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【日常γ】貴方と共に永い時間を――異能都市【其の四】- 1 :名も無き異能都市住民:2010/04/14(水) 22:49:31 ID:/k2gysHgO
- ≪ルールとか≫
・基本age進行で
・コテもコテ無しもどんどん来い
・レスの最初に自分のいる場所を明記してくれるとやりやすいです
・イベントを起こしたい場合は空いているイベントスレをお使い下さい
・多人数へのレスは可能な限り纏めて行うようにしましょう
・無意味な連投・一行投稿はできるだけ控えるよう心がけてください
・戦闘可能ですが、長引く場合や大規模戦闘に発展した場合はイベントスレへ移動してください
・戦闘が起きた場合、戦闘に参加したくない人を無理に巻き込むことはやめましょう
・次スレは>>950を踏んだ人にお願いします
いっこまえ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12841/1265809890/
- 2 :朝宮暁:2010/04/20(火) 03:32:08 ID:/k2gysHgO
- 前>>1000
「そりゃ確かに眩しいわな」
かか、と笑う。夢とか目的とか――良い生き方をしてるヤツを知っている。その内の一人の背中は、自分の夢とか目的だ。
「……止めろ止めろそう言うの。照れ臭えし何か奢って貰うのが申し訳なくなるからな」
はたはたと手を振って笑う。どうも気恥ずかしい。
「自分の事をボク、なんて言っちゃうヤツの何処がお上品じゃねえんだよ。
箸使えねえならスプーンなりなんなり頼みゃいーしな。……っと、それじゃ案内するぜ」
オラ、こっちだと言って笑いながら案内を始める。
- 3 :アイリス:2010/04/20(火) 03:37:58 ID:VeONXbeQ0
- >>2
「恥ずかしがっちゃって。可愛いなぁ。」
アイリスはクスリと笑う。
手を振る暁を見ると、頬が自然と緩んだ。
こういう風に人と触れ合ったのは何年振りだろうかと頭の片隅で思い出す。
「じゃあ、あたし、だったら良いかな?」
暁の隣に並び、自分より背の高い暁の顔を見つめる。
その距離は、差し出せば『暁と腕を組める』距離だ。
「フォークとナイフがあれば問題ないんだけどね。」
定食屋にwktkしながら暁と共に歩く。
- 4 :朝宮暁:2010/04/20(火) 03:45:02 ID:/k2gysHgO
- >>34
「年下のガキに言われても嬉しくも何ともねーよ。しかも男だし乳もねえし。
……まあその年下のガキに奢って頂く訳なんですがね? しかも千夜学院の後輩に」
うへへ、頼むぜ後輩。なんておどけるように笑いながら言う。
しかし、ふと“あたし”と言ったアイリスに動きを止めてじー、っとその顔を眺める。自然、目が合った。
「…………はあ……。お前、ホント勿体ねえよなあ……」
男は男。盛大に嘆息しながら暁は歩みを再開。『盛や定食』の汚れた看板が見えてきた。
- 5 :アイリス:2010/04/20(火) 03:51:42 ID:VeONXbeQ0
- >>4
「朝宮君はもしかして先輩なの?」
ケロっとした表情。
学校ではすれ違ったことが無い、、、、、と思う。
ん〜。とあひる口で頭の中の記憶を探る。
「何が勿体無いの?あ、もしかしてあそこ?」
目をパチクリさせる。
『盛や定食』の看板を指さした。
汚れた看板から、ナイフとフォークが心配になってきた。
- 6 :朝宮暁:2010/04/20(火) 03:59:35 ID:/k2gysHgO
- >>5
「先輩ってかOBだな。中退だけどよ」
母親が倒れ、入院費を出すためにバイトに集中しなければならなかった。結局、闇金屋さんから結構な額の金を借りる事になったが。
大学行きたかったな、なんて思いながらアイリスの言葉に首肯。
「おうあそこだ。看板には“盛や定食”」
それからちょっと歩いていく。
一軒家と繋がった店舗が見えてきた。入り口にはやはり汚れ古びた暖簾がかかっていた。
「んで、暖簾には“盛や食堂”……っと。んじゃ入るか」
アイリスの心中など知らず、暁は引き戸に手を掛けた。
- 7 :アイリス:2010/04/20(火) 04:07:25 ID:VeONXbeQ0
- >>6
「そうなんだ。先輩かぁ。だったら朝宮先輩って呼ぶ方が良いかな?」
暁の過去を知るはずも無いアイリス。
キョロキョロする事なく、暖簾を見て判断する。
「うん。そうしよう。どんな料理を出すお店なのかな。楽しみだよ。」
初めて入る処である。
間近で暖簾を見て、これが暖簾というものか、とも呟き。
暁が引き戸を開けるタイミングを今か今かと待っている。
- 8 :朝宮暁:2010/04/20(火) 04:22:25 ID:/k2gysHgO
- >>7
「要らねー要らねー。先輩なんてガラじゃねえしな。……定食屋なんだから定食やらなんやらを出すに決まってんだろが」
アイリスが天然かお前はと言って楽しげに笑いながら、引き戸を開ける。
「ちゃーす。おばちゃん、俺いつもの。カツ丼ラーメンね」
暖簾を潜りながら暁は注文。厨房から、はいよー、と声がした。厨房を見れば50代後半の女性が一人。店主なのだろう。
店内はやはり年期を感じさせる。四人掛けのテーブルが四つに、カウンター席。それなりに広い。
壁には短冊形に切り取られた紙に料理の名前を書いた物がずらりと並ぶ。
中には、暁が注文したものであるらしい“カツ丼とラーメン(一人で)”と書かれたものもある。
「どうよこの店?」
暁はマンガが納められた本棚の横から新聞紙を取るテーブル席に落ち着いた暁は、意地悪そうにアイリスに尋ねた。
「で、お前は何にすんの?」
- 9 :名も無き異能都市住民:2010/04/20(火) 04:27:13 ID:/k2gysHgO
- //はい来た! 誤字来た! 正しくはアイリスが天然か→アイリスに天然か、です
- 10 :アイリス:2010/04/20(火) 04:29:57 ID:VeONXbeQ0
- >>8
「初めて来たんだから仕方が無いじゃない。」
クスリと笑って、僅かに膨れた頬。
ぶりっ子してやがるコイツ。
「……カツ丼ラーメン?」
たっぷりと間を置く。
……メニューを見るが、見当がつかない。
導かれるように暁の向かいに座るアイリス。
「初めてで何が何だか分からないよ。うん、本当に何が何だか分からない。」
壁のメニューを見る。
「あたしは焼きそばにするよ。学校で『焼きそばパン』を見たことがあるからね。」
じーっと暁の瞳を見つめて、外す。
「あたしは焼きそばをお願いしようか。」
- 11 :朝宮暁:2010/04/20(火) 04:36:52 ID:/k2gysHgO
- >>10
「大体の察しがつかねえか? 膨れんなよ」
軽く笑って新聞紙を広げる。ワリの良さそうなバイトは無いだろうかと見るのは求人広告だ。
「……あ、日本の飯とか知らねえのか。日本語うめえのになあ……」
得心のいった様子でうむうむと頷く。
「つかあたし言うなよ。……おばちゃーん! 焼きそば。フォークつけて」
はいよー、と言う声。
- 12 :アイリス:2010/04/20(火) 04:47:16 ID:VeONXbeQ0
- >>11
「初めてって分からないことだらけだよ。そうだ。今度あたしが良く行く店に行かない?」
きっと浦島太郎気分が味わえるはずだ。
「日本の食事は、やっぱりオハシがネックなんだよ。持てても掴めないんだもん。」
そう、オハシは難しい。
フォークとナイフなら全く問題ないが。
「ありがとう朝宮君。注文したつもりだったけど、店主は聞こえてなかったみたいだね。」
新聞を見る暁を見つめるアイリス。
何を見ているか興味津々である。
- 13 :朝宮暁:2010/04/20(火) 04:54:41 ID:/k2gysHgO
- >>12
「確かに箸は難しいかもな。でも巧く箸を使うヤツはそれだけで関心ものだ。箸使いに色気が有る……なんて人もいるしな
後奢りなら行く。それとあたし言うなよ。気に入ったのか?」
でん、と悪びれる様子もなく言って、苦笑と共に新聞紙を畳む。
「……ん? ああ、求人広告見てた」
アイリスとふと目が合って、何となく見てた物を言う。
- 14 :アイリス:2010/04/20(火) 05:01:53 ID:VeONXbeQ0
- >>13
「二人分でも、問題ないよ。あ、そうだ。千夜の制服で来てね。」
アイリスは箸使いに色気がある、が理解出来ないようだ。
「色気…?日本人なら皆高レベルのオハシ使いじゃないのかな?」
難しいものだ。
フォークとナイフ使いなら自信がある。
「仕事探しているんだ。どんな仕事がしたいのかな。」
巷の仕事事情を知らないアイリスは、仕事という言葉に興味を持った。
- 15 :朝宮暁:2010/04/20(火) 05:25:01 ID:/k2gysHgO
- >>14
「千夜の制服? あー、すまんがそりゃ無理だ。去年千夜に入学するヤツに売っちまったからなぁ……」
今の生活が始まってからは金になる物は何でも売って来た。商売道具はまた別だが。
「……あ、後輩から借りれるかもしんねー。まぁまだ分からんな」
言いながらふと厨房の方を見る。どうやらそろそら料理が来るようだ。
「ん? そうだな……出来るだけ金が稼げる仕事だな――っと、来たみたいだ」
はーいおまちどうさまです、と言いながら柔和な顔立ちの店主が料理を運んできた。
- 16 :<削除>:<削除>
- <削除>
- 17 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/04/21(水) 19:07:04 ID:hedfrAak0
- 異能都市、とある小さな通り。
手を顎に当て、考え事をしながら歩いている男がいた。
「……さて、この状況をどうしたものか。
これでは時間に間に合いそうに無い」
呟きながら歩く男。
染み一つ無い白衣が、夜風になびく。
「この辺りの道が複雑なのか、或いは――」
――道に迷ったか。
はぁ、と男は溜息を吐いた。
- 18 :甲:2010/04/21(水) 19:38:22 ID:KE2UskXwO
- 「…」
迷った
冗談では無い
本気で道に迷っていた
「……」
無闇に歩いて早30分
光明の見えない問題に
ひとまず缶コーヒーを飲む事で折り合いを付けた
- 19 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/04/21(水) 19:42:20 ID:hedfrAak0
- >>18
「……おや」
甲の真正面から、歩いてくる灰色の髪をした男。
「やあ、甲君。縁が『合ってしまって』何よりだ、くくく」
と、楽しそうに笑う。
「巡回(パトロール)でもしているのかね? 結構結構」
素晴らしい警察精神だ、と感嘆の声をあげる。
- 20 :名も無き異能都市住民:2010/04/21(水) 19:43:45 ID:E4Ka56rgO
- >>18
――ガラッ
瓦礫の破片が飛び、甲の足元で転がる。
闇の中でうごめく気配。
「誰だ……」
- 21 :甲:2010/04/21(水) 19:52:17 ID:KE2UskXwO
- >>19
「…げ」
声が出た
「…ふ、ふふふ…なあに、ただの散歩さ…」
あぁ、マズイ奴に会ってしもうた
極力目を合わせない感じでフェードアウトしなくては…!
>>20
「…あ?」
ひょい、と上げる片足の下には
何だかざわめく闇
「誰だ…とはなかなか哲学的な質問だけど」
チラリと視線を移して
「名前を聞いているのなら、俺は"甲"と応えよう」
回りくどく話し掛けながら様子を見る
- 22 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/04/21(水) 19:57:23 ID:hedfrAak0
- >>20
「……?」
『何か』の方を見るが、すぐに視線をはずした。
どうやら傍観を決め込んだ様子。
>>21
「『げ』とは何だ、酷いとは思わないのかね」
本心は微塵もそんな事思ってもいないようで。
「くく、夜の散歩とは良い趣味じゃないか」
笑って続ける。
「素敵な夜の散歩を楽しんでいるのを邪魔して悪いのだが、またもや私は道に迷ってしまったようだ。
これは少しばかり面白くない」
- 23 :名も無き異能都市住民:2010/04/21(水) 20:04:59 ID:E4Ka56rgO
- >>21
「…………てめぇか」
しわがれた声が響く。
ガラガラの喉から搾り出された声は、どこか異質で、
「やべぇな、見られたくねぇ所を見られたかもしれねぇ」
しかし、どこか聞いたことあるような声。
闇の中で何かがガシャガシャと音を立てて動き、甲の様子を伺う。
>>22
「もう一人いるのか……困ったな」
困った、と言う割にはどうでもよさそうな口調。
- 24 :甲:2010/04/21(水) 20:12:58 ID:KE2UskXwO
- >>22
「魂のげっぷみたいなモンだ、許せ」
迷ってる
そう、目の前の男は告げた
なら…
「……実は俺も…迷ってゴニョゴニョ…」
ボソリと呟いた
>>23
「知り合いかよ」
驚いた声を出す
「…俺の知り合いにそんな真っ暗闇が好きそうな奴は……」
あれ?結構居るぞ?
「…」
じー…と、目を細めて闇を注視する
- 25 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/04/21(水) 20:17:15 ID:hedfrAak0
- >>23
「……」
少しの沈黙を置いた後、灰色の髪をした男が口を開いた。
「……風邪かね?」
凄まじく間の抜けた疑問を口にした。
恐らくはよく居る変人のようだ。
にしても風邪て。
>>24
「あぁ何だ魂のげっぷなら仕方あるまい」
納得しちゃった。
「――何?」
と、疑問符を浮かべる。
「迷った、と言ったのかね? ほうほう……」
にぃ、と嫌ぁな笑みを浮かべて。
「そうかそうか! 君も道に迷ったかはっはぁ! それは大変だなぁ!」
いつものようなくくく、と言うような笑いではなく、声を大にして笑った。
- 26 :名も無き異能都市住民:2010/04/21(水) 20:27:15 ID:E4Ka56rgO
- >>24
「気付いてないなら、それでいい。
気付かれたくないからな……」
相変わらずしわがれた声が闇の中から響く。
「ただ、意識のあるうちにてめぇに会えたのは良かった。
言いたいことが、あったんだ」
「作戦、サボってすまんな……甲」
>>25
「風邪……みたいなモンかな
思いっきりタチ悪いけど」
低い声でおどけたように言う。
「…………さて、もう行くか。
言いたいことは……なんとか、言え……た……」
最後、腹の底から呻き声を出し、
闇の中の気配はゆっくりと消えていった。
- 27 :甲/迷人と書いて《ホウコウオンチ》と読む:2010/04/21(水) 20:32:06 ID:xUE7eHj.0
- >>25
「う、うるしゃぁあい!!」
顔を隠して首を振る
なんてこった、道に迷った上に血迷った台詞を聞かれてしまった
「人の事言える立場かぁああああ!!」
要するに"協力しようぜ"的な事が言いたかったらしいが
恥ずかしさから咆哮が先に来た
>>26
「あぁ、何だお前か…こんな所でなに…あ?」
なるほど、検索終了
闇が好きそうなくせして派手好きのアイツだ
やれやれ、"らしい"は"らしい"が…
気配は消えた
「アイツ…まぁたややこしい事してんなァ…」
呆れる様な呟きに後ろ暗い物は無く
溜息を吐いて、後ろに回した手で頭をかいた
- 28 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/04/21(水) 20:36:27 ID:hedfrAak0
- >>26
「ふむ、そうか。お大事に、と言っておこう」
こちらはそれなりに真剣に言っている――ように見える。
そして、何も言わずに消えていく人影を見送った。
>>27
「はっはっはっはっはっは――……くく、あー、いや、済まない。
性にも無く大笑いしてしまっ……くくく」
とことん楽しそうに笑っている。シリアスキャラ(笑)の仮面はどこへやら。
「まぁ、確かに私が人の事を言える立場で無いのは認めよう」
うんうんと頷きながら言う。
「しかしながら今は互いに道に迷っている。つまりそんな立場などは関係ないのだよ」
結局認めてない。
- 29 :甲/迷人と書いて《ホウコウオンチ》と読む:2010/04/21(水) 20:39:16 ID:xUE7eHj.0
- >>28
「関係っあるっわぁあああああ!!」
必殺・回転ツッコミ(ただし攻撃力ゼロ)
「エラっそうに馬鹿笑いやら含み笑いやらしてる暇あんならァ!道探せ、道!」
ズンズン先を歩き出した
- 30 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/04/21(水) 20:44:33 ID:hedfrAak0
- >>29
「くははは、おぉ怖い怖い」
瞬間移動で華麗に回避。
攻撃力ゼロでも反射的に回避したくなったらしい。
「そうだな、そうするとしよう――」
辺りを見回しながら、後を追うように歩き始める。
- 31 :甲/迷人と書いて《ホウコウオンチ》と読む:2010/04/21(水) 20:49:27 ID:xUE7eHj.0
- >>30
「ぬぅ――ナマイキな…!」
これだからカノッサは…とかぶつくさ言いつつ歩く
暗い道
「…なぁ、結局お前って何なの?邪気眼使いをどーこうするのは好かんと言うのは前回聞いた」
両手を頭の後ろに回し、前を歩きながら問いかける
「じゃあ、お前は何で"カノッサ機関"に居る」
- 32 :灰堂曇/白衣の男 ◆FA/Bw.T3QU:2010/04/21(水) 20:56:36 ID:hedfrAak0
- >>31
「それ関係ない、関係ないぞ甲君」
「――何故か、ね。いい問いだ。
簡潔に言えば『ただ純粋に研究がしたかった』。それだけだよ」
言った後、少し間を置き言う。
「そもそも私が所属する“第三研究科”という所は、生粋の研究者の集まりでね。
誰もが誰も、争いや殺し合いなんてものは眼中に無い。
ただひたすらに“研究”しかしない。研究さえ出来ればどこだって良いんだよ」
昔の私もそんな一人だったのさ、と懐かしむような口調で言う。
- 33 :甲/迷人と書いて《ホウコウオンチ》と読む:2010/04/21(水) 21:10:58 ID:xUE7eHj.0
- >>32
「真面目に返された!?」
かくん、と首が倒れる
「…ごほん」
気を取り直して
「生粋の研究者か、それならそれで…今は、良い」
だけど、と続けて
「"カノッサ"で居続けるには、多かれ少なかれ奴等の狂った行いに加担しなければならんハズだ」
立ち止まる
振り返る事はしないが、声に僅かに重さが乗り
「研究者で在ると言う、お前を憎む事はしない…それでも、」
「アイツ等機関の行いは俺等にとって間違い無く――"悪"だ、その行いは許す訳にはいかねえ」
人は憎まず
行いを赦せない
重みを乗せた言葉と、立ち止まる背中でそう告げた
- 34 :灰堂曇/“機関”所属 ◆FA/Bw.T3QU:2010/04/21(水) 21:23:48 ID:hedfrAak0
- >>33
「一応私だってシリアスキャラの端くれだ」
シリアスキャラはそんな事言わない。
「…………」
黙って、立ち止まり。
甲の言葉を聞いていた。
そして甲の前へと一歩踏み出し、言った。
「我々“カノッサ機関”に所属する研究者は、その成果の全てを機関へと捧げる義務がある。
だが、だからこそ――私は“研究者”として、『邪気眼狩りを潰す』」
断固とした意思を以って、そう告げた。
「……と、少し真面目な話になってしまったな、私らしくも無い」
くく、と笑って。
「さて、どうやらこの通りには見覚えがある。私はこの辺で去るよ。
また縁が『合ってしまったら』――また会おう」
手を振り、足早に去っていった。
- 35 :甲/迷人と書いて《ホウコウオンチ》と読む:2010/04/21(水) 21:31:45 ID:xUE7eHj.0
- >>34
「…うーむ」
去る背中を眺めて唸る
数々の辛酸を舐めさせれた"カノッサ機関"
狂信者の集団だと思い込んでいたが
曇の話を聞くに、どうやら一枚岩では無さそうで…
「罪を憎んで、人を憎まず…」
自分で言った台詞だ
だから
「信じてみっかァ…アイツ」
頬を少しかいて、ぽつりと独り呟いた
「……」
そして
「…………あ」
どうやら自分はこの通りに見覚えが無かったのであった
- 36 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/21(水) 21:33:15 ID:WVrfsEdY0
- 【一人の少女が町中を歩いている…】
「う〜…」
【その表情はなんだか悩ましげで悲しげだ】
- 37 :小夜:2010/04/22(木) 21:24:55 ID:ZOM.z7ps0
- 「……くしゅんっ」
花粉か。花粉のせいなのか忌々しい。
全く春はこれだから、
「へっくち! ……あれ」
……違うなこれは、風邪? 何故。
※真夜さんが寝間着のまま夜歩きしたせいです
- 38 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/22(木) 21:34:50 ID:WVrfsEdY0
- >>37
「う〜、とっくんつかれたの〜」
【その辺のベンチに腰掛けている少女がいる】
「……おなかすいたの」
【お腹がけたたましく唸る】
- 39 :小夜:2010/04/22(木) 21:37:13 ID:ZOM.z7ps0
- >>38
「なんなの、あったかくなってきたのに……うぅ寒」
ぐー。
「……なにいまの……地獄の獣の唸り声の如き音は……」
- 40 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/22(木) 21:40:06 ID:WVrfsEdY0
- >>39
「う〜…ごはんどこでたべようかなの…」
【そう言って少女が立ちあがろうと…】
グルルルルル
「…うごけないの〜」
【再び座りこむ】
- 41 :小夜:2010/04/22(木) 21:43:39 ID:ZOM.z7ps0
- >>40
「……いやさ、お腹すいて動けないとかいつの時代のドジっ子よ……」
ベンチの向こうからひょっこり顔を出した。
「御機嫌ようディスちゃん。春うららかでございますね……へっくち!」
- 42 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/22(木) 21:46:54 ID:WVrfsEdY0
- >>41
「あう?あう〜『さよ』こんばんわなの〜」
【手を振って笑顔で言う。額から汗が流れているようだ】
「はる〜…かなの〜…」
【首をかしげて言う】
「だいじょぶ?なの」
【若干心配そうだ】
- 43 :小夜:2010/04/22(木) 21:53:08 ID:ZOM.z7ps0
- >>42
「だいじょぶだいじょぶ。ただの風邪。
ディスちゃんも汗ふかないと冷えて風邪ひくよ」
てぃっしゅてぃっしゅ、とポケットを漁る。
「……あ、そういえば。ディスちゃんには訊いてなかったね。
ここ最近、リルちゃん、見なかった?」
言葉は軽く。
しかし黒の瞳は重々しく沼のように、ディスを見る。
- 44 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/22(木) 21:59:26 ID:WVrfsEdY0
- >>43
「あう〜。だいじょぶなら、しんぱいないかなの〜」
【そう言って自分の額の汗をぬぐう】
「あう…『ふぇんりる』なの?」
【少し考え始めて…口を開く】
「う〜ん…そいえばがっこでもあってないかなの…」
【ディスはそう言えば千夜学園に通っていた】
- 45 :小夜:2010/04/22(木) 22:02:12 ID:ZOM.z7ps0
- >>44
「そう」
少し残念そうに、目を伏せる。
「学校はともかく、街とかでも見てない?
他の女の子と一緒に歩いてたりとかは」
だんだんと語気が速くなる。
小夜が、焦っているのだ。この小夜が。
- 46 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/22(木) 22:07:00 ID:WVrfsEdY0
- >>45
「あう…えっと…」
【ディスもあせりながら記憶を思い返していく】
【焦りが伝わったようだ】
「あうあう、さいきんはあってないなの!」
【焦った顔で言う】
「な、なにがあったの?」
- 47 :小夜:2010/04/22(木) 22:09:38 ID:ZOM.z7ps0
- >>46
「いなくなったんだよ」
ポツリと零す言葉は氷のように冷たく、鉄のように重い。
「連れていかれた。おそらく研究所って奴。
ディスちゃんなら、わかるでしょう」
- 48 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/22(木) 22:12:47 ID:WVrfsEdY0
- >>47
「あう…いなく…?」
【ショックを受けている…そんな顔だった】
「…あそこなの…そこに『ふぇんりる』が?」
【ディスにとってはその研究所という言葉は、忌まわしいものなのだろうか】
【表情はかなり険しい】
- 49 :小夜:2010/04/22(木) 22:16:18 ID:ZOM.z7ps0
- >>48
「ウチとそのご近所さんも巻き込んで探したけど、この街にはいないっぽい。
どうやら完全に向こうのアジトに持ってかれた、みたい」
今にも忌々しいと吐き捨てそうな歪んだ表情。
「早く行かなきゃいけないって、みんな思ってるけど。
未だに場所がつかめない。魔女が探すための大掛かりな魔法を編んでるところ。
待つしか、出来ない!」
ざりっ。
地面を蹴って、砂が擦れる音。
- 50 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/22(木) 22:21:04 ID:WVrfsEdY0
- >>49
「そう…なの…
どこかにいっちゃったの」
【少し放心状態のように見えるが、ここですぐさま立ち直る】
「なにされてるのかわからないの、はやくたすけてあげないとなの!
…においでいったばしょがわかればいいのになの…」
【ディスもどこか悔しげだ】
- 51 :小夜:2010/04/22(木) 22:24:48 ID:ZOM.z7ps0
- >>50
「……待つ。しか、出来ない。闇雲に街の外に出てもどうにもならないもん。
大丈夫、あの魔女アホだけどちゃんとやればすごいのよ、アホだけど……」
半ば自分に言い聞かせているかのように。
大丈夫、大丈夫と繰り返す。
- 52 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/22(木) 22:27:08 ID:WVrfsEdY0
- >>51
「あう…うん、『でぃす』もいっしょにまつの…
それから…」
【顔をあげて、出来る限り明るい表情で言う】
「そのひとに、『でぃす』のできることがあったらよんでほしいって、
いっておいてほしいなの!なにか、できることがあったらなの…」
- 53 :小夜:2010/04/22(木) 22:30:27 ID:ZOM.z7ps0
- >>52
「……うん」
俯いたままゆっくりと頷いた。
神羽荘、202号室。
そこは数日前から空室になっていた。
「――――開け魔眼、世界を見通す……ああもう! 失敗!
もー、わたしってプレッシャーに弱い性質だっけ……?」
所変わって、都市遥か遥か高く。上空。
魔女は夜空に坐していた。
- 54 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/22(木) 22:32:46 ID:WVrfsEdY0
- >>53
「だからそのときがきたらもっとがんばらないとなの!」
【微笑みながらガッツポーズをする】
グ〜〜
「…あう」
【ところでお腹が再び唸りをあげた】
「…?」
【ふと空を見上げて、魔女の姿を視認する】
- 55 :小夜:2010/04/22(木) 22:36:07 ID:ZOM.z7ps0
- >>54
「……うん、まずは何か食べようね」
気が抜けた。
ふふっと笑ってしまう。
「――――――視線!? 嘘でしょここ超高空よ!?」
魔女から溢れる魔力が淡く緋色に光るので仕方ないね。
- 56 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/22(木) 22:40:33 ID:WVrfsEdY0
- >>55
「あうあう、そうなの。ごはんたべないとちからでないんだったの〜」
【恥ずかしそうに頭を掻く】
「…あそこにいるひとがそうなのかなの?」
【首をかしげながら魔女を見続けている】
- 57 :小夜:2010/04/22(木) 22:44:30 ID:ZOM.z7ps0
- >>56
「ご飯。食べよう、お金ある?」
楽しそうな苦笑いを浮かべながら、立ち上がった。
「ん、そうよ。魔女、ウィッチ。会ったこと無い?」
緋色の光が揺れる。どうやら手を振っているようだ。
- 58 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/22(木) 22:52:19 ID:WVrfsEdY0
- >>57
「あう〜、まえにいっぱいごはんたべてもらったおかねがあるの!」
【そう言ってポケットから一万円札を引っ張り出す】
「えっと…あう!そうなの!ずっとまえにおさかなさんあげたひとなの!」
【そう言うと微笑みながら手を振り返す】
- 59 :小夜:2010/04/22(木) 22:55:18 ID:ZOM.z7ps0
- >>58
「職業:フードファイター……?」
その年でかよ、とかなんとかぶつくさと
「まあいいや。どっか食べに行こうよ、私も今日は夜遊びするつもりだったし」
良い子は真似しないでください。
上空。魔女は気付かれた喜びを噛み締めながら、魔術編成を再開した。
- 60 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/22(木) 22:59:48 ID:WVrfsEdY0
- >>59
「あう〜…きいたことないなの…」
【不思議そうに言う】
「うん!このへんにあるおみせはどこかなの〜」
【そう言ってゆっくり歩き出す】
「いっしょになの〜」
【一応並んで歩くつもりらしい】
【そしてディスは、魔女に向けても、またね〜。と言葉を投げかけた。遠すぎるけど】
- 61 :小夜:2010/04/22(木) 23:01:10 ID:ZOM.z7ps0
- >>60
「適当に行こう適当に。ご飯食べるところなんていっぱいあるから」
かっつかっつ。
ローファーのヒールを鳴らして、楽しそうに歩き始めた。
- 62 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/22(木) 23:04:08 ID:WVrfsEdY0
- >>61
「うん!じゃああそこにしよなの〜!」
【そう言ってディスは前を指差しながら歩く】
【しばらく歩いた先に中華料理屋がある】
【…何やら大食いチャレンジの看板が見えた気がする。】
- 63 :小夜:2010/04/22(木) 23:05:50 ID:ZOM.z7ps0
- >>62
「……」
看板を確認。文字を読む。ディスを見る。
もう一度文字を読む。
「一言言っておこう。私はディスちゃんとちょっと席を離して食べるよ」
いい笑顔。
- 64 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/22(木) 23:17:17 ID:WVrfsEdY0
- >>63
「あう〜?どしてなの?
なにかわるいこといったかなの…」
【不思議そうな顔をしながら入って行った】
【ちなみにそこで食べたのはデカ盛り(笑)メニュー「マキシマム中華丼」】
「もぐもぐもぐもぐ。とってもおいしなの〜!」
【テーブルの大半を占拠することとなるこのメニューを…ディスは完食したという】
【一万円ゲット!】
//キリがいいような気がするので、ここで終わりまする。
//寝るよ、おやすみ〜!
- 65 :小夜:2010/04/22(木) 23:18:31 ID:ZOM.z7ps0
- >>64
「……うん」
いい笑顔を保ったまま、その光景を見守りつつ。
カニ玉おいしかった。とのちに少女は語った。
//おやすみー
- 66 :No.3:2010/04/22(木) 23:40:44 ID:Jb8NW9co0
- 暗い表情で男が歩く。
黒い棺おけのような箱を背負って、白衣の下には戦闘衣。
束の書類を抱えて、ゆっくりと、男が歩く。
- 67 :アイリス:2010/04/23(金) 20:56:09 ID:VeONXbeQ0
- >>15
「そうなんだ。朝宮君が準備出来ないのなら、こちらで準備させようかな。」
アイリスはニヤリと意味深な笑みを浮かべる。
すると運ばれてくる料理。
目の前の焼きそばに添えられたフォークを使うわけではなく、割り箸に手を伸ばす。
パチンと、割り箸を割る音。
上手に割れなかった。
「…お金を稼ぐ、か。生活する上で必要なものだね。多くあれば困らないものだ。」
- 68 :朝宮暁:2010/04/23(金) 21:05:21 ID:/k2gysHgO
- >>67
暁の前にカツ丼とラーメンが、アイリスの前には焼きそばと味噌汁が出された。
店主は柔和な笑みでごゆっくりどうぞと言って下がる。焼きそばには注文通りフォークが添えられている。
――子供用の。
アイリスが見向きもしなかった柄の頭には所々が剥げた古いヒーローの絵が描かれていた。
「おいおい……言っとくが女装はしねえぞ? 俺はお前みたいに女装が似合うわけじゃねえからな」
苦笑しながら片手で丼蓋を開け、もう片手で割り箸を取ると口と手を使ってそれを割る。
「っただきまーす、と。……生活する為、病院行く為、借金返す為……まあ、世の中とにかく金だわな」
- 69 :アイリス:2010/04/23(金) 21:33:46 ID:VeONXbeQ0
- >>68
「……」
子供用のフォーク。
見れば、使いすぎてはげている部分がある。
しかし、アイリスはフォークのヒーローに目をやる。
「(…彼らは元気――にしているだろうか)」
ふとした瞬間の望郷の念。
「女装というより、相応しい格好かな。朝宮君って『男』って感じだからね。」
暁の手を見ると、自分の手を見た。
体付きが違う。
「そう、なんだね。世の中はお金なのかな。出来る事は増えるね。」
両手を合わせ、目を瞑ると、頂きますと呟いた。
- 70 :朝宮暁:2010/04/23(金) 21:44:17 ID:/k2gysHgO
- >>69
「相応しい……?」
言われて首を傾げる。
「相応しいって普通の学生服じゃねえのか?」
軽く首を傾げた暁は、アイリスがやったように視線を巡らせる。
華奢なアイリスに比べ、暁の輪郭は骨太とまでは行かないまでもくっきりしたものだ。
「何をするにも金だな。……情もねえっつうかなんつうか」
言いながらラーメンをずるずると啜る。
- 71 :アイリス:2010/04/23(金) 21:54:08 ID:VeONXbeQ0
- >>70
「学生服では入店拒否されるからね。質の良い着衣じゃないといけないよ。」
先日の銃寺森クロスとの戦闘を見る限り、暁の戦い方に合っている体付きだろう。
自分のような魔眼を駆使するタイプでは無い。
「朝宮君の体格なら、いろんな服が似合いそうだね。」
僅かに幼さを残す暁を見ると、アイリスはクスリと笑った。
割り箸の持ち方は綺麗なものだが、掴めない。
麺を掴んでもポロリとすぐに落とした。
野菜、特に人参は掴めない。
「じゃあ、仮に僕がこの場で一億を用意するとしよう。朝宮君は何に使うかを教えて欲しいな。」
- 72 :朝宮暁:2010/04/23(金) 22:00:05 ID:/k2gysHgO
- >>71
「ああはいはいそういう店ね。スーツならメンパブに着てくヤツがあんぞ」
商売道具な。と言いつつカツ丼を掻き込み、ラーメンのスープを一口。
「ああ、スタイルなら自信あんぜ。ルックスも商売道具だからなあ」
ほろ苦く笑う。顔は精悍だが、少年らしさを未だ抜けきっていない。
「一億? 借金ある程度返せるな。借金の返済に当てるぜ」
- 73 :アイリス:2010/04/23(金) 22:10:27 ID:VeONXbeQ0
- >>72
「なら、当日はその服で来てね。」
アイリスは暁の瞳を見て、笑みを浮かべる。
“商売道具”を着ている暁を想像する。
「――マダムに人気がありそうだね。」
なんというか、年上を狂わせそうである。
「借金か――生活は大変なんじゃないかな。」
暁が普段どの様な生活を送っているのか想像出来ない。
こうやって同じテーブルを囲む機会すら希少なものではないだろうか。
割り箸に負けたアイリスはフォークを手にし、パスタ(笑)っぽく焼きそばを食べる。
- 74 :朝宮暁:2010/04/23(金) 22:17:19 ID:/k2gysHgO
- >>73
「おうよ。了解了解……金持ってるマダムはもっと格が高い所に行くもんだぜ」
高級ホストクラブではなく、しがないメンパブ。主となる客層はキャバ嬢。
「マダムを狂わせるったらお前じゃねえの? 俺はあっちじゃ貧乏キャラの三枚目だからな」
暁は軽く笑ってラーメンを啜る。一口で必ず啜り切る辺り、食べなれている。
「まあ楽じゃあねーな。金は結構稼いでんだが、どうやったって一ヶ月一万円生活だし。
……アイリスはどうなんだ? 結構良さそうな生活してそうだが」
ずるずるずるずる。
- 75 :アイリス:2010/04/23(金) 22:27:02 ID:VeONXbeQ0
- >>74
「なるほど。この世界にも色々あるんだね。」
未だ見ぬ夜の世界。
夜の世界もなかなかにフクザツなのだろう。
「僕?僕の場合、それは無いだろうね。僕は、そういうキャラじゃないからね。…?三枚目?」
学校で新しい単語『キャラ』を覚えたそうです。
しかし、独特の表現の語録が少ない。
「一ヶ月に一万円。つまりは一ヶ月に使えるお金が一万円ということだね。なんだか、想像出来ないね。」
クルクル、ハム。
「僕の生活…僕はお金を使わない生活だね。どうしてそう思うのかな?」
- 76 :朝宮暁:2010/04/23(金) 22:37:46 ID:/k2gysHgO
- >>75
「この世界? その口振りからするとお前異世界人か?」
その口振りにはからかう様子もなく、話の種程度に尋ねたといった様子だ。
「金使わない生活とはまた羨ましい。……あー、そうだな」
何故かと問われて暁はカツを除けてその下のご飯を口にしながら考える。
んぐ、と飲み込み、
「なんつーか、気品があるからかな」
と答えた。
- 77 :アイリス:2010/04/23(金) 22:45:51 ID:VeONXbeQ0
- >>76
「…うん。そうだよ。ずぅーと遠いところからやってきたんだ。本当に遠いところからね。」
ニコリと笑いながら話に乗る。
何処か胡散臭さがするような笑みだ。
「気品?自分では分からないね。気品とはどういうものなのかな。よく言われるけれど分からないよ。」
暁の瞳を見る。
この赤みがかった鳶色を見るのは何度目だろうか。
- 78 :朝宮暁:2010/04/23(金) 22:54:33 ID:/k2gysHgO
- >>77
「ふうん? ま、いつか教えてくれよ」
胡散臭い笑みに苦笑した暁は、丼を口につけてスープを一口。喉仏がゆっくりと動き、やがてっは、と軽く息を吐き出した。
「そうだなあ……」
じ、とアイリスを見る。泣き黒子に、煌金と黒曜の織り混ざる髪。
「……容姿が貴族っぽいっつーか……なんだろうな。まあ、そんな感じか? ああ後物腰やら所作やらが育ち良いな、って感じだ」
- 79 :アイリス:2010/04/23(金) 22:58:46 ID:VeONXbeQ0
- >>78
「いいよ。いつか、ね。」
本当にいつ実現するか分からない約束。
そんな約束をしても良いか、という気分だった。
「…朝宮君……あまり見つめないで…。」
ポッ
両手で顔を覆い、暁の目線から顔を逸す。
- 80 :朝宮暁:2010/04/23(金) 23:04:11 ID:/k2gysHgO
- >>79
「おう、いつかな」
快活に笑って暁は麺を啜り、チャーシューやネギを片付け始める。後にはスープだけが残り、暁は箸をカツ丼に向ける。
「いやいや悪いね。しかしそんだけ容姿整ってたら視線慣れの一つもすんだろ? ナンパとかされまくるべ?」
何かが面白いらしく、くくと喉で笑って言う。
- 81 :アイリス:2010/04/23(金) 23:11:15 ID:VeONXbeQ0
- >>80
貴族で間違い無い。
血統だけで見れば、相当なもの。
「貴族っぽい…か。なるほどね。」
アイリスは表情を崩す。
教育の賜物か、土台がそうであるか、アイリスには判断が付かない。
客観的に“自分”を判断すれば、“愛玩具<お人形>”といったところだ。
「ナンパはされたことが無いけれど、学校で体操服を盗まれるね。それも使用済みをね。どんな趣味をしているのやら。」
暁の食事を見ていると、自分の皿があまり減っていないことに気がつく。
フォークでクルクルと焼きそばの麺を絡めとり、口を大きく開けずに食べる。
- 82 :朝宮暁:2010/04/23(金) 23:19:12 ID:/k2gysHgO
- >>81
「体操服盗まれっ……!」
暁がアイリスから顔を背けた瞬間、肺から空気が押し出されたようにぐはっと吹き出す。
米粒が出るような事は無かったが、暁は続けて何度か咳き込むように吹き出した。
「おま、くくっ、体操服盗まれるって……そいつも可哀想だな! 男の体操服盗むとかっ……くはッ、ははは!
そいつそれでヌいてたりしたらマジ傑作なんだが! 男の服でハアハア息を荒げるなんぞマジ有り得ねえ!」
暁は盛大に爆笑する。ばんばんとテーブルを叩きひぃひぃと息をつく。
「そんでそいつがお前に告って来たら最高だな! フられて自分が息荒くしてたヤツが男って知るんだからよ!」
- 83 :アイリス:2010/04/23(金) 23:29:34 ID:VeONXbeQ0
- >>82
「そんなに笑わないでよ。こっちはこっちで(ある意味)大変なんだから。」
アイリスは、大笑いする暁に苦笑を返す。
確かに当事者以外には面白いだろう。
「告白はされたことが無いね。遠目から視線を感じることはあるんだ。そうだ。朝宮君。お願いがあるんだ。」
- 84 :朝宮暁:2010/04/23(金) 23:35:44 ID:/k2gysHgO
- >>83
「は、くはっ……いやいや仕方ねーべ。これは誰だって笑うだろ」
未だに笑いのツボから抜けきらないらしく箸は一向に進まない。苦しげに息を吐きながら言葉を返す。
「その内告白されるんじゃねえの? ……まさか彼氏の振りをしてくれとか言わねえよな?」
何となくそんな気がした暁だったが、口調は軽く半ば冗談を言うような口振りだった。
- 85 :アイリス:2010/04/23(金) 23:43:16 ID:VeONXbeQ0
- >>84
「告白なんてされないよ。されたところで結果は決まっているんだからね。」
何にも縛られたくはない。
しかし、この見た目から、それなりの立場を必要とする。
だから、学生である。
「残念ながら正解だよ朝宮君。僕に君のような“彼氏”がいると分かれば諦めてくれるかもしれないね。」
暁の予想に反した正解。
アイリスはクスリと笑う。
「ねぇ、朝宮君。僕のメイドが随分と怒っていてね。その内、件の生徒が“転校”しちゃうかもしれないんだよ。」
卑怯な手だ。
- 86 :朝宮暁:2010/04/23(金) 23:49:08 ID:/k2gysHgO
- >>85
「うわ……お前メイドとか居るのかよ……」
貧乏人暁、始めに出た言葉はそれだった。
ううむ、と思案の色を顔に滲ませた暁はやっと箸を進めた。カツを口に放り込み、咀嚼しながら思索を巡らした。
「お前が性別通りの格好すりゃ良い話じゃねえのか? つうか何で男の彼氏の振りをしなきゃならねんだよ。
……まあ、その生徒にゃちと同情するが……自業自得だしなあ……」
- 87 :甲/深夜食堂:2010/04/23(金) 23:50:25 ID:8T2n/t1U0
- 「…っあー…はーら減ったぁ……」
カウンター席にどかり
羽織ったジャケットを脱いで隣の席に置いた
「おばちゃん、カルボナーラね」
待つこと数分
「来た来た…」
手を合わせていただきます
美味しそうに、出された"焼きうどん"を食べるのであった
- 88 :アイリス:2010/04/23(金) 23:57:22 ID:VeONXbeQ0
- >>86
「残念ながらね。」
メイドが居てくれて助かってはいる。
助かってはいるが、母には敵わない。
「性別通りの格好?この髪は切りたくないんだよ。普段から服装には気を付けているんだけどね、気付けばこの格好になっているんだよ。」
長く伸びた髪を手にとると、撫でる。
アイリスの口振りから、本人の意志は感じられない。
「朝宮君みたいに男っぽくなったら彼は諦めてくれるかな。」
- 89 :朝宮暁:2010/04/24(土) 00:05:29 ID:/k2gysHgO
- >>87
「うお、兄貴じゃん!」
瞠目した暁は思わず甲に声をかけた。まさか自分行き付けの店に来るとは。しかも何だか常連っぽい。
「奇遇だなあ……なんだよ兄貴、兄貴もよくここに来るのか?」
>>88
「あー……成程なあ」
確かにあの髪は切るのが勿体無いように思える。口振りから察するになんだか理由が有りそうだと考えるが、
「……男っぽく、ねえ」
その思考は頭を過ったガチムチアイリスの姿に粉砕された。
「……いや、駄目だな。勿体無い」
- 90 :甲/深夜食堂:2010/04/24(土) 00:12:53 ID:8T2n/t1U0
- >>89
「……む?」
ちゅる、とうどんが口に啜られ
振り向くと、見知った顔
「おぉ、暁」
片手を軽く上に挙げてその声に応える
「いや、いい感じの店だけど(安さが)初め……て…?」
お?……ほほぅ、女連れ…
「まぁ、ごゆっくりだな」
ふふ、と柔和な笑みを向けて再びカルボナーラという焼きうどんに身体を向けた
- 91 :アイリス:2010/04/24(土) 00:13:51 ID:VeONXbeQ0
- >>87
「やぁ、こんばんわ。」
ニコリと微笑む男の娘。
向かいには甲が良く知る青年である暁。
「それで、いいのかな。」
見るのは出てきた品。注文と違う。
>>89
焼きそばを食べながら、暁の話に乗る。
「難しいものだね、人って。」
アイリスがその生徒に手を下せば早い。
「どうすれば使用済みの体操服を盗まないようになるのかな。」
- 92 :甲/深夜食堂:2010/04/24(土) 00:20:09 ID:8T2n/t1U0
- >>91
「おう、こんばんは?」
人懐こい笑顔だなぁ、と思った
こてん、と首を傾げるのは…「(はて?何処かで会っただろうか…?)」
という思考から
「あぁ、良いんだよ。焼きうどんの所指差してカルボナーラ言ったんだから」
軽く遊んでみただけ
それから
「……はじめまして?」
確認の意味も含めて、疑問系で言ってみる
- 93 :朝宮暁:2010/04/24(土) 00:22:56 ID:/k2gysHgO
- >>90
「あ、マジで? ……なんつうか食堂慣れしてんなあ兄貴……」
染々と呟く。暁の心底で妙な親しみが沸いてきた。
「……ああ、兄貴。あいつ男だから。つくモンは確りついてるから」
確かにパッと見女だよな、ていうか女にしか見えねえよな。と心中で呟く。
>>91
「まあなあ……」
アイリスの言葉からこいつ人外か? と考えた暁だったが、また煙に巻かれそうだと触れる事はしなかった。
「教師に言う……とかは勿論してるだろうしなあ……直接言ったりすると面倒になりそうだし……」
ぼそぼそと言葉を紡いでいたが、ややあって溜め息を一つ。
「……やるしかねえのか……?」
- 94 :アイリス:2010/04/24(土) 00:30:46 ID:VeONXbeQ0
- >>92
「ああ、なるほど。それなら問題は無いね。しかし店主は凄いね。」
指差しただけで注文が解るなんて。
「…ああ、はじめましてだね。僕はアイリス。アイリス・フォン・ルズィフィール。」
クスリと笑みを浮かべた。
>>93
「まったく酷いね朝宮君は。」
アイリスの紹介に苦笑を浮かべた。
「教師に伝えたところで対策にならないよ。それに、僕のメイドは“何時でも殺れる”と言っていてね。今はメイドを抑えこむのに労力を割いているんだ。」
思わず溜息をついてしまう。
面倒事は自分を縛る鎖にしか成り得ないのだ。
「そうだね。取り敢えず体操服に手紙を入れておこうかな。」
- 95 :甲/深夜食堂:2010/04/24(土) 00:34:59 ID:8T2n/t1U0
- >>93
「ここ、ワリと家(交番)から遠いじゃん?…ふ、大衆食堂は俺にとって…」
遠い目を油とか脂とかが染み付いた天井に向け、思い出す
「……まぁ、食堂だな」
それ程の思い出は無かった
逆に言えば、生活に溶け込んでいるとも言えるが
「…なん…だ…とォ…?」
がたん、と席を立つ
「暁ィ!!てめえ…男に女装させて楽しむ性癖が…!!?」
>>94
「(やっぱりはじめましてか!)」
の、ワリには積極的に慣れ慣れしい物腰だなと思ったが
異国スメルのする名前に「(お国柄かなぁ…)」と、自己解決
「あぁ、俺は甲(カブト)…いや、それより!」
暁を指差して
「アイリス…お前、その女装…そいつにやらされてんのか?」
- 96 :朝宮暁:2010/04/24(土) 00:41:20 ID:/k2gysHgO
- >>94
「剣呑なメイドさんだなオイ……」
空恐ろしいとでも言いたげな表情になって呟き、うはあ、と妙な溜め息をした。
「なんつーか、まあ……手紙やっても駄目なら俺も協力するわ。うん」
>>95
「まあ食堂は食堂だわな」
うん、と頷く。食堂は食堂だ。暁にとって家庭の味とはここの味を指すのだが、食堂は食堂。
家族の温もりなんてものは有りはしない。
「実は俺……マクラやってる内に化粧臭い女が嫌になって……でも見たまんま男ってのは抵抗有って……だから……」
俯いて声も小さくぼそぼそと話すが、
「――なんて言う筈がねえ。乳無いヤツと乳繰り合えるかっ!」
顔を上げ様吠えたてた。暁的に乳が大事なのである。
- 97 :アイリス:2010/04/24(土) 00:45:40 ID:VeONXbeQ0
- >>95
ニタリ。アイリスは一瞬だけ表情を変えた。
「ああ。そうなんだ。朝宮君が似合うからって、こういう格好になってしまったんだ。」
暁とアイリスの体格――肉体労働で鍛えた体と華奢な体
どちらが勝つか明白だろう。
「なんてね。」
>>96
「あれでもまだマシな方でね。」
もう一度溜息。
「朝宮君が彼氏の振りしてくれるなら、手間賃払えるのに残念だよ。」
一番手っ取り早くてアイリスの懐が痛むだけで済む最も簡単な方法だが。
「朝宮君、男の子からしたらどんな内容が一番ぐさりと来るのかな。」
- 98 :甲/深夜食堂:2010/04/24(土) 00:49:45 ID:8T2n/t1U0
- >>96
「それもそうだな」
あっさり肯定
席に戻った
これも一つのコミュニケーションであった
「(顔は……認めているのか…)」
と、思ったけど口を噤んで
「おう」
そういえば、と
思い出したように尋ねる
「おまえ、負けたんだってな」
それはトーナメントの話
テレビ観戦の途中で"番組の途中ですが、この続きは明日のバトルニュースで"をされてしまい
結末は結局見れず仕舞いだったとか
>>97
「……ふぅむ…まぁ、確かに似合うな」
不躾な視線を投げ掛ける事はしないが、
パッと見で…いやさ、告げられるまでは気付かない扮装が似合っていないハズも無く
「何だか知らんが、愉快な趣味だな」
絶対に自分が出来ない趣味をする男子
その味は、如何なものか
- 99 :朝宮暁:2010/04/24(土) 00:56:04 ID:/k2gysHgO
- >>97
暁はアイリスの手を取った。両手で白い手を包み込むように優しく握る。
瞳は真剣だった。赤みを帯びた鳶色の瞳がアイリスの眼をじっと見詰める。
「――やろう。いや、やらせて下さい。……いやな内容?」
手を離すとはて、と首を傾げる。
「そうだなあ……言葉短く一単語で、“気持ち悪い”とだけ言われたらグッサリくるんじゃねえの?
シンプルであるが故に……っていうか」
>>98
「ぐはっ!」
グッサリ胸に負けたの二文字が突き刺さった。仰け反った暁は壁に後頭をぶつけて悶絶。
「……バッサリ行くね兄貴……まあ、負けは負けだけどよぉ……」
はあ、と深く嘆息。
「応援してくれたバイト仲間やらなんやらに申し訳ねえわ……あ、んで、それがどうしたよ兄貴」
- 100 :アイリス:2010/04/24(土) 01:03:27 ID:VeONXbeQ0
- >>98
「…似合っているのかな。」
心中で溜息をつく。
新しく知り合った人物にこうも言われ続けると面倒だ。
「誤解のないように言っておくけどね、これは僕の趣味じゃないんだよ。」
メイドの仕業です。本当にありがとうございました。
>>99
「ありがとう。朝宮君は優しいね。…でも…恥ずかしいよ……」
ポッ……
恥ずかしさからか、暁の射抜くような瞳から逃れるアイリス。
何このお芝居。
「喜ぶ可能性も視野に入れておかないといけないね。」
- 101 :甲/深夜食堂:2010/04/24(土) 01:09:33 ID:8T2n/t1U0
- >>99
「惜しかったな、とか言っても仕様がねぇだろ」
クックック…と笑う
「…ん、あぁ」
うーん、と数秒ほど虚空に視線を飛ばし考えて
「アイツ、どうだったよ?」
アイツ――銃字森クロス
途中までの経過しか、それもモニター越しにしか確認していなかったが
"何か"がおかしかった
その違和感が少し気になって、直接対峙した暁に漠然と尋ねてみる
>>100
「あぁ、納得した」
誤解は融解
なるほど…誰かは知らんが"させられている"類のアレか
「……ふむ」
しかし、どうしてか
この男子、ノリノリで着こなしている感がしなくも無いなぁ…と、暁とのやり取りから思ったのである
- 102 :朝宮暁:2010/04/24(土) 01:13:59 ID:/k2gysHgO
- >>100
「一々そんな反応すんなや……」
ネタをフったのは自分だがと苦笑した後、顔の表情を戻して思考を深める。
「喜ぶ、なあ」
普通ならば笑えるが朝宮暁は夜の男。そういう性癖の者がいるのも良く知っているだけに、笑えなかった。
「好き避けだと勘違いする輩も居るからなあ……もうさっさと俺が出張った方が早いかもな」
>>102
「まあなあ……」
がっくりと肩を落とした暁だったが、続く言葉を聞いてその表情が引き締まった。
ぎち、と歯を食い縛った後、怒りを解きほぐすように溜め息をついた。
「……クソムカツク野郎だ。あの野郎は俺を三下扱い、いや、大会に出てる連中を虚仮にしてやがる。
……能力の暴走……みたいだな。爆弾抱えたままで出やがって。……そんな野郎に負けた自分が情けねえ」
- 103 :アイリス:2010/04/24(土) 01:23:23 ID:VeONXbeQ0
- >>101
「納得してくれて助かるよ。これは自分の意志ではないのでね。どうも手癖が悪い子がいるようだ。」
思案顔の甲に声を掛ける。
>>102
「ああ、どこからか“やれ”という声が聞こえてね。しなければいけないと妙な義務感に襲われてね。」
ついついしてしまいました。
「じゃあ、色々と話を詰めたいね。」
好き避けについて聞けば話は進まないだろう。
- 104 :甲/深夜食堂:2010/04/24(土) 01:27:59 ID:8T2n/t1U0
- >>102
「……ふーん…」
口許を手で覆い、考える仕草
焼きうどんは完食しました
「まぁ、そこまで性根が腐ったヤロウじゃねーよ、いつもはな」
一応のフォロー
しかし、第三者からのフォローで直接持った怒りを静めるには至らん事も理解している
……まぁ、その辺は後で本人同士でなんとかしてもらって、と
「…予想以上に…余裕無くしてやがるな……近いか」
ぽつり、と呟く
銃字森クロスの"暴走"はこれが初犯では無い
遠からず何かが起こる事は容易に予見できて…
「(メンドクセーが…何とかすんのも、ダチの勤め…だな)」
>>103
しかし、そこまでされてこの堂々っぷり
「大物だな…」
でかい、器でかいよこの人!
女装してるくせに男レベルたけー…と、感心していた
- 105 :朝宮暁:2010/04/24(土) 01:32:01 ID:/k2gysHgO
- >>103
「分からなくもねえけどよ」
先刻ノリツッコミなんて物をやった暁。アイリスの言葉に苦笑しつつも頷いた。
カツ丼もラーメンも、器はすっかり空になっていた。
「ん? んなもんあれだろ。これだ! って時にお前が俺を呼び出してくれりゃいい。……携帯持ってるか?」
ごそごそと懐から型遅れの携帯電話を取り出す。
>>104
「……まあ、兄貴がそう言うならそうなんだろうが……」
実際には自分への腹立たしさも怒りの一部を担っている。
爆弾を抱えて勝負に出るような嘗めた男に負けた自分が情けなくて――といった感じ。
「……? 近い……ってなんだよ」
軽く首を傾げ、呟きを漏らした甲に問う。
- 106 :アイリス:2010/04/24(土) 01:37:24 ID:VeONXbeQ0
- >>104
「(銃字森クロスか。朝宮君が負けた相手だね。)」
この甲も銃字森クロスの関係者だろう。
アイリスは暁の仇討ちなどするはずも無い。
「大物ではないよ。大物というのは、もっと大きな存在だからね。」
アイリスは自分の事に感心が無いだけである。
決して大物では無い。
>>105
「携帯電話は持っているよ。」
焼きそばは何とか完食。
アイリスの背後、一点を中心に波打ち始める。
その光景はまるで、湖面に石を投げ込んだ時のように穏やかに、だが確実に。
その中に手を突っ込むと、出てきたのは、タッチパネルが採用されている最新の携帯電話。
「この通り。」
タッチパネルで操作し、自分のオーナー情報を表示させる。
- 107 :甲/深夜食堂:2010/04/24(土) 01:43:31 ID:8T2n/t1U0
- >>105
「直情タイプの男だからな」
お前みたいな、とは言わず
「バトルトーナメント、何て聞いたら脊髄反射で参戦したんだろうよ」
やれやれ、と苦笑して
暁の問い掛けに、頬をかく
「"暴走"の終結が、だよ…どういうモンになるかは分からんが」
かつての"それ"を思い出す
金属融合だったり、核爆弾の連発だったり……あぁ、ロクな思い出が無いなぁ
「多分、このトーナメントの間に」
ともあれ、その度に"何とかしてきた"
なら今回も―――…何とかしてみせるだけだ
と、顔に出ない内心で決意の火が灯る
>>106
「(何だか……)」
柳の枝に話し掛けている気分
さながら自分の言葉はそよ風か――…それ以下か
ぽり、と頭をかいて
「そうか」
と、だけ呟いた
- 108 :朝宮暁:2010/04/24(土) 01:52:32 ID:/k2gysHgO
- >>106
「うへえ……能力か何かか? 便利なもんだな。……しかも出てきたのは最新の……」
何故か呻いた暁は視線を自分の携帯に落として、あ。と呟く。
「やべ……バイトの時間だ。あー赤外線赤外線……って赤外線ってどうやんだっけ――ああもう!」
苛立ちを露にしてポケットから古びた手帳を取り出すと、小さなペンでさらさらと何かを書き、そのページを破ってアイリスに渡す。
「これ、俺のメアドと番号! すまんアイリス! 奢って貰っておいてなんだが時間がやべえ、先に出るぜ。……マジ済まん!」
>>107
「直情? ……兄貴もだろ。フリル野郎に会って三秒で啖呵切ったの忘れてねえぞ俺」
おどけるように軽く笑いながら言葉を返す。
「……ふうん……」
甲の懐かしげな、どこか苦々しくも楽しそうな表情を見て色々有ったのだろうと一人納得。
ごほん、と咳払いをして、
「まあ、……暴走止めるなりなんなりするついでに、俺の仇も打ってくれよ」
にか、と快活に笑って椅子から立ち上がる。
「兄貴! アイリス! 慌ただしくて悪いが時間だ! また今度――っとアイリスは近い内に一度メール寄越せ! んじゃな!」
早口で捲し立て、暁は急いで盛や食堂を後にする。
- 109 :アイリス:2010/04/24(土) 01:55:12 ID:VeONXbeQ0
- >>107
アイリスは大物が何を指すのか分からなかった。
だから曖昧な言葉で濁した。
「最近はトーナメントが大きな話題になっているけど、甲は参加しているの?」
>>108
「助かるよ。買ったのはいいけれど、登録する相手がいなくて困っていたんだ。話は今度詰めようか。」
暁を見送ると、暁の連絡先が書かれた紙を波打つ空間の中に入れた。
- 110 :甲/深夜食堂:2010/04/24(土) 02:00:53 ID:8T2n/t1U0
- >>108
「うそだぁ」
笑い飛ばす
ハードボイルドで通るこの俺が…直情型…?…馬鹿な…
「ばーか、お前の仇を取るついでに――何とかして来るんだよ」
かかか、と笑って手を挙げた
>>109
「ん、ああ」
暁に向けた手を降ろしてアイリスに向き直る
「まーな、"トーナメント"なんて、俺の男ゴコロがビンビン来るワードだしな」
男ゴコロがビンビン、なんて表現
使った本人しか分からないだろうが
この甲、どうやら後ろ暗いもの無く純粋に楽しみとして"トーナメント"に参戦している雰囲気は見て取れる
- 111 :アイリス:2010/04/24(土) 02:09:36 ID:VeONXbeQ0
- >>110
「朝宮君の試合を会場で見たときはまるでお祭り騒ぎだったよ。」
ビンビンキタなら仕方が無い。
「確かに、面白そうだと思うね、あれは。」
アイリスは笑みを浮かべた。
先程の銃寺森クロスを何とかする―という言葉だが、
お祭りに乗じて本当に実現しそうだ。
そんな将来を幻視した。
- 112 :甲/深夜食堂:2010/04/24(土) 02:15:10 ID:8T2n/t1U0
- >>111
「あぁ、アレを直に観たのか。ありゃあ確かに…祭りだ、派手だし」
眩い生命の炎と剣が舞い散る様は"派手"の一言に尽き
モノ好きだな、と苦笑した
「次は参加すると良いさ」
うん、と頷いて
「祭りは、中で踊ってナンボだぜ」
ニッと笑って見せる
- 113 :アイリス:2010/04/24(土) 02:23:02 ID:VeONXbeQ0
- >>112
「僕はね、そういうのは見るのが好きなんだよ。」
アイリスは微笑んだ。
空っぽな自分はあそこにはふさわしく無い。
如何にきらびやかな舞台であろうが、“人形”は踊れない。
「次か。腕に自信が無いからね。たぶん……怖がってしまうだろうね。」
アイリスはクスクスと笑う。
- 114 :甲/深夜食堂:2010/04/24(土) 02:33:39 ID:8T2n/t1U0
- >>113
「それも好きずきだが…ここは、勿体無いと言っておこうかな」
微笑みに
す、と目を細める
祭りは、全てに平等であると思う
生者にも死者にも、誰にでも
…という、自論
続く言葉に
ぷ、と一呼吸噴出し
「おいおい、そりゃ俺を試してんのか?」
片目を瞑る
「"出来る"奴と、"出来ない"奴の見分け位は、"出来る"っつーの――っと」
席を立ち、お勘定
「じゃーな、アイリス。今度は女装以外の姿で会いたいな」
手を挙げて、甲は定食屋の暖簾を外に潜って行った
//後に来て先に落ちる非礼をごめんなさい
//お休みー ノシ
- 115 :アイリス:2010/04/24(土) 02:37:22 ID:VeONXbeQ0
- >>114
「ああ。ではまた今度ね。甲。」
甲を見送ると、アイリスはクスリと笑みを浮かべた。
「能力者か。面白いね。是非とも…」
お会計を済ませると、羽を使い帰宅していった。
- 116 :ノエル=フルーレス:2010/04/24(土) 20:43:28 ID:R0.iNy.I0
- 【公園】
【不思議と寂しさを感じる涼しい気温】
【摩天楼から届く鮮やかなの騒がしい光とは裏腹に】
【サラサラと葉擦れの音だけか木霊する静かな湖】
【その湖上、幽霊のように朧気に水面に立っている】
「今日…か」
【虹色に幽かに光る蝶を指先に停めて、景色を透かしてみている】
- 117 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/04/24(土) 21:01:30 ID:hedfrAak0
- 「…………」
ある公園の近くを、その男は歩いていた。
黒いロングコートが夜風に靡く。
ただ黙々と、一言も発することなく。歩いていた。
(……端末が見つからねえ)
ただの迷子だった。
- 118 :ノエル=フルーレス:2010/04/24(土) 21:06:48 ID:R0.iNy.I0
- >>117
「おや?こんな所でどうしたんです?」
【突如、鋼の後ろに現れ、声を掛ける】
- 119 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/04/24(土) 21:10:45 ID:hedfrAak0
- >>118
「うおっ、とぉ……」
突然声を掛けられ、前につんのめる。
が、なんとか踏みとどまり、後ろを振り返る。
「誰だ誰だ――おぉ、えっと。確かノエル、だったよな?
いや、箱庭の端末が見当たらなくてなぁ……」
ははは、と苦笑。
- 120 :ノエル=フルーレス:2010/04/24(土) 21:15:13 ID:R0.iNy.I0
- >>119
「はは、分かりにくいですからね。、鋼さん。でしたね?」
【釣られて苦笑し、そう言いながら親指で自分の後ろの方を指差す】
「箱庭の端末なら後ろにありますよー」
【指さした方向には電話BOX(型の端末)が】
- 121 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/04/24(土) 21:19:56 ID:hedfrAak0
- >>120
「そうそう。黒金鋼だ」
と、再び名を名乗り――
「な、そんな所にあったのか……いやはや助かった」
驚いたように言う。
「さて、と。んじゃ、早速だが行こうぜ」
きぃ、と電話BOX(型の端末)の戸を開けた。
「……あ、フィールドはこっちで決めちまって大丈夫か?」
思い出したように言う。
- 122 :ノエル=フルーレス:2010/04/24(土) 21:23:16 ID:R0.iNy.I0
- >>121
「はい、そちらで決めてくれて結構ですよ。では、行きましょうか」
【鋼の後をついて行く】
- 123 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/04/24(土) 21:28:10 ID:hedfrAak0
- >>122
「よし、じゃあ“箱庭”で会おうぜ」
言って、黒金は箱庭へログインした。
//Aイベでお待ちしてますー
- 124 :ノエル=フルーレス:2010/04/24(土) 21:30:02 ID:R0.iNy.I0
- >>123
「了解。」
【箱庭に入る鋼を見送り】
「では、行こうか」
【続いてログイン】
//了解っす〜
- 125 :ヴァイス/にょた:2010/04/26(月) 21:44:59 ID:ZOM.z7ps0
- 「……あーなんかあれだな、女の格好しとけばエロゲ買うのもちょっとは恥ずかしくなくなるかなと思ったけど。
全然駄目だわ売り場のキモオタどもに変な目で見られてSAN値下がった……」
問題です、こいつの種族はて〜んし?
- 126 :アイリス/うっうそー204号室:2010/04/27(火) 01:48:53 ID:VeONXbeQ0
- アイリスはソファーの背凭れに体を預けながら迷っていた。
手には携帯電話。
タッチパネルが搭載されており、画面に触れるだけで操作をすることが出来る。
「どんなメールを送ればいいのかな。」
指を動かしメールを作成する。
…………
……………
………………
-----------------------------------
To:朝宮 暁
From: @XXXXXX.ne.jp
件名:お食事楽しかったです!
本文:こんばんわ。アイリスです。
この間の食事は朝宮先先輩と楽しかったです。
朝宮先輩とこうやって話す機会が出来るなんて夢にも思っていませんでした。
出来ればまた一緒にお食事に行きたいです。もし良ければ…また誘って下さいね?
色よいお返事をお待ちしております。
これが私の携帯の電話番号です。080-xxxx-xxxx
それからこの間の約束、ちゃんと覚えていて下さいね?
-----------------------------------
本文に、菖蒲の花の画像とアイリスの自宅の位置情報が添付されていた。
- 127 :朝宮暁:2010/04/27(火) 07:17:20 ID:/k2gysHgO
- 「……お、アイリスからか」
繁華街二丁目のメンパブ、クラブヒューベリオンの裏で暁が携帯を見て呟いた。
菖浦の画像と自宅の位置情報が添付されたメール。
菖浦とは春らしくて良い。咲くのはもうちょっと先だったか? なんて考えながら自宅の位置情報を流し読み。
「……ああ、神羽荘か」
新聞配達で近くまで寄るなあなんて考えて、何となく首を傾げた。
――何かおかしく感じたのだ、このメール。しかし画像にも位置情報にもおかしい所なんて無い。
何ていうか、このメールを送ってきたヤツは男の筈で――上手く言えないがとにかくおかしい、と暁は感じた。
「……まあ良いか。返信しとこ」
本文を何度も何度も読み返し、暁は次のように返信した。
-----------------------------------
To:アイリス
From: @XXXXXX.ne.jp
件名:Re:お食事楽しかったです!
本文:とりあえずお前力抜け。敬語とか要らねえし後先輩先輩言わんでも良い。
今度はお前の行き付けに行くんだったか?
スーツなら何時でも用意出来るから日時決まったら教えてくれ。
約束の事は確かに承った。安心しろ。
菖浦、綺麗だな
-----------------------------------
- 128 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/04/27(火) 22:57:50 ID:.6prKP66O
- 「……」
【最近体が上手く動かせない】
「あぁ……参った参った!
どうしようかなこれ……
でも昨日は暗くなっちゃったし……明るく振る舞わないとなぁ!」
- 129 :名も無き異能都市住民:2010/04/28(水) 20:59:52 ID:/k2gysHgO
- 都市中央公園の前、不意に外灯に照らし出される夜の景色が揺らいだ。
都市の中央部は安定区域とされており、滅多に歪みは起こらないのだが、時折こうして発生する事もある。
2、3メートルの範囲がぐにゃぐにゃとねじ曲った。そこにある物の輪郭が無秩序に伸縮し、やがて、ぴたりと止まる。
歪みが収束する。
風景が裂ける。空間が裂ける。歪みは収束して黒い裂け目となり、そしてその顎を開いた。
――――何かが、裂け目から現れようとしていた。
- 130 :甲:2010/04/28(水) 21:35:09 ID:KE2UskXwO
- >>129
赤色の装甲の腕が伸びる
「…」
右端
「…」
左端を掴み
「とぉッ!!!」
裂け目を閉じようとしてみた
- 131 :甲/:2010/04/28(水) 22:00:03 ID:IhYRqM3I0
- 「……しかし、何も、起こらなかった」
腕を軽く振ると装甲は消えた
そのまま両手を前に出して
「…タイミング悪かったかな」
グッと、扉を閉める動作
「……ま、良いか」
後頭部に両手を回し、鼻歌交じりにその場を離れて行った
- 132 :名も無き異能都市住民:2010/04/28(水) 22:01:26 ID:/k2gysHgO
- >>130
甲が端と端を合わせて裂け目を閉じようとした瞬間、裂け目から何かが飛び出した。
――――白い手だ。
裂け目から伸びる白い手。軽くホラーな光景だったが、しかしその手は何かを訴えるようにびくびくと動く。
……よく見ると端と端に挟まれ、白い腕の中程が赤くなっている。痛そうだ。
- 133 :頼羽無為/タクシーはないけどドライバー:2010/04/28(水) 22:42:59 ID:fP94A.NgO
- >>132
たまたま公園を通り掛かった男が、その白い手を見つける。
「………」
眉を寄せてその手を眺めていた男は、おもむろにくわえていた煙草手に取ると
ポン、とその手の上に煙草の灰を落とした。
- 134 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/04/28(水) 22:46:44 ID:2UMbfLFQ0
- >>132
>>133
木|
木|゚∀゚>
木|゚∀゚> <ホラーかと思ったら外道がいたで御座るの巻
- 135 :名も無き異能都市住民:2010/04/28(水) 22:47:40 ID:/k2gysHgO
- >>133>>134
白い手は挟まれた痛みを訴えるようにぶんぶんと振り回されるが、それが何かに当たったりする事は無かった。
やがてぐったりと力を失い、中空に腕が投げ出された。だらりと裂け目から垂れる白い腕。
――そんな中に落とされた煙草の灰。
びくん、と白い腕が震え、またわたわたと動く。
腕の主は混乱の最中なのだろう。何が起こったのか知れず、びくびくびくびくと怯えるように腕が動く。
- 136 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/04/28(水) 22:53:19 ID:2UMbfLFQ0
- >>135
木|゚∀゚> <これはひどい
「……つーか、大丈夫かコレ?
おーい奥の人、だいじょばなかったら親指を下に向けるといいよ」
木の陰から出て、手をつついてみる。
- 137 :頼羽無為/住所不定有職:2010/04/28(水) 23:00:49 ID:fP94A.NgO
- >>134
パァン!
軽快な破裂音が響くと同時に、カノンが隠れていた木に大きな穴が穿たれる。
ぽっかりと開いた穴からは白い煙が立ち上ぼっていた。
「……なんだ、お前か。
うっかり俺の命を狙うどこぞの秘密組織の刺客かと思って撃っちまったじゃねぇか」
男の左手には硝煙を上げるゴツい拳銃。
>>135
「…引きずり込まれたりしねぇだろうな…」
意を決した男は、がしりとその白い手を掴み
一気に引っ張り出そうと力を込める。
- 138 :名も無き異能都市住民:2010/04/28(水) 23:05:31 ID:/k2gysHgO
- >>136
びくんびくん、と腕はのたうつだけだった。言葉が伝わっていないのかもしれない。
びくんびくん。
>>137
ぎりぎりぎりぎりぎり――と、徐々に裂け目から腕が抜け出てくる。
しかしかなり痛いらしい。白い手が頼羽の手を離してぐったり。
- 139 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/04/28(水) 23:08:59 ID:2UMbfLFQ0
- >>137
炸裂音に振り向き、
「………」
青ざめた。
「おおおおおおおまあああああ?!殺す気か?!いや殺す気なんだろうけどな!!
よかったな俺で!!!」
>>138
「すごく……痛そうです……」
うーん、と首を傾げ、
「コレ押し返した方が中の人的に幸せなんじゃねえかなあ……
でもここまで出てると引っ張りたくなるよな」
と、ここで。
歪みの裂け目を見た。
「……広げられるかね」
手を振る。
金属の巨大な爪――のような形の塊が現れ、
「そおれ」
歪みに差し込まれる。
- 140 :頼羽無為/タクシードライバー:2010/04/28(水) 23:25:11 ID:fP94A.NgO
- >>138
「む…ヌルッと簡単にはいかねぇもんだな」
引っこ抜けないなら歪みを広げようかと思ったが、オッサン一人ではどうしようもない。
ここは傍らの竜の化身に任せることにした。
>>139
「まあいいじゃねぇか、頭のひとつやふたつ。減るもんでもねえだろ」
間違いなく減る。まあ減らない人もいるが。
「言っちゃあなんだがよ……少々卑猥な光景だな、こりゃあ」
裂け目にズブリと突きたてられる爪。
それを見てニヤける男は完全にただのセクハラ親父だった。
- 141 :名も無き異能都市住民:2010/04/28(水) 23:33:59 ID:/k2gysHgO
- >>139>>140
みしり、という異様な音響と共に少しずつ裂け目が押し広げられていく。
白い腕の主もそれを感じ取ったらしく腕をわたわたと振り始め、次第に腕が飛び出てくる。
そしてついに裂け目が開かれた。裂け目はすぽーん! という妙な音と共に何かを吐き出して消える。
――――どしゃ、とアスファルトに落ちたのは、見た目16、7の少女だった。
被っていたキャスケット帽が転がり落ちた頭には、二本の小さな白い角が伸びていた。
- 142 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/04/28(水) 23:41:39 ID:2UMbfLFQ0
- >>140
「いやまあ確かに減らねえけど結構精神的ダメージがあるって言葉知ってるか?」
「おいおいおいおいむしろおっさんの思考回路の方が卑猥じゃね?!
やだ頼羽おまえいつの間にそんなキャラになってたの……」
いやん、とでも言いたげに身をよじる。
>>141
裂け目が開く。
「おお、」
……これは頑張らねばなるまい……!!
思い、力を込め、
「――――っとぉあなんか出たぁー!!
しかも人外さんいらっしゃーいじゃねこれ!!」
- 143 :頼羽無為/タクシードライバー:2010/04/28(水) 23:50:15 ID:fP94A.NgO
- >>141
「おお、なんとか出たか」
転がり出てきた少女に近付き、キャスケット帽を拾いあげる。
「桃から生まれりゃ桃太郎、歪みから生まれりゃ……なんだろうな?」
少女の前に屈み、帽子を差し出す。
>>142
「下ネタが嫌いなオッサンがこの世の何処にいるんだ?そういうことさ」
行動にできる程若くはねえがなぁ、と笑いながら付け足す。
「おうおう、ただでさえ高いテンションを露骨に上げやがって…なんか近しいもんでも感じたか?」
- 144 :――――:2010/04/28(水) 23:58:16 ID:/k2gysHgO
- >>142>>143
身長は164センチと少し程か。裂け目から抜け出て来たのは真っ直ぐに下ろした白金色の長髪に鮮やかな翠色の瞳を持つ少女。
「ぅ〜〜〜!」
淡雪のような白い肌に非常に端正な目鼻立ち。ぶつけた鼻が痛いらしく呻声を絞り出す口には八重歯のような小さい牙が生えている。
服装は白いドレスシャツに黒いタイ、レザーのコルセットベルトを着用し、シャツの上からベストを羽織っている。
下は白みの強い桜色のシフォンランダムティアードスカートに、オープントゥのブーティ。
今風の服装――なのでは有るが、何故か仕立に手縫いのような感がある。
「……?」
鼻の頭をぶつけた少女は、やがて自分が座り込んでいるアスファルトを不思議そうにぺちぺちと叩く。
頼羽の差し出したキャスケット帽に気付かず立ち上がると、辺りをきょろきょろと落ち着き無く見渡して高層ビル群に目を丸くする。
――何やら、反応がおかしい。
そんな中、ふと公園前の道路を一台の車が通り過ぎた。よくある光景。当たり前の風景。しかしこの少女はそれに激しく驚いて、
「がおぅッ!!」
の一声を走り去った車に向けて、体を大きく見せるように両手を上げた。――二足で立ち上がった獣の見せる、威嚇のポーズである。
……どうやら、車を初めて見たらしい。
- 145 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/04/29(木) 00:01:18 ID:2UMbfLFQ0
- >>143
「やべえそれは否定したいけど否定できねえな…」
つまり枯れてるんですね、と心の中でこっそりつっこみ、
「近しいもんっつーかアレだよ、ほら、 ……nknhtがうひゃっほうするというか?
いやまあ、確かに人外さんいらっしゃーいなテンションではあるけどな」
>>144
「……」
思考。
……これは――
「――――野性味あふれる少女ktkrということで可決していいのか?!」
たぶん違います。
- 146 :頼羽無為/タクシーry:2010/04/29(木) 00:15:47 ID:fP94A.NgO
- >>144
「…なんて上等な格好した野性児だよおい」
見た目の上品さとその行動に驚きながらも、やれやれといつもの癖で肩を竦める。
「どうした嬢ちゃん、頭の中身でも向こうに忘れてきちまったか?
てか話は通じてる…よな?」
少女の頭にキャスケット帽をポフンと乗せながら尋ねる。
>>145
「ああ、nknhtが…それはしかたねぇな、うん」
こっちのnknhtもショタが出たらヒャッホるもんな、と頷く。
「…おいどうするよこの子…同じ人外パゥワーでほんやくコンニャクとかなんとかならないか」
- 147 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/29(木) 00:22:43 ID:WVrfsEdY0
- 「う〜…ごはんあんまりないなの…」
【よろよろとディスがその場に歩いてきた】
【右手が固定されている】
- 148 :名も無き異能都市住民:2010/04/29(木) 00:24:41 ID:/k2gysHgO
- >>145
少女はスタイルが非常に良く、すらりと伸びた手足に、女性らしい起伏に富んだ豊満な体つきをしている。
色気よりも少女らしい健康さがあり、女性として成熟した体形と言うよりは、発育の良い体形といった印象。
角を考えれば鬼か或いは別の人外なのだろうが。
少女はカノンを見てびくっと震えたが、やがておずおずとカノンに向けて口を開き、言葉を紡いだ。
「■■■■■?」
しかしその言語はカノンに伝わらないだろう。この星で使われる言葉ではなかったから。
>>146
頭にキャスケット帽を乗せられた少女は、ぱしぱしと瞬きした後に軽く頭を下げながら帽子の位置を調整する。
「■■■■? ――……■■■」
身振り手振りでの意思の疎通は出来るようだが、言葉はやはり通じない。
- 149 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/04/29(木) 00:29:48 ID:2UMbfLFQ0
- >>148
「あー、」
自分は長く生きてきた、と自覚している。
当然色々な言語の変遷も聞いてきた―あんまり覚えちゃいないが―と理解している。
だが、
……これは予想外だったなあ……!!
「多分、ここはどこ?とか聞いてるんだろうが……俺の言葉は分かるかな、分かんねえだろうけども。
異能の集まる都市だ、名前は……」
地を指さし、次に周りをぐるりと指して、
「エリュシオン、だったか」
ゆっくり、しかしはっきりと土地の名前を告げてみる。
>>146
「おいおいおい頼羽、俺意外とクオリティ高いと自負してたけどこれは予想外だったよ」
うーん。
「てーかほんやくコンニャクはお前の分野じゃね?どっちかってーと。
……まあ、何とかしてみるか」
- 150 :頼羽無為/タクシーry:2010/04/29(木) 00:49:16 ID:fP94A.NgO
- >>148
「…あー…うん…なるほど、わからん」
とは言え、多重存在であったこの男には
少女の言葉が"この世界の言語"ではないことはすぐに理解できた。
「えーっと…たしか、アレが…ちょっと待ってろ」
ゴソゴソとスーツの懐を探る。
「あったあった」
テレレテッテレー『エ〇サイト思念翻訳機ー』
これを付けると使用者の思っていることが簡単な単語になって周りの人間に伝わるぞ!
ただしエキ〇イト翻訳をデータベースに使っているので翻訳の精度はとても低い。
「これでどうだ」
懐から取り出した怪しい円形の物体を、少女の額に貼り付ける。
>>149
「俺のほんやくコンニャクじゃあスワヒリ語がヘブライ語に変換される程度の急場しのぎだ
ちゃんとした翻訳は頼んだぜ」
持ってやがった、ほんやくコンニャク。
- 151 :名も無き異能都市住民:2010/04/29(木) 00:55:07 ID:/k2gysHgO
- >>149
「えうしお? む?」
最後に聞いた言葉だけを鸚鵡返しに繰り返す。
「……ぐぬ」
しかしやはり言葉が通じない事が気になるらしく、喉を鳴らすように唸り、やがて決心がついたように一つ頷く。
「“あー、ぐむ。……分かるかの?”」
そうして、口から出たのは竜語魔法に使われる言葉。古く力ある言葉。周囲の魔力が微かに震える。
>>150
ぺた、とおでこに貼られたそれを不思議そうに手で触りながら、口を開く。
「これ: Isに魔法のアイテムをすること、うみ…」
異世界言語を翻訳出来ても所詮はエキ○イト翻訳であった。
- 152 :すえぞお/野良黒竜:2010/04/29(木) 00:55:55 ID:AXRozTjwO
- 「…なにやら面白そうな」
暗闇からぬるりと現れる、巨大な竜。
何かを察知したようだが、何を察知したのかすらわかっていない。
- 153 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/04/29(木) 01:03:06 ID:2UMbfLFQ0
- >>150
「あれェ――――?!相当便利なアイテムが今スーツの中から出てきませんでしたかよ!?
いやそれより地の文ちょっと待てやPSPじゃねえんだから!!」
メタ発言である。
多分。
「しかも何かよけい分かりづらくなってね?」
>>151
「エリュシオン、……言いにくいのかね」
ううんと唸って頭を掻き、
……これは俺もちょっとアレするしかないかなあ……
最終手段を考えだした頃、
「……おお」
頷く。
「”分かるとも。最近使っていない形式であるので、不手際があるやも知れないが許したまえ。
異世界よりようこそ、で間違いはないだろうか”」
遠い記憶を引きずりだしつつ古き言葉で返す。
>>152
「竜きた!!きたよこれ!!!これでかつる!!!」
- 154 :セアクルス:2010/04/29(木) 01:03:55 ID:/k2gysHgO
- >>152
翠の瞳がすえぞおに向けられた。瞬間、その少女は前面に喜色を散りばめる。
「“助かった! そこな同輩、ここはどこじゃ?”」
紡がれるのは竜の言語。
「“ぐぬ、失礼。名乗らんとな。吾が名はセアクルス。極北の竜帝が族じゃ。……お主黒竜か? となるとここは南方か?”」
しかしその話の内容は異世界の地名を並び立てるだけ。
- 155 :すえぞお/野良黒竜:2010/04/29(木) 01:12:43 ID:AXRozTjwO
- >>153
「お前が言うなお前が」
開口一番おっしゃったんです。
「…悪い、状況を産業で説明してくれ」
>>154
「……あ、うん?」
意味は理解できたのだが、思わず日本語で対応してしまい。
「…ん、ん゛…」
竜言語など久々だ。まぁ、エキサイト翻訳よりは流暢なはず。
「“俺はすえぞお、生憎純血の竜じゃあない。所詮キメラだ”」
「“ここは異能都市、お前の言う地名は少なくともこの近くには無い。…ああ、もしかして異世界、って奴か?”」
- 156 :頼羽無為:2010/04/29(木) 01:15:26 ID:fP94A.NgO
- >>151
「…うむ、わからん。やはりダメか…」
データベース作成が面倒で既存の、しかもエキサ〇トを流用したのでは仕方ない結果だった。
「ま、貴重な試験ができたからよしとしよう。ちなみにこれはマジックアイテムじゃねぇぜ
ライえもん脅威の技術力だ」
わかった範囲の質問に答えながら、少女の額に張り付いたソレをひっぺがす。
>>153
「ライえもんと呼んでくれても構わねぇぜ、カノ…カノビ太くん」
かなり強引に持っていった。自分でもムリがあると思う。
「おいコラ何ふたりだけで通信プレイしてやがる
オッサンも混ぜろさびしいだろうが」
- 157 :すえぞお/野良黒竜:2010/04/29(木) 01:17:47 ID:AXRozTjwO
- >>156
(…カビた君?)
些細な聞き違いをした。
まぁ、それはさておいて。
- 158 :セアクルス:2010/04/29(木) 01:21:22 ID:/k2gysHgO
- >>153
「“おお、通じたか!”」
少女は嬉しさに顔を綻ばせて思わずぴょんと飛び上がった。
しかし、こほんと咳払い。努めて落ち着こうと表情を引き締め、カノンに一礼。
「“ぐぬ。礼儀正しく忝ない。吾は極北の竜帝が族、聖竜のセアクルスじゃ。お主は――”」
瞬間、目を丸くして、
「“異世界!?”」
と声を張り上げた。
>>155
「“キメラとな? まさかお主も黄金郷の錬金術師どもに体を弄られて――……”」
憤懣やるかたないと言った様子でいきりたったが、その意気と言葉は尻すぼみに消沈。
「“……異世界……? ぐぬう……灼熱門は世界を繋ぐとか言うてたが、まさか……ぐむぅ……困った”」
>>156
「それは銭を得るレイ地球にあります… ことで」
それは何かを尋ねるように首を傾げてエキ○イト語を発音する。
- 159 :カノン・カペルマイスター/人型(男性):2010/04/29(木) 01:33:33 ID:2UMbfLFQ0
- >>155
「歪み
お客さん
パンパカパーン」
意味がわからない。
「まあ一行で言うと、何か異世界から来たっぽくて言葉が通じないって感じだな」
>>156
うんうん、と頷き、
「キャーライエモンサンステキー」
完璧な棒読みだった。
「オッサン混ぜたいけどさ、竜の魔術言語だぜコレ?翻訳機あんの?
しかも俺のはちっと偉そうなバージョンだしな」
>>158
「”異世界だとも、異界の令嬢。
貴女は空間の歪みからこちらにやってきたようだね”」
こじ開けた自分が言うのだから多分間違いないだろう。
「”私はカノンと言うよ。好きに呼ぶといい。
……事故であれ故意であれ、私は歓迎するとも”」
緩い笑みで語りかけて、
「”そしてすまない、所用で行かなくてはならないのだよ。
今日はそこの黒い彼とスーツの彼が何とかしてくれるだろうが、――大抵私は空を飛んでいるから、困ったら呼ぶといい”」
軽く頭を下げる。
顔を上げた瞬間には、その背に光翼が展開されており、
「っつーわけで、お嬢さんのことは二人に任せるって言っておいたから!
申し訳ないけど、後頼むねほしみ!」
ひらりと手を振り、
地に影が落ちる。
――――曇空を、異形の竜は緩やかに割り進んでいった。
//申し訳ない、吾輩はこのあたりでリタイアさしていただきます
//絡みありがとうございました!
- 160 :頼羽無為:2010/04/29(木) 01:41:59 ID:fP94A.NgO
- >>157
「テメェもオッサン一人を放置して若い娘とキャッキャッウフフするつもりかコラ
なんとかして俺も混ぜろ畜生…!」
振り向き様にすえぞおの眉間に拳銃を突き付けて無茶な注文をする>>158
「畜生…わかんねえ…オッサンわかんねえよ…」
なんか荘厳なふいんきの言語が飛び交うなか、一人だけエキサイト語と闘う涙目の男。
「…ん?…カノンにすえぞお…コイツらが会話できてるって事は」
ゴソゴソ。再び懐から何かを取り出す。
テレレry『ドラリンガルー』
竜語を正確に翻訳するご都合主義アイテム。
天災の名は伊達ではない。
「”あーあー、マイクのテスト中…俺の言葉通じてるか?”」
男が手に持つ何かを通して聞こえてくるのは、まさに古龍言語。
しかし、魔力は欠片も込められていないようだ。
>>159
「いやぁ、探せばあるもんだな」
持ってましたドラリンガル。
「っておい、この場で一番頼れるヤツが帰るのかよ!」
成す術もなく、小さくなる影を見送った。
- 161 :セアクルス:2010/04/29(木) 01:49:32 ID:/k2gysHgO
- >>159
「“親切に痛み入る。真に忝ない”」
ぺこりと頭を下げた後、上空を過る銀の異形の姿を見た。
セアクルスは驚きに瞠目した後、空を渡る異形の影に向けて頭を下げた。
//お付き合いどもでした!
>>160
「“おおう、お主も竜語が話せるのか! つ、通じるぞ!”」
淡雪色の肌に喜色を散りばめたセアクルスは竜語で言葉を返す。
「“ちと響きが妙な感じじゃが、通じるぞ!”」
セアクルスが言葉の響きをおかしく感じるのは竜語が音と魔力によって紡がれるものだからだろう。
- 162 :頼羽無為:2010/04/29(木) 02:02:10 ID:fP94A.NgO
- >>161
「"ハハハ、いやぁ流石だよな俺"」
謎の自画自賛。実は竜語を話しているわけではないが、説明がめんどくさいので気にしないことにする。
「"ま、多少変わってるのはこちらの世界の訛りだと思ってくれ。
――さて、状況から察するに…嬢ちゃんはでうやら異世界からの放浪者のようだが"」
「"これからどうするんだ?戻るあてはあんのかね"」
- 163 :セアクルス:2010/04/29(木) 02:11:26 ID:/k2gysHgO
- >>162
「“うむ……戻る、か”」
セアクルスは思案顔で首を傾げた。父から旅に出された身であり、当てもなく気ままに大陸を巡っていた。
帰る当ては、無い。しかしよくよく考えて見れば元々当てもなく旅をしていたのだ。
先程は驚いてしまったが世界移動に眼を瞑れば見知らぬ場所に来たというだけ。元の世界で旅をしているのと変わらない。
「“ぐむ……暫く滞在してみようかのう……”」
戸惑いと迷いが滲む言葉を口にする。
- 164 :東西南北 良方 ◆khjr0m94g6:2010/04/29(木) 19:32:27 ID:7gFzKdaU0
- アロハシャツにサングラスの胡散臭気な男がビル街を歩いている。
「んー? 今日は面白そうな店は無いのか?」
口元には細葉巻[シガリロ]を咥えており、紫煙が立ち上っている。
ビル街の雑貨屋などを覗いているが、男の心をつかむ様な店は無いようだ。
「こりゃあ今日は買い物は止めにして、散歩に目的変更だな」
男は特に行く当てもなく、ビル街をのんびり歩く。
- 165 :ティファニア・ハートランド:2010/04/29(木) 19:56:02 ID:rSRBD9/U0
- >>164
「よっ……と。」
――とん
ロングブーツが軽い音を立てて、
アスファルトの道路を叩く。
雑居ビルの上から、いきなり女性が飛び降りてきたのだ。
しかし、かなりの高さがあったにもかかわらず、着地した女性は痛がるそぶりも無い。
明らかになんらかの異能者だろう。
- 166 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/29(木) 19:59:57 ID:WVrfsEdY0
- 「うー…おいしゃさんにまだとちゃだめっていわれたなの」
【右腕を包帯で固定された少女がある来ている】
「…あう?だれかいるなの」
【そう言って二人のほうに歩いてきた】
- 167 :東西南北 良方 ◆khjr0m94g6:2010/04/29(木) 20:00:38 ID:7gFzKdaU0
- ぶらぶらとシガリロをくゆらせながらビル街を歩いていると
上から女が飛び降りてきた。
「ん? 能力者か?」
(暇だし、話でもするか)
「お嬢さん、暇なら俺と話でもしない?」
にこやかに話しかけるがどう見てもナンパのようにしか見えない。
- 168 :東西南北 良方 ◆khjr0m94g6:2010/04/29(木) 20:06:08 ID:7gFzKdaU0
- >>166
「お?女の子がもう一人」
右手を閉じて開くと飴が出てきた
「飴食べる?」
- 169 :ティファニア・ハートランド:2010/04/29(木) 20:08:12 ID:rSRBD9/U0
- >>166
「ディス、こんばんは〜!」
にぱあ、と太陽のような笑みをディスへ向けて。
「あれ、怪我したの?」
>>167
「あう?」
やや短めの金髪と白い肌を、
黒いロングコートで包んだ女性は良方に気づいて、
顔をそちらに向けた。顔つきから見て20代半ばだろうか。
(なんだか、変なひとだよ……
髪の毛がピンクだし……。)
どうやら警戒されているようだ。
- 170 :東西南北 良方 ◆khjr0m94g6:2010/04/29(木) 20:10:50 ID:7gFzKdaU0
- >>169
警戒されていることが判り、友好的な笑みを浮かべ言う。
「俺、怪しくないぞ?」
「アロハでグラサンで髪がピンクだからってその対応は悲しいぞ?」
何処をどう見ても怪しい男が言うとより怪しさが醸し出されてしまう。
- 171 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/29(木) 20:11:17 ID:WVrfsEdY0
- >>168
「あう?いいなの?」
【少し嬉しそうな表情】
「ありがとなの〜。おなかすいてたなの」
【微笑んで飴を手に取って口に放り込む】
>>169
【口の中で飴をころころころがしている…】
「あうあう、こんばんわなの〜『てぃふぁにあ』なの〜!」
【左手を大きく振る】
「あう、このけがなの?」
【ちょっと固定した腕を見て】
「ちょっとたたかいがあって、それでけがしちゃったなの…
あう〜」
【恥ずかしげに頭を掻いた】
- 172 :ティファニア・ハートランド:2010/04/29(木) 20:17:23 ID:rSRBD9/U0
- >>170
「む、むぅ……でも……」
女性の表情は困惑一色。
表情を少しも隠そうとしないところや、
立ち振る舞いの所作などを見るに年齢より
少し幼い印象を受ける。
「悪いけど、どうみてもチンピラにしか見えないよ……。
どうせ、貴方も麻薬かなにかを売ろうとするんでしょ。」
悲しいことにこの街ではそういったことを生業とする者も多い。
>>171
「大丈夫、痛かったりしない?」
ディスの包帯を心配そうに見て。
いつか自分も、こういうことに巻き込まれる日が来るのだろうか。
- 173 :東西南北 良方 ◆khjr0m94g6:2010/04/29(木) 20:22:44 ID:7gFzKdaU0
- >>171
少女が飴を食べる姿を見て少し和む。
「おういいぞ。 もう一個オマケだ」
また飴を出し少女の方へ放る。
>>172
女の質問に対し、少し嫌そうな表情をする。
「俺はチンピラじゃないし売人でも無いただの遊び人だよ?」
「まあ、見た目はどう見てもそうなのは認めざるをえないんだけどね」
仲良くしたいがどうも話が平行線で進みそうだ。
良方は考える、どうすれば警戒されないかと。
そして一つの考えに至った。
その考えを行動に移す、コレならば確実に仲良くなれるだろう。
「飴、食べる?」
- 174 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/29(木) 20:26:01 ID:WVrfsEdY0
- >>172
「あう〜。ぜんぜんだいじょぶなの!」
【気にしない、という風に手を振る】
「でもおいしゃさんにしばらくとらないでっていわれちゃったなの。
なんだか、ほね?がこなごなっていってたかなの…」
【物騒なことをあっさりと言っている】
>>173
「あう〜。ありがとなの!
とってもおいしなの〜!」
【ニコニコしながら飴をもう一個もらう】
「やさしいなの〜」
【にっこりほほ笑んで言う】
【見た目に関しては気にしていないご様子】
- 175 :ティファニア・ハートランド:2010/04/29(木) 20:34:37 ID:rSRBD9/U0
- >>173
「むうぅ……」
差し出された飴。
しかし、悪戯でお菓子にネズミ捕り用の毒薬を混ぜたり、
ギャングが麻薬中毒者を増やすため密かに麻薬を注入するといった
事件を新聞で読んだことがある。
そういった類の異常を感知できないティファニアは、
やはり、まだ少し警戒していた。
「いちおー、もらうよ。」
しかし、断るのも悪い。
ここは貰うだけ貰っておこう。
>>174
「骨折、かあ。」
自分も荒行をしていたころは
骨折、打ち身などしょっちゅうだった。
「変に動かすと、骨が変にくっついちゃったりするから
お医者さんの言うとおりにするんだよ。」
- 176 :東西南北 良方 ◆khjr0m94g6:2010/04/29(木) 20:38:05 ID:7gFzKdaU0
- >>174
「飴2つでここまで喜んでもらえるとこっちも嬉しいぜ?」
「俺も食うか……」
飴を口に放り込む。
>>175
「ほい、どーぞ」
飴を手渡す。
「同じの俺も食ってるからだいじょーぶだぞ?」
「リンゴ味が苦手なら他にも色々有るぞー」
右手に飴が色々出て来る。
べっこう飴、龍角散、コーラー味、オレンジ味、氷砂糖など種類は多様だ。
- 177 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/29(木) 20:41:55 ID:WVrfsEdY0
- >>175
「ん。わかったなの…
あしたたいかいあるけど…」
【腕を見ながら言う】
「あそこでたたかうからだいじょぶかなの?」
【箱庭のことを言っているのだろう】
>>176
「あうあう〜。おいしいからうれしなの〜」
【飴玉がまた転がっている】
「あう〜。おなまえきいておこかなの〜
こっちのなまえは『でぃす』なの〜!」
- 178 :東西南北 良方 ◆khjr0m94g6:2010/04/29(木) 20:44:24 ID:7gFzKdaU0
- >>177
ニヤリと少女に笑いかけ自分も名乗る。
「東西南北 良方[よもひろ りょうほう]だよろしくな、ディス」
手を差し出し握手を求める。
- 179 :ティファニア・ハートランド:2010/04/29(木) 20:49:50 ID:rSRBD9/U0
- >>176
「む、むうぅ……」
いたずらにしては流石にこの量の飴に毒やらを
仕込むのは手がかかりすぎている。
それに、もしダミーの普通の飴を混ぜていたのだとしても
飴を取り出す手つきに、選んだりしているような不自然な動きは無かった。
「ううん、ちょっと考えすぎていたみたい。
さっきは、疑ってごめんね!」
飴の包装紙をとりさって、笑いながら口に放り込んだ。
>>177
「ええと、イデアの箱庭だっけ。
あの仮想現実がどうたらこうたらってヤツ。」
詳しいことは分からないが、
そこでは死んでも大丈夫なのだという。
技術の進歩というのは凄まじい。
「私はまだ言ったことが無いんだよねぇ。」
- 180 :東西南北 良方 ◆khjr0m94g6:2010/04/29(木) 20:52:40 ID:7gFzKdaU0
- >>179
やっと警戒が解けた事に喜ぶ。
「ああ、気にすんな。怪しいのは確かだしな」
右手を握ると飴が消えた。
「ところで、さっき上から落ちてきてたけど足とか平気なのか?」
- 181 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/29(木) 20:52:57 ID:WVrfsEdY0
- >>178
「あうあう〜。よろしくなの!『りょうほう』なの〜!」
【喜んでディスは握手に応じる】
【…若干握力がある、ディスの表情を見るに力を抜いているようだ】
>>179
「あうあう、そんななまえだったかなの〜」
【頷いて言う】
「いったことあるんだけどなの…
うんどにならないけど、たたかうところでいちばんいいところみたいなの!」
【得意げに言っている】
- 182 :ティファニア・ハートランド:2010/04/29(木) 21:01:55 ID:rSRBD9/U0
- >>180
「ん、うん。大丈夫だよ。
私は『重力使い』だから。私にかかる重力を軽くして、
ついでに重力のベクトルを上方向に変えたの。」
そう言いつつ、近くの小枝を指差す。
すると、ふわふわとその小枝が浮き上がった。
>>181
「ええと、じゃあ私も今度ディスを応援しに行くね。」
ついでに、だいたいの使い方も使えるだろうと考えて。
- 183 :東西南北 良方 ◆khjr0m94g6:2010/04/29(木) 21:06:44 ID:7gFzKdaU0
- >>181
「ああ、よろしく」
握った手を軽く上下に振る。
少女にしては少し握力が強いが細かいことを気にしない主義のため気にしないことにした。
>>182
「ほー!すげぇ!」
浮かんだ小枝を突付く。
「教えてもらうだけじゃあれだから、俺も教えるかな」
浮かんでいる小枝を握る。
手を開くと小枝が無くなっていた。
「俺の能力は物質の保存だよ。出し入れも自由だぜ?」
もう一度手を開け閉めすると小枝が出て来る。
- 184 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/29(木) 21:08:58 ID:WVrfsEdY0
- >>182
「あう〜!ありがとなの!
おうえんされると『でぃす』いっぱいがんばれるなの!!」
【微笑んで言う】
「おかねもらったらおんがえしなの〜!」
>>183
「うう〜…いたくなかったかなの」
【少し心配する顔をしている…やはり若干気にしていたようだ】
「あう、『りょうほう』はここにくるのはじめてなの?」
【首をかしげて尋ねてみる】
- 185 :ティファニア・ハートランド:2010/04/29(木) 21:16:41 ID:rSRBD9/U0
- >>183
「なにかなぁ……。」
まるで、マジックショーの開演を
待つ子供のように目を輝かせて。
そして、その能力を目にすると。
「すごいよ、本当に『魔法』みたいだよ!」
年甲斐も無く、おおはしゃぎするティファニア。
どうも、この女性は精神的に少し幼いみたいだ。
>>184
「お金……むぅ?」
ディスの発言で少しきょとんと。
イデアの箱庭というのは賞金がもらえるのだろうか、などと思考をめぐらせる。
- 186 :東西南北 良方 ◆khjr0m94g6:2010/04/29(木) 21:20:56 ID:7gFzKdaU0
- >>184
「ん? 俺、丈夫だからコレぐらいじゃ全然平気だよ」
にこやかに気にしなくてもいいという雰囲気を醸し出す。
そして、少女の質問に答える良方。
「そうだよ。 暇つぶしも兼ねてビル街回ってったんだけど変なお店とかが無くてなー」
「ディスは寂れた雑貨屋とか知らないか?」
>>185
女が喜んでいるのを見て笑みを浮かべる。
「ま、出し入れするだけなんだけどな」
口元のシガリロが大分短くなっているのに気づき、もう一本シガリロを取り出し咥える。
指先から火を取り出しシガリロに火をつける。
煙を吸い込む、表情は至福の表情だ。
「あー、やっぱ紙巻よりこっちのがいいな……」
- 187 :鈴木 光/???:2010/04/29(木) 21:23:03 ID:.lfwxl.c0
- 【町中、人も減った大通り】
「なあ? 晩飯はどうする?」
【何十もの付箋、四種類のペンが刺された厚い手帳をめくりながら虚無に話しかける男性】
「……なあ、無視すんなよ…」
【左肩の辺りに視線をやってため息を漏らした】
「無視するなら自分で作れよな…」
【口寂しいのか、口にペンをくわえた。引き締まった背広とネクタイはしっかりとした人格を見せている】
- 188 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/29(木) 21:23:42 ID:WVrfsEdY0
- >>185
「ゆーしょーしなきゃだめだから、
まずはかたないとなの〜!」
【微笑んで言う。その顔は欲を持った目ではないように見える】
>>186
「あうあう、そっかなの」
【ほっと一息ついた】
「う〜ん…へんなおみせなの?
…ざっか…あう〜。どこにあるかなの」
【考え中】
「…さびれた…はしらないけど、いいおみせならしってるなの〜
『くろす』のおみせなの〜」
【しばらくしてから得意げに言った】
- 189 :名も無き異能都市住民:2010/04/29(木) 21:27:16 ID:.lfwxl.c0
- >>187
//ミスです。お恥ずかしい
- 190 :ティファニア・ハートランド:2010/04/29(木) 21:30:54 ID:rSRBD9/U0
- >>186
「げほ、げほ……あぅ、
たばこはあんまりすきくない……」
タバコは苦手らしく煙に少しむせこんで。
「さて、そういえば私は用事があるんだったよ。
そろそろいくねー!」
にこり、と笑みを浮かべてその場からさっていく。
>>188
ディスの台詞から、今開催中のトーナメントの事だと理解して。
そういえば参加メンバーの名前にディスの名前もあった。
「私も出ておけばよかったかなあ……まぁいいや。
私はそろそろ、用事を片付けに行くね。」
ディスの頭をなでてその場を後にした。
- 191 :東西南北 良方 ◆khjr0m94g6:2010/04/29(木) 21:34:44 ID:7gFzKdaU0
- >>188
「『クロス』のお店だな? うし、覚えた! サンキューな」
「お礼に飴をもう一個進呈だ!」
取っておきのトラピスト修道院のバター飴を差し出す。
自分も食べたくなったが、シガリロを咥えているのを思い出し、やめる。
>>190
むせているのを見て煙をしまう。
「悪いな、タバコが無いと死んじまうんだ」
歩いていく女の後ろ姿を見ながら言う。
「おう!じゃあな!」
シガリロを吸いながら呟く。
「タバコ苦手な人も居るんだなー」
機関時代は周りが喫煙者ばっかりだったため不思議な感覚だった。
- 192 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/29(木) 21:39:34 ID:WVrfsEdY0
- >>190
「あう〜。そっかなの…
たたかえたかもしれないなの〜」
【少し残念そうに言うと】
「あう。がんばなの〜!」
【微笑みながら手を振った】
>>191
「あう〜。おいしいごはんつくってくれるなの〜!」
【ニコニコ微笑んで言う。カフェであるが】
「ありがとなの〜!」
【微笑んで飴玉を手に取る】
【やっぱりとても嬉しそうだ】
- 193 :東西南北 良方 ◆khjr0m94g6:2010/04/29(木) 21:42:21 ID:7gFzKdaU0
- >>192
カフェでもなんでも、良さそうな店を教えてもらった事自体が嬉しそうだ。
「飯屋かー! じゃあ今度行ってみるぞ?」
先程の女の例もあるため一応聞く。
「俺、タバコ吸う人だけど吸っていい?」
- 194 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/29(木) 21:46:03 ID:WVrfsEdY0
- >>193
「あう〜。きっとおともだちになれるなの〜!」
【大きくうなずきながら言う】
「あう〜たばこってなんなのかなの?」
【眼をまん丸くして尋ね返してきた。】
- 195 :東西南北 良方 ◆khjr0m94g6:2010/04/29(木) 21:49:10 ID:7gFzKdaU0
- >>194
クロスの店というらしいお店に対する期待が膨らむ。
「そうか、楽しみだぜ」
タバコを知らないのに一瞬目を丸くするが、
よく考えるとコレぐらいの歳の少女なら知らないのも無理もないと考える。
「んー? 吸ってると落ち着く薬みたいなもんだなー」
「まあ体には悪いからディスは飴を食べてた方がいいと思うぞ?」
- 196 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/29(木) 21:52:09 ID:WVrfsEdY0
- >>195
「あう〜…からだにわるいなの〜」
【少し気にしている。何やら心配の目線の様な】
「あめおいしいもんねなの〜」
【そういって飴玉を再び口の中で転がす】
- 197 :東西南北 良方 ◆khjr0m94g6:2010/04/29(木) 21:56:17 ID:7gFzKdaU0
- >>196
心配されたことが嬉しい。
体の心配をされたことなど何年ぶりだろうか。
純粋なディスを見て少しイタヅラ心が出てきた。
「因みに一本吸うと5分寿命が縮まるらしいぜ」
「飴を食べてた方が健康的にも値段的にもいいから、吸っちゃ駄目だぞ?」
紫煙をくゆらせながら言うと妙に説得力が有る。
「あーでも辞められない止まらないー♪」
妙に楽しそうだ。
- 198 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/29(木) 21:59:50 ID:WVrfsEdY0
- >>197
「あうあう〜…もうだめなのかなの?」
【まだ心配そうな顔だ】
「どれくらいなのかなの?
う〜、みじかくなるのたいへんなの〜」
【焦りの色が見えるような見えない様な…】
- 199 :東西南北 良方 ◆khjr0m94g6:2010/04/29(木) 22:02:33 ID:7gFzKdaU0
- >>198
心配されるのは嬉しいが少し悪乗りの過ぎた気もしてきたためやめる。
「まあ、普通の人間より丈夫だから実際全然平気なんだけどな」
「だから、心配しなくても大丈夫だぞ?」
シガリロの煙が柔らかく立ち上っている。
- 200 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/29(木) 22:10:41 ID:WVrfsEdY0
- >>199
「う〜。だいじょぶなんだなの」
【それを聞くとまた安心した表情になる】
「じょうぶなの〜。『でぃす』よりもなのかなの〜」
【固定された右腕をさすりながら言う】
- 201 :東西南北 良方 ◆khjr0m94g6:2010/04/29(木) 22:14:03 ID:7gFzKdaU0
- >>200
「ああ、大丈夫だ」
そういえば目の前の少女がケガをしていたのに気づく。
「とりあえず40階建てのビルの屋上から落とされて生還出来るぐらいだな」
「ところでディスその怪我どうしたんだ?」
- 202 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/29(木) 22:17:45 ID:WVrfsEdY0
- >>201
「あう〜…だてのびる」
【空を見上げて呟く】
「たかいかなの?」
【首を傾げていう】
「あ、このけがなの?」
【右手をなでながらいう】
「ちょっとたたかいがあってなの。それでこうなってなの」
- 203 :東西南北 良方 ◆khjr0m94g6:2010/04/29(木) 22:22:17 ID:7gFzKdaU0
- >>202
ディスが上を見上げるのにつられて自分も上を見る。
「ハンパじゃなく高いぞ! 本当に死ぬかと思うぐらい。 まったくあのバカ上司は……」
最後の言葉は小さくて聞こえないぐらいだが、ムカついた感情が全力で込められていた。
戦い、その言葉に少し思うところがあり、表情が暗くなる。
「戦い、か……。 俺は戦いは嫌いだからそう言うのは縁がないんだよなー」
「ディスも怪我しないように気を付けるんだぞ?」
- 204 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/29(木) 22:26:07 ID:WVrfsEdY0
- >>203
「あう〜・・・たかいなの〜・・・
じょうし?」
【少し気になったのか、その言葉を聞いて首をかしげる】
「う〜ん、『でぃす』もすきじゃないけど、みんなたすけよとおもって
いっしょにきちゃったりしたの〜」
【そのときなの、といって腕をさする】
「あう〜、できるだけきおつけるなの〜」
【うなずいた】
- 205 :東西南北 良方 ◆khjr0m94g6:2010/04/29(木) 22:28:57 ID:7gFzKdaU0
- >>204
最後のつぶやきが聞こえていた事に慌てる。
「いや!何でもねぇよ!?」
ディスの戦う理由を聞き、笑う。
「そうか、人助けはいいことだぜ?」
頭を優しくクシャッとなでる。
「とりあえず、その傷治るまではおとなしくしてた方がいいと思うぞ」
- 206 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/29(木) 22:31:52 ID:WVrfsEdY0
- >>205
「あう〜?そっかなの」
【おっきくうなずく】
「あう〜。みんなだいじなともだちだからなの〜」
【照れくさそうになでられる】
「わかったの〜。いまは『でぃす』のためのことするなの。
おとなしくなの」
【ちょっと言い方が自分に言い聞かせる感じであった】
- 207 :東西南北 良方 ◆khjr0m94g6:2010/04/29(木) 22:34:38 ID:7gFzKdaU0
- >>206
「ああ、何でも無いさ」
クシャクシャと優しく撫で続ける。
ちょっと楽しくなってきたみたいだ。
「友達ねぇ……俺此処に来たばかりで友達いないんだけど、友達になってくれないか?」
「そうそう、大人しくしとけ」
- 208 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/29(木) 22:39:09 ID:WVrfsEdY0
- >>207
「あうあう〜もちろんなの!
『りょうほう』いいひとだからおともだちなの!」
【ニコニコしながら言う】
「うん、けがはやくなおさないとだからねなの!」
【微笑んで言った】
- 209 :東西南北 良方 ◆eOKhjGaPwQ:2010/04/29(木) 22:43:51 ID:7gFzKdaU0
- >>208
この街にきて初めて友達が出来た。
それが嬉しくて仕方が無い。
「ああ! よろしく!」
手をとり握手をする。
「怪我、治ったらクロスの店に飯くいに行こうぜ?」
ふと、時計を見る。
大分いい時間の様だ。
「っと、こんな時間か」
「俺はそろそろいくよ。 ほら、飴やるよ」
とっておきのトラピスト修道院のバター飴を奮発して3つ渡す。
- 210 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/04/29(木) 22:48:03 ID:WVrfsEdY0
- >>209
「あう〜!」
【にっこりして握手を交わした】
「うん!もちろんなの!
ごはんたべるの『くろす』とやくそくしてるもんねなの!」
「あう〜!ありがとなの!」
【微笑んでディスはバター飴を受け取る】
「またあおうねなの〜!
じゃあねなの〜!」
【終始笑顔のまま、ディスはその場から歩いて帰っていった】
- 211 :東西南北 良方 ◆eOKhjGaPwQ:2010/04/29(木) 22:51:07 ID:7gFzKdaU0
- >>210
ディスに手を振りながら言う。
「ああ!また会おう!またなー!」
歩き去っていくディスを見送り自分も歩き出す。
「っと、タバコが切れた……ここらのタバコ屋は……?」
良方はタバコ屋を探しながら夜の闇の中へと歩き、消えていった。
- 212 :ラプチル ◆Km.xDqVUqA:2010/04/30(金) 00:11:49 ID:lJc2VzXE0
- 【とある廃墟】
荒廃した雑居の一端。
夜風に荒ぶ砂埃は、悪い病気にでもなりそうなほどに、淀んでいた。
薄汚れたアスファルトに、特有の悪臭。人の気配は、今のところ、ない。
そんな、変哲もない廃屋に現れた空間の歪み――――――湾曲は、ひっそりと、1人の小さな影を運んできたのだった。
とさり、と地に足つける音。暗闇に身を置いたまま、周囲を見渡し、額に手を当てる。
嗚呼、『今回』は、『予定』よりも"ずいぶん早かった"。
次の『転移』までは、今までと違い、見当もつかないが。
この『世界』に辿り着き、間もないが、暫くは此処で生活する羽目になりそうだ。
それが、吉と出るか、凶と出るか。
一般に人と比べると、随分と小柄な人影が、月明かりの下へと降る。
眼前に広がる暗黒と、周囲の荒廃は、ラプチルを一層不安にさせたのだった。
- 213 :レーツェル ◆XXXXUU4GU2:2010/04/30(金) 00:19:50 ID:XhJEinvU0
- >>212
静寂を破るような、足音一つ。
近づく影は、一人と二頭分。
長い長い金髪、鼻にかかった前髪から隙間覗くのは蒼い瞳。
少女と二頭の魔犬は足を止めて、ぼけー、っとその姿を見つめるのであった。
- 214 :ラプチル ◆Km.xDqVUqA:2010/04/30(金) 00:29:43 ID:lJc2VzXE0
- >>213
こんな場所に、この時間にいるなんて。
自殺行為か、それでなければ浮浪者のどちらかだ。
見たところ、レーツェルと殆ど変わらない背丈に、
白に金に装飾された、高級そうな法衣を纏う、銀髪の・・・、・・・。
その漆黒の、塗り潰された瞳は、宛ら悪魔のようだった。
不機嫌そうに視線を合わせた・・・少年、だろうか?、人物は、体の向きを変えぬまま、問いかけた。
「なぁ、この世界って、滅んじゃってるわけ?」
- 215 :レーツェル ◆XXXXUU4GU2:2010/04/30(金) 00:38:02 ID:XhJEinvU0
- >>214
かくん、と首を傾げる少女。大体五十度くらいか。
"何言ってんのコイツ"みたいな表情で、ゆっくり、ゆっくりと口を開いた。
「宇宙人?」
……全くもって返答になっていなかった。
- 216 :ラプチル ◆Km.xDqVUqA:2010/04/30(金) 00:46:35 ID:lJc2VzXE0
- >>215
不機嫌そうに呆けた顔が、音を立てるかのごとく、嫌悪の表情に切り替わった。
「うわっ、うっぜぇ・・・。」
ざっ、と向きを変え、のそのそと歩いてくるラプチルは、深く息を吸い込んだ。
「大体さー、わかるんだよね。その、なんていうの、わかってて冗談言ってますー、みたいな言い方さー。
本当に宇宙人だと思ってたらもっと驚くなり怖がるなり、喜ぶなり興味示すだろ?
初対面なのに失礼だと思わないわけ?犬っころの散歩だかなんだか知らないけどさー」
毒舌こそ、初対面に浴びせられるようなものでもなかろう。
廃墟で騒がしいやつがいたら、間違いなくこいつ。
- 217 :レーツェル ◆XXXXUU4GU2:2010/04/30(金) 00:55:19 ID:XhJEinvU0
- >>216
「人のこと、言えない」
小さく小さく、聞こえないように溜息吐いて。
"GO"と呟けば、傍らのボルゾイをもう一回り大きくしたような魔犬が、走り去っていく。
「じゃあ、何者? 曲者?」
- 218 :ラプチル ◆Km.xDqVUqA:2010/04/30(金) 01:01:24 ID:lJc2VzXE0
- >>217
言葉に乗せてずい、と顔を近づければ、この人物の肌が褐色でいて、
人並み外れた尖り様の耳には、複数のピアスがついている事も見て取れるだろう。
顔を引けば、嘲笑のように口元を緩め、高くもない身長から顎を上げ、両手で、
"どうしようもないね"と言うかのようにため息をついて見せた。
走り去った犬っころになど興味もないといった様子。
「あーやだやだ、言語は通じるのに伝える気がなくて何を言っているのかわからないような人って本当困るよねー
え?曲者?オレって刺客だったの?確かにTPOで考えりゃ不審者だけどさー、人攫いや辻斬りに見えるの?」
随分と喧嘩腰だが、なんだろう、この丸々しい空間は。
それにしても、この人物は魔犬と相性が良さそうな気もするが、真相は果たして。
- 219 :レーツェル ◆XXXXUU4GU2:2010/04/30(金) 01:12:37 ID:XhJEinvU0
- >>218
「別に」
くすっと微笑って、瞳を向ける少女。
どちらかと言えばこの少女の方が曲者っぽいかもしれない。無駄に長い、身の丈を軽く超えるだろう刀を持っているだけだが。
「君、面白い」
どこら辺がなのかはさっぱりである。
一方、残った方の魔犬といえば。
静かに座って一つ吼えただけだった。もしかしたら吼えた瞬間に「黙らんかワレェ!」だとか、聞こえるかもしれない。
- 220 :ラプチル ◆Km.xDqVUqA:2010/04/30(金) 01:17:07 ID:lJc2VzXE0
- >>219
「いや、どっちかっていうとお前気持ち悪ッ!
いきなり人に向かって面白いとか不気味だから!
わんころ助、お前は黙っててよ・・・!」
兎にも角にも、直ぐに真に受けてしまう性格なのは、もろばれであろう。
刀に向ける視線は、至って武具慣れしているようで、驚きはない、が。
思うところがあったのだろう、注意深く見れば、目を細めた仕草などが目に付く、かもしれない。
- 221 :レーツェル ◆XXXXUU4GU2:2010/04/30(金) 01:26:59 ID:XhJEinvU0
- >>220
「そうでも、ない」
視線が動いて、魔犬へと向けられる、が。
人間だったら「何?」とでもいいだけな表情をしていただろうか、尻尾を振りながら見つめ返すジャーマンシェパードをもう一回り大きくしたような魔犬だった。
と、視線を戻し、ラプチルの視線を辿り己の刀へ。
約六尺、百八十センチ前後。小柄で華奢な少女が扱うには大きすぎる代物。
特に装飾らしい装飾はなく、『戦闘用』、といったところか。
再び視線を戻して、首を傾げた。大体三十六度くらい。
- 222 :猪賀 堂二 ◆JBbLACK.JY:2010/04/30(金) 23:56:28 ID:WLwiniQ.0
- 【目立たない暗い路地】
「も……もうやめ、」
……カッ。
ドゴッ ドゴッ ベキ ガリュ
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛……!!」
【痛烈な声が路地を揺らして、すぐ後】
【比較的明るい、人通りに面した路地のゴミ捨て場】
ポイ ドサ
【そこに捨てられたのは人だった】
払えねぇならそこでのたれ死ね。
ゴッ
【ガタイのいい強面の男が、手をぱしぱしと払いながら止めの蹴りを見舞う】
【生きてはいるが……鈍い音を立てて蹴りがめり込んでも、声にならない呻きを上げるだけ】
【男は退屈そうにあくびを噛み殺して、ポケットに両手を突っ込み踵を返した】
- 223 :銀髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/05/01(土) 00:09:28 ID:PMt0ERXQ0
- >>222
「………………つまんねえ、つまんねえよ」
静かに声が落ちた。
「弱いもんいじめってつまんねえだろ?おい」
凜、とした声調。
響く足音。
かつ、
かつ、
かつ、
かつ、
「なあ?」
- 224 :猪賀 堂二 ◆JBbLACK.JY:2010/05/01(土) 00:14:35 ID:WLwiniQ.0
- >>223
……なんだテメェ。
【ゴミ捨て場に向かいしゃがみ込む】
【手を伸ばし、手にしたのは空き瓶二本、コーラなんか入れる分厚いガラス製】
【それらを拾ってゆっくり立ち上がり】
失せな。
【蛇のように鋭く睨みつけると】
【右手のビンを手首のスナップを利かせた投擲、狙うは顔面ど真ん中】
- 225 :銀髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/05/01(土) 00:23:46 ID:PMt0ERXQ0
- >>224
「んだテメェだ?」
パァン、…………―――
無造作に、鞘がついたまま天麩羅を振って瓶を砕いた彼女は、
軽く銀髪を揺らしながら、尚も歩を進め猪賀さんとの距離を縮めていた。
「てめーから名乗れや。なめてんのか」
銀髪、
緑色の眼、
腰には脇差、
片手には黒い、黒い日本刀。
- 226 :猪賀 堂二 ◆JBbLACK.JY:2010/05/01(土) 00:30:35 ID:WLwiniQ.0
- >>225
……カッ。
【肩を揺らしながら、女の眼前まで迫る】
【深く皺の刻まれた眉間が付くくらいまで顔を近づけて、押しつぶすように睨んだ】
猪賀 堂二(ししが どうじ)だ。
【けして大声ではない】
【しかしその声は心の根元から震わせる、威圧の塊だ】
ゴギ ボギン ゴリッ...パキッ
【堂二のすぐ横で響いた何かの砕けるくぐもった音】
【分厚いガラス瓶が彼の握力でバラバラに砕けた音だった】
- 227 :銀髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/05/01(土) 00:44:40 ID:PMt0ERXQ0
- >>226
「女に無断でここまで顔近づけるって、てめ」
彼女は下がらない。
ガラス瓶に目も暮れず猪賀さんに、睨みを返していた。
「なあ、なめてんだろ?」
力任せに天麩羅を振るう。
- 228 :猪賀 堂二 ◆JBbLACK.JY:2010/05/01(土) 00:53:27 ID:WLwiniQ.0
- >>227
ッせぇぞオラァア!!!
【咆哮、瞬時に堂二は動いた】
【右腕を右に払って、金色のブレスレットで刀の側面を弾き】
【それから左手を開ける。手の中で先ほど砕いたガラスの破片がぢり、と鳴る】
ナメてんなぁテメェじゃねぇのか?
【その冷えた目に迷いは無く――相対するモノを破壊する目】
【厚い手の皮ごと凶器と化したガラスの刃を叩きつけんと、女の頬めがけ振り下ろす!】
- 229 :銀髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/05/01(土) 01:08:54 ID:PMt0ERXQ0
- >>228
理解した訳じゃなく、直感。
考えるよりも先ず実行なんて無鉄砲な思考の下、弾かれた刀に合わせて体を左に傾けた。
軸足として左足を〝重力魔術〟で固定、
先の傾きを初動とし、体を捻る。
重力操作による補助を執行。
右足の踵に〝加速〟をかけて、振るう。
「うざってえ!!!力あんなら真っ当なことにつかえや!!!」
叫ぶと同時、左手に向かって横薙ぎの回し蹴りが放たれた。
- 230 :猪賀 堂二 ◆JBbLACK.JY:2010/05/01(土) 01:19:11 ID:WLwiniQ.0
- >>229
【大振りにスカしたガラスを左手から捨てると】
【右腕を縦に向けガード、己の右側から来る足を受け止める】
ッ……!!
【種族ベースの筋力と、加速魔術による相乗】
【なによりあの一瞬の攻防から、崩れた様子も無く放たれた蹴りの威力が骨に響く】
【大柄な見た目に似合わない瞬時のバックステップで距離を取った】
……ペッ。
【唾を吐き、両の指をゴキゴキと鳴らした】
【あの虚をついた蹴りにも即座に対応しているところから、喧嘩慣れしている事が見て取れる】
【男は指の関節まで鳴らし、じっと銀髪を見ている】
- 231 :銀髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/05/01(土) 01:36:26 ID:PMt0ERXQ0
- >>230
暫くの間、回し蹴りを放った体勢のままで固まっていた。
二度、呼吸を挟んでからようやく足を下ろし、口を開く。
「素手か」
小さく呟いて、納刀。
眼前の敵の得物は一体何か。
拳じゃなく、もっと、そう。
『武器らしい』ものを使うのなら、素手の相手に対し自身は圧倒的有利で戦っていることになる。
…………気に喰わない。
ゆえの納刀。猪賀さんの得物が拳である、と見切れたなら。
「目ぇ、しっかり広げとけや」
重力魔法による、加速。
銀髪が軌跡をなぞるのを感じながら彼女は跳ねて、猪賀さんの真上に飛んだ。
- 232 :猪賀 堂二 ◆JBbLACK.JY:2010/05/01(土) 01:51:10 ID:WLwiniQ.0
- >>231
【本来なら簡単で大事になり辛い拳銃を使うのだが……失くして以来まだ仕入れていない】
【だが、けして銃の代用、というワケでは無い。そもそも銃が代用なのだし、さらに言えば――】
【彼にとって喧嘩は『殺す気でヤる』もの】
『テメェが』、目ぇ広げて見とけ。
【言いながら、相手が飛んだのを確認して目を閉じる】
【一度強く握り締めてから、右手を開くと】
バチッ
【何か黒いものが弾けた】
この世で最後の景色をよォオオオオオオオオ!!!
【狂笑。上体を倒し、右腕を背に回して高く天に掲げ】
【アンダースローのような姿勢から、歯を食いしばり全身のバネを空に向ける】
【そして、放った黒い球が――】
ドガアアアアアアアアンッ!!!!!
【自然と全くの逆、『落雷』せず――黒い雷は宙を焼く巨大な柱となって『昇った』!】
- 233 :銀髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/05/01(土) 02:07:12 ID:PMt0ERXQ0
- >>232
「あ?」
見た。
黒い、球。
彼女にとって、重力を意味する色なのだけれど。
十代後半に足を踏み入れて以降、頻繁に『その手』の人との経験から悟る。
失策、
相手が魔術或いは異能、若しくは妖術。
兎も角、初見では十二分な距離を持って臨みたい類のな技を持っているなんて、考えなかった。
両の瞳の中央に、黒い球。
現在進行形で後悔し、宙を蹴って―――重力魔術の一つだろうか―――真横に飛んだ彼女は叫ぶ。
「消えろッ!!!!」
〝事象の拒絶〟。
『昇った』筈の雷は結果として『昇らなかった』。
ボロ衣みたいに、推進力を失った彼女が落下して地面に転がった。
- 234 :猪賀 堂二 ◆JBbLACK.JY:2010/05/01(土) 02:21:50 ID:WLwiniQ.0
- >>233
【黒雷が昇ったなら、それで仕留めた、と思って――】
カぁッ!!
ダッ ザシッ!!
【――いない!】
【殺すこと。徹底的に確実にあらゆる手で殺すこと】
【飢えた獣のように女を追い、口を三日月に引きつらせながら地面を思い切り蹴り上げた!】
【目潰し目的に砂を撒き散らしながら女の頭上まで上げた足を、更に】
ブォンッ!!!
【上体を地面へ捻り、腰が追従、急角度をつけて振り下ろされるのは踵ではなく爪先】
【一番的の大きい腹めがけて、重い安全靴のハンマーのような一撃が振り下ろされる!】
- 235 :銀髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/05/01(土) 02:37:31 ID:PMt0ERXQ0
- >>234
目に砂が入り、声にならない声が口から漏れた。
考えるまでもない。
自分は今無防備で、相手は動いている。
なら、次の攻撃がくるのは必然。ともすれば――――
「ぅああぁぁあぁああああああッ!!!!!!!」
者、物、モノ、何れにせよ関係なく、
自身の周りにあるもの全て、見境なく吹き飛ばすようにと自分の体を中心に斥力を展開。
中:眠気がクライマックスっす………………明日に持ち越していいでしょうか。
- 236 :猪賀 堂二 ◆JBbLACK.JY:2010/05/01(土) 13:57:21 ID:WLwiniQ.0
- >>235
ドゴォッ!
【斥力に押され、蹴りは女の体手前、地面にめり込む】
【倒れこみ押し出されそうになるのを、埋まったつま先で堪え】
【ぐらり】
【しかし――立つ!】
来い、来ォいオラァアアア!!!
【威風堂々、女の目の前で仁王立ち、手の甲を相手に向け両指を数回曲げる】
【斥力が暴風の如く服を叩き、体力を消耗させるが】
【意地の張り合い、男は立った】
- 237 :白髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/05/01(土) 21:35:21 ID:PMt0ERXQ0
- >>236
猪賀さんの態度に対するように、ぴた、と斥力が止んだ。
同時に彼女の、雄叫びか絶叫か判断がつかない喚き声も消える。
よろよろと天麩羅を杖に見立てて立ち上がり、上を向く。
口の端に夕飯と思しき、半ば消化されたようわからんものをつけた彼女は、酸っぱい息を吐いた。
「………………気合、入れっか」
目尻には水滴、
先の雷が怖かったのか、
無理矢理呑み込んだ吐瀉物が不味かったのか、或いは。
「最近たるんでんだよ。殴り合っても本気になれねえ。
どっかで先のこと考えんてちゃんと向き合えねー、必死になれねー。下んねえな、本当」
愚痴を吐き出すように、ぽつぽつと言葉を零す。
水滴が頬に一筋、線を描いて地面に落ちた。
それを起点として、彼女は動き出す。
「昔は昔は、って年食ったばあさんみてーなこと言うけどよ。
前の私はもっと必死だったんだ。眼の前の敵に対して、勝ちに対して、強さに対して、貪欲だったんだよ!!!
あーもうしょうもねえッ!!!出し惜しみしてんじゃねーぞ!!!!
負けそうになってんだろうが!!!切り札出しちまったんじゃねーのかアホッ!!!
ただの喧嘩に一々全力出して、負けても次があるとか下らねーこと考える前に刀振ってたろーが!!!!」
連射式打ち上げ花火のように、間髪いれず言葉が次々放たれる。
腹の底に溜まっていた鬱憤がゲロと一緒に溢れ出て、歯止めが利かない。
「誰だよ!?
なあ!!?ここにいんのは誰だよ!!!?
こんな、情けなくやられるようなただのカスだっけか!?おい!!!
ちげーだろ!!!!」
頬をバチィン、と両掌で叩き、同時。
白が舞う。
一本一本が光を放つ、細い白。
背負っているかのように、白い筋を彼女は背負っていた。
「ちげーだろ!!ふーこだ!!!私だッ!!!!」
彼女が、死に装束に程近い、白い着物に包まれる。
あわせて、銀髪。
左右に跳ねていた銀髪が白く染まって、真っ直ぐ下ろせば地面に触れるほど伸びた。
瞳は濁った深紅。肌は前と変わらず白く。
「…………わりいな」
猪賀さんを、彼女は凄んで睨む。
- 238 :猪賀 堂二 ◆JBbLACK.JY:2010/05/01(土) 22:02:20 ID:WLwiniQ.0
- >>237
【聞いているのかいないのか、息さえ聞こえず立ち尽くしている】
【しかし全てを、ある程度咀嚼し受け止めてから】
俺ァ善い人間じゃねェ。
カマしに来い。
【人工的な光を背に受け止めて、見下ろす顔が影になる】
【全て受け止めた、まったくもって口数の少ない男が、それだけで伝えたことは】
【『自分――つまり「悪人」相手に引け目を感じることはない』】
バヂッ
【何故なら、】
前ェ塞ぐってんならなァアアアアアアア!!!
【大振りに半身を後ろへ沈ませ、そこで黒い電流が迸る】
【硬く握られた右手が電流を纏って、ニヤリと笑い】
【真正面から、黒く大気を弾く豪腕を振り抜いた!】
- 239 :アイリス/うっうそー204号室:2010/05/01(土) 23:55:15 ID:VeONXbeQ0
- アイリスは開け放った窓の縁に背にもたれ掛かり、携帯電話を手に持ち、メールを打ち始める。
サラサラの髪が風に靡く。
「イメルの情報と同時に都市内の動向も探ろうか。」
――キキッ
―――-キキッ
―――――キキッ
黒い翼に黒い体。
コウモリ達がアイリスの手に集まる。
その様子は、捕食者としてのコウモリの群れのようだった。
「皆、色々と情報を集めてきてくれるかな?」
笑みを浮かべ、自らの眷属のコウモリ達を放つ。
そして、無数のコウモリが夜の異能都市の空に舞っていった。
-----------------------------------
To:朝宮 暁
From: @XXXXXX.ne.jp
件名:Re:Re:お食事楽しかったです!
本文:こんばんわ。アイリスです。
朝宮先輩…先輩ってつけてなくちゃ…朝宮君で良いのでしょうか?
今度の食事は私の行きつけのお店ですよ。
今は忙しい時期とのことですので、また今度にしましょう。
約束の件ですが、やはり直接お話して打ち合わせをする形が良いと思うのです。
朝宮君が都合のつく日で結構ですので、どこかで面と向かってお話出来ませんか?
-----------------------------------
今度の添付画像は、豊かな胸を持つメイドの写メールだった。
横から写したようで、見るからに豊満な胸の画像だ。
- 240 :遊馬/隻腕:2010/05/02(日) 00:57:39 ID:BXgiA4u60
- 「ふぅ……無理を言って何とか退院は出来たものの……」
千夜病院。
緊急外来用の出入り口--通常の出入り口はもう閉まっている--から出てきた白衣の男が一人。
「この様子じゃ……仕事の復帰は当分先かな……」
そういう男の体は左右非対象であった。
先日、ある事件に巻き込まれた影響で右腕が喪失しているのである。
(でも、それよりももっと心残りなのは……)
--あの時、自分は腕を切られたことに気を取られ、他の人の言う事に耳を貸す事ができなかった。
--結果的に自分が足を引っ張り、他の人に怪我を負わせてしまった。
「何やってんだ俺は……市民を守るのが責務、じゃ無かったのかよ……」
暗い夜の帳の中、男は一人自嘲した。
- 241 :甲/:2010/05/02(日) 01:05:30 ID:G7TsVC1I0
- >>240
――ぽん
背後から頭に触れる手
「過ぎた事は過ぎたこと」
赤いマフラーはふわり、と遊馬の先を歩く
「"認めて"、"活かせ"よ――生きてんだからそれが出来る、先ずぁそれを喜びやがれ」
振り向いて、ニッと笑いかけ
「退院、おめでとう」
- 242 :遊馬/隻腕:2010/05/02(日) 01:14:25 ID:BXgiA4u60
- >>241
「か、甲先輩!?」
思いがけず肩を叩かれた事と、その人物の正体の両方に驚く。
「あの……先日は申し訳――」
真っ先に謝罪の言葉を言おうとしたが、
「……はい」
甲の言葉に口を閉じる。
(やっぱり……敵わないな。この人には)
「あ、その……」
おめでとうの言葉に何と返せばいいのか迷っているようだったが、やがて目をス、と閉じ
「ありがとう……ございます」
ニッコリと柔和な微笑みを浮かべた
- 243 :甲/:2010/05/02(日) 01:19:29 ID:G7TsVC1I0
- >>242
「おう」
シニカルに笑い返すと歩き出す
「右腕……義手、だったか?」
荷物くらい持つぜ?と手を差し出して
「まぁ、治るまでは内勤だな……恥ずかしい話、まーた書類が溜まってましてなぁ…」
- 244 :遊馬/隻腕:2010/05/02(日) 01:25:57 ID:BXgiA4u60
- >>243
「ええ、ですので少し肉体部分を抉られる程度で済みました」
その分、医者に説明するのが面倒でしたけど、と補足する。
あ、じゃあお願いします。と左手に持っていた荷物を甲に渡した。
「そういえば最近書類の方に目を通していませんでしたね……」
冷や汗が頬を伝う。
「ああそうだ」
と思い出したように甲の方に向き直る。
「一回戦、突破おめでとうございます。病院でも噂になってましたよ?」
- 245 :甲/:2010/05/02(日) 01:33:11 ID:G7TsVC1I0
- >>244
「……スマンね、外回り言ってる間も書類って溜まるものなのだと…うん、学習したから」
苦笑しながら頬を掻くのだった
「オートクチュールだろう?技師の当てはあるのか?」
義手の方に話題を転換した
荷物をひょい、と肩に担いで
「ん、おう、ありがとう」
手を挙げて応える
「…病院でも放映してたか…良いのかな、かなーり刺激は強そうだけど」
- 246 :遊馬/隻腕:2010/05/02(日) 01:41:18 ID:BXgiA4u60
- >>245
「流石にFAXで給与明細が届いたときは驚きましたけどね……」
溜め息をつきながら遠い目をする。
「とりあえず状態だけは自分でも確認できたんですが……技師の方はちょっと」
どうやらまだどうするかは決まって居ないようだ。
「結構盛り上がってましたね」
中々血の気の盛んな人達が多いですよ、としみじみした口調で言う。
「今日も退院がてらに少し見てきましたけど、その時にはもうギャラリーは十人ぐらい居た気がしますよ」
- 247 :甲/:2010/05/02(日) 01:49:06 ID:G7TsVC1I0
- >>246
「さして重要でも無いんだろう…末端構成員は…」
大会社の杜撰な実態を見た!
「技師が要るなら、こっちに当てが在るぜ?……ほら、アイツ」
くい、と親指を指すのは街頭のモニター
"箱庭"トーナメントの様子を映す映像の中心に血みどろのスーツ男が見えた
「……やっぱグロ注意だろこれ、血圧とか上がるぜ…?」
病院にはふさわしくない映像であるなぁ、としみじみ思いつつも
これが"異能都市"らしさか、とどこか納得する自分もいた
「そうだ、内勤ついでに…調べモノも頼む」
目線を遊馬……その右腕に移し
「それをヤッた野郎、恐らく科学的な鎧を纏った"ワイヤー使い"」
それに関する調査を頼む、と依頼した
「さっさととッ捕まえてやろうぜ」
- 248 :遊馬/隻腕:2010/05/02(日) 01:59:46 ID:BXgiA4u60
- >>247
「技師、って……」
そう言って指先に連れられて視線を上げると――
「頼羽さん……勝ったんだ」
――大学時代、学部の先輩であった男の姿をそこに見た。
「…………」
甲の言葉が聞こえているのか聞こえていないのか、
遊馬は何か決意したような目でモニターを見上げていた。
「あ、調査ですか?」
慌てて視線を甲の方に向ける。
「……ワイヤー使い、ですか」
思わず右肩の傷口を抑える。
「言わずもがな……リベンジは果たして見せますよ」
その語気は静かで、それでいて燃え上がる炎のように荒ぶりを見せていた。
- 249 :甲/:2010/05/02(日) 02:04:08 ID:G7TsVC1I0
- >>248
「まぁ、悪友代表っつーかまだ繋がりは……あん?」
ふと横を見ると思い詰めた表情
「…どうした?」
気になったので聞いてみる
「情報は今の所少ないけどよ、俺がかき集めるから」
捜査の基本は足
うん、と頷いて
「アスマはそれの分析を頼まぁ」
つーか、それしか出来ない
- 250 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/02(日) 02:06:01 ID:WVrfsEdY0
- 【病院の、箱庭システムの前に】
「あう!」
【一人の少女が突然転送されてきた】
「う〜…まけちゃったの…
くやしいなの〜」
【心なしか、少し涙が見えるような、気がした】
- 251 :遊馬/隻腕:2010/05/02(日) 02:14:10 ID:BXgiA4u60
- >>249
「あ、いえ……あの人とは直接的な話はあまり無かったですけど学生時代から色々話は聞いていたんです」
そういって再び目をスクリーンの方に向ける。
「それで、今はじめて戦っている所を見て……」
言葉を選ぶかのように話し出す。
「なんて言えばいいんでしょうか……俺も、戦ってみたいと思ったんです。あの人みたいに」
作り物の目を少年のように輝かせる。
「……とはいえ、今の俺じゃまだまだでしょうけど」
そう言ってアハハと頭を掻く。
「そういうことなら任せてください」
分析なら得意です、と胸を張る。
「……でも、どっかで見たことがある気がするんだよなあ、あの鎧」
ポツリと、独り言のように呟いた。
- 252 :遊馬/隻腕:2010/05/02(日) 02:19:02 ID:BXgiA4u60
- >>250
ふと視線を遠くにやると、
「ディスさん……」
顔見知りの少女の姿が見えた。
「お疲れ様です、ディスさん。ええと、その……」
何か言ってあげたいと思うのだが、かけるべき言葉が見つからない
- 253 :川堀アミル:2010/05/02(日) 02:22:17 ID:s.Ud7.4s0
- 「……あ」
病院の一室、窓際のベッドから入り口付近の人達を眺め。
特に男性二人を見て「大丈夫だったか」と安堵するも、遊馬の右腕が無いことを心配そうな目で見ていた。
- 254 :甲/:2010/05/02(日) 02:22:35 ID:G7TsVC1I0
- >>251
「ふーん」
その様子を見て
「良いんじゃねえかな」
言葉はそれだけ
だけれど、確かに甲は遊馬の意思を肯定した
目指すものを見定めた目は、いつ見ても良いものだなぁ…と心で思い
「ま、暫くはしっかり養生しろよ?リベンジも何もかんも、それからだ」
ぽん、と肩に手を置きモニターから離れる
「…ん、用事思い出した」
再び、遊馬の荷物を背に担ぎ
「先行くわ、お前はゆっくりきな。荷物は交番に置いておくぜ?」
やつぎはやにそれだけ告げて
たったった、と早足に去っていった
//そろそろ落ちまーす ノシ
- 255 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/02(日) 02:23:50 ID:WVrfsEdY0
- >>252
「ぐずっ」
【少し鼻をすすった後】
「あう?『あすま』なの…
こんばんわなの〜」
【微笑みかけながら振り向いた】
「あう、てがなくなってるの!」
【そして仰天した】
>>253
「?」
【ディスは何となく人の気配を感じて振り向いた】
【全身包帯少女】
- 256 :遊馬/隻腕:2010/05/02(日) 02:33:52 ID:BXgiA4u60
- >>253
(ん、あの人は……)
窓際に見える先日の少女の姿。
(あそこに居るってことは……怪我した、ってこと、だよ、な……)
そのケガも自分の不甲斐なさのせいかと思い、胸を痛める。
>>254
「はい、今はとりあえず調子を戻すところから始めたいと思います」
肩におかれた手を見て、モニターから離れるのを見る。
「あ、分かりました。荷物はそれで結構です」
去ろうとする姿を目で追う。
「さようなら、今度はまた全快したときに」
早足で去るその姿を見つめ、手を振って見送った
//お疲れ様でした〜
>>255
「ええ、こんばんは」
微笑まれ、こちらも微笑を返す。
「ちょっとドジっちゃいましてね……ご覧の有様です」
恥ずかしそうに苦笑いを浮かべ、頭をかいた。
- 257 :川堀アミル:2010/05/02(日) 02:39:30 ID:s.Ud7.4s0
- >>254
「……あ、帰っちゃった」
ちょっと話がしたかったなぁ……。と思っていた。
>>255
少女は窓を開け、飛び降りた!
※3階です。
「ヤッホー、久しぶりぃ」
地面に手を付いて着地。
そのしゃがんだ体勢のままディスと目線を合わせる緑色の髪の少女。
>>256
「そんな顔して……どうかしたの?」
大して少女は笑顔で、特に怪我の様子も無く。
ただ、入院者用の服を着ていることから怪我はしているようだった。
- 258 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/02(日) 02:42:31 ID:WVrfsEdY0
- >>256
「あう〜、そっかなの。
…いまだいじょぶなの?」
【心配する目で言う。先ほどの悔しそうな顔とはだいぶ違う】
>>257
「あう〜!『あみる』なの!ひさしぶりなの〜!」
【微笑みながらディスも目線を合わせる】
「やっぱりけがしてたなの〜?」
- 259 :遊馬/隻腕:2010/05/02(日) 02:46:54 ID:BXgiA4u60
- >>257
「うわ! ……無茶しますね」
急に飛び降りてきた少女に対しやや呆れ声で一言。
「お、お久しぶりです」
勢いにやや気圧されつつも、挨拶に返事をする。
「あの……ケガの様子は?」
重症でも負っていたらどうしよう、と内心焦る。
>>258
「ええ、切られたのは元々義手の腕だったんで大したケガじゃありませんでした」
心配するのを安心させるように説明する。
「今はどっちかと言うと義手を直すのが先決ですね」
- 260 :川堀アミル:2010/05/02(日) 02:50:03 ID:s.Ud7.4s0
- >>258
「アミルちゃんの名前を覚えてくれるなんて……」
瞳を潤ませ、それを指で拭う。かなり大げさ。
「んー、まあね。アミルちゃんアクティブだからさ、アクティブ」
アクティブ云々のレベルでは病院には入らない。
>>259
「アミルちゃんアクティブだからww」
×アクティブ ○無謀 ◎バカ
「普通? もう直るよ、アミルちゃんケガの治りはやいからww」
少女の受けた怪我はそう何日で動けるよな物ではなかったが、
少女自身の体質がそれを可能にしたようだ。
- 261 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/02(日) 02:53:40 ID:WVrfsEdY0
- >>259
「あう〜。よかったの、あんまりたいしたけがじゃなかったんだなの〜」
【義手のことを聞いてほっと一息ついたようだ】
「う〜ん、はやくなおさないとちょっとたいへんなの、ふつうにおせいかつしてたらなの〜」
【じっと片方の腕を見る】
>>260
「あう〜。おなまえはちゃんとおぼえてるなの〜」
【少し焦って言う】
「あくてぃぶ…う〜ん…ことばはむずかしいの…」
【どうやら分からないようだ】
- 262 :遊馬/隻腕:2010/05/02(日) 02:57:25 ID:BXgiA4u60
- >>260
「ア、アクティブですか……」
目の前で笑う少女にもう何も言えない。
「治る? もう?」
幾ら何でも早すぎやしないかと思ったが。
(つまり……この人もただの人じゃないわけだ……)
独り合点をつけ、納得する。
「そういえば……こっちの紹介がまだでしたね。俺の名前は遊馬、今は警察官みたいなことやってます」
>>261
「そうなんですけれどもね……なにぶん俺の専門は義眼なもので」
義手は専門外なんです、とやや困った風に眉を下げる。
「とりあえず、今度昔の知り合いに当たってみますよ」
- 263 :川堀アミル:2010/05/02(日) 03:02:15 ID:s.Ud7.4s0
- >>261
「えらいね! 団長はずっとアミルちゃんのこと覚えてくれなくてさ……」
その後もブツブツと何かを言っていた。
「そっ、アクティブ。なんていうかね……すごいの」
>>262
「はーっはっはっはー」
良く解らないが楽しそう。
「もう。全く、アミルちゃんは最高だね!」
「そっか、遊馬ーよろしくっ!」
立てた親指をグッと向けて。
「ところでその腕……大丈夫?」
少女は視線を出来るだけ右腕から離している様だ。
- 264 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/02(日) 03:08:08 ID:WVrfsEdY0
- >>262
「あう〜。そっかなの。
うん、よくしってるひとがいちばんいいとおもうなの」
【大きくうなずいて言った】
>>263
「あう〜…そうなの、ちゃんとおなまえおしえたげないとなの!」
【うんうん、と何度も頭を下げる】
「すごいのなの〜。あう、『あみる』すごいんだなの〜!」
【何だかいまいちよくわかってない感じ…】
「あう〜…ねむいなの…
もうすこしだけここでみるっていわれてるなの」
【軽く右腕をさすって言う】
「『でぃす』はもうじぶんのおへやにもどってるねなの〜
またねなの〜!」
【そう言って二人に向けて手を振った】
「…うう…おんがえししたかったのに…『ろざりあ』なの…」
【去り際に何か小さく言葉が漏れた…様な気がした】
//眠気がマッハなので寝ます
- 265 :遊馬/隻腕:2010/05/02(日) 03:11:58 ID:BXgiA4u60
- >>263
(なんかよくわかんないケド……楽しそうだからいいか)
何やら失礼なことを考えているが、顔には出さない。
「よ、よろしく……お願いします」
親指を立てられたのをみてつい、つられて立てかえす。
「ああ、この腕なら……」
そう言って着ていた白衣をメクり、下のシャツの裾を上げる。
「ご覧の通り、元々義手だったんで大丈夫でしたよ」
そこには金属のジョイントのようなものが覗いていた。
>>264
「ええ、近いうちに尋ねてみたいと思ってます」
そう言って義手がくっついていた所を軽く抑える。
「あ、さようなら。お気をつけて帰ってくださいね」
手を振り返し、見送った。
//おやすみなさーい
- 266 :川堀アミル:2010/05/02(日) 03:19:03 ID:s.Ud7.4s0
- >>264
「最近やっと覚えてくれたけど何度言い直したことか」
口調はアレだが表情は笑って。
「うん、じゃーねー!」
手を振って見送って。
>>265
「うわーおー」
驚きはしたが、そこまで大きなものでもなく。
「義手かぁ……じゃあ早く付ければ? 楽でしょ」
アミルちゃんは義手じゃないよー。という。見れば解る。
- 267 :遊馬/隻腕:2010/05/02(日) 03:25:56 ID:BXgiA4u60
- >>266
「つけるって……そんなレゴブロック見たいに言われても」
混乱のあまり返答がとんちんかんになっている。
「この義手は俺の神経系統と繋がってるから簡単にはくっつけられないんです」
- 268 :川堀アミル:2010/05/02(日) 03:28:34 ID:s.Ud7.4s0
- >>267
「へぇ……」
不思議そうな顔。
「団長はいっつもパチパチ取り替えてるからてっきり簡単なのかと……」
- 269 :遊馬/隻腕:2010/05/02(日) 03:32:41 ID:BXgiA4u60
- >>268
「義眼だったら簡単に付け替えられるんですけどね」
そう言って両目を光らせる。
左目は赤、右目は緑に。
「団長って……サーカスにでも入ってるんですか?」
あの飛び降りを見ればそれも納得だが、と思いはするが言いはしない。
- 270 :川堀アミル:2010/05/02(日) 03:37:55 ID:s.Ud7.4s0
- >>269
「うわーおww」
楽しげに目の光を眺める。
「サーカスじゃないよ。騎兵団、国の兵隊って奴かな?」
異能都市からそう遠くない国の、騎兵団。
尚且つ、前線体長という良く解らないがそれなりに偉そうな立場。
- 271 :遊馬/隻腕:2010/05/02(日) 03:44:03 ID:BXgiA4u60
- >>270
「以前、赤と緑で"信号機"と呼ばれたこともありましたがね……」
思い出し、苦い顔をする。
「騎兵団ですか……」
そういえば噂で聞いたことありますね、と頷く。
「俺ももしかしたら名前ぐらい聞いたことかあるかもしれませんね、団長さんの名前」
「っと、すみません。そろそろ戻らないと」
時計を確認し、予定があることを確認する。
「では、またいずれ会う時まで。さようなら、アミルさん」
そう言って歩きながら去っていった。
//そろそろ眠気が限界です……おやすみなさい
- 272 :川堀アミル:2010/05/02(日) 03:48:06 ID:s.Ud7.4s0
- >>271
「どちらかと言えば、クリスマスカラーww」
人の顔を見て笑うとか最低だな。
「さー、どうだろう?
団長引きこもりだからなぁ……」
腕を組んで「うーむ」。と唸り。
「遊馬、ばいばい!」
手を振って見送り、
「いやー、大丈夫ならよかった良かった」
何度か頷いて病院の中へ入っていった。
//おやすみなさいー!
- 273 :白髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/05/02(日) 22:17:25 ID:PMt0ERXQ0
- >>238
「あ?」
イメージするのは〝鉞投法〟。
す、と正眼の構をとった彼女は右足を一歩分、後ろに引いた。
次いで天麩羅の切っ先を、自身の白髪に隠れるように振りかぶり、右足の左斜め後の路面を擦らせる。
一撃に自身の全体重を乗せる為だけの姿勢。
眉を少し越えて、まつげを撫ぜる前髪を、顔を振って払った。
口端を僅かに上げ、呟く。
「舐めてんのかコラァ!!!」
言葉は空を裂く轟音に掻き消された。
重力による加速、身体補助、
加えて〝鬼〟の力で以って放つ、全身全霊の一太刀。
天麩羅が黒い残像を残して、右腕に迫る。
- 274 :猪賀 堂二 ◆JBbLACK.JY:2010/05/02(日) 23:01:29 ID:WLwiniQ.0
- >>273
【金属と金属の擦れる音】
【両断せんと迫った刃は手首の金のブレスレットに食い込む】
【一瞬の間、右手を刈り取る刃から守られた】
ぐっ!
【脂汗が鼻の頭に浮き出る】
【力を込めて手を引くのと、刃がブレスレットを通過したのがほぼ同時】
【両断はまぬがれたが――手首の骨が半分切り抉られ、血が噴出した】
【すかさず刃の峰を、左拳で短く強く地面へ向けて叩き下ろす】
【電撃はかき消された】
【ならば……再度電撃を放つまで】
バヂッ バヂッ
【下がった峰から身を乗り出し、右手がまた黒い電流に包まれて女の頭向けて伸び】
電撃一発、喰らっとけやァ!
【右手の電流が一際強く弾け――】
バヂヂッ...ジ、ジ...
【――全くのブラフ、それは『放たれない』】
【その場で電流は大気中に散って消滅し、代わりに放たれるのは太く重い右靴の喧嘩蹴り!】
- 275 :白髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/05/02(日) 23:33:57 ID:PMt0ERXQ0
- >>274
元より、この一撃はルーレットでいうところの〝一点張り〟。
一太刀で切り捨てることを前提とした、超速の居合いから生じた技。
ハナから、地面に振り下ろすつもりでいた。
だから寧ろ、違和感を産んだのは金のブレスレット。
全力で振るった刃を止められ、魚の骨が喉に引っ掛かったような感触を手元に覚えた。
「次はそれごと切ってやんよ!!!」
彼女が叫ぶ間に、猪賀さんが天麩羅を叩く。
刀が沈み、引かれて前傾姿勢になった余波で、白髪が背後で一瞬、空を謳歌した。
即座に一歩踏み込み、追撃を加えんと再び加速。
先と違い、十分な準備がないからか、轟音は鳴らず、代わりにカコン、なんて下駄の呑気な音が響く中、
残像を伸ばして奔る彼女の刃が狙うのは、バチバチと音を飛ばす右手ではなく、
ましてや、ヤクザキックと彼女が呼ぶ本命の一撃ですらなくて、
「うるせえボケ!!!」
猪賀さんの体、
右脇腹から左肩を通る逆袈裟の一太刀、
相打ちとなるのを辞さずに、刄は空を目指して振るわれた。
- 276 :猪賀 堂二 ◆JBbLACK.JY:2010/05/02(日) 23:49:15 ID:WLwiniQ.0
- >>275
【ず】
【刃はあまり抵抗無く、わき腹に沈み込んだ】
【骨と筋肉を断ち切って、侵すように黒が、堂二の体に境界を引いていく】
【響く怒声と裏腹に静かに 静かに】
【 。】
カッ……。
【きんっ】
【堂二は地面に倒れた】
【辺りはおびただしい血の量が地面を浸し、倒れる体は二つ】
【蹴りは届く前に崩れ、男の巨躯は斜めに両断された】
- 277 :白髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/05/03(月) 00:00:23 ID:PMt0ERXQ0
- >>276
返り血が、白い着物に点を打つ。
斜めに一筋。赤い飛沫が線を作っていて、少し、
「…………」
楽しいか、と問われれば。
『後味わりい』、と。
「………………朱華ァ!!!いんなら手伝え、大至急コイツ運ぶぞ!!!」
納刀し、しゃがんで猪賀さんの〝下〟にあたる部分を掴み、吼えた。
- 278 :神羽朱華:2010/05/03(月) 00:07:29 ID:ZOM.z7ps0
- >>277
街中で見失った連れ人の声を聞く。
勝手な行動ばかりされて(※朱華がいろんな店のウィンドウに張り付いてただけです)いい加減腹が立っていた(※怒るべきなのはむしろふーこさんです)。
「なによ、勝手にふらふら歩かないでくれ、る……」
勢いよく怒鳴りながら、角を曲がると。
真っ先に生臭い鉄の香りが鼻を吐いて、次に視神経を刺激する鮮やかな赤。
「……な、に、してんのよ……」
ポカンと開いた口からは、幾ら振り絞ってもそれだけしか出てこなかった。
- 279 :猪賀 堂二だった ◆JBbLACK.JY:2010/05/03(月) 00:10:18 ID:WLwiniQ.0
- >>278
【そこにあるのは――子供の目には赤すぎる】
【大きな体の分、流れ出す血は多く、乾いて黒く変色した血を、更なる赤が塗りつぶす】
【その顔は恐ろしく威圧感のある歪んだ顔だが、今は力なく目を閉じていた】
- 280 :白髪の→銀髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/05/03(月) 00:17:33 ID:PMt0ERXQ0
- >>278
「見りゃわかんだろ。辻斬りだ」
いつものスーツ姿に戻った彼女は、〝上〟の部分も掴み、駆け出した。
「〝うち<リグヌ>〟まで全力ダッシュするから、私が落とき拾えるように後走れ!!!」
どういう神経をしているのか、
- 281 :神羽朱華:2010/05/03(月) 00:23:25 ID:ZOM.z7ps0
- >>279
はじめて見る屍。
リアルすぎて、逆に空想じみている。
くっつければ生き返るんじゃないの? うんうん、でかい身体だし。
ぐるぐるぐるぐるぐると高速回転する脳味噌が悲鳴を上げて、
「…………う、ぇええッ」
吐く。吐く。胃液は酸っぱい。
ごほごほと咳き込んだ。
>>280
「ふ、うェ……げほっ、ごほっ」
涙を流しながら咳き込む少女を、従僕の蟲が支える。
背中から掴んで、薄い翅で飛行。少女の身体が軽く宙に浮いた。
――すまない。主はいっぱいいっぱいだ。私が、運ぶ。
蟲の言語を知ることができるかは不明だが、藜は確かにそう言った。
- 282 :銀髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/05/03(月) 00:32:07 ID:PMt0ERXQ0
- >>281
立ち止まり、濁った咳の音の主を見て、足が竦む。
「――――ッ」
焦っている。
漸く自覚した。自分は今、焦っている。
幾日か前、朱華さんにはこういう〝汚いこと〟をできるだけ見せないでおこう、
どこかの郷の話を聞いて、そう考えたんじゃなかったっけか。
歯軋りしながら低く、声をかけた。
「………………わりいな。藜、頼むわ」
朱華さんを抱えて飛ぶ藜さんに、頭を下げた。
すぐに上げて目指す方向を定め、駆け出す。
そこから先は疾走。重力魔法による〝反発〟を利用し、一歩ごとに十メートルを突き進み、ビルに向けて走った。
- 283 :神羽朱華:2010/05/03(月) 00:35:23 ID:ZOM.z7ps0
- >>282
「けほ、けほっ……」
口元を拭いながら、視線をずらすのに精一杯。
少女は従僕に、自分を支えよ。と、それだけ命令した。
――――ひぃいいい――ん
か細い悲鳴にも聞こえる羽音が、走る銀髪の後を追う。
- 284 :銀髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/05/03(月) 00:46:09 ID:PMt0ERXQ0
- >>283
一分も経たないうちに、リグヌにたどり着いた。
ちらほらといる一般社員を気にかけることもなく、エレベーターに乗り、九十九階のボタンを押し、閉を連打。
僅か十五秒。
そこは病室みたいな白い部屋だった。
- 285 :神羽朱華:2010/05/03(月) 00:49:16 ID:QYyPcDfoO
- >>284
「…………?」
虚ろな瞳できょろきょろ。部屋を見渡す。
何に使われる部屋なのか、浮いた脳では見当もつかなかった。
とん、と軽い着地音。
少女の足がようやく地面に降りた。
- 286 :銀髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/05/03(月) 00:59:14 ID:PMt0ERXQ0
- >>285
エレベータから出てすぐのここは、階段で言う踊り場。
部屋の色に合わせた白いソファと、小さな小机がその脇に。
隅には四つのゴミ箱が備えられていた。
「私の私的研究室みたいなもんだよ。1フロア丸ごと」
床にぽつぽつと雫を落とす。
カツカツと歩を進め、エレベータの出口から見て正面にある、右中左の三つの扉の内、右の扉を開けて入った。
「………………」
- 287 :神羽朱華:2010/05/03(月) 01:04:47 ID:QYyPcDfoO
- >>286
「う、あぅ……」
足が竦んだ。
恐らくあの屍になった男に何らかの処置を施すのだろうという見当はつけてみたが、
それを見守るだけの精神を、少女は持ち合わせていなかった。
「――、……」
あたしも、いつか大きくなったなら。
郷のために戦う時が来るだろうに、この様はなんだ。
情けなくて仕方なくなって、よろけて従僕に支えられた。
- 288 :銀髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/05/03(月) 01:11:03 ID:PMt0ERXQ0
- >>287
「………………朱華。座って待っとけ」
猪賀さんが死んでから……………………
凡そ十分、なら。
そう結論付けつつドアを閉めて、奥に消えていった。
- 289 :神羽朱華:2010/05/03(月) 01:16:25 ID:QYyPcDfoO
- >>288
「……見たでしょ藜、あたしってとんでもない役たたずね」
扉の向こうに消える銀色を、ぼんやり見ていた。
「死が怖い。自分のも他人のも。……こんなんじゃ、こんなんじゃ!」
縋り付きたくなる背中は、あの女と似ている気がして、
「……近付けないよ」
無性に腹が立つ。
座り込んで、小さく嗚咽を漏らし続けた。
- 290 :銀髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/05/03(月) 01:24:55 ID:PMt0ERXQ0
- >>289
何分経ったか、時計のないこの部屋ではわからないけれど。
少なくとも、短くない時間を挟んで再び戸が開けられた。
「………………」
一体どうして朱華さんは泣いているのか。
濁った頭は考えることを拒否し、結論は出ず。
「…………なあ」
隣に腰掛けた彼女が訊ねた。
- 291 :神羽朱華:2010/05/03(月) 01:30:44 ID:QYyPcDfoO
- >>290
「…………なによ」
恐ろしく不機嫌そうな声。
俯いていてわからないが、多分目を腫らしてぶすっとした顔をしているのだろう。
- 292 :銀髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/05/03(月) 01:37:38 ID:PMt0ERXQ0
- >>291
「…………………………」
なんて言おう。
「…………ごめんな」
間は長く、けれど言葉は短く。
視線はエレベータのドアを見ていた。
- 293 :神羽朱華:2010/05/03(月) 01:43:17 ID:QYyPcDfoO
- >>292
「……謝らないでよ。惨めな気持ちになるじゃない」
ぽつりぽつり、吐き出す言葉が自分でも痛いと感じるくらい刺にまみれている。
「死体見てビビる子供よあたしは。死が怖い子供よ。
かっこわるい、子供」
再認識させられた。未熟さをまざまざと見せつけられた。
こんなんじゃ自分は、
「……これから、戦えるか。わかんない」
かつんと音をたてて立ち上がり、おろおろと飛行する従僕を従えて。
エレベータへ向かった。
- 294 :銀髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/05/03(月) 01:52:32 ID:PMt0ERXQ0
- >>293
朱華さんの言葉にのされて、黙った。
エレベータに乗り、上に行くのを見送った。
「………………なあ。
なんで、バカなんだよ。
いつになってもバカぬこのままじゃねーか…………」
膝を抱えて、洩らす。
- 295 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 17:00:12 ID:.6prKP66O
- 「……」
【アウテリートのアトリエ、上弦の部屋】
「……」
【カーテンを閉め切った部屋で一人の男が眠っていた】
「うぅ……うーん……」
【しかしなんだかうなされているようだ】
「う〜ん!海賊が……フェスティボーが〜!
う〜!キャラメルコーンがマサチューセッツでユニオンドライブ〜!」
【大量の汗を流しながら手をバタバタしている光景は不思議です】
- 296 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 17:05:08 ID:s.Ud7.4s0
- >>295
「……大丈夫かい?」
謎の寝言を聞いて入るか迷いはしたが、結局は言った様子。
- 297 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 17:07:28 ID:.6prKP66O
- >>296
「う〜……はっ!?」
【声を聞き眼を開ける】
「メソポタミアァァァァァァァァ!?」
【そして超飛び起きた】
- 298 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 17:10:16 ID:s.Ud7.4s0
- >>297
「……」
「はい、おはよう」
『こわいぞ、こいつ』
- 299 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 17:13:45 ID:.6prKP66O
- >>298
「……はぁ……はぁ……」
【汗をダラダラ流し荒い息遣いで下を眺める上弦……しかし、聞こえた声の主達を見ると】
「……」
【見ると……】
「やぁ!おはよう!」
【汗が一瞬で消え去りほんわかと笑うのでした】
- 300 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 17:19:03 ID:s.Ud7.4s0
- >>299
「体調はどうだい?」
近くの椅子に座り、声をかける。
『……』
少女、シャオリオンもそれに続く。
- 301 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 17:22:17 ID:.6prKP66O
- >>300
「うむ、大体よくなってきたからね?
これでまたツィーを守る為に屋敷に戻れるよ!」
【歯を輝かせで親指を立てる】
「ところで……何故その子がいる?」
- 302 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 17:28:39 ID:s.Ud7.4s0
- >>301
「そう、なら良かった」
その様子に笑顔でこたえ。
「何でって……捕まえてきた」
『捕まった』
- 303 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 17:32:25 ID:.6prKP66O
- >>302
「だろぉ?私は不死身超人だからな!」
【HAHAHAと笑いまたガッツポーズ】
「そうか……捕まえたのか〜!」
【シャオの頭をグリグリ】
「って何ぃ!?捕まえたって!?
それ犯罪じゃね!?」
- 304 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 17:45:00 ID:s.Ud7.4s0
- >>303
「別に犯罪じゃないよ。保護だよ」
『痛い……』
ムッとした顔で上弦を見る。
- 305 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 17:48:02 ID:.6prKP66O
- >>304
「ん?そうか?悪い悪い」
【手を離して棚を漁る】
「食べるかい?ガム、ブルーハワイ味」
【二人の前に小さなテーブルを持ってきて、ガムとお菓子籠を置く】
「保護って言っても……この子食事って……ねぇ?」
- 306 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 17:50:03 ID:s.Ud7.4s0
- >>305
「あ、もらうー」
ガムを受け取り美味しそうに。
「まぁ、それには困ってるんだけどね?」
『そうか、困るのか』
上弦にかみつこうとしている。
- 307 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 17:54:11 ID:.6prKP66O
- >>306
「私を食べても美味く無いぞ!」
【頭を押さえ付けて防ぐ】
「牛の生肉とかじゃ駄目なのか?」
【ガムを頬張るアリスを見て笑いながら】
- 308 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 17:57:16 ID:s.Ud7.4s0
- >>307
「どうなんだろう? 解らんね」
『……』
あきらめてガムを口に入れだした。
- 309 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 18:02:47 ID:.6prKP66O
- >>308
「いや、しかし……何故私の家に連れて来た?」
【前、シャオにズタズタにされてから、かなり警戒していた】
「……いや、間違って無いけど吐き出すの早っ!
ちゃんと食べなさい!」
【取り出したのはうまい棒、それをシャオの口に突っ込む】
- 310 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 18:09:17 ID:s.Ud7.4s0
- >>309
「さっきそこにいたから」
捕まえたのは先程の事らしい。
『ふgん!?』
うまい棒を口に押し込められて気が動転している。
- 311 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 18:13:19 ID:.6prKP66O
- >>310
「え?何?そんなポケモン感覚で捕まえちゃったの!?」
【うまい棒をシャオの口に突っ込みながら】
「さぁ!よく噛んで食べるんだ!」
【上弦は前回の仕返しとばかりにうまい棒を食べさせる】
- 312 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 18:19:35 ID:s.Ud7.4s0
- >>311
「何をそんな。実際には凄い疲れたよ」
少女にも抵抗の色が見られないのはそのためだろうか。
『むー』モグモグシャクシャク
両手で持って一口ずつ食べだした。
- 313 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 18:22:29 ID:.6prKP66O
- >>312
「私がぐっすり寝ている間にそんな大バトルが行われていたとは……」
【……そこで上弦は考えた】
「もしかして、この子そのまま屋敷に持って帰る気か?」
【ちゃんと自分で食べているシャオを見ながら】
- 314 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 18:29:31 ID:s.Ud7.4s0
- >>313
「え、うん。そうだけど?」
シャオに微笑みを向けながら。
『美味しい』
包装紙まで食べています。
- 315 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 18:32:35 ID:.6prKP66O
- >>314
「それは駄目だ!ツィーが苛められちゃうじゃないか!!」
【やはりシャオにはあまりいい印象が無いのだ】
「いや!それも駄目だ!」
【包装紙を取り上げて】
- 316 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 18:34:17 ID:s.Ud7.4s0
- >>315
「じゃあ、何処に置くの?」
「もしかして……放置しろ、とでも言うの?」
口先を尖らせ、怒ったような表情。
『駄目? なんで?』
- 317 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 18:36:08 ID:.6prKP66O
- >>316
「いや……そう言うわけじゃないけど……」
【結局ゼオラ達には逆らえない駄目なオッサンである】
「ん?いや、包装紙は食べる物じゃないかさ」
- 318 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 18:38:19 ID:s.Ud7.4s0
- >>317
「じゃあ、良いよね?」
それが解ったうえでこの笑顔。
『そうか……』
残念そうである。
- 319 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 18:43:35 ID:.6prKP66O
- >>318
「お、おのれ悪女め!
こうしてくれるわ!!」
【必殺!上弦特技服即効変化掌!!】
【漢字は多いがやってる事はいつもの服変化である、食らったら変えられるぞ!】
「ふ、包装紙なんで美味しくないぞ?
これ食いなさい、煮干し」
- 320 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 18:48:02 ID:s.Ud7.4s0
- >>319
「なんどもキミの技は見ているんだ」
椅子から飛び上がり、天井に張り付く。
『……』
煮干し二つを手にとって。
『ドッキングにぼし』
- 321 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 18:51:21 ID:.6prKP66O
- >>320
「な、なにぃ!?私の究極奥義を避けただと!?
だが!まだ終わらん!!」
【前髪の垂れた部分からビーム発射!
チョウチンアンコウ顔負けである】
「そして、ドッキング煮干しについて詳しく!」
- 322 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 18:58:07 ID:s.Ud7.4s0
- >>321
「んなバカな!」
天井の対角に移動して回避。
『……』
近くにあった髪に絵を描いている。
これがその絵↓
/>
ドッキング //
/ミノ
_/@)ツ
/@/ ̄
/ミシ にぼし
_//
V
- 323 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 19:04:03 ID:.6prKP66O
- >>322
「ちっ!私の欲望が……」
【ビームを納めて上弦は舌打ちをする】
「なるほど、全くわからん!」
【絵を見て率直な感想】
- 324 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 19:08:09 ID:s.Ud7.4s0
- >>323
「もう馬鹿なマネは止すんだ」
降りてきた。
『ドッキングにぼし』
- 325 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 19:11:30 ID:.6prKP66O
- >>324
「水色の縞々……」ボソッ
【諦めてベッドに戻る】
「ドッキング煮干し!……早く食べなさい
落花生もあるぞ!」
【取り敢えずお菓子を勧めまくる】
- 326 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 19:13:22 ID:s.Ud7.4s0
- >>325
「てぇい!!」
わざとらしく上弦の上に降りてきた。
『もぐもぐ』
煮干しは一口、落花生は殻ごと食べ始めた。
- 327 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 19:16:51 ID:.6prKP66O
- >>326
「ぐぶはぁぁぁぁ!?」
【血を吐いてダウン!
ピクピク状態だ!!】
「ぜ、ゼオラ……早くその子に基礎知識を学ばせるんだ……そして……どくんだ……ガクッ」
【】
- 328 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 19:20:14 ID:s.Ud7.4s0
- >>327
「よっと」
ベッドから降りる。
『美味しい』
「本人がこう言ってるからいいんじゃない?」
- 329 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 19:23:58 ID:.6prKP66O
- >>328
「……」
【返事が無い、ただのオッサンの様だ】
- 330 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 19:26:07 ID:s.Ud7.4s0
- >>329
「……い、今のうちに帰ろうそうしよう」
ベランダから逃げる気だ。
- 331 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 19:32:42 ID:.6prKP66O
- >>330
「逃がさん!」
【窓の前に上弦の姿】
「ぐははははははは!!我から逃れられると思うたか!?」
【何か壊れたようだ】
「ぐははははははは!」
【手をワキワキさせて近寄ってくる】
- 332 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 19:33:46 ID:s.Ud7.4s0
- >>331
「来るな! 来るな来るな来るなぁ!」
シャオを前に置いてガード。
- 333 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 19:43:34 ID:.6prKP66O
- >>332
「食らうがいい……油性マジック奥義!!
額に!肉の字ぃ!!」
【流れるような美しい仕草で取り出す油性ペン……
そのペン先の軌跡は肉の文字をなぞるのだ!】
「ははははは!避けても無駄だ!
食らえ!服変化ビィィィム!!」
【さらに避けた時の為に放つビーム!
ビームは服を変えちゃうぞ!
まさに二段構えの最強コンボだ!】
- 334 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 19:44:56 ID:s.Ud7.4s0
- >>333
「クッ!」
マジックを避けるが、続く変化ビームが命中する。
『おー?』
- 335 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 19:48:20 ID:.6prKP66O
- >>334
「ふぬははははは!!」
【説明しよう!上弦さんは今欲望のままにビームを放ちました!】
【相手は可愛い女海賊姿になったのだ!】
- 336 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 19:49:45 ID:s.Ud7.4s0
- >>335
「おのれ上弦、相変わらず姑息な……!!」
ベッドにダイブし布団を被る。
- 337 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 19:53:51 ID:.6prKP66O
- >>336
「馬鹿め!布団など私の前では無力だ!!」
【元素還元!布団を元素として消滅させる】
「さぁ!見せてもらおうか!!」
- 338 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 20:00:44 ID:s.Ud7.4s0
- >>337
「布団を消したらダメなんじゃないの?」
ベッドの上で小さくなってる。
- 339 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 20:04:14 ID:.6prKP66O
- >>338
「私の能力は元素を操る力だ!
元素を繋ぎ合わせればまた布団は作成かのうさ!
それより……」
【アリスを超見る】
「ぬははははは!!カワユイ!カワユイぞぉ!!」
【そこにいるのはただの変態でした】
- 340 :アリス・他一人:2010/05/04(火) 20:10:27 ID:7hcwnxwgO
- >>339
「み、見てないで早く戻してよ……」
顔を赤くして。
『……?』
- 341 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 20:15:16 ID:.6prKP66O
- >>340
「うおぉぉぉぉ!!
可愛過ぎて眼がぁぁぁ!!」
【鼻血を放ちながらダウン、室内は鼻血で惨劇の後みたいだった】
「だ、大丈夫……後五分で戻るから……」
- 342 :アリス・他一人:2010/05/04(火) 20:18:19 ID:7hcwnxwgO
- >>341
「後5分……」
時計を見ている。
『……あー』
歩み寄って噛みつこうとしている。
- 343 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 20:21:11 ID:.6prKP66O
- >>342
「どっせーい!!」
【シャオを掴んで引っ繰り返す】
「なんでもかんでも人を食おうとするな!!」
【鼻血を出しながら格好いい顔】
- 344 :アリス・他一人:2010/05/04(火) 20:24:48 ID:7hcwnxwgO
- >>343
『むぐ……』
頬を膨らませて。
- 345 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 20:27:03 ID:.6prKP66O
- >>344
「そんな顔をしても駄目だ!」
【眼を反らしてキリッ】
「私はこの意見はかえないぞ!」
- 346 :アリス・他一人:2010/05/04(火) 20:28:35 ID:7hcwnxwgO
- >>345
『駄目?』
瞳をうるうるさせて。
- 347 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 20:33:05 ID:.6prKP66O
- >>346
「……!?」
【ガタガタと後退り】
「え、いや……あの……」
【ウルウルとした眼を見て】
「う、うおぉぉぉぉぉ!!!!」
【頭を抱えて転がり回る……さすがに人を食べるのを許可は出来ないみたいだ
でもゼオラ達には逆らえないオッサンなので色々あって暴走したのである】
- 348 :アリス・他一人:2010/05/04(火) 20:35:17 ID:7hcwnxwgO
- >>347
『♪』
上弦にニンマリ笑顔で寄っていく。
- 349 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 20:40:08 ID:.6prKP66O
- >>348
「うわぁぁぁぁ!!」
【気付かずに頭を抱えている】
- 350 :アリス・他一人:2010/05/04(火) 20:42:08 ID:7hcwnxwgO
- >>349
『♪』
上弦の頭を掴んだ。
『あー』
- 351 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 20:52:04 ID:.6prKP66O
- >>350
「!?」
【やっと気付く】
「やらせるかぁ!!
羅生門!!」
【シャオを打ち上げ、一撃を与える】
- 352 :アリス・他一人:2010/05/04(火) 20:54:18 ID:7hcwnxwgO
- >>351
「戻ったー!」
『むぅぐっ……』
ゴロゴロと転がるが、何も無く立ち上がる。
- 353 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 20:59:11 ID:.6prKP66O
- >>352
「おい、ゼオラ!早くその娘を止めろ!
私が食べられそうだぞ!!」
【アリスの背後に隠れる】
「まずその娘は普通の食事に慣れる事からはじめるんだ!」
- 354 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 21:08:52 ID:s.Ud7.4s0
- >>353
ササッ
上弦を差し出した。
『普通の、食事?』
- 355 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 21:13:24 ID:.6prKP66O
- >>354
「オ・ノーレ!!」
【シャオの前で転ぶ】
「そう!普通の食事、普通のご飯だ!!」
【床に顔を付けたまま言い放つ】
- 356 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 21:14:57 ID:s.Ud7.4s0
- >>355
『……?』
「多分幾らかかっても理解してくれないと思うよ」
- 357 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 21:20:01 ID:.6prKP66O
- >>356
「じゃあどうする!?
人を食べるのは悪いことなんだぞ?」
【立ち上がりながら二人を見る】
「……そう言えば、今日、ツィーは?」
- 358 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 21:31:04 ID:s.Ud7.4s0
- >>357
「だから困ってる。とは言ったよね?」
シャオに視線を注ぎながら。
「屋敷にいるけど?」
- 359 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 21:33:07 ID:.6prKP66O
- >>358
「いや、しかし対策もなしとはまずいのではないか?」
【二人を交互に見回して】
「一人でか?」
- 360 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 21:35:17 ID:s.Ud7.4s0
- >>359
「じゃあ上弦を食べさせてみるとか?」
シャオに命令を出すと歩み寄っていく
「いや、ユリウス達が居るよ」
「それに、元々だれも入れない場所なんだし、護りなんかいなくても良いんだよ」
- 361 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 21:39:53 ID:.6prKP66O
- >>360
「やめろ!どれだけ私を食わせたいんだ!
私は美味しくないぞ!?」
【シャオをアリスに向けて投げる】
「ユリウスたちがいるなら安しn……護りなんていらない?
……私は?」
【ズゥーン、とベッドで布団を被り落ち込む】
- 362 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 21:41:07 ID:s.Ud7.4s0
- >>361
「はいキャッチ」
「こんなにかわいい子を投げるなんて……」
「……え? 遊びに来てるんじゃなかったの?」
あ、布団だ。と言って。
- 363 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 21:46:06 ID:.6prKP66O
- >>362
「いや、確かに見た目は可愛いが……人を食おうとする娘を手放しでは可愛がれないよ」
【布団を被り、オバケみたいになっでいた】
「私一応ツィーとゼオラを守るために……いや、もういいよ」
- 364 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 21:49:09 ID:s.Ud7.4s0
- >>363
「別に人は食べないもんねー」
『ねー』
ねー。じゃない。
「……?」
- 365 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 21:51:30 ID:.6prKP66O
- >>364
「いや、確実に食おうとしてたじゃないか……」
【ため息を吐いて二人を見る】
「いや、しかしよかったな……
つまりあの子達は安全だと!
これは喜ばしいな!」
- 366 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 21:54:31 ID:s.Ud7.4s0
- >>365
『死体だから無問題(キリッ』
「今更何を言ってるんだか……」
こめかみ辺りを指先で軽く叩きながら。
- 367 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 21:58:56 ID:.6prKP66O
- >>366
「……私死体じゃないよ?」
【普通にツッコミ、さっき食われそうになったと言うことは?】
「えぇ〜……今更って酷いぜ!」
- 368 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 22:03:38 ID:s.Ud7.4s0
- >>367
「生きた人も食べれる。そういうことです」
再びにじり寄るシャオ。
「だって僕、護ってとか言って無いし?」
- 369 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 22:05:42 ID:.6prKP66O
- >>368
「そうか、だけど私を食おうとするなと……
美味しくないんだって!」
【布団ガード】
「いや、ツィーは戦えないじゃないか……
まぁ、確かに私が勝手にやってた事だが……そこまで言われたらへこむぜ」
- 370 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 22:08:06 ID:s.Ud7.4s0
- >>369
『……』
あきらめてアリスの元へ。
「だからユリウス達が居るんじゃないか」
笑顔。
- 371 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 22:11:40 ID:.6prKP66O
- >>370
「ゼオラ、その娘には言い聞かせておくように」
【安心して布団から出る】
「そうだな、ツィーが戦えないから、ユリウス達が守ってるんだよな!
まぁ、なんにせよ安心だな」
- 372 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 22:13:58 ID:s.Ud7.4s0
- >>371
「へいへーい」
聞く気ナシ。
「そういうこと」
- 373 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 22:17:24 ID:.6prKP66O
- >>372
「あの〜……じゃあ私ってもう……って言うか元から必要なかったり?」
【苦笑いと汗を浮かべながら】
- 374 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 22:18:59 ID:s.Ud7.4s0
- >>373
「楽しいからいいんじゃない?」
シャオの頬を撫でながら答える。
- 375 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 22:23:21 ID:.6prKP66O
- >>374
「いや、そんな適当な返事されても……はぁ……
私結構真剣だったんだよ?」
- 376 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 22:25:00 ID:s.Ud7.4s0
- >>375
「んー、それはすまなかったね」
「何で僕が謝ってるのかも解らないけど」
前髪を指で巻いてクルクルしている。
- 377 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 22:29:12 ID:.6prKP66O
- >>376
「え?もしかして私が悪いの!?」
【かなりショックを受けたようだ】
「……うぅ……ゼオラぁ……早く会いたいよ……」
【屋敷では必要なし、目の前のアリスは冷たい……上弦にはもう闇とオリジナルだけが頼みの綱のようだ……】
- 378 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 22:31:08 ID:s.Ud7.4s0
- >>377
「だって、護ってー何か言って無いし?」
『……』 ひしっ。
後ろから上弦に優しく歯を立てる。
- 379 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 22:33:01 ID:.6prKP66O
- >>378
「……わかったって……」
「食べるなよ」
- 380 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 22:35:11 ID:s.Ud7.4s0
- >>379
「……」
上弦をじーっと見る。
『……チッ』
- 381 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 22:39:04 ID:.6prKP66O
- >>380
「……なんだ?」
【不思議そうに尋ねる】
「その前に、君……前私の指を噛った時不味いって言ってたよな?
うまい棒の方が美味しいからうまい棒を食べなさい」
- 382 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 22:41:18 ID:s.Ud7.4s0
- >>381
「ごめんよ」
目線を逸らして。
『解った、そうする』
- 383 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 22:43:23 ID:.6prKP66O
- >>382
「何がだ?」
【視線逸らされたので困惑】
「うまい棒は安くて美味しいからな……たくさん食べなさい」
- 384 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 22:45:21 ID:s.Ud7.4s0
- >>383
「いや、僕の扱いが酷かったよ……」
『うん』
戸棚を勝手に開けて袋ごとバリバリ。
- 385 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 22:47:36 ID:.6prKP66O
- >>384
「でも、私が勝手にやってたってのは事実だ」
【ベッドを綺麗に整え、答える】
「いや、だから袋ごと食うなと……」
- 386 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 23:04:33 ID:s.Ud7.4s0
- >>385
「……」
黙ってしまう。
『開けてー』
うまい棒を持ってきて。
- 387 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 23:08:28 ID:.6prKP66O
- >>386
「なぁに、私はツィーや君達が安全に暮らせて……そしてゼオラを取り戻す為にやってるだけさ
ゼオラが帰ってきたら優しくしてもらうよ」
【ベッドに戻ろうとするが……】
「あぁ、はいはい………ほい」
【開けてと言われたので開けてあげる】
- 388 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 23:10:19 ID:s.Ud7.4s0
- >>387
「……そう、じゃあ、僕はもう良い?」
俯きながらそう言って。
『ありがと』
もぐもぐ。
- 389 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 23:14:30 ID:.6prKP66O
- >>388
「ん?もういいって?」
【首を傾げて】
「どういたしまして!」
【そしてベッドに戻る】
- 390 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 23:16:45 ID:s.Ud7.4s0
- >>389
「もう寝ちゃうなら良いよ、気にしないで」
『んむ』
うまい棒を頬張りながら頭を下げた。
- 391 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 23:21:28 ID:.6prKP66O
- >>390
「馬鹿め!私がこんな可愛い……ん〜……可愛い子がいる状態で先に寝るとでも!?」
【カッっと顔を変えて言い放つ】
- 392 :アリス・他一名:2010/05/04(火) 23:23:38 ID:s.Ud7.4s0
- >>391
「はいはいありがとね」
笑顔を見せ、
「もう大丈夫かもしれなけど、ゆっくり休むんだよ?」
シャオを抱え、椅子から立ち上がる。
「それじゃ。またね」
女はいつの間にか、視界から消える。
//急な終わりで申し訳ない……。
- 393 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/04(火) 23:28:00 ID:.6prKP66O
- >>392
「何?行ってしまうのか?
わかった、ゆっくり休むよ」
【二人に手を振り】
「あ、今度はツィーを連れてきてくれよ?
あの子を抱き締めないと安心できないからね?」
【二人が消えた虚空を眺めて、ため息を吐く】
「……もっといてもよかったのにな……」
//気にしてはいけない、こちらこそ変な空気にしてすまなかった
//楽しかったぜ!
- 394 :アイリス/うっうそー204号室:2010/05/05(水) 01:39:19 ID:VeONXbeQ0
- 【神羽荘204号室】
開け放たれた窓。
舞い込む風に揺れる純白のカーテン。
アイリスは月を眺めていた。
―キキッ
――キキッ
コウモリ達が帰ってきて、差し出されたアイリスの手に留まる。
「…状況は芳しく無い…ね。困ったね、全く。」
アイリスはイメルの妹の件に“どれだけ首をつっこむか”を決めかねていた。
正直、感情としては手助けをしてやりたい。
しかし理性は、メリット・デメリットを考えてしまう。
そんな自分に嫌気がさす。しかしそれが……“自分の役割の一つ”である。
――『 』に個は要らない。
父なら間違いなく首を突っ込むだろう。それも全力で。
母ならのほほんとしながらも頭の中で計算を繰り返しているだろう。
“姉”なら傍観し、境目を探るだろう。
なら、自分は何を出来る?
母や叔母のように圧倒する力を持たない自分。
持つのはこの魔眼だけ。
切ることに特化した魔眼だけ。
財はついてきた。爵位も付いてきた。
どれもどれも与えられたもの。自分で勝ち取ったものなど、ありは……しない。
「…さぁ、どうしようかな…。」
この件で自分の身の振り方を決めよう。
そう、雲は流浪するのだ。
- 395 :AGカフェの人々 ◆CROSS/.AzE:2010/05/05(水) 10:56:34 ID:HnkBBDEo0
- クロス(以下ク)「では今より、第……何回目だっけ? ああ、245回目ぐらいでいいか。
第245回、AGカフェ会議を始めまーす」
黒瑪瑙(以下黒)「あ、黒がもう無い」
ク「青で代用しておけ」
少女は台に上り、ホワイトボードに青いマーカーで「第245回、AGカフェ会議」と書いた。
ク「えー、会議を始めるに辺り、最初に紹介しておきたい人物がいる」
レク(以下レ)「今日から一緒に働くことになりました、レクです。よろしくお願いします」
執事服の青年が、頭を下げた。
ク「こいつは厨房とホールを同時に担当するという化け物みたいな奴だ。
まぁ、仕事は出来る奴みたいだし、よろしく頼む。それで、」
クロスは手元のシフト表を眺めながら椅子の背もたれに体重を預ける。
ク「厨房が黒瑪瑙とゼオラだけじゃなく、レクも入れるようになれたので、
そろそろメニューを増やそうと思ってな。
今まで少人数だったからメニュー量を減らしていたんだが、
これからは多く入れられそうだ」
というわけで、と続ける。
ク「今日のお題は新しいメニューを考えることになります。
作れるかどうかはともかく、何か『これがいい』ってある奴は挙手ー」
黒瑪瑙はホワイトボードに大きく、「今日のお題『新メニューの提案』」と書いた。
アルス(以下ア)「はい兄さん!」
ク「アルス、どうぞ」
ア「今日のお昼はハンバーグが食べたいです!」
ク「お子ちゃまは黙ってろ」
- 396 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/05(水) 11:03:05 ID:WVrfsEdY0
- >>395
「おなかすいたなの〜」
【カランカランと扉のベルが鳴って、少女がカフェに入ってきた】
「…あう、おきゃくさんかなの?」
【若干人がいるのに気づく】
- 397 :AGカフェの人々 ◆CROSS/.AzE:2010/05/05(水) 11:10:01 ID:HnkBBDEo0
- >>396
レ「いらっしゃいませ〜」
ク「いいよレク。こいつは客かどうかは微妙な奴でな。
ほら、最初に説明しただろ。ディスだディス」
レ「ああ、あなたが」
クロスから既に話をされていたらしい。
執事服の青年はディスに向けて頭を下げた。
黒「いま、新メニューを考えているところなんです。
ディスちゃんは、この店で食べたいものとかありますか?」
ホワイトボードを前にペンを握りながら黒瑪瑙が尋ねる。
- 398 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/05(水) 11:16:30 ID:WVrfsEdY0
- >>397
「こんにちわなの『くろす』なの〜。」
【微笑みながら手を振る】
「あう〜!?ひさしぶりなの!『れく』…だったかなの?」
【ずいぶん前の人だが、覚えていたらしい】
「あうあう〜…たべたいものなの?
う〜ん『くろす』のごはんどれもおいしいからなの〜…」
【ディスは相当悩んでいる。これまでにないくらいだ】
- 399 :AGカフェの人々 ◆CROSS/.AzE:2010/05/05(水) 11:22:50 ID:HnkBBDEo0
- >>398
ク「ああ、もっと簡単に考えてもいいぞ。
なんなら、いま食べたいのでもいい」
ア「僕はですn」
ク「テメーは黙ってろって言っただろ」
アルスは(´・ω・`)とした顔で机に突っ伏した。
レ「アップルパイとかどうですか? 作り置きができますし、
ここのオーブンなら三個一気に焼くことができます」
ク「採用」
ホワイトボードに「アップルパイ」と書かれた。
黒「他にはー?」
- 400 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/05(水) 11:30:07 ID:WVrfsEdY0
- >>399
「あう〜。いまたべたいのなの?う〜ん…」
【ディスはアップルパイ、という文字を見て】
「う〜ん…おかしもいいかなの…」
【少し考える】
「…けーきかなの…」
【ニナのお店のショートケーキを思い浮かべながら言った。ちょっと幸せそうだ】
- 401 :AGカフェの人々 ◆CROSS/.AzE:2010/05/05(水) 11:35:38 ID:HnkBBDEo0
- >>400
ク「ケーキかー。ケーキはシュガリアんトコに勝てる気がしないんだよなぁ」
レ「ここのケーキも、大半はあそこから仕入れてますしねぇ」
ア「じゃあm」
ク「黙ってろって言っただろ」
ア「(´;ω;`)」
一人の少年を除いて、みんな考え込む。
黒「シチューとか、ご飯ものは駄目なの?」
ク「シチューはもうあるだろ。ビーフシチュー」
- 402 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/05(水) 11:43:57 ID:WVrfsEdY0
- >>401
「あう、そうなんだなの…えっと…じゃあほかにはなの…」
【再び考える。頭に湯気が出るかと思われるほど】
「ごはん…あう〜。かつ…どんだったかなの?
『でぃす』あれがだいすきなの!」
【手を叩いて嬉しそうに言った】
- 403 :AGカフェの人々 ◆CROSS/.AzE:2010/05/05(水) 11:49:58 ID:HnkBBDEo0
- >>402
ク「かつ……丼?」
ア「喫茶店にカツ丼?」
黒「ジャッジ任せた!」
うーむ、と考える面々。
レ「しかし最近の喫茶店でも和の要素はあって損は無いかと」
ク「まぁな。うち普通に緑茶置いてるし」
黒「賄いとか適当だしねー」
ア「僕もカツ丼は悪くはないかt」
ク「お前は黙ってろ」
ア「・゚・(つД`)・゚・ 」
黒瑪瑙は青ペンを走らせる。
黒「じゃあ、」
ク「おう、採用で」
- 404 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/05(水) 11:58:41 ID:WVrfsEdY0
- >>403
「あう〜。ありがとなの!
う〜ん…ほかにも、はんばーぐがたべたいなの…」
【誇らしげに次の案を出す。食い物の名前はある程度覚えたようだ】
「まだまだあるなの〜。」
【が、その時】
グーキュルル
「う〜。とってもおなかすいたの」
【お腹を抱えてカウンターに顔を載せる】
- 405 :AGカフェの人々 ◆CROSS/.AzE:2010/05/05(水) 12:06:47 ID:HnkBBDEo0
- >>404
ア「僕もハンバーグが食べt」
ク「黙ってろって言っただろ」
ア「……ちょっと吊ってくる」
ク「後にしな。いま飯作ってやるから」
ア「(´・ω・`)」
というわけで、お昼タイム。
ディスとアルスの前にハンバーグが置かれた。
- 406 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/05(水) 12:13:39 ID:WVrfsEdY0
- >>405
「あうあう〜。いただきますなの〜!」
【喜んで目の前のハンバーグに手をかける】
「あうあう、『あるす』こんにちわなの〜!
『あるす』もここではたらいてるなの?」
【アルスのいる方を向いて微笑む】
- 407 :AGカフェの人々 ◆CROSS/.AzE:2010/05/05(水) 12:17:06 ID:HnkBBDEo0
- >>406
ア「働かせて貰えない。僕も役に立ちたいのに」
(´・ω・`)とした顔をしつつもハンバーグを頬張るアルス。
ク「てめぇは隙あらばメイド服着ようとするじゃねぇか」
ア「だって可愛いじゃん」
ク「女装する変態を店に置くわけにはいかん」
ア「(´・ω・`)」
実際、今アルスが着ている制服も女子用のセーラーだったりするから困る。
ア「千夜学園に入ったからには、セーラー着なきゃ意味ないでしょー。ここのデザイン可愛いし」
ク「俺は学校側から何時注意が来るかビクビクしとるわ」
- 408 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/05(水) 12:20:14 ID:WVrfsEdY0
- >>407
「あうあう〜。そっかなの…
おしごとできないの〜」
【ディスは今まで服装に関して何か触れていない】
「あう、『でぃす』もがっこにはいったから
おんなじのもってるなの。それよりちいさいけどなの」
【嬉しそうに言った。服が増えたのがうれしいのかも】
- 409 :AGカフェの人々 ◆CROSS/.AzE:2010/05/05(水) 12:22:57 ID:HnkBBDEo0
- >>408
ア「うん? ディスも学校入ったの?」
ク「え、どこどこ? 千夜? 初等部?」
レ「紅茶飲む方、挙手」
全員が手をあげつつ、ディスの周りに群がる。
- 410 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/05(水) 12:27:13 ID:WVrfsEdY0
- >>409
「あう〜。そうなの!
えっと『せんや』で…しょとー…だったの〜」
【ニコニコしてハンバーグをほおばる】
「おいしなの〜。あう!『でぃす』もなの〜」
【ディスも挙手した】
- 411 :AGカフェの人々 ◆CROSS/.AzE:2010/05/05(水) 12:37:59 ID:HnkBBDEo0
- >>410
ア「おわー……同じだわー」
レ「紅茶できましたよー」
ク「保護者は誰だ? ……ああ、ロザリーか」
レ「あの、紅茶……あの、置きたいんですけど、」
黒「だ、大丈夫ですか? ちゃんと登校できてますか? イジメられてませんか?」
レ「てめぇら一箇所に群がるな邪魔なんだよ」
執事は毒を吐きつつもにこやかな笑顔で紅茶を置いてゆく。
黒「あ、それより店長。そろそろ買い物行かないとヤバくね?」
ク「やっべ、行かなきゃ三時には店開きたいからな。
レク、メニューがランチ用のままだから、夜用のに変えといてくれ。
黒瑪瑙は冷蔵庫から飲み物出してカウンターに並べといて」
ア「兄さん、僕は僕は!?」
ク「遊んでろガキが」
ア「(´・ω・`)」
ク「……チッ、じゃあ荷物運びしろ。買い物についてこい」
ア「(`・ω・´)」
クロスは紅茶に牛乳を入れて一気に飲むと、車のキーを取って出口に向かう。
ク「すまんディス、ちょっと忙しくなった。また後でな〜」
そしてみんな、各々の仕事に戻っていってしまった。
///昼飯なので退散
- 412 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/05(水) 12:42:14 ID:WVrfsEdY0
- >>411
「あうあう。ありがとなの〜」
【ニコニコして紅茶を受け取る】
「『ろざりあ』のところいいるなの〜。」
【紅茶をすすって言う】
「あうあう、いそがしそなの〜。
うん、またあとでなの〜!」
【紅茶をすすりながら見送って行った】
「しってるひといっぱいなの〜。」
【微笑みながら言った】
- 413 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/05(水) 18:09:54 ID:.6prKP66O
- 「……」
【暇潰しの為の洋服作り……錬金術士故に、物を作るのは得意なのだ】
「う〜……」
【だがしかし、長時間経過すると眼も疲れる訳で……】
「眼が!眼がぁ!!」
【バタバタと暴れる姿はとてもおもしろい】
- 414 :ゼオラ&ユリウス:2010/05/05(水) 18:17:51 ID:s.Ud7.4s0
- 『やっほー!』
いつの間にか、姉妹は部屋の中に居た。
来るなり上弦に飛び掛る妹と、イスに座り様子を見る姉。
- 415 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/05(水) 18:22:56 ID:.6prKP66O
- >>414
「……!」
【某蛇の効果音が鳴り、上弦は二人を視認】
「ぐぶはぁ!?」
【ユリウスに飛び掛かられ、上弦は倒れる】
「よ……よく来たね?二人とも」
- 416 :ゼオラ&ユリウス:2010/05/05(水) 18:26:25 ID:s.Ud7.4s0
- >>415
『よいしょー』
倒れた身体を無理やり引き起こした。
「……」
小さく頷く。
- 417 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/05(水) 18:34:57 ID:.6prKP66O
- >>416
「なんてパワーだ!幼女強い!」
【普通に起き上がらせられて】
「しかし、二人ともいい所に来たね?
実は服が二着……後はわかるな?」
- 418 :ゼオラ&ユリウス:2010/05/05(水) 18:39:00 ID:s.Ud7.4s0
- >>417
『せーのっ!』
腰の辺りをがっちり掴んでいるぞ!
対策をしなければ投げられてしまいそうだ。
「……」
もう一度小さく頷く。
- 419 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/05(水) 18:48:40 ID:.6prKP66O
- >>418
「うおぉぉぉ!やらせるかぁ!!」
【姿勢を低くし、投げ飛ばされないように耐える】
「ぜ、ゼオラ?それは『着る』頷きなのか?
それとも『ユリウス、やれ!』の頷きなのか!?」
- 420 :ゼオラ&ユリウス:2010/05/05(水) 18:51:45 ID:s.Ud7.4s0
- >>419
『じゃあーぁ、こっち!』
肩の上に飛び乗った。
「……」
黙っている。
- 421 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/05(水) 18:56:55 ID:.6prKP66O
- >>420
「なんだ?肩車かい?」
【今度はノリノリで乗せる】
「ゼオラ?何で黙ってるんだい?」
【ユリウスを肩に乗せたまま尋ねる】
- 422 :ゼオラ&ユリウス:2010/05/05(水) 18:58:42 ID:s.Ud7.4s0
- >>421
『わーいわーい!』
とても楽しそうです。
「何も……」
- 423 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/05(水) 19:20:43 ID:.6prKP66O
- >>422
「いやぁ、思い出すな……
昔はゼオラにも肩車してたんだよ?」
【ゼオラとユリウスに言うように】
- 424 :ゼオラ&ユリウス:2010/05/05(水) 19:24:37 ID:s.Ud7.4s0
- >>423
『そうなのー?』
楽しそうな笑い声。
「……」
- 425 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/05(水) 19:27:21 ID:.6prKP66O
- >>424
「そうだよ?ゼオラから上ってきたり、私が無理矢理上げたり」
【ユリウスが落ちないようにしながら】
「それで、服の件なんだが」
- 426 :ゼオラ&ユリウス:2010/05/05(水) 20:34:14 ID:s.Ud7.4s0
- >>425
『服?』
まるで話を聞いていない。
- 427 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/05(水) 20:38:18 ID:.6prKP66O
- >>425
「そう、服……私が暇を持て余して作った可愛い洋服だ!」
【眼力を最大にして、まだ言う】
「さぁ!今すぐに!!」
- 428 :ゼオラ&ユリウス:2010/05/05(水) 20:42:19 ID:s.Ud7.4s0
- >>427
『とりあえずはその洋服とやらをだな……』
飛び降りてベッドの上へ。
- 429 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/05(水) 20:49:57 ID:.6prKP66O
- >>428
「はい、ユリウスのやつ……」
【そこにあるのはジャケット、ネクタイ、プリーツのスカート……
わかりやすく言うとアウテリートの服と似た物が存在していた】
- 430 :ゼオラ&ユリウス:2010/05/05(水) 20:56:34 ID:s.Ud7.4s0
- >>429
『わぁっ』
渡された服を広げて眺める。
- 431 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/05(水) 21:06:06 ID:.6prKP66O
- >>430
「安心してくれ!確かにアウテリートの服に似ているが、露出は少なめだ!」
【ミニスカートであるが、アウテリートみたいに腋など丸出しでは無い】
「で、ゼオラにはこれ……
今思えば君にはドレスと目隠ししかプレゼントしていなかったからね?」
【しかし、渡す服は上弦の趣味全開】
【四角い帽子、シスターと学生服を足して2で割った様な形状の服
ニーソも完備です!】
- 432 :ゼオラ&ユリウス:2010/05/05(水) 21:09:08 ID:s.Ud7.4s0
- >>431
『早速着ようと思うんだけど……ねぇ?』
「……」
ふたりして上弦に視線を注ぐ。
- 433 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/05(水) 21:12:13 ID:.6prKP66O
- >>432
「はははは!私の事は気にせず着替えて………すいませんでした!」
【普通に居座ろうとしたが、二人の視線が怖かったので部屋を出た】
- 434 :ゼオラ&ユリウス:2010/05/05(水) 21:20:45 ID:s.Ud7.4s0
- >>433
『それじゃあ、待っててねー♪』
……数分後。
『入っていいよ〜』
- 435 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/05(水) 21:25:07 ID:.6prKP66O
- >>434
「お?では入るぞ!」
【入ってきた上弦は鼻血を出していました】
【どうやら覗こうとしてメイド達にボコボコにされたみたいです】
【そんな顔で二人を眺める】
- 436 :ゼオラ&ユリウス:2010/05/05(水) 21:29:00 ID:s.Ud7.4s0
- >>435
『……』
うわぁ。見たいな顔してる。
「……」
こちらはいつもどおり。
- 437 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/05(水) 21:35:20 ID:.6prKP66O
- >>436
「……」
【クールな表情で二人を見ていた】
「……ふっ」
デュバーン!
【急に鼻血をジェット噴射する】
- 438 :ゼオラ&ユリウス:2010/05/05(水) 21:37:09 ID:s.Ud7.4s0
- >>437
「……」サッ
手を前に出してバリアを張る。
『うわぁ』
ついに声に出した。
- 439 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/05(水) 21:45:32 ID:.6prKP66O
- >>438
「か、可愛い……二人とも可愛いよ……」
【鼻血ダラダラで二人に近寄っていく】
「気に入って頂けたかな?」
- 440 :ゼオラ&ユリウス:2010/05/05(水) 21:53:30 ID:s.Ud7.4s0
- >>439
『近づくんなら鼻血拭いてから、ね?』
つティッシュ
「……」
また頷いた。
- 441 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/05(水) 21:56:47 ID:.6prKP66O
- >>440
「ふふふふふ!拭いても!」
ゴシゴシゴシ
「二人を見るとまた溢れてくるぞ!!」
ダラダラダラ
【それほど二人の姿が気に入っていた】
「いやぁ、ゼオラは大人になってからそう言うの苦手かなと思ったんだけど、気に入ってもらえて何よりだよ!」
【ティッシュを鼻に当てながら】
- 442 :ゼオラ&ユリウス:2010/05/05(水) 22:00:57 ID:s.Ud7.4s0
- >>441
『うわぁ……』
さっきからこれしか言ってない。
「……」
首を下げて今の服装を見ている。
- 443 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/05(水) 22:06:21 ID:.6prKP66O
- >>442
「ユリウス、引き過ぎじゃないか?」
【キリッとした顔でユリウスに尋ねる】
「ゼオラ!可愛いよ!」
【鼻にティッシュを詰めてからゼオラにそう言う】
- 444 :ゼオラ&ユリウス:2010/05/05(水) 22:09:32 ID:s.Ud7.4s0
- >>443
『だって……ねぇ』
メイドに同意を求める。
「……」
僅かに口元が緩む。
- 445 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/05(水) 22:15:59 ID:.6prKP66O
- >>444
『旦那様は変態なので引かれ過ぎが普通です』
【マナのメイドはユリウスに同意している】
「……」
【笑ったゼオラを見て上弦も笑う、嬉しかったのだろう】
「さて、ここらで悪戯な風が吹いても……」
【何かブツブツ言っていた】
- 446 :ゼオラ&ユリウス:2010/05/05(水) 22:17:26 ID:s.Ud7.4s0
- >>445
『だよねー』
何度も頷く。
『……』ピシャッ
窓を閉め切ったぞ!
- 447 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/05(水) 22:22:20 ID:.6prKP66O
- >>446
「……何故ばれたし!?」
【ガビーンとした顔でユリウスを見て】
「まぁ、いいさ……ならばゼオラ!」
【ゼオラに近づいていき、肩に手を乗せる】
「膝枕をしてくれないか?」
【顔はシリアスです】
- 448 :ゼオラ&ユリウス:2010/05/05(水) 22:25:04 ID:s.Ud7.4s0
- >>447
「……」
肩に手を乗せられ、ユリウスと目を合わせるゼオラ。
『……よし』
「……」
ユリウスが頷いてからゼオラも上弦に向かって頷く。
- 449 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/05(水) 22:30:21 ID:.6prKP66O
- >>448
「……」
【上弦は何も言わない……しかし】
プルプルプル
【全身が震えていた、その次の瞬間】
「やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」
【鼻に詰めたティッシュが飛び、涙を流しながら喜びの声を上げる】
ガラッ
【窓を開けて】
「やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」
- 450 :ゼオラ&ユリウス:2010/05/05(水) 22:32:21 ID:s.Ud7.4s0
- >>449
『はいはい近所迷惑』
上弦の服を引っ張って部屋に連れ戻す。
- 451 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/05(水) 22:42:54 ID:.6prKP66O
- >>450
「ぬおふ!」
【部屋に連れ戻され、上弦はベッドに横になる】
「じゃ、ゼオラ!膝枕お願いします!」
【超ワクテカしている】
- 452 :ゼオラ&ユリウス:2010/05/05(水) 22:45:29 ID:s.Ud7.4s0
- >>451
「はい……」
ベッドの上に正座。
かなり異様な光景である。
- 453 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/05(水) 22:51:19 ID:.6prKP66O
- >>452
「いや、だって……膝枕だし……他に寝転ぶ場所無いしさ……」
【天の声に反論してみる】
「じゃあ、失礼して」
【膝に頭を乗せる】
- 454 :ゼオラ&ユリウス:2010/05/05(水) 22:54:25 ID:s.Ud7.4s0
- >>453
「……?」
首を下に曲げて上弦と目を合わせる。
『……』
ユリウスの歯軋りが聞こえる……。
- 455 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/05(水) 22:56:59 ID:.6prKP66O
- >>454
「ん!?い、いや……」
【眼が合ったゼオラは上弦から見るととても魅力的だった】
「……ユリウスが超怖いんだけど……」
【顔を赤らめながら、別の話を振る】
- 456 :ゼオラ&ユリウス:2010/05/05(水) 23:04:04 ID:s.Ud7.4s0
- >>455
「……」
僅かに口元を曲げる女。
『……』ギリギリギリギリ
動く恨めしそうな視線。
- 457 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/05(水) 23:07:45 ID:.6prKP66O
- >>456
「……どうしたんだゼオラ?」
【僅かな表情変化に気付く】
「あと、ユリウス……許してください」
- 458 :ゼオラ&ユリウス:2010/05/05(水) 23:10:15 ID:s.Ud7.4s0
- >>457
「何も……」
『後で交代だかんね……!!』
何だろう、オーラが見える。
- 459 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/05(水) 23:15:33 ID:.6prKP66O
- >>458
「そうか……なぁ、ゼオラ……痛くないかい?膝」
【痛いならどけると言って】
「わかってる……わかっているよユリウス……
しかし、今私はとても幸せな気分だ……許可をくれたユリウスにはお菓子をあげよう!」
- 460 :ゼオラ&ユリウス:2010/05/05(水) 23:17:45 ID:s.Ud7.4s0
- >>459
「大丈夫」
上弦の額に手を置いた。
特に意味は無い。
『約束だよ!』
お菓子はどうでも良いらしい。
- 461 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/05(水) 23:22:54 ID:.6prKP66O
- >>460
「……」
【額に手を置かれて、上弦は眼を閉じる……
ゼオラが意味もなくしている事でも、上弦はかなりリラックス出来た】
「わかってるよ……私は約束は守るよ……」
- 462 :ゼオラ&ユリウス:2010/05/05(水) 23:26:21 ID:s.Ud7.4s0
- >>461
「……」
そんな上弦をただ眺める。
『……』
そんな上弦にただ念を送る。
- 463 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/05(水) 23:31:41 ID:.6prKP66O
- >>462
「ゼオラ……有難う……今夜は……いい夢が見られそう……だよ……」
【ゼオラに礼を言い、上弦は喋らなくなる】
「……zzz」
【どうやら、寝てしまったようだ……
ゼオラの膝枕、そして額に手……上弦にとってはかなりの幸福と癒しを与えたらしい……】
【しばらく待てば、上弦をどけてユリウスが膝枕を出来るようだ】
- 464 :楷ノ木幸緒 ◆A32fVyMS/E:2010/05/05(水) 23:36:00 ID:Zhft.HS60
- >>883
え、徹底的に敵を追い詰めろとか、
壁を背にすれば後ろをとられはしないとか、
時には国家権力も味方に付けろとか、
とにかく相手が肉の破片になるまで油断するな、とかだな。
(腕を組み、上を向いて考えながら)
>>884
ん、あ、悪かったよ……。でも、アレだ。程々のところで、だな……。
(諭すように)
- 465 :ゼオラ&ユリウス:2010/05/05(水) 23:38:26 ID:s.Ud7.4s0
- >>463
「……?」
『寝ちゃった……みたいだね』
ふたりして上弦を見る。
『もう少し、このままにしてあげようか。気持ち良さそうだしね』
- 466 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/05(水) 23:41:36 ID:.6prKP66O
- >>465
「……zzz」
【確かに、上弦は気持ち良さそうに眠っていた】
『お二人とも、有難うございました……
最近いつもうなされていて……
お二人のお陰で良い夢を見ているようですね?』
【メイドも執事も笑う】
【この日、上弦は久しぶりに良い夢を見たそうな……】
//絡み有難うございました!
- 467 :ゼオラ&ユリウス:2010/05/05(水) 23:46:56 ID:s.Ud7.4s0
- >>466
『いいのいいの、気にしないで』
ぶんぶんと手を振って。
『もう少し、ここに居ても良いよね?』
そういうと、ユリウスはゼオラの隣に座った。
//どういたしまして!
//こちらからもありがとうです!
- 468 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/06(木) 22:01:49 ID:GIHUoOKU0
- 「やっぱりこの服装が楽かな」
アスファルトの上を歩く青年、白いシャツにGパン、そこらを歩いていそうな大学生のような姿をしていた
ただ違うとすれば、刀を常に持っている程度だろうか
道行く人がチラチラと視線を寄越しているが気にしていないらしい
「…髪の毛切らないと」
- 469 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/06(木) 22:47:26 ID:GIHUoOKU0
- 「…しまった、財布が無い」
どうしようか、と顎に手を当てながら道の端で考え込んでいる
「……お金といえば、仕事も探さないと…」
- 470 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/06(木) 22:54:35 ID:/k2gysHgO
- >>469
「全くだね。君の問題は私の問題でも有る。私が若い男を囲ってる等と言われたら堪らない」
其の横で、うんと芝居染みた真面目の表情を浮かべた女が頷く。真紅の髪がさらりと揺れた。
「髪は切らなくても大丈夫だね。夜刀神では長髪の男も多い」
- 471 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/06(木) 22:58:36 ID:GIHUoOKU0
- >>470
「…って言っても、資格なんて持ってないからフリーターあたりがいいところかな…」
前髪をつまみ、いじっている
「……フリーターやだなぁ」
- 472 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/06(木) 23:02:56 ID:/k2gysHgO
- >>471
「働かないよりは幾分ましと云う物だろうけれど――就きたい仕事は無いのかな。
将来の展望を持つ事は重要な事だ」
徐に命の髪に触れ、指先で其の感触を遊ぶ。
- 473 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/06(木) 23:06:41 ID:GIHUoOKU0
- >>472
「…あると思う?」
若干恥ずかしそうに身悶えたが、すぐに苦笑いに表情を変えた
「…専業主夫とかそういうのでもういいかも」
- 474 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/06(木) 23:08:52 ID:WVrfsEdY0
- 「あう〜…ひとやすみなの…」
【近くにあった箱庭システムから、突然一人の少女が現れた】
「う〜ん…かんじをつかむならあそこなのかなの…うんどーしたかんじしないけどなの…」
【片手に持った銀の刀を見ながら呟く】
//どこかに誤爆してしまったww
- 475 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/06(木) 23:15:47 ID:/k2gysHgO
- >>473
「其れは不可能だね。我が家には使用人が多く居る。彼らの仕事を奪う訳にも行かない。
――いや、私は確かに実力主義だ。君が我が家の精鋭達よりも家事が出来るなら一考の余地が有る」
言い乍ら髪の流れる感触を楽しむ。――専業主夫、は駄目であるらしい。
>>474
「……おや、ディス」
ディスに気付き声を掛ける。
「如何かしたかな」
- 476 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/06(木) 23:20:06 ID:GIHUoOKU0
- >>474
「…ディスちゃん?」
突然沸いてきたことに疑問を持っているらしい
>>475
「無理だ、勝てるわけが無い…はっきり言って…終わりだ…」
腕を組み、考え込む
「…何かいい案がある?蔡生には」
- 477 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/06(木) 23:23:37 ID:WVrfsEdY0
- >>475
「あう〜?『さつき』なの〜。
ひさしぶりなの!」
【片方の手を大きく振る】
「ちょっとあそこでとっくんなの〜」
【箱庭システムを指差して言う】
>>476
「あう〜!『みこと』どこにいってたなの〜?
きゅうにいなくなってなの〜!」
【少し心配そうな顔で駆け寄ってくる】
「…あう〜?どしたの?」
- 478 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/06(木) 23:26:30 ID:/k2gysHgO
- >>476
「……ふむ。君が確実に遣れると私が断言出来るのは千夜の都市警備位か。力と倫理観が有れば誰でも出来る」
街を見れば所々に千夜警備保障の制服――黒いスーツを着た人物が見受けられる。
彼らが其の都市警備の人員なのだろう。
>>477
「ああ、久し振り。――鍛練か、感心だね」
言うまでも無く夜刀神蔡生は武門の人間。鍛練には感心を持つ。
「成果の程は?」
- 479 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/06(木) 23:29:47 ID:GIHUoOKU0
- >>477
「突然出てきたからえぇっと…?」
どうやら箱庭のことを微塵も知っていないらしい
>>478
「それが1番かな…どうすればなれるんだろうか」
ちらりとスーツの男を見て、ため息を吐いた
「…採用試験っていつ?」
- 480 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/06(木) 23:31:10 ID:WVrfsEdY0
- >>478
「うん、うんどーしたかんじしないけどなの…
つかれたかんじなの〜」
【ため息をついて言う】
「あう〜…きょうは『ありあ』をつかってみたんだけどなの〜」
【剣帯に止められている銀の刀を見て言う】
「けんってむずかしいの〜」
>>479
「えっと…あう〜。
あそこなの〜」
【近くにある機械を指差す】
「あそこにはいってとっくんしてたなの!」
- 481 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/06(木) 23:37:53 ID:/k2gysHgO
- >>479
「基本的に何時でも。千夜も此の都市を相手にするには人手不足でね。
千夜ビルの受付嬢にでも聞けば採用試験迄の手順や詳細を教えて呉れるだろう」
溜め息を吐いた命の横顔を見て、蔡生は首を傾げる。
「他に何か遣りたい事が?」
>>480
「ああ。剣は難しいな。振るうだけなら簡単だが――斬り、戦うとなると話はまるで違って来る」
首肯を返してディスを見る。
「何処を難しいと思う?」
- 482 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/06(木) 23:41:12 ID:GIHUoOKU0
- >>480
「…機械に…入る?」
頭に疑問符を飛ばしている
>>481
「なるほど、教えてくれてありがとう」
前髪をかきあげ、耳へと流した
「いや、あの格好絶対似合わないと思ったのと…まぁやっぱり下からだよねって思って」
- 483 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/06(木) 23:43:16 ID:WVrfsEdY0
- >>481
「うん、そうなの。うまくきれなかったりするなの。」
【不思議がった顔をする】
「なんだか、おもいこめたらつよくなったことあるけどなの…
でもふつうのときだとうまくきれないなの…」
>>482
「あうあう、『みこと』もまえにいたところにそういうのがあったとおもうなの!
あれとおんなじなの。」
【割と(理由あって)ぼかした言い方で説明した】
- 484 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/06(木) 23:51:23 ID:/k2gysHgO
- >>482
「私としては黒のスーツは君に似合って欲しいんだがね。……確かに似合わなさそうだけれど」
くす、と楽しそうに笑って耳に流した前髪を降ろす。一寸した悪戯。
「当然だ。君の実力は認めるが都市警備として必要とされる能力は何も戦闘力だけじゃないからね。
其れを考えれば君の実力は未知数。其れと、私は縁故採用と云うのは余り好きでは無いんだ」
>>483
「想いも当然大切だが、結局第一に来るのは技量だろう。其の歳であれだけ扱えるのは中々だが、先は遠いかもしれないね」
思索の色を浮かべて言う。
「今度魁に会った時にでも尋ねると良い」
- 485 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/06(木) 23:54:46 ID:GIHUoOKU0
- >>483
「なるほど…最近体がなまっているし少し篭ってみてもいいかもしれない」
なんてぼそりと呟いた
>>484
「分かってる、笑われないようにせいぜい頑張ってみるよ」
悪戯に対し、困ったように笑った
「…変わったね、前は容赦なく抱きついてきたのに」
- 486 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/06(木) 23:57:26 ID:WVrfsEdY0
- >>484
「あうあう、そうなのかなの…
うん、まだ『でぃす』は『さき』よりぜんぜんなの!」
【頷きながら言う】
「まだいろんなことおしえてもらわないとなの…
『さき』になの」
【ため息をつく】
>>485
「あう〜。とっくんするところだといちばんなの〜。
こうえんだとあぶないからだめっていわれるなの」
【しょんぼり顔】
「…あう〜。」
【二人を交互に見ている】
- 487 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/07(金) 00:05:58 ID:/k2gysHgO
- >>485
「気張らなくても良いさ。君は君のしたい事をしたら良い」
続く命の言葉に、蔡生はほろ苦く笑って言葉を紡ぐ。
「歳を取ったからね。はしゃぐ様な歳じゃない」
人前では、ね――と命の耳に囁き、また笑う。
「――っと、時間だ。先に帰ってるよ」
>>486
「我流で妙な癖が付くと中々抜けないからね……攻め手は良いとしても受け手に妙な癖が付けば其れは致命的だ」
ディスの言葉に頷き、ひらりと踵を返す。
「またね、ディス。――其れじゃあ命。また直ぐにでも」
//指がががが……キツいので落ちます。
//絡んで下さりありがとうございました。お休みなさい
- 488 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/07(金) 00:08:47 ID:GIHUoOKU0
- >>486
「そうか、ありがとう…だったら後で篭ってみるよ」
「…それとごめんね、前にあったとき居なくなってしまって」
>>487
「うん、お疲れ様」
確かに囁かれた言葉は聴いたはずだが、動じると来なくいつもどおりの反応で手を振って見送った
- 489 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/07(金) 00:11:40 ID:WVrfsEdY0
- >>487
「うん、あったときにもいっかいおそわってみるなの。
だから…『でぃす』はほーたいのとっくんするなの」
【微笑んで言った】
「あう〜。またねなの〜」
【大きく手を振って見送って行った】
>>488
「あう、それがいいなの。」
【ニコニコしている】
「そうなの〜。しんぱいしたんだからなの〜!」
【そう言ってディスは、包帯にくるまれたジュースの缶を差し出す】
「まだわたしてなかったなの。」
【触ってみたらわかるけどひんやりしている】
- 490 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/07(金) 00:21:53 ID:GIHUoOKU0
- >>489
「……まだもってたんだ、ありがとう」
受け取ると目を閉じて何かを考えるように握り締めた
「…ごめんね俺はそろそろ行くよ、ありがとうディスちゃん」
- 491 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/07(金) 00:24:48 ID:WVrfsEdY0
- >>490
「あう、だって『みこと』のぶんだからなの〜」
【微笑みながら言う】
「…?」
【少し考える命の顔を見るが】
「あ、うん。こちらこそありがとなの」
【頭を下げて言う】
- 492 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/07(金) 00:31:44 ID:GIHUoOKU0
- >>491
「うん、それじゃあお疲れ様」
手を振りながら帰路へと歩を進めていった
//おつでしたー
- 493 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/07(金) 00:32:47 ID:WVrfsEdY0
- >>492
「あうあう、おつかれさまなの〜」
【微笑みながら見送った】
「…ふぁ〜…ねるなの」
【そう言ってディスは返って行った】
//こちらこそ乙でした
- 494 :甲/:2010/05/07(金) 21:08:49 ID:4/UPzsGI0
- 【トーナメント二回戦開始前――とある路地】
「んん〜♪」
上機嫌に鼻歌を鳴らし、一路歩く甲の姿が在った
- 495 :すえぞお:2010/05/07(金) 21:13:15 ID:nWKoaA8o0
- 「らーらら〜♪」
鼻歌に合わせ、突然バックコーラスが。
「…よう、機嫌よさそうだな?」
- 496 :名も無き異能都市住民:2010/05/07(金) 21:15:53 ID:nWKoaA8o0
- //む、ばななん来たな
- 497 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/07(金) 21:21:23 ID:/k2gysHgO
- >>494
「――機嫌が良いみたいだね。観客にとっての好カードは君にとっても好カード、かな」
鼻歌の合間に凛然とした声が入った。楽しそうな、面白そうな響きを持って其の言葉は紡がれる。
声を掛けたのは女。真紅の髪眼に陰りは無く、其れは夜に在りても尚鮮やかだった。
- 498 :甲/:2010/05/07(金) 21:27:22 ID:4/UPzsGI0
- >>497
「まぁさかー?古い付き合い同士のどつきあいを見せるなんざ、皆さんに申し訳無く思ってるっつーの」
その割には、まんざらでも無さそうな雰囲気を言葉に乗せて
「よう、さっちん!」
軽快なステップで振り返った
くるり、と動きに追従するマフラーが暗い夜道に赤色のラインを刻む
- 499 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/07(金) 21:53:29 ID:/k2gysHgO
- >>498
「ああ、今晩は」
其の浮き足立ったとも表現出来そうな様子に微苦く笑い、そして沈黙した。
其の顔には迷い、躊躇と云う――或る意味夜刀神蔡生らしくない表情が浮かんでいる。
ややあって、薄桜の唇が言葉を紡ぐ。僅かに浮かんでいた迷いの表情は決心の其れに浮かんでいた。
「……甲、決戦直前に本当に済まないが、聞いてくれ。――命が帰って来たんだ」
- 500 :甲/:2010/05/07(金) 22:03:05 ID:4/UPzsGI0
- >>499
「いやぁ良かった…丁度お前の家に行こうと思っ――――」
振り向いた時、表情がおかしいな?…なんて思った
葛藤
逡巡
何かを言い辛そうにしている様な顔
やがてその表情が消え、紡がれた言葉
「え?」
そして甲は、言葉に詰まる
- 501 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/07(金) 22:10:48 ID:/k2gysHgO
- >>500
「――命が帰って来たんだ。今まで顔も出さなかった命がね」
くす、と笑う。
数年振りの邂逅だよと可笑しそうに続けた女の表情は微笑だったが、其処には可笑しさ以外の何かも混じっていた。
「ねぇ、甲。私達は結局何だったんだろうね。巷で聞く友達以上、恋人未満、と云う奴かな。
――参ったな。世俗に疎いと如何表現するかも判らない。ねぇ、甲。何て云うんだ、私達の関係は」
- 502 :甲/:2010/05/07(金) 22:23:48 ID:4/UPzsGI0
- >>501
「――――」
目の前の彼女の表情が、綻ぶ――華やぐ
思わず顔を伏せた
それは、自分の目の前に在って……自分では無い人物に向けられた物だと
三秒後――――それに、気付く
次いで二秒後――そして、何とか拾った発せられる言葉の意味を汲み
継いで四秒後――決意する
残る一秒後―――黙殺する、《表情を》《言葉を》……《心を》惨殺し尽くす
都合十秒の沈黙のあと
張り付けた"楽"の表情で顔を上げて
「難しい質問だな…抽象的過ぎて」
ふーむ、何て
いつもの様に軽く、腕を組んで悩んで見せたりして
「呼び名も何も…多分、何もねーんじゃねぇか?」
苦笑して応える
最後に――己の歩いた一年余りを、殺した
腕を突っ込んだポケットの中身が、とても――とても痛かった
- 503 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/07(金) 22:44:14 ID:/k2gysHgO
- >>502
「そうか――何も無いのか」
女は矢張り可笑しそうにくす、と笑う。男と同じ“楽”の表情。普段と同じ表情。変わらない表情。
そして何時もの様に一寸した思案の表情を白皙の顔に浮かべる。胸の下で腕を組み、ふむ、何て口中で小さく呟いて。
「……何も無い、か。私にとっては屹度初恋だったよ。
兄が夜刀神を統べるに当たって夜刀神の領域から出て、刀を振るい乍ら此方の世界を学ぶ。
――そんな中で君と出会った。初めは面白い人間だと思った。意志が強く、自己が世界に屈服しない強者だと。
気が付けば君に好意を持っていた」
昔を懐かしむ様な口調。瞑目し、腕を組み、“楽”の表情で言葉を紡ぐのは如何にも夜刀神蔡生らしい。
「そうしている間に、命に出会った。初めは――確か変な奴だと思ったかな。
何処でもコーラを常備して、食べるのは何時だって焼きそばだ。飽きないのかと聞いた事も有ったね。
……そして、私は揺らいだ。殺す覚悟が無かったのは後にも先にもあの時だけだったかな。殺して取り乱したのも。
――其の時、命が傍に居てくれた」
表情は変わらず、言葉は続く。
「……――ねぇ、甲。私は君に恋をしていたんだ。あの時の、半端に賢し振って刀を振るう小娘は、君に恋をしていたんだ」
- 504 :甲/:2010/05/07(金) 23:02:46 ID:4/UPzsGI0
- >>503
「勘違いだよ」
間髪入れずに口を突くのは
優しく、儚く――そして鋭利な棘の様な言葉
張り付けた"楽"の表情が揺らぐ
たった今殺した筈の《心》が軋み、罅割れ、悲鳴と怒号を吠える
「たまたまで、偶然が重なっただけの困った勘違い」
声は穏やかに、甲の揺らぐ内面を包み隠す
「だから、ほら…それに気付いて今を鑑みれば――きっとそれは"何も無かった"って事」
今一度、表情を貼り付けよう
この《言葉/嘘》で―――彼女を要らない呪縛から放たなくちゃ
「俺には最初から、何も無かったよ」
離れ去る少女には、優しい《言葉/嘘》を手向けよう
歪な俺の《心》が、少しでも少女の中に残らない様に
- 505 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/07(金) 23:23:20 ID:/k2gysHgO
- >>504
「勘違いじゃないんだ。其れは誰より私が一番判る。私は君に惹かれていた」
矢張り楽しそうな微笑を浮かべた侭に言葉を紡ぐ。
「……命が消え、私が此の街に来て一番初めに行ったのは彼を忘れようとする事だった。
もう、前に彼が消えた時の様な無様を曝すのは嫌だったから。そして、君と再会した。暫くして、また命と再会した。
其の時に気付いたんだ。彼と再会した時に。私は彼を、」
瞑目した侭。腕を組んだ侭。
「愛しているんだ、と」
言葉は紡がれ、真紅の瞳が甲に向けられる。
「――甲、有り難う。あの時の小娘の恋慕に付き合って呉れて。今、思えば、私は君の優しさに甘えていたんだろうね。
……本当に有り難う。私に初恋をさせて呉れて」
- 506 :甲/:2010/05/07(金) 23:42:30 ID:4/UPzsGI0
- >>505
まったく
どうして――言葉に詰まる
「―――」
そうだった
歪み無く真っ直ぐで、その実儚げで
頑固な程に意思が強くても、綻ぶ笑顔を持っている
そんな"夜刀神蔡生"が
――《好きだった》――
追憶に想いを残し、置き去りにする
それしか出来ない自分と
それしか赦さない今
だから
「気にすんな」
そっと手を振ろう
「気にせず、先に進めよ」
初恋から少女を巣立たせる為に
- 507 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/05/07(金) 23:58:16 ID:/k2gysHgO
- >>506
「初恋は実らない、と云うのは本当みたいだね」
女は小さく笑って、組んだ腕を解く。男に向き直る。
「小娘の初恋が終わって、此れから私達は――……そうだね、初めに君が言った、呼び名も何も無い関係になるんだろう。
敢えて云うなら、私と君、と云う関係に。肩を並べて戦場を駆け、嘗て恋をした、今は志を共にする――そんな関係に」
言って女は踵を返す。真紅の髪が夜に揺れた。
「私は屹度、幸せになる。もしも命に捨てられたら自棄酒に付き合って呉れ。
――――有り難う、甲。夜刀神蔡生は君を好いていた。君に、恋をしていたんだ」
言って女は歩き出した。初恋が終わった女は、改めて歩き出した。夜刀神蔡生は歩き出した。屹度、彼女は帰るのだろう。
愛する者の傍らに。
――――ふと、其の歩みが止まる。
「甲、負けるなよ?」
振り返った蔡生は悪戯な笑みを浮かべ、戯ける様な言葉を甲に投げ掛けた。
「じゃあ、――またね」
そして今度こそ、此の場所から歩いて行った。
//本当に、有り難う御座いました。
- 508 :甲/:2010/05/08(土) 00:12:34 ID:4/UPzsGI0
- >>507
言葉も無く、見送って
彼女が去った路地にて、壁に背を預ける
「はは――…んだよ、ばーか…最後ばっか良く喋りやがって……」
最初から
最初から――そうであったのならば
なんて、戯言
殺した《心》は、もう何も答えを返してはくれず
全ては終わった出来事なんだと理解させてくれた
そしてまた始まる
時の流れは容赦無く平等で、誰にだって残酷な優しさを与えるのだった
約束の時間の訪れと共に、"箱庭"へと足を向けた
ふと、その道中に
募金を募る子供達の団体が見えた
手を入れたままだったポケットから《小さな箱》を取り出し、募金箱に入れる
キョトンとした表情を向ける少女に
僅かに苦笑を向けて何かを告げる
甲が去った後「なんて言われたの?」と問い掛けてきた隣の少年に少女は答えた
「お給料の、三ヵ月分――なんだってさ」
ひとつの物語が
穏やかに幕を降ろした
//おつさま様、でした
- 509 :クララ:2010/05/08(土) 14:38:18 ID:WV3ftPeg0
- とある公園
「zzz………」
一人の若者が噴水近くのベンチで寝ている。
段ボールにくるまれて、まるでホームレスのようだ。
- 510 :セアクルス:2010/05/08(土) 14:44:53 ID:/k2gysHgO
- >>509
のし、のし、とクララの寝ている噴水近くのベンチに何者かがやって来た。
白い。四足だ。そして、大きい。
「ぐるる……ぅ」
それはクララを揺り起こそうと、微かな唸り声を立てて鼻先をクララの肩辺りに当てる。
- 511 :クララ:2010/05/08(土) 14:49:27 ID:WV3ftPeg0
- >>510
「魔王少女☆ノノちゃん初回限定版フィギュア……ゲットン……」
寝言を発するだけでまだ起きない
段ボールの中でゴソゴソ動いている
- 512 :セアクルス:2010/05/08(土) 14:53:35 ID:/k2gysHgO
- >>511
「…………」
白い竜が首を傾げた。何を言ってるんだろうか――なんて考えているのかもしれない。
「がう」
と小さく、犬のように吠えると、今度はお手をするように大きな前肢をクララの腹の上辺りにのしっと置いた。
- 513 :クララ:2010/05/08(土) 14:57:32 ID:WV3ftPeg0
- >>512
「ウッ………んん……?」
腕の重さに堪えかね声を洩らし、何事かとそちらに目を向ける。
でっかく白い竜がいた。
「………俺はまだ寝惚けてるんだ。そう。そうに決まってる」
もう一度段ボールにくるまると二度寝開始。
- 514 :セアクルス:2010/05/08(土) 15:03:12 ID:/k2gysHgO
- >>513
「…………」
白い竜の体は乗用車よりも小さいといった位で、その胴体に比してやけに大きな四枚の翼と、同じやけに長い尻尾が特徴的だった。
白い体の所々に模様のような金色の線が走ったその姿は神秘的というよりは神話的。
しかし翠色の目は円くくりくりとしていて、どこか愛嬌がある。
「…………ぐぅ」
竜はまた小さく唸った。クララの上に乗せた前肢を動かし、クララの体を揺する。
- 515 :クララ:2010/05/08(土) 15:09:10 ID:WV3ftPeg0
- >>514
恐る恐る体をお越し、ベンチの上に正座
「ど、どちら様でしょうか………?」
確かに自分は赤き竜の力を使わしてもらっているが、何か竜的に失礼になることしたっけ……と寝起きの脳ミソで必死に考える。
- 516 :セアクルス:2010/05/08(土) 15:14:22 ID:/k2gysHgO
- >>515
「ぐむ、ぐあー……ぁーう。……ぐぬ」
クララから前肢を降ろした白い竜は、犬が座るような、前肢だけを立てた姿勢になった。
そして発声練習でもするかのように声を出し、やがて満足そうに頷く。
くりくりとした円い瞳をクララに向けて、
「風邪。引く、ぞ?」
片言にそんな言葉を紡いだ。
- 517 :クララ:2010/05/08(土) 15:19:58 ID:WV3ftPeg0
- >>516
「………」
しばらくキョトンと口を開けて呆けていたが
「……お前、心配してくれたんだな。サンキュー」
ニッと笑い、手を伸ばして竜の頭を撫でる。
- 518 :セアクルス:2010/05/08(土) 15:35:31 ID:/k2gysHgO
- >>517
白い竜はまだ子竜らしく、クララの手にふわふわと柔らかな毛の感触が残る。
「んぐ。うぐ、ぁー……むぐ」
人の言葉を喋り慣れていないのか、それとも日本語を喋り慣れていないのか、白い竜は頻りにうぐむぐと唸る。
それからやっと、
「風邪引かない。ように、気をつけ。……ろ? 気をつけろ?」
とだけ言って、白い竜はまたのしのしと歩いて行った。
//めちゃくちゃ物足りませんが、そろそろ用事を済ませに行かなければならないのでこの辺りで。
//絡んで下さり有り難う御座いましたー!
- 519 :クララ:2010/05/08(土) 15:39:45 ID:WV3ftPeg0
- >>518
「じゃあなー。お前も気を付けろよー」
姿が見えなくるまで見送ってからポツリと呟く
「ババァと喧嘩して家を追い出されたなんて言えねぇな………」
//おつかれさま!!いってらっしゃいませ!!
- 520 :エミリオ:2010/05/08(土) 17:30:49 ID:3dL1jFzw0
- 【公園】
学ラン姿の少年が、ベンチで休んでいる。
アイスココアの缶を片手に、ぼーっと空を見上げているようだ。
- 521 :名も無き異能都市住民:2010/05/08(土) 18:04:30 ID:7jE6yumoO
- 日も落ちかけ、無邪気に遊んでいた子供達が母親に手を引かれ帰っていく。
そんな公園の静けさを切り裂くかの様にジェットエンジンの甲高い音が響き、一機の人型機動兵器、所謂ロボットがゆっくりと降り立った。
プシューと銀色のボディの隙間から水蒸気が吐き出され、あっという間に公園の一帯を包み込んだ。
- 522 :エミリオ:2010/05/08(土) 19:20:31 ID:3dL1jFzw0
- >>521
「え?」
ベンチから腰も浮かさず、少年はそのロボットの方を見やる
「あー……何だろう、パフォーマンスか何かかな」
ロボットから目を離さず、ココアの缶に口をつける
- 523 :名も無き異能都市住民:2010/05/08(土) 19:31:36 ID:7jE6yumoO
- >>522
駆動音。
見れば機体の胸元が割れる様に開いた。
「うはー……こんな時にエネルギー切れだなんて油断したなぁ」
中から姿を表したのは見慣れないグレーの軍服に身を包んだ銀髪の少女。
エミリオにはまだ気付いていない様子。
- 524 :エミリオ:2010/05/08(土) 19:37:01 ID:3dL1jFzw0
- >>523
中の人も大変だな、だとか考えていると少女が出てきた。
そんな事にも動じず、じっと少女を見つめる。
「…ごっつい中年の人が出てくるかと思ってたのに」
残念そうに小さく呟いた。
- 525 :名も無き異能都市住民:2010/05/08(土) 19:43:33 ID:7jE6yumoO
- >>524
最近のロボットアニメにはおっさん分が足りないと声高に叫ばれているが、そんな事気にしない。
時代はこうして変化していくのである。
「エネルギー補充までしばらく此処に停めておかせてもらおうっと。どうせ人もいn……」
感じる視線。
ちらり
「い、いたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
何とも幼い咆哮が公園の夜を揺らした。
- 526 :エミリオ:2010/05/08(土) 19:55:21 ID:3dL1jFzw0
- >>525
「っぶ!?」
叫び声に驚き、飲んでたココアを噴出す。
学ランにはこぼれなかったのが幸い。
「え、えーと……?」
むせ返りながら、どうにかリアクションを取ろうと努力してみる
//すいません、少し遅れます
- 527 :名も無き異能都市住民:2010/05/08(土) 20:00:26 ID:7jE6yumoO
- >>526
「ごっ、ごごごごめんなさいっ! てっきり誰もいないと思って」
昇降用のワイヤーで下に降りながら少女はあたふたと謝罪を繰り返す。
中学生くらいだろうか。世に言うロリコンの方々が彼女を見たら、光の速さで発狂してしまいそうな顔立ちである。
「あの、お怪我とかは……」
//はいはーい
- 528 :エミリオ:2010/05/08(土) 21:44:35 ID:3dL1jFzw0
- >>527
「怪我はしてない、ですけど」
口の周りをハンカチで拭いつつ、何とか返す。
彼女の顔になんとなく見入りはするが、それよりロボットの方が気になるようだ。
/お待たせして申し訳ない
- 529 :名も無き異能都市住民:2010/05/08(土) 21:58:50 ID:7jE6yumoO
- >>528
「レーダーも見落としていたなんて情けないです、えへへ……」
ぽりぽり頬を掻きながら照れ臭そうに笑う。
月光を受けて煌めく銀の巨影。
その機体は全体的にシャープで、少々貧弱そうに見える。装甲が実用レベルギリギリまで薄くなっているようだ。
人間の目と同じ位置に在る二つのモノアイには今は光を宿していない。
パイロットが搭乗していないので当然起動していないと思いきや、低い駆動音が地を軽く揺らしていた。
- 530 :エミリオ:2010/05/08(土) 22:03:28 ID:3dL1jFzw0
- >>529
ベンチから腰を浮かし、ロボットの方まで歩き出す。
握っている缶には、もはや中身は入っていないようだ。
「はー……」
機体の足元から頭までを一瞥する。
童心を刺激されたのか、幾分か目に憧憬を孕んでいるかのように。
「……えぇと、こういう事ってよくあるんですか?」
不意に疑問を口にする。
「僕、最近この街に来たばかりでして」
- 531 :名も無き異能都市住民:2010/05/08(土) 22:15:43 ID:7jE6yumoO
- >>530
近付けば分かるが、この機体はさほど巨大な物ではない。せいぜい5m有るか無いか。
「あ、はい。大きな竜が空から降りてきたり、地面の中から魔物が出てきたり……。
あと空間が裂けて人が出て来るのも、この街では良く有る事ですよ」
「そうなんですかぁ。私が言うのもアレですがようこそ異能都市“エリュシオン”へ
申し遅れましたが……」
言うなり少女は姿勢を正し
「私、とある戦艦にてオペレーター、メカニック、砲撃手、コック、その他諸々を担当しているルナ=カグヤ=シルバームーンと申しますっ。以後、お見知りおきを」
まさに軍人といったキレの有る敬礼。
- 532 :エミリオ:2010/05/08(土) 22:22:46 ID:3dL1jFzw0
- >>531
「へぇ、面白い街なんですね。エリュシオン……か」
さほど驚きもしてないかのように言い放ち、少女に向き直る。
「これはどうも。僕…エミリオです。エミリオ・ウォルフレム。普通の……いや、ちょっと異常な中学生、です」
普通、と言おうとして思いとどまる。
- 533 :ルナ/オペレーター:2010/05/08(土) 22:31:06 ID:7jE6yumoO
- >>532
「きっとすぐに慣れますよ
はい、エミリオさんですね、よろしくお願いします」
「ふふ、異常な学生ならわんさかいますよ
それにしても年下だったんですね。まぁその制服を見れば大体想像がつきますが」
幼児さながら無邪気に笑う少女は確かに言った。「年下」と。
だが、目を凝らしても少女は中学生程度にしか見えない。
- 534 :エミリオ:2010/05/08(土) 22:39:37 ID:3dL1jFzw0
- >>533
「えーと、もしかして高校生…とか、ですか?」
年下、と言われて、なんとなく釈然としないようで。
できるだけ良い方に考えてみようとした。
「……それとも、実は200歳ぐらい、とか?」
冗談っぽく言ってみるが、半分本気。
- 535 :ルナ/オペレーター:2010/05/08(土) 22:45:47 ID:7jE6yumoO
- >>534
「やっぱりそうなりますよね……」
幾度も勘違いされてきたのだろう、少女は何か諦めた様な笑みを零した。
「今年で19になりました。因みに大学には通わず専ら艦内の雑務、あと……週六でアルバイトをしていますね……」
所謂フリーター。
- 536 :エミリオ:2010/05/08(土) 23:10:29 ID:3dL1jFzw0
- >>535
「…はぁ……」
まじまじとルナを見つめる。
どうも、信じきれていないようだ。
「まあ…老けて見えるよりいいじゃないですか?」
中途半端なフォローをしてみる。
- 537 :ルナ/オペレーター:2010/05/08(土) 23:18:19 ID:7jE6yumoO
- >>536
「も、もう二十歳になりますから大人っぽく見られたいんですっ
友人が凄く大人っぽいからつい意識してしまうんですよ……」
嘆息。
「そんな事より最近来られたようですが……親御さんの転勤か何かですか?」
- 538 :エミリオ:2010/05/08(土) 23:30:14 ID:3dL1jFzw0
- >>537
「あー、えーと……」
慎重に、慎重に言葉を選ぼうとして。
「お、幼い見た目の方がいいって人もいますよ?割と、いや、かなり……」
俺とか。
「来た理由……覚えてないんですよね。
気が付いたら何故か知らない1ルームマンションにいて、クローゼットに札束がぎっしり……」
不審にも程がある。
- 539 :ルナ/オペレーター:2010/05/08(土) 23:36:04 ID:7jE6yumoO
- >>538
「うぅ、お気遣い感謝です
これから頑張りますよ、非合法的な手段を用いてでも……ね」
乙女は美の前では盲目です。
「なんか……マ○クマンのワンシーンみたいですね
もしかして記憶も無くなったとか?」
- 540 :エミリオ:2010/05/08(土) 23:41:44 ID:3dL1jFzw0
- >>539
せっかく小さくて可愛いのになーとか、変なことを考えつつ、缶を手元でプラプラと振り
「いやいや、記憶はありますよ。父さんも母さんも生きてますし。
寂しくなくもないですけど、でもまぁ、これはこれでよかったのかなーって。」
涼しげに言い放つその顔は、強がっている風でもない。
離れた、距離にして4〜5mのゴミ箱に向け、空になった缶を投げ込もうとするが、
僅かに目測を誤り、ゴミ箱から少し離れた地面に落ちる。
- 541 :ルナ/オペレーター:2010/05/08(土) 23:53:50 ID:7jE6yumoO
- >>540
「だからと言ってご両親を心配させてはいけませんよ。いきなり息子が消えたのですから
ちゃーんと連絡してあげて下さいね」
ふふ、と笑いながらエミリオが投げた缶を目で追う。
はずれた、残念と思いつつ缶へ向かって歩きだす。
拾って捨てようと手を伸ばすが、ふと何かを思い付いた様な表情を浮かべてその手を止めた。
「あの、エミリオさんって能力者ですよね? もし良ければ見せてもらえませんか?」
- 542 :エミリオ:2010/05/09(日) 00:05:33 ID:3dL1jFzw0
- >>541
「ですかねー……」
拾って捨てなおそうと思ったが、若干ルナの方が早く歩き出した。
ばつの悪そうな顔をしつつ、僅かに会釈する。
「ええ…まぁ、いいですけど」
ルナの言葉を受け、右足を踏み鳴らす。
すると空き缶の30cmほど左の地面から、異様に透明度の高い水で形作られた腕が現れ、空き缶をゴミ箱へ捨てなおした。
- 543 :ルナ/オペレーター:2010/05/09(日) 00:13:57 ID:7jE6yumoO
- >>542
「おぉ、お見事です。エミリオさんは水の能力者だったんですね」
――――ピピッ
少女の言葉が終わると同時に鳴った電子音。
音源を見れば、いつの間にか少女が左目にスカウターらしき機械を装着しているではないか。
浅葱色のスクリーンは文字やら数式やらが表示されている。
- 544 :エミリオ:2010/05/09(日) 00:19:39 ID:3dL1jFzw0
- >>543
「はぁ、まぁ……一応、水といえば水ですね」
そう言うと、ルナの左目の機械に気付く。
「何ですかそれ?僕の戦闘力でも測ってるんですか?」
なんだか心なしか嬉しそうに。
- 545 :ルナ/オペレーター:2010/05/09(日) 00:28:19 ID:7jE6yumoO
- >>544
「あぁ……ごめんなさい、突然こんな機械使ってしまって
これは私が開発した『Tsukuyomi-eye』という物でして……」
えへへ、と申し訳なさげに笑い
「戦闘力……んー、まぁそれも有りますね。今の能力に関するデータを記録させてもらいました」
「私は能力者ではありません。ですから、こうして幾つも能力者のデータを採取、分析しないと能力者の方々と戦うのが厳しいんですよね」
- 546 :エミリオ:2010/05/09(日) 00:35:28 ID:3dL1jFzw0
- >>545
「記録、ですか。へぇ…」
納得したような、そして感心したような表情を浮かべる。
「……という事は、もしかしたら僕とも戦う可能性があるって事ですかね?」
苦笑しつつ、軽く口にし
- 547 :ルナ/オペレーター:2010/05/09(日) 00:44:55 ID:7jE6yumoO
- >>546
「でもこの街には様々な能力者がいるので、完全な対策を打ち立てるのは不可能に近いですね……」
言って少女は肩を竦める。
エミリオの言葉に両手を前でブンブンと振り
「ご、誤解しないで下さいよっ? これはあくまで防衛の為にしている事であって……
でも……もし機会が有れば是非手合わせ願います。試したい武装も有りますからね」
スクリーンに浮かぶ「OK」の二文字。
すると装置が空色のホログラムの様な物に変化。奇妙な音を立てながら消滅していった。
- 548 :エミリオ:2010/05/09(日) 00:50:26 ID:3dL1jFzw0
- >>547
「様々な能力者か……会ってみたいなぁ」
剣呑な意味ではなく、ただ心からそう思っているようだ。
「……いつか戦っちゃう事になるんなら、今ロボットから降りてるうちにってのもアリですよね」
悪戯っぽく笑うが、全くの冗談、という訳でもないように。
- 549 :ルナ/オペレーター:2010/05/09(日) 00:57:07 ID:7jE6yumoO
- >>548
眼前の少年が漂わせる何とも言えない雰囲気に軽く戦慄。
「え、へへへ……やだなぁエミリオさん」
じりりと後退を開始。
「今此処で突然……だなんて有り得ませんよねぇ……」
じりじり。
「し、失礼しますっ!」
脱兎のごとく走り出すと人間離れした跳躍。
コックピットに飛び込み機体を起動させると、勢い良く飛び去ってしまった。
//落ちますー絡みありがとうございましたっ
- 550 :エミリオ:2010/05/09(日) 01:03:36 ID:3dL1jFzw0
- >>549
飛んでいくロボを、見えなくなるまで目で追い続ける。
「……行っちゃった。冗談なのに……」
まぁ、80%ぐらいは。
「さて、僕も帰ろっと」
学ランに付着した砂埃を軽く払い、家に向かって歩き出した。
/こちらこそありがとうございましたー
- 551 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/09(日) 14:05:36 ID:hedfrAak0
- 昼下がりの異能都市。
とある小さな公園にて。
「うー、む……」
ベンチの上でうつ伏せになっている男がいた。
背丈が大きいので、ベンチから頭とか足とかがはみ出している。
客観的に見ると、ベンチの上に黒い塊が乗っかっているようにも見える。
割とシュールな光景が、平和な公園に広がっていた。
- 552 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/09(日) 20:45:56 ID:WVrfsEdY0
- 【中央公園…】
「あう〜…かぜがきもちいの〜」
【ベンチに座って顔を大きく上にあげている少女がいる】
「…はる、かなの〜。」
【何だかご機嫌そうだ】
- 553 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/05/09(日) 20:54:40 ID:.6prKP66O
- >>552
「あふぁ、ふぃふふぁん?」
訳:あら、ディスさん?
【肉まんを口に詰め、肉まんが入っているであろう紙袋を持って
腋丸出しの白服、ミントグリーンの巻き髪、そして虹色の瞳を持つ少女が話し掛けてくる】
- 554 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/09(日) 20:57:49 ID:WVrfsEdY0
- >>553
「あう〜?『あうてりーと』なの〜
こんばんわなの〜!」
【ニコニコして言う】
「あう、きょうなんだかあったかいからなの〜」
【風でディスの短い髪が揺らめいた】
- 555 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/05/09(日) 21:06:20 ID:.6prKP66O
- >>554
「こんばんはでございますわ!」
【こちらはミントグリーンの巻き髪が揺らめいている】
「確かに暖かいですわよね……私ぐっすりお昼まで寝ていましたわよ?」
- 556 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/09(日) 21:10:23 ID:WVrfsEdY0
- >>555
「あう〜。もうすぐはる、なのかなの〜」
【空の月を見ながら呟く】
「…あったかくなるとよくねむくなるなの…『でぃす』もなの」
【頭を掻いて微笑む】
- 557 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/05/09(日) 21:21:59 ID:.6prKP66O
- >>556
「ですわよね!春眠暁を覚えずですわ!」
【袋から肉まんを取出しディスの口に詰める】
「今度一緒に寝ましょうね〜」
- 558 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/09(日) 21:25:00 ID:WVrfsEdY0
- >>557
「あうあう〜。しゅん…むぐ」
【気になる言葉を言おうとした途端に口が肉まんでふさがれる】
「…うううう〜(こくこく」
【頬張ったままアウテリートの言葉にうなずいた】
- 559 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/05/09(日) 21:42:20 ID:.6prKP66O
- >>558
「春眠暁を覚えず……実はノリで言っただけで私も完璧に理解はしておりませんの」
【ディスの隣に座り、頭を撫でる】
「えぇ、えぇ、いっぱい楽しい事をしましょう!
トランプとか……」
- 560 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/09(日) 21:46:59 ID:WVrfsEdY0
- >>558
「もぐもぐ…わからないことなの〜。
あう、どんなことばなのかなの〜?」
【嬉しそうな顔で頭をナデナデされる】
【ちなみに肉まんを食し終えた】
「とらんぷ〜。なんだかおもしろそなの〜!
…う〜、いまひとりでちょっとさみしいなの」
【ニコニコして言う。"今"独りということらしい】
- 561 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/05/09(日) 21:51:50 ID:.6prKP66O
- >>560
「楽しいですわよ?みんなで騒いで笑って……メイド達に怒られますけどね?」
【テヘッと笑いながら】
「……今?……保護者の方はどうしたんですの?」
【急に顔を真面目に】
- 562 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/09(日) 21:54:47 ID:WVrfsEdY0
- >>561
「あうあう、そうなの。
いっぱいかぞくいるの〜、ちょっとうらやましいなの」
【ため息をつく】
「あう〜…まだおうちにかえってこないなの〜…
ずっとなの。」
【さみしげな顔になっている】
- 563 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/05/09(日) 22:16:53 ID:.6prKP66O
- >>562
「……そうなんですの……」
【寂しそうなディスを見ながらしばらく考える】
「よいしょ……」
【そして急にディスにハグをする
大き目な胸にディスの顔を埋めて頭を撫でる】
「大丈夫……貴方が待っていれば必ず帰ってきますわ……
寂しかったらいつでも私の所に来なさいな……
貴方の保護者が帰ってくるまで、一緒にいてあげますわよ?」
- 564 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/09(日) 22:21:51 ID:WVrfsEdY0
- >>563
「うみゅう」
【急にはぐされて少し息苦しそうだ】
「う〜…うん、なの。だいじょぶってずっとおもってるからへいきなの…
ありがとなの『あうてりーと』なの。いっしょにいたらさみしくないなの。」
【さみしそうな顔は、一転して安心しきった顔になった】
- 565 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/05/09(日) 22:24:43 ID:.6prKP66O
- >>564
「あぁ……やっぱりディスさんは笑顔が可愛いですわよ〜」
【頬擦りしながら鼻息荒く】
「それで、これからの予定はどうしますの?」
- 566 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/09(日) 22:28:10 ID:WVrfsEdY0
- >>565
「あう〜。うれしいの。」
【満面の笑顔で頬ずりされる】
「…う〜ん…おうちかえろかとおもってたんだけどなの…
ひとりでまってるの、ちょっとさみしいの」
【また少し落ち込んだ顔になる…】
- 567 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/05/09(日) 22:37:10 ID:.6prKP66O
- >>566
「あら?ならばいい機会ですわ
今日はうちに泊まりなさいな」
【顔を話してそう告げる】
- 568 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/09(日) 22:40:37 ID:WVrfsEdY0
- >>567
「あう…いいなの?
ありがとなの…」
【またしても笑顔になって言う】
「その…うれしいなの…」
【少し恥ずかしそうな顔になった】
- 569 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/05/09(日) 22:49:13 ID:.6prKP66O
- >>568
「いいですともいいですとも!」
【そう言ってディスを見つめると、ディスが恥ずかしそうにしてるではないか!】
「キャー!可愛いですわぁ!!」
【ディスに抱き付きながらゴロゴロゴロ】
- 570 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/09(日) 22:53:33 ID:WVrfsEdY0
- >>569
「あうあう〜!めがまわるなの〜」
【一緒にごろごろされる】
「あう〜。でもさみしかったからうれしいの…」
【しかしその顔はいつもの笑顔になっていた】
「おなかもすいてたなの…」
【同時に騒がしくお腹がなる。肉まん食べたのに。】
- 571 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/05/09(日) 23:01:13 ID:.6prKP66O
- >>570
「なら、はい……」
【肉まんを紙袋ごと渡す】
「それを食べながら帰りましょ?……ね?」
- 572 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/09(日) 23:05:39 ID:WVrfsEdY0
- >>571
「あうあう、ありがとなの」
【肉まんを手にとってもぐもぐし始めた】
「うん、そうするなの…もぐもぐ。」
【肉まんを食べるディスは幸せそうである…】
「あったかいなの…」
- 573 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/05/09(日) 23:08:04 ID:.6prKP66O
- >>572
「じゃ、行きましょうか?」
【ディスに手を差し出し】
「こんな時間ですけど、ご飯をいっぱい作らせますから楽しみにしなさいな!」
- 574 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/09(日) 23:11:35 ID:WVrfsEdY0
- >>573
「うん、いくの〜!」
【紙袋を抱えて、片方の手をアウテリートの手に添える】
「たのしみなの〜!どんなごはんかなの〜?」
【ウキウキしながら一緒に歩いていく】
- 575 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/05/09(日) 23:16:47 ID:.6prKP66O
- >>574
「ふふ、きっとおいしい料理ですわよ、うちのメイド達は料理上手ですわ」
【ディスの手を引き歩いていく】
「ご飯食べたらお風呂入って、そしてパジャマで一緒にお休みですわ!」
【今夜の予定を立てながら、二人で歩いていくのでした……】
//ここら辺がちょうどいいですかね?
- 576 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/09(日) 23:21:53 ID:WVrfsEdY0
- >>575
「あう〜♪いっぱいあるのかなの〜」
【軽くステップを踏んでいる】
「うん!なの!いっしょにおねんねなの!」
【楽しそうに町中を歩いて行った】
//そうですね。ここで終わりましょうか
- 577 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/10(月) 18:56:47 ID:hedfrAak0
- 商店街。
辺りをふらついている黒いロングコートの男。
「……うめえ」サクサクムシャムシャ
片手には、ついさっき買ったポテトコロッケ(揚げたて)。
とても幸せそうな雰囲気を全身から醸し出している。仕事(巡回)中とは思えない。
それほどに、商店街は今日も平和である。
- 578 :八剣絵名/女子高生:2010/05/10(月) 22:05:57 ID:MMSC1jh20
- 異能都市のとある公園。
メインストリートからはそう遠くない場所に、少女の姿はあった。
「……」
ぼんやりと、ブランコに座って空を見上げる。
- 579 :逆瀬川 純鈴:2010/05/10(月) 22:37:39 ID:eMybtdVY0
-
「うーん、こういう場所にくるの、久しぶりだねー」
ふらり、と現れたのは一人の少女。
真っ白いワンピースの上に薄手のカーディガン、スキニージーンズに、真っ黒い編み込みブーツ。
ハンチング帽子を深く被り、サングラスまでかけて。
ゆっくり、ゆっくりとブランコへ近付いて、絵名へ声を掛けた。
「隣、いい?」
- 580 :八剣絵名/女子高生:2010/05/10(月) 22:39:21 ID:MMSC1jh20
- >>579
ひたすらにぼんやりしており、
「・・・
・・・・・・・
……おうふっ?!」
少女に気づくまでに時間がかかった。
数度目を瞬かせて、
「あ、ええと、はい、どうぞどうぞ」
- 581 :逆瀬川 純鈴:2010/05/10(月) 22:45:57 ID:eMybtdVY0
- >>580
「それじゃー遠慮なく」
ブランコに座り、少女は漕ぎ始める。
「なつかしいなぁー」だとか、呟く姿は、どこか純粋に楽しそうで。
「ぼーっとしてたけと、考えごと? 恋の病?」
- 582 :八剣絵名/女子高生:2010/05/10(月) 22:49:09 ID:MMSC1jh20
- >>581
……恋の病って、
「ええっ!?いやいやそんな、恋だなんてまだまだ早いですって!
それに相手もいませんしっ、うんっ」
わたわた慌てつつ、顔を真っ赤にして反論。
首もぶんぶん振られ、橙色の髪がつられて揺れた。
ふう、とため息をついて、
「いやまあ、ちょっと考え事をですね。
昔やらかしちゃったことについて、考えてたんですが」
難しいですねえ、と言って頭を掻く。
- 583 :逆瀬川 純鈴:2010/05/10(月) 22:55:51 ID:eMybtdVY0
- >>582
「ほんとかなー? 顔赤くしちゃって、怪しいなー」
目を隠すサングラスの所為で表情は解りにくいが、きっとにやにやしているのだろう。
「ほほー、まーそんなもんじゃないかな、過去のことなんてさー。
うーん、初対面のあたしが言うのもなんだけど、きっぱりすっぱり忘れちゃえばいいんじゃないかなー」
- 584 :八剣絵名/女子高生:2010/05/10(月) 23:01:46 ID:MMSC1jh20
- >>583
「もうっ、からかわないでくださいよー!」
両手を握って上下に振る。
「ないですからっ、本当に!
する気もまだありませんし!!」
「きっぱりすっぱり、ですか」
そう出来たらこんなに悩まないよなあ、と思う。
足を洗う―という言い方も変かも知れないが―一応、けじめはつけてきたつもりだ。
なのに、
「……やってたことに絡む話を聞くと、……複雑な気持ちに、なるんですよね。
ああ、自分がいたら何か出来たかもしれないのになって。思ってしまうんですよ」
何だか未練がましい、そう自分を評価できる。
……望んで行い、望んで離れたのに。
- 585 :逆瀬川 純鈴:2010/05/10(月) 23:10:02 ID:eMybtdVY0
- >>584
「どうどう……あれ、こういうときはるーるるるるだっけ? まーいいや。
うん、ごめんね。怒らないでー」
……何というか、謝る気が全くないようだった。
「振り返るのは全然悪いことじゃないけど、振り返ったまま立ち止まっちゃうのはダメだと思う、かな。
"もし、あの時"じゃなくてさー、"今、出来ること"を考えてみればいいんじゃない?
……うーん、今のあたし偉そうにしちゃってる系?」
- 586 :八剣絵名/女子高生:2010/05/10(月) 23:15:41 ID:MMSC1jh20
- >>585
「ボクは狐ですか?!」
うがーっ、とでも音が似合いそうな感じで叫ぶ。
「……はぁ、まあ、いいんですけどねー……。
ある意味、恋してないって負け組なんでしょうか」
悩みの種が追加されたようです。
「今……」
言われ、考える。
……今できることと言ったら――。
「あの気のいい奴らに時々メールするくらいしか……ってそれは違う違う。
ううん、立ち止まってるつもりはないんですけどね。停滞してるのかなー」
あ、偉そうなのは気にしてないですよ、と付け足す。
- 587 :逆瀬川 純鈴:2010/05/10(月) 23:31:02 ID:eMybtdVY0
- >>586
「きゃーこわーい」
無論、声だけである。
ブランコを小さく漕ぎ続けたまま、言葉を続ける。
「どうかなー。あたしもうすぐ18だけど、初恋もまだだしー」
「そっかそっか、まーあんまりあたしが踏み込んじゃだめかな。
やっぱ答えを見つけるのは自分だしねー、うん。無責任にがんばれーって言っちゃう。
っていうか、もうこんな時間だけど帰らなくて大丈夫ー?
最近物騒なのが来たって聞くしさー。『完全支配(バッドネス・エンプレス)』とか『絶対矛盾(アルファアンドオメガ)』とか『双紅蓮(ブラッドブラッドブラッド)』とか。」
- 588 :八剣絵名/女子高生:2010/05/10(月) 23:38:23 ID:MMSC1jh20
- >>587
「怖……」
なんか落ち込んだ。めんどくさいなこいつ。
「……ん?」
……18って今。
「年上ですか?!」
「無責任に応援されたので、責任もって頑張りますと返しておきましょうか」
苦笑。
そして今聞こえた厨二心溢れる名前は何だと思い、
「まあ、一応何とか戦えるだけの力はありますから。
いざとなったら自販機投げて逃げますよ」
言って笑みを見せる少女の頭には――二本の小さな角。
「……で。
何ですか、そのちょっとテンションあがった中学生が設定に使いそうな名前は」
- 589 :逆瀬川 純鈴:2010/05/10(月) 23:47:31 ID:eMybtdVY0
- >>588
「ん……?
ってことは年下なんだね。うん、まー驚くのも無理ないかな。あたし14で成長止まってるし」
にへら、と笑って言う少女。
いや、サングラスやら深く被ったハンチング帽子で表情が解り辛い故――多分、とつけるべきか。
「えっなにそれ怖い。せめて街灯にすればー?」
パワーアップしてやがった。
「ん? 通り名っていうか二つ名っていうか。本人の名前なんてわからないしー」
ブランコを漕ぐのを止めて、よっこらしょ、と飛び降りた。
- 590 :八剣絵名/女子高生:2010/05/10(月) 23:52:01 ID:MMSC1jh20
- >>589
「お、大人な発言をなさるからまさかとは思ってましたが」
……本当に年上だったとは……!!
なんでしたっけ、こういうのをデカルチャーって言うんでしたっけ、といらん記憶を掘り起こす。
「街頭だとただの長物になるじゃないですか。
いいですよ自販機、投げたら缶が出てきて目くらましかつまきびしです」
戦略的というかなんというか。
「二つ名なのはなんとなくわかりますけど、それにしたって凄いですよね……。
ともかく、忠告ありがとうございます」
軽く頭を下げ、飛び降りるのを見守り、
「……何かこの後ご用事でも?」
- 591 :逆瀬川 純鈴:2010/05/11(火) 00:04:39 ID:eMybtdVY0
- >>590
「はっはー、褒めよ崇めよ年上様だー、なんちゃって。
ぶっちゃけさー、年とかあんまり関係なくなくなくなくなくなくない? 1,0000年生きてる仙人とかだったらあれだけどねー」
何て言いながら、その場で少し回転。
視線を合わせて、口を開く。
「わーお、結構策士だね。街灯もいいじゃん、なんてゆーか、ロマン?
名に恥じない実力は持ってるみたいだよー。っていうか、それを名乗る奴がいたら逃げろ! ってタナカさんが言ってた」
誰だタナカさん。
「んー宿探し、かな。安くて料理が美味しくていいとこ知らない?」
- 592 :八剣絵名/女子高生:2010/05/11(火) 00:10:55 ID:MMSC1jh20
- >>591
1、2、3、4、と数えて、少し考えて、
「――結局関係ないんですか!!いや少しはあるでしょう!?
あと1万年も生きてるとかそれはもはや神様のような気がします」
視線を合わせられ、少し怯む。
しかし直ぐにしっかりと見返して、
「確かにロマンなんですけどねー。乱闘にはちょうど良くて」
体験したことあるように語る。
「……タナカさんなら仕方ないですね、うん。誰だか知りませんが。
って、安くて料理がおいしくていいところ?」
悩む。
……ええと、このあたりだと、
「この公園を、」
指さし、
「あっちから出て右に行くと、ちょっと隠れ家っぽい民宿がありますよ。
なんでも温泉付きで安いけど、幽霊が出るんだとか」
- 593 :逆瀬川 純鈴:2010/05/11(火) 00:22:35 ID:eMybtdVY0
- >>592
「だってさー、結局"どれだけ経験してきたか"じゃん。生命活動の期間がどれだけなかいかって関係ない気がするんだよねー。
うーん、10,000年経っても神様にはなれないと思う、かな。だって神様は神様だし」
表情が解り辛いというのは厄介なものである、色々と。
顎に指を当てて、何かを考えるような仕草。
「……え、えーっと、こういうときは――なん、だと!? どん! だっけ?」
何か違う。
「おおー、そんな穴場が……。
幽霊かー面白そうだねー……うん、そこに決めた!」
- 594 :八剣絵名/女子高生:2010/05/11(火) 00:31:20 ID:MMSC1jh20
- >>593
「生命活動の期間が長くなった結果神様になっちゃうものとか、ありますよね」
例えば付喪神だ。
使われて古くなった道具には魂が宿る、というが。
「……まあ、自分も種族的に神様については考えるところがありますけど。
ただ長生きなだけの神様っていうのも、面白いんじゃないでしょうか」
「なん…だと…!?でしたっけ?」
多分こっちも違う。
「後おかみを怒らせると怖いとかなんとか…うん。
古びてるけど、いいところだと聞いてますよ」
きい、とブランコを揺らし、立ち上がる。
「さて、と。……なんだか相談室みたいになってしまってすみませんでした」
ぺこり。
深々と一礼し、
「色々、頑張って考えてみます。
あと、頑張って逃げるのも」
にこりと笑う。
「それじゃ、夜道に気をつけて!」
言って、公園の外へ駆けていく。
その姿は直ぐに路地の奥へと消えていった。
- 595 :逆瀬川 純鈴:2010/05/11(火) 00:42:24 ID:eMybtdVY0
- >>594
「あるっちゃあるけどさ、何か納得できないって言うか。あたしの持論は『ヒトは神様になれない』だし。
面白いけど、面白いけど……まぁいっか、考えるのメンドクサイや」
「どうだったっけ……うん、どうでもいい!
わお、それは気をつけなくちゃ。
ん、じゃーねー。縁があったら、また会うかもね」
見送り、少女は踵を返す。
帽子を深く被りなおし、踏み出すは一歩。
「あたしが3人の中の1人だって言ったら、やっぱ逃げちゃうかな……」
そんなことを呟いて、ゆっくりと、夜道へ消えていった。
- 596 :真城空:2010/05/11(火) 21:06:46 ID:ZOM.z7ps0
- 千夜病院、病室。
ベッドに寝かされた人影一つ。
「……」
がちゃん。
「……ぅー」
がちゃんがちゃん。
左手がベッドの縁に手錠で繋がれていて、動けない。
なにもこんなことしなくても、トイレに行く時いちいち看護師さん呼ばなくちゃいけないから面倒臭いなあ。
膨れ面でそう考えていた。
- 597 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/05/11(火) 21:23:00 ID:QuNeFciA0
- >>596
【窓の外で何かのはためく影】
【それは飛び上がると窓のレールに着地し、ベッドの上に影を作った】
(お・見・舞・い・だ・ぜ!)
【窓の外で口を大きく動かし、とどめにニカッと悪戯な笑顔】
【虎姫が窓の向こうにへばりついて笑っていた】
……ガタッ ガタガタガタガタンガタガタガタガタ
【両手の指を窓にかけて開けようとするが……開かない】
【怪訝に顔を曇らせて更に腕の力を強めていく】
- 598 :真城空:2010/05/11(火) 21:28:49 ID:ZOM.z7ps0
- >>597
「え」
外は別に風も吹いてないのに。
なんだろうこのガタガタ言う音。
ぼんやりした瞳で窓の外を見てみたら、
「……っぎゃー!!!」
ザ☆逆光。虎姫の顔が見えませんでした。
なんか知らんけど人影が窓をがたがた鳴らしている。
ぶっちゃけ怖い。絶叫した。
- 599 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/05/11(火) 21:38:29 ID:QuNeFciA0
- >>598
(何叫んでんだ叫びたいのはコッチだ開けろよ馬鹿寒ぃいいいいい!!!!)
【それなりの高さだと風もかなりのもの。春先とはいえ寒い】
【仕方ない。落ちないよう慎重に刀に手を伸ばし】
シィインッ!
【静かな鞘鳴りの音。窓の中央に腕一本入る分の小さな穴が開いた】
【そこに手を突っ込んで窓の施錠を跳ね上げて】
ガラッ
ぶはー! 寒ッ、なに寒ッ。アンタ人が見舞いに来たってんだから早く開け
……あ、何かのプレイ中…? は、はは。ごめん。
【半ば怒鳴り込んできたけど、目の前の状態に気まずそうに目を逸らして頬を掻く】
- 600 :真城空:2010/05/11(火) 21:43:04 ID:ZOM.z7ps0
- >>599
「好きでこんなことするわけないじゃないですか……!」
顔を真っ赤にして半泣きになりながら。
震える口でそう言った。
「わかってるなら外して下さいよう、これ……
虎姫さんなら外せるでしょう?」
左手を動かすたびにがちゃがちゃ音が鳴る。
かなり不便しているようです。
- 601 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/05/11(火) 21:49:41 ID:QuNeFciA0
- >>600
あらそうなの? てっきり。
【てっきり……。】
ま、それは置いといて。
【両手を右から左に移し替える動き。それから帽子に頭を突っ込んで】
ノーノー。ちょいちょい見ててアンタのやる事分かってるからね。
これ見せて脱走でもされたら困る。正確には困んないけど、面倒くさい。
【紙束かと思いきや、今回はただの新聞の切り抜き】
- 602 :真城空:2010/05/11(火) 21:55:37 ID:ZOM.z7ps0
- >>601
「て、てっきりってなんですか……」
それっぽくは見える。確かに。
「え、え……何ですかそれっ!」
起き上がろうとしては手錠に引っ張られる。
がちゃがちゃという音が響き渡った。
- 603 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/05/11(火) 22:15:35 ID:QuNeFciA0
- >>602
落ち着きなって。その姿勢じゃ上にかざしても読みにくいでしょ。
読んだるから。
【ベッドの縁に腰を掛け】
もうちょっとそっち行って。狭い。
えー……
【脚を組み、目を細めて神妙な顔で読み上げ始める】
昨日未明、千夜ビルを襲撃した異能者が捕獲された。
犯人は若干14歳のスーツ姿の少年で、所持品からタバコと違法薬物、及び注射器等が見つかった。
【ゆっくり読み進めていく】
- 604 :真城空:2010/05/11(火) 22:19:21 ID:ZOM.z7ps0
- >>603
「はぅ……」
僕のベッドなのになあ、とか思いながら左に寄った。
「………………え、それって」
虎姫の話を聞いて行くと同時に青ざめる。
薬物って、なにそれ。と、白い顔で呟いた。
- 605 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/05/11(火) 22:26:28 ID:QuNeFciA0
- >>604
んで、現在は身体の損傷が激しく?
緊急医療センターで治療を行っている……だってさ。
【新聞を丁寧に畳んで帽子の中に仕舞い直す】
……なるほどね。やっぱメディアじゃ上手いことぼかしてるか。
【顎に指を添えて窓に映る空を見上げ、ぽつり】
- 606 :真城空:2010/05/11(火) 22:30:59 ID:ZOM.z7ps0
- >>605
「……ぼかしてるって、何ですか」
ぎりっと音がした。
奥歯を噛み締めた音だった。
「教えて下さい、あの子……ヒホロくんの後ろには。
誰が、居るんですか」
- 607 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/05/11(火) 22:39:00 ID:QuNeFciA0
- >>606
そんなの僕だって知らないわよ。
ボクはただのレポーター。噂が好きな暇人兼警備員。
でも……胡散臭い影は一つあるわね。
【すっと振り返り、指を一本立てる】
『ガニュメート』。
最近窃盗やケンカとか小ッさい事件起こしてると思いきや、テロ起こしたりある種危険な奴ね。
ヒホロって子の周辺では特に目撃情報が多いみたいだし……空が街中で戦った時あるでしょ。
その時にも、物陰でその様子を伺う白衣の男が目撃されてる。
【尤もその時は空でなく『ソラ』だったのだが、虎姫は知らない】
- 608 :真城空:2010/05/11(火) 22:42:06 ID:ZOM.z7ps0
- >>607
「まちなか……?」
一回目に病院送りになったとき。よく覚えていなかった。
洗脳された女性たちに囲まれて気絶したと思ったら、何故か大怪我を負っていたし。
ただ、
「……空色の、鳥」
そのシルエットだけは、記憶に残っていた。
「…………そんな場合じゃなくて!
その、ガニュメートってのが怪しいんですね!?」
再びがちゃがちゃ鳴り響く金属音。
- 609 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/05/11(火) 22:49:04 ID:QuNeFciA0
- >>608
そうらしいね。
人体実験やら生体兵器、挙句の果てには異空間転位がどうのって
アホみたいな噂まである。暇つぶしのネタとしては事欠かない存在だわ、ハッ。
【両手を天秤のようにして首をすくめ、鼻で笑う】
- 610 :真城空:2010/05/11(火) 22:53:18 ID:ZOM.z7ps0
- >>609
「……! そいつ、どんな格好してますか」
白いシーツを握りしめる。
早く外に出たいのに、出られないのがもどかしくて堪らない。
「絶対探し出して……っう、けふ……」
それ以上に、自分の身体が此処まで弱っていることが。
悔しくて悔しくて堪らなかった。
- 611 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/05/11(火) 22:57:46 ID:QuNeFciA0
- >>610
ムリ。
【空の額を人差し指でこづき、思いっきり枕へ押し込む】
寝てなさい。面倒くさいって言ったでしょ。
ていうか、その無駄な病人パワーを早く体治す方に使いなさいよ!
【ぐいぐい指で押しながら若干の怒りが篭った大声を上げる】
- 612 :真城空:2010/05/11(火) 23:02:21 ID:ZOM.z7ps0
- >>611
「あうぅ……」
家族のみんなにもきっかり一回ずつ怒られた。天使と魔女さんにも。
観念した、とでも言うように眉尻を下げた。
「……はい」
- 613 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/05/11(火) 23:08:08 ID:QuNeFciA0
- >>612
【眉間に皺を寄せた顔で機械的にこっくり頷き、またベッドに腰を降ろす】
……でも、先に謝っとく。ごめん。
僕って阿呆だし、他人のことどうでもいい性格だからさ。嘘つけないんだ。
【背を向けたまま、折りたたんだ新聞を取り出して小さく振る】
この新聞、最後の最後で嘘っぱちだよ。
連れてかれたのは緊急医療センターなんてとこじゃない。
身体の損傷……なんてもんじゃない。僕の見た感じじゃ生きてるのが不思議なくらいだよ。
- 614 :真城空:2010/05/11(火) 23:12:03 ID:ZOM.z7ps0
- >>613
「――――」
吐きだそうとした言葉、ごめんなさいという謝罪が白く塗りつぶされた。
いま、なんていった?
「……ひほろくん、いきてます、よね」
途切れ途切れの掠れた声で、縋るように訊くのが精いっぱいだった。
- 615 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/05/11(火) 23:14:24 ID:QuNeFciA0
- >>614
……少なくとも、下半身吹っ飛んだ……ってのは聞いた。
襲撃もいちいち大規模でしかも三度目、今頃は生かさず殺さずで
どっかに幽閉されてるんじゃないかと思う。
【膝の上に肘を置いて、祈るように指を組む】
- 616 :真城空:2010/05/11(火) 23:18:26 ID:ZOM.z7ps0
- >>615
「…………」
今度こそ何も言えなかった。
何か言おうとしては頭が真っ白になる、それの繰り返し。
「……はやく」
はやく、ここからでなくちゃ。
こん、と大きく咳をして、それだけ吐き出す。
頭がくらくらしたので目を閉じたら、深く深く沈んでしまった――
//寝落ちそう……〆ありがとうござましたー
- 617 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2010/05/11(火) 23:24:37 ID:QuNeFciA0
- >>616
……僕も行くか。
【そう言ってさっさと窓から飛び去っていった】
/〆乙
- 618 :黒沢小百合:2010/05/13(木) 00:17:31 ID:rSRBD9/U0
- 【病院】
「……――……――――」
2日前のヒホロによる本社襲撃事件の後、
力を使い果たした小百合はそのまま千夜系列の病院に搬送された。
状態こそ安定したものの未だ意識は戻らず、
人工呼吸器と点滴による治療が続いている。
- 619 :ヴェーダ/模造品:2010/05/14(金) 22:47:58 ID:mJ8ZHBgk0
- 今日も今日とて都市を歩く。
己の目的を忘れたわけではないが、
「………ふむ」
異能と機械、異形と人間とが共存する光景は中々に面白く、視線が向かう。。
”外”には殆どと言っていいほどないものだ。
視界に入る情景を思い、
「平和だね」
と。
感想を零した。
- 620 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/14(金) 22:50:09 ID:WVrfsEdY0
- >>619
「おいしかったなの〜♪」
【嬉しそうな顔で包帯を全身に巻いた少女が店を出てきた】
「う〜ん…またごはんいっぱいにいこうかなの…」
【ポケットをあさりながら呟く】
- 621 :遊馬/探偵モード:2010/05/15(土) 23:12:41 ID:BXgiA4u60
- 「なるほど……すでに新技研だけでなくスポンサーも動き出したと」
深夜の公園
明かりが無く薄暗いベンチの上
携帯片手に、何やら込み入った話をする白衣の男が一人
「やっぱりあの鎧の男、組織ぐるみで行動
していたか。……うん、スポンサーまでついているってのは驚きだけど」
電話を握る男の右眼は薄緑に発光している
「情報ありがとう。何か動きがあったらまた知らせてくれ」
携帯を切り、ポケットにしまった
「少し、前進か」
- 622 :兄妹:2010/05/16(日) 20:46:50 ID:ZOM.z7ps0
- 「久しぶりだね! 二人でお買い物、楽しいね!」
「そうですね、まあ兄さんは荷物持ちですけど」
「えへへー!」
今日は車椅子に乗っていない、「銀の瞳」の兄。
いつもと変わらない、喪服姿の妹。
二人はぷらぷらと商店街を練り歩いていた。
- 623 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/17(月) 22:47:05 ID:hHYjNBOM0
- 【公園】
―――!
飛び跳ねるように起きた、まるで漫画のように。
ぐっしょりと濡れたシャツ、髪、首筋に垂れる冷や汗、ぴったりとくっついたシャツが蒸し暑さを高めている。
「…嫌な夢を見た気がする」
目にかかる髪をかきあげながら周囲を見渡す
真っ暗な空、街の光、芝生…そこでやっと夜だということに気づいた。
「…帰るか」
疲れた…そう口から零しながら立ち上がる
- 624 :逆瀬川 純鈴:2010/05/17(月) 23:05:11 ID:6ew.1yIs0
- >>623
立ち上がった命の視界に映るのは、漆黒のセミロングヘアーに、金色のj瞳。淡い青のワンピースの上には、紺色のカーディガン。
掲示板に張ってあった物騒な張り紙を見ていれば、『似ている』と思わざるを得ないその容姿。
「……あ」
命の存在に今気がついたらしい。
急いでハンチング帽子を深く被り、サングラスを掛けて。
苦笑いを、向けるのだった。
- 625 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/17(月) 23:07:21 ID:hHYjNBOM0
- >>624
「…あ、どうも」
こちらも苦笑い、ひらひらと手を振る
- 626 :逆瀬川 純鈴:2010/05/17(月) 23:14:16 ID:6ew.1yIs0
- >>625
「……ど、どもー」
めっちゃ目が泳いでる、サングラス越しでよく解らないが泳ぎまくっている。
「……え、えっとー……ほーむれすの方、で?」
バレてないかなー……、だとか。そんなことを思いつつ。
- 627 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/17(月) 23:19:19 ID:hHYjNBOM0
- >>626
「え、いや…サボって寝てただけです」
どうやら張り紙に目もくれていないらしい、気づいていないというよりは知らないようだ
- 628 :逆瀬川 純鈴:2010/05/17(月) 23:26:43 ID:6ew.1yIs0
- >>627
「あ、そうですか……」
気付いているなら何かしらアクションを起すはず、と踏んでいた少女は、命の対応に心の中で安堵する。
一度深く息を吸って、吐いて。
「んんーサボって寝ると気持ちいいよねー。見つからなかった時の達成感とかさー」
何時もの調子で喋り始めた。
- 629 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/17(月) 23:30:15 ID:hHYjNBOM0
- >>628
「でも今は悪夢を見たみたいでぜんぜん気持ちよくないんだけどね」
やっぱり苦笑い
- 630 :逆瀬川 純鈴:2010/05/17(月) 23:32:59 ID:6ew.1yIs0
- >>629
「悪夢かー、あーくーむー。
ま、そこは『ゲンジツじゃなくて良かった』って考えればいいかも?
正夢なんて、滅多にないし」
- 631 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/17(月) 23:42:34 ID:hHYjNBOM0
- >>630
「…そうだね、確かに夢でよかったかもしれない」
へへ、と気恥ずかしそうに笑うと体を伸ばした
「すっかり夜中だ…」
- 632 :逆瀬川 純鈴:2010/05/17(月) 23:51:24 ID:6ew.1yIs0
- >>631
「そうそう、前向きに考えるべきだよ。
うん? そうだねー、もう真っ暗。
幽霊とか出てこないかなぁー」
なんていいながら、くるり、と一回転。
特に意味はないらしい。
- 633 :百合代命 ◆8ZLUiDv3K2:2010/05/18(火) 00:07:04 ID:hHYjNBOM0
- >>632
「居るかもしれないよ、普通にね」
空を指差す
「それじゃあ俺は行くよ、じゃあ」
笑顔で軽く手を振りながら去っていった
- 634 :逆瀬川 純鈴:2010/05/18(火) 00:11:38 ID:6ew.1yIs0
- >>633
「見えないだけ、って感じかな?
ばいばい、また、縁があったら」
手を振って、見送った。
「だぁれも居ないと思って油断してたなぁ……」
- 635 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/18(火) 23:07:23 ID:.6prKP66O
- 【アウテリートのアトリエ内上弦の寝室】
「……いやぁ、今日も気付いたら真っ暗だったよ……」
【寝たきりの男は一人で呟き、窓から空を見ていました】
- 636 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/19(水) 19:56:15 ID:.6prKP66O
- 「……おぉ、薬って不思議な味しますね……」
【今日も一人寝室のベッドの上、上弦は薬を飲んで休養中】
「暇だな……」
- 637 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/19(水) 22:01:53 ID:.6prKP66O
- 「うむ……客とはあまり来ないものだったな……」
【ゴリゴリと何かを調合している男は時計を見ながらつぶやく】
- 638 :樒:2010/05/19(水) 22:05:29 ID:ZOM.z7ps0
- 「オッジャマー」
アトリエに一人の少女が来店。
「胃薬、オクレー」
- 639 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/19(水) 22:13:47 ID:.6prKP66O
- >>638
「今日の営業時間はとっくに過ぎているよ、お嬢さん」
【ゴリゴリを止めて振り向く男、髪はミントグリーンに瑠璃色の眼は鋭くて初対面の人は微妙に怖いかも、微妙になのでそんなに気にはならないのだが】
「だがお嬢さんにはサービスだ、粉と液体、どっちがいい?」
- 640 :樒:2010/05/19(水) 22:15:49 ID:ZOM.z7ps0
- >>639
「ソンナコトハ知ッテイル! 知ッテイルカラ来タ!」
びしぃっ。
これはひどい。
「ジャア粉、三人分オクレー」
首から下げたがま口を示して言った。
- 641 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/19(水) 22:20:29 ID:.6prKP66O
- >>640
「なにぃ!?」
【この短い言葉の内で、こんな事を考えていた】
(知っていて来たのか!?
新手の営業妨害?いや、でも閉店してまで来てくれるからいい人?……あれぇ?)
【少女の言葉に思考を回転しまくりでした】
「こ、粉だね?はいはい」
【レジの裏へ行き、ガサゴソと漁る音】
「味は何がいい?甘いの?苦いの?無味?
あ、自分で味を付けるという意味わからないやつまであるよ?」
- 642 :樒:2010/05/19(水) 22:23:13 ID:ZOM.z7ps0
- >>641
「コウイウ時間ニ来テモ怒ラナイヨウナ店員ッタラオ前クライシカオランダロウテ」
ふんぞり返った。
「甘イノデ。飲ム奴ニ子供モイルシナー」
- 643 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/19(水) 22:32:10 ID:.6prKP66O
- >>642
(これは、誉められているのか?)
「ありがとう、一箱おまけしてあげるよ」
【持ってきた薬は粉薬の袋入った紙箱が二つ】
「何人分と言うより何日分なんだけど、三人だったら十分余るから安心してね」
【サクランボ味、林檎味と書いてあった箱はマナの絵が描いてあり、可愛い出来だ】
「朝昼晩食後に飲んでね?」【お値段500コール(上弦の世界の通貨)
要するに500円である】
- 644 :樒:2010/05/19(水) 22:35:35 ID:ZOM.z7ps0
- >>643
「ウイウイー。500円デイインダヨナ」
ころんと、500円玉をカウンターに置いた。
「助カッタゼー、家族全員ストレスデダウンシタモンダカラ」
箱を手にとって、ぺこりとお辞儀。
- 645 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/19(水) 22:38:40 ID:.6prKP66O
- >>644
「毎度ありがとう、また来てね?」
【レジをカチカチしながら、樒の話を聞き】
「いやいや、どういたしまして
しかし、最近の人は大変だね、ストレスか……あれ?
子供もいるって言ってたね……
子供が胃薬飲むほどストレス抱えるって大丈夫!?」
- 646 :樒:2010/05/19(水) 22:41:44 ID:ZOM.z7ps0
- >>645
「スゲーンヨ。
ナンカ最近ナ、家族ガ誘拐サレタリ戦死シタリ。
ウチハ今年ガ厄年ミテエダ」
少女は蟲なので表情を表に出すことはできないが、多分悲しんではいるのだろう。
声のトーンが少しだけ低くなった。
- 647 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/19(水) 22:48:48 ID:.6prKP66O
- >>646
「……家族が……」
【悪いことを聞いた、すぐにそう思った】
「あの、すまない……
嫌な事を思い出させたね?」
【申し訳なさそうに上弦は謝る】
「……」
- 648 :樒:2010/05/19(水) 22:51:20 ID:ZOM.z7ps0
- >>647
「別ニ。コレハ乗リ越エルベキ壁ダ。
イツマデモ逃ゲルワケニハイカネエンヨ」
ふるふると、無表情のまま首を振った。
「……ナンダヨウ、黙ルナヨ。
オ前モ、厄年カ? ナンカアッタカ?
樒ノ話聞イテクレタカラ、樒モ話聞ク。礼儀」
首を傾げて訊ねた。
- 649 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/19(水) 22:59:34 ID:.6prKP66O
- >>648
「よしよし、君は強い子だ……
飴をあげる」
【ポケットから虹色の飴を取出し、差し出す】
「厄年……ではないけど
私最近身体が弱ってきてね?
今は部屋で寝たきり状態なんだ
この調子では、守りたい人をみんな守り通せるか……」
- 650 :樒:2010/05/19(水) 23:05:19 ID:ZOM.z7ps0
- >>649
「アリガトヨ」
受け取って、今ここで自分の食事風景(消化液で溶かしてすすりあげる)を見せたら色々台無しになるだろうなと思ったので、
コートのポケットにしまう。
「……空トソックリダ。
奴ハナ、命ヲ代償トシテ術ヲ創ッテ、護リタイ者ヲ護ロウトシテ死ンデイッタ。
奴自身ハヨカッタンダロウガ、残サレタ家族ハタマッタモンジャナカッタヨ」
俯いて、再び顔を上げる。
「オ前ハ、ソンナコトスルナヨ。命大事ニ。
最後ノ最後マデ命ヲ大切ニシテホシイナ、俺ハ。
オ前イイヤツ、ダカラ」
死んでほしくない。
そう、消え入りそうな声で行った。
- 651 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/19(水) 23:12:38 ID:.6prKP66O
- >>650
「そうだな……残された家族はたまったものじゃないな……
でも、その子はもしかしたら幸せだったのかも……」
【微笑んで、上弦は言う】
「命を投げ出してまで守りたいみんながいて……
みんなと暮らせて、みんなを守った……
彼を誉めてあげなさい、そして怒ってあげなさい……
よくやったね、でも寂しいよってね?」
【そう言った後、上弦は笑って答える】
「わかっているよ、有難う」
【優しい声が、礼の言葉を綴る】
- 652 :樒:2010/05/19(水) 23:18:14 ID:ZOM.z7ps0
- >>651
「……ン、ミンナデ叱ッテヤルサ」
こくりと頷いた。
「問題ハサ、空ニモ言エル話ダケド。
”ナンデモカンデモ一人デ背負ウナ。俺達ニモソノ荷物ヲワケテクレ、仲間ダロ?”
ッテコトダ」
ずいっと右手を差し出す。
猫のマペットが出てきた。
「困ッタコトアッタラ、言エ。俺デモ他ノ奴デモ。
特ニウチノ一家ハ最強ダゾ?」
ぱたぱたぱたと腕の部分を動かした。
- 653 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/19(水) 23:26:06 ID:.6prKP66O
- >>652
「ははははは!頼りになる仲間だね?」
【心から笑う、自分の周りにはこう言う人がたくさんいるんだ
そう、改めて気付かされる】
「最強家族か……いい家族だ!
これからも仲良くしなさい
私もいざと言う時は頼らせていただくよ」
- 654 :樒:2010/05/19(水) 23:30:32 ID:ZOM.z7ps0
- >>653
「ソウイウコッタ!」
元気そうな声色。
マペットが大きく頷いた。
「神羽荘。困ッタラココニ来イヨ、晩ノオカズカラ大規模クエスト級マデ。
ナンデモ味方シテヤル!」
住所を書いた紙を置いて、箱を持ち直して手を振って。
軽めの足取りで、アトリエを後にした。
- 655 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/19(水) 23:42:51 ID:.6prKP66O
- >>654
「ほっほう、こんな場所にそんな家族がいるなんてな……」
【紙を見て、上弦は顔を綻ばせる】
「また来てね!いつでもサービスするよ!」
【手を振り、樒を見送る】
「異能都市……大切な人……改めて護らなきゃな!」
【上弦は決意を新たにし、また何かをゴリゴリと調合し始めた】
- 656 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/20(木) 21:49:17 ID:.6prKP66O
- 【男は黙って何かをゴリゴリと調合していた】
「……〜♪」
【足のつまさきだけでリズムを取りながら男はゴリゴリと】
「〜♪」
【だんだんとのってきた】
ゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリ
ヴェ!ヴェ!ヴェ!
ウゾダー!
オデノカラダハボドボドダ!
ナズェダー!
オレアクサムヲムッコロス!
ワダァ!
ムッコロ!
オデン!
アン!
寿司!寿司!寿司!
【意味のわからない曲が流れた】
- 657 :アリス:2010/05/20(木) 21:56:25 ID:fqURxG6Q0
- >>656
「うるさーい!!」
勢いよくドアを開けて女が怒鳴りこんで入ってくる。
「全く、眠れないからしずかにしてよ!」
枕を小脇に抱えたまま目をこすりながらでてくる。
- 658 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/20(木) 21:59:03 ID:.6prKP66O
- >>657
「あれ!?帰ったんじゃなかったの!?」
【ビックリフェイスしながら上弦は入ってきた少女を見る】
「ツィーはいないのか?」
- 659 :アリス:2010/05/20(木) 22:04:21 ID:fqURxG6Q0
- >>658
「え? んじゃあ帰るよ……」
枕を抱えたままクルリと後ろを向いて。
「居ないよ、連れてきてないんだから……」
- 660 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/20(木) 22:07:03 ID:.6prKP66O
- >>659
「ままままま待ってくれぇ!
おいしいお茶出すから私の話をきいてくれぇ!」
【とぅっ!とアリスの足を掴み、上弦は頼み込む】
「くっ、ゼオラやツィーを抱き締めないと死んでしまう病かもしれない!」
- 661 :アリス:2010/05/20(木) 22:12:51 ID:fqURxG6Q0
- >>660
「仕方ないなぁ……」
眠そうに欠伸をしながらしゃがみ込んで顔を覗き込む。
「あっそう」
- 662 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/20(木) 22:21:05 ID:.6prKP66O
- >>661
「いや、はっはっは!
座って座って!」
【アリスを椅子に促し上弦はお茶を入れる】
「砂糖はいるかい?」
【角砂糖が入った瓶とミルクの入った瓶を置く】
「あっそうってなんだよ」
- 663 :アリス:2010/05/20(木) 22:24:27 ID:fqURxG6Q0
- >>662
「んー、いる……」
テーブルに枕を置いてそのうえに身体を倒す。
放っておいたら直ぐにでも寝てしまいそう。
「だって、ねぇ?」
「……僕じゃダメなの?」
- 664 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/20(木) 22:27:56 ID:.6prKP66O
- >>663
「はいはい……よし……と」
【砂糖を入れ、ミルクを足す】
「どうぞ、飲んで私の悩みでも聞いてくれよ」
【完成した紅茶を置く】
「……なんだ、ゼオラ……いいに決まってるではないか!!」
- 665 :アリス:2010/05/20(木) 22:31:34 ID:fqURxG6Q0
- >>664
「ありがとー。いいよー」
眠気のせいか、何時もよりのんびり口調である。
「本当? 嬉しい……」
- 666 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/20(木) 22:37:56 ID:.6prKP66O
- >>665
「眠かったらいつでも寝ていいからね?
無理しないで……」
【優しい表情でアリスに話し掛ける】
「うれしい?本当かい?」
【上弦の顔がパッと明るくなった】
「実はね、私の悩みって言うのがね……
私は……君達……つまり君、ユリウス、ゼオラ、ツィー……そして連れ去られたゼオラ……
みんなにどう思われているのかなって……私を好いてくれているのか……」
【他人から見れば小さいかもしれない、しかし、上弦自身にはかなり大きな話である】
- 667 :アリス:2010/05/20(木) 22:40:51 ID:fqURxG6Q0
- >>666
「うん、嬉しいよ」
カップを口に付け、少し飲む。
「さぁ、どうだろうね……」
「でも、そんなに気にする必要は無いんじゃないの?」
- 668 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/20(木) 22:47:14 ID:.6prKP66O
- >>667
「うむ、私は君にそんなに思われて無いと思っていたが……」
【眠気のせいなのだろうか?
上弦はそんな事を考えてしまった】
「気になるじゃないか……
私はあの子達に特別何かをしてあげた訳じゃない
それなのに、私のような者に勝手に愛されては困るだろ?」
- 669 :アリス:2010/05/20(木) 22:51:29 ID:fqURxG6Q0
- >>668
「僕だってここにいるんだ」
「わざわざ嫌いな人の所に泊まったりするかい?」
眠そうな瞳のまま。
「それは他の子も一緒だと思うけどなぁ……」
- 670 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/20(木) 22:57:10 ID:.6prKP66O
- >>669
「……そうだったな……君は遊びに来てくれていたんだったな……
有難う……」
【先程よりも表情が柔らかくなった気がする】
「他の子も同じって……どう言う事だい?」
- 671 :アリス:2010/05/20(木) 23:02:29 ID:fqURxG6Q0
- >>670
「えっと……だから、ツィーやユリウス、ゼオラだって嫌いな人とは一緒に居たくんないと思うよ。ってことなんだけど……」
もう一口飲んでテーブルにカップを置く。
- 672 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/20(木) 23:05:48 ID:.6prKP66O
- >>671
「確かにな……確かにそうだな……
やっぱり、私はわがままだったのだろうか……」
【それを聞き、ゼオラ達の顔を思い出す】
「一緒にいてくれるだけでよかったのに……
ずっと、ずっと愛されたいと思ってしまったんだ……」
- 673 :アリス:2010/05/20(木) 23:10:50 ID:fqURxG6Q0
- >>672
「今解ってればいいと思うよ」
頷きながら、上弦の顔を見る。
- 674 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/20(木) 23:17:00 ID:.6prKP66O
- >>673
「そうかな?……だって、私はまだ愛されたいと思っているよ?」
【上弦は申し訳なさそうに、笑う】
- 675 :アリス:2010/05/20(木) 23:25:38 ID:fqURxG6Q0
- >>674
「十分愛してるよ? 彼女達も一緒」
「なにをそんなに焦ってるんだい?」
不思議そうな顔で上弦をまじまじと見る。
- 676 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/20(木) 23:29:13 ID:.6prKP66O
- >>675
「……愛してくれているか……
そうだなぁ……それは……嬉しいよなぁ……私は……愛されていたのか……」
【上弦は眼を隠しながら、何度もつぶやく】
「……焦ってはいないよ……」
【視線を自身の手で遮り、上弦は答える】
- 677 :アリス:2010/05/20(木) 23:34:53 ID:fqURxG6Q0
- >>676
「僕には、そう見えるけどね……」
静かに、そう言った。
- 678 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/20(木) 23:39:37 ID:.6prKP66O
- >>677
「愛されているようにかい?
それとも、焦って?」
【上弦は手をどけ、眼を晒す……少しばかり潤んでいた】
「私がなんで部屋で寝込み続けているかわかるかい?」
- 679 :アリス:2010/05/20(木) 23:42:48 ID:fqURxG6Q0
- >>678
「どっちも、かな……」
溜め息を吐いて。
「それは少し気になってたよ。今日も何をしていたんだい?」
- 680 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/20(木) 23:48:02 ID:.6prKP66O
- >>679
「おいおいおい、ため息を吐かないでくれよ、不安になるだろ?」
【少しだけ、元気が戻ったのか上弦は笑う】
「実はね、私の身体は人より多くマナが含まれているんだ……」
【上弦はゆっくりと話出し】
「私が他の錬金術士には無い元素を操る力を持つのも
マナがよく懐いてくれるのも、それのお陰だ……
前々からなんだけど、実はある事情によって身体のマナが枯渇していってるんだ
それが最近酷くて……」
- 681 :アリス:2010/05/20(木) 23:58:00 ID:fqURxG6Q0
- >>680
「それで……どうしてるっていうんだい?」
困ったような顔をして覗き込む。
- 682 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/21(金) 00:08:42 ID:.6prKP66O
- >>681
「いや、実は……私……今の状態でガチバトルすると身体がやばくてね?
能力は格段に落ちたし……
前は自分を分解して何メートルか先に再構築してワープもどきも出来たんだけど……
今やるとかなりキツイんだよ……」
【HAHAHAと笑いながら話を続ける】
「だから、せめてゼオラを助ける時や、他のみんながピンチの時に
いつでも駆け付けられるように休養中なんだ……
他にも……やらなければいけない事があるし……」
【最後の言葉は声が小さく、聞き取れたかはわからない】
- 683 :アリス:2010/05/21(金) 00:12:34 ID:fqURxG6Q0
- >>682
「そう……」
片手で頭を抱え、
頭の中の考えをまとめようとするがうまくいかず。
「なんだろう……とにかく、頑張って」
「こんな事しか言えなくて……ごめんね?」
けれど笑顔は絶やさずに。
- 684 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/21(金) 00:17:55 ID:.6prKP66O
- >>683
「あぁ、君たちの為にも頑張るさ!」
【上弦も笑う、自分が暗かったらいけない……
少し遅いが、そう思った】
「君が謝ることじゃないよ?
それに、私は……服を変える事ならまだまだ完璧だ!」
【アリスの頭を撫でる、優しい言葉……でも最後の一言が……】
- 685 :アリス:2010/05/21(金) 00:23:09 ID:fqURxG6Q0
- >>684
「なら大丈……ん?」
微笑んだ顔が一瞬首をかしげる。
- 686 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/21(金) 00:31:42 ID:.6prKP66O
- >>685
「……私の射程範囲に入ったな……ふふふ……食らえッ!!」
『超即!着替えアタック!!』
【ジャーン!ジャーン!】
- 687 :アリス:2010/05/21(金) 00:38:41 ID:7hcwnxwgO
- >>686
「こっ、この卑怯者がぁ!!」
避けることも出来ず、ただ叫びを上げる。
- 688 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/21(金) 00:45:05 ID:.6prKP66O
- >>687
「ふ、急に君を愛でたくなったのさ!」
【キラッと上弦ね歯が光る】
「ふふ腐ふふふ……
振り向けばそこには……」
【赤いチェックのミニスカートに白いニット服……黒いニーソも完備!】
【完璧に趣味全開である】
- 689 :アリス:2010/05/21(金) 00:47:32 ID:7hcwnxwgO
- >>688
「今回は油断していた……」
もう何度も被害にあったせいか、落ち着いてお茶を飲む。
しかし、まだなれてないせいか顔は紅い。
- 690 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/21(金) 00:50:29 ID:.6prKP66O
- >>689
「じぃー……」
【ずっとアリスを見ている】
「な、なんてすばらしいんだ!
ニーソとミニスカートの間から見える……うおぉぉぉぉ!」
【さらには顔を赤らめるものだから】
「可愛すぎるだろぉ!」
【転がった】
- 691 :アリス:2010/05/21(金) 00:54:26 ID:7hcwnxwgO
- >>690
べしっ。
転がる上弦を腕を伸ばして止める。
「恥ずかしいからやめて」
- 692 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/21(金) 01:03:07 ID:.6prKP66O
- >>691
「私は見ていてテンションあがるぞ!?」
【転がりを止められても尚言い続ける】
「いや、本当に可愛いよ!」
- 693 :アリス:2010/05/21(金) 01:06:27 ID:7hcwnxwgO
- >>692
「ふわぁ……ありがと」
眠そうに欠伸をしながら返す。
- 694 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/21(金) 01:11:28 ID:.6prKP66O
- >>693
「おっと、眠いのかい?
もう少しその姿を見ていたいが……仕方あるまい……」
【パチンッと指を鳴らすとアリスの服は元通り】
「ホットパンツも中々……
もう寝るかい?」
- 695 :アリス:2010/05/21(金) 01:16:35 ID:7hcwnxwgO
- >>694
「うん、眠らせて貰うよ……」
椅子から立ち、枕を抱え。
「それじゃ、ね」
ドアに手をかけ振り向いて。
「気を付けなよ?」
そう声をかけ出ていった。
- 696 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/05/21(金) 01:26:47 ID:.6prKP66O
- >>695
「あぁ、わかった……君の言うとおり、気を付けるよ……
お休み……」
【部屋に戻るアリスを優しい眼で見守り、上弦は自分のベッドに寝転ぶのだった】
- 697 :甲:2010/05/21(金) 16:56:31 ID:KE2UskXwO
- 《君は世界に在り続ける事を義務付けられた――"輪"から外れたボクと居る限り》
「――…」
「夢か」
清潔感が満ちる白い部屋にて目を覚ます
一目でそこが病院だと分かる
次いで向けた窓の外への視線で"千夜"の病院なんだという事も把握した
慣れすぎだ
とことん常連客だった
「副産物さまさまだな…もう修復完了してら」
僅か一晩で熱波に曝された身体は"元通り"で
「……やれやれ」
なかなか化物じみた身体になってきたなと苦笑した
「そんじゃ、退院すっか」
服を探す
マフラーは在った
後はボロ切れが詰まった袋も見付けて
「……」
それが昨日の服だと理解した
「………ナンテッタイ」
財布もアウトってるのに気付くのはもう少し先の話
- 698 :兄妹:2010/05/21(金) 22:52:13 ID:ZOM.z7ps0
- どこかの裏路地。
黒い服を着た黒髪黒眼の兄妹は、そこに居た。
「無茶だよー、歪みの中なんて広さすら決まってないような場所じゃん」
「それでも行かなきゃならないんです。『見失っちゃいましたー☆』で済ませられますか」
- 699 :川堀アミル:2010/05/21(金) 22:55:09 ID:fqURxG6Q0
- 「……」
建物の影。
黒い兄妹を除覗くすがたがそこにあり。
「怪しい。実に怪しい」
- 700 :兄妹:2010/05/21(金) 22:59:42 ID:ZOM.z7ps0
- >>699
「っていうかさー、歪みの入り口って何処よ」
「…………」ビリビリ
「ぎゃあああああ何故僕の服を破る!?」
「兄さんの体内は異次元に繋がっていて、そこに歪みの入り口がある」
「ないよ! 勝手にそんな設定作らないで!!」
コント発生。
- 701 :クララ:2010/05/21(金) 23:03:18 ID:OeTxO4zQ0
- 「ああ、実に怪しい」ジー
アミルを後ろ、少し離れた場所から冷ややかな眼差しで見る黒髪と赤目の学生
- 702 :川堀アミル:2010/05/21(金) 23:05:47 ID:fqURxG6Q0
- >>700
「怪し過ぎる……これは捕まえる必要がある」
コントを眺めながらそうつぶやく。
>>701
「ね、怪しいよね?」
他人を覗き見してる方が怪しい。
- 703 :兄妹:2010/05/21(金) 23:08:40 ID:ZOM.z7ps0
- >>701>>702
「ええいもう! 兄さん氏ね!」
「死んでる!」
なんか知らんが取っ組み合いの喧嘩になった。
妹の喪服のポケットから、小さな額縁がごとんと転がり落ちた。
- 704 :クララ:2010/05/21(金) 23:11:09 ID:OeTxO4zQ0
- >>702
「とりあえず……サツ……行こうか……」
アミルの肩に手をかけた。どうみても不審者は貴方です、といった目で。
>>703
「あっちは………」
少し考え
「兄妹喧嘩だ。うん」
無理矢理自分を納得させる
- 705 :川堀アミル:2010/05/21(金) 23:16:37 ID:fqURxG6Q0
- >>703>>704
「ほあっ!?」
かけられた手と言葉に驚いて。
「どーしてアミルちゃんが警察行かなきゃいけないの?」
「怪しーのはあっち!」
兄妹の方を指差してぶんぶん。
- 706 :兄妹:2010/05/21(金) 23:19:34 ID:ZOM.z7ps0
- >>704>>705
「そしてさっきからうるっさーい!!」
「ひでぶッ」
妹必殺・兄ロケット。
長い黒髪の男なんだか女なんだかわからない顔した兄が二人に向かって吹っ飛ばされた!
- 707 :クララ:2010/05/21(金) 23:25:33 ID:OeTxO4zQ0
- >>705
「いやいや、客観的に見てアミたんも充分に怪しいから」
何故かアミたん。何故かアミたん。
>>706
「なんだと……あれは伝説の人間ろk……ひでぶっ!!」
兄の捨て身タックルにぶっ飛ばされるクララ。
- 708 :川堀アミル:2010/05/21(金) 23:29:06 ID:fqURxG6Q0
- >>706
「ちょっと待ってとりこmオウフッ」
兄ロケットが振り向き様の顔に炸裂。ふっとんで地面を転がる。
>>707
「アミたんとかいうなし……」
アミたんとかいうなし……」
- 709 :兄妹:2010/05/21(金) 23:32:04 ID:ZOM.z7ps0
- >>707>>708
「何なんですかもう、みんなして私の邪魔ばっかり……」
「……あ、未烏キレてる……」
妹が謎のオーラを発し始めました。カオスとはこのことですね。
「だいたいこいつがいけないんですよ!
何であろうことかくーさんの死体を――に選んだんです!?」
地団太踏みながら、転がり落ちた額縁を拾い上げて睨む。
- 710 :クララ:2010/05/21(金) 23:37:31 ID:OeTxO4zQ0
- >>708
「どうしたアミたん。顔が痛いかアミたん。俺も痛いぞアミたん。愛いてるよアミたん。結婚しようアミたん」
よくわらないが、アミたんは決定事項のようです
>>709
「兄?を投げるか普通……」
打ち付けた顔を押さえつつゆっくり立ち上がる
「なんでそんなにイライラしてるんだ………」
- 711 :川堀アミル:2010/05/21(金) 23:42:01 ID:fqURxG6Q0
- >>709
「いたかったー!」
ガバッと立ち上がって指を指して怒鳴る。
「もー怒った。捕まえてやる!」
>>710
「アミたんっていうなー!」
クララへと渾身のストレート。
※彼女のパワーは大変なレベルです。
- 712 :兄妹:2010/05/21(金) 23:45:51 ID:ZOM.z7ps0
- >>710
「こいつのせいですよっ全く!」
べしっと額縁を投げつけた。
枠の中には、水色の羽を持つ蛾が標本にされていた。
>>711
「捕まえる前に探すの手伝ってくださいな。
それからだったら考えて差し上げます」
明らかに苛々した様子で、妹がため息を吐いた。
- 713 :クララ:2010/05/21(金) 23:52:54 ID:OeTxO4zQ0
- >>711
「ふはは!!当たらん………ぐはっ!!」
クララの顔面にめり込む拳。
「アミ……たん……かわいい……よ……アミ……たん…」
>>712
「なんだこれ」
多大なダメージ(主に顔)を負いつつそれを受けとる。
- 714 :川堀アミル:2010/05/21(金) 23:54:56 ID:fqURxG6Q0
- >>712
「おー。じゃあそうする」
「何を探せばいいの? アミルちゃんに教えてー」
バカだコイツ。
>>713
「もうアミたんでいいよ……」
諦めたような顔。
しょんぼりとした顔に合わせるように緑色の髪が僅かに揺れる。
- 715 :兄妹:2010/05/21(金) 23:59:01 ID:ZOM.z7ps0
- >>713
「下等種族、蛾です。正式名称はオオミズアオ、でしたっけ」
ぎりぎりと歯ぎしりしながらそれを睨んでいた。
「そいつが私の所有物に寄生いたしまして。持っていかれました」
>>714
「人です。正確には死人」
さらっと。
「歪みの中の何処かに隠れているはずですが、広すぎて探す当てもないのです」
- 716 :クララ:2010/05/22(土) 00:04:46 ID:OeTxO4zQ0
- >>714
「おいおいアミたん、そうしょんぼりすることないじゃんか」
馴れ馴れしく肩を組んでくる。なんなのだろうかこの男
「アミたんの何が不満なんだ?」
>>715
「よくわからんが、大変そうだな。手伝えることはあるか?」
- 717 :川堀アミル:2010/05/22(土) 00:07:28 ID:fqURxG6Q0
- >>715
「あー。歪みのなかなら無理だわ。アミルちゃん行けないもん」
困った顔。
>>716
「アミちゃんって言われると中の人がそわそわするらしいよ」
しょんぼり顔なのはむしろ中の人。
- 718 :兄妹:2010/05/22(土) 00:09:23 ID:QYyPcDfoO
- >>716
「人探しを手伝っていただければ嬉しいです。
ただし場所は歪みの中ですが」
>>717
「チィイッ……」
「そろそろ空気脱出していい?」
転がっていた兄がログインしました。
- 719 :クララ:2010/05/22(土) 00:15:54 ID:OeTxO4zQ0
- >>717
「アミちゃん?じゃあ今度からそれで」
近所にアミちゃんっていう子がいたなぁ、と思う中の人だった
>>718
「なにそれ?空間ぶっ壊せば行ける?」
- 720 :川堀アミル:2010/05/22(土) 00:20:34 ID:fqURxG6Q0
- >>718
「あー。でも行く方法あるよ!」
凄く無理矢理に。
敢えての兄スルー。
>>719
やめてくださいしんでしまいます。
「そんな事より話題出せよ」
徐にシャドーボクシングを始める少女。
- 721 :兄妹:2010/05/22(土) 00:23:08 ID:QYyPcDfoO
- >>719
「歪み、知らないんですか?」
wikiを見てね!
「それが、行き方がわからないのです。
いつの間にか迷い込んでたりはするんですがね。
だから困ってるのですよ……」
しょんぼり。
>>720
「え、本当ですか?」
「(((´;ω;`)))」
泣きながら小刻みに振動する兄。
ナデナデシテーとか言いそう。
- 722 :クララ:2010/05/22(土) 00:32:29 ID:OeTxO4zQ0
- >>720
「じゃあアミたん、おっぱいについて語ろうか」
>>721
「知らねーよ。文句あっか?」
「だから、ムリヤリ開いちゃダメなの?」
耳をホジりながら
- 723 :川堀アミル:2010/05/22(土) 00:38:35 ID:fqURxG6Q0
- >>721
「アミルちゃんのだんちょーさんが多分できるよww」
笑いながら頷く。兄スルー。
>>722
おおきい方が好きです!!
「なんでよ……」
どうやら彼女は余り興味が無いらしい。
因みに彼女は平均的……よりちょっとあるくらい。
- 724 :名も無き異能都市住民:2010/05/22(土) 00:41:52 ID:QYyPcDfoO
- >>722
「有名な都市伝説なのに……」
シンジラレナーイとでも言いたそうな目。
「……無理矢理開けるものなんですか?」
>>723
「では、断腸さんとやらに会わせていただくことは可能ですか!?」
勢い余って誤変換。
「((((´;ω;ω;`))))」
振動の速度が早まっていく。
だんだんと兄の体がぶれてゆく……
- 725 :クララ:2010/05/22(土) 00:47:00 ID:OeTxO4zQ0
- >>723
「ほら、あれって夢と希望の塊じゃん?」
「そう言えば、アミたんのフルネームって何?」
>>724
「………わるかったな、知らなくて」
「よくわからんが、本気でパンチすると空間にヒビ入るじゃん」
えっ
- 726 :川堀アミル:2010/05/22(土) 00:49:19 ID:fqURxG6Q0
- >>724
「だんちょうさんはダメ人間だから気をつけてね」
一応、会うことは出来るらしい。
>>725
「脂肪の塊じゃん?」
そうです。脂肪の塊です。
「川堀アミルちゃんwwwあんたは?」
- 727 :兄妹:2010/05/22(土) 00:52:21 ID:QYyPcDfoO
- >>725
「えっ」
「……すみません、あなた一体何の能力者です?」
少し興味を持ったらしい。
>>726
「ダメ人間の相手ならそこに転がってる劣化男の娘で十分慣れて……な!?」
「(´;ω;`)(´;ω;`)残像だ」
分身してた。
- 728 :名も無き異能都市住民:2010/05/22(土) 00:58:56 ID:OeTxO4zQ0
- >>726
「男にとって……脂肪だけじゃ……ないのさ……」
「クララ・エストレア。よろしく」
>>727
「秘密に決まってるだろjk」
「まぁ、五分だけなら誰にも負けない………かもしれない能力?ってとこ」
「じゃあ、俺はバイトあるからこれで。じゃあな」
元気よく走り去っていった
- 729 :川堀アミル:2010/05/22(土) 01:05:08 ID:fqURxG6Q0
- >>727
「すwwwごwwwwいwwwwwww」
草を撒き始めました。
>>728
「あっそう」
本当どうでも良いようです。
「おっけー。そしクララばいば〜い!」
ブンブン手を振っていた。
- 730 :兄妹:2010/05/22(土) 01:07:40 ID:QYyPcDfoO
- >>728
「ち……次回作の参考にしようと思ったのに。
それではまた」
舌打ちしつつ見送った。
>>729
「(`・ω・´)」
そこはかとなくうざい。
「では、団長さんの都合がつきましたら。
お電話くださいな」
携帯番号を書いた紙を渡し、兄を半ば引きずって歩き去っていった。
- 731 :川堀アミル:2010/05/22(土) 01:10:31 ID:fqURxG6Q0
- >>730
「いつでもいいと思うよー、暇人だから!」
同じく手を振りながら去っていく背中に声をかける。兄スルー。
「んじゃ、アミルちゃんも帰って寝るかなぁ」
ぐぐっと腕を伸ばしてのびをして、街の大通りへと歩いて行った。
- 732 :黒沢小百合:2010/05/23(日) 21:55:25 ID:rSRBD9/U0
- 【異能都市】
「最近、戦うたびに入院している気がしますね……まったく。」
ヒホロ戦以降、回復が遅れていた小百合がようやく退院した。
まだ立てるまでにはなっていないが、電動車椅子にのって街を散策する。
(なんだか、こうして車椅子に乗っていると昔を思い出すなぁ……。)
- 733 :セアクルス:2010/05/24(月) 01:13:39 ID:/k2gysHgO
- 都市中央公園。街灯下のベンチにキャスケット帽を頭に乗せた少女が座っている。
「うはえ……うはえー、う、は、え……」
少女はそんなことを呟きながら、太股の上に乗っているテキストらしきものにペンを走らせる。
「うはえー、うはえー……」
- 734 :すえぞお:2010/05/24(月) 01:17:06 ID:AXRozTjwO
- 「……うはえー?」
突然、背後からテキストを覗き込む黒い生き物。
…こないだ初めて出会って、会話中にいつの間にか消えた黒い竜だ。
「…うはえ、うはえー」
…深い意味は無い。無い、はず。
- 735 :セアクルス:2010/05/24(月) 01:20:44 ID:/k2gysHgO
- >>734
「うは、えー……」
少女のペンが書く文字は『空』。ウ、ハ、エ。小学校低学年用の漢字ドリルをやっているらしい。
「――んお? おー、いつぞやの……」
すえぞおに気付き、そちらに目を向ける。日本語は喋れるようになったらしい。
- 736 :すえぞお:2010/05/24(月) 01:24:18 ID:AXRozTjwO
- >>735
「ああ、なるほど…うはえ、か」
確かにウ、ハ、エだ。
納得した様子で頷く。
「おう、前回はちいと急用があって…ん?日本語?」
短期間でここまで流暢に話すとは、流石竜種だと感心する。
- 737 :セアクルス:2010/05/24(月) 01:29:17 ID:/k2gysHgO
- >>736
「んむ。うはえー……うはえー……よし」
空欄を埋めて頷き、少女はテキストを閉じる。
「ぐむ。喋れるようになったぞ。でんきや、ちゅーとこの、てれび、を見ながら勉強したでな。後ひらがなカタカナも書けるようになった」
ふふん、と偉そうに胸を反らすが、やがて眉を八の字にしてしょんぼりと肩を落とす。
「……けどこの漢字っちゅーのが難しゅうてのぅ……読める字はそれなりじゃが、書けん字が多くて」
- 738 :すえぞお:2010/05/24(月) 01:33:18 ID:AXRozTjwO
- >>737
「はーっ、そりゃすげぇなァ…」
テレビだけでここまで学習したのか、と驚きつつ。
「気にすることも、急ぐことも無い。今のお前の学習スピードなら、すぐに覚えるだろうさ」
にま、と笑って。
- 739 :セアクルス:2010/05/24(月) 01:39:30 ID:/k2gysHgO
- >>738
「初めのうちは大変じゃったがのー。まあ、所詮は一次元的、逐次的な言語じゃし、吾が一族の言語と比べれば楽じゃ楽」
再びふふん、と胸をはる。
「……おお、そうだ。お主、というかこの世界の竜はどんな暮らしをしとるんじゃ? 吾は今家無しでの、早いとこ人間らしい生活か竜らしい生活をしたいんじゃが……
何だかこっちの人間はせかせかして忙しそうじゃし、なら竜はどんな暮らしぶりかと気になってのう」
- 740 :黒沢小百合:2010/05/25(火) 23:14:49 ID:rSRBD9/U0
- 【AGカフェ】
「ふぅ。」
いつもどおり店主不在のカフェテリア。
その窓際には女性用スーツのまま、疲れた顔で
勝手に淹れたコーヒーをすする小百合の姿があった。
千夜の過酷な業務は病み上がりにはきついようだ。
- 741 :シトリン・シックスティーン:2010/05/26(水) 21:50:24 ID:ZOM.z7ps0
- 路地裏。
「げほ、…………けほ」
錠剤を七錠。カプセルを二錠。粉薬を三袋。
全部まとめて水で流す。
「……おわり」
空っぽになったミネラルウォーターのペットボトルを握りつぶす。
正義の味方はポイ捨てなどしないのだ。
命を繋ぎとめる大事な作業が終わった彼女は、今日も街へ向かう。
- 742 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/26(水) 21:57:18 ID:HnkBBDEo0
- >>741
――ブゥゥウウウウウン
「待っちくったびれたのはそ〜、きみがランチ忘れテレビと競争〜
カラフルな地球眺めて妄想〜、誘惑なんて忘れて飛びだ……あ」
曲がり角からいきなりバイクが飛び出してきた!
- 743 :シトリン・シックスティーン:2010/05/26(水) 22:00:44 ID:ZOM.z7ps0
- >>742
俯きながらてろてろ歩いていた少女がいきなり飛び出してきたバイクを避けられると思うか?
いいや思わないねッ!!
「あぅうん!?」
交通事故発生。
- 744 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/26(水) 22:05:47 ID:HnkBBDEo0
- >>743
「あっ」
ブレーキを握りつつハンドルを切り、
「ぶぅっ」
しかしそれでも避けきれないと判断し、
「ねっ」
自分でバイクの前輪を右腕で強打。
前輪を地面に埋め込むようにしてバイクを急停止させ、
「えぇぇえええええあああああ!!!」
慣性の力によって後輪が浮上。
そのまま勢いに流れてクロスとバイクはシトリンの上を通過。
アスファルトの上を轟音と共に転がった。
「ぎゃっうがっぎっ……ぐふっ」
ガードレールにぶつかってやっと停止。
バイクは電柱にぶつかって横転している。
- 745 :シトリン・シックスティーン:2010/05/26(水) 22:09:22 ID:ZOM.z7ps0
- >>744
「…………ボク、ヒーローになって本当によかったよ……」
ドラゴニカ細胞さん素敵!
軽傷で済みました。
「っていうか……こらぁーっ!!
前方不注意とは何事だい!? ボクが相手じゃなかったら死んでたかもしれないんだぞっ!!」
立ち上がって説教開始。
心配をするそぶり全くなし、それでいいのかヒーロー!
- 746 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/26(水) 22:18:37 ID:HnkBBDEo0
- >>745
「……やっべ、死んだかと思った」
サラリと恐ろしいことを言って、バイクに乗っていた男は立ち上がる。
「ああくそ、いってぇー。
これで二回目だわー」
アスファルトを抉る程の衝撃を受けたにも関わらず、
男はピンピンした様子で横転したバイクを起き上がらせた。
「あー、またベッコベコ。修理すんの大変なんだよなー。
っと、忘れてた。」
バイクをスタンドで停めたあと、また少女の前へ。
「いや、ほんとすまんな。ボーッとしてた」
- 747 :シトリン・シックスティーン:2010/05/26(水) 22:24:39 ID:ZOM.z7ps0
- >>746
「すまんですんだら警察いらないんだよ!! まったくもう!!」
ぷんすかしながら、衝撃で吹っ飛んだポケットの中身を拾い集める。
薬を入れるピルケースが九つ、ゴムで束ねられた粉薬が三束、呼吸器のようなものが一つ。
「仕方ないからこれをあげよう。
ヒーロー秘密道具、『こうつうあんぜんおまもり』!」
全然秘密ではありません。
そしてどう見ても「安産祈願」って書いてあります。
赤いお守り袋をクロスにつきつけた。
- 748 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/26(水) 22:34:10 ID:HnkBBDEo0
- >>747
「わーいありがとうー」
喜んで『安産祈願』のお守りを受け取り、
「じゃあちょっとこのお守りの効果を、
そこらの幼女で試してみるとするぜ!!」
犯罪者の顔となった。
- 749 :シトリン・シックスティーン:2010/05/26(水) 22:37:38 ID:ZOM.z7ps0
- >>748
「お待ち」
にっごり。
笑って、クロスの肩に右手を置いた。
みしみしとか音が鳴ったかもしれない。何しろ馬鹿力なので。
「ボクさあ、正義の味方だから。
君みたいな社会不適合者にまっとうな社会生活を送らせるのも一つの仕事なんだよ」
みしみしみし。
「豚箱、逝ってみよっか!」
左手親指をぐいんと下に向けた。
- 750 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/26(水) 22:43:19 ID:HnkBBDEo0
- >>749
「ねぇストップちょっとストップ。
プリーズストッププリーズ、OK?
なんか肩がミシミシと嫌な音が出てると同時に
俺の脳内警戒音がけたたましく鳴り響いてる状況なんですが」
額から冷や汗を垂らしながら、ギギギとぎこちなくシトリンへと振り返る。
「ぶ、豚箱は堪忍やぁ!
ワイはこれでも妻子持ちやねん!
いや、妻はいるけど子供はいないか。でもガキは養ってるなぁ。弟だけど。
とにかく守らなきゃあかん家族がいるねん!
だからポリ公だけは! 警察だけは勘弁してやぁ!!」
- 751 :シトリン・シックスティーン:2010/05/26(水) 22:47:14 ID:ZOM.z7ps0
- >>750
「安心して!
お兄さんが箱の中で真面目に作業してボクシングやって改心すればすぐ出られるよ!
最近の豚箱で出るご飯はおいしいって聞くしね!」
携帯電話を取り出した。聞く耳持たず。
「もしもーし、おまわりさんですかー。
ボクですよボク、イエロークリス16……あぇ、ちょっと待って下さいようボクボク詐欺じゃあないって!」
- 752 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/26(水) 22:59:18 ID:HnkBBDEo0
- >>751
「明日のための特訓なんてやってやれっか!!」
ガバッとシトリンの拘束から抜け出し、バイクへ走る。
「くっそ、変なのに掴まっちまった。
十中八九は俺が悪いような気もするけど!」
バイクのエンジンをかけ、座席に跨る。
「くっそー、処刑人が警察に変態扱いされて追われるとかシャレになんね……あれ?」
だが、あれだけ派手に転がったバイクだ。
簡単にエンジンはつかないらしい。
「ちょ、待ておい、動けよおい! 動け!」
苦戦中。
- 753 :シトリン・シックスティーン:2010/05/26(水) 23:03:09 ID:ZOM.z7ps0
- >>752
「あーんもう! じゃあふん縛って直接連れて行きますよう!」
荒々しく携帯を閉じる。
「逃がさないよ、このワルモノ!
正義のスーパーヒロイン『イエロークリス"16"』がお前を豚箱に送ってやる!!」
あんまり正義っぽくない。
- 754 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/26(水) 23:06:18 ID:HnkBBDEo0
- >>753
「……」
ポカン、とした顔でポーズをキメる少女を見るクロス。
「……まず、『豚箱に送ってやる』ってキメ台詞ってどーなのよ。
正義のスーパーヒロイン的に考えて」
まずそこにツッコミを入れてしまった。
- 755 :シトリン・シックスティーン:2010/05/26(水) 23:13:39 ID:ZOM.z7ps0
- >>754
「えー? だめかなあ?
じゃあ、『肉骨紛にしてやる!』ってのはどうだろう」
センスはゼロであった。
- 756 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/26(水) 23:17:06 ID:HnkBBDEo0
- >>755
「それって正義のスーパーヒロインがやること……なのか?」
なかば困ったように首を傾げながら
「正義ってのはなー。ただ悪を懲らしめるだけじゃねぇんだよ。
悪だからって、ブッ殺すってのは論外だな。
ヒーローってのは、救うんだよ。弱き人も、そして悪すらも」
少し真面目な眼で呟くように言った後、一言。
「というわけで、ここは平和に俺を見逃すということで、いかがだろーかッ!!」
- 757 :シトリン・シックスティーン:2010/05/26(水) 23:19:23 ID:ZOM.z7ps0
- >>756
「穢れた精神を救おうと思って豚箱に入れようと思ったのに、
お兄さんが拒否するのがいけないんじゃん? じゃんじゃん?」
あーいえば こーいう
「やだ。ロリコンは病気であり犯罪なんだよ?
矯正が必要だよ!」
- 758 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/26(水) 23:23:28 ID:HnkBBDEo0
- >>757
「豚箱は違う! あそこはただ時間を奪われてゆくだけの無駄空間だ!
そしてロリコンは病気じゃない! 立派な人間の持つ性癖の一つだ!!」
大声でわめくクロス。
額にかけてるサングラスがズレているが、気にしていないようだ。
「ええい、自称正義のヒーローが人を病気呼ばわりとは世も末だな!
っとォ、エンジンかかったあああああ!!」
ついにバイクのエンジンがかかった。
なんかガリガリ音してるけど、気にせずクロスはアクセルをふかす。
「そろそろ夜も遅い。帰らせて貰おうか」
- 759 :シトリン・シックスティーン:2010/05/26(水) 23:27:06 ID:ZOM.z7ps0
- >>758
「…………まだ治せる病気の癖に!!
ずるい!! ずるいよッ!!」
病気、の二文字に反応して。
半ば悲鳴のように喚き返した。
「…………帰るなら帰れば。
ボクはお兄さんのこと、要注意人物としてマークし続けるよ」
けほけほと軽く咳き込みながら、睨みつける。
- 760 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/26(水) 23:29:32 ID:HnkBBDEo0
- >>759
「いや待ていや待て何いきなりヒステリックに……
ってか、それは俺がストーカー被害を警察に出すことになりそうだぞ?」
と、バイクに跨りながら呟く。
発車準備は完了だ。
「おい、なんか顔色悪いぞ。大丈夫か?
気のせいならいいが、咳でてんぞ。落ち着け」
- 761 :シトリン・シックスティーン:2010/05/26(水) 23:32:04 ID:ZOM.z7ps0
- >>760
「――――ッ、――ッ」
ふー、ふー、と猫がするように呼吸で威嚇。
荒い呼吸に咳が混ざる。
「…………くるしい」
げほっ、
大きく一つ咳き込んで、少女がくずおれて膝をついた。
- 762 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/26(水) 23:34:00 ID:HnkBBDEo0
- >>761
「……っとぉ、おいおいおいおい待て待て大丈夫か!?」
慌ててバイクから降り、少女へと駆け寄るクロス。
もしかしたら自分の起こした事故による影響が遅れて出たんじゃないかと心配になる。
「え、なに? どしたん? 陣痛?
ほら、ほら、安産祈願安産祈願!!」
必死に少女の手の中に安産祈願のお守りをねじ込んだ。
- 763 :シトリン・シックスティーン:2010/05/26(水) 23:37:44 ID:ZOM.z7ps0
- >>762
「…………ぅ、ぅうう」
震える手で必死にポケットを漁り、取りだしたのは呼吸器。
口に当てて、ゆっくり深呼吸。
「――――、――――」
深呼吸しながら、お守りを握りしめた。
- 764 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/26(水) 23:40:29 ID:HnkBBDEo0
- >>763
「ほら、ひっひっふー! ひっひっふー!」
と言いつつも片手で携帯を取り出し、
「1、1……あ、その前に確認」
ボタンを押す指を止める。
「今から救急車を呼ぶが……もしかしたら病院は駄目なクチか?」
異能都市には様々な事情を持つ者が沢山いる。
それを考慮しての発言であった。
- 765 :シトリン・シックスティーン:2010/05/26(水) 23:42:29 ID:ZOM.z7ps0
- >>764
「…………、ぅ」
携帯を開く。
そこには、「ドクター」と書かれた電話帳のデータが。
どうやら主治医らしい。
- 766 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/26(水) 23:45:21 ID:HnkBBDEo0
- >>765
「はいはい」
携帯電話に表示されてるデータを読み、クロスは自分の携帯に番号を打ち込む。
しかし確認くらいは取るらしく、
「かけていい?」
決定ボタンに親指を乗せながら、シトリンにたずねた。
- 767 :シトリン・シックスティーン:2010/05/26(水) 23:50:24 ID:ZOM.z7ps0
- >>766
こくこく頷いて息を吐く。
大分楽になったらしい。
『…………ハァァーイ? シックスティーイイイン?
どしたのォ? まァた死に掛けたのかなァん??』
電話に出た「ドクター」は、道化のような喋り方をする。
- 768 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/26(水) 23:54:34 ID:HnkBBDEo0
- >>767
「うわ、緊急事態じゃなかったら間違いなく電話を即行で切りたくなるような声の奴だ」
躊躇なく言い切った。
「ああ、お前が『ドクター』か?
なんか目の前にいる女の子がいきなり顔色悪くなっちまってさー。
お前は主治医か何かだと思うんだが……この場合、どーすりゃいいんだ?」
と、そこでハッとなったのか、詳しい状況の説明を始める。
「最初は軽い咳から始まり、それが悪化。
その後に『くるしい』と訴え、膝をついて倒れた。
今は持参の呼吸器を口に当てて、安静にしている」
- 769 :シトリン・シックスティーン――「イカレ医者」:2010/05/26(水) 23:57:17 ID:ZOM.z7ps0
- >>768
『あぁはははハは、よく言われるゥ♪』
けたけた。
『よくあることさァ。その子、末期病人だしィ?
呼吸器当てて落ち着いてるんならァ、歩けるようになったらウチにおいでって言っといてェ?』
- 770 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/27(木) 00:00:12 ID:HnkBBDEo0
- >>769
「おいおい、そんなんでいいのk……ってちょっと待て」
クロスの目つきが変わる。
「なんでそんな重病人を平然と街中歩かせてやがる。
普通なら絶対安静だろうが。てめぇは医大で『病人は野放しにしろ』と教わったのか?」
- 771 :シトリン・シックスティーン:2010/05/27(木) 00:02:15 ID:ZOM.z7ps0
- >>770
『ワタシが歩かせてるわけじゃないしィ??
その子自身がヒィロォになりたァいってワタシにお願いしてきたから、無理やりにでも動けるようにしてあげてるだけヨ』
呼吸器を口に当てたまま蹲っている少女は、目を伏せた。
- 772 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/27(木) 00:05:48 ID:HnkBBDEo0
- >>771
「ヒーローに……なりた……い…………?」
その言葉は、
クロスにとって、非常に懐かしい言葉であった。
「ヒーローになりた……ハッ、ふざけんな」
クロスは電話と足元の少女、両方に向かって叫ぶように言い放つ。
「自分すら救われてない奴が、ヒーローになれると思ったら大間違いだ!!」
その後、怒りに任せて電話を切る。
もしかしたら相手は何か言ったかもしれないが、知ったことか。
「おら、立てるか」
シトリンに手を伸ばす。
「……病院の入り口までは、送っていってやる」
- 773 :シトリン・シックスティーン:2010/05/27(木) 00:11:19 ID:ZOM.z7ps0
- >>772
ぼうっとした瞳で、クロスを見た。
涙が溜まっている。怒りが込められている。
「……知らないんだよ。あなたは。
すぐそこに、近く近くに迫る終末を!!
知らないからそんなことが言えるんだ!!!」
消毒液の香りが漂う嫌になるほど清潔な病室で人生の大半を過ごした少女は、
まっしろな箱のような部屋の中で、しずかにしずかに壊れていったのだ。
すぐそこにある死に怯え、それでも夢を叶えたいと。
そう考えた少女に、選択肢はひとつしか見えなかったのだ。
絶叫を叩きつけるようにクロスに浴びせかけると、逃げるように走り去って行った。
- 774 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2010/05/27(木) 00:15:22 ID:HnkBBDEo0
- >>773
「ああ知らねーよバーカ!!
でも少なくとも、俺はてめぇみたいな奴をヒーローとは認めねぇ!!」
頭に血が上った子供みたいに叫び返すクロス。
「てめぇの事情なんざ知ったことか!
ああくそ、行っちまいやがった。
ハン、勝手にくたばっちまえ!!」
イラついたようにガスガスと自分のバイクを蹴る。
しかし怒りの中に混じるのは……羨望。
それを人は、嫉妬と呼ぶのだろう。
「くそ、何がヒーローだ。
生意気なこと言いやがって……」
負け犬のように遠吠えて、クロスはバイクにまたがりその場を後にした。
- 775 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/28(金) 20:09:27 ID:H7lHDeHo0
- 「るー、るるるー……と」
繁華街。
片手で懐中電灯をくるくる回しながら、街を歩く男。
「……だー、意気消沈フェスティバル開催中だ畜生」
歩きながら、男は呟く。
「足の小指ぶつけるし、何も無いところですっ転ぶし……
……あぁ、あと『遭い』たくもねえ奴に『遭っ』ちまったっけかな」
男は、はあ、と短く溜息を吐いた。
- 776 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/28(金) 20:35:42 ID:Q5Vehosk0
- 【ドルンドルンと高トルクの空気中に排気音が駆け抜ける】
年代物のハーレー・ダビットソンに跨った男が信号の前に止まって煙草に火を入れていた。
夜の街の静寂を劈くエンジン音。黒と銀のシンプルなカラーの車体だ。
ハーレーは今ではすっかり古臭いシロモノであり、同時に旧き良き浪漫の芳香を存分に滲ませている。
(やっぱり、ハーレーはええなぁ)
しみじみとそう感じているコーディである。
家庭を持って以来、もっぱらワゴンばかりであり、バイクに乗る時間は減ってしまった。
【深夜信号前、年代物のバイクが止まる】
- 777 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/28(金) 20:40:31 ID:H7lHDeHo0
- >>776
「……お」
と、思わず声を漏らす男が一人。
背は2m近く、黒いコートを着ている。
「かっけー……」
彼はバイクに詳しくは無い。
が、それとなく浪漫だけは感じ取れたようだ。
- 778 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/28(金) 20:48:46 ID:Q5Vehosk0
- >>777
「・・・おっ、兄ちゃんコレの良さがわかるか?」
バーを足で下ろして青年の方を向く男。
黒髪にサングラス。ダークグレーのコートジャケット。
ありふれた服装にありふれた容姿。
バイクと比べて特に特徴といえるものが無いが不思議と似合ってはいた。
【コーディの資質・・・平凡な外見】
どうやら、鋼と比べて一回り年齢が上らしき男(29歳)は、
サングラスを外すとニヤリと笑ってそちらを向く。
「男なら、この良さはわかって正解やで。
ホンマになんで女子はわからんのやろなー。喧しいだけのバイクやて」
とても、馴れ馴れしいというか、人当たりよく話しかけてきた。
バイクを評価されたのが嬉しかったらしい。
- 779 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/28(金) 20:57:10 ID:H7lHDeHo0
- >>778
「おお、浪漫は万国共通語だからな」
はっは、と快活そうに笑う黒金。
どうやらこちらもそれなりには、外向的な性格のようだ。
「最近はスマートさを求めすぎなんじゃねえかと思うね俺は。
こう……無骨さだのなんだのが無碍にされてんだよな。全く、嘆かわしいったらねえよ」
はー、とわざとらしく溜息を吐く。
「あんた、仕事帰りか何かか?
……ああ、いや。仕事でジャケットってのは無ぇか」
と、尋ねる。
……いや、黒いコートの警備員に言われても説得力は無いが。
- 780 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/28(金) 21:07:41 ID:Q5Vehosk0
- >>779
「うんうん、その通りやで。機能美って奴も大切やけど、こういうのの良さは残さなあかんわ。
燃費だの騒音だの、ぶつぶつぶつぶつ――・・・」
話が合って上機嫌である。
「いや、仕事帰りって奴や。所謂サラリーマンとは違うけどな。
まあ、ちょっとした商売やってんねん」
名刺を鋼に渡す。
“厄介事はオマカセ。コーディ・ウルフウッド”
「フィクサー・・・まあ、職業斡旋と調達屋とよろず古売屋の掛け合わせみたいなものやな」
構築したコネで企業とシャドウランナー(影社会の者達)達の橋渡しなどを行う者達の総称だ。
「そういう、兄ちゃんは随分と“慣れて”いるようにも見えるなぁ。
こちらが先に名乗ったんや。このままってのは殺生やで」
と、ニヤリと笑った。
- 781 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/28(金) 21:13:16 ID:H7lHDeHo0
- >>780
「あー、確かにな。やはり効率と浪漫のバランスが――」
こっちもこっちで話が合う合う。
「へー……そういう人には初めて会ったな」
名刺を食い入るように見てから、
「はっは、そいつもそうだな。
俺は黒金。黒金鋼(クロガネ ハガネ)。しがない警備員さ」
と、名乗る。
「名刺は……」
ごそごそとコートの内ポケットやらを探る、が。
「……うん、諸事情によりお渡しできん。
ちょっと、ほら、家に置いてきちまってな。はっはー……」
常備してなきゃ名刺の意味が無いような気がするが。
- 782 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/28(金) 21:20:16 ID:Q5Vehosk0
- >>781
「あっちゃー。まあ、くろがね はがね・・・鋼か。覚えておくで。
名刺ってのはペラ紙に過ぎんけど持っとくに越したことはないで。
ワイもこの商売初めてから思い知らされるけど人脈は力や。ホンマに」
脳内に鋼の名をインプットするコーディである。
腕が立ちそうな若者。警備員というと何処かの企業に属しているのだろうが、
得られる知己としては縁を持っておきたいというのもある。
もちろん、デジタルな計算だけで考えるほど白状でもなければ涸れてもいないが。
「警備員っていうと・・・この辺やと・・・千代グループか?
だとしたら、デッカイとこにおってうらやましいわ」
- 783 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/28(金) 21:25:41 ID:H7lHDeHo0
- >>782
「人脈、か……気にした事なかったなぁそういや。
今度から気をつけるとしよう。はっは」
「おお、ご名答」
驚いたような表情をすると、続ける。
「千夜のお偉いさんとお手合わせした時にスカウトされちってな。
断る理由もなかったし――むしろ大歓迎だったし――今に至る、って訳だ」
「……でも事件に出くわした上で、それを解決しねえと給料入らねえからなぁ」
案外キツい。
と、苦笑しながら言う。
- 784 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/28(金) 21:26:25 ID:WVrfsEdY0
- 「もぐもぐ…もぐもぐ」
【その辺から包帯を全身に巻いた少女がパンを食べながら歩いてきた】
「あう〜……いろんなところあるんだなの〜」
【辺りを見回して言った】
- 785 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/28(金) 21:30:22 ID:Q5Vehosk0
- >>783
「なんや、依頼成功報酬ってのなら殆ど千代グループ贔屓のシャドウランナーとかわらへんやないか。
仕事に飢えているんやったら機会あったら紹介したるで。
まあ、今の雇い主に拳向けるハメになることもあるかもしれんけどな」
微妙に不穏なことを言ってニカリと笑うコーディ。
冗談とも本気ともつかない感じだ、
「しっかし、お偉いさんとお手合わせでスカウトって、あっこは相変わらず変なトコ前時代的というか変態チックというか。
まあ、兄ちゃんがいい腕しとるってことは解ったわ」
- 786 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/28(金) 21:32:38 ID:Q5Vehosk0
- >>784
「・・・・・・・・・今日はハロウィンの日やったっけ。
だとしたらかぼちゃ買わなアカンわ」
結構真剣に考え始めるコーディである。
ディスの格好になにやら妙な誤解を始めた様子。
「お嬢ちゃん、仮装パーティの帰りか?深夜の女性の一人歩きは危ないで〜」
- 787 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/28(金) 21:34:58 ID:H7lHDeHo0
- >>784
「お?」
コーディと話をしていた黒金が、声のしたほうを振り向く。
「よーっす、ディス」
手を振り、挨拶をする。
「もう暗いぜ? 出歩いてて大丈夫なのか?」
心配気味に尋ねる。
>>785
「はっはー、それなりには稼がせてもらってるしな。遠慮しとこう」
こちらは100%冗談だと思っているようで、笑いながら答えた。
「“箱庭”入ったら偶然模擬戦する事になってさ。
もうあれはもはや俺の負けだと思うんだけどな」
- 788 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/28(金) 21:37:24 ID:WVrfsEdY0
- >>786
「んう?」
【何か言われたのでディスはコーディに顔を向ける】
「あうあう〜。ぱんをかいにいってたなの〜。
……う〜。おそとはあぶないよねなの…」
【悩む顔をしている】
>>787
「あう〜。こんばんわなの〜」
【微笑んで手を振る】
「あう〜。ひとのおおいところあるいてたら、だいじょぶかなっておもってなの」
- 789 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/28(金) 21:45:03 ID:Q5Vehosk0
- >>787
「そうか?なら、千代グループの益になりそうなトコロの紹介やったらどうや。
雇い主にも好感もたれてお金も入って言うこと無しや」
鋼をミッションの要素として縁を得ておく場合、そういう方向が良さそうだと提案する。
街中の会話に過ぎないものでもありながら、こういう縁を暖めておきたいというのが心情だ。
「箱庭かー。ワイの場合アクセスしようとするとバグりよるからなー。
なんで皆、普通に出来んねん。前に無理に接続しようとしたら電子化失敗してリス公にされてもたし」
テクノロジーとの相性が破滅的なために妙な苦労をしょいこんでいるようだ。
>>788
「そうや、夜道に可愛い子が一人あるいとると怖いオオカミさんに襲われてまうで〜」
と、冗談めかして両手を広げた。
「しっかし、包帯塗れって怪我でもしとるんか?病院から抜け出したとかなら、ちょっと良くないで」
- 790 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/28(金) 21:50:22 ID:H7lHDeHo0
- >>788
「あー、それもそうだな」
うんうんと頷く。
「……つーかまあ、よく考えてみりゃ心配はいらなかったかもな」
この間の“闘祭”での一戦を思い出す。
「あそこで邪気続いてりゃなー。はっは」
楽しかった出来事を思い出すかのように、黒金は笑った。
>>789
「ふー、む……うん。それなら悪い話じゃないな。むしろ大歓迎だ」
そん時は宜しく、と続けた。
「箱庭バグるとかどういう事だよ聞いたことねえよ……
むしろ愛されてんじゃねえの端末に。
最近流行りのツンデレだよほら。最近聞かないけど」
最後の一行に、壮大な矛盾を孕んでいる。
「さて。そろそろ帰って録り溜めたテレビでも見るかね。
んじゃあ、そういう事で。二人とも、また縁が合ったらなー」
手を振りながら、黒金はその場を後にした。
- 791 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/28(金) 21:53:14 ID:WVrfsEdY0
- >>789
「う〜…おおかみ…
こわいなの〜」
【ちょっと震えながら言った】
「あうあう〜。だいじょぶなの〜。
いたくないからへーきなの〜」
【元気に手を振りながら言う】
>>790
「あう〜。『はがね』もつよいなの〜!
おそといてもへーきなの!」
【嬉しそうに、こちらも闘祭の一戦を思い出して言う】
「あうあう〜。またねなの〜!」
【大きく手を振り見送った】
- 792 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/28(金) 21:53:17 ID:Q5Vehosk0
- >>790
「おお、じゃーな」
そう言って青年と別れた。
//オツカレサマでしたー
- 793 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/28(金) 21:56:08 ID:Q5Vehosk0
- >>791
「んっ、お嬢ちゃんはあの兄ちゃんとの知り合いなんか?
とーさい、何やら物騒なフレーズやけど、結構ヤるんかな・・・」
後半は少し小声になってブツブツと呟く。
「ワイはコーディ・ウルフウッド。フィクサーや。
さっきの兄ちゃんとは同好の士って奴や。よろしゅうな」
気さくにご挨拶。
- 794 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/28(金) 22:02:42 ID:WVrfsEdY0
- >>793
「あう〜。『はこにわ』でたたかったりしたなの〜。
とってもつよいなの〜!」
【少し微笑みながら言う】
「あうあう、よろしくなの!『こーでぃ』!
こっちのなまえは『でぃす』なの〜!」
- 795 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/28(金) 22:12:13 ID:Q5Vehosk0
- >>794
「・・・なんや、箱庭って楽しいものなんやなー。
なんで、ワイだけバグるんやろ」
実に羨ましい。
「ディス嬢ちゃんか。よろしゅうな」
ニヤリと笑うコーディである。
(ディス・・・でぃす・・・Ⅹ(ディス)?アカン、嫌な想像って大抵当たりそうやから考えたくないわ)
と、ディスの姿と名前から思考を泳がせた。
「そう、フィクサー・・・ようするに何でも屋のコーディ兄ちゃんや!
お仕事欲しい時とかには色々斡旋したるで」
ポンポンとディスの頭を撫でた。
娘より少しだけ年上の少女。ある意味で重ねてみてしまったのかもしれない。
- 796 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/28(金) 22:19:13 ID:WVrfsEdY0
- >>795
「あう〜。はこにわはいれないなの〜?」
【心配そうに言う】
「うん、よろしくなの〜!」
【コーディの思考など露知らず。微笑んでいる】
「あうあう〜。なんでもなの〜!
おしごとなの〜…う〜ん…
おしごとよくわからないなの〜」
【撫でられて少し嬉しそうだ】
- 797 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/05/28(金) 22:24:41 ID:Q5Vehosk0
- >>796
「よっしゃ、それじゃあ帰り道についてったろ。ボディガードって奴や。
お嬢ちゃんとの出会いを祝して無料サービスや」
ディスの力量云々は関係なく、これでハイさよならでは余りに甲斐性が無さ過ぎるというものだ。
一人の男として許容しがたい。
「んじゃ、帰るでー」
もちろん、幼女に送りオオカミになるようなロリ○ン変態ではないのでちゃんと全うするつもりだ。
//お風呂入ってくるので一旦これにてー。ありがとざんした
- 798 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/28(金) 22:26:20 ID:WVrfsEdY0
- >>797
「あう〜!ありがとなの〜!
うれしいの!」
【そう言ってコーディの後ろを歩いていく】
「うん!かえるなの〜!」
【一緒に歩きながら帰って行った】
//ありがと〜
- 799 :黒沢小百合:2010/05/28(金) 23:02:12 ID:rSRBD9/U0
- 【異能都市中心部・公園】
「たまには月見酒、というのもいいかもしれませんねぇ。」
会社帰りになんとなくたちよったコンビニでビールを購入。
ついでにおでんやらサラミやらを適当に買い、公園の隅の目立たないベンチで
酒を飲む小百合であった。
- 800 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/28(金) 23:27:22 ID:WVrfsEdY0
- >>799
「はう〜…あう?」
【公園に何気なく入ってきたディス】
「あう〜『さゆり』こんばんわなの〜。」
【少し嬉しそうに手を振って向かってくる】
- 801 :黒沢小百合:2010/05/28(金) 23:37:05 ID:rSRBD9/U0
- >>800
「ディス、ですか。こんばんは。」
いつぞやに怒鳴りつけてしまったが
謝罪も何も無くうやむやのままいままで来てしまった。
小百合は、どこかすっきりしない表情でディスに挨拶を返した。
- 802 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/28(金) 23:39:23 ID:WVrfsEdY0
- >>801
「あうあう〜。ひさしぶりなの〜・・・
もうけがはだいじょぶなの?」
【隣に座って心配そうに言う】
- 803 :黒沢小百合:2010/05/28(金) 23:48:21 ID:rSRBD9/U0
- >>802
「え、えぇ。大丈夫ですよ。
もう、治りましたから……。」
(うぅ、やはりなにか……)
ディスにとって小百合に怒鳴られた事など、
どうでもよいのかもしれないが、小百合はその事をまだ引きずっている。
そのため、どこかやり辛そうだ。
- 804 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/28(金) 23:52:29 ID:WVrfsEdY0
- >>803
「あう〜。それならよかったなの〜。
あんまりむちゃしたらだめだよなの〜」
【少し切実そうな顔で言った】
「どしたの?なんだか…つらそなの…
まだいたいの?」
【小百合の態度が少し気になったのか、首をかしげて尋ねる】
- 805 :黒沢小百合:2010/05/29(土) 00:01:04 ID:rSRBD9/U0
- >>804
「い、いえ、そういう訳では……。
私はもう大丈夫ですよ……。」
ディスの無邪気な優しさに応えてやれない
自分に対するフラストレーションが溜まっていく……。
「………………」
小百合は口では大丈夫とは言いながらも、
とうとう、辛そうな顔をして俯いてしまった。
- 806 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/29(土) 00:05:08 ID:WVrfsEdY0
- >>805
「あうあう、それならいいなの……」
【少し心配そうな顔で言う】
「……う〜…だいじょ…ぶなの?」
【とはいえやはり俯いた姿はディスには不安でしかないらしい】
【心配しながら覗き込む】
- 807 :黒沢小百合:2010/05/29(土) 00:18:54 ID:rSRBD9/U0
- >>806
ぐ、とディスの顔が近づく。
その時、小百合に沸いた感情は悲哀でも親愛でも、
恐怖でもなく、なぜだか嫌悪であった。
「ディス、あのね……。」
顔を俯けたまま、覚悟を決めるように息を呑んで。
「しばらく、私に近づくのはやめてください……。」
- 808 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/29(土) 00:21:04 ID:WVrfsEdY0
- >>807
「…あう。えっと…」
【少し悲しそうな顔になって、ディスはゆっくりと続ける】
「……なにかわるいことしちゃったかなの…
どうして…かなの?」
【理解できない、そう言う顔である】
- 809 :黒沢小百合:2010/05/29(土) 00:28:50 ID:rSRBD9/U0
- >>808
「いいえ、ディスは……悪くありません。」
ごみを片付けながら立ち上がり。
「これは、私の問題なのです。
私自身の……貴方を受け入れるには、
まだ私の心は未成熟過ぎる……ということですね、きっと。」
小百合はくるりとディスに背を向けて歩き出す。
その顔は、夜闇にまぎれてよくわからなかった。
- 810 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/29(土) 00:31:56 ID:WVrfsEdY0
- >>809
「あ、あう〜!まってなの!」
【少し歩いて…追いかけて、立ち止まる】
【ディスも、少しわかったのかもしれない。
自分が問いかけても小百合が苦しいだけではないかと】
「あう…また…いつかいっしょにおはなししてくれるなの?
…きらいに…なったんじゃないよねなの?」
【後ろから聞こえてくる声は、どこか何かこらえているようでもあった】
- 811 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/30(日) 14:03:22 ID:H7lHDeHo0
- 公園。
木で作られたベンチに、一人の男が眠っていた。
「――――」
どちらかといえば『眠っている』というより、『力なく横たわっている』ように見える。
黒いロングコートはぼろぼろで、所々に赤い――紅い染みが付いていた。
「――あー、疲れた」
ベンチに横たわっていた男は仰向けに姿勢を変え、小さく呟いた。
- 812 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/30(日) 17:36:00 ID:H7lHDeHo0
- 「…………」zzZ
公園。木のベンチ。
いびきをたてながら、眠る男。
「……鯖缶……」zzZ
※寝言
目を覚ます様子は無い。
- 813 :ミラージュ:2010/05/30(日) 17:47:44 ID:fqURxG6Q0
- 「全く……馬鹿な話もあったものです」
遠くから公園に着地する少女。
衣服、髪、肌には血と思われる紅い液体が付着している。
「気づかないとはね……、馬鹿以上の何かですよ」
辺りを見回し、黒金を発見する。
「……気晴らしに改造でもしますか」
なぜそうなる。
- 814 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/30(日) 17:51:18 ID:H7lHDeHo0
- >>813
「……研究者的殺気ッ!?」
やけに限定的な殺気(?)を感じ取ったのか、がばり、と身を起こす黒金。
「……なあ、そこのあんた。
今この辺を灰色の髪をした白衣の男が通らなかったか?」
眼をこすりながら、黒金は問う。
別に銭○警部ではない。
- 815 :ミラージュ:2010/05/30(日) 17:53:01 ID:fqURxG6Q0
- >>814
「いえ、見てませんね」
黒金の腕にドライバーを宛てながら。
- 816 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/30(日) 17:55:37 ID:H7lHDeHo0
- >>815
「おいやめろおい馬鹿」
ぶんぶん、と腕を振って振り払う。
バラ
「機械じゃねーよドライバーじゃ解せねえよ」
「……いやしかし、さっきの研究者的殺気の根源はあんたらしいな。
まずは了承をとろうな? 俺はやらねーけど」
- 817 :ミラージュ:2010/05/30(日) 17:58:23 ID:fqURxG6Q0
- >>816
「仕方ない、ではハンマーで崩してみますか」
腰のポーチから小さめのハンマーを取り出す。
「良いでしょう、より優秀なものに生まれ変わるのですから」
ハンマーで腕を叩いている。
- 818 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/30(日) 18:00:22 ID:H7lHDeHo0
- >>817
「はっ、んなチャチぃハンマーじゃ砕けねえよ俺ぁ」
笑うと、全身に灰色の邪気を廻らせる。
「良くねえ。全く良くねえから落ち着け考え直せ」
どうどう、と動物をなだめるかのように。
- 819 :ミラージュ:2010/05/30(日) 18:01:36 ID:fqURxG6Q0
- >>818
ハンマーでも無理なら爆破解体ですか」
ベンチの裏に爆弾を仕掛けた。
「よし、行きますよ」
ベンチと黒金から距離を取る。
まるで話を聞いていない。
- 820 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/30(日) 18:04:35 ID:H7lHDeHo0
- >>819
「爆弾の種類にもよるが多分効か―――」
ド ゴ ォ ォ ォ ン
轟音が響き、辺りが煙で覆いつくされる。
煙が晴れ、そこには。
「――ないって言ったろだから」
ベンチは跡形も無く消滅し、地面も若干抉れている。
しかし当の黒金は、地面に座っているだけだった。
……髪の毛が実験に失敗したサイエンティストみたいな事になってはいるが。
- 821 :ミラージュ:2010/05/30(日) 18:09:53 ID:fqURxG6Q0
- >>820
「随分とユニークな姿ですね、イロイロと」
血が付着した髪をガシガシと掻き、不機嫌そうに。
- 822 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/30(日) 18:14:43 ID:H7lHDeHo0
- >>821
「ん? あー、そうだな」
無個性とか散々言われるよりも、皮肉られる方がマシなようで。
「つーか」
立ち上がり、言う。
「ユニークっつったらそっちもだろうがよ。
何だおい、どうしたんだその血は?」
- 823 :ミラージュ:2010/05/30(日) 18:17:59 ID:fqURxG6Q0
- >>822
「ああ、この血ですか?
さっきまで変なのがくっ付いてたんで剥がしたら返り血でも付いちゃったんでしょうね」
服にも肌にもべっとり。
- 824 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/30(日) 18:21:09 ID:H7lHDeHo0
- >>823
「何だよそれ怖えーよおい」
露骨に嫌そうな顔をする。
「いや、まあ。お前本人は何とも無さそうだから放っとくけど」
「……それよりも、だ」
割と真剣になり、言う。
「ベンチ吹き飛ばしちまったけど大丈夫なのかこれ?
雇われ警備員は心配でならないんですけど」
- 825 :ミラージュ:2010/05/30(日) 18:25:58 ID:fqURxG6Q0
- >>824
「心配なら新しいものでも持ってくれば良いんじゃないのでしょうか?」
ザ・他人事。
- 826 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/30(日) 18:29:44 ID:H7lHDeHo0
- >>825
「おお、お前やっぱ天才だな」
感心したように言う。こっちは阿呆だった。
近くの街灯に寄りかかると、黒金は言った。
「そういや昨日俺がお出かけしてた間に、ドンパチあったみたいだが」
どうやら黒金の方にはまだ、“なんかあったらしい”としか伝わっていない様子。
- 827 :ミラージュ:2010/05/30(日) 18:32:38 ID:fqURxG6Q0
- >>826
「何を今更。私は優秀ですよ」
今、鼻で笑ったような。
「? 何か合ったんですか?」
知らないフリ。
- 828 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/30(日) 18:37:18 ID:H7lHDeHo0
- >>827
「いやまあ、知ってたけどな。ほら一応……」
どこに必要性があったのか。
「いやな、ちょっと“外”に出てたんだが、
戻ってきて同僚に聞いた所、SFチックな素敵バトルが展開されていたらしい」
なんで居なかったかな俺は、と笑う。
- 829 :ミラージュ:2010/05/30(日) 18:41:47 ID:fqURxG6Q0
- >>828
「ああ、それですか」
いかにも思い出した風に。
「私自身も良く解りませんが、ピルが一つ壊れたとかそうじゃないとか」
- 830 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/30(日) 18:45:40 ID:H7lHDeHo0
- >>829
「ビル一つ、ねえ……」
無駄に壮大なスケールに驚きながら、少し考え込む。
「……まあ、異能都市ならよくある事だよな」
最終的にどうでも良くなったらしい。
それでいいのか都市警備員。
「あー。しかしどうすっかなこのコートは。
クリーニング屋とかで落ちるのか血って? あと破けてるし」
春用はこれだけなんだよ夏だけど、とかなんとか言いながら、黒いコートを見る。
- 831 :ミラージュ:2010/05/30(日) 18:47:50 ID:fqURxG6Q0
- >>830
「ええ、よくあることです」
起こした張本人はこの子だが。
「ご自分で洗いになれば良いじゃないですか」
- 832 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/30(日) 18:50:07 ID:H7lHDeHo0
- >>831
目の前に居る人が元凶とは露知らず、黒金は続ける。
「いや、それでも良いんだけどよ。
破れたりほつれたりは流石に俺には直せないし。酷いオチが見える」
うーん、と考え込む。
案外深刻な話らしい。
- 833 :ミラージュ:2010/05/30(日) 18:54:28 ID:fqURxG6Q0
- >>832
「あ、私は直せませんよ?」
「手芸とかそういうのは無理ですので」
可愛げの無い少女である。
- 834 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/30(日) 18:56:59 ID:H7lHDeHo0
- >>833
「まあ流石にそこまで万能だったら引くわむしろ」
はっは、と笑う。
「……じゃああれか。俺はまた“外”へ出て数少ない友人に頼み込む必要がある訳だ」
実を言えば、旧知の知り合いが居ないでもないのだが、それはまた別の話。
「残念なオチ覚悟でやってみるかぁ、帰ったら。
なぁ、この辺に手芸屋とかあったか?」
- 835 :ミラージュ:2010/05/30(日) 19:01:52 ID:fqURxG6Q0
- >>834
「さぁ、知りません?」
先程から淡白な少女である。
「私もこの血をさっさと流してしまいたいですしね……」
頬の辺りに付いた血を擦り落とそうとしている。
- 836 :黒金鋼/雇われ警備員 ◆FA/Bw.T3QU:2010/05/30(日) 19:05:53 ID:H7lHDeHo0
- >>835
「うーむ、それもそうだな」
と、若干諦めたかのような表情で言うと、
「じゃあ、今回はこの辺りで解散、っつー事で良いか。
俺は手芸屋探さないとダメだし」
街灯から背を離し、黒金は言った。
「つーことで、また縁が合ったら、また会おうぜ天才」
はっはー、と笑うと、手を振りながらその場を後にした。
- 837 :ミラージュ:2010/05/30(日) 19:12:08 ID:fqURxG6Q0
- >>839
「行きましたか……」
黒金を見送った後、自身も公園を後にする。
「さて、暫くは時間も出来ましたし、のんびりと過ごしますかね……」
瞳から溢れる蒼い光をさらに強め、都市の中心部のほうへと消えていった。
- 838 :リャザン:2010/05/30(日) 21:14:27 ID:fKMiAOfo0
- 【公園】
「はぁ…」
落ち込んだ顔でベンチに座り、ため息をつく、アフロヘアーの男が居た。
「沢ちゃんどこだよ…そろそろ中の人も飽きてきた頃なのに…」
メタ発言をしながら頭を垂れている。
- 839 :支倉宗治:2010/05/30(日) 21:27:11 ID:2p1Ch/XcO
- 【公園】
「……ああ、だりぃ」
くわえ煙草で宛てもなく彷徨う。
まるで浮浪者のような姿の中年の男。
ふーっと煙を一吹きしたあと火が点いたまま後ろへぽいっと投げ捨てた。
その煙草は>>838のアフロへと飛んでいく―――
- 840 :赫嶋紅錆:2010/05/30(日) 21:28:20 ID:BXgiA4u60
- 「連絡取れねえなあ……」
携帯で何やら誰かにかけている様子の白衣の男が一人
「ったく、あれ程携帯は持ち運んどけって言ったのに……」
イライラした口調で携帯を閉じ、辺りを睨み回す
- 841 :リャザン:2010/05/30(日) 21:36:51 ID:fKMiAOfo0
- >>839
「…っぶな」
ひょいと顔を倒してタバコを避ける。
「しょうがないな」
まだ火がついているタバコを拾い上げ、くずかごに捨てる。
「なぁ、ポイ捨てがどうとか偽善者ぶったことは言わないけどさ、
人に投げるのはどうかな?」
>>840
周りに居るのは中年男と、アフロの男。
「今日は機嫌悪そうな人が多いな…。
…僕もか」
アフロの男は呟いた。
- 842 :支倉宗治:2010/05/30(日) 21:43:12 ID:2p1Ch/XcO
- >>841
「ん……」
声のする方へと振り向き
「ああ…わりぃわりぃ、気が付かなかったわ。アフロしか。」
やる気のない声でよくわからない返答をした
- 843 :赫嶋紅錆:2010/05/30(日) 21:46:32 ID:BXgiA4u60
- >>841
「んー……」
見回すうちに二人の男の姿が目に入る
「……聞いてみるか」
そう呟くと、アフロの男の方に向かって行く
「すみません、ここら辺で長髪の背の高い男を見ませんでしたか? 待ち合わせして居るんですが来なくて困ってるんですよ」
遠慮の無い口調で言い切ると、芝居がかった風に肩をすくめる
- 844 :リャザン:2010/05/30(日) 21:54:03 ID:fKMiAOfo0
- >>842
「気をつけてくれよ。
アフロは僕のトレードマークなんだし」
空気をいっぱい含んでいるので、
もしかしたらすっごい燃えやすいかもしれないぞ!
>>843
「はぁ、知りませんが」
アフロの男は無表情でそう答えた。
「あ、僕も人探ししてるんで、ついでに聞かせてください。
機械の脚で、眼が黄色か緑の人を見ませんでしたか?
この辺に居るとも限りませんが」
大分珍しい人間を探しているようだ。
アフロも珍しいが。
- 845 :赫嶋紅錆:2010/05/30(日) 21:59:46 ID:BXgiA4u60
- >>844
「ん……知りませんか」
まあ無理もない、とどこか諦めたかのような口調で呟いた
「機械の足?
さあ、分かりませんね。機械の腕なら一人知り合いがいますけど」
先程のように肩をすくめる
どうやら芝居がかった動きは癖のようだ
- 846 :支倉宗治:2010/05/30(日) 22:05:14 ID:2p1Ch/XcO
- >>843
「俺も見てねぇな」
素っ気なく答える
>>844
「次回から気を付けるわ、はっはっは」
それはそれで面白そうとかはおもっていないたぶん。
「って、なんだ二人とも人探し中かよ。」
会った人が二人とも人探し中とは珍しいこともあるもんだ。
- 847 :リャザン:2010/05/30(日) 22:13:14 ID:fKMiAOfo0
- >>845
「そうですか」
聞き飽きたように再び下を向いた。
「何かあったんじゃないですか?
待ち合わせの時間に来ないなんて。
名前はなんていうんですかね」
気分転換のつもりだろうか。
探し人に興味を持ったように聞いてきた。
>>846
「まぁ、そう簡単に燃やされる僕ではないね」
意味の解らない自己顕示をする。
「あんたも…知らないだろうね」
機械の脚の男のことだろう。
しかし、質問内容からして既に諦めている。
- 848 :赫嶋紅錆:2010/05/30(日) 22:20:10 ID:BXgiA4u60
- >>846
「あちゃー、やっぱり仕事忘れやがったなアイツ」
男の答えを聞き、大袈裟に溜め息をつく
「お答え、感謝しますよ。とりあえずこんな広い都市じゃ人探しも一苦労ですね」
めんどくさそうな感じに愚痴をこぼす
>>847
「いや、たまーにこんな感じで忘れることがあるんですよ、あいつは」
既にもう来ない物と思い込んで居るようだ
「名前……今はカンダタですね」
数瞬思い出すかのようなそぶりを見せたかと思うと、何やら微妙に違和感のある回答をする
- 849 :支倉宗治:2010/05/30(日) 22:35:59 ID:2p1Ch/XcO
- >>847
「ああ、知らん」
キッパリ堂々と答える
「まあ、あれだ。見かけたら伝えといてやる。あんたが探してたってな」
さっきのお詫びもかねて探してやるかと思いつつ
「とりあえず名前教えとけ、あんたと探してるやつの」
>>848
その口調からして毎度のことなのか
「首輪付けて縄でもつないどけよ」
笑いながら大袈裟なことをいうおっさん
- 850 :リャザン:2010/05/30(日) 22:39:44 ID:fKMiAOfo0
- >>848
「そうですか」
無表情な顔の奥では、
この街のことだから何か事件にでも巻き込まれてるんじゃないか、
とか演技でもないことを思っていた。
「カンダタ…縁起の悪そうな名前だ」
恐らく蜘蛛の糸のことだろう。
>>849
「ああ、やっぱり」
もはや落ち込みもしない。
「沢桐創。
機械の脚を持ってて、なぜか速さにやたら拘る性格だね」
どうやら変人らしい。
- 851 :赫嶋紅錆:2010/05/30(日) 22:47:40 ID:BXgiA4u60
- >>849
「ん……その心配はいりませんね。いざとなりゃあ首に埋め込んだものをぶっ飛ばすだけですから」
そういうとポケットからなにやらスイッチのついた板きれのようなものを取り出した
>>850
「ああ、コードネームみたいなものですよ。何かの物語からとったとか言ってましたがね」
どうでもいいことですが、と結論付ける。
「そちらの探し人の名前は……ああ、もうそちらの方に言ってましたか。どちらにしろ、その人がどんな人間は知りませんがこの都市じゃ、どんな目にあっててもおかしくはありませんからね」
- 852 :支倉宗治:2010/05/30(日) 22:58:01 ID:2p1Ch/XcO
- >>850
「ん、だいたいわかった。」
なんか一目でわかりそうだ
「まあ、ドロ船に乗った気分でいてくれ」
>>851
「ぶっ飛ぶ…?なんだそりゃ、物騒なもんにはみえねぇが」
じろじろとスイッチを見ている
- 853 :リャザン:2010/05/30(日) 23:00:57 ID:fKMiAOfo0
- >>851
「コードネームが必要な職業なのか」
警戒はしていないが、怪しんでいる。
顔ぶっ飛ばし発言も踏まえて。
「居なくなった前は少し荒れてたからね、もし見つけたら逃げた方がいいかも。
…逃げれたらね」
>>852
「そんな乗りたくないね。
いくら大きくても僕はタヌキじゃないから」
諦めとも取れるが、真面目に拒否していると思われる。
- 854 :赫嶋紅錆:2010/05/30(日) 23:08:01 ID:BXgiA4u60
- >>852
「本当に物騒な物は物騒に見えないものですよ」
手に持った板をヒラヒラさせる
「このスイッチがある限り逃げ出すことはできないんですよ、あいつは。まあ、どーなるかは想像にお任せします、的な?」
そう言ってケラケラとした笑い声をあげる
>>853
「ってゆーよりも、元々の名前を抹消してんですよ」
笑いを浮かべた顔で答える
「そんな大層な仕事じゃないですよ。只のテスターです、新製品の」
「逃げられたら?なんか引っかかる言い方ですね。ふつーは死にたくなかったらとかそうゆー言葉が後ろにつくもんじゃないんですか?」
- 855 :支倉宗治:2010/05/30(日) 23:17:14 ID:2p1Ch/XcO
- >>853
「ま、そりゃそうだな」
くっくっくと笑い
「冗談はさておき、人探しとかは昔いろいろとやってたんでな。ま、安心しろ」
といってタバコを取出し火を点ける
>>854
「できることなら想像したくねぇこと想像しちまったよ」
あまり深く掘り下げないほうがいいかもと思いつつ
- 856 :リャザン:2010/05/30(日) 23:20:58 ID:fKMiAOfo0
- >>854
「…テスターっていうか、”実験体”じゃあ無いの?」
彼自身が怪しい研究所に勤めているためだろうか。
疑いを解く気は無いようだ。
「言ったじゃん、機械の脚で速さに拘るって。
追いかけてくるとは限らないけど、ちょっかいは出さない方がいいね」
>>855
「…警察か探偵でも?」
人探しと聞いて、それが成り立つ職業を上げてみた。
- 857 :赫嶋紅錆:2010/05/30(日) 23:27:02 ID:BXgiA4u60
- >>855
「あははは、それはゴシューショーさまですね」
乾いた笑い声をあげながら目を細める
「最も、そんな事されてもしょーがない奴ですよ、アイツは」
>>856
「んー確かにそれに近いものはありますが……基板が企業ですからね
……あ、申し遅れました。俺はこういうモノです」
そういって手渡した名刺には
『赫嶋紅錆(あかしま くさび) FFF直属新技術研究所客員研究員』
と書かれていた
「機械の足で追いかけるわけですか
エイトマンみたいな奴ですね」
わかりにくい例えを呟く
- 858 :支倉宗治:2010/05/30(日) 23:37:29 ID:2p1Ch/XcO
- >>856
「おお、ご名答。後者だ。ま、元だけどな。」
合間合間にタバコをふかし
「あれなら俺の知り合い共にも言っとくからな」
ある意味警察におわれることになります
>>857
「あー、そういう面倒くせぇあれか」
うわーって感じの表情に
「一応…聞いてもいいか?何したかって」
まあ答えはあまり望まない
- 859 :リャザン:2010/05/30(日) 23:41:18 ID:fKMiAOfo0
- >>857
「どうも」
名刺を受け取り、3秒ほど見るとポケットに入れた。
「僕はリャザン。
一応本名だよ」
「あいつが目指すのは”光速”だから、エイトマンよりえげつない速さだけどね」
>>858
「まぁ、何か掴んだら宜しく」
あまり期待している様子ではないが。
- 860 :赫嶋紅錆:2010/05/30(日) 23:48:26 ID:BXgiA4u60
- >>858
「ええ、そういうあれですね」
ニコニコとした顔を浮かべて
「何したか……ですか。
そうですね……抽象的に言えばゴミ掃除ですよ、社会の」
何かをボカすかのように説明をする
>>859
「リャザンさんね……ご職業は?」
ついで、といった感じで尋ねてきた
「光速? 無理でしょ、物理的に」
即答
「……といっては身も蓋もありませんが……実際どこまで早いんですか?」
- 861 :支倉宗治:2010/05/31(月) 00:04:34 ID:2p1Ch/XcO
- >>859
「おう、任せとけって。俺もこれ渡しとくからなんかあったら連絡くれ」
なんかちょい年季の入った名刺を渡す。支倉宗治という名前と携帯電話の番号らしきものがのっていた
>>860
「おーけー、やっぱ聞かなきゃよかった」
裏か。裏のあるあれか。
「じゃ、俺はこの辺でいくわ。」
と言って片手をポケットに突っ込み去っていった
//そろそろ寝落ちしそうなんで離脱させていただきます。ありがとうございました!
- 862 :リャザン:2010/05/31(月) 00:05:36 ID:fKMiAOfo0
- >>860
「職業は、秘密。
まぁ、どう思ってくれても構わないから」
「僕もそう思うよ。
でも今のところマッハ数百程度はいけるらしいけどね」
相当の速さだが、相応のリスクも伴う。
>>861
「…ああ、それじゃあ」
先ほどとまったく同じ動きで名刺を仕舞い、
片手を軽く上げて見送った。
- 863 :赫嶋紅錆:2010/05/31(月) 00:12:51 ID:BXgiA4u60
- >>861
「まあ、半分はアイツの趣味みたいなものだし」
仕事ってゆーのは微妙かな、と付け足した
「ん、りょーかい。じゃあまた」
そのまま手をふることも無く、見送った
>>862
「勿体ぶるね、後ろめたい職業でもあるまいし」
すこしつまらなそうに肩をすくめる
「マッハ!?」
眼を剥いた
「走りまわるだけで相手がバラバラだな。
OK、逃げられないなそれは」
納得したように頷いた
突然携帯がなりだした
「ん、あいつから?」
ピッ
「もしもし……ああ、どうしたんだよ今日は……え? 既に始めてる?
バカ! 何やってんだ! 俺も早く行くから止めはさすなよ!? 記録しねえといけねえんだからな!」
一気に捲し立てて携帯をきる
「すみません! 用事が入ったので今日はここらで!」
言うやいなや男は繁華街に向けて駆け出していった
- 864 :リャザン:2010/05/31(月) 00:15:55 ID:fKMiAOfo0
- >>863
「後ろめたさは無いけど、まともな仕事でも無いしね」
にやりと笑った。
「そう。ただし当然自分もバラバラ、と」
最低でも体が燃え上がる。
「ああ、じゃあね。
…さっきのカンダタって奴かな」
そう言うと自分も立ち上がり、公園を後にした。
- 865 :黒沢小百合:2010/05/31(月) 22:14:40 ID:rSRBD9/U0
- 【異能都市】
街の各所に今朝から「都市治安向上キャンペーン」と
かかれた横断幕やポスターが掲げられていた。
どうやら、定期的に千夜カンパニーなど
いくつかの組織が合同で行っているキャンペーンらしいが、
今回はいつぞやの機械人間騒ぎの時のように力が入れられている。
都市の各所に都市警備の名目で武器を持った人員や装甲車が配置され、
大きな公園ではホームレスや貧困層が対象の炊き出しが行われているようだ。
(……千夜に歯向かう者は滅ぼさねばならない……滅ぼさねば……。)
小百合は大きな公園に設定された仮設テント内の
情報集積所兼キャンペーン簡易事務所で思案にくれるのであった。
- 866 :衣宮凜 ◆X7kkkkkkkk:2010/05/31(月) 22:15:26 ID:PMt0ERXQ0
- 【こーえん】
「ぬへは!」
滑り台から声が飛ぶ。
包帯だらけの体にダンボールを抱えて、彼女は寝転がっていた。
「暑くなったネイ…………。
寒いじゃなくて涼しい、って夜が感じられるって幸せなー」
大きい交差点や店の前で配っていそうな、広告用の団扇をひらひらさせながら呟く。
- 867 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/31(月) 22:18:26 ID:WVrfsEdY0
- 「う〜…おなかすいたなの〜」
【お腹をグーグー鳴らしながら公園付近を少女が歩いている】
「あう〜。いいにおいがするなの〜」
【どうやら炊き出しの匂いにひかれてやってきたらしい】
- 868 :衣宮凜 ◆X7kkkkkkkk:2010/05/31(月) 22:25:30 ID:PMt0ERXQ0
- >>867
「おろ?」
炊き出しの匂いに、彼女もまた身を起こしあたりを見渡した。
分厚い眼鏡の奥で目を細めて辺りを見渡すも、すぐに見つけられずに断念。
「………………べっつに、お腹減ってるわけじゃないし、まあいーや。てけとてけとー。
食べようと思えばどうせいつでも食べられるかんねっ!」
一人で小さく喚きながら、伸び。
背骨が鳴るのを聞いて、さあ、もう一眠り、と彼女は寝転がる。
「んー……あー………………」
視界の隅の方に、見覚えのある少女がいたけれど。
「まあいいや」
今は、ちょっと眠い。
- 869 :黒沢小百合:2010/05/31(月) 22:25:38 ID:rSRBD9/U0
- >>866 >>867
公園では昼ごろから仮設テントで無料のご飯と豚汁、
そして申し訳程度の漬物が配られている。
なんでも、都市治安向上キャンペーンの一環だそうで。
ずっとスラム街などに住んでいるホームレスや貧しい人々が
列を作っていたが、夜になりある程度数も減ってきた。
今ならすんなりと炊き出しにありつけるかもしれない。
- 870 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/31(月) 22:28:42 ID:WVrfsEdY0
- >>868
「あう〜…ねてるひともいるなの〜」
【首をかしげて寝転がる影を見た】
「だいじょぶかなの…」
【ため息をつきながら言った】
>>869
「あうあう〜。いいにおいなの。
もっとおなかすいてきたなの〜」
【ディスはどこか嬉しそうに炊き出しの列に並んだ】
【大食いの包帯少女…でか盛りを食い荒らしたことで有名かもしれない】
- 871 :衣宮凜 ◆X7kkkkkkkk:2010/05/31(月) 22:38:51 ID:PMt0ERXQ0
- >>869
「…………って、」
あのテントじゃん。
なんかの祭だと思ってたわ、と彼女はがばと身を起こし、凝視する。
「……………………んー…………。
でもなー…………………………」
プライドが、なんか嫌だ、と。
情けなくねえ?ん?ん?と思わなかったりしないわけでもないかもしれないので、首を捻る。
「まあいいや。細かいことはどうでもええさ。もらえるもんはもらわにゃあー」
よっこいせと立ち上がって、テントに向かう。
>>870
反応なし。
「…………くくく」
垂涎しながらテントの中を睨んでいるあたり、食べ物のことしか目に映っていないのかもしれない。
- 872 :黒沢小百合:2010/05/31(月) 22:43:41 ID:rSRBD9/U0
- >>870
「はい、どうぞ。」
もう終了も近いようで人もそれほど多くなく、
すんなりと豚汁とご飯を手に入れることができた。
端のほうでは、既に撤収作業が始まっている。
>>871
もう撤収作業は始まっているが、
炊き出しにはまだまだ人が集まっている。
どうやら運営側も炊き出しはギリギリまでやるようで、
今から並んでも十分ごはんと豚汁を手に入れることができるだろう。
- 873 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/31(月) 22:48:21 ID:WVrfsEdY0
- >>871
「あうあう〜。こんばんわなの〜」
【手を振りながら凜を呼ぶ】
「ごはんもらいにきたなの〜?」
>>872
「あうあう〜。ありがとなの!
いただきますなの〜!」
【喜んでディスは近くに座って豚汁とご飯を食べ始める】
「あうあう〜!とってもおいしいなの〜!」
【ご機嫌なままもぐもぐと口を動かす】
「だれがつくってるのかなの〜」
【あたりを見回しながら言う。テントなどにも目が行ってると思う】
- 874 :衣宮凜 ◆X7kkkkkkkk:2010/05/31(月) 22:55:04 ID:PMt0ERXQ0
- >>372
「…………ほう」
なるほど。
「太っ腹だね。金持ちのやることはよくわかんないですわ…………すわっすわ。
白米食べてーなー……早く順番回んないかな。前のヤツから順に泣かしてくか」
>>873
「っ、とぉー…………?」
こんな身なりゆえ、話しかけられるとは思っていなかったのか、一瞬目を白黒させた。
「……おう、さっきからいる私とペアルックのお嬢ちゃんか!
そうだぜー!もらいにきたんだぜー…………?タダだしね」
- 875 :黒沢小百合:2010/05/31(月) 23:01:58 ID:rSRBD9/U0
- >>873
炊き出しを作っているのは
ボランティアや近所の婦人会の方々。
ちなみに小百合はまだ奥のほうのテントの中にいるようです。
>>874
そんなふうにぼやく間に、
以外にも行列はすらすらと進んで。
「はい、どうぞ〜。」
「だいぶすくなくなってきたねぇ。」
すんなりとごはんと豚汁を貰う事ができました。
もう6月とはいえやっぱり夜は少し寒い。
あったまる事請け合いです。
- 876 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/31(月) 23:04:11 ID:WVrfsEdY0
- >>874
「あうあう〜。そっかなの〜。
うれしいなの〜!ごはんたべられるなの!」
【ご飯と豚汁を美味しそうに食べている】
「ぺあるっくなの〜?あうあう〜」
【どこか不思議そうな顔で凜を見る】
>>875
「あう〜。つくってくれてありがとなの〜」
【少しニコニコしながらボランティアの人々に礼をした】
「…あう〜。あそこにいるなの…」
【匂いでテントの中の誰かに気づく】
「・・・・・いまいってもいいのかなの」
【少し不安そうになりながらもテントの方に歩いて行ってみる】
- 877 :衣宮凜 ◆X7kkkkkkkk:2010/05/31(月) 23:19:00 ID:PMt0ERXQ0
- >>675
「すいません、私大盛りで。寧ろ特盛りで。
どうせ私の他には後、五、六人しかいないんだし残りもん全部くれよお姉さん!!
腹いっぱいでいい夢見たいのよー!!」
けらけらと笑いながらいう辺り、切実さが足りなかった。
「まあいいや。もらえるだけでも御の字さね。
ありがとうよーおばちゃん!」
器用に、片手で両方とも持ちながら手を振る。
>>876
「おう。ペアルックてのはお揃いって意味よ。
最高にナウでヤングで熱いガチなもんだからしっかり覚えときたまへ。
テストでるかんね。舐めたらいかんぜおー!!」
ずずず、とトン汁を啜りながら彼女は歩く。
「んお、そっちの方に知り合いいるの?
邪魔すんのもなんだし、散歩がてらふらふらしてくるわ」
さて、と。
静かに食べられる場所がないかなー、と彼女は公園の外に向かい、歩き出した。
中:ねもいです…………
落ちますね。おやすみなさい
ノシ
- 878 :黒沢小百合:2010/05/31(月) 23:23:39 ID:rSRBD9/U0
- >>876
「もうすぐトラックが到着しますから
それまでに東と北1、北2のテントの撤収を。
南2−4は公園管理局貸し出しのものですから丁寧に。」
ディスが近寄ったテントのほうには、
忙しそうに指示を出す小百合の姿があった。
小百合はまだディスには気づいていないようだが……。
>>877
// おつですおー
- 879 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/31(月) 23:26:26 ID:WVrfsEdY0
- >>877
「あうあう〜…なるほどなの…
あう!てすとにでるなの!?
う〜…おぼえないとなの」
【真顔で信じている】
「あうあう、そう…だとおもうの…
またねなの〜」
【大きく手を振って見送った】
//おやすみ〜
>>878
「あう〜。」
【ディスはゆっくりとテントを開けて顔を覗かせた】
「いそがしいかなの?」
【小百合の後ろからディスの声が聞こえたはずである】
- 880 :黒沢小百合:2010/05/31(月) 23:33:45 ID:rSRBD9/U0
- >>879
「…………!」
一瞬、小百合の動きが止まったかのようにみえたが……
「トラックが来ました、皆さん積載作業を開始してください。
東のテント群は次のトラックで運びます。」
ディスの声を無視するかのように作業を続ける小百合。
その顔はどこか、辛そうであった。
- 881 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/31(月) 23:40:28 ID:WVrfsEdY0
- >>880
「あうあう…その…
やっぱりいたらだめかなの?」
【少し心配そうに後ろから声をかける】
「しんぱいで…むりしてないかってなの…
でも…だいじょぶ…だよねなの?」
- 882 :黒沢小百合:2010/05/31(月) 23:48:50 ID:rSRBD9/U0
- >>881
「…………。」
小百合は黙して答えない。
それどころか、そちらへ決して顔を向けないのだ。
よく見ると小刻みに震えているようにも見えるが、
ディスのいる場所からはその表情をうかがい知る事はできない……。
「ディス、私は……いいましたよね。
少しの間私に近づかないで、と。時間をください、と。」
それが小百合からディスに向けられたたった一つの言葉だった。
- 883 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/05/31(月) 23:52:11 ID:WVrfsEdY0
- >>882
「あうあう…その…
またいっしょにいてくれるなの?
その…すこしのあいだ…おわったらなの」
【少し不安そうな顔で言っている】
「…『でぃす』は『さゆり』のこと…
ぜんぜんおこってないからなの…」
【どうも不安らしく、言葉が尽きない】
- 884 :黒沢小百合:2010/06/01(火) 00:04:00 ID:rSRBD9/U0
- >>883
「……わかりません、私の答えはまだ出ていません。」
きっぱりとディスを突き放すように。
「さあ、ディスお喋りの時間は終わりです。私はまだ残務処理が残っているのです。
いつまでもそこにいられると仕事ができません。」
逃げるように奥へと歩を進めていく小百合。
「……早くあの吸血鬼のところへ戻る事です。
慰めてもらえば少しは貴方の心も晴れるでしょう……。」
- 885 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/01(火) 00:06:14 ID:WVrfsEdY0
- >>884
「…そっかなの…ごめんねなの…
でも…まってるからねなの」
【どこかやさしげな声で言った】
「…わかったなの・・
もう…かえるねなの」
【そう言ってディスはテントから顔をひっこめる】
「おしごと…がんばってなの」
【去り際にテントの外からこんな声が聞こえた気がした】
//おつ〜
- 886 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/02(水) 20:47:14 ID:.6prKP66O
- 「どうも、上弦です!」
【夜の街に浮かぶ白い影】
「今日、子供達にどう思われているか気になり家を抜け出しました……
でもこんな時間に子供なんていないと言う事を忘れていました!」
- 887 :名も無き異能都市住民:2010/06/03(木) 21:43:13 ID:fqURxG6Q0
- この日、ある人間が牢獄を抜け出した。
悪党を倒せば街が平和になるはずだった。
いや、実際にはそうなって街は以前の……いや、以前以上に賑わっていった。
大勢の悪党を相手にした戦い。なんでも許される自由なファイト。
気付けば、そこに取り残されてしまっていたのかもしれない。いや、取り残されていた。
面倒事の起こらない、誰も争う事のない街。
争いのない平和な街に馴染めなかった。なんて馬鹿な話。
平和の為に戦ってきたのに、今はそれに満足できなくなってしまっていた。
本当、自分に呆れて仕方が無い。
頭上に傘を広げ、街を歩く。
傘は雨を受け、笑うかのようにくるくると回る。
- 888 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/03(木) 21:49:09 ID:WVrfsEdY0
- 【お店の軒先に少女が顔を出した】
「あう〜?あめふってるなの」
【困った顔で空を見ている】
- 889 :イエロークリス”16”:2010/06/03(木) 21:51:27 ID:ZOM.z7ps0
- 赤いマントが濁った夜空に浮かんでいる。
ヒーローを名乗る少女は、生温い空気を掻き分けて泳ぐように飛行する。
「…………」
先日会った赤いコートの男が言った。
「自分すら救えない奴がヒーローになれると思ったら、大間違いだ」と。
「……じゃあ、どうしろってのさ」
吐き捨てるように呟いた。
- 890 :名も無き異能都市住民:2010/06/03(木) 21:53:39 ID:fqURxG6Q0
- >>888
傘を差した人間がディスの前を横切る様なルートで歩いている。
ふと視線を上げ、ディスを見た人間は、ルートを大きく逸らし、ディスの前へ。
「どうしたん?」
>>889
「やっぱり、この街は珍しい物ばっかやね〜」
ふと、空を飛ぶ姿を見て。
- 891 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/03(木) 21:55:40 ID:WVrfsEdY0
- >>889
「あう〜?だれかとんでるなの」
【空を見上げて言う】
「だれなのかなの〜?」
【声をかけてみた】
>>890
「あうあう〜。こーえんいこうとおもってたんだけど…
あめふってるからいけないなの」
【ため息をついて言う】
「でもあめきらいじゃないけどなの〜」
- 892 :イエロークリス”16”:2010/06/03(木) 21:57:29 ID:ZOM.z7ps0
- >>890>>891
空をたゆたう赤い布が、ぴたりと動きを止める。
そしてそのまま、
「――――――――――……ぁー」
ゆっくりゆっくり、降下を始めた。
まるで力が尽きてぐったりと力を失った金魚が、水槽の底に沈むように。
- 893 :名も無き異能都市住民:2010/06/03(木) 22:02:25 ID:fqURxG6Q0
- >>891
声をかけたのは着物姿の女。
肩にかかるかそうでないか位の黒髪。
「公園に? なんでぇ?
今、雨ふっとぉよ?」
悠長な訛りから、独特な言葉遣いが。
>>892
「あれ、危ないんじゃ……」
傘を上げ、落ちた先を見ると落下地点へ動く。
- 894 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/03(木) 22:05:22 ID:WVrfsEdY0
- >>892
「あうあう〜?なんだかあぶないかもしれないの〜」
【ディスは慌てて落下しそうな所へ歩いていく】
しゅるしゅるしゅる
【降りそうな所に包帯でクッションを作っている】
>>893
「あうあう〜。その…いいかぜがふくところだからなの」
【そう言ってほほ笑む】
「でもあめふってるからいけないかなの〜…」
- 895 :イエロークリス"16":2010/06/03(木) 22:09:49 ID:ZOM.z7ps0
- >>893>>894
ぽすん。
落下速度はゆっくりだったし、ディスが作ってくれた包帯のクッションで緩和されたため少女は無傷だった。
「……あれ、考え事してたら落ちちゃった」
無意識だったらしい。
- 896 :名も無き異能都市住民:2010/06/03(木) 22:12:13 ID:fqURxG6Q0
- >>894
「あ、悪い事は無いんよ?」
女は柔和な笑みを浮かべ。
「ただ、私が気になっただけやーけんね」
と、言う。
>>895
「あぶなっ」
呟きを聞いて思わずもれる言葉。
「まぁ、でも、大丈夫そうで良かったねぇ?」
傘をクルクルと回しながら近づく少女。
- 897 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/03(木) 22:15:59 ID:WVrfsEdY0
- >>895
「あうあう〜?だいじょぶ…かなの」
【少しクリスの顔を覗き込んで言う】
「あう〜。またあったなの〜」
【軽く手を振った】
>>896
「あう〜。そっかなの〜。
きになったの」
【ちょっと嬉しそうだ】
「このまちってみちがかわったりするから
あるくのたのしいなの〜」
- 898 :イエロークリス"16":2010/06/03(木) 22:20:48 ID:ZOM.z7ps0
- >>896
「……、……うん」
まだぼんやりと考え事をしているらしい。
ふらりと立ち上がって、ふらりと浮いた。
>>897
「やあ、また会ったね少女A。
目ざまし時計は買えたかい?」
- 899 :名も無き異能都市住民:2010/06/03(木) 22:23:02 ID:fqURxG6Q0
- >>897
「雨の日にそとで遊ぶ子って少ないやろ?」
※訛り多めです。ご注意を。
「やーからちょっ…と気になったんよ」
続いて出たディスの言葉に驚きの表情を見せて。
「ここってそんな場所なん? 帰れんくなったらどーしよ……」
>>898
「まだ考えとんのね?」
ふふ。とわらって。
「考えるのはいい事やけど、怪我するのは良くないよ?」
- 900 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/03(木) 22:27:57 ID:WVrfsEdY0
- >>898
「あうあう〜。こんばんわなの〜」
【頭を下げる】
「えっと、かえたけど…
つかいかたわかんないなの〜」
【頭をぽりぽり掻いている】
>>899
「あう〜。すくないかなの〜。
うん、そうかもしれないなの」
【学校の風景を考えながら言った】
「あう〜、ぜんぶはしらないけどなの…
なんだかいろんなところがかわるなの〜」
【首をかしげながら言う】
- 901 :イエロークリス"16":2010/06/03(木) 22:32:02 ID:ZOM.z7ps0
- >>899
「……、……うん」
こくりと頷いて、その場をふわふわ。
「……お姉さんはさ、どんな人がヒーローにふさわしいと思う?」
>>900
「あー、使い方が解んなかったか……
おとーさんとかおかーさんに訊いてみな?」
- 902 :名も無き異能都市住民:2010/06/03(木) 22:40:31 ID:fqURxG6Q0
- >>900
「でも、私も雨は好きよ?」
傘から掌を上に向けて出して、雨に濡らす。
「戻れなくなったらどうしようかなぁ……」
この少女が都市に来たのはつい最近の事である。
>>901
「ヒーロー、かぁ……」
苦い顔の様な、驚いた顔のような、それでも、何処か楽しそうで不思議な表情。
「少なくとも、私みたいな人じゃないけんね?」
フッフ。と笑って返す。
- 903 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/03(木) 22:44:44 ID:WVrfsEdY0
- >>901
「あう〜。おとーさんもおかーさんもいないからなの…
『ろざりあ』にきいてみるなの〜」
【さらっと重そうなことを言っている】
>>902
「うん、『でぃす』もあめだいすきなの〜!」
【軽く微笑んでいる】
「あう〜…わからないけど…
なんとかなるかなの?」
【困った顔をしている】
- 904 :イエロークリス"16":2010/06/03(木) 22:48:01 ID:ZOM.z7ps0
- >>902
「……? お姉さんとは会ったばかりだからわかんないよ」
頬を膨らませる。
「自分を救えない人は、他人も救えないって。
どうやっても自分が救えないなら、どうすればいいんだろ」
>>903
「……孤児」
こんな都市だ、両親が死んだりすることもあるのだろう。
そう考えると情けなくなってきた。自分は、こういう少女を守るヒーローなのに。
「……ごめんね」
- 905 :名も無き異能都市住民:2010/06/03(木) 22:54:32 ID:fqURxG6Q0
- >>903
「そう? 何か、何処か嬉しいわぁ」
雨で濡れた手を下げ、そのまま口元に充てて笑う。
「何とかならない事な無いんやけど……ねぇ」
都市を歩く通行人を見ながらそんな事を言う。
>>904
「そうね……、我慢ができることじゃないん?」
「私は出来んかったけんね、ヒーローにはなれんかったんよ?」
あはは。と苛むように笑う。
「そんな事は無いと思うんよ。
たとえば……数学とか。一つの答えを出すにしても、色んな方法があるでしょ?」
「自分を救わずとも、ヒーローになる方法。あるんじゃないかなぁ?」
それは、半ば自分に言い聞かせるようでもあった。
- 906 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/03(木) 22:59:25 ID:WVrfsEdY0
- >>904
「あう〜?あやまらなくてもだいじょぶなの〜」
【手を振って言う】
「『でぃす』にはともだちいっぱいだからなの〜!」
【大きく手を振って言う】
>>905
「うん、なんかいつもとにおいがちがうかんじだからなの〜」
【ディスも雨を片手で受ける】
「『でぃす』もにおいでみちとかおぼえてるけど…
よくみちにまようなの〜」
- 907 :イエロークリス"16":2010/06/03(木) 23:03:09 ID:ZOM.z7ps0
- >>905
「我慢なら、得意」
度重なる改造手術にも、異様な量の投薬にも、何度も死に掛けた実戦テストにも。
少女はすべて耐えてきた。
「……あるかな。あるよね、うん」
>>906
「ボク、ヒーローとしてまだまだだよ……」
がっくり。
ディスの言葉を聞いていないのか、肩を落とした。
「……くよくよしてても仕方ないや。パトロールしよう。
それじゃあ、またね」
赤いマントを翻して、少女は空に呑み込まれるようにして消えていった。
- 908 :名も無き異能都市住民:2010/06/03(木) 23:07:43 ID:fqURxG6Q0
- >>906
「梅雨の時期は多いけど、そうじゃない時はあんまり雨、降らんけんね……」
本当に好きらしく、声のトーンを下げる。
「匂いで道を? 見たところ、犬じゃないように見えるけど……」
じぃっと顔を近づけて覗きこむ女。
>>907
「なら、慣れるよ。私とは違うから」
雨に濡れた親指を上に立て、その手を向ける。
「あるんよ。
幾らでも。実は気づいてないだけとか良くあるよ」
親指を立てた手を広げ、そのまま左右に振って見送る。
指先から飛んだ飛沫が顔にかかった。
- 909 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/03(木) 23:13:49 ID:WVrfsEdY0
- >>907
「あう〜。だいじょぶなの〜!
いいひとになれるなの!」
【励ましているようだ】
「うん。がんばなの〜!」
【空に向かって手を振り見送った】
>>908
「うん、いつもはふらないなの〜…
あ、ゆきもだいすきなの〜!」
【空を見上げて微笑んだ】
「あう〜。おはながいいってよくいわれるなの〜。」
【自分の鼻をを指差して言う】
「おみみもいいっていわれるけどなの〜」
- 910 :名も無き異能都市住民:2010/06/03(木) 23:19:16 ID:fqURxG6Q0
- >>909
「雪は……見たことないんよ」
小さく笑う。
「へぇ? すると、あなたは特別な子なん?
まぁ、包帯とかしてるから、そうなんやろうけど」
顔を離し、今度は全身を見る。
- 911 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/03(木) 23:23:51 ID:WVrfsEdY0
- >>910
「あう〜?そうなの?
ゆきってとってもきれいなの〜」
【不思議そうな顔で言う】
「あう〜、よくわからないなの…とくべつかなの?
…あう?ほーたいなの?」
【腕に巻かれた包帯を見せながら言う】
- 912 :名も無き異能都市住民:2010/06/03(木) 23:28:49 ID:fqURxG6Q0
- >>911
「そうらしいんやーけど……。一回、見てみたいね」
希望に満ちた目をして。
「少なくとも、私は匂いで道はわからないよ?
……そうそう、さっきも動かしてたっぽいし」
「……異能者?」
- 913 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/03(木) 23:32:03 ID:WVrfsEdY0
- >>912
「うん、あつくなくなったらみることできるなの〜」
【にっこりしながら言う】
「あう〜。やっぱりみんなとちがうかなの〜」
【頭をぽりぽり掻く】
「あう、そうかもしれないなの〜。
『でぃす』のともだちにもふしぎなことできるひといるなの〜」
【そう言って腕の包帯を軽く蛇のように動かす】
- 914 :名も無き異能都市住民:2010/06/03(木) 23:37:33 ID:fqURxG6Q0
- >>913
「冬が楽しみね」
期待の笑顔を見せる。
「凄いわー。今まで見た事の無い種類の能力。
流石異能都市、こんな人で溢れ返っているのね」
同じく期待の目を周囲に向けていた。
- 915 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/03(木) 23:44:59 ID:WVrfsEdY0
- >>914
「うん、ふゆもまちがあかるくなってきれーになるなの〜!」
【両手を大きく広げて言った】
「あうあう〜。そうなの〜!
いっぱいいるとおもうなの!」
【あたりを見回して言う】
- 916 :名も無き異能都市住民:2010/06/03(木) 23:46:37 ID:fqURxG6Q0
- >>915
「ホワイトクリスマスって奴ね……」
何か違う。
「やる気が出てきたわ、俄然、やる気」
- 917 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/03(木) 23:49:36 ID:WVrfsEdY0
- >>916
「ほわいと…あう〜。そうなのかなの〜!
くりすますになるとまちがあかるくなるなの〜!」
【微笑みながら言う】
「そうなの、よかったなの〜!
がんばってまちをあるいてみるなの?」
- 918 :名も無き異能都市住民:2010/06/03(木) 23:53:53 ID:fqURxG6Q0
- >>917
「こういう人が多い処は久し振りやけんちょーーっとわくわく」
明らかにちょーーっとでは済まされない程の張り切り様である。
「そうしよっかなー。他にやる事もないしね」
- 919 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/03(木) 23:56:01 ID:WVrfsEdY0
- >>918
「うん、たのしいよねなの〜!ひとがおおいところなの!」
【嬉しそうにはしゃいでいる】
「あうあう〜。それがいいなの!
いろんなところいったらいろんなことわかるかもしれないなの〜!」
【ガッツポーズ】
- 920 :名も無き異能都市住民:2010/06/04(金) 00:00:06 ID:fqURxG6Q0
- >>919
「じゃーちょっと頑張ってくるけん、今日はばいばい」
手を振り、ディスの元を離れていく。
少女の姿が見えなくなると、雨は止んでいく。
- 921 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/04(金) 00:03:04 ID:WVrfsEdY0
- >>920
「あう〜。がんばなの〜。
さよならなの〜!」
【手を振って見送った】
「…あう〜?あめやんだなの〜」
【しばらくして空を見上げて言った】
- 922 :ロザリア・トートシルト:2010/06/04(金) 21:28:34 ID:rSRBD9/U0
- 【異能都市・中心部】
「…………。」
今日はバイトがお休み。
暇をもてあましたロザリアは
ウィンドウショッピングを楽しみながら中心部を探索していた。
- 923 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/04(金) 21:42:57 ID:WVrfsEdY0
- >>922
「あう〜…またしらないところなの」
【包帯を巻いた少女が周辺の店を見回しながら言う】
「……あう〜…だいじょぶかなの〜」
【また不安そうな顔をしている】
- 924 :ロザリア・トートシルト:2010/06/04(金) 21:56:09 ID:rSRBD9/U0
- >>923
「うふふ、まだこちらには気づいていないようねぇ。」
行きかう歩行者の群れに隠れながら
こっそりとディスの後ろに回りこんで。
「だーれだー。」
ディスを後ろから目隠し!
- 925 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/04(金) 22:00:20 ID:WVrfsEdY0
- >>924
「はぁぁう!?」
【急に視界が無くなってディスはものすごい声を上げる】
「あうあうあうあう!なにがおこったなの〜!!」
【ものすごく慌ててジタバタしている】
- 926 :ロザリア・トートシルト:2010/06/04(金) 22:11:36 ID:rSRBD9/U0
- >>925
「うふふ、やっぱり貴方は可愛いわ。
ディス、私よ。この声を聞き忘れたの?」
目隠ししたまま、耳元でささやいて。
- 927 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/04(金) 22:20:46 ID:WVrfsEdY0
- >>926
「ふぁ、…あう?」
【ジタバタを止めて首をかしげる】
「あう〜『ろざりあ』なの〜…
びっくりしたの、みえなくなってなの」
【安どするように言った】
- 928 :ロザリア・トートシルト:2010/06/04(金) 22:30:00 ID:rSRBD9/U0
- >>927
ディスが気づいたので
目を隠していた手をどけて。
「まったく、小動物みたいに可愛いんだから。
改めてこんばんは。」
(・∀・)ニヨニヨ
- 929 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/04(金) 22:33:42 ID:WVrfsEdY0
- >>928
「あう〜。だってちょっとびっくりしたなの…」
【少し恥ずかしそうに顔をうつむかせる】
「う〜…ちょっとさみしかったなの」
【ちょっとナイーブになってるみたいだ】
- 930 :ロザリア・トートシルト:2010/06/04(金) 22:37:45 ID:rSRBD9/U0
- >>929
「寂しかった、ってどうしたの?
そんなに私に会いたかったのかしら。」
ロザリアはディスと小百合の一件を知らない。
そのため、にこにことディスに笑いかけている。
「せっかく外で会ったのだし、立ち話も難ねぇ。
適当な店に入りましょうか?」
- 931 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/04(金) 22:42:18 ID:WVrfsEdY0
- >>930
「あう〜…その…それはなの」
【少し困った顔である】
「あう、わかったの〜・・・
どこにいこうなの?」
【顔をあげてロザリアの横に立つ】
- 932 :ロザリア・トートシルト:2010/06/04(金) 22:46:39 ID:rSRBD9/U0
- >>931
「そうねぇ、ここなんてよさそうじゃない?
ここにしましょう、いいわね。ディス。」
ロザリアが選んだのはこじんまりとした個人経営の店だ。
僅かに開いた窓からは楽しげな笑い声とジャズの音色が漏れ出している……。
店先にちょこんと置かれたメニューの書かれたボードを見るにお財布にも優しい。
- 933 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/04(金) 22:50:09 ID:WVrfsEdY0
- >>932
「あう〜。そうするなの〜。」
【少し嬉しそうに言う】
「ここがあいてるのかなの〜…」
【とりあえずディスは店の中に入ることを試みている】
- 934 :ロザリア・トートシルト:2010/06/04(金) 23:03:56 ID:rSRBD9/U0
- >>933
店内はそれほど広くないものの、
カウンター席以外にも窓際にいくつか席がある。
「ここがいいかしら。」
ロザリアは、窓際のちょこんと席に座り、
テーブル備え付けのメニューを広げて品定めを始めた。
- 935 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/04(金) 23:06:47 ID:WVrfsEdY0
- >>934
「あうあう〜。おじゃましますなの〜」
【少し礼儀正しく席に座る。ロザリアのお隣だ】
「あう〜…どれがいいかなの〜…
これかなの?」
【親子丼と書いてあるところを指差した】
【何だか元気そうだが…】
- 936 :ロザリア・ロートシルト:2010/06/04(金) 23:16:52 ID:rSRBD9/U0
- >>935
「親子丼……店の見た目からじゃメニューは分からないものねぇ。
私は……このメキシカンライスとオニオンリング、それにチョリソーを頼もうかしら。」
ディスは恐らく親子丼だけでは足りないだろう、と踏んで
多めに注文しておくロザリア。
店員を呼び注文を伝えると、店内に流れる有線ラジオに耳を傾けくつろぎ始めた。
- 937 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/04(金) 23:19:55 ID:WVrfsEdY0
- >>936
「あう〜。いっぱいなの〜」
【少し嬉しそうにしている】
「ごはんいつくるのかなの〜」
【先ほどとは違って楽しそうである】
- 938 :ロザリア・ロートシルト:2010/06/04(金) 23:28:05 ID:rSRBD9/U0
- >>937
「すぐにくるから、行儀よくしましょうね。」
(ふふ、やっぱりこの子は笑顔が一番似合うわね。)
楽しそうなディスの顔を見るのが、今のロザリアにとって最大の幸せであった。
彼女の顔も、ディスと同様に楽しげだ。
- 939 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/04(金) 23:31:30 ID:WVrfsEdY0
- >>938
「あうあう〜。そうするなの〜。」
【そう言ってディスは膝に両手を載せて行儀よく?座る】
「おなかすいたなの〜」
【ため息を軽くついて言う】
【少しだけ心配そうな顔になった】
- 940 :ロザリア・ロートシルト:2010/06/04(金) 23:38:54 ID:rSRBD9/U0
- >>939
『おまたせしましたー。』
愛想のよさそうな主人がディスたちの
頼んだメニューを運んできた。
「あらあら、これはおいしそうねえ……。
ディス、ちゃんといただきますを言うのよぉ。」
ロザリアはちゃんといただきますをしてから食べ始めました。
なんでも、『保護者の義務』だそうです。
- 941 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/04(金) 23:42:34 ID:WVrfsEdY0
- >>940
「あう〜!きたの!
えっと」
【ディスはロザリアを真似て】
「いただきますなの〜!」
【両手を合わせて言って。ディスも親子丼に口をつけ始める】
「あう〜!おいしいの〜!もぐもぐもぐ」
【気に行ってるようだ】
- 942 :ロザリア・ロートシルト:2010/06/04(金) 23:53:29 ID:rSRBD9/U0
- >>941
「よくかんで食べるのよ。
うふふ、本当にディスは食べるのがすきねぇ。」
自分も一緒に運ばれてきたメキシカンライスをもぐもぐ。
「む、雨が降ってきそうね……。」
小さな窓から見える月が、雲に隠れはじめた。
心なしか周囲の気圧も落ちているのを感じる……。
- 943 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/05(土) 00:00:37 ID:WVrfsEdY0
- >>942
「あう〜!おいしいのたべるとしあわせになれるなの〜!」
【ニコニコしながら親子丼をどんどん食べていく】
「あう、ごちそさまなの」
【あっという間に親子丼を完食した】
「…あう、もうすぐあめがふるかなの…」
【窓を見上げて心配そうに呟く】
- 944 :ロザリア・ロートシルト:2010/06/05(土) 00:07:56 ID:rSRBD9/U0
- >>943
「雨が降り出す前に、早くごはんを食べて家に帰ってしまいましょうか。」
吸血鬼は流水を恐れる。
ロザリアは流水を克服しているが、
あまり気分がいいものではないらしい。
よって、雨もそれほど好きではないのだ。
「もぐもぐ……。」
ロザリアの食べるスピードが若干早くなった気がする……
- 945 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/05(土) 00:12:07 ID:WVrfsEdY0
- >>944
「あうあう、そうしよなの〜」
【ディスも少し慌てて、他のご飯も少し食べた】
「あう〜、あめふったら…かさつくるなの〜」
【少し空を見上げながら言う】
- 946 :ロザリア・ロートシルト:2010/06/05(土) 00:18:53 ID:rSRBD9/U0
- >>945
「……ふぅ。」
ロザリアもディスに遅れて完食。
そして手早くお会計を済ませる。
「さぁて、部屋に戻ってお風呂に入るとしましょう。」
ロザリアは『鍵』を使いドアの出口を自宅の部屋へと繋げた。
- 947 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/05(土) 00:21:21 ID:WVrfsEdY0
- >>946
「あう〜!とってもおいしかったの〜」
【ニコニコしたまま一緒に歩く】
「おふろなの〜?あう〜。たのしみなの!」
【そのままディスは自宅へと歩いていく】
- 948 :ロザリア・ロートシルト:2010/06/05(土) 00:22:55 ID:rSRBD9/U0
- >>947
『扉』にディスが入っていったのを見て、
ロザリアもその後をゆっくりと追った。
きっとこれからもロザリアはディスを愛し続けるのだろう。
// そろそろおちるおー
- 949 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/06/05(土) 00:23:55 ID:WVrfsEdY0
- >>948
//おつお〜
- 950 :名も無き異能都市住民:2010/06/06(日) 01:54:47 ID:asd52hr.0
- 【ニュースが流れた】
『緊急速報です。本日午前11時ごろ、千夜グループアビオニクス開発ラボにおいて、
同施設責任者 兼 開発部門主任 アドルフ・カウフマン氏が殺害されました。
殺害の状況から見て、同氏は射殺されたものと――』
映像には絶命した初老の男の姿。
『本日、正午には新型アビオニクスの発表が予定されておりました。この件が入り次第、続報をお伝えします』
//別に無視してもOK
- 951 :銀髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/06/06(日) 22:31:52 ID:PMt0ERXQ0
- 【ビル】
「…………なんか間違ってる気がすんな…………」
屋上、
乳白色の薄手の浴衣に、若草色のストールを羽織ってビニル袋を片手に持っていた。
「……………………ちゃんと聞きゃあよかったかな…………」
街頭で配ってるような団扇で扇ぎなが、溜め息と共に零す。
あーあーあー…………と。ちょっと鬱。
- 952 :神羽朱華:2010/06/06(日) 22:36:20 ID:ZOM.z7ps0
- >>951
「何がよ」
ぶぃん、と独特の羽音が響く。
赤い蟲を従えた少女もまた、屋上にいた。
「何やってんの? ていうか何その袋」
- 953 :銀髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/06/06(日) 23:07:23 ID:PMt0ERXQ0
- >>952
「…………んあ?」
振り向いた彼女は、少し間抜けな顔をしてた。
「涼んでんだよ。
最近暑いし、ここの屋上って結構たけえんだ」
銀髪を一つに纏めた、普段と少し違う趣の恰好。
桟から降りて下駄をかこかこ鳴らし、彼女は朱華さんに近づいていく。
「これか?」
近い、と彼女が思う距離で止まり、ビニル袋を揺らした。
「なんだと思う?」
中:ごめんなしあ…………親とちょっと喧嘩してきて遅くなりました。
- 954 :神羽朱華:2010/06/06(日) 23:12:02 ID:ZOM.z7ps0
- >>953
「……確かに」
無意識によく昇るこの屋上、ひんやりとした空気が心地いいのも立ち寄る原因かもしれない。
そう思いながら髪を耳に掛ける、すぐに風に払われて元に戻った。
「知らないわよ。何?」
眉を寄せて、袋をじーっと見つめた。
// りある だいじに
- 955 :銀髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/06/06(日) 23:22:20 ID:PMt0ERXQ0
- >>954
ふ、と。頭に過るバカと煙の理論。
関係ねーかと小声で切り、言葉を放った。
「見下ろされたくねーって理由で高くしたからこれ計算にいれてねーんだよ。すげーだろ?」
軽く腕を胸の前で組みながら、無闇矢鱈に自信満々な顔で彼女は言う。
「…………お前、闘祭でどこまで進んだっけ?」
組んだ拍子にひょい、と袋が持ち上がる。
- 956 :神羽朱華:2010/06/06(日) 23:27:49 ID:ZOM.z7ps0
- >>955
「あーはいはいすごいすごーい」
仏頂面で拍手を送った。
「一回戦勝って……あと二戦は負けた。
負けたけど、何でだろ、あんまり口惜しくないの」
最後に見た、摩天楼に浮かぶ白翼のヒーローと炎の加護を受けた白い少女。
あの人たちと戦えてよかった、と思えた。
- 957 :銀髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/06/06(日) 23:33:02 ID:PMt0ERXQ0
- >>956
「…………てめえ、下から見上げるとこのビル本当に結構凄いんだぞ。マジで」
機嫌を損ねたのか、仏頂面を返す。
裾を、旅館にいる仲居さんみたいに折ってしゃがんだ。
「ん、そか。後に悔い残してねーならよかった」
目線の高さを合わせて軽く微笑みながら腕を解き、
彼女の好きな真正面から、朱華さんの顔に向かい真っ直ぐに手を突き出した。
「餞別だ。これやるよ」
- 958 :神羽朱華:2010/06/06(日) 23:38:04 ID:QYyPcDfoO
- >>957
「……………………え?」
首を右に傾けて、
「……………………ん?」
一拍置いて左に傾けた。
僕たる蟲、藜が主の頭を軽くこづく。
「せんべ、つ?」
もう一度右に傾く。
- 959 :銀髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/06/06(日) 23:43:58 ID:PMt0ERXQ0
- >>958
「知らねーか?」
餞別って。
「今から試合する奴にあげるもんだとか、徴兵された旦那に奥さんがやるもんで、」
ほれ、早く受け取れって。
そう言うようにもう一度、彼女は朱華さんに向かってビニル袋を差し出した。
「後、頑張った奴にあげるもんだな。一回戦突破お祝いだよ。
良かったじゃねーか、一回でも勝てて」
- 960 :神羽朱華:2010/06/06(日) 23:47:06 ID:QYyPcDfoO
- >>959
「し、知ってるわよ!」
知っている。
知っているけど、これを、
「…………あたしに?」
脳がくるくる回る。
思考速度が昔のMac並に遅くなる。
ぎこちない動きで手を伸ばして受け取り、中身を覗いた。
- 961 :銀髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/06/06(日) 23:55:08 ID:PMt0ERXQ0
- >>960
「うん、お前に」
微笑みを浮かべて頷きながら彼女は言う。
ビニル袋の中には、
「ってか藜にだな。昆虫ゼリーとかどう?食えるか?」
- 962 :神羽朱華:2010/06/06(日) 23:58:28 ID:QYyPcDfoO
- >>961
「…………………………」
「…………あたしのときめきを返せよ!!!」
ビニール袋をどばーんと藜に投げつける。
哀れ、藜は袋ごと吹っ飛んだ。
「確かに! 戦ってるのは実質藜だけども!!
あたしを労いなさいよ!!!」
顔真っ赤・涙目。
- 963 :銀髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/06/07(月) 00:04:59 ID:PMt0ERXQ0
- >>962
「わりいわりい」
一音ごとに多量の草を生やしながら、片手を顔の前に立ててすまんのポーズ。
彼女は、げらげらと笑ってた。
「冗談だよ。半分だけだけど。
今のは本当に藜の分。頑張ってたろ?」
立てていた腕をそのまま浴衣の中に突っ込んで、
残った片手は朱華さんに向かって伸ばされた。
- 964 :神羽朱華:2010/06/07(月) 00:09:59 ID:QYyPcDfoO
- >>963
「確かに頑張ったわよどーせあたしは藜がいないと何もできないわよ!!」
ぷんすかぷん。
藜は早速ゼリーの封を開けてじるじる吸っていた。嬉しそう。
「…………今度は何よっ」
伸びてくる手に、すこしだけ警戒してびくりと肩を跳ねさせた。
- 965 :銀髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/06/07(月) 00:15:56 ID:PMt0ERXQ0
- >>964
「ん?」
朱華さんの頭に触れて、軽く撫ぜる。
慣れた手つき。
少し乱暴だけれど、彼女は慣れていた。
「悪かったな。前、嫌なもん見せちまって。
んで、お疲れ様。朱華にはこれやるよ」
浴衣から抜いて朱華さんに差し出された手が握るのは、一本の刀。
脇差か、或いは朱華さんに合わせたサイズか。
兎も角、今彼女が握る分には短く見える、少し古びた朱色の日本刀。
鍔の代わりにふさふさと、柄と刄の境界線には金毛が揺れていた。
- 966 :神羽朱華:2010/06/07(月) 00:20:12 ID:QYyPcDfoO
- >>965
「ちょ……やめなさいよ子供あつかいすんなっ」
嫌がる素振り。
けれど内心では喜んでいるのが見え見えである。
「……刀?」
もう一度首を傾げる。
- 967 :銀髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/06/07(月) 00:28:59 ID:PMt0ERXQ0
- >>966
「まだガキだろーが。私と同じ身長になってから子供扱いすんなって言え」
微笑みながらくしゃくしゃと、朱華さんの言葉を無視して撫で続けた。
……あー、なんだろな。
撫でてると落ち着くわ。
勝手に言う彼女は和んでいた。
「刀」
うん、と頷く。
「ものは火属性だ。どっちかっつーと鬼火だけどな」
んなことより、
彼女は言葉を次ぐ。
「刀の振り方、お前にやる気があんなら教えてやるよ。
休みの日とか夜じゃないと無理だけど…………な?」
- 968 :神羽朱華:2010/06/07(月) 00:31:34 ID:QYyPcDfoO
- >>967
「ふ、ふぐぬううぅ……」
俯いたまま上目遣いで睨み付ける。
それでもまんざらではないのだが。
「……刀」
これがあれば、藜の負担を少なくできる――?
そう考えた彼女は、
「……ん。教えて」
こっくり。頷いた。
- 969 :銀髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/06/07(月) 00:41:52 ID:PMt0ERXQ0
- >>968
「どーせ歳とったらして欲しくてもしてもらえねーんだ。今の内にされとけよ」
くしゃくしゃ、
挙句、頬ずりを始める始末。
にこにこ笑う彼女は、非常に楽しそうだった。
「わかった」
頷きを返し、何を思ったかたくつくつと声を洩らす
- 970 :神羽朱華:2010/06/07(月) 00:45:31 ID:QYyPcDfoO
- >>969
「ふぎいっやめれ!」
ぐいぐい
「近いうちにお願いするわ……って何笑ってんのよ」
訝しげな顔。
じるじると藜がゼリーをすする音の中に聞こえた笑い声に、またまた首を傾げた。
- 971 :銀髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/06/07(月) 00:56:51 ID:PMt0ERXQ0
- >>970
「やめねー!!ぜってーやめねーかんな!!」
「…………ん?」
二秒で前言を踏み潰し、立ち上がった。
首の骨をこき、と鳴らす。
帯に挟んだ天麩羅に左手を、右手は団扇を掴み扇ぎだした。
「いや、……私も変わったな、って。
教えられることはあっても教えることなんてなかったし」
彼女は、屋上の出入り口へ向かって歩き始める。
- 972 :神羽朱華:2010/06/07(月) 01:01:44 ID:QYyPcDfoO
- >>971
「……ふーん……
まあ教え方が悪かったならぶっ叩くからね!」
楽しそうに笑って、後に続く。
少女は自分の髪と同じ色をした刀を握って、屋上を後にした。
――……――――
ゼリーを啜っていた藜が、すこしだけ複眼に悲しみの色を混ぜたことには、
誰も気付かない。
- 973 :銀髪の ◆X7kkkkkkkk:2010/06/07(月) 01:10:19 ID:PMt0ERXQ0
- >>972
「あーはいはいわかったわかった」
てきとうに流し、ビルの中に消えていった。
当然藜さんの目には気付かず、能天気に彼女は。
どこか、満たされた心を抱えていったそうな。
中:お疲れ様でした
絡んでくれてありがとうございました
ノシ
- 974 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/07(月) 23:01:24 ID:.6prKP66O
- 【真っ暗な路地裏で物がひしゃげる音が響いていた】
「……」
【襲い来る鎧の集団を前に立ち回り、鎧を次々に破壊して行く】
- 975 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/07(月) 23:08:08 ID:wfMjZdsc0
- 【誰かが何者かに襲われる。それ自体は別に珍しいことではない】
「もぐもぐもぐ・・・」
合成ホットドック(不味い)を齧りながらブラブラしていたコーディが、妙な喧騒に遭遇したことも、
日常の延長といえば延長なのだろうか。
「なんや、エラいけったいなドンパチやなぁ」
遠目で一連の様子を見ている。さて、アクションを起こすべきか起こさぬべきか、それとも勝手に起きるのか
- 976 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/07(月) 23:12:29 ID:.6prKP66O
- >>975
「……」
【グシャリ、グチャリと鎧を潰し、砕き、切り裂き……男はそこに立つ】
【全てを素手でこなし、男は首を鳴らす】
【鎧に中身が無い事が唯一の救い……】
- 977 :おっさん:2010/06/07(月) 23:14:52 ID:PBnIervYO
- よれよれのワイシャツに緩んだネクタイ。無精髭に適当に切りそろえたのが適当に伸びた髪。
肩に白黒茶の三毛のもふもふをのせたおっさんがふらふら歩いてきた。
どうやら喧噪をききつけてやってきたらしい。
「あーらら、警察でも呼んだ方がいいのかね?」
- 978 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/07(月) 23:16:16 ID:wfMjZdsc0
- >>976
(あの兄ちゃんやりおるなぁ)
考える。腕のいい人間とはなるべく縁をもちたいものだ。
相手もなんかよくワカランが。
「おぅーい、兄ちゃん。助力はいらへんかー。
腕は良さそうやけど、パパッと済ませたいなら力貸すでー」
- 979 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/07(月) 23:18:44 ID:.6prKP66O
- >>977
「……誰だ?」
【男は眼を瞑り振り向く
現在視界は閉ざされているようだ……】
>>978
「……!」
【瞬間的にコーディの前に現われ、眼前に手を伸ばしている】
「誰だ?」
- 980 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/07(月) 23:20:30 ID:wfMjZdsc0
- >>977
「んっ、おっさんも見物か?なんや中身がない鎧とかおってケッタイなケンカみたいやで。
警察の仕事って奴になるのかもわからへん」
ん〜と考えている。
- 981 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/07(月) 23:22:09 ID:wfMjZdsc0
- >>979
「誰って、通りすがりの野次馬や。
それなりに腕に覚えがあってお節介をしたがっとるってトコか?」
正直に言う。妙なごまかしも正義感もない。
好奇心ゆえの提案であり、そこに善悪はない。
- 982 :おっさん:2010/06/07(月) 23:27:26 ID:PBnIervYO
- >>979
「んーまあ、知り合いじゃねーな」
『きゅー。キュンキュー』
「あん?上弦?」
>>980
「ま、通りすがりだ。良い物みれたぜ」
「つってももう散乱した鉄屑が散乱してる迷惑事件でしかないんだが」
『きゅー?』
ぴょんぴょんとコーディの方に10cmくらいのもふもふした毛に覆われた物体が近づいてくる。
眼にあたる二つの光点は興味津々といった様子で軽く明滅し、コーディを見上げている。
- 983 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/07(月) 23:29:48 ID:.6prKP66O
- >>981
「そうか、すまないな……今私は一時的とは言え眼が見えない……休めば見えるのだが……」
【首を鳴らしながら答え】
「君を信用する訳には行かないんだ……すまないが私の前から消えてくれるか?
私も消えるから」
>>982
「なに?……ならば何故私の名を知っている……?」
【視界が失われ、鎧の奇襲、そして知らぬ人物達の登場
警戒し、疑い深くなるのも無理はない】
- 984 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/07(月) 23:32:53 ID:wfMjZdsc0
- >>982
「をを、可愛らしい子を連れとるな」
モフモフした生物に興味深々である。
「ええなー、こういうの」
意外と可愛いものも好きらしい。
「迷惑事件には違いないけど、鉄くずは一応売れるからジャンク屋にとっちゃ利にもなるんちゃう?」
と、少し変わった視点で意見を述べてみるのだった。
>>983
「信用って問題でもないと思うんやけど・・・まあ、ええわ。
手ぇださんさかい、続けてくれや」
いらないといわれて介入するほど、お節介でもお人よしでもない。
しかし、接点にはどうにもならなそうだ。残念である。
- 985 :おっさん:2010/06/07(月) 23:39:56 ID:PBnIervYO
- >>983
「ん、ああ。もふ公から聞いた。もふもふ、分かる?」
「何の因果か知らんがあいつらと話せてな」
>>984
「おう、もふもふっつってな。新興宗教の天使様よ。気になったらもふもふ教団入れ」
ぴょいんとコーディの肩に飛び乗る三毛もふ。そのまま顔にすりすりとなすりつける。凄いもふもふする。
「あー資源か、確かに。ジャンク屋連中に伝えた方が良いか。伝はあるかい?」
- 986 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/07(月) 23:43:29 ID:wfMjZdsc0
- >>985
「教団かー。やめとくわ。神様とかと縁ないし、それに可愛いは正義やけど迎合とはちゃうねん」
しかし、素晴らしきもふもふ具合。教団は抜きにしてもこういう天使なら大歓迎とも思う。
「あー、かわええなぁ。んっ?ジャンク屋か。アイツラ、耳ざといさかい、ワイがいちいち呼ばんでも勝手に来るやろ」
そういえば、さっきから周囲の野次馬にそれらしき影が増えてきている。
- 987 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/07(月) 23:43:48 ID:.6prKP66O
- >>984
「そうか……で、お前……なんで私に話し掛けた?
何か目的があるんじゃないのか?」
【眼を閉じているが、何か不思議感覚を与える雰囲気を纏っている】
>>985
「もふもふ?あのケセランパセランの事か?」
【もふもふをやはりケセランパセランと呼び、上弦は立ち止まる】
「私を知っているケセランパセランとは……神様の知り合いか?」
- 988 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/07(月) 23:50:07 ID:wfMjZdsc0
- >>987
「ワイはフィクサー・・・まあ、荒事専門の商売の斡旋をやっておってな。
腕の良さそうなのには、なるべく縁を持っておきたいねん。他意はないで」
本当に正直に言う。ここで辺にもったいつけたり、暗を装うのは性に合わない。
信用できないといわれても、それが第一であるからには胸襟は広げなければならないというポリシーだ。
- 989 :おっさん:2010/06/07(月) 23:52:30 ID:PBnIervYO
- >>986
「そうか、そりゃ残念。野良も結構いるからみつけたら可愛がったりな」
ポンポンと手を叩くと三毛もふが名残惜しそうにきゅぅと鳴いて、おっさんの方へ戻っていく。
「言われてみれば……逞しいね。この雑草根性見習いたいわ」
>>987
「ケサランパサランかは知らんが、神様を知らないもふもふなんていねーよ。もふもふ神だぞ?あいつの名前」
「多分しろさん辺りが話したんじゃねーの?」
- 990 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/07(月) 23:58:38 ID:wfMjZdsc0
- >>989
「雑草根性も生きとる証拠や。ああいう強かさは見習いたいところやでホンマ」
下賎とそしられようが人には人の道があるのだ。
害悪になるのなら話は別だがなるべく尊重したいところだ。
「っと、そういえば、声かけたんも何かの縁。一応名刺わたしとくわ。おっちゃん」
おっさんに名刺を渡す。
“やっかいごとはオマカセ。コーディ・ウルフウッド”
「フィクサーをやっとる。色々あつこうとるから、何や情報やら仕事やら装備やら欲しいときは言ってくれや」
- 991 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/08(火) 00:00:27 ID:.6prKP66O
- >>988
「ふむ……大体わかった……
しかしだフィクサーさん……
私は病気の身でね?荒事には体が付いていけないんだ……」
【ため息と共に上弦は言葉を放つ】
「私を評価してくれたのは有り難いのだが……私じゃ力にはなれそうにないぞ?」
>>989
「……」
(あれ?本当に神様?いや、まさか〜)
【心で失礼な事を考えながら熟考】
「そうかぁ!しろさんはケセランパセランの中ではかなり大きいからなぁ!
神様と一緒にいるし、確かにな……」
【上弦の考え、しろさんは大きいからもふもふのボスっぽい存在だと】
- 992 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/08(火) 00:04:50 ID:wfMjZdsc0
- >>991
「鎧のバケモン倒しておいて病気か・・・うーん。どういう病気や?
ええ医者やったら紹介もしたるで。内臓がヤバイならバイオウェアとの交換って手もあるしな」
乗りかかった舟というか、病気というフレーズを聞いてハイさいならって程薄情でもないので、
とりあえずの提案をしてみる。
- 993 :海藤 王司:2010/06/08(火) 00:12:34 ID:PBnIervYO
- >>990
「違いない。これで食ってんだ必死にもなるだろうが……どうやって嗅ぎ付けんだか」
半ば呆れながらも同意見なようだ。
「あ、こりゃどうも。まぁ宜しく頼まぁ、コーディさん。えー……あったあった」
ごそごそ懐を探り、一枚の名刺を取り出しコーディに渡す。
“もふもふ教団四位 海藤 王司”
>>991
「……うちの神様馬鹿にすると怖い兄ちゃんが大挙してやってくるかもしれんから気をつけろよ」
過激派の扱いには細心の注意を払いましょう。
「うん、まあ…大天使?とか神獣?扱いだし……あんま他のと変わらねぇんだけど…」
- 994 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/08(火) 00:16:27 ID:wfMjZdsc0
- >>993
「もふもふ教団ってまんまっちゅうか、なんちゅうか・・・」
教団名には流石に少し呆れざるを得ない。仕方ないだろう常識的に考えて。
「四位って結構お偉いさんなんか?よろしくな、海藤はん」
名刺入れにシュタっとしまう。縁は大切にって奴だ。
- 995 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/08(火) 00:20:23 ID:.6prKP66O
- >>992
「体のマナが枯渇し、酷い時には体が粒子化してしまう病気だ」
【眼を閉じたまま、上弦は軽く言い放つ……病気は内緒な訳ではなく、聞かれたら簡単に答えるようだ】
「これは医者じゃ治せないよ
私が一番わかっているよ」
>>993
「いやいや!私は馬鹿にしてないぞ!!」
(こ、心が読めるのか!?)
【冷や汗を流しながら眼を泳がせる】
「私は子供が好きだから馬鹿にする事はない、だから怖いお兄さんは勘弁して頂きたい!」
【本当に馬鹿にするつもりは無いが、狂信者の皆様……さらには過激派と来たら警戒せざるを得ない】
- 996 :海藤王司:2010/06/08(火) 00:26:23 ID:PBnIervYO
- >>994
「あのガ、神様の名前からしてもふもふ神だからなぁ。もう諦めた」
こちらも名刺を懐にしまう。荒事担当の奴に後で渡すことにしよう。
「ああ。そのままNo.4。四番目にえらい」
>>995
「心なんて読めねぇよ。ま、気をつけな。俺も押さえちゃいるんだが限度があってな」
「なにより教祖サマはあんまり止める気がねー」
- 997 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/08(火) 00:29:29 ID:wfMjZdsc0
- >>995
「まな・・なあ」
魔術的な方面ではとんと疎いコーディである。
どうにも、通常の方法では手助けなど出来そうに無い。
「アカン。ワイが提案出来そうなのは擬体化して、脳以外全部入れ替えてまうことくらいや」
これはとんでもない拒絶を生むこともしばしばの意見である。
生命体としてのアイデンティティが極めて曖昧になるのは精神的にも危険を伴う。
時に発狂する人間もでるくらいに。
「魔力って奴が絡むとそれ以外はお手上げや。すまんな」
>>996
「うーん、エライ人やったんやな。おっちゃん」
そういいながらも特にへりくだったりはしない。
敬意を払わないのではなく、ただ、あからさまな媚を売るのが嫌いなのだ。
「はは、もふもふ神か。ネーミングだけでふわふわした気分になるなー」
- 998 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/06/08(火) 00:38:42 ID:.6prKP66O
- >>996
「……!?」
(読んでるじゃないか!?)
「あ、あぁ……気を付けるよ……うむ、止める気は無いのか……
教祖様と神様に会ったら注意しなければな……」
【二人と一匹の姿を思い描きながら肝に命じる上弦の姿がそこにあった……】
>>997
「そんな事をするつもりは無いよ……
私は自分のこの体で戦っていくんだ」
【上弦がそんな事をする事は絶対に有り得ないだろう】
「それに、休んでいたから眼が見えてきた」
【これもマナの枯渇の影響だと言う】
- 999 :海藤王司:2010/06/08(火) 00:43:05 ID:PBnIervYO
- >>997
「俺も実感わかんよ。なにせ理由が『もふもふと話せるから』だし」
数ヶ月前まで適当にさぼって適当に仕事していた会社員だったそうだ。
「今じゃ何もせんでも暮らすに困らない金が入ってくる始末。うちの経理かなり不透明」
というかどうやって金が入ってくるのか一切わからない。
「うん、まぁそんな感じだわ。でかい白いもふもふに乗ってるガキがいたら声かけたりな」
>>998
「信じろっての。教祖が有る意味一番の狂信者だから…まあ頑張れ」
- 1000 :コーディ/フィクサー ◆WQzH3T9hJ.:2010/06/08(火) 00:47:58 ID:wfMjZdsc0
- >>998
「そうか。ほな、名は名乗っておくで。
コーディ・ウルフウッド。フィクサーや。魔術がらみ以外やったら言ってくれ」
眼が見えてきたならと名刺も渡す。
「荒事が出来る云々やなくて、縁は縁や。
何かあったらよろしゅう頼むわ」
【そういう人間である。自己紹介も済ませた】
>>999
「ややこしいなホンマ」
そんなことを呟きつつも男らしく笑うのであった。
「ほな、そろそろ行くわ。ジャンク屋の回収作業見物ってのもアレやさかいな」
【そういって、この場を後にした】
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