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【場】『メインストリート』 その2
1ようこそ、『黄金町』へ:2013/05/15(水) 00:06:00
住宅街を南北へ抜ける、『黄金町』の大動脈。
アーケードの下には様々な店舗が並ぶ。
道幅は広く、平日は人通りも少なく見えるが、
様々なイベントが催される祝日・週末には、
ちょっとした祭りとなり、人並みが押し寄せる。


―┘          ┌┘   ◎
―┐ S湖     ┌┘   ┌┐   住  宅  街   
  │      ┌┘   .┌ ..│...      ‖
   ┐     │    ┌ ┌┘       ‖←メインストリート
   │    │   ┌  │         ‖
    ┐   │  ┌  ┌..       黄金原駅
     │  └─┘┌―      ┏ ━■■━ ━ ━
  ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛
       │      └―┐黄金港  繁華街  
       └┐   ┌――┘
 ─────┘   └――――――――――――

     太 平 洋

2ようこそ、『黄金町』へ:2013/05/15(水) 00:10:57
『メインストリート』案内板

■商店街
駅前商店街。アーケードの下には様々な店舗が並ぶ。

■住宅街
商店街が終わると閑静な住宅街が広がっている。

■『薄墨書店』
メインストリートに越してきた本屋。

■【場】『松前 総合病院』
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/9003/1327326457/
『黄金町』最大の病院施設。
※この病院のスタッフに、『スタンド使い』はいない。


■【場】『私立秋映学園』
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/9003/1328104343/
幼年部から大学までのエスカレータ式の巨大校。
 有り得ないレベルとまで言われる自由な校風が売り。
 制服の改造が推奨され、年一度にはコンテストまであるらしい。
 奇怪な噂も多く『鏡から人が出るのを見た』『巨大な腕が生えていた』
 などという目撃談も多数。しかし、周辺地域からの評判はおおむね良い。

■【個】学生寮『白亜荘』
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/9003/1324220488/
『私立秋映学園』の関連施設。学生寮だが、学校関係者も暮らしている。
 管理人はたった二人のみで切り盛りしているが、不思議と不備が生じたことはない。
 尚、侵入者や狼藉者は『不可視の存在』に撃退されるので注意だ!
 ちなみに学生寮だというのに、何故か温泉大浴場が存在する。

■【個】ダイナー『Straits』
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/9003/1367417060/
アメリカンな軽食堂。しかし裏では『闇医者』と『アリーナ』を運営している。
 『闇医者』は公的なサービスを受けられない犯罪者御用達、らしい。
 最近の流行りはクラシックな筐体でプレイできる『VRスタンドバトル』。
 謎のプレイヤーたちが常駐しており、仮想体験ということもあって本気で殺しに来る。
 アルバイトも常時募集中。給料も支払われます。

3『黄金町の燃える日』:2013/05/15(水) 00:21:14
――前スレ986より。


>>985(カグチ)
>以下の持ち物、何処まで許可されるかお願いします。
>・纏っているレインコート
>・火付きカンテラ(『アヴァドン』発現済み)
>・灯油瓶350ml×4 マッチ箱×2 それらを入れたトートバッグ

所持品を全て許可する。

>>984-985
レインコートの男は、フェリシアに言うなり、ビルの扉を開ける。
ドアノブがいつのまにか、『燃え溶かされて』いる・・・・!

開いた扉のその内側に、
真紅の『蝗』が張り付いているのを、フェリシアは見た。
間違いない・・・・これは『スタンド』だ!

驚くフェリシアを尻目に、
『放火魔』はするりと扉を潜り、火のついたビルに入っていく――

 ゴ ゴ ゴ

             ゴ    ゴ ゴ  ゴ ゴ   ゴ

4カグチ『アヴァドン act1』:2013/05/15(水) 00:41:39
>>3

        ジュァァァァァァ〜〜〜〜〜ッッ


「グッ、ァァァ……」

焼き鏝を押し当てるにも等しい激痛。
あの少女は『階段』を上がっては来なかった。
そうならば『足音』にて接近に気付いているはずだ。

「そう……、その点が不思議だった。
 あの少女は何者だ? 神の御技ってやつなのか?」

……ということは、『接近』には非常階段の手摺を超える必要がある。
直ぐには追いつけない。此方には猶予がある。


        ガッ
                 バァァァァ――z___ン

扉を閉める。
手にしたカンテラをレインコートのベルトに掛け、前進しつつ周囲を見回す。
突発的に場所を選ぶわけがない。……当然、ある程度は調べている。
このビル内の大まかな図を思い出し、今の『火勢』を確認する。

5フェリシア・B・レッチュベルク『セイヴ・フェリス』:2013/05/15(水) 00:43:18
>>3
「……逸脱者でしたか」

法規には法規の理由がある。
それを平然と踏み越えるようなものは
……やはり止めに行くしかなさそうです。

手すりを飛び越えてドアノブの奥へ。
右手から『セイヴ・フェリス』、直径30cmバリアを作り出し、
内側に張り付く『イナゴ』を潰し、それを観ながら、奥へ。


―――――――――――――――――――――――――――――――

             『セイヴ・フェリス』

      フェリシアの掌から出す『バリア』が能力。
      炎や電撃なんかのエネルギーは完全に防ぐし、
      殴られても、その方向へガラス片のように飛び散り
      攻撃者へ『報復』する、攻防一体の力だ。

      破壊力:なし スピード:なし 射程距離:E
      持続力:D 精密動作性:なし 成長性:B

ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/48-49

―――――――――――――――――――――――――――――――

6『黄金町の燃える日』:2013/05/15(水) 01:05:40
>>4(カグチ)
右掌を灼く高熱に、思わず顔を顰める。

――そして、扉を中から閉めた。
想像通り、謎の女は追いつかない。

何故、『空中にいた』のかは、まるで『謎』だが、
考えられるとすれば『一つ』――自分と同じような『スタンド使い』だ。

時刻は夜。
かろうじて常夜灯のついたボロビルの中に人の気配はない。
カグチがざっと調べた、ビル内の構造は以下のようなもの。
突き当たりの非常口までは、『40m』というところか。

   □□□ ..□□□ ..□□□ ..
   □□□ ..□□□ ..□□□ ..
   □扉□ ..□扉□ ..□扉□ .TT扉階段
非□カ□□□□□□□□□□□□□□□非
   □扉□ ..□扉□ ..□扉□   扉
   □□□ ..□□□ ..□□□   EV
   □□□ ..□□□ ..□□□   

カ:カグチ
非:非常口
TT:男性・女性トイレ
EV:エレベーター

ビルを燃やす炎は、まだ大きくは広がっていない。
『蝗』たちは、本能のままにビルを食っていくが、
カグチがいなければ『増える』ことはない。
少々、見つかるのが早すぎたか。

>>5(フェリシア)
手摺を乗り越え、扉の前に降り立つ。
だが、敵の方が早い――
扉はその前に閉じられ、『蝗』もまた扉の向こうとなった。

ドアノブが赤く焼けている。
これを握った男は呻き声を上げていた。
だが・・・・この程度の熱で、これほどに壊れるものだろうか?
半ば千切れたノブは、まるで『紙粘土』のような有様だ。
扉に窓はなく、中は見通せない。

――ブンッ

右手に『バリア』――『セイヴ・フェリス』を発現した。

7フェリシア・B・レッチュベルク『セイヴ・フェリス』:2013/05/15(水) 01:15:19
>>6
所持品:電話、ハンカチ、ティッシュ等日用品を
      服のポケット各所に。


「……」

敵を逃す時間は惜しいが、
まずは能力の謎を解かなければ。

逃げるということは、今その場で殴りかかれるような『スタンド能力』ではない、ということ。
仮にとりのがしてしまったにしても『謎』が解れば、よりベターだ。


まずは蝗と、壊れた後の観察だ。

同時に、走っていくであろう敵の足音にも注意を払っておく。

8フェリシア・B・レッチュベルク『セイヴ・フェリス』:2013/05/15(水) 01:17:16
>>7
尚、できるだけ早く全体をつかんでおきたい。

9カグチ『アヴァドン act1』:2013/05/15(水) 01:21:20
>>6


          ダダダダダダダダダダッ!!!



把握を終えるまで数秒、そうしたら駆ける。眼前の廊下を駆ける。
『アヴァドン』は脆弱なスタンドだ。相手が何者であれ、真正面からは闘えない。
逃げる。とっくに尻に火が点いている。

10『黄金町の燃える日』:2013/05/15(水) 01:37:19
>>7(フェリシア)
所持品了解。

あえて敵を追わず、扉を観察するフェリシア。

よく見れば、焼き壊され、垂れ下がったノブの穴の奥に、
指ほどの大きさの『蝗』の姿が見えた。

これは、先刻の『蝗』だろう・・・・
炎のように赤く、そして羽がない。
フェリシアを意識する様子はなく、ひたすらにノブ穴を齧っている。
齧った部分は赤熱化し、金属にも関わらず、紙の様に燃え上がった。
こうして穴が拡大し、『蝗』が見えるようになったのだと、得心する。
このまま放置すれば、扉が燃え上がるのは時間の問題だろう。

もう一つ、気になるのはビルの外壁。
明らかに不自然な、人間の手の届かぬ場所が『燃えて』いる。
古いタイル張りの外壁が簡単に燃えるのも異常だ。
火の大きさは人間大のものが『二つ』。
――これも放置していいものか。

と・・・・

          ダダダダダダダダダダッ!!!

扉の向こうで、激しくなる足音。
当然、音はフェリシアから離れていく・・・・!

>>9(カグチ)
自身の非力を認めるのは、弱さではない。
無人の廊下を、カグチはしゃにむに走り始めた。
トートバッグの中身がガチャガチャと音を建てるが、気にしていられない。

左右の部屋は企業向けのものだが、どこも空き室だ。
今時、こんなビルの部屋を借りる会社もないのだろう。
一つ目の扉を過ぎ、二つ目の扉が目前に見えてきた。

   □□□ ..□□□ ..□□□ ..
   □□□ ..□□□ ..□□□ ..
   □扉□ ..□扉□ ..□扉□ .TT扉階段
非□□□□□カ□□□□□□□□□□□非
   □扉□ ..□扉□ ..□扉□   扉
   □□□ ..□□□ ..□□□   EV
   □□□ ..□□□ ..□□□

11フェリシア・B・レッチュベルク『セイヴ・フェリス』:2013/05/15(水) 01:39:37
>>10
見える範囲にいる蝗の数はどれぐらい?

12『黄金町の燃える日』:2013/05/15(水) 01:43:06
>>11(フェリシア)
現時点では、ドアノブの穴の『一匹』だけ。
壁の炎の方は、ざっと見ただけなので『まだわからない』。

13カグチ『アヴァドン act1』:2013/05/15(水) 01:52:09
>>10

      ダッ ダッ ダッ ダッ


    「ハッ、   ハッ、   ハッ――――」


扉は全て『無視』する。
逃走の助けになる『エレベーター』、それのみを目指す。
電気が通っている以上、稼働はするだろう。
だから駆ける。汚らしい足音を鳴らしながら、逃げに徹する。

唯、逃げるわけではない。ドアノブに仕込んだ『炎蝗』と視聴覚を共有。
追ってくるであろう少女の姿、能力を観察する。

14フェリシア・B・レッチュベルク『セイヴ・フェリス』:2013/05/15(水) 02:05:31
>>12了解、感謝。


>>10
「本人が『放火』にご執心なら、スタンドも『放火』……
 精神性というものが筒抜けですねぇ」


全てのバリアを一旦解除し、蝗がかじっている方の穴の手へこぶし大のバリアを発現。
穴へ向かって叩きつけ、割れると同時にその手からバリアを追加発現。
穴へバリア片のシャワーが叩き込まれるはずだ。

成功の是非に関係なく、電話を取り出しつつビル奥へ

15『黄金町の燃える日』:2013/05/15(水) 02:18:16
>>14(フェリシア)
『バリア』を解除した後、
拳大の『バリア』を右手に設置した後、穴に向かって叩きつける!

 ドゴ!
        パリィイイ――――ン!!
                           ババババババババ!!

割れた『破片』は、反発によって散弾と化し、穴の中の『蝗』を引き裂いた。
『バリア』を再発現したことで、フェリシア自身は傷つかない。

電話を取り出しながら。フェリシアは穴に手をかけ、
素早く扉を開き、中へと進む――

全力で逃げていく『放火犯』の背中が見えた。
距離にして『30m』ばかり先だ。

>>13(カグチ)
      ダッ ダッ ダッ ダッ

二つ目の扉を過ぎ、三つ目の扉の前を今通過した。
エレベーターまでは、あと少しだ。

そうしながら、『蝗』の目で少女を観察。

穴から覗く視界の向こうで、
金髪の『シスター』は、その手から拳大の『円盤』を発現した。
透明なそれはガラス製のよう。
その手が、おもむろに振りかぶられ――
『蝗』目掛けて、突っ込んできた。


 ドゴ!
        パリィイイ――――ン!!
                           ババババババババ!!

             『ブヅッ』

砕け散る『円盤』の映像を最後に、『蝗』の視覚が失われる。
同時に、ランタンの炎が掻き消えた。
『殺された』ようだ・・・・『破片』の跳弾によって。
『不可解』だが、何かの能力に違いない・・・・!

   □□□ ..□□□ ..□□□ ..
   □□□ ..□□□ ..□□□ ..
   □扉□ ..□扉□ ..□扉□ .TT扉階段
非フ□□□□□□□□□□カ□□□□□非
   □扉□ ..□扉□ ..□扉□   扉
   □□□ ..□□□ ..□□□   EV
   □□□ ..□□□ ..□□□

16フェリシア・B・レッチュベルク『セイヴ・フェリス』:2013/05/15(水) 02:28:29
>>15
追跡を開始。と同時に、119へ電話だ。



「メインストリートで『放火』ですわ」

場所だけ告げて、斬り、しまう。

逃げ際に、『蝗』をばらまいている可能性があるので、
話しながらも前方の目は離さない。


問題は、『蝗』の出所だ。

ランタンに手を突っ込んでたようだが、
当時の光景はドコまで見れたか思い出しておきたい。

17カグチ『アヴァドン act1』:2013/05/15(水) 02:31:52
>>15
――――さて、予定よりは遅くなってしまったが、侵入はしたようだ。
扉を締める音に合わせ、トートバッグの『灯油瓶』を叩きつけ、
ドア裏に付着するように撒き散らしていた。(前スレ>>985 メール欄:閉&割(瓶))
片掌の火傷はマトモに物を握れはしないが、瓶の口くらいは指の間で握れる。
後は堅い非常扉に叩き付けるだけだ。

       ブワ ァ ァ ァ ァ 〜〜〜〜〜〜〜

灯油の発火点は『二百二十度』、焚き火の温度である八百度どころか、
非常扉から伝導していく熱によって容易に『発火』する。
そして、『暖まった空気は冷たいところへと流れていく』。
(炎に巻き込まれないように、ビル内の様子を思い出す前に三歩前に進んだ。)

「君は絶対に『追ってくる』。
 逃げるのなら、諦めるのならそれでいいさ」

追ってくる少女が粘性の有る灯油の貼り付いた扉を開いたのなら。
放火によって熱された非常扉付近の空気は『気流』となり、
扉を開けた勢いを加算された状態で非常扉の外側へ弾ける灯油、
燃える灯油を浴びたのならば顔や衣服に『点火』するだろう。

「そして、『アヴァドン』は貪欲だ――――」


        ムッ
            シ       扉裏にこびり着く『アヴァドン』。
             ャ      当然、発火の際に『接触』して発現させた。(>>3 メール欄:発現)
         ア          命令は単純。『喰らえ』。
            ア       燃える灯油で不意を突いてから、
         ア          バッタの如く跳び掛からせ、衣装に群がらせる。

視聴覚を共有した『炎蝗』によって、タイミングは完璧だ。(>>13メール欄)
炎の消えたカンテラを包むようにレインコートを脱ぎ、
操作に集中する為に一度足を止めて振り向き、息を付く。
>>9で扉裏の『胎炎』からの『炎蝗』を二匹バッグに入れたが、
射程距離から離れすぎた。既に『解除』されているだろう。(>>9メール欄)

18『黄金町の燃える日』:2013/05/15(水) 23:21:42
>>17(カグチ)
――エレベーター前で、追っ手を振り返るカグチ。
すでに、扉を開けられた際の対処は『済ませてある』。

灯油瓶を叩き付け、扉裏に灯油をかけておいた!
扉を燃やす火は小規模(ノブ程度)のため、
伝道される熱は知れており、『発火点』には至らなかったが・・・・
ドアノブを食べ続けた『炎蝗』の『噛み跡』が、
直接、撒かれた灯油に触れ――燃え上がらせた!

カグチが触れた際、生まれた『炎蝗』は『3匹』。
炎を警戒し、炎が広がる前に触れたため、数は少ない。
そのうち『二匹』は、トートバッグに入れたため、解除され、
残った一匹が、来訪者を待ち構える。

タイミングを図っていたドアノブの『蝗』は破壊されたが、
鉄の扉が開くのを待つだけなら、見ずとも容易いことだ。

ガチャ   

             ボ ボボボボウ!!

思惑に反し、炎は直接女に向かうほどの気流を生まなかったが、
扉の裏で燃える炎と、床に零れた灯油についた火は、
至近距離で彼女の衣服と髪を舐めた。

その瞬間――『炎蝗』が跳躍する!
修道衣の胸元に張り付くと、それを齧り始めた――

          ボッ!

『ライター』を押し付けたように、火が点る。

一方、カグチはレインコートを脱ぎ、カンテラを包む。
今はエレベーターの前だ。停止階数は『1F』になっている。

>>16(フェリシア)
電話で通報しながら、通路前方に警戒を合わせたその時――

             ボ ボボボボウ!!

予想外の熱が、顔面を襲った。
外に開ける扉!その内側で!
炎が燃え盛り、フェリシアに舌を伸ばしてくる!
金髪の先が炎に絡め取られ、焦げる匂い。
足も熱い――床にも火の手が回っている!
修道服の裾に、火がついている!

そして、同じタイミングで、扉の炎の中から跳ねてきた『虫』。
『蝗』だ――もう一匹、いた!

奇襲に驚く隙を見事に突いて、胸元に張り付いてきた。

          ボッ!

噛み付いた・・・・のではない。痛みはない。
けれど、衣服が『着火』する。
胸元に火を押し付けられたように・・・・燃え上がる!

19カグチ『アヴァドン act1』:2013/05/15(水) 23:36:25
>>18
エレベーターのスイッチを入れる。
途中停止する心配はないから、一階一秒として五秒で到着するだろう。

「ここは……『逃げ』に徹するか」

レインコートを『ゴミ袋』を掴むように持ち、エレベーターの到着を待つ。
少女を襲う『炎蝗』とは視聴覚を共有し、操作に徹する。
恐らくは先程みたいに殺すだろう。だから『逃がす』。

     ビチャッ
                ボボボボボボボッ!!!

服の上から飛び降りる『炎蝗』
床に溢れた『灯油』を食し、『発火』させたい。
足元を焼いて動きを止めるのだ。

20フェリシア・B・レッチュベルク『セイヴ・フェリス』:2013/05/15(水) 23:52:51
>>18
「な……」

       「何ですって…………ッ!」


まだ、『蝗』は居た!

先ほど、逃げるまでの間に、これほどの事をやってのけるとは放火犯。

……思想主義はともかく、この工夫は、口惜しいが賞賛に値する。



度肝を抜かれたが、そこでこのまま火にあぶられるのは御免だ。
空いたほうの手を前方へ向けつつ『バリア』を発現。
(サイズは防護壁の広さと取り回しを考慮して廊下より一回り小さいぐらい。)

そのまま、倒立するように前へ向けて倒れ込む。

前方、そして床、両方の火の手から身を守りつつ前に進む。

そして、床に平行に接触した瞬間に『設置』。手首の動きをきかせて前方へ飛ぶよう
反発し、奥へ逃げ込むようにさらに『飛ぶ』


確信にいたる。コイツが触れると、鉄だろうがコンクリだろうが衣服だろうが
かみっぺらのように燃え上がるわけだ。
その異常なまでの炎上力は、放火野郎の精神が火付に並々ならぬ根性を持っていることに他ならない、か。

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