■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■

版権スレ
1くすぐり好きの名無しさん:2009/03/14(土) 00:32:33 ID:Qd7jusdEO
二次創作用のスレ
後は説明はいらないよね?
前、話に出てたからもう一度立ててみた
みんなの妄想に期待
エヴァン○ェリンとかノ○ルとかフェ○トちゃんとかイ○ヤとか・・・ね

2くすぐり好きの名無しさん:2009/03/14(土) 00:36:47 ID:Zl3cr98Q0
重複スレ立てるなよ
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/11739/1236762205/

3くすぐり好きの名無しさん:2009/03/14(土) 07:37:12 ID:4DbHqQhM0
>>2
それは情報を書いてるスレであって、二次創作を投下するスレでは
ないんじゃ?

4くすぐり好きの名無しさん:2009/03/19(木) 01:27:08 ID:47UiqJ9Y0
【電子の妖精くすぐり拷問】
ナデシコの活躍でクーデターに失敗した火星の後継者たち。
その残党軍隠し基地にて指揮官らしき男とその部下が嬉々とした表情で会話している。

「電子の妖精は?」

「はっ!命令通り捕虜用特別室に移動させ厳重に拘束しております」

電子の妖精とは彼ら火星の後継者の宿敵ナデシコの艦長ホシノ・ルリのことだ。
その宿敵を捕らえたとあれば表情がほころぶのも当然か。

「奴とナデシコの力で我々は極冠遺跡での戦いに敗れた。しかしこちらのものにできれば大きな戦力となろう」

「ですがあの娘かなりの頑固者でして尋問にも一切答えようとしません。下手に出ていては一筋縄には…」

「連合宇宙軍少佐といえど奴はまだ16の小娘よ。うってつけの方法がある」

「それは一体…?」

「お前はまだ知らなかったか?あの部屋はその名前の通り特別な仕掛けがあってな」

「申し訳ありません。して特別な仕掛けとは?」

「くくくくっ…まあ楽しみにしていろ」

怪しげな笑みを浮かべながら含みのある言葉で返す上官。
若い娘を従わせるうってつけな方法とは一体なんなのか?

5くすぐり好きの名無しさん:2009/03/19(木) 01:27:51 ID:47UiqJ9Y0
そうこうしているうちに二人は捕虜用特別室に到着する。
ルリは部屋の中心にある様々な機器が取り付けられた奇妙な椅子に拘束されていた。

「ご機嫌いかがかな?電子の妖精よ」

「最悪ですね」

「はははっ!それはそうだ、憎むべき敵に捕まってるのだからな」

上機嫌でルリに話し掛ける男と対照的にいつもの冷めたようなルリ。
敵の将と顔を合わせてもその態度を押し通すのは意志の強さか、それともマイペースなだけか。

「さて早速本題に入ろうか、単刀直入に言うぞ。我々に従え、その力を火星の後継者に捧げるのだ」

「はい、分かりました。…とでも言うと思ってるんですか?」

「ふふっ…まさか。しかしそんな冗談を言える余裕のも今のうちだ」

「拷問とかしても無駄ですから」

たとえ我が身が危険に晒されようともルリに揺らぎはない。

「そうか。ならこれはどうだ?」

男が側のコンピュータを操作するとルリの座っている奇妙な椅子が駆動音を上げた。

「んっ…!」

その瞬間ルリの身体が一瞬ビクリと跳ねた。
椅子には何の変化も見られず一見すると何が起きているのか分からない。

「あの…これは一体?電気椅子の様にも見えませんが」

「背もたれの部分をよく見てみろ」

部下も何が起きたか理解できていないらしく状況を確認する。

「こ…これが拷問ですか?マッサージ機かと思いました…」

ルリの言うマッサージ機という言葉はあながち外れてもいない。
椅子の背もたれや腰掛けの部分がマッサージ機のように盛り上がりうごめいている。
多数の突起がルリの背中や尻を刺激しているのだ。
しかしそれはマッサージの快楽ではなくくすぐりという刺激であるが。

「くぅ……!ぁふっ…ふふふふっ…」

ポーカーフェイスであまり感情を表に出さないルリの顔に笑みが浮かび、小さな笑い声が漏れた。
できる限り前屈みになり背もたれから距離を開けるが突起は背中を追い求めるように伸びてくる。
その突起は堅くもなく柔らかくもなく適度な固さで、何百本もの人の指が背中と尻を這い回っているような感触であった。

「気が変わったらいつでも言ってくれたまえ」

「こんなことぐらいで…ぅくっ…!あぁあああっ……うううぅ…」

目をしっかりと閉じ、身体をモジモジと動かしながらくすぐりに耐えるルリ。
ルリにとってくすぐりとは今までにほとんど体感したことのない感覚であった。
普通の人間ならば子供の頃のくすぐり合いや悪戯などで少なからずは経験があるだろう。
しかし幼少時を特殊な環境で過ごしてきたルリにはそのような経験がない。
その全くくすぐりに耐性がなく、16という年齢的にも敏感な身体を拘束されくすぐられているのだ。

6くすぐり好きの名無しさん:2009/03/19(木) 01:28:23 ID:47UiqJ9Y0
「はぁ…はぁ……あぅぅっ!…っくく…くひひひっ…」

「お言葉ですが少し甘すぎるのではありませんか?」

他人の目から見ればそう写るのも仕方ないことだがルリにとっては痛みより耐え難い苦しみであった。

「この程度まだ序の口に過ぎん。では一気にレベルを上げるぞ」

男はそう言うとまたコンピュータを操作してマシンに新たな伝令を与えた。
するとルリの腕を拘束している肘掛けの部分が稼働し、両手を上げた万歳のようなポーズで固定する。
それだけではない、何本ものマジックハンドが椅子のあちらこちらから生えてきてルリの全身をくすぐり始めたのだ。
弱点である腋の下、胸、脇腹、足の裏は激しくくすぐり回し
耳や太腿、首筋、二の腕などはサワサワと撫でるようにくすぐる。

「ひゃひいっ!?ひ…はひひっ…あああぁ…!!だ、だめっ…!いゃ〜ははははははは!あはははっ!!」

ルリの我慢の堤防は一気に崩された、もう押さえることはできない。
普段笑うことの滅多にないルリが声を上げて笑っている。
クールな天才美少女艦長といえどくすぐりの前には為す術なく笑い悶えるしかないのだ。

「ひゃはははははははははっ!くひひひひひ!ひひひっ…あ〜っはっはっはっはっは!!や、やめてっ…」

「おや?拷問など無駄とか言ってませんでしたか?」

「あんな大口を叩いたんだ。まだまだ頑張ってもらわんとな」

「そうですね。もっと続けましょう」

そんなルリの苦しむ姿を見て満足気な二人、わざとらしく馬鹿にするような会話を繰り広げる。

「きゃひひひひひひっ…!はぁ…はぁ…あははははっ!やぁ〜はははははは!!」

ルリの一番弱い腋の下は執拗にくすぐられていた。
コチョコチョコチョ…コショコショ…コチョコチョ…コリコリ…コチョ…
しっかりと拘束され閉じられない腋の下。マジックハンドは窪みをほじくり、滑らかなラインに沿って指を這わせる。

「うひゃははははははははは!いや…いやぁはははは!!きひひひひひっひひひっ…ひいぃぃん!!」

ルリの一番苦しい脇腹はしつこく揉みしだかれていた。
グニグニ…グリグリグリグリ…グニグニグニグニグニグニ…
無駄な脂肪のないキュっと締まったお腹。的確にツボを探り当て絶妙な力加減で刺激する。

「ぁぐっ!うぅぅぅぅはっはっはっはっはっはっ!!ひゃ〜っははははははぁあああ!」

ルリの一番敏感な胸は遠慮なく揉みほぐされていた。
モミモミモミ…フニ…モミモミ…フニフニフニフニ…モミモミモミ…
かなり控えめな大きさだが形の良い胸。鷲掴みにして大胆に揉んでいたかと思えば下乳と横乳のあたりをくすぐり始める。

「あっ…あはっ…あはははははっ!やああぁぁん!うくくくくくっ…くひひっ…そ、そこは…」

ルリの一番苦手な足の裏は激しく引っ掻き回されていた。
ガリガリガリ…カリカリ…カリカリカリ…ガリガリカリカリ…
ストッキング越しで滑りの良い足の裏。足の指を反らした瞬間を狙って指を掴み踵、土踏まず、指の間まで縦横無尽にくすぐる。

「きゃ〜はっはっはっはっはっはっ!はははっ…はひっ…も、もうダメっ…!くひゃひゃひゃひゃ!ゃめ…ひゃめへぇええええ!!」

「だいぶ効いているようですね。他にはどんな機能があるのでしょうか?」

「そうだな…マジックハンドだけではなく羽責め、バイブ責め、触手責めなどがあるようだ」

「では次はぜひ触手責めで…」

あらゆる弱点を同時にくすぐりまわされ笑い狂うルリだが服従の言葉はまだ口にしていない。
だがこの様子ではおそらくルリが服従の言葉を叫び懇願したとしてもくすぐり責めは止まらないだろう。
徹底的にくすぐり貫き肉体的にも精神的にも限界まで追い詰めてルリが奴隷同然になるまでは。

7くすぐり好きの名無しさん:2009/03/19(木) 01:33:28 ID:47UiqJ9Y0
ナデシコのルリルリ書いてみました。
だいぶ昔に見たので設定とか色々おかしいかもしれませんがご容赦を。
文章的に変なところや改善点をあげてくれると助かります。

8くすぐり好きの名無しさん:2009/03/19(木) 01:56:07 ID:A1Ex83E2O
>>7
要望としては・・・
もう少しくすぐる描写を詳しく書いてほしいとか
一カ所ずつもう少し長くみたいな
・・・まぁ、一番めんどくさい部分だからなぁ

あと一番苦手云々が多すぎるかなぁ
脇の下と足の裏が矛盾してね?とか思っちゃう
設定はとても良いと思います

9くすぐり好きの名無しさん:2009/03/19(木) 02:20:37 ID:47UiqJ9Y0
>>8
ご指摘ありがとうございます。

くすぐる描写についてはもっと頑張りたいです。
他のSS書きさんみたいな豊富な表現力がうらやましい。

後者はどこかで読んだSSにあんな感じの描写があったのでちょっと真似してみました。
やっぱ上辺だけパクってもダメですね、気をつけます。

10くすぐり好きの名無しさん:2009/03/19(木) 22:41:02 ID:JeHk2m9g0
結構いいと思うんですが、個人的にはセリフ以外にもくすぐられた時の反応が欲しいです。
ゆがむ表情とか、足をじたばたさせてるとか、涎をこぼしながら体を震わせるとかそういうのが。

11くすぐり好きの名無しさん:2009/03/21(土) 22:02:15 ID:kvXSPI6UO
ハヤテのマリアさんのくすぐり小説みたい。

12くすぐり好きの名無しさん:2009/03/22(日) 22:23:33 ID:cwWPBsuA0
ニコ・ロビンのハナハナの能力でくすぐり地獄とか・・・
実際アニメでくすぐってたし・・・

13くすぐり好きの名無しさん:2009/03/23(月) 00:47:56 ID:PaN/jaQI0
>>10
なるほど、そういう描写がないから単調になるんですね。

やっと明日から休みなのでまたなんか書いてみようと思います。

14くすぐり好きの名無しさん:2009/03/25(水) 00:12:08 ID:4w3PPYvM0
>>12
悪魔の実の能力を使ったくすぐりは色々妄想したなぁ…

バギー(バラバラの実):手首から先だけを遠隔操作して服の中に忍び込ませる
スモーカー(モクモクの実):煙で全身を包んで自由を奪いつつくすぐる
Mr.3(ドルドルの実):ロウで固めて自由を奪った上でくすぐり責め
黒檻のヒナ(オリオリの実):手足をロックしてハリツケにし、くすぐり拷問
フォクシー(ノロノロの実):ノロくなっている間にくすぐられるとくすぐったさが蓄積され、30秒後には…
カリファ(アワアワの実):リラックス泡で脱力させ、ツルツルになった肌に指を這わせる
アプサロム(スケスケの実):透明人間になって、見えない手によるくすぐり責め

能力者以外でも
ミス・ゴールデンウィーク:笑いの黄色に悲しみの青を少し混ぜて『くすぐりの黄緑』
クマドリ:生命帰還で髪の毛をからみつかせ、自由を奪いつつくすぐる

ドフラミンゴとかも使えそうだなー
まさに『人の夢(妄想)は終わらねえ!』

15くすぐり好きの名無しさん:2009/03/26(木) 17:16:48 ID:IdYuRRkY0
ロビンにくすぐられたい

16くすぐり好きの名無しさん:2009/03/26(木) 21:43:51 ID:aQdN1atw0
確かに・・・大量の手に包まれて弄ばれたい・・・

17くすぐり好きの名無しさん:2009/03/29(日) 13:58:27 ID:2owXGlWA0
カリファにくすぐられたい

18くすぐり好きの名無しさん:2009/03/30(月) 10:04:54 ID:3xwwpd1c0
ロビンとカリファの夢のコラボ攻撃とか・・・

カリファのアワアワで滑りが適度に良くなったロビンの手が
獲物を全方位から包み込みくすぐる・・・

19くすぐり好きの名無しさん:2009/03/30(月) 16:24:29 ID:IMbf12mo0
だれかロビンとカリファのFF/M小説書いてください。

20くすぐり好きの名無しさん:2009/04/01(水) 22:41:50 ID:A0gCgThs0
サンジが標的とか・・・

21くすぐり好きの名無しさん:2009/04/01(水) 22:42:15 ID:A0gCgThs0
サンジが標的とか・・・

22keo:2009/04/02(木) 11:35:25 ID:yv2Fulsk0
女の子にくすぐられる方法はありませんか?

23くすぐり好きの名無しさん:2009/04/02(木) 15:08:01 ID:wafR4z/20
くすぐりコースがあるお店に行けば解決するはず!

24名無しさん:2009/04/03(金) 14:19:31 ID:3mmivkYQ0
俺はロビンにくすぐられたい!

25くすぐり好きの名無しさん:2009/04/03(金) 16:44:46 ID:bZe3A5fE0
くすぐり小説書いてくれ

26<削除>:<削除>
<削除>

27くすぐり好きの名無しさん:2009/04/03(金) 23:20:25 ID:2Gyzxshs0
ロビンの能力はくすぐるためにあると言っても過言ではない・・・

窃盗目当てに忍び込んだ少年・・・しかしあっさりロビンに見つかり捕まってしまう
他の者は皆港の市場へ行ってしまい、ちょうどナミとロビンだけが船に残っていた・・・
制裁と暇つぶしを兼ねてロビンは少年をハナハナの能力で拘束し、さらに無数の手を生やし
少年をくすぐり始める・・・少年の笑い声をBGMに2人はゆったりとコーヒーを飲み、
笑い声が小さくなったら手の数を増やしより激しくくすぐる・・・少年は1時間も笑い狂い続たが、
昼寝がしたかったナミはうるさいので少年の顔に胸を押し付けて窒息させてしまう・・・
少年は1分ほど暴れたが間もなく失神・・・船は再び静寂を取り戻した・・・
だが2人はこれで少年を解放するつもりはなかった・・・

こんな感じかな・・・?

28くすぐり好きの名無しさん:2009/04/04(土) 16:00:56 ID:MzOLY1CQ0
最高の小説」ですね

29くすぐり好きの名無しさん:2009/04/04(土) 16:59:39 ID:/qW.dVWs0
アニメ&漫画の話ばっかり出るけど、ゲームのキャラでもいいんだよな?

30名無しさん:2009/04/04(土) 23:48:23 ID:/iejtBcU0
セリフの入ったロビンのくすぐり小説誰か書いてくれ!

31くすぐり好きの名無しさん:2009/04/04(土) 23:58:23 ID:IYlCesTA0
今書いてるSS終わったら書こうかな・・・悩む><

32くすぐり好きの名無しさん:2009/04/05(日) 21:50:43 ID:ibdJEgoY0
やっぱりワンピースネタを書くのはやめよう・・・

33くすぐり好きの名無しさん:2009/04/15(水) 00:28:43 ID:8FDumiBA0
既出だろうけどDQ5のフローラ&ホイミンのコンビでも。(なぜかDQ5というとこのコンビが頭に浮かぶw)

仲間になる触手系モンスター「ホイミン・ベホマン・しびれん」の三体の連携くすぐり。
しびれんの“まひこうげき”でフローラをマヒさせ、あとはたくさんの触手で拘束してくすぐりまくる。
フローラのHPが減ってきても、ホイミやベホマで回復。死んでもザオラルで生き返らせられる特典付き!


まあ、フローラに限らずいろんなキャラに応用できるな。
ただDQ5は運よく?この三体が同時に仲間にできるから、自然な流れで妄想できそうだから挙げてみた。

だれか書いてくれないかな・・・

34くすぐり好きの名無しさん:2009/04/16(木) 15:53:41 ID:VB0EM1jA0
増殖したスモールグールに舐められてる絵が昔あったね・・・

35:2009/04/16(木) 22:41:29 ID:msJVWrXk0
ワンピースネタかいてほしかったなぁ

36名無しさん:2009/04/16(木) 23:01:00 ID:OUZcZoaY0
↑俺も書いてほしかった

37名無しさん:2009/04/16(木) 23:02:06 ID:OUZcZoaY0
僕もワンピースネタ見たかった

38名無しさん:2009/04/16(木) 23:03:58 ID:OUZcZoaY0
同じ様な事二回も書いてしまいました すみません

39くすぐり好きの名無しさん:2009/04/17(金) 23:53:21 ID:p6CDS7g20
SSって反応薄いとホントにやる気なくすから、ばらばらに小説スレ立てるより一つのスレに人口を集中させたほうがいいと思うんだけどどうかな?
ただでさえ人少ないんだから。

40くすぐり好きの名無しさん:2009/04/18(土) 13:20:04 ID:L6Kqghgs0
例え誰も見ていないとしても最後まで書ききるのが作者の責任ってもんです!

41くすぐり好きの名無しさん:2009/04/18(土) 22:31:43 ID:/MIA0RpI0
>>40さん、あなたは作者ですか?

42くすぐり好きの名無しさん:2009/04/19(日) 06:44:25 ID:kPLk.hHY0
>>40
無償提供してるSSに責任なんて発生するわけないだろw
読者の反応がないなら途中で書くのやめた方が賢明。
それに、反応がない=読まれてないSSなんて書く気起きないじゃん。読まれてナンボのSSなんだから、読者を集めるのは作者のモチベーション維持に必要不可欠。
……ただし金取ってるなら、反応がなかろうと書き上げる責任はあるけどな。

とりあえず>>40は、感想も言わずにタダ読みしたいクレクレ厨にしか見えないんだが

43くすぐり好きの名無しさん:2009/04/19(日) 07:27:23 ID:bStW9gNA0
昨日設置されたらしきカウンターが既に500以上回ってる件

どんだけ読むだけ要求するだけリクするだけの利用者多いんだよw

44くすぐり好きの名無しさん:2009/04/19(日) 10:02:06 ID:zPKT3qBs0
そもそもSS書いてくれてる人自体そんなに多くないし・・・

45くすぐり好きの名無しさん:2009/04/19(日) 11:22:11 ID:n3E4j0fY0
>>40の人とは別人だけど、ちょっと気になったんで。


SSでも絵でもそうだけど、
そういうのは、作者が好きだから創作してるんじゃないかな?

評価されないからやめるっていう考えなら、ちょっと子供すぎる。
悪いけどその道で努力出来る人間には思えないし、
創作に対する熱意も足りてないと思うよ。

少なくとも、周りの反応を気にして書くなら、
評価が貰えるよう作品のクオリティを高める努力をするし、
反応が無ければ、次は貰えるように努力する。

それをしないでやめるってことは、そもそも向上心が無いに等しい
モチベーション云々以前の問題。
続けるつもりがないなら、最初から書かない方がいい。

4639:2009/04/19(日) 11:35:45 ID:JHbZWPfE0
ぼくもいちおうSS書きだけど、やっぱり>>42が言うように反応ないと書く気おきない。
少なくともリク出したひとは当然のこと、なるべく読んだ人も感想をくれるのはモチベーションあげるのには必要なこと。
だから見逃しとかもないように小説をひとつの板にまとめてしまったおうがいいんじゃないかと言っている。
そんなにSS書きは多いわけじゃないんだからそれでも問題なくやっていけると思う。

4739:2009/04/19(日) 11:50:54 ID:JHbZWPfE0
>>45の発言を見る前に書き込んでしまったので連投を許してほしい。

>>45に言うけど、確かにSSも絵も好きでやっている。でもやはりその作品に対して評価をうけることは喜びであることは確かだ。

「その道」とか言ってるが、たいていの人は趣味でやってると思う。
プロなら、もしくはプロを目指すならたとえ最初は評価されなくても書き続けるだろう。
しかし趣味でやってるひとってのは、感想がもらえるのがうれしくて書いてるってとこもあると思わないか?

この掲示板にも数々の作品が投稿されてるわけだが、それらがそのクオリティに比例した正当な評価を受けていると思うか?
それは作者の努力が足りないからだと、本当にそう思っているのか問いたい。

48くすぐり好きの名無しさん:2009/04/19(日) 13:51:52 ID:rNVui6LY0
流石にリクした本人が感想書くのは当たり前だという前提で。


管理人、ここにカウンタなんて置いたらこうなることは分かったはずなのに…
某足跡機能のせいでどれだけの無駄な争いが起こったと思ってるんだ

読んで満足した人も、冒頭読んで切った人も、冒頭すら読んでない人でもカウンタは回る
某所の「読み逃げ」なんて物言いは投稿者の自分勝手な言い分ってのは分かるよね?

そりゃ感想がもらえるのは嬉しいが、強制してまで書いて欲しいとは思わんよ。意味無いもん
ここでは基本的に反応が無いことが分かってるから、感想欲しいなら他で書けとしか言い様がない

自分で書いてるように、評価も感想も「もらう」ものなんだよ。自分から要求するのは筋違い。
無い場合に確かなのは、あえて感想を書きたくなる作品ではなかったということだけなんだ

49くすぐり好きの名無しさん:2009/04/19(日) 13:52:32 ID:zPKT3qBs0
何か複雑な論議が・・・
確かに感想全然ないとしょげるけど、感想書かなくてもただ見てるだけの人とかもいるだろうし、
とりあえず自分が考えた結末までは書きたいかな・・・
人によって好みや嗜好は違うだろうから、自分が満足できる作品を書ければそれでいいと思う

50くすぐり好きの名無しさん:2009/04/19(日) 17:01:33 ID:Pj7RYVDo0


51くすぐり好きの名無しさん:2009/04/19(日) 17:29:01 ID:kPLk.hHY0
「スレをまとめる」こと自体が、作品をよくするための努力じゃないのか?
俺は賛成だ。感想がもらえてモチベーション上がれば、自然と作品への熱意につながるわけだし。
スキルアップだけがSS作者の努力じゃない。
こういう場では、モチベーションと技術向上は同義だとすら感じる。

読み専門の輩はそのへんを理解していないようだ。
特に>>45はモチベーションと向上心って、全く同じだと思わないのか?

ただ、感想を強要したら意味がないってのは激しく同意。感想はあくまで読者の「好意」だからな。
つまらない作品に「つまらない」って感想書くくらいなら読み逃げしたくなる気持ちも頷ける。喧嘩になりかねないし。


また、ちょっと話が逸れるかもしれないが、
本気で板の改善案を出したいなら、作者と読者の二視点からの妥協案を考えてみた方がいいと思う。


とりあえず俺が思っている、この板での両者の考え方(※一例)

【作者】
・読んでもらったら感想が欲しい(モチベーションUPのため)
・けど、まあ自己満足だから別に反応なかったらないで(ry

【読者】
・オカズになればいい(SSの内容そのものにはあまり興味がない)
・つまらない作品読むのは時間の無駄(読者にも選ぶ権利はある)


この両者の意見を取り入れてるのが「リクスレ」
本当はこれで「リクする→リクSSを書く→感想もらって新たなリク(もっとこうしたら面白いんじゃないか〜みたいな意見)→その感想・リクをもとに新たなSS」っていう循環がなされれば最高なんだろうけどな。

うまく機能できていないのが現状。
正直、作者と読者の相互で求めあわなければ、この議論の和解はないと思われる。

52くすぐり好きの名無しさん:2009/04/19(日) 18:51:52 ID:JHbZWPfE0
>>48はたぶん>>47に対して言ってるのだと思うけど、あせらずにちゃんと読んでからにしたほうがいいと思う。

そうすれば

>この掲示板にも数々の作品が投稿されてるわけだが、それらがそのクオリティに比例した正当な評価を受けていると思うか?
それは作者の努力が足りないからだと、本当にそう思っているのか問いたい。

に対して

>自分で書いてるように、評価も感想も「もらう」ものなんだよ。自分から要求するのは筋違い。
無い場合に確かなのは、あえて感想を書きたくなる作品ではなかったということだけなんだ

は出てこないはず。
あと、

>そりゃ感想がもらえるのは嬉しいが、強制してまで書いて欲しいとは思わんよ。意味無いもん
ここでは基本的に反応が無いことが分かってるから、感想欲しいなら他で書けとしか言い様がない

に対してだけど、強制するとかじゃなくて一応読んだんなら感想を言うのがマナー、という風な自覚を皆が持てばSS書きもうれしいし、
それによってモチベーションがあがってまた新たなより良い作品が出てくればそれは相乗効果になるといえるんじゃないの?

あと他ってどこ

5345:2009/04/20(月) 03:29:18 ID:Gw3kGjmw0

>クオリティに比例した正当な評価を受けていると思うか?


受けているだろう
確かに、その時のタイミング、場所、見る人が誰かによっても評価は異なるし
運の要素も関係しているのだろうが、それを選んだのは全て自分
その結果が良くなかったということは、
それを選ぶ努力が足りていなかったということだろう


称賛してくれるコメントを貰えたら、誰でも嬉しいと思うし
それで創作を続けるモチベーションに繋がるなら良いことだと思うよ。

自分が言いたいのは、そうじゃないとき
称賛や反応が無かったときに、やめてしまうということが結局
「誰にも構ってもらえないし、つまんねーからやーめた」という印象と同じだからね
周りの反応で創作をやめてしまうくらいなら、
それは自分が辛いだけだから、最初からやらない方が良いといったんだよ。



>モチベーションと向上心って、全く同じだと思わないのか?


「やる気」みたいな捉え方をしてるのかな
少なくとも自分には同じものという認識はないよ
モチベーションは「動機付け」であって、
向上心は「より良くしようとする意識」だと思ってる。

リクした人がお礼をいうのはマナーの問題
作者にも読者にも責任はないが、責任感はもっていた方が良いだろうね

5445:2009/04/20(月) 03:30:15 ID:Gw3kGjmw0
作品がなければファンは生まれないが、
ファンがいなくても作者は作品を作れる

ファンがいないと作品が作れないっていうなら、
ファンを作れる努力をしろってこと

55 ◆h44221MlYo:2009/04/20(月) 03:53:34 ID:NWig9cy60
年度末のクソ忙しい時期が終わってヒマが出来たから何か書こうと思ってたら…
みんな何だか難しい話をしていますねぇ…

俺個人に関して言えば、感想や批評はあれば嬉しいけどなくても別にいい
俺が勝手に投下してるだけで、品評会に出してるわけじゃないからね

クオリティとかは度外視して、書きたい人が書きたいように書いたらいいじゃない
『感想がもらえるようなモノを書かなきゃなんねえ』ってなったら書きづらいよ

掲示板なんて所詮は遊び場なんだから、もっと気楽にやろうよ…
この空気じゃ誰も投下出来ねえよ…

56くすぐり好きの名無しさん:2009/04/20(月) 08:03:55 ID:.4dQhk6M0
ID:JHbZWPfE0が勝手に騒いでるだけだから気にするな
>>52に至っては何言ってるのかすら分からないし、物書きじゃないよ

57くすぐり好きの名無しさん:2009/04/20(月) 09:53:06 ID:aEDBoYZU0
確かに脅威的に空気が重苦しくなってるのが感じられるね・・・
要するに書きたい人は周りがどう受け止めようが好きなだけ書けばいいってことだよね

58くすぐり好きの名無しさん:2009/04/20(月) 17:24:52 ID:4Ord45tE0
いいだしっぺの39です。

険悪なムードに陥れてしまったならあやまるよ。

で、みんなはスレを一つにまとめるという案に関してはどう思うの?

59くすぐり好きの名無しさん:2009/04/20(月) 19:25:55 ID:xzs4QYmc0
>>58
個人的に異議はないし、まとめてほしいとは思う。

けど別に二次創作専用のスレがあってもいいんじゃないか?
二次創作を著作権云々とかで「存在自体気にくわない」って敬遠する潔癖な人もたくさんいるからね。

しっかり区分できてる現状維持の方が平和、に一票。
スレが多すぎて迷子になるってわけでもないしな。
この場に限っては、作者は「感想を探す」ことを妥協していいだろ。小説スキル向上が目的の板じゃないんだから。


この板の存在意義は、「利用者のオカズになること」の一点に尽きると思うんだが、皆はどう思う?

60くすぐり好きの名無しさん:2009/04/20(月) 20:17:10 ID:PXynBxaUO
>>59
つまり創作者は我々ROM専の奴隷というわけですね分かります

61くすぐり好きの名無しさん:2009/04/21(火) 01:38:33 ID:L9K1je9Y0
>>55
(n'ω')nお疲れ様なんだぜー!みんな戻ってくるといいネ!


>>45>>48
経験に基づく説得力があると思うし、
作り手として同感でありますが、言い方が辛辣すぎではありませんか?

ここはコミュニティであって、叩き合いや否定しあう場ではありません。
議論の内容よりも先に、相手の気持ちを考えた上で言葉を選んで頂きたい。


>>59
余り賛成ではないのです。

目的は明言されてないから、スキル向上を目的としてもいい。
ROM専でオカズ探しに来てもいい。自分専用スレ作ってもいい。
基本は「気軽に自由に」です。

ただ、今回の件のように意見が出ればそれは「一利用者の考え方」、
だから一般論や正論で真っ向から否定するのではなく、
それも自分とは違う一利用者の考え方の一つなのだとして受け止めて欲しい。

62くすぐり好きの名無しさん:2009/04/21(火) 01:41:15 ID:L9K1je9Y0
>>この板の存在意義は、「利用者のオカズになること」の一点に尽きると思うんだが、皆はどう思う?
に対してのレスつもりだったけれど>>58へのレスと混ざってしまったかも(・ω・`)

63くすぐり好きの名無しさん:2009/05/27(水) 23:21:42 ID:j/eMadvgO
誰かくすぐり小説かいて下さい。(できればF/Mで)

64くすぐり好きの名無しさん:2009/09/18(金) 23:12:32 ID:z/kTGedM0
どこに投下すべきか考えた結果、ここが一番適してるような気がした
というわけでアイマス伊織の足裏くすぐりSS投下します
後半はまだ書きかけです・・・すまんよ

65いおりんの足裏マジ最高!01:2009/09/18(金) 23:13:19 ID:z/kTGedM0
「ホラ、さっさと始めて!」
「ちょっと待ってくれって・・・荷物くらい置かせてくれよ」
「なによ、まだ片付けてなかったの?まったく、もっとテキパキ動きなさいよね〜」

ソファの上でゆったりとくつろぎながらオレンジジュースを飲む女の子。
彼女の名前は水瀬伊織。今人気急上昇中のアイドルの卵だ。
こんなに可愛い顔しておいてプライドが高く、わがままで我が道を行くお嬢様。
だが、決して努力を怠ることなく、着実にここまでの地位を築き上げてきた。
俺も一プロデューサーとして彼女の手助けをしてきたが、尊敬できるところは少なくない。
・・・度が過ぎるわがままを除いて。

「しかしいくらなんでも買いすぎだろ・・・ブランド物以外を探すのが難しいぞ」
「あら、お金って使うためにあるのよ?貯めておく方が経済的にはもったいないわ」
「・・・まぁ、伊織にとってはそうかもな。お小遣いたんまりもらってたしなぁ・・・」
「何言ってんの、そんなものとっくに打ち切ってるわ。これは全部私の稼ぎなの。文句ないでしょ?」
「・・・恐れ入りました、お嬢様」
「ふふっ。執事にでもなったつもり?まぁ、アンタがどうしてもって言うなら・・・雇ってあげなくもないわよ。
 か、勘違いしないでよね!毎日家で会えるとか、そんなこと全く思ってないんだから!」
「・・・はいはい。」

今日も朝6時に起こされたと思ったら郊外のショッピングモールまで連れ出されてしまった。
荷物持ちが欲しかっただけなんだから、仕方なくアンタで我慢してあげるわ!なんて言ってたが・・・
めちゃくちゃ楽しそうにしてたぞ、なんて呟いたら間髪入れずニーが飛んできた。素直じゃなさすぎるぞ!
そしてクタクタになりながらも二人揃ってこの765プロに戻ってきたわけである。

「って言うか、家に帰らないで何しに来たんだ?」
「ん〜・・・ちょっと他の事務所で気になるとこがあってね。資料もらいに来たの。
 先週のオーディションでこの私と対等に渡り合うなんて・・・対策取らないとマズいかもしれないわ」
 
う〜ん・・・やっぱりこういう地道な積み重ねが成功を呼んでるのかなぁ、などと思っていたら
後頭部に消しゴムの欠片が飛んでくる。振り返ると不機嫌そうな顔をした伊織が俺を睨みつけていた。

「っていうか、いつまで待たせるのよ!乙女の願いをないがしろにした罪は重いわよ?」
「・・・俺だって疲れてるんだぞ?まったく・・・」

ようやく買い物を伊織専用のロッカー(5人分を改造して一つにしている巨大サイズ)に収納し終わる。
そしてややぐったりとしながらソファーに向かう俺に、伊織は上機嫌になって足を差し出した。

66いおりんの足裏マジ最高!02:2009/09/18(金) 23:14:27 ID:z/kTGedM0
「ほらほら、早くしてよ。足裏マッサージ♪」

最初は半ば冗談で始めたマッサージだが、どうにも彼女のツボにハマったらしい。
今じゃ週に一回くらいの割合で伊織の足の裏に指を食い込ませている。結構疲れるんだけどな・・・

「う、ん・・・♪あ〜〜、生き返るわ〜♪」
「凝ってますねぇ、お客さん。ん?もしかして胃が悪いんじゃないですか?」
「まぁそりゃ色々苦労もあるしね〜・・・って、この伊織ちゃんにオヤジっぽいこと言わせないでよ!」

おふざけで冗談を言ったらもう片方の足で思いっきり蹴られた。・・・いいキックだ。世界狙えるぞ。
そんな調子で10分ほど続けたところで、伊織の顔がトロンとし始める。声も心なしか色っぽくなった。
・・・どうやらいつものアレだな。まぁ、今日のところは原因はそれだけではないのだが。

「あ、ン・・・アンタ・・・中々・・・上手いじゃない・・・あふぅ・・・」
「もうちょっと激しくするけどいいか?いいよな?」
「アンタに・・・任せるわ・・・むにゃむにゃ」

そう言うと、伊織はかわいらしい寝息を立て始めた。
とここでタネ明かし。実は先ほど彼女が飲んでいたオレンジジュース、この中に睡眠薬が入れてあったのだ。
おかげで多少のショックがあろうとも、しばらく伊織は起きてこないだろう。

「さ、では参りましょうか。お姫様?」

すやすやと幸せそうに眠る伊織を、お姫様抱っこの形で持ち上げる。
計画通り・・・今日は休日だが、これから特別レッスンの予約をしておいたのだ。
伊織にもっと力を付けてもらいたいと思う俺からのささやかなプレゼント。
果たして彼女は気に入ってくれるだろうか・・・?
765プロ内にある特別レッスン室へ向かいながら、俺はそんなことを思っていた。

67いおりんの足裏マジ最高!03:2009/09/18(金) 23:15:56 ID:z/kTGedM0


「う〜ん・・・今何時ぃ・・・?」
「おはよう伊織。とりあえず今は・・・時計が無いから分からないな」
「おはよー、ぷろでゅーさー・・・って、ななななな、なにこれぇ!!」

目が覚めるや否や、伊織は自分の置かれた境遇を見て大声を挙げた。
彼女は今、一糸纏わぬ姿で診察台のようなベッドの上に拘束されていた。
上半身は手首・腕・腰・(やや薄い)胸にベルトが巻かれ、伊織をベッドに縛り付けている。
足は抱え込むような形で折り曲げられ、20cmほど開いた形で固定されている。
そして両足首には上下から挟み込むタイプの木製の足枷がはめられており、
ベッドの両サイドから延びている金具に固定されている。
伊織はちょうど赤ちゃんがおしめを換えられているような格好で体の自由を奪われていた。

「ちょっとプロデューサー、これどういうことよ!返答次第じゃタダじゃおかないわよ!?」

ベッドの枕元にいる俺を見上げながら、唯一動かせる首を震わせて怒り心頭といった表情だ。
いつも通りの調子に安心した俺は、黙って彼女の足元側へ向かう。

「聞いてるの、プロデューサー!?って、ちょ・・・ちょっと!!そっち回らないでよ!」

伊織の足側へ到着すると、まずは突き出されたお尻とかわいらしい恥丘が目に入った。
まだ陰毛は生えておらず、ぴったりと閉じたワレメが俺を迎え入れてくれる。
誰にも触れられていない、神秘的な空間・・・それは確かに、そこにあった。

「い、いやああああ!!見ないで、見ないでよぉぉぉぉ!!変態!ド変態!変態大人!!!!」

俺の視線から逃れようとしているのか、ヒクヒクと痙攣しているワレメを人差し指で何度もなぞる。
伊織のアソコはマシュマロのように柔らかく、沈み込む指がまるで俺を受け入れてくれているかのようだった。
その度にくすぐったそうな、もどかしそうな声が伊織から漏れる。

「ひぃんっ・・・いやぁ・・・こんなとこじゃ・・・いやぁぁぁ・・・」
「落ち着けって、伊織。今日のメインはここじゃないからさ」
「くぅぅ・・・メ、メインって・・・どういう意味よ・・・!」

伊織のワレメの感触を存分に楽しんだ俺は、そこからほんの少し視線を上げる。
そこには足枷に挟まれ、まるでそこから突然生えているかのようも見える・・・小さい足の裏が二つあった。
この足枷は足首との接触部分にクッションが詰められており、肌を傷つけないような作りになっている。
それと同時により密閉して足首を固定し、動きを完全に遮る役目も担っている。・・・さすが特注品だ。
おかげで今、伊織は足の裏を前後にはもちろん、左右に振ることすら満足にできない。
そう、この小さく、白くきれいでスベスベの足の裏に何をされても・・・今の伊織には成す術がないのである。
俺の視線を感じたのか、伊織は完全に無防備で、非常に敏感な部分を晒してしまっていることに気付いたようだ。

68いおりんの足裏マジ最高!04:2009/09/18(金) 23:16:58 ID:z/kTGedM0
「今日のメインデイッシュは・・・ここだ。ここを今からめちゃくちゃにくすぐる。」
「足の裏・・・?え?ちょ、ちょっと・・・! 本気?本気で言ってるの? う、嘘よね・・・?」

途端に伊織の表情に不安が宿る。無理も無いだろう、伊織の足の裏の敏感さは筋金入りだ。
なんでも、風が素足に当たるだけでムズムズする、と昔俺に話してくれた。
ならば何故足裏マッサージなんかをずっと俺にやらせていたのか・・・?その答えは一つしかない。

「単刀直入に言うぞ、伊織。お前・・・足の裏で感じてるだろ?」
「な、なななな!何バカなこと言ってんのよ!そんなこと・・・」
「・・・絶対無いって言い切れるのか?本当か?」
「あ、当たり前じゃない!そんな変態っぽい趣味が私にあるわけないわ!」
「・・・素直じゃないなぁ、伊織は。そんないけないアイドルにはおしおきだ♪」

そう言うと、俺は20cmほどの細長い金属製の器具を伊織の足指に取り付け始める。
この器具は両端に穴が開いてあり、右足と左足の親指がすっぽりと入るようになっている。
これを取り付けることによって、右足と左足が親指によって連結され、足の裏が完全に動かない状態になってしまうのだ。
唯一動かせるところと言えば、親指以外の足指くらいだろうか。とはいえ、足の裏の防御には全く役に立たない。
足首に加えて足指まで支配下に置かれた伊織は、今にも泣きそうな顔をしていた。

「ま、まさかその状態で・・・私の足の裏をいじめるの?や、やだ・・・やだああああああああああ!!!」
「今日のレッスンの目的は、その素直じゃない性格を直すことだ。これも伊織のためを思ってのことだぞ?」
「知らないわよぉぉぉぉ!直るわけないじゃない、このバカプロデューサーーー!!!!」
「はーい、じゃぁまずはその口の悪さを直しましょうねー♪」

無駄と分かりつつも必死になって抵抗し、首をぶんぶんと振る伊織。だが足の裏の位置は一向に変わらない。
俺はそんな伊織の抵抗に全く妨げられず、両足の裏に人差し指を一本ずつ突き立てた。

「くひっ・・・!さ、触らないでよぉ・・・」

足の裏の中心に人差し指を食い込ませ、ゆっくりと指を円状に動かす。
それと同時に伊織の足指が一斉に縮こまり、足の裏全体に数多のシワを作り出した。
伊織の足の裏はやわらかく、まるで素足なのに靴下を履いているかのような感触だった。
あまりの心地よい触り心地に、このままずっと触っていたいな〜と誰でも思ってしまうだろう。

「そーら、こちょこちょこちょ〜・・・」

土踏まずに10個ほど円を描いた後、今度はカリカリと上下に動かす運動に変える。
足の裏の皮が俺の爪に引っ掻かれる度、シャリシャリとなんともくすぐったそうな音を生み出していく。

「〜〜〜〜〜ッ!!〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!」

必死に声を押し殺し、目をぎゅっと瞑って刺激に耐える伊織。恐らく、一度でも笑い声を漏らそうものなら、
そのままくすぐったさの波に溺れてしまうことが分かっているのだろう。
決して強くはないが、人が無視できるレベルでは到底無い刺激を伊織の足の裏に送り続ける。
流石と言うか、忍耐力の強さは人一倍と言ったところだろうか。伊織はまだ声を発さない。
だが表情から窺い知れる事は、指二本でも死ぬほどくすぐったい、やめて欲しい!
という懇願の声を上げたくてしょうがないはずだ。無理しなくてもいいのに・・・

69いおりんの足裏マジ最高!05:2009/09/18(金) 23:17:51 ID:z/kTGedM0

「どうだ、伊織?くすぐったくてしょうがないだろ?今すぐにでも指を離して欲しいだろ?」
「〜〜〜〜ッき、ひひ・・・ べ、別になんとも無いわよ・・・ もっと強くできないわけ?」
「なんだ、やっぱり物足りないか。じゃぁそろそろ全力でいくぞ」
「え?ちょ、ちょっと待って!今のはいつもの口癖・・・」

しまった、という表情で伊織が発言を取り消し終わる前に、
2本だった俺の指は待ってましたとばかりに10本に増え、彼女の足の裏を高速で這い回った。

「いぎゃ、あしゃははははははははははははは!!ぎゃひゃはははははははははははははははは!!
 ひゃめ、ひゃめれエエえええええええええええええこしょぐったいいいいいいいいいいい!!!」

先ほどまでの努力はどこへやら、伊織は一瞬で爆笑した。やはり限界はとっくに超えていたのだろう。
小さくて女の子らしい足の裏に、所狭しと10本の指を動き回す。
なんせもう何ヶ月間も伊織の足裏マッサージをしてきた身だ。弱点は知り尽くしている。
まず右足は、足の裏の王道土踏まずの中心から1cmほどの箇所。ここに5本の指を密集させて責める。
いつもは親指でグっと押してやってるのだが、細い指と爪での刺激はさすがに初めてだろう。
次に左足の弱点に力を入れる。こちらの弱点は、拇指球周辺と足の親指の腹だ。
拇指球を親指でグリグリと刺激し、人差し指と中指で伊織の足指を弄ぶ。
残った指は他の足指の付け根付近をカリカリと引っ掻く。主に足の裏の上半分が激弱というわけだ。

「ほら、伊織の大好きな土踏まずをいっぱいこちょこちょしてやってるぞ。気持ちいいだろう?」
「ほひいひいいいいいいいひいいいいいそ、そんなとこダメだってへへへへぇぇぇ!!!!
 きもちいいわけないじゃにひひひひひひひはひひ変態、変態いぃぃひひひひひひ!!!」
「じゃぁ左足の方が気持ち良いんだな?そうだったな、伊織は拇指球大好きだもんなぁ」
「ぎひひひひひししひいぃぃいぃぃぃすきじゃないいぃぃぃぃ!ぜんぜんすきじゃないひゃよおおおお!!」

これらの刺激に耐えようと、親指以外の8本の足指がこれ以上にないくらい硬く縮こまる。
恐らく足の裏への尋常ではないくすぐったさを和らげようと、精一杯の努力をしているのだろう。
だがそんな努力も空しく、足の裏のくすぐったくてしょうがない場所は無防備であり続ける。
それでも健気に防御をしようとする足指達・・・これを楽しめるのがこの拘束の利点だ。

「どうだ、伊織?今までこんなに足の裏をむちゃくちゃにくすぐられたことないだろー?」
「あじゃしゃしゃしゃしゃしゃはははは、あ、あるわけないでしょおおおおひひあひあははひひひゃひゃ!!!」
「そうかそうか、それは良かった。何事も経験だからな」

普段の凛とした顔からは想像もつかないような顔で笑い狂う伊織。
そこにはアイドルとしての見栄も、高貴なプライドも、微塵も感じられなくなっていた。
俺はただ足の裏をひたすらこちょこちょしてるだけなのに・・・人はこんなにも簡単に変わってしまうんだなぁ。

70いおりんの足裏マジ最高!06:2009/09/18(金) 23:18:56 ID:z/kTGedM0

「ぎょほほほほほほほほほほほほほじぬうううううううううう!!しんじゃううううううううう!!
 ほんぎでしんじゃうわよおおおおおほおほほおほほおおほお!!」
「安心しろ伊織。人は足の裏をくすぐられるだけで死ねるほど脆くはないぞ」

今にも発狂しそうな顔で笑い悶える伊織をよそ目に、俺は全くペースを落とすことなく指を高速移動させ続ける。
思えばこの足には何度も踏んだり蹴られたりしたなぁ・・・まぁ、全然嫌ではなかったが。
いつもは攻められっぱなしの足に、今はこうして思う存分お返しをすることができて感無量だ。
それにこの日のために指先や握力の訓練をして来たんだ、それを余す所なく味わってもらうとしよう。

「いひひひひぃぃぃぃぃぃいでちゃうううぅぅぅぅぅぅ!!おしっこでちゃうわよおぉぉぉぉおおほほ!!」
「ああ、そう言えばさっきのオレンジジュースには強力な利尿剤も入れておいたぞ」
「きひゃひゃしゃひゃひひひな、なんてことしてくりゃのよアンタあひししひゃしゃははは!!」
「ほら、我慢しないで出しちゃえ出しちゃえ!足ツボくりくりくりくり〜」
「あぎゃひゃはははははははははははは!でるううううううううほんとにでるうぅうぅうぅぅ!!」

先ほどより強めに指を食い込ませ、グリグリと足の裏の神経を刺激する。
すると、すぐ下にある恥ずかしい所から小さい水音が聞こえてきた。

「ああ、あああぁぁ・・でちゃってるぅぅぅぅ・・・」
「なんだ伊織、アイドルが人前で勢いよくおしっこか!こんな姿を見たらお前のファンはどう思うだろうな?」

最初はワレメを伝って流れる程度だった水流はすぐに勢いを増し、今は綺麗なアーチを作るほどになった。
すかさず俺は近くにあった尿瓶を手に取り、伊織の恥ずかしい水を一滴残らず回収した。

「う〜ん、見事な黄金色のおしっこだ・・・さすが伊織は体の中まで磨いてるみたいだな」
「ひぃ・・・はひぃ・・・そ、そんなの・・・見せないでよ・・・はひゅう・・・ド、ド変態・・・」

息も絶え絶えになりながらも、俺への罵声は決して忘れない伊織。
それに汗と涙とよだれでくしゃくしゃになりながらも、まだその顔は気品とかわいらしさを保ってる。
流石伊織だ、超敏感なところをくすぐられまくってもなんともないぜ!

「で、どうだ? 自分は足の裏で感じちゃう変態アイドルだってことを認めるか?」
「み、認めるわけないじゃないバカ! べ、別に今のだって全然気持ちよくなんか・・・」
「う〜ん、あれだけ嬉しそうに大爆笑してたのにまだ足りないか・・・こうなったら」

今のは結構いい感じだと思ってたのだが、まだ頑なに否定する伊織。
こうなったら強力な助っ人に登場していただくしかあるまい。

「小鳥さん、お願いします!」


続く

71くすぐり好きの名無しさん:2009/09/18(金) 23:43:26 ID:DhGtRQX.O
>>70
いやっふぅぅぅう!ナイスだぜハッハァ!本当いおりんは地獄だぜ!足の裏とかマジ家にきて妹をファックしていいぞ?状態


しかしなんつータイミングやねん・・・乙だけど!乙なんだけど!君の乙もわかるけど!
・・・俺はガンダムになれない

72くすぐり好きの名無しさん:2009/09/19(土) 11:51:59 ID:YgZOONlc0
>>71
すごいタイミングで被ったねw 
まぁ連休だから皆投下が増えるってことなんだろう・・・

というわけで>>70の続き行きます。

73いおりんの足裏マジ最高!07:2009/09/19(土) 11:53:36 ID:YgZOONlc0
「はいはーい、待ってましたー♪」

合図の言葉を言うが早いか、俺の背後からビデオカメラを持ったかわいらしい女性がスッと現れる。
彼女の名前は音無小鳥さん。この765所属の事務員だが・・・なんと元アイドルという驚きの過去がある。
更に事務員の他にこの特別レッスン室の管理人もしてくれている人だ。
この部屋に揃っている拘束台や器具は全て小鳥さん特注のものらしい。・・・どこで仕入れてくるんだ?
今日も休日だったのに、お願いをしたら喜んで出社してくれた。伊織の拘束を行ったのも彼女である。
それにしても楽しそうにやってたなぁ・・・まぁ、仕事というより趣味なのだろう・・・

「こ、小鳥・・・?アンタなんでここに・・・って、な、何撮ってるのよ!もしかして今までのも・・・?」
「ええ、もちろん♪伊織ちゃんのくすぐったそうな足の裏や、かわいい〜割れ目も余す所なくレンズに収めたわ♪」
「い、いやぁぁぁ・・・恥ずかしくて死んじゃいそう・・・!!」
「大丈夫だ伊織。その映像は俺と小鳥さん、あとはごく少数のプロデューサーにしか公開されないから」
「全ッッッ然大丈夫じゃないわよ!! この宇宙変態ダメ人間集団ーーーーー!!」

「じゃぁ小鳥さん、調教コースでよろしく」
「はーい、任せて下さい♪二人で伊織ちゃんを天国に連れて行っちゃいましょうね!」

そう言うと小鳥さんはカメラを固定し、どこからか二本の筆を持ってくる。
そして伊織の下半身近くに位置取り、お腹側と股間側から筆の毛先をのぞかせた。

「くっ・・・!そ、それで何するつもりよ・・・?」
「これは絵を描くための筆じゃなくてね、女の子の大事な箇所を物凄く気持ちよくしてくれる魔法の道具なのよ♪
 普通の筆よりちょっとだけ固めだから、敏感な所を責めるのはもってこいなのよね〜」
「そんなわけで伊織、今からお前は足の裏でイけるように開発してもらうんだ。ワクワクするだろ?」
「は、はははっ・・・なんだか頭痛くなってきっちゃったわ・・・あはははは・・・」

もうどうにでもなーれ、といった表情の伊織。まぁ、いくら抵抗しても無駄なのはもうとっくに理解してるのだろう。
小鳥さんの準備が万端なようなので、俺も近くにあるビンを手に取り、再び伊織の両足の裏の前に陣取る。
ビンの蓋を開け、逆さまにすると中からドロドロとした液体が姿を現した。
それを伊織の両足にたっぷりと付け、手のひらで十分に伸ばしてやる。足の裏だけではなく、指の間や足首まで・・・
たちまち伊織の足の裏はローションまみれになり、ぬるぬるテカテカした物体に支配されてしまった。

「く、くひひひひっ・・・ア、アンタは何してんのよ・・・!」
「見れば分かるだろ?伊織の足の裏のすべりをとっても良くしてるんだ。」
「うふふ、ただでさえ超敏感な伊織ちゃんの足の裏が更に弱くなっちゃったわねー♪
 ついでにその薬品の中には媚薬も混ぜてあるから、足の裏全体がビンビンになっちゃうはずよ♪」
「・・・それって俺の手までビンビンになっちゃいませんか、小鳥さん?」
「あ、それは考えてませんでした・・・まぁ、伊織ちゃんばっかり気持ちよくなるのも不公平ですし」
「だから、気持ちよくなんてならないって言ってるでしょ!?人の話聞いてるの、アンタ達!?」

伊織が今にも待ちきれなさそうなので(違うか?)、小鳥さんに目で合図を送る。
彼女も嬉しそうに頷き、いよいよ伊織はまな板の上の鯛になってしまった。

74いおりんの足裏マジ最高!08:2009/09/19(土) 11:54:48 ID:YgZOONlc0
「じゃぁ行くぞ、伊織?覚悟はいいか?」
「ちょ、ちょっと待たない?まださっきの笑い疲れが・・・」
「いいや、限界だ!くすぐるね!」

そう言うと、俺と小鳥さんの手先がが一斉に活動を始めた。
俺の10本の指が伊織の大変滑りが良くなった足の裏を縦横無断に刺激しまくり、
小鳥さんが操る二本の筆が股間全体をサワサワとくすぐりまくる。
先ほどまでとは違う、2種類の異質な感覚に、伊織は0.1秒たりとも我慢はできないだろう。

「あ、ああああああああははひゃひゃしゃははははな、なにこれえへへへへへへへひひひひひひ!!」
「どうだ、下半身をダブルで責められてる感じは?脳味噌がピリピリするだろ?」
「いひひひひひひひひひひひひ!!だめ、だめだってええへへへへへへへこしょぐったいぃひひひ!!
 もっと手加減してよほほほほほおほほほおほ!卑怯よあんた達いひひひひいひゃひゃひゃひゃひゃ」
 
ローションによってぬるぬるになった伊織の足の裏は、物凄く指が快適に動いた。
今までは皮膚を責めるときはあまり強くしすぎず、肌を傷つけない程度の力加減が必要だった。
だが、この状態ならいくら激しく責めようがローションが受け流してくれる。
と同時に媚薬による効果で、肌の感度を最高潮にしてくれる。もう伊織の足の裏は真っ赤になってしまった。
正にくすぐりには必須のアイテムと言えよう。
 
「いひひしししひひひひひいぬ、ぬるぬるしちゃうううううひひひゃひゃひゃしゃしゃしゃ!!!」
「どうやら伊織には大ヒットみたいだな、このローション。ほら、指がこんなに早く動くぞー」
「ぎゃしゃしゃははははははははははは!!!!ぬるぬるううううううう!!ぬるぬるしんじゃうううう!!
 あひ、あひのうらがぬるぬるでころされちゃうよほほほほおほしゃしゃはははははははは!!!
 ゆるひて、ぬるぬるだけはゆるひてぇぇぇぇぃひひひはははじゃほほほひあはははは!!!」

先ほどと同じく左右同時に弱点を責めたり、今度は片足を集中して責めたりもする。
伊織の小さい右足の裏に10本の指が這い回り、ほぼ全ての箇所をコリコリとくすぐる。
更に土踏まずを両方の人差し指と中指でローションを掻き出すようにしてやると、伊織は物凄い反応をした。
さっきまでは利き腕じゃない左手でしかくすぐってあげられなかったしな。
伊織の大好きな箇所だから、こうやって徹底的に責めてあげないと後で怒らてしまうだろう。

「あぎゃああああははは!!!そこ、そこおおおお!!そこだけは強くしなでへへへっほほほほっほお!!
 つ、つちふまじゅよわいのよほほほほほしゃはひゃひゃひゃひゃさわらないでええええひひひひ!!
 ぎゃはははは、い、いますぐ指はなしておねがいいいいいひひひいひひひゃひゃひゃひゃ!!!
 あひ、あひが使えなくなっちゃうってばああははははひゃひゃひゃひひししし!!」
 
うーむ、物凄い表情をして土踏まず攻撃に耐えてる・・・さすがにこんな姿はファンには見せられんな。
ちなみに小鳥さんは、その絶妙すぎるタッチで伊織のアソコをねっとりと責めていた。
ワレメの外側を両サイドから何度もサワサワしていると思いきや、突然毛先を中へ侵入させる。
まだ未開発のその場所を余す所なく開拓している感じだ。これは伊織も耐えられないだろう・・・

「伊織ちゃんのおまんこ、かわいいわ〜♪スジがピッタリ閉じちゃって・・・こんな刺激受けるのも初めてよね?
 まだ皮に包まれてるクリちゃんもこの筆なら思う存分くすぐってあげられるのよ♪くりくりくり〜」
「うひゃしゃははははひいっ!!な、なにこれ、なにこれぇぇぇぇぇへへへへへ!!!
 そこ、そんなとこくしゅぐっちゃだめだってばひゃひゃひゃひししゃひぃいぃぃぃ!!
 へんに、ヘンになっちゃうよほほほっほほほほひゃあはははいぃひししし!!!」
「ここを責められたら誰でもそうなっちゃうわよ、伊織ちゃん。安心してサワサワされててね♪
 おしっこの穴もとーってもくすぐったいでしょー?これ絶対にクセになっちゃうわよ♪」
「あひぃぃぃぃっ!!!そんなとこまでええええへへへへへへへへひひひひゃひゃひゃひゃ!!」

75いおりんの足裏マジ最高!09:2009/09/19(土) 11:56:00 ID:YgZOONlc0
小鳥さん、さすがだ・・・俺も負けてはいられない。今度は左足を集中して責めることにする。
こちらは拇指球と土踏まずの上にあるふくらみ、を片手でわしゃわしゃと刺激し、
もう片方の手で足指を5本全てくすぐってやる。足指の腹だけではなく、関節部分や指の間も余す所なくだ。
伊織の一番弱い指は親指のようだが、薬指も結構効くみたいだな。足指の曲がり方がハンパじゃない。
それと足指の間責めでは人差し指と中指、あと中指と人差し指の二つが感度良好だ。
片方の手で足指の間を広げ、もう片方の手で間をコリコリとくすぐる。ここも未経験ゾーンとみた。

「ゆび、ゆびいいいいいい!!!ゆびいじめないでええへへへへへへへひひひひひひひひひ!!」
「足指の間なんて普通は他人に触られないからなぁ。気持ちいとこが増えて嬉しいだろ、伊織?」
「あひゃひゃしゃははひひひひひひ!う、うれしくなんてないいいぃぃぃぃぃぃ!くるひぃぃぃぃぃぃ!!!」

こうしてしばらく小鳥さんとのタッグプレイを行い続ける。3箇所同時責めは流石にキツそうだ・・・
そして10分ほど休む間もなくくすぐり地獄が続いた時、伊織に変化が訪れた。

「ににゃひゃははははははき、きちゃううううううううううう!なんかきちゃうううううううう!!!」
「お、もしかしてイっちゃいそうか?さっき『絶対気持ちよくならない』って言ってたよな?」
「む、むりよおおおほほほほほほほほほ!!ふで、ふでらめなのほほほひひひひひひゃひゃひゃ!!!」
「伊織ちゃんの弱点は大体分かったわ。ほら、この部分知ってる?蟻の門渡りって言うの。
 ここを筆で二本同時にこちょこちょしてあげるわね♪ 死ぬほどくすぐったいわよー♪」
「あ、ああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁwsdtf!!イっちゃうぅぅぅぅぅぅううう!!!」

伊織が一際甲高い声を上げた瞬間、股間から黄金色の水と一緒に透明な液体が噴出した。
遂に・・・遂に伊織が足裏くすぐりでイってしまったのだ。あれだけ頑なに否定した伊織が・・・
俺はえもいわれぬ達成感に包まれた。おっと、おしっこの回収は小鳥さんがやってくれてるから心配しないように。
経験したことのないであろう快感に溺れ、伊織の目は焦点が定まらず、体全体がビクビクと痙攣していた。
だが、そんな彼女を気遣う様子は全く見せず、俺はぬるぬるの足の裏をくすぐり続けていた。

「とうとうイっちゃったな、伊織。ウソつきアイドルにはまだまだお仕置きが必要だなー」
「いひひひひしゃひゃひゃひゃひゃちょ、ちょっとおほほほほ!イっちゃっだんだからははははははは!!!
 ちょっとは手加減してよほほほほほほほほ!からだがあついいぃぃぃひひひひひひ!!!」
「ダメだ。一回くらいで許すわけないだろう?これから伊織には10回ほど絶頂を体験してもらう。
 それに今のはおまんこの刺激でイっただけかもしれないし。
 伊織には足の裏だけで感じる変態アイドルになってもらうって言ったよな?」
「うふふ、じゃぁどっちが伊織ちゃんをより気持ちよくできるか、プロデューサーさんと競争ですね♪」
「そんなははははははひゃしゃははひひひひひ!!!もうゆるひてぇぇぇぇひひほっほほほほはしゃはは!!!」

そんなわけで、俺と小鳥さんの対戦が始まった。お互いに伊織の弱点を知り尽くしている者同士ゆえに、
その責めはとんでもなく激しいものになっていった。どこが一番感じるか、どこに神経が集中しているか・・・
まるで伊織を人体実験の被験者にしているかのごとく、俺たちは伊織を徹底的に責め続けた。

「あああああああはははははひゃしゃはははぎはひひっははひはふふはははははは!!!
 くっしゅぐったい、くしゅぐったいよおおおほほほほほほほほほほほほほほほほ!!
 あひ、あひのうらもおおおおお!おまんこもおおおおお!めちゃくちゃくしゅぐったいのほおおおお!!!
 あがひゃしゃははははははい、いきができないって、ぶわははしゃひゃひはひはははははは!!
 しぬうううううう!!ほんとにしんじゃうううう!!!たふけてエエえええへへへっひひははひひひ!!」
 
流石の伊織も、何十分もの連続くすぐり責めには到底体がもたない。なので気絶しそうになるたび、俺と小鳥さんは
同時に手を止めてしまう。伊織マニアの俺たちにはこれくらい朝飯前なのだ。
そして息を整え終わる瞬間を見計らって、再び無慈悲な責めを展開させる。
気絶したくてもできない、永遠にくすぐりと快楽によって苦しませられる・・・さぞかし地獄だろう。
だがこれも伊織の将来を考えてのレッスンなのだ。俺と小鳥さんは涙を飲んで鬼になるしかない・・・
そして規定回数の10回を目前にした9回目の絶頂の後、伊織の何かが壊れた音がした。

76いおりんの足裏マジ最高!10:2009/09/19(土) 11:57:46 ID:YgZOONlc0
「いひひひひひひひひっひっひひひゃひゃ!!あひ、あひのうらきもちいいいぃぃぃぃぃぃ!!
 あひのうらこちょこちょされるのきもちいひのほほほおおおおおひしゃしゃひゃひゃひゃひゃ!!!
 もっと、もっとあひのうらくすぐってええへへぇぇぇぇ!!もっと気持ちよくしてええへへひゃひゃひゃ!!
 伊織のあひのうらをもっとめちゃくちゃにしてええへへへへえへひはははぃっ!!!」
 
「とうとう自分が変態ってことを認めることができたのか・・・嬉しい、俺は嬉しいぞ伊織!!」
「あらあらプロデューサーさん、そんな嬉し涙まで出さなくても・・・でも私も嬉しいわ、伊織ちゃん♪」
「よし、じゃぁ小鳥さん。最後の一回は二人で伊織の足の裏をくすぐりまくってやりましょう!!」
「合点です! 足の裏だけでイっちゃう記念すべき最初の一回ですね♪」

小鳥さんは筆を置き、伊織の左足の前にスタンバイする。俺はその間も右足をくすぐり続け、休む間を与えない。
そして間もなく、総勢20本の指による足の裏への総攻撃が始まった。

「あぎひひひひひゃひしししひゃひひひひひふははぁひひぃ!!きたぁ!!あひのうらにきたああああ!!
 あひのうらにいっぱいこちょこちょきたぁぁぁぁひゃひゃしゃひはひしゃははぎひはっふひひしひは!!
 いいいいいぃぃぃぃ!!こちょこちょきもちいひいいいぃぃぃぃぃぃぃ!!くしゅぐったいのにひぃぃぃ!
 あしゃひゃはははしゃひはひひひひひはは、か、感じすぎひゃううううううううううううう!!!!」
 
今日初披露の小鳥さんのフィンガーテクニックだが、流石女性らしく繊細できめ細かい・・・
まるで全自動のブラシが小鳥さんの手の平に付いているかのようだった。
足の裏のシワの奥の奥まで掻き毟り、足指の隙間のどれ一つも逃さない。徹底的という言葉が非常によく合う。
伊織の左足がひたすらビクビクと震え、その刺激の強さを物語っている。だがその手は全く緩まない。
いくら訓練を積んだからと言って、俺はまだまだこの人には勝てそうにないようだ。
もちろん俺も負けてられない。足の裏だけでなく、足の甲や足首までくすぐりの手を広げ、
右足全体を性感帯にしてしまうつもりになって全力でくすぐりまくる。
ローションのぬちゃぬちゃとした音がまるで伊織の足の裏が楽器になってしまったかのようだ。

「わ〜、伊織ちゃんの足の裏ってば小さくて真っ赤ですべすべで、最高のさわり心地ですね〜♪」
「ですよねー。俺ももう1時間近くくすぐりまくってますけど全然飽きませんよ。まだまだイけます」

「ぎゃしゃはははひゃはははひぎひひひひっじふひゃひはひあはぐじゃしゃしははははひはひひひひひひひ!!!
 いしししひゃはははひふひゃははははひひひ!!いっちゃううう!あひのうらだけでイっちゃううううううううう!!!
 わぎゃははひしはふはっひしししぎぎゃしひゃああはひぃいおいくぃうlzkじょいういぱぱqさいうfッッ!!
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!」

最後は何を言っているのか理解できないような奇声を上げながら、伊織は足の裏の刺激だけでイってしまった。
と同時にもはや体力の限界なのだろう、白目をむいて口から泡を吐き、ビクンビクンと痙攣しながら気絶してしまった。
こんな姿までカメラに写されてしまったのだ、少しかわいそうだが・・・研究のためには後で見直さないとな。
編集は小鳥さんに任せれば何も心配いらないだろう。

77いおりんの足裏マジ最高!11:2009/09/19(土) 11:58:29 ID:YgZOONlc0
「やりましたね、プロデューサーさん!伊織ちゃんもあんなに嬉しそうに痙攣しちゃって・・・気持ちよさそう♪」
「ええ・・・しかし我ながらちょっとやりすぎちゃった気も・・・後に響かないといいんですが」
「大丈夫ですよ、私に任せて下さい。今日のことは全部夢だった、って思わせちゃいますから。
 こう見えても催眠術なんかは結構得意なんですよ。なんたってこの部屋の管理人なんですから♪」
 
・・・どこまで万能なんだ、この人は。しかし小鳥さんには感謝してもし足りないな。
ともあれ、今日のレッスンは大成功だったようだ。これで伊織の性格も少しは改善される・・・はずだ。多分。

「・・・伊織、お疲れ」

意識のない伊織のおでこに、俺はそっとキスをした。



「ホラ、さっさと始めて!」
「ちょっと待ってくれって・・・いくらなんでもこのままじゃ荷物に押し潰されるぞ」
「なによ、まだ片付けてなかったの?まったく、相変わらず行動が遅いわね〜」

その後・・・伊織にはとある変化が起きた。
テレビの前でのぶりっ子はやめ、普段どおりの素の自分で売っていくと言い出した。
最初は俺も社長も慌てふためいたが、伊織の意思は固く、次週の収録でもそのキャラで押し通した。
どうなることかと固唾を呑んで見守ったが・・・意外にも世間の受けは大変良く、人気も更に上がっていった。
その何事も恐れず、竹を割ったような性格の方が、前よりずっと好感を持たれたのだろう。
そして今や念願のトップアイドルの座を手にするところまで来たと言う訳だ。
しかし俺に対しての扱いは相変わらずというわけで・・・今日もまた荷物持ちに借り出された。

「う〜ん、10人分のロッカーを改造したここももう荷物でいっぱいか・・・どうするべきかな」
「そんなの決まってるじゃない、私専用のロッカー室を作ればいいのよ」
「おいおい、いくらうちの稼ぎ頭でもそんな我侭を許すわけには・・・」
「それより!ほら早く早くぅ♪」

荷物を置き終わった俺は、ソファの上で俺に向かって足の裏を差し出している伊織の元へと向かった。
そしていつもの足裏マッサージを始めると・・・伊織の黄金の左足が鳩尾に突き刺さった。
死ぬほど痛い・・・てか普通のプロデューサーだったら死んでもおかしくないぞ、これ。

「って、何してんのよ!違うでしょ!?」
「・・・え?」
「私は、そこをこちょこちょしなさい、って言ってるの!」
「ああ、今日はそっちだったか・・・すまん。疲れてたみたいだったからさ」
「疲れてるからこそいいんじゃない。いい?手加減したら承知しないわよ?にひひっ♪」

そして今日もまた、765プロに伊織のかわいらしい笑い声が響き渡るのであった。


<<パーフェクト凸ミュニケーション!!>>

78くすぐり好きの名無しさん:2009/09/19(土) 12:01:40 ID:YgZOONlc0
以上です。
作者は伊織になんか恨みでもあんの?と思われそうですが逆です。
いおりんが愛おしすぎておかしくなっちゃっただけです。
誤字脱字いっぱいあると思うけど許してくりゃれー

79wakasira:2009/09/19(土) 12:08:11 ID:SHOIs/OI0
あれからもうこんなに書いたのですか!
小鳥さんは隠れSだと信じてやまない自分は、この小説に心からの称賛を贈ります。
いおりんの足の裏最高! お疲れ様でした。

80くすぐり好きの名無しさん:2009/09/19(土) 20:53:18 ID:zVxCZvvw0
なんという容赦のなさ。
プロデューサーのパーフェクトぶりに感動した。
いや、エロいものありがとう。GJ!

81くすぐり好きの名無しさん:2009/10/09(金) 02:01:13 ID:4T4FQWD.0
>>14
めっちゃ亀だが
黄緑はすでに「友達の黄緑(だったかな」で扉絵に出てるよ

82<くすぐり処刑済み>:<くすぐり処刑済み>
<くすぐり処刑済み>

83 ◆AjN2xCq7C6:2009/11/07(土) 02:06:14 ID:skE5j1dw0
今回はマシン成分が薄いんでこっちに投下。

84 ◆AjN2xCq7C6:2009/11/07(土) 02:06:47 ID:skE5j1dw0
またしてもアイドルくすぐりの話

「ええっ!?ボクもああいうの着るんですか!?」

 目を丸くして驚くのは我が765プロ所属アイドルの1人、菊地真。
スレンダーな体格、短めの髪にすっきり整った容貌、ハスキーな声など、
女の子らしさよりもかっこよさが目に付く、女性ファンのほうが多い異色のアイドルだ。
本人もそのことを気にしており女らしさへの憧れがあるがあるものの、そっち方面では
真の望むレベルで成功しているとは言いがたい。

「なんだ、不満か?」
「え?いえ、仕事なんだしちゃんとやりますよ。ただ、さすがにこれは……けど、ちょ
っとくらいなら……」

 真が気にしているのは次の仕事で着る衣装のことだ。
 クライアントであるMT社は、くすぐりDVDを撮影するときは露出の高い水着を着
用するよう希望している。先日発売され売り上げを順調に伸ばしている双海亜美・真美
のくすぐりDVDの時と同様に、向こうが提示した水着は扇情的なマイクロビキニだっ
た。

「そうか、真がそう言うんなら仕方がないな。向こうの人にもう少し露出の高い水着が
ないのか聞いてみるよ」
「ええ、そうしてくれるんなら……ぷ、プロデューサー!?今、もっと露出をあげるっ
て言いませんでしたか!?」
「ああ言ったよ?」

 当然じゃないかキミは何を言っているんだね、という目で真を見ながら俺は答える。
真は結構押しに弱かったりするので、さも当然のような顔をしていると少々無茶をして
も間違ってるのは自分のほうじゃないかと思ってくれることがある。

「ここ、これ以上露出が増えたら裸と変わらないじゃないですか!いくらプロデューサ
ーお勧めの仕事だからって、そういうのは……」
「真」
「はい?」

 真の抗議を思い切りぶった切って声をかける。
 そのまま数秒真の目をじっと見つめ、向こうが文句を言い続ける様子がないのを確認
した俺は真剣な表情で話を切り出した。

「なあ真。お前は今のままでいいと思っているのか?」
「え?今のままってそれはどういう……」
「美少年系アイドルのままでいいのかってことだよ」
「そっそれは……!」

85 ◆AjN2xCq7C6:2009/11/07(土) 02:07:25 ID:skE5j1dw0
 痛いところを疲れて真はうつむく。菊地真というアイドルのファンは圧倒的に女性が
多い。本人はもっと女の子らしくありたいと思っていても、すでに作り上げられた「美
少年」のイメージを覆して大量の男性ファンを獲得するには至っていない。ちなみに話
はすっかり摩り替わっているのだがそれはこの際どうでもいいだろう。

「俺は今回の仕事、真の可愛い姿を余すところなく大勢の人に見てもらういい機会だと
思っている」
「ボクの…可愛い姿…?」

 そうだ、と頷いて俺は話を続ける。

「真はこの間のDVD、亜美と真美がくすぐられているのを見てどう思った?」
「あれですか?その……あの2人があんな表情を見せているのが信じられませんでした。
なんていうか、あの年なのにびっくりするほど色っぽくて、別人みたいだなって。くす
ぐりってあんな風になっちゃうんですか?」
「ああそうだ。女の子のとびっきり可愛い姿を引き出すのがくすぐりなんだ」
「女の子のとびっきり可愛い姿……」

 頬にうっすらと赤みが差し、上気した表情でどこか遠くを見つめながら真はつぶやく。
おそらく、女らしい姿を撮影される様でも想像しているんだろう。ボクもあんな風に、
とか、男の子も僕に夢中になって、とか、ダメだよそんなに一度に僕の体は一つしかな
いんだうふふー、とかぶつぶつと独り言を言っている。聞き取れる内容から察するに、
このDVDで真の女らしさに気づいた新規男性ファンの山がサイン会に押し寄せて、真
をもみくちゃにしながらくすぐるとかそういう展開を妄想してるらしい。
 そして妄想の内容がひと段落着いたところで真はかっと目を見開き、雄々しく叫んだ。

「プロデューサー、ボクやります!恥ずかしい水着もくすぐったいのも、全部乗り越え
てやりとげて見せます!!」
「よし、その意気だ!じゃあクライアントには一番色っぽいやつでお願いするよう伝え
ておくからな」
「はい、お願いします!」

 真はやる気十分だ。これなら仕事の出来にも期待出来るだろう。


  本日のお仕事:くすぐりDVDの撮影


「プロデューサー!やっぱりこれはないですよ!」
「きっちり着てから言うことじゃないよな」

86 ◆AjN2xCq7C6:2009/11/07(土) 02:07:51 ID:skE5j1dw0
 控え室で真が叫び、俺は投げやりに返事をする。何しろ今更な話だからだ。意気揚々
と撮影のためここまで来て、布地のほとんどない水着を見てきゃーきゃー言って、完全
に着こなしたうえで廊下にいた俺を控え室に呼んで、そのうえでこれはないとか言われ
てもなあ。

 ちなみに今回の水着はやや光沢のある素材のビキニだ。上は500円玉よりも小さそ
うな銀色の円形が、ぴったりと張り付くように乳首を隠している。下は同じく銀色の小
さな三角形が、後1センチ下にずれたらモザイクが必要という絶妙な位置で股間を隠し
ているが、布地があるのは前側だけという驚きの露出振り。後ろはV字に分かれた紐だ
けで、尻は完全に丸出しだった。布地同士をつなぐ紐はきらきらと光を反射し、裸の少
女が細い鎖で彩られているような錯覚を生み出すグッドデザイン。いやパーフェクトデ
ザインと呼んでも差し支えないだろう。
 ちょっとでもズレたらアウトだろうに、よくここまで真の体に合わせた素敵な水着を
作ったものだとクライアントを尊敬せざるを得ない。

「だって、せっかく用意してもらったのに着ないわけにはいかないじゃないですか!そ
れに、実際に着たらどんな感じなのか、その、興味もあったし……けど、これを他の人
に見られるのはやっぱり無理ですよ!」

 顔を真っ赤にしながら、真は両手で胸と股間を押さえながら俺の視線を避けるように
体を横に向ける。横向きだとほぼ全裸に見えるんだがなあ。というか俺に見られるのは
いいのか?しかしこのままでは仕事にならないので、真の心をほぐしてやらないといけ
ないな。アイドルをその気にさせるのもプロデューサーの仕事なのだ。

「真、そのままじゃよく見えないから両手を挙げてくれ」
「いやだから恥ずかしいって」
「そうだな、首の後ろで腕を組んで軽くポーズをとってくれ」
「ですからプロデューサ……」
「ほら、早く」
「……わかりました」

 有無を言わさぬ語調で促すと真はあきらめたのか、おずおずと俺に言われたとおりに
動き出す。ぎりぎりまで生地を切り詰められた水着が露になり、控えめな胸が突き出さ
れた。俺は真の正面に立って腰から下をじっくりと観察した。

「あ…あぁ……プロデューサー、そんなに見ないでください…」
「いや、毛とかはみ出してたら問題だからな」
「そんなこと言わないでくださいよ!」

 あわてた様子の真が顔を赤くして、両手で俺の視線の先を隠そうとする。けど、そう
いうわけにはいかない。これは大事なことだからな。

「真、ポーズポーズ」
「あ、すいません…」

87 ◆AjN2xCq7C6:2009/11/07(土) 02:08:13 ID:skE5j1dw0
 言われて真は再び両手を頭の後ろで組む。うん、こういう素直なところは真のいいと
ころだ。俺は先ほどから観察していた真の下腹部、秘所付近にそっと手を当てその感触
を確かめてみた。滑らかな手触りの肌をさわり、さわりと撫でるたびに真の腰が悩まし
く揺れる。

「うぅん……あぁ…プロデューサぁぁ…」

 真はわりとスキンシップに弱いのか、こうして撫でてやると途端におとなしくなる。
以前そんなことを言ったら「プロデューサーだけですよぉ…」と嬉しくなる様な返答が
帰ってきたが。

「ちゃんと綺麗にしてきてるみたいだな」
「そりゃあ…全部剃ってきましたから……」
「剃ってもらった、じゃなかったか?」
「プロデューサー、意地悪です…」

 何しろ、真が水着の仕事で恥ずかしい思いをしないで済むよう美希に頼んだのは俺だ
からな。あいつの話を聞く限り、比喩抜きにケツの毛まで抜く勢いでやったみたいだ。

「それじゃあ今度はこっちに来てくれ」
「はい…」

 手を離す瞬間、真は少し残念そうな顔をした。これだけ気を許してくれていると、プ
ロデューサー冥利に尽きるというものだ。続いて俺は真を姿見の前に立たせると、真の
背後に立った。

「ああっ、ダメですプロデューサー!今ボク、おっ、お尻がっ」
「うん、真のかわいらしいお尻がよく見えてるよ」
「は、恥ずかしいですよっ言わないでくださいっ!」

 真は、後ろに回った俺にほぼ丸出しの尻を見られて羞恥心に悶えていた。直に見られ
るのは触れられるのとまた違って恥ずかしいらしい。だが真は手を下ろして尻を隠すこ
ともなく、俺に指示された通りのポーズを保っている。こうして真が俺に全幅の信頼を
置いて俺の言葉通りに動いてくれるのも、日頃のコミュニケーションの賜物だ。プロデ
ューサーとアイドルの絆を大事にする社長のモットーに俺も共感せざるを得ない。

「それじゃあ真、じっとしてろよ」
「え?……ひゃぁんっ!?」

 俺が真のお腹を左右から挟むように指先でつんと突付くと、なかなかかわいい悲鳴を
上げて体をくねらせた。そのまま指を動かして真の体をくすぐりだす。

「はぁっ、あぁ、ひゃふぅっ!そ、そこはぁっ…!」

 俺は右手で真の腋を軽くこちょばしてやりながら、左手の人差し指を脇腹につーっと
走らせた。

88 ◆AjN2xCq7C6:2009/11/07(土) 02:08:34 ID:skE5j1dw0
「うふぅっ!?ふ、っふふっふふふぅっふ〜っくくくくぅっ!」

 指を動かすたびに真の体はぴくんと震え、押し殺した笑い声が口から漏れる。俺は真
が我慢できるよう、弱めにくすぐり続けた。

「はぁっふぅぅ、ぷ、プロ、デューサー、うぅ〜っくくぅ!どうして、ひっうぅっ、こ
んな…」
「ほら真、見てみろ」
「え?」

 俺に言われて真は正面の姿見に映った自分の姿をしげしげと眺めた。息を荒げ、うっ
すらと汗ばんだ肌で身を震わせくすぐりに耐える半裸の少女の姿を。

「今の真、すごくかわいいぞ?」
「んんっ、ボクが…ふぁっ、かわいい…?」
「そうだ。真は幸せ者だぞ?こんなに色っぽい姿を大勢の人に見てもらえるんだからな」
「色っぽい…ボクの姿が……みんなに…?……んうぅっ」

 俺の言葉に答えるたびに、真の瞳が酔ったように熱を帯びていく。

「はひぃっ!はぁっ…ふぅっふふぅ……ボクが…くうぅ……こんな、顔を…」
「ほら、もう少し体温めてやるから、これがすんだら撮影に行くぞ」
「わか、りぃっまし、うふぅっ!?プロデューサー、そこ!んっくぅ〜っくっくくくく…
…」


「それじゃあ行ってきますプロデューサー!」
「おう」

 言うが早いがテンションのあがった真は控え室のドアを開け、撮影場所へと向かっていった。
ただな、真。廊下を歩くときは上着着てってもいいんだぞ?


 さて、そういうわけで撮影だ。

 現在真が入っているのはスフィアという呼び名がつけられた、まだ市場に出ていないくすぐ
りマシンだ。大掛かりな設備が必要なので家庭用としての販売予定はないらしい。スフィアは
上部に出入り用の穴が開いた透明な球体で、内部には薬液を満たして使用する。エアチューブ
の繋がったマスクを顔に装着して内部に入り込み完全に薬液漬けとなって使用することも出来
るが、顔が隠れるとアイドルのDVDとしての意味がないため、今回は首から上を外に出して
の使用となる。首と頭部を固定する専用の器具を装着するとちょうど出入り口のところで首周
りの器具が固定され、首から上は空気中で思う存分笑い声を響かせ、首から下は水中でゆらゆ
らと揺れる様を外から見ることが出来る。スフィア内部に充填される液体は肌の感度を上げた
り、もっと直接的な発情させたりする薬剤が含まれているが、その濃度はあまり高くない。そ
して肝心のスフィア内部でくすぐりを実行する装置は、新開発の機械式透明触手だ。この触手
は芯に直径2ミリほどのケーブルが入っており、その周囲をゲル状の素材で包んだ形をしてい
る。ケーブルから流れる簿弱な電流でゲル触手は自由自在に動き形状を変える。空気中では自
重を支えられないこの触手だが、水中なら思う存分ぬるぬるの表面で人をくすぐることが出来
るのだ。繊細で柔らかい責めが期待できるらしい。
 以上、さっきもらったパンフレットに書いてあった情報終わり。

89 ◆AjN2xCq7C6:2009/11/07(土) 02:08:52 ID:skE5j1dw0
「あはっ、ああぁはあ〜っはっははははっは!!これ…きついですよぉっ!」

 元気よく笑い声をあげながら水中でじたばたともがく様子がよく見える。ちなみに今日はモ
ニタールームじゃなくすぐ近くで見学させてもらっていた。

「あひぃっはっはひゃぁぁっ!?ダメですっ、ぬるぬる、ぬるぬるがぁぁ!」

 構造上、体を丸めて手足を伸ばさないようにされるとくすぐれる箇所が限られるため、今回
は最初から手首足首に1本の触手が巻きつき手足を無理やり伸ばし、その状態でくすぐってい
る。じっくり時間をかける場合はここまでやらないそうだが、今日は他のマシンも使うから
こうするらしい。

「んぅっくぅっ!?背中っ…うあぁっ!足のうらまでぇ!?」

 球体という構造上、スフィアの中にいる真を外から見ると光の屈折でゆがんで見えそうな気
がするが、それを計算して作られているそうでここからだと真のありのままの姿が見事に楽し
める。しなやかなボディラインが膨張して見えるということはなかった。それにしてもこうし
て水の中で踊るほぼ裸の真を見ていると、捕獲した人魚を見世物にしているような背徳的な美
を感じるな。退廃的なインテリアというかなんというか。
 765プロがもっと大きくなったらホールに設置して、アイドル候補生あたりを入れておく
のもいいかもしれない。

「ひゃぁっはっはぁっ!くぅぅっ、おっお腹ぁっ、揉まないでぇっ!」

 ぬるぬるとした触手にお腹の上を這い回られ、真はたまらず手で払いのけようとする。しか
しある程度腕を引っ張ると、手首に巻きついた触手が引き戻すため結局真のくすぐったさは解
消されない。一見すると自由に動けそうなゆるい拘束だが、この触手にはある程度引っ張ると
ゴムのように戻る性質があるらしく、さっきから真は腋を閉じようとして万歳させられたり、
足をちぢこめようとして大股開きにさせられたりということを繰り返している。全身を激しく
動かすため、なまじきっちり拘束されているよりも疲労が早いんだとか。
 まあ抵抗の大きい水中であれだけ暴れればそりゃ疲れるだろう。ダイエットマシンとしての
側面もあるって話だがそれも納得だ。

「はへっははぁっ、ふあぅ、ひゃははっ、はっくくふぅっ…」

 触手に巻きつかれながら真は踊り続ける。どのくらいの時間これを続けるのか知らないが、
スタッフの話ではまずは体力をたっぷり搾り取ってから本格的に行くとのことだ。かなりハ
ードな撮影なんでがんばってくれよ、真。

 ちなみに、DVDには水中カメラで撮影された間近からの映像も収録されるそうだ。

 それからしばらく時間が経過して、真は現在無数の穴が全面に開けられたベッドの上で、
四肢を固定されたまま横たわっていた。激しく運動したせいか薬液成分がしっかり染み込ん
だせいか、おそらくはその両方だろう。顔を真っ赤にしてハアハアと荒い呼吸を繰り返して
いる。そして顔には酸素吸入器のようなものが取り付けられていた。ようなもの、と評した
のはただ酸素を供給するためのものではないからだ。笑い声の上げすぎでダメージを受けた
喉をたちどころに癒す薬を噴霧し吸入させることによって、長時間くすぐった後でも真はい
つもの声のままでいることが出来る。ガラガラ声になったアイドルなんて誰も見たくないか
らな。長丁場の仕事にはありがたい仕様だ。

90 ◆AjN2xCq7C6:2009/11/07(土) 02:09:20 ID:skE5j1dw0
 そんな感じで次の撮影までしばしの休憩を取っている真の様子を観察していたところ、撮
影スタッフの1人がこっちに来て俺に何かを手渡した。

「あ、プロデューサーさん。これ彼女に飲ませておいてもらえます?」
「分かりました。ところでこれは?」
「特性スポーツドリンクです。水分補給は欠かせませんからね、なるべく全部飲ませてあげ
るようにしてください」
「全部って……これ1リットルくらいありませんか?」
「さっきのあれ、かなり水分消費が激しいですから」

 お願いしますね、と言い残してスタッフさんは機材のほうへ戻っていく。まあ、まだ撮影
開始まで時間はあるみたいだし、真がリラックスできるようにという向こうの気配りだろう。
そして角度が変わる仕様なのか、ベッドは俺が見ている前でゆっくりと立ち上がりどちらか
というと真は板に磔にされているような状態となった。寝たままドリンク飲むのは危ないか
ら、という気配りだろう、多分。

「どうだ真、最後まで頑張れそうか?」
「プロデューサー……結構きついですよ、これ……けど、絶対にやり遂げて見せます…!」
「そうか。その意気なら大丈夫だな」

 疲労してはいるがまだまだ真の目には光がある。これなら大丈夫そうだ。自らの意思でく
すぐられるアイドル。その姿は実に輝いている。真の口元の吸入器を外してもらった俺は、
預かったボトルのてっぺんにあるストロー部を真の口元に寄せてやった。

「ほら、これ飲んどけ。水分摂らないときついからな」
「ありがとうございますプロデューサー…。のど渇いてたんですよ」

 そう言うと真はゴキュッゴキュッとすごい勢いでドリンクを飲み始めた。実に生命力あふ
れるたくましい飲みっぷりだ。

「おい真、そんな一息で全部飲まなくても…」
「プハーッ、生き返るー!たまにはスポーツドリンクもいいですね!」

 元気になりすぎだろ!?疲労困憊だったんじゃないのか!
 休んでるうちに回復したのか、恐るべし真。

「これならまだまだ平気です!」
「……まあ、元気があるのはいいことだよ、うん」

 と、真のエネルギー10秒チャージが完了したあたりでスタッフがやって来る。

「真さん、そろそろ次いけますか?」
「はい!お願いします!」
「じゃあ頑張ってな」
「はい。プロデューサー、ボクの雄姿しっかり見ててくださいね」

……どっちかというと、雄々しい姿よりも女々しい姿に期待してるんだがな。
 雄姿じゃダメだろ、雄姿じゃ。まあ、この後のくすぐりマシンのパワーに期待するか。


(続くと思う)

91くすぐり好きの名無しさん:2009/11/07(土) 02:12:17 ID:skE5j1dw0
なんか調教済みっぽいけど765プロではよくあることだと思う。
続きができるかどうかは気力次第…

92くすぐり好きの名無しさん:2009/11/08(日) 00:35:31 ID:M77QrJyA0
Pと真イチャイチャしすぎだよ!もう結婚しちゃえよ!
あのスレンダーボディはまたくすぐり甲斐がありそうな・・・特に上半身
真もまだまだ元気だしふにゃふにゃになるまで責めてあげてよー!

93くすぐり好きの名無しさん:2009/11/23(月) 06:55:01 ID:/nq9f7wk0
GJ!
楠川望もそうだったが、ふにゃふにゃになると視点が難しそうなのよね

94<くすぐり処刑済み>:<くすぐり処刑済み>
<くすぐり処刑済み>

95暇つぶし:2010/02/02(火) 21:40:18 ID:/bqfP0ZU0
世界の狭間に存在する現世で忘れられし者達の楽園、それが幻想郷。
妖・悪魔・神々達が住まうこの地には不可思議な力を持つものたちが満ち満ちており、、
悪戯な妖精達が潜む霧深き魔法の森を平然と歩んでいる、
とんがり帽子に黒いエプロンドレスを着た少女、霧雨魔理沙もその一人である。
彼女は今日も魔法の媒介とするキノコを集めにこの森を散策していたが、
どうにも今回は収穫が悪く、いつもよりも奥の方へと入り込んでいた。
「う〜ん、今日は今ひとつだな。・・・おや」
目的のものは見つからなかったが、彼女はその代わりとなりえる程の逸品を、
木々の端に見つけ、目を輝かせる。
そこは上流から流れた清流がなだらかな丘から流れ落ち、小さな池を形成してなんとも穏やかな地形だった。
湿気と収穫の悪さに気分が滅入っていた魔理沙は、早速周囲を調べてみる。
「お、こりゃいいな。水も飲めそうだし、辺りにやばそうな妖怪や獣もいないし、絶好の水浴びポイントだ」
魔理沙は年頃の少女らしくもなく、服をポイポイと脱ぎ捨て、泉に足を漬ける。
ひんやりとした心地よい感触に、魔理沙は機嫌を幾分かよくし、しばしの水浴びを楽しんだ。
そんな時、後ろの草むらがガサッと揺れた。

96暇つぶし:2010/02/02(火) 21:41:14 ID:/bqfP0ZU0
「!? 誰だっ!」

すばやく、八方形の魔道具「八卦炉」を闖入者に向ける魔理沙。
しかし、そこにいたのはどこか小憎らしくも愛嬌のある顔をした丸っこい生き物だった。
赤いリボンと左右の三つ編みが、自分の知り合いの巫女に良く似ている。
「ゆっくりしていってね!」
魔理沙はポカンとした後、苦笑しながらその生き物に近づいていく。
「なんだ、なんだ珍しい生き物だな。お、なんかコイツ霊夢に似てるぜ」
片手でひょいと持ち上げ、マジマジと見つめてみる。
その時、もう一体の丸っこい生物が後ろから飛び出してきた。こちらはカチューシャに金髪である。
「ゆっくりしていってね!」
「今度はアリス似か、面白いな。ゆっくりれいむとゆっくりありすとでも名づけるかな」
今度はゆっくりありすの方に魔理沙は近づいていく。
その時、不意にゆっくりれいむがフッと息を吐き、それが魔理沙の耳を掠めた。
「うひゃあ!」
右手のゆっくりれいむを落としそうになりながら、魔理沙はそちらをにらみつける。
「おい! いきなり何を・・・あひゃっ!」
今度は素肌の左足をゆっくりありすに舐められ、艶っぽい声を上げる。
その反応に気をよくしたのか、再びれいむが耳に息を吹きかけてくる
「あひゃひゃひゃ!! や、止めろ。くすぐったいだろ!」
足元のありすを振り払おうと足を上げるが、ありすは舌を長く伸ばし、
逆に魔理沙の足の裏をペロリと舐めあげた。
「ひゃうっ!」
片足を上げた状態でのむず痒い感触に、魔理沙はバランスを崩しその場に尻餅をついてしまう。

97暇つぶし:2010/02/02(火) 21:41:42 ID:/bqfP0ZU0
「イテテ、こいつらいい加減に・・・ぶわっ」
転んだ表紙に上に飛び上がっていたゆっくりれいむがボスッと魔理沙の顔にぶつかり、魔理沙は仰向けに倒される。
その状態で剥き出しの足の裏をありすがペロペロと舐め始めた。
「ぎゃはははははははははは!! ああっはははははは!! く、くすぐったい!!くすぐったい!!
 や、止めてくれ! いっひゃひゃひゃはははあはははは!!!」
胸の所に乗っているゆっくりれいむが意外と重く、くすぐられながらの状態ではどける事が出来ない。
魔理沙はれいむをポカポカと殴ってどかそうとするが、饅頭のように柔らかい体はその衝撃を吸収してしまう。
その間も、ありすは魔理沙の足の裏から、指の間まで蛇の様に舌を這わせていく。
「いいっひひひひひっひひ!! た、頼むから、どいてくれ!! ぎゃはははははははっははははっ!!!」
笑いすぎで涙を流しながら、魔理沙は辺りを見回しなんとか、状況を打開しようとする。
そして、その助けとなりそうな物は、魔理沙のそばにあった。
「くっくくくく! あ、あそこに八卦炉があははははは!」
手を伸ばせば届きそうな所に、八卦炉が転がっている。
これを使えば、ゆっくりたちを簡単に吹っ飛ばせる。そう考え、魔理沙は必死に手を伸ばす。
「あひひひひひひ・・・あ、あと少しで・・・うひぃ!」
しかし、八卦路を手にしたその瞬間、魔理沙はわきの下を何かになぞられ、八卦路を取り落としてしまう。
更に、その時のショックで八卦路はコロコロと転がっていってしまった。

98暇つぶし:2010/02/02(火) 21:41:56 ID:/bqfP0ZU0
「あ、あああ・・・」
魔理沙が顔を前に戻すと、れいむが左右の髪の毛をまるで触手のようにウネウネと動かしつつ、ニヤニヤと笑っていた。
これで、八卦路に気をとられていた魔理沙のわきの下を触ったのだろう。
だが、そんな事を考える間もなく、れいむの髪の毛が魔理沙のわきの下をサワサワと筆のように撫で始め。
魔理沙は体を跳ね上げて笑い悶えた。
「ぎゃああっははははははははは! や、ヤダヤダヤダァアアアァ!!!」
駄々っ子のように魔理沙は暴れるが、それでも、れいむは魔理沙の上から降りず、魔理沙がわきの下をかばえば、
首筋やわき腹をコチョコチョとくすぐり、巧みに責め先を変えて魔理沙を休ませない。
更に、ありすも暴れ馬のように足を振り回されるのに閉口したのか、お腹の辺りをペロペロと舐め、
へその中に舌を入れてグリグリと舐め転がす。
「いひゃあああああああ!! あぎゃあははははははああはははははあは!! そ、そんなとこおおほほほっほほっほほ!! 止めてえええへへへっへへっへへっへ!!! あ、あ、もうだめえええっ」
繰り返されるくすぐり責めに、チョロチョロと魔理沙の股間から小水がこぼれだす。
そして、笑いすぎで出てきた涙の上に、ゆっくりに弄ばれている自分の姿に別の涙が溢れ出す。
しかし、その行為はありすに別の注意をひきつけた。
「あはははははは! ・・・! あ、あああぁぁぁん!!」
魔理沙の出した小水の出所に興味を示したのか、ありすは股間の筋に沿って舌で魔理沙を責め始める。
れいむも、乳房の蕾や耳の穴をサワサワと愛撫するようにくすぐる。
「あ、あひぃ! や、やめて・・・ひゃうっ! も、もう十分だろぉ・・・」
くすぐりで敏感になってるせいか、想像以上にこの責めは強力に作用した。
魔理沙は下唇をかんで、ともすれば流されそうになる自分を抑えようとするが、
二体のゆっくりのテクニックは意外にも高く、また、魔理沙自身も段々と快楽に飲まれ、
次第に、抵抗がおとなしくなっていった。
「あ、あん・・・、あふっ、あ、あああああ!!」
ありすが何十度目か舐めあげた時、魔理沙は高い声を上げて絶頂する。
ハァハァと荒い息をしながら、ふと、魔理沙が横を見ると、
「ゆっくりしていってね!」
「ゆっくりしていってね!」
「ゆっくりしていってね!」
いつの間にか、新たなゆっくりが集まっていた。
あるゆっくりは羽をひらひらと動かし、
あるゆっくりは舌をレロレロと動かし、じっと魔法理沙のほうを見つめる。
「お、おい、冗談だろ・・・。冗談だよな」
魔理沙が引きつった笑顔を浮かべた瞬間、
「「「ゆっくりしてイってね!!!」」」
周囲のゆっくりが一斉に魔理沙の体に群がった。
「あぎゃああああっはっはっはっはっはっは!!! い、いやだああああ!! もうやだああ!!! だれか助けてえええ、あひゃひゃひゃひゃひゃはひゃひゃっはっはっはははは!!!!」
足の裏を舐められ、腋の下を撫でられ、へそをクリクリと掘られ、
魔理沙は体のあらゆる場所をくすぐられ、愛撫され続け、数時間後、深く考えるのを止めた。
「ぎゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!! いひゃいひゃいひゃははは!! あぁぁぁぁああああああああ・・・・・・」


博麗神社にて、
ここの巫女である霊夢は今日も日課の掃除をしていた。
「今日も、天気がいいわねぇ。なんか逆に悪い事が起こりそうだわ。」
空を見上げて嘯く霊夢の後ろに、人影が空から現れた。
「よう、霊夢」
「あら、魔理沙。久しぶりね」
にこやかに返す霊夢に魔理沙は告げる。
「ちょっと面白い場所を見つけたんだ、一緒に来ないか? アリスも今楽しんでるんだぜ」
「今から? 別に暇だしいいけど」
「そうか、それはよかった、きっとお前も気に入るぜ」
魔理沙は、軽く俯いてニヤリと笑った。

99くすぐり好きの名無しさん:2010/02/02(火) 21:43:38 ID:/bqfP0ZU0
以上、t=kさんのpixivイラストがなんかよかったので一つ書いてみました。
ゆっくり可愛いよゆっくり。抱きしめたいよ。

後小さい生き物に責められるってシチュいいですよね。

100くすぐり好きの名無しさん:2010/02/03(水) 02:37:09 ID:zBpQ/3d20
これはゆっくりできないw

101くすぐり好きの名無しさん:2010/02/07(日) 22:22:20 ID:192AsA3o0
>>99
自分の落書きを基に
小説書いてくれてありがとう。
励みになります。乙でした。

102<くすぐり処刑済み>:<くすぐり処刑済み>
<くすぐり処刑済み>

103<くすぐり処刑済み>:<くすぐり処刑済み>
<くすぐり処刑済み>

104<くすぐり処刑済み>:<くすぐり処刑済み>
<くすぐり処刑済み>

105<くすぐり処刑済み>:<くすぐり処刑済み>
<くすぐり処刑済み>

106 ◆AjN2xCq7C6:2010/06/06(日) 22:10:52 ID:0aUtYEUA0
随分間が開いたが>>90の続き
菊池真のくすぐりDVD撮影の続きです



「それじゃー次はじめまーす」

 休憩時間が終わり次の撮影が始まった。真が磔にされているベッドは垂直方向から
30度程度傾いており、真はそこに背中を預けている。足は肩幅より少し広目に開
き、腕をまっすぐ横に伸ばして大の字になっていた。このベッドは全面にわたって
直径10〜20センチ程度の穴がたくさん開いていて、パンフレットによればそこ
から様々なギミックのくすぐり器具が出てくるらしい。無理な拘束で体に負担がか
からないよう足元にはフットペダルのようなものが出ており真はそこに立っている。
そして足首と手首に巻き付けられたベルトとベッドが鎖でつながれていた。足首の
方の鎖は長さに余裕がなくほとんど動かせないようだが、手首の方は長さが30〜
40センチ程度あり多少は体を動かせるようだ。ほとんど半裸のアイドルが磔にさ
れているこの光景はそれだけで淫靡な雰囲気をかもし出す。このDVDは男性ファ
ン拡大にきっと役に立つだろうな。

「うわぁっ!」

 そんなことを考えていると真が小さく悲鳴を上げる。見れば、両腋の下から先端
が握り拳ほどの巨大な梵天状の毛玉になったアームが出てきていて、それを見たぎ
ょっとした表情をしていた。梵天球はふわふわした毛先をゆらしながらそのまま真
のお腹を撫でていく。

「うひゃあっ!?ひゃ、ふうぅっ!ダメですっ!ボク……フサフサのは……ああ
ぁぁ〜〜っ!」

 腰をねじりながら珍しく甲高い声をあげつつ真は悶える。そういや苦手だったな。
耳掻きとか、筆とかでいじられるの。

「んっくぅ〜〜っくっくくぅぅ〜っ!」

 歯を食いしばるようにこらえる真の苦悶の表情はなかなかエロティックだ。大声
で笑い狂う姿を撮るのが今回の撮影の趣旨だが、こういう映像があるのはきっとプ
ラスになるだろう。ところで、梵天球が撫でた後が何故か白くなっている。こうい
うときはパンフレットを確認、と。うーむ、どうやらあの梵天球はベビーパウダー
を体にまぶすためのものらしいな。たっぷりの粉をまぶされた肌をこすられるのは
ぬるぬるのローションなどとはまた異なったくすぐったさを生み出す。言ってみれ
ばドライタイプのくすぐりなわけだ。

107 ◆AjN2xCq7C6:2010/06/06(日) 22:11:17 ID:0aUtYEUA0
「はうぅっ、うぅ〜〜んんっ、はひぃぃ、これ、ダメです…」

 2個の梵天球に優しくまさぐられて感じているのか、真は甘い声を漏らしていた。
くすぐりの強さは変わっていないが、背中の方をさわさわといじられるのは気持ち
がいいらしい。軽く開かれたままの口ととろんとした視線を見れば一目瞭然だ。梵
天球が背筋に沿って上下する度に体がびくりと震えている。撮影が終わったら念入
りに背中を開発してやるのもいいかもしれないな。
 梵天球はその後も真の体をじっくりと白く染めていく。首筋はかなりくすぐった
いのか顔をぶんぶん振って逃れようとしていた。それに対して内股や胸はあまり嫌
がっていない。また、腋のくぼみにすっぽり填められた梵天球が回転しているとき
はかなり激しく笑っていた。いずれも俺がこれまで真の体をくすぐったときと近い
反応だ。

「はぁ……はぁ……」

 パウダーによる下ごしらえが終わり、一旦梵天球がベッドの中に引っ込んだため
真は呼吸を整えていた。まだほとんど笑ってないのでさほど息は乱れておらず、疲
れてもないようだ。そんな真の前に、ベッドの方々から出てきたたくさんのアーム
が姿を見せる。

「うわぁ……」

 そのアームを見て思わずため息が出たようだ。今回はフサフサ系で行くのか、大
小様々な毛ばたきやブラシが真の前に姿を見せる。大きい毛ばたきは長さが1メー
トルほどで、結構大きな鳥の羽が植えつけられた上等そうな代物や、短い羽がみっ
しり生えているものなどが見える。1枚1枚の羽が大きい方はダチョウの羽を贅沢
に使った高級品で、柔らかくて毛足の長い羽毛が心地よいくすぐったさを与えてく
れるそうだ。他にも30センチ程度で筆型の先端が細かいところまでピンポイント
にくすぐってくれるミニ毛ばたきや、面で責めるのに向いてそうなハンドモップ、
細く硬そうな毛先がちくちくと肌を刺激しむずがゆさを与えてくれるブラシなどが
見える。これからどんな道具を使われるのかを教えるかのように、マシンはそれら
を真に見せ付ける。アームが動くたびに硬軟織り交ぜた各器具の毛先がこすれ、し
ゃわしゃわ、ざわざわ、しゃらしゃら、といった音を立てる。そしてその音を聞く
たびに真は顔を引きつらせて体を震わせていた。きっと実際に使われたときのこと
を想像しているんだろう。

「わっわっ…うひゃあ〜ははははは!!」

 真の期待に応えるべく多数のアームは一斉に真に群がり、その体を蹂躙し始めた。

「ひ、ひっひぃぃ!?ダメですっこれ、むずむずするぅぅ!!」

 たっぷりとパウダーがまぶされ真っ白くなった真の肌の上を様々な感触が走って
いた。やや硬そうな毛並の刷毛は内股を上下に往復し続け、水着に隠された秘奥ま
であとわずか、というポイントに到達する度にお腹、腰、太ももにきゅっと力がこ
められるのが筋肉の動きで分かる。

108 ◆AjN2xCq7C6:2010/06/06(日) 22:11:47 ID:0aUtYEUA0
「ひぃっひひひひああぁ〜〜だめっ、だめっくすぐったいぃぃ〜〜!!くすぐった
いですぅぅ!!!ひゅぁああー!!あはははははははははは!!!」

 右腋と左腋は、同じ筆を使った違うパターンでくすぐられていた。パウダーを上
から塗りこむように筆の背で撫で回される右腋に対し、左腋は筆の先端でパウダー
をこそげ落とすようにつんつんと突かれていた。
 また大きな毛ばたきは、真の乳首と股間を結ぶラインを上下にわしゃ、わしゃ、
と間を置きながらこすっていた。淡い刺激が敏感な部分を通っていく度に真は快感
に身を震わすが、それは決して真を高みに押し上げるものではない。性的快楽と混
ぜることで人間の脳が感覚処理に混乱を来たし、くすぐりの効果が上がることは知
られている。しかしあくまでこのシンプルな快楽は、今回の撮影においてはくすぐ
りの添え物でしかない。最終的にはくすぐりだけで最高にとろけた笑顔を見せるア
イドルになれなければいけないのだ。

「はひぃぃ…ひやぁんっ!んん…んひゃぁっひゃはははははは!!!」

 一方で多数の梵天球は二の腕や脇腹、背中などをずっとこすり続けている。よく
見ると、真がくすぐられて汗をかいた場所を重点的にこすっているようだった。水
分を吸ってパウダーの色が変わった部分にパウダーが重ね塗りされ、汗が染み出て
きたところでまた塗り重ねる。

「あぁうっんううぅ〜〜〜!ざわざわってくるのがぁ!せなか、せなかにぃぃ!!
ああぁぁ足がくすぐったいいぃぃ!!!」

………………………………………………………………

 5分ほど経過した。真の体は汗とベビーパウダーを練り合わせたもので塗り固め
られ、全身が真っ白にコーティングされた状態になっている。パウダーというより、
石膏か何かで型を取られているようにも見える。多分、特殊な成分が含まれている
んだろう。そうでなくてはこうもきれいに固まるとは思えない。

「はぁ……はぁ……はぁぁ…………ふぅ……」

 たっぷり汗と涎を流した真だったが、今は少し余裕があるようだ。何しろ全身コ
ーティングされてるせいで、くすぐりが肌まで届かなくなっているのだ。
 しかし休憩の時間は終わりということだろうか。これまで展開されていたアーム
が全て収納され、代わりにヘラの様な爪をつけた3本指のマジックハンドがたくさ
ん姿を見せる。用途が分からないのか一瞬怪訝そうな顔をした真だったが、すぐに
その顔は満面の笑みに変わった。マジックハンドが爪でがりがりと引っかきはじめ
たからだ。

「うひぃやぁぁ〜〜〜!!!これっ、今までと全然違っ…んっひぃぃ!!ひっかか
ないでくださいひぃっ!!はひぃぃ〜〜〜っ!」

 マジックハンドは真の全身を塗り固めるパウダーの層を削り取るように、硬い爪
でがりがり、がりがりとこちらにまで聞こえてくる音を立てながら引っかいている。
肌を傷つけないよう先端は丸くなっているが、そのせいでかえって削る力は弱いら
しく少しずつしか削れないようだ。結果、真は少しずつくすぐったさを強めながら
自分の肌に迫ってくる爪の感触に体をくねらせることとなった。

109 ◆AjN2xCq7C6:2010/06/06(日) 22:12:21 ID:0aUtYEUA0
「っくぅぅ〜〜〜っくくくく……せなか、だめなんです……んんん…」

 ガリッ!

「ひひゃぁぁ〜〜〜!!?」

 脇腹のパウダー層がぼろっと崩れ、直接触れられた衝撃に真は思わず全身を跳ね
させる。それを皮切りに至る所でパウダー層は削り取られ、真のスレンダーな裸身
が再びカメラの前に晒される。

「あっひぃっ!またくすぐったいのがたくさん…!ふひぃぃ〜〜〜〜!!!ひぃっ
ひゃひゃっひゃっひゃああぁぁ!!!くすぐったいですぅぅ!!!!指がいっぱい
こちょこちょってしてきてぇぇぇ!!!あああくすぐったいくすぐったいいぃぃ!
!!!??」

 全身に粉を噴かせた真は絶叫しながら腰を振る。しかしマジックハンド達が真の
体から離れることはなく、体を動かした表紙に真の肌に強くめり込みすぎるという
こともない、絶妙な位置をキープしながら真の全身をまさぐり、揉み、こそばして
いた。

「んひゃあぁぁぁはははははははっはっはっはははぁぁ!!!くくくくすぐったい
んですうぅぅ!!!うひぃぃ〜〜っひっひひひひひぁぁぁ!!だめ!ダメダメダメ
ダメぇぇぇ!!!!くひゃはぁっひゃはっ!はぁっはははははは!!!!!」

 必死の形相でくすぐったさを訴える真は、誰がなんと言おうとかわいらしい女の
子そのものだった。よかったな、真。これならきっと男性ファンもお前の虜になる
ぞ。

 パウダーに汗を吸い取られていた真が再び汗だくになるまでにはそう時間はかか
らなかったことを追記しておく。

………………………………………………………………

 シャワーシーンの撮影中に真がおしっこを漏らしてしまうというハプニングはあ
ったものの、その後も撮影は順調に進み無事終了した。
 引き締まった体をくねらせ、甘いあえぎ声の混ざった笑い声と恍惚とした表情で
見た者を魅了する真のくすぐりDVDは、これまでの美少年系のイメージを大きく
覆して男性ファンの取り込みに成功した。従来の女性ファンにも受け入れられたよ
うで、「真ちゃんのくすぐられる顔最高!」「真クンくすぐりたい!」「一緒にく
すぐられたい!」と男女問わず多数のファンからファンレターが届いている。

「どうだ真。新しい自分の姿をファンに見てもらった気分は」
「すごく嬉しいですプロデューサー!その、すごく恥ずかしかったけど……ボクのこ
とを女の子として見てもらえて、そのうえでかわいい、色っぽいってみんなが褒め
てくれて……。頑張った甲斐がありましたよ!」

110 ◆AjN2xCq7C6:2010/06/06(日) 22:13:23 ID:0aUtYEUA0
 きらきらとした瞳で真はその喜びを俺に報告してくる。自分の仕事ぶりに納得が
いき成果も十分すぎるほど得られている。今回の仕事は真が新しいステップに進む
いい契機となったようだ。俺も真のプロデュースにいっそう気合を入れないとな。

「それでですね、プロデューサー。その……」
「ああ、分かっているよ。トレーニングだろ?」
「はい……お願いします!」

 頬をほんのり染めた真はそう言うと、ジャージの上を脱いでタンクトップ姿にな
る。トレーニングのためブラを外して来ているのか、タンクトップの薄い生地越し
にかわいらしい尖りが2つ、自己主張している。こいつ、既に期待しているな?

「じゃあ真、こっちに来てくれ」
「はい、プロデューサー」

 俺は真を姿見の前に立たせると、MT社から送られてきたくすぐり用グローブ
『グルーミングハンド』を装着する。ふさふさの毛がびっしり生えたこのグローブ
で犬や猫を撫でるように肌を撫で回してやると、弱めのくすぐったさと気持ちよさ
の入り混じった心地よい刺激を容易に与えることが出来る。

「それじゃあ行くぞ、真」
「はい。お願いしいま…はぁぅんっ!」

 俺が右手をシャツの中に入れると、真はそれだけで悶えだす。さらに左手はタン
クトップの上から胸を撫で、右手はそのまま背中を上下に這わせた。

「はひぃっ!?はぁうっ、っくっくっくくぅぅっく…」
「ほら真、鏡を見て自分の表情をしっかり観察するんだ」
「んんんっくぅっ…!すみません…!プロデューサー、はぁんっ…」

 苦悶と悦楽の混じった笑顔。その中から生まれる背徳的な美。自分の腕の中で悶
える真の姿に俺は彼女の才能というものを感じずに入られなかった。こうやって開
発を続けていけば真はもっと輝くようになるだろう。俺は自分の手でアイドルを育
てている実感に感動しつつ、くすぐりを続けるのであった。


    パーフェクトコミュニケーション!!

111くすぐり好きの名無しさん:2010/06/07(月) 06:26:05 ID:1i8XSwksO
パーフェクトコミュニケーショォォォォォォォン!!!!!

ありがとう!本当にありがとう!

112くすぐり好きの名無しさん:2010/06/16(水) 00:45:03 ID:m38aYBqk0
COMEOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOON!!!!

113<くすぐり処刑済み>:<くすぐり処刑済み>
<くすぐり処刑済み>

114くすぐり好きの名無しさん:2010/07/19(月) 16:59:39 ID:1bQ5fNXo0
昔はまってた十数年前のゲーム、ときめきメモリアルから駄文を。
時間があれば読んでいただけると幸いです。



  …追憶…



「今日は海の日か…」
俺の名前は主人公(ぬしびとこう)。
今年で三十路を迎える、きらめき高校卒業生だ。

「海…思い出すな…」
もう十年以上前のことだ。
その時から俺は、「くすぐり」という行為にそこはかとないエロスを感じていた。
そして当時の俺は、なぜかやたらと女の子にモテた。

そんな俺は、海でデートをする時に、決まって相手の女の子を罠にかけていた。
それは巧みな言葉で女の子を砂の中に埋め、動けなくしてから足の裏をくすぐるというもの。
身動きひとつ出来ない状態で悶え、足をピクピクさせて笑う女の子達。
そんな女の子達の可愛い姿は、今でも俺の脳裏に焼き付いている。

115くすぐり好きの名無しさん:2010/07/19(月) 17:00:21 ID:1bQ5fNXo0
  ※   ※   ※   ※   ※   ※   ※   ※   ※   

「…いいわよ、別に。絶対根性で耐えてみせるんだから」
「きゃーっ!む、無理無理無理、無理よ、耐えられないーっ!」
「降参、降参って言ってるんだってば!あはははは!お願いだからやめてーっ!」

…虹野さん。努力で何でも乗り越えようとする野球部のマネージャー。
彼女の手作り料理は、本当に天下一品だったなぁ。
さすがの彼女の根性も、くすぐりの前にはあっさり打ち砕かれたみたいだけど。


「この状態で…くすぐるつもりなの?もちろんジョーク…でしょ?」
「きゃあ!ちょ、ちょっとストップストーップ!上手すぎるーっ!」
「サ、サンドがヘヴィで、ヘ、ヘルプヘルプ、ヘルプミーっ!!あーっはっはーっ!」 

…片桐さん。絵と歌が大好きな、妙な英語を使う女の子。
彼女のカラオケでのプロ顔負けの歌声、感動モノだったなぁ。
くすぐられてる時の英語交じりの謎の言葉には、こっちも笑っちゃったよ。


「へえ…そんな事して後でどうなるか、わかってるわよね?」
「ひゃっ!きゃはははは!ま、待って、さっきのは、冗談…」
「本当に何もしないからぁ!だからもう終わりにしてぇ!ひゃははははーっ!」

…紐緒さん。なぜか世界征服を目指していた、ちょっとマッドな女の子。
ミステリーサークルに出現したUFOを自作メカで撃退した時は、本当に仰天したよ。
そんな彼女もくすぐりの前では、弱弱しい普通の女の子になっちゃったけど。

116くすぐり好きの名無しさん:2010/07/19(月) 17:01:07 ID:1bQ5fNXo0
「私、そういうのはあまり効かないわよ?無駄な事はやめなさい?」
「きゃーっ!ダメよダメダメ、ごめんなさい、さっきのは嘘なのよーっ!」
「ああああっ助けて!そんなに指を踊らせないでぇ!きゃっはっはっはは!」

…鏡さん。いつも高飛車な態度の学園の女王様。
でもそれは偽りの姿で、本当は弟思いの家庭的な女の子だったんだよなぁ。
くすぐられてる時の微妙にエッチな発言には、こっちがドキドキしたよ。


「これもトレーニングの一環と思って、耐えてみせるよ。でも、手加減は…」
「うわぁっ!ははは、ちょ、タイムタイム!つらいつらい!つらいよぉ!」
「動けないんだって…頼むから、もうやめてぇ!あーっはっはっは!」

…清川さん。スポーツ全般、中でも水泳が得意な超高校級トップスイマー。
そういえば、彼女と海に行った時は雷で怖がった彼女に抱きつかれたりしたっけ。
そんなスポーツ万能な彼女も、くすぐりの前では泣きごと連発だったな。


「なっ、せ、先輩!だましましたね!お兄ちゃんに言いつけますよ?」
「うくっ!あううっ!きゃははーっ!きゃははははーっ!くすぐったいぃ!」
「あーん、お腹ちぎれちゃうよぉ!本当に絶対言いませんからぁ!はひひひーっ!」

…優美ちゃん。俺の大親友、早乙女好雄の妹。
ちょっと子供っぽいけど、プロレス技のキレは天下逸品だったなぁ。
ちなみにくすぐられたことは、本当に好雄には言わなかったみたいだ。

117くすぐり好きの名無しさん:2010/07/19(月) 17:01:42 ID:1bQ5fNXo0
「よくムクにペロペロされるから、もしかしたら我慢できるかもしれません…」
「ひぃっ!あ、あの、すみません!や、やっぱりダメです!きゃはははは!」
「くす、くすぐったいですぅ!お願いです、助けてくださいぃっ!あはははーっ!」

…美樹原さん。おかっぱ頭の恥ずかしがり屋さんで、動物が大好きな女の子。
そういえば、お化け屋敷みたいなホラー系が大好きでビックリしたよ。
飼い犬に油断すると足の裏を舐められてたらしいけど、俺のテクのが上だったそうな。


「げっ…マジで言ってる?できればジョーダンであってほしいんだけど…」
「あううううっ!ちょ、ヤバイヤバイ、ヤバイってひゃひゃひゃひゃ!」
「キツイキツイ、ホンキで死んじゃうから!やめてやめて!ひーっひひひひひ!」

…朝日奈さん。遊ぶのが大好きで流行に敏感な、今風の女の子。
ゲーセンのデートで見せてくれた彼女の腕前、メッチャ感動したっけ。
底抜けに明るい彼女がくすぐらそうになって焦ってる顔、可愛かったなぁ。


「あらあら、何だか面白そうですねぇ。どうぞ、お手柔らかに」
「ひぃあ!ちょ、ちょっとお待ちになって…ひひ、ふふふふふふふふ!」
「も、もうご勘弁を!こんなの初めてですぅ!いやぁん!ひゃあんはははは!」

古式さん。お嬢様育ちで、言動がスローテンポな女の子。
彼女とデート中不良に絡まれた時、お父さんがドスを持って現れた時はこっちがビビったよ。
スローな彼女もくすぐられてる時は、さすがにいつもよりはハイテンポだったな。

118くすぐり好きの名無しさん:2010/07/19(月) 17:02:20 ID:1bQ5fNXo0
「ちょ、ちょっと待ってください。まさか、この体勢で足の裏を…?」
「きゃあっ!きゃはははっ!ダメです!やめてください!ううっ、動けない…っ!」
「い、息が、苦しい…。も、もう許して、くださいぃっ!!きゃはははははっ!」

如月さん。病弱で眼鏡がトレードマークの真面目な女の子。
二人三脚で急きょペアを組んだ時、運動が苦手なのに一生懸命頑張ってくれたよなぁ。
くすぐりから解放された後、彼女、意識を飛ばしちゃって焦ったっけ。


「私の弱点、くすぐりだって知ってるでしょ?ね、だから…やめよ?」
「きゃあっ!きゃははは、やめてーっ!ダ、ダメなの、本当にダメなのぉっ!」
「お、お腹痛い!な、何でもするから、もうやめてーっ!きゃーっはっはっは!」

そして詩織。俺の幼なじみにして、当時のあこがれだった女の子。
スポーツも勉強も何でもござれ。本当に非の打ちどころがない、完璧な子だったな。
何でもするからって懇願したけど、まさか本当にあんなお願いを聞いてくれるとはね…。

119くすぐり好きの名無しさん:2010/07/19(月) 17:02:50 ID:1bQ5fNXo0
  ※   ※   ※   ※   ※   ※   ※   ※   ※   


「……ん」
思い出に浸っていると、いつの間にか時計の針は夜の11時を回っていた。

「………」
本当にもう、あれから十年以上も経つんだな…。
今思い返すと、彼女達には結構酷いことをした気もするけど。
きらめき高校での彼女達との学園生活は、本当に楽しかった。
みんな、元気にしてるんだろうか?

まあ、いつまでも思い出の中に生きているわけにはいかないよな。
「さて、明日も仕事だな。寝よ寝よ」
俺が電気を消し、布団に入ろうとした時。

…TLLLL…TLLLL…

自宅の電話が鳴った。
誰だろう。
こんな時間に、しかも携帯ではなく、家の電話にかけてくる人は。
訝しげに思いながら、俺は電話を取った。
「もしもし」

…………

「えっ!?もしかして、君は!?」



  …おしまい…

120くすぐり好きの名無しさん:2010/07/19(月) 17:04:30 ID:1bQ5fNXo0
以上です。意味不明な作品ですみません。
「ときめきメモリアル」は傑作だと思います。
最後まで読んでいただいた方、本当にありがとうございました。

121くすぐり好きの名無しさん:2010/07/20(火) 02:49:19 ID:JjnK3eMwO
なかなか斬新な作風で面白かったですぅ

122くすぐり好きの名無しさん:2010/07/21(水) 02:12:27 ID:FzRHFyGU0
誰徳? かもしれないけど一応『保健室の死神』でネタ振り

明日葉「ねえハデス先生。この前の裸族はスグ消えたけど、持続する空間影響型って有るの?」
ハデス「裸族って・・・まあ、結論から言うと、近いのは存在するよ」
美作「え? マジで?」
ハデス「うん、特定状況下で繁殖するタイプだね。この前のは冷めた空気になると消えたけど
    逆に熱狂状態が続いてる場合に限って、その空気を糧として繁殖し続けるタイプが有るよ」
藤 「へぇ〜色々な奴が居るんだな」
ハデス「でもこのタイプは少し珍しい上に、特定の異質な状況が続くってのと自体がレアだからね」

そんな会話が続く昼休み・・・別の場所では、まさにその珍しい病魔が増え続けていた

脇役A「は〜い、また花巻さんの負けね・・・それじゃ、クスグリ3分間〜!」
花巻「ひっ・・・ひゃひっっ・・・ひぃぃぃぃい、や、止めてくださ・・・きゃーはははは」
脇役B「本当に花巻さんの笑う所は可愛いわぁ、何だが、普通じゃ無く興奮してきたかも・・・」

部屋の一角で繰り広げられる女生徒のクスグリゲーム。最初は1組の暇つぶしであったが、いつの間にか部員全員に広まっていた
全員がくすぐり、くすぐられる事に尋常じゃ無く興奮し、病魔が増えるのに従って着ている服さえ消えていった

みのり「貴方達何を騒いでいるの! 少し声が多き過ぎよ!・・・? !!!」

一人の教員が部室に入り、そしてその光景を見て固まった。彼女の名前は才崎 美徳
真面目でスタイルの良い美人として有名な彼女は、裸で女生徒がクスグリ合う光景に立ち尽くした

そして・・・文字通り"空気に呑まれ"

脇役A「先生? 野暮な事言わないで楽しみましょう?」
脇役B「すっごく気持ちよくしてあげますよ? ふふっ」
みのり「や・・・止めなさい! 貴方達、こんな事してどうなると・・・ひゃ!」
脇役C「あれ? でも先生の顔・・・凄く紅潮してますよ? それにこのお肌・・・凄く敏感そう」

123くすぐり好きの名無しさん:2010/07/23(金) 23:54:39 ID:XLCc2kNU0
>>122
上手!続きが読みたい!

124[]:2010/07/24(土) 16:25:10 ID:/fISyL6I0
私の淹れたお茶を飲みながら皆で何気ない雑談をしていた部室に、唐突に唯ちゃんの声が響く。

「だから試してみたいと思います!!」フンス

「突然脈絡もなく何言い出すんだよ……」

澪ちゃんは、またいつものことか、とでもいうような視線を唯ちゃんに向け、お茶を一口飲む。

ほかの部員も概ね同じような反応をしていたが、私は唯ちゃんがいったその言葉に、まるで隠れてやっていた悪戯をいきなり咎められたときのように動揺し、硬直してしまった。

私がそんな心境で萎縮しているのもお構いなしに、唯ちゃんは、私のソファーの前に立ち、笑いながら圧し掛かってくる。

「どーん!!」ドスン

「きゃっ!!ゆ…唯ちゃん?」

いつも梓ちゃんにするように私に抱きつく。その衝撃で我に返った私は、妖しい微笑みを浮かべながら私の脇腹に触れようとしている唯ちゃんを見て、なにをしようとしているのかを悟り、再び硬直してしまった。

「先輩、お茶冷めちゃいますよー……って聞いてませんね……」

「いいからほっといて今のうちに唯の分もお菓子食べちゃおうぜ〜」コソコソ

私と唯ちゃん以外は、この光景を微笑ましい日常のワンシーンだと思い、特に気にもかけていない様子だったが、私はまさかこんなことが、しかも私の上に降りかかるとは全く予想しておらず、私がこの行為について特別な感情を抱いているとは微塵も感じていないようだった。

「えへへ〜いくよムギちゃん………こちょこちょこちょ〜!!」

125「ムギちゃんってこそばし効かなそうだよね!」:2010/07/24(土) 16:28:22 ID:/fISyL6I0
うわ、名前欄ミスった


「!!……っ!………んっ!!」

唯ちゃんの手が私の脇腹を掴み、強く揉み込む。筋肉を直接刺激される様な感覚が襲う。

「ほれほれ〜よいではないかよいではないか〜〜」

ふざけながら唯ちゃんが指の動きをさらに激しくする。腰の辺りに微弱な電流が走ったような痛みが走り、たまらずに腰を蠢かす。だが、その刺激は必ずしも痛みだけではなく、私に情けない声を挙げさせようとする擽感を伴っていた。

「………ふっ!……っっ!……んぅっ!」

「あれ〜?もしかしてホントに効かないのかなぁ?」

正直、唯ちゃんの技術は稚拙だった。ひたすら同じところを同じ動きで揉み続ける。痛さのほうが擽感よりも勝っているほどだった。

それでも、少しでも気を抜けば、私を笑わせながら暴れさせるのには十分なくすぐったさだろう。わたしは、今、必死に耐えていた。ほんの僅かでも、皆にくすぐったがっていることを知られたくはなかった。だが、それも限界が近い。

「…んっ!ゆ…唯ちゃん……っ!もう……やめ…っ!!」

「ん?ちょっと効いてきたかな?よ〜し、らすとすぱ〜t「唯!!」

少し大きな声に驚いて私は我に返る。唯ちゃんの身体がビクッと震え、手を止めた。私と唯ちゃんは恐る恐る澪ちゃんを見た。いつの間にか、澪ちゃんだけではなく、皆が私のほうを心配そうに見ていた。

「ムギは……本気で嫌がってるじゃないか……」

「え〜と…その……ムギ、嫌なら嫌っていってもいいんだぞ…?」

私と唯ちゃんは事態が飲み込めず、困惑していたが、唯ちゃんは自分が責められていることを理解し、悲しそうな顔をした。私は、未だに何故こんな緊迫した雰囲気なのかわからなかった。少しの沈黙の後、梓ちゃんが口を開く。

「唯先輩、やりすぎです。いつも笑顔のムギ先輩が、あんなに苦しそうで、…怖い顔してるの初めて見ました」

私と唯ちゃんは、ようやく何故皆唯ちゃんを責めているかを理解した。私を襲う唯ちゃんがあまりにも一方的に見えたのだ。

「あ……ムギちゃん…ごめんね…?もう…二度としないから……」

唯ちゃんは自分の行為を客観的に思い出し、それを謝った。よほど責任を感じたのか、瞳に涙を浮かべている。

部室に重い沈黙が流れる。私はまだ戸惑っていた。唯ちゃんにくすぐられることは全く嫌ではなかった。むしろ心の奥底で長い間望んでいた欲望を呼び覚ますような行為であった。

それでも我慢していたのは、私にとって、………「くすぐられて笑う」という行為は、とても恥ずかしく、そして淫靡なものだと思っていたからである。

126「ムギちゃんってこそばし効かなそうだよね!」:2010/07/24(土) 16:30:13 ID:/fISyL6I0
物心ついた時から、私には親しい友達はおろか、同世代の知人すらいなかった。両親はどちらも忙しく、構ってくれるのはいつも使用人たちであったが、彼らは私とは必ず一定の距離を保って接していた。

学校のクラスメイトも、それぞれ互いに親しくなることはなく、社交辞令程度の会話しかしなかった。

私は、人との触れ合いに飢えていた。誰かと触れ合い、戯れて、肌の柔らかさ、体温、湿り気、香りを感じたかった。

世間では、同世代の子供なら簡単に実現できるその望みも、私の家を中心とした小さな冷たい世界では、縁のないものだった。

当時の私を取り巻く人々は、ひたすら事務的に私と接していた。甘えてみても、紋切形の慰めと琴吹家の次期当主の自覚について諭されるだけだった。

いつしか、私は「人に触れること」を行儀のよくない行為である、と刷り込まれていた。

中学生の頃、比較的私と年の近い使用人が私の身の回りを世話していた。彼女は厳格だったが、優しく、すぐに打ち解けた。しかし、主人と使用人という関係である以上、やはり一定のラインを越えることはなかった。

そんな彼女が、一度だけ私に素の表情を見せてくれたことがあった。

ある夜、彼女の身体を戯れに触ってみると、それまでキビキビ動いていたのがウソのように身を強張らせた。よく見ると身体は震え、頬は上気し、歯を食いしばっていた。

触りながら観察していると、腋の辺りを触ると殊更身を固くする。私はそれが面白く、何度もそこを弄り回した。そのうちに、堰を切ったように彼女は笑いだした。

私は驚いたが、厳格だった彼女の見たことのない一面に興奮しそのままくすぐり続けた。主従関係であることが幸いしてか、彼女は一切抵抗しなかった。私は一晩中彼女を弄んだ。

次の日、家に帰ると彼女ではない別の使用人が私の担当になっていた。斉藤に問い詰めると、主人の前で醜態をさらしたことを理由に自ら任を退いだらしい。

その後もほかの使用人達にに手を出してみたが、抵抗こそしないものの、困ります御嬢様、と冷たくあしらわれてしまった。

あの夜、触れ合うことで人を笑顔にできる、と確信した矢先に、触れ合ったことで人を不幸にしてしまった。その日から私は人と触れ合うこと―特に擽ることをタブーだと思うようになった。

だが、抑え込めば抑え込むほど、あの夜の記憶がフラッシュバックし、いつしか私の欲望は歪んだものになっていった。

―人をくすぐりたい。私の手で人を笑顔にしたい。

高校生になり、軽音部の仲間と知り合っても、この欲望は一度も打ち明けたことがない。むしろ、秘匿し続けたことにより、この性癖が露見することがとても恥ずかしくなっていた。

それでも欲望は募ってゆく。その矢先に、今回のようなことが起こってしまった。私の願望にどストライクだった……立場さえ逆なら。

127「ムギちゃんってこそばし効かなそうだよね!」@部室:2010/07/24(土) 16:31:55 ID:/fISyL6I0
重苦しい空気の部室。私を見つめる8つの瞳。そのうちの2つは今にも溢れそうな程に涙を湛えていた。皆が私の反応を見守っている。

どうすればいいのか、私は必死に知恵を絞る。こんな険悪な雰囲気は一刻も早く変えたい。皆が笑顔でいられるいつもの軽音部に戻したい……笑顔?

その時、私の頭に妙案が閃き、同時に、長年抑圧していた欲望が鎌首を擡げた。

「…唯ちゃん」

「ふぇ?」グスグス

気まずい間に耐えかね、べそをかきだした唯ちゃんに声をかける。皆の眼が私に集まる。

「……えいっ!」グイ

「えっ?ちょっ…うわぁ!」ドス

唯ちゃんを引っ張りながらソファーの上で体制を入れ替える。私の膝の上に唯ちゃんが座る形だ。

「ちょっ……おいムギ!!」

私の突然の荒っぽい行動に澪ちゃんが声を挙げる。緊張した空気が漂い、唯ちゃんは恐怖に肩をすくめる。……大丈夫、痛いことはしないわ。

「おかえし〜〜!!」

無防備な唯ちゃんの脇腹に両手を添え、指を軽く突き立てるように揉む。

「ふぇっ!?ムギちゃ…んひっ!うひひひゃ!」

さっきまで泣いていた唯ちゃんの顔に笑顔が戻る。我ながら妙案だ。

「んははははは!こそばい!こっこそばいよぉムギちゃん!」

まるで陸に揚げた魚のように、唯ちゃんの身体が跳ねる。しかし、無意識に負い目を感じているのか、立って逃げようとはせず、もだえながら罰を受け入れている。

「……なんかあまり怒ってないな」

「…ふふっ、そうみたいだな」

間の抜けた笑い声で、部室の緊張感はすぐに解れた。一件落着ムードが漂う。……でも唯ちゃんにはもう少し悶えてもらいます。

128「ムギちゃんってこそばし効かなそうだよね!」@部室:2010/07/24(土) 16:32:46 ID:/fISyL6I0
「ふふっ、こちょこちょこちょ〜」

「あっ!あひゃはははは!そこっ…っ!ダ…ダメぇえへへへへ!」

骨盤の真上、お腹側の肉をコリコリと揉みほぐす。反応が大きくなり、揉んだほうに身体をくねらせる。

…面白い。うん・たん・うん・たん。拍をつけて揉んでみる。

「くひっ!ふぅっ!んひっ!あぁっ!んんぅっ!や…やめぇっ!ふあっ!」

左右交互に揉んでみると唯ちゃんも左右に踊る。指先だけで人を支配している実感が手の動きをもっと激しくさせる。

「あひぃ!た…助けてぇ!いひひひひっ!しっ…しんじゃう!ひんじゃうよぉ!助けてあずにゃあぁぁぁ!!」

「し…知りません!自業自得です!!」

梓ちゃんは唯ちゃんの必死のSOSと非情にも断る。あとの二人も、やれやれ、といった表情を浮かべ、呆れていた。皆の眼には、平和的なじゃれ合いにしか映っていなかった。

でも、私は知っている。密着した身体を介して、唯ちゃんが皆が思っている程の余裕がないことを。本気でくすぐったがり、苦しんでいることを。

私だけが唯ちゃんのことを分かっている。もっと、二人のつながりを独占したい。もっと、唯ちゃんをくすぐりたい。

「んひゃひゃひゃはははは!それダメぇええ〜!!こしょばいいぃぃぃ!!やめぇへへへへへ!」

指を満遍なく小刻みに動かす。唯ちゃんは特にこれに弱いらしい。おもむろに手を止めてみる。

「あひひひ…ひ…?ム…ムギちゃん?」

突然止んだ刺激に疑問を抱き、唯ちゃんが後ろを窺おうとする。その瞬間に後ろから耳元に――。

「こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜♪」

吐息が掛かるように囁く。手もさっきよりも激しく脇腹の肉を蹂躙する。

「ぎひひひひいぃっ!!いひっ!ぐひひゃひゃひゃはははは!うひぃ〜〜!!」

唯ちゃんの声とは思えないほど獣染みた声だった。唯ちゃんがこんな声を出せるなんて知らなかった。もっと知りたいな、唯ちゃんのこと。

「うひひひひっ!ひひぃっ!ひはっ、いゃはははは!許してっ!もうゆるひへぇぇぇぇ!!」

少し可哀想になってきたので、勢いを弱めて、満遍なく脇腹を突きまわしてみる。

「ひっ!へひっ!んあっ!ム…ムギちゃ…んひっ!!もう…止めぇっ!!」

唯ちゃんはかなり疲弊していた。もうそろそろ限界も近い。最後にらすとすぱーt「そこまでです!!」

驚いて顔を挙げる。唯ちゃんも「ふぇ…?」と言いながら声の主を見る。かわいい。

「二人ともイチャイチャしすぎです!!場所をわきまえてください!!」

真っ赤な顔で梓ちゃんが怒っている。第三者からは、いつの間にか乳繰り合っているように見えるらしい。よく見ると、皆赤面している。

「……え〜と…まあ…本人たちがいいならいいけど…ほ…程々にな…」

澪ちゃんに至っては、真っ赤な顔で口をパクパクさせている。

「ふぇぇ…ムギ…ちゃ〜ん…」

耳元で聞こえる気の抜けた声で、膝の上の唯ちゃんのことを思い出す。上気した頬で私にしな垂れ掛かっている。

見つめている瞳には涙が浮かんでいたが、その理由は先ほどとは異なるものだった。

「………はっ!れ、練習だ練習!!皆用意しろ!」

我に返った澪ちゃんが叫ぶ。照れ隠しのためか、声が大きい。私としては、もっとこの行為の余韻に浸っていたかったが、しょうがない。

立ちあがって準備しようとした。が、まだ上に唯ちゃんが乗っていて動けない。

「唯ちゃん、どうしたの?練習しましょ?」

「ムギちゃ〜ん…腰が抜けて立てないよぅ…」グダ

「………コチョコチョシチャウヨ?」ボソッ

「ひぃっ…!!ハイ!平沢隊員、頑張って練習します!!」ビシイ

………しかし、腰の抜けたギタリストがまともな演奏が出来る筈もなく、その日の練習は散々なものだった。

129「ムギちゃんってこそばし効かなそうだよね!」オマケ:2010/07/24(土) 16:34:16 ID:/fISyL6I0

-----------------------------------------------------------------------
ひらさわけ!

唯「う〜ん…」ムニムニ

憂「(お姉ちゃん…お腹おさえて唸ってる…お腹痛いのかな…)どうしたの?お姉ちゃん」

唯「あっ憂〜!ちょうどよかったぁ!ちょっと後ろ向いて万歳してみて〜」

憂「えっ…?いいけど…(何する気だろう…)…はい、したよ」

唯「よ〜し、じゃあいくよ〜……こちょこちょこちょ〜!!」

憂「うひゃぁ!ぃやははは!こそばい!こそばいよお姉ちゃん!!」

唯「う〜ん、やっぱり自分で自分をこそばしてもこそばくないのに、人にされるとこそばいのかぁ…不思議だなぁ」パッ

憂「はぁ…はぁ…?(え?何…?)」


唯「…………ねぇ……憂は……こそばすの…好き?」

130くすぐり好きの名無しさん:2010/07/24(土) 17:41:41 ID:/eS1RyDI0
きっとその後は部内でくすぐりが流行るんでしょうね。
なんて素敵な軽音部。

131くすぐり好きの名無しさん:2010/07/25(日) 03:02:38 ID:R62xPkkU0
ムギは元々その気がありそうだから話に違和感がない。
普段キーボードやってるからくすぐるの上手そう。

132「ムギちゃんってこそばし効かなそうだよね!」@準備室:2010/07/26(月) 18:16:30 ID:tOYoPUGE0
「いや〜悪いなムギ、こんなこと手伝わせちゃって…」

「ん〜ん、気にしないで。…それに私、一度ここを探検したかったの〜♪」

放課後の音楽準備室で、りっちゃんと私は二人きりで残っていた。去年の文化祭で使って返し忘れた備品を、和ちゃんが今日、催促しに来たのだ。

「しかし澪もひどいよな〜。何も殴ることないのに…」

「マアマアマアマア」

澪ちゃんは一緒に探そうと頼み込んできたりっちゃんを一蹴した。「返し忘れたお前が悪い!」なんていっていたけど、ホントは、放課後の人気のない準備室に残るのが怖いんだと思う。ああもうかわいいなぁ!

唯ちゃんは最近早く帰って憂ちゃんと過ごすことにしているらしく、梓ちゃんも家の用事があるというので、私が手伝うことにした。

「しっかしここ暑過ぎるよな〜…早く探しちゃおうぜ…」

準備室は窓が少なく、風通しがすこぶる悪い。この季節にはあまり嬉しくない作りだ。でも私は、こんな不快指数100%の部屋でもりっちゃんと一緒だと思うと、とても楽しかった。

「え〜と、確か…あの棚の辺に……あっ!あれだな!」

りっちゃんの指さす方向を見る。少し高めの、埃をかぶった棚の上に、小さな真新しい段ボールが鎮座していた。丁度私の手が届くか届かないか、という高さ。

「……りっちゃん、私脚立探してくるね」

「ん〜……いや、いいや。背伸びすりゃ届くだろ……多分」

そう言うと棚の上に向かって手を伸ばす。めんどくさい、というのもあるだろうが、恐らく、脚立を使う、という自分の発育に対するコンプレックスを逆撫でする行為が癪なのだろう。

必死に手を伸ばすが、あと一歩のところで届かない。それでも脚立を使おうとせず、頑張ってつま先立ちする意地っ張りな一面にいじらしさを覚える。

しかし、後ろからその無防備な背中と大きく挙げられた腋の下を見つめていると、いつの間にか別の感情が沸々と湧いてくる。いつしかそれは、私の自制心を蔑ろにする程大きくなっていた。

133「ムギちゃんってこそばし効かなそうだよね!」@準備室:2010/07/26(月) 18:18:02 ID:tOYoPUGE0
「……ん〜、もうちょいなのに…」

自分の身長との戦いに夢中のりっちゃんは、後ろから近づく私に気づかない。そのままりっちゃんの左の腋近くに手を伸ばす。

「ん〜…………っんぁっ!?」

何気なく棚の中身を物色するふりをして、さりげなく肋を突く。触れた瞬間、りっちゃんは腕を下ろして腋を閉め、こちらを驚きと怒りの混ざった目で見た。

「おいムg「あっごめんなさい!もしかしてどこかぶつかっちゃった?痛くない?大丈夫?」

「あ…い…いや、大丈夫、ちょっとビックリしただけだから…」

少し大袈裟に心配してみる。りっちゃんは私の勢いに、悪意があった訳ではないと自己納得したようだった。……暫くして今度は右で同じことをしてみる。

「う〜………っひゃぁっ!」

「ム、ムg「ごめんなさい!もしかしてまた当たっちゃった?私りっちゃんの邪魔にならないように離れてるね!」

「いやぁ…別に邪魔じゃないけd「でも私がいると動くたびにぶつかって迷惑でしょ?ごめんなさい…私碌に手伝いもしない癖にうろついて目障りよね……」

「いや、いやいや!全然迷惑じゃないから!むしろ私が大袈裟すぎるだけで全然ぶつかっても構んないから!」

「ホント?」

「あ…ああ!ホントだぞぅ!女に二言は無いのだ!」

ヤッター!お触り許可頂きました〜!!第一段階はこれでクリアー。第二段階に着手する。

暫く間を置いてから、再び手を伸ばす。今度は、背伸びしているために露わになってしまっているオヘソがターゲット。さっきよりも意識して、指で擦りあげる。

「っっ………ほわぁっ!?」

素肌は敏感なのか、今までよりも反応が大きい。結構くすぐったがりだ。さすがに違和感を覚えたのか、訝しげに私に問いかける。

「…なぁ、ムギ、もしかしてワz「まぁ!私の手がりっちゃんのお腹とかに当たってたのね〜!気付かなかったわ!」

「やっぱりお前ワz「でも、少し掠るぐらいじゃ痛くもないし普通は気付かないわよねぇ?なんで気付いたのかしら?あっ、ひょっとして」

「おいムg「りっちゃんって く す ぐ っ た が り ?」

少しの沈黙。今までの疑念は何処やら、りっちゃんは自分に突きつけられたこの質問に、明らかに動揺していた。そして……

「そ…そんなこと全然ないぞ!!くすぐりなんて全然効かないんだからな!」

キマシタワー!!

「自分はくすぐったがりです」と打ち明けるのは、誰でもかなりの羞恥心を伴う。意地っ張りなりっちゃんなら尚更だ。もうひと押ししてみる。

「………ホント?」

少し戸惑い、動揺するりっちゃん。しかしすぐに、

「あ…ああ!女に二言は無いんだよぉ!!」

と、断言した。

私はりっちゃんに、断定するまでに猶予を与えた。ホント?、と聞いた時点で本当に苦手なら、撤回することができた筈だ。

りっちゃんはかなりのくすぐったがりだ。にも拘わらず、そのまま肯定したということは、プライドと本心を天秤にかけて、プライドのほうを取ったということだ。

即ち、「わたしはくすぐられてもくすぐったくないのでどうぞくすぐってください」といったようなものである。ウヒョー!!

134「ムギちゃんってこそば(ry@準備室:2010/07/26(月) 18:19:50 ID:tOYoPUGE0
「……ギ!ムギ!」

「…はっ!ごめんなさい!ちょっと暑さで意識が……」

あまりにも上手くいった作戦に精神が天に召されていたようだ。しかし、本当のパラダイスはここからだ!!

「それより箱、取らなくてもいいの?」

「…ああ!そうだった!!……よい…しょっ」

再び背伸びを始めるりっちゃん。しかし今までと異なり、不安そうに後ろを警戒しながらだった。あんな宣言をした後だからだろうか。それとも、わたしが超至近距離で後ろにたってニヤニヤしているからだろうか。

今度は堂々と肋骨に沿うように手を当てた。その瞬間、りっちゃんは身ぶるいし、私を睨む。

「ちょっ…ムギ!」

「あっごめんなさい、手が 当 た っ ちゃ っ た。でも、りっちゃんはくすぐったくないから大丈夫よね?」

「……っ!あ…ああ!全然へっちゃらだ!触れたのなんか気付かなかったくらいだぞ!」

「あ…そうだったの…。じゃあ、なんで箱とろうとしてないの?手を下してちゃとれないわ」

ハッとして、りっちゃんが急いで万歳する。だが、箱には手が届かず、棚の縁に手が掛かる程度だ。その間も、私の手はりっちゃんの腋にある。

顔を覗いてみる。額からは汗が垂れ、歯を食いしばり、こちらを悔しそうに睨んでいる。そんなに恨めしそうにされても困る。

今のりっちゃんを縛っている鎖は、自分のプライドなのだから。指を動かす。

「……ふっ!……くふぅっ!………んぅ!」

目をきつく閉じ、歯を食いしばって何とか声を出さぬように頑張っている。その姿は、私の加虐心をさらに燃え上がらせた。

肋に指を食い込ませ、ぐりぐりと廻しながら揉みこむ。少し痛かったかも知れないがそれ以上にくすぐったくて堪らない筈だ。

「んぐぅっ…!んんんっ!ふぅっ…うぅ!」

揉みこむ。

「くぅっ……!ふぅーっふーっふー……くふぅっ!?あっ…んぅぅ!!」

揉みこむ。

「あぅっ…!ん……くひぃっ!あぁっ…んおぉっ!!」

揉みこむ。

「ぐひぃっ…!んうっ!んぅっ!ぐっ………きひひぃ!!」

今笑った気がしたが、指摘しないでおこう。耐えるのに必死で余裕のない横顔に口を近づけ、囁く。

「すご〜い…本当に効かないのね……ホントにくすぐったくないの?」

指を蠢かしながら問いかける。ホントはそんな余裕も無いくせに、丸で効いていなさそうに答えようとする。

「……くっ…ああ…!…ぅぁ…!…全…っ!…然…っひあっ!…くすぐったくな……っ!!?んほぉぉっ!?あっ…うああああ!!」

反抗的な態度が気に入らなかったのでお仕置き。答えている最中にも拘わらずくすぐりを強める。途中で変な声になるので、相当恥ずかしい筈だ。

「ぁひっ!あひひひ!止めっ!ひひ!ムギ止めぇっ!?ひあぁぁあぁ!」

完全に笑っているが、気にしない。しかし、酸欠の危険があるので、一度手を止める。

135「ムギちゃ(ry@準備室:2010/07/26(月) 18:20:49 ID:tOYoPUGE0
肩で息をし、項垂れるりっちゃん。汗は滝のように流れ、目には涙を浮かべ、だらしないことに涎まで垂れていた。

「くすぐったくないのに、なんでそんなに笑うの?何か可笑しいことでもあるの?」

羞恥に顔が更に赤らむ。

「お…おかしくねーし!!」

さすがりっちゃん!!すごく気丈!それでもくすぐりは相当効いているらしく、両手はもう箱を求めずに、棚の縁を強く掴んでいた。

「そう…なら別にいいよ。頑張って、箱、とってね」

そう言いながら再びりっちゃんの肋に手を伸ばそうとした時、自分の両手が濡れて光っていることに気づいた。

 見れば、高く上げた腕の付け根が、汗でビショビショになっている。

「りっちゃん……腋…汗、いっぱいかいてるね……」

制服の裾から覗く脇腹に伝う汗を指で掬う。腹筋に力が入るのが分かる。その汗を、舐める。

「りっちゃん……こんな味するんだ……」

この言葉はりっちゃんに相当効いたらしい。恥ずかしそうに目を伏せ涙目になっている。もう止めて!律のぷらいどはゼロよ!

「腋の下の汗…拭いてあげるね…(指で)」

私は悲しんで流す涙は見たくない。今のりっちゃんの目に浮かんでいるそれも、笑って流す涙に変えたかった。

制服の袖を少し捲るとツルツルの綺麗な腋が露わになる。そこから湧き出る汗を、爪で軽くこそぎ落としてゆく。

「んひ!んひひゃひゃひゃひぃぃ!!ひはははっ!止めぇぁぁっ!うひゃははははは!!」

もはや当初の目的を忘れ、腕を下げ、腋を閉めて抵抗する。私の手はりっちゃんの腋にあるので、自然と挟まれることになる。

密着し、暴れるのでカリカリ出来ない。モミモミモードに移行することにした。

「ひゃはははははっ!うひははははは!くすっ…ははは!くすぐったいいぃぃぃぃ!!ぎひひひひひ!やだぁぁぁ!」

「ごめんなさい、聞こえなかったの。もう一回言って?」

「ひぃぃぃ!!やぁぁぁぁ!!あっあひひひひぃ!くすぐったいんだよぉぉぉぉぉぉぉ!!」

「もうひとこえ〜♪」

「くすぐったいぃ!くしゅぐったいからぁぁ!きひぃぃっひひひひ!もう止めえぇぇえ!!!

降伏宣言が聞けて満足した直後、暴れて棚にぶつかった拍子に箱が落ちてきた。結構重いものが入っていたらしく、私はそれに後頭部にクリーンヒットされ気を失ってしまった。

りっちゃんも酸欠と脱水症状で失神してしまい、抱き合うような形で二人とも床に伏してしまった。

その後、いつまでも備品が返ってこないことに業を煮やして突撃してきた和ちゃんに発見され、「学校の風紀を乱してるわ」と真っ赤な顔で説教されながら二人仲良く救助されたのだった。

136「ムギこそ!」おまけ:2010/07/26(月) 18:21:55 ID:tOYoPUGE0
たいなかけ!

聡「ね〜ちゃん、ちょっといい?」

律「んぁ〜?なに〜?」

聡「…手が届かないからあそこの皿とってくれない?」

律「おっ!成長期といえどもまだまだ姉の権威は健在かぁ…いいぞぉ、どんどん甘え給え〜」フンス

聡「バっ…バカ言ってないで早くとってよ!」

律「照れるな照れるな〜……っとこれか、結構高いな……よっ…と!」グラグラ

聡「…(フラフラしてて危なっかしいな、支えてやろう)」ソッ

律「……っ!?」ビクッ

―――…「りっちゃんって く す ぐ っ た が り ?」…―――

律「ひゃあぁっ!」グワッシャアーン!

聡「ね、姉ちゃん!?…ってあああ〜!?皿が〜!!」

律「……あっ、ゴメン!さ…皿は私が片づけるから、他のことやっといて!!」

聡「…な…何だよ一体…今日の姉ちゃんおかしいぞ…」ブツブツ

律「お、おかしくねーし!!」

聡「…まあいいや…手ぇ切んなよ……」

律「お、おう!任しとけ!…………はぁ…」


律「………おかしく…ねーし…」ボソッ

137くすぐり好きの名無しさん:2010/07/26(月) 22:31:09 ID:FmR7yGTgO
新作乙ですん

たいなかけ!とかそれ系が好きなのです

138くすぐり好きの名無しさん:2010/07/26(月) 23:26:16 ID:5RC1f8/Y0
GJ!
このムギさんには「いいぞもっとやれ」とエールを送らざるをえない。

139くすぐり好きの名無しさん:2010/07/28(水) 01:37:09 ID:Nfm1JapY0
GJ!!
もうひとこえ〜♪が個人的にニヤニヤする。

140くすぐり好きの名無しさん:2010/07/28(水) 09:40:17 ID:MokY7whk0
ムギにはこの調子で澪もこちょこちょしてもらいたい。

141くすぐり好きの名無しさん:2010/07/28(水) 12:21:08 ID:.m0bBISk0
>>140
急かしてはいかんぜよ

142「ムギこそ!」@部室Ⅱ:2010/08/01(日) 12:35:30 ID:DKommc9I0
>>140
まだあわてるよな時間じゃない(AA略

「……じゃあ今回も水着持参で。皆にも伝えておくから」

「折角だから、花火も持って来るわね♪」

西日の差し込む部室。強い日差しは本格的な夏の到来を感じさせたが、エアコンの効いた室内では暑さをもたらすことは無く、二人の横顔を染めるだけだった。

部活の終わった後、澪ちゃんと私は残り、テ−ブルを挟んで話し合っている。新曲の打ち合わせと、夏休み中の合宿について、時折雑談を交えながら。

「…にしても最近律の奴、おかしいんだよ。なんかいっつも後ろを気にしてるんだ」

「……何かに怯えているの?」

「いや、人が後ろに立つと、なんか期待と怯えの混ざった目線でチラチラ見てくるんだ。…どうしろって言うんだよ……」

溜息を吐く澪ちゃん。内心ほくそ笑む私。

「それはそうと、今度の合宿予定地はどんなところなんだ?」

ウキウキしている澪ちゃんに、知っている限りの情報を教える。

新曲の打ち合わせでは、キリっとした面持ちでファンシーな歌詞を綴るそのギャップが微笑ましかったけど、本人はいたってマジメだった。

合宿での練習の計画のときには、ほぼ一日中演奏していられることを想像して目を輝かせていた。

けれど、本人は無意識かも知れないが、一番の関心は、遊ぶことにあるようだった。子供のような笑みを湛え、声を弾ませていることに、自分では気付いていない。

話し合いは非常に円滑に進み、手元にある紙には今日の成果がみっちりと詰まっている。

「浜辺に面したバーベキュー場もあるのか……マシュマロパーティーとかしたいな!」

あぁもう発想が可愛過ぎる!いつもマジメに振舞ってるけど、本当は誰よりも皆と一緒に遊びたがっている。そんな澪ちゃんの一面が、愛おしかった。

「私、皆でマシュマロパーティーするのが夢だったの〜♪」

「マシュマロかぁ……柔らかくて甘くて…最高だよなマシュマロ…………あっ!!」

143「ムギこそ!」@部室Ⅱ:2010/08/01(日) 12:37:19 ID:DKommc9I0
突然の大声に少し驚く。何かあたふたしている。

「ど、どうしたの!?」

「詩!詩が浮かんだんだ!あぁ、忘れちゃわないうちに何かにメモを………」

手元の紙に目を落とす。几帳面な性格が災いして、裏までビッシリと書き込まれたノートは、溢れる走り書きを受け入れる余地がなかった。

半ば愕然として鞄の方を見た。こんな時に限って、何故か机から遠く離れた所に仲良く二つ寄り添っている。

一刻を争う澪ちゃんにとって、その距離は大きなリスクを孕んでいた。

「!そ、そうだ!手!手に書こう!」

少し行儀が悪いが、この際だから仕方がない。ペンをとり、書こうとしたが、直前でピタリと手が止まる。……澪ちゃんのペンはシャープペンだった。

ペンケースも鞄の中だ。気の毒なほど狼狽している。が、暫くして、私の手の中にあるペンに目が留まる。

その一瞬で、澪ちゃんの意図は分かった。しかし、焦っている澪ちゃんを見ているうちに、ある意地悪な考えが浮かんできた。

「…なぁムギ、そn「いってみて」

「……え?」

「…歌詞、言ってみて。書いてあげる。」

「…あ、あぁ。ありがとう、ムギ」

マトモに考えれば、自分で借りて書いた方が早いに決まっている。けれど、パニック状態の澪ちゃんは、困惑しながら、おずおずと私に手を伸ばす。

その手を握り、上を向かせて開かせる。心持指を反らせて手のひらの皮膚をピンと張らせる。書きやすいように。ペン先が滑りやすいように。

「はい、準備いいわよ」

「あ…じゃあ…言うぞ?…オホン、『君を見てると』」

「き・み・を・み・て・る・と」

「…っ!!?………っ!?」

ペンを滑らすと途端に手に力が入る。あ、ちょっとミスっちゃった。

澪ちゃんの顔にはさっきよりも大きな戸惑いの色が浮かんでいる。自分の手のひらにされたこととその感覚が余りにもかけ離れていたためだ。

澪ちゃんは知らなかったのだ。…ピンと張った皮膚にペンを這わすと、とてもくすぐったくなることに。

144「ムギこそ!」@部室Ⅱ:2010/08/01(日) 12:37:53 ID:DKommc9I0
「……続きは?」

「…へっ?ぁ、ああ。『いつもハートがドキドキ』」

私の催促で澪ちゃんは我に返る。しかし、さっきとは異なり、差し出された手は次に襲う刺激を予期し、緊張していた。

「あっ!……くっ!!んんん〜〜っ!!」

目を固く瞑り、歯を食いしばって必死に我慢する澪ちゃん。耐えがたい刺激が手のひらを這いまわっている筈だが、笑うのはやはり恥ずかしいと見える。

悶え、小刻みに震える手に刺激を送る。あ、またミスった。釘を刺しておこう。

「澪ちゃん」

「んぅ…っ!な、何だ?」

「あんまり動くと……刺さっちゃうよ?」

「…ひぃ!!?」

効果覿面。顔は恐怖に引き攣り、手が硬直する。これで、耐えかねて手を無暗に引っこめたりはしない筈だ。

「…続きは?」

「ゆ、『揺れる思いはマシュマロみたいにふわふわ』…!」

「え〜と、『揺れr「な、なあムギ!」

急に呼び止められる。目を向けると、澪ちゃんは少し顔を赤らめ、もじもじと言いにくそうに口を開く。

「…その……私、…こ、こちょこちょとか…ダメだから…あんまりこちょこちょって、しないで……?」

上目遣いで恥ずかしそうに頼み込む。

萌え萌えキューン!「くすぐり」を「こちょこちょ」と表現する可愛らしさにもうダメ!結婚したい!

「…わかったわ。くすぐったくないように、なるべくゆっくり書くね」

澪ちゃんの発言は裏目に出た。早く書いてしまえばすぐに終わる苦悶の時間を、自ら延長してしまったのだ。私の楽しむ時間も増える。

「…ぁ!くぅ…っ!ん…むぅ!むふっ、ふふふふ!」

黙々とペンを這わせる。あれほど警告したのに、また手をひくつかせる。

特に、赤みが差し、丸みを帯びた指の付け根に綴ると、一瞬指にビクンと力が入り、わずかにくねる。

「んうぅ!あ!うひっ!んぉぉ…っ!!」

小指側の側面にも書き込む。いつもりっちゃんにチョップするときにつかう場所も、いまではくすぐったくてたまらないウィークポイントになっている。

改めてみると、澪ちゃんの手は、細くて、温かくて、柔らかい。指もぷにぷに。いつもこの手に叩かれているりっちゃんに、少し嫉妬した。

「んぁぅ!ぅふぅっ……ふくぅっ!んひぃ!」

暫く書き続けると、澪ちゃんの少し大きな手も流石に粗方埋まってしまった。

仕方が無いので、白くて細い手首にペンを進める。澪ちゃんは少し戸惑ったが、その顔はすぐに、新たな刺激で、苦悶の表情に変わった。

「んへぇっ!?…んぅ…ぁっあぁ!んぁぁぁぁ!」

流石に人目に触れる所に書くのは気が引ける。手首から肘にかけて、腕の内側をインクで埋めていく。

肌理の細かい肌の質感を確かめるようにペン先を当てる。澪ちゃんは、まだ我慢していたが、肘から先以外は、くねくねと落ち着きなく悶えている。

「…続きは?」

「ぁひっ!…えっと…『君の…………』………」

ゆるんだ頬が凍りつき、急に黙り込む。しきりに思い出す素振りをするのだが、なかなか表情は晴れない。やがて、愕然とした表情で私に向き直った。

「…歌詞………忘れちゃった………」

…oh……

「…ム、ムギのせいだぞっ!あんなに、その…、こ、こちょこちょしたら気が散るにきまってるだろ!!」

…確かに調子に乗りすぎた。澪ちゃんの手伝いよりも自分の欲望を優先させた結果が、今、眼前に広がっている。

澪ちゃんを落胆させ、悲しませてしまった。気まずい空気が漂う。正直、心が痛む。

「……あ…。…で、でも、そのうち何かの拍子で思い出すかも知れない!その…、気にしなくていいぞ!」

フォローしてくれるが、一度手放した記憶は簡単には返ってこない。澪ちゃんもそれは知っている筈だ。にも拘らず、私に気を使う。

145「ムギこそ!」@部室Ⅱ:2010/08/01(日) 12:38:47 ID:DKommc9I0
その後、澪ちゃんが気を使って話題を切り替えてくれたお陰で、再び和やかな雰囲気を取り戻した。

脱線した話は元の軌道に戻り、合宿の計画を詰める。その間にも、私の心は蟠りを抱えていた。

「…よし、こんなもんだな」

「皆には私から伝えとくね」

負い目を感じていた私は、少しでも役に立ちたかった。焼け石に水と分かっていながらも。

「…にしても、結構話しこんじゃったな…」

顔をつき合わせているときには気付かなかったが、すでに陽はかなり傾き、今にも沈まんとしている。

生徒も大方帰ったらしく、校舎は静まり返っている。申し合わせた訳でもないのに、二人とも暫く黙り、人の気配を探すように静かな廊下に耳を澄ます。

「……何か…気味が悪いね……」

口ではそういうものの、私は、いつも騒がしい校舎が沈黙しているのに、新鮮な感動を覚えていた。

…澪ちゃんの反応が無い。見ると、顔は青ざめ、足は竦み、明らかに怯えていた。今になって、学校の変化に気付いたようだ。

「…大丈夫?」

「ふぇっ!?…あ、ああ、だ、だだだ大丈b『ガッシャーン!!』ひいぃっ!!?」

準備室の方で音がする。恐らく前に私達が暴れてぶつかった備品か何かが、何かの弾みで倒れたのだろう。これには私も驚いた。

しかし、澪ちゃんは私よりも遥かに驚き、怯えた筈だ。ベソをかきながらその場にしゃがみこみ、「ミエナイキコエナイミエナイキコエナイ…」と、呪文のように唱えている。

「大丈b「ミエナイキコエナイミエナイキコエナイ」

「ねぇ澪ty「ミエナイキコエナイミエナイキコエナイ」

…完全に自分の殻に閉じこもっている。このまま呼びかけ続けてもあと2時間はこのままだろう。引き摺って帰るわけにもいかない。う〜ん、どうしたものか。

考えあぐねた私は一つの作戦を思いついた。『北風と太陽』をリスペクトした(?)、事態を解決し、同時に私の欲望を満足させうるものである。

また性懲りもなく欲望の赴くままに行動するのか、と私の中の天使の囁きが一瞬心を過ったが、どちらも幸せになれるならやらない手はない、という大義名分めいた悪魔の囁きに屈してしまった。

「…ねぇ、澪ちゃん」

「ミエナイキコエナイミエナイキコエナイ…」

「…この音楽室のお化けの噂って、知ってる?」

「」ピタッ

無視できる筈がない。恐怖の対象が思ったより近くにいると思えば、いつまでもそこにいられないだろう。

しかし、今の澪ちゃんは足も身体も心も竦んでいる。その場を動かず、信じられないというような見開いた目でこちらを見る澪ちゃんに、お化けについて話し出す。

146「ムギこそ!」@部室Ⅱ:2010/08/01(日) 12:39:09 ID:DKommc9I0
…無人の校舎では、様々な怪奇現象が起こるという。特に、この音楽室には、遅くまで残っている生徒を何処かへ連れ去ってしまうお化けが出るらしい…。

大体その様な話を、淡々と話す。ぶっちゃけ、ウソです。

「…ホントか…!?ど、どうしよう…腰が抜けて……あぁドウシヨウドウシヨウドウシヨウ…」

更に青ざめ、うろたえる澪ちゃん。瞳には涙が浮かんでいる。

「落ち着いて澪ちゃん!大丈夫、そのお化けが来ないようにする魔除けがあるのよ!」

「ほ、ホント!?」

一筋の光明が差し、澪ちゃんの顔が少し明るくなる。ホントも何も、全部嘘なんだけどね。

「えぇホントよ!…その方法は……」

「……方法は?…」

「耳なし芳一みたいに身体に呪文を書くのよ!」

「……へっ?」

呪文で清められた人にはお化けは近づくことが出来ない。そんな感じの即興の理由を、澪ちゃんに話す。

普通なら信じられないようなこの状況方法と解決策を、錯乱状態の澪ちゃんはすんなり受け入れた。…この娘、社会でやっていけるのかしら…。少し不安になる。

「ただし、呪文は人から見えないところに書かなきゃいけないの」

「え?なんで?」

答えは私の我儘だ。これから起こる二人だけの秘密の行為を、第三者には露とも知られたくない。ただ、そう言う訳にもいかないので、適当に理由をつけて誤魔化した。

「そ…そうなのか…じ、じゃあ、えっと、…やってくれ」

「…いいのね?」

「あ、ああ。…お化けが来る前に…頼む」

承諾は得た!これは同意の上の行為で何もやましくはない!!

さっきの手メモで身体に文字を書かれるこそばゆさは知っている筈だ。それでも懇願する澪ちゃんの頼みを無下にすることはできない。むふふ。

「じゃあ…左手、出して?」

「あ、うん。…ハイ」

右手はすでに途中書きの歌詞で埋まっている。ピンクの蛍光インクによって、赤みが差しているように見えた。

「…それじゃあ、書くね」

澪ちゃんが緊張しながら頷く。ゴクリ、と喉が鳴ったのが聞こえた気がした。

147「ムギこそ!」@部室Ⅱ:2010/08/01(日) 12:39:49 ID:DKommc9I0
さっきと同じ要領で、手をピンと開かせる。そこに、つーっ、と線を引く。ビクン、と身体が揺れる。

ちなみに、呪文なんてもちろん出まかせだ。適当に校歌でも書いておこう。

「…んっ!…うぅ…くふふっ…ふうぅ!」

可愛い声を漏らす。まだ、笑うのを我慢できる余裕があるようだ。

「ふ…んぅっ!?ぅふ、んふふふふふふ!うふぅ!」

五指の付け根、手の側面。普段から皮膚の張っているところは相当敏感らしく、堪らず笑い声を挙げる。

ほんのりと肌が湿ってきた。反応が面白いので、暫くそこでペンを往復させたり、ぐるぐると円を書いてみたり。

「んうぅぅぅぅぅ!?ム、ムギ…あっ、あひぃ!?な、何を…?」

「…じっとしてて、字が歪んじゃう」

粗方手のひらも埋まったので、別の所に書くことにする。私は、夏服の袖から覗く二の腕に目を付けた。一旦手を離す。

「…澪ちゃん、万歳して?……そう、で、その手を頭の後ろに……うん、OK」

セクシーポーズをするような格好にさせる。白い二の腕の肌が露わになり、気恥かしそうに俯く澪ちゃん。

私はその二の腕を更に露わにすべく、腋まで袖をまくりあげる。俯いていた澪ちゃんがこちらを向く。とても不安そうな顔だ。

私はいかにも真剣そうな顔をし、左肘の方から文字を書き込む。

「ふっ!くぅふふふふふふ!ふぅ…っ、ひぅふふふふふ!」

首を窄め、身を竦める。澪ちゃん、とたしなめるように促すと、叱られた子犬のように潤んだ目で私を見、体制を直す。

白くて絹のように肌理のこまかい肌。そこにピンク色のインクを落としてゆく。澪ちゃんに自分の証を彫りこむようで、気持ちが高ぶる。

肌に存在する神経一つ一つを刺激するように、ペン先で弄る。

「んひひっ!んむぅふぅっ!くふひひひひぃ!んん〜〜!」

やがて、腕の付け根に辿り着く。おっぱいの大きな人は、それだけ腋の彫りも深くなる。ツルツルの綺麗な腋の下だった。書き込めるスペースは限られている。大事に使おう。

もったいないので、長く楽しめるように、腋にはまだ触れず、その周りから責める。捲った袖から見える、限定された箇所に文字を書いてゆく。外堀攻め、というやつだ。

「んぁ!?ひゃふっ!ひゃひはははははは!やぁははは!」

今までよりも格段に反応が大きい。しかし、その分、姿勢を保つのが辛いようだった。腕を下ろしてしまう。

「…もう!駄目じゃない澪ちゃん!」

「だ…だってぇ…ムギが、その…こちょこちょって…するから…!」

弱弱しく抗議の声を挙げる。…しょうがない。

「へっ!?ちょ、ムギ!?」

「もう…!私が支えてるから動いちゃだめよ?」

左手で澪ちゃんの肘を掴み、上に挙げさせる。私の顔が澪ちゃんの腋に近づく。眼前に広がる美しい肌と甘い香りに、生きててよかったと思う。

148「ムギこそ!」@部室Ⅱ:2010/08/01(日) 12:40:25 ID:DKommc9I0
「それじゃ、続けるね」

少し息を吹きかけながら言う。その瞬間に、腋の下の筋肉に力が入ったのを、私は見逃さなかった。

ついに本丸である腋の下の番となった。澪ちゃんはというと、目を強く瞑り、歯を食いしばって来るであろう刺激に耐えようとしていた。無駄無駄無駄ァ!!

「ぎぃ…っ!ぎひひひひひ!ぎゃはははははは!らめっ、ひゃめ…ぅんぁぁぁ〜!」

いつも清楚で凛とした澪ちゃんとは思えない、下品な声。でも、もっと聞いていたい。

「やぇへへへへへ!こちょこしょっ…いやぁぁぁ!んはははは!ひぁぁぁ!」

暫くすると、腋の下も、文字で埋まってしまった。肩で息をする澪ちゃん。でもまだもう一方ある。なんかお得な感じ!

「…はい、今度は右側ね、もう一回万歳して?」

荒く息をしながらも、何故かそれに応じる澪ちゃん。…なんか洗脳しているような気になってきた。

挙げられた右腕を見て、いつの間にか、結構汗をかいていることに気付く。ペンは水性だ。文字が滲んでしまう。

「…澪ちゃん、腋にいっぱい汗かいてる…拭いてあげるね!」

「えっ!?ちょっ、あ!ぁう…んん…は、恥ずかしいよ…ムギ…」

間髪いれずに、ハンカチで汗を拭く。少しだけ抗議の声を挙げたが、後は、恥ずかしさの為か、それともくすぐったさの為か、顔を赤くしてモゴモゴ言うだけだった。

汗を拭い終え、元のサラサラな肌に戻る。このハンカチは家宝にしよう。肘を押さえ、再び書き始める。

「ふぁ…っ!くひゃははは!んふっ、んふふぅ!」

一度大笑いしてしまえば、堰が切れたも同然。澪ちゃんの悶笑耐性は今やほぼゼロだ。校歌も書き終えてしまったので、次は「翼を下さい」の歌詞にしよう。

「んふっ!ふひひひひっ!んひゃひゃひゃひゃひゃ!」

興奮してきたせいか、さっきよりも書くペースが速い。もう二の腕の中ほどに来てしまった。

「いははははははは!ぅははっ!ぁう…ぐふぅっ!」

腋に到達する。少し前に拭いたというのに、既に大分湿っている。まあいいや、そのまま書いちゃえ。

「ふぎゃはははははは!んひっ、んひゃははははははは!いひっ、いひひひひっ!それダメぇへへへへへ!!」

汗が潤滑剤の役割をし、よりペンが滑りやすくなる。碌に書けないので、細かな升目を書くように、腋を余す所なくくすぐる。

「うひゃはは!くひぃははははは!も、もう、ムギっ、ひひひ…やめぇ…っ」

更にジワリと汗が湧いてくる。汗が湧き出る瞬間を私は初めて見た。何処となくエロティックだ。その汗を伸ばすようにペンを動かす。

「あ゛ぁぁ〜っ!腋ダメぇぇへへへ!ぎひっひひひ!わきだめぇぇ!!ん゛ひぃぃぃ〜!」

澪ちゃんの理性が飛びかけた頃、丁度ペンのインクが切れる。ペンは澪ちゃんの手と腋の下周辺をピンクに色づかせてその使命を全うした。

「ひひ…む、ムギぃ…、おねがい…もう…腋だけは……」

右腋は汗とインクが溶け合い、ピンクに染まっている。服に付いたら可哀想なので、もう一度軽く拭いてあげる。

これで腕はほぼ全て埋まった。次のポイントを物色する。見られていることを意識してか、もじもじしながら身じろぎし、視線を足元に落とす。

その視線の先に私も視線を送る。ふと、紺のソックスに目が留まる。…決めた。

「…ねぇ、澪ちゃん…ソックス、脱いで?」

149「ムギこそ!」@部室Ⅱ:2010/08/01(日) 12:40:56 ID:DKommc9I0
澪ちゃんは、椅子の上に座っている。その前にもう一ついすを置き、そこに伸ばした足を揃えて乗せている。

さっきまでソックスに包まれていた足はわずかな湿り気を残してそこに鎮座し、来るべき刺激に怯え、ひくついていた。

私はその前にしゃがみ、澪ちゃんの足を見ていた。

「…ムギ…その…、ホントにここにも…?」

「ええ、書くわ」

そう言いながら澪ちゃんの足を観察する。全体的にほっそりしている。指はどれも細長く、人差し指が他より少し長い。土踏まずは高く、美しいアーチを描いていた。

地面に接する所だけが赤く色づき、その他の場所、特に土踏まずは雪の如く白い。繊細なガラス彫刻を思わせる、自然の造形美が、そこにあった。

「…あ、あんまり見ないでくれ…なんか…恥ずかしい……。…匂ったり…してない…?」

「ええ。臭くないわ。とってもいい匂い……それに、綺麗…」

顔を近づけ匂いを嗅ぐ。何か甘い匂いが肺を満たす。それを見て澪ちゃんは顔を赤らめて俯き、足指を縮込ませた。

インクの無くなったペンの代わりの、青のボールペンを構える。ボールペンなら、歩行の摩擦で消えることもないだろう。私と澪ちゃんの時間の証を確実に残せる。

左足の拇指球の下、土踏まずの上の辺りにペンを突き立て、つぅっ、と横に滑らせる。

「…んゃあふっ!?くぅ…っ!」

ビクンと震え、足指を蠢かす。敏感でよろしい。そのまま、横書きで文字を書いてゆく。

「あひぃっ!んおぁっ…、あっ、あっ…きひぃぃ!」

我慢しようと声を殺そうとするが、足の裏から送られる刺激は生半可なものではない。無様な声が漏れる。

「くぉぉ…っ!…くひ…っ、いひひひひひひぃ!!」

歯を食いしばっているので、籠ったような笑い声になる。涙を浮かべながら、時折頭を振り乱す姿は艶やかだった。

「くふぅ…ぅんぁ……んんん〜!」

澪ちゃんの足に変化が見られた。足指を固く握り、無防備な土踏まずを守ろうとしていた。無論そんなことで守りきれる筈もなく、ガラ空きなのだが、足全体が白くなる程力を込めると、多少感覚は鈍くなるようだ。

しゃらくさい。押してダメなら引いてみろだ。右足にペンを伸ばし、こちょこちょっ、と殴り書く。

「んひひゃあ!?……あ、ああ!!」

ノーマークだった場所のくすぐったさに油断した左足の指を左手で掴み、少し反らせる。これでもう悪あがきはできない。

「ちょ、ちょっとムg…ぎひゃひゃひゃぁ!!?ぎひっ、ぐひひひひひ!!」

間髪いれずにペンを走らせる。可愛い指で守っていた指の付け根と拇指球をペン先で苛め抜く。

「ぎひひひひひっ!ムギぃっ!ぐひひひっ、そこダメぇひひひひ!!」

どうやらここが気に入ったようだ。もう少し撫でてあげよう。

「ぐひぃぃ〜〜っ!!いひひひひひっ!ひっ、ひっ、…きひいぃぃぃぃ!!」

酸欠になられては困るので切りのいいところで止める。つま先から下は、筆で塗ったように青くなっていた。

150「ムギこそ!」@部室Ⅱ:2010/08/01(日) 12:41:22 ID:DKommc9I0
お次は右足。向き直ると、しゃらくさいことに前もって足指を丸めている。それなら、と思い、再び左足を見ると、なんとこちらも同様にガードしていた。

「…ひぃ…ひぃ……ふ…ふふん…!」

澪ちゃんがドヤ顔でこちらを見ている。大分学習したようだ。ならばこちらにも策がある。押してダメなら壊れるまで押せ、だ。

固く握り締めている足指を摘む。形の整った桜色の爪は、力を込めすぎて白くなっている。その指先に―――。

「ふふふ………っ!?ふひぃっ!?んぁぁ!」

ペンを這わせる。開く気が無いなら、開きたくなるまで責めればいいのだ。小さな指はすぐに文字で埋まる。隣の指に移る。

「んぐぅっ…!…くっ、んくぅぅぅ〜!!」

必死で我慢している澪ちゃんの指に、ネチネチと細かく字を書く。轟、なんて書いちゃったり。

「ふーっ、ふーっ、…むふぅっ!?くひっ…ぐひひぃ!」

あっという間に五本の指はインクに染まってしまった。次は、足の側面に移る。

「んぎぃっ!ひっ…そこ…っ!?んひゃひゃはははっ!」

白い足の甲とほの赤い足の裏の接地面。その境目を、確かめるように線を引く。

「んきひひっひひぃ!ふひっ!ひぃっ、んひぃぃ!」

足の裏とも甲ともつかない曖昧なライン。そこに境界を定めるように何度も往復させる。

「くふぅぅぅぅっ!ぐぅ…っ、んぅぅぅ! 」

何度も。

「んぇぁぁぁ!ん゛ぉぉぉぉっ!?ゃめえぇぇぇぁぁ!」

何度も。

「ほひひひひぃぃ!ひぐぅぅ!ぐぅぁぁぁぁ!ぎぃぃぃっ!」

ここだけで屈服させられそうな気もしたが、折角なら満遍なく楽しみたい。力を入れている所の対極、踵に移る。

「…んふぅ…ふぅ……?…ムギ…?」

澪ちゃんからは、自分の足が邪魔でペン先の位置が分からない。間断なく続いていた刺激が止んで、不安になったようだ。

その間、私は踵を観察していた。全く角質が無く、しかしながら他よりも少し厚い皮膚は、つま先と異なり全く力の入れようがないので、赤みの差したままだった。

そこに、綴ってゆく。肌とペンの擦れる音が、僅かに聞こえた。

「…ぎひぃっ!?ぎひぃひひひひっ!ぎぃぃぃぃ〜!!」

激しい笑いを噛み殺そうと必死に歯を食いしばっているが、依然として情けない嬌声が口から洩れている。

「ぎゃひひははは!はひっ、ぐがぁひひひひっ!ひんぅぅ!」

くすぐったくて堪らない足の裏を、より縮込ませる。しかし、どう足掻いても、つま先から遠く離れたここはカバーできない。

「ん゛ひひひひ!ぁぎぃっ!ダメぇぇ!こちょこちょしないでぇぇぇぇぇ!!」

かなり効いているようだ。固く瞑った目の脇からは涙が流れ、歯を食いしばる口からは涎が伝う。顔は真赤だ。

踵の足紋を一本一本強くなぞるように青く塗る。赤と青のコントラストが美しい。自分でやっていても足がムズムズしてくる。

「ひぎぃぃぃぃ!ぐひゃひゃひゃひぃぃぃ!許してぇっ!ゆ゛る゛じでぇ゛ぇぇぇぇ!!」

くすぐったさに耐えきれず、足指が反りかえる。その一瞬を、私は見逃さなかった。

「キャーッチ&ホールド!」

「んひぃっ!?…ぁ!しまった!」

バッチリ掴んでガッチリ反らす。澪ちゃんの足は、叶わぬ自由を求めて捩れるが、私には、更なる刺激を求めて媚びているように見えた。

「うふふふ…動いちゃダメよ〜♪」

「うひぃぃぃぃぃぃ!!」

151「ムギこそ!」@部室Ⅱ:2010/08/01(日) 12:42:26 ID:DKommc9I0
………………

「………ひぃっ……ひぃ……」

端正な顔は見るも無残なことになっている。顔に付いた諸々の液体を、ハンカチで拭く。今日は家宝のよく増える日だ。

「……ふぇぇ……ムギぃ……!」

潤んだ目で、何かを訴えるように私を見る。この瞳には、母性本能とよからぬ願望を同時にかき立てるような何かがある。

「…ふぁ!?ちょ、ちょっとムギ!?」

澪ちゃんを抱き上げ、ソファーに寝かせる。甘い陶酔に毒された私の感覚神経は、澪ちゃんの重さを殆ど苦としなかった。

鞄を漁り、或るものを取り出す。そして、澪ちゃんの下半身辺りに覆いかぶさり、セーラー服を捲り上げる。

「…ぁ…な、何を…?」

くびれたウェストに、可愛らしいオヘソ。肌は何処までも白く柔らかで、一点のくすみもない。這うように視線を上へやると、ピンク色のレ−スのブラジャーが目に入る。

その可愛いブラに収まっている双球は、余りに大きく、澪ちゃんが荒い呼吸をするたびに、僅かに上下していた。

「やぁ……っ!ムギ…、恥ずかしい……」

はにかみ、潤んだ目で訴えかける澪ちゃんに、軽くほほ笑む。そして、右の脇腹辺りに「それ」を当てる。

「んぅぅ……ひゃわぁ!?」

ボールペンでは、このシルクのような肌は傷ついてしまう。筆ペンは、澪ちゃんのやわ肌を責めるには正にうってつけだった。

「ふわぁ……っ!あっ……ふぅっ!」

つぅーっ、と縦に細く線を引いてみる。細いウェストが蠢き、お腹が少し凹む。だが、ペン先からは逃げられない。

今度は横書きで書く。こしょこしょと、短いストロークで書き殴る。

「うひひっ!……んひぃ、ひぃっ、へひっ、んあっ!」

お腹が小刻みに揺れる。既に文字を書く気は余りない。欲望の儘に、筆を走らせる。

「ふぁぅ…あっ!…むぅ…っ、…ふうぅぅ!」

チロチロと肌を虐めてゆく。そのたびに、くすぐったそうに動くオヘソが可愛らしく、淫靡でもあった。

ふと気まぐれに、オヘソの少し外側からオヘソに向かって渦を書くように線を引いてみる。

「くぅぅ……はぁっ!…ぅ…ひぃ!」

軌道が容易く読めるため、次に何処が責められるかは分かっているだろう。だが、避けることも止めることもできない。もどかしさは相当の筈だ。

「ぅひゃう!ふひぃっ…はぁぅ!ひぁぁっ!」

場所が予知されているので、緩急をつけて焦らす。筆の動きが一瞬止まるたびに、潤んだ瞳がこちらを窺う。

私の加虐心は大いに刺激されたが、筆は終着点に到達してしまった。一度、筆先を離し、改めて澪ちゃんの姿を見降ろす。

目尻に涙を溜め、澪ちゃんも視線を返す。さっきまで強く歯を食いしばっていた口はだらしなく開かれ、荒い吐息を吐くだけとなっていた。

胸から下は黒いインクで斑になり、呼吸のたびに波打つ。インクで濡れていない肌は、敏感そうな鳥肌が立っている。

152「ムギこそ!」@部室Ⅱ:2010/08/01(日) 12:42:50 ID:DKommc9I0
ふと、髪から覗く耳に気付く。上半身で、ここだけ書くのを忘れていた。澪ちゃんの顔の上に覆い被さり、髪をかきあげる。露出した耳は仄かに色づいていた。

「ふぇっ!?ム、ムギ…?」

澪ちゃんが不安そうに、私を見つめる。密着した肌から、激しい鼓動が伝わってくる。構わず私は澪ちゃんの耳に手を添え、筆を這わせる。

「んぁっ!はぁぁぁっ!…ふぁぁぁぁ!!」

首を竦めるので書きにくいが、耳の縁から黒く塗ってゆく。チロチロ、という擬音がピッタリの動きだ。

「くぅんぅぅ!ひゃめっ、ひゃめへぇぇ!ぅぁあぁぁぁ!」

小さな耳は、すぐにインクで埋まってしまう。反対の耳にも手を伸ばす。さっきは書きにくかったので、あらかじめ釘を刺しておく。

「……動いちゃ ダ メ 」

耳に唇が接する程近づき、吐息の掛かるように囁く。ビクビク、と身体が震えるのが分かる。おとなしくなった澪ちゃんの耳を、再び筆で責める。

「はぁっ!あぁん!…あぅっ、んひぁぁぁ!」

耳の螺旋を撫でるように筆を動かす。澪ちゃんの耳の形がこんなだとは知らなかった。私の知らない澪ちゃんのことを、今日はたくさん知った。まだまだ知らないことはたくさん有るだろう。

それでも、他の人が知らない澪ちゃんを、私は知っている。私と澪ちゃんの秘密は、私達だけが知っている。

「むぁぁ!ひぁぅんぁ!んぁっ!ぁぁ、ムギぃっ!」

どんどん黒く染まってゆく。髪の色と被っているので、髪が掛かると何処に耳があるか分からなくなりそうだ。

「ひゃうぅ!ムギ…、ムギぃ!!ふぁぁ…もう…もう私…っ!!」

いきなり澪ちゃんが身を起こし、私にしがみ付く。少なからず驚いたが、私にはその理由は何となく察していた。

肌にしつこくまとわりつくこそばゆい刺激は、肌の性感を高めてゆく。しかし、肝心の、性的な部位にはノータッチだ。

さっき腹部を責めた時も、ブラの上から、小さな突起が主張しているのに気付いていた。そこをいつまでも責めてもらえないもどかしさにしびれを切らし、自分を押さえられなくなったのだ。

しかし、私の目的は澪ちゃんを性的に満足させることではない。澪ちゃんの唇に指を当て、頬笑みながら離れる。「あ…」、とお預けをされた犬のような、残念そうな顔をする。

可哀想な気もしたが、その代わりに、いつまでも忘れることのできない昂りを教えてあげる。

153「ムギこそ!」@部室Ⅱ:2010/08/01(日) 12:44:32 ID:DKommc9I0
私は澪ちゃんを立たせると、その足元にしゃがみこむ。そして、スカートをたくしあげるよう指示した。澪ちゃんはまるで私の飼い犬のようにその指示に従う。

不安と羞恥と期待の入り混じった目で私の挙動を見守る。私はそこに頭を近づける。甘く、蒸れた香りに脳が痺れるような感覚を覚える。

「…ム、ムギぃ……ふぁ…!?」

弾力のある太ももに、ペンを這わせる。純白の肌が、私の手で、汚される。

「あぁぁん…!ムギぃ…ムギぃ!んふぁぁぁ!」

ガクガクと脚が震える。ブラとお揃いの下着は、少し湿っているのかも知れない。だがそんなことはお構いなしに、ペンは下着の僅か数センチ下で低回し、決して触れることはなかった。

「ムギぃ…早くぅ!あぁ…ムギ、ムギぃ!お願い…!」

震えは更に激しくなり、腰はくねくねと何かを求めるように蠢く。澪ちゃんの息も、私の息も、荒くなっている。細いペンを通して、私たちの心は繋がっていた。

「ムギぃ……あぁぁ!!ムギぃぃ!!」

澪ちゃんが一際大きな声を挙げたと同時に、音楽室の扉がガチャリと開く。


「ちょっとぉ〜?何時まで残っ……………」

…沈黙が三人を包む。さわ子先生も、澪ちゃんも、私も、微動だに出来なかった。

呆けたような顔で立っている澪ちゃんに、その足元でスカートの中に頭を突っ込んでいる私。二人とも肩で息をしている。それを横から呆然と見ている先生。どう見ても情事です。本当にありがとうございました。

「…………ハヤクカエリナサイヨ…?」

硬直した表情のまま、ぎこちない動きで廊下に帰ってゆく先生。一気に力が抜け、二人とも床に崩れ落ちてしまった。

「…あぁ…どうすんだよムギぃ…誤解されちゃったじゃないか…」

折り重なりながら澪ちゃんが呟く。私も、そうね、と呟き返す。満更じゃない気分だ。

「そうね、じゃない!大体ムギがあんなこt「ああ、あれ、嘘よ」

「……へっ?」

「お化けも魔除けも元からないの。ぜ〜んぶ嘘」

「…じ、じゃあ何d「澪ちゃん、今怖くないでしょ?」

「え…?…あ…確かに…」

「澪ちゃんを笑わせて怖さを紛らわす口実だったの♪…まぁ、その…エスカレート…しちゃったけど…」

二人とも顔を赤らめる。今振り返ると、すごくエッチなことのように思える。

「…だ、大体ムギが筆ペンでこちょこちょって、……………っ!」

「………?どうしたの?」

「…そうだ!筆ペンだ!新しい歌詞が思いついたんだ!」

「…ホントっ!?」

よかった。二人で過ごした時間がこんな形で実を結ぶのは、私にとって、願っても無い幸せだった。

「…そうだ、メモっ!…えっ?…いや、紙もペンもあるから…!…いや、自分で、ちょっ、ムギ!?いいからっ!?…ダメっ、ダメぇぇぇ……!」…………

154「ムギこそ!」おまけ!:2010/08/01(日) 12:45:16 ID:DKommc9I0
あきやまけ!

ゴシゴシ ザバー キュッ

澪「…ふぅ、…よし、これで粗方落ちたな」

澪「…あとは…足の裏だけか…」ゴシゴシ

澪「んん…んぅ……、…ダメだ…スポンジじゃ落ちない…」

澪「何かもっと固いものじゃないと…う〜ん、爪で引っ掻いてそぎ落としてみるか」

澪「痛くないように石鹸たっぷりつけて、と……」

澪「…よし、まずは軽く………っ!?」カリッ

澪「うひっ!…うわぁ…何だこれ…すごいムズムズする……これじゃ洗えないよ…」

澪「でも…洗わないと落ちないし……洗うとムズムズするし…」

澪「うぅ…しょうがない……我慢しなきゃ…えいっ!」カリカリカリカリッ

澪「うひぃ!んぅっ、くひひぃ!くぅ……っ!あひひひ!」

澪「うぅ…これじゃくすぐったくて落とせないよぉ…」シクシク


澪「……でも……なんか…癖になりそう…」

155くすぐり好きの名無しさん:2010/08/01(日) 22:50:08 ID:Mk8XrjEAO
あきやまけ!
乙でしたー、それでは次はいよいよ梓さんの番ですな
調教された皆様からのリンリンリンチ!

156くすぐり好きの名無しさん:2010/08/03(火) 09:53:10 ID:a9RC1juw0
ペロペロ(^ω^)

157くすぐり好きの名無しさん:2010/08/03(火) 09:54:39 ID:a9RC1juw0
ペロペロペロペロペロペロペロペロ(^ω^)

158「ムギこそ!」@ビーチ:2010/08/13(金) 16:23:52 ID:3.IsKEQY0
>>156 もうペロペロはしないって約束したじゃないですかァーーーーーッ!



「りっちゃん!うみだよ!」ムフー

「おう!見りゃわかるよ!」

強い日差しが澄んだ空から照りつけ、白い浜がそれを反射する。水面でも光が乱反射しており、何処を見ても目が眩む。その光の中に、私たちは立っている。

今日から二日間、この海岸に面した別荘で合宿を行う。事前に立てていた計画は滞りなく進み、天気にも恵まれ、万全の状態で練習に臨むことができる。

にも拘らず、皆の手に楽器は無く、萎んだビーチボールやパラソル、レジャーシート等が握られていた。言うまでもなく、水着である。

「……お前ら、遊びに来たわけじゃ無いんだぞ…」

そう言って二人をたしなめる澪ちゃんも、今日の為に選んだ水着を纏い、マジメそうな顔をしながらビーチボールに息を吹き込んでいる。

「ほぉ〜、澪はずいぶんと練習熱心なんだなぁ?服装からもやる気が伝わってくるもんなぁ〜?」

「なっ…、違う!これは多数決で仕方なく……!」

「何なら一人で練習しててもいいんだそ?」

「…っ!ふ、ふん!私は別荘で練sy「そういえば知ってるか?うちの音楽室で幽霊が出たらしいな」

「」ビクッ

「…なんでも一人で夕暮れに音楽室の近くを歩いてると、女のくもぐった笑い声が聞こえるとか…もしかしたら霊がここまで憑いてきてたりして……?…あれ?どうしたのかな澪ちゅわん?いかないのかい?」

「……き、気が変わった!皆につき合ってやる!…つき合うだけだからな!」

少し青ざめた顔色の中にも、隠しきれない喜びの色が窺える。これで、海で遊ぶ派と室内で練習する派は四対一となった。

「…先輩方は、少し弛みすぎです!!」

小さな身体から、驚くような覇気を発しながら梓ちゃんが一喝する。

しかし、彼女もまた、ピンクのキャミソール型水着に身を包んでいた。両手は身体に通した浮き輪を持ち、仁王立ちしている。説得力は皆無に等しい。

「まぁまぁあず〜にゃん」ダキッ

息巻く梓ちゃんを唯ちゃんがなだめる。いつもとは異なる素肌の触れ合う感触に、みるみる顔が赤らんでゆく。

「にゃ…っ!?ま、まぁ少しくらいならいいですけど……後でちゃんと練習しましょうね…?」

梓ちゃん意志弱い!去年の合宿もそんなこと言いながら真黒になるまで遊んでた気がする…。

159「ムギこそ!」@ビーチ:2010/08/13(金) 16:24:30 ID:3.IsKEQY0
………………

「……うぅ、暑くて死にそうですぅ…りっちゃん隊員……」

「くぅ…頑張れ、耐えるんだ!平沢隊員!…はぁ……」

私を除く皆が、海を見ながら首まで砂に埋まっている。ついさっきまでアクティブに遊んでいたとは思えないこの異様な光景は、私の何気ない発言が招いたものだった。

―――「そう言えば砂風呂って美容と発育にいいらしいね」――――

その言葉を聞いた途端に、りっちゃんと梓ちゃんは穴を掘り始めた。おもしろそ〜、と言いながら唯ちゃんも自分を埋葬する穴を掘り、何故か十分成長している澪ちゃんも掘り出した。

「…日差しが……きついです……」

「…熱中症になる前に水分補給しなきゃな…」

ぶつくさ言いながらもまだ出る気はないらしい。全員、胸に当たる位置に砂が多めに持ってある。りっちゃんと梓ちゃんは特盛りだった。

皆からの指示で私が盛ったのだが、効果のほどは定かではない。ホントは私も埋まってみたかったが、掘り出す人間がいないと困るので、地上で留守番している。

傘を皆の頭上に掲げ、汗を拭いてまわり、ストローをくわえさせる作業は、それなりに楽しく、汗に濡れた横顔を好きなだけ見つめられるという役得もついていたので、不満は無かった。

だが、そろそろ脱落者が出始める。

「………あ゛っぢぃ!!ダメだ、もう出よう!ムギ、手伝ってくれ!」

「あぁ〜!?ずるいぃ〜!ムギちゃん私も〜!」

二人とも掘り起こしてあげる。地上へ出ると一目散に海へ飛び込み、火照った体を冷やしにかかる。

「…ふ、ふん!二人とも、我慢が足りないな!」

何故か勝ち誇る澪ちゃん。その言葉にムッときたのか、りっちゃんは唯ちゃんに目配せし、唯ちゃんが意味ありげに頷く。そして、澪ちゃんの元へ駆けて行き、澪ちゃんの顔のサイドを二人の顔で挟む。

「うわっ…!?…な、なんだよぅ…」

「「ふっふっふ…ふぅ〜〜〜〜〜〜っ!」」

「うひゃあぁ!」

右耳にりっちゃんが、左耳に唯ちゃんが息を吹き込む。澪ちゃんは素っ頓狂な情けない声を挙げる。さらに二人は追撃する。

「「…フジツボフジツボフジツボフジツボフジツボフジツボ」」

「ひぁぁぁぁ!?……お、お前らぁ〜!!」

今度は精神攻撃か。だが、澪ちゃんの精神は以前より鍛えられたのか、恐怖に竦みあがることなく、身体の上の砂山を割って二人に襲いかかった。…すごいパワーだ。

「やばい!逃げるぞ平沢隊員!」ダッ

「了解であります、りっちゃん隊員!」ダッ

「まてコラ〜!!」ズドドド

二人は一目散に駆け出し、澪ちゃんが猛然と後を追う。あっという間に三人は見えなくなり、私は一人ビーチに取り残されてしまった。さみしい。

「……あの…私もそろそろ……」

ビックリして恐る恐る振り返ると、梓ちゃんの頭部が上目遣いで私をじっと見ている。

「ご、ごめんね梓ちゃん!別に空気とか思ってないから!」

「それは報告しなくてもいいです。それより早く出してください」

ムッとした表情で私に頼む。暑さで少しイライラしているのかも知れない。そんな梓ちゃんの顔を見ながら、ふと、ある思いがよぎる。

「…そう言えば…梓ちゃんの大笑いしてるところって、見たことないなぁ……」

「……へっ?」

うず高い砂山の麓で、梓ちゃんが気の抜けた声を返す。その間私は、そのちょうど反対側で、ピョコピョコ動く裸足の両足を見ていた。

160「ムギこそ!」@ビーチ:2010/08/13(金) 16:25:01 ID:3.IsKEQY0
「……何言ってるんですか?それより早く出してくれません?」

梓ちゃんの顔に目を戻す。暑さのせいか、それとも私が空気とか言ったせいか、少しイライラしているように見える。

その表情すら可愛い。加虐心を大いに刺激される。砂に埋もれて動けないうちにやりたいことをやってしまおう。

「聞いてるんですか、ムギ先ぷぁい!?」

プリプリ怒ってむくれている頬を指で突く。あぁ……柔らかい……。

「私、梓ちゃんのほっぺたぷにぷにするのが夢だったの〜♪」

「むぁ、ひょっとぉ!ひゃめてくらひゃい!怒りまふよ!」

なんかモゴモゴ言ってる。既に相当怒っているようだが、間抜けた声とふくれた頬は、梓ちゃんを可愛く見せる一方だった。だが、嫌がっているようなので止めてあげる。

「……もう!何するんですか!怒りますよ!」

どう見ても怒っているのだが、地中に埋められていては怒ったとしても何も出来まい。怒りの目線から逃れるように足元の方へ回り込む。

「ちょっと!聞いてるんですか!早く出してください!」

どれだけ怒っても澪ちゃんのように自力で這いだす馬力は、この小さな身体には無い。梓ちゃんは、自分の置かれている立場がまだ理解できていないらしい。

「うふふ……梓ちゃん、怒っちゃダメよ♪私は梓ちゃんの笑顔が見たいの」

「はぁ?…何を言って……んひゃぁ!?」

梓ちゃんの身体で今露出しているのは、二か所だけである。顔と、そこから最も離れた位置である、両足。自由に動かせるのはそこだけであり、外から刺激を与えることが出来るのもそこだけである。

その足を、踵の方から軽く撫で挙げる。足の裏に付着していた砂粒が僅かにパラパラと落ちる。私が触ったところと、梓ちゃんが強く縮込ませたつま先から。

「…ちょ、ちょっとムギ先輩!何するんですk…ふわぁっ!?ちょ、やめ、…んはぁ!」

足に付いている砂粒を払うように、優しく撫でる。指の軌跡を残すように、肌が露わになってゆく。私の指が動くたびに、足の指がグニグニと動く。

「うひっ!ちょっ…ひひぃっ!先輩ぃ!ふざけないでっ…きゃはははは!」

怒っていた梓ちゃんの顔に笑顔が浮かび始める。相当敏感なのか、笑い声も堪え切れずに漏れ出ている。う〜ん、くすぐりは偉大だ。

「うひゃははは!やめぇっ!んはははは!やめてくだしゃいぃぃ!いははははは!」

柔らかな足の裏に、稀に触っても落ちないほど強く食い込んだ砂粒がある。それを爪で軽く引っ掻いて落とすと、強く足の裏が蠢き、激しい声が上がる。

「くひゃははははは!それダメぇっ!んひっ、いひひひひひ!」

やがて、足に付いた砂は粗方とれ、梓ちゃんの素足が露わになった。

身体に見合った小さな足だった。指はか細く、澪ちゃんとは違い、親指が最も長かった。爪は綺麗に整えられ、時折恥ずかしそうにくねる。土踏まずは、その名の如く、土に触れぬほど高く反りかえっている。

全体的な形状は繊細でか弱い印象を受けたが、普段からサンダルを良く履くのであろう、よく焼けた小麦色の足の甲と白い足の裏の対照的な色合いが、健康的な美しさを醸し出していた。

「…あはは…はは…はぁ……もう!いきなり何てことするんです!こしょぐったいじゃないですか!」

さっきまで笑い転げていたのに、もう怒っている。コロコロと変わる表情は本当に猫のようだった。そんな気まぐれな猫を手玉に取る。そう意識すると、何だか興奮してくる。

161「ムギこそ!」@ビーチ:2010/08/13(金) 16:25:33 ID:3.IsKEQY0
「先輩!聞いてるんですか?ふざけてないで早く出してください!」

「……まあまあまあまあまあ♪」

「…ひぇあっ!?ちょ、ふひひひぃ…っ!」

梓ちゃんをなだめながら足を軽く撫でる。口を開ければ笑いが噴き出てしまうので、歯を食いしばるしかない。黙らせるには持って来いだ。手を止めずに語りかける。

「ねえ、梓ちゃん……梓ちゃんはくすぐり、好き……?」

「ふぇっ!?くふふっ…な、何言い出すんですか……」

…まあ好きでも嫌いでもくすぐるんだけどね。一度手を止める。

「…梓ちゃん、いま動けないよね…?この状態でいっぱいくすぐったら…どうなっちゃうんだろうね?」

「………あ」

見る見る顔が青ざめてゆく。自分の置かれている状況を、今になってやっと理解したようだ。この焦りようから、相当くすぐったがりであることが窺い知れる。

「あ……そ、その…ムギ先輩…?」

「……なあに?」

「…さっきは生意気言ってすいませんでした!!」

極めて合理的で賢明だ。謝ってこの危機的状況を回避しようとする。頭を下げようとしているが、埋まっているのでヒョコヒョコ動くだけだ。

だが、許すか許さないかを決めるのは私だ。そして、もちろんギルティー。

「…ふふ、ダ〜メ♪判決は…こちょこちょの刑です!」

言うが早いか、足の裏を激しく掻き毟る。

「うひゃっひゃひゃひゃひゃ!ちょ、んひゃはははは!やめぇへへへへへへへへ!」

砂山の向こうで激しい笑い声が聞こえる。脚は自由を求めて力を込めるが、高く積まれた砂はそれを許さない。汗ばむ足を掻く指を、更に加速させる。

「んひひひひひひぃ!ひぎっ、ぎひひひひひひひ!あひははははは!ひひぃぃぃぃ!」

梓ちゃんは余り我慢せずに爆笑するタイプらしい。いつもの可愛らしい様子からは想像できない、少し下品な笑い方だ。

「ひひぃぃいひひひひひ!ダメぇ!ダメぇへへ!こしょぐったいですぅぅぅぅ!」

足をバタバタと振り、黒く艶やかな髪を振り乱す。動かせる数少ない個所を必死に動かし、抵抗を試みる。だが、どれほど暴れても自由は得られず、私の加虐心を燃え上がらせるだけだった。

「ぎゃひひひひひ!いひっ、いひひひひひひ!やめぇひゃひゃひゃ!やめぇあぁぁぁぁぁ!」

頻りに振られている顔を見る。髪は汗で額に張り付き、涙か汗か分からない液体で頬を濡らしている。口角からは涎が溢れ、笑い続けて閉じる暇もない。

「ふぎひひひひ!ひぃはははははは!やめてぇ!ひひひひ!せんぱいぃぃぃぃ!」

一度手を止める。この日差しの中だ、脱水症状には気を付けなければならない。鞄から水を持ち出す。梓ちゃんに水分を補給させてあげよう。口元にストローを近づける。

「へひひ……へひ……はっ!?」

ストローに気付くと、先ほどまでへひへひ言っていた口がストローに食いつき、一心不乱に水を飲む。

162「ムギこそ!」@ビーチ:2010/08/13(金) 16:26:10 ID:3.IsKEQY0
再び足元に回り込む。手をグニグニとウォーミングアップさせながらしゃがむと、なんと足首を限界まで下に伸ばし、足の裏を見せまいとしている。この恩知らず!

「はぁ…はぁ……ふふふ、やれるもんならやってみろです!」

ドヤ顔すんな!

前にもこんなことがあったが、今回は足の裏に触れることすらできない。だが、こんなこともあろうかと、こういった抵抗に対する対処も練習済みである(脳内で)。

ピンと伸ばされた足の甲に手を置く。一瞬ビクッと動いたが、よほど自信があるのか、まだニヤニヤしている。その綺麗な顔を吹っ飛ばしてやる!

「ふふふ……ふぅ!?くふふふふふぅ!?」

大抵の人は、足にあるくすぐったいポイントは足の裏だけだと思っている。だが、私は発見したのだ!足の甲を優しく撫でるように刺激すると耐えがたいこそばゆさになることを!

「ひふふふ!?ふぅっ!んぅぅふふふう!」

触った瞬間、新たに感じた感覚に緊張したような表情が浮かぶ。だが、その顔はすぐに苦悶に歪んだ。

汗で若干湿ってはいたが、足の甲の肌は指を滑らすのに十分な滑らかさだった。指の腹でサワサワと撫でまわす。

「むふぅ!ふふふふふ!ぎぃっ…ひぅふふふふ!」

足指をくねくねと蠢かす。時たま反らすこともあるので、そこを掴んで無理やり反らすこともできたが、それでは屈服させる実感が湧かない。梓ちゃんが降参するまで責め続けよう。

足の指の上を指先でこちょこちょと動かす。

「んひぅ!?んひゅひゅふふふぅ!あぅっ…あひぁぁぁぁ!」

私の指に合わせて足全体がビクビクと震え、足指がせわしなく動く。激しく上下にくねらせるその様子は、まるで私の伴奏で踊っているようだった。

「んぐぅぅぅぅ!ふくぅふふふふふ!ひぃふふう!んんふぅぅぅぅ!」

足首と踝の辺りに指を這わせる。どう動いても避けられない刺激に、梓ちゃんの足はガクガクと痙攣するように震える。もうそろそろ我慢の限界だろう。

「ぎゅふふふふふふ!んぐふふひひひひ!ぐふふふひひひ!ひぃいいっ、ひぁあう!」

一際大きく悶え、堪え切れなくなった足の甲をビクン、と上げる。その両足の親指を束ねるように掴む。

「ふひ…あ!いやっ!離してください!」

足をぐねぐねと振って抵抗し、私の手を引き離そうとする梓ちゃん。埋まって碌に動けない小さな足と私の手ではもちろん梓ちゃんに勝ち目はない。

163「ムギこそ!」@ビーチ:2010/08/13(金) 16:26:35 ID:3.IsKEQY0
間髪入れずに、カリカリとすばやく土踏まずをくすぐる。悪あがきしたお仕置きです!

「ひぃあ!うひっ、うひはははははは!やめてぇぇ!にひひひぃぃ!」

左手は両足の親指を拘束しているため、片手でしか責められない。幸い、梓ちゃんの足は小さいので、両足を揃えた真ん中で手を動かすことで左右の土踏まずを同時に責めることができた。

「んひっひひひぃ!ゴメンなさいぃぃぃ!もうしませんからぁ!あひひひひひぃぃぃ!」

何について謝っているかよくわからないが、やめる気は更々ない。爪を立てた指先で、土踏まずだけをしつこく責め立てる。

「いぎひひひひひひ!やめへぇへへぇ!せんぱいぃぃ!ひひぃひひひひ!こしょぐらないでぇへへへ!」

他の足の裏の皮膚と異なり、土踏まずは柔らかくて滑らかだ。いつまでも弄っていたくなる。砂山の向こうでは嘆願の声が聞こえてくるが、無視。

「きひひひぃっ!許してくださいぃぃ!先輩!せんぱいぃひひひひひ!もうダメですぅぅぅ!」

激しく頭を横に振りながらまだ叫び続けている。その声音に、さっきよりも何か緊迫したものを感じる。その正体を探るためにも、ここで止めるわけにはいかない。肌を掻く指を更に加速させる。

「うひひぃ!?許してぇっ!ぎひぃいひひひひひひ!ゆるしてぇぇぇぇ!もうダメだからぁぁぁ!ひゃひひひひひ!」

おや? あずにゃん のようすが……?

「ぎぃひひぃぃぃい!だめぇぇ!もれちゃうぅぅぅ!あぁっ!あ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁ!………………はふぅ」

……一際大きな嬌声を挙げたと思うと、次の瞬間には、あらゆる苦難から解放されたような安らかな呆けた顔をしていた。まさか…。

試しに、股間に相当する位置の砂に手を差し込んでみる。奥に差し過ぎたらしく手に布の感触がする。「ひゃん!?」じゃあない!

手を素早く抜く。そして、手が湿っているのを確認する。…ペロッ…!これは尿!

さっきから少しイライラしていたのは迫りくる尿意を隠すためだったのか。手と梓ちゃんを交互に見ながらニヤニヤする。

私と目が合うと、火照った頬が更に赤くなり、俯いて(砂に埋まってるので無駄だが)恥ずかしそうにベソをかき始める。背徳感にゾクゾクとした興奮が背筋を走る。

あずにゃんを見ながらニヤニヤする作業に飽きた私は、海で手を洗った後、或るものを取りに鞄へ向かった。

164「ムギこそ!」@ビーチ:2010/08/13(金) 16:27:17 ID:3.IsKEQY0
………………

砂山に帰ると、梓ちゃんはまだ目に涙を浮かべていた。近づく私に気付き、身体を固くする。

「ふにゃぁっ!?……もう…こしょぐったいのはいやです……やめてください…」ビクビク

汗と涙とその他の液で可愛い顔は無残なことになっていた。持ってきたタオルで優しく拭ってあげる。ついでに、頭ナデナデしてあげる。

「ふぁぁ…ムギ先輩ぃ…」ポーッ

「大丈夫……大丈夫よ梓ちゃん……」

ちょろいもんだぜ!適当になだめたら、またもや足の方へ回り込む。

「…ちょっ!?ムギ先輩!?なんで……!?…もうコチョコチョはしないって約束したじゃないですかァーーーーーッ!」

そんなことは一言も言っていない!私は再び梓ちゃんの足の裏に正対する。なんと再び足の裏を下に向けて無駄な抵抗をしようとしている。

だが、今回は無駄であることを本人も理解しているようだった。こちらを窺うようにおどおどと私を見ている。あわよくば…という心境だろう。

私はなにも言わずに、足の甲に「の」の字を一度だけ書く。

「…ひゃん!?……うぅ…」

同じ過ちは犯したくないらしい。おとなしく私に足の裏を見せる。叱られた犬のように、次に私が何をするのかを見守っている。私は、鞄から持ってきた「或るもの」を梓ちゃんに見せた。

「ふふふ……これな〜んだ?」

「へ…?…さ、サンオイルですか?」

せいかい!それを多めに手に取り、伸ばしながら梓ちゃんに語りかける。

「ねぇ…梓ちゃん?すごいでしょ、これ、すっごくよく滑るのよ?」

梓ちゃんの方にてらてらと光る手を見せつけ、その手をこちょこちょと動かすジェスチャーをしてみる。

「……あぁ!ちょ、まさか先輩……っひゃあ!?」

梓ちゃんの足にもオイルを垂らしてあげる。少し冷たかったのか、触れた瞬間に足指が丸まる。だが、すぐにその感覚を楽しむかのように足指をくねらせ、両足を擦り合わせる。

「うぁ…ぬるぬるするぅ…ムギ先輩……お願いです、もうこしょぐらないでくださひぃっ!?」

言い終わる寸前で足に指を突き立てる。一度止めて反応をじっくり観察するつもりだったが、ぬるぬるの足の裏と指先は、その接点に摩擦を生じさせることなくつるりと滑ってしまう。

「ひゃえぇ!?やめぇひひひひひ!止めてぇ!指動かしちゃダメぇへへへへ!」

そう言われても、滑ってしまうのだからしょうがない。そのまま、勢いに任せてつるつるとあちこちに指を這わせる。

「きひひははははは!やめてってばぁぁははははは!こしょぐったいぃっ!ひゃはははははは!」

165「ムギこそ!」@ビーチ:2010/08/13(金) 16:28:15 ID:3.IsKEQY0
オイルの効能なのか、柔らかくなった皮膚は何処を触っても激しく悶絶する。滑りも良いので私の指もぬるぬる動く。足の指の付け根を責めてみる。

「んひひぃ!?んぅ…ひひっ…っ!むふぅ…っ!」

先ほどと同様に足の指を丸めて防御を図る。指と拇指球の間の隙間に、ほじくるように指をねじ込んでゆく。

「んひゅい!?いひっ、いひゃひひひひひひ!んはぁう!やめぇへへへ!んひひひっ!」

摩擦抵抗のない互いの肌は滑る。滑るたびに梓ちゃんの笑い声が漏れる。やがて、私の指は飲まれるように梓ちゃんの足指の間にはまる。

「ん…ふぁぁ!あ…嘘……は、挿入っちゃった…」

勘違いされそうなことを呟きながら息を荒げる。普段殆ど刺激を受けることのない箇所を触られて放心しているのか、抵抗は止んでいた。

すっぽり嵌った指を、出し入れしてみる。ぬちゅぬちゅと音が出る。なんかエロい。

「んはぁ!?んぅあぁっ!うひぁひぃぃ!ダメぇぇ!」

蠢かしながら引き抜いたり、指の股を引っ掻いたり、素早く抜き差ししたり。

「んほぉぉぁ!?あふぁぁっ!んひぃ!んぎぃぃぃ!んぉぉぉぉぉ!」

笑い声ともあえぎ声ともつかない変な声で梓ちゃんが悶える。もしかすると気持ちいいだけであまりくすぐったくは無いのかも知れない。

もっとくすぐったくて堪らないことをしてあげよう。左足に左手の指を突っこんだまま少し手首を曲げ、足の裏を反らせる。濡れた光沢をもった足の裏はなにかとてもいやらしいものに見える。

右手の親指以外の指を拇指球を起点に横一列に添え、そのまま一気に踵まで掻き下ろす。

「いひゃひぃ!?」

オイルのおかげで、少しぐらい強く引っ掻いても痛みはないようだ。同じ動きを何度も繰り返す。

「ぎひぃひひひひひ!ダメぇひひ!それダメぇぇぇ!えひひひゃはははは!」

ダメだと言うなら仕方がない。「つま先→踵」から「踵→つま先」に変えよう。ついでに指ももっとランダムに動かしてあげよう。

「んひぃぃぃひひぃ!こしょぐったいっ!こしょぐったいぃぃぃぃ!やぁはははは!」

滑りが良くなり、尚且つピンと張りつめた皮膚を、ガリガリと爪で掻いてゆく。これ以上に足の裏に対して効く責めが他にあるだろうか。これに耐えることが出来る人などいるだろうか。

否!これに掛かればどんな鉄壁の意志もたちまち瓦解するだろう。恐らく、人類史上もっともくすぐったいことを、今、私はしている。

「ぎょひひひひひひ!やめぇぁぁぁ!足の裏がぁぁっ!んぐひひひひひぃっ!こしょぐったいよぉぉぉ!」

梓ちゃんは恥も臆面もなくくすぐったさを必死に訴える。顔は滝のように流れ出る汗にまみれ、涙や涎その他諸々は汗と見分けが付かないほどだ。

眉間に皺を浮かべながら笑い続け、自由を求めて頭をぶんぶんと振る。…これがヘドバンというやつか…。

同じ刺激だけでは慣れてしまう。責め方を変えるため、更に足を反らす。そして、赤く色づいた拇指球周辺をカリカリと激しく掻き毟る。

「ぎひぇひぇひひひひ!?そこダメぇへへへへ!やめぇひぎひひひひひぃ!」

泣こうが喚こうが指は止めない。爪を立て、繊細かつスピーディにピンクのふくらみを虐める。

「ひぎぃひひひ!やぁひひはは!足の裏がぁ!あしのうらがぁぁぁっ!やめてぇぇぇぇ!」

「ふふ…ダメでーす♪ほ〜ら、こちょこちょこちょ〜♪」

「あひぃぃぃ!?ぎひぃっ、ぎひひひっ!らめぇっ!あしがぁぁっ!こしょぐったすぎてひんじゃうよおぉぉぉぉ!」

くすぐられ死、というのは未だに聞いたことはない。前例がないのなら大丈夫だろう。更に激しくこちょこちょ。

「ん゛ひひひひぃっ!やめぁぇぇひひひぃぃ!こしょぐったいぃぃぃ!!い゛ひひぃぃぃぃぃぃぃ!!」

大きく首を仰け反らせ、絞り出すような笑い声を挙げる。………あれ?反応が無い?顔の方を見ると少し青ざめてぐったりしている。

……砂風呂+強烈な日差し+くすぐり×長時間の責め=熱中症+酸欠…

……ヤバい。初のくすぐられ死死亡ケースとなってしまう。急いで発掘し水をぶっかける。

「…りっちゃ〜ん!!澪ちゃ〜ん!!大変!梓ちゃんが!」

とりあえず大声で救援を呼ぶ。何故唯ちゃんは呼ばなかったかは、察してほしい。時は一刻を争うのだ。

……その後、別荘内に運ばれた梓ちゃんは30分ほどで意識を取り戻し、大事には至らなかった。しかし、心配なので今日一日は休んでもらう。

――――この日をふりかえって紬嬢は次のように語る。

紬「もう炎天下の下であずにゃんをくすぐったりしないよ」

166「ムギこそ!」おまけ!:2010/08/13(金) 16:29:28 ID:3.IsKEQY0
べっそう!

律「」

澪「」

唯「」

紬「」ツヤツヤ

梓「……なんですか…人の身体ジロジロ見て…」ムッ

律「…いやぁ」ジロジロ

澪「その…な」シゲシゲ

梓「…もう!言いたいことがあるなら言ってくださいよ!」

唯「…あ、あずにゃん…その…」チラチラ

唯律澪「「「何で顔と足首から下だけ焼けたんだ(の)?」」」

紬「」テラテラ

梓「〜〜っ!いいじゃないですかっ!ほっといてください!」

律「そんなぁ…自分から振っといて…」

唯「あずにゃんしどい……」ショボン

澪「(こういう柄の猫いるよな)」

梓「なっ…!あぁ、もう!秘密です秘密!」

唯「あぅ〜〜あずにゃんのいけずぅ〜」ダキッ

梓「…にゃっ!?あぁっ先輩!暑いです!離れてください!」 ドタバタ ギャーギャー



梓「秘密……なんですから…」

167くすぐり好きの名無しさん:2010/08/14(土) 00:25:26 ID:hrebbnoI0
ムギ変態過ぎワロタ
やはりこういうキャラが似合うな

168くすぐり好きの名無しさん:2010/08/26(木) 22:46:09 ID:9YtBSeB.0
アニメに感化されたので書いてみます。

木Gのとっくん!!

 こんにちは、中野梓です。
 文化祭が近づいてきて、学校内がにわかに活気めいている季節。
文化系の部活は、どこも発表に向けての練習に大忙しです。
私たちの軽音楽部も、去年はそうだったのですが、今年はちょっとちがいました。
「…………」
「じっとしていなきゃだめだ、じっとしていなきゃだめだ、じっとしていなきゃだめだ!」
 ……現在軽音部の部室には、私と唯先輩しかいません。
先輩方のクラスは今年の文化祭で劇をやることになったんです。
澪先輩と律先輩はクラスの劇の練習で、
ムギ先輩は劇の脚本を書くため、教室に籠もりっきり。
唯先輩も音楽室には来ているんですけど、劇の練習をしています。
「澪先輩たちが来る前に、ギターのセッションでもしてませんか?」
「ううん! みんな劇の練習してるんだから、私もしっかり練習しないと!」
 唯先輩はそう言って、ばんざいの姿勢から動こうとしません。
正直言って……木の役にどうしてそこまで必死にならないといけないのかよくわかりません、唯先輩。
「うう、あずにゃんに抱きつきたいけど我慢しないと……」
「抱きつくのはやめてくださいよ、唯先輩。くすぐったいんですから」

 ん? 私今、なにかよからぬことを思いついたような。
せっかくの機会なので、いつものお返しをしてみよう。という感じのいたずらを。
「うう、腕が疲れてきたよう……」
「唯先輩、ちょっといいですか?」
 私はそのアイディアを実行することにしました。

「なあに? あずにゃん」
「唯先輩がちゃんと木の役になりきっているのか試してみていいですか?」
「? いいけど、ためす〜って何をするの?」
「こうするんですよ。動いちゃ……ダメですからね」

169くすぐり好きの名無しさん:2010/08/26(木) 23:42:21 ID:9YtBSeB.0
 私は唯先輩の背中側に回り込んで、脇の下に両手を持って行きます。
唯先輩は今ばんざいをしているので、脇の下はがら空きです!
 そのがら空きのわきの下を……
「こちょこちょこちょこちょ♪」
「うひぃぃいっ! あ、あじゅにゃん?」
 制服ごしに脇の下を指先で軽くくすぐっただけなのに、
唯先輩はびっくりして脇を閉じてしまいました。でも、閉じちゃダメですよ、唯先輩。
「唯先輩、姿勢を崩しちゃダメですよ!」
「んあっ! そうだっけ」
 唯先輩は私が指摘をすると、すぐに両手をばんざいの位置に戻します。
私は、またがら空きになった脇の下にくすぐりを開始します。
「こちょこちょこちょこちょ♪」
「ふっ、くくっ、くううっ」
 さすがに二回目は平気みたいで、腕をおろしません。
制服越しだと、あまりくすぐったくないのかも。くすぐるところを変えてみましょうか。
「さわさわさわさわ♪」
「んんんっ、ふひぃっ」
 そのまま両手を下に動かして、脇腹のあたりをくすぐってみます。
唯先輩はまた手を下ろしそうになりましたけど、今度も我慢しました。
ちょっと強めにくすぐってみましょうか。
「こちょこちょこちょこちょ♪」
「くふうううっ!」
 さっきよりも腕が大きく下がったけど、また上げ直してばんざいの格好に。
唯先輩は思ったよりくすぐりに強いみたいです。
うーん、唯先輩の我慢してるときの顔ってどんなんなんだろう。
 正面に回ってお顔を拝見することにします。
「あ、あずにゃあ、ん」
「これは……」
 唯先輩は顔をほんのり赤く染めて、息を荒げていて、なんだかいつもの唯先輩じゃないみたい。
思わず見蕩れていました。次はこのまま正面から。
「せ〜んぱいっ、こちょこちょこちょこちょ♪」
「ふあううっ、んくくくくくっ。 くふふっ」
 今度は結構強めに。唯先輩は顔をさらに赤くして、目をぎゅっと閉じて、
口もしっかり閉じて笑い声を必死でこらえようとしています。ちょっと漏れちゃってるんですけど。
 腰も、くすぐったさのせいでくねくねと動いちゃってますけど、これを注意するのはさすがに厳しすぎるかな。

 なんだか、されるがままの唯先輩をみていると、私の方が偉くなったように思えてきます。

170くすぐり好きの名無しさん:2010/08/30(月) 23:14:32 ID:KXWM9KfA0
「あずにゃん……くすぐったいよぅ」
 唯先輩が何か言っていますけど時すでに遅し! 今の私はいつもの私じゃありません!
 幸い、澪先輩たちがくるまでまだ時間があるのでもう少し遊んでみることにします。
「じゃあ、唯先輩、今から10分間我慢できたら終わりにしてあげます」
 そのかわり、手加減はしませんけどね。
「う、うん。わかった……あずにゃん」
 唯先輩もうなずきました。では10分間楽しませてもらいます。
しかし、その前に、一つ質問しておきましょう。
「そういえば、木の役ってどんな衣装なんです?」
「うーんと、むぎちゃんの話だとね〜」
 今だっ! 脇腹を狙って……!

「こちょこちょこちょこちょ♪」
「きにゃっ、ふひゃひゃひゃははははははははっ!」
 思った通り、唯先輩は不意打ちの激しいくすぐりに耐えきれませんでした。
脇腹を強めにくすぐったら、あっさり手を下ろしちゃいました。
「じゅるぃよぉっ! くひゃあっはははははははは!」
「私は開始の合図をしてから、なんて一言も言ってませんからね♪ ずるくないですよ」
 私は休むことな先輩をくくすぐり続けます。
唯先輩は脇腹を押さえて守ろうとしてますが、私の手が先に入っちゃってるので守れていません。
体をひねって逃れようともしますが、それも無駄なあがきです。
「それっ!」
 正面から唯先輩の腰に抱きついて、背中から手を回してしまえば逃れようがありません。
「くひひひひひひひひっ!! あふううっ!!」
 しかし、抱きついてみると変な違和感が。うーん? この制服、生地が薄いような。
唯先輩の趣味なのだろうか。聞いてみることにします。
「うーんと、唯先輩。この制服、薄くないですか?」
「そっ、それは憂とっ……! ふはうっ!」
 憂と? これはもう少し詳しく聞き出そうか……と思った時、

「んにゃあああっ!!!」
「梓ちゃんは脇の下が弱いんだね♪」
 いつの間にか……私の後ろに憂がいました! しかもくすぐってきてるぅ!
「こちょこちょ……!」
「わはっ、ワキわはぁっ!」
 私は唯先輩から手を離そうとして……っていつの間にか手錠がされてる!?
「中野さんって悪戯好きだったのね。意外な一面をみたわ」
 この声は真鍋和先輩!? どうしてここに?
「たまたま通りかかったら唯の笑い声が聞こえたのよ。
それで入ってみたら、あなたが唯がくすぐっていたから、ちょっと懲らしめてあげようと思って」
「梓ちゃんに教えてあげるね。私も和さんもお姉ちゃんをくすぐるのが大好きなの♪」
 ううっ、どうしよう。二人とも怒ってる……。
「ごっ、ごごご、ごめんなさひひっ! くすぐらにゃああああっ!」
「中野さんが謝ってるけど、どうするの? 唯」

171くすぐり好きの名無しさん:2010/08/31(火) 00:20:31 ID:nftV0H4k0
 憂のくすぐりで私は唯先輩のお腹のあたりに顔を埋めるような形になっていたけど、
憂のくすぐりが一旦止まって少し上を向くだけで唯先輩の顔をみることができました。
「…………」
 私が何度もくすぐったせいで、唯先輩は少し惚けたような、目の焦点があってないような
顔をしてましたが、私の顔を見ると悪戯っぽく笑って、手を伸ばしてきます。
「うふふふふ。あ〜ず〜にゃ〜ん」
「にゃっ! ひいいいっ!!」
「同時攻撃ぃ〜!」

「ひゃあああっはははははははははは!」
 唯先輩と憂の同時くすぐり! さすがにくすぐったいいっ!
「実はね〜、和ちゃんと憂にも毎日木の役のとっくんをしてもらってたんだよ〜!
この制服もね、いつでも特訓できるようにって憂が作ってくれたの」
「とっ、とっくんってくすぐりっ、はははははは!!」

 道理でくすぐりから逃げない訳だぁっ!
いつもくすぐりで特訓を……というか特訓と称してくすぐられてたなんてっ!
「あずにゃんがギュッってしてくれてるよぉ〜。こしょこしょこしょ」
「いつもお姉ちゃんにギュッってされてる分、ギュッってしてあげないとダメだよ、あずさちゃん」
「くふうっ、んんんっ! くひゃははははははっ!」
 脇の下と脇腹だけなのに、ものすごくくすぐったいっ!
二人ともくすぐりに慣れてるのか、息もぴったりだ……っ!

「そいえば和ちゃん、みんなは?」
「もうそろそろ来るわね。いったんお開きにして、続きは帰ってからにしましょう」
「わかった〜。あずにゃんはどうするの?」
「もちろん、唯と一緒に特訓よ。この特訓はボイストレーニングにもなるからね」
「一緒にがんばろうね〜あずにゃん♪」

 そのあと!
「先に姿勢を崩した方が今日のお仕置きよ。こちょこちょ……」
「のっ、のどかちゃぁあんっ! くひひひひひひっ!」
「梓ちゃんもこちょこちょしてあげるね」
「にゃああああああんっ!」

 放課後のくすぐりはそこで終わったけど、部活のあと私は唯先輩の家に連れて行かれ、
唯先輩と一緒に木Gのとっくんをたくさん受けたのでした……。
(完)

172くすぐり好きの名無しさん:2010/10/26(火) 00:22:25 ID:oXSHwD/gO
リトバスPSP化記念に棗鈴でくすぐり小説書きました。




※注意




1、作者は二次創作及びくすぐりのジャンルで小説を書くのは初めてです。他の小説に比べて違和感があるかもしれないので、それでもいい方はこの先にお進み下さい。





2、作者の予想に反し、くすぐりにたどり着くまでの場面、いわゆる『前座』が異常に多くなってしまいました。多少のネタバレも含むので、くすぐりにしか興味のない方は『9』以降辺りから読むことをオススメします。





3、作者は鈴が大好きです。





4、作者は変態です。





以上の四点を踏まえて読んで頂けたら幸いです。

173リトバス!1:2010/10/26(火) 00:24:50 ID:oXSHwD/gO
「恭介っ!お前は間違っている!!」



食堂中に鳴り響く、謙吾の怒声。




その瞳は。ただ一点を見つめて、確かな怒りを燈していた。




「お前は………また、同じ過ちを繰り返すつもりか!?鈴を………鈴をまた、傷つけたいのか!」





「恭介………お前一体どうしちまったんだよ!」



バァンッ!と強く机をたたき付けた後に続いて、真人が抗うように恭介に叫ぶ。




しかし、恭介自身は意に介した様子はなく。ゆっくりと視線を謙吾と真人に移し、見定める。




「止めても無駄だ。俺は………俺が信じた道を行く。………鈴。」




ビクッと。




名前を呼ばれた瞬間、あたしの体が小さく跳ね上がる。





「い………いやだ!」





謙吾にも負けない声量で。今度はあたしの声が、食堂中を包み込みかのように鳴り響いた。




「恭介!もうやめて!もう………恭介が傷つくのは見たくないよ!」




すがるような理樹の声。




しかし、恭介は止まらない。




あたしの前へと立ち尽くし、この世のモノとは思えないいやらしい顔で、一言あたしに声を発した。





「俺をっ、お兄ちゃんと呼べぇぇぇ!鈴んんんん!!」





「やじゃーー!!」



「茶番だぁっ!恭介ぇぇぇぇ!!!」




何度目かわからないあたしの悲鳴が、食堂に響き渡った。

174くすぐり好きの名無しさん:2010/10/26(火) 00:30:44 ID:oXSHwD/gO
「恭介っ!お前は間違っている!!」


食堂中に鳴り響く、謙吾の怒声。


その瞳は。ただ一点を見つめて、確かな怒りを燈していた。


「お前は………また、同じ過ちを繰り返すつもりか!?鈴を………鈴をまた、傷つけたいのか!」


「恭介………お前一体どうしちまったんだよ!」


バァンッ!と強く机をたたき付けた後に続いて、真人が抗うように恭介に叫ぶ。


しかし、恭介自身は意に介した様子はなく。ゆっくりと視線を謙吾と真人に移し、見定める。


「止めても無駄だ。俺は………俺が信じた道を行く。………鈴。」


ビクッと。


名前を呼ばれた瞬間、あたしの体が小さく跳ね上がる。


「い………いやだ!」


謙吾にも負けない声量で。今度はあたしの声が、食堂中を包み込みかのように鳴り響いた。


「恭介!もうやめて!もう………恭介が傷つくのは見たくないよ!」


すがるような理樹の声。


しかし、恭介は止まらない。


あたしの前へと立ち尽くし、この世のモノとは思えないいやらしい顔で、一言あたしに声を発した。


「俺をっ、お兄ちゃんと呼べぇぇぇ!鈴んんんん!!」


「やじゃーー!!」


「茶番だぁっ!恭介ぇぇぇぇ!!!」


何度目かわからないあたしの悲鳴が、食堂に響き渡った。

175リトバス!2:2010/10/26(火) 00:33:48 ID:oXSHwD/gO
「お願いです鈴様ぁぁ!どうか、そのカツを私にっ!!」


「だから、やじゃ!」


時は、さっきのやり取りよりも少し前に戻る。


9月の下旬。


辺りは、季節のせいか、すっかり暗闇を帯びているこの時間帯。


あの、修学旅行でのバスの事件が嘘だったように、あたし達いつもの五人は、食堂で夕食を取っていた。


「俺の筋肉が肉を求めてるんだよ!なあ、お願いだからそのカツ一切れくれよぉ!俺の筋肉も一切れやるから!」


「貰えるかボケッ!いい加減しつこいわ!」


あたしは殺気立った猫のようにフカー!、と真人を威嚇しながら、カツの乗った皿を手に持ち、真人から遠ざけた。


「あっ俺のカツ!」


目を見開き、まるで飢えた肉食獣のように、真人はあたしのカツへ強引に手を伸ばす。


こいつはなんでいつもカツのことになると積極的なんだ。


仕方ない。こうなったら謙吾の馬鹿に………


くるり、とあたしはテーブルの向かいの真正面に居る謙吾に目を向けた。


「謙吾!助けてくれ!」


「くだらない。そんなガキみたいな事に、いつまでも付き合ってる暇はないのでな。」


フッ、と小さく鼻を鳴らし、やれやれとでもいいたげな表情で、謙吾はその大きな体を僅かに揺らした。


「後でのりたまやるから!」


「俺は一生、お前を守ろう。」


「もう一袋分食べたよね!?」


よし、予想どーりだ!


理樹のツッコミも無視し、妙な張り切りを見せた謙吾は、横隣りの真人に向かって叫ぶようにして言葉を発した。


「真人!お前は………本当にそれでいいのか!?」


「ああ!?何がだよ!」


「とぼけるな!」


「何を!?」


理樹の声を挟み、謙吾は続けてバンッ、と机を叩く。


「カツの肉………つまり、お前の自慢の筋肉は豚肉で構成されてしまうんだぞ!」


「な………なんだと!?」


あたしから聞いてても、めちゃくちゃアホな議論をかます謙吾に対し、真人は驚愕したように体を強張らせる。やっぱアホだこいつら。


「そうだ!今までお前が好んで食べてきたカツ………それが実は、お前の筋肉を蝕み、弱体化し続けてきたんだよ!」


「うおおー!豚になりたくねぇー!」

176リトバス!3:2010/10/26(火) 00:36:06 ID:oXSHwD/gO
※すみません重複しました。


「真人!嘘だからね!」


「何っ!?てめえ、謙吾ー!!」


チィッ、理樹の奴、余計な事を………


今にも争い合いそうな真人と謙吾。あたしの知りうる少ない知人の中で、こんなくだらない嘘で喧嘩する高校生は間違いなくこの二人しかいない。


「鈴もいいじゃない。カツの一切れぐらい。」


「うー………理樹が言ってもダメだ!これはあたしのだ!」


「ええー………」


いやいやと首を振って、あたしは理樹の言葉を制止させる。


すると、理樹は何か閃いたように、再びあたしに口を開いた。


「鈴。真人が食欲を失ったら………どうなると思う。」


「食卓が平和になる。」


「違う。違うんだよ鈴。真人の筋肉が………なくなってしまうんだ。」


「なにぃ………?」


真人の筋肉がなくなるだと、と付け足して、あたしは神妙な顔つきで理樹の声に耳を傾ける。


「筋肉は鍛えるだけじゃつかないんだ。その分以上のカロリーを摂取して、初めて筋肉がつくんだよ。」


「だ、だからなんだ!そんなカツ一切れぐらいで真人の筋肉が………!」


「カツの一切れをナメちゃダメだ、鈴!」


「お前、さっきあたしのカツ『たった一切れだから』とかどうとか言って真人にあげようとしてたろ!」


急に自らの主張を捩曲げた理樹に対し、あたしにしては珍しくツッコミを入れた。


「想像してみるんだ、鈴。筋肉もない、なんの取り柄も特徴もない、ただの真人を………」


「筋肉のない、真人………?」

177リトバス!4:2010/10/26(火) 00:37:56 ID:oXSHwD/gO
一旦、あたしは動きを止め、あたしの持ちうる想像力で、うーむと喉を鳴らし、筋肉のない真人を想像し始めた。





『フッ!フッ!筋肉!筋肉!筋肉が唸る!唸りをあ………ぐ………ぐぁぁぁ!腕がぁぁぁ!!』


『真人………また筋トレ中に腕つったの?今日で五回目だよ。しかもそのダンベル1キロだし。』


『筋肉いぇいいぇーい!筋肉いぇいいぇーい!なのですっ!』


『うおおおっ!クー公に負けたぁ!』


『ふふふ!井ノ原さん、筋肉が足りませんね!』





「キモいな………」


あまりにも不憫な、あのクド以下の筋力の真人をイメージし、あたしは憐れみの声を上げた。


「どうだい、鈴?筋肉のない真人は、果たして真人と呼べるのかい?」


「しょうがないな………真人。あたしのカツくれてやる。ほら。」


「大きくなれよ、真人。」


「うおおー!納得いかねえー!」


不満の声を上げながら、ガツガツとあたしと何故か謙吾からも渡されたカツを、行儀悪く食べ尽くした。なんだかんだ言って食べるんだな、お前。


「ふーみゅ。よくわからんが、今日は猫達もいなくて夕食が余ったからな。理樹、エビのしっぽだ。ほら、食え。」


「いつもそんなもの猫達にあげてるの!?」


いつも通り。いつもと変わらない、くだらないあたし達のやり取り。


それなのに。


何故か、この状況に違和感を感じられずにはいられなかった。


「………ねえ。さっきから気になってたんだけど………」


「………ああ。おそらくだが、ちょうど今俺もお前と同じことを考えていたところだ。」


「へ?何がだ?」


どうやら、この状況をおかしいと思っているのはあたしだけではないらしい。


真人を除いた、謙吾と理樹とあたしが、同時に一点の方向へと視線を移した。

178リトバス!5:2010/10/26(火) 00:39:55 ID:oXSHwD/gO
「はぁ………」


深いため息をつきながら、その虚ろな瞳を俯いたまま机の方に落とす。


まさしく、この違和感の起源の元になっている人物―――恭介は、何故だか以上な程に病んでいた。


ちなみに、こいつはあたしのただ一人の兄貴でもある。あたしとしては何かの間違いだと信じたいのだが。


「ねぇ………鈴、恭介に何か酷いこと言った?」


「あっ、あたしか!?あ、あたしは何も傷つけるような事は言ってないぞ!」


「だって………」


理樹が怪訝な表情へと変えて、また恭介に視線を移した。


さっきからの恭介の落ち込むパターンはこうだ。


何回か、あたしの方を見据えて、そして黙ったまま、俯いてこう一言。


「はぁ………」


再び、深いため息。


確かに、恭介が今病んでる原因はあたしにあるといってもなんら不自然な話ではなかった。


「だ、だからあたしは知らないって言ってるだろ!」


「うむ………鈴にも心当たりがないのだとすれば、直接聞いてみた方が早いのではないか?」


「そうだね………ねえ、恭介。」


謙吾に後押しされるようにして、理樹が食堂の机越しに恭介へと声を掛けた。


理樹達も、このいつも以上に異常な恭介に話しかけるのにきっかけが欲しかったのだろう。


そりゃそうだ。血縁者であるあたしですら、今の恭介に話しかけるのは気が引ける。


「どうしたの?さっきからため息ばっかりついて。」


「ん………ああ、理樹か。実はちょっと、最近考え事をしていてな………」


「なんだよ、恭介らしくねえ。何かあるなら相談に乗るぜ?」


真人らしく、少し呆気にとられたような、抜けたような表情を見せながら腕を組んで答える。


しかしそれでも恭介の表情は冴えず、ただ俯いたまま言葉をあたし達に返した。


「最近、ようやく気付いた事があるんだ。」


「へえ。何?」


「俺、ロリ好きじゃなかったんだ。」


瞬間。


食堂にいるあたし達四人の空気が、一瞬にして固まり、そして冷たいものへと変わっていった。

179リトバス!6:2010/10/26(火) 00:41:57 ID:oXSHwD/gO
また、次の瞬間。パリン、と何かがあたし達の中で弾けた気がした。


「な、なんだとぉ!?」


「気は………気は確かなの、恭介!?」


「お前の、リトルバスターズに置ける唯一のアイデンティティーが今、崩壊されようとしているんだぞ!!」


「め、めちゃくちゃだ!!いや、これはもうくちゃくちゃだ!くちゃくちゃありえん!」


「お前ら!今まで一体俺をどういう目で見てたんだ!!」


食堂のテーブル上で荒れ狂うあたし達を見兼ねてか、恭介は今日一番の大声を上げて異質なこの空間に歯止めを刺した。


「あー………えーと………一応聞いとくけどな。なんでだ?恭介。」


「………俺が、俺自身の気持ちに気付いたのは、あの《世界》を創った後………病室での事だった。」


急にシリアスな空気を持ち出してきた恭介に、あたし達はしばし静まり返る。


あたし達は固唾をのんで、ただ恭介の言葉に耳を傾けていた。


「確かに俺はあの事故の時《世界》を創り、そして結果的にリトルバスターズ全員の一命は取り留めた。だが………」


………あれ?ロリはどこに行ったんだ?


不思議には思いつつも、決して口には出さないようあたしは静かに恭介の声に聴き入る。


「そもそも、俺が世界を創った理由はなんだ?世界をリセットするたびに、あんなに苦しい思いまでした理由はなんだったんだ?いくら理樹と鈴を成長させたかったといっても、もうお前らは高校生だ。二人で生きていくだけの力は、多少なりともあるんだと信じてやればよかったんだ。」


「………なんか自らが起こした奇跡を物凄い根本から否定してねえか?」


途中話に割って入っていった真人を謙吾が手で制し、あたし達は次の恭介の言葉を待った。


「気付けばなんてことはない。鈴達を助けたかった理由、それは………」


「それは?」


「俺が妹萌えだからだ。」


食堂中、いや、日本列島が激震で水没してしまう程の衝撃発言だった。


『…………』


テーブルに、しばらくの静寂が訪れる。


あたし達は『は?』とでもいいたげな表情で、ポカンと口を開いたまま恭介の方へ目を向けていた。

180リトバス!7:2010/10/26(火) 00:43:32 ID:oXSHwD/gO
「最初からおかしかったんだ。俺は、決してロリが好きなんかじゃない………確かに年下という点ではロリコンも同義だろう、しかし」


「いやいやいやちょっと待ってよ!そこで僕という答えにたどり着かなかったのは不幸中の幸いだけど、話が飛躍し過ぎだよ!ねえ、真人!」


「わりい。なんか眠くなってきた………」


「何故!?」


「おい、理樹。鈴が………」


未だ自らの妹萌え理論を力説してる恭介を無視し、理樹はあたしの方に目を向けた。


あ、と理樹の声が漏れたのが聞こえる。


あたしはワナワナと。


顔を真っ赤にしながら、キッ、と鋭い目つきで恭介を睨む。


「き、き、き…………!!」


「そこでだ、鈴。俺から提案がある。」


間を置いて、何かを決心したように恭介はあたしの方へキリッとした顔立ちで口を開く。


「これからは、俺をお兄ちゃんと呼んでくれないか。」


「きしょいわーーー!!!」


ガァァンッ!と。


激しい音をたてて、あたしの渾身のハイキックが恭介の頭部に衝突した。


そして、時はさっきの恭介の『お兄ちゃんと呼べ』発言へと戻るのである。

181リトバス!8:2010/10/26(火) 00:45:02 ID:oXSHwD/gO



「もうこれはくちゃくちゃだ!くちゃくちゃキモい!」


時は少し経って、学校から寮への渡り廊下。


あたしは恭介への苦言をこぼしながら、わかりやすく怒りをあらわにしていた。


「あ、あんな奴があたしの兄貴なんて………!ぜっーたい何かの間違いだ!そんな黒歴史、認めてたまるか!」


フカッ!、と猫が毛を殺気立てるようにしてあたしは真っ暗な虚空に言葉を投げかける。


「ふみゅっ!思い出しただけで寒気がするぞ!本当にもう、あの兄貴は昔から………!」


そこまで言いかけたところで、あたしは言葉を止めた。


「………昔は。」


そういえば、とあたしは思考を過去の記憶へと向ける。


確かにこの十数年間、あいつを『お兄ちゃん』と呼んだことなど一度もない。


「…………」


不思議と。妙な罪悪感に晒されたあたしは、弁解するかのようにまた夜の空へと独り言をぼやく。


「そ、そんなの歳をとったら皆一緒だ!第一………!」


―――あれ?


クラッ、と。


あたしはめまいにも似た感覚を覚える。


瞬間。世界が、逆転していく。


何故、なんで、と疑問を思い浮かべる暇もなく。あたしの体の意識が、急速にどこかへと遠ざかっていった。

182リトバス!9:2010/10/26(火) 00:46:16 ID:oXSHwD/gO



「もう………起きてよ真人ー!」


「ぐおおぉー………」


「はぁ………謙吾は部活の用事とか言って帰っちゃったし、恭介もどっか行っちゃったし………困ったな。」


食堂から少し離れた寮への帰り道。


僕、理樹は急に寝込んでしまった真人を肩に抱えた状態で、せっせせっせと真人の足を引きずりながら帰路についていた。


「恭介は爆弾発言するし、真人もご飯食べた後急に寝ちゃうし………どうなってるんだよ、今日は。」


相変わらず重いな、と朧げに修学旅行での出来事を思い出しながら、呑気にいびきをかく真人を見て僕は小さく苦笑する。


平和になったもんだ、と僕は僅かに息をはいた。


「そういえば真人が眠い眠いって言い出したの、鈴のカツを食べてからだったな………」


今日の真人の異変。そして恭介の発言と行動力を照らし合わせ、僕はある答えにたどり着く。


「鈴のご飯、睡眠薬とか入ってたりして。」


恭介ならやりそうだなと小さく呟いて。僕は誰もいないはずの空間に、また苦笑を漏らした。

183リトバス!10:2010/10/26(火) 00:53:53 ID:oXSHwD/gO



「ん…………」


あれ………?ここは………どこだ?


頭が上手く働かない。


まだ、完全には開ききってないその両目であたしは辺りを見渡す。


なんだ………?ベットの上………?


あ、そうか………あたし、渡り廊下で倒れて………


誰かがあたしを介抱してくれたのか、など考えながらあたしはとりあえず、その未だダルさを感じる体を起き上がらせようとした。


―――ギシッ


「…………!?」


へ………?手が動かないぞ?それに………足も?


このあたしの身に降り懸かっている違和感。それは、決して寝起きだからというわけではなかった。


「な………なんだ、これは!?」


唯一動く体のパーツ………首を必至に捻って足元を見てみると、そこには何故かベットの端に、まるで手錠のような枷にぎっちりと固定されている自分の両足があった。


続けて、あたしは自分の頭の上の両腕に目を向ける。


そこにもベットの端に厳重に取り付けられた、手錠のような手枷で両手首を拘束されていた。


つまり。あたしは今、キレイに大の字で手足を全く動かせない状態のまま拘束されているのだ。


しかもさっきとは服装も少し変わっている。着ていたはずのブレザーとソックスを脱がされており、ワイシャツ一枚と少し短めの制服のスカートの格好になっていた。


「お、もう起きたのか。早いな鈴。」

184リトバス!11:2010/10/26(火) 00:56:26 ID:oXSHwD/gO
「………!きょ………きょーすけ、か?」


不意にどこからか聞こえてきた声。


ワンテンポ置いて、恭介が制服姿であたしが拘束されているベットの脇の方へと立っていたのが見えた。


………い、いやいやまさか。いくら恭介でもこんな悪趣味な冗談は………


「いや、睡眠薬の効果が出るのが意外と遅くて正直焦ったぞ。」


「やっぱりお前か!このシスコンッ!」


多少驚きはしたが、相手があの恭介ということである程度の予測がついていたあたしは怒鳴るように叫んだ。


「どーりで体に妙な違和感があると思ったぞっ!というか、睡眠薬なんてどこから手に入れた!?」


「AM〇ZONだ。」


「どこだ!!」


色んな意味で危ない発言をさらりと言ってのけた恭介は、フッと鼻を鳴らしてあたしの上にまたがるようにしてベットの上へと座った。


そこでようやくあたしは、拘束された自らの今の状態を思い出す。


そう、手足をガッチリと拘束された今。あたしは完全な無防備なのだ。


もっと言うと、今恭介に何をされても、いつもと違って一切の抵抗はできない。


サアッ、と一瞬血の気が引けたのが自分でもわかった。


「な………何をする気だ?」


「そうだな………まどろっこしいのは嫌いだから、単刀直入に言おう。」


恭介は、あたしのお腹辺りで膝立ちして、真剣な表情であたしを見つめた。


その瞳は。昔よりも、澄んでいるように見えた。


………そーいえばきょーすけって今まであんまり意識してなかったけど、いつの間にか大人っぽくなったなー………ヒゲとかちょっと生えてきてるし、肩幅も大きく………じゃなくてっ!


警戒しろ、あたし!こんな拘束までされて、しかも相手はあの変態の恭介で何を言うかわかったもんじゃ………!


「俺をお兄ちゃんと呼んでくれないか。」


「またか!!しつこいっ!!」


こんな大掛かりな仕掛けまでしたわりには、やけに陳腐な願い事にあたしはまた声を荒げた。

185リトバス!12:2010/10/26(火) 00:58:10 ID:oXSHwD/gO
「………どうしても言ってくれないのか?」


「当たり前だ!」


「必至にお願いしても?」


「絶対やじゃ!」


「そうか………なら仕方ないな。」


恭介は小さくため息をつくと、また続けてその口を開く。


「まあ、お前がそうやって反抗してくるのは充分想定内だ。なんせ、『人に懐かない気高き子猫』って言うくらいだもんな、お前の称号。」


「お前が勝手につけたんだろ!いいから早く拘束を解け!」


「待て待て。鈴、俺が何故こんな大掛かりな仕掛けをした理由はなんだと思う?」


「なに………?」


恭介は、ワイシャツとスカート一枚の拘束されたあたしの体中を見渡しながらそう言った。


大掛かりな仕掛けって………もしかしてこの拘束か?


体を大の字に拘束されて………


体が動かない状態で脇を大きく開かれて…………ってちょっとまて!?


『脇が大きく開いた、体を全く動かない状態』で拘束?


し………しかも。今恭介はあたしの体の上にまたがってる………ま、まさか!


「俺は探し続けた。どうにか、お前を傷付けずに拷問して『お兄ちゃん』と呼ばせる方法を。そして見つけた。」


「ちょっ………ちょっと、待て。」


ゆっくりと。恭介の指が、あたしの大きく開かれた脇腹へと向かうのが見える。


あたしはなんの抵抗も出来ないまま、ただそれを眺めるしかなかった。


「お前、昔からくすぐり弱かったもんな。」


確かめるように、恭介は僅かに口元を吊り上げてそう言った。

186リトバス!13:2010/10/26(火) 01:00:04 ID:oXSHwD/gO
「く………ぅっ………!!」


恭介の指が、あたしの脇腹へと添えられる。


それだけの事なのに。あたしの口から声が漏れた。


「まだ、触れてるだけだぞ?」


「うっさい、ボケッ!きしょいわ!」


まずい。この状況はまずい。


動かない手足に僅かに力を入れながら、あたしは静かに悟った。


自慢ではないが、確かにあたしはくすぐりに弱い。


今まで数回程度、くるがややはるか達に、イタズラという形で軽くくすぐられた事はあった。


しかし、あたしにとってはそれも耐え難かった刺激で、思わず無意識に大声を上げてしまった程だ。


何より、あたしは一度、拘束されてのくすぐりの前科がある。


勿論、こんな手錠やロープといった拘束具はつけられてなかったが。


中学一年の頃。あたしは同年代の女の子の反感を買ってしまったらしく、放課後の教室で五、六人の女子に呼び出された事があった。


なんでも、その娘の好きな男子が、あたしの事を好きだったのが気に喰わなかったとか。今思い出してみても、あたしにとってはくだらない理由だった。


そこであたしは、数人の取り巻きに手足を拘束され、体に外傷を残したくないという理由で《くすぐり》という形で罰を受けたのだ。


あの時の苦しさは忘れられない。


逃げたくとも、耐えなくてはならないくすぐったさ。どうしようもない焦燥感。命に関わるのではないかと本気で思った焦り。


幸い、その時は恭介の馬鹿がタイミング良くあたしを教室に呼びにきたおかげで、5分ほどでくすぐりの罰ゲームは終わり、その子からの関与もなくなったのだが。


思えば、何人ものくすぐりに涙を流し、必至に女子達に許しをこいていたあたしを見た、あの時から恭介の《作戦》は始まっていたのかもしれない。

187リトバス!14:2010/10/26(火) 01:03:11 ID:oXSHwD/gO
「や………やめろバカ兄貴!第一、あたしがそんなくだらないことでお前に服従すると思うか!?」


「するさ。なんせ、気高き子猫ちゃんの唯一の弱点なんだからな。」


恭介の指が、先程よりも強くあたしのがら空きの脇へ添えられる。


―――くるっ!


あと数秒で訪れるだろうその刺激に、あたしはなんとか対抗しようと歯を食いしばった。


「絶対に、お兄ちゃんと呼ばせてやる。」


規則正しい左右の十本の指の動きで。


恭介はあたしの両脇を。軽く刺激した。


「く………くくくくくぅぅぅっっ!!!」


予想以上の、強く、いやらしい刺激。


あたしの細身の体は意に反するかのように、恭介の指に合わせて小さくクネクネと体が動いた。


さっき脇に手を添えられた時よりもはるかに強い刺激に、あたしは必至に歯を食いしばり、なんとか笑い声だけはだすまいと恭介のくすぐりに耐えようとした。


「くぅ………!あっ、く………はぁぁ!!」


やや細身のあたしのウエストのサイドに、恭介の指が妖しく轟く。


くすぐったさを和らげようと、あたしは目をきつく閉じた。


しかし、当然の如くくすぐったさはさして変わらず、雪崩のようにあたしの体がくすぐりによって侵食され、降り注がれていく。


「どうした?顔、赤くなってるぞ?」


「はぁっ!………うっ………!………うっさい………!」


「そうか。まあ、つらくなったらいつでも言えよ。お兄ちゃんと呼ぶまで止めはしないがな。」


恭介の指の動きは変わらず。同じパターンとペースであたしの脇を刺激し続ける。


「はぁぁぁぁぁ………っ!くふふぅぅ………!!」


無意識のうちに、口から若干の笑い声がこぼれる。


正直、幼い頃からの付き合いで、あたしの体の弱点を知り尽くしてる恭介相手に数十分以上ものくすぐりに耐える自信はない。


でも。あたしはそれ以上に、こんな変態を自分の兄だと認めてしまう方が人としての何かを失ってしまいそうで嫌だったのだ。


ふみゅ………大丈夫だ。きっと、耐え抜いてみせる。


例え、もしそれを言ったとしても、この変態は手を休めることはしないだろう。


この馬鹿な兄貴を正気に戻してやらねばと。あたしは意思を今まで以上に強く固めた。

188リトバス!15:2010/10/26(火) 01:10:31 ID:oXSHwD/gO
「そうか………」


あたしの意思の強さを感じ取ったからか。


恭介の指の動きが、先程までと打って変わったものに変わる。


「うひゃぁっ!?くひぃぃぃっ!」


それは、まるで揉むような手つきで、あたしの脇腹を両の手で揉みほぐした。


「その強がり………いつまで続くかな?」


「…………!!!」


さっきまでとは明らかに違う、激しい刺激。


この時、あたしはようやくにして。


中学生の頃と同じ。くすぐりの、本当の恐ろしさを思い出していた。


「くううう………!はっぁぁああ!あっーーはっははははははー!!!」


今までのは、全然本気ではなかったのだと実感させられる程の、耐え難いくすぐったさに、あたしは大声を上げて笑い狂った。


「きゃあ………はははー!!ふみゃあっ!!や………やめ!やめぇぇぇ!!!」


両手足の手枷を強く引っ張りながら、あたしは笑い声をあげる。


一度くすぐったいと感じてしまっただけなのに。脇腹から送られる刺激は、耐え難い刺激となってあたしの体へ伝わる。


「バカ!ボケッ!変態っ!ロリコンんくふふぅぅっ!!やめろバカバカバカぁ!!ひゃぁぁっはっはっははっはー!!」


くすぐったさで、あたしの顔がくしゃくしゃに歪む。


首を左右に強く振ってみたりしたが、やはりくすぐったい刺激は収まらない。


僅か、数分足らずで。あたしはくすぐりの魔力に支配されつつあった。


「あっはっはっはっはー!はっ………外れろ!!こっ、この!!くひゃぁぁ!?外れろっボケ!!」


ギシギシと。ベットの横に取り付けられた手枷が軋む。


しかし、所詮女の私の力では、僅かに体を反らすのがいっぱいいっぱいだった。


「くっひゃひゃひゃひゃ!!な……なんで………くひゃあああっ!!なんでだー!!きゃーはっはっはぁぁぁ!!!」


「おやおや………あんなに虚勢を張っていたわりには、体は正直だな、鈴。」


若干の笑みをその顔に浮かべながら、恭介はあたしの苦しみなど知るよしもなく、あたしの両脇腹を揉みほぐす。


「あっはははっはー!!くくぅっ!………う、うるさいっ!!うるさぁひぃぃぃっ!?ひゃーははっはっは!!は、早く止めろバカ兄貴!!」


「お前が俺をお兄ちゃんと呼ばないと止めないと言ったろ?さて………」

189くすぐり好きの名無しさん:2010/10/26(火) 01:10:54 ID:WWDopkv20
既にgj

わっふるわっふる

190リトバス!16:2010/10/26(火) 01:12:28 ID:oXSHwD/gO
恭介が小さく呟くと、脇腹へ添えていた指を上に―――あたしのあばら骨の方へと動かした。


「こういうのはどうだ?」


―――コリコリコリッ


あばら骨と、指の間でコリコリと音を鳴らしながら、さっきとはまた未知数の刺激をあたしに加えていく。


「きゃあああああぁ!?はぁぁんっ!!きゃふっ!?ひっひひひひぃぃぃ!!」


あたしの笑い声が、より一層と大きく上がった。


どうやら、あたしはこういったくすぐり方に弱いらしい。


頭をブンブンと左右に強く振りながら、歯を食いしばり、必至に脇腹………あばらへの刺激に耐える。


「ふゃあああぁぁぁっ!!あっはっははははぁぁー!!やめろぉぉっ!!にゃうぅっ!!きゃはっはっはー!!」


だがそんなあたしの固い意思の堤防すらもあっさりと決壊し、けたましく高い声を上げ続ける。


体の四股に力を入れ、なんとかくすぐりから逃れようとするが、厳重に縛った手枷によってあたしの体はびくとも動いてはくれない。


「きゃあふぅっっ!!!ふみゃうっっ!!ひぃぃぃぃいやぁっはっはっっっ!!!」


コリコリとノーガードのあたしの脇に、鎖骨に、あばらに。休むことなく耐え難いくすぐったさを送り続ける。


一刻も早く、腕を閉じてしまいたい。


今すぐにでも、くすぐりから逃れたい。


しかし、あたしの意に反して恭介の指はさらに巧みさを増していく。


「ほら………こちょこちょー」


「うひぁぁぁんっ!くはぁああ!きゃふふふふぅんっ!」


く………くすぐったい!


もう………くちゃくちゃだっ!!くちゃくちゃくすぐったいっ!!


こ………こんな………こんなっ、ことで………!


「らめぇぇぇ!!らめらってぇぇ!!やめぇぇぇてぇぇえ!!」


瞳に涙を浮かべながら。あたしは恭介に懇願するように必至に叫んだ。


「どうだ?そろそろ俺のことを、お兄ちゃんと呼びたくなってきたか?」


ニヤリ、と恭介特有のいやらしい顔で恭介はあたしの脇腹をくすぐりながら、そう一言発する。


こんな奴に………こんな………こんな奴なんかに………!


耐え難いくすぐったさ。


決して衰える事はないあたしの笑い声。


早くもくすぐったさのせいで真っ赤なあたしの顔。

191リトバス!17:2010/10/26(火) 01:14:06 ID:oXSHwD/gO
しかしそれでも。あたしに残った、人としての理性が恭介のくすぐりに屈させようとはしなかった。


「いいぃっ!言うもんかっ!いひゃあぁぁっ!!絶対に、そんな事!絶対に………!!」


あたしは顔を真っ赤にさせながら、本当に必至に。


笑いの感情を押さえ付け、今の精一杯の力で強くそう言い放った。


「………ま。そう簡単に屈しないことぐらいはわかってたけどな。」


恭介はそう口を開くと、あたしの両脇で轟かせていたその両手の動きを止め、スクッ、とベットの上から立ち上がった。


「はぁぁ………!はぁっ、はぁっ………な、何?」


予想外の恭介の行動に、涙目になりながらあたしは小さく声を漏らす。


な………なんだ?もしかして、もう終わりなのか?


しばしの、安堵感があたしの体を駆け巡る。


もう、くすぐられなくていいんだという安心感。


もう、あの耐え難い刺激に無理に耐えなくていいんだという僅かな優越感。


たった5、6分程度の出来事だったが、正直それでもあたしの心を折りかけるのは充分な苦しさだった。


この時、あたしは不覚にも。確かに《勝ち》を意識してしまった。


「誰が、終わりだと言った?」


不意に。


あたしの足元の方へと回っていた恭介が、声を発した。


「一つ、いいことを教えてやる。鈴、俺はお前の事を誰よりも知っている。」


勿論、と恭介は加えて、またさっきのようにニヤッと口元を吊り上げる。


「………!ちょ、ちょっとまて!そ、そこは………!」


「まあ………平たく言うとだな。」


あたしの制止も無視し。


恭介の指はゆっくりと。しかし確実にそこへと向かっていく。


「お前の苦手なポイントぐらい、把握してるってことだ。」

192リトバス!18:2010/10/26(火) 01:15:45 ID:oXSHwD/gO
足首からガッチリと固定されている、無防備なあたしの足の裏を恭介の二本の指がさわさわと軽く刺激した。


「ふみゃあああああっっ!?」


脇から伝わる刺激とはまた違った異質なくすぐったさに、あたしは反射的に声を上げた。


「まだ足は弱いんだな、鈴。」


「ひっ………くひぃぃぃっ!!ま、待った!足の裏だけは…………!」


「残念だったな。お前も、この十数年間で俺の性格ぐらいは把握してるだろう?」


恭介は、左手の人差し指でこんこんと自らのコメカミを二回叩く。


「人の弱みに付け込みのは俺の得意ワザなんだよ。」


さっきまで二本だけだった恭介の指が、十本あたしの両足の裏に添えられる。


「ま………っ!!」


あたしがそれを拒否する暇もなく。恭介は巧みにその細い指でこちょこちょと足の裏をくすぐった。


「きゃあああああっ!!!!にゃうううっ!!?きゃあっははははぁぁっ!!」


たまらない刺激が、津波のように押し寄せあたしの体を襲う。


あたしの弱点の一つである足の裏からの刺激は、ハンパではなかった。


「ひきゃあああああ!!くひゃううっ!!」


しかし当然の如く足首もガッチリ固定されており、あたしに出来る抵抗はなんとか足の裏のくすぐったさを和らげようとけたましく笑い声を上げるのみ。


「ひゃあああっ!!く、くすぐったい、くすぐったい!!や、止めろ!!止めてぇぇぇ!!」


足の指がたまらないくすぐったさに、恭介の指に合わせてウネウネと動く。


頭もさっきの脇腹の時よりも強く振ってみるが、それでも足の裏の刺激は弱まらない。


むしろくすぐりに対して敏感な、弱点の足の裏を責められている今、さっきよりもはるかに強いくすぐったさがあたしを襲った。

193リトバス!19:2010/10/26(火) 01:17:30 ID:oXSHwD/gO
「そうだな………確か、お前が昔から苦手にしてたくすぐり方は………」


恭介はそう言うと、あたしの右の足の指を左手でガッと掴み、かかとから土踏まずまで足の裏がキレイにピンと伸びた形を作った。


ま………まさかその状態でくすぐる気か!?


そ………それ以上くすぐったくされたら、あたし………!


身を強張らせつつも、必至にあたしはギュッと瞼強く閉じ、歯を食いしばってくすぐりに耐える体制をとった。


「そんな事したって、無駄だってわかってるだろう?」


そう恭介が声を漏らした瞬間。ピンと張った足の裏の土踏まずを、ガリガリと引っ掻くようにしてくすぐった。


「!!ダメぇぇぇぇ!!あ………あ゛ーーー!!」


言葉に出来ないとは、正にこういう事を言うのだろう。


今までのがお遊びなんじゃなかったとかと思うぐらいの激しく、いやらしい刺激に、声にならない叫びを上げた。


「ひぎゃあああっ!!ひみゃうう!死ぬっ!死ぬぅぅ!!」


まずい、まずいまずいまずいっ!!


このままだと、足の裏のくすぐったさに耐えられない!!


かつて味わったことない刺激に、あたしは一瞬心が折れそうになる。


で、でも………ここで諦めたら今までの苦労が無駄に………!


「あーはっはっははは!!ひゃあああ!!きゃひぃぃぃぃぃっ!!」


そ、そうだ!くすぐったいって思わずに、何か別の事を考えればいいんだ!


やっぱりあたしは天才だ、などとまだ未発達の胸の中であたしは小さく呟く。


よし………じゃあ羊に因んで、ドルジの数を数えよう。


えーと………ドルジが一匹………ドルジが二匹………


―――こちょこちょ


ド………ドルジが三匹………ドルジが………


―――こちょこちょこちょ


ば、バカ!くすぐったくない!くすぐったくないぞ!ど………ひぎぃっ………ドルジが………く、くふぅ…………ドルジが………!!


――――こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ


「…………だ、ダメ!ダメぇ!!無理だ!無理ぃぃぃぃ!!!きゃあっはっははははぁ!!」

194リトバス!20:2010/10/26(火) 01:19:06 ID:oXSHwD/gO
どうやら、そんな浅知恵でくすぐったさから逃れようとしたあたしがバカだったらしい。


もしそんなくだらない方法が通用していたら、くすぐりが苦手な人間なんてこの世からすぐいなくなるだろう。


「と………止めてぇぇ!!恭介ぇぇぇ!やめてぇぇぇ!!!」


絶えずガリガリとあたしの足の裏を音をたて引っ掻く恭介に、お願いするようにしてあたしは叫んだ。


あたしが恭介に対してこんなに下手に出るのは、昔もこの先も合わせてこれが最初で最後だろう。あたしをそこまでにさせてしまったのは、未だ未解決な部分が多い『くすぐり』という人体の未知なる刺激だということは言うまでもない。


何故神はこんな余計な機能をあたし達人間に授けたんだ。もし会うことがあったら全力で叩き潰してやりたいと思った今のあたしだった。


「ふむ………なら一つ。鈴、お前に救済措置をやろう。」


所々あたしの笑い声に掻き消されながらも、恭介が口にした『救済措置』という単語に、あたしは過剰に反応した。


「は、はやく!!はやく言えぇぇぇ!!みゃふぅっっ!!」


「お兄ちゃんと呼ぶのがそこまで嫌なら、別に足の裏のくすぐりを止めてやらんこともない。ただし………」


「な、なんだ!!だからっ!はやくっ、はやくぅぅぅ!!」


「その代わり、お前の腋の下を俺に服従するまでくすぐらせてもらう。『あたしの最大の弱点の腋の下をくすぐって下さい』とお前が俺に口にするまでな。」


「なぁっ!?」


それは、あたしにとって死刑宣告とも言える程の危険過ぎる取引だった。


勿論、そんな一般人が聞いたら引かれそうな恥ずかしい台詞をあたしが口にしなければならないのもあるが、それだけではない。


腕が、動かせない。


脇が、閉じられない。


リセットなしの、こんな無防備な状態で、あたしの最大の弱点を恭介にくすぐられたらそれこそ命の危険に関わると言っても過言ではない。


「どうする?俺はどっちでもかまわないぞ。ま、素直にお兄ちゃんと呼んでくれた方が俺としても助かるが。」


「あひゃあああぅ!!きゃああはっはぁん!!ひぎゃああああ!!」


そ、それだけは嫌だ!


ここまでして………!こんな恥ずかしい姿まで見せて、そんな下手に出たようなマネなんか死んでもしたくない!

195リトバス!21:2010/10/26(火) 01:20:50 ID:oXSHwD/gO
で、でも!かといってこのまま足の裏を責められ続けたら………!


すると、あたしの迷いを読み取ったのか。


ここが勝負だと言わんばかりに、恭介のくすぐりが激しさを増した。


―――ガリガリガリガリガリガリガリガリッ


「ぎ…………ぎゃぁはっはははははは!!あ゛゛ーーー!!らめっ!!ひゃめてぇぇ!!!」


もう、気がおかしくなってしまいそうだった。


もはや切断してでも逃れたいと思う程の右足の裏のくすぐったさに、あたしは狂ったように笑い続けた。


「ひぎゃあああっ!!ふゃみみみみみあぁぁぁぁ!!」


だ、ダメだ、耐えろあたし!


足の裏のくすぐりを止めて腋の下を責められたら、それこそ恭介に服従するまでくすぐられ続けるんだぞ!


まだ足の裏の方が………!


―――ガリガリガリガリッ


ま………まだ足の裏の………


―――ガリガリガリガリガリガリッ


ま………まだ!まだ!まだ……………!!


―――ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリッ


「――――!!!!」


それは、所詮女の子のあたしが耐え切れる刺激なんかではなかった。


ただ足の裏からのくすぐりから逃れたい一心で、あたしは夢中で。


禁断とも言えるその言葉を、無意識のうちに口にしてしまっていた。


「ひゃっはっはははぁ!!あ、あたしの………!んくっ!あたしの最大の弱点の腋の下をぉぉぉ!!!ふみゃうっ!!くひぃぃぃ!…………くすぐって………くくぅ………くすぐって下さい!!!お願いしますっ!!!きゃーっははははは!!!」

196リトバス!22:2010/10/26(火) 01:22:44 ID:oXSHwD/gO
あたしがそう言い切ったと同時に、恭介は足の裏へのくすぐりを止めスクッと立ち上がった。


「思ったよりも早かったな。」


「はぁ………はぁ………うっさい………」


朦朧とした意識の中で、あたしはそう言葉を返す。


すると、恭介はあたしのワイシャツのボタンを一つずつどこか慣れた手つきで外し始めた。


いつもならば、「なにしとんじゃ!」などと罵倒の声を上げているところだが、今のあたしにはそんな気力は残されていなかった。


「そのポニーテールもお前がさっきから無駄に強く首振るせいで邪魔なんだよな………髪止めもとっちまうか。」


言うより早し、恭介は素早くあたしの髪止めを外して、ベットの端に放り投げた。


ワイシャツの前が全開になり、あたしの白のスポーツブラがまる見えになったなんともエロチックな格好で。


解けたあたしの長い髪を軽く左右に振りながら、両目に僅かに涙を溜めて恭介へ視線を移した。


「お前が自分からそう言ったんだからな。責任持てよ?」


恭介が言葉を言い終わると同時に、その両手を今度は素肌のあたしの脇腹に添えて軽く動かす。


「くひぃぃっ!!」


肌が敏感になっているだけではない。


最初とは違う、素肌での脇腹へと刺激にあたしはビクッと体を引き攣らせた。


「おやおや………こんな耐性で素肌の腋の下をくすぐられたら、さすがの鈴もたまらないんじゃないか?」


「やめ………て………!もう………もう………!」


必至に歯を食いしばりながら、ゆっくりと脇腹を昇ってくる指の刺激にその残り少ない気力で耐える。


「さて。お前にとって長かったゲームもこれでお開きだ。」


あと、僅か数センチ。


もう、逃れることの出来ない刺激にあたしは目を強く閉じて覚悟を決めた。


「鈴。ゲームセットだ。」


あたしの腋の下に、恭介の十本の指が妖しく轟いた。

197リトバス!23:2010/10/26(火) 01:36:43 ID:oXSHwD/gO
「きぃぃぃひやぁあああああああああっはっはっはぁぁぁぁっ!!!!」


部屋中に鳴り響く、悲鳴にも似たあたしの叫び声。


甘かった。


いくら腋の下のくすぐられようと、あの足の裏の刺激と比べたら大差ないなどと、ほんの僅かな心のゆとりを持ってしまっていた。


もはや次元の違う腋の下へのくすぐったさに、あたしは抗うことも出来ず、ただ本能で笑い声を上げるしかなかった。


「だめえぇぇぇ恭介ぇえ!!!そこだげはぁぁ!!そこだけはだめ゛ぇぇぇ!!!」


無駄な事だとはわかっていても、自然と手足に力が入ってしまう。


この拘束を解こうと、今ある全力の力で手枷を壊そうと力を込める。


しかし、どれも無駄な努力。


もうあたしは、腋の下の刺激に笑い狂うしかないのだ。


「止めてぇぇぇぇ!!!もう………ロリコンとか言わないからっ!!バガどが言わないがら゛ぁぁぁ!!!」


あたしが必至にそう叫んでも、恭介は聞くそぶりを見せない。


ただ、一言。それだけを待ちわびているような目つきであたしを見つめながら腋の下を巧みにくすぐる。


「ひぃぃぃぃっくぅぅはぁぁぁっ!!!ふみゃあああああ゛あ゛あ゛あ!!!」


もう、あたし自身わかっていた。


こんな責め、耐え切れるわけがないと。


でも、それでもまだ微かにあたしの中に残された意地と希望が、一歩手前でそれを口にするのを拒んでいた。


「くすぐっだぃぃぃぃぃ!!!誰かっ誰かぁぁ!!助けてぇぇぇぇ!!」


たまらないくすぐったさに歯を食いしばることも出来ない。あたしは本能的に、縋るようにして居るはずのない仲間達の名前を呼ぶ。


「理樹ぃぃ!!謙吾ぉぉぉ!まざどもっっ!!これから毎日カツやるがらっ!!!た゛ずけてぇぇぇぇ!!!」


顔をこれ以上ないくらい真っ赤に染めながら、恥も外聞も捨ててあたしは意味のない叫び声を上げる。


あたしの口からは、笑い過ぎで涎が垂れ、何度も唯一動かせる首を振ってくすぐったさを紛らわそうとしたため、長いストレートの髪も乱れきっている。


『絶対に耐えきってやる』と。


こんなの、努力すれば我慢出来ないはずがないと。


そう強がってみせた、あたしの最初の虚勢を恨んでやりたかった。

198リトバス24:2010/10/26(火) 01:37:27 ID:oXSHwD/gO
「くすぐりはぁぁっ!!ぎひぃ!!くすぐりはひゃめてぇっ!!くちゃくちゃくすぐっだいがら!!!くすぐっだいがらぁぁっ!!」


あたしの今の頭の中は最早、『くすぐったい』しかなかった。


たまらない腋の下の刺激。単調に何度も同じやり方でしつこくくすぐるかと思えば、絶妙のタイミングでくすぐり方をスウィッチして慣れさせないよう恭介の指は轟き続けた。


永遠に続くんじゃないのかと思った程。一分、一秒が長く感じられた。


「ひきゃあああっ!!きゃはははははっ!!!うひぃぃぃ!!」


いつも、男子には反抗してばかりだったあたし。


仲の良い、幼なじみのリトルバスターズのメンバーでさえ滅多に弱気なところを見せた事のないあたし。


それが、今日初めて。男子にいいように弄ばれ、扱われている。


たかだか、くすぐりなんて代物に。


すると、恭介がくすぐり方を変える。


右手四本、左手四本の指を何度も折り曲げるような手つきであたしの腋の下を引っ掻くようにしてくすぐる。


「あ゛ーーーー!!!それダメッ!!それ、ダメダメダメぇ!!!」


どうやら、それはあたしの苦手分野らしい。ツボに入ってしまった腋の下からの一層強くなった刺激に耐え切れず、また高い笑い声を上げた。


「も、もう無理ぃぃ!!もう無理ぃぃ!!!!!」


もう………耐えられない!!


あたしの先程の屈強な意思のほとんどは、もう残されていなかった。


いつからか。『言いたくない』という強い意思から『言って早く楽になってしまいたい』と思ってしまっていた。


言うしか…………ない!!


腋の下からくるくすぐったい刺激以外、何も考えられなかったあたしは全力で。


恭介に懇願するように思いっきり『それ』を叫んだ。


「お………お兄ちゃんっ!!!!!や゛め゛でっ!!お゛兄ち゛ゃぁぁん!!」


瞬間。


長かった、辛く苦しいかった腋の下への刺激が止んだ。


あたしは息を荒げ、目に涙を浮かべながら、しばし放心して白い天井を見つめた。

199リトバス!25:2010/10/26(火) 01:38:05 ID:oXSHwD/gO
「はぁ…………はぁ………!」


「…………」


「はぁ………はぁっ………」


「…………はっ!!危ない危ない。あまりの感動に、我を忘れ昇天してしまうところだった………俺の妹ながら、恐ろしい女だな。」


感無量とでもいったところか。


恭介はというと、今のあたしに興奮して鼻血を垂らし、平静を装ってるつもりだろうが、いつもからは信じられない程のいやらしい顔つきで視線を落とした。


「も…………もう………はぁっ…………はぁ………終わり………なんだろ?」


気がつかないうちに、相当に体力が消耗してたらしい。


弱々しい口調で口にしたその言葉に、恭介はフッと首を一回振った。


「いや、まだだぞ?」


「…………な!?」


あたしが驚く暇もなく。


恭介は、何処からか取り出した白い液体をあたしのお腹、脇腹、腋の下、更にはミニスカートからのびた太股から足の裏まで、素早い手つきで塗り付けた。


「きゃひぃぃぃぃぃ!?」


もう訪れる事はないと思っていた刺激に、あたしは無意識に顔を歪める。



恭介は素早く、かつ丁寧に。特に脇や足の裏は念入りに白い液体を大量にあたしの体に塗り付けた。


あたしにそういう趣味はないが、きっとさぞかしエロい格好に晒されていることだろう。


「な………なんで!なんでだ!くはぁっ!あ、あたしが………お、お、お、お、ぉ、ぉ兄ちゃんと呼んだら止める約束じゃないのか!?」


「止めたじゃないか。一回。」


「い、いやだから………!!」


「これから、お前に俺の奴隷になってもらう為に調教してやるのさ。もう二度と、俺に反抗しないようにな。」


「ふ、ふざけるなバカ兄貴!!話が違っ………」


「残念だったな。まず、お前は勘違いしてる。ただ、『俺は』お前をくすぐらないと言っただけだぞ?だから、さ。」


恭介は、右手でパチンと高い音をたて指を鳴らす。


「…………!?」


すると、どこからか聞き覚えのある鳴き声があたしの耳へと伝わった。

200リトバス!26:2010/10/26(火) 01:38:55 ID:oXSHwD/gO
『にゃー』


『にゃー』


「ま………まさか。」


「お前、今日猫達がいないのを不思議がってたろう?まだ今日はロクに飯もやってないからな。お腹を空かせているはずだ。」


あたしは精一杯首を捻り、声の主達の方へ視線を向ける。


そこにいたのは、あたしが飼っているはずの、20匹近い猫達だった。


数匹は、いつの間にかあたしの足元に置いてあったみかん箱に登り、あたしの両足の裏に迫る。


もう数匹は、恭介を器用にかわしてあたしの太股の周辺に集まる。


そして、残りの十匹近い猫は。あたしのお腹から腋の下の元へと近づいていった。


「お、お前!あたしに何を塗った!?」


「ミルクだ。猫達も喜ぶと思うぞ。大好きな主人の体で飯が食えて。」


「な、何言って………ひやぁぁぁぁんっ!!」


お腹周りからまた未知の刺激があたしを襲う。


そこは、一匹の猫があたしのヘソをほじくるようにしてなめ回していた。


「きょ、恭介!!や、止めさせろ!!なんでもするからっ!!ま、またお兄ちゃんって呼んでもいいからっ!」


「わかってないな、鈴。これは調教なんだ。お前がこの先、俺に服従を誓う為のな。」


また、恭介はパチンと指を鳴らすと、猫達は一斉にあたしの体へと素早く群がった。


「ゴメンなさいゴメンなさい!!恭介っ………止めて………!!」


「もう、遅いんだよ鈴。」


次の瞬間。


二度と味わいたくないと思っていたあの刺激が、再びあたしの体に蘇った。

201リトバス!27:2010/10/26(火) 01:39:40 ID:oXSHwD/gO
「にゃあ゛あ゛あ゛あ゛っ!!あははははははっ!!!みゃああああっ!!!」


全身に遅いかかる、くすぐったい、妖しい刺激。


今まで一点の刺激に集中してばかりいたあたしにとって、この責めは犯罪的なまでに効果的だった。


ペロペロと。さっきあたしを屈服させた足の裏を、指の間まで猫達は念入りに、しつこくくすぐる。


「あ゛ぎゃあああっ!!あ、あ゛ーーーひきゃあああぁんっ!!」


勿論、それだけではない。


あたしの引き締まった、ミルクで滑りの良くなったウエストのお腹の上を、時々爪で軽く引っかきながら、執拗になめ回す。


今日初めての刺激に、あたしはまた笑い声を上げた。


「うひぃぃぃ!!お、お前らっ!あたしの言うことをっ…………ひやぁぁっ!!だ、ダメ、わかったから、なんでもするから!!!お願い、止めてぇぇぇ!!」


信頼していたはずの、猫達からの今日最大のたまらないくすぐったさがあたしを狂わせる。


それでも、まだ終わりではない。


素肌の脇腹から腋の下まで。素早い舌使いで、猫達は丁寧にナメつくす。


「いひゃあああひぃぃぃんん!!みゃううっ!くはぁぁぁっ!!きゃはははははっ!!」


この刺激が、今のあたしにとって辛抱ならない程苦しく、耐え難い刺激だった。


「ぎゃひひひぃぃぃぃぃぃぃ!!!!無理だってぇぇ!!無理!ダメ、止めてっ!!」


この一時間近い時間、恭介にくすぐられ続けていたあたしはもうくすぐりに対する耐性や、この猫達の主人としての威厳は残っていなかった。


あたし自身が今まで可愛いがってきたペットに、笑い狂わされ、苦しめられている。


ある意味、ペットが主人を越えた決定的瞬間でもあった。


「お゛、お兄ちゃん!!助けでっ!!お兄ち゛ゃん!!」


最後の希望を胸に、あたしは恭介の名前を叫ぶ。


ぴくりとわかりやすい反応を見せたが、思い止まったようで聞こえないふりをしてそこから一歩立ち退いた。


「お゛ねがいっ!!お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんっ!!!」


「ぐ、ぅ…………!!!」


「お゛に゛ぃ゛ち゛ゃ゛ん゛っ!!」


「ぐおおおおおおお!!!」


あたしがそう叫び声を上げたと同時に、恭介は悪人っぽい声を上げながら、嬉しさと感動のあまり勢いよく隣のベットへと倒れ込んだ。

202リトバス!28:2010/10/26(火) 01:40:58 ID:oXSHwD/gO
へ………?も、もしかして気絶………したのか?


な、ななななな何ぃ!?


ど、どうするんだ!!もう、猫達を止められる人間がいないじゃないか!!


どうやらあたしは愚かなことに、あたしが助かる唯一の方法を自ら断ち切ってしまったらしい。


「ぎょ、ぎょうずげぇぇぇぇ!!頼む!起きて、起きてくれっ!!!きゃはははっはぁぁ!!」


しかし、恭介はベットに突っ伏したまま起き上がってこない。


こうなると、あたしの運命は決まったようなものだ。


「うぎゃあああっ!!くすぐったいくすぐったいくすぐったいくすぐったいくすぐったい!!もう………止めてぇぇ!!」


恭介と同じ、『気絶』。


頭の中が真っ白になる程容赦なくくすぐられ抜かれたあたしは、もうそれ以外にこの刺激から逃れる統べを知らなかった。


こんなことなら妙な意地を張るのではなかったと、あたしは遅すぎた過ちを悔やんだ。


「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あっ!あひゃああああっ!きゃあああはっはぁっ!!」


限界はすぐそこにあった。


もう、耐え切れない。


そう悟ったあたしは、心が完全に折れ、緊張の糸がブチッと音をたてて切れたのが聞こえた。


それと同時に。猫達からの激しいくすぐったさが、電力のようにあたしの全身を駆け巡った。


「ふみゃゃゃゃゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!」


あたしは今日最後の大声を上げ、次の瞬間に意識が何処か遠くへ飛んでいったのがわかった。

203リトバス29:2010/10/26(火) 01:41:36 ID:oXSHwD/gO



「えーと、ここは2Aで正解っと………よし、終わった!」


夜の十一時半。


僕、直江理樹は真面目にも、学校での宿題をキッチリと終わらせ、しばしの達成感と安堵感に浸りながらんー、と伸びをしていた。


「ぐごおおおお…………」


「真人、結局起きてこなかったなー………まあいっか。僕もそろそろ………」


―――コンコン


「え?」


部屋のドアから、ノックの音が僕の耳へと伝わる。


「………こんな時間に誰だろ?」


いくばくかの不安を抱きながらも、こういうトリッキーな事態に対応するのは僕の得意分野なので、僕は躊躇いもなくそのドアを開けた。


「はい、誰ですか………って鈴!?どうしたの、顔、真っ赤だよ!?」


「理………樹………」


何故こんな時間に男子寮に女の子である鈴が入ってきてるのかなどツッコミたいとこはあるが今はそれどころじゃない。


鈴の手を引いて、僕は半ば強引に弱り切った鈴を床に座らせた。


「本当にどうしたの?顔赤いし、息きれてるし、汗………かどうかわからないけど体中ベトベトだし。熱でも出した?」


「理樹………あたし、もうだめだ………」


「駄目って何が?」


はぁ、はぁと鈴は荒い呼吸を抑えながら僕に一言口を開いた。


「猫と恭介。」


「何故!?」


ちなみに翌日。


何故か恭介が同室の先輩と、謙吾達に責められていたのを見たのはまた別の話。

204くすぐり好きの名無しさん:2010/10/26(火) 01:46:54 ID:0YwLjQ0c0
乙!

205くすぐり好きの名無しさん:2010/10/26(火) 01:48:22 ID:oXSHwD/gO
これで完結です。



ていうか、書き込んでここまで長編になるとは思わなくてビックリしたW



最初のくだり、『あらすじ』とかいって、一気にくくっちゃえばよかったですね。



私の処女作をここまで読んで下さった方、ありがとうございました。



ちなみに作者は妹萌えではありません。幼女萌えです。



(21)サイコー



では、またいつか。

206くすぐり好きの名無しさん:2010/10/26(火) 22:55:14 ID:2SswH3UcO
これが初めてとか許されぬよ
ああ、まさに完璧な才能だ
GJ!

207nakaji-:2010/10/26(火) 22:56:49 ID:6/VfoAs.0
さいっこうに良かったです
またリトバスくすぐり小説書いて下さい
待ってます!

208R:2010/10/27(水) 20:17:08 ID:W.IQkSd.O
感想ありがとうございます。


すぐには無理ですが、もしまたリトバスでの小説を希望してくれるんであれば誰がいいでしょうか?


作者はそういった妄想は得意分野なので、ある程度なら誰でも書ける自信はあります。変態なので。


ちなみに俺の頭の中では、もう数人構成は埋まりましたw


決して読者様の意見通りに書くわけではありません。参考として読者様の意思を知りたいのです。勿論、多かった意見を優先して書こうとは思っています。


もしも「全員好きだ!」という方がいらっしゃいましたら、リトバスメンバー全員と書き込んで下さっても構いません。勿論好きなキャラのシーンは少なくなりますが。


それと、作品を公開するのは一ヶ月程先の事になるかと思います。これは予定なので、もっとかかるかもしれませんし、二週間程で書き上げてしまうかもしれません。


あくまでこれはただのアンケートみたいなものなので、出来るだけ気軽に書き込んで頂けたら幸いです。


ちなみにこのRはリトバスのRです。決してロリコンのRではありません。


長くなってしまいましたが、意見お待ちしてます。感想、ありがとうございました。

209R:2010/10/27(水) 20:17:37 ID:W.IQkSd.O
感想ありがとうございます。


すぐには無理ですが、もしまたリトバスでの小説を希望してくれるんであれば誰がいいでしょうか?


作者はそういった妄想は得意分野なので、ある程度なら誰でも書ける自信はあります。変態なので。


ちなみに俺の頭の中では、もう数人構成は埋まりましたw


決して読者様の意見通りに書くわけではありません。参考として読者様の意思を知りたいのです。勿論、多かった意見を優先して書こうとは思っています。


もしも「全員好きだ!」という方がいらっしゃいましたら、リトバスメンバー全員と書き込んで下さっても構いません。勿論好きなキャラのシーンは少なくなりますが。


それと、作品を公開するのは一ヶ月程先の事になるかと思います。これは予定なので、もっとかかるかもしれませんし、二週間程で書き上げてしまうかもしれません。


あくまでこれはただのアンケートみたいなものなので、出来るだけ気軽に書き込んで頂けたら幸いです。


ちなみにこのRはリトバスのRです。決してロリコンのRではありません。


長くなってしまいましたが、意見お待ちしてます。感想、ありがとうございました。

210くすぐり好きの名無しさん:2010/10/27(水) 20:20:20 ID:Zj.1TFjA0
どんまい

211nakaji-:2010/10/27(水) 20:22:41 ID:G4tmODsg0
リトバス全員がいいですっ!w
だれか一人なんて選べません

212くすぐり好きの名無しさん:2010/10/27(水) 20:47:17 ID:kCCtNzvM0
個人的にはクド!だけどリトバスなら結構誰でもいけるな・・・

213くすぐり好きの名無しさん:2010/10/27(水) 22:32:09 ID:tD40fQNw0
沙耶をお願いします






お願いします

214くすぐり好きの名無しさん:2010/10/27(水) 22:32:17 ID:z80ngXfcO
リトバス小説GJでした!
恭介の行動や良い意味で原作を返せな名言の数々でとても楽しめました。

また同じ作品の小説をお書きになるのであれば、西園さんに光を!

物静かな彼女が乱れる姿をみてみたいです。

最近気温の低下が激しいので風邪を引かないようあまり無理をせずに気を付けて下さい。

それでは応援しています。頑張って下さい!

215くすぐり好きの名無しさん:2010/10/27(水) 22:40:58 ID:tD40fQNw0
足裏をしつっこく責めあげる感じのが読みたいんです

書いていただけるとめっちゃうれしいですお願いします

216R:2010/10/28(木) 19:47:58 ID:4mWW.zp6O
意見をまとめます。


リトバスメンバー全員がくすぐられる事を前提にし、かつクドと西園さんと沙耶をメインに足の裏をしつこくくすぐり倒す、と。


こんなん書けるかっ!(鈴風


しかし、意見がバラバラになろうがこれはこれでいいのです。様々な方々の意見を聞く為に私が読者様に尋ねたのですから。


というか、意外と皆リトバス知ってて驚いたW


ちなみに、時間作は西園さんメインで書き上げようと思っています。


理由は、実は次は西園さんという意見があったらルール無視でそれを優先して書き上げようと思っていたからです。


ストーリー的にも私の妄想では初期段階で出さなければならなかったので。なぜ?と思う方は是非次作をお読みください。宣伝でした。


他のキャラを希望していた方すいません。クドも沙耶もリトバス全員バージョンも、一応構成は固まっているのですが書き上がるのは一番西園さんが早そうです。


公開予定は今日スタートで、二週間から一ヶ月の間です。


では、また今度。

217R:2010/10/28(木) 20:04:01 ID:4mWW.zp6O
訂正


時間作≠次回作←です。


どうもこの掲示板と相性が悪いw


今度こそ、ではまた。

218くすぐり好きの名無しさん:2010/10/29(金) 01:15:25 ID:yCJJrHpU0
どうでもいいけど、行間空けられると読み辛いよ

219くすぐり好きの名無しさん:2010/10/29(金) 01:27:01 ID:IzBfv/zw0
嫉妬乙

220くすぐり好きの名無しさん:2010/10/29(金) 15:08:27 ID:yCJJrHpU0
いや、本文はどうでもいいんだ。
コメント部分まで行間空けてるから、作品の続きかと思ったのです

221くすぐり好きの名無しさん:2010/10/29(金) 16:45:56 ID:lIzbCqh20
おおっ私の案が通るとは・・・ありがとうございます。
期限などに縛られず、無理をしないでください!
応援しております!

222くすぐり好きの名無しさん:2010/10/29(金) 21:18:41 ID:N4L0vZss0
クドは足裏メインよりも腋とか脇腹とかのほうがいいかも
太ももとか・・・
西園さんも楽しみにしてます!

223くすぐり好きの名無しさん:2010/11/09(火) 17:28:39 ID:6x0HwjTYO
リトバス二作目です。
正直、作者もこの小説に自信がある方ではないので、過度な期待はせず、軽い作品としてお読み下さい。

>>218確かに、俺やけに行間空けてましたねw
知らず知らずのうちにこのスタイルがクセになってました。
ややこしい事して申し訳ありませんm(_ _)m
若干のキャラ崩壊を含みますので、苦手な方はお避け下さい。

ではどうぞ。

224リトバス!1:2010/11/09(火) 17:29:46 ID:6x0HwjTYO
「好きだっ!恭介!」

ある、一つの寮の個室。
リトルバスターズのメンバー、ほぼ全員が見守る中、僕は張り裂けそうなぐらいの思いを胸に抱いて、目の前に立ち尽くす恭介へ口を開いた。

「やめてくれ!俺は………俺はもう、これ以上お前の気持ちに応えられない………!」

「恭介!僕にはただの言い訳にしか聞こえないよ!!」

「理樹!もう、俺の事なんて忘れてくれ!」

恭介はそっと伸ばした僕の手を、右手で振りほどくように僕を制する。
その瞳は、力を失ってしまったように、虚ろに床へと向けられていた。

「この先………取り返しのつかない事になってもいいのか!?お前に………お前にだけは後悔させたくないんだ………!」

「そんな後悔、いくらでもしてやるさ!!!」

僕が力強く言い切ったその言葉に、恭介は狐に化かされたように目を見開いて、視線をどこか熱く、甘いものへと変えた。

「理樹………いいのか?」

「もう………覚悟はとっくの昔についてたから」

「理樹………」

「恭介………」

僕達はそう言葉を交わすと、二人同時に、僕が恭介の胸に顔をうずくめるような形で抱き合った。
リトルバスターズのメンバーの方から、微かに息が漏れたのが聞こえる。
いつの間にかたくましくなった、恭介の体温を感じながら、僕は恭介の胸で一言、愛の言葉を囁いた。

「愛してるよ………恭介」

同時に、ワッ、と周りから歓声が上がる。
そのメンバーの一人が、女の子には不似合いな、ポタポタと流れる鼻血を左手で抑えながら、グッ、と右手の親指を立てた。

「直枝さん………GJです」

西園さんがそう口を開いたと同時に、また周りから一際高い歓声が上がった。

「わふー!感動のラストなのですー!」

「理樹君、ナイス演技!もう一回ぐらいいっときますカ?」

「こんなこと、もう二度とするもんか!!」

恭介との抱擁を振りほどきながら。
僕と恭介は、吐き気を催したようで、二人同時にその場にペタンとへたりこんだ。

225くすぐり好きの名無しさん:2010/11/09(火) 17:30:05 ID:6x0HwjTYO
「西園さん。くすぐりプレイって興味ない?」

時は、数十分程前に戻る。
二人っきり。男子寮の僕の部屋で優雅に小説を読む、西園さんになんの脈絡もなくアブノーマルな話題を敢行した。

「………なぜ貴方は、自身の彼女にそんなマニアックなプレイを要求をするんですか」

西園さんは読んでいた小説から僕に視線を移し、意味がわかりませんと、いつもと変わらない、抑揚のない声でそう答えた。

「わかってないのは君だよ西園さん。愛する彼女ならば、例えそれがアブノーマルだと言われようと、様々なプレイをして彼女を喜ばせたいと思うのが男の性なのさ」

「直枝さんには、私がそんな事をされて喜ぶドMな人間に見えるのですか」

「一昨日、僕に虐められて何回も気持ちいいって叫んでたじゃないか」

言葉責めとか、〇〇〇〇とか、と返した僕の声にほんの僅かに眉を吊り上げ、西園さんは数秒言葉に詰まりながらも口を開く。

「あれは不可抗力です。というか、別に虐められて感じていたわけではありません」

「誘ってきたのは西園さんじゃないか。僕、もう七回目でヘロヘロだったのに」

「なんのことだかさっぱりです」

「僕の努力を無かった事にする気!?」

急にシラを切りはじめた僕の彼女に、悲痛な声でそう叫んだ。

「全く………そんなくだらない事に時間を割くぐらいなら………」

「西園さん、笑わないんだもん」

「………は?」

僕がぽつりと呟いた声に、彼女は珍しく抜けた声を漏らした。

226くすぐり好きの名無しさん:2010/11/09(火) 17:30:33 ID:6x0HwjTYO
「学校にいる時も、リトルバスターズのメンバーといる時も………僕と一緒にいるときも」

「い、いや………ただ、感情を表に出すのが下手なだけで………別に悪気があるわけでは………」

声のトーンを落としながら、僕はテーブルの向かい側の女の子座りで座る、珍しく動揺していた彼女に言葉を続けた。

「西園さんはいつもそうだ。僕達………特に僕なんて彼氏なのに、喜んでくれた事は愚か、西園さんが笑いかけてくれた事なんてただの一つもないじゃないか。まあ、強いて言えばBLの本を僕が恥を忍んで本屋で買ってきたこととか、BLのドラマCD聞いてる時とか好きでもない男子に西園さんの命令で抱き着いたりしたこととか、BLのボイスレコーダーに僕が無理矢理ロリ声で西園さんの考えた台本で台詞を読んで会話させたなんて時はそれはもう満遍の笑みで僕に笑いかけてくれるさ、でも最近はそれだけじゃ飽き足らず肉体」

「わ、わかりました!今日は貴方の言う通りにします!」

勝った、とニヤリと僕は心の中で右拳を高く突き上げた。
あの物静かな西園さんの今の荒げた声を、西園さんの知り合いに聞かせたらさぞかし驚く事だろう。
ちなみに僕は最中に何度も耳にしている。

「そうですね………ただし。直枝さんの意見を呑む代わりに、一つだけ条件があります。」

「え?」

そう僕が息を漏らしたと同時に、滅多に見せない見方によっては恐ろしいその笑みを、西園さんは僕に向けた。



「直枝×恭介………直枝さんは受けでこそ輝く逸材だと思っていましたが、これからは認識を新たにした方がいいようです。はあ、眼福眼福」

「西園さんの方が、よりマニアックなプレイを要求してる事実に気付いてよ!」

時は進み、また女子寮の西園さんの私室。
僕の部屋で、先程から甘い吐息を吐きつづけながら、「攻守逆転もアリです」とかなんとか危ない言葉を囁くBL好きな僕の彼女に、涙目でそう叫んだ。

227くすぐり好きの名無しさん:2010/11/09(火) 17:31:40 ID:6x0HwjTYO
「何を言ってるんですか。私をそんな悪趣味なプレイに掛けようというのですから、それぐらいの代償当然です。一般の恋しか知らない、女子高生達の前での禁断の告白………恥じらう直枝さん、戸惑う恭介さん、その中で長年の想いを伝え合う二人………アリです」

「確かに大きく戸惑いはしたけど、僕と恭介は決してそんな関係じゃない!ていうか、西園さん恭介に何を吹き込んだの!?恭介が変態だとはいえ、さすがにあんな………!」

「この前のお泊り会での鈴さんの寝顔の写真を数枚渡しておきました」

「まだ諦めてないのか恭介!」

つい最近の一件を目の辺りにしていた僕は、親友の人としての安否を気遣うようにそう言った。
あの日から鈴は恭介を過剰に警戒したり、食事の前に必ず真人に毒味をさせるというわけのわからない行動をとっているが、鈴の身に何が起きたのかは誰も知らない。

「ああ。それと私が事情を話したら、さっきそこに拘束具らしきものを置いていきましたよ」

何故そんなモノを恭介は持っていたんだ、とつっこんでやりたい気持ちをグッとこらえ、僕はベッドの辺りの道具を見回した。
手錠に………張り付け台だ。
ていうか、恭介どうやってこんなもの西園さんの部屋に入れたんだろ………

あれ?なんか手紙がついてる。
カサ、と音を立たせそれを拾い上げると、そこには一文、シンプルに恭介の字が書き込まれていた。

『後悔はするなよ、理樹』

………もしかして恭介はこの拘束具で何か危ない事をしたのか?

僕はまた、内から巻き上がってくる衝動を押さえ込んだ。
相変わらず謎の多い親友である。

228くすぐり好きの名無しさん:2010/11/09(火) 17:32:16 ID:6x0HwjTYO
「………で。私は一体どうすれば良いのでしょう?」

「その前に、西園さん」

「はい?」

「試しに一回笑ってみて」

ベッドに腰かける西園さんの横へとチョコンと座り、僕は人差し指を一本立て西園さんに向ける。
少し躊躇った後、西園さんは僕の方へと視線を向け僕に微笑んで見せた。

「こうでしょうか?………ちょっと待って下さい。なぜ、私に笑えと命じた貴方が爆笑しているのですか」

予想外過ぎた、不自然な西園さんの作り笑い。
僕はそれに対して、悪い事だとは思いつつ、不満そうな表情を見せる彼女を大声で笑ってみせた。

「あーはっはっは!へ、変な顔ー!いつもの清楚で物静かな西園さんとは思えないよー!今の顔、クラスの皆にも見せたかった………あ、あれ?」

「直枝さん、別れましょう」

「ゴメンなさい!」

無表情を装いつつも、何やら邪悪な黒い殺気を醸し出す彼女に、僕は恥も外聞も捨てて謝った。
恋人と別れた理由が彼女の笑顔を見たからなんてシャレにもならない。

「ゴメンゴメン西園さん………冗談だから………」

「………ふん。どうせ私なんか、マトモに笑う事すら出来ないカゲナシですよ」

「ゴメンって」

「やです。もう一生直枝さんの前じゃ笑ってあげません」

「僕が、西園さんがちゃんと笑えるように特訓して上げるからさ」

そう言った僕の声に、そっぽ向いたままだった西園さんがこっちに顔を向ける。

「くすぐりで………ですか?」

「そう」

「私、そんなものじゃ絶対笑いませんよ?」

「笑う」

「笑いません」

「笑う」

「笑いません」

「じゃ、試してみよっか?」

僅かに息を漏した彼女に、僕は両手を上げるよう指示する。
西園さんは、不満ながらもベッドに腰掛けたまま、バンザイの姿勢をとるというシュールな体勢をとった。
ちなみに格好は時期も時期なので、いつもの制服の、ワイシャツの上から茶色のカーディガンを羽織っている。

「………直枝さん。私はいつまでこの体勢を続ければ?」

「そうだね。じゃ、とりあえず3分ぐらい我慢してもらおうか」

美しくないです、と彼女がこぼした言葉に苦笑しながら、僕は彼女の背後、ベッドの上に跨がった。

229くすぐり好きの名無しさん:2010/11/09(火) 17:32:33 ID:6x0HwjTYO
「全く………こんなくだらない事で私を笑わせようとは………片腹痛いですよ直枝さん」

「そんなの、やってみないとわかんないでしょ。それじゃ、今から三分」

よーい、と口を開いたと同時に、僕は西園さんの脇腹辺りに両手を置く。

「ドン」

――バッ

瞬間。

音速の速さで、西園さんは両手を下ろした。

「…………」

「…………」

「…………まだ触っただけだよ?」

「気のせいです」

「それもカーディガンの上から」

「疲れて腕が上がらなくなっただけです」

さてと、と西園さんは何事もなかったようにまた両手を上げる。

「………今度こそいくよ?」

「はい。もう大丈夫です。ええ。そりゃあもう」

「よーい、ドン」

――バッ

今度は約一秒半の出来事。
僕が軽く指を動かした瞬間、また西園さんは素早く両脇を閉じた。

「…………」

「…………」

「…………西園さん」

「…………なんですか?」

「西園さんって、もしかしてくすぐったがり?」

もはや揺るぎない西園さんの欠点を、僕は後ろからそっと口にした。
顔こそ見えないが、恐らく本人自身気付いてなかったろうその事実に、今頃顔を歪ませていることだろう。

『………意外だ』

正直、僕自身まさかここまで西園さんがくすぐりに弱いとは思っていなかった。
それどころか、いつもの彼女を見る限り、こういった事にはもっと耐性のある人かと思っていた。
何故、行為の時にそれを見抜けなかったんだと僕は過去の自分を責めた。

「………ちょっとビックリしただけです。別に、くすぐったくなんかありません」

「じゃあ、我慢して見せてよ。笑わないんでしょ?こんな事じゃ」

「当たり前です」

どうやら、僕の心と彼女の心にもそれぞれ悪戯心と対抗心に火がついたようで、僕はニヤッと笑って、またこれでもかと言うくらい腕を高く上げる西園さんの脇へ手を添えた。

230くすぐり好きの名無しさん:2010/11/09(火) 17:32:53 ID:6x0HwjTYO
「そうだね………くすぐりが効かないっていう事をこの3分間で証明出来たら、今日はもう止めてあげるよ」

「………要は、手を降ろさなければいいんでしょう」

僕が西園さんに相槌を打つと、「早くして下さい」と急かすように彼女は声を発した。

「いくよ?」

続けて僕はあらかじめセットしていた、携帯時計のタイマーのスイッチを入れる。
僕はさっき添えていた両手を、ほんの少し強く彼女の脇腹に突き立てる。
今度は腕を降ろしはしなかったものの、ぴくりと僅かに西園さんの体がズレたのがわかった。

「今から3分、よーい」

グッと。
僕が指に力を込めたと同時に、無表情を装いながら彼女も両腕に力を入れる。

「スタート!」

僕がそう宣言した瞬間。
僕の指は、西園さんの脇腹を軽くさわさわとくすぐった。

「…………っ」

わかりやすく、西園さんの体が一瞬跳ね上がる。
本当に軽くくすぐっているだけなのだが、彼女の敏感な肌には、今まで未体験な刺激だったのだろう。
体制は崩さずとも、僕のくすぐりが、ある程度西園さんの体に影響を与えている事ぐらいは容易にわかった。

「………こんな………もの、ですか」

おそらく、手を降ろさないよう必至に両手に力を入れているからだろう。
明らかにいつもと違う西園さんの声の波長の不自然さに、僕は優越感すら覚えた。

「何?もう耐え切れるつもりでいるの?」

「当然です……!」

「へえ。じゃ、これは?」

僕は、少しずつ指の動かす速度を早めながら、彼女の反応を伺った。

「………く………はっ!」

西園さんは、僕が指の速度を早めたと同時に無意識にも口から息を漏らす。
その姿が、僕にはいつもの余裕しゃくしゃくな西園さんと違って見えて。
さらに、僕の悪戯心を燃え上がらせた。

「くすぐったいんだ」

「い、いえ。別に、そんな………ことはっ………」

「くすぐったいんでしょ?」

「だ、だから、くすぐったくなんて………!」

「じゃあ、認めさせてあげるよ。」

徐々に。指に力を込めながら僕はニヤッ、と笑う。

「くすぐったいってね」

がら空きの彼女の脇腹へ、僕の十指がさっきよりも巧みにはいずり回った。

231くすぐり好きの名無しさん:2010/11/09(火) 17:33:13 ID:6x0HwjTYO
「……くぅ………ふぅっ………!」

笑い声こそ出さないものの、僕の少し激しさを増したくすぐりにたまらず、西園さんはその細いウエストを左右にクネクネと動かす。
こんなのはまだ序ノ口だ。
僕は、西園さんの腰周りに指を這わせ、しつこくくすぐってみせる。

「…………ふぅっ……ぁ………!」

ビクッ、と西園さんの両腕が揺れる。
さっきに比べたらよく耐えてる方だが、それでも体を駆け巡る妖しい刺激には耐え切れないようで、その天高く伸ばした両手を、頭の位置まで降ろしてみせた。

「こちょこちょこちょこちょー。どう、西園さん。くすぐったい?」

「………!」

僕の『こちょこちょ』という声に過剰に反応した彼女は、腰だけでは飽き足らず、軽く足踏みするようにしてスカートから伸びた細い足をばたつかせる。
是非とも彼女の生足の目の前でその姿を背景したかったが、くすぐりに夢中になっている僕はその悩ましい性欲さえもあっさりと打ち砕いてみせた。
いや、やはりちょっと見てみたい気もする。

「はぅ………くぅぅっ…はぁ……!」

僕の言葉に反論する余裕も無くなってきたのだろう。
くすぐるペースを変えず、ただ脇腹を単調に刺激し続けるだけで、彼女の腰の動き、足のばたつかせ方は激しくなっていく。

「ぁぅっ……………くふっ………!」

もう、スカートに関しては無駄にばたつかせた為、その細く綺麗な生足が太股の限界まで露になった。
決して、前からくすぐればよかったなど悔やんではいない。
そうして何度も同じところを、西園さんの反応を楽しみながらいやらしく刺激し続けた。

『そろそろか………』

僕は、彼女をくすぐりながら、ベッドの上に転がる自身のケータイのタイマーを確認する。
時間はちょうど、二分二十秒程回ったところだった。

「よかったね。あと、30秒だよ」

「………も、もう終わりですっ…ぅ……か。大した事、なかった………」

甘いよ、西園さん。
しばし安堵の色を見せる彼女の、腰周りから素早く両腕の付け根へと僕は手を添える。
どんな女子でも、ここをくすぐられたらたまらないであろうその場所の窪みを、僕は掻き回すように両指を轟かせた。

「です………!?あっ!くふぅぅっ!!」

突如彼女を襲った、激しく、いやらしい刺激に、西園さんは条件反射的にその両腕を降ろした。

232くすぐり好きの名無しさん:2010/11/09(火) 17:37:52 ID:6x0HwjTYO
「二分四十二秒………西園さん、残念でした」

「………!」

まるで水泳や長距離走の自己ベストを切れなかった友達を宥めつけるように、僕は嫌みっぽくそう言ってのけた。
彼女には昔も今もこの先も縁のない経験だろうけど。
西園さんはというと、後ろからでもはっきりとわかるように、ワナワナと奮えながら悔しさを露にしている。

「ほら、やっぱりくすぐったかったんじゃないか。あんなに必至に両手降ろして」

「…………です」

「え?」

彼女が視線を下に向けながら、口にした声を拾うことが出来なかった僕は、なんだなんだと西園さんの横に腰掛けて催促する。

「腕を降ろしたのは、腕が疲れてしまったからです!」

さっきリタイヤした時と似たような理由に、僕は、は?、と尋ねるようにして彼女に問いた。

「大体、人間が三分間も両腕を上げ続ける事なんて出来るわけないじゃないですか」

「いやいやいや、そんなの筋トレしてない僕でも出来るよ。ほら」

「貴方や井ノ原さんのような筋肉馬鹿と一緒にしないで下さい。私は、か弱い女の子なんですよ?」

「えぇー………」

まるで小学生のような屁理屈を並べ、両手を軽く上に伸ばした僕に向け、西園さんはツン、としたような態度でそっぽを向く。

確かに西園さん、リトバスのメンバーの中じゃ1番ひ弱だけどさ………クドより体力ないし。
そんな事言われちゃ………ん?

僕は視界に入った『それ』を見て、また新たな想像を作り上げる。
イケる、僕は心の底で核心し、西園さんの方にまた口を開いた。

「腕を上げなきゃいいんでしょ?」

「そうです。だからこんなくだらない遊びはもう………」

「だったらさ。そこのテーブルに突っ伏して見せてよ」

「………え?」

僕は、彼女の私物のテーブルの方へ人差し指を突き付けた。

233くすぐり好きの名無しさん:2010/11/09(火) 17:40:20 ID:6x0HwjTYO


「………この体勢は美しくないです」

「西園さんが三分も腕上げ続けられないとか言うからでしょ。これなら、いくら非力な西園さんでも平気でしょ?」

「私を気遣ってるのか、それとも馬鹿にしてるのかハッキリして下さい」

講義し合う事5分。
西園さんは僕の要望により、テーブルの上に両腕と頭を突っ伏した体制でカーペット式の床に座っている。
わかりやすい例えで言うと、よく高校生や中学生の女子が学校の授業を受けてる途中、寝る際にとる姿勢だ。
脇腹が伸びきり、腋の下までもが無防備に晒された、なんともくすぐりやすい状態になっている。

「直枝さんは、こんな事をして楽しいのですか?」

「何を言ってるんだ西園さん。この無防備な姿にエロスを感じ、ノーガードの脇腹を一度思いっきりくすぐってみたいと思っていたのは僕だけじゃないはずだ」

「………何を言っているのかさっぱりわかりません」

机に顔を埋めたまま、彼女はくぐもった声を返した。
テーブルに突っ伏する彼女、後ろでスタンバる僕。
何も知らない人が見たら、確実に不自然な状況だと不気味がる事は間違いないだろう。

「じゃあ西園さん。今度は5分耐えてね」

「………心なしか、さっきより数字が二つ多いような気がするのですが」

「腕上げてないんだから当然でしょ。だって、僕なんかのくすぐりじゃ、全然くすぐったくないんだよね?」

「…………あ、当たり前です」

「ちなみに。今度ギブアップしたら、次はあの張り付け台に拘束されてもらうからね」

サッと僕が指を向けると、西園さんも反射的に、個室の大きく空いたスペースにドンと構えた×字の拘束具に視線を移した。

「拒否権はないのでしょうか」

「5分我慢すればいいだけの話じゃないか」

「………いいでしょう。受けて立ちますよ」

彼女のその自信は一体何処からくるのだろう。
恐らく、さっき僕にいいようにされたのが悔しかったからだろうが、都合がいいやと、僕はまた自身のケータイのタイマーを5分に設定し、スイッチを押した。

「今度は5分。よーい、スタート!」

234くすぐり好きの名無しさん:2010/11/09(火) 17:44:48 ID:6x0HwjTYO
「くぅっ!」

脇腹からの刺激に、西園さんはテーブルをがた、と揺らして反応する。
その反応が可愛らしくて、僕は容赦なくがら空きの脇腹をさっきよりも激しくくすぐってみる。
今、ここにくすぐり好きの生涯の夢が達成されようとしていた。

「ふぁ………くふぅっ!」

度重なる刺激に翻弄されながらも、決して笑い声は上げようとしない西園さん。
今度はグッと肘辺りに力を入れ、くすぐったさを紛らわそうとしている。

さすがに西園さんは、そう簡単には笑ってくれないか………

相当なくすぐったがりなのは明らかなのに、この辺の抵抗は流石である。

「ひっ…………はぁ、くぅ………ふふぅっ!」

しかし、いくら精神力が強く、強情な性格でも肉体的に敏感な人間であれば、この刺激に耐え切れるわけがない。
証拠に、あの西園さんですら徐々に息が荒くなってきているのだ。
時間の問題だな、と僕は彼女が自身の指で苦しんでいるのにも関わらず、ふふんと後ろから勝ち誇った笑みを見せた。

「西園さん。ほら、つんつん」

「……ぃひっ!な、直枝さん!人をおちょくるのもいい加減に………!」

「じゃあ腕降ろしちゃえばいいじゃん。つんつん、つんつん。ほら、早く」

「ぁくっ!ふぅっ!ふひっ!はぁ!くひぃっ!」

つんつん、と僕は人差し指で何度も何度も西園さんの両脇にリズミカルに指を突き出す。
脇腹のみかと思えば、たまに腋の下辺りまで指をつんとつつき、彼女に慣れさせないよう手法を変える。
その度、彼女の突っ伏したテーブルは何度も何度もガタン、ガタンと音を立て続けた。

「ふくっ!くぁっ!」

「もう手を降ろした方がいいと思うけど………でないと、もっとくすぐっちゃうよ?」

「…………っ………」

「西園さん?」

「……く………くかー………」

如何にもわざとらしく。
彼女は、未だ体を震わせながら寝息っぽい声を漏らす。
どうやら、本人的には寝てるつもりらしい。
くすぐったさを紛らわす為か、もしくは僕が途中でくすぐりをやめる事を期待しての行動なんだろう。

235くすぐり好きの名無しさん:2010/11/09(火) 17:45:07 ID:6x0HwjTYO
へえ……そっちがその気なら、後悔させてやる。

「あれ、西園さん寝ちゃったの?」

「す、すぴー。…ぁく……く……くかー」

「本当に寝てるのかなぁ?」

「……すー、すー……っ…ふぅぅっ……!」

「じゃ、西園さんの苦手なとこ、こちょこちょして調べてみよっと」

僕はそう言って、彼女のカーディガンの下、ワイシャツの上へと手を潜り込ませた。

「…………っ!?」

「寝てるんだったら、こんなとここちょこちょこされても平気だよね」

次に、僕は先程西園さんが反射的に腕を降ろした場所、腋の下へと手を動かす。
そして、その窪みを十指で軽やかに掻き乱した。

「………きゃふぅぅぅぅ!!」

ワイシャツからの刺激に、西園さんはさっきよりも過敏に反応する。
これはたまらなかったようで、両腕や、足の指さえもくすぐったさに耐え切れず、クネクネと動き始めたのが見えた。

「変だなぁ。寝てるはずの西園さんから、笑い声みたいなのが聞こえた気がしたけど」

「……きゃひっ!………くぅ………く、く、くかー……っぁ…!」

「そんなわけないか。だって、寝言だもんね」

僕は独り言にも似た声を彼女に聞こえるように発して、また続けて腋の下周辺を刺激し続けてみせた。

「あふっ!!くひゃぁっ!ふふぅぅっ!」

さっきよりも甘く、そしてハッキリと笑いの前兆が現れた吐息を、西園さんは頭を突っ伏したまま零す。

「ひゃぁふぅ!く、くく………くはぁぁあっ!」

もう寝たフリをするのもキツイらしく、少しずつ彼女の両脇が閉じてきている。
しかしそれでも腕だけは降ろさないと、ガシッとテーブルを掴むようにして必至に腋の下へのくすぐりに耐えていた。

それで寝てるつもりらしいけど………あきらさま脇をくすぐられて我慢してる女の子にしか見えないよ西園さん。

今まで付き合って半年程で、初めて見た彼女の焦り。
運動音痴な彼女が、その小柄な体を使って必至に何かに耐えるその姿。
もっと、彼女が悶える姿を見てみたい。
もっと、いつも無表情な彼女の素の姿を晒し出してみたい。
僕は、巧みに彼女の苦手とするポイントへ指を走らせた。

236くすぐり好きの名無しさん:2010/11/09(火) 17:45:37 ID:6x0HwjTYO
「ひぃ!………ふふぅぅぅ………くぅぅぅぅっ!はぅ!」

そろそろ、彼女の限界も近いのだろう。
抑えきれなくなった声を漏らし、びくびくと跳ね上がる彼女の女の子らしい体、それと一緒に小さなテーブルはガタンガタン、と大きく音を立てる。

時間は、後一分を切った。
最後はまた腋の下を責めておけばなんとかなるだろうと、僕はくすぐる手を早めた。

「はひゃあぁっ!!ぅくっ!」

(………あれ。もしかして結構危ないかも)

序盤に少し遊び過ぎたせいか、この残りの一分足らずではいくら西園さんがくすぐりに弱いとはいえ、その可愛らしい顔には似合わない屈強な精神力を墜とすには少々時間が足らない。
一秒、一秒と。
時計のタイマーは無情にも時間を刻んでいく。

「はぅくぅっ!ふふふふふっ!………ぁく!」

わかりやすく体はくすぐったさで跳ね上がってはいるものの、その両手だけは決して西園さんは閉じようとはしなかった。

(これじゃ西園さんを拘束して思いのままにくすぐれないじゃないか!)

僕は、予想外の彼女の粘りにくすぐる手を早めるが、やはり腕だけは降ろそうとはしない。

くそっ、あんな無意味な条件、付けるんじゃ………ん?

すると、僕は彼女の体の一点へと目を向ける。
そこは可愛らしい、彼女の足の指がウネウネと動く姿が映っていた。

「…………」

微かな期待と希望を胸に、僕は脇へとくすぐりを止め、そこへと手を伸ばす。

「あ…………?」

一瞬、西園さんの緊張が切れたのを見計らい、僕はその十指で自分の持てる全力のくすぐったい方法で、ガリガリと彼女の足の裏を刺激した。

「―――きゃはぁぁぁぁぁっ!?」

今まで触れられなかった、未知なる刺激に西園さんは声を上げる。
同時に、ガタッ!と今日1番の音をたて机が揺れ、彼女は無意識にもカーペットの上に立ち上がってしまっていた。

「………な、直枝、さん………」

「寝てたからわからなかったかもしれないけどね」

如何にも意地悪っぽく、口元を吊り上げながら僕はケータイのタイマーの数字を、見上げるようにして彼女に見せる。

「四分五十五秒。罰ゲームだよ、西園さん」

色々反論はあったらしいが、彼女の腹筋に入れた力が空気が抜けた風船のように、ゆっくりと抜けていったのがわかった。

237くすぐり好きの名無しさん:2010/11/09(火) 17:46:11 ID:6x0HwjTYO



「………いい加減人の下着を見て鼻血出すの止めてもらえませんか」


少しの時間を要して。
西園さんは指示通り、カーディガン、ワイシャツを脱ぎ、上はブラのみという健全男子高校生にはたまらなくエロチックな格好へと姿を変えた。
その細いウエストや、綺麗なヘソなど僕はエロスを感じられずにはいられない。
下は僕の趣味で、裾をある程度ミニに見えるぐらいまで切った、彼女の予備用の制服のスカート一枚という格好だ。
制服とはなんと素晴らしいエロ要素を含んだ文化の集大成なのだろうと、僕はこんな知覚的保養が許される日本の制度に敬意を称した。
日本は今衰退期に入っているだとかよく耳にするが、そんなの知った事ではない。
この可憐な今の僕の彼女を見れば、そんな考え一瞬にして吹っ飛ぶに違いないのだから。
ああ、美しきかな大和撫子。

「私の下着姿なんて、何度も見たでしょう」

「西園さん。何度互いの体を求めても、決して変わりはしない想いが男の子にはあるのさ」

「………何故私は貴方みたいな変態と付き合ってしまったのでしょう。過去の自分を悔やみます」

「男同士で抱き合ってる姿を見て鼻血を出すBL好きに言われたくないよ」

「貴方にはあの崇高な世界が理解出来ないのですか」

「理解したくもないよ」

「見解の相違ですね」

僕がこの先西園さんと別れる事があるとすれば、この辺の考え方の違いだろうなと×字の張り付け台に拘束されている自身の彼女の姿を見定める。
ほぼ平坦な、白いブラに包まれた鈴やクド並の彼女の胸を見ていると、段々「貧乳はステータスだ」というどこかのアニメの受け売りのような恭介の名言もあながち嘘ではないのではないかと思えてくるので恐ろしい。
僕は貧乳好きだったのか。

「この拘束………いつまで続けるつもりですか?」

西園さんはギシギシと自身の頭の上に取り付けられた手錠を動かし、手足が動かせない自分の状態を僕に伝えながらそう口を開いた。

「西園さん。最初、君がなんて言ったか覚えてる?」

「………?すみません。なんの事ですか?」

「私、こんな事じゃ絶対笑いません。直枝さんの前じゃ、一生笑ってあげません。だよ」

なるべく西園さんの声に似せながら発した僕の声に、彼女はギッ、と拘束具の音をたてて反応した。

238くすぐり好きの名無しさん:2010/11/09(火) 17:46:42 ID:6x0HwjTYO
「だから有言実行してみせてよ、僕なんかのくすぐりじゃ絶対笑わないって。一分間笑わないでいたら君の勝ち。もし笑ったら………」

「………私の負け、ですか」

か細い声で、西園さんは僕に返事を返した。
普通ならここで、笑った後は?と話を繋げてくるだろうが、僕が次に何をするのかぐらいは彼女もわかっているのだろう。

「無表情は私の得意分野ですから。逆に直枝さんが後悔する事になりますよ?」

「あと、一分後も同じ事が言えるといいけどね」

僕は、今日三度目となるケータイの時計のタイマーをセットする。

時間は、一分。

よーい、と僕が言ったと同時に、西園さんはその無表情を僅かに崩す。
僕は彼女の真正面から、素肌の無防備な腋の下へ手を添えた。

「ドンッ!」

彼女の腋の下の綺麗な窪みを、激しく、僕の指を轟かせた。

「…………ふぅぅぅぅぅっっ!!」

ギシッ、と両腕の拘束具が音を立てるが、表情だけは崩さない。
素肌で、これだけ無防備な状態で腋の下なんていう人体の弱点を責められたら当然耐え難い刺激が彼女を襲うはずなのに、その強情な精神力で彼女は必至にそれに耐えてみせた。

「くふぅぅぅ!!ふ………くくく………くひぃぃっ!」

しかしいくら虚勢を張ろうが、その敏感な体だけはごまかせない。
腕の降ろせない苦しみ。
笑ってしまったらもっと辛い苦しみが待っているんだという理性を保つだけの精神力も、理論を脱してくすぐったいという刺激には抗えない運命なのだ。

「はぁっ………ぁああああくっ!くふふふふふ!」

瞼を閉じ、懸命に笑いを耐えようとする彼女。
すぐにでも笑ってしまいたいはずなのに、どこからこんな力が出てくるのだろう。

「………あ、あとっ!あと何秒ですか!」

「あれ、まだ十秒しか経ってないけど。西園さん、あれだけくすぐりをくだらないものだって馬鹿にしてたクセに、もしかして我慢出来ないの?」

「う、嘘………ひゃぅ!で、できます!でき…………ぁくくく!!」

徐々に西園さんの表情が朱色に染まる。
今まで後ろからばかりくすぐっていたせいだろうか。
初めて見る彼女の淡い表情にトクンッ、と鼓動が早くなった。

239くすぐり好きの名無しさん:2010/11/09(火) 17:47:02 ID:6x0HwjTYO
「はぅぅぅふっ!!!ふふふ…………くっ………!くひぃぃぃ!」

さっきまで平静を装っていた表情が、段々と崩れていってるのがわかる。
必至に歯を食いしばり、眉を寄せるその表情は、どれも見た事のない西園さんの顔だった。

「ひゃう!うくくく…………!」

精一杯、くすぐりに耐える為ほぼないに等しい腹筋に力を込める彼女。
笑い声を漏らさないようにしている、彼女なりの努力の証なんだろう。

「ふくっ!…………うくくくくくく…………!」

(………いい事考えちゃった)

西園さんは今、強く瞼を閉じている。
つまり、僕がどんな行動に出てもそれを視界に捉える事は不可能なのだ。

「くくくくくく!!ふぅぅぅっ………!」

「西園さん」

「くぅっ………な、なんですかっ!な、何かあるなら早く………!」

「力入ってるみたいだから、僕がリラックスさせてあげるよ」

「ど、どういう意味………くくぅ!?」

腋の下から脇腹。
脇腹から腰。
そして僕の指は、お腹辺りへと手を伸ばした。

「こういう意味だよ」

今、彼女が最も力を入れている部位。
今、一番意識を集中させ、必至に笑いに耐えようと僅かに腹筋を浮かび上がらせているその箇所。
そこをくすぐってしまえば。
僕は軽くしゃがみ込み、手首を上に立て、引っかくような指の動きで綺麗なお腹を刺激した。

「――――かっ!?」

その表情が、予想外の攻撃に一瞬歪む。
力を入れられなくなった腹筋は緩み。
歯を食いしばる事すら出来なくなった西園さんの表情は、見る見るうちに崩れていく。

「あっ………あっ、あ!!」

ガクガクと体を震わせながら、今まで溜まっていたもの全てを吐き出す勢いで、彼女は悶え続けた。

「―――あっ、あははははははははははははは!!」

瞬間。
今までどれだけくすぐろうと、決して見せなかったその笑顔を西園さんはさらけ出した。

「きゃはははははぁぁっ!!くひゃはははははは!!」

理性という堤防が決壊し、けたましく笑い声を上げる西園さん。
さっきまで、あれ程強がっていた彼女が、耐え切れなくなったくすぐったさに頬を染め、笑い乱れている。


「あくくくぅぅっ!!な、直枝さん!そこは、そこはっ!!ひゃぅぅ!きゃはぁぁぁぁぁ!!」

ちなみに、タイムは当然一分を回っておらず。
くすぐり始めて30秒前半でギブアップという過去最低の記録を残した。

240くすぐり好きの名無しさん:2010/11/09(火) 17:47:19 ID:6x0HwjTYO
「ほら西園さん。笑ったじゃない、こんなくだらない事で」

「はう!ひ、ひきょ………ひゃはぁぁ!?」

「あれ?そんな口の聞き方していいのかな?」

この短い時間帯で見つけた、彼女のお腹周りをくすぐりながら僕は彼女の反応を伺う。
激しさを増した僕の十指に耐え切れず、西園さんはお腹への刺激を受けながら力一杯腹筋を使って笑い声を上げた。

「―――!あー!!きゃはははははぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

彼女は、狂ったように笑い続ける。
僕はとうとう、あの西園さんすらも屈服させたという優越感で満たされていくのを感じた。
もう彼女には僕に反抗する余裕さえ残っていない。
そう核心を得た僕は、更に活発に指を走らせた。

「きゃひぃぃぃぃ!!きゃふっ!きゃはははははぁぁぁ!」

ただ、お腹周りに何度も指を這われるだけで悶える西園さん。
もっと笑い狂わせてみたい一心で、僕は更に指の動きを早めた。

「はぅぅぅぅ!!………い、いつまで………!いつまで続ける気なのですかっ!」

無視無視、と彼女の反論から耳を逸らしながら今度は小さなおへそに指を入れ、掻き乱しようにくすぐる。

勿論、片方の手はお腹をくすぐる事を止めてはいない。

「ひゃははははははぁぁ!!あああ!!ダメ、です!本当に、ダメ!」

まだ序盤。
まだまだメインはこれからだというのに、彼女の体はこれぐらいの刺激で簡単に狂ってしまう。

「ふふふふぅ………くく!!!あっ!きゃはははははぁぁぁ!!」

それでも何度か笑った顔だけでも見せまいと、西園さんは腹筋に力を入れる。
しかしそれはむしろ逆効果で、お腹周りに意識を集中すればする程くすぐったさが顕著に彼女に表れていく。
腹筋に力を入れては、くすぐられて無意識に腹筋を緩める、という行為を何度も繰り返した。

「あひゃああああ!!はくくっ!!」

ただ笑い乱れてるだけのその姿を僕は、可愛いなぁ、と思わずにはいられない。
次に僕は、また腋の下の方へと両手を移動させた。

241スーパーくすぐり好き:2010/11/09(火) 17:49:23 ID:ksl7Neyk0
僕の理想のくすぐり方はブラとパンツにして
他の衣服は脱がせて拘束してくすぐる!
昔はよく女子にやってたな…

242くすぐり好きの名無しさん:2010/11/09(火) 17:50:47 ID:6x0HwjTYO
「きゃっ……きゃはははははは!!あーっはははははははははは!」

お腹の辺りをくすぐり虐めたせいか、もう腹筋に力を入れて笑いを堪える事も出来ないらしい。
ついに、西園さんはお腹以外の場所でも笑い声を上げ、滅多に見せる事のない笑顔を僕にさらけ出したのだ。

「きゃひぃぃぃぃぃ!!うははははっ!ひきゃああああああ!!」

既に彼女の目には涙が浮かび上がり、いつものほとんど無表情な西園さんは何処にもいない。
ギシッ、ギシッ、と非力なはずの彼女の両腕から、拘束具が強く引っ張られる音が聞こえる。

「くふふはぁぁ!!!やはははははは!!あははぁぁぁ!!」

もっと取り乱し、口を大きく開けたまま首を振り乱す西園さんの表情を見ていたかったが、それ以上にこれよりも上の刺激を加えたらどうなるのだろうと。
僕は器用に片方の手で腋の下のくすぐりながら、×字で拘束された彼女の背後へと回った。

「きゃはぁぁぁぁぁ!!なお、直枝さん!!せ、せめて………見える位置に!!見える位置にぃぃ!!」

僕の手や指を動かすのが見えないまま、くすぐられるのは相当キツイのかななどと呑気に聞き流しながら。
綺麗な素肌の腋の下の窪みを、僕はぐりぐりと妖しく掻き回した。

「はぁぁぁぁ!!あぁっ、く!!ひゃははははははははははははは!!」

彼女の笑い声が、一層大きく上がる。
慣れさせないように、僕は腋の下の窪みから少し下の部分、ほとんど肉がついてない場所を音をたて引っ掻く。

「あははははははははは!!くはぁぁぁぁ!!ひゃはははははは!!」

容赦のない腋の下責め。
これにはたまらず、腰、足、手、首となんとか動かせる箇所に力を入れながら、西園さんは笑い狂った。

「ぎゃひひひひひぃ!!あはひはは!!きゃあははははははははっ!!」

笑っている。
クラスでも、リトバスメンバー以外喋る事すらほとんどしない西園さんが。
昔カゲナシと呼ばれ、本当に感情があるのかと噂された事もある無表情な僕の彼女が。
肌の上を僕の指がはい回るだけで、どうしようもなく笑い声を上げる。

「きゃはぁぁひぃああああぁぁあぁっはははは!!くひゃぁぁぁぁはっははははは!」

そこにいたのはくすぐりによって翻弄される、誰も知らない一人の可愛らしい少女の姿だった。

243くすぐり好きの名無しさん:2010/11/09(火) 17:51:12 ID:6x0HwjTYO
「そうだ、西園さん。この機会に聞きたい事があるんだけど」

意地悪くそう言って、僕は次に、両手をちょうどクビレのある位置の脇腹にガシッと掴むような形で添えた。

「ひゃはぁぁ!!な、なんですかっ!ひゃぅ!!」

悶える彼女の脇腹を、僕は揉みほぐすようにして何度も刺激した。

「うひゃあああああああああああああああ!?」

耐え難い刺激に、彼女は身を震わす。
その表情は、くすぐったさでくしゃくしゃに歪んでるのが後ろからでもわかった。

「小柄な女の子ってさ。脇腹揉まれると、めちゃめちゃくすぐったいって話たまに聞くんだけど。あれって本当?」

「きゃふぅぅぅぅ!!どうして………くふっ!!どうしてそんな事、私に聞くんですかっ!」

「西園さんなら知ってるかなぁって」

「し、知りません!!そんな………そんな事っ!きゃははははは!!」

「えー。わかってるくせにぃ」

わざとらしく声の波長を、人の神経を逆なでするような声に変えながら、僕は脇腹を揉みつづける。

「ねえ、教えてよ西園さぁん」

―――モミモミモミモミ

「―――!」

激しくクビレの辺りを揉みほぐすと、彼女はその青のかかったショートの髪を振り乱し、声を荒げた。

「く………くすぐったいです!本当にっ、めちゃめちゃ!!す、少なくとも、私はぁぁぁぁぁぁ!!!」

彼女にしては珍しくちぐはぐな物言いで、笑いの衝動を抑えながら必至にそう答えたのが聞こえた。
言葉にせずとも、どれだけ西園さんの体に耐え難い刺激を送っているのかはよくわかる。

「あひゃあああああああ!!!うふふははひは!!!あー!はははははぁぁ!」

今日。
初めて彼女から口にした、『くすぐったい』という意思表現。
この瞬間。
僕は、とうとうあの西園さんさえも屈服させたという優越感に心が満たされていくのを感じた。

(……今ならなんでも口走ってくれそうだな)

今まで散々恥をかかされた彼女を屈服させ、精神的恥辱を与えられるこの好機を逃すわけにはいかない。
彼女の唯一の弱点………まあ筋力不足だとかBL好きだとか色々人としての欠点はあるのだが。
くすぐりという弱点を責めつづければ、きっと彼女はこれからの僕の言う事に一切反抗しなくなるだろう。
胸を躍らせながら、僕は両手を西園さんの体で轟かせた。

244くすぐり好きの名無しさん:2010/11/09(火) 17:51:40 ID:6x0HwjTYO
「じゃあさぁ。西園さんの1番くすぐり弱い場所ってここ?」

僕はがら空きの両脇腹を刺激しながら、尋ねるように口を開く。
また彼女の表情は、くしゃ、と歪んだ。

「ひぃぃぃぃぃぃ!!」

「そういえば、お腹もくすぐったがってたよね」

そう言い切った後、僕は力すら入らなくなった弱々しいお腹を、後ろから表面の皮膚を刺激するようにしてくすぐる。

「きゃふぅぅぅぅっ!」

「それとも、やっぱりここが一番弱い?」

そして最後に、無防備な腋の下の素肌を軽やかな手つきで刺激した。
腋の下の窪みからは汗が滲み、滑りやすくなっていた為、この刺激が1番彼女にとって伝わりやすいくすぐったさだったかもしれない。

「あっはははははぁぁぁぁぁぁ!!」

言葉を返す暇もないまま、彼女は自らに沸き上がる衝動に耐え切れず笑い狂う。
それでも、くすぐりから逃れたい気持ちだけは折れる事はなかった。

「ぜ………全部!全部、弱いです!!くすぐったいです!だから、だから………!」

顔を俯き、必至で言葉を捻り出そうと西園さんは努力を続ける。

「直枝、さん!せめて、せめて脇だけは止めて下さいぃぃぃぃぃ!!脇だけはっ、脇だけはぁぁぁ!!!」

言った。
彼女は理性を失う程の妖しい責めに耐えかねてか、自身のウィークポイントを、それはもう大声で実にわかりやすく僕に叫んでしまっていた。
彼女から明かした本人の弱点をこの僕が責めない訳がない。
こちょこちょ、と耳元で囁きながら、僕は決して自らの意思で閉じる事はないその両脇をくすぐり続けた。

「止めてぇぇ!!そ、そこは、ダメだと言ったばかりですっ!!な、なんで………なんで止めてくれないのですかぁぁぁ!!あきゃぁぁぁはははは!!」

自分が何を口走ってしまったのかすらわかっていないんだろう。
その、限りなく非力で小柄な体格で精一杯くすぐりから逃れようと、無謀な努力を続けているのが見てとれた。

こんな事をしても無駄だと、無意味だと。
彼女程頭の回転がいい人なら考えずともわかっているはずだろう。
それでも、あの西園さんですらくすぐりという魔力には到底勝つ事は出来なかったのだ。

今頃、くすぐったさの刺激の嵐に飲み込まれながら、自分のそのくすぐったがり屋という体質を悔やんでいるかもしれない。

245くすぐり好きの名無しさん:2010/11/09(火) 17:52:03 ID:6x0HwjTYO
「はぁぁぁぁぁぁ!!はぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

しかし、僕はいくら彼女が抵抗したとしても、こんな楽しい恥辱プレイを止めるつもりは毛頭ない。
何処からそんな力が出てくるのか、ガタン、ガタンと足元の手枷を引っ張るようにして強く揺らした。

「も………もう無理です!無理ぃ!!直枝さん!!お願いしますっ、止めて下さいぃぃぃ!!」

「へー、なんで?最初の方は、別にくすぐりなんて効かないって言ってたじゃん」

腕上げて3分の時とか、寝て5分の時とか。
と僕は付け足すようにして言葉を投げ掛ける。

「わ、わわ…………わかってるクセにぃ………!!」

「ゴメーン。僕、西園さん程頭良くないからわかんないや。で、なんで?」

彼女に最早、いつもの余裕や清楚さは見受けられない。
絶えず指を動かしながら、身もだえる彼女に激しい刺激を送り続けた。

「あひゃあああっ!……………り、理由は!……………ほ、本当は始めからくすぐったくて!!私が最初、あんなに自信を持っていたのはぁぁぁ!!!きゃははははは!!じ、自分がっ、ここまでくすぐったがりだとは思ってなかったから!!」

彼女のアンデンティティーとも言える敬語すら、危うくなりかけている言葉遣いと彼女自身のカミングアウトを耳にしながら、僕は脇の下の汗で滑りやすくなった部分を引っ掻いた。

「もうこれからは意地なんて張らないからぁぁ!貴方の言う事ならっ、なんでも聞きますからぁぁ!だ、だから………止めてぇぇぇ、理樹ぃぃぃ!」

彼女の精神が徐々に崩壊していくのがわかる。
行為の時にしか口にしない、僕の名前を叫びながら、西園さん、美魚はプライドを捨てるようにして必至に僕に助けを求めた。

「ダメだよ美魚。これは罰ゲームなんだから、最後までやり遂げないと」

「そ………そんなぁぁ!!く………くすぐり以外ならなんでもするから!なんでも理樹の言う事聞くから!!だから………止めてよぉぉぉぉ!!」

彼女は涙を流しながら、顔をこれ以上ないくらいに歪ませた。

知らない。
僕は、知らない。
たかだかくすぐりというものに笑い乱れ、目に涙を浮かべ、口からは涎を垂らし、顔を真っ赤にして叫ぶ自身の彼女を。

―――ここにいるのは、誰だ?

246くすぐり好きの名無しさん:2010/11/09(火) 17:52:24 ID:6x0HwjTYO
知りたい。
知ってみたい。
この張り付け台で成す統べもなく笑い狂う、一人の女子を素の顔を。

僕は、今日一番の手の指の動きで、最大限のくすぐったさを送り込むようこちょこちょ、と苦手と自負する脇をくすぐった。

「ぎぃ゛ぃ゛ぃ゛や゛っはははははははははははははははははははははぁぁ゛!!」

今日最も耐え難いであろうその刺激に、西園さんは恥も外聞も捨て、部屋全体が壊れてしまうのではないかと思う程の、いつもの彼女からは考えられない高い笑い声を上げた。

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!くすぐったいぃぃぃぃぃぃ!!!」

あれ程、くすぐりなんて大した事はないと言っていたはずの人間が、ここまで笑い乱れる事なんてあるのだろうか。
美魚は、何度も『くすぐったい』を連呼しながら、右往左往に体を動かし続けた。

「もうやだぁぁぁ!!!理樹ぃ゛ぃ゛ぃ゛!謝るから!!もう………意地なんて張らないし、BL関係の命令なんて一生しないからっ!!!と゛め゛でぇぇぇ!は゛や゛ぐぅぅぅぅ!!」

当然、そんな彼女の声は僕の耳には届かない。
なんせ今の僕は、それこそ一生見られない美魚のこの荒れ狂った姿に夢中なのだから。

「もうだめぇぇ!!死んじゃう、死んじゃうぅぅぅ!!」

「美鳥………美鳥!!今だけでいいから!!出てきてよぉぉぉぉ!」

とうとう自身が解決したはずのトラウマにまで助けを求めるようになったらしい。
当然そんな事で美鳥さんが出てくるとは到底思えないし、というかあれは恭介が創った『世界』だったから出来た事だ。
美魚も、なりきれるものなら今すぐにでも美鳥さんになりきりたかったろう。

「苦しいぃぃぃぃ!!許してよぉぉぉぉ!!ダメ、止めてぇぇぇぇっ!!」

「い、息………息出来ないぃぃぃぃ!!ぼんどう゛にっ!!死ぬ゛ってぇぇぇぇぇ!!!」

「ダメダメダメっ!!ダメ゛でず!!狂っちゃうぅぅぅ!!」

十指を、美魚の素肌の脇の上に躍らせる。
ただ、それだけ。
それだけなのに、なぜ彼女はこんなにも笑い苦しみ、悲鳴にも似た声を上げ、文字通り死んでしまいそうな表情で、拘束を解こうと手枷を強く引っ張っているんだろう。

「ぎひぃぃぃぃぃぃ!!あひゃ!!ぎゃはっはははっはははぁぁぁ!!」

体力のない彼女が、いつまでこうして無駄な努力を続けるんだろうと。
僕は無情にもそんな事を考えていた。

247くすぐり好きの名無しさん:2010/11/09(火) 17:52:49 ID:6x0HwjTYO
「ぐひゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!あっはははははははぁぁぁぁっ!!!」

次第に、更に美魚の動きは激しさを増していく。
最初こそ、くすぐりに耐えていたとはいえ、元々はかなり敏感な体質なのだ。
とっくに、限界という限界は彼女の中で何度も通り越していることだろう。

(………そろそろ、楽にしてあげよっか)

僕自身この状況をかなり楽しんでいるとはいえ、これ以上彼女が苦しむのは見るに堪えない。

僕は一瞬、美魚へのくすぐりを止め、ポケットに入っていた、ボトルの中身のある『液体』を自分の手に取った。

「あひゃあああっ!…………あ、あ?」

彼女は、何の前触れもなく収まった刺激の嵐に若干の違和感を表情に浮かべる。
疲れきったその体を癒すように乱れた息を吐きながらぐったりと視線を落とした。

もう、終わったんだ―――

そう口元を揺らしたように見えなくもない、安堵の色を醸し出す美魚は、一つ、大きな息を吐いた。

「まだだよ」

僅かに息を漏らした美魚の隙をつく。
僕は手にとっていたその液体を彼女の体、主に脇全般に塗り付けた。

「きゃはははははっ!?」

彼女の体は、ビクン、と縦に跳ね上がった。

「理………樹!!ま、まさかこれは………!!」

「ん、ローションだよ。もしかして、終わりかと思った?」

ぬりぬり、と液体を塗り付ける。
塗られた部分には、若干の光沢が見られていた。

「ぅぅくくく!!こ、こんなもの、一体どこから………!」

「恭介が教えてくれたんだ。ゴムだけ日常的に常備してるような志の低さじゃ、決してエロの極地には辿り着けないってね」

「貴方のその変態は恭介さん譲りですか!!」

込み上げる笑いを押し殺して、彼女は僕にそう言ってのけた。
流石ドン〇ホーテ。
殿堂入りしてるのは安さだけじゃなかった事を証明した瞬間だった。

248くすぐり好きの名無しさん:2010/11/09(火) 17:55:18 ID:6x0HwjTYO
「これ。やられた事ないからわかんないけど、目茶苦茶くすぐったいらしいね」

「はひひひはは!!くはぅぅぅ!」

「美魚、これでくすぐったら本当に死んじゃうかもなぁ」

「わ、わかってるなら!!止めてよぉぉぉ!!」

「悪いんだけど、僕、やってみたかった事があるんだ」

ニマッ、と。
美魚には決して見える事のない、どこかのリーダー譲りのような笑みを浮かべた。

「死ぬ程くすぐられたら、美魚、どうなっちゃうのかなって」

「ふ、ふ、ふ、ふざけないで下さい!!そ、そんなの………そんなの………!取るに足らない、くだらない事です!!」

「どんなにくだらない事でもね。それをありえないぐらいバカバカしくて、笑っちゃうぐらい楽しい事に変えちゃう人を、僕は知ってるよ?」

普段の彼女に今の言葉を聞かせたら、きっと喜んでいたろうなと心にそっと呼び掛ける。

でも、これは嘘じゃない。
僕が本当の意味でずっと憧れ続けて。
それこそ昔から。
大好きだった、僕の兄貴分。

「行くよ、美魚」

あらかた重要な部分にローションを塗り付けた僕は、高らかに宣言するようにして。
強張らせた美魚の後ろで、虚空に声を投げ掛けた。

「ミッション、スタート」

ギシィィィ!と、×字の拘束具が生々しい音をたてた。

「ひぃぃぃぃぃやああああああああああああああああっ!!!」

感度を増した彼女の小さな体。
その辺の電柱を遥かに越えるぐらいの、何万ボルトというくすぐったさという高圧電力が美魚を襲った。

「あぎゃあああああああああああああああああ!!ら゛め゛ら゛っれ゛ぇぇぇぇ!」

滑りのよくなった脇腹。
そこに指を滑らすように皮膚を刺激する。

「ひゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あっ!!」

くすぐられ過ぎて、脇の下からもローションに負けないぐらいの大量の汗が流れ出ている。
そこをこちょこちょすると、まるでだだをこねる子供のように体を震わせた。

「いやああああああああああああ!!!ダメっ、ダメダメダメダメダメダメダメダメぇ゛゛゛!!!もうっ!ごちょごちょしないでぇぇぇ!!」

249くすぐり好きの名無しさん:2010/11/09(火) 17:55:47 ID:6x0HwjTYO
敏感な肌に加わった、ローションという最強の武器。

既に、早くも美魚は意識が飛ばし飛ばし消えかけているようで、本当の意味での、真の限界を迎え始めていた。

「無理ぃぃぃぃ!!もう、無理ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

「死ぬがら゛!!私もう、死ぬがら゛ぁぁぁぁ!!!」

この長時間、くすぐられていたせいで、もう彼女にはいつもの真面目でおしとやかな雰囲気はどこにもない。
この刺激に対抗する耐性も、0を超えてマイナスにまでいってるんじゃないか、と思わせる程の乱れっぷりだった。

「死ぬぅぅぅぅぅ!!!本当に゛っ!!死んじゃうぅぅぅぅぅ!!!」



とどめだ、と僕は彼女の最弱とされる急所、脇の下の窪みを激しくくすぐり回した。

「あ゛ーーーーーーーーー!!」

今日最大の高い声を上げ、美魚は笑い狂い、のたうちまわった。
そして、瞳孔を開く勢いでカッ、と両目を強くあけ。

この日最後の。
貴重な笑い声を、彼女は力の限り発した。


「きゃはははははははははははははははははははははははははははははははははぁぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!」

次の瞬間。

がく、と彼女の体から力がするすると抜けていった。
ぐったりとしたまま、彼女は頬を染め、涎が垂れている情けない状態で意識を失った。

「…………」

終わったか、と僕は×字の拘束具の前へと身を乗り出す。

「………今日、やっと美魚の気持ちが少し理解出来た気がするよ」

ふぅ、と一息ついて。
初めて見た、これ以上ないくらいの彼女の乱れきった後に視線を寄せながら、独り言のように一言呟いた。

「確かに、攻守逆転もアリだね」

こりゃ、まだ当分は別れそうにないかなと、僕は鼻を鳴らした。

250くすぐり好きの名無しさん:2010/11/09(火) 17:56:46 ID:6x0HwjTYO


翌日。

朝、ちらほらとクラスの生徒が廊下で会話を交わしている中。

私は一人怪訝な表情を浮かべて、自身へのクラスへと歩を進めた。

(……筋肉痛、でしょうか。まだ体中がギシギシしてます。喉も痛い………)

足取りの重さや、体の異常な怠さを感じながら、未だおぼついていない歩調でコツコツ、と音をたてる。

(私とした事が………あ、あんな事で………)

かぁ、と頬が朱色に染まる。
もう、あんなプレイなんてするもんか、と決して豊かではないその胸に強く刻み込んだ。

しばらく歩いているうちに、私は教室の前に辿り着く。
一息ついた後。
そのまま空いた右手を、クラスのドアへと伸ばした。

―――ビクゥゥッ!

「!?」

瞬間。
神経に訴えるような、鋭い感覚が私を襲った。

(せ………静電気でしょうか。ビックリしまし………)

―――ビクッ!

「!」

違う、と私はこの異変が、静電気なんていう可愛い代物ではないことを悟った。

(ま………まさか………)

信じたくもない、一抹の不安を抱きながら、私は今度はそっと右手を、脇から肘を離さないようゆっくりと上げた。

すると。

「ヤッホー!!美魚ちん元気ー!?」

突如現れた、ある意味最も今会いたくないトラブルメーカーに、空いた私の右脇腹をちょんと人差し指で突かれた。

「ひゃわああああ!?」

予想だにしてなかった、もう二度と味わいたくないと思っていた刺激に、私はみっともなく声を上げる。
同時に、ガタンと左手に抱えていた日傘が廊下に転がった。

キョトンとした表情で、葉留佳さんだけではなく、クラス中の数人の生徒が私へと視線を移した。

「へ?え、えーと…………わ、私的には、ただの朝の軽いスキンシップをですネ………」

わかっている。
今のは、葉留佳さんが悪いんじゃない。

悪いのは、昨日散々私を虐めてくれた、女顔の私の彼氏。

「こ、こんなの………!」

キッ、と鋭い視線を、何故か私は目の前の葉留佳さんへと送った。

「美しくないですっ!」






それから数週間程。

西園さんが人混みを嫌い、しばらく体を合わせてくれなかったのは、また別の話。

理由こそ教えてくれないけど………まだ怒ってるのかなぁ。

251くすぐり好きの名無しさん:2010/11/09(火) 18:06:02 ID:6x0HwjTYO
これで完結です。
なんか、中途半端な作品になっちゃいました。
小説ってイメージしてた時は、イケる!、って思ってたのに、文章にしてみたら「そうでもなかった」って思う事が多々ある気がするのは俺だけでしょうか。
ちなみにカップリングは、(重要→)馬鹿理樹×美魚でした。
素で書くとどうしても下に走るなぁ………後悔もしてます。反省もしてます。
リクしてくれた人本当にごめんなさいm(_ _)m
これからは文章力つけるぞ!

次回は未定です。
最近休みがなくて………
最後に、ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。

252スーパーくすぐり好き:2010/11/09(火) 18:09:00 ID:ksl7Neyk0
最高です!
小説で書いてください。

253スーパーくすぐり好き:2010/11/09(火) 18:23:48 ID:ksl7Neyk0
じゃあ僕も少しだけ書いてみます。

254スーパーくすぐり好き:2010/11/09(火) 18:24:28 ID:ksl7Neyk0
中学時代…

255くすぐり好きの名無しさん:2010/11/09(火) 20:20:17 ID:T30lRdWk0
>ID:6x0HwjTYO
マジであんた天才だわ

256くすぐり好きの名無しさん:2010/11/09(火) 21:46:16 ID:W3274wfU0
できればクドの小説も書いてほしいです。
自分で書きたいけど才能がないのだよ(^_^;)

257くすぐり好きの名無しさん:2010/11/10(水) 09:52:17 ID:e9RAYwPQ0
>>251
読ませていただきました。最高ッすね、もう!
ところで…厚かましいお願いですが、次回作は姉御か風紀委員長をお願いします。

258くすぐり好きの名無しさん:2010/11/10(水) 10:47:02 ID:Sm9UNl0EO
なんだこのリク厨ども

259くすぐり好きの名無しさん:2010/11/13(土) 14:54:37 ID:N2uHonUA0
まあまあ>>208>>209で応募してるからいいんじゃないですか?
というわけで僕は朱鷺戸 沙耶か風紀委員長でお願いします。

260くすぐり好きの名無しさん:2010/11/13(土) 19:11:53 ID:096VcUGkO
作者です。コメント、読ませて頂きました。
次回作に期待して下さるのは嬉しいのですが、
>>251
で述べたように、今月に入ってから作者の休みがバイトやら資格取得の勉強やらで急激に減ってしまいました。ちなみに作者はまだ大学生です。
なので、次回作を書き上げられるのは当分先の事になるかと思います。
一つ確実に言えるのは、今年中に小説を書き上げるのは時間の余裕的に無理かと。
ここまでリクする人が多いとは思わなかったので申し訳ないです。
というか、リク自体もう終わったものだと思ってたw俺が言い出したのにねw

もう一度言います。次回作は「未定」です。

いつ休みが取れるかもメドがたってません。
どのキャラを書くかも、作者のその時のモチベーション次第です。

俺だって好きな時に好きなキャラ書きたry

「リク必要ねえじゃん!」と今怒りをあらわにしてる人、そんな事はありません。最初の募集でもう方針は固まりましたので。

残念ながら作者はかなりの自己中野郎です。
ここ数日でリクを下さった方、リク通りに作者が書く保証はありませんので御了承下さい。
俺、典型的なB型なんでね。
おそらくこの日本に、俺に「自己中」で勝てる人間はいないでしょう。
誰にも負けない絶対的な自信があります。
「お前物書きに向いてないだろw」と思った方、その通りです。

小説と同じく、ダラダラと長い文章を書いてしまいましたが、期待に添えずすいません。

しばらく執筆活動から遠ざかりますが、俺なんかより遥かに良い、素晴らしい書き手の方々がこのサイトには沢山いらっしゃいます。御安心下さい。

強いて次回作の目標を挙げるとすれば………早くて1月ぐらいで、最大………下手をすれば半年ぐらいでしょうか。
申し訳ありませんが、今後のリクは完全に打ち切ります。
ぶっちゃけそんなに書けん←

生意気な文章でしたが、これで最後とさせて頂きます。
沢山のリクエスト、ありがとうございました。

261くすぐり好きの名無しさん:2010/11/13(土) 22:11:16 ID:ao7/TAQAO
西園さんの小説を希望したものです!
見た次の瞬間に光速で保存したよ!

また戻って来られる事を祈ってます。
試験にバイト、頑張ってくださいね!

262くすぐり好きの名無しさん:2010/11/17(水) 18:55:45 ID:Vsv/NNAw0
執筆活動(笑)

263くすぐり好きの名無しさん:2010/11/17(水) 20:58:45 ID:fPBYiKq.0
めんどくっせ

264くすぐり好きの名無しさん:2010/11/20(土) 19:52:05 ID:ln.YUumk0
西園さん編すごくよかったんだけど「くすぐりプレイ」なのに西園さんが
本気で苦しんで、理樹が一方的に楽しんでるだけなのはちょっとかわいそうかなと

死にそうなほどくすぐったいのに感じてしまうとかそんな方がいいなーと思う
あと理樹くん足の裏は見逃してあげたんだね

265くすぐり好きの名無しさん:2011/01/09(日) 00:00:53 ID:MdzN4mXc0
小説スレで書いてみると言ったマリューの話ができたので投下。

ラクスやマリューが住んでいるアスハ家の別宅に泊まりに来たメイリン。話に花を咲かせているうちに
いい時間になったので、三人で入浴することになった。この家の風呂は広く、三人一緒に入ることも簡単
にできるのである。

「そういえばメイリンさんはまだマリューさんの秘密を知らないのでしたね」
「秘密、ですか?」

突然のラクスの言葉にメイリンは少し驚いた様子を見せる。マリューはこれから自分がされることを察し
たのか、体を強張らせる。

「ええ、今からお教えしますね。マリューさん、失礼しますわ」

ラクスはマリューの背後に回る。そのままマリューに密着し、耳元に唇を寄せ、囁く。

「こちょこちょこちょこちょ…」
「ラ、ラクスさんっ…くぅぅ…ふぅぅ…!」

ラクスは耳元でこちょこちょと囁いただけであり、まだ直接くすぐっていないのにマリューは身悶えして
しまう。それを見てメイリンの顔にさらに驚きの表情が浮かぶ。

「あれ…?マリューさん、まだくすぐられてないのに…」
「ふふ、マリューさんはとってもくすぐりに弱いんですのよ。前の戦争が始まる前は毎日のように子供
たちにくすぐられてましたから。わたくしもよくくすぐらせていただきましたわ」

嬉しそうに笑みを浮かべながらラクスは語る。時々こちょこちょと囁いてマリューを悶えさせることは
決して忘れず、メイリンに思い出を話していく。

「あら、ちょっと話し過ぎてしまいましたわね。そろそろ体を洗いましょうか。マリューさん、お背中を
流しますわね」
「そ、そんな…いいから…」
「遠慮なさらないでください。さあ、参りましょう」

湯船から出て、三人は体を洗う準備をする。ラクスの指示でメイリンはマリューの前に陣取る。
ラクス本人は先ほどと同じように後ろから密着するような体勢を取る。

「メイリンさん、さっきのようにやってみてくださいな。」
「え?は、はいっ」

いきなりラクスから話を振られ、一瞬返答に詰まるが、何のことかすぐに理解したメイリンは両手の指を
わきわきと動かしながらマリューに近付けていく。見せつけるように指を動かしながら囁く。

266くすぐり好きの名無しさん:2011/01/09(日) 00:01:26 ID:MdzN4mXc0
「こちょこちょこちょこちょ」
「くぅぅぅっ…ふぅぅぅ…メ、メイリン…さんっ…んくぅぅ…」
「こちょこちょこちょこちょこちょ」
「や、やめ…ふくくくっ…」

メイリンの指が体に触れてもいないのに、マリューは今にも笑い出しそうなくらいに悶える。体も震え、
それに釣られて見事な巨乳がぷるぷると揺れ動く。

「あははっ、すごくくすぐったさそう。胸も揺れてる…」
「お胸が大きくて羨ましいですわ。ではわたくしも…こちょこちょこちょ」
「くふぅぅぅ…ふ、二人ともぉ…んんっ、ふぅぅん…」

こちょこちょと囁かれているだけなのに体をピクピクと震わせるマリュー。ラクスとメイリンは楽しげ
に囁き続けている。
数分後、二人でこちょこちょと囁き続けられたマリューは、それだけで疲労した様子を見せていた。

「では、そろそろ体を洗いましょうね。メイリンさんもお願いします」
「はい!」

二人がボディソープをつけた手でマリューの体に触れる。ラクスは背中を、メイリンは腹を両手で優しく
撫でるようにする。

「きひひっ…っく、ふくぅぅ…や、やめっ…んくくくっ…ふぅぅっ…」

マリューは歯を食いしばって体を駆け巡る感覚に耐えようとする。こちょこちょと囁かれるだけでくすぐ
ったさを感じてしまう彼女にとって、くすぐるように体に触れられるのはとても堪らないのである。
笑い声を出さないように必死に耐えようとするものの、声はどうしても洩れてしまう。堪らなく感じている
ことがラクスとメイリンには手に取るように分かった。

「ふふ、背中とお腹だけでそんなにされてはこれから大変ですわよ」
「まだちょっとお腹触っただけなのに、マリューさん反応しすぎですよ」
「そ、そんなこと…言われたって…ふっく…ぅぅ…」

ラクスとメイリンはボディソープを塗り広げるように背中と腹に指を滑らせていく。それによって滑りがよく
なり、マリューが感じるくすぐったさは少しずつ増していく。指を滑らせる速度を少しずつ変えることで、
微妙に違うくすぐったさをマリューに与えていった。

267くすぐり好きの名無しさん:2011/01/09(日) 00:01:55 ID:MdzN4mXc0
「メイリンさん、今度は太股をくすぐってあげてくださいな」
「あ、わかりましたラクスさん」

ラクスの指示に従い、メイリンはマリューの太股に手を伸ばす。ボディソープを緩やかに塗り、十分に伸ばし
たところで責めに入る。

「いきますよ〜、こちょこちょこちょ」
「うっくくくく…くふふふふぅぅ〜!」

メイリンの十本の指が一気に動き出すとマリューは思わず大きく反応してしまう。腹に対してはくすぐると
いうより指で撫でる感じであったが、今度はまさにくすぐりといえるような指の動きであった。

「ふぅ…ふぅ…くぅぅん…」
「マリューさん、わたくしはこちらをいきますわね。こちょこちょこちょこちょ」

ラクスの手がマリューの脇を通って胸へと伸びる。非常に大きなその乳房を揉むのではなく、くすぐり出す。

「くひぃっ…!ふぅぅ…くぅぅ…そ、そこはっ…んくぅぅぅっ…」
「相変わらず本当に大きなお胸ですわね。この大きなお胸をたっぷりくすぐってさしあげます」
「んふぅぅぅ…や、やめてぇ…うきひひっ…」

ラクスの指はマリューの胸に触れるか触れないかの位置で、胸全体をくすぐり回す。マリューが堪らず身を
よじればその巨乳は揺れて責めから逃げようとするが、ラクスは決してそれを逃がさず絶妙な位置を保ち
ながらマリューの胸を追いくすぐり責めを加える。時々揉んだり撫でたりしてボディソープを塗り込んで
滑りをよくしながら、巨乳を責め続けていく。

「太股もすごいですよ。太めで柔らかくて、いつまでもくすぐってたいくらいです」
「子供たちもよく太股をくすぐってましたわ。たっぷりくすぐられたのに、未だに慣れずに新鮮な反応を
してくれて…嬉しいですわマリューさん」
「そんなふうに言われても…嬉しくないわ…くふっ、うくぅぅ…」

メイリンもマリューの太股が気に入ったのか、くすぐり方がどんどん執拗なものになっていく。十本の指が
より細かく丁寧に動くようになり、多彩な速度でいやらしく責めを与える。足をバタつかせて抵抗したいの
だが、胸も一緒にくすぐられているため二箇所から起こるくすぐったさにうまく抵抗ができない。

「もっともっとくすぐりますねマリューさん」
「メイリンさん、どんどんいきましょう。こちょこちょこちょこちょ」
「あ、私も…こちょこちょこちょこちょ」

268くすぐり好きの名無しさん:2011/01/09(日) 00:02:14 ID:MdzN4mXc0
二人が囁くと共に動きを少しずつ激しくする。テンポが上がった責めに、マリューはさらに堪らなくなりより
激しい反応を見せてしまう。

「くふふふふっ…んふ〜っふふふふふふっ…!」
「マリューさんの胸の揺れ、前から見るとすごい…。そんなに激しく動いてるわけじゃないのに、上下左右に
ゆさゆさ動いてます…」
「すごいでしょう?これがマリューさんのお胸ですわ。他の方ではこんな迫力は出ませんわよ。今はお胸をく
すぐっているだけですからこんなものですけど、腋を激しくくすぐってあげるともっと揺れ動きますわ」
「そ、そんなにすごいんですか?」
「アークエンジェルにいた時に何度かやりましたけど、それはもうすごかったですわ。目の前で見たときなんて
こんなに揺れ動くものなのかと感心したくらいですもの」
「そ、そうなんですか…見てみたいです」

メイリンが素直に思ったことを言うと、ラクスは待ってましたと言わんばかりの表情を見せる。

「では、お見せしましょうか。マリューさん、両手を上げてください」
「くぅぅ…ふぅぅ…」

ラクスがマリューに言うが、二人ともくすぐりを続けたままのためマリューは思うように動けない。

「聞こえなかったのですか?両手を上げなさい、マリュー・ラミアス」
「は、はい…」

ラクスが少し強めに言うとようやくマリューは言う通りに両手を上げる。ラクスはもう一度手にボディソープ
をつけてマリューの脇腹、腋の下に塗っていく。

「くふぅぅぅん…ぅぅ…んふふふ…」
「それでは、いきますわよ。こちょこちょこちょこちょこちょこちょ」

ボディソープを塗り終えたラクスがマリューの脇腹をくすぐり始める。十本の指を素早く動かし、一気に責め
たてるようにくすぐる。

「くくく…くっふはははははははははっはっははははははははっ!や、やめ…だめぇぇぇぇっ!」

激しく脇腹をくすぐられるのが堪らないのか、マリューは必死に体をよじる。それに伴って今まで以上に彼女
の胸は激しく揺れ動く。

「す、すごい…胸ってこんなに揺れるんですね…お姉ちゃんじゃこんなに揺れ動かないです」

269くすぐり好きの名無しさん:2011/01/09(日) 00:02:37 ID:MdzN4mXc0
「メイリンさん、手が止まってますわよ。太股ももっとくすぐってあげてください」
「は、はいラクスさん。こちょこちょこちょこちょ」
「あっははははっははっははははっはははは!やめて…やめて〜!くすぐったい、くすぐったいの〜!」

ボディソープで滑りがよくなった脇腹はラクスのくすぐりに特に激しく反応する。さらにラクスの指先は脇腹
を少しずつ上っていき、腋の下に辿り着くとそこも激しくかき回すようにくすぐる。

「んぎ〜っひひひひひっひひひひひひっひひっひっひひひひひひ!わ、腋の下だめぇぇぇっ!や、やめっ…
やめてっ、やめてぇぇぇっ!んぎひひははははっはっはっはははははははははは!」

腋の下をくすぐるとマリューの動きはさらに激しくなる。体を必死に揺すり胸を揺らすその姿は目の前にいる
メイリンを激しく興奮させ、背後からそれを見ているラクスを満足させるものだった。

「素敵な反応ですわ、マリューさん。ここをこうやってかき回すようにされるのが、マリューさんは一番好き
でしたわよね。脇腹と併せてたっぷり責めてあげますわ」
「太股もまだまだいっぱいくすぐりますからね。こちょこちょこちょこちょ」
「ふぎひひひひひひっひひひっひははははははははっはっはっはっははははははははははははっ!」

ラクスの指は腋の下と脇腹を何度もゆっくり往復するように動き、メイリンの指は太股のあらゆる箇所を不規則
にくすぐり続ける。計二十本の指は徐々に速度を上げながらマリューを責めたてていく。

「んぎゃははははははっははっはっはははははははははっ!やめてっ…だめっ…んっくふふふふふふふふふふ!
ふぎ〜っひひひひっひっひひひひひひひっひっひ!脇腹と…腋の下…きつすぎるのぉぉぉっ!」
「ここを責められるのが大好きなマリューさんのために、しばらくの間、ここをくすぐり続けてあげますわね。
ほーら、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ」
「マリューさんの胸が揺れるところ、もっと見たいです。こちょこちょこちょこちょ」
「ぎゃっははっははははっはっははははっはっはははははは!も、もう許して…許してぇぇぇぇっ!」


この状態での責めが三十分以上続き、終わる頃にはマリューはぐったりとした様子だった。だがそれで終わった
わけではなく、体を洗い終えた後湯船に入り、そこでもう一度くすぐり責めが行われることになる。
こちょこちょと二人に囁かれながら湯船の中で全身をくすぐられ続け、それによってメイリンはマリューがどこ
をどうくすぐられるのに弱いか、ほぼ完全に把握することになる。
入浴が終わっても、まだ夜は長い。この後マリューがどうなるかはラクスとメイリン次第である…。

270くすぐり好きの名無しさん:2011/01/09(日) 00:03:35 ID:MdzN4mXc0
以上です。版権ものだったので、こっちのスレに投下しました。

271くすぐり好きの名無しさん:2011/01/09(日) 01:15:47 ID:I.h3n9gQO
ラクス怖すぎワロスww
それでも守りたい乙があるんだっ!

272くすぐり好きの名無しさん:2011/01/10(月) 20:12:48 ID:Md8Fb/1Y0
原作知らんけど逆らえない感じよかったGJ

273名無し:2011/02/01(火) 02:39:33 ID:vAwRtvOoO
GJ作品!

個人的にはラクスとメイリンは大好きです。他にもルナマリアやミーア、ステラなどを加えてもっと過激にしていただきたいです

神作品乙!!!

274名無し:2011/03/06(日) 00:29:08 ID:.q989YyEO
ルナマリアがラクスにこちょこちょされる小説希望〜

275くすぐり好きの名無しさん:2011/03/06(日) 01:12:24 ID:.7W12KJYO
>>274
クレクレ乙・・・と思ったが過疎だしネタが俺好みだしまあいいか(キリッ
でもその二人あんま絡みねーんだよなぁ

276くすぐり好きの名無しさん:2011/03/22(火) 19:34:54 ID:uTHaAx0U0
この掲示板の、おそらく消えてしまったスレにあったBLEACHの井上織姫のくすぐり小説持ってる人いませんか?
マユリが責めでした。

277くすぐり好きの名無しさん:2011/03/22(火) 21:18:36 ID:rj7ciQ.k0
過去ログ倉庫調べてから書き込んだ?

278くすぐり好きの名無しさん:2011/03/22(火) 21:37:47 ID:6Obm/41s0
過去ログ倉庫から見れるよ

279くすぐり好きの名無しさん:2011/03/23(水) 17:09:34 ID:k9/sLIT60
過去ログ倉庫って保管庫のことだと漠然と思ってました。
管理人さんいれといてけれー!

280くすぐり好きの名無しさん:2011/03/23(水) 17:12:22 ID:k9/sLIT60
教えてくれた方ありがとうございました!

281くすぐり好きの名無しさん:2011/03/23(水) 17:26:36 ID:q2YEr0uI0
wikiは自分で入れるもんだよ

282くすぐり好きの名無しさん:2011/03/24(木) 12:07:29 ID:1eRlFfbEO
過去ログ倉庫
はどこにありますか?
よく見たのですが、見当たらなくて。
教えてください。

283くすぐり好きの名無しさん:2011/03/24(木) 12:49:07 ID:K8V6Gsug0
気合で探しなされ

284くすぐり好きの名無しさん:2011/03/24(木) 15:40:16 ID:DJkb1E0s0
>>281
書き手がwiki掲示板に報告する必要があるみたいだよ。
というか自分で勝手に入れるのは技術的にできなくない?

>>282
スレ一覧の一番下だよ

285くすぐり好きの名無しさん:2011/03/28(月) 06:00:15 ID:jycVvIaI0
 投稿させていただきます。一応「アルプスの少女ハイジ」のパロディになってます。
しょうもない作品ですがお楽しみいただけると光栄です。


アルプスのくすぐり山羊ユキ  kiki作

1.

 シャンパーニュ気候のさわやかな陽ざしの中、ハイジとの交流を元に、今や
クララを完全に歩ける体にしたアルムの大自然は今日も変わることなく
ハイジを虜にしていた。
  
 ハイジは10歳になり、約束通り春に再びアルムを訪れたクララ。 ではあったが
その後の三ヶ月をゆうに超える山の生活は、暑い季節のせいもあってか、
彼女を少々、疲労気味に陥らせていた。

 それが理由で予定より少し早くフランクフルトに帰っていったクララではあったものの、
毎週手紙を書いてよこすのでハイジも元気さを害うことなく満足気に日々を過ごしていた。

 そんな8月の半ば頃のある日、いつものようにペーターと山羊たちを連れて
山の牧場へ来たハイジは、二匹の“ユキちゃん”(親子共々同名)我が家のチーと
思いっきり戯れたあと、同じくいつものようにペーターと二人で気持ち良く昼寝をしていた。

 まだ遊び足りなかった親子のユキは、自然に横たわっているハイジに近づいていき、
彼女の小さな足元へ来ると、かすかに匂うチーズとバルサミコ酢を合えたような
酸っぱい香りのする足裏を嗅いでやや興奮状態になった。

 動物的が故に当然ながらその数秒後、フランスにある拷問の如く、二匹のユキは
ハイジの両足の裏を舐め始めた。そこがハイジの性感帯であるとも知らずに…。

 ハイジがいつも“おハネちゃん”でいられるのは、毎日絶え間なく大地から
性感帯である足の裏を刺激されているからに他ならないのであろう。

 「ウワーッ! フフフフクククハハハハハ! ちょっと、やめてユキちゃん、そこは! 」

286くすぐり好きの名無しさん:2011/03/28(月) 06:01:16 ID:jycVvIaI0
2.

 ハイジが汗っかきのおかげもあって、塩分に事欠くこともなくユキ親子は酸っぱい匂いに
興奮冴えわたらせ、その足を掃除しまくった。

 二匹の山羊は、匂いのキツい足指付け根の周辺をジワジワと攻めていった。

 ペクペクペクヌベヌベムジュムジュグリュグリュグリュコチョコチョコチョ…。

 「ヒャーンハハハハーン! ウフフファクククフヒャハハハハハハハ、
ウーッフハァハァハァ、ダメーッもう勘弁してーっ! クククゥーッヒヒヒャハァーッ
フフハハハハッハァーッハァハァハァ… 」

 こうして二匹のユキは楽しそうにハイジの足汗、垢、角質を思う存分、堪能した。

 この大騒ぎに、さっきから目を覚ましていたペーターだったが、しばらくして、
思わせぶりで少々不気味な笑みを浮かべ、悶絶した後の、顔を真っ赤に赤らめて
ハァハァ息を切らしているハイジに近づいた。

 口の下によだれが垂れたハイジの可愛い顔の上に自分の顔を寄せると、
ペーターは嬉しそうに言った。

 「ねえ、ハイジ、僕だって実は前からハイジにやってみたいことがあるんだ! 」

 「えっ! 何よ? 」

 次の瞬間、サッとペーターの両手がハイジの両脇の下に延び、感じやすいところを
汗が染みたブラウスの上から正真正銘の“くすぐり責め”が始まった。

 「イヤーッハハハハハハハッキャーフフフホホヒヒハハハハ! 
いやっ! 何なのペーターまで、くすぐったい、くすぐったーい! やめてお願ーい、
苦しいーっアーッハハハハハ! 」

 ペーターの指戯は意外に巧みで、初めてながらそのくすぐりテクニックは
天才的であり、ハイジの苦悶も次第に淡く高揚感をはらんだ快感へと変わっていった。

287くすぐり好きの名無しさん:2011/03/28(月) 06:02:44 ID:jycVvIaI0
3.

 「ウワーンッヒョフフファーッハハハハハッ! もうダメ! 
お願いだからもう許してっアーンウァーッハァハァハァフフフハハハッアハーッ
ウーックククッアフッハァハァハァ! 」

 その数十秒後、ハイジの悶絶時間はようやく終わりを告げた。
 
 しばらく苦しそうに息を切らしながら呼吸を整えているハイジに、

 「ごめんよ、ハイジ。でも僕、ユキがハイジの足を舐めくすぐってるの見てると
どうしても自分の気持ちを抑え切れなかったんだ」

 今では心から詫びているペーターに、意外にもハイジは、

 「あら、いいのよペーター。最初はものすごく苦しかったけど、その後
そのくすぐったいのが、すごく気持ちよかったから」

 そしていつもの可愛い笑顔で、
 
 「ねえペーター、明日もやってくれる? 明日もその次の日も毎日山に来る度ずーっと! 」

 その言葉に、喜びに満ちた表情を浮かべたペーターは嬉しさも頂点に達したように

 「いいよ、喜んでやったげるよ! ユキもよろしくな! 」

 「メェーーーッ」

 「今度はユキちゃんが脇の下で、ペーターが足の裏をくすぐって。
毎日変わり番こがいいな、足の裏は片方ずつ順でお願いね! 」

 今や至福の時が毎日待っている歓喜の希望を確実に得たペーターは、

 「分かったよ、約束するよ。何なら指きりげんまんするかい? 」

 そして二人は、クララやそのおばあさまとやったように指切りげんまんの誓いをした。
二人の明日に、いずれ生涯の伴侶となる将来を神から確実に約束されていることは
言うまでもない。この“くすぐり愛”というマニアックな性癖も含めて…。

                                  完

288くすぐり好きの名無しさん:2011/03/28(月) 11:39:41 ID:zc2ei/ms0
廃児とは斬新な・・。gj

289くすぐり好きの名無しさん:2011/03/28(月) 23:45:44 ID:xbj4Oo.AO
なんでハイジなんだよ・・・ふぅ・・・

290くすぐり好きの名無しさん:2011/06/14(火) 00:34:44 ID:A8RqmzqcO
グレンラガンのヨーコで書いてほしいです。あの多露出服でくすぐられたらたまらないでしょうね

責め手候補は
ニア、キヨウ、キヤル、キノン、アディーネetc

291くすぐり好きの名無しさん:2011/07/25(月) 01:55:09 ID:qQihPQKQ0
質問があるんだけど、ポケスぺのサファイアってくすぐられたらどんな笑い方すると思う?
そこで詰まってて先に進めないんだ

292くすぐり好きの名無しさん:2011/08/16(火) 23:59:29 ID:We1B.w66O
フギャハハハハハハハハとかかねえ……
と言うかルナマリアとラクスの話書くって言ってた人ドコー?
後亀どころか化石レスだけどマリューが子供達に擽られるとかkwsk

293くすぐり好きの名無しさん:2011/08/17(水) 09:50:38 ID:kSjhUEngO
>>292さんありがとうございます 無事に難なく進められました

294<くすぐり処刑済み>:<くすぐり処刑済み>
<くすぐり処刑済み>

295くすぐり好きの名無しさん:2011/08/27(土) 08:31:14 ID:Y8nwtu3.O
>>292
こんなのを妄想してみた

戦争が終わり、オーブでラクスたちと孤児の世話をしながら暮らすマリュー。
子供たちと遊んでいる際に、じゃれあいからくすぐりに弱いことが発覚して
子供たちから毎日くすぐられることに…

「マリューさんはくすぐったがりみたいですから、くすぐって遊びましょうか」「はーい」
「や、やめて…あっはははははははははははははっ!」

ラクスの指示で子供たちの指がマリューの体をくすぐり出し、マリューは大きな
胸を揺らしながら大笑いする。
こうして子供たちがマリューをくすぐるのが始まった。
遊んでいるときに、入浴のときに、寝る前に、子供たちはマリューの体をくすぐっていく。
子供たちに混ざってラクスもマリューをくすぐり、調教していくのである。

296masネタ:2011/09/14(水) 21:56:05 ID:6BzxOsrgO
アイマスアニメ化記念に涼ちんのくすぐりハーレムネタを妄想した

秋月家に伝わる秘伝の性奥義「極擽術」
それは想像を絶する強烈なくすぐったさに加え
通常のオーガズムの約三倍の性的快楽を与える禁断の技
そのオーガズムもくすぐった過ぎてイってしまうというモノで、絶頂の最中も発狂するほどのくすぐったさからは逃れることはできない
あくまで性愛術なので窒息したり横隔膜に痛みを与えたりせずに、純粋なくすぐったさだけをひたすらに体感させることができるのだ

一度体験したら最後病み付きになることは確実

この奥義を使い次々と女の子達を骨抜きにしていく涼ちん
ツンデレお嬢様の伊織をくすぐりで屈伏させたり
クールビューティな千早さんに極上の笑いを体験べさせたり
美希のエロいボディを隅から隅までくすぐり倒したり
中学生になった亜美真美とくすぐり3Pを堪能したり
律子姉ちゃんにくすぐり責めで逆襲したり
真の体に女の子の悦びを教えたり
絵理とのくすぐりエッチを撮影したり
男の人が苦手だった雪歩を自分から「くすぐりながら犯して下さい…」とねだるように調教したりと無双する

誰で脱童貞するかで悩み中だけど

297masネタ:2011/09/15(木) 21:29:23 ID:hGdcpUQoO
ところでここでは直接的な性行為とかはダメなんだっけ?
くすぐりながら挿れるとかくすぐりを中断する代わりにフェラ要求とかやろうと思ってたんだけど

298くすぐり好きの名無しさん:2011/09/15(木) 23:44:52 ID:vVhTpBfg0
18禁板だからそのへんは一切問題なし
趣向的に問題あったらそんときゃ別スレ立てちゃえばいいし
とりあえずやってみては?

座して期待

299くすぐり好きの名無しさん:2011/09/18(日) 16:26:34 ID:.959ezjg0
俺のアイマスくすぐりたいキャラランキング
1位 千早、2位 雪歩、3位 春香、4位 絵理、5位 貴音
6位 律子、7位 あずさ、8位 小鳥さん
9位以下は同率 異論は大いに認める
好きなキャラ=くすぐりたいキャラってわけでもないんだよなあ

300くすぐり好きの名無しさん:2011/09/18(日) 17:38:52 ID:GqlBkvQs0
俺は反応が大きそうなキャラがいいな
というわけで伊織・響・亜美真美あたり 愛ちゃんも大声で笑ってくれそう
なんかロリばっかじゃね?

301くすぐり好きの名無しさん:2011/09/19(月) 00:26:45 ID:DOz0jrMk0
キャラの好みが真逆すぎてワロタww

302くすぐり好きの名無しさん:2011/09/19(月) 15:46:31 ID:u93ESJmw0
ロリとくすぐりは相性がいい

303くすぐり好き:2011/09/19(月) 19:17:31 ID:3Fs6GxKkO
初代デジモンと02のヒカリをくすぐりたい。スパッツでノースリーブとか誘ってるでしょ

304くすぐり好きの名無しさん:2011/09/19(月) 19:27:10 ID:OQHh4K3s0
なんか俺もアイマスSS書きたくなってきたぞ
誰かリクエストあっかな?

305くすぐり好きの名無しさん:2011/09/19(月) 20:34:08 ID:UjB/sxHg0
アイマスは千早がくすぐられるのが見たいかな
やはりいつもは大笑いしなそうなキャラのくすぐりが見たい

306くすぐり好きの名無しさん:2011/09/20(火) 01:07:58 ID:Uxrv7tB20
同じく千早の大笑いが一番見てみたい
ゆきぽの生ワキには惹かれるし、お姫ちん貴音を崩すのも興味深くはあるんだが

307くすぐり好きの名無しさん:2011/09/20(火) 06:11:58 ID:OjINYg7E0
おk、書いてみる
やっぱクーデレはくすぐり甲斐があるってことか

308伊織 その1:2011/09/24(土) 06:29:28 ID:9duhRXvw0
俺も今千早モノ書いてるわ
涼×千早でちょいオリキャラありなのを

それはそうと以前別のところに書いたのをセルフ転載
いお×美希

デコちゃんとユニットを組んで半年
今では二人でマンションの一室に同棲する仲なの
庶民のアンタに合わせて質素なのにしたのよってデコちゃんは言ってたけど
狭めの部屋にして、なるべくミキの側に居たいって思ってるのはバレバレだよね☆

『ミキ、アンタちゃんと宿題やってるの?』
夏休みでゴロゴロしてるミキにデコちゃんが話しかけてくる
「ミキは後でまとめてやるからいいのー」
『もう、後悔しても知らないからね』
デコちゃんはそう言うと自分の宿題を始める
『あー、もうめんどくさい!なんなのよこの数式は!』
デコちゃんがかんしゃくを起こした


デコちゃんの背後にまわりノートの内容を確認する
どうやら数学らしいの
高校受験をひかえる今年の夏の課題はなかなか難しいみたいなの
「デコちゃん、そこそもそも式が間違ってるの
あとここは鋭角なの
それにこの数列はこっちじゃなくて…」
大好きなデコちゃんが困ってるを見捨てるなんてできないの
ミキはパッパと解き方を教えてあげたの
デコちゃん誉めてくれるかな♪
「みぃ〜きぃ〜」デコちゃんが振り向いた
あれ?なんか…怒ってる…?
『今度こそ自力で解こうと思ってたのに!
なんで直ぐに答えを教えるのよ!
これじゃあ私の勉強にならないでしょ!
そもそもゆとりの癖にこの伊織ちゃんより頭がいいなんてぇー!』
「だってデコちゃん勉強してる時はミキに構ってくれないんだもん
だからさっさと勉強なんか終わらせてミキと遊ぶの
それにミキゆとりじゃないもん」
プチんと何かが切れた音がした気がしたの
デコちゃんはユラリと立ち上がるとミキを見つめてきたの
デコちゃんは聖母のような笑みを浮かべながら言った
『そう、そんなに私と遊びたかったの
そうよね、夏休みに入ってから毎日欠かさず宿題の邪魔をしてくるくらいだもんね
私が何度言っても話を聞かないくらいだもんね』
その瞬間ミキの背筋に寒気が走ったの
デコちゃんが怒ってる!
デコちゃんが聖母のように優しく微笑むのは鬼畜モードに入った証なの!
『お望みどおりたっぷり遊んであげるわ』
デコちゃんは、ミキの恋人さんはサディストで鬼畜ちゃん
しかも趣味がとっても特殊なの

309伊織 その2:2011/09/24(土) 06:29:57 ID:9duhRXvw0
『さあ、いつものように横になんなさい』
デコちゃんが優しい声で囁く
ミキは言われるがままにベッドに仰向けになるしかないの
逆らったらデコちゃんはもっと意地悪な事をしてくるの
いつものように両手を万歳する
デコちゃんは手早くミキの両手首とベッドに支柱に固定しちゃったの
そのまま両足を軽く開かせてから足首も固定されたの
これでミキはデコちゃんの責め苦から逃げることはできないの
『じゃあ始めるからね』
デコちゃんはベッドに上がるとミキの目のまで指をワキワキと蠢かせた
それだけで我慢の限界―
デコちゃんにくすぐり責めにされた記憶がフラッシュバックするの
同棲以降何十回と繰り返されたサディスティックな遊び
死ぬほどくすぐりに敏感なミキ
デコちゃんは『そんな敏感なミキが大好き』って愛を囁いてくれた
デコちゃんのくすぐりは凄くムズムズしてもどかしくてゾクゾクして我慢できないの
苦しいとか痛いとかは無いけどとにかくくすぐったすぎて頭が変になりそうになるの
くすぐったすぎでオシッコ漏らしちゃったことも一度や二度じゃないんだよ?
一秒でも早くくすぐりから逃れたい
ミキがどんだけ許してってお願いしてもデコちゃんの指は止まらない
むしろミキが懇願すればするほどデコちゃんは興奮して
より意地悪な責めをしてくるの
デコちゃんの鬼!悪魔!オデコ!なの!


腋の下の窪みを掻き回される
脇腹を痛くない程度に優しくモミモミされる
アバラを優しくコリコリされる
おヘソの中を柔らかいブラシでいじくられる
脛とふくらはぎを爪先でツゥーと撫でられる
足の裏をこしょこしょとくすぐられる
首筋や耳を筆でサワサワと責められる
手を変え品を変え、ミキが刺激になれないようにあの手この手でお仕置きは続くの
まさに生き地獄なの
この地獄から逃れられるのならオニギリを諦めたっていいの
そろそろ限界が近づいてきたの
「あ、あーーーーーー!」
唐突に訪れた強烈な性的オーガズムに思わず叫んじゃったの
『にひひ。くすぐるだけでイッちゃうなんてアンタ真性のマゾね』
デコちゃんが小悪魔っぽく笑ってる
ミキくすぐりは苦手なのに…
デコちゃんのくすぐりで限界を越えると何故イッちゃうの
オナニーするよりもデコちゃんと普通にレズエッチするよりも何倍何十倍も気持ちいいオーガズムなの
こんなにキモチイイことされちゃったらミキはもうデコちゃんの虜なの
普段は鬼畜でいじわるで我が侭でくすぐりサディストだけど

愛してるよ、伊織

『じゃあそろそろ、くすぐり責め第2ラウンドを始めようかしら』
ワタシの最愛の恋人は天使のような笑顔で悪魔のような事を宣言した

以上です

310くすぐり好きの名無しさん:2011/09/24(土) 09:17:43 ID:npa3.Z.s0
なんという濃厚ないおみき…
この組み合わせだと美希が攻めになることが大半だから新鮮だったよ
ラブラブレズレズくすぐりいいのういいのう

311くすぐり好きの名無しさん:2011/09/24(土) 21:03:40 ID:7P5fb5EI0
またいおりんが犠牲になったのかw
良い仕事です!

312くすぐり好きの名無しさん:2011/09/25(日) 01:31:44 ID:dEA7HVJI0
いおみきGJ!
アイマスのキャラはみんな魅力的でいいよな

313くすぐり好きの名無しさん:2011/09/28(水) 10:52:21 ID:DUUrzmVs0
>>296
設定で抜いた。もう一回抜く

314296:2011/09/29(木) 15:53:56 ID:he5w/OyAO
>>313
参考までにどのキャラのシチュが一番ツボだった?

315くすぐり好きの名無しさん:2011/10/01(土) 09:30:18 ID:LTPPWU0w0
美希と雪歩とちひゃーかな。

最後までくすぐり嫌がる人もいていいと思う。必死に嫌がる女性をくすぐりたいです。

316296:2011/10/01(土) 15:10:22 ID:Mj70oswgO
あくまで愛撫術だから最後まで嫌がる娘はいない感じの設定だしなー

追加の小ネタ
「アタシが身代わりになりますから
だからセンパイをくすぐるのは止めてください」
とか言って自分の身を差し出す鈴木さん
でもなんだかんだで快楽で責め堕とされて絵理を入れた3Pに
『二人がかりでくすぐるなんて酷いデス…
ホントに死ぬかと思いました…
二人で背中を集中くすぐりとか鬼デスよ』

涼ちんの活躍を知って挑戦してくる舞さん
経験豊富な未亡人も卓越したくすぐり術の前には無力だった
数秒しか耐えられずに陥落
『あははははははっは!
ちょっと待って!これはダメ!
あははははっは!や、あはっ!ダメ、あははっ!』

小鳥さんに「妄想より生身のオトコの方がいいですよ」と囁きながらくすぐりレイプ
産まれて初めて快楽にぴよちゃんはすっかりメロメロに
『くすぐった過ぎてちょっと漏らしちゃった…(赤面)』

ハーレムの存在をネタに脅迫してきた麗華さんを返り討ちにしてくすぐり地獄に
口封じのために彼女もくすぐりエッチで骨抜きにしちゃう
『喋らないから!誰にも言わないからもう許して!
もうくすぐらないで!止めて止めて止めてぇーーー!!!
へ、臍は止めて!ホントに…、やーめーてぇー!』


舞さんとの情事を目撃した愛ちゃんから「あたしも抱いてください!」と言われたので食べちゃう
ガラスが割れるくらいの大声で笑い悶える愛ちゃんは可愛い

317くすぐり好きの名無しさん:2011/10/04(火) 08:02:09 ID:kp56Er/EO
萌えるね

318くすぐり好きの名無しさん:2011/10/04(火) 22:52:47 ID:ICr7Y7zU0
サイネリアだけでなく麗華まで餌食にしてしまうのかw
個人的には最強舞さんをアヘらせるのとか好き

319296:2011/10/06(木) 07:27:35 ID:04BdL/kgO
舞さんも女の子ですからねー
うちの涼ちんは真性のパンツフェチだから舞さんの事もパンツ一枚に剥いちゃう

爪先で体中を触れるか触れないかでサワサワこちょこちょされて悶絶する舞さん
オイルでぬるぬるにされた腋の下を指先でワシャワシャと掻き回されて七転八倒
この時点でパンツはぐっしょり
顔を真っ赤に上気させ口もだらしなく半開き、目もトロンとなっちゃってる舞さんのエロい顔に涼ちん大興奮
舞さんのお口で一度処理してもらうことに
さすが元人妻だけあってその口淫テクは極上だった
しかも射精の瞬間に思いっきり息を吸い込むことにより射精速度を倍加させ
腰が抜けるほどの快楽を味わわせるのだ
さらには執拗なお掃除フェラ攻撃
涼ちんに死ぬほどくすぐられた仕返しとばかりに念入りにお掃除してくる
お掃除の後は舞さんをうつ伏せにして
最大級の弱点である背中をこちょこちょ攻撃
背骨を優しくなぞると泣くほどくすぐったいらしい
他に腰骨や柔らかなヒップを責めたり、脇腹やあばら骨をこちょこちょと攻撃したりする
舞さんは笑い過ぎて涙目になっている
ちょっといじわるするために太ももの内側とヒップを重点的にくすぐる
「ちょっとタンマ!ト、トイレ行かせて!もう漏れそうなの!」と懇願する舞さんを無視
パンツをずらして蟻の戸渡を指先で優しくくすぐる
これにはたまらず舞さんは失禁

失禁の罰としてくすぐりながら挿入しちゃうことに
久しぶりの肉棒の快楽に喘ぐ舞さん
そこを容赦なくくすぐる
バックで挿れながら腋の下や背中をくすぐり続ける

秋月の技において挿入中のくすぐりは女性に処女喪失の痛みすら忘れさせ
なおかつ膣の性感度を10倍に高める効果があるのだ
もちろんそれだけの性的会館よりも強いくすぐったさも同時に与えはするが

ミミズ千匹並みの名器だった舞さんの中を楽しみ枯れ果てるまで絞り取られた(10回以上射精させらた)涼ちんでしたとさ

320くすぐり好きの名無しさん:2011/10/07(金) 13:59:04 ID:S6K1yuA6O
やっぱ舞さんはエロいなぁ
なんだかんだで小鳥さんも舞さんも自分よりだいぶ年下なんだよなぁと思い出すとちょっと切なくなるよね

321くすぐり好きの名無しさん:2011/10/09(日) 23:14:53 ID:tV5pYEhY0
アイマスの方々をくすぐったらどんな反応をするだろう?
ちょっと試してみた。

春香「あーっはははは!ちょ、くすぐったいですよ!くすぐったいぃ!」
千早「くひひひひひ!くっ…も、もう耐えられない!やめてえぇ!」
雪歩「いやあはははは!ひゃあん!死んじゃうぅ!助けてくださいぃぃ!」
やよい「うひひゃひゃひゃ!うっうー!くるしい、くるしいよおぉ!」
律子「はひひひひひ!ダメ!そこは、そこはダメなんだってばぁ!」
伊織「にひひぃひひ!あ、後で覚えて…絶対に仕返ししてやるぅ!」
あずさ「きゃはははは!お、お願いだから、もうやめてくださいぃ!」
亜美「んふっひひふふ!うひい、やめれぇ!やめちくりいぃ!」
真美「んひっふふひひ!あひい、キツイキツイ!苦ちいよおぉ!」
真「うわあっはははは!ちょ、タイムタイム!本当に止めてえぇ!」
美希「あふふふふふ!ス、ストップなの!ごめんなさいなのおぉ!」
響「ひゃっはははは!な、なんくるならないさー!もうカンベンしてぇ!」
貴音「うふふひひふ!く、くすぐらないで!どうか、どうかお許しをおぉ!」

…イマイチかな?もしよければ誰か別の人試してくれ

322くすぐり好きの名無しさん:2011/10/09(日) 23:18:24 ID:sw15IXyo0
個性が出てて非常に良いと思います
全体的にくすぐり甲斐のある娘が多いな!
個人的に亜美と貴音のが好き

323くすぐり好きの名無しさん:2011/10/12(水) 22:46:24 ID:R.keKa3Q0
空気読まずにローゼンキャラで投下

水銀燈「ひゃっ…!ちょ、ちょっとやめなさ…ぷっふひひぃ!触らないでぇぇ!あぁっ!」
金糸雀「あはははは!!カナはこちょこちょ弱いかしらぁぁ!!あはははは!!」
翠石星「ひぃぃぃひっひぃ!何するですかぁぷひゃっ!や、やめるです変態人間んんぅ!」
蒼石星「ふぁぁっ!ちょっ、ボクそこは駄m…あはははははぁ!ずるいよぉ…!」
真紅「んっ…な、何をするの人げふふふぅっ!やめなさいひひぃ!下劣な…下劣なオスぅふふ…んっ」
雛苺「きゃはははは!雛はこちょこちょやなのぉ!きゃははは!息が出来ないのよー!キャキャキャ!」
雪華綺晶「くっ…ふふふ…お人形をくすぐるのが楽しいなんて…くひっ…へ、変態な殿方で…ひひ…も、ダメ…!」

誰か銀様かきらきーが受けのss書いてくれぇ

324くすぐり好きの名無しさん:2011/10/12(水) 23:53:52 ID:M70UYXh.0
GJ! ローゼンいいよね!
ぜひ薔薇水晶さんもくすぐっていただきたい

325くすぐり好きの名無しさん:2011/10/13(木) 14:03:04 ID:NFGsBNOg0
よく見たら謎の新キャラが二人もいる件、まずは原作読もうか

326くすぐり好きの名無しさん:2011/10/13(木) 14:14:42 ID:CUd/Xg5A0
>>323だけど双子しくった
寝ぼけてたんだすまん

薔薇水晶だとこんな感じかな?
薔薇水晶「……っく、くすぐられて暴れるなんて…アリスに相応しく…っくくく、そこは…ダメ…ふ…くひっ…」

327くすぐり好きの名無しさん:2011/10/14(金) 00:25:48 ID:H4ZJBwig0
アイマスにしろローゼンにしろ、登場キャラ全てが魅力的なのは素晴らしいな

328くすぐり好きの名無しさん:2011/10/15(土) 05:13:00 ID:mh1UJBqI0
水銀灯×真紅が至高過ぎて生きるのが辛い

水「あらぁ?もう音をあげちゃうのぉ?まさか足の指全てを私の羽で苛められてるだけなら頑張るわよねぇ?これから羽の付け根で色々落書きしてあげるんだからぁ?」

ふははははは!!

329くすぐり好きの名無しさん:2011/10/16(日) 03:12:26 ID:BAw/n7/I0
雪「威勢だけは上等ねお姉様…ふふ、自らの羽根でくすぐられるのは気持ちいいですか…?
  貴女の綺麗なおみ足を思う存分貴女の羽根で撫で回してあげますわ…」

銀「くっふ…ふひひ…!この末妹め…いひひっ!自由になったら覚えて…ひぃぃ…足の裏は弱いのよぉ…!うひひひぃっ!」

330くすぐり好きの名無しさん:2011/10/17(月) 10:31:04 ID:wMA0jF7g0
>>321
くすぐられても、うっうーを欠かさないのかやよいw

331くすぐり好きの名無しさん:2011/10/19(水) 18:17:44 ID:oRNEB5GM0
誰か貴音がくすぐられるss書いてくれ

332くすぐり好きの名無しさん:2011/10/20(木) 00:55:56 ID:yMGDMWA.0
千早と雪歩と貴音のくすぐりっことか超見てみたい
……まあ、あり得ないか

333くすぐり好きの名無しさん:2011/11/04(金) 23:16:10 ID:iImpz./s0
誰かきらきー受け銀様攻めのss書いてくれ

334くすぐり好きの名無しさん:2011/11/13(日) 12:06:15 ID:yKuNFQeI0
初投稿。適当に書いてみた。
マイナー? なゲーム[超次元ゲイムネプテューヌ]から



 四人の女神たちによって守護されているゲイムギョウカイ。
 その内の世界のひとつ『プラネテューヌ』を守護する女神パープルハートは、今日も人々を守るために、はびこる悪を正義の鉄槌で滅し続けている。

「はあああああああああっ!」
 黒い剣を鋭く振るう。びゅんびゅんと音がする度に、小さなデリート音が続いて木霊する。悲鳴すら上げずに消滅していくのは、この世界で最も弱いとされる『スライヌ』だ。
 名前の通り、そして誰もが知る青色の軟体に、犬の鼻をつけたふざけたフォルム。数時間前にプラネテューヌに大量発生し、人々を襲い始めたそれらを、女神であるパープルハートは当然の責務として、正義の行いとして撃退していた。
 しかし、様子がおかしかった。
 まずスライヌは人を襲うことが稀である。攻撃された場合は自己防衛の為に反撃を行い、ほぼ例外はあり得ない。加えて、集団で行動する……というのもどこかおかしかった。あまりに統制のとれた動きは誰かが指揮しているように思えてならなかったのだ。
 不審に思ったパープルハートは街の上空を旋回して周囲に目を走らせた。そして発見する。町外れの洞窟、そこからおびただしい数のスライヌが溢れ出てくるのを――それらに囲まれ、まるで挑発するかのように、ニタリと顔を歪めた黒いスライヌを。
 あいつこそが元凶。そう確信した彼女は、街を信頼できる仲間に託し、洞窟へと急行した。
「ザコもこれだけいると、厄介ね……」
 溜め息と共に苛立ちを吐き出す。
 ザコ中のザコのスライヌ相手に不覚を取るわけもないが、斬ったそばから補充されていく為に、標的である黒スライヌの洞窟まで辿り着けない。
「!」
 するとその時敵の動きに乱れが見えた。詳細を言えば、補充されるスライヌの群れが絶え、現在もわらわらと群れる地上の敵が、彼女の必殺技の範囲に入ったのだ。
「いくわっ!」
 黒い刀身に力が宿る。美しい紫色の力の奔流を傍らに、パープルハートは敵の群れに突っ込んだ。斬! 斬! 斬ッ! 刹那の間に躍る剣閃、翻る身体。たちどころに地上の敵はいっそうされ、慌てたように敵が補充されるが……
「遅いのよっ!」
 追撃。収束された力を、前へと突出し発射する。
 ネプテューンブレイク。女神パープルハートの渾身の一撃を受け、紙屑のように舞い消滅するスライヌ。しかし……
「はぁ……はっ、く!」
 消耗が激しい。だが弱音は吐いていられない。洞窟への侵入が可能なのは今しかない。力を振り絞り、突撃する。
 意外にも明るい洞窟内。光る壁を不審に思い、周囲を見回したその瞬間――
 がらがらっ! と、入口が落石に閉ざされた。
「なっ!?」
 驚愕し、落ちてきた上方に目を向けると、数十対のスライヌがひしめきあい、気味の悪い笑みを浮かべていた。
 ……まさか、罠!
 ぞくりと奔る悪寒に、強く辺りを警戒しようと緊張に身体を強張らせたその時、
「くはっ!?」
 背筋を撫でられた感覚に、身を仰け反らせて艶やかな悲鳴をあげた。
 振る返ると、先程のスライヌ立が合体し、まるで人の腕のように変形した姿が目に入った。わきわきと蠢く『手』をキッと睨み付け、剣を振りかぶった彼女に、
 ぺろぺろっ……
「っうん!」
 こそばゆい感覚が駆け抜ける。見ればいつの間にか張り付いていたのか、その白く魅惑的な太ももにスライヌが張り付き、舌で柔肌を舐めていたのだ。
「このっ!」
 振り払おうとするが、それよりも早く、スライヌの腕が彼女の腕を掴み拘束してしまう。
「ッ! 離しなさいッ!」
 更にもう一本。どこからか伸びた同種の腕が、残った腕をも引っ張り上げ、拘束した。
「く、うぅ……」
 足こそ拘束されていないが、両腕を万歳したように掴まれ、身動きができない。先程の必殺技の疲労がなければ――そう歯噛みする。
 なんの抵抗もできないと知ると、張り付いたスライヌとは別に、何処かから数体が湧き出てくる。それらは跳ね飛ぶとパープルハートの身体に張り付き、赤い舌をのぞかせた。
 首、胸、脇、脇腹、太もも――を、スライヌ達の舌が一斉に襲い掛かる。

335くすぐり好きの名無しさん:2011/11/13(日) 12:50:51 ID:yKuNFQeI0
ぺろぺろぺろぺろ、こちょっ……
「ふ――!? ん、や、ぁはっ!」
 クールな彼女の顔、いつもは引き締められている口元が綻ぶ。
「んん、くぅ……はあああ! やめっ、なさい!」
 怒気を孕ませているのだろうが、喘ぎながらのものに迫力などあるはずもない。人間相手なら嗜虐心をそそられる姿に、スライヌもどこか反応したのか、責めの手を緩めない。
 温かくもなく冷たくもない舌先が、あくまでも先端だけを肌に走らせ、こちょこちょとくすぐる。
「ひゃ、く、んんん! スライヌごとき、にいっ!」
 疲労しているとはいえ、負けるはずのない相手にこんな辱めを受けるなんて……!
 せめて笑いはすまい。これ以上の屈辱は許さない。そして体力が回復したらその時は――と意気込んだ時、彼女の予想に反してスライヌ達が動きを止めた。
「はぁ……は、はぁぁああ〜……」
 ぐったりと頭を下げ荒い息を吐く彼女の相貌を、スライヌ達はニヤリとした笑みで覗き込んだ。まるで馬鹿にされたようで、パープルハートの頬が羞恥と怒りで赤く染まる。
 その表情にしばらく見つめ、スライヌは新たな動きを見せる。
 彼女の身体から離れると、スライヌ達は合体し、形を変形させた。今、彼女の腕を拘束しているものよりは小さいが、形は同じ『腕』。
「っ! な、にを! やめなさい! くるなっ!」
 ゆっくりと、わきわきと、彼女の焦燥を煽るように腕は脇に近づいてゆく。そして、
 先程までの動きが前座と言わんばかりに、本格的なくすぐり責めが始まった。
 ぐりぐり、つつー……さわさわさわ……
「は、は、あっくっ――――――きゃ、ははははははははははっ!」
 遂に決壊する堤防。押し留められた笑い声が、洞窟内に響き渡る。
「やはっ、はああっ、やめ……! もうやめっ――! く、くははははははっ!」
 両腕の脇責めに身悶えるパープルハート。負けるはずのないスライヌ如きに、いいように嬲られ笑わされる屈辱、そんなものに怒りを覚える隙はない。ただ彼女は、このくすぐったいという感覚から逃げようと必死に身をよじり続ける。

336くすぐり好きの名無しさん:2011/11/13(日) 22:13:34 ID:H5ht6Eyk0
パープルハートをググってみたらツボだったので支援
続きが楽しみだ

337くすぐり好きの名無しさん:2011/11/14(月) 22:05:16 ID:uas5WXvA0
衝動的に文章は書くものじゃないなと再度の実感。
世にいる先達たちはよくもまあ、あれだけの作品を書き続けられるなと思う。
自分はモチベーション?が持たない。−−と、どうでもいい感想を述べたところで
↓続き


 
指先が立てられ、つんつんと断続的な刺激――
「あっ、あっ、あっ、はんっ、く、くは、くく……はあっ!」
 指の腹が脇の縁をなぞるように、つつーと撫での刺激――
「んんんんっ、ぅはあ! や、くぅぅ! やふっ、ひゃはぁっ!」
 マッサージのような、少々の力を込めた指圧の、ぐりぐりとした刺激――
「んっ! くあっ! んん、はく……っ! ぅふふはははははっ!」
 指先が掠める、刷毛で舐めるような、さわさわとした刺激――
「ぁはははははははっ! だめっ、や、やめなさ……くはぁぁぁぁぁぁ!」
 数々の責め、そして彼女の反応から、脇への責めは『さわさわ』が有効だと判断したスライヌ達は、なぜか早々に脇を離れ、指先の動きをそのままに脇腹へと移行する。
 その、一瞬の隙に。
「ああああああああああッ!」
 彼女は身体が傷つく事もいとわずに、自身を中心として力を暴走させた。
 紫色の波動が、炎の如く激しくさかる。龍種にすら有効な一撃を受け、最も弱い種族が耐えられるわけもない。あっさりと、悲鳴すら上げずに消滅していくスライヌ達。しかしその顔には、どれもがニタニタといやらしい笑みを浮かべていた。
 その不穏な死に顔に気付くことなく、彼女はようやく解放された身体を掻き抱くようにして、息を整える。
「はあ……っ、はぁ……くそ、力がほとんど……くぅ……!」
 言いつつ、所持していた『リフレクス』――回復アイテム――を一気に煽った。
「ふぅ、ふ、は」
 これで体力は回復した。……が、それと『力』の発現は別だ。つまり、今のパープルハートは技のほとんどを使えず、ただの肉弾戦でスライヌ達と対峙しなければならない。
「かまわないわ……油断しなければ問題ない相手よ!」
 声に出して自身を一喝することで、嬲られた屈辱を払い飛ばそうとする。しかしむずむずとした感覚は残り、火照りを確かに感じていた。あるいはそれが、正常な判断をさせなかったのかもしれない。今の状態を考えれば、まず間違いなく撤退が有効なのだ。いくら岩に道を塞がれているとはいえ、彼女の力ならば突破できたのかもしれない。
 そうしなかったのは、スライヌごときに、くすぐられるという事実を認めたくなかったプライドゆえか。
 パープルハートは、紅潮する身体を奮い立たせ、洞窟の奥へと向かった。

338くすぐり好きの名無しさん:2011/11/14(月) 23:56:07 ID:cDPwx6ao0
取り敢えず俺は楽しみにしてるんでがんばってください

339くすぐり好きの名無しさん:2011/11/14(月) 23:59:10 ID:a4qbBm860
雑魚に嬲られるクールっ娘っていいよね!
続きが楽しみです

340くすぐり好きの名無しさん:2011/11/15(火) 12:19:24 ID:RWVGAYIs0
地の文が壊滅的に稚拙な作家がどうして売れるのか分からない…
もちろん人のことを言えたものじゃあないけれど、さすがに[い○天]はひどいと思うのさ。
はいはいスレ違スレ違、↓続きをどうぞ





洞窟の不穏な空気に反し、歩みは一切の滞りを見せなかった。
 怒りで振るわれる刃に次々とスライヌ達は消滅していく。特に抵抗もなく……いやそもそもの実力差が違うのだ。油断をしなければ、この程度当然と――パープルハートはらしくなく、相手を嘲りながら剣を振るう。
「相手にならないわ。さっきまでの威勢はどうしたの?」
 強がりでもなんでもなく、彼女の言葉は現状を正しく捉えていた。最初に見せた怒涛の勢いはなく、スライヌ達はまばらに、ただ無為に突っ込んでくる。
 ――なんのつもり? 
その疑念は、刹那に解決した。
彼女は見逃さなかった。鋭い蒼眼に映す。視界を遮る青い姿に隠れるように、黒いスライヌが逃げるように、素早く奥底へと逃げていく様を。
「待ちなさい!」
 周囲にいた最後の一匹を薙ぎ払い後を追う。対しスライヌも気付いたのか、胴体から小さな『腕』を形成し、その手で地面を掴み、不気味な走行で逃げ始める。
「くっ!」
 速い。走っては追いつかない。せめて空さえ飛べれば――と、歯噛みし、今持てる全ての力を脚へと集中させる。そして剣を前に構えながら突っ込む。いちいち前方のザコを気にしている時間はない。この程度、捨て置いて問題ない。
 そんな自信からくる考えを、油断と取らずに突っ込んだパープルハートの、
「――――なっ!?」
 足元が、唐突に崩落した。
 咄嗟に受け身を取ることで、ダメージを軽減した彼女は周囲に目を走らせる。
 ――さっきのようなことは、ごめんだわっ!
 幸い敵の姿はない。加えて崩落した地盤も大して深さがない。高さにして彼女の胸元、広さは半径一メートル程度の小さなものだ。
「――っ」
 これは崩落ではない。作為的な落とし穴だと気付いた彼女は、嫌な予感からすぐに脱出しようと、上へと手を伸ばした。懸垂の要領で身体を上げた彼女に……
 無視した数十体のスライヌが、目前に迫った豊満な胸元をぺろぺろと舐めくすぐった。

341くすぐり好きの名無しさん:2011/11/15(火) 12:32:52 ID:RWVGAYIs0
「くぁっ!?」
 思わぬ刺激に手を離してしまう。ばっ、と身を引くと剣を構えるより先に、片手で胸を隠した。その少女のような仕草に、自覚していなかった彼女自身が頬を染めた。スライヌ達のいやらしい笑みに見据えられ、羞恥はより大きなものとなる。
「こ、のっ!」
 辛抱たまらんと言わんばかりに、我先へと飛び込んできたスライヌ達を斬り払いにかかるが……なにぶん場所が場所だ。狭く、剣を振りにくい。
 だが、パープルハートとて悪と戦う日常を過ごす女神だ。その程度、スライヌ程度を破るのに障害になるはずもない。
「は! ふっ! はあッ!」
 次々と斬っていく。追従し、連続して響くはずのデリート音は――しかし聞こえなかった。
「――!!」
 まさかと、下を見る。嫌な予感は的中した。なんと、無残に切り裂かれ消えるはずのスライヌの断片がもぞもぞと蠢き、集結しつつあったのだ。数にして十数体、彼女の落ちた穴の表面を埋め尽くすほどに。
 スライヌ溜りはしばしの蠢きを見せた後、変形を見せる。今回は腕ではない。細見の身体の先にうねうねと蠕動するイゾギンチャクを思わせる『口』。つまり触手だった。
 触手は彼女の身体を囲むように、四方から生まれ、ゆっくりと近づいてくる。
「――っく! 近づかないで! 斬るわよっ!?」
 上方から迫るスライヌを必死に迎撃しながら、怒声で触手を牽制する。しかし触手は怯まずに近づき、激しく動く女体を視姦するかのようにしげしげと見つめ続ける。そして――
 こちょり……
「んっくぅぅぅ!」
 一体が先行し、パープルハートの太ももをくすぐった。
 触手は見た目に反し、柔らかくはなく硬い感触。まるで人の手にくすぐられているような、しかしそれ以上に細く、細かな動きをするために、与えられる感覚は強烈なものだった。
「ふっ、はふぁぁぁぁぁ! く……このっ!」
 背筋をなぞられ、たまらず仰け反る。残りの二体が脇と脇腹に向かうのを見て、パープルハートは一旦、上部のスライヌを無視し触手を切り裂こうと剣を、
「くぅ!」
 振ろうとして気付く。こんな狭いところでは、下方で満足に剣を振ることはできない。だが放っておくこともできない。なんとか剣をねじ込み、触手の一本を時間をかけて葬る間に――更なる責めがやってくる。

342くすぐり好きの名無しさん:2011/11/16(水) 15:15:25 ID:zoVMrxYA0
スライヌ溜りって響きがいいわ

343くすぐり好きの名無しさん:2011/12/06(火) 23:49:18 ID:LgYIv31w0
更新無いんで今てきとーに思い付いたのを
銀「何勝手にブーツ脱がせてるのよめぐ…いたっ、ちょっとぉ羽根抜かないでちょうだい。乱暴ねぇ…」
めぐ「良いじゃない、素足も気持ちいいものよ?それに…水銀燈の足真っ白でキレイ…まるで天使さまね…。」ハァハァ
銀「ちょっとぉ…なんか気持ち悪いわぁ…。ところでくんくんのぬいぐるみ知らないかしらぁ…?何処捜しても見当たらないのぉ…。」グスン…
めぐ「くんくん…?あぁ、あのぬいぐるみね。しまってあるわよ、欲しい?」
銀「本当!?……あ、いや別に欲しいわけじゃなくってね…?その…」カァァ…
めぐ「うふふ…水銀燈ったらかわいい…。ねぇ、くんくん欲しい?」
銀「……欲しいわよ。」
めぐ「そしたら、ちょっと私とゲームしない?笑いのこぼれるようなゲーム…」
銀「なんだか知らないけどいいわぁ…。早く説明して。」
めぐ「いまから水銀燈の足を、さっき抜いた羽根でコチョコチョします!あと5分で4時だから、それまで水銀燈は我慢するの。」
銀「なによそれぇ…そんなんでいいならいいわぁ…。いつでもどうぞぉ。」
めぐ「あ、そうそう。ルールは羽根から逃げないことと、声をあげて笑わないこと。看護婦に聞かれたら色々面倒だからね。」
銀「声をあげるってそん…ひんっ!」ピクッ
水銀燈が言い終える前にめぐの持つ黒い羽根は、水銀燈の白い足の裏をひと撫でした。
めぐ「あら?案外くすぐったがりなの水銀燈?まだあと4分ちょっと有るからね?」コショコショ
銀「んふっ…くく…何これすごいひぃっ!く、くすぐった…くひゃぁ!」
めぐ「静かにしてよぉ、我慢我慢!」コショコショ
銀「そんなこといひっ…ったって…んんっ!」ピクン!
しゃべりながら器用に左右の手で羽根を操るめぐ…
狙いはなれない感覚に戸惑いつつ我慢をする水銀燈を楽しむことと単なる暇つぶしだった、
土踏まずから指の付け根、指の間、たまに足の甲も撫で回す黒い羽根は乙女の敏感な身体を刺激していく…
それに耐える乙女の姿をみてめぐは少し意地悪にほほ笑んだ。
銀「いひっ!ひひひぃ…あと何分なのぉ…!そろそろおかしくなっちゃうわぁ…」ピクッ
めぐ「あと1分我慢よ、水銀燈…自分の足をよ〜く見て?ほぉら、貴女の羽根が貴女の足の裏や甲で踊ってるわよ?コショコショコショ…うふふ。」
銀「めぐのっ…!いひわるぅ…はぁあっ!」ピクンッ
めぐ「はい、おしまい。」
水銀燈の限界が近づいてきたところで急に手を止める…
そして敏感になった水銀燈の足に軽くキスをする。
めぐ「よく頑張ったわね水銀燈。ほら、くんくんよ。頑張ったご褒美。」
銀「あ、ありがとう………。」
めぐ「どうしたの?水銀燈…くんくん欲しくなかったっけ?」
銀「別になんでもないわぁ…くんくんにも満足よ。でも…。」
めぐ「でも…?」
銀「その、今のやつまたやってくれないかしらぁ……?」カァァ…

終わりです。
お目汚し失礼しました。

344くすぐり好きの名無しさん:2011/12/09(金) 03:52:42 ID:8ZNNSsvA0
素晴らしい

345くすぐり好きの名無しさん:2011/12/18(日) 17:06:42 ID:HYuItXw.0
アイドルマスターのP×千早、あずさ、貴音で1本書いてみました。
アイマス1ではまだ貴音はまだいなく、2ではあずさがプロデュースできないので、
ゲームでは実現不可能なトリオですが、どうぞご容赦ください。
じゃれ合い程度ですが、読んでいただければ幸いです。

   ◇          ◇          ◇

ここは765プロのミーティングルーム。
プロデューサーのもとに集まっているのは、四条貴音、三浦あずさ、如月千早の3人。
人気急上昇中の新鋭ユニット『T・A・C』のメンバーだった。

P「よし。それじゃみんな、今日もいつものから始めるぞ」
千早「はい、プロデューサー」
あずさ「わかりました〜、プロデューサーさん」
貴音「わたくしも、心の準備はできております」

P「じゃあ、今日はあずささんからいきますね。千早、貴音、捕まえて]
千早「失礼します、あずささん」
貴音「もう逃げられませんね、三浦あずさ」
あずさ「ふふっ、やっぱり緊張しますね〜。どうぞお手柔らかにお願いしますね〜」
P「いきますよ。まずは腋の下からこちょこちょ……」
あずさ「やあんっ! うふふっ! あはははははっ!」
P[こちょこちょこちょ……]
あずさ「あ〜っははははははっ! くすぐったいぃ! やはああんっ!」
P[それじゃ今度は、脇腹をつんつん……]
あずさ「あうっ! はあん! ひいっ! やめてください〜っ!」
P「最後に、もみもみもみもみ……」
あずさ「きゃあ〜〜〜〜っ! いやあん! タイムです〜っ! あ〜っはっはっはっははははは!!」
P[はい、終了です。お疲れさまでした]
あずさ「はあはあ……。やっぱり、けほっ、とっても苦しいですね〜。」

346くすぐり好きの名無しさん:2011/12/18(日) 17:07:20 ID:HYuItXw.0
P「次は貴音にしよう。千早、あずささん、頼みます」
あずさ「うふふっ、頑張ってね貴音ちゃん」
千早「四条さん…震えてるわ」
貴音「覚悟はできても、この瞬間の緊張感ばかりはどうにも……」
P「それじゃさっそく、腋の下をこちょこちょ……」
貴音「きゃあっ! うくくっ、 はひひひひひひっ!」
P[こちょこちょこちょ……]
貴音「きゃーっははははっ! おやめくださいっ! きゃははっ!」
P[そして次に、脇腹をつんつん……]
貴音「くうっ! ああっ! ううっ! ああああっ!」
P「ラストだぞ。もみもみもみもみ……」
貴音「いやあああっ! それはやめてえっ! もうお許しをぉ! あひ〜っひひひいひひい!!」
P[はい、終了。お疲れ〜]
貴音「……ふふふっ。笑いが、ふふっ、治まりません、ふふふっ」

P「それじゃ最後は千早だな。あずささん、貴音、しっかり押さえてください」
あずさ「ごめんね〜千早ちゃん。よいしょっと」
貴音「如月千早、御武運を」
千早「くっ……。確かに体が震えてくるのは、本当にどうしようも……」
P「それじゃ始めるか。腋の下をこちょこちょ……」
千早「きゃっ! あううっ、きゃあっははははっ!」
P[こちょこちょこちょ……]
千早「くひ〜っひっひっひっ! だめっ! ひゃははははは!」
P[それじゃ次に、脇腹をつんつん……]
千早「きゃん! ちょっ! そこはっ! うあっ!」
P「これでラスト! もみもみもみもみ……」
千早「あああああっ! もう勘弁してくださいぃ! 苦しい! きゃあっはっははははあ!」
P[はい、終了。お疲れ〜]
千早「やっと……終わった。どうして何回されても、少しも慣れることができないの……」

347くすぐり好きの名無しさん:2011/12/18(日) 17:08:33 ID:HYuItXw.0
P「よし。体もほぐれた所で、レッスン始めようか!」
3人「はい!」

千早「レッスン前にくすぐりっこなんて、最初は抵抗があったけど……」
貴音「確かにレッスン中、以前よりも体が動き、声が出るようになったのは間違いないかと」
あずさ「本当に発想力豊かな方ですよね〜。私、一生プロデューサーさんについて行きますわ〜」
千早「……あずささん。独り占めは良くないと思いますよ?」
貴音「三浦あずさ。あの方はわたくし達3人の……」
あずさ「あらあら冗談よ〜。2人とも、そんなに怖い顔しないで〜」

人気ユニット『T・A・C』の素晴らしい歌唱力と華麗なダンス。
その秘密がくすぐりにあるいうことを、知る者はほとんどいない――。

おしまい

   ◇          ◇          ◇

以上になります。
最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました。
それにしても、この3人でトリオを組むのが夢だったのに……。
ああ、なぜプロデュース不可なんだ、あずささん……。

348くすぐり好きの名無しさん:2011/12/19(月) 21:23:42 ID:nrDpLNnQO
gj

349くすぐり好きの名無しさん:2011/12/24(土) 23:01:31 ID:ikXRrhP20
とりあえず暇なんで上のローゼンの続き書きます

雪「黒薔薇のお姉様、先日はお楽しみでしたね。」
銀「あら末妹、お楽しみってあれの事かしらぁ?確かに笑ってはいたけどさほど楽しくもなかったわぁ。」
雪「それは本心?お姉様が先日貴女のマスターにされていたことはなんですか?どうして笑ってしまうのか理解できません。」
銀「そう言えば貴女くすぐられた事無いのぉ?正直あれは少しクセになるわねぇ。貴女もやってみる?」
雪「えぇ、お願いしますわ。ではお姉様と同じように足をお願いします。」ヌギヌギ
銀「綺麗な脚してるわねぇ、まぁさすがは私の姉妹ってとこねぇ…。」
雪「靴だけ脱ぐのは少し恥ずかしいですわ…。さぁ、お姉様の羽根で是非お願いします…!私の足の裏をくすぐってください。」ワクワク
銀「変わった子ねぇ…それじゃあまず、つぅーっと…」スゥッ
雪「んふっ…足の裏がぞくぞくしますわぁ…不思議な感覚……。」
銀「土踏まずとか…。」サワサワ
雪「ひっ!…んふふ……」ピクッ
銀「指とかどう?ほぉら…」サワサワ
雪「あぁっ…!そこはダメですわぁ!」ギュウッ
銀「指縮めても無駄よぉ…こうやって足の甲をナデナデされたらどうなるかしらねぇ…?」ナデナデ
雪「ひぃっ!な、なんでですか!?すごくゾワゾワしますわ…!」ピクピク…
銀「次はふくらはぎ…」スゥーッ
雪「あっ、んふっ…ゾワゾワが昇ってきま…はぁぁ…!」
銀「内腿とかもくすぐったいのよぉ…?」ゾワゾワ
雪「ダメ…そこ、お姉様…んくぅぅ…。」ピクッ
銀「じゃあ最後にサービスよぉ、その綺麗な脚を丸ごと羽根で包んであげるわぁ…?」ニヤァ…
雪「え、ちょ…待っておねえ…きゃあぁ!そこはいけませんわぁ!…くぅ、ふふっ…ひひっ!いやははははぁ!」ビクン!ピクッ…ピクッ…
銀「こんなに暴れちゃって可愛いわぁ…なかなか愛らしい面も有るのねぇ末妹?」コショコショ
雪「おね、やだぁ!あははぁ!解りましたからもうやめて下さいまし!あははははっ!」クネクネ
銀「まだまだ終わらないわよぉ…?こちょこちょ…んふふ、そんなに笑っちゃってよっぽど嬉しいのねぇ…?じゃあ…もっと楽しませてあげるわぁ…」コチョコチョ

その後雪華綺晶がどうなったのかは水銀燈しか知らない……。

350くすぐり好きの名無しさん:2011/12/24(土) 23:03:06 ID:ikXRrhP20
相変わらず話のテンポが上手くないですがなるべく精進します
お目汚し失礼しました

351くすぐり好きの名無しさん:2011/12/25(日) 05:52:37 ID:aEEOcgpQ0
いいよいいよー!
次は真紅さんを是非とも

352くすぐり好きの名無しさん:2011/12/31(土) 18:52:10 ID:F9DVrLUU0
真紅さんとの声が上がったので真紅さん書きます

紅「はぁ…くんくんも見終わったし、JUMは図書館。のりは学校、翠星石は薔薇屋敷…。暇なのだわ。」
雪「御機嫌よう紅薔薇のお姉様…。おひとりですか?」
紅「雪華綺晶!?貴女何しにここへ…?」
雪「落ち着いて、今日は平和的に遊びに参りましたわ…。ねぇお姉様、退屈でいらっしゃいますか?」
紅「まぁ、ちょうど暇を持て余してた所なのだわ。」
雪「それでなんですが、ちょっとしたゲームを致しませんか?アリスゲームではございません。」
紅「ゲーム?何をするのかしら?」
雪「簡単に言ってしまえば我慢大会のようなもの、商品はこのくんくんブロマイドなんてどうでしょう?」
紅「くんくんブロマイドですって!?いいわ、始めましょう雪華綺晶!」
雪「それでは、まずブーツとドレスを脱いで下さい。そしてうつ伏せになって…。」
紅「こうかしら…?なんだか恥ずかしいのだわ。」ヌギヌギ
雪「そう、そしたら足を私の膝に乗せて下さい。…そう、それで絶対に動かないで。抵抗したら商品は無しですわ。」
紅「こうね。それでいつ始ま…ひゃっ!」ピクンッ
雪「今から始まりですわぁ…こちょこちょ…こちょこちょ。」コチョコチョ
紅「んんっ!…雪華綺晶、くすぐりなんて…ひっ…!聞いてないのだわ…っ。くっ…。」ピク…ピク…
雪「ソックス越しの足の裏は敏感ですか…?それとも…素足のほうが良い…?」シュルシュル
紅「え、ちょ…あはは!何で片方だけ脱がすの…はぁぁん!」ビクッ
雪「素足とソックスの両方が楽しめるのですよ…乙女らしからぬエロスが醸し出されますわ…」コショコショ
紅「あぁっ!そのコショコショやるのは反則だわ!指は駄目っ…!」ピクッ
雪「それではこれでどうですか…?甲と裏を同時に責めるコショコショサンドですわ…」コショコショ
紅「ひゃははっ、いひっひひ…これ、っく…辛すぎるのだわぁぁ!いひっひ!」
雪「ヒクヒクしちゃって可愛らしいですわ…ではこのままススーッと登りましょうか。
  くるぶし、足首…ふくらはぎ…太ももはくすぐったいですか?」
紅「足ばかりやられておかしくなりそうなのだわ…んっ!」ピクッ
雪「それではお腹を…コチョコチョ。」コチョコチョ
紅「嫌っ!お腹がよじれちゃうのだわぁぁぁ!あははははは!!!」ピクッ!ビクッ!
雪「お背中流しましょうか…?ふふ…。手が滑って脇の下にも行っちゃいます。」コショコショコショ
紅「あぁん!雪華綺晶もう降参なのだわ!くすぐらないで!」ヒク…ヒク…
雪「まぁ、けっこうやりましたからこれぐらいでいいでしょう。それでははい、ブロマイドですわ…。」
紅「あ、りが…とう…だわ…」ガク…

そのまま真紅は疲れ果てて下着姿で寝入ってしまった…。

353くすぐり好きの名無しさん:2012/01/07(土) 22:16:10 ID:WmwghpzQO
アイマスの涼×中子で「中子がくすぐられアイドルにデビューする」って話をプロットしてみた
・中子は非公式の半オリキャラの娘です
・作中では涼と中子が幼なじみです
・中子は昔から涼に惚れてます
・涼は高二で中子は中三の設定です

愛する涼と釣り合う女になるために挑んだ芸能界

そこで待っていたのはまさかの“くすぐり”だった

業界に隠されたトップアイドルとくすぐりの妖しい関係
さらにくすぐりの話は人類の歴史に隠された真実にまで発展する

そして中子は自分が人類史上最高くすぐられヒロインの素質を持つことを知る

そんな中子の明日はどっちだ

そのうちちゃんと書くかも

354くすぐり好きの名無しさん:2012/01/09(月) 01:12:37 ID:aFnFBAeY0
アイマスのキャラはみんな仲良さそうだよな
休憩中にくすぐり合ったりとか普通にしてそうだ

355くすぐり好きの名無しさん:2012/02/04(土) 02:00:37 ID:vufm5c6.0
更新無いんでまた水銀燈と雪華綺晶で書いてしまいました

銀「暇だわぁ…めぐも寝ちゃってるし、てれびとかっていうのも使い方が解らないし…。」
雪「あらあら、黒薔薇のお姉様こんばんわ。お暇を持て余してるようですわね?」
銀「あら末妹じゃない。何の用があってきたのぉ?」
雪「お姉様が退屈なさらないように私が遊び相手になって差し上げましょうと…だめですか?」
銀「まぁやることもないし…いいわぁ、遊びましょ。貴女はなにしたいのぉ?」
雪「私ですか?お姉様をくすぐってさしあげますわ。以前のお礼を兼ねてちょっとしたゲーム…。」
銀「ゲーム?まぁなんでもいいわぁ、こっちは準備万端よぉ。」ヌギヌギ
雪「それではルール説明をします。このお姉様のマスターの寝ている横で足をくすぐらせていただきます。
  ただし、声を出して笑うのと反抗して暴れるのは無しですよ、5分間くすぐりますから絶対にお姉様のマスターを起こさないようにしてください。」
銀「なんだかドキドキしてきたわぁ…めぐを起こさないようにっていうのが興奮するわぁ。」
雪「それでは行かせてもらいます…まずは手始めに羽根で…」コショコショ
銀「ふっ…ふふ…くすぐったぁい…!んふふ…。」ヒクヒク…
雪「ほぉら、踝…。」サワサワ…
銀「ひゃっ…!」ピクッ
雪「かかとから、土踏まず…」クルクル
銀「うひゃっ…ひっひっ…ハァ…ふふっ…」
雪「指の付け根に…間…」ワシャワシャ
銀「んっ!んふふぅ!」ピクンッ
雪「それじゃあ羽根を増やしましょう。足の甲と裏ですよ…」ゾワゾワ
銀「んぁはっ…!これ…やびゃいひひぃわぁぁ…」ビクッ
めぐ「んぅ………むぅぅ…」スヤスヤ
銀「危なかったわぁ…、足の甲と裏一緒にやられるの気持ちいいわねぇ。」
雪「以前にも経験あるのでは?」コショコショ
銀「ひっ…末妹の羽根の滑らせかたのほうがじわじわ気持ちいのよぉ…くふ…!」ピクピク…
雪「くすぐられ過ぎてなれちゃったんですか?」コチョコチョ
銀「あっ、それやぁ……慣れたっていうかくすぐってもらいたい感じかしらねぇ…
  腋とかより足のが恥ずかしくないしねぇ…あ、ちょ…」ピクンッ
雪「……今度他にも用意してきますね。それじゃあまたいずれ遊びましょう。」
銀「あらもう行っちゃうのぉ…またいらっしゃい…。」

これで終わりです、お目汚し失礼しました

356くすぐり好きの名無しさん:2012/02/13(月) 20:45:08 ID:hgQDYSn60
いきなり「ですまないんだがリトバスの小説をいまだに楽しみにしているのは俺だけか?

357くすぐり好きの名無しさん:2012/02/16(木) 18:25:35 ID:UJstkuD.O
うん

358暇つぶし:2012/03/12(月) 23:40:42 ID:x7/qXKFg0
まどマギのさやかちゃんで

「さて、覚悟はいいよなぁさやか」
「う、うう」

ベッド上にて少し、というかかなり怒ってる様子の杏子に押さえ込まれながら
さやかは考える。

(ど、どうしてこうなった…)


事の始まりは数時間前、
近場で発生した魔女退治に杏子と繰り出し無事に退治したまでは良かったが、
その後急に天気が崩れ、夕立に巻き込まれた為に、
さやかは愚図る杏子を引っ張って家まで戻り、
一緒に風呂で温まって、疲れと冷えを癒した。

そこまではよかった、が、
その時、ふと髪を洗ってる杏子を突っついてみたところ
「ひゃんっ」と可愛い反応をした為に、さやかの悪戯心が刺激され、
体を洗うと見せかけたくすぐり責めで杏子の反応を存分に楽しんでしまったのだ。
そして、現在、ちょっとやりすぎたかなと思いながら
さやかが着替えて自室に戻った途端、杏子が突然襲い掛かってきてこの有様である。


「ま、まあちょっと悪乗りしたのは謝るからさ、
 ここは、穏便に済ませてもらえないかなーなんて」
「ああ、許してやるよ。
 たっぷりお返しをしてやったらね」

半ば目が据わった杏子がさやかの脇に手を当てグリグリと荒っぽく揉みほぐす。

「どうだ、この、この」
「……ふっふっふ、甘い」
「わひゃあっ」

が、さやかはさほど感じた様子はなく
逆に、杏子のわき腹を突付いて反撃する

「この、どういうことだオイ!」
「フフン、その気になればくすぐったさなんて簡単に消せちゃうんだ」
「ま、魔法は反則だろ!」
「聞こえませ〜ん、というわけで、うりゃお返し!」
「にゃあああ!」

さやかは伸ばした手で杏子のわき腹をグニグニと揉み倒すと、
杏子は面白い鳴き声をあげて飛び上がるようにベッドから転げ落ちた

「あははは、さすがさやかちゃん、無敵すぎちゃってますね」
「・・・・・・・・」
「あれ? どうしたの杏子
 杏子ちゃ〜ん、お〜い・・・」

反応のない杏子の様子を見ようと、さやかがベッド下を覗き込んだ瞬間、
ヒュンヒュンと空気を裂く音がして飛んできた鎖が
言葉を発する間もなく、さやかをベッドに縛り付けた。

「うわっ! え、ちょ、ちょっと!」
「これでもう余計な真似できないよねぇ、さやかぁ」

両腕を上にして手首を縛られたさやかに、
にこやかに笑いながら立ち上がった杏子がのしかかる。
ここに来て、ようやくさやかは自分が虎の尾を踏んだことに気づいた。

「な、何すんのよ! これはいくらなんでもやりすぎでしょ!」
「うっさい! 人のことさんざくすぐりやがって、今から泣いたり笑ったりしかできなくしてやるからな」

杏子が再びさやかの体に手を伸ばす。
だが、相変わらずさやかの方に反応はない。
さやかが魔法の力で体の反応を鈍くしてるからである。

「だから、無駄だってば。いいから早くほどいてよ」
「・・・ふぅ、仕方ないね、これはあんま使いたくなかったんだけど」

してやったりという表情のさやかを見て、
杏子はため息をつき両手でそっとさやかの顔を覆った。

「ん・・・」

さやかの視界が覆われそして

359暇つぶし:2012/03/12(月) 23:41:20 ID:x7/qXKFg0
「ッ!? フッフフフフ、ふひゃはははっはははは!!!」

突然くすぐったさがさやかの体中に広がった。
必死で身もがきするも、特に触れられているような感触はなく、
ただ、手で体を撫で回されるような感覚が続いていく。

「ちょ! クフッ、あ、アンタナニを、うひゃひゃひゃ!」
「魔法を使われたんじゃ、こっちも使うしかないよねぇ」
「ま、魔法って…? ヒャアアァ!」
「アタシの魔法はね、前にも話したと思うけど幻や惑わしの力があるんだよ。
 だからねぇ…」

杏子の両手が光り、さやかの体がビクンと強く反応する。
先ほどの撫で回すようなものから、より強い揉み解すような感覚に変化した

「あんたみたいに体が強靭な奴にも利くってわけ」
「あはっ!あははははははは!!!ちょ、やめ、止めて!」

さやかは暴れて逃れようとするも、両腕を上に縛られて
お腹の部分に杏子が乗っかってる状態で引き離せるはずもなく
触れられていないのに擽られてるような奇妙な感覚に悶え続けるしかない

「ひっひひひひいぃ、ま、待ってきつい、コレ本当にきついって…
 あーははははははっ!! や、やだ、止めてって!! ほ、本当に…怒るよ!
 あひひひひっはははははあはっ!!」
「止めてほしいのか? じゃあ、これを食い終わるまで我慢できたら止めてやるよ」

ベッドの上で跳ね回って暴れるさやかに
杏子は○ッキーを箱から一本取り出し自分の口にくわえて見せた

「はいスタート。こちょこちょこちょ〜」
「うっ! くく…ぐっくくくくく」

杏子が脇の辺りをグリグリと押してくる
だが、耐えられないほどの刺激でもなく、さやかはグッと歯を食いしばって刺激に耐える
魔法でさっきのように刺激を受けないようにしようかとも思ったが
他に気を配ると笑ってしまいそうになるので、そのまま我慢する他なかった

「おぉ、頑張るじゃないか」
「う…うっさい、くぅ…、こ、コレ位…平気だって…」
「へぇ、そりゃ楽しみだね、っと」

杏子がわき腹に手を移し肋骨を鷲掴みにしてグニグニと揉み解すと
さやかの体が一瞬硬直し、次の瞬間。そのどんぐり眼が見開かれ

「……あ、あはははははははははははっっ!! 
 あはっあははっはははははははははっ!!!」

その口から爆笑が零れ落ちた。

「はぁ…、はぁ…」
「あーあ、笑っちまったねぇ。これで罰ゲーム決まりだな」

息を荒げて、足りなくなった息を吸い込んでいるさやかに、ニヤニヤしながら宣告する杏子
さやかが涙でにじむ目で杏子を見上げると、お菓子の棒はまだ半分も減ってはいなかった

「ま、待ってよ、もう十分でしょ、放してよぉ」
「ダ〜メだね、アタシが泣いても止めなかっただろ、それにねお楽しみはこれからだよ」

杏子のソウルジェムがかすかに明かりを灯し
周囲の空間がぼやけ始め、捻じ曲がったのように歪み
杏子の姿が一人、二人と増えていき、最後にはその姿は5人にまで達した

「う、うええ? 杏子が5人?」
「ロッソ・ファンタズマっていってね、まあ、名前はどうでもいいや
 私の必殺技の一つだよ、こんなことで使う事になるとは思わなかったけどね」
「こんなことって、あんたまさか!」

5人の杏子は唇をニヤリと釣り上げて、さやかの両足と両脇に二人スタンバイし、
その両手をワキワキと動かしながらさやかに近づけていく

「ちょ、待って! 本当に待って! それはまずいって!」
「さて・・・、終わりだよ!」

何とか逃れようと無駄な足掻きを見せるさやかに
杏子はその両手を一気に食い込ませた

360暇つぶし:2012/03/12(月) 23:42:09 ID:x7/qXKFg0
「あ…あははっ!!やめ…!あ…!あひゃひゃひゃははははははははっ!!
 待って待ってええへへへへ!やめへひはひはははははははっ!!」

首筋、脇腹、脇下、お腹、足の裏といったあらゆる弱点を
杏子の指が走り回る

「うぎゃあああははっははっはははははははは!!
 ひっひひひひゃはははははははははは!!
 やめ、やめろおおあはははははあははははあはっ!!」
「先輩に対する口の聞き方が相変わらずなってないねぇ」
「やめてくださいだろう?」
「ホラホラ、何とか言ってみなよさやか」
「ふ、ふざけなあひひひひひゃひゃひゃ!!
 だ、誰が言うもんですか!」


くすぐる手を緩めず、杏子の分身たちが挑発的にさやかを嘲笑う
その態度にカチンと来たさやかは涙目で杏子を睨み返す
が、それは杏子にとっては逆に気分を燃え上がらせる

「そうかい、言ってもわからないバカなら」
「笑い死ぬしかないよねぇ」

杏子達の手がよりいっそう激しく動き出した
わき腹と肋骨を食い込ませるようにグリグリと押し出し
足の裏を跡が残るまでカリカリと引っかき
さらに指の間まで執拗に責め立てる

「〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッ!!!!!???」

半狂乱になってさやかは暴れるも
5人がかりで押さえられては抵抗もできない
更に頭の上のほうに陣取った杏子がそっと首筋を撫で始めた

「うひゃっ!、うあはははははははははあはは!!!!
 やめっ、それやめて!ゾクゾクするっ!!!」
「なんだい、意外と弱点多いじゃないか」
「よーし、先輩としてあんたの弱点隅々まで探してやるよ」
「や、止めれええええええあああはははははあはっははははあぁつっっ!!!!」

こうして杏子の蹂躙が始まった
まず、手の平をそっと撫でるようにくすぐるとさやかは耐えようと唇をかみ締めたが
そっと太ももに指を走らせると途端に吹き出してしまった
そこから膝裏をこちょばすと頭を振り回して暴れたので
お仕置きとして弱点のひとつであるお腹を虫が動き回るように
ワシャワシャとくすぐってやると声にならぬ叫びを上げて体を突っ張った

もちろん上半身も忘れずに二の腕を刷毛で塗るように擦ったり
首周りや耳にそっと息を吹きかけてやったりもした
その度にさやかは大声で笑いながらかわいく反応する
どうやら与えられる刺激がくすぐったすぎて、もう感覚を遮断する余裕もないようだった

一通り全身を弄った後で、ようやく杏子はその手を止めた
時間にして30分くらいだろうか
本来なら失神してもおかしくないような強烈な責めだったはずだが
身体強化と自己回復の力を持つさやかは、幸か不幸か意識を保ったまま、
荒い息をしながら必死に酸素を取り入れている

「ハァッ、ハァッ、ハァッ……」
「どうした? もう終わりかい」
「泣いて謝るなら、もう許してやってもいいよぉ」
「う…、うっさ…い…」

からかうように降伏勧告をする杏子をさやかは涙目で睨み返してきた
ここまでされてそう言えるさやかも大したものだと思ったが
ここで引いてしまうのも面白くない
杏子はここまで敢えて残しておいた一点を見つめた

361暇つぶし:2012/03/12(月) 23:42:44 ID:x7/qXKFg0
「ふぅん、ま、そこまで意地張られちゃね」
「あんたを絶対に屈服させてやりたくなったよ」
「っ! ちょ! あ、あんた何を!」

さやかの体に馬乗りになって
荒い呼吸に上下する年の割りに大きなさやかの胸を、杏子は軽く揉む
さやかの顔が酸欠から羞恥によって赤く染まった

「馬鹿なことしないでよ! この変態!変態!」
「いつまで、そんな強気が取れるかねぇ?」
「んっ…! ゥヒッ!?」

柔らかな胸を揉みながら、杏子は周りの分身に再びくすぐり責めを開始させる
四方からのくすぐり責めにさやかは再び爆笑した

「うひゃははあははははははははははははははははははっっ!!!!!
 も、もうやめえひひゃは矢はははははははっははははあはぁっ!!!
 死ぬ、本当にし、しんじゃうううはあはははははははははははは!!!!!」

先ほどと同じく体をくねらせ爆笑した
だが、杏子が胸を揉み解し続けると
やがてしこりのような物が手に触れた
揉み続けるうちにそれは固くとがっていき、さやかの反応が艶っぽくなっていく

「いひゃ、ひっきゃあぁああっ! あっ、あっ、はははは! ひゃうぅっ…
 ば、バカぁっ…そ、そんなトコ…! ひゃっ! あはははははははははっ! んっ!
 だ、ダメぇえええっ! あははははははぁぁあぁぁああっ! らめだってばああはははは!!」
「おおぅ…」

ここに来てようやく気づいたが、
くすぐられ過ぎて服がめくれあがり、ブラの紐が肩から外れてる事にも気づかず
可愛らしい臍や小さな肩が丸見えのまま
顔を紅潮させ、モジモジと身をよじるさやかの姿はひどく扇情的で
同姓の杏子も何故か、心臓がどきどきして声が上ずってしまう。

「ど、どうだい、いい加減参っただろう」
「う、るさいぃ…、あ…、こんなことでぇ、負けるもん、うぅ、ですかぁ…」

笑い悶えながら高まり続けている様子だったさやかがそれでも気丈に声を返す
その痴態と態度が杏子の心の何かをぶった切った

「……ふ、ふふふ、そうかい。そこまでいわれちゃ奥の手を使わせてもらうよ」
「お、奥の手? ヒャン!」

杏子は両足を脇の下で抱え上げ、自分の右足をさやかの股間に押し当てる
そこで、これから何をされるか気づいたさやかが青ざめた表情になったが

「ちょ、あんたいったい何を!」
「終わりだよ!」

マッサージをするように強く振動させた
俗に言う電気あんまである
さやかの体がビクンと魚のように跳ね、そして

「〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!! あっは…あっ……くふっうひっぁ…
 あひッ!……くくくっ!…んぁっ……ぁっ…ぁっ……」
 うひひひひゃ!…あッ…んっ…あはぁッ……くひっ…あははははッ!?」

笑い声と喘ぎ声が入り混じったような
艶めかしい声を上げて体をくねらせる
杏子が足の指先を器用に動かし、股間の真ん中をクリクリと摘むように苛めると
その動きはなおも激しくなっていく

「はぁッ! ゃ…めぇっ!ぁんた、くひっ…ひはははははっ!
 いぃかげん……はひひははははッ!……んんぁああああ!!」
「その様でよく足掻くね、んじゃそろそろ止めを刺してやるか」

息も絶え絶えに反抗するさやかに、あきれたように言いながら
杏子は足の強弱をつけながら、周りの分身をさやかの周りに動かし、さやかの周囲に陣取った
1体は自分の後ろに回し、2体は両脇に置き、最後の1体は頭の方に立たせる

「これが最後のチャンスだけど、どうする謝るかい?」
「……ハァ……ハァ……」
「もうあんたの弱点は見切っているよ。太ももを撫でるようにくすぐられり指の間をこすられるのに弱いんだろ
 脇の下をワシャワシャと指先でやられたり、肋骨を掴むようにグリグリと押してやろうか?
 臍や腹もなかなかに弱いみたいだしねぇ、あぁ、首筋に息を吹きかけてやるのも面白そうだ
 それともそのでっかい胸こねくり回してやろうか?」

足を止め、さやかに微笑みかける杏子に
さやかは荒い息を吐きながら涙目のまま顔を向け

「べぇぇぇぇだ」

舌を出して応えた
杏子の中でプツンと何かが切れる

362暇つぶし:2012/03/12(月) 23:43:08 ID:x7/qXKFg0
「あひゃっ!あひゃひゃひゃははははあははははははは!あひっ!ひゃははははははは!!
 うひッ!ひひひッ!……くふっ!うひゃははははははは!ケホッケホッ!!
 あははははははははは!くすぐったい!くすぐったい!いひひゃははあはははひゃひゃひゃひゃはひゃ!!
 やめ!やめて!ひひっ…!脇やめて!!脇やめてぇえはははははは!!」
 ひゃはッ…!足も…わき腹も…ひひひっ!ひゃはは!もうやめて……おかしくなる!あはははははッ!!
 もむなあああぁぁははははははははッ!うくッくくくくくくッ!!あはははははははははは!きゃはははははははははははッ!」

手加減なしでのくすぐり攻撃がさやかに襲い掛かる
杏子達の50の指がさやかの体を余すところなく動き回りさやかを悶えさせる
呼吸も出来ないほどの刺激を受けながら、それでも魔法少女としての強靭な身体と無意識下で行われる回復魔法が気絶を許さない

「あははは!まってぇぇぇ!!!まっへぇ!!ひょ、ひょっとだけくひひひっ!あへへはは!あはっあはははははっ!!」
「さて、これで本当に、止めだよ!」

止めとばかりに杏子が再び自分のソウルジェムを使い先ほどの感覚侵食の魔法を行う
さやかの身体に無数の虫が這いずったかのようなゾワゾワとした感覚が広がっていく
身体のみならず精神までくすぐり犯され、さすがのさやかもとうとう音を上げた

「くっひゃははははははははっ!お、おかしくなる!わはひゃははっ!
 こ、こえいじょうは…おあひふなっひゃうはらああああ!!
 はひゃっ!や、やめ……ひゃふふふふ、きゃあはははははっ!」

だが杏子の手は止まらない、というよりも、もう謝罪とかそういうのどうでも良くなって
ただただ、さやかの痴態を見たくなっている様で。
顔をほんのり赤めたまま陶酔した様に、さやかをくすぐる手だけを止めない。

「あははははははははっ!ほ、ほんと…ゲホッ!くふふふふふふっ!
 も、もう、むりぃ…ひひひいひひっひっ、
 むいだっへばああひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!
 ひひひひひひっ!も、もうらめ…らめらっれっ!
 いやぁゃああああはっはっはああああっははははっ…………
 ははあああああああぁぁぁぁぁぁーーーーー!!!!!!」

擽感と快感が入り混じったまま責め苛まされ
断末魔のような声を最後に上げ、さやかは全身を跳ね上げるようにしてとうとう気を失ってしまった
頬をツンツン突いてみてもまったく反応がない。ここに至ってようやく杏子は我にかえる

「ちょ、ちょっとやりすぎたか?」

改めてさやかの姿を見れば、服はほぼ脱がされ胸も丸出しであり、スカートも膝まで脱がされて履いてないも同じ
シマシマ下着からは尿とも愛液ともつかないものが筋を引いて垂れ流されおり
身体は汗でビショビショで、なんとも扇情的にひどい有様となっていた。
杏子の鼻から思わず血が流れ出る。

「おぉ、やばっ、えーっとティッシュティッシュ」

そこで周りを見渡した時、一匹の獣が窓辺に立ってじっとこちらを見ているのに気づく

「ずいぶんとお楽しみだっようだね、杏子」
「……てめぇ、いつからそこにいた」
「君が魔法を使ってさやかをベッドに縛り付けたところからだね
 てっきり、魔女が出たのかと思ったよ」
「……そうか」

一瞬の間、そして次の瞬間、
杏子は逃げるQBを追って窓から飛び出した

「ぶっ殺す!!!!!」



こうして、少女達のとある一日は終わった
この後の顛末は詳しくは分からないが、QBの残機がまた一つ減ったことと、
その後、意識を取り戻したさやかが杏子に対し強烈な復讐を企んだのは確かなようである
だが、それはまた別のお話

363くすぐり好きの名無しさん:2012/03/13(火) 00:01:25 ID:2NZrQT8I0
以上、本スレで5人娘でアンケ取ってみた小話でした、いろいろな意味で長くなってしまいましたがw
ちなみに他のメンバーだとこんな感じでした
あんこ・話にあったように風呂場でさやかちゃんからゴシゴシ
まどか・ほむほむに監禁されて魔法少女にならないようくすぐり調教
ほむほむ・見えないまど神からいたずら
マミさん・体ごとマミられて体内で触手コチョ or QBと一人遊び

364くすぐり好きの名無しさん:2012/03/13(火) 12:35:02 ID:CpmKIWFwO
正直、出来るなら全部見たい

365くすぐり好きの名無しさん:2012/03/13(火) 13:53:42 ID:TfuGSx1g0
こういうハードなの大好きだ、超GJ!
まど神からいたずらされるほむほむが凄く見たいです

366くすぐり好きの名無しさん:2012/03/13(火) 22:22:35 ID:8A7B0Az60
とりあえず、某アイドル育成ゲームのアニメ版より、生っすかサンデーの一幕をば。
アイドルが生放送でくすぐられちゃう。そういうのをずっと妄想してた。


美希「本日の地獄のお手紙の対象は〜・・・千早さんなの!」
千早「くっ・・・ついに私が。。。」
春香「がんばれ千早ちゃーん」
美希「前回は春香が青汁を飲んだけど、今回千早さんは何を受けてしまうのでしょうか。
   さ、千早さん一枚引いて」
千早「うーん・・・これにするわ」
美希「じゃあ読むね。ペンネーム、スマイリーさんよりいただきました。」
春香「ありがとうございます」
美希「『ぶら下がり健康機にぶら下がって、1分間二人のこちょこちょに耐えてください。
    もし手を離しちゃったら、二人は番組が終わるまでくすぐっちゃって下さい』」
春香「うわー、私に当たらないで良かった。くすぐったいの苦手なんだよね私」
千早「1分間ぶら下がっていればいいのね。簡単で良かったわ」
美希「おっとー、千早さんから余裕の発言が出ましたなの!これは美希たちも気合が入るってものなの」
春香「ふっふっふー、千早ちゃんの弱点なんて知りつくしてるんだから」
美希「それじゃあ、準備が出来るまでCMどーぞ」

(CM)

美希「じゃあスタンバイが出来たようなので始めるの!千早さん、準備は良い?」
千早「いつでもOKよ」
美希「それじゃあ、はりきっていってみようなの!よーい、ドーン!」
春香「腋の下こちょこちょこちょこちょ〜」
千早「くっ…思ったよりも・・・くふっ、ふふふ」
美希「10秒経過なのー!」
春香「じゃあ徐々に下がってお腹…サワサワ」
千早「ひゃん・・は、春香っ!ダメ…!」
美希「20秒経過なのー!あ、30秒経ったら美希も入るね」
春香「横に行きまして、脇腹モミモミ」
千早「くっ…ふふっ。そこ・・・くふっ。だめ・・・!」
美希「30秒経過!美希も加わるの!」
春香・美希「こちょこちょこちょこちょ〜!」
千早「あはっ!あっははははははは!!ダメェ!あーっははははははは!!」
美希「あと20秒なの!」
春香「頑張れ千早ちゃん!」
千早「ひはははははは!!くすぐったい!!あひ!あははははははは!!」
美希「あと10秒!」
千早「ひゃはは!!もう!あーははははははは!!無理!」
春香「3!2!1!」
千早「あははははは!あっ!」
ストン

美希「離しちゃったの
春香「微妙なタイムだね」
千早「はぁ…はぁ…」
美希「千早さん、どうだった?」
千早「はぁ…すごく…はぁ…はぁ…辛かったわ…」
春香「スローで見てみましょう」
千早「はぁ…いってるん・・・じゃないかしら・・・」
美希「59秒27・・・あと一歩だったの」
春香「ということは?(ワキワキ)」
千早「は、春香…!アナタ、私のこと、好き?」
春香「うん、大好きだよ!」
千早「じゃあ!」
春香「うん!大好きな千早ちゃんの笑顔が見たい!(コチョコチョコチョ)」
千早「い、いやあーはははははははははははーー!」
美希「ということで、今週の生すかはここまでなの!パーソナリティは、星井美希と!」
春香「天海春香と!」
千早「あははははははは!あーっはっはっはっはっは」
美希・春香「笑顔の素敵な、如月千早ちゃん(さん)でした!バイバーイ!」
千早「あははははははは!」


「ハイカーット!お疲れ様でしたー!」

千早「はぁ・・・はぁ…はぁ」
春香「千早ちゃん、大丈夫?」
千早「なんとか…はぁ…はぁ。こんなに苦しいものだなんて…」
美希「千早さん、すっごく可愛かったの!」
千早「私は…はぁ…すっごく恥ずかしかったわ…」
春香「でもこれで千早ちゃんのファンが沢山増えると思うよ!」
千早「これで増えても複雑なのだけれども…」

翌日、思わぬほどの大好評になったため、くすぐりコーナーをレギュラー化したとかしないとか
それはまた別のお話・・・。

美希「それじゃあ!今回笑顔を見せてくれるのは、この人なの!!」

END

367くすぐり好きの名無しさん:2012/03/14(水) 02:00:31 ID:5CkVHilM0
>>363
GJですよ!
//s.cyrill.lilect.net/uploader/files/201203140147110000.jpg
向こうに貼ろうとしたら規制中なんで、こちらに貼り。

368くすぐり好きの名無しさん:2012/03/14(水) 16:21:10 ID:kW./00mUO
GJ!

369くすぐり好きの名無しさん:2012/03/15(木) 01:26:47 ID:sL9RzZW20
>>367
イラストすごいです!GJをおくりたい

370くすぐり好きの名無しさん:2012/03/17(土) 01:26:00 ID:zcjSUUVA0
素晴らしいな冗談抜きに

371くすぐり好きの名無しさん:2012/03/17(土) 02:06:51 ID:PPefMb120
>>366
遅ればせながらGJ!笑い悶える千早最高!
ここはひとつ、他のアイドル達のくすぐりシーンもぜひ…とか言ってみたりして

372<くすぐり処刑済み>:<くすぐり処刑済み>
<くすぐり処刑済み>

373くすぐり好きの名無しさん:2012/03/18(日) 01:18:05 ID:.XofyEmQ0
>>371 他のアイドル達のくすぐりシーンもぜひ…とか言ってみたりして

↑言い方がキモいから却下

374くすぐり好きの名無しさん:2012/03/18(日) 22:22:46 ID:DQTjcQcQ0
いやいや
書いた本人が却下してるように見えるから止めれ

375くすぐり好きの名無しさん:2012/03/19(月) 00:12:42 ID:Vo9Girx60
初音ミクがむき出しの腋や太ももはもちろん
全身こちょこちょされるssオナシャス!

376くすぐり好きの名無しさん:2012/03/19(月) 07:53:33 ID:pNGZEDZE0
>>375
リク厨は帰って、どうぞ

377くすぐり好きの名無しさん:2012/03/19(月) 16:42:28 ID:6xecrIG6O
>>375
そっちの願いはわかった、なら、俺の為にルーミアのくすぐりSSを書いてくれよ、話はそれからだ

378くすぐり好きの名無しさん:2012/03/19(月) 18:41:57 ID:LBhDlBtw0
>>377
リク厨は帰って、どうぞ

379くすぐり好きの名無しさん:2012/03/19(月) 19:47:48 ID:sOd6.Yd20
>>378
二番煎じは芸がないよ、と僕は決め顔で言った


僕はユリン・ルシェルちゃん!!
化物語ネタを出して起きながらユリン・ルシェルちゃん!!!
山田じゃねーって何度言ったらわかるのユリン・ルシェルちゃん!!!!

380くすぐり好きの名無しさん:2012/03/19(月) 22:43:31 ID:LBhDlBtw0
>>379
リク厨は帰って、どうぞwww

381くすぐり好きの名無しさん:2012/03/20(火) 23:15:47 ID:CTtOuWO20
リクはともかく、少なくともキャラだけ書いてお願いしても誰も聞きゃせんよ
シチュエーションとか、どういう風にやられるとか妄想を膨らませる余地がないとな

382くすぐり好きの名無しさん:2012/03/22(木) 01:43:27 ID:58Maq0ew0
いまからなーおまえをなーくす・・・

383くすぐり好きの名無しさん:2012/04/05(木) 15:05:46 ID:tqMmx.t.O
俺妹




バァァァン
扉を蹴り開け入ってくる人物が1人。
それは俺の妹の桐乃だった。
「あんたに渡したいものあるんだけど」
「こっちは受験前なんだぞ?あとにしてくれ」
そう明日は入試だ。それなのにこいつは……早いとこ出ていかねぇかなぁ
「うっ……じゃあここ置いとくから」
少しは悪いと思ったのか少し言い淀み机の端に四つ折りになった紙を置いて出ていった。
めずらしいこともあるものだ。あいつが暴言&暴力をせずに出ていくなんて普段だったら絶対にありえなかった。
「これで落ちたら言い訳できねぇな」
1人呟きさらに勉強に力を入れる京介だった。

翌日の試験も無事に終わり一週間が経った。今日は合格発表の日。
普通なら親が来るのだが……
「なぜ、こうなった?」
隣を歩く桐乃に聞く。
「しっ……仕方ないでしょ!お父さんもお母さんも来れないって言うから!だからかわりに私が……」
こう言ってるが俺は知っている。桐乃が父さんと母さんを説得していたことを。
まぁ落ちたときに俺をいち早くバカにしたいんだろうな……
到着が早かったのかまだ合格者の貼り紙はまだ掲示されていなかった。
「はぁ〜……緊張するなぁ……」
「緊張するだけ無駄よ……その……自信持ちなさいよ」
意外と優しい言葉が飛んできて驚いた。しかしそれもつかの間、合格者のかかれた貼り紙が掲示された。
「121……121……あっ……あったぁぁ……」
緊張が一気に抜け足の力が抜けて倒れそうになるのを必死に耐えた。
「その……おっ……おめでとう!」
入り口で待ってるからと残し走っていく桐乃。京介は手続きを終え、両親に報告。両親からはおめでとうではなく当然と言われたが声が震えていたのを気付かないふりをした。
さて帰るかと思うとメールが届いた。しかも3通。
それは桐乃の友人3人からだった。
黒猫からはまた厨二くさい内容だが訳すとおめでとうということだった。
普通に言ってくれればもっとうれしいのに……
沙織は沙織でネット用語を交えたメールだがわかりやすいおめでとうだった。
そして最後は意外な人物、あやせからだった。
丁寧な文でおめでとうと書かれていて俺はすごく興奮してしまった。
そしてその文を見ているとさらにメールが。
「遅い!早く来い!」
と桐乃からだった。
仕方ねぇひねくれたらまた面倒だ。
俺は早足で校門へ向かった。

384くすぐり好きの名無しさん:2012/04/05(木) 15:44:27 ID:tqMmx.t.O
校門で合流した桐乃と無言の帰路につきどうしようと悩んでいると、ねぇと桐乃から話し掛けてきた。
「あれ、見た?」
「あれ?」
「試験前に置いたあの紙」
あぁ……そういえば後で見ようと思っていたが自己採点や麻奈美の家に行ったりで忘れていた。
「スマンまだ見てない……」
あぁ蹴りをくらうなと思ったがそんなことはなく、桐乃はうつむいていた。


「ただいまぁ……ってホントにいないし!」
桐乃はリビングに向かったため京介は自室へと戻った。
「これか……」
四つ折りの紙を広げると中には思いもよらない事が書いてあった。
<合格したらなんでもしてあげる>
なんだっ!?なにが起きてる!?桐乃がこんなこと言うなんてありえないありえないありえない
「なにやってんの、頭抱えて気持ち悪い……」
はっ……
「ってお前はまたっ勝手に入ってくるなよ!」
「開いてたから見ちゃっただけでしょ!つーかなにやってんの?」
と机の上に置いてある紙を見て顔を赤くする桐乃。
「こんなの見てパニくってばっかじゃないの!変態!シスコン!」
「ばっかお前が書いたんだろ!」
「……わかった」
「は?」
なにがわかったんだろうか?頭にクエスチョンマークを浮かべていると
「なんでもしてあげるって言ってんの!」
「なんでも……」
「そうあんたのシークレット本のその……くすぐりとかも……いい…よ?」
「なぜそれを!?」
あれは漫画のカバーをかけて本棚の奥の奥に入れたはずなのに!
「どーすんの?するの……しないの?」
「お願いします」
床に正座し深く頭を下げてお願いした。そう、いわゆる土下座を京介は妹に向かってやっていたのだ。
「キモッ……マジでシスコンなんだから」
しかしその言葉に刺はなかった。

京介の要望で下着姿になった桐乃はベッドに寝そべり下着を隠すような格好になっていた。
「見んな変態」
「それは無理だな、さぁ両手頭にのせな」
しぶしぶあげる桐乃だったが京介は意地悪く上げきるまえに脇腹に指を突き立てた。
「きゃはっちょっったんまぁぁっ」
両腕で京介を押し返すがそののばしきった腕の付け根、脇の下に指を突っ込み動かす。
「ああっあはははっくっくすぐったいからっはははっ」
「なんでもしてくれるんだろ?もう少しやらせろよ」
なんだか口調が犯罪者のようだが京介はさらに指の速度を速めた。

385くすぐり好きの名無しさん:2012/04/06(金) 05:40:59 ID:jy8tHxuA0
これは期待

386ジオット:2012/04/07(土) 05:02:12 ID:8vBjUzNMO
思いつくままに、鉄拳の風間飛鳥くすぐられる小説を書いていきます。

387ジオット:2012/04/07(土) 05:35:05 ID:8vBjUzNMO
[風間飛鳥のくすぐり小説]

第5回鉄拳大会に、父に内緒で参加した富豪の令嬢 リリは、そこで出会った風間飛鳥に敗北。彼女はそれ以来リベンジを誓って密かに飛鳥の隙を伺うため、動向を探っていた。そしてそんなある日、絶好の機会が訪れた。リリは一計を案じて飛鳥をある場所へと呼び出した。

飛鳥が呼び出されたのは、いかにもな雰囲気の港の倉庫だった。

388ジオット:2012/04/07(土) 06:14:37 ID:8vBjUzNMO
「なんでまたこんな変なとこに呼び出されなあかんの?こんなとこ、誰もおらんし」
不審に思いながらも、飛鳥は断る理由もなかったためリリに言われるままにここに来た。
「・・ん、なんやお前ら?!」
ふと周りを見ると、辺りはまたいかにも怪しい風体の屈強な男達でいっぱいだった。男達は、飛鳥に襲いかかった。
「ふざけとんな、アタシがしばいたるわ!」
次々と敵を倒していく飛鳥。しかし倒せども倒せども男達は一向に数が減らない。何とか全員をのした時には、彼女は疲れきっていた。
「もういい頃かしら。風間、まだ私との勝負が残ってるわよ!」
時を見計らったように、リリが現れた。今回のことは、リリが全て仕組んだことだったのだ。
「はぁ、はぁ、卑怯なことしよって、絶対許さんわ!」
実力の半分も出せない飛鳥は、リリに全く歯が立たずあっさりと倒されてしまった。
「・・・アンタ、こんな方法でウチに勝って嬉しいんか?」
「今の私では残念だけど格闘技では勝てないわ。でも、あなたに悔しい思いをさせることは出来てよ」
リリは大の字に横たわる飛鳥に馬乗りになり、飛鳥の体をくすぐり始めた。
「は、はああああははは、アンタ何してあははははは!」
思いがけない攻撃に、飛鳥は思わず笑い声を上げてしまった。
「あなたには、弄ばれる悔しさを味わってもらうのよ」
飛鳥はいつもの露出度の高い服装である。リリは彼女の剥き出しの腕、脇や膝、太腿に集中的に指を躍らせた。

389くすぐり好きの名無しさん:2012/04/07(土) 08:47:06 ID:YV41meTMO
>>384
つづき



「あはっもうおしまいぃぃっ」
懸命に抵抗するが女は男に力では勝てない。しかもエロに対する男の力は相当なものだ。
「きゃはははっあっははははっ」
今度は抵抗ではなく身を捩り逃げにかえた。が今や京介が馬乗り状態になっているため抜け出せるわけもなくただくすぐられ続ける。
「もうっだめぇきゃははははくすぐったいぃぃ」
体力がなくなってきたのか桐乃は抵抗もしなくなってきた。
だが京介には好都合。さらに指を動かし脇の下、脇腹を刺激していく。
「あ〜ははははっそこっそこ弱いっ」
へそに指が入ったとたんに一段と笑い声が高くなる。
「もうはははっだめっホントにたんまっでっでちゃっ」
桐乃は必死に声を振り絞り言った言葉だったが京介には届いていなかった。
とまることのないくすぐりで下腹部の力が緩み桐乃のパンツは黄色い液体で濡れていった。
京介もはっと我に返ると目の前には涙を流す桐乃の姿。そっと目を後ろにやるとそこには黄色いしみが。
「すっスマンやりすぎた!」
「ひっく……うぅ……」
頭を下げるが一向に話を聞いてくれない桐乃。しかし京介には謝ることしかできずただただ謝り続けた。
小一時間は謝り続けただろうかすると掛け布団に包まっていた桐乃が顔を出した。
「ホントに反省した?」
目を赤くした桐乃がにらみながら聞いてくる。
「あぁ…やりすぎた。悪かった」
「なら……いい」
そういうとしみができた掛け布団をもって京介の部屋を出ていった。
仕方ないんだけど……今日、掛け布団なしか……


出ていった桐乃の顔は少しにやけ気味だった。
「あいつ……私にも興奮してた」
漏らすまでは想定してなかったしあんなに興奮するとも思ってなかった。
よくあるエロゲの台詞
<妹に興奮するわけねーだろ>
正直そんなこと言われたらどうしようと思っていたが京介に限ってそんなこと言うわけもなかった。
自室から壁を挟んだ向こうに向かって桐乃は呟く。
「シスコン、マジきもーい……けどいつでもしていいよ」
聞こえなくていい。今はそれで十分だった。



「ってなことがあったのよ!あいつマジシスコンでしょ」
「う……うんそうだね」
現在あやせ宅。
あれから桐乃と京介はわだかまりもなく普通に生活している。
時には自ら色気を使うこともあるけど。
などと話されるあやせはいい思いはしない。
(お兄さん……桐乃になんてことを……ぶち殺します)
明日は日曜日。桐乃は撮影があるらしいがあやせはなかった。
(やるなら明日ね)
あやせは桐乃が帰ったあと京介にメールを送ったのだった。

390くすぐり好きの名無しさん:2012/04/07(土) 09:15:06 ID:YV41meTMO
翌日……

「はぁ……はぁ……走ってきたぜマイスイートエンジェル!」
一時期は改心しわたしにセクハラ発言をしなくなったこともあったけど最近ではまた逆戻り。
まぁ多分合格で舞い上がっているんでしょう。多めにみてあげます。
しかし……しかしです。あの行為については許しません。
「どうぞ。もう何回目ですかね?わたしの部屋に入るの」
何だかんだでわたしもお兄さんのことは信頼している。桐乃のこともそうだけど、わたしに対しても真剣に悩んでくれたこともあったし……
まぁ今日呼んだのはその桐乃ことなんですけどね
「桐乃がどうしたって?」
「はっ…つい口に!?」
いけないいけない。
「さて呼んだのは他でもありません、桐乃のことです」
「そりゃそーだろうな、お前が俺を呼ぶのはそれしかないしな」
それしかないなんてそんなことはないんですけどね。
「お兄さん、最近桐乃と仲良すぎませんか?」
「……何を根拠に」
「一瞬、間があったのはなぜです?」
「うっ……つーかあいつしゃべったのか」
急にあわてだすお兄さん。見事にしゃべってくれましたよ、こっちが赤面するようなことも。
「あっそういえば今日は手錠ないんだな」
「話をかえないでください」
わたしは流されたりしません。しかも3回前から付けてません。
「ところでどこまで聞いてますか?」
小さくなりながら聞いてくるお兄さん。口にするのは恥ずかしいですね。しかし言わないとペースを握られてしまいます。
「下着姿の桐乃をくすぐって漏らさせたとこまでです」
言ってるこっちが恥ずかしいです。
「ほっ……」
「今、安心しましたね!?」
「はっそんなことはないぞ、あやせ!?」
「明らかに目が不自然な動きをしてます!本当のこと言ってください!じゃないと警察に呼びますよ!」
一瞬の沈黙……わかったと白旗をあげたのはお兄さん。よし勝ちました。
「えぇと……裸にして乳首に吸い付きながら脇の下を「死ねェぇぇぇ!」」
言い切る前にわたしの中段回し蹴りが座っているお兄さんの顔面をとらえていた。
「どうして桐乃にそんなこと……どうしてわたしじゃないんですか!?」
はっ……いったいわたしは何を言って……

391くすぐり好きの名無しさん:2012/04/07(土) 21:21:58 ID:uw.G4Fw60
あやせきゃわわ

392:2012/04/11(水) 23:54:39 ID:46NPuCXg0
プリティーリズムのみおん可愛いくすぐりたい

393くすぐり好きの名無しさん:2012/04/23(月) 22:22:10 ID:pM4IlmpY0
薔薇水晶で短いのを

薔薇「お姉様…お願いが…。」

銀「な、なによぉ唐突に。アリスゲームならやらないわよぉ…?」

薔薇「いえ、実はお姉様にしか頼めない事なのです…。いいですか?」

銀「まぁ…いいわぁ。いってごらんあさぁい?」

薔薇「はい、実は…白崎、あ、いやラプラスに…」

『看板娘なんだからもっと愛想良くしないと、お客さんこないよ。ほら笑って笑って!』
『え、笑えない?頬が引きつってるって?それじゃあ…くすぐれば笑うかな?』
『ほぉ〜ら、こちょこちょ…あれ、効いてない?じゃあもうしょうがないから羽根のある水銀燈にでもくすぐってもらいなよ、行ってらっしゃい!』

銀「それで私の所に来たのねぇ…なんか複雑な気分だわぁ…。」

薔薇「お姉様、お願いします。私をその羽根でくすぐってください。」

銀「ちょっとぉ、聞く人が聞けば誤解するわよぉ…。
  しょうがないわぁ、ブーツ脱ぎなさい。足だけよぉ…。」

それを聞くと薔薇水晶は心なしか嬉しそうにブーツを脱ぎ、白く美しい素足をさらけ出した。

銀「あばれちゃだめよぉ…。」ツーッ

まずは試しに、と言わんばかりか羽根で足の裏を一撫でした。

薔薇「なんだかよくわかりません…もっとお願いします。」

銀「いいわぁ、足の力抜いてなさい。」コショコショ

薔薇「……」ピクッ

一瞬だが足の裏になにかむずむずするのを感じた、これが『くすぐったい』だろうか。

銀「ここらへんがくすぐったいのぉ…?」コショコショ

薔薇「んぅ、動きたくないのに足が逃げようとします…。」

羽根が薔薇水晶の足の裏を一撫で、二撫で、往復するたび薔薇水晶の足はピク付く。

薔薇「指の間も…ぞくぞくします…。」ヒクッ…ヒクッ…

銀「側面とかぁ…かかとも良いわよぉ?くすぐられるのは初めてみたいねぇ。」

そういいながら羽根を遊ばせる、きめ細かな羽根が乙女のやわ肌の上でいたぶるように踊る。

薔薇「んっふ…くぅ…。くすぐったいです…そろそろ休憩を……。」

銀「あらぁ、何言ってるのぉ?これから楽しくなるんじゃなぁい!」ズゾゾゾ

そう言うと背中の羽根を膨らまし、薔薇水晶の足をひざ下まで取り込んでしまった。

薔薇「んっ、くぁ…!おやめ下さ…いっひ…ひ、お、おねぇさふふぅ……!んっ…」

銀「くすぐって欲しいって言ったのは貴女よぉ…?だからもうしばらくこのままぁ!」ワシャワシャ

薔薇「うっ…ふっふっふ……もう、嫌…許して……ふぁ…!」

その後水銀燈がさすがに止めてやろうと思ったらしいが、薔薇水晶はすっかり味を閉めてしまったらしい。

薔薇「もっと……『やさしく』くすぐって下さいますか…?」



終わり、最近過疎気味だからこんぐらいしかできない

394くすぐり好きの名無しさん:2012/05/05(土) 03:42:27 ID:hDclDBd60
>>393
くすぐられたい子を優しくくすぐってあげるお姉様というシチュに萌え。
「やめてあげるから10数えるまで我慢しなさぁい。動いたらお仕置きよぉ」とか言いそう。
敵のドールをくすぐる時は容赦しなさそう。

395くすぐり好きの名無しさん:2012/05/05(土) 06:13:11 ID:sWFSaPQE0
>>394
敵のドール・・・
真紅ェ・・・

396くすぐり好きの名無しさん:2012/06/07(木) 20:04:00 ID:P1lzr3L60
pixivで投稿されてた某こいしとさとりの小説を見てふと思った
さとり様の能力はトラウマを起こすことができる…つまりくすぐりでトラウマを植え付けて現実くすぐり+トラウマ想起のくすぐりの二重攻めができる…!
さらにそのくすぐり責めで新しいトラウマを植え付ければ2重、3重にも苦しませることができる…これは…夢が広がるな…

397ert:2012/06/21(木) 22:02:00 ID:QUaODpOs0
前置き失礼いたします。ertと申します。
咲-Saki-阿智賀編のトキが可愛いなぁと思っていたら、いつの間にか書いていました。
ごめんなさい。全然反省していません。また誤字脱字あったらすみません。

主成分及び注意事項
・nm/f
・咲の世界観を破壊する虞があります。ご注意を
・基本的にサド視点、責め視点描写です(受け視点好きの方はゴメンナサイネ)
・責めがオリキャラ注意
・怜のキャラ崩壊注意
・淀川よりも北に行ったことがないため、方言おかしかったらすみません
・千里山女子の活躍に期待しています

398ert:2012/06/21(木) 22:09:36 ID:QUaODpOs0
>>397

怜-Toki- 千里山編 episode of side-S 第π話「擽荘」


「のぉ、この牌譜見とーみ」
とある闇企業の重役室。スキンヘッド顔面凶器の男が凄みのある声を出す。
「北大阪予選か」
机上に並べられた牌譜を見た、パンチパーマ能面の男が足を組む。
「これ、おかしない?」
「……変やなぁ。この一発率、ほぼ100%やん。積み込みか?」
「アホか。自動卓やで?」
「高校生がそんなもん使わしてもろーて、糞生猪口才な」
「……この女、一巡先が見えるらしいで?」
「……ホンマ?」
「ホンマ。吹田に送った佐藤の班が、千里山女子の麻雀部員から聞きだしよった」
「佐藤か……。その麻雀部員が一番気の毒かもわからへんな」
「そんで、どないする? この女欲しない?」
顔面凶器の問いに、能面は鼻で笑った。
「要るわ。当然や」
「吹田、行こか」

★★★

「あれか?」
「間違いあらへん」
吹田市千里山。人通りの少ない路地裏から、黒リムジンが静かに発進する。

「竜華、なんで今日来ぇへんかったんやろ……」
たった独り、ふらふらとよろけながら不安定な足取りで歩くセーラー服姿の園城寺怜(おんじょうじとき)の横にリムジンが付く。
一瞬の出来事だった。
突然開いた後部座席のドア。
怜は振り向く間もなく左腕をごつい手でつかまれ、車内に連れ込まれる。
口を塞がれた。しかし、抗う体力を怜は持っていない。
なんの抵抗もできず、怜は意識を手放した。

「病弱やなぁ。ちょっと酸欠なっただけで気ぃ失いよった」
「そんな感想ええわ。それより、路上に女の持ち物落ちてへんか、もっぺん確認してみ」
「真面目か! 心配せんでも、佐藤の班が付近100m以内監視しとるわ。なんかあったらすぐ連絡入る。俺らはとっとと退散や」

★★★

399ert:2012/06/21(木) 22:10:43 ID:QUaODpOs0
>>398

「……ん」
怜がうっすらと目を開ける。
「おっ! ようやく目ぇ覚ましたか」

薄暗い牢屋のような部屋の中央で、
お馴染みのSM用チェア、M字開脚診察台に怜はセーラー服姿のまま拘束されていた。
両腕を万歳、椅子の背もたれに深く腰掛けた状態で、大きく開脚させられ、両手首足首を黒い皮製ベルトでぎっちりと固定されている。
怜を正面から眺めるのは、顔面凶器と能面の二名。
「……っ」
怜は膝を閉じようと身をよじるが、大腿部に負担がかかって痛いのか顔をしかめた。

「状況把握はもうええんか?」
顔面凶器がニヤケながら言う。
「……誰ですのん?」
怜の問いに、能面が口を開いた。
「ウチで働いてほしいんや」
「……はぃ?」
「園城寺さん、言うたか? 
牌譜見せてもろたで。おたく、麻雀のセンスあるわ」
「……」
「ウチの子会社で雀荘経営しとってなぁ。
大手会社のお偉いさんの相手してやって欲しいんや。
そういう世界があるっちゅうんは、聞いたことあるやろ?」
「……」
「おたく、裏社会で活躍できんで。学校辞めて、ウチの専属雀師なってや」
「……お断りや」
「もしインターハイなんぞが気になっとんなら、よう考えてみぃや?
表社会で名前挙げてもろくなことないで?
マスコミっちゅうもんは持ち上げるだけ持ち上げといて後は知らんぷりや。
一旦表に立ったら死ぬまで、世間体気にして生きていかなあかんねんで?
あいつら波風立てたいだけなんや。一旦あいつらの前に名前晒したら、なんぼでも叩きどころ探してくるで?
スキャンダルこ○きのマスコミに、もてあそばれて潰れる雀師が少なないことぐらい、おたくも知っとるやろ?」
「……」
「今の時期が最後のチャンスやねんで。選びや? 
表社会で、叩かれんようビクビクしながら生きていくんか、
裏社会で、誰にも咎められん中がっぽり稼いで生きていくんか」
「絶対に、お断りや」
怜は即答し、声に静かな怒気を込めた。
「用済んだんなら、はよ帰してください」

「千里山女子って意外とアホなんちゃうか? なんでこの状況で帰してもらえる思とんねん」
怜の強気な言葉に、顔面凶器が恐ろしい形相で笑う。
「アホはお前や。どんな戦局でも諦めんて、雀師にとっていっちゃん大切やろが。
勝たないかん状況で、親ダブリーにびびってオーラス配牌でベタ降りするような奴なら、ウチには要らんわ」
「ただのお囃子やん」
能面の冷たい指摘に、顔面凶器は苦笑いする。

400ert:2012/06/21(木) 22:11:49 ID:QUaODpOs0
>>399

「さ、はじめよか?」
能面が言うと、顔面凶器は怜の背後に回った。
「な……、何するつもり、なん?」
怜は不安そうな声を上げる。
「仲間なる気なったら、いつでも言ってや?」
顔面凶器は言うと、両手の人差し指を怜の両腋に突き刺した。
「ふにっ!!?」
そのまま、もぞもぞと人差し指を動かす。
「ふひゃっ……な、やはぁっ、な、なんで、こそばっ……ひゃはんっ!?」
怜はくねくね体をよじった。

「なかなか敏感やん? だんだん強なるでー」
「あひゃぁっ、ふひっ、……やめぇ」
目をぎゅっと閉じて赤面する怜の腋の下で、顔面凶器は指をぐりぐりと動かす。
「ひゃはぁんっ!! やははっ、やめてっ。こそばいっ!! だめなんっ……あひゃぁぁん!」
怜のM字に開いた脚ががくがく震える。

「ツボはどの辺か? のぉ」
顔面凶器が人差し指をほじほじと動かしながら、怜の腋の下から脇腹辺りを局所的に弄くる。
「ふひゃはははっ! やめてっ!! あはははっ、……にひゃぁぁんっ!!!?」
指が第10肋骨、ちょうど肝臓と腸の境辺りをつついたとき、怜の身体がびくんとうねった。
「お? 弱点発見?」
言うと、顔面凶器は怜の肋骨をゴリゴリほぐすように人差し指と中指を動かした。
「ちょっ!? ひゃはははははははっ!! ひゃっぁっはっはっはっはっはっ〜〜! やめぇぇぇっ、ひゃあはははは! こそばすんだめぇぇっへっへっへ〜〜!!!」
途端、怜は髪の毛をぶんぶん振り乱して笑い始めた。
目に涙を浮かべ、額には汗が滲んでいる。
「あぁぁっはっはっはっはっは〜〜〜!! ひひひっ、息っ!! 息ができひ、ひっひっひっひ〜〜!!!」
「ウチで働くか?」
「ひぃぃぃっひっひっひ〜〜! 嫌やぁぁっはっはっはっはっはっはっは〜〜!!」
がくがく身体を揺さぶる怜の口から涎が滴る。
「もう限界近そうやん。これ、続けても大丈夫なんか?」
顔面凶器は心配する素振りを見せながら、怜のお腹をくすぐった。
「ひゃははははははははっ!! 死ぬっ!! 死にゅぅぅっ、死んでまうぅぅひひひひひひひひひひ〜〜〜!!!」
「死にたくなかったら言うことあるやろ?」
「いぃっひっひっひっひ〜〜!!! ひゃっはっはっはっはっはっ!!!」
「聞こえへんで?」
「にやぁぁぁぁっはっはっはっはっはっ!!! 言わへんっ!!! ひ〜っひっひっひっひ〜〜!! ……ゲホっ!? ゲホォォッ!!? いぃひひひひひ〜〜!」
怜は咳き込み、口から涎を撒いた。それでもなお、笑い続ける。

「強情やなぁ。……まぁ、その方がおもろいけどな」
顔面凶器が指を這わせながら笑う。
すると、腕組をして見物していた能面が動く。
「ワシも入ろか」
「頼むわ」
能面は、びくびく左右に震える怜の両足から黒いローファーを脱がせる。

普段から靴を脱ぐことが多いからか、怜の白いハイソックスの足裏は蒸れた様子もなく、綺麗だった。
「あぁぁっはっはっはっは〜〜! そこは触らんといてぇぇぇっへっへっへっへ〜〜!!!」
能面は、クネクネと必至に逃げ回る怜の足に指を這わせた。
「ひゃぁぁぁっはっはっはっはっはっ!!! きゃはははははっやめぇぇぇぇこひぃぃひひひひひひひっ!!!」
能面は、怜の右足の指を捕らえ足の裏を反らせ、土踏まずをかきむしった。
「いやぁぁぁぁっはっはっはっ!! あしぃぃっっひっひ、ぁかんぁかんぁかんっぃぃっひっひっひっひっひ〜〜〜!」
「足めっちゃ敏感やん! 運動不足ちゃう?」
「病弱で入院しとったらしいで? そのせいやろ」
「ひゃひゃひゃひゃひゃっ、あかんてぇぇぇひひひひひひひひあぁぁぁぁいぃっ!!! 息っ!! 息いぃぃひっひっひっひっひっふひゃぁぁっはっはっはっは!!」
涙で顔を濡らしながら笑い続ける怜は何度も咳き込む。

怜は、苦しそうに顔をしかめたり、弛緩させたりを繰り返し、次第に目が虚ろになってきた。
「これ、そろそろヤバイんちゃう?」
「ひぃぃひひいひひひひひひっ!!! ごひぃぃぃいぃぃぃ、ああぁぁはっ……はぎぃぃっひっひっひっひ」
「園城寺さんよ、死にとうなかったら言うことあるやろ?」
「あははははははっ!!! はががががっ……ひひひひひひっ、言わんっ……あぎっ、ひひひひ……」
怜は笑いながらも死にそうな声で拒否すると、気絶してしまった。

「うわぁ……気絶してもーたがな」
「全然時間経ってへんのにな」
「起こそか?」
「……まぁ自然回復待とや。おそらく今起こして再開したら、こいつ本気で死ぬわ」
「死なれたら困るなぁ」
「あー。栄養剤打っとこか。多少回復早なるやろ」

401ert:2012/06/21(木) 22:12:52 ID:QUaODpOs0
>>400

「……んっ、……えっ?」
怜は目を覚まし、あたりを見回す。状況は全く変わっていない、が……。
「お、起きた。園城寺さんよ、気分はどうや?」
顔面凶器がニヤニヤしながら、M字開脚診察台に乗った怜の顔を覗きこむ。
「……最悪に、決まってますやん」
「体調は?」
「……」
怜は目を逸らす。
「前よりマシになっとってビックリしとんやろ?」
「……」
「それな、アメリカ軍が開発した肉体増強剤をベースにウチで改良した栄養剤なんよ。
常人なら二日貫徹の肉体疲労・精神疲労も一瞬で吹っ飛ぶぐらいの効果あるんやけど、
病弱な園城寺さんやったら、どんなもんかのぉ?」
怜は不服そうに顔をゆがめるが、顔色は良く、呼吸も安定している。

「ほな、再開しよか」
顔面凶器が能面を呼ぶと、怜は怯えたような表情になった。
「ま、また、こそばかすん、ですか?」
「当然や」
「……ほ、ほな、その、……ここで働かせてもらいますんで。あ、あの、もう、勘弁してもらえませんか?」
顔面凶器はしたり顔をするが、能面は険しい表情を作る。
「……嘘やな」
「え?」
「園城寺さんよ。おたく、ウチら舐めとんか? こちとら嘘見抜くプロやで?」
「そ、そんなんっ……。う、嘘やないですよ」
「魂胆見え見えやん。この場だけしのいで、こっちが油断した隙に逃げる気やろ? こっすいなぁ」
「い、……そんなこと……」
怜は言いよどんだ。
「安心しぃや。心配せんでも、ウチらに絶対服従を誓いたなるまで笑わしたるわ」

能面が怜の右足、顔面凶器が怜の左足の前にしゃがむ。
「足が敏感やったなぁ」
言うと、能面と顔面凶器は怜の白いハイソックスを脱がした。
怜の真っ白で不健康そうな素足が露になる。
「……お、お願いします。もう、こそばさんといてください」
震える声で怜は懇願する。
「おたくのために、こんなん用意したんやで?」
能面が手に持って怜に見せたのは、鳥の羽だった。
怜は顔を青くして身震いする。

「そ、そんなんで、やられたら、……マジで死んで――」
怜が言い終わる前に、能面は怜の足の指に羽根を這わせた。
「うひゃひゃひゃひゃひゃっ!!? きっついっ!!! きっつぃってっ!!」
足の指をぐにぐにうごめかしながら、怜は首を左右に振った。
「ほれほれ、どや? おもろいかぁ?」
「ひぃぃひっひっひっひ、やめっ……!! ぁかんてぇぇぇっはっはっはっはっはっはっは〜〜!」
怜の笑い声は、気絶前よりもハリがあるように聞こえる。
「踵とか結構きつそうやの?」
「くひゃゃっはっはっはっはっ〜〜!! こしゅっ……どっこもきついってっぇっへっへっへっへっへ!!!」
「羽根一枚でそんなおもろいか?」
「ひゃっはっはっはっはっ!!! アホかっ……いひひひひひっ! おもろないっ!!! おもろいわけないやんっぃぃひっひっひっひっひっひっひ〜〜!!」

「ほな、左はコレでいくで?」
顔面凶器は孫の手を取り出し、怜の左足の裏、土踏まずの辺りを引っかいた。
「いぃぃやぁひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっ〜〜〜!!! 死ぬぅぅっいぃぃっひっひっひっひ」
「死ぬ死ぬ言うて、そう簡単に死ぬ気ないやろ?」
「ひひゃぁぁぁっはっはっはっはっは〜〜、気持ちのっ!!! あはははははっ、気持ちの問題ちゃうやろぉぉぉっはっはっはっはっは〜〜」
「大人しい子かとおもたけど、案外つっこみキャラなんか?」
言いながら顔面凶器は、怜の足の指を掴んで反らせ、足裏のふくらみに孫の手をあてがった。
「ぎゃひぃぃっひっひっひっひっひ〜〜!!! マジでぇぇっ、マジで死ぬぅぅっはっはっはっはっはっ……ひゃあぁぁぁははははははは!!!」

「なんか、元気になったみたいで何よりや」
「せやなー」
「あぁぁ〜っはっはっはっはっはっ!!! 言うてんなやぁぁぁひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ〜〜」
ほのぼの雑談する二人に唾を飛ばしながら笑い乱れる怜。
「こっち側も使ったるな」
能面は羽根の柄の部分で、怜の足裏を引っかく。
「ぁいたぃっいたっ、ひゃははははっ! いたぃってあっはっはっはっはっは〜〜」
「痛い言うて、笑っとるやん」
「こそばいぃぃぃっひっひっひっひっひっ! きひぃぃんっ!!? あっぁっはっはっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!」

402ert:2012/06/21(木) 22:14:08 ID:QUaODpOs0
>>401

数分ほどくすぐり二人が手を止めると、怜は息を切らせるものの、それほど顔色は悪くなかった。栄養剤の効果は抜群である。
「はぁ……はぁ……、も……もう、……堪忍してや……」
「薬、効き過ぎちゃう? この女、まだ全然落ちてへんで?」
「せやな。肉体増強かつ精神衰弱させるような薬ありゃええねんけどな」
二人の顔を怜は涙目で見比べる。
「そ、そんな、……もう、なんでも、言うこと、聞きますんで」
「信用できんわ。目が全然死んでへんもん。その目、敵意丸出し。裏切る気満々やん」
「……〜〜〜〜〜〜っ!!!」
怜は両腕両脚をガタガタ激しく震わせる。
「無理やって。そのベルト、そんなヤワやない」

「最近の女子高生の間ではノーパンが流行っとんかいな?」
顔面凶器がぺろんと怜のスカートをめくる。
「ちょっ!!? なっ……っ!!」
怜は紅潮した顔をさらに紅くした。
「かわいいおめ○が丸見えやん!」
「これ使うか?」
能面が羽根を顔面凶器に手渡す。

「お○ここ〜ちょこ〜ちょ」
「ふひゃひゃひゃひゃひゃっひゃ!!!! ちょっ!!! ひぃぃぃっ!!! やめぇぇぇあひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」
顔面凶器が怜の秘部に羽根を這わせると、怜は膝をがくがくさせながら笑い暴れた。
「うひひひひっ! ぁかんぁかんぁかんぁかんっ!!! 変になるっ!!! ひゃひゃひゃひゃっ!!! おかしなるって、いひひひひひひひひいひひっ!!」
「おかしなってもろてええねんで?」
能面は怜の背後に回り、後ろから首筋をくすぐった。
「にゃひゃぁっぉあっ!!! にひひひひひひひっ!!! ぁかんてっ……無理無理無理無理ぃぃぃっひっひっひっひっ!! きひひひひひひひひひ〜〜っ!!!」

「○めこ羽根責めされながら、こそばされるんはきっついやろぉ」
「ひゃぁぁぁぁーっはっはっはっはっはっはっ!!!! うひひひひひっ!! ぎひぃっ!!? ぐひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」
能面は怜のセーラー服の裾から両手を入れ、素肌をこちょこちょくすぐる。
「にひひひひひひひひひっ!!! いぃぃぃーっひっひっひっひっひあひゃぁぁぁあああっはっはっはっは〜〜!!!」
「まだまだこれからやで? 園城寺さんよ?」
「やぁぁぁぁひゃひゃひゃひゃっ!!! 堪忍っ!!!! ひゃひゃひゃひゃ、堪忍してぇぇえへへへへへへっ〜〜……ゲホォっ!!!? ぎひひひひひ〜〜」
「気絶するならしてええで? ゆっくり休んでまた遊ぼうや」
「嫌やぁぁぁぁはははははははははっ!!! もうだめやってぇぇひひひひひひひひひひひひ、いぃぃーっひっひっひっひ〜〜っ!!!」

この後、怜が裏社会に足を踏み入れるのか、無事表社会に戻ることが出来るのかは、別のお話。


怜-Toki- 千里山編 episode of side-S 第π話「擽荘」 完 
ここまでお付き合いいただき本当にありがとうございました。

403くすぐり好きの名無しさん:2012/06/22(金) 11:10:08 ID:ljllUJOs0
素敵ですっ!
それにしても咲は人気だなぁ・・・正確に言うとあちが偏が人気ですな

404ert:2012/06/22(金) 19:56:01 ID:KOw/6jQw0
>>403
ありがとうございます><
阿智賀編、某動画サイトではなかなか良い感じに盛り上がってますね! 一週間公式無料配信ありがたや

405くすぐり好きの名無しさん:2012/06/22(金) 22:23:58 ID:ljllUJOs0
>>404
なんで読ませて貰ってる側がお礼言われるんですかwこっちこそ素晴らしい小説ありがとです
それにしても絵と小説両方出来る人はいいなー、ひょっとしたら自分の絵に小説つけたりも出来たりするんじゃないですかねっ!?なのはさんとか・・・(チラッ

406くすぐり好きの名無しさん:2012/06/23(土) 00:00:35 ID:ODdhs3mI0
前置き失礼します。ertと申します。
連日投下失礼します。なんか荒ぶったら書いてしまいました。
咲-Saki-より、ちゃちゃのんです。

主成分及び注意事項
・nm/f
・咲の世界観崩壊の危険性あり
・咲原作8巻登場キャラがメインです。未読の方はネタバレ注意。
・S視点
・責めがオリキャラ
・一口に広島弁といってもいっぱいありますよね。かなり方言がゲシュ崩してます。鹿老渡出身の方スミマセン
・鹿島って多分人生で1回しか行ったことないです

407ert:2012/06/23(土) 00:03:43 ID:ODdhs3mI0
>>406

ちゃちゃのん-Ichigo- 鹿老渡編 episode of side-K 南4局「試擽」


『第9試合中堅戦終了――!! 姫松高校主将愛宕洋榎。役満直撃で逆転――!!』

とある闇企業の重役室で、スキンヘッド顔面凶器の男が「おおっ」と感嘆の声を上げる。
薄型大画面で生放送されているのは第71回全国高等学校麻雀選手権大会1回戦第9試合。
アイドル的に注目を集めた鹿老渡高校の佐々野いちご(ささのいちご)が、中堅戦のオーラス、清老頭地獄単騎待ちに九索を振り込んだところだった。
「ちゃちゃのん、やられたんか?」
机上の牌譜から目を逸らさずに顔面凶器に声をかけるのは、パンチパーマ能面の男。
「ありゃ振り込んでもしゃーないわ。かわいそうにのぉ」
顔面凶器の感想を受け、画面に目をやる能面。
「相手誰や? ん? あー、姫松の愛宕姉か。あの垂れ目よーやるわな」
「これで鹿老渡は、優勝から一歩遠のいたわけや」
「ちゃちゃのんは是非ウチに欲しい人材や。垂れ目のおかげでええトラウマ――表の麻雀界隈からフェードアウトする口実ができた。
あとはこのまんま、姫松に鹿老渡をボッコボコにしてもらえればええだけやな」

希望通り、鹿老渡高校は初戦敗退が決定した。

★★★

「……っ」
ツーサイドアップポニーテールの少女がうっすらと目を開ける。
ギシっとベルトの軋む音。
いちごは、自分がX字に拘束され、両手両足首を皮製ベルトで固定されていることに気付いた。
「なんこれ?」

「お、目ぇ覚ましたな」
薄暗い牢屋のような部屋の中央。
制服姿の佐々野いちごは、X字拘束台の上に両腕両脚を目一杯広げた状態で拘束されていた。
鹿老渡高校の夏服は、半袖シャツに棒ネクタイ、スカートは膝小僧に少しかかる程度、白いハイソックスである。
スカートとネクタイは同色か、同明度の色である。

「ここ……どこなん?」
いちごは呆けた顔で、上からニヤニヤと覗き込む顔面凶器におっとりと尋ねる。
「四国」
「四国……、? 四国?」
いちごは寝ぼけているのか、目を細めながら間の抜けた声を出す。
「ウチの会社な、地方各地に支部あんねんけど、鹿老渡から山陰支部に連れ去るんは時間かかりすぎるっちゅーんで、
鹿老渡→鹿島→松山ルート使わしてもろたわ」

「え……、会社て……どういうことなん? ……って、これて、誘拐!? ちゃちゃのん、誘拐されたんっ?!!!」
ようやく頭が回ってきたのか、いちごは状況の異常性に気付いたようだ。
「えっ!!? ちょ、ちょ待って? なんこれっ!? 意味わからんやん。
ちゃちゃのんなんで縛られとん? ちゅうかあんたら誰? ちゅか何? これ普通に犯罪じゃろ?! なんしよんよ!!」
パニックに陥ったのか、急に騒ぎ出すいちご。

「おたくをスカウトしたいんや」
いつの間にか現れた能面が腕組をしながら、いちごに近づく。
「スカウト?」
「おたくの牌譜見せてもろーたで? なかなか光るもん持っとるやん。どや? ウチで働いてみんか?」
「……どういうことなん?」
「このロゴ、見たことないか?」
能面は自分のジャケットの胸についたマークを指差す。
「……!! それって……」
「おたく、裏社会で活躍できんで。ウチの専属雀師になってや」

いちごは言葉を選んでいるのか少しだけ考え、べぇっと舌を出した。
「嫌じゃ! ちゃちゃのんは暴力団の世話にはならん。一昨日来とーき!」
いい終えると、いちごはプイとそっぽを向いた。

「ほな、やろか?」
「えらい嫌われたもんやなぁ。この状況で断るってどんだけ神経すわっとんねん」
「戯言はええねん。しゃんしゃん準備しぃ」
「真面目か。ちぃとは遊ばせろや」
能面が冷たく急かすので、顔面凶器は苦笑いした。

408ert:2012/06/23(土) 00:53:12 ID:ODdhs3mI0
>>406
>>407

顔面凶器がいちごの顔を上から覗き込む。いちごは目を閉じたままツンとしている。
「働く気なったら、いつでも言ってや?」
言うと、顔面凶器はいちごの腋の下に両手を入れ込んだ。
「うひゃぁぁっ!!!?」
いちごは突然の刺激に驚いたのか、ビクンと身体を上下にうねらせ、目を見開いた。
「な、なひぃっ!? な、ななな、なっ、なんしよん?!?」
顔面凶器はそのまま、無言でこそこそと指を動かした。
「うふぉっ!!? ふぉはっ、ちょまっ……なん、くくくくくくっ……なんでこちょばすん!? あは、ひひひひひひ、うふっ……くふふふふふ」
「なんでて、ちゃちゃのんが言うこと聞かんからやん」
「うひぃぃぃっ!!? ふおふふふふっ、ほじゃけんて、なんで、……くふぉふぉふぉっ」

いちごの脚がガクガク震える。
能面はいちごの足下に近づき、左右にびくびく痙攣するように動くいちごの足からローファーを外す。
「ちょっ、うひゃぁぁっ、ははははっ、なんしよんっ!!? 脱がさんといてっ……ひひひひ」
能面は、少し汚れた白いソックスの足の裏に人差し指を這わせた。
「うふふぉぉぉぉぉっ!!! はははっ……ちょっ、いけんて……ひひひひっ、な、もうっ!! うふふふふふっ」

いちごは必死に歯を食いしばる。口元に泡がもれる。
「我慢せんでええねんで?」
顔面凶器がいちごの腋の下をくすぐりながら言う。
「あはははっ……くぅぅっ……くくく、あんたら、変態じゃろ……っ! こんのっ……ひひひ、帰ったら、絶対、うふふふふふ……警察いっちゃるけんな、くくくふふふふ……よぅ覚えとき……んくぅ」
「あー、言うたらあかんこと言うてもーたなー」
顔面凶器はため息をつきながら、いきなり両手十本の指でいちごの肋骨をぐりぐりとほぐし始めた。
「うひゃっ!!! うゎはははははっはははははっ!!!! うふぉほほほほほほほほっ!!! ちょまちょまっ……だっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは〜〜!!!」
「どや? 効くか?」
「うあははははははははははははっ!!! いけんっ……!!! こちょばいぃぃっひっひっひっひっひっひ〜〜〜!!!!」
たがが外れたように、笑い暴れるいちご。一旦笑い出してしまうと、もう止まらない。
「うはははははははっ! はぁ〜っはっはっはっはっはっはっは〜〜〜っ!」

「ほな、こっちもそろそろ本気でいくかのぅ」
能面は、いちごの右足を左腕で拘束台の脚と一緒に抱え込むよう陣取る。
いちごに背を向けた状態で、能面は右手でいちごの足裏をかきむしった。
「いやはははははははははっ! ひひひひひひひひひっ!!! いけんてぇぇあへはひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!」
ソックス越しに、足の指が蠢いているのがわかる。

「靴下脱がすで?」
「いけん〜〜〜〜っ!! うひゃ〜っはっはっはっはっは〜〜っ!」
能面は、いちごの右足のソックスのつま先を持って、一気に引っ張り脱がす。
ぎゅっと足指を閉じた白い素足。
足裏の真ん中に寄った皺を伸ばすように、能面は指を這わせる。
「うひひひひひひひひっ!!! こしょっっ!!? うひゃぁぁぁぁはははははははははははは」
足の指が開いたり閉じたり、くねくねと足裏がよじれる。
能面は、いちごの足の指が開いたところを狙い、左手で足指をつかんだ。
「ひゃはぁあんっ」
能面は、いちごの足の指の間を丁寧に爪でこそぐようにくすぐってやる。
「ぎゃぁぁぁ〜っはっはっはっはっはっはっ!!!! それやめっ!!! いけんぃけんっ、あひゃぁぁぁんっ!!!? ぅひゃ〜っひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ〜〜!!!!」

「どや? ウチで働く気になったか?」
数分ほどくすぐった後、顔面凶器がいちごに問う。
「ぎゃっはっはっはっはっはっ!!! なんっ! 何を、ぼけかましとんじゃっ!! ひゃ〜〜ひひひひひひひっ!!!」
両足の土踏まずを能面にガリガリと掻き毟られているいちごは、笑い涙を流しながら叫ぶ。左足もソックスは脱がされ、両足とも素足にされている。
「この状況でようそんなこと言えんなぁ。たいしたタマやん」
「どんな戦局でも諦めんて、雀師にとっていっちゃん――」
「それもうええわ!」
やけくそ気味に言うと、顔面凶器はいちごの脇腹を思い切りくすぐる。
「なひゃひゃひゃひゃひゃっ!!! なんの、ことじゃぁぁあぁぁーっはっはっはっはっは!!!?」
「ちゃちゃのん、お前さん、気に入られたみたいやで? こりゃ、ちゃちゃのんが頷くまで終わらんルートやな」
「ぎゃぁぁ〜っはっはっはっはっ!!!? そんなんっ……嫌じゃぁぁっはっはっはっはっはっ!!! 帰らしてぇぇあ〜っはっはっはっはっは〜〜!」

409ert:2012/06/23(土) 00:54:44 ID:ODdhs3mI0
>>406
>>408

「もう……こちょこちょは、やめて……」
数時間後、いちごは肩で息をしながら懇願していた。

「なら、ウチで働いてくれるんか?」
「……」
顔面凶器が両手をわきわきと構えると、いちごはビクッと怯えた。
「……わ、わわ、わかった! な、なんでも言うこと聞くけん、もう、こちょこちょだけは、……」
いちごは涙目になる。

「まぁ、口ではなんとでも言えるわな」
「え」
能面の言葉に、いちごは顔を引きつらせた。
「なんでも、ちゅーたな? ほな、もっとこそばかしてええか?」
「……い、……い、……こ、こちょばすんだけは、や、やめて、ください」
「なんでもやないやん!」
「……え、働くちゅーたら、こちょこちょ、許してくれるんと、違うん?」
「ちゃちゃのん、全然わかってへんな。こりゃもう、ウチらになんされても、文句言えんなるまで、笑わしたらなあかんな。のう?」
「せやなー」

能面と顔面凶器がゆっくりといちごの体に近づく。
「え、……い、嫌じゃぁぁっ!!! もうこちょこちょはっ!!! それだけはっ!! それだけはぁぁぁ――」
いちごの懇願空しく、能面はいちごのお腹を、顔面凶器はいちごの太腿を激しくくすぐった。
「――いやぁぁぁぁーっはっはっはっはっは!!! あははははははははははっ! だぁぁ〜っはっはっはっはっはっは〜〜〜、もう死ぬっ!!! もういけんてぇぇぇぇえっひっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ〜〜〜!!!」
髪の毛をぶんぶん振り乱し、大口を開けて笑い乱れるいちご。
能面はいちごのシャツのボタンを下から三つほど外し、おへそ周辺の素肌をくすぐる。
「むひひひひひひひひひっ!!! 無理無理無理無理っ、無理じゃってぇぇひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ〜っ!」

「やっぱりパンツはいてへんやん!」
顔面凶器がスカートめくりながら言う。
「うふぁぁぁぁーっはっはっは!!! なんしよんっ!!! ぼけぇっ!!! くそぼけがっ!!! 変態がぁぁぁぁひゃひゃひゃひゃひゃひゃ〜〜!!!」
いちごは可愛いおへそを能面にほじくられながら、喚く。
「めっちゃ暴言やん! 悪いやっちゃなぁ」
顔面凶器は笑いながら、羽箒を取り出し、いちごの秘部に当てた。
「うひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!! いけんっ!!! それいけんっ!!! うひひひひひひひひひひひ〜〜〜」
さわさわと秘部を撫でられる刺激に、いちごはビタンビタンと背中を打ち付けて悶える。
「お〜、きいとるきいとるぅ」
「いけんてぇぇぇうひゃひゃひゃひゃっ! 頭っ! 頭おかしなるぅぅぅひひひひひひひひひ」

能面はわしゃわしゃと指を動かしながら、いちごの上半身まで到達する。
「あっはっはっはっはっは〜〜、ダメじゃってっ〜〜! 無理てゆーちょんのにぃぃぃひひひひひひひ〜〜〜〜!!」
棒ネクタイを取り、ボタンを全開にし、腋の下を直にくすぐる。
「うひひひひひひひ〜〜〜、もういけんけん!!! ぎゃははは、死ぬけんっ! いっそっ!!! いっそ殺せぇぇぇあひゃひゃひゃひゃひゃひゃ〜〜〜っ!」

「こんなんもあるで?」
能面は二本の孫の手を取り出し、いちごの素肌の両脇ブラ紐の真横辺りに押し当てた。
「ひひひひひひっ!!! そんなんっうひゃひゃひゃっ、動かさんといてぇぇぇぇ!」
いちごは顔をしかめ泣きながら叫ぶが、能面は無慈悲に、いちごの肋骨を孫の手でしごいた。
「ぶわっぁっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!!! どじゃぁぁぁっははっはっははっははっは!!! おかしいぃっ!!! おかしいってぇぇはっははっははっははは〜っ!!」
こりこりと骨の擦れる感触。いちごは無意識に腋を閉じようとしているのかぎちぎちと手枷を鳴らす。

「ひひひひひひひぅぅぎゃぁはははっ! もうっ!!! 限界じゃっ!!! 限界じゃってぇぇぇいひゃひゃひゃひゃひゃっ! 限界ゆーちょんじゃにゃぃにぇぇぇ〜っひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ〜〜っ!!!」

いちごの悲痛な笑い声が薄暗い部屋に響き渡る。
何時間も無理矢理笑わされ、叫ばされ続けた結果、いちごがどうなってしまうのかは、別のお話。


ちゃちゃのん-Ichigo- 鹿老渡編 episode of side-K 南4局「試擽」 完

ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。

410くすぐり好きの名無しさん:2012/06/23(土) 03:02:26 ID:uZQFwsvc0
おつ、関西弁少女良かったです
分かりやすいようにスレageしてもいいと思いますよ

411くすぐり好きの名無しさん:2012/06/23(土) 03:05:06 ID:Z3mL3T1I0
おつおつ!
2日連続投稿ぱないの!
アシウラーの俺歓喜!

412くすぐり好きの名無しさん:2012/06/23(土) 06:18:22 ID:ODdhs3mI0
>>410
どーもです! 
関東圏にしばらく住むと、関西弁が可愛らしく思えてきましたの
「あれぇ? なんでageできないのかしら?」
「sageてるからでしょ?」
「Σ(゚口゚;)//」
とんちんかんな疑問を抱き続けてました^^; まことに氷解感謝です!

>>411
読んでいただき感謝です!
版権キャラ。散々キャラ壊しておいて、足の形を勝手に指定するのはどうにも気が引けるという不思議(´・ω・`)

以下独り言
投下してから誤字脱字その他ミス等発見する癖、いかんですね^^; 毎回絶対なんかある
〜今回の戦犯〜 
>>407 L30辺り ×山陰支部 ○山陽支部 
(わざわざ「中国支部」から書き直したのに!)
学校の先生を「お父さん」呼ばわりするぐらい恥ずかしいミスでした><

413くすぐり好きの名無しさん:2012/06/24(日) 23:05:55 ID:bcWg.EIo0
前置き失礼します。ertと申します。
二度あることは(ry というわけで、……ほぼ三日連続スミマセン。
咲-Saki-より、ステルスももでございます。

主成分及び注意事項
・nm/f
・咲の世界観崩壊の危険性あり
・S視点
・責めがオリキャラ
・モモのキャラ崩壊注意
・東横さんって某シブ「咲」タグの14%も占めてるんすね!
・東横さん、県予選のときは白ハイソでしたのに。ラブじゃんの解説が……


〜以下独り言〜
仏の顔も(ry と言いますので、しばらくは大人しくします。
というのも明日は帰りに本屋寄って即効帰宅 → 10巻熟読 → 1〜10巻通読&熟読週間突入
と、しばらくは余暇を全投資予定です^^;
今回の三作自体が、発売日直前のwktkが荒ぶりすぎた結果です……
読んでくださった方、お付き合い本当にありがとうございました。

414ert:2012/06/24(日) 23:07:22 ID:bcWg.EIo0
>>413

桃-Momo- 鶴賀編 episode of side-T 第τ話「擽奪」


「な、おかしいやろ?」
「……ほぅ」
とある闇企業の重役室で、スキンヘッド顔面凶器の男とパンチパーマ能面の男はテレビ画面に釘付けになった。
「この女がおるだけで、他家の振込み率が半端ないねんな」
画面に映っているのは、第71回全国高等学校麻雀選手権大会長野県予選決勝副将戦の録画である。
「この龍門渕の振込みは気になんなぁ」
「どないする?」
「……データが少ないな。とりあえず、佐藤の班に調べさせよか」

★★★

「消える?」
東京本部の廊下を歩きながら、能面が顔面凶器に尋ねる。
「せや。佐藤の話やと、対局中に捨牌が見えんなるらしいで」
「確かに、ホンマに消えんのやったら、あの振込みも説明つくっちゃつくが……
そんなオカルトありえんのかいのぉ?」
「まぁ、自分の目ぇで確かめてみぃや」
拷問室の前までやってくると、顔面凶器が扉を開く。

薄暗い部屋の真ん中に、強制開脚椅子がぽつんと置いてある。
逆Yの字を折り曲げて背もたれを作ったような形の椅子で、市場価格は21万6千円である。

「誰もおらへんやん。部屋間違ぉたんちゃうか?」
「俺とおんなじこと言うとんな。最初は俺も、なかなか信用できひんかったわ。……そこにおんねん」
顔面凶器は強制開脚椅子を指差す。
「は?」

「息殺して気配絶ってもあかんで? そこにおんのはわかってんねや」
顔面凶器は強制開脚椅子に近づき、背もたれの後ろに立つ。
そして、背もたれの前の空間を両手でつかんだ。

「きゃんっ!!?」
声がすると同時に、強制開脚椅子に拘束されていた少女が見えるようになった。
鶴賀学園の夏服にクリーム色のカーディガンを羽織った東横桃子(とうよこももこ)は、
両手を揃えて頭の後ろで縛られ、限界まで開脚させられた状態で、両脚三箇所ずつベルトで固定されていた。

顔面凶器の両手は、桃子の胸の上にあった。
「デカイ乳やのぉ? ホンマは触る気なかったんやが、見えへんかったからなぁ。事故みたいなもんや」
顔面凶器は、桃子の胸を優しく撫でる。
「ふわぁ……、な、なら、……手、手、手、んぅ……早く離して欲しいっす……」

「ほぅ? これが消えるっちゅうことか。……のぉ。もうやめたれや」
能面は納得して頷きながら、顔面凶器を制止させる。
「……な、何者なんすか? お二方は」
「おたくの能力見込んでな、おたくをスカウトしたいんや」
「……スカウトって……、……っ!!!」
桃子はハッと息を呑む。能面の胸元のロゴマークに気付いたようだ。
「ウチで働く気ないか? おたく、裏社会で活躍できんで?」
「……っ」
「まだ公式戦出場経験少ない今がチャンスやで? 
地元やったらちょっとばかり注目されとるらしいが、表社会で活躍しても、ろくなことあらへんで?
おたくの力ありゃぁのぉ、こっちの世界の方が、ええ思いできるで? そりゃ保証したるわ。
まだ若いんや。ポッと出がすぐ消えても誰も文句言わへん。周りの連中もすぐ忘れてくれる。それはおたくの方が、よぉわかっとんのちゃうか?」

能面は桃子の頭を撫でる。桃子は首を左右に振って拒絶した。
「冗談じゃなないっすよ!」
桃子は能面をにらむ。
能面は桃子の目を見て、桃子の心を繋ぎとめる何かがあることを確信した。

「こいつ、また存在感消しよった」
「見えとるはずやのに、見えへん気ぃするってなんか、気持ち悪いなぁ」
「今消えてもしゃーないのになぁ」
「ほな、やろか? この女の能力あったら、裏切るんも楽勝や。逃げよ思わんなるようなるまで、徹底的に笑わしたらなあかんで」
「せやな」
顔面凶器は、いつも以上にやる気満々の能面の態度に半ば驚き、苦笑いした。

415ert:2012/06/24(日) 23:08:37 ID:bcWg.EIo0
>>413
>>414

「さて、この辺かのぉ?」
顔面凶器は、人差し指で、桃子の腋辺りを突く。
「ひゃぁんっ!!?」
顔面凶器の指は、うまく桃子の腋の下に命中していた。
両腕を頭の後ろで縛れているため、腋を閉じることができず、桃子の身体がビクンと震えた。
顔面凶器は刺さった指をそのままこしょこしょと動かす。
「ひゃんっ……んくっ、……な、ななっ!? 何するんすかっ!!? ……わひぃぃっ!?」
「何て。ウチで働いてくれんか、おもてな」
言いながら、顔面凶器はぐるぐると人差し指を動かす。
「なななっ、ふくっ……こここ、こんなことしてっ!! ひぅぅぅっ……」
桃子は身をくねくねとよじる。
ふくよかな胸がふるふる揺れた。

「消えたかったら、消えてええねんで? 
まぁそんだけ嬉しそうな声上げとったら、消えようにもすぐ俺らに気付かれるやろうがなぁ」
「ふぐぅっ……くくく、……嬉しくなんか、ないっすよ……や、ひくくくっ……やめ……うぅぅぅ」
桃子は目尻に涙を溜めて声を絞る。
「喋るんきつそうやなぁ。いっぺん笑てみ? おもろなってくるで?」
顔面凶器は両手の指二本ずつで、桃子の腋の下をこそこそくすぐる。
「うひゃぁぁあんっ、……んくくくくっ……ひゃめっ……だ、ふくぅぅぅぅ……だだだ、だめっす! んひぃっ!!」

「ほな、こっちもいこか?」
能面は、開脚された桃子の足下に寄る。
桃子の右足からカポッと黒い革靴を脱がし取り、黒いハイソックスに包まれた足の裏に指を這わせた。
「ふひゃぁぁっ!!! きゃはっ……んぐぐぐっ……だぁっ! ひゃめっす!! だ、だめっ!」
足首から先がくねくね動く。下半身はがっちりとベルトで固められているため、膝を曲げることすらできない。
「あぁぁぁぁっ……いやっ……だめっっす!! だめ、……だはぁぁ! うひぃぃん」

能面は指をこそこそと動かしながら、足首、ふくらはぎと桃子の脚を上っていく。
「いひぃぃんっ……ふひっ!! ちょっ……もぅっ、ホントにっ! だめって! ……ふふんぅぅぅ」
能面は、桃子の露出した膝小僧をちょいちょいと爪でひっかいてやる。
「ひゃはははっ! ……んぐっ!! ぐふっ……とはっ!! ふはっ! ぷくくふふふぅ……ぶわっ!」
桃子は足先がぴくぴくと動かし、くすぐったさを必死に堪えるように、首をぶんぶん左右にふりまわす。

「ひひひっ……ひぃぃぃぃ、くひぃぃん! ……ぐふっ! くぅぅぅくくくくくく」
「なかなか耐えるやん!」
指先で桃子の脇腹から腋までを上下になぞりながら、顔面凶器が感心する。
「どんな戦局でも諦めんて、雀師にとって――」
「お前、その台詞の使い方、最近見失ってきてへんか? 今はまだちゃうやろ!」
「……アホか」
能面は少しムッとして、両手十本の爪で桃子の膝小僧から太腿付近をこそいだ。
「ひぎぃぃぃぃぃっ!!! ひゃはっ……ははっ、……くはぁっ!!! ふはっ!!! だめっ!! だはぁぁっ!!!」

「そろそろ限界やろ? 思いっきり笑てみぃて。すっきりするで?」
「ひぃぃぃぃぃぃんっ!!! だ、誰がっ……――」
顔面凶器が桃子の肋骨をぐりっと揉む。
「うひゃははははっ……くふっ!! ふふっ!! ホントっ!! ホントにやめるっす!!! だめっ、だひひぃぃっ!!!」
「俺の勘やとなぁ、この辺とか、効きそうな気ぃすんねんな」
言うと、顔面凶器は両手を桃子の腰骨に当て、激しく揉みほぐした。
「きゃはっ!!!? ……ぶっ、ぶははははははははっ!!! ひゃははははははははっ、だめっ!!! だめっすぅぅぅふふふふ! だぁーっはっはっはっはっは〜っ!!!」
「おお! 当たった当たった」
破顔した桃子は涙を散らし、髪の毛と胸を上下左右に振り乱しながら笑い悶えた。
「ぶわっはっはっはっはっはっはっはっ!!! だっはっはっはっはっはっ!! だめっすっ!!! ひひひひひひっ! 無理っすぅぅぅっはっはっはっはっは〜〜っ!!」
「知っとるか? こそばいっちゅう感覚は、内臓やら神経守るためらしいで? 直腸か? それとも子宮か膀胱でも弱いんちゃうか?」
「ひっひっひっひっひっひ〜〜〜!!! しぇへへっへへへへっ! セクハラっすよぉぉぉ〜〜あっはっはっはっはっはっは〜〜!!!!」
「胸やら腰やら揉んどる時点で、今更セクハラも糞もあるかいっ!」

416ert:2012/06/24(日) 23:09:46 ID:bcWg.EIo0
>>413
>>415

能面は、桃子の左足の革靴も脱がして桃子の股の間に陣取り、両腕を広げて桃子の両足の裏をくすぐる。
「うにょぉぉほほほほほほほほほほほっ!!! やめっ!! だめっす!! おひょほほほほほほほほほほ〜〜」
「こっからやとな、スカートの中丸見えやねんけどな――」
能面はため息を吐きながら、桃子の足裏をくすぐり続ける。
「なんでパンツ履いてへんねん!」
「うへへへへへへへへへっ!!! なんでって、なんすかぁぁぁっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ〜〜〜!!」
桃子の足首から先が嫌々するようにくねくねと動く。
「お前らそういう世界の人かっ!」
「きゃははははははっ!!!? お前らってぇぇぇひひひひひひっ!? どひゃはははっ、どど、ど、どういう世界っすかぁぁぁぁっ!!!?」

「とぼける気ぃならかまへんで? 靴下も脱がしたるわ」
言うと能面は、くすぐっていた手で桃子の両足のソックスに手をかけ、ぐいっと引っ張る。
黒いソックスはきつい拘束具につっかかりながら何度も伸び縮みする。力を込めると、なんとかすぽんと引き抜くことができた。

「ぶわははははははははっ!!!! な、なんするっすかぁぁぁぁ!!!?」
「ほぅ、脇腹つついてもこんな効くんか。腸が弱いんかのぉ?」
上半身では顔面凶器が桃子の内臓を心配してやっている。
「今の『なんするっすか』ってどっちに言うたんやねん?」
能面は、脱がしたソックスをくしゅっと丸めて放り捨てながら、桃子に尋ねる。
「どっちもっすよぉぉぉ!!! やはははははははっ!!! ツンツンっ!!! きひひひひひ、ききき、きついっす!! くはははははははっ」

「ほな、こっちもきっつぅ〜くいったるで」
言うと能面は、桃子の青白くて血色の悪い素足の足の裏を爪でカリカリと引っかいた。
「にぃぃぃぃひひひひひひひひひひっ!!! だやぁぁぁーっはっははっははっ! だめっすだめっすだめっす! くひひひひひひひひひひ〜〜〜っ!!」
「だめて、どっちがだめやねん」
能面が再び意地悪く桃子に尋ねる。
「だかっ!!! うひひひひひひひひっ、どっちもて言うてんすよぉぉぉ!!! ひゃ〜っはっはっはっはっはっはっはっ〜〜〜っ!!!」
桃子の足の指が、くすぐったそうにめちゃくちゃに動く。
「『どっちもて言うてんすよ』って、ワシらの言葉うつっとんやん!」
「東横さんよ。俺らに心開いてくれたってこと っ す か?」
「あひゃひゃひゃひゃひゃっ!!! まっ!! 真似っ!! ひひひひひひひひっ!!! にゅぁぁっはっはっはっはっは〜〜〜!!!」
桃子は顔面凶器の挑発に抗議したいようだが、腹の底から無限に這い上がってくる笑いにのまれてしまう。

「ひぎぃひひひひひひひひっ!!! いぇひひひひひひひひひっ!!! だめっ!!! もう、ホントっ!!! むりっすぅぅぅ! うひひひひひひひ!!!」
数分ほど経つと、桃子の目が虚ろになってきた。
時々宙を見つめては、泣きながら悲鳴のような笑い声をあげる。
「ウチで働いてくれんかのぉ?」
能面は右手の指を、桃子の素足の左足の指の間にそれぞれ差し込みながら言う。
「くわぁぁははっははははははははっ!!!! いひひひひひひひっ!!! でひひひひひひひっ!!!」
「のぅ?」
「きひひひひひひひひひひっ……うへへへへへへっ、むふふふふっ!!! むりっすぅぅぅぅぅっ!!!」
桃子は、焦点の合わない目を空中に預けながら叫ぶ。
「もう死にそうやんっ! 俺らと一緒なるんは、死ぬより嫌かっ!」
「……」
「ここやん!」
能面が黙っているので、顔面凶器がつっこんだ。
「ここで、いつもの『どんな戦局でも(ry』やろっ! お前、今日全然やなっ!! もうあかんのちゃうか?」
能面は、顔面凶器をにらみつけると、やけくそ気味に、桃子の足の指の間に差し込んだ自身の指をうごめかした。
「うぉふぉふぉふぉふぉふぉふぉっ!!! のぉぉぉほほほほっ! やぁぁぁーっはっはっはっはっはっはっはっ〜〜!!!! ひぬっ!!! もう、ひぬっすよぉぉぉひゃひゃひゃひゃ〜〜!!!」

「今日こいつが全然なんは、東横さんのみょ〜ちくりんな能力のせいやで?」
顔面凶器が桃子の肋骨をゴリゴリ揉みしだきながら言う。
「うひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!! そんなっ!!! なひゃひゃひゃひゃっ、言われてもぉぉっ、ぶぁ〜っはっはっはっは〜〜!!!」
「けじめや。今日は、お前さんが死ぬ寸前まで、がっつり笑わせたるわ」
「いやぁぁ〜っはっはっはっはっはっはっ!!! いやっすぅぅぅうひひひひひひひひっ!!! もう息っ!!! ひひひひひひ息できないっすよぉぉぉ〜ひゃっひゃっひゃっひゃ〜〜っ!!」

417ert:2012/06/24(日) 23:15:34 ID:bcWg.EIo0
>>413
>>416

数時間後。
一度気絶してしまった桃子が目を覚ますと、足の違和感に気付く。
「お、目ぇ覚ましたな」
顔面凶器が嬉しそうに桃子に駆け寄る。
「こ、……これ、なんの、つもりっすか?」
大方の予想がつくものの、桃子は引きつった表情で聞く。
「動かせるか?」
桃子は両足の指を全開にした状態で、十本の足指を紐によって完全固定されていた。足指に巻きついた紐は、足首のベルトに繋がっている。
おかげで、桃子は足の指を閉じたり動かしたりすることがほとんどできない。
「う、……動かせると、思ってるんすか?」
桃子が足指に力を込めると、ぎちぎちと、紐が小さく鳴いた。

「あ、あの……、念のため、聞きたいんす、けど」
「なんや?」
「この状態で、……ど、どうする、つもりっすか?」
すると、顔面凶器はニヤリと笑う。後ろから能面が現れる。

「興味津々やなぁ! せやったら、希望通りさっさと始めたろ」
「いいいいいいやっ!!! いやいやいやいやっ!! ち、違うっすよっ!!!! そんな意味じゃっ……――」
桃子は怯えた表情で、がくがく上半身を揺らせ、必死に弁明するが、
まったく無視の能面は、桃子の右足土踏まずをガリガリ掻き毟った。
「あぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!! ……きゃぁぁっぁぁぁぁぁっぁっぁぁっぁぁ」
桃子の身体がビクビクビクッと痙攣する。
「びゃははははははははっ!!!!! だぁぁぁっはっはっはっはっ!!! ひぎぃっひっひっひっひっひっひ!!!! ぐぎぎぎぎっぎゃぁぁひゃぁぁ」

ほとんど天井を仰ぐように頭を反らせて笑い乱れる桃子。
「だめだめだめだめだめぇぇぇぇへへへへっへへへっへへっ!!!! ぽひぃぃひひひひひひひひひっ!!!! ぶぴぃぃひひっひゃふひふひふひふ!!!!」
桃子はまったく足の指を動かせないため、掻き毟られる足の裏がヒクヒクと動くのみ。
逃げ場も、気を紛らせる隙さえも奪われてしまった桃子は、ただひたすら笑いまくるしかなかった。

「がはははははははははっ!!!! 死ぬっ!!!! しゅいぃぃぃぃぃっひっひっひっひっひっ!!! ぎゃっはっはっはっはっはっはっ!!!!」
口からは泡が漏れ、見開かれた目からはとめどなく涙は溢れ、鼻からはずるずると鼻水まで垂れてきた。
「ぐしゅっ!!!! くしゅぐったいぃぃっ!!! うひひひひひひひひっ!!! あひゃっ!! あひゃっ、はひゃぁっ、うひゃっ!!! あひゃっひゃっっひゃっひゃっはっひゃっひゃっひゃ〜っ!!!」

418ert:2012/06/24(日) 23:16:58 ID:bcWg.EIo0
>>413
>>417

「ほな、こっちはコレや」
顔面凶器は羽箒を取り出し、桃子の左足に這わせる。
「ほひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっ!!!! のぉぉぉぉぉっほっほっほっほっほっほっほ〜〜〜!!!!」
「ちゃんとホコリを取ったらなな!」
顔面凶器は、全開になった桃子の足指の間を丁寧に掃除してやる。
「ほわぁぁぁぁっひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!! それだめっしゅ、ほひほひほひっ!! 無理無理無理むりゅみゅりゅりゅりりゅひひひひひひひひひひひひひゅひゅひゅひゅ〜〜〜〜っ!!!!」

「うわぁ、指の間汗かいとるやん」
能面が桃子の足指の間を人差し指でこそぎながら、感想を漏らす。
「むひひひひひひひひひっ!!! そんなとこ、いじらないでぇぇぇへへへへへへへへへへへへへっ!!!」

「なら、こんなんは、どうや?」
顔面凶器は桃子のスカートをまくりあげ、桃子の内股を左太腿から右太腿まで、秘部を含め、羽箒でさわさわと撫で回した。
「うぎぎぎぎひひひひひひひひひひひひっ!!! にぃぃぃひひひひひひひひひひひひひっ!!! もうだめっすっ!!! ふにゃぁぁっぁっ!!!」
「ダメってさっきから何回も言うとるやん」
「もう限界超えてるんすよぉぉぉひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっ!!! ホントしぬぅぅぅぅうひひひひひひひひひひひひひっ!!!」

「縦筋こちょこちょ攻撃や」
顔面凶器は羽箒を縦に構え、桃子の秘部をしごくように掃除した。
「もぉぉぉぉぉぉぉひょひょひょひょひょっ!!!! もうっひひひひひひひひひっ、わけがっ!!! わけ、わかんないっすぅぅっひっひっひっひっひ〜〜〜!!!」
「どや?」
「だかっ!!!! もぉぉぉひひひひひひひっひひっ!!! 狂うっ!!! 変になるっすぅぅぅうひゃぁひゃぁひゃぁひゃぁひゃぁにょぉぉにょにゃはははははははっ〜〜!!」

「東横さんよ、やめて欲しいか?」
能面が桃子の両足をくすぐりながら言う。両足の指先がものすごく細やかに痙攣している。
「もひひひひひひひひひひひひっ!!! やめてっ!! やめぇぇぇへへっへへっへへっへへっへ」
「せやったらのぉ。ワシらにこそばかされながら消えてみぃ。もし消えれたら、解放したるわ」
「そそそそそそんなぁぁひゃひゃひゃひゃひゃっ!!! むりっすよぉぉっほっほっほっほっほっほ〜〜〜」
「ほな、おたくのための特訓や。あじよぅ消えれるよう、頑張りや?」
言いながら、能面はさらに指の動きを激しくした。
「ぎゃははははははははっ!!!! あぁぁ〜っひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ〜〜〜っ!!!!!!」

桃子はその後数時間以上、激しく身を震わせながら笑い悶えることとなる。
桃子のステルスモード(笑)が完成するかどうかは、また別のお話。


桃-Momo- 鶴賀編 episode of side-T 第τ話「擽奪」 完

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

419くすぐり好きの名無しさん:2012/06/25(月) 03:12:31 ID:apc9.XV.0
やだ、この人凄い・・・
速筆+文才○とかどこの無双将軍ですか!素敵ですっ!

420くすぐり好きの名無しさん:2012/06/25(月) 06:30:25 ID:aCEtCdE20
足の裏責め素敵やわぁ・・・
GJした

421ert:2012/06/27(水) 21:22:10 ID:r7TjdRTA0
>>419
読んでいただきどーもです!
それカン! 嶺上開花! ……って無双できたら気持ち良いだろうなぁ。

>>420
どーもです!
そろそろ晒し台(stock)とか使ってみたいです^^

〜以下独り言〜
うむむ。11巻出るまでは姫松や宮守の人々に手を出さないと、誓います。単行本組は辛いわぁ……
もどかしい あぁもどかしい もどかしい

422くすぐり好きの名無しさん:2012/06/28(木) 23:17:39 ID:42t05TIU0
stock期待!
足指までがっちり拘束して…ウヒヒ

423ert:2012/07/13(金) 01:40:20 ID:lt9akCtg0

前置き失礼します。ertと申します。お久しぶりでございます。

※咲-Saki-本編10巻以降のネタバレは 一 切 あ り ま せ ん のでご安心ください。

宮守と姫松の子には11巻発売まで手を出さないと誓いましたが、永水は入ってないので!
というわけで、咲-Saki-より、黒糖巫女娘、はるるです。

主成分及び注意事項
・f/f
・咲の世界観、及びキャラ崩壊注意
・登場キャラは主に9巻活躍キャラ (中堅メンバー)
・オリキャラは で ま せ ん (そのため鬼畜成分ハイパーデフレ)
・S視点
・咲の単行本9巻 第77局「委縮」〜第80局「結果」を読むと、より一層美味しく召し上がれます
・なんやかんやで、中堅メンバーみんな大好きです

424ert:2012/07/13(金) 01:41:45 ID:lt9akCtg0
>>423

黒糖巫女娘笑顔の練習


「始めましょうか」
「またトップもらうでーーっ」
「させない!!」
東京のとあるホテルの一室にて、
竹井久(たけいひさ)、愛宕洋榎(あたごひろえ)、鹿倉胡桃(かくらくるみ)が楽しそうに声を上げる。
各々、清澄高校、姫松高校、宮守女子高校の制服に身を包んでおり、その熱気は、第71回の全国高校麻雀選手権中堅戦を彷彿させる。

「……」
巫女装束姿の滝見春(たきみはる)は、ベッドの上で四肢を拘束された大の字の仰向け状態で、一人不安そうに眉を寄せる。

「ルールを確認するわね」
言いながら久は、手に持った紙切れを見る。
「一人持ち時間5分、一人ずつ、ここにいる滝見さんをくすぐり、一番笑わせた人の勝ち。
優勝者には『喜界島黒糖』三年分が送られるわ」
「黒糖三年分てどないやねん!」
「うるさいそこ!」
洋榎のつっこみに、すかさず胡桃が追いつっこみをかける。
「(´T△T`)」
「えっと、あと、永水さんから送られてきたファックスによると、
……『普段黒糖と鬼門の話でしか笑わないはるるを、思いっきり笑わせてあげて欲しいのですよー』だそうよ。
久しぶりに二回戦のメンバーに招集かかったと思ったら、なんだか拍子抜けの内容ね」
「ね」
「せやけど、なかなかおもろそーな企画やん。コレ。交通費も持ってくれるゆーてどんだけ太っ腹やねんな」

「道具もこんなに用意してくれてるっ」
胡桃が、テーブルに乗った羽根やら筆やらをちょこちょこいじる。
「じゃぁまず私からだねっ。しょっぱなから鋭くいくよっ」
胡桃は鳥の羽根を構え、独特の不敵な笑みを浮かべた。

「……動けない」
春がわずかに表情を歪めながら、両手両足をギシギシと動かす。
胡桃は春の顔を見下ろしながらフフフと笑う。
「ハルちゃんとは二回戦、共闘した仲だからねっ! 容赦なくいくよっ」
「理由になってへんがな」
「うるさい外野!」
洋榎の差込みも容赦なく撃ち落とす胡桃。
「……今ボケたやん」
「そーゆーのいーからストップウォッチ!」
口を逆三角形にしながら、洋榎はストップウォッチを構える。
「……ほな。よーいどん……です」
「やる気っ! キレが悪いっ! やり直しっ!」
洋榎は一旦口の形を三角にし、一呼吸置いてから、握りこぶしを作って声を張った。
「ほな、いくでぇ!! 宮守はんがやってくれはるでぇ!!? 永水の黒糖はんを笑かしてくれはるでぇ!!? いくでぇ!!?」
「そーゆーのもいーからっ!」
胡桃のキレのある言葉に、再び口を三角にする洋榎。
「……清澄はん。ストップウォッチ代わってや。ホンマにへこむわ」

「ありゃりゃ (この二人、なかなか面白いコンビじゃないかしら?)」

後ろで腕組をしていた久が洋榎からストップウォッチを受け取り、ようやく胡桃の親番が始まる。

425ert:2012/07/13(金) 01:43:14 ID:lt9akCtg0
>>424
>>423

「さて、ハルちゃんの弱点はー、ここかなっ?」
胡桃は鳥の羽根を使い、春の首筋をサワッと撫でた。
「んっ!」
春はびくっと首をすぼめ、顔を歪めた。
「ほれほれー」
胡桃は、必死に首をちぢこまらせようとする春の首に、羽根をねじ込みサワサワと撫で回す。
「んっ……や、みぃ、……」
「おっ、なんか……っ」
胡桃は羽根をくるくると回しながら春の首からうなじ、耳の裏へと這わせていく。
「ひっ……んんっ……くぅ……」
びくびくと体を震わせながら、悶える春。
「ふわぁん……っ!!??」
羽根が耳の穴に触れ、春は艶かしい声で鳴いた。
「おっ、エロいっ!」

「ちょいちょい宮守はん、わかってんか? 笑わさなあかんねやで」
「うるさい外野!」
胡桃は春の耳を鳥の羽根でくすぐりながら、キッと背後の洋榎を睨む。
「ふぁぁ……あぁ〜……んんん」
顔を赤らめながら春はぎゅっと目を閉じて喘いでいる。

「なぁなぁ、清澄はん。ウチ、宮守女子に嫌われとんかいなぁ?」
洋榎がストップウォッチを握った久の袖をくいくいと引っ張る。
久がストップウォッチから目を離すと、洋榎は悲しそうな顔をしていた。
……と一瞬思ったものの、もともと洋榎はたれ目なので、実際悲しいのか寂しいのか不服なのか、良く分からない表情だった。
「そんなことないんじゃない? 私には、あの子、あなたと絡むの楽しんでるように見えるけど?」
「ホンマか! 清澄はんの目ぇ、節穴やないやろなぁ、デクだけに!」
久は少々カチンときた。声の調子から、洋榎に悪気がないのは明らかなのだが……。
「……そろそろ、二分経過ね。このままじゃ、本当にあの子、少しも滝見さん笑わせられずに終わりそうね」
「清澄はんが二分経過やゆーてんでーっ!!! 宮守はん頑張りやぁーっ!!」
「うるさいそこ!」
「(姫松のこの子、聴牌気配は読めるのに、空気はまるっきり読めない子なのかしら?)」

「ふわぁん……あぁぁん、ひぅぅ……」
「うーん……」
胡桃は羽根で、春の耳から首筋をサワサワ往復させる。びくびく震えながら顔を赤らめる春。
胡桃は目を瞬いた。
「(まずい……っ!!! この子っ、かわいいっ!!!)」
胡桃は、大会では無表情しか見せなかった春が必死に官能的な刺激を耐える姿に、見とれてしまっていた。

「三分経過ー」

「(清澄の声……。残り二分。そろそろ真面目にやらないと、本格的にまずいかなっ)」
胡桃は思考を巡らせながらも、春の鼻の下を羽根でこそこそくすぐってみた。
「ふわっ!! ……ふぁぁぁ……っ! ふわっ……っ!!」
春は鼻をむずむず動かせながら、くしゃみが出そうで出ない、気持ちの悪い感覚に耐え忍んでいるようだ。

「(くぅ……名残惜しいっ! まだ、笑わせるの、もったいないっ!)」

胡桃が春の鼻をさらに、羽根でこすってやると、春は目を閉じたまま嫌々するように首を左右に振る。
「ひゃっ……ひゃぁっ、……ふぁぁぁぁ〜〜〜」
春がくしゃみをしそうだったので、胡桃は春の鼻の左穴に羽根を押し込んだ。
「ふごっ!!!? もごっっ……!!? ひゃめっ……っふんがっ!!」
春は痒そうに、鼻をもごもご動かせた。
「うぅぅ……ひのい……」
鼻に羽根がねじ込まれているせいで、春は鼻声になっている。

「(『ひどい』がちゃんと言えてないよっ……かわいすぎるっ! ハルちゃん、反則過ぎるよっ!)」

胡桃が、ねじねじと羽根を回すと、「ふぁっふぁっ」と春が鳴く。
引っ張り抜くと、びろーんと、鼻水が糸を引き、春の口元から顎にかけて垂れた。
「うぅぅぅぅぅ……〜〜〜〜〜〜〜」
春は、強制的に鼻水を晒されたことに少しだけ怒っているようだ。眉を少しだけ寄せ、胡桃を睨んだ。

「(怒った顔もかわいすぎるっ! もっといろんな顔見たいっ。なんで一人5分しかないかなーっ! 短すぎるよっ)」

「残り30秒ー」
「早くないっ!!? 四分経過の合図はっ?」
「やったわよ? 熱中してたんでしょう。ていうか、この時間すごくもったいないんじゃない?」
ぐっと唾を飲む胡桃。
「(まずいっ!! 残り30秒しか……。後30秒で出来ることっ。30秒で……っ!!)」
胡桃は春の鼻水の付いた羽根をテーブルに置き、筆を手に取った。
そのまま、春の鼻の穴を再びくすぐってやる。
「ふぁぁっ!!! ひゃっ……ひゃめっ……あぁぁ、ふわっ!!! ふぁぁぁぁ〜〜〜〜」

「終了ー」

「ふぁくしゅっ!!!!!」

久の終了の合図と同時に、春はくしゃみをした。春の少量の鼻水と唾が胡桃の顔にピチリと飛び散る。
「(うん! 満足っ!)」
胡桃はグッと拳を握りガッツポーズ。それを、春は今にも泣き出しそうな表情で「うぅぅ〜〜〜」と睨んだ。

426ert:2012/07/13(金) 01:44:36 ID:lt9akCtg0
>>425
>>423

「さぁて、次は私の番ね」
久が腕まくりをして、気合を入れる。
「……」
春がじっと久の顔を見つめている。
「どうしたの? 滝見さん。あの黒糖、すごく美味しかったわよ」
「……拭いて欲しい」
春は気持ち悪そうに顔をゆがめながら呟く。
「あ、なるほど。ごめんなさいね。気付かなくて」
久は言いながら、いそいそとポケットティッシュで春の顔についた鼻水と涎を拭いてやった。
「気持ち悪かったでしょう」
「……感謝」
「鼻かむ?」
ちょっとだけ間があって、春はこくんと頷く。久がティッシュを春の鼻にあてると、春はチンと鼻をかんだ。
「すっきりした?」
再びこくんと頷く春。
「ホントにあの子は……、くしゃみ出させたんなら責任もって顔拭いてあげるぐらい……って、あの子、顔に滝見さんの鼻水と涎つけっぱなしだし。ああいう状態が気にならない性質なのかしら? ねぇ」
久の呆れた声に、春も小首をかしげた。

話の主題である胡桃は、部屋の後ろで洋榎と何やらもめている。
どうやら、このゲームのルールを知ってる知らないの水掛け論らしい。

「あの二人仲良いわね」
「……そう思う」
春は軽く微笑んだ。
「(あら、この子。黒糖なくても普通に笑ってるじゃないの) ……じゃ、始めるけど、痛かったら言ってね?」
「……大丈夫」
春は再び微笑む。
「(くすぐられることに関しては、そこまで抵抗ないのかしら? ……うん。なんだか、妹みたいで、守ってあげたくなるタイプの子よね)」
久は春の頭を軽くなで、後ろを振り向いた。
「お二人さん、いつまでやってるの? どっちがタイムキーパーやってくれるのかしら?」

「せやからな! 笑かすんと、くしゃみさすんて、全然違うやんか」
「だーかーらっ! それは知ってるのっ!」
「ほな、鼻ほじったら、なんで笑うと思たん?」
「あー、そこからまた始めるっ!?」
久の言葉など全く耳に入らないのか、洋榎と胡桃の問答は続く。

「まだまだ長引きそうだから、こっちで勝手に始めちゃいましょうか?」
久は、呆れ顔で春の顔を見た。春も頷く。
「5分、と」
「あ……っ!」
ストップウォッチを設定し直していた久を、春は呼び止めた。
「どうしたの?」
「何分でもいい……」
「え?」
予想外の言葉に、久は聞き返す。
「向こうが終わるまで……何分でも……」
春の頬は少しだけ赤くなっている。期待しているのだろうか? 
「……わかったわ。向こうは向こう、こっちはこっちでゆっくり楽しみましょう」
言いながら、久はストップウォッチをポケットにしまった。

「(そんなに私のこと信用してくれてるのかしら? それとも、実はこの子、意外とマゾだったり……?)」

なんの開始合図もないままに、久の親番は始まった。

427ert:2012/07/13(金) 01:45:57 ID:lt9akCtg0
>>426
>>423

「さぁて、どこから始めようかしら?」
久が春の目の前で両手の指をわきわき動かしてみると、春は大人しく目を閉じた。
「(……あら。お任せしますって? こういうプレイってやったことないから、実はどうすればいいのかわかんないのよね〜)」

とりあえず、久は春の体に馬乗りになり、両手を春の腋に差し込んでみた。
「んふぅっ……!!」
「うぉっ!」
久は、自分の指先にちゃんと春が反応したことに対して、軽く感動を覚える。
目をぎゅっと閉じ、口元をぴくぴくさせる春。
まだ久は指を動かしていないが、春は「くすぐったさ」がいつ起こるか予測できないため、緊張しているのだろう。

久はゆっくりと指先に力を込める。
「んふっ!! ……くくく、んんっ。ぷふっ……〜〜〜〜〜〜〜〜んっ」
ゆっくり指を動かされるのが辛いのか、春は頭を左右にぶんぶん振り乱した。

「(これは? 効いているのかしら?)」

さらに久は指をばらばらに、徐々に速く動かしていく。
「〜〜〜〜んんんっ!! んふふふっ………ふくっ!! 〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
久は指先に春の体温を感じる。腋の下が徐々に湿り気を増してくるのがわかる。
久はこしょこしょと指先を這わせるように、春の腋をくすぐる。
「ぷしゅっ!!! んぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!! 〜〜〜〜〜〜っくくく」
春は身をくねくねとよじり、一文字に結ばれた口の先から時折、少々官能的なうめき声を漏らす。

「滝見さん? 大丈夫? やめた方がいい?」
久は指の速度を緩めながら、春に優しく問いかける。
「んふぅぅぅ〜〜〜〜ぅぅ〜〜ぅぅ〜っ!!! 」
春はぶんぶんと首を横に振り、うっすらと目を開けて久の顔を一生懸命に追った。

「(続けろってことね。いいわ。……なら、もう少し強めに)」
久は、人差し指に意識を集中させ、春の腋の下の血管を選り分けるようにくりくりと指を動かした。
「くはっ!!!? たはっ!!! ……〜〜〜〜〜〜ぅぅぅぅぅぅん」
一瞬吹き出したような気がしたが、すぐに春は口を閉じ奥歯をかんだ。

「(ここでこの反応……。さっき表面を複数の指で撫でたときよりも数倍の反応。この意味って……)」

久は親指を突き出すようにして、春の上腕部と腋窩部のちょうど境をえぐるようにくすぐった。
「ふわぁぁぁっ!!!? へへっ!! ……〜〜〜〜ふひっ!!! ひひひひっ。えへへへっ……んふぅ〜〜〜」
春は口をぱかっと開き、明らかな笑い声を発した。

「(――笑った。この下には神経の束、そして腋窩動静脈がある。皮膚の表面よりも、体内のポイントを意識して責めた方が、この子には効きそうかも。……それならっ!)」

久は親指だけを春の腋の内側に残し、残り四本ずつ、春の鎖骨下あたりに乗せる。
そして、春の乳房上部の付け根、鎖骨下までをぐりぐりとツボ探しをするように、八本指を動かす。
「ぷぁはっ!!!? ひゃはっっ!!! ぶはっ、ひひひひっ、へへへへへっ!!! うぃひへへへへへへへへへへ〜〜〜!!!」

「(なるほど……。親指で刺激した神経やら血管は、束になって肩甲骨の表面を通って、鎖骨の下をくぐる。知ってれば、ポイントを探し当てるのは意外と楽だったわね)」

「まはぁぁっ!!! はははははっ!!! おぴぅふふふふっ!!! いひぃぃぃ〜〜〜。痛いっ!!! ひひひひひひひひひひっ〜〜〜」
「あ、痛い? ごめんなさいね!」
春は笑い声のなかで、確かに「痛い」と言った。久は慌てて手を止めた。

ケホッ、ケホッ、と咳をする春。春の両目には涙が浮かんでいた。
久は、若干調子に乗りかけていたことを反省する。

「(露出した神経を刺激するのはやはり危険……。強弱変化を上手くつけるには、もっと経験を積まないと難しいかしら)」

428ert:2012/07/13(金) 01:47:47 ID:lt9akCtg0
>>427
前置き>>423

「滝見さん、大丈夫? ごめんね。痛かった?」
久は春の体からおり、優しく春の髪の毛を撫でた。
春はハァハァと肩で息をし、頭は久の手に預けたまま、ゆっくりと目線を久に向けた。
「……大丈夫。……ちょ、……ちょっと、痛かった、だけ……つ、続きを……」

「(う〜ん……。慣れた人なら、上手くくすぐた〜い感覚だけ与えられるんだろうけど……)」

久は春の体側に立ち、腕を組んで、春の体を舐めるように見回した。

「(おなか周りもダメだな〜。経験不足の私じゃ、最悪滝見さんを痛がらせるだけになっちゃうかもしれないし。……神経が集まっていて、比較的皮膚が厚い部位、か)」

久の目に留まったのは、白い足袋に包まれた春の小さな足だった。

「(そういえば、優希が足袋ソックスがどうの〜とか言ってたわね)」

久は春の足下に移動する。春は、荒い息を立てながら、久を目で追った。
春の足袋を履いた足の裏は、若干汚れて見えた。

久はとりあえず、春の右足から足袋を脱がすことにした。
足袋はソックスのように伸縮しないものの、コハゼという留め具が掛糸にひっかかっているだけなので、かなり楽に脱がすことができる。
足袋のかかと後ろをぺろんと両手でめくり、そのまま脱がし取る。
春の素足は、親指と人差し指の間が少し開き気味になっている。足袋を履きなれている証拠だ。

「……え? ……す、涼しい?」
春は突然足元に訪れた感覚に、感想を漏らす。

久は、人差し指の爪の表面で、春の素足の裏をかかとからツツーっとなぞりあげた。
「ひゃっ!!? ひゃぁぁぁぁぁぁぁんっ〜〜〜〜」
春の足の親指がひくひくと動く。

「(なるほど。さわり心地に対する反応も良好。ここなら強めにくすぐっても……? ん? 親指? 親指 だ け が動いた? ……。この意味って……)」

久は、春の素足を見る。四本の短く丸い指。人差し指、中指、薬指、小指が、かなりまとまって縮まっていることに気付く。

「(もしかして……っ!)」

久は、春の素足から中指を選び、ぐいっとつまんで反らす様に引っ張った。
「ひゃっ!! ひゃははははははははっ!!? やははっ! ぷひひひひひひひひひひひ、にへへへへへへへへへ〜〜〜」
春は、久がそれほど動かしていないにも関わらず、目に涙を浮かべ大笑いを始めた。

「(やっぱり……。長年、小さめの足袋に履き続けたせいで、親指以外の指が締め付けられた状態に慣れてるのね。てことは、親指以外の四本指は、意識的に動かすことすら難しい――超敏感ポイントっ!)」

「ひょっ!!! ひょっ!!! まぁぁぁっはっはっはっはっはっはっ!!!! まっへっへっへっへっへっへ〜っ!!!」
口をだらしなく開け、必死に久に懇願の目を向ける春。

「(ちょっと待ってって? う〜ん……、今回はちょっと、勘弁してあげられないかな)」

久は春に向けて微笑むと、春の四本の足指を掴んで反らせ、指の間の部分を撫でてやった。
「あはぁっ!!!! ははははははははっ〜〜〜!!! ひゃはははっ!!! きゃはっ、うひゃはっひひひひひひひひひっ!!! はひっ!!? はひっ、はひっ!!! にひひひひひひ〜〜!!!」
春は膝をがくがく震わせながら、上半身をねじり、今までに無いほど笑い悶えた。
「ひひひひひっ!!! あはっ!!! だぁぁははっ、だめっ!!!! くすぐっ……ひひひひひ!!! にへへへへへへへへへへへへ!!!」
春のだらしなく開いた口からは涎が垂れる。
「痛くは無い?」
「ひひひひひひっ!!! にゅひひひひひひひっ!!! にゅあぁーっはっはっはっはっはっはっはっ!!! くしゅぐってぃあっ!!! ひゃぁぁーっはっはっはっはっは〜〜!!!」
春は、小刻みに首を左右に振り、「くすぐったい」と表現する。
「痛くは無いのね?」
「にゃぁぁひひひひひひひひひっ!!! なひひひひひひひひぃぃぃぃぃ〜〜〜っ!!! にへへへへへへへっ!!! いぃぃっへっへっへっへっへ〜!!!」
久は、春がただ純粋にくすぐったがっていることを知り、少し嬉しくなった。

429ert:2012/07/13(金) 01:49:10 ID:lt9akCtg0
>>428
前置き>>423

「ふひっ!!! ふひひひっ!! ふひぃっ!! にひひひひひひひっ、ひひぃぃん」
「あ」
久が人差し指を、春の足指に這わせていたところ、春の足の親指と人差し指で、久の指がパクっと捕らえられた。
「こらぁ、離しなさーい」
「ひひひ……、も、もう、い、ひひ、むひひひひ……」
春は、若干怯えの混じった引きつった顔をしていた。頬がぴくぴくと笑いを堪えるように痙攣している。

「(へぇ、この子。こんな表情もするんだ)」

久は、向けられた春の瞳の中に、期待というか、怖いもの欲しさ、物足りなさのような感情を見つけた気がした。
「うーん。右手が捕まっても、私には左手もあるのよー? どの指をいじったら離してくれるかしら?」
「ふひ……うぅぅぅ、んぅ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」
春は、頬を膨らませるが、瞳はキラキラしており、むしろこの状況を楽しんでいるように見える。

「それっ!」
久は左手の人差し指と親指で、春の足の小指をつまんだ。
「んぷふぅぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!! くぅぅぅぅぅぅぅうぅっ!!!!!」
春は涙を流し、ぷくっと膨らました頬を真っ赤にして、必死に笑いを堪えている。ぷるぷると、久の指を挟んだ親指が震えている。

「(うわ……。この子、こんな可愛い表情するんだ……。この顔は、反則じゃないかしら?)」

久は、つまんだ春の小指をじらすようにゆっくりと左右運動させた。
「んふふふふふふふっ!!! ふくくくくくくっ!!! んくぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅんっ!!!!」
「しぶといのね」
何度も何度も、春の小指と薬指の間を開いたり閉じたり、時々、小指を曲げたり反らしたりしてやる。
春は足の小指の動かし方がわからないのか、久のされるがままになっている。

「んひゅひゅひゅひゅっ〜〜〜〜〜〜、くひゅっ!!! うびゅふぅぅぅぅっ!!!!?」
春は口を頑張って閉じすぎたのか、空気が漏れた拍子に、ピュッと鼻水が春の鼻から飛び出した。
「ありゃりゃ。……後で拭いてあげるから」
「ふぁっぷっ!!? ふふふっくぅぅぅぅぅぅぅぅひゅひゅひゅ〜〜〜!!!」
春は、涙と鼻水で顔を濡らしながらも、くしゃくしゃの顔で笑いを堪えている。
「まだ我慢するの? なら、その口、こちらから開かせてあげましょうか? その方がすっきりするでしょう」
「んふぅぅぅぅぅふぅぅっ〜〜〜〜!!! ふぷぅぅぅぅぅぅぅ〜〜〜」
春の反応は、拒否なのか快諾なのか、もはやさっぱりわからなかった。

久は、ニコリと笑うと、春の足指から力任せに自身の右手を引き抜き、開かれた春の小指薬指間を右手で思い切りくすぐる。
「わはっ!!!!!? ぶわっぁっはっははっはっははっはっはっはっ〜〜!!! にぃぃひひひひひひひひっ! にひゃひゃひゃひゃひゃひゃ〜っ!!!」
たがが外れたように、春は体をびたんびたん打ちつけながら笑い暴れた。
「ホント、可愛らしい声で笑うのね」
「ひひひひひひひ!! にひひひひひ、くるひっ!!! くるひぃぃぃぃっひっひっひっひっひっひ〜〜〜〜!!!!」

「えっと……。なァ、清澄はん? もう5分過ぎてんのちゃうの?」
「え」
突然の声に、ハッと久が背後を振り返ると、呆れた表情の洋榎と胡桃が並んで立っていた。

「あ、ありゃ? ……お二人とも、もめごとは、解決したのかしら?」
「とっくになー」
「あんなの、もめごとっていう程のことでもないよっ」
しれっと答える二人。
「(こっちが声かけたときはてんで無視だったくせに!) ……えっと、いつ頃から、ご覧に?」
「足脱がしたあたりか?」
「10分ぐらい前かなっ」
「めっちゃ楽しんどんなーゆーて、なぁ」
「邪魔したら悪いとは思ったんだけどねっ」
「止めな終わらへんのちゃうかー、ゆーて」

「(う〜ん……ちょっと、これは恥ずかしかったかなー。というか、やりすぎたかもなー、時間的に。最後滝見さん、苦しいって言ってたし)」

久は乾いた笑いをしながら向き直り、ポケットティッシュで春の顔を拭いてやる。
「えっと、滝見さん……、その、ちょっとやりすぎ――」
春は、久が謝罪しようとしていることを察したのか、フルフルと首を思い切り左右に振った。
「……感謝」
春は、正面の久に向けて、ニコっと微笑んだ。
激しい運動の後のせいか顔がすっかり火照っていた。頬がトマトのように赤い。

「(う〜ん。……やっぱりこの子、マゾなのかしら? ……それとも、私、……なんだかちょっと、もしかして、……なにかしら責任取らないといけない?)」

久の心に一抹の不安を残しつつ、いよいよ洋榎の親番が始まる。

430ert:2012/07/13(金) 01:50:45 ID:lt9akCtg0
>>429
前置き>>423

「ほな、やろか?」
数分の休憩後、洋榎が手首を鳴らしながら春の元へ向う。
「準備いい? いくよっ。よーい――」
「あーっ、ちょい待ちちょい待ち!」
洋榎は、ストップウォッチを構えた胡桃を制止させた。

「永水の……、ハルルーやったな。袴、しんどいやろ? 紐緩めてええか?」
春は、ぽかんとした。
「……別に必要ない」
「5分やろ? 多分1分以内にきつなってくんで? まー、ウチに任しときーや!」
言うと、洋榎は頭にハテナを浮かべる春にまたがって、春の胸の下で結ばれた緋色のちょう結びを解く。
帯を後ろに返し、春の背中を抱きかかえるようにして、手探りで背中のちょう結びも解くと、袴は形こそ保っているものの、いつでも外せる緩々の状態になった。
「ちょいこそばいでー?」
「……? ふひゃっんぅ!!!?」
洋榎は、春の胸の下に巻きついただけの帯と白衣の間に両手を差し込み、ぐいぐいと隙間を広げていった。
「……んっ、んぅふふっ! くぅぅ〜〜ん」
「こんだけで笑たらあかんがな」
洋榎は、言いながら、白衣を支えていた腰紐を解いて抜き取った。
さらに洋榎は、春の白衣の襟から手を差し入れ、襦袢を支えた腰紐も外す。
「これで紐は、全部かいな?」
「……一応」
春は顔を赤らめた。紐を失ったことで、春の体は、下着の上に布を巻きつけただけの状態に、ほぼ等しい。

「ほな、一発やったるでー!!! おっしゃいくでーーーー!!!」
「(うるさいっ……けど、この五分ぐらいは我慢してあげようかなっ)」
胡桃がストップウォッチを構えると、洋榎は両手を春に向けて突き出した攻撃準備態勢のまま、チラッ、チラッ、と何度も胡桃の顔を確認した。
「(うんっ! 限りなくウザいねっ!) ……はじめるよー。よーい、スタートっ!」

胡桃の合図と同時に、洋榎は両手を春の帯の内側に差込み、春の脇腹をぐにぐにとくすぐった。
「わっ!!? ふわわっ!!? ひゃはっ!! ひゃはははははっ!!! ふふぁははははははははははははは〜〜っ!!!?」

「あら、いきなり……」
久が、ほぉと感嘆の声を上げる。

洋榎は春のおなか周りから、脇腹をぐるぐる人差し指で強弱緩急をつけながら、かき回す。
「あひゃっ!!!? ひひゃぁっ!!! にんひひっひひひひひひひひひひっ〜〜〜!!! ひひひひっ!! うひゃぁひゃひゃひゃっ!」
「なんや、腹回り汗吸っとんやないか」
「あはっ!!! ひゃはっ!! ひふぁぁっ!!!! はははっ! はははっ!!」
髪の毛を振り乱し、体をくねらせて笑い悶える春。
がくがくと体をめちゃくちゃに揺するため、どんどん服がはだけてくる。

「どや!! これが、元こちょばし部エースの手さばきや! 初心者と一緒にしてもろたら困る」
「ひひひひひひっ!!! うひゃぁぁっはっはっはっはっはっはっは〜〜〜〜!!!!」
「格が違うわ」

「(すごい自信ね……)」
「(バカみたい!) ……1分経過」

「はっ!!? はっや! その時計おかしーやんっ!!」
「……」
胡桃は無言でストップウォッチの液晶画面をチラリと見、なんの反応も示さずに洋榎に顔を向けた。
「(……ん? うるさいて、きーひんのか?)」
洋榎は口を三角にした。

「ま……まぁ、元こちょばし部っちゅーんは、嘘なんやけどな」
ひたすら大笑いする春をくすぐりつづけながら、洋榎がチラリと胡桃を見ると、また何の反応もしてくれなかった。

431ert:2012/07/13(金) 01:52:22 ID:lt9akCtg0
>>430
前置き>>423

「(……。……。さみしーやんっ!!!!)」

洋榎は腹いせに、両手をもぞもぞと春の体の上を這わせていき、乳房の横から背中に向ってごりごり探るように肩甲骨と肋骨の間辺りをくすぐった。
「おはぁぁっ!!! おひゃぁぁっ!!!? いひひひひひひひひひひっ!! ぐふっっ!! うふふふふ」
「骨ごりごりするん、効くやろ〜?」
「あはははっ!! はははっ、うくくふふふふふふふっ〜〜〜〜!!!」

「(ウチの指でよぉ笑てくれるんはええねんけど……)」

洋榎は親指で春の側胸の肋骨をしごく。
「いひひひひひひひっ!!! きひひひひひひひひひっ〜〜〜。にぃぃぃっひっひっひっひっひっひっひー!!!」

「(あんまコミュニケーションとれんと、つまらんなぁ。……宮守もダマなってもーたし)」

洋榎は手を止める。
「ぁっ……けほっ……けほっ……ひぃ………」
ぜぇぜぇと深呼吸する春。
襟が肌蹴て、和装下着が見えている。
「ハルル? へーきか?」
春は涙目でこくりと頷く。
「ほな質問や。清澄とウチ、今んとこ、どっちの勝ちや」
「え……」
春は、戸惑いながら、チラチラと部屋の隅に立っている久を見た。

「(えっ、私!?)」

「ええわ。わかった」
洋榎はふぅっと深めに息を吐く。
「清澄はん、やったなぁっ! 今んとこ黒糖に一番近い女やで!」
「(私ってそんな甘っちょろい女に思われてるのかしら……)」
久は複雑な気持ちを、乾いた笑いで誤魔化した。

「……さて。技術はウチの方が圧倒的に上や。やのになんで、こんなことになるんか」
「(この人、語りだしたよっ!)」
胡桃はストップウォッチを見ながら、つっこみたい衝動に堪えていた。

「ハルルー。清澄んこと、好きやろ?」
「!?」
「はぃっ!?」
春と久が同時に反応した。
「いやいや、変な意味やのーて。普通に、好きやん。ウチも好きやし……って、なんでそない動揺しとんねん!! って、清澄もかいっ!!」

胡桃はぽかんとして、
「(きもちわるい……!!)」

「まー、なんやかんやゆーて、こそばいーて感じるんは、互いの信頼ちゅーもんがめっちゃ影響すんねん!」
「(……一体何の講義かしら?)」
「3分経過ー…… (って聞いてないか)」

「せやからウチはな――」
洋榎は春に顔をぐいっと近づけた。
「――技術で、その信頼を超えたるわ! ハルルーよ! 絶対に、ウチの勝ちやぁ言わしたるでぇっ!!!!」
「(なんか一人で盛り上がってるよっ!?)」

「宮守はーん? 時間あとどんくらい?」
「……2分切って、残り約1分半」
「おっしゃ、そんだけあれば……って、そんだけかっ!!? なんでもっとはよ教えてくれへんねん!!!」
洋榎が胡桃に向って、ガーっとライオンの像のような形相で怒鳴る。
「(やっぱ聞いてないしっ! うん我慢無理っ!) もう、だから喋りすぎっ! その時間が無駄って気付かないかなー!?」
「時間気にして喋れるほど器用やないわっ!! 教師かっ!」
「だからっ、その時間っ! 文句言う時間で手を動かしなよっ! はい、そうしてる間に1分半切ったよっ!」
「なんでやねん!!!」
「時は刻まれるものなのっ!!!」
「哲学か!!!」
「常識だよっ!!!」

「(ホント、この二人、仲良いわね)」
久が呆れ笑いをしながら春の顔を見ると、気持ちが通じたのか、春も久に向けて微笑み返した。

432ert:2012/07/13(金) 01:53:57 ID:lt9akCtg0
>>431
前置き>>423

「さぁオーラスや! ハルル、覚悟しぃや」
春に馬乗りになった洋榎は、わきわきと両手の指を動かす。
「そういうのやってるから――」
「っかぁしぃな! わかってんねん!!」

洋榎は胡桃を黙らせると、春の白衣、襦袢の襟を両手でまとめて持ち、ガバッと開ける。
「……んぅ」
春は恥ずかしそうに顔を赤くする。
洋榎は和装下着越しにも大きいことがわかる春の乳房の下の部分、ちょうど肌の露出した鳩尾の部分に人差し指を置き、肋骨を下に向けてなぞっていく。
「ふひょっ!!!? ひゃはっ!! ふひゃっ!!! あぁっあっああっ!!! はぎゃっ!!! うひぃっ!!!」
春は目をぎゅっと閉じぶんぶん顔を振って、断続的な笑い声を上げる。

「どや? きっついやろ? ここは肋軟骨ゆーてな、やっわーい肋骨や」
言いながら指でいじいじと春の素肌を撫でる洋榎。
「きひひっ!!! うひっ!!? あひゃぁん!!! ひぎぃぃっ!!! ぶひゃっ!!? なひぃぃんっ!?」
「素人には真似できひんで? 敏感な部分や。ちょっとでも力加減間違ーたら痛いだけになってまう」
「ははっ!!? あははっ!!! ひぎぃぃっ!!! ひひっ!!! あひゃぁぁぁっ!!」
「こぅな、下まで行ったらな、こうやって、腹の中からひっかきだすようにして」
「あひゃはぁっ!!!? はっはっはっはっはっはっはっはっ!!! にょほっ!!? ぎひっ!!! ひひひひっ!!!」
洋榎は指先を器用に使い、くるくると春の内臓を焦らす。
「ぐひっ!!! ひ〜はっはっはっはっはっはっ!! あひんっ!? ひひんっ!! うひゃぁぁっ!!」
春はたまらず、口から涎を吹き出す。

「ほんで、お待ちかねの脇腹やっ!」
言うと、洋榎は春の袴の前部分を上からベロンとめくる。
わしゃわしゃと十本の指で、春の脇腹をくすぐる。
「ひゃははははっはっ!!! にぁぁぁーっはっはっはっはっはっはっはっ!!! ひゃぁぁっはっはっはっはっはっはっ!!!! ひひひひひっ!!! にひっ!!? いひっ! いきがぁぁっはっははっはははは〜〜〜!!!」
「せやなー。腹は大事な内臓やら神経の宝庫や! そんな上でうねうね異物が蠢いとったら、そりゃ笑いたなるわなー!」
「いひひひひっ!!! ひひひひひひっ、ひゃ……っ!!! いきっ!! ひひひひひ、いひぃぃぃぃぃぃ〜〜〜!!!」
拘束されているにもかかわらず、春は飛び跳ねるように体をよじって笑う。
「揉んでほぐしたり、指で突いたりするんもええが、肌の表面の神経を直にこそこそ刺激するんも一興やろ!」
「あひひひひひっ!!! おねっ!! ほねぇぇっ! あひゃっ、ひぃぃっひっひっひっひっ〜〜」

「終了ー」

「はっ!? まだやろっ!! ってか1分前宣言してへんやろっ!!!」
洋榎が、手を止めずに胡桃につっかかる。
「また聞いてないしっ! ちゃんとしたよっ! ……ちょ、もう終りだって!」
「ワンチャンっ!!! ワンチャンまけてやっ!!!」
「何言ってるのっ」

「ひひひひひひひひっ!!! とめっ!!! きひひひひひひひいひ〜〜〜」
洋榎が一向に指の速度を緩めないため、春はまともに喋ることもできずにただ笑わされ続ける。

「後5分でええんや! 一本場! 一本場! ロスタイム! ロスタイム!」
「倍じゃんっ!」
「ほな、最後腰っ! 腰だけやったら満足するわ! もうやーやー言わんっ! 頼むわー!」
「……」
胡桃は春の顔を見た。
春は目から涙を流し、顔を真っ赤にして笑い悶えている。開きっぱなし口からは涎がだらだら流れ出、鼻水まで噴出し始めていた。

「(ハルちゃん、かわいい……) もう、好きにすればっ!?」
「えっと……一応、滝見さんに確認してからの方がいいんじゃない?」
「10分以上ぶっ通した奴が何言うとんねん!」
「うぐっ」

「ハルルー? ええやんなぁ? 腰だけっ!!! 腰だけやらしてーな!! な?」
「ひひひひひひひひっ!!! はがっ!! あがっひぃっ!!? いっひっひっひっひっひっひ〜〜〜っ!!」
春は返事をしたいようだが、完全に洋榎のくすぐり攻撃に翻弄されている。

「……流石に滝見さん、その状態じゃ喋れないんじゃないかしら?」
「おぉっ! せやな。賢いやん、清澄」
「(……激しく馬鹿にされた気がするわね)」

「……ヘェ、ヘェ……ハァ、……ケホっ……。こ、腰だけ、なら……」

春の許可が下り、洋榎の正真正銘最後の親番が始まる。

433ert:2012/07/13(金) 01:55:30 ID:lt9akCtg0
>>432
前置き>>423

「いやぁ〜、やっぱ時間制限ないってええなぁ〜」
「いひひひひひっ、ひひひひひひっ!!! あぁぁ〜っはっはっはっはっはっは〜〜〜」
洋榎は、春のおなかをくすぐりながらしみじみと言う。
「そこ腰じゃないよっ!」
「わーってるわーってる! ただの余興やん」
洋榎は胡桃を軽くあしらうと、指を春の腰骨に乗せる。
「ひぅぅんっ……こ、腰だけって……」
春は涙目で訴える。

「すまんな。……手ぇ滑ってん」
けろっと言うと、洋榎は、指を春の腰骨にそって這わせた。
「ひゃはんっ!!!? ひぅうっ!!! ひひひひっ!!! くひゃぁぁっ」

「知っとるか? この出っ張っとる部分をな、腸骨ゆーんや」
洋榎は言いながら、春の骨の出っ張りをちょいちょいと弾くようにくすぐる。
「きゃははははははっ!!! ひゃははははっ!!! ふひゃひゃひゃひゃっ!!? いぃぃひぃぃっ!! ひぃぃぃんっ」
「腸を上乗っけて支えとんねんなー、えらいやろ?」

親指を、上から骨をえぐりだすような動きに変えると、春は上半身をねじりながら暴れた。
「ふひゃはっはっはっはっはっはっ!!! くるひっ!!! うひひひひひひひひひひいひひっひひひいいひぃぃぃ」
春の四肢が苦しそうにビクビク動く。
「ほひょっ!!! ほんとにぃぃひひひひひひひひひひひひっ!!! くる……っ!! ひひっ! うひひひひひひひひひひ〜〜」

「どや? ぼちぼち勝敗は決したんちゃうか?」
洋榎が春の腰周りを揉み解しながら言う。
「いひひひひひっ!!!! ひひひひひひっ!!! あっぁっはっはっはっはっはっはっ!!!」
ぶんぶんと左右に首を振る春。
「ほんまかぁ〜? 腹ん中身はそう思てへんのちゃうか〜? うりうり」

洋榎は両手を春の尻の方へ滑らせる。
「ひゃはっ!!! ははははははっ!!! むひっ!! むひぃぃぃっひっひっひっひっひっひ」
「こそばいやろ〜〜? ケツん中心向いてほじるんがコツやねん!」
「うははははははっ〜〜〜!!! もふっ!!! もぉっ!!! やっーっはっはっはっはっはっはーー!!」

目を見開いて、笑い狂う春。
焦点が合わなくなってきたところで、洋榎は手を止めた。
「ひひひひっ!! ひひっ!? ……げっほっ……けほっ、……けほっ」

「しまいにしよか。おおきにっ!」

歯切れ良く言うと、洋榎はベッドから飛び降りた。
「結局清澄に勝てへんかったな〜。ま、正攻法だけやないっちゅーこっちゃ! ハルルお疲れやったな!」
「ハルちゃんお疲れっ!」
「滝見さん、大丈夫?」
久が春の元へいくと、春は少し咳き込んでから、こくこくと頷き微笑む。

ぴ〜ひょろひょろ〜♪

「あ、なんか来たよっ!」
胡桃がホテルのファックスから紙を抜き取る。

「んっ。永水から。『皆さんルール違反しすぎですよー。時間オーバーは失格。笑わせてないのも採点外ですよー』」
「ほれ見てみぃ、くしゃみ採点外やん」
「うるさい、失格っ!」
「あら? どこかでモニターでもしてたのかしら? 滝見さん、どうなの?」
「……? 何も、聞いてない」

胡桃が続ける。
「続き読むよっ。『――というわけで、全員チョンボ! 今姫様がお仕置きのためにそっちへ向っているので、皆さんきっちり罰を受けてくださいですー。ルール違反を誘発したはるるは言語道断ですよー』 って、え?」

「なんて?」
「はぃっ?」
「……え」

室内の四人が唖然としていると、部屋の来客ベルが鳴った。

『九面の誰が来るかはお楽しみ。姫様の親番、まもなく始まりますよー』


黒糖巫女娘笑顔の練習 ―完―

ここまで読んでいただきありがとうございました。

434くすぐり好きの名無しさん:2012/07/13(金) 14:05:17 ID:0DleRUrM0
GJ!激しいシチュが好みでした
咲は皆キャラが立っててかわいいですなw

435 ◆.CzKQna1OU:2012/07/14(土) 13:48:18 ID:RIFhFwywO
ここってトリつけられるのか?

436SS:2012/07/17(火) 15:17:15 ID:KqooQheo0
闇の書の意志(初代リインフォース)が闇の書の闇(ナハトヴァール)を押さえ込もうとするが、ナハトにコチョコチョされるリイン。ナハトは防衛プログラムを作動させるために作動を妨害するリインをくすぐりだす。このままでは主はやてを安らかな眠りにつかせることも、ヴォルケンリッターの思いを果たすこともできない。
なのにくすぐったくて力が抜ける、力を少しでも緩めたらナハトが暴走し主も苦しみ死ぬ。外でなのは、フェイトが邪魔をするうちにリインがくすぐったさの限界で無意識に力を緩めてしまい。ナハトは暴走しだす。ヴォルケンリッターや主はやてに誤りながら爆笑するリイン。リインは邪魔をした、なのは、フェイト、時空管理局。そしてナハトのプログラムを改変した者を永遠に憎み続ける。次の闇の書の持ち主が現れるまでナハトのくすぐりはとまらない

437ert:2012/07/20(金) 02:31:09 ID:PWSfgI0A0
>>434
読んでいただき、どうもありがとうございました!
ホントにみんな魅力的なキャラばかりで、何度単行本読み直しても楽しいです^^ むむむ。版権キャラ同士でこねくり合わせようとすると、何故か好きなキャラを責めに回したくなります。
小林先生。お嬢さんたちに変なことさせてすみませんでした。。。ハンセイシテマ(ry

438くすぐり好きの名無しさん:2012/07/21(土) 21:21:24 ID:RrIHU6CE0
Coop・マルコって人が出した「ザビエラと可愛い改心」って童話小説、
主人公の少年が妖怪に足の裏くすぐられる所、生々しい描写で良かった。
命乞いまでするからショタS的にはたまらんかも。
アマゾンの通販のみの販売らしいが高かったが悪い気はしなかった。
挿絵の男の子の表情、魔女宅のキキっぽくて笑う。

439くすぐり好きの名無しさん:2012/07/26(木) 06:00:07 ID:nyaCX/r20
浅野屋のはがないくすぐり本は、サンプル見た感じ良さそうね

440カオスヘッドノア 0:2012/07/31(火) 19:46:58 ID:ePxYzsHA0
PS3版発売記念、カオスヘッドノアから蒼井セナをハードに苛めます
ラブChuChuしてないし1年前にクリアしたゲームだから設定などうる覚え
キャラおかしくね?って思ってもそういう世界線のお話ということで一つ
猪鼻と倉持の口調なんて忘れた

キャラを知らない人は公式サイトの蒼井セナのページ見るといいお
「カオスヘッド セナ」で画像検索もいいけどネタバレ注意だお

煩悩に任せて勢いで書いたので誤字脱字多々ありますがご了承ください
2chのエロパロ版に投下しようと思ったが、こっちのが適切な気がした

441カオスヘッドノア 1:2012/07/31(火) 19:47:27 ID:ePxYzsHA0
意識がぼんやりとする。
知らない天井だ。
なんでこんなところにいるのだろう?

眠気眼でむくりと体を起こす。そこは暗くて狭い部屋だった。

僕は確か、セナと一緒に希テクノロジーに来て・・・
そうだ、そして二人とも部屋に閉じ込められたんだ。
それからだんだんと眠くなってきて・・・今に至るんだ!

完全に覚醒し、慌てて辺りを見渡す。
閉じ込められた部屋とは違う場所だとすぐに分かった。
六畳に満たない狭い部屋。何故かドアが一つもない。
ただ正面の壁に、黒い大きなモニターが何枚もかけられていた。

「な、なにここ!?なんで?どうして!?」

特に拘束はされていなかった。
でも、これから僕に穏やかでないイベントが起きるのは間違いない。
僕はモニタと向かい合った壁をドンドンと何度も叩き、狂ったように喚く。

「出して!出してよ!僕は何も知らないんだ!セナが勝手に連れてきただけだよ!」

・・・反応はない

「誰か助けてよ!いたら返事してよ!警察に連絡なんてしない!誰にも言わないからさぁ!」

・・・反応はない

「いやだ!死ぬなんて嫌だぁ!お願いだよ・・・殺さないでよ・・うぅ・・」

力なくすすり泣く。ちくしょう、セナが、セナが悪いんだ!
僕を無理やり連れてきて強気な事言っといて何も役に立たないじゃないか!
あー、くそ!くそ!僕はだから反対したのに!

突然、背後が明るくなる。
驚いて振り向くと、複数のモニタが全て点いていた。
そこに映るのは、様々なアングルで撮られた共通の被写体。

「な、なんで・・・」

長く美しい蒼色の髪に、スレンダーな肢体。
制服を剥かれ、ブラを外され、下着1枚で眠る蒼井セナの姿だった。

442カオスヘッドノア 2:2012/07/31(火) 19:48:10 ID:ePxYzsHA0
「んっ・・ここは・・・・っ!」

蒼井セナが目を覚ますと、自分の四肢が鎖で拘束されていることにまず気付いた。
大きな柔らかいベッドの上で、X字に拘束されて寝かされている。
続いて自分が裸になっていることに気付く。そこで、眠りに落ちる直前の状況を思いだした。

──────────────────

二人の男が、脱力し抵抗が出来ないセナの制服をゆっくりと脱がせる。
すべすべとした太ももを撫でながら、小振りな乳房を揉みながら、
綺麗な喉をごろごろと掻きながら、己の怒張した股間を柔肌に擦りつけながら、
いやらしい手つきで、少女を下着一枚だけの姿にした。

──────────────────

そこから何があったかセナは覚えていないが、その姿のままこの部屋に移動、拘束された。

(あの男は猪鼻と倉持か・・・)

二人の名前を思い出しながら、セナは嫌悪に身ぶるいした。
セナは生まれてこの方、異性に恥部を触られたことなどなかった。

「なんとかここを出なければ。リアルブートは・・やはり封じられているか」
「目覚めたようだね」
「!?」

条件反射でセナは咄嗟に胸を隠そうとする。
しかし、硬い鎖がジャラジャラと音を立てるのみだった。
ガチガチに全く動けなくしているわけではなく、
肩や肘を動かせる遊びが僅かに作ってあるようだ。

部屋に入ってきたのは猪鼻と倉持、二人の男。
何故か二人は裸だった。締まりの無い醜悪な肉体。
弛んだ腹肉をブーメランパンツで無理やり持ち上げている。

443カオスヘッドノア 3:2012/07/31(火) 19:48:58 ID:ePxYzsHA0
「眠る前の事を覚えているかね?じっくりと楽しませてもらったよ」
「なかなか敏感のようだ。撫でる度に肌がピクピクとひくついていたよ」

「外道が・・・」
キッと睨みつけると、セナは冷たく吐き捨てた。

「しかし、胸は小さいが綺麗な女性ですな。うちの信者にもこれほどの者は少ない」
「ほう。ではその少ない信者とやらを少しばかり貸してほしいものですな?」
「いいですとも。しかし彼女のようなウブな反応はあまり期待出来ませんよ?」

「み、見るな!くそ・・・!」

いやらしい視線に耐えきれず、セナは顔を背けてしまう。
強気な態度こそ崩さないが、性的な事に耐性が無い彼女の頬はみるみる赤く染まる。
普段はクールで聡明な彼女だが、裸を見られて燃え上がるほど恥かしがっている。
この素直な反応を醜い男どもに見透かされていると思うと、
セナは悔しさと恥じらいで頭がいっぱいになり、頬の赤はさらに増していった。

「おやおや、お顔が真っ赤ですな」
「経験が無いのでしょう、今時遅れてますな。だがそれがいい」

(くっ、こんな無様な姿を見られるなんて嫌だ・・・)
「ば、馬鹿にしてくれるな!恥かしくなんかあるものか!」

セナもまた純粋な乙女に過ぎなく、心の動揺は抑えられそうにない。
ならば体面だけでも冷静さを保とうと、口だけは強がる事にした。

「そうだ、西條!西條はどこへ連れて行った!」

「彼なら別室で大人しくしてもらっているよ」
「しかし、いかにも童貞臭い男だね。彼氏か?童貞臭い男がタイプかね?」

「ふん、言ってろ」

心外だ、と言いたかったが、何を言っても無駄だとセナは察した。

(すまないな、西條。私の力不足だ)

セナと西條拓巳は特に親しい間柄でもない。
しかし、己の判断ミスで知っている人を危険に晒した事に自責の念があった。

444カオスヘッドノア 4:2012/07/31(火) 19:49:40 ID:ePxYzsHA0
「さて、そろそろ始めようか」
「私に何をするつもりだ!拷問か?」
「ご名答」
「屑めっ・・・何を聞くつもりか知らないが私は何も喋らないぞ」
「ククク、その方がこちらとしても楽しめるよ、ですよねぇ?」
「同感です。相変わらずいい趣味でいらっしゃる。ククク」
「そもそも聞きたい事などありませんしなぁ。・・せいぜい満足させてくれよ」
「・・お前ら、殺すぞ」

反吐が出そうだ。目的など無い、終わらない拷問か・・・
殴られるか、切られるか、締められるか、ねじられるか。
セナは努めて冷静を心がける。大丈夫、覚悟はしていたはずだと。

「聞いたところ、痒み責めはなかなか言いらしいですよ」
「おや、あの人の拷問の事ですか。確か、体中に切り傷をつけて放置でしたな」
「しかし、この娘。傷をつけてしまうには少々勿体ない」
「見たところ処女のようですな。犯せばいいのでは?」
「ううむ、しかし犯すだけなら喜んでしまう気がしますな」
「確かに。我ら二人の腰遣いですぐに落とすのもつまらないでしょうな」

(犯す!?嘘だ!いやだ!やめてくれ!)

セナは青ざめた。彼女は男性経験が全くといってない。
例え親しい人に優しいセックスを持ちかけられても、拒否してしまうだろう。
それがこんなクズに・・・。

「殺す・・・絶対に後で殺してやる」
セナは強く睨みを利かせたが、それは逆効果というもの。
男の本能、被虐心を煽るだけである。

「おやおや、恐い顔をしますな」
「そういえば、彼女を脱がせている時、ひと際敏感な箇所がありましたな」
「なるほど、そこを。さすがいい趣味をお持ちで」
「それでは、貧相ではあるが・・・」

男はセナの頭の上で胡坐をかくと、両手を胸に伸ばした。

「私が体を触られたぐらいで音を上げると思ったか?甘く見られたな」
(くそっ、こんなやつに胸を…!)

目をきつく閉じて、これから襲い来る嫌悪に耐えようとする。しかし。

445カオスヘッドノア 5:2012/07/31(火) 19:50:39 ID:ePxYzsHA0
「・・・ひっ、ひゃあ!?な、なにをする!」

セナは思わず変な声を上げ、キュッと肩を縮め、腕を引く。
両腕に繋がれた鎖がガシャンと大きな音を立てた。
予想だにしなかったムズムズとした刺激。
男が触った箇所は脇の下だった。人差指でなぞりあげたのだ。

「これはこれは、想像以上の反応だ」
「君はくすぐられるのが苦手なのかね?」
「お、おい、まさか・・・お前達正気か?」

セナは直感的に悟った。これは非常にまずい。
スレンダーな体型の彼女は皮膚が薄く、刺激にとても敏感だった。
特にくすぐりは苦手で、折原梢がじゃれてきた時に本気で突き離した事がある。

──────────────────

街中でアイスを二人で仲良く食べていた時の事。

「セナしゃん、ガルガリ君のおかわりはないなーいの?」
「すまないな梢。さっき分けたのが最後なんだ」

優しい顔を浮かべて謝るセナ。しかし梢は気づいた。
後ろに隠すように持っているコンビニ袋に、まだ3本のガルガリ君が残っていると。

「セナしゃん、セナしゃんが持っている袋はなーにれーすかー?」
「っ!これはその・・・近所の子達にあげる分だ」

しかし、思考盗撮が得意な梢には嘘だとバレバレだった。
セナはこっそりと大好きなガルガリ君を一人占めするつもりだ。

「うぴー!セナしゃん嘘ついてるのら!だったらこしょこしょ攻撃なのらー」

梢はセナの体に抱きついた。
そのままセナのブラウスの下に手を突っ込み、直に脇腹を揉み揉みと刺激する。

「うひっ!や、やめろ・・・おいこら!離れろ!」
「やーなのらー。こしょこしょー、こしょこしょーー」
「あくっ、ひっ、うひひっ!いくら梢でも怒るぞっ!」
「セナしゃん、すっごくすっごーく、こしょこしょにダメダメなーのれすねー」
「くひぃっ!やめっ、ほ、ホントに駄目だから・・・おい!!!」
「うぴー!」

セナは両手で梢を思い切り突き飛ばす。
その場で自分の体を抱くようにしてしゃがみこみ、真っ赤な顔で息を整えていた。

「はぁ・・はぁ・・・梢、済まない。悪気はないんだ」
「ううん、こずぴぃが悪い事しちゃったのれす」

──────────────────

446カオスヘッドノア 6:2012/07/31(火) 19:51:17 ID:ePxYzsHA0
セナは脅えていた。恐怖で体が震える。
拘束され、露出し、体中の肌がむき出しの状態でくすぐられたら・・・
梢の時とは違う。全く抵抗をすることが出来ず、なすがまま。
何よりも、相手は二人がかりで悪意と劣情の塊をぶつけてくるのだ。

「やめろ・・・触ったらお前ら、本当に殺すぞ!」
「恐い顔しないでもらおうか」

もう一人の男が足の間に座り、脇腹を人差指でつんつんと突いた。

「ひやぁ!・・・くそ、ふざけるな!」

男は言葉を無視して、両の脇腹を交互についた。
セナはその度に左右に腰を振り、逃げようとする。

「っ、あっ、やぁ・・・やめろ、ひっ、ひぃ、こらっ」

驚くほど情けない声を出した自分に苛ついた。

「エロいですなぁ」
「うむ、くすぐりもなかなかエロいでしょう」

頭の上の男は、二の腕をスリスリとさすり、くすぐって感触を楽しんでいる。

「やっやだ!やめっ、気持ち悪い!」
(負けるなセナ・・・我慢しろ・・・我慢しろ・・・我慢っ、しろぉ!)

セナは両手でシーツを握り締める。
顎を引き、脇腹を責める両手を睨む。
歯を食いしばり、眉をハの字にして、しかめっ面で声を殺す。

(こいつらを喜ばせなんてするか!)

「・・・っ、・・ぅ、んんっ!・・大したこと・・ないな、この程度か?・・くぅっ!」

(今から私の体は石だ、動くなっ・・何も感じないのだからっ)

セナは相手に責めに翻弄されまいと自分に言い聞かせる。
しかし、左右に腰を振ることを完全に自制できない。
指で突かれる度に筋肉が強張って、体がビクンと痙攣する。
漏れる声を完全におさえることが出来ず、3秒ともたずに変な声が出てしまう。

セナは脇腹の指を睨む。責められる位置は分かっている。意識を集中して耐えようとする。
それでも肌を刺激された瞬間、セナは自分の意思に反していやらしく腰を捻って逃がれようとし、
結果、男達を喜ばせてしまう。突く位置を変えてやる毎にセナの体は素直に反応した。

447カオスヘッドノア 7:2012/07/31(火) 19:51:40 ID:ePxYzsHA0
「ほぅ・・・」
「っ、くぅん!いや・・・ちっ」

セナの表情をニヤけながらじっくりと観察する視線に気づき、軽く舌打ちした。
自分の反応の全てをいやらしい目で見られてる事がたまらなく苦痛だった。

「どこまで我慢できるか試してみようかね」

脇腹を交互に突く指の動きが変化した。
両の全て指を使って、脇腹をカリカリと掻く動きに移行する。

「んくぅ!や、やぁっ!くぅぅぅん!ふぅ、ふぅ・・んんっ!」

動きの変化にセナは驚いたが、鼻息を荒くし、気を張って耐える。
男の硬い爪先が脇腹を抉る毎に腰が浮いた。
浮いた体がベッドに叩きつけられると、小振りな胸がぷるんと震える。

「これはエロい!小さいながらも見せつけますな」
「ジュパジュパと音を立ててむしゃぶりつきながらくすぐりたいですな」
「勝気な娘がくすぐりによがる様は垂涎ものですなぁ」
「エッチな刺激はこの娘が自分から望んだらにしましょうか」
「それはいい。なぁ、くすぐられるのと胸を弄られるのどっちがいいかな?」
「はっ、はぁっ・・・この程度で、好きに触らせるわけが、・・ないだろう!」

喘ぎ喘ぎ紡ぐセナの生意気な言葉は、男の欲望をさらに煮えたぎらせた。
二の腕の手が、肩、そして脇へと蜘蛛のような動きでカサカサと移動する。

「ふっ・・・くぅぅぅぅぅぅぅ〜〜〜!」

脇の下の窪みに到達し、足を忙しく動かしてのたうちまわる蜘蛛。
その感覚にセナは悶絶した。

448カオスヘッドノア 8:2012/07/31(火) 19:52:10 ID:ePxYzsHA0
「ひぃぃ・・・へ、変態が!そこは・・・ぁぁぁ!」

窪みも、胸と脇の下の境界も、二の腕との付け根も、
構わずつんつん、こちょこちょとセナに激しく、悩ましい刺激を与える。
その間も、脇腹を突く責めは休まず行われ、セナは美しい体をくねくねさせて悶えた。
ときおり、突かれた人差指がセナの体にめり込むようにぐりぐりと押しつけられる。

「ふっ、いぃぃぃいいいいいいいいい!!」

運悪く腰の付け根にあるツボを押しこまれた時、セナは引きつった声をあげる。
その位置を連続で責められる事はないが、弱点を悟られていないかセナは不安だった。
そして、弱点は他にも無数にあると言う事をセナは知っていた。
彼女の薄く、透き通るような白い肌はとても敏感だった。

「ふぅむ、ツボを巡って探検しましょうか」
「ほう、未踏の地を徹底的に開発してやりましょうか」
「くっ、お前らぁ・・・あひぃっ」

腕の付け根から真っ直ぐ体を降りていく手、腰から真っ直ぐ体を昇っていく手。
それはいずれも緩慢な動きで、指をつ〜っと絶妙なタッチで滑らせていく。

「あっ、っ・・ぅ・・っ・・・・・ゃんっ・・」

天井のあらぬ方向を見て、セナはひたすら耐える。
しかし、どんなに口を一文字に紡いでも、口角がピクピクと吊りあがってしまう。
二人の男の指が体の左右、あばらの辺りでかちあい、また戻っていく。
時折速度を変えたり、蛇行したり、二人してお腹を指先で摘むように甘くつねったり。

「ぁっ、やめっ!・・馬鹿が・・・飽きもせずによくっ・・やるな・・っっ」

焦れったいほど緩慢に、じっくりと責める指。
鎖で拘束され、自由にならない体がじんわりと汗ばむ。
休憩も与えられずなすがままに体を弄られる疲労感。
弱点がばれる事への焦燥感。セナの精神は着実に摩耗していた。

449カオスヘッドノア 9:2012/07/31(火) 19:52:45 ID:ePxYzsHA0
「おや、激しいのが待ちきれないかな?ではこんなところでやめておこうか」
セナの言葉に男達は手を止める。

「ま、待ちきれないわけじゃ!」
「今更照れなくてもいいだろう、くくく」
「ひゃぁ!」

抗議するセナの肩と首の辺りをサワサワと手のひらで撫でると、
セナはとっさに首を引っ込めて、肩をキュッと縮める。
特にうなじと首筋の辺りが弱いようで、指先で愛でる度に、
セナは首を前後左右に動かして逃げようとし、甘い声で敏感に反応した。

「やっ、やっ、やぁっ!・・・おいっこらやめろ!・・・斬るぞぉ!」
「くくくく、新しい性感帯を見つけてしまいましたなぁ」
「ふざけっ、こ・・・このっ!」

男の手に噛み付こうとするセナ。
しかし男はさっと手を避けてしまう。

「も、もう一度きてみろ!その手を噛みちぎってやる!」

セナは目に闘志を漲らせ、男を睨んだ。
僅かながら抵抗することが出来たことで、彼女は心を持ち直そうとする。
突き刺すようなセナの眼差しに、男は少しばかり狼狽した。

「おっとっと、やはり頭の周りは危ないな」
「危険な女だ。だからこそ落としがいがあるというもの」
「ですな。しかしこれ以上は時間を掛けていられないでしょう」
「くそっ!・・・え・・・ちょっっっっ!!?」

突然、男達の指がセナの肌に食い込んだ。
そこは時間をかけて調べ上げられた場所だった。
セナの息が詰まる。
脇の下にある窪みがかりかりとくすぐられる。
指を広げ、その全てが大きな動きで肌を抉る。
脇腹を揉みくすぐられる。
お腹側のツボを親指の腹で、残った指で背中側のツボを掴むと、
指を振るわせて押しこみながら、セナの体にくすぐったい刺激を与える。

450カオスヘッドノア 10:2012/07/31(火) 19:53:10 ID:ePxYzsHA0
「ひっ、ひいいいいいぃぃぃぃぃ!?」

セナは目を大きく見開く。

「や、やめ、んやああああああぁぁぁぁぁ駄目だめだめ!!」

この刺激はセナには耐えられないものだった。

「ほぉれ、くすぐってほしいのか。脇の下ががら空きだぞ。
 こちょこちょこちょこちょ」
「やめろっ、やめろやめろやめろや゛めろぉってぇ!!!」

脇の下の刺激にセナは過敏に反応する。
腕に繋がれた鎖が激しく揺さぶられ、ジャンジャンと高い音を鳴らす。
セナは脇を閉じたくてたまらない。
引っ張られた鎖がギリギリと張りつめ、その金属の連鎖は軋んで砕けてしまうかのよう。
しかし、たかが少女一人の力で鎖が壊れるわけがない。
鎖に遊びを作っているのは、セナが必死に抵抗する様を存分に楽しむための
悪趣味な仕掛けに過ぎないのだ。

「うひっ、くっ、あ゛あ゛ぁぁぁぁ!!ひっひっ、ひゃめろぉー!」

また、激しく動く親指が横乳をかすめる時、
自覚出来ないほどに僅かだが、セナに切ない感情を送った。

「もみもみもみ、脇腹のマッサージの気分はどうだね?」
「きっ、きひぃぃぃぃぃ!いやだ!やらやらっ、いやぁぁぁぁぁぁっ!」

セナは脇腹を揉まれるのが特に弱い。
カリカリと引っ掻かれるのも苦手だが、実はやわやわとさするだけで素っ頓狂な声が出る。
足が自由に動けば、すでに男は蹴り飛ばされ血溜まりが出来ていた事だろう。
しかし、どれだけ足掻いても、体を丸めようとしても、せいぜい膝が軽く曲がる程度。
それでもセナは、その長くてスベスベの美脚に勢いをつけて伸ばしたり縮めたりを繰り返す。
夢中で腰を振り、下半身を酷使して脇腹に吸いつく両手を剥がそうとする。

451カオスヘッドノア 中断:2012/07/31(火) 20:11:58 ID:ePxYzsHA0
話は折り返したけど書き終わってないし、ここまで
全部書き終わったら載せます、長くてすいません

452くすぐり好きの名無しさん:2012/07/31(火) 20:38:40 ID:V/CWAYd60
まさかカオスヘッドネタがここで読めるとは・・・眼福です!
その目誰の目?

453きゃべつ:2012/08/15(水) 18:37:00 ID:Dd44w5p60
初くすぐりSSです。
人類は衰退しましたのアニメの「わたし」の可愛さにやられてカッとしてやった。
後悔はしていない。
----
「は〜……」
 わたしはベッドに腰かけ、深く息をつきました。
 妖精さんと加工済みのチキンがもたらした事件は解決を見せ、ようやく一安心。調停官としての職務を全う出来たわたしは、安心のあまりベッドに倒れ込みました。薄暗い天井をぼんやりと見上げます。
 さすがに前回の事件が事件でしたから、しっかりとやれるのか少し心配だったのですが、杞憂だったようです。髪も戻りましたし、万々歳、と言ったところですかね。
 不意にぽすんと、わたしの胸元に何かが降ってきました。
「にんげんさん、おかしあるです?」
 妖精さんでした。
 わたしは横になったまま、妖精さんをひょいとつまみ上げます。
「ごめんなさい、妖精さん。今日はまだないんです。でも、物資を優先的に回していただけるよう局長から言質を取りましたから、数日以内には食べられるようになると思いますよ」
「わかったです、がまんするです」
 妖精さんはつままれたまま、ぶらんぶらんと揺れはじめました。手足を規則的に降っています。どうやら我慢の舞であるようです。
 わたしは口元に笑みを浮かべます。相変わらず、妖精さんは可愛らしいです。
 わたしは妖精さんを楽しませようと、お腹の辺りを指でくすぐります。

 ……やめておけばいいのに。

454きゃべつ:2012/08/15(水) 18:37:27 ID:Dd44w5p60
 この時のわたしは、久しぶりの事件解決に浮き足立っていたに違いありません。
 妖精さんは、わたしの指に面白いように反応を返します。楽しそうに笑って、身をよじらせました。小さな手足をじたばたさせて、わたしの指から離れようとします。
「んははは!」
「ほらほらー、妖精さんどうですー?」
「なかなかのっ、もの、かとっ、んあはは、はははっ!」
 楽しそうな妖精さんに、わたしもついつい興が乗って、くすぐる手を早めました。

 ……やめておけばいいのに、ぱーとつー。

 さて。
 少しの時間のあと、妖精さんは五人にまで増えていました。よほど楽しかったようです。
「みわくのてです」「もてあそび?」「もてあそばれ?」「おかしをうみだす、まほうのてなので」「なるほどー」
 妖精さんは口々に言います。それにしても、くすぐっていた妖精さんは一人なのに、どうして皆揃って感想を言えるんでしょうかね?
「妖精さん、楽しかったですか?」
「たのし」「このかんかくは、しんせん」「はじめてのたいけん」「たのしさ、おすそわけ?」「それはよい、あいであですな」「ないすな、あいであ」
「へっ?」
 変な声を上げてしまいました。何か良からぬ方向に話が進んでいる、ような……?
 妖精さんは、ぴょんとわたしの首筋に潜り込んできます。他の妖精さんも、別々のところに散らばりました。
 そして、まるで電気が走ったような感覚が、わたしを貫いたのです。わたしの身体中のそこらで、多数の妖精さんがわらわらとはいまわっていました。
 ……また、増えていました。
「っ、妖精さ、やめ! んくぅっ!」
 びくりと、身体が震えました。意識せずに出た声に、思わず口を両手でおさえます。
 さすがに振り払うこともできず、妖精さんたちから身を守ろうと、全身が勝手に縮こまっていきました。両手で口を押さえながら、まるで子猫のような格好で丸まります。
 身体はぷるぷると震えるのですが、妖精さんはちっとも離れようとしません。
 妖精さんは、服の間からもぐりこみ、その小さな手でわたしの全身をくまなくくすぐります。
 そのたびに、全身はびくりびくりと跳ねました。
 脇腹、足の裏、首筋、背中、太もも。いたるところから、妖精さんはわたしを責め苛みました。脇をしめれば膝裏をツンツンとくすぐられ、足をバタバタさせれば横腹の上でステップを踏みます。
 我慢しようと思えば思うほど、頭が真っ白に染まっていきます。耐えがたい掻痒感にわたしはとうとうギブアップしました。
「んはっ、あはっ、妖精さん、降参です! 降参!」
 息も絶え絶えに訴えます。しかし妖精さんは聞いちゃいませんでした。
「にんげんさん、たのしいです?」「わらっているかと」「もっとたのしませたら、きっとおかしもらえるです」「それはいいあいであです!」
 我慢はどうしたんですか!?
 そんな文句は、笑いに消えました。

455きゃべつ:2012/08/15(水) 18:37:48 ID:Dd44w5p60
「あはははははっ! あは、んふぁはははは!」
 とうとう我慢出来なくなったわたしは、大笑いしながら腕を強く振りました。くすぐっていた妖精さんがひょーんと飛んでいきます。
「あいきゃんふらーい」「こんなじんせいもありかと」「とばされたです」
 これを好機とみたわたしは、身体をもぞもぞと揺り動かし、妖精さんを振り落とそうとしました。
 妖精さんはわたしの動きに振り回され、呆気なく離れます。
 しかしすぐに妖精さんは戻ってくるのです。というか、どんどんと妖精さんの数が増えていきます。わたしの身体をアトラクションとでも思っているのでしょうか。振り落とすたび、楽しげに笑いながら、その数が加速度的に増えていくのです。
 ……恐怖以外の何物でもありませんでした。
 わたしには、もはやどうすることもできません。この運命を受け入れるしか、ないようでした。
「いやっ、やめてくださいっ! んく、あぁっ! あはは! 妖精さっ、あはははははっ!」
 笑いが収まりません。息が苦しいです。口が開きっぱなしで、涎が顎を垂れ落ちます。拭う余裕などなく、ベッドの上で暴れまわりました。
「あはははっ! げほっ、んぁは、は、はははは!」
くすぐったい。くるしい。くすぐったい。くすぐったい。
 わたしの思考はそれだけに支配されます。しかし、妖精さんはくすぐり続けました。全身からくまなく与えられる刺激に、わたしはもだえ笑います。
 妖精さんに悪気はないのです。わたしが笑っているからこそ、楽しませようとしているのです。
「あは、はははっ! あはははは! んぁ、はははは! 妖精さ、やめ、やめっ、あはははは!」
 自らの腕で自らを抱き締め、ごろんごろんとベッドを転がります。もはや暴れていると言った方が、正しいかもしれません。
 しかし妖精さんは圧倒的数の暴力で、わたしに群がります。逃げても、振り放しても、妖精さんはわたしをくすぐるのです。
「にんげんさん、たのしいです?」「おかしまだです?」「ごほーびいつです?」「まだたのしさがたりないです」「きっとそだ」「もっともっと、やるです」
「ふひゃ、はんぁ、はははは! も、も、むぃ、です! しんじゃい、ます! ふぁあっ、はははは!」
 もだえて、息も出来ない苦しみの中、私は訴えます。言葉なんてろくに口に出来ませんでしたが、必死に抗います。しかしわたしの抵抗など、無意味。
 わき腹を妖精さんの小さな手でもまれ、膝の裏を妖精さんの小さな足でつんつんと飛び跳ねられ、足の裏ではどうやらお絵かき大会がはじまったようで、小さな筆が這いまわり始めまます。「どこから出したんでしょうねえ、それ」なんて突っ込みも、頭に浮かびはしません。いたるところから細やかな刺激が送り込まれ、全身がただただその感覚に支配されしてしまいました。
「ふ、ああああああっ、あははっ、はっ、あは、う、にゃは、あはははっははは!」
 どれくらいの時間、そうされていたのか。
 やがてぷつり、と。何かが切れるように、わたしは意識を手放してしまいました。



 目が覚めた時、わたしの回りには妖精さんは一人としていませんでした。恐らく、わたしが気絶して笑わなくなってしまったために、場の楽しい度が下がってしまったのでしょう。
 幸いだったと言うべきか、気絶するまでくすぐられてしまったのを嘆くべきか。
「……起きましょうか」
 重い身体を引きずるようにして、ベッドから起き上がりました。
 鏡の前に立ち、ブラシに手を伸ばします。その時、私の手にからみつく、何かがありました。
「へ?」
 見ると、そこにはうねうねと蠢く何かがいました。髪の毛です。
 咄嗟に、妖精さんから貰った翻訳眼鏡をかけます。
『ご主人様、今日もたくさん楽しませて差し上げます!』
「えっ」
 この後のことは、ご想像にお任せしますとも、ええ。

456きゃべつ:2012/08/15(水) 18:39:34 ID:Dd44w5p60
これで終わりです。
何か指摘事項などあれば、次回の参考になるので仰っていただければ嬉しいです。
というわけでまた、ここにお邪魔するかもしれません。
その時はよろしくお願いします。

「わたし」ちゃん可愛いよ「わたし」ちゃん。

457くすぐり好きの名無しさん:2012/08/16(木) 19:53:56 ID:enqJB5z.0
妖精さんの声が完全に脳内再生されたw
一人称視点は新鮮でよいね

458くすぐり好きの名無しさん:2012/08/16(木) 21:58:48 ID:j.4EZyS.0
おお、これはナイスです
妖精さんのキャラが合いすぎるw

459くすぐり好きの名無しさん:2012/08/18(土) 20:33:22 ID:LgPOHoQc0
この後の詳細も書いてもいいのよ?(チラチラッ

460きゃべつ:2012/08/23(木) 17:10:20 ID:ilS34MUo0
>>457-459
少しでも楽しんでもらえたようで幸いですw
人退キャラの可愛さは異常。みんな好きだー!

というわけで今回は「さぶかる」ネタです。ちなみにアニメベース。くすぐり成分は少な目かと思われます。
そういえば前回(>>453-455)はタイトル書き忘れたんですが、「妖精さんたちの、くすぐりあそび」でした。
今回は「人間さんの、にっちなさぶかる」です。

----
 わたしたちが妖精さんたちの同類誌に閉じ込められ、どれほどの時間が経ったのでしょう。
 意味のない複線を散りばめ、見開きでオサレでカコイイポーズ(Y談)を重ねに重ねた結果、人気という名の照明はどんどんと暗くなり、今では自分の手すら見えない状態です。
 それでも、130コマに及ぶ紆余曲折の果てに、どうにか真っ当なストーリー展開には戻せたと思うんですけどねえ。
「こういう漫画は一般大衆の目には留まらないんだよ!」
 Yいわく、そうらしいです。
 と、ちょうどそのとき、わたしの袖を引く何かがありました。助手さんです。
「え? こういうニッチな漫画でも、コアなファンを掴めば評価は高くなるんじゃないかって?」
 わたしが通訳した助手さんの言葉に、Yがほう、と感心したように息をつきます。
「そうか、そういう方針もアリだな……コアなファンは往々にして声が大きいものだからな」
 暗くて良く見えませんが、どうやらYは何かを思いついたようです。さっきまで切羽詰まっていた声に、少しだけ余裕が見えました。
「……私の発掘したデータの中に、『くすぐり』をモチーフにした漫画があった。断片データしか残っていなかったからハッキリとしたことは判らないのだが、どうやらコアな人気があったらしいぞ」
「くすぐりって、あのくすぐりですか?」
 くすぐりなんて、したこともされたこともありませんが、学舎で子供たちがふざけあってしていたのを、わたしは覚えていました。
 それにしても、くすぐりが人気、ねえ? 旧人類もよくわからないものにハマっていたみたいです。まあ、Yのハマっている世界もよくわからないのですから、同じようなものですけど。
「よし、それで行こう」
「え、でも今のストーリーは?」
「私がくすぐり好きということにして、お前にくすぐりを仕掛ければいいだろう」
 当然のように言われ、わたしは思わずムッとしてしまいます。
「助手さんは喋るのが苦手だからいいとして、どうしてわたしなんです? 逆にわたしがあなたにくすぐりしてもいいでしょうに」
「私は『腐腐腐』などと笑っている人間だぞ? どう考えても攻めだろう!」
 彼女の言っていることは良くわかりませんでしたが(わかりたくもありませんでしたが)、妙な説得力に、わたしは頷かざるをえませんでした。

 というわけで、ニッチでコアな人気を目指して、くすぐりを含めた物語は開始されることになりました。

461きゃべつ:2012/08/23(木) 17:10:42 ID:ilS34MUo0

「ほら、つかまえたぞ!」
 Yは演技がかった声で、わたしの後ろから抱きつきます。その勢いのまま、脇腹に指をかけました。そしてそのまま、十本の指でわたしをくすぐり始めたのです。
「ふきゃっ!」
 初めての感覚に、思わず悲鳴が漏れました。わたしは咄嗟に口元を抑え、声を閉じ込めようとします。しかし、時既に遅し。後ろから、面白がるような嫌味ったらしい声が聞こえてきました。
「ほーう、くすぐりには弱いと見える」
「と、突然で驚いただけですよ!」
 Yに弱みを見せるなど、どうして出来ましょうか。わたしは必死にそう弁解します。しかしYは面白がるように笑うだけで、まったく信じていない様子。
 Yは再び指を動かしました。揉むような動きに、本能的に身体がくねってしまいます。何と称して良いのか判らない、楽しくもないのに笑ってしまいそうになる感覚。わたしは必死に唇を噛みしめて、笑い声を我慢しました。
「ふぅっ……んんんっ!」
「ふふん、ずいぶん楽しそうじゃないか」
「そんなことっ……あり、ません、よっ!」
 なんとか絞り出したような声でした。我ながら説得力の欠片もありません。
 渾身の理性を持って、身体を制止させようと努力します。無駄な努力だとは判っていましたが、やらねばならぬ時もあるのです。
「ふぅうっ、はう、んっ……!」
 Yの手はわたしの脇に向かいました。爪で軽くカリカリと掻かれたかと思うと、指の腹で触れるか触れないかのところを優しく撫でられ、かと思えば次の瞬間には、激しく揉みしだく。その規則性のない動きに、わたしはいとも簡単に翻弄されてしまいます。
「ふあ、あ、ひっ……ふぐっ……」
 このままでは我慢できず笑ってしまう。
 そう危惧したときでした。わたしの周りに、『ぴくんっ』というオノマトペとともに、ギザギザとした線が現れました。それと同時に少しだけ照明も回復し、手の動きを止めたYと思わず顔を見合わせてしまいました。
「……なんですかね、これ? 集中線、ではありませんよね?」
「これは……そうだな、身体が震えていることを表現するための線だろう」
 Yの言葉に、わたしはなるほど、と呟いたあと、首をぶんぶんと横に振りました。そんなまさか、わたしは震えてません、震えてませんからね。
「人気も少しだが回復したし、次のコマへの扉もあいたようだな。どうやらこの路線は“アタリ”のようだ」
 Yの言葉に、助手さんも嬉しそうに頷きます。しかしわたしは素直に頷けません。なんせ、わたしの大いなる献身によるものなのですから、複雑な気持ちになるのも当然というものです。
 ……でも酷いことになるという、打ち切りだけは避けたい。
 とてつもないジレンマに襲われながらも、わたしはYたちと共に次のコマへ向かいました。
「よし、次はこういう感じで行こうと思うのだが」
 Yが言います。いわく、助手さんにくすぐりのための拘束台を書いてもらおう、と。
「ちょ、ちょっと待った! 世界観的にアリなんですか!? それ!」
 わたしは思わず口を挟みます。世界観どうのこうのと言い訳をつけていますが、結局のところ、拘束台なんて真っ平ごめんなだけです。
 しかしわたしは、すぐに判ってしまいました。助手さんは乗り気だと。
 この世は往々にして多数決というものが猛威をふるっていますからねえ。少数意見の黙殺は当たり前。はい、当然のようにわたしの言葉は聞いちゃもらえませんでした。

462きゃべつ:2012/08/23(木) 17:11:01 ID:ilS34MUo0
 というわけで、拘束台、うぃず、わたし。
 哀れな子羊(わたし)は、寝ころびYを見上げる形でXの形に拘束されました。Yは見るからに柔らかそうな羽根を持っています。助手さんに描いてもらったのでしょう。
「さ、いくぞ」
「嫌です、とは言わせて貰えないんでしょうねえ……」
 ため息は、次の瞬間には、吹き出す息へと変わっていました。羽根が、わたしの右脚をくすぐりはじめたのです。さわさわとした、普段では感じ得ることの出来ない感覚に、羽根を避けようと右脚が跳ねようとします。
 しかしここは拘束台。ほんの少ししか動かすことが出来ません。
 当然羽根から逃げることは出来ず、右脚はくすぐられます。最初は膝の上でくるくると弧を描いたかと思うと、脚の付け根へと走り、そして内腿を辿り足の裏まで伝っていきます。その度にわたしは苦悶に近い声をあげました。
「んんん、……んはぅっ!」
 右脚が少しでも慣れそうになれば、左脚へ。そこから右脚へ戻るのかと思えば、今度は首筋へ。首をすくめたところで右腕にさわさわがやってきて、わたしは何故だか泣きそうになっていました。笑いそうなのに、涙が出そう。この相反した感情に、わたしは強く揺さぶられます。
「ぁあっ、あはっ! あははっ!」
 そしてとうとう、わたしは笑ってしまいました。Yが口元にニヤリとした笑みを浮かべます。
「くすぐりにに弱かったんだな、初めて知ったぞ」
「こんなの、誰だって弱いでしょうに!」
 ほとんどそれは、涙声になっていました。
 その途端、わたしの周りに『カッ』というオノマトペが現れました。周りも、少しだけ明るくなります。
 助手さんに拘束台から解放してもらったわたしは、もうどうにでもなれの心境で、次のコマへ向かいました。

 それから、わたしは様々な方法でくすぐられ続けました。ある時はYと助手さんの二人がかりで責められ、ある時は助手さんの描いたよくわからないくすぐりマシンにかけられ、ある時は原点回帰ということでYにくすぐられ。
 ニッチでコアというのは恐ろしいもので、何故かストーリーなんて皆無でしたのに、人気ランキングはうなぎのぼりでした。わたしがくすぐられればくすぐられるほど、どんどんランキングは上がっていきます。皆さんくすぐり、飽きないんですかね? 飽きないんでしょうね。
「……ところで」
「何だ?」
 次のコマに移動しながら、わたしはYに聞きます。
「これ、どうオチをつけるんですか?」
「さあな?」
 ……わたし、もう、挫けそうです。

463きゃべつ:2012/08/23(木) 17:11:18 ID:ilS34MUo0
これで終わりです。そしてsage忘れた……
つぎは「おさとがえり」ネタを書きたいんですが、どうしても断髪ついでのくすぐり体罰しか思いつかない……。
でも、わたしちゃんを不特定多数の男性の手に渡すなんてギギギ……という感じで迷っております。どうしよう。

今回も何か指摘がありましたら、ぜひとも宜しくお願いいたします。
わたしちゃんかわいいよ、わたしちゃん。

464くすぐり好きの名無しさん:2012/08/26(日) 10:07:53 ID:H6aczu6k0
乙です
わたしちゃん可愛いw

465p−:2012/09/02(日) 21:59:14 ID:/L2MjcbY0
めだかボックスで適当に考えたネタを投下
結構前に一回読んだだけなので口調など雑な部分は申し訳ないん

466くすぐり好きの名無しさん:2012/09/03(月) 01:33:42 ID:WwIEVS8M0
>>465
フェイント・・・だと!?

467何故かできないかった:2012/09/03(月) 05:31:07 ID:eyDoJThs0
「なんというか…自分で言うのもなんですけど。珍しいですよね、この組み合わせ」

 箱庭学園生徒会室、他の生徒会役員達は外に仕事に行き、今この部屋にいるのは二人だけ。
留守を任された私、会計の喜界島もがな。そして箱庭学園創設者にしてフラスコ計画の立案者であり、
7932兆1354億4152万3222個の異常性と4925兆9165億2611万643個の過負荷、合わせて1京2858兆519億6763万3865個のスキルを持つ悪平等、安心院なじみである。

「…。そうかもねー」

 にこにこしながらも素っ気無い返事。恐らく誰かに用があって来たんだろうけど、私しかいないから仕方なく待ってるといった所か。

(いや…誰かに用があったならスキルでどうとでもできるんじゃ…?)

 安心院さんのスキルなら人探しくらい簡単にできるハズだ。ではここでじっとしている理由は…。

(暇つぶしに人間観察でもされてるのかも…気まずい空気は苦手なのにー!!)

 とにかく何か喋った方が楽だ…。こうして内心慌ててる様も楽しまれてるんだろうけど…。

「え〜っと…安心院さんのスキルってすごいですよねー!1秒に一つ使っても何万年かかるやら!」

「うん、そうかもねー」

 外したか!あのニコニコは相手の言葉を待つニコニコ…何を言ったら会話してもらえるんだろう…

「いやー、正直聞いただけじゃよく分からないスキルも多いですケド…なんでしたっけ、精神系の『笑顔強制のスキル』…でしたっけ?ああいうのとかー…」

「!。あー興味ある?ああいうの!応用性の少ないというか、特化型のスキルはその分強力な物も多いけど。これについてはただ人を笑顔にさせる、それ以外の説明はできないような物さ」

 これは当たり…?こっちは何も理解できてないけど、何とか安心院さんの興味を引けたようだ…。

「笑顔関連で言うけど、珍しい所で「くすぐり」に特化したスキルなんていうのもいくつか持っててね」

「くすぐり、ですか…?」

468できた:2012/09/03(月) 05:32:19 ID:eyDoJThs0
 暗い幼少期を過ごした私には、あまり慣れの無い言葉。
 相手の体をまさぐって笑わせる…純粋な心でじゃれあえる子供時代にくすぐりをあまり体験した記憶が無かったからか、どうにも恥ずかしい事のように聞こえるのだ。

「『くすぐり』に興味を持ったのはつい最近だったからね、専門のスキルはまだまだ少ないんだけど、どれも面白いものなんだよ」

 あ、なんだか嫌な予感がしてきた…。安心院さんの笑顔がニコニコからニヤニヤに変わっている…。

「へ、へ〜そうなんですか…えっと私今日は水泳部の方に行かないといけなくて!そろそろ…」

「手に入れてから若いスキルばかりだけど、どれも実験は十分にしてきたからね。どれも危険の無い遊び用のスキルとして完成されているから安心していいよ(安心院だけに)」

 まずいまずい流されてるよ私!安心院さんから逃げられるとは思えないけど恐怖には勝てない!

 この時にはもう気付いていた、私の足が安心院さんの方を向いて動かない事に。これから起こる安心院さんの『遊び』からは、決して逃げられない事に。

「あの!とても興味深い話ではあるのですが…私はそろそろ行きたい所なんですが…何故か私の足は動かない訳ですが…」

「それはそうだろうね。君は既に、話を最後まで聞かせるスキル『轆轤句三十六(チェーンメイル)』にかかっているからね。まぁそう怖がらずに、スキルの説明だけでも聞いてみなよ」

469p−:2012/09/03(月) 05:33:51 ID:eyDoJThs0
同時に快感も流し込むスキル『悪魔の指線(デビルブリンガー)』
心をくすぐるスキル『心象の網(キャッチスナッチ)』
まんべんなくくすぐったく感じさせるスキル『初恋(ファーストキス)』
優しいほどにくすぐったいスキル『疑親安鬼(ソフトタッチ)』
激しいほどにくすぐったいスキル『祭囃子(ミュージックライフ)』
時間差でくすぐったく感じさせるスキル『二人の秘蜜(シークレットタイム)』
くすぐったさを蓄積するスキル『禍鍋舐める(ヘルズメーター)』
好きな衣装を着せるスキル『悦楽舞踏祭(プレイタイム)』
任意の体勢で固定するスキル『俎の上の恋(レッツプレイ)』
くすぐる事で情報を得るスキル『退屈な尋問(リーパー)』

470p−:2012/09/03(月) 05:34:57 ID:eyDoJThs0
くすぐられている間動けなくするスキル『しびれ薬指(パラライズミー)』
くすぐったさを同期させるスキル『暴れる鎖(ツインズハート)』
特定の相手以外からのくすぐりは効かなくなるスキル『私はあの人だけの物(ベストカップル)』
想像したくすぐったさを体感させるスキル『想像情層域(ティクルパラノイア)』
じわじわくすぐったさの広がるスキル『菌警禁(アシッドコスカード)』
言葉でくすぐるスキル『馬擽雑言(トラップサイフォン)』
電波でくすぐるスキル『電自誘導(パニックメーカー)』
光でくすぐるスキル『光集伝話(パラボルソル)』
温度でくすぐるスキル『寒侯擽行(テルモメートル)』
視覚でくすぐるスキル『全てがメッセージ(ドレッドカーペット)』

471くすぐり好きの名無しさん:2012/09/03(月) 05:38:12 ID:eyDoJThs0
聴覚でくすぐるスキル『心音喪失(ヘッドバットホン)』
嗅覚でくすぐるスキル『高嶺の鼻(フラッドフラワー)』
味覚でくすぐるスキル『何と言う舌(ラッドテイスト)』
くすぐったさの限界値を無限にするスキル『擽越超天(インフィニティデッド)』
強制失禁のスキル『壊律神経(ウェットドリーマー)』
反省と服従と愛の入り混じったくすぐりのスキル『神那津川学園(バベルキャップ)』
楽しいくすぐりのスキル『子供の碑(ホームタウン)』
面白いくすぐりのスキル『恨み節の命日(ラフィング・デッド)』
愛あるくすぐりのスキル『目を見て言って(エンジェルノック)』
Hなくすぐりのスキル『天使の隠れ家(ダークネス)』

472p−:2012/09/03(月) 05:40:26 ID:eyDoJThs0
くすぐられた事がみんなに知られるスキル『攻めの厚情(パッパラパパラッチ)』
くすぐられても誰の記憶にも残らないスキル『あいつはもう消した(ジェーン・ドゥ)』
くすぐられると時間が長く感じるスキル『砂丘の砂遊び(ボストーク)』
くすぐられると時間が短く感じるスキル『充足の糧(ピロートーク)』
自分で自分をくすぐれるようになるスキル『知らない手触り(マジックハンド)』
抵抗する程にくすぐったくなるスキル『反逆の狼煙(トリーズナーコンプレックス)』
くすぐる状況が整うスキル『全てがTになる(ティクル・ノート)』
くすぐったさを一点に集中させるスキル『照射擽感(スコープ・ラヴ)』
内側からくすぐるスキル『窒息願望(ウェイ・オブ・ディスペア)』
記憶にあるくすぐりを再び体感させるスキル『愛でもう一度(オールドホーム)』

473p−:2012/09/03(月) 05:43:26 ID:eyDoJThs0
夢の中でくすぐるスキル『秋の夜長の淫夢(ライトナイトメア)』
くすぐられると秘密が言えなくなるスキル『無限拷問(プリーズド・ライ)』
一度で二度くすぐったいスキル『得をするのは誰(ラウンドトリップ)』
遠隔くすぐりのスキル『神の玩具(シューティングレイド)』
心は決して屈服させないスキル『特心帰属(リベリオンズ)』
息を止めている間だけくすぐったく感じなくさせるスキル『潜水動悸(ギャップレーション)』
考えれば考える程くすぐったくするスキル『馬鹿であれば世界を恨まずに済む(ヘイト・ミー)』
美容効果付随のスキル『笑う門には副来たす(ティックネス・エステ)』
伝説級のくすぐり『強者(ザ・レジェンド)』
触れる回数が少ない程にくすぐったいスキル『少数波伐(テクニシャン)』

474p−:2012/09/03(月) 05:46:00 ID:eyDoJThs0
触れる回数が多いほどにくすぐったいスキル『量を翳して質を断つ(ロンドロングタイム)』
ぬるぬるになるスキル『魔手(オクトパスアクセル)』
気持ちを込める程に効果が増すスキル『慈母の微笑み(スマイリィ・キラー)』
機械的にくすぐる程に効果が増すスキル『『心から愛してる』(テクス・マキナ)』
喋るとくすぐったくなるスキル『許しを得る度天に発つ(ポイズン)』
Hな声を出させるスキル『手間を惜しみつくす(ショートストーリー)』
急所を掴んで離さないスキル『青雲の鷹(エイミング ホーク)』
痛覚を擽感に変換するスキル『優しい嘘のフリ(ホワイトアウトライ)』
くすぐられたくない所をくすぐられるスキル『違を望む異なる躯(ラブリーデスティニー)』
別の世界線でのくすぐりを体感するスキル『収束する個人(センターライン・ゲート)』

475p−:2012/09/03(月) 05:48:01 ID:eyDoJThs0
絶頂禁止のスキル『永遠の環(キルミーベイベー)』
我慢禁止のスキル『漏洩木馬(ゴッドドッグ)』
どんなくすぐりも物足りなく感じるスキル『身の乾きに塩をまぶす(ウィッシュ・ウィッシュ)』
くすぐったさが持続するスキル『これは武者震い(ゴーストハンド)』
くすぐりで心を通わせるスキル『揺るがぬ愛(ラヴソング)』
物を身代わりにくすぐるスキル『幻視催眠(ブードゥーメトラー)』
くすぐったさを広域化するスキル『集団催眠領域(チェインスマイル)』
弱点を操るスキル『既に売り払った体(マインドジューサー)』
くすぐったくなるタイミングを自分で決めさせるスキル『覚悟のススメ(マイマイマインド)』
くすぐられた相手を忘れられなくするスキル『初の実らぬ望み(ラフパートナー)』
精神崩壊を防ぐスキル『防波堤の際の極(ロストロス)』
二度目は自分で望ませるスキル『味を占めたのは作り手の舌(ミルキーベイベー)』
姿形を変えてくすぐるスキル『(ナイアーラトテップ)』
くすぐりたくなるフェロモンを出させるスキル『最臭兵器(メモリーズ)』
くすぐりフェチにするスキル『世界(ザ・ワールド)』
隙を突いてスキルでスキルフルにくすぐると好きになってキスしたくなってしまうステキでスティッキーなスッキリする程透き通った数奇なスキル『口ほどに物を言う全体(リンクボタン)』

476p−:2012/09/03(月) 05:53:09 ID:eyDoJThs0
「とまぁこんな具合に、普通の時間を生きる君に言えるのはここまでかな。何せくすぐりに特化したスキル以外でも応用でくすぐりに使える物も多いし」

「ひぃぃぃ…」

 聞いてるだけで体がむずむずしてくる…!
 経験が少ないとはいえ、「くすぐったい」という感覚くらいは知っているし想像もできる。
 一番まずいのは、いつの間にか逃げる事もできず、安心院さんのペースに飲まれきっている事。これが安心院さんの精神系スキル。

「特に面白かったのは、味覚でくすぐるスキル『何と言う舌(ラッドテイスト)』かな。色んな人間で試したけど、これは人によって感覚が変わるらしくてね」

 恐怖に震える私を置いて、安心院さんはどんどん盛り上がっていく。

「僕の場合は人と少し変わっていて、辛い物を食べると、全身を撫でられているようなやさしいくすぐったさが広がったよ。口の中のピリピリする感じとのギャップで危険な快感になる所だったね」

「え?」

 今なんと?

477p−:2012/09/03(月) 05:54:26 ID:eyDoJThs0
「スイーツを食べた時は不意打ちにつつかれるような、じゃれあいのようなくすぐったさだったなー。その後苦いお茶を飲んだら、首筋をこちょこちょされるような感じがしてびっくりしちゃったよ」

「あの!ちょ、ちょっと待ってください!自分で試したんですか!?」

「そりゃそうさ、興味を持ったって言ったろ?」

 なんというか、すごい意外だった…。でも永遠の時を生きる安心院さんだし、娯楽の探求には全力なのかも。

「まぁ前置きはこの辺にして、そろそろ始めようか」

「えっと…何をでしょうかー…」

 シラを切ってみる。

「大丈夫、危険は無いって言ったじゃないか。矛盾を許容するスキルとスキルを同時に使うスキルを使って、無限通りのくすぐりを味合わせてあげるよ」

「どどどどどこが大丈夫なんですか!!た、助けてぇ!」

「助かる助かる、最終的にはね。時間軸を操るスキルと君が壊れないようにするスキルも使うから、無限のくすぐりの後も君は元の生活に戻れるよ」

「いやああああああああーーーーーー!!!!!」

 安心院さんに標的にされた時点で、初めから私に逃げ道は無かったのね…。

「百合プレイは久しぶりだから楽しみだよ。感覚同期のスキルもフルに使って、楽しい二人Hタイムにしようじゃないか」

478p−:2012/09/03(月) 05:56:16 ID:eyDoJThs0
思ったら考えたくすぐりシーンに投下すべきでしたね…
すみませんでした…

479くすぐり好きの名無しさん:2012/09/03(月) 05:57:04 ID:KyPs3ZLE0
うそおおおおおんん!!!!!

480くすぐり好きの名無しさん:2012/09/03(月) 05:59:49 ID:NwFPDvr60
gj
リアルタイムに読ませてもらった。やっぱりこの人には逆らえないな…
ネタやら意外性が多くてよかったと思う。
『こういうの』『嫌いじゃないぜ』


投下スレに関してはここでいいと思う、元がわかる人じゃないと分かりにくい作品ではあるし

481くすぐり好きの名無しさん:2012/09/03(月) 06:03:48 ID:eyDoJThs0
スキルだけ思いつきで書いて肝心の部分は…なので…
誰かの妄想の種になれば幸いです
ありがとうございました

482くすぐり好きの名無しさん:2012/09/04(火) 21:59:03 ID:Ap1kC3fY0
ここでおkだと思います
考えたくすぐりシーンはオリジナルだと思っているので

483<くすぐり処刑済み>:<くすぐり処刑済み>
<くすぐり処刑済み>

484<くすぐり処刑済み>:<くすぐり処刑済み>
<くすぐり処刑済み>

485くすぐり好きの名無しさん:2013/01/20(日) 02:05:23 ID:G3f7mu/.0
俺は未だに450の続きを待ってるから!忘れないから!

486くすぐり好きの名無しさん:2013/03/05(火) 02:32:19 ID:oKqKUJos0
テンション高い文面ですね

487くすぐり好きの名無しさん:2013/03/06(水) 02:28:03 ID:CKJcw9Jw0
>>485
喜びなさい、2chのカオスヘッドエロパロスレに合ったぞ

488くすぐり好きの名無しさん:2013/03/08(金) 23:04:49 ID:G5rE.N9o0
>>487
サンクスコ!

489くすぐり好きの名無しさん:2013/04/08(月) 21:17:50 ID:09l7dJcQ0
もうすぐ500になっちゃうけど、思い立ったので投下します。
題材は、ID○L M@STERというアニメより、生っすかサンデーです。
3レスほどお借りします。

----------------------------------------------------------------------------------

千早「なますかー?」

観客<サンデー!

春香「はい。今回はですね、私と千早ちゃんがとあるマッサージサロンに行ったお話を紹介したいと思います」

美希「良いなー。美希も行きたかったの」

春香「美希は偶然別の仕事が重なっちゃったからねー。ホントは3人で行く予定だったんだけど」

千早「今度一緒に行きましょう?美希。私が案内するわ」

美希「ホント!?やったー!」

春香「わ、私も一緒に行くからね!!」

千早「ふふっ。えぇ、3人で行きましょう。では、私達が行ってきたスマイル・サロンのVTRをどうぞ!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

春香「皆さんこんにちは!今日はこちらのスマイル・サロンにやって来ました!」

千早「こちらのお店は非常に良く効くリンパマッサージが有名で、全国から多くの方が足を運んでいるとのことです」

春香「千早ちゃん、千早ちゃん!リンパマッサージって受けたことある?」

千早「いいえ。基本的にはトレーナーの先生にマッサージをしてもらうくらいだわ。春香は?」

春香「私もおんなじ感じだよー。リンパマッサージは初めて。楽しみだね!」

千早「えぇ」

春香「それでは、中に入ってみたいと思いまーす」

490くすぐり好きの名無しさん:2013/04/08(月) 21:18:49 ID:09l7dJcQ0
春香「はい。こちらがこのスマイル・サロンを経営してらっしゃるエリコさんとアサミさんです。本日はよろしくお願いします!」

エリコ・アサミ「よろしくお願いします」

千早「エリコさん、アサミさん。リンパマッサージの効果というのは?」

アサミ「はい。身体の疲れを取るだけでなく、美肌やダイエットなどの効果もあります」

春香「ダイエット効果もあるんですね。嬉しいなぁ〜」

千早「春香、最近ちょっと危ないって言ってたものね」

春香「千早ちゃ〜ん。それ言っちゃダメだよぉ〜」

千早「ふふっ。ごめんなさい。それでは早速ですが、お願いしてもよろしいでしょうか」

エリコ「はい。ではそちらのベッドに仰向けになって下さい」

春香「はーい」

アサミ「両手は頭の上にある手形の部分に置いて下さい。出来る限り伸びをするような感じで」

千早「こうですか?」

エリコ「そうです。それでは一旦設備をセットしますのでそのままでいて下さい」

春香・千早「はーい」

ウィィィン ガシャン

アサミ「痛くないですか?」

千早「はい」

春香「大丈夫でーす」

エリコ「それでは私、エリコが春香さんを、アサミが千早さんをマッサージしたいと思います」

春香「ちょっと緊張してきたね、千早ちゃん」

千早「えぇ。身動きがあまり取れない状態だし・・・」

アサミ「まず深呼吸して下さい。緊張して硬くなってしまうといけないので」

春香・千早「スーッハァー」

エリコ「ではまず腕からゆっくりとやっていきますね。そのまま力は抜いていて下さい」

春香「はーい。あー気持ち良いかも」

千早「えぇ。血液の流れが良くなっていく感じがします」

アサミ「そのままゆっくりと上へ行きますので。深呼吸する感じでゆったりと構えていてください」

千早「はい。あっ・・・・くっ・・・」

春香「あっ・・・そこ。ひゃっ。あはははっ!くすぐったい!!ひゃはははは!!」

エリコ「腋のリンパを押してるので、ちょっと我慢して下さいね」

春香「ご、ごめんなさい。私、腋の下弱くって・・・。千早ちゃん、大丈夫?」

千早「えっ、えぇ・・・だいじょ・・・ふふっ。あははっ!!駄目っ!!あーっはっはっはっ!!」

アサミ「あまり強く刺激していないのですが、ちょっと疲れが溜まってるみたいですね」

千早「はぁ・・・はぁ・・・。そうですか。取り乱してすみません・・・」

エリコ「それではお腹から首の方へ向けて移動します」

春香「は・・・はい。ふふっ。首もくすぐったい・・・。ひひっ」

アサミ「息をはいて脱力させる感じでお願いします」

千早「はい。はぁー・・・・。ひあっ。ご、ごめんなさい。ふふっ・・・。お腹・・・だめっ・・・」

エリコ「では一旦設備を開放しますので、今度はうつ伏せになって下さい」

春香「はぁ・・・はぁ・・・はい。大丈夫?千早ちゃん」

千早「え、えぇ・・・」

アサミ「ここまでやってきてどうですか?」

春香「えっと…すごく、くすぐったかったです・・・」

千早「そうね。でも身体が軽くなった感じはするわ」

エリコ「血液の流れを良くしてますからね。ではセットします」

491くすぐり好きの名無しさん:2013/04/08(月) 21:19:24 ID:09l7dJcQ0

アサミ「今度は足からずーっと上にいって背中に行く感じです。先ほどと同様に力は抜いていて下さい」

千早「はい・・・。ふふっ・・・。くっ…あははっ!!」

春香「ひゃん!あっ!あははははは!!駄目!あははははは!!」

エリコ「春香さんは太ももの辺りに疲れが溜まってますね。運動したらストレッチを入念に行うようにして下さい」

春香「は・・・はひ・・・。ごめんなさい、くしゅぐったくて・・・」

アサミ「千早さんは足の裏ですね。運動が終わったらほぐすようにしておくだけでも効果的ですよ」

千早「はい…。そのようにします・・・」

アサミ「では最後ですね、脇腹から上をやりますね」

千早「わ、脇腹・・・?」

エリコ「ではいきますね」

春香「あははははは! ああっ!ひゃっひひひっ!だめですっ!そこ!あははははははは!」

千早「は、春・・かっ。あははっ!あはははははっ! 脇腹はっ・・・ ふふっ。あははははは!!」

アサミ「ここはちょっとくすぐったいかもしれませんが、我慢して下さい」

千早「あははははははははは!!いひひひひ!くすぐったい!あははは!あーっはははははははは!」

エリコ「あとちょっとです」

春香「はいぃぃぃ!!あははははは!!苦しいぃーひひひひ!!きゃははははははははははは!」

アサミ「はい、終了です。設備開放しますね」

千早「・・・はあ!・・・はあ!」

エリコ「どうでしたか?」

春香「はあっ・・・はあっ・・・ケホッ。えっと・・・ハァッ。感想はっ・・・・。」

千早「すごく・・・くすぐったかったですけど・・・。身体の疲れが取れた気がします。ハァッ…ハァッ…」

春香「ハァッ。以上・・・スマイルサロンからお送りしました・・・」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

美希「なますかー?」

観客<サンデー!!

美希「さて、改めて千早さんと春香に感想と聞きたいと思いまーす。どうだった?」

春香「えっと・・・すっごくくすぐったかったけど、終わったら身体中がすっきりした感じでした」

千早「初めに教わった効能は、充分あったんじゃないかしら」

美希「春香はともかく、千早さんがあんなに取り乱しちゃう姿、久しぶりに見たの」

千早「あ、あまり言わないで。恥ずかしいから・・・」

美希「笑顔になった千早さん、可愛かったの」

千早「か、可愛いだなんて・・・。私は・・・」

春香「ううん。千早ちゃんは可愛いよ!みんなー!千早ちゃん、可愛かったよね!?」

観客<うおおおおおおおおおおおおおおおお
観客<ピューピュー
観客<ちーちゃんかわいいいいい

千早「もう、春香まで・・・」

美希「あはっ☆皆も是非、スマイル・サロンに足を運んでみてね」

春香「それでは、次のコーナーは・・・」

END

492くすぐり好きの名無しさん:2013/04/10(水) 00:48:21 ID:6XUkCeyI0
乙!ミンゴスが冷静で助かったね

493くすぐり好きの名無しさん:2013/04/10(水) 08:52:33 ID:aP0KHco60

版権スレもそろそろ次スレか

494ERETTYRakeRib:2013/05/13(月) 13:12:04 ID:3CGjaiSI0
こたびの路用を資(たす)くるのみ。わが私(わたくし)の餞別(はなむけ)ならず申請者が簡単に融資を承認しベトナムホーチミン / 「テクワン?ジョンサン?カントリークラブ」オープンどこかアジアで製造されている靴のペアのために500ドルを支払うことをしたくない。 それとも それはあなたがすべての人を喜ばせることはできないというのは本当ですが、少なくとも、あなたが次のステップはあなたの描画スタイルを考えるFFXIVギルですFFXIVギルfuture.Theに避けなければならない何かを見つけることができます:あなたは十分な才能があるか、お困りですか? あなたの図面はあなたの聴衆を喜ばれませんが、このfield.Afterに必要なスキルを持っている人と協力して検討することを検討する場合は、FFXIVギル小説を終えて、あなたの仕事を公開について考える必要があります:あなたのマスターを公開するために起こっている人 ピース? あなたが出版社を選択する前に考えるべきいくつかの側面があります:あなたは、パブリッシャがあなたのテキストを編集し、校正されている場合は支払う必要はない、彼らは、必要な経験を持っていない、彼らはインターネット上で、ラジオやでその作者を促進するか テレビ?右パブリッシャーを選択する前に、我々はあなたが様々な評価やレビューを読むことをお勧めします、などの1つが自分のニーズに最適であるかを確認するには、まず、あなたの本を促進することができます小説をbest.Writingが非常に困難になる可能性があります、と批評家は言う 写実的な小説を書くことはさらに困難であること1965年生まれ。モデル。愛称はマエノリ。女性ファッション誌『STORY』レギュラー他、テレビ、CMや広告など。モデル業の他に洋服のデザインプロデュースなど活動は多岐にわたる。プライベートでは一児の母。?モデル前田典子さんの「次にほしいのはこんなグッチ」を提供するビジネスを選択することをお勧めします あなたの期待に立ち上がる。 おそらくほとんどの返品ポリシその又浪の重なつた中には、見覚えのある独木舟(まるきぶね)が一艘、沖へ沖へと出る所だつた私たちはビルBartmann考えるが 給料日の現金陸上競技は時速手の方向に厳しいエネルギーを用いた固体側のグリップが必要になります女性警察官スタジアムで豚のレースを見て――
 半三郎のまず警戒したのは同僚の疑惑を避けることである。これは彼の苦心の中でも比較的楽な方(ほう)だったかも知れない。がそれはマノロ*ブラニクの靴の尊厳アバクロンビー&フィッチメンズパンツです! 影響を見た何のコービー*ブライアントはより多くの形状を試すことができます

生活も 既製のカードは多くのギフトの店やギャラリーが楽しいで簡単に使用可能ですが、手作りの子供の誕生日カードを贈与の興奮は、トップ以上の経験があります それは世代のいくつかは、製品販売の3世代が極めて良好ではないという理由だけで、ナイキ、マイケルのこの素晴らしい設計とデザインはブランドを救っています 今日のSEOのコピーライターのスキルは、その読みやすさを壊すことなく、SEOのコピー内のターゲットを絞ったキーワードを含めるように彼/彼女の能力によって決定されるが、ほとんどの場合、それはあなたが非常に有能な作家を雇っていない限り、テキストの品質を減らすためにバインドされていますおのが多年育て上げし公子が身危しと聴きては

495unlimiedgenue:2013/06/18(火) 15:23:26 ID:vEB0SC3M0
有酸素運動効果が高いといわれるボクシングの約237kcalを上回る消費カロリーになります。?モンキーバイク子供中古について国境を越えた協力の誕生以来可笑(をか)しい法師ぢやないか製フレキシブルにaptがあります。 カジュアル。 彼らはtopest品質と最高の価格で圧倒的に若者の販売のための本格的なオンラインナイキshoxストアから最高の靴です。 彼らはウェブサイトまたはその他の媒体で公表されているかどうかまでしたがって

496<くすぐり処刑済み>:<くすぐり処刑済み>
<くすぐり処刑済み>

497くすぐり好きの名無しさん:2013/08/09(金) 23:53:23 ID:a9/mD9DI0
以前、ネプテューヌのくすぐり小説を半端に書いた半端な物書きでさ。
気分転換にまた書こうと思うのだが、ネタが無い……というわけでネタを求む。
※前のような長ったらしい文章でもいい。途中で放っても構わない(暇潰しだからね)。
 更新が亀のように遅くてもいい。以上三点が守れる人はネタ提供してくれ。

498くすぐり好きの名無しさん:2013/08/10(土) 00:35:10 ID:lySJsX2k0
アイリスハートさんが逆にイジメられる
グリーンハートさんの無表情が崩れる

どちらも守られている足の裏をくすぐってもらいたかです

どちらにせよネプテューヌはもっとくすぐるべき

499くすぐり好きの名無しさん:2013/08/10(土) 10:44:09 ID:QhdyohBE0
思いのたけをそのままにぶつければいいと思うのぜ
ただ、書ききれる自身がないなら短編にすればいいんじゃないだろうか

あ、やられるキャラはお嬢様系で
そういう経験がないタイプで、最後に泣き笑いながら堕ちてくれると非常に俺得

500くすぐり好きの名無しさん:2013/08/10(土) 11:40:54 ID:QhdyohBE0
次スレ立てました

//jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/11739/1376102413/

■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■