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日常α】異能……都市……?【六つ目】- 1 :名も無き異能都市住民:2009/10/25(日) 01:46:20 ID:g4lxCBLQ0
- ≪ルールとか≫
・基本age進行で
・コテもコテ無しもどんどん来い
・レスの最初に自分のいる場所を明記してくれるとやりやすいです
・イベントを起こしたい場合は空いているイベントスレをお使い下さい
・多人数へのレスは可能な限り纏めて行うようにしましょう
・無意味な連投・一行投稿はできるだけ控えるよう心がけてください
・戦闘可能ですが、長引く場合や大規模戦闘に発展した場合はイベントスレへ移動してください
・戦闘が起きた場合、戦闘に参加したくない人を無理に巻き込むことはやめましょう
・次スレは>>950を踏んだ人にお願いします
- 2 :名も無き異能都市住民:2009/10/25(日) 01:56:02 ID:g4lxCBLQ0
- 前スレ【日常α】――異能都市……ッ!【其の伍】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12841/1254135512/
- 3 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2009/10/25(日) 23:26:56 ID:.6prKP66O
- //>>1乙
前スレ>>1000
【ユリウスを連れてアトリエに向かう、そんなに離れてはいなかった様で……意外と早く着いた】
上弦:「ここだ……」
【上弦が呟くとドタドタと足音が聞こえる】
アウテリート:「お父様が帰って来たと聞いて走ってきましたわ!!」
ミア:「上弦が帰って来たと聞いてワープしてきました!!」
【スーパー風雲親子見参!】
- 4 :ユリウス:2009/10/25(日) 23:28:55 ID:SJhJK2lw0
- >>3
あ、こんばんわ……
【二人に挨拶】
【上弦のコートを掴んで背後から首だけを出すような形。上弦と密着しているぞ!】
- 5 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2009/10/25(日) 23:34:13 ID:.6prKP66O
- >>4
【ピシィッと何かにヒビの入る音が響き渡る……アウテリートの顔が某硝子の仮面のアレになっていた】
ミア:「あら、可愛い子ですね……こんばんは……」
【さすがはお母様!大人の余裕!】
アウテリート:「お、お父様は私のものなんですわよぉ!!」
【それに比べるとアウテリートの落ち着きの無さ……巻き髪がうねうねと動き回っています】
上弦:「……ユリウス……さぁ……」
【アトリエに招こうとする……】
- 6 :ユリウス:2009/10/25(日) 23:41:00 ID:SJhJK2lw0
- >>5
こ、こんばんは……
【アウテリートを気にしながら一礼】
……ひぃっ、怖い……
【アウテリートを気にしながら上弦について行く】
- 7 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2009/10/25(日) 23:45:24 ID:.6prKP66O
- >>6
アウテリート:「ふふふ……覚悟はよろしくって?……」
【指を鳴らしながら接近するが、ユリウスの状態に気付いた】
アウテリート:「貴方……ボロボロじゃありませんの……あぁあぁ、こんなに汚れて……来なさいな……お風呂ですわお風呂!」
【ズルズルとユリウスを引っ張っていきます】
ミア:「それで、上弦?あの子は?」
【優しい笑顔が上弦を射ぬくのだった】
- 8 :ユリウス:2009/10/25(日) 23:49:24 ID:SJhJK2lw0
- >>7
あ、あ……あれ?
【引っ張られている】
〜〜!
【上弦に助けを求めているようだが……】
- 9 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2009/10/25(日) 23:52:13 ID:.6prKP66O
- >>8
上弦:「ん……大丈夫だよ……アウテリート!優しくな!」
【安心しなさいとユリウスに言い聞かせる】
アウテリート:「わかってますわよ〜!……ほら、恐がらなくて良いですわよ……ほら」
【ズルズル引きずる、一応逃げる事は出来そうだ】
- 10 :ユリウス:2009/10/25(日) 23:53:55 ID:SJhJK2lw0
- >>9
う……あの、優しくお願いしますね?
【覚悟を決めたようで、アウテリートについて行った】
- 11 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2009/10/26(月) 00:04:47 ID:.6prKP66O
- >>10
アウテリート:「任せなさいな!私が直々に全身隅々まで洗ってあげますわよ!オーッホッホッホッホッホ!」
【気付けばアウテリートの後ろにはメイド達がついて来ていた、水と木と風と薫のマナ……これで安心且快適にお風呂ロール、略してお風呂ールが可能だ!】
上弦が:「行ったな……じゃあ、あとは頼んだよ?」
ミア:「体はどうですか?まだマナの歪みが起こりますか?」
【ユリウスがアウテリートに連れて行かれた事で、二人は上弦の体に起こっている事を話し始めた】
- 12 :ユリウス:2009/10/26(月) 00:06:50 ID:SJhJK2lw0
- >>11
……
【恥ずかしそうにうつむきながらついて行く】
- 13 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2009/10/26(月) 00:15:32 ID:.6prKP66O
- >>12
【脱衣所】
アウテリート:「オーッホッホッホッホッホ!脱ぎなさいな脱ぎなさいなぁ!!」
【ユリウスを脱がせています、ただの変態です】
水マナのメイドのチィ:「お嬢様変態チックです」
木マナのメイドのリリ:「ただのオッサンです」
風マナのメイドのシルク:「もう手遅れです」
薫マナのメイドのハフリ:「人それを貴腐人と呼びます」
【言われたい放題でした】
- 14 :ユリウス:2009/10/26(月) 00:21:44 ID:SJhJK2lw0
- >>13
は、はぁい……
【服を脱ぎ、床に置く】
【タオルにくるまって身を隠した!】
- 15 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2009/10/26(月) 00:28:30 ID:.6prKP66O
- >>14
アウテリート:「……タオルも……取りなさいなぁ!!」
【ユリウスのバスタオルを剥がそうととしています】
チィ:「はいはい、行きますよ」
リリ:「まずは体を綺麗にしますよ!」
シルク:「私シャンプー得意ですよ!」
ハフリ:「私が居ればどんなものも良い匂い!!」
【みんなでユリウスを風呂場まで運びました】
【風呂場はかなり大きい……その理由は、このアトリエにはマナの執事やメイドが数多く存在する……そんなマナ達が一気に入っても問題ないようにする為だ……ちなみに、男風呂、女風呂は分かれているぞ!】
- 16 :ユリウス:2009/10/26(月) 00:30:10 ID:SJhJK2lw0
- >>15
ふええ……恥ずかしいですよぉ……
【必死の抵抗を見せるが、所詮は少女である】
- 17 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2009/10/26(月) 00:39:18 ID:.6prKP66O
- >>16
アウテリート:「あら、なかなか綺麗なお肌……じゃ、やりますわね……」
【メイド達と共にアウテリートがユリウスの体を洗っていく、これは少しの間お嬢様気分に浸れる事が出来そうだ】
ハフリ:「さぁ、私の力でボディソープに薫りを付加!良い薫りの女の子はモテますよ〜」
【アウテリートやミアが良い匂いがするのは、このハフリのお陰である】
チィ:「そして私が肌の水分を操ります、これで貴方は常にピチピチお肌!」
【アウテリートやミアが(以下略)】
リリ:「さらに私が自然の恵みで健康的なお肌に!!」
【(以下略)】
- 18 :ユリウス:2009/10/26(月) 00:43:32 ID:SJhJK2lw0
- >>17
〜〜……
【あまりの恥ずかしさに逃げようとじたばたしている】
- 19 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2009/10/26(月) 00:47:49 ID:.6prKP66O
- >>18
アウテリート:「逃がしませんわよ……まぁ、楽になさいな……」
【宣言通り、全身隅々まで洗っていく】
チィ:「はい、流します!」
ハフリ:「そいや!……うんうん、体の汚れが流れて行くね!」
リリ:「お肌も申し分ありません!」
シルク:「仕上げは私のシャンプーでございます……貴方の髪をサラサラふんわり、美しく仕上げます!」
【かなり、女性には嬉しい能力の使い方であった】
- 20 :ユリウス:2009/10/26(月) 00:52:04 ID:SJhJK2lw0
- >>19
……
【諦めた。大人しくしたがっている】
【アウテリートやマナを眺め、ほほ笑む】
- 21 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2009/10/26(月) 00:58:27 ID:.6prKP66O
- >>20
シルク:「フンフンフーン♪ワシャワシャ、ゴシゴシ♪」
【楽しそうにシャンプーを泡立てて行き、ユリウスの髪を洗って行く】
アウテリート:「はい!流しますわよ!」
【十分洗い終わると、泡を流していった】
チィ:「これで貴方もサラサラふんわり!」
リリ:「髪は女性の命!」
ハフリ:「そして武器!」
【ワイワイガヤガヤと風呂場は賑わうのだった!】
- 22 :ユリウス:2009/10/26(月) 01:04:27 ID:SJhJK2lw0
- >>21
…… ジー
【アウテリートのある一点に集中して視線を送っている】
あ、ありがとうございます……
【マナたちに向き直って一礼】
- 23 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2009/10/26(月) 01:10:58 ID:.6prKP66O
- >>22
アウテリート:「ん?なんですの?……あ、さては……私のナイスバディが羨ましいんですの?……貴方はまだ子供ですからね!」
【変な自信を持っているようです】
チィ:「さぁ!お待ちかね!」
リリ:「やっぱり大きなお風呂はいいですね!」
ハフリ:「薫りも効能の完璧!」
シルク:「スーパーお風呂タイム!」
【ユリウスを連れ、風呂に浸かり始めた】
- 24 :ユリウス:2009/10/26(月) 01:14:26 ID:SJhJK2lw0
- >>23
うぅ……
【目をそらした、やはり羨ましいようです】
気持ちいいです……
【お風呂に首までつかりながら】
- 25 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2009/10/26(月) 01:18:43 ID:.6prKP66O
- >>24
アウテリート:「大丈夫ですわよ……貴方もこれくらいなれますわよ……」
【初対面の時はわからなかったが、アウテリートは優しい表情をしている】
チィ:「お風呂はみんなで入ると楽しいんです!」
リリ:「毎回毎回お嬢様の作戦会議の場と化しますがね」
ハフリ:「まぁ、それでも全部失敗!」
シルク:「だからゆっくり浸かりましょう」
- 26 :ユリウス:2009/10/26(月) 01:22:43 ID:SJhJK2lw0
- >>25
本当?
【期待を込めるような瞳】
……♪
【とても気持ち良さそうです】
- 27 :アウテリート/風雲爆烈娘 ◆6xc12amlNk:2009/10/26(月) 01:29:57 ID:.6prKP66O
- >>26
アウテリート:「えぇ、そうですとも!貴方なら出来ますわ!まぁ……私を越すのは無理かもしれませんわね?」
【ユリウスを撫でながら笑う】
チィ:「ユリウス様は旦那様とはどんなご関係で?」
リリ:「旦那様の生徒とか?」
ハフリ:「私が思うに迷子を助けてもらったと……」
シルク:「あぁ、あり得ますね〜」
- 28 :ユリウス:2009/10/26(月) 01:40:00 ID:SJhJK2lw0
- >>27
えへへ……
【なでられ、上機嫌そうだ】
うん、そう……迷子を助けてもらったんだ……
私、少し眠くなってきた……
【あくびをしながら】
- 29 :虹男:2009/10/26(月) 01:47:39 ID:.6prKP66O
- >>28
アウテリート:「眠いんですの?」
【ユリウスのあくびを見て】
チィ:「それはいけません!」
リリ:「お風呂で寝たら大変です!」
ハフリ:「急いで上がって体を拭いて、着替えさせないと!」
シルク:「急いで急いで!」
【その後、ユリウスを着替えさせると、ユリウスはアウテリートと一緒に寝る事になりました】
【ちなみに、上弦はもういなくなっていたようです】
- 30 :天才名無し:2009/10/26(月) 01:52:35 ID:EZHvaBxoC
- >>29
おやすみなさい〜〜……
【その日、ユリウスはアウテリートの胸に顔を埋めて密着して眠りました】
- 31 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2009/10/27(火) 21:53:23 ID:.6prKP66O
- 「くっ……逃げられたか……」
【荒い息を吐き、未だ消えぬさっきを纏いながら、夜の街を疾駆する……その姿はいつもの彼とは違った】
「しかし……これは肌寒いな……」
【その姿は、コートを脱ぎ去り、その中のミントグリーンの衣服が顕わになっていた……それは体に密着していて意外とセクスィーだったりじゃなかったり……誰得かわからないのであった……】
- 32 :ブリッツ・アーレント:2009/10/27(火) 21:56:18 ID:nWKoaA8o0
- 「…………」
「…誰得とはこのことか」
怪人トカゲ男出現。
- 33 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2009/10/27(火) 21:58:34 ID:.6prKP66O
- >>32
「……貴方は何を言っているんだ?」
【誰得な格好の彼は立ち止まる】
- 34 :ブリッツ・アーレント:2009/10/27(火) 22:00:18 ID:nWKoaA8o0
- >>33
「…いや、な 誰が得する画なのかと思って」
ごそごそとポケットを漁りつつ
「ほら、とりあえず拭け」
取り出したるはハンケチーフ。
- 35 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2009/10/27(火) 22:02:47 ID:.6prKP66O
- >>34
「これはどうも……」
【受け取ったものの、何を拭けばいいのか分からず、立ち尽くす】
- 36 :ブリッツ・アーレント:2009/10/27(火) 22:03:52 ID:nWKoaA8o0
- >>35
「…いや、汗をだ、汗を 冷えるぞ?」
…汗を、らしいです。
- 37 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2009/10/27(火) 22:09:09 ID:.6prKP66O
- >>36
「ん?あぁ……こいつは失礼……フキフキっと……」
【額に浮かぶ汗を拭きながら礼を述べる】
「いやぁ……お見苦しい所を……」
- 38 :ブリッツ・アーレント:2009/10/27(火) 22:13:53 ID:AXRozTjwO
- >>37
「………」
「…見苦しいと言うなら、まずその誰も得しない服装を何とかしないか」
眉間に皺を寄せつつ。
- 39 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2009/10/27(火) 22:16:38 ID:.6prKP66O
- >>38
「HAHAHAHAHA!これは失礼……出来ればすぐにいつもの格好に戻りたいのですが……生憎気を抜けない状態でして……」
【気を抜けないと言っておきながら、雑談をしている矛盾した誰得男であった】
- 40 :ブリッツ・アーレント:2009/10/27(火) 22:18:05 ID:AXRozTjwO
- >>39
「…………」
何言ってんだコイツ、みたいな目で見ている。
「…とりあえず、お前は何をしてたんだ?
そんな誰得な格好で…」
- 41 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2009/10/27(火) 22:22:19 ID:.6prKP66O
- >>40
「ん?私ですか……?先程まで……殴り合いをしておりました……いやはや……一晩も決着が着かず……この格好はあれです……動き易いからです!」
【さらっと物騒な事を口走る誰得男だが……何分誰得な格好なので緊張感が無いのだった……】
- 42 :ブリッツ・アーレント:2009/10/27(火) 22:24:46 ID:AXRozTjwO
- >>41
「…そうか、殴り合いか」
あえて何もツッこまない。
「で、今はそれから逃げてきたってわけか?
決着が付いたなら普段着を着ればいいんだろうしよ」
- 43 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2009/10/27(火) 22:30:01 ID:.6prKP66O
- >>42
「逆ですよ……逃げられた……まったく……あれだけやっておいて……」
【フゥ……とため息と共に言葉を零し、ブリッツを見る】
「この格好はお嫌いですか?……相手はこれに似た袖が無い服になってましたよ?」
【つまり、誰得ファイターが開催されていたのでした】
- 44 :ブリッツ・アーレント:2009/10/27(火) 22:32:18 ID:nWKoaA8o0
- >>43
「…いや、じゃあ何でずっとその格好なんだよ
動きやすくたってこの気温じゃ寒いだろ、常識的に考えて…」
ため息をつかれたって困る。
「…………世界ってのは…広いモンなんだな」
なぜかふと夜空を見上げ、ぼそりと呟いた。
- 45 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2009/10/27(火) 22:36:27 ID:.6prKP66O
- >>44
「もしかしたら……再び現われるかも……あと、ガイアが私にこのままでいろと……」
【寒いのは確からしい……たまに身を撫で、暖める仕草をとる】
「ですね……広い……」
【同じく空を見上げる】
- 46 :ブリッツ・アーレント:2009/10/27(火) 22:38:08 ID:nWKoaA8o0
- >>45
「ガイアとやらに耳を貸すな、上着を着ろ」
がしっ、と肩を掴む。
そしてもう片方の手で頬をぺしぺしと叩く。
「…いや、お前が言うセリフじゃねーだろ…」
- 47 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2009/10/27(火) 22:43:04 ID:.6prKP66O
- >>46
「痛い!痛い痛い!わ、分かりましたよ!」
【ビンタをされて観念したように服を着た……ちなみに……コートやベストは腰にくっついており(中の人の文才じゃ説明不可)簡単に着ることが出来た】
「満足ですか?」
- 48 :ブリッツ・アーレント:2009/10/27(火) 22:45:07 ID:nWKoaA8o0
- >>47
「……まぁ、良しとする」
ふむ、と手を腰に当てて。
「で…話は戻るが、何で殴り合いなんてしてたんだ?」
- 49 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2009/10/27(火) 22:47:44 ID:.6prKP66O
- >>48
「えっと……」
【明らかに様子が変わる……先程の余裕の態度が薄れた】
「相手から襲い掛かってきましてね……何分、いきなりの出来事で……」
- 50 :ブリッツ・アーレント:2009/10/27(火) 22:49:06 ID:nWKoaA8o0
- >>49
「…なるほどな、通り魔的なモンだな?」
「立ち話も何だ、とりあえず座るか」
どすん、と地面に直に座る。
汚れるとか気にしない。
- 51 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2009/10/27(火) 22:52:12 ID:.6prKP66O
- >>50
「……ですな……」
【返事に少しの間……】
【答えた瞬間ブリッツが直に地面に座るので、呆れた様にため息を吐く】
「せめてベンチとかに座りましょうよ……」
- 52 :ブリッツ・アーレント:2009/10/27(火) 22:55:20 ID:nWKoaA8o0
- >>51
「…あ?別にベンチも地面も大差無いだろ」
大差あるっちゃある。
「んまぁ、とりあえず今は休め、疲れてんだろ
…まったく、さっきから物騒だなぁ」
- 53 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2009/10/27(火) 23:00:27 ID:.6prKP66O
- >>52
「……はぁ……」
【困り顔を浮かべ、近くのベンチに座る】
「疲れていますが……私は気楽なものです……ここの住人なら日常茶飯事でしょう……」
【確かに、物騒だったりするが……意外と頻繁に起こるバトルの方が危険な気がする】
- 54 :ブリッツ・アーレント:2009/10/27(火) 23:04:57 ID:nWKoaA8o0
- >>53
「…いや、俺はあんま派手な事はしねぇからなぁ」
職業:監視員。
「……あ、わりぃ 急用だ。俺はもう帰るぜ?」
すっくと立ち上がったかと思うと、
あっという間に夜の闇へと消えていった…
//眠くてまともな文章かけね^p^
- 55 :上弦・F・クラーリオ ◆6xc12amlNk:2009/10/27(火) 23:09:42 ID:.6prKP66O
- >>54
「そうですか?……私もそんなに派手には動けませんからね……」
【立ち上がって去るブリッツを見送り】
「お気を付けて!」
【去り行く姿に声をかけた】
//それは仕方ないですよ!
//お休みなさい!
「さて……行くか……」
- 56 :遊馬/住所不定:2009/10/28(水) 00:25:42 ID:tJGyi38Q0
- 異能都市の町外れ、不動産屋からの帰り道の白衣の男が一人。
「住む場所まで無くなっていたとは……
まあ、いない間に家賃払ってなかったから当然といえば当然か……」
とぼとぼと歩く足取りは重い。
この男、職は見つかったものの住む場所が見つからず、今はカプセルホテルで寝ている有様であった。
「さっきの不動産も良いのが無かったし、
これからどうしよう……」
孤独に夜道を歩く姿を、ただ月明かりだけが見つめていた。
- 57 :魁:2009/10/28(水) 20:02:29 ID:Jhlo6zSQO
- 「……にゅーん」
酩酊状態の女性が、草原に寝転んでいる。
- 58 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/10/28(水) 20:17:13 ID:CxMlfFKs0
- 「〜〜♪」
【のんきに歩いている少女】
【と、ここで寝ころんでいる女性を発見】
「……?」
【首をかしげて見つめている】
- 59 :魁:2009/10/28(水) 20:21:38 ID:Jhlo6zSQO
- >>58
「にゅんにゅん」
お酒を飲んで、こんなことになっているようです。
- 60 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/10/28(水) 20:25:16 ID:CxMlfFKs0
- >>59
「あう〜…『さき』?なのかなの」
【微妙に気になって、その場に正座】
「〜〜〜♪」
【両手で来い来〜い、と手を振る】
【猫を呼ぶ際によくもちいられる手段である・・・】
- 61 :にゅんさき:2009/10/28(水) 20:29:53 ID:Jhlo6zSQO
- >>6000
「にゅ〜ん……」
ディスに近づく様は猫のようだ。
- 62 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/10/28(水) 20:33:04 ID:CxMlfFKs0
- >>61
「あ、おさけのにおいなの…」
【いまさら気づいた】
「えーっとこういうときはなの…」
【頭に手を置いて】
「なでなでなの〜」
【撫で始める】
- 63 :さけがき:2009/10/28(水) 20:36:46 ID:Jhlo6zSQO
- >>62
「……にゅにゅ」
撫でられ、気持ち良さそうだが。
「にゅう……家に帰らないと」
ちどりあし。
- 64 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/10/28(水) 20:40:38 ID:CxMlfFKs0
- >>63
「あう〜。どこにおうちあるの?」
【ちょっと心配して後をついていく】
「あう〜、ちょっとあぶないの。あしがなの〜」
- 65 :さきさ:2009/10/28(水) 20:45:05 ID:Jhlo6zSQO
- >>64
騎士団の土地一角にある小屋っぽいの、これが家らしいが。
「……にゅう」
鍵を落としたようだ。
- 66 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/10/28(水) 20:49:20 ID:CxMlfFKs0
- >>65
「あう〜…これがおうちなの」
【・・・さきが入らないのを見て】
「だれかよんできたらあけてもらえるかもしれないの!
だれかいるなの?」
【魁に尋ねる】
- 67 :水無月煉 ◆uotUYGHVwM:2009/10/28(水) 20:52:06 ID:g4lxCBLQ0
- 小屋っぽいのの中
「……んぁ……?」
寝ていた。
- 68 :魁:2009/10/28(水) 20:53:38 ID:Jhlo6zSQO
- >>66
「ににに」
ガリガリ、と扉を引っ掻いている。まさに猫みたいな挙動だ。
- 69 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/10/28(水) 20:55:54 ID:CxMlfFKs0
- >>68
「あう〜…こーなったらなの〜」
【扉に手をかけて】
「てやぁ!なの〜!」
【思いっきり引っ張る】
【鍵がかかってたら多分鍵が壊れる・・・】
- 70 :魁:2009/10/28(水) 21:00:21 ID:Jhlo6zSQO
- >>67>>69
ドアは爆ぜた。
「にゅ……」
千鳥足で中へ、そしてベッドにダイブします。
- 71 :水無月煉 ◆uotUYGHVwM:2009/10/28(水) 21:00:56 ID:g4lxCBLQ0
- >>68
「……猫……?」
寝転がっていたソファから立ち上がり、のそのそと扉に近付き、手をかけた。
>>69
「……うぉうっ!?」バキィ!
扉と共に中から馬鹿が飛び出してきた。
- 72 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/10/28(水) 21:04:56 ID:CxMlfFKs0
- >>70
「あう!ととと・・なの」
【ドアを持ったまま後ろによろめく】
「あう〜…あとでなおしとかないとなの〜…」
【頭をかきながら苦笑いするが・・・】
>>71
「あう?『れん』・・・なんでここにいるの?」
【首をかしげて見る】
- 73 :魁:2009/10/28(水) 21:10:06 ID:Jhlo6zSQO
- >>71
酔った女性は理性がぶっとんで正常に動いてない。
>>72
やわらかベッドを堪能後、冷蔵庫ばたんばたん。
キンキンに冷えた血液パックを希望だ。
- 74 :水無月煉 ◆uotUYGHVwM:2009/10/28(水) 21:13:38 ID:g4lxCBLQ0
- >>72
「ん……。おお、ディス」
爆ぜた扉のドアノブを掴み、其処に倒れたままディスを見上げて。
「何で……って、此処、俺の家だぜ……?」
>>70
「あーあー……。何でそんな飲んでるんだ……?」
のそのそと立ち上がり、ベッドに近寄る。
「ったく……風邪引くって……」
そこら辺にあった布団を掛けて寝かせた。
- 75 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/10/28(水) 21:17:28 ID:CxMlfFKs0
- >>73
「あう〜…なにかほしいのかなの…」
【一緒に冷蔵庫を覗き込む】
>>74
「あう、そ〜だったの『れん』なの〜」
【納得したようにうなずくと】
「……ごめんなさいなの…こわしてなの〜」
【ドアを片手に持って言う】
- 76 :水無月煉 ◆uotUYGHVwM:2009/10/28(水) 21:20:33 ID:g4lxCBLQ0
- >>73
「あーあ。待て待て……」
冷蔵庫ガサガサ。
「……無い。ったく、仕方ねえな……」
すんごい久しぶりの襟元を引いて首筋を見せるこの格好。
冷えてないのはご勘弁。
>>75
「あー。ま、それくらい気にすんな。多分大丈夫だよ」
手をヒラヒラとさせて。
- 77 : ◆uotUYGHVwM:2009/10/28(水) 21:21:08 ID:g4lxCBLQ0
- //っと。コレって人の家の中なので日常よりイベントのがよかと思いますですよー。
- 78 :魁:2009/10/28(水) 21:22:33 ID:Jhlo6zSQO
- >>74
「にゅ〜ん!!」
布団をぽいっと、蹴りあげました。
>>75
輸血パック切れと見て、諦めたようにベッドへ。
蹴りあげた布団を纏い、ふかふか。
- 79 :さきにゅん:2009/10/28(水) 21:24:00 ID:Jhlo6zSQO
- // 確かに……移動しますかね
- 80 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/10/28(水) 21:26:27 ID:CxMlfFKs0
- >>76
「あう〜…ごめんねなの〜…
なおせたらいいんだけどなの〜」
【そう言ってドアを近くに立てかけた】
>>78
「あう、げんきになってねなの〜」
【そう言ってほほ笑むと】
「れん、あとは『さきがけ』のことおねがいねなの〜」
【そう言って手を振り、立ち去って行った】
//ならば自分は去りまする〜
- 81 : ◆uotUYGHVwM:2009/10/28(水) 21:27:32 ID:g4lxCBLQ0
- >>80
//え、なぜ……?居ても構わないでしょうw
//ていうか乱入したのは俺ですしねー……。
- 82 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/10/28(水) 21:35:45 ID:CxMlfFKs0
- //すいません。書き方が下手でしたね。
//丁度いいタイミングでご飯なのでロールを終わったんです。
- 83 : ◆uotUYGHVwM:2009/10/28(水) 21:36:27 ID:g4lxCBLQ0
- //了解了解ー。美味しくモグモグしてきてね!
- 84 :柳田邦悪:2009/10/29(木) 22:25:31 ID:sIJLbUpU0
- 「ずるずるずる」と異能都市の屋台で、うどんをすする邦悪。
煤や埃のついたコートに、返り血と自分の血が滲んでいたが、異能都市では別段、珍しいことじゃないため、他の客は何事もなく
自分の食事や連れとの会話を楽しんでいる。
ちなみに邦悪はうどんの中の生卵は、崩してスープやうどんに混ぜると言う邪道(?)はしない。
うどんを食べ、トッピングを食べた後、最後スープと一緒に生卵を飲むのだ。
最後「ずずずずずず」とスープを飲み干し、邦悪は異能都市の星ひとつ無い空を見上げて呟く。
「今日もまた誰か死んでそうな夜だな」
- 85 :名も無き異能都市住民:2009/10/29(木) 22:26:41 ID:rSRBD9/U0
- 【路地裏】
――キリキリ
――キリキリ
『な、なんだあいつやべぇぞ!!』
『た、たすけてく・・・ぐわっ!!?』
『くそっ!逃げろ!!!』
人相の悪い男達が、怯え竦んで一目散に駆け出す。
物乞いか、チンピラの類だろうか。
――ドスッ
『ぐがっ…』
――ザグッ
『ぎゃッ……』
路地裏は、血に染まり
やがて、静かになった。
- 86 :黒瑪瑙 ◆CROSS/.AzE:2009/10/29(木) 22:32:04 ID:HnkBBDEo0
- >>85
「まったく。
こっちの身にもなって欲しいものです。
まーた病院送りになるようなことを……ん?」
偶然そこに、通りかかった少女がいた。
「なんでしょうか?」
ちょっとした好奇心。
まだ危機感が及ぶ前に、少女は路地を覗いてしまう。
- 87 :柳田邦悪:2009/10/29(木) 22:39:32 ID:sIJLbUpU0
- 「ま、この都市じゃ目の前で死なれない限り、俺の知ったことじゃないか」
邦悪はそういうと、懐からサイフを取り出し、うどんの代金を支払い外に出る。
時間はまだ夜になったばかりの時間帯であり、屋台が並ぶこの通りには一通りが多い。
空腹だった頃には魅力的だったらラーメンの豚骨の匂いや焼き鳥のタレの匂いが、
満腹となった邦悪には、大して気にもならない。
「あー、なんか久しぶりに美味い飯を食ったら女が欲しくなってきた」
邦悪は朴念仁ではあるが、禁欲になれるほど年は食ってなかった。
「久しぶりに店に顔を出すか」
常連とまではいかないが、そこそこ知ってる店に顔を出そうと路地裏に入る。
- 88 :名も無き異能都市住民:2009/10/29(木) 22:45:56 ID:rSRBD9/U0
- >>86 >>87
2人が入った路地裏は、
まさに悲惨という言葉をそのまま体現したような光景が広がっていた。
数人の男が、血だまりに倒れている。
全員、心臓を鋭利な刃物で突かれているようだ。
この場所から立ち去った者がいるのか、
血の跡が路地の奥へと続いている。
- 89 :黒瑪瑙 ◆CROSS/.AzE:2009/10/29(木) 22:52:07 ID:HnkBBDEo0
- 「うわぁ……」
地獄と言っても過言ではない光景に彼女は一般的な反応を漏らす。
いや、目を覆ったり吐き気を催さない辺り、一般的とは言わないかもしれないが。
ともかく、自分の人間関係的にはこういう風景はそこそこ見慣れている。
「まぁ、慣れるものじゃ無いですけどね」
眉を潜めながら忌々しく呟く。
「もう……どうしたものですかね。
ここの辺り、私の店と距離が近いんですよ。
そんな場所でこんな事件起きたら、こっちも商売上がったりです」
恐れを乗り越えて一歩踏み出す。
「本当ならこの事件の犯人をとっ捕まえてボコ殴りにしたいものなんですけどね。
ですが、私の実力もしれたものです。
ここはギリギリ……本当にギリギリのラインまで見極めることにしましょう」
血の跡を辿り、用心深く進んでいった。
- 90 :柳田邦悪:2009/10/29(木) 22:56:44 ID:sIJLbUpU0
- >>88
「・・・・・最悪だ」
飯を食ったばかりだというのに目の前には血の池が広がり、何人かの死体が
浮かんでいる。明らかに今先殺された所だ。
一般人なら、そのまま警察に通報して事情聴取して終わりなのだが刑事である俺はそうもいかない。
「あっちか」
俺は路地裏に潜り込む。後ろから誰か追ってくる気配があった。
- 91 :名も無き異能都市住民:2009/10/29(木) 23:00:36 ID:rSRBD9/U0
- >>89 >>90
路地裏の奥に広がるのも同じ光景。
汚い身なりの男と、女が2人が体を朱に染めて
地面に横たわっていた。
身なりから見て、男はおそらく浮浪者。
女は、娼婦かなにかの類だろう。
足跡は、血だまりに隠れ分からなくなっている。
……といっても、ここは袋小路になっており
別の場所へ行くには、もと来た道に戻るか、
建物の側面と壁を登るしかない。
壁はレンガ製で、ボイラーやパイプがあり
登れそうではあるが……
- 92 :黒瑪瑙 ◆CROSS/.AzE:2009/10/29(木) 23:03:46 ID:HnkBBDEo0
- >>90
「うい? あれが犯人……?
……いや、先客ですか」
はたと立ち止まって少し思案。
「んー、こういう現場だからこそ、コソコソすると逆にややこしいことになりそうですね。
一応、声でもかけておきますか」
少し歩幅を広げ、早歩きで柳田に接近。
驚かない程度に声をかける。
「あのー、そっち行くと危険だと思いますよ?
大丈夫ですか?」
>>91
「……辺りにマンホールは無し
とすると、上か」
袋小路から上を見上げ、夜空をじっと睨む。
「んー、上るとしても……私いま、スカートなんですよねぇ」
問題はそこであった。
- 93 :柳田邦悪:2009/10/29(木) 23:10:03 ID:sIJLbUpU0
- 「上、って結構あるぞ。おい」
突然現れた女の子(?)に邦悪は驚きながら見上げる。建物の高さは最低でも
二十メートル近くあり、普通の身体能力しか無い邦悪が昇るには難しい。
突然現れた女の子(?)はスカートのことを気にしているらしく昇る気は無いらしい。
「しょうがない」
柳田は右足の質量を百倍に設定――大きく後ろに下げた足で全身が乗るような前正面蹴り―
俗称、ヤクザキックで路地裏の一番薄いだろう、壁に穴を開ける。
良ければ、その震動で上を走る犯人が、落ちてくるのを期待しつつ・・・・・
- 94 :名も無き異能都市住民:2009/10/29(木) 23:15:27 ID:rSRBD9/U0
- >>92 >>93
柳田の蹴りによって、
壁が崩壊し、その振動があたりに伝わる。
しかし、近くのゴミ箱に山と積まれていた
生ごみの袋が2、3転げ落ちただけで、
それ以外はなにも動く気配がない。
――バシュッ
ごく微量の水滴のようなものが、
柳田の背後から彼に向けて放たれた。
- 95 :黒瑪瑙 ◆CROSS/.AzE:2009/10/29(木) 23:22:07 ID:HnkBBDEo0
- >>93
「ちょ、ちょっと何やってるんですか?!」
いきなり壁を蹴った柳田に驚愕。
「そんなことしたら相手に気付かれ……」
>>94
「……ッ!?!?」
咄嗟に横に飛びながらも後ろに振り向く。
一瞬だったが、水滴が月明かりを反射するのが彼女の目に見えていた。
しかし……
「まずいですね」
冷や汗が彼女の額を流れ落ちる。
ここは袋小路。
そして背後からの攻撃。
「……囲まれた」
- 96 :柳田邦悪:2009/10/29(木) 23:27:04 ID:sIJLbUpU0
- 「あ?・・・・水?」
当然背中にあたった水滴に邦悪は不思議そうに見る。
衝撃は殆どなく、当たったことにさえ気付かなかった。
それなのに少女は、攻撃だと決断する。
威力がない水滴の攻撃。想像できるのは毒液か、もしくは感染型の攻性呪詛。
「両方、俺には防御耐性がない」
とりあえず振り向いて、夜の薄暗闇の奥を必死に目を凝らして覗くが、相手は
不意打ちを狙ってるらしくライトなどという無防備なことはしない。
普通の人間では敵すら見つけられない。少女の感覚に頼るしかない。
- 97 :名も無き異能都市住民:2009/10/29(木) 23:34:01 ID:rSRBD9/U0
- >>95
しかし、妙な感じだ。
たしかに、敵の渦中にいるように感じるが、
なにか妙なのだ。
多数の敵がうごめいている、
といった感じがまったくしない。
確かに包囲されている、しかし、敵は少数。
これは一体……?
>>96
水滴が衣服に吸い取られ、
小さなシミと化した。
その刹那――
――轟音、閃光、熱波。
シミのできた箇所から、
まるで噴出すように、爆炎と爆風が巻き起こった。
液体は、可燃性のものだったのか?
もしそうだとしても、たった一滴でここまでの規模の『爆発』が起こせる物だろうか。
- 98 :黒瑪瑙 ◆CROSS/.AzE:2009/10/29(木) 23:37:49 ID:HnkBBDEo0
- >>96
「この街において、投げつけられたものは例え花束でも用心しないといけないんです。
本当に……何が起こるかわからない」
なにより、水滴が「放たれた」ということは、水滴を放った人物あるいは装置が存在するということ。
誰が? 何の為に?
「く……深入りしすぎましたね」
>>97
「が……はッ?!?!」
爆音に驚くと同時に、爆風によって近くの壁に叩きつけられる。
「うぐ……ぅ……
だ、大丈夫ですか?!」
軋む関節をギシリと動かしながらも、少女は柳田に叫びかける。
「一体何が……どうなって……??」
わけがわからない、といった感じだ。
- 99 :柳田邦悪:2009/10/29(木) 23:42:20 ID:sIJLbUpU0
- 突然の爆発、しかも背中ということで柳田は熱風と爆発と衝撃に吹き飛ばされ、側の
地面に激突、更に跳ねて外壁に激突、そのまま内側へと倒れこむ。
「が、はっ!」
口から血と先ほど食べたばかりのうどんの残骸が零れ落ちる。魔術外套と咄嗟に全身の
質量を増加させて物理抵抗を上げてなければ、即死してたかもしれない。
それでも追撃をか躱す為に、立ち上がり、そしてまるで雨のように降り注ぐ水滴を見た。
「・・・・・ッッッ!」
爆発と劫火が路地裏を赤く赤く染めあげる。
- 100 :名も無き異能都市住民:2009/10/30(金) 00:07:50 ID:rSRBD9/U0
- >>99
// 雑談のほうにも書いたのですが反応が無いのでこっちにも書かせていただきます。
// 前回の時にもありましたが絡んだ相手の行動を勝手に決めるのは、やめて頂きたいです……
// まだ、水滴は一滴のみで追撃を行うかのような描写もしていません……
- 101 :名も無き異能都市住民:2009/10/30(金) 00:11:13 ID:sIJLbUpU0
- >>100
すいません(´・ω・`)
- 102 :名も無き異能都市住民:2009/10/30(金) 00:18:48 ID:rSRBD9/U0
- >>98 >>99
突然起きた爆発によって、
柳田の体が吹き飛ばされた。
敵の攻撃が始まった!
……と思いきや、爆発は一撃のみ。
二の矢、三の矢が来る様子はない。
敵の影すら見えず、
気配もだんだんと何処かへ消えていくように思える……
- 103 :黒瑪瑙 ◆CROSS/.AzE:2009/10/30(金) 00:22:30 ID:HnkBBDEo0
- >>99
「大丈夫かって聞いて……ああもう、話聞いてますか?」
服の埃を払いながらも立ち上がる。
>>102
「……行った……かな」
気配が遠ざかっていくのを確認し、安堵の息を吐き出した。
「一体何だったんでしょう。
それにあの攻撃方法……能力者? それとも新兵器?
……謎は深まるばかりですね」
- 104 :柳田邦悪:2009/10/30(金) 00:32:42 ID:sIJLbUpU0
- 「は〜あ、また逃したか」
邦悪は溜息をついて、立ち上がり、懐から煙草を取り出す。
周りに絡みつく火を種火に紫煙を吐き出した。
- 105 :黒瑪瑙 ◆CROSS/.AzE:2009/10/30(金) 00:50:47 ID:HnkBBDEo0
- >>104
「……心配なさそうですね」
飄々とした男の姿を確認し、少女はその場を後にした。
- 106 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/10/31(土) 03:19:04 ID:CxMlfFKs0
- 「あう、おそとにでちゃったの・・・」
【ふと空を見上げて呟く少女】
「・・・おつきさまがきれーなの〜」
【僅かに微笑んで言った】
- 107 :シノン=アルベル:2009/10/31(土) 20:34:16 ID:SJhJK2lw0
- 【大きな噴水のある公園】
……
【噴水を眺めながらボケーッとしている少年が居る】
- 108 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2009/10/31(土) 21:13:56 ID:.6prKP66O
- 「いや、だからな?ポケルスってのはぁ!」
「ウィルスだから悪い物に決まってるじゃねぇか!あぁ……俺のチリーンちゃんがぁ……」
「ちゃんと、ジョーイさんやウツギ博士の話聞けって!!」
【鎧を着た三人がDSを持ちながら歩いている……】
「うぉ!?色違いのゴローンが自爆しやがった!?」
「ははは!よくあるよくある!」
「待て待て!何このヒンバスって?いらねぇ!」
- 109 :シノン=アルベル:2009/10/31(土) 21:18:28 ID:SJhJK2lw0
- >>108
……ん?ポケモン、ですかねぇ……
【三騎士の方を見ながらそんな事を呟く】
- 110 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2009/10/31(土) 21:22:32 ID:.6prKP66O
- >>109
「ん?なんだ?男の娘か……」
「ん?ツクシくんか?」
「いやいや、目の前に男の娘が……」
【三人でいっぺんにシノンの方を向く、全員同じ鎧、顔も隠れていて怖いのだった】
- 111 :シノン=アルベル:2009/10/31(土) 21:24:57 ID:SJhJK2lw0
- >>110
あ、こんばんは……
【ベンチから立ち上がり、会釈】
- 112 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2009/10/31(土) 21:28:37 ID:.6prKP66O
- >>111
「「「おう!こんばんは!」」」
【三人で同時に挨拶、三色の声が響き渡る】
「こんな所で何をしているんだ?」
「旦那みたいな変態に襲われるぜ?」
「あれか?盗んだバイクで走り出すやつか!?」
- 113 :シノン=アルベル:2009/10/31(土) 21:31:25 ID:SJhJK2lw0
- >>112
えーっと、特にする事が無かったのでここに……
だ、旦那さんってへ、変態なんですか?
でも、僕は男だから襲われないと思いますが……
バイクなんか乗れませんし、ものを盗むのは良くないとおもいます!
【それぞれの質問に答えて行く】
- 114 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2009/10/31(土) 21:37:44 ID:.6prKP66O
- >>113
「なに?する事がないだと!?俺達には関係ないな!」
「旦那は……変態……だな、確かにそうだが……人によるな!」
「当たり前だぁ!!悪い事したらダメだぞ!!」
【ちなみにこいつら、一応悪者です】
- 115 :シノン=アルベル:2009/10/31(土) 21:49:43 ID:SJhJK2lw0
- >>114
え、ええ……そうですね
ひ、ひとによるって……どういう事ですか?
解ってますよ!
【ニコッと笑顔を向ける】
- 116 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2009/10/31(土) 21:56:47 ID:.6prKP66O
- >>115
「旦那が変態だって?……はぁ……これたがら旦那を知らないやつは……」
「よくわかろうともせずに変態だのロリコンだのと……」
「いいか?よく聞くんだ名も知らぬ男の娘……」
「「「旦那はただの変態じゃない!……紳士で腐った変態だ!!」」」
【要するに変態です、本当にありがとうございました】
- 117 :シノン=アルベル:2009/10/31(土) 21:59:49 ID:SJhJK2lw0
- >>116
それ、普通の人より酷いじゃないですか!!
【すかさずツッコミを入れる】
- 118 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2009/10/31(土) 22:04:28 ID:.6prKP66O
- >>117
「知らねぇよ!自分で考えな!」
「あれだな、俺達もよく知らないし……最近帰ってこないよな?」
「まったく……それより誰かブースターいらねぇ?」
【三人は好き放題話しているのだった】
「ブースターとか……何故進化させた……」
「伝説の炎の牙!!」
- 119 :シノン=アルベル:2009/10/31(土) 22:12:23 ID:SJhJK2lw0
- >>118
じ、自分で考えるってどういう事ですかぁ……
最近帰ってこない? それって大丈夫なんですか?
【不思議そうに尋ねる】
- 120 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2009/10/31(土) 22:16:27 ID:.6prKP66O
- >>119
「よく言うだろ?“答えは……君の心の中に……”ってな?」
「帰ってこないな……なんでも幼女のボディーガードやってるとか……」
「あれ?これって……チャンスじゃね!?……聞いた話だとかなり弱ってるみたいだし……我が主の命令達成出来るんじゃね!?」
- 121 :シノン=アルベル:2009/10/31(土) 22:20:56 ID:SJhJK2lw0
- >>120
は、はぁ……そうなんですか
チャンス? 主って旦那さんの事じゃないんですか?
【またも不思議そうに、少し混乱している】
- 122 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2009/10/31(土) 22:25:27 ID:.6prKP66O
- >>121
「ふんっ……君が知る必要はないんだよ……」
「わからなくて当然……俺達はなんたって虹色の錬金術士を捕まえて、我が主に献上する為にこの街に来たんだからな!!」
「つまり……俺達は秘密の命を請け負った三騎士なのだ!!」
【今時いないくらいのアホであった】
- 123 :シノン=アルベル:2009/10/31(土) 22:28:19 ID:SJhJK2lw0
- >>122
虹色の? 貴方達……上弦さんの邪魔をするつもりですか!
【一歩前に出て杖を三騎士の方へ向ける】
- 124 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2009/10/31(土) 22:36:02 ID:.6prKP66O
- >>123
「……ふふん……なんの事かさっぱりわからんな?」
「だな……杖なんか向けちゃって……俺達三人に勝てる気か?」
「は、まさか……俺達は選ばれたエリート騎士だぜ?……他の奴より何故か鎧が貧相なのは実力を認められているからだぜ?」
【三人は余裕の笑みで(隠れて見えないけど)シノンを見下ろす】
- 125 :シノン=アルベル:2009/10/31(土) 22:39:24 ID:SJhJK2lw0
- >>124
うぅ……ぼ、僕は負けませんよ!
【三騎士の大きさに怖じ気づく】
- 126 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2009/10/31(土) 22:42:24 ID:.6prKP66O
- >>125
「ほっほ〜?ならばやるか?」
「泣いても知らないぞ?」
「さぁ、その生に幕を引くがいい……」
【三人はサーベルを構え、切り掛かる】
- 127 :シノン=アルベル:2009/10/31(土) 22:46:08 ID:SJhJK2lw0
- >>126
うわわっ!?
【杖を構え、軽く振ると地面の岩が壁の様に立ち上がり、シノンを守る】
いきなりなんて危ないじゃないですか!
【壁の後ろから声を掛ける】
- 128 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2009/10/31(土) 22:52:15 ID:.6prKP66O
- >>127
「ん!?魔法だって!?」
「俺達何か出来たか?」
「出来るか!!俺達が出来るのは簡単な錬金術だぜ!?」
【三人は余裕だらけだ、相手が子供だからとたかをくくっているのだ】
- 129 :シノン=アルベル:2009/10/31(土) 22:55:21 ID:SJhJK2lw0
- >>128
えっと、ええーっと……こうです!
【壁の背後から魔法を放った様子】
【三騎士の足元が割れ、巨大な落とし穴が】
- 130 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2009/10/31(土) 22:59:44 ID:.6prKP66O
- >>129
「ぎぃやぁぁぁぁ!!地面に穴が空いたぁぁぁぁぁ!?」
【一人が落ち、二人はしがみついてなんとか助かったようだ】
「じょ、ジョニーィィィィィ!!」
「マイケル!手を貸せ!………ファイトォ!いっぱぁぁぁつ!!」
【二人がはい上がってきた】
- 131 :シノン=アルベル:2009/10/31(土) 23:05:16 ID:SJhJK2lw0
- >>130
か、帰ってきた!?
【様子を見ようとして近づいたところ、這いあがった二人に驚き、急いで距離を取ろうと走る】
- 132 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2009/10/31(土) 23:07:04 ID:.6prKP66O
- >>131
「こらぁ!待たんかい!!」
「ジョニーの仇ぃ!!」
【ドタドタと走りながらシノンを追い掛け回す】
- 133 :シノン=アルベル:2009/10/31(土) 23:12:10 ID:SJhJK2lw0
- >>132
うわああああああぐっ!!?
【勢いよくこけたぁ!! これはシノン君ピンチ!】
- 134 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2009/10/31(土) 23:14:44 ID:.6prKP66O
- >>133
「おのれぇぃ!手加減するかよ!!その可愛らしいぐはぁぁぁ!?」
【マイケルも転びました】
「マイケェェェェェル!?おのれ!ジョニーならずマイケルまでも!!許さぁぁぁぁぁぁん!!」
【どんどん距離を詰めて、シノンの目の前に!】
- 135 :シノン=アルベル:2009/10/31(土) 23:17:16 ID:SJhJK2lw0
- >>134
あうぅ……!? 危ない!?
【素早く立ち上がるが、反撃はできずガードの構えを取る】
- 136 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2009/10/31(土) 23:23:54 ID:.6prKP66O
- >>135
「かませなめんなよ!!」
【ズサーッとスライディングキックを繰り出す】
- 137 :シノン=アルベル:2009/10/31(土) 23:28:52 ID:SJhJK2lw0
- >>136
なっ……あたっ!
【防ぎきれず、その場に倒れる】
- 138 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2009/10/31(土) 23:32:14 ID:.6prKP66O
- >>137
「やった!!倒したぞ!!……ジョニー……マイケル……終わったよ……」
「流石だぜダニエル!」
「あぁ、お前ならやってくれると信じていたぜ!」
「「「HAHAHAHAHAHAHAHA!!」」」
【何故か既に元気な二人が合流し、高らかに笑うのだった!】
- 139 :シノン=アルベル:2009/10/31(土) 23:34:35 ID:SJhJK2lw0
- >>138
うっ……ぐぅ
【顔を上げ、三騎士を見ている】
- 140 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2009/10/31(土) 23:37:51 ID:.6prKP66O
- >>139
「これがエリート騎士の実力さ……」
「国へ帰るんだな、お前にも家族がいるだろ?」
「子供には荷が重かったようだな!」
【三人はまだ高らかに笑う】
- 141 :シノン=アルベル:2009/10/31(土) 23:39:43 ID:SJhJK2lw0
- >>140
……グスッ
【静かに泣き出した】
- 142 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2009/10/31(土) 23:41:57 ID:.6prKP66O
- >>141
「ん?今グスッて言わなかったか?」
「そんな馬鹿な……空耳だろ?」
「泣いてないよな?」
【三人でシノンを見る】
- 143 :シノン=アルベル:2009/10/31(土) 23:46:10 ID:SJhJK2lw0
- >>142
うぅ……痛かったよぉ……
【座ったまま泣いている】
- 144 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2009/10/31(土) 23:49:45 ID:.6prKP66O
- >>143
「うぉぉぇ!?泣いてる!?やばいぞ!?」
「な、泣かないでくれ!俺達が悪かったから!!」
「ごめんな!だから泣くなよ!!」
【泣いているシノンを必死に慰める鎧達、悪者でも……いい人なのだった】
- 145 :シノン=アルベル:2009/10/31(土) 23:52:46 ID:SJhJK2lw0
- >>144
はい、わかりました……
【ハンカチを取り出し、ゆっくりと涙を拭く】
- 146 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2009/10/31(土) 23:56:51 ID:.6prKP66O
- >>145
「ふぅ、よかったぜ……」
「すぐに泣き止んでいい子だぞ!」
「大丈夫か?ほら、立てよ」
【手を差し伸べる鎧】
- 147 :シノン=アルベル:2009/10/31(土) 23:58:00 ID:SJhJK2lw0
- >>146
はい……
【涙をふき終わり、手を掴む】
- 148 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2009/11/01(日) 00:01:04 ID:.6prKP66O
- >>147
「ほらよっと!」
【ダニエルがシノンを掴み立ち上がらせた】
「こんな時間だからな、お前は帰らなくていいのか?」
「そうだな……子供がこんなに夜遅くはな……」
【ジョニーとマイケルがシノンの服をはたきながら口にした】
- 149 :シノン=アルベル:2009/11/01(日) 00:02:11 ID:SJhJK2lw0
- >>148
ありがとうございます
【三人にお礼を言う】
あ……そ、そうですね……
- 150 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2009/11/01(日) 00:06:10 ID:.6prKP66O
- >>149
「うむ、気を付けろよ……こんな時間だ……大人でも危ないさ」
「それに言葉も少なくなってきた……(中の人が)眠たくなった証拠じゃないか?」
「無理は体によくないからな……旦那みたいになるぜ?」
【口々に鎧達はそう言った】
- 151 :シノン=アルベル:2009/11/01(日) 00:10:26 ID:SJhJK2lw0
- >>150
うむ、確かに……寝過ぎたはずなのに可笑しいですね……
ハッ、そうだった……貴方達、上弦さんに悪いことしたらだめですよ! それでは僕はこれで
【三騎士に背を向けトコトコ歩いて帰った】
- 152 :虹色三騎士 ◆6xc12amlNk:2009/11/01(日) 00:12:27 ID:.6prKP66O
- >>151
「はっはっは!それは聞けないな!」
「気を付けろよ!」
「まったく、不思議な男の娘だったな」
【三人は再び、DSを手にして歩き始めるのだった!】
- 153 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2009/11/01(日) 20:50:49 ID:/k2gysHgO
- ――――路地裏。
夜風に真紅の髪が躍り、街灯も無い夜の暗さの中で、其だけが色彩を打って印象的に。
歩む速度は緩慢であり、また同時に静かであった。
女は路地裏を進み、軈て其の真紅の瞳の視界の内に薄明かりが飛び込んだ。
路地裏に有る、小さな公園。――其の街灯。
壊れた路地裏の一角で、女は立ち止まって其の頼り無い光を眼を細めて眺めると、足を光に向けて進めた。
- 154 :甲/:2009/11/01(日) 21:13:44 ID:K7yRgrjw0
- 「よっ…っと」
買い物帰り、近道の為に路地裏を通る
「……ん?」
偶然見つけるのは小さな公園
「……こんな所に…公園?」
興味本位、所謂怖いもの見たさで
甲は公園に足を向けた
- 155 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2009/11/01(日) 21:24:20 ID:/k2gysHgO
- >>154
公園の中に、女の姿が有った。
都市の路地裏に隠れる様に存在する公園。小さな街灯だけが女の姿を照らしていた。
女は空を見ていた。黒々とした暗黒の穴の様な空を。
表情は見えない。光を浴びて流れる真紅の髪だけが、柔らかに揺れていた。
- 156 :甲/:2009/11/01(日) 21:29:50 ID:K7yRgrjw0
- >>155
都市の狭間の小さな小さな土地の中
見知った、それでいてここに不釣合いな顔を見る
「…?」
何かに集中する様に見えたその横顔に、僅かに首を傾げて
境界線の様な物を感じ、立ち止まった
- 157 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2009/11/01(日) 21:37:19 ID:/k2gysHgO
- >>156
――音が聞こえてきた。
いや、歌だ。
音が連なり歌を為した。だが、其の歌に発生源は無い。
大気の振動、音波の連なり。何れでも無い。
ただ、何と無く歌だと思える。聴覚では捉えられぬ、感覚の聴く歌。
祈る様に空を見上げていた女は、軈て白い手を空に伸ばし、そして降ろす。
「――――甲か」
ふと甲を振り向いて。
- 158 :甲/:2009/11/01(日) 21:41:52 ID:K7yRgrjw0
- >>157
「……おう」
見ていて良かったのかどうなのかイマイチ分からず
けれどその一連の動きに何となく見惚れていた自分が居て
気恥ずかしさから頬をかき、声を発する
「ここ、何だ?」
境界線を踏み越えて
前に進む
- 159 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2009/11/01(日) 21:48:37 ID:/k2gysHgO
- >>158
「忘れ去られた公園。先日一人の女が壊されて、一人の男が消えたそうだ」
甲から視線を離し、小さな公園を望洋する様に眺めた。
女はある一点で其の視線の動きを止め、涼しげな切れ長の眼を細めた。
「未だ血の痕が残っている。雨が降る迄残るだろうね。掃除する者も管理者も居ないから」
- 160 :甲/:2009/11/01(日) 21:54:48 ID:K7yRgrjw0
- >>159
「壊されて、消えた…か」
荒れ放題の公園を一通り眺めて
寄り掛かれそうな遊具に背を預ける
メガネのずれをついと直して
「多いのか?ここで」
蔡生が見ていた空を見上げてみる
- 161 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2009/11/01(日) 22:03:12 ID:/k2gysHgO
- >>160
「いや、全くだ」
血の痕から視線を離す。目の遣り場に困る場所。街灯が一つ。朽ちた遊具が幾つか。
総ては寂寥感を与える忘れ去られた物。
見る物など何も無い。然し其に何かの感慨を持ったのか、女は公園を俯瞰する様に眺める。
「忘れ去られた場所だ。誰かが来る事も希だし、誰かと誰かが会う何て先ず無い事だ」
空は黒々。星も月も無い。
「表も裏も深淵にも属さない忘れ去られた場所。私もまさか、君に会うとは思って無かったよ」
- 162 :甲/:2009/11/01(日) 22:12:06 ID:KE2UskXwO
- >>161
「成る程」
故に、忘れられた場所
けれどそこに立つ自分には特に違和感は感じず
狭い空を見上げていた顔を降ろし
公園を眺める蔡生を見る
「…そんな場所でさ、何を?」
- 163 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2009/11/01(日) 22:22:22 ID:/k2gysHgO
- >>162
「歌を唄ってたんだ。夜刀神の、聴こえない歌を」
ああ、と思い出した様に言葉を繋げ、甲を見る。
「定期的に歌える日が来るんだ。耳では聴こえない、思念波の様な物だ。
元々は何かの能力の名残らしいんだが、私の血が起きる時が月に一度有ってね」
体質が変わったり、色々不便で困るよ――
――などと言いながら、漆黒の凱套の、足許迄ある長い裾を捲り上げる。
「ほら、今はこんなのも生えてる」
蔡生は珍しくスカートを履いていた。
色は凱套と同じく漆黒で、ニーハイソックスにブーツと云う格好。
白く形の良い脚の向こうで、はたりと何かが動く。
「しっぽ」
ふさふさとした毛並みが艶めく、真紅の尻尾がはたはたと動く。
- 164 :甲/:2009/11/01(日) 22:27:07 ID:K7yRgrjw0
- >>163
「そりゃまた…勿体無い」
ふ、と眼を瞑り
聴こえない歌とやらに思いを馳せるが
次に眼を開けた時
「―――…ん…な…?」
絶句
口をポカーンと開けけり
- 165 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2009/11/01(日) 22:34:55 ID:/k2gysHgO
- >>164
「中々面白いだろ?」
楽しそうに笑って、尻尾を振ってみる。ふかふかと柔らかそうな尻尾だ。
脚に巻き付けてみたり、ひょいひょいと動かしたり。
「調子に乗るとスカートが捲り上がるんだが、何時もと同じ様にパンツルックだと収まりが悪くてね」
スカートが捲れない様に横から尻尾を上げて、下ろした自分の手元に持っていく。
「自分で言うのも可笑しいが、今の段階は結構気に入ってる。
ちょっとした枕みたいにして寝る事もできるしね」
- 166 :甲/:2009/11/01(日) 22:43:01 ID:KE2UskXwO
- >>165
「お…面白いってお前……いや、長いな」
くるくる動き回る尻尾を目で追って
ついでに普段見れない白ーい長ーいおみ足もチラ身して
「……」
疑問符は限り無く頭上に浮かぶけど
気分的には結構癒されてきたりしていた
- 167 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2009/11/01(日) 22:51:43 ID:/k2gysHgO
- >>166
真紅の毛でふかふかのしっぽ。手元で弄びながら話を続ける。
「此で猫と遊んだりすると中々面白くてね」
思い出したのか、楽しげに眼を瞑り、口許に手を当てて笑う。
「本でも読み乍ら、素知らぬ振りをしてはたっ、と」
はたっ。
しっぽが動く。
「尻尾を猫の前で動かす。すると猫が跳んでくるんだ。手を伸ばしてね。其処で尻尾を」
ひょいっ。
しっぽが動く。
「ひょい、と動かしてやるとむきに成って追ってくる。寝てる時に鼻先を擽ってやったり。此が中々楽しいんだ」
- 168 :甲/:2009/11/01(日) 22:58:08 ID:KE2UskXwO
- >>167
「…ほ、ほーう…そりゃ楽しそうだな…」
僅かに震える声を返す
腕組みして、努めて仏頂面で
「(…何だよそれ…何そのホンワカ空間…!?ぁあああ癒されるんだろうなぁああ!)」
想像の翼は拡がり
甲は表情を抑えるのに死力を尽くす
- 169 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2009/11/01(日) 23:07:22 ID:/k2gysHgO
- >>168
「家の仔猫は尻尾にくるまりたがってね。くるまって寝てる時にひょいと逃げたりすると眼をぱちくりさせるんだ。
意地が悪いが此れがまた楽しい。ふふ」
愉快げに小さく笑い、手元の尻尾をはたはたと動かす。
恐らく、猫と遊んでる時の動きなのだろう。
「明後日辺りには翼や角、耳も生えてくる。そうなると出社は難しい。
社員には悪いが、そういう時は休みを取って家の動物と遊んでる。まあ、暫くすると其れも出来なくなるんだが」
- 170 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/01(日) 23:09:42 ID:UNXRFbSc0
- 「…………はぁ……」
溜息一つ、漏らしつつ。
袋を小脇に、夜の都市をボーっと歩く。
「ん……」
気付いたら、人が滅多に来ないような所。
二人が居る公園まで、歩いてきてしまっていた。
- 171 :甲/:2009/11/01(日) 23:14:27 ID:bIk59/Tk0
- >>169
「……」
「(あぁあああああああ!!混ざりてぇなチクショォオオオウ!!!!)」
心の大絶叫
しかめっ面の頬はピクピク動く
角とか耳?その場においてはチャームポイントだろjk…
我慢もそろそろ限界の頃
「……どういうことだ?」
ふと、気になる言葉に問いかける
- 172 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2009/11/01(日) 23:30:23 ID:/k2gysHgO
- >>170
甲と話すのは真紅の髪眼の女。
尻尾が生えてはいるけれど。
>>171
「簡単に言うと夜刀神の始祖の血が濃い者の生理現象だ。別に深刻な訳では無いよ」
心配してくれているのかな? とおどける様に笑う。
「夜刀神は基本的に精神力――意思で人の形を保っているが、元々は異形。
加えて数多の人外を其の血脈、系譜に取り込んで来た種族だ。
其れらの因子が強くなると、体の形質が変わってしまう。
意思では止められない因子の活動だ」
一度話を区切る。
「ネガティブな物では無いよ。夜刀神なら当たり前の物だから。
ただ――少し力が強くなり過ぎて、意思で抑えられなくなる場合も有る。暴走だ。
そうなると不味いから仮死状態になって其の時期を過ごす」
全てを言い終え、表情を笑みに変える。
「目覚めた時は凄いよ。血やら、羽やら、鱗や毛で阿鼻叫喚だ」
- 173 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/01(日) 23:32:54 ID:UNXRFbSc0
- >>171
「……おっす……」
甲の背後から二人に声がかけられる。
甲が聞くのは結構久しぶりな筈のその声。
>>172
「……」
一度、何だアンタか、みたいな目で蔡生を見て。
「……!?」
二度見。何かめっちゃ驚きながら尻尾を指差してる。
- 174 :甲/:2009/11/01(日) 23:36:51 ID:bIk59/Tk0
- >>172
「…それもさっちんの一部…つー訳か」
すこーしだけ
すこーしだけ触ろうと、手を尻尾に出したり引っ込めたり
もどかしい
「……しかし、暴走か…迂闊にゃ漏らせん情報だねそりゃ」
手の動きは所在無く
目線は揺れる尻尾を追尾
>>173
「お、おう…」
聞こえた第三者の声に
伸ばし掛けた手を慌てて引っ込めた
- 175 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2009/11/01(日) 23:46:44 ID:/k2gysHgO
- >>173
「外出か。其れはまあ良いが、確り休んだか?」
などと言い乍ら、手に取った尻尾を掌の上で動かして。
>>174
「ああ。例え暴走しなくても暗殺され易い。死眠中は隙だらけだからね」
死眠、と云うのは仮死状態で眠る事を差しているのだろう。
然し対策は打ってあるのか、女は特段気にした様子も無い。
「……触ってみたいかい?」
艶然と笑って尋ねた。
- 176 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/01(日) 23:50:46 ID:UNXRFbSc0
- >>174
「……はぁ……」
来るなり溜息。
季節的にそろそろ寒くなってくる頃。この息が白くなる日も近い。
>>175
「ああ、お陰様で……。あ、アレ、美味かったよ」
適当な遊具に腰掛け、手をひらりひらりと。
「……」
じーっと尻尾を見つめる。
この男も触りたいっぽい。出来るだけ其の思いを見せないように努めているが。
- 177 :甲/:2009/11/01(日) 23:54:46 ID:bIk59/Tk0
- >>175
「近いんだろ?そん時」
名残惜しそうに尻尾を追いかける目線
「…ま、そん時ゃ扉の前で番人でもしてやるよ」
大きな弱点故、対策は万全であろう
でも何となくその役目は誰かじゃなくて自分がやってみたくて
鼻の頭をちょっと掻いた
「………みたい、すごく」
そんで素直に頷いた
>>176
「(……感じわっる…)」
溜息を吐く顔を眉間にしわを寄せて見る
- 178 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2009/11/02(月) 00:00:36 ID:/k2gysHgO
- >>176
「手慰み程度だが、そう言われると作った甲斐が有るな」
軽く頷き、紅夜の視線を見て。
「気になるか。何、直ぐに仕舞うさ」
>>177
「なら、頼もうかな」
嬉しそうに笑んで甲を見る。
――しゃなり。音が鳴る様に真紅の髪が揺れた。
「触ってみたいか」
その笑みの質が変わる。何処か艶然と、そして悪戯っぽく。
笑った侭、逃げる様に尻尾が漆黒の凱套の中に戻る。
凱套の前を留め、最早しんくのしっぽは見えなくなった。
「――――えっち。さわらせてあげない」
- 179 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/02(月) 00:06:12 ID:UNXRFbSc0
- >>177
「……」
無言で向けられる視線。
其の視線。何処か羨ましそうにも見える。
「……仲、良いな……」
>>178
「いや、気になるとかじゃなくてな……」
気になるは気になるけど、仕舞って欲しい訳じゃない。
「……友達。仲間、か……」
ポツリ、と。
誰に向けてでも無く、呟いた。
- 180 :甲/:2009/11/02(月) 00:11:54 ID:bIk59/Tk0
- >>178
「……おう」
眩しい笑顔に
少し顔の体温が上昇するのを感じて
緩みそうな表情を隠すようにメガネの中心を指で押し上げた
…のも、束の間
「――――な…ん」
ぴしり
ありありと分かる"哀"の表情で
顔面硬直した
直後気恥ずかしさが全神経を駆け巡る!
「ば…」
「ばかやろぉおおおおおおおおおう!!」
>>179
「仲良いわけあるかちくしょおおおおう!!」
赤いマフラーを鼻の頭までグイと上げて
居たたまれなくなって駆けていったのだった
//スンマセンお先に失礼しまー ノシの師
- 181 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2009/11/02(月) 00:17:08 ID:/k2gysHgO
- >>179
「ああ、甲とは長い。色々有ってね。背中を預けたり、預かったり」
思い出す様に眼を瞑る。
「斬った事も有れば貫かれた事も有るな」
>>180
「おや、行ってしまったか」
その後ろ姿を楽しそうに見送り、ふと懐中時計を取り出して見た。
「……三時間。長居し過ぎたか」
//おやすみなさいませー
- 182 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/02(月) 00:22:25 ID:UNXRFbSc0
- >>180
「あ……、……」
走り去る甲に手を伸ばそうとしてた自分に気付いて。
手を引っ込め、また溜息。
//おやすー!
>>181
「……」
黙って。一つの言葉も発せず、その話を聞いていた。
「……俺も……」
其処まで言いかけて、ハッと何かに気付いたように顔を上げた。
- 183 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2009/11/02(月) 00:26:51 ID:/k2gysHgO
- >>182
「言いたい事があるなら明確に言うべきだよ、東雲」
薄く微笑んで紅夜の横を通り過ぎる。
「今日はもう遅い。要件は次の機会に聞こう。――またな」
言って、その場を後にする。
颯爽とした足取りに、真紅の髪を躍らせて。
- 184 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/02(月) 00:32:23 ID:UNXRFbSc0
- >>183
「……」
去り行くその姿にも、特に何かするでも無く。
ただ呆然と見つめていて。
「……はあ……」
完全に八つ当たり以外の何物でも無い蹴りを遊具に一発。
ガンッ!と近所迷惑レベルの音量で其の音が響いて。
一人になった公園で、男は暫く佇んでいた。
- 185 :ネイディハール ◆X7kkkkkkkk:2009/11/03(火) 00:00:10 ID:OcZ4s9w60
- 【街】
街を歩けば偶に見かける、歩道の脇に設置されたベンチ。
彼女は買い物袋を隣に置いて、そこに座っていた。
「……私、生きてる」
膝の上には猫。頭の上にも猫。足元にも猫、猫、猫。
空虚な視線で虚空を眺める彼女に傷痕はなく。
「…………おj……いえ。社長……」
「…………許してくれたんですか……?」
ぽつり、ぽつりと所在無さ気な言葉を放ちつつ、猫を撫でる。
いつからそこに座っていたのか、彼女は猫に囲まれている。
周囲はにゃーにゃーが飛び交っていて、少し五月蝿いくらいだった。
- 186 :遊馬/勤務初日:2009/11/03(火) 21:31:02 ID:tJGyi38Q0
- 繁華街の近くにある交番。
その奥の部屋で立ち尽くす白衣の男が一人。
「話には聞いてたけど……まさかここまでの量とは……」
男の眼前には書類の山、山、山。
机の一つがそれで埋まっている。
「……面白い、久しぶりに腕がなりますよ」
そういう男の目はかつて事務として働いていた頃の其れであった。
「二時間三十二分四十五秒……いや、十八秒だ」
そういうと、男は左の指をポキポキと鳴らし、書類の山との格闘を始めた。
- 187 :遊馬/自己ベスト一時間五十分二十秒:2009/11/03(火) 22:52:39 ID:tJGyi38Q0
- 「終……了……!」
最後の書類に目を通して印を押す。
「よしっ!自己新でた!」
時計をみて今までの記録を更新した事に気づき、一人喜ぶ。
「さて、見回りにでも行ってくるかな」
そういうと交番からでて、置いてあった管給品だったのであろうと思われる自転車に乗って見回りにでた。
- 188 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/11/04(水) 23:28:30 ID:HnkBBDEo0
- 「あー、やってらんねー」
愚痴を吐きながらもグラスを磨く給仕服の男。
目に見えるのは眠気と疲れだ。
「ったく、なんで俺は忙しいってのに店の仕事なんかやんなきゃいけねぇんだし」
店長である自覚無し。
「この付近も物騒な事件が多いしさー。
なんとかしてくんねーかな、あのキリキリ人間共」
カウンターの脇には、喫茶店には似合わない無骨な金属パーツが置いてあった。
照明の光を受けて鈍く光る。
- 189 :二号/店員:2009/11/04(水) 23:46:04 ID:fP94A.NgO
- 「店長も色々と大変そうッスねー」
頭にバンダナ代わりのタオルを巻いた、同じく給仕服の男が他人事のように話を聞き流している
「む…なんスかこれ?」
ふと掃除の手を止め、パーツを指差し尋ねた。
- 190 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/11/04(水) 23:52:44 ID:HnkBBDEo0
- >>189
「機械にされた人間の中の内部パーツだよー」
磨いたグラスを棚に入れながら答える。
「なんか殴りかかってきたから返り討ちにした。
それも三体だよ? 今日だけで三体。
多すぎじゃね?」
ついでに別のグラスを出し、そこに氷とウィスキーを注いでいった。
ただし、ロックで飲むつもりは無いらしい。
「これで俺が壊した奴は、通算すると三十……いや、四十人くらいになんのかな?」
そのウィスキーを割るのは……ドクペ。
ウィスキーのドクペ割りッ!!
- 191 :二号/店員:2009/11/05(木) 00:09:03 ID:fP94A.NgO
- 「へぇ、機械人間…そういや最近、路地裏で戦り合うチーマー共にもなんかキリキリ煩いのが混じってるッスよ」
あれが機械人間ッスかね、と呟きながらパーツを持ち上げてしげしげと眺める
「四十、て…どんだけ人気なんスか店ちy」
ドクペ割りを見た瞬間
「゚ ゚( д )」
目が飛び出した。
- 192 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/11/05(木) 00:13:49 ID:HnkBBDEo0
- >>191
「あー、それ絶対やられてる。
中身掻っ捌いてみ? 機械だよきっと」
クイッっと口元でグラスを傾ける。
「人気者、か。
そうだな、俺は体の半分以上が金属でできているし、骨や筋肉はおろか下手したら内臓や神経まで金属なのかもしれない。
そんな俺は、さぞかし改造しやすいんじゃないかな」
と、グラスをコトリとカウンターに置き、
「なんだよ、そんなに驚くことないだろ?
案外うまいぞ。
ハイボールの亜種みたいなもんだ」
- 193 :二号/店員:2009/11/05(木) 00:27:55 ID:fP94A.NgO
- 「どうりで最近の街中…特に裏の方はオイル臭いんスねぇ」
鉄の匂いは嗅ぎなれているが、油臭いのはどうにも慣れない。
「確かに店長ってかいはt…改造しやすそうッスよね。きっと惹きつけるモノがあるんスよ」
なんだか含みのある言い方だが、気のせいだろう。
「まあ…俺もゲテモノチューハイの店は知ってるッスけど…ドクペはちょっと」
そう言いながら、置かれたグラスに麦茶を注ぐ。
- 194 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/11/05(木) 00:31:32 ID:HnkBBDEo0
- >>193
「おい待て二号聞き捨てならんぞソレ。
誰が開通済みだってゴルァ?!?!」
ムカついたのか、麦茶の入ったグラスに勝手に焼酎を注いでゆく。
「ったく、この辺りも物騒になったせいで、こちとら商売あがったりだっつーの!」
- 195 :二号/店員:2009/11/05(木) 00:43:31 ID:fP94A.NgO
- 「俺はんなこと言ってないし、自分でカミングアウトしてるッスよ店長」
そうか、店長は開通済みなんスね、とからかうようにケラケラ笑う
「元々客は…ゲフンゲフン。全く持って困りもんッスね」
完成した麦茶割りを一息にグイッと呷る
「ぷはぁー…ってただでさえ売れてないのに俺達で消費していいんスか?」
- 196 :アーモス ◆BYo0cHWOW.:2009/11/05(木) 00:49:22 ID:rdyJtM9I0
- |ω・)
客らしき男が外からのぞきこんでいる・・・
『開店、してるよね?』
- 197 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/11/05(木) 00:50:29 ID:HnkBBDEo0
- >>195
「……図ったな二号ッ!!」
明らかに自分の不手際である。
「いいんだよー。
もともと趣味でやってるような店だ。
別の仕事はしっかりやってるし」
タバコに火をつけて静かに吸い始める。
空調はしっかりしているので煙が充満することは無さそうだ。
- 198 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/11/05(木) 00:52:09 ID:HnkBBDEo0
- >>196
「ああ、いらっしゃい。
開店してはいるが……すまんね、今日は客が少ないもんだから、ついアルコール入っちまった。
ま、そんなに問題ないだろ。
注文あるかい?」
ウィスキーのドクペ割り入りのグラスを上げて、カウンターの奥から挨拶。
「そういえば初めてみる顔だな」
- 199 :"JIL":2009/11/05(木) 00:54:59 ID:E0EoNV6E0
- >>196
その後ろから更に男が顔を出した。
20歳くらいだろうか?目の下の隈が酷い。
「開いてるようだね。こんな時間だけど大丈夫かい?」
- 200 :アーモス ◆BYo0cHWOW.:2009/11/05(木) 00:58:10 ID:rdyJtM9I0
- >>198
『大丈夫、問題ない。飯がうまければ。』
男はカフェ内に入っていく
『アボカドチーズタルト・・・なければ、ハンバーガーか何かがいい。
そうそう、俺はこの辺りには最近来たばかりでな。この店に来たのも偶然だ。』
カウンターに座る
>>199
『うお!びっくりしたぜ。』
男は振り向いて驚いた。
- 201 :二号/店員:2009/11/05(木) 01:01:19 ID:fP94A.NgO
- >>196>>199
「いらっしゃあせー。この麦茶はサービスッスよ」
二人の前のカウンターに、麦茶の入ったグラスを置く
>>197
「店長っていろんな人にからかわれてそうッスね」
まあそこが魅力(みりき)かもしれないッスけど、と続け
「へぇ、店長って他にも仕事してたんスか?」
- 202 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/11/05(木) 01:04:54 ID:HnkBBDEo0
- >>199
「店員がニコチンとアルコール入りでも構わないっていうならな。
いらっしゃい。注文はあるかい?」
自分のグラスをカウンターに置き、メニューを差し出す。
「……と、お前も見ない顔だな」
>>200
「すまん、アボガドはさっき俺の夜食で喰ったのが最後だった」
何してんだこの店長。
「仕方ねぇ、ハンバーガーでいいか?
ミートパテならいいのが残ってる」
冷蔵庫からスライス済みのレタスやピクルス、玉ねぎなどを取り出してゆく。
「へぇ、最近かー。んじゃ初めまして……かね。
俺はクロス、銃寺森クロスだ。お前は?」
>>201
「まぁなー。
ぶっちゃけ平日の店って昼間は暇だし。
それに作業も家でできるものばかりだ。
今はネットでファイルも遅れるし、商品の試作版も郵送すればいいしなー」
フライパンに油を引きながら、片手でフライ返しをクルクル回している。
「儲かるっちゃあ儲かってるよ。
生活には困らない程度には」
- 203 :"JILL":2009/11/05(木) 01:14:47 ID:E0EoNV6E0
- >>200
「これはすまなかった」
男は丁寧に謝る。
「どちらもこの店は一見かな。俺もこの町に来たばかりでね」
>>201
「ありがとう。」
男は麦茶のグラスを引き寄せる。
白く長い指には細かい細工の指輪が数個着けられていた。
>>202
「ここらには最近越したばっかりだ。研究拠点を探していたのだけど、此処に決めたのさ」
隈のせいか、男の笑顔には生気が無い。
「そうそう、忘れてた。俺の名前は"JILL"、ジルだ。職業は、まぁ研究者という事にしておこう」
「…とりあえず腹が減ってるんだ、彼と同じものを」
アーモスの方に目をやった。
- 204 :アーモス ◆BYo0cHWOW.:2009/11/05(木) 01:17:10 ID:rdyJtM9I0
- >>201
『せんきゅ!麦茶は割りと好きだ。』
店員にサムズアップする。
>>202
『よくあることだ。』
ハハハと笑う。いいのかそれで?
『お!いいねぇ。
おう、はじめまして。俺はアーモス・バオ。早くて安くて不味い屋台をやっている。
たまにはうまいもんが喰いたくてな。』
男の顔は切実だ。
>>203
『いや、大丈夫だ。
そうだな。この店にははじめて来た。』
挨拶代わりのお辞儀をする。
- 205 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/11/05(木) 01:29:37 ID:HnkBBDEo0
- >>203
「ああ、俺はクロス。銃寺森クロスだ。
研究ってことは、学者さんか」
ミートパテを二つ取り出し、フライパンの上に並べる。
おそらく注文通り、アーモスと同じハンバーガーを出すつもりだろう。
「何の研究だい?
その顔を見る限り、かなり大変そうだが」
>>204
「おいおい、味が不味くちゃヤバいだろ。
せめて微妙程度にしてやれwwww」
ケラケラ笑いながらもパテを焼いている間に、パンの上に具材を置いてゆく。
「ま、うちもその辺り微妙なんだがな。
お前の舌で判断してくれ」
つハンバーガー
塩胡椒で焼いたミートパテにトマト、レタス、スライスオニオン、ピクルスを挟んだもの。
味付けはシンプルにケチャップだ。
ただし、他の店と違ってミートパテは完全なミンチからは程遠い、荒い角切りの肉を固めたようなものである。
肉汁多し。
- 206 :二号/店員:2009/11/05(木) 01:34:35 ID:fP94A.NgO
- >>202
「その口振りからするとデザイナーか何かッスか?」
店長の普段着を思い浮かべながら首を傾げる
「えーっと…俺なんか手伝うことあるッスかね?」
麦茶をだした後は手持ちぶさただった。
>>203
「ゆっくりしていって欲しいッスよー」
男の生気の顔を眺める。
「お客さん、なんかお疲れッスか?」
>>204
「いい茶葉使ってるッスよ。俺は麦茶にはうるさいッスから」
サムズアップを返す
「それにしても、こんな時間に来るなんて珍しいッスね」
- 207 :"JILL":2009/11/05(木) 01:36:58 ID:E0EoNV6E0
- >>204
「"JILL"、ジルと呼んでくれ。この町で研究職につく予定だ。
…っても研究費と給料は本国から出るんだが」
少し笑う。どうやら国を超えて此処までやってきたようだ。
>>205
「まぁそういう事になるな。研究…内容はこの指輪だ。」
右手を差し出す。指には緻密な細工の指輪が数個。
「発動された魔法を、指輪を媒介に持ち運ぶ。
指輪さえつけりゃ、誰でも魔法名の簡易詠唱だけでインスタントの魔法の完成だ。
どんな手間のかかる大魔法だって、指輪からなら速攻で発動する。」
「ま、回数に限度がある事と使ったら作り直すのが面倒だけどな」
男は不健康な笑みを浮かべて。
「あぁ、ついでにこの隈は持病みたいなものなんだ。どれだけ寝ても消えなくてね」
- 208 :アーモス ◆BYo0cHWOW.:2009/11/05(木) 01:43:29 ID:rdyJtM9I0
- >>205
『ところがどっこい不味いんだ。これがな』
額に手を当てて苦笑いする。
『匂いはうまそうだな。』
そして、肉汁ごと食べる。
『んーんん!!』
口の中に食べ物があるため、言葉が出ないが、サムズアップして笑っている。
うまいといいたいのだろう。
『ごくぷは!そうそう、この辺りは物騒なのかい?』
少し食べた後、最近気になっていることを聞いた。
>>206
『そういやぁ、麦茶もうまい不味いがあるよな。』
麦茶を美味そうに飲みつつ
『仕事帰りだからな。屋台は遅くしまるから』
>>207
『ジルか。よろしくな。』
握手しようと手を出す
『インスタント魔法・・・ねぇ・・・』
何か引っかかる言い方をする
- 209 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/11/05(木) 01:46:30 ID:HnkBBDEo0
- >>206
「んー、正解っちゃあ正解。
服とかを趣味で、ちょこちょこな」
ただし、ただの服ではないのは説明するまでも無い。
「あ、じゃあちょっとフライドポテト作ってー。
そこに油が入った揚げ物用鍋があるから、それに冷蔵庫から衣つきポテト出して揚げてくれ」
付け合せのコーンサラダを作りながら、冷蔵庫の冷凍室を指差す。
>>207
「つまりアレか?
魔術の作り置きみたいな?」
ジルの前にもハンバーガーを差し出しながら、しばし指輪を眼帯のついた右目で凝視する。
「んー、確かに。
通常魔力は詠唱がネックだからな。
指輪の発動タイミングを間違えさえしなければ、かなり有利だ。
……と、待てよ。もしそれなら俺の……ロスブレ……すぐに…………」
やけに真剣な目でブツブツと呟いている。
「……ああ、すまん。少し考えごとしてた。
寝ても消えない隈、か……ある意味ホラーだなwwww」
>>208
「お褒めにあずかり光栄でっす」
茶化すように言っているが、なんだかんだ言って嬉しそうだ。
「ああ、物騒だよ。すっげー物騒。
なんか最近、人間を無理矢理に機械にするっていう事件が続いていてね。
被害者が続出している。この辺りも何人かやられてね。
おかげで客足は減るばかりだぜ」
- 210 :"JILL":2009/11/05(木) 01:57:06 ID:E0EoNV6E0
- >>206
「いや、大丈夫だ。この隈はいつもの事だからね」
「全く、どうやれば消えるのか…もはや顔の一部なんだけど」
>>208
男は躊躇なく握手する。指輪の冷たさが手に残る。
「…何か聞き覚えでもあるのかい?」
インスタント魔法、と呟いた。
>>209
「その通り。まぁ強い魔法ほど発動時に魔力を削り取られるんだけど、
それも得られるメリットから考えれば少ないものだ。」
指輪のつけられた右手を振りつつ、男は答えた。
「宝石に魔法の個数を対応させてるから、容量を超えなきゃ連装も可能。
今の研究内容は専ら魔法の最適化と、自己学習型の試験運用、って所だな。」
「何か指輪にして欲しい魔法があるなら、手が開いたら請け負うぞ。其れ相応に報酬がいるけどね」
男は笑ってそう告げる。
「まぁ、昔から夜更かしばかりしていたからね、染み付いたんだろう」
そんなはずはない。
- 211 :アーモス ◆BYo0cHWOW.:2009/11/05(木) 02:03:56 ID:rdyJtM9I0
- >>209
『まあ、俺の味覚はあんまり保障できないがな…』
少しうつむいて言う
『うへぇ…辻斬りだけじゃないんだな。俺も気をつけねぇと』
顔が引きつっている
>>210
『俺、よくインスタント魔法使うんだ。
もちろん、技術はまったく違うようだが…よければ見るかい?電球魔法辺り』
- 212 :二号/店員:2009/11/05(木) 02:07:40 ID:fP94A.NgO
- >>208
「へぇ、こんな遅くまでやってるんスね。もしかして、その屋台って結構人気なんスか?」
どんな店なのか興味が湧く。
>>210
「隈が顔の一部になってるんスか?これまた珍しいッスねー」
このままじゃあパンダになっちまうッスよ、と笑いながら続ける
>>209
「ようし、この二号にお任せくださ…ってこんな時間ッスか!?」
時計を見て、わたわたと慌てだす。
「あわわわ…さ、先に上がらせてもらうッスね店長!お疲れッしたー!」
壁に掛けていたモップを手に取り、ドタバタと「STAF ONLY」と書かれたドアの向こうに消えていった。
//眠気が…みなさんおやすみなさいノシ
- 213 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/11/05(木) 02:10:33 ID:HnkBBDEo0
- >>210
「魔力の問題はいい。
普通に詠唱して発動しても大差ないさ。
ただ、問題なのは時間だ」
ふむ、と息を吐く。
決心したのだろう。
「……その指輪にして貰いたい魔術がある。
結構長い詠唱だが……できるか?」
>>211
「ま、原因の解明と排除に向けて、また千夜の自警が動いてるみたいだけどねー。
ホントに頑張るよ、あの会社は」
やれやれと首をすくめながら、アーモスの前にコーンサラダを差し出す。
「お前も気をつけろよー。一人で夜道なんか歩いてると、中身を機械にされちまうぜww」
>>212
「おい二号待t……ちぇ、行っちまいやがった。
まぁいっか」
呆れたように首の後ろを掻き、溜息を吐き出す。
「帰り道に気をつけろよー
……しかしあのモップ、何に使う気だ?」
- 214 :"JILL":2009/11/05(木) 02:18:32 ID:E0EoNV6E0
- >>211
「お仲間か。利点は同じようだね、良ければみせて貰えないか?」
>>212
「むしろ渾名は既にパンダだよ、全く」
やれやれ、といった風に。
>>213
「長さによるな。全ての魔法を同じ一つの解釈で再構築するから、手間がかかる。」
「それでもよければ、喜んで。」
- 215 :アーモス ◆BYo0cHWOW.:2009/11/05(木) 02:23:43 ID:rdyJtM9I0
- >>212
『ものすごく不味くてものすごく安い店だ。』
屋台がやっていけているのはその安さにあるようだ。
//お疲れ様です!おやすみなさい
>>213
『おうよ、マジで解決してほしいぜ。屋台なんか危険なようだしな。』
コーンサラダをありがたく美味しそうに食べる。
『クロスは気をつけなくて大丈夫なのか?』
この男、見る目はないらしい。
>>214
『そうかもしれないな。』
懐から袋を出し、白い石を袋から出す。
『よく見ればわかるかもしれないから言っておく。
魔法を圧縮してあるんだ。』
石に、手をかざす。
すると、電球くらいの輝きの光球が宙に浮く。
『俺のは、初歩魔法しか持ち運べないがな。』
まぶしいので、すぐにコートで光球を覆う
- 216 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/11/05(木) 02:27:43 ID:HnkBBDEo0
- >>214
「この魔術が必要になる時がいつ来るかわからん。
だが、いつでも使えるようにしておきたいんだ。
……頼む」
フライドポテトを出しながらも頭を下げた。
「ああ、んで指輪化は詳しくはどうやればいいんだ?」
>>215
「俺?
ああ、なんとか自衛はできている。
今日も三体に襲われた。
ただ、やっぱり個体差があるからな……俺より強い機械人間が現れないとも言い切れん」
うむむと唸りながらも、付け合せのコーンサラダとポテトフライを差し出す。
「まぁ、最近は普通に夜遅くには出歩かないようにしているんだがな」
- 217 :"JILL":2009/11/05(木) 02:36:38 ID:E0EoNV6E0
- >>215
「なるほどな、”圧縮”か…容量の問題点を解決出来るというわけだ。」
感心して頷き。そして自身の指輪を触りながら、
「俺の場合は”循環”だ、輪にする事で発動状態のまま指輪の中を循環し続けて持ち歩ける。
この場合は容量が大きいと指輪に保護措置が必要になってしまう。面倒なもんだ」
「”インスタント”技術が確立されれば、一般人も魔法を使えるようになる。
商店街に量販店が出来るのか、国の軍事機密とされるのか…新しい技術の行き先は予測不能だな」
にやり、と笑って。
>>216
ハンバーガーにむしゃぶりつきながら、男は笑う。
「成る程な…やってみよう。魔法の指輪化だが、かなり複雑だ。初めてやる魔法の場合だと…
魔法の解析と分解、指輪化しやすいように再構築、並行して魔装としての指輪作製…
容量計算、保護措置、宝石の厳選と組み立て、魔法の発動と同時封印、安定化…」
「だが、俺はそれを100も200もこなしてる。まぁ、任せてくれりゃ安心だ。
ところで、その魔法は一度しか発動出来ないものなのか?それとも発動に長い時間がかかるのか?
一度見れるとやりやすいんだが」
- 218 :アーモス ◆BYo0cHWOW.:2009/11/05(木) 02:44:57 ID:OzYIDtb2O
- >>216
『三体!?すげーなぁ。』
素直に驚いた
『ここからの帰り道、気を引き締めていかないとな…』
ポテトもありがたく美味しく食べている
>>217
『循環か…スゴいな…』
興味深そうに指輪を見ている
『圧縮の方が単純そうだな…本部が圧縮してるから、詳しくは知らないが…
技術の行き着く先は…本当にわからないぜ』
複雑な顔で言った
- 219 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/11/05(木) 02:49:49 ID:HnkBBDEo0
- >>217
「確かに、百聞は一見になんたらかんたらだしな。
ただココは……ちと、ヤバい。
最悪、店がぶっ壊れる」
どうやら大規模な魔術であるらしい。
「よし、なら今度暇みつけて見せてやんよ。
解析やら分解やらが不安だが……まぁ、この魔術は俺専用に俺が開発した奴だ。
もし他人にコピられたって痛くも痒くもない」
手の内を見せることに躊躇は無いようだ。
「魔術の発動には九節の詠唱が必要でな。
今までは戦闘中に詠唱していたんだが、とにかく時間がかかることがネックだった。
それを解決できるかもしれないってんだから御の字だぜ」
>>218
「ふっふー すげーだろー!
……ま、三人も人間をやめさせられた奴がいるってのは、なんとも言えんがな」
少し寂しそうな目で窓の外を見つめる。
「しかし、本当に攻撃されるまで見分けつかんかったなぁ。
俺達は自分の知ってる以上に、もう既に沢山の機会人間に出会ってたりしてなww
客の中に混じってるとか」
- 220 :"JILL":2009/11/05(木) 03:01:58 ID:E0EoNV6E0
- >>218
「…本部?君も何かの機関に属しているのか?」
興味深そうに聞いて。
「…他にもこの研究をしているところがあるのか、面白い。」
純粋な笑みを浮かべる。
>>219
「だろうな、本来はそのような大規模魔術を速攻で発動するために作られた技術だ」
深く頷いて。
「解った、次の機会だな。分解や構成は大丈夫だ、民族宗教魔術から一般汎用魔術まで、
指輪化は成功しているからな」
「こちらとしても新しい構築方法はなるべく把握したいのでね、助かるよ。
しかし、戦闘か…最近は物騒だな、片時も指輪が離せないよ」
右手の人差し指の指輪をなぞる。火の様に赤い宝石が嵌めこまれている。
- 221 :アーモス ◆BYo0cHWOW.:2009/11/05(木) 03:09:43 ID:OzYIDtb2O
- >>219
『ああ…望まぬ変化なら酷い話だ』
いつの間にか、ハンバーガーセットを食べ終えていた
『あり得る話だ。
客にも、すれ違う者にも、もしかしたら知り合いの中にも…』
唇を噛みしめる
>>220
『一応、会社の社員だ
ルマ・コーポレーションという』
あまり聞かない名前の会社だ
『他にも、あるかもしれないな』
- 222 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/11/05(木) 03:23:40 ID:HnkBBDEo0
- >>220
「ああ、民族宗教魔術とか……結構複雑なモンも扱ってるんだな。
こりゃ期待できそうだ」
右目を覆った眼帯をさすりながら、「ほう」と感心したように息を吐く。
「ああ、自分の身は自分で護れるようにした方がいいぜ。
この街は、そういう街だ」
そういう街だからこそ、彼はここに店を構えたのだが。
「ま、お前は大丈夫なんじゃね?
なんか凄い魔術とかポンポン出せるみたいだしさ」
>>221
「ま、どこにでも酷い話はあるもんさ。
この辺りも、俺が来る前は酷かったぜー。
普通に奴隷市場とかあったしwwwwwwww」
あくまでも昔の話だが。
「しかし俺がぶっ飛ばす前に市場のオーナーが逃げたのは癪だったなぁ。
次会ったら次元の彼方にまでぶっ飛ばそう」
なにやら物騒なことを呟いているが、気にしない方が吉。
「さて、と。
俺そろそろ寝るわー。
お代とかはカウンターに置いといてくれ。
皿もこのままでいいぜ」
エプロンを脱いでカウンターを出る。
結構アバウトな店らしい。
「あ、あとコレ」
クロスは二人に四号サイズの名刺を渡す。
そこには名前と店の住所と、電話番号(仕事用)が書かれていた。
「じゃあな、二人とも。
帰り道は気をつけるんだぞー」
そう言って、クロスは「STAFF ONLY」と書かれたドアの向こうに消えた。
- 223 :"JILL":2009/11/05(木) 03:32:21 ID:E0EoNV6E0
- >>221
「魔法を持つ者、持たざる者とでは圧倒的に違うからな、その技術も必然かもしれないな。」
>>222
「ポンポン、ってもな、仕込みに1ヶ月かかる一発きりの魔法を使いたいと思うか?」
「せいぜい自衛程度だな、数は揃っちゃいるがほとんどが簡単な初級程度だ。
大物なんか出すと消耗も激しいからな。」
「…さて、腹も膨れたから俺もこれで失礼するぜ、また寄せてもらう。今度は例の魔法を見せてくれ」
代金と一緒に名刺を置いて、彼は店を後にした。
『"JILL" The Ring Maker』
- 224 :アーモス ◆BYo0cHWOW.:2009/11/05(木) 03:37:55 ID:OzYIDtb2O
- >>222
『マシにはなってきてはいるのかな?』
財布を出し
『ありがとう。美味しかったぜ!』
名刺を受け取り、代金をカウンターに置く
>>223
『使えると便利だしな』
ニヤリと笑う
『気を引き締めて、帰るとしますか』
コートやらいろいろしまって、店をあとにした
- 225 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/05(木) 19:29:34 ID:U1IskzNM0
- 「……」
都市の何処かのビルの屋上。
まるで月を掴むかのように、天に向って手を伸ばして。
「……チッ……」
舌打ちと共に、その手を握った。
- 226 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/05(木) 19:39:22 ID:U1IskzNM0
- //age忘れに今気付いたorz
- 227 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2009/11/05(木) 20:53:45 ID:HnkBBDEo0
- >>225
「なーにしてんだアイツ」
暢気な声が静かな屋上に響く。
肩に担ぐのは、また金属のパーツ。
- 228 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/05(木) 21:05:10 ID:IDnKkU3kO
- >>897
「……くぁ……」
大欠伸。
相当ボーッとしてるようでクロスには気付いてないっぽい。
- 229 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2009/11/05(木) 21:06:03 ID:HnkBBDEo0
- >>228
「……むー、よし」
そーっと近づき、背後から……
「わっ!!」
- 230 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/05(木) 21:10:00 ID:U1IskzNM0
- //これは酷いレス番号間違いwww
>>229
「 」
クロスの声が男の脳に届くまでの一瞬を何等分かしたくらいの一瞬。
顔面に掴みかかるように、男の手はクロスの顔の目の前にあった。
「……なんだ。あんたか……」
- 231 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2009/11/05(木) 21:12:30 ID:HnkBBDEo0
- >>230
「もががーがもがもが?
もがもがっがもがー!!」
なんか怒ってるっぽい。
「もがんががっがもが?」
- 232 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/05(木) 21:13:27 ID:U1IskzNM0
- >>231
「……」
顔面を掴んでたその手を離して。
「……悪い。もう一回言ってくれねえか?」
- 233 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2009/11/05(木) 21:15:18 ID:HnkBBDEo0
- >>232
「ぶはっ。
……いきなり顔面掴むなってのー!
んだよ、少しは驚けよ。つまんねー」
勝手なことをのたまい、ぶーぶー文句を言いながら紅夜の隣に座る。
「で、何してんの?」
- 234 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/05(木) 21:19:17 ID:U1IskzNM0
- >>233
「いや……。一応驚いたんだけどな……?」
条件反射とか言う奴です。
「何も?ただ、暇だな……ってな」
- 235 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2009/11/05(木) 21:23:12 ID:HnkBBDEo0
- >>234
「リアクションプリーズ! リアクション!!
……まぁ、もういいけどー」
拗ねてるというよりは、もうどうでもいいらしい。
「暇、ねぇ。
仕事とか無いの?
ニート?」
かなり失礼な質問である。
- 236 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/05(木) 21:26:42 ID:U1IskzNM0
- >>235
「今日の仕事はとっくに終わってら。馬鹿」
視線はあまりクロスに向けず、月を見上げていて。
「アンタこそこんな所で何してんだ?カフェはいいのか?」
- 237 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2009/11/05(木) 21:30:39 ID:HnkBBDEo0
- >>236
「バイトや黒瑪瑙がなんとかやってるだろ。
……っていうか、お前どっかで働いてたっけ?
その辺り記憶が曖昧なんだが」
ガシガシと後ろ頭を掻き、眉に皺を寄せながら思案顔。
「んー、どこだっけー?」
- 238 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/05(木) 21:33:32 ID:U1IskzNM0
- >>237
「なんつー他力本願……。愛想付かされたら終わるタイプか……」
ボソッと呟いて。
「アレだ、アレ。あの馬鹿デケェの」
腕を伸ばして指を刺す。その方向にあるのは、この都市で一番でかいあのビル。
- 239 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2009/11/05(木) 21:39:17 ID:HnkBBDEo0
- >>238
「聞こえませーん。何にも聞こえませーん」
ザ・現実逃避。
「あー、あのビルは……ええと、千夜か。
……お前、蔡生んとこで働いてんのォ?!?!」
かなりびっくり。
「お前が……ええええええ?!
何をどーしたらお前みたいな奴が……よく雇ってもらったな」
- 240 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/05(木) 21:42:00 ID:U1IskzNM0
- >>239
「……馬鹿、か……」
苦笑。さっきから結構酷い。
「ああ、そうだけど……。そんなに凄い……のか……?」
此方もビックリ。
人手不足みたいな事聞いてたから割と誰でも雇って貰えるとか思ってた。
- 241 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2009/11/05(木) 21:45:56 ID:HnkBBDEo0
- >>240
「あー、いや。
結構な大手じゃん、あそこ。
噂じゃ倍率は凄いとこは凄いらしいが……あ、でも部署によるのか?
所詮は噂だからよーわからん」
そんな噂に驚いていたらしい。
「んで、どんな仕事してんの?
来社する人のホクロの数を数える仕事か?」
どんな仕事だ。
- 242 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/05(木) 21:51:04 ID:U1IskzNM0
- >>241
「ふーん……?噂なんて聞かねえからなあ……」
首を軽く傾げて。
「……総帥直属……特務……だか何だか……?」
思い出すかのように、顎に手を当てて。
確かそんな感じ。
- 243 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2009/11/05(木) 21:57:50 ID:HnkBBDEo0
- >>242
「ふーん。
で、何やる仕事?
総帥直属って……さっちんのホクロを数えるのか!!」
どこまでもボケきるつもりらしい。
- 244 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/05(木) 22:01:25 ID:U1IskzNM0
- >>243
「んな訳あるか……。一個じゃねえのか?」
泣き黒子、あったよね?
「アイツから直接指令を貰って……揉め事解決。そんな感じだな……。
それにしても……さっちん、ねえ……」
はあ、と溜息。
- 245 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2009/11/05(木) 22:05:28 ID:HnkBBDEo0
- >>244
「……こう、もっとビシッと突っ込めよー」
クロスしょんぼり。
「ああ、『さっちん』って呼びやすくね? 友達だし。
しかし、揉め事解決かー。
じゃあ今の機会人間の騒ぎとかも関わってたりするん?」
- 246 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/05(木) 22:07:41 ID:U1IskzNM0
- >>245
「……ああ、悪い……」
今宵の彼はなーんかテンションが低かった。
まあ、別に理由は無いんだけど。
「……一応。そのせいで色々酷え目にあってる訳よ……」
友達、と言う単語に一瞬反応した。が、直ぐに表情を戻してその問いに答える。
「……それ、あいつらのパーツだろ?」
先程から気になっていた。クロスが手にする銀色の機械のような物。
- 247 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2009/11/05(木) 22:13:19 ID:HnkBBDEo0
- >>246
「ああ、コイツな」
紅夜の反応には気付かず、そのまま話を進めた。
「今日は一体だけだったなー。
まぁ、襲われたわけですが」
ガシャリと機械の塊を屋上の床に放り投げ、自分は紅夜の隣に座る。
「数日前は、たまーに見かける程度だったのにな。
最近は頻繁に見るようになっちまった。
被害者の数はもう、三桁いってんじゃねーか?」
よく見れば、機械の塊からは腕は脚らしきものが突き出ている。
どうやら、元は人型だったのを壊して無理矢理まとめたものらしい。
- 248 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/05(木) 22:18:07 ID:U1IskzNM0
- >>247
「……これって……」
明らかにまともな人型では無いそれを見つめて。
「俺は逆に最近見かけねえが……胸糞悪い事してくれやがる……」
幾つかの機械人間同士を合わせた形。
もしくは、一つの機械人間に何人もの人間をつめ込んだ形。
どちらにせよ、「人と人とを混ぜた機械」。あまり考えたくは無い物だ。
- 249 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2009/11/05(木) 22:24:01 ID:HnkBBDEo0
- >>248
「わり、自己修復が可能なタイプだったんでな。敢えて壊さずに関節のみを崩して、コアを抜き取るしかなかった。
あとで形だけでも人間みたいに整えて、棺桶にでも入れてやりたいがな」
無表情で遠くの夜景を見つめる。
「……あと、気になるものを見つけた」
- 250 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/05(木) 22:28:13 ID:U1IskzNM0
- >>249
「以前より大分レベルアップしてやがるな……。全く面倒臭い……」
とは言っても、早期解決が出来なかったのは自分達の責任でもある。
誰かを責めたりする事など出来るわけもなく、溜まる苛立ちを舌打ちで少しだけ解消したり。
「ん、何だ?見せろ」
良かったら〜とかはなし。ほぼ命令。
- 251 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2009/11/05(木) 22:32:19 ID:HnkBBDEo0
- >>250
「やだー」
といいながらポケットを弄り、
「うっそー☆」
中から取り出すのは小さなチップ。
記憶媒体だろうか。
とにかく自キャラとはいえコイツうぜぇなマジで。
- 252 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/05(木) 22:41:54 ID:U1IskzNM0
- >>251
「チップ、か……」
クロスにリアクション完全スルー。超マジモードで話し出す。
と言うか、付き合ってられねえと思ってる。
「何が入ってるんだ……?記憶……それとも又別の何か、か……?」
解析は可能か、可能だとしてそれには何が入っているか。疑問は絶えない。
- 253 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2009/11/05(木) 22:56:23 ID:HnkBBDEo0
- >>252
「……ちぃ、つれねー奴だ。
殴られると思って歯ぁ食いしばってたのに」
ちなみにMではない。
ただのボケだ。
「ああ、この中には帰投ポイントが記録されていた。
それも、数十分前に貰った指令によるものがな」
懐から携帯を取り出し、そのチップを携帯の中に入れる。
携帯というより、どうやらタッチペン式の小型PCのようだが。
「ええと……あったあった」
画面に映し出される地図。
「現在地がここだから……あのビルだな。
ククク、面白いぐらいクソムカつくことになってるぜ、あのビルは」
紅夜に渡すのは双眼鏡。
「見てみろ」
- 254 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/05(木) 23:02:35 ID:U1IskzNM0
- >>253
「……いい情報持ってきやがったな。運がいいわ……」
にやりと笑う。
その笑みは何処か期待に満ちた表情にも見える。
「ん、どれ……」
双眼鏡を受け取り、言われたビルの眺める。
- 255 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2009/11/05(木) 23:08:19 ID:HnkBBDEo0
- >>254
ビルのシルエットは、どこか異質であった。
普通のビルとは何かが違う。
「やれやれ、中身ぎっしりだな」
枝が
ビルからは枝が生えていた。
否、枝ではなく、機械だ。
ビルの窓という窓から機械が枝のように伸びているのだ。
「あそこまでギッシリ詰まってちゃ、逃げようにも逃げられんな。
しかも周りには機械人間がウヨウヨいやがる。
さて……どうする?」
- 256 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/05(木) 23:14:49 ID:U1IskzNM0
- >>255
「すし詰め……ってレベルじゃねえなありゃあ……」
双眼鏡から目を離し、特大の溜息をつく。
「どうするもこうするも……殴りこみと行きてえが……」
もう一度視線をビルへと向けて。
「あの数じゃあちいっと厳しいな……。準備が必要だ」
- 257 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2009/11/05(木) 23:19:39 ID:HnkBBDEo0
- >>256
「ああ、今すぐは流石に無理だ。
……と、悪いがこの件、お前らに任せていいか?」
クロスはチップを携帯PCから取り出し、紅夜の前に差し出す。
「俺には……ちょっと野暮用がたてこんでてな。
お前が千夜で働いてるってなら丁度いい、任せたい」
- 258 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/05(木) 23:26:38 ID:U1IskzNM0
- >>257
「構わねえ。っつうか、それを頼もうと思ってた所だ」
ニッと笑いかけて。
「任せとけ。だから、その野暮用ってのに専念しな」
- 259 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2009/11/05(木) 23:31:57 ID:HnkBBDEo0
- >>258
「……それを聞いて安心した。
討伐の人員やら采配やらもそっちに任せる」
ストッと屋上の縁に立つ。
「ああ、あとそこの残骸の回収も頼めるか?
千夜の解析にでも回しといてくれ。
俺には改造される前の身元もわからんし、弔う権利も無い。
というわけで、後よろしくー」
言うが早いが、夜景を後ろにして倒れるように屋上から落下。
そのまま夜の闇の中に消えていってしまった。
ちなみに。
後に屋上に残った機械人間の残骸には、人格データなどが入ったCPUに当たるパーツが見当たらなかった。
- 260 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/05(木) 23:36:15 ID:U1IskzNM0
- >>259
「了解、っと……」
ひらりとクロスに向かって軽く手を振って。
「さて……。少し忙しくなってきやがったか……」
残骸に視線を。次いで又、あのビルに視線を。
「……終わりの時は近い、か」
一人呟き、男もまた、闇に説けるように消えていった。
- 261 :√/居候少年:2009/11/08(日) 13:41:12 ID:fP94A.NgO
- 異能都市の一角、廃棄地帯 通称「スクラップゾーン」、または「死骸地」などと呼称される場所
かつては「楽園」の中心部として栄えたが、とある事情から丸ごと廃棄された区域。
人の支配から離れ、風化が始まったその場所を、一人の少年が歩いていた。
「……」
明らかに体に合っていない、大きなボロボロのツナギを着た少年は、キョロキョロと辺りを見回しながら歩き続ける。
歩を進める度に、背負ったバッグがガチャガチャと音を立てていた。
「…うーん」
今日は休日。店も忙しいだろうけど、店長に頼んで休みを貰った。
「今ごろ、お客さんがいっぱい来てるかな…」
少し申し訳なく思ったけれど、仕方ないと思い直す。
甲と店長にはとても感謝している。行く宛もない自分に、仕事と
居場所をくれた。
だけど、いつまでも頼るわけにはいかない。己の衣食住は、一人の男として自分で掴まなければ。
それに、此処へ来た本来の目的も果たせていない。
「…ぼくも頑張らないと」
何とも子供らしくない思考をした少年は、何かを探すように歩き続ける。
- 262 :√/探索少年:2009/11/08(日) 15:40:10 ID:fP94A.NgO
- 探索を続けていた少年が、ふと足を止める。
視線の先には、小さな整備場らしき建物。
「ここは…いいかもしれない」
建物の中へと足を進め、その内部を見渡す。
中は、長い間放置されていた為に荒れ放題だった。
床にも埃が降り積もり、設備もほとんど使えそうにない。
「…場所は悪くないんだけど」
二階には、かつては居住スペースだったであろう部分もあった。
掃除をすれば寝泊まりくらいはできそうだが、いかんせんこのままでは。
「…修理屋とか、開けそうにないなぁ」
はぁ、と盛大に溜め息を吐いて、少年はその建物を後にした。
「とりあえず、場所だけ覚えておこう」
自作の地図にその場所と道筋を書き記し、少年は再び探索を始めた。
- 263 :頼羽無為:2009/11/08(日) 16:30:06 ID:fP94A.NgO
- 少年が去った場所に、一人の男が立っていた。
着崩したスーツの上に黒いコートを羽織ったその男は、少年が去って行った方向を茫然と見つめる。
「……ふむ」
少年が先程調べていた整備場を一瞥すると、男はコートを翻し、少年が進んだのとは反対の方向へ去って行った。
- 264 :鐘森 栄治郎/さまようじじい:2009/11/08(日) 20:59:23 ID:JeKXXa.o0
- 【名も無き公園】
「ふぅ……まいりましたねぇ」
公園のベンチに腰掛けたベージュのスーツの老紳士
ポケットから出したハンカチで汗を拭い、パタパタと上着へと風を送っている
老人は頭から降ろした帽子を足元の鞄の上に置き、秋空を見上げていた
- 265 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/08(日) 21:05:18 ID:fKFMzcio0
- 闇にうっすらと混じる赤い影。
「ふぁ……あぁ……」
大きな欠伸と共に、公園の中を歩く。
- 266 :鐘森 栄治郎/さまようじじい:2009/11/08(日) 21:18:52 ID:JeKXXa.o0
- >>265
「ん?おや…」
紅夜に気付いた白髪の老人
ベンチから立ち上がり赤い影へと呑気に近づいて行く
皺がたたまれた顔に蓄えた白髭
絵に描いたような好々爺
接近を許したら声をかけてきそうな雰囲気だ
- 267 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/08(日) 21:20:42 ID:fKFMzcio0
- >>266
「んぁ……」
二度目の欠伸を噛み殺して。
「ん……?」
接近する老人に特に何も警戒せず。チラリと其方を見るのみ。
- 268 :鐘森 栄治郎/さまようじじい:2009/11/08(日) 21:28:44 ID:JeKXXa.o0
- >>267
「お疲れの所、不躾で申し訳ありません
少々お尋ねしたい事があるのですが、宜しいですかな?」
帽子を取って会釈をし、微笑みかける老人
傍目には無害そうだ
- 269 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/08(日) 21:31:00 ID:fKFMzcio0
- >>268
「ん……、俺?」
老人のチョット予想外の質問に口をぽけーっと開けて。
「いいけど。何だ?」
見た目で信じると痛い目にあう事もあるけれど。別に断る理由は無いので。
- 270 :鐘森 栄治郎/さまようじじい:2009/11/08(日) 21:39:53 ID:JeKXXa.o0
- >>269
「いえ、わたくし人を探しておりまして…」
そう言ってポケットから取り出した一枚の写真
そこにはこれまた人の良さそうな…悪く言えば特徴のないサラリーマン風の中年男が写っている
「姿を眩ました人間なのですが、お心当たりはございませんかな?」
とは言え、これでは知り合いでもない限り、道ですれ違っても覚えていなさそうな風体だ
- 271 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/08(日) 21:44:28 ID:fKFMzcio0
- >>270
「えーっと、ぉ……」
写真を受け取り、それをじっと見つめる。
だが、記憶の引き出しを片っ端から開けまくってもその姿は何処にも見当たらない。
「……悪い。知らねえ。爺さんの部下か何かか?」
頭を抑えながら写真を返して。
- 272 :鐘森 栄治郎/さまようじじい:2009/11/08(日) 21:52:10 ID:JeKXXa.o0
- >>271
「そうですか…いや、突然妙な事をお聞きして申し訳ありません」
僅かに残念そうに俯くが、帽子を被りなおして笑顔で頭を上げる
「いえ、こう言っては何ですが、行方不明者ですな。
こういった調査が仕事でして」
- 273 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/08(日) 21:54:25 ID:fKFMzcio0
- >>272
「いや、別に気にする必要は無えよ。力になれなくて本当悪いな」
頭を上げた老人に苦笑を見せて。
「行方不明者の捜索……探偵か何か、か?」
- 274 :鐘森 栄治郎/さまようじじい:2009/11/08(日) 22:05:37 ID:JeKXXa.o0
- >>273
「彼もこの風体ですからな、なかなか足取りが掴めませんで」
表情を僅かに苦く歪めて、老紳士は笑顔を返す
「そうなりますな、故にこうして夜な夜な徘徊老人の真似事ですよ」
冗談めかして言い、ほっほっほ、としわがれた声で笑う
- 275 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/08(日) 22:07:55 ID:fKFMzcio0
- >>274
「あー。目立たねえオッサンだもんなー」
グッサリサッパリスッキリと、遠慮なんてこれっぽちも無く言い放つ。
「はー。お疲れさん……」
感心したように腕を組んで老人を見て。
「んー……千夜の情報部なら何か情報掴めるかもしんねえけど……」
- 276 :鐘森 栄治郎/さまようじじい:2009/11/08(日) 22:19:20 ID:JeKXXa.o0
- >>275
「ですな、故に…おっと」
遠慮の無い物言いもあっさりと肯定してみせたが、一緒に何かをこぼしそうになる老人
「これも仕事ですからな。この都市での調査そのものが、ウチのような地方の小社には大事(オオゴト)ですし」
本当に苦も無い様子で、老紳士は人の良さそうな表情を崩さない
「おや、千夜グループの方と何かコネでもおありで?」
- 277 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/08(日) 22:23:14 ID:fKFMzcio0
- >>276
「……」
何か隠しているのには感づいたが、それを追及する気は無い。
厄介ごとに首を突っ込む気は、今はあんまり無い。
「あそこの社員だよ。一応」
一般の社員ではないから、一応。
- 278 :鐘森 栄治郎/さまようじじい:2009/11/08(日) 22:41:21 ID:JeKXXa.o0
- >>277
「ほほ、ありがとうございます」
主語を据えずに、礼だけ言う
「いや失敬、この街で何を言っているのだというお話ですな」
何も考えずにした発言を恥じたのか、帽子の上から頭に手を当てて苦笑
「さて、わたくしはまだ調査があるのでこれで失礼しますね
何かお気づきの点があれば、こちらにお願いできますか」
言って老人は鞄から名刺を取り出し紅夜に差し出す
影月探偵社 調査員
鐘森 栄治郎
名前と社名が書かれただけのシンプルな名刺に、携帯と思しき電話番号が記入してある
- 279 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/08(日) 22:45:16 ID:fKFMzcio0
- >>278
「気にすんな」
変な爺さんだ、と笑って。
「鐘森栄治郎……了解。何か分かったら連絡するわ」
名刺を受け取り、見たことの無い会社だと首を捻って。
- 280 :鐘森 栄治郎/さまようじじい:2009/11/08(日) 22:53:37 ID:JeKXXa.o0
- >>279
「はい…それでは、失礼します」
再び帽子を取って会釈をし、老人は公園から姿を消した
調べればわかることだが、その会社は異能都市にはない
本当にただの小さな民間の探偵社であった…
社員が全て同族の異能で構成されているという、異能都市では些細な事を除いて…
- 281 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/08(日) 23:02:08 ID:fKFMzcio0
- >>280
「ん、お疲れ。何か分かるといいなー!」
去っていく老人に手を振りながら叫んで。
「さて……。まずはこの会社の捜索から、と……」
此方は此方で又、仕事を始める。
都市にとって有益・無害なら何もしない。有害だったら……それはそん時考える。
まあ、多分前者の方だと予想をして。男もまた、都市の何処かへ歩き去る。
- 282 :黒沢小百合:2009/11/09(月) 22:09:25 ID:rSRBD9/U0
- 【路地裏】
「ふむ……この地区の『機械兵』の駆除はある程度、進んだようですね。」
小型のディスプレイに送られてくる情報を見ながら、
憂鬱そうにため息を漏らす小百合。
掃討作戦は順調に進んではいるが、
いかんせん、敵の数は多い。
「この調子では何百年かかることやら……」
- 283 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/09(月) 22:19:54 ID:fKFMzcio0
- 何の気無しに、路地裏を歩く。
本当に意味は無い。ただ、暗い所を歩いてみたかっただけ。
いや、それを意味とするならば、意味はあるのだけれど。
「……お……」
ビルの合間から差し込む月の光だけが明かりとなるその道で。
- 284 :黒沢小百合:2009/11/09(月) 22:31:03 ID:rSRBD9/U0
- >>283
「……!」
小百合の顔が憎悪に歪む。
瞬間、引き抜かれる鋼鉄の獣。
「よくもまぁ、私の前にぬけぬけと顔を出せた物です。
この場にて、貴方を即刻ひき肉にして差し上げましょう。」
躊躇なく、引き金が引かれた。
狙いは紛れも無く脳天。
- 285 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/09(月) 22:37:34 ID:fKFMzcio0
- >>284
「……」
ガキィン!と、鉛弾が弾かれる音が響く。
弾を遮ったのは紅い壁。壁、と言う程の大きさでも無いけど。
それが紅夜の頭。脳天を守るように現れていた。
予想通りだったその行動への対処は速い。
「ったく……会ってそうそうコレかよ……。少しは落ち着けって……」
此方には敵意なんて全く無い。
- 286 :黒沢小百合:2009/11/09(月) 22:49:23 ID:rSRBD9/U0
- >>285
「ほざけ、猟奇殺人者め。」
2発、3発と連続で打ち込まれる9mm弾。
小百合は紅夜への攻撃をやめるつもりは無いらしい。
「貴様の口の中に
自分自身のクソを詰め込んでやるッ!」
湧き上がるように、現れる機械化された軍勢。
狭い路地裏、一旦包囲されれば逃げ場は無い。
- 287 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/09(月) 22:55:23 ID:fKFMzcio0
- >>286
「……はぁ……。面倒臭え女だ……」
盛大な溜息。声をかけるんじゃなかったという後悔。
確かに以前、何時でも殺しに来いとは言ったけど。
「……いっぺん死ぬか?」
軍勢が現れたのとほぼ同時。
紅い塊が紅夜の身を包む。鎧と言うには少し粗末なその形状。
其れを纏って、小百合に向って駆ける。その距離、約15m
- 288 :黒沢小百合:2009/11/09(月) 23:03:49 ID:rSRBD9/U0
- >>287
「この前と同じ技ですか。
なんとも進歩が無いことですね。」
何を再現したのかは分からないが、
小百合の姿が、一瞬にして消えた。
そして、入れ替わるかのように
煉の目の前に現れたのは――
――大量の土石流であった。
小百合が具現化させたのは『ポンペイ』。
火山の噴火に一夜にして飲み込まれ崩壊した、イタリアの都市であった。
- 289 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/09(月) 23:11:38 ID:fKFMzcio0
- >>288
「るっせえな……!」
小百合が消えた事で、駆けるその足をすぐさま止めて。
「アンタと違って……俺はこれしか無えんだよ……!」
紅い塊が紅夜の身体から離れ、一本の柱……いや、少し大きなな槍のような形に成る。
それが土石流に向けられて。
「……らああああああああっ!!!!」
超人的馬鹿力で其れをぶん殴り、槍が土石流に向って真っ向からぶち込まれる。
狙いはほんの少しでいい。脱出口を作り出すこと。
- 290 :黒沢小百合:2009/11/09(月) 23:21:39 ID:rSRBD9/U0
- >>289
「能力者はなまじ強い分、
自分を過信する傾向はありますが、まさかここまでとは。」
いくら超人的な力であっても、
土石流を受け止めるには至らない。
ポンペイの街全体を飲み込む程の量を
受け止めるには、点に大量の力を込めても駄目なのだ。
槍がぶち込まれ、空間が開いたとしても
後からすぐに土石流が流れ込み、それを塞いでしまう。
- 291 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/09(月) 23:29:49 ID:fKFMzcio0
- >>290
「駄目、か……!」
一点突破の策は圧倒的な力量差により、いとも容易く敗れてしまった。
次の思い浮かぶ最善の策としては、跳んで避けきる事だ。
どれ程の量と行っても所詮は地を流れるそれ。空中に居ればそれを回避する事は不可能ではないはず。
だが。この男は、それを選ばない。
だけど、受け止めるのは少々無謀。
ならば。土石流が流れる方向を変えてやればいいだけ。
「―――ちぃっ!」
一瞬、白く光ったその腕をアスファルトの地面に叩きつける。
力を篭めたのは一瞬。だけど、アスファルトを打ち砕くには十分なパワー。
アルファルトが割れ、都市の下を流れる下水道の口が開いた。
空を飛ばない限り、土石流はその中に流れ込む筈。
- 292 :沢桐 創:2009/11/09(月) 23:35:26 ID:KycjxHnw0
- 「…なんだ?」
路地の入り口から噴出す土石流。
「…今だ!」
土石流が治まった瞬間を見計らって路地に飛び込んだ。
- 293 :黒沢小百合:2009/11/09(月) 23:42:48 ID:rSRBD9/U0
- >>291
土石流は、割れ目から地下へと流れ込んでいく……
が、すべてが流れ込むわけではない。
火山噴火で真に恐ろしいのは
火砕流である。粉塵と高温の火山ガスで構成されるそれは
時速100kmにも上る速度で周辺のすべてを飲み込んでいく。
灰色の雲が、紅夜を飲み込まんと恐ろしい咆哮をあげ迫り来る。
>>292
土石流が割れ目に飲み込まれていくのが見える……
と、思った瞬間、すさまじい烈風、熱波。
――火砕流だ!
飲み込まれれば、確実にやけどなどでは済まない。
- 294 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/09(月) 23:50:29 ID:fKFMzcio0
- //レス番返すよー
>>293
土石流は思惑通り下水道へ。近所にお住まいの皆さんごめんなさい。
だが、問題はその次。
「コレは……」
火砕流。高温の灰色の雲。防ぐ術は思いつかない。
「……やっべえな」
其れが迫り来るのと同時。それに背を向け、男は走る。
>>292
「……ッ!!」
一般人へ被害を出すわけには行かない。
社員同士の喧嘩に人を巻き込んだりしたら……最悪のパターンが幾つも思い浮かんでくる。
「あんた!逃げろ!」
路地裏の奥から、此方に向いながら叫ぶ男。其の後ろから迫る黒い雲。
- 295 :沢桐 創:2009/11/09(月) 23:58:18 ID:KycjxHnw0
- //レス番移動
>>294
「その声は…東雲かぁ?…!」
そして目に映る火砕流。
「…言われなくても!」
―ドゥンッ!
踵が炸裂した。
>>293
踵から発生した衝撃で跳び上がり、火砕流を避けた。
「あっちちちち…急に何なんだ…。
ちょっとぉ!ご近所さんに迷惑だとは思わねぇのかぁ!」
壁に張り付き、手をメガホンにして叫んだ。
- 296 :黒沢小百合:2009/11/10(火) 00:07:26 ID:rSRBD9/U0
- >>294
「逃さん、貴様はここで死ね。
死ね。死ね。死ね。死ね。死ね……!」
粉塵の奥から小百合の楽しげな声が響いた。
――ブオォオオォォ
火砕流の地鳴りとも違う、轟き。
「近代兵器で武装した軍隊からは誰も逃れられない。
例え、世界の裏側まで逃げ延びようとッ……!」
粉塵を書き分けるように飛翔する、空の要塞。
対地攻撃機AC-130『スペクター』ガンシップだ。
制空権を得た状態の『スペクター』は最早無敵といって過言ではない。
圧倒的な攻撃力、防御力。生身で相手をするには、危険すぎる。
>>295
「破壊せよ。」
女の声。
それと同時に、猛烈な機銃掃射が始まる。
粉塵の奥から現れた大型機が、すべてを破壊しながら飛翔する。
その圧倒的火力の前には
民家などものの数秒で崩壊するだろう。
- 297 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/10(火) 00:24:14 ID:fKFMzcio0
- >>295
「……」
あの様子なら大丈夫と判断したか。
ふ、と笑って駆ける速度を上げた。
>>296
だが。次の瞬間。その歩みは止まった。
沢桐への銃撃。いや、正確には違うのかもしれないけれど、明らかに沢桐にまで被害が及ぶそれを見た瞬間から。
「……あ……?」
ゆらり、と。足を止めた男は振り返り、灰色の雲。そしてその攻撃機を見据える。
「てめえ……どういうつもりだ……?」
自分への攻撃は幾らでも許すつもりだった。
だが、他人をそれに巻き込むというのなら話は別だ。
「……少し、楽しかったんだがな」
「―――残念だ」
冷たく、暗く、冷え切ったその声。まるで地の底から響いてくるかのようなその声。
「死ぬのはてめえだ……。黒沢……!」
灰色の雲。戦闘機。その二つに向って掌を向ける。
それと同時。男の全身は白く白く。天まで突き抜ける程の光を放って。
高音。頭が割れそうな程の音量で。
地響き。普通の建物なら一瞬で倒壊してしまいそうな程の揺れ。
大気の歪み。紅夜の姿が視認不可能な程に歪んで。
ブレイジング・フレア
「傲慢すぎた咎人」
向けられた両の掌から。
全てを飲み込み、熱し、溶かし、燃やし、破壊する光の波が放たれた。
- 298 :沢桐 創:2009/11/10(火) 00:29:10 ID:KycjxHnw0
- >>296
「え?ええ?」
その巨大な影に戸惑っている。
「いやいやいや」
「俺が何をしたってんだあああぁぁぁ!」
弾丸が発射された瞬間、高速ハリウッドダイブ。
何発かは脚に当たっているが、ズボンを破るばかりでダメージは見られない。
>>297
―ガリガリガリガリ…!
地面を削って、転がっていた。
「おい、お前は大丈…うおっまぶしっ」
- 299 :黒沢小百合:2009/11/10(火) 00:41:57 ID:rSRBD9/U0
- >>297
「最期の最期まで……
本当に『愚か』な人ですね。」
炎上する大型機、崩壊する街。
「殺人者がいまさら、正義面などッ!
恥を知れッ!この×××××××がッ!!」
墜落、爆炎、怒号、悲鳴。
弾薬を満載した攻撃機が、
圧倒的な熱量を浴びせられたのだ。
搭載爆薬に発火、爆発するのは小学生でも分かる道理
周囲2、300mほどの範囲に、溶けた鉄と爆風が襲い掛かるだろう。
>>298
沢桐にとっては、まさに厄日といっても良いだろう。
好奇心で路地裏に足を踏み込めば、死が鎌首をもたげて待ち構えていたのだから。
この街では、過剰な好奇心さえたやすく死に繋がる。
もし、小百合が他人への被害を抑えようとする良心を持っていたなら
今日のような惨事は起らなかったはずだ。
- 300 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/10(火) 00:53:19 ID:fKFMzcio0
- >>298
何とか逃げてくれ。
そう祈るしか、紅夜に出来る事は無かった。
>>299
「ああ、そうだな……。俺もアンタも殺人者だ。だからな。正義面なんてしてる訳じゃねえ」
「だがな」
ただ、この男が怒っているのは。
「俺らの喧嘩に……他人を巻き込んでんじゃねえよ……!!」
男が放った光は「全てを」飲み込み、破壊するエネルギーの塊。魔力とも言う。
その「全て」とは、何も物体だけでは無い。爆風や炎熱。怒号に悲鳴。この世の「全ての」物。
既に爆発は始まっている。手遅れかもしれない。だが、諦めるくらいならそこで死を選ぶ。
男が放った光は、更に光を増して。
物体では無い其れ。広がろうとする爆風を、押さえつけ、喰らう。
- 301 :沢桐 創:2009/11/10(火) 01:02:30 ID:KycjxHnw0
- >>299
だが、常に暇つぶしを探している野次馬根性丸出しの沢桐には無理な話であった。
それに、沢桐には「脚」があった。
「フォトンアクセルッ!」
―バウゥンッ!!
自慢の機械の脚が。
既に沢桐は上空数百メートルまで飛び上がっている。
―シュン、シュン、シュン…
「竜巻のォ…」
脹脛が展開し、ジェット噴射で回転する。
―シュンシュンシュンシュシュシュシュ…
回転する度に断続的に聞こえる音が、やがて連続音となり、
―シュアアアアアアァァァァァ!
「アクセルブレイクゥゥゥウウァァァ!」
落下しながら竜巻の如く高速回転する脚を、攻撃機に叩き付けた。
>>300
逃げるのは沢桐にとって、造作も無いことだった。
だが、それだけでは面白くないらしく、
いつの間にか竜巻の様な回し蹴りを攻撃機に炸裂させていた。
- 302 :黒沢小百合:2009/11/10(火) 01:13:53 ID:rSRBD9/U0
- >>300 >>301
「この場に及んでまだそのような奇麗事……
貴様は殺人鬼の癖に……それすら分からないのですか……ふひっ」
憎悪を通り越して、もはや呆れたとでも言いたいのか。
小百合の言葉にかすかに喜色が混じる。
「ひ、ひ、ひぃいいっははははあぁああはははあぁああぁあーーッ!!!」
普段の彼女を知る物なら、十人中十人が耳を疑うような
不快で、酷く卑屈な高笑い。
「もういい、貴様ら、貴様らおしまいだぁあああぁあぁああはははははははは
紅夜、てめぇも。邪魔した×××野郎もみんなみんなみんななぁあぁああ……」
笑い声は、遠ざかっていくようにして消えていく。
後に取り残されたのは、紅夜と桐沢、そしてぐちゃぐちゃになった街の一角のみ。
何故彼女が『終わり』とまで言ったにもかかわらず
去っていったのかは分からないが、一先ず危機は去った……
- 303 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/10(火) 01:24:11 ID:fKFMzcio0
- >>301
「……やりやがる……」
光を制御しながら。男は確かに笑っていた。
心配は要らなかった。何も。
>>302
「……っは、あっ……!」
小百合の気配が消えたのと同時。
紅夜が出した光は消え去って、後に残されたのは紅夜一人。
「殺人鬼……」
小百合の言葉を反復するように呟いて。
「アンタからも……そんな感じがする……わ……」
誰にも聞こえては居ない呟きを続けて。
「はっ……。似たもの同士……かも、な……あ……」
呟く声は虚空に消えて。浮かべた苦笑は闇夜に消えて。
男はその場に倒れこむ。
//お疲れサマー!そして寝る!
- 304 :沢桐 創:2009/11/10(火) 01:31:25 ID:KycjxHnw0
- >>302
―ガチャンッ!
「…んー…」
着地し、背伸びをした。
「失敗したな、爆発する前に蹴り飛ばそうと思ったんだが…速さが足りなかった」
爆発する攻撃機に自ら飛び込んで行ったのはそういう理由らしい。
一応、回転時の風が防御壁となって、生身の部分は無事のようだ。
脚は熱で真っ赤になっていたが。
>>303
「…おい、大丈夫か?」
また踏まれるぞ、と呟いた。
「…俺、なんか悪いことしたっけなぁ…」
そういえば、常に爆風の中に居たため、顔も見ていない。
声は…以前のレースの時に同じ声を聞いた気がする。
「帰って寝よう…うん、それがいい」
真っ赤な脚で焼け焦げた足跡を残して、歩き去った。
- 305 :頼羽無為:2009/11/10(火) 03:18:22 ID:fP94A.NgO
- 焦土と化した路地裏を、黒いコートの男が歩く。その右手には、携帯電話。
「…よう、俺だ。俺俺」
男はゆっくりと歩き続けながら、何処かへと電話をしていた。
「実は事故っちまって今すぐ金が…って違ぇ。やらせるな。…あん?自分でやったんだろ?何、こまかいことは気にするな」
ふと立ち止まった男の足元に転がる、ひとつの体。
「それよりも仕事だ仕事。どうせビルから場所も爆発も見えただろう。詳しい地点は―――だ、さっさと来い」
倒れていたソレをつまさきで蹴り上げひっくり返し、その生死を確認する
「お前らの同僚も派手にやらかしたもんだな…壮観だぜ、ビル街の一角が焼け野原だ」
生きていることを確認すると、後は特に何もせず背を向け歩き出す
「片割れはここで燻ってるぞ。…生きてるかだ?さぁな。消えてねぇなら生きてんじゃないか。くく…こりゃあ社長に言ったほうがいいかもなぁ」
「――さて、報告は終わりだ。俺の親切心にむせび泣くといい元部下共」
社長によろしくな、と締め電話を切り、男は闇夜の都市に消えた。
- 306 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/10(火) 20:02:59 ID:IDnKkU3kO
- ――白い。……天井……電灯……?
「ん……此処、は……」
一人の男がまっ白なベッドの上で起き上がった。
辺りを見回すと、他にも幾つかのベッドが。
どうやら病院のようだ。
「……ああ、そうだ……」その上で膝を抱え。
「……殺人鬼、ね……」
それは真実。
あの女の言葉を一人、呟く。
- 307 :名も無き異能都市住民:2009/11/11(水) 21:52:02 ID:Jhlo6zSQO
- 「こまったなあ」
騎士長の不在で今日の黎明騎士団運営を担っているのが騎士長代理ことやる気の無さそうなこの男性である。
寒空の下さらし甘くなったりんごをバケツいっぱいに、それを竜舎に届ける役割すら彼は請け負っている。
それだけではなく、金銭的なやり繰り、異能市街との連携、会議、すべて企画し事を進めているのが彼であった。
「本当にこまったよ、私は元来怠け者だ。本来なら王宮騎士時代に立てた多くの武勲で、一生食べていけるところなんだよ」
しゃくしゃく、とりんごをかじっている竜は我が者顔で竜舎に居座る赤竜ことりんごあめである。
しかも彼の話に全く耳を傾けていないため、りんごを残さず食べたあと夜の散歩へと出かけていった。
「辞めるに辞められないよなあ。この子たちが餓死するのも困るし、有望な騎士たちを路頭に迷わせるわけにもいかないし」
頭をくしゃくしゃとかいた後、騎士長代理は本舎に引き上げていった。
- 308 :ロザリア・ロートシルト:2009/11/12(木) 22:29:43 ID:rSRBD9/U0
- 「どーしようかしらねぇ。」
ビルの屋上、足を投げ出して
淵に座り足をぶらぶらと動かして。
おおっぴらに動くわけにもいかなくなったし、
しばらくは息を潜めておくべきだろう。しかし、それでは面白くない。
少女は、遠くのネオンサインをぼんやりと見つめて、
出口の無い思考に埋没していた。
- 309 :もふもふ神:2009/11/12(木) 22:39:09 ID:PBnIervYO
- 「そうだ。しろさんはドラゴン嫌い?」
きゅ?むーきゅー
しろさんに跨って通りすがる自称神様。
「うーん、難しいよねぇ」
会話内容は不明。しろさんがどうやって空中を這って進んでいるのかも不明。
- 310 :ロザリア・ロートシルト:2009/11/12(木) 22:46:43 ID:rSRBD9/U0
- >>309
「……!?」
空を進む謎のもふもふ生命体と少女。
これには吸血鬼としてはまだ若いが、
それでも200年以上生きてきたロザリアも驚きを禁じえない。
(さすがに、こんなのははじめて見るわねぇ……)
「こんばんわ、夜中の散歩かしら?」
興味をそそられたのか、ロザリア自ら声をかけてきた。
- 311 :もふもふ神:2009/11/12(木) 22:54:47 ID:PBnIervYO
- >>310
「ふぇ?うん、そうだよ。わっ、もうこんな所かぁ」
もふりとビルの淵に降り立つしろさん。
『きゅー?きゅー!』
しろさんは周囲に微弱ながら治癒と脱力のオーラを放出している。
「貴女はこんなところで何をしてるの?お月見?」
- 312 :ロザリア・ロートシルト:2009/11/12(木) 23:02:43 ID:rSRBD9/U0
- >>311
「まぁ、そんな所ですわ。」
ふふ、と軽く笑みを浮かべて。
予想外の来訪者に、心を和ませているようだ。
もふもふの脱力のオーラも、
十二分に作用しているのだろう。
「かわいいわねぇ、それは。
かなり変わった生き物だけど、貴方の使い魔?」
もふもふを撫でようと、手を伸ばして。
- 313 :もふもふ神:2009/11/12(木) 23:14:50 ID:PBnIervYO
- 「お月様は明るいけれど、街がうるさすぎて、よくわからない」
「それでもキレイなんだから、お月様は凄いよねえ」
「私はもふもふ達の神様なんだよ。だから、しろさんは……信者?」
でも最近人間の信者も増えてる気がする。人間はもふもふじゃない。じゃあもふもふは信者じゃなくて……
「……うーん……天使…?」
頭から湯気が出始めた。少女からは、所謂神性は毛ほども感じられないが、同様に人や異形の気も感じ取れない。
しろさんはどうやら抵抗する気は無さそうである。眼(らしき部分)を瞑っているので、もしかしたら寝ているのかもしれない。
- 314 :ロザリア・ロートシルト:2009/11/12(木) 23:26:14 ID:rSRBD9/U0
- >>311
「ええ、もしこの街が停電したなら、どれほど美しい月が見えることか。
ヒトは自らの領分を踏み外しすぎた……っと、貴方にこんな話をしても仕方ありませんわねぇ。」
指先でもふもふのしろさんの柔らかな感触を楽しみつつ、
月を感慨深げに見上げて。
「ふむ……不思議ねぇ……」
(一体、なんなのかしらこの子は……
この生き物と同様嫌な感じは、しないけれど正体がつかめない……)
ロザリアも、思案にくれている様子だ。
- 315 :もふもふ神:2009/11/12(木) 23:35:58 ID:PBnIervYO
- 「人間は好きだけど、少し欲張りさんが多いからね」
月を見上げながら少女は笑う。
『きゅ…ぅー…』
「あはは。しろさん寝言で気持ち良いって」
もふられてご満悦なしろさんであった。
「……不思議だねぇ?」
頭上に疑問符。絶対自分の事とは理解していない。
- 316 :ロザリア・ロートシルト:2009/11/12(木) 23:46:12 ID:rSRBD9/U0
- >>315
「この街なんて、まさに欲張りなニンゲンを象徴していると言っても過言ではないわ。
地に陸に空に海に地下に、際限なく成長を続けているのですもの。」
このビルの屋上からざっと見回しただけでも、建築途中のビルや
道路の拡張工事、新しいトンネルの掘削工事現場が見つかった。
まるで、成長し続ける巨大な化け物のようだ。
「そう、それはよかったわ。
どんな生き物も、撫でられると気持ちいいのねぇ。」
いくら問いただしたところで、答えは返ってこないだろう。
それに深く詮索するのも、この場では野暮だろうと考えたロザリアは
ただしずかにしろさんの頭を撫で続けた。
- 317 :もふもふ神:2009/11/12(木) 23:55:58 ID:PBnIervYO
- >>317
「此処は、きっとそういう場所なんだよ。人間が居ても居なくても、此処は」
都市である前に、特異点であるこの場所がそうさせるのだ、と。無意識に少女は感じているようだった。
「もふもふー…もふもふ教に入ればちびもふちゃんプレゼントあるよー」
そして勧誘。神様は信仰が命です。
- 318 :ロザリア・ロートシルト:2009/11/13(金) 00:05:33 ID:rSRBD9/U0
- >>317
「そうかもしれないわねぇ……
ここでは、全ての常識が通用しないと言っても過言ではありませんから。」
時間さえも捻じ曲がる場所、それがこの異能都市なのだ。
いろいろな物を吸い寄せる力場を持っているのだろう。
「へぇ……それはまた、魅力的なプレゼントですこと。」
(ど、どうしよう……これはめちゃくちゃかわいいわ……)
表面上は、今日みなさげな態度をとってはいるが、
やはり、精神は年頃の女の子。小さくてかわいい物には弱いのである。
- 319 :もふもふ神:2009/11/13(金) 00:12:41 ID:PBnIervYO
- 「新しく森とか出来ないかな。急にどばーっと。どんぐりの森がさ」
そんなことも、起きそうな気もするのが此処の怖いところである
しろさんから株分けされるようにぽふむと分離する白いちびもふちゃん。
きゅーきゅーと二人に向かって鳴いています。
「まだ早いよちびちゃん。ちゃんとOK貰ってからでないと出てきちゃ駄目だよ?」
少女にメッ、されて、またしろさんの中にもぐもぐして行きました。
- 320 :ロザリア・ロートシルト:2009/11/13(金) 00:21:18 ID:rSRBD9/U0
- >>319
「まるで隣のトトロみたいねぇ……
あれも、そんなシーンがあったようななかったような。」
そんなことをぼやきつつも、
視線はもふもふに。
「!!!」
(ぶんりした!なにこれかわいい!!)
(*´∀`*)
ろざりあLv36:しょくぎょう:はすたあ教徒→もふもふ教徒
- 321 :もふもふ神:2009/11/13(金) 00:33:11 ID:PBnIervYO
- >>320
「祝福!しゅくふくするよー!」
ぴゃー、と何か天空とかからそれっぽい光でロザリアを祝福する。
ぴょいんと喜び勇んでロザリアに向かい跳ねてくるちびもふ(白)ちゃん
きゅーきゅー鳴いて頬ずりしてくる。
「この子も貴女を気に入ったみたい。さ、教徒の最初の使命!その子に名前をつけてあげて」
- 322 :ロザリア・ロートシルト:2009/11/13(金) 00:40:35 ID:rSRBD9/U0
- >>321
「きゃあ、かわいいわぁ……」
久しぶりに、年頃の女の子らしい声を出したなぁ、
と心の中で思うロザリアであった。
「名前……そうねぇ……
やはり、貴族らしく高貴な名前が……
うーん……わたあめ……ちがうわね……」
新しい家族の大切な名前。ちゃんと考えなければ。
- 323 :もふもふ神:2009/11/13(金) 00:46:43 ID:PBnIervYO
- >>322
(そういえば、教団のキョーソさんが…)
『神様、ちゃんと信者には洗礼名を与えなければいけませんよウフフ』
(うーん……名前……名前…)
「……めぞほるほっふ……じゃこびにーる……」
何かこちらでも名状し難き何かが生まれつつあるようです。
- 324 :ロザリア・ロートシルト:2009/11/13(金) 00:51:41 ID:rSRBD9/U0
- >>323
「TAKAもふもふ……ザ・グレート・もふ……
スーパー・ストロング・もふもふ……アンドレ・ザ・もふもふ……」
ロザリーそれもうもふもふやない!
プロレスラーや!
「……ここは無難にわたあめ、にしようかしら。」
決定のようです^q^
- 325 :もふもふ神:2009/11/13(金) 01:03:10 ID:PBnIervYO
- >>324
「わたあめか、良い名前だね!」
一瞬だけ毒霧吐くけばけばしい彩色のもふもふが脳裏をよぎったが、気のせいだったぜ!
「生涯、貴女とわたあめは共にある。それだけを覚えていてね。意地悪したら破門しちゃうよー!」
「貴女にも洗礼名を上げたかったけど、ちょっと考えつかないや。ごめんね?」
ニボシかキリボシダイコンかで悩んだらしい。
- 326 :ロザリア・ロートシルト:2009/11/13(金) 01:09:20 ID:rSRBD9/U0
- >>325
「わたあめ、貴方も今から私の家族よ。
家で一緒にゆっくりしましょうね。」
まだ体が小さいので
人差し指でやさしく、なでなで。
「分かりましたわ、えっと……
あなたは、神様でよいのかしら……」
もふもふ教の教義的には、
もふもふ神はトップなのだろうか。
- 327 :もふもふ神:2009/11/13(金) 01:15:44 ID:PBnIervYO
- >>326
「うん、神様でいいよ?詳しい事は、機会が会ったときに教団のキョーソさんに聞いてみると良いよ」
場所は知らないけど、と呆れた発言。それでも神様かと
「キョーソさんに会ってないから、まだ一応野良教徒扱いになるのかな?貴女は」
教団のトップは教祖様、教義的なトップはもふもふ神。文字通り御神輿である。
- 328 :ロザリア・ロートシルト:2009/11/13(金) 01:26:27 ID:rSRBD9/U0
- >>327
「分かりました……
えっと、正式な教徒認定は、
教祖様に会ったときですわ。」
ずいぶんアバウトな宗教だなぁ、
これが都会派なのか……などと都合よく納得するロザリア。
「では、私はこれで失礼しますわ。
この次、にまた会うときまでごきげんよう、神様。」
影に溶け込むように、ずぶずぶと沈んでいくロザリアの肩には、
不思議そうな表情を浮かべる子もふもふ……わたあめが寄り添っていた。
- 329 :もふもふ神:2009/11/13(金) 01:36:19 ID:PBnIervYO
- >>329
「うん、それじゃあね。貴女に私の加護あれ!さ、しろさん帰ろう」
ぺちぺちとしろさんの額を叩くと少女はしろさんの中にもふりと身を埋めて行く。
しろさんも丸いからだを更に丸めて、きゅんきゅんと音を立てながら小さく小さくなっていく。
最後にひゅこんと間抜けな音を立て、その場には何も居なくなった
- 330 :甲/赤色螺旋:2009/11/13(金) 19:42:18 ID:KE2UskXwO
- 何かが足りない
そう思ったのは昨日か、はたまたこの街に来てからずっとか
『かぶとー!またサボりかー?』
『お巡りさんバイバーイ』
塾帰りの子供逹に笑顔で応える
宙ぶらりんの手
「…」
その手を、握り締める
この街に来て数ヶ月、色々あったが定職にも就けた
充足した生活に不満は無く、ここでの日々は楽しい
けど
燻り続ける胸の奥底はいつだって漠然とした空虚さをもたらしていて
「……」
握り締めた拳をじっと眺める
その沸き上がる空虚さの正体は知っていた
それは瞼を閉じれば現れる
あの時からいつだって離れない
熱く、苛烈な
―――紅の残像
「……よっと」
見上げる夜空、澄んだ空気に浮かぶ月
置き去りにしたはずの想いに焦がれる自分に僅かに苦笑して
男は雑踏に歩き出した
- 331 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2009/11/13(金) 19:47:38 ID:/k2gysHgO
- 雑踏を歩く女が居た。真紅の髪眼に漆黒の凱套。
誰かを探しているのか、其の女は辺りを俯瞰する様な瞳で見回し乍ら歩みを進める。
- 332 :甲/赤色螺旋:2009/11/13(金) 19:59:43 ID:KE2UskXwO
- 「おばちゃん、メンチ二つな」
繁華街、揚げ物の店頭販売にブイサインを突き出す男
男の後ろに連なる行列がその店の人気を雄弁に語り
暫く後に
店の主人はその突き出したブイサインの上に紙袋を置いた
「…で」
>>331
「なーにやってんだい?」
サクサクと雑踏に置いても一際目立つ存在に歩み寄る
「ん」
二つの紙袋、その一つを差し出しながら
//スマンぬ、風呂だー
//よければ少しだけお待ち下さい
- 333 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/13(金) 20:04:11 ID:IDnKkU3kO
- 雑踏の中。
此処にも一人。男がいた。黒のコートを羽織り、その中を歩く。
―――下。どう見ても、患者服だけど。
この男。(二度目の)脱走中につき。
- 334 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2009/11/13(金) 20:09:09 ID:/k2gysHgO
- >>332
「有り難く――と言いたいが死眠が近くてね、食事を摂ると拙いんだ。すまない」
甲と彼が突き出して来た紙袋を見て、申し訳無さそうに笑って謝辞。
何時か話した仮死状態で長期睡眠に障りが有るから、と言って。
「――君を探して居た。死眠前最後の仕事をしようと思ってね。
或る人物との約束を果たすのに、君の協力が必要なんだ」
//把握です。ゆっくりどうぞー
- 335 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2009/11/13(金) 20:12:48 ID:/k2gysHgO
- >>333
「また抜け出して来たのか」
紅夜の姿を雑踏の内に認めると、困った様に白皙の貌を微かにしかめた。
- 336 : ◆uotUYGHVwM:2009/11/13(金) 20:15:23 ID:IDnKkU3kO
- //ごめんなさい邪魔っぽいので無視でお願いします
- 337 : ◆SENYA1eKPk:2009/11/13(金) 20:18:30 ID:/k2gysHgO
- >>336
//気にしなくても良いですよ……?
- 338 : ◆uotUYGHVwM:2009/11/13(金) 20:20:24 ID:IDnKkU3kO
- >>367
//ごめんなさい。ちょっと不安な事があって。
//又お二人の間に入ってしまうのはどうよ?と思ってしまったので。
- 339 :さつき ◆SENYA1eKPk:2009/11/13(金) 20:21:52 ID:/k2gysHgO
- >>338
//むう……把握です、申し訳無いです
- 340 : ◆uotUYGHVwM:2009/11/13(金) 20:25:08 ID:IDnKkU3kO
- >339
//少し馬鹿な事を考えてしまってまして。
//謝るのは此方です。申し訳ない。
//頭が冷えたら、復活するかもしれないのでその時はお願いします。
- 341 :甲/赤色螺旋:2009/11/13(金) 20:27:17 ID:XITRg8Pk0
- >>334 //待たせたべーありがとうっす
「む、なるほど…寝る前に油モン食うと胃がもたれるしな…ハグ」
庶民的な見解で納得しつつ片方を齧る
もぐもぐしつつ話を聞いて
「おう、良いぞ」
即答
- 342 : ◆SENYA1eKPk:2009/11/13(金) 20:27:21 ID:/k2gysHgO
- >>340
//把握です。お大事に
- 343 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2009/11/13(金) 20:38:24 ID:/k2gysHgO
- >>341
「まあ、似た様なものか」
其の比喩に愉快そうに眼を軽く細めて笑みを溢す。
継いで佇まいを正すと、女は甲に向き直る。真紅の髪がさらりと柔らかに揺れた。
「或る人物と闘う約束をしたのだけれど、私と闘うより先に其の人物には闘うべき――……
……――或いは、会うべき人が居てね」
先日の情景が想起される。眼前の“螺旋の赤”とは異なる色合いを持つ彼の人物。
崩落風景で対峙した“鉄血の紅”。
「其れが君だ。――其の人物は君と縁の深い人物。
……――そうだね、私に対するニナの様に」
くすりと。擽られた猫の笑み。
悪戯っぽく笑って小鳥の様に小首を傾げ、甲を見る。
「誰だか分かるかな?」
- 344 :甲/赤色螺旋:2009/11/13(金) 20:45:08 ID:XITRg8Pk0
- >>343
血流が、意図せず早まるのを感じる
封を切っていない紙袋がひとつ、ぽとりとアスファルトの地面に落ちて
「―――…あ…」
言葉が上手く喋れない
身体が上手く動かない
鼓動の音が遠く聞こえて
これは、本当に自分の身体なのだろうか
と、疑問に思う頃
「――――」
甲は、蔡生の肩を鬼気迫る面持ちで掴んでいた
- 345 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2009/11/13(金) 20:52:00 ID:/k2gysHgO
- >>344
華奢な肩を男の手に掴まれ、女の躰は微かに揺れた。
「痛いよ」
薄く眼を閉じて、小さく呟く。何か感慨を得た様に。軈て眼を開いて。
「正解。君の考えてる相手は全くの正解だ。完全無欠の回答。――そう。“其れ以外では有り得ない”。
君への御願いは……否、願う迄も無いね。君の行動は決まっただろうから」
- 346 :甲/赤色螺旋:2009/11/13(金) 21:01:37 ID:XITRg8Pk0
- >>345
「………」
甲の眼は、蔡生を捉えながら
その向こうに見えた
紅の背中を見ていた
「……ごめんな」
穏やかな声、華奢なその肩をそっと放し
「そうか」
だらりと下げる
「―――…居た、のか」
全身の感覚が急速に甲の制御下に戻り
力が染み渡る
握り締めた拳
向ける先を見定めた
ざわり、と
初冬の夜道に寒さとは違う身を突く何かが広がる
発信源は、ひとりの男
周囲を渦巻く風に、赤いマフラーと
同じく赤く染まった髪を靡かせて
- 347 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2009/11/13(金) 21:05:38 ID:/k2gysHgO
- >>346
「気にしなくて良い。――そうか、矢張り君も知らなかったか。
彼も君が居る事を知らなかった。私が君の事を言った時、彼も君と似た反応をしたよ」
そう言い乍らアスファルトに落ちた紙袋を拾い上げると、甲に向けて差し出した。
「はい、……――然し妬けてしまうな」
苦笑して。
- 348 :甲/赤色螺旋:2009/11/13(金) 21:15:32 ID:XITRg8Pk0
- >>347
「……ハグ!」
受け取った紙袋を開いて
力いっぱい噛み締める
「もぐ…もぐもぐ……寝耳に、マグマでも流し込まれた…気分でぃ…」
紙袋はくしゃりと、手の中で圧縮されて
「仕方ない、仕方ない」
「廻り合わせにゃ……逆らえん」
弾む心を抑え付け
噛み締めるその顔は、確かに恋慕のそれにも見えた
- 349 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2009/11/13(金) 21:25:18 ID:/k2gysHgO
- >>348
「やれやれ」
可笑しさか呆念か、或いは別の何かか、または其れら全てか。
眼を潰って薄く嘆息した女の顔には微かに笑みが浮かんでいた。
度量かな、と何とは無しに小さく小さく呟いて。
「ま、言われる迄も無いだろうけれど、想う事を為したら善い。
私は一人寂しくふて寝してるから」
丁度良くそんな時期。
害など皆無な小さな小さな棘なる皮肉。
薄桜の唇をほんの微かにつんとさせ、女は肩を竦めた。
- 350 :甲/赤色螺旋:2009/11/13(金) 21:36:55 ID:XITRg8Pk0
- >>349
「おう!」
「……おおぅ?」
浮き足が上空数十メートル位まで上がっていた男に
僅かな棘が、こつんと足払い
「寂しく不貞寝って…」
高まった感情がストーンと地上に戻ってきて
少しオロオロ眼が泳ぐ
黒髪に戻った頭をがしがしかいて
「心配すんな、死眠の時ゃ傍に居らぁ」
そっぽを向いて、呟いて
- 351 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2009/11/13(金) 21:50:28 ID:/k2gysHgO
- >>350
「……なに、構わないさ。私なんか放って置いて楽しんで 来たら良い」
ついと顔を甲から顔を背けた蔡生の肩が微かに震える。
当然泣いているわけではなく。
「……くく、なんてね」
笑っていた。
「死眠守は気が向いたらで構わないよ。死眠中の姿は余り見られたい物では無いし。
君が優先しなきゃいけないのは、彼に会う事だ」
笑いながら甲の肩に軽く手を乗せる。
其れに眠って居る間とはいえ――……
……――最も近くに居てくれる男が、自分ではない違う相手の事を想ってると云うのは、中々悲しい」
甲の肩から手を放し、ひらりと体を翻す。其の顔に浮かんだ一瞬の翳りは即座に消えて。
「――私の事は後で善い。久方振りの再会だろう?」
- 352 :甲/赤色螺旋:2009/11/13(金) 22:03:08 ID:XITRg8Pk0
- >>351
「……スマンね、どーにも不器用な性質で」
顔を上げて、蔡生を捉える
その眼の輝きは、筆舌にし難い鮮やかな彩を持って
「それはそれ、これはこれ…なんて」
「割り切る事は、出来ない」
「けど」
「不器用は不器用なりに、"それ"も"これ"も全部ひっくるめて」
ニッと笑って
「どこまでも全力でやってやるさ」
翳りを見たかは分からない
けれど甲は笑顔を向ける
何の意図も憂いも無い、笑顔を
「……さて、そんで」
「ソイツぁ何処に―――居るんだい?」
- 353 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2009/11/13(金) 22:12:29 ID:/k2gysHgO
- >>352
「――……」
暫し見惚れた様に甲の瞳から視線を離せず、鮮やかな其の色が焼き付いて。
「……――ああ、彼の居場所か」
ふと気が付いて自分の髪に指を通す。
参ったな、とでも言いたげな表情。口元は嬉しそうに綻んで。
「……さて、自分で探して見ると善い。彼も君を探している。
探せば直ぐにでも本人か――或いは手掛かりが見付かるんじゃないかな」
音を立てて夜を飛ぶヘリの一機を何気無く見て。
- 354 :甲/赤色螺旋:2009/11/13(金) 22:19:14 ID:XITRg8Pk0
- >>353
「っかー!そりゃもっともだ…あっさり答えを求めるなんざ男のする事じゃねえ」
ぱん、と顔を手で覆い
入れ込み過ぎな心を諌める
「…ヘリ?」
音を聞き
指の隙間からそれを見て
「この時間に…黒沢か?……いや、それより」
「―――…何か、起こってる」
メガネをくい、と上げて
ヘリに向けた顔を
蔡生に向ける
「…行くわ」
二人の間を流れる空気
それを止めてでも、やらなければならない事もある
- 355 :夜刀神蔡生 ◆SENYA1eKPk:2009/11/13(金) 22:26:21 ID:/k2gysHgO
- >>354
「後は自分で、ね。――ああ。行ってらっしゃい」
女も軽く笑って送り出す。基より其のつもりだ。
ヘリを見て、さて眼前の赤の印を巻いた男が如何するか何て予想がつく。
「私も行きたいが時期が時期だ。私の分も頼んだよ、甲」
快活に笑って背中を押して。
- 356 :甲/赤色螺旋:2009/11/13(金) 22:30:48 ID:XITRg8Pk0
- >>355
「―――合点」
言うが早いか男は走る
「(女に背中を押されたからにゃ、貫き行くが男の務め)」
軽快な踏み切り音が一つ
見ると男はビルの壁を蹴り上げ空に昇る
周囲の雑踏から声が上がり
赤い軌跡は一路、戦場を目指す
- 357 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/11/14(土) 00:22:27 ID:MoCIRbzk0
- 「〜〜」
【いつもの公園のベンチの上】
ゴシゴシ
「ずっとつかってないけど。きれいにしとかないとなの〜」
【そう言って紙の形状をしたやすりで白銀の刀を研いでいる】
- 358 :黒瑪瑙 ◆CROSS/.AzE:2009/11/14(土) 22:40:50 ID:E4Ka56rgO
- 少女はただ、病室の天井を見つめていた。
その目には落胆を含ませて。
「……あーあ、何やってんだろ私」
銃弾を腹に受けて倒れ、病院に運ばれてから早一日。
昼間にクロスが見舞いに来た。
最初は怒られると思っていたが、クロスの言葉は予想外のものであった。
――頑張ったな
あの台詞を言った笑顔が思い出される。
でも、それを言う彼の手は震えていた。
「……強く、なりたいなぁ」
自分のためにも、相手のためにも。
少女は強さを欲したのであった。
- 359 :名も無き異能都市住民:2009/11/14(土) 22:55:34 ID:XITRg8Pk0
- >>358
―――コンコン
ノックの音が、病室に聞こえる
- 360 :黒瑪瑙 ◆CROSS/.AzE:2009/11/14(土) 23:09:57 ID:HnkBBDEo0
- >>359
「……? どうぞー」
上半身を起き上がらせ、ドアに向かって声をかける。
- 361 :甲/いつか見た赤:2009/11/14(土) 23:13:10 ID:XITRg8Pk0
- >>360
――ガチャ
「――…よう」
何だか少し恥ずかしそうに
赤いマフラーを首に巻いた男が入って来て
「その…久し、ぶり」
よ、と手を挙げた
- 362 :黒瑪瑙 ◆CROSS/.AzE:2009/11/14(土) 23:17:03 ID:HnkBBDEo0
- >>361
「…………う、うぇい??」
目が点であった。
「え、ちょ……いや、何? ドッキリ?
カメラどこ? え?え?え??」
ワタワタと手を振りながら辺りを見回す。
しばらくそんな動作を繰り返しながらも落ち着いてきたのか、甲に向き直り、
「その……お久しぶりです、ええ」
同じく、手を挙げた。
- 363 :甲/いつか見た赤:2009/11/14(土) 23:21:11 ID:XITRg8Pk0
- >>362
「――なに!?ドッキリだとぉ…!しまったそんなオチ…!!」
釣られてキョロキョロする男の動きは
黒瑪瑙もいつか見たそれ
声も
表情も
面影以上にそのままで
「―――って、んな訳ねぇええ!!」
くるくる回りながら、椅子に座り
「……会えて、良かった」
心からの笑顔を送った
- 364 :黒瑪瑙 ◆CROSS/.AzE:2009/11/14(土) 23:23:01 ID:HnkBBDEo0
- >>363
(うわこの人何も変わってねぇ……)
そんなことを思いながらも、何も変わっていないということに安心していたり。
「ええ、こちらもですよ。
でもよく私がこの病院にいるってわかりましたね。
クロスにでも聞きましたか?」
- 365 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/11/14(土) 23:24:00 ID:MoCIRbzk0
- 【黒瑪瑙のお隣の病室】
「…あう〜…このけがはだいじょぶっていってるのになの…」
【文句を言う包帯少女】
「しょーがないの!げんきなところみせたらおそとにでられるかもなの!」
【そう言って病室を勢いよく開けた】
「…おとなりはだれなのかなの…」
【ドアの隙間から黒瑪瑙の病室を覗き込む】
- 366 :甲/いつか見た赤:2009/11/14(土) 23:25:21 ID:XITRg8Pk0
- >>364
「いや、昨日の列車事故」
据え置きのリンゴ、多分誰かのお見舞いの品を手に取り
シャクリと食べる
「あそこに、俺も居た」
「スマンな、押しかけて……怪我は大丈夫か?」
- 367 :黒瑪瑙 ◆CROSS/.AzE:2009/11/14(土) 23:30:09 ID:HnkBBDEo0
- >>365
覗いた病室。
そこにはベッドに入る銀髪の少女と、椅子に座る赤いマフラーの男が対談をしている。
>>366
「ああ、やっぱり……」
最後に見た、あの空を駆ける赤い螺旋は甲だったのだと再認識する。
「怪我はもう、それなりに。
傷口を塞いだので、あとは安静にしてればいい……そうです。
店の手伝いはしばらく出来ませんが、今のうちにいっぱい休ませてもらうことにしますよ」
コロコロと軽快に笑っている辺り、そんなに重態でもなさそうだ。
- 368 :甲/いつか見た赤:2009/11/14(土) 23:34:55 ID:XITRg8Pk0
- >>367
「そうか、良かった…しかし」
「久し振りの再会が病院ってのも…何だかなぁ」
やれやれ、と苦笑する
「おてんばっぷりは、あの頃以上だな」
軽快な笑いに、自らも付随して
「店」
気になった単語に
「店やってんの?」
尋ねてみる
- 369 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/11/14(土) 23:37:16 ID:MoCIRbzk0
- >>367
「あう!?『くろめのー』なの!」
【知り合いと知るが早いか】
「あう〜なんでここにいるなの〜?」
【素早く病室に入ってきた】
>>368
「あう?」
【そして振り返る】
「あう〜『かぶと』もけがしたなの?」
- 370 :黒瑪瑙 ◆CROSS/.AzE:2009/11/14(土) 23:40:17 ID:HnkBBDEo0
- >>368
「え? あ、はい。
ちょっとした喫茶店を……ね。
やっぱり稼がないと食べれませんから」
とは言っても、あまり稼げてないのですが、と苦笑。
「『Apple Guillotine』という変な名前の店です。
大通りから路地に入って少し歩いた場所にありますよ」
>>369
「あらあら、ディスさんじゃないですか。
ディスさんも怪我したんですか? どこを?」
少し心配そうに尋ねる。
- 371 :甲/いつか見た赤:2009/11/14(土) 23:45:41 ID:XITRg8Pk0
- >>369
「病室では静かに」
人差し指を口元に当てて"シー"のポーズ
「俺は別に怪我してねえよ」
>>370
「喫茶店、か……あー…」
『Apple Guillotine』
その店の名前は、幾度と無く聞いた
思えばここへ辿り着いての初日
ロザリアから聞かされていた店の名で
「そう…か、くく」
何の因果のいたずらか
思いがけないニアミスに笑いが込み上げて来て
「…そこに居るんだな、アイツが」
瞼の裏側に映る
忘れる事の出来ない、苛烈な"紅"
こんなにも
近くに在ったなんて
- 372 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/11/14(土) 23:51:02 ID:MoCIRbzk0
- >>370
「あう〜えっと…
『でぃす』はだいじょぶなんだけど…」
【全身包帯ぐるぐるの姿を見せて】
「こーえんでねてたら…ここにいたの〜」
【どうやら通行人に救急車を呼ばれたようだ】
>>371
「あう〜…ごめんなさいなの」
【軽く頭を下げる】
「え〜と…おみまい…っていうのかなの…こーいうのなの…」
【少ない知識の中から引き出す】
- 373 :黒瑪瑙 ◆CROSS/.AzE:2009/11/14(土) 23:53:33 ID:HnkBBDEo0
- >>371
「?」
急に笑いだした甲を不思議そうに見る。
「居るって……ああ」
合点がいったように軽く微笑み、
「ええ、います。
その店に、銃寺森クロスがいます」
>>372
「……あー、それは確かに」
頷くしか無い。
「そろそろ長袖の服とか着て、包帯を隠したほうがいいんじゃないですか?
それにホラ、もう冬ですし」
- 374 :甲/いつか見た赤:2009/11/15(日) 00:00:51 ID:XITRg8Pk0
- >>372
「よろしい」
ふ、と笑いかけて
「そうだな…それと、まぁ久し振りの挨拶…あとは野暮用かな」
>>373
「そうかそうか」
椅子から立ち上がり
「なら、行かなきゃな」
窓の外を見据える
その瞳に宿る輝きは――あの頃のままで
「サンキュー黒瑪瑙、退院したらメシでも行こうぜ」
「あ、そうだ」
がさり、と袋を取り出して
「見舞いに手ぶらって訳にもいかんのでな…今年漬けた梅干、持って来た」
「口寂しい時にでもつまんでくれ」
それをベッドの机に上げて
「じゃ、いっちょ行ってみますか」
病室を後にする
跳ねるような気持ちは、軽快な足取りに現されていた
//『Apple Guillotine』、行っておk?
//出来ればイベB辺りで、負担だったら後日でも良いけど
- 375 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/11/15(日) 00:05:42 ID:MoCIRbzk0
- >>373
「あう〜…やっぱりかくしたほうがいいのかなの〜」
【手とか足とかを見る】
「あう〜『ろざりあ』にたのんだほうがいいかなの・・・・」
>>374
「あう〜…ひさしぶりなの〜
あ、またねなの〜」
【こちらも微笑んで手を振った】
- 376 :黒瑪瑙 ◆CROSS/.AzE:2009/11/15(日) 00:09:09 ID:HnkBBDEo0
- >>374
「あ、はい、わざわざありがとうございます!」
紙袋を受け取り、中身を見て眼を輝かせる。
「……行ってらっしゃい」
//来いやぁぁあああああッ!!
>>375
「これから寒くなりますしねー。
寒さを感じないとはいえ、やっぱり体を冷やすのはよくありませんから」
冷たい風の吹く外を窓から見ながら。
- 377 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/11/15(日) 00:12:47 ID:MoCIRbzk0
- >>376
「あう〜…ひえるのはたいへんだよねなの〜…
なんかうごきにくくなるの〜」
【過去に経験した冬から判断】
「やっぱりふくをかりよかなの〜」
【微笑みながら言った】
- 378 :黒瑪瑙 ◆CROSS/.AzE:2009/11/15(日) 00:25:10 ID:HnkBBDEo0
- >>377
「それもいいですね。
あ、ちょっと待って下さい」
クロスが見舞いの時に持ってきてくれた荷物の中から、一枚の外套を取り出す。
「これ、あげます。
実はこれ、もう着れないんですけどクロスが持ってきちゃって……
ディスさんにならぴったりだと思いますよ」
- 379 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/11/15(日) 00:29:48 ID:MoCIRbzk0
- >>378
「あう?ありがとなの!」
【微笑んで受け取った】
「ちょーどいいのかなの?」
【そう言って受け取られた服を見る】
- 380 :黒瑪瑙 ◆CROSS/.AzE:2009/11/15(日) 00:35:21 ID:HnkBBDEo0
- >>379
「体は温めておかないと大変ですよー。
この外套一枚でもだいぶ違うと思います」
荷物を軽く片付けながら微笑む。
- 381 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/11/15(日) 00:39:56 ID:MoCIRbzk0
- >>380
「あう〜!そっかなの〜!じゃあきてみよかなの〜」
【早速外套をてに…ではなく包帯にとって袖を通し始める】
【怪力を気にしているのは確かである】
【来てみた感じのサイズはどうであろうか?】
- 382 :黒瑪瑙 ◆CROSS/.AzE:2009/11/15(日) 00:45:43 ID:HnkBBDEo0
- >>381
「少し大きい……かな?
でも長く着れると思いますよ」
どうやら裾が長いタイプのようだ。
袖はディスの手の甲まで来ているし、裾はディスの膝辺りまである。
だからこそ、防寒には向いているだろう。
- 383 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/11/15(日) 00:49:01 ID:MoCIRbzk0
- >>382
「あう〜…ちょっとおっきいけど、あったかいなの〜」
【手の甲とかをさすりながらディスは微笑んだ】
「だいじにするなの〜。うっかりやぶいたりしないなの!」
【何やら変なことを宣言してぐっと拳を握った】
【大きな外套のためか余計に背が低く見える…】
- 384 :黒瑪瑙 ◆CROSS/.AzE:2009/11/15(日) 00:58:23 ID:HnkBBDEo0
- >>383
「や、やぶく?」
『何を言ってるんだこの人は』状態。
「……って、やば。
そろそろ就寝時間だ。
看護士さんに怒られる」
慌てて寝る支度を始める黒瑪瑙。
- 385 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/11/15(日) 01:02:22 ID:MoCIRbzk0
- >>384
「あう〜…えっと…ちからいれないってこと…」
【説明…】
「あう。そろそろねなきゃなの…
『でぃす』もかえらないとなの〜」
【扉を開けて外に出る】
「おやすみなの〜!またねなの〜!
はやくげんきになってねなの!」
【そう言って部屋から出て行った】
【ちなみにそのあとディスは看護士さんに捕まるも、元気さをアピールして無事退院したらしい】
- 386 :黒瑪瑙 ◆CROSS/.AzE:2009/11/15(日) 01:04:42 ID:HnkBBDEo0
- >>385
「ええ、おやすみなさい」
黒瑪瑙もベットの中に入り、ゆっくりと瞳を閉じた。
「今頃クロス……楽しそうだろうなぁ」
- 387 :甲/ジャングルジム大帝:2009/11/15(日) 22:24:34 ID:XITRg8Pk0
- 【交番付近・公園】
「……」
ジャングルジムの上
遠い空を見上げる
「……」
…その事に、実は大した意味も無く
手首を捻る
「……全力、か」
「今、全開でブン回したら…何処まで振り切るやら」
頭に浮かぶ物は昨夜から一つだけ
来るべき決闘への展望
- 388 :ウリュー:2009/11/15(日) 22:31:03 ID:PBnIervYO
- 「よっ、はっ、とっ」
何やら自分の背丈程のいびつな球体に乗って移動中
- 389 :沢桐 創:2009/11/15(日) 22:31:07 ID:KycjxHnw0
- ―ガサッ
「…んー…」
缶コーヒー片手に新聞を読んでいた。
- 390 :レラ=バニッシュ:2009/11/15(日) 22:33:35 ID:SJhJK2lw0
- カサッ、カサッ
【少女の腰に巻かれた鉄製の何かから伸びた四本の細い機械の脚】
【1m程の長さを誇るそれが動くことで、少女の負担は0に近い構造……らしい】
- 391 :甲/ジャングルジム大帝:2009/11/15(日) 22:34:38 ID:XITRg8Pk0
- >>388>>389
何だろう
……今、夜だよなぁ
「…」
ジャングルジムの上から見下ろした光景は
何故だか休日の朝を想起させて…
こてん、と首を傾げる
- 392 :ウリュー:2009/11/15(日) 22:39:30 ID:PBnIervYO
- >>391
「ほっ、んっ、カブトさん、じゃないですかっ」
あっちへごろごろこっちへごろごろ。ふらりふらりと甲に迫る球体は
無数の機械人形の残骸で構成されているらしかった。
>>389>>390
何故か玉乗りをしている少女が居る
- 393 :沢桐 創:2009/11/15(日) 22:42:31 ID:KycjxHnw0
- >>391
―バサッ
雑に新聞を折りたたみ、脇に置く。
ものすごく暇そうにしていた。
「…あ、警察のおっさんだ」
>>392
「近くにサーカスなんてあったかな…」
そう呟いた。
>>390
「…ありゃ、レラくんじゃないの」
会うのは久しぶりだった。
「元気?」
- 394 :レラ=バニッシュ:2009/11/15(日) 22:46:31 ID:SJhJK2lw0
- >>391
む……? 貴様か
【その状態から首を上にあげ、義手の右腕の先にある小銃らしきものを向けながら】
>>392
何だ、それは?
【玉乗りの玉、彼女にはその機械の残骸が気になって】
>>393
元気だ、それがどうかしたか。沢桐
【小銃をそっちにも向けて】
脚を改造して貰いに来たか? いまなら飯を奢るだけで良いぞ
- 395 :甲/ジャングルジム大帝:2009/11/15(日) 22:49:35 ID:XITRg8Pk0
- >>392
「(……パンタローネ…)」
想像するのはからくりなアレ
気分悪い
「おう、悪趣味なモンに乗ってるな…まぁ降りろよ」
「また襲われたか」
>>393
がくん、とジャングルジムから落ちそうになる大帝
「Σまだ二十代ッ!!」
力の限り主張
>>394
「……?」
眼を向けるとロックオンされてる自分
「(えぇー…)」
「……何だテメー…刺客か?」
訝しげに様子を見る
- 396 :ウリュー:2009/11/15(日) 22:55:59 ID:PBnIervYO
- >>393
「バランス感覚の、特訓中なのですっ。目が回ってきましたっ」
とんっ、と球体から飛び降りる。
>>394
「少し前に遠出をしたのですが、その時にたまたまコレの集団に遭いまして」
ぺちぺちと金属塊を叩く。
「襲いかかって来たのを返り討ちしてリサイクルです」
>>395
「たのです。幸いお薬多めに持ってたので何とかなりましたが」
ドーピング止める気、さらさら無しの様子。
「特訓に飽きたら屑鉄屋さんに行って換金するつもりです」
- 397 :沢桐 創:2009/11/15(日) 23:01:27 ID:KycjxHnw0
- >>394
「相も変わらず偉そうな…まて、物騒なもんこっち向けるな!」
「来たか、って偶然会っただけじゃないか」
>>395
「あー、28歳?29?
残念!それはもう俺の中ではもう30代だから!」
勝手に年齢を決め付けてなおかつ騒いでいる。
>>396
「…ふーん」
ジーっと球体を見つめる。
「…うわっ気持ち悪ッ!」
球体の正体にようやく気づいたらしい。
- 398 :レラ=バニッシュ:2009/11/15(日) 23:05:52 ID:SJhJK2lw0
- >>395
フン、この僕を忘れるとは貴様もマヌケめ、たった三年しか経って無いと言うのに
【※彼女基準】
それに、貴様もそれほど老ければ忘れるかぁ? 甲……
【小銃を下ろし、真っ直ぐに鮮やかな紫の瞳を向ける】
>>396
ふむ……僕も、それの集団に襲われたことはあったな
【小銃を今度は玉へと向ける】
だが、それはそれじゃないとダメなのか?
>>397
安心しろ、弾は入って無い
そんな事はどうでも良い、改造してやるぞ?
【背中のポーチからドライバーとスパナを取り出して】
- 399 :甲/ジャングルジム大帝:2009/11/15(日) 23:10:16 ID:XITRg8Pk0
- >>396
「アグレッシブだなオイ…」
「くず鉄屋行くよりさ、あそこのビルに持っていきな」
くい、と天を突く程の巨大ビルディングを指差して
「交渉次第じゃ、くず鉄以上の価値で買ってくれるかもな…ま、あんま感心しねえけど」
>>397
「……」
再びがくん、と来るジャングルジム大帝のひざ
「うっせばーかばーか!自分がこうなってから同じ台詞言ってみろぉおおお!!」
若かったあの頃
何も怖く無かった
ただ、あなたの優しさが…こーわーかーったー…
>>398
「……む、銃を向ける知り合いだと…?つーかさり気にお前も老けたとか言わない」
ハートに棘を刺されつつ脳内検索
幼女
尊大
機械
検索時間:2.8秒
検索結果:一件該当
「おー……えぇと…ララ、だっけ?」
脳内がToらぶった
- 400 :ウリュー:2009/11/15(日) 23:18:43 ID:PBnIervYO
- >>397
「ちゃんと均したと思ったんだけど…」
ぺちぺちと球体の僅かな凸凹を矯正している。
ガゴンガゴンと夜空に無機質な音が響く……
>>398
「機械人形の変態集団とは…よもまつだね。いえ、なんか勿体なくて」
理由があるとすればその程度である。
>>399
「ふふん。最近ジョギングも始めたのです。いつかはもやしっこ卒業するんだ」
一応身体をまともに鍛え始めているようでもある
「……?あそこはおっきな屑鉄屋さんですか?」
この街の事にはあまり明るくないらしい。
- 401 :沢桐 創:2009/11/15(日) 23:24:54 ID:KycjxHnw0
- >>398
「いらん」
一言で拒絶した後、
「飯を奢る気も無いしな」
>>399
「で、ジャングルジムなんかでたそがれて何やってんだ」
缶コーヒーをズズっと啜ってゴミ箱に投げる。
あ、外れた。
>>400
「いや、素材も悪いと…思う」
ため息を交え、叩く様子を見つめる。
- 402 :レラ=バニッシュ:2009/11/15(日) 23:33:43 ID:SJhJK2lw0
- >>339
老けた者は老けたんだから仕方がないだろう?
それよりも、貴様に教えたい事と知りたい事がある
【そう言って、先程下ろした小銃を向ける】
この銃、僕が創った特製の銃でな? 弾丸は、そこらの小石を入れれば良い
【彼女の腰から伸びている四本の脚、そのうち一本が動く】
【それが地面を抉ってレラの手元の銃に砂と小石を入れた】
面白いのはここからでな、この状態で引き金を引くと――!!
【近くのベンチを指さし、引き金を引く……引いた瞬間、発光。ベンチには穴が開いていた】
この銃は入れた小石を高速で溶かし、撃ちだす。いわゆるマグマが打ち出される訳だ
【これが、貴様に教えたかったことだ。と区切りをつけ】
ここからは僕が知りたい事だ
【すると、そのマグマ銃を甲の顔面へ向け】
ララって誰だ? もし、それが僕と間違えた物なら……撃つぞ
【何か、彼女の逆鱗に触れたようだった】
>>400
フン……そうか
なら、機械をそんな風に扱うのはやめて貰いたいな
【何が原因か、彼女は怒っているようだった】
それがどんな事をやったとしても、機械自体に罪は無いだろう?
>>401
ああ……解ったぞ
【少しの間をおいて】
新しく作ってほしいんだろう? サイズを測ってやるぞ?
【カサカサと四本の脚を動かしながら近づいてきた】
- 403 :甲/ジャングルジム大帝:2009/11/15(日) 23:36:29 ID:XITRg8Pk0
- >>400
「ふ、(薬の使用量を極力減らすように)頑張れよ」
「えーと、ですな」
説明した
千夜ビルが大体どんな所なのか、とか
機械人間はすごい事件なんだぞ、とか
社員食堂のカツカレーは意外とうまいんだぞ、とか
受付嬢とは顔見知りになったのにアイツいまだ俺の事すんなり社内に入れてくれない、とか
給料日に給料が入ったかと思ったら借金を埋めるのに殆ど持って行かれた、とか
近所の野良猫が最近5匹子供を産んだ、とか
最近戸棚に入れておいたせんべいが時化ってきた、とか
「…あれ?……脱線しすぎた…」
>>401
「Σ―――流すなぁあああああああ!!!?」
ジェネレーションギャップってこわい
切り替えの早さに付いていけない二十代(後半)
「あと、別にたそがれてねーず」
カンッ
手に持った石を投げて軌道修正
缶はゴミ箱にストライク
>>402
「え?……違ったっけ?…発明家で、浮世離れしてて…」
ぽん、と手を打ち
「ああ、尻尾はどうした!しっぽ!」
- 404 :シュート・ストライク/『鉤の鐘』営業中:2009/11/15(日) 23:40:42 ID:hKLWm5gI0
- 「サンキューっす!じゃまた!」
マーケットから出てきて得意げなシュート。
因みにこのマーケットは二十四時間営業である、どうでもいい。
「っと…また良い感じに人が集まってんな…」
- 405 :ウリュー:2009/11/15(日) 23:49:09 ID:PBnIervYO
- >>401
「私あんまり見た目は気にしない人だからなぁ…やっぱり市販の奴のが見栄えが良いんだろうか」
ふむぅ、と球体によじ登りながら呟く。
>>402
「……はぇ」
球体の上でへたばりながらあくび。
「私を襲った時点で私法廷において有罪判決です」
球体の上で丸く寝転がる。
>>403
「はい(副作用に耐えてより多量のドーピングが出来るように)頑張ります!」
かくして人はすれ違うのであった。
「……ラストダンジョンですね!ヤトノカミと言えばだいぶ昔にも居ましたもん、凄い怖いのが」
こうガオーっとか、パオーンとか、ギャースみたいので!
「……そういえば私もお薬代(押し売り)を貰わねぱ」
じりじりとジャングルジムに向かう球体。寝転がりながらなので殆ど進んでいないが…
- 406 :沢桐 創:2009/11/15(日) 23:58:08 ID:KycjxHnw0
- >>402
「気持ち悪い、主に動きがきもい」
あとずさる。
>>403
「おおっ、すげぇ」
もはや年齢のことは頭の隅に追いやられた様子。
ジャングルジムに手をかけながら、
「まぁ、探し物でも考え事でも何でもいいけどさ」
手をかけた、と思ったらいつの間にかてっぺんまで登っていた。
>>404
黄色い目の男がジャングルジムのてっぺんに立っている。
「…しまった、もしや今日は月に一度の大安売りの日だったか?」
>>405
「市販とか以前の問だ…いや、もういいや」
よじ登るのを眺めている。
「寝心地いいのか?それ。
相当冷たそうだが」
- 407 :レラ=バニッシュ:2009/11/15(日) 23:59:21 ID:SJhJK2lw0
- >>403
甲、僕は貴様にこの右腕の恩が一応あった……
あと、長い間見ない間に何があったかも解らん
だがな、この僕をどこの誰と勘違いしている。僕は人間だ! 次は撃つぞ!
【右腕の小銃を持ち直し、構えた】
>>404
【腰にベルトの様な物をつけた右腕全部が機械の幼女が居る】
【そのベルトからは四本の機械の脚が伸びていた】
【シュートには気付いていない。と言うか気にしていないようだ】
>>405
なら、貴様は機械をそんな風に扱うから僕の理論において死刑だ
とにかく、それの扱いには気を付けてほしい……
【機械人形も機械、それは等しく彼女の大切な機械のようだった】
>>406
…… グスッ
【泣いた。意外と弱かった】
【カサカサと蜘蛛的な動きを繰り返し退いて行く……】
- 408 :甲/ジャングルジム大帝終了:2009/11/16(月) 00:09:48 ID:XITRg8Pk0
- >>405
「……」
少女の頭のワンダーランドに一抹の不安と
やっぱりクスリのせいか、とある種の納得を持って
「……」
続く台詞に脱出準備
>>406
投擲物の回転を操って命中させるのはお手の物
「違いない」
違いない、けど釈然としない
でもまぁ、それでも飲み込むのが男なのであった
>>407
「………しょうがねえだろ、暗くてよく見えん…それにアレも一応人間」
機械と少女のみで判断した結果がこれで
じっと、再び良く見ると浮かんで見えるは四脚の機械
「ふむ、レラだ…大きくなったなぁ」
おお、と納得して頷いた
―――と、
《ピピッピッピッピッピ》
アラーム音
「……っと、戻る時間か」
ジャングルジムから飛び降りて
「久し振りの挨拶もそこそこに…悪いな、交代の時間なんで帰らせてもらわぁ」
「埋め合わせはいずれ」
「じゃ」
手を挙げて
その場から(約一名からは逃げの意味も込めて)離れていった
//寝るす
- 409 :シュート・ストライク/『鉤の鐘』営業中:2009/11/16(月) 00:16:27 ID:hKLWm5gI0
- >>406
「んお?バーゲン?ああ、そんな大層なもんじゃねぇよ、ただ掘り出し物が…な。」
「つーかはじめましてだよな…?…つーか殆どの奴ががそれなんだけどな!」
…調子に乗りすぎである。
>>407
「うえっ、オートメイルゥ!?ってかあの構造…興味深いねぇ」
「よっ、機械の譲ちゃん!」
馴れ馴れしい。
- 410 :名も無き異能都市住民:2009/11/16(月) 00:20:39 ID:PBnIervYO
- >>406
「ほんのり人肌温度なのです、何故か」
気色悪い湯たんぽだ。
>>407
「なぁに、屑鉄屋さんなら優しく取り扱ってくれるでしょう」
むにゃむにゃと眠たそうに応える。
- 411 :名も無き異能都市住民:2009/11/16(月) 00:25:13 ID:PBnIervYO
- >>409
「あぁ、待って、待ってー!」
//眠ひ…おつるーノシ
- 412 :沢桐 創:2009/11/16(月) 00:26:14 ID:KycjxHnw0
- >>407
(え?そこで泣くの?ええー?)
「あ、うん…飯ぐらいは奢る…」
ちょっとずれていた。
>>408
「おう、お仕事頑張ってくだしあ」
ふよふよと手を振る。
>>409
「ふーん」
興味なさげだ。
「そりゃ始めましてだろうなぁ、この街来たばっかか?」
>>410
「…嘘ぉん…。
こんなに金属っぽいのにか…」
//ノシ
- 413 :レラ=バニッシュ:2009/11/16(月) 00:29:04 ID:SJhJK2lw0
- >>408
フン、僕を何処の馬鹿と勘違いしていたんだ……
ま、まあ……僕を覚えていたようだからな、今回は許してやろう
【小銃を下ろし、甲を見送った】
何か、考えていたみたいだが……聞くこともできなかったか……
//乙です乙です、おやすみなさい!
>>409
あん? 誰だ貴様……
【……酷く口の悪い幼女だった】
ッ!? 僕に近寄るな、撃つぞ
【一瞬の間があって引いたのは恐らくシュートの容姿に驚いたからだろう】
【右腕に持った珍しい形の小銃を向ける】
>>410>>411
フン、それなら別に構わんが……
掴んで寝るなら結構だが、玉乗りに使うのは良くないな……
【少し、寂しそうな顔で念を押した】
//おやすみなさい!お疲れ様です!
>>412
よし……グスッ、なら、貴様のグスッ望むようグスン作って、やろう……グスッ
【なんかありえない方向に話が進んでいた】
- 414 :シュート・ストライク/『鉤の鐘』営業中:2009/11/16(月) 00:33:42 ID:hKLWm5gI0
- >>412
「そそ。最近上京してきたばっか…上京?上異能都市とでも言うべきか…ま、いいか」
…どうでもいいと思う。
「俺はシュート・ストライク。武器とか雑貨とか鉄器的なのを売りながら高校行ってんだ。よろしくな!」
>>413
「ってちょっとちょっとぉ!?ストップストップ!チンピラとかじゃねぇから!見た目で判断するのはよろしくないってぇ!」
焦り過ぎである。
- 415 :沢桐 創:2009/11/16(月) 00:38:22 ID:KycjxHnw0
- >>413
「…わかった、俺の負けだ。
作ってくれ。どんな形でもいいから」
ただし新造で、この脚に出来ないことを補えるような感じの、と付け加える。
ようやく折れたらしい。
>>414
―カチャン
脚を動かすと金属音が鳴り響く。
「俺は光速の男、沢桐創だ。よろしく」
ジャングルジムの頂点でポーズを取った。
- 416 :レラ=バニッシュ:2009/11/16(月) 00:42:20 ID:SJhJK2lw0
- >>414
じゃあ何だ
【相変わらずの睨んだ瞳のまま銃を向けているのも相変わらず】
あと、近づくなよ?
【カサカサと、機械の脚が音を立ててゆっくりと離れている】
>>415
……
【少しだけ、長いと感じれる沈黙】
フハハハハ! そうだろう!? 何がしたい? 何でも良いぞッ!
【元気そうだった】
- 417 :シュート・ストライク/『鉤の鐘』営業中:2009/11/16(月) 00:50:28 ID:hKLWm5gI0
- >>415
「おお、かっこい…訂正。場所が悪い!」
…ポーズもどうかと思うというのは心にしまっておいた。
「光速ゥ?高速じゃなくて光速か…速さなら俺も負けねーぜ!」
自慢げに足を地面に打ちつけて鳴らす。
>>416
「なんだ…ねぇ、強いて言えば高校生職人ってとこか?」
…やはり自慢げである
「って…んなに警戒しなくてもいいだろ?俺は悪の組織なんかじゃねぇ健全な高校生、なんだからよ!」
ニカッと笑う。
- 418 :沢桐 創:2009/11/16(月) 00:54:44 ID:KycjxHnw0
- >>460
「…まさかおまっ…泣き真似!?」
してやられました。
「…はぁ…」
頭を抱えた。
>>417
「…ククク、俺に喧嘩を売る気か、おもしろい」
―カチャン、カチャン
ジャングルジムのてっぺんを歩き回る。
いつもと同じ足音が、今日はなぜか威圧的に聞こえた。
- 419 :レラ=バニッシュ:2009/11/16(月) 01:02:00 ID:SJhJK2lw0
- >>417
職人と言うのは別にして、だ。健全な……高校生……? もっとまともな嘘を突くべきだな
【シュートの全体(主に髪)を見ながら】
>>418
さあ、何とでも言え! 僕は天才だからな!
【真っ直ぐに向けられた笑顔には、涙の痕が見えないわけでは無い】
【一応、泣いていたのであろう……一応】
- 420 :シュート・ストライク/『鉤の鐘』営業中:2009/11/16(月) 01:16:22 ID:hKLWm5gI0
- >>418
「喧嘩ァ?って、べつにんな気はねえけどさ。足が武器になるならお揃いじゃん?」
バカである。
>>419
「ちょ、ちょっと!この髪型はオシャレだよ!普通でしょ!?嘘じゃないよ!」
リアルで驚き悲しんでいる。
「俺そんな印象悪いのかなぁ…やっぱ都会はこえーっす…」
- 421 :沢桐 創:2009/11/16(月) 01:21:56 ID:KycjxHnw0
- >>419
「…そうだな、この太腿の無駄なスペースから、ワイヤーとか鎖みたいなの出せるように出来ないか」
無駄なスペースと言うが苦労して極限まで装甲を削り、なおかつ強度は上がる構造になっているのだが…。
「まぁ、飛び道具になれば何でもいいが、出来ればワイヤーとかがいい」
>>420
「馬鹿野郎、競い合って互いを高めてくって思想が無いのか。
ってかお揃いってなんだよ、男とお揃いでも嬉しくねぇよ」
だが顔は笑っていた。
- 422 :レラ=バニッシュ:2009/11/16(月) 01:27:37 ID:SJhJK2lw0
- >>420
……
【引きつった顔をしていた】
ま、まあ良いだろう。ただし、少しでも変なマネをしたら……切るぞ
【今度は普通の人間と同じの左腕を向けて】
>>421
構いはしない、だが……なんでそんな物を脚から出す必要がある?
手からだした方が狙いやすいとも思うが……
【自分の脚を見て、次に腕の端末を見る】
- 423 :シュート・ストライク/『鉤の鐘』営業中:2009/11/16(月) 01:32:53 ID:hKLWm5gI0
- >>421
「へぇ、向上心アリアリだねぇ、結構なことじゃん?まぁ俺も負けてねぇけど…」
…と、考える仕草をして
「そうだな、お前とは…いつか勝負、してみたいかもな!」
>>422
「うぅ…いい感じに引かれてるじゃん。つーかんな警戒しなくても大丈夫やよ。」
普通にさわやかな笑顔である。
「俺シュートってんだ。セクハラとかしねぇし、心配すんな。よろしくな。」
…普通に手を差し出す。
- 424 :沢桐 創:2009/11/16(月) 01:38:50 ID:KycjxHnw0
- >>422
「いや、俺腕は生身だし」
手をひらひらさせる。
「血液は置き換えられてるけどさ。
俺が改造されてるのは…脚と、背骨と、血と頭ぐらいか。脳はナマだし」
>>423
「いつでも受けてたつぞ?」
ガチャン、と音を立ててジャングルジムから降りた。
- 425 :レラ=バニッシュ:2009/11/16(月) 01:45:22 ID:SJhJK2lw0
- >>423
貴様の格好が怪しいんだ
【サラッと言いはなつ幼女】
セクハラ? 僕に手を出す奴はずいぶんな変態だな……何人かいるが……
【一人で思い出し、苦虫をかみつぶしたような顔になった】
僕はレラ……そう呼んでくれればい
【手を伸ばす……が届かない】
【機械の脚が二人の邪魔をしていた】
>>424
いや、そう言う意味じゃない。こんな感じだ
【自分の左腕、それに付けられた端末を見せる】
まあ、貴様の自由だ。僕に関係は無いがな
血液を張り替えた……と言うのは気になるがな。必要になるかもしれないしな
- 426 :シュート・ストライク/『鉤の鐘』営業中:2009/11/16(月) 01:59:51 ID:hKLWm5gI0
- >>424
「ハッ、今日はもう遅ぇよ。…でも、いつか…な。」
「俺、勝負とか喧嘩とかぜんぜんしたこと無いってか…できなかったから、新鮮でいいな。」
控えめに笑う。
>>425
「格好!?俺んなの言われたことな…否、此処は辺鄙な田舎じゃねぇな。自分を受け止めるべきだ。」
決心した顔でそうつぶやく。
「レラ…か。良い名前だ。んっ…と…ま、よろしく頼むぜ。」
- 427 :沢桐 創:2009/11/16(月) 02:03:58 ID:KycjxHnw0
- >>425
「特に意味は無いんだが…しいて言うなら、こだわりか。
まぁ、それぐらい、だ」
あと意表つけるかもよ?と付け足した。
>>426
「流石に今すぐやるって訳じゃねぇよ」
へらへら笑う。
「ん、まぁ、育ちの違いか」
- 428 :レラ=バニッシュ:2009/11/16(月) 02:09:48 ID:SJhJK2lw0
- >>426
何を一人でブツブツと……
【さらに引き気味に】
フン、そんな事を言って何になる……まあ、よろしくな
【良く見ると、幼女の癖に、グラマーな体つきをしていた】
>>427
フン、それも悪くない
【彼女もまた、多くのこだわりを持つ故】
一度、貴様には血液の事とか聞かねばならんからな……
まあ、それはまた会った時にでも。あと、飯は奢ってもらうぞ
【そう言い残し、離れていく】
寒いな……
【そう言うとカサカサと機械の脚が音を鳴らし、少女(幼女)は公園を離れて行った】
- 429 :シュート・ストライク/『鉤の鐘』営業中:2009/11/16(月) 02:14:14 ID:hKLWm5gI0
- >>427
「…ヘッ、周りは一般人しか居なかったもんだから本気なんて出したら即刻人殺しだ。
それに比べて此処は良いな。伸び伸びやれる。」
文字通り伸びをしてみせる。
>>428
「また引かれちゃったよ…って行っちまったか。ん?違和感が…雰囲気と外面に相違があったな…ま、人間?そんなもんだろ!」
…楽観主義すぎる。
「さってと…明日も学校だし、そろそろねよっかね!じゃあな、創!」
…と、また自分の店に帰っていくのだった
- 430 :沢桐 創:2009/11/16(月) 02:20:05 ID:KycjxHnw0
- >>428
「チッ、覚えてたか…。
そこまで金はねぇぞ」
意外とケチだ。
「そのカサカサ音やめい、じゃあな」
>>429
「まぁ、普通はそうか…普通は」
自分もこの街も普通でないことを再確認した。
「おう、それじゃ」
二人に手をふり、自分も公園から立ち去った。
- 431 :一縷:2009/11/16(月) 20:46:01 ID:Jhlo6zSQO
- 「冬の寒い日に働かなければいけない道理なんてないはずだけどー」
彼女は黎明騎士団、騎竜管理長こと一縷である。
現在、無断欠勤の責任について逃れるべく様々な算段を立てているようだ。
「だいたいさー、騎士長代理に任せておけば万事オッケーなのよねー」
ねー聞いてるりんごあめさーん、と言いながら隣に鎮座する赤竜にりんごを投げ付け与える。
しかし誇り高きりんごあめは彼女に対して怒りをぶつけることはしない、むしろ怯えている。
「よえー。よくこんな体裁で騎士長の運搬がつとまるわけだー」
鼻を鳴らすりんごあめ。
いったい何がこの竜を怯えさせているのだろうか。
- 432 :一縷:2009/11/22(日) 18:09:36 ID:Jhlo6zSQO
- 「やりやがったよクソアマがよー!!」
机を叩きつける女性、目の焦点は机上にある一枚の紙に合わせてある。
それはこれからのこの女性のスケジュール、仕事についてであった。
「あのさ、私はこれから楽しみにしてたわけ。他の騎士たちが粉骨砕身中に、私ひとりが三日連続で休みにはいれたわけ
それなのにさー、それなのにさー、警戒週間とかいってさー、なんで私の休みを根こそぎうばうんだよー……!!」
机をガンガン叩きつける。こうなっては手に負えない、紙を提示した青年騎士はそそくさと退室しようとするが。
「おい、逃げんな竜を用意しろ、パトロールに駆り出すぞー」
殺意の眼差し、こいつ都市内の犯罪者をサンドバックにする気だ。利口な青年騎士はそう思った。
鐘の音が夜を告げるとき、彼女のパトロールは開始される――
- 433 :沢桐 創:2009/11/23(月) 23:31:31 ID:KycjxHnw0
- 「…もう1週間ぐらいで12月か…」
いつも安っぽい格好をしているこの改造人間だが、やはり寒いのだろうか。
どこにそんな金があった、と言いたくなるようなロングコートを着ていた。
―カチャン、カチャン
散歩なのか、繁華街をぶらぶらと歩いている。
- 434 :レラ=バニッシュ:2009/11/23(月) 23:34:53 ID:SJhJK2lw0
- >>433
テクテク
【そんな男の前を大きなコートにすっぽりと埋まったずんぐりむっくりが横切る】
……お? 貴様か
【唐突に横を向き、沢桐を見つけると向かって歩いてきた】
- 435 :沢桐 創:2009/11/23(月) 23:40:05 ID:KycjxHnw0
- >>434
「…俺にダルマの友達は居ない」
と言い放ち、その場を去ろうとするが、立ち止まる。
「…と思ったらレラじゃあないか、よっ」
焦りつつ片手を挙げて挨拶。
遅いと思うが。
- 436 :レラ=バニッシュ:2009/11/23(月) 23:46:32 ID:SJhJK2lw0
- >>435
…… イラッ
久し振りじゃないか……沢桐ィ……
【そう言って右腕を差し出す。握手を求めているらしい。怪しい】
- 437 :沢桐 創:2009/11/23(月) 23:51:46 ID:KycjxHnw0
- >>436
「ああ、久しぶり…?」
突然の握手に疑問符が浮かぶが、ただの挨拶だろうと疑問を振り払う。
そして、挙げた片手をそのまま右手に…
…握った!
- 438 :レラ=バニッシュ:2009/11/23(月) 23:58:00 ID:SJhJK2lw0
- >>437
クックック……
【彼女の右腕は金属……この冬場、相当に冷たい筈だ!】
【……すごくじみないやがらせでした】
- 439 :沢桐 創:2009/11/24(火) 00:01:01 ID:KycjxHnw0
- >>438
「うおっ冷たッ!」
改造人間と言えども腕は生身。
耐えられるはずも無く、すぐに手を放した。
「まさかッ!図ッたのかッ!」
なんとも下らない争い…。
- 440 :レラ=バニッシュ:2009/11/24(火) 00:03:59 ID:SJhJK2lw0
- >>439
フフフ、まさか……まさか気付かないとはな
貴様の脳も改造してもらったほうが良かったんじゃないのか?
【……ずいぶんと嫌な奴である】
- 441 :沢桐 創:2009/11/24(火) 00:08:50 ID:KycjxHnw0
- >>440
「糞ッ…武州さんだろうとそれは無理だ…」
もし出来たら本当にする気だったのか。
「そうだ、改造と言えば…」
立ち上がる。
「これの話がまだ付いてなかったな」
脚を指さす。
- 442 :レラ=バニッシュ:2009/11/24(火) 00:16:33 ID:SJhJK2lw0
- >>441
武州って誰だ?
【首を傾げて。因みに武州さん呼び捨てはデフォ】
ああ、そうだな……基本構造は出来上がったんだが、サイズとかがまだでな……
【コートから出した右腕にスケールが現れ。彼女の唯一の能力、転移術である】
測らせろ!
- 443 :沢桐 創:2009/11/24(火) 00:22:06 ID:KycjxHnw0
- >>442
「俺を改造した人だよ」
研究所の人間だ、と付け足す。
「サイズか…結構適当みたいだけどな…」
ズボンを捲り、慣れた手つきで脚を取り外す。
―カチャッ、ガコン
「ほれ、これでいいのか」
外した右足を差し出した。
- 444 :レラ=バニッシュ:2009/11/24(火) 00:26:44 ID:SJhJK2lw0
- >>443
ふむ、そうか……研究所の人か
【不思議な反応】
……うぇっ
【出てきた脚に若干驚き】
ああ、寄越せ
【沢桐の脚を乱暴に受け取り、スケールを当てている】
そうだ貴様、この脚は貴様の身体とどうつながっている?
- 445 :沢桐 創:2009/11/24(火) 00:35:26 ID:KycjxHnw0
- >>444
「おっとっと…早く済ませてくれ」
片足が無いため当然バランスが悪い。
「どうって…」
再び右足を捲る。
「ここの接続端子にガチャンって」
脚の断面を見せた。
いくつか神経その他の役割を果たしていると思われる金属製の突起がある。
簡単に言えば、某錬金術漫画の機械鎧の様な形だ。そこまでレトロな雰囲気でもないが。
断面は完全に金属なので、別にグロくはない。
- 446 :レラ=バニッシュ:2009/11/24(火) 00:40:45 ID:SJhJK2lw0
- >>445
ああ、解った……が、実行はしない
【まださっきの事を根に持っているのか、わざとゆっくりと】
ふむ、珍しいタイプだな……だが、効率の良いタイプだ
そして、作り易い。その武州と言う人間、評価してやる
【断面部分をジッとみている】
- 447 :沢桐 創:2009/11/24(火) 00:50:07 ID:KycjxHnw0
- >>446
(ちきしょう…)
人知れず怨みのオーラを発していた。
「何でも、もともと状況にあわせて換装することが出来るようにしてたらしいが、
試作一号が万能すぎて作る気を無くしたそうだ」
案外適当な人物でもあるらしい。
「で、現在の完成体が、このSGFR-012-Cだ。
左足はSGFL-012-Bだ」
何その無駄な設定。
- 448 :レラ=バニッシュ:2009/11/24(火) 00:55:58 ID:SJhJK2lw0
- >>447
フン、確かに換装はあれば強いが、脚だとし難いだろうな……ほら、終わったぞ
【脚を不安定な沢桐に投げつける……外道だ】
左足? 貴様は右脚だけじゃ無かったのか?
- 449 :沢桐 創:2009/11/24(火) 01:01:14 ID:KycjxHnw0
- >>448
「いや、両足だが」
意外とスマートに受け取り、即効でガポンとはめる。
「ほれ」
左足を捲った。
右足をそのまま反転させたような機械の足だった。
「ある事件で両足やっちまってな、その後ショッカ…研究所に拾われた」
- 450 :レラ=バニッシュ:2009/11/24(火) 01:08:52 ID:SJhJK2lw0
- >>449
……チッ
【転ばせる気だったらしい】
そうか……その脚、特に違いとかは無いな?
【スケールを転送術で消し】
- 451 :沢桐 創:2009/11/24(火) 01:16:25 ID:KycjxHnw0
- >>450
「ああ、長さも同じだ」
トントンとつま先で音を鳴らす。
もっとも、擬音はガチャガチャと言った方が正しいが。
- 452 :レラ=バニッシュ:2009/11/24(火) 01:26:09 ID:SJhJK2lw0
- >>451
了解だ、後はサイズ合わせとちょっとした手入れで終わる。直ぐにでも渡せるだろう
【コートを着直して】
飯……奢れよ?
【半ば押し売りの癖に】
- 453 :沢桐 創:2009/11/24(火) 01:34:08 ID:KycjxHnw0
- >>452
「さっすが、と言うしかないな。楽しみだ」
世辞でもなんでもなく、本当にそういう気持ちのようだ。
押し売りでも買ってしまったものは買ってしまったもの、という感じだ。
「…ちっ、覚えてたか…解ってるよ、好きな物奢ってやる」
限度はあるがな、と付け加えて。
- 454 :レラ=バニッシュ:2009/11/24(火) 01:39:50 ID:7hcwnxwgO
- >>453
フフフ、そうだろう? 僕は天才だからな!
【カッコよく決めポーズ】
それはそうだろう
良い素材とこの僕の技術で作ってやるんだ。飯で済むだけ安いと思え
【技術がいくらするのかは解らない……】
あと、飯は貴様が食べる物で良い。ただし、魚以外だ! それだけは絶対だからな!
【そう言ってまた歩いて行った……】
- 455 :沢桐 創:2009/11/24(火) 01:44:26 ID:KycjxHnw0
- >>454
「…うわぁ…」
ポーズに引いていた。
人のことは言えないのだが。
「俺普段、ろくな物食ってないけどな…。
…魚嫌いか、覚えとこ…またな!」
片手を挙げるとコートを翻し、繁華街を歩き去った。
- 456 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/11/24(火) 20:40:34 ID:HnkBBDEo0
- 満点の星。
その下、男は椅子に座って天井を見上げる。
天井。
そう、天井だ。
「プラネタリウム、か。
人工でないと星すらも見えない世界になっちまったか」
都市の夜は些か明るすぎる。
星を見るのも一苦労だ。
「しかし……こういう空間も悪くない」
クライニングのレバーを引いて、ゆっくり椅子を倒す。
そのままウトウトと、目を閉じ始めた。
- 457 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/11/24(火) 23:39:31 ID:HnkBBDEo0
- 「……少し、寝ていたようだな」
プラネタリウム内の明かりは人工の星から室内灯に切り替わり、無機質な天井を照らしている。
「ちぇ、終わってたんなら誰か起こせよなー。
何時だよ、まったく」
のっそりと起き上がり、上半身を伸ばす。
首からチラリと覗くのは白い包帯。
「さて、何か食うか」
- 458 :ロザリア・ロートシルト:2009/11/25(水) 00:00:49 ID:rSRBD9/U0
- >>457
ふと、隣の席に目をやると
サンドイッチと、カップに入ったコーヒーが置かれていた。
今しがた淹れたばかりのようで、
カップからは暖かそうな湯気が立ち上っている。
- 459 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/11/25(水) 00:13:16 ID:HnkBBDEo0
- >>458
「……?」
キョロキョロと辺りを見回す。
「あれ?
これ誰のだ?」
しばらく辺りを見回していたが、寝ぼけているのもあり、人影すら目に入らない。
本当はいるのかもしれんが。
「……まぁ、人がいたら後で謝るなり買いなおしてやるなりするか」
寝ぼけ眼のまま、サンドイッチに手を伸ばす。
- 460 :ロザリア・ロートシルト:2009/11/25(水) 00:17:21 ID:rSRBD9/U0
- >>459
寝ぼけたクロスを、
物陰から見ている存在があった。
――クス、クスクスクスクス……
楽しげに、少女は笑う。
- 461 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/11/25(水) 00:19:50 ID:HnkBBDEo0
- >>460
「むぐ?」
何か聞こえた気がして、またキョロキョロと首を回す。
サンドイッチを口に咥えながら。
「……む?」
- 462 :ロザリア・ロートシルト:2009/11/25(水) 00:22:45 ID:rSRBD9/U0
- >>461
「我ながらおいしいわねぇ。」
クロスの隣で、
むぐむぐとサンドイッチを頬張る少女。
間違いない、ロザリア・ロートシルトその人であった。
まさに神出鬼没、と言う言葉が
そのまま当てはまるロザリア。
クロスをからかいに来たのであろうか。
- 463 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/11/25(水) 00:26:44 ID:HnkBBDEo0
- >>462
「ぬふぉう?!」
サンドイッチを頬張ったまま、椅子から数センチ飛び上がった。
「おま、おま……ゴクンッ
お前、いつからそこに?」
- 464 :ロザリア・ロートシルト:2009/11/25(水) 00:34:28 ID:rSRBD9/U0
- >>463
「さぁ、それはご想像にお任せいたしますわ。」
切れ長の瞳でクロスを横目に見上げながら、
にやり、といつもの笑みを浮かべた。
「まさか、貴方にこんな
高尚な趣味があるなんて、正直意外ですわねぇ。」
- 465 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/11/25(水) 00:38:32 ID:HnkBBDEo0
- >>464
「……ちぇ、喰えない奴だ」
モサモサと残りのサンドイッチを飲み込み、コーヒーで流し込む。
「高尚、ね。
趣味に高尚も何も無いとは思うがな。
好きなモンは好きなんだ。
ただ、それだけだと思う」
と、そこで気付いたようにカップを置き、
「もしかしてコレ、ロザリーが用意してくれた?」
- 466 :ロザリア・ロートシルト:2009/11/25(水) 00:51:33 ID:rSRBD9/U0
- >>465
「ええ、『何か食うか』とおっしゃったから。」
ふふ、と静かに笑って。
――ビーッ
開演前の、ビープ音が唐突に響いた。
明かりが落とされ、暗くなるプラネタリウム内。
しかし天井に映し出されたのは、
星々ではなく通常のフィルム――
――映画であった。
「高尚も何もない、か。」
ロザリアはただただ楽しげな様子で、
天井を見上げている。
- 467 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/11/25(水) 00:56:08 ID:HnkBBDEo0
- >>466
「ほぉ、そりゃわざわざすまん。
恩に着る」
と、そこで天井に映し出される映像に眉を潜める。
「ああ、人が好きでやってることに値打ちはつけられんな。
……まぁ、そこに個人の感想は入るけど。
で、だ。この映画もお前の趣味か?」
天井を指差し、ロザリアに振り向く。
- 468 :ロザリア・ロートシルト:2009/11/25(水) 01:14:26 ID:rSRBD9/U0
- >>467
「ええ、そうよ。」
古いフィルムであるらしく映像は少し、
ノイズ交じりでスクリーンが大きすぎる事もあり見辛いが、
ロザリアはそんなことは気にならない様子だ。
「スタンリー・キューブリック、機械仕掛けのオレンジ。
類まれなる傑作と言うべきでしょう。」
暴力とドラッグの中に生きる近未来のロンドンの若者たち。
無軌道な暴力、やり場のない絶望、出口の見えない未来。
『 I'm singin' in the rain Just singin' in the rain
What a glorious feelin' I'm happy again…… 』
「 I'm singin' in the rain Just singin' in the rain
What a glorious feelin' I'm happy again…… 」
中盤、主人公が作家の宅に押し入り、
雨に唄えばを高らかにうたいながらその婦人を
●●●してしまう有名なシーン。
主人公と一緒に、歌を口ずさむロザリアは心底楽しそうに見えた。
「素晴らしいわ。過剰な放任主義が暴力を呼び、
人間の凶悪性を呼び覚ます様。醜悪ながらも、抑圧からの開放の喜びに満ち満ちている。
さらには、理不尽な暴力になすすべなく崩れる管理社会なんて、まるで理想郷を見ているよう。」
- 469 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/11/25(水) 01:22:49 ID:HnkBBDEo0
- >>468
「そんなもんだろうよ、生き物なんて」
ただただ、天井のスクリーンを眺める。
楽しんでいる様子も無いが、目を覆っているわけでもない。
「そういう映画である」といった感じで見ているようだ。
「暴力は毒だ。
服用の仕方によっては平和を護る剣と盾にも、全てを壊す爆弾にもなりうる」
目を細め、クロスは呟くように言う。
「だから、毒を薬として扱うための取り扱い説明書……要するに、法を作った。
一人の解放&他人の抑圧より、みんなで抑圧を選んだってとこだな。
あえてシニカルに見れば、だが」
- 470 :ロザリア・ロートシルト:2009/11/25(水) 01:38:49 ID:rSRBD9/U0
- >>469
「毒を薬としようとしたその結果が、
核兵器の過多によるオーバーキルの時代の到来、ね。」
場面は、変わる。
運悪く捕まり投獄される主人公。
彼は減刑と引き換えに新しい精神治療の実験体となるのだが、
暴力を行おうとするたびに、酷い吐き気に襲われる。
自らを拒絶する両親、襲いかかるかつての敵対グループ、
浮浪者、抵抗することができず、袋叩きに会う主人公。
舞台はさらに移り変わり、
自分を利用しようとする医者、政府高官。
自殺すら出来ない彼は、
ついに『回復』した。
そこで、物語が終わる。
「一握りの人間の利益を守るための法、
弱者を叩き潰すだけの法、なんて私は御免ですわ。」
- 471 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/11/25(水) 01:45:27 ID:HnkBBDEo0
- >>470
「ああ、だろうな。
身勝手な法なんて、暴力と変わらん」
映画が終わり、未だ真っ暗なプラネタリウムの中でクロスは言う。
「だからこそ、人は自分の中にそれぞれの法を持つ。
それは駄目だとか、それは赦せねぇとか。
戦うってことは、自分の法をぶつけ合ってるってことなんだよ」
その言葉は、まるで噛み締めるように。
「結局は力がモノを言う。
この世は弱肉強食だ。
だからこそ俺は、力を振るう。
自分の好きなように、な」
- 472 :ロザリア・ロートシルト:2009/11/25(水) 01:56:29 ID:rSRBD9/U0
- >>471
「そう、なんだか少し……
いえ、なんでもないわ。」
ロザリアのふぅ、
というため息が聞こえた。
「時が経つのはまったく早い物ねぇ、
光陰矢の如し、とはよく言ったものだわ。」
ふいに、ロザリアの気配が消えた。
映画が終わり、興味をなくして夜の街に消えていったのか。
それとも、クロスをからかうのが飽きたのか。
黒猫の如く、気ままな彼女の思惑は分からなかった。
- 473 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/11/25(水) 02:05:08 ID:HnkBBDEo0
- >>472
「何百年も生きてるお前でも、やはり時間は足りないんだな」
そう言って、彼女の残滓を見送った。
「さて、俺も帰るか」
立ち上がり、ぐっと伸びをする。
少し頭がぐるぐるしている。
難しいことを考えたせいだろうか。
「趣味で暴力を振るい、法によって裁かれる。
まったく、『好きに生きる』ってのは大変だな」
結局は力がモノを言うこの世界。
だから男は今日も明日も力を振るう。
後悔をしない為に。
毎日を、護る為に。
「やっべ、明日は朝からキッチンの全体清掃の予定だった」
足早にプラネタリウムを飛び出し、彼もまた夜の街の中に消えていった。
- 474 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/26(木) 18:53:04 ID:oQCYlodo0
- 生きるためー食うためさー
仕方がないだろべーいーびー♪ ひゅー!
【今日も昼間っから、空に黒い風が吹く】
【汗もかかずに建物から建物へ飛びまわっている女は実にいい笑顔で】
【何かを抱えた右腕からはガシャガシャとガラスの打ち合う音】
テキトーなとこで降りてっと……
【暗い路地に足音も無く着地。適当な木箱を蹴り上げそこに戦利品を並べる】
約一日分は確保だな。ウム。
【六本の酒瓶が並んでいた】
- 475 :橘想夜:2009/11/26(木) 19:01:05 ID:/k2gysHgO
- >>474
からん、と黒塗りの木履下駄が立ち止まる。
その主は疲れたように薄白い息を吐く。白い息が霧散する前に、呼吸を整えて。
「やっと見つけたと思ったら……何をやってるんです?」
華奢な躰に黒い着物、薄灰紫の羽織を着た、男とも女とも知れぬ幼い人物が白い顔で尋ねた。
- 476 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/26(木) 19:07:07 ID:oQCYlodo0
- >>475
ぬぉわっ!
【跳ねるように立ち上がり後ろに下がる】
……い、いやぁ、ちょっとばかし生活必需品の調達をば……。
あー心臓に悪い、警察かと思った。
【見知った顔だと分かり、胸をなで下ろして安堵の表情。暫くしてから】
――いやいや警察よりタチ悪いじゃんアンタ! カタナ持ってないよね……!?
【体を大きく横に振って腰をチェック】
- 477 :橘想夜:2009/11/26(木) 19:12:32 ID:/k2gysHgO
- >>476
「盗んだんですか」
まっくろでおおきな瞳で酒瓶を見て、感心の色を白い顔に浮かべた。
悪い行為、とは思っていないようだ。
「刀……僕が聞きたいですよー。起きた時有りませんでしたから。
その事とか、他にも色々聞きたい事があって、あなたを探してたんですよ?」
ぱ、とちっちゃな手を広げ、腰にも手にも何も無いとアピール。
- 478 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/26(木) 19:16:58 ID:oQCYlodo0
- >>477
そうでーす。盗みマシター。
【相手がやってるように腕を広げて笑う】
ホントは立場上やっていいもんでも無いんだけどねぇ……まぁいいか。別に。
【ガチャガチャ、と酒をかき集めて地面に丁寧に置いてから】
【木箱の上に座って膝に肘をつく】
ほーそりゃ御苦労さまですな。聞きたい事って?
あ、てか座る?
【肘をあげて両手で自分の膝を叩く】
- 479 :橘想夜:2009/11/26(木) 19:27:14 ID:/k2gysHgO
- >>478
「責めるつもりは無いですよ? 僕もご飯盗んでましたし」
上げていた手を懐に入れ、取り出したのは握り飯。
コンビニに売っている様なものではなく、ラップに包んでラベルを張っただけの物。
「えーと、あ、良いですねぇ。寒かったんです」
質問の内容を言おうとしたが、とりあえず座る事にした。
とてとて歩いて木履下駄をからころ鳴らして近付き、
「お邪魔しますねー?」
よいしょと小さく呟き、虎姫の膝の上にちょこんと座った。
- 480 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/26(木) 19:39:27 ID:oQCYlodo0
- >>479
……しょっべぇーーーーー〜〜〜〜…。
そんなんで足りんの? ダイエット? 幾つだよOLかって。
【片方の眉を上げてそれを見ている】
【左腕を伸ばして瓶ビールを手に取り】
ん。
【右腕で、想夜死角になる腰をゴソゴソ動かしたかと思うと】
シュカンッ
【いつの間にかビール瓶の蓋が丸くくり抜かれていた】
んで、話って?
- 481 :橘想夜:2009/11/26(木) 19:45:43 ID:/k2gysHgO
- >>480
「僕はこれで十分ですよー? 娼館で出されるご飯より多いくらいです」
少食なのだろう、想夜の体重はとても軽い。
膝の上に乗った想夜は虎姫の動きに気付かず、話を続ける。
「ぇと。まずは病院に運んでくれてありがとうございました。
で、聞きたい事は……」
刀は知らないみたいですし……と口の中で小さく呟き、少し悩む。
「僕でも働けそうなとこ、知らないです?」
- 482 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/26(木) 20:02:43 ID:oQCYlodo0
- >>481
そうなん? 脂肪つけとかないと死ぬぜー……寒いのと腹減るのと。
【薄笑いを浮かべながら膝を動かして体を揺さぶる】
はいはいどーいたまして。
【適当に対応しながらビールに口を付けて飲んでいる】
んうーーー……
っぷあ。仕事ォ? いま娼館って言わなかった?
【両腕を想夜の腰あたりに回して、波に揺られるようにゆったりと体を揺らしている】
- 483 :橘想夜:2009/11/26(木) 20:12:38 ID:/k2gysHgO
- >>482
「脂肪をつけるためにご飯を食べる。
それにも先立つ物が無いと駄目じゃないですかーぁぅぁぅ」
座った膝を揺らされるなんて今までされた事が無い。
なんとなく楽しくなって、揺らされる膝に応じて声も揺らしてみる。
「はい、娼館で働いてましたよ?」
腰に腕を回されても、といった感じで首を傾げ、困った様に虎姫の手を取ると、自分のお腹に当てる。
揺らされるのでちょっとやり難いが、これで少し温かい。
うん、と満足そうに頷く。
- 484 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/26(木) 20:22:12 ID:oQCYlodo0
- >>483
あーーーー……成程ね。
つったってなぁ〜、僕も特に働いてるワケでも無いし……
いや、職についちゃいるんだけど勤労意欲がナッシングだし。
【想夜の肩に顎をのっけて、回した腕に持っているビールを肩越しに飲んだ】
【瓶から口を離してつく溜息には、微妙に自分への呆れも籠っている】
てことは辞めたってことね。うーん……
僕がやってんのは街の警備なんだけど、どうよ。
死ぬほど刀振れるよ? アンタの場合『周りが死ぬ』ほど、だけど。
【満足げな顔で既に空になったらしい瓶をぽいと投げ、両手でお腹をさすってあげる】
- 485 :橘想夜:2009/11/26(木) 20:34:03 ID:/k2gysHgO
- >>484
「刀握って気がついたら表に出てましたから……辞めたというか、逃げた、ですかねぇ?」
吐息がくすぐったくてもそもそと動き、位置を調整。
あんまり意味無いかなぁ……と思って諦める。
「んん、刀持つと意識無くなっちゃいますし、無理っぽいですねぇ……んぅ」
お腹をさすられる、なんてのも初めての体験。
嬉しいような、ほっとするような。何と無く安心してしまう。
甘える様にやせっぽっちの軽い背中を虎姫に預け、よりかかった。
- 486 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/26(木) 20:41:49 ID:oQCYlodo0
- >>485
そっかー……。仕事ってな取り柄がないと辛いぜ。
そして取り柄を手に入れるにもカネが要る。となると……
【耳元でうーんと喉を鳴らす】
ドロボウ…いやいや駄目だわ。仕事……仕事ォ!?
要はお金を稼ぐ事だから、うーーーーーーーーん……!?
まァーーーずったなぁ〜〜、もうちょっとツテを広げておくべきだったかなぁ。
ヘイ、ユー。寝てんじゃねーよな?
【カカトを踏みならして膝をがくがく】
- 487 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/26(木) 20:48:45 ID:ZejfrKlM0
- 暗い路地から聞こえる其れ。
同い年くらいの奴と女の人の。
「……声……?」
当ても無くブラブラと歩いていたんだ。気になる物があったのなら、其れを見に行くのもいい。
「こっち、か……?」
二人が居る路地の方を覗き、其方に歩いていく。
- 488 :さきがけ:2009/11/26(木) 20:49:35 ID:Jhlo6zSQO
- 誰かばとるしよー(^o^)ノ
- 489 :名も無き異能都市住民:2009/11/26(木) 20:51:05 ID:Jhlo6zSQO
- // なん……だと
いきなり雑談が日常スレになっていた!
なにを言っているかわからないとry
- 490 :橘想夜:2009/11/26(木) 20:52:06 ID:/k2gysHgO
- >>486
「ぁうぁぅ寝てないですからぅあぅ」
耳がくすぐったくてちょっと頭を離したら、ガクガク揺らされて、声も揺れる。
少し楽しくて笑みを浮かべた。
「取り柄……床ぐらいしか無いですねぇ。字を読み書き出来ないんで、体動かすしかないけど、」
華奢でやせっぽっち。御世辞にも肉体労働に向いた体とは言えない。
「……はふ……」
>>487
女の膝の上に乗っている、幼女なのか幼い少年なのか分からない人物がいる。
座っている膝を揺らされ、楽しそうに声を上げていた。
- 491 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/26(木) 20:58:17 ID:oQCYlodo0
- >>487
ハーイ、ユーこんちはー。
【少年の肩にアゴのっけて片手を上げる女】
【全身黒だらけだが、黒い帽子から覗く肌は白く、眼は血のように赤い】
【怜悧――そんな印象を受ける彼女は一言】
我ら職業に難儀していてお先真っ暗軍団、略してフリーターズ。
というわけでこの子が出来そうないい感じの職業無い?
【想夜を指差し、実にフランクな口調で声を上げる】
>>490
なんもデキネーじゃねーかチクショウめ!!
【眉間にシワを寄せつつも笑顔で腕を上げ、軽く首を絞める】
……あ。んじゃいい感じの同居人を探して同居するとかどうよ?
家事手伝いですっつってさ! いいんじゃない?
【さも名案と言わんばかりに声のトーンを高くして、さらに膝をがっくんがっくん】
- 492 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/26(木) 21:02:43 ID:ZejfrKlM0
- >>490
「……?」
同い年かと思ってたら結構年下だった。
何を言ってるかわk(ry
>>491
「……ショタコン……?」
虎姫の言葉を遮るようにビシッと言い放つ。
この少年には今の虎姫はそう見えていた。
「そんな仕事があったら俺が紹介して欲しいよ……」
- 493 :橘想夜:2009/11/26(木) 21:10:56 ID:/k2gysHgO
- >>491
「仕方な――んぎゅっ!? けふっ」
仕方ないじゃないですか、と言おうとした瞬間軽く首を締められ、言葉の代わりに空気が出た。
自分の顔のすぐそばにある虎姫の顔を、むう、と恨みがましそうに見るが、ふうと溜め息をついて取り止める。
「だって仕方ないじゃなああ、ぅ、ぁ、う、ぅ、」
ガックンガックン。声も揺れる。また恨みがましい目を虎姫に向けた。
「お尻いたいです。……あ、じゃあ同居して下さいよー。あなたと居るとなんか楽です」
>>492
年齢的には多分同い年。
しかし男か女か分からない外見は幼く、声も同様。
長い黒絹の髪を合わせて見れば、女性的な印象が強いかもしれないが。
とりあえず――何か声をかけようとするが、ふと考えると客引き以外で声をかけた事なんて滅多に無いと思い出す。
声をかけようとするものの、結局やめてしまった。
- 494 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/26(木) 21:15:15 ID:oQCYlodo0
- >>492
否定はしねーけどテーマはそこじゃない。
【眉尻を下げて笑う】
つまり今はしごt……ってなんだ、アンタもかい?
いやー就職難だね! やんなっちゃうよ!
荒野でギターでも掻き鳴らしたい気分だゼ!
【けらけらと高笑い。忙しい口である】
>>493
ふへはははー! うらうらー!
【散々揺らしたあと腕を解いて足を止める】
ふーたのし……
え、あえ? 私の家?
【途端に体が硬直する。何かバツが悪そうに自分の眉間を人差し指で引っ掻いて】
やー、やめた方が……あーでもどうせ斬り合ったようなヘンな仲だし…うーん。
【どうにもハッキリしない】
- 495 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/26(木) 21:22:58 ID:ZejfrKlM0
- >>493
「……ん」
その様子を見てか。少しムッとした顔をしながらつかつかと二人の前に歩み寄って。
「……何?」
ずいっ、と顔を想夜の近くまで近づける。表情は以前ムッとしたまんまだけど。
>>494
「……マジで?」
冗談だったのに、とちょっと顔が引きつって。
「そもそも、俺みたいなガキに働かせてくれる所なんて……」
そうそう無い、と続けて、少し悲しそうな表情。
この少年が無理と言うのなら、想夜が働くと言うのも相当難しいだろう。
「……そう言うので生きていけたらいいのにね……」
ハア、と見た目の年齢に似合わない苦労感溢れる溜息。
- 496 :橘想夜:2009/11/26(木) 21:28:06 ID:/k2gysHgO
- >>494
ガックンガックンガックンガックン。
「お尻いたいです……」
その一言に尽きる。
恨みがましい視線をまた送ろうとするが、困惑するその表情を見て小鳥の様に小さく首を傾げた。
「だめなんです?」
>>495
「な、なんでもないです」
酷く弱々しい返事が反ってきた。
見ればあたふたと慌てるように手を振って。
- 497 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/26(木) 21:30:19 ID:oQCYlodo0
- >>495
マジで。
もし私に[バキューン]が[バキューン]たのなら、この子もアンタもすぐさま
[バキューン]れて[バキューン]されて気のすむまで[ガガガドギャオーン]だよ?
【<削除><削除><削除>されそうな言葉を笑顔でサラッと羅列】
じゃあ生きてみようぜ? 良いと思う事で生きていくのは楽しいかもよ?
【口をとがらせてギターを鳴らすように胸から腹へ指を速く下ろす】
>>496
……いやぁ、いいか。
【若干諦観が入り混じった笑顔で、視線に応える】
掃除は出来る? もしウチに来たなら、それがまず最初の仕事だよ。
- 498 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/26(木) 21:36:38 ID:ZejfrKlM0
- >>496
「……変な奴……」
顔を離し、ふーんと見つめて。
今度は顔の変わりに少年の右手。突き出された指が想夜の眼前に出されて。
「言いたい事があったら。言うようにした方がいいよ?」
>>497
「なっ……ななななななッ……!?」
顔を真っ赤にして少し後ろずさる。この年頃は難しいんです。
「……弾ける、のか……?」
手を前に、四つんばいのようなポーズでペタペタと近付いて。
覗き込むようにそのギターを見て。
- 499 :橘想夜:2009/11/26(木) 21:40:44 ID:/k2gysHgO
- >>497
「あ、はい。掃除くらいなら」
すぐ隣の虎姫の顔を見て言う。
「あんまり食べませんし、邪魔にはならないですよ。ありがとうございます」
頭を下げるに下げられない姿勢だが、嬉しそうに笑って言う。
リョウに対する言葉は当然聞こえているが、特段気にする訳も無く。
「それで、言いにくそうですけど何か事情があるんです?」
>>498
「……はい」
とりあえずは頷くが、客引き意外で誰かと話すと言ったら、一部の例外を除いて閨くらいだった。
無論話したい事なんてあるはずが無い。――というか、浮かばない。
- 500 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/26(木) 21:49:56 ID:oQCYlodo0
- >>498
その気があれば是非とも来るがいい。
この刀の鞘でアッーーーーナンデモナイ ナンデモナイカラ ケサナイデ
【頭を激しく横に振るう】
まー、引こうと思えば。大体弦はズンバラリンのボロンボロンになるけど。
>>499
そ。ならいいよ。家事手伝いよろしく。
【優しく頭をなでる】
そうね、色々あるんだ。でもアンタだってそうでしょ?
お互い、殆どおんなじ事情だ。逆に言うとアンタぐらいしかお手伝いに誘えないってのもあるかも。
- 501 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/26(木) 21:55:29 ID:ZejfrKlM0
- >>499
「……お前。名前は?」
話す事が無いのだろう。それくらいは分かった。
なので、そんな疑問をぶつけてみる。
>>500
「やっ……いやっ……!そんな事は……!!」
視線は下。手を前に突き出して手をブンブン振る。
「それ弾けるって言わないんじゃ……。まあ、いいや。何か弾いてみてよ」
ボロボロになるって言ってんのに。
- 502 :橘想夜:2009/11/26(木) 22:06:10 ID:/k2gysHgO
- >>500
「ん……」
眼を瞑り、嬉しそうに髪撫でる手を受け入れる。
その手の下で何と無く言いたくないんだろうなと思い、口をつむぐ。
「すいません、押し掛けて」
>>501
「橘想夜。……あなたは?」
半ば社交辞令的に聞き返す。
例外を除けば客か、娼館の主としか話した事が無い。
話し方が分からないのだろう。
白い顔には引っ込み思案、というより困惑の色が強い。
- 503 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/26(木) 22:07:35 ID:oQCYlodo0
- >>501
いいよ。んじゃギター。
【さも当然と言わんばかりに手を突き出す】
>>502
いいよ別に。その代わりこき使わせてもらうから。
【人差し指を想夜の頭に立ててぐりぐり】
- 504 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/26(木) 22:14:19 ID:ZejfrKlM0
- >>502
「想夜……。……リョウ」
短くそれだけを言って。
「……どうした?」
困惑が見て取れる其の顔がどうにも面白くないようで。
>>503
「成る程、そう言う事……」
無いよ、とキッパリ言って。
「……」
想夜の頭を撫でるその姿をじいっと横で見つめていた。
- 505 :橘想夜:2009/11/26(木) 22:25:08 ID:/k2gysHgO
- >>503
「いたいです……」
むう、と睨んでみるがふと視線を離す。
ついで思い出したようにあ! と言って視線を戻した。
「あ、掃除以外に【見せられないよ!】、【検閲削除】とか……
【超健全サイト異能都市楽園を宜しくお願いします】ならできますよ」
意識して言った訳では無い。でもまあ生まれた環境が環境なので。常識には境界がありました。
>>504
「ぇと、宜しくお願いします」
とはなんとか言ったものの、会話下手。
話を続けるのも難しい。
- 506 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/26(木) 22:27:47 ID:oQCYlodo0
- >>504
ねーのかよ! チックショウ、上手い事手に入れたらダッシュで逃げるつもr
あ、ウ゛ンッ!! ゲッホゲッホ!!
【口を握り拳で押さえて咳払い。思いっきり目を逸らす】
……なんよ、なんか文句ある?
そうだよ盗もうとしましたよそれがナニカーーー!?
【見つめる視線に逆切れで返しやがる】
>>505
ペチーーーーーーン!
【全力で頭を引っぱたく】
消されるから! この世の神ならざる神に消されるから!!
- 507 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/26(木) 22:34:13 ID:ZejfrKlM0
- >>505
「宜しく……」
一応、軽く頭を下げる。
「……んー……」
こういう場合、どうすれば良いのか。よく分からず頭を抱えて少々悩む。
>>506
「え、何で切れてんだよ……」
そう言った意味で見つめてた訳じゃないので少々驚いて。
「……」
- 508 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/26(木) 22:35:35 ID:ZejfrKlM0
- //はいはい途中送信!>>506の続きから!
「……」
だけど直ぐ、逆切れした虎姫へのリアクションは終わって。
何処か寂しそうな表情で、ポーッと夜空を見上げた。
- 509 :橘想夜:2009/11/26(木) 22:38:40 ID:/k2gysHgO
- >>506
「はぐ!?」
がくんと頭が下がり、ずるりと膝から落ちる。
貧弱エロ幼年橘想夜。意識を失う。
>>507
悩むリョウに対して想夜は意識を失っていた。
もう悩む必要も無いだろう。
//落ちますノシッ!
- 510 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/26(木) 22:41:14 ID:oQCYlodo0
- >>507-508
……あ。いや、何でもないス。マジで。
【出来る限りの無表情で手を振って】
なに? どかしたん?
>>509
……え、よわっ!!!!!!!
やれやれ、起きるまで寝かしとくか。
【そう言ってビール瓶よろしくぽいと地面に投げて寝かしとく】
【案外酷い】
//おつさまー
- 511 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/26(木) 22:46:46 ID:ZejfrKlM0
- >>509
「え……え、ええ……?」
ペシンペシンとその頬を叩く。だけど反応は無し。
「……ま、いいか……」
こっちも結構酷かった。
/乙さまー
>>510
「……あ、そう」
ふうん、と頷いて。
「……いや。ちょっと、ね」
さっきの二人の様子を見て。
「……思い出さないようにしてた事、思い出しちゃって」
- 512 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/26(木) 22:50:02 ID:oQCYlodo0
- >>511
……私さ、最低なクセあんだよねー!
自分の辛い事を、二度と会わないだろうしモノの分別もつかないだろうみたいな
そんな子供にイヤな事全部吐けるだけ吐いて逃げんの!
【腰に手を当てて快活に笑う】
酷ぇけど、それでスッキリしちゃうんだ。
言ってみ? 聞いたるよ。
【穏やかに微笑んで、座っている木箱の上から見上げる】
- 513 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/26(木) 22:57:58 ID:ZejfrKlM0
- >>512
「ふーん……?」
腕を組んで、笑うその女を見て。
「でも、人形に話してスッキリする人とかも居るし……いいんじゃないかな?」
軽く笑いを返して。
「……ちょっと、アンタが考えてる事とは違うだろうけど……」
木箱に座った女の前に立ち、軽く俯いて。
「……家族の事」
- 514 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/26(木) 23:17:32 ID:oQCYlodo0
- >>513
そうかねぇ……んで、アンタの話は?
【上目遣いでじっと見つめる】
- 515 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/26(木) 23:18:41 ID:oQCYlodo0
- 家族? ……なんかあったん?
【何?危篤? とか色々失礼なこと言いそうになった口を押さえて先を促す】
//途中送信
- 516 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/26(木) 23:21:35 ID:ZejfrKlM0
- >>514
「……ッ」
上目遣いに思わず目を逸らしてしまって。
俯いたまま、虎姫の横へと移動。
「いや。元気だよ。多分」
手をヒラヒラと振って見せて。否定の意味を持つのだろう。
「……だけど、何処か行っちゃって。それで、ずっと会えなくて、ね……」
- 517 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/26(木) 23:26:18 ID:oQCYlodo0
- >>516
?
【不思議そうに移動する様子を首だけ動かしてついていく】
……はーん。寂しいんですか。
【膝に肘をついて、横目でリョウを見ている】
【口元は微笑んでいて】
- 518 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/26(木) 23:31:20 ID:ZejfrKlM0
- >>517
「……まあ。言っちゃえばそういう事」
あはは、と乾いた笑いを飛ばして。
だけど、その笑いは少しだけ無理をしているような風で。
「さっきのアンタ達を見てさ。ちょっとだけ、ね……」
虎姫の横に座り込み、また、少しだけ笑って。
- 519 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/26(木) 23:33:32 ID:oQCYlodo0
- >>518
寂しいねぇ……いいことじゃないの?
僕なんか寂しいも何も感じたことないよ。
【木箱の上で90度回転、リョウの方を向いて笑う】
『寂しいなんて感じない』、これって羨ましいかい?
- 520 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/26(木) 23:36:40 ID:ZejfrKlM0
- >>519
「……んー……」
腕を組み、少し唸って。
「……微妙、かな」
出した答えはそんな曖昧なもので。そのままだけど、と続けて。
「今は。ちょっと羨ましい」
- 521 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/26(木) 23:39:42 ID:oQCYlodo0
- >>520
っぶ
ハッハッハー! ふざけんなしwwwwwwww
【腹を抱えてひーこら笑い始める】
ノーノー! 違うぜベイベー! 僕のはそんないいもんじゃない!!
- 522 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/26(木) 23:48:03 ID:ZejfrKlM0
- >>521
「け、結構真面目に言ってんだから笑うなよ!」
横で笑い始めた女に向って、少し怒るように言って。
「え…?どういう事……?」
- 523 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/27(金) 00:00:46 ID:oQCYlodo0
- >>522
寂しいってのは大切なものがいなかったり、無くしたり、
とにかく大前提として『大切なものがある』ものだろう?
【目の端の涙を人差し指でぴんっと弾いて、リョウの眼を】
【『見る』】
【人の根源にある感情……人はとかくそれを重要視したがるが】
【虎姫が見るのは『人ならではの感情』。歪み、捻くれて形成された精神】
【それを見る一方で、彼女の眼が映し出すものは――何も無かった】
僕には大切なモノなど何も無い。家族も最初から居ない。友達なんて知らない。
剣を振るうのも、指を動かすのも、心臓が動いているのも『ただなんとなく』だ。
寂しくなんかない。『寂しく思うモノ』が無い。
【右側の腰に手を当て、頭を下げる。帽子の影となり、顔が見えなくなる】
【ちゃり、と金属音】
今ここでこの子を、君を殺すことも――まぁ、寂しくない。大切じゃない。
僕が『ただなんとなく』君たちを殺したくなったら――僕はごく普通に牙を剥くよ。いつもと変わらず。
【腰から手を離し、また顔を上げる。日に照らされた顔は】
僕は羨ましいね。君が。
【――冷笑、これ以上相応しいものは無かった。】
- 524 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/27(金) 00:13:48 ID:ZejfrKlM0
- >>523
「……そういう事、か」
寂しく思うモノが無い。その言葉を聞いた瞬間、やっぱりと呟いて。
「それでも俺は。アンタが羨ましい」
浮かべられた冷笑に、緊張感の無い苦笑を返す。
「寂しいと言う物を知らない。分からない。そんな気分を味わった事が無い。
……こんな気分を味わない。それは少し悲しい事かもしれないけど、少し羨ましい」
隣の花は美しく見えるとは良く言った物で。
「結局。そんな物なんだと思うよ。自分から見たら良くない事でも、人から見たら良い事なんて沢山あるし」
「……ただ。殺されるのはちょっと嫌、かな」
だけど。
「だけど。アンタは今、そんな事はしない……と思う」
此処で先ほど虎姫がしていたように、腰に手を当て少し笑って。
「それに。もしアンタが俺を殺そうとしても。逃げるくらいの力は持ってるつもりだから」
- 525 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/27(金) 00:19:45 ID:oQCYlodo0
- >>524
……
【暫く、奇しくもその瞳の色がそのまま血を映すように――『純粋すぎる』眼で見つめて】
だよねー! 人から見たら他人って羨ましいモンだよねぇ……ふはーん。
【破顔一笑。頬に手をついて溜息をつく】
大丈夫、しないよ。アンタには勝てそうになーいもん。
ほら、僕って体白いじゃん? まさに深窓の令嬢みたいな。
華奢で美しいガラス細工みたいな女なのさーっ。
【懐から酒の瓶を取り出して、栓を開けて一気飲み】
っぷぁ〜! ま、要はくじけず頑張れってことさ。まだ若いんだし。
- 526 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/27(金) 00:24:49 ID:ZejfrKlM0
- >>525
「そうだよ。そんなもんだよ。多分ね」
子供が大人ぶって言った事。其れを何処まで本気にしてくれたのかは分からないが。
とりあえず、その笑いに此方も少し釣られて笑って。
「……嘘だ。絶対嘘だ。と言うか何処の世界に酒を一気に流し込む令嬢がいるんだよ……」
アハハ、と苦笑して。
「……そうだね。……アンタもね」
- 527 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/27(金) 00:30:23 ID:oQCYlodo0
- >>526
……にしてもしくじったなァ。
アンタ分別つかない子供でも、これから一生会わないような雰囲気するヤツでもないのに
ちょっとだけ本気で話しちゃった。
【眉間にシワを寄せて、苦悩するように息を吐く】
やー悪い悪い、なんだったら忘れといt……
あん? 酒流し込むお嬢様がいて何がわりーってんだコノヤロー!
【木箱をガタガタ揺らして喚いている】
……ハッ。言うじゃんアンタも。名前は?
【歯を見せるようなイの字の笑い】
- 528 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/27(金) 00:35:27 ID:ZejfrKlM0
- >>527
「何か隠されてるより、本気でぶつかって来てくれた方が嬉しいけど?」
ふふん、と少しだけ舐めるような笑みを浮かべて。
「まあ、アンタにしたら其れはあんまり良くない事だったのかもしれないけどさ」
「悪くは無いけど……お嬢様って柄じゃないね」
クスクスと楽しげな笑みを返しつつ。
「……リョウ。アンタは?」
- 529 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/27(金) 00:40:21 ID:oQCYlodo0
- >>528
本気ィ…カーッ! ニガテなんだよねぇホンキ! ホンキ! ドンキホーテ!
そうそ、私が本気出したらドンキホーテみたいになるし。知ってる?
自分は騎士だと思ってロバに乗って大暴れするもうろくジジイのドンキホーテ。
【リョウを指差しながら楽しそうに笑って】
へん、そのうちドレスでも着てきてやるよ。
僕は酒呑屋 虎姫(しゅてんや とらひめ)。よろしくね、リョウ。
- 530 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/27(金) 00:44:28 ID:ZejfrKlM0
- >>529
「何となく」
目の前に居る女性がいきなりジジイに変身。
そんな光景を思い浮かべてクスリと笑って。
「それが本当なら。もっと本気が見たくなったよ?」
指を指され、此方も楽しげな笑みを返して。
「ドレス……?じゃあ、俺は笑ってやるよ。どうせ似合わないだろうから」
クスクス笑いは喉を鳴らしてくつくつと笑う物に変わって。
「虎姫……さん。いや、虎姫でいっか。よろしく」
笑いを浮かべたまま、右手を差し出して。
- 531 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/27(金) 00:46:55 ID:oQCYlodo0
- >>530
こぅの生意気ヤローめ。
【迎え撃つは右手をパシーンと叩き合わせる】
想夜はそのうち起きるだろーしほっといていいか……。
そんじゃね!
【そういってニコニコ笑顔のまま立ち去って行った】
- 532 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/27(金) 00:57:10 ID:ZejfrKlM0
- >>531
「そうだよ。俺なんて生意気なただのガキだよ」
叩き合わされた手を見て満足げに笑いつつ。
「え、いいのか……?」
寝ている想夜を見て、又虎姫へと視線を移して。
「ああ、またそのうち」
この広い都市。だけど、又会う気がする。
そんな事を想いながら、立ち去る虎姫に手を振って。
「……いい、よな……?」
想夜の事は気がかりだけど、ずっと付き添ってる訳にもいかないので。
この少年もまた、何処かへと歩き去っていった。
- 533 :朝宮暁:2009/11/28(土) 19:28:55 ID:/k2gysHgO
- 都市中央公園。
赤毛混じりの黒髪をした青年が、ベンチに座って安っぽい缶コーヒーを飲んでいた。
青年の視線は寒空を向いており、目尻に険はなく、空を見るのを楽しんでいると言った風。
「あー……寒空もオツなモンだな」
- 534 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/28(土) 19:55:27 ID:ZejfrKlM0
- 「……寂しいもんだねえ……」
カツリと鳴った靴。其れは男が歩いてくるのを意味していて。
「よう。暁」
一人、空を見上げる男に声をかける男が一人。
- 535 :朝宮暁:2009/11/28(土) 19:58:29 ID:/k2gysHgO
- >>534
「おう紅夜」
軽く片手を挙げて挨拶の代わりにして。
「全くだ。女も居ねえ独り身にゃあ、冬の寒さは堪えんね」
- 536 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/28(土) 20:18:28 ID:ZejfrKlM0
- >>535
「そうだねえ……」
実は初めて過ごす冬だったり。
マフラーを肩にかけ直し、暁の隣に座って。
「女じゃなくても。一人じゃなけりゃ少しは違うんだろうがな」
くく、と笑って。
- 537 :朝宮暁:2009/11/28(土) 20:24:36 ID:/k2gysHgO
- >>536
刹那暁に悪寒走る――!
「お、お前……!」
驚愕に歪めた顔を隠す事もせず、暁は弾かれたように立ち上がる。
「マ、マジでそっちのケが有ったのかぁッ!?」
- 538 : ◆uotUYGHVwM:2009/11/28(土) 20:27:13 ID:ZejfrKlM0
- >>537
「んな訳あるか」
ハア、と溜息を付き、膝の上に肘を付き。
「野郎でも、居ないよりは十分マシ。そう思うだけさ」
虚空を見つめ、呟くようにそう言って。
- 539 :朝宮暁:2009/11/28(土) 20:31:11 ID:/k2gysHgO
- >>538
「りょ、両刀使いか……!」
女を諦めて男に走ったのかコイツは……!
などと思いつつ、ジリジリと後退。
- 540 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/28(土) 20:36:26 ID:ZejfrKlM0
- >>539
「両刀……?何かよく分からねえけど、違えよ」
後退する暁を横目に見て、コートのポケットから取り出すのはコーヒーの缶。
「ただ。一人の部屋ってのは結構アレだな、って最近分かっただけさ」
そう言って、うな垂れるように脱力して。
- 541 :朝宮暁:2009/11/28(土) 20:39:54 ID:/k2gysHgO
- >>540
「ネタの通じんヤツめ……独りの部屋、か」
その言葉には思う所がある。
「確かになぁ。気楽でイイってヤツも居るけど、結構寂しいよなー。
病気した時なんかもう特に寂しいね」
- 542 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/28(土) 20:46:21 ID:ZejfrKlM0
- >>541
「そ。独りの部屋」
「だな……。一度味わっちまうと更に、な」
そう言う表情には何処か寂しさが見えて。
- 543 :朝宮暁:2009/11/28(土) 20:50:28 ID:/k2gysHgO
- >>542
「ならとっとと女でも作ったらどーよ?」
陰鬱な表情を見て、メランコリックな面してんな、なんて思いながら
「いつぞや言ってた相手とかよ、後はそれ以外とかよ。居ねえのか?」
- 544 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/28(土) 20:52:59 ID:ZejfrKlM0
- >>543
「……」
チラリと見上げるように暁を見て。
「それが出来たら。苦労してねえって……」
又、溜息と共にうな垂れて。
「てか……女を作る、ねえ……」
- 545 :朝宮暁:2009/11/28(土) 20:55:43 ID:/k2gysHgO
- >>544
「ネガネガしいなーったく」
やれやれ、と肩を竦める。
「……? 何だよ、歯切れ悪ィな」
- 546 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/28(土) 20:59:29 ID:ZejfrKlM0
- >>545
「うっせえよ。ほぼと言っていいくれえ不可能なんだから仕方ねえだろ」
身体を起こし、舌打ちと共に言って。
「いや……。そう言うもんなのか……?」
- 547 :朝宮暁:2009/11/28(土) 21:04:09 ID:/k2gysHgO
- >>546
「叶わぬ恋? 俺からすりゃ恋できるだけマシだっつの」
は、と快活に笑う。
「そんなもん、ってお前な、“女は作るモンじゃねー”とでも言う気か?
俺ぁフツーに使う表現として言ってんの。深く考えても仕方ねーぞ」
- 548 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/28(土) 21:07:56 ID:ZejfrKlM0
- >>547
「ん。何かあんのか?」
その言葉に若干の興味を示して。
「そんな事言うつもりは無えさ。そんなもんなのか、って思っただけさ」
「……げ。冷めやがった……」
持っていた缶コーヒーを見て、溜息と共に流し込んで。
- 549 :朝宮暁:2009/11/28(土) 21:11:18 ID:/k2gysHgO
- >>548
「冷めたコーヒーで渇きを潤し――ってか」
ある歌の1フレーズを口ずさんで。
「何かある、ってやる事があるからな、俺には。
色恋に現を抜かしてる訳にゃいかねーの」
- 550 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/28(土) 21:15:22 ID:ZejfrKlM0
- >>549
「やる事……。へえ……?」
何だ?と興味深そうに続けて。
- 551 :朝宮暁:2009/11/28(土) 21:21:37 ID:/k2gysHgO
- >>550
「大した事じゃねーさ」
態々湿ったい話をする事も無いだろうと考えてそれを避ける。
「ただまあ、アレだよ。自分がやらなきゃいけねぇ事を投げ出して、女に現を抜かすってのは……
ほら、なんつーか、カッコ悪ィ」
俺の価値観だがな、と付け加える。
「てめえのやらなきゃなんねぇ事は、てめえの都合で投げ出して良いものじゃねーだろ。ってな。
自分で決めてんのさ。恋愛なんざよりこっちをやらなきゃいけねー、ってな」
- 552 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/28(土) 21:27:44 ID:ZejfrKlM0
- >>551
「ふーん……」
此方は湿っぽい話でも聞きたかったらしく、ほんの少しだけ残念そうに呟いて。
「やらなきゃならねえ事、ね……。成る程」
それだけ言って、また溜息を付きつつベンチにもたれ掛かって。
「ふーん……」
呟き、足を組んで夜空を見上げて。
- 553 :朝宮暁:2009/11/28(土) 21:31:22 ID:/k2gysHgO
- >>552
「さっきからふーんふーんふーんふーん何だよ?」
面倒臭い、と言うよりは煮えきらない態度を前にするような語調。
「言いたい事があんなら言えよ」
- 554 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/28(土) 21:34:46 ID:ZejfrKlM0
- >>553
「いや、何も無えよ」
身体を前に向け、暁に向かい合って。
「ただな。そういう考えもあんだな、って。そう思ってただけさ」
苦笑しつつそんな事を言って。
「気分悪くさせたんなら謝るわ。悪いな」
手を合わせ、軽く頭を下げて。
- 555 :朝宮暁:2009/11/28(土) 21:38:00 ID:/k2gysHgO
- >>554
「そうかい」
柄じゃねぇな、話し損か。
などと思いつつ頭を掻いた。
「ま、実際“やらなきゃなんねーこと”なんて持ってるヤツのが珍しいのかもな。
時々羨ましく思うぜ、気楽に生きてけるヤツ見てると」
- 556 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/28(土) 21:43:12 ID:ZejfrKlM0
- >>555
「……一個。聞いていいか?」
その言葉を聞き、ピッと指を一本立てて。
「俺。その気楽に生きているヤツに見えるか?」
- 557 :朝宮暁:2009/11/28(土) 21:46:36 ID:/k2gysHgO
- >>556
「あん? ――え、違うのか」
軽く驚いて大きく目を開く。
言葉にこそせず口には出さないが、問いに対する回答は肯定であるとその態度が告げていた。
- 558 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/28(土) 21:52:34 ID:ZejfrKlM0
- >>557
「ん。いや」
一瞬。そう言われたほんの一瞬。
表情が若干固くなった、が。
「その通りだ。羨ましいか?」
直ぐにニヤリと笑って。手をヒラヒラと挑発っぽく振って。
- 559 :朝宮暁:2009/11/28(土) 21:56:59 ID:/k2gysHgO
- >>558
一瞬の硬直に気づく。
ある意味俺の同類かと可笑しくなったが、まあとりあえず、乗っておこう。
「ああ、羨ましいしいね。スゲー羨ましい」
ちょっとした気遣い。気付かないフリ。
あっちからすりゃ分かるかもしれんが、世の中こう言うちょっとした気遣いで出来てるんだ。
なんて、考えて。
- 560 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/28(土) 22:02:42 ID:ZejfrKlM0
- >>559
「くくっ……いいだろ?」
ニヤリと口元を歪ませながら立ち上がって。
「さて、野郎にこれ以上言っても面白味は少ねえしな。この話は終わりだ」
軽く肩を竦め、又笑う。
- 561 :朝宮暁:2009/11/28(土) 22:08:34 ID:/k2gysHgO
- >>560
「だな。――さって、11時から仕事だ。そろそろ行くぜ」
空き缶をゴミ箱に向けて放り投げる。
「っし」
ガッツポーズ。がらんと音を立てて空き缶がゴミ箱の中に収まった。
「んじゃな」
それを見届け、歩き出す。さあて仕事だ。ウコンの力を飲まなきゃな――。
そんな事を考えながら暁は歩いて、公園を後にした。
- 562 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/11/28(土) 22:12:58 ID:ZejfrKlM0
- >>561
「こんな時間からか。お疲れさん」
その真似をして、缶をゴミ箱に向けて放り投げる。
「……チッ……」
カラン、と高い音が響いてゴミ箱の口に弾かれた缶が地に落ちる。
やれやれ、と呟きながらそれを拾って。
「ん、じゃな」
去っていく男の背中に
「……サンキューな」
ポツリと、そんな言葉を呟いて。
「……帰るかねえ」
ポカンと夜の空を見上げつつ。
男一人、夜の都市に消えた。
- 563 :ウィッチ:2009/11/28(土) 23:54:19 ID:/EtiECms0
- ゲーム屋。
魔女は二つのゲームのパッケージを手に取り、戦慄いていた。
【バレットウ○ッチ】【ベヨ○ッタ】
「……これだ……!!」
- 564 :ロザリア・ロートシルト:2009/11/29(日) 00:15:25 ID:rSRBD9/U0
- 【ところかわってゲーセン】
「ふふふ……」
一方ロザリアは今日も今日とて
3rdストライクと北斗をやりこむのであった……レッツゴージャスティーン
- 565 :ウィッチ:2009/11/29(日) 00:18:15 ID:/EtiECms0
- 「うおおおおおおおおあ時代は! 重火器持った魔女!!
さっそく武器屋へぇええええええええええ!!!」
ブーストがかかる緋い箒はまるで流星のように。
武器屋に向かって一直線――
- 566 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/11/29(日) 00:42:14 ID:eyZWZkPQ0
- 【宵闇に揺れる煙一筋】
【それを辿り空から下へ、下へ、下へ――その煙の発生源は20歳の平均身長からさらに下】
ふー……
【やけに大人びた風体の少年が、スーツの袖を引っ張っている】
【歯噛みするたび咥えた長いタバコが上下する】
- 567 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/29(日) 00:46:19 ID:ZejfrKlM0
- 「……」
一人の少年がその前を通り過ぎようとする。
「……!?ゲホッ、ゲホッ……くっせえ!?」
そして、驚いた。
リョウの身長から考えるに普通の成人男性が煙草を吸っても煙は頭の上を流れる。
故に、近くで煙草を吸われても大して臭くない。
だけど、今回は違った。
「え……。え……?」
自分より更に身長が低い少年が煙草を吸っている。
その光景にただただ驚くしかなくて。
- 568 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/11/29(日) 00:50:05 ID:eyZWZkPQ0
- >>567
……?
【煙はなんだか異様に臭い。堆肥のような匂いだ】
ああ、申し訳ございません。どうかお気になさらず。
【そう言って煙を手で覆うと、煙が法則を無視して『下に』流れていく】
どうか、なさいましたか?
【煙が下に流れるタバコを吸いながら、淡い微笑みを湛えて流し目で見つめる】
- 569 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/29(日) 00:52:55 ID:ZejfrKlM0
- >>568
「ん……?」
煙は上に上るもの。
その常識を覆す事が起きている目の前に光景に少し目を擦って。
「ああ、ええっと……」
だけど、それも何かの能力かと勝手に納得。
仮にも異「能」都市な訳だし。
「……お前。何歳……?」
- 570 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/11/29(日) 01:01:08 ID:eyZWZkPQ0
- >>569
……これですか。まぁ、貴方がたと同じです。
不思議なチカラですよ、フフ…。
【目をつぶって、笑いと共に口の隙間から煙を漏らす】
私ですか? 14歳です。
私の故郷でいうところの、翡翠の月の14歳。
【そう言いつつ適当な建物の壁に背中を預ける】
- 571 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/29(日) 01:05:48 ID:ZejfrKlM0
- >>570
「じゅ、じゅうよ……?」
自分と同じくらいの年齢の子が煙草を吸っていた。
この少年ならどうするか。
「……お前。捕まるぞ……?」
何か割と普通だった。
- 572 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/11/29(日) 01:13:11 ID:eyZWZkPQ0
- >>571
ははは、そうかもしれません。
でもこれは手離せないんです……色々ありまして、手放すのが怖くてね。
【口からタバコを離して、リョウに笑いながら軽く振る】
【風を受けて、先端が赤く明滅】
貴方はおいくつで?
【先端を見つめながら親指でとんとんとタバコの根元を叩いて灰を落とし、また咥える】
- 573 :水無月煉 ◆uotUYGHVwM:2009/11/29(日) 01:17:46 ID:ZejfrKlM0
- >>572
「ふーん。まあ、そんな堂々と吸わない方が……」
何があったのか、興味を持ちつつ少し心配そうに言うけど。
「……いや。俺には関係無いか」
直ぐにそう続けて。
「15、くらい」
妙に手馴れてるな、と何故か少し感心してその姿を見て。
- 574 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/11/29(日) 01:23:11 ID:eyZWZkPQ0
- >>573
大丈夫ですよ。いざという時は20歳だ、と言えばいいんです。
この世界はこの見た目でもそれで通る。でしょう…?
【タバコを歯で支えて、両手を交差せずに自分の両肩に向ける】
へぇ! もうちょっと年上かと思いました。
とても落ち着いてらっしゃるので……。
- 575 :ミレイ:2009/11/29(日) 01:24:24 ID:Jhlo6zSQO
- |ω・;)
弟が非行に走っているのではないか。そう思われても仕方ないこの1シーン。
さあ立ち上がれミレイ、弟をよからぬ輩から護るのだ。
ぐー。
お腹の音だった。
欲望に忠実であったがゆえに、彼女は食料を求めてこの場から離れていった。
- 576 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/29(日) 01:27:21 ID:ZejfrKlM0
- //あれーなんで煉になってたのかなーorz
>>574
「ああ、成る程」
その手があったか、とポンと手を付いて感心。
「……いや、それでも良くは無いけどな」
あはは、と笑って。
「お、落ち着いてる……?」
予想外の言葉を聞き、きょとんとしながら。
「あはは、そんな事無いよ。全然」
若干照れながら手をパタパタと振る。
- 577 : ◆uotUYGHVwM:2009/11/29(日) 01:29:48 ID:ZejfrKlM0
- >>575
「……?」
鳴った腹の音の方、其方を振り向く。
けれど、その時には既にミレイの姿は無くて。
「……」
弟と姉の再会はまだ当分無いだろう。
- 578 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/11/29(日) 01:34:10 ID:eyZWZkPQ0
- >>576
それもそうなんですけどね…ふふ。
【可笑しそうに目を細める】
いえいえ。私くらいのトシだと一歳上でも大人びて見えるものかもしれませんが、
それでも貴方は大人びてらっしゃると思います。
いつかそうなりたいものです。
【夜空を見上げて煙を吐く。吐いた煙も下に向かって】
- 579 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/29(日) 01:42:42 ID:ZejfrKlM0
- >>578
「……俺にはお前の方が大人びて見えるけどね……」
その口調と見た目のギャップにただただ驚くしかなくて。
苦笑を漏らしつつそう言って。
「煙草、ね……」
興味深げにそれを見て。
- 580 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/11/29(日) 01:46:12 ID:eyZWZkPQ0
- >>579
そう言っていただけると恐縮です。
【眉を寄せて胸に右手を添え頭を下げる】
……吸います?
【腰の銃を入れるようなホルスターに手を伸ばす】
【そこには金属製の筆箱のようなシガーケースが納まっている】
- 581 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/29(日) 01:52:16 ID:ZejfrKlM0
- >>580
「……紳士の真似?」
軽く首を傾げて,下げられたその頭に言って。
「やっ、いいよ。いらない」
ホルスターを押し返すように手を立てて。
「捕まりたくないし。言い訳するのも結構面倒だしね」
- 582 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/11/29(日) 01:56:32 ID:eyZWZkPQ0
- >>581
真似じゃありません。紳士です。
あっ…
【明らかに怒気を含んだ口調のあと、慌てて口を押さえる】
【で、勿論咥えてるのはタバコだから……】
ッあっつい゛ッ!
【右手のひらを思いっきりタバコに押し付け、タバコを地面に落として手を振る】
……お、お見苦しいところを……。
【取り繕うぎこちない笑みを向けながら、手を押さえている】
- 583 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/29(日) 02:00:05 ID:ZejfrKlM0
- >>582
「へ、へえ……」
明らかに怒っているようなその声に若干怯んで。
「って、おい、大丈夫か!?」
心配そうに一歩近付き、右手の平を見て。
「……無理してんね……」
ぎこちない笑みを見て、軽く苦笑して。
「どれ。見せて」
火傷した所を、と言う意味だろう。左手を差し伸べながら。
- 584 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/11/29(日) 02:03:37 ID:eyZWZkPQ0
- >>583
……んぅ゛〜……
【ちょいちょいと左手の指でつつく】
ん゛っ…!
……はい、分かりました。
【渋々だが右手を差し出す】
【シワの少ない手のひらの中央に黒い灰の粉、その周りは若干赤くなっている】
【すぐ冷やさなければ水ぶくれになるだろう】
- 585 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/29(日) 02:10:32 ID:ZejfrKlM0
- >>584
「ちょっと冷たいけど、勘弁ね」
そう言って差し出された右手に左手を翳して。
「よ、っと……」
力を入れるようなそんな声。
「……はい。コレで一応冷やすのはおっけー」
そう言って左手を離す。
ヒホロの右手。赤くなっている部分を覆うように氷の塊がくっついていた。
確かに冷やすのはコレでいいだろう。ただ、ちょっとばかり冷たすぎる。氷だし。
- 586 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/11/29(日) 02:17:00 ID:eyZWZkPQ0
- >>585
……!
【自分の手を見る。上手い事氷がひっついてるのを見て】
おぉぉ〜〜〜……
【思わず感嘆の声】
あっ……すいません、御面倒をかけて。助かります。
【氷が解けて滑り落ちないように押さえながら頭を下げる】
【押さえながら右手で器用に箱からタバコを取り出し、落っこちたタバコの火に押しつける】
まだ紳士と言えるようになるには落ち着きが足りないですね……参りました…。
【苦笑しながらタバコを咥える】
- 587 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/29(日) 02:21:06 ID:ZejfrKlM0
- >>586
「ま、こんな時くらいしか人助けに使えない能力なんだけどな」
感嘆の声に、また苦笑しながらそう言って。
「いいって。当然の事だし」
頭上げて、と付け加えつつ。
「んーん。何で紳士を目指してるのかは知らないけど、よくやれてると思う」
自分より遥かに大人びている口調や風体をしている少年にそう言って。
- 588 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/11/29(日) 02:29:45 ID:eyZWZkPQ0
- >>587
今がまさに『こんな時』ですね。
偶然が折り重なって、その結果助け、助けられる。
そういうものです……ちょっと、クサすぎましたかね。
【小さく会釈を繰り返す】
! 本当ですか? ありがとうございます!
【自分を覆うような笑顔を解いて、本当に嬉しそうに笑う】
僕はヒホロと言います。ヒホロ=ゼルトマン。お名前を聞いてもよろしいですか?
- 589 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/29(日) 02:35:30 ID:ZejfrKlM0
- >>588
「……ぷっ…」
少年は笑いを堪えていた。
堪えていた、ってかたった今、堪えきれずにちょっと吹いた。
「リョウ。ヒホロ、ね」
名乗って、覚えた、と呟く。
- 590 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/11/29(日) 02:37:50 ID:eyZWZkPQ0
- >>589
リョウさんですか! よろしくおn
……な、なんですか…!
【笑う相手に奥歯を噛みしめて神妙な面持ちで尋ねる】
【不審な顔を出すに出せないようだ……それが不審なんだけど】
- 591 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/29(日) 02:40:40 ID:ZejfrKlM0
- >>590
「や。クサいってか、何か可笑しくて…ぷぷっ…」
駄目だ、と続けてあははははは、と笑い出した。
「やー、悪い悪い。何だろう、何か可笑しかったんだよね」
結構酷い事をさらりと言いやがった。
- 592 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/11/29(日) 02:43:19 ID:eyZWZkPQ0
- >>591
くっ、うう゛……! ガマンです、我慢……!
【顔を真っ赤にしてわなわな震えている】
【でも最終的に】
ぐ、う、うわぁあああああん!!
ヤケドありがとうございましだぁあああああーっ!!
【罵倒もプライドがそれを許さず、なぜか感謝の言葉を吐き捨てて逃げていった】
- 593 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/11/29(日) 02:46:45 ID:ZejfrKlM0
- >>592
「おおーう……」
やっちまった、と顔をぺちんと叩いて。
「ああ、気をつけて帰れよー!」
そんな様子にも何も変わらず、普通に別れの言葉を告げて。
逃げて行った方向とは逆の方へと、歩いていった。
- 594 :シルクハットの少年:2009/11/29(日) 20:18:15 ID:SJhJK2lw0
- 【公園のベエンチ】
暇。ですねぇ……
【ベンチに座り、手を前に伸ばし】
【指も伸ばすと白い蝶がそこに降りてきて】
忙しいのですがねぇ、本当は……
- 595 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/11/29(日) 20:27:37 ID:hEEY1USo0
- 【今何の用事も無く歩いている僕はごく一般的なショタっこ】
【強いて違うところを上げるとするならタバコが大好きってところカナー名前はヒホロ=ゼルトマン】
すーーーー……
ぶはぁぁぁあ〜〜〜…
【盛大に口から煙を吐く少年】
【指の間からは長いタバコが伸び、音も無く先端が燃えていく】
【大人びた風体に身を包んだ顔は幼く、そして今の表情も……幼かった】
(もうちょっと何事にも揺さぶられない強い精神を持たないとなぁ……
紳士になるために一歩でも早くゆとりのある大人になりたいけど……背も伸びないし)
【悶々と考え込み、時折バタバタと両腕を振りまわす】
【そんなわけでふと気づいたら公園のど真ん中にやって来たのだ】
- 596 :シルクハットの少年:2009/11/29(日) 20:33:30 ID:SJhJK2lw0
- >>595
(明らかなキャラ被り……そしてタバコ……)
【じっと見ている】
【狙いを定めているとかそう言うのではなく、ただ少年の事について考えていたのだが】
(恐らく、年齢も一緒……だが、僕の方が精神は大人。勝った!)
【結果的にヒホロをガン見している事に変わりは無かった】
【後、精神でも若干負けてる】
- 597 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/11/29(日) 20:37:27 ID:hEEY1USo0
- >>596
【ふと見ると、ベンチに一人の若い男の子が座っていた】
【ウホッ! いいおとk】
(……なんだ、子供か)
【チラリと一瞥してそう思う。おっさん趣味もいいところだ】
失礼、どうかいたしましたか?
【大人びた余裕の笑みを浮かべて、足を交差し胸に手を当ててお辞儀をする】
- 598 :シルクハットの少年:2009/11/29(日) 20:42:42 ID:SJhJK2lw0
- >>597
いや、何も
【蝶に一瞬目をやって】
キミこそどうかしたのかい? そのタバコ
【片手は膝の上、視線だけをそれに向けて】
身体に悪いよ?
- 599 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/11/29(日) 20:48:28 ID:hEEY1USo0
- >>598
おや、蝶ですか。
蝶は心優しい人の指にしか止まらないと聞きます。
【言いながらごく自然にベンチに近づく】
これは……ポリシーみたいなものです。
体に悪いのは分かっているのですが……どうにも手離せません。
隣、よろしいですか?
【一瞬ベンチに目をやり、小さく首を傾げる】
- 600 :シルクハットの少年:2009/11/29(日) 20:53:01 ID:SJhJK2lw0
- >>599
心優しい……ね。ありがとう
【手を握り、蝶を手の中に納める】
ポリシーか、ならら仕方が無い。と言う奴かな? どうぞ
【少し端にずれて、普通に座れるくらいの空間を開ける】
- 601 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/11/29(日) 20:58:08 ID:hEEY1USo0
- >>600
では失礼して。
【ベンチに腰を下ろす】
何をしてらっしゃったのですか?
【のんびりと煙の先を見つめながら呟く】
- 602 :シルクハットの少年:2009/11/29(日) 21:03:41 ID:SJhJK2lw0
- >>601
【握っていた手を開き、ヒホロへと向ける】
あげるよ、これ……心優しいキミへのお礼さ
【その手の中にあったのは蝶と同じ色をしたライター】
仕事だよ、人探し……かな?
- 603 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/11/29(日) 21:08:54 ID:hEEY1USo0
- >>602
? ありがとうございます…。
【笑顔でそれを受け取ってから内心「あれ?」と】
手品ですか。……先ほどの蝶は?
【煙を吐きながらじーっとライターを見つめる】
人探しですか。大変ですねぇ……
もしよければ僕も何かお手伝いをしましょうか? できることがあればいいのですが。
【ズボンのポケットにライターをねじ込み】
- 604 :シルクハットの少年:2009/11/29(日) 21:14:48 ID:SJhJK2lw0
- >>603
手品だよ。蝶ならあそこ
【指をさした先には白い蝶が他兄も何匹か】
そして、ライターはここ
【彼のポケットの中から同じようなライターが出てきて】
手伝わなくていい
いや、手伝ってもらった方が楽だけど。心の優しいキミには辛いかな……
- 605 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/11/29(日) 21:22:05 ID:hEEY1USo0
- >>604
へぇー! 凄いですねぇ!
【ベンチから乗り出すように蝶の群れとライターを見ている】
じゃあ、有難く頂いておきます。ふふっ…
【どことなく上機嫌】
【だが、相手の口調を聞いてすぐ神妙な面持ちに早変わりして】
……何か事情があるようですね。会ったばかりの私が聞くのはおこがましいでしょうか?
【タバコの灰を落とし、また咥え】
【その後もじっとタバコの先を見つめている】
【何かありげな話の時は、相手の目をあまり見つめない。相手を圧迫しない為の術だ】
- 606 :シルクハットの少年:2009/11/29(日) 21:29:34 ID:SJhJK2lw0
- >>605
魔法じゃないよ。これは手品だ
ただ、手品を言いかえるとマジック。不思議なことだよね
【どうでもいい事だけど。と言って】
いや、そう言う事でもない。もしかしたら言っちゃいけない事なのかも知れないけど
まあ、いいや。ある人を捕まえて、逃がさないようにする。これで良いかな?
【終始無表情。不思議な顔をしていた】
- 607 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/11/29(日) 21:36:34 ID:hEEY1USo0
- >>606
そうですね。不思議です。
では、私からもマジックを。
【タバコを手に取り、口から離してにっこり笑う】
【そして赤く光る先端を空中にぐーるぐーる】
【すると煙は霧散することなく空中にとどまり、蚊取り線香のような形になる】
【それを】
えいっ。
【タバコで軽く叩くと、音も無く薄いガラスのように割れて地面に落ちる】
マジックです。ふふふ。
……か、監禁?
【思わぬ言葉に体が固まり、タバコを地面に落とす】
- 608 :シルクハットの少年:2009/11/29(日) 21:42:31 ID:SJhJK2lw0
- >>607
マジック
魔法。ね……面白いね?
【表情は変わらず。ただ割れた煙を見ていた】
そう、監禁。意外と酷い言葉も知ってるんだね
【と、落ちたタバコを拾い上げながら】
ポイ捨ては良くないな
【握って、開くと手の中には何もなく】
- 609 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/11/29(日) 21:49:02 ID:hEEY1USo0
- >>608
あ、あぁ、ありがとうございます……
【面白いと言われて反射的に頭を下げるが脳味噌の中はそれどころじゃなく】
知っているっていうか…あー、ん”ん”っ。
……ダメですよ、監禁は。してはいけないことです。
【出来る限りポーカーフェイスでいようとしてはいるが、眉間にシワが寄る】
……ごめんなさい。
【消えた。また手品だろうと思って腰のシガーケースから同じタバコを取り出す】
【12cmとかなり長めのそれに、先ほど貰ったライターで火をつける】
【所作はぎこちなく、やはり『監禁』といういきなりの言葉に動揺しているようだ】
- 610 :シルクハットの少年:2009/11/29(日) 21:57:50 ID:SJhJK2lw0
- >>609
これ、触れれるのかな?
【この少年はこっちの方が気になって】
必要だから。やらなくちゃいけないんだ
一度は逃げられたからね。次は逃がさない
【なぜか、自分の両手に視線を向けながら喋っていた】
- 611 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/11/29(日) 22:05:42 ID:hEEY1USo0
- >>610
……
【その様子をじっと見つめている】
【幾ら大人を気取ろうと紳士でいようとその実、子供であることは変えられない】
【深く肺まで煙を吸ってから、ゆっくりと吐きだす】
……失礼しました。何か事情が……
それこそ私には分からないような込み入った事情があるのでしょう。
私が口を出す事べきじゃありませんね。
【そう微笑みながら呟く。落ち着いたようだ】
ええ、触れますよ。それくらいの厚さならあまり重くないでしょうし。
【割れた薄い破片は不定形を固めた故か、表面がザラザラしている】
- 612 :シルクハットの少年:2009/11/29(日) 22:11:56 ID:SJhJK2lw0
- >>611
重要だけど。難しい事じゃない
当面の間は生命維持。そう言う事だね
【何も変化無く、サラッと言い】
へぇ……ちゃんと重みもある。興味が湧いてきたよ
- 613 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/11/29(日) 22:20:53 ID:hEEY1USo0
- >>612
生命維持……あぁー、私もそのあたりが重要ですね。
この街はよく分からないことだらけで。
気を抜いたらいつの間・に・か……恐ろしい目に合っているかもしれないですし。
【言いながら地面に足をつけ立ち上がる】
【長いタバコを絵筆のように持って少し歩き、離れたところで振り返って少年に笑顔を向ける】
楽しんでいただけたら幸いです。
暇な時は絵など書いてみたりもするんですよ。
【するすると先端を走らせ、空中に棒人間を描く】
そぉれ。
【棒人間は2・3回ヒホロの周りをぐるぐる回ると、煙となって崩れて登っていった】
- 614 :シルクハットの少年:2009/11/29(日) 22:29:28 ID:SJhJK2lw0
- >>613
いつの間にか。ね
監禁がどう、とか言ってる人間の隣に座ってる今も危ういと思うけど?
【珍しく、笑って見せて】
僕はただの手品師ですからね、こんな事しかできませんよ……っと!
【シルクハットを取って、それを掌で一回転】
――バサバサ―バサバサ
【すると、シルクハットの中から数匹のハトが飛び出した】
- 615 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/11/29(日) 22:33:43 ID:hEEY1USo0
- >>614
蝶が止まっていたので。
【こちらも可笑しそうに笑い返す】
ふぅわー!
【口を大きく開けて飛び出すハトを眺めている】
【手を強く握って驚いた顔は完全に子供】
- 616 :シルクハットの少年:2009/11/29(日) 22:38:02 ID:SJhJK2lw0
- >>615
ふむ、やはりキミは面白い。名前を聞こうか?
【鳩を見上げながら被り直し】
これがマジックと言うものさ。凄いだろう?
【未だ微笑んでいて】
- 617 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/11/29(日) 22:43:45 ID:hEEY1USo0
- >>615
【ぽけーっと、空に飛んでいくハトを見ている】
【やがて遠くに飛んで行って、もう目で追えないくらい小さくなったのを見送ってから】
【満足げに溜息をついて……】
っあっ。
【そこでやっと呼びかけられたのに気付く】
ええ、はい。凄いです。
【手に握っていたタバコを咥えて頷く】
私はヒホロと申します。ヒホロ=ゼルトマン。
貴方……は……
【そこでタバコがひしゃげて上を向いてる事に気づく。さっき強く手を握ったせいだろう】
【咥えたまま中ほどを持って伸ばそうと躍起になるが、無理そうなので手を離し】
んごほんっ! 失礼……貴方の名前は?
- 618 :シルクハットの少年:2009/11/29(日) 22:47:56 ID:SJhJK2lw0
- >>617
ヒホロ。覚えておくよ
僕の名前はシノン=アルベル。覚えておいてくれると嬉しい
【その行動に、もう一度笑みをこぼし】
これが僕のマジック。これしかできる事は無いからね、せめて良い物を。とね……
- 619 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/11/29(日) 22:51:26 ID:hEEY1USo0
- >>618
ええ。勿論覚えておきます、シノンさん。
【深くお辞儀をして】
良い物を見させていただきました。お陰で今日は良い日になりそうです。
それでは、私はこれで。
【頭を上げきる前に再度頭を下げて、歩き去っていった】
- 620 :シルクハットの少年:2009/11/29(日) 22:59:55 ID:SJhJK2lw0
- >>619
こんな僕でも、忘れられると悲しいからね?
【いつの間にか。元の暗いような、何もない表情に戻り】
ああ。僕の今日はいい日になったよ。
【手を振り、見送って。また一人】
僕の手品は、魔法じゃないことを教えてやる……
【彼の後を追うように、白い蝶もベンチを離れて何処かへ去って行った】
- 622 :魁:2009/11/30(月) 21:03:16 ID:Jhlo6zSQO
- 都市近郊の自然公園にて、騎乗の鍛練が行われている。
竜騎士(ドラグナー)の称号を持つ騎士は黎明騎士団において三割を占めている。
十分に鍛練を積んだ騎士だけが竜に乗ることが許されるのだ。
「今回あなたたちに乗ってもらうのは地上を走る竜とは違い空を移動手段としている竜よ。
地上を走る竜と大差はないと思うけど、いままでのように心を通い合わせて乗ること」
彼女は愛竜にまたがり、各々の騎士たちも同じように竜に乗る。
騎士たちに階級が存在するように、竜にも階級が存在するので……
『がうっ(訳:翼で飛ぶんじゃねえ、魂で飛ぶんだ)』
となっている。
- 623 :名も無き異能都市住民:2009/11/30(月) 21:13:56 ID:ZejfrKlM0
- 『がうがうっ、がうっ!(せんせー、今時魂で飛ぶなんて流行りませーん!)』
一匹の竜が、何か言ってやがる。
- 624 :りんごあめ:2009/11/30(月) 21:18:57 ID:Jhlo6zSQO
- >>623
カチン。
彼女の愛竜――りんごあめが新兵にこう言う。
『がう……!!(おい、屋上に行こうぜ……久しぶりにキレちまったよ)』
- 625 :名も無き異能都市住民:2009/11/30(月) 21:20:14 ID:ZejfrKlM0
- >>624
『がう!?(ヒイッ!?そ、それは勘弁してください……)』
突然、竜が怯えたような顔をしたのでその竜に乗る予定だった騎士が驚いてるぞ!
- 626 :魁:2009/11/30(月) 21:26:10 ID:Jhlo6zSQO
- >>625
「こら、新人いびりはやめなさい」
鞘でこん、とりんごあめの頭を叩く。
『くーん……』
- 627 :名も無き異能都市住民:2009/11/30(月) 21:29:41 ID:ZejfrKlM0
- >>626
「……?」
手綱を引いている騎士本人は何が起こったのかよく理解できて居らず。
「あ、ありがとうございます……」
一応お礼を言った方が良いかと思い、頭を下げて。
『ガウッガウッ((^Д^)9m)』
- 628 :魁:2009/11/30(月) 21:34:34 ID:Jhlo6zSQO
- >>627
「どういたしまして。それとりんごあめはご飯抜きだから」
『……(なん……(゚ω゚))』
そんなこんなで、彼らは空を行く。
りんごあめがこの騎乗訓練後どうなったのか、懸命な読者諸君には想像がかたくないだろう。
- 629 :名も無き異能都市住民:2009/11/30(月) 21:36:20 ID:ZejfrKlM0
- >>628
「え……」
この騎士は自分が乗っている竜が悪い事をしたのだと、何となく分かっていた。
だから、少しだけりんごあめを不憫に思いつつ、魁の後ろを飛ぶ。
『ガウッガウッ(ざまあwwwwwwwwwwwwww)』
そんな騎士が乗る竜はコレだけど。
- 630 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/30(月) 22:39:41 ID:fqXiWa/U0
- 【箱庭】
ぐへへへはっはっはーっ!!
【荒野で一人酒盛りをしている黒衣の女】
【周りにあるのは大量の酒の山と、その横に山となって鎮座する空の酒瓶】
僕良い事考えたんだー! この世界ならいくらお酒飲んでも減らない!
経済的ぃー! だっひゃはははー!!
うへぇ〜〜〜〜っく、ひっく…
【瞳の光が濁ってとろんとした顔、緩んだ頬。仮想世界だというのになんとまぁ酔ったものだ】
- 631 :射森翠 ◆uotUYGHVwM:2009/11/30(月) 22:49:49 ID:ZejfrKlM0
- 「♪」
鼻歌交じりの声が聞こえる。
其の声はとても幼い者の其れ。
足取りは軽く、ルンルンとスキップなんてして。
何か特別良いコトがあった訳では無い。この少年はコレが通常。
「んー……。って……」
ピタリ、と足を止めて。
「お酒臭いッ!?」
虎姫の存在より先に、酒の匂いに気付いて。
- 632 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/30(月) 22:56:09 ID:fqXiWa/U0
- >>631
ん……おっ♪
いよぉー! 待ってた待ってた!
【少し遠くに少年の姿を見るや、酔っ払い特有の間延びした陽気な声をあげる】
【酒瓶を置き、漆黒の帽子を手にとって腕をぶんぶんと振るい】
へーいそこの少年ー! いきなりだけどさー!
決闘をもうしこーむ!!
【白い肌の華奢そうな雰囲気を台無しにするオヤジくさい所作で】
よっこらせっと……わーっちちっ。
【立ち上がり、よろよろと数歩後退】
- 633 :射森翠 ◆uotUYGHVwM:2009/11/30(月) 22:58:51 ID:ZejfrKlM0
- >>632
「ふぇっ……!?」
名も知らぬ酔っ払いに決闘を申し込まれた。
確かに此処はそう言う場所なのかもしれない。けれど。
「え、ええ……っと……」
この少年にはちょっと予想外だったようで。
「そ、そんなフラフラで戦えるんですか……?」
- 634 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/30(月) 23:05:55 ID:fqXiWa/U0
- >>633
いえーっすアイアーム。ダイジョーダイジョーよー!
そーねー……アンタ武器は何? ナリ小さいけど持ってるよね?
【頭のてっぺんからつま先まで不審げに口を尖らせ観察】
あ、もーちょい近づいておいで。怖くないヨー。
【手の指をちょいちょいと自分の方に曲げる】
【まぁ、近づけば近づくほどに酒臭いが。】
- 635 :射森翠 ◆uotUYGHVwM:2009/11/30(月) 23:11:14 ID:ZejfrKlM0
- >>634
「え。ええ、一応……って、小さいって言わないで下さい!」
少し気にしていた模様。
警戒を解く事はしないので、以前己の獲物は見せないけど。
「うー……何ですか……?」
酒臭いのを若干涙目になりながら我慢しつつ、ゆっくりゆっくりと近付いてみる。
- 636 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/30(月) 23:19:54 ID:fqXiWa/U0
- >>635
おーちっちぇーかわえー。ね、ね!
【腰から黒い鞘に納まった黒い刀を黒いズボンの黒いベルトからああもう黒い黒い】
【ベルトから鞘を引き抜き、その鞘の中ほどを無造作に持って相手に見せる】
【引き抜く際に瞬間見えた腹、突き出した手がコントラストでより白く見える】
決闘しようよ決闘! 僕の武器コレ!
そんで、せっかく荒野だし、『振り向いて3歩歩いてバーン』みたいな決闘やろう!
【とは言っても、見せるのはどう見ても刀】
【帽子をかぶりなおすと左手で銃を形作って人差し指を跳ね上げ、小声で「ばーんっ」と呟く】
【シックな風体とはおよそかけ離れた、無邪気な子供の笑み】
- 637 :射森翠 ◆uotUYGHVwM:2009/11/30(月) 23:26:36 ID:ZejfrKlM0
- >>636
「か、可愛い……?僕男ですよ……!」
ムウッと頬を膨らませて。
とか言う少年の顔はどっちかって言うと女の子だけど。
「え……?いいですけど……」
決闘のルールは理解した。
だが、そのルールで目の前の女性はどう戦うのか、それがただ疑問。
そして。
「僕の武器……コレ、ですよ?」
手に提げていた鞄から取り出すのは黒い装飾銃。
先ほどのルールから言って、こちらに有利なのは明白。なので。
「それでも、いいんですか…?」
多少の心配。
- 638 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/30(月) 23:36:28 ID:fqXiWa/U0
- >>637
へっはっはっは! だからいいんじゃないの!
さぁ、お姉さんと一緒にウヘアヘヘ……おっとっと。
【一瞬違う意味で濁った目になるが、すぐさま瞼を握り拳で擦る】
いい!? よっしゃーオッケー!
そんじゃ、『この瓶を投げて、落ちてくるまで後ろを向いて下がる。落ちて割れた瞬間に戦闘開始』!
その後は接近戦なりなんなり幾らでもできるってことでよろしく。
そんじゃ――お?
【瓶の山から適当なのを掴み、膝までしゃがみ込んで腕を下げたところで相手の心配に気づく】
【不敵にニヤっと笑って、しゃがんだままつま先だけで近寄る】
【しゃがんでいる分、顔は同じ高さで、とても近い、息がかかる距離まで近づいて】
ふふっ……大丈夫よぉ〜? こういう戦いって、ルール決めた言いだしっぺが有利に決まってんだから。
【血の色をダイレクトに通す唇。それ以外の色の無い、無機質な肌】
【だからか――それともだからこそか――ある種妖艶とも言える笑みで、少年を見つめてから】
そんじゃ、開始ぃ♪
【ぴょんと飛び退いて、細腕から繰り出されたと思えない豪速で腕を振るい、瓶は遥か空へ飛んでいく】
♪〜〜♪♪〜♪〜♪〜♪〜〜
【膝を伸ばして踵を返すと、上機嫌で後ろに歩いていく】
- 639 :射森翠 ◆uotUYGHVwM:2009/11/30(月) 23:43:41 ID:ZejfrKlM0
- >>638
「……?ウヘアヘヘって何ですか?楽しい事?」
しょうねんの きらきらかがやくひとみ!
「そ、それならいいんですけ、ど……」
息が吹きかかる程に接近した顔。そしてその笑み。
思わず言葉に詰まり、赤面してしまう程の緊張。
だが、それ以上に。
「……お酒、臭い……い……」
顔が近付けば、酒臭い口も近付くわけで。
息なんて吹きかけられた日にゃあ最悪なわけで。
「え、えっと……」
高く高く投げられたビン。
ルールは理解した。だが少し反応が遅れたのは完璧にペースを持っていかれたからだろう。
虎姫が動き出した数秒後、此方も背を向け、逆の方へと歩き出す。
- 640 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/11/30(月) 23:54:14 ID:fqXiWa/U0
- >>639
なーーんか失礼なこと言ったかァーオラー。
【酒臭い女がなんか吠えてる】
さーてそろそろジ・カ・ン・か・
【うきうきと浮足立った様子――にも関わらずその足を止める】
【瓶はくるくると回転しながら地面へと落下し始め】
〜♪
【その間にもう腰左側の鞘に左手を伸ばし、今か今かとその時を待つ】
【剣を得物としていながらまるでそれは『早撃ちガンマン』の如く】
【そして――】
ガシャーーーン!!!
【厚いガラスが破裂するように砕けた音】
『HEY,YOU』!
【ぎゅるん!とカカトが砂を交えた回転】
【地面にカカト二つ分と体の回転、計三つの小さな竜巻を起こしながら、振り返って叫ぶ】
【犬歯を剥き出しにしたまま左腰を前に突き出し、微動だにしない】
- 641 :射森翠 ◆uotUYGHVwM:2009/12/01(火) 00:01:02 ID:ZejfrKlM0
- >>640
「ッ!!」
振り返り、握った黒い装飾銃を虎姫へと向ける。
その瞬間。
「……?」
相手の武器は剣だ。銃とは圧倒的にリーチが違う。
故に、予想していた動きとしては一気に距離を詰め叩くという物だった。
だが、虎姫の行動はその予想のほぼ真逆。
どういう事か、と一瞬の硬直が生まれる。
だが、迷っている暇など無い。
動かないという事は何かあると言う事。
ならば、此方から先に動くまで。
「ええいッ……!」
放たれた弾丸。
銃声は一発分。飛んだ弾丸は三発分。
一発の銃声の間に三発の弾丸を打ち込むと言う早撃ち。
- 642 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/01(火) 00:18:56 ID:fqXiWa/U0
- >>641
ひゅっ!
【左腰、鞘に添えていた親指が一瞬ブレる】
【弾丸というものは、音速のスピードを余裕で越えるガス爆発の…まさに爆発的速度】
ッ!
【気配――それだけで、半身になっていた体をさらに右へ向ける】
ヅァッ ブシッッ
やーるぅー……♪
【ガァン!と銃声が聞こえるころには、もう虎姫の耳、頬から血が流れていた】
【だが、虎姫もすでに『撃っていた』……左親指から、柄に納まっていた】
【『小柄(小さな小刀のようなもの)』を、指弾の要領で!】
【全て漆黒。そこからまっすぐ放たれる小柄も漆黒】
【黒い鉄製の小刀は、その黒衣を背景に、ステルス迷彩を得たように飛来する】
はっははッ!! 最高だねっ!!!
【それを追いかけるように駆け寄る虎姫。途中で酒瓶を山から引っ掴み、右手は柄に添えている】
- 643 :射森翠 ◆uotUYGHVwM:2009/12/01(火) 00:29:22 ID:ZejfrKlM0
- >>642
「へ」
自身の数cm先に来るまで、その漆黒の小刀に気付く事は出来ず。
咄嗟に左後方へと跳び、回避を試みる。だが、それは少しだけ遅すぎて。
右の脇を小刀が掠め、黒い学校の制服に裂け目が出来て。
それでも。
「何でもあり、でしたよね……?」
少年は変わらずに、そう呟いて。
インディレクト
「武装輸送要請」
少年が呟き、手を空に翳した瞬間。
その空間に裂け目が出現、其処から生えるように現れたのは。
「対戦車用兵器 RPG7」
手に抱えるのは無反動砲。
本来対人用に使う平気では無いのだが、そんなの関係無い。
だって。此処は化け物ばっかりの異能都市なんだから。
膝を地に付き、発射の姿勢。
目標。走りよる虎姫を見据えて。目標をセンターに入れて。
「……発射」
業、と言う音。そして白い煙を噴出しながら。
対戦車用の爆弾がぶっ放された。
- 644 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/01(火) 00:44:14 ID:fqXiWa/U0
- >>643
そうよぉ! 何でもあり!!
【がぶがぶと酒を喰らうように飲む】
【濁った眼が、酒が入るごとにさらに色を変え……】
【やがてその濁りが、『人と鬼』の境界の交じりに、繋がる】
【だが――】
……マジっふか?
【呂律の回らない口で呟く】
【目の前に現れたのはまず持てない、というか先ほどの荷物には入るべきではない巨砲!】
【正面から打ち合って、どうこう出来る質量では無い】
ふんにゃっ!!
【ぴょんとジャンプし、信管に触れないようロケット弾の上部に足を付け】
どうわっ!
【そのまま足場にしてジャンプ!と考えていたが、予想以上に強い推進力に】
ガンッ!!
【足を滑らせ空中から地面に頭を向けてスッ転ぶ】
- 645 :射森翠 ◆uotUYGHVwM:2009/12/01(火) 00:48:21 ID:ZejfrKlM0
- >>644
ぶつかる対象が無くなったロケット弾はそのまま荒地の奥へと飛んでいって。
広がる爆炎、地を少し揺らす衝撃と共に、荒野の一角に大きな傷跡を作って。
「ええー……?」
弾が無くなり、ただの飾りとなった砲台。
それを宙へと投げると、現れた時同様に空間に裂け目が生まれ、其処に吸い込まれるようにして消えた。
「えっと……大丈夫、ですか……?」
決闘中には変わりないので、一応銃に弾を篭めて。
構えながら、ゆっくりゆっくりとスッ転んだ虎姫に近寄ってみる。
- 646 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/01(火) 00:52:15 ID:fqXiWa/U0
- あいたんでせんとうなんでAいべいどう
- 647 : ◆uotUYGHVwM:2009/12/01(火) 00:52:40 ID:ZejfrKlM0
- //ああ忘れてた。空いたのでAイベ移動でっ
- 648 :魁:2009/12/02(水) 21:27:38 ID:Jhlo6zSQO
- 彼女の部屋に送られてきた大きな荷物。
「ついに出来たのね……棺桶型吸血鬼弱点克服礼装」
段ボールを開き、なかから現れたのは巨大な棺桶であった。
「このなかに入って……呪文を唱えて」
一糸纏わぬ彼女は棺桶に入って呪文を紡ぐ。すると棺桶は無数の黒い粒に変わっていき、彼女の服装を構築する。
この漆黒のローブは日光を遮断し、銀を克服したりとさまざまな吸血鬼の弱点を克服できるようになっている。
「棺桶は吸血鬼の城も同じ……だけどこう動きにくくちゃ、戦闘では使えないわね」
棺桶の重さに比例するこの礼装は日常で使う分にも苦労をしそうだ。
- 649 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/12/02(水) 23:24:00 ID:HnkBBDEo0
- 「というわけで、マカロンを作ってみた」
何が「というわけ」なのか知らないが、クロスは出来上がったマカロンをバケットの中に入れておく。
「うーん、最近は何もなくて平和だなー。機械人間も何も見ないし。
千夜も大して動いてないってことは、やっぱ大きな事件無いんだろーなー」
鍋で煮詰めたチャイを飲みながら一息。
- 650 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/12/02(水) 23:26:43 ID:tThuLyUU0
- カランカラーン
【カフェに入って来る少女の姿がある】
「おなかすいたなの〜」
【やや小声でその少女は入ってきた。外套装備で】
- 651 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/12/02(水) 23:30:33 ID:HnkBBDEo0
- >>650
「……あれ? それ黒瑪瑙のコートじゃね? あれ?」
マカロン(チョコミント)を咥えながら、ポカンとした目でディスを見る。
- 652 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/12/02(水) 23:35:19 ID:tThuLyUU0
- >>651
「あう〜なんだかいいにおいがするなの〜!」
【入るや否や即座にマカロンに接近した】
「あう?」
【ここで顔をクロスに向ける】
「うん、もらったなの!あったかいの!」
【そう言って胸のあたりを軽くたたく】
- 653 :沢桐 創:2009/12/02(水) 23:37:03 ID:KycjxHnw0
- ―カチャン
今のはドアの音か、それとも足音か。
「コーヒーを頂きに来ました」
黄色い目の男が入店。
- 654 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/12/02(水) 23:39:42 ID:HnkBBDEo0
- >>652
「ああ、確かに少し小さくなったからな。
黒瑪瑙の奴……成長しやがって……俺に断りなく育つとは許せんな。
ずーっと小さいままでいいのに」
なにやら犯罪者めいたことを言いつつマカロン(イチゴ)を手に取り、
「欲しいのか! 甘いの欲しいのか!!」
ディスの口に向かって思いっきり投げた。
- 655 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/12/02(水) 23:41:18 ID:HnkBBDEo0
- >>653
「お、来たな光速野郎」
テーブルから立ち上がり、カウンターに入ってゆく。
「ええと、レギュラーコーヒーでいいか?」
- 656 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/12/02(水) 23:43:59 ID:tThuLyUU0
- >>653
「あう〜、おきゃくさまなの〜」
【ちょっと振り返って確認した】
>>654
「あう〜、おっきくなったんだなの〜
でも『でぃす』にはまだおっきいな」
【話している途中でマカロンが飛んできた】
「ぱくっ」
【速攻で口でキャッチ。なかなかの反応速度だ】
「おいしーなのもぐもぐ」
- 657 :沢桐 創:2009/12/02(水) 23:48:29 ID:KycjxHnw0
- >>655
「お久しぶり。
あ、ミルク多めで」
カウンター席に座る。
>>656
「おうディス…犬かお前は」
口でキャッチする様子を見て。
- 658 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/12/02(水) 23:51:52 ID:HnkBBDEo0
- >>656
「ククク……なかなかの反応速度だ」
と言いつつホーロー鍋からコップにチャイを注ぎ込み、ディスの前に出した。
「飲みな。あったまるぜ」
>>657
「ああ、はいはい。
砂糖はそこにあるから好きに入れな」
カウンターの上にある砂糖壷を指差す。
「最近はどうだ? 大きい事件は無いと思うが」
- 659 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/12/02(水) 23:56:30 ID:tThuLyUU0
- >>657
「もぐもぐ。」
【振り返る】
「あう〜…おいしそうだったからなの〜」
【頭をぽりぽりした】
>>658
「もぐもぐ、ありがとなの〜!」
【嬉しそうにチャイを飲み始める】
「おかしもこれもとってもおいしいなの〜!」
【そしてこの笑顔】
- 660 :沢桐 創:2009/12/03(木) 00:00:17 ID:KycjxHnw0
- >>658
「どうもどうも」
「ついさっき大仕事を終わらせてきたとこでさ。
しばらくは暇ってとこか」
そう言ってコーヒーを啜り、
「ああ…暖まる…」
のほほんとしていた。
>>659
「なかなかの食い意地」
ニヤニヤと笑っている。
「寒くなっても元気だな、ディスは」
- 661 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/12/03(木) 00:03:46 ID:HnkBBDEo0
- >>659
「ああ、これはマカロンっていってな。
メレンゲにナッツプードルとか混ぜて焼いたクッキーでクリームを挟んだお菓子だ」
色とりどりのマカロンをディスの前におきながら説明する。
「メレンゲの味とクリームの味を変えれば様々な組み合わせが出来て面白い」
>>660
「おや、それはお疲れさん。
どんな仕事?」
自分もカップを口元で傾けながら質問する。
「というか、お前って普段何してんの?」
- 662 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/12/03(木) 00:09:37 ID:tThuLyUU0
- >>660
「いっぱいたべてるかなの…」
【ちょっと気にしているのだろうか?】
「もちろんなの〜!げんきなのがいちばんだからなの!」
>>661
「へ〜…まかろんってなまえなの〜」
【頷きながら感心した風に言う】
「あう〜!きれーなの〜」
【いろんな色のマカロンを見て嬉しそうな顔になっている】
- 663 :沢桐 創:2009/12/03(木) 00:12:59 ID:KycjxHnw0
- >>661
「…仕事内容は企業秘密で話せないんだ」
難しい顔をしている。
「普段は…散歩したり、寝たり、走ったり、どうしても暇な時と緊急の時だけ仕事してるな」
大した趣味は持っていない。
ただ一つ、光速を目指す、と言うことを除いてだが。
>>662
「なんだ気にしてるのか。
いっぱい食ったらその分いっぱい運動すればいいだけだろ」
ニヤニヤ笑いは消えない。
「子供は風の子…ってか」
- 664 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/12/03(木) 00:17:16 ID:HnkBBDEo0
- >>662
「ああ、見た目の綺麗さも確かにあるね」
と、そこでディスの更に数個乗せて、
「というわけで、これはディスの分。
今日はここまで」
>>663
「ちぇー。ケーチケーチ!!」
と言いつつも深く聞くようなことはせず、笑ったままチャイを飲んでいる。
「ま、別にいいですけどー。
人間、秘密の一つや二つはあるしね。
俺だって秘密がいっぱいあるミステリアスな男だぜ!
例えば、怖い番組を見ると、未だに電気を消して寝れないのは秘密だ」
- 665 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/12/03(木) 00:21:35 ID:tThuLyUU0
- >>663
「あう〜!もちろんうんどういっぱいするなの〜!」
【にっこりほほ笑んで返す】
「…あう〜?かぜ?」
【どうにも分からないようである】
>>664
「きれーだからたべちゃうのもったいない…なの〜」
【だがその甘い匂いにすごく心が揺れ動いているようだ】
「あう〜もらうなの〜」
【両手にマカロンを持って微笑んだ】
「あう〜…『ろざりあ』にももっていってあげよかなの〜…」
- 666 :沢桐 創:2009/12/03(木) 00:27:55 ID:KycjxHnw0
- >>664
「言えなくて悪いな…ふぅ」
仕事に対する罪悪感から来るため息。
仕事の話を始めたのは自分なのだが。
「それはちょっと違うんじゃないかな…」
>>665
「う、風ってのはだな…」
ディスに歩み寄って、
「こういうもんだ」
コートを脱いで、バタバタとディスに振る。
「外でもいっぱい吹いてるだろ」
- 667 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/12/03(木) 00:34:35 ID:HnkBBDEo0
- >>665
「そういえばロザリアと一緒に住んでるんだっけな。
この前会ったが、元気そうだったぜ。
趣味は相変わらずだったがなwwww」
キシシと声を漏らして笑う。
「ったく、人を食ったような話し方しやがって。
今頃は何やってるのかねぇ」
>>666
「何言ってやがる!
他にも未だにシャンプーをする時はシャンプーハットは必要だったり、牛乳は砂糖混ぜないと飲めなかったりだな……
……おっと、これ以上はやめておくか。
俺の『ミステリアスな魅力』が台無しだぜ☆」
確かに、これは誰にも言えることでは無い。
- 668 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/12/03(木) 00:40:47 ID:tThuLyUU0
- >>666
「あう〜そっかなの〜」
【何となく実感したらしい】
「う〜ん…でもなんでかぜのこなんだろなの…」
【本気で悩んでいる】
>>667
「あう〜。いつも『ろざりあ』げんきなの〜。
ずーっとかわってないなの〜」
【そう言ってこっちも微笑み返した】
「どーしてるのかなの〜…」
【なんか考えてばっかりだ】
- 669 :沢桐 創:2009/12/03(木) 00:49:55 ID:KycjxHnw0
- >>667
「やっぱそれなんか違…まぁいいけど」
メモ帳を開いているのはなぜだろうか。
「そうだな、警備員みたいな仕事だな。
そこまでしか言えないけど」
>>668
「なんだ、まぁ…元気だからじゃないか?」
悩みながら答える。
「元気なところが風と似てる…とかそういうのだと思うけど」
- 670 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/12/03(木) 00:54:33 ID:HnkBBDEo0
- >>668
「だのう。
あ、そうだそうだ」
タッパーを持ち出し、それをディスに渡す。
「持ち帰りたいならコレ使え。
冷蔵庫に入れれば数日は保存できるぜ」
>>669
「ちょ、おまwwてめぇwwwwメモすんなwwwww
……て、警備員? まぁ、それなら普通の仕事じゃね?」
ほむほむと納得したように頷く。
「しかし俺には警備員とかできねぇだろうなー。
だって夜の室内を懐中電灯のみで見回りしたりするんだろー?
……出そうでやだ」
クロスはオカルトの類いが大嫌いである。
もう一度言う、クロスはオカルトの類いが大嫌いである。
「っと、もうこんな時間か。
お前らは好きに喰ってていいぜー。俺はそろそろ寝るとすらぁ」
言うが早いが、エプロンを脱いでカウンターを出てゆく。
「お代はカウンターにでも置いといてくれ」
そして、『STAFF ONLY』と書かれたドアの向こうに消えてしまった。
- 671 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/12/03(木) 00:58:59 ID:tThuLyUU0
- >>669
「そっかなの!げんきだからなの!
なるほどなーの!」
【理解したっぽい】
「かぜもげんきなんだなの〜」
【窓の外を見て軽くつぶやく】
>>670
「あう〜。もらうなの〜。
ありがとうなの〜!」
【微笑んでタッパーを受け取った】
「あう〜さよならなの〜!」
【立ち去る姿を見てゆっくり手を振って見送った】
- 672 :沢桐 創:2009/12/03(木) 01:05:48 ID:KycjxHnw0
- >>670
「そういうのとは…普通の警備とはちょっと違うんだよな…。
職業名は警備員じゃないし」
「そうかい、ちょうどいい、俺も帰るよ」
カウンターにコーヒーの代金を置いて、コートを羽織る。
>>671
「そう、風は元気だ」
ロングコートを翻し、
「そして、俺は風になる、じゃあな!」
―ドシュン!
次の瞬間には、沢桐の姿は消えていた。
―カランカラン
いつの間にか開けられていたドアが自然に閉じる。
何のことは無い、ただカッコつけたかっただけである。
- 673 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/12/03(木) 01:07:54 ID:tThuLyUU0
- >>672
「あう〜…あう!?」
【一瞬で消えさったことにとっても驚いた】
「…さよなら〜なの〜」
【ひとまず手を振っておくことにした】
「うん、このおかし…もってかえるなの〜」
【そう言ってほほ笑み、タッパを持って家に帰って行った】
- 674 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/03(木) 21:19:40 ID:IDnKkU3kO
- 夜の都市を一人歩く
その姿は何処か寂しそうで
また、何処かつまらなさそうで
まあ、つまりあんまり楽しくは無さげな雰囲気で、一人歩いていた
- 675 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/05(土) 13:07:18 ID:vc7gQx.w0
- 【昼間の街中、明るい大通り】
【そこにある黒影は、いやになるほど自由だった】
はいぱーぼっー主人公と思えない〜〜マッチョ〜〜〜〜♪
仮面の奥は〜だれにもみえない〜バルログのー顔でもーザンギでもー
だれもかれも全員マスクメンにっちもさっちもいかねー戦場
こんなところで疑心暗鬼ロマンを忘れた餓鬼が歌う〜呪い歌〜♪
ギャギャギャジャジャジャギョイーン
【奇怪な音を奏でる黒塗りのギター、妙に早口なシャウトの混ざる歌声】
【周囲の迷惑も鑑みずにギターを掻き鳴らす女は、これ以上ないほど楽しげだ】
- 676 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/12/05(土) 14:01:43 ID:IDnKkU3kO
- 「あ」
雑踏の中。
一人の少年が歩いていた。
見覚えのある姿、声につられてそちらを見てみれば。
「虎姫……さん?」
一歩、周囲の人々より前に出て。
- 677 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/05(土) 14:22:46 ID:vc7gQx.w0
- >>676
かーみさまーどうしてー 帽子をかぶっていーるのー♪
それーはねー
それはーーーー
それーーはーーーーー……――
っお。
やー少年! いつか見たぶりだね、元気してた?
【歌を中断して駆け寄り、からからと快活に笑って挨拶】
【歌が終わると同時に面白半分で見てた大半がばらばらと解散する】
- 678 : ◆uotUYGHVwM:2009/12/05(土) 14:28:09 ID:IDnKkU3kO
- >>677
「なんとか、ね」
快活に笑う虎姫に薄い笑みを返して、虎姫さんは?と聞き返す。見るからに元気そうだけど。
「……あ、ギター……大丈夫……?」
弾くと壊すって聞いていたので。
- 679 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/05(土) 14:32:57 ID:vc7gQx.w0
- >>678
まっ、いい感じさね。
あんまり暇なんでギターかっぱらって弾きまくってた。
【軽そうなアコースティックギターを紐みたいなのでぶらさげて固定している】
ギター? そろそろじゃないかな。
あと一回くらいで弦がぶっ飛ぶと思う。
【白く細い腕からどう力を出しているのか】
【ニコニコ笑顔の下にはわずかな振動にも小刻みに震える摩耗した弦が。】
- 680 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/12/05(土) 14:37:50 ID:ZejfrKlM0
- >>679
「仕事はいいの?」
軽く首を傾げて。こんな昼間から「暇」と申すなんて、珍しいと思ったのだろう。
「ああ、本当だ……」
本当に壊すんだ、と半信半疑だったけれど納得して。
「じゃあ、派手に壊しちゃってよ」
ニコリと笑って。
- 681 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/05(土) 14:45:54 ID:vc7gQx.w0
- >>680
ていっ。
ジャーーーーンッぶちぶちべよん
【思いっきり腕を振り下ろして掻き鳴らすと、あっという間に弦が弾けて】
【そっぽを向くようにくるくる丸まってしまう】
……さて、後はこれをどう処理するか……。
【紐を外し、肩から降ろして地面に置いて、渋い顔で考え込む】
仕事? や、僕あんま仕事しないから。半ニートだよ。
【平手を左右に振ってかっかっとこぎみよく笑う】
- 682 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/12/05(土) 14:50:23 ID:ZejfrKlM0
- >>681
「おおー……」
ギターが壊れていく姿に思わず声を上げて。
「やっぱりゴミ捨て場……とか……路地裏にポイとか……?」
「え……?それって大丈夫なのか……?」
小気味よく笑う虎姫を苦笑しながら見ていて。
- 683 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/05(土) 14:54:57 ID:vc7gQx.w0
- >>682
ま、これは後で適当に捨てるかー。
それしかないもんねー。
【眉尻を下げて苦笑しつつ壊れたギターを見ている】
やっぱアコギなのがあかんのかな。今度はエレキ貰ってくるか…。
大丈夫じゃないしょ。最低限お金は入ってくるから生活はできるけど、
昇進も何もないし。
【そう言いつつギターに腰をおろし、体重をかけ――】
バキッ
……ちょ、ま、待ってよ! 僕が重いんじゃないからね! ね!
【慌てて腰を上げる。ギターの表面は見事に真っ二つ】
- 684 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/12/05(土) 14:58:10 ID:ZejfrKlM0
- >>683
「だね」
壊れたギターが面白いのか、ずっと視線を注いでいて。
「エレキも普通に壊れそうだけど」
と、ポツリと呟いて。
「へえ……いいなあ……って、それは真面目に働けばいいんじゃ……」
また苦笑して。
「……へえ……?」
冷ややかな視線。
- 685 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/05(土) 15:06:15 ID:vc7gQx.w0
- >>684
うーむ……やっぱギターに強度を求めるのは失敗か。
じゃあ…笛? なーんか地味よね……。
【ふむ、と鼻を鳴らして思案にふける】
マジメに働くのが面倒で……。どうにも遊び心が無いって言うか……
あ。僕やってんの街の警備なんだけど。
どうも面白いことも無くてね……誰が捕まったとかもうどうでも…。
あ、最近アンタくらいのガキも捕まったらしいし、気ぃつけなよ?
【にやにやと意地悪そうな三白眼】
ああ! その目をやめて! 刺さるほどに痛いその目を!
【頭を抱えて首をぶんぶん振る】
- 686 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/12/05(土) 15:14:01 ID:ZejfrKlM0
- >>685
「へ……?ギター以外にも出来るのか?」
少し驚いたように虎姫の顔を見て。
「遊び心のある仕事ね……って、ガキ?」
少し顔をムッとさせて。
「……何、その目。俺はそんな事しないよ?」
ふふん、と笑って。
「だって……ね」
今目の前で起きた事が示す答えは、明らかに。
「違うってんなら、証明できる?」
少し意地悪く笑って。まあ証明する方法なんて思いつかないけど。
- 687 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/05(土) 15:17:13 ID:vc7gQx.w0
- >>686
んや? ギターも笛もできないよ? 直感。
【結局は掻き鳴らしているだけだったり】
はっはっは、しないなら別にいいんさ!
【腰に手を当てて高笑い】
……証明っスか。どうやって?
体重計でも持ってきてくれんのカー? アーン?
【明らかに不機嫌そうに顎を突き出して睨みつける】
- 688 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/12/05(土) 15:22:27 ID:ZejfrKlM0
- >>687
「ああ、成る程」
なら、さっきの音も理解できる。
「多分、ね」
軽く苦笑して。
「で。そいつの名前って知ってるの?」
少しだけ興味があったかそんな問いを投げかけて。
「体重計……は持ってないし……」
うーん、と腕を組んで。
「抱っこ……は無いよね……ううん……」
睨まれてるのは無視で、少し悩みだした。
- 689 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/05(土) 15:27:10 ID:vc7gQx.w0
- >>688
名前? 変な名前だったけど。
なんだ……ボロボロ=ジェントルマンとか言ったっけー?
子供のくせにタバコ吸ってんだってさ。なんとも生意気と言うかなんというか…。
【呆れた風に笑って首をすくめる】
なんだー? 抱っこされてーのかー?
【腕を大きく広げる】
- 690 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/12/05(土) 15:30:16 ID:ZejfrKlM0
- >>689
「……へ……?」
その名前からは全く想像が付かない、けれど。
「子供で……煙草……?」
一人、思い当たる節があった。
「ヒホロ……?」
「やっ、そう言うんじゃなくて」
少しだけ顔を紅くしつつ否定して。
「と言うか、俺がしても意味無いって言うか……」
- 691 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/05(土) 15:34:18 ID:vc7gQx.w0
- >>690
ヒホロ? ……あー! そんな名前だったかも、うん。
【合点がいった、と手を打ちリョウを指差す】
あんま何したかはよく見てないけど、人んち忍び込んだんだと。
大したことねードロボーだなー。もっとこう、家の人が外に出るタイミングとか…
あん? なんで意味ないの?
- 692 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/12/05(土) 15:37:43 ID:ZejfrKlM0
- >>691
「……」
驚きのすぐ後、思案するような顔になって。
「ヒホロ……今、何処に居るんですか……?」
「だ、だって……虎姫さんが重いかどうかを確かめるのに俺が抱っこされるのに意味は……」
- 693 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/05(土) 15:44:25 ID:vc7gQx.w0
- >>692
……あ゛ーもーうっせーなー、ちょっと待ってれ。
バヒュン
【そう言うと虎姫の体がブレて消え、その5秒後】
バヒュン
ほれ、資料。交番からとってきたったよ。
【トムとジェリーのように高速で戻ってきた。資料を読んでは事務的に渡す】
えーっと……本名ヒホロ=ゼルトマン。14歳。所持品はタバコと僅かなお金。
家に侵入したけど、異能持ちが三人くらい居てブッ倒されたと。
今は警察病院にいるんだってさ。知り合い?
そーかそーか。じゃあそういうの関係なく抱っこすんのはOKなわけか!
- 694 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/12/05(土) 15:49:21 ID:ZejfrKlM0
- >>693
「えっ……?」
虎姫が突然消えた数秒の間。驚きにより硬直していて。
「あ、ああ、ありがとうございます……」
資料を受け取り、説明を聞きながらそれに目を通して。
「……」
視線は紙面を向いたまま。ただ動きがまた止まって。
「……一応、知り合い」
友達って程では無いけれど。
「え、え、いや……え……?」
その言葉の意味が理解出来ないようで。
論点ズレて来てるのなんて気にする暇も無く顔を少し紅くして焦っていた。
- 695 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/05(土) 15:55:41 ID:vc7gQx.w0
- >>694
……なに顔赤くしてんの。冗談に決まってんじゃない。
【にやにやしながら】
ほーん、そう。
じゃーお見舞いでも……あれ? 警察病院って一般入れんのかな? まぁいいや。
今日はお見舞いはムリっぽいぜ? なんかよく分からんけど……
……ここだけの話、どうやら入った家がヤバイ家だったらしい。
【最後の方だけ声を潜めて】
- 696 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/12/05(土) 16:01:24 ID:ZejfrKlM0
- >>695
「へっ……?あ、ああ、ですよね……」
安心した、とでも言うように胸を撫で下ろした。
少しだけ残念そうに見えたのは気のせいだろう。多分。
「そう……」
少しだけ悲しそうに俯いていたが。
「……ヤバい家……?」
其の言葉が気になったのか、顔を上げて、虎姫の顔を見上げるように覗き込んで。
- 697 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/05(土) 16:05:32 ID:vc7gQx.w0
- >>696
そっ、ヤバい家。
ていうか早い話うちの社長サマの家。
【資料をリョウの手からひったくると一枚の紙の一行を指差し】
そもそも異能者が3人いて、足に深い切り傷プラス火傷。背中もちょいちょい。
こんなん普通の家じゃやらんしょ。
- 698 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/12/05(土) 16:10:24 ID:ZejfrKlM0
- >>697
「社長サマ……?へえ……」
何となく予想は付いた、が。
「確かに、ちょっとやり過ぎ感はあるね……」
そうは言うも、恨むでは無く、悲しむでも無く。
ただ。
「……死んではいないんだよね?」
ヒホロを少し心配するのみ。
- 699 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/05(土) 16:13:47 ID:vc7gQx.w0
- >>698
……さーぁ?
死んでるかもしらんぜー? ヒッヒッヒッヒ!!
【口に手を当てて】
まー、そのうちお見舞い行くといいかもね!
そんじゃ、また。今度は抱っこしたげるよ。
【そう言ってふらりと何処かへ去っていった】
【ギターを路上に残したまま…】
- 700 :リョウ ◆uotUYGHVwM:2009/12/05(土) 16:20:08 ID:ZejfrKlM0
- >>699
「え」
その言葉に少しだけ動揺するも。
「あ、うん……」
お見舞いに行く、って言うという事は、死んでは居ないって事だろうと納得して。
「それじゃね」
立ち去る虎姫に軽く手を振って。
「って……あ゛……」
残されたギターに気付いて。
「……ったく……」
ハア、と溜息を付いてギターを拾い上げて。
少年もまた、何処かへ歩き去っていった。
- 701 :黒沢小百合:2009/12/06(日) 00:15:55 ID:rSRBD9/U0
- 【警察病院・隔離病棟】
警察病院の隔離病棟――
一般に凶悪犯、異能者が入れられる隔離区画。
『囚人番号SE-303、こちらです。』
「ご苦労さまです、後は私が。」
『申し訳ございません、決まりでは監視の警官が……』
「後は、私が。」
『…………ご苦労様です。』
扉の前で案内の警官を下がらせた。
その扉には、『ヒホロ・ゼルトマン』と書かれたプレートが掲げられていた。
- 702 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/06(日) 00:19:28 ID:ADvkY8Ds0
- >>701
【ヒホロ=ゼルトマンと書かれた重い扉】
【扉の向こうからは他の異能者たちの上げる狂騒や罵声は一切なく】
【しん、と静まり返った空気を揺らすものは、介在しない】
- 703 :黒沢小百合:2009/12/06(日) 00:26:45 ID:rSRBD9/U0
- >>702
「失礼しますよ。」
ガタン、ガタン、と重い扉が開く。
脱獄防止のため二重扉になっているようだ。
「ヒホロ・ゼルトマン、14歳……
なぜ、こんなことをしたのですか?」
二人の屈強な護衛を引きつれ入室する小百合は、
部屋に入るなり、ヒホロに声をかけた。
この前のように憔悴したようすはない……
むしろ、異様な執念を感じる……まるでどす黒い炎のような……
- 704 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/06(日) 00:38:05 ID:ADvkY8Ds0
- >>703
……さん……と……さん……
【部屋は簡素なものだ】
【凶器になりそうなものなどは一切が片付けられ、目立つものはベッド程度】
【そのベッドの中央に、小さく丸まった体】
お父さん、お父さんお父さん、お父、、さ
んお父さん、お
・父さ、、、ん
、、お父さんお父・・・さん…ん…
【耳を塞ぎ、ぼうっと呆けた状態で呟いている――放心状態】
【時折声が掠れて出ないが、それでも目は下、ベッドのシーツを見たまま……】
【…いや、見ていないのかもしれない。とにかく口だけは『おとうさん』の動きを繰り返していた】
- 705 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/12/06(日) 00:38:37 ID:ADvkY8Ds0
- /どうもなまえかえるのわすれる
- 706 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/06(日) 00:41:16 ID:ZejfrKlM0
- カツン、カツンと靴の音が廊下に響いて。
カツリ、とその足音は二人が居る部屋の前で止まって。
「おうおう……中々いい姿になってんねえ、糞ガキ……」
扉を開き、現れたのは一人の男。
- 707 :黒沢小百合:2009/12/06(日) 00:46:02 ID:rSRBD9/U0
- >>704
自傷防止のため、
壁の表面には柔らかい素材が使われている。
武器となる物はないはずなのだが……
「やれ。」
小百合が、酷く冷たい声を発したかと思えば、
次の瞬間2つの影がヒホロへと躍りかかった。
小百合の護衛2人――
――意のままに動くスタンド兵。
手には手に持った、大きなゴムの塊、
よくしなり、重く重量があるそれ――
使い方は、この状況を見れば説明せずとも分かるだろう。
- 708 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/12/06(日) 00:53:16 ID:ADvkY8Ds0
- >>706
【紅夜が現れても、全くと言っていいほど反応を見せない】
【嫌いだから無視とか、興味がないとかそれ以前に】
【見ていないのだ。何も】
>>707
バチィッン!
かっう゛…ッ!
【ゴムで出来たとはいえ、芯が無いとはいえ短棍棒だ】
【威力は、放心状態で身構えていない相手には十分すぎるほどある】
【ゴムに打たれた少年は、衝撃の方向どおりにベッドに体を叩きつけられると】
っ…あ、あ、
嫌だァァァアアあああああっうぅうああぅっ!!!
【目の端に捉えた人影二つ――それに異常なほど怯え】
【ベッドから飛び降り、部屋の隅まで背中を擦って後ずさり】
- 709 :黒沢小百合:2009/12/06(日) 01:00:16 ID:rSRBD9/U0
- >>706 >>708
吹き飛ばされるヒホロを見る瞳は、
ただ、冷徹かつ憎しみのこもった物で。
「手ぬるい、もう少し過激に。」
命令を聞いたスタンド兵2人は、ヒホロの両腕を掴んで、
小百合のところまで引きずろうとする!
- 710 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/06(日) 01:02:30 ID:ZejfrKlM0
- >>708
「あーあ……。たく……」
ぺチン、と顔を叩いて。
やれやれとでも言うように顔を振って部屋の中へ。
>>709
「おい。止めろ。何のつもりだ?」
後ろから小百合の肩に手をかけ、掴む。
掴む力は少し痛い程度。
- 711 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/12/06(日) 01:05:43 ID:ADvkY8Ds0
- >>709-710
【両腕を掴まれた後も、必死で抵抗する】
嫌だ、いやだ、やだぁ! お父さんじゃない、お前らはお父さんじゃない!
こんなひどい事、お父さんしないもん! 助けて、嫌だぁ!!
【喋る言葉尻はは幼く、見開かれた両目は怯えの光を湛えて涙を流していた】
- 712 :黒沢小百合:2009/12/06(日) 01:15:51 ID:rSRBD9/U0
- >>710
「……『取調べ』ですがなにか?」
強引に紅夜の手を振り解くと
小百合はヒホロへと向き直った……
今は、紅夜よりもヒホロへと憎しみが向いているようだ。
>>711
「うるせぇぞ、ボケがッ!」
はき捨てるように言い放ち、
ヒホロの腹部に向けて蹴りを放った。
「もう一回その公衆便所みてーな口で、
『お父さん』と言ってみろ。てめーの口にクソ詰め込んでから
脳天叩き割ってやる。あ、コラ分かったかクソ虫がッ!オラ!!」
- 713 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/06(日) 01:20:02 ID:ZejfrKlM0
- >>711
「……そりゃお父さんな訳ねえだろ」
ぴしゃりと言い放つ。だが、当然の事。
「あーあ……。駄目だねえこりゃ……」
>>712
「……拷問だな。どっちかって言うと」
ハア、と溜息を付いて。
「……頭に上った血」
小百合の背後で、ギチリと拳を握って。
「下ろしやがれ馬鹿が!!」
小百合の後頭部に其れを放つ。
威力は普通の成人男性が放つくらいのもの。
- 714 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/12/06(日) 01:29:27 ID:ADvkY8Ds0
- >>712
がっ、ほ…
【両腕を掴まれた状態で防げるはずもなく】
【深々と突き刺さった蹴りに目を白黒させ、それでも】
お……どう、ざ…ん……
ッッかほっ、おえ゛っ…
【遂には、口から胃液を吐き出した】
【消化物は殆どなく――今までも吐いていたのだろう】
【囚人服に近い簡素な服と床が吐しゃ物で濡れる】
>>713
【嘔吐してからも、まだお父さんとうめき続けている】
【まさに紅夜の言うとおり、『駄目』――正常ではないようだ…】
- 715 :黒沢小百合:2009/12/06(日) 01:38:45 ID:rSRBD9/U0
- >>713
「うるせぇよ。」
――バシィッ
拳は派手な音を立てたものの、小百合の頭部を捉えることなく、
新たに具現化されたスタンド兵に受け止められた。
「甘いンだよ、おめー。何がしたいんだ?オラ言えよ。
この期に及んで『非人道的』だからやめろ、か?
良くその口で言えるなコラ、寝ボケてんじゃねーぞ殺人サイコ野郎がよォォーッ!」
>>714
「……いいよ、もう。お前終わりだよ。」
この瞬間、小百合は笑った。
それはすさまじい憎しみを秘めた、恐るべき、忌むべき笑顔だった。
「――――――」
『了解しました。』
よく聞こえなかったが小百合は、
さらに一人兵士を具現化し、何か指示を与えた。
部屋の外へ駆け出していった兵士が持ってきたものは……
オイルの入ったポリタンクと、それを注ぎ込むための漏斗。
「生憎クソがありませんから。
テメーの腹の中にこいつをブチ込む。
その状態で蹴りを入れられりゃ地獄の苦しみだァ……
『内側から』燃やしてやる。」
無理やり、兵士に口を開かせようとする。
開けたら最後、漏斗を口に突っ込まれ――
- 716 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/06(日) 01:44:27 ID:ZejfrKlM0
- >>714>>715
「――ッ」
男は一瞬のうちに、ヒホロと小百合の間に割り込むようにして入っていた。
そして、漏斗とポリタンクを手で殴り、部屋の隅へと飛ばす。
「否人道的だ?あ?てめえこそ寝ぼけた事言ってんじゃねえよ」
ゆらりと立ち上がり、ヒホロの手を握って。
「んな事ぁ知らねえんだよ。俺だってやっていいなら今すぐこの糞ガキを殺してやりたいさ」
ヒホロの手を握る手とは逆の手が、血が滲む程に握られていて。
「俺はこのガキに聞きてえ事があんだよ。それを聞くまではコイツは死なせねえ」
だけどそれでも、殺そうとするのなら。
「先にアンタを動けなくする必要があるがな」
- 717 : ◆uotUYGHVwM:2009/12/06(日) 01:47:30 ID:ZejfrKlM0
- //あれコレ漏斗とポリタンク殴り飛ばすって言い切りじゃね?
//……本当ごめんなさいですまずかったら変えてねorz
- 718 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/12/06(日) 01:49:48 ID:ADvkY8Ds0
- >>715
……
【安定しない焦点】
【もう体中の力が無くなっていた】
【もうよくわからない】
【ぼんやりとしたまま、憎しみと悲しみだけがはっきりと見える】
【結局――されるがままに口を開けた】
がばっ……! ごっ…ぽ…
【喉の奥まで挿された漏斗は、容赦なく胃に燃料を注いでいく】
ッげぶっ、ごほっ!!
【胃に入った一部に反応し、燃料を吐き出すが…それでも、次々と注がれて】
>>716
かふ、−−っ、は
【漏斗とタンクが弾かれたころには、胃の殆どがオイルで満たされていた】
【呼吸も絶え絶えに、口の端から油を流して遠くを見ている】
- 719 :黒沢小百合:2009/12/06(日) 01:57:31 ID:rSRBD9/U0
- >>716
「……少し、来なさい。」
紅夜をと誘導するように
部屋の外へと歩く小百合。
>>718
「あぁ、そいつにはしっかりと『尋問』しておくように。」
小百合がスタンド兵に指示を飛ばしたとたん、
ヒホロのオイルでぱんぱんに膨れた腹に拳を振り下ろす。
『指揮官の代わりに私が聞く。
君の先日の作戦行動の目的、指導者の有無を答えなさい。』
小百合がいなくなってもスタンド兵による『尋問』は続く。
- 720 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/06(日) 02:01:27 ID:ZejfrKlM0
- >>718>>719
「……」
遅かったか、と溜息を付くしかなくて。
「……死ぬんじゃねえぞ」
小百合の後ろ。彼女に付いていく為に振り向く一瞬。
チラリと見せたのはヒホロが吸っていた煙草と同じ銘柄の物。
- 721 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/12/06(日) 02:04:16 ID:ADvkY8Ds0
- >>719
がぅぶっ!!
【勢いよく口からオイルを吐き出す】
【びちゃびちゃと床を濡らすのは最早何の液体なのか分からない】
【涙も胃液も吐しゃ物もオイルも――もしかしたらそれ以外も】
【だが、いつまでたっても】
おろう、さん、はぁ・・・・こんあこと、しらいもん…
・・お前、は、おとうさ…、じゃ、らい
【ふるふると首を横に振るだけ】
>>720
…… っ!
【そのタバコを見て、目を見開く】
あ ―― あ
【だが横隔膜も腹筋も痙攣している状態で、声は出せなかった】
- 722 :黒沢小百合:2009/12/06(日) 02:16:07 ID:rSRBD9/U0
- >>720
「いい加減にしろ殺人鬼。
貴方は、どこまで私の邪魔をする……」
部屋から出るなり小百合は、
紅夜に掴みかかってきた……
「ああいう手合いは、死を感じさせるくらいまで
いたぶったほうが良い。なんですか、それとも貴方は
優しい言葉でもかけるおつもりで?最近の殺人鬼は聖人君子ばかりと見える。」
小百合なりに、尋問するつもりのようだが、
あの様子では『事故』渡渉して殺しかねない。
>>721
『やれやれ、これ以上続けると死んでしまうな。』
『少し、休ませてやれ。』
兵士達は、ヒホロをベッドの上に投げ捨てるように置くと、
見せ付けるように、煙草を吸い始めた……
ヒホロが煙草を欲している事を知って、わざとやっているのだ。
- 723 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/06(日) 02:21:03 ID:ZejfrKlM0
- >>721
大方予想通りの反応。
コレで少しでも希望を持ってくれれば、と思っての行動。
だが、それは果たしてヒホロにどう伝わるか。
>>722
「殺人鬼はてめえもだ」
掴みかかられても振りほどく事はせず。
「……随分と腸が煮えくり返っているご様子で」
呆れたような溜息と共に呟いて。
「まあ、アイツを殺すのは止めやしねえが、殺人未遂で死刑ってのはちょいとアレじゃねえか?」
最悪、千夜の評判を落とす事にも繋がりかねない。
……まあ、もみ消されるのは目に見えているけど。
「俺はアイツに聞きたい事があるんだ。さっきも言ったろ?」
まさか忘れたのか?と問う口調にはイマイチ真剣味が欠ける。
- 724 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/12/06(日) 02:21:05 ID:ADvkY8Ds0
- >>722
げぷ……あが、お
【ベッドの上に転がされると、うつ伏せになって体を丸め】
おげぇ…え……あ…
【ビクビクと痙攣する体でオイルを吐き出し始める】
【その途中で漂う、煙】
ッ!
【さんざ痛めつけられた体のどこに力が残っていたのか】
【ごくごく反射的に――獣が肉塊に飛びつくように――】
【兵士の一人に向かって後ろから飛びつき、タバコを奪おうと手を伸ばしたのだ】
- 725 :黒沢小百合:2009/12/06(日) 02:30:32 ID:rSRBD9/U0
- >>723
「いいえ、即刻死刑でもよいくらいでしょう。
もし夜刀神さんが死ねば経済、政界などに
どれほどの損害をあたえるかあなたは考えたことがおありで?」
突き放すように紅夜を離し。
「まぁ、良いでしょう。
今日はこれ以上やると死んでしまう。
貴方が『やさしく』情報を聞き出してやればよい。」
小百合は、踵を返して去っていく……
>>724
『うおっ、こいつ!』
『とりおさえろ!!』
兵士とヒホロが揉みあいになる……
が、いきなり兵士の体が消えた。
小百合が、スタンドを解除したのだ……
- 726 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/06(日) 02:35:52 ID:ZejfrKlM0
- >>725
「アイツだから、ってそういう風になるもんかねえ……」
今ひとつ、男には理解出来ない。
アイツは、そこまで特別な存在なのだろうか、と。
「ん。サンキュー」
案外、簡単に引いてくれた、と軽く笑って。
「じゃな」
ぷらぷらと軽く手を振って、小百合を見送って。
「……さて」
するべき事は一つ。
くるりと振り返ると其処にあるのは扉のみ。
「……生きてるかー……?」
ガチャリ、と音を立てた扉を開いて。
- 727 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/12/06(日) 02:40:38 ID:ADvkY8Ds0
- >>725
よぉこせぇエエ、それでいい!
それさえあれば、お父さんを……ッッッ!!
【なんとかしてタバコに手が伸びるが――消える】
っ あっ
【さっきまで掴みかかっていた支えが消え、べちゃっと地面に倒れこむ】
お、どうさん…
>>726
【扉を開けると、そこは先ほどより更に酷い有様だった】
【床とベッドに盛大に撒き散らされた燃料】
【ぐしゃぐしゃになった服や髪の毛】
…ッく……うぐ…おとうさ…
【そしてその真ん中で力なく泣いている、一人の少年】
- 728 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/06(日) 02:44:51 ID:ZejfrKlM0
- >>727
「あーあ……。アイツも酷え事すんのな」
その酷い有様にも調子は変わらず。
「……喋れる、か」
一見すると優しい言葉に取れるかもしれない。だが、違う。
少年が死にかけていようと何をしようと、自分の問いに答えれればいい。ただ、それだけ。
「とりあえず。ほれ」
先ほど見せた煙草を懐から取り出し、少年に向けて。
- 729 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/12/06(日) 02:49:44 ID:ADvkY8Ds0
- >>728
……!
【顔を上げると見知ったタバコ】
【それを一本掠め取ると】
! ? ! ……ッ!
【明らかに戸惑う顔。紅夜の顔と出口を交互に見て】
【素早く立ち上がって出口へと駆ける】
- 730 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/06(日) 02:52:09 ID:ZejfrKlM0
- >>729
ヒュッ……ドガン!!
「……何やろうとしてんだ。糞ガキ」
少年が扉から外へ出るより早く。
扉を強引に後ろ蹴りで閉めて。
「大丈夫だ。殺しゃしねえよ。多分な」
と言っても、小百合の行動により通常の状態では無いヒホロが信じるとは思っていないが。
- 731 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/12/06(日) 02:57:35 ID:ADvkY8Ds0
- >>730
はっ……はっ……あ…
【閉じられた扉を見て動きを止めて紅夜の方を向き】
【胸の前でタバコをぎゅっと握りしめる】
【暫く目をつぶってそれを両手で包んでから、地面に膝をつき】
……ぼ
――っこほッ、かほっ…
ぼ、くに、聞きたいことが……?
【せき込みながらも、緊張した面持ちでそれだけ尋ねる】
- 732 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/06(日) 02:59:40 ID:ZejfrKlM0
- >>731
「ああ。昨日のお前の言葉について、だ」
ドカッと扉の前に座り込み、ヒホロを見据える。
威圧感からか、パッと見は隙だらけの筈だが、隙が見えない。突破は難しいだろう。
「……とりあえず、お父さんって言葉に付いて聞かせて貰おうか」
火、いるか?と首を傾げて。
- 733 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/12/06(日) 03:03:50 ID:ADvkY8Ds0
- >>732
……
【出来る限り声は出したくないよう】
【強い視線にびくりと震えて目を逸らし、手の中のタバコを半ば抱きすくめる格好になる】
…変な意味は、ないです。お父さんは、僕のお父さんですよ。父です。
【相手の問いかけにこくりと小さく頷き、タバコの先端を向ける】
- 734 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/06(日) 03:06:19 ID:ZejfrKlM0
- >>733
「妙に執着してるように見えたが。……まあ、そこら辺はとやかく言わねえ」
目の前の少年がファザコンだろうが何だろうが、今はどうでもいい。
「んじゃ次だ。アイツを……夜刀神蔡生を憎き相手、化け者って言ったのは、どういう意味だったんだ?」
上半身を動かし、腕を伸ばしてライターで火をつける。
「……能力使ったら命は無いと思えよ?」
- 735 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/12/06(日) 03:09:42 ID:ADvkY8Ds0
- >>734
…
【深く煙を吸い込む。匂いはかなり独特な匂いで】
【吐しゃ物やらなんやら色々混ざりまくった室内に更に悪臭が一つプラスされる】
……それも、ヘンな意味はありません。
僕にとってアレは、殺すべきバケモノ……仇です。
【目線を落とし、憎々しげに呟く】
- 736 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/06(日) 03:11:56 ID:ZejfrKlM0
- >>735
「……仇、ね」
その言葉と親父への執着心。
そして、煙草と親父を重ねるような物言い。
コレらから推測されるのは。
「……親父が殺された、とかか?」
大体こんな所だろう。
- 737 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/12/06(日) 03:14:21 ID:ADvkY8Ds0
- >>736
……そうです。
でも、殺されたというのは語弊があるかも知れません。
要は……会社経営の結果、千夜に潰された…ってワケですから…。
【言う事とは裏腹に、指に力が入りタバコがひしゃげる】
- 738 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/06(日) 03:16:34 ID:ZejfrKlM0
- >>737
「……そうかい」
正直表紙抜けと言った感じに肩をすくめて。
と言っても、少年にとってコレは失礼だろうけれど。
「そう言うのは……正直よく分かんねえ」
ただ、と続けて。
「それで人を殺していいって理由にゃなんねえ。だろ?」
- 739 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/12/06(日) 03:20:53 ID:kEktvST.0
- >>738
…分かってます。
人は殺しちゃいけないものだ。
人には親切にすること。優しく当たる事。間違っていれば正すこと。
常に紳士でいること。
全部父に教わりました……分かってます。
【力なく頷く姿は、その体をより小さく見せる】
- 740 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/06(日) 03:24:54 ID:ZejfrKlM0
- >>739
「……なら。二度とこんな事はしねえって誓えるか?」
説得する必要は無かったかもな、と思って。
「まあ、俺に誓ったからって何になるって話ではあるけどな」
そう言いながら軽く笑って。
- 741 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/12/06(日) 03:32:58 ID:kEktvST.0
- >>740
……
無理、です。
【微かに首を横に振る】
【俯いた顔と咥えたタバコの煙で、表情は見えない】
- 742 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/06(日) 03:35:21 ID:ZejfrKlM0
- >>741
「……何でだ?」
ただ、そう問うしか無くて。
見えないその顔を見据えるように、開かれた金色の瞳が其方を見る。
- 743 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/12/06(日) 03:41:08 ID:kEktvST.0
- >>742
……もう、帰ります。
帰らせてもらう……嫌でも。
【すっくと立ち上がり、扉に向かって歩く】
- 744 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/06(日) 03:43:28 ID:ZejfrKlM0
- >>743
「何処に、だ」
歩こうと関係無い。威圧感は変わらず放ち続けて。
「それと、どうやって、だ」
「お前は今、服役中。帰る事は許されねえ」
やるべきでは無かったか、と少し溜息を付いて。
- 745 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/12/06(日) 03:51:20 ID:kEktvST.0
- >>744
【拳を硬く握り、ドアの方を向いたまま】
僕だって分かってる……
逆恨みだってことも、こんなことしても何も生まないってことも。
【タバコを手に取り、振り向く】
【紅夜の顔を見据える目には涙が――先ほどの痛みとは違う涙がこぼれ続けて】
でも僕は大人じゃない! まして紳士でも、何でもない!
僕は子供で、僕はただアレが憎い! お父さんを変えたバケモノがどうしようもなく憎い!
僕はそんなに……
【ふら、と脚の力が抜ける。ドアに背中をつき、両手で目を覆って】
…割り切れない…ッ……っ…!
【振り絞る声は震え、掠れるように小さい】
僕は帰る……こんなところで、憎しみが薄れていくなんて耐えられない…
- 746 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/06(日) 03:56:14 ID:ZejfrKlM0
- >>745
「……ハア」
盛大な溜息。
ただ、それだけを以って少年の叫びへの返答として。
「……分かってるなら。何故行動に移さねえ。やっぱり、糞ガキだな」
挑発するような。見下すような視線。
「お前が言ってる事は全部。ただのガキの我侭だ」
言い放ち、タバコを少年の口から取り上げる為に手を伸ばす。
- 747 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/12/06(日) 04:00:55 ID:kEktvST.0
- >>746
……やめろっ!!
【たちまち二人の間に煙の壁を作り、体を引く】
【火で皮膚が焦げるのも構わず、タバコを大事そうに手で包み】
もうお父さんとの接点はこれしかないんだ。本当のお父さんとの接点は……!
ガチ… カチッ…
【煙を操り、外から二つの扉の鍵を外そうとしている】
- 748 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/06(日) 04:03:12 ID:ZejfrKlM0
- >>747
「……お前が大人しくするってんなら、たまにこうやって持ってきてやろうって思ってたが」
ギチリ、と右の拳を握る。
それと同時、鳴り響くのは耳鳴りのような音。
「それも無理みてえだな」
昨日、邸で放った其れを。
「――ッらアアアアアアアアア!!!!」
振りかぶり、放つ。
- 749 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/12/06(日) 04:07:55 ID:kEktvST.0
- >>748
【先日ほどの壁の厚さも無いため、光は一瞬で壁を吹き飛ばす】
くっ……開いた!
ガチンッ ガチャチャン
【二枚ある扉を開き、外へと走っていく】
- 750 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/06(日) 04:10:22 ID:ZejfrKlM0
- >>749
「っと、待ちやがれ!」
逃がしたとなれば追うしかない。
開いた扉を更に蹴り開け、走る背中をただ、追う。
- 751 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/12/06(日) 04:14:02 ID:kEktvST.0
- >>750
僕にはお父さんがついてる!
追いかけてくるなぁっ!!
【まだくすぶるタバコを後ろに振ると、煙の線がそのまま硬化され】
【簡易的なオリのようになって紅夜の行く手を阻む】
【途中現れた警備も】
ふっ!
【口に煙を含んで勢いよく吹きかけ、頭を撃ちぬいていく】
- 752 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/06(日) 04:16:23 ID:ZejfrKlM0
- >>751
「ちっ……!」
何度も何度も同じ技の繰り返し。
しかし、それしか芸が無いのだから仕方が無い。
「この程度、無駄だァッ!!!」
また、檻を殴りつけて。ひたすら追い続ける。
- 753 :ヒホロ=ゼルトマン ◆JBbLACK.JY:2009/12/06(日) 04:25:51 ID:kEktvST.0
- >>752
【やがて近づく警察病院出口】
これで…最後ッ!!
【地下の異能者隔離フロアの鍵を煙でこじ開け、扉を蹴り破る】
【眩しい光】
【今更になって抉られた右足が痛み始めた。ようやく地上へ出れたからか】
……何が神だ、そんなもの僕が後ろから刺し殺してやる!
【そのまま小さな格好を生かして人の中に紛れ、何処かへ走り去っていく】
【『神刺慟鳴』ヒホロ=ゼルトマン、脱走】
- 754 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/06(日) 04:28:29 ID:ZejfrKlM0
- >>753
「ハアッ、ハアッ……」
ヒホロが走り去ってから大分遅れて、男が出てきて。
「……くそっ……!」
吐き捨てるようにそう言って。
「ったく……畜生が……!!」
露になるのは苛立ち。それだけ。
- 755 :ミレイ:2009/12/06(日) 20:05:48 ID:Jhlo6zSQO
- 異能都市の一角。そこに蠢く数人の影。
背の高い男たちは口調と合わせ物取りと伺える。
その男たちに囲まれ、怯えたようにしているのはまだ幼い二人の子供。
驚くような肌の白さと、深紅の瞳から吸血鬼であるらしいことがわかった。
都市の地区にもよるだろうが、此処は異種族に対して差別が行われているのである。そこへ、
「そこのにゃにしてるのさ!!」
男を横から飛び蹴りで吹っ飛ばすミレイ。
さらに裏拳でもう一人、最後の一人をヘッドバットで一蹴する。
「もう大丈夫だよ」
二人の子供達はミレイにお辞儀し、どこかへと去っていった。
「……ここの地区も、治安悪いにゃ」
- 756 :ミレイ:2009/12/07(月) 19:28:36 ID:Jhlo6zSQO
- 異能都市には数多の地区が存在する。自治をするところも少なくはない。
なかでも今ミレイが侵入したこの地区は、四方が壁に囲まれ、あらゆる電波妨害を持ち、衛星ですらその姿を移すことを拒むという神秘に包まれた地区があった。
「ふざけた地域ね。人種差別主体の自治区にゃんて」
差別主義地区。一部の者からはそう呼ばれた。
地区の規定により、党派は種族ごとに集い、行われなければいけない。
言い換えれば、地区でもっとも種族人口が多いすなわち人間が必然的に地区の指針を決めることができてしまう。
その結果が人間を崇拝し、他種族を否定する腐り爛れた地区であった。
さらに他地区の干渉を内外から妨げ、壁の外へ情報が漏れないよう徹底されている。
……ではなぜミレイは入り込んでしまっているのか。
本人曰く『気が付いたらここにいた』らしい。
さすが異能都市クオリティ、時空間軸の歪みが事故を招く。
- 757 :名も無き異能都市住民:2009/12/07(月) 20:59:54 ID:Jhlo6zSQO
- 同地区。とある高層ビルの一室でのこと。
「物体速度判定機器良好、粒子出力問題無し――試験可能ラインを上回りました。いけます」
右手に機械的な手袋をはめている男が、合図なのか左腕を上げる。
それと同時に放たれる機関銃。しかし男の手袋から放射状に放出されるなにかが銃弾を防ぎ、蒸発させていく。
「成功みたいだ。これがあるかぎり敵意ある刄は物理吸収粒子の前に蹴散らされる」
彼らの作り出した手袋は、異種族に襲撃される際に生存率を高めるもの。
それどころか反撃にも使用でき、ごろつきはともかく強者でさえ討つことを可能としている。
「さっそく生産ラインに並べろ、それと俺は」
手袋の調子を確かめるように、男は拳を握り締め。
「試し撃ちだ。異形の者たちをなぶり殺してやる」
- 758 :観境鳴守 ◆uotUYGHVwM:2009/12/07(月) 21:06:45 ID:ZejfrKlM0
- 「おやおや……」
カツリ、と靴の音を鳴らして。
ビルの一室に、響くはずの無いその音が響いた。
「何やら物騒な話をしてますねえ……フフフ……」
明かりに照らされて、怪しく笑う顔が、闇に浮かび上がる。
- 759 :名も無き異能都市住民:2009/12/07(月) 21:21:37 ID:Jhlo6zSQO
- >>758
「殺せ」
敵を蹴散らす様々な兵器、主に機関銃を筆頭に猛威の手先が向けられる。
「汚れた街に首を突っ込んだことが誤算だったな。違法だと? そんなものこの自地区にはない」
男はエレベータに乗り、下っていった。そして、
そして、機関銃は一斉に火を吹いた。
- 760 :観境鳴守 ◆uotUYGHVwM:2009/12/07(月) 21:26:27 ID:ZejfrKlM0
- >>759
「ハハハ……参りましたね……」
ニコリと笑う長身の男。
腕を組み、其処から手を顎に当てるようなポーズを取って。
「僕はただの一般人でして……違法だなん、てっ」
言いかけ、男の身体は弾丸の波に飲まれた。
機関銃の弾丸が男を部屋の壁まで追いやり、叩きつけて。
ズルリ、と血の跡を残し、男だった物は壁際に血溜りを作り、崩れ落ちた。
- 761 :名も無き異能都市住民:2009/12/07(月) 21:40:33 ID:Jhlo6zSQO
- 事態はこのビル付近で起こっていた。
非合法はヒトの下で合法へと変わる。それがこの自治区のルール。
「にゃんなのあれ、訳がわからにゃい」
路地に隠れているのは吸血鬼のミレイ。
差別主義地区は、吸血鬼も人権のない対象である。
「試し撃ちにこいつらはちと向かんな、すぐに消し炭になってしまう」
右手に収束する光粒子。特殊な手袋でそれを可能としている。
それを剣の形に変え、振り回すだけで異形の者たちは彼曰く消し炭である。
また反撃に呈したヒト以外の者達も謎の障壁に阻まれ近づくことなく消し炭だ。
消し炭のオンパレードのなか、人間たちは新兵器を開発した彼に称賛を送っていた。
- 762 :観境鳴守 ◆uotUYGHVwM:2009/12/07(月) 21:43:50 ID:ZejfrKlM0
- >>761
「けほっ……こほっ……」
先ほど、部屋で銃殺された男。
其れが何故か、いつの間にかミレイの横に立っていた。
服に血の染みなど一切無く、その様子はまるで何事も無かったかのようで。
「おや……其処のお嬢さん。こんな所で何を……?」
- 763 :ミレイ:2009/12/07(月) 21:48:18 ID:Jhlo6zSQO
- >>762
「見ての通りの迷子に決まってるじゃにゃい」
強がってみせるが、その瞳は恐怖に駆られていた。
吸血鬼は強いから人間は畏怖している。その事実を根底から覆されたからだ。
- 764 :観境鳴守 ◆uotUYGHVwM:2009/12/07(月) 21:53:38 ID:ZejfrKlM0
- >>763
「こんな所で迷子……付いてないですね……」
少し驚いたような顔の後、哀れむような視線を送って。
「此処は危険です……。お嬢さん……吸血鬼、ですね?お逃げになった方がよろしいかと……」
眼前に行われる殺戮。
其れをまるで気にしないかのような笑みを浮かべて。
- 765 :ミレイ:2009/12/07(月) 22:05:59 ID:Jhlo6zSQO
- >>764
「……逃げなきゃかにゃ」
しかし逃げていいのか。迷うミレイ。
- 766 :観境鳴守 ◆uotUYGHVwM:2009/12/07(月) 22:08:12 ID:ZejfrKlM0
- >>765
「……勝てるのですか?貴女に」
笑う男の声は、少しだけ暗さを伴って。
「あの男に。貴女が」
- 767 :ミレイ:2009/12/07(月) 22:16:13 ID:Jhlo6zSQO
- >>766
「……無理かも」
彼女は少し俯き気味であった。
男は試し撃ちを終了し、ビルに入ってしまった。
- 768 :観境鳴守 ◆uotUYGHVwM:2009/12/07(月) 22:19:19 ID:ZejfrKlM0
- >>767
「なら、早くお逃げなさい」
ポスン、とミレイの頭に軽く手を乗せて。
「勇敢と無謀は違います。己の弱さを知るのも強くなる為には必要ですよ。フフフ……」
ニコリと笑って、それだけを言うと。
「それでは……。僕は少しだけ用事がありますので……」
ミレイの頭から手を離し、そう言うと、男を追うように、ビルの中へと向かう。
- 769 :名も無き異能都市住民:2009/12/07(月) 22:38:45 ID:Jhlo6zSQO
- >>768
「非常に良好だ。これが生産できれば、人間は至上の存在になるだろう」
社長椅子に鎮座し、指示を飛ばす男。
- 770 :観境鳴守 ◆uotUYGHVwM:2009/12/07(月) 22:41:10 ID:ZejfrKlM0
- >>769
「けほっ……けほっ……」
男の背後で聞こえる声。
それと同時、カラン、カランと鳴る金属の音。
「どうも……。先ほどは手洗いお出迎え感謝致します」
- 771 :名も無き異能都市住民:2009/12/07(月) 22:47:43 ID:Jhlo6zSQO
- >>770
「奇妙な体験だ。二度も死ぬ者を見ることになるとは。
見せてもらう、二の舞になるのか、それとも……」
至る所から飛び出してくる機関銃の群れ。
ビルのどの階層にも存在するこのギミックは、瞬時に侵入者を蜂の巣にできる。
「看破できるというのなら拝見させていただこう」
四方八方、多段に放たれる機関銃の猛威。
- 772 :観境鳴守 ◆uotUYGHVwM:2009/12/07(月) 22:54:17 ID:ZejfrKlM0
- >>771
「おやおや……」
浮かべるのは薄い微笑。
機関銃に向かい、そんな笑みを見せて。
弾丸の雨に撃たれ、血を流し、フラリと身体が揺れる。
だが。
「争いに来た訳では無いのですがねえ……」
今度は、男は死なない。其の上、倒れる事もしなかった。
服には無数の穴。血も流れている。
其の上、弾丸はどう見ても心臓や頭を貫いている。
それでも、倒れない。
「けほっ……こほっ……」
弾丸に飲まれる前と同じく、軽く手を当てて咳き込む。
と同時、カランカランと金属の音。
「ああ……やっと出てきた……。コレ、お返しに来たんですよ……フフフ……」
そう言って、掌を地面に向かって垂直に立てると。
カラン、カラン、と無数の弾丸が手から滑り落ち、地に落ちる。
- 773 :名も無き異能都市住民:2009/12/07(月) 23:03:29 ID:Jhlo6zSQO
- >>772
「化け物が」
男の手袋に青白い光が集まる。収束したその形は、光の剣だった。
「細胞一片足りとも残さず消してやる」
光の剣を、床に対して振るわれる。
特殊合金の床は光の剣を飲み込まず、むしろ拡散して部屋中に数多の光の矢が放たれる。
「はは、どうだビル単位で異形狩りの道具だ」
- 774 :観境鳴守 ◆uotUYGHVwM:2009/12/07(月) 23:16:49 ID:ZejfrKlM0
- >>773
「ですから」
パチン、と指を鳴らすと同時。
薄い光の膜のような物が男の身体を覆って、光の矢を阻む。
火花が散り、凄まじい雷撃のような音が部屋に響いて。
「僕はそれを返しに来ただけ……。もうコレで用は無いのです」
ニコリ、と笑って。
「ですから、コレで失礼しますね」
そう言って、男はカツリ、と部屋の壁に向かって歩いて。
「……あ、そうそう。先ほどのような異能狩り……否定はしませんが……」
依然、光の膜は張られたまま、男の方へと振り向いて。
「力を得て、図に乗った人間と言うのは皆、己から破滅の道へと踏み出すもの……」
「精々気をつけやがれ。下衆が」
一瞬、鋭い瞳が男を捉えて。
「それでは、又」
でも、次の瞬間には又、怪しい笑いを携えて。
男は壁に溶けるようにして、消えていった。
- 775 :名も無き異能都市住民:2009/12/07(月) 23:26:30 ID:Jhlo6zSQO
- >>774
「滑稽だ。ああ滑稽だよ。この汚れた地区に忠告か?」
手袋に備え付けられたスイッチを切り替えて。
「俺たちはすでに腐っているゆえ、その際限は計り知れない
だからこそ腐るところまで腐っていく、それが差別主義地区に生きるヒトの道理だ」
煙草を吸い、窓の外に思いを馳せる。
満たされることのない渇き、それが夜空の下に待っている。
- 776 :ミレイ:2009/12/07(月) 23:37:13 ID:Jhlo6zSQO
- 灰になった者たちが、ビルの近辺に溢れている。
ゴブリン、エルフ、吸血鬼などが被害にあっているはずだ。
吸血鬼のミレイは、その光景をただみることしかできなかった。
あの場で戦っていれば、灰と化していたのは自分だったはずだ。
「こんにゃの、人間のやることじゃにゃい……」
吸血鬼であったはずの、灰となった者を両手ですくい上げたミレイ。
灰は風に吹き飛ばされ、夜空の果てに消えていった。
- 777 :ロザリア・ロートシルト:2009/12/08(火) 22:57:58 ID:rSRBD9/U0
- 『閉鎖地区』
「これは……」
ロザリアはこの区域が嫌いだった。
力を持ちながらなにをするでもなく。ただ日常を怠惰に過ごす同胞
ただ人間に媚びへつらうように、
この区域へと隠れ住む夜の者達。
「…………許さない。」
それでも、これほどの無慈悲な振る舞いを許すことなど出来ない。
ロザリアはきゅっと音がでそうなほど、唇をかみ締めた。
- 778 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/12/09(水) 23:10:49 ID:E4Ka56rgO
- 「あー、今日も暇だった」
キッチンでヤカンに火をかけ、暖炉の前に座る。
暖炉はパチパチと木を食べて燃え盛っていた。
「寒くなってきたなー。
あ、そういえばまだツリー出してなかった」
ゴソゴソと戸棚を漁り、取り出すのは飾りの入ったダンボール。
- 779 :甲:2009/12/09(水) 23:13:38 ID:dmbGFqiM0
- >>778
「カランコロン」
口で言って入店
「ブルマンを120円で飲ませてくれると聞いて」
にっと笑ってカウンター席についた
- 780 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/12/09(水) 23:18:44 ID:E4Ka56rgO
- >>779
「…………」
冷蔵庫から缶コーヒーを取り出し、プルタブを開けてカップに注ぐ
「はい、120円」
クロスはと言うと、普通に沸かしたお湯で紅茶煎れている。
「…………しばらく、どこ行ってた?
交番にはいなかったみたいだが」
- 781 :甲:2009/12/09(水) 23:23:40 ID:dmbGFqiM0
- >>780
「おう、スマン―――ってジョージア!!」
「ストックしとくな喫茶店!!」
でも飲む
「さっちんの家、一週間位か…住んでたよ」
ふー…と一息
ジョージアうめー
- 782 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/12/09(水) 23:29:35 ID:E4Ka56rgO
- >>781
「うっせー、コーヒーメーカーの洗浄が終わった後、
急にコーヒー飲みたくなった時に便利なんだよ」
後は朝急いでる時とか、と続けながらダンボールを開く。
中の飾りを確認し、店内の中央にある巨大な木に向かっていった。
「蔡生ん家?
そりゃまたなんでだよ。
一週間耐久パジャマパーティーでもしたのか?」
- 783 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/09(水) 23:29:41 ID:ZejfrKlM0
- 「……っと」
メモを片手に歩くのは、一人の男。
「此処か……」
メモに書かれているのは地図。
そう、AGカフェへの道が書かれた物。
カラン、と戸に付いた鈴が鳴って。
「……あ」
一人の男が、入店してきた。
- 784 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/12/09(水) 23:32:25 ID:E4Ka56rgO
- >>783
「いらっしゃい。見ての通りガラッガラだ。
好きな席に座りな」
梯子に座り、ツリーに飾りをつけながら紅夜に声をかける。
- 785 :甲:2009/12/09(水) 23:34:46 ID:dmbGFqiM0
- >>782
「なら表に自販機置けよ、立地条件いいし…そっちの方が儲かったりして」
何か喰うもん無いかなーと
メニュー表を探す
「ちゃうちゃう、聞いてねえか?アイツずーっと寝てたのよ」
ツリーの方に目配せして
「それを…まぁ、見てた」
コップの中身をひとくち
「何か手伝うか?」
- 786 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/09(水) 23:43:49 ID:ZejfrKlM0
- >>784
「あ……あ、ああ」
甲に視線を向けていて、クロスへの反応が少し遅れた。
「色々な事に首を突っ込む物好きな店長が居るカフェがあるって聞いて来たんだが」
適当な椅子を引き、それに腰掛けて。
カウンターに肘を付き、手を合わせるようなポーズをとって、少しだけ笑って。
- 787 :甲:2009/12/09(水) 23:49:03 ID:dmbGFqiM0
- >>786
「ん?」
顔を向けたら見られてて
「……熱視線、いやん」
視線を外した
- 788 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/12/09(水) 23:50:53 ID:HnkBBDEo0
- >>785
「いやいや、それやったら駄目だろ!
喫茶店として!」
○:缶ジュースストック
×:自販機設置
この間には微妙なラインが走っているようだ。
「寝てた……見てた……」
しばし想像。
蔡生の寝床に立ち、ずっと蔡生の寝顔を凝視している甲の図が脳内に浮かぶ。
「……お前、そういう趣味だったんか。
ああ、手伝ってくれるなら助かる。
この飾りをツリーにつけてくれ」
新たに金属製の梯子が召喚された。
>>786
「ん? ……ああ、紅夜か!
よくここが分かったな。誰かから聞いたか?」
- 789 : ◆uotUYGHVwM:2009/12/09(水) 23:51:04 ID:ZejfrKlM0
- >>787
「……そう言うんじゃねえけどさ」
苦笑を漏らして。
「……一週間。どうだったんだ?」
- 790 :甲:2009/12/09(水) 23:56:29 ID:dmbGFqiM0
- >>788
「飯屋の前とか結構あるじゃん?」
まぁ良いか、と話を区切る
「扉の外、だけどな」
席を立ち、ツリーの元へ
「クク…こうみえても俺は、クリスマスツリーデコレーションにはうるさくてな」
ふわふわした綿を取り出した
>>789
「んー?…あぁ」
綿をツリーの何処につけようか考え中
「気になる?」
にやり、にやにや
- 791 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/10(木) 00:13:48 ID:ZejfrKlM0
- //ごめん遅れたー!
>>788
「まあ、名前と顔が分かってりゃ人に聞くのも楽なもんさ」
ひらりひらりと先ほど持っていたメモを見せて。
「で、だ。アンタに聞きたい事があるんだが」
少しだけ表情が真面目な顔になった。
という事は、まあ、そんな感じの内容ってわけで。
>>790
「……」
ギリッ、と其の笑いに向けて拳が握られるも。
「……まあ、な……」
其れを振りほどいて。
「……野郎だけでツリーの飾りつけって……寂しい光景だな、オイ……」
- 792 :甲:2009/12/10(木) 00:17:55 ID:dmbGFqiM0
- >>791
「寂しいと見えるなら、まだまだだな」
クク、と笑う
「人生の楽しみ方が分かってねえ」
「んん〜?聞こえないし…態度が悪いなぁ…」
にやにや
「言葉遣い、悪いぞう、後・輩・くん」
- 793 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/12/10(木) 00:17:57 ID:HnkBBDEo0
- >>790
「扉の外で……?
まるで門番か護衛だな。
しかし、蔡生も眠るのになぜ、わざわざ甲を?」
どうやらいろいろと疑問のようだ。
クロスは蔡生の死眠を知らない。
「ああ、その辺りは好き勝手にやっていいよ。
全体のバランスさえ整えれば、後はどーにでもなる」
>>791
「あれ? そんなに俺って有名人かしら。
いやー、参ったなー」
ニヘラニヘラと笑いながら頭を掻く。
「で、聞きたい事って何よ。
こんな状態でもいいなら聞くぜ」
ツリーにトナカイの飾りを吊るしながら。
- 794 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/10(木) 00:29:12 ID:ZejfrKlM0
- >>792
「何……アンタそう言う趣味か……?」
何時だか、何処かの赤いのに言われたような言葉。
イラッ☆
「……」
プルプルと拳が震えるけれど。
「……教えて、欲しい、ですね。先、輩……」
感情を抑えつつ、恨むような、喉の底からひねり出すような声で。
>>793
「まあ、どっちかって言ったら有名なんだろうねえ……」
実際は千夜の情報網を使ってちょちょいと、って感じだったのだが。
「ん、っとだな。このガキ。知らねえか」
ジーンズのポケットを探り、出してきたのは一枚の写真。
其処に写っているのは一人の少年。
「蔡生……いや。ウチの総帥の邸を襲撃した奴だ」
少年。そう、ヒホロ=ゼルトマン。
- 795 :甲:2009/12/10(木) 00:35:36 ID:dmbGFqiM0
- >>793
「詳しくは本人に聞け、機会はあるだろ」
ドリルの様に気高く
綿毛をツリーに舞わして行く
「約束してんだろ?」
「眠りから覚めた…って事はだ…出番だぜクロス」
次に星マークを手に持つ
設置設置設置ぃ!
「…ふー」
>>794
「浅いし狭い」
一蹴、見聞とかそういうのの事だろう
「女としか楽しめない奴ぁ、単純に人生の半分を損してるよ」
「クク…ぷ、はは…」
噛み殺す、笑いを
「……普通に眼ぇ覚ましたよ、そんで俺は解任だ」
ふぅ、とからかうのも飽きたのかそれだけ告げる
言葉にしてみると、実にあっけない
内面には色々あったけれど、それは心の内に仕舞った
「帰るぞークロス」
最期の星をぺしんと張って
夜も遅いし帰り支度
120円を置いてカフェを後にした
「ジョージアごっそさん」
- 796 :もふもふ神:2009/12/10(木) 00:36:37 ID:PBnIervYO
- そっと、喫茶店の扉を少しだけ開けて中を覗いている。
- 797 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/12/10(木) 00:39:57 ID:HnkBBDEo0
- >>794
「んんんん?」
写真を睨み、眉間に皺を寄せる。
そして、
「知らん」
キッパリと言った。
「なんだ、そいつが蔡生ん家を襲ったっていうのか?
イマイチよくわからんな。
目的はなんだ?」
>>795
「まぁな」
交わした約束を思い出し、そっと呟く。
「ククククク、どいつもこいつも面白くて困る。
なに、なんだかよく分からんが、戦えるような状態になったんだろ?
ならば牙を交えるだけよ」
最後の星がツリーの天辺を飾ったのを確認し、梯子から降りた。
「おう、またなー」
>>796
「……おわっ、いたのかお前」
ちょっとびっくりした。
- 798 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/10(木) 00:44:49 ID:ZejfrKlM0
- >>795
「ふうん……。そんなもんかねえ……」
少しだけ、感心。
「……ふうん……」
其れはそうだろう。
ただ、聞きたかったのは少し違う事。
けれど、其れまでは教えてくれないだろうと思い、言葉を飲み込んで。
「……さいなら」
それだけ、ぶっきら棒に呟いて。
>>796
「……ん」
その視線に気付き、其方を見て。
「……ガキ、か……」
ちょいちょい、と手招きなんかしてみて。
>>797
「んー、そうか……」
ハア、と溜息。
「なーんか、親父さんの会社が潰されただか何だか……」
思い出すように、指を宙で振って。
「複雑なようで複雑じゃない事情があるんだとか何とか。よく分からねえ」
- 799 :もふもふ神:2009/12/10(木) 00:46:56 ID:PBnIervYO
- >>797
「……しろさんいない?」
顔だけのぞき込んで店内の様子を探る。しろさんがいないらしい。
>>798
「しつれーな。神様なんだぞー」
ぷっとむくれてしまう。
- 800 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/12/10(木) 00:53:06 ID:HnkBBDEo0
- >>798
「ふーん。
そりゃ、話を聞かなきゃわかんねーだろうな。
だが、ちょいと気になるな」
梯子を分解して消失させ、コキコキと首を鳴らす。
「写真の人相は覚えた。
俺も何かあったらそっちに連絡よこすよ。
……あ、じゃあちょっと連絡先をくれないか?
俺も渡すからさ」
紅夜に差し出すのは、クロスの個人用の名刺だ。
>>799
「しろさん?
ああ、あのでっかい奴か。
悪いが、ここには普通サイズのちっこい奴しかいないなぁ」
天井を見上げて「やれやれ」と溜息を吐く。
「どうした、はぐれちまったか?」
- 801 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/10(木) 00:56:43 ID:ZejfrKlM0
- >>799
「神様……ねえ……」
少しからかうような笑いを向けて。
「んじゃ、神様へ供え物でもするかねえ……」
何時の間にやら手に持ってるのは何の変哲も無いただの飴玉(苺味)。
>>800
「いや……それが、だな……。俺が取り調べやってたんだけど……」
軽く苦笑して、目を泳がせて。
「……逃がしちゃって、さ……」
名刺を受け取る時も、クロスの顔を見ないで受け取って。
- 802 :もふもふ神:2009/12/10(木) 01:03:15 ID:PBnIervYO
- >>800
天井からは時折むきゅむきゅとやるせない物音が聞こえてくる。
「寝て起きたらいなくなってたんだよ。こんなこと初めて」
>>801
「私はどんぐりの方が嬉しいなあ…」
そういいつつもよちよちとどうにも頼りないあしつきでふらふら近づいてくる。
「……そ、それにキョーソが夜甘いもの食べると歯が痛くなるって言ってたし…」
- 803 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/12/10(木) 01:07:10 ID:HnkBBDEo0
- >>801
「うわ、知ーらね! 俺知ーらね!
お前……微塵切りにされても文句言えんぞ。
小百合は怒るだろうなぁ。
蔡生は怒りはしないだろうけど、アイツは怒らないのが逆に怖いんだよなぁ」
名刺を受け取りながらも顔を青ざめる。
「えーと、今のうちに葬式の手配しといたら?」
>>802
「へー。
まぁ、あいつも生き物だ。
何か事情があって出かけているんじゃねーか?」
クロス自身もとく「諸事情」によって消えたり消えなかったりしている身である。
- 804 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/10(木) 01:12:49 ID:ZejfrKlM0
- >>802
「どんぐりは持ってねえなあ……」
何で飴玉は持ってるんだ、とかツッコミは要らないです。
「って、大丈夫か……?」
ふらふらと歩く少女を少し心配して。
「歯磨いときゃ大丈夫だろ。それとも、いらねえか?」
>>803
「そう。まさにそれだ」
ハア、と深く深く溜息を付いて。
「総帥は……まあ、いいんだ……」
だが、問題は。
「あの秘書女がなあ……」
がっくりと項垂れて。
「……んな事したら今度は総帥に切り殺される」
だから。
「あのガキ、探すしかねえんだよ……」
- 805 :もふもふ神:2009/12/10(木) 01:17:37 ID:PBnIervYO
- >>803
「しろさんがいない間どうやって私は行動すればいいのさぁ……きゅー……」
へちへちと椅子に腰掛ける。普段の移動はしろさんに任せきりなのでかなりのもやしっ娘、もや神である。
>>804
「いつもはしろさんに乗ってるからー……ちかれた」
ふいーと座って一息ついている。
「信者からの供物は欲しいけどー…キョーソは怒ると怖いんだよぅ」
教祖様は普段はだだ甘ですが、教育ママタイプのようです。
- 806 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/12/10(木) 01:21:54 ID:HnkBBDEo0
- >>804
「なるほどねぇー。
無事に捕まえるか、死ぬかなワケだ」
他人事なので暢気に現状を述べる。
「で、そいつの出現位置の心当たりとかあるの?」
>>805
「知らんがな(´・ω・`)」
スッパリと言い切る。
「もう車椅子でも使えば?
いや、あれは逆に腕力が要るか。
じゃあ自動車をだな……って、お前は免許取れないか」
他人事なので暢気に案を出しては潰してゆく。
「もういっそ、しろさん二号でも雇ったら?」
- 807 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/10(木) 01:25:58 ID:ZejfrKlM0
- >>805
「……現代っ子の究極系か」
そんな事をポツリと呟いて。
「ふうん……。だけど、今此処には、はそのキョーソ様って奴は居ねえんじゃねえのか?」
甘い言葉と誘惑(飴玉的な意味で)が少女を襲う!
>>806
「正に、な……」
ハア、とまた溜息を付いて。
「だからコレは全部俺がやらなくちゃならなくてねえ……どうしたもんか」
「コレが全く。参ったよ」
肩を竦めて、諦めか自嘲か。苦笑を浮かべてみせる。
- 808 :もふもふ神:2009/12/10(木) 01:34:49 ID:PBnIervYO
- >>806
(´・ω・`)
「しろさんはしろさんなんだから、しろさん以外はしろさんじゃないよ」
「……教団の人におぶってもらおうかな……」
結構真剣である。
>>807
「でも、でもぉ………うぅー…」
誘惑されまくりである。
ウフフ
何か紅夜の背筋にぞわりと嫌な予感が走った。悪意は感じられないが、気色が悪い気配が
- 809 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/12/10(木) 01:42:55 ID:HnkBBDEo0
- >>807
「んー、相手の行動理念や目的が分かれば、行き場所ぐらいは予想できそうなんだけどな」
やれやれと呟く。
「あらかじめ数箇所予測しといて、そこを回ればいいんじゃね?
事情聴取してたんなら、相手の目的ぐらいは知ってんだろ」
>>808
「もうそれでいいんじゃね?
信者なら喜んでおぶって、どこまでも走りそうだし」
カウンターにつっぷして答える。
「あるいは、小さいもふもふを敷き詰めて、まるでベルトコンベアみたいに運ぶとか……」
- 810 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/10(木) 01:49:00 ID:ZejfrKlM0
- >>808
「……」
その時
「―――!?」
男に電流走る――!
「な、何だ……?」
辺りを見回して、ただただ驚いて。
>>809
「目的……。……総帥を殺す事、だとさ」
其の呟きに軽く苦笑して。
「まあ、な。とりあえず色々やってみるよ」
そう言うとガタリと椅子から立ち上がって。
「じゃ。今日はもう遅いんで」
軽く手を向けて別れの挨拶とすると、振り向き、扉を鳴らして出て行った。
- 811 :もふもふ神:2009/12/10(木) 01:55:04 ID:PBnIervYO
- >>811
(誘惑に耐えるもふ神様可愛すぎるでしょう?GJですよウフフ)
的なテレパシーがどこかから届いたらしい。
>>810か
「んー……でもあんまり迷惑はかけたくないよねぇ…」
ぽんぽんと手を叩くと天井をすり抜けて大量のちびもふ達が降りてきた
言われたとおりに物量作戦で移動してみる
- 812 :銃寺森クロス AGカフェ店長 ◆CROSS/.AzE:2009/12/10(木) 01:58:41 ID:HnkBBDEo0
- >>810
「まぁ、俺も見かけたら連絡するさ。
じゃあなー」
手を振って見送った。
>>811
「これでうまくいけばいいんだがな……
さて、俺はそろそろ寝させて貰うぜ」
エプロンを外し、「STAFF ONLY」と書かれたドアを開ける。
「帰り道には気をつけろよー」
最後に手を軽く振り、ドアの向こうに消えた。
- 813 :名も無き異能都市住民:2009/12/10(木) 02:02:14 ID:PBnIervYO
- >>812
「はーい…みんないこ」
そうしてむきゅむきゅともふもふ神は天井裏へと向かうのであった。
- 814 :緑乃壱瞑助/辻斬り ◆CROSS/.AzE:2009/12/10(木) 20:31:09 ID:HnkBBDEo0
- 「ゆらぁり、と」
路地裏を歩くのは、緑のコートを羽織った青年。
髪の毛も緑色に染め、耳ではボディピアスがジャラジャラと音を立てている。
「だいぶ金も溜まったなー。
今夜はカモネギが大漁だ」
見れば、緑色のコートの裾は汚れている。
酸化した赤……返り血なのだろう。
「久しぶりに新しい茶碗でも買うかね。
この前に骨董品屋で見たやつ、残ってるかなぁ」
ゆらゆらと暢気に路地裏を歩く。
- 815 :――――:2009/12/10(木) 20:41:00 ID:/k2gysHgO
- >>814
同じく路地裏を歩く男が居た。背は170cm半ばほどで、痩躯。
細身の黒いスーツに、ドレスシャツをネクタイ代わりにの黒いストールで締めている。
ぼうと歩いていると言うか、生気に欠けた印象の青年だった。
- 816 :甲/お巡りさん:2009/12/10(木) 20:41:21 ID:KE2UskXwO
- ――ガッ――ヒュ
ふらふら歩く、男の背
そこから聞こえる小さな音と
「―――」
大きく側面からブーツの甲が迫る
「見っけた…辻斬り野郎――!!!」
- 817 :緑乃壱瞑助/辻斬り ◆CROSS/.AzE:2009/12/10(木) 20:47:37 ID:HnkBBDEo0
- >>815
「ううん?
ああ、あれも斬ってこうかなぁ。
茶碗買うとまた生活がアレだし」
ゆらりと向き直り、細身の男へと歩いてゆく。
「金はあるに越した方がいいからねぇ」
……が、
>>816
「ううん?」
緑色の眉をヒソリと寄せる。
「なんだなんだ、大っぴらに闘志なんざ出しやがって」
振り向きなおすのは甲の方向。
「おや、あの格好はさしずめ警察ってとこかい。
あーあーあーめんどくせぇなぁぁああ」
への字に曲げた口から出るのは長い溜息。
あらかた息を吐き出した後、悠々と甲に声をかける。
「どーしたどーしたお巡りさん、そんなに急いでよぉぉお」
- 818 :魁:2009/12/10(木) 20:49:03 ID:Jhlo6zSQO
- 「ふふん、すぐにファブリーズを使うべきだったと後悔するのよ」
血の匂いを嗅ぎ、辿り着いたようだ。
辻斬りは然るべき豚箱に入れられるのは当然と言いあらわれた正義? の味方。
- 819 :甲/お巡りさん:2009/12/10(木) 20:52:50 ID:KE2UskXwO
- >>817
「外道に説く説法はねぇ」
緑之壱が言葉を言い終える前に
「―――終りだ」
低い体勢から振り下ろす
右拳が迫る
- 820 :黒埜漆之&NearDark/暗黒近親:2009/12/10(木) 21:00:02 ID:/k2gysHgO
- >>817>>818>>819
緑之壱に気付いた様子も無く、男は歩いていく。
――が。
「あっれー? 何かくそムカつくヤツのバッドスメルが漂って来たんですが? なにこの悪臭?」
唐突に嘲笑の響きを持った少女の声がして男は立ち止まる。
振り返る男の背後に黒い少女が独り居て。
「アハン? 何か面白いことになってんね?」
魁、甲、緑之壱を見て少女はせせら笑う。
- 821 :緑乃壱瞑助/辻斬り ◆CROSS/.AzE:2009/12/10(木) 21:05:25 ID:HnkBBDEo0
- >>818
「なんだなんだぁ? 今夜はカモだけじゃなくヒーロー様も大漁かぁ
世の中うまくいかねぇようになってんだねぇ
これがギブアンドテイクってやつ?」
のんびりした声で淡々と喋る。
「ファブリーズ? 悪いなぁあ、俺はリセッシュ派だ」
>>819
――ギンッ
甲の拳撃を弾くのは、左手に持つ真鍮の鞘。
「ちょwwww危ねぇwwwwwwwww
いきなり飛ばすなwwwwwwwwwwwww」
耳障りな声でヘラヘラ笑いながらも、目つきが戦闘のそれになってゆく。
「まぁ、俺も説法をハブいてくれるとありがてぇえええぜ
なんせ、この生き方を変えるつもりはねぇえからなぁあ」
>>820
「あっはっは。言ってくれんなぁあお嬢ちゃん」
ニアダークの言葉を一笑で返し、やれやれと首を振る。
しかし頭の中は別の思考で一杯であった。
(気配は一つだったはず……俺が気付かないとは、あの少女……ナニモンだぁ?)
- 822 :甲/お巡りさん:2009/12/10(木) 21:11:15 ID:BgHsshQk0
- >>820
「―――あ?」
唐突
感じた気配に
「(―――再遭遇…早すぎるぞドチクショウ…!!!!?)」
>>821
気配もそぞろになり
振り抜かない拳は容易に真鍮の鞘に弾かれ
反動で後方へ、かなりの距離を開けて離れた
「(………うーむ…頭に昇った血が降りてきた……)」
緑之壱と黒埜が見える位置で静止して
「(……やっべえぞ、この状況)」
能力制限中の男
出せる出力は全開の3割程度
藪蛇どころの騒ぎじゃ無かった
- 823 :魁:2009/12/10(木) 21:12:06 ID:Jhlo6zSQO
- >>820
「……奴は」
鞘から刀剣を抜く。
怒りに染まった瞳はただ少女を見据えて。
「許さない、貴女だけは絶対に」
>>821
「……私はヒーローじゃない」
一度言葉を切り、再び言葉を紡ぐ。
「ヒロインよ」
どうでもよかった。
- 824 :甲/お巡りさん:2009/12/10(木) 21:20:01 ID:BgHsshQk0
- >>823
「……魁」
因縁めいた気配を、魁と暗黒の少女との間に感じる
「制するぞ」
激励の言葉は一言
自分の身体がどうとか言ってられない
目の前の相手は、決してこのまま放っておいて良い奴等じゃない
メガネに手を掛け、静かに外す
螺旋の力に火を入れた
- 825 :黒埜漆之&NearDark/暗黒近親:2009/12/10(木) 21:21:49 ID:/k2gysHgO
- 「やるのか」
「さーねー? まああの刀使いに期待? 共倒れが理想的な? んで漁夫の利を漁る的な?」
「やる理由がない……」
「まーまー、良いじゃないの」
黒い青年に対して黒い少女は笑いかけ、視線を緑之壱に向ける。
>>821
「まー頑張ってよおにーちゃん。出来れば二人と相討ちになって!」
明確な嘲笑を浮かべて腕をぐるぐる。
「私、一生懸命応援するから! フレー! フレー! み・ん・な・し・ね!」
>>822
「お久しお久しー? 一日千秋な感じで待ってたよ!」
黒い少女が悪意を含んで楽しげに笑い、青年は平坦な表情で甲を見る。
特に言う事もない、と表すように。
「ほら! 早く! 早く死ね!」
或いは瀕死でも良いよ! あ、やっぱ面倒だから早く死ね! もーうなにやってんの!?」
楽しげに楽しげに、悪意を多分に含んだ言葉を吐く。
>>823
「はぁ?」
黒い少女は怒気の視線をせせら笑って吐き捨てて。
「え? 許さない? フーン? で? なに? どうすんの? ひんひん泣いて助けを求める?」
えぐえぐと泣く真似をして。
「ウェーンママァー助けてーってさあ!?
残念お前のママは今頃間男と楽しくやってんよ! ァン、だめ、いくぅー! ってさ!?」
独り芝居を続け、少女は腹を抱えて笑いだす。
「いっはっはっはっはは! はあーお腹いてー! マジ笑い死ぬゥー……
……で、あんた何で生きてんの? 前々から死ねよって言ってたじゃん。
脳ミソトコロテンなのお前? 早く死ねよ」
- 826 :緑乃壱瞑助/辻斬り ◆CROSS/.AzE:2009/12/10(木) 21:28:11 ID:HnkBBDEo0
- >>822
「……へぇ」
甲の視線を追い、状況を把握する。
「どーしたどーした? 逮捕しないのかいアンちゃんよぉお?」
ヘイヘイと腰を落として手を招き挑発。
しかし、足は徐々にジリジリと後退を始める。
(こんな街で警察やってんだ……それなりの戦闘力はある筈だぜぇ。
そんな奴と戦ってられっか。弱い奴だけ狩って金目のものを得るのが辻斬りなんだよ!)
額には、冷や汗。
>>823
「あ、そぉーっすか」
心底どうでもいいらしい。
白けた目で魁を見る。
「んー、俺目的に来たらしいのはわかるんだが、なーんか剣を向ける相手が違くね?」
「つーか。 あれ? 俺もしかして空気?」
>>824
「うわこのガキむっかつくぅーう♪」
しかしやっぱりヘラヘラ笑う。
「悪いね嬢ちゃん。辻斬りってのは何より逃げ足だけは速かったりするんだぜ?
ちなみに俺は面倒ごとになりそうなので逃げるとすっぜ」
ゆらぁりと振り向き、そして、
「あばよオメェえら! 仲良くやってな!!」
跳躍。
ダンッと地を蹴り、電柱を蹴り、そして窓ガラスを割って建物の中へ。
そのまま闇に紛れて逃げていってしまった。
- 827 :魁:2009/12/10(木) 21:33:35 ID:Jhlo6zSQO
- >>824
「わかってるわ」
刃を指でなぞり、そんなことをすれば、指が切れてしまうのだが。
案の定血は出たが、にやりと笑みを浮かべた。切れ味は良好だと確認し、つい笑みが零れたのだ。
>>825
「本当に、よかった。
ついに貴女を刻む日が来るのかと思ったら、もうカラダの底からぞくぞくしちゃったのよ」
剣を持つ手は震え、汗は額から流れ落ちる。
内心、恐怖を抱いていたのだ。
>>826
「あ……!!」
こら待て逃げるな、と言うが姿は闇へ。
少女に目を奪われていたことが失敗だった。
- 828 :甲/お巡りさん:2009/12/10(木) 21:35:00 ID:BgHsshQk0
- >>825
「(あー…チクショウ毒電波女ァ…!!!)」
ギリギリギリと歯軋り
割と我慢強い方では無いのであった
力めば傷も、開いてくる
>>826
「……ち」
辻斬り野郎の噂は知っている
正面切って戦う相手では無い事も
だから一足で間合いを詰めて仕留めるべきだった
距離を開けた、開けてしまった
という事は
「ヤロウ…!」
逃げる隙を与えてしまった事と同義
- 829 :黒埜漆之&NearDark/暗黒近親:2009/12/10(木) 21:42:34 ID:/k2gysHgO
- >>826
「え、ちょ、ええマジで? か弱いガールを残して逃げるとかマジどんだけだし」
「逃げた……」
唐突に逃げ出した辻斬りに少女は罵詈雑言を投げ、青年は呟き、やれやれと肩を竦めた。
ついで、ふぅと息を吐く。
「面倒だ……」
甲と、魁を見て。
>>827
「あっそ。震えてんじゃん? パパは呼ばないの? まあ良いけど。あ、でもさぁ……」
黒埜がす、と半身になり、黒い少女はそれに応じるように黒埜の前に出た。
「お前頭悪いねぇ。刻むのはどう考えても私なんだけど?
刻んでウンチと一緒に便器に流してやるよ」
ぎゅるり、と少女の周囲の空間に何かが渦巻き凝縮し、じゃらりと音を立て無数の剣を構築する。
――――戦闘姿勢。
>>828
「あーもうちょっと? 話聞いてる? ミミクソ詰まってる?」
困った子供を見るような視線。
無論、意識したものだろう。
「きーこーえーてーまーすかー? きこえーてたら早く死んでくんないー?
空気がねーちょっと汚れちゃうからさー? ね? ほら早く、お願いしますからー」
悪意だけを込めて、怒りの沸く様を見て笑い紡ぐ罵詈雑言。
- 830 :甲/お巡りさん:2009/12/10(木) 21:48:44 ID:BgHsshQk0
- >>827>>829
「(はてさて…面倒な事になったぞオイ…)」
「……」
罵詈雑言も、聞き続けてるとだんだん慣れて…
「ド・やかしいぞボォオオケェエええエエエエエエ!!!!!」
来る訳がねえ
怒髪天を突く
染まる紅蓮は怒りの赤
「魁ぇ!!―――…先に仕掛けるぞ」
低く疾走
生えた剣の切っ先の全てを眼で追いつつ迫る
- 831 :魁:2009/12/10(木) 21:55:10 ID:Jhlo6zSQO
- >>829ー830
「今度は負けない。
全身を何度貫かれようが、立ち上がってみせる」
剣に力を込める。赤い光と緑の光が二重螺旋を描く。
それは炎と風の協奏曲。剣の軍勢を見据え、甲に続いて接近する。
- 832 :黒埜漆之&NearDark/暗黒近親:2009/12/10(木) 21:57:22 ID:/k2gysHgO
- >>830>>831
「ああん私怖いわー助け、」
ざらりざらりと剣が増え、増え、増えて。
「てェー!」
それは打ち放たれるのではなく、“伸びる”。
柄も刀身も並程度のものだった。
だが今黒の剣は少女と青年の周囲に滞空したままに、その刀身だけを槍を突く速度で伸ばす。
甲、魁の両者に向けて、その身を貫かんとばかりに剣の鋭い鋒が伸びる。
- 833 :甲/お巡りさん:2009/12/10(木) 22:02:47 ID:BgHsshQk0
- >>832
「―――ふぅー…ッ!!!」
地を蹴る
前方宙返りの様なその姿勢で伸びる槍をかわし
着地するのは
「……行くぞ」
槍の刀身
―――ザキュッ
次いで蹴る
伸びた刃に沿うように本体へと滑る様に跳び
「―――」
中空で回し蹴りを放った
- 834 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/10(木) 22:03:17 ID:giOZn36M0
- ククク……あの阿呆共、街中でよくやる……
おまけに僕の上司までやる気とは…まったく、火に油もいいところじゃないか。
【黒衣を身に纏い、ビルの上で戦闘態勢の3人を見ている】
【その様子は好奇心故の野次馬か……或いは、羨望の眼差しで見る殺人者】
【普段の酒による頬の赤みは無く、白い肌は真に冷たく光る】
【ぎらりと血の色に染めた眼も、光る】
- 835 :魁:2009/12/10(木) 22:06:33 ID:Jhlo6zSQO
- >>832
「それなら」
剣を横凪ぎに振るう。
すると刀剣が纏っていた属性が離れる。
よりしろをなくした属性は爆炎の嵐となり吹き荒れ、刀剣の軍勢と拮抗しようと試みる。
- 836 :黒埜漆之&NearDark/暗黒近親:2009/12/10(木) 22:15:33 ID:/k2gysHgO
- >>833
「あまりやり合いたくない……」
黒い少女の後ろに控えていた青年がフラットな表情で、跳躍する甲を見て素早く左手を掲げる。
瞬間、その手の中に黒いナニカが凝縮して長槍となり、黒埜はそれを握って甲めがけ投擲。
しかしそれは甲を貫きはしないだろう。
なぜならそれは、
――――爆ぜたから。
それは手榴弾と同じように、黒い破片を弾丸宛らの速度で甲に向けて撒き散らす。
>>835
「げ」
黒い少女が舌を出す。爆炎に黒い剣が飲まれ、それだけではなく黒い少女自身も飲み込もうとして――――
「はい残念!」
しかし黒い剣達は形を変えた。全てが集まり、融合し、ぐにゃぐにゃと形を変えて巨大な盾になって爆炎を防ぐ。
「&、バツゲーム!」
黒い少女の声と同時、巨大な黒い盾が巨人の拳のように、魁を打ち据えんと突進。
>>834
甲に向けて槍を投擲した青年が、ちらりと虎姫の居る方向を見た。
平坦な表情。
――そしてそれだけ。黒い青年は視線を戻す。
- 837 :甲/お巡りさん:2009/12/10(木) 22:25:14 ID:BgHsshQk0
- >>836
「舐ッめんな!!」
突き出した右足のブーツが黒色に変化
爆風、それと同時に遅い来る鉄片が
突き出した脚部の生み出した不可視の壁に阻まれる
そこを踏み台に―――再跳躍
爆煙が覆い、辺りを包むが
左眼の螺旋は敵を見失わない
位置するは二人の頭上
月をバックに、踵を振り上げる
「―――"月落"、ブッ潰れろォオオオ!!!!!」
落下しながら一回転黒いブーツが月の如く弧を描き
大気を抉り飛ばす勢いで踵落しが降り掛かる!
- 838 :魁:2009/12/10(木) 22:28:28 ID:Jhlo6zSQO
- >>834
目が血走っている女性がいる。
この戦いを待ち望んでいた……そう取れても仕方がないほどに。
>>836
「逃げない」
彼女は絶対に逃げない。どんな攻撃が来ようが、力の限り応対する。
いや、力でねじ伏せなければ、彼女はきっと満足できない。
彼女は力の限り、漆黒の盾に対して拳を放つ。血は吹き出してしまうが、止めることはできるのだろうか。
- 839 :黒埜漆之&NearDark/暗黒近親:2009/12/10(木) 22:35:39 ID:/k2gysHgO
- >>837
「っ、」
左手の周囲に黒い粒子がぎゅるりと渦巻き凝縮。一瞬の内に編み上げられたのは黒い盾。
黒埜は言葉こそ紡がぬものの軽い緊張をその身に走らせ、盾を構えて甲の一撃を受け止める。
ぎしり、と強烈に盾が押される感覚に歯をくいしばり、また盾の形状が変わる。
――――盾から、長い刺が甲の首に向かって鋭く伸びる。
>>838
吸血鬼の腕力で巨大な盾は押し留められる。
――が。
「こちら二号! アターック! あっはははは!」
ずるりと盾の上部から黒い少女の上半身が“生えた”。
無論、黒埜の傍らにも、少女は居る。
盾から生えた少女の上半身は黒い剣を、
「ヘイ野菜! お前の体から飛び散る、」
携えて、
「トゥメイトォゥジュー――ッス!」
振り降ろす。
- 840 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/10(木) 22:37:08 ID:giOZn36M0
- >>836
ヒュウ。なんとも僕に似てる。
彼は少し見ておくかな……。
【屋上のへりに腰掛け、コンクリートを抜刀術で小さく切り出し手に持って削り始める】
【物見遊山ついでの手慰みだ】
>>838
こっちもまた興味深いね……特に刀剣使いなら、見ない手は無い。
たまにちょっかいかけるのも……また面白い舞台になりそうだ……ククッ…。
【がりがりと手元のコンクリートを削る】
- 841 :衣宮 凜 ◆X7kkkkkkkk:2009/12/10(木) 22:40:50 ID:AflVgHpM0
- 「やあやあー!名前も顔も声すら知らぬ皆々さまへ。
わたくしことリン様々のお達しですわよー」
ぺたぺた。若しくは、ひたひた。
素足であることを意図せぬ内に周囲へ伝える足音を引き連れ、
彼女は間抜けな声を上げながらやってきた。
「ちょいちょいうるせぇですわー……。まあ賑やかなのは好きだけど?
でもあんまうるさ過ぎると寝れないんれす。困った困った。
しかもあんたらあれよ。トゥーフィーバーで寝床壊しそうじゃん?」
言うなれば、鴉の群れに単身突っ込む椋鳥。
騒ぐことだけが得意な割に、彼女の声は嗄れていた。
異彩を放つ浮浪者ルック。
薄汚れた茶色のコートと、埃と垢に塗れた肌、そして例外的に蒼く煌く瞳と髪。
それだけが彼女の外見の、全てだった。
- 842 :魁:2009/12/10(木) 22:48:59 ID:Jhlo6zSQO
- >>839
「しま――」
必死に体を逸らすが、間に合わず彼女の左肩を切り裂かれてしまう。
まだ繋がっていることを把握すると、安心することをよしとせずすかさず左腕を盾から派生した少女の胸を穿とうとする。
>>841
荒れ狂う吸血鬼がそこにいる。
左肩は肩当てごと切り裂かれ、血の匂いを漂わせている。
- 843 :甲/お巡りさん:2009/12/10(木) 22:54:18 ID:KE2UskXwO
- >>839
押さえられた
「――ぬ、う…ッ!!!」
もう一押しを押し込めず
捻る身体
首筋を抉る刺突に鮮血が舞う
中空を転がる様に落ち
地面に着地
首を押さえて相手を追う
「(――前回からの消耗が…全く見えねぇ…長引くと…やられる)」
地を蹴り移動
体勢を立て直す
>>840>>841
焦りの色と尋常ならざる疲労が浮かぶ顔に余裕は無い
目の前の事称への対処で限界であった
- 844 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/10(木) 23:01:28 ID:giOZn36M0
- >>841
ウッククク……お酒でも入っていれば…口笛の一つも吹くところか……
【そう口の中で呟くと、大した緊張も無くビルから落下】
【無駄のない動きで、さも重力や速度がその瞬間だけ0になったようにあっけなく着地】
こっちへ来ると善い…。彼らはどうやら、斬り合いに夢中のようだから……ククッ
>>843
クックック……おやおや…大丈夫だろうかね? 僕の上司サマは…クク…
【目を細め、首をすくめてその様子を見ている】
- 845 :黒埜漆之&NearDark/暗黒近親:2009/12/10(木) 23:01:30 ID:/k2gysHgO
- >>840
どこまでもフラットな表情。感情の起伏は恐らく持たない。
痛みに顔を歪めても傷を治癒して安堵の色を浮かべても、喜びも悲しみも有り得ない。
絶望も無い。
ただ、デタッチメント。流れるような平坦。
>>841
黒い少女がちらりとそちらを見て、
「永眠すればオッケィ!」
ひたひたと歩いて現れた浮浪者らしき人物に向けて、
「グッナイグッバイはよ死ねや」
黒い槍を投擲する。
>>842
「うげあ! 痛いよ! ママ! 痛いよォ! ……ぷっ」
黒い少女は腹を貫かれる。――だがそこに焦りなど存在せず、その体には血も骨も膓も無い。
肉の感触を持つ黒い泥を殴ったような。そうな感覚。
「ぶは! っははははははは――――!」
盾から生えた少女は笑う。剣を捨て、魁を捕らえようと手を伸ばし、
そして三人目の少女の上半身が盾から生える。同じく剣を携えて。
「「バーカ」」
目を見開いて笑う二人。一人は魁を捕らえようとし、もう一人は魁に向けて剣を振るう。
>>843
甲の黒埜漆之に対する推察は、今の所その全てが当たっている。
以前のも含めて。
黒い青年は深追いはせず、左手を甲に向ける。
――――黒い左手を。
ぎゅるり、と再び黒い粒子が集まり凝縮、そしてひゅわんと風切り音。
放たれるのは数発の黒い弾丸。深追いはしないが、追撃が甲を襲う。
- 846 :魁:2009/12/10(木) 23:09:46 ID:Jhlo6zSQO
- >>845
魁に迷ってる暇などなかった。
すかさず地面を蹴り、前方へ宙返り。
これで拘束しようとする攻撃は対処でき、そして。
「ふふん、物騒な得物は、破壊するに限る」
前宙によって攻撃力を増した剣が、攻撃の根源たる盾を狙う。
- 847 :甲/お巡りさん:2009/12/10(木) 23:15:33 ID:BgHsshQk0
- >>844
「はぁ…!ぜ、はッ…!!」
じわり、とダウンジャケットの内に着たシャツに血が滲んで来た
前回の戦闘から日が浅く
抉り取られた様な左肩の傷は全く癒えてはいなかった
失血による消耗、それに伴う酸素欠乏
「(……目の前が、チカチカしてきやがった)」
>>845
「(―――…見抜かれてるな、クソが)」
足を止めず、様子を見る
追撃も遠距離
こちらの動きに合わせる事はしてくれない
段差に蹴躓き
「―――がッ!?は…!」
ダウンジャケットの腹部が弾丸により弾け飛ぶ
地面の上に血痕が落ちて
動く甲の足取りも重くなる
- 848 :衣宮 凜 ◆X7kkkkkkkk:2009/12/10(木) 23:24:29 ID:AflVgHpM0
- >>844
降りてきた虎姫さんに視線を遣り、彼女はふざけたように言う。
「ん?斬り合い?
ばっさりぐわーやられたーおのれきさん許すまじー的な?
エクスカリバァーーー!!!ツバメ返しッ!!!!!的な?
怖ーっ!!!!!むっちゃこーわーぁー!!!!!
がくがくぶるぶるにゃーにゃにゃーが止まらんぜよ!!」
大仰に肩を竦め、片手を腰元に向かわせながら彼女は溜め息を吐く。
「でも楽しそうだよ?ジョニーたん」
>>842>>843>>845
「ぐへへ」
自分に向かい飛んでくる槍を見て彼女は一つ、下賎な笑いを洩らした。
一閃、茶色い染みや、埃や煤。
数々の汚れを身に纏う包帯でぐるぐる巻きにされた刀が地面と平行に振るわれる。
「微妙に洒落てるけど三点だな!!
お前の駄洒落にはコシが足りん!!ライ麦畑からやり直して来て!!そして私を抱き締めて!!!」
振ったと同時跳躍を一つ。
自身の一太刀の結果に気を払わず、彼女は前へと踏み出した。
- 849 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/10(木) 23:28:24 ID:giOZn36M0
- >>845
……ククッ……これは…珍しい……。
人間離れしている点で、『俺』とは似ても似つかん……『私』とも違う…
ということは…クックッ……そうか。奴は『僕』に似てるのか。
奇怪な人間もいたものだ……クククハ……!
【血ぬられた眼を見開きながら】
【肩を震わせ、口を三日月型に歪めて笑っている】
>>847
ヒューウ♪
【甲に向かって高らかに口笛を吹く】
…なんだ、調子が悪いのか? それとも、元々その程度か……? クックク…
【普段の挑発的とは違う、他者を即物的に見定める不敵な面持ち】
>>848
クク……! ああ、実に楽しそうだ……!
『君も』、ね。
【帽子の唾を右手で押し上げ、ぺろり、と舌を出す】
行ってくると善い。そして剣を振るうといい……誰も止まる気はないだろうしね…。
ウッククク……!
- 850 :黒埜漆之&NearDark/暗黒近親:2009/12/10(木) 23:34:38 ID:/k2gysHgO
- >>846
ずぶりと盾が両断されて――だが、それだけだった。
「私を一部を捕まえて」
「得物だなんて失礼な」
「こりゃ許せないねぇ?」
両断された黒い盾は蠢き、黒い少女の体を形成する。
ニヤニヤ、ニヤニヤ。悪意に満ちた笑みを浮かべる少女が三人、魁の前に立っていて。
「で?」
「次は?」
「何をするの?」
黒埜の隣に立つ少女だけは、何も言わずにニヤニヤと笑って魁を見ていた。
>>847
特段の感慨も見せずに黒埜は甲を見て、銃撃の威力を増す。
甲に向けて伸ばした腕、黒い掌の前で渦巻く黒い螺旋から、絶えず黒い矢が甲に向けて放たれ続ける。
「チャーンス!」
黒埜の隣に控える黒い少女が笑い、その腕が空に向けて黒い塊を放る。
――それがぐにゃりと形を変える。放り投げられた塊は空中で巨大な斧を携えた黒い少女となり――――
「デーッド」
落下しながら大斧を、
「エェェ――――ンドッッ!」
甲に向けて振り降ろす。
>>848
がぃんと弾かれた黒い槍、それは中空で形を変える。
――今この場に居る四人の黒い少女。
「いやんなにこいつマジキショーイ!」
それが、五人となる。
中空に弾かれた槍は五人目の黒い少女となり、彼女はいくつかの黒い槍を自身の周囲に生み出し滞空させて――――
「気持ち悪いヤツは?」
「貫き殺してあげようねっ!」
二人の黒い少女が会話をし、中空に居る黒い少女が頷いて。
凜に向けて、無数の黒い槍が降り注いだ。
>>849
さして興味もなさそうな視線。黒埜は虎姫を見る。
「……」
しかしそれだけ。戦闘に参加しないなら楽で良い。
そんな事を考えて、黒埜は甲に矢を放ち続ける。
- 851 :甲/お巡りさん:2009/12/10(木) 23:44:51 ID:BgHsshQk0
- >>849
「……っせぇ、見てるだけなら…金取るぞバカッタレ…」
胃を押し上げて、口の端に血が垂れる
「…まったく、何パターン目よ…?…落ち着かんやっちゃ」
>>850
「やっかましい…なぁ」
―――なす術は、尽きた
黒色の矢はその手足を射抜き、後方に弾けた身体を
大斧の衝撃が更に飛ばす
崩れたビル壁の只中
あらゆる部位から溢れた血溜まりに沈む
- 852 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/10(木) 23:58:25 ID:giOZn36M0
- >>851
……フン、無粋だが……そう言う事なら従ってやろう…
【コートの内側に手を突っ込み、中から札を2枚取り出す】
見物代だ、取っておけ。
【瓦礫の中に放り投げ、腰の刀に手を伸ばす】
野次馬だけの金にしては少々多いが遠慮するな……今日は酒の抜けている分、機嫌がいい…。
>>850
【甲に金を放り投げ、虎姫が前に出る】
……クククッ……!
【ずい、と】
【右足を若干前に、左手を左腰に差した鞘へ添え、右手はだらりと下げ、】
【柄に手を添えないというだけでも不自然だと言うのに、さらに異様なのは】
【上体を『逸らし』……つまり下から振り上げる抜刀の刃に、背筋のバネを利用できない構えで構える出で立ち】
……さぁ、斬り合おうか…?
【かける言葉もそこそこに。】
【濁った血の眼が嬉しそうに歪んだ】
- 853 :衣宮 凜 ◆X7kkkkkkkk:2009/12/11(金) 00:05:49 ID:AflVgHpM0
- >>849
「もし帰ってこれたら……君に伝えたいことがあるんだ」
薄っぺらい言葉を足音代わりに響かせ、跳躍。
一呼吸の間に、彼女はその場から消えていた。
「ぬーすんだバイク走りだつ、いってぇ!!!
この糞野郎誰が私の舌噛んだんだボケ!!!」
喚き散らしながら、飛ぶ。
>>850
「あーあーあー!!!!水乱舞水乱舞ー!!ルールルルー!!!
気分はまるでウォシュレットでござった、思い知れ温水洗浄便座波ーッ!!!!」
四人の黒い少女の内、最寄の一人目掛けて走る彼女の周囲、重力とは正反対に巻き上がる流水。
彼女を守るように現された水の竜巻は、彼女に付き従い、移動していた。
黒い槍達の進路を奪い、尚且つ飲み込む。
「とありあえずあれな!お前ペケ一つぶんよ!!覚えときなガールちゃん!!」
- 854 :黒埜漆之&NearDark/暗黒近親:2009/12/11(金) 00:14:43 ID:/k2gysHgO
- 「……終わらせよう」
「ええーもう? 仕方ないなあ」
黒埜が頭上に手を掲げ、その傍らの黒い少女が地に手を着ける。
――――中空に黒い球体が現れる。
それはばちりばちりと音を立てる、苛烈に過ぎるエネルギーの塊。
それは周囲から黒い粒子を吸い寄せて、徐々に徐々に巨大になっていく。
対する地にも変化があった。この場、戦場である路地裏の中央に黒い空にある物と同じ黒い球体が出現した。
――今の所は、ただそれだけだ。
>>851
「――――ッ、ハハ、ハハハハハハハハハ!
こォンなにあっさり!? あはっあははは! やっと殺した!」
斧を振り降ろした少女は消える。哄笑を放るのは黒埜の傍らにある黒い少女、その本体。
「ハハ、ざまぁ見ろよ。お前はそのままくたばってろよ」
少女の言葉。黒埜はただ無言で甲を見て、視線を他の者に向ける。
黒い少女は空中に浮かぶ黒い球体と、地に現れた同じ黒い球体に視線を行き来させた。
「死体も残さないからさあ!」
>>852
「ヤァーだ。自分の腹でも切ってれば?」
黒い少女が嘲笑を混ぜて言う。その隣の黒埜も口を開いた。
「俺は剣士じゃないよ。それに、」
ぽつん、と黒埜はそれだけ言って、指で空を示す。
「もう終わる」
黒い球体が浮かぶ空。この戦場の中央にも現れた黒い球体。
黒い粒子を周囲から集め、巨大化していく黒い球体。
>>853
ぴくり、と少女の頬が動いた。
「……うっざ……」
心底から吐き出すような言葉。
凜の力に対するものか、その言動に対するものか。
恐らくは、その両方に対するものだろう。
「まあ……」
少女は空を見る。巨大化した黒い球体の浮かぶ空。
「もう、終わるけど?」
余裕を湛えた笑みを浮かべた。
- 855 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/11(金) 00:36:12 ID:giOZn36M0
- >>854
クク……それは演出として劇的だが、それだと観衆が納得しないのでね……。
折角用意してくれたんだ。今は、こちらを優先させてもらおう…クックッ。
【殺気とも無意識ともつかない何かを発散しつつ、頭を振る】
それに、僕も所詮人間……
無抵抗の相手に嬉々として襲いかかれるほど…ククッ、僕は強くない……
【静かに球体を見上げる】
【ぺろりと舌先が薄い唇を舐め、期待に口が歪む】
- 856 :衣宮 凜 ◆X7kkkkkkkk:2009/12/11(金) 00:42:30 ID:AflVgHpM0
- >>854
「ふぇー……」
立ち止まり、見上げた浮浪者溜息を一つ吐いた。
絶望に浸り希望が見えない消沈、
立ち向かう血気に満ち溢れた笑、
彼女が浮かべた表情はそのどちらでもなく、
ただただ眼の前の事象を眼に映すだけの観察者気取りだった。
「でっかい、でかー、でーけすと。三段に活用してくれてやったわー……。
まだまだ大きくなんのかなうーん迷う。どうしよう。
ん?今うざいとか言った?ってか言ったね確実に絶対。
寂しくなるからうざいはやめなさいお姉さんからのお願いだ!!」
徐に、握っていた刀を振り上げ――――-
「よっしゃ方針決定!!やること決まったら私は一気に早くなるぜー?だぜだぜ!!」
――――呑み込んだ。
包帯に巻かれた切っ先から口の中に入れ、
噛み砕いて、咀嚼して、また噛み砕いて咀嚼して、
間違いなく、彼女は自身の刀を食べていた。
- 857 :黒埜漆之&NearDark/暗黒近親:2009/12/11(金) 00:52:57 ID:/k2gysHgO
- >>855>>856
「……物好きだ」
黒埜が虎姫に呟き、
「間に合えば良いねぇ? 間に合わなくても大丈夫大丈夫。おーっきなお墓が出来るからさあ!」
黒い少女が凜を嘲笑う。
空に在る黒い球体。大きさは直径10メートル程か。
……直径10メートルもの大きさの、何らかのエネルギーの塊。
それが、徐々に降りてくる。少しずつ、少しずつ、ゆっくりと。
それと同時に地上の球体も浮き上がる。空中のそれより小さいものの――それもまた力の塊。
二つの球体はそれぞれがそれぞれに向けて進む。
黒い球体がぶつかり合う。
「――――“Conflax”」
――――力の、衝合。
互いを潰し合う黒い球体。周囲に強烈な黒い衝撃波を放射しながら一つになっていく。
廃ビルが崩壊する。アスファルトが崩れ去る。轟音は止まず、軈て。
黒い光がその場を包んだ。
- 858 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/11(金) 01:10:27 ID:giOZn36M0
- >>857
よく言われる。
【優しく、照れくさそうに微笑んだのはほんの一瞬】
――ククハハハッ……!!
【左手首をぐりんと回し、鞘の中の刃を上に向ける】
【緩いベルトで帯刀しているから出来る瞬時な方向転換により、軌道は『斬り上げる』から『斬り降ろす』へ】
【そして振られる抜刀の】
キィンッ! キキシュゥィィィィイイイイイッ!
【連続した金属の擦れる音。しかし真実は何度も繰り返される抜刀と納刀の音】
【それによって出来た黒い半透明の壁が、衝撃波を無効化し飲みこんでいく】
僕の『剣気』とは、コンマ0.00001秒内に数回のタイムリープを繰り返すソレを指す。
【ついに刃を納め、静かにそう呟いても壁は消えない】
普段はソレを押し固めて硬化させるが、斬る時、もしくは無意識攻撃に関してのみ
タイムリープに逆らわず、敵の攻撃を過去に送る……ククッ、久々に使ったものだ……。
【黒が辺りを飲み込むにも関わらず、うすら笑いを浮かべ踵を返す】
さようなら。君たちはなかなか楽しい人だったが……僕の求める概念ではない。ククッ……!
【それだけ呟いて、彼女は高速で何処かへ行ってしまった】
- 859 :名も無き異能都市住民:2009/12/11(金) 01:17:25 ID:/k2gysHgO
- そこには粉塵だけが立ち込めていた。
粉塵だけ。
他の何もかもが、今は一つも見えはしなかった。
- 860 :衣宮 凜 ◆X7kkkkkkkk:2009/12/11(金) 06:58:06 ID:AflVgHpM0
- >>859
視界が良好となった暁に、二人が手に入れるものは一枚のトランプ。
クローバーの3のカードのみが、彼女の立っていた場所に落ちていた。
そこから幾らか離れた路地裏。
「くっそぉ…………あんちきしょう……だからこんな街嫌だって言ったんだ。
化け物だらけじゃないか……ちくしょお……」
ずる、ずる、と体を引き摺り壁にもたれる濡れ鼠な浮浪者がいた。
中:ごめんよ……案の上書いてる途中で寝落ちたず……ごめんなさい
- 861 :銃寺森クロス ◆CROSS/.AzE:2009/12/11(金) 13:29:59 ID:E4Ka56rgO
- 雨が、降っていた。
「…………」
手には紅い傘を持ち、足元を見下ろす。
ブーツを汚していた赤い液体は、空から降り注ぐ水によって徐々に洗い流されてゆく。
「……なんてザマだよ」
吐く息は白い。
着る服は紅い。
足元は赤い。
「ちぃ、胸糞悪ぃ」
携帯を取り出し番号を押す。
呼ぶのはもちろん救急車。
「こんな下らないことで貸しなんて作れるかよ」
そう言うと、救急車が来る前にその場を後にする。
「死ぬんじゃねぇぞ……馬鹿野郎」
最後、横たわる甲に向かって呟き、雨の中を歩いて去っていった。
- 862 :名も無き異能都市住民:2009/12/11(金) 15:46:45 ID:j5qe.f3Q0
- 【都市立病院・集中治療室】
緊急で運ばれて来た男の手当てを医師達は続ける
瀕死、そう呼ぶにもおこがましい程の死に近い状況
患者の着ていた服や、付着した血痕等、その姿からはそう"推察された"
推察、という曖昧な表現を用いたのは
到着した段階で患者の男の傷はその殆どが瘡蓋の様な蚯蚓腫れの様な
その様な"内側から埋めるように現れた肉"で塞がれていたからで
特異体質の患者を受け入れることも少なくない救命の医局員達ですら
その「無傷の重症人」には首を捻った
自己再生能力者(リジェネーター)
不死者(アンデッドマン)
今まで見てきたそれらの類とも違う特異な再生を行っていた
胎動を感じるのは主に男の左目
そして、ここだけは埋まる事の無い胸の大きな傷――その、奥
静かに目を伏せる男の顔は
このまま二度と目を覚まさないのでは無いかと想起させ
医師達の長い戦いが幕を開けようと――――――
「……あんの」
「は?」
「クサレスカシ野郎&イカレ毒電波女ァアアアアアアアアアア!!!!」
「ぎゃーーーー!!!!?」
―――した所で幕を閉じた
患者が勢い良く治療台から全裸で飛び起きた
盛り上がった傷跡を黄金の粒子が覆い
剥がれ落ちるように傷であった痕跡は消えて行く
そして
「あんチクショウ共めぇええ…次ぶつかったら俺のドリルでけちょんけちょんに――――あ…」
貧血で倒れた
「医局長ぉおおおおおおおおう!!!!」
以上、パニック状態の救命病棟よりお伝えしました
- 863 :魁:2009/12/11(金) 19:27:41 ID:Jhlo6zSQO
- 雨が降り注ぐ裏路地を、手負いの女性は刀を杖にし歩いている。
肩に受けた傷を雨粒が舐め、苦悶の表情を浮かべていた。
あの戦いはどうなったのだろう、彼女はしきりにそのことを考える。
いつの間にか、体は遠くの方へと飛ばされていた。
油断していたのだろう。気を抜いていたのが間違いだったのだろう。
しかしあのとき、意識が朦朧としていたのも事実だった。
やはりレベルが違いすぎるのだろうか、そう思わざるを得なかった。
しかしいつか討てるときが来ることを望み、体を休めるべく彼女は路地の壁に身を傾けた。
- 864 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/12/11(金) 19:42:41 ID:GIib.1dY0
- 「…あう?なんだろなの…このにおいなの」
【大通りを歩いていた少女は微かに流れる血のにおいをかぎ取った】
「『さき』のにおいなの」
【そのまま裏路地に向けて足を運んだ】
- 865 :魁:2009/12/11(金) 19:50:39 ID:Jhlo6zSQO
- >>864
「……」
左肩の傷ついた部位に手を当て、路地で一人たたずんでいた。
吸血鬼の再生能力を過信していたが、この雨――流れる水が回復力を奪っている。
- 866 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/12/11(金) 19:54:52 ID:GIib.1dY0
- >>865
「!」
【ディスは魁を見るが早いか】
しゅるしゅるしゅる
【即座に魁の頭上に包帯をドーム状に展開し、雨避けにした】
「だいじょぶなの?さき。」
【一応自分の上にも雨避けを造っているディスは心配して尋ねる】
- 867 :魁:2009/12/11(金) 20:00:23 ID:Jhlo6zSQO
- >>866
「まあまあってとこ」
先程まで苦痛で顔を歪めていたが、いつものように笑顔を浮かべることができた。そして雨避けはありがたかった。
「負けちゃった……加勢を呼ぶべきだったかな」
- 868 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/12/11(金) 20:04:15 ID:GIib.1dY0
- >>867
「そうなの…」
【ちょっと安心した表情になる】
「だれかとたたかってたの…
そんなにつよかったなの?」
【だが再び心配そうな顔になった】
【ちなみに昨日の騒動中ディスはずっと家で寝ていたため気付かなかった…orz】
- 869 :魁:2009/12/11(金) 20:09:31 ID:Jhlo6zSQO
- >>868
「誰と? ……斬っても斬っても倒せない、まるで闇のような存在」
彼女にとってトラウマのような存在だった。
全身を数多の剣――あれは壁と表現したほうがただしいかもしれないけれど――押し潰されたことがあったから。
- 870 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/12/11(金) 20:14:22 ID:GIib.1dY0
- >>869
「あう〜…こわいなの…」
【恐ろしがっている少女】
「ひとりだとかてないかもしれないの…みんなといっしょじゃないとなの」
【ディスはそれに近しい人物を知っているが…そちらのほうは知らなかったらしい】
- 871 :魁:2009/12/11(金) 20:25:59 ID:Jhlo6zSQO
- >>870
「そうね、今度は力を合わせて戦いましょう」
逆に考えれば、力を合わせなければ倒せない。
それどころか倒せるかも怪しかった。
かつて対峙したときも、数人がかりで挑んだものだが、ことごとく退けられた。
恐いのだ……あの闇そのものが。
- 872 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/12/11(金) 20:29:42 ID:GIib.1dY0
- >>871
「うん、きおつけないといけないの」
【大きくうなずいた。恐怖のようなものがディスに伝わったかのように】
「もうけがなおったかなの…」
【ちょっとだけ魁の顔を覗く】
- 873 :魁:2009/12/11(金) 20:35:57 ID:Jhlo6zSQO
- >>872
「怪我は……だいぶ良くなったわ」
傷はみるみるうちに回復していき、ついに肌から赤黒い色が消えた。
月が出ていれば、回復が早かったのだが……
- 874 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/12/11(金) 20:39:14 ID:GIib.1dY0
- >>873
「あうー・・よかったなの」
【回復した肌を見てほっと一息ついた】
「…きおつけてなの。ほかにもこうげきするひとがいるからなの…
よるはこわいなの…」
【だが魁の怪我が心配だったらしく、不安そうに言葉をつづけた】
- 875 :魁:2009/12/11(金) 20:44:54 ID:Jhlo6zSQO
- >>874
「大丈夫よ。それに、誰かを護るって決めたから、怪我なんて覚悟してる」
早く戻って指揮を取らないと、と職務を思い出した。
魁はディスに今一度礼を言い、夜の街を駆け出していった。
// ごはんー
- 876 :ディス/騎士見習い少女 ◆My6NsjkSfM:2009/12/11(金) 20:48:20 ID:GIib.1dY0
- >>875
「あう〜…あんまりむりしないでねなの…」
【心配そうに見送って行った】
【が、しばらくして】
グー
「…う〜…そいえばおなかすいてきたなの…
あんしんしたらなの…」
【お腹を押さえながらその場を緊張感なく去って行った】
- 877 :救命病棟24時:2009/12/11(金) 23:02:08 ID:BgHsshQk0
- 【都市立病院救命病棟】
慌てた様子でナースが医局に駆け込んできた
「い、医局長!!ICUのクランケが!!」
血相を変えた様子に、奥に控えた医師が立ち上がる
「く…!やはり重態患者か!どうした!?案の定急変か!!」
白衣を着直し、医局を飛び出そうとする医師
今、救命救急の終わらない戦いが始ま―――――
「あ…いえ、"お粥さんは要らん肉類を寄越せ"と騒ぎ出して…」
「……つまみ出せ」
―――ら無かった
【閑話休題】
―――――――――――
【かくして院外】
「……」
リーズナブルな価格の割りに意外と質の良い事でおなじみ、
"ジャキクロ"で購入した間に合わせの服を着せられ
「…肉…」
緊急搬送→ICUコンボからの退院、最短記録を更新して
甲は街に戻るのであった
- 878 :メルア&アーシア ◆My6NsjkSfM:2009/12/13(日) 00:38:12 ID:GIib.1dY0
- 【ベンチの上でパソコンを開いている銀髪の女性…】
「ディスはどこにいると思います?」
【そう言ってパソコンを見つめるメルア】
≪ん〜。やっぱりご飯があるところだと思うわねぇ〜≫
【パソコンから女性の声がする】
「ですよね〜」
【その言葉を聞いてメルアは微笑んだ】
- 879 :黒沢小百合:2009/12/13(日) 21:40:59 ID:rSRBD9/U0
- 【街】
「かなり長い間寝込んでしまいましたね……
直ぐに今までの状況を把握しないと……」
体調を崩していたためか、
車椅子に乗って街を視察する小百合。
ときおり、手元の資料に目をやっているところをみると
だいぶ処理しなければならない書類や仕事がたまっているようだが
久しぶりに街のようすをこの目で見ておきたかったのだろう。
- 880 :ミレイ:2009/12/14(月) 21:23:35 ID:Jhlo6zSQO
- 福引き。それは夢の大勝負の一つ。
特賞は折り畳み自転車、当たれば高値で売れる。ミレイはもち売ることしか考えてない。
というのも、お金がないからだ。働くことは絶対にない。彼女の性格を考えている。
コトン、と。
玉が転がった、その色は――
――色は白、残念賞のティッシュだ。
(´;ω;`)ブワッ
- 881 :ロザリア・ロートシルト:2009/12/14(月) 21:43:43 ID:rSRBD9/U0
- ミレイが福引を行って、30秒ほど後のこと。
彼女よりほんの1,2人ほど後ろに並んでいた人物の番であろうか。
――カランカラン。
『三等、電動アシスト自転車大当たりでーす!おめでとーございまーす!』
「やったわぁ!電動アシストよぉ。」
うふふ、と年相応の可愛らしい
笑みを浮かべるロザリアであった。
- 882 :ミレイ:2009/12/14(月) 21:48:53 ID:Jhlo6zSQO
- >>881
(´;ω;`)
がしっ!
人の電動アシスト自転車にしがみ付いているミレイちゃん。
教訓はこうだ。たかが福引きに命賭けるべきではない。
- 883 :ロザリア・ロートシルト:2009/12/14(月) 21:54:05 ID:rSRBD9/U0
- >>882
「あら……私に何か御用かしら?
……その手を離して頂きたいのだけれど。」
いきなり持ち物にしがみつかれていい顔をする人物はいない。
ロザリアも眉間にしわを寄せ、嫌そうな顔をしてミレイを見据えた。
- 884 :ミレイ:2009/12/14(月) 21:57:20 ID:Jhlo6zSQO
- >>883
諦めざるを得なかった。
実力で奪うことをすれば、それは彼女の見た悪い奴らと変わらないのだ。
もっとも、そんなことを繰り返してるものだから、良心などが薄れているのであるが。
- 885 :アブリア:2009/12/14(月) 21:59:29 ID:7jE6yumoO
- 福引き。それは夢の大勝負の一つ。
特賞は折り畳み自転車、当たれば高値で売れる。アブリアは――――何を考えているのだろうか。
雑踏の中、偶然拾った券を差し出し(通りかかった男性に持ち上げられながら)カラカラと回す。
コトン、と。
玉が転がった、その色は――
――色は銀、二等賞のロードバイクだ。
カラーンカラーン
「出ましたぁー!二等賞、ロードバイクゥー!」
(´ω`)?
一体何が起きたか分かっていなかった。
- 886 :ロザリア・ロートシルト:2009/12/14(月) 22:05:23 ID:rSRBD9/U0
- >>884
ミレイがそんな考えに埋もれている間にも
ロザリアのイライラは積もっていく。
「ちょっと貴方、私の話を聞いていて?
いい加減に手を離しなさい!」
まだ手を出すようなことはしないが・・・
>>885
「ま、まけた……」
がっくりと肩を落とすロザリア。
しかしロザリア君自転車のらんやろ。
ロザリアがとってもアブリアがとっても
宝の持ち腐れに変わりはない。
- 887 :ミレイ:2009/12/14(月) 22:08:43 ID:Jhlo6zSQO
- >>885
なぜ。なぜ続け様にこうも賞が当たるのか。
彼女は訝しげに当選者たちを見据える。
トリックなど無いのに。彼女はどうやって当てたのか知りたかった。
>>886
手を放すミレイ。
この頃には「神は平等じゃにゃい」などと呟いているのである。
- 888 :アブリア:2009/12/14(月) 22:14:09 ID:7jE6yumoO
- >>886>>887
宝の持ち腐れ、まさに其の通り。
身長が130cmにも満たない小柄な彼女にとってロードバイク等不必要極まりない代物。
ロザリアとミレイの羨望の眼差しを一身に受ける彼女は、店員が持って来たロードバイクを凝視していた。
「…………」
凝視
「あの、お嬢ちゃん……失礼だけど君にはコレ、大きすぎるんじゃないかな……」
「…………」
凝視
「あははは……」
「…………」
凝 視
- 889 :ロザリア・ロートシルト:2009/12/14(月) 22:18:19 ID:rSRBD9/U0
- >>887
やっと手を離したミレイを
ジト目で睨みながら、自転車をぽんぽんとはたいて
ほこりを落とすロザリア。
「そうね、神様は平等なんてありえませんわ。
まぁ、ニンゲンの作り上げた都合の良い神さまなんて私は
信じてなどいませんけれど……」
>>888
「(こういう時はおかし詰め合わせなんかでごまかされたりするのよねぇ……)」
ロザリアも微妙にうらやましそうに凝視!
- 890 :ミレイ:2009/12/14(月) 22:24:53 ID:Jhlo6zSQO
- >>888
「にゃんで私は当たらにゃいのさ!!」
ミレイはミレイで牙をむき出しにし、店員に怒りをぶつけている。
玉の混ぜ方が悪いだのいちゃもんをつけた挙げ句、仕切り直せと言う。もう無理なのに。
>>889
「ぐう……明日からどうやって過ごせばいいのかにゃ。
もうお金もないし、八方塞がりよ」
空腹音が鳴る。
- 891 :アブリア:2009/12/14(月) 22:32:27 ID:7jE6yumoO
- >>889
「お、お嬢ちゃん……。ホラ、お菓子詰め合わせと交換しない? いっぱいお菓子が入ってとってm」
「…………持ち帰る」
店員の笑顔が凍り付いた。聞き間違いではなかろうか。彼は暫くそう考えた後
「チョコレートにクッキーにキャラメルが入って凄く美味s」
「…………持ち帰る」
「………………!!?」
聞き間違い等ではなかった!!!
>>890
「ひぃっ……!!」
目の前には吸血鬼。パンピーな彼は怯えずにはいられなかった。
「そ、そんな事言われてもっ……
ちゃちゃちゃちゃんと玉は混ぜましたよぉ……」
怖くても、マニュアル通り90°のお辞儀を繰り返す。
「…………」
アブさんは依然としてロードバイクを凝視していた。
- 892 :ロザリア・ロートシルト:2009/12/14(月) 22:35:03 ID:rSRBD9/U0
- >>890
「お金があれば一食分のお金くらいは
あげるのですがねぇ……あいにく今は持ち合わせがなくて。」
豪華なドレスを着ているロザリアが言っても嫌味にしか聞こえない
一応、本当の事を言っているのだが……
※ロザリアは昨日もやし(一袋1円で特売日に買った。)で一日すごした
>>891
「……クスクス」
店員の不幸でメシがうまい!
と言わんばかりの表情でいつものクスクス笑い。
ニンゲン嫌いだからって毎度のこと何か器が小さいぞ・・・
- 893 :ミレイ:2009/12/14(月) 22:43:15 ID:Jhlo6zSQO
- >>891
「にゃら私の運が無いと、そう仰るのかにゃ?」
そうそれなら仕方ない、といきなりしょんぼり。
興奮しすぎると能力でこの地域が熱風に包まれるからだ。
少しは大人になったのだろうか。見た目は大人になろうとしているのに。
>>892
ここで閃くミレイのちっぽけな賢い頭脳。
ロザリアの家に忍び込めばお金ゲットのチャンスなのではないか――と。
高価なドレスを着ているのだから、お金持ちに違いない――と。
いきなり路地裏に隠れ、蝙蝠にへんしーん。
ロザリアの後を追う、追跡システムへと早変わり。
// おっふっろー
- 894 :アブリア:2009/12/14(月) 22:49:03 ID:7jE6yumoO
- >>892
「もう今日は最悪だ……」
もう一人の少女にも笑われた。彼は早く帰って冷えたビールが飲みたいと心の中で絶叫。
「で、お嬢ちゃん……持ち帰るったってどうやって……」
ちら、とアブリアに視線を遣ると
コ ッ ペ リ ア
「記憶宿す水人形」
自身の能力名を紡ぐ藍色のドレスを纏った少女の姿。
瞬間、目の前の地面から水が大量に湧き上がった。
「水道管が破裂したああああああ」
もうバイトクビで良いや……彼はそう心の中で(ry)
>>893
「し、知るかああああああ」
自棄気味の咆哮が街を微かに揺らした。
//はいってらー
- 895 :ロザリア・ロートシルト:2009/12/14(月) 22:53:20 ID:rSRBD9/U0
- >>893 >>894
「さあて、いい物も見れたし
そろそろ帰りましょうかね……」
福引所を離れて、おもむろに
近くの喫茶店のドアに近づくロザリア。
そのドアに何かを差し込み、
それを開いたかと思えば……
まるで、開いたドアに吸い込まれるように消えてしまった。
- 896 :アブリア:2009/12/14(月) 23:03:06 ID:7jE6yumoO
- >>895
湧き上がった水は生き物の如く蠢くと、人の形を成した。160cm程の、単純な人型の水。
「…………」
少女はそれを確認すると、くるりと踵を返し、すたすたと歩き去っていく。
そして彼女が生み出した水人形はロードバイクを持ち上げると、主の後を追う様に駆けていった。
「…………なんだったんだ……」
その光景を見届けたバイト君はすっかり腰を抜かしていた。
- 897 :緑乃壱瞑助/辻斬り ◆CROSS/.AzE:2009/12/15(火) 20:20:47 ID:HnkBBDEo0
- 「……ゆらり」
いつもは路地裏で人を切る辻斬り。
しかし今日は珍しく路地裏では無い場所にいた。
そこは……寿司屋ッ!! しかも回らない方の!!
「あー、やっぱうめぇえな。
大将、あと雲丹と赤貝」
『あいよ』
ズズズと緑茶を啜り、ガリをつまむ。
- 898 :緑乃壱瞑助/辻斬り ◆CROSS/.AzE:2009/12/15(火) 21:29:38 ID:HnkBBDEo0
- 『ありがとうござっしたー』
「ふー」
膨れた腹をポシポシ叩き、爪楊枝を咥えて店を出る。
「汚れた金で喰う飯の味にも慣れてきたモンだぜ。
さて、」
見上げる夜空。
月明かりも星の光も、高々と映えるビル郡に遮られている。
今夜も暗くなりそうだ。
「今宵は何人斬れるかねぇ」
足袋状の靴でアスファルトを踏みしめ、路地裏の中に消えていった。
- 899 :衣宮 凜 ◆X7kkkkkkkk:2009/12/15(火) 22:11:21 ID:AflVgHpM0
- >>898
「ようにーちゃん。今あんた、いい気分かい?
因みに私はあんまいー気分じゃないんだけどそこら辺どう思う?
回答時間は三分と二十秒。要するに200秒な、よーいどん!!チッチッチッチッチ」
透き通っているのに舌触りがドロドロなスープを連想させる、独特の声音。
浮浪者風情の女性がそれを持って、チチチチチチと刻を刻見始めた。
暗い路地裏でやけに目立つ、眼鏡越しの蒼い光を放つ瞳と包帯に包まれた頭から下がる水色の髪。
ボロボロのコートから二刀を覘かせるそいつが真っ直ぐに見ていた。
- 900 :緑乃壱瞑助/辻斬り ◆CROSS/.AzE:2009/12/15(火) 22:17:34 ID:HnkBBDEo0
- >>899
「あ、すまん、よく聞いてなかった」
ゆらぁりと揺れながら、あっけらかんと応えた。
- 901 :衣宮 凜 ◆X7kkkkkkkk:2009/12/15(火) 22:24:59 ID:AflVgHpM0
- >>900
「うぇへへへ、別に気にするような話じゃねーし忘れてくれろや。
まあ俺が五秒前に言ったこと覚えてないからっすけど」
照れたように笑い、彼女は視線を壁に移す。
「どうしてももっかい気になるんならもっかい言うぜ?
聞きたいのか聞きたくないのかどっちかね?ん?」
- 902 :緑乃壱瞑助/辻斬り ◆CROSS/.AzE:2009/12/15(火) 22:33:03 ID:HnkBBDEo0
- >>901
「いや、別にもういいぜ。喋るな」
その目が、少し細くなる。
「金目のモノなんて持ってなさそうだが、食後の運動には丁度いい。
……辻斬らせて貰おうか」
仮にも彼は辻斬りだ。
ゾワリと殺意をその身から放ち、衣宮へと歩み寄ってゆく。
- 903 :衣宮 凜 ◆X7kkkkkkkk:2009/12/15(火) 22:44:53 ID:AflVgHpM0
- >>902
「あんた、辻斬るんなら死臭消さにゃ、いつか私みたいなんに見つかるぜ?」
彼女は包帯でぐるぐる巻の刀の柄を握り、笑う。
「此処切り抜けられたら香水でも買いなはれ嬢ちゃん。
お前、臭くて臭くて堪んねぇよ」
ゆらり。
酔っ払いの歩調、彼女の体が左右に揺れる。
- 904 :緑乃壱瞑助/辻斬り ◆CROSS/.AzE:2009/12/15(火) 22:49:59 ID:HnkBBDEo0
- >>903
「くははははははぁあ!! 嬢ちゃんとはまた、馬鹿にされたモンだ!!」
楽しそうに、同じくゆらゆら揺れる。
「しかし確かに臭い消すってのはいい案だ。
てめぇえを斬った後に考察しとくとす…………っぜ!!!」
抜刀。
左手に持つ刀から唐突に刀が抜かれる。
それは人間の限界ギリギリの早業。
常人では刀身すら視認できない速度で抜かれた刃。
しかし……しかし、緑乃壱の立つ場所は、衣宮に斬撃を放つには、あまりにも離れた場所であった。
距離にして12メートル。
斬撃の瞬間に膝を抜いて踏み込み距離を縮めたとしても、まだ遠い。
だが、それでも、
斬撃は確かに、空を引き裂いて衣宮に向かって「飛んできた」
そう、「飛んできた」と形容できる程の、射程距離であった。
- 905 :衣宮 凜 ◆X7kkkkkkkk:2009/12/15(火) 23:06:57 ID:AflVgHpM0
- >>904
不気味、
…………不気味である。
「斬る?殺すの間違えじゃん?じゃんじゃん?
斬ったところで殺せなきゃ、報復に遭って血桜咲かすことになったりならなかったりぃー、するかもかもだ!!!!」
屁理屈をごねる彼女は、あっさりとその斬撃を受け止めた。
〝そういう〟戦闘に慣れている、と言わんばかりのふてぶてしさ、表情は変わらない。
確かに彼女は開始の合図より少し前に握った、包帯巻の刀の峰で受け止めた。
けれど、包帯の中身、硬く、堅く、研ぎ澄まされた刄に触れた感触はなく、
あったのは、止められた、なんて事実だけでしかなかった。
ゆらり、ふわり、と
彼女はまだ揺れる。
「両手で抱える瓶いぃーっぱいのぉーッ!!!!」
叫ぶ彼女が両手で柄を握り、――――
- 906 :緑乃壱瞑助/辻斬り ◆CROSS/.AzE:2009/12/15(火) 23:10:41 ID:HnkBBDEo0
- >>905
――シャコンッ
空中で光を反射した何かが、素早く左手の鞘の中にしまわれる。
「ちぃ……このくらいの奇襲じゃ揺れないか」
踏み込んだ体を建て直し、即座にバックステップ。
距離を保つ。
「厄介な奴みたいだなオイ……こりゃ苦戦になる前に逃げるとするかね」
額には冷や汗が浮き上がる。
- 907 :衣宮 凜 ◆X7kkkkkkkk:2009/12/15(火) 23:31:43 ID:AflVgHpM0
- >>906
――――瞑助さんに向け、駆け出した。
「水ッ!!!それ以上でもそれ以下でもないわ!!!
どこまでもH2Oであれ私が生み出す滝次郎、略してタッキー!!!」
上空――――とは言っても、精々彼女の頭上5メートル程度だけれど――――に展開される魔方陣。
濃紺色の丸と四角だけで形成されたごくごく単純な図形。
瞑助さんと彼女を覆う程度の大きさで陣は描かれた。
「たーんとお飲み!!!pH7だから体に害はなかったらいぃなー!!!」
あたかも、その陣から滝が如く水が降注ぐように彼女は言う。
「行くぜ必殺フォーリンウォーター!!!」
しかし、それははったり。頭上に気を取らせるための法螺。
迫る自分への注意が薄くなるように。
彼女の計ったようになれば、即座、腕は一刀に襲われる。
- 908 :緑乃壱瞑助/辻斬り ◆CROSS/.AzE:2009/12/15(火) 23:43:28 ID:HnkBBDEo0
- >>907
「あ?」
展開される魔方陣。
「ああ?」
あふれ出す水、水、水、
「ぁあああ?」
抜刀。
「蛇流。辻あやし」
一回転目にして回りの水を、剣が振るう時にできる圧のみで吹き飛ばし、
二回点目にして腕に迫る刃を、刀の棟で受け止める。
受け止めた際の反動を利用し、そのまま後方に敢えて吹き飛ばされた。
「悪いな、何があっても敵から目を離すなんてことは、俺達の世界じゃありえねぇえんだ」
びしょぬれの髪の毛を掻き挙げ、ヘラヘラと笑う。
「と、しかし魔術が使える人間か。
分が悪ぃ。退散させてもらうぜ」
ゆらりと影が揺れたと思えば、すぐさま跳躍。
壁を蹴り、低い建物の屋根に上りあがる。
「と、質問の答えだが」
屋根の上から顔を出し、珍しく真顔で答えた。
「二年前からずっと、いい気分で生きたことなんてねぇええよ」
それだけ言い放ち、夜の闇の中に消えてしまった。
- 909 :衣宮 凜 ◆X7kkkkkkkk:2009/12/15(火) 23:48:12 ID:AflVgHpM0
- >>908
「…………次から囲おー」
一人になれば静かになるタイプ。
見送る形になった彼女は小さく呟き、歩き出した。
曇る眼鏡や顔に張り付く髪を無視して、彼女は呟き消えていく。
- 910 :朝宮暁:2009/12/16(水) 20:07:10 ID:/k2gysHgO
- 冬の夜は寒いな。
なんて当たり前の事を考えながら聖夜の足音に沸く街を歩く。
「クリスマス、なぁ」
喧騒に呟きは小さ過ぎ、独り言は独り言のまま白くなって霧散。
「恋人とか、よくわかんねーからなぁ……」
クリスマスに自分が恋人と一緒なんて想像出来ない。
というか、自分が誰かと付き合っているなんて想像出来ない。
非童貞の恋愛童貞曰く、
「好きって何だろうなあ」
- 911 :名も無き異能都市住民:2009/12/16(水) 20:32:01 ID:Jhlo6zSQO
- >>910
轟!! と放たれる何か。
それは明らかに肉を穿つような一撃。
それは――街灯に刺さった。
- 912 :朝宮暁:2009/12/16(水) 20:37:48 ID:/k2gysHgO
- >>911
「うぉっ」
情けない声が封殺仕切れず喉から漏れたが、暁は気にせず街灯に刺さった其れを見る。
「……なんだ、矢文か何かか? あーもう何が起こってんだ」
- 913 :ミレイ:2009/12/16(水) 20:43:57 ID:Jhlo6zSQO
- そこより後方五十メートル。
暗がりには大木があって、少女はそれに対して槍を放っていた。
武器の扱いは素人当然なので、外したとしても不思議ではないし、不自然ではなかった。
で、外した当の本人は、これはまずいと取り乱している。
- 914 :朝宮暁:2009/12/16(水) 20:51:45 ID:/k2gysHgO
- >>913
「槍とか過激すぎんだろ……誰か狙われてんのか」
そこではっとする。誰かに狙われるというなら自分もそうだ。
バレないように巧くやってはいたが、バレる可能性がちょっとでも在るならそれはいつかは露見する。
「ッ……!」
暁は憎々しげに舌打ちをして路地裏へと走り始める。
――――盛大に勘違いをしたままで。
- 915 :ミレイ:2009/12/16(水) 20:58:38 ID:Jhlo6zSQO
- >>914
「あれー、にゃんで逃げていくんだろー」
とても不思議に思っていたが、道理は合っている。
誰でも危険な目に逢えば、ふつう誰だって逃げる。ミレイだってそーする。
どうしよう、としばらく考えていた。
- 916 :朝宮暁:2009/12/16(水) 21:04:15 ID:/k2gysHgO
- >>915
「……」
路地裏に息を潜めて思考する。
恐らくはあの気に食わないフリル野郎の手の者だ。さて、どうする?
「……捕まえる、たってなぁ……」
相手が分からない。探している間にまたズドン、だなんて話にならない。
「……逃げるしかねぇか、畜生」
呟き、路地裏を走る。
盛大に勘違いしたままで。
- 917 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/16(水) 21:09:21 ID:YRnUGKfk0
- >>915
ふいー、今日も楽しいことはねー……
おっ?
【たまたま通りかかった黒コートの女】
【ミレイがうろうろしているのを見て、何か面白そうな匂いを感じたのか】
……なにしとん?
【ニヤけそうな顔を堪えつつ、不思議そうに首を傾げてミレイに声をかける】
- 918 :ミレイ:2009/12/16(水) 21:15:42 ID:Jhlo6zSQO
- >>917
「うんと、うーんと、探偵ごっこ」
題して、逃げていく人影>>916を追い掛けろ!
ミレイは虫眼鏡を使って足跡を追跡することに。何の為に? 念の為に。
- 919 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/16(水) 21:21:39 ID:YRnUGKfk0
- >>918
ほー、面白そうじゃん。
【足跡を眺めつつ腰に手を当てる】
(っつってもガキ同士のオママゴトかー。僕が参加できるモノじゃあ……)
【去ろうとしたところではたと気付く。気になったのは足跡だ】
【子供にしては妙に大きい。虫眼鏡越しじゃなくても、成人男性の足跡くらいの大きさ】
……
【足跡を観察。カカトの部分は砂が蹴り散らされている】
(マジで逃げてる……?)
……ほーーーーー、面白そうじゃん。
参加していい? タンテイゴッコ。
【拳をばきごき鳴らしながらツヤツヤ赤く紅潮した頬を歪めて笑顔を浮かべる】
- 920 :名も無き異能都市住民:2009/12/16(水) 21:23:38 ID:SJhJK2lw0
- 【辺りに乾いた血の匂いがする……】
【そして金属が引きずられる音】
……ぐすっ
【裏路地を歩く姿あり】
【右手には大剣を持ち、左手には人の腕。腰の部分には鎖が巻かれ、尾を引いていた】
【さらに、黒いコートは不自然に赤黒く染まっていた】
僕は、どうすればいいの……僕は……
【その者は涙を流し、裏路地を進んでいた】
- 921 :ミレイ:2009/12/16(水) 21:30:26 ID:Jhlo6zSQO
- >>919
「よーし追い掛けよう。地の果てまで」
追い掛けて捕まえたあとはなぜ逃げたのか尋問し、格好よく事件を解決しよう、とミレイは思った。
はて、事件などないようでなく、ないのだけれど。
彼女はただ、探偵らしくありたかっただけなのだ。
>>920
血の匂いを感じたが……それは何なのだろう。
- 922 :朝宮暁:2009/12/16(水) 21:33:58 ID:/k2gysHgO
- 路地裏に入って暫く。
流石にここまでは追っては来るまいと暁は一息ついていたが。
>>920
(何だこの状況……)
逃げた先、目の前にはまた正しい意味での修羅場。
頭が痛くなる。前門の襲撃者、後門の惨劇。
「…………はあ」
と溜め息をついて。
肚をくくる。
- 923 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/16(水) 21:35:37 ID:YRnUGKfk0
- >>920
……血の匂いだ、やーだねーまったく。
【首をふりふり。呆れた顔で息を吐く】
>>921
ならば追い掛けよう、海の底まで!
【右足、左足と体重をかけてアキレス腱を伸ばしつつ叫ぶ】
(どうせ異能都市なんだし……追いかけるなら)
このくらいしないとッ …!!♪
【瞬間、視線の先の先へ走る、冬のガラス窓に似た冷たい殺気】
【それは向けた先の、恐らくはこの足跡の持ち主へと。】
- 924 :名も無き異能都市住民:2009/12/16(水) 21:40:01 ID:SJhJK2lw0
- >>921>>923
【血の匂いは奥に入る程に強く、キツくなる】
【何かがある事は間違いない】
>>922
……!?
【顔があがり、暁に向けられた瞳。その瞳は怯えているようで】
――様、リオーは…どうすれば……いいの……
【どうやら泣いているようだった】
- 925 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/16(水) 21:43:21 ID:ZejfrKlM0
- 帰り道。
「……アレ、こっちは近道じゃねえのか……」
「って……やーな臭い……」
昨日とあまり変わらない様子の男。
左脇に抱えるのは紙袋。
ただ、違うのは。
「……まずくなるな」ゴクン
咥えているのは肉まんでは無く、パンと言う所。
- 926 :朝宮暁:2009/12/16(水) 21:46:32 ID:/k2gysHgO
- >>923
――ちり、と後頭部に冷えた何かを感じて暁は
「ッ、」
舌打ちを一つ。
襲撃者はどうも追跡して来るつもりらしい。
それも、かなりの手練れが。
>>924
「……あー、どうした?」
少女か少年かも分からないその人物の泣き顔に、暁は困惑しながら言葉を紡いだ。
噎せ反る血臭に辟易するが、危険人物っぽいけど泣いてるヤツを放って逃げるのも格好悪い。
「とりあえず、……あーっと。何で泣いてんだ?」
- 927 :ミレイ:2009/12/16(水) 21:50:20 ID:Jhlo6zSQO
- >>923
「にゃー、にゃー、どこに言ったのかにゃー」
猫のような子は頑張って足跡を追う。
実は駆けっこも苦手なミレイちゃんなのだ。
>>924
血の匂いが、彼女の鼻孔をくすぐる。
そうとも、彼女は吸血鬼で、吸血鬼だから。
>>925
気配はさっきまで一人だった。
しかし今では二人、そして三人へ。
ミレイは少し訝しげであった。
>>926
「はい、見つけたって……あれ、おばけ?」
まだ引きずっているおばけネタ。相手は覚えているのだろうか。
そしてその状況の悲惨さに、ミレイでも思わず息を呑んだ。
- 928 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/16(水) 21:52:48 ID:YRnUGKfk0
- >>924
うーむ、こりゃあ本当に探偵になれるかもね……
気分はよくないけど。
【顎を撫でさすり足跡をたどって歩く】
>>926
プラスチックのネジがー少しサビてるー
流す涙もガソリンのー♪
【小声で歌いつつ接近中。わざと足音も響かせて】
ばーっ!
【そして追いつくが……】
……ありゃ? みんな鬼ごっこ参加者? どうにも多いね、僕らビリッケツだ。
【無表情で首をすくめる】
>>927
なんともー、えー……大丈夫かい? 鼻塞いだ方がいいよ臭いから。
【悪気はないのだが】
- 929 :名も無き異能都市住民:2009/12/16(水) 21:55:34 ID:SJhJK2lw0
- >>925>>927>>928
…………
【右手に異型の大剣、左手に人の腕を持った誰かが居る】
【徐に誰かの腕を口に運ぶと、小指を引きちぎり食べてしまった】
>>926
死にたく、ないの……まだ……
【顔と声での性別判断は難しそうである】
お前、怖い……
【何を嫌がっているのかは解らないが、距離を置いて】
- 930 :朝宮暁:2009/12/16(水) 22:04:59 ID:/k2gysHgO
- >>927
「…………あ?」
見ればいつぞやの吸血鬼。
ついと惨劇を起こしたらしい人物からミレイに視線を向ける。
「てめー何やってんだ? まあ、いいや。……ガキが見るにゃちとアレだ。
とっとと帰んな。ほらUターン」
ミレイが槍を投げた人物だとは思えず、帰れ帰れと手を払う。
>>928
「……あ?」
不機嫌に聞き返すのではなく単に呆然としただけの感嘆符のおまけ。
ミレイと一緒に現れた虎姫の仕草に緊張が緩んだ。殺気の主とは気づかない。
「あー……なに。こいつの知り合い?」
ミレイに向けて顎をしゃくる。
「ならこいつどっかに連れてってくんね? この状況だしよ」
>>929
再び眼前の人物に視線を戻す。せめて年齢くらいは推し量りたいが、と目を細めて。
「……ん? いやいや待て待て。怖いのはお前だっつの。……あーハイハイ。うん」
何やら独りで納得。手を挙げる。小指を食べてるのをグロいなあ、なんて思いつつ。
「ほれ、何も持ってねーぜ。丸腰だ。あ、なんなら俺もちと離れるか」
言いながら一歩後ろに下がる。
「これで怖くねーべ? ……んで、死にたくなくて泣いてんのか?」
- 931 :ミレイ:2009/12/16(水) 22:09:31 ID:Jhlo6zSQO
- >>928
「う……うん、全面的に同意するよ」
口で吸って、口で吐いて。
嗅覚に支障が出ないように口で息をしていた。
>>929
「にゃああ……これは事件にゃのかしら」
事件は大歓迎と言いかねない。
>>930
「嫌だよ。それより私は聞きたいことがあるのにゃ」
先程と同じ形の槍を出して、問う。
「なんで逃げたのかにゃ?」
- 932 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/16(水) 22:11:16 ID:ZejfrKlM0
- >>927
「……ん」
血の臭い。
ついで気付いたのは数人の人。
「……こんな所で何やってんだか」
>>929
「……食人、ねえ」
未だ食べ切れていないパンを口に咥えながら。
「んなもん食ってたら腹壊すんじゃねえのか……?」
誰に向けてでも無く呟いて。
>>930
「で」
暁の後ろから声をかけ、そのまま横に立って。
「この状況。説明してくんねえ?」
視線を少女のような者から暁に移して。
- 933 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/16(水) 22:13:10 ID:YRnUGKfk0
- >>929
カニヴァリズムイヤーッ。
僕みたいなうら若き乙女には刺激がトゥーマッチだぜー。
【演技がかった高い声を上げ、額を押さえてふらふら】
……なんて、可愛い子演じてられる場合じゃないんだね、多分さ。
【おぼつかない足の裏をドカッと地面に叩きつけ、帽子のつばに右手を添える】
>>930
いや、僕もさっき見かけただけ。
ちょっと面白そうだったんで足跡を追っかけて一緒に歩いてたら
このグロ画像に追いついちゃったんスよダンナ。
【ウンコ座りでしゃがみ込み、泣きじゃくる子供を見ている】
えー却下。面倒だしガキのお守は得意じゃないし、なによりこの状況に興味ある。
【ニヤニヤ顔は継続中】
- 934 :名も無き異能都市住民:2009/12/16(水) 22:20:31 ID:SJhJK2lw0
- >>930
……解った、怖くない
【ただ頷いて】
【身長は高めだが顔つきが少々幼く。15歳前後だろう】
うん、そう……食べないと、生きていけない……
【そう言いながら中指もパクリ】
>>931>>932
……だ、れ?
【そちらにふと視線を向けて】
>>933
…………
【振り返り、見つめる】
【おもむろに小指と中指の無い腕を投げ付けた】
- 935 :朝宮暁:2009/12/16(水) 22:27:21 ID:/k2gysHgO
- >>931
「…………あれ、お前かよ」
がっくりと力が抜けた。何とも間抜けで仕方が無い。
「……別のヤツと勘違いしたんだよ。おら以上だ。さっさと帰んな」
何で槍を投げたのか気にはなったが、それどころじゃないかと疑問の言葉を噛み潰した。
>>932
「ん? おお、紅夜か」
やっとまともな顔見知りに会えたと喜色ばんだ表情を浮かべる。
「まあ、ちっと待てよ。今聞いてるとこだからよ」
>>933
「あ、そうなんか。……そう言わずに何とか頼めねぇかな美人のネーサン」
苦笑しながら掌を立て、片目を瞑って頼んでみる。
「いやぁ俺もガキのお守りが苦手で……っつーか天然見てると腹立つタイプで……」
ミレイをちらりと見、盛大に溜め息を吐く。
「ってワケで頼めね? 表まで送ったら戻ってくりゃいいじゃんよ。な、頼むよネーサン」
>>934
「あー……成程」
話を出来た事に安堵しながら、人食う種族か、と納得。
(……深淵のヤツかね……?)
噂に聞いた都市の裏の更に奥の場所を思い出すが、それよりも。
「あー……なんつか。可哀想だなお前。……人間以外食えないのか?」
- 936 :ミレイ:2009/12/16(水) 22:31:25 ID:Jhlo6zSQO
- >>932
「あれー、誰かに似てるような。似てるようで似てにゃいような。でも見たことあるような、にゃいような」
にゃんでだろー、にゃんでだろー、この子うっさい。
>>934
「私はミレイ。めんたんていだよ」
麺の探偵になってどーする。
>>935
「にゃにそれ。ふぇにみすと――ふぇみすにと? 気取ってるわけでもにゃいんでしょ。
だったら私ことめんたんていに任せればいいのだよ、にゃふー」
邪魔の二文字が似合う。とてつもなく。
- 937 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/16(水) 22:32:27 ID:YRnUGKfk0
- >>934
ちょっ、おまっ!
【左手で腕をキャッチ、よりによって断面のところを掴む】
うあわぁ…、キモッワルっ!
アンタねぇ、人様に食べかけの腕を投げんなって教えられたでしょうが!
【鼻息荒く憤慨しながら自分のすぐ後ろに、肩を越えるようソレを投げて】
ほっ。
【右手で左腰を押す。コートから突き出した鞘が腕を後ろ向きにスッ飛ばした】
>>935
美人ってのは嬉しいけど……まぁ、この子次第じゃないの?
【ミレイを指差し】
言っちまえば他人だしぃ〜♪ あと僕は子供の意見を最優先に取り入れるスタイルです。
【上機嫌に口笛を吹いてそっぽを向く】
- 938 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/16(水) 22:39:48 ID:ZejfrKlM0
- >>934
「……だれ、って言われてもねえ……」
上手く説明出来ない。
「通行人D……?……って、お前……」
この少女?。何処かで見たような気がする。
>>935
「……そうか」
何者かはわからない。だが。
「コイツ……見たことある。……気がする」
あくまでも気がする、だが。
>>936
「……?」
不振そうに其方を向いて。
「……俺はアンタを見たこと無えがな……」
>>937
「ん……。なあ、引き取るってんならちょっと俺に任せてくんねえか?」
軽く首を傾げて。
「何か見たことある奴なんだよ。コイツ」
- 939 :名も無き異能都市住民:2009/12/16(水) 22:43:34 ID:SJhJK2lw0
- >>935
……?
【外見は普通に人間】
【だが腰に鎖、紫の長髪を長い黒い布で覆ってるあたり少々可笑しい】
たべ、れる……?
【生活の変化でこうなってしまったらしい】
>>936
名…探偵……?
【ツッコミ(?)を入れた】
僕は、シャオ・リオン……
>>937
……
【なぜかムスッとした表情】
>>938
僕が……どうした……!!
【お前と呼ばれ、彰かな敵意を向ける】
【紅夜が知る人物とは雰囲気が若干違う気がする]
- 940 :朝宮暁:2009/12/16(水) 22:50:09 ID:/k2gysHgO
- >>936
「…………」
ビキビキと頭に来るものがある。あー落ち着け、落ち着け俺。
今ここでギアをトップに入れてどうすんだ? つかコイツマジムカつく。
「…………はあ」
と溜め息。行動は黙殺に決定。
>>937
「ありゃ意外。美人って言われて喜ぶタイプ?
てっきり言われなれてると――はぁ、そりゃ参ったな。」
苦笑混じりに息を吐く。
まあ、腕を弾く仕草を見るに遣り手だし、まともに話も出来るし。
まあいいか。と考えて。
>>938
「お、マジで?」
少し嬉しそうに言う。
解決、と云うか何とかなりそうだ。
>>939
「あー……人以外食った事ネエのか?」
何とも要領を得ないが、気になる。
「……どんな生活してたんだ? やっぱ、人しか食った事無いのか?」
- 941 :ミレイ:2009/12/16(水) 22:53:10 ID:Jhlo6zSQO
- >>937
「わーい!! お姉さん、話が分かるいぇーい」
テンションが高すぎる。
>>938
「見たことがあったら、私は仰天しちゃうよ、きっとね」
にゃー、にゃー、と騒いでいる。
>>939
「うい。覚えたよ……ええっと」
名を覚えることができない――馬鹿がばれた。
>>940
「あれ、無視されちゃったのかにゃ。
うーん、私って子供じゃにゃいのに。大人の魅力があるのに〜」
この子にとって大人の魅力とは皆無であり、絶無であった。
- 942 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/16(水) 22:56:53 ID:YRnUGKfk0
- >>938
おうおう、勝手にやってくれぃ。
僕は厄介なガキには懲り懲りなんでね。見るのは良いけど。
【目をつぶって手を大きく振る】
>>939
カッ! よう分からん奴よのう……なますに斬り裂いてやろうかぐへへ。
【怖がらせるようにコートに隠した左腰をチラチラ、黒い刀の鞘と柄を見せて】
>>940
褒められて不機嫌になるほど偏屈じゃー……うーん、いや、偏屈だなぁ…?
【下唇を突き出してうーんと唸る】
まーま、諦めて構ってやりなさいって! 見た感じ可愛いじゃないの!
【無邪気にはしゃぎながら身を乗り出す】
>>941
いぇーい! おねーさんは子供の良き理解者なのだよ!
なぜならいくら八つ当たりしても子供は理解できないし気楽でいいからさーっ!
【滅茶苦茶歪んでます】
- 943 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/16(水) 23:02:59 ID:ZejfrKlM0
- >>939
「……お前と似た奴を知ってる」
微かな違いには気付いた。
敵意を向けられたが、特に気にする必要は無いだろうと判断。
「……気が立ってるのは腹が減ってるから、ってのも無くは無えか」
そう言うとその場で咥えていたパンを二つにちぎり分けて。
「ほれ」
ポイッ、と其方へ放って。
>>940
「……嬉しそうにされても」
軽く苦笑して。
「期待には答えられねえかもしれねえ、ってのは先に言っておく」
>>941
「まあ、だろうねえ……」
軽く肩を竦めて。
「……うっせえ」
ポツリと呟いて。
>>942
「了解」
視線は其方を向かず。
「……見る専門……て言うと何かあれだな……」
- 944 :シャオ・リオン:2009/12/16(水) 23:10:31 ID:SJhJK2lw0
- >>940
……昔は……、ある
【昔、と言った所で表情が一気に暗くなる。もとから暗かったのだが】
あ、あ……――様……リオーは、どう…すれば……
【急に涙があふれ出て、握っていた大剣を落とす】
>>941
あ……。僕、は……
【何かを思い出したようで、ミレイの質問に答えられるような精神状態では無くなっているようだ】
>>942
お、お前も……僕を、殺すのか……!!
【落とした大剣を拾い、敵意と殺気を向ける】
>>943
それがどうした……。僕は、ぼくだ
【その手の会話は控えた方が良いだろう……】
【地に落ちたパンを見て】
これは、何だ……お前は僕の、敵、――様の敵だ……!!
- 945 :朝宮暁:2009/12/16(水) 23:15:18 ID:/k2gysHgO
- >>941
「よーしよく見ろ。色気があるってのはああいう人の事を言うんだぞー」
虎姫へとミレイの視線を誘導し、にこやかに言う。
>>942
「はん? へー、何だか難しそうだなぁ」
虎姫の自己分析に何と無く感心したような口振りで返す。
「見た感じ可愛っつーのは分かるけどさ、天然って腹立つんだよな。
毎日悩みもなく幸せそうでよ」
色んな意味で幸せそうなミレイを見て、ぽろりと。
>>943
「ま、多少は事情知ってんだろ? 俺よりゃ上手くやれんだろーよ」
ふ、と一息。安心した事は傍目にも明らか。
「あー安心したら腹減ったぜ。今度飯奢れよ」
>>944
「……何だ、誰かとはぐれたのか」
何と無く核心を突いたような気がして、気勢が上がる。
しかし興奮した様子を見て慌てて前に出た。
「ま、まあまあ落ち着けよ。大丈夫だって。誰もお前を殺そうだなんて思っちゃいねーよ」
- 946 :ミレイ:2009/12/16(水) 23:23:22 ID:Jhlo6zSQO
- >>942
「私は子供じゃないよ。大人なの。
んっとね、私はこども料金で、電車に乗れないから、大人なんだよ?」
ありきたりな発想だが、間違ってはいない。
明らかにこども切符で電車に乗れば、体付きでばれるのだから。
>>943
「むう。天真爛漫で、純粋可憐で、おしとやかにゃこの私にきっつい一言……効いたにゃ」
ミレイがおしとやかなどとはまずないだろう。
>>944
「にゃああ。この子もまともに話してくれそうにないにゃ」
ミレイちゃん。まずは他者の気持ちを考えましょう。
明らかに取り乱しているのにそう決め付けてしまうミレイは、まだまだ子供だった。誰か相手にして欲しいと願うゆえの言動だけれども。
>>945
さて、視点を誘導され、そこにいたのは美人の姐さんであった。
「色気がよくわかんにゃい……よーし研究してくる!!」
姿形はしっかりしているのだから、服装を整えて態度を正せばミレイはそれなりの美人になるはずだった。
しかし仮定法過去で話していても仕方ない、それを現実のものとするため、無数の壁を看破しなくてはいけない。
子供に見られないため、大人の女性をめざすため、彼女は裏路地を去った。
// おっふろー
- 947 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/16(水) 23:26:10 ID:YRnUGKfk0
- >>943
もしくは愛でる専門と言ってくれ!
面倒くさい部分は他人に押しつけるけど!
【舌を出して目は右斜めを向け笑い、腰を引いて胸を強調するポーズ】
【イメージとしてはペコ○ゃん。正直ウザい顔】
>>944
……
あ、待った。これは僕の一番イヤな流れだ。
いきなり凶暴になった子供に斬りつけられるENDだ。
【苦笑いで眉間を押さえつつ後ろに下がる】
>>945
こちとら悩みも多か年頃たい……ウフフフ。
【大きな胸を支えるように胸の下に腕を組み、ヘンテコな方言を使って苦笑い】
あー分かる分かる。アンタも歪んでるねぇ……。
私は幸せそうな奴見てると吐き気がするたいp…あぁっと。
【その苦笑いのままシャオ・リオンから少し遠ざかって、顎で指し】
ついでに言うと、ああいう豹変型も自分見てるみたいでニガテかなー。
>>946
ああいたいた、年の割に大きく見える奴。
ふと思ったんだけど閏年のとある日に生まれたら四年に一回しか歳とらないのかなーとか
思っちゃったりしちゃって……あ、いない。
【暫く語った後、相手が去ってる事に気付いたのだった】
//おつさまー
- 948 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/16(水) 23:33:55 ID:ZejfrKlM0
- >944
「……あー……」
面倒くさえ、と言うかのような表情で頭を軽くかいて。
「似てるってだけだ。何かあるなんて言ってねえ」
「何って言われても……パン?」
そう言って、ちぎった片割れ。自分が持っている方を齧って。
「敵だの何だの知らねえが……俺はそんなんじゃねえっての……」
どう見ても言葉が通じなくなりつつあるので、面倒くせえと呟き溜息。
>>945
「や。赤の他人かもしんねえ」
視線は其方を向けず、言葉だけ。
「まあ、気になるのには変わんねえけど」
「……」
咥えていたパンを更に半分にちぎって。
「ん」
差し出してみる。
>>946
「……おしとやか?」
其処だけ、疑問だった。
//乙ー
>>947
「どちらにしろ何か……何と言うか……」
うん、と頷いて。
「変態?」
ひょい、と其方を向いて。
「……」
ウザい顔はスルー。
- 949 :シャオ・リオン:2009/12/16(水) 23:39:57 ID:SJhJK2lw0
- >>945
はぐれた……? 違う……けど、近い……
【首を振って、否定する】
来るな!
【暁が前に出ようとすると今までの暗い雰囲気から想像が出来なかった鋭い目つき、声で叫ぶ】
嘘……、みんな、みんなそうだ……始めはそう言う……!!
>>946
ああ……リオーは、僕は……!!
【確かに、まともに話せそうでは無かった】
//お疲れ様でした!
>>947
お前は、僕を、殺すのか?
【じりじりと距離を詰めながら、問う】
>>948
お前も、アイツを、僕の…嫌いな奴を……知っている!
【鋭く睨み、両手で大剣を手にしている】
お前も、これを使って……僕を……!
【地面に落ちたパンを蹴り飛ばし】
煩い、そういって、そういって……そういって!!
【既に会話は無理そうである。諦めよう】
- 950 :朝宮暁:2009/12/16(水) 23:51:11 ID:/k2gysHgO
- >>946
「おーうゆっくりな。十年くらい」
ひらひらと手を振る。
意図せず奏功。暁は微笑んで見送った。
>>947
軽い緊張状態であったために意識はしなかった。
しかし紅夜が何かを知ってるという事もあり、暁は多少気が楽に。
若干興奮しているシャオの前に立ってはいるが、余裕はある。
後でゆっくり見るつもりだった虎姫の胸も見る余裕も然り。
「いいね」
と呟き鑑賞終了。虎姫の頭から足を視界に納めただけ。彼的には胸だけを凝視するのは三流なのだ。
胸の曲線の魅力とは全体を見渡した時に明らかになるものなのだから。
「歪んでる? 失礼だなネーサン、オトナの辛さを知ってんのさ。
生きんのが辛いのを知ってる。だから純粋無垢ではいられない。
若干羨望も混じってんぜ。悩み無さそうでいいなあ、ってな」
ついで、虎姫のいう豹変型のタイプを見る。
「あー……分かんなくもねーけど俺はそこまで苦手じゃねーな。
つかネーサンが刺激したからじゃね?」
笑いながら。
>>948
「おうサンキュ」
パンを口に放り込む。若々しく整った顔。
普段はそう見えないが口が意外に大きいらしく、パンは一口で腹の中に納められた。
「でも今度奢れよ」
パンはまた別。
>>949
「…………うるッせェなクソガキ!」
琴線に触れる物があった。恐らく暁以外には分からないモノ。
暁は端から見ると唐突に怒り、叫ぶ。
「皆そうだとか知るかボケ! 勝手に決めつけてんじゃネェよ何もしねぇっつってんだろが!」
叫びながらそのまま前に出て、どかっと不機嫌そうにその場に胡座を掻いて座る。
「オラこれで満足か? こんな姿勢じゃ殴るにも殴れんわ」
憮然とした表情でシャオを見て、自分自身を落ち着かせようと深呼吸。
「…………な。これでいーべ? ちっとお前も落ち着けよ」
- 951 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/16(水) 23:59:16 ID:YRnUGKfk0
- >>948
てめー誰がトランスフォーマーだって? あぁ?
【Transformation = 変態】
【タチの悪いチンピラのように地面に唾を吐いて睨め上げる】
まーいーけどさ、実際変態みたいなもんだしさ。でもそんな言い方……ウッウッ。
【目元を押さえてしゃがみ込む】
>>949
あー
あーあー
あーあーあー!! もーそうだよそうですよヤヤコシイなァー!
テメーがガキだからって調子こきゃあがって! グズグズぬかして
剣握ったんはテメーだからなワカーッタよそんなに殺して欲しいならァ!
【虎姫の足元につむじ風が巻き起こる】
【腰を右に、上半身を左に向けた異常に捻る構え。右手を左腰の柄に添え】
殺してやる。来いよ? オぉイコラァ!!
【血管をこめかみに浮き上がらせて低く唸る】
>>950
HEEEEEEEEEY YOOOOOOOOOU!
ちょっちマジにコメカミプッツンだぜェベイベー。
危なくなったら止めな。もちろんそりゃあ『僕が』じゃねぇ。
『あのガキ』が危なくなったら止めろってことだぜェ?
【豹変――というかいい加減うっとうしくなってキレただけ】
【歯をギリギリ噛み合わせ歯ぎしりを鳴らし、今にもシャオに斬りかかりそう】
- 952 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/17(木) 00:05:34 ID:ZejfrKlM0
- >>949
「……」
盛大な溜息。
何と言うか予想通り。面倒くせえ。
「……会話が無理なら」
ドサリ、と雪の上に落ちるのは紙袋。
手から落としたそれの横にドカリと座って。
「態度で、ってか……ったく……」
この体制からの攻撃は相当難しい。
と言うか、このまま切りかかられたら下手したら普通に切られる。
だが、あえてそうする事で少しでも信じて貰えないか、と思っていたり。
>>950
「……しゃーねえなあ……」
其方をちらりと見て溜息。
まあ、コレから一食分は浮く予定だし。
「……」
吼えた暁を一瞬見て、視線はまた目の前の子供へ。
>>951
「あーあー、何だってんだ……」
目元を押さえしゃがみ込んだ虎姫に向かい、また溜息を付いて。
「おーい……これ以上面倒臭くすんなってー……」
キレた虎姫を宥めるようにそう言って。
- 953 :シャオ・リオン:2009/12/17(木) 00:15:18 ID:SJhJK2lw0
- >>950
嘘……今まで、みんなそう言って……僕を!!
【相変わらず意見を曲げようとしない】
殺さないと……殺される……
【虎姫と紅夜を睨みながら、そう言う】
>>951
そうだ……やっぱり、結局はそうだ……!
【改めて構え直し】
皆、最後には僕を……僕を殺そうとする、……!
【跳びあがり、空中から接近。大剣を振り下ろす】
>>952
お前……次……
【紅夜を睨み、ただそう呟く】
- 954 :朝宮暁:2009/12/17(木) 00:20:08 ID:/k2gysHgO
- >>951
「…………――――」
ブッツリ音がした。
「うるッせぇぞテメエェ!! ちょっと容姿が良いからって調子ブッコキやがって!
てンめー美人だからって何でもかんでも許されると思ってんじゃねェぞコラ!」
胡座の姿勢のまま虎姫を見上げて怒鳴る。
「大体ちょっとイラっとしたからって直ぐにブチキレてんじゃねぇぞ!
テメエまでブチキレたら一番鬱陶しいのは俺だ!
板挟みじゃねえかこのクソ野郎! ……じゃねェこのクソアマ!
ちっと黙っとけ! 俺が一番の被害者だろうがッ!」
①何故か槍が間近に投げられる。
②逃げた先が何かただならぬ感じだった。
③根気強く話を聞いてたら何故か後からやって来たヤツがキレた。
「一番キレたいのは俺じゃボケェェェ!!!」
もうキレてるけど。
なんというか散々な一日だ。
そんな事を頭の片隅で考えていた。
>>952
「…………なんつーか、散々だ」
一通り吼えた後、荒く息を吐きながら自分と同じくどかりと座った紅夜を見る。
「焼肉な」
>>953
「…………はあ」
盛大に溜め息を吐いた。それだけ。
ただじっとシャオを見る。そろそろ我慢も限界だ。
- 955 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/17(木) 00:23:44 ID:YRnUGKfk0
- >>952
カッ! 情けねぇなぁ野郎のクセに。
こっちゃガキもキチ●イも死にたがりもなんもかんも
大大ダァァーーーーイッ嫌いだねー!!
【両足を交互にドカドカ踏みならす】
>>953
ハハーッ、御名答! そこまで分かってんなら次も分かるな!?
【大剣を横っ飛びにかわし、握った柄ごと捻った体を一気に引き戻す】
次はお前が死ぬ番、づぁいッ!!
【引き抜くは黒い刀。艶消しを施されたように漆黒の、光を全く返さない刃を】
ヒ ィィィンッ
【横薙ぎに振るう。その鋭利な得物で狙うは、相手の大剣真っ二つ】
>>954
だァアアアアってろ馬鹿アホボケナスお前の母ちゃんゲルマン民族!!!
言っても聞かない子供には手をあげる! 即ち躾!
きっと彼女は仕方の無い犠牲だったのさ……最期をありがとうで送ってやろうぜッ!
【もう殺す気らしい。】
キレとるやんけェェエエエエエエエエエエエ!!!
【そう叫びながら刀を振っている】
- 956 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/17(木) 00:28:07 ID:ZejfrKlM0
- >>953
「あー、はいはい。出来んならな」
手をヒラヒラと振って。
もう諦めたらしく、超投げやり。どうにでもなりやがれ。
>>954
「……だな」
紙袋を拾い上げ、其方に避難。
「よ、っと。焼肉?はいはい……」
横に紙袋と共に座り、適当に返事をして。
>>955
「あー、何とでも言えー……。だけど死にたがりじゃねえからなー」
また手をヒラヒラと振って。
「ふうん……。見た目に合わず凶暴だねえ……」
膝の上に肘を付いて、シャオと虎姫を見守る。
- 957 :シャオ・リオン:2009/12/17(木) 00:34:10 ID:SJhJK2lw0
- >>954
……
【特に反応は無い。ただ寂しそうな瞳を向けて】
>>955
煩い……
【着地と同時に跳びあがり、刃を避けて】
お前……!!
【再度上空、今度は剣を投げ付けて】
>>956
……
【一度睨み、それ以降は虎姫を見ていた】
- 958 :朝宮暁:2009/12/17(木) 00:36:23 ID:/k2gysHgO
- >>955>>956>>957
むっくりと暁は立ち上がる。頭痛そうに顔を歪め、はあと溜め息を吐きながら。
溜め息、何度めだ?
回答を求めるのは即座に放棄。
「ハイハイミナサーン、何だか物騒なんで帰りマスヨー。コーヤクーン、美人のネーサーン?」
心底投げやりな口調。もう面倒で面倒で仕方が無い。
「もう夜も遅いカラネー。早く帰るヨー」
一応説得のつもり。応じなきゃ一人で帰る。
ちらり、とシャオを見て。
「……また今度ゆっくり話そうや」
- 959 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/17(木) 00:42:28 ID:YRnUGKfk0
- >>957
ふぉぉおおおおおアアアラぁぁぁぁぁぁ……
【腕の筋肉をメキメキと隆起させ、両腕を開いて】
ン貰ったァ!
ガゴン!
【高重量の大剣を拳を合わせるように白刃取り】
んでもってオラァ!!
ザゴン!!
【掴んだ大剣を地面に向かってジャーマンスープレックス】
ヒャッハー! やりーィ!
【ネックスプリングで起き上がる。ついでにジャーマンの時の姿勢の問題で】
ありゃ? 痛い。
【頭頂部が切れた。頭から血がどくどく】
>>956 >>958
……ハー、何だぁ? 熱くなってんの僕だけ? 一気に冷めるぜオイ。
【ジャーマン決めた後肩をがっくり落として溜息】
- 960 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/17(木) 00:46:46 ID:ZejfrKlM0
- >>957
「……なーんで嫌われたかね」
ポリポリと頭をかいて。
理由は分かるような分かんないような。
ただ。
「……」
もう言うのも面倒臭いってくらい、面倒臭い内容ってのはわかる。
>>958
「あー……?……ああ、もうこんな時間だしねえ……」
見上げ、呟いて。
だが男は立ち上がらない。そっちの二人の行動を見てる。
>>959
「そうだな。アンタだけだ」
瞑目、また溜息を付いて手を振って。
「……大丈夫か?」
頭。二つの意味で。
- 961 :シャオ・リオン:2009/12/17(木) 00:49:26 ID:SJhJK2lw0
- >>958
【特に何も、応じる事は無かった】
>>959
【虎姫が投げた大剣。なぜか小さく感じた】
死ね……!
【空中から剣を手に突き刺しにかかる】
【手には何故か通常サイズの剣が握られていて】
>>960
【紅夜からなら見えたであろう、大剣の事情】
【空中へ飛んだシャオは大剣を左右分断、片方のみを投げてもう片方を持っている……】
- 962 :朝宮暁:2009/12/17(木) 00:54:15 ID:/k2gysHgO
- >>959
「ソーヨー。ネーサン早く帰るヨー」
面倒臭さがオーラとなって暁の周囲を漂う。
もわもわ、としたオーラ。
ドウデモイイヨー、とニワトリみたいに唇を尖らせ細目になった暁が言っていた。
「つーか頭頭。血の気も抜けたろ。落ち着いて退こうぜ」
>>960
「お、残んなら頼むわ。色々」
こちとらそろそろ眠気が強くなってきた。
可能ならば出来るだけ早く眠りたい。ここは紅夜に任せよう、と考えて。
>>961
「やーれやれ」
頭をガリガリと掻いた。
この分だと次に会う事も無さそうだ、と考えて。
「ふぁあ超ねみっ。お先」
この場を後にする。
//眠くて頭働きませぬorz お先ですー
- 963 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/17(木) 00:56:21 ID:YRnUGKfk0
- >>960
いやー参った、悪い悪い。つい熱くなっちゃうタチでさー……
大丈夫。これでも頭は丈夫なほうだし、もっかい打ち付けたりしない限り――
>>961
!?
【既に眼前に迫った剣】
【避ける方法はただ一つ――!!】
づぁいっッッ!!!!!!!
ガゴン!
【一人ジャーマン。頭を思いっきり地面に打ち付けブリッジ】
いっだい……〜〜…!
【頭を押さえて地面をゴロゴロ転がりシャオから遠ざかる】
あっーもう! やってられっかバーカバーカ! アンポンタン!
この被害妄想! アホ! 今度見つけたらお尻ペンペンしながらビルの屋上に逆さづりにしてやる!
【涙目で頭を押さえつつ左手でシャオを指さす】
>>962
うせーっ! 言われんでもこんなんやってられんわー!
【そう言って、突然その場から姿を消し】
【その暫く後から吹く突風。一瞬で走り去ったらしい】
/おち!
- 964 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/17(木) 00:59:23 ID:ZejfrKlM0
- >>961
「……」
次は俺にアレが来るのかー、と考えると、その対処に思考が行って。
でも、別に何もせず、ぽけーっとそれを見るのみ。
>>962
「んー。ただ見てるだけだがな」
そう言って手をヒラヒラと振って。
「んじゃな」
それを別れの挨拶として。
>>963
「ふーん……って、あ……」
打った。そして逃げた。
「……」
この寒い中、あんだけ血流してたら。
「……危ないんじゃねえのか……?」
そんな事を思って、ポツリと呟いて。
- 965 :シャオ・リオン:2009/12/17(木) 01:02:48 ID:SJhJK2lw0
- >>962
【去り際】
ばいばい……また
【そう呟いた】
//お疲れ様でした! おやすみなさいませ!
>>963
……………?
【ただ、首を傾げていた】
//絡みありがとうございました!
>>964
【着地。】
【投げた剣を拾いに歩いて行く……が】
――スタスタ
――――フラフラ
――――――バタンッ!
【倒れた】
- 966 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/17(木) 01:22:03 ID:ZejfrKlM0
- >>965
「……」
何度目かの溜息。
それを付いてから、ゆっくりと立ち上がって。
「……死んでは……いねえか……」
拾い上げる。犬とか猫とかを持つような感じで。
- 967 :シャオ・リオン:2009/12/17(木) 01:29:15 ID:SJhJK2lw0
- >>966
【シャオに触れるとき、ドロリとした感覚】
【見れば、口から大量の地を吐いていた】
【完全に気を失っているようである】
- 968 :東雲紅夜 ◆uotUYGHVwM:2009/12/17(木) 01:34:26 ID:ZejfrKlM0
- >>967
「……死んではいねえ」
うん、と言い聞かせて。
「けど……このままだと死ぬな」
そう呟くとリオンを背負い上げて。
「よ、っと……」
紙袋を拾い上げ、抱え込んで。
「……死ぬなよー……」
リオンに言い聞かせるように呟いて、とりあえず連れて帰ってみたらしい。
- 969 :橘想夜:2009/12/17(木) 19:50:51 ID:/k2gysHgO
- 「……無いですねぇ」
はあ、と疲労混じりに吐かれた白い溜め息は霧散し、想夜はううんと唸る。
ここまで探しても見つからないなんて、と心中で呟く。場所は路地裏。
降るときは白い雪も路地裏に有っては陰鬱で薄汚く、益々気分を曇らせる。
「うぅ、」
寒い、とちっちゃな手を小さな口に当て、ちょっとでも暖めようとはあ、と吐く。
- 970 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/17(木) 19:58:26 ID:RWgUKMJk0
- >>969
ヘーイそこ行く少年!
クリスマスも近いこの時期にンな顔してちゃサンタも泣くぜ!
【腰に手を当て、一体何をどうしているのか壁に垂直に立っている女】
【普段薄暗い路地に溶け込む衣服も、降りしきる雪で少し目立つが】
【その合間に見える肌は雪の白さに埋没しないほどに白く透きとおっている】
- 971 :橘想夜:2009/12/17(木) 20:04:29 ID:/k2gysHgO
- >>970
「サンタさんが持って来てくれるなら笑って待ってますけどねぇ……」
はぁ、と再び白い息。薄灰紫の羽織に黒い和服を着た想夜。
虎姫と同じく肌は白く、普段なら色彩に乏しい姿だが、今日は少しばかり色がある。
「今晩は。お暇みたいですねぇ」
鼻の頭と耳を赤くした想夜は、嬉しそうに顔をほころばせた。
- 972 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/17(木) 20:12:26 ID:RWgUKMJk0
- >>971
うん。こんばんはっと。
【足の裏を壁から引っぺがす。壁には足跡型に薄く削られていた】
【これに靴をはめ込んでいたようだ】
まー暇だね。別に探し物も無いし。
アンタは? なんか落っことした? 見た感じ寒そうな格好だし、上着とか?
【滑らないよう慎重に足を地面に乗せると、へらへらと口元を緩めて笑った】
【ちなみに虎姫もロングコートを着てるといえ、布地は安物のため薄い】
- 973 :橘想夜:2009/12/17(木) 20:18:35 ID:/k2gysHgO
- >>972
「上着じゃないです。この前からずっと探してるものですよ」
嘆息と共に虎姫に近付く。滑り易い木履にも関わらず難なく歩く。ゆらりとした体重を感じさせない不思議な足取り。
刀を抜いた時の歩みと似た歩き方。無意識らしく、どうやら体に染み付いたと形容出来る。
「刀探してるんです。前に、僕が持ってた」
はふ、と顔の前に上げた手に息を吐いて、擦り合わせる。
- 974 :ミレイ:2009/12/17(木) 20:19:34 ID:Jhlo6zSQO
- 夜泣き猫、世無き猫。
路頭に迷ったミレイちゃん、涙粒をその目に右往左往。
「ミレイちゃん、泣いてにゃいもん」
目を擦ってまわりを見渡している。
- 975 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/17(木) 20:29:55 ID:RWgUKMJk0
- >>973
……てッ
テメー! まだ人を斬るかーッッ!
【片足立ちになるくらいの勢いで(というかなった)後ろにのけ反り】
うおぉおっ、っとっと。
【危うく転びそうになって腕を大きく回し体勢を整える】
せめて僕の居るところで抜いてくれよぉ〜…?
警察やらなんやらに捕まったら面倒だからさ……警察も斬りそうだけど。
【両手を額の前に合わせて、拝むように頭を下げる】
>>974
……フッ、子供の声がしたぜ…。
【背中を伸ばし、反らせ、後ろが見えるくらい反らせて声の方向を見る】
おお、やっぱりこないだの。久しぶりー。一日ぶりだねぇ。
【懐かしのイナ○ウアー状態で声をあげる】
- 976 :橘想夜:2009/12/17(木) 20:36:22 ID:/k2gysHgO
- >>975
「や、そんな事しませんよー」
けらけらと無邪気に笑い、ひらりと手を振って否定する。
「何と言うか、持っておいた方が良いかな、って。
何だかんだで、僕は知らないままですし」
言って、ミレイを見る。
>>974
「んん、お知り合いですか?」
虎姫の様子を見てそう考え、ミレイから視線を引き戻して虎姫に尋ねる。
- 977 :ミレイ:2009/12/17(木) 20:40:14 ID:Jhlo6zSQO
- >>975
「にゃー、べっぴんなおねーさまー!!」
……ミレイの目標として設定されてしまったようだ。
>>976
「にゃー、にゃー」
猫のようで、猫のしぐさで、猫っぽい声で。
- 978 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/17(木) 20:45:47 ID:RWgUKMJk0
- >>976
ならいいんだけどさ……にしても、刀ねぇ〜
ありゃ確か僕が持って……その後どしたっけな……?
【無責任な台詞を呟きつつ、上体を反らせたままで考え込む】
【シャツが段々よれてずり下がり、白いお腹が冷えた外に晒されて】
うわっ、寒い。あー駄目だー腹冷やすと腹壊すー。
【ようやく体を引き戻して垂直に。シャツ越しに両手でお腹をさする】
んあ、まぁ知り合い。昨日会っただけだけどね。
>>977
フハハハー! べっぴんなオネーサマに何か用かい少女よ!
僕のようなイケメンハツラツビジンになりたきゃーこの幸運になれる壺を
五十万払って買っていただければ……あ、今日は持ってきてないや。
【悪徳商法の常套句をのたまいつつ、胸を張る】
- 979 :橘想夜:2009/12/17(木) 20:53:15 ID:/k2gysHgO
- >>977
「……?」
こくん? と首を傾げる。猫なのか? ばけねこみたいな種族かな?
と考えて。
>>978
「…………」
しらー、と虎姫を見る視線が冷たい。
「……確かに寒いですよねぇ」
気を持ち直して視線の質を変えて呟く。
手を擦り合わせて、またはあと息を吐き。
「ふうん……顔、広いんですねぇ。羨ましいです」
- 980 :ミレイ:2009/12/17(木) 20:56:37 ID:Jhlo6zSQO
- >>978
「にゃー、私もナイスバディでべっぴんになりたいのにゃ!!」
何の為にそうありたいのだろうか。
……それは子供と見られたくない、負けん気。
>>979
「私はミレイだよー、化け猫なんかじゃにゃいよー」
手をばたばたしながら、自己アピール。
- 981 :橘想夜:2009/12/17(木) 21:20:59 ID:/k2gysHgO
- >>980
「……ぇと、じゃあ、なんですか?」
心読まれたかな、とちょっと驚きながら、おずおずと口を開く。
- 982 :ミレイ:2009/12/17(木) 21:25:13 ID:Jhlo6zSQO
- >>981
「だから、探偵だって言ってるのに」
それは初耳だ。
そして探偵はどのような職種で、職業なのか、彼女は分かってないだろう。
- 983 :橘想夜:2009/12/17(木) 21:28:20 ID:/k2gysHgO
- >>982
「えぇと。……すいません」
初耳だが思わず謝る。
「…………」
今まで接した事の無いタイプの相手に、何を言えば良いのか分からず沈黙。
- 984 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/17(木) 21:31:37 ID:RWgUKMJk0
- >>979
あ、あはーはーはー! いやホラ、もしかしたら僕の家に持ってったかも!
だからその目をやめて……! 氷より冷たいのです……!
【目線の延長線上に手のひらをかざして首を振る】
あ、はい、寒いですね。ええそりゃもう。
いえいえ只の知り合いってだけで、ええ。ええ。
【悪いと思っているのか、平伏した態度】
>>980
あ゛ー? んなら簡単じゃないの。
胸デカくしたり乳デカくしたりおっぱいデカくしたりしたいんでしょ?
【呆れたように言い放ち、体(特に胸)を見つめる】
- 985 :ミレイ:2009/12/17(木) 21:34:08 ID:Jhlo6zSQO
- >>983
「ふっふ。何も喋らないところをみたら、私の死角の無さが明らかににゃったみたいね」
にゃはー、と笑いながら手をパンパン叩く。
- 986 :橘想夜:2009/12/17(木) 21:43:57 ID:/k2gysHgO
- >>984
「……持ってった?」
じと目。不満そうな目付きがより強さを増す。
「……僕、探し回ってる意味無かったんですねぇ……」
ふーん、とじと目続行。
しかしこれを楽しんでいるらしく、口許が緩んでいた。
>>985
「えと……はい」
困り顔でとりあえず肯定。
天然と引っ込み思案。会話の成立は難しいかもしれない。
- 987 :ミレイ:2009/12/17(木) 21:46:17 ID:Jhlo6zSQO
- >>984
「にゃふ……それって関係あるのかにゃ」
大人っぽいイコールでそこに繋がるのだろうか。
ちなみにミレイちゃん、胸はそれなりにはあるみたいだ。設定的に。
>>985
「まあ気にしにゃいでオーケーよ。このズレ、意志伝達行為におけるズレが、私は好きにゃの」
意味不明、支離滅裂、けれどもミレイは。こんな奴。
- 988 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/17(木) 21:50:53 ID:RWgUKMJk0
- >>986
持ってった、かも。
そこら辺おぼろげなんだけど、多分ね。刀好きだし。
【宙に文字を描くように指を動かし】
あー、ホントスイマセンした今度ご飯奢るから!
【再度手を合わせ頭を下げる】
>>987
……チッ、違うかクソゥ…。
…いや、いやいやいや違わない! それはアンタ! つまり!
ガキ臭いってのは他人の事を考えない事! つまり!
ラーヴ
『恋』をしたらどうよ!?!!
【想夜に平伏しながら何を大声で叫ぶやら】
- 989 :橘想夜:2009/12/17(木) 21:58:36 ID:/k2gysHgO
- >>987
「あ、はい……」
と、何やらもごもご口ごもって。
「あ、あの! ……ぇと。ここで何をしてたんですか?」
会話のタネを見つけ、ほっとしながら話してみる。
>>988
「やった。……約束ですよ?」
喜色明らかに顔を綻ばせて喜ぶ。
「こっちに出てきて、ご飯なんてまともに食べて無かったんで嬉しいです
……あ、でも。刀は確り返してくださいよ?」
- 990 :ミレイ:2009/12/17(木) 22:03:49 ID:Jhlo6zSQO
- >>988
「他人のことを考える?」
ミレイは他者の痛みも、悲しみも、まだまだ理解できていないだろう。
さらに恋が分かるのだろうか。否、上記のことを踏まえると無いだろう。
>>989
「目的はにゃいよ、強いて言えば散歩」
ミレイにしては会話が成り立ちそうな台詞だ。
- 991 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/17(木) 22:12:19 ID:RWgUKMJk0
- >>989
そりゃ勿論……約束ですよー…。
嗚呼、マイドリームへの貯蓄がちっとばかし消えやがるゼへっへっへ…。
【親指を立てて力なく笑う】
うん、返すよちゃんと。僕には合わないみたいだし。
【こくこくと頷く】
>>990
ええそうです。
世の中はギブアンドテイク、人を思いやり慈しんで初めて人に思いやられ慈しまれる。
世界はそれを愛と呼ぶのだゼ〜♪
【高らかに滑らかに、朗々と歌声を響かせて凍る地面の上で3回ターン。アンドストップ】
- 992 :橘想夜:2009/12/17(木) 22:20:31 ID:/k2gysHgO
- >>990
「こんなとこを散歩ですか?」
会話が出来そうな事にほっとしながら唇を動かす。
「危ないと思いますよ?」
>>991
「……マイドリーム?」
ふと突っ掛かったようにその言葉を繰り返す。
不思議そうに小首を傾げた。
「夢、有るんですか?」
- 993 :ミレイ:2009/12/17(木) 22:25:16 ID:Jhlo6zSQO
- >>991
「わーい、愛にゃ愛にゃー!!」
同じように三回転。そして華麗に停止。
ただ、ただ。ミレイはそれ以前に、服装がいつも危険だ。
たとえば今日の服装。冬なのに夏服、半袖であった。
>>992
「危険かにゃ。そうは思わにゃいけれど」
きっと、大丈夫。
吸血鬼なのだから。死の化身なのだから。夜の使者なのだから。
- 994 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/17(木) 22:28:57 ID:RWgUKMJk0
- >>992
はぁん? あー………………る、よ。夢じゃないけど。
【小首を傾げ、間延びした声を出す】
『刀』。
好きだっつったじゃん? 僕。刀買い集めるのがまぁ、趣味っちゃあ趣味。
今何本だっけな……そんな多くないよ。
【ひぃ、ふぅ、み、と数え、三本指で止まる】
盗んでもいいんだけどね、何か後ろめたいじゃん。自分の命預ける刃が盗品って。
【そう言いながら地面に膝をつき、寝そべって…】
こないだ買った使い捨てカメラまだあったけ? あ、あった。
>>993
はーいもっと回って回ってー。
いいよーいい感じよー。冬の寒い空の下、元気にはしゃぐ女の子。
アホ好きなその手のオッサンによく売れるよー。
【雪の積もる地べたにはいずって上を見上げ、懐からカメラを取り出して撮影開始】
こう降りしきる雪の空も納めると雰囲気がだねグヘヘヘヘ…!
- 995 :橘想夜:2009/12/17(木) 22:39:00 ID:/k2gysHgO
- >>993
「な、なら良いんですけど」
何か理由が有るのだろう、と納得。
例えば、この場に立ってる自分と彼女以外のもう一人のように。
>>994
「へぇ……」
感心と共に想像し、口許をほころばせる。
自分も刀が好きだ。下手に触れないのが困りものだが。
「良いですねー。僕もみたいです」
言ってくるりと踵を返し、また二人に振り返る。
「いい加減寒いので、どこかあったかい所に行きます。じゃ、また」
それだけ言ってその場を後に。
//まともに書き込めないんで落ちます……
- 996 :ミレイ:2009/12/17(木) 22:42:30 ID:Jhlo6zSQO
- >>994
「ピース」
ミレイはカメラに対し、チョキを突き出した。
天然とは恐れ知らずなので、寒い夜を言う通りに舞る。参る。
>>995
「あれー、そういえば君はにゃんでここに……って言っちゃったにゃ」
ばいばい、と手を振る。
無邪気で、無邪気で、無邪気だった。
- 997 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/17(木) 22:46:16 ID:RWgUKMJk0
- >>995
そうねぇ、ウチに来てもらったらたっぷり見せたげる。
機を見計らって触らせたげるし。
【ふふっ、と息を吐き笑う。白い息が僅かに立ち上る】
そんじゃね。またいつか。
//おつさまー
>>996
よーしナイス写真! ありがとーねーうへへ。
これでちょちょいと二・三万かな……?
【ジコジコとカメラのねじを巻き、目尻をだらしなく緩ませる】
- 998 :ミレイ:2009/12/17(木) 22:51:23 ID:Jhlo6zSQO
- >>997
「にゃーん。これで私はオットナー」
駄目だ。
勘違いにも程がある。早くミレイ気付かないと……。
いや、気付いたところで、ミレイはどうでもよいのだろう。
- 999 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/17(木) 22:57:27 ID:RWgUKMJk0
- >>998
いいや甘い、甘いぞ少女よ!
まだまだ大人への道は長く険しいものなの!
【目に指を当ててぽろりと涙をこぼす】
ワタクシもあらゆる苦難困難に日々涙を流す毎日……
枕で涙を濡らし! 死者に鞭打って努力を重ね、そしてやっと大人になれるザマスよ!
【色々間違った台詞を幾重にも重ね号泣】
というわけで。これからちょいちょい写真撮ったり色々させて貰うからヨロシク。
そんじゃ僕は帰るぜ! またね少女!
【そう言って地面を蹴り跳躍、姿は遥か彼方へ飛び去った】
- 1000 :ミレイ:2009/12/17(木) 23:02:23 ID:Jhlo6zSQO
- >>999
「にゃあ……まだ私は子供なのかにゃ。
大人にならにゃいと、世界を変えられにゃい――」
狂言か、はてさて。
ミレイは大人の階段を、一段だけあがることができたのだろう。
- 1001 :酒呑屋 虎姫 ◆JBbLACK.JY:2009/12/17(木) 23:05:57 ID:RWgUKMJk0
- おっと、言い忘れ。
1001もらいッ!!
【ひょいっと】
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