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【日常γ】クリスマスイブイb(ry【その2】- 1 :名も無き異能都市住民:2009/12/19(土) 00:01:08 ID:AflVgHpM0
- ≪ルールとか≫
・基本age進行で
・コテもコテ無しもどんどん来い
・レスの最初に自分のいる場所を明記してくれるとやりやすいです
・イベントを起こしたい場合は空いているイベントスレをお使い下さい
・多人数へのレスは可能な限り纏めて行うようにしましょう
・無意味な連投・一行投稿はできるだけ控えるよう心がけてください
・戦闘可能ですが、長引く場合や大規模戦闘に発展した場合はイベントスレへ移動してください
・戦闘が起きた場合、戦闘に参加したくない人を無理に巻き込むことはやめましょう
・次スレは>>950を踏んだ人にお願いします
- 2 :空澄 一夢:2009/12/21(月) 23:02:19 ID:SJhJK2lw0
- 前1000
やはり、異能者
普通は即死ですよ。僕もです
【沢桐が着地してからしばらく、特に慌てる様子もなく出てくる】
- 3 :名も無き異能都市住民:2009/12/21(月) 23:09:12 ID:KycjxHnw0
- >>2
「あ、さっきの」
もう少しで走り出そうとしているところだった。
「そりゃあ、普通じゃないから当然だ」
少し間を置いて、
「なんたって俺は光速の男だからな」
- 4 :空澄 一夢:2009/12/21(月) 23:12:15 ID:SJhJK2lw0
- >>3
ええ、さっきのです
【ベージュ色のコートに身を包み、その場に立っている】
光速……。それが落下と関係が?
【普通に聞いてしまった】
- 5 :光速の男:2009/12/21(月) 23:16:22 ID:KycjxHnw0
- >>4
凍った。
約30秒後、
「うん…無いね…関係…」
orz見たいな感じになっていた。
- 6 :空澄 一夢:2009/12/21(月) 23:20:37 ID:SJhJK2lw0
- >>5
そうですか
【特に悪気もなく、ただそう言って】
もうこんな時間ですね……すみません、僕は帰ります
【振りかえると片手を上げ、それをゆっくりと振りながら去って行った】
- 7 :光速の男:2009/12/21(月) 23:24:48 ID:KycjxHnw0
- >>6
「ああ…気をつけて…」
うなだれたまま見送った。
「…関係ないよね…うん…」
相当ショックだったのか、その場で30分ほどうなだれていたそうな。
- 8 :ガニュメート ◆JBbLACK.JY:2009/12/22(火) 21:21:35 ID:sC7ot80k0
- どーおしてぼくはーかわってしまったんだろー♪
【異能コーラを片手に、口笛交じりで裏路地を闊歩する青年】
【水色の肌を露出した上半身は、薄いが鎧のように硬い筋肉が覆っていて】
【それより少し濃い青が肌の至る所に△模様を描いている】
ぼうしのーかーみさま、さようならー。おれのぼうしは ボーロボロー♪
【至る所に小さな穴があいた灰色ズボンを腰履きに、暗くなった空を見上げている】
- 9 :橘想夜:2009/12/22(火) 21:35:11 ID:/k2gysHgO
- >>8
同じく、路地裏。
雪の捌けたアスファルトにからん、ころんと木履が響く。
「……?」
聞こえて来た歌に小鳥のように首を傾げる。
黒い和装の少年は、ガニュメートの居る方を見遣った。
- 10 :ガニュメート ◆JBbLACK.JY:2009/12/22(火) 21:41:45 ID:sC7ot80k0
- >>9
……
【前にたたずむ少年を一瞥し、右手を地面と水平に伸ばして近づいていく】
【すると、】
ジャキン ジャキン ジャキン キン キン
【右腕の皮膚を裂いて一つ、二つ、三つ……合計五つの鎌のような刃が現れた】
【指先の方へ先端を向けた刃は、まるで牙が腕を覆うように生えている】
【その刃を想夜の目前に突き出して、青年の薄い唇をべろりと長い舌がなぞる】
なぁに見てやがんだァ? コラ。
- 11 :ガニュメート ◆JBbLACK.JY:2009/12/22(火) 21:42:36 ID:sC7ot80k0
- //追加2~3行目【コーラを左手に持ち替え】
- 12 :橘想夜:2009/12/22(火) 21:52:17 ID:/k2gysHgO
- >>10
「……」
刀が有った。刀の反りを返して直接帯びに差していた。
滅紫の柄巻に鉄拵えの鞘。強く丸みを帯びた鐺。
「……いえ、なんでもないです」
怯え、安堵を得たくて腕が鞘に伸びるのを自覚。
俯き、薄濡れの唇を引き結んで己を律する。
- 13 :ガニュメート ◆JBbLACK.JY:2009/12/22(火) 21:58:33 ID:sC7ot80k0
- >>12
……ほーぉ。いいモン持ってんな、お前。
【鈍い灰色に覆われた腕を曲げ、五つの凶器をまた腕に仕舞う】
こりゃ刀か。テメーみてーなガキが持つにゃ過ぎたオモチャだよ。
俺様が使ってやる、ありがたく思いな。
【裂けた部位を潤す血は神秘的とも言える青色の血】
【獰猛な獣の笑みを浮かべた青年は想夜の刀に右手を伸ばす】
- 14 :橘想夜:2009/12/22(火) 22:03:24 ID:/k2gysHgO
- >>13
「ぇ――や……っ!」
怯えを多分に混ぜた拒絶の表情を浮かべ、ガニュメートの手を払って一歩退く。
反射的にやってしまった行動に退いてから気付く。
「ぁ……」
自分でも驚き、怯え混じりの上目遣いにガニュメートの顔色を伺う。
- 15 :ガニュメート ◆JBbLACK.JY:2009/12/22(火) 22:10:18 ID:sC7ot80k0
- >>14
ッ
【手に軽い衝撃。叩かれた自分の手を口を開けて見つめる】
【理解するのに一瞬の間があったが、】
ラァぁッ!!
【すぐに顔は怒りの形相、右足を一歩踏み出すと同時に】
【想夜の顔に向かって、後ろに振りかぶり勢いをつけた左腕を伸ばす】
【右足で相手のつま先を踏み、その隙に左手のコーラ缶を顔面に叩き込む作戦だ】
- 16 :橘想夜:2009/12/22(火) 22:15:14 ID:/k2gysHgO
- >>15
「ぃ――!」
――たい。
と踏まれた足の痛みを訴える前にコーラの缶が顔に叩き付けられた。
衝撃の拍子にガニュメートの足の下から木履をはいた自分の足が抜け出したが、想夜はよろめく。
倒れこそしなかったものの、顔に手を当て痛みを何とかこらえようと、血の滲む唇を引き結んだ。
- 17 :ガニュメート ◆JBbLACK.JY:2009/12/22(火) 22:31:00 ID:sC7ot80k0
- >>16
カッ! ざけんじゃアねーっての。分かる? この状況ォー!
【へこんだコーラの缶を宙に投げ、右手を缶に向けて水平に振り】
ザガッッ
【手の甲から出した刃が缶に突き刺さる】
【炭酸を噴出し、地面が黒い液体で濡れた】
死にたくなけりゃソレ寄越せって言ってんだよ、ボケ。
【刃を想夜の上にかざし、漏れだしたコーラを想夜にかける】
- 18 :橘想夜:2009/12/22(火) 22:36:51 ID:/k2gysHgO
- >>17
「、かふっ!」
黒い髪を濡らす黒い液体。
口に入り、気管に入ったそれに白い顔を歪めて噎せて、咳き込んだ。
「いや……です……」
黒い髪が濡れて張り付いた顔は相変わらず俯いたまま。華奢な少年は小さく呟く。
- 19 :“masked romance” ◆X7kkkkkkkk:2009/12/22(火) 22:44:32 ID:AflVgHpM0
- 編み上げブーツの底が奏でる、かつ、かつ、かつ。
毅然とした足音を路地裏に響かせ、女性が現れた。
「その子から……離れてください」
か細くも凜、
声は震える。
顔を隠す狐の御面、ごくごくシンプルなメイド服。
片手に真紅の刀を握り、彼女はガニュメートさんを睨んだ。
- 20 :ガニュメート ◆JBbLACK.JY:2009/12/22(火) 22:46:22 ID:sC7ot80k0
- >>18
そこまで嫌がるとは、随分とイイモノらしい。
まさか赤イワシってことは無ぇだろ。
【想夜の前にしゃがみ込み、想夜の体が月の影に覆われ】
【ニタニタと口を弧にして笑い、白い犬歯が影の中で光った】
オラ、寄越せ!
【乱暴に鞘へ手を伸ばし、刀を引き抜こうとする】
- 21 :ガニュメート ◆JBbLACK.JY:2009/12/22(火) 22:56:08 ID:sC7ot80k0
- >>19
……誰だお前? あんま正義ヅラしてっとブッコロスぞ。
【不機嫌そうに睨みつけ、低く唸る】
- 22 :橘想夜:2009/12/22(火) 22:56:39 ID:/k2gysHgO
- //レス順へんこーっ
>>20
「いや、です……!」
声は先程よりも幾分大きい。
柄頭を両手で押し込むようにして抑え、必死に抵抗する。
自分よりも背の高い月を遮るガニュメートを見上げ、必死に見据えながら。
>>19
必死な想夜は声に気付かない。
そちらを見る事もせず、ただ必死に刀を抑えている。
- 23 :"JILL"TheRingMaker:2009/12/22(火) 23:04:14 ID:E0EoNV6E0
- いつの間にか、ガニュメートの背後に男が立っていた。
眼の下の隈が酷く、全体的に不健康そうな男は、右目の横に更に半透明の「眼」を持っていた。
「…黙って【記録】させて貰おうと思ってたんだが、少し面白くなってきたみたいだな」
「ヒーロー、ってやつの登場かい?」
3つ目の眼は彼の意思を無視しているかのようにギョロギョロと絶え間なく蠢いている。
- 24 :“masked romance” ◆X7kkkkkkkk:2009/12/22(火) 23:14:16 ID:AflVgHpM0
- >>21
深呼吸、大きく息を吸った。
ちゃんと切り替えないと、と小さく呟きながら、吐く。
「その子を離して下さい」
声音は先より硬質。
問いへの答えとしては三流の代物を寄越し、
彼女は二人に向けて歩き出す。
仮面越しの視線はある程度力強かった。
「あなたに私が殺せるなら、どうぞ」
刃の切っ先をガニュメートさんに向けて、挑発するように言う。
>>22
時折彼女は想夜さんを見る。
怯え、慄然、その他諸々の感情を込めて、躊躇すした。
「……」
どう、声をかけたらいいのか分からなかった。
「……あの、!」
だから、成り行きに任せよう。
ガニュメートさんに意識を向けながら、彼女は半ば叫ぶようにして話しかけた。
>>23
視線はガニュメートさんに向けている、で、あるからして。
その向こうに現れた〝JILL〟さんに気付いた。
「…………ヒーローと呼ぶには……多分、力不足です」
- 25 :ガニュメート ◆JBbLACK.JY:2009/12/22(火) 23:20:28 ID:sC7ot80k0
- >>22
だァァァァアアアうぜェェェェェェェエエエ!!
【想夜を突き飛ばすように腕を伸ばして体を引き、ポケットの中に手を突っ込む】
【怒りに燃えた目で想夜に唾を吐きかけ、足を上げて】
死ね! 死ね! オラァッ!
【足の裏、カカトに体重をかけ、何度も想夜の体を踏みつける】
>>23
チッ! またカスが増えやがった……。
【想夜を蹴りながら】
>>24
あぁ゛あー? なぁに? 聞こえないねェ〜?
【右手をポケットから出して耳に添え、大袈裟に首を前に突き出す】
止めたきゃかかってくればいいんじゃあねェの!?
ヒトゴロシの道具向けてんだ、まさか『脅し』なんてクソの役にも立たないモンで
ビビらそうってぇチンケなオチじゃあねぇよなァ!?
【大声を張り上げながら、更に強く想夜を蹴りつけようとする】
- 26 :"JILL"TheRingMaker:2009/12/22(火) 23:33:26 ID:E0EoNV6E0
- >>24
ふ、と笑い、過剰に指輪のついた右腕を振る。
「一方的じゃぁ俺が記録する意味が無いんでね、余計なお世話かも知れないが」
左手で、右手の中指、緑の指輪に軽く触れ。
「"The Wheel"発動だ。アンタのすべての行動速度を強制的にレベルアップさせる」
「さてさて、これで面白いんじゃねぇかな。」
>>25
「悪いね、流石に俺はヒーローの邪魔はしたくねぇんだ」
- 27 :橘想夜:2009/12/22(火) 23:33:59 ID:/k2gysHgO
- >>25
「っ……!」
ガニュメートの挙動を見てぎゅっと眼を瞑り、守るように刀を抱き締める。
予想は当たり、突き飛ばされる。頬に当たる粘着質の液体は予想しなかったが。
倒れた想夜は刀を下に体を丸める。不思議と笑みが零れた。
「が、……っ。ふふ、はっ。はは――」
薄濡れの唇が歪んだ。裸の背中を蹴られるよりはマシ。罵倒も首に手を伸ばされないだけまだマシ。
耐えられる耐えられる。まだ耐えられる。大丈夫大丈夫。
>>24
華奢な体を丸めて幼い背中や小さな尻、黒絹の長髪ごと頭を踏まれた蹴打たれる想夜にその声は聞こえない。
彼の鼓膜を打つのは罵声と軋みを上げる体の音だけなのだから。
>>23
想夜は無論気付かない。耐える事と堪える事に必死。
必死に自らの周囲と自分を切り離し、違う違うと己に言い聞かせる為に。
- 28 :“masked romance” ◆X7kkkkkkkk:2009/12/22(火) 23:53:11 ID:AflVgHpM0
- >>25>>27
彼女が、蹴られる想夜さんを、
丸まり、決して良い意味ではなさそうな笑いを浮かべる想夜さんを見て切れた。
こらー!やめなさいー!とかの可愛いもんじゃなく。
普通にぷっちーん、と。堪忍袋の尾が切れた。
ガニュメートさんが言う頃に、彼女は体勢を低くし、一歩、前に踏み込む。
足元に展開した“飛翔式-first”を蹴り、加速。
彼女の姿が軽く霞み、白い色彩の塊と化す速度。
「今すぐにやめて下さい」
声の方が勿論、速かったけれど。
彼女とガニュメートさんの間の距離を縮めるに、この一歩の飛距離は十二分。
そう判断した彼女は握った刀をガニュメートさんの左肩に向けて突き出した。
>>26
彼女はガニュメートさんの言葉の途中で飛び出した。
その速度は速く、疾く。きっと、〝JILL〟さんの技の効果もあったんだろうけれど。
返事もお礼も一切言わず、彼女は戦いへと身を投じ。
視界の中の不要なものを切り捨て、集中した。
- 29 :"JILL"TheRingMaker:2009/12/22(火) 23:57:00 ID:E0EoNV6E0
- >>27
「あんたも立ち上がればどうだい?望むなら、ね」
隈の深い男は相変わらずそこに立ったまま、話しかける。
>>28
「おや、あまり俺の助けはいらなかったようだな、これならこれで、十分だ」
3つめの眼がその光景を凝視する。
- 30 :ガニュメート ◆JBbLACK.JY:2009/12/23(水) 00:08:30 ID:sC7ot80k0
- >>26
ヒーロー、ヒーロー。いいねぇ、全肯定の言葉だ。
何したって許されやがる。ヒーローヒーロー、正義の味方。
【首をすくめ空を見上げて、皮肉ったらしく口の端を上げる】
>>27
……馬鹿かって。刀一本の為にそこまでするか。
そろそろ飽きたぜェ俺サマも。とっととその刀貰って帰るわ。
【右脚を軽く上げて、足の甲を伸ばす】
【するとそこからも先と同じような鎌状の刃が生えてくる。刃を下に向けて、まるでカマキリのような。】
もういいよ、死ね。
【何の抵抗も、感慨も無く、あたかもそれが当たり前のように】
【無防備な背中に向けて刃を振り下ろし――】
>>28
らァっ……グッ!!?
【刃が想夜の背中を貫く――その寸前に突き刺さる刃】
クァッ!!
【重心の所在を失った体は不格好にバランスを崩し、後ろ向きに倒れる】
……ヒヒッ、ヒヒハハハハッ!!
やってくれェェエエエるじゃァアアアねぇのよォオオオオオ!!!!
【ネックスプリングで起き上がり、両腕を前に伸ばす】
【両腕の先、手の甲から肩までの皮膚を体内の刃が表面へ突き出す】
【腕全体が刃でコーティングされ、月に鈍い光を返した】
誰に喧嘩売ったか、あんま分かってねェなァおおお゛い! 俺サマの恐ろしさ、体に刻みこんでやるぜェ…?
【足の裏を地面にべったりくっつけ、待ちの構え】
- 31 :橘想夜:2009/12/23(水) 00:22:56 ID:/k2gysHgO
- //レス順変更
>>29
立ち上がれるならそうしている。と答えただろう。
しかしその言葉は発されず、そもそも想夜の耳に目許に深い隈を落とした男の声は聞こえていなかった。
>>28>>31
言ってしまえば、想夜は最早部外者だった。
二人の戦いになったから――ではなく、単純に想夜が意識から現状の一切を“カイリ”させた為に。
「――……」
華奢な少年は思考する。
なんでだろう。あの蹴られ殴られ罵倒され犯され殺される日々から抜け出したはずなのに。
今こうしてここにある自分は一体なんでなにがどうして。
ああいや、結局変わらないのか。生まれた時からぼくはこうして、もういいや。
想夜は思考を打ち切る。疑問を持つまでもなかった。今も昔も変わらない。
不変に対して疑問を投げても返る答えは“そういうもの”。
――――もういいや、と。
ガニュメートへのものではなく、自分という存在の境遇の不変に対する絶望に、想夜は全てを手放した。
意識が漂白される。想夜の自我がカイリする。
――――黒い和装の少年は立ち上がる。
刀に手を伸ばして。俯いた顔の表情は、濡れて踏まれて薄汚れた長い髪が隠していた。
ただ、口許だけは見える。歪に三日月を貌造る口許だけは。
- 32 :“masked romance” ◆X7kkkkkkkk:2009/12/23(水) 00:43:01 ID:AflVgHpM0
- >>29
観られる中、彼女はそちらに意を払わない。
邪魔されないのなら。以後も多分、彼女は〝JILL〟さんを気にせず戦い続ける。
>>30
彼女は止まらない。
突き刺した刀を倒れる直前に引き、展開する“飛翔式-second”。
バックステップの要領で距離を取った彼女は、正眼に刄を構え、息を吐く。
「うるさい!!!」
激昂、慟哭、そして衝動的に放つ“炎斬”。
縦に一文字真紅の刀を振ると同時、炎が太刀筋を三日月状に具現し、飛んだ。
>>31
怒り、猛った自分の内にいるもう一人の自分は想夜さんの様子に気付いていた。
怪訝に思うも、立ち上がっただけ、と。冷静に処理し、眼の前の敵に集中する。
本能が打ち鳴らしたカリヨンの、奇怪な恐怖の音は届かない。
中:寝落ちする可能性大なので待たせすぎだろコイツとか思ったら、俺のことスルーして下さい。
- 33 :"JILL"TheRingMaker:2009/12/23(水) 00:44:31 ID:E0EoNV6E0
- 男は黙って戦いを見続けている。
自分には矛先は向かないと信じているかのような、妙な緊張感の無さと共に。
- 34 :ガニュメート ◆JBbLACK.JY:2009/12/23(水) 00:53:21 ID:sC7ot80k0
- >>32
ぬるい温い!
【刃の塊を付けた腕を交差し、炎の刃を挟みこんで砕く】
キヒーーーッハヒヒャヒャヒャヒャヒャ!
残念、残念だ。今ここで決着をつけてやってもいいが――今回は
テメーを殺るのが本筋じゃアないんでな!!
【空中に舞い、身軽に前宙を行うと、着地の瞬間に】
ヒハッ!!!!
【通常では有り得ないほど高く跳躍! 足には腕と同じ鎌の刃が一本ずつ、両足に二本】
【刃が着地した瞬間に引き出された結果、地面を強く押しだし、跳躍を更に高くしたのだ】
今回はガキのカタナが先約でなァ! ヒハハハハハァッ!!
>>31
……ハッ、丈夫な餓鬼でやがる。
愚図が今更カタナ持ったところで何が出来んだよ!
【想夜の遥か上空に飛びあがって吠える】
【興奮と狂気に歪んだ笑顔を晒したまま、足に生えた二つの刃を揃え】
死ィになァアああああああひヒっヒャヒャヒャアア!!
【想夜の頭蓋を砕かんと、全体重を乗せた刃が迫る】
- 35 :橘想夜:2009/12/23(水) 01:08:49 ID:/k2gysHgO
- 数秒前の彼とは異なる黒い和装の少年は視界を被う髪を邪魔そうにかき上げる。
血が滲んだ薄濡れの唇に汚れた白い頬。黒滔々たる大きな瞳。
――その瞳が異様。血走っているわけでも無ければ光映さぬ死心の体という風も無い。
しかし黒い瞳は凡そ何かに向けられるべき色では無い。無機質とも言い難く、ただそれは不吉だ。
例えばそれは前を横切る黒い猫。夜ひた走る霊柩車。死体に集る黒い羽撃き。
悪い兆し。善く無い兆し。凶兆の瞳、即ち
――――凶眼。
>>32
凶眼が向けられた。ただそれは文字通り向けられただけ。
アスファルトも壁もガニュメートも、彼は全く同じ瞳で分け隔て無く俯瞰する。
想夜は天神に差した刀の柄に右手を伸ばし白い指を絡める。左手は鞘を掴み、反りを返す。
右足を一歩踏み込み位置調整。右半身の姿勢。捻る為の遊びを作って空落ちるガニュメートを迎え打つ。右手が動く。
――――ずあ、と。
暴風の音が路地裏の空気をかき乱した。音の元は想夜の右腕、握る刀。
肘から先に打ち出すように全身連動、捩らせ回転。風切り音の域に無い暴風の音を伴った斬戟が放たれる。
――狙いはガニュメート。
剣の軌跡上、自らに降ろされるガニュメートの刃を迎撃する形にはなるものの、狙いはガニュメートに他ならない。
即ち、刃ごとガニュメートを破る事を目的とした斬戟。
砲撃と見紛う威力は過剰。ガニュメートの刃、その先の彼自身に向けて激烈な一振りが放たれる。
- 36 :ガニュメート ◆JBbLACK.JY:2009/12/23(水) 01:23:32 ID:sC7ot80k0
- >>35
っ…クっカッァ!?
【明らか過ぎる変化に、本能が身を萎縮させた】
【超然としすぎている感もある相手からの視線。狂人というに十分なその視線】
【だがプライドは今更退く事を許さない。どうせ空中で方向転換する術も無いのだ】
舐めンな、餓鬼がァアアアアアアアア!!!
【腕、足、背中、肩。およそ全身で出せ得る限りの刃を引き出し】
【刃を受け止めんと吼える――】
ゴ
ゾォッ
【何かをこそげとるおぞましい音と共に、お互いの刃が交わり終える】
【まるで何も障害が無かったかのように、想夜の刃はガニュメートを通り抜け】
【ガニュメートの体は、まるで最初から無かったかのように】
が、ぶ おごぉオ・オ・オ・オオオ……!
【胸から下は霧となって床と裏路地の壁に吹き付けられ、上体だけが地面に落ちた】
ギィィイイイ゛イ゛イ゛ッッ!!! デメ゛ェ゛、;:;]メエ゛、;アア゛!!
【断面から吹きだすように青い血を放出し、上体だけでもがいている】
- 37 :橘想夜:2009/12/23(水) 01:41:27 ID:/k2gysHgO
- >>36
腕を振り戻し切先が翻って下段に下ろされ構えられる。
ああ、と彼は思考する。“前もこんな事をしてましたねぇ”と。
だがそれは己の行為に対する感慨で、決してガニュメートに向けられたモノでは無い。
小石を蹴って、“そういえば昨日も小石を蹴ったな”。その程度。
自身の行為に対する感慨。人は蹴られた小石に対しては何の感慨も抱かない。
彼の精神性に他者は存在しなかった。
――彼は近付く。
ガニュメートをガニュメートとして認識していない彼は、彼以外にとってガニュメートに他ならないモノに近付く。
ゆらり、ゆらゆら。幽れるような、陽炎のような地面を摩擦にしない独特の歩み方。からん、ころんと木履の音も鳴りはしない。
そうして。
“刀を振り上げる。/砲撃の次弾が装填される。”
銀の鱗の如き地沸細かく刃文は直刃。雪の叢消え。見事な大業物の刀身。
ガニュメートの予想は当たっていた。上物も上物。かなりの物だ。
――そうして刃がガニュメートへと振り下ろされる。暴風の如き刃音ならぬ刃音を苛烈に伴って。
- 38 :??? ◆JBbLACK.JY:2009/12/23(水) 01:51:46 ID:sC7ot80k0
- >>37
がぁあああしばあうgかjjさdb;@」sdっだああっくぁssf;かかかかかか
ふきっ
バジュッ
【間の抜けた断末魔を残して、死にかけの虫の如くもがく男は、塵も残さず消えた】
【地面には青い血液が放射状に付着しているだけである】
【誰も何も、そこに残る物は何も無くなった――】
ココ コカ ココ コカ カッン
【しかし、想夜の後ろから響く革靴の音】
【それは想夜の後ろでぴたりと止まった】
- 39 :橘想夜:2009/12/23(水) 02:02:13 ID:/k2gysHgO
- >>38
刃を振り戻す。鋭く左肩に刀身の峰を深く、真っ直ぐ担ぐような姿勢へと。
それは即ち背中越しに肩越しに放つ自分の後ろに立つ人物への刺突。
暴風の音を伴わないそれは、精々並みより鋭い刺突と言った程度。
しかし、振り向かずに後方の相手に斬戟を打つというのは中々に想定しにくいだろう。
威力は並みより鋭いと言った程度。しかし間合いの内なら防ぐのは多少難しい。
――即座に次の目標に斬戟を打った彼に、今殺したであろう人物に対する感慨はやはり無かった。
- 40 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/23(水) 02:16:12 ID:sC7ot80k0
- >>39
アッブナッ。
【ノーモーションで、不意を突いて伸びてくる剣先】
【それをひょい、としゃがみこんでかわす】
相変わらず刀持つと怖いねェ……さっさと納刀しやがれこんのバカ浮浪児。
【そこに居たのは黒い帽子を右手で押さえ、左手で鯉口から鍔を浮かせている女】
【襟と帽子という黒の合間から見える、白い頬と血を映す眼――酒呑屋 虎姫だった】
【先反りの鞘を左手でしっかり握り、壊れない程度に体重をかけて】
【姿勢が安定したところで右脚を思いっきり…】
といやっ!
【想夜の右脚、膝の裏に向かって突き出す!】
【所謂一つの膝カックンである】
- 41 :橘想夜:2009/12/23(水) 02:21:02 ID:/k2gysHgO
- >>40
声を聞いてどこか彼の様子が変わり――そして、かくっと。
そう、かくっと。
想夜は膝を曲げられた。得意の技を打とうにも妙に力が抜けていた。
脱力したままころりと転んで、地べたに小さな体を投げ出して。
「……」
彼は彼女を“じっと見る”。
- 42 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/23(水) 02:25:49 ID:sC7ot80k0
- >>41
やれやれ……いや、よくやったっちゃよくやったんだろうけどさ。
今回は相手が相手だけに、多分大丈夫でしょうよ。
【溜息を吐きながら安堵と呆れの入り混じった笑いを浮かべ】
【あっさり転んだ相手を妙だなーと思いつつも刀を取り上げようとしゃがみ込む】
……何。起き方忘れたとか?
【想夜の刀に手を伸ばしながら、膝に肩肘をついて見下ろす】
- 43 :橘想夜:2009/12/23(水) 02:35:39 ID:/k2gysHgO
- >>42
彼はつ、と刀持つ右手を動かす。
悪戯めいた、ちょっとした意地悪めいた動き。
「実はそうなんですよ」
と笑う。“演技めいた”笑み。どこか甘えるような風が有るが、それはまた別。
――演技。“彼”が嘗ての生で用いた人に混じる為の処世術。
- 44 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/23(水) 02:38:18 ID:sC7ot80k0
- >>43
……あーん?
【腕を止め、ぽかんと口を開ける】
はい? 何々、どういうこと?
【首を数度振り、想夜を見つめる】
- 45 :橘想夜:2009/12/23(水) 02:41:25 ID:/k2gysHgO
- >>44
「ですから起き方を忘れちゃったんですよ」
虎姫を見上げたまま、薄濡れの唇を綻ばせて悪戯っぽく笑う。
- 46 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/23(水) 02:44:40 ID:sC7ot80k0
- >>45
いやいやいやいや! そうじゃなくて刀は!?
刀持ったら大暴れのゴ●ラも真っ青なんじゃなかったの!?
【頭上にハテナマークを乱発しながらも、何度か息を吸ったり吐いたり】
……なんていうか……よくわかんねぇなぁ……。
【頭をガリガリ掻いて右手を伸ばす。掴まれってことらしい】
- 47 :橘想夜:2009/12/23(水) 02:49:04 ID:/k2gysHgO
- >>46
「大暴れですか?」
寝たまま首を傾げる。アスファルトに広がる黒絹の髪がさらりと流れて。
「心当たり無いです――ああ、いや。大暴れになるんですかねぇ……」
で、と続けて。
「何が分からないんです?」
- 48 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/23(水) 02:54:13 ID:sC7ot80k0
- >>47
……やーもー僕もよく分からん! 分からんから…
【右手を硬く握りしめ、カッと目を見開き】
とりあえずその刀は没収!
そんでもって僕の家に撤収!
オーケーイ? レッツゴー!
【一方的に宣言すると想夜の脇の下に腕を突っ込み抱きかかえる】
- 49 :橘想夜:2009/12/23(水) 02:57:09 ID:/k2gysHgO
- >>48
「えー……いやですよぅ――わわっ、と……」
抱え込まれて声を上げながらも、ぷくと頬を膨らませる。
「久々に出れたんですけどねぇ。もうちょっと時間下さいよ。
もっと壊せば何か思い出せそうですしー」
- 50 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/23(水) 03:02:37 ID:sC7ot80k0
- >>49
……あ。
あー成程。今は『そっち』か、全然気付かなかった。
【合点が行ったように声のトーンを上げる】
でも駄目。アンタはまず僕の部屋に連れてって、『俺』が何なのか聞かなきゃなんないから。
ほーら行くよー! 言っとくけど斬りかかったら即刀没収だかんねー!
【そういって自分の家の方に引っ張っていく】
- 51 :橘想夜:2009/12/23(水) 03:08:31 ID:/k2gysHgO
- >>50
「俺は俺ですよー。……はぁ、もう。分かりましたよ」
仕方無いとばかりに嘆息。刀を鞘に納め、しかし柄からは手を離さず。
しかし一応は諦めたらしく、抵抗はせずに引っ張られていった。
- 52 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/23(水) 03:12:32 ID:sC7ot80k0
- >>51
【なんだかんだで虎姫の家に着いた】
【小さいながらも二階建てだ】
はい入った入った。ここがリビングね。トイレは廊下の突き当たり。
まぁ、かけてよ。
【木の床は足を踏み出すたびに軋み、足が突き抜けそうになる】
【部屋の壁にくっついて鎮座しているソファーを指差し、自分は立ったまま】
- 53 :橘想夜:2009/12/23(水) 03:14:38 ID:/k2gysHgO
- >>52
「刀持って立ってる人を目の前にして座るんですか?」
えー、と不満そうに虎姫を見る。
「あなたも隣に座りましょうよ?」
- 54 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/23(水) 03:21:04 ID:sC7ot80k0
- >>53
……分かったよ分かりましたよ少なくとも常時刀に手をかけてる人よかマシだけど!
【どかどかどすん。ソファーに腰掛け足を組む】
……さって、何から聞いたもんかねぇ……?
とりあえず名前。あと住所電話番号好きな女性のタイプ、
唐揚げにはレモンかける派か――いやこれはどうでもいいな。
【両目に手のひらを当て、うーんと唸る】
【両目を覆ったまま、ソファーの背に体重をかけて、ぽつりと】
…まず僕が、いや……『俺』が誰かってことか〜……。
- 55 :橘想夜:2009/12/23(水) 03:29:47 ID:/k2gysHgO
- >>54
「名前は橘想夜ですねぇ。唐揚げ自体あんまり好きじゃないです。
住んでる所はこの体の頭の中ですかね? 電話番号はカイリ−カイリで覚えて下さい。
好きな女性のタイプはおっぱいが大きい人、後はカマドウマの鳴き真似が上手な人ですかねぇ?」
やけに饒舌に喋る。愉しげで、面白そうで。
「ああ。……思い出せそうで思い出せないんですよねぇ。貴女の“俺”。
僕の大切な人だったような不倶戴天の敵だったような落とし穴とトラバサミの似合う人だったような気がするんですがねぇ」
隣に座った虎姫を見ながら楽しそうに笑って言う。
- 56 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/23(水) 03:37:11 ID:sC7ot80k0
- >>55
あ、名前は変わんないんだ。
僕はレモンがあんま好きじゃない。つかカマドウマってどんな趣味してんだ。
【膝の上に肘ついて頬杖しながら、饒舌な唇を見つめている】
……はーー…落とし穴とトラバサミ……またよく分かんないなァ〜。
なんとなく奇人変人の類だろうとは思ってたけど……。
あ、そういやアンタはどうなってんの?
【思い立ったように想夜の顔を指差し】
僕はアンタを見て、すぐ『俺』の関係者だってピーンと来たんだけど、
じゃあアンタは何者なの? その子とアンタの関係っつーヤツ?
- 57 :橘想夜:2009/12/23(水) 03:46:22 ID:/k2gysHgO
- >>56
「ていうか彼が真似したんですよ。僕の名前を。
彼は名付けられなかったですからねぇ。便宜的に橘想夜と名乗ってるんです」
仮名ってヤツですねー。と笑いながら、ころん、と横になる。
頭の端、後頭部の高い位置を隣に座る虎姫の太股の上に。
虎姫の肘に側頭部を軽くぶつけて小さく、いた、と呟いた。
「僕と彼の関係ですか。そうですねぇ……僕は彼の殿役、って感じですかね?」
- 58 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/23(水) 03:51:52 ID:sC7ot80k0
- >>57
ほー……まぁ僕も仮名に仮名を重ねたようなモンだしなぁ。
あんまりブツクサ言えたもんじゃな……って。
…何やってんの、ははっ。
【肘を浮かせて両手を自分の後頭部に回す】
殿様? そりゃまた頼りない殿様だね。
ふぁ……あああ、なんていうか、他の事は後ででいいやぁ…
なんてーか眠い……。
【大きく口を開けて欠伸をする】
- 59 :橘想夜:2009/12/23(水) 03:57:27 ID:/k2gysHgO
- >>58
「そうですかねぇ? これでも確り役目は果たしてますよ?
今日だって逃げた彼の後始末したわけですし」
不満さ二割、楽しさ八割と言った様子で話す。
「あ、じゃあ寝ましょうか。僕このまま寝ますから動かないで下さいね?」
- 60 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/23(水) 04:02:24 ID:sC7ot80k0
- >>59
この見た目だとどっちでも対して頼り甲斐なく感じちゃうんだよなぁ…
あとアンタの場合かなり奔放だし。
えーやだ、僕も寝たいんだよっ、と!
【ソファーに無理やり寝転び、想夜を自分の体の上に寝かせる】
【その状態で両腕を背中に回して抱き締めれば、想夜の顔は自然にシャツ越しの胸に埋まる】
これでどうよ?
- 61 :橘想夜:2009/12/23(水) 04:07:23 ID:/k2gysHgO
- >>60
「わたたっ……意外と大胆ですねぇ」
笑いながら虎姫の背中に腕を回すと、ぐるんと体勢を入れ換える。
「こうしましょう。僕を上に乗せてても苦しいでしょう」
横向き。二人で向き合うような姿勢。
- 62 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/23(水) 04:13:08 ID:sC7ot80k0
- >>61
……なんつーか、変な感覚。むずむずして馴染まない…。
『私』も『俺』も僕も、異性とかそういうのは恵まれなかったのかなぁ……
【胸の下辺り、想夜の方に顔だけ向けて呟く】
おやすみ。
【照明も無い薄暗い部屋の中、想夜に抱きついてすやすや寝息を立て始めた】
- 63 :橘想夜:2009/12/23(水) 04:15:09 ID:/k2gysHgO
- >>62
「僕に聞かれても困りますねぇ。はい、お休みなさい」
苦笑を一つ。
虎姫の体に寄り添うように、想夜もまた眠り始める。
- 64 :√/放浪少年:2009/12/24(木) 23:58:52 ID:fP94A.NgO
- 人影もまばらな夜道を、独りの少年が歩いていた。
ボロボロのツナギを着て、背中には大きなリュック
ボサボサに伸びた黒髪を、首の後ろで小さく纏めている。
少年の片手には、風船。大通りを通った時に、サンタの格好をした男から貰ったモノだ。
少年はひどくつまらなそうに風船をいじっていた。
「……」
サンタクロース。
恰幅のいい身体に、ふさふさの白髭。赤い服を着て、赤い帽子を被り
クリスマスの夜、トナカイが引くソリに乗って、全国の子供達にプレゼントを配る存在。
「……はぁ」
別に信じていないわけではない。
しかし、事実として、この十年程の人生において自分の元にサンタクロースが現われた記憶はなかった。
もちろん、旅をしていた期間も含めて、である。
かつて父親に聞いた時は、『お前がいると思えばいる。いないと思えばいない。そういうもんだ』と教えられた。
正直言って何の答えにもならなかったけれど、実際そういうものなんだろうと思う。
「……やれやれ」
気付けばかなりの距離を進んでいた。
誰かを真似た口癖を吐きながら、少年は自分のくだらない思考癖を振り払う。
「…今年は来てくれるかな」
同じことを何回思っただろうか。それでも、言わずにはいられなかった
少年はやはり、ひどくつまらなそうに歩いている。
- 65 :光速の男:2009/12/25(金) 00:08:20 ID:KycjxHnw0
- ―カチャン、カチャン
「この手の任務嫌いなんだよな、ただのおつかいだから」
男はメモ帳の切れ端を持って歩いていた。
「特注の螺子を4つ買うだけか…この寒いのにめんどくせ」
思い起こせば、今日は聖夜などと呼ばれる日ではなかったか。
自分は淡々と仕事を片付けていた一日に過ぎなかったが。
- 66 :√/放浪少年:2009/12/25(金) 00:18:05 ID:fP94A.NgO
- >>65
特徴的な足音に、少年はふと振り返る。
しばしキョロキョロとした後、音を立てているのが男の脚だと気付くとそれを不思議そうに眺め始めた。
- 67 :光速の男:2009/12/25(金) 00:25:22 ID:KycjxHnw0
- >>66
「ジングッベージングッベー、すっずっがー鳴るー」
つい口を付くあのメロディ。
足音のリズムにあわせて歌っていた。
「そりをとばっしってー…どうした、こっち見て」
視線に気づき、話しかけた。
- 68 :√/放浪少年:2009/12/25(金) 00:34:39 ID:fP94A.NgO
- >>67
「え…あ、ご、ごめんなさい」
声を掛けられ、ようやくぼんやりと見続けていたことに気付く。
「特に用はないんです。ただ、靴にしては不思議な足音だと思って」
- 69 :光速の男:2009/12/25(金) 00:43:54 ID:KycjxHnw0
- >>68
「別に謝らんでも…足音?これか」
―カチャン、カチャン、カッチャカッチャ
簡単なタップダンスのように脚を打ち鳴らす。
「まぁ、ちょっと特殊な体質でな」
ズボンの裾を少し捲る。
脚は青い鉄板のようなものに包まれていた。
- 70 :√/放浪少年:2009/12/25(金) 00:53:12 ID:fP94A.NgO
- >>69
「へぇ…」
少年の目が少し見開き、感嘆の声が漏れる。
「足甲を履いてる…ってわけでもなさそうだし。義足…ですか?」
- 71 :沢桐 創:2009/12/25(金) 01:04:12 ID:KycjxHnw0
- >>70
何かを履いているにしては、脚が細い。
そして、足首の関節まで鉄板が覆っている。
「そう、義足だ」
そう答えると、再びカチャカチャと打ち鳴らす。
「そうだ、こういう場所を知らないか?」
突然メモの切れ端を見せる。
そこには、この近所の金属加工所の名前が書かれていた。
- 72 :√/ありすぎて困る少年:2009/12/25(金) 01:25:13 ID:fP94A.NgO
- >>71
「へぇー…すごいですねー。こんな綺麗なのは初めて見るよ」
ツンツンと指先で義足に触れる。どうやらこの少年は機械やその類のものが好きらしい。
「ええっと…ああ、任せてください」
メモを確認すると、少年は笑顔で答える。
「ここらへんは旧市外地に近いですから、ボクも詳しいんです。…この加工所はあの道の先ですね」
少年が指差した方向は、確かに小さな工場が林立する場所なようだ。
「案内したい所ですけど…ごめんなさい、ボクはそろそろ行かないと」
少年は大きなリュックを背負い直すと、ペコリと礼をする。
「それじゃ、義足のお兄さん。縁があれば、また」
軽く手を振り、少年は駆け足で夜の道を去っていった。
//眠けが…ノシノシ
- 73 :沢桐 創:2009/12/25(金) 01:34:51 ID:KycjxHnw0
- >>72
「俺が作ったんじゃないけど、デザインは口出ししてたからな」
稼動しているせいか、機械にしてはその脚は温かくなっていた。
「なるほど…ありがとう、気をつけてな」
駆け足の少年に手を振り、コートを翻し、示された道を見る。
「…速く済ませて帰ろう。今日は寒い」
再び足音を鳴らしながら歩き始め、姿を消した。
//お疲れ様のすー
- 74 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2009/12/26(土) 16:47:45 ID:.6prKP66O
- 「……」
【雪降る街を真っ白な少女が歩いていた】
「……うふふ……」
【白いミニスカートにニーソックス、しかし、いつもの腋丸出しの服とは違い、上には白いコートを着込んでいた】
「オーッホッホッホッホ!!お父様からのクリスマスプレゼント……暖かく……それに愛が込められて……私どうにかなってしまいますわ!!」
【街中で笑い始める少女の姿はよく目立ち、横に使える執事、火のマナの『フレイ』はため息を吐く】
- 75 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2009/12/26(土) 21:07:19 ID:GIib.1dY0
- 「もぐもぐもぐもぐ」
【一人の少女が街角の噴水に腰掛けて】
「おいしなの〜」
【大量のパンを食べている】
- 76 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2009/12/26(土) 21:19:58 ID:.6prKP66O
- 「……あら?」
【噴水の近くを通りかかり、少女は噴水に眼をやる】
「こんな寒い日こんな時間に……如何したんですの?」
【白いロングコートを風に揺らして歩いてくる】
- 77 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2009/12/26(土) 21:22:46 ID:GIib.1dY0
- >>76
「あう〜?こんばんわなの〜!」
【手を振って…口にパンを加えながら】
「あう〜、あそこにあるのがおいしいからかってたの〜」
【そう言って近くのパン屋さんを指差す】
- 78 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2009/12/26(土) 21:27:21 ID:.6prKP66O
- >>77
「こんばんは、ディスさん……パン屋ですわね〜……ディスさんらしいですわ……」
【パンを頬張る姿を見ながら何かをアピールしていた】
「……今日は寒いですわよね?私寒くて厚着してきましたわよ!」
【どうやらコートを自慢したいらしかった】
- 79 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2009/12/26(土) 21:30:35 ID:GIib.1dY0
- >>78
「うん、とってもおいしなの〜!」
【笑顔でパンをもぐもぐするディスの足元には】
【20個ぐらい袋の中にパンが入っている…】
「あう〜!さむいんだなの!
そっかなの〜。あったかいなの?」
【コートを見ながら尋ねる】
【ディスも外套を着込んでいるが…】
- 80 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2009/12/26(土) 21:36:42 ID:.6prKP66O
- >>79
「……いや……でも食べ過ぎじゃありませんこと?……その量は買い食いの域を越えてますわ……」
【ギャグ漫画みたいな汗を流しながらディスにそう言った】
「あったかいですわよ〜?……なんたってこれはお父様からのクリスマスプレゼント!愛が込められてますわ〜!!」
【要するにそれを言いたかっただけらしいです】
- 81 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2009/12/26(土) 21:39:24 ID:GIib.1dY0
- >>80
「う〜ん、でもこれくらいないとなんだかなの…」
【ちょっとじゃ食べたりないらしい】
「あう〜…『あうてりーと』のおとーさん…『じょうげん』やさしいんだねなの〜」
【再び笑顔】
- 82 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2009/12/26(土) 21:45:22 ID:.6prKP66O
- >>81
「……ずいぶんと大変なんですのね……しかし……その小さな体にどれだけ入るんですの?」
【……ジローッとディスを体を見回して呟く】
「当たり前ですわよ?お父様は優しいんですわよ……私にはわかりますわよ!……これはもう明日には結納ですわよ!」
- 83 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2009/12/26(土) 21:48:51 ID:GIib.1dY0
- >>81
「あう?…わからないの…」
【首をかしげながら…次のパンをもぐもぐ】
「『でぃす』にもやさしいもん。なの。…ゆ…い?」
【知らない単語来たる。】
- 84 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2009/12/26(土) 21:49:25 ID:GIib.1dY0
- >>83
//安価ミス
//>>82です
- 85 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2009/12/26(土) 22:01:30 ID:.6prKP66O
- >>83
「……飽きませんこと?……ほら、ジャムとか塗ったりしません事?」
【ジャム瓶を持ち出しながら問う、どこから出したのかは……聞かない約束だ!】
「そうでしたわね……貴方もわかりましたわね……有難うございますわ……」
【何故礼を言ったのかディスにはわかるだろうか……アウテリートは、父親が優しいと想ってくれる人が他にもいて、嬉しいのだ!!】
「……言葉の意味ですわね?……耳を貸しなさいな、ゴニョゴニョゴニョ……」
【説明した事はある事無い事のオンパレード……ディスには早すぎる事ばかりであった……でも、意味はわからないだろう……】
- 86 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2009/12/26(土) 22:10:23 ID:GIib.1dY0
- >>85
「あう〜!だいじょぶなの!いろんなあじがあるからなの!」
【そう言って再び袋に手を伸ばす】
【袋からメロンパンや焼きそばパンなどが見られた】
「うん。やさしいひとなの!…あう?みみ?」
【で、アウテリートからいろーんなことを聞いた】
「……?」
【首をかしげっぱなしになった】
- 87 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2009/12/26(土) 22:20:27 ID:.6prKP66O
- >>86
「……さすがですわ……しかし……財源は一体……?」
【やっぱり、そんなに大量に食べるならば、気になるのは当然なのであった】
「……と、言うわけですわ!わかりまして?」
【首を傾げるディスを見ながら、隣の執事はため息を吐く】
『何を教えているんですか……』
- 88 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2009/12/26(土) 22:25:35 ID:GIib.1dY0
- >>87
「う〜ん…ざい?」
【分からない様です】
「……わかんないなの…」
【ディスにはまだ難しい話だったようだ】
- 89 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2009/12/26(土) 22:30:42 ID:.6prKP66O
- >>88
「ん〜……ま、気にする事でもないのですわ……」
【ディスにはわからなかったようなので、アウテリートは話を打ち切るのだった】
「でも、貴方が大人になればわかる時がきますわよ……それまで、いっぱい食べて、いっぱい寝て……私みたいなナイスバディになりなさいな!」
- 90 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2009/12/26(土) 22:35:04 ID:GIib.1dY0
- >>89
「そうなの〜」
【何だか特に気にしてないっぽい】
「うん!おとなになるの!おっきくなるなの〜!」
【ニコニコして言った。大きく両手を振りながら】
- 91 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2009/12/26(土) 22:38:34 ID:.6prKP66O
- >>90
「そ、そうですわ!今が無知のディスさんでも……大人になっても困らないように!……殿方を悩殺するポーズを練習ですわ!」
【いきなり訳のわからない事を言い出したお嬢様……別にスルーしても構わないだろう……】
- 92 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2009/12/26(土) 22:40:14 ID:GIib.1dY0
- >>91
「あう〜?………」
【何やらしばらく考えて】
「……ぽーず?」
【首をかしげて単語を言う。】
- 93 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2009/12/26(土) 22:46:54 ID:.6prKP66O
- >>92
「そう!ポーズですわ!」
【高らかに声を上げる冬の夜】
「こんなのですわ!!こんなの!!」
【とりあえずとったポーズは身をひねって膝に手を置き胸を強調するポーズ……】
「さぁ!ディスさんもさぁ!!」
【一緒にやろうと言う事らしい】
- 94 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2009/12/26(土) 22:52:14 ID:GIib.1dY0
- >>93
「う〜…こうなの?」
【とりあえずアウテリートとおんなじポーズをとる】
「…?」
【が…まっ平らだからそんなにセクシーじゃない】
- 95 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2009/12/26(土) 22:58:54 ID:.6prKP66O
- >>94
「……ごめんなさい、ディスさん……私が悪かったですわ……」
【真っ平らな胸を見てアウテリートは謝った……そっちの方が失礼だったり……】
「じゃ、じゃあ!足を強調ですわ!こうですわこう!」
【コートをめくり、ミニスカートとニーソックスの間から見える絶対領域を強調するポーズ!!】
- 96 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2009/12/26(土) 23:10:04 ID:GIib.1dY0
- >>95
「あう〜?あやまんなくてもいいんだけどなの…」
【よくわかってないらしい】
「あう〜?こうなの?」
【再び言われた通りのポーズ】
【見えるのは短いズボンと足の先までぐるぐるに巻かれた包帯である。
セクシー…ではないかもしれない】
- 97 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2009/12/26(土) 23:14:09 ID:.6prKP66O
- >>96
「く、くっそー!ですわ!!」
【ドサッと地面に膝を着き、悔しがる】
「包帯でしたわね……露出が……いや……待てよ……これはこれでいいかもしれませんわ……」
【結局は自分が見たかっただけらしい……】
- 98 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2009/12/26(土) 23:16:12 ID:GIib.1dY0
- >>97
「う〜ん…どうしたの?」
【心配してアウテリートの顔を覗き込む】
「なにかわるいことしちゃったのかなの?『でぃす』のせいなのかなの?」
【とても純粋な目だ】
- 99 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2009/12/26(土) 23:27:14 ID:.6prKP66O
- >>98
「あ……あぁ〜……そんな眼で見られたら……」
【カタカタと全身を震わせ……ディスを見て……】
「が、我慢が出来ませんわぁ!!」
【ディスに飛び付いて、その大きめな胸で抱き締める】
「ディスさんは何も悪くないんですわよ〜?……よしよしよしよし!!」
- 100 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2009/12/26(土) 23:29:41 ID:GIib.1dY0
- >>99
「!?」
【急に抱きしめられてかなり戸惑っている】
「う〜?な、なにかなの?どうしたの?」
【慌てている…】
- 101 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2009/12/26(土) 23:36:27 ID:.6prKP66O
- >>100
「……はっ!?……私とした事が……つい理性が……」
【どうやら、父親同様、可愛いものには目が無いようだ……】
「ごめんなさいですわ……すぐ離しますわよ!」
【ディスを解放して謝るのだった】
- 102 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2009/12/26(土) 23:42:15 ID:GIib.1dY0
- >>101
「あう〜…うん、きにしないでいいのなのー」
【手を振って微笑んだ】
「だいじょぶかなの〜」
- 103 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2009/12/26(土) 23:49:37 ID:.6prKP66O
- >>102
「うぅ……いい子ですわ〜……」
【感動して涙を流す始末……ディスの優しさが凄い!】
「そう言って頂けると嬉しいですわ……有難うございます……」
【ディスの両手を握って感謝の言葉と眼差しを向ける】
- 104 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2009/12/26(土) 23:53:26 ID:GIib.1dY0
- >>103
「あう〜。こちらこそなの…」
【軽く頭を下げた】
「あうー…ちょっとあったかいなの」
【アウテリートに両手を握られて呟く】
【ディスの手は少し冷たい】
- 105 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2009/12/27(日) 00:03:11 ID:.6prKP66O
- >>104
「暖かい?……そりゃ、私はお父様同様、愛に満ち溢れていますからね?」
【エッヘンと胸を張り、ディスを見る】
「そう言うディスさんの手は……ひんやりして気持ち良いですわよ?」
- 106 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2009/12/27(日) 00:07:12 ID:GIib.1dY0
- >>105
「うん。とってもうれしいなの。やさしいなの…」
【にっこり笑って】
「あう〜、『でぃす』もやさしいからかなの?」
【何だか照れくさそうに返した】
- 107 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2009/12/27(日) 00:14:03 ID:.6prKP66O
- >>106
「そうですわ……優しさは……相手に心地よさを与える事が出来る魔法なんですわ……」
【こちらも、父親、母親譲りの優しい笑みを浮かべて答える】
「だから、ディスさんはとても優しい方なんですわよ?……きっと、素敵な魔法が使えますわ……」
- 108 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2009/12/27(日) 00:17:57 ID:GIib.1dY0
- >>107
「あう〜…まほー…」
【笑顔でアウテリートの顔を見て】
「うん。いつかまほーをみんなにかけられるようになるなの…
やさしいままでいたいなの」
【やさしい声で言った】
「あう〜…なんだか…ゆきがきそうなの・・・」
【ふと、空を見上げて呟く】
- 109 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2009/12/27(日) 00:25:01 ID:.6prKP66O
- >>108
「……えぇ……出来ますわよ……ディスさんなら……優しいまま……皆さんに魔法をかけてあげる事が出来ますわ……」
【自信を持って、そう言う様にアウテリートは返した】
【そして、同じく空を見上げて……】
「そうですわね……もう、遅いですし……帰りましょうか?」
- 110 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2009/12/27(日) 00:29:29 ID:GIib.1dY0
- >>109
「うん!がんばるなの!」
【大きな声で言いかえした】
「うん、またあおうねなの…『ろざりあ』もしんぱいしてるかもなの…」
【若干名残惜しそうに言った】
- 111 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2009/12/27(日) 00:36:53 ID:.6prKP66O
- >>110
「えぇ……また会いましょう、ディスさん?」
【こちらも名残惜しそうに……でも、優しい笑顔で言うのだった】
「じゃあ、誰かを護衛として連れて行きなさいな!」
【実は周りにマナ達が隠れていて、二人を見守っていたのだ!】
『また、俺が行ってもいいですぜ?』
【そして、アウテリートの隣の火のマナの執事が名乗りを上げるのだった】
- 112 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2009/12/27(日) 00:43:23 ID:GIib.1dY0
- >>111
「あう〜!みんないたんだねなの〜!
…いっしょにいってくれるの?うれしなの!」
【笑顔で火のマナを見る】
「じゃあ……おねがいなの〜。」
【そう言って少し火のマナの手を握る】
- 113 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2009/12/27(日) 00:47:41 ID:.6prKP66O
- >>112
「えぇ、召使なんですもの!いつも助かってますわ!」
【アウテリートも感謝をしているらしい】
『えぇ……任せてくだせぇ……』
【火のマナなだけあって、かなり暖かく、ぬくぬくであった】
『では、行きましょう』
【そう言って歩き出す】
- 114 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2009/12/27(日) 00:58:12 ID:GIib.1dY0
- >>113
「あう〜。いーひとなの!」
【アウテリートの言葉を聞いて少し嬉しそうな顔をする】
「あったかなの〜…」
【何だか腕にしがみつく形になりながら】
「『あうてりーと』。またあおうねなの〜!」
【軽く手を振って一緒に歩いて行った】
- 115 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2009/12/27(日) 01:04:03 ID:.6prKP66O
- >>114
『おっとお嬢さん、そんなにくっつかれると歩き辛いですぜ……では、お嬢……行って参りますぜ!』
【ディスと歩きながら火のマナはそう言う】
「えぇ、ディスさん、また会いましょう……二人とも気を付けるんですわよ!!」
【そう言って、手を振りながら二人を見送った】
「さぁ、私達も帰りますわよ!!」
【そう言って、アウテリートとメイド、執事達も帰路に着いた】
- 116 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2009/12/28(月) 15:52:53 ID:GIib.1dY0
- 「……なんだか」
【騒がしい商店街を歩く】
「いつもよりひとがおおいなの」
【ここでふと商店街の店の一つを見る】
「…なんだかおもしろそなの!」
【おみくじのからから回るやつに興味をひかれたようだ】
- 117 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2009/12/28(月) 18:50:39 ID:GIib.1dY0
- カラカラカラ…
「あう〜。まわるまわるなの〜!」
【楽しげにおみくじを回す少女】
【そしてしばらくして銀色の球が転がってきた】
おめでとーございまーす!二等賞で〜す!
「あう〜?なにかもらえるなの!?」
【とても楽しそうである】
- 118 :カノン=カペルマイスター/−−−:2009/12/29(火) 08:41:52 ID:pIXlltyI0
- 師走。
どこか慌ただしい空気の中、人々は街を行き交う。
それを見おろす影が一つあった。
ゆらゆら空を進む金属の竜。
その頭の上、銀髪の男が座っていた。
「年末ねえ……」
男が呟く。
何度となくこの空気を味わってきた。伊達に長生きはしていない。はず。
忙しい、しかしそれだけではないこの雰囲気。
「嫌いじゃねえが、な」
……ただ、ここ、異能都市ってくらいだしなあ……。
この年末年始という超巨大イベントに何か起きない方がおかしい。たとえば鏡餅の反乱とか。
考え、ため息をつきつつ寝転がる。
切れ間の見え始めた曇り空を、竜は行く。
- 119 :沢桐 創:2009/12/29(火) 21:29:22 ID:KycjxHnw0
- 「どこだーっ!沢桐ーっ!」
街中のとあるビルの下で男が叫んでいた。
「ったく、この忙しい時期にドロンしやがって。俺の仕事を増やすなーっ!」
男は叫びながらどこかへ歩き去る。
「こんな寒いのに仕事なんかしてられるかよ。来年まで逃げ切ってやる」
そのビルの屋上に別の男が座っていた。
- 120 : ◆uotUYGHVwM:2009/12/29(火) 21:45:53 ID:L7zeZY7A0
- 「よっ、ほっ……!」
ビルの側面。
沢桐にしたら、男が叫んでいるのであまり見たくない方向。
其方から、叫ぶ男とは別の声と、ガン、ガン、と言う金属音が聞こえてきた。
- 121 :沢桐 創:2009/12/29(火) 21:52:54 ID:KycjxHnw0
- >>120
「ん?」
覗きそうになり、慌てて顔を引っ込める。
「…追っ手か?逃げるか?」
顎に手を当てて考えていた。
- 122 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/29(火) 21:59:43 ID:L7zeZY7A0
- 考える沢桐の前。
依然、その声は聞こえ続けていて。
「よっ!」
少しだけ、大きいその声が聞こえたのと同時。
屋上の縁に、人間の手がかけられた。
「、っと!」
その手を突っ張るように伸ばして、男が一人、屋上へと登ってきた。
「ん……おお、沢桐。よっす」
- 123 :沢桐 創:2009/12/29(火) 22:04:18 ID:KycjxHnw0
- >>122
「…なにやってんだよ。ビビらせるな」
紅夜が顔を出したとき、沢桐は半立ちの状態で構えていた。
「こんなのジャンプ一発で十分だろ」
自分の常識を他人にあてはめないように。
そうこう言っている間に、叫んでいた男の声は遠ざかって行った。
- 124 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/29(火) 22:11:57 ID:L7zeZY7A0
- >>123
「無理だろ。普通に」
遠ざかる男の声を後方に聞きながら。
「……逃げてたのか。同僚?アレ」
- 125 :沢桐 創:2009/12/29(火) 22:20:23 ID:KycjxHnw0
- >>124
「無理かぁ?」
馬鹿にしたような顔で胡坐を掻く。
「ああ、同僚。仕事サボってきた」
どうと言うことは無い、日常茶飯事である。
「しばらく地上には降りれないな、買い溜めしといたんだ。飲む?」
笑いながら懐から缶コーヒーを2本取り出し、内一本を差し出した。
- 126 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/29(火) 22:26:52 ID:L7zeZY7A0
- >>125
「あららー……あいつ、気の毒に」
他人事のように、いや、他人事なのだが、言って苦笑。
「ん、貰う貰う」
差し出された缶コーヒーを受け取って。
- 127 :沢桐 創:2009/12/29(火) 22:35:48 ID:KycjxHnw0
- >>126
「多分もう一人来てるんじゃないかな」
そう言った直後、沢桐が立ち上がる。
―チュィーン…!
「ほらな」
今まで沢桐が座っていた場所に、弾痕が出来ていた。
再び立ち上がり、屋上の物陰に隠れる。
「年末だから気合入ってるなあ」
コーヒーを啜りながら呟いた。
- 128 :沢桐 創:2009/12/29(火) 22:37:05 ID:KycjxHnw0
- >>127
//立ち上がるが重複していたっ…!
- 129 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/29(火) 22:44:35 ID:L7zeZY7A0
- >>127
「……いやいやいやいや」
動かない。
てか、動けない。
「此処までされるのもどうかと思うが、それでもサボるお前って……」
何と言うかもう、呆れる事しか出来なかった。
- 130 :沢桐 創:2009/12/29(火) 22:52:29 ID:KycjxHnw0
- >>129
携帯を取り出し、
「もしもし武州さん?年末だからってこれは無いでしょ?
訓練?あ、そうなの?ふーん。じゃ」
すぐに携帯をしまった。
「お前に危害は加えないってさ。
訓練代わりだとか俺を言い訳にしてサボってやがる」
紅夜には、遠くのビルから光るレーザーポインターが消えたのが見えただろうか。
- 131 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/29(火) 22:54:43 ID:L7zeZY7A0
- >>130
「いや、いや。そう言う問題じゃなくて……」
街中で銃ぶっ放すってどうなのよ、と思った。
が、まあ。
「……」
この都市だし、いいか、と納得。
「……てかそいつもサボってんのかよ……」
- 132 :沢桐 創:2009/12/29(火) 23:01:09 ID:KycjxHnw0
- >>131
「まぁ、東雲だって年末ぐらいゆっくりしたいでしょ?」
コーヒー2本目オープン。
「出来れば家でゆっくりしたかったけどな」
- 133 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/29(火) 23:08:22 ID:L7zeZY7A0
- >>132
「……そう、か……?」
家に居てもする事も無いし、居る人も居ない。
となれば、どうせ外にいる事になる。
ので、ぶっちゃけどっちでもいい。
「……まあ、何かよく分かんねえけど頑張れよ。んじゃ」
危害を加えないと言われても、少し心配は心配。
そそくさと逃げるように屋上から退散していった。
- 134 :沢桐 創:2009/12/29(火) 23:13:51 ID:KycjxHnw0
- >>133
「こたつ入ってテレビ見てだらだらしたいじゃない。
家こたつ無いけど」
こたつ買おうかな等と呟いている。
「おう、死なないように頑張るぜ、じゃあな」
不吉だ。
―チュィーン…
「うわっ回り込んできた」
立ち上がり、空き缶を掴んで他のビルに飛び移り、どこかへ逃げて行った。
- 135 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/30(水) 23:00:58 ID:L7zeZY7A0
- 「……」
ぽかんと口を開けて、夜空に浮かぶ月を仰ぐ。
公園のベンチに腰掛け、何をするでも無く、ただそんな様子で男は其処に居た。
- 136 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/31(木) 22:04:31 ID:IDnKkU3kO
- 一人、雪が積もった道を行く。
大晦日だろうと、この男は変わらない。
例え、何時もより道を歩く人が少なかろうと。
だって、家に居ても本当に何も無いから。
- 137 :魁:2009/12/31(木) 22:37:39 ID:Jhlo6zSQO
- 「んー」
微酔いの魁。
中の人がチューハイに手を出したのが悪かった。
「ねむいー」
- 138 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/31(木) 22:44:50 ID:IDnKkU3kO
- >>137
「……げ」
眼前に居る酔っ払い。
大分前に色々やっちまった相手。
そんでもって、恐らく一番か二番くらいに嫌われてるであろう相手。
「……」
顔を伏せがちに、その横を通り過ぎようとしてみる。
- 139 :魁:2009/12/31(木) 22:48:38 ID:Jhlo6zSQO
- >>138
「煉」
ガシィ、と肩を掴む。
どうやら紅夜だと気が付いていないようだ。
「たまには家に帰りなさいよー」
酔ってる。
- 140 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/31(木) 22:52:03 ID:IDnKkU3kO
- >>139
肩を捕まれた瞬間。
ビクン、と肩が跳ねた、が。
「あ、ああ……分かった……ぜ……」
瞳を見られたらバレるので、出来るだけ見せず。
精一杯、アイツの真似をして。
- 141 :魁:2009/12/31(木) 22:54:52 ID:Jhlo6zSQO
- >>140
「……なんて、言うとでも思ったの?」
煉ではないと見抜かれていました。
くすくす、と微笑みながら肩をポンポンたたく。
- 142 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/31(木) 23:00:18 ID:IDnKkU3kO
- >>141
「……」
バレてる。
ならば。
「……ッ!」
雪を蹴り、前方へとダッシュ。
- 143 :魁:2009/12/31(木) 23:02:54 ID:Jhlo6zSQO
- >>142
「こら」
走りだそうとする、そのとき足を紅夜のほうに伸ばし、転ばそうとする。
- 144 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/31(木) 23:05:44 ID:IDnKkU3kO
- >>143
「!?」
一歩目を踏み出そうとした瞬間。
見事にその足に引っかかって、前方へとズッこけた。
- 145 :魁:2009/12/31(木) 23:11:47 ID:Jhlo6zSQO
- >>144
転んだ紅夜の隣、騎士剣が雪を穿つ。
「私があなたのような存在を生んだのよね……吸血鬼の本性みたいな。
私の手でこれをなくしたいけど、一人の人格として懸命に生きてるあなたの命を奪うのは、それは非情すぎる」
鞘に刀を納めた。
- 146 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/31(木) 23:14:22 ID:IDnKkU3kO
- >>144
「……」
魁の言葉を聞き終え、ゆっくりと立ち上がる。
「……殺したきゃ、殺せばいいさ」
振り返り、付いた雪をポンポンと叩き落として。
- 147 :魁:2009/12/31(木) 23:21:14 ID:Jhlo6zSQO
- >>146
「ふふん、貴方は好きに生きなさい」
外面は煉と同等、という理由で見逃したのかは不明だが……。
「けど私の渇きを癒させて貰うわよ」
ねらいはただひとつ。
噛み付いて血を啜り、満足を得ること。
- 148 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/31(木) 23:24:20 ID:IDnKkU3kO
- >>147
「……そうかい」
安心とも少し違う感覚。
それが腹の中に落ちてくるような、そんな感じ。
「……それはっ」
一歩でグルリと方向転換。
「断る!!」
二歩目で雪を蹴り、またダッシュ。
- 149 :魁:2009/12/31(木) 23:27:05 ID:Jhlo6zSQO
- >>148
「残念……」
紅夜の逃亡を、むきになって追わず、ただ小さくなる背中を、見つめるばかり。
それから思う、煉はなにをやってるのだろうと。
- 150 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/31(木) 23:34:00 ID:IDnKkU3kO
- >>149
魁の言葉。
それから、アイツがこの都市に居ないかもしれない、という可能性が更に高まった。
「……ったく」
魁には既に見えない所まで走ってきた。
そこで思い、呟く。
「……何やってんだか」
- 151 :レラ=バニッシュ:2010/01/01(金) 23:39:43 ID:7hcwnxwgO
- 【広場に一人の少女】
【見れば、竜を模した機械の背中を開き、その中に工具を当てている】
【より見れば、顔は険しめ。順調に進んでいる訳ではないらしい】
- 152 :射森翠 ◆uotUYGHVwM:2010/01/01(金) 23:57:10 ID:IDnKkU3kO
- 「ふぇえ……グスッ……」
一人の少年がその近くを歩きかかった。
聞こえる声は、すすり泣きの声。
コートの中から見える服は外に出るための物と言うよりは、部屋着のような感じ。
- 153 :レラ=バニッシュ:2010/01/02(土) 00:08:38 ID:7hcwnxwgO
- 可笑しいな。どうしてこうも……ん
【工具を離して呟いて、顔を上げれば見知った顔が】
おい貴様、どうかしたのか?
【動く事はせず、ただ声をかける】
- 154 :黒沢小百合:2010/01/02(土) 21:32:10 ID:rSRBD9/U0
- 【都市中心部】
――キュラキュラキュラ
『特別警戒実施中』と車体の側面に書かれた戦車が、
アスファルトに靭帯の跡をつけながら走り去っていく。
『サンダーボール・3よりHQ。
不審者を発見した。』
『レインフォーサー・リーダーよりHQ。
F区画112番スラムで死体を発見。』
「よろしい、特異な状況で無い限り、
通常対処を行った後、哨戒を続けよ。」
『サンダーボール了解。』
『こちらレインフォーサー、了解した。』
公園に張られた白いテントの中で、
小百合はただたんたんと指示を出し続ける。
- 155 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/01/02(土) 21:38:31 ID:HnkBBDEo0
- >>154
「え、なに? 何事?」
缶コーヒー片手にクロスは呆然とした表情で公園を眺める。
「なんかすんげー物々しいんだが……何があったんだ……」
- 156 :メルア・クローム ◆My6NsjkSfM:2010/01/02(土) 21:41:25 ID:GIib.1dY0
- >>154
「あらら。物々しいなぁ、街の中に戦車なんて」
【煙草を手に持った銀髪紅眼の女性】
「何かあったのかな?」
- 157 :黒沢小百合:2010/01/02(土) 21:50:03 ID:rSRBD9/U0
- >>155 >>156
『年末年始特別警戒実施中』と書かれた
大きなテント白い旗が無数に立つ公園。
周辺には数百人の兵士が
駐屯しており、非常に物々しいが、
ところどころ一般人の姿も見える。
どうやら貧しい人向けに、
御飯と豚汁が無料で配布されているらしい。
さらに家を持たない人など向けに、
冬の間架設テントを設置しているようだ。
- 158 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/01/02(土) 21:54:08 ID:HnkBBDEo0
- >>157
「こりゃ……炊き出し、ってやつか?
こういうこともするのか……ま、確かに治安維持には貢献してるのか」
辺りを見回しながら呟く。
そこで目に入るのはテントの下の黒い長髪。
「あ、小百合だ。
おいっすー」
白い息を吐きながら小百合に近づいてゆこうと歩む。
- 159 :メルア・クローム ◆My6NsjkSfM:2010/01/02(土) 22:00:42 ID:GIib.1dY0
- >>157
「兵士…やけにすごい雰囲気だなぁ」
【興味をひかれたのか、公園のなかに入っていく】
「にしても…特別警戒だからって気軽に軍隊を出せるものなのかな…
千夜グループ…底が見えない」
【首をかしげて言う】
>>158
「ん?あの人…」
【ふと、クロスを見る女性】
「…どこかで見たような…」
【また首をかしげた】
- 160 :黒沢小百合:2010/01/02(土) 22:13:28 ID:rSRBD9/U0
- >>158
『この先のテントへは一般人の立ち入りは許可できません。』
『炊き出しの整理券配布、架設テント受け入れ申請でしたら
あちらのテントへどうぞ。』
クロスの行く手に二人の兵士が立ちふさがる。
どうやら、一般の通行人と勘違いされてしまったらしい――
「いえ、その方は通しても問題ありません。
通行は私が許可します。」
その時、兵士達の持っていたトランシーバーから
聞きなれた声が漏れた。
>>159
『ほらほらぼさっと立ってんじゃないよ!
後がつかえてるんだから早く進んでおくれ!!』
近所のおばさんにせかされてしまった……
どうやらメルアの立っていた場所は、炊き出しの順番待ちに
近く少し邪魔になっているらしい。
- 161 :名も無き異能都市住民:2010/01/02(土) 22:20:48 ID:HnkBBDEo0
- >>159
「あん?」
視線を感じ、ふと振り向く。
「……なんだアイツ」
>>160
「はいはい、こうなることかと思ってたぜ」
予想をしていなかったわけではなかったのか、怒る素振りも見せずに兵士の横を通りすぎる。
そしてそのままテントの下へ。
「お疲れさん、相変わらず大変そうだな」
相変わらず、何も考えていないような屈託の無い笑顔を彼女に見せた。
- 162 :メルア・クローム ◆My6NsjkSfM:2010/01/02(土) 22:23:14 ID:GIib.1dY0
- >>160
「あ、失礼」
【あわてて前に進む】
「これは…自分も食べていいということかしら!?」
【なんだか嬉しそうである】
>>161
「う〜〜ん…」
【少しかんがえごとをした後】
「あ、」
【ポンと手をたたく】
「そういえば…研究所でちらっと資料を見たことあったな…
銃字森教授の…?」
【かんがえごとのつもりのようだが…ダダ漏れである】
- 163 :黒沢小百合:2010/01/02(土) 22:34:07 ID:rSRBD9/U0
- >>161
「これが私の仕事ですから。」
小百合は特に表情も変えず
クロスを出迎えた。
テントの中には多数の最先端機器が持ち込まれ
情報将校や職員が数人、あわただしく動き回っている。
「何のようですか……と言ってもどうせ貴方は
なんとなく、と答えるのでしょうね。」
兵士の一人が、紙コップに入ったコーヒーを持ってきた。
>>162
どうやら、メルアの言うとおり
整理券さえ貰えばだれでもごはんと豚汁をもらえる様である。
近くのテントや、ベンチでは
ストーブや焚き火を囲みつつ暖かな食事を楽しむ
人々の姿がちらほら見える。
- 164 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/01/02(土) 22:39:10 ID:HnkBBDEo0
- >>162
「ん……?」
喧騒に飲まれて聞こえなかった。
だけど、聞き覚えのある名前が聞こえた……気がした。
>>163
「ご名答。ただ、お前の顔が見たくなっただけだ。
あ、どうも」
コーヒーを受け取り、白い湯気を啜りながら少しずつ飲む。
「……で、小百合。
ついでに聞くが、今夜は何人くらい死んでる?」
- 165 :メルア・クローム ◆My6NsjkSfM:2010/01/02(土) 22:41:03 ID:GIib.1dY0
- >>162
「ほほーう。これはうれしいなぁ!
遠慮なくいただこうかな!…ん?」
【バッグの中のパソコンが妙にぴかぴか光る】
「どうしました?」
【そう言ってノートパソコンを取り出して開いた】
≪もー!私にもご飯を見せてよ!!≫
【パソコンの画面の中から女性が駄々っ子みたいに語りかける】
「はいはい。」
>>164
「…気になるな…アーシアさん。
データの中にありますか?」
≪さあどうかしら?一応調べておくわ≫
【互いにクロスをちらちら見ながら言った】
- 166 :メルア・クローム ◆My6NsjkSfM:2010/01/02(土) 22:41:57 ID:GIib.1dY0
- //失礼。>>162は>>163です。
- 167 :黒沢小百合:2010/01/02(土) 22:50:12 ID:rSRBD9/U0
- >>164
「現状は路地裏で変死体が6つと交通事故で5人
能力者同士の喧嘩で2人、あとテロで12人ですね。」
淡々と報告書を読み上げる小百合は、
ひどくつまらなさそうで。
「いつもより少し多い、と言った程度です。
誤差の範囲と言えるでしょう。」
巨大都市の夜はまだまだ危険が多いようだ。
>>165
近くにいた数人が物珍しそうに
ノートパソコンを見つめていたが、やがて人ごみに紛れ。
珍しいことがその辺に転がっている
この都市に住んでいると、そういうことにも慣れてしまうのだろう。
遠くに「炊き出し整理券配布はこちら」とかかれた
白いのぼりが見える。
- 168 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/01/02(土) 22:57:13 ID:HnkBBDEo0
- >>165
「……」
じっと相手を見つめるクロス。
脳に刻み込むように、相手を凝視する。
気配を隠すようなことはせず、むしろ自分の存在を示すように。
>>166
「ま、年末年始だからなぁ。
テンション上がってるバカもいるんだろ」
やれやれと白い溜息を吐く。
「ま、これでも最近は落ち着いてきた方か。
去年はビル倒壊とか結構あったしな」
そこで一気にコーヒーを口の中に流し込み、紙コップをグシャリと握り潰す。
「コーヒーごっそさん。
邪魔して悪かったな、頑張ってくれ」
そういうと、彼もまた喧騒の中に消えていってしまった。
「あいつ……キナ臭い奴だった」
目に焼き付けた銀髪の女を、夜空を背景に思い浮かべながら。
「ついに、この街でも出会っちまったか」
- 169 :メルア・クローム ◆My6NsjkSfM:2010/01/02(土) 23:01:03 ID:GIib.1dY0
- >>167
「あそこが整理券っと」
【のんびり歩いて整理券を受け取りに行く】
「…すいませーん。整理券いただいてよろしいですか〜?」
>>168
「やっぱり!そうかも!」
【違和感は確信に変わりかけていた】
≪データは…残念ながらそこまでは残ってなかった「いや、大丈夫」
【手をかざしてパソコンの中の女性を制止する】
「多分あの人は…銃寺森さんですよ。」
【興味深そうにつぶやいた】
- 170 :黒沢小百合:2010/01/02(土) 23:10:28 ID:rSRBD9/U0
- >>168
「…………」
小百合は、ただクロスを無言で見送った。
『付けさせますか?』
「いえ、彼なら下手な尾行は気づくでしょう。
夜刀神さん用の衛星を一つ転用しなさい。」
『了解しました。』
>>169
ボランティアのおばさんから、
券を手渡される。
『はい、整理券ね。』
配布場所はそれなりに混雑していたが、
券自体はすんなりと貰うことが出来た。
後は交換するだけだ。
- 171 :メルア・クローム ◆My6NsjkSfM:2010/01/02(土) 23:16:41 ID:GIib.1dY0
- >>170
「はい、どうもです。」
【ニコニコしながら受け取った】
「じゃあもらいますね〜!」
【そのまま足をトン汁のほうに向けて歩き始めた】
- 172 :黒沢小百合:2010/01/02(土) 23:22:33 ID:rSRBD9/U0
- >>171
炊き出しはかなりの人が並んでいたが、
列に並んでいるうちにようやくメルアの番がやってきた!
『どうぞ、こぼさないようにね。』
プラスチックの使い捨て容器に入れられた
熱々の御飯と豚汁が湯気を立てている……
オカズが必要ないほどおいしそうだ。
- 173 :メルア・クローム ◆My6NsjkSfM:2010/01/02(土) 23:26:59 ID:GIib.1dY0
- >>172
「あ、どもども!ありがとございます!」
【微笑んでご飯と豚汁を受け取った】
「もぐもぐもぐもぐ、おー美味しいな〜!」
【ニコニコしながらご飯と豚汁を口に頬張る】
「…そう言えばあのテントにはだれがいるのかな?」
【ちょっと気になってそろりと小百合のテントに顔を突っ込みに行く】
- 174 :黒沢小百合:2010/01/02(土) 23:34:32 ID:rSRBD9/U0
- >>173
メルアの千夜カンパニーの社員章が見えたのか、
クロスの時とは違い呼び止められることは無かった。
「おや、研究開発部のかたでしたね?
何か、急ぎの報告でもあるのですか?」
小百合は至極忙しそうに、書類に眼を通している。
- 175 :メルア・クローム ◆My6NsjkSfM:2010/01/02(土) 23:36:56 ID:GIib.1dY0
- >>174
「あ、あなた…黒沢さんじゃないですか!
もしかして」
【外の軍隊を指差して】
「あの人たちを指揮してるのはあなたなんですか?」
【少し驚き顔である】
- 176 :黒沢小百合:2010/01/02(土) 23:41:52 ID:rSRBD9/U0
- >>175
「ええ、その通り。言いませんでしたか?
私は治安維持部門の責任者ですから。」
少し得意げな顔で、メルアを見つめて。
「これが私の『能力』です。」
- 177 :メルア・クローム ◆My6NsjkSfM:2010/01/02(土) 23:45:49 ID:GIib.1dY0
- >>176
「能力…もしかして…」
【キョトン顔で兵士たちを見て】
「あの人たち全員が黒沢さんが能力で生み出したんですか?」
≪へぇー≫
【驚き顔のメルアに対してアーシアは感心顔である】
- 178 :黒沢小百合:2010/01/02(土) 23:54:28 ID:rSRBD9/U0
- >>177
「えぇ、その通り。
私の思惑一つで最古の軍隊から
最新鋭の空母戦闘群まで動かして見せましょう。」
言葉どおり、小百合は書物さえあれば
どれほどの数の軍隊であっても具現化、統率することが出来る。
「もっとも、戦いなど端から起きないほうが良いのでしょうけども。」
しかし小百合は、ただどれではつまらない。
と言いたげな不敵な笑みを浮かべていた。
- 179 :メルア・クローム ◆My6NsjkSfM:2010/01/02(土) 23:58:18 ID:GIib.1dY0
- >>178
「そっかぁ…やっぱり千夜の人はすごいんだなぁ〜」
≪あら?私だってハッキングならお手の物よ?≫
「すごさのジャンルが違います」
【まるで漫才のように二人が会話をしている】
「私のところにも結構能力者がいたみたいですが…
戦闘向けの能力はあんまりいなかったかなぁ…」
【考えながら言う】
- 180 :黒沢小百合:2010/01/03(日) 00:05:31 ID:rSRBD9/U0
- >>179
「適材適所、ということですね。
やはり能力者にも向き不向きはありますから。」
小百合は戦闘にも、それ以外にも使える。
人材を自ら生み出せる人海戦術は非常に心強い。
「さすがに、貴方に銃を持って戦場へ行け、と言うわけにはいきませんしね。」
- 181 :メルア・クローム ◆My6NsjkSfM:2010/01/03(日) 00:15:25 ID:GIib.1dY0
- >>180
「ははは、確かに。私は頭以外はからっきしですからねぇ!」
【軽く笑いながら言った】
「戦線は強い能力の人に任せることになるでしょうね。
私たちはバックアップに努めるべきですね」
【軽く頭をかいた】
「じゃあその…そろそろ自分はお帰りしますね〜」
【パソコンを抱えて振り返った】
≪ディスちゃんはどのおうちにいるんでしょうね〜≫
「さあ…」
【立ち止まって頭をかく】
- 182 :黒沢小百合:2010/01/03(日) 00:21:20 ID:rSRBD9/U0
- >>181
「なんなら、千夜の社員寮までお送りしましょうか?
私の能力を使えば、早く帰れるでしょう。」
自分も、今までの書類をまとめつつ。
「ディスの位置は夜のうちは特定できません。
おそらく、何らかの魔術類でどこかに潜伏しているのでしょう。」
やけに詳しいところを見ると、
ディスをも監視しているのだろう……
- 183 :メルア・クローム ◆My6NsjkSfM:2010/01/03(日) 00:27:43 ID:GIib.1dY0
- >>182
「ありがとうございます。とってもありがたいです!」
【すぐさま頭を下げた】
「はあ…夜はどこにいるかわからないか…
だれかディスを隠している人間…いや、人間じゃないけど…いるってことか」
≪まあ、あの子は大丈夫よ。黒沢さんもあの子を監視してるようですから≫
「ふうん…」
【色々気にしているようだ】
//今日のディスちゃんは近くのパン屋を出入り口にしました
- 184 :黒沢小百合:2010/01/03(日) 00:32:20 ID:rSRBD9/U0
- >>183
「分かりましたでは。」
小百合はおもむろに自分の袖から、
古びた紙片を取り出した。
「では、良い夜を。」
テントから外を見ると、
小型の軍用ヘリが開いているスペースに待機していた……
- 185 :メルア・クローム ◆My6NsjkSfM:2010/01/03(日) 00:37:48 ID:GIib.1dY0
- >>184
「はい、お疲れ様です。黒沢さん」
【頭をゆっくり下げて】
「それではまた。」
≪ありがとうございます〜!≫
【二人?は手を振ってヘリのほうへと向かっていった】
- 186 :黒沢小百合:2010/01/03(日) 00:49:32 ID:rSRBD9/U0
- >>185
ヘリは二人?を乗せると、
ぐんぐん寮へと向かい飛んでいく。
3分もかからず、寮へたどり着けることだろう。
- 187 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2010/01/03(日) 20:38:23 ID:IDnKkU3kO
- 「……」
都市の電気屋。
その中から外に向けられてるテレビ。
それを何の気無しに外から覗いていた。
「……日の出、ねえ」
富○山パネェ。
- 188 :No.3:2010/01/03(日) 22:34:16 ID:E0EoNV6E0
- 夜の公園。鼻歌交じりに歩いてきた金髪碧眼の男は、担いでいた黒い箱を広場の真ん中に降ろした。
「ここなら…文句は出ぇへんな、広いし」
関西弁で喋る白衣の男は、まるで棺のようなその黒い箱を開ける。
中にあるのは一瞬クズ鉄と見紛うような金属の棒が数本と、分厚い金属板。
「今日みたいなこともあるし、組み立て練習くらいしとかんと…」
白衣の男、スリーは独り言を言いながら、黒い箱に手をかざす。
- 189 :頼羽無為:2010/01/03(日) 22:58:00 ID:fP94A.NgO
- >>188
「む…」
そこに通り掛かったのは、だらしなく着崩したスーツの上に黒いコートを羽織ったボサボサの黒髪の男。
咥えた煙草を退屈そうに揺らしながら、白衣の男へと近寄る。
「よう、そこの怪しい青年。何してんだ?」
足音も立てずに近寄った男は、スリーの背後、ほぼ真後ろから声を掛けた。
- 190 :No.3:2010/01/03(日) 23:07:07 ID:E0EoNV6E0
- >>189
男の手の元に、一本の金属棒が吸い付くように浮き上がる。
断面にはなにやら呪術めいた掘り込みがしてあり、静かに青白く光り始めた。
「うおっ!?うわーびっくりした、誰もおらんと思てたから変な声出たやんか」
白衣の男は大げさに驚き、冗談っぽく顔をしかめる。
「全然気配無いんやからもう…それに怪しいて、白衣のどこが怪しいねん、
立派な研究室の正装やんか!…ああ、これな、僕の武器。
組み立て式やねんけど、どうにもちゃんと展開できる『場所』がなかって、んで」
ここにしたんや、と男は続ける。
そうしてる間にも、金属棒の断面に吸い付くように一本、一本と箱から別の金属棒が浮き上がる。
現在全長5m程度、これだけ見ればただの長すぎる金棒だ。
- 191 :射森翠 ◆uotUYGHVwM:2010/01/03(日) 23:08:15 ID:L7zeZY7A0
- 「ぐすっ……ふぇぇ……」
さく、さく、と一定の間隔で雪を踏む音が聞こえる。
その音はゆっくりゆっくりとではあるが、確実に二人がいる夜の公園へと向かっていた。
「ふぇ……っん……?」
コートの中から見える服は、パジャマに近いような、見るからに部屋着と言う物。
涙を拭い、しゃくり上げて顔を上げると、二人の存在に気付いて。
- 192 :No.3:2010/01/03(日) 23:19:24 ID:E0EoNV6E0
- >>191
「おや、なんや最近良くお嬢ちゃんと会うなぁ」
受け取り用によっては特定性癖の持ち主と疑われるような発言をして、彼女の存在に気付く。
「どうしたんや?こんな夜中にそんなかっこでうろついてたら危ないで、お嬢ちゃん。
ああ、僕は全然怪しいもんとちゃうから、安心してええで」
夜の公園で白衣を着、右手に長い長い棒を引っ付かせた金髪の関西弁男を怪しくないと断言する男は見るからに怪しいだろう。
- 193 :頼羽無為:2010/01/03(日) 23:25:35 ID:fP94A.NgO
- >>190
「そりゃあお前、野外で白衣着てるヤツなんか十中八九変態だろうよ」
男は気怠げな声で呆れたように返す。
「ほう、武器か」
展開されていく金属棒をしばらく眺め、次はスリーの体格を見る。
「まあ…なんだ、自分の身の丈に合った物を使ったほうがいいんじゃないか」
男にはどうしても、目の前の白衣を着た青年がコレを振り回す姿が思い浮かばなかった。
>>191
「おや」
歩いてくる少年に気付き、煙草を咥えたまま器用に声を掛ける
「どうした、少年。いい子はとっくに寝てる時間だが」
- 194 :射森翠 ◆uotUYGHVwM:2010/01/03(日) 23:32:51 ID:L7zeZY7A0
- >>192
「え?」
お嬢ちゃん、と言う単語に反応して後ろを振り返り。
「……誰もいないよ?」
こてん、と軽く首を傾げて。
「コレは……その……」
身体の前で両手の指を突っつき合わせながら俯いた。
よく見れば、雪のように白い頬が少しだけ赤くなっていた。
>>193
「えっと……本当はもう寝る時間なんだけど……」
指を突っつき合わせる動きと、俯いたままなのは変わらず。
「……ぐすっ……うええぇん……」
顔を下に向けたまま、又泣き出した。
- 195 :No.3:2010/01/03(日) 23:33:34 ID:E0EoNV6E0
- >>193
6つの金属棒が断面でそれぞれ繋がり、更にその先に金属板が3つほど取り付けられ、
巨大な矛の刃の形を何とか作り上げる。
まさしくそれは巨大な矛だった。全長7mの金属棒の先にどでかい刃もどきの金属塊が取り付けられている。
完成したその『矛』はその途端コントロールを失い地面に落ちた。
ドズゥン、と低い響きと共に地面が少し揺れる。
「いやな、僕も無茶やとは思うけど、こんぐらい常識離れした武器の方が僕には扱いやすいねんや。
うん、重ければ重いほど、僕の能力が働きやすいからね」
男は言いながら、その馬鹿でかい金属塊を『軽々と持ち上げた』。
「…な?結構僕に向いてる武器なんよ、これ。」
>>191
「…えぇぇぇ?!男ぉ!?」
男が少年、と呼ぶのを聞いて、滅茶苦茶驚いた。まじまじと彼を見つめる。
- 196 :頼羽無為:2010/01/03(日) 23:52:47 ID:fP94A.NgO
- >>194
「ふむ」
泣く少年を見ながら、男は困ったように顎の無精髭を撫でる。
…このくらいの子を見ると、我が息子を思い出す。
しかし、彼は…泣かない いや、泣き方を知らなかった。故に、この男も子供のあやし方と言う物を心得ていない。
「…やれやれ」
男はため息を吐きながら、泣きじゃくる少年の頭をわしわしと雑に撫でる。
「少年、質問には答えてくれねば何も分からん」
>>195
「ほう、それを持ち上げるか。大したもんだ」
男は感心したように持ち上げられた矛を見上げる。
「なるほど、何かしらの能力者だったか。それならこの馬鹿げたデカブツにも納得がいく」
だが、と男は続ける
「…やはりデカ過ぎないか?とても近接戦に向いてるとは思えないが…」
- 197 :射森翠 ◆uotUYGHVwM:2010/01/03(日) 23:55:45 ID:L7zeZY7A0
- >>195
「おおっ!おおーっ!!」
変形していく巨大な金属。
それは少年の心をキャッチヒズハートしたらしい。
「え?うん。男だよー」
そう言って、3の直ぐ目の前まで歩み寄り、少し丈の長いズボンを掴んで。
「ほらっ!」
何をしたかはご想像にお任せします☆
- 198 :射森翠 ◆uotUYGHVwM:2010/01/03(日) 23:57:58 ID:L7zeZY7A0
- >>196
「……?」
無精髭を撫でた男の顔を不思議そうにまじまじと見つめる。
その表情、少年には何を考えているのか、なんて推測できない程度には難しい物だった。
「あっ……う、うん……えっと……」
頭を撫でられ、頼羽の顔を見上げて。
「……何でだっけ……」
巨大金属の変形に感動していたせいか、呟いて、また首をこてんと傾げた。
- 199 :No.3:2010/01/04(月) 00:09:53 ID:E0EoNV6E0
- >>196
「直ぐに能力に結びつくって事は、あんたも能力持ちなんか?それともこの街が異能に慣れきってるだけかいな」
笑って男は質問し、
「ああ、デカ過ぎて何ぼなんよ。これはただ単に脅威を与えるシンボルであればええのんな。
これの攻撃はオーバーキル過ぎるし、元々これをどうにかして当てるつもりは無いんよ。」
言いながら矛をぐるりと回す。
「僕の能力は『物体に二つの質量を設定する』事や。一つは自分から見た質量、もう一つは自分以外から見た質量。
それぞれ元の質量の100倍から100分の1までを自由に設定出来るんな。
これの元の重さは500kgやけど、僕にとっては5kg、僕以外には50tで作用する。
それに僕の体重も僕以外には7tになってる。殴られただけで車の衝突や。
この矛の振り回した柄の部分が当たるだけでもほぼ致命傷なんよ。
リーチが長過ぎるとしても、中々突っ込めへんと思うよ?」
後は吹き飛ばした瓦礫で削れるし、とにこやかに男は告げる。
今までも相当な回数の戦闘をこなしていると思われる発言だが、あまり『対異能』慣れしていないのも見て取れる。
「あー、名乗り遅れたわ。僕の名前はスリー。No.3のスリーな。よろしく!あんたは?」
>>197
「はっはー、どうや、すごいやろ!って言っても僕の魔力なんて人並み以下やねんけどねぇ」
苦笑しながらも男は胸を張って、そして『それ』を見た。
「…うん、疑う余地もないね、それは。君は男やな、うん。あんまり人に見せたらあかんよ」
やんわりと諭す男。どこかに諦観が混じっているようだ。
「君、名前は?僕はスリーって言うねんけど。…あぁ、No.3のスリーな。ワン、トゥー、スリー。解るかいな?」
名前の意味が解るか心配のようだ。
- 200 :頼羽無為:2010/01/04(月) 00:30:31 ID:fP94A.NgO
- >>198
「…やれやれ」
男はもう一度大きな溜め息を吐く。
立ち上ぼる白い息は、煙草の紫煙か、それとも氷点下のせいか。
「用が無いのならあまり外をうろつくべきではないな、少年。…風邪を引く」
>>199
「生憎、俺はどこまでも無能力者でな。まあ、異能持ちなら腐るほど見て来たさ
なんせ此所は、異能の名を冠する都市だ」
おどけるように肩を竦めて答える。
「質量を操る能力、か。なるほど、それなりの自信はあるらしい」
ふむ、と頷き、顎に当てていた手を放してビシッとスリーを指差す。
「要するに――脳筋ってヤツだな」
あんまりなまとめ方である。
「ああ、そういやそうだな…俺は頼羽、頼羽無為(ライバ ナナシ)。ただのタクシードライバーだ」
スッ、手を差し出す
「変わった名前だな…ま、この先何の縁があるか分からんが、よろしくな」
- 201 :No.3:2010/01/04(月) 00:43:14 ID:E0EoNV6E0
- >>200
「うーん、やっぱりこの街は常識じゃ測れへんな…」
呟いて、空を見上げた。
「脳筋とは失礼な、これでも結構頭使って作った能力やねんで?」
彼の言葉に嘘はない。確かに彼の能力は頭を『使って』いるのだから。
「まぁ自信があるっていうても今まで異能持ちと戦った事はあんま無いねんけどな、やから
これだけの武装があっても結構怖いんよ」
この街がどんな人間で溢れているのか彼は少し掴みかけた所なのだ。
「ナナシね、NoNameって意味もある…こっちもよろしゅうに。
…あぁ、スリーはただの番号やからねー、まぁずっとこれで呼ばれてるからスリーでええねんけど」
少し笑ってそう告げた。
「タクシードライバーて、この街でする仕事としては危ないんちゃうん?
今日も何か知らんけど女の子を襲うイカれた異能持ち男とか見たし、自己防衛の手段でもあるんかいな」
心配してるのか、興味本位か。恐らくは後者。
好奇心の赴くままに質問をした。
- 202 :射森翠 ◆uotUYGHVwM:2010/01/04(月) 00:44:58 ID:L7zeZY7A0
- >>199
「魔力なんて僕も……」
言って、男の身体に少しだけ触れる。
それと同時、ピリッと静電気のような物が走った。
「これくらいしか出来ないよ」
「え?あ、うん」
何事も無かったようにズボンを上げて。
「三番……?僕は射森翠だよ」
ニコリと笑いかけて。
>>200
「え、あ、うん。そうだね」
明るい笑顔を其方にも向けて。
「それじゃ、何かあったような気がしたけど……帰るね!ばいばーい」
言って、大きく手を振りながら。
少年は公園から立ち去っていった。
- 203 :頼羽無為:2010/01/04(月) 01:18:23 ID:fP94A.NgO
- >>201
「これは失礼した」
男は悪びれた様子もなく、くつくつと喉を鳴らして笑う。
「能力者との戦闘か…ま、この都市に居れば嫌でも経験することになる」
なんせ、異能者では無い人間のほうが珍しい場所だ。
「意味も何も、俺は名無しのドライバー…それだけのことだ。
クク、どうやら本名ではないのはお互い様のようだが」
男もそう言って笑い返す。
「例えどんなイカれた野郎でも、乗るんなら俺にとっちゃあ客であることには変わらんさ。
自衛手段?まあ、それくらいは俺も持ち合わせている」
男はスーツの懐に手を伸ばす。
取り出したのは、50口径はあるだろう武骨なリボルバー。
「コイツの名前はイコライザー」
おもむろに砂場に銃口を向けて引き金を引く。
――次の瞬間
ドゴン と鈍い爆発音と共に、空高く巻き上げられる砂塵。
砂場の跡は、一瞬でクレーターと化していた。
「この銃の前に、俺と異能は対等だ」
- 204 :頼羽無為:2010/01/04(月) 01:22:37 ID:fP94A.NgO
- >>202
「気をつけて帰れよ。変態ってのはそこら中にいるもんだ」
その後ろ姿を見送る視線には、何処か父親らしさがあった。
- 205 :No.3:2010/01/04(月) 01:28:58 ID:E0EoNV6E0
- >>203
「本名で無いし、本名が無いねんな、僕は。」
あんたもかい?と笑って告げて。
男が拳銃を取り出したのをみて、通常火気との解釈を下したが、その認識はクレーター一つで吹っ飛んだ。
「…なるほど。…イコールってわけやね、良い名前やん」
彼の能力は中距離戦闘で莫大な力を発揮するが、遠距離攻撃の前には通常の人間としての体をさらけ出す。
はっきり言ってイコライザーは彼にとっては脅威だった。
「どんな異能持ちであろうと、大抵は人間やねんな…いや、昨日竜みたいなんは見たけど。
それやったら、その拳銃さえあれば渡り合えるわけか。なるほどなー」
異能には異能、そう解釈していたが、この街はそう一筋縄では行かなさそうだ、と考えて。
「あ、それやったらこの矛にも名前あるで。『DREADNAUGHT』、弩級、蛮勇の意味やね。ぴったりや」
矛をくるくる回す。その動作には軽やかさを感じるが、実際の質量を知ればとても近づこうとは思わないだろう。
- 206 :頼羽無為:2010/01/04(月) 02:00:01 ID:fP94A.NgO
- >>205
「この街の外では、俺もそれなりの名で通っていた"果学者"の一人だったんだがな…いや、今となってはどうでもいいことか」
ふ、と何処か自嘲的な笑みを浮かべて、男は『イコライザー』を懐に戻す。
「ま、今のは無駄に威力が高いだけの弾だ。要するにこけおどし用だな。
相手によって弾を使い分けるくらいはしなければ、例えこの銃でも此所では話にもならん。
なんせ、異能も持たず、特異な武装も持たず。
己の技術だけで化け物と渡り合うような輩がごまんと居る所だ」
男は口の端で煙草を揺らしながら、愉しそうに語る。
「ドレッドノート、か。良い名だな…まさに弩級の名にふさわしい」
重量とスリーの能力を考えれば、戦艦並の火力を出せるだろう。
これほど名実を共にする名前もそうそう無い。
「さて、こんな時間か…俺はそろそろ帰るとしよう。
珍しいもんが見れていい散歩になった。
そんじゃ、またな、青年…いや、スリーだったか」
男は軽く手を振り、煙草の煙を後に引きながら去っていった。
//おやすーノシ
- 207 :No.3:2010/01/04(月) 02:11:58 ID:E0EoNV6E0
- >>206
その響きにどこか引っかかりを感じたが、すぐにその違和感は消えうせた。
「へぇ、通常の人間が対異能で武装しとるっちゅーわけか、口ぶりからして
そんなに一方的でも無さそうやし、…僕も気ぃつけなあかんな、やっぱり。展開くらいは早めに出来んといかんわ」
右手の矛に眼を移して、ため息をつく。
「でもその挑戦も楽しそうやな、生身で異能と渡り合う…技術と努力は人共通の異能なんかもしれん」
取り立てて彼の身体技能に目だった長所は無い。しかるべき武術も獲得していなければ、実は矛術も持ち合わせていない。
持っているのは能力に任せたがむしゃらな肉弾戦と武装のみ。少しそれが彼には腹立たしかった。
「鍛えよか…」
そんな言葉を呟いて。
「うん、おやすみ無為。僕もおもろかったわ!」
にこやかに手を振って見送った。
「…さて」
少し自分の力を試したくなったのか、スリーは矛を振りかぶるが、唐突に此処がただの公園の広場であることを思い出す。
「…あぁ、あかんあかん、公園陥没させたら子供が泣くわ。どっか壊してもええとこ…」
そんなとこ無いか、と一人突っ込みを入れ、そういえば何たらの箱庭という施設が街に存在することを思い出し。
彼は歩き出す。存在自体が暴力であるその矛を引っさげて。
- 208 :名も無き異能都市住民:2010/01/05(火) 21:16:42 ID:QYyPcDfoO
- 黒い革の、体の線を強調するような服を着た女……否、少女。
肩胛骨までゆるりと波を打ちながら伸びた髪は、桜と言うには濃すぎて赤と言うには淡すぎる。
言うなれば、朱色。
「……ふうん、シけた街ねえ。こんなところにあの女はいるのかしら?」
- 209 :銀髪の女性 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/05(火) 21:27:21 ID:AflVgHpM0
- >>208
「んだ?探し人か?」
凜とした女性の声がいきなりかけられる。
- 210 :名も無き異能都市住民:2010/01/05(火) 21:31:42 ID:QYyPcDfoO
- >>209
「そうよ、探し人。里を捨てて逃げた腑抜けの当主を、ね」
明確な殺意を持って、淡々と言う。
「あたしは絶対に、あの女を里に連れ戻してみせる――!」
決意を孕んだ宣言。かっこいいポーズと共に――
「……誰だお前!」
だがしかし、少女は不意討ちに極端に弱かった。
- 211 :銀髪の女性 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/05(火) 21:48:08 ID:AflVgHpM0
- >>210
「あ?あたし?」
雪ほど透き通っていない銀髪と、碧眼が目立つ女性はとぼけた声で言う。
「雨崎ふーこ、あっこの主だ」
藤の花が描かれた着物、帯に挟んだ二本の刀、
結い上げた髪、かこかこならす露卯、
髪と眼に似合わない和装をした彼女は、細い指で少女の向こうを指差した。
爪の向こう、四本の小高いビルより成る正方形。
リグヌ社の土地である。
- 212 :名も無き異能都市住民:2010/01/05(火) 21:53:22 ID:QYyPcDfoO
- >>211
「……しゃ、しゃちょお」
主、ということはそういうことなのだ。少女の中では。
ちなみに会長だとか総帥だとか言う言葉は少女の脳内辞書にはないのである。
「しゃ、しゃちょおならこの街の地理、詳しい?」
- 213 :銀髪の女性 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/05(火) 21:59:51 ID:AflVgHpM0
- >>212
「微妙だな」
不機嫌面を引っ提げた。
「デスクワークっての?あんま職場から出て外回りとかしねーし、
ビルとか家の近所のコンビニか料理屋しか知らない」
顎に手を当て首を捻る。
焦点は左斜め上、過去の自分を思い出すように悩み始めた。
「ってか人に名前聞いたんならてめーも名乗れ」
- 214 :名も無き異能都市住民:2010/01/05(火) 22:05:07 ID:QYyPcDfoO
- >>213
「ちっ」
舌打ちひとつ。最近の若者は礼儀がなっていない、その典型的な例であった。
「あたし? あたしは……困ったなあ、お忍びで来てるわけだからあんまり教えたくないんだけど」
教えなかったらなんとなく面倒臭いことになりそうだ。だから、
「神羽朱華。ジンウ、シュカ。シュカとでも呼んでよ」
名乗った。
その選択は正しいのか、間違いなのか。
- 215 :銀髪の女性 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/05(火) 22:12:48 ID:AflVgHpM0
- >>214
「ぶっとばすぞ」
本当にやりかねない、
そう思わせるに足るチンピラオーラを、彼女は持っていた。
「神羽朱華な、覚えた。お前腕は立つか?」
かこんかこんと響く露卯の音。
彼女が裾と袖を揺らし、近づいてきた。
- 216 :名も無き異能都市住民:2010/01/05(火) 22:17:51 ID:QYyPcDfoO
- >>215
「やだガラ悪い。ヤーさん系のしゃちょおだったりすんの?」
対してこちらは生意気なクソガキであった。
「あったり前。だけどここでドンパチはしないわよ? 目立つとバレちゃうもの」
自信たっぷりに告げる少女。
若さ故の、何も知らない子供だからこそ持ち得る妄想でできた自信。
- 217 :銀髪の女性 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/05(火) 22:29:07 ID:AflVgHpM0
- >>216
「ガキだった頃はやんちゃだったぜ?つっても法律は守ってたけどな」
朱華さんの眼の前に立ち、彼女は笑う。
艶かしくもなく、強面のおっさんっぽくもなく。
けれど、あどけなさは欠片も持ち合わしていなくて。
組の親分が持つ独特の慣用さをほんの少しだけ、
将来に期待、と添え書きされる程度に含んだ、ただの笑いだった。
「あんま街に詳しくねーけど探しもん手伝ってやんよ。着いてくるか?」
- 218 :神羽朱華:2010/01/05(火) 22:34:32 ID:QYyPcDfoO
- >>217
「……ふうん」
今更になって、喧嘩にならなくてよかったかも。そう思った。
なにもかもが浅い浅いプール程度の器の少女であっても、それくらいは感じ取れた。
「あ、そう? ありがと、探してるのはジンウソーだかなんだか言う辺鄙なアパートなんだけど……
……こーいう時に蟲がたくさん遣えたら楽チンなんだろうね……」
少しだけ、口惜しそうな悲しそうな溜め息を吐く。
- 219 :銀髪の女性 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/05(火) 22:45:50 ID:AflVgHpM0
- >>218
「……蟲?」
苦手。と両頬に一文字ずつ書かれた。
一瞬の間におくびから読み取れないほど完全に断ち、
今はもう見る影もないけれど。
「今からこの街にちょっと詳しい奴んとこに行く。
毎日そこら中飛び回ってるから多分じんうそーも知ってんだろ」
朱華さんの横を通り、さっき指差したビルに向かい歩き始めた。
- 220 :神羽朱華:2010/01/05(火) 22:48:22 ID:QYyPcDfoO
- >>219
「?」
その目的の場所が、蟲パラダイスな庭の広がるカオスアパートと知ったら女性はどんな顔をするだろうか。
とかはまったく考えていない。
「あ、マジ? やったわ!」
- 221 :銀髪の女性 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/05(火) 23:20:03 ID:AflVgHpM0
- >>220
「どっか抜けててバカだけどな。私の友達だ」
かつかつかつかつ、
淀みない足取りで彼女は赤信号を横断する。
「んで相談だ。手伝ってやる代わりに私を手伝え」
- 222 :神羽朱華:2010/01/05(火) 23:24:45 ID:QYyPcDfoO
- >>221
おいおいいきなり交通法違反かよ、と思いつつも言わない。
面倒事はごめんなだけなんだからね! と心の中で強がってみた。
「は、何を手伝うの?」
てちてちとゴムの靴底を鳴らしながら、女性の後ろについて歩く。
- 223 :銀髪の女性 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/05(火) 23:37:32 ID:AflVgHpM0
- >>222
気がつけばビルの正面玄関。
開いた自動ドア、挨拶してくる社員、片手を上げるだけで応えた女性。
「まだ決めてねえ」
あっけらかんと言い放ちつつ、エレベーターのボタンを押した。
「シュカはなにができる?」
- 224 :神羽朱華:2010/01/05(火) 23:43:24 ID:QYyPcDfoO
- >>223
「え、」
そんなこといきなり言われても困る。
デスクワークでも押し付けられるだろう、と思って多少の覚悟をしていたところだった。
あたしにできること?
落ちこぼれ落ちこぼれ、と言われ続けて13年。なにが人並みにできただろう。
できなかったから、今まで努力を重ねたつもりだった。
できること。
目を閉じて考えて、浮かび上がるのは、
「――戦えるわ。最高の、相棒と共に」
異形の、相棒の姿だけだ。
- 225 :銀髪の女性 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/05(火) 23:57:21 ID:AflVgHpM0
- >>224
「んじゃ私の為に戦え」
エレベーターに乗り込み、屋上の二つ下のボタンを押す。
閉じるのボタンを連打して閉め、上昇させた。
「手伝う分手伝ってもらった後、まだお前を雇いたいって思ったら相棒分まで給料払ってやるよ」
リグヌ社の技術を結集して製作したのか、エレベータの速度は速く。
軽い振動とともに目的の階に到着した。
- 226 :神羽朱華:2010/01/06(水) 00:03:43 ID:QYyPcDfoO
- >>225
「あんたのために、ね」
ふ、と笑ってみせる。
先程の、若い自信に満ちた笑みだった。
「様子を見る。見て、あんたに本当についていきたい、そう思えたときからあたしは手伝いとか関係なしに従って『あげる』」
独特の、高いところから下を見下ろすような高飛車な言い草で。
減らず口を叩いて叩いて叩きまくり、後についてゆく。
- 227 :銀髪の女性 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/06(水) 00:23:26 ID:AflVgHpM0
- >>226
「達者な口だな、おい」
まあいいやと小さく笑って受け流し、ドアを開け部屋に入る。
先に入れと促しながら、ドアの傍に立っていたメイド服の女性に声を掛けた。
「ただいま、何か問題起こしたか?」
「いつもいつも問題起こすほど私は馬鹿じゃないですよ…………。
おかえりなさい。その子は……?」
「拾った」
「は?」
部屋の中にはメイドさんしかいなかった。
「こいつはネイディハール。私の友達だ」
疑問符を浮かべながら、ネイディハールと紹介されたメイドさんはシュカさんに頭を下げた。
- 228 :神羽朱華:2010/01/06(水) 00:30:59 ID:QYyPcDfoO
- >>227
「腕は口ほどにモノを言うのよ!」
いいません
「ねいでぃ……長い! ネイデねネイデ。あたしはシュカ。よろしく」
ぞんざいな挨拶と自己紹介をかまして、ぼふりと勝手にソファーに座り込んだ。
「街のことを訊くのは、また今度にするわ。疲れた、眠い……」
ふああと欠伸をかまして伸びをひとつ、そして背凭れにお世話になりながらすやすやと寝息を立てはじめた。
//すまん……ッ瞼が限界です……続きはまたいつか絶対……ッ
- 229 :銀髪の女性 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/06(水) 00:35:01 ID:AflVgHpM0
- >>228
「面倒見てやってくれ」
「へ?あの、」
「毛布取ってくるだけだ。すぐ戻ってくるから袖ひっぱんな」
「私が取りに行ってきますから座っといて下さい。ついでにお茶淹れてきますね」
「んあ?……暖かめでな」
中:一々遅レスでごめんよ……こちらこそよろしくお願いしまッス
おやすみなさい
ノシ
- 230 :ミラージュ:2010/01/08(金) 21:37:31 ID:SJhJK2lw0
- 【星空の美しい都市の夜空】
【夜空を二つに分けるに光の線が伸び、少女を運ぶ】
暇ですねぇ
【光は緩やかな曲線を描き高度を落としてゆく】
【少女が地面に足を付けると、光の線は夜空に解けるように消えて行った】
仕事が無い。……と言うのも困りものです
- 231 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/08(金) 21:54:18 ID:.6prKP66O
- >>230
「親方、空から女の子がとはよく言ったものだね」
【雪に足跡を残しながら現われる白い服の男】
「こんばんは、レラにそっくりなお嬢さん?」
【柔らかい笑みは少女に向けられた】
- 232 :ミラージュ:2010/01/08(金) 22:00:00 ID:SJhJK2lw0
- >>231
……こんばんは
【振り向く、その表情は友好的には見えない】
- 233 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/08(金) 22:07:16 ID:.6prKP66O
- >>232
「ん、こんばんは……」
【恭しく頭を下げ、笑う】
「ははは、そんな顔をしないでほしいな……」
【ミラージュとの面識は無いため、上弦は特に警戒もせずに話し掛けている】
- 234 :ミラージュ:2010/01/08(金) 22:09:37 ID:SJhJK2lw0
- >>233
まあ、そうですね
知っている者の全てが敵とjは限りませんし
【紅く煌く目を閉じ、次に開けば黄色に】
- 235 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/08(金) 22:20:35 ID:.6prKP66O
- >>234
「そうだね、おや?」
【眼の色の変化に驚く】
「眼の色が変わったね?……私の娘も特殊な色なんだけど……君のは少し違う感じだ……」
【じーっとまた変わらないか見続ける】
「そう言えば君……レラと何か関係あるのかな?」
【瓜二つの顔を見ながら】
- 236 :ミラージュ:2010/01/08(金) 22:25:20 ID:SJhJK2lw0
- >>235
眼の色……?
これは感情の操作ように付けられた機能のようですね
【確かに、その瞳の色は機械的】
……アレは私の妹、のようなものです
- 237 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/08(金) 22:32:28 ID:.6prKP66O
- >>236
「ほっほ〜……どんな仕組みで、他にどんな色があるか気になるね!」
【まさに興味津々!】
「妹!?レラのやつ……ツンデレに僕っ娘にロリ巨乳……それに加えて妹属性まであったとは!?……ますますけしからん!!」
【どうやら上弦はレラとミラージュが双子の様なものと解釈したようだ】
- 238 :ミラージュ:2010/01/08(金) 22:41:09 ID:SJhJK2lw0
- >>237
さあ……私自身、確認したことが無いので良く解りませんね
私にこれを組み込んだ研究所の科学者に聞くのが良いでしょう
……
【苦笑いでそれを聞く】
【彼女とは髪の色、不健康そうな肌、身長、さらには右腕の義手】
【他人には思えない程に似ている】
- 239 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/08(金) 22:47:06 ID:.6prKP66O
- >>238
「うーむ……錬金術士としても気になるなぁ……この技術をカラーコンタクトに応用できればお洒落なのに……」
【感情により眼の色が変わる人など普通は見たことないだろう】
「それにしても……似すぎだな……よーし!身体の感触で確かめて……」
【手をワキワキさせて近寄っていく、この変態は倒しましょう】
- 240 :ミラージュ:2010/01/08(金) 22:57:59 ID:SJhJK2lw0
- >>239
錬金術。ですか
応用できるかどうかは解りませんね……少なくとも私は
……貴方も私の敵ですか
【大きく開いた機械の右手を向ける】
【声も全く彼女と同じ。違うのは目の色だけだが……】
- 241 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/08(金) 23:01:47 ID:.6prKP66O
- >>240
「うーん……やはり難しいかなって……」
【義手を向けられて止まる】
「待て待て!私は敵じゃないぞ!?ただ私はレラと似てるから感触もそうかなって!」
【レラとは違う眼の色を見つめながら言う上弦だが……色々間違っていた】
- 242 :ミラージュ:2010/01/08(金) 23:06:36 ID:SJhJK2lw0
- >>241
私には解りませんし……やはり、改造主に問うのが一番かと
似てる。と言いますか身体は同じですからね、アレとは
【若干不満そうな顔で言う】
- 243 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/08(金) 23:09:20 ID:.6prKP66O
- >>242
「改造主って誰かな?……うむ……身体が同じって事も気になるし……」
【何かを考える仕草をしながら】
「要するに君はレラのもう一つの人格なんだろ?……しかし、なぜ今になって現われたんだい?」
- 244 :ミラージュ:2010/01/08(金) 23:13:30 ID:SJhJK2lw0
- >>243
さあ、誰でしょう……私には解りません
違います。私がメイン、アレはサブです
長い間アレに支配され続けてようやく……
【瞳の色を黄色から紅くさせ、声に怒りも混ざる】
- 245 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/08(金) 23:20:46 ID:.6prKP66O
- >>244
「……そっか……」
【赤く変わる瞳を見ながら】
「あのさ……私は上手く言えないんだけどさ……二人とも性格も違う女の子だけど同じ身体を持つ者同士だろ?……話し合ったりして……仲良く出来ないのかな?」
【少し悲しそうに問い掛ける】
「私の大切な女の子がいるんだけど……その子も……裏と表の人格がいてさ……最初は色々大変だったけど……後から和解して仲良く出来たんだよ?」
- 246 :ミラージュ:2010/01/08(金) 23:24:27 ID:SJhJK2lw0
- >>245
出来ませんね。そんな事をする必要もありません
私はアレの上官なのです。そしてあの番号は作られない筈でした
【アレや番号。など物を対象としているように語る少女】
- 247 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/08(金) 23:26:52 ID:.6prKP66O
- >>246
「……さっきから気になったんだけど……アレとか番号とか……なぜレラを物のように扱うんだ?」
【さすがに、それには上弦も少し腹が立った】
- 248 :ミラージュ:2010/01/08(金) 23:38:51 ID:SJhJK2lw0
- >>247
それは私達が一つの駒に過ぎないからです
【何の変化もない無表情で言い放つ】
アレらは私達の指揮官である私の駒として働き
私自身も研究所の上官の駒だからです
- 249 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/08(金) 23:42:37 ID:.6prKP66O
- >>248
「駒?……何を言っているんだ……それに……また研究所か……」
【ミラージュを見る目は哀れみが込められていた】
「可哀相に……君もレラも……普通の女の子なのに……研究所の為にそんなに辛い……あれ?……レラは……その事を知っているのか?」
- 250 :ミラージュ:2010/01/08(金) 23:52:34 ID:SJhJK2lw0
- >>249
私達は駒となる為に作られて、生きているんです
【憐みの目を紅い瞳で睨み】
私達はその事を伝えましたが、アレは否定しています
- 251 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/08(金) 23:59:44 ID:.6prKP66O
- >>250
「当たり前だ……レラはそんな事を受け入れられる様な子じゃないんだ……」
【赤い瞳を射ぬく瑠璃色の瞳、先程とは明らかに違う真剣な眼光】
「レラは自分のしたいように生きている……君はどうかな?先程言ったね?改造主は自分でもわからない……君は本当に満足なのかな?……顔も正体も知らない連中に言い様に扱われて?」
- 252 :ミラージュ:2010/01/09(土) 00:26:36 ID:7hcwnxwgO
- >>251
貴方の言う知らない人間に扱われる。と言うのが私たちの定め
そもそも、自分の生きたい様に生きる事自体が間違っているのですよ
それが、貴方に理解できますか?
- 253 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/09(土) 00:32:37 ID:.6prKP66O
- >>252
「私にはまったく理解できないな」
【考える時間もなく即答する】
「君たちは何でそうしてしまうんだい?……正直、君が何を言っているのか私にはわからない」
- 254 :ミラージュ:2010/01/09(土) 00:43:15 ID:SJhJK2lw0
- >>253
何でそうしてしまうか?
さっきも言ったでしょう……その為に作られたからだと
【ため息をついてそう言う】
- 255 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/09(土) 00:44:58 ID:.6prKP66O
- >>254
「だからって……そんなんじゃ悲しいよ?」
【一言だけそう言った】
「……」
【後は静かにミラージュを見るだけであった】
- 256 :ミラージュ:2010/01/09(土) 00:51:49 ID:SJhJK2lw0
- >>255
もう、それは誰かに言われました
【目線を逸らし】
な、なんですか……
- 257 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/09(土) 01:35:50 ID:.6prKP66O
- >>256
「いつか……私の言った事がわかる日がくるよ?」
【優しく笑い、ウィンクをする】
「その時は一緒に喜ぼう……」
【ミラージュの手を握り、笑う】
- 258 :ミラージュ:2010/01/09(土) 01:41:28 ID:SJhJK2lw0
- >>257
触らないでください
【不満そうな顔。手を払いのけて】
私にはあなたたちと仲良くしろという命令は来てませんので
- 259 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/09(土) 01:51:17 ID:.6prKP66O
- >>258
「はは……つれないね?……でも、私じゃなくても……君は必ず仲良くする相手が現われる……断言するよ……」
【手を払われても柔らかな笑みが消える事は無かった】
- 260 :ミラージュ:2010/01/09(土) 01:57:02 ID:SJhJK2lw0
- >>259
……もし、それがあるのならその人は私の上官です――ッ!?
【突然頭を抑え、膝を付く】
- 261 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/09(土) 02:18:01 ID:.6prKP66O
- >>260
「そうか……って!?どうした!?」
【近くに膝を着き、ミラージュを心配するように見つめる】
- 262 :ミラージュ:2010/01/09(土) 02:31:06 ID:7hcwnxwgO
- >>261
頭が……頭が痛いぃ……っ!
【倒れこみ、荒い呼吸を繰り返す】
- 263 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/09(土) 02:34:11 ID:.6prKP66O
- >>262
「落ち着きなさい……ほら、深呼吸して」
【落ち着いて、ミラージュの背中を撫でる】
「ゆっくりと息を吸って、吐いて……」
【安心させるように話し掛け続ける】
- 264 :ミラージュ:2010/01/09(土) 02:39:09 ID:7hcwnxwgO
- >>263
はっ……ん…くっ……
でき損ないが…ぁ……邪魔まで、しますか……!!
【無理やり体を起こし、立ち上がろうとする】
- 265 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/09(土) 02:43:50 ID:.6prKP66O
- >>264
「……そうか……やはり君とレラは……落ち着いて……無理はいけないから……」
【立ち上がるのを止め、落ち着くように促す】
- 266 :ミラージュ:2010/01/09(土) 02:49:27 ID:7hcwnxwgO
- >>265
退いて……下さ、い……
帰れます……から
【上弦を押しどけようとする】
- 267 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/09(土) 02:52:27 ID:.6prKP66O
- >>266
「……はぁ……本当は親しい人じゃないと、こんな事しないんだよ?」
【不意にミラージュを姫抱きして、歩き出す】
「その状態で一人にさせるのは危ないからね……送らせて貰うよ……その身体はレラのでもあるしね」
- 268 :ミラージュ:2010/01/09(土) 02:59:11 ID:7hcwnxwgO
- >>267
退けと言っているのが……聞こえないのですかぁっ!!
【急に大声を出し上弦を突飛ばし、自身も投げ出され】
――!!!
【その瞬間】
【夜空を裂いて飛んでくる何か】
【ミラージュを引ったくる様に捕まえてまた夜空へと消えていく】
【それはレラが何時も連れている機械の龍だった】
- 269 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/09(土) 03:04:23 ID:.6prKP66O
- >>268
「……はぁ、格好つかないな……やはり私じゃあの子達の力にはなれないのかな……レラ……ゼオラ……私は……君達に何かしてあげられたのかな?」
【去り行く機械龍をみつめて、安心したように……同時に儚く淋しそうな笑顔を浮かべた……】
「……」
【男の身体にノイズが走る……姿がぼやけては戻る……もう、長くはない……】
【そんな中……上弦は先程のレラの事……目の前で連れ去られたゼオラの事……それを想い……涙を流したのだった……】
- 270 :パンプキンヘッド:2010/01/09(土) 23:41:02 ID:E0EoNV6E0
- イデア箱庭の記録モニターを眺める男性が一人居た。
どこにでもいそうな容姿。会社帰りのスーツの格好で。
ログイン者の名前を検索し、時間と場所を指定して閲覧する。
それは、昨夜のスリーと朝宮暁の戦闘記録。
面白そうに彼は一通り眼を通して行くが、最後の最後で少し表情が変わった。
「そうですか、TYRANTは負けましたか…対異能者戦闘への実戦シフトをしなければいけませんねぇ。
いやはや、TRINITYも余り信用出来ませんねぇ」
粘りつくような、合成されたような声。
明らかに、容姿と中身が別物のように感じる。
常人は――こんな狂った、歪んだ笑みなど、浮かべないだろうから。
- 271 :空澄 一夢:2010/01/09(土) 23:53:35 ID:SJhJK2lw0
- >>270
【夜空の下、黒い本を持った青年が近寄っていく】
こんばんは、少しその場所を譲ってもらっても?
【青年は男の見ていたデータが終了していたことを確認し、そう言う】
- 272 :パンプキンヘッド:2010/01/10(日) 00:02:39 ID:E0EoNV6E0
- >>271
本当ならば、会社帰りの人間がそんなモニターを覗き込む事自体が珍しい事なのだが。
ともかく男は声を聞き、瞬間振り向いた。
「…あぁ、すいません」
何の変哲も無い、男の声。先ほどまでの異常な空気が、その場から欠き失せている。
狂った笑みは一瞬で消え、何がおかしいのか?と言いたげな、硬い表情が顔に張り付いていた。
「どうぞ」
男は素直に場所を譲る。
全く何一つ違和感は抱かない、完璧な退場――だと彼は思っていた。
ただ一つ、粘つくような一抹の悪意と異能の片鱗は、隠せなかったようだった。
モニターの画面がブレる。一瞬、そこにハロウィンのカボチャの頭の映像が浮かび上がり、すぐ消えた。
普段なら何とも思わない映像なのに、妙に気持ち悪く感じるだろう。
男は気づかず、立ち去ろうとしている。
- 273 :空澄 一夢:2010/01/10(日) 00:33:57 ID:SJhJK2lw0
- >>272
……すいません、少し待ってください
【去る男に声をかける】
貴方、何を考えで?
先ほどの笑み、普通の人間にはできるような物じゃないが
【眼鏡に手をかけ、押し上げる】
【もう片方の手には黒く分厚い本が持たれている】
- 274 :パンプキンヘッド:2010/01/10(日) 00:48:04 ID:E0EoNV6E0
- >>273
言葉が男に届いたとたん、周りの空気がブレた…気がした。
「私はただのしがない会社員ですよ、何がおかしいんですか?」
馬鹿にしたような笑い。
だが、その刹那、空気がまたもやブレた。
モニターの更に上、通りに面した大スクリーンに先ほどのカボチャの映像が一瞬紛れ込む。
それを男の目の端が捕らえていた。
「…あぁ、あぁ…全く、端末のレベルが低いと参りますねぇ…」
途端、男の態度が一変する。
粘つくような思念波、吐き気を催す黒い悪意が空澄に流れ込んでくる。
「これでも十分、抑えているつもりだったのに…不運としか言えないですねぇ…
…見たところあなたも普通じゃ無いようですがね、どういった人なのやら」
その眼は一瞬その黒い本へ向けられて、そしてもう一度彼を真っ直ぐ見据えた。
先ほど見せた狂気の笑みが、次は空澄に向けられていた。
「…見ましたか?さっきのやつ」
モニターに混入した、あの気持ち悪い映像の事を言っているのだろう。
全てのモニターのブレが大きくなっていく。
狂った笑いを浮かべるカボチャの画像が、どんどんどんどんモニターの映像に紛れ込む。
- 275 :空澄 一夢:2010/01/10(日) 01:02:30 ID:SJhJK2lw0
- >>274
【青年もモニターに目をやり、男へと視線を戻す】
ええ、見ましたよ。
【青年は手に持った本を開く】
【この段階ではまだ開いただけのようで、青年にも本にも動きはない】
ただの会社員がそんな顔が出来るとは思えませんね
僕こそ、唯のしがない店の経営者ですよ
【本を持つ手とは逆の手でコートに手を入れ、引き出す】
【その手には円盤状の物体が数個】
ただし、僕にも戦闘能力はあります
- 276 :No.3【】:2010/01/10(日) 01:11:26 ID:E0EoNV6E0
- >>275
「そうですか…いやねぇ、私もスリー君が此処に居ると知って喜びましてねぇ…
少々取り乱したというか、興奮したというか…まぁ、不慮の事故だった訳ですよ、えぇ。」
口論だと思われたのか、通りを行く人たちが足を止める。
一人二人…何事が始まるのか、と恐々、それでもじりじりと近づいて見るものも居た。
「レベルの低い端末だと私の思念を隠せないのですよ、全く困りモノですねぇ、
使えないガラクタの癖に私の邪魔ばかりしてくれる…」
意味の解らない事を呟き続ける。何かを引き伸ばしているようにも見えて…
その間にも見物人が更に集まる。もはや人の半円が出来ようとしていた。
「まぁ、というわけでね、あなたは自分の運命を呪ってくださいよ、私は悪くありません」
空気が一段と大きくブレて、狂った笑い声がモニターから響いてきた。
オレンジのカボチャが壊れたように笑っている。その映像が。
全てのモニターを支配していた。
「戦闘能力があるようですね、この街は本当に厄介だ。
ところで…多すぎると思いませんか、見物人。」
会社員の男が見物人を指差す。
いつの間にか、そこに居る人間の顔が全て、カボチャにすりかわっていた。
モニターと同じその顔が、全員空澄を向いて空虚な笑みを浮かべている。
「実は私もそうでして」
男の顔も。もはや、カボチャで無い人間は空澄のみとなっている。
「「「「「逃げ切れる、自信はおありですか?」」」」」
全員の大合唱が、通りに響き渡り、数の暴力が津波のように押し寄せる。
- 277 :空澄 一夢:2010/01/10(日) 01:32:00 ID:SJhJK2lw0
- >>276
これはこれは……奇妙ですね
【青年の視界に広がる異常な光景を前にし、半歩下がる】
【押し寄せる大群にどう対応すべきか考える】
【男は問題ではないとして、その見物人】
【今の姿は奇妙そのものだが、元は一般人の可能性がある。故に傷つけるわけには行かない】
ここはひとまず……
【青年がそう呟くと見物人との間に割って入るように漆黒の壁が現れる】
【壁の厚さはかなり厚く、強度は相当の物だろう】
- 278 :パンプキンヘッド:2010/01/10(日) 01:44:51 ID:E0EoNV6E0
- >>277
「なるほどなるほど、優しいですねぇ、あなたの命を狙うモノなのに」
会社員の服を来たカボチャ頭は、首を傾げて、不快な笑い声を漏らした。
「ですが、この端末でも限界まで酷使してやれば、このような術の一つ二つは発現出来るのですよ」
男の手が前に差し出される。小刻みに、不規則に震えるその手はびくびくと跳ね、そして空間にオレンジの召還陣が描かれる。
「苦痛の女王、顕現せよ、我を糧とし目の前の男を屠れ」
召還陣から何かが出ようとする。
カボチャは相変わらず笑ったまま、男の体だけが苦痛にもだえて…
ブツン。何かが切れる音がした。
「…なッ!?介入…強制切断ですか、もう接続を探知されるとは…」
カボチャの顔がブレて、そこにあるのは真っ青な会社員の顔。
「……想像通りですね、この街ハ厄介ニ過、ギル…報告ヲ、報告ト抹、消ヲ早急、ニ…」
声はか細くなり、やがて消えた。
残されたのは、何が何だか解っていない会社員の男。
恐らく、壁の向こうの住人達も同じ状態になっているだろう。
しばらくすると自警団の一人がやってきて、空澄に告げた。
「大丈夫だったか、君?!先程、100人規模の人身乗っ取り事件が起きたんだ、
全員が全員何者かに一斉に操られたんだよ、逆探知で操作を阻害したが…いやはや、災難だったね」
この人達は私達でなんとかするよ、と自警団の男は笑って告げた。
- 279 :空澄 一夢:2010/01/10(日) 01:58:23 ID:SJhJK2lw0
- >>278
【青年は男を睨み、さらに数歩下がる】
【壁で防ぐと言う事は自身の逃げ場を失ったと同じ】
【さらに場が狭くなったことで逃げも難しい】
【この状況でどうするものか、と考えていたのだが男の様子が急変したことで思考を解いた】
え、ああ……僕は大丈夫です
【緊張が解けたような、驚いたような表情は女性にも見え無くも無い】
【手にもっていた円盤状の物をコートに直すと】
そうなんですか……助けていただき、ありがとう御座います
- 280 :自警団:2010/01/10(日) 02:09:21 ID:E0EoNV6E0
- >>279
「いやぁ、君のお陰で助かったよ、実はこの事件、最近度々起こっていてね」
自警団の男は話し出す。
「今までは場所が特定できても、操作を断ち切る前に向こうが切り離していたんだが…
今回の事件で、事件の首謀者に迫れそうだ。何者なのか、突き止めてやるっ!」
鼻息荒く、自警団の男は話していたが、仲間に呼ばれて未だ混乱の中の住民達に説明を始めた。
その集団の中、ちら、と一人、カボチャ頭が見えたような気がするが、
すぐに人ごみにまぎれて見えなくなっていった。
//長いことすみません!お疲れ様ですッ!
- 281 :空澄 一夢:2010/01/10(日) 02:20:57 ID:SJhJK2lw0
- >>280
ええ、がんばって下さい
【自警団に微笑んで】
【説明を始めた自警団を見て、振り返って機械へ向かう】
【瞬間、目に奇妙な姿が見えた気がして】
疲れてるのかな……帰ろう
【目をこすると、家の方角へ歩いていった】
- 282 :朝宮暁:2010/01/12(火) 20:17:06 ID:/k2gysHgO
- 朝宮暁は悩んでいた。
「どうすっかねぇ、コレ」
何となく入ってみたゲームセンター。金を使うつもりは無かったが、UFOキャッチャーに欲しいものがあった。
有名なブランドものの腕時計。趣味では無いが仕事の時につければ多少格好はつく。
その手のゲームに多少の心得があった暁は100円だけやってみるつもりで硬貨を投入。
100円2プレイ。二度目で見事に時計を取った。
しかし、
「縫いぐるみなあ……」
1プレイ目。やたら大きなクマの縫いぐるみを取ってしまった。
「どうすっかね、コレ」
ぼやきながら夜を歩く。ぼやく言葉は白い息になって霧散した。
- 283 :すえぞお:2010/01/12(火) 20:26:45 ID:pBostqjY0
- 「あー…寒ぃ…」
どっかから貰ってきたのか、あるいはかっぱらってきたのか、
湯気の上る焼きたての焼き芋を頬張りつつ通りを歩く。
「……どっか屋内入れてくんねぇかなぁ…」
…図体のせいでコンビニすら入れない現状。
- 284 :名も無き異能都市住民:2010/01/12(火) 20:28:10 ID:Jhlo6zSQO
- >>282
殺気が漂う。
夜のまだ、始まったばかりのころに。
それを垂れ流し、何者かが後を付ける。
- 285 :朝宮暁:2010/01/12(火) 20:29:21 ID:/k2gysHgO
- >>283
「――くったばりゃァア!!」
目の前に現れた黒い竜に向けて暁は飛び蹴りを撃つ。
鼻先に爪先を向けて、叫びながら。
- 286 :朝宮暁:2010/01/12(火) 20:31:08 ID:/k2gysHgO
- >>284
「……あ?」
飛び蹴りを竜に向けて放ちつつ、縫いぐるみを小脇に抱えたままの暁は首を傾げる。
狙われるようなこと、したか俺?
- 287 :すえぞお:2010/01/12(火) 20:32:24 ID:pBostqjY0
- >>285
「…ん、何だおまぞぶっ」
クリティカルヒット!
猛毒の鼻血が飛び散る。なんとも迷惑な奴である。
「へ、ふべっ…?な、何だよいきなりっ!」
- 288 :さきがけ:2010/01/12(火) 20:37:33 ID:Jhlo6zSQO
- >>286
気配は少しずつ、少しずつ迫る。
しかし、瞬時に気配が強まったのを、暁は感じ取ることができるだろうか。
そう、間合いが急に詰められたのだ。
銀色に輝くナイフ――マチェットを用い、夜襲が今、行われようとする。
>>287
もしも、すえに気が付いていたならば、殺人を取り止めたはずだが……彼女は殺人鬼としては、二流なのだろう。
- 289 :ミリア:2010/01/12(火) 20:39:10 ID:Jhlo6zSQO
- >>288
// 名前がああ
ミリアね、ミリア
- 290 :?:2010/01/12(火) 20:39:14 ID:cCZkB5n60
- 「縫ーいぐるみ……ねぇ」
暁の少々後方を歩く、白いコートを着込んだ人影。
街の灯りが薄くなっている場所を歩いているためにその顔は見えないが、
その体型とウェーブのかかった長い金髪から、恐らく女性であるだろう。
「それに……竜?」
暁に蹴りを入れられているすえぞおに目が行き、疑問符を浮かべながら様子を見ている
……殺気には、気がついているのかいないのか……挙動からは、感じられない。
- 291 :すえぞお:2010/01/12(火) 20:41:10 ID:pBostqjY0
- >>288>>289
ぶしゃー、とマンガの如く鼻血を噴出している。
暗殺者とかそれどころじゃなさそうだ。
…暗闇に紛れていて分かりづらいが、かなりでかい。
体高は4mほどはあるだろうか。
しかし、その図体にしては圧倒的に風格が無い。無さすぎる。
- 292 :朝宮暁:2010/01/12(火) 20:44:05 ID:/k2gysHgO
- >>287
「ああ? てめークロネギしら切るつもりかオイ?
この野郎、挨拶も無しに消えやがって」
すたん、と着地してクロネギの目を睨みながら言葉を紡ぐ。
「てめー土産くらいは持ってきてんだろうなあ……当然」
運良く鼻血はかからなかったらしい。
しかし以前クロネギから毒を食らったのは覚えている。無警戒と言うわけではない。
>>288
暁の異能は生命力を扱うモノ。
動きの気配を感じられる程達人というわけではないが、生命の気配は感じられる。
謂わば天然の生体レーダー。
暁はその奇襲を待つ。奇襲をかけようとしている者ほど、奇襲をかけられるとは思わないものだ――
そう、思考して。
- 293 :すえぞお:2010/01/12(火) 20:49:06 ID:pBostqjY0
- >>292
「………は?」
きょとんとした様子で朝宮を見下ろす。
確かにクロネギと同種で、顔つきも似て無くはないが…
「…す、すまん 竜違いだ。確かに知り合いではあるけど」
…クロネギに比べて、かなりデカい。
「………おー、痛って…」
- 294 :ミリア:2010/01/12(火) 20:50:03 ID:Jhlo6zSQO
- >>290-291
暁の背後から。
正体不明の、光の無い空間と、それに追尾し、分裂する彼女の残像が、捉えられるかもしれない。
>>292
生体センサーは、ここぞで活躍した。
彼女の異能は、周囲の粒子の流れを、一時的に速度0とするもの。
光、音、気配、すべての速度を一時的に停止、相手の五感に感じさせることなく、相手を殺す。
しかし自身を停止することはできない。暁の能力で捉えられてしまう。
それに気付かず彼女はマチェットを振るう、狙うは首の動脈。
- 295 :朝宮暁:2010/01/12(火) 20:57:42 ID:/k2gysHgO
- >>293
「……へ? マジで?」
きょとん、とした視線。そのまま眼前の竜の体躯を見る。
確かに記憶の中にあるクロネギよりも、眼前の竜は大きい気がする。
「……いや、うん。悪かった。なんつーか――」
そこで暁は、
>>294
「だらっしゃァア――ッ!!」
振り向いた。
振り向き様、振り向いた動きの勢いを利用して、相手を貫かんと謂わんばかりの中段蹴りを放つ。
しかしこちらも完全に回避出来た訳ではない。頬に赤い線が走る。
>>290
暁はそちらに意識を払わない。
――というか、払えない。
- 296 :すえぞお:2010/01/12(火) 21:00:13 ID:pBostqjY0
- >>294
「………」
じっ、と目を細め、その姿を捉えようとする。
「………ん?」
けど結局何なのかわかりませんでした。
異能都市ではよくあること、と割り切っている様子だ。
>>925
「いや…まぁ、何だ…」
ごしごしと鼻を擦りながら朝宮の背後のあたりに目を向けて
「…後ろで何か消えたり出たりしてるん――」
「…ホァアアアイッ!!?」
急に朝宮が振り向いたのに驚いた。
- 297 :ミリア:2010/01/12(火) 21:04:18 ID:Jhlo6zSQO
- >>295
ゴッ!!
漆黒の空間に、中断蹴りが入る。
すぐあとに少女の刃を振るう映像が流れ、それから少女が吹っ飛ばされるシーンへと切り替わる。
>>296
「痛ってェよ……なにが起こったンだア?」
少女は立ち上がり、帽子を深めに被る。
- 298 :?→レミティオ=グランツ:2010/01/12(火) 21:11:01 ID:cCZkB5n60
- >>294>>297
(今は一応、所属している場所があるんだし……あまり派手なことは出来ないけれど)
人影は、懐より徐にナイフを1本取り出し――――正体不明の『闇』へと構えたが。
「あら……流石はこの都市」
暁に迎撃される様子を見て、ナイフを止め、袖へと軽く隠す。
「たまには……ちょっと、見てみようかしらね」
なにやら一人呟きながら、意志を決めたのか灯りの下、暁達の前――――厳密には、向かう暁とミリアの丁度間の辺りへ現れ……
「――――此処じゃ、良くある類の"いざこざ"なのかもしれないけれど……一体、何をやっているのかしら?」
……そう、問う。
- 299 :レミティオ=グランツ:2010/01/12(火) 21:11:42 ID:cCZkB5n60
- //安価ミスす
//>>295>>297、です
- 300 :朝宮暁:2010/01/12(火) 21:13:26 ID:/k2gysHgO
- >>296
「うるッせぇぇぇええ! 叫びたいのは俺じゃボケェェエッ!」
くるりと振り向いて叫び、また自分に襲いかかってきた何者かへと振り返る。
「あーもう災難だぜ、俺が何をしたっつーんだ」
>>297
「あ!? ……あァ?」
当て、蹴り飛ばした感触は有ったのにも関わらず、自分を切り来る少女の像を見て。
そして吹き飛ぶ少女を見て。
「ンだこりゃ……幻術か?」
>>297
「おお? あ、いや。あっちに聞いて下さいよ」
つい、と視線を少女に投げ掛ける。
「いきなり襲いかかられたんで」
- 301 :すえぞお:2010/01/12(火) 21:15:09 ID:pBostqjY0
- >>297
「………ゑ?」
何が起こった、はこっちの台詞だと言いたげな表情。
きょろきょろと周囲を見渡すが、さっぱり状況が掴めない。
「…なぁにこれぇ」
これである。
>>298
「…なぁ、そこの人」
状況が飲み込めないなか、ふと視界に人影が。
「正直何が何なのかわからんのだけど」
朝宮と少女の方にちょっと目をやって
再び視線を戻す。
「…どういうこった、これ」
>>298
「そりゃ俺の台詞だ」
人違いで鼻を蹴られたのはそれはそれで災難である。
まぁ、もともと蹴られても仕方無いような奴だから仕方無いね。
- 302 :ミリア:2010/01/12(火) 21:24:03 ID:Jhlo6zSQO
- >>298
「ち、……やってられないな」
ナイフを拾い、鞘に納めた。
>>300
「意味が分からない。なンだアンタ手品でも使ったのかよォ!」
調子が悪いなア、と小さく呟いた。
>>301
「な、な、な……すごくでかくねアンタ?」
いきなり視界に入ってきたので、驚いた。
殺人鬼なら、状況判断に長けていそうなものなのに。
- 303 :すえぞお:2010/01/12(火) 21:34:33 ID:pBostqjY0
- >>302
「最近身長測ってないけど、4mくらいはあるんじゃね?」
さっきから視界には入っていたので驚きはしない。
でも相手が一体何なのか理解していない。
- 304 :レミティオ=グランツ:2010/01/12(火) 21:36:05 ID:cCZkB5n60
- //なんか状況的に一括レスばっかですまんのす
>>300>>301>>302
「ふむ」
暁の、何が起きたのか分からないというような返答を聞き。
「ふむむ」
すえぞおの、同じような返答を聞いて。
「んー」
ミリアの動作を見――――
「……ふふ」
――――何か納得したかのように、軽く笑みを浮かべて。
「やるのなら、相手を知って確実に、ね」
ミリアに一言そう言うと、すえぞおへ向かい
「……多分、彼女だけが知ってるんじゃないかしら?怨恨か……恐らく、『それ以外』だと思うけど」
- 305 :朝宮暁:2010/01/12(火) 21:39:31 ID:/k2gysHgO
- >>301
「お互いついてねぇよなあ……」
すえぞおが自分の事を言っているとは思わず共感の溜め息を吐く。
「なんだろうなあ? 日頃の行いは問題ねーよなあ?」
運は良いしな、と呟き、傍らに抱いた縫いぐるみに視線を落とす。
>>302
「そりゃ俺のセリフだ。ついでに言やあ襲いかかってきたヤツに能力を言うつもりはねェ」
は、と嘆息して少女を見る。
「んでてめーは何よ。通り魔か? 通り魔だな?」
>>304
「あー……」
わしわしと頭を掻きながらレミティオを見て、頭を悩ませた。
「んで、あー……結局、どうすっか」
レミティオから再び少女に視線を遣って、また嘆息。
- 306 :すえぞお:2010/01/12(火) 21:45:26 ID:pBostqjY0
- >>304
こちらを向かって口を開くレミティオの言葉を聴くが、
その言葉の割にはずいぶんと事を理解しているような雰囲気が。
「彼女だけが…って言ってる割にはだいたいわかってそーな顔してんな」
>>305
「だなぁ…はぁ…」
と、釣られて共感のため息を吐くが…
「………ん?
待て待て、ツいてない原因はお前だお前」
とりあえずノリツッコミ。
- 307 :ミリア:2010/01/12(火) 21:48:43 ID:Jhlo6zSQO
- >>303
「アンタ人なのに、そんなに身長伸びるのか?
てかアンタ人じゃねェな、殺してやりてェ」
人外に物凄い殺意を抱いているようです。
>>304
「うるさいなア!
オレは、別に襲う奴なんて誰だっていいんだよォ」
誰だって変わらない、生きる為なら、誰だって殺すのが、彼女である。
>>305
「あア、アンタの言う通り、通り魔だよ」
女性の殺人鬼なンか、珍しいだろうけどな、と続ける。
- 308 :すえぞお:2010/01/12(火) 21:51:31 ID:pBostqjY0
- >>307
「…………」
変な人を見る目。
そんで次に口を開いてできたのは
「…頭悪そうな奴だな」
…コイツに言われると相当頭にくることであろう。
- 309 :レミティオ=グランツ:2010/01/12(火) 22:08:08 ID:cCZkB5n60
- >>305
「んー」
なにやら考えているのか、しばし顎に手を当て、そして何かを思いついたかのように暁へと向き直り。
「まぁ、相手をするなり、話すなり、逃げるなり、かしら?
……あまり答えになっていないかもしれないけれど」
ようするに、したいようにすれば良い、と言うことなのだろう。
>>306
「分かってる、ってほどではないけれどね。
方向性は全然違うみたいだけど、私も似たようなことをしているからかしら。見当ぐらいなら付くわ」
>>307
「んー……襲うのは誰にせよ、"誰だって"にせよ、ね」
あくまで調子は変えずに、言う。
「返り討ちに遭いたくないのなら、相手を襲う前に知るべきことは知っておいた方が良いわよ。
それが不可能なら、せめて一度、冷静になってから……ね。
快楽を求めるにしても、それしか見えていなくて死んでしまっては意味がないのだし」
- 310 :朝宮暁:2010/01/12(火) 22:10:45 ID:/k2gysHgO
- >>306
「あぁ? ……え、どこ?」
素で聞き返す。
「飯食って、銭湯行って、ゲーセン行ってお前蹴って」
1日の行動を振り替える。
「……別に悪くねーじゃん」
>>307
「っし、んじゃケーサツ行くか。金一封出るし丁度良いわな」
言いながら少女へと近付く。
能力が解らないため、強く警戒しながら一歩一歩とあゆみを進める。
>>309
「うっす。まあ、とっ掴まえて警察で」
頷きながらミリアへと歩みを進める。
- 311 :ミリア:2010/01/12(火) 22:16:54 ID:Jhlo6zSQO
- >>308
「……刺すぞコラ」
ナイフを取り出し、投げたり、投げたり。
彼女の突っ込みは、切っ先を伴う、キレのあるものだった。
>>309
「あア、肝に銘じておくとするさ。
あとな、オレは人を殺すことでしか、自分を表現できない……決して快楽の為じゃないンだ」
帽子を深めに、深めにと繰り返している。彼女のくせのようだ。
>>310
「あア!? やる気かよこの野郎がァ。
アンタ、マジでタマ取るぜ。 ……あとぬいぐるみ」
語尾はきっと、気のせいだと思われる。
ナイフを構え、暁の動向を窺う。
- 312 :すえぞお:2010/01/12(火) 22:20:44 ID:pBostqjY0
- >>309
「…なるほど、そうか」
「想像でいいから、できれば俺にもわかるように説明頼む」
全くもってこれだから。
>>310
「………」
思わず苦笑い。でも実際コイツも結構似たようなことやってる。
「…いや、最後のだ最後の、俺のこと間違えて蹴ったろ?」
ずずい、と彼のすぐ後を追って。
>>311
「………ゑ?」
朝宮にツッコミを入れるのに気が散って
彼女の話を一切聞いていなかった。
- 313 :レミティオ=グランツ:2010/01/12(火) 22:31:34 ID:cCZkB5n60
- >>310
「警察……大丈夫なの?」
ただ、一言。
……だが、いろいろな意味での『大丈夫』かどうか、という質問だろう。
>>311
「なるほどね。把握したわ」
相も変わらずその調子は変わらない。あくまで、穏やかに――――
>>312
「ようするに、彼女は彼を殺そうとしてたのよ。
……有り体に言ってしまえば、特別変わったことでも無いことだけれど」
そう言いながら、ミリアのナイフを指さして
「さっきの闇……恐らくはアレに紛れて、ね。
そして、特別"彼"である理由も無い……ってところね」
- 314 :朝宮暁:2010/01/12(火) 22:35:05 ID:/k2gysHgO
- >>311
「……ああ? 上等だよてめえ。良い根性して――……縫いぐるみ?」
何か聞き違えた? 聞き違えたよな?
――そう思った暁は怪訝な顔でミリアを見る。じー、と。
>>312
「あん? いや勘違いだから仕方ねーべ。誰だって勘違いするっしょ」
だろ? と同意を求める。
「……つかおめーも戦んの?」
>>313
「あー、多分大丈夫ッス。
……ちっと動きが分かり難いってのはあるけど、ま――」
ちら、とミリアに視線を移す。
思い出すのはつい先程の事。
「――結構行けますよ」
- 315 :すえぞお:2010/01/12(火) 22:38:30 ID:pBostqjY0
- >>313
「あぁ…なるほど把握」
再び二人に視線を向けて
「…アイツが面倒な奴ってのも把握した
流石に理由も無く刺されるのは勘弁願いたいな」
>>314
「………もういいや」
なんかもう諦めた。
「えぁ?…いや、別にそんな気は無い」
暁にくっついていただけである。
戦意はカイム…いや、皆無だ。
- 316 :ミリア:2010/01/12(火) 22:44:30 ID:Jhlo6zSQO
- >>312
「コイツも殺してェ」
竜の鱗も切り裂くような、そんなナイフでも探すか、と考えている。
また、彼女は暁とじりじり対峙をしている。
>>313
「あア、アンタも話の分かる人で良かった」
殺人は悪いことです、などと説かれたら、腹が立つに決まっている。
>>314
「なんだァアンタ、命乞いでもしてンのかア?」
誰かさんに似てるような、顔立ちだ。きっと暁は以前見たことがあるだろう。
「――奪ってやるよ、命も、 ……ぬいぐるみも ボソボソ」
彼女を中心に、黒い空間が広がる。それは闇夜と混ざり、姿が見えない形となった。
次に暁にナイフを振るおうとする『残像』が表れる。背景と交じった黒い空間は右回りに暁の背後を取ろうとする。
- 317 :すえぞお:2010/01/12(火) 22:50:30 ID:pBostqjY0
- >>316
「殺すなら他のヤツにしてくれ」
基本的に他人の生死はあまり興味を持たない。
当然知り合いとなれば別だが…
「…ま、怪我しない程度になー」
どうにも、暁が相手なら死者は出ないだろうと踏んでいるようだ。
- 318 :レミティオ=グランツ:2010/01/12(火) 22:55:26 ID:cCZkB5n60
- >>314
「そう――――なら、大丈夫ね」
納得したかのようにそう言うと同時、彼女の様子が"何処か"変わった。様子……否、気配といった方が正しいかもしれない。
>>315
「まぁ、彼女の能力が分からない以上はそれが賢明じゃない?
……あなたの場合、刺しても刺さるのか分からないけれど」
すえぞおの身体を見、そう付け足す。
特別製でもなければ、ナイフぐらいなら普通に刺さらなさそうだと思っているようだ。
>>316
「まぁ、此処では世間で言う常識なんて、当てはまらないことも多いから、ね。
それに、それが"貴女自身"……なんでしょう?それを否定することも、権利も。私には無いわ」
「ただ……此処は、夜で人通りは少ないとはいえ、誰も入り込もうとしないような路地裏じゃない。
何時人が来ても何もおかしくは無いけれど――――それでも、"今"……やるつもり?」
- 319 :朝宮暁:2010/01/12(火) 23:00:02 ID:/k2gysHgO
- >>315
「おいおいお前そこは乗っとくべきだろ。
……まあ良いか、金一封は独り占めだぜ」
に、と笑って首を回す。ぱきぱきと骨が鳴った。
>>316
「命乞い? ひぃひぃ鳴くのはてめえだよ」
へ、と不敵に笑う。
暁も顔立ちは似てると感じている。しかしイメージの違いからか、それは全く結びつかなかった。
「……」
ごう、と暁の両手足が焔を纏う。
――ギリギリまで引き付ける。相手が来た所を一発で。
決める。
>>318
何となく気配の変容を感じたが、深くまでは解らない。
暁はそれを置いておく事にして。
「大丈夫ッスよ。“必勝”の手があるんで」
- 320 :ミリア:2010/01/12(火) 23:08:01 ID:Jhlo6zSQO
- >>317
「目の前に蟻がいて、踏み潰さない奴がどこにいるンだよ」
何処にでもいます。……実は馬鹿なのかもしれない。
>>318
「一度襲撃しているこのオレが、今争おうが、後争おうが関係ないね。
それに売られた喧嘩だ。買って何が悪いンだア?」
暁に対し、突進する。
>>319
なんと黒い一帯は意図的に作り出したもの。
迫り来るミリアは、紛う事無く本物だった。
音、吐く息の速度を静止、幻覚だと思わせることに全てを捧げる。
「弾痕だ……!!」
聞こえない声でナイフを放つ。
傷跡を歪曲する一撃で、弾丸を受けたことにするつもりだ。
- 321 :すえぞお:2010/01/12(火) 23:10:07 ID:pBostqjY0
- >>318
「…刺さるっちゃ刺さる。鱗の隙間とかさ」
「あとは普通の生物の急所はだいたい俺にもあると思ってくれ」
普通の生物の急所というと…
まぁ、あれだったりあれだったり。あれだったり。
>>319
「生憎最近体が鈍っててさ、いきなり殺人鬼相手とか嫌だし」
「…とばっちり食らうのも嫌だし、そろそろ巣に帰るかなぁ…」
そう言うと、一歩下がって二人の動向を眺める。
>>321
「…………」
「とりあえずお前は軍隊アリの渦に飲まれるといい」
最後にそう吐き捨てて、山へと帰っていった。
- 322 :レミティオ=グランツ:2010/01/12(火) 23:18:27 ID:cCZkB5n60
- >>319
「なら――――」
その『必勝』、此処でよく見ておくわ、と言おうとして、噤み
「……お互い、なるべく死なないように、ね」
そう言うと、再びその"様子"は元へと戻った。
暁へと迫るミリア、その対峙を見ながら――――
>>320
「別に、悪いことはないわ。貴女にとって、それは問題ないことなら」
「ただ―――――― ……いや、なんでもないわ」
何かを言おうとして、やめる。
そして、二人の戦いをただ見始めた。
>>321
「……なるほど、ね。良いことを聞いたわ、ありがとう」
などと、意味深な発言を去りゆく背へ言い残した。
- 323 :朝宮暁:2010/01/12(火) 23:23:07 ID:/k2gysHgO
- >>320
対する暁はその切っ先に向けて――というよりは自分の能力によって感知したミリアの気配に向けて、
「おらあ!」
――縫いぐるみを盾にした。
「ククク、良いのか? この可愛い可愛い縫いぐるみの腹に穴を開けちゃってもよォ!?」
>>322
――必勝の策を打つ暁が居た。
……縫いぐるみをつきだす暁が。
- 324 :ミリア:2010/01/12(火) 23:25:36 ID:Jhlo6zSQO
- >>321
「アイツらは、確かに別格の蟻だよな。アンタも襲われたら一溜まりもないだろうよ」
ハッハア、と高らかに笑っていた。
>>322
「言いたいことがあるなら、言えばいいじゃねェか……曖昧だなア、曖昧よォ」
はっきりしねェなオイ、と去りゆく背中に投げ掛けた。
>>323
「がああああ!?」
勢い余ってナイフはすっぽ抜けて宙を行く。
「きったねェぞ!」
- 325 :レミティオ=グランツ:2010/01/12(火) 23:35:44 ID:cCZkB5n60
- >>323
「……!」
予想外の策へ、一瞬驚きを見せる。
が、よくよく思い返してみれば、確かに少女の方は幾度か縫いぐるみの方へ興味を示していた。
実際に事の当人であるか無いかもあるだろうが、それを把握し、上手く利用した暁を見て――――
「……ふふ、なるほど。――――流石、ね」
>>324
//別に去ってねぇぜ旦那★去っても良いけど。
「なに……って、まぁ」
ミリアの手から離れるナイフを見て
「……私にとって、幾らか問題があるかも――――と思ったんだけれど。
どうやら杞憂だったみたいだし、本当になんでもないわ」
- 326 :朝宮暁:2010/01/12(火) 23:40:30 ID:/k2gysHgO
- >>324
「ヒャーハハハハ! 動くなよォ? 俺がちょっとビクゥ! ってなっただけでも……」
ごう、と焔造りの小手を前に出す。
「こいつの体は消し炭だからなァア〜〜ン?」
ゲヒヒ、と心底楽しそうに浮かべた笑みは外道チック。
>>325
「…………」
のりのりで笑う暁の顔が一瞬ぴたりと止まる。
(え、えぇー……どうしよなんか褒められてんだけど。
フツー今ツッコむ所じゃねぇ……?)
こ、この人天然か……? そんな事を考えたのは一瞬。
「ま、まあ、こういう策があったんで。……ハイ」
- 327 :ミリア:2010/01/12(火) 23:42:42 ID:Jhlo6zSQO
- >>325
// ごめんなさい。
// 最近日本語が正しく受け取れなくなる、書けなくなるというバグが発生したのです。
「? よく分からねェが。
まア、気にしなくていいのなら、オレにとってはどうでもいいがな」
暁との距離を、少しずつ離れさせるが。
>>326
「テメェ……ぶち殺してやりてェ。ぬいぐるみを人質に取るなど、残忍すぎる」
歯を、噛み締める。
- 328 :レミティオ=グランツ:2010/01/12(火) 23:53:39 ID:cCZkB5n60
- >>326
「そうね……確かに、さっきの様子から考えれば彼女には効く方法だし、理に適ってるわね」
ミリアの細かい反応を見て取り、上手く利用した暁の発想を、普通に褒めている。
なんか微妙に一般的な視点じゃなかったり、それ即ち、一般的には天然と呼ばれるものなのかもしれない。
恐らく、小さな策でも発見して利用するような必要があるような環境にいた、若しくはいるのだろう。多分。
そうでなかったら只の天然でしかない。頭がお花畑な天然でしかない。
……まぁ、そうであったとしても、理由付きなだけで普通に天然だろうが。
>>327
//ロールしてるとオートでサポセンがやってくるから多分勝手に治るよ!なおるよ!
「そうね。でも……」
縫いぐるみを前に後退するミリアを見て
(人を殺す以外にも、思い自体はしっかりあるじゃない。
ただ……それを把握して、"自分"として表現できるようになるのは――――――)
……などと考えているようだが、傍目には再び口を噤んだようにしか見えない。
- 329 :朝宮暁:2010/01/12(火) 23:58:53 ID:/k2gysHgO
- >>327
「おいおィ……そんな事を言っても良いのか? ン? なァ?」
厭らしい笑みを浮かべながら頻りにン? ンーッ? と声を挙げる。
「武器を捨てな。早くな?」
>>328
「え、えぇ。はい、ソーナンスヨー……」
天然だこの人。絶対に。どう対応するかッ!?
流す
→ツッコむ
「って、なんでやねん! 今のツッコむところッスよネーサン!
………………」
(あれ、何でこんなに気まずいんだろ。……あれ?)
- 330 :ミリア:2010/01/13(水) 00:02:59 ID:Jhlo6zSQO
- >>328
「まア、オレにはこれ(殺人)一本しかない。
これを個性だとか、言うンじゃねェのか?」
彼女から殺人を取りのぞけば、空っぽになってしまう。
そうミリアは考えており、それが全てだと思っていた。
>>329
「クッソ野郎が!」
はしたない言葉を吐きながら、鞘にナイフを納めると、はしたなく胸の間にそれを押し込む。
「覚えておけ、いつかアンタからぬいぐるみ――いや、命を奪ってやるから」
一目散に逃げ出した。
チンピラよりも質が悪いのが、泣きながら逃げるというこの一点だ。
- 331 :レミティオ=グランツ:2010/01/13(水) 00:13:56 ID:EJO1jQ5UC
- >>329
「え……?」
凍る。しばし、流れる沈黙。
「あ……あら、ごめんなさい。フリだったのね……」……気まずい空気。
>>330
(今はそれしかない貴女でも、貴女なら、今の生き方から変わることも出来るはず……
その切っ掛けは、何か事件かもしれないし、"誰か"かもしれない。偶然、楽しみが出来たわね)
……相も変わらず思っているだけである。なぁにこれぇ
- 332 :朝宮暁:2010/01/13(水) 00:17:11 ID:/k2gysHgO
- >>330
「あっクッソてめえ逃げんな!
…………まあ良いもん見れたし良いか」
胸の間にナイフを押し込む。
「……んむ。良いな。悪くねえ。
……つか俺、また狙われんのか」
>>331
「え、あ、いや……その。あー……はい……」
無理だ。無理だ。ここからの挽回なんて――
(メンパブで働いてる俺でも無理だああああ!)
「あ、いやその……そんな、気にしなくても……」
- 333 :レミティオ=グランツ:2010/01/13(水) 00:44:40 ID:cCZkB5n60
- 「あら……いない」
ずっと()だったせいか今ミリアが去っていったことに気がついたようだ。
>>332
「いえ、別に、ね。ただ、折角のフリに気がついてあげられなくて申し訳ないな、と思って」
そう言って暁に微笑む。だけどなんか苦い笑み。
「ありがとう、貴方が良いのなら問題ないわ」
言って、二呼吸程の間を置いて、腕の時計を見やり。
「……まぁ、一通り騒ぎも落ち着いたみたいだし、私はそろそろ帰るわ。
此処は広いけど、不思議と一度あった人とは良く会うし、また会うかもしれないわね」
告げながら、くるりと後ろを向き。
「――――それじゃ、また会えたら。そのときはよろしく、ね」
暁の方を見やり、片手を軽く振りながらそう言い残して、街の中へと消えていった。
- 334 :朝宮暁:2010/01/13(水) 00:50:55 ID:/k2gysHgO
- >>333
街の中へと消えて行ったレミティオを見送り――
「…………俺も帰ろ」
妙に疲れた表情で嘆息。疲れた。精神的にも、肉体的にも。
そうして暁も街に消えた。
- 335 :マーリック ◆X7kkkkkkkk:2010/01/13(水) 23:03:58 ID:AflVgHpM0
- 【海岸】
一人、男性が立っていた。
砂浜に二つの穴を打ち、視線を海の向こうへ放り投げる。
「何があるのかは問いません、が、しかし――」
灰色のスーツとシルクハット、
同色のロングマフラー、白い手袋を身に纏う彼が呟く。
漣に低い声は掻き消され、続きは本人すら与り知れないけれど。
- 336 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/01/13(水) 23:24:13 ID:/k2gysHgO
- >>335
さく、さく、と砂浜の濡れた砂を踏む音が波の崩れる音の間に通る。
さく、さく。少し間を置いて、また。歩みの主に目的は無い。単なる散歩。
夜の海風に眼を細め、足跡を濡れ砂に落とすのは真紅の髪眼の女だ。
「おや、」
――と、女は呟いた。視線の先にはいつぞや出会った、僅かばかり親近感を覚える男。
「何をしているのかな」
ふむ、と小さく首を傾げて呟き、女は男の方へと向かう足跡を残す。
- 337 :マーリック ◆X7kkkkkkkk:2010/01/13(水) 23:59:05 ID:AflVgHpM0
- >>336
海から視線を、靴と砂の擦れる音へ向けた。
「こんばんは」
思うより早く、簡単な挨拶と会釈を済ませた。
その傍ら、潮風に揺れる真紅の髪の持ち主に検討をつける。
顔を上げ、蔡生さんにシニカルな微笑みを向ける。
「あの向こうにある、見知らぬ異国へ思いを馳せていたところですよ」
次いで、視線をまた海の向こうへと放り投げた。
- 338 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/01/14(木) 00:13:30 ID:/k2gysHgO
- >>337
「ああ、こんばんは」
挨拶を返し、香る夜の風が心地好いと眼を細めた。
マーリックの言葉に成程と納得し、倣う様に己の視線を暗く揺らめく海へと放った。
「異国、か。彼方の国。……君はこの街の生まれかな?」
海を望んで故郷ではなく見知らぬ国に想像の手を伸ばす。
ならこの街が己の郷なのだろうか、ふと想像して尋ねた。
- 339 :マーリック ◆X7kkkkkkkk:2010/01/14(木) 00:33:47 ID:AflVgHpM0
- >>338
真面目に答えるべきか、言葉を重ねてはぐらかすか。
どちらを取ろうか幾秒か迷った挙句、彼はゆっくりと口を動かした。
「生まれてこの方、この街で眺められる景色以外はこの眼で見たことが、一度とてありません」
小さな小さな笑いを挟み、彼は言葉を続ける。
「…………生まれてこの方というのは嘘かもしれません。生を受けた当初の記憶が曖昧ですゆえ。
正確には、意識を持って以来、ということでしょうか」
今度は彼が真似た。
手袋に包まれた手を海へ向けて突き出し、握る。
- 340 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/01/14(木) 00:44:54 ID:/k2gysHgO
- >>339
「此の街で生まれたのかは判らない。然し此の街でずっと生きてきた、と」
成程。言葉の終わりに付け加え、何かを思案する様な一瞬の間。
微かな沈黙は波と共に崩れ、薄桜に艶めく唇がまた言葉を紡ぐ。
「記憶を持って以来、か。誰だってそうさ。自分の誕生を記憶に持つ者なんて極僅か。
気が付けば其処に居て、自分の存在を知る。
果て然て、何だか記憶を失った迷い人みたいだね。――強ち間違っても居ないかな」
自分を顧みる様な気配が在り、女はくすりと思い出し笑い。
可笑しそうに微笑み、女は再び海を見る。
- 341 :マーリック ◆X7kkkkkkkk:2010/01/14(木) 01:10:57 ID:AflVgHpM0
- >>340
「記憶を失った迷い人ではありません。
もしそうならもう少し話は簡単です。ゴールは自ずと見えてくる」
思い出し笑いの意味を履き違え、一度沈黙。
すぐに馬鹿らしくなり、再び声を出す。
「私は、自分はどこに向かえばいいのか、行き先を失くしてしまった。
そんな哲学的な迷い人でもありません」
宙を掴んだ腕を引き、胸元で開く。
当然何も出てこず、彼は溜め息を吐いた。
「…………上手く言葉に出来ませんね。長年生きていながら情けないことです」
再び手を前に突き出す。
何も取れないことは知っている、理解した。でも伸ばしてみたかったから。
- 342 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/01/14(木) 01:28:02 ID:/k2gysHgO
- >>341
「凄いな」
瞑目してマーリックの話を聞いていた女は、ややあってから静かに言った。
「……無くす前は行き先が有ったのか。其れを知っていたのか。
私には行き先が何処にも無い。只歩むだけの道だ」
断言した言葉に己へ向ける感情の色は無い。
マーリックに向けた凄い、と云う言葉に対して、其れは言葉以上の意味を持たなかった。
「長年生きてるからこそ、かも知れないよ。私は時々溢れそうになる。
――そらをよづるも、つかむものなし。
でも何かが堆積して行く」
- 343 :マーリック ◆X7kkkkkkkk:2010/01/14(木) 01:50:32 ID:AflVgHpM0
- >>342
くく、と忍ぶように彼は笑う。
「貴方が道に意味を求めるのなら、確かに今、道は色褪せています。
ですが、目的地なんてみな曖昧で漠然としたものですよ」
ふざけているのか、両手で何かを積み上げる。
空中に、何もないその場所に、掴んだ空を重ねていく。
「私は貴方が羨ましい。
己が道、何時とも知れぬ自分が描いた絵に取り憑かれ、見失いながらも走らされるより幾分かましだ。
観点の違いでしょうね。
私には何も言えません」
- 344 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/01/14(木) 02:08:53 ID:/k2gysHgO
- >>343
「……おや、よく解ったね」
悪戯っぽく首を傾げた女の顔には楽しそうな笑み。
「実の所私は自分の道を肯定してる。意味も求めて居ない。目的地も終わりも無くてもね。
目的地も終わりも無くて迷ってた時、ふと理解して自分で定めたんだ。
自分の道は涯無き道で、終わりも目的地も其処には無い。私はただ、進み征くと」
人に依っては言葉遊びで意味を為していない様にも思える言葉。
理屈も意味も為していないようにも思える言葉。意を為さず理を為さず。
然し女は其れを真顔で言って、何処か其れを誇る様な気配すら有った。
「成程。其れは確かに。自分が無い道は辛いね。
……走りたく無いなら辞めて仕舞うのは如何だろう。
己の進む道を肯定出来ないなら、其処を走る己の生を否定する。
逃避だけれど、其れも方法の一つ」
波を見ながら女は云う。其処に何の感慨も見当たらない。
ただ、提案とも言えない言葉を口にして、それはどうかと尋ねているだけ。
- 345 :マーリック ◆X7kkkkkkkk:2010/01/14(木) 02:21:11 ID:AflVgHpM0
- >>344
「ますます羨ましい。自分で道を選ぶことができない私からすれば。
選んだところで、惰弱な自分は自身の選択に押し潰され、再び過去の自分に縋ってしまう」
手遊びを止め、くるりとその場で回転し、蔡生さんに背を向けた。
空を見上げようと、鍔をずらす。
「世の中に肯定できることが幾らあるでしょうか」
- 346 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/01/14(木) 02:35:26 ID:/k2gysHgO
- >>345
「羨ましい、か。――ふふ。理も無く意も無く涯も無い虚無の道が?」
自嘲の響きは皆無を通り越して絶無。
瞑目して微笑みを浮かべた女は単純に、他者から見て自分の道が本当に羨ましいのか知りたがる。
「己の弱さを知っても強く在ろうと出来ない。確かに惰弱かも知れないね」
向けられた背は見えない。マーリックの言葉を柔らかに肯定した女の言葉には慰めも無い。
「さて、難しい疑問だね。沢山在るし、時に依っては極少数だ。
ただ、私は自分の生だけは如何なる時でも肯定出来るよ。絶対に」
- 347 :マーリック ◆X7kkkkkkkk:2010/01/14(木) 02:51:56 ID:AflVgHpM0
- >>346
「ええ。何も無いなら、それ以上の自由はこの世界に望めません。
尤も、貴方は縛られているかもしれませんが」
向かうは街の中心。
彼はゆっくりと歩き始めた。
「私は、偶々自分の生が肯定できない。
肯定しなくても生きていけるんですよ」
自分が嫌いですからね。
「有意義な時間でした。
またお会いしましょう」
最後に彼はさようなら、と呟いて帰っていった。
- 348 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2010/01/14(木) 03:06:48 ID:/k2gysHgO
- >>347
「――成程。確かにそうだね。縛られていると云う意味でも」
女は瞑目した侭軽やかに笑い、砂を踏む足音がゆっくりと遠ざかるのを感じた。
「ああ。また、いずれ」
見送りはせず、女は一人佇んだ。波は暗く時折鈍く輝き、潮風は冷たい。
「肯定しなくても生きていける、か。
肯定も否定もしなくても、そもそも考えなくても生きていける。だが」
考えた上で肯定しない生は
「――辛いな」
波音の間に響いた呟きは崩れて消えた。女は未だ瞑目して佇んだ侭。
けれど、軈て其の姿も消えるだろう。
- 349 :名も無き異能都市住民:2010/01/14(木) 23:44:36 ID:4pxPWgVg0
- 【異能都市郊外・湾岸線】
「下駄を鳴らしてぇ 奴(ヤツ)が来るぅ〜 腰に手ぬぐい ぶらぁ下げてー」
居並ぶ街頭と冬の海辺を横目に
都市部を目指し走る、オンボロバイクと大きな荷物を背負った男
「ああ 夢よ 良き友よ おまえ今頃 どの空の下で……って、見えた」
ゴーグルを僅かにずらし、ビル群を望む
自然とアクセルに力が掛かり
――ブォン――
流れる景色を足早に追い越す
口元に笑みを
瞳に力を
今、男は再びこの街へと―――
プススス…プスン
「……」
エンジンの止まったバイクを押しながら歩き来るのであった
- 350 :三浦 メイ/メイド服と短機関銃:2010/01/15(金) 00:11:55 ID:x0S8HPug0
- ―キュイイイイン
高音をはりあげ、道路を滑走する…3mほどの黒い人型兵器
やたらトゲトゲしたフォルムは速さを感じさせ、軽快にスピードを出す
「〜♪」
その掌に座る小柄な少女はとても機嫌が良さそうだ
…が
一瞬スラスターの推力が落ちたかと思うとそれはバランスを崩し…
ガッシャァァァァアン!!
コケた
- 351 :レラ=バニッシュ:2010/01/15(金) 00:23:10 ID:SJhJK2lw0
- 【地を走る少女】
【己の姿のほとんどを機械の鎧で包んだ少女は進む】
……暇だな
【近くで大きな音がしたな……。等と思い、そちらに視線を傾ける】
【すると、彼女の進行方向には壁。無論、見えていない】
――ゴゴゴゴガツッ!! ガシャアアン!!
【似たような音がまた一つ】
- 352 :三浦 メイ/メイド服と短機関銃:2010/01/15(金) 00:33:45 ID:x0S8HPug0
- 「あいったー…ったく、何が新作の回路なのよクソ親父!」
転倒した兵器のてのひらからスッ飛ばされた少女の姿はメイド服
かなりの速度で地面を転がったはずにもかかわらず、
悪態をつきながら起き上がった少女は、土ぼこりにまみれただけであった
『ダメです…バランサーとスラスターのパイプが上手くいきませんよ、コレ』
転倒した人型兵器も起き上がり、スピーカーから声をかけた、その時
「『ん?』」
レラの出した音に反応し、1人と1機の声はハモってそちらを見る
- 353 :レラ=バニッシュ:2010/01/15(金) 00:42:20 ID:SJhJK2lw0
- >>352
くそっ! なんて時代だ!!
【ゆっくりと起き上がり、壁を睨む】
レーダーに反応――兵器?
【急に雰囲気が変わったと思えば、そちらに向かって銃を構える】
【その姿。機械その物の鈍い光沢を放つ銀色に赤とオレンジがちりばめられたカラー】
【人型で全身に機械を纏い、露出は略ゼロ】
【頭にはV字アンテナも装備済みでスマートなデザイン】
【※ただしミニサイズ】
- 354 :三浦 メイ/メイド服と短機関銃:2010/01/15(金) 00:51:35 ID:x0S8HPug0
- >>353
「あら、同じく事故車両?っと」
『敵対の意思はありません、銃を降ろしてください』
直立姿勢でレラを見下ろしたまま、人型兵器は片足だけ動かし
少女へと射線が通らないよう遮る
機動兵器の素体ではあるようだが、武装を携行しているようには見えない
内蔵火器でもなければ、撃たれても応射はできなさそうだ
- 355 :レラ=バニッシュ:2010/01/15(金) 00:56:09 ID:SJhJK2lw0
- >>354
喋るか……ソイツ
【少女へは目もくれず、人型兵器のみを見る】
【向けていた銃は小さな光となって消え、腕を下ろす】
【それ以外のアクションは無く。動くのはその瞳のみ】
- 356 :三浦 メイ/メイド服と短機関銃:2010/01/15(金) 01:04:34 ID:x0S8HPug0
- >>355
『ええ、私は"そういうモノ"なので』
「ていうか、すごい音させてたけど大丈夫?」
レラへと兵器が言葉を返すと同時に、
脚の影から少女が顔を出して、軽く問う
- 357 :レラ=バニッシュ:2010/01/15(金) 01:09:39 ID:SJhJK2lw0
- >>356
興味深いな……あとで調べさせろ
【そういうと、少女へと向き直る】
フン、僕を誰だと思っている
あれくらいで傷が付くわけが無いだろう?
【左人差し指を勢い良く少女に向けて】
- 358 :三浦 メイ/メイド服と短機関銃:2010/01/15(金) 01:19:00 ID:x0S8HPug0
- >>357
『貴方に?…許可さえ出れば構いませんが…』
と言って僅かに首を傾げる
そして少女はと言えば
「すごいのはわかったけど、誰だと思って…って言われても知らないわよ、私は」
肩を竦めて適当に言い放っていた
- 359 :レラ=バニッシュ:2010/01/15(金) 01:22:53 ID:SJhJK2lw0
- >>358
つまり、許可が出れば良いと?
【ザ・復唱】
ククク……。僕は天才だぞ?
【わずかにV字アンテナが光った……様な気がする】
- 360 :三浦 メイ/メイド服と短機関銃:2010/01/15(金) 01:30:32 ID:x0S8HPug0
- >>359
『基本的にはそうなります
簡単には出ないと思いますが…』
問われるままに、ただ答えを吐き出す兵器
「あー、そう… アンタのコトちょっとはわかった気がしたわ
…で、とりあえずこの子のコト調べたいなら名乗るくらい良いんじゃない?
私はメイ、この子の……うーん、保護者…かな」
勝手にレラに向かって少女は名乗る
- 361 :レラ=バニッシュ:2010/01/15(金) 01:37:27 ID:SJhJK2lw0
- >>360
良いだろう、力づくでも許可を取ってやる!
【どこか間違っている気がしないでもない】
詰まる所、貴様のような凡人とは違うのだよ
僕はレラ、何れ世界を征服する天才だ!
【今度は広げた五本の指全部を向ける】
それにしても、機械の保護者。か……
- 362 :三浦 メイ/メイド服と短機関銃:2010/01/15(金) 01:46:55 ID:x0S8HPug0
- >>361
『力づくだと出ませんよ』
レラの言葉に大真面目に返答する黒い人型
「ああうん、それは凄く良くわかった
征服でもなんでも好きにしてちょうだい
…まぁ、詳しく正確に話すと面倒だからね」
大して野良メイドは再び肩を竦めて投げやりに言う
『メイ、そろそろ戻らないとオヤジ様が怒りますよ』
「あー、はいはい。ったく…戻るのが面倒ね、これじゃ」
人型の掌にヒョイと飛び乗ると、少女はひとり愚痴った後にレラへと向き直る
「じゃあね天才さん。頑丈なのは良いけど、わき見運転には気をつけなよ〜」
『失礼します』
少女は自分らのコトを棚上げした発言を、
人型は一礼した後、がっしょんがっしょんと駆けて行った
- 363 :レラ=バニッシュ:2010/01/15(金) 02:04:23 ID:SJhJK2lw0
- >>362
フン、そこを出すのが僕だ
【無論、こちらも頭の中身は大真面目】
メイとやら、次は必ずそいつをsらべさせてもらうからな!
そして貴様、僕は名前を教えたはずだ! 気をつけるのは貴様だ!
【去る姿に散々言った後、空を見上げる】
さて、いい時間だ。僕たちも帰るぞ『As Moon』
『は――畏まりました』
【鎧の背中から翼が生え、大空を駆けていく】
『レラ様、あれでよかったのです?
例え幾らレラ様が天才の種族であろうと、お友達のとの有効は不可欠にございます』
別に良いだろ。あと例えじゃない、僕は正真正銘の天才だ!
『レラ様、貴方は間違っています。全ての生物はお友達との友好を強化していく事でより強くなるのです、それは凡人も天才も同じにございます』
あーはいはいわかったわかった
『本当にお分かりですか? 貴方はいつもそういって――』
どうでもいいけど、胸の辺りから声が聞こえるって面倒だな
【機械の話を適当に流しながら来た道を帰っていった】
- 364 :朝宮暁:2010/01/15(金) 23:21:58 ID:/k2gysHgO
- 「…………急な休みって困るよなあ」
公園のベンチの上で呟く。
ああ、暇だ。
- 365 :暝岸 朧:2010/01/16(土) 23:42:34 ID:BIudTXWkO
- こつ、こつ、こつ、こつ。
一定のリズムを刻む叩音が、夜も更けゆく裏通りに響く。
音の主は、一人の男。見れば、白と黒の混ざり合った色合いの杖を突いていた。
一切の光を削ぎ落とした様な黒の長髪に、深淵の如き漆黒の双眸。纏うマントも同じく宵闇の黒。
其れ等は、男の白い肌を闇夜に浮かぶ月の如く際立たせる。
「そう言えば、戸締まりを忘れていたね」
ふと。ぽつり、男は呟いた。
- 366 :衣宮凜 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/16(土) 23:45:41 ID:AflVgHpM0
- >>365
「よーよーよーそこのにーちゃんよー。
惨めに哀れに見えるけど魂だけは気高く持ってて広い食いだけはしない私になんか食いもんくれよ」
けらけらと笑い、ゴミ箱三つをベッドに見立て寝ていた彼女が声をかける。
- 367 :暝岸 朧:2010/01/16(土) 23:58:47 ID:BIudTXWkO
- >>366
ゆらり、男が振り返る。
彼の持つ唯一の色彩――金縁の片眼鏡が、今にも切れそうな街灯の薄明かりを受けて鈍く煌めく。
「ふむ、構わないよ。気高い魂の持ち主が物乞いをするのか、という点には些か疑問が湧いたが」
男は、存外にあっさりとそう答えた。
- 368 :衣宮凜 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/17(日) 00:14:58 ID:AflVgHpM0
- >>367
「本当に気高い魂ってのは偽りを知らない曇りなき魂よ。
俺みたいに金と予想外の絶交を約束された人生を走る奴は素直にねー!!って白状してこう暮らすのが正解なのサ!」
よっこいしょ、と立ち上がった。
包帯やそれに巻かれた素肌は無視し、ボロボロの外套や髪についた埃を払う。
- 369 :暝岸 朧:2010/01/17(日) 00:28:01 ID:BIudTXWkO
- >>368
「在るがままに……か、成る程。確かに理に適っているよ」
軽く頷き、そう言うとマントの内を探り始める。
「そして、先程抱いた疑問についてだが。結論から言おう、確かに………ん?」
更に告げつつ取り出した手に握られていたのは。
何故か、パック入りの干涸びた鶏ささみだった。
「……何故だ」
- 370 :衣宮凜 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/17(日) 00:36:54 ID:AflVgHpM0
- >>369
「まあぶっちゃけ今の嘘だけどな。
生きる為なら僕様は平気で嘘吐くs、」
分厚い、分厚い縁なしの眼鏡に映る、真ん丸く開いた目。
人差し指の爪が鶏ささみを指す。
「…………貰う立場から言うのなんか悪いけどふざけんな!!そんなんで腹膨れると思う!?」
- 371 :ウリュー:2010/01/17(日) 00:38:53 ID:PBnIervYO
- 「さーむー」
闇夜とは対照的な純白のワンピースを着た少女が、てちてちと歩いてきた。
「すーずーしー」
食パン(一斤)を抱え持ってもっちもっちと食べながら。
- 372 :暝岸 朧:2010/01/17(日) 00:54:10 ID:BIudTXWkO
- >>370
「ふむ……。或いは其れも一種の、人の正しい生き方だろうね」
男は眼を細めて笑い、軽く肩を竦めてみせる。
「まあ、待ち給え。確かに此れが低カロリー高蛋白の食材である事は認めるが」
「他の食材によって何とかならない事も……何、だと?」
ささみを取り出した袋に入れると、落ち着いた様子で再びマントの中を探る。
取り出された其の手には、袋詰めになった幾つかの白い直方体。石鹸か――否、餅である。
……ただし、調理はされていない。
>>371
「………?」
男は、首を傾げて少女を一瞥し。
「はて、これは物騒なのか治安が良い証拠なのか、どちらだろうね」
冗談めいた口調で、そう小さく呟いた。
- 373 :ウリュー:2010/01/17(日) 01:10:56 ID:PBnIervYO
- >>372
「?」
男の言葉に少女が立ち止まる。少女は、その黒瞳で男を見つめている
「……むくむく」
そして食べるのは止めない。マイペースを崩す気は無いらしい
- 374 :衣宮凜 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/17(日) 01:12:15 ID:AflVgHpM0
- >>371
「…………ちょっとそこのお嬢さん!!私にパンをくれてみないか!」
浮浪者ルックの女声が声を掛ける。
視線はパンに釘付け。ちょいちょい、と必死に手招き。
>>372
「これで何しろっての?投げ合って両者タンコブふぇすてぃぼーにでもなる?
ってかさー!!かっこつけてる割に出てくるもん一々貧相じゃんか!」
ぶーぶーと文句を垂れながら餅を引ったくった。
「ほかに何ももってないとかだったらあれぞ!
期待させすぎた罪でスーパーつれてくぞ!!」
- 375 :暝岸 朧:2010/01/17(日) 01:35:04 ID:BIudTXWkO
- >>373
「……今晩は。寒くないのかい?」
軽く会釈し、男はそう問い掛けた。見つめ返す双眸は、同じく黒。
>>374
「……食べるのを忘れる事も儘有るのでね、色々と失念していた」
言いつつ、今度は金網を取り出して虚空に固定し。
続いて、その下に無詠唱で火球を発生させた。
「だが、焼けば食えない訳では有るまい?それと、スーパーマーケットは閉まっていると思うのだが」
- 376 :ウリュー:2010/01/17(日) 01:44:06 ID:PBnIervYO
- >>374
「うん?良いですよー。くれてみます」
少女は全く警戒することなく女性に歩み寄り、中程からパンを割いて、女性に分け与えた。
>>375
「こんばんわー。適温ですねぇ、故郷は寒いところだったですから」
くすくすと口元を片手で隠しながら笑って答える少女。
その十指には全て、飾り気の無い真鍮の指輪が填められている。
見るものが見ればそれらは、どうやらそれなりに質の良い魔道具らしい事がわかる。
- 377 :衣宮凜 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/17(日) 01:52:01 ID:AflVgHpM0
- >>375
「おう、準備万端ジャマイカ…………何もんだよ貴様。
醤油と海苔はあるけ?もしあったら是非是非御使用なされたいっす!」
うぇへへと笑い、火球と金網に寄る。
先まで寝ていたゴミ箱を寝かし、即席の椅子を作り上げ腰掛けた。
引ったくった餅を割り、網に乗せ、準備完了。
「んじゃコンビにさね。世は娯楽に満ち溢れてるぜお」
>>376
「マジか!」
受け取ったパンを更に細かく割く。
てきとーに破いて、鶏ささみを挟んで食べ始めた。
「中々いーしゅみしてんじゃん。両指ギラギラって喧嘩屋?
なんかのお呪いかいそれ?」
必死にぱくつきながらも器用に正しく声を出す。
指輪に視線を向けつつ、餅の様子をチェック。
- 378 :暝岸 朧:2010/01/17(日) 02:26:11 ID:BIudTXWkO
- >>376
「成る程、其れは重畳だよ」
呟きつつ、真鍮の指輪に眼を遣る。
「……ふむ」
男の手には黒白の杖。左眼には金縁の片眼鏡を掛けている。
>>377
「ああ、自分でも不思議だよ」
「なに、唯のしがない魔法使いさ。恐らく、海苔は……有った」
マントの内側から海苔を手早く取り出し、虚空に並べる。次いで皿を三枚、割り箸を三膳。
「ふむ、その手が有ったか」
どうやら、一般常識にはやや疎い面も有るらしい。
- 379 :衣宮凜 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/17(日) 02:49:29 ID:AflVgHpM0
- >>378
「へー茫然自失ってやつか。おたくも大変だねい」
割り箸を外套のポケットへ、
海苔を巻いた餅は口に一つ、両手に二つ、
「すかんぴんだから行ったことないけどな。なんかすげー高級らしいぜ?
一生に一度でいいから行ってみたいわー……」
所謂テイクアウト。
「んじゃまたなおっちゃん。次あったときもよくしてくれよー!」
中:寝落ちしそうですゆえ寝ます……
絡んでくれてありがとうございました。
おやすみなさー
ノシ
- 380 :名も無き異能都市住民:2010/01/17(日) 09:00:45 ID:PBnIervYO
- //ぎにゃー!寝落ちしてもうたー!ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサ(ry
- 381 :名も無き異能都市住民:2010/01/17(日) 22:29:28 ID:4pxPWgVg0
- ――ギシリ
「……ふー…ぅ」
パイプ椅子に腰掛けて、自らの行った事柄の成果を眺める
年末からこっち行えなかった大掃除
長期不在の為、案の定積もり積もった埃、埃、埃
それと出しそびれたごみとか魔境と化した冷蔵庫とか、諸々を片付けた
「あとは……アレ、か…」
向ける視線をデスクに移す
時の流れは無情であると
雄弁に語るに相応しい、始末書やら報告書やらもううんざりするほどの仕事の山
「……」
たくあんを齧り、うな垂れるその肩に負のオーラがちらちら浮かぶ
どうしてこうなったと自問しても
やっぱり、自分がやるしかなくて
顔を上げて現実を見据える、それを認めることで第一歩
ゆらり立ち上がる、負のオーラをぱっぱと払いのけて
ドぎつい濃さのコーヒーを片手に
事務仕事という名の戦場へ赴いて行った
【公園前・某交番、内部の出来事であった】
- 382 :もふもふ(紅):2010/01/17(日) 22:36:35 ID:PBnIervYO
- ムッ○クみたいな毛の色のちびもふが書類を細かく仕分けしている。
- 383 :名も無き異能都市住民:2010/01/17(日) 22:41:59 ID:4pxPWgVg0
- >>382
「……○、付いてる所おかしいから」
恐るべき第六感を発揮しながら最早無心の境地で書類整理をこなす
おばあちゃんが言っていた
使える物は不思議生物でも使え、と(多分)
「あ、これハンコよろしく」
スムーズに協力作業は進む
- 384 :もふも○ふ(紅):2010/01/17(日) 22:48:02 ID:PBnIervYO
- きゅー
ムックみたいな毛の色のちびもふは、丸の位置を変えてからむきゅむきゅと作業をこなす。
もふもふの平均知能は人間の三歳前後であるのだが、それを考えるとこの子は頭が良い方なのだろうか
- 385 :名も無き異能都市住民:2010/01/17(日) 23:01:25 ID:4pxPWgVg0
- >>384
そんなもふもふ事情は露知らず
作業は一人で行うときの倍以上の速度で進行する
「…ふー…」
小休止、空のカップに再び漆黒の液体を注ぎ淹れ
「ん」
今夜の相棒にも差し入れる
果たしてもふもふはコーヒーをどう受けるか
図らずも行われる生態実験である
- 386 :もふもふ丸:2010/01/17(日) 23:13:14 ID:PBnIervYO
- 誤字をどういう理屈かはわからないが訂正して、こちらも一息ついたところであった。
目の前に出されたカップに、二つの光点を明滅させるちびもふ。
ぴょんこぴょんこと跳ねて中身を確認すると、暫くして視線をそちらに向ける。
- 387 :名も無き異能都市住民:2010/01/17(日) 23:19:40 ID:4pxPWgVg0
- >>386
もふが視線を向けた先には美味しそうにそれを飲む男
いや、半ば気付けや栄養摂取の如くカフェインを補充している為
本当に美味しそうに見えるかは微妙だが
ともあれ”それをどうするか”は男の行動を見れば解るか
「…ちなみに、何が誤字かは分からんが落ち着いたのなら良し」
第六感絶好調、大きく頷いた
- 388 :もふもふ丸/がおん:2010/01/17(日) 23:29:00 ID:PBnIervYO
- どうやらそれが飲み物であると完全に理解した様子で、もふもふは再び視線をカップに移す。
そしてカップの周りを数度跳ね回ると、カップに体当たりをかました!
書類にカフェインをぶちまけろ!な大惨事になるかと思われたが……見あたらない。カップも、その中身も。
- 389 :名も無き異能都市住民:2010/01/17(日) 23:34:52 ID:4pxPWgVg0
- >>388
「!!!あqwせdrftttgyふじk……?」
声にならない声を上げつつ一瞬飛び上がるように驚いた、が
「……」
問題が無かった事を確認すると
今夜のアイアンハートにその程度の不思議は通用しないぜ
的な、ニヒルな苦笑を残しカップを片付ける
「さ、もうひとふんばり」
至極穏やかに、作業は再開された
- 390 :珈琲/inもふもふ丸:2010/01/17(日) 23:42:58 ID:PBnIervYO
- >>389
きゅ、きゅー♪
ほこほこと湯気をたてながら、もふもふも作業に勤しむのであった。ホワイトで誤字を消し消し
- 391 :甲/里帰り:2010/01/18(月) 00:00:07 ID:4pxPWgVg0
- >>390
「…いやにサッパリしたなぁ、毛むくじゃらのくせに」
キシシと悪戯っぽく笑いつつ、横のもこもこをつつく
眼に留まった時計はもうすぐ日付を変更しようとしていて
「…あー…明日にすっか」
思ったよりもはかどった
それによって心にも僅かに余裕が生まれた
今夜は休息の時間を取る事が出来そうだ
キリの良い所で走らせていたペンを置き
「サンキュー、良い仕事してたぜ」
傍らの相棒に日当のこんぺいとうをジャラリと渡す
「よし、そうと決まれば…寝るぞぉう」
気合いを入れて休憩室へと入って行くのであった
//寝まするー
- 392 :もふもふ丸:2010/01/18(月) 00:09:15 ID:PBnIervYO
- もふもふはつつかれてくすぐったそうにしていたが、金平糖に目を輝かせると、ソレを頭に乗せてきゅーきゅー鳴きながら交番の天井へと姿をけした
//おやすみん
- 393 :衣宮凜 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/18(月) 01:48:48 ID:AflVgHpM0
- 中:乙ですよー
- 394 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2010/01/18(月) 21:56:12 ID:AnKNDkJE0
- 「う〜ん…」
【ベンチの上でうなだれている少女がいる】
「なんだか……からだがおもいなの〜」
- 395 :沢桐 創:2010/01/18(月) 22:11:18 ID:17ieKbi20
- 男はブランコに座っていた。
―カチャン
ふと思いついたようにズボンを捲って自慢の脚をさらけ出す。
「うわっ汚っ…最近洗う暇なかったからなぁ…」
- 396 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2010/01/18(月) 22:14:49 ID:AnKNDkJE0
- >>395
「あう〜?だれかいるなの〜」
【ベンチの上に寝っ転がりながらじっとブランコのほうを見る】
「だれかなの〜」
【何だか起き上がるのもめんどくさそうだ】
- 397 :沢桐 創:2010/01/18(月) 22:17:43 ID:17ieKbi20
- >>396
「お?その声はディス」
暗闇で光る(不気味な)黄色い目。
「どうした、そんなところで転がって」
ブランコから立ち上がるとベンチに歩いてきた。
- 398 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2010/01/18(月) 22:20:57 ID:AnKNDkJE0
- >>397
「あう〜…『そう』なの〜」
【じっと見て言った】
「う〜ん…なんだかつかれてるのかなの〜
からだがおもいなの〜…しばらくしたらなおるとおもうけどなの…」
【は〜、とため息をつきながら言った】
- 399 :沢桐 創:2010/01/18(月) 22:25:51 ID:17ieKbi20
- >>398
「…風邪じゃないのか?」
少し心配そうに声をかける。
「風邪で無くでも、早めに帰った方がいいと思うぞ。
ちょっといいか?」
ディスの額に手を当てようとしている。
- 400 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2010/01/18(月) 22:28:30 ID:AnKNDkJE0
- >>399
「あう〜?かぜってなんなのかなの〜」
【不思議そうに首を傾けるディス】
「う〜ん…そうかなの〜」
【ちなみに額に触れてみると…目測39℃程度の熱があるようだ】
- 401 :沢桐 創:2010/01/18(月) 22:34:44 ID:17ieKbi20
- >>400
「風邪は病気だ。なに、心配しなくても暖かくして安静にしてりゃ勝手に直る」
ディスの額に手を付けると、寒さで冷えた手がすぐに汗ばんできた。
「うお、結構熱いぞ。やっぱ家帰れよ、送るぞ」
送る必要がある距離かどうかはわからないが。
- 402 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2010/01/18(月) 22:37:30 ID:AnKNDkJE0
- >>401
「そっかなの〜…うん、そうするなの〜」
【頷いて言う】
「あうあう〜。いえにかえりたいんだけど…
これつかわないとはいれないなの〜」
【ポケットから鍵を取り出す】
「ばしょわからないけど…これがあったらどこからでもいけるなの」
- 403 :沢桐 創:2010/01/18(月) 22:42:32 ID:17ieKbi20
- >>402
「…便利だねぇ…」
「つっても人の家のドア勝手に開けたら誤解されるな…」
当たりを見回すと、いつかの中華料理店が目に入る。
「ただの店なら誤解されないな、あそこから入るか。立てるか?」
- 404 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2010/01/18(月) 22:46:15 ID:AnKNDkJE0
- >>403
「うん…『ろざりあ』ほかのひとはいったらおこるからやめたほうがいいのかもしれないの」
【若干誤解を呼ぶ言い方で言う】
「あう〜。たてるかなの…」
【ゆっくりと起き上がってベンチから地面に足をつける】
「う〜」
【良く見ると外套の下から包帯が体を支えている。なんだか少し辛そうだ】
- 405 :沢桐 創:2010/01/18(月) 22:50:39 ID:17ieKbi20
- >>404
「…心配だな…。
しょうがない、背負ってやる、ほれ」
ディスに背中を向けてしゃがみこむ。
- 406 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2010/01/18(月) 22:57:02 ID:AnKNDkJE0
- >>405
「あう〜。ありがとなの〜」
【少し申し訳なさそうな顔をしながら創の背中におぶさった】
【見かけどおりディスの体は軽い】
「なんだかこういうことはじめてだからよくわからないなの…」
【しばらくしたら…と言っていたが、熱を出すのは初めてだったようだ】
- 407 :沢桐 創:2010/01/18(月) 23:04:04 ID:17ieKbi20
- >>406
「これぐらい、光速の男には苦じゃねぇよ」
ニッと笑い、歩き出す。
(なんか俺のガラじゃない気がするなぁ)
笑いながらも、心の中ではそんなことを思っていた。
「まぁ、たまに病気になるのも悪く無いぞ、みんな心配してくれるし」
そんな不謹慎な事を言っているうちに、かの中華料理店に着く。
というか、所要時間約30秒。公園のすぐ向かいだ。
「ほれ、鍵挿せ、包帯あるだろ」
ディスを背負っているので両手が塞がっている。
- 408 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2010/01/18(月) 23:07:33 ID:AnKNDkJE0
- >>407
「あうあう〜。そうなの」
【光速の男、その言葉はどこかディスを安心させた】
「うん、なんだかしんぱいされるのってちょっとうれしいなの」
【こちらも負けじと不謹慎なことを微笑んで言った】
【そして中華料理店の扉まで来ると】
「あう、うん」
【頷いて鍵を包帯に持たせて扉へと伸ばし】
カチャッ
【鍵を差し込んでひねると扉の形が古そうな扉に代わり…突然扉の向こうの空気が違い始める】
- 409 :沢桐 創:2010/01/18(月) 23:11:36 ID:17ieKbi20
- >>408
「おおー」
変化した扉を見て感嘆の声を上げる。
「御免下さいー、って家誰か居るのか」
―ゴンゴン
扉を叩く。手が塞がっているので頭で。
- 410 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2010/01/18(月) 23:15:26 ID:AnKNDkJE0
- >>409
「あう〜。だいじょぶなの。ここからはひとりでいけるなの…」
【やや慌てた風な顔で扉に手をかける】
「それに…だいじょぶなの。『ろざりあ』はびょーきになったりしないなの
たぶんなの」
【少しだけ微笑みながら言う】
//いる人の家が別のなりきりの人ですから自分は出せないのです…
- 411 :沢桐 創:2010/01/18(月) 23:27:32 ID:17ieKbi20
- >>410
「…よくわかんないけど解った。安静にしとけよ」
ディスを下ろし、再び公園に歩いていく。
沢桐の額はうっすら赤くなっていた。
「…あ、うがいしとけよ」
途中で振り返り、そう言って公園の暗闇に紛れて行った。
- 412 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2010/01/18(月) 23:31:18 ID:AnKNDkJE0
- >>411
「ん…ありがとなの〜…
うがい?」
【少し首を傾げたあと】
「あ〜またねなの〜」
【ニコニコ笑って見送った後】
「ただいまなの〜」
【扉の中へと入って行った】
- 413 :ロザリア・ロートシルト:2010/01/19(火) 20:33:14 ID:rSRBD9/U0
- 【どこかのデパート】
一月というのはどこの店も同じ事を考える物で、
「北海の恵みフェア」だとか「新年祝い食品大売出し」であるとか
そういうのがとても多い。
このデパートでも「産地直送・冬の幸フェア」なるものを開催している。
「いらっしゃいませー、こちら大変お安くなっております
おひとついかがですかー……」
おもちゃ箱をひっくり返したような喧騒の中で
支給されたエプロンと帽子を身に着けてもくもくと接客をするロザリアの姿があった。
- 414 :甲/買い物もするさ、独り身だもの:2010/01/19(火) 20:51:49 ID:4pxPWgVg0
- 「鮭が食いたい、しかも北海の」
と、いうわけでやって来ましたデパート地下食品売り場
今日のチラシで一際目を引いた「冬の幸フェア」がお目当てだ
「……ふーんむ…牡蠣も良いなぁ…」
物色する男寡婦
わりと食材にはうるさかったり
- 415 :ロザリア・ロートシルト:2010/01/19(火) 20:57:59 ID:rSRBD9/U0
- >>414
ちょうど生鮮食品の持ち場に配置されていた
ロザリアが甲の応対に現れた!
「こちらの牡蠣は、ちょうど夕方6時に届いたばかりで、
ほら、みずみずしさが違うでしょう?お一つ試食してみます?」
(ああ忙しい忙しい……ニンゲンどもめわらわらと……)
が、ロザリアは忙しさのあまりマニュアルどおりの対応を
追うことに必死で、相手が甲であることに気づいていない!
もっともロザリアも髪を纏め上げていたり、
メガネをかけたりと変装?しているためぱっと見分かるかどうかは微妙なところだ。
- 416 :甲/買い物もするさ、独り身だもの:2010/01/19(火) 21:02:01 ID:4pxPWgVg0
- >>415
「あ、試食良いの?ラッキー」
爪楊枝をプスリ、細かい一切れを口に運び
「むぐ…」
味わう
「……んー……」
店員の忙しさなど、この客にはお構いなしで
首を捻りゆっくり考察
「やっぱ鮭だな、鮭。オネーサン、鮭どこ?」
- 417 :ロザリア・ロートシルト:2010/01/19(火) 21:10:40 ID:rSRBD9/U0
- >>416
「ああ、鮭ですか、えーと……こちらです。」
甲を軽く促して、3,4m先の別の
カウンターへとかろやかに移動するロザリア。
「冷凍鮭にフレーク、ふりかけ、お茶漬け、
スモークサーモン、塩辛にちゃんちゃん焼きセットなど
多数取り揃えております!」
スーパーなどで売っているものよりすこし高いが、
色艶、においなどは比べようも無く良い。
「こちら石狩鍋になります!どうぞ試食を!」
ロザリアは、小さな使い捨て椀に入れられたスープを差し出した。
小さいながらもちゃんと鮭の切り身が入っており、立ち上る湯気が食欲をそそる!
- 418 :甲/買い物もするさ、独り身だもの:2010/01/19(火) 21:17:30 ID:4pxPWgVg0
- >>417
「(西京漬けにすっかな…いやさ、ナマモノ買ってホイル焼き…あぁ、純粋に刺身でも…)」
頭の中を泳ぐ銀色の魚群
口の中では想像の海の幸が拡がる
「石狩かぁ…うーん…空腹にゃたまらん匂い…」
器を受け取って鼻一杯に湯気を啜る
と、そこで
「…?…ろ、ざり…あ?」
ネームプレートが目に入るカタカナ四文字に見覚えがあって
まじまじと顔を見てみる
- 419 :ロザリア・ロートシルト:2010/01/19(火) 21:30:05 ID:rSRBD9/U0
- >>418
「(オネーサンだなんて……うふふ……)」
ロザリアはその幼い容姿から、
大抵年下扱いされる。甲にオネーサンと呼ばれたことがうれしいようで
にこにこと笑みを浮かべている!
「どうしました?私の顔になにかついていますか?」
ロザリアはそれがうれしいらしく、まだ甲に気づいていない!にこにこ!
- 420 :甲/買い物もするさ、独り身だもの:2010/01/19(火) 21:34:35 ID:4pxPWgVg0
- >>419
「…いや…あー…」
言葉尻が濁る
冬の味覚もイマイチ味わえなくなってしまう
原因は
「…強いて言うと、見慣れない爽やかさが…ついてる、と…言うか…」
普段の様子からはありえない営業スマイルで間違い無かったのである
- 421 :ロザリア・ロートシルト:2010/01/19(火) 21:40:27 ID:rSRBD9/U0
- >>420
「……?」
さすがにロザリアも相手の様子が
少しおかしいと気づく。
(やだ、なにか対応を間違えたのかしら……
間違えたにしてもマニュアルからそんなに外れていないはず……)
そこで、ようやく相手の顔をまじまじと見つめて。
「あーっ!!!」
顔を真っ赤にして叫ぶロザリアであった。
- 422 :甲/買い物もするさ、独り身だもの:2010/01/19(火) 21:48:07 ID:4pxPWgVg0
- >>421
「!?―――あぶねえ!!」
叫ぶと同時に宙を舞うお盆
当然飛び交う、石狩鍋入りの器達(熱々)
「――ふっ!はっ―――」
数は4
右手キャッチ成功
左手かろうじてセーフ、2つ!
「ぬ――っりゃ!」
伸ばした足の甲で3個目をキャッチした所で
――バシャン――
「……」
最期の一杯が頭にストライク
「くぁwせdrftgyふじこl;p@:!!?」
苛烈に頭がヒーティング!
- 423 :ロザリア・ロートシルト:2010/01/19(火) 21:54:03 ID:rSRBD9/U0
- >>422
そして甲をよけようとして
別の人にぶつかる客!泣き出す子供!こける大人!
平和なデパートが一瞬にして阿鼻叫喚の光景に!
「あ、あわわわわわわわわわ……」
ろざりあ は こんらん した !
『お客様!大丈夫ですか!?』
『落ち着いてください!落ち着いて!』
他の従業員が集まってきたが情報は混乱するばかり。
- 424 :甲/買い物もするさ、独り身だもの:2010/01/19(火) 22:00:48 ID:4pxPWgVg0
- >>423
「落ち着けーい!!!」
頭に器をのっけた男がショーケース上で両手を拡げ、場を締める
上着とかみそ汁がシトシトしてたり
肩に鮭の切り身が乗っかってたりしてるけど
何故かその声は良く通って
顔に浮かぶは余裕の笑み
「石狩鍋、うまいぞ……オススメだ」
キラリと歯を輝かせてサムズアップ
百歩譲ってそんな感じの宣伝パフォーマンスに見えなくも無い展開に誘導しようとする
- 425 :ロザリア・ロートシルト:2010/01/19(火) 22:04:15 ID:rSRBD9/U0
- >>424
『ふざけるなーっ!ひっこめー!』
『なんて店だ!危険なパフォーマンスをいきなり行うとは!』
『海鮮丼おいしいです』
『石狩鍋もくそもあるかッ!このスカタンがァーッ!!』
客は、逆に怒ってしまった!
皆、手当たり次第にその辺の物を投げつける!
「こ、こっちへ!」
ロザリアが甲の手を引いてバックグラウンドへと走る!
- 426 :頼羽無為:2010/01/19(火) 22:07:07 ID:fP94A.NgO
- mg(^д^)
「wwwwwwwwwwww」
それを後ろのほうで見ていたボサボサの黒髪の男が、
声をださないながらも指差しながら顔で大爆笑していた。
- 427 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2010/01/19(火) 22:10:03 ID:AnKNDkJE0
- 「おなかすいたの〜」
【カランカランとなる喫茶店のドアの鈴】
「やっぱりここがあんしんなの〜」
【ニコニコしながら包帯を全身に巻いた少女が入ってきた】
- 428 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2010/01/19(火) 22:10:46 ID:AnKNDkJE0
- //いかん!場所を間違えた!ごめんなさい
- 429 :甲/買い物もするさ、独り身だもの:2010/01/19(火) 22:15:48 ID:4pxPWgVg0
- >>425
「ぐふっ!――うっせ!ボケ!被害者こっち―――こっち?」
ロザリアに引かれるまま、つんのめりつつも走る
>>426
150km/hで新巻鮭が飛んでいった
- 430 :ロザリア・ロートシルト:2010/01/19(火) 22:22:35 ID:rSRBD9/U0
- >>426
ロザリアは甲と一緒にバックヤードへと消えていく。
追いかければ、追いつくことが出来るだろう。
>>429
「と、とりあえず……」
ロザリアは懐から細かい細工の施された金色の鍵を取り出すと。
『職員控え室』と書かれた部屋のドアに直接突き刺した!
一瞬、ドアが光ったかと思えば……
「入って!」
ロザリアはドアを開けるが早いが
甲の背中を押して、中へ押し込もうとする!
- 431 :甲/買い物もするさ、独り身だもの:2010/01/19(火) 22:26:27 ID:4pxPWgVg0
- >>430
―――チリ
「―――…ん?」
細微な異質な力を察知する左眼が僅かに反応するが
「ふんぎゃ」
考察を挟む間も無く背中を押されて転がるように入室した
- 432 :頼羽無為:2010/01/19(火) 22:33:39 ID:fP94A.NgO
- >>429>>430
二人の耳に
ひでぶっ ゴシカァァァン
という音が聞こえたかもしれない。
なんにせよ男が追ってくることはないだろう。
- 433 :ロザリア・ロートシルト:2010/01/19(火) 22:38:26 ID:rSRBD9/U0
- >>431
そこは職員控え室というにはあまりにも豪華な部屋だった。
ふかふかとしたカーペットと、上等なシーツの使われたベッド。
棚には高そうな調度品が飾られ、
壁には絵画が掛けられていた。
「酷い目にあいましたわ……」
ぽふん、という間抜けな音と共に
いつものゴスロリドレスに戻るロザリア。
どうやら、ここは彼女の私室らしい。
あの鍵に何らかの魔術が掛けられているのだろう。
- 434 :ディス/騎士見習い少女(外套) ◆My6NsjkSfM:2010/01/19(火) 22:41:21 ID:AnKNDkJE0
- 「…ううん」
【ベッドがもぞもぞする】
「あう?どうしたの?」
【むっくりと包帯を巻いた少女がベッドから起き上がってきた】
- 435 :甲/買い物もするさ、独り身だもの:2010/01/19(火) 22:41:40 ID:4pxPWgVg0
- >>433
「まったくだ」
激しく同意するみそ汁臭い男である
「スタッフルームの私室化…まぁ、らしいっちゃらしいが…」
肩の鮭を摘み喰い
観察するように眺める
「違うな…あのデパートからどの位跳んだ?」
- 436 :ロザリア・ロートシルト:2010/01/19(火) 22:47:59 ID:rSRBD9/U0
- >>434
「あら、起こしてしまったかしら。」
ぱちん、とロザリアが指を鳴らすと、
部屋の端の暖炉に一瞬にして火が灯り部屋を明るく照らした。
「目覚ましのお茶は必要?」
>>435
「さぁ、この『空間』は全てに隣接し、
そしてこの世界の何処にも無い場所ですから。」
ため息をつきながら近くの座椅子にちょこんと腰掛けて。
「もうあのお店でバイトできないわぁ……」
頭を抱えた……
- 437 :甲/女子の私室にも行くさ、独り身だもの:2010/01/19(火) 22:55:41 ID:4pxPWgVg0
- 「ぎょ」
ディスが現れた事に古ーい反応で驚く
>>436
「………マジ?」
ちょっと帰りが心配になる男
あと、鍵掛けて来たかな?とかガスの元栓閉めたかな?とか色々心配
私室であると理解した為、基本薦められるまでは立ちんぼで
「……俺も買い物出来ないわぁ……」
同じく頭を抱える
- 438 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/01/19(火) 23:00:47 ID:AnKNDkJE0
- >>436
「あう〜。『ろざりあ』おかえりなの〜!」
【微笑みながらベッドから降りる】
「『ろざりあ』のおちゃおいしいから、ほしいなの〜」
【そのまま椅子に座る】
>>437
「あう?『かぶと』なの?」
【驚いた表情で甲を見る】
「なんでここに『かぶと』がいるなの?」
【その表情のまま甲に尋ねた】
- 439 :ロザリア・ロートシルト:2010/01/19(火) 23:10:53 ID:rSRBD9/U0
- >>437
「あぁ、ごめんなさい。私としたことがうっかりしていましたわ。
甲さんも座ってくつろいでくださいね。」
甲の目の前にちょうどいい大きさのイスが現れた。
「帰りたい、というのなら
先ほどの扉から。貴方の家まで送って差し上げましょう。」
>>438
ロザリアはディスににっこりと笑いかけてから、
テーブルの上を掃くようにさっと手を動かした。
「熱いから気をつけて……」
すると、どこからかティーセットが現れひとりでにお茶を注ぎ始めた。
ディスが甘い味を好むのを知ってか、砂糖まで独りでに動いて紅茶に飛び込む。
- 440 :甲/女子の私室にも行くさ、独り身だもの:2010/01/19(火) 23:14:04 ID:4pxPWgVg0
- >>438
「分からん」
本当に分からん、強いて言うならなりゆき以外の何物でもなくて
「お前は?…また匂いがどうこう云うアレな感じか?」
>>439
「ん?ああ、こりゃ御丁寧に…」
しずしずと腰掛ける
「帰れ、というなら帰るが……いや、その前に洗面台か…シャワー貸してくんねえ?」
そこはかとなく香る
「ちょっと洗いたいので」
冬の味覚と味噌のかほり
- 441 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/01/19(火) 23:23:02 ID:AnKNDkJE0
- >>439
「あうあう〜いただきますなの〜」
【ニコニコしながら紅茶をすする】
「う〜ん、おいしなの〜」
【先ほどから笑顔が絶えない】
>>440
「そっかなの…あう?『でぃす』はなの」
【そう言ってポケットからロザリアの物と似た鍵を取り出した】
「ここにすんでるなの〜。このまちでおうちなかったからなの〜」
- 442 :ロザリア・ロートシルト:2010/01/19(火) 23:32:11 ID:rSRBD9/U0
- >>440
「わかりましたわ。浴室はそこの廊下の2つ目の扉です。」
暖炉に火をつけたときのようにぱちん、と
ロザリアが指を鳴らした。
きっと、シャワーの準備を行ったのだろう。
魔術って便利!
>>441
「今日はビスケットを用意したわ。
といっても、安物だけどね。」
紅茶に続いて現れたのは、何の変哲も無い市販のビスケット。
高価そうな食器にあからさまに見劣りしている…・・・
- 443 :甲/女子の私室にも行くさ、独り身だもの:2010/01/19(火) 23:36:29 ID:4pxPWgVg0
- >>441
「へぇ…」
金色に輝く鍵を見て
「(ロザリアが人助け、か…トコトン人間嫌いのくせして…変わった、のか?)」
「…ま、関係は良好の様だし…気紛れだとしても詮無きことか…」
口の中で呟く
和む二人を見て、軽く苦笑
>>442
「意外と広いな…いや、助かる」
それだけ便利な魔術なら、汚れだけ吹き飛ばしてくれないかなーなんて思いながらも
「(いやさ、人間横着しようとするとダメになる…)」
と考え直して
「〜♪」
鼻歌交じりに浴室へと向かっていった
- 444 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/01/19(火) 23:39:22 ID:AnKNDkJE0
- >>442
「あう〜。ありがとなの〜」
【ビスケットを手に取って食べ始めた】
「もぐもぐ…これもおいしなの〜」
>>443
「『ろざりあ』やさしいんだよなの〜」
【微笑みながら甲に告げる】
「おふろもきれーだよなの〜」
【ついでに浴室に向かう甲に一言言った】
- 445 :ロザリア・ロートシルト:2010/01/19(火) 23:44:33 ID:rSRBD9/U0
- >>443
ろうそくの明かりに照らされた廊下を進み浴室に入ると、
これは薔薇だろうか?なにやらふんわりとした花の香りがする……
金の蛇を模した蛇口から、
やや赤みがかかった水が浴槽に注がれているようだ。
貧乏なのか貧乏ではないのかよく分からない……
これらも魔術で作られた物なのだろうか。
>>444
「ふふ、ディス今日は一日中ここで寝ていたの?
それとも、どこか遊びに行った?」
軽くあごに手を当てて。
ロザリアはディスとの会話を楽しんでいるみたいだ。
- 446 :甲/女子の私室にも行くさ、独り身だもの:2010/01/19(火) 23:56:09 ID:4pxPWgVg0
- >>444>>445
二人に手を振り浴室へ
「…やれやれ…高級ホテルみてー……」
服を脱いでバスルームへの扉に手を掛けた
その時
「だ」
何かの手違いか、はたまた甲の持つ異能との相乗効果か
扉の向こうはそのまま、甲の家の浴室だった
パタン
しまる扉
振り向いても…そこはもう家で
「服とか……財布・携帯…持って行かれた―――!!?」
不思議空間に貴重品を残しつつ、甲は家に戻ったのであった
//そろそーろ落ちるーよ ノシ
- 447 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/01/19(火) 23:59:47 ID:AnKNDkJE0
- >>445
「えっと…きょうはおみせでごはんたべたけど…
あとはきらきらしてるところにいって」
【どうやらイルミネーションがある場所に行っていたらしい】
「ねむくなったからそのあとここにかえってきて、あとずっとねてたなの〜」
【やや乗り出した姿勢で話している】
>>446
「あう〜。どしたのかなの?
においがしなくなったの…」
【不思議そうな顔をして浴槽のほうを見た】
//ノシノシ
- 448 :ロザリア・ロートシルト:2010/01/20(水) 00:03:35 ID:rSRBD9/U0
- >>446
「(・3・)あるぇー?」
甲がいつまでたっても浴室から出てこない。
もしや、足を滑らせて頭を……などと思い急いで浴室へ向かおうとしたが
「部屋のつなぎ方、間違えてた……」
やっぱりどこか悪人になりきれないロザリアであった。
// のしのしおー
>>447
「きらきら……イルミネーションかしらね?
この時期は年末年始だからわりと、そういうのが残っているから綺麗でいいわ。」
部屋の壁がす、と薄くなる……
すると、まるで飛行機の窓から夜景を見おろしたかのような
絶景が、薄くなった壁を通じて見て取れた。
「ニンゲンの作った物も、甲見ると中々悪くないわ。」
- 449 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/01/20(水) 00:06:02 ID:AnKNDkJE0
- >>448
「うん、きれーなの…
なんだかすごくおちつくなの〜」
【ぼーっと夜景を見つめて微笑んだ】
「『でぃす』こういうのはじめてだから…とってもびっくりなの〜…」
- 450 :ロザリア・ロートシルト:2010/01/20(水) 00:15:58 ID:rSRBD9/U0
- >>449
「ふふ、じゃあ私はそろそろやすませて貰うわね……
ちょっと騒ぎがあって、疲れたから……」
ふぁぁ、と軽くあくびをして先ほどまでディスが使っていたベッドにもぐりこんだ。
// おふろー
- 451 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/01/20(水) 00:18:25 ID:AnKNDkJE0
- >>450
「あう〜。そうなの…おやすみなの〜」
【微笑んでロザリアに言った】
「う〜ん…どうしよかなの…」
【今はそれなりに眠くないディスは、しばらく考え事をしようかと思った】
//はいってら、自分は寝そう
- 452 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/20(水) 22:56:07 ID:.6prKP66O
- 「……」
【真っ白な雪の中、真っ白な服を着た男が立っていた……】
「〜♪」
【近くには雪だるま……兎……女の子……雪で様々な形を作って遊んでいた】
- 453 :虹男:2010/01/20(水) 23:18:26 ID:.6prKP66O
- 「HAHAHA!雪は良いなぁ!!」
【雪だるまと女の子、兎の雪像がドンドン増えていく】
「しかし……楽だな……」
【元素を操る男はドンドンと雪像を作り出していた……まさしくファンシーな光景だった】
- 454 :?:2010/01/20(水) 23:39:03 ID:rSRBD9/U0
- >>453
壁|・)
なにか いる
- 455 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/20(水) 23:47:35 ID:.6prKP66O
- >>454
「……!?……もらったぁぁぁぁ!!」
【雪玉スロー!……ホームはスクリューだったかトルネードだったか……】
「姿を現わすんだ、君にも家族がいるだろ?」
【どこかのソニックブームをパロった台詞を吐く】
- 456 :ゆっくりさゆり:2010/01/20(水) 23:50:06 ID:rSRBD9/U0
- >>455
「ゆぐっ!!」
えらく甲高い悲鳴があがる。
そして壁の影から飛び出してきたのは……
「ゆ っ く り あ や ま っ て ね ! ! ! 」
生首……もといどこぞの不思議なゆっくり饅頭ことゆっくり。
黒い髪とめがねをかけていてどこかまじめな印象を受ける……
- 457 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/20(水) 23:54:16 ID:.6prKP66O
- >>456
「な、何これ!?超可愛いんだけど!?」
【可愛いと言ってしまう上弦さんは病気なのでした】
「あれ?でも誰かに似てる……ん〜……雪玉食べる?」
【雪玉を食べせようとしてみる】
- 458 :ゆっくりさゆり:2010/01/21(木) 00:00:17 ID:rSRBD9/U0
- >>457
「ゆっ!ゆっくりたべるよ!
ゆきだまさんをちょうだいね!」
ぽよんぽよんと跳ねながら上弦にちかよってくるゆっくり。
どうやら人懐っこい生物のようです。
- 459 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/21(木) 00:05:29 ID:.6prKP66O
- >>458
「ほら、たくさんあるからね〜?」
【ギュッと雪玉を何個か作って食べさせる】
「可愛い!これは可愛いぞ!?」
【元から可愛いもの好きな上弦、ゆっくりが可愛いのかはわからないが、上弦の眼は輝いていた】
「お名前は何ていうのかな?」
- 460 :ゆっくりさゆり:2010/01/21(木) 00:09:33 ID:rSRBD9/U0
- >>459
「おにいさんありがとう!」
ゆきだまをもぐもぐと平らげるゆっくり。
「ゆうーん……食べた気にならないよ……」
そりゃあ雪を食べても腹の足しにはならない……
ちなみに遭難したときに雪を食べたりするのは体温を下げるだけで
危険なのだそうだ。
「ゆっ?わたしはゆっくりさゆりだよ!」
にーこにーこ
- 461 :名も無き異能都市住民:2010/01/21(木) 00:12:45 ID:nWKoaA8o0
- 「………あ」
「わ、わりぃ!そっちに槍飛んでった!避けるか何かしてくれ!!」
突然どこからか声がして、それと同時に二人の頭上から一本の槍が降ってくる。
そのまま動かず居れば命中しない位置ではあるが…
- 462 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/21(木) 00:14:46 ID:.6prKP66O
- >>460
「お兄さんか……私もまだまだイケるな……」
【少し自信を付けた上弦さんじゅーきゅー歳】
「HAHAHA!仕方ないな!私の特製ケーキをあげよう!……え?どこから出したって?……それは聞かない約束さ☆」
「ゆっくりさゆりかぁ……あれ?誰かに似てると思ったら……小百合さんに似てたのか!?」
【ケーキを渡しながら驚く上弦、しかし、ゆっくりに似てると言った事がわかったら上弦さんは小百合さんに蜂の巣にされそうだ】
- 463 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/21(木) 00:17:03 ID:.6prKP66O
- >>461
「なにぃ!?」
【上弦自体、身体能力が低いので反応し切れなかった……だから動け無かったから安全だった】
- 464 :ゆっくりさゆり:2010/01/21(木) 00:20:41 ID:rSRBD9/U0
- >>461
「ゆっ!!!」
驚いたようにその場でぽいんと跳ねるゆっくりさゆり。
「ぶらっくれーべるそさいあてぃ!!!」
ゆっくりさゆりがそう叫んだ瞬間、
周りにおもちゃの軍隊が現れた。
「いっせいしゃげきー!」
ぱららららと小型のBB弾みたいなものを飛ばして
槍の軌道を変えようとしている!
>>462
「けーきさんは大好きだよ!ゆっくりしないでちょうだいね!」
ゆっくり!ゆっくり!と楽しそうに
叫びながら上弦の足元で跳ね回るゆっくり。
どちらかというと冷淡な小百合とは似ても似つかない。
- 465 :ブリッツ・アーレント:2010/01/21(木) 00:24:17 ID:nWKoaA8o0
- >>431>>432
がすっ、と音を立てて槍が地面を抉る。
と同時に、ゆっくりさゆりが展開した小さな軍隊を吹き飛ばした。
「…お、おー…良かった、誰も怪我してねーな…」
歩いてきたのは、寒そうにマフラーを巻いているトカゲ男だった。
- 466 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/21(木) 00:26:51 ID:.6prKP66O
- >>464
「……」
【そんなゆっくりにケーキを食べさせながら上弦は微笑む、ほんわかした表情は本当に和やかであった】
「……まぁ、似てないって言ったら似てないけど……いや……この見た目でキリッとして冷淡だと逆に嫌だよね」
>>465
「おや?貴方はいつぞやの……あれ?貴方確か変温の類だよね?……色々まずくない?」
【トカゲ男にそう尋ねる男はいつも通り真っ白な服だった】
- 467 :ゆっくりさゆり:2010/01/21(木) 00:29:55 ID:rSRBD9/U0
- >>465
現れたトカゲ男に対して憤慨するように
ぽよんぽよんと跳ねるゆっくり。
「あぶないよ!ゆっくりあやまってね!ゆっくりあやまってね!」
ケーキを食べながらしゃべるのできたない……
>>466
「おいしいね!!!」
純真な子供のように、満面の笑みを浮かべ、
上弦の足元ではねるゆっくり。
「ゆっ?わたしはえりーとでくーるなきゃりあうーまん、なんだよ!」
だそうです
- 468 :ブリッツ・アーレント:2010/01/21(木) 00:31:18 ID:nWKoaA8o0
- >>466
「…完全に変温じゃあない、冬場は低体温になるけどな」
はー、と白い息を吐き出し
地面に落ちていた槍を拾い、背負った袋に収納する。
>>467
「…………」
しゃがみこみ、興味深そうにその生物を眺める。
「なぁ、上弦。コイツは一体何だ?」
ゆっくりさゆりを指差し、上弦の方を向いて問う。
恐らく答えは返ってこないとわかりつつも。
- 469 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/21(木) 00:37:05 ID:.6prKP66O
- >>467
「ほらほら、口からケーキが……もっとあるからゆっくり食べなさい」
【ハンカチを使ってゆっくりの口を拭く】
「そうか、それは凄いね?」
【父親のように、無駄に突っ込まずにそれを認めているのだった】
>>468
「って言うかなぜ槍なんか投げた!?……もう少しで私に新たな銀河トンネルが出来る所だったよ」
【要するに穴が開きそうだったと言うことらしい】
「私にもわからない謎の生命体だ……でも……可愛いからいいじゃないか!!」
【上弦にとってはゆっくりは可愛いそうです】
- 470 :ゆっくりさゆり:2010/01/21(木) 00:41:14 ID:rSRBD9/U0
- >>468
「ゆっ!わたしはさゆりだよ!」
ぴょん、とは寝て自己紹介。
なるほど、千夜の社長秘書に良く似ている。
「ゆっ!そんなことよりあやまってね!」
ブリッツの足にぽよんぽよんと体当たりしてきた。
もちはだです。
>>469
「ゆゆー……くすぐったいよ!」
しかし、うれしそうに身を震わせるゆっくり。
「ゆっ!ゆっ!そろそろ「かいぎ」の時間!
ゆっくりしないでおうちにもどるよ!」
きまぐれゆっくり生物は唐突にそう叫ぶと、
ぽよんぽよんと跳ねながら町のどこかへ消えていった。
// ねむいのでねるん・・・
- 471 :ブリッツ・アーレント:2010/01/21(木) 00:44:02 ID:nWKoaA8o0
- >>469
「いやーな、最近体動かしてなくて…
運動がてらに的に向けて投げたんだけどよ、うっかり明後日の方向に飛んじまって」
要するに暇つぶしだったと言うことらしい。
「…そうか、ま、何だろーといいんだけどよ」
>>470
「はー…さゆり…っつーと…」
脳内検索中…
該当人物:1件
「……は?」
「…まぁいいや、わーったから謝るよ…」
適当に尾であしらいつつ。
「俺もそろそろ帰るかな…っと」
マフラーを巻きなおし、街中に消えていった。
- 472 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/21(木) 00:49:26 ID:.6prKP66O
- >>470
「あぁ、さよなら!会議頑張ってくれよ!」
【手を振って、去り行くゆっくりを見送る】
「この街にあんな可愛い不思議生物がいたとは……また会えるかな……」
【そう言うと空を見上げて、夜空に架かる、自らが作り上げた虹を眺めた】
>>471
「危ないな……暇潰しで私に新たな銀河(ry」
【また同じ事を繰り返す】
「まぁね、可愛いからなんの問題も……おや、帰るのかい?……じゃあね、また会おう!」
【手を振り、ブリッツを見送る】
「さて、私も帰るか……」
【そう言って、作った雪像をそのままに、上弦は黒い少女の屋敷へと向かって行った……】
- 473 :一号:2010/01/21(木) 15:04:59 ID:wFJvleNM0
- 中央公園。
ベンチでくつろぐメイド服の女がいた。
視線の先には子供の集団。
「……」
思う。
……笑顔で過ごせるということは、平和であると一号は判断します。
この時期にしては暖かい空気に、蒼の目を細め、視線を空へやる。
曇りだが、それはそれでいいとも思った。
- 474 :甲/遅すぎた昼食:2010/01/21(木) 16:03:03 ID:Kg6XtHsY0
- 中央公園。
ベンチでパンを齧る男がいた。
視線の先にはハトの集団。
「……」
思う。
……鋭い目をしてるってことは、こいつら狙ってやがりますがな。
この時期特有の刺す様な空気に睨みを効かせ、視線を敵に向ける
曇り空の下、絶対に獲られねえぞと魂が吼えた
- 475 :一号:2010/01/21(木) 16:11:42 ID:wFJvleNM0
- >>474
……おや、なんだか殺伐とした空気が。
見れば鳩と対峙する男。
それも中々マジに。
「……」
……大人気ない、という判断でいいのでしょうか……。
否、世界は広いのだ。鳩とマジ対決する男がいたって不思議なことはない。
第一男はパンを持っているではないか。つまり今回の争点はアレ。
熾烈なる食料闘争、ということで結論は出た。
「ここで鳩を一号が散らせば、食事は平和に進むのでしょうか、と一号は思案します……」
悩ましいので口に出してみた。
- 476 :朝宮暁:2010/01/21(木) 16:21:24 ID:/k2gysHgO
- 「うおッ!? てめえこのハトポッポが! 俺の飯を奪うとは良い度胸だ!」
二人の頭上、曇り空。
「空で俺に敵うと思うなよコラァッ!
こんがり焼いてパン一つの味気無い食事に動物性蛋白を追加してくれるわ!」
パンをくわえた鳩を異能を使い焔の翼を生やして追い掛ける。
パンを追って空の彼方に消えた青年が居たそうな。
- 477 :甲/赤色チェイサー:2010/01/21(木) 16:30:18 ID:KE2UskXwO
- >>475
来るなら――来い
緊迫感が午後の公園の一部に拡がっていた
四方八方からにじりよるハト、ハト、たまにスズメ
野生の勘か円上に男の座るベンチを取り囲み――静止
一触即発の事態に
「ズズー」
男は取り敢えずコーヒー牛乳を啜っていた
- 478 :ユリウス:2010/01/21(木) 16:32:38 ID:7hcwnxwgO
- ふえぇーん……
【おつかいの帰りだろうか、買い物袋を持ち、通りかかる少女】
【それだけでは特に可笑しい事は無いのだが】
【その少女、片手で目を擦り、泣いている様だ】
【少女の頭上には鮮やかで、巨大な蝶が羽を休めていた】
- 479 :名も無き異能都市住民:2010/01/21(木) 16:39:37 ID:KE2UskXwO
- //携帯重い…ごめんだけど落ちるわ
- 480 :一号:2010/01/21(木) 16:43:02 ID:wFJvleNM0
- >>477>>479
///了解、お疲れさまですー
一歩。
円陣の中に踏み込んでみる。
緊迫感がわからないわけではないが、
……食事くらい平和でいいでしょう、と一号は判断します。
そうしてまた一歩を踏み、
>>478
泣き声を耳が捉える。
くるりと長い白髪を揺らしながらターン。
そのまま声の主を探し、見つけた少女へ歩み寄る。
「どうなさいましたか、と一号は尋ねます」
膝を折り、身を屈め、視線の高さを等しくしながら聞いた。
- 481 :ユリウス:2010/01/21(木) 16:51:54 ID:7hcwnxwgO
- >>479
//お疲れ様ですー
>>480
うぅ……ぐすん
【少女に向けられた声に顔を上げる】
【桃色の、鮮やかな服に身を包んだ少女。辺りに心地良い香りを振り撒きながら】
あ、あのね……
【涙で言葉がつまり、聞き取りにくいが、ゆっくりと説明してゆく】
蝶々さんがね、私の……頭を吸うの……
- 482 :一号:2010/01/21(木) 16:55:58 ID:wFJvleNM0
- >>481
蒼い瞳のメイドは考える。
……蝶が頭を吸う?
「それは比喩ではなくマジに吸われているのですか、と一号は再度尋ねます」
常識的に考えればありえない。
しかし本人の申告を疑うわけにも、と思考しつつ。
- 483 :ユリウス:2010/01/21(木) 17:07:13 ID:7hcwnxwgO
- >>482
うん、マジに……
【蝶に集られ涙を流し続ける少女】
【そんな中、新たな純白の蝶がひらり、少女の頭に舞い降りる】
うっ、うぅ……
【それに従い、泣き声も大きくなる】
- 484 :一号:2010/01/21(木) 17:12:17 ID:wFJvleNM0
- >>483
舞い降りる蝶を見る。
……これは、体質の問題でしょうか……。
そうなら自分にはどうしようもない、と思うが、
……しかし泣きやんでは頂きたいのです。
「以前にもこのようなことがおありですか、と一号は問いを重ねます」
ならば、と情報集積に努める。
- 485 :ユリウス:2010/01/21(木) 17:20:45 ID:7hcwnxwgO
- >>484
うん、何時も……
【少女の纏う心地良い香り】
【それは正しく花の香りであった】
- 486 :一号:2010/01/21(木) 17:25:14 ID:wFJvleNM0
- >>485
頷き、
「Ja. 原因は分かりました、と一号は言います」
蝶を払いのけるようにその手袋に包まれた手を動かし、
「貴方が花のような香りを纏っていることにはお気づきですか、と一号は確認します」
- 487 :ユリウス:2010/01/21(木) 17:31:24 ID:7hcwnxwgO
- >>486
うん……解ってるよ
だって、私はお花の妖精なんだもん
【1号の手が少女の頭に集う蝶を払う】
【蝶はひらひらと舞い空へ】
【それに伴い、明るい笑顔が1号に向けられる】
- 488 :一号:2010/01/21(木) 17:40:27 ID:wFJvleNM0
- >>487
一瞬フリーズ。
復帰。
「……ご存知であるのならばいい、と一号は判断します」
妖精がいたっておかしくないじゃない、異能都市だもの……とは誰の言葉だったろうと記憶を漁る。
否、それはいい。
……笑っていただけましたか。
重要なのはそれだ。
そしてそれを守る努力もしなくてはならない。
「Ja. 問題は一時的に解決いたしましたが、どうなさいますか、と一号は問います」
おそらくまた二度三度起こるだろう、そう判断して。
- 489 :ユリウス:2010/01/21(木) 17:50:31 ID:7hcwnxwgO
- >>488
私はお姉ちゃんがお花を媒体にして作られた精霊なんだよ〜って言ってた!
【少女自身、理解できていないのか、難しそうな顔をして】
いつもはお姉ちゃんが守ってくれるから良かったんだけど……1人だったからね?
【買い物袋をパシパシと叩き】
- 490 :一号:2010/01/21(木) 18:03:16 ID:wFJvleNM0
- >>489
……成程。
「それで花の妖精なのですね、と一号は納得します」
頷き、
「では、御姉様がいらっしゃらないときの対策が必要でしょう、と一号は判断します。
治しようのない体質であるならば、何らかの道具が効率的かと」
幾つか考えを述べ、立ち上がる。
そして、
「お力になれず申し訳ありません、と一号は謝罪します」
丁寧に一礼。
- 491 :ユリウス:2010/01/21(木) 18:09:52 ID:7hcwnxwgO
- >>490
道具……? うーん、どうしようかな?
【頭を抑え、首を傾げる】
【頭に乗せた手についてきた買い物袋】
あ、私おつかいの途中……か、帰らなきゃ!
【少女も一礼し、走り去っていく】
【去り際に振り返り】
お姉さん、ありがと〜!
【笑顔で手を降り、公園を離れていく】
- 492 :一号:2010/01/21(木) 18:18:11 ID:wFJvleNM0
- >>491
「もう暗いのですからお気をつけて……
……行ってしまいましたか、と一号は呟きます」
しかしまあ、
……比較的ハッピーエンド、でしょうか。
それはとても善いことだと思った。
先ほどの出来事は記憶素子の保存区画に保存しようと決める。
相変わらず無表情、しかしどこか満足気な顔で歩み去った。
- 493 :朝宮暁:2010/01/21(木) 21:10:56 ID:/k2gysHgO
- 猫と鳩の溜まり場をその広大な敷地の中に持つ都市中央公園。
本来なら街灯の静かな明かりに照らされているだけの場所。
しかし今は何かが蝋燭の灯火のように周囲を暖かく照らしていた。
「……パンを取り返すために消費したカロリー、ハンバーグ級」
何やらぶつぶつと呟いて空から降りてきたのは焔造りの翼を背中に生やした青年。
「取り返したパンは乾パンに……」
ふ、と自嘲の笑みを溢して、手にあるカチカチのパンを口に放り込んだ。
バリ、ガリ、と音が響いた。
- 494 :二号:2010/01/21(木) 21:26:25 ID:fP94A.NgO
- >>493
「寒い寒い……いやぁ、こりゃあいい焚き火ッスね」
いつの間にか暁の背後に立ち、炎の翼に手を翳して暖を取っている給仕服の男。
頭に巻いたバンダナからはみ出た金と黒の混ざった斑髪が、吹き荒ぶ夜風に揺れている。
- 495 :朝宮暁:2010/01/21(木) 21:30:16 ID:/k2gysHgO
- >>494
火の粉を散らして翼が消える。
暁はじろりと不躾な視線でバンダナの男を見て――
「500円になります」
にこりと笑って開いた掌を出した。
- 496 :二号:2010/01/21(木) 21:40:40 ID:fP94A.NgO
- >>495
「……え、延長は無しッスか?」
バンダナの男がそう言って顔の高さまで持ち上げたのは、膨らんだコンビニ袋。
袋の隙間から漏れる湯気は、おでんの匂い。
- 497 :朝宮暁:2010/01/21(木) 21:45:00 ID:/k2gysHgO
- >>496
「延長入りまーす!」
再び焔造りの翼が展開されて辺りを照らした。
街路樹や街灯、ベンチに暖かな火影が点す。
「……さて、ごちになりやすかねうへへ」
両手を摩り摩り、笑いながらバンダナ男の顔を見る。
- 498 :二号:2010/01/21(木) 21:54:51 ID:fP94A.NgO
- >>497
「くぅ……こんなのにたかられるなんてこの二号、一生の不覚ッス……ああでも暖かい…」
おでんのカップを暁に渡し、再び焔の翼に手を翳して緩んだ笑顔を浮かべる。
ちなみにおでんの中身はコンニャク6個。
すさまじいセンスである。
- 499 :朝宮暁:2010/01/21(木) 22:00:54 ID:/k2gysHgO
- >>498
「……オイ。ちょぉ待てやアンチャン。ナニよコレ?」
暁はいてこましたろかー的な嫌な感じの笑みを浮かべた。
おでんのカップを片手にバンダナ男の肩にやけにフレンドリーに腕を回す。
「ちょぉ見てみコレ。あ? まず大根がねえべ? 卵もねえべ?
そして何より牛スジがねえやなァ……どゆこった? お?」
- 500 :ミレイ:2010/01/21(木) 22:21:10 ID:Jhlo6zSQO
- 「……じゅるり」
とてもいい匂い。
美味しそうな匂いを嗅ぎつければ、どこにだって行くのだ。
猫の飯の横取りよりも、絶対によい。
- 501 :二号:2010/01/21(木) 22:23:07 ID:fP94A.NgO
- >>499
「ほへぇ…ん? どうかしたッスか?」
バンダナの男は緩んだ顔のまま暁の方へ向き直る。
「ああ、それは簡単ッスよ」
男はニコリと笑ってカップに手を突っ込み、コンニャクをひとつ摘みあげて口に放り込む。
「はっへほんひゃふはひひはんひゃふふへはふいっふほん(だって、コンニャクが一番安くて熱いッスもん)」
現在、コンニャク残り5個。
- 502 :朝宮暁:2010/01/21(木) 22:32:26 ID:/k2gysHgO
- >>500
慣れ親しんだ気配を感じ、暁は
(……ソッコーで食おう)
……と決めた。
>>501
「……――そう、だな。安いもん、な……」
バンダナ男の言葉に共感した暁は深く頷き、軽く目許を擦った。
「……俺も食おう。なんか野良猫みてぇのが来たし……」
二つ纏めて口に放り込む。焔を生む異能者、猫舌とは無縁である。
- 503 :ミレイ:2010/01/21(木) 22:38:59 ID:Jhlo6zSQO
- >>501
バッ、と影が飛び出す。
猫まっしぐら。
>>502
「にゃあああ何でスピードアップしてるにゃあ!?」
おでんを奪おうとする。
煮汁すら貴重な食料、野良猫は何でも食べる。
- 504 :二号:2010/01/21(木) 22:44:21 ID:fP94A.NgO
- >>500
バンダナの男は暁に気を取られていて、ミレイには気付いてないようだ
この男は、おでんを狙うに当たって障害にはならないだろう。
>>502
「牛すじとか卵も本当は食べてみたいッスけどねぇ。……金に余裕があれば」
こちらも暗い声で俯いてしまった。
「おお…あんたにはダチョウ倶楽部のおでんネタは通用しなさそうッスね」
それがどういう利点に繋がるかはわからないが。
- 505 :朝宮暁:2010/01/21(木) 22:53:44 ID:/k2gysHgO
- >>503>>504
「うるせぇ! 猫は猫らしく煙草の煙を鼻に食らってふぎーとか言っとけ!」
ミレイに対し叫びながらコンニャクを一つダチョウネタ適正のあるバンダナ男の口に放り込む。
「――ずるぢゅっ」
その間にも暁は音を立ててツユを飲み干し、残ったコンニャク二つを頬張った。
――意地でも食わせん、と。
- 506 :ミレイ:2010/01/21(木) 22:57:59 ID:Jhlo6zSQO
- >>504
「おで――」
人の食物の、美味しさを最近知ったミレイだが。
こんにゃくだらけのおでんに、少し戸惑いを見せている。
>>505
「ふぎぃぃぃ――!!」
暁に踊り掛かって、カップを奪おうと試行するが、気付いたときには一滴もなかった。
- 507 :二号:2010/01/21(木) 23:11:55 ID:fP94A.NgO
- >>505
「熱"ぅ!!」
予期せぬタイミングで口に飛び込んできたコンニャクは、
男が反射的に口から吹き出した為、ポーンと打ち上がる。
その高さ、約3m。
>>506
「人のおでんに飛び付いてなんスかその反応はッ!!」
相手が初対面にもかかわらず、激しいツッコミを入れる。
これも彼の敬愛する総長の影響だろうか。
- 508 :朝宮暁:2010/01/21(木) 23:15:50 ID:/k2gysHgO
- >>506
「クケケ、貴様にやる食いもんなんぞ一つもねぇわ!」
ごくん、と音を立ててコンニャクを飲み込んで大笑い。
>>507
空を昇るおでんは軈て重力に引かれる。
位置エネルギーを運動エネルギーへと変換し、汁を撒き散らしながら落下したおでん。
着地点は――――
べしゃっ
「…………」
暁の頭の上であった。
- 509 :ミレイ:2010/01/21(木) 23:19:11 ID:Jhlo6zSQO
- >>507
「ちくわ、食べたい」
猫のような子は、やはり魚類の練り物がお好き。
いきなりの突っ込みに無反応、自らの欲求のみ簡潔に伝える。
>>508
よいしょ、よいしょと。
暁を柱とし、しがみつき、よじ登る。
頭に乗ったおでんをぱくり。満足したミレイは公園を離脱した。
- 510 :二号:2010/01/21(木) 23:35:51 ID:fP94A.NgO
- >>508>>509
あちゃーとかそれにしてもベタッスねーとかツッコミスルーかよとか
普通にアレ食べてるよこの娘とか帰っちゃったよあの娘とか
いろいろ言いたいことはあったけれど
バンダナの男は、ポンッと暁の肩に手を置き
「ドンマイ」
そう言って爽やかな笑顔でサムズアップした。
- 511 :朝宮暁:2010/01/21(木) 23:41:24 ID:/k2gysHgO
- >>509
「…………」
ぽかーん。そんな擬音が似合う表情。
「…………」
ちらりとバンダナ男を見た。
>>510
そこには親指を立てるバンダナ野郎。
しかし爽やかな笑顔を浮かべたのは暁も同じだ。
「――お前こそ。良かったな、間接キスを超越したこんにゃく越しの間接べろちゅーだぜ」
ぐ、と暁も親指を立てた。
- 512 :二号:2010/01/22(金) 00:02:51 ID:fP94A.NgO
- >>511
「今さら関節キスくらいでどうこうって歳じゃあないッスよ」
笑いながら、あ、でもあの総長を追いかけてるガキなら顔を真っ赤にしそうだなどと思ったり。
「もっとも、俺には既に身を捧げた御方がいるッスからね」
- 513 :朝宮暁:2010/01/22(金) 00:10:12 ID:/k2gysHgO
- >>512
「うおー……」
朝宮暁19歳。目の前のバンダナ男が急に大きく見えた。
「……すげえな。好きな相手が居るって」
- 514 :二号:2010/01/22(金) 00:25:07 ID:fP94A.NgO
- >>513
「好き……とはちょっと違うんスよねえ、たぶん」
もちろん好意を抱いてはいる。
しかし、その感情は愛情や友情という名前ではないという確信もあった。
「……って名前も知らない相手に何を喋ってんスか俺は!
こうなったら今から俺達は知り合いッス。こんな話もできるダチ公になるッスよ」
ビシッと自分の胸を親指で指してポーズを決める。
「俺は二号。『雷音』No.2の二号ッス!あんたは?」
- 515 :朝宮暁:2010/01/22(金) 00:34:35 ID:/k2gysHgO
- >>514
「分かんねぇ……分かんねぇわ……俺には分からねぇ……」
恋ってナニ? 好きってナニ?
恋愛童貞朝宮暁であった。
「……お、かっきーな。つか雷音のNo.2ってサリゲにすげぇ」
名乗りに軽く口笛を吹いて感心の表情。
「俺か。俺ぁバイトマニアの貧乏人。朝宮暁だ」
- 516 :二号:2010/01/22(金) 00:47:44 ID:fP94A.NgO
- >>515
「実は俺にもよくわからないッス」
難しいッスねぇ、と頭を掻きながら笑い飛ばす。
「そ、そうッスよ! お、俺って結構凄いんスよ!」
No.2だなんてのは自称であるが、大きく名乗り出た手前、後戻りはできない。
もっとも、かつては名を馳せたチームも今は解散していて、
若者達の間では都市伝説のような扱いになっているのだが。
「暁、ッスね。これからはよろしくするッス」
- 517 :朝宮暁:2010/01/22(金) 01:02:51 ID:/k2gysHgO
- >>516
「おう宜しく」
軽く笑って言いつつ、懐から取り出したのは煙草のソフトパッケージ。
一本取り出し口にくわえ、ふと思い出したように口を開く。
器用にも煙草は落ちない。
「雷音って今解散したんだっけ。やったら気合入ってたって聞いたけど」
- 518 :二号:2010/01/22(金) 01:19:23 ID:fP94A.NgO
- >>517
夜露死苦のほうがよかっただろうかなどと思いながら、煙草を吸う姿に今度はこの男が大人だなぁと感心する。
「確かに今は解散してるッス」
ふと、遠くを見るように目を細める。
「でも俺は……俺達は、総長は帰ってくると信じてるッスよ」
雷音の突然の解散には様々な憶測が飛び交ったが、その真実を知っているのは彼等だけである。
- 519 :朝宮暁:2010/01/22(金) 01:26:58 ID:/k2gysHgO
- >>518
「はあん……成程ねぇ」
口振りから概ねの事情を察し、ふむと呟いた。
ややあって思い出したように煙草に火を吐ける。
「総代やら跡目も付けずに、か。そりゃあちっと寂しいな」
ふ、と紫煙を横に吐き、唇からフィルターを離す。
「まあでも、アレだろ。振られたんなら振り返らねぇ方が良いんじゃねーか?
よく分かんねーけどな」
- 520 :二号:2010/01/22(金) 01:46:20 ID:fP94A.NgO
- >>519
そう。知られるわけにはいかないのだ。
雷音解散の理由が、総長 八剣絵名の高校デビューに伴う厨二病時代の黒歴史の末梢の為だなんて事は。
「……」
なんだか遠くを見る姿に哀愁が漂い始めた。
チーム
「ま、雷音がなくても俺達が総長を慕うのは変わらないッスけどね」
そう言って、自信溢れる笑顔を浮かべた。
「……あ、そういや俺買い出し中だったッス」
ハッと自分が着ている給仕服を見て、次に時計を見て青褪める。
「うはぁこんな時間ッスか!? そ、そんじゃ暁、またなッス!」
男は軽く手を降り、全速で走り去っていった。
//おやすーノシ
- 521 :朝宮暁:2010/01/22(金) 01:50:41 ID:/k2gysHgO
- >>520
「……ま、頑張ろうや。お互いに」
哀愁漂う姿に微かな同情心を乗せ、暁はぽんと肩を叩いた。
「んお、おう。またな」
手を振り、見送り、紫煙を吐いて。
「……ままならんね、世の中は」
呟き、彼も自分の住処へ帰って行った。
- 522 :神羽朱華:2010/01/23(土) 22:36:40 ID:cReunW3Y0
- 「フフ……」
街中。リグヌ社のビル、その屋上。
少女はそこの、給水塔の上――リグヌで一番高い位置に立っていた。
100均で買ったワイングラスに、小岩井ぶどうジュースを入れて軽く揺らしている。
「人がゴミのようねぇ……」
これが言いたいだけであった。
- 523 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/23(土) 22:39:17 ID:.6prKP66O
- 【雪降る道を、白い服の男が歩いていた……】
「さて、今夜も屋敷に行こうか……いい子にしてるかな……」
【不思議と最近屋敷にはツィー、闇ゼオラ、大人ゼオラが集まっている……】
「〜♪」
【だから楽しみで……それと……目の前で消えたゼオラ……その娘の事を忘れないように……上弦は屋敷へと向かい雪道を歩く】
- 524 :虹男:2010/01/23(土) 22:42:30 ID:.6prKP66O
- //ごめんなさい!!被りましたぁ!!
//スルーして続けてください!!
- 525 :銀髪の女性 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/23(土) 22:47:51 ID:AflVgHpM0
- >>522
朱華さんの脳天に目掛け下された手刀、
それと同時呟かれる、凜とした声音で構成された突っ込み。
「アホかお前は」
- 526 :神羽朱華:2010/01/23(土) 22:51:46 ID:cReunW3Y0
- >>525
「おしゃまんべっ」
がいん、という妙な音がして、グラスが手から離れる。
紫色の液体が零れて、摩天楼に降り注いだ。ハタ迷惑である。
「ああーっ私の小岩井がァーっ!!!」
- 527 :銀髪の女性 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/23(土) 23:02:56 ID:AflVgHpM0
- >>526
「もったいねーじゃねーか!!なんで落としたんだボケ!しっかり掴んどけや!!!」
気持ちよく罵った後、溜め息を吐きながら彼女は呆れた。
白い息をまた吐いて、さぶ、と呟きネックウォーマーで口を隠す。
「今から買い物行くけどお前も来るか?」
- 528 :神羽朱華:2010/01/23(土) 23:07:43 ID:cReunW3Y0
- >>527
「小岩井……ああ小岩井……」
覆水盆に返らずというのはこういうとき使うんだなあ、と学習した。
「買い物……」
朱華の思考:
社長の買い物=セレブ=なんかすっげー店いける
「行く! 行きます連れて行ってください!」
即答であった。
- 529 :銀髪の女性 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/23(土) 23:15:48 ID:AflVgHpM0
- >>528
「…………いなかっぺか?」
どんだけ買い物好きなんだよ、と一言ぼやく。
朱華さんに向けていた視線を外し、屋上の出口目掛けて歩き始めた。
一歩ごと、大股ゆえに銀髪が大きく揺れる。
- 530 :神羽朱華:2010/01/23(土) 23:18:50 ID:cReunW3Y0
- >>529
「あっちょ、待ってよっ」
給水塔から降りて、コートのボタンをかけ直し。
ブーツのゴム底をきゅ、と鳴らしながら着いてくる。
「……何買うの?」
- 531 :銀髪の女性 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/23(土) 23:37:10 ID:AflVgHpM0
- >>530
「飲みもん。茶とかなら部屋にあんだけど、炭酸飲みたくなったし」
他に何があるよ?と言いたげに振り返る。
何度もここに足を運んているのか、
朱華さんを身ながら左手でエレベータのボタンを押し、更に言葉を続けた。
「300円までなら好きなもん奢ってやんよ」
親指、人差し指、中指、の三本を立て、突き出す。
- 532 :神羽朱華:2010/01/23(土) 23:40:14 ID:cReunW3Y0
- >>531
……コンビニ程度かよ!
と、心の中で絶叫したそうな。
「……じゃあ、たけのこの里」
しかし奢ってもらうモンは奢ってもらう、らしい。
- 533 :銀髪の女性 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/23(土) 23:44:20 ID:AflVgHpM0
- >>532
チン、と音を鳴らしエレベータの扉が開く。
「んだよ、なんかもんくあんのか」
不機嫌そうに呟き、乗り込みながら言う。
一階のボタンを押した彼女は、ベルトに差した日本刀の柄を撫でた。
「きのこ派のやつもいるけど、やっぱだけのこだよな、あれ」
どうも、たけのこ派閥の人間らしい。
- 534 :神羽朱華:2010/01/23(土) 23:48:41 ID:cReunW3Y0
- >>533
「やっぱたけのこだよねぇ! クッキー生地のがおいしいもん!」
テンションがころころ変わる少女であった。
「……あ、あんたの武器見て思ったけどさぁ。
剣士なの? それとも魔剣士なの?」
不思議そうに、女性の腰の刀を見る。
- 535 :銀髪の女性 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/23(土) 23:59:11 ID:AflVgHpM0
- >>534
「きのこのさくって感じ? なんつーかりってーか……あの感じも悪くねーが……。
たけのこのがちゃんと食べてる感じするし、好きだ」
頷きながら階数を確認、
そろそろか、と歩き出すと同時扉が開く。
ジャストタイミング、なんて心の中でガッツポーズを決めた。
「魔剣士ってほど魔法得意じゃねー。
つっても、ただの剣士ってわけじゃねーし……なんだろな。多分、魔剣士じゃね?」
- 536 :神羽朱華:2010/01/24(日) 00:02:34 ID:cReunW3Y0
- >>535
「……おお、」
タイミングぴったり、やっぱ慣れてんのかなあ。と思った。
「魔剣士、ねー……いいなあ手数多い人。
まあ、あたしには藜がいるから! いいけど!」
ふんす、と鼻を鳴らす。
――ふぃー、
高い振動音が、微かに聞こえる。
- 537 :銀髪の女性 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/24(日) 00:44:08 ID:AflVgHpM0
- >>536
「お前はまだこっからだろ。子供だし」
軽く笑って玄関を抜け、外へ出た。
澄んだ冬の空気、とは言っても地上付近。
出たばかりのビルの屋上ほど、空気が綺麗じゃなかった。
尤も、彼女がそう考えているだけだけれど。
目の前の道路を横断し、向こう側へ行く。
「お前の相棒だっけか。虫、どこにいんだ?」
- 538 :神羽朱華:2010/01/24(日) 00:50:53 ID:QYyPcDfoO
- >>537
「子供……」
子供と大人の違いってなんだ。年季かな?
大人ってやつになれたら、あの女のようになれるだろうか。
とかなんとか考えてたら盛大に出遅れて、走って後を追う羽目になった。ちくしょうあの女のせいだ。
「ああ、藜? 上。あたしを見下ろしてるわ」
人差し指を立てて空を突く。
突いた先には、ぼやけた朱色の光が灯っていた。
- 539 :銀髪の女性 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/24(日) 01:01:38 ID:AflVgHpM0
- >>538
「…………」
道路の向こうから顔を見て、少し考え事。表情を消し、思考に専念。
首を捻っていたが、朱華さんが追いついた頃には、もう先までの顔は消えていた。
空を仰ぎ、朱色の光を見つけた。
「……豪くたけーとこ飛んでんな…………」
視線をそれに向けつつ、歩き始める。
- 540 :神羽朱華:2010/01/24(日) 01:06:44 ID:QYyPcDfoO
- >>539
「ふふん、すごいでしょ? 強いのよ? めちゃくちゃ強いのよ?」
朱華が強い、ではなく藜が強いのである。
しかし相棒の評価は自分の評価のことのように嬉しい。だから、朱華は嬉しそうに笑った。
「高いところを飛んでいる」という女性の言葉が評価になっているかどうか、は置いておこう。
- 541 :銀髪の女性 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/24(日) 01:22:20 ID:AflVgHpM0
- >>540
そんな朱華さんを尻目に、彼女はふーん……つえーのか、と言葉を口の中で転がす。
「一回私と喧嘩するか?そいつ」
若さ、否さ。幼さか。
彼女が見せる子供っぽい一面、
単に、短気とも言い表せられる単調な言葉。
街にごろつく戦闘狂と比べても、なんら遜色のない笑み。
肯定すれば、即座にでも戦いそうなじゃじゃ馬。
「まあ冗談だけどな。今んとこ」
返事を待たずに笑みを引っ込め、彼女は歩く。
- 542 :神羽朱華:2010/01/24(日) 01:29:55 ID:QYyPcDfoO
- >>541
一瞬だけきょとんとして、
目をしばたかせ、
頭上の相棒と目配せして、
出した答えはひとつ。
「……上等、とだけ言っておくわ」
適わないかもしれない。
でも、マイナスになることは有り得ない。
だったら、そう答えるしかないだろう。
- 543 :銀髪の女性 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/24(日) 01:35:51 ID:AflVgHpM0
- >>542
「…………お前も結構好きだな」
けら、と小さく笑いを零した彼女がコンビニに入店した。
「三百円までな。ちゃんと好きなもん買えよ」
早速彼女は冷蔵庫前に直行。
迷う素振りを一切見せず、突っ切る。
- 544 :神羽朱華:2010/01/24(日) 01:42:32 ID:QYyPcDfoO
- >>543
「好きよ。だってあたし、子供だもん」
にっと笑って、菓子売り場へ。
たけのこの里と期間限定コアラで迷って、結局たけのこを手に取った。
- 545 :銀髪の女性 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/24(日) 01:52:05 ID:AflVgHpM0
- >>544
「ろくな大人んなんねーぞ」
こんな感じの、とファ○タを片手に持ちながら自分を示す。
レジの上にファン○を乗せ、財布を取り出した彼女が朱華さんを呼んだ。
「早くそれ持ってきてくれ」
- 546 :神羽朱華:2010/01/24(日) 01:57:30 ID:QYyPcDfoO
- >>545
はいはい、と言いながら走り寄って、たけのこをレジに置く。
「碌でもない大人、ってのも楽しそうだわ。あんた見てるとそう思う」
にやにや笑いながら、銀色の髪を眺めるのだった。
- 547 :銀髪の女性 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/24(日) 02:08:32 ID:AflVgHpM0
- >>546
髪に隠れた肩や、背。
線のない形、大きさは紛れもなく、女性であると告げるものだった。
「楽しいがつまんねえ。下手にバカできねーかんな。型に嵌った感じだ」
レジ袋に両方とも入れてもらい、オフィス目指して歩き出す。
外に出て、無意識のうちに外を眺めてふと気になった。
「お前の相棒っていっつも空にいんのか?」
自動ドアの前で振り返り、朱華さんに聞く。
- 548 :神羽朱華:2010/01/24(日) 02:14:30 ID:QYyPcDfoO
- >>547
「ふうん……」
大人の、女の姿。
白衣のあの女とも、少し似ているか。
こんなふうになれるだろうか、否。なるのだ。
ちいさくガッツポーズをし、
「……ああ、いつもはあたしの腕に停まってるけど。初めて見るにはちょっとキツいから慣れないうちは大抵空にいる」
早口で答えた。
- 549 :銀髪の女性 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/24(日) 02:18:19 ID:AflVgHpM0
- >>548
「呼べよ。どうせいつか慣れなきゃダメだしな」
周囲への配慮は意識の外にあるのか、彼女は言う。
歩を止めずに平気で道路を横断してビルへ向かい、玄関前で立ち止まった。
- 550 :神羽朱華:2010/01/24(日) 02:24:04 ID:QYyPcDfoO
- >>549
「んー……じゃあ」
おいでおいで、と手招きすると、朱色の光がゆっくりと降りてくる。
一メートルほどの長さの身体に赤黒い甲殻が纏われ、
十の体節がぐねぐね動いて朱華の右腕を覆う。
ヘビトンボに似たその蟲、藜の姿は――
虫嫌いにはオススメできない感じであった。
- 551 :銀髪の女性 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/24(日) 02:30:31 ID:AflVgHpM0
- >>550
ぎょ、と身を強張らせるも、ハリボテのプライドが震える体を諌める。
言葉を失ってしまったけれど。
「………………あー……」
「……いい、友達だな、うん」
目は泳いでいた。
- 552 :神羽朱華:2010/01/24(日) 02:35:35 ID:QYyPcDfoO
- >>551
「でしょー。いいやつなのよ!」
自慢気に腕に停まった藜を見せつける。迷惑。
「何してんの、ビル入らないの?」
藜はそのままに、リグヌの地を踏みしめて。
領域内部に入ろうとしている。
- 553 :銀髪の女性 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/24(日) 02:43:27 ID:AflVgHpM0
- >>552
「……わりい。見惚れてた」
細かいことは気にしない性質、
豪快にも、彼女はそのまま入社し、エレベータに向けて歩く。
最初のショックを過ぎれば大したことはない。
そう思うことにして彼女は進み、ボタンを押す。
「そういやお前、どこで寝てた?」
偶々この階で休憩していたエレベータの扉が開き、招く。
- 554 :神羽朱華:2010/01/24(日) 02:48:28 ID:QYyPcDfoO
- >>553
「んあ? どこでってそりゃ、休憩室だか仮眠室だかで」
つまり勝手に借りて寝てた、と。
エレベーターというものが珍しいのか、藜はきちきちと脚を動かしては
朱華に落ち着きなさい、と諫められるのだった。
- 555 :銀髪の女性 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/24(日) 02:59:10 ID:AflVgHpM0
- >>554
エレベータが停止し、またドアを開けた。
「ふーん……これやるよ」
言ってすぐ、どこから取り出したのか無造作にカードキーを放り投げた。
屋上の下の階の下の階の、下の階。
ホテルみたいな通路の壁に戸が、10個並んでいる。
「なんもねー空き部屋だけど、多分布団くらいはあるから。
後、なんかあったらここに来い。私の部屋な。0時くらいまでいねーけど」
こんこん、と000と銘打たれた戸をノックした。
- 556 :神羽朱華:2010/01/24(日) 03:04:19 ID:QYyPcDfoO
- >>555
そうも簡単に手渡せるものなのか。
半ばぽかんとしながらキーを受け取って、0の並んだドアを見た。
「……わかった。ありがと」
ちいさな声で礼を言う。
思えば、朱華が礼を言ったのはこれが初めてかもしれない。
- 557 :銀髪の女性 ◆X7kkkkkkkk:2010/01/24(日) 03:11:58 ID:AflVgHpM0
- >>556
「お礼なんていらねーよ。どうせ営利目的で作ったもんじゃないし。
こういう機会がねーと、誰にも使われないんだよこの階。
社員はみな、毎朝気張って自分の家から出社するしな」
今のところこの階に住んでんのはネイディハールと私、……とお前だけだ、
変わらない、凛とした声音で彼女は付け加え、自分の部屋のドアを開けた。
「んじゃ私寝るわ」
欠伸を殺し、ドアの奥へと向かう。
- 558 :神羽朱華:2010/01/24(日) 03:16:02 ID:QYyPcDfoO
- >>557
「ん……」
それ以外に、礼はいつか言おうとは思っていた。
拾ってもらっていなかったら、今ごろ野宿生活を続けていただろうから。
「……おやすみ」
しかし朱華は致命的に天邪鬼だった。
そして今日もまた、拾ってくれてありがとうと言いそびれて。
部屋に入っていくのだった。
- 559 :暝岸 朧:2010/01/25(月) 00:29:57 ID:BIudTXWkO
- 静寂に満ちた、廃墟。
其の入口に、影が在った。
「ふむ。随分と息の詰まる場所だね――私を呼んだのは、君かい?」
影は、問い掛ける。
「唯の屍の―――いや、違うね」
答えは無い――否、確かに有った。
川の底を掻いて、澄んだ流れを濁らすように。
空間の内部、満ちる静寂の質が変わった。
淀んだ、と言った方が適切か。
「ふむ、どうやら相違無いようだね」
「さて。如何した物か」
男は独り、夜に呟く。
- 560 :No.3【】:2010/01/26(火) 23:46:02 ID:E0EoNV6E0
- ふらふらと夜道を歩く長身白衣の金髪男。
その碧眼の下に出来たくまが彼の最近の生活を如実に物語っていた。
彼も一応研究者、無論自分の研究もある中此処に滞在している。
さすがは異能都市、資料は手に入りやすいのだが、
本国から送られてくる膨大なデータの解析が一向に終わらず修羅場を迎えていたのだ。
やっとひと段落終わったのか、夜風に当たりにやってきたのだろう。
「…マジで、修羅場や…ッ!…さむ…」
温まろうと自販機の缶コーヒーのボタンに手を伸ばす。
- 561 :フェンリル:2010/01/26(火) 23:49:52 ID:cReunW3Y0
- 「ふ!!!ゆ!!!です!!!!!!11」
この寒い中を千夜学園の「夏服」で走り回る少女一匹。
いーぬはよろこびにわかけまわる?
- 562 :No.3【】:2010/01/26(火) 23:56:48 ID:E0EoNV6E0
- 伸ばした手が止まった。
「…は?」
いやいや、ありえないだろう。
今は手袋とマフラーと耳あてくらい無いと外出出来ない、そんな時期では無かろうか。
「…あかん、疲れすぎたんやな…ただの幻覚か。夏服の学生とか、僕は思春期か」
自嘲しながら、頭をふるふる振り、もう一度缶コーヒーのボタンに手を伸ばし、押した。
ガコン、と落ちてきたコーヒーを手に取り、
「夢ならー早くー消えろー」
などと死に掛けの声で少女に呼びかけている。
- 563 :フェンリル:2010/01/27(水) 00:03:24 ID:cReunW3Y0
- >>562
「わうあー!!!」
雄叫び。そして、また走り出す。
テンションみなぎってるとかそういうレベルじゃない!
- 564 :No.3【】:2010/01/27(水) 00:07:30 ID:E0EoNV6E0
- 「覚めへん。…物の怪の仕業やな」
断言して、少女にゆっくり近付いていく。
「ちょいとお嬢ちゃん」
みなぎって走り回る少女の肩を掴み、
「…夏服やな、どうみても。
あれか、あんたは雪女とかそういう類か?」
こんな修羅場に現れた妖怪よ、成敗してくれよう!
とまるで見当違いの事をいささか本気で言い放つ。
- 565 :フェンリル:2010/01/27(水) 00:12:32 ID:QYyPcDfoO
- >>564
「わ、あ、はい」
スリーに漸く気付いて、足を止める。
「狼ですよー狼。北の大地の生まれですから、寒いのがうれしいんです」
髪と同じ色の、藍色の毛に覆われたいぬ……じゃなくて狼耳をぴこぴこ動かした。
- 566 :No.3【】:2010/01/27(水) 00:17:20 ID:E0EoNV6E0
- >>565
「ありゃ、じゃぁ僕の幻覚や成さそうやな、成敗はやめとこ」
くまを擦っていぬ…狼耳を見つめる。
「…不思議な体しとるなぁ。耳…あれか、噂に聞いた半獣とか
言うやつかいな。
…てかいくら北生まれでも寒いことは寒いやろ、夏とかどうしてるん。
僕とかこんなに着込んでんのに」
始めて見た半狼に、興味津々である。
コーヒーを飲み干し、疲れた目は再び光を取り戻す。
- 567 :フェンリル:2010/01/27(水) 00:23:08 ID:QYyPcDfoO
- >>566
「人狼! 異国語ではたしかワーウルフです!」
ほらほら尻尾もついてますよ、と言わんばかりに尻尾をぶんぶん。
「寒いのは寒いのです! が、寒いのが楽しいしうれしいのです!
夏は……ええ、まあ……アイス食べてしのいでます」
夏、その単語自体が嫌いなのか。
耳をへにゃりと伏せてしまった。
- 568 :No.3【】:2010/01/27(水) 00:35:24 ID:E0EoNV6E0
- 「あー、なるほど。Warwolfな…でもあれって満月で変身するとかとちゃうん?」
異能開発の面では強いが、如何せん魔術的、自然的な異能、特殊については
あまり知識が無いスリーであった。
ぶんぶんされる尻尾は思わずつかみたくなるもの。
「てい」
タイミングを見計らって握ろうとする。
「生まれた場所を思い出す、っちゅー奴やな、…僕の生まれた場所も、今は雪やろなぁ」
少し遠くの方を見て、
「あー、そうそう、僕はスリーって言うねん、1、2、3のスリー。
ここらへんに住んでる異国の研究者やねんけど…
人狼さんの名前は?後、ここら辺って学校あるん?結構その制服見るし、何処なんやろ思て」
異能溢れる都市の学校。
興味が尽きずぺらぺら喋っていたが、
研究者の言葉がこの街で持つ意味を余り理解していなかった。
- 569 :フェンリル:2010/01/27(水) 00:41:01 ID:QYyPcDfoO
- >>568
「満月のときはテンションがおかしくなっちゃうので軟禁されますよー……危なッ!」
迫る手を避ける。避ける。気合い避け。
「スリーさん、ですか。わたしは今名前がないので、仮に"フェンリル"って名乗ってます。
ええと、この制服は千夜学園ってところのやつで……ああすみません、ちょっとタンマです……」
悲しいことに少女の脳ミソのスペックは残念なものであって、
迫る質問にキャパオーバーを起こした。
- 570 :No.3【】:2010/01/27(水) 00:49:28 ID:E0EoNV6E0
- >>569
「あー、そかそか、テンションに影響があるんか、なるほど」
変な伝わり方をしたかもしれない。
「ちょっ、ええやん握ったって減るもんじゃ無いし」
がんばって掴もうとするが、彼の反射神経はまぁ人並みである。
何度挑戦しても失敗し、諦めたようだ。
キャパオーバーを起こした彼女にええよええよ、と笑いかけた。
「ああ、僕も一緒やな、名前が無いから番号なんよ、No.3。」
にぃと笑う。お仲間お仲間、と呟いて、
「フェンリルね、良い名前やん。まぁ、よろしゅうに」
握手を求めた。
「千夜…か。学校も作ってんねんな、…ってことは…高校生くらい?」
無遠慮な質問だが、彼に思慮深さを求める方が間違っている。
- 571 :フェンリル:2010/01/27(水) 00:55:27 ID:QYyPcDfoO
- >>570
「減るんですよ! 主に心が!」
伸びなくなった手を確認し、ふうと一息。
同じ、という言葉に少しだけ首を捻ったが、
「よろしくお願いしますー」
差し出された手に気付いて、握り返したころにはすっかり忘れていた。
「中学生ですよー、ギムキョウイク中です」
- 572 :No.3【】:2010/01/27(水) 01:08:08 ID:E0EoNV6E0
- >>571
「心が減るっちゅーのはまた難しい話やな」
苦笑しながらも手を握る。
「こっちもよろしく。
そかそか、…ギムキョウイク、がよー解らんけど中学生かー」
学校いいなー、と呟いた。
彼は学校での教育は受けていない。
- 573 :フェンリル:2010/01/27(水) 01:11:35 ID:QYyPcDfoO
- >>572
「学校、去年から行かせてもらってるんですけど、楽しいですよ!
勉強はまあ……あれですけど……」
ニコニコ笑ったり、笑顔を保ったまま少しだけ青ざめてみたり。
表情が、コロコロと変わる。
- 574 :No.3【】:2010/01/27(水) 01:17:01 ID:E0EoNV6E0
- >>573
「そりゃー良いなぁ、僕は学校には行ってへんから、
制服とかも着てみたかったけど」
寂しそうに、でもすぐに元気を取り戻す。
コロコロ変わる表情を楽しむように、
「でも、そのなんや…人狼っちゅーのは珍しいんちゃうんか?
結構外見で解るしなぁ」
耳と尻尾を眺めて。
「いや、僕の国やったら異能者は一般人と隔離やからなぁ、
誰でも普通に暮らさせて貰えるんやったら、此処はほんまにええとこやわ」
にっこり笑う。
- 575 :フェンリル:2010/01/27(水) 01:21:52 ID:QYyPcDfoO
- >>574
「専門の学校とかだったら今からでも通えるんじゃないですか?」
何の専門なのかは知らないが。
「異能は隔離、ですか……わふぅ」
少しだけ、なんとなく悲しくなって
再び耳がへたりこむ。
「ですねぇ、ついたあだ名が"異能都市"ですからね、この街」
- 576 :No.3【】:2010/01/27(水) 01:28:04 ID:E0EoNV6E0
- >>575
「いや、学校じゃなかったけど一通りの知識は教えてもろたんよ、
やから今でも異能の研究者っちゅーエラい職業につけてるわけやし」
学校ではなく、研究所で、彼等は学んだ。
「せやね、酷い話やねんけどなぁ…
お嬢ちゃんは何にも縛られてへんのやろ?やったらそれが一番や。」
「異能都市、ねぇ。やから僕は此処に研究しに来た訳なんよ。
実際に他の異能に触れんと解らんこともあるし、それに此処は
色々な異能の情報が多いしなぁ」
- 577 :フェンリル:2010/01/27(水) 01:32:11 ID:QYyPcDfoO
- >>576
「研究……」
その単語を聞いて、少女は一瞬だけ身を強張らせた。
しかしその緊張はすぐに溶けてなくなる。
「何の研究、なんですか?」
さり気なく訊ねてみる。
心は少しだけ強張ったまま。
- 578 :No.3【】:2010/01/27(水) 01:39:53 ID:E0EoNV6E0
- >>577
少女の緊張に気付かない。彼はそんなに繊細では無い。
「ん?僕の所属する研究所は長ったらしゅうてな、
国立人工異能研究所っちゅーんや。僕はそこの被検体兼研究員。
名前から解るとーり、普通の人間に後天的に異能を発現させる研究をしとるよ」
僕も元々は普通やったけど、今では異能者やし、と笑ってフェンリルの方を見る。
そして、ようやく彼女の警戒を感じ取り、考えを巡らせた。
それは、此処に来て仕入れたある単語についての知識に辿り着く。
「…あ!け、研究所いうても、あれや、マッドサイエンティストがふはははーっとか
そんなんちゃうしな!悪い先生ちゃうし僕も悪い奴ちゃうよ、ほんまに。
危険な事は一切されてへんしな!」
慌てて弁解。此処には「研究所」から命からがら逃れてきたような人間も
多く居ることを彼は思い出したのだ。
- 579 :フェンリル:2010/01/27(水) 01:46:27 ID:QYyPcDfoO
- >>578
「そうですか……」
目の前の青年は悪い人ではない、
そうわかってはいるのだが、やはり「研究所」の三文字は少女にとって良い文字ではなかった。
無意識に、また耳が垂れ下がる。
- 580 :No.3【】:2010/01/27(水) 01:54:54 ID:E0EoNV6E0
- >>579
ああ、やってしまった、と心の中で呟いた。
そして、ただの一言で明るかった少女を此処まで落ち込ませた、
その研究について考える。
一体どんな酷いことをすれば、ただの一言がこんなにも負の効果を生むのかと。
「…すまん、同じ研究者として謝る資格も無いけど、…ごめんな」
悲しそうにそう言って、間。…そして隙をついて尻尾を掴みにかかった!
「ほら、いつまでも垂れてんな!お嬢ちゃ…フェンリルちゃんは
さっきまで笑えてたやんか!そっちの方がええって!」
うりうり。
半ば無理やりだけど、元気を出させようとスリーは頑張ってみた。
もしかしたら逆効果かもしれないけど、やらないよりマシか、という考えで。
- 581 :フェンリル:2010/01/27(水) 02:00:24 ID:QYyPcDfoO
- >>580
「いえ……別に、スリーさんは悪くな」
俯いて、スリーの手が見えていない。
見えていないものに反応することなど少女はできないので、
「いぅっ!?」
簡単に尻尾を掴まれた。
へなへなと体の力が抜ける……
- 582 :No.3【】:2010/01/27(水) 02:08:08 ID:E0EoNV6E0
- >>581
「…ぉ、おぉ?!」
まさかそんな簡単につかめるとは思ってなかったのか、
逆に自分が驚いている。
今彼女は心が削られている最中なのだろうか、そんな事を思いながら、
とりあえず倒れないよう体を支えた。
「…人狼も難儀なんやなぁ…」
ぽつりと呟く。
- 583 :フェンリル:2010/01/27(水) 02:11:29 ID:QYyPcDfoO
- >>582
顔を真っ赤に染めて、魚のように口をぱくぱくさせていた少女は、
数秒経ってから状況を把握する。
そして、
「――ッ!」
さっとスリーから飛び退いて、逃げるように走り去っていった。
顔は最後まで真っ赤なままで。
- 584 :No.3【】:2010/01/27(水) 02:20:51 ID:E0EoNV6E0
- >>583
「あっちゃー…」
走り去ったフェンリルの背を眺めて、やっちまった、と呟いた。
「ありゃー嫌われたなー、やってもた」
頭をかきながら、それでも会ったら謝ろうと思って、
反対方向へと帰って行った。
- 585 :レラ=バニッシュ:2010/01/27(水) 22:33:00 ID:7hcwnxwgO
- 【広場】
【風が吹く。冬の風は冷たい物で、広場を行く人の足は何時もより早い】
【そんな人たちも目を向ける異質】
【広場に一辺が5m程の巨大な立方体がある】
【明らかにそれは異質な光景で、足早に去る人達からの視線を集めていた】
- 586 :クラン ◆YHxO6FpcGQ:2010/01/27(水) 22:45:16 ID:w9PNGCys0
- >>585
その寒冷に満たされた風は、喩えば、白がこれほどまでに似合うものも珍しい。
風向き、人の流れ、視線の集い。
様々な気流の交点に佇む、巨大な『立方体<キューブ>』を前に、装束の男は、人流を遡っていた。
「流石に、もう少し近づかないとわからない、か……。」
片手に握る曲線を描いた杖。もう片手から零れる白砂が煌めき、それもまた、冬の冷たさに映える。
・・・塩、だ。恐らく小柄なその男、塩を以って、この、異常に対しての警戒を見せている。
不思議と、塩は風に乗る事を拒み、不自然にキューブを取り囲んだ。
砂利。地を踏みしめる音。残るはこの者が、明白なる異質に触れるのみ。
- 587 :レラ=バニッシュ:2010/01/27(水) 22:53:43 ID:7hcwnxwgO
- >>586
【巨大な立方体の中では何やら金属音がしている】
【ただの立方体では無いらしい……】
【クランが手を触れると、触れた箇所のみが白く光る】
- 588 :クラン ◆YHxO6FpcGQ:2010/01/27(水) 23:09:20 ID:w9PNGCys0
- >>587
「機械的な・・・動作音・・・、か。ってことは・・・『立方体<キューブ>』というよりは、『器<ボックス>』・・・?」
触れた箇所のみが白光する、という事は。精神集中を開始するクランと、舞い上がる白砂。
「『共鳴施行<symple>』.....『手探りにて<fosigt>』、『閉界の宝器容れ<untreash>』........,,.....『示せ<resual>』」
仮に魔術的動作を行う物体だとするのならば、"解除"とまでは行かずとも、『鍵穴』の発見には繋がる。
そうでなければ、『機械』であるか、又は『BOX』ではないのだろう。
触れた事による発光を確かめるかのように、幾度か、張り付くように立方体へとぶつかる、塩。
そして再びクランの手によって、2,3度軽く立方体が、その手の杖によって叩かれる頃には、それは明らかになるだろう。
喩え、どのような“音”が鳴ったとしても。
- 589 :レラ=バニッシュ:2010/01/27(水) 23:19:53 ID:7hcwnxwgO
- >>588
【そう。これは、立方体より器】
【中に物が存在するのだ】
【そして、器が音を鳴らす】
わ、わーっ! 待て待て!!
【その音は酷く慌て、先程クランが触れた部分から少女の姿と共に来た】
……なんだ、この白いの?
【地面に散漫する塩に目を向けた】
- 590 :クラン ◆YHxO6FpcGQ:2010/01/27(水) 23:45:41 ID:w9PNGCys0
- >>589
「…、…。」
緊張感を失った状態で出てくるものと言えば、溜息と相場が決まっている。
あまりに異質であるが故に、その警戒はさほど簡単に解けるものではない筈なのだが。
如何せん、その様子と、塩に対する警戒心のなさから拍子抜けしてしまったのだろう。
「あ、あぁ・・・清めの塩だよ、君h―――――――――。」
言葉を千切り、顔を両手で覆う、クラン。
あまりの唐突の動作は、これまた少女を不思議に思わせるだろう。
//すみません、ちょっと突如として席を外す事になって、今戻ってきました。
- 591 :レラ=バニッシュ:2010/01/27(水) 23:54:32 ID:7hcwnxwgO
- //仕方ないですよ。気にしないで下さい!
>>590
いや、塩位みれば解る
何で塩が僕の周りに撒かれているか、と言うこと――どうした?
【少女の顔つきからして、十歳前後と言うことが解るだろう。顔を見れれば】
【さらに、少女の手に持たれているのはスパナとドリル。金属音の原因は彼女で間違い無さそうだ】
【クランの様子が可笑しくなったのを気にしたのか、右手を差し出す】
【掌部分には布が置かれているが、手首から先は機械の腕がそのまま露出してあった】
- 592 :クラン ◆YHxO6FpcGQ:2010/01/28(木) 00:14:50 ID:w9PNGCys0
- >>591
「だから清めの塩だと言っているんだ。こんな得体のしれない物体がある中で万物に効果があるとすればやっぱり塩になる。」
さも当然だ、と言わんばかりに声を張る。これが少女のような、機械的な人物にとって理解が出来るものなのかは、不明。
塩とは、元来の魔除けや清めと言った使用方法がされるのは有名である。
顔を合わせず、目を閉じたまま語る男の顔は、装束に似て白い。
「魔術媒体としても優秀。それに仙術占術、風水術にも応用が利く万能な物質なんだ。勿論――――――。」
ふと、差し出された手の気配を感じ、男は眉を吊り上げた。
動揺したとも、嫌悪感を示すとも違った、思慮。
「これが『機械』と言うのならば、粒子としての効果も期待できるのだから。・・・いや、僕の事は気にしなくていい。」
その視線や、口は何も触れず、敢えてなすがまま、少女の手に触れた。
- 593 :レラ=バニッシュ:2010/01/28(木) 00:28:06 ID:7hcwnxwgO
- >>592
だから、塩は解っていると言っている
と、兎に角だ。塩は機械に近づけるな! 解ったか!
【少年が手を触れた事に少々驚き】
しかし、可笑しな奴……僕に何の用だ
【目を開けたらどうだ? と続け、少年に視線を注ぐ】
- 594 :クラン ◆YHxO6FpcGQ:2010/01/28(木) 00:36:02 ID:w9PNGCys0
- >>593
「いいや解っていない清砂とも表現されるべき塩について君は何もわかっていないっ!」
興奮しながら語る、塩への熱意。よほど塩に思い入れがなければ、これほどにはなるまい。
何とも厭味か、それともあてつけか、或いは素か。
少女手に塩を押しつける。
「この粒子の美しさは宝石に勝るとも劣らない、それでいて万能なんだっ!」
視線を落としたまま、或いは目を閉じたまま。クランの様子は、一言を以って素に戻った。
「あっと、それはそうだよ、こんなところにこんな違和感丸出しの物体があったら。何か害があったら、どうにかなる前に排除するしかないじゃあないか。」
僕が一般人だったとしても、と付け足すクランの拳は握り締められ、芯の強そうなアメジストのような瞳が――――――、―――――。
「―――――――〜〜〜〜ッ!!!」
慌てて、地に落ちた。なんと正義感溢れる姿を見せつけたかと思えば、まるで少女のように。
その身をもじもじと。色白の肌を赤く染め、俯いてしまったではないか。
- 595 :レラ=バニッシュ:2010/01/28(木) 00:48:41 ID:7hcwnxwgO
- >>594
あーっ! 貴様、何て事してくれるんだ!!
【クランの急な行動に反応できず】
【塩にまみれた手を振り、塩を落とそうとする】
貴様ぁ! もしこの僕の手が錆びたらどうするんだ!
【少女は既に泣き目になりかけていた】
もう……僕は帰る! じゃあな、塩!!
【少年を塩と命名し、器へと入っていく少女】
【来た時と同じく、触れた部分が光り、光に吸い込まれる様に消え】
【次第に巨大な立方体も一瞬光ったと思うと既にその場から無くなっていた】
- 596 :塩 ◆YHxO6FpcGQ:2010/01/28(木) 00:57:13 ID:w9PNGCys0
- >>595
「何を馬鹿な事を!塩が塩で安定している状態な上でどうしてちょっと触れただけでしかも錆びるって言うんだっ!」
ぱらぱらと振り落とされた塩は、風に乗り、きらきらと輝いて、砂塵と共に散って行った。
振り返り、塩を見送ったクランが、少女に視線を戻す事はない。
輪郭や声を確かに記憶したのであろうクランはとうとう、名乗る事も、名前を訊く事も、叶わなかった。
そう、此処で何をしていたか、さえも。
「あぁっ、まったく…、…害はなさそうだから、後は僕の出る幕じゃ、ないとは思うけどさ…。それにしても、塩て…。」
帰路、なのだろう。独り呟いたクランもまた、そうして人の流れに乗り、消えていった。
- 597 :暝岸 朧:2010/01/29(金) 00:09:08 ID:BIudTXWkO
- 迷宮の如く入り組んだ、路地裏。酷く歪んだ其れを抜けると、開けた空間に出る。
四方を覆う鉄条網。広大な敷地には、倉庫と思しき寂れた施設。
使われなくなって久しいのだろう――裂けた金網は補修もされず、周囲には、枯れ草が好き勝手に生い茂っており。
風雨に曝され続けた施設は、何処か屍を思わせる有様だった。
「………ふむ。此処は…」
敷地内には、黒衣の男が一人――首を傾げて佇んでいる。
- 598 :見知らぬ少女、楽器、猫:2010/01/29(金) 10:22:12 ID:p9K3t9Q6O
- 「……んーと…」
「にゃーご」
「…そ、そんな、…捕ってきたネズミ渡されても……」
「にゃー」
「…んーと…」
(今日も今日とて、道端で演奏に明け暮れております。
小さなクルマにいくつかシンセをのっけて、…ひとりで同時に扱いきっちゃうから恐ろしい)
- 599 :暝岸 朧:2010/01/29(金) 18:15:28 ID:BIudTXWkO
- 大通りの外れから少し離れた、裏と表の狭間の書店。
薄明かりと、新旧合わさった本の香が漂う中。
「………」
店主はカウンターの向こう側に腰掛けて、何やら読書に没頭している。
- 600 :黒沢小百合:2010/01/29(金) 18:29:13 ID:rSRBD9/U0
- >>599
ドアが静かに開いた。
かつかつ、とヒールの音を響かせて
店内に入ってきたのは、どこかの秘書であろうか?
黒のスーツに身を包み、それ以上に艶やかな黒い長髪を持つ女性。
しばらく、店の中を動き回り
本を物色していたが、目的の物が見つからなかったのだろう。
困ったような表情を浮かべ、朧に言葉を投げかけた。
「申し訳ないのですが、古書や古い歴史書などは何処に……?」
- 601 :暝岸 朧:2010/01/29(金) 19:03:00 ID:BIudTXWkO
- >>600
言葉を聞くと、店主はぱたりと分厚い書を閉じ
カウンターの向こうから進み出て、女性へと歩み寄り。
「ふむ、古書に歴史書……か」
「確か、其処に有った筈だね」
軽く奥の棚を指し示し、告げる。
「済まないね、手間を掛ける。もし目当ての物が無い場合は、共に書庫を当たってみよう」
見付からないのも頷ける。外見よりも随分と広く感じられる店内に
図書館もかくやといった数の本棚が所狭しと並んでいるのだ。
しかも店主の言によれば、此が全てでは無い様子――
- 602 :黒沢小百合:2010/01/29(金) 19:16:52 ID:rSRBD9/U0
- >>601
「なるほど、お手数をおかけしました。」
人当たりの良い笑みを浮かべて、
指定された奥の棚へと軽やかに向かう。
ほんの3分ほど物色しただろうか。
手当たり次第に古書を引っつかむと、
ふらつきながらもそれらをカウンターへと持ってきた。
「クレジットカードは使えますか?これらを全て、いただきたいのですが……」
- 603 :暝岸 朧:2010/01/29(金) 19:43:22 ID:BIudTXWkO
- >>602
「構わないさ。仕事だからね」
軽く目を細めて応じ、再びカウンターへ。
少しばかり読み進めた所で中断し、古書を軽く見遣ると首を傾げて。
「………悪い、少し待って頂けるかね?」
はて、加盟した覚えは有ったか?
そもそもクレジットカードという支払方法自体に思い至らなかった。
……商売気が無い、か。加えて、よく一般常識を失念する節まで有る。
全く、人に遠いと云うのも難儀な物だ。
軽くそんな思案を巡らして、結論を出す。
「済まないが、覚えが無い……困った物だね」
玄いマントに金のモノクル。古風且つどこか遠い、物語の登場人物じみた印象に違わず。
どうやら、そういった物には疎いようだ。
- 604 :黒沢小百合:2010/01/29(金) 20:00:51 ID:rSRBD9/U0
- >>603
「一応、それなりに現金も持っていますから大丈夫です。
お代は、ええと幾らでしょうか……?」
量が多い、ということもあるが、
それなりに貴重な文献や古い資料がかなり混じっている。
かなりの額になりそうだが果たして
- 605 :暝岸 朧:2010/01/29(金) 20:10:41 ID:BIudTXWkO
- >>604
「四百と七十、と言った所……だね」
ふむ、と一つ唸るとそう告げる。
- 606 :黒沢小百合:2010/01/29(金) 20:22:33 ID:rSRBD9/U0
- >>605
「……単位は……円?それとも$?」
ふむ、と女性は思案して。
「しばらく買い物をしないと、
相場という物が分からなくなるものですね……」
どうやら、そこまでの値打ちがあるものだとは思わなかったようで。
「では、今あるだけのお金を渡しますから、
それで変えるだけの物をこの中から選んでください。」
女性は、財布から紙幣を取り出しカウンターに置く。
およそ日本円にして30〜40万円っといった程度だろうか。
- 607 :暝岸 朧:2010/01/29(金) 20:38:31 ID:BIudTXWkO
- >>606
「円だろうね。尤も、一部が篦棒に高いだけさ。君の見立ては概ね問題無いよ」
穏やかに笑んで、古書と歴史書を一冊ずつ抜き取る。
「この二つを除いて値を少々引けば、事足りる。其れと――」
店主は抜き取った歴史書を、何を思ったか女性に差し出した。
- 608 :黒沢小百合:2010/01/29(金) 20:54:31 ID:rSRBD9/U0
- >>607
「そうですか、安心しました――」
足りる、と聞いて安堵の表情を浮かべる女性。
しかし、差し出された書物を見て、
彼女は何事かと少々困った顔を浮かべた。
「これは……?」
- 609 :暝岸 朧:2010/01/29(金) 21:24:52 ID:BIudTXWkO
- >>608
「歴史書、著者は不明」
「異端迫害を筆頭とした歴史の負の側面が、何世紀にも渡って事細かに記されている。
決して趣味が良いとは言えないが、正確だ」
漆黒の革装丁の分厚い本。丁重に保存されていたのか、年季が入っている割には状態は良好。
「推測に過ぎんが、恐らく著者は人外の存在だと考えているよ」
………いや、書の説明をしろとは誰も言っていないのだが。
- 610 :黒沢小百合:2010/01/29(金) 21:31:13 ID:rSRBD9/U0
- >>609
「は、はぁ……」
どう対応してよい物か
彼女は思案しているようで。
「……ええと、とりあえずこれと、
そっちの古書以外は問題ないのですね。
ありがとうございました。」
よく分からないときはそのまますっぱり切ってしまうのが良い。
元々、店主と客の関係なのだからわざわざ話を続ける必要も無いだろう、
と考えた小百合は軽く礼をして本を重そうに持ち、立ち去ろうとする。
- 611 :暝岸 朧:2010/01/29(金) 21:59:54 ID:BIudTXWkO
- >>610
「ああ、どう致しまして」
目を細め、更に続ける。
「……言うのが遅れたが、この本は君に進呈する。其の眼に免じて、ね」
書は差し出したまま。冗談を言っている顔には見えない。
……だが、唐突過ぎるのもまた確かだ。
- 612 :黒沢小百合:2010/01/29(金) 22:14:07 ID:rSRBD9/U0
- >>611
「…………」
女性の歩みがぴたりと止まった。
そのまま、古書を落とさないように
ゆっくりと振り返って。
「……良いのですか?それは、とても価値のある物なのでしょう?」
女性の表情は、少し怪訝だ。
- 613 :暝岸 朧:2010/01/29(金) 22:50:20 ID:BIudTXWkO
- >>612
「無論」
決して大きくは無い、だが良く響く声でそう告げる。
「ああ、惜しい事に原本では無いのだがね」
細めた瞳からは、害意や悪意は感じられない。
- 614 :黒沢小百合:2010/01/29(金) 22:55:18 ID:rSRBD9/U0
- >>613
「……ありがたく、受け取らせていただきます。」
差し出された本が、するりと
朧の手から抜けると、ふわふわと浮遊して
彼女の持つ書物の山の頂上に収まった。
「今日は、ありがとう。
また今度、なにかお礼をさせてくださいね。」
彼女は笑顔を浮かべて、礼を言い去ってった。
しかし、魔術の心得があるものなら奇妙さを感じるだろう。
書物が浮き上がったのは彼女の魔術だろうが、
魔術を発動するのに必要な魔力が迸るのをまったく感じなかった。
ただ、それだけといえばそれだけではあるのだが。
- 615 :暝岸 朧:2010/01/29(金) 23:10:01 ID:BIudTXWkO
- >>614
「礼には及ばない。人が書を選び、そしてまた書も人を選ぶ。何より必要とする者に所有される事こそが、其れの本懐だよ」
事もなげにそう告げて、彼女を見送ると
店主は瞑目し、思索を巡らす。
「魔術師か?しかし、魔力が用いられた痕跡が無い」
「……隠蔽の類では無いね。異能か…何れにせよ」
あれは、彼女に必要な物だった。其れだけの事。
そう締め括ると、店主は再び本を開く。
そして――更け行く夜の朧月庵に、再び頁を捲る音が響き始めた。
/お疲れ様でした
- 616 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/01/30(土) 20:09:58 ID:ID57kurE0
- 【街中】
黒髪の少女は、両手で鞄を持ち、歩く。
スカートが翻らないようにゆっくりと歩くのは、彼女が学校の風習だ。
なぜゆっくりと歩くのか。
外出時は制服の着用義務があるからだ。
学校指定のセーラー服に、学校指定の黒い本革の鞄。
適度に使い込まれていて独特の味が出てきている。
そして、『暖かくて座れる場所『AGカフェ』に辿り着いた。
この時間だ。あまりフラフラと歩きまわって路地裏に入ってしまっては困る。
今日もここにしよう。
AGカフェで昨日と同じように語学のテストを直す。
- 617 :ミレイ:2010/01/30(土) 20:20:52 ID:Jhlo6zSQO
- >>616
AGカフェ内。
机下。
(´-ω-`)
机下には、赤い髪がよく映える少女がいた。
さらに我が者顔で転寝をしている。地震に怯えている訳ではない。
- 618 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/01/30(土) 20:37:47 ID:ID57kurE0
- >>617
喫茶店の中は十分に明るい。
座る前にスカートの裾を押さえようとした時、気付いた。
鮮やかな赤のツインテール。
その髪がテーブルの下から覗いていた。
「(何だろう…?)」
覗いてみた。
鮮やかな赤の髪に自分より一つか二つ位下であろう年齢の少女だ。
「………あらあら」
微笑みを浮かべたまま、少女は別のテーブルへと移った。
- 619 :ミレイ:2010/01/30(土) 20:47:10 ID:Jhlo6zSQO
- >>618
(´・ω-`)
人の気配に気付き、目を開けた少女。
――ガンッ!!
立ち上がろうとして、ミレイは頭をぶつけてしまった。
頭を押さえながら這い出てくる様子は、やはり間抜けな子という印象を抱かせてしまう。
- 620 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/01/30(土) 20:53:19 ID:ID57kurE0
- >>619
「御機嫌よう。」
頭をぶつけてテーブルの下から出てくるミレイ。
黒髪の少女のリアクションは僅かに首を左に傾け、微笑んだ。
テーブルの上に何も無くて良かった。
「お目覚めのようですね。ホットミルクでも如何です?」
少女は甘めのホットミルクを作るつもりだ。
だが、彼女が飲むというのなら一緒に作った方が良いのだろう。
- 621 :ミレイ:2010/01/30(土) 21:01:03 ID:Jhlo6zSQO
- >>620
「にゃ!」
縦に首を振り、同意を示した。
よく観察すると、ミレイの瞳の色は深紅のそれ、口元には鋭い牙が伺え、人間ではないと判別できる。
それでも最近は人の社会に浸透しつつある。
生まれ、育ち、この齢になるまで血液以外の食物を口にしたことはなかったのだが、今ではなんでも口にしている。
- 622 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/01/30(土) 21:10:58 ID:ID57kurE0
- >>621
真紅の瞳は分かった。
鋭い犬歯は気づかざるを得なかった。
しかし、返事はにゃ!
縦に振った首からして、どうも言葉を認識している。
放送部員は、目の前の少女が吸血鬼とは気付かない。
吸血鬼は知っているが、吸血鬼に対し深い知識と見識はなく、名前しか知らない程度だ。
それでも、それでも、放送部員は彼女を半ば強引に化け猫だと解釈した。
「少し甘くしますね。」
牛乳に砂糖を入れ、暖める。
手付きは手馴れている。
しかしここで疑問だ。
仮に化け猫だとすればホットミルクは覚まさなければいけないのでは無いか。
「はい、どうぞ。」
甘く仕上げたホットミルクが完成した。
- 623 :ミレイ:2010/01/30(土) 21:16:29 ID:Jhlo6zSQO
- >>622
「ふー、ふー」
冷まそうと、頑張って息を吹き掛けているようだ。
ようやく取っ手を持ち、ホットミルクを口にする。
美味しかったようだ。顔に出ている。
「おいしい」
- 624 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/01/30(土) 21:22:22 ID:ID57kurE0
- >>623
「そうですか。では私も…」
カップを両手で持ち、手を暖める。
ふーふーとホットミルクの温度を冷まし、一口飲んだ。
そして、小さく頷いた。
気に入ったようだ。
「お口に合ったようで嬉しく思います。」
未だ勉強する空気ではない。
家で勉強を済ませるとしよう。
それから色んな人とたくさん話をしたい。
- 625 :ミレイ:2010/01/30(土) 21:30:39 ID:Jhlo6zSQO
- >>624
まずはお礼を述べ、次に名乗ってないことを思い出した。
「私はミレイ、肩書きは特に無いにゃ」
目的無き旅をしているから特に肩書きを名乗る必要は無かった。
さらに彼女の特徴を分析してみると、ミレイは服装がひどい。適当に盗み、俗世から離れている為だ。
ちなみに今現在の服装は夏物、半袖である。
しかも一昔前のへそ出し、否、服のサイズがあってないゆえに、意図しないへそ出しルックになっている。
- 626 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/01/30(土) 21:38:49 ID:ID57kurE0
- >>625
「私は通称放送部員。放送部員とでもお呼びください。」
立ち上がり、スカートの裾を軽くつまみ、礼。
挨拶をする姿は『如何にもお嬢様』と呼べるようなものだった…のだろうか。
制服でなければ深窓の令嬢、とでも言われるレベルだ。
が、名乗りを『通称』といったりと、言葉と容姿が合っていない為に違和感を与えるだろう。
どこかの千夜の生徒とは大違いである。
「この街には肩書を持つ方が多いのですか?」
ミレイの言葉の違和感。
肩書き?そんなものを持っている人の方が少ないだろう。
「…あの、その服装ではさむくありませんか?」
違和感を感じざるを得ない。
- 627 :ミレイ:2010/01/30(土) 21:49:13 ID:Jhlo6zSQO
- >>626
「にゃ!? 肩書きを持つことがステイタスって嘘だったのかにゃ……騙された」
誰に騙されたのか。騙されているのだろうか。
しかし肩書きよりも、ミレイは仕事を持つことが大事である。
「寒いと言われると、……確かに寒いにゃ」
鈍感なのだろう。言われないと気付かないらしい。
- 628 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/01/30(土) 21:58:26 ID:ID57kurE0
- >>627
「肩書きがステータス…ですか。大人になり、お仕事を持つようになれば自然とついてくるものではないでしょうか。」
社会に出ていないのではっきりとは言えませんが…と補足したが。
そういえば、肩書きを持つほどの人はこの街にどれくらいいるのだろうか。
「しかし、その格好では今の時期お体に毒でしょう?」
さすが化け猫だ。
猫以上のもふもふだから寒さが分からない!
きっとミレイに頭の中を見られたら放送部員は恥ずかし過ぎて個室に篭ってしまうだろう。
- 629 :ミレイ:2010/01/30(土) 22:04:39 ID:Jhlo6zSQO
- >>628
「お仕事……うーん、働きたくにゃい」
とにかく楽したい、その思考が優先しきっている。
もはや猫のイメージを抱かせることは、十二分に成功しているだろう。
「ふふーん、これでも炎使いにゃのよ」
指先から火を生み出し、自慢げに語る。
- 630 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/01/30(土) 22:13:17 ID:ID57kurE0
- >>629
「そうですか?やりたい事があるのでしたらお仕事は楽しいと思いますよ。」
微笑み。
容姿が整い、穏やかな波を連想させる声は、ふたりっきりのAGカフェに僅かに響いた。
が……
ミレイが指先から炎を生み出したとき、放送部員の体が震えた。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い
恐れを僅かに孕んだ瞳。
異能都市に住みながら異能に怯える少女がそこにいた。
- 631 :ミレイ:2010/01/30(土) 22:18:34 ID:Jhlo6zSQO
- >>630
「……大丈夫?」
宙に浮遊した火炎を、手で握り潰して消し、心配そうに放送部員を見つめていた。
「……じゃ無さそうだけれども」
- 632 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/01/30(土) 22:25:16 ID:ID57kurE0
- >>631
少女は葛藤していた。
理性があるから、先程のように炎をかき消すことも出来た。
そして、見るからに異能を操っている。
たぶん、この人は大丈夫…大丈夫…
思い込むかのように、強く思った。
「申し訳ございません…。急に炎が現れるとは思っていませんでしたので取り乱しました。」
先ほどと比べ少し早口に。
済まなそうな表情をして、頭を下げた。
- 633 :ミレイ:2010/01/30(土) 22:29:57 ID:Jhlo6zSQO
- >>632
「何をそんなに怯えてるのかにゃ……炎?」
取り乱した様子、冷静を装うとする振り。
誰がどう見たって、気にするなという方が、難しいだろう。
- 634 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/01/30(土) 22:41:14 ID:ID57kurE0
- >>633
「いえ…炎そのものでは無いのです…。」
少女は俯き、寂しそうな表情を浮かべた。
「私事で申し訳ございません。」
少女はホットミルクが入ったカップを両手で持ち、ポツポツと語り始める。
「私は異能…特殊な能力を持っています。しかし私は異能を持ちながら異能が怖いのです。」
矛盾。
「私は我侭なことに、傷つけるのも、傷つけられるのも嫌で仕方がないのです。弱いと言ってしまえばそれまででしょうが、やはり、怖いのです…」
- 635 :ミレイ:2010/01/30(土) 22:49:12 ID:Jhlo6zSQO
- >>634
「にゃ?」
難問だった。
ミレイはおつむが弱く、どう会話を展開していいのか検討が付かない。
「ええと、つまり。
この都市では、生きていけにゃいの?」
正鵠を射ている、のか。
異能都市とは名ばかりではない。こんなことでは、神経が滅入ってしまうだろう。
- 636 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/01/30(土) 22:59:28 ID:ID57kurE0
- >>635
「この街でなら異能を隠すことなく生活出来ると思いまして、ここに来たのです。」
両親から少し世間を知れ、とばかりにひとり暮らしを勧められたのもある。
相変わらず俯いたままだ。
「細々とした生活なら出来ます。いざ、異能と向かい合うと怖いのです。」
路地裏など、明らかに危険な香りがする場所に向かわなければ良い。
それだけで普通の生活は出来る…と思う。
- 637 :ミレイ:2010/01/30(土) 23:06:31 ID:Jhlo6zSQO
- >>636
「自身の異能と向き合う……?」
はて、そんなことこのミレイにあっただろうか。
能天気とは怖いもので、そんなことは考えてもいないのであった。
世間知らずといえば、ミレイもそうなのだが……
「気にしにゃい方がいいよ、どうせ異能なんてあってもなくても関係にゃいじゃん」
結局彼女は異能を自分の為にも、他者の為にも使ったことはないのだった。
- 638 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/01/30(土) 23:12:23 ID:ID57kurE0
- >>637
「気にしない方が良い…ですか…」
自分の異能は、声を聞くこと。
知りたくなかったことも知ってしまう。
知らない方が良かったまで知ってしまう。
気にしないように、と簡単に割り切るのは難しいと思う。
「異能があっても無くても…関係無い…ですか?」
顔をあげ、真意を探るようにミレイの真紅の双眸を見つめた。
- 639 :甲/寒い夜だから:2010/01/30(土) 23:17:37 ID:d26lZkA.0
- 【場所はアップルギロチンであってる…よね?】
もぞり
と、奥のテーブル席から起き上がる人影
「……あに…?…なんじ…?」
寝ぼけ眼を擦ってみても、ボケた頭は廻らない
「……どこだここ…うち、じゃ……ねえ?」
夕方に来店後
寒空を歩いて来た身体に暖房のぬくもりがクリティカルヒット
そのまま意識を遥か彼方に持って行かれた様で…
「……」
コーヒーを淹れようと立ち上がる
赤いロングマフラーがゆらゆら揺れて
「…!」
窓の外が暗い事にちょっと驚くいい大人
- 640 :ミレイ:2010/01/30(土) 23:25:02 ID:Jhlo6zSQO
- >>638
「あまり役に立たにゃいからね。私の能力は」
燃やすだけなら、マッチにだってできる。代用できてしまう能力。
しかしそれは任意に発動できてしまうので気にならないが、自動で発動する能力ではどうなのだろうか。
>>639
「お寝坊さん、発見!!」
ミレイもまた、寝坊しているのだから人のことは言えない。
- 641 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/01/30(土) 23:32:20 ID:ID57kurE0
- >>639
「あら、この間の鯛焼きの方ですね。御機嫌よう。」
首を僅かに左に傾け微笑んだ。
改めて見ると県境の山の上にあるお嬢様学校の制服だ。
>>640
「つまり…あったら便利程度、と考えているのですか?」
少しずつ少女の調子が戻ってきている。
- 642 :甲/寒い夜だから:2010/01/30(土) 23:36:38 ID:d26lZkA.0
- >>640
「――見付かったっ!?」
…からといってどうという事は無いのだが
指摘されれば驚くもので
「……」コポコポコポ
反応を返した後、普通にコーヒーを淹れる作業に戻った
>>641
だんだん脳みそに血が廻ってきた
状況等を整理しつつコーヒーをカップへ注ぐ
「…ん?…あぁ、こないだの」
聞き覚えの有る"御機嫌よう"に視線を向けて軽く会釈
「奇遇だ――熱ッ!?」
余所見をしてると当然こぼすものであり
- 643 :ミレイ:2010/01/30(土) 23:41:55 ID:Jhlo6zSQO
- >>641
「うん。でも必要となった時は鍛えるよ。勉強みたいにさ」
彼女のスタンスは、すべてを気にしない。さらに、自分と向き合わない。
そうでなくては、ミレイはミレイとして確立しなかった。
>>642
「それって苦くてまずいけど、いいの?」
ひどい物言いだ。
味覚が子供すぎる。
- 644 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/01/30(土) 23:45:04 ID:ID57kurE0
- >>642
「あら。大丈夫ですか?」
氷水を手早く準備する。
そして、甲の手を引き、コーヒーがかかった手を冷やそうとする。
>>643
「…なるほど。必要な時にだけ力に頼るのですね。それもひとつの力との折り合いのつけ方では無いでしょうか。」
微笑みを浮かべた。
話したことで少しはすっきり出来たようだ。
- 645 :甲/寒い夜だから:2010/01/30(土) 23:51:16 ID:d26lZkA.0
- >>643
エスプレッソマシンの使い方なんて知らんから戸棚から拝借したドリップ式で
おしぼりでこぼれて付いたコーヒーを拭きながら
「苦いからウメーんだよ、これが」
寝ボケが醒めた顔でニッと笑う
特に濃い口に淹れたコーヒーはトコトン真っ黒で
胃に悪い事は言うまでも無しだが、これが甲のフェイバリットであった
>>644
「え?いや何、火傷までは行ってねーから平気だって」
少々気恥ずかしげに手を振る
手の皮は職業柄厚かったりして、ちょっと赤くなったけど言葉通り平気みたい
「…手際良いっつーか…勝手知ったる…みたいな?ここでバイトでも始めた?」
鮮やかな対処に賞賛しつつ聞いてみる
- 646 :ミレイ:2010/01/30(土) 23:58:10 ID:Jhlo6zSQO
- >>644
「そんな感じかにゃ。
冬は頼りっぱなしにゃんだけどね」
金銭を持ち歩かないので、基本的に野宿。それか施設に無断停泊。
野宿するときは、焚き火を起こすのに役に立っていた。
>>645
「勇気あるにゃあ……砂糖入れなきゃ飲めにゃい」
ガムシロ三個くらい使う勢いでやっと飲めるらしい。
- 647 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/01/31(日) 00:04:31 ID:ID57kurE0
- >>645
「ですけれど…数日経ってもまだヒリヒリするようでは病院に行ってくださいね?」
気になるのか、甲の瞳を見て、諭すように言う。
手が気になるのか、言葉の後もちらりと目が移っていた。
甲に届かなかった手を引っ込め、ホットミルクを飲む。
せっかく甲がいれたコーヒーがある。カフェオレにしようかな。
「アルバイトは校則で禁止されています。もしアルバイトが出来るのならデパートが良いですね。」
微笑みを浮かべた。
>>646
「冬は寒いですものね。お芋を焼いたら意外と受けるのでは無いでしょうか。」
枯葉を集めてさつまいもをホイルで包み、焼く。
なんとなく思いついた。
- 648 :甲/寒い夜だから:2010/01/31(日) 00:10:41 ID:d26lZkA.0
- >>646
「砂糖いれっと何か舌に残るんよね、スッキリしない」
最も昔は俺も砂糖&ミルク総動員だったよなー…などと思いつつ
ズズ、とコーヒーを一口、テーブルまで歩く
「…」
窓際
二人の会話の邪魔にならない程度の位置
コーヒーの苦味で意識はほぼ醒めた様子
肘を付いてのんびりモード
>>647
「お構いなく、頑丈さには自信あんのよ」
献身的な姿勢に柔らかい調子で返して
"大丈夫アピール"のつもりかひょい、と手首を回して見せる
「学生さんだったのな…どこ校?」
何の気無しに聞いてみるが
いたって軽い調子
軟派の足掛かりかと思われるかも知れない…
- 649 :ミレイ:2010/01/31(日) 00:14:54 ID:Jhlo6zSQO
- >>647
「それはいいかも。でも季節がちょっと遅れてるのかにゃ」
秋までまだまだ遠い。
弟にも食べさせてあげようとふと呟いた。
>>648
「私としては、飲み物は緑茶が美味しいと思うにゃ」
赤の対照色、緑。
吸血鬼として血を主食としていたミレイにとって、得体の知れない飲み物だったのかもしれない。
- 650 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/01/31(日) 00:23:21 ID:ID57kurE0
- >>648
「ですが…」
と言いかけてやめた。
あまりにしつこいと甲も良い気分では無いだろう。
『目は口ほどに物を言う』という言葉がある。
甲の手を見つめる瞳は、心配、といったもの。
「私が通う学校は聖サンフランシス女学院と言います。県境の山の上にあるんです。」
知る人ぞ知るお嬢様学校。
ここ異能都市では殆ど見かけない制服で名前すらも滅多に聞かない学校でもある。
異能都市の住人で聖フランシス女学院に通う生徒は、恐らく放送部員のみだろう。
>>649
「ではこのアイデアは来秋に取っておきましょう。」
弟に食べさせてあげようという呟きは、放送部員の耳に入った。
風が確かに運んだ。
しかし、聞こえていない振りをした。
「でしたら、木を集め、五右衛門風呂を作れば如何でしょう」
- 651 :甲/寒い夜だから:2010/01/31(日) 00:29:26 ID:d26lZkA.0
- >>649
「ああ、あれは良いよなぁ…和み度高いわ」
ほう、とコーヒーフレーバーの吐息をついて
「……所でお宅さんは?そこの子の友達?」
>>650
苦笑、内心で
本気で不味いところを見られたなぁ、という気分になってきた
「……さん…ふらんす?」
知る人、の方では無かった男
初耳で
「…お堅そうな学校だな」
名前のイメージからの想像を口にした
「えーと…全寮制、なんだっけ?」
この間聞いた情報を思い出して
- 652 :ミレイ:2010/01/31(日) 00:33:28 ID:Jhlo6zSQO
- >>650
「いいかも」
風呂なんて、家無しのミレイが入ろうと思ってもなかなか入れない。
ちょっと作ってくる、そう言って立ち上がる。
>>651
「私はミレイ。肩書きはそれでいいや」
とてつもなく投げ遣りな肩書き(放送部員の友達)だ。
そして、ちょっと風呂作り、そう言って店を出ていった。
- 653 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/01/31(日) 00:42:12 ID:ID57kurE0
- >>651
手を見ないようにと、ある意味必死。
話を逸らしてくれて助かった。
「聖(セント)フランシス女学院、ですよ。古い伝統と歴史で成り立つ学校というのは、そういうものではないでしょうか。」
古い価値観が残っているからこそ、お固い。
厳しい規律もそうだ。
「いえ、この間お会いした公園の近くに住んでいるんです。希望すれば寮にも入れるんですよ。」
微笑んでから、カフェオレ(砂糖多め)を作った。
>>652
「御機嫌よう。お気を付けて。」
店から去るミレイに手を振り見送る。
- 654 :甲/寒い夜だから:2010/01/31(日) 00:45:15 ID:d26lZkA.0
- >>652
「……良く分からん」
正直な感想が漏れた
子供は風の子、何て昔の人は言ってたみたいだけど
いやはや今の風の子は風呂も自作するようです
「…良く分からん」
自分の想像力にダメ押しのもう一回
>>653
「…なるほど」
少女の様子、態度、整った人となりの理由が何となく理解出来た
そこからくる"なるほど"
「あっこから県境までっつーと…電車?結構距離あんべ?」
通いは大変だろう?と問いかけた
- 655 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/01/31(日) 00:53:16 ID:ID57kurE0
- >>654
「バスを乗り継いで約2時間といったところでしょうか。ですが、もう三年生です。今更転校しても同じでしょう。」
せっかく入試に受かったのだ。
今は殆ど学校に行かないから楽ではある。
「甲さんは働いておられるのでしょう?お仕事は如何ですか?」
先日の別れ際、甲が言っていた。
- 656 :甲/寒い夜だから:2010/01/31(日) 00:59:54 ID:d26lZkA.0
- >>655
「頑張ったなぁ…根性あるわ…」
感嘆の呟き
自分にゃ到底真似出来そうに無い事をこの子は2年以上もやり続けた
その事に偉く感心する
「んの?」
話を振られてちょっと考える
「まぁ…ぼちぼち、かな。割りに身体を使う仕事でね、生傷は耐えないけど」
さて、自分は今の仕事でこの子の根性に負けない事をやれているだろうか
- 657 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/01/31(日) 01:06:00 ID:ID57kurE0
- >>656
「慣れれ楽ですよ。朝のバスは空いていますから座れるんです。季節ごとに違う風景が見られますので、楽しくもありました。」
季節の移り変わりをずっとこの瞳で見てきた。
春の桜、夏の生い茂る木、秋の綺麗な紅葉、冬の雪
「体を使うお仕事なのですか。もしかして警察官の方ですか?」
疲れて眠ってしまっていたのかもしれない。
少女はカフェオレをフーと冷まし、一口飲んだ。
- 658 :甲/寒い夜だから:2010/01/31(日) 01:15:24 ID:d26lZkA.0
- >>657
「良いね、いやその精神。素敵だと思うわ」
顔が綻ぶ
苦行を苦行と思わない方法
それはその中に楽しみを見つける事
ただ、言うは易し行なうは難し
即ちそれを手にした彼女は、苦行を乗り越えた者であり…
目算で5〜10歳程度だろうか
それほど年の離れているであろう少女に、素直に尊敬の念を抱いたのであった
「正式に"警察"っちゅー者でも無いんだけどな、その補助的な仕事をしてるよ」
説明する
交番を拠点とする警備保障会社である事
自分はまだそこに入って一年も経たないという事
主な仕事は警察と似たようなものだという事
などなど
- 659 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/01/31(日) 01:21:53 ID:ID57kurE0
- >>658
「ありがとうございます。」
白い肌を僅かに彩る朱。
少し恥ずかしそうに少女は微笑んだ。
「ということは、平和を守っている方なんですね。納得がいきました。」
まだ朱が引かない頬のまま、微笑んだ。
第三者的な目線では、恋する乙女といったところか。
「道理でお怪我が耐えないのですね…。警備会社というのも大変ではありませんか?」
不定期な休みに不定期なシフト。
生活のリズムが混乱するのではないだろうか
- 660 :甲/寒い夜だから:2010/01/31(日) 01:30:00 ID:d26lZkA.0
- >>659
「そ、正義の味方…を目指す者って感じかな」
臆面も無く言い切るその様は自分がそう在りたいという願望も多分に含み
「良いさ、俺の怪我っつーのは他の誰かが負うかもしれなかった怪我だ」
大変なのも、自分が求められている証で
「だから、問題無い」
そう告げる笑顔に曇りは無かった
- 661 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/01/31(日) 01:39:22 ID:ID57kurE0
- >>660
「正義の味方…」
オトコのコが一度は目指す夢だと兄から聞いた覚えがある。
やっぱり、甲さんもオトコのコなんだ…。
少女から見る、甲は眩しい。
正義の味方を目指す、とはっきりと自分に告げた彼は『夢を追いかけるオトコのコ』だった。
「正義の味方…格好良いですね。他人の代わりに自分が傷付くのを良しとするなんて普通の人には言えません。」
しかし、少女の胸中には一抹の不安があった。
『自分を蔑ろにすること』
危ないと思う。しかしこれを口にするのは無粋だということは、少女にも分かった。
再び微笑み、カフェオレを飲み、
「…まぁ。もうこんな時間。私、これで失礼致します。」
スカートの裾を摘んで一礼。
身支度を整え、カウンターに1,500円を置き、帰っていった。
- 662 :甲/寒い夜だから:2010/01/31(日) 01:43:30 ID:d26lZkA.0
- >>661
「はいよ、気ぃつけて帰りやー」
人当たりの良い少女を笑顔で見送って
独りになったカフェの中
「…」
ストーブの音のみの静寂
暖かい店内で
やがて意識は深くに落ちた…
- 663 :シノン=アルベル:2010/01/31(日) 21:55:22 ID:SJhJK2lw0
- 【何かがしたくなった。唐突に】
【何で。といわれても一日、つまり日が昇ってから落ちるまでの間が暇だったから】
【大体、僕くらいの普通の子は日が昇っている時間の多くを学で過ごしていたりするのだろう】
【でも、僕は学校に行っていない。お金が無いからだ】
【僕に両親は居ない。もう記憶にも薄い、それくらい昔の話】
【今は両親が残してくれたお金で、最低限の生活が出来ている。しかし、何れこのお金も無くなるだろう】
【これから先の事の為にどうにかしたいとは思っているけど、僕に出来ること少ない。そう、とても少ない】
【だから、毎日がただ過ぎていくだけで、一日にそう大きな変化は無い】
……はぁ。
【だから、僕はこうして買ってきたパンを食べて、時間をつぶしているのだ】
- 664 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/31(日) 22:02:57 ID:.6prKP66O
- >>663
「た〜れだ?」
【甘い声と共にシノンの視界が閉ざされる】
「三秒以内に当てないとそのパンはこの私の物だ!」
- 665 :シノン=アルベル:2010/01/31(日) 22:05:51 ID:SJhJK2lw0
- >>664
もう全部食べましたよ。上弦さん。
【最後の一口を穂折込、答える】
- 666 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/31(日) 22:07:55 ID:.6prKP66O
- >>665
「……どうしてわかった!?」
【お約束の物真似をしながら、上弦は手を離す】
「は!?まさか……超能力!?」
- 667 :シノン=アルベル:2010/01/31(日) 22:09:03 ID:SJhJK2lw0
- >>666
こんなことをするのは貴方しか居ないでしょう?
【振り返り、笑顔を向ける】
こんばんは、上弦さん。
- 668 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/31(日) 22:13:46 ID:.6prKP66O
- >>667
【シノンの眼に映る上弦の姿は体に密着し、体の線が丸分かりのミントグリーンの服……服には黄色と白のラインが光っていた】
「まさか私の性格を知っていたとは……とうとう私にもモテ期が来たと言うわけか……」
【誰得スタイルの上弦はシノンの隣に移る】
- 669 :シノン=アルベル:2010/01/31(日) 22:19:31 ID:SJhJK2lw0
- >>668
モテ期? ボクには良く解りません……
【首を振って、いかにも解らないといったような】
ところで上弦さん。その服装……どうしたんです?
【赤黒い右目と、金色の左目が一斉に向けられる】
- 670 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/31(日) 22:25:40 ID:.6prKP66O
- >>669
「そうか……ん?これかい?」
【自分の服を見ながら笑う】
「少し本気を出してね……最近体が上手く動かないから何事も全力だよ……」
【ストレッチを何度か行いながら話す姿は、ボロボロであり、戦闘後だと言うのがわかる】
「そう言う君は何をしていたんだい?シノン」
- 671 :シノン=アルベル:2010/01/31(日) 22:29:21 ID:SJhJK2lw0
- >>670
頑張ってるんですね……。
【ストレッチをする姿を見た後、ため息】
ボクは……特に、何もしていませんでした……。
- 672 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/31(日) 22:33:58 ID:.6prKP66O
- >>671
「何も……か……」
【微笑みながら上弦は笑い、シノンに言う】
「なら、私とお話をしよう……シノン……」
- 673 :シノン=アルベル:2010/01/31(日) 22:37:11 ID:SJhJK2lw0
- >>672
ええ、構いませんよ。
【微笑んで、頷く】
何を、話しますか?
- 674 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/31(日) 22:39:44 ID:.6prKP66O
- >>673
「HAHAHA!いい返事だ……」
【ワシワシとシノンの頭を撫でる、その二人の姿は親子のようだ】
「そうだな……ゼオラの事なんだけど……」
- 675 :シノン=アルベル:2010/01/31(日) 22:45:56 ID:SJhJK2lw0
- >>674
ひゃあっ! やめて下さいよぉ……。
【驚いた表情で髪の乱れを戻していく】
あの子が……どうかしたんですか?
昨日、探しに行ったみたいですけど……。
- 676 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/31(日) 22:49:46 ID:.6prKP66O
- >>675
「あぁ……昨日探しに行った……でも、見つける事が出来なかったんだ……」
【急にショボーンとする上弦……】
「次は絶対に見付け出すからな!」
- 677 :シノン=アルベル:2010/01/31(日) 22:55:18 ID:SJhJK2lw0
- >>676
そうですか、残念ですね……。
ええ、頑張ってください!
【上弦を励ますために、笑顔でガッツポーズ】
- 678 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/31(日) 22:59:21 ID:.6prKP66O
- >>677
「あぁ!有難う頑張るとも!!シノン……君はいい子だな!!」
【ガバッと天を仰いで上弦は叫ぶ】
「次こそは!次こそ絶対にゼオラを見付け出して!想いを伝えるぞぉぉぉぉ!!」
【シノンのガッツポーズに力を貰ったのか、さらに気合いの入った上弦の周りには火が出ているようだった!】
- 679 :シノン=アルベル:2010/01/31(日) 23:05:19 ID:SJhJK2lw0
- >>678
褒められる久しぶりですね。
【嬉しそうな表情をして、そう言う】
ええ、頑張ってください。ボクは貴方と彼女をサポートする事にしましたよ……。
【その姿を見上げ、また笑う】
- 680 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/31(日) 23:10:32 ID:.6prKP66O
- >>679
「ほ、本当かい!?有難う!それは助かるよ!!」
【シノンの手を掴み、猛烈に握手をする】
「そうだ……何かお礼をしないとな……そうだ!!君も同じ白服仲間だ!私が今着ているこの服と同じデザインの物を……」
- 681 :シノン=アルベル:2010/01/31(日) 23:12:18 ID:SJhJK2lw0
- >>680
え、あ。その気持ちはありがたいですが。それは……。
【誰得スタイルな上弦をマジマジと見つめながら】
- 682 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/31(日) 23:21:08 ID:.6prKP66O
- >>681
「遠慮してはいけない……これは凄いぞ?肌に密着する事により、体中のマナの巡りが活発になり、身体能力も戦闘力もアップだ……ただ、外気に触れないと効果を発揮しないから、上着などは脱がなければいけないがね?」
【正にピッチリ、まさに誰得……本当にこれで得をするのは……大体心当たりが……】
「そ、それとも何か!?君もこれがダサイって言うのかい?私の自信作だよ!?」
- 683 :シノン=アルベル:2010/01/31(日) 23:25:00 ID:SJhJK2lw0
- >>682
い、いや……格好悪いとか、そういうのじゃなくてですね。
ボクは近寄って戦うみたいなことはしないですし……何より、それは恥ずかしいですよ……。
【行ったとおり恥かしそうにして、誰得スタイルを見る】
- 684 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/31(日) 23:34:10 ID:.6prKP66O
- >>683
「確かにね……君は遠距離型だった……ん〜……参ったな……」
【眼を閉じ、考えながらあっちこっちを歩き回る】
「こう言う服は過去にも偉大なボスキャラが着ていたりしてな?」
【上弦自体はあまり恥ずかしくなさそうだ】
「なにより……君がこの格好をしている所を……私が見たい!!」
- 685 :シノン=アルベル:2010/01/31(日) 23:38:49 ID:SJhJK2lw0
- >>684
ふぇーん、ボクはボスキャラになる気はありませんよぉ……。
ボクは正義の勇者のほうが好きです……。
【赤く、透き通った飴玉のような瞳が少し潤む】
なんでそうなるんですかぁ……。
- 686 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/31(日) 23:44:32 ID:.6prKP66O
- >>685
「あぁ!わかったよ!わかったから泣くんじゃない!!」
【普段から可愛いものや子供が好きな上弦はこれに弱いのだ】
「ん〜、私みたいなのが着るよりシノンみたいな子が着た方がみんな喜ぶのにな……じゃあどうする?正義の勇者みたいな鎧?」
- 687 :シノン=アルベル:2010/01/31(日) 23:47:56 ID:SJhJK2lw0
- >>686
ボクは強くなるために泣かないんです……。
【出かけた涙をハンカチで拭く】
重いのも嫌いですよ……ボクはお父さんから貰ったこのコートがあれば良いんです。
- 688 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/31(日) 23:52:58 ID:.6prKP66O
- >>687
「あぁ……そうだったな、悪い悪い……」
【涙は見なかった事にした、シノンも頑張っている、上弦はそれをどこかで感じていた】
「そっか……すまなかったな、余計な事を言って……そのコート、大切にしなよ?」
- 689 :シノン=アルベル:2010/01/31(日) 23:55:44 ID:SJhJK2lw0
- >>688
いえ、気にしないで下さい……よ。
【涙を拭き終わり、笑顔になる】
はい、とても大切にしています。一日3回のお洗濯は当たり前です。
- 690 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/01/31(日) 23:58:02 ID:.6prKP66O
- >>689
「いや……うん……確かにね?大事にしてるのは伝わるんだが……」
【明らかに一日三回はやり過ぎである】
「いや、確かにね?綺麗になるよ?でも、その頻度は逆に痛まないかい?」
- 691 :シノン=アルベル:2010/02/01(月) 00:01:02 ID:SJhJK2lw0
- >>690
いや、そうだと思うんですが……
このコート、何か特別らしくて、3回洗わないと汚れが落ちない位に凄いんです。
【不思議そうな顔をしてコートを眺める】
- 692 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/01(月) 00:09:57 ID:.6prKP66O
- >>691
「……そうなのか?」
【上弦もコートを見る】
「シノン、もしよければ私によく見せてくれないかな?かなり興味がある……」
【シノンに顔をズイッと近付けて尋ねる、暑苦しい】
- 693 :シノン=アルベル:2010/02/01(月) 00:10:58 ID:SJhJK2lw0
- >>692
え、ええ……構いませんよ?
【上弦から顔を離し、コートを渡す】
- 694 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/01(月) 00:15:46 ID:.6prKP66O
- >>693
「はい、有難う!どれどれ?」
【もとから鋭い眼をさらに鋭くしてコートを調べ始める……ちょっと怖いかもしれない】
「ん〜……ふむふむ……」
【じーっと、様々な場所を調べる】
- 695 :シノン=アルベル:2010/02/01(月) 00:19:16 ID:SJhJK2lw0
- >>694
はい、どうぞです
【コートを渡し、その様子を眺める】
【コートは上質そうで、着心地はよさそう】
【何か、不思議な感覚もするが……】
元素に分解とか……やめてくださいよ?
- 696 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/01(月) 00:24:35 ID:.6prKP66O
- >>695
「……やってみるかい?」
【チラリッとシノンを見て笑う】
「まぁ、私もさすがに人の宝物を分解する程悪い人間ではないよ?……しかし、気になる感覚だな……」
【冗談と共に笑うのだが、不思議な感覚に困惑していた】
- 697 :シノン=アルベル:2010/02/01(月) 00:26:48 ID:SJhJK2lw0
- >>696
えっ!? や、止めてくださいよ……。
【直ぐになきそうになる】
【不思議な感覚はするが、解りそうにない……】
- 698 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/01(月) 00:35:25 ID:.6prKP66O
- >>697
「大丈夫、やらないよ!」
【その様子を面白そうに笑いながらシノンにコートを返す】
「うーん、結局わからなかったな……分解したらすぐ再生!ってのなら明確なんだけど………シノンのお父さんは何をしていた人?」
- 699 :シノン=アルベル:2010/02/01(月) 00:36:19 ID:SJhJK2lw0
- >>698
解りません……良く、覚えてないんです、両親のこと。
【笑われたのが軽くショックだったのか、涙目】
- 700 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/01(月) 00:42:35 ID:.6prKP66O
- >>699
「そうか……すまないね、辛い事を聞いたね……」
【申し訳なさそうにシノンを見つめ】
「あぁ、泣くなよ……泣いてばかりいると、『しまっちゃうおじさん』にしまわれちゃうよ?」
- 701 :シノン=アルベル:2010/02/01(月) 00:45:06 ID:SJhJK2lw0
- >>700
良いんですよ。本当のことですから。
【もう一度、ハンカチで涙を拭く】
な、泣いてませんよ!
- 702 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/01(月) 00:49:24 ID:.6prKP66O
- >>701
「はいはい……」
【再びシノンの頭をクシャクシャ撫でる】
「でも、シノン?困ったことがあったら私に言いなさい?必ず力になってあげるからさ?」
- 703 :シノン=アルベル:2010/02/01(月) 00:51:10 ID:SJhJK2lw0
- >>702
ええ、凄く頼りにさせて貰いますよ。
【撫でられて乱れた髪を整えながら】
- 704 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/01(月) 00:55:37 ID:.6prKP66O
- >>703
「HAHAHA!そうか!その時は私頑張っちゃうよ?」
【無駄にテンション高く上弦はポーズをとる】
「じゃあ、まずは手始めに私が今着ているこの服と同じデザインの服を……」
【また言い出した】
- 705 :シノン=アルベル:2010/02/01(月) 00:57:01 ID:SJhJK2lw0
- >>704
応援はしますが、その服が遠慮します……。
【両手を突き出し、拒否のポーズ】
- 706 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/01(月) 01:02:24 ID:.6prKP66O
- >>705
「むぅ……意外と役立つのに……そうだ!娘に着せよう!」
【まさにグッドアイディア見たいな顔をする】
「それで、シノン……これからどうするんだい?」
- 707 :シノン=アルベル:2010/02/01(月) 01:05:49 ID:SJhJK2lw0
- >>706
娘さんも喜びますよ、きっと。
【賛同するように何度か頷き】
これから……って、どういうことですか?
- 708 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/01(月) 01:09:59 ID:.6prKP66O
- >>707
「うん……君が私に力添えしてくれるのはわかった……とても力強く感じるよ……」
【再びシノンの隣に座って上弦は語る】
「まぁ、これからって言うのは正に今、この後どうしようか?って事さ」
- 709 :シノン=アルベル:2010/02/01(月) 01:11:27 ID:SJhJK2lw0
- >>708
今、これから……ですか?
もう、夜も遅いので寝ようかな……とかは考えていますが。
【そういうと、立ち上がり菓子パンの袋をゴミ箱に入れる】
- 710 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/01(月) 01:17:31 ID:.6prKP66O
- >>709
「本当に今じゃないこれから、予定とかでもよければ聞くよ?」
【笑って上弦も立ち上がった】
「送ろうか?もう子供が一人で歩く時間じゃないからね?」
- 711 :シノン=アルベル:2010/02/01(月) 01:19:00 ID:SJhJK2lw0
- >>710
予定、ですか? ボクに予定はありません。やることもです。
【自虐的に笑い、その後ため息】
- 712 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/01(月) 01:22:28 ID:.6prKP66O
- >>711
「私に力添え……だろ?……まぁ、予定なら後から好きな様に作れるから、心配するなよ」
【パシパシと背中を叩く】
「さて、じゃあ……行くか?」
- 713 :シノン=アルベル:2010/02/01(月) 01:25:20 ID:SJhJK2lw0
- >>712
え? ああ、それはまだ、必要ないでしょう?
だといいですけどね……。ま、それを願いますよ。
【上弦の近くに移動する】
良いんですか? では、お願いしましょう……。
- 714 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/01(月) 01:28:01 ID:.6prKP66O
- >>713
「……そうだね……でも、次回は絶対にゼオラを助けだすんだ……その時は、頼む……必ず私の腕のなかに……」
【眼を瞑り何を思うのか……】
「……すまない、じゃ……行こう」
【そして上弦は歩きだした】
- 715 :シノン=アルベル:2010/02/01(月) 01:30:20 ID:SJhJK2lw0
- >>714
ボクに何を頼むって言うんですか、ボクに出来ることはありませんよ。
ええ…。帰りましょう。
【上弦の斜め後ろを取り、進んでいく】
- 716 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/01(月) 01:34:35 ID:.6prKP66O
- >>715
「えぇ!?自分から協力してくれるって言ったじゃないか!?……いや、まぁ……私はかなり頑張るよ?」
【二人でそんなお喋りをしながら、帰路に着くのだった……】
- 717 :シノン=アルベル:2010/02/01(月) 01:39:53 ID:7hcwnxwgO
- >>716
え、言いましたけど……ボクができる事何て解りませんから……ね?
ボクに、教えて下さいよ、上弦さん……や、ボクと、彼女の勇者さん……ですかね?
【そう言って、微かに笑いを浮かべる……】
- 718 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/01(月) 01:43:48 ID:.6prKP66O
- >>717
「……全く……実は私も上手くは言えないんだよね、これが……でも、そう言ってくれると嬉しいな……」
【その笑顔は本当に嬉しそうで、子供っぽさが溢れているのだった】
- 719 :くろいしょうねん:2010/02/01(月) 21:01:11 ID:cReunW3Y0
- 「いやあー、楽しい楽しい。
ショタになっておねーさまのおっぱおに埋まるのもとっても楽しい」
商店街を軽いステップで進み行く、少年が一人。
髪は黒く、着ているタートルネックのセーターと半ズボン、膝丈ブーツも黒かった。
肌は病的なまでに真っ白、モノクロ少年というあだ名がよく似合いそうだ。
唯一つ、ぎらぎら光る金色の瞳を除いては。
- 720 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/01(月) 21:16:01 ID:43WwfO2c0
- 【β>>691より、公園】
一つ、悩みが出来た。
少女の足に擦り寄る猫。
なぁ…と小さな鳴き声を聞き、少女は野良猫を抱き上げ、背を撫でる。
気持ちよさそうに目を細め、どうしようかと悩む。
- 721 :ミレイ:2010/02/01(月) 21:21:38 ID:Jhlo6zSQO
- 商店街を彷徨うミレイ。
「食べたい」
路上に曝され、売られる果物を鷲掴み、齧る。
金銭は持ち合わせていないので、すぐに店員に発見された。
当然、泥棒と罵られ、彼女は疾駆、逃走を試みる。
- 722 :くろいしょうねん:2010/02/01(月) 21:22:02 ID:cReunW3Y0
- >>720
「おや、公園に誰かいるぞ! さっそく行ってみよう!」
説明口調でそう言い終えて、公園へ。
男物には珍しい、ブーツに着いたヒールがかつかつ地面を打ち鳴らす。
「今晩はぁお姉さん。ねこさん抱えてどうしたの?」
にっこり、笑って放送部員に話しかける。
黒黒黒、肌は白で瞳は金。三色で構成された齢14程度の少年だった。
- 723 :くろいしょうねん:2010/02/01(月) 21:26:06 ID:cReunW3Y0
- >>721
「……野良猫?」
まてー、このどろぼう!
そんな喧騒を聞いて、そう思った。
- 724 :バルガス:2010/02/01(月) 21:28:49 ID:YBgEzZdU0
- >>721
「・・・・・・・・」
煙草を咥えながら商店街を歩いていると・・・
「おい、何をしている?」
俺は逃走する少女を見つけ、問う。
- 725 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/01(月) 21:35:51 ID:43WwfO2c0
- >>722
「御機嫌よう。猫を愛でながら考え事ですよ。」
微笑みかけた。
黒を基調としたセーラー服に黒茶のローファー。
彼女の周りには野良猫が徐々に集まり始めていた。
少年の容姿から、外国の人のようだと思った。
- 726 :ミレイ:2010/02/01(月) 21:38:12 ID:Jhlo6zSQO
- >>723
泥棒騒ぎで、通りがなにやら賑やかに。
>>724
「……強制スクロール」
ミレイの咄嗟に吐く嘘? はどれも質が悪いものだ。
逃げ道を遮られ、快走を続けていたミレイは焦り始めた。
- 727 :くろいしょうねん:2010/02/01(月) 21:39:59 ID:cReunW3Y0
- >>725
「考え事かあ。でもね、眉間に皺を寄せてはいけないよ?
縦方向の皺は不幸を呼ぶ、らしいから」
集まる猫をちらりと見る。
すると視線の先の猫が悲鳴を上げて、逃げてしまった。
「……ああ、ごめんごめん。
何もしないつもりで来てるのになあ」
少しだけ悲しそうに、猫が逃げた方向をじいっと見つめていた。
- 728 :くろいしょうねん:2010/02/01(月) 21:41:53 ID:cReunW3Y0
- //リロ忘れ……失礼
>>726
「おさかなくわえたどらねこおっかけて?」
裸足で駆ける主婦でもいるのだろうか。とかなんとか思考。
- 729 :バルガス:2010/02/01(月) 21:47:47 ID:YBgEzZdU0
- >>726
「強制スクロール?」
少女の言葉が俺には全く理解できなかった。
だが意味はあるのだろうと俺は考え深く考えた。
強制スクロール・・・昔のゲームのアレか?
と言う事は、迫り来る壁に追われているのか?
しかし辺りには押し寄せる壁のような物は無い。彼女が嘘を付いているのかもしれない。
だが念の為・・・
「おい、壁は何処から来ている!!」
俺はこのままでは街が押し潰されてしまうと考え、少女に聞いてみた。
- 730 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/01(月) 21:48:30 ID:43WwfO2c0
- >>727
「眉間に皺が寄っていた…のですか?」
自分では気づいていなかったらしい。
しかし、指摘されて気付いたが、今一番自分の中で大きな悩みなのかもしれない。
小さいなぁ…と少女は心のなかで溜息をついた。
少女の膝の上に乗る猫は、くつろいでいた。
- 731 :ミレイ:2010/02/01(月) 21:51:03 ID:Jhlo6zSQO
- >>729
指を差し、示した先には。
壁が確かにあった。
人の壁が。
それが徐々に近づきつつある。
「じゃ、お先に」
方向としては――近くの公園に向かっていったようだ。
- 732 :くろいしょうねん:2010/02/01(月) 21:52:41 ID:cReunW3Y0
- >>730
「少しだけ。ね。
悩み事かなぁ? 年頃らしくラーヴ、のお悩みとか?」
にやにや。悪戯めいた笑みを浮かべる少年。
- 733 :バルガス:2010/02/01(月) 22:00:07 ID:YBgEzZdU0
- >>731
「なるほど・・・」
壁と言うのは人か・・・
人から逃げていたのか。
少女も公園に向かって言ったようだ。
「何処へ行く。追いかけられていたのなら当然、理由はあるだろう。」
少女を追い、問う。
- 734 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/01(月) 22:01:26 ID:43WwfO2c0
- >>732
「ラーヴ…?恋、ということですね。」
こういった表現が自分に投げかけられたことは初めてでほんの少し取り乱した。
「いえ、そのような上等なものではありません。内容は服についてですよ。」
蓋を開けてみれば本当に小さなもの。
この少年も呆れるだろう。
- 735 :くろいしょうねん:2010/02/01(月) 22:05:04 ID:cReunW3Y0
- >>734
「服? お洋服?」
はーなるほど、とでも言うように、目を丸くしてみる。
「可愛いお洋服があるけどお金が足りないよー、って感じ?
ううんやっぱりお年頃な悩みだね」
勝手に推測しては勝手に感想を述べる。
自己中少年であった。
- 736 :ミレイ:2010/02/01(月) 22:09:48 ID:Jhlo6zSQO
- >>733
「店先に置いてあった果物食べたら怒られたにゃ」
さも当然のように言うところ、悪気を感じていないのだろうか。
ふと勢い良く跳躍、身体能力は優れている方。
真紅の髪を風に靡かせながら、眼前の建物を飛び越えた先、そこは公園だった。
「……うむ、誰も付いてこにゃい」
周囲を見渡し、安堵している。
- 737 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/01(月) 22:15:07 ID:43WwfO2c0
- >>735
「私事で申し訳ないのですが…」
少し、話しにくそうに。
一瞬の間を開けた。
「春からどのような服を着れば良いのか思いつかないのです。」
この少女を一言で例えるのなら『清楚』
セミロングの黒髪に黒い瞳。
シミ一つない肌。
黒を基調としたセーラー服に長いスカート。
どことなくお嬢様ちっくな雰囲気を持っている。
- 738 :バルガス:2010/02/01(月) 22:21:57 ID:YBgEzZdU0
- >>736
「当然だ。生活には金が必要なんだ。当然、ものを食べるのにもな・・・」
なんだこの娘。何故物を盗って平然としている・・・
だが・・・
「その身体能力は見事だな・・・」
俺はその少女が跳躍する様を見て率直な感想を述べる。
- 739 :くろいしょうねん:2010/02/01(月) 22:22:41 ID:cReunW3Y0
- >>737
「ふむ」
まじまじ、少女の体を頭からつま先まで。見つめる。
「……制服にさあ、白いブラウスってないかな。
それにベージュとか軽い色のニットベスト合わせて、制服っぽいチェックのプリーツスカート合わせるとか。学生っぽい恰好したらそんなものか。
私服だったら……あー、うーん。薄い色、パステルカラーかなんかのワンピースとか……レギンス合わせたり……んー」
顎に手を当てて、脳内ファッションショーが開幕された。
「いずれにしろ、清楚な感じの格好しか思い浮かばないや。
ごめんね、わたしいつも黒ずくめだから」
- 740 :ディス/包帯少女 ◆My6NsjkSfM:2010/02/01(月) 22:28:38 ID:AnKNDkJE0
- 【雪が降りしきる中・・・ひとりの少女が公園付近を歩いている】
「あう〜?なんだかひとがいるみたいなの」
【気になったようで公園のほうへと足を運ばせた】
- 741 :ミレイ:2010/02/01(月) 22:28:50 ID:Jhlo6zSQO
- >>738
建物の屋上から、下の様子を眺めている。
街の住人達は、皆先回りしようと迂回していった。この少女は下に降りていないのに。
「にゃ、勝ちかにゃ」
いつのまにか勝負になっていた。
- 742 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/01(月) 22:32:44 ID:43WwfO2c0
- >>739
「白いブラウスならありますよ。」
入院していた時に着ていた。
しかしその他のファッション用語が全く分からなかった。
分厚い装丁の、『如何にも高そうな手帳』とペンを取り出し、先程挙がったファッション用語をメモする。
「…にっとべすと…?…れぎんす…?」
この少年が何を言っているのか理解できない。
ブラウスは分かった。プリーツスカートもスカートの親戚なのだろう。
「わたし…ですか?もしかして女の子なのですか?」
この少年の一人称。この位の男の子なら『俺』または『僕』だったりするのではないだろうか。
先程から疑問符ばかりだ。
- 743 :バルガス:2010/02/01(月) 22:36:41 ID:YBgEzZdU0
- >>741
「・・・・・・・・」
少女はもういない。
一人となった俺は公園に入っていく。
- 744 :くろいしょうねん:2010/02/01(月) 22:37:12 ID:cReunW3Y0
- >>740
「おや、どこかで見たことある包帯っ子」
包帯っ子がそんなにうぞうぞいてたまるか。
>>742
「んー、まあ服屋のお姉さんに見繕ってもらうのが一番だよね。
ただしあれもこれもって買わされちゃうから気をつけないとね」
恐るべし服屋のお姉さん。いろいろと実話が混ざっている。
「……やべ、いつものクセで一人称を……
んー、あー、えっと……女の子でもあり男の子でもあるよ、『わたし』は」
- 745 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/01(月) 22:43:57 ID:43WwfO2c0
- >>740
ここ数日良く会う清楚な少女、放送部員がいる。
相変わらず猫と戯れている。
>>744
「そう…なのですか?服屋さんとはどういった場所なのでしょうか…」
服屋さんに行ったことがない。
放送部員のイメージは湧かない。
「男の子で女の子…ですか?……不思議ですね。体が男性で人格が女性、でしょうか。」
少女は少し自信無さげにつぶやく。
- 746 :ディス/包帯少女 ◆My6NsjkSfM:2010/02/01(月) 22:55:33 ID:AnKNDkJE0
- >>743
「あう?だれかなの」
【興味を持ったらしく、包帯ぐるぐる巻きの少女はバルガスに眼を向ける】
>>744
「あう〜。こんばんわなの〜・・・」
【頭の上に雪が若干積もっている少女は微笑みながら近づいていく】
「えっと・・・おなまえなんだったかなの・・・」
【若干首をかしげながら言う】
>>745
「あう〜。ねこさんのひとなの〜こんばんわなの〜」
【へんな名前の覚え方をしている…】
- 747 :くろいしょうねん:2010/02/01(月) 22:56:00 ID:cReunW3Y0
- >>745
「……もしやショッピングしたことない、とか言っちゃうタイプ?」
うわあ、ホンモノのお嬢様? すごいねえ。
目をキラキラさせてみる。
「うーん。両性具有? といえば手っ取り早い?」
お嬢様にこんなこと言うのもなんかアレだよなあ、後ろめたい……
目を背けつつ言ってみた。
- 748 :くろいしょうねん:2010/02/01(月) 22:57:11 ID:cReunW3Y0
- //ハイハイリロミスリロミス……orz
>>746
「さあ。黒白金、この色取りから浮かぶヒトは、誰でしょう?」
匂いでわかるのかもしれない。
- 749 :バルガス:2010/02/01(月) 23:00:01 ID:YBgEzZdU0
- >>746
「俺に何か用か?」
少女に話しかける。
また少女か・・・しかも今度は包帯ぐるぐる巻きと来たか。
- 750 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/01(月) 23:02:18 ID:43WwfO2c0
- >>746>>747
「御機嫌よう。猫さんの人、ですか…。少し変わった呼び名ですね。」
微笑み、膝の上に座る猫を撫でると、胸の赤いリボンが揺れた。
「私は通称『放送部員』と呼ばれています。ですので、このように呼んでいただけると幸いです。」
微笑み、今更二人に自己紹介をした。
>>747
「いえ、ショッピングはしたことがあります。お夕飯の材料も雑誌も買いました。」
薄い胸を僅かに張る。
確かにスーパーと書店で買い物をしている。
「しかし、お店で服を買った経験はありません。今までずっと制服で過ごしてきたので、必要無かったのです。」
少し恥ずかしそうに俯いた。
- 751 :ミレイ:2010/02/01(月) 23:07:02 ID:Jhlo6zSQO
- 「にゃ」
屋上から飛び、公園に舞い降りる。
足がじーん、としたのか擦っている。
それから周囲を見渡し、怪しい? 人物が居ないことを確認すると、先程奪った果実を片手に、散歩を開始した。
- 752 :バルガス:2010/02/01(月) 23:11:30 ID:YBgEzZdU0
- >>751
「・・・・・・・」
あいつが食っているのは間違いなく盗品だが、まぁ良い・・・
- 753 :ディス/包帯少女 ◆My6NsjkSfM:2010/02/01(月) 23:15:45 ID:BQ4LaNYoO
- >>748
「あうー....だれかなの」
【くんくんと少女は鼻を鳴らす】
>>749
「あうー。はじめましてだとおもってなのー」
【にしては親しげに少女は話しかけて来る】
>>750
「あうー....ちょっとながいなの」
【猫と放送委員を見て】
「じゃあ『いいん』でいいかなの?」
- 754 :バルガス:2010/02/01(月) 23:20:38 ID:YBgEzZdU0
- >>753
「フッ・・・はじめまして。俺はバルガス。お前は?」
- 755 :くろいしょうねん/某魔女:2010/02/01(月) 23:20:48 ID:cReunW3Y0
- >>750
「ああ、それはよくない。自分のお洋服選びを体験せずに思春期を終えるなんてもったいなさすぎ!
だれか仲のいい友達なんかと街をぶらぶら歩いてお買い物すべき!」
びしり、と人差し指を突き付けた。
>>753
「ああ残念、時間切れー。また会えたら、その時に答え合わせしよう?」
ぽん、とディスの頭に手を置いて、数回撫でまわす。
「さあて、と……ヴァイスちゃんがそろそろやきもち焼き始める時だ。
まったねー」
ぷんぷんと白い手を振って、少年は公園を後にする。
- 756 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/01(月) 23:23:36 ID:43WwfO2c0
- >>753
一瞬の間を置き、
「ええ、貴方が呼びやすいように呼んでいただければ結構です。宜しければ貴方のお名前をお聞かせ願いませんか?」
首を僅かに左に傾け、微笑んだ。
>>755
「仲の良い友達…。」
買い物に付き合ってくれそうな人、、、
真っ先に夜の顔が思い浮かんだ。
少し惚れ込みすぎているかも知れない。
「でしたら、今度会った時にお話してみましょう。御機嫌よう。」
少年/少女を見送り、猫と戯れる。
- 757 :ミレイ:2010/02/01(月) 23:25:33 ID:Jhlo6zSQO
- >>751
「?」
齧りながら、訝しげな表情で男性を見る。
齧っているときに時折見え隠れする牙は……
>>752
(´・ω・`)もーぐもーぐ
林檎を食べてます。
>>753
猫が一匹増えている。
とびきり大きな。
- 758 :ディス/包帯少女 ◆My6NsjkSfM:2010/02/01(月) 23:26:41 ID:AnKNDkJE0
- >>754
「あう〜『でぃす』がおなまえなの〜!よろしくなの!
『ばるがす』なの〜」
【微笑んでいった】
>>755
「あう〜。もしかして…あう?かえっちゃうなの?」
【少し残念そうに言う】
「あう〜。またねなの〜『うぃっち』?なの〜」
【手を振りながら言った】
>>756
「うん!よろしくねなの!」
【微笑みかけて言う】
「あう〜?『でぃす』なの〜!
おなまえは『でぃす』っていうなの〜」
【名前は?ときかれてこれまた微笑んで】
- 759 :名も無き異能都市住民:2010/02/01(月) 23:27:29 ID:Jhlo6zSQO
- // レス番がめちゃくちゃ……
それぞれ>>752>>753>>756です。
- 760 :バルガス:2010/02/01(月) 23:30:23 ID:YBgEzZdU0
- >>757
「・・・・・?」
少女は林檎を食っているが・・・
なんだ?彼女の口から牙のような物が見える。
>>758
「ディス・・・そうか。よろしく頼む。」
俺は軽く挨拶を返した。
- 761 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/01(月) 23:33:27 ID:43WwfO2c0
- >>757
「あら、大きな猫さんだこと」
ふふっと小さく笑い。
「この世には林檎を食べる猫さんもいるのですね。驚きました。」
さすが化け猫様だ。林檎でも関係ないぜ!
>>758
「ディスさんですね、分かりました。」
少女は立ち上がり、身支度を整える。
スカートの端を摘み、一礼。
「それでは皆様、御機嫌よう。」
夕食の材料と雑誌、鞄を持ち、帰宅の途に着いた。
- 762 :ディス/包帯少女 ◆My6NsjkSfM:2010/02/01(月) 23:39:36 ID:AnKNDkJE0
- >>760
「うん!よろしくなの!」
【軽く微笑んで言う】
「このまちにははじめてきたのかなの?」
>>761
「うん!よろしくなの〜!」
【にっこり笑って言うと】
「ごきげん・・・よ?あう〜!さよならなの〜!」
【手を振りながら言った】
- 763 :ミレイ:2010/02/01(月) 23:41:46 ID:Jhlo6zSQO
- >>761
「……にゃんか顔に付いてる?」
ひたすらがぶがぶ。
芯だけになった林檎は放物線を描きごみ箱へ。
>>762
「猫じゃにゃいもん、吸血鬼だもん」
しかし仕草、振る舞いは下位の下位互換、猫のそれ。
吸血鬼のイメージが崩れすぎている。
- 764 :バルガス:2010/02/01(月) 23:48:02 ID:YBgEzZdU0
- >>762
「そんなところだ・・・」
俺もいつからこの街にいるのかはわからん。
それに何故ここにいるのか・・・
- 765 :ディス/包帯少女 ◆My6NsjkSfM:2010/02/01(月) 23:51:46 ID:AnKNDkJE0
- >>763
「あう〜こんばんわなの〜『みれい』なの〜」
【ニコニコしながら呼ぶ】
>>764
「そっかなの…『でぃす』はこのまちのことあんまりしらないけど・・・」
【う〜ん…と少し考えた後】
「もっとしってるひといっぱいいるかもなの〜」
【随分と適当だ】
- 766 :ミレイ:2010/02/01(月) 23:55:24 ID:Jhlo6zSQO
- // 撤退します……すいません。
- 767 :バルガス:2010/02/01(月) 23:57:05 ID:YBgEzZdU0
- >>765
「広い街だ・・・見たことの無い施設があっても不自然じゃ無いだろう・・・」
- 768 :ディス/包帯少女 ◆My6NsjkSfM:2010/02/02(火) 00:01:21 ID:AnKNDkJE0
- >>766
//おうう、おっつかれ
>>767
「あうあう〜・・・そうなの〜。
ここってどこまでつづいてるのかわからなくなるなの〜」
【少し辺りを見回していった】
- 769 :バルガス:2010/02/02(火) 00:08:48 ID:YBgEzZdU0
- >>766
//乙でした。
>>798
「そうだな・・・だが広いだけ合って色々な施設がある。
探してみると特別に旨い料理を出す店や良い服を安く売る店がある。」
- 770 :ディス/包帯少女 ◆My6NsjkSfM:2010/02/02(火) 00:11:07 ID:AnKNDkJE0
- >>769
「うん、そうなの〜…
『でぃす』はあそこのがおいしいとおもうなの〜」
【近くにあったパン屋を指差した】
「おようふく〜…『でぃす』はどうやってかうのかわからないなの〜・・・・・・」
- 771 :バルガス:2010/02/02(火) 00:21:39 ID:YBgEzZdU0
- >>770
「そうか・・・気が向いたらそこで買い物をしてみるよ。」
俺はディスが指差したパン屋に目を向ける。
「服は店で買えば良い。買って後悔しないよう、試しにその店で着る事も出来る。」
- 772 :ディス/包帯少女 ◆My6NsjkSfM:2010/02/02(火) 00:23:02 ID:AnKNDkJE0
- >>771
「あう〜、それがいいの〜」
【にっこり笑っていった】
「そっかなの〜…うん、『ろざりあ』といっしょにおようふくかってみようかなの〜」
【少し楽しげに言った】
- 773 :バルガス:2010/02/02(火) 00:26:44 ID:YBgEzZdU0
- >>772
「それが良い。服の買い方がわからないなら、知ってる奴と一緒に行きそいつに聞くといい。」
- 774 :ディス/包帯少女 ◆My6NsjkSfM:2010/02/02(火) 00:29:54 ID:AnKNDkJE0
- >>773
「うん!わかったなの〜!
あう〜・・・なんだかいっぱいつもってきたの〜」
【辺りを見回すと雪がずんずん積もり始めていた】
「じゃあまたねなの〜!『でぃす』はおうちにかえるねなの〜!
またあおうねなの〜『ばるがす』なの〜!」
【笑顔でディスは其の場を去っていった】
- 775 :バルガス:2010/02/02(火) 00:32:27 ID:YBgEzZdU0
- >>774
「あぁ、また会おう。」
俺も公園から去ることにした。
- 776 :ゼオラ&ユリウス:2010/02/02(火) 21:13:12 ID:SJhJK2lw0
- 【異能都市の何処か】
【異能都市の何処か、例えるなら別世界】
【だが、ここは異能都市の一部。この都市は常に変化し、進化している】
【いつの間にか取り入れられたのか、もしくははじめから在ったのか】
【それがどうなのかは解らないが、ただ、この場所は存在している】
……。
【異能都市の何処か、例えるなら別世界】
【ただただ緑の地が広がる中に、屋敷がある】
【その屋敷の四階。女はただただ広がる緑に顔を向ける】
この地に、迷う者は在るか。
- 777 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/02/02(火) 21:18:55 ID:HnkBBDEo0
- >>776
「……ああ?」
緑の中に紅が一つ。
「まいったな……どこだよココ」
いつの間にか、変なところに迷い込んでしまった。
都市の構造は歪み続けており、迷うことにはなれている。
しかし、こんな場所に出たのは初めてだ。
「あー、どうしようかね。
帰るべきなんだろうが……どっちがどっちなのか検討もつかん」
ただ宛てもなく彷徨う。
- 778 :ゼオラ&ユリウス:2010/02/02(火) 21:23:11 ID:SJhJK2lw0
- >>777
【見ている】
【小高い丘の上は屋敷一つ。近くには何もない、ただ緑が広がる】
【屋敷は塀に囲まれ、その中では色とりどりの花が屋敷を囲む】
【見ている】
【四階建ての屋敷。その四階の窓から】
【眼隠し布を当てた、見えるはずの無い目が見ている】
- 779 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/02/02(火) 21:30:19 ID:HnkBBDEo0
- >>778
「……あー、やたら視線感じるなぁオイ」
丘の上の屋敷に目が移る。
「都市伝説や怪談的に考えて、ああいう建物はヤバいんだが……
……行ってみないと進展も何もなさそうだ」
緑を掻き分け、屋敷のドアの前に立つ。
そこで軽くノック。
「すみませーん。
誰かいますかー」
- 780 :ゼオラ&ユリウス:2010/02/02(火) 21:36:07 ID:SJhJK2lw0
- >>779
【屋敷の外壁は普通のレンガ造り。扉は木製】
【クロスがノックしてから直ぐ。反応は無い】
【クロスがノックしてから暫く。扉が音もなく開く】
【一階の天井は非常に高く、手を伸ばしても到底届きそうにない】
【真正面には豪華な装飾の施された大きな扉。その隣には階段】
【側面の壁には、絵が取り付けられている】
- 781 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/02/02(火) 21:39:15 ID:.6prKP66O
- >>779>>780
「ここは何処ですの!?」
【聞いた事のある騒がしい声】
「一体全体なんだってこんな不思議空間に!?」
【どうやら迷ってしまったようです】
- 782 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/02/02(火) 21:40:47 ID:HnkBBDEo0
- >>780
「……ち、んじゃ仕方ねぇな。
ちょっくらお邪魔しまっすよー」
戸惑うことなく足を踏み入れる。
「やれやれ、こりゃ誘われた、かな。
トラップ系の怪談だったら困ったモンだぜ」
しかし、やはり好奇心もある。
まずは正面にある豪華な装飾の扉に手をかけた。
- 783 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/02/02(火) 21:42:27 ID:HnkBBDEo0
- >>781
「……なんか騒がしい奴が来たなオイ」
自分も十分騒がしいが、それは置いておく。
「ここは何処だって? 俺も知りてぇよアウテリート」
- 784 :ゼオラ&ユリウス:2010/02/02(火) 21:48:38 ID:SJhJK2lw0
- >>781
【アウテリートが迷い込んだ場所】
【辺りには色とりどりの花が並び、屋敷に色を加える……裏庭】
>>782
【扉はそう重くもなく、音を立てて開く】
【ホール。そう呼ぶものが、屋敷の中心にあった】
【天井がさらに跳ね上がる。どうやら吹き抜けになっているらしい】
【一面にしかれた赤い絨毯細部には金色の装飾も多い】
【壁に取り付けられた無数の燭台が、次々と明かりを灯す】
- 785 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/02/02(火) 21:54:59 ID:.6prKP66O
- //どうやら迷い込んだ位置が違うようなのでそれに従います
>>783
「ウホッ!クロスさんじゃありませんの!?」
【優雅な仕草でクロスに駆け寄り】
「あらあら〜……迷子ですの?しょうがありませんわね……私が一緒に……って……どこにいますの!?」
>>784
「裏庭ですの!?むむむむ……」
【色とりどりの花を眺めながらため息を吐く】
「悩んでも仕方ありませんわね……まずは屋敷の中に入りますわよ!!」
【そう言ってズカズカと屋敷に突入】
- 786 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/02/02(火) 22:03:44 ID:HnkBBDEo0
- >>784
「吹き抜けか……こりゃ一気に上まで行けるな」
一番上の天井を見ながら呟く。
「視線も上から感じたし、どうやら上に誰かいるみたいだな。
普通ゲームなら一つのフロアごとに探索して鍵やらアイテムやら手に入れなきゃいけないんだが……
いいや、めんどくせぇ!!」
跳躍。
ロケットのように床から撃ち放たれ、クロスは上の階を目指す。
このまま邪魔させなければ、四階まで行けそうだ。
>>785
「ああ、すまん。声は聞こえるんだがなー。
俺は勝手に動いてるから、そっちも勝手にやっててくれ」
ザ・放任主義。
そんな言葉を残して、クロスは吹き抜けに向かって飛んでいってしまった。
- 787 :ゼオラ&ユリウス:2010/02/02(火) 22:09:08 ID:SJhJK2lw0
- >>785
【裏庭……無数の花に囲まれた広大な場所。その中央】
「……zzz」
【アウテリートの良く知る、少女の姿があった。ひときわ大きな花の上でお昼寝中の様子】
>>786
【ところがどっこい。吹き抜けは3階までだった】
【三階。上に昇る階段と……ボロボロの廊下】
【屋敷の入口やホールは整理されていた】
【どうやら、この3階だけが別の意味で特別だと考えた方がよさそうだ】
- 788 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/02/02(火) 22:14:03 ID:.6prKP66O
- >>786
「なんですってぇ!?こんなか弱いレディを放っておくなんて……罰があたりますわよ!!」
【そう言い返し、アウテリートも独自の調査を続けた】
>>787
「……あらあらまぁまぁ……」
【少女を観察しながら、耳元で】
「もしも〜し……起きないと食べてしまいますわよ〜……」
【そう囁き、耳に息を吹きかけた】
- 789 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/02/02(火) 22:14:31 ID:HnkBBDEo0
- >>787
「1、2、3……おごッ?!」
思いっきり天井に頭を強打。
なんとか3階の手すりに掴まり、落下を防ぐ。
「なんだよ、四階建てじゃねぇのかよここ……ん?」
ボロボロの絨毯の上に立ち、辺りを眺める。
「おいおい、なんだコリャ。
メイドがサボった結果がコレか?
ドジっ娘メイドだってここまで酷くはしないぜ」
汚いフロアを歩きはじめる。
「あそこに上に昇る階段ってことは、四階は吹き抜けじゃないのか。
物置か何かなのかね。だけどまぁ……ここはちと異様だな」
ともあれ、三階の探索を始めた。
- 790 :ゼオラ&ユリウス:2010/02/02(火) 22:20:57 ID:SJhJK2lw0
- >>788
「うぅ……む」
【耳に息を吹きかけられ、寝がえりをうって逃げようとした】
【ら、落ちた。花と同じく色取り取りの蝶が飛び去って行く……】
「折角いい気分で寝てたのにぃ……」
【目を擦りながら起きあがった】
>>789
【汚い。と言うよりは崩壊している。と言ったほうが近い】
【天井の角には蜘蛛の巣が張り巡らされ、床は歩くたびに音を立てる】
【ただ、それも一番奥に進むにつれて改善されて行く】
【変わりに、これ以上ないまでの闇が張り巡らされて行く……】
- 791 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/02/02(火) 22:23:01 ID:HnkBBDEo0
- >>790
「どんどん暗くなるな……さっきみたいに自動照明はないのかね」
しかし歩調を緩めることなくカツカツと足音を立てて進んでゆく。
- 792 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/02/02(火) 22:28:27 ID:.6prKP66O
- >>790
「ハロー?超絶美少女、アウテリートとは私の事ですわ……」
【白い服の少女は起きたばかりの少女に歩み寄る】
「ユリウス?私ですわ……ここはどこなんですの?」
- 793 :ゼオラ&ユリウス:2010/02/02(火) 22:32:37 ID:SJhJK2lw0
- >>791
【三階最奥。辺りは闇夜の様に】
【しかし、屋敷の廊下に取り付けられたただ一つの窓】
【それからは光が放たれており、時間はまだ日中であることがうかがえる】
【となると、可笑しいのはその最奥の部屋である】
【引き返すことも可能だが……】
>>792
「はいはいハローハロー」
【睡眠を邪魔されたせいか、不機嫌そうだ】
「ここ? ここはお屋敷だよ。都市からは、ずっと遠い場所」
【頬を膨らませながらも質問に答える】
- 794 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/02/02(火) 22:37:41 ID:.6prKP66O
- >>793
「なっ、そんなに怒らないでくださいませ!」
【ちょっとショックだったらしい】
「お屋敷……もしかして貴方のお家?」
【ここで寝ていたので当然思う疑問だ】
- 795 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/02/02(火) 22:42:02 ID:HnkBBDEo0
- >>793
「はいはいはいはいどんどんいこー!」
ニア進む。
「はいとうちゃーく!!」
最奥の部屋に到着。
ドアノブに手をかける。
- 796 :ゼオラ&ユリウス:2010/02/02(火) 22:47:25 ID:SJhJK2lw0
- >>794
「そんなところかな〜?」
【そう言うと、さっきベッド変わりにしていた巨大な花に座る】
「ねえ、なんでアウテリートはここに居るの?」
>>795
【最奥の部屋。そこでは、明らかに異質な光景が広がっていた】
【最奥の部屋の窓。外の景色は星空で埋まっていた】
【簡素なベッド。空の本棚。塵一つ無い床】
【生活感の感じられない部屋の中に、男が一人】
【黒い、重そうな鎧を付けた男が窓から見える星空を眺めている】
【この男。一切動いて無く、時偶に吹く風にマントが揺れるのみだった】
- 797 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/02/02(火) 22:50:36 ID:HnkBBDEo0
- >>796
「……なんだよ、コレ」
明らかに違う異世界に疑問を抱きつつも、クロスは一歩一歩部屋の中に足を踏み入れる。
「っておわっ!? やべ、人いた。
お邪魔してまーす」
慌てて挨拶。
しかし警戒心はバリバリに働いており、男からは一定の距離を保っている。
「ええと……ちょっといいか? 道を尋ねたいんだが」
- 798 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/02/02(火) 22:53:17 ID:.6prKP66O
- >>796
「……貴方……まさか中々のお嬢様!?……」
【花に座るユリウスを見て、本当に妖精みたいだなと思うのだった……】
「いやですわね?……去年ゼオラと盗撮した『お父様びしょ濡れ写真』を見てハァハァしていたらこんな場所に……執事もメイドもいなくて困ってましたのよ……」
- 799 :ゼオラ&ユリウス:2010/02/02(火) 22:57:37 ID:SJhJK2lw0
- >>797
【反応は無い】
【男は手足を動かさなければ開いた目を閉じようともしない】
【まるで造形物の様に、ただそこに在るだけだった】
>>798
「う〜ん……」
【首を僅かにかしげ、小難しそうな表情を向ける】
「へぇ、珍しい事もあるんだね」
【次に、ニッ。と笑って】
- 800 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/02/02(火) 23:03:36 ID:HnkBBDEo0
- >>799
「もしもーし? 起きてますかー?
あるいは生きてますかー?」
声をかけるが、反応がないのを見ると顎に手を当てて思案を始める。
「……ちょっと小突いてみるか」
金属召喚能力を行使。
掌に小さな弾丸を作り出すと、それを男に向かって軽くポイっと投げてみた。
- 801 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/02/02(火) 23:03:47 ID:.6prKP66O
- >>799
「ですわよ……まるでアリスにでもなった気分ですわ……」
【プンプンと可愛らしく怒り、ユリウスに問う】
「もしかして、何か異能が関係していたりしますの?」
- 802 :ゼオラ&ユリウス:2010/02/02(火) 23:08:38 ID:SJhJK2lw0
- >>800
【やはり、反応は無い】
【男の頬にぶつかると、金属音が響くのみで床に落ちた】
>>801
「いや、そう言うわけじゃないんだけどね?」
「ここは別世界。何処ともつながらない場所。だったんだ」
【少女は両手を空に向かって付きだし、背を伸ばす】
「なのに、何故かねぇ……」
【ポフッ。と音を立てて巨大な花に寝っ転がってしまった】
- 803 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/02/02(火) 23:11:23 ID:HnkBBDEo0
- >>802
「……おいおい、なんだよこりゃ」
流石に怪しくなってきたのか、クロスは男へと歩み寄る。
「流石にここまで反応無しだと死んでるんじゃねぇか?」
男の真後ろまで来て、鎧をぺしぺしと叩き始めた。
「つーかそもそも誰よコレ?
なんなの? 屋敷の主?
ここの世界を具現化した張本人か?」
いろいろと疑問が沸いてくる。
- 804 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/02/02(火) 23:15:24 ID:.6prKP66O
- >>802
「あらあら、ならば私は招かざる客……と言う訳ですわね……」
【アウテリートもユリウスの隣に寝転がる】
「何処にも繋がらない……あら?じゃあ貴方はどうやってここに?」
【当然の疑問をユリウスに問い掛ける、何処にも繋がらないならばまず、自分達も、ユリウスがいるのもおかしい】
- 805 :ゼオラ&ユリウス:2010/02/02(火) 23:23:22 ID:SJhJK2lw0
- >>803
【鎧は硬い。クロスの見た事もない素材でできている】
【男の時間だけが止まっているようにな、そんな感覚】
【だが、時間は流れている】
>>804
「なのに、何故か繋がっちゃったんだよ」
【空は青い。赤い竜が二人の視界に入り、出て行く】
「まあ、私達は自由に移動できるんだけどね。他の人はそうもいかない訳」
- 806 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/02/02(火) 23:25:48 ID:HnkBBDEo0
- >>805
「……もー、なんなんだよコイツ。
カンペキ俺のこと無視ですよー」
ちぇー、と悪態をつきつつも、部屋のドアへと向かう。
「収穫ナシ、か。
もっと別の部屋に行くかな。
とにかく、早くこの世界から出なければ。
腹が減ってきた」
- 807 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/02/02(火) 23:30:29 ID:.6prKP66O
- >>805
「原因不明……ですわね……」
【青い空、赤い竜……都市ではまったく見られない光景……それをぼーっと眺めてアウテリートはポツリと呟く】
「なんでなんでしょうね……なら私は早く立ち去らないといけない感じかしら?」
- 808 :ゼオラ&ユリウス:2010/02/02(火) 23:33:03 ID:SJhJK2lw0
- >>806
【クロスが何をしようとも、男は反応せず】
【ただ、時空から切り離されたように、動かなかった】
【この階には崩壊した部屋が数部屋あるのみ】
【あとは上に登る階段……】
>>807
「いや、いいんじゃ無い? 上弦は何時もいるよ? 今はいないみたいだけど……」
【ポケーっと空を眺めながらそう口に出す】
「そろそろ、お姉ちゃんのところに帰ろうかなー……」
【背後にある屋敷に視線を向けて】
- 809 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/02/02(火) 23:38:38 ID:HnkBBDEo0
- >>808
「もー意味わからんち(´・ω・`)
他の部屋もボロボロだし、そろそろ上行くかなー」
絨毯を踏みしめフロアをすすみ、階段の前に立つ。
「ここ探して何も無かったら……どーやって帰ろうかねぇ」
- 810 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/02/02(火) 23:40:25 ID:.6prKP66O
- >>808
「あらあら?お父様が?……そうでしたの……お父様がいつもいる屋敷ってここでしたのね……ゼオラや貴方がいつも一緒に?」
【バッと起き上がって質問……】
「あら?戻りますの?……なら私もゼオラに挨拶くらい……」
- 811 :ゼオラ&ユリウス:2010/02/02(火) 23:48:30 ID:SJhJK2lw0
- >>809
【4階。この部屋にも、上に上がる階段と大きな扉】
【始めに感じた視線の持ち主は、この扉の先だが……】
>>810
「うん。いつも一緒に居るよ!」
【同じく起きあがり】
「じゃあ、行くよ。落ちないよう掴まっててね?」
【そう言い終わった直後、二人が乗っていた花が動く】
【ユサユサと揺れ、揺れが収まると花の茎が伸び、四階の窓へと伸びていった】
「はーい、到着っ!」
【窓の中では、大きなベッドで気持ち良さそうに睡眠をとるツィーと椅子に座るゼオラの姿があった】
- 812 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/02/02(火) 23:49:57 ID:HnkBBDEo0
- >>811
「ダンダカダカダカドーン!!
とうちゃーく!! わるいごはいねがー!!」
臆することなく突撃。
一気に階段を駆け上がり、ドアを勢いよく押し開けた。
- 813 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/02/02(火) 23:53:01 ID:.6prKP66O
- >>811
「眠るのも!?最近はどんな感じで眠るんですの!?私最近見てなくて欲求ふま……ゲフンゲフンッ……」
【その間に花が動き出す、アウテリートの発言を中断する事が出来た】
「あ、あらあら……?」
【ツィーとゼオラを見ながらアウテリートは窓へと近づく】
- 814 :ゼオラ&ユリウス:2010/02/03(水) 00:01:14 ID:SJhJK2lw0
- >>812
……?
【四階の部屋。中には大きなベッドと椅子、テーブル。それにタンス】
【中に居る人は……四人。ゼオラとツィー。そしてアウテリートとユリウスが今、窓から入ってきた所だった】
>>813
「え、えっと……普通、じゃないかな? 多分」
【上弦の寝顔をいつも見ている訳じゃないので解らないらしい】
「お姉ちゃーん! 遊びに来たみたいだよ?」
【そう言いながらゼオラに走っていき、膝の上に座る】
- 815 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/02/03(水) 00:03:00 ID:HnkBBDEo0
- >>814
「……ああ?」
いきなりの集合に疑問顔。
「アウテリートはともかく……お前ら、こんなトコで何やってんの?」
- 816 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/02/03(水) 00:10:06 ID:.6prKP66O
- >>814
「あぁもう!誰か間近で見た人はいませんの!?」
【欲望に忠実なお嬢様なのだった】
「ハロー?ゼオラ!遊びに来ましたわよ?」
【アウテリートも近寄っていく】
「ってクロスさん?やっと合流出来ましたわね?」
- 817 :ゼオラ&ユリウス:2010/02/03(水) 00:11:52 ID:SJhJK2lw0
- >>815
「あ、クロスのお兄ちゃん! 久し振り!」
【ゼオラの膝の上から飛び降り、クロスへ駆け寄るユリウス】
……
【眼隠しを付けた視線の主もクロスへと顔を向ける】
>>816
こん、にち……は……
【アウテリートに対し、静かに笑う】
- 818 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/02/03(水) 00:17:19 ID:HnkBBDEo0
- >>816
「おーっす、生きてたか」
軽く手をあげる。
「窓から入ってくるとは、相変わらずのお転婆っぷりだな」
>>817
「お、おう久しぶり……と、いきなり質問いいか?」
しゃがんでユリウスと同じ高さまで目線を沈め、
そのまま口を開く。
「ここはどこだ?
あと、あの目隠ししてる奴は誰?
口元とかには見覚えがあるんだが……」
- 819 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/02/03(水) 00:19:39 ID:.6prKP66O
- >>817
「はい、こんにちはですわ!……でも、時間的にはこんばんはですわよ?」
【ゼオラの笑顔を嬉しそうに眺めてツィーの眠るベッドに座る】
「相変わらず可愛い寝顔ですこと……」
【ツンツンと起こさぬよう頬をつつく】
>>818
「オホホホホ!当たり前ですわ!昔はよく窓からお父様の寝室に……」
【普通に入ればいいのに、窓から入っちゃうのは下心があるからなのでした】
- 820 :ゼオラ&ユリウス:2010/02/03(水) 00:22:26 ID:SJhJK2lw0
- >>818
「えっとね、あれは私のお姉ちゃんだよ」
【口角をあげて笑い】
>>819
…そう、だね
「うににぅ……」
【頬を突かれ、寝がえりを打つ】
- 821 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/02/03(水) 00:26:08 ID:HnkBBDEo0
- >>819
「わかった、帰ったら警察に行こう、な?」
妙に優しく言っているのが逆に痛々しい。
>>820
「…………ゼオラ……ですか?」
ちょっと絶句。
「なんであんなSMプr……目隠しなんかしてんだよ。
っつーかここ何処だよ!
俺、帰りたいんですけどォオオオオオオオオオ!!」
ついに絶叫。
「なにこの不思議ワールド!
昼だったり夜だったりするし!
さっきなんて反応ゼロの石みたいに固まったまんまのオッサンいたし!!
綺麗だったりボロボロだったり綺麗だったり……
……意味わかんねぇえええええええぇぇぇ……ぇぇぇ……(´・ω・`)」
- 822 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/02/03(水) 00:29:42 ID:.6prKP66O
- >>820
「ゼオラゼオラ!お父様の寝顔はどうなんですの!?毎日ここにいるのでしょう!?」
【ゼオラなら知っているだろうと尋ねるファザコン娘】
「ふにゃ〜……なんと言うか……この子を見てるとヨダレが……じゅるり……」
【ツィーが本当に可愛いらしいです】
>>821
「むきぃぃぃ!私は犯罪者のじゃありませんわよ!……ほんのちょっぴり、お父様をお慕い申している健気な美少女ですわ!!」
【バーンッと決めポーズ】
- 823 :ゼオラ&ユリウス:2010/02/03(水) 00:37:23 ID:7hcwnxwgO
- >>821
「そそっ、私のお姉ちゃんなんだよ?」
【クロスの下を離れ、またゼオラの膝上に】
ここは、時空、が……ゆが、んだ……場所。
間違い……で、つなが……った。
【独特の口調が斜め上にパワーアップしたのは仕様です】
「あのねあのね、お姉ちゃんは光の下だと目が痛いから目隠ししてるんだよ?」
【さらに一緒に喋っちゃうから聞き取り難いことこの上無い】
今、直ぐ……帰れ、る、よ。
【黒いドレスの女は立ち上がり、視線を向ける】
>>822
今は、いな……い
【首を横に振って】
「……zzz」
【つつかれなくなったからか、スヤスヤと眠り始めた】
- 824 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/02/03(水) 00:41:35 ID:HnkBBDEo0
- >>822
「そういう純粋すぎる気持ちが犯罪という悲しみの連鎖を産むのだよ……
……わかった、警察じゃねぇ。
病院、行こうか☆」
純粋な苦笑いでクロスは微笑んだ。
>>823
「ここも……歪み……なのか?
って、うるさいユリウスうるさい。
あとゼオラはもっとハッキリ……いや、うん、もういいや」
なんとか話は聞き取れたようで、クロスは窓の外の景色を眺める。
「今すぐ帰れるって……ちゃんと帰れるのか? あの街に?」
- 825 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/02/03(水) 00:44:08 ID:.6prKP66O
- >>823
「そうなんですってね?……全く、何をしていますのやら……じゃなくて……今じゃなくて良いのですわ!
今まで見たことあるんでしょ?どんなだったか教えて下さいませ!」
【眼を輝かせるファザコン娘、その間もツィーをナデナデ】
>>824
「巻き髪ウィップ!!」
【ビヨーンッと巻き髪が伸びてクロスにアタック、ビシッビシッバシッ】
「私をなんだと思ってますの!?」
- 826 :ゼオラ&ユリウス:2010/02/03(水) 00:51:20 ID:7hcwnxwgO
- >>824
歪み……とは、また、違う…。
こ、こは……何処、とも…繋がっ……て、無い世界……だった。
この子、だけの、世界……だった。
【クロスの横に位置するベッドで眠るツィーを指差し】
繋が……った、以上…ここ、も…都市、の、一部。
帰る、のは……簡単……。
>>825
普通……たまに、笑っ……てる…。
【思い出すかの様に】
【ツィーの表情が、少し明るくなる】
- 827 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/02/03(水) 00:54:40 ID:HnkBBDEo0
- >>825
「おぐふッ!?
いや、ただの変態ファザコン犯罪者だと……」
ダメージを食らっても尚言い続けるこの図太さ。
>>826
「ほう、そりゃ面白い。
きっと世界がリンクしちまったんだな」
ニヤリとクロスが笑う。
「こりゃ……面白い事例だ。
多重世界論の実証にも使えるかもしれん。
リンクした経緯についてもさらに調べたい、が」
窓の外。
真っ青な空を眺めてクロスは言う。
「今日は帰らせてもらおうか。
俺はどっちに進めばいい?」
- 828 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/02/03(水) 01:07:49 ID:.6prKP66O
- >>826
「寝ながら笑うなんて……お父様!素晴らし過ぎますわ!!ゼオラ!今度写真ですわ!!いやいや、一緒に襲いましょ!?」
【とんでもない提案を普通に出してきた、まさかツィーもこの優しく頭を撫でる人物がこんな事を言ってるなんて夢にも思わないだろう】
>>827
「あ、貴方って人はぁぁぁぁぁ!!……ふんっ!もう知りませんわ!結婚式のライスシャワーに炊きたてご飯投げてやりますわ!!」
【地味に嫌な攻撃である】
- 829 :ゼオラ&ユリウス:2010/02/03(水) 01:16:29 ID:7hcwnxwgO
- >>827
こう……する。
【ゼオラの足下から、闇が広がる】
【床をだんだんと闇に染めていき、クロスの足下までかかるようになって……】
【気づいた時には、頭に強く思っていた所に居る事だろう】
また……。
>>828
う、ん……考え…とく。
【非常に曖昧な返事】
アウテリートも……今日、は……。
【床一面が闇に染まる】
【無論、アウテリートもその中に飲み込まれて行った……】
また、会える……。
【二人が消えた後、再び外の景色を眺め始めた】
【微かに、その表情は嬉しそうだった】
//お二人さん、ありがとうございました!
//寝落ちが怖かったので中途半端になってしまいました……
//あとは、各々好きな場所に戻ってOKです
- 830 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2010/02/03(水) 01:20:56 ID:HnkBBDEo0
- >>828
「ちょwwwやめろwwwwww俺の燕尾服台無しwwwwwww」
きゃーきゃー笑っている。
そんなに深刻に嫌がっているわけでは無さそうだ。
>>829
「え、ちょっと待って。
何して……うおお!?」
闇の中にクロスは引きずり込まれ、
「あああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ……ぁぁぁ… ぁ ぁぁ ……」
そのまま消えていってしまった。
//みんな乙〜
- 831 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2010/02/03(水) 01:33:46 ID:.6prKP66O
- >>829
「絶対ですわよ!?あと、指輪を大切になさってくださいね!?」
【闇に飲まれながらアウテリートはウィンクをした】
「またですわ!」
【そして、手を振り……消える】
「キャッ!」
『げふぅ!?』
【アウテリートが飛ばされたのは執事やメイド達の上、執事やメイドがクッションになってくれたようだ】
「……さぁ!帰りますわよ!!」
【執事とメイドを立ち上がらせ、アウテリートは帰っていった】
//お二人ともありがとうです!!
//乙でした!
- 832 :ミレイ:2010/02/03(水) 21:11:12 ID:Jhlo6zSQO
- 「……」
釣りをしている様子であることはよく分かる。
ここに至る過程などとうてい語り尽くせない。しかし彼女は釣りをしている。
彼女は魚が好きだ。初めて食べたときから、そのさっぱりした味が気に入ったようだ。
こうしていれば食べられる。そう願いながら浮きを見ていた。
- 833 :甲/ヒバンババンバンバン:2010/02/03(水) 21:16:11 ID:KE2UskXwO
- 急遽非番である
「…」
ヒマである
「…」
だが急な休暇に予定は上手く組めるものでもなく
「…」
一日が…無意に過ぎる…
- 834 :ミレイ:2010/02/03(水) 21:24:51 ID:Jhlo6zSQO
- >>833
「わくわく」
釣りをしている者、数時間その体勢のまま存在する少女がいる訳だ。
いろはがわかっていないことが残念で、糸の先に針は付いていない。
ゆえに魚は待ってもこないのであった。
- 835 :甲/寒い夜だから:2010/02/03(水) 21:29:38 ID:d26lZkA.0
- >>834
「釣れますか?」
何の気無しに尋ねてみる
釣り場ではポピュラーな挨拶
夜釣りに興じる人影は他には見えず
とりあえず楽しそうな様子に目を引かれ、近付いた
- 836 :ミレイ:2010/02/03(水) 21:35:54 ID:Jhlo6zSQO
- >>835
「勝負はこれから」
魚は来ない。永遠に敗北し続ける戦い。
それでも希望を持ち続け、待っている。
- 837 :甲/ぶらり旅:2010/02/03(水) 21:41:45 ID:d26lZkA.0
- >>836
「…なるほど」
聞いちゃいけない類のお方だったか…と、思った
これ以上突っ込んで聞くのも野暮だなぁと考えた矢先
「ん?……あー…カフェに居た、誰かの友達」
眺めているうちにその人影が誰なのか解ってきて
「何?釣りすんの?」
顔見知りだった為、もう少しだけここに居ようと
隣にしゃがんで聞いてみた
- 838 :ミレイ:2010/02/03(水) 21:47:56 ID:Jhlo6zSQO
- >>837
「釣りはやらにゃい。けどおさかなたべたい」
空腹音が波の音に打ち消される。
食欲を満たすため釣りをする。かなり効率が悪い。
- 839 :甲/ぶらり旅:2010/02/03(水) 21:51:25 ID:d26lZkA.0
- >>838
「(レスポンスが淡白…相当集中してるって事か…)」
ぼんやりと横顔と浮きを交互に見ながら
波のリズムに合わせて、時計の針も進んで行く
「餌は?どんなん付けてんの?」
ちょいちょい、と一向に動く気配の無い浮きを指差して
- 840 :ミレイ:2010/02/03(水) 21:56:36 ID:Jhlo6zSQO
- >>839
「餌、にゃにそれ?」
餌はもとより、針すら付けていない。
他の釣り人の様子をみて考えたことは、魚は浮きを食べるものと考えているようだ。
- 841 :甲/ぶらり旅:2010/02/03(水) 22:00:57 ID:d26lZkA.0
- >>840
……なるほど、状況は理解できた
文字通り無意味な時間経過だったわけだ
「……ホイっと」
竿っぽい棒を起こし、仕掛けっぽい浮き単体を引き上げる
良く見たら縫い糸じゃね?これ…
「いいか、友達Aよ…釣りっていうのはだ、引っ掛けるモノが無いと始まらん」
ふらふらと揺れる浮きを見ながら釣り講座が始まった
- 842 :ミレイ:2010/02/03(水) 22:11:11 ID:Jhlo6zSQO
- >>841
「友達Aじゃにゃい。私には、ミレイって名前があるよ」
抗議しながら自らが仕掛けた釣り道具一式を見据えて(´・ω・`)?←な顔になる。
- 843 :甲/ぶらり旅:2010/02/03(水) 22:14:41 ID:d26lZkA.0
- >>842
「……おお、そういや去り際に言ってたな、ワリワリ」
思い出したのか、ミレイミレイと二回唱えて
「じゃあミレイ」
糸の先を摘んでミレイの前に突き出す
「この今の状態で、魚はどうやって引っ掛かると思った?」
レッスン1
〜釣り道具について(初級編)〜
- 844 :ミレイ:2010/02/03(水) 22:20:01 ID:Jhlo6zSQO
- >>843
「にゃんで私は名乗ったのに、名乗ってくれにゃいのかにゃ?」
ずるいー、というが話をただ聞いてないだけである。
「魚がこのぷかぷかを食べてこっちにぴょーんって飛ぶん」
そんな理想的な釣り道具があればいいのだが。
- 845 :甲/ぶらり旅:2010/02/03(水) 22:30:26 ID:d26lZkA.0
- >>844
「…言ってなかったっけ?…あぁ、俺は甲ってんだ」
やばい、最近こういうの多くないか?
自分の年の経過を実感した瞬間であった
「残念ながらだ、このぷかぷかはそんなにウマイ物じゃねーんだ」
ぴん、と浮きを弾く
「だからここの先っぽに魚が食べたそうな物、そして」
糸の先っぽを見せる
「それをくっつける為に針をつける必要が有る」
- 846 :ミレイ:2010/02/03(水) 22:36:48 ID:Jhlo6zSQO
- >>845
「かぶ……名字がかぶ? 名前がと?」
釣り道具の講義を受け、分かってるか分かっていないのか、うんうん頷いている。
- 847 :甲/ぶらり旅:2010/02/03(水) 22:46:12 ID:d26lZkA.0
- >>846
苗字とか考えた事無かった
「…」
ので、黙るしかないのである
その質問にはお答えする事が出来ません
「で、だ」
気を取り直して
「美味しそうなエサに寄って来た魚が、それをくっつけてる針を一緒に食べたらどうなるか」
片手の指をフック状に…針を模して
もう一方の手の指をオッケーサインのリング状に…魚の口を模して
――カツッ
フックをリングに合わせて
「当然、引っ掛かる。そこを引っ張ってやりゃ…魚は陸にぴょん、と来るって寸法さ」
- 848 :ミレイ:2010/02/03(水) 22:53:56 ID:Jhlo6zSQO
- >>847
というわけで、糸に針を付けたところまでできた。
しかし魚が食べる、美味しい餌というものが分からない。
「りんごでいい?」
りんご(丸ごと一つ)に針を通し、餌とした。
- 849 :甲/ぶらり旅:2010/02/03(水) 22:58:02 ID:d26lZkA.0
- >>848
「お前が食いたいモンじゃねえ」
ズビシと脳天チョップ
「魚の口より遥かにでけーじゃねーか…もっと納まりの良い物だよ一口サイズ」
これくらいの、と指で示す
- 850 :ミレイ:2010/02/03(水) 23:08:08 ID:Jhlo6zSQO
- >>849
「具体的に何にゃの……」
チョップされたところをすりすりしながら問う。
これくらい、とそのサイズに合わせて火炎をつくり、どういう理論か分からないが、それを針につけた。
「美味しいかな?」
- 851 :甲/ぶらり旅:2010/02/03(水) 23:13:53 ID:d26lZkA.0
- >>850
「水に入れる前提忘れてるじゃねーか」
ふう、と火炎を吹き消す
大喜利してるんじゃねーぞ、と思い
「虫だよ虫、うねうねの」
正解を示す
「まー基本はこれだろうな…他にも色々あるけどとりあえず釣るなら虫がいい」
ぷすっと刺すのだよ、と教えて
「それで頑張ってみんさい」
時間が来たのか、立ち上がる
「いっぱい釣れたら分けてくれよな」
少し名残惜しそうにその場を立ち去った
- 852 :ミレイ:2010/02/03(水) 23:21:12 ID:Jhlo6zSQO
- >>851
「うーい、頑張ってみるにゃんね」
見送ったのち、うねうねの虫を探す。
取り敢えずそこら辺で拾った気持ち悪いキャタピラーに針をぐさり。体液が散っておおいに仰け反る。
「……こんなの、食べるなんて」
とりあえず海に投げ込んで、一晩中様子を見ていた。
- 853 :カノン=カペルマイスター/人型(男性):2010/02/05(金) 22:04:45 ID:xStYvijg0
- 異能都市、中央公園。
立ち入りを禁止されている芝生の一角に寝転がる。
静かだと、そう思い、
「……あ」
知人の結婚式であることを思い出した。
「結婚ねえ……」
呟いてみる。
……行かなくてもいいよなあ。
何せあいつ等のことだ、知り合いが呼んでなくても来てたりするに違いない。
……俺いなくても問題ないよな。
ならばgdgdするのみ。
結論付け、夜風を楽しむことにした。
- 854 :ウィッチ:2010/02/05(金) 22:11:48 ID:/jylL/E60
- 「非道い……わたしが聖なるモノ駄目なの知ってて教会で挙式してるんだ……
非道いよぉ……っ、わたしが何をしたって言うのよぉ……」
主に存在がウザい
さめざめと泣いている少女がのろのろ低空飛行。
- 855 :カノン=カペルマイスター/人型(男性):2010/02/05(金) 22:15:06 ID:xStYvijg0
- >>854
泣き声が聞こえた。
「……」
ちょっと考えて、
「……いや、普通は挙式は教会だろうjk」
- 856 :ウィッチ:2010/02/05(金) 22:17:08 ID:/jylL/E60
- >>855
「……」
そりゃそうだよねえ、と少しばかり考えて、
「……神聖じゃない教会ってどっかにないかなあ」
無茶苦茶言い始めた。
- 857 :カノン=カペルマイスター/人型(男性):2010/02/05(金) 22:21:41 ID:xStYvijg0
- >>856
なんだそりゃ、と思い、
「……まあ、教会だから神聖なんじゃねえかなあ……。
名付けの概念で大悪魔様のお宅☆とかに名前変更すればマガマガしくなるんじゃね?」
宗教に喧嘩を売ってるともとられかねない発言が飛び出した。
- 858 :ウィッチ:2010/02/05(金) 22:26:29 ID:/jylL/E60
- >>857
「あー……黒ミサ専用教会とかだったらわたしも入れるわ」
すすすーっと降下。
カノンの前に降り立った。
「で。あなた誰。結婚式行かないの?」
- 859 :カノン=カペルマイスター/人型(男性):2010/02/05(金) 22:32:07 ID:xStYvijg0
- >>858
「誰が式挙げるんだよそれ?!」
nknhtも気になります。
ともかくまあ、答えて、
「俺?俺はカノンだよカノン。
結婚式はどうせ俺行かなくても誰か行くだろうしなー」
後はまあレス速度とかアレな話題も含めて、
「夜を適度に楽しむってのもオツかね、と」
- 860 :ウィッチ:2010/02/05(金) 22:37:03 ID:/jylL/E60
- >>859
「わたしとエーデルちゃんに決まっている(キリッ」
両性×両性=?
何が生まれるんだろう。ていうかどっちが産むんだろう。
「カノン……あぁ、有名な泣きゲーね。はいはい。
ゆっくりしたいお年頃なのねーKanonは」
真琴かわいいよ真琴 大変失礼である
- 861 :カノン=カペルマイスター/人型(男性):2010/02/05(金) 22:47:42 ID:xStYvijg0
- >>860
「お前かよ!つーか誰だよエーデルお前の嫁か!?」
叫び、身を起こし一息。
どっちも産めばいいよと外道気味に思いつつ、
「うん、ああ、鳥の詩だっけ?違うか。
いやそのカノンじゃねえし!!後お年頃で反論できないのが悔しい!!」
2000歳越えは伊達ではない、かもしれない。
- 862 :ウィッチ:2010/02/05(金) 22:51:24 ID:/jylL/E60
- >>861
「わたし×エーデルちゃんは人生、かな(キリッ」
ゼロの使い魔の方がよっぽどエロゲ
「鳥の詩はAIRね。あれ実は未だにやって無いのよー……
アレかしら、年取ると若者が輝いて見える。的な?」
- 863 :カノン=カペルマイスター/人型(男性):2010/02/05(金) 23:00:58 ID:xStYvijg0
- >>862
「なにこいつこわい いやカッコい……いやいやいや」
素直すぎる意見だだ漏れであった。
「ああAirか把握した。
CLANNADってのもあるんだっけ?」
ええと、と考えた辺りで一言に一撃される。
「ちちちちちげーし俺まだ心はぴっちぴち(死語)だしししししし」
動揺しまくりだった。
- 864 :ウィッチ:2010/02/05(金) 23:05:20 ID:/jylL/E60
- >>863
「クラナドは正直狙いすぎて微妙。しかし風子はかわいかったわ」
何情報だ
「ぴちぴちのアラサウ(アラウンド・サウザント)?
いや、も少しイってるかなあ……?」
むー、と見詰めるその瞳は金色。
白と黒で構成された魔女の体から浮いているような強烈な色。
- 865 :カノン=カペルマイスター/人型(男性):2010/02/05(金) 23:16:49 ID:xStYvijg0
- >>864
「おっ、マジで?だんご大家族が好きでなあ…」
期待できそうです、まると付け足し、
「アラサウどころか通り越してるわい、2000越えた辺りから数えるの止めたわ」
鮮烈な金を銀の目が見返す。
数秒じっと見つめて、
「……そういやお前、名前は?確か聞いてないよな俺」
- 866 :ウィッチ:2010/02/05(金) 23:21:16 ID:/jylL/E60
- >>865
「なかよしだんご手を繋ぎ大きな丸い輪になるよ、ってか」
いらんMADばっか見たおかげで純粋に見ることができない
「日本の西暦超えてるか、そっかそっかぁ。
わたし? わたしは魔女。ウィッチ。それ以上でもそれ以下でもない。
ただの魔女で、魔女でしかない存在」
それがわたし。と一息に言う。
- 867 :カノン=カペルマイスター/人型(男性):2010/02/05(金) 23:42:19 ID:xStYvijg0
- >>866
「そこの盛り上がりが好きでなあ。
……っつかだんごの手ってどこよ?」
素朴な疑問。
「下手したら西暦を鼻で笑えるがな!
ふーん、ウィッチねえ…」
魔女か、と呟き立ち上がる。
「それならマガマガしいのが好きなのも納得いくか。
黒ミサ教会、あるといいねえ?」
ぱしぱし叩いて芝を落とし、歩き出す。
足取りは緩やかで、
「俺はそろそろ塒に帰るとすらあ。
じゃーなウィッチとやら、嫁と仲良くな」
そして音もなく去っていった。
- 868 :ウィッチ:2010/02/05(金) 23:45:27 ID:/jylL/E60
- >>867
「それ言っちゃアカン! アカンよ!」
「ばいばーい、うたをうたう人。
……いや、人じゃなさげだったな」
ふむ何の種族だろう、と少しだけ考えて。
次の瞬間には今日の夜食について考えながら、魔女も帰路に着く。
- 869 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/06(土) 21:42:31 ID:.6prKP66O
- 真っ暗だ……
とても怖い、夢のなかでは、なんでもない事が怖く感じる……
ほら、目の前の黒い手が……私の体を貫き
「……!?………ゆ、夢か……」
【悪夢にうなされ彼は眼を覚ます……昔も今も怖いものだけは苦手なのだ】
「はぁ……はぁ……全く、子供じゃあるまいし……」
【大量の汗を拭いながら、上弦はため息をはいた】
- 870 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/06(土) 21:59:55 ID:IbgE7xTA0
- 【病院】
定期検査を受けた。
血液診断の観点から見た体は相変わらず、弱いと思わせる。
全てが基準値を大きく下回っている。
医師の診断も終わり、ロビーで会計を待つ。
「体調は…変わらずですね。」
検査結果を見て、溜息が漏れた。
- 871 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/06(土) 22:05:22 ID:.6prKP66O
- >>870
【上弦は病室、その事は気付かない】
- 872 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/06(土) 22:14:48 ID:IbgE7xTA0
- >>871
風が、異前聞いたことがある声を運んだが、ここは夜の病院。
あの声は確か…。
「うぅ〜何だかすっきりしません…。誰かの声なんですが…」
少女は、姿勢を正し会計を待つ間、悶々としている。
- 873 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/06(土) 22:19:39 ID:.6prKP66O
- >>872
【病室内では】
「……怖くて眠れなくなってしまったぞ……いやいや、落ち着くんだ私!」
【物凄く自分に言い聞かせてる声が聞こえた】
- 874 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/06(土) 22:26:56 ID:IbgE7xTA0
- >>873
少女の決して聡明とは言えない頭脳は一人の人物を思い出させた。
そして、会計。
会計を済まし、お手洗いに行く振りをして階段を登る。
似た人ならこのまま帰ろう。
しかし、本人なら…。
「…夜の病院は…凄く…怖いです…。」
コツン、コツン、静かな病院に靴の音が響く。
- 875 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/06(土) 22:32:46 ID:.6prKP66O
- >>874
「……!?……な、なんだ!?」
【怖がりな彼は、病院に響く足音に怯える】
「いやいやいや……待て……落ち着くんだ私……クールに……そうだ、お見舞いの品であるバナナでも食べて落ち着くんだ……」
【バナナを果物籠から取出し、モグモグ】
- 876 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/06(土) 22:40:56 ID:IbgE7xTA0
- >>875
小さな呟きは反響し、上弦の耳にも入るだろう。
コツーン、コツーン、コツーン
「……本当に…」
「もう……少し……もう少し……」
音の合間に聞こえる声。
バナナを食べる間も、音と声は上弦の耳に届くだろうか。
「うっ…ふ…ふ…ふ…」
音が止んだ。
- 877 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/06(土) 22:45:32 ID:.6prKP66O
- >>876
「……!?……な、なんだこの声は……いや、はは……気のせい……だよな……?」
【少し震えてきている……バナナを頬張り、少しでも恐怖感を無くそうと……しかし、足音が止んだ……】
「……音が……止んだ……?」
- 878 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/06(土) 22:50:55 ID:IbgE7xTA0
- >>877
「………」
本人は過度の緊張で神経を使い、ただ疲れて一休み入れただけだ。
しかしここは夜の病院。
何が
出るか
分からな
…………い。
コツーン…、、、、、
カツーン……カツーン……、、、、
音が止む。
音は次第に上弦へ近づく。
「もう……少し……」
- 879 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/06(土) 22:54:59 ID:.6prKP66O
- >>878
「ま……まさかぁ……病院で亡くなった……霊!?」
【ガバッとベッドに潜り、縮こまり、震える……】
「う、うぅ……怖い……音が近づいてくる……うぅ……」
- 880 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/06(土) 23:00:13 ID:IbgE7xTA0
- >>879
カツーン……、
カツーン……、、
カツッ………、、、
「み……つ……た……」
本人はキョロキョロ。
看護師さんにバレないか冷や冷やものである。
そして…ノックをするかしないかで、本当に迷っていた。
- 881 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/06(土) 23:06:32 ID:.6prKP66O
- >>880
「う、うわぁぁぁ………!誰か……誰か助けて……ゼオラァ、レラァ、クロスさぁん、レッド、ヒビキィ、栄治郎さぁん、創……お嬢さぁん……ミア、アウテリートォ……ポポにリリ……誰かぁ……」
【ガタガタ震えて若干涙目だった】
- 882 :名も無き異能都市住民:2010/02/06(土) 23:07:12 ID:7hcwnxwgO
- >>880
何やってるんだい?
【病室前。何時から居たかは解らないが、少女の背後から声をかける】
僕も、その病室に用が有るんだ
【その声は、以前の黒猫】
- 883 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/06(土) 23:13:40 ID:IbgE7xTA0
- >>881
少女は意を決して、扉をノックした。
扉の奥の上弦が涙目だなんてことは知るはずも無い。
しかし、彼の友人であろう人物達を呼ぶ声は聞こえている。
「(怯えているのでしょうか…)」
この部屋から聞いたことがある声が聞こえる。
>>882
「御機嫌よう、ゼオラさん」
一応夜の病院である。声は落とした。
暗い廊下に無機質な壁。
黒い制服の姿を来た少女はわかりにくだろう。
それが人であった…なら。
相手は猫。例え真夜中でも彼女を見つけ出すのは容易だろう。
- 884 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/06(土) 23:16:34 ID:.6prKP66O
- >>882>>883
「うわぁぁぁ……ごめんなさいごめんなさい!!私は何もしませんから……お願いですから……うぅ……」
【ノックが響いて、とうとう泣いてしまった】
- 885 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/02/06(土) 23:18:05 ID:7hcwnxwgO
- >>883
おや、驚かないか
【床に視線を落とし、長い髭を撫でる姿はどこかつまらなそう】
- 886 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/06(土) 23:23:42 ID:IbgE7xTA0
- >>885
「目が慣れていましたし、そのオッドアイを見てすぐに分かってしまいましたよ。」
暗がりの中で微笑んでも分からンだろうに。
>>884
「…すいません…」
夜だもん。声抑えているよ。
- 887 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/06(土) 23:35:16 ID:.6prKP66O
- >>886
「うわぁぁぁぁあ!!??聞こえない!聞こえないぞ!!幻聴だ!誰かぁ!助けてぇ!!」
【ベッド内で凄く怖がる】
- 888 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/02/06(土) 23:37:20 ID:7hcwnxwgO
- >>884
あら……泣いちゃったよ
【扉の先を見るようにして、ため息を吐く】>>884
あら……泣いちゃったよ
【扉の先を見るようにしてため息を吐く】
>>886
そう、なら仕方ないね
【赤と黄色。少女に指摘された二色一対の瞳は扉に向けられ】
さ、て。僕は言った通り、この先に用が有る。
だけど、この格好じゃドアが開かなくてね。そこで、部員さんに開けて貰いたい
- 889 :名も無き異能都市住民:2010/02/06(土) 23:38:37 ID:7hcwnxwgO
- //二重になってる……!?
- 890 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/06(土) 23:44:38 ID:IbgE7xTA0
- >>888
「しかし…ノックをしても返事はありませんよ。如何なさいますか?」
少女は困り顔。
中の人物から返事は無い。
携帯電話を開き、ネームプレートを確認した。
「(はて…存じ上げない方ですね…)」
>>887
こんこん、とノックの音。
「…夜分遅くに失礼いたします…」
眠っているのかも知れない。
- 891 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/06(土) 23:49:03 ID:.6prKP66O
- >>888>>889
「もうやだ……誰か……」
【怖い夢、そして今現在の状況、上弦にとってはかなり酷な状況である】
【そしてついに声を聞く】
「うわぁぁぁぁ!!?ごめんなさいごめんなさい!!……うぅ……私が何をしたって言うんだ……」
【病室内から大きな、怯えた声が】
- 892 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/02/06(土) 23:53:23 ID:7hcwnxwgO
- >>890
そうかな? 返事がないなら、帰るしかないけど
【残念そうな様子は見られず、むしろ楽しげに】
この中にいるのは極度の怖がりでね?
多分、怯えて返事しないだけじゃないかな?
>>891
【そして、病室から聞こえた声にニヤリとした笑みを浮かべる】
ほらね。今から楽しみだよ。
【不幸の黒猫とは正にコイツの事である】
- 893 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/06(土) 23:59:24 ID:IbgE7xTA0
- >>891>>892
室内から怯えた声が聞こえた。
「……」
「ゼオラさん、もう一度伺います。如何なさいますか?」
未来視の力を持た無いのに、阿鼻叫喚の未来が見えた。
- 894 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/07(日) 00:01:47 ID:.6prKP66O
- >>892>>893
「誰かぁ……助けて……怖いのは……嫌だ……誰かぁ………」
【依然、震える上弦……ここまで怖がるのは異常であるが、上弦なら仕方がないのだ】
【見ると、鍵は開いているようだ】
- 895 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/02/07(日) 00:06:26 ID:7hcwnxwgO
- >>893>>894
【上弦の怯える声を聞いて楽しげに尻尾を揺らす】
【そんな彼女が止まるだろうか?】
【少女の問いかけに、黒猫はただ一言】
GOだ。
【と言った。満面の笑みで】
- 896 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/07(日) 00:08:38 ID:IbgE7xTA0
- >>894>>895
「うぅ…どうなっても知りませんよ…」
がらがら…
扉はレールを滑り、今開かれる。
放送部員は扉と共に動く為上弦から見えない。
扉が開いたら黒猫がいた。
意図せずしてホラーな現象となってしまった。
- 897 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/07(日) 00:14:08 ID:.6prKP66O
- >>895>>896
【扉が開いた……上弦の息が止まる……何時間経ったのか……いや、実際はほんの数秒、しかし上弦にはかなりの長い時間に感じた】
「………」
【脂汗を浮かべながら、上弦はやっとの事、ベッドから出て、開いた扉を見つめた、そこには黒猫……声がしたのに……足音がしたのに………】
「え、う………うわぁぁぁあぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁああぁ!!!?!!!??!!??!
く、来るな……来るなぁぁぁぁぁ!!?!」
【やはりこうなった】
- 898 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/02/07(日) 00:24:41 ID:7hcwnxwgO
- >>896>>897
【上弦の視線の先には黒猫】
【それも、只の黒猫ではない】
【片方の瞳は赤く、少し濁ってはいるが不思議にも透き通る】
【もう片方は黄色。今にも輝きだしそうで、宝石の様な黄色】
【さらには尻尾の先が、先のみ闇から浮き出た光の様に不自然に白く、揺れていた】
やあ、元気にしてるかな
【果てには喋り、四本の脚で警戒に歩きながら上弦のベッドへ】
【軽く後ろ脚を沈ませ、次の瞬間にはその反動で飛ぶ】
【黒猫は緩やかな放物線を描き、ベッドに着く】
やあ、元気にしてるかな
【そしてもう一度、口を開く】
- 899 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/07(日) 00:27:28 ID:IbgE7xTA0
- >>897>>898
『ここでネタばらし。それにしてもこの仕掛け人、実にノリノリである。』
だったらどれほど良かっただろうか。
ゼオラの後ろからひっそりと姿を現した放送部員。
上弦の驚きっぷりに申し訳なさそうにしている。
「…ご、御機嫌よう。」
笑みを作って見せた。
- 900 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/07(日) 00:34:05 ID:.6prKP66O
- >>898
「や、やめてくれ……私はまだ……く、来るな……来るな……来る……え?」
【かなり驚いていた顔が、普通にあっけに取られるが、再び、扉を見て表情が強ばる】
>>899
【その、申し訳なさそうな様子と、笑みがいけなかった……】
【上弦には、獲物をみつけ……ゆっくりと、笑みを浮かべながら迫り来る霊にしかみえなかったのだから……】
「で、出たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!?!!!??うわぁぁぁあぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぃぁあぁぁああぁ!!!?!!!??!!??」
【ベッドには潜れない、なぜなら既に猫が陣取っていたから……だから上弦は必死に後退る、恐怖に涙を浮かべながら】
- 901 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/02/07(日) 00:42:51 ID:7hcwnxwgO
- >>899>>900
【上弦の視線が放送部員へと向いた】
【それが、近づくチャンスだと判断したのだろう】
【黒猫はベッドを這うように進み、上弦の目の前へ】【さらに近づき、お互いの鼻が接触する距離にまでに】
上弦、僕は悲しいよ……
そんなに怖がってくれなくても良いじゃないか
【台詞とは逆に、その表情は楽しげな笑みで覆われたいた】
- 902 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/07(日) 00:45:37 ID:IbgE7xTA0
- >>900>>901
叫び声に驚いた。
「あqwせdrftgyふじこlp;」
言葉になっていない。
むしろ上弦の驚きに放送部員は思わず後退り。
そして…ゼオラと上弦が鼻先を突き合わせる頃…
顔を真赤にして、俯く。
「し、し、し失礼しました。」
走らないように、音を立てないようにひっそりとこの場を後にした。
この少女はキスでも夢を見れる。
- 903 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/07(日) 00:51:22 ID:.6prKP66O
- >>901>>902
【本来、猫は可愛いもの、いつもの上弦なら迷わず抱き締めていたはずだが】
「ひ……」
【今回は状況があまりに違う、怖い夢で眼が覚め、さらには扉を開けて霊が……】
【しかも、猫の眼とは意外と怖いもので……目の前に迫られるとさらに……しかも猫は笑っている……それがさらに恐怖を煽った】
「う、うわぁ……な、何故……何故………ひ、ひぃぃぃぃぃ…………!!!??」
【もはや声にならぬ叫び】
【幽霊と勘違いした少女が、去っていったのも気付かぬ程……
少女には上弦のパニクった声が聞こえた事だろう】
- 904 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/02/07(日) 01:08:47 ID:7hcwnxwgO
- >>902
【ふと、顔を逸らし少女の方へ】
……ん?
【見れば、少女が居ないでは無いか】
ん?
【そして、この状況】
いやいや、僕猫だから
大丈夫、だよ……ね?
>>903
ねぇ、上弦。どうおもう?
【首をかしげ、同意を取ろうとする黒猫。顔は近いまま】
……あ、ごめん
【一人冷静になり、離れる】
――ススス……
【窓際へ、滑るように逃げるように移動していく】
【窓際へ着くと、一目散に逃げ出した!】
- 905 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/07(日) 01:14:17 ID:.6prKP66O
- >>904
「………」
【放心状態のまま……上弦は動かない……】
「……はっ!?」
【しかし、正気を取り戻し、質問に答えた】
「だ、大丈夫だと……あ……」
【逃げていく黒猫を見ながら……上弦はため息をはいた……上弦・F・クラーリオ……今夜は眠れない】
- 906 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/07(日) 22:21:40 ID:.6prKP66O
- 【病室内、結局昨夜から一睡も出来なかった上弦は、眼の下にクマを作って、半放心状態で葡萄を摘んでいた】
「あ〜……甘いな……この葡萄……」
【昨夜の恐怖はかなりのダメージとなっているのでした】
- 907 :朝宮夜:2010/02/09(火) 21:53:47 ID:/k2gysHgO
- ――都市中央公園。
からから、からからと音が鳴る。夜の公園から――からからと。
しかしそれは怪談でも何でもなかった。
音の発生源は女子高生の押すショッピングカートである。
ショッピングカートには当然のように買い物カゴが置かれており、その中には大小様々な紙箱がどっさりだ。
公園の中。ショッピングカート。合わない事この上無い。
ショッピングカートをベンチに横付けし、それを押していた夜はベンチに座った。
「ふーっ……結構配れたかな?」
カゴの中を見ながら、バッグからココアの缶を取り出し、ぱきょっと音を立ててプルタブを開ける。
こく、と温かいココアを一口。ほう、と吐息が漏れる。
「あったかー……」
- 908 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/02/09(火) 22:00:45 ID:ZZttQ/EE0
- >>907
「あう、おなかいっぱいなの〜」
【中央公園の近くを歩いている少女】
【どこか満足げな表情である…】
- 909 :朝宮夜:2010/02/09(火) 22:05:21 ID:/k2gysHgO
- >>908
「あ、この間の……おぉーい!」
ぶんぶんと手を振りディスを呼ぶ。
そんな夜の傍らにはショッピングカートと買い物カゴ。
- 910 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/09(火) 22:08:09 ID:IbgE7xTA0
- >>907>>908
ブルルル……
公園脇の道路に車が止まった。
少女の愛車である“カブトムシ”だ。
ハザートを焚き、ウィンドウが降ろされる音。
「ディスさんに…もう一人…夜でしょうか。」
風が運ぶ声を聞けば、人が分かった。
つくづく便利な能力である。
- 911 :レラ=バニッシュ:2010/02/09(火) 22:08:51 ID:7hcwnxwgO
- ふむ、異常はないが……
【片腕の無い少女が器用にも自分の腕らしき物を足で挟み、左手にあるドライバーで弄っている】
- 912 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/02/09(火) 22:09:36 ID:ZZttQ/EE0
- >>909
「あう?」
【振り返って朝宮を見る】
「あう〜!こんばんわなの〜。
きょうはとっくんじゃないのかなの〜」
【そこまで言ったところで】
「…なにかなの?」
【呼ばれた理由について尋ねる】
- 913 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/02/09(火) 22:11:29 ID:ZZttQ/EE0
- >>910
「あう〜…」
【どうやらディスはまだ放送委員のことに気づいていないようだ
(クルマの出す臭いが原因かもしれない)】
>>911
「あう?こんばんわなの〜」
【レラに気づいて大きく手を振る】
「なにしてるのかなの?」
- 914 :朝宮夜:2010/02/09(火) 22:16:17 ID:/k2gysHgO
- >>910
「んー……あ、」
公園脇に止まった車に気付き、そちらを見れば、まるっこくてかわいい車。
「おぉーい! ……えっと」
(名前、秘密なんだよね。気軽に呼んじゃっていいのかな……?)
と思ったが、
「……ちょっときてー!」
とりあえずぶんぶか手を振り続ける。
>>911
「……あのう」
レラを見つけ、声をかける。
「いきなりですけどチョコ、食べません?」
>>913
「んー、ちょっと一休み、かな?」
そこでぽん、と手を叩く。
「お腹減ってない?」
- 915 :レラ=バニッシュ:2010/02/09(火) 22:25:28 ID:7hcwnxwgO
- >>910
【視線を向けるも、特に何とも思わなかった様で機械の調整を続ける】
>>913
ああ、ディスか
【顔をあげ、軽く微笑む】
今、この腕の調整をしているんだ
【そう言って視線を機械に戻す】
>>914
なんでだ?
【見てみれば、その機械は彼女の腕であった】
【黒く、機械であることが一切隠されてない義手】
- 916 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/09(火) 22:28:52 ID:IbgE7xTA0
- //レス番入れ替え
>>913
丁度その時、サイドブレーキが上げられる音がし、キーが捻られエンジン音が止んだ。
「みなさんお集まりのようですね。御機嫌よう。」
車の鍵を閉め、少女は公園へと足を踏み入れた。
>>914
「御機嫌よう、夜。お久しぶりです。」
振られた手に応えるように、少女は胸の辺りまで腕を上げ、手を振り返した。
>>915
ちらりとみた。
「………」
刺激的すぎる光景だ。
夜とディスの傍に近づいた少女の体はフラリと傾いた。
どうやら気絶…というより強すぎるショックを受けたようだ。
- 917 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/02/09(火) 22:33:06 ID:ZZttQ/EE0
- >>914
「あう〜、ひとやすみもだいじなの〜」
【うんうん、と頷く】
「おなかなの?…う〜ん…いっぱいたべたけど…
まだだいじょぶかなの?」
【お腹をさすって言う】
>>915
「あう〜。そうなの〜…
そのてって」
【興味深々に覗き込みながら】
「どんなことができるのかなの〜?」
>>916
「あう〜?こんばんわなの〜…『いいん』なの〜」
【クルマの音に気付いて振り返る】
「…あう〜。だいじょぶなの?」
【とつぜんふらりとしたのを心配する表情で見る】
- 918 :朝宮夜:2010/02/09(火) 22:36:09 ID:/k2gysHgO
- >>915
(んー、じろじろ見るのも良くないね)
「ほら、もうすぐバレンタインじゃない。
学校で料理部によく遊びに行ってるんだけど、友達に付き合ってたら」
ショッピングカートに手を差し向ける。
「こんなんなっちゃって。街の人に配ってたんだー」
あはは、と笑って言う。
>>916
「ん、久しぶりー! いきなりだけど……って、大丈夫!?」
挨拶を返した瞬間ふらついた友人に驚く。
驚きながらも、彼女が倒れても支えられるようにその背中へととっさに腕を伸ばした。
>>917
「……えーと、大丈夫かなの?」
(……どっちだろう……)
大丈夫なのか大丈夫じゃないのか分からず、軽く苦笑しながらうーん、と首を傾げる。
「大丈夫だったら、チョコレート食べない?」
- 919 :レラ=バニッシュ:2010/02/09(火) 22:44:51 ID:7hcwnxwgO
- >>916
……何だ?
【受けた視線に向けて顔を起こす】
【断面こそ見えないものの、まだ幼く見える少女の片腕がない。と言うのは特異な光景だろう】
>>917
この手か? 特に何ができるようには作ってないが、何かができない。と言うことは無いぞ?
【顔を伏せ、視線を機械に向けたままにして】
>>918
そうか……いや、いい
僕には時間が無いからな
さ、て。ここでは若干作りにくい……帰る
【そう言うと、立ち上がり何処かへ飛んでいってしまった】
- 920 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/09(火) 22:50:43 ID:IbgE7xTA0
- >>917>>918>>919
二人に対する返答は無かった。
放送部員は顔面蒼白でしっかりと意識が飛んでいましたとさ。
夜の腕に収まった放送部員の肢体(からだ)
その体は細く、白い。
- 921 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/02/09(火) 22:52:35 ID:ZZttQ/EE0
- >>918
「あう〜…だいじょぶなの!まだたべられるかなの〜」
【少し嬉しそうに言う】
「たべるなの〜!」
【にっこりしていった】
>>919
「そうなの〜…うん、ならいいの〜」
【何だかすっきりした感じの顔だ】
「あう〜。またねなの〜」
【そして手を振り見送った】
>>920
「あう〜!しっかりなの〜!」
【慌てて放送部員に駆け寄っていく】
「しっかりなの〜!」
【肩を軽くつかんで揺さぶる】
- 922 :朝宮夜:2010/02/09(火) 22:58:07 ID:/k2gysHgO
- >>919
「そっか。残念。……邪魔しちゃったかな、ごめんねー」
悪い事したかな、と思いながら見送った。
>>920
「ちょ、ちょっと……大丈夫? 薫? 薫ー?」
ぺしぺしと白い頬を叩きながら声をかける。
名前を呼んで良いのかと悩んでいたことも忘れていた。
「……気絶しただけ、だよね……? ……薫ー!」
>>921
「あ。えーと、そこの買い物カゴにたくさん入ってるから、好きなのを食べていーよ」
放送部員を抱き止めながら、ショッピングカートの上の買い物カゴを指さした。
- 923 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/09(火) 23:04:49 ID:IbgE7xTA0
- >>921>>922
「……ここは…?あら…夜にディスさんではありませんか。御機嫌よう。」
微笑み、口を開いた。
まるで意識を失う前の光景の巻き戻し。
言い方を変えれば一人キング・クリムゾン、或いは本能。
「なぜ私は夜に抱かれているのでしょう…」
夜の顔が近い。計らずして頬を赤く染めた。
- 924 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/02/09(火) 23:07:59 ID:ZZttQ/EE0
- >>922
「あう〜。いっぱいあるの〜?
わかったの!」
【笑いながら籠の中を覗き込む】
「だいじょぶかなの〜」
【ちらっと放送部員を見つめる】
>>923
「あう〜。きがついたなの〜」
【安心するように微笑んだ】
「あう〜…たおれたの、きゅうになの〜」
【心配する目で放送部員を指差して言う】
- 925 :朝宮夜:2010/02/09(火) 23:13:55 ID:/k2gysHgO
- >>923
「……もう。心配したよ」
ふ、と軽く息を吐くと同時、近い顔に羞恥心が沸き上がった。
「あ、あはは……覚えてない? えーと、薫ったらいきなり気を失って……
あ、と、とりあえず……立てる?」
まずはそこからだ、うん。なんていうか、この姿勢はちょっとあやしい――なんて考えて。
>>924
買い物カゴの中にはたくさんの紙箱が入っている。
「好きなの取っちゃっていいよー。
あ、おいしくないのが混じってたらごめんね?」
- 926 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/09(火) 23:21:36 ID:IbgE7xTA0
- >>924
話を聞く限り、私は倒れたようだ。
「そうですか。ご心配をお掛けしましたね、ディスさん。あら。」
買い物かごにたくさんの紙袋。
時期を考えれば…
「チョコレートですか?」
微笑みを浮かべた。
>>925
「どうも体調が優れないようですみません、夜。」
頷き、軽くフラつきながらも立ち上がる。
夜の腕もそうだが、なるべく早く離れた方が精神安定上良いだろう。
まだ少し頭がぼーっとするが、そのうち覚醒するだろう。
「気を失ったのですね。」
うーんと少し考える仕草。もしかして貧血?そんなはずは無い。
「おふたりともご迷惑をお掛けしました。」
姿勢を正し、小さくお辞儀した。
- 927 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/02/09(火) 23:29:23 ID:ZZttQ/EE0
- >>925
「あう〜!わかったの〜!」
【微笑んでどんどん紙箱をはがす】
「なにがあるのかなの〜!」
>>926
「あう〜、だいじょぶならいいなの〜」
【にっこり笑って言う】
「あう〜。そういってたの〜。
おかしがはいってるにおいなの〜!」
【これまた嬉しそうに言う】
- 928 :朝宮夜:2010/02/09(火) 23:32:09 ID:/k2gysHgO
- >>926
「んーん。気にしないで」
ふらつく薫が心配で、夜は彼女に向けて軽く手を伸ばしたまま笑って言う。
「それにしても軽いねー。ちょっと羨ましいかな」
いつものように人懐っこい笑みを浮かべ、ぽん、と手を叩く。
「そうそう。チョコレート有るんだけど、持ってかない?
料理部の友達が彼氏に美味しいの渡すんだ! って張り切っててねー。
私も付き合って作ってたら、あんなになっちゃって」
あはは……と困ったように笑いながら、紙箱の積まれたショッピングカートを指差す。
「こんな時間だから食べられないけど、もしよかったらいくつか持ってってくれないかな?
味は保証するよ」
>>927
ディスが開けた箱の中には、ごく一般的なトリュフチョコが入っていた。
「どんどん開けちゃっていいよー。こんな時間だけど……。
あ、帰ったら歯磨きしっかりね?」
- 929 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/09(火) 23:47:52 ID:IbgE7xTA0
- >>927
お菓子で何か思い出したのか、
「そういえば、もうすぐヴァレンタインですのでチョコを試作してみたんです。味見してくれませんか?」
鞄の中をゴソゴソ。
握り拳より一回り大きく、黒の紙に金で文字が書かれている箱を取り出し差し出す。
「男性にあげるものですので、ビターチョコにしてみました。」
>>928
「幼少の頃から食が細いからでしょうか、あまり太らないんですよ。」
苦笑。
夜の胸と自分の胸を見比べた。
肉付きが無い分、胸は貧相なものです。
「夜のお友達は健気なのですね。」
彼氏…聞くが分からない言葉だ。
どうやったら作れるのか。
「ふふっ夜の手作りチョコレートですね。味と見た目に期待しましょう。」
小さく微笑んだ。
ディスが満足できるだけ食べた後、いただこう。
放送部員も、握り拳より一回り大きく、黒の紙に金で文字が書かれている箱を取り出し差し出す。
「試作品ですが、宜しければどうぞ」
微笑みを浮かべて。
- 930 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/02/09(火) 23:51:59 ID:ZZttQ/EE0
- >>928
「あう〜!いただきますなの〜!」
【微笑んでポイポイトリュフチョコを口の中にほおりこんでいく】
「もぐもぐもぐ、あう〜!おいしなの〜!」
【笑っている】
>>929
「あう〜。おかしなの〜!」
【微笑んで手に取り、食べ始める】
「あう〜?…にがいの〜」
【少し顔をしかめる。そりゃビターチョコですから】
- 931 :朝宮夜:2010/02/10(水) 00:01:12 ID:/k2gysHgO
- >>929
「そうなの? いいなぁ……女の子! って感じ。
私結構食べちゃうタイプでさー……あはは」
夜はたくさん食べてたくさん動く。食の細いことに対して、ちょっとした憧れがあった。
「スッゴい張り切ってた。怪気炎あげてたよ。
う……そう言われると緊張しちゃうなー」
期待の二文字に苦笑しながら、差し出された箱を受けとる。
「わ、ありがとう! んー、シックで上品なラッピング。薫みたい」
まじまじと箱を見ながら、夜はむうと唸った。
食べるべきか、否か。
「と、とりあえず……あけていい?」
結論。――開けてから決めよう。
>>930
「あはっ、良かった良かった。まだまだ有るからどんどん食べちゃって」
笑いながら食べるディスに、頬が緩む。
「んん〜……作った甲斐があったかな」
- 932 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/10(水) 00:17:08 ID:IbgE7xTA0
- >>930
「試食した限りでは苦いですね。程よい甘みを出せたと思います。」
中身は小さな丸型で、ココアパウダーが振られている。
それが計5つ。
それぞれ、皆微妙に苦さを変えている。
>>931
「食が細いと健康診断で再検査になることもあるんですよ。ですので夜のように食べてみたいです。」
夜は少なくとも人並みに食べれるのだろう。
ディスは何処に収まるのか、というくらい食べる。
対して生来の体の弱さから並の半分すら食べられない自身の体質には困りものである。
「彼氏が出来ると皆、怪気炎をあげるのでしょうか。」
ふとした疑問。
街中でみるカップルはベタベタとくっついている。
そういうものなのか。
「いえ…そんなことはありませんよ。開けてから判断してください。ビターチョコですのでお口に合えば良いのですが…」
中身は小さな星型のチョコ。
表面にココアパウダーを振りかけている。
- 933 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/02/10(水) 00:22:20 ID:ZZttQ/EE0
- >>931
「あうあう〜!いっぱいあってうれしいなの〜!」
【言ってる間にもポイポイ口の中に放り込んでいく】
>>932
「もぐもぐ…あう〜、でもちょっとおいしいなの〜」
【微笑んで言う。悪気はないのだ。】
「いろんなのがあるなの〜?」
- 934 :朝宮夜:2010/02/10(水) 00:33:03 ID:/k2gysHgO
- >>932
「うーん……そうなると大変だねぇ。美味しいものもたくさん食べられないわけだし」
うむむ、と難しい顔。
「あはは、分かるよーな分かんないよーな。あ、じゃあ開けるね」
困ったように笑いながら箱を開け、表情を変える。
「わ、凄い。……食べちゃおう」
悩んだのは一瞬。結局食べる事にした。
一つ口にして、
「美味しい……! うーん大人な感じ。やっぱり薫みたいだよ」
うんうん、と頷きながら嬉しそうに食べる。
「ところで……さっき男の人にあげるものー、って言ってたけど……?」
チェシャ猫の笑みを浮かべて言う。女子校生の薫が誰にチョコレートをあげるのか。
「誰? 誰にあげるの?」
>>933
「あ、あんまり食べると鼻血出ちゃうかも……」
あまりの食べっぷりに驚き、たしなめてみる。
- 935 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/10(水) 00:43:00 ID:IbgE7xTA0
- >>933
「もちろんですよ。せっかくの手作りなのです。単一の味ではつまらないでしょう?」
といっても奇抜なものを入れないのが放送委員の(変な)真面目さ。
「苦さも味のアクセントの一つですよ。」
ディスの率直な感想と表情に思わず表情が綻ぶ。
小動物のように愛らしい。
>>934
「せっかく作って頂いた料理を残すのは料理人に申し訳なく思います…」
夜の難しい顔が伝染(うつ)ったかのように難しい顔。しかししかめているわけではない。
何かを考えるような表情だ。
そして、自分のチョコを開けた夜の表情を見て微笑む。
さっきから百面相だ。
「お口に合ったようで良かったです…。」
胸の前で手を合わせ、ほっとした表情。
大人っぽいと評されても自分自身の評価ではまだまだ子供。
自立した生活をしていないからだ。
「相手…ですか。お恥ずかしい話なのですが、父と兄達に渡そうと思っているのです。」
残念!放送部員に男の影などあるわけなかろう!
- 936 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/02/10(水) 00:48:03 ID:ZZttQ/EE0
- >>934
「あう〜?…
もぐもぐ、なんで」
【結構食べた後、ようやく口を開いた】
「たくさんたべるとそうなるの〜?
あぶないおかしなの〜」
【う〜ん…と、トリュフチョコを見る】
>>935
「あうあう〜!そうなのー!
ちがうあじでびっくりなの〜!」
【とても楽しそうである】
「…ふーん…にがいのもおいしいのかなの?」
- 937 :朝宮夜:2010/02/10(水) 01:00:21 ID:/k2gysHgO
- >>935
「うーん、そうだねぇ。……薫は優しいね」
良い友達を持ったなあ、と染々思う。
チョコレートの味と薫の言葉にうんうんと頷いた。
「ホント美味しいよー! ……って………………お父さんとお兄さんか……」
(うわー、私ってば、何想像してたんだろ……)
やられた! 深読みした結果がコレだよ!
赤くなった頬を白い手で軽く抑える。
「……ううん、恥ずかしくなんか無いよ。
……私も渡してみたいな。父様に」
ぽつん、と俯いて呟いた。
「…………あ、私、そろそろ帰らないと」
俯いた時に見えたのは、細い革のベルトの小振りな時計の示す時刻。
>>936
「そういうわけじゃないんだけど……食べ過ぎはダメだよ」
無邪気だなあ、と笑って応える。
「それに、私そろそろ帰らないと駄目だから……んー……欲しい分は取ってくれるかな?
君にあげちゃうから」
- 938 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/10(水) 01:06:26 ID:IbgE7xTA0
- >>936
「楽しんで頂けたようで何よりです。飽きが来ない味にしてみたかったのですが、今の腕前ではこれくらいですね。」
洋酒を入れればどうなっていたか…。
洋酒を入れなくて良かった。
「ディスさん、ずいぶんとお食べになったのですね。私の分も残しておいて下さいね?」
ディスが食べる光景を見ておきたかったが、自分の分が無くなってしまう前に確保してお家無ければならない。
微笑み、カゴから3つチョコを取った。
>>937
「…夜…?」
一瞬の表情と呟きで察した。
今度機を見て話てみよう。
出来れば夜の父に…
「私もそろそろ帰る時間です。夜、ドライブでも如何です?」
“カブトムシ”のキーを取り出す。
- 939 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/02/10(水) 01:09:49 ID:ZZttQ/EE0
- >>937
「あうあう〜。わかったの〜…
あとでたべるなの〜!…『ろざりあ』のぶんもなの〜」
【どこか楽しそうでもある】
「あう〜。もっともらうなの〜」
【いくつか箱を手に取る】
>>938
「あう〜。それじゃあもっとおいしくなるのかなの〜!
たのしみなの〜」
【とても嬉しそうだ。】
「あう〜…ごめんなさいなの〜…たべすぎたかなの〜」
【ちょっと申し訳なさそうである】
- 940 :朝宮夜:2010/02/10(水) 01:19:40 ID:/k2gysHgO
- >>938
「んー……ごめん。アレも有るし」
ショッピングカートを指差し、苦笑する。
「私のチョコレートはまた今度渡すから! ホントごめん! またね!」
申し訳なさそうに、何とか笑顔で言葉を紡ぎ、からからとショッピングカートを押して走り去った。
>>939
「ロザリー? とりあえず仲良く食べてね! それじゃ!」
やけに忙しなく走っていった。
- 941 :放送部員 ◆bw5wwVV3Ic:2010/02/10(水) 01:23:25 ID:IbgE7xTA0
- >>939
「ディスさんの表情を見れただけで、私も良い気分になります。ですのでお相子にしましょう。」
ひっそりとチョコ3つ確保していた。
少しずつ味わって食べることにしよう。
>>940
「ええ、御機嫌よう、夜。」
微笑みを浮かべ、去りゆく背中に胸の前で手を振る。
もう一方の空いた手ではチョコレートが入った紙袋を三つ確保していた。
「ではディスさん。私もこれで失礼いたしますね。御機嫌よう。」
ディスに手を振り、“カブトムシ”に乗り込むと、クラッチやギアを器用に扱い、帰っていった。
- 942 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/02/10(水) 01:27:15 ID:ZZttQ/EE0
- >>940
「あうあう〜!なかよくたべるの〜!
じゃあねなの〜!」
【微笑んで手を振り見送って行った】
>>941
「あう〜。わかったの〜!
またねなの〜!」
【こちらも手を振って見送った】
「もぐもぐ。あう〜。はやくかえらないとなの〜」
【慌ててディスはチョコを食べながら去って行った】
- 943 :フェンリル:2010/02/10(水) 22:10:46 ID:/jylL/E60
- 祝福の愛の花束をもらった。
もらったはいいのだが、望む相手は既に空を彩る星になっている。
「……すぴー」
そんなことを考えていてもしょうがないので、狼少女は公園の広場で寝ていた。
最初は星を眺めに来ていたはずなのだが。
- 944 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/02/10(水) 22:19:00 ID:ssjOqxsQ0
- >>943
「…………」
傍ら、フェンリルさんを女性が見下ろしていた。
眼光は鋭く、宛ら獲物を狙う獣のように。
「…………」
- 945 :フェンリル:2010/02/10(水) 22:22:34 ID:/jylL/E60
- >>944
「ぴぃー……ぐすぅー、ぐずっ――……すぴぃー」
時々呼吸が止まったりするが、すやすやとよく眠っている。
ごろんごろんと寝返りを打ちまくり、藍色の尻尾がぱたぱたと地面を打つ。
- 946 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/02/10(水) 22:29:34 ID:ssjOqxsQ0
- >>945
「尻尾……尻尾…………」
理性の箍は一目見たときにもう、外れた。
目を窄めてしっかりと標的を定め、飛びつく。
フェンリルさんに突如として衝撃が舞い落ちた。
- 947 :フェンリル:2010/02/10(水) 22:32:13 ID:/jylL/E60
- >>946
「ぷぁっ」
ぱちりと目を開けた。
感触。なにかの感触。
「て、敵襲れすか……ふひぃ」
寝ぼけ眼をごしごしこすりながら、あわあわと周りを見回す。
- 948 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/02/10(水) 22:35:35 ID:ZZttQ/EE0
- 【公園の中に入っていく包帯少女】
「くんくん…あしたはゆきかなの〜」
【どこか嬉しそうに空を見上げて鼻を鳴らしていた】
- 949 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/02/10(水) 22:46:25 ID:ssjOqxsQ0
- >>947
「もふ!もふもふ!」
全力でもふもふするメイドさんがいる。
「ふわふわー!!」
尻尾に抱きつき、地面をごろごろローリング。
女性に有るまじきはしたなさ、
服に草や土がつくことも外聞も、全て纏めてかなぐり捨てて、彼女はもふもふしていた。
>>948
街燈に照らされている彼女らの姿が見えるだろうか。
片や、メイド服を着た女性。
片や、寝転がったケモ耳少女。
とりあえずなんか、変。
- 950 :フェンリル:2010/02/10(水) 22:48:25 ID:/jylL/E60
- >>948
「あ、ディスちゃ……」
声をかけようとした。かけようとしたら、
>>949
「あqwせdrftgyふじこlp;@:「!!?」
これだよ!
少女にとって尻尾は『弱点』である。
「わ、わぅあー!! 痴女ッ!!」
とりあえず叫ぶ。あんまりだ。
- 951 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/02/10(水) 22:53:35 ID:ZZttQ/EE0
- >>949
「あうあう〜?
なにしてるのかなの」
【興味を持った少女は、二人の下に近づいていく】
「あう〜!『ねいで』なの〜!
なにしてるなの〜?」
>>950
「あう〜!おはよな…あう!?」
【急に大声で叫んだのにびっくりする】
「どどどうしたの〜!?あうあう」
【こっちも慌てだした】
- 952 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/02/10(水) 23:00:31 ID:ssjOqxsQ0
- >>950
「痴女じゃないですよ!!」
彼女は一度停止して、叫び返した。
きっ、とフェンリルさんの眼を見て真摯に語る。
「……こんな…………もふもふがあったら抱きつかないわけにいかないじゃないですか……!……」
両手で尻尾を抱き締める姿勢。
常識を弁えているつもりの彼女は、停止したまま返答を待った。
>>951
「え、へっ!?」
彼女にとって唐突に届いたディスさんの声に、あからさまにびくぅっと反応した。
ホワイトブリムの下、白金色を撒く髪を揺らしながら振り返る。
「…………えっと……」
返答に困る。
困り果てた顔でディスさんをじっと見たまま、彼女は黙ってしまった。
- 953 :フェンリル/わんわんお:2010/02/10(水) 23:06:02 ID:/jylL/E60
- >>951
「ディスちゃん逃げて! 痴女さんですよ!!」
その眼は悲しいくらいに真剣なのであった。
>>952
「寝込みを襲うなんて! わっふぁ、痴女に間違いありません!
そして放してください!!」
えいやっと声を上げてごろん、寝返りを打ってみようと試みる。
- 954 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/02/10(水) 23:10:24 ID:ZZttQ/EE0
- >>952
「あうあう〜?
なんだかふたりともへんなの〜」
【状況を飲み込めない…といった感じの表情をしている】
「どしたの〜?」
>>953
「あうあう〜?『ねいで』はわるいひとじゃないなの〜…
なにがあったの〜?」
【キョトン顔で言葉を続ける】
- 955 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/02/10(水) 23:20:20 ID:ssjOqxsQ0
- >>953
「わっ、!」
ごろごろと彼女は簡単に彼女は転がった。
「痴女じゃないです!」
ああ、“もふもふ<尻尾>”…………
離してしまい、遠ざかった尻尾に目を向けながら草の上に座る。
割座、俗に言う女の子座り。腿の上に手を置いた。
「……もふもふしたら……ダメですか…………?」
>>954
「どうもしてないですよ!」
フェンリルさんに向ける態度とは一転、誤魔化すようにわたわたと手を振る。
取ってつけたような笑いを浮かべていた。
「……」
なんか複雑そうな顔をしている。
- 956 :フェンリル/わんわんお:2010/02/10(水) 23:25:50 ID:/jylL/E60
- >>954
「寝込みを襲われましたよ!
ほら今もこうして、尻尾触ってます!」
わっふわっふと息を荒げてネイディを指さす。
>>955
「わぅ……あー」
なんだかこっちが悪いことしたみたいになってしまいました。
少し考えて、
「……尻尾は駄目です。が、耳ならよろしい」
髪の毛と同色の、藍色の毛でおおわれた耳をぴこぴこ。
- 957 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/02/10(水) 23:32:24 ID:ZZttQ/EE0
- >>955
「あう〜?そっかなの〜」
【そう言って二人を交互に見る】
「なんだかあったかそうだなの〜」
【楽しそうな表情である】
>>956
「あうあう〜…『ふぇんりる』はしっぽさわられるのいやなのかなの〜…」
【ディスは知らなかったらしく、驚きの表情である】
- 958 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/02/10(水) 23:45:25 ID:ssjOqxsQ0
- >>956
ぱあ、と顔が輝いた。
「は、はい!」
彼女はずりずり移動し、フェンリルさんの前に移動する。
では、と頭を下げ、手を耳に向けて手を伸ばした。
「…………なんで尻尾はダメなんですか?」
いざ神妙に。
豪く真面目な表情で耳に触れながら尋ねた。
>>957
「暖かいだけじゃなく、心地良いんです」
柔和な笑みを浮かべた彼女は、ケモ耳に手を伸ばしてる最中。
ふと、ディスさんの服装に目を向けて思う。
「……寒くないですか?」
- 959 :フェンリル/わんわんお:2010/02/10(水) 23:50:23 ID:/jylL/E60
- >>957
「そうなのです! むやみやたらに触ってはいけない!
さもなくば噛みますとも!」
がうがうあー。
狼らしさをアピール。
>>958
「性感帯だからです!」
「――なんて言えますかぁ!! 言えるものかぁあ!!」
一人ツッコミ。
- 960 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/02/10(水) 23:54:06 ID:ZZttQ/EE0
- >>958
「あう〜。そうなの〜」
【すこしうらやましそうである】
「あう?…えっとなの」
【ディスはいつも通りのシャツとズボンである】
「だいじょぶなの〜!へいきなの〜」
【確かに寒がっている風には見えない喜びようである】
>>959
「あうあう〜…せ?」
【幸いディスは子供なのでその辺のことはよくわからなかったようだ】
「う〜ん…むずかしいなの。いろいろあるのかなの〜?」
【困った顔である。知らないワードが出たせいかもしれない】
- 961 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/02/11(木) 00:03:00 ID:ssjOqxsQ0
- >>959
「性感……っ、」
顔を真っ赤にした彼女が耳を離す。
また手をわたわた振り出した。
「ごめんなさい!ごめんなさい!」
立ち上がって必死にぺこぺこ謝り始める。
>>960
「…………元気ですね」
子供は風の子、
きっとそうなんだろうな、と納得。
フェンリルさんの言葉を聞いた直後から、彼女は頭を下げ始めた。
その様子から、なにか感じ取れる。かもしれない。
- 962 :フェンリル/わんわんお:2010/02/11(木) 00:09:59 ID:/jylL/E60
- >>960
「んー? そうですよー。いろいろです」
自分で何を言ったのかを把握していないのである。そして、
>>961
「……わ」
固まる少女の時間。
口に出していたことに今更気付いた。
「――ぅああああああああああああああああ!!!」
顔を真紅に染め上げて、
物凄いスピードでその場から逃げだした。
- 963 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/02/11(木) 00:12:11 ID:ZZttQ/EE0
- >>961
「うん、もちろんげんきなの〜!」
【その場でくるくる回ったりして見せている】
「あう〜?…ごめんなさいなの?」
【どういうことかこっちまで頭を下げている…】
>>962
「あう〜…?」
【急に全力で逃げ去って行ったのを見て】
「どしたのかなの〜」
【心配しながら眼で追っていた】
- 964 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2010/02/11(木) 00:20:31 ID:ssjOqxsQ0
- >>962
「あっ!!」
気付いた頃にはもう、フェンリルさんの姿は見えなくなっていた。
呆然と彼女は消えた、と思しき方向に目を向けて項垂れる。
「…………――」
小さく、小さく。ごめんなさいと呟いた。
>>963
「…………はい。ごめんなさいです」
力なくディスさんに微笑みを向けた彼女もまた、歩き出す。
フェンリルさんと逆方向、というわけじゃないけれど、逃げるように。
- 965 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2010/02/11(木) 00:23:03 ID:ZZttQ/EE0
- >>964
「あうあう〜…そんなにあやまらなくてもいいなの〜!」
【謝るが】
「あう〜…またねなの〜」
【立ち去るのを見て手を振った】
- 966 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/14(日) 01:13:36 ID:.6prKP66O
- 【夜道を歩く全身白の男、手には籠を持ち、甘い匂いを漂わせていた】
「バレンタインか……普通チョコって女の子自らが作るよね?
なに?私の生徒達は何で私に作らせたの!?
しかも、朝までに届けろって……
いや、作るのは楽しかったけどさ……」
【上弦の特技、意外!それはお菓子作り!】
【と言う訳で上弦は今チョコを届けに行く最中なのだ!】
- 967 :ゆっくりさゆり:2010/02/14(日) 01:18:26 ID:rSRBD9/U0
- >>966
その上弦の目の前に立ちはだかるものがあった。
「ゆ っ く り し て い っ て ね ! ! !」
この所、たまに上弦の前に現れる
ゆっくりさゆり、であった。
しかし、今回は金髪ツインテールのゆっくりを連れている。
仲間だろうか……
- 968 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/14(日) 01:26:54 ID:.6prKP66O
- >>967
「ぬぉ!?びっくりしたぁ……君か……ん?今日はお友達を連れているね?」
【実は上弦はゆっくりを気に入っていた、可愛いから】
「いやぁ、しかし……中々知り合いにそっくりだね……君達は」
- 969 :ゆっくりさゆり:2010/02/14(日) 01:31:37 ID:rSRBD9/U0
- >>968
「ゆっ!」
『わたくしはゆっくりろざりぃですわ!
ゆっくりよろしくおねがいしますわ!』
2つのゆっくり生物はぴょんと跳ねると声を合わせて。
「ゆっくりばれんたいんおめでとう!」
どこからかちょこれーとがふってきた……
- 970 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/14(日) 01:37:07 ID:.6prKP66O
- >>969
「……やはり……一体どんな関係なんだろう……」
【一度敵対した吸血鬼を思い出しながら】
「よろしくね、ろざりぃ……」
【ぴょんぴょん跳ねるゆっくり達を見ながら和んでいたら急にチョコが降ってくる……しかし、反射的に手を伸ばしキャッチ!】
「これは……私に?」
【二人?二匹?を見る】
- 971 :ゆっくりさゆり:2010/02/14(日) 01:40:24 ID:rSRBD9/U0
- >>970
『「みんなでゆっくり食べてね!」』
ぴょいん、とまた二人で同時にジャンプして。
ゆっくりサイズならば分けて食べるほどの量なのだろうが
人間にとってはちょうど一人分ほど。
それでも二人はにこにこと笑みを浮かべている。
- 972 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/14(日) 01:44:48 ID:.6prKP66O
- >>971
「有難う!とっても嬉しいよ!
よーし、私もお返しにチョコレートあげちゃうぞ!」
【籠から取り出したのは綺麗なまさに女の子なラッピングのされたチョコレート】
「私特製だ……美味しいよ?」
【二匹の頭をナデナデ、ゆっくりの感触が気持ちいい】
- 973 :ゆっくりさゆり:2010/02/14(日) 01:50:44 ID:rSRBD9/U0
- >>972
「ゆっ!?」『ゆゆっ!?』
自分達がもらえるとは
思っていなかったのか、驚いたような声を出す2匹(?)
「『ありがとう!ゆっくりしないでもらうね!』」
2匹は文字通りゆっくりしないで
包み紙を開け、チョコレートにぱくついた!
「ゆっ!ゆっ!今日はありがとう!
でもわたしたちは行かなきゃならないところがあるよ!」
『そうでしたわ!ゆっくりしすぎましたわ!!!』
2匹は上弦にお礼を言うと、ゆっくりゆっくり跳ねて行く。
道行く人にチョコレートを降らせて回るのだろう。
// ごめんよ……眠いので寝るん…
- 974 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/14(日) 01:55:12 ID:.6prKP66O
- >>973
「ん、そうか……チョコ、ありがとうね?」
【上弦は優しい眼差しで二匹?を見送る】
「最初見たときは驚いたけど、もしかしたらあの子達は幸せの妖精みたいな存在かもな……」
【柔らかな笑みを浮かべてチョコを食べる……それはとても甘かった】
「……今年は……あの子にも貰えるかな?」
- 975 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/14(日) 23:42:19 ID:.6prKP66O
- 「今日は2月14日バレンタインデー……しかしそれももう終わりだな………」
【夜道を屋敷に戻るために歩く白服の男……全身から甘い匂いを放っていた】
「バレンタインにチョコ作ってる私って何!?しかもあれだよ!?女子生徒が男子にあげるチョコ……え?何これ!?」
【雪を踏みしめながらトボトボ帰る……昨夜ゆっくりから頂いたチョコが唯一の救いである】
- 976 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/02/14(日) 23:48:02 ID:s.Ud7.4s0
- >>975
やっ、元気?
【不意に、男の目の前へと現れた女は篭を手に笑っていた】
- 977 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/14(日) 23:54:22 ID:.6prKP66O
- >>976
「やぁ、ゼオラ……なんだい?私を笑いに来たかい?」
【ショボーンのような顔をして上弦は笑う】
「はっ!?まさか君まで私にチョコを作れと!?」
- 978 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/02/14(日) 23:57:05 ID:s.Ud7.4s0
- >>977
んー……そうだね、お返しはそれで頼むよ
【そういって近づき】
はい、僕たちからのプレゼント
【篭ごと渡す】
- 979 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/15(月) 00:02:51 ID:.6prKP66O
- >>978
「や、やっぱり!?
自分のチョコくらい……って……え?」
【籠を受け取り呆然】
「“僕達”?“プレゼント”?」
【よくわかっていないようだった】
- 980 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/02/15(月) 00:10:22 ID:s.Ud7.4s0
- >>979
ま、中を見れば解るよ。早くして
【中には三つのチョコレートが入っている】
あの二人に作らせるのは苦労したんだからね?
- 981 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/15(月) 00:13:30 ID:.6prKP66O
- >>980
「え?苦労って……こ、これは……チョコレート!?」
【ゼオラと三つのチョコを見比べて】
「ま、まさか……本当に?……や、やったぁぁぁぁぁぁ!!!有難う!ゼオラぁ!!」
【籠を持ってはしゃぐ、まりで天にも昇る気持ちとはこの事である】
- 982 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/02/15(月) 00:22:00 ID:s.Ud7.4s0
- >>981
あー、はいはい静かに
まさしく、僕達の愛の篭ったチョコレートです。はい
【少し恥かしそうに頬を掻きながら】
- 983 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/15(月) 00:25:29 ID:.6prKP66O
- >>982
「ゼオラ達の……愛の……
い、生きてて良かったぁ〜……!!」
【もう、感動の涙まで流しております】
「有難うゼオラ!とっても嬉しいよ……食べてみても良いかな?」
【籠から一つ、チョコレートを取り出して】
- 984 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/02/15(月) 00:31:28 ID:s.Ud7.4s0
- >>983
い、今……?
少し恥かしいけど、仕方ないね
【丁寧に包装されたハート型のチョコ】
【箱の中に入ったデコレーションタップリのチョコ】
【工芸品レベルの完成度を誇る花形のチョコの三つが入っている】
- 985 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/15(月) 00:41:04 ID:.6prKP66O
- >>984
「ふふふ……若い頃を思い出してテンションが……いや、今日くらい良いよね……だってこんなに嬉しいんだから……」
【一人で何かを言うと……深呼吸をして……一言】
「すげぇぇ!?」
【率直な感想だった】
「じ、じゃあ……この可愛いデコレーションチョコを……」
【上弦は嬉しさのあまり笑顔が零れている、それは本当に少年のような】
- 986 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/02/15(月) 00:45:52 ID:s.Ud7.4s0
- >>985
凄いでしょ? あの子達の凄さには恐れ入ったよ……
【大体おなじ人間だが】
あ、それ僕の……い、いや、さっさと食べちゃって!
- 987 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/15(月) 00:52:09 ID:.6prKP66O
- >>986
「確かに……凄いよ、私のお菓子作りなんてまだまだ……うぅ……こんな立派なチョコを私の為に……
それで、このチョコは……
お?そうか、君のか……よかった……出来れば作ってくれた本人達の前で食べたかったんだよ……
じゃあ、頂きます」
【丁寧に箱を開け、チョコを口にする】
- 988 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/02/15(月) 00:55:22 ID:s.Ud7.4s0
- >>987
つ、作った本人の前で食べるって……
【甘いミルクチョコレートのようです】
ど、どうかな……?
- 989 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/15(月) 01:00:28 ID:.6prKP66O
- >>988
「そりゃそうさ……だって、そうでもしないと失礼さ……」
【チョコを一口……口の中で砕けて溶ける感触、そして甘味】
「……正直に言うよ?
私は色々お菓子を食べて来たけど……このチョコは……
かなり美味しい!!」
【とっても美味しそうにチョコを食べる】
- 990 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/02/15(月) 01:02:02 ID:s.Ud7.4s0
- >>989
や、やっぱりそう言われるのが解ってても嬉しいな……
【頬をかきながら顔を若干赤くする】
- 991 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/15(月) 01:08:17 ID:.6prKP66O
- >>990
「ん?顔が赤いぞ、ゼオラ?
照れるな照れるな!本当に美味しいんだからさ」
【チョコをモグモグ、嬉しさの結晶であるこのチョコレート、食物は食べると無くなるのが世の常である】
「くぅ……名残惜しい……」
- 992 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/02/15(月) 01:10:23 ID:s.Ud7.4s0
- >>991
うるさいな、僕だって好きでそうしてるんじゃないよっ!
【強がった表情をする】
ま、そういっても食べ物なんだしさ、仕方ないよ
- 993 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/15(月) 01:15:18 ID:.6prKP66O
- >>992
「ははは!今更遅い遅い……でも……」
【茶化すように笑い、急に黙る】
「本当に有難う、ゼオラ?」
【優しい微笑みを浮かべてゼオラを見つめる】
「……食べ物だから仕方ないか……いや、まだ二つもあるからね!
どっちがどっちを作ったのかわかるし……本人達の前で食べようか!」
- 994 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/02/15(月) 01:19:29 ID:s.Ud7.4s0
- >>993
う、うん。どういたしまして……
【微笑んで見つめ返す】
ん、まあ。上弦の好きにしたら?
- 995 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/15(月) 01:23:07 ID:.6prKP66O
- >>994
「……ははは!いつものゼオラの笑顔だね?可愛いぞ?」
【笑う上弦、ゼオラの頭を撫でる】
「あ、もしかして女の子って目の前で自分のチョコ食べられるの嫌だったりする?」
- 996 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/02/15(月) 01:29:50 ID:s.Ud7.4s0
- >>995
うるさいなぁ……
【照れ隠しか突っ撥ねる様な態度を取る】
僕はね。やっぱり、恥かしいじゃない……
- 997 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/15(月) 01:33:23 ID:.6prKP66O
- >>996
「お?今度はツンデレかい?
中々私の趣味を理解しているじゃないか」
【手を離し、また笑う】
「君が嫌なら……同じ存在のあの子達も嫌なのかな……なんか、ごめんね?」
【相手の気持ちを考えなかった事を謝る】
「それじゃ、後から感想を聞かせるとしようか」
- 998 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/02/15(月) 01:36:26 ID:s.Ud7.4s0
- >>997
違うよ……もう
【何処か面白くなさそうな表情に変わる】
あの子達と厳密には違うし、どうでもいいんじゃない?
ユリウスは面白がりそうだけどね。あ、気にしなくてもいいよ
- 999 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2010/02/15(月) 01:44:19 ID:.6prKP66O
- >>998
「あ、ほら笑って笑って?」
【変な顔をして笑わせてみる、若干腹が立つかもしれない】
「どうでもって言っちゃ駄目だよ?
大切な事なんだからね?
あ!?そうか、本人達に聞けばいいよね!」
- 1000 :ゼオラ=アドヴァルド:2010/02/15(月) 01:47:09 ID:s.Ud7.4s0
- >>999
あはは……楽しいよ、上弦
【全く笑ってない】
それが一番確実かもね
今日はこれで……それじゃ
【そういうと、上弦の視界からはいつの間にか居なくなっていた】
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