こいつのこと友達って思ってるなら」
「あ、その点はだいじょぶだ多分」
くるんくるん。
指に引っ掛けて回されているのは、手錠だった。
「病院のベッドと繋いどく。そしたら動けねえだろ。
あとそのカードも没収する方向で」
- 32 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/10(月) 23:39:36 ID:WVrfsEdY0
- >>31
「あうあう…わかったの…
またとめるなの。」
【大きくうなずいた】
「あう〜…うごけないなの…
でも…やっぱりそうしたいととまらないのかなの…」
【気の毒そうな顔をしている】
「かーど…どこにあるかなの?」
- 33 :真城空+ヴァイス:2010/05/10(月) 23:42:32 ID:ZOM.z7ps0
- >>32
「四六時中監視する暇もねーしな。しょうがない。
カードはそれ、そこのポケット」
強引にねじ込まれた束を、引きぬいた。
「大家さんに持っててもらおうかね。あー連絡しねえと」
携帯電話を操作しながら、歩き出す。
「行こうぜ、病院」
- 34 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/10(月) 23:45:55 ID:WVrfsEdY0
- >>33
「あうあう…
そっかなの」
【カードを眼で追う】
「…おみまいしなきゃいけないなの。
こういうとき、かぞくいないとだからなの」
【空を抱えながら微笑む】
「うん、いこなの…
はやくよくなってほしいの」
【ディスはヴァイスと一緒に歩きだす】
- 35 :真城空+ヴァイス:2010/05/10(月) 23:49:17 ID:ZOM.z7ps0
- >>34
「もしもーし、俺です俺。天使様です。
クーさんが病院脱走してたので確保ー。あい。やっぱりねって予測してたんすかあんた。
手錠掛けて拘束、んでもってカード没収ってことで。あい。持ってきます、ういー。またー」
電話を終えて、ディスの方を向く。
「ん。そうしてやってくれよ」
かつかつと硬い靴底が地を叩く音が夜の道に響いて、
やがて、消える。
//ねるのよー……本音言うと止めてくれて助かりました^q^ありがとうございました!
- 36 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/10(月) 23:54:35 ID:WVrfsEdY0
- >>35
「うん、まもらないとなの」
【少しだけ微笑みながら言う】
【そしてその脚は再び千夜病院へと向かって言った】
//それはどういたしまして。お休み〜
- 37 :甲/トーナメンター:2010/05/11(火) 21:59:31 ID:Oxl8ASvQ0
- 「……お、始まってた」
握り飯片手に、街頭モニターに視線を送る
映っているのは当然"闘祭2010"――バトルトーナメント二回戦の様子
「(つーか…すっげぇ組み合わせ…)」
片方、なんか世界を砕くとか言ってるし……なんてノリノリな台詞…
んで、オイ…もう片方も受けて立っちゃってるよ…
「……」
ぼーっと眺める作業着姿の男
順当に行けばやがて
このどちらかの勝者とも廻り合う事になるだろう
仮初にして現実を越える…あの、戦場で
握り飯を食べる手が止まる
甲はただただ、無言でモニターを凝視していた
- 38 :ヴェーダ/類似品:2010/05/11(火) 22:14:01 ID:6Fi.cO.20
- ふらり、異能都市を歩く。
人々の喧騒の間を流れるように行き、
「――おや」
賑やかさが方向性を得た。
見れば、
「トーナメント、とはまた」
街頭に設置されたモニターに映る試合。
何やら有名な二人のようで、周りでは賭け事も行われている。
……平和だな。
思い、顔を隠すフードの下から視線をモニターに送る。
- 39 :小夜:2010/05/12(水) 21:30:37 ID:ZOM.z7ps0
- 苛々する。
リルは誘拐されるは空は死に掛けるわ。
ウチは厄年かそうなのか。
苛々する。
「……っあーっ!!」
転がっていた缶を、思いっきり蹴り上げた。
- 40 :名も無き異能都市住民:2010/05/12(水) 21:36:19 ID:HnkBBDEo0
- >>39
「ぐふっ」
頭に思いっきり缶が当たって少年は起き上がる。
「……痛いな」
少年はキョロキョロと見回したのち、小夜の姿を確認。
寝ていたベンチから立ち上がると、テクテクと小夜の前へと歩いていき、
「危ない、だろ」
無表情で呟いた。
- 41 :小夜:2010/05/12(水) 21:39:11 ID:ZOM.z7ps0
- >>40
「あ゛ー?? 知ったこっちゃねーよ避けないあんたが悪いんでしょ」
謝る気ゼロ。
少年を睨みつけながら、悪態を吐いた。
- 42 :メイプル・ビターキャラメル ◆CROSS/.AzE:2010/05/12(水) 21:43:44 ID:HnkBBDEo0
- >>41
「……そうか、だったら悪かったな」
そう言って少年は、拾い上げた缶をゴミ箱に捨てた。
少年の顔に怒っている様子はない。
あくまでも、平静だ。
「お前、犬の同居人だろ。
同じ匂いがするぞ」
いきなり、話題を振ってきた。
「あいつは……イメルはどうしてる? 大丈夫か?」
- 43 :小夜:2010/05/12(水) 21:47:24 ID:ZOM.z7ps0
- >>42
気持ち悪い、
表情を変えない少年にほんの少しの恐怖を抱きつつも、歩を進める。
「メル? ……大分回復した。学校にも行くようになったし……
ただ、余裕がなくなった。いっつもピリピリしてる」
- 44 :メイプル・ビターキャラメル ◆CROSS/.AzE:2010/05/12(水) 21:55:29 ID:HnkBBDEo0
- >>43
「……ん、そっか。
マシになったならいいんだ」
フラフラとしながらも会話を続けるメイプル。
まるで生気が無いかのよう。
前をはだけた学ランの中の体には、黒い刺青のようなペンタクルが渦巻いている。
しかし、ペンタクルはただの五芒星ではない。
その五つある角の一つが、空白になっていた。
「ああ、ごめんな。呼び止めちまって。もういいわ」
そう言うと、少年は小夜に背をむけ、フラリフラリと歩いてゆく。
- 45 :小夜:2010/05/12(水) 21:59:15 ID:ZOM.z7ps0
- >>44
「……?」
訝しげに、そのマークを見つめる。
あの魔女が言っていた記憶が、なんとなく蘇った。
「五芒星は魔の記号だ」と。
「……ちょ、ちょっと待ってよ……あんた、なんか取り憑いてるんじゃない、の」
- 46 :メイプル・ビターキャラメル ◆CROSS/.AzE:2010/05/12(水) 22:01:34 ID:HnkBBDEo0
- >>45
「……」
ピタリと、少年の足が止まる。
「……あー、別に? 関係ないだろ」
- 47 :小夜:2010/05/12(水) 22:04:03 ID:ZOM.z7ps0
- >>46
「そ、そりゃそうだけど」
困ったように眉尻を下げた。
昼休みによく見たのだ、この少年とよく知る少女が追いかけっこしていたのを。
「あんた、リルちゃんの友達……なんじゃないの?」
- 48 :メイプル・ビターキャラメル ◆CROSS/.AzE:2010/05/12(水) 22:11:48 ID:HnkBBDEo0
- >>47
「友達?」
ハッ、と少年は鼻で笑う。
普段の彼ならここで怒り、怒鳴っているところであるが、
しかし彼は軽く笑う。
「そんな楽しい関係じゃねぇよ。
もっと殺伐とした繋がりしかねぇ」
そしてまた、少年は歩き始めた。
- 49 :小夜:2010/05/12(水) 22:14:23 ID:ZOM.z7ps0
- >>48
「は、はぁ? 意味解んな……おいコラシカトしてんじゃねえよっ」
必死に追いつこうと走り出す。
「ねえってば、ちょっと……ねえ!
あんたはリルちゃんの何なの!」
- 50 :メイプル・ビターキャラメル ◆CROSS/.AzE:2010/05/12(水) 22:21:09 ID:HnkBBDEo0
- >>49
少年は歩く速度は変えず、しかしついてくる少女を邪険にすることはせずに、
ただただ歩き続ける。
「何なのかって? そりゃ……」
喰うか、喰われるか。
いつもそんなことを言って、二人で争ってきた。
ずっと争って、いがみ合って、喧嘩して、
……その間にあるのは、本当に食欲だけだったのだろうか。
下手な友情や、ましてや恋愛感情なんかではないことぐらいは分かる。
しかしそれでも、ハッキリしない。
「……何なんだろうな。自分でもわかんねぇや。
でもきっと、」
後ろに振り返って、しかめっ面のまま答える。
「あの犬っころが帰ってきたら、分かるんじゃねーの?」
- 51 :小夜:2010/05/12(水) 22:23:53 ID:ZOM.z7ps0
- >>50
「……はいはい、わかったわよ」
ち、と舌打ち。
「あの子が帰ってきたら問い詰めてやるわよ。
だから、手ぇ貸してよ。連れ戻す手伝い。
嫌とは言わせないからね」
- 52 :メイプル・ビターキャラメル ◆CROSS/.AzE:2010/05/12(水) 22:34:52 ID:HnkBBDEo0
- >>51
「嫌なんて誰が言うかよ。
こっちだって必死なんだ」
胸のペンタクルを撫で回し、少年は歩く速度を速める。
「もう行くわ。ちょっとその……見たい番組が、だな」
言葉を濁し、メイプルはその場を後にした。
「星が一つ欠けた……あと、四回か。
そういう、意味だろ?」
夜空のなか、堰を切ったように現れた発作に喘ぎながら、少年は自嘲するように呟いた。
「ああ、やってやるさ。自己満足は、満足できるまでやるべきだからな」
- 53 :小夜:2010/05/12(水) 22:37:23 ID:ZOM.z7ps0
- >>52
何故だろう、何時も阿呆だとバカにしていた魔女の言葉が今になって重く聞こえる。
――「五芒星は魔の記号。ただの星のマークではないことを、理解しておいてね」
……なんだかなあ。
少女もその場から逃げるように去って行った。
- 54 :甲/トーナメンター:2010/05/13(木) 00:43:47 ID:Oxl8ASvQ0
- 「―――…勝ったか…」
二回戦最終戦の結果を、電光掲示板が表示した
握る拳に力が入る
口許の笑いを、堪える事が難しい
「…はは」
馬鹿みたいだ、なんてのは自分が一番良く分かる
けれど"その名前"がまだ残っているという事に奮い立つ身体は抑えられない
いつ以来だ
こんなにも
純粋に"闘い"が待ち遠しく感じるのは―――
「あとふたつ」
知らず零れる呟き
狙う頂は見えるが遠い
『甲ォ!休憩終わりー』「うぇーす」
早く来い来い―――"準決勝"
- 55 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/15(土) 21:31:22 ID:.6prKP66O
- 【少しだけ体が楽になった気がした】
「……メイド服はミニスカートを義務付けるか……いや……長いのもお淑やかで中々」
【いつもの調子で、ベッドでブツブツ独り言を言う男】
【部屋を行ったり来たりするメイドや執事は“またか”みたいな顔で主人を見る】
「……これが私の力だ!」
【そしてお盆で殴られたりするのだった】
- 56 :アリス&ユリウス:2010/05/15(土) 21:35:57 ID:fqURxG6Q0
- >>55
二度のノック。
その後にドアは開く。
「ダメっていっても入るけどね?」
「元気かな?」
- 57 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/15(土) 21:43:47 ID:.6prKP66O
- >>56
「キャッ!のび太さんのエッチ!……なんてな……」
【ベッド上で二人を確認して手を振る】
「あぁ!こんなに元気さ!!」
【頭にお盆が刺さっているのだが……】
- 58 :アリス&ユリウス:2010/05/15(土) 21:48:09 ID:fqURxG6Q0
- >>57
「ああ、元気そうで何よりだよ」
お盆に手を加え、一息で抜く。
- 59 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/15(土) 21:58:52 ID:.6prKP66O
- >>58
「あうっ!?」
【お盆が抜けて馬鹿な声をあげる上弦】
「いやぁ、今日はどうしたんだい?
まさか!?寝たきりの私を癒しにきてくれたのか!?」
- 60 :アリス&ユリウス:2010/05/15(土) 22:01:51 ID:fqURxG6Q0
- >>59
「いや、遊びに来た」
お盆をベッドの上に投げて。
『はい、どうぞー』
大きな袋いっぱいのお菓子。
「まあ、暇だったんだよ、僕もこの子も」
- 61 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/15(土) 22:14:07 ID:.6prKP66O
- >>60
「遊びにか……よく来てくれたね、嬉しいよ?」
【満面の笑みを浮かべて二人を見る】
「おぉ、ユリウス有難う、こっちで一緒に食べよう!」
- 62 :アリス&ユリウス:2010/05/15(土) 22:21:51 ID:fqURxG6Q0
- >>61
「そういわれると、嬉しいね」
こちらも笑顔を見せる。
『わーい』
袋を重そうに持ち上げ、ベッドに乗せるとこちらも飛び乗る。
- 63 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/15(土) 22:27:48 ID:.6prKP66O
- >>62
「そりゃ大好きな子達が暇だからと私にわざわざ会いに来てくれるんだよ?
私かなり幸運だよね!」
【ベッドにいるはずの上弦の服装はいつもと同じ真っ白な服で】
「ユリウス、お菓子ってのはなお茶があるとなお美味しいんだ!」
【茶の用意に立ち上がる】
- 64 :アリス&ユリウス:2010/05/15(土) 22:29:14 ID:fqURxG6Q0
- >>63
「何となく解るよ」
そして女はベッドに腰掛ける。
『わっ、立って大丈夫なのー?』
心配するような声。
- 65 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/15(土) 22:37:10 ID:.6prKP66O
- >>64
「だろぉ!?つまりそうなのさ!寝たきりだと暇でね?」
【笑う上弦はお茶をいれる】
「ふ、あまいなユリウス……私は可愛い子がいれば体力が回復する能力がある!………かもしれない!」
【お茶を慣れた手つきで入れ、持ってくる】
「粗茶ですが!」
【お約束の台詞を二人に向けて言う、どや顔MAXで】
- 66 :アリス&ユリウス:2010/05/15(土) 22:47:04 ID:fqURxG6Q0
- >>65
「まあ、寝たきりが良いんだから寝たきりなんだよ」
お茶を受け取るが、すぐには飲まずに膝の上においている。
『本当ー? じゃあすぐ治るように私がいっつも居てあげようか?』
- 67 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/15(土) 22:54:02 ID:.6prKP66O
- >>66
「寝たきりは嫌だ!
ゼオラやツィーに会いにいけないし」
【子供みたいな事を言うオッサンだった】
「確かにユリウスがいれば早く治りそうだなぁ〜!
ゼオラやツィーもいたら一時間で治るんじゃないかな?」
- 68 :アリス&ユリウス:2010/05/15(土) 23:02:07 ID:fqURxG6Q0
- >>67
「まあ仕方ないんじゃない? 体調悪いんでしょ?」
なだめるような口調で。
『私だけじゃダメなのー?』
ムッとした顔。
- 69 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/15(土) 23:08:53 ID:.6prKP66O
- >>68
「そうだけどさ……会えないなんて嫌じゃないか……」
【寂しそうに眼を伏せる】
「ユリウス……君は、私がどれだけゼオラを好きかわかっていないようだ……」
【宥めるように頭を撫でる】
- 70 :アリス&ユリウス:2010/05/15(土) 23:11:42 ID:fqURxG6Q0
- >>69
「その為に会いに着てるんだから、我慢してよ?」
お茶を一口飲みながら。
『私よりお姉ちゃんの方が良いんだね……』
しょげる。
- 71 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/15(土) 23:27:03 ID:.6prKP66O
- >>70
「そうだな……来てくれているからな……贅沢はダメだな」
【アリスの言葉を受け、上弦は笑いながら観念する】
「……すまないね、ユリウス……私はユリウスを嫌いな訳じゃないんだよ?
むしろ好きなくらいだ……
ただ、ゼオラの事を愛している訳だ……」
- 72 :アリス&ユリウス:2010/05/15(土) 23:29:29 ID:fqURxG6Q0
- >>71
「贅沢と言うか……ね」
『良いよ……』
袋からお菓子を引っ張り出して食べ始めた。
- 73 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/15(土) 23:34:54 ID:.6prKP66O
- >>72
「な……なんだ?というかなんだい!?」
【含みのありそうな言葉に驚きながら】
「なんだよ〜、いじけるなよ〜」
【上弦自身焦っているが、できるだけ平静を装ってちょっかいをだす】
- 74 :アリス&ユリウス:2010/05/15(土) 23:36:25 ID:fqURxG6Q0
- >>73
「特に何も」
ゆっくりとお茶を飲む。
『……』
上弦の手を避け、背を向けてお菓子を食べる。
- 75 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/15(土) 23:47:50 ID:.6prKP66O
- >>74
「え!?」
【答えてくれないアリスと】
「ちょっと?」
【背を向けるユリウス……】
「……なんで?」
【上弦はただ二人が来てくれて喜んでいただけ、ゼオラに対する気持ちの大きさを話しただけのつもりだったのだが】
「な、なぜだ……」
【二人を交互に見ているだけ】
- 76 :アリス&ユリウス:2010/05/15(土) 23:50:42 ID:fqURxG6Q0
- >>75
「ただ言うなら、何も無いから答え様が無いって事かな」
「あと、ユリウスはそういう子だから。
もうちょっとユリウスも大切にしてあげてよ」
そういうなり、少女を膝の上に乗せて撫でる。
- 77 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/15(土) 23:53:39 ID:.6prKP66O
- >>76
「……」
【アリスの言葉をよく聞く】
「……あぁ……すまなかった……完全に私が悪かったね」
【二人に深々と頭を下げる】
「君たちが来てくれて舞い上がり過ぎたようだ」
- 78 :アリス&ユリウス:2010/05/16(日) 00:07:10 ID:fqURxG6Q0
- >>77
「そういうわけでも無いんだけどね」
撫でつつ、お茶を飲む。
- 79 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/16(日) 00:09:53 ID:.6prKP66O
- >>78
「え?」
【キョトンとして二人を見る】
「……つまり?私はどうすれば?」
- 80 :アリス&ユリウス:2010/05/16(日) 00:16:32 ID:fqURxG6Q0
- >>79
「それくらい、自分で考えなよ」
ユリウスのお菓子を一つ奪い、口へ。
- 81 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/16(日) 00:21:04 ID:.6prKP66O
- >>80
「君は……何か私に冷たい……いや、いつも来てくれるから冷たい訳じゃないか……」
【まぁ、別の未来から来たというのを上弦は理解しているのだが】
「自分でか……」
【しばらく考える、そして】
「ユリウス!おいで〜!」
【やはり上弦はこれしか出来ない奴なのだ】
- 82 :アリス&ユリウス:2010/05/16(日) 00:25:24 ID:fqURxG6Q0
- >>81
「……はぁ」
明らかに良い意味ではない溜息。
『何?』
動きはせず、返答のみ。
- 83 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/16(日) 00:28:51 ID:.6prKP66O
- >>82
「な、なんだい……?」
【溜息に驚き尋ねる】
「い、いや……ユリウスこっちにおいで、ね?」
- 84 :アリス&ユリウス:2010/05/16(日) 00:42:37 ID:fqURxG6Q0
- //普通に逃してました……。すいません。
>>83
「……何でも」
『やだ』
涙で掠れた声。
- 85 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/16(日) 00:47:55 ID:.6prKP66O
- >>84
「……なんなんだ一体」
【これ以上聞いてもたぶん何も話してくれないだろう、だから上弦はしばらくアリスを見つめていた】
「ゆ、ユリウス?」
【まさか泣くとは、上弦は恐る恐るユリウスの肩に手を置く】
- 86 :アリス&ユリウス:2010/05/16(日) 00:49:09 ID:fqURxG6Q0
- >>85
「……?」
上弦を目を合わせる。
『何……』
- 87 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/16(日) 01:00:40 ID:.6prKP66O
- >>86
「……いや、なんでもないよ……気にしないで」
【眼を伏せて、ユリウスに向き合う】
「……」
【何、と聞かれても、上弦は何も策は無かった……
いつも適当にふざけている、そんな奴だ……】
「……」
【しばらく考える、どうしようも無く馬鹿な自分が彼女を泣き止ますには……】
「……!」
【何かを思いつくが、まぁ、駄目元でやってみる】
「……ハグですよ〜」
【ガバチョっとユリウスにハグ、上弦自体子供好きであるが、ゼオラや限られた者にしかしない行為である】
- 88 :アリス&ユリウス:2010/05/16(日) 01:02:27 ID:fqURxG6Q0
- >>87
「そう」
窓の外を眺める。
『……!』
顔を伏せたまま抱きしめられる。
『だから……何』
抵抗はせず、ただ聞くのみ。
- 89 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/16(日) 01:06:18 ID:.6prKP66O
- >>88
「ゼオラこそどうしたのか聞きたいが……」
【上弦はアリスをまだゼオラと呼ぶ】
「いや、お花のお姫様が寂しそうだったからね?」
【意味不明な事を言いながら頭を撫でる】
- 90 :アリス&ユリウス:2010/05/16(日) 01:19:42 ID:fqURxG6Q0
- >>89
「だから、何も無いって」
顔は動かず無表情のまま。
『……』グスン
- 91 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/16(日) 01:23:44 ID:.6prKP66O
- >>90
「あぁ、わかったよ……気を悪くさせたなら謝るから……」
【申し訳なさそうに謝る】
「よしよし、ユリウス泣かない泣かない……」
【背中を撫で、頭も撫でる……上弦は優しさをいっぱいに、ユリウスに接した】
- 92 :アリス&ユリウス:2010/05/16(日) 01:27:07 ID:fqURxG6Q0
- >>91
「何も無いって言ってるのに?」
表情が少し曇った。
『泣かない……』
上弦の胸に頭を押し付ける。
- 93 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/16(日) 01:33:03 ID:.6prKP66O
- >>92
「い、いや……ごめっ……!」
【また謝ろうとしたがギリギリで言葉を飲み込み】
「……ははは」
【少々辛そうだが笑顔を向ける】
「そうか、ユリウスは強いね?」
【声はいつもの上弦……ただ違うのは優しく、包み込むような雰囲気が出ていることだ】
「いやぁ、ユリウスがいれば体がすぐ治っちゃうね?」
- 94 :アリス&ユリウス:2010/05/16(日) 01:40:28 ID:fqURxG6Q0
- >>93
「うん」
頷き、お菓子を口に。
『本当?』
顔を上げ、たずねる。
- 95 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/16(日) 01:42:55 ID:.6prKP66O
- >>94
「……」
【少し安心して、微笑む】
「あぁ、本当さ!だからこんな事が出来るぞ!」
【ユリウスを急に持ち上げて、肩車を行う】
「どうだ、高いだろ?」
- 96 :アリス&ユリウス:2010/05/16(日) 01:44:46 ID:fqURxG6Q0
- >>95
「良い笑顔だよ」
ガサガサと袋を漁り。
「ほら、食べる?」
お菓子を投げ渡す。
『高いよっ』
頭を掴み、落ちないようにしつつ。
- 97 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/16(日) 01:49:14 ID:.6prKP66O
- >>96
「お、おう!おう!」
【両手が塞がっているので慌てて口を開け、お菓子を食べる】
「ほぉらほぉら!高いだろ〜!?
これぐらい元気になったぞ〜!」
【横に揺れたりしたりして、スリルを演出……まぁ、落ちないようにしているのだが】
- 98 :アリス&ユリウス:2010/05/16(日) 01:52:25 ID:fqURxG6Q0
- >>97
「あ……」
袋包みの物である。
『怖い怖い〜』
頭にしがみつく。
- 99 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/16(日) 01:58:30 ID:.6prKP66O
- >>98
「……」
【幸せそうに食べているが……?】
「……ぶへぁ!」
【吐き出した】
「ふふふ、ユリウスよ……肩車はいいぞ!
なぜなら!」
【肩車とは肩に相手を座らせる事……
首は相手の足の間……つまり……太股である】
「……ふっ」
【格好いい顔で親指を立てている】
- 100 :アリス&ユリウス:2010/05/16(日) 02:00:34 ID:fqURxG6Q0
- >>99
「うわっ」
『……?』
「ていっ」
腕を伸ばしてパンチ。
- 101 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/16(日) 02:09:23 ID:.6prKP66O
- >>100
「やるなら、袋から出してくれよ!」
【確認せず食べた上弦にも非はあるのだが】
「ぐぼはぁ!?」
【さらにアリスに殴られてダウン!
ベッドに倒れる、ちなみにユリウスもベッドに落ちたので無傷だ!】
「痛いぞ、ゼオラ……全く……いきなり殴るなよ」
【変態は反省をしない】
「そうだ、こんな時間だけど、二人とも泊まっていくかい?」
- 102 :アリス&ユリウス:2010/05/16(日) 02:16:09 ID:fqURxG6Q0
- >>101
「やだよめんどい」
またしても袋入りのまま投げる。
『いったぁー……』
痛くはないのだが、気が動転した様子。
「うるさい変態」
「どうしようかなー……?」
- 103 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/16(日) 02:22:31 ID:.6prKP66O
- >>102
「な、なんてやつだ!」
【今度は普通にキャッチし、開けて食べる】
「大丈夫かい、ユリウス?
急にパンチが飛んでくるからね〜?」
【微笑んでユリウスに声をかける
アリスの仕業だと話しながら】
「私は泊まってくれるのは大歓迎だよ?」
- 104 :アリス&ユリウス:2010/05/16(日) 02:27:16 ID:fqURxG6Q0
- >>103
「あはは……」
自分も一つ食べる。
『大丈夫〜、上弦は?』
頭を摩りながら起き上る。
「ぶっちゃけ一瞬で帰れr『泊まる泊まるー!』
アリスの口を塞ぎ、ユリウスが喋る。
- 105 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/16(日) 02:33:34 ID:.6prKP66O
- >>104
「ふふふふふ!」
【対抗するような笑いを浮かべる】
「あぁ、私は平気だ!
なんてったって私だからね!!」
【よくわからない理屈だが、鼻血は出ていた】
「なん……そうか!
泊まるか!!やったぁ!!」
【一瞬で帰れの所まで聞き、上弦は悲しい顔をするが、すぐにユリウスの台詞で顔を明るくする】
「そうだな、よし!泊まって泊まって!」
- 106 :アリス&ユリウス:2010/05/16(日) 02:44:06 ID:fqURxG6Q0
- >>105
『そっか、よかったぁ!』
良く解らないが納得。
「じゃあ僕も泊まろうかな……はぁ」
困ったような溜め息。
- 107 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/16(日) 02:46:53 ID:.6prKP66O
- >>106
「とりあえず、鼻血拭くからティッシュ頼めるかな?」
【鼻血を出しながら笑い顔はとても滑稽だ】
「いやぁ、すまないね、部屋は手配させたから!」
【気付くとメイドが三人立っていた】
- 108 :アリス&ユリウス:2010/05/16(日) 02:48:23 ID:fqURxG6Q0
- >>107
『はい、どーぞ!』
つティッシュ
「いや、流石だね」
メイド三人に頭を下げる。
- 109 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/16(日) 02:54:42 ID:.6prKP66O
- >>108
「有難う、ユリウス」
【ティッシュを受け取り鼻血をフキフキ】
『いえ、部屋が余ってますのでそこに案内するだけですよ……
掃除と料理しか取り柄の無い私たちです』
【三人は同タイミングで頭を下げる】
『いかがしますか?早速ご案内しても?』
- 110 :アリス&ユリウス:2010/05/16(日) 03:00:58 ID:fqURxG6Q0
- >>109
『どういたしまして♪』
「掃除と料理ができれば十分だと思うよ……」
「ん、そうしようか?」
『うん、もう眠たいよ……』
目をこするユリウス。
- 111 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/16(日) 03:06:46 ID:.6prKP66O
- >>110
「長々とすまなかったね?
ゆっくりと休んでほしい」
【二人を見つめ、上弦は笑う】
『今日も旦那様のお相手有難うございました、お部屋にご案内します、こちらへ……』
【メイド達は二人を導くように歩き出すのだった……】
「あの子達のお陰で、だいぶ楽になったな……」
【上弦はそう呟き、ベッドに横になるのだった】
//お疲れさまです!
//長い時間有難うございました!
//いつもいつも本当に感謝をしてもし切れません!
//また絡みましょうね?
- 112 :アリス&ユリウス:2010/05/16(日) 03:14:49 ID:7hcwnxwgO
- >>111
「それじゃ上弦、またね」
「おやすみぃー」
二人は手を振りながら部屋を去る。
「お願いするよ」
メイドに部屋を案内してもらい、程無く二人は眠りについた。
//どういたしまして!
//ええ、わかりました!
- 113 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/05/16(日) 20:59:13 ID:Kzap.QT.0
- 「ハイハイハイ甘い空気はしまっちゃおうねー!!しまっちゃってそのままにしておこうねー!!」
「……それはまあ、置いておいて」
二人の甘い世界(笑)とか自分には関係ないことだ。
祝福しないこともないが個人的には勝手にやってろだなあ、と思い、
「そういや今日トーナメント発表か」
何故それが飛び出したのか。
ともかく、
「どーなっかな、組み合わせ」
……俺が楽しめるといいなあ。
そんなことをつらつら考えながら、今日も空の散歩を楽しむ。
本日は趣向を変えて人型での移動のようだ。
- 114 :カノン・カペルマイスター/―――:2010/05/16(日) 23:17:54 ID:Kzap.QT.0
- 街が騒がしい。
「――――――ほほう」
聞こえる声は伝える。
内容は、
「これであいつらが戦うのは決勝か三位決定か、ってところかね」
頷きを一つ。
笑みが広がるのを止められない。
「面白くなってきやがった、ってやつだなコレは。
これだから傍から見てるだけってのはやめられねー」
……見物には行くかね。
思い、指を鳴らし、
弾音が止んだ時に男の姿はなく、あるのは異形の竜だけだ。
光翼が振られ、ゆるりと宙を進んでいった。
- 115 :通行人:2010/05/16(日) 23:19:09 ID:G//TO2Pw0
- 戦わない可能性もあるよ!よ!
- 116 :カノン・カペルマイスター/竜型:2010/05/16(日) 23:22:50 ID:Kzap.QT.0
- >>115
「そ、そんな悲しい可能性を考えるんじゃありませんっ!
楽しいことだけ考えるんだ、でないと悲しくなるだろうがっ」
通行人の言葉に一喜一憂するのは何なんだろうかコイツ。
- 117 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/05/17(月) 21:24:16 ID:PMt0ERXQ0
- 【街】
街頭のテレビに、彼女は視線を向けていた。
掘り下げるなら、彼女は画面に映る芸能人、
取り分け、ふざけながらも笑い、時に真剣な顔を見せる、かと思えばふざけているだけのお笑い芸人を見ていた。
「…………関西弁、……」
耳に違和感を覚える独特の言葉遣い、
やで、やし、あほんだら。
舌で転がし、首を傾げた。
「…………なんでやねん!」
びし、エア突っ込み。
一人で勝手に突っ込んで、少し笑う。
- 118 :兄妹:2010/05/17(月) 21:44:40 ID:ZOM.z7ps0
- 「どうしようねえ、お洋服ってどこらへんに売ってるんだろう?」
「さあ、わかりませんね」
てろてろ歩く兄と妹。
「……あの人は芸人志望かなあ、メイド漫才って新しいね!」
「シッ、見ちゃいけません!」
- 119 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/05/17(月) 21:53:58 ID:PMt0ERXQ0
- >>118
「へ、?」
メイド漫才、
不穏な単語が聞こえ、それが来た方向に視線を向けた。
一瞬、視線が重なった気がする。
見られた、と思うときには既に顔に血が昇っていった。
「あ、あの、今のは忘年会の練習で…………!
私は、決してその、危ない人ではないですから!!」
ばたばたと手を振りながら、必死に否定の言葉を並べる。
- 120 :兄妹:2010/05/17(月) 22:00:13 ID:ZOM.z7ps0
- >>119
「あー、目があったよ!」
「ち、見てはいけないと言ったのに……丁度いい、ついでです」
手を振るネイディはどうでもいいと言うような無感動な黒い瞳。
それを光らせる喪服の少女が、歩み寄った。
「この辺で、お洋服を売ってるお店が並ぶ場所って、どのあたりでしょう。
出来れば、甘ロリ(笑)な服が並ぶお店がいいのですが」
「えー、僕あの子には森ガール(笑)な服着せたい!」
「だま☆らっ☆しゃい」
- 121 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/17(月) 22:06:55 ID:WVrfsEdY0
- 「あう〜…このへんひとおおいなの〜!」
【包帯を巻いた少女が周辺を歩いている】
「なんかいろいろあるなの〜」
【三人の近くをのらりくらりと歩いている】
- 122 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/05/17(月) 22:12:16 ID:PMt0ERXQ0
- >>120
もう、街頭でテレビの人の真似はしないでおこう、
ほとんど意味がないけれど、手で顔を扇いで熱を下げながら彼女は、深く心に刻んだ。
少女の言葉に首を捻る。
「服…………服、ですか?」
森ガール(笑)、甘ロリ(笑)。
ファッションに関しては無頓着だから、それがどんな服を示すのかわからず、逆側に首を捻った。
二人のやり取りを見ながらどうしようかと悩む。
急ぎの用事もないですし、
「えっと…………甘ロリ(笑)があるかどうかはわかりませんが、
あっちの方にいっぱい服屋さんがりますね。案内しましょうか?」
- 123 :兄妹:2010/05/17(月) 22:14:22 ID:ZOM.z7ps0
- >>122
「ええ、ぜひお願いいたします」
「森ガールが駄目ならせめて! ものっそいスイーツ(暗黒微笑)な服着せようよ!」
「おだまり!」
こっちはこっちで兄妹漫才が始まっていた。
>>121
服屋の並ぶ商店街へ歩きだそうとしている三人が見えるはず。
- 124 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/17(月) 22:16:04 ID:WVrfsEdY0
- >>122-123
「あう〜!『ねいでぃ』こんばんわなの〜!」
【メイド服の女性を見て速攻で走って行く】
「よかったの〜。しってるひとがいてなの〜!」
【ここで、兄妹を見ながら】
「?このひとたちはなの?」
【首をかしげて言った】
- 125 :兄妹:2010/05/17(月) 22:38:56 ID:ZOM.z7ps0
- >>124
「あら、前に観戦してた時の子ですかね」
「覚えてるー? 僕は寝てたから覚えてないや」
車椅子を押していた少女と、それに乗って目を閉じていた青年だ。
- 126 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/17(月) 22:42:07 ID:WVrfsEdY0
- >>125
「あうあう〜。えっとなの…」
【二人を交互に見て】
「あう〜。ちょっとおはなししたかなの〜」
【(中の人が)記憶があいまいのようだ】
- 127 :兄妹:2010/05/17(月) 22:50:32 ID:ZOM.z7ps0
- >>126
「そですか。まあ少ししかお話しませんでしたからね」
「僕に至ってはひとっことも喋らなかったしね!」
「『死んでた』から当たり前です」
どこか意味のわからない会話をしている。
- 128 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/17(月) 22:54:40 ID:WVrfsEdY0
- >>127
「あうあう〜。でもちょっとおもいだしてきたの〜!」
【どうやら思い出したらしく。軽くポンと手を叩く】
「あう〜…ずっとうごかなかったひとなの…
しん?…あうあう、ずーっとねてたとおもってたの」
【軽く兄貴を怖がっている】
- 129 :兄妹:2010/05/17(月) 23:04:05 ID:ZOM.z7ps0
- >>128
「触ってみてよ僕の手、ほらほら」
にっこり笑って手を差し出す兄。
その手は血が通っておらず、ひんやりと冷たい。
- 130 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/17(月) 23:07:02 ID:WVrfsEdY0
- >>129
「あう〜?うん・・」
【ディスはそっと手に触れる…】
「ほんとなの…あったかくないの…
これが…しんでるってことなの?」
【驚きを隠せない顔だ】
【ディスの手は割と暖かい】
- 131 :兄妹:2010/05/17(月) 23:09:39 ID:ZOM.z7ps0
- >>130
「そうだよ。僕は屍。
屍使いの僕の妹がいるから、こうやって動けるんだ」
にこにこ笑ったまま。
彼には感覚が無いので、温かさが分からない。
「最近ね、兄さんのお仲間が増えたんですよ。
だからその子のために服を買ってあげようと思いまして。
ぼろぼろの白いローブのままじゃあ、可哀想でしょう」
白いローブ。
それは、あの時に空が着ていたものだ。
- 132 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/17(月) 23:12:18 ID:WVrfsEdY0
- >>131
「あう〜…うごけるなの…
じゃあ、こわくないなの〜」
【先ほどの顔から一転してうれしそうな顔になった】
「あう〜!そうなんだなの〜。
えっと…でもそれってひとりしんじゃったのかなの…」
【少しさみしそうな顔である】
(あう〜…しろい?…もしかしてあのときのなのかなの…)
【一気に不安そうな顔になった】
- 133 :兄妹:2010/05/17(月) 23:15:02 ID:ZOM.z7ps0
- >>132
「動けない。声も出せない。何も見えない聞こえない。
息も出来ない。
なにもわからない。
……どう、怖いでしょう?」
くすり。毒を含んで笑う。
「そうですね、その時ちょうど兄さんが左手を駄目にしてたので、
拝借させていただきましたけど」
「みてみて、これ!」
左手を見せる。微かに見える継ぎ目、
そしてディスにとっては拭いされないであろう「空のにおい」。
- 134 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/17(月) 23:18:50 ID:WVrfsEdY0
- >>133
「うう…それはこわいなの…」
【少し落ち込んだ顔である】
「う〜。だれかのてはこわ…」
【軽くこわがる…が、それを止めて匂いを嗅ぐ】
「あう……えっと…これって…
このにおい」
【ディスの顔は一気に青ざめていくのが分かる】
「くう……なの?」
- 135 :兄妹:2010/05/17(月) 23:21:11 ID:ZOM.z7ps0
- >>134
「それでいいんだよ、死は怖がっておかないと。
じゃないと強くはなれないよ」
「くー? ああ、あの子そういう名前なんですか。
銀髪の、女の子みたいな顔した子」
「可愛い名前だね!」
否定はしない。
それがディスにとって、どれほど苦しいことだろう。
二人はそれを知らない。
- 136 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/17(月) 23:26:05 ID:WVrfsEdY0
- >>135
「あう…そう…だよねなの」
【体が震えているように見える】
「あう…え…じゃあ…
その…『くー』が…その…それ…て…」
【目に見えて動揺が見える。かなりやばそうだ】
- 137 :兄妹:2010/05/17(月) 23:29:36 ID:ZOM.z7ps0
- >>136
「……おや。お友達でしたか」
「ああ、それは悪かったねー」
ちょっとだけ眉尻を下げる。ちょっとだけ。
「あなたの言うくーちゃんは、死んでます。
私が死の匂いを嗅ぎつけて、兄さんに連れてきてもらった時にはすでに死んでました」
「見たところ、かなり無茶してたみたいだねー」
- 138 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/17(月) 23:32:48 ID:WVrfsEdY0
- >>137
「あうあう…
むりしないでっていった…のに…」
【その場に力なく座り込むディス】
「なんで!?どうしてなの!?
しんぱいしてるひと…いるのにどうしてなのぉぉぉぉ!!」
【蹲って大声で泣き始めた】
「うあああああ…」
- 139 :兄妹:2010/05/17(月) 23:35:22 ID:ZOM.z7ps0
- >>138
「あらあら、泣いちゃいましたよ……どうしましょう」
「わかんないよう、小さい子への対処法なんか知らないもん」
ちょっとおろおろし始めた。
「無茶を押し通してでもやりたかったことがあったんでしょう。
ね、そのくーちゃんを責めないであげて」
「でも、大分遺恨を残した顔してたけどなあ」
「兄さんは要らんこと言わない!」
- 140 :甲:2010/05/17(月) 23:39:24 ID:qX/lgjDU0
- 「………そう、いう事かよ…いや、結末か」
被っていたヘルメットをその辺に置くと
>>139
「おう、アンタら…ちぃーっと面ァ貸してくんねぇ?」
付近から、一抹を拾い聞きした男が歩み寄って来た
- 141 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/17(月) 23:39:29 ID:WVrfsEdY0
- >>139
「う…うううぅ…
そんな…こと…」
【大粒の涙をこぼしながら顔を上げる】
「しんぱいしてる…ヒク…
みんな、どしたら…うぅ…」
【涙を拭きながらなんとか言葉をつなげようとする…
だが…涙は拭ってもどんどん溢れてくる。】
- 142 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/17(月) 23:40:19 ID:WVrfsEdY0
- >>140
「…うぅ…か…ぶと…
くー…が…」
【甲を見て泣きながら言葉をつなげる】
- 143 :兄妹:2010/05/17(月) 23:43:51 ID:ZOM.z7ps0
- >>140
「幾らでも貸しますよ、私は情報提供者になり得ますから」
相も変わらず無感動な瞳を湛えた喪服の少女。
無表情のまま、甲を見据えた。
>>141
「うーん。未烏が小さい頃は、こうしてたっけ?」
兄がてこてこ歩いて寄ってきて、ディスの頭を撫でる。
- 144 :甲:2010/05/17(月) 23:49:59 ID:qX/lgjDU0
- >>142
「(…ディスか)」
大泣きの様子に、眉間に皺を寄せて
「……忘れるな、お前が半端に片足を突っ込もうとしてるのは…」
低い声で告げる
「"こういうこと"もある……世界だってな」
失うべきでは無いモノが
ふとしたはずみで簡単に失われてしまう現実
「(……そんな現実は、まだコイツみてぇなのには…必要ねぇだろ…クソ)」
>>143
「物分りが良くて助かる」
話の端を繋ぎ合わせるに、どうやらこの二人が出会ったのは偶然の出来事か
"黒い髪の男"の件との関連は良く分からなかったが
一先ず
「この先に、アパートが在ってな……あぁ、その"左腕"と"ローブ"の持ち主の住んでた場所っぽいんだが」
無表情の顔に視線を合わせる
探るような眼
しかし、表情からは情報を得る事は叶わなそうで
「一緒に、来てくれ」
くるり、と足を"神羽荘"の方向に向ける
実際、今日はそこに行くつもりで来ていたのであった
- 145 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/17(月) 23:54:04 ID:WVrfsEdY0
- >>143
「あう?」
【ふと、撫でられて顔が少しほころんだ】
「あり…がとなの…
ちょっと…おちついたなの…」
【まだ鼻をすする音が聞こえる】
>>144
「…あう……」
【少し茫然としている…】
「…くー…そんなことのあるところにいって…
かく…ご…なのかなの」
【少しうつむいて、呟く】
「…そこまで…して…」
- 146 :兄妹:2010/05/17(月) 23:56:25 ID:ZOM.z7ps0
- >>144
「分かりました。行きましょうか、兄さん」
「息子さんを僕たちにくださーいってご挨拶?」
「……ああもういいです、黙ってろ」
甲の後に続く。
>>145
「よーしよし。じゃあ僕ら、行くからね」
立ち上がって、軽く手を振った。
- 147 :甲:2010/05/18(火) 00:04:58 ID:qX/lgjDU0
- >>145
「…知らなくて良い」
短く会話を切る
「たった一つの命を掛けるってのはな…決して格好良いものでも、ましてや美しくなんて絶対に無いんだ」
死して屍拾う方の身にもなってみやがれバカヤロウってやつだ
「それだけ、覚えておいてくれ」
>>146
「―――…実際」
道すがら、兄妹に話しかける
「…ソイツが消える瞬間に、俺は暢気に気絶しててな」
ハァー…と溜息を吐く
だからどうだと言うのだ…別に言い訳を考えてるのでは無いが
この状況を、どう説明したら良いのか決めあぐねていた
その後しばらく歩き
「着いたぜ」
顔を向ける二階建てのアパート
灯りは点いている
「キョン子…居るか」
敷地内に足を踏み入れた
- 148 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/18(火) 00:07:11 ID:WVrfsEdY0
- >>146
「あう…えっと…」
【何か言いたげな顔になる】
「い、いってもいいのかなの…」
【涙をぬぐって立ち上がった】
>>147
「あうあう…そう…
なんだなの…おぼえておく…なの」
【少しだけりりしい顔で、そう告げた】
- 149 :兄妹+鏡子:2010/05/18(火) 00:11:06 ID:QYyPcDfoO
- >>148
「行きたいのならどうぞ。
ただ、そのせいであなたが打ちのめされても私は関与しません」
無表情のまま振り返ることもせずに歩きだす。
>>147
「あなたのせいで彼は死んだ、と?」
「え、でもあの子……」
「兄さんは黙ってて」
表情豊かな兄と違い、妹は終始無表情。
なにを考えているのか探れないまま、目的地にたどり着く。
「……んーおぉ? かぶたんじゃん」
出迎えた白衣の女は、さして普段と変わらない……?
- 150 :甲:2010/05/18(火) 00:16:19 ID:qX/lgjDU0
- >>148
「(励ましてる……訳じゃねーんだ、気付けよ……)」
上手く諭す事が出来ない
放っておくとどんどんと"危険"に踏み込んで来る
「(……やれやれだ)」
誰か、正しい道を示してくれる人物が居ないものかと、切に願う
>>149
「そこまでは、卑下しねえよ」
結果に悔いても
そこに留まってはいけない
だから
「おう、中入って…良いか?」
ひとつずつ、出来る責務を果たそうと思う
「ここに住んでた、男の子の件で」
- 151 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/18(火) 00:18:41 ID:WVrfsEdY0
- >>149
「あう…それは…なの…」
【軽く恐れを感じながらも…ディスはゆっくりと後を追ってきた】
「…あう」
【兄妹の少し後ろに、神羽荘の前に来る】
>>150
「…がんばらないとなの…
いろんなともだちがいなくなるの…
だまってみたくないからなの…」
【少し下を向いて、何やら呟いている】
【…甲の思いとは逆のことになっているようだ…】
- 152 :兄妹+鏡子:2010/05/18(火) 00:21:31 ID:QYyPcDfoO
- >>150
「そうですか」
無表情無感動な声色。
鏡子にぺこりと礼をひとつ。
「ああ……空ね。
もう同じ姿では帰ってこないだろうな、とは思ってた、けどさ」
悲しいような辛いような苦しいような、いろんな感情がない交ぜになった笑みを溢してちょいちょいと。
入れ、のジェスチャー。
>>151
「あんたも入りなさい。
空のこと、心配してくれたんでしょ?」
同じように複雑な笑みを浮かべながら、入れ、のジェスチャー。
- 153 :甲:2010/05/18(火) 00:26:02 ID:qX/lgjDU0
- >>151
「……」
言うべき事は失せた
あとはもう、成り行き任せしか無いだろう
>>152
「(―――…そこまで思ってての…だから、あの表情か……最初から計りかねてたって事かい…)」
あぁ、と告げて神羽荘の中に入る
「気が付いたら、あの場から消えていた」
そこは完全に自分の否
「だから、俺よりもこっちの二人の方が状況は話せると思う」
- 154 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/18(火) 00:30:24 ID:WVrfsEdY0
- >>152
「…う、うん…」
【言葉少なにうなずいて】
「おじゃま…しますなの」
【ゆっくりと部屋へと入って行った】
>>153
「あう〜。…おじゃましますなの〜」
【軽く微笑んでかぶとの横に来る】
- 155 :兄妹+鏡子:2010/05/18(火) 00:34:53 ID:QYyPcDfoO
- >>153>>154
「……思ってたんだけどさ、やっぱりキツいもんはキツいわねぇ」
はは、と乾いた笑い声。
「小夜なんか家事やってくれる人がいなくなったー、って喚くのよ。夜はしっかり泣いてたけど。
メルは不貞腐れた顔で飯が不味いってぼやくし。
あの子が帰ってきたら、なんて言うかしら」
居間に着いて腰を下ろす、そこには空を見送った全員が集まっていた。
「……では、状況を説明いたしましょうか」
同じく腰を下ろして正座した少女が語りだす。
- 156 :甲:2010/05/18(火) 00:40:33 ID:qX/lgjDU0
- >>154>>155
居間に集った面子のそれぞれの表情をひとしきり見回して
「……」
スッと黙礼した
顔を上げて
言葉も無い
"キツイもんはキツイ"――そういった鏡子の心境は、恐らくそんな言葉で済ませられるレベルでは無いだろう
謝りもしない
きっと、限り無く"筋違い"だから
だから甲も
静かに話を聞いた
- 157 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/18(火) 00:42:44 ID:WVrfsEdY0
- >>155>>156
「…あう…
やっぱりここのひともたいへんなんだなの…」
【ふとため息をつきながらその場に座り込んだ】
「どんな…おはなしなのかなの…」
【不安だらけの顔で言う】
- 158 :じんうけ:2010/05/18(火) 00:47:53 ID:QYyPcDfoO
- >>156>>157
「では早速。彼、くーさん? の死因は、失血です。
腹部に大きく斬られた痕もありましたし、矢で射られた形跡もありました。
しかしですね」
無表情のまま。淡々と淡々と紡ぐ。
「それ依然に、彼は死にかけでした。
内臓機能がとても悪化してたみたいですし、心臓の鼓動そのものも弱かった。
つまり」
「放っておいても数ヶ月したら彼は死んでいたでしょうね」
- 159 :甲:2010/05/18(火) 00:52:07 ID:qX/lgjDU0
- >>157>>158
「……」
静かに、聴いている
「(………内臓?)」
外傷だけでは無かったのか?…気にはなったが
事の主導権は、"じんうけ"に委ねた
- 160 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/18(火) 00:54:34 ID:WVrfsEdY0
- >>158-159
「…そ…そっかなの」
【死因に思わず顔をしかめるが…それ以上に
ディスは】
「あのままでも…そのまま」
【何故空があれほどまでに躍起になっていたか…
ようやく理解した気がする】
「…わかってたのかなの…『くー』もうながくないってことなの…
だから…だからむりして…びょーいんいれても…それでも…」
【悲しそうではあるが…涙は流していない】
- 161 :じんうけ/真面目:2010/05/18(火) 00:59:13 ID:QYyPcDfoO
- >>159>>160
「……言ったろ、ディス」
口を開いたのは白髪の青年。
「生命力がごっそり減ってる、って。
あのあとこいつと話し合ってさ」
「結論を出した。普通にしてたら生命力が露骨に減るわけない。
だから、空ちゃんは『命を代償として行う術』を行使したんだろう、って」
青年の言葉を魔女が拾って続ける。
「数ヶ月だらだら生き延びるより、一瞬でも全力を出し切って何かを護ると。
ディスちゃんの言うとおり、空ちゃんはそういう結論を出したんでしょうね」
「……そーいうことかあ……」
鏡子がはあ、と大きく溜め息を吐いた。
- 162 :甲:2010/05/18(火) 01:04:56 ID:qX/lgjDU0
- >>160
>>161
「(………そういうこと、か)」
事情は察した
本当に計りかねた――真城空という人物を
「……」
話を聞き
今となって思う
その覚悟の輝きを、せめて見取ってやるべきだった
止められなかった"死"
自ら死に急ぐ事は決して認められるモノでは無いが
それもまた人生である――という事も知っていた
「……」
複雑な思いが
やはり複雑な表情となって現れた
- 163 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/18(火) 01:05:38 ID:WVrfsEdY0
- >>161-162
「…くー…」
【ディスにはそれ以上言えなかった…】
【空の考えていた結論を否定できなかった。もちろん肯定もできなかったから…】
【ただ、ディスは空がどんな事を思っていたのか…それだけが気がかりだった…
病院につながれていた時…抱えて歩いていた時…覚悟は…】
「……いのちより…だいじな…もの…だったのかなの…」
【胸に手を当てて。静かに呟いた】
- 164 :名も無き異能都市住民:2010/05/18(火) 01:12:16 ID:QYyPcDfoO
- >>162>>163
「なんだかなあ。あたしたちに頼ろうとせずにやったってことでしょ」
がしがし、茶色の髪を掻く。
「あいつ、最後の最後で男になりやがった。
……遅いっつーの」
もう一つ溜め息。
少女が話を再開した。
「私は屍使い。墓を荒らして屍を攫い、武器として使う人間です。
でも、あなた方が彼の屍を傍に置いていたいというのなら、連れて来ますよ。
傷を治して綺麗にしてあります」
それに対する鏡子の返答は、ない。
- 165 :甲:2010/05/18(火) 01:16:52 ID:qX/lgjDU0
- >>164
「……」
同意も出来ない
恐らく、そんな事は求められていないし、する権利は無い
だから
見当外れの提案をし始める"屍使い"の言葉を聞いて
「……帰るわ」
話は終わった、と区切りを付けて立ち上がる
- 166 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/18(火) 01:19:02 ID:WVrfsEdY0
- >>164
「…あう…
やっぱり…だまってたかったのかなの…
もうすぐ・・・だってことなの」
【少し残念そうでもあるディスの顔。】
「『でぃす』がきいてたら…」
【そこで言葉が止まる…どうしようもなかった。結論はそれしか出ないのだ】
「…?…どんなことするの?」
【屍使いの方を見て、首をかしげた】
- 167 :じんうけ/真面目:2010/05/18(火) 01:22:58 ID:QYyPcDfoO
- >>165
「……どうすれば」
ぼろり。
ひとつ、ふたつと雫が零れ落ちる。
「いいのか、わかんないよ……」
涙が堰を切ったように溢れだす。
鏡子の最後の化けの皮が剥がれ落ちた。
「……私たちも、帰りましょうか。お返事はいつまでも待ちます」
「ん」
兄妹も次いで立ち上がる。
>>166
「くーさんではない、まったく新しい動く屍として動き続けてもらうか。
静かに眠ってもらうか、どちらかを選択していただくということです」
- 168 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/18(火) 01:24:54 ID:WVrfsEdY0
- >>167
「……」
【ディスも考えていた…空にはいてほしい…】
【でも…そんなことされて空は喜ぶだろうか?】
「『でぃす』には…」
【俯いたまま立ち上がった】
「……わからないの…」
【そう言って、静かにアパートを去って行った】
//睡眠
- 169 :甲:2010/05/18(火) 01:33:11 ID:qX/lgjDU0
- >>167
「…ひとりで考えんな」
一番、多分年長者であるだろう後ろの二人組に目配せして
「家長が家族を頼っちゃダメなんてこたぁねーんだ…皆で考えて、そんで答えは急がない事」
部外者である自分が出来る、精一杯の助言を残して
「じゃあな、たまに顔出すよ」
手を挙げて、居間を後にする
そして外
兄妹との別れ際に
「……あの場で、ああ言う選択肢を投げ掛けるのは、きっとアンタ等の事情なんだとは思う」
けれど
「俺は、好きじゃねえ」
吐き捨てるように呟いて、その場を後にした
- 170 :じんうけ/真面目:2010/05/18(火) 01:36:59 ID:QYyPcDfoO
- >>168
集まった人間の中の誰かがまたね、と声をかけた。
//おやすみー
>>169
静かに頷く白と黒。
「……よく、わかりませんね。私にはさっぱりわからないんです」
「そうだねぇ……未烏ならそのうちわかるよ、賢いからね」
黒い兄妹もまた、夜道に捌けていった。
- 171 :ロザリア・ロートシルト:2010/05/18(火) 22:11:27 ID:rSRBD9/U0
- 【異能都市 中華街】
異能都市は人の出入りが激しい。
当然、多彩な文化、人種が持ち込まれなかにはこの中華街ように、
一つのコミュニティとして生活に溶け込んでいるものもある。
「たまには、街の散策も楽しいわねえ。」
赤々とした灯篭の光、所狭しと掲げられた
漢字の看板やネオンサインが目に楽しい。
- 172 :甲:2010/05/18(火) 22:22:50 ID:qX/lgjDU0
- >>171
「……ん?」
とある飲食店の暖簾を潜って、出た先に
どうやら
「…あーーーー!」
行方不明者を発見したもよう
- 173 :ロザリア・ロートシルト:2010/05/18(火) 22:29:50 ID:rSRBD9/U0
- >>172
ロザリアはいつもの黒いドレスではなく、
ボロ布のような地味なローブを纏っていた。
まだ甲には気づいていないようだが……。
- 174 :甲:2010/05/18(火) 22:30:46 ID:qX/lgjDU0
- >>173
―――ザザッ
回り込んで
「…あーーー!!」
もう一回指を指した
- 175 :ロザリア・ロートシルト:2010/05/18(火) 22:33:29 ID:rSRBD9/U0
- >>174
「あーーー!!!」
ロザリアは一瞬、びくりと体を震わせたが、
思い出したように素っ頓狂な声をあげるとローブをかぶって人ごみの中を逃走し始めた。
体の小さいロザリアは通行人の間を縫うように走っていく!
- 176 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/05/18(火) 22:33:36 ID:LFPKEqg.0
- >>173
>>174
壁|゚∀゚>
壁|゚∀゚>9m <あ――――!!!
ノったアホ一人。
- 177 :甲:2010/05/18(火) 22:37:49 ID:qX/lgjDU0
- >>175
「ちょま!?―――なぜ逃げーーる!?」
人通りは多い
「ぬぐ…!?」
追いかけようにも直ぐにつっかえる為
「ええいメンドくせえ!!」
ゴメン!と叫びジャンプ
「待てやぁああああああああ!!」
『痛!』『うわ!』『なに!?』
通行人の肩の上を疾走して追いかける!
>>176
「どっせい!」
ついでにカノンの肩も踏む!
- 178 :ロザリア・ロートシルト:2010/05/18(火) 22:44:34 ID:rSRBD9/U0
- >>176
「わあーーーっ!!?」
突然出てきたカノンに驚いて針路変更。
2,3人通行人にぶつかりながらも転がるように路地裏へ!
>>177
ロザリアはまるで獣のような速さで
路地へと駆け込んでいく。
曲がりくねった路地では、
逃走経路が多く、容易に追っ手をまける。
はずであったが
運悪く、袋小路に入り込んでしまった!
- 179 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/05/18(火) 22:49:37 ID:LFPKEqg.0
- >>177
踏まれて、
「ひでぶっ」
>>178
ついでに突撃されて、
「おうふっ」
「……なにこれ散々すぎるだろうがよぉおおおおお!!!!!」
泣き真似、
「くそう、こうなったら、」
指を鳴らす。
背に光翼を展開して、
「追ってやらぁ――――!!!!」
空を駆ける。
- 180 :甲:2010/05/18(火) 22:51:37 ID:qX/lgjDU0
- >>178
「ぉお―――らぁ!」
壁、屋台の天井、停車した車のボンネットetc...
あらゆる踏める場所を踏み、縦横無尽に―――傍若無人に追走
限り無く無駄に全力
「そぉおい!」
タタン、と最後の跳躍――
――路地裏に滑り込む
「ん?」
辿り着いた先は…行き止まり
「ふっふっふっふ…」
悠然と歩み寄る、表情はにんまり
>>179
路地裏を見渡せば
にんまり笑いながら少女ににじり寄る古い友人
場だけ見れば色々あぶない!
- 181 :ロザリア・ロートシルト:2010/05/18(火) 22:58:03 ID:rSRBD9/U0
- >>179-180
「あぁあぁ……」
なんということだ、逃げ道が無い。
塀ぐらいなら力の回復していない自分でも飛び越えられるが、
運が悪い事にこの袋小路を作っているのはどれもこれも4,5階はありそうな雑居ビルだ。
「ひ、ひいぃ……」
ロザリアはその場にぺたんと座り込んでしまった。
絵面的にはとてもあぶない。
- 182 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/05/18(火) 23:00:56 ID:LFPKEqg.0
- >>180>>181
……追いついた!
すぐそばのビル屋上に着地。
声をかけて、
「てめぇ俺を踏んだりぶつかったりするとはどういう――――」
言葉が止まった。
口を閉じ、周囲を確認して、
「………」
思うのは、
……通報準備…しとくべきかなあ…
- 183 :甲:2010/05/18(火) 23:03:59 ID:qX/lgjDU0
- >>181
「……?」
あれ?様子がおかしい…?
追い込んだは追い込んだんだけど…ここでいつもなら何か吸血種的なトリックでドロン
…かと思ったんだけど
「……ロザリア、だよな?」
首を傾げて近付いて、ひょいと顔を覗き込む
良く見たら衣服もなんかぼろっちい
行方知れずだった理由に繋がるのだろうか…?
>>182
さあ大変!
赤マフラーの古い友人は少女に肉薄してしまった
所在なさげにフラフラしている手が、いつ魔の手に変わるとも分からない…!
ように見える
さあカノン!
相手は無防備―――やるなら、いまだ!
- 184 :ロザリア・ロートシルト:2010/05/18(火) 23:12:31 ID:rSRBD9/U0
- >>182
近くに偶然電話ボックスが!
酔ったチンピラが割ったのか窓ガラスは全て無かったが、
電話自体はまだ使用できそうだ。
きみは つうほう してもいいし しなくてもいい
にアつうほうする
つうほうしない
>>183
「ええ、そうよぉ……」
諦めた、というふうにフードから頭を出すロザリア。
病的な白い肌の所々にヒビのような物や黒い斑点が浮き出ており
カサカサと乾燥しているようにも見える。
あきらかに、普通の状態ではない。
「もう少し回復するまで会いたくはなかったのに……。」
- 185 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/05/18(火) 23:20:41 ID:LFPKEqg.0
- >>183>>184
「……」
思わずライフカードもどきを具現化して、
「って問題そこじゃねえよ」
赤マフラーの友人はそこで紅コートの友人のごとく暴走している。(ように見える)
そして少女は明らかに嫌がっている。(ように見える)
ならば回答は一つだ。
路地に降り立ち、
「1,1,0、と……あ、もしもし警察ですか」
ニア つうほうする
- 186 :甲:2010/05/18(火) 23:22:06 ID:qX/lgjDU0
- >>184
「……ゲル状になって、どこぞに流れたと聞いたんだが……うわっちゃー…こりゃあ」
ひでぇな、とその肌に手を伸ばす
「回復はしてるのか…それは流石、と言えるけど」
「どうしてこうなった?」
>>185
ついに
ついに一線を越えた
男は、その少女の頬に―――手を触れている
- 187 :ロザリア・ロートシルト:2010/05/18(火) 23:30:16 ID:rSRBD9/U0
- >>185
本来なら、ここで聞きなれた呼び出し音が
受話器から耳に飛び込んでくるはずなのだが……
よく見ると、この電話
回線が引きちぎられていた。
>>186
「レディの肌に容易く手を伸ばすのはルール違反よぉ。」
ぴし、と自分の肌に伸びる甲の手を打ち据えた。
「どうして、ねぇ。どういえばいいかしら。」
ロザリア自身はあまり話したくなさそうではあったが
しばらく考え込んだ後、言葉を選ぶ世にゆっくりと事の顛末を話し始める。
「街で暴れる異能者、まぁこの街では珍しくないわねぇ。
気まぐれからソレを叩きのめしてやろうか、と思ったのだけど。
手痛い一撃をくらってしまってねぇ。それで頭にきて、『 』から
手当たり次第に異形どもを呼びよせたの……。」
そこまではよかったのだけど、と
少し恥ずかしそうに、ローブのフードで顔を隠して。
「弱った状態で呼び出したものだから、『 』への門を
普通の手段で閉じられなくなって、それで無理やり閉じた物だからこんなことに……。」
なんてことはない、いつものロザリアのパターン
『扱いきれないものを繰り出して自滅』であった。
- 188 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/05/18(火) 23:33:10 ID:LFPKEqg.0
- >>187
「ええ、友人がついに一線を……」
あれ?
「……」
回線繋がってないやーん、と理解し、
「どこのコントだよ!!あほか!!!!」
受話器を叩きつけた。
>>186
仕方がないので、
「……あー、甲?」
恐る恐る声をかける。
- 189 :甲:2010/05/18(火) 23:37:51 ID:qX/lgjDU0
- >>187
「あうち」
ち、弱っててもロザリアか
そこを確認できた事で、少しだけ安堵した
「…………短気」
呆れた様に呟いた
どうしてこう……異能都市の少女キャラはよぉおおおお…!!
>>188
「なんじゃぁああい……」
呆れた表情で振り向いた
ブスッとした顔
見かたを替えれば…
『邪魔すんな…てめぇ…』
みたいな表情に見えなくも無い…
- 190 :ロザリア・ロートシルト:2010/05/18(火) 23:44:24 ID:rSRBD9/U0
- >>188
「あら、ええと……ごきげんよう?」
とりあえず挨拶。
たぶん、酷くこっけいに見えるのではないか。
>>189
「短気などである物ですか!
この私がただのヒトに後れを取るなどあってはならないのです。」
語気を荒げるロザリア。やっぱり短気でした。
- 191 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/05/18(火) 23:46:29 ID:LFPKEqg.0
- >>189
……こいつ、
「ついに変態紳士に目覚めたのか…?!そうなんだな!?」
甲の両肩を掴み、
「いかん早まるな甲!!お前まで紳士になったら俺もうツッコミきれねえよ!!面倒みれねえ!!」
壮大な勘違いをしているようです。
>>190
「ごきげんようほしみっ じゃなくてなー!」
うがー。
「お前今襲われかけてたんじゃないのか?!」
- 192 :甲:2010/05/18(火) 23:50:26 ID:qX/lgjDU0
- >>190
「それが敗因だろうが」
ブー垂れた表情で告げる
「上手くいかなかった…それなら、それを自分の非と認めるのも、強さへの道だろうが…」
かくん、と頭を垂れて
「つーかそろそろ人間を認めてくだちい」
ハァー…と溜息を地面に吐いた
>>191
「……え?」
声に顔を上げると――ぐい、と肩を引き込まれた
「ちょ!おま!?紳士ぃ!!?」
がくんがくんと揺すられて
「は、はははやちとりぃいいい」
- 193 :ロザリア・ロートシルト:2010/05/18(火) 23:59:25 ID:rSRBD9/U0
- >>191
「 で す か ら ! ! !」
「甲さんにも言った様にこの私がニンゲンなどに遅れをとるなどありませんわ!」
ぐい、と胸を張って。遅れをとっている事実は
彼女の頭の中ではなかったことになっているようです。
>>192
「私が失敗したからといって、それは私の落ち度。
それはみとめましょう。」
ふふん、と鼻を鳴らすロザリア。
「しかし、それでもニンゲンどもと私の間には埋められぬ壁がありますわ。
この夜種の主たる吸血鬼が負けるなどありえないのです。たとえ人類がどれほど進歩しようと。」
彼女の考えは一朝一夕では変えられそうに無い。
いままでも、人間の強さというものを嫌というほど見ているはずなのだが……
- 194 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/05/19(水) 00:04:54 ID:LFPKEqg.0
- >>192
「早とちり?」
揺さぶるのを止めて、
「貴様この期に及んで言い訳とはいい度胸だ……!!
弁明があるならしてみなさい正当性があったら俺土下座するからよ!」
>>193
「(゚Д゚)ハァ? おいおいお前落ち着けって、人間こええよ?はんぱねえよ?」
ぺし、とロザリアの頭に手を置き、
「人間よりすげえ能力があっても勝てねえことだってあるんだぜよ?」
- 195 :甲:2010/05/19(水) 00:07:54 ID:qX/lgjDU0
- >>193
「(ぬう…グーグーガンコちゃんめ……あぁ、コイツとディスのそりが合うの…何か理解出来たかも…)」
あいつもあいつで頑固だし…なんて思って
「…まぁ、それでこそのロザリア=ロートシルトか」
諦めた様に、或いはそうなる事を分かっていたかの様に誰とも無く呟いて
「なら…我を無理矢理通すなら、もう簡単に死に掛けんじゃねーぞ?」
吸血種だろうが何だろうが、心配する奴がいる存在に、それは義務だ
と告げた
>>194
「………俺の守備範囲は、二十代以上三十五未満だ」
短くそれだけ告げた
- 196 :ロザリア・ロートシルト:2010/05/19(水) 00:16:01 ID:rSRBD9/U0
- >>194
「我ら吸血種といえど、勝てぬ相手、曲げられぬ法則はあります。
でも……『ニンゲン』には、負けませんわ。昼の種族になどね。」
どうやら、この少女は人間に対して敵愾心を持っているらしい。
>>195
「ディスの事ね。心得てはいるわ……」
彼女の話題になったとたん、
しゅんと勢いをなくして。
「ああ、えと、その事なのだけど……。
ディスにはこの事を秘密にしてくれないかしら。
あのこには私に強いイメージを持っていて欲しいの。それに……」
一区切りして、息を吸い込んで。
「あのこには、私が危ない事に顔を突っ込んでいる事を知られたくないのよ。」
- 197 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/05/19(水) 00:19:13 ID:LFPKEqg.0
- >>195
ロザリアを見て、
「………」
肩から手を離した。
そっと数歩下がり、軽く地を蹴る。
宙で決めるのは高度のあるトリプルアクセル。
そして、
「すいませんっしたァ――――!!!!」
姿勢を正し、着地は綺麗な土下座姿だった。
>>196
「ああ……うん……お前人間大嫌いなのね……俺の真逆だな、俺人間大好き」
土下座したまま、微妙にこもった声で、
「つか何でそんな人間嫌いなの?レベル高いけど生命嫌い?」
- 198 :甲:2010/05/19(水) 00:26:19 ID:qX/lgjDU0
- >>196
「……アイツぁ鼻が利くからよ」
静かに、重い声を発して
「お前が、"危ない事"の渦中に居る限り……そこに無防備に近付いてくる」
ふ、としゃがんだ姿勢から立ち上がって
「隠すなら全力で隠せ、あぶねーんだよ…アイツ」
ロザリアに背中を向ける
「まぁ、先ずぁ元気になって顔見せてやんな……多分、アイツが一番お前を待ってるから」
肩動く
笑った様な気配がした
>>197
「良いか、カノン……覚えておけ…俺を」
すーっと息を吸い込んで
「ア・イ・ツ・と一緒にするんじゃねぇええええええええええ!!!!」
路地裏にて絶叫
カノンの耳元で
「―――…ふう」
そのままじゃあな、と二人の前を去って行った
//お先落ちます
- 199 :ロザリア・ロートシルト:2010/05/19(水) 00:33:27 ID:rSRBD9/U0
- >>197
「あなたは、気配とその口ぶりから考えるに、
我々人外に属する物なのでしょうね。」
ロザリアはカノンを見据えて、
どこか冷たい印象を与える口調で話す。
「ニンゲンは我ら夜種の領分を侵した。
これがその証拠ですわ。この文明、そのものがね。」
- 200 :ロザリア・ロートシルト:2010/05/19(水) 00:34:51 ID:rSRBD9/U0
- // おうふ途中送信ー!!!
>>198
「分かっている……分かって……いますわ……。」
自分に言い聞かせるように、何度も何度も
分かっている、といいながらロザリアは甲を見送った。
// おやすみー
- 201 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/05/19(水) 00:36:48 ID:LFPKEqg.0
- >>198
「うおわぁ――――!!!!」
くわんっ、と来たようで。
「あー……うん……ごめんねかぶとくーん……」
ウフフ流星が見えるなどと呟いていた。
//おやすみなさいましー
>>199
「そうね、俺アレよ?ほらよく空飛んでる金属っぽい竜。
楽しいことするから人間は大好きさ」
キラッ☆
「……夜種ねえ。
一つ聞くけど、アンタ日光とか駄目な性質?」
- 202 :ロザリア・ロートシルト:2010/05/19(水) 00:45:10 ID:rSRBD9/U0
- >>201
龍が飛んでいる風景はこの都市では珍しくないが、
金属っぽい龍は珍しく良く目立つ。当然ロザリアも何度かみた経験があった。
「ええ、といっても、ある程度克服してはいますが。
流水、聖銀、十字架、その辺りのポピュラーな物はね。」
だぶついた袖で口元を隠しくすくす、と笑って。
- 203 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/05/19(水) 00:46:58 ID:LFPKEqg.0
- >>202
うんうんと数度頷き、やたら深刻そうな顔で、
「いいかお嬢ちゃん、俺思ったんだけどな?
――――それ夜種じゃなくね?」
どーん。
「昼に出歩ける程度の克服度合いだったら、もう夜の名を冠する意味あんまない気がするんだけど」
どうよ、と首を傾げる。
- 204 :ロザリア・ロートシルト:2010/05/19(水) 00:56:59 ID:rSRBD9/U0
- >>203
「……陰に潜み、夜に蠢くのが我ら夜種。
いくら太陽の元を歩ける高位の夜種でも、昼間に動くものなどいません。」
ふぅ、とロザリアはため息をついた。
「逆に、鶏の声とともに起き、陽光の元で畑を耕し、
神に祈り、夜は細々と眠るのがニンゲン、もとい昼の種族たち。
彼らは、我々夜種の領分たる『夜』を犯した。」
- 205 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/05/19(水) 01:00:34 ID:LFPKEqg.0
- >>204
「なんだ昼間動かないのか。でも動こうと思えば動けるんだよな」
……ふうむ。
「それって人間と一緒だよな。
明りがないと無理だけど、動こうと思えば動けるって点では一緒だ」
自分で納得したのか手を鳴らし、頷きを一つ。
「ま、領地侵犯的なアレではあるんだろうけどな。
そんなにマジギレするほど夜種ってのは心が狭いのかい?」
- 206 :ロザリア・ロートシルト:2010/05/19(水) 01:09:44 ID:rSRBD9/U0
- >>205
「ええ、そうですわね。
その点では高位の夜種に限ればニンゲンと同じといえましょう。」
フードで隠れてロザリアの表情は見えない。
「心が狭い、ですって……?」
ぶわ、と魔力があふれ出た。
その拍子にフードが外れる。
そして現れたロザリアの顔は、憤怒にゆがんでいた。
「何も知らぬくせに……!幻想種たる竜の端くれがそのような……!
弾圧と、我々の血の犠牲に対してそのような口を利くか……!!!」
- 207 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/05/19(水) 01:20:51 ID:LFPKEqg.0
- >>206
「知らねえよ。知ってるかもしれないが俺は具体的に弾圧も犠牲も食らってないから”知らない”。
だからこそ俺は好き勝手言うぜ」
にっ、と笑って、
「血族の〜とか言われてもね。同族いねえもん。その気持ちはわからんよ。
だけどさあ、人間見下すならおろか者めって思って許さないが忘れるくらいの気概とかこう、どうよ?
見下しの方向性としてブチ殺しに行くってのは否定しないけど、実力ないとヤバイぜ?」
なんせここは異能都市だからな、と呟く。
ただの人間、力無い人間の方が少ないだろうと。
- 208 :ロザリア・ロートシルト:2010/05/19(水) 01:26:43 ID:rSRBD9/U0
- >>207
「だから、なんど言ったら……!」
また、例の遅れをとらない、
とでも言おうとしたのであろう、しかし、
その口は途中で閉じられて。
「もう、いいですわ。貴方とはこれ以上話をしても無駄なようです。
せいぜい、人間世界のしがらみの中で囚われて暮らすがよろしい。」
自分の言いたい事をまくし立てると、ロザリアは
カノンの脇をすり抜けるようにして走り去っていく。
- 209 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/05/19(水) 01:41:32 ID:LFPKEqg.0
- >>208
「……遅れ取らなかったら、アンタはそんな傷を負わねえよ」
残すように、ぽつりと零す。
空を見上げ、手を伸ばし、
「難しいなあ、みんな楽しくってのは、」
何かを描くように指を振って、
「殺した人間と今生きてる人間ってのは違うだろうになー」
……それで全体を嫌うなんてもったいない。
人と関わるのは楽しいのに、と思い、
「――――――あれ」
何か。
2000を数え、さらに長く、遠い記憶のその向こう。
彼方と呼んで差し支えないものを垣間見た気がした。
「……ん?」
何だろうか今のは。
思い出そうとしてみても出てこない。
「…………俺、」
何か忘れてるのかな。
言葉は大気に溶けて、カノンも路地裏を去る。
小さな疑問を抱きながら。
- 210 :妹:2010/05/19(水) 20:16:58 ID:ZOM.z7ps0
- 「お疲れ様でした兄さん。結果はわかってますよ、ええ。
見つからなかったんでしょう? わかってますとも」
とある廃墟ビルの屋上。
「有り得ない方向にねじ曲がった」「鉄製の」転落防止フェンスの上に、喪服の少女が腰かけていた。
「…………やってくれましたね、この下等種族が……ッ!!」
普段ならば気味の悪いほど無表情な顔に、焦りと憎悪を混ぜ合わせた表情を浮かばせて。
足元をなじるようにぐりっと動かした。
空気には、少女の発する魔力が漏れ出していた。
- 211 :――――:2010/05/19(水) 23:53:23 ID:QYyPcDfoO
- 都市の歪みの奥深く。
歪んだ白い部屋に、着飾られた「左手」のない彼は辿り着いた。
――ここで眠ろう。
――ここで眠って、
羽化しよう。
床に座り込んで、彼は眠り始めた。
蛹のように胎児のように、丸く丸くなって――
- 212 :ヴェーダ/類似品:2010/05/20(木) 22:00:18 ID:9PXFXVPY0
- 廃棄されたビルの屋上。
大の字で倒れこむ影が一つあった。
「……やれやれ」
砂漠よりも乾いた声を風に乗せる。
じわりと水分を含んだ大気が頬に触れるのを感じながら、
「ここまで来るのに時間がかかってしまったね。……この調子だと、後2,3カ月といったところかな」
苦笑する。
……千里の道も一歩からとはいえ、
「中々大変だね」
- 213 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/20(木) 22:05:30 ID:HnkBBDEo0
- >>212
――むくっ
すぐ隣の廃墟で、一人の人影が起き上がった。
「おいおい、俺のせっかくの天体観測スポットに誰かが来たかと思えば……」
ガシガシと頭を掻く紅いコートの男。
「暗くて見えないな。誰だ?」
- 214 :ヴェーダ/類似品:2010/05/20(木) 22:12:20 ID:9PXFXVPY0
- >>213
灰色の長髪を指に絡めて遊んでいると声がした。
……人か。
「人に名前を聞くときは自分からと教わらなかったのかね?」
大の字を描いたまま、
「だがしかし私は寛大だから名乗ろう。ヴェーダ、と呼ばれているよ」
多少の笑みが混ざり、しかしやはり乾いた声で。
返答する。
- 215 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/20(木) 22:18:04 ID:HnkBBDEo0
- >>214
「お前が寛大なヤツで助かった。
俺はクロス。銃寺森クロスだ」
ぐーっと体を伸ばし、クロスはヴェーダの隣へ。
「こんな場所に人がいるとはな。
よく来るのか? ……っと、ちょっと待て」
懐からランプ型の懐中電灯を取り出す。
「灯り、つけていいかい?」
- 216 :ヴェーダ/類似品:2010/05/20(木) 22:22:20 ID:9PXFXVPY0
- >>215
「よく来るというか、――高いところが好きでね。ああ、だからと言って馬鹿なのかと問うたら私は君を殴打するよ?
この「人がごみのようだ…!!」的な感覚が何とも言えないのだよ」
はは、と笑って、
「構わないともクロス君。夜景の明かりだけでは物足りないこともあろうしね」
電灯がつけば分かるだろう。
ヴェーダと名乗った彼が、どこぞの金属竜の化身とよく似た―髪眼の色を除いて―姿をしていることが。
- 217 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/20(木) 22:30:18 ID:HnkBBDEo0
- >>216
「……そぉい!!」
クロスは容赦なくヴェーダの頭向けて拳を振り下ろした。
「なーにが『ヴェーダ』だ、ふざけんじゃねーよ。
そんなに俺をからかって楽しいか、カノン?
ったく、ふざけんなよなー!」
人違いをしているようだ。
「やれやれ、どうやらここで一回、ケリつけといた方がいいみたいだな。
俺をあんまり馬鹿にしすぎるとどーなるか、教えてやんぜカノォォオオオオオン」
- 218 :ヴェーダ/類似品:2010/05/20(木) 22:34:38 ID:9PXFXVPY0
- >>217
容赦なく拳が降ってきたのでとりあえず左に転がった。
左手をついて跳ね、四足で伏せるように着地。
胡坐をかいて座り、
「……いや、人違いだろう」
落ち着け、とでも言うように手のひらを見せ、
「彼と私は違う。私は一応れっきとした人間だ。
あんな幻想の塊のような竜モドキと一緒にしないでくれたまえクロス君。
――――さもないと黒須君と呼ぶぞ!!」
- 219 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/20(木) 22:35:59 ID:HnkBBDEo0
- >>218
「漢字変換だけはやめて下さい」
次の瞬間、クロスは土下座していた。
「え、ホントにカノンじゃないの?
っていうかカノンのこと知ってんのかよ」
顔を上げ、ヴェーダを改めてマジマジと見る。
「……兄弟?」
- 220 :ヴェーダ/類似品:2010/05/20(木) 22:43:54 ID:9PXFXVPY0
- >>219
土下座に満足げに頷く。
「黒酢君でも面白かったかもしれないね。体に良さそうだね?
そして兄弟ではないよ、人間だと言っただろう」
答えながら思うのは、
……アレの知り合いか。
この口ぶりだと友人に近いというか、それなりに親しい間柄なのだろう。
アレは幸せ者だな、と認識を改める。
「兄弟ではないが、まあ、……多少、縁があってね。
それに、同じ顔が世界には3人いるというだろう?」
- 221 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/20(木) 22:53:12 ID:HnkBBDEo0
- >>220
「おいやめろ。黒酢はやめろ」
ちょっと拗ねながらも、ヴェーダと同じように胡坐をかく。
「ふーん。縁、ねぇ。
興味あるな。どんな縁なんだ?
すんげー気になるんだが」
どうやらクロスにはデリカシーというものが無いらしい。
好奇心を抑えることなくヴェーダに向けてビシバシぶつける。
「なんで顔同じなんだよ。しかも人間と竜(?)で!
なんかドラマ性っつーか、面白そうな話の雰囲気がバリバリするぜ」
- 222 :ヴェーダ/類似品:2010/05/20(木) 22:57:33 ID:9PXFXVPY0
- >>221
「ふむ、」
デリカシーというか好奇心のままの質問が飛んでくる。
ここまで来るといっそ清々しい。
だから、
「そうだね、
1.実は私は実験体で、あの竜モドキの力を手に入れるために作られた。
2.実は今までの発言は全部嘘。本当はあの竜モドキの兄弟。
3.ただの偶然。
4.その他。
……さあ、」
溜めて、両手を広げ、
「どれがお好みかね?!」
- 223 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/20(木) 23:01:30 ID:HnkBBDEo0
- >>222
「ううむ、1番だと親近感沸くんだけどなー。
2番はいまさら無い……と、信じたい。
3は面白くないから却下。
というわけで、」
ビシィッとヴェーダに向けて指をさす。
「正解は4の、ドッペルゲンガー説!!」
勝手に選択肢を編集していた。
- 224 :ヴェーダ/類似品:2010/05/20(木) 23:04:46 ID:9PXFXVPY0
- >>223
ぱちぱち、と乾いた音が響く。
音の出所は拍手という行為で、手を打っていた主は、
「おめでとう、――――――大不正解だよ。
正解は3番の”ただの偶然。つまり私が神だ”でした」
こっちも勝手に選択肢を編集しているのでおあいこである。多分。
「さて話を切り替えよう。
君はアレ、……カノンと親しいようだが、」
君から見て、どうかね。あの竜は。
問いかけて笑った。
- 225 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/20(木) 23:13:54 ID:HnkBBDEo0
- >>224
「なるほどなるほどー」
うむうむと頷いた後、
「やっぱりお前、一発殴らせろ。
その人を喰ったような態度、あのアホ竜と変わらねぇ」
ぐるるるるー、と歯を剥いた。
「もういいよ、教えるつもり無いんならな。
ああ? 親しい?
…………親しい……のか?」
クロスとしては、意識してないらしい。
- 226 :ヴェーダ/類似品:2010/05/20(木) 23:23:05 ID:9PXFXVPY0
- >>225
「おやおや光栄だね?幻想種に似ているとは名誉なことだ」
どうどう、と言いながら手のひらを押し下げるジェスチャー。
「教えるつもりがないというか、私の話などつまらないだけだよ。
失敗してしまった男の話など、ね」
ため息をつき、答えを聞いて、
「……親しいのか親しくないのかはっきりすると幸せになるよ?主に私が。
しかしまあ、意識しないほど仲良くしているのかね」
……いいことだな。
素直にそう思う。
なんせアレは――――と、連なる思索を断ち切って、
「大変だろう、アレの相手は」
- 227 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/20(木) 23:26:25 ID:HnkBBDEo0
- >>226
「大変? 何が大変だってんだ」
キョトン、とした顔でクロスはヴェーダを見る。
「俺には自慢じゃねぇが、友達は結構いる。
そいつらとよくツルむが……カノンもそいつらと変わらないぞ?
いや、そりゃ個人の違いはあるから、付き合い方も変わるけど。
でもアイツに対して『大変』って意識したことはねぇなぁ」
むふー、と息を吐きながら答える。
と、同時に考え込む。
「うーん、そもそもあまり考えたことないな。
大変だとか、仲良いとか良くないとか」
- 228 :ヴェーダ/類似品:2010/05/20(木) 23:32:29 ID:9PXFXVPY0
- >>227
「おや、」
首を傾げ、
「アレの事だから、どうせ”おいおいお前ちょっとノーロープバンジーしろよ!俺が楽しくなるから!”などと無理難題を吹っ掛けまくっていると思ったのだが。
それにまあ、ぶっちゃけアレ、アホだろう?そういう意味でも大変かと思ったのだがね」
どうやら違うらしい。
考えを改める必要があるな、と頷きながら、
「考えたことがないなら一度じっくり考えてみると面白いかもしれないよ。
自分でも意外な思いが見つかったりするし、何より関係性をいったん思考的に整理できていいしね」
- 229 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/20(木) 23:38:49 ID:HnkBBDEo0
- >>228
「ああ、ノーロープバンジはよく言われてた。
あと食われかけたこともあったっけな」
平然とした顔でサラッと言った。
「うーん、アイツと俺……って、一体なんなんだろうなぁ。
確かに、ちょっと考えてみるわー。
……って、な、なんでお前に言われなきゃ行けないんだよ!
ただのソックリさんには関係ないだろっ!!」
手をブンブンと振り回す。
- 230 :ヴェーダ/類似品:2010/05/20(木) 23:50:52 ID:9PXFXVPY0
- >>229
「……何というか、アレが申し訳ないことを」
膝に手をついて頭を下げる。
「食うとはなんともアグレッシブな……流石に予想外だったよ」
「ははは今気づいたのかね?
まさに時間差攻撃だが、一つだけ訂正させてもらおうか」
立ち上がる。
灰色の髪が靡き、
「ただのソックリさん、というわけでもない。
答えは先ほどの4択の中にあるよ」
小さく笑った。
縁の方へ歩き出し、
「――――まあ、今の発言も嘘かもしれないがね!そのあたり信用するかは君次第だ!
フハハハハ悔しいだろう頑張りたまえ諸君。というわけでさようならのタイムだよ?」
床を蹴った。
「君との話は中々楽しかった。
縁があれば、また何れ」
残すように投げかけられた言葉を後に、隣の低いビルへと移る。
さらにそこから低いビルへと移動していき、霧に紛れて姿は消えた。
//絡みあざっした!
- 231 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/20(木) 23:54:21 ID:HnkBBDEo0
- >>230
「なっ、おいちょっと待てテメェ!!」
クロスは追いかけようと足に力を込めるが、
その頃には既に、ヴェーダは遠くの景色の中で点となっていた。
「……んだよ、アイツ。
喰えねぇとこは一緒だな」
ちぇっと呟き、クロスはその場で大の字に寝転がった。
懐中電灯を消せば、また満天の星がクロスを包む。
「……そういえば俺、カノンの何を知ってるんだろ」
そう呟いて、クロスはそっと目を閉じた。
///こちらこそ〜
- 232 :東西南北 良方 ◆a/0jrDJTro:2010/05/21(金) 21:23:25 ID:7gFzKdaU0
- 千夜学園の校内を一人の男が歩いている。
サングラスに虹色のモヒカン、アロハシャツが特徴的な男だ。
「……タバコが吸いてぇ……」
実はこの男、この学校に転入しようと思い見学に来ているのだった。
流石に校内で煙草を吸うのをやめるくらいの良識はある様だ。
「そして道に迷ったのかねぇ、こりゃ」
あたりを見回すとさきほど通った教室が目に入った。
どうやら道に迷っているようだ。
- 233 :小鳥遊 薫:2010/05/22(土) 00:12:41 ID:kcGLK7QY0
- 【自宅】
「クシュ…」
人気の無い部屋に、小さく響いたくしゃみ。
どうも季節の変わり目に引いた風邪が長引いているようです。
- 234 :朝宮夜:2010/05/22(土) 00:23:02 ID:/k2gysHgO
- >>233
こんこん、と音がした。音の発生源は薫が寝ている寝室の窓から。
「薫ー?」
暢気な夜の声が聞こえてくる。また、こんこんと窓を叩く音。
「あちゃ……寝ちゃってるかなぁ……」
- 235 :小鳥遊 薫:2010/05/22(土) 00:27:00 ID:kcGLK7QY0
- >>234
「…?」
夜の声だ!
こんな時間に夜が、それもベランダから聞こえる。
何故、という疑問は置いておこう。
さっと、逢いたい気持ちを表現するように勢い良くカーテンが開けられた。
「夜?こんな時間にどうしたのですか?」
自分を呼ぶ声は間違いなく、夜だ。
- 236 :朝宮夜:2010/05/22(土) 00:33:51 ID:/k2gysHgO
- >>235
「わ、起きてた? えっと……こんな遅くにごめんね。ちょっと薫に用事があって」
なぜかベランダに立っていた夜は、ごめん、と申し訳なさそうに笑う。
「どうしても、伝えなきゃ行けない事が……あって」
ふとその表情に陰りが見えたが、次の瞬間にはいつもと同じ快活な笑顔に戻っている。
「えと、とりあえず入れてくれないかな? そんなに時間は掛からないから」
- 237 :小鳥遊 薫:2010/05/22(土) 00:40:22 ID:kcGLK7QY0
- >>236
「狭いところですが、どうぞ。」
笑みを浮かべ、ゆっくりと戸を開けると夜を迎え入れる。
こんな時間に用事?
と思いながら、手招き。
「お茶淹れてくるから、リビングで少し待ってて下さいな。」
久しぶりに見た夜の顔を見て、薫は喜色の笑みを浮かべた。
- 238 :朝宮夜:2010/05/22(土) 00:47:42 ID:/k2gysHgO
- >>237
「ごめん、ありがと!」
夜はそそくさとニーハイブーツを脱いでベランダから部屋に上がる。変わらず快活な笑みを滲ませながら、薫に従ってリビングに続く。
足音はしない。声以外の物音は、全く無い。
「……お茶――」
ふと、小さく呟いたが、ふるふると軽く頭を振って、
「うん、待ってるね!」
結局、こう言うことにした。
- 239 :小鳥遊 薫:2010/05/22(土) 00:53:18 ID:kcGLK7QY0
- >>238
「いえいえ、良いですよ。」
キッチンで茶葉を用意し、水を電気ケトルで沸かす。
その間に器とお盆を準備する。
夜と薫は乙女である。
つまりは…気にする。そのため、お茶菓子を出すかどうか迷っている。
準備をしつつ、“リビングにいるはず”の夜に顔だけを向ける。
「夜、お茶菓子は何が良いですか?」
- 240 :朝宮夜:2010/05/22(土) 00:59:02 ID:/k2gysHgO
- >>239
「――結構です!」
大人しく、静かに静かにリビングに居た夜は演技染みた真面目な表情で大袈裟に断った後、あは、と小さく笑った。
「もう、こんな時間だから。……食べたくないわけじゃないけど、お茶だけで」
照れたように恥ずかしそうに夜は笑う。――本当の所は、別の理由が有るのだけど。
- 241 :小鳥遊 薫:2010/05/22(土) 01:05:30 ID:kcGLK7QY0
- >>240
薫がお茶を二人分淹れて持ってきた。
「どうぞ。これで昂ぶる感情をお抑え下さいな。」
と、冗談っぽく笑みを浮かべて、お茶を差し出した。
薫は夜の向かいに座り、夜と向かい合う。
そして……
「それで、用事って何なのですか?」
- 242 :朝宮夜:2010/05/22(土) 01:10:38 ID:/k2gysHgO
- >>241
「わ、ありがと」
ふわりと嬉しそうに微笑みカップの取っ手に手を伸ばしたが、その指先が触れるか触れないかの所で、夜はその動きを止めた。
顔には、寂しげな表情が浮かぶ。
「……ぇと」
何から言えば良いか迷っているのではなく、言う事自体を迷っている、といった様子だった。
「あのね、……お別れ。言いに来たんだ……」
- 243 :小鳥遊 薫:2010/05/22(土) 01:15:41 ID:kcGLK7QY0
- >>242
「………」
お茶に伸ばされかけた手が止まった。
……のんびりとした表情から、咳払いを挟んで真面目な顔へ。
「…詳しく、お願いですか?」
例え冗談でも、こんな質の悪い冗談は言わないだろう。
夜を見つめる表情とは裏腹に、瞳には焦りの色が大きく現れていた。
- 244 :朝宮夜:2010/05/22(土) 01:24:33 ID:/k2gysHgO
- >>243
「……ぇと、ね」
躊躇いも露に夜は口を開く。言ってしまえば、それはたった一言で終わる。
「あのね、」
す、と息を吸う。深呼吸。――今の自分には意味が無かった。冷たさも温かさも、自分の心臓の鼓動さえ感じない。
……当然だ、夜の体はもう存在しないのだから。
「……私、死んじゃったんだ」
結局そのまま言う事にした。
嘘だって吐けた。転校とか、実家に帰らなければなんて言えばきっと信じてくれただろうな、とも思う。
でも――、何故だか、薫には自分の死を知っていて欲しかった。
- 245 :小鳥遊 薫:2010/05/22(土) 01:33:29 ID:kcGLK7QY0
- >>244
「……嘘……そんな質の悪い冗談は止めてくださいよ、夜。」
夜は、12階建てのマンションの最上階のベランダに現れた。
あり得ない。
数刻の“現実的”思考。
―認めたくない認めたくない認めたくない認めたくない認めたくない
「嘘、ですよね、夜…?」
縋るような瞳の揺れは、未だに冗談だと思いたい故…
- 246 :朝宮夜:2010/05/22(土) 01:41:13 ID:/k2gysHgO
- >>245
「……ごめん、本当」
ふわふわ虚空を漂っていたら、薫の部屋だと気付いた。居ても立ってもいられなくなって、思わず、窓を叩いてしまった。
物に触れる事が出来ない訳では無いが、漂う体は精々物を叩くのが精一杯だった。
「……ごめんね。約束、守れそうにないよ。お泊まりも、海も。……ほんと、ごめん」
俯いて紡ぐ言葉は掠れてしまう。夜の表情は、見えない。
- 247 :小鳥遊 薫:2010/05/22(土) 01:47:55 ID:kcGLK7QY0
- >>246
思わず、夜の手に自分の手を伸ばそうとするが、止めた。
これをしてしまえば、嫌でも現実を突きつけられることになるからだ。
「……夜…。」
薫の頬に一筋の涙が流れた。
あの元気な夜が俯き、表情を見えないように“している”時点で、何となく解ってしまった。
「夜……。夜…っ」
薫も俯く。
すると、すぐに聞こえる嗚咽。膝の上に置いた手に涙が零れた。
- 248 :朝宮夜:2010/05/22(土) 01:59:59 ID:/k2gysHgO
- >>247
「……薫」
手を触りたい。抱きしめたい。大丈夫だと言いたい。嘘だと言いたい。でも出来ない。
――もしかしたら、もしかしたら、手を触る位は出来るかもしれない。でも、私の手はきっと冷たい。
夜は自分の手を握り締めた。
「ごめんっ、ごめんね薫……! 海行けない、お泊まりも行けない。一緒に行こうってきっと楽しいって言ったのに!
薫の車の、助手席にも座れないし、喫茶店に行って、同じのを食べてっ、美味しいね――って、言う事も。……出来ないよ……!
ほんと、ごめん……ごめんね薫……!」
死んだときは辛いなんて思わなかった。どうせ早く死ぬ体だったからそれが早くなっただけと思っていた。
今日だって、薫が泣いたら泣かないでと慰めるつもりだった。でも、今、
「っ……ぅ……」
自分も泣いている。
- 249 :小鳥遊 薫:2010/05/22(土) 02:11:11 ID:kcGLK7QY0
- >>248
「どうして…どうして……どうして夜、なんですか…?教えてください…」
それは呟き。
何故、この少女なのか。
余りにも自己中心的すぎるつぶやきだが、薫にとって夜は“大事な女性<ひと>”だから。
今まで出会った中で一番仲良くなった人。
この部屋でお泊りもしたかった。夏には海にも行きたかった。それからデザートも食べたかった。
夜と一緒にやりたい事はまだまだたくさんある。
あれもこれも。
風邪で熱にほだされている間、夜としたいことを指折り数えていた。
「夜…夜ぅ……」
一度決壊した涙腺は中々止まらない。
ポタリ、ポタリと、薫の手の甲を濡らしていく。
「…」
- 250 :朝宮夜:2010/05/22(土) 02:18:42 ID:/k2gysHgO
- >>249
「それが……分からないんだ、なんか、ホームレスみたいな人にピストル向けてた人たちが居たから、止めようと思って――……」
そうして、訳も分からない内に死んだ。それでも死んだという実感は有った。自分が砕ける音を聞いていたから。
「…………」
顔を上げて自分の目尻から涙を拭う。努めて、笑顔を作る。薫に伝えたい事はこんな事じゃない。
死んだという事は知っておいて欲しかったけれど、自分の伝えたい事はもっと、違う事だ。
「ねぇ、薫」
- 251 :小鳥遊 薫:2010/05/22(土) 02:22:11 ID:kcGLK7QY0
- >>250
「……夜、らしい、ですね。体が勝手に動いたのでしょう?少し、安心しました。」
頬には涙が伝った後があり、涙目になりながらも顔を上げ、夜に笑顔を向けた。
「……なん、ですか、夜。」
- 252 :朝宮夜:2010/05/22(土) 02:31:46 ID:/k2gysHgO
- >>251
「……うん、あのね」
花が綻ぶように夜が笑う。いつもと同じ快活な笑み。もう、時間が無い。
「――ありがとう。今まで、一緒に居てくれて。ずっと忘れないよ。ほんとに、ありがとう」
夜の輪郭がぼやけてきた。髪も、顔も、缶バッジをつけたブレザーも。徐々に――空気に溶け込むように輪郭を失って行く。
- 253 :小鳥遊 薫:2010/05/22(土) 02:41:38 ID:kcGLK7QY0
- >>252
「そんな事を言われたら……」
現実を直視せざるを得ない。
『朝宮夜』の輪郭がぼやけていくのを見ても、理性が事実を拒否する。
でも……こうやって夜の輪郭がぼやけていっているのは事実で。
「夜と一緒にいた時間は私の一生の宝物です…。」
嗚咽が混じる声。
目からはまだまだ涙が出てくる。
「夜は、ずっと一緒にいたいと思った初めての人でもあるんです、夜…」
でも、夜は、涙をぬぐい、笑みを魅せた。
こんな時に気持を語る自分はズルイ、と頭の端で思いながら。
「こちらこそ、ありがとう、ございました。」
両手で涙を拭って、出来うる限りの笑みを夜に向けた。
- 254 :――――:2010/05/22(土) 02:48:07 ID:/k2gysHgO
- >>253
「――、――――」
夜の口が動くが言葉は聞こえない。けれど、夜は薫を見て嬉しそうに笑っていた。
その姿が徐々に薄くなって行って――――最後には、跡形も無くなっていた。
ベランダには彼女が脱いだニーハイブーツも有る筈だが、恐らくそれも消えているだろう。
夜が居た痕跡は、薫の向かいに出された一組のカップ&ソーサーのみ。
ソーサーのすぐ横に何かが置いてある。缶バッジだ。夜が好んで着けていた物。絵柄は、
――――スマイルマーク。
- 255 :小鳥遊 薫:2010/05/22(土) 02:59:31 ID:kcGLK7QY0
- 目の前にいた夜が居ない。
夜はもう、居ない…。もう、居ない…。
薫はフラフラと寝室へ移動していく。バッジには気付いていない。
ベッドに倒れ、枕を顔に押し当て、声をあげる。
「―――夜ぅ……夜ぅ……イヤアァァァァ………!」
少女は、内に秘める悲しみを搾り出すように、大声を上げ、涙で枕を濡らす。
夜と初めて会った日、暖を取るためAGカフェに行った時のこと。
色んな約束。
それら、『朝宮夜』と過ごした日々がフラッシュバックし、更に悲しみが薫を包み込む。
夜は望んでいないと知りつつも、今はこの感情に浸らせて欲しかった。
少女は数日の間、泣いては眠りを繰り返すことになるだろう。
- 256 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/23(日) 17:52:16 ID:WVrfsEdY0
- 【外は雨が降っている…どこかの軒先に少女が立っている】
「ふ〜…きょうはよくふるみたいなの」
【頭の上にドーム状になっていた包帯がほどける】
「う〜ん…いつやむかなの〜」
【灰色の空を見上げながら呟いた】
- 257 :東西南北 良方 ◆a/0jrDJTro:2010/05/23(日) 18:06:43 ID:7gFzKdaU0
- >>256
「雨雨振れ振れもーっと降れーい、あーたしの良い人連れてこいーっ」
傘もささずに歌いながら雨の中を歩いている。
その格好はブレザーに内側アロハシャツでグラサンの虹色ソフトモヒカンと言うありえない格好だ。
歩いていると家の軒下に見知った顔の少女を見かけ話しかける。
「よう、ディス!飴喰う?」
飴を取り出し差し出す。
- 258 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/23(日) 18:11:49 ID:WVrfsEdY0
- >>257
「あう〜?『りょうほう』こんにちわなの〜」
【ニッコリして手を振る】
「あう〜?あめかかったらかぜになるなの〜」
【少し心配そうだ】
「あうあう〜!たべるなの!」
【いつも通り飴を受け取る】
- 259 :東西南北 良方 ◆a/0jrDJTro:2010/05/23(日) 18:14:11 ID:7gFzKdaU0
- >>258
「おう、こんにちは」
ディスが心配そうだが気にすんなという感じで返す。
「俺丈夫だから平気平気」
「今日は煙草湿気るから飴だな」
ディスに飴を渡すと自分も飴を食べる。
- 260 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/23(日) 18:17:43 ID:WVrfsEdY0
- >>259
「あうあう〜。じょーぶなの。
それなら…だいじょぶなのかなの」
【まだ心配そうにしながらも雨を口の中に放り込む】
「あう〜。たばこ…あまりいいにおいじゃないけどなの…」
【少し申し訳なさそうに言う。多分煙草の匂いが好きじゃないのかもしれない】
- 261 :東西南北 良方 ◆a/0jrDJTro:2010/05/23(日) 18:21:40 ID:7gFzKdaU0
- >>260
「そうそう平気平気」
飴を口の中で転がしながら話す。
「煙草はなー……うん嫌いな人も多いから嫌いな人の前じゃ吸わないぜ俺」
笑う。
「あ、そういや俺千夜学園入学したさ!」
ディスにブレザー胸元の校章を見せる。
- 262 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/23(日) 18:25:09 ID:WVrfsEdY0
- >>261
「すごいなの〜。」
【普通に感心しているようだ】
「あうあう、そっかなの…
においすきなひともいるかなの」
【疑問に思ったらしく、首をかしげた】
「あう?がっこにはいったなの?
あう〜!!すごいなの〜!!」
【微笑みながら手をぱちぱちさせた】
「じゃあ、がっこであえるかもしれないなの!」
- 263 :東西南北 良方 ◆a/0jrDJTro:2010/05/23(日) 18:30:14 ID:7gFzKdaU0
- >>262
「体が資本だからな」
ハハハと笑う。
ディスの疑問に答える。
「ああ、俺とかがそういう人だな」
校章を見せびらかしてディスの拍手を浴びる。
「ああ、鳩出したら一発で入れた!」
「学校であったらよろしくな!」
- 264 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/23(日) 18:37:47 ID:WVrfsEdY0
- >>263
「げんきなままでいてほしいなの〜」
【ニッコリしている】
「あうあう〜…そうなの…」
「あう〜。すぐにはいれたの〜!
やっぱりすごいなの〜!」
【微笑みながら言う】
「うん!もちろんよろしくなの!」
【手をそっと差し出す】
- 265 :東西南北 良方 ◆a/0jrDJTro:2010/05/23(日) 18:41:25 ID:7gFzKdaU0
- >>264
「俺が体調崩すなんてありえないから安心していいぞ」
「ディスが苦手ならディスの前では煙草吸わないさ」
ハッハッハーと笑いながら両手から鳩を出す。
「今日はいつもより多く出しております!」
差し出された手を握り軽く上下に振る。
「おう、よろしく!」
ニコリと笑う。
- 266 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/23(日) 18:45:42 ID:WVrfsEdY0
- >>265
「あう〜。だいじょぶならうれしいなの〜」
【笑顔】
「あう、ありがとなの…き、つかってくれてなの」
【そして頭を下げて】
【ニコニコして握手をした】
【力を抜いているので大丈夫】
- 267 :東西南北 良方 ◆a/0jrDJTro:2010/05/23(日) 18:48:24 ID:7gFzKdaU0
- >>266
「気にすんな、喫煙者のマナーって奴だからな」
あいた手でディスの頭をくしゃくしゃなでる。
- 268 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/23(日) 18:56:12 ID:WVrfsEdY0
- >>267
「まな〜、なの?あうあう…」
【少し首をかしげている】
「えっと、えっとそれは…なの」
【聞きなれない単語だったのか…撫でられながら不思議そうな顔になる】
- 269 :東西南北 良方 ◆a/0jrDJTro:2010/05/23(日) 18:59:06 ID:7gFzKdaU0
- >>268
マナーが良く分からないディスに説明をしようとする。
撫でるのをやめ人差し指を立てて説明モードに入る。
「マナーってのはなー……」
「どう説明すりゃいいんだろう……」
説明しようと思ったがうまく説明出来ない様だ。
「守った方がいい決まりって感じでいいと思うぞ」
「あと飴もう一個いる?」
飴を自分の口に放り込みつつ飴を差し出す。
- 270 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/23(日) 19:02:20 ID:WVrfsEdY0
- >>269
「あうあう〜!なるほどなの〜!」
【納得言ったふうに大きくうなずいた】
「まなーはまもらないとってことなんだなの〜!」
【なんかすっきりした感じの表情である】
「あうあう!たべるなの〜!」
【そう言って飴玉を手に取る】
- 271 :東西南北 良方 ◆a/0jrDJTro:2010/05/23(日) 19:04:45 ID:7gFzKdaU0
- >>270
「おう、それでいいぞー」
「美味いなこの飴、買って正解だった」
飴を口の中で転がしなら話す。
「つーかこの前千夜学園見学してきたけどあそこでかいな!」
「歩いてて感心しちまったもん」
- 272 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/23(日) 19:08:58 ID:WVrfsEdY0
- >>271
「あうあう〜。おいしいなの!」
【微笑みながら飴玉を口の中で転がす】
「うん、とってもひろいの!
まいごになるかもしれないなの…」
【うんうん、と頷いている】
- 273 :東西南北 良方 ◆a/0jrDJTro:2010/05/23(日) 19:11:19 ID:7gFzKdaU0
- >>272
飴をバリバリ齧っている。
「おう、広すぎて見学行ったときに既に迷ったぜ?」
「そういや高3だと思ってたのに単位足りなくて高1だったんだよなー」
「自分より年下のクラスメイトとか少し気まずいぜ……」
ちょっと落ち込み気味で有る。
- 274 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/23(日) 19:16:44 ID:WVrfsEdY0
- >>273
「あうあう、おぼえるのたいへんだったなの」
【頷いて言う】
「あう〜。『でぃす』もちょっとこんなからだだから
どうみられてるかきになるなの」
【全身包帯の姿を見せながら言う】
「でもともだちいっぱいつくりたいなの〜」
- 275 :東西南北 良方 ◆a/0jrDJTro:2010/05/23(日) 19:19:49 ID:7gFzKdaU0
- >>274
「まあしばらくしたら慣れるだろうよ」
ディスの気になるとの発言を聞き言葉を返す。
「そんなこと行ったら俺なんて校内の生徒たちに変態を見るような目で見られてたぜ?何でか判らんけどさ」
自分の格好が原因だと言うことには欠片も気付いていない。
「それにディスは可愛いからオールオッケーだ!」
頭をくしゃくしゃなでる。
「ま、しばらくしたら友達もできるだろうし気楽に行くかな」
- 276 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/23(日) 19:28:26 ID:WVrfsEdY0
- >>275
「うん!なんどもいったらわかるようになるなの〜!」
【ニコニコして言う】
「あうあう、どしてなのかなの〜」
【ディスも気づいていないっぽい】
「あうあう、かわいい…てれるなの〜!」
【顔を赤くして言う】
「うん、それがいいの。おともだちいっぱいつくろなの〜!」
- 277 :東西南北 良方 ◆a/0jrDJTro:2010/05/23(日) 19:32:56 ID:7gFzKdaU0
- >>276
「なー、何処かおかしいのか?」
何処までも自分の格好が原因との発想には至らない。
「おうーディスはかわいいぞー」
クシャクシャ頭を撫で続ける。
「まずは友達100人からだな!」
- 278 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/23(日) 19:35:36 ID:WVrfsEdY0
- >>277
「う〜ん…どこがおかしいなのかなの〜」
【じろじろと良方を見て言う。ディスの格好もあるからか全く気付かない】
「あうあう、かわいいなの〜?…うれしいの」
「うん!ともだちひゃくにんなの!
まだとおいけどがんばるなの〜!」
【大きく首を縦に振る】
- 279 :東西南北 良方 ◆a/0jrDJTro:2010/05/23(日) 19:43:28 ID:7gFzKdaU0
- >>278
「なーおかしくねえよな」
自分の格好を見るが他の人が見たらどう見てもおかしい。
「はは、かわいいなーおい」
楽しくなってきたようで頭を撫でるスピードが早くなる。
「俺は……まだ一人か。 先は長いな」
- 280 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/23(日) 19:47:13 ID:WVrfsEdY0
- >>279
「あうあう、おかしいのかなの〜…
きいてみたらいいんじゃないかなの」
【じろじろ見ながら言う】
「あうあう…」
【撫でられるのはどうも恥ずかしいらしい】
「あう〜。がんばなの!
いっぱいおともだちつくるんだからなの〜!」
【ガッツポーズをとる】
- 281 :東西南北 良方 ◆a/0jrDJTro:2010/05/23(日) 19:50:38 ID:7gFzKdaU0
- >>280
「そうだな、今度聞いてみるか」
聞いてみると多分衝撃の事実が明かされることになるだろう。
「ん?照れてんのか」
うりうりーと頭を撫でながら笑う。
「うし、学校頑張るか!」
右手の時計を見て慌てる。
「悪い!ちょっとこれから用事あるんだ」
「次は学校で会えるといいな!」
飴をひとつ渡し歩き去っていく。
//この後合同のトーナメント有るんでそろそろ落ちさせてもらいます!
楽しかったです!
- 282 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/23(日) 19:57:14 ID:WVrfsEdY0
- >>281
「うん!わからないことはきくのがいちばんなの!」
【大きくうなずいた】
「あうあう、はずかしいなの〜!」
【否定はしてないようだ】
「あうあう。がんばってなの〜!
またねなの〜!」
【ディスは大きく手を振って見送った】
「あう〜…おなかすいたの」
【そう言ってディスはお腹を押さえながら歩いて行った】
- 283 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/23(日) 23:41:59 ID:HnkBBDEo0
- 「…………」
喫茶店のカウンターで。
給仕服のまま、クロスはグラスを口元で傾ける。
「……やれやれ、とんでもないことになっちまったぜ」
思い出すのは、トーナメントの話を聞いた時。
あの時、自分は不調……と言うには生ぬるい状態にあった。
自分の中の罪に押しつぶされ、暴走し、自分から逃げ出していた。
それでも、トーナメントに出ることを決めた。
なぜなら……
「自分でも、よくわからねぇ。
でも、きっと戦えば何かわかると思ったんだ」
気付けば、トーナメントにエントリーしていた。
「しかし……やれやれ。
まさか“先”に進むことになっちまうとは。
こりゃ感謝だわ」
俺の前に立ち塞がった、あいつらに。
「さて、俺の相手はどっちになる?」
仮面のヒーローか、
赤い螺旋か。
どちらに転んでも、悪くない話であった。
- 284 :逆瀬川 純鈴:2010/05/23(日) 23:50:05 ID:6ew.1yIs0
- >>283
コンコンコン。
「まだ開いてますかー? 雨宿りさせてほしいんだけどー」
- 285 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/23(日) 23:52:41 ID:HnkBBDEo0
- >>284
「うん?」
相手を招くためにドアを開ける。
カランコロン、と、ドアに取り付けられたベルが鳴った。
「おうおう、早くおいで。
店主はこの通り、サボってる途中だけどなww」
クククと喉を鳴らしながら、タオルを取り出して逆瀬川へと投げた。
- 286 :逆瀬川 純鈴:2010/05/24(月) 00:01:33 ID:6ew.1yIs0
- >>285
「んお、いやー助かったよ。『歪み』に引っ掛かっちゃってさー」
初対面だというのに馴れ馴れしい少女であった。
ぱしっとタオルをキャッチすると、帽子をとりサングラスを外して、髪を拭き始めた。
「あーぁ、びっしょびしょだよもう……」
- 287 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/24(月) 00:03:40 ID:HnkBBDEo0
- >>286
「もうすぐ梅雨だ。この雨も長く降るだろうな」
窓の外を見ながら、またグラスを口元で傾けた。
「そういえば、初めて見る名前だな。
俺はクロス。じゅうじもりクロスだ。
あんたは?」
- 288 :逆瀬川 純鈴:2010/05/24(月) 00:11:38 ID:6ew.1yIs0
- >>287
「うぁー、やだなぁ。じめじめするの嫌いなのに」
漆黒の髪を拭き終わると、タオルを肩にかけて溜息。
金色の瞳は、クロスとは逆へと向いていた。
「ん? あたし? 逆瀬川 純鈴(さかせがわ すみれ)だけど」
- 289 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/24(月) 00:13:48 ID:HnkBBDEo0
- >>288
「さかせがわ……なんか覚えにくい苗字だな。
言いにくいし、名前で呼ぶわ」
そう言いつつもグラスの中身がなくなったことに気付き、
カウンターの内側に入って冷蔵庫を開ける。
「何か飲むかー? サービスしてやんぞ」
純鈴の眼が逆へと向いてることには気付いてないようだ。
- 290 :逆瀬川 純鈴:2010/05/24(月) 00:19:59 ID:6ew.1yIs0
- >>289
「どぞどぞー。別にさーやんとかすぅたんとかでもいいよー?」
視線はまだ、動かない。
「ホットココア!」
……クロスが言い終える前に言いよったぞ、この娘。
- 291 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/24(月) 00:23:24 ID:HnkBBDEo0
- >>290
「あー、それは却下。そういう呼び方を俺がやってみろ、変態扱いだ」
そう言いつつ、クロスは鍋にミルクを注ぎ始めた。
「ホットミルクだな、ちょっと待ってろ」
苦笑しながらクロスは鍋を火にかける。
ココアを煮詰めてつくろうとしているようだ。
「……さっきから何見てんだ?」
- 292 :アリス:2010/05/24(月) 00:28:27 ID:fqURxG6Q0
- 「どう考えても既に変態です本当に有難う御座いました」
喫茶店の端のほうに座っている女。
- 293 :逆瀬川 純鈴:2010/05/24(月) 00:31:45 ID:6ew.1yIs0
- >>291 >>292
「え、変態なの? じゃあ呼んでも問題ないねー」
なんて言いながら。前髪を手櫛で梳く。
「それは乙女のヒミツだよ、クロス君。
そうだねー、チーズタルト食べたら教える気になるかも?」
- 294 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/24(月) 00:34:34 ID:HnkBBDEo0
- >>292
ビクーン
体を硬直させた後、ギギギと錆びたロボットのようにアリスへと顔を向ける。
「お、おおう……ビクった。
つーか誰だお前、いつからいた?」
>>293
「いや変態じゃねぇし。
たとえ変態でも、変態という名の紳士だし」
真顔。
「ち、がめつい奴め。貧民外のガキかてめぇは。
あいにくチーズタルトは無いし、作る気もねぇ。
マフィンで妥協する気はないか?」
- 295 :アリス:2010/05/24(月) 00:38:41 ID:fqURxG6Q0
- >>293
「やあ、はじめまして」
ニコッと笑い。
「そうなんだよ。だから気をつけてね?」
>>294
注釈:名前だしました。ゼオラツヴァイです。
「少し前から……かな?」
クロスにも笑顔を向け、小さく手を振る。
- 296 :逆瀬川 純鈴:2010/05/24(月) 00:39:08 ID:6ew.1yIs0
- >>294
「紳士という名の変態じゃなくて」
- 297 :逆瀬川 純鈴:2010/05/24(月) 00:43:37 ID:6ew.1yIs0
- 中身)途中送信orz
>>294
「紳士という名の変態じゃなくて?」
漸くクロスに視線を向ける少女。
若干引いているような、そうでもないような。
「まー別にそれでいいよ。教えるのは、食べてからね」
>>295
「ん、はじめましてー」
微笑み返す少女。
掲示板に張ってある物騒な張り紙の少女に良く似ているが、見ていなければ解らないか。
「いやでも大丈夫じゃない? 悪い人っぽくないし、そんな度胸なさそーだし」
- 298 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/24(月) 00:45:06 ID:HnkBBDEo0
- >>295
「少し前……かよ。心臓に悪いから、気配消すのやめろよなー」
ぶーぶーと言いつつ口を尖らせる。
「お前も飲むか? ココア」
>>297
「まぁ、そうとも言うな」
平然とした顔で鍋にココアパウダーと砂糖を入れて掻き混ぜる。
「できたぞー、ココア」
そう言いつつ、クロスは純鈴の前にココアの入ったマグカップとマフィンを置いた。
- 299 :アリス:2010/05/24(月) 00:48:05 ID:fqURxG6Q0
- >>297
「よろしくー」
気づいてるかは知らないがそういうのは気にしない人なのです。
「悪い人では無いね。まあ、度胸とは関係無しに突っ込んでく人だから……」
何故言葉を濁す。
>>298
「ゴメン、今来たばかりだよ」
わざとらしい笑み。
「じゃあ、僕も貰おうかな?」
- 300 :逆瀬川 純鈴:2010/05/24(月) 00:51:47 ID:6ew.1yIs0
- >>298
「よーするに変態なんだねー。へんたいへんたーい。
ん、頂きまーす」
ココアを一口飲んで、素晴らしく幸せそうな顔。
「んーっと、何だったっけ。あたしのスリーサイズだったっけ?」
>>299
「こちらこそー」
もう一口ココアを飲んで、息を吐く。
「……それってタチが悪い気がする……」
- 301 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/24(月) 00:57:27 ID:HnkBBDEo0
- >>299
「うわ、生意気なやっちゃ」
と言いつつも、ココアを前に出した。
「もう一人のお前はどうした?
俺に負けて、ショボくれて泣いてんのか?」
>>300
「ええいやめろ、あまり変態と連呼するなっ!!」
そう言いつつも冷蔵庫からドクペ(二缶目)を取り出して自分のグラスに注いだ。
「そうそう、スリーサイズ。
できれば俺は胸よし腰の方が大きい貧乳な感じの体系が好きでな……」
缶をテーブルに置きつつ、クロスは物置となってるスペースからちゃぶ台を取り出し、
「……って、違う!!」
そのちゃぶ台をひっくり返した。
わざわざツッコミを入れるためだけに取り出したらしい。
- 302 :アリス:2010/05/24(月) 01:04:29 ID:fqURxG6Q0
- >>300
「そのタチの悪さと真っ直ぐなところに助けられてる人も多いのさ」
クロスのほうを見ながら喋る。
>>301
「知らん」
キッパリ。
「異世界に飛ばされててね、現在捜索中なんだよ……」
ココアを飲み、溜息を吐く。
- 303 :逆瀬川 純鈴:2010/05/24(月) 01:06:10 ID:6ew.1yIs0
- >>301
「どうしよっかなー、マフィンもう一個でやめてもいーよー?」
じょうたい:くうふく
マフィンをもふもふと食べて、ココアをもう一口。
「……あははっ!
うーんクロス君面白いなぁー、はい、もう一回!」
ちゃぶ台返しのリクエスト入りましたー。
>>302
「……ふぅーん。
ま、いい人ってことかな。うーんじゃあちょっと相談してみよっかなぁ」
なんて言いながら、ポケットをごそごそと。
- 304 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/24(月) 01:08:22 ID:HnkBBDEo0
- >>302
「ああん? まだゴタゴタやってんのかお前らは。
ったく、ゼオラって名前の奴が多すぎて意味わかんねーぜ」
ガシガシと頭を掻きながら眉の間に皺をよせた。
「ま、早く解決するといいな。
こうやってずっと動き回るってのも、お前らとしちゃ疲れるだろうに」
>>303
「もう一回ね、はい、ちょっと待ってねー」
ちゃぶ台を元に戻し、
「って、何様だテメェは!!」
また引っくり返した。
「思わずもう一回やっちまったじゃねぇか!
くそ、喰えねぇ奴だ」
ブツクサと文句を言いつつ、マフィン(今度はチョコチップ入り)を純鈴の前へ。
- 305 :アリス:2010/05/24(月) 01:16:14 ID:fqURxG6Q0
- >>303
「何を?」
気になる。といった顔で視線はポケットへ。
>>304
「ですよねー。
だから僕の名前を教える事にしたよ。アリス、そう呼んでよ」
「うん、速く見つけたいんだけど自分中心な城内ニートがこっちに帰ってきてくれないんだよ」
自分中心な城内ニート=レラ。
- 306 :逆瀬川 純鈴:2010/05/24(月) 01:21:46 ID:6ew.1yIs0
- >>304
「あははっ、ほんといい人だね、君ってさ」
少女は微笑(わら)う。
空いた手をマフィンに伸ばして、もふもふと。
「ひょんなひみをみひょんでひょっとひゃー、おねひゃいひゃひゃるんひゃけほー」
食べながらしゃべってはいけません!
>>305
マフィンを飲み込んで、ポケットの中から一枚の写真を取り出した。
「ちょっとさ、この人に会いたくてねー。手伝ってもらえないかなって」
漆黒の髪、金と銀のオッドアイ。
少し疲れた顔をした、男の写真。
- 307 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/24(月) 01:25:09 ID:HnkBBDEo0
- >>305
「アリス……へぇ、なるほど」
ニヤリと笑う。
ワンダーランド
「異能都市に紛れ込んじまったってワケか。
ま、不思議の国と言うには、ちとこの場所は暴力的だがな」
まるで自嘲するかのように言いながら、雨の降る窓の外を眺める。
「ああ、ニートなんて首根っこ捕まえて引きずって連れて行けばいい。
あるいは捕縛ネットを射出すりゃ一発だ。
うちの嫁は俺がゲーセン行ってると、いつもそうやって捕まえて店に強制連行する。
まったく、誰か黒瑪瑙に乙女の作法ってモンを教えてやって欲しいね」
>>306
「だろ? 俺の善人っぷりに感謝と尊敬を抱くがよいぞ」
と言いつつ純鈴へと歩み寄り、
「日本語しゃべれ!」
ちょっぷを頭向けて振り下ろした。
- 308 :アリス:2010/05/24(月) 01:29:33 ID:fqURxG6Q0
- >>306
「ふーん?」
写真を見て首を傾げる。記憶には無いようだ。
「まあ、覚えておくよ」
>>307
「違うんだな、それが。
自分から来たんだよ、僕は」
ニヤリ笑みを返し。
「やだゼッタイ追い返されるからいきたくない」
なんだかんだ言ってコイツもニートである。
- 309 :逆瀬川 純鈴:2010/05/24(月) 01:34:47 ID:6ew.1yIs0
- >>307 >>308
ゴンッ!
……チョップがクリティカルヒットしたらしい。
そのままの勢いで頭が下がり、額をテーブルにぶつけたのだった。
「……」
おい、動かないぞ
- 310 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/24(月) 01:36:24 ID:HnkBBDEo0
- >>308
「ほほう、こんなとこに好き好んで来るとは。
いいねぇ、俺と同じだ」
アリスの笑みに対し、クロスもクククと笑った。
「って、オイ。なんでゼッタイとか行っちゃうんだよオイ」
カツカツをアリスの前に歩き、
「少しは動けごるぁー。
てめぇの足は飾りか? 何かの付録か!? 付録でしかないのか!?」
頭に拳をグリグリと押し付けた。
>>309
「……あ」
途端に顔が青ざめる。
「っべ、やっちまった。
流石に鉄の義手は痛いよな? ヤバいよな?」
慌てふためくクロス。
「と、とにかく起こせ起こせ!
おーい! 生きてるかー!!」
純鈴の体を抱き上げ、頬の辺りを16ビートでペチペチと優しく叩く。
- 311 :アリス:2010/05/24(月) 01:41:50 ID:fqURxG6Q0
- >>309
「……動かないねっ☆」
心配になり様子をミニ近づいていく。
>>310
「好奇心とちょっとした用事があってね?
まあ、着てよかったと思うよ、楽しい」
笑いながらクロスにつかまれ。
「い、いだっ、酷い……」
グリグリされる。
「だってクロス、良く考えるんだ。
アッチの所在は異能都市からはなれた国。
そしてアッチの攻撃方法はレーザーにミサイル。やだお肌焼けちゃう死んじゃう」
THE・言い訳。
- 312 :逆瀬川 純鈴:2010/05/24(月) 01:44:18 ID:6ew.1yIs0
- >>310 >>311
「……ふふふふー」
あやしく笑ったかと思えばかっと目を開いて、何かイタズラを思いついた子供のような表情で、クロスを見た。
「……慰謝料代わりにちょっと手伝ってもらいたいんだけどさー、いいよね? 拒否権なーし!」
動かなかったのは演技だったようで。ただ、漫画的なたんこぶが少し痛々しいか。
- 313 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/24(月) 01:49:34 ID:HnkBBDEo0
- >>311
「レーザーにミサイル?
なんだ、そんなモン……ああ、いや、結構な火力だな、うん」
なんとか平常な感覚を取り戻し、思い出したように呟くクロス。
「でも連れ戻したいんだろ? だったら頑張んなきゃダメだよ。
それも、お前一人でって意味じゃないぞ?
自分一人で無理なら、他の人に頼むとか、いろいろやり方があるんじゃね?」
そう言いつつアリスから手を離してカウンターの前に戻り、ドクペを一口。
>>312
「……今この場でコイツ殺した方が、俺の人生は少しは平和になるんじゃないだろうか」
疑問、というかほぼ確信に近いことをクロスは本人の前で呟く。
しかし、
「だけど平和ってのは面白くねぇな。いいぜ、ここはお前の小細工にかかったことにしてやんよ」
やれやれと溜息をついて、クロスは椅子に深く座った。
とは言っても、眉にはギッチリと皺が寄っているが。
「で、何を手伝うんだ? お前ん家の雑草抜きか?
だったらいい除草剤を知ってるぜ」
- 314 :アリス:2010/05/24(月) 01:54:52 ID:fqURxG6Q0
- >>312
「やるねー」
ケラケラと笑いながら見てる。
>>313
「間違いなく人間じゃ対処できないよね」
アリス人間じゃないけど。
「それもあるけど、手伝ってくれr……あ、メール」
以外にもマナーモード。
「……あ、帰ってくるって」
届いたメールを読み、そう喋る。
- 315 :逆瀬川 純鈴:2010/05/24(月) 02:01:28 ID:6ew.1yIs0
- >>313
「あははっ、素直じゃないなー。ここで『是非とも協力させていただきます、お嬢様』とか言えば好感度アップしたのにー。
ま、どうでもいっか。
ん、それくらいなら自分でできるって。っていうか今あたし根無し草だし。
んーっとね、この人――あたしのお父さんなんだけどさ」
指差すのは、テーブルの上の写真。先程アリスに見せたものだ。
「随分会ってないし会いたいんだけどねー、ちょっと一人じゃ無理な場所に居てね。
それで手伝ってほしいかなって」
>>314
「でしょでしょ? 昔っから得意なんだ、こういうの」
アリスに向けて、Vサイン。
- 316 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/24(月) 02:05:25 ID:HnkBBDEo0
- >>314
「あ、そう、帰ってくるんだー」
と言いつつまた立ち上がり、ちゃぶ台の前に座って、
「今までのなんだったんだよオイ!!」
ちゃぶ台を引っくり返した。
>>315
「なんだ、純鈴ルートは既婚者の俺でもクリアできんのか?」
と言いつつも純鈴の話に耳を傾け、
「……はぁ」
溜息を吐いた。
「家族に会いに、ね。そりゃ協力せざるをえないわ。で、俺はどうすればいい?
正装でもして『あなたが純鈴さんのお父様ですか。初めまして』とでも言えばいいなら、
喜んでやってやるぜ」
- 317 :アリス:2010/05/24(月) 02:11:21 ID:fqURxG6Q0
- >>315
「いぇーい」
サインを返す。無駄に楽しそう。
>>316
「さあ……?」
「おもしろっ、もう一回やってー」
コイツもアンコール。
- 318 :逆瀬川 純鈴:2010/05/24(月) 02:13:07 ID:6ew.1yIs0
- >>316
「出来るかもしれないけど、修羅場はやだなー。
うん、じゃぁそれでいこっか! その前に壁とかぶっ壊していかなきゃいけないから、正装が台無しになっちゃうかもだけどね」
なんて、微笑って。
>>317
「そだ、君も一緒に行くー? 仲間はたくさん居たほうがいいってタナカさんも言ってたし」
謎のタナカさんである。
- 319 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/24(月) 02:15:27 ID:HnkBBDEo0
- >>317
「やんねぇよ! やってたまるかよ!!」
と言いつつちゃぶ台をビターンビターン。
「まぁ、帰ってくるなら良かったんじゃねぇの。
どう気が変わってこうなったのかは分からないけど。
でも、アイツが帰ってくるなら……お前はどうするんだ?」
>>318
「壁はどんな素材だ? コンクリート程度なら、服を汚す心配は無い」
真顔で言った。
「まぁ、修羅場は怖いなー。やめとくかー
で、いつ行くんだ?」
- 320 :アリス:2010/05/24(月) 02:17:42 ID:fqURxG6Q0
- >>318
「行くー」
即答。よほど暇人らしい。
>>319
「wwwww」
凄く楽しそうに笑ってる。
「待つ。そして救出の準備をする」
帰ってくるのはニートの方だからね!
- 321 :逆瀬川 純鈴:2010/05/24(月) 02:23:43 ID:6ew.1yIs0
- >>319
「多分だけど、鉄筋コンクリってとこかなー。
ん、ちょっと下準備とかあるから……27日とか、どうかな」
>>320
「マジ? 超マジ? やったね野良PT結成だね!」
- 322 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/24(月) 02:28:22 ID:HnkBBDEo0
- >>320
「ふーん。まぁ、あのニートが帰ってくるなら火力とか凄いことになるんじゃね。
そいつで邪魔な奴を一網打尽にだな」
クロスは考えることがいちいち暴力的である。
>>321
「27? ちょっと待て」
ポケットから携帯を取り出し、ピッポッパッと操作。
「ああ、空いてる空いてる。
じゃあその日に行くわー。
暇だし」
クロスからすれば、仕事をサボるいい口実が出来たようだ。
「と、そろそろ寝るわー。皿とかコップとかはその辺りに置いといていいぜ。
明日の朝に片付けとくよ」
そういうが早いが、すぐさま欠伸をして「STAFF ONLY」と書かれたドアを開ける。
「じゃあな、お前ら、おやすみー」
そしてクロスは、ドアの向こうに消えた。
- 323 :アリス:2010/05/24(月) 02:36:01 ID:7hcwnxwgO
- >>321
「野良でも十分なパーティーだよ」
主にクロスの力量が大きい。
>>322
「んや、あれは本部待機なんだ」
アレ呼ばわり。
残ったココアを全て一気に飲み。
「んじゃ、僕も帰ろうかな。おやすみ」
二人にそうしゃべりつつ手を振る。
何時からか女の姿は消えていた。
- 324 :逆瀬川 純鈴:2010/05/24(月) 02:36:37 ID:6ew.1yIs0
- >>322 >>323
「はいはーいそれじゃヨロシクねー。
あ、腕っ節の強い人があと二、三人居るともっと楽になるかも? ってゆーわけで暇だったら探しててね!
それじゃーおやすみー。あたしも帰ろっかな」
そういうと、帽子を被りサングラスを掛けて、店から出て行った。
- 325 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2010/05/24(月) 20:38:21 ID:BuGTFEjU0
- 闇に浮かぶ赤い炎。
煙草に灯された炎の色。
ふわりと宙に煙を浮かべ、男は一人歩いていた。
「……」
煙を吸う動作は無し。咥え煙草と言う奴か。
ぽかんと空を見つめ、人の少なくなった都市の通りを歩いていた。
- 326 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/25(火) 19:18:54 ID:H7lHDeHo0
- 繁華街にある、小さな公園。
街灯に照らされたベンチに腰掛けている男。
「…………」
男は、ぼーっと星空を見上げていた。
黒く短い髪が、夜風に揺れる。
- 327 :ティファニア・ハートランド:2010/05/25(火) 19:34:43 ID:rSRBD9/U0
- 「あう゛!!!」
大変だ親方!空から女の子がふってきた!
- 328 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/25(火) 19:38:00 ID:H7lHDeHo0
- >>327
「!?」
親方を呼ぶべきか一瞬迷い、
「……今日の天気予報ははずれだな」
×晴れときどき曇り
○晴れときどき女の子
「おい、大丈夫かー?」
とりあえず声を掛けてみることにした。
- 329 :ティファニア・ハートランド:2010/05/25(火) 19:41:32 ID:rSRBD9/U0
- >>328
「あうう゛……」
よろよろとたちあがった女の子……
というには少し年を取った女性。
「うん、だいじょうぶだいじょうぶ……。」
鼻血がだらだらとでている。
どうやら顔を強打してしまったようだ。
- 330 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/25(火) 19:45:13 ID:H7lHDeHo0
- >>329
「や、大丈夫には見えねえけど。
……まぁ本人がそう言うならそうなんだろう。とりあえず後で病院とか行けな?」
一応病院をお勧めした。
「しっかし、何でまた空から……?」
この街で何度問うたか。そんな質問をする。
- 331 :ティファニア・ハートランド:2010/05/25(火) 19:54:14 ID:rSRBD9/U0
- >>330
鼻血をポケットからとりだした
ハンカチでふき取ったが、ふき取る先からだらだらと
あふれ出てきて。
「ええとね、空を飛んでたらアレに引っかかったの。」
上を指差すティファニア。
そこには、街燈と街燈の間に渡された細いコードがあり、
いくつかの電球が吊り下げられていた。
大方、花見か何かのときにつけられて
そのまま取り外し忘れたのに、引っかかってしまったのだろう。
- 332 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/25(火) 19:58:45 ID:H7lHDeHo0
- >>331
「こういう時に治癒系の能力とかあったら便利なんだろうな本当」
半ば独り言のように呟く。
「アレ……?」
指差す方向を見上げる黒金。
「あー、そういう事か。よし、今外し……
……いや、今度役所にでも伝えとこう」
どうやら随分と面倒くさがりな人物のようだ。
「なぁ、警備員ってこういうの外すべきかね?
街の環境維持的な意味で」
- 333 :ティファニア・ハートランド:2010/05/25(火) 20:11:05 ID:rSRBD9/U0
- >>332
「ふぅ、やっととまった。」
血でぬとぬとになってしまった
ハンカチを適当に丸めてポケットへ。
「んー、今できる事を明日に回すと、
明日になってもどうせやらないってだれかがいっていたよ!」
- 334 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/25(火) 20:19:05 ID:H7lHDeHo0
- >>333
「おお、そいつぁ良かった」
「……だよな。そうだよなぁ――よし、んじゃ一丁働きますかね」
よいせ、と言いながら立ち上がり、ベンチの上に乗って手を伸ばす。
黒金は随分と背が高いので、案外簡単に届いたようだ。
「いやはや、後片付けはしっかりして貰いたいもんだな」
くるくるとコードを巻き取りながら苦笑する。
- 335 :ティファニア・ハートランド:2010/05/25(火) 20:24:37 ID:rSRBD9/U0
- >>334
「ほんとうだよ!おかげで酷い目にあったよ!」
ぷんすかと怒るティファニア。
怒った拍子にまた鼻血がだらり。
「あうぅ……片づけをさせちゃってごめんね。
ほんとうなら、わたしがやるところなのに。」
また鼻血を拭きながら。
- 336 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/25(火) 20:30:29 ID:H7lHDeHo0
- >>335
「そうカッカすんn……あーほれ言わんこっちゃ無い……」
「とりあえず、こういうのを撤去するようにーとかやってみるかね。
ポスターだのなんだので」
一応警備員。むしろ市役所っぽいけど自主的な活動なので無問題。
「なぁに、気にするこたぁ無えよ。
これが俺の――仕事だからな」
若干格好良く聞こえるが、さっきはサボろうとしていたのでむしろマイナスである。
- 337 :ティファニア・ハートランド:2010/05/25(火) 20:35:22 ID:rSRBD9/U0
- >>336
「あれ、あなたはお役所の人なの?」
微妙に気まずそうな表情を浮かべたティファニアは
ちらちらと辺りの様子を伺いだした。
なにかよからぬことでもやっているのだろうか。
とにかくティファニアは黒金をお役人さんだと思ったようです。
- 338 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/25(火) 20:38:37 ID:H7lHDeHo0
- >>337
「役人?」
訝しげにティファニアの方を見る黒金。
「はっはー、いやいやまさか。そんな大したもんじゃねえよ。
……あれ、外部エージェントってあれ? ん? え?」
自分で何言ってんだか分からなくなっているようで。
「まあ、ともかくだ。俺ぁただの警備員だよ」
再びベンチに腰掛け、ひらひらと手を振りながら言う。
- 339 :ティファニア・ハートランド:2010/05/25(火) 20:43:32 ID:rSRBD9/U0
- >>338
「外部エージェント……あうぅ……。」
とことこと駆け出すと近く軒の裏に回り込んで隠れてしまった。
なにやら、お役所だとかエージェントだとかが嫌なようです。
- 340 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/25(火) 20:47:16 ID:H7lHDeHo0
- >>339
「はっは、別に悪い事でもしてなきゃ何もしねえよ」
笑いながら言う。
「悪い事でもしてなきゃ、な?」
同じ言葉を繰り返す。
「……肩書きだけで避けられるのってこんな気分だったのか?
おいこれキツいぞおい」
独り言のように呟く。
目の前の少女を疑っている様子は微塵も無い。
- 341 :ティファニア・ハートランド:2010/05/25(火) 20:52:54 ID:rSRBD9/U0
- >>340
「え、えとその、外部エージェントすごいですね。」
なにやらどこかのブロントさんのような
妙にかくかくした、よそよそしい口調で喋りだすティファニア。
何か怪しい……。
- 342 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/25(火) 20:57:18 ID:H7lHDeHo0
- >>341
「距離感と肩書きが合わさって孤立しているように見える」
外部エージェントすごいですね。
ぴぴぴ、とチープな着信音が鳴る。どうやらメールが来たようだ。
「……おっ、と。仕事か。
悪いな、ちょっとばかしお仕事タイムだ。
もう少しばかり話をしてみたかったが――また今度。縁が合ったら、また会おうぜ」
はっはー、と笑い飛ばすと、黒金は公園を去っていった。
- 343 :ティファニア・ハートランド:2010/05/25(火) 21:01:25 ID:rSRBD9/U0
- >>342
「ま、またね……。」
なんともいえない表情で、黒金を見送り。
「ふ、ふぅ……どうにか切り抜けたよ……。
心臓がまだどくどくしてる……。」
もともと殺人犯として追われていたティファニア。
ここまでその悪評が届いているか分からないが、
エージェントだとか、警察官だとに顔合わせするのは避けたいようだ。
- 344 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/26(水) 19:06:41 ID:H7lHDeHo0
- ビル街。
とあるビルの屋上に、その男はいた。
「…………」
細かく言えば、その男は手すりの上に立っていた。
不安定で、それでいて不動で。
「……しかし、探し物とは得てして見つからないモノだな」
はぁ、と小さく嘆息する。
- 345 :コーディ ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/27(木) 22:52:53 ID:Q5Vehosk0
- 【異能都市のショッピングモール】
「・・・・・・・・・」
今日は太陽もカンカン照りであり蒸し暑さすら感じさせている。
そんな中でジャケットを身に着けてサングラスという格好の男性が煙草を吹かしている。
それ自体は対して珍しくもない格好であり、姿だ。
それがファンシーなお人形専門ショップの前でなければ。
「・・・はぁ〜。どないせえっちゅうねん」
煙草を踏み消しながら溜め息をつく。
煌びやかなドレスを纏ったお人形が飾られた店舗の前をうろうろ。
怪しい、あやしすぎる。そろそろ、営業妨害目的のチンピラと間違われてもおかしくない。
- 346 :カノン・カペルマイスター/賑やかし:2010/05/27(木) 22:56:07 ID:WyNdTdt60
- >>345
壁|゚∀゚>9m
壁|彡サッ
なんかいた。
- 347 :コーディ ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/27(木) 22:58:49 ID:Q5Vehosk0
- >>346
「・・・・・・陽気がキッツイとああいうのが出るのは定番なんやろな。ホンマ可哀想なこっちゃ」
なんと、頭の可哀想な何かと認識しました。
「はぁ〜」
そのままお人形ショップの玄関に立ち、
「・・・いやいや、キッツイわー」
と、Uターンしてクダを巻く。
先程からその繰り返しである。
- 348 :黒瑪瑙:2010/05/27(木) 22:59:50 ID:HnkBBDEo0
- >>345
「あ、あのー……」
銀髪の少女が、店の出入り口から顔を出し、男に向かって話しかける。
「な、何か御用ですか?
自分、店員ってわけじゃないんですけど、
こういつまでも店の前にいると、その、出にくいっていうか……」
どうやら少女は買い物を済ませた客のようだ。
「何か御用でしたら、私が代わりにやりましょうか?
男の方は確かにこの店、入りにくいでしょうし」
気を使っているつもりらしい。
- 349 :カノン・カペルマイスター/賑やかし:2010/05/27(木) 23:02:15 ID:WyNdTdt60
- >>347
壁|
壁|゚∀゚> <いや今のお前もアレだぞ
壁|゚∀゚>9m <男ならびしっと決めてしまえ!
壁|
- 350 :コーディ ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/27(木) 23:07:47 ID:Q5Vehosk0
- >>349
「いやいや、明らかに場違い臭が漂い過ぎやろ」
右手を振ってげんなりしながら応対するコーディである。
同時に、現在の自分がどう見られているかを指摘されてますますげんなりだ。
>>348
「・・・ああ、お嬢さんすまんかったなぁ」
すぐに入口から退く男性。
「ええと、そうなんや。実はなぁ」
カード入れを取り出すと少女の写った写真を見せる。
「おっと、先に行っておくがロリ○ンやないで。この子はワイの大事な一人娘や。
・・・実は来週誕生日でなぁ・・・その・・・つまりアレや。アレ」
【なんとも情けないお父さんの縮図であった】
- 351 :黒瑪瑙:2010/05/27(木) 23:13:47 ID:HnkBBDEo0
- >>350
「ああ、なるほどなるほど」
いきなり幼女の写真を見せられて身を強張らせたが、
事情を理解するとすぐに顔を上げた。
「どういうのがいいと思います? いろいろありますけど。
やっぱり着せ替えできるのとか?」
- 352 :コーディ ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/27(木) 23:18:40 ID:Q5Vehosk0
- >>351
「それがなぁ、ワイが見てもどれがどう違うのやら正直サッパリわからへん。
お嬢さんに甘えるようで悪いけど、適当に見繕ってくれへんか。頼む、この通り」
両手をパンと合わせてお願いする。よっぽど苦戦していたようだ。・・・もちろん入店にである。
「お駄賃も出すで。この通りや」
- 353 :黒瑪瑙:2010/05/27(木) 23:29:29 ID:HnkBBDEo0
- >>352
「わかりました、ちょっと待ってて下さいね」
そういうと店の中に入っていった。
――数分後。
「ええと、これでいいでしょうか?」
綺麗にラッピングされた箱をコーディに手渡す。
「お子さんのプレゼントということで、大きさも強度もそれなりのを選ばせて貰いました。
服がセットのものでしたので、着せ替えも楽しむことができそうですよ?」
そう言いつつ、少女は箱の次に一枚の紙もコーディへと渡す。
「あと言いにくいのですが、お代の方を……」
レシートに書かれてるものは、人形としては妥当の値段であった。
- 354 :コーディ ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/27(木) 23:36:04 ID:Q5Vehosk0
- >>353
「ああ、わかっとる。すまんかったなぁ」
感謝の意を示しつつ、支払い保証済みのクレッドスティックを取り出す。
※クレッドスティック・・・都市のある界隈で流通しているクレジットカードに相当するもの。
※支払い保証済みクレッドスティック・・・個人情報を一切介さずに利用できるクレッドスティック。
データ痕跡が残らないことから些か後ろ暗い人種が用いる場合が多い。
「ええと、お嬢ちゃんのオンライン口座の番号教えてもらえへんか?急いで振り込むさかい」
どうやら現ナマの持ち合わせが無いようだ。
- 355 :黒瑪瑙:2010/05/27(木) 23:41:10 ID:HnkBBDEo0
- >>354
「あ、クレッドスティックですか?
ちょっと待ってください、ええっと……」
ポケットから携帯電話……に見えるぐらい小型のパソコンを取りだす。
それをポチポチと操作し、次に小型パソコンにアダプターを取り付けた。
小型パソコンには口座の入力画面が表示されている。
「これが私の講座です。このアダプターにクレッドスティックを読み取らせれば、
あとはあなたの暗証番号だけで支払いができますよー」
そういいながら、コーディに小型パソコンを差し出した。
「私のところ、喫茶店をやっていまして、色んな支払い方法に対応しているんです。
だから慣れてますけど……クレッドスティックを実際に見たのは初めてだなぁ」
- 356 :コーディ ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/27(木) 23:46:17 ID:Q5Vehosk0
- >>355
「ああ、大抵はネット認証やらでなんとかなるご時勢やし、
クレッドスティック扱う界隈はちょっと特殊やからなー。
喫茶店かー。お嬢ちゃんみたいな別嬪さんがおるんやから繁盛しとるんやろなー。
しかし、ぱそこん・・・・ええと、大丈夫か?」
何故だか小型のパソコンを見て少し脂汗をかく。
「・・・・・・・・・」
パソコンに触れかけたところで、画面がピタリと停止してうんともすんとも言わなくなる。
【・・・フリーズしました】
【コーディの苦手素質・・・テクノロジー音痴が発動しました】
「・・・すまん」
ペコリと謝る男である。
- 357 :黒瑪瑙:2010/05/27(木) 23:52:16 ID:HnkBBDEo0
- >>356
「……ぬぉおおお!?」
停止したPCを見て素っ頓狂な声を上げる。
「ちょ、ちょ、ま、こっちにパス!!」
と言いつつもパスを待たずにコーディの手から小型パソコンをひったくり、
必死な顔で操作を始める。
「あ、アレ? これなんでこうなって、あれ?
おわ、なんかここの表記がゴッチャになってる!
というかなんでこのデータがこっちのフォルダに移動して……あれ? あれ!?」
いろいろと不可解なことになっている模様。
しかし少女は素早いボタン操作でピコピコと操作し、なんとか復旧させることができたようだ。
「……ふがぁ……な、なんとか……できた」
疲れたようにベンチに座り込む。
「い、一体なにをしたらこーなるんですか?!」
- 358 :コーディ ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/27(木) 23:57:25 ID:Q5Vehosk0
- >>357
「それがなあ、昔っからこうやねん。
文章ソフトを使ったらいつの間にかリトアニア語入力になっとったし、
ねっとわーくを利用すると変な干渉をしょちゅう受けるし・・・ワイはハイテク社会に適応できへん」
遠い眼をしている男である。どうにも自分でもうんざりしているようだ。
「お嬢ちゃん、すまんが自分で引き出したってくれ。
どうせ、このクレッドスティック“暗証番号なんて端からあらへんし”」
この台詞で個人所有のものではなく支払い保証済みのグレッドスティックと解るだろう。
つまり予め支払い保証された限度額までしか使えないという訳だ。
- 359 :黒瑪瑙:2010/05/28(金) 00:01:54 ID:HnkBBDEo0
- >>358
「いやそれある意味才能ですよ」
そう言いつつも黒瑪瑙は仕方ないと思ったのか、
男の持つクレッドスティックを受け取った。
「でも、これ受け取っちゃって大丈夫ですか?
再発行ってできるものなんでしょうか?
あ、」
そこで少女は思い出したように声をあげ、一枚の紙を取り出す。
「もし何かあったらここに来て下さい。
私はいつもいるとは限りませんが、あの人が対応してくれますから」
そこには、とある店の住所、地図、電話番号が記載されていた。
店の名前は「喫茶店 Apple Guillotine」
- 360 :コーディ ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/28(金) 00:06:59 ID:Q5Vehosk0
- >>359
「喫茶店 Apple Guillotine。韻を踏んでいていいセンスや。
ワイはこういうモンや。何かヤバイことがあったら格安でさせてもらうで」
こちらは連絡先と名前しか書いていない名刺である。
イマイチ、どういう時に利用すればいいかもわからない。
名前を知らせるためだけのものなのだろうか?
“厄介事はオマカセ。コーディ・ウルフウッド”
- 361 :黒瑪瑙:2010/05/28(金) 00:09:47 ID:HnkBBDEo0
- >>360
「コーディ……ウルフウッド?」
読み上げた後に名前と気付き、黒瑪瑙は慌てて頭を下げる。
「っと、名前教えてもらって名乗らないのは失礼ですよね!
申し遅れました、私は「くろめのう」って言います。
色の黒に、宝石の瑪瑙」
そう紹介しつつ、また名刺をまじまじと見る。
「厄介ごとはオマカセ……万屋さんみたいなものでしょうか?」
- 362 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/28(金) 00:15:38 ID:Q5Vehosk0
- >>361
「くろめのう・・・黒瑪瑙ちゃんか。よろしくなー」
カンラカンラと気持ちのいい笑いをしながらシェイクハンド。
「ああ、ワイは所謂フィクサーて奴でな。金やら情報やら、を主にあつかっとる」
実は装備品やら盗品も含んでいたりするのだがそれはここで言わない。
「まあ、お嬢ちゃんの言うように万屋の親戚みたいな奴や。
こう見えても、そこそこうまくやっているさかいよろしくな」
- 363 :黒瑪瑙:2010/05/28(金) 00:20:40 ID:HnkBBDEo0
- >>362
「ええ、はい、どうもー」
握手に小さい体を揺らされながらも笑顔を返した。
黒瑪瑙の手を握れば分かるだろうが、その手は球体関節になっている。
「っと、すみません。私はそろそろ」
ベンチから立ち上がり、時計を見る。
「遅くなると明日に響くんで、ここいらで。
娘さん、喜んでくれるといいですね」
そう言うと、自分の買った商品の入った袋を抱え、
「ではまたー」
手を振りつつ、黒瑪瑙は帰っていった。
- 364 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/28(金) 00:23:26 ID:Q5Vehosk0
- >>363
「ああ、ありがとうなー」
手を振って別れた。
「ええ娘に会えたし、人形買えたし気分もええな。よし、帰るとしますかー」
問題解決。依頼(?)遂行。言うこと無しであったとさ。
- 365 :アイリス/神羽荘の住人:2010/05/28(金) 20:23:13 ID:kcGLK7QY0
- 【204号室】
生活感がまるでない部屋、開け放った窓。
アイリスは部屋に置いているソファーに座り、紅茶を飲む。
「……未だ、変化が無い…」
眷属だとは言え、コウモリでは心配であるわけで。
だが自分には探索に向く能力ではない。
さあ、どうするか。
向こうが動き出せば、楽なものなのだ。
ソファーから立ち上がり、窓際から身を乗り出し月を見つめる。
- 366 :名も無き異能都市住民:2010/05/28(金) 20:34:48 ID:/k2gysHgO
- 夜空を羽搏く赤い翼が仄闇を薄明かるく染めた。アイリスの部屋の窓から、火の粉を散らして空を飛ぶ一対の翼が見える。
ばさ、ばさ、と言った感じでゆっくりと羽搏くその翼は、徐々に神羽荘方面に近付いて来る。
- 367 :アイリス/神羽荘の住人:2010/05/28(金) 20:53:03 ID:kcGLK7QY0
- >>366
目の端、漆黒のキャンバスに鮮やかな炎が灯っているのを確認すると、そちらに目を移す。
「こっちに来て…いるね。」
自分が知る中で、あのようなことをするのは暁のみ。
先のトーナメントでも炎の翼を顕現させていた。
「…まったく、遅いね。朝宮君は。」
- 368 :朝宮暁:2010/05/28(金) 21:02:45 ID:/k2gysHgO
- >>367
風を捉えて空を叩く度に火の粉を巻き上げる赤い翼は徐々に近付き、その一対の翼の間に居る者の姿を次第に露にしていった。
「……お、アイリスじゃん。意外だな、ここがお前ん家か?」
アイリスに気付いて高度を落とした暁はスーツを着ていた。夜の男と一目で分かる姿だ。
- 369 :アイリス/神羽荘の住人:2010/05/28(金) 21:14:00 ID:kcGLK7QY0
- >>368
「御機嫌よう、朝宮君。」
アイリスはクスリと笑みを浮かべると、暁の顔を見た。
羽搏きで巻き起こる風。
長く伸ばした髪を耳に掛けると、アイリスは蒼い目で暁を見つめる。
「ここが僕の家。此処は空の星と月が綺麗に見えてね。気に入っているんだよ。」
- 370 :朝宮暁:2010/05/28(金) 21:21:43 ID:/k2gysHgO
- >>369
「おうおうご機嫌よう」
耳に髪を掛ける仕草も女らしいな妙に感心した暁は、ほろ苦く笑ってひらひらと手を振って挨拶を返す。
「はーん……星ねえ。でも意外だぜ。てっきり高層マンションとかに住んでると思ってたわ」
等と言いながら悪びれもせずにひょいと窓を覗いて、不躾に中を見る。
「いや、ホント意外だわ。うちと大差ねー……って程酷かねえか。俺んち風呂トイレ共用だし」
- 371 :アイリス/神羽荘の住人:2010/05/28(金) 21:32:59 ID:kcGLK7QY0
- >>370
「広いところに住んでいたことはあったんだけどね。広い部屋より、手を伸ばせば欲しいものに手が届く距離にある方が気に入ってね。」
暁に室内を見せるように体を90度動かす。
見える光景は、テーブルを挟んで対になっている黒いソファー。
それから部屋の角の観葉植物だけ。
生活感が全く無い部屋だ。
「この部屋はユニットバスが付いているよ。」
クスリ。暁の部屋より家賃は安く、設備は整っているのではないだろうか。
- 372 :朝宮暁:2010/05/28(金) 21:50:04 ID:/k2gysHgO
- >>371
「ほーう、小綺麗だな。何となく寂しい気もするが。……さてはアレだろ。トイペも三角に折ってんだろ」
興味深そうにアイリスの部屋を見る。菖蒲なんか飾ってねえかな、なんて思いながら。
「ユニットバス……だと……!? へ、へんッ、嘗めんなうちの隣にゃキャバ嬢と売れないギタリストが居んぜ。
……ああ、それがどうしたって感じだよな、うん。羨ましいわ全く」
- 373 :アイリス/神羽荘の住人:2010/05/28(金) 22:00:07 ID:kcGLK7QY0
- >>372
「さあ、トイレはどうなんだろうね。」
まるでどうでもいいかのような声の調子。
「そんなにユニットバスが気になるの?だったら入ればいいのに。」
アイリスはソファーに座り、暁を見る。座ったら?という目だ。
- 374 :朝宮暁:2010/05/28(金) 22:12:28 ID:/k2gysHgO
- >>373
「残念ながら風呂浴びた帰りだよ。風呂ってもシャワーだが」
軽く肩を竦めてシニカルに笑い、んじゃお邪魔するわーと続けて靴を脱いで手に持った。
「よ、と」
翼を畳み、小さく声を出して窓から侵入。
「玄関はー、と」
なんて呟き、玄関に靴を置きに行った。
- 375 :アイリス/神羽荘の住人:2010/05/28(金) 22:19:05 ID:kcGLK7QY0
- >>374
「靴のままでいいよ。」
と、告げた。
事実、この部屋は玄関と部屋の境目はきっちりあるものの、足音を十分に消せるほどの絨毯が敷かれている。
アイリスも靴のままだ。
「朝宮君、何か飲みたいものはあるかな?」
アイリスは我侭ボディーをソファーに預けリラックスしている。
- 376 :朝宮暁:2010/05/28(金) 22:26:23 ID:/k2gysHgO
- >>375
「うお、マジでか? ……お前も靴か」
何となく高そうな絨毯を踏む事に抵抗を覚えながらも、アイリスが靴を履いたままだと見て、自分も靴を履いた。
「飲みたいもんねぇ。ああ、そうだ牛乳有るか? ――ってうお! すげえな何だこのソファ。体沈むぞコレ」
ふかふかしてやがる……なんて言いながら、ソファに座った暁は身動ぎを一つ。
- 377 :アイリス/神羽荘の住人:2010/05/28(金) 22:33:00 ID:kcGLK7QY0
- >>376
「うん、このソファー、気持いいでしょ?だからついついウトウトしちゃうことが多くてね。」
ワイングラスに注がれた牛乳が音もなく置かれ、アイリスの前にも紅茶が入ったマイカップが置かれた。
「ミルクをどうぞ。」
僅かに体を起こし、ソーサーを左手で、カップを右手で持つと紅茶を飲むアイリス。
- 378 :朝宮暁:2010/05/28(金) 22:40:03 ID:/k2gysHgO
- >>377
「ぶるじょわめ……畜生俺ん家の布団より寝心地良さそうだ……」
暁は世の理不尽にうちひしがれた。これが格差社会ってヤツか、と冗談めいた口調で呟く。
「おうさんきゅ。……んじゃ、有り難く」
言いつつ暁はグラスを目の高さまで持ち上げる。ワイングラスの持ち方は流石に心得たもので、中身に体温が伝わらないようにする上品な持ち方だ。
中身が牛乳では体温が伝わるもなにも関係は無いのだが、どうやら癖で有るらしい。
「……優雅な一時、ってか。ほんと部屋の外からじゃ想像出来ねえなあ……」
- 379 :アイリス/神羽荘の住人:2010/05/28(金) 22:47:36 ID:kcGLK7QY0
- >>378
「ふふっ…随分と手馴れているね。持ち方がしっかりしているよ。」
それが解るアイリスも、飲み慣れているようだ。
指先でティーカップを摘むように持ち、紅茶を口に含む。
「朝宮君と一緒に飲むからかな、紅茶がとても美味しいよ。」
ニコリとアイリスは微笑みを浮かべた。
- 380 :朝宮暁:2010/05/28(金) 22:56:33 ID:/k2gysHgO
- >>379
「ん? ……ああ、そりゃあな。場末のメンパブでも上品なお客も来る。その人にワインバーやらシガーバーに連れ回されたりしてな」
上品に牛乳を一口飲んだが、軽く眉をしかめて苦笑を浮かべる。
「おう。そりゃ光栄だな。ついでに言うならこっちもだ。お前と飲む牛乳は格別な値打ち物に感じるね。阿呆らしい」
暁は肩を竦めた後、一気にそれを飲み干した。品の良さなんて関係無い、至極普通な飲み方。
牛乳を品良くワインのように飲む事に疑問を持ったらしく、一気に飲み干した後、はっと息を吐いてグラスを置く。
「ご馳走さん。……ああ、そういや体操服盗難の件、どうなったよ」
- 381 :アイリス/神羽荘の住人:2010/05/28(金) 23:04:10 ID:kcGLK7QY0
- >>380
「その件はね、まだまだ続いているみたいだよ。最近は上下セットで盗まれるようになってしまったよ。」
まるで他人事のように表情ひとつ変えず話すアイリス。
ソーサーとカップをテーブルに置くと、再びソファーに体を預ける。
「盗んだ後、売った形跡が無いらしくてね。どうも彼にとって僕の体操服は価値あるもののようだよ。」
困ったものだ、と呟くも矢張り他人事のように。
- 382 :朝宮暁:2010/05/28(金) 23:11:47 ID:/k2gysHgO
- >>381
「かか、そりゃ本当に困りもんだな」
暁は愉快そうに笑い声を漏らした。相手が男と知らずに体操服を盗んでいるだなんて、想像するだに笑えてくる。
「偉く他人事みてえに話すなぁお前。……しかし、本当にヤバいんだよな、そいつが。メイドさんの堪忍袋はどんな具合よ?」
物騒なメイドさんが居るという話を以前聞いた。動くにしてもメイドさんの堪忍袋の具合を知っておきたい。
- 383 :アイリス/神羽荘の住人:2010/05/28(金) 23:18:53 ID:kcGLK7QY0
- >>382
「真面目なメイドだから、僕が色々頼んで気を紛らわせている状態でね。」
指先でカップの縁を撫でる。
他人事のように話しているが、アイリスはそういう“話し方”をする時がある。
「そうだね。表現するとすれば、空気が入りすぎた風船だよ。彼女はとても強いからね、彼がいつ死ぬやも分からないよ。」
クスリと笑う。その笑みは、矢張り他人事。
ソファーにもたれ、紅茶を口にした。
- 384 :朝宮暁:2010/05/28(金) 23:25:24 ID:/k2gysHgO
- >>383
「おお怖っ。魔性の女ならぬ魔性の男だな。女じゃねえのが残念だ」
怖がるように大袈裟に肩をそびやかして笑う。
「風船は最早破裂寸前かー。いいや破裂なんて可愛いもんじゃねえな。バクハツの間違いかね。
……となるとそろそろ動かねえとならねえかな。男の体操服盗んで殺される男だなんていくら何でもあんまりだぜ」
そう言う暁は矢張り楽しそうに笑う。
- 385 :アイリス/神羽荘の住人:2010/05/28(金) 23:31:42 ID:kcGLK7QY0
- >>384
「そんな“魔性の男”の懐にいる朝宮君はどうなんだろうね。」
クスクスと、魔性の男と呼んだ人物を見つめた。
もし、僕が此処で服を脱ぎ“証明“してしまったらどんな顔をするのだろう。
想像するだけで面白そうだ。
「そうだね。僕としてもそろそろ解決しておきたいことの一つだもの。朝宮君、お願い出来るかな?」
アイリスは暁の瞳を見て、微笑みを浮かべた。
- 386 :朝宮暁:2010/05/28(金) 23:39:49 ID:/k2gysHgO
- >>385
「懐に入っても問題無いね。美人の姉ちゃん魔性なら一発だろうが、男の魔性なんざ効かねえよ」
蒼い視線に鳶色の視線を返す。表情はおどけるようなものだ。
「おーう、良い加減出張んねえとなあ。良い笑い話のタネになりそうだ。メンパブでこのネタ使わせて貰うぜ」
良いネタになるぜこりゃ、なんて笑って言う。
- 387 :アイリス/神羽荘の住人:2010/05/28(金) 23:53:10 ID:kcGLK7QY0
- >>386
「そう、なんだ。」
アイリスは微笑みを浮かべて、ソファーから身を起こす。
左手がリボンタイに伸ばされ、スルリと襟から外れた。
髪を耳にかけると続けて左手を器用に操り、シャツのボタンをゆっくりと開けていき…
第二ボタンまで開くとテーブルに両手を着いた。
キャミソールに施されたレースが僅かに覗く。
「これ、でも?」
クスリと笑みを浮かべたアイリス。
「僕の彼氏役で、良いかな?」
- 388 :朝宮暁:2010/05/28(金) 23:59:39 ID:/k2gysHgO
- >>387
「服脱ぐ仕草は中々ソソるね。だが男にゃ興奮しねーよ。おら、とっとと着ろ」
若干目を反らしながら暁は笑う。内心、ここに来る前に客と会ってて良かったなんて思いながら。
「おう。任せときな」
- 389 :アイリス/神羽荘の住人:2010/05/29(土) 00:06:37 ID:kcGLK7QY0
- >>388
「だったら、僕も頑張らないとね。」
暁のリアクションに気を良くしたのか、先程の手順とは逆に服を整えていく。
ソファーにもたれ、すっかり冷めてしまった紅茶をテーブルの端に寄せる。
「じゃあ、今度学校に迎えに来てくれる?彼にちゃんと見せつけてあげなきゃいけないからね。」
来る日は連絡を入れてね、と微笑みを浮かべた。
- 390 :朝宮暁:2010/05/29(土) 00:15:52 ID:/k2gysHgO
- >>389
はあ、と暁は嘆息する。何だかやけに気疲れしてしまった。
「ゔぁ゙ー……」
ソファに身を沈めていた暁は妙な声を出しながら伸びを打つ。首を回すとコキコキと音が鳴った。
「あーオーケーオーケー任せろ。うん」
何となく気の抜けた返事。妙に満足気なアイリスに、暁は何故だか嫌な予感がしていた。
- 391 :アイリス/神羽荘の住人:2010/05/29(土) 00:23:22 ID:kcGLK7QY0
- >>390
「そろそろ僕は出掛けてくるよ。そのソファーが気に入ったのなら眠っていて良いよ。」
アイリスは立ち上がり、玄関に向けて歩き出す。
暁の返事に満足気な笑みを浮かべて、アイリスは玄関へと向かう。
暁が感じた嫌な予感など、アイリスは知ること無く……。
- 392 :朝宮暁:2010/05/29(土) 00:28:17 ID:/k2gysHgO
- >>391
「あー、いや。うん、俺も帰るわ。そろそろ同伴行かなきゃなんねぇし。うん。そうだ、それが良い」
暁も頻りに頷きながらソファから立ち上がる。
「あー、んじゃ、また」
窓に向かった暁はそう言ってアイリスに何故か敬礼を一つ。
- 393 :アイリス/神羽荘の住人:2010/05/29(土) 00:31:26 ID:kcGLK7QY0
- >>392
「何故敬礼なのかな?」
そんな呟きは誰にも聞かれなかった。
アイリスは窓にいるであろう暁に言葉を掛けて。
「ええ、また。連絡を待っているよ。」
そういうと、ドアノブに手を掛け夜の街に消えていった。
- 394 :朝宮暁:2010/05/29(土) 00:35:46 ID:/k2gysHgO
- >>393
窓から飛び立った暁は煙草を取りだし火を点けた。
はあ、と紫煙を吐く。
「なぜかめっちゃ疲れた……行くか」
ぼそぼそと呟き、翼を広げて空を飛ぶ。
- 395 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/29(土) 21:44:44 ID:WVrfsEdY0
- 【AGカフェのいつもの席にディスが座っていた】
「う〜…」
【だが何か思い悩む顔…】
「……なんでなのかなの…」
【カウンターに両手を置きながらさみしげにつぶやいた】
- 396 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2010/05/30(日) 18:24:55 ID:BuGTFEjU0
- 人の賑わう商店街。
手に提げる袋からはみ出てる葱が,一歩一歩と歩を進めるのと同時に左右に揺れている。
「……」
一人の休日。
買い物によって,其れが終わろうとしていた。
- 397 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/30(日) 18:30:56 ID:Q5Vehosk0
- >>396
「玉子のセール最後の一つ。全く、忘れるところやったわ」
スーパーから出てきた男。
サングラスにコートジャケット。手には買い物袋でこちらも葱やら玉子のパックやら。
激しく似合わないのはお約束。
「ええと、鼈甲飴も買うたし、牛乳も・・・ぶつぶつぶつ」
買い物リストを見ながら歩いている。
【紅夜が目に入っておらず、正面衝突コースである】
- 398 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2010/05/30(日) 18:35:13 ID:BuGTFEjU0
- >>397
普段ならそんな男性を見て「暑くねえのかな」とか心で呟くこの男。
だがしかし,今日はそんな事を思う事も無かった。
「……」
傍から見て分かるほどに,男は何か考え事をしているような面持ちで歩いていた。
故に,此方もコーディの事など意識の外で
「うおっ!?」
顔こそぶつからなかったものの,ドン,と正面から衝突。
「あ……、悪い……」
- 399 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/30(日) 18:41:58 ID:Q5Vehosk0
- >>398
「うわた!?」
お空にぶちまかれる葱やら玉子のパックやら。
このままでは地面に激突。折角のセール品の玉子のパックが!!
「ワイの貴重なたんぱく質ーッ!!」
紅夜の目の前で展開される光景。
その腕を目にも留まらぬ速度で動かして空中に飛ぶ品物をキャッチしては袋に入れていく。
数瞬後、何事も無かったように品物は袋に納まっていた。
「ぜぇぜぇぜぇ・・・兄ちゃん悪かったの」
男は息を切らしながら謝罪した。
- 400 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2010/05/30(日) 18:45:44 ID:BuGTFEjU0
- >>399
「あ」
宙を舞う卵や葱。
それを見て、そう呟いた次の瞬間には目の前の男は動いていた。
「――お、おおう……」
次々と袋に収まる品物に驚きの声を漏らしつつ、若干後ずさり。
「あ、いや……俺は全然……。アンタは大丈夫か……?」
謝罪をされているが、何かこっちが悪い気がしてきたようで,軽く頭を下げて言う。
- 401 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/30(日) 18:49:51 ID:Q5Vehosk0
- >>400
「ああ、ワイは大丈夫や。すまんかったの」
奇妙な関西弁(?)を使う男はサングラスを外すとニヤりと笑いながら謝罪。
嫌味な笑みではない。
「いやー玉子は無事でよかったで。ニュートリソイ食品には飽き飽きしとったから、
こういうスーパーとかって宝の山にみえるわ」
- 402 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/30(日) 19:12:43 ID:Q5Vehosk0
- >>401
【追記】
ニュートリソイ食品・・・大豆加工食品。大豆ベースの栄養重視合成食で不味い
- 403 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2010/05/30(日) 20:30:23 ID:BuGTFEjU0
- //すいません……急用で書き込む暇も無く消えてました……orz
- 404 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2010/05/30(日) 20:46:57 ID:BuGTFEjU0
- >>401
「や,俺は大丈夫だ」
笑みを向けられ安心したように息を付く。
その後,此方も明るさが見えるニッとした笑いを其方に向けて。
「ニュー……トリ、ソイ……?」
聞き返すようにその単語を反復。
- 405 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/30(日) 20:54:46 ID:Q5Vehosk0
- >>404
「ああ、この辺の奴等はしらんか。千代グループの整備いきとどいとるトコは生鮮食品も簡単に手に入るからな。
かく言うワイも結構遠出してここまで来たしな」
そう言うと少し苦い顔をして、
「ニュートリソイ食品ってのは、大豆で造られた合成食や。・・・ここからはあまり気持ちのいい話やないけど・・・」
ここで少しだけ前置きをして、
「栄養はとれるけど本当に生きるための餌という以上のものやあらへん。
企業緩衝地域や一部企業支配に強い地域から出られん連中はコレを食って生命をつないどる。
ワイはまだそれなりの蓄えがあるから“こっちにも来れるし”、
フレーバー(味と香りを整える合成エッセンス)もそろえられるけどな」
異能都市の影の部分だ。少なくともコーディの認識する世界の。
- 406 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2010/05/30(日) 21:04:14 ID:BuGTFEjU0
- >>405
「遠出……って事はこの都市の奴じゃねえって事か?」
ほう,と腕を組みながら目の前の男の話に耳を傾ける。
「……ああ,そう言う事か」
そう言う話なら,耳に挟んだ事が無い訳でも無い。
ただ,それを知った所で何かする筈も無く。
「なんつーか……,やっぱりあるんだな。そう言うのって」
お疲れさん,と苦笑を漏らす。
- 407 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/30(日) 21:09:56 ID:Q5Vehosk0
- >>406
「・・・残念ながらこの都市の話や。
別にこの都市、千代グループの一極支配体制ってわけやあらへんやろ。
ここにいると実感は湧かんと思うけどな」
別に同情してもらいたかったわけでもないので淡々と話す。
「まあ、あんた等は傍から見れば結構恵まれとるというこっちゃ」
そう言いながら周囲をぐるっと見渡す。
子供が元気に走り回っているのに目を留めた。
「それは悪いことやあらへん。ここのガキは楽しそうにしとる。
空気も吹き抜けとって、太陽が眩しく見える。ええこっちゃで、ホンマ」
本当に眩しそうに目を細めるコーディだ。
- 408 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2010/05/30(日) 21:16:05 ID:BuGTFEjU0
- >>407
「……そうだな。千夜がこの都市を取り仕切ってはいるが、支配って訳では……」
そこまで言いかけ、視線をコーディから逸らし、上方。遠くを見つめ
「――いや、どうなのかねえ……」
呟くように漏らし、再度苦笑。
男の瞳に写っていたのは、天を突くように建てられたこの都市で最も大きなビル。
「……なのかねえ、やっぱり。悪いがこの都市から出た事がねえもんで、そんな事もさっぱり分かんねえや」
組んでいた腕を解き、右手をヒラヒラと振って。
「……表に見える範囲では、な」
- 409 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/30(日) 21:22:59 ID:Q5Vehosk0
- >>408
「この“都市を”取りしきる・・・か。この“区画を”の間違いやないとええけどな」
ぽりと頭を軽く掻くコーディ。
「まあ、ええ。ようは変態総帥さんの支配権は都市にあまねく広がっているとは限らんってことや。
絶対者なんて可愛げのないモンお目にかかったことないし、見たくもないけどな」
やたら高くて大仰なビルをみやる。
「無駄話してもうたな。こういうもんや。また会うこともあるかもな」
名刺を渡す。
“厄介事はオマカセ。コーディ・ウルフウッド”
「それじゃあな」
手を振ると人ごみに紛れ、そのまますぐに消えてしまった。
- 410 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2010/05/30(日) 21:30:53 ID:BuGTFEjU0
- >>409
「……ま、詳しい事は知らねえや。……俺には教えてもくれねえだろうし、な」
それを真似るようにこの男も軽く頭をかいて。
「……変態総帥さん、ねえ……」
その単語を聞いた瞬間、ピクリと眉が上がった。
だが、直ぐに表情は苦笑のような其れへと戻り
「ん、ああ。ま、コレも何かの縁だろ」
くすりと笑い、差し出された名刺を受け取り
「じゃあな」
去り行く男の背中に手を軽く振る。
「……コーディ・ウルフウッド……」
男の姿が見えなくなった頃、手渡された名刺に書かれた名前を呟く。
「……一応、覚えておくか」
そのまま名刺をポケットへと滑り込ませ、男もまたその場を歩き去っていった。
- 411 :兄妹:2010/05/30(日) 22:35:02 ID:ZOM.z7ps0
- 「……で、僕の右腕を放置したまま気が付いたら朝になっていた、と?」
「……はい」
「何か言うことは?」
「反省してま〜す」
「よくわかった」
今日は珍しく右腕のない兄が腕を組んで立っていて、
喪服の妹が正座させられていた。なんのこっちゃ。
- 412 :ミラージュ:2010/05/30(日) 23:40:05 ID:fqURxG6Q0
- 【街中】
少女が何かの資料と思われる用紙を見ながら町を歩いている。
「はぁ」
そして、おもむろに溜息を付き、用紙から目を離す。
表通りは明るく、多くの人でにぎわっている。
が、首を右に動かし裏路地に目を向けると光の無い細い道が先には続いていた。
「至極腐った話です」
何枚かに重なった用紙を大き目の封筒にいれ、更にそれを鞄の中に直す。
「全てのものに愛を。というのは……」
裏路地から目を離し、街中を歩き始めた。
- 413 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/31(月) 19:44:50 ID:H7lHDeHo0
- 「今日も今日とて物探しな訳だが」
繁華街から少し離れた細い路地。
辺りを見回しながら歩いている白衣の男。
男が歩くと、周囲の瓶ケースや、本の束がふわりと浮かび、
男が去ると、それらは元の場所へと戻る。
「……うーむ、歪みとは恐ろしいな。
物探しにまで支障が出るのはとても素晴らしい――ああ、違う。とてもよくない」
はあ、と一つ溜息をつく。
- 414 :車椅子の魔女:2010/05/31(月) 19:54:33 ID:PBnIervYO
- 車椅子に腰掛けた老婆が男の居る路地に通りかかる
「あら、おもしろい」
男の周囲に起こった不思議に興味を示し、何となく近寄ってみることにしたらしい。キィキィと音を立てながら車椅子を進める。
- 415 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/31(月) 19:57:22 ID:H7lHDeHo0
- >>414
「……ん?」
聞こえてきた声に、ぴたりと足を止め、振り返る。
「やあ、どうも。こんばんは」
老婆の方を向き、会釈。
男の周囲には、数個の空き缶が浮かんでいた。
- 416 :車椅子の魔女:2010/05/31(月) 20:03:39 ID:PBnIervYO
- 「はい、こんばんわ。不思議ねぇ、ソレ」
浮いている空き缶を眺めながら
「貴方がやっているのかしら?こんな風に」
老婆は足下のガラス瓶に意識を向け、魔力を行使する。ガラス瓶は男の周りの空き缶の様に宙に浮かびあがる
- 417 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/31(月) 20:08:28 ID:H7lHDeHo0
- 「ええ、ただの超能力ですがね」
灰色の髪をしたその男は、小さく笑う。
空き缶は、近くのゴミ箱へ からん と音を立てて入った。
「ふむ、そちらは――」
浮き上がるガラス瓶を目で追い、言う。
「――魔力、ですかね? 随分と器用な事をなさる」
感心したように頷く。
- 418 :車椅子の魔女:2010/05/31(月) 20:17:51 ID:PBnIervYO
- 「魔法使いのお婆さんですもの。私は」
宙に浮くガラス瓶を指で弾く。キンと小さく、しかし耳に残る不思議な音が響いた。
「超能力かぁ。魔力とは違う感じはそれなのね、邪気とも、ここの歪みとも」
「それで、超能力者のお兄さんはこんな路地で何をしているのかしら?」
- 419 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/31(月) 20:22:13 ID:H7lHDeHo0
- 「魔法使い、ですか」
そういえばここは、“そういう所”だった。
思い出したかのように、小さく頷く。
どうやらこの男、頷くのが癖らしい。
「私ですか? 失せ物探しをしていた所ですよ。
数日前、日記を落としてしまいましてね」
故に、本の束や瓶ケースの下を探していたのだろう。
- 420 :車椅子の魔女:2010/05/31(月) 20:29:48 ID:PBnIervYO
- >>419
「魔法使いで邪気眼使いの幻術使いのお婆さんなのよ」
肩書きが増えた。
「それは大変。此処は、落とした『場所』が何処かに行ってしまう事もあるから」
「数日前、となると、あまり成果は芳しくないみたいねぇ」
うーん、と首をひねってうなっている。
- 421 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/31(月) 20:34:16 ID:H7lHDeHo0
- >>420
「それはそれは」
くく、と男は笑った。
「では、超能力者で研究員でダメ人間な私といい勝負ですね」
無駄に張り合う。最後のは無理矢理感があるが。
「“歪み”自体は、中々に興味深い物ではあるんですがね。
巻き込まれてしまうと面倒極まりない」
「ええ、随分と探し回ってはいるのですが。
友人に協力を求めようにも、嫌われていましてね。くくく」
楽しそうに――或いは愉しそうに笑う男。
「まぁ、何れ見つかるでしょう。何れ、ね」
- 422 :車椅子の魔女:2010/05/31(月) 20:42:39 ID:PBnIervYO
- 「ふふふ、おもしろい人。研究員?やっぱり超能力の研究かしら?」
「私のお家も歪みの奥の方にあるから、いつもふらふら所在が安定しないのよねぇ」
「とまれ、慣れれば住み良き素敵な所よ?これは、何事もそうだろうけれど」
くすくす笑いながらガラス瓶をつついて、くるくると廻して遊ぶ。
「嫌われてる友人というのも妙な話だねぇ、何なら手伝って上げましょうか」
- 423 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/31(月) 20:48:27 ID:H7lHDeHo0
- 「いいえ、趣味の範疇ですよ。趣味のね」
「それはまた交通が不便そうな立地で」
「住めば都、といった所ですかね?」
こちらも くく、と笑い、答える。
「ああ、いえいえ。それには及びません。
今流行りのツンデレ的な友人でしてね」
ひらひら、と手を振る。
「さて。では私はこの辺りで」
「もっと遠くも探してみることにします。歪みに巻き込まれない程度に、ね。
では――縁が『合ったら』また『遭い』ましょう」
最後に小さく、くくっ、と笑った。
と思った次の瞬間には、男の姿は消えていて。
辺りのゴミはきちんとゴミ箱に捨てられていた。
- 424 :車椅子の魔女:2010/05/31(月) 20:57:41 ID:PBnIervYO
- 「趣味が仕事の人は良いわねぇ。お婆ちゃん最近苦手な仕事ばっかりだから」
男に返ってくるのは苦笑。
「すめば都。うん、それね。それがぴったり」
「ツンデレ…男の子ってツンデレが多いのよねぇ。何でかしら」
「はい、さようなら……変なところで几帳面だねぇ、お兄さん」
綺麗に屑籠に収まった缶を見て少し呆れたように呟くと、ポイと瓶をそれに投げ入れて
歪みの中に溶けるように姿を消していった。
『さて、どう繋がるのかしら?あら…』
- 425 :甲/むしょく:2010/05/31(月) 21:37:35 ID:KE2UskXwO
- 【とある屋台街の一角にて】
「―――はぐ!むしゃむしゃ!……んぐ」
"箱庭"での濃密な数時間は
現実世界に換算して一週間を経過させていた
「(……まさかまさかの時間経過…腹の虫が半端ねぇ…!)」
その遅れを取り戻すかの様に
赤色マフラーを首に巻いた甲は屋台でむしゃむしゃしていた
- 426 :ヴェーダ/類似品:2010/05/31(月) 21:43:32 ID:ya/8YEz60
- >>425
その様子を眺める影一つ。
フード付きの長衣をまとった彼は、自らも食事を取りつつ、視線をやって、
……大食漢だねえ。
この都市は凄いな、と思いながら茶を啜る。
- 427 :小夜:2010/05/31(月) 21:43:33 ID:ZOM.z7ps0
- 「……えー? 林檎飴置いてないのー? えー!」
屋台街の中の一つの店・駄菓子屋で盛大に舌打ちする少女一人。
「なに? 夏にしか置いてない? 知らないよそんなこと、私今林檎飴食べたいなーって思ったんだもん。
しょうがないじゃん。だいたい季節限定のお菓子じゃなさそうじゃん、何時でも作れるでしょあんなん……」
この少女、10歳にして悪質なクレーマーであった。
- 428 :甲/むしょく:2010/05/31(月) 21:49:56 ID:KE2UskXwO
- >>426
――…む…視線…?
「…」
サッと皿を隠した
>>427
「(……りんごあめって食った事ねーなぁ)」
むしゃむしゃ
「これこれ、そこな幼女よ…(むしゃむしゃ)…無い物ねだりは(むしゃむしゃ)…ダメよ?」
説得力?なにそれうまいの?
- 429 :ヴェーダ/類似品:2010/05/31(月) 21:50:19 ID:ya/8YEz60
- >>427
何やらクレームつけてる少女の声がしたのでそちらを見てみた。
……む。
「林檎飴か」
聞いたことがある。
確か、
「中の人が普通の林檎だと思って噛り付いたら酸っぱくてマジ涙目だったという……」
- 430 :ヴェーダ/類似品:2010/05/31(月) 21:52:36 ID:ya/8YEz60
- >>428
見てたら皿を隠された。
少し考えて、
「……誰も取らないから安心したまえ」
静かな、それでいてひたすらに乾いた声が甲にかけられる。
- 431 :小夜:2010/05/31(月) 21:53:08 ID:ZOM.z7ps0
- >>428
「だからね、明日辺りには入荷しといて……あぁん?」
ぎろぬり、と思いっきりガンを飛ばそうと振り返ったら。
「ああ、甲お兄ちゃんじゃん」
ぃょぅ、と片手をあげて挨拶。
店員が涙を流しながら、口パクでありがとうありがとう連呼していた。
>>429
「あれはね、外側の飴部分をスプーンかなんかで砕いて、ざくっとすくって食べるといいんだよ」
ソースは昔読んだ漫画。
- 432 :甲/むしょく:2010/05/31(月) 21:59:15 ID:KE2UskXwO
- >>430
「………」
しばし視線を交わし…
「そうか」
再びむしゃむしゃ
>>431
コップの水を飲み干して
「ぷはぁ……あー…食った…」腹を擦る
「よう」
手を挙げた
「リンゴあめならお前…向こうの角に売ってたじゃねーか…」
- 433 :ヴェーダ/類似品:2010/05/31(月) 22:02:12 ID:ya/8YEz60
- >>431
「成程、噛り付いてはいけなかったのだね……」
というか飴は大抵の場合舐める物です。多分。
「有難うお嬢さん。……たこ焼きでも食べるかね?」
そういって持っていたパックを差し出した。
>>432
……警戒されていたのだろうか。
フード被ってる人間が視線送ってたら怪しむか、と適当に結論して、
「うむ、しかしまあよく食べるね。断食祭りでもあったのかい」
- 434 :小夜:2010/05/31(月) 22:07:49 ID:ZOM.z7ps0
- >>432
「マジで? でもここの店の方がサービスいいからなあ」
サービス≒脅されての値引き
「そういえば甲お兄ちゃん、近所の交番から見なくなったけど何してるの?」
>>433
「え? くれるの? 悪いなーありがとう」
くれるの? の「く」を発音したあたりですでにヴェーダの手からパックを強奪していた。
- 435 :甲/むしょくだろうが腹は減る:2010/05/31(月) 22:11:11 ID:3w5dxtSM0
- >>433
「……うむ、飲まず食わずの一週間を過ごして来てなぁ」
よくぞ聞いたとばかりに
たん、と水の入ったコップを置いて
「身体は誤魔化せん、断食祭りのアフターカーニバルは大リバウンド祭りって訳だ…」
ふぅう…と息を吐いた
一旦休憩中
>>434
「へぇえ…?駄菓子屋でもサービスを売りにする時代かぁ…」
変わったなぁ…何て、遠い目
小夜の思惑つゆ知らず
そんな中、無邪気で鋭利な質問が飛んできて
「…………………バイト、とか?」
何故か返答は疑問系だった
- 436 :ヴェーダ/類似品:2010/05/31(月) 22:14:59 ID:ya/8YEz60
- >>434
「し、仕事が早いねお嬢さん!だがまあ、食べてもらえるなら有難い」
ぶら下げていた袋から取り出すのは、
「―――押しつけられたのでね」
たこ焼きのパック二つ目。
>>435
「成程、ハングリー精神旺盛ということだね」
ならばと言って、休憩する甲の目の前に取り出したたこ焼きのパックを置く。
「食べるといい。不信がらせた詫びも兼ねるが……正直食べきれなくてね」
顔は大部分隠れているが、見える口元が笑みを描いた。
- 437 :小夜:2010/05/31(月) 22:18:10 ID:ZOM.z7ps0
- >>435
「バイト?」
首を傾げて目線を下に。
数秒考えて、口にしたのは
「リストラされちゃったの?」
無邪気であるが故に残酷な、子供の発言――
>>436
「ふぇー、ふぉふぉらふぇんのふぃふぉっふぇふぃまえふぁいいふぉんふぇー」
訳:へー、ここら辺の人って気前がいいもんねー
既に食べている。
- 438 :甲/むしょくだろうが腹は減る:2010/05/31(月) 22:22:20 ID:3w5dxtSM0
- >>436
「そうだね」
口調が移った
「……む」
すぐに訂正
「ばっか、おめぇ…俺が見ず知らずの奴から施しを受けるとかあら、割とうまい…むしゃむしゃ」
"ばっか"で受け取り
"見ず知らず"あたりで半分平らげた
>>437
「やふぇふぁん……(ゴクン)…辞めたんだよ、自主退社」
たこ焼きの爪楊枝でくるんと丸を描いて
「ちょいと、俺にゃあ…格式が高すぎたのさ」
ドロップアウトってやつ、と苦笑した
うっわ、負け犬くせぇ…!
- 439 :ヴェーダ/類似品:2010/05/31(月) 22:29:50 ID:ya/8YEz60
- >>437
「気前がいいというか何というかというノリで押しつけられたのだがね」
思うのはここに来る前のやり取りだ。
普通に買い物をしたつもりなのだが、
……いいから持ってけ!若いうちは食うだろ?とはまた物凄いセリフ……。
「火傷しないように気をつけたまえよ」
>>438
はは、と笑って
「そんなに移りやすい口調かね?
ただ偉そうなだけだろう」
「……見ず知らずという割には速攻だね……」
呆れたような、というか、どこか感動したような色が声に混じる。
「ところで、この辺りの屋台でお勧めはあるかね?
正直やたらたこ焼きばかりで飽きが、ね」
- 440 :小夜:2010/05/31(月) 22:33:02 ID:ZOM.z7ps0
- >>438
「ほうほう、なるほどなるほど……
つまり今は無職ってこと?」
第二波が続けざまに放たれた。
>>439
「まあ屋台のおじちゃんって基本的にいろいろおまけしてくれるよね」
「ごく……けふ。結構熱かった」
はふはふ。
- 441 :甲/むしょくだろうが腹は減る:2010/05/31(月) 22:37:31 ID:3w5dxtSM0
- >>439
「なんかな、今まで聞いたこと無いタイプだから」
ちょっと言い訳を添えて頭を掻いた
「たこ焼きとは見ず知らずじゃねーし――ん、ごっそさん」
ぱん、と拍手を打って今日の食事は終了した
「オススメ、なぁ…まー色々在るが……俺が最近ハマッてんのは、あそこ」
ふかふかと湯気が立ち昇る一軒の屋台を指差した
「最近来たんだけどよ、水餃子っつー珍しいジャンルを開拓してたぜ?」
>>440
「……はは、ふりぃたあと呼んでくれても、構わんのダヨ?」
びっくりするくらい乾いた声が零れた
前回会った時よりも
甲は―――人生の持ち物をかなーり失くしていた…!!
- 442 :ヴェーダ/類似品:2010/05/31(月) 22:42:23 ID:ya/8YEz60
- >>440
「うむ、これが人情というべきものなのだろうね……」
しみじみと頷き、
「昨今は絶滅したと聞いていたが」
熱かった、というのを聞いて、
「いるかね?と言っても、数口飲んでしまったが」
冷えた茶のカップを示してみる。
>>441
「おやおや、つまりレアキャラだね?」
面白そうに言って、
「ではどんどん移していくことにしよう」
やめい。
「何、礼ならこれをおまけした店主に言うといい。
竜人だったから、直ぐに見つかるだろうさ」
ひらひら空いた手を振る。
「……ふむ?屋台で水餃子?
それは確かに珍しいね、……というかよく見つけたね?」
- 443 :小夜:2010/05/31(月) 22:45:34 ID:ZOM.z7ps0
- >>441
「フリーター(笑)」
子供はとても残酷な生き物である。
「んー……あ、そうだ。お兄ちゃん園芸科だったよね。
庭師とかできるんだったらそう言うバイト提供できるかも」
実家がそこそこ広い日本庭園だったことを思い出した。
>>442
「ホンマ都会は冷たい街やでぇ……とか言うよね」
田舎者の偏見である。
「ちょうだいちょうだい!」
今度は発言する前に強奪しおった。
- 444 :甲/むしょくだろうが腹は減る:2010/05/31(月) 22:53:46 ID:3w5dxtSM0
- >>442
あと、思い付いたのがそれってワンピースの"頭に3"って付いてる奴の喋り方だなぁ
…と、口を滑りそうになるが間髪セーフ、すん止め
「竜人のたこ焼き屋台、ふーん…器用だなァ…」
今度行ってみよう、と思う
わりと美味しかったから
「珍しいから、目に付いたのさ。何かリュウ…なんとかシンとかいう奴の所で修行してきたとか」
>>443
「―――…」
意識が飛び掛ける
ぐわんぐわん
「あー…?あ、あぁ…あー……」
ヤバイ、更には子供から仕事の斡旋されてる―――何つーか、かなり人生のピンチ!
「いや、良い」
でも、そこはキッパリと断れた
何故なら
「やりたい事、考えてるから」
ふー…と深呼吸して
「トーナメントで優勝したらさ」
うん、と確かめる様に頷いた
//ちと風呂
//間に合ったらまた戻ってきます
- 445 :ヴェーダ/類似品:2010/05/31(月) 22:59:12 ID:ya/8YEz60
- >>443
「実際にはそれがその土地の常識というか空気であったりするだけなんだがね、その手のものは」
郷に入っては郷に従え。
多分そういうものだ。
「おっと」
強奪されたが予想していたのかたいして揺らぐことなくカップを奪われた。
>>444
……今何か言われかけたような。
気のせいだな、とスルーしておくことにする。
「体を丸めてくるくる焼いていたのは非常に印象的だったね。
子供にマジビビリされて泣きそうだったが」
少しだけ懐かしむように思い出して、
「成程ね。
……リュウ……なんとかシン?龍角散?」
どう聞き間違えたらそうなるのか。
「よくわからないが、美味しいなら問題はないだろう」
//ふろてらーっ
- 446 :小夜:2010/05/31(月) 23:03:05 ID:ZOM.z7ps0
- >>444
「……ふーん?」
その時、小夜の脳内に戦争映画でよくあるシーンが流れたのである。
〜「俺、この戦争から帰ったら、結婚するんだ……」〜
「……だめだよ!」
物凄い形相で反対した。
//ごゆっく・りー
>>445
「…………っぐ、っぱー!
あれ、何の話してたっけ」
これはひどい
- 447 :ヴェーダ/類似品:2010/05/31(月) 23:05:19 ID:ya/8YEz60
- >>446
……何とも男らしい……。
ほう、と息をひとつついて、
「義理人情ネタで会話していたと思うが。しかしまあ、あまり広がらない話題でもあるし。
……そこの赤マフラーの彼とは知り合いなのかね?」
仲良さそうだし的確にダメージ入れてたし。
そのあたりから判断したようで。
- 448 :小夜:2010/05/31(月) 23:11:22 ID:ZOM.z7ps0
- >>447
「知り合いだねー。
ついこないだまで御近所さんだったけど」
ダメージについては無自覚だから怖いんだ。
「おおっとこんな時間……私はかえろっかな、えーっと」
さっきから思っていた。
この男の「声」、聞いたことあるような?
「……まあいいや。ばいばい」
きっと気のせいなんだろう。そう思って、手を振って歩き去る。
//体調がよろしくない……先に離脱してますありがとうございました!
- 449 :ヴェーダ/類似品:2010/05/31(月) 23:17:49 ID:ya/8YEz60
- >>448
「知り合い兼ご近所さんか……どこぞのエロ草子にでも出てきそうな設定だね」
実際幼馴染系の需要は高いらしいです。
「ふむ、ああ、気をつけて帰りたまえ」
手を振って見送る乾いた声の主。
「……さて、先ほどの水餃子でも手に入れに行くかね」
//うおおん大丈夫ですか……!!無理しないで休んでくださいまし
- 450 :甲/むしょくだろうが腹は減る:2010/05/31(月) 23:18:48 ID:3w5dxtSM0
- >>445
「いや、そこは大き目の屋台使おうぜ…」
想像するに、かなりの苦痛だろう…不憫だ、三パック買おう
「特級…厨…なんたらっつー資格持ちらしいぜ?知らんけど」
一番な中華料理人らしい
「買って来る?」
くい、と親指で指した
>>446
「―――何で!!?」
びっくりした
//おつおつよ
- 451 :ヴェーダ/類似品:2010/05/31(月) 23:23:11 ID:ya/8YEz60
- >>450
「何でも大きめの屋台が手に入らなかったとか。
それに本人いわく”締まっていい感じ!”だそうで。Mだね?」
いつの間にか手には水餃子。
買って来たらしいそれを頬張り、
「……特級という名のつくものは大抵信頼できないんだが。
これは当たりだね……と、少し邪魔か」
言って、フードを払いのける。
現れるのはどこぞの竜の化身に似た造形の顔。
髪と眼の色はくすんだ灰だが。
頷いて、
「よし」
水餃子をまた一つ口にする。
- 452 :甲/むしょくだろうが腹は減る:2010/05/31(月) 23:29:17 ID:3w5dxtSM0
- >>451
「Mだね」
同意して笑った
水餃子を買って来るまで席で待つ
完全見ず知らずの相手だけど、この会話のテンポが割と気に入っていて
「少しじゃねーし」
フードを捲くる姿にも苦笑でツッコむが
「………あ?」
出て来た顔にしわが寄る眉間
「…………カノン…のー………」
ぽん、と手を打って
「お父さん!」
納得、とばかりに頷いた
- 453 :ヴェーダ/類似品:2010/05/31(月) 23:32:11 ID:ya/8YEz60
- >>452
「何、鍛錬を積めばそこまで邪魔にならないものだよ。
汁物や熱いもののときは中々にきついことになるが」
湯気がこもるらしい。
「……。
………」
沈黙。
苦笑して、
「……残念だが、あれと血縁関係はないよ。
だいたい私は普通の人間だよ?」
普通に食事もするし、と付け足し。
- 454 :甲/むしょくだろうが腹は減る:2010/05/31(月) 23:37:32 ID:3w5dxtSM0
- >>453
「………え、あ…れ、と」
あっち
こっち
そっち
と、視線と指先を行ったり来たりさせて…
「人違いか(´・ω・`)」
ショボーンとしたけど
「………ん?あれ?」
言葉をもう一回思い返した
「………知ってんじゃん?」
?マークが色々飛んで
首を傾げた
- 455 :ヴェーダ/類似品:2010/05/31(月) 23:42:07 ID:ya/8YEz60
- >>454
「そりゃまあ、」
笑みを浮かべて答えるが、
……気づかれるまい。
腹のうちに抱えた諸々の出来事を想い、
……気をつける程度のことはしておくべきか。
「――――あれだけ派手に空を飛んでいれば知りもする。
この都市でも有名だろう?」
少しの嘘とじわりとした緊張を混ぜて、言葉を返す。
- 456 :甲/むしょくだろうが腹は減る:2010/05/31(月) 23:48:04 ID:3w5dxtSM0
- >>455
「……あ、そゆこと」
合点がいった
成る程、アイツもメジャーになった物よのう…としみじみ思うのである
緊張も警戒も気を付けてもいない
更には満腹で軽くねむい甲の洞察力はこの程度であった
「……よし、かえる!」
じゃあな、と屋台街を後にした
- 457 :ヴェーダ/類似品:2010/05/31(月) 23:51:43 ID:ya/8YEz60
- >>456
「うむ、そういうことだよ」
頷く。
……諸処の出来事は――
バレていない。
ならばよし、と思って、
「帰宅かね?歪みに巻き込まれないよう気をつけたまえ」
見送る。
「……しかしこの水餃子、なかなかいけるね……。
まとめ買いしよう」
空になったパックを綺麗に畳む。
傍にあったゴミ箱にスローインして、人ごみの中へ紛れて行った。
- 458 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/02(水) 19:15:14 ID:H7lHDeHo0
- 異能都市内の、とある小さな公園。
今日も今日とて本を読んでいる男がいた。
「…………」
本の内容を目で追っては、ページをめくる。
読んでいる本は、『脳筋でも分かる! 魔術の基本① -魔力って何だ-』。
千夜図書館のシールが背に貼ってある。どうやら図書館から借りてきたものらしい。
「……あれ、これどっかで見た事あるような……?」
ちなみに。
昨日は2巻を読んでいた。
「……まあいいか」
同じ本を間違えて借りているとも知らず、本を読み進める男。
- 459 :ウリュー:2010/06/02(水) 19:18:26 ID:PBnIervYO
- 「むー……ここはやはりこちらにするべきか。いやしかし……むー…」
「…嬢ちゃん、決まったかい?」
「ああっ!もすこし!もう少し待ってー!」
とある洋服店にて、傍目には全く同じに見える白いワンピースを二つ見比べながら少女が唸っている。
ちなみに今着ている服も、白いワンピースである。
- 460 :名も無き異能都市住民:2010/06/02(水) 19:20:44 ID:PBnIervYO
- //アイヤー被ってしまた。
- 461 :名も無き異能都市住民:2010/06/02(水) 19:25:07 ID:H7lHDeHo0
- //oh... どうしましょう
//鋼君をそっちに誘導させましょうか
- 462 :ホイ:2010/06/02(水) 19:31:24 ID:PBnIervYO
- 【ところ変わって公園】
「〜♪」
巨大な百足の下半身の女性が鼻歌を歌いながら上機嫌に、宝石が散りばめられた、黄金の三叉槍を振り回している
//ヘブンズドアー!『洋服店の出来事を無かったことにする』!
- 463 :名も無き異能都市住民:2010/06/02(水) 19:36:08 ID:H7lHDeHo0
- >>462
「……?」
ふと顔を上げ、目の前に広がる光景に疑問符を浮かべる。
「……あー、思い出した。よーっすホイ」
どうやら、名前が思い出せなかったらしい。
//了解おー
- 464 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/02(水) 19:36:38 ID:H7lHDeHo0
- //名前ェァ
- 465 :ホイ:2010/06/02(水) 19:43:28 ID:PBnIervYO
- >>463
(`・ω・´)と天に向け槍を掲げた格好のまま鋼に返事を返す【光魔法:格好いいポーズ】
「おう、ホイだぞ。おまえは……ネハガネだ」
- 466 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/02(水) 19:46:29 ID:H7lHDeHo0
- >>465
「ネハガネじゃねえハガネだ。
そしてそんな間違え方をするなんて――やはりお前はホイだなッ!」
びしっ、と指をさす。
【黒(金)魔法:名探偵のポーズ】
「いや。にしてもなんだその槍。無茶苦茶格好良いじゃねえか」
- 467 :ホイ:2010/06/02(水) 20:01:03 ID:PBnIervYO
- >>466
「ばれたか。ホイは、じつは……ホイだ!」
バァーーンとバックに文字が見えそうな勢いだ。
「ふふ。ホイのたからもの。さっきみつけた……ハガネは、なにをみてるんだ?」
槍には穂先にも宝石が散りばめられ、戦闘に耐えうる物には見えない(芸術品としての価値はありそうだ)
ホイは鋼に近づき本のタイトルを見る。
「でも……かる…―の、①……」
漢字は苦手なようです
- 468 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/02(水) 20:06:09 ID:H7lHDeHo0
- >>467
「はっはー、やはり俺の予想は当たっていたようだな……!」
ノっちゃう。こういうノリが大好物なんです。
「さっきかよ。今さっきかよ」
大事な事なので二度突っ込んだ後、黄金色の槍を見つめる。
「へえ、美術館とかに置いてありそうな槍だな。
……しかし何でこんなもんが落ちてんだ?」
「これはほらアレだ。魔術の入門書だ。俺は魔法とかめっぽう駄目で――」
――ん? おい待て①?」
言うと、背表紙を確認する。
「……あー、通りで見た事あるような内容だと……」
自分の間抜けさに、ふへえと溜息をつく。
- 469 :ホイ:2010/06/02(水) 20:20:08 ID:PBnIervYO
- >>468
「ふふふ、ホイとみやぶった、ほうびをあげよう」
「ねがいをいえ、どんなねがいも、ひとつだけききながしてやろう」
「むかしなくしたのを、みつけたんだ」
何故此処に有ったかは不明とのこと。
「ホイもカンジがにがて。なかまー……どうした?」
- 470 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/02(水) 20:24:33 ID:H7lHDeHo0
- >>469
「マジかよじゃあコートの予b――いや聞き流すのかよ!」
しっかり突っ込む。
「へぇ……なあ、それって戦えんのか?
随分ともろそうに見えるけど」
素朴な疑問を投げかける。
「いぇーい仲間いぇーい」
果てしなく限りなく棒読み。
「いやな、昨日これの2巻を読んでたんだよ。
で、3巻を借りたはずなのにどっかで見覚えがあるような内容でだな。
それが実は1巻を借りてただけでしたー、って事」
苦笑しながら言う。
「……あー、でもまあ。
お陰で俺も魔術が使えるようになりそうだよ。基礎は大事だな。うん」
- 471 :ホイ:2010/06/02(水) 20:37:02 ID:PBnIervYO
- >>470
「たしかに、ききながしたぞ……」
厳かに応えるホイだったが、本当にただ聞いただけだった。
「コレか?つかえない。コレはケガをなおすのにつかう」
どうやってかは不明。
「それに、こわれない。なぐってみてもいい」
とんと地面に突き立ててやる。
「なかまー。なかまー。まぬけー」
さりげなく罵倒。
「ホイもよくわから……わかるけどやらない」
- 472 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/02(水) 20:43:59 ID:H7lHDeHo0
- >>471
「はいはいありがたやありがたや」
飽きたのか適当にあしらう。ひどい。
「なんか怪我したやつに刺して治療する剣とかあったな……漫画だけど」
「……マジで?」
と、恐る恐る確認する。
「……あー。いや、やめとくわ。今度にするよ壊すのは」
さらっと何か言った。
「いぇーい間抜けいぇ……!?」
いつの間にか妙な方向に進んでいたことに気が付き、驚愕。
「何だ、お前も魔術とか出来んのか……羨ましいじゃねえの」
このこのー、と肘でつつく。
「おっと、そろそろ帰らねえとドラマが始まっちまうな」
公園の時計がふと視界に入り、気が付く。
「つーことで俺は帰る。また縁が合ったら会おうぜい。んじゃなー」
よいせ、とベンチから立ち上がると、手を振りながら公園を後にした。
- 473 :ホイ:2010/06/02(水) 20:56:38 ID:PBnIervYO
- >>472
「うん、ブスッとさしてビャーとなおすんだ」
擬音だらけで的確な説明とは言いがたい。「ふぅふふ、くすぐったいぞ?…おう。またなー」
小突かれた脇腹をわずかによじる。
「……そうだ。たしか、ききながしたあとは……ではさらばだ、だ。」
そういうとホイの体は光輝き天に伸びゆく。光は最後には七つに分かたれ方々へと散っていった。
公園にはただ、美しい三叉槍が残され、電灯の光を映して鈍く輝いていた。
- 474 :六条導人:2010/06/02(水) 21:44:53 ID:Ca7X1Nb2O
- 「えっと……次は何処だっけな」
手元を確認しながら、夜の街をスーツ姿の女性が駆け抜けます。危険極まりない走りにも関わらず、道行く人に接触する事はありません。
彼女が肩から下げている鞄には、丸められた紙筒が何本も納められていました。ポスターか何かでしょうか? 結構な大きさがあります
- 475 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/02(水) 22:21:51 ID:Q5Vehosk0
- >>474
「ったく、また変なとこに出てもうた。
この街、時々道順変わってもうてまいるわ」
煙草を吸いつつ、毒づいているのは関西弁(?)を使う、ジャケットコートの男。
「・・・おや、なんや偉い慌しい嬢ちゃんや」
なんとなく目に留まった。
- 476 :六条導人:2010/06/02(水) 22:34:45 ID:Ca7X1Nb2O
- >>475
本来なら脇を通り過ぎていたのでしょうが、道順変わって、と言う言葉に反応したのでしょうか、足を止めました
がさりと紙筒が擦れる音が響きます
「道に迷……いや、今気にするべきじゃ……」
何やらチラチラとコーディに視線を遣りつつ、何やら悩んでいる様子です
- 477 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/02(水) 22:40:43 ID:Q5Vehosk0
- >>476
「んっ?何か変なこと言ってもうたか?すまんな嬢ちゃん。足とめてもて」
なんとなく、自分の言に引っかかるものがあったのかと女に声を向ける。
この男、初対面でも物怖じしないタイプのようだ。
悪くいえば馴れなれしいとも言う。
- 478 :六条導人:2010/06/02(水) 22:47:33 ID:Ca7X1Nb2O
- >>477
近くで見れば、異人か老人か、その髪は真白。光具合で銀にも見えます
「あ、いや、こっちが気にしただけだから、あんたが悪い訳じゃない」
今時珍しく両手を振って否定の意を示します
その腕の動きで肩下げ鞄の紙筒はガサガサ揺れ、ついでにその大きな胸も揺れます
「その、迷った、とかそう言う言葉に反応する性分なんだ。こっちこそすまん」
- 479 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/02(水) 22:53:52 ID:Q5Vehosk0
- >>478
(なんやキラキラした髪色やな)
何ともそのまんまなことを考えるコーディ。
こちらは黒髪にサングラスと何ともありふれた特徴のない容姿である。
もっとも、この特徴のなさこそが、それなりに有利な資質でもあったりするのだが。
「迷ったっていうのに反応するって、占い師さんか宗教関係者かナビゲーターさんてとこか?」
なんとなく、居つつかの例を出すコーディであった。
- 480 :六条導人:2010/06/02(水) 23:01:16 ID:Ca7X1Nb2O
- >>479
(夜サングラスで見えるのかな)
なんだか最近サングラス着用者によく会うなと思いつつ
「うん、そう。昼はこの街のガイドやってるわ」
(他の二つも近いけど)「だから職業病と言うか、まあ、迷った人を見ると気になってね。特にこの街は多いし」
儲かって良いんだけど、と小声で呟きます
ならば、肩下げ鞄の中身は仕事道具なのでしょうか? それにしては、なんだか使った跡もないようですが
- 481 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/02(水) 23:06:51 ID:Q5Vehosk0
- >>480
「・・・んっ?」
自分のサングラスに視線が泳いでいるのを見やり、
「ああ、コレ、低光量視野モードもあるねん。いつでも視界良好って奴や」
普通のサングラスに見えるが結構な機能を積んだアイウェアと呼ばれる強化デバイスだったりする。
「アンタこそごっつい荷物もっとるけど、中身はマップなんかか?
ワイの方は道順変わってもて、またマップソフトの更新待ちになってもうた」
//マップナビの更新にガイドが関わっているとかあると面白いかも?
- 482 :六条導人:2010/06/02(水) 23:16:00 ID:Ca7X1Nb2O
- >>481
「なるほど……ただのサングラスじゃないんだ」
考えを読まれた事を悔しがりつつも素直に関心の言葉を吐きます。
(って事は糞高かったりするのか。凄いな)
「ん? ああ、うん、そう。一応最新の地図だよ。
手製だからちょっと雑だけどね」
そして何故だか苦笑します
「そ、そうなんだ……早く更新するといいね」
言いながらチラチラ、手元を確認しています。なんだか、怪しいです
「も、もしよかったら、使う?」
と、紙筒の一つを取り出しつつ訪ねます
//なるほどー。その案いただき!
- 483 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/02(水) 23:20:04 ID:Q5Vehosk0
- >>482
「をを、ええんか?ちょっと見せてくれやガイドさん」
助けに舟と嬉しそうに紙筒の中身を確認したがるコーディ。
「代わりにこのサングラスがどんな感じか見したるわ」
ポイとサングラスを投げて寄越すコーディであった。
- 484 :六条導人:2010/06/02(水) 23:27:59 ID:Ca7X1Nb2O
- >>483
「どうぞ」
渡された地図は、雑と言う言葉には程遠い、しっかりとした代物でした。
しかも、それぞれの街区が何処から何処へ移動したかまで記されていました。
「あ、ああ、どうも」
投げられたサングラスを危うく落としそうになりつつ受け取って、装着しました
そして見えるのは、なんとも奇怪な風景です。
意外と周囲がきちんと見える事に驚きながら
「これは……慣れが必要そう。少し、操作しても?」
感嘆の声をあげて、訪ねました
- 485 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/02(水) 23:34:22 ID:Q5Vehosk0
- >>484
「をを、こりゃ立派な地図や。ちょっとまて、覚えるで」
地図をじ〜っと確認するコーディ。記憶力は悪くないつもりだ。
「ああ、それ結構出来ええつもりやで」
覚えている間にサングラスを見てもらっていた。
サングラスは低光量視野で肉眼よりよほどハッキリと周囲を視認できる。
さらに、視界の邪魔にならない程度にマップ表示(現在は若干役に立たなくなってしまっているが)と、
幾つかのテキスト(ニュースらしい)と株価のものと思わしきチャートが流れている。
「大体の操作は視線入力でいけるで。意識せんでもやれるはずや」
例えば、ニュース記事で続きを見たいと思えば、その記事がオープンされるし、
ウィンドウを閉じようと思えば、パッと最小化される。
- 486 :六条導人:2010/06/02(水) 23:40:59 ID:Ca7X1Nb2O
- >>485
「立派かなぁ」
何やら納得いかない様子であった
「なるほど……ハイテクね」
説明を受けて、試しに目を動かして色々とやってみています
ニュースを展開してみたり、チャートを確認してみたり……
でもやっぱり気になるのは地図なようで、拡大するとぼそぼそ呟いています
「あ、ここ間違ってる。この角は……ここは下水の……」
呟く度、少しテンションが下がるのは気のせいでしょうか?
- 487 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/02(水) 23:44:46 ID:Q5Vehosk0
- >>486
「なんや、自分のつくったモンに自信あらへんのか?」
そのようなことを考えつつ、彼女の呟きにも耳を向けてみる。
「ああ、ソフトは便利やけど次回更新までは間があるからな。
この都市やとちょっと完璧ってのは難しいみたいや。
しかし、嬢ちゃんは正しない地図って嫌なんか」
- 488 :六条導人:2010/06/02(水) 23:53:53 ID:Ca7X1Nb2O
- >>487
「そうだな……自信がないってのは違うかな。それ走り書きみたいなものだから。
ここじゃすぐダメになるけど、それでもある程度は使われるからしっかり作りたいんだけど時間がねー」
困ったような声でそう言います
「これももっと頻発に更新出来るといいのにね。
……だって正しくなかったら道に迷っちゃうじゃん? それが楽しい人もいるらしいけど、やっぱり迷わない方がいいし。
その為には些細な目印だって正しい方がいいよ」
はは、と笑ってはいますが内容には一切の冗談がありません
- 489 :カノン・カペルマイスター/賑やかし:2010/06/02(水) 23:58:37 ID:5aQEKOKE0
- 壁|
壁| <空飛ぶのが一番手っ取り早いよ!
壁| <え?誰だお前。中の人?うわちょっ何すんだやめ――――
壁|
静かになりました。
- 490 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/03(木) 00:01:42 ID:Q5Vehosk0
- >>488
「なるほど、地図については完璧主義者って奴か。
それにしても紙媒体ってのも珍しいな。・・・いや、この区画やと普通なんかな?」
ニシシと笑いながら、返してもらったサングラスをかけるコーディ。
どうも巨大すぎる都市の弊害か区画が変わると文化や法律すら変わりかねないので、
この辺は断定しづらい。
「迷わんに越したことないわ。だからマップナビは役にしかたたんかったりもするな。
歪みにくいところと易いところはある程度察せられるから便利ではあるけどな」
そう言いつつ、頭に手をやって、
「ありがとうな。大体覚えたわ。これでなんとかなりそうや。ええと・・・」
ごぞごぞとポッケを探って、
「ワイはこういうもんや。よろしゅうな」
“厄介事はおまかせ。コーディ・ウルフウッド”
「フィクサーをやっとる。仕事の斡旋やら情報やら品物の売買とかを扱うとる。
なんか、必要なことあったら呼んでくれや」
【異能都市ではふとした縁が思いもよらぬプラスになることがある。
人脈は少しでも繋いでおくに越したことはないという考え方だ】
- 491 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/03(木) 00:02:49 ID:Q5Vehosk0
- >>489
「・・・・・・・・・あかん、やっぱり夜でも陽気にやられておるのがいるみたいや」
南無南無。どっかで聞いた様な声だったがきっと気のせいだ。うん。
- 492 :六条導人:2010/06/03(木) 00:14:56 ID:Ca7X1Nb2O
- >>489
「空でも、目印がなきゃ迷うよ」
果たして誰に答えたのやら
>>490
「こと更新に限るなら電子媒体の方が良いんだろうけど、そっちに慣れてない人もいるし、人に説明するなら実物があった方がいいしね」
本人としては電子化したいようですが、意外と上手くいかないものなのでしょう
「歪みの規則性さえ掴めればね〜……ん、どういたしまして。お役に立ったなら幸いです」
セールストークチックに返答すると、差し出された名刺を受け取ります
「フィクサー……じゃ、何か困った事があったら頼もうかな」
そして、名刺を仕舞い込むのと同時、自分の名刺を差し出します
“どんな地図でもお作りします。六条導人”連絡先は……
「ま、後は昼にガイドと、たまーに道に迷った人を導いてるよ。自分の道を見失ったらどうぞ」
【最後の仕事はかなり怪しそうであるが、此所ではあながち眉唾とも言えないだろう】
- 493 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/03(木) 00:19:24 ID:Q5Vehosk0
- >>492
「ははっ・・・少なくとも生き方は自分で筋道つかんどるつもりや。
ガイドさんか・・・うん、ええな。街の道案内ってのはポイント高いわ」
色々と思案しつつもやんわりと応対して、
「それじゃあ、ワイはそろそろ行くわ。縁あったらまた会おうや。ほなな」
と、言って先に進んでいった。
//絡みありがとござんしたー。寝ますんノシ
- 494 :六条導人:2010/06/03(木) 00:24:45 ID:Ca7X1Nb2O
- >>493
「うん、導きが不要ならそれが一番だ。
ポイント? ハハッ何が高いのやら」
カラカラ笑うと立ち去るコーディを見送ります
「うん、じゃ、またね」
そうして暫く、見えなくなるまで見送ると、手元を確認してあっと驚いた風に声をあげるとさっと何処かへ走って行きました
//こちらこそありがとうございました〜。おやすみなさい
- 495 :六条導人:2010/06/03(木) 21:48:38 ID:Ca7X1Nb2O
- “世紀末陸上”と言う文字が筆で書かれたシャツに短パンの女性が気怠げにラーメン屋台に座っている
流れる白髪は尾のように背で一纏にされ、組まれた脚はなんとも言えぬ肉感を醸し出していた
「まだ〜?」
ぐでっ、と卓に身を横たえつつ、だらだらとラーメンを待っている
- 496 :ラーメン屋:2010/06/04(金) 01:46:35 ID:DdBVirKw0
- 「へいお待ち」
・・・
果実感溢れるラーメンが目の前に置かれる。
太麺はスープと見事に絡み合い、載せられた分厚いチャーシューは肉汁たっぷりで、添えられたメンマは黄金色。
なのに甘く蠱惑的な薫りが立ち上るのはスープに沈む摩り下ろしの林檎のせいだろうか。
- 497 :六条導人:2010/06/04(金) 02:24:25 ID:Ca7X1Nb2O
- >>496
「ホントお待ちだよ」
トンと置かれたラーメンに、身を起こしながらぼそぼそ呟き箸を割る。
パキリと言う小気味のよい音を響かせ綺麗に割れた箸を擦ると不可思議な甘い薫り立ち上ぼるラーメンに挑んだ
「いただきます」
まずは甘い薫りを登らせるスープを啜る。と、口腔にさっぱりとした醤油の中に隠された仄かな甘味と、清涼とした薫りが広がった。
(旨い……)
思わず溜息が漏れる。噂には聞いていたがこれほどとは、嘆息しつつ次へと移る
僅かに戸惑いを覚えつつも、見事に盛られた具を崩し、麺と絡め口へと運ぶ……
その瞬間は驚嘆の一言に尽きた。単体でもあの旨さを誇ったスープは麺や具と混ざり、形容しがたい美味を成す。言葉に出来ない味とはこう言うものなのだろうと、ただただ関心するばかり。
そして女はまるで取り付かれたかのように黙々と箸を進め、あっと言う間にラーメンを平らげた。どんぶりにはスープ一滴残ってはいない。
「……待った甲斐はあったね。陳腐だけど、旨いとしか言えないなぁ」
- 498 :ラーメン屋:2010/06/04(金) 02:32:41 ID:5DkxgiSY0
- 「ウチは注文聞いてから収穫するんでね」
流石は異能都市、常識を粉砕してくれる。素材には拘っているようだ。
ゲテモノに見える料理を、異端として嗤われるような調理法を、それでも突き詰めた先にある味。
風変りな人間の集まるこの場所だからこそ、このラーメン屋も屋台を持てたのかもしれない。
「……旨いだろう?そう言ってもらえるだけで十分さ」
大きめの皿に盛られたラーメンを、舐め取るが如く綺麗に平らげきった女ににやりと笑うと。
ガラスのコップに酒瓶の中身を注いでトン、と差し出す。
「奢りだよ。食いっぷりがいい客は見てて気持ちがいい」
- 499 :六条導人:2010/06/04(金) 02:48:18 ID:Ca7X1Nb2O
- >>498
「なるほど、どーりで」
苦笑しつつも、内心は関心していた。彼女にはそのこだわりはしっくりくるものだったのだ
「ああ、その態度ますます気に入ったよ」
ラーメン屋の言葉にカラカラと笑いつつ差し出された酒に軽く頭を下げる
「はは、こりゃどうも。あれぐらい、当然だと思うけど……」
軽口を叩くように言ってぐい、と酒を呷る
「うん、悪くない。いやいや、この屋台に会えてよかたったよ」
- 500 :ラーメン屋:2010/06/04(金) 02:59:24 ID:5DkxgiSY0
- 「最近は客も来なくてね。一期一会って奴さ」
裏通りに、表通りに、朝帰りの会社員の憩いとして、ふらりと出掛けた主婦の昼食として、夜中に腹を好かせたものの溜まり場として。
屋台であるが故に一か所に束縛されず、屋台であるが故にリピーターも少ない。
と言うより、場所が定まらない以上意図して再び巡り会えるかどうかは運次第なのだから、
客が少ないとぼやくのは筋違いというものだろう。
「最近の若い者は食事への感謝って奴を忘れてるよ。
金を払ってそれっきりなのが多くてかなわないね」
当たり前のことを当たり前にする難しさ。偏屈な親父の意見だろうか、それとも。
- 501 :六条導人:2010/06/04(金) 03:16:05 ID:Ca7X1Nb2O
- >>500
「そう言うなら一ヵ所に居ればいいじゃない」
カラカラ笑いながらそう口にする。まったく真剣味のない軽口だ。
「それに一期一会が屋台の醍醐味なんだろ? なら、仕方ないんじゃない。屋台なんて通いたい奴だけが探して通うってもんでしょ」
「きっと当たり前すぎて忘れちゃうんだろうねぇ。知らないだけなのかもしんないけどさ。
……だからすぐそこにある物も見えない」
言いながら、手許のコップをもてあそぶ。
コップの中でクルクル回る酒は、周囲の景色を歪めて見せる
- 502 :ラーメン屋:2010/06/04(金) 03:26:39 ID:5DkxgiSY0
- 「それもそうか」
一か所に留まれないのはどうしようもない自分の性質(サガ)。
客が付いて来い、とまでは突っぱねられなくとも、訪れる人間が減るのは寂しい。
つまりはそういう事である。
「此処では特にそうだ……全てがめまぐるしく変わっていくから、特に」
コップに移りこむ歪んだ景色。
曇天に星空は見えず、しかし地上に築かれた人工の星は夜を駆逐するほどに眩しい。
硝子が鋼の放つ光を乱反射しては一層煌びやかに飾り立て、行き交う雑多な種族の喧騒がそれを彩る。
屋台の主人の瞳に何が映っているのかは、客席側からは見えなかった。
「それで、朝までくっちゃべって行くかい」
- 503 :六条導人:2010/06/04(金) 03:42:07 ID:Ca7X1Nb2O
- >>502
「そうそう」
何となく通じた会話に女はカラカラ笑う。酔っ払いでもあるまいに、テンションの高い奴だ
「もう少し、ゆっくりしたって怒られないだろうにね。ついて行くのも、難しくなっちゃう
ま……急かしてるのは私らなのかもしれないけどさ」
後半は呟くように言って、酒を呷る。残りは四分の一カップ。
「明日は休みだし、たまにはいいかな、とも思うけど……」
背に流れる髪を掻き寄せて、束を解いて風に広げる。癖のない髪は、歪み一つなく地に曳かれて零れた。
「そう言う訳にもいかないでしょ。客席一つ埋めちゃうし、相手させるのも気が引ける。
この空気は好きだけど、ね」
喧騒の薄い、まるで都市から切り離されたような空間。そこに彼女を繋留するのは。
「だからこれ飲んだら、ごちそうさまって事で」
手の中で揺れる、残り少ない酒。
- 504 :ラーメン屋:2010/06/04(金) 04:02:24 ID:5DkxgiSY0
- 「急いで走るように、走らなければ負けてしまう、と子らに教えたのは俺達だから、
確かに過去を懐かしむのは筋違いなのかもしれないさ。年は取りたくないものだ」
先程から笑みが絶えない女に合わせるように、薄く皺が刻まれた顔で笑いながら愚痴る。
「おお、美人だねぇ。見ての通り客足はさっぱりって訳ではあるが」
本気なのか世辞なのか。軽い口調には捉え所が無く、言葉と同時に静かに片付けられる酒瓶と皿。
澱んだ沼の底の静寂のような、清涼感には遠く、しかし確かに柔らかな雰囲気は。
きっとこの都市の腑が――息衝く人々が――醸し出す生命の脈動なのだ。
近いのに何処か離れていて、傍にはそれが無いからこそはっきりと見え感じられるもの。
「客を引き留めちゃあいけないな。だが一度でも屋台を利用したならお得意様だ。
――次に喰いに来た時にはとっておきを用意しておこう」
- 505 :六条導人:2010/06/04(金) 04:26:30 ID:Ca7X1Nb2O
- >>504
主の見せた笑顔に僅かに息を止めて、女は苦笑する
「……そうだねぇ。ああ、そうだった。まったく……困ったもんだ。すぐ忘れる。
でもそれでも懐かしむのはやめられないもんでしょ……年寄りの数少ない道楽だもの」
走り切ったコースを眺めるぐらい、してもいい筈だ。例え、朧にしか見えなくても。
「ハハッ、よく言われるよ。ま……でも、誰か来るかもわからない。だろ?」
返す言葉は茶化すように軽いもの。
心地のよい空気に身を浸しながら、白髪の女はコップをもてあそぶ。
「お、言ったね? そいつは楽しみにさせてもらおう。
絶対に見つけて来るから忘れないでよ?」
カラカラ笑って最後の酒を呷る。名残惜しさはない。
「ふぅ……んじゃ、お勘定。ホントに良いもの食べさせてもらったよ。
ありがとう。ごちそうさま。
それじゃ、また来るよ」
そう言うと、女は髪を揺らしながら屋台を離れて行った。
跡にはラーメン代には些か多い金と僅かに景色を歪める空のコップだけ。
- 506 :ラーメン屋:2010/06/04(金) 04:35:45 ID:5DkxgiSY0
- 夜が明ける。
いつしか曇天は払われ、済んだ薄闇は橙に染まり、地平線から顔を覗かせる太陽が世界を照らす。
あまりにも巨大なビル群の陰に位置する屋台には直接その恩恵は届かないが、
それでも朝の暖かさは夜の冷たい空気を駆逐する。
「ああ、"また"な。名前も知らないお客さん」
屋台の主はしばらく女の去って行った方向を見るともなく見つめ、
そうして少々多すぎる勘定に気づいて苦笑すると、そっと店をたたみ、路地の裏へと消えていった。
- 507 :アイリス/神羽荘の住人:2010/06/04(金) 20:14:11 ID:pv/9H31E0
- 【神羽荘204号室】
ちゃんと帰宅したアイリス。
次第に暮れる夜の帳を背に、シャンデリアが照らす光で蒼の液体を透かすように眺める。
難しい顔をしているわけではない。
かといってぼんやりしているわけでもなさそうだ。
「…………」
薬瓶に入った蒼の液体を見るアイリスの目は……
- 508 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/05(土) 22:16:26 ID:.6prKP66O
- 「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」
【UFOキャッチャーのボタンを押し、お金を入れ失敗
そんな事を繰り返している男が一人】
「おいぃ!?このぬいぐるみ取れないようになってたりしない?」
【病気のはずなのに元気そうな男だった】
- 509 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/05(土) 22:39:28 ID:.6prKP66O
- 「ぬいぐるみが取れないならガラスを消滅させればいいじゃない」
『お客様!お気を確かに』
【ゲームセンターで店員に羽交い締めにされている男が一人】
- 510 :ゆっくり:2010/06/05(土) 22:40:25 ID:rSRBD9/U0
- 壁|・)<ゆっ
- 511 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/05(土) 22:42:46 ID:.6prKP66O
- 「!?」
【キョロキョロと辺りを見回す】
「この何処となく何かよくわからない生物感を放つ正体は……」
【ゆっきりに視線が移される】
「ゆっくり!ゆっくりじゃないか!」
- 512 :ゆっきり:2010/06/05(土) 22:48:36 ID:rSRBD9/U0
- >>511
壁|´)<ユニバーサルメルカトル図法(キリッ)
<○√
‖
くく
しまった!こいつはゆっきりだ!
オレが止めているうちに逃げろ!
早く!早く!オレに構わず逃げろ!
- 513 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/05(土) 22:59:02 ID:.6prKP66O
- 「なにぃ!?ゆっきりだと!?
仕方ない……逃げるか!」
【そう言って上弦は言われた通りに逃げました】
- 514 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/05(土) 23:25:01 ID:.6prKP66O
- 「公園に来ました、ブランコに乗ります」
【ギーコギーコ、気分はスッカリリストラされた人】
- 515 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/05(土) 23:33:40 ID:WVrfsEdY0
- 「う〜…つかれたなの〜」
【包帯をうねうねさせながらディスは公園に入ってきた】
「ふ〜なの」
【その辺のベンチに座る】
- 516 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/05(土) 23:37:11 ID:.6prKP66O
- >>515
「幼女をみつけました、でもブランコが止まりません」
【グングン凄い勢いでブランコは行ったり来たり】
「これは最高記録の予感」
- 517 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/05(土) 23:42:50 ID:BQ4LaNYoO
- >>516
「あうー....?なにしてるなの?」
【上弦に気付いて目を向けた】
「なんだかたのしそなの!」
【微笑んでいる】
- 518 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/05(土) 23:47:20 ID:.6prKP66O
- >>517
シュバッ!
グルグルグル!!
ビターンッ!!
「やぁ、お嬢さん……こんな時間に一人歩きはいけないよ!
悪い鬼とか何か色々なものに誘拐されてしまうぞ!」
【効果音で上弦がどんな状態か考えよう!】
- 519 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/05(土) 23:50:50 ID:WVrfsEdY0
- >>518
「あうあう〜?ごめんなさいなの」
【なぜか頭を下げた】
「ゆーかいはいやなの…
ちょっととっくんしてたからなの…」
【背中からまた包帯をうにょうにょしている】
- 520 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/05(土) 23:54:15 ID:.6prKP66O
- >>519
「特訓!?……ほほう?」
【スッと立ち上がり準備運動】
「ならば私が相手をしてやろう!
かかって!こいやぁ!!」
【鼻血を出しながら謎のポーズ】
- 521 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/06(日) 00:09:05 ID:WVrfsEdY0
- >>520
「あうあう!まってなの!」
【両手を前に出して静止を促す】
「もうとっくんおわってつかれてるなの〜…」
- 522 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/06(日) 00:13:06 ID:.6prKP66O
- >>521
「なにぃ!?……それなら仕方ないな!!」
【ポーズを戻す】
「よし!じゃあ特訓の成果を見せてみろぉ!!」
【また意味不明なポーズ】
「冗談だけどね?」
- 523 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/06(日) 00:15:31 ID:WVrfsEdY0
- >>522
「あうあう〜。もっとうまくできるようになったなの〜」
【そう言って包帯を激しく動かして見せる】
「…あう〜。でもつかれたなの〜」
【そう言って包帯をへなへなと地面に下ろす】
- 524 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/06(日) 00:18:23 ID:.6prKP66O
- >>523
「おめでとうッッッッッッッ!!」
【ディスを掴み上げ、高い高いをする】
「疲れた時は甘いものだ!
うひょー!!」
【渡すのは大きなチョコバー、サクサクな歯応えが美味しいです】
- 525 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/06(日) 00:21:20 ID:WVrfsEdY0
- >>524
「あう〜?あ、ありがとなの」
【少し動揺しながら高い高いされる】
「あう〜?あまいのだいすきなの!!
うれしーなの!」
【微笑んでチョコバーを手に取った】
- 526 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/06(日) 00:25:01 ID:.6prKP66O
- >>525
「どういたしまして!」
【今度は肩車しております】
「美味しいか!ははははは!!
チョコならたくさんあるぞ!!」
- 527 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/06(日) 00:30:07 ID:WVrfsEdY0
- >>526
「あう〜。たかいなの〜!」
【肩車されてとても楽しそうだ】
「もぐもぐもぐもぐ。もっとたべていいなの〜?
うれしいなの〜!」
【チョコバーを美味しそうに食べながら言う】
- 528 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/06(日) 00:35:00 ID:.6prKP66O
- >>527
「うむ、私の周りの子供は肩車が好きなのかな?」
【結構肩車をしている気がする上弦である】
「あぁ、食べていいぞ?
甘いものは太るけど、お嬢さんには関係ないよな!
そうだ、お嬢さん……鎧なんて欲しくないかい?」
- 529 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/06(日) 00:39:32 ID:WVrfsEdY0
- >>528
「あう〜。おもしろいなの!」
【下を向いて微笑む】
「あうあう〜。うれしいの!
いっぱいたべるなの〜」
【チョコバーを完食して微笑んだ】
「あう〜?よろい?ってなにかなの」
【首をかしげている】
- 530 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/06(日) 00:46:02 ID:.6prKP66O
- >>529
「ふ、鎧がどんな奴かって?」
【ディスを降ろして上弦は笑う】
「こんなやつさ!」
バーンッ!
【一回転した瞬間、上弦が全身鎧になる……後頭部からミントグリーンの毛が背中にかけて伸びている
どうやら、種類的には重鎧らしい】
「はい、チョコバーおかわり」
- 531 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/06(日) 00:51:33 ID:WVrfsEdY0
- >>530
「あう〜。おっきいなの!
それがよろいなんだなの〜!」
【嬉しそうに微笑む】
「それをくれるなの?」
【首をかしげながらも】
「あ、ありがとなの」
【微笑んでチョコバーをうけとる】
- 532 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/06(日) 00:55:21 ID:.6prKP66O
- >>531
「そう、これが鎧!」
【すぐに鎧を消して元に戻る】
「以前、君用の鎧を作ってあげると約束した事を思い出したんだ……」
- 533 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/06(日) 00:58:21 ID:WVrfsEdY0
- >>532
「あうあう〜。よろいなの〜…
どんなのなのかなの〜」
【少し嬉しそうだ。贈り物されるからだろう】
「…でもよろいってどんなことできるなの?」
【首をかしげて】
「もぐもぐ」
【チョコバーを食べ始める】
- 534 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/06(日) 01:07:14 ID:.6prKP66O
- >>533
「こんな奴だ!!」
【鎧一式見参!】
「凄いよ?これ、『プラティーン』って言う特殊金属で出来てるんだけどね?」
【魔法、硬度、軽さ……三つ揃った金属……上弦は話す】
「騎士になるには鎧を着て簡単に動けなければならない……
それに君の包帯攻撃、それは鎧を着たままじゃ使いづらいんじゃないか?」
- 535 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/06(日) 01:11:14 ID:WVrfsEdY0
- >>534
「あうあう〜…きしになるにはそういうのきるなの〜…
むずかしなの〜」
【少し困った顔をして言う】
「そうなの!ほーたいつかえるにはなの!
ほーたいだせるとこがあったらいいなの〜!」
【名案みたいに言っている】
- 536 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/06(日) 01:19:27 ID:.6prKP66O
- >>535
「あぁ、こう言うのを着て走り回らないといけないんだ
あ、でも君のは軽装として、軽めに作ってあるからまだ小さい君でも難なく使え……
あ、君は力持ちだから関係なかったか……」
【少しお茶目を発揮しました】
「包帯なら大丈夫!
……これは私が調合した金属で出来ている……
魔法の金属だ……着用者の意志で金属を操る事が可能だ……
鎧の金属を一時的に気化し、包帯を放つ事が出来る……」
【しかし、それには鍛練が必要……すぐに使えるものでは無いらしい】
//一応、超技術が必要って事にしておきました
//これなら鎧を受け取っても、装備は義務では無くなるのでやり易いのではないでしょうか?
- 537 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/06(日) 01:22:26 ID:WVrfsEdY0
- >>536
「あう〜。どれくらいおもたいのかわからないなの…
でもがんばってみるなの〜」
【なんかやる気がありそうである】
「あう〜おもったらできるってことなの?
あうあう〜!いいなの〜!」
【嬉しそうである】
//イイヨ〜なかなかだ!
- 538 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/06(日) 01:28:08 ID:.6prKP66O
- >>537
「これは……」
【手が2キロ、体が10キロ、足が8キロ、頭が2キロらしい】
「そう、よく集中して……金属を操る!
しかし、気化中は体の護りが著しく下がるから……場面をよく理解して使いなさい」
【果たしてディスに上手く使いこなせるのだろうか?】
- 539 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/06(日) 01:32:00 ID:WVrfsEdY0
- >>538
「あう〜。おもたいなのかなの〜」
【重量は良くわからないようだ】
「そっかなの。うん!またあたらしいとっくんになるかもしれないなの!」
【ガッツポーズをとってやる気のある声を出した】
- 540 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/06(日) 01:35:07 ID:.6prKP66O
- >>539
「〜♪」
【ディスに鎧を付けている】
「付ければ分かる重さ!
持って帰るのに便利じゃないかな?」
【特訓頑張れ!と声をかけて】
- 541 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/06(日) 01:45:57 ID:WVrfsEdY0
- >>540
「あうあう?どうなのかなの〜」
【付けられながら不思議そうに見る】
「あう〜…ちょっとうごくのたいへんそなの。
もってかえるなの?やってみよかなの」
【あんまり重たいというのを感じさせない声だ】
- 542 :名も無き異能都市住民:2010/06/06(日) 01:53:14 ID:asd52hr.0
- 【ニュースが流れた】
『緊急速報です。本日午前11時ごろ、千夜グループアビオニクス開発ラボにおいて、
同施設責任者 兼 開発部門主任 アドルフ・カウフマン氏が殺害されました。
殺害の状況から見て、同氏は射殺されたものと――』
映像には絶命した初老の男の姿。
『本日、正午には新型アビオニクスの発表が予定されておりました。この件が入り次第、続報をお伝えします』
//別に無視してもOK
- 543 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/06(日) 01:54:09 ID:.6prKP66O
- >>541
「うぉ!?格好いい!!」
【全て付け終えた後、上弦はディスを誉める】
「よし、確か帰るのはどこか扉があればいいんだよね?
私がそこまで送ろう、その間に着て歩いた感想を頼むよ?」
- 544 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/06(日) 01:59:09 ID:WVrfsEdY0
- >>542
「?」
【少し不思議そうにニュースを眺めたが】
>>543
「あう〜。そうかなの?」
【褒められてすぐに頭をぽりぽり掻いた…兜があるけど】
「うん、ありがとなの。いっしょにいてなの!」
【ガシャガシャ音を立てながら歩き出す】
- 545 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/06(日) 02:11:05 ID:.6prKP66O
- >>542
「いくら深夜だとは言え……死体を映すなんて……
夜更かしの子供たちがショックを受けるだろうが……」
【マスコミと犯人に嫌悪を抱きながら、上弦はニュースを見ていた】
>>544
「いやぁ!本当に、お嬢さんは似合ってるよ」
【隣を歩きながら上弦は笑う】
「今日は抜け出して来たからお供がいないからね〜!」
//ちなみに、兜はカチューシャできなやつです
//説明不足すまぬぅ!
//いつか絵で出力します
- 546 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/06(日) 02:13:07 ID:WVrfsEdY0
- >>545
「そっかなの!ほかのともだちにもみせよかなの〜」
【嬉しそうにしている】
「そっかなの〜…げんきかなの?『じょうげん』なの〜」
【歩きながら上弦に顔を向ける】
//お願いしますなの〜
//了解です
- 547 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/06(日) 02:26:01 ID:.6prKP66O
- >>546
「友達に見せてみなさい
鎧は浪漫だからみんな羨ましがる事間違いなし!!」
【鎧が本当に浪漫なのかはわからないが】
「ほら、見て、私超元気だよ?」
【その場でボディビルを始める上弦……注:脱いでないので通報はらめぇ】
- 548 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/06(日) 02:32:56 ID:WVrfsEdY0
- >>547
「うん!みんなにあってるっていってくれるかなの〜♪」
【微笑みながら歩く】
「そっかなの…げんきならいいけど…
むりしないでほしいなの」
【少し心配そうに言った】
「あうあう、このあたりがいいなの!」
【そう言って近くにあったお店の扉を指した】
- 549 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/06(日) 02:38:13 ID:.6prKP66O
- >>548
「あぁ、間違いない、私が保証するよ!」
【上弦は頷く】
「無理はしないさ、みんなに言われている……大丈夫だ……」
【空を見上げ、元気に笑う】
「ん?着いたかい?」
【扉の前まで歩いて行き、ディスを見る】
- 550 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/06(日) 02:44:01 ID:WVrfsEdY0
- >>549
「そっかなの!ありがとなの!」
【こちらも大きくうなずいた】
「その…おともだちとのやくそくだからなの」
【そう言って小指を上弦の前に出した】
「うん、ここでかえるなの!」
【そう言ってディスは扉に鍵を差し込む】
- 551 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/06(日) 02:51:51 ID:.6prKP66O
- >>550
「あぁ、友達との約束だ!」
【笑顔で、指きりに応える】
「お休み、お嬢さん!」
【そして、指きりを終え、上弦はディスに手を振った】
- 552 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/06(日) 02:53:40 ID:WVrfsEdY0
- >>551
「やくそくげんまんなの!」
【そう言って笑顔で言うと】
「またねなの〜!」
【大きく手を振って扉を開け、家へと帰って行った】
- 553 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/06(日) 02:57:35 ID:.6prKP66O
- >>552
「あぁ、またね!お休み!」
【ディスを見送り、上弦は笑う】
「さて、私も帰るか……
怒られるかも……」
【アトリエに帰った上弦は執事やメイドに怒られたらしい】
//お疲れさまです!
- 554 :イクス=エターナー ◆L5HUH2NLA.:2010/06/06(日) 10:40:32 ID:iGkCISWU0
- ―異能都市のとある巨大ビルにはその大きさに見合った巨大モニターが付いていた。
当然、このモニターの作動には大量の電力を必要とするのだが、
その電力を賄う仕事をしているのが彼、イクスである。
「しかし、頭にコンセント刺された人が広告ぶら提げてたら…気になるよな」
イクスは朝からこうして突っ立っているのだが、その光景は異様な物である。
なぜこんなことをしているのかというと、無茶な賭けの負け分を労働で返すためなのだが…。
「前々回から負け続けてるから次こそはッ!!」
懲りていない。実際、イクスの毎回の掛け金は自分の支払能力の4倍を超えている。
「あー・・・暇だ、激しく暇だ」
- 555 :シトリン・シックスティーン:2010/06/07(月) 20:56:15 ID:ZOM.z7ps0
- 「……ふあーぁあ」
異能都市上空、赤いマントをはためかせて空を滑る少女。
眠たげに欠伸を一つ。
- 556 :No.3:2010/06/07(月) 21:08:41 ID:ZY44/EXI0
- その一人の空間に、土足で踏み込んできた男が居た。
下からありえないようなゆったりしたスピードで、生身の白衣の男が
『浮かび上がって』来た。
「ありゃ、こんな高度の散歩で一緒になるとか、珍しいこっちゃなー」
ゆっくりと上に浮かび上がりながら、男がマントの少女に話しかける。
- 557 :シトリン・シックスティーン:2010/06/07(月) 21:21:06 ID:ZOM.z7ps0
- >>556
//ゴウアッすみません……作業してた
「……んー?」
眠たげな黄色い目をこすって、男を見る。
見たところ翼を持つ種族でもなさそうだし、
「どうやって飛んでるの?」
気になった。
- 558 :No.3:2010/06/07(月) 21:24:15 ID:ZY44/EXI0
- 「お嬢ちゃんも、どうやって?」
にっこり笑って問いかける。
「僕はねー、水とかで浮くやん、あれと一緒、つまり…浮力やねー。」
「やからうかうかしてるとそろそろ…あ、沈み始めた」
今度は空中で平泳ぎ体性。ルパンか貴様は。
「周りの空気を重くして、僕の体重軽くしたら浮力が発生するからな、浮かぶんよ」
- 559 :シトリン・シックスティーン:2010/06/07(月) 21:27:31 ID:ZOM.z7ps0
- >>558
「ボクはこれ、このマントにいろいろ細工してるのさ」
名高い魔具製作者が作ってくれたらしいが、名前を忘れてしまった。まあいいや。
「……ふりょく……ええと、
よくわかんないけど、重さを操る能力者ってことかな」
眠くて頭の回転がゆっくりゆっくりになってしまう。
もう一つ欠伸をした。
- 560 :No.3:2010/06/07(月) 21:30:52 ID:ZY44/EXI0
- >>559
「なるほどー、あれやな、ヒーロー漫画の主人公っぽいな。
マントつけて飛ぶ、とか。となるとこれは散歩じゃなくてパトロールかいな」
半分冗談、半分本気。
「そうそう、それでええよー」
満足げに頷く。
「あれよ、重力使いとかと良く間違えられるんが困るんよねー。
あ、そうそう、僕はNo.3、数字の3でスリーって言うねんけど、お嬢ちゃんは?」
- 561 :カノン・カペルマイスター/竜型:2010/06/07(月) 21:32:55 ID:rJ1N/X.A0
- 「―――おや」
突如、”二人の上空から”声が掛けられた。
高空を行くのは、
「今日は夜空の散歩仲間が多いなあ……珍しっ」
異形の金属竜。
広げた光翼で滑るように二人に並び、
「今晩はってなー」
- 562 :シトリン・シックスティーン:2010/06/07(月) 21:36:31 ID:ZOM.z7ps0
- >>560
「そう、ボクはヒーロー……なんだよ、うん」
一瞬だけ固まって、何か複雑な顔をしたが、首を縦に振って肯定した。
「ボクの名前はシトリン。黄色い水晶の名前。
ヒーローやってるときは『イエロークリス"16"』って名乗ってるよ」
言ってから、しまった本名は言わない方がヒーローぽかったと後悔した。
>>561
「……わあ」
ドラゴン。
そりゃあこんな街なんだから居るんだろうとは思うけど、実際にこんな間近で見たのは初めてだった。
「今晩はー」
- 563 :No.3:2010/06/07(月) 21:41:17 ID:ZY44/EXI0
- >>561
「おー、久しぶりやなー」
笑って手を振る、空を泳ぐ男。
「僕も最近ようやっとこんな風に空散歩できるようになったからなー楽しいてしゃーない」
>>562
「ありゃ、やっぱほんまなんや、ヒーローか、ええなー。」
ふんふんと頷いて。
「16か、僕と名前似てるやん、よろしくやなー」
碧眼が、にっこり笑った。
「…ヒーローって、何すんの?怪獣退治?」
- 564 :カノン・カペルマイスター/竜型:2010/06/07(月) 21:46:24 ID:rJ1N/X.A0
- >>562
「おうおう今晩は。挨拶ができる奴はいい奴だぜ」
くかかっと笑って、
「つーか何だそのマント超かっけえな!スーパーマンか何かか?!」
>>563
「サンちゃん!サンちゃんじゃないか!」
久しぶりだなあ、
「お前もついに空に上がってこれるようになったか……
これは俺も細心の注意を払わねばならない……!」
人をはねた前科持ちである。話し合いで解決したけど。
- 565 :シトリン・シックスティーン:2010/06/07(月) 21:49:30 ID:ZOM.z7ps0
- >>563
「……うん!」
少しだけ苦そうな、それでも明るい笑顔を向ける。
「ボクのドクターがさ、十六番目に手掛けた改造人間。だから16なんだよ。
何をするって、えーっと……ワルモノ退治?」
>>564
「赤いマントはヒーローの証さっ!」
にやっと笑って、くるっと一回転。
赤い布がぶわっと広がった。
「ドラゴンさんはお散歩かな?」
- 566 :No.3:2010/06/07(月) 21:53:23 ID:ZY44/EXI0
- >>564
「僕の能力で出来る事なら何でも叶える姿勢やで、僕は!
周囲の空気の質量増加、自分の質量軽量化。それらをこれだけ長いこと続ける為に、
実に2ヶ月の訓練を要したんや!」
自信満々で言い放つ。彼が浮かぶ理由、それは単純に浮力だ。
「おおっと、今の僕は実に質量700gやからな、
はねられたら多分、成層圏くらいまですっ飛ぶ可能性もなきにしもあらずやで、
ほんまに注意してやー、紙くずみたいな重さなんやで!」
慌てて平泳ぎで少し距離を取る。
- 567 :No.3:2010/06/07(月) 21:56:35 ID:ZY44/EXI0
- //ミスしました!続き↓
>>565
「なるほどなー!僕も、研究所の3番目の研究対象やからNo.3やねんて。
それに、頭だけやけど一応改造人間っちゃそうやしなー。」
人工的に異能者になった、それがNo.3。
「ワルモノ退治かー、そりゃ精が出ることやな。僕も、上空のパトロール兼ねてるしな、
変な奴見たら教えてくれーい。」
「ヒーローに護られてる町に悪いところは無いわな、ええとこやなー」
- 568 :カノン・カペルマイスター/竜型:2010/06/07(月) 21:59:17 ID:rJ1N/X.A0
- >>565
「スーパーヒーローか?!すげえな新ジャンルだな!
勧善懲悪は俺も大好きだ!面白いしな!」
楽しそうに言って、
「そうね、俺はお散歩ね。つっても、毎日飛んでるからあんま変わったことはないけど」
何故かオネエ口調で答えた。
>>566
ああ、と頷き、
「つまりIEを2窓で同時起動してるようなもの?お前頑張ったなー!
疲れたら俺の頭に乗ってもいいのよ」
鼻先を近づけて離す。
「700g……」
……ええと。
カノンは金属竜である。
分かりにくかったら鉄の塊が空飛んでるよ親方!で構わない。
つまり、
「俺が接触すると……楽しいことになりかねんな……」
ヤバイ意味だが。
- 569 :シトリン・シックスティーン:2010/06/07(月) 22:03:07 ID:ZOM.z7ps0
- >>567
「へえー……」
なんか似てるなあ、と思ってこくこくと二回頷いた。
「……この前さあ、『自分も救えない奴はヒーローになれない』って言われちゃったんだ。
だけどもボクにはボクを救う手段が見つからないんだ。
どうすればいいんだろうってずーっと考えてて、最近ぼやっとすることが多くなっちゃった」
俯いて、ぽつりと零す。
>>568
「面白い、のかな?」
そこらへんは良くわかんないや、と呟きながら竜の話を聞く。
「……ドラゴンさんって雌だったりするの?」
口調で勝手に判断した。
- 570 :No.3:2010/06/07(月) 22:12:22 ID:ZY44/EXI0
- >>568
「やろー、頑張ってるんよ僕もなー。最近この扱いにもやっと慣れてきたしなー。
…いやしかし、ずっと平泳ぎせなあかんからなー、よし、んじゃ遠慮せずッ!」
カノンの頭にまたがった。何も載せていないような軽さから、ゆっくり人の重みが戻ってくる。
「…あれよ、本気出したら7tにもなるんやから、遊びで接触したら痛い目みるでー」
100分の1から100倍まで。軽くチートな効果範囲である。
「でも実際結構カノンは重そうやからなー、互角ぐらいかもなー」
>>569
「似てるやろー」
竜の頭の上で満足げに呟いて。
「自分の救い方、かいなー、誰かを救う為にはまず何を困ってるんかを知るべきやわなー。
んで、その問題を解決してあげれば救う事になるわけや。
自分を救えないってゆーのは、自分が困ってることに気づいて無い、って事ちゃうかな?
何か無意識で、自分が困ってる事あるんかもしれん。
…そういうの、解る為には、自分を大切にして思いっきり好いたる事やね!」
長々と喋る。自分を救ってくれた先生の言葉を思い出して唱えるだけで良いのだ。
「…って、僕の大事な先生が言うてたよ。」
参考になったー?と首をかしげる。
- 571 :カノン・カペルマイスター/竜型:2010/06/07(月) 22:17:49 ID:rJ1N/X.A0
- >>569
「王道のストーリーってのは飽きがあるがしかしやっぱ面白いんだよ。
RPGだって魔王倒して姫救ってキャーユウシャサマステキーでエンドって、結構楽しいだろ?」
ドラクエとかね。
「俺が雌ぅ?」
かちかち爪を鳴らして、
「性別は多分ねえぞ俺。心持ち男よりだろうがな」
>>570
「いやんそんな鼻づらに乗らなくても……額に乗っていいのよ」
大の大人が寝転がれるくらいのスペースはあります。
「つーかずっと平泳ぎってちょっとかっこ悪……いや何でもないぞ!いいよな平泳ぎ!」
「7tねえ、確かに俺そんくらいあるかもなー。そう考えるとかなり俺質量兵器じゃね?」
ふと思ったのはいつぞや戯れたオレンジ色をまとった子供たちのこと。
「……ああでも、この都市はパワーキャラ多いからなあ……」
- 572 :シトリン・シックスティーン:2010/06/07(月) 22:23:32 ID:ZOM.z7ps0
- >>570
「自分を、大切に」
ここで俯いたまま硬直。
少女は末期患者、死に掛けの身でありながらヒーローをやっている。
それって、
「……してないなあ、ボク」
あの紅いコートのおにいさんは、それを叱ってくれたのかな。
俯いたまま苦笑い。
>>571
「楽しい……ね。
そういうゲームの主人公ってさ、案外ワルモノ倒して姫様に称えられる、立派な『自分』に酔ってるのかもしれないね」
ボクはどうなんだろう、とかなんとか考えていた。
「あっそうか、幻想種って性別ないのが大半だったっけ」
病室で読んだ本に書いてあったようなないような
- 573 :No.3:2010/06/07(月) 22:30:07 ID:ZY44/EXI0
- >>571
「んじゃそっちや!とう!」
飛行中に無謀な飛びはねはおやめください。
「いやー、だってぶっちゃけ水の中にいるみたいなもんやし、クロールって疲れるし…
それに多分バタフライも、はためから見てたらアホみたいやと思うでー」
だからこその平泳ぎ、らしい。ルパンが欲しがる能力である。
「確かになー、落ちるだけでもかなりの被害やし、突進とかしたら凄いことになるわな。
…パワーキャラっちゅーか、破壊力馬鹿っちゅーか、僕がその良い例やねんけどなー。
この前見せた矛あるやん、でっかいの。あれとか、50tよー。撲殺天使も真っ青やね!」
かなりの自信、それは能力を使いこなせて来たことに繋がるのだろう。
>>572
少女の体のことを知ってか知らずか、白衣の男は続ける。
「それに、自分を大切にってのは、体だけの話でも無いで。
自分が本当にそれをしたがっているのか、とか。望むべき方向に来ているのか、とか。
もっとええ方法あるんちゃうやろか、とか、自分について色々考えてやる事が、大切にするっちゅーことや。」
カッコよく言い切って、
「…らしい。」
ぼそっと呟く。
「僕は政府の犬やからな、あんまりそういう風に自分を大切には出来ないねんけど、
それでも出来る限り大切にしとるよ。
僕の大切な人が悲しまんように、僕を大切に思ってくれる人が嘆かんように。
ヒーローやったら、あんたの事好きな人たくさんおるやろ。
その人ら、あんたが自分を大切にしてへんって聞いたら、悲しむと思うで?」
自分が出来無い事を、伝える。せめて彼女には、そういう自由があっても良いはずだ。
- 574 :カノン・カペルマイスター/竜型:2010/06/07(月) 22:36:10 ID:rJ1N/X.A0
- >>572
「自分に酔ってるならセリフあるだろ……jk……」
ドラクエのいいところは主人公のセリフがないところだと思います。
「それ以前に、あいつらは”それが使命”だからなあ。
世界救える程度に強くなっちまったら、もうそれはただの災害と同レベルだよなー。だから魔王は滅びねえのかものう」
「俺は俺で特別だと思うぞ!
見ろこの素敵金属ボディ!まるで骨格のごとく!!」
実際、適当に金属塊を並べたらこうなりましたとでも言わんばかりの姿である。
>>573
……今俺がこう、くいっと頭振ったら跳んだんだろうかこいつ。
「そう、テニスのごとく……!
ってそうじゃねえようん。普通にこう、ふよふよと浮くくらいじゃ・……そうかそれだと進まないのか!
比重変えて進むとかあったら結構凄くね?」
出来るのかは知らないが適当に言ってみる。
「まあ落ちないけどな!絶対落ちないけどな!」
※根拠はない
「おおそういえば矛がありましたなー。まさに矛盾的なサムシングだっけ?
……って50tもあんの!?やべえなうっかり盗難とかされないな…!」
- 575 :シトリン・シックスティーン:2010/06/07(月) 22:42:58 ID:ZOM.z7ps0
- >>573
「………………」
俯いたまま完全に沈黙。
少女の脳の中で何の思考が瞬いているのかは、解らない。
ふと自分の両手を見てみる、昔聞いたドクターの言葉が蘇った。
『ドラゴニカ細胞ってェのは浸食する細胞でねェ、いつかシックスティインは人間じゃなくなっちゃウかァもよゥ。
ま、浸食が始まるころには死んでると思うから安心安心ン』
「……どうすればいいのか、全然わかんないや」
ヒーローになりたいという感情は嘘ではない。
嘘だったら、血反吐を吐きながら病院を脱出することなどしなかった。
自分は今、幸せなんだろうか。それすらわからなくて、涙が出てきた。
>>574
「もしかしたら本心ではそう思ってるのかもよ」
マリオは実は麻薬中毒者、という解釈をなんとなく思い出した。なんとなく。
「使命、かあ。じゃあ魔王は勇者に倒されるのが使命なのかな。なんか理不尽」
「……ああうん、夏とか炎天下に置いといたら目玉焼きくらいは余裕で作れそう」
その解釈はどうなんだろう。
- 576 :No.3:2010/06/07(月) 22:51:53 ID:ZY44/EXI0
- >>574
「…跳んだ、やろなー…。あいにくながらそういう細かい設定は難しいんよ、
せいぜい質量を書き換えて物体に固定するぐらいでなー、質量を変化させていくとかは
難しいわ。」
まぁ、使いこなしていくけどな、と笑って。
「そうよ、その名もDREADNAUGHT!!あれで吹き飛ばないモンなんて無いわ。
それに、僕は5kgとして扱えるからなー、軽い軽い。」
にこにこ笑って。
「カノンも武器を持ってたやんな?」
>>575
「おうおう、ヒーローは泣いたらあかんやんか、大丈夫か?」
向けられたのは他意の無い笑み。
「いくつもの道があって迷うんやったら、出来るだけいくつの道も歩ける方法を考えるんやな。
僕も、綱渡りで必死やし…それでも、選びたい道がいくつもあるからなー。」
- 577 :カノン・カペルマイスター/竜型:2010/06/07(月) 22:58:50 ID:rJ1N/X.A0
- >>575
「魔王は勇者を作るのがオシゴトだよ。そんで勇者は魔王を倒して世界を平和にするのがオシゴト。
……ま、正直面白ければそれでいいけどな!」
ある種究極の快楽主義者である。
「ああ、それはやられたぞ俺。つーか海辺で焼き肉の鉄板にされた」
条件は最後に洗ってもらうことだったけど、と付け足して。
>>576
「ぬ、ああ、つまり大味なんだな?野性味溢れる感じだね?」
使いこなした時には俺も運搬してくれ、と笑って、
「ドレッドノート?ガンダm」
【少々お待ちください】
「……げふん。なんだっけ?戦艦のランク名だっけ?
どちらにしろかっけえな!」
笑い、
「おいおい俺の武器は歌ですよ歌ー。いわゆる魔法ってやつ?
こんなでけえの攻城戦くらいしか役立たねえだろ!」
- 578 :シトリン・シックスティーン:2010/06/07(月) 23:04:49 ID:ZOM.z7ps0
- >>576
「…………うん、うん……」
こんな身体になってしまったけれど、ちゃんと道は見えるだろうか。
それがすこし不安だったけど、それでもスリーの言葉は支えになった。
「……ありがとう」
>>577
「……なんか劇みたい。だったら、世界の人間はみんな役者?
そしてあなたたちみたいな存在が、観客か」
だったらチケット代払ってもらわなきゃ割に合わないよね。
たははと笑いながらそう言った。
「冬はきんきんに冷えて近寄りがたくなるのかな?」
「……あー眠い、一旦寝てからもっかいパトロールするよ。
またね」
少女は空中で方向転換、赤いマントを金魚の尾のようにひらひらさせて、地上へ向かって消えていった。
- 579 :No.3:2010/06/07(月) 23:09:17 ID:ZY44/EXI0
- >>577
「根本から結構強力な能力やからなー、その分精密動作性に欠けるんよ、
まぁ当然のリスクではあるわなー。」
「いやいや、振るえば豪風、薙げば破壊、落せばクレーターやし、
何せ武器が吹き飛ばした何かの破片だけでも十分な威力があるからなー、
オーバーキルを振りかざせば人は簡単に攻められへんのよ。ガード不能の超攻撃力、
それが僕の売りや!」
「そうそう、僕みたいに物質じゃないけど、それでも立派な武器やんかー。
歌の種類によって変わったりするん?いや、何となく、鼻歌とかでも色々な効果持ったら
面白いなーと思うてな。」
>>578
「おう、元気出しー。何があるんか知らんけど、また教えてくれなー」
柔らかく笑って、見送った。
- 580 :カノン・カペルマイスター/竜型:2010/06/07(月) 23:18:01 ID:rJ1N/X.A0
- >>578
「人間だけじゃねえよ、俺だって役者でそんで観客だあな。
世界はでっかい物語なんだぜって誰かが言ってましたそれは俺――!!」
チケット代は何なんだろうなあ、と苦笑して。
「冬は冷えるけどそこら辺は俺スキルでカバーです。
おお、気をつけてな」
>>579
「成程、スタンドみたいなもんだな…。うまくバランス取れてんだな」
落とさない程度に軽く緩く頷いて、
「なにその女性を花に例えたみたいな!?
だがよー、それって俺みたいなオーバーキルを恐れない奴とのときは難しくね?ガードの案あるのかい」
「種類ってかまあ、そーだなー……。なんて言ったらいいのか分からねえけど、色々細々変えると全体が変わるんだ」
蝶の羽ばたきが台風を巻き起こすごとく、と言えるだろう。
「同じ音でもちょっと大きさ変えるだけでがらっと変わったりするし。音の並べ方でもがっつり変えられるしな」
だからこそ、扱いは難しい。
が、
「まあでもこんなのは感覚だよ感覚。テキトーにやりゃあどうにかなるんだ!そうにちがいねえ!」
「さて、夜も更けてまいりましたが、どっか行く場所とかある?」
送ってやんぜ、と光翼を振った。
- 581 :No.3:2010/06/07(月) 23:23:22 ID:ZY44/EXI0
- >>580
「そーいうことやな。そっちはそっちで、中々ややこしそうやけど。
一音で全体が変わるとなったら、中々思ったとおりに動かしにくいんとちゃうん?
そこらへんは…カノンのいう感覚、なんかねぇ」
ふむ、と考え込んで。
「ガード?んなもん、無い!」
言い切った。
「僕の能力は質量変化、根本的にガードには向いてないんよ。いくら自分を重くしても、
硬くなるわけとちゃうからね。やから、圧倒的な攻撃で攻め続けるしか無い、ってのが実情やねー。」
「行きたいとこ?…うーん、僕も言うてパトロールみたいなもんやからなー。」
少し言葉を濁す。
「このまま飛んでてくれてええよ、何か不審な飛行物体見つけたら教えてくれな。」
- 582 :カノン・カペルマイスター/竜型:2010/06/07(月) 23:35:48 ID:rJ1N/X.A0
- >>581
「動かしにくい?」
人の姿ならば首を思いっきり横に傾けていただろう、そんなきょとんとした声で、
「こうなればいいなって思って、そんでじゃあこう謳うかって思ってそうして、
……それだけだぜ?」
――――果して其れは世の人にも当て嵌まるのであろうか。
「ねえのかよ?!しろよ!!」
つまりお前紙装甲じゃねえか、と叫んで、
「護神像の特攻形態じゃねえんだからいいですかもっと自分を大事にしなさい貴様。
いつか攻めまくりハッピー入ってるところをマジ一撃喰らって悲しいことになってもおいちゃん知らないわよ!!」
「オッケ、って不審な飛行物体って俺のことですか――?!
……まあいい、適当に飛んでるから、索敵とかはテキトーにやりなさいな」
光翼が打ち振られる。
風が竜に当たって鳴る音で不可視の防護の膜―主に人が乗っているときに使用―を張り、
「じゃ、パトロールと洒落込みますか」
夜を裂いて飛んでいった。
//すみませ、眠気がががが・…おちます
//絡み有難うございましたッ!後は煮るなり焼くなりおすきにどうぞ!
- 583 :No.3:2010/06/07(月) 23:40:57 ID:ZY44/EXI0
- >>582
「そりゃーカノンだけやな。」
断言した。
「いやいや、マジで質量変化の防御技って全然無いんやて!
重くしたって材質変わらんし、せいぜい銃弾を軽くして威力減らすとか、
そんぐらいしか無理やなー。
ただ、僕の攻撃って大体破片が吹き飛ぶから、それで敵の攻撃も牽制出来るってのはあるなー」
防御なんて考えない、それが3クオリティ。
「正確にいやー肉の翼、かな。多分、そろそろ飛んでくる。
僕の国から来れるんは、あいつぐらいやしなー」
意味深な一言を残して。
「いや、しかし今日は空綺麗よ!このまま散歩も悪くは無いやろ」
呟いて、夜の町明かりの上を遠ざかっていった。
//ありがとうでしたー!!!
- 584 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/08(火) 19:13:08 ID:7TnU.LG.0
- 異能都市、とあるビルの屋上。
金属製の手すりの上に、その男はいた。
「…………」
あまりに不安定なその位置から、夜の異能都市を眺める白衣の男。
否。
『眺める』というのは、少し間違っている。
灰色の髪をしたその男は、目を瞑っていたからだ。
「……全く、此処は広いな」
呆れた様子で、男はそう呟いた。
- 585 :香澄木はなり ◆8ZLUiDv3K2:2010/06/08(火) 21:31:38 ID:KeBi7dcA0
- 【大通り】
長い髪を風に靡かせながら若い女性…いや、千夜学園の制服を着ていることから少女だろうか
脇に書店の名が書かれた紙袋を抱えていた
しきりに空を気にしているようにも見える
- 586 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/08(火) 21:45:03 ID:WVrfsEdY0
- 「う〜…しゅくだい?わからないなの…」
【一人の少女がじっと教科書を見ながら歩いている】
【全身に包帯を巻いている】
「めがまわるなの〜」
【頭から湯気が出ているように見える】
- 587 :香澄木はなり ◆8ZLUiDv3K2:2010/06/08(火) 21:50:44 ID:KeBi7dcA0
- >>586
と、そんな中ちょうどいいとでも言うかのように空から真っ白な粒…雪が降ってきたのだ
慌てふためいたり、不思議そうに空を眺めている通行人が多い中、
彼女だけは冷静に折り畳み傘を取り出し、赤いそれを空へと広げた。
…通りに居る人々の中で、傘をさしているのは彼女一人である
- 588 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/08(火) 21:59:59 ID:WVrfsEdY0
- >>587
「あう〜?」
【ふと空を見上げると…雪が降っているのに気づいた】
「あう〜!ゆきなの!ゆきなの!」
【途端に少女ははしゃぎだしたが】
「……?」
【立ち止まって首をかしげる】
- 589 :香澄木はなり ◆8ZLUiDv3K2:2010/06/08(火) 22:07:09 ID:KeBi7dcA0
- >>588
真夏の空に雪…おかしい事なのにそれがまるで日常であるかのように歩く
その姿に視線を送る他の通行人も居るが、彼女はそれにも慣れているのだろう
カツカツとディスの前に歩いてくると、しゃがみ込んで落ちていた教科書を手に取って差し出した
「風邪を引かなくても、明日風邪だって先生に連絡しないといけなくなるわよ」
適度な皮肉も込めて
- 590 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/08(火) 22:17:26 ID:WVrfsEdY0
- >>589
「あう?ありがとなの」
【微笑んで差し出された本を受け取った】
「あう〜…かぜはいやだなの〜。
もっとがっこにいきたいものなの…」
【頭をぽりぽり掻いて言った】
「あう〜…でもなんであったかなのにゆきがなの?」
【あたりを見回して言う】
- 591 :香澄木はなり ◆8ZLUiDv3K2:2010/06/08(火) 22:26:45 ID:KeBi7dcA0
- >>590
「……さぁ、空が振りたい気分だったんじゃないかしら」
立ち上がり、膝を手で掃うと空を見上げた
「でもきっとそろそろ止むと思うわ」
彼女が言ったとおり、その15秒後に雪が止んだ
- 592 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/08(火) 22:35:24 ID:WVrfsEdY0
- >>591
「あう〜…そうなんだなの〜。
ゆきはいつでもふるんだなの!」
【ニコニコして空を見上げる】
「ほんとだなの〜。やんだなの〜」
【驚いているようだ】
- 593 :香澄木はなり ◆8ZLUiDv3K2:2010/06/08(火) 22:39:35 ID:KeBi7dcA0
- >>592
「冬だったらもっと長く降っているわ、夏だから長くは降らない」
脇に挟んだ紙袋を落とさないように、器用に傘を折りたたんでいる
よく見れば、彼女は千夜学園の制服を着ているようだ
「夏に降る雪なんてそうロマンティックなものでもないのよね、すぐに解けて蒸し暑くなる」
- 594 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/08(火) 22:41:14 ID:WVrfsEdY0
- >>593
「そっかなの〜。ゆきでいっぱいになるのやっぱり
ふゆなの〜」
【感心しながら言う】
「う〜ん、ほんとにゆきがとけちゃったなの…
あう?」
【ディスはマジマジとはなりの顔を見る】
「がっこのひとなの?」
- 595 :香澄木はなり ◆8ZLUiDv3K2:2010/06/08(火) 22:44:58 ID:KeBi7dcA0
- >>594
「……学生だけれど?」
質問の真意が良く分からないからか、見つめ返して首を傾げる
「OLにでも見えたかしら」
- 596 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/08(火) 22:47:49 ID:WVrfsEdY0
- >>595
「あう〜。ちがうの。よくみえなかったから…」
【少し首を振る】
「『でぃす』もおんなじがっこにいってるなの〜」
【ニコニコしている】
- 597 :香澄木はなり ◆8ZLUiDv3K2:2010/06/08(火) 22:52:38 ID:KeBi7dcA0
- >>596
「あぁ、そう……じゃあ、学校であったときにはよろしくね」
そぅ返すと、立ち上がり通りを先へ進み始めた
彼女が立っていた所に、何故か紙袋が置いてある…先ほど脇に抱えていたものだ
逆に落としてしまったのだろう
- 598 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/08(火) 22:56:10 ID:WVrfsEdY0
- >>597
「うん、またあおなの〜」
【大きく手を振って見送】
「あう?」
【・・・ろうとしたところで紙袋が落ちているのに気づく】
「あう〜。これおとしたなの〜!」
【紙袋を抱え上げて呼び掛ける】
- 599 :香澄木はなり ◆8ZLUiDv3K2:2010/06/08(火) 22:58:27 ID:KeBi7dcA0
- >>598
流石にこの時間とは言え大通り、声も届かず、すぐに見失ってしまった
次に会った時にでも渡してしまえばいいだろう
//ごめん寝るナウ、ありがとうナウ
- 600 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/08(火) 22:59:58 ID:WVrfsEdY0
- >>599
「あう〜…これどうしよなの…
みえなくなっちゃったの…」
【ディスは困った顔をしながら、あたりを見回してその場を去って行った】
- 601 :ヴァイス:2010/06/09(水) 22:17:05 ID:ZOM.z7ps0
- 「ふはー……」
異能都市高空。
夜空とは対照的な真っ白い翼をはたはたさせて、宙に身を投げ出している人物一人。
「……もうすぐ夏……新しい夏靴欲しい……」
物欲に塗れた天使であった。
- 602 :もふもふ神としろさん:2010/06/09(水) 22:23:58 ID:PBnIervYO
- 「どんぐりまで、もうちょっとだよしろさん」
『ュ?キューン』
「50回くらい寝たら青いのがとれるよー」
ぽてぽてと空中を、まるで地面があるかのように当然に這い進む白いでかい毛玉
そしてそれに乗ったもこもこのセーターを着た少女
視覚情報から得られるのは不可思議、そして暑苦しさ。
- 603 :ヴァイス:2010/06/09(水) 22:26:57 ID:ZOM.z7ps0
- >>602
真剣にぼーっとしている彼は、もふもふに気が付いていなかった。
風に流されて、そちらに激突
モフッ
「……ほぶぁ」
したが相手がもふもふだったため、もふっとしただけで済んだ。
- 604 :もふもふ神としろさん:2010/06/09(水) 22:32:22 ID:PBnIervYO
- >>603
『きゅん?』
「んあ、人だ。しろさん、もふもふしてしまえー」
『きゅきゅー』
そのままもふもふとすり寄ってくる。
- 605 :ヴァイス:2010/06/09(水) 22:36:18 ID:ZOM.z7ps0
- >>604
「あっちょっと待ってふもふもする……ふはあ……」
なんか幸せだけど、暑いものは暑い。
押しのけようとして、
「……ひくしゅっ!」
鼻がもふっとなってくしゃみ。
- 606 :もふもふ神としろさん:2010/06/09(水) 22:41:33 ID:PBnIervYO
- >>605
「ぴ!」
『きゅん!?』
びっくりしたのかぶわっと毛が逆立てる少女としろさん。しろさんに至ってはパッと見大きさ二倍だ。
必然的にもふもふ倍プッシュである。
- 607 :ヴァイス:2010/06/09(水) 22:44:52 ID:ZOM.z7ps0
- >>606
「ひくしゅっ! ……くし、くちゅんっ!
……ふぁ、ぐしゅ……やべっちょっ待っくしゅ……へきし!」
どうしーてーくしゃーみーがーとーまらーなーいー♪
きみはー幼女ー僕はーアホ天使ー。
- 608 :もふもふ神としろさん:2010/06/09(水) 22:55:07 ID:PBnIervYO
- >>607
「あああああうあうあー!あうあー!?」
『キューン!きゅーきゅー!』
ぴょんぴょんと離れたり、また体当たりしてみたりやっぱり離れたり、ややの混乱の後に、多少の距離を取ることに成功する。
「うー……」
『きゅん……』
一人と一匹は憔悴して恨みがましい眼でそちらをみている!自業自得なのに!
- 609 :ヴァイス:2010/06/09(水) 22:58:04 ID:ZOM.z7ps0
- >>608
「……はひ……はひぃ」
ようやく治まった。
ずずっと鼻をすすって、もふっとした生物たちを見る。
「……な、何だよ……何ガン飛ばしてんだよ……」
ぐぎぎぐぬぬ。対抗した。
- 610 :もふもふ神としろさん:2010/06/09(水) 23:03:34 ID:PBnIervYO
- 「しろさん、いかくだ!いかくしよう!」
『きゅー……むきゅー!』
体を大きく膨らませてもふもふ感をアピール!(さっきやってたけれど)
乗ってる少女も四つん這いでフシャーとか言ってますが無害です。
とにかく未だ混乱から抜けきっていない様子
- 611 :ヴァイス:2010/06/09(水) 23:05:11 ID:ZOM.z7ps0
- >>610
「負けんぞ……!」
なんか状況が良く分からなかった彼は、とりあえず威嚇されたので威嚇し返すことにした。
白い翼をぶわーっと広げる。動物が自分の身体を大きく見せようとするあれと同種。
つまりあんまり怖くない。
- 612 :もふもふ神としろさん:2010/06/09(水) 23:12:48 ID:PBnIervYO
- 「お、お姉さんがぷかぷかしてきたのが悪いんだい!私たち悪くないもん!」
などと供述するもヴァイスの威嚇をみて
「きゅぅー……」
『きゅーん……』
主従揃って縮こまってしまった。弱いな
- 613 :ヴァイス:2010/06/09(水) 23:15:02 ID:ZOM.z7ps0
- >>612
「ふ……今のところ聖☆おにいさんだ」
中性的な顔した男しか作らないのが悪いっていう
「反省したならよいのです……罪を喰い改めなさい、少女よ――」
こういうときだけ天使っぽいこと言うのだった。
- 614 :もふもふ神としろさん:2010/06/09(水) 23:23:17 ID:PBnIervYO
- 「わかってるよぅ。おにぃぇいさんだよね?」
なんだその曖昧な発音は。
「うん反省はした。けど後悔はしない」
多分テレビか何かでみたセリフを適当に言ってみた。
- 615 :ヴァイス:2010/06/09(水) 23:28:48 ID:ZOM.z7ps0
- >>614
「うんまあ、性別とかあってないようなもんだしそれでいいや」
いいらしいよ!
「なんか突っ込みたいけど俺別にツッコミキャラじゃないし眠くて頭回らないし。
なんかもうああーって感じなので不貞寝するよ俺は、またな……えーっと」
ぐりん、と方向転換。
頭が下で黒い靴のヒールが上になる。天地逆転。彼だけが。
「……ふもふも?」
惜しい!
言いながら手を振って頭の方向へゆっくりゆっくり降下して行って、やがて見えなくなった。
//ねむ かゆ うま あり がと
- 616 :名も無き異能都市住民:2010/06/09(水) 23:33:16 ID:PBnIervYO
- 「ふもふも……良い響き……ふもふも神になろうかな」
『!?』
いい加減にも程がある神様でしたとさ。
//おれ いった ど なて ね ノ シ
- 617 :黒沢小百合:2010/06/10(木) 23:17:25 ID:rSRBD9/U0
- 【AGカフェ】
「うぼあー……」
小百合がいつもより一層疲れた様子でカウンター席に突っ伏しています。
たぶん、霊とか見える人が小百合を見たら口から魂がはみ出てるんじゃないでしょうか。
- 618 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/10(木) 23:29:07 ID:D.ltxeHU0
- >>617
(うわ〜、なんやエライことになっとるなー)
この店をいたく気に入ったコーディはなんと大胆不敵にも、あの後もフツーに通っていたりする。
もちろん、顔無しの変装を真似て簡単な変装をしているのだが。
ハッキリいおう。変装スキルに才能が皆無なのか、
特徴的なガスマスク(ケルベロスサーガやキルゾーン系)から口だけ出して
コーヒーを啜るすがたは非常にシュールであった。
- 619 :黒沢小百合:2010/06/10(木) 23:37:49 ID:rSRBD9/U0
- >>618
当の小百合はコーディが入ってきた事にすら気づかない程に
疲弊しているようで、ずっと声というよりはさびた歯車を無理やりまわしている様な
濁った音を発している。
悪戯をしても気づかないのではないか……
- 620 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/10(木) 23:42:44 ID:D.ltxeHU0
- >>619
「ちゅー」
ストローでコーヒーを飲みつつ、小百合の側に近づいてみる。
(失恋?いや、この嬢ちゃん仕事人間やろうさかい、
上司(総帥さん)に叱られたかヘマやらかしたか、プライベートが上手くいってへんのか)
どうにも内向して自縛しそうなタイプなのでそのように考える。
「・・・・・・・・・」
そういえば、この店を破壊しようとしたことを思い出した。
なんだかちょっと腹が立ってきたぞ。うん。
【手元(にあることにしてくれい)の紅茶に塩まぜてやれ塩】
どばー
- 621 :支倉宗治:2010/06/10(木) 23:48:29 ID:2p1Ch/XcO
- ガチャ
「…とりあえず酒く…れ……?」
バタン
見なかった事にしよう
- 622 :黒沢小百合:2010/06/10(木) 23:50:36 ID:rSRBD9/U0
- >>620
解けきらずに底に溜まるほど塩をブチこまれた紅茶。
しかし、小百合はいつまでたってもそれを飲む気配が無い。
精根尽き果てて動く気力も無いといった風だ。
「う゛あ゛ー……」
ほとんど気絶しているに等しい
- 623 :黒沢小百合:2010/06/10(木) 23:52:57 ID:rSRBD9/U0
- >>621
この喫茶店AGカフェに今、主はいない。
というかこの喫茶店は5割ほど店主が留守なのだ。
しかも常連客は冷蔵庫から勝手に食糧を取り出し食べている。
一体どのような経営状態なのか。
- 624 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/10(木) 23:54:15 ID:D.ltxeHU0
- >>621
「怪しいものやないで。カンチガイしたらあかん。こーほー」
ガスマスクをつけた不審者が呼び止める。
「営業妨害する気はないねん」
>>622
(意外とおもろいお嬢さんや)
「・・・・・・・・・」
なんとなーく、空いた口にマシュマロを一つ放り込んでやった。
- 625 :支倉宗治:2010/06/11(金) 00:02:24 ID:2p1Ch/XcO
- >>623
(…なんだここ)
まず思った第一印象
だがしかし
(…まあ、この街で考えたら負けか)
華麗に順応し、ビールを勝手に飲むおっさんであった
>>624
「ん、ああ、大丈夫なんも見てねぇから。
そのねーちゃんをストローで吸おうとしてるとこなんて見てない見てない。」
どうみても不振者にしか見えません。本当にありがとうございました。
- 626 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/11(金) 00:04:41 ID:D.ltxeHU0
- >>625
「嬢ちゃんをストローで吸うってワイはどこのホラーシネマのモンスターやねん」
ツッコミを入れる。こういうノリは大好き。
「故あって、こんなマスクつけとるけど、中身は気のええ兄ちゃんなんやで」
どうみても説得力に欠けています。本当にありがとうございました
- 627 :黒沢小百合:2010/06/11(金) 00:06:27 ID:rSRBD9/U0
- >>624
――ころ……ころ……
開きっぱなしの口からマシュマロが転げ出てきた。
口の中に柔らかいとはいえ食べ物を放りこんでも起きない。
千夜グループの総帥付き秘書として権力を振るい、
かなり強引なやり方で敵対勢力を攻撃してきた彼女にしては
無用心すぎるような気もする。
>>625
現在店内にいる客は2人。
テーブルでぐったりしているキャリアウーマン風の女性に、
なにやら怪しげな格好の男がちょっかいを出しているらしい。
- 628 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/11(金) 00:15:02 ID:D.ltxeHU0
- >>627
「あかん、フヌケの極みや」
敵対する可能性があるならここでいっそ排除する?
冗談、そんなマネをしたら娘に二度と顔向けは出来まい。
それに憎まれるのには馴れているが、蔑まれるのは嫌だ。
「しゃーない、放置推奨や」
//すまそ、眠くなったのでコレニテノシ
- 629 :支倉宗治:2010/06/11(金) 00:20:59 ID:2p1Ch/XcO
- >>626
すんげー怪しそうな視線
「ああ、ガスマスクが本体とか」
とりあえずこの街じゃあどんなのいてもおかしくないから極論を言ってみた。
ちゃかし込みで
>>627
(…で、このねーちゃんはねーちゃんで…)
そのぐったりしている女性を確認。
おもに顔、胸、尻、足。
行動がエロおやじだった。
- 630 :黒沢小百合:2010/06/11(金) 00:27:30 ID:rSRBD9/U0
- >>628
// すみおー
>>629
長い黒髪が乱れて顔は良く見えないが、
豊満なバストと適度にくびれたボディライン、
豊かなヒップラインとすらりと伸びた足、並みのモデルでも
裸足で逃げ出すレベルの美人だ。
さらに身に着けている服の生地も上等なものが使われており、腕時計も最高級品。
かなりのエリートと見て間違いないだろう。
- 631 :支倉宗治:2010/06/11(金) 00:39:33 ID:2p1Ch/XcO
- >>630
「…ほう、これはなかなか上物」
ああ、あのガスマスクがいろいろしようとしてたのも頷ける。
ならばと隣に座りにやっと笑う。
片手にはタバスコ
―――おっさんやる気だ。
その手に持った―赤い悪魔―の蓋を空け口元へと持っていった―――
- 632 :黒沢小百合:2010/06/11(金) 00:48:56 ID:rSRBD9/U0
- >>631
口元へ持ってき、ビンを傾けた瞬間――
――ごぼ、ごぼぼぼぼ
前に使った誰かが大量に料理にかけるために使ったらしく、
ビンのキャップが緩んでいたため、外れて一気にタバスコが口の中へ!
「が、がほっ!!!!?」
これには流石に小百合も飛び起きた。
口から詰まった噴水のように中途半端にタバスコを噴出す小百合。
「ぎゃらい!、がらい!!!」
水を求めてカウンターを転がるように乗り越え向こうへ!
- 633 :支倉宗治:2010/06/11(金) 00:55:44 ID:2p1Ch/XcO
- >>632
「おおー、元気に跳ねとる。よかったよかった元気になって」
その光景を楽しそうに見ているおっさんであった。
他人の不幸で今日も飯がうまい!
- 634 :黒沢小百合:2010/06/11(金) 01:04:06 ID:rSRBD9/U0
- >>633
「お、おぼ…・・・がぼごぼ・・・!」
女性はおっさんにかまう余裕も無く、
乱暴に蛇口をひねるとそこに口をつけて直接水を飲む。
「っく……ぐふ、な、何をするのです……!」
至極真面目そうな顔つきの女性は、
宋治をキッと睨みつけてきた。
- 635 :支倉宗治:2010/06/11(金) 01:09:23 ID:2p1Ch/XcO
- >>634
睨まれても動じずそればかりか余裕の笑みを浮かべ
「あ?何って気付けだ気付け。
そんな状態じゃ美人が台無しだろ?」
と言いながら本日二本目の缶ビールを空けた。
確実に面白半分である。
- 636 :黒沢小百合:2010/06/11(金) 01:21:11 ID:rSRBD9/U0
- >>635
「……こいつ」
小百合もこういった人種を見るのは初めてではない。
むしろ、異能都市でよく見かける面白半分で動くタイプの人種だ。
「…………訴訟沙汰になる覚悟はおありですか?」
- 637 :支倉宗治:2010/06/11(金) 01:34:13 ID:2p1Ch/XcO
- >>636
「訴訟?ははっ、まさか。」
と冗談めかしに答える
見た目通りの、お堅いねーちゃんだったか。ちと面倒だな…
こんなことで、俺が『いた場所』になんてお世話になるつもりはない。さてどうするか。
「でも、こんなことで訴訟とかしてもあんたに余計な傷がつくだけじゃねぇか?
マスコミが面白がるぞー?見出しは「タバスコ掛けられて訴えた美女」ってか?」
まあここはこういうタイプに効く『経歴』やら『プライド』辺りに触れてやりすごすとするか
- 638 :黒沢小百合:2010/06/11(金) 01:46:31 ID:rSRBD9/U0
- >>637
「ぐっ……ぐっ……!」
小百合は言葉につまり、
ただ宗治を睨みつけるだけであった。
たしかに、ある程度社会的地位のあり、
敵も多い自分にとっては訴訟を起こしたところでメリットは少ないだろう。
「覚えておきなさい……!」
小百合は、荷物を引っつかむと、
顔を真っ赤にして店から逃げるように走り去っていった。
- 639 :六条導人:2010/06/12(土) 00:05:32 ID:Ca7X1Nb2O
- 公園のベンチにスーツのままでぐでぇと横たわっている女の人がいました。
ジャケットに包まれて尚強烈な存在感を主張する胸は重力に逆らい天を向き、ミニスカートから覗くストッキングに包まれた脚はムッチリと肉感を漂わせています。
公園の僅かな外灯を受けて光る白髪は、下敷きにならないように軽く束ねられ身の上に投げられていました
「もう週末かぁ……歳かな」
何やら酷く落ち込んでいる様子
「あっし痛い……」
どうしたと言うのでしょうか
- 640 :ヴェーダ/模造品:2010/06/12(土) 00:10:24 ID:dIj9rciA0
- 今日はいい風が吹いていた。
だから、と思ってフードを外して都市を歩きまわって、戯れに公園に入ってみて
>>639
……おやおやナイスエロスとはやるね?
うむ、と灰髪の男は頷き、
「公開破廉恥な……。
襲われたらどうするというのかね」
乾いた、砂漠の砂よりも乾燥しきった声を導人にかけた。
- 641 :六条導人:2010/06/12(土) 00:16:35 ID:Ca7X1Nb2O
- >>640
乾いた声に女の人は顔を横に向ると、外灯に浮かぶ灰髪の男の姿を認めました
「破廉恥ねぇ……ただ寝てただけで酷い言われようだわ」
カラカラと疲れた笑いを吐くと
「襲われる? まさか。
そろそろ自信もないし、それに若いのはもっと幼いのが好きだろうに。
ま、万が一そんな事があってもなんとかなるさ」
危険などないと言うように、依然無防備なままです
- 642 :ヴェーダ/模造品:2010/06/12(土) 00:18:45 ID:dIj9rciA0
- >>641
「いいかね」
前置き。
「――――女性に会ったら視線は顔から胸へそして尻へ、と私の知り合いが力説していてね」
つまり、
「今の君はかなりレベルの高いダイナマイトのようなものだよ?
もう少し自分の評価を上げても構わないだろうに」
はは、と笑った。
次に導人を見て、
「しかしまあ随分とぐったりしているが、大丈夫かね」
- 643 :六条導人:2010/06/12(土) 00:27:28 ID:Ca7X1Nb2O
- >>642
男の発言に僅かに疲れた笑いを零します
「ああ、そう言う奴もいるんだってねぇ。顔すらみず脚まで舐める奴もいるらしいけど。
ま、確かに意地には気使ってるけど、老いの劣化にゃ勝てんのさ。知ってるかい? 上り坂の先は下り坂しかないのさ」
はぁと息を吐きながら上体を起こすとベンチにもう一人座れる程度のスペースを作ります。
その際、束ねられていた髪が重力に曳かれて流れますが胸は依然逆らいます。下着流石
「昨日週頭だった気がしたんだけどねぇ、もう週末って事になんだか疲れちゃったのさ。脚も痛いしね」
- 644 :ヴェーダ/模造品:2010/06/12(土) 00:33:13 ID:dIj9rciA0
- >>643
ああ、
「ひたすら足を映し続けるエロビデオもあるというしね…。世間は広いね。
まあそれはともかく、上り坂の先には平らな道ということもあるだろう?」
スペース確保の動きに軽く頭を下げ、隣に座る。
金属の擦れ合う鈍い音がした。
「……っと、無粋な音がしたね。申し訳ない。
しかしまあ、」
一息。
「確かに時の流れとは早いものだ。気がついたら最早六月も半ば突入だろう?
流石の私もnknhtのあまりの仕事しなさにびっくりというか――――げふん」
咳一つでネタ会話を打ち切る。
そして、
「脚が痛い?湿布でも貼るかね」
持ってるのだろうか。
- 645 :六条導人:2010/06/12(土) 00:42:22 ID:Ca7X1Nb2O
- >>643
「最近の嗜好の広がりに私はついていけないよ。
ああ、まあそう言う事もあるけど、どの道下り坂が待ってるじゃない。上り続けるなんて出来やしない」
言ってカラカラと笑います
男の身から出た金属音を気にする素振りすら見せません
「年経る毎に年が短くなる。年はとりたくないねぇ……
ああ、まあ、仕事しないのは……後悔しないようにとしか」
その提案に軽く首を振りました
「ああいやいいよ。放っときゃ治る。むしろ放っとかないと治らない。
まあこれには感謝だねぇ」
そう言う体質なのでしょうか?
- 646 :ヴェーダ/模造品:2010/06/12(土) 00:48:07 ID:dIj9rciA0
- >>645
「欲望フルスロットルということで一つ、こう、どうかね。
……まあ、どうせ下るなら美しく下ろうと、そういう気概で構わないのではなかろうか?」
そういう男の外見は年齢不詳気味なのだが。
若くも見えるし、老けても見える。その程度で。
「年を取るというのは要はひたすら目盛りを細かくしていく作用だからね。
そういう意味では長寿の者などは大変だろうね……」
首を振るのを見て、
……おや。
「体質か、それとも――何らかの異能かね?」
疲労回復とは便利だろうね、と言って笑った。
- 647 :六条導人:2010/06/12(土) 00:57:10 ID:Ca7X1Nb2O
- >>646
「あんまり盛ってるのもどうかと思うけど、ま悪くはないんじゃない。
それは有終の美って事か? ああそりゃ難しそうだ」
カラカラと軽い声で笑います。さっきよりもだいぶ明るいです
「あの連中はまた違う物差し持ってるんだろうけどねぇ、同じ悩み抱えてたりするんだろうか」
どうなんだろうと首を傾げます。なんだか小鳥染みていました
「どっちになるんだろうねぇ。ほぼ体質みたいなモンなんだろうけど、路の恩恵である可能性もあるからなぁ。その辺は解らないよ」
言って苦笑します。シシシとでも言う感じです
- 648 :ヴェーダ/模造品:2010/06/12(土) 01:07:02 ID:dIj9rciA0
- >>647
「人類皆万年発情期とも言うしね。仕方ない仕方ない」
ははは。
「有終の美?いやいや違うよ、いつであっても美しいと言われるような、そうあればいいというオチだよ。
確かに難しいがね…やってみる価値はあるだろう」
首を傾げる導人を見て、人差し指を立てる。
それを傾きの先に配置し、頬に甘刺さりするようにしてから、
「うむ、私の知っているアホなどは、
”生きるのって楽しいwwwwwwwwみwなwぎwっwてwきwたwwwwwwwwwwwwwwwwwwww”
などと数十年前から言っているがね。千差万別なのだろう、やはり」
「路……?それは異能か何かかね?
だとすれば、肉体労働系の職の者にとっては羨ましいだろうね」
つられて笑みを浮かべる。
と、
「そういえば今だ名乗っていなかったね。無礼なことこの上ないがスルーしてくれると嬉しい。
私はヴェーダ、というが。君は?」
- 649 :六条導人:2010/06/12(土) 01:18:35 ID:Ca7X1Nb2O
- >>648
なんの対策もせず傾く顔は、指に突き刺さります
「痛っ」
僅かに跳ね上がり痛そうな声をあげます。その際軽く束ねられた髪が解け、流れます
「常に美しくあるか。心持ちはともかく……それにはどんだけ努力しないといけないのやら」
困った困ったと言うように頬を擦りながら
「そりゃ、かなり特殊な例だろうねぇ……」
「あぁー……まあそんなモン。疲労快復つってもそんな大層なモンでもないけど」
ん、と問いに
「まあ名前知らないで過ぎる事なんてざらだし気にしないでよ。
ヴェーダね……私は導人。導く人と書いてみちひとだ。ま、宜しく」
- 650 :ヴェーダ/模造品:2010/06/12(土) 01:25:09 ID:dIj9rciA0
- >>649
甘刺さり。
嬉しそうに口の端を吊りあげて、
「ははは引っかかったね?――つまり私の勝ちだ」
何がだ。
ともあれ、
「努力もせずに美しく強くあるものなど、」
……。
何故か不自然な沈黙があった。
「……そうはいまいよ」
うん。
「そういう出会いもいいのかもしれないがね、私は名乗りたい派なのだよ。
導人君か、適度によろしく頼むよ?」
軽く笑って立ち上がる。
「さて、私はそろそろ行くが。
……女性が夜に一人というのは、中々に危ないから気をつけたまえ」
頷き、ひらりと片手を振って歩いて行く。
その姿はゆっくりと闇の中に消えていった。
- 651 :六条導人:2010/06/12(土) 01:35:55 ID:Ca7X1Nb2O
- >>650
「勝ち負けってもんでもないでしょうに……避ければ良かった」
落胆するように肩を落とします。と言っても冗談みたいなものですが
「何事にも例外がいるから困るよね」
カラカラ笑う。なんだかおかしな笑いでした
「一期一会を大切にしたいって奴? ま、そう言うのもいいんじゃない。
適度ってのが良く解らないけど……」
「そうね。分かってるよ。もうちょいしたら、帰るさ」
何故か忠告には曖昧な笑みを返してヴェーダを見送りました。
それから暫く公園に居たようですが、何かに呼ばれるように何処に跳んで行きました
- 652 :アイリス/神羽荘の住人:2010/06/12(土) 13:46:51 ID:3cjQSLZQ0
- 【神羽荘204号室】
目覚め身嗜みを整えた後、メイドから紙を受け取った。
その紙には以下の記述があった。その紙を見て、アイリスは頭を抱えた。
――あるマジックウェブサイトの翻訳(ダイジェスト)――
タイトル:安価行動
1.名前:名も無き住民[] 投稿日:2010/05/30(日) 19:03:10 ID:IjhhLibra0
>>5
5.名前:名も無き住民[] 投稿日:2010/05/30(日) 20:03:10 ID:JEMINIyu0
裸で踊れ
6.名前:名も無き住民[] 投稿日:2010/05/30(日) 20:05:25 ID:jumin0020
お前らIDすごいぞ
7.名前:名も無き住民[] 投稿日:2010/05/30(日) 20:09:50 ID:IjhhLibra0
思ったより気持ちよかったぞ!
思わず小躍りしちまったわ!
(ここでIDとモザイクを入れた写真がアップされる)
>>13
8.名前:名も無き住民[] 投稿日:2010/05/30(日) 20:15:09 ID:Virgonur0
恥さらしめ
13.名前:名も無き住民[] 投稿日:2010/05/30(日) 20:18:00 ID:Cancerpo0
ムダ毛を全部剃って門番に奉納
20.名前:名も無き住民[] 投稿日:2010/05/30(日) 20:25:35 ID:IjhhLibra0
>>13
これでいいか?
(ここでもIDとボカシを入れた写真がアップされる)
26.名前:名も無き住民[] 投稿日:2010/05/30(日) 20:28:18 ID:JEMINIyu0
痛風しました。
----この先は「コイツはwwwww」「草早すな氏ね」といった賞賛と罵倒のレスが続く。ID:IjhhLibra0は鬼畜安価を全てやり遂げる。次の行動安価は270へ
269.名前:名も無き住民[] 投稿日:2010/05/30(日) 21:39:40 ID:ANEHIME00
裸踊り
270.名前:名も無き住民[] 投稿日:2010/05/30(日) 21:43:56 ID:leoleomi0
姉姫様!姉姫様!姉姫様!姉姫様ぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!姉姫様姉姫様姉姫様ぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!姉姫様のプラチナブロンドの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…ふひふひひひひーん!!
姉姫様かわいいよぉ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
姉姫様たん!あぁあああああ!かわいい!姉姫様たん!かわいい!あっああぁああ!
うっうっ〜…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!王族なんて現実じゃない!!!!あ…もよく考えたら…会わない人だし
あ ね ひ め さ まは 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!らめぇぇぇぇ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!仕事なんかやめ…て…え!?見…てる?窓際の姉姫様が僕を見てる?
表紙絵の姉姫様ちゃんが僕を見てるぞ!姉姫様ちゃんが僕を見てるぞ!挿絵の姉姫様ちゃんが僕を見てるぞ!!
本物の姉姫様が僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕には姉姫様がいる!!やったよレグルス!!ひとりでできるもん!!!
あ、姉姫様ああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあ姉姫様ぁあ!!あ、アルシェ様ぁ!!ああああああぁああああああ!!!
ううっうぅうう!!俺の想いよ姉姫様へ届け!!あの巨大な城に住まう姉姫様へ届け!
を大声で叫べ
----ここから先は「鬼畜」「おに…ちく」等のレスが続く。
290.名前:名も無き住民[] 投稿日:2010/05/30(日) 21:50:32 ID:IjhhLibra0
…ふぅ
(音声ファイルがアップされる)
298.名前:名も無き住民[] 投稿日:2010/05/30(日) 21:55:30 ID:Virgonur0
恥さらしめ
306.名前:名も無き住民[] 投稿日:2010/05/30(日) 21:59:58 ID:archerio0
特定した
----306以降から加速し、一線を超えた行動指定が現れ始める。次の行動安価は>>392
392.名前:名も無き住民[] 投稿日:2010/05/30(日) 22:22:22 ID:Cancerpo0
御子のところ行って喧嘩売ってこい
409.名前:名も無き住民[] 投稿日:2010/05/30(日) 22:35:45 ID:IjhhLibra0
おい…
その後、>>1はこのスレから姿を消した。
――終わり――
- 653 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/12(土) 17:50:31 ID:WVrfsEdY0
- 「……あう、いまはいろいろかんがえてるときじゃないなの」
【公園にて、包帯を巻いた少女がベンチから勢いよく立ちあがった】
「つぎはたいかいがあるなの、がんばらないとなの!」
【そう言って大きくうなずいた】
- 654 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/12(土) 17:53:45 ID:.6prKP66O
- >>653
「大会と聞いて馳せ参じました上弦です!」
バボンッ
【地面を突き破りながら現われるのはミントグリーンの髪色に瑠璃色の瞳を持つ男】
「おぉ!?ナイスアングル!!」
【白い服を土だらけにしながらディスを見上げる変態です】
- 655 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/12(土) 17:56:44 ID:WVrfsEdY0
- >>654
「あう?」
【思わず下の方を見るディス】
「あう〜。いつからそこにいたなの?」
【若干ポケっとした顔で上弦を見る】
- 656 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/12(土) 18:12:40 ID:.6prKP66O
- >>655
「さっき、ついさっきお嬢さんを見つけてからかな?」
【つまり、普通に登場せず、わざわざ地中に潜ったらしい】
「いやぁ、大会見てるよ〜?
アウテリートは不戦勝で、ゼオラの相手はロマンスさんだっけ?
お嬢さんの相手は強そうだったね?」
- 657 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/12(土) 18:15:49 ID:WVrfsEdY0
- >>656
「あう〜。『じょーげん』はしたにすんでるなの?」
【不思議そうに地面を指差して言った】
「うん、みんなのたたかいみてみんなつよいなーっておもってたの」
【微笑みながら言う】
「そうなの…いっしょにたたかったから『あかつき』つよいなってこと
わかったなの」
【ここで少し真面目な顔で答える】
- 658 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/12(土) 18:26:12 ID:.6prKP66O
- >>657
「私かい?そんな訳ないじゃないか、ほら、インパクトを相手に与えようと思ってね?
しかも私は良い光景を見れる!」
【地面から這い出て来ながら口を開く】
「確かにね、私も出たかったけど止められました!」
【召使にだろうか?上弦は笑っている】
「う〜ん、確かにね、でもお嬢さんも強いじゃないか?」
- 659 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/12(土) 18:36:08 ID:WVrfsEdY0
- >>658
「あう〜。そうなの〜?ちょっとびっくりしたなの〜。」
【微笑みながら上弦のいる下の方を見る】
「…おそらをみたりなの?」
【いい光景…と聞いて返す】
「うん、『じょーげん』からだわるいんだよねなの…
むりするのはよくないなの」
【首を振って言う】
「えっと、うん!つよいなの!
だからがんばるなの!」
【何だかとても嬉しそうだ】
- 660 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/12(土) 18:41:51 ID:.6prKP66O
- >>659
「そうだな、お空だったり、水玉だったり……まぁ、お嬢さんは気にしなくていいさ!」
【眩しい笑顔の上弦、この話を切り上げようとする】
「ねぇ〜?体が動かないしさ、でもいい事もあるんだよ?
可愛い子がお見舞いに来てくれる!」
【病気でも生活を満喫している証拠である、上弦は病気だがまだまだ元気な様だ】
「そうだね、多分相手の心境的には、お嬢さんとは戦い難いはずだしね」
- 661 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/12(土) 18:44:32 ID:WVrfsEdY0
- >>660
「あうあう〜。そっかなの〜。
いろいろあるの〜」
【何だか納得している】
「あう〜。おみまいなの〜。
みんなしんぱいしてるてことかなの〜」
【嬉しそうである】
「あう〜。たたかいにくい?どしてかなの?」
【不思議そうな顔をして尋ねる】
- 662 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/12(土) 18:55:23 ID:.6prKP66O
- >>661
「そうだね、多分、私は自分が考えるよりみんなに愛されているのかもね?」
【空を見上げて笑う】
「あのタイプは女性に優しいパターンだ……
お嬢さんも女性でさらには子供だ
遠慮して戦い難いだろうさ」
- 663 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/12(土) 18:59:32 ID:WVrfsEdY0
- >>662
「そっかなの〜。ともだちがいっぱいいるからなの!
『じょーげん』むりしないでやすんでねなの〜」
【微笑みながら言った】
「あう〜…やさしくなるなの〜。
あんまりほんきにならないのかなの〜」
【違うところで心配しているようだ】
- 664 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/12(土) 19:03:44 ID:.6prKP66O
- >>663
「あぁ、早く元気になってみんなと遊びたいな!」
【とても、楽しそうに笑う】
「何、君が実力を見せれば相手も本気になるさ!」
- 665 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/12(土) 19:09:24 ID:WVrfsEdY0
- >>664
「うん、はやくげんきになってなの!」
【笑顔になって行った】
「ほんきなの〜。わかったの!『でぃす』もじ つりょく…
みせるなの!」
【気合いが入ったようだ】
「じゃあほんきだすために…
ごはんたべてくるねなの〜!」
【少し嬉しそうな顔をしながら歩き始める。ここで振り返って】
「じゃあまたねなの!
ちゃんと『でぃす』のたたかいみててねなの〜!」
【最後まで笑顔のままディスは】
【意気揚々と公園を走り去って行った】
//ごはあん
- 666 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/12(土) 19:28:07 ID:.6prKP66O
- >>665
「あぁ!頑張っておいで!
応援しているぞ!!」 【大きく手を振り、上弦はディスを見送った】
//絡み有難う!!
//いってらっしゃい!
- 667 :小夜/ねこみみ:2010/06/14(月) 22:03:23 ID:ZOM.z7ps0
- 「……後先考えない発言って本当困る、マジ困る」
ぴっこぴこ。黒い猫耳を動かしながら、少女は公園の自販機に向かい合っていた。
中の人は反省してま〜す。
- 668 :水無月煉 ◆uotUYGHVwM:2010/06/14(月) 22:13:58 ID:BuGTFEjU0
- 「……」
その後ろから,やや俯き,頭に手を当てる。
そう,何かを隠すように,頭に手を当てている男が歩いていた。
「……何,これ……」
- 669 :No.3:2010/06/14(月) 22:14:35 ID:ZY44/EXI0
- >>667
「ありゃ、お嬢ちゃんも生えてるんや…なんかののろい?」
近づいてくる大柄な猫耳男。
- 670 :カノン・カペルマイスター/賑やかし:2010/06/14(月) 22:19:10 ID:MT4Vnzdk0
- >>667>>668>>669
∧∧
壁|*゚∀゚> ヒョコッ
∧∧
壁|^Д^>9m プギャーwwwwwww
∧∧ ←
壁|*゚∀゚>9m ?
∧∧ ←
壁| ゚д゚ >9m
- 671 :小夜:2010/06/14(月) 22:19:34 ID:ZOM.z7ps0
- >>668
「かわいくねーよばーか。ばーか。さっさと氏ね」
苛々しているのかいつもの二割増しで辛辣。
ぴっとボタンを押した。
>>669
「うわっきもちわりっ……」
嗚呼、思ったことはスパッとバキッと言ってしまう子供の残酷さ。
ごとんと音がして取りだし口に手を入れ――
「……あ?」
出したのは、おかゆドリンク(つめた〜い)。
ココアのボタン押したのに。何で。
ずどーんと沈み始めた。
- 672 :小夜:2010/06/14(月) 22:23:58 ID:ZOM.z7ps0
- >>670
「プギャーwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
指さし笑いながら、冷たいおかゆドリンクの缶を投げつけた!
- 673 :水無月煉 ◆uotUYGHVwM:2010/06/14(月) 22:24:57 ID:BuGTFEjU0
- >>669
「……」
猫耳大柄男。
見ていて気持ちの良い物では無いが、今はそんな事はどうでもいい。
「……」
恐る恐ると頭に当てていた手を離すと,そこには立派な猫耳が。
仲間を発見したからか,キラキラと光る瞳を其方に向ける。
>>670
「……」
半泣きな目でちょいちょい、と手招き。
突然生えた不思議物体に困惑中らしい。
>>671
「ん……この声……。ああ、小夜……」
少し涙ぐんでた目を拭き、其方を向いて。
「……ああ、お前もか……」
ぴょこぴょこと動く猫耳を指差して、溜息。
- 674 :No.3:2010/06/14(月) 22:27:28 ID:ZY44/EXI0
- >>668
「…あんたもか…のろいやな、間違いない。」
そう結論付ける。
「いや、この二人が既に猫の獣人とかいう可能性もあるな…」
>>671
「わかっとる、わかっとることを何でこう…ストレートに…」
同じくずどーん。沈み始める。
「もっとオブラートに包んだ言い方があるやろうに…」
>>670
「…これで解った。呪いやな。」
普段のカノンには猫耳などついていない!ということで結論付けた。
自由に姿を変えられる事は忘れてしまっているようだ。
「カノンもか。…どこからこれ来たんやろなー」
- 675 :カノン・カペルマイスター/人型(女性):2010/06/14(月) 22:29:30 ID:MT4Vnzdk0
- >>672
≡≡≡≡○←おかゆドリンク(つめた〜い)
_ ∩
⊂/ ノ ) /
/ /ノV 安心と信頼のイナバウアー!!
≡≡≡≡し'⌒∪ \
「お前酷くね?!容赦なくね?!情け無用ってか…!!」
>>673
「手招きされたら行くしかないよね」
ホイホイ招かれる銀髪銀眼の女。
ネコミミも銀毛です。
「ヘイ何だいボーイ!」
>>674
「俺が思うにだな、」
思い出す。
こんなことが、そう、前にも――――
「>>1000の言葉、ってやつじゃねえかな、これ…」
- 676 :小夜:2010/06/14(月) 22:32:31 ID:ZOM.z7ps0
- >>673
「涙ぐんでんじゃねーよきめぇな! アホ! 氏ね!!」
どうやらかなり機嫌が悪い様子です。
>>674
「はぁー?
なんで利益もなさそうな人間に掛ける言葉にわざわざオブラートかけなくちゃなんないわけ?」
最悪だ。
>>675
「容赦なにそれ喰えるの?」
めちゃくちゃ不機嫌。
猫耳生えるしココア飲めないし。苛々。
- 677 :No.3:2010/06/14(月) 22:37:58 ID:ZY44/EXI0
- >>675
「千の言葉…?何やそれ…?」
思案する表情。彼にとっては始めてのイリュージョンだ。
「大規模な魔法みたいなもんか?」
>>676
「人間関係は閉じたらしまいよ、利益でなさそうでも利益出る人とつながってるかも
しれんし…ほら、ココア買ったるから。これほしかったんやろ?
な、利益生む人間やったやんk…」
チャリンチャリン、ゴトン。
再度取り出されるおかゆ(つめた〜い)。
どうやら、業者が全部間違えて入れたらしい。
「……。」
そして無言。
>>673
「そんな目で見られても、僕何も出来ひんよ?
これが魔法なんやったら、僕魔法使えへんし…」
ばつの悪そうな表情で。
「…あ、これいる?」
おかゆどりんくを差し出した!
- 678 :水無月煉 ◆uotUYGHVwM:2010/06/14(月) 22:44:11 ID:BuGTFEjU0
- >>674
「呪い……」
何のだろう。
てか呪われるような事したっけな、と頭の中で言葉が巡る。
「……俺は人間だよ。ただの人間」
>>675
「何か知ってそうだったから……」
こんなもん生やしていては、おちおちそこら辺を歩く事も出来ないようで。
と言うか、更に耳が2つあると言う異様な感触が非常に不快なようで、不安と苛々が混ざったような微妙な表情。
「>>1000の言葉、って何……」
>>676
「……」
機嫌が悪いのが嫌って程伝わってきた。
なので、とりあえず苦笑を向けつつ、自販機の方へ。
「……とりあえず、はい」
つココア
先ほどの光景をしっかり見ていたようだ。
- 679 :かぶにゃん:2010/06/14(月) 22:44:30 ID:KE2UskXwO
- ドドドドド!!
「はっぴぃにゅうにゃあ!」
ドドドドド!!
「はじめまして君にあげる」
ドドドドド!!
「最初のオーバーラン!」
ヤケクソが駆け抜けた――ッ!!!
- 680 :カノン・カペルマイスター/人型(女性):2010/06/14(月) 22:47:43 ID:MT4Vnzdk0
- >>676
「うわ このしょうじょ つおい」
両手を高く上げて\(^o^)/のポーズ。
不機嫌なことには気づいているので地雷を踏まないように、と考えて、
「……」
方法が思いつかなかったので、
「お前…何か、あったのか?」
ストレートに。
>>677
「>>1000の言葉!それは空手とブーメランを組み合わせたまったく新しいってうわおいなにをするやめ」
(暫くお待ちください)
「……>>1000の言葉ってのはな、なんというかこうな」
粛清されてとつとつと語り始めた。
ネコミミがぺったり伏せられている。
「”一つの世界が終る時のエネルギーを利用した、最後のお願い”らしいよ」
>>678
「はははこの長生きに定評のある俺に聞くとはいい度胸だ!良く頑張った!感動はしていない!!
>>1000の言葉ってのはな(以下繰り返し)」
纏めやがった。
「まあ、暫くすりゃ勝手に収まるもんだ。おとなしく我慢しとけ?」
>>679
「迷いかぶたんオーバーラン把握しましたァ――ッッ!!」
これ捕まえられねえかな、と思いながら駆け抜けるヤケクソの頭に竜の爪(金属製・丸みのある部分)を投げてみた。
- 681 :小夜:2010/06/14(月) 22:51:08 ID:ZOM.z7ps0
- >>677
「ほら駄目じゃん」
はーああ。大きくため息。
制服のプリーツスカートから伸びる黒い尻尾が、不機嫌そうにぶんぶんべしべし。
>>678
「……ふん、気が効くようね」
べしっと偉そうに受け取って、口を切った。
「あんたまだ、戻らないの?」
>>679
「希たんが好きだって」
中の人が。
>>680
「いきなり猫耳生えてきた。ココア買おうとしたらおかゆ出てきた。
これもすべて奴のせいよ」
こっちみんn……見ないでください……
- 682 :かぶにゃんこ先生:2010/06/14(月) 22:55:36 ID:KE2UskXwO
- 「ちなみに一話たりともどころかOPすら観たことねぇぇぇえ!!!!」
カノンの爪を
クルクルクル――シュパッ
キャット空中三回転で回避して帰って行った
- 683 :No.3:2010/06/14(月) 22:58:47 ID:ZY44/EXI0
- >>279
「逃げるからー!!追いかけてー!!まあるい世界ッ!!!」
ノリノリである
>>680
「なるほどなー、まったく抽象的な説明だったが理解した!」
にっこり笑顔。
「しばらくすると直るんか、んじゃ珍しい日もあった、で片付くなー、
僕ぁてっきり一生このままかと…」
>>681
「ひどい…ひどい自販機や…」
「尻尾…?」
尻尾をみて少し驚いた。
- 684 :水無月煉 ◆uotUYGHVwM:2010/06/14(月) 23:05:26 ID:BuGTFEjU0
- >>679
「……」
ヤケクソになる気持ちは分からなくも無い。
だが。
「……」
ああはなりたく無いなあ、と心の中で呟いた。
>>680
「……よく分かんないけど、了解」
そのうち治るって事は理解出来たので、それで良しとする。
だが、それでも矢張り奇妙な感触が気になるようで。
「……」
ひたすら耳をモフったり折り曲げたり、ぴったり頭にくっ付けたり。
>>681
「んー……、それが、全然」
手をヒラヒラと振って苦笑。
「最初はどうにかなるって思ってたんだけどねー……。最近は……」
そこまで言って、また、言葉を濁すように苦笑。
- 685 :カノン・カペルマイスター/人型(女性):2010/06/14(月) 23:11:07 ID:MT4Vnzdk0
- >>681
「最初はまあ自然災害だわな。二番目は人災。
・……って、ちょ、両方人災?!奴って誰だよ!?」
こっち見るなと言われたら見るしかないよね→( ゚д゚ )
>>682
「安心しろ俺もだ。――――うわ回避された!こやつめ!!」
爪を仕舞いながら舌打ち。
>>683
「いやまあ、原理は俺もわからんけどな」
頭を掻き、
「ま、そんな悪いもんでもないから安心しなさい。
たまに性転換とかあって楽しいよ!!見てる側は!!」
無性別って便利だねえと付け足して笑う。
>>684
……うむ、いい反応だな。
耳をモフる。
成程確かにいい案だ、と思い、
「……あれ?くすぐったくないのかそれ?」
- 686 :小夜:2010/06/14(月) 23:16:42 ID:ZOM.z7ps0
- >>682
「ごめん漫画しか読んだこと無いよ……」
にゃあ。
>>683
「尻尾。好きなんだって」
中の人が。
猫は機嫌が悪い時に尻尾を大きく振ります。べしんべしん。
>>684
「……」
缶に口を付けて、眉を寄せて睨む。
「……そう。頑張れば。あんたの彼女はなんて言ってるの」
>>685
「中野ヒートゥよ」
見ないでくださいお願いします。
- 687 :No.3:2010/06/14(月) 23:25:17 ID:ZY44/EXI0
- >>685
「ほー、まぁそういうもんか。いつもが非日常やしなー、
こんなことでもおこらな驚かへんわー」
そりゃそうだ、何せ目の前に竜の化身がいる。
>>686
「なるほどな、深くは突っ込まんとこ。…ええやん耳、似合ってるし」
さらっと口走る。
- 688 :水無月煉 ◆uotUYGHVwM:2010/06/14(月) 23:29:45 ID:BuGTFEjU0
- >>685
「……くすぐったくは無い、けど……」
モフモフモフモフモフモフモフモフ
「……気持ち悪い……」
けど、モフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフ
触ってる感触はそれなりに気持ち良いのだが、触られている感触はそこまで良い物では無いらしい。
>>686
「……」
睨まれ、やや視線を下へ。
うつむき加減に首を横に振り、はあ、と溜息。
「……何だろうな。……ま、頑張るわ」
視線はそのまま下を向いたまま。
くるりと左足を軸に回って、かつかつと歩き出す。
「じゃーなー」
ひらひらと後ろ手を振ってその場を後にした。
//辛味ありがとうでしたー
- 689 :カノン・カペルマイスター/人型(女性):2010/06/14(月) 23:35:59 ID:MT4Vnzdk0
- >>686
「中野ヒートゥ…だと…?」
何故か劇画調。
「それはあの……伝説の、天上におわすという高度生命体……!!」(※適当です)
>>687
「大抵の人間は飛んでる俺を見てマジビビリ入るけどな」
かか、と笑う。
その驚きの反応も個人で違ってまた面白いのだとか。
「そのあと”俺”を見てさらにビビる。楽しいね?
……あ、そうそう、俺と言えばさー」
指を立てて、
「何か、似たのがいるらしいんだ。……知らない?」
>>688
「つまり自給自足は駄目なのか…。何というか、神も詰めの甘いことをする……。
お、帰宅?ネコミミ狩りにあわないように頑張れよー」
手をひらひら振って見送った。
- 690 :小夜:2010/06/14(月) 23:42:38 ID:ZOM.z7ps0
- >>687
「たりめーだバーロウ、幼女に猫耳が付いて萌えないわけがない」
だがしかし性格のせいで萌えないのである。
>>688
「……あーもう、調子狂うなあ」
ごぷっと一気飲み。
缶をゴミ箱に投げ捨てて、見送った。
>>689
「夏はあずきバーが主食な駄目生命体よ」
そして毎回おなかこわす。
「……寝る! おやすみ!」
少女の身体はどぷりと影に沈んで、消えた。
久々な影を使った去り方だなーとか考えたりなかったり。
- 691 :No.3:2010/06/14(月) 23:45:40 ID:ZY44/EXI0
- >>689
「似たの…?似たのって、お前に似てるやつっているんか?
竜とか?」
考え込む。
>>690
「おう、おやすみ。次は口も良くしてくれな」
通るはずの無い要望を出した。
- 692 :カノン・カペルマイスター/人型(女性):2010/06/14(月) 23:53:19 ID:MT4Vnzdk0
- >>690
「あずきバーあれ美味しいよなって誰かが言ってた。
すいかバー?残念だったよね凄く…」
種をチョコで作る発想は驚嘆に値すると思うんだ。
「……おお?おお、お休み?」
何処に手を振っていいのかわからなかったので、とりあえず少女の影の方へ手を振っておいた。
>>691
「いやそれが竜で同種ってわけじゃなくてな、こう――」
唐突に声が途切れる。
行動は止まらず、むしろイタリア人のごとく身振り手振りまでつけて語っているが、
「――」
声だけが出ていない。
だがそれも数秒で、
「―――って感じで、とにかく俺の人型に類似した姿をお持ちの野郎がいらっしゃるらしいんだ」
そして本人は無音状態に気付いていなかった。
- 693 :No.3:2010/06/15(火) 00:10:59 ID:ZY44/EXI0
- >>692
「…おい、おい落ち着きぃ、声聞こえへんかったで?」
目の前で思いっきりしゃべっているのに声が聞こえない不思議な感覚。
そういや音を使うんやっけ、と思い出す。
「とにかく、そっくりさんやねんな?ドッペルゲンガーみたいな。
……確かに不思議やな、あんたの双子の竜が作った思念とか…?」
- 694 :カノン・カペルマイスター/人型(女性):2010/06/15(火) 00:17:05 ID:MT4Vnzdk0
- >>693
「あ?」
首を傾げて、
「何言ってんだオマエ。”俺ちゃんと話してただろ?”
……ま、まさかあの恐ろしいイヤホンコピペのごとく鼓膜が破れよったか?!」
別段ネタでも何でもない。
訝しげな表情は本物だ。
「俺の双子かー、そんなんいたらもう俺一人じゃねえなー」
うへへ、とだらしなく笑い、
「でももういねえんじゃねえかな、って思ってる。……いたら、もう見つかってていいはずだろ?
それに、俺の人型に似てる人間なんて結構いたんだ。多分その類だろ、……その存在を知らない、ってのは初ケースだけど」
「さて、んじゃ、」
頷き一つとともに開くのは光の翼。
軽く浮き上がって、
「俺は散歩してくるな!雨の日は夜景がじんわり綺麗なんだ!」
またなー、と手を振る。
そして空へ、光のラインを引いて昇り、
低い音。
ごうん、という鐘のような音色とともに、金属の竜が空を漂い進んでいった。
- 695 :No.3:2010/06/15(火) 00:25:03 ID:ZY44/EXI0
- >>694
「お、…?あ、そ、そうかいな」
ありゃ、ほんまに僕が聞いてへんかっただけかもしれんなー、と呟いて。
「ドッペルゲンガーも出会うと消えるらしいしな、…死ぬっちゅーうわさもあるけど」
ボソっと余計な一言を付け足して。
「おうよ、楽しんできー。…結局肝心な内容わからんかったな、…似てる奴、か」
少し思案して、また歩き出す。
- 696 :黒沢小百合:2010/06/16(水) 23:00:52 ID:rSRBD9/U0
- 【AGカフェ】
「ギギギ……おどりゃ百合代ゆるさんぞ……」
端っこの座席に陣取り、なにやら小型モニタを食い入るように見つめている……
なんというか、こわい。
- 697 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/17(木) 22:43:20 ID:.6prKP66O
- 【上弦の部屋の隣にある上弦のアトリエ……】
「ここをこうして、こう……かな?」
【現在は武器作りに励んでいる様子】
- 698 :ツィー:2010/06/17(木) 22:49:27 ID:fqURxG6Q0
- 『上弦、遊び来たよっ』
何時も通り黒いワイシャツを身に付けたアリスが遊びに来たのだが。
今日はその手にツィーが抱えられていた。
「……♪」
- 699 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/17(木) 23:01:35 ID:.6prKP66O
- >>698
「ん……?やぁ、ゼオラに……ツィーじゃないか!」
【わぁっと抱きつこうとするが、上弦は調合によって全身汚れています】
- 700 :ツィー:2010/06/17(木) 23:11:52 ID:fqURxG6Q0
- >>699
『よ……っと』
上弦を避ける。
『しっかりと綺麗にしてよ……』
ツィーを肩車しながら言う。
- 701 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/17(木) 23:13:51 ID:.6prKP66O
- >>700
「オラオラオラオラァ!」
【自身の体に触れ、汚れを消滅消滅消滅!】
【あっと言う間に綺麗になった姿には必死さが感じられた】
「これでどうだぁ!?」
- 702 :ツィツェーリエ:2010/06/17(木) 23:17:16 ID:fqURxG6Q0
- >>701
『うん……まあ、大丈夫かな』
ツィーを床におろして。
- 703 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/17(木) 23:20:41 ID:.6prKP66O
- >>702
「よっしゃあ!!さぁ!ツィー!私の胸に飛び込んでこーい!!」
【とか言いつつ、自分から行く上弦、ちなみに作っていた武器は細長い剣のような物と、普段は見ないような特別大きな大剣と、同じく特別大きな盾と槍だった】
- 704 :ツィツェーリエ:2010/06/17(木) 23:30:16 ID:fqURxG6Q0
- >>703
「……♪」
両手を広げて待っている。
『うん、それじゃぁ、僕はこれで』
てを振り、去ろうとする。
- 705 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/17(木) 23:32:12 ID:.6prKP66O
- >>704
「うおぉ!!ツィー!!可愛いぞ!モフモフモフ!」
【ツィーを抱き締めてモフモフしまくる】
「ゼオラは?遊びに来たんじゃないのかい?
モフモフしてあげようか?」
【そう言って呼び止める】
- 706 :ツィツェーリエ:2010/06/17(木) 23:37:09 ID:fqURxG6Q0
- >>705
「わ……」
僅かに笑って。
『いや、僕は居ても良いんだけど……どうしよっかな』
- 707 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/17(木) 23:41:09 ID:.6prKP66O
- >>706
「……やっぱり、ツィーやゼオラを抱きしめると落ち着く……
不安が消えていくよ」
【ツィーのオデコに自分のオデコをつけながら】
「じゃあ居なよ、って言うか居て欲しいな!
大丈夫!部屋もベッドもご飯も任せなさい!」
【ゼオラの頭をナデナデ】
- 708 :ツィツェーリエ&アリス:2010/06/17(木) 23:46:48 ID:fqURxG6Q0
- >>707
「♪」
目を合わせ。
『ん、じゃぁ……そうしようかな』
頭を撫でられるのに慣れてないらしく、気恥ずかしそうする。
- 709 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/17(木) 23:51:38 ID:.6prKP66O
- >>708
【瑠璃色の片目と、若干と赤みがかかった瑠璃色の眼がツィーの瞳を見つめる】
「ツィーはいい子だなぁ……体の疲れが吹き飛んだ気分だ!」
【ツィーを誉めちぎりながら上弦は笑う】
「さて、この部屋は色々ゴチャゴチャしてるから隣に移ろう!」
【隣は上弦がいつも寝ている私室】
- 710 :ツィツェーリエ&アリス:2010/06/17(木) 23:58:26 ID:fqURxG6Q0
- >>709
「ぅにぃ」
上弦の頬を引っ張る。
『うん、そうしよう』
ツィーの手を引いて部屋を移る。
- 711 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/18(金) 00:02:46 ID:.6prKP66O
- >>710
「むに〜」
【引っ張られて、上弦も仕返しに頬を両手でモチモチする】
「あぁ〜」
【しかし、アリスがツィーを連れていったので追い掛けるように部屋を後にし、私室に移る】
「ゼオラ、何か飲むかい?」
//ここからは天才さんが眠たかったり、切り上げたい時
//寝るなどして終わらせても結構です!
//ね?簡単でしょ?
- 712 :ツィツェーリエ&アリス:2010/06/18(金) 00:08:21 ID:fqURxG6Q0
- >>711
「い、ひゃぃ……」
唇を尖らせて視線を鋭くする。
『うーん……何か欲しいかも』
考える様な仕草で。
//ありがとうございます! 限界まで頑張ってみますね。
- 713 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/18(金) 00:11:52 ID:.6prKP66O
- >>712
「あぁ、ごめんよツィー」
【手を離して、優しく撫でる】
「痛かったかい?」
【ちょっと大人気なかったと反省を表している】
「じゃあ、珈琲とお菓子を出すよ」
【棚からお菓子、最中の入った皿を取出し、テーブルに置く】
- 714 :ツィツェーリエ&アリス:2010/06/18(金) 00:19:30 ID:fqURxG6Q0
- >>713
「……うん」
自分のほほを摩る。
『ありがとう、感謝するよ』
椅子に座り、膝の上にツィーを座らせる。。
- 715 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/18(金) 00:22:46 ID:.6prKP66O
- >>714
「許してくれるかな?」
【最中を差出しながらツィーに謝る】
「この最中はアトリエで売っている物なんだけど、ここの住人は和菓子が好きじゃないのかな?
あまり売れないんだよね」
【ゼオラと膝上のツィーに話し掛ける】
- 716 :ツィツェーリエ&アリス:2010/06/18(金) 00:29:34 ID:fqURxG6Q0
- >>715
「わ、った……」
最中を受け取り、大事そうに持つ。
「和菓子に馴染みのある人が少ないって言うのも有るんじゃない?」
ツィーの最中を半分割って食べさせる。
ツィーは食べものだと気付かなかった様子。
- 717 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/18(金) 00:33:59 ID:.6prKP66O
- >>716
【最中を大事そうに持つツィーを見て上弦の顔は緩みっ放しだ】
「ツィー?有難うね?」
【また、ツィーの頭を撫でて笑う】
「そうなのかなぁ……私は好きなのに……
あ、ゼオラ…ツィーにちゃんとお菓子だって教えないと!」
【最中の味は『んまいっ!』程は行かないが
甘くて美味しい、あんことクリームの二種類があった】
- 718 :ツィツェーリエ&アリス:2010/06/18(金) 00:39:53 ID:fqURxG6Q0
- >>717
「……♪」
最中を食べながら笑顔で返す。
『そういう僕もそんなに食べないしね』
ツィーの食べる姿を見ながら。
//眠気が限界……寝るす。
//ありがとうございました。
- 719 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/18(金) 00:45:45 ID:.6prKP66O
- >>718
「よかったぁ〜!」
【許してくれたのと、最中を美味しそうに食べるツィーを見て嬉しそうに微笑んでいた】
「そうかい?美味しいよ?
今度からは進んで食べてみなよ」
【夜は更けていく、アリスとツィーと一緒に上弦は楽しい夜を過ごしたのだった……】
//お疲れさま!
//お休み!こちらこそ有難うね!
- 720 :萌葱 アテナ:2010/06/18(金) 20:26:00 ID:7gFzKdaU0
- 「うわぁあああぁぁぁぁぁあぁぁぁっ!!!」
空から大きな声が聞こえ、公園の森の中に何かが降って来た。
ドス、バキッという音が公園内に響きわたる。
その音の出所には赤毛が印象的な活発そうな少女だ。
少女は地面に座り込み辺りを見回している。
「愛香ぁー? 失敗?」
と聞くが返事は帰ってこない。
「……あたしだけ飛ばされた感じー!?」
少女の叫び声が公園に大きく響く。
- 721 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/18(金) 20:39:55 ID:WVrfsEdY0
- 「…?」
【公園でのんびりしていた包帯を全身に巻いた少女】
「いまのおとなんなのかなの!?」
【ディスは驚いて音のした方へと走って行く】
- 722 :萌葱 アテナ:2010/06/18(金) 20:42:39 ID:7gFzKdaU0
- >>721
「公園、かな?」
あたりを見回し呟く。
「いてて……」
着地の時に足を痛めたようで地面に座り込んだままだ。
- 723 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/18(金) 20:50:07 ID:WVrfsEdY0
- >>722
「あうあう?!ひとがいるなの!」
【誰かがいるのを確認した少女は】
「だいじょぶなの〜!?ここからすごいおとがしたなの〜!」
【アテナへ向けて勢いよく近づいていく】
- 724 :萌葱 アテナ:2010/06/18(金) 20:51:32 ID:7gFzKdaU0
- >>723
少女の声を聞き振り返る。
「あー、多分大丈夫だよ」
「ちょっと衝撃殺しそこねて足くじいたぐらいで」
いやー参ったね。と呟き苦笑する少女。
- 725 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/18(金) 20:54:17 ID:WVrfsEdY0
- >>724
「あう〜。あしけがしてるなの?」
【少し不安そうに足の方を見る】
「どこにけがなの?」
【足の付近を見回す】
- 726 :萌葱 アテナ:2010/06/18(金) 20:57:10 ID:7gFzKdaU0
- >>725
「平気平気、怪我慣れてるしね」
「足首ちょっと捻った感じかな」
「F・F、お願い」
両手に嵌められたグローブがキィンと甲高い音を出すと足を光が包み込んだ。
「強化完了、と」
手をつきながら立ち上がる。
「一応はこれで大丈夫」
「で、ちょっと聞きたいことがあるんだけどいいかな?」
少女の方を向き話しかける。
- 727 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/18(金) 21:03:31 ID:WVrfsEdY0
- >>726
「あう〜。なおったなの?
すごいなの〜」
【ディスは驚くでもなく、感心する感じでしゃべる】
「あう?ききたいことってなんなの?」
【不思議そうな顔をする】
- 728 :萌葱 アテナ:2010/06/18(金) 21:04:35 ID:7gFzKdaU0
- >>727
「治したわけじゃないよ」
「身体強化で誤魔化してるって感じ」
「そうだねー、じゃあまずは……」
「ここ、どこ?」
- 729 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/18(金) 21:08:27 ID:WVrfsEdY0
- >>728
「あう〜。だったらちょっとけがわるくならないようにしないとなの」
【そう言ってディスはストックと思われる包帯を取り出す】
「あう?ここはこうえんなの。」
【首をかしげながら言う】
- 730 :萌葱 アテナ:2010/06/18(金) 21:09:33 ID:7gFzKdaU0
- >>729
「あ、ありがと」
ニコリと邪気のない笑みを浮かべる。
「公園……どこの?」
少女の予想が当たっていれば、大分まずいことになっている気がする。
- 731 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/18(金) 21:14:05 ID:WVrfsEdY0
- >>730
「えっと、このあしだよねなの」
【そう言ってディスは光った方の足に向けて】
しゅるしゅるしゅる
【包帯を蛇のように伸ばして巻きつけていく】
「あう?このまちのこうえんなの…
あう?」
【ディスも良くわからなそうな顔である】
- 732 :萌葱 アテナ:2010/06/18(金) 21:15:34 ID:7gFzKdaU0
- >>731
「へぇ、器用だね」
包帯を巻きつけているディスを見て感心する。
「あー、聞き方が悪かったかも」
「ここ、なんていう街?」
もう一度ディスに問いかける。
- 733 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/18(金) 21:20:03 ID:WVrfsEdY0
- >>732
「あう〜。できたなの!」
【包帯は独りでに足に結ばれた】
「あうあう。ここはねなの…
いのーとし…ていってるひといたなの」
【頷いて言う】
「あう?ここのひとじゃないなの?」
- 734 :萌葱 アテナ:2010/06/18(金) 21:22:53 ID:7gFzKdaU0
- >>733
「ありがとね」
ディスの言葉を聞き脳内で反芻する。
「いのうとし……?」
「F・F、検索出来る?」
空中に半透明のコンソールが現れる。
コンソールに表示されているのは検索結果だ。
検索結果にはそのような都市は存在しないと出ている。
「……マジ?」
「うわ、どうしよ」
「マジでどうすんのさぁぁぁぁッ!」
途方にくれ叫び始めた。
- 735 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/18(金) 21:25:54 ID:WVrfsEdY0
- >>734
「あうあう〜。ありがとなの」
【微笑みながら言って】
「あうあう…?どしたなの?
やっぱりどこかからきたなの?」
【慌てながら話しかける】
- 736 :萌葱 アテナ:2010/06/18(金) 21:27:45 ID:7gFzKdaU0
- >>735
「はぁ、はぁ」
ひとしきり慌てた後落ち着いた。
「多分、違う世界から来たんじゃないかな」
「うん、そうだぜったい愛香のせいだ!」
愛香と言うらしい少女のせいでここに来たようだ。
- 737 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/18(金) 21:30:20 ID:WVrfsEdY0
- >>736
「あうあう、そうなの…
ここにはそういうひと、ほかにもいるみたいなの」
【さほど驚かずに行った】
「あうあう?『あいか』っていうひとがいるなの?」
【首をかしげる】
- 738 :萌葱 アテナ:2010/06/18(金) 21:33:07 ID:7gFzKdaU0
- >>737
「他にも居るんだ……だったらいつか戻れるかなぁ……」
「愛香は友達だよ、実験に付き合わされたらこんな事になっちゃってさ」
「今度会ったら一発殴るっ!」
拳をガンガン打ち合わせる。
ふと思い出したようにディスの方を見る。
「あたし、アテナって言うんだけど、君の名前は?」
- 739 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/18(金) 21:38:39 ID:WVrfsEdY0
- >>738
「あう〜…わからないなの〜」
【大きく首を振って言う】
「あうあう〜…『あいか』もきてないのかなの」
【辺りを見回し始めた】
「あうあう、『あてな』なの!
こっちのなまえは『でぃす』なの!よろしくなの!」
- 740 :萌葱 アテナ:2010/06/18(金) 21:40:45 ID:7gFzKdaU0
- >>739
「ま、いつか誰か迎えにくるでしょ」
「気長に待つよ」
落ち着いたのか冷静に話す。
「愛香は、どうなんだろうね。 アイツだからなんだかんだで無事に元の世界に居るんじゃないかな」
「よろしく、ディス」
- 741 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/18(金) 21:44:51 ID:WVrfsEdY0
- >>740
「あうあう〜。じゃあしばらくここにいないとなの〜」
【困った顔で言っている】
「そっかなの〜…そのひといたらかえれるとおもうけどなの…」
【ため息をついた】
「よろしくなの〜」
- 742 :萌葱 アテナ:2010/06/18(金) 21:50:03 ID:7gFzKdaU0
- >>741
「とりあえず寝床探さないとなぁ」
「頭いいから近いうちに迎えにくるでしょ……多分」
一抹の不安を感じつつ元の世界の友達を信じる。
「はい、握手」
手を差し出す
- 743 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/18(金) 21:57:13 ID:WVrfsEdY0
- >>742
「うん。ねるところなの」
【同感しているらしい】
「かえれたらいいねなの…
ここでもともだちつくろなの!」
【微笑んで握手に応じた】
- 744 :萌葱 アテナ:2010/06/18(金) 21:59:19 ID:7gFzKdaU0
- >>743
「寝ようと思えば公園でも寝られるから大丈夫かな」
こう見えてサバイバル慣れしてるのである。
「じゃ、ディスが最初の友達ってことで!」
ニコニコ笑い握った手を軽く上下に振る。
- 745 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/18(金) 22:04:50 ID:WVrfsEdY0
- >>744
「そっかなの〜。あめがふったらたいへんかなの」
【少し不安そうだ】
「あうあう!うれしなの!
ともだちになるの!」
【ニコニコしながら手を上下に振った】
- 746 :萌葱 アテナ:2010/06/18(金) 22:07:17 ID:7gFzKdaU0
- >>745
「木でも切って家作るかなぁ」
どう考えても不法建築だ。
「ははは、相棒によく似てるなディスは」
笑いながら言う。
- 747 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/18(金) 22:11:31 ID:WVrfsEdY0
- >>746
「あう〜。おうち、ここにつくるなの?」
【不思議そうな顔で言う】
「あう?にてるなの〜?
うれしいなの〜」
【こっちもニコニコしている】
- 748 :萌葱 アテナ:2010/06/18(金) 22:13:50 ID:7gFzKdaU0
- >>747
「修行も兼ねれて丁度いいよ」
「ジェーンって言うんだけどね、良い相棒だよ」
「最近一人旅に出てるからしばらく会ってないんだけどね」
準備運動をして拳を打ち合わせる。
「よし! 家作るぞー!」
- 749 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/18(金) 22:16:16 ID:WVrfsEdY0
- >>748
「そっかなの〜!『じぇーん』…
いちどあってみたいなの〜」
【好奇心旺盛だ】
「しゅぎょうになるなの〜。
がんばなの〜!」
【微笑んで言った】
- 750 :萌葱 アテナ:2010/06/18(金) 22:18:10 ID:7gFzKdaU0
- >>749
「よし、行くぞ!」
大きな木に手刀を打ち込む。
手刀が当る瞬間両手のグローブの周りに魔力の刃がまとわりつき木が一刀両断された。
「たのしー!」
バッサバッサと手刀で木を切り倒して行く。
- 751 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/18(金) 22:21:18 ID:WVrfsEdY0
- >>750
「あうあう、いっぱいきれてるなの〜!
すごいなの!」
【のんきにディスは眺めている】
「いろんなことできるんだねなの〜!」
- 752 :萌葱 アテナ:2010/06/18(金) 22:25:13 ID:7gFzKdaU0
- >>751
「ふぅ……ハッスルしすぎたかな」
汗を拭き更地になった辺りを見回す。
「たゆまぬ鍛錬の結果だよ!」
「ほらほらどう、見てこの腹筋」
シャツをまくりあげ腹筋を見せる。
- 753 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/18(金) 22:27:32 ID:WVrfsEdY0
- >>752
「あうあう〜。すごいなの〜」
【腹筋を眺めて目をまん丸くした】
「とっくんしてたなの〜、ずっとなの〜?」
- 754 :萌葱 アテナ:2010/06/18(金) 22:28:45 ID:7gFzKdaU0
- >>753
「ふっふっふー」
得意げな表情を浮かべる。
「まぁ、なんだかんだでちょっと前まで戦争しててね」
「力が必要だったから頑張ったんだよ」
- 755 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/18(金) 22:30:32 ID:WVrfsEdY0
- >>754
「あう〜。せんそ?
あう〜、なにがあったのかなの…」
【軽く首をかしげて言った】
「ちからなの〜。だれかもらったなの?」
- 756 :萌葱 アテナ:2010/06/18(金) 22:35:04 ID:7gFzKdaU0
- >>755
「まあ、戦いがあってそれを止めるために戦ったってだけの話だよ」
「この力は自分自身で鍛え抜いた力だ」
「F・Fも一緒に頑張ってくれるけどね」
両手のグローブが甲高い音を発する。
- 757 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/18(金) 22:38:12 ID:WVrfsEdY0
- >>756
「そっかなの〜…
じゃあたたかいにかったってことなんだなの!」
【微笑んで言った】
「あう〜?そこにもひとりいるなの?」
【音のしたグローブを見る】
- 758 :萌葱 アテナ:2010/06/18(金) 22:40:27 ID:7gFzKdaU0
- >>757
「残党が残ってるからまだ安心は出来ないんだけどね」
「まあ、それでも一応の平和は取り戻せたよ」
笑顔で言う。
「そ、コイツも相棒ね」
「Fist carve out a future 略称は F・Fだよ」
グローブがもう一度音を鳴らす。
- 759 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/18(金) 22:44:15 ID:WVrfsEdY0
- >>758
「そっかなの〜。よかったねなの。」
【微笑んで言った】
「あう〜。『えふ』なの〜!
よろしくなの!」
【グローブに向けてあいさつした】
- 760 :萌葱 アテナ:2010/06/18(金) 22:45:41 ID:7gFzKdaU0
- >>759
「よろしくだってさ」
グローブが音を鳴らす。
「さて! 適当に木を積んで家作るか!」
腕をグルングルン回す。
- 761 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/18(金) 22:48:49 ID:WVrfsEdY0
- >>760
「そっかなの!なかよくしようねなの!」
【頷いて言った】
「がんばなの〜!」
【微笑みながらやや離れたところで手を振る】
- 762 :萌葱 アテナ:2010/06/18(金) 22:51:11 ID:7gFzKdaU0
- >>761
「がんばるよー!」
丸太を2つまとめて肩に背負い交互に積み始める。
「お……重いかも……」
全身を光が包み強化する。
「よいしょ!」
と何度か積んでは運ぶ作業を繰り返すとみすぼらしいながらもダンボールハウスよりは幾分マシなものが出来た。
- 763 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/18(金) 22:52:18 ID:WVrfsEdY0
- >>762
「あう〜。すごいなの〜!
いえができたなの!」
【ニコニコしながら言った】
「すごいおうちなの〜。」
- 764 :萌葱 アテナ:2010/06/18(金) 22:54:55 ID:7gFzKdaU0
- >>763
「後は当面のごはんだよねー」
「結構自然が豊富そうだからなんとかなるかな?」
食べられそうな草が無いかあたりを見回す。
- 765 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/18(金) 22:59:33 ID:WVrfsEdY0
- >>764
「あう〜。ちかくにおみせあるけどなの〜…」
【そう言ってあたりを見回す】
「はたらくなの?」
- 766 :萌葱 アテナ:2010/06/18(金) 23:00:55 ID:7gFzKdaU0
- >>765
「お金使えるのかなぁ……」
素朴なギモンを抱く。
「働けるなら働きたいけどね」
「一応まだ12歳だし問題あるんじゃないかな」
うんうんと頷く
- 767 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/18(金) 23:04:40 ID:WVrfsEdY0
- >>766
「あう〜。ここっていろんなところからひとくるからなの…
いろんなおかねもつかえるかなの…」
【微笑み返しながら】
「あう〜。『でぃす』は、いーっぱいごはんたべておかねもらったけどなの…」
【フードファイターみたいなことをやっているらしい】
- 768 :萌葱 アテナ:2010/06/18(金) 23:05:53 ID:7gFzKdaU0
- >>767
「そっか、なら1,2週間はなんとかなるか」
安心して溜息をつく。
「それいい! どこでやってたの!?」
- 769 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/18(金) 23:08:23 ID:WVrfsEdY0
- >>768
「あう〜。よくしらないけどなの」
【微笑んで言った】
「あう〜…あっちのおみせとかでやってるなの」
【公園の向こうを指差しながら言う】
- 770 :萌葱 アテナ:2010/06/18(金) 23:10:59 ID:7gFzKdaU0
- >>769
「無理だったら草食べてなんとかするさ」
指さした方向を見る。
「ふむふむ……」
「ありがと、ディス! ちょっと行ってくるね!」
ディスに笑顔で礼を言い公園の向こうへと走っていく。
- 771 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/18(金) 23:12:52 ID:WVrfsEdY0
- >>770
「あうあう〜。がんばなの」
【何だか心配そうだ】
「あう〜!またねなの〜!」
【大きく手を振って見送った】
- 772 :萌葱 アテナ:2010/06/20(日) 14:37:27 ID:7gFzKdaU0
- 公園にズシン、という音が響きわたる。
「ハッ! フッ! タァッ!」
その音の出所には赤毛の少女が居た。
少女はどうやら拳法か何かの練習をしているようだ。
「震……脚ッ!」
足を地面に下ろすと地面がビリビリと震える。
この年にしてはかなりの錬度の様だ。
- 773 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/20(日) 14:43:23 ID:9qS3TsAM0
- 「……ん?」
公園の近くを、大男が通りかかった。
音を聞き、公園の中の様子を眺める。
「……うおう、すっげー」
素直に感心し、思わず声を漏らす。
- 774 :萌葱 アテナ:2010/06/20(日) 14:45:57 ID:7gFzKdaU0
- >>773
「ハァッッッ!!」
最後に鋭い突きを放ち練習を中断する。
公園の外から男の声が聞こえ、振り返る。
「あ、どうもー」
ニコニコと笑顔であいさつをする。
- 775 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/20(日) 14:49:35 ID:9qS3TsAM0
- >>774
「ん、どうも」
片手を挙げ挨拶。
「そりゃ拳法か何かか? 随分揺れたけど」
それとも何かの異能との併用か、なんて考えつつ、男は尋ねた。
- 776 :萌葱 アテナ:2010/06/20(日) 14:51:25 ID:7gFzKdaU0
- >>775
「ふぅ……」
汗を拭き、近くの水道の水を頭から被る。
「一応祖父直伝の拳法です、まあ補助なしだとこれぐらいがせいぜいなんですけどね」
- 777 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/20(日) 14:54:31 ID:9qS3TsAM0
- >>776
「補助無しでそれか……すっげぇ。
その“補助”とやらがあったら凄まじい事になりそうだな?」
はっは、と笑って男は言う。
- 778 :萌葱 アテナ:2010/06/20(日) 14:56:46 ID:7gFzKdaU0
- >>777
「どっちかと言うとスピード重視で強化してるからそんなに威力は変わらないかも」
「ね、F・F」
両手のグローブがキィンと甲高い音を上げる。
- 779 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/20(日) 14:59:13 ID:9qS3TsAM0
- >>778
「でもほら、速さ×重量×なんとかかんとかって言うだろ?」
漫画からの受け売りな上に、うろ覚えである。
「F・F?」
首をかしげる。
「……そのかっくいーグローブの名前か?」
- 780 :萌葱 アテナ:2010/06/20(日) 15:02:51 ID:7gFzKdaU0
- >>779
「聞いた事ないかも」
「でも、なんとなくそれ解る!」
異世界から来たためこの世界の漫画は知らないようだ。
「そそ、あたしの相棒ね」
もう一度グローブが甲高い音を上げる。
- 781 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/20(日) 15:05:39 ID:9qS3TsAM0
- >>780
「おぉ、伝わったか。
案外うろ覚えでも大丈夫なもんだな」
そこに納得するべきではない。
「相棒、か――」
何かを思い出したように、小さく呟く。
「――いいよな、そういうのは。
相棒って響きがまず浪漫に溢れている」
笑いながら持論を展開する。
- 782 :萌葱 アテナ:2010/06/20(日) 15:08:59 ID:7gFzKdaU0
- >>781
「ま、重さはないからひたすら速さと鋭さを極めてるんだけどね」
ビシュビシュと突きを虚空に放つ。
「そ、ずっとコイツと一緒戦ってきたからね」
「いっしんどーたい? ってやつだよ」
グローブを見て笑う。
「あ、そうだ。 ここら辺でバイト募集してるとことか知らない?」
- 783 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/20(日) 15:12:44 ID:9qS3TsAM0
- >>782
「スピード特化型っつーのか」
「……あ、そういやこの街には凄い奴が居んぞ。
超速い。なんせ光に勝ったしな」
凄い胡散臭い。
しかし事実である。
「バイト?」
うーん、と少し考えこむ。
「……役所とかで『働き口ありますかー』って聞いても答えてくれるぞ?」
- 784 :萌葱 アテナ:2010/06/20(日) 15:15:40 ID:7gFzKdaU0
- >>783
「光……ホント?」
俄には信じ難い。
「ふむふむ、役所に行けばいいのか」
ありがと、と言い頭を下げる。
「あー、愛香いつ迎えに来るんだろ……」
- 785 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/20(日) 15:20:18 ID:9qS3TsAM0
- >>784
「おう、マジマジ。ビーム打ったら先に蹴っ飛ばされたよ俺」
ビームとか蹴っ飛ばされたとか。
どんどん信憑性は下がっていくが、事実である。
「迎えに、っつーと……」
そのワードから、思考を巡らせ――
「……嬢ちゃん、迷子か?」
――たら随分稚拙な結論が出てきた。
- 786 :萌葱 アテナ:2010/06/20(日) 15:22:38 ID:7gFzKdaU0
- >>785
「弟子入りしたい!」
憧れて目をキラキラさせている。
「スケーの大きい迷子だね」
苦笑する。
「友達の魔法実験付き合ってたら失敗して異世界に飛ばされちゃって」
- 787 :萌葱 アテナ:2010/06/20(日) 15:23:10 ID:7gFzKdaU0
- //スケーじゃなくてスケールです
スイマセン
- 788 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/20(日) 15:26:52 ID:9qS3TsAM0
- >>786
「つってもこの間闘っただけだし居場所は知らん」
しれっと。
随分と適当な男だ。
「異世界から……って、スケールとか言う話じゃねえだろそれ」
はっはっは、と笑いながら男は言う。
「しっかし、異世界間を跳ぶ魔法なんて、随分高度な魔術なんじゃねえか?」
- 789 :萌葱 アテナ:2010/06/20(日) 15:31:56 ID:7gFzKdaU0
- >>788
「そっか……ちょっと残念かも」
誇らしげな笑顔で話す。
「ま、愛香は天才だからね!」
「だから、多分いつか迎えに来るとは思うんだけど……」
と話していると両手のグローブが大きな音を発する。
「緊急通信!? 愛香かな?」
ホログラムで虚空に通信画面が展開されると軍服を着た強面の男が画面に映る。
『久しぶりだな、萌葱、アテナよ』
「何で、アンタが!」
画面の男と面識があるようだ。
- 790 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/20(日) 15:35:06 ID:9qS3TsAM0
- >>789
「へぇ、天才とやらもミスるんだな」
「……そちらは誰だ? 嬢ちゃんの知り合い?」
画面を見て言う。
(この嬢ちゃんはアテナっつーのか)
軍服の男が呼んだ名前から推測しつつ。
- 791 :萌葱 アテナ:2010/06/20(日) 15:41:37 ID:7gFzKdaU0
- >>790
「知り合いっていうより、敵ね」
殺気立つ。
「何でアンタがあたしに通信出来るの?」
『ハハ、君の友人のおかげだ。 ほら、ここに居るぞ』
画面の男が指を刺した先には鮮やかな金髪の8歳くらいの白衣の少女が居た。
「愛香! 大丈夫……?」
『この世界は面白いな……。 色々な能力者がいるようだ』
アテナの話しを無視して軍服の男は話し続ける。
『ここならば新たな統一国軍の旗揚げに丁度いいだろう』
『安心したまえ、まだこの少女は殺さない』
『まずは貴様に復讐をせねばならないからな』
画面の奥の男が哄笑する。
- 792 :黒金鋼 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/20(日) 15:47:46 ID:9qS3TsAM0
- >>791
「敵か、分かりやすくて良い」
「はっ、露骨に悪役してんなそのおっさん」
まるで漫画じゃねえか、と小さく呟く。
軍服の男には、聞こえたかどうかと言った所。
- 793 :萌葱 アテナ:2010/06/20(日) 15:53:20 ID:7gFzKdaU0
- >>792
「まだ、残党が残ってたのよ……」
「ここまで大きく動くなんて思って無かったけど」
『10日やろう、それまでに我らと戦わなければ貴様の友人の命とこの都市の平和はないものと思え』
「今すぐにでも、行ってやる!」
『ククク……楽しみにしてるぞ』
鋼の声が聞こえたのか、男は顔を歪める。
『悪……? 否!我々こそが正義!』
『我々が世界を支配することこそが平和の始まりなのだ!』
画面の奥には数百の軍服の男がいて、画面上の男の声に賛同し慣性を上げた。
男は一方てきに通信を切った。
「……愛香」
少女はポツリと呟く。その表情は怒りに満ちている。
- 794 :黒金鋼/一応警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/20(日) 16:01:50 ID:9qS3TsAM0
- >>793
「いや、全く異世界までご苦労なこった」
すげーな異世界、と頷く。
「都市の平和か……」
小さく呟いて、続ける。
「……生憎俺は一介の警備員でしかない。
だけどよ、この街にはすげぇ人達が居るんだ」
どこか誇らしげに、友人を誇るように。
「その愛香っつー子を助けたいってんなら、助太刀してくれる人だって、居る。
そこいらの掲示板にでも書き込めば人は集まるもんだぜ?」
にっ、と笑って男は言った。
……いや、実際は他力本願な事しか言っていない訳だが。
- 795 :萌葱 アテナ:2010/06/20(日) 16:06:32 ID:7gFzKdaU0
- >>794
「ごめんなさい、迷惑かけちゃって……」
申し訳なさそうに謝る。
「……ありがとう」
- 796 :黒金鋼/一応警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/20(日) 16:15:48 ID:9qS3TsAM0
- >>795
「はっはー、謝る事はねえって。
感謝されるような事だってしてないしよ」
案外その辺自覚はあるようで。
「さっきの善だの悪だのうるせえおっさんが元凶なんだろ?
で、攫われた愛香っつー子を助ける――よし、OK」
携帯電話を取り出し、操作。
「なんか反応あったら連絡する。警備員の交遊録は広いぞ」
はっはー、と男は笑った。
同時刻。
異能都市の地元掲示板に、こんなスレッドが立ったとか。
幼女が攫われた
1 名前:名も無き警備員 [age] 投稿日:2010/06/20(日) 16:15
金髪で白衣着た8歳くらいの幼女が攫われた
協力してくれる奴はレス宜しく
- 797 :萌葱 アテナ:2010/06/20(日) 16:20:10 ID:7gFzKdaU0
- >>796
「それでも、ありがとう!」
手助けしてくれる警備員の男に感謝する。
「ちょっと、空から様子見てみるよ」
「多分この街からそんなに遠いところには居ない気がするし」
「イージスッ!」
少女の声に答え空間を引き裂きながら10メートルを超える鉄の巨人が現れる。
ズシン、と大きく地面を揺らし大地に立つ、かなりの重さがあるようだ。
- 798 :黒金鋼/一応警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/20(日) 16:24:11 ID:9qS3TsAM0
- >>797
「あぁ、って嬢ちゃん飛べるんk」
言い終える前に、巨人が現れた。
「……でかっ」
小さく呟き、
「……でかっ!!」
次は叫んだ。
「どこぞの天才を思い出すな……スケールでけぇ」
イージスと呼ばれた巨人を見上げ、感心する。
- 799 :萌葱 アテナ:2010/06/20(日) 16:28:36 ID:7gFzKdaU0
- >>798
「ふっふっふー!」
得意げに胸を張り笑う。
「父さんがあたしに作ってくれたんだ」
「F・Fと同じパーツだから、操作しやすいしね」
イージスのコクピットに乗り込もうとよじ登り始める。
「普段はドックから乗り込むから楽なんだけどね」
- 800 :黒金鋼/一応警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/20(日) 16:31:05 ID:9qS3TsAM0
- >>799
「祖父直伝の拳法に、父の作った鉄の巨人……
……いやいやどんな家系だよ! 憧れちまうじゃねえか!!」
思わず素敵な家系に突っ込む。
「へぇー……ハイテクだな異世界」
- 801 :萌葱 アテナ:2010/06/20(日) 16:34:56 ID:7gFzKdaU0
- >>800
「ま、皆統一国軍に連れてかれたり殺されたりしちゃってさ」
「一時期は結構大変だったんだよ」
昔を思い出し苦笑する。
その間もコックピットを目指し登り続ける。
「疲れるなぁ……」
しばらく上り肩部分にたどり着く。
- 802 :黒金鋼/一応警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/20(日) 16:41:17 ID:9qS3TsAM0
- >>801
「……あー、そう、なのか」
安易だったな、と若干後悔。
頭をかきながら言う。
「……なぁ、ジャンプとかで登ったら楽だったんじゃねえのか?
さっきの震脚――だっけか――が放てる脚力とかで」
- 803 :萌葱 アテナ:2010/06/20(日) 16:43:58 ID:7gFzKdaU0
- >>802
「気にしないでくれると嬉しい、かな」
気を使われるのは好きではない。
「震脚は運動エネルギーを全て地面に伝えるからジャンプには使えないんだよねぇ」
「勁だから、普通だとあんな脚力出せないし……」
「……あ。イージスにしゃがんでもらえば良かった」
- 804 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/06/20(日) 16:51:01 ID:9qS3TsAM0
- >>803
「ん? そうか。
なら、以後気をつける」
「乗らなくても動かせたのか……」
それは流石にもっと早く気づけ、と続けた。
「……ん、メールが――」
懐から携帯を取り出し、メールを確認する。
「――仕事か……」
はぁ、と溜息をつく。
呆れたというよりも、むしろ誇らしげな「仕方ねーなー」的な溜息だった。
「イージスが飛ぶのは見たかったが、生憎仕事が入った。
まぁほら、縁が合ったらまた会おうぜ? じゃあなー」
男は手を振り、その場を後にした。
- 805 :萌葱 アテナ:2010/06/20(日) 16:54:24 ID:7gFzKdaU0
- >>804
「盲点だった……」
「じゃーね」
歩いていく鋼に手を振る。
「じゃ、行くよ」
コックピットに乗り込む。
イージスの背面のスラスターに大量の魔力が集まる。
「飛べ、イージスッ!」
叫ぶ声に答えイージスは空高く飛び立った。
飛びたった後には凄まじい風だけが残されている。
- 806 :遊馬/隻腕:2010/06/20(日) 21:07:05 ID:BXgiA4u60
- 「待ち合わせ場所……ここでいいはずだけど……」
異能都市
千夜ビル前のロータリー
行き交う人々を見つめながら佇む白衣の男が一人
「それにしても、我ながら変な所を待ち合わせ場所にしちゃったな」
苦笑いを浮かべ、頭を掻く
- 807 :頼羽無為:2010/06/20(日) 21:37:02 ID:fP94A.NgO
- >>806
ロータリーに入ってきた一台のタクシーが、遊馬の前で停車する。
「悪いな、待たせたか?」
運転手はドアを開き、タバコを取り出しながら降りてきた。
- 808 :遊馬/隻腕:2010/06/20(日) 21:47:13 ID:BXgiA4u60
- >>807
「ん、そんなでもありませんでしたよ。
こんばんわ、頼羽先輩」
事も無げに言うと、タクシーの方へと近づいて行く
「……それで、修理の方の件なんですが。
もう、終わったんですよね」
- 809 :頼羽無為/タクシードライバー:2010/06/20(日) 22:05:22 ID:fP94A.NgO
- >>808
「ああ、もちろん終わっている。でなければ連絡など寄越さないさ」
クク、と笑いながら咥えた煙草に火を着ける
「――だが、渡して終わりというわけにもいかんな。
動作の確認と最終調整がしたいんだが、いいか?」
- 810 :遊馬/隻腕:2010/06/20(日) 22:15:11 ID:BXgiA4u60
- >>809
「まあ、確かにその通りですね
それにしても仕事が速い」
タバコの赤く仄かな光をボンヤリと見つめる
「……ええ、別に構いませんが
その、具体的に何をすればいいんでしょうか?」
- 811 :頼羽無為:2010/06/20(日) 22:24:58 ID:fP94A.NgO
- >>810
「んー…流石に往来で、ってのは無理があるな」
首を回し、周囲に人がいるのを確認する。
「よし、まずはちょっと目ぇ閉じてくれ
開けて良いと言うまで開けるなよ?」
- 812 :遊馬/隻腕:2010/06/20(日) 22:29:02 ID:BXgiA4u60
- >>811
「は、はい。わかりました」
言われた通りに目を閉じてそのまま待つ
- 813 :頼羽無為/勝手に都市改造:2010/06/20(日) 22:54:52 ID:fP94A.NgO
- >>812
「いいか、絶対に開けるなよ。開けたら後悔することになるぞ」
男がそう言ったあとに遊馬に聞こえてきたのは
パチン、という軽い音
恐らく男が指を弾いて鳴らしたのだろう。
それと同時に感じる、一瞬の浮遊感。
浮遊感が治まった時には、いつの間にか周囲の雑音は全く無くなっていた。
「――よし、もう開けてもいいぞ」
目を開けば、そこは
暗い部屋の中に浮かぶ、謎の文字の羅列が写るモニター
床や机に雑多に散らばった大量の工具や資料
部屋の中心に鎮座する巨大な実験台
そして、その実験台の上でライトアップされている ――白銀に輝く義手。
そう、つまり此所は
「ようこそ、俺の研究室へ。
歓迎するぜ、遊馬」
- 814 :遊馬/隻腕:2010/06/20(日) 23:06:11 ID:BXgiA4u60
- >>813
「あ、はい、わかりました……!」
言葉の通りに目をギュッと瞑る
続いて男を襲う浮遊感
「う……」
空間移動には慣れていないようだ
頼羽の言葉を受け、恐る恐る目を開ける
「……ここは?」
キョロキョロとあたりを見回しはじめた
視線に様々な機械や計算式が映る中、男の視線はある一点で止まる
「あれは……俺の! じゃあここが……」
自身の義手を見つけ、浮かぶ仮説。
そしてそれは頼羽の言葉によって裏付けられる
「ここが……頼羽先輩の研究室」
- 815 :頼羽無為:2010/06/20(日) 23:23:12 ID:fP94A.NgO
- >>814
「説明なしに"跳んで"すまなかった。
ただ、俺はこの街の中にも外にも敵が多くてな…
悪いが、お前でも此所の位置する場所を知られるわけにはいかないんだ」
そこらへんは勘弁してくれ、と苦笑しながら声を漏らす。
「さて、本題に入ろう。早速だが、その義手を装着してみてくれ」
遊馬へ指示しながら男はモニターのほうへと移動する。
義手には大量のケーブルが繋がれていた
恐らく、装着した状態で調整をするのだろう。
- 816 :遊馬/隻腕:2010/06/20(日) 23:31:17 ID:BXgiA4u60
- >>815
「……いえ、それについては問題無いです。
安全面を考えればそれが一番安全でしょうから」
ただ一言欲しかったですね、と苦笑する
「わかりました」
頼羽の言葉に頷くと、男は義手の方へと近づいて行く
(これを付けるのも久しぶりだな……)
義手を持ち上げると、銀のボディーは無機質な光を返した
「……いくぞ、リフューザー」
カチッ、という音がなり、男の右手に義手が取り付けられた
- 817 :頼羽無為:2010/06/20(日) 23:46:21 ID:fP94A.NgO
- >>816
「貴重な体験ができたってのでチャラにしといてくれ」
笑いながら、軽い手捌きでキーボードを叩いていく
義手の装着と同時に、大量のフレームがモニター内に表れ
そこを様々な数式や文字やグラフが流れていく。
「……ふむ」
次々と移り変わる画面をしばらく眺めた後、男は遊馬に振り向く。
「ラインの接続は問題ないようだ。どうだ、そっちは何か違和感とかあるか?」
- 818 :遊馬/義手:2010/06/20(日) 23:50:51 ID:BXgiA4u60
- >>817
「こちらは特に違和感は無いですね」
多少自分で動かしているが、異常な動きをしている訳でも無い
「どちらかと言えばフィードバックが多少早く感じるぐらいですよ」
「とはいえ、これだけじゃまだ全部試した事にはならないんですけどね……」
ポツリと呟くと、研究室の中を見渡す
「あの……何か壊してもいい物とか有りませんか?」
- 819 :頼羽無為:2010/06/21(月) 00:17:30 ID:fP94A.NgO
- >>818
「そうか、そりゃあよかった。なんせ、内部データを調べりゃ全く知らない言語が出てくるわ、
材質構成を調べりゃこれまた未知の素材だったりでかなり行き当たりばったりだったからな。
いやはや、人間やってみればなんとかなるもんだ」
ケラケラと笑いながら恐ろしいことを言う。
「ん?……クク、人のラボでなんつー質問だ…此所に壊していい物はない。
だが安心しろ、ちゃんとそういう設備はある」
男は義手に繋がれていたケーブルの接続を解除すると
研究室の端にあるドアを開き、遊馬を手招きする。
その奥に広がっていたのは、体育館ほどの広さを持つ空間
パチン、と男が指を弾くと
壁一面が灰色で何もない無機質なその空間に、3m四方はあるだろうブロックが大量に出現する。
「携行兵器用の試射場だ、好きなように試すといい」
- 820 :遊馬/義手:2010/06/21(月) 00:32:55 ID:BXgiA4u60
- >>819
「本当にご苦労さまです。言語に関しては俺も本当に苦労しました。……というか解析できませんでした」
それにしても、と続けて
「一人でそこまでやったって……つくづく人間技じゃないですね……」
まあこんなラボを個人で作るほどの人だから当然か、と内心では頷く
「あ、いえ俺は小さな小物みたいな物でよかったんですが……」
男の言葉は目の前に広がる空間と、そこに出現した物体によって遮られた
「これは……空間転移系かそれとも具象系なのか……」
暫し見惚れていたが
「OK、十分ですよこれだけあれば……!」
やがて、思い出したかのように義手を捜査し始めた
「今日は馴らしだ、張り切りすぎるなよ? リフューザー」
義手に話しかけると、義手は青い発光を返し応える
「そうだな……まずは、"押し潰れろ"」
言葉と共に斥力場が物体の上からかかり、物体の幾つかを押し潰す
- 821 :頼羽無為:2010/06/21(月) 00:54:23 ID:fP94A.NgO
- >>820
「俺も解析は出来ていないが、そこはアレだ、フィーリングってやつだな」
ようするに勘だけでなんとかしたらしい。
「クク、まあ伊達に名前を知られてるわけじゃあねえさ。…もっとも、悪評のほうが有名な時もあるが」
昔を思い出すように苦笑して、紫煙をゆっくりと吐き出す。
「ほう、重力系の能力か? なかなかやるもんだな。
リクエストがあれば、また別のターゲットを用意するぜ?」
- 822 :遊馬/義手:2010/06/21(月) 01:02:16 ID:BXgiA4u60
- >>821
「勘で何とかなるもんなんですか、これって……」
自身の義手をしげしげと見つめる
タバコを吸う姿をみて
「あの……本当にタクシードライバーなんですか? 頼羽先輩って」
疑問であるように首を捻った
「いえ、今日は馴らし運転なのであまり使わないようにしときます」
そう言うと、義手を再び弄くる
「それで、報酬の方なんですが……どうしましょうか? 一応それなりの金額までは用意できますが」
義手を弄る手を止め、頼羽の方を向く
//すみません、眠気の方が限界に近いので今日はここでリタイアします。明日続きをしていただければと思います
- 823 :頼羽無為:2010/06/21(月) 01:17:26 ID:fP94A.NgO
- >>822
「何言ってんだ、どこからどうみてもただのタクシードライバーだろ?」
手を拡げてすました顔で言ってのける。
しかし説得力は全くない。
「言ったろ、今回は初回サービスだ。俺に飯と酒を奢れ、それが今日の報酬だ」
なんだか少し前回の要求より増えた気がするが、気のせいだろう。
//了解しました、それでは続きは明日に
おやすみなさいノシ
- 824 :遊馬/義手:2010/06/21(月) 21:14:00 ID:BXgiA4u60
- >>823
「そりゃあ、その格好だけ見ればそうかもしれませんが……」
タクシードライバーは普通自分のラボは持っていないのでは、というツッコミはしないでおいた
「ほ、本当にそんなのでいいんですか?
……それなら俺のよく行く所があるんで、そこにしますか」
ぽかんとした顔をうかべ、それから携帯を取り出して休業日を調べ始めた。
- 825 :頼羽無為:2010/06/21(月) 21:59:07 ID:fP94A.NgO
- >>824
「ま、今回は"修理"だったからな。新しく造り直せってんなら、それなりの額は必要になっただろうよ」
材料費はともかくとして、自分の働きに対する報酬はサービスする、と。そういう話だ。
「ああ、店はお前に任せる。大体の場所がわかるなら俺が運ぼう
…あー…それと、コイツも頼む」
いつの間にか男の後ろに隠れるように立っていたのは、十二、三歳ほどに見える少年。
「俺の息子、√(ルート)だ。ほれ、挨拶しろ」
サイズの合っていないダボダボのツナギを着た少年は、男の背後から頭だけを出してペコリと会釈した。
無表情な少年の無機質な瞳が、遊馬を見上げる。
- 826 :遊馬/義手:2010/06/22(火) 07:40:19 ID:pOgWgfko0
- >>825
「なるほど、中々にストイックですね」
義手についていたスイッチを切り、用意しておいた人工皮膚を取り付ける
「ええ、どうやら今日はやっているみたいで……」
携帯を閉じ、頼羽の方を向くと見知らぬ顔がいる事に気づいた
「息子さん……いたんですか?」
思わず少年と頼羽の顔を見比べる
「わ、わかりました。その子も連れて行きましょう」
そう言って男は自前の空間転移端末を操作する。
「転移元が分からないですけど……目的地だけ特定できれば大丈夫でしょう」
端末が起動し、男は店の方へと飛んで行った
//時間をかけてしまいすみませんでした
ひとまずこれで区切りという事でお願いします
- 827 :頼羽無為&√:2010/06/22(火) 13:55:27 ID:fP94A.NgO
- >>826
「間違いなく俺の息子さ。母親は存在しないけどな」
ルートの頭を撫でながら、あの学校の頃にはコイツはいたんだが、と独りごちる。
「ああ、それじゃあ行くとしよう」
そう言って、遊馬の後を追うように親子も目的地へと飛んだ。
――案内された店にて、この親子が本当に一切の遠慮無く飲み食いした結果
それなりの額となってしまったのは、また別のお話――
//了解です。絡みありがとうございましたー
- 828 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/23(水) 22:07:50 ID:HnkBBDEo0
- 「あー、気持ち悪っ」
今日も頭痛に悩まされつつ、少年は夜道を歩く。
「ったく、そろそろ慣れて欲しいもんだ」
グチグチと呟きつつ、腹をさすった。
ここ数日、何も食べてない。
胃は食べ物を欲しているのだが、しかし口が受け付けない。
食欲が全く無いのだ。
「でも、いい加減に無理矢理にでも何か食べないとな……」
- 829 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/23(水) 22:10:13 ID:WVrfsEdY0
- >>828
【メイプルの前から】
「あう〜。ごはんなの〜」
【パンの袋をたくさん持った少女が歩いてくる】
「もぐもぐ」
【食べ始める】
- 830 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/23(水) 22:11:42 ID:HnkBBDEo0
- >>829
「……ち、肉じゃないのか」
チラリと見た後、ディスをスルーするようにまた歩き始めた。
- 831 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/23(水) 22:15:00 ID:WVrfsEdY0
- >>830
「あう?『めいぷる』なの」
【丁度すれ違うあたりで、メイプルに顔を向かせる】
「あうあう、かおいろがわるいなの…」
【心配そうな顔をしている】
- 832 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/23(水) 22:16:57 ID:HnkBBDEo0
- >>831
「うっせぇ近寄るな」
蔑んだような目線でディスを見下す。
「てめぇは人殺しに興味でもあるのか?」
- 833 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/23(水) 22:20:11 ID:WVrfsEdY0
- >>832
「あうあう…その…そういうことじゃないなの」
【軽く落ち込んだ顔で言う】
「その…たいへんじゃ…ないかな…て…」
- 834 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/23(水) 22:22:34 ID:HnkBBDEo0
- >>833
「ガキに心配かけられる程じゃねぇよ」
ケッ、と唾を吐いて歩き続ける。
「俺は好きでこうしてんだ。全部覚悟の上だ。
なんだ、心配してるつもりか?
お前に何ができるって言うんだよ」
- 835 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/23(水) 22:24:51 ID:WVrfsEdY0
- >>834
「あう…その、」
【少し気にする顔をして振り向く】
「なんのためになの?
その…そのちからなの…」
【少しだけ不安そうな顔で言った】
- 836 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/23(水) 22:27:30 ID:HnkBBDEo0
- >>835
「欲しいものを手に入れる為だ。
自分の欲望を満たす為。その為だけに、僕はこの力を手に入れた」
メイプルは唐突に、自分の爪で胸を掻き毟る。
ペンタクルの上を裂くようにして出来た傷からは、黒い血がドロリと溢れた。
「まだ何か質問でもあるか?
興味本位で聞いてるだけなら、てめぇも……殺すぞ」
- 837 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/23(水) 22:30:11 ID:WVrfsEdY0
- >>836
「あう…ほしいもの…
それって」
【ここでディスは一旦言葉を止める】
「……『めいぷる』がいなくなったり…
しない…かなの?」
【悲しそうな顔で俯いている…ディスも胸のあたりの服をぐっと掴んでいる】
- 838 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/23(水) 22:34:50 ID:HnkBBDEo0
- >>837
「僕がどうなったところで……」
ギチリ、とメイプルの歯が鳴る。
「……関係、あんのか?」
溢れた黒い血は少年の足元で水溜りとなる。
その中からごぽりと音がし、黒い手が数本現れた。
そしてディスの方へと掌を開く。
「ムカつくんだよ、そうやって勝手に悲しむガキが!
こうやって人を縛り付けて、何様のつもりだ?」
- 839 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/23(水) 22:38:47 ID:WVrfsEdY0
- >>838
「だれも…いなくなってほしくない…
それだけ…」
【ひどく頑固なことをいう……重症かもしれない】
「だいじょうぶなら…しんぱいないなの。」
【軽く下を向いて、少しだけ明るく言う】
「…だれかをしばる…なの」
- 840 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/23(水) 22:43:02 ID:HnkBBDEo0
- >>839
「自分が悲しいから、悲しみたくないから、
だから、てめぇは人を縛る。
もうたくさんだ!!」
恐らく、色んな人に色んなことを言われたのだろう。
そしてディスの言葉で、ついにストレスが限界を超えた。
少年は八つ当たりするかの如く喚き散らす。
「そんなの知ったこっちゃねぇよ。僕はこれでいいんだ!
それが嫌なら、てめぇは一生泣いていろ!! 無力なガキ……」
そこまで言ったところで、口を紡ぐ。
「……ち、言ったところで仕方ねぇな。
もういいわ。もううんざりだ」
それは、きっと、自分に対しての言葉だろう。
- 841 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/23(水) 22:46:42 ID:WVrfsEdY0
- >>840
「あうあう…そうなのかも…なの…」
【ため息をついて顔を上げる】
「それでいい…なら…
その…」
【無力…と言われて少し気にしているようだ】
「『でぃす』はたすけるなの!だいじなともだちをなの!
いま…どこかでわるいひとにつかまってるなの。」
- 842 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/23(水) 22:54:30 ID:HnkBBDEo0
- >>841
「ああそうかい。だったら助けてみせな」
黒い手はドロリと溶けて血に戻り、メイプルの体を這って体内に戻ってゆく。
「ただ一つ言う。
僕の、邪魔だけは、するな」
白目が黒く染まった瞳でディスを睨みつつ、少年は足早に歩く。
「いいな? お前も僕の障害になるってんなら、容赦なく殺すからな」
血液が体内に全て戻り、傷口が閉じる。
その閉じた傷口を撫でながら、少年はその場を後にした。
- 843 :あに☆:2010/06/23(水) 22:55:35 ID:ZOM.z7ps0
- 「いや、まだまだじゃな……修練を積むのじゃ、我が弟子よ……」
無理やり作ったチックな低い声を出しながらキリッとしてる太眉(味付き海苔)な青年がそこに居たり居なかったり
- 844 :あに☆:2010/06/23(水) 22:56:08 ID:ZOM.z7ps0
- //えっなにスレ間違いとか……はずかしい……
- 845 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/23(水) 22:56:41 ID:WVrfsEdY0
- >>842
「あうあう、たすけてみせるなの…」
【大きくうなずいて言う】
「じゃま…う〜…たすけることが、じゃますることにならないといいけど…
なの」
【それでも不安のぬぐえない顔で去って行った】
- 846 :ミスティ・クリア:2010/06/27(日) 12:05:56 ID:PvUKwEOE0
- コツコツと靴音が響く。
人通りもまばらな、あまり日差しが良いとは言えない空間。
その場所は少女にとって「すごしやすい場所」であるようだ。
「……おちつく」
路地裏の影で体育座りをしている少女。
まあ、真正面に回ると丸見えなんですけどね
- 847 :ミスティ・クリア:2010/06/27(日) 14:25:43 ID:PvUKwEOE0
- 少女は日陰で眠る。
自らの棺桶の内部の影を柔らかな羽毛のように変えて。
路地の日陰の棺桶、それはあまりにも不釣り合いで
- 848 :東西南北 良方:2010/06/27(日) 14:30:14 ID:7gFzKdaU0
- >>847
アロハに紫のドレッドヘアのグラサン男が路地裏を歩いている。
右頬には大きな絆創膏が貼られており、血がにじんでいる。
「……痛てぇな……」
絆創膏の奥からの痛みを感じつつ、路地裏を歩いていると何かを蹴った感触がある。
何を蹴ったのかと思い足元を見ると、そこには棺桶があった。
- 849 :ミスティ・クリア:2010/06/27(日) 14:32:24 ID:PvUKwEOE0
- >>848
棺桶の内部からもぞもぞと何かがうごめく音がする。
ふたは半開き。開けようと思えば簡単に開くだろう
- 850 :東西南北 良方:2010/06/27(日) 14:33:45 ID:7gFzKdaU0
- >>849
「気になるな……開けてみるか」
棺桶の蓋をつかみ一気に開けるとその中には、少女が入っていた。
「……昼寝か?」
と何処かずれた感想を呟く。
- 851 :ミスティ・クリア:2010/06/27(日) 14:34:49 ID:PvUKwEOE0
- >>850
ぱち、と少女の瞳が開く。
白磁の肌に、蒼の瞳。
「……おはよう」
子の少女もだいぶずれているようだ
- 852 :東西南北 良方:2010/06/27(日) 14:35:33 ID:7gFzKdaU0
- >>851
「……おはよう、よく眠れたか?」
と特に驚きもせず返答。
- 853 :ミスティ・クリア:2010/06/27(日) 14:37:08 ID:PvUKwEOE0
- >>852
「まあまあ」
起き上がり、棺桶から出る。
中の影が、わずかに波を打った
- 854 :東西南北 良方:2010/06/27(日) 14:39:38 ID:7gFzKdaU0
- >>853
「そりゃ良かった」
話しながらどこからかシガリロを取り出し口に加え、どこからか取り出したライターで火をつける。
辺りに、紫煙が漂う。
- 855 :ミスティ・クリア:2010/06/27(日) 14:41:18 ID:PvUKwEOE0
- >>854
「そういえば、はじめまして。私、ミスティ」
煙に眉をひそめながら
- 856 :東西南北 良方:2010/06/27(日) 14:43:43 ID:7gFzKdaU0
- >>855
「ん、俺は東西南北 良方(よもひろ りょうほう)だ。 よろしくミスティ」
シガリロの煙だけを消しながら自己紹介をする。
上手くあたりに漂う煙だけをけしている様だ。
「飴喰う?」
と飴を差し出す。
飴はべっこう飴だ。
- 857 :ミスティ・クリア:2010/06/27(日) 14:46:37 ID:PvUKwEOE0
- >>856
「よろしく、よもひろ」
ひそめた眉は元に戻り
飴を見た瞬間、ミスティの瞳が輝く
「食べる」
即答である
- 858 :東西南北 良方:2010/06/27(日) 14:48:09 ID:7gFzKdaU0
- >>857
「おう」
と言い、シガリロの煙を深く吸い込む。
「うめー!!」
至福の表情を浮かべている。
「ほい」
飴を渡す。
- 859 :ミスティ・クリア:2010/06/27(日) 14:50:45 ID:PvUKwEOE0
- >>858
もふもふ
もふもふもふもふ
ガリガリガリガリ
「ごちそうさま」
至福の表情で
- 860 :東西南北 良方:2010/06/27(日) 14:52:15 ID:7gFzKdaU0
- >>859
「お粗末さま」
と返す。
突然頬の絆創膏に血が滲み痛みが走る。
「ッ!!」
と一瞬顔を歪めている。
- 861 :ミスティ・クリア:2010/06/27(日) 14:53:14 ID:PvUKwEOE0
- >>860
「どうしたの?」
首を傾け、尋ねる
- 862 :東西南北 良方:2010/06/27(日) 14:54:54 ID:7gFzKdaU0
- >>861
「……ちょっとばかし、呪いというかそんな感じのがな」
絆創膏を抑えながら言う。
- 863 :ミスティ・クリア:2010/06/27(日) 14:56:51 ID:PvUKwEOE0
- >>862
「へえ……」
絆創膏の上から手で触れる
「のろい」
小さく、つぶやいた
- 864 :東西南北 良方:2010/06/27(日) 14:58:43 ID:7gFzKdaU0
- >>863
「ッ……」
手で触れられたときに又痛みが着たようだ。
- 865 :ミスティ・クリア:2010/06/27(日) 14:59:54 ID:PvUKwEOE0
- >>864
「大丈夫。きっと良くなる」
少女は手をはずし、目を見据えた。
- 866 :東西南北 良方:2010/06/27(日) 15:01:24 ID:7gFzKdaU0
- >>865
「よくなるならいいんだけどな……」
「呪いであり、枷なんだ……これは」
絆創膏を剥がすとその下には0と刻印がされていた。
刻印はギチギチと蠢き、血を流している。
- 867 :ミスティ・クリア:2010/06/27(日) 15:02:57 ID:PvUKwEOE0
- >>866
「枷?」
少女はうごめく刻印を眺めながら尋ねる
- 868 :東西南北 良方:2010/06/27(日) 15:05:42 ID:7gFzKdaU0
- >>867
「昔、ある組織にいたんだけどさ、その時に刻まれたんだよ」
「薬がないと徐々に痛みが増してく、らしい」
「最近までは能力と一緒に封印しといたんだけどな……能力の根源でもあるからこれ」
流れる血を拭いながら言う。
- 869 :ミスティ・クリア:2010/06/27(日) 15:08:57 ID:PvUKwEOE0
- >>868
「その組織は、ずいぶんとひどいことをするのね」
ぽつりとつぶやき
「何とかして、薬を得ないといけないのね」
- 870 :東西南北 良方:2010/06/27(日) 15:10:35 ID:7gFzKdaU0
- >>869
「人道的とは程遠いからな……あそこは」
過去のことを思い出し呟く。
「ま、そういうこったな」
研究所襲撃するかな……と小さく呟く
- 871 :ミスティ・クリア:2010/06/27(日) 15:11:23 ID:PvUKwEOE0
- >>870
「手伝えることがあったら、言って。足手まといにはならないはずだから」
そう言ってちらりと棺桶に目をやる
- 872 :東西南北 良方:2010/06/27(日) 15:12:01 ID:7gFzKdaU0
- >>871
「ありがとな」
笑いながら飴を差し出す。
- 873 :ミスティ・クリア:2010/06/27(日) 15:15:38 ID:PvUKwEOE0
- >>872
もふもふもふもふ
しょうじょの けっとうちが じょうしょうしてゆく!
- 874 :東西南北 良方:2010/06/27(日) 15:18:09 ID:7gFzKdaU0
- >>873
「……っと、今日は痛み止め飲んで寝るか」
頬に新しい絆創膏を貼り、呟く。
「じゃーなー!」
と手を振りながら路地裏を跡にしていく。
- 875 :ミスティ・クリア:2010/06/27(日) 15:20:25 ID:PvUKwEOE0
- >>874
「じゃあね」
手を振りながら。
がりがりがりがりという飴を砕く音も混じる
- 876 :ミスティ・クリア:2010/06/27(日) 20:00:41 ID:PvUKwEOE0
- 【公園】
「もふもふもふもふ」
ベンチに座り、どこから手に入れたのか、みたらし団子を口に運んでいる。
一口食べては棺桶に差し出し、棺桶の内側に飲み込まれると自らが口に運ぶ。
これがもっとほかの物であったらほほえましかっただろうが少女が団子を食べさせているのは棺桶の中のもの。ほほえましいはずがない。
- 877 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/27(日) 22:05:56 ID:E4Ka56rgO
- 「…………」
少年は歩いていた。
最後の力を振り絞り、歩いていた。
いや、歩くというよりも這っているに近い。
時々四つ足になりながらもズリズリと進む。
「早く……早く行かなきゃ……」
しかし限界というものはあるもので、
少年は足を滑らせて額をアスファルトに打ち付ける
「がっ…………く、」
そのまま停止。
もう体を上げる力もなく、地面に横たわる。
弱々しく動く指は、虚しく地面を掻くだけであった。
「くそ…………もう、ガタがきたか」
- 878 :ヴェーダ/模造品:2010/06/27(日) 22:14:22 ID:quslDHyg0
- >>877
「おや、」
倒れ伏すメイプルに声が掛けられる。
高い位置から降る音は、興味の色を含んでおり、
「何やら頑張る青年がいるね。……立てるかね?」
しかしそれを塗りつぶすように、何よりもはっきり分かるほどに乾いていた。
- 879 :フェンリル:2010/06/27(日) 22:15:35 ID:ZOM.z7ps0
- 「何してるんです、死に損ないさん」
ふらり。
それを見下ろしていた彼女は、淡い水色の病院着を着ていた。
病院から抜け出したのだろう。
- 880 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/27(日) 22:20:09 ID:E4Ka56rgO
- >>878
「見ている……だけか?」
赤黒くなった眼球で見上げながら。
「…………もういいや、誰でもいい。肩、貸してくれ。
どうしても行かなきゃいけない場所があるんだ」
>>879
「…………」
絶対に見られたくないところを見られてしまった。
ろくに目も合わせられず、顔を逸らす。
「……どこかいけよ患者が。
マズい病院食でも喰ってろ」
- 881 :ヴェーダ/模造品:2010/06/27(日) 22:24:29 ID:quslDHyg0
- >>880
笑みを含んだ灰色の眼が視線を返した。
「君が望むなら手伝おうと思っていたよ。
力になろうじゃないか少年」
ヒマだったしね――という呟きは解けて消えて、男の手がメイプルに伸び、
>>879
少女が現れる。
眼前、倒れた少年の反応を見て、
「……」
考える。
数秒を経て頷き、
「男の子の頑張りをあまり見るものではないよ、お嬢さん」
- 882 :フェンリル:2010/06/27(日) 22:24:34 ID:ZOM.z7ps0
- >>880
「病院食に飽きたからここに居るんですよ。
あなた、自分で言ったじゃないですか」
金色の瞳はひどく無感情にメイプルを見下ろしていた。
「食べたくなったら言ってくれ、って」
- 883 :フェンリル:2010/06/27(日) 22:25:37 ID:ZOM.z7ps0
- >>881
「そうですか。でもわたし、その人に用事があるんです」
すらすらりと流れ出る言葉はひどく無感情。
意図してそうしているのかどうかは、わからなかった。
- 884 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/27(日) 22:30:12 ID:E4Ka56rgO
- >>881
「助かる。それで……だ」
弱々しい指先で道を指し示す。
「墓地に、向かってくれ」
>>882
「……ああ、そうだ、そうだったな」
目をふせ溜息を吐くメイプル。
「確かにそういう約束だった。その通りだ
ただ……」
メイプルは決意したようにしばらくフェンリルを見て、
そして
「頼む。別の奴との約束も守らなきゃいけない。
もう少しだけ待ってくれ。頼む、この通りだ」
初めて、少女に向かって頭を下げた。
- 885 :ヴェーダ/模造品:2010/06/27(日) 22:34:42 ID:quslDHyg0
- >>883
「成程」
その、誰かによく似た顔にひどくやわらかな笑みを浮かべて、
「――――だが私はこの少年の手助けをするよ。
君の用事の妨げになるかもしれないがね」
右手を振りあげて、
>>884
「墓地か。……君を担ぎあげてゆくには、少々遠いね」
鳴らされた指は影を生んだ。
空を割り、宙を裂いて現れたそれは――――――鋼の竜。
剣のような形状を持つ竜の頭部、装甲がスライドして、
「さて、話が片付いたら君を乗せて行こうじゃないか」
中に見える操縦シート。
- 886 :フェンリル:2010/06/27(日) 22:39:14 ID:ZOM.z7ps0
- >>884
「そうですか。わかりました。
墓地に行くなら一緒に行きます。わたしも、行きたい」
見下ろした視線を、外す。
>>885
「いえ、丁度いいです。わたしも墓地に行きたいと思ってましたので。
連れて行ってください」
相変わらず平坦な口調でそう言った。
- 887 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/27(日) 22:44:02 ID:E4Ka56rgO
- >>885
「わりぃな……なんか大層なモン出して貰ってよォ」
乗り込む力も無いのか、金属の翼に辛うじてよりかかる
「それじゃ……頼むわ」
>>886
「……恩に着る」
初めての礼。
相手が無表情なのが気になったが、
逆に都合が良いと思い直す。
感情的になってしまえば、きっと……
「行こうぜ、僕が壊れる前に」
- 888 :ヴェーダ/模造品:2010/06/27(日) 22:53:32 ID:quslDHyg0
- >>886>>887
「ふむ?」
再び考える。
どうやらこの二人の願いは、
……一緒かね。
ならば叶えてやるのが一石二鳥というやつだろう。
「いいだろう、
……どうせだったら二人で」
言いながら寄りかかったメイプルの体を引き挙げて竜に乗せてやる。
少女には―少年が座っているが今だ余裕はある―操縦シートを指さして見せて、
「テキトーに乗るといい。私は乗らずとも問題はないからね」
自身は竜から離れ、
「何、これは頭がいい。君たちの言うことを聞くように、言い聞かせておいたから」
心配しないで行ってきたまえ。
言って笑い、二人に背を向ける。
そのまま夜の闇へ溶けて行った。
//自分はここらで落ちますん
//機竜はタクシー代わりに使ってもいいのよ(タグ風味)
- 889 :フェンリル:2010/06/27(日) 22:56:31 ID:ZOM.z7ps0
- >>887
「はい」
それだけ言って、機竜に乗り込んだ。
>>888
「ありがとうございました」
ぺこりと礼を一つ、それから空を見上げて機竜の内部を見直して、俯いて到着を待った。
//おおう乙です……
- 890 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/27(日) 23:00:16 ID:HnkBBDEo0
- >>888
「なんだコリャ、変にハイテクなんだな」
よくわからずとも操縦シートに身を横たわらせ、
「それじゃあ、墓地へ」
瞬間、景色が飛んだ。
>>889
一瞬にして墓地にたどり着いた機竜。
少年はそこから這って出る。
操縦席から地面に落ちて頭を打ち付けるが、気にする様子は無い。
黒い血を流し、ドロだらけになりながらも墓地の地面を這って進む。
「……こっちだ」
- 891 :フェンリル:2010/06/27(日) 23:02:22 ID:ZOM.z7ps0
- >>890
ただ黙って後について行く。
俯いたまま言葉を発しない、彼女が何を考えているのかは誰にもわからなかった。
立ち並ぶ墓標を眺めながら、歩いていた。
- 892 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/27(日) 23:08:18 ID:HnkBBDEo0
- >>891
たどり着いたのは、四つの墓標。
たむけられた花がまだ新しい。
少年は四つの墓の前にたどり着くと、正座。
そして、頭を地に付けて土下座した。
「…………」
言葉は発しない。
ただ、祈るように頭を下げる。
どれくらいの時が流れただろうか。
メイプルはやっと頭を上げる。
「……約束は果たしたぞ、良方」
そう、呟き、そして、
――ドシャリ
地面に伏した。
「ぐ……うううぅぅうううぅぅ……」
胸の魔術陣から呪文がトカゲのようにメイプルの肌の上を這い回っている。
気力だけでなんとか留めていた契約が、ついに執行される時が来たのだ。
「うぅ……あ……ぁぁぁあああぁぁあああああ!!」
服が弾け飛び、悪魔化、したと思ったら、次の瞬間には人型に戻っている。
魔力が不安定になっているのだろう。変化を何回も繰り返している。
「あああ……ぁぁ……待ってろ、お前ら……僕、もうすぐ……逝くッ!!」
- 893 :フェンリル:2010/06/27(日) 23:11:41 ID:ZOM.z7ps0
- >>892
「……、……、…………」
何も言えなかった。
そして、悶え苦しむ彼を見た。
「……ぁ、――――ッ!!」
押さえつけてきた無表情が一気に決壊。
血相を変えて走り寄って、膝を付く。
「まって……まって! 行かないでよ、行かないでッ!!」
- 894 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/27(日) 23:17:07 ID:HnkBBDEo0
- >>893
「寄るなァ!!!」
フェンリルを突き飛ばそうと異形の腕を振り回す。
「いいんだ、これでいいんだ! 僕は何人もの命を奪った!
悪魔に心を売った! 力に溺れた! 最低のクズ野郎だ!!」
顔の半分が悪魔となりながらも、メイプルは黒い血と共に言葉を吐く。
「今更……生きたいなんて、思っちゃいけないんだ……!」
足を投げ出し、顔を伏せる。
「犬っころ、決着をつけよう。
毎日のように繰り返していた、追いかけっこの、
……日常の、決着をつけよう」
脳裏に蘇るのは、学園での日々。
毎日のように追いかけ、追われ、笑ってた“あの”日常。
「お前の勝ちだ、フェンリル。さあ、僕を喰えよ」
- 895 :フェンリル:2010/06/27(日) 23:22:39 ID:ZOM.z7ps0
- >>894
「……嫌だ、嫌だ……!」
振り回された腕に弾き飛ばされて、それでも這いずって近づいてくる。
「その、墓標……見てくださいよ、名前が無い!
みんなみんな、名前を奪われたまま死んでいったんだ!
わたしだって……この、神話の狼の名前も! 本当の名前じゃない!!
嫌だ! あなたに、本当の名前を呼んでもらいないまま、終わるなんて、嫌だぁ!!」
膝をついたままぼろぼろぼろぼろと。涙を零す。
顔をぐしゃぐしゃに歪めながら、少女は叫ぶ。
「嫌、嫌……なまえ、名前を……
私の名前を呼んでよ、メイプル……」
- 896 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/27(日) 23:29:31 ID:HnkBBDEo0
- >>895
「やめろ……やめてくれよ!!」
バシャバシャと黒い血を吐いて少年は叫ぶ。
「もう沢山だ! やっと未練を消せたってのに!
やっとやることも終わらせて、やっと悔いも消したってのに!」
黒く染まった目から零れる……黒い涙。
「僕が何度迷ったのか、何度悔やんだのかお前わかってんのか!?
やっとここまで来たってのに……今更何言ってんだこの駄犬が!
クソ犬!! 喰うぞ!!」
鋭い牙を鳴らして吼える悪魔。
「ふざけんなよ……もう心を代償として払わなきゃいけねぇんだ。
僕の変わりに心を払ってくれる奴なんているのかよ……」
諦めたように、悪魔は……少年は溜息を吐く。
「いねぇよ。もう無理だ。終わりなんだよ」
- 897 :フェンリル:2010/06/27(日) 23:34:14 ID:QYyPcDfoO
- >>896
「わたしは、わたしは。払う」
涙で濡らした金の瞳。
それは震えながらもまっすぐに、輝いていた。
「あなたが心を無くすなら。わたしも無くす。
終わるなら、一緒に、終わりたい。
あなたを食べるなら、わたしも食べられたい」
我が儘でしかないことなんてわかりきっている。
でも、
「ひとりはいやだ……ひとりにしないで……お願い……」
それでも、願う。
震える足で近寄って、手を伸ばした。
- 898 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/27(日) 23:38:45 ID:HnkBBDEo0
- >>897
「だから触るなって言ってんだ……ろうが……」
もう力が少なくなっているのか、震える腕で伸ばした手を弾こうとする。
手が触れた瞬間フェンリルの手には、
一瞬だが、メイプルの体を這う呪文が、まるで感染するかのように移ったのが分かるだろう。
「や、めろ……触るんじゃ、ねぇ……お前まで……心を失うぞ……」
その振った腕を最後に、メイプルはドシャリと頭を地につける。
もう力が残って無いらしい。
「……ぁ…………」
- 899 :フェンリル:2010/06/27(日) 23:43:46 ID:QYyPcDfoO
- >>898
触れた瞬間、鳥肌が全身を駆け巡って離れなくなった。
ざわざわざわざわ、不快感だけが増加していく。
それでも、
「……いっしょ、です。
ずーっといっしょに、」
手は、ひっこめない。
「狩り合いっこ、しましょう」
メイプルに覆いかぶさるように、身体を倒した。
- 900 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/27(日) 23:46:31 ID:HnkBBDEo0
- >>899
「……や……ろ……………ッ、……ッッ!!!!」
そして、契約が、執行された。
「バ ッッカ野郎がァアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
次の瞬間、メイプルは思いっきり、
フェンリルの顔面に向かって右ストレートを放った。
- 901 :フェンリル:2010/06/27(日) 23:50:35 ID:QYyPcDfoO
- >>900
「わぶふッ」
フェンリル吹っ飛んだー!!!
「な、なにするんですか!
せっかくのシリアルな展開が!!」
- 902 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/27(日) 23:53:44 ID:HnkBBDEo0
- >>900
「シリアルじゃ朝食だ馬鹿犬! シリアスだシリアス!!」
もう黒い血は流れていない。
ピンピンした状態でメイプルは叫ぶ。
「てめぇのせいで! てめぇのせいでなァ……ッ!!」
体をプルプルと震わせている。
相当怒っているようだ。
「代償の『心』が、二つに分割されちまった!!!!!」
つまり、もとは一つ分必要な代償を、
メイプルとフェンリルで半分ずつ出す形になってしまった、
ということらしい。
「ふっざけんなァアアアアアアア!!
今はお互いが生きてるから、近くにいるだけで補い合ってるけど!!
あれだぞコレ、片方が死んだら一気に心が二分の一になるんだぞ!!
ざっけんじゃねぇぞォオオオオ!!!」
月に向かって激昂。
が、途中で何か閃いたのか、頭に電球を浮かべる。
「そうか、なるほど。
じゃあ残りの二分の一を貰えばいいのか。
……お前を食って」
フェンリルににじり寄るメイプル。
「どうやらやはり、僕はてめぇを喰わなきゃいけないみたいだなァ……!!」
- 903 :フェンリル:2010/06/27(日) 23:56:54 ID:QYyPcDfoO
- >>902
「朝はごはんですよなに言ってるんですか!!」
話がちがいます
「は、はぁあ……と、いうことは、メイプルさ……
……まぁ、まあまあ、落ち着きましょう、こうやって綺麗に話もまとまったんですし、ね?」
冷や汗を浮かべながら笑って、じりじり後退。
- 904 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/28(月) 00:00:48 ID:HnkBBDEo0
- >>903
「はははははは何が『話は綺麗に纏まった』だ」
乾いた笑い声を漏らすメイプル。
もう顔は色々と境地に達している。
「てめぇが……ブチ壊したんだろうがァアアアアアアアア!!!」
少年は少女に向かって飛び掛った。
- 905 :フェンリル:2010/06/28(月) 00:03:04 ID:QYyPcDfoO
- >>904
「わぎゃー!!」
どがしゃーん。と、仰向けに倒れこむ。
墓場でこけるといろいろアレらしいけどまあおいといて。
「な、うぅ……ひ、人がどれだけ勇気を出して恥ずかしいセリフを言ったと……」
顔を真っ赤にしていまにも泣きそう。
- 906 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/28(月) 00:07:27 ID:HnkBBDEo0
- >>905
「うるせぇ知るか。僕の寿命を勝手に延ばしたんだ。
責任、取ってもらうぞ」
ガッ、と首を片手で押さえる。
舌なめずり。光る牙。そして、
――かぷっ
軽く、噛みついた。
- 907 :フェンリル:2010/06/28(月) 00:09:58 ID:QYyPcDfoO
- >>906
「ぎゃう」
ぐーあーうーと呻きながらばたばた。
放せ放せーとぐずぐずしながら力なくメイプルの背中を叩いた。
- 908 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/28(月) 00:12:44 ID:HnkBBDEo0
- >>907
背中を叩かれながらも、しばし噛む。
「……今日は、僕の噛み癖を満足させてくれたら勘弁してやんよ」
あらかた噛んだところで満足したのだろう。
スッ、と口を離して顔を上げる。
「明日だ。明日から、喰う」
そして顔を背け、いつものふてくされた表情で言った。
「今日はもう……いいや。
もう、いいんだ」
- 909 :フェンリル:2010/06/28(月) 00:15:54 ID:QYyPcDfoO
- >>908
「あう……歯形だらけ……」
(´・ω・`)としながら手鏡で首筋確認。
さらに(´・ω・`)となった。
「は? いいって、何がです」
- 910 :メイプル・ビターキャラメル:2010/06/28(月) 00:22:26 ID:HnkBBDEo0
- >>909
「うっせ。ただ『満足した』ってだけの話だ」
フェンリルの上から身をどかせ、敗れた制服の残骸を拾い上げる。
ちなみに下半身はDB的なアレで大丈夫だよっ!
「……帰ろうぜ。明日、授業あんだろ?」
少年は学ランを肩にかけ、ゆっくり振り向く。
「帰ろう、フェンリル」
また、日常に帰ろう、と少年は、優しく微笑んだ。
その表情もまた、少女には初めてみせる笑顔であった。
- 911 :フェンリル:2010/06/28(月) 00:24:55 ID:QYyPcDfoO
- >>910
よかった! 内心ヒヤヒヤしてた!
「……、……はい!」
笑顔が向けられたことと、また帰れるんだという事実を掴み取れたことに喜びを感じて。
少女もまた、笑いながら歩き始めた。
- 912 :――――:2010/06/28(月) 20:46:41 ID:ZOM.z7ps0
- 「……、…………」
路地裏。
薄暗くて薄汚れたそこに、ぽつりと立っている人影一つ。
とりあえず何をしようか考えているのだろう、あたりをきょろきょろ見渡していた。
- 913 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/28(月) 20:51:18 ID:WVrfsEdY0
- >>912
「あう〜?」
【路地裏の外から覗く影がある】
「だれかいるなの〜?」
【軽く手を振りながら言う】
- 914 :――――:2010/06/28(月) 20:55:44 ID:ZOM.z7ps0
- >>913
「――――、……」
人影はディスを見ても、特に発言しなかった。
ぼうっとした瞳でただそちらを見るばかり。
薄い水色の、髪と瞳と、背中に存在する蛾のそれに酷似した「翅」。
それが「彼」と違っていたとしても、ディスにはすぐにわかるだろう。
立っている人物は、「真城空」とまったくおなじつくりの姿形をしている。
- 915 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/28(月) 20:57:09 ID:WVrfsEdY0
- >>914
「あう…?」
【ディスは驚いた】
「くー?もしかして、いきてるなの!?」
【泣きそうになりながらディスが駆け寄って行く】
- 916 :――――:2010/06/28(月) 20:59:16 ID:ZOM.z7ps0
- >>915
「……?」
目の前の少女の言っていることの、意味が分からない。
そう言うように、彼は小首を傾げた。
ディスのみが判別できるであろう「個人のにおい」。
それは、決定的に空のそれとは違っている。
空とは違う、人間独特の香りをこの人物は持っていない。
- 917 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/28(月) 21:01:18 ID:WVrfsEdY0
- >>916
「あう〜…う?」
【一瞬匂いから違和感を感じて立ち止まる】
「あう〜…『くー』じゃないなの…
はじめまして…かなの」
【少し悲しそうな顔をしながらも改めて頭を下げた】
- 918 :――――:2010/06/28(月) 21:03:13 ID:ZOM.z7ps0
- >>917
「はじ、め、まして」
途切れ途切れのがたがたした不安定な声をしている。
彼はディスが悲しそうな顔をしているのを見ても、眉一つ動かさなかった。
「ここ、は、何処。です、か?」
- 919 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/28(月) 21:06:35 ID:WVrfsEdY0
- >>917
「あう〜…えっと」
【少し首をかしげながら考える】
「ここは…おみせのおおいところのちかくなの〜」
【かなりアバウトに場所を言う。】
- 920 :――――:2010/06/28(月) 21:08:28 ID:ZOM.z7ps0
- >>919
「お店、ですか」
ぼーっと空を見上げる。ぼーっと。
「……よく、わからない、です。
直接、見た、ほうが、早い、ですね」
そう言うと、彼は背中の翅を広げる。
飛ぶ準備に入っているのだろう。
- 921 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/28(月) 21:10:12 ID:WVrfsEdY0
- >>920
「あう〜。そうなの〜…
ちょっとわかりにくいかなの…」
【少し困った顔になっている】
「あう?とべるなの?」
【驚いた顔で背中の翅を見る】
- 922 :――――:2010/06/28(月) 21:12:36 ID:ZOM.z7ps0
- >>921
「飛べない、のに、何故、翅が、要ります。か?」
当然だ。とでも言うように、見下ろした。
彼はすでに軽く浮いている。
「葵、は。大水青。飛行能力を、有します」
- 923 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/28(月) 21:14:53 ID:WVrfsEdY0
- >>922
「あうあう〜。そう…だよねなの〜」
【大きくうなずいて言う】
「あう〜。あおい?それがおなまえなの〜?
えっと……おなまえならおぼえるの〜」
【ひとまず名前を聞いて大きくうなずいた】
- 924 :葵:2010/06/28(月) 21:17:10 ID:ZOM.z7ps0
- >>923
「葵。今は亡き、母親、から、最後、に、受け取った。なまえです」
こくりと一階頷いて、高度上昇。
「あなたに、用が無いのなら。葵は、もう、行きます、よ」
- 925 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/28(月) 21:19:30 ID:WVrfsEdY0
- >>924
「あう〜。そっかなの〜『でぃす』がこっちのおなまえなの〜!
よろしくなの!」
【大きくうなずいて言う】
「えっと、どこにいくのなの〜」
【空を飛んでいく葵に向けて手を振って言う】
- 926 :葵:2010/06/28(月) 21:21:54 ID:ZOM.z7ps0
- >>925
「とりあえず。空から、ここを、眺めます。
見た方が、早い」
手を振るしぐさを見た。
ああこれが、別れるときにするべき動作なんだな、と彼は学習した。
「そういうこと。です。それでは」
それを習ってぎこちなく手を振って、水色の彼は夜の空に吸い込まれるように消えていった。
- 927 :ディス/騎士見習い少女 ◆Dix.OeuOIQ:2010/06/28(月) 21:24:27 ID:WVrfsEdY0
- >>926
「そっかなの〜。いろんなのがみられるといいねなの〜!」
【微笑んで言うと】
「うん。またねなの〜!」
【手を振って見送った】
- 928 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/06/29(火) 21:06:41 ID:HnkBBDEo0
- 「わーい暇じゃ暇じゃー」
客がいなくなった喫茶店。
クロスは勝手に店内の電灯を落とし、真っ暗にする。
「ええっと、確かこれをここに繋げて……よし、できたできた」
今度は何をしようと言うんだこの店長。
- 929 :フェンリル+小夜:2010/06/29(火) 21:21:30 ID:ZOM.z7ps0
- 「戦うやつらのおたけびーッ!」
「おわーおわーお! おわーおわーお!」
某超次元サッカーのED曲を歌いながら制服組が乱入
- 930 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/06/29(火) 21:24:12 ID:HnkBBDEo0
- >>929
「うるせぇー!!」
思いっきりドライバーを投げつけた。
「ちょっと静かにしろ! いま大事な位置調整をだな……
……あれ、フェンリルが帰ってきてるー。おかえりー」
暗闇の中でブンブンと手を振った。
- 931 :フェンリル+小夜:2010/06/29(火) 21:26:50 ID:ZOM.z7ps0
- >>930
「犬ガード!」
「ぎゃんっ」
小夜がリルをさっと手前に持ってくる。
めでたくリルの額にぶっ刺さりました。
「ええ、ただいまですー」
「なになに? ロボでも作ってんの?」
てこてこ(リルは額から血をダラダラ)近寄って来た。
- 932 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/06/29(火) 21:30:37 ID:HnkBBDEo0
- >>931
「いやいや、違う違う」
フェンリルの額からドライバーを引き抜き、血を拭き取り、
また平然と使い始めた。
あ、ちゃんとフェンリルには絆創膏を渡したようです。
「いやー、先日からプラネタリウム作っててさー。
それがよーやく完成したのよー」
球体から伸びたコンセントを繋ぎ、
「んで、お披露目」
スイッチ・オン。
暗闇の店内は一瞬にして満天の星々に包まれた。
- 933 :フェンリル+小夜:2010/06/29(火) 21:36:25 ID:ZOM.z7ps0
- >>932
「うわあ……」
「ほわあ……」
天井を見上げて、溜息。
「やるねお兄ちゃん。わざわざこのカフェをリア充スポットとして明渡すなんて」
「きっとあれですね、『綺麗だね』『そうだね』なんて言いながら暗がりの中手をつなぐカポゥさんで溢れかえるのですね、ここも」
※中の人の勝手なプラネタリウムへの偏見です。
- 934 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/29(火) 21:41:10 ID:2MFSZVbA0
- 「……」
お店の端っこの方でいつの間にかステーキ食べてる。
- 935 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/06/29(火) 21:44:33 ID:HnkBBDEo0
- >>933
「はははそんな客来たら露骨にぶぶ漬け出してやる」
乾いた笑い声。
「いや、いつか一回作ってみたくてさー、プラネタリウム。
やっぱり大型のよりは精度低いけど、見れないこともないぜ」
そう言いつつレーザーポインターをポケットから取り出し、
星の一つ一つを示すように照らす。
「ほら、ちゃんと星座まで作ったの。
これが北極星で、これが北斗七星。
細かい作業でマジ苦労したわwwww」
- 936 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/06/29(火) 21:46:11 ID:HnkBBDEo0
- >>934
「おいその肉なんだどこの肉だおい?」
やっとゼオラの存在に気付いたのか、ギギギと首を曲げるクロス。
「っつーか何優雅に肉なんか頬張ってんだお前!
いつ料理したんだよ気付かなかったよ!」
- 937 :フェンリル+小夜:2010/06/29(火) 21:48:15 ID:ZOM.z7ps0
- >>934
「あれ……リルちゃんがいない?」ヒュオン
「お肉と聞いてやってまいりました(キリッ」
いつの間にかゼオラの隣に額にばんそうこう貼った少女が座っていた。
>>935
「そこからじーっと見つめあって……満天の星空の下チッスとかしちゃうんだろうね……」
ワナワナ震える小夜(彼氏いない歴十年)であった。
「えーっと……ああ、あれ? あれだよね!?」
しかし次の瞬間には星を指差してきゃっきゃしていた。
子供ですので。
- 938 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/29(火) 21:50:35 ID:2MFSZVbA0
- >>936
「……」
新たに一口頬張り、店の奥を指差す。
「……パーティ」
>>937
「……あげない」
お肉モグモグ。
鉄板を少しフェンリルから遠ざけた。
- 939 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/06/29(火) 21:54:57 ID:HnkBBDEo0
- >>937
「あと数年後ってとこだなお前は。それとも今やるか?」
からかうようにクツクツとクロスは笑う。
「ふっふふー。やっぱり星はいいな。
太陽とか月だとかじゃなくて、こういう小さな星はいい。
自己主張が丁度いいと思うんだ」
>>938
「……パーティ?」
ちょっとよく意味が分からない様子。
「パーティなんてあったのか? どこで?」
- 940 :フェンリル+小夜:2010/06/29(火) 21:57:25 ID:ZOM.z7ps0
- >>938
「ああん……」
それに比例してぐいっと前による少女の顔であった。
>>939
「今やる……って、誰とよ」
頭上に?マーク。
「こういう街だと摩天楼の光に遮られてあんまり見えないもんね。
けっこう新鮮、かも」
- 941 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/29(火) 22:03:23 ID:2MFSZVbA0
- >>939
「……一人で」
あっついお肉を頬張る姿は何処か嬉しそう。
>>940
「……」
フェエンリルを無視して食べ始めた。
「おいしい……」
かなりの嫌味である。
- 942 :―――:2010/06/29(火) 22:03:24 ID:nWKoaA8o0
- ――がしょーん、がしょーん。
四脚二腕、ケンタウルスのような形状をした、
どこか生物めいた大型のマシンが夜の都市を徘徊している。
頭部を覆う、赤い光点の並ぶ装甲が不気味だ。
特に何か目的があるわけでもなさそうだが…。
- 943 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/06/29(火) 22:08:12 ID:HnkBBDEo0
- >>940
「俺!!」
バーン!と立ち上がるクロス。
プラネタリウムの前に立ってるので思いっきり光を遮ってる。
邪魔。
「廃墟の方に行けば星も見えるけど、廃墟辺りは危ないからなぁ。
変な犯罪者とかいっぱいいるし、よくわからない生き物もいるし」
わしわしと頭を掻く。
「この前なんか巨大なGに遭遇したわ。夏だね」
>>941
「ああ、一人で……」
理解。納得。
そして、
「さっびしぃなオイ!!」
ツッコミ。
「なんだ? 何か嬉しい出来事でもあったのか?
言ってみんしゃい」
>>942
「……な、何アレぇ……」
窓から身を乗り出し、不気味な装甲を凝視する。
「と、とりあえず写メ撮っとくか」
カシャッ カシャカシャッ
- 944 :フェンリル+小夜:2010/06/29(火) 22:11:03 ID:ZOM.z7ps0
- >>941
「うぇえん……」
ぐずぐず泣き始めた。
>>942
「自動で3ゲットするすごいロボの音が聞こえたんだけどなに? なに?」
窓の方に眼をやった。
>>943
「……、……する?」
俯いたまま言ってみた。
「は。Gとか。
蟲屋敷なウチではその程度のことで驚かなくなったね」
おもに鏡子のせいです
- 945 :無精髭:2010/06/29(火) 22:15:25 ID:nWKoaA8o0
- >>943
『警告、ロックオンされています』
「…あ?ロックオンだぁ?」
外部スピーカーから、男の声と、機械的な音声が発せられる。
きょろきょろと周囲を見回し、クロスの方を向いて。
「……あれはカメラだ、カメラ 敵じゃない、OK?」
『了解、学習しました』
>>944
『生体反応、3』
「…いや、言れなくても見ればわかる」
がしょん、と 金属音を立てて胸部ハッチが開く。
中には、無精ヒゲを生やした男性が一人。
「…あー、すまん このあたりに宿っつーもんはねーか?
この時期は風呂入らないと… あ、銭湯でもいーや」
どうやら、宿を探していたらしい。
- 946 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/29(火) 22:15:48 ID:2MFSZVbA0
- >>942
「……何?」
窓の外に目を向けるのみ。
>>943
「帰ってきましたパーティー」
一人で手を叩く。
>>944
「……はぁ」
盛大な溜め息。
明らかなわざと。
「待っててね……」
そういうと調理場の方へ歩いて行った。
……少女ののこした分厚いステーキが置いてある。
だが、それは罠である。少女の唾液経由で毒がお肉に浸透しているのだ。
- 947 :無精髭:2010/06/29(火) 22:19:07 ID:nWKoaA8o0
- >>946
なんかむさいおっさんが窓の方を見てる。
冷房をかけていなかったらしく、Tシャツが汗ばんでいる。
「………」
『生体反n』
「いや言わなくていい」
『了解しました』
…何かマシンと漫才している。
- 948 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/06/29(火) 22:19:40 ID:HnkBBDEo0
- >>944
「する!」
即答だった。
「巨大って言ってもアレだぞ? 人と同じくらいのサイズはあったぞ?」
と言いつつも小夜の前に座り。
「い た だ き ま す」
もうキスとかそういうレベルじゃなく、
大人の階段を三段飛ばしで駆け上がっていきそうな勢いで、
クロスは小夜に向かって飛び掛ったッ!!
>>945
「うわ、なんか人出てきた! すげぇ! メカだメカだ!!」
メカニック担当なキャラはクロスの周りにも何人かいるが、
それでもやはりメカは好きらしい。
>>946
「なるほどな。まぁ、お前は急がしかったからなー」
この前の青の世界を思い返しながらしみじみと呟く。
「じゃあ俺からも、お祝いの品をやろう。
あ、ちょっと待って、用を済ませてくるから」
そう言うが早いが、小夜に向かってクロスは飛び掛ってた。
- 949 :フェンリル+小夜:2010/06/29(火) 22:22:45 ID:ZOM.z7ps0
- >>945
「知らん。ここのニーチャンに借りればいいんじゃない?」
超適当だった。
クロスを指差しながら言ってみた。
>>946
「わふぁー! ありがとうございますー!!」
一口ぱくり、
「……あふぅううう」
ビクンビクン。
>>948
「ああ、そのサイズはさすがに……っわ」
一瞬硬直したが、少女は見た。
スタッフ部屋の扉、僅かに開いた隙間から、銀髪の少女のぎらついた視線がクロスの背中を突き刺しているのを――
- 950 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/29(火) 22:26:57 ID:2MFSZVbA0
- >>947
席を立つと店の奥の方へと消えていった。
>>948
「……わかった。じゃあ済ませてくる」
調理場の方へと。
暫くしてお肉が焼ける音が聞こえてきた。
>>949
厚手の布で作られた鍋つかみを両手に付けて少女が鉄板を運んできた。
「……」
お肉と少女を見て。
「ばーか」
新しく持ってきたのをフェンリルの前のテーブルに置くと自分のを食べ進めた。
- 951 :無精髭:2010/06/29(火) 22:29:13 ID:nWKoaA8o0
- >>948
「おー、お前もコイツのよさがわかるか!
俺の作品、ってほどでもねーけど 開発に携わってたんだ」
にひひ、と自慢げに口元を吊り上げる。
『――女性2名が襲われているようですが』
「…電話回線つなげ、110だ」
だがしかし通報する。
>>950
「……あー」
通報寸前、電話回線をぶちりと切断する。
これも彼らのよくある日常なのか、と 理解したらしい。
「わーった、ありがとうよ嬢ちゃん」
『――繋いでから切断しないでください、通信先に迷惑がかかります』
>>950
「……邪魔したかな…」
『――かもしれませんね』
- 952 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/06/29(火) 22:31:22 ID:HnkBBDEo0
- >>949
小夜が確認した、次の瞬間、
――ガシッ
クロスの首を、何かが掴んでいた。
見れば鋼鉄製のアンカーアームが、クロスの首をガッシリと固定している。
アンカーアームから伸びるワイヤーはドアの向こうから伸びており、
――シュルルルルルルルルルルルルルルルルル
ワイヤーが巻き取られる。
クロスが叫び声をあげようとした刹那、既にクロスはドアの向こう側に回収されていた。
――バタン
ドアが閉まる。
そして
――ドカドカドカドカドカドカドカドカ
――バキグチャリボキメキッゴボッゲシゲシガッシボカ
――ゴスン
――…………ゴスンゴスンゴスンゴスンベキャッバキャッメチャッヌチャッ
――ベチャッ
そして静かになった。
>>950
――ガチャッ
クロスが出てきた。
「ええと、確か祝いの品は……変に形に残るのもアレだな。
そうだ、これやるよコレ」
まるで、何事もなかったのかのように会話を進める。
色んな意味で怖い。
「ほら、コレ」
渡したのはティーポッドとカップのセットだった。
「この前新しいのに買い換えてさー。いらなくなったからやるよ」
>>951
「ん? どこに電話してるんだ?」
まるで、何事も、なかったかのように、会話を、進める。
「へぇ、それじゃあお前は作ったのか? それとも設計?」
色々と気になるご様子。
「そうだ、まず名前教えてくれよ名前。
俺はクロスな。銃寺森クロス」
- 953 :フェンリル+小夜:2010/06/29(火) 22:34:33 ID:ZOM.z7ps0
- >>950
「あ、あなた……さてはツンデレ……ですね……がふ」
ビクンビクンしながら肉を食べる。
犬畜生。
>>951
「この変態には強力なストッパーがついてるからね。まず安心していい」
それもそれでどうなのか
「やだかわいいそのメカ……」
>>952
「やっぱりね……」
冷めた目線で扉を見ていた。
- 954 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/29(火) 22:37:29 ID:2MFSZVbA0
- >>951
……あ、帰ってきた。
元の席に戻ると美味しそうにステーキを頬張り始めた。
>>952
「わぁ」
祝いの品を受け取り、眺める。
「……♪」
僅かに微笑んだ。
>>953
「つんでれ……?」
「……毒治し、いる?」
小さなカプセルを置いた。
速攻性の毒治し。だが凄く苦い。
- 955 :小熊 礼司:2010/06/29(火) 22:42:15 ID:nWKoaA8o0
- >>952
「あ、あれ ちょっと なんか 凄い音が聞こえ…」
『――生体反応、ロスト』
『――…訂正します、センサーの誤作動だったようです』
「え、えええええ…今何かが潰れるような音したんですけどー…?」
クロスの不死身っぷりに驚きつつ、コックピットから身を乗り出す。
「お、おう 設計と…あとは技術面だな、駆動系を担当してた」
「…名前?…あー、小熊ってんだ。オグマ。
しがない技工士さね …んで、どっか泊まるような場所探してたんだが」
>>953
「なるほど、なんとなくわかった」
『――データログ参照、やはりさきほど一度は生命反応がロストしているのですg』
「まぁいい、通報しなくてよかったんだな?」
「へへ、ちーと頭がカタいところもあるが いい相棒だ」
>>954
「……いい匂いだな」
『空中に漂う粒子の分析完了、肉を調理したもののようです』
「だからそれはいいってば」
「…なんか楽しそうだなぁ、あそこ」
- 956 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/06/29(火) 22:46:49 ID:HnkBBDEo0
- >>953
「よお小夜。こんばんはー。
……あれ? 今日初めて会うっけ? さっき会ったっけ?」
記憶が。
「まあいいや」
そう言いつつ、また店内の天井に映る星を見ながら椅子に座った。
「いやー、もう夏だね。この前なんか巨大なG見ちゃってさー。
あれ? この話もさっきしたような……まぁ、とにかく夏が近いわけよ。
夏祭りも近いし……今年はどんな浴衣着ようかなー」
>>954
「大切にしろ、とは言わんさ。気軽に使ってくれると嬉しい」
ティーポッドとカップを適当な箱に入れ、
紐で縛って固定してゼオラの前、ステーキの皿の横に置く。
>>955
「オグマ、かー。なんかシグマみたいでかっけぇな」
フヒヒと子供っぽく笑う男。
「ああ、宿屋なら、劇的に安くて呪われてる宿と、高くてサービスが過剰に豪華なのと、
値段も質もそれなりの宿、三つ知ってるけどどれがいい?」
- 957 :フェンリル+小夜:2010/06/29(火) 22:48:22 ID:ZOM.z7ps0
- >>954
「ぜ、是非……ガフゥッ」
痙攣しながらも肉はしっかり喰う犬根性。
あーん。ぱく。
「……にっがいぃ……」
舌をだらーんと出しながらorz
>>955
「まあ。外でやってたら通報してもいいと思う」
黒瑪瑙の目の届かない場所だったら。
「へー……いいなあ」
ちらっとリルの方を見た。
あんなだったらいいのになーとか思ってるらしい。
>>956
「うん」
めちゃくちゃいい笑顔で手を振る。
「浴衣ならねー。真宵坂のお家にいっぱいあるから、さして困らないや」
- 958 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/29(火) 22:50:34 ID:2MFSZVbA0
- >>955
「……?」
少女が目を向けた。
紫色の髪の下。
左右の瞳で黄色の濃度が違う。
詳しく言えば、右目の黄色が薄い。
>>956
「……じゃあ、お返し」
鞄から出した札束をクロスの手に乗せる。
この少女はこんなのが簡単に出せる子なのである。
>>957
「……馬鹿?」
再確認。
- 959 :オグマ:2010/06/29(火) 22:54:28 ID:nWKoaA8o0
- >>956
「生憎俺自身はロボットじゃねーけどな、ハゲてもない」
岩男的な意味で。
まぁ他にもシグマってのもいくつかはありそうだけど。
「…あー、最後のはまず却下だが
……呪われてるって、どんなんだ?」
どうやらこの男、金欠らしい。
>>957
「あー、へいへい」
これから、そこまで縁があるとは思っていないらしい。
…しかし、世界は意外と狭いものだ。
「もーちょいモノ覚えさせてやりゃあ、もっと柔軟に動けるハズなんだが…」
現在、AI教育中。
>>958
「…あれ、何って言うんだっけ」
『虹彩異色症――俗に言う、オッドアイではないでしょうか』
なにやらAIと相談している男が一人。
- 960 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/06/29(火) 22:56:59 ID:HnkBBDEo0
- >>957
「というか、お前いつも着物だもんな。
やっぱり、それなりに数あるのかー」
と言いつつ小夜をジロジロと見て、
「……もっと明るい色の可愛い服着ればいいのに」
>>958
「いらね」
その札束を、クロスは押し返した。
「店長が店員から金貰ってどうする。
それに、そのティーポッドはお前に『あげた』んだ。
『売った』んじゃねぇ」
>>959
「知らない。『呪われてる』ってのはただの噂らしいね。
どうも、幽霊が出るとかなんとか。俺なら絶対に行かないね!」
銃寺森クロス、こう見えてもオカルトの類は大嫌いである。
「まぁ、おかげでメッチャやっすいよー。詳しくは知らないんだけど、場所なら知ってる」
そう言って携帯で地図をググり始めた。
- 961 :フェンリル+小夜:2010/06/29(火) 23:00:56 ID:ZOM.z7ps0
- >>958
「馬鹿じゃないです!!」
肉をがっつきながら言われても全く説得力が無いのですぅ。
>>959
「教育中? へー、じゃあなぞなぞー。
パンはパンでも食べられないパンってなーんだ」
とりあえず出してみた。
>>960
「似合わないよ。嫌われ者だもん」
ちょっとだけ寂しそうに笑って言った。ちょっとだけ。
「きっと、ね」
- 962 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/29(火) 23:03:06 ID:2MFSZVbA0
- >>959
「……」
相変わらずそちらを見ている。
「?」
その首がほぼ直角に倒れた。
>>960
「……そ」
札束を直し、鞄の中をあさる。
出てきたのはネコ。クワガタ。ハムスター。
「あげられないね」
>>961
「犬……」
その様子を見ながら呟く。
- 963 :オグマ:2010/06/29(火) 23:06:02 ID:nWKoaA8o0
- >>960
「あ、いや やっぱり普通の宿で頼む
流石にこっちに来てしょっぱなら呪われるのは気分が悪い」
別に幽霊が苦手、とかいう話ではない。
しかし、普通の値段で普通のサービスが受けられるのならば、と。
>>961
『食用不適、の定義にもよりますが、摂取した場合に体調に不調をきたすものであれば
腐敗したパン、酸化したパン、有害物の付着したパンなども該当しm』
「………ストップ」
…まだAIは未熟らしい。
>>962
「………あれ?」
『…X線でも照射して、レントゲン撮影でもしますか?』
- 964 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/06/29(火) 23:09:21 ID:HnkBBDEo0
- >>961
「うわっ、ネクラだ。ネクラ幼女がおるぞー!」
からかうようにクロスは叫ぶ。
「まぁ、好きな格好でいるのが一番だとは思いますけどー。
くそー、いつか小夜にピンクのフリフリした服を着せたいっていうのに」
>>962
「つーか、お前の鞄の中身どーなってんだコレ!?」
そっちの方に興味が移ったらしい。
「ねぇ、ちょっと開けさせてこれ。四次元ポケット?」
>>963
「おっけー、わかった」
ピコピコと携帯型PCを操作。
普通の民宿の地図のデータを探し、
「赤外線対応してる? してるならそっちの機械に送るわー」
勝手にメカに向かって送信開始。
「まあ、今から紹介する宿も、普通の宿に比べたら易い方だぜ。
その変わり、朝食しかついてないけどな。
まぁ、それが嫌で金も使いたくないってんなら、最終手段もあるけど」
- 965 :フェンリル+小夜:2010/06/29(火) 23:11:50 ID:ZOM.z7ps0
- >>962
ぴくりと。犬、その単語に反応した。
「……犬じゃ」
す、と立ちあがり
「なくて」
一歩前に踏み出して
「狼」
人差し指を立てて
「です!!!!」
ゼオラを指した。
久しぶりにいった定型セリフ。
>>963
「ざんねーん。正解はパンデモニウムでした」
何……だと……
>>964
「ネクラじゃないし、本当のことだし」
ちょっぴり頬を膨らませた。
「ピンク……は、ちょっと、嫌、かな」
- 966 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/29(火) 23:18:02 ID:2MFSZVbA0
- >>963
「……」
その首は戻ることなく。
その瞳は小熊を凝視する。
>>964
ハムスターは少女の頭上にある小さなシルクハットの中へ。
クワガタは鞄の中へ戻っていき。
ネコは髭を撫でながら口を開ける。
『中には後銀の龍が入ってるだけさ』
喋った。
>>965
「……ふーん。
……固くなるよ?」
フェンリルのお肉に視線を向けて。
- 967 :オグマ:2010/06/29(火) 23:19:23 ID:nWKoaA8o0
- >>964
『赤外線を受信、URLのようです、ウィルスチェックしますか?』
「いらん、開け。 …てかお前ウィルスごときで壊れんの?」
携帯から送られたアドレスをHUDに映し出す。
「あー、それくらいの金はある、ありがとう。助かった」
「……あ、あと一つ聞きたいことがあるんだが いいか?」
>>965
『では何なのですか?』
「ほら、正解はフライp」
「なん…だと…」
『パンデモニウムもフライパンも、パンという文字列は含みますがパンではありません
よって、どちらの回答も不適切であると考えられます』
…要するに「納得いかない」、らしい。
>>966
「なにあれこわい」
『――分析完了 彼女は死んでいます』
「…いやいやいやいいあや」
『そうでなければあの首の角度は説明がつきません』
- 968 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/06/29(火) 23:22:36 ID:HnkBBDEo0
- >>965
「その発言がネクラなのだよネクラ! 典型的なネクラ!!」
ビシィィィイインッと小夜を指差す。
「ち、ピンクは嫌いか。じゃあ明るい紫辺りをだな……
……っというか、ホント黒いなお前は。色々な部分が」
>>966
「竜って……」
思い出すのは、女神の剣を持り、神を名乗ったあの竜。
「あいつか? つーかこのネコ喋ってるぞオイ!
これが噂に聞く『チェシャ』か!?」
>>967
「ウィルスという凶悪なプログラムを『如き』とは……
相当AIに自身があるみたいだね」
クククと笑うクロス。
「ああ、質問ならどうぞ遠慮なく」
- 969 :甲:2010/06/29(火) 23:24:54 ID:bZNLKt7E0
- ―――ガチャ…からころりん♪
「チュース」
何故か鼻水を啜りながら来店
ちらほらと、見覚えある顔やはじめましてな顔がある店内を見回して
「……なん…だと…?…銃字森ハーレム…完成していたのか…!?」
少女に囲まれるクロスが信じられない様子で
ひとまず驚いた
- 970 :フェンリル+小夜:2010/06/29(火) 23:26:13 ID:ZOM.z7ps0
- >>966
「はぎゃっ! これはいけません!」
急いでがっつく作業に入った。
犬畜生である。
>>967
「もー。頭固いんだから!
そういうこじつけが『なぞなぞ』なの!」
指をびしっと突きつけた。
>>968
「むー……」
ぶくーっと膨れっ面。
「お腹の黒さに定評のある小夜ちゃんですよ!」
「さあ喰らえ喰らえ!」
「イギヒーッ!!」
失言したリルが影に喰われました。
「さて、帰ろっかな。またねー」
そしてステーキの分のお金を台に置いて、店を後にした。
リルが何処に行ったかは、誰も知らない……
- 971 :オグマ:2010/06/29(火) 23:29:35 ID:nWKoaA8o0
- >>968
「そりゃあ、コイツのOSは独自のモノだからな
コイツ用に組んだ言語のプログラムしか受付けねーぞ」
「あー…このあたりでメカニックを雇ってくれる場所とか、ねーかな?
働き口が無くてさ、貯金がちーと危なくなってきたんだ」
ボサボサとした頭を掻きながら、へらへらと笑い。
>>969
「……一人増えたな」
『生体反応1、男性』
「だから堅苦しいってば」
四脚二腕の、独特な形状をしたマシンに乗っている男が一人
窓の外から中をのぞいている。
>>970
「頭固いってさ」
『そう言うのであれば、私にもっと多くの情報を与えてください』
などと言いながら、少女を見送った。
- 972 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/29(火) 23:31:57 ID:2MFSZVbA0
- >>967
正解だから困る。
「……」
ずず……。
倍以上の時間をかけて首は元に戻った。
>>968
『ああ、それとは別。
鞄の中のはただのアホ』
鞄から鼾が聞こえた。
『僕だよ僕』
聞き覚えのある声。
それがアリスの物だとわかるだろう。
>>970
「いぬ……」
去ったころにぼそっと呟いた。
- 973 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/29(火) 23:32:56 ID:2MFSZVbA0
- >>969
「……?」
目を僅かに細める。
見覚えのある様な。そうでないような。
- 974 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2010/06/29(火) 23:33:03 ID:.6prKP66O
- 【気付けば隅で三人の鎧騎士達がご飯をモグモグ】
「やっぱさぁ!俺たちもカリスマが欲しい訳よ!!」
「モグモグ……カリスマってどんな?」
「ガツガツ……旦那みたいなやつじゃない?」
【今日もこのカフェは賑やかですね!】
- 975 :オグマ:2010/06/29(火) 23:33:14 ID:nWKoaA8o0
- >>972
「……きもちわるぅ」
『…理解、不能です』
…とりあえず不評な様子。
- 976 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/06/29(火) 23:33:16 ID:HnkBBDEo0
- >>969
「ハハハハハハ! やっと気付いたか、しかし既に時遅し!!」
瞬時に乗るクロス。
「このAGカフェを初めとして、ゆくゆくは異能都市全幼女キャラを攻略、
俺様ハーレムエンドワールドを築いてやるわ!!」
と言いつつもおしぼり、麦茶を用意。
カウンターに並べた。
>>970
「おいフェンリル? フェンリルぅぅうううーッ!!」
わざとらしく叫んだ後、
「あ、ありがとうござっしたー」
普通に見送った。
あまり気にして無いらしい。
気にするといけないってことくらい、把握しているクロスなのです。
>>971
「なにそれ怖ッ!!」
画像ファイルくらいなら互換性あるよなー、とかちょっと不安になったクロスであった。
「んー、メカ募集してる企業と言えば……
まずやっぱり大手の千夜だねー。
あとはリグヌっていう企業もある。中堅だけどしっかりしてる会社だぜ。
他には……あったっけなぁ?
そもそもこの都市、メカニックとかの技術者は独立して工房持ってる場合が多くってさー。
正直、俺もこの二つくらいしか知らんのだ」
- 977 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/06/29(火) 23:35:16 ID:HnkBBDEo0
- >>972
「……アリス、か?」
ちょっと正しいのか不安になりつつ、クロスはそっとネコに手を伸ばす。
「うわー、ナデナデしてぇー。
ああ、あの竜じゃないのか。ちょっと安心……なのか?
面倒な奴だったからなー、アイツ」
強かったし、ともボソリと言う。
「というか、本当に不思議な鞄だな。いいなー、俺も欲しいなー」
- 978 :甲:2010/06/29(火) 23:36:23 ID:bZNLKt7E0
- >>971
「(乗用タチコマ……?…ぁあ、何か覚えがある気配…)」
頭を過ぎったのは、昔機械屋今タクシーの運ちゃんな旧友
「………技師、か」
ちょろっと姿を確認して、ぽつりと呟くように零した
>>973
次にゼオラに顔を向ける
「…っと」
なんとなく眼が合って
軽く会釈、カウンターに向かう
>>974>>976
「いや、見間違いだった」
明らかに男女比率が逆転した瞬間であった
「おぉ、麦茶ぁあ!……夏だねぇ…」
おしぼりで顔を拭いた
……普通するよね?これ
- 979 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/29(火) 23:42:47 ID:2MFSZVbA0
- >>974
「……」
見覚えのある顔だた。とか思いつつ最後の一切れのお肉を頬張る。
>>975
「……っ」
ムッとした表情。
やはり年頃の少女である。
>>977
『はっはっは。撫でたまえよ』
上機嫌でクロスの手に身体を預ける。
「……これ」
鞄に広げて見せたのは銀色の小型の竜。
そういえば昔いつも一緒に居た奴だ。
>>978
食事を終えた少女が立ちあがって甲の方へ寄ってきた。
「……だれ?」
- 980 :オグマ:2010/06/29(火) 23:45:09 ID:nWKoaA8o0
- >>976
「まぁ、Windowsのエミュレーター仕込んであるから」
エミュ厨でした。…まぁ、仕方無いといえば仕方無い。
「へぇ…千夜にリグヌか 記録しといてくれ」
『了解、ネットワークに接続、データを収集しておきます』
「独立した工房かー…生憎、一人で何かをやるのは苦手なんでね」
>>977
タチコマ、というには可愛げが無い。
なんというか、メカメカしいケンタウルスのような。
「技師だ、そんでもって雇い主募集中だ」
…聞こえていたらしい。
>>979
「ああ、わりいわr」
『怒るくらいであれば最初から曲げないでください』
「…さってと、千夜にリグヌ、な
んじゃあ、俺はここいらで」
がしょーん、がしょーんと 金属音を響かせ、夜の闇に消えていった。
- 981 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/06/29(火) 23:51:46 ID:HnkBBDEo0
- >>974
「あ、麦茶のポット、ここに置いときますねー」
一杯じゃ足りないと配慮したのだろう。
冷えた麦茶がなみなみと注がれたポットをテーブルに置いておいた。
「ほんと、いつの間にか客がいるなこの店は!」
>>978
「あー、もう一ついる? おしぼり」
自分も汗かいてたらする時もある。
「やっぱ夏は麦茶だな。二号が勝手に作ってくれるから沢山あるぜ」
冷蔵庫を開ければ、そこには濃縮された麦茶の原液が大量に。
「で、よぉ。“この時期”にわざわざ来たんだ。
話は……決まってるよな?」
>>979
「よーしよしよし」
耳の後ろとか顎の下とかをスリスリと撫でてやる。
「これは……なんだっけ、名前。忘れたわー。
よく頭とか肩に乗せてた奴だよな?」
>>980
「殆どがゲイツ仕様になってるからな、PCは。
互換性持たせるには仕方ない、か」
システム系は難しいのう、と眉間に皺を寄せた。
「ま、就職が大変か簡単かは、お前の実力と運次第だろ。
どちらにしろ頑張れよ〜」
そう言って静かに手を振って見送った。
- 982 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2010/06/29(火) 23:53:32 ID:.6prKP66O
- >>978>>979>>981
「モグモグ……じゃあ俺たちも自分を“私”っていうか?
……って言うか旦那にカリスマ在った?」
「無いよ……モグモグ」
「いやいや……駄目じゃん……って言うか“私”ってちょっと丁寧過ぎじゃないか?あ、どうも!」
【麦茶ポットが置かれた】
【三人とも全身鎧のフルフェイス、どうやって飯を食ってるのかは聞かない約束だ!】
- 983 :甲:2010/06/29(火) 23:57:37 ID:bZNLKt7E0
- >>979
右向いて
左を向いて、誰も居ず
「……俺?」
自分の顎の部分を指差して、ちょっと驚く
えぇと、誰…誰、か…
「甲」
とりあえず名前
あとは…
「……ふ、フリーター…」
特に肩書きは無かった
>>980
「うぉっと…なるほど的中か…まぁ…」
ふと見ると去る背中
「ここなら、仕事にゃ困らんだろうな」
その背に言葉を送った
>>981
「いや、良い。さっぱりした」
麦茶の入っていたコップをたん、と置いて
「二号……だと……?キサマクロス…新婚のくせに既に二号さんを…ッ!?」
独男の被害妄想的な見解を見せつつ
「……まぁ、それは置いておいて」
こほん、と仕切り直し
メニュー表を開いた
「あぁ、じゃあ腹減ったからこのチキンカレーと…」
くい、と眼鏡の中央を指で押し上げて
「―――"決勝戦"ひとつ、貰おうか」
ギラリとした眼差しを向けた
- 984 :甲:2010/06/29(火) 23:59:25 ID:bZNLKt7E0
- >>982
「(鎧…この暑いのに厚いプレートメイル…ぉおファンタジー…)」
見てるだけで暑くなる
異能都市の文化圏の違いと広さを改めて思い知りつつ
そっと視線を外した
- 985 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/06/30(水) 00:05:15 ID:2MFSZVbA0
- >>980
「……」
「……?」
一人と一つが去った後、また首を傾げた。
>>981
『ひゃひゃひゃひゃww』
気味の悪い笑い声を響かせる。
『いや、うん。もういいよ、うん。
楽しかったんだけどね。もう僕がもたない』
クロスから逃げるように鞄へと帰って行った。
「ブルクハルト・バルツァー……。乗せて無い」
重量約400kg。
>>983
「……あぁ」
割と酷い反応である。
「思い出した。甲……」
復唱して二度頷いた。
少女は昔から変わっては居なかった。
銀竜を鞄に直すとその鞄を持って立ち上がる。
「かえる」
大きく首を下げ、
「……じゃね」
首を上げると同時に少女は闇に溶けるように消えた。
- 986 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2010/06/30(水) 00:07:08 ID:.6prKP66O
- >>984
「まぁ、豪華な鎧とかがあればカリスマっぽいんじゃね?
今度作ってもらおうぜ!?」
【一人が飯を食い終わり提案】
「ばっか、俺達にそんな筋力あるかよ!重たくて着れねぇぜ!」
「やっぱりさ、見た目よりまず中身じゃね?
まず、自分達を“我”とか言ってさ、相手を“貴公……”とか言えば良いんじゃね!?」
「……試すか?」
【店内を見渡し、ターゲットを捜索……鎧達が君を狙っているぞ!】
- 987 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/06/30(水) 00:07:56 ID:HnkBBDEo0
- >>982
「どうやって飯食ってんの?」
約束やぶっちゃったァーッ!!
>>983
「いや、ねーから! 二号男だから!」
変なこと考えさせるな、と必死に否定。
どうやら「二号」という名前の従業員がいるらしい。
「カレーだったらすぐできる。
“決勝戦”はそうだな、ちょっと時間かかるなー」
そう言いつつ皿を出し、ご飯を盛り付け始める。
「どれくらいかかるか、っつーと……明日ぐらいかな」
ライスの持った皿にカレーをトロリと盛り付け、タン、と甲の前に置いた。
セットで別の小皿に福神漬けとらっきょ付きだ。
「明日でいいなら、やってやるぜ……決勝戦!」
>>985
「ち、逃げちまった」
逃げた猫を目で追いつつ、
「ああ、乗せてなかったよな。知ってる知ってる。
普段は乗ってたアイツだろ?」
どうやら適当に言ってるだけのようだ。気にしない方が吉。
しかし見覚えがあるのは事実のようで、
「動かないの? コイツ」
- 988 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2010/06/30(水) 00:10:58 ID:.6prKP66O
- //ミスっちゃった……
>>987
「うわぁ!ビックリしたな!?」
「そりゃアンタ、こう……パクッと」
「そうそう……パクッと」
【兜に吸い込まれました】
- 989 :甲:2010/06/30(水) 00:14:24 ID:bZNLKt7E0
- >>985
「………」
自分を…知っている…?
その様子に首を傾げる
そうしてる内に少女は帰った
「………あ」
何となーく…古い記憶に
「毒針!」
そのポイントが引っ掛かった
>>986
「……」ぞくり
あれ?なんとなーく嫌な予感…
視線を外した向こう側…なんかあの集団が動き出す気配
いや、だからといってこっちに接触してくるとは限るまい…
ひとまず、気にしないフリ気にしないフリ…
>>987
「変な名前だなそれ…」
ここで"男!?まさかクロス男も(ry"と勘違いが暴走しない辺り、少し成長が窺えたり
頂きます、とカレーを食う
「じゃあいっちょ出前頼まぁ、"箱庭"まで、21:00着でヨロシク」
ラッキョウ漬けをしゃくりと噛み締め、ニヤリと笑った
- 990 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/06/30(水) 00:25:35 ID:HnkBBDEo0
- >>988
「あ、うんごめん。そうだね、普通に食べてるね」
やっぱり約束は守るべきなんだなぁ。
と、今日もクロスは少し頭が良くなったのでした。
>>989
「了解。ただし、高くつくぜ?
お代はそうだな……優勝の座を貰おうか!!」
ビシリと甲に指を突きつける。
- 991 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2010/06/30(水) 00:28:30 ID:.6prKP66O
- >>989
「「「じ〜っ」」」
【お気の毒ですが……目をつけられました……】
【一人が立ち上がり、カチャカチャ歩いてくる……そして……】
「貴公……我ら……どうよ?」
【全身鎧でフルフェイスだが、なんか清々しい勢いで聞いて来た】
>>990
「そんな事より……我ら……どうよ?」
【二人がシリアス話中なのにこれである】
「貴公……どうよ?」
【兜にはカレールーがいっぱいついています】
//すみませぬ、空気を読むべきでしたな
- 992 :甲:2010/06/30(水) 00:33:32 ID:bZNLKt7E0
- >>990
がつがつがつ、とカレーを平らげて
「アホ抜かせ、代金は鉄拳精算でおつりに優勝を受け取らせて貰うっつーの」
ビシッとスプーンをつき付けた
「…あ、ごっそさん。良い仕込みだ、なかなかうまかった」
食べ終わった食器はカウンターに下げる
>>991
「暑苦しいっす…」
げんなりした顔で簡潔に答えた
「言い辛いが…クールビズしようぜっ」
明るく提案してみた
- 993 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/06/30(水) 00:37:41 ID:HnkBBDEo0
- >>991
「いや、何が?
主語言えよ主語」
ポカーン状態であった。
「とにかく装甲をふけ」
つおしぼり
>>992
「生意気なこと言ってくれるじゃねぇか」
下げられた食器を洗い場に置きつつ、ニヤリと笑うクロス。
「じゃ、支払い方法については当日交渉ってことで。もちろん拳で」
楽しくなりそうだ、とボソリと呟いた。
「ああ、黒瑪瑙が作ってるカレーでなー。
スパイスもわざわざ買って調合してる。
いや、丁度いい配分を見つけるのに苦労したわー」
- 994 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2010/06/30(水) 00:41:30 ID:.6prKP66O
- >>992
「「「なん……だと……?」」」
【三人が仲良くハモって驚く】
「貴公……我らが鎧でキャラを保っていると知っているのか……」
「ぶっちゃけクールビズしたらモブキャラになるんだぞ!?」
「いや、逆に兜だけを外せば……」
【三人が甲に詰め寄るが】
>>993
「おや、かたじけない……」
【三人でフキフキ、鎧と兜はピカピカ!おしぼりはカレールーまみれ!】
「さて、お約束と行くか……」
「覚えてやがれ!かならずカリスマ溢れる騎士っぽい感じになってやるからな!?」
【三人は悪態を二人に吐きながらガチャガチャ走り去る
でも、お代はちゃんと払う……どこか憎めない……とは言えない人たちなのでした】
- 995 :甲:2010/06/30(水) 00:45:22 ID:bZNLKt7E0
- >>993
「ハン、しっかり仕込んで来るこったなァ…腹ペコで待っててやるからよ」
取り合えずカレーの代金を置いて席を立つ
「釣りは要らねーぜ?」
ふ、と笑うが―――概ね足りない感じだった
>>994
「いや、逆に兜だけ残せばそれはそれで奇妙にキャラ立ちが……って帰った」
慌ただしいのう、と見送りつつ
「さーて……俺も帰って、寝る!」
便乗してカフェを後にした
- 996 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/06/30(水) 00:53:03 ID:HnkBBDEo0
- >>994
「ありがとうござっしたー」
こんな都市に住んでる以上、変な客にはなれているクロスであった。
>>995
「おい、またツケになるぞこれ……ってオイ待てコラァ!!」
急いでカウンターから出ようとするが、既に時遅し。
「くっそ、あの野郎、覚えてやがれ」
代金に渡された金を掌で鳴らしつつ、
クロスもまた「STAFF ONLY」と書かれたドアの向こうに消えた。
- 997 :六条導人:2010/06/30(水) 23:31:18 ID:Ca7X1Nb2O
- 都市の外れにある公園のベンチに腰を下ろし、マズイ安酒を飲みながら、女は僅かに遠い喧騒に耳を傾ける。
行き来する人々の音が耳に好い
「そいや、今日は決勝か」
ここまで来る途中にモニタで見掛けた光景を思い出す。熱い啖呵の切合い。
「……若いっていいねぇ。気持ちだけは、って思ってもありゃ難しい」
一口呷って息を吐き、胸元からイヤフォンを片方耳へ伸ばす
「どっちも頑張れ」
- 998 :六条導人:2010/07/01(木) 01:44:28 ID:Ca7X1Nb2O
- 雑沓も夜が深まれば薄くなる。薄まったそれは手許の安酒に親しくなる。
けれどそれもまた味があって悪くはない。さてこれから、と思った所で女の視界に青が伸びる
耳には変らずイヤフォンを下げたまま、女はベンチを立った。試合は中頃だが、仕方あるまいと、
「さって、お仕事お仕事」
言い訳のように呟いて、イヤフォンを胸元へ落とし、唇を揺らす。紡がれるのは星の色、湧き出すのは宵の川。
そうして女は居なくなる。何処とも知れぬ場所に仕事をしに。
- 999 :あに:2010/07/01(木) 18:47:10 ID:QYyPcDfoO
- 「さあ早く……僕はもう手遅れだ……
僕を踏み台にして、1000を手にしてくれ!」
手遅れっていうかもう死んでる。
- 1000 :ホイ:2010/07/01(木) 18:49:39 ID:PBnIervYO
- 「あめあめふれふれ」
>>1000なら暫く雨が止みません
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