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加藤の乱とは何か
1 名前: げき 投稿日: 2005/09/21(水) 04:48:18
森善郎政権に反旗を翻した加藤紘一は
2000年11月20日未明 不信任決議案採決当日に
突如として棄権を表明した、謎の撤退である。
いったい何が彼の判断を変えたのか。

いまさらという気もするが検証してみたい

2 名前: げき 投稿日: 2005/09/21(水) 04:58:41
当時の情勢について

よくまとまった学生レポート
http://f32.aaa.livedoor.jp/~kuseiken/study/2003b/02.doc

諸君!誌2001年6月号加藤紘一インタビュー
http://www.katokoichi.org/message/data/ij_20010600-skn.html

学生による分析
http://www.l.chiba-u.ac.jp/~nakazawa/media/2002/1211.htm

加藤政局の総検証(まとめサイト リンク集)
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/8536/katou0.htm

検証 加藤氏造反劇   読売オンライン 001122
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/8536/katouyomi.htm

3 名前: げき 投稿日: 2005/09/21(水) 05:12:50
当時 森内閣は失政失言連発で不支持率75% 国民には閉塞感が蔓延していた。

前年の総裁選で敗れたとはいえYKKの中でも「自民党のプリンス」と呼ばれた加藤には国民の期待が
集まっていた。しかし反乱を起さずとも総裁のイスが転がり込んでくるのは時間の問題という
見方も有った。

11月19日まで多数のテレビ番組に出演した加藤は強気な発言連発
相当な自信にみえた。

その間 主流派(森派・橋本派)は野中弘務を中心として加藤派切り崩し
工作を展開している。加藤の味方は山崎派。小泉はこの時期は森を支える立場にあり
加藤の敵となっていた。

4 名前: げき 投稿日: 2005/09/21(水) 05:18:57
前日までの加藤は自信に満ちていた。
それが採決の直前に全面撤退。何があったのか。
マスコミなど客観的な情勢分析では圧倒的に加藤不利だった。
まるで加藤が催眠術にかかっているように見えたものだ。
ここで仮説を立ててみる。加藤が誰かに騙されていたのだと。
二階に上がって梯子を外されたのだと。

5 名前: げき 投稿日: 2005/09/21(水) 05:22:34
候補1 野中広務

根拠:加藤を騙すキングメーカー能力 策謀力 動員力を持つ 親中国派で比較的加藤と政策が近い

否定的根拠:当時すでに自民の実質的最高権力者であり、政変を起すメリットが無い。
      現に露骨に加藤派切り崩し工作を展開している

どう考えても否定的根拠の方が強い

6 名前: げき 投稿日: 2005/09/21(水) 05:26:26
候補2:小泉純一郎

根拠:当時YKKのなかでは最も総理のイスから遠かった⇒ライバルが減る
   加藤から信頼を得ている

否定的根拠:子分が一人もいない。森派の後輩は全て森支持。加藤からみて戦力にならない。

この人はキングメーカーではないか

7 名前: げき 投稿日: 2005/09/21(水) 05:30:06
候補2:電子メール

根拠:諸君!誌2001年6月号加藤紘一インタビューで本人がそう述べている
自分へのメールで世論の動向を判断していたと。

否定的根拠:そんなもので判断しているようでは到底総理の器とはいえない

読売記事(22日付)からして機密保持もできていなかったようで
戦略としては下の下である。

8 名前: げき 投稿日: 2005/09/21(水) 05:33:16
背景に陰謀があったとするよりはどうやら
本当に加藤の戦略が稚拙だったようです

採決当日も座して自滅するくらいなら討って出て新党旗揚げでもしていれば
どうなったかわからない。ただ、長期的戦略がなければ結局はつぶれるでしょう。

残念ながら通説と違う結論になりませんでした。
この件については小泉はラッキーだったというか
正しい判断をしていると思います。

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