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【ミ】苦痛の極限地帯
1苦痛の極限地帯:2012/02/11(土) 22:56:37

4万人越と、3千万人と、37万人と、70万人の人生に捧ぐ。

2苦痛の極限地帯:2012/02/11(土) 23:04:00

作者のまえがき


私が14歳の時、1ヶ月ほど入院をしました。あの時は夏休みでした。

小児病棟の、ベッドが10台ほどの大部屋に居ました。
大部屋のすぐ向かいには小さな簡易浴場が共用としてありました。
この簡易浴場は、午後3時から4時は○○番病棟の△△さんといった具合に
あらかじめ予約をとって利用します。

ある日の昼過ぎ、私が簡易浴場を予約していた時間になったので
大部屋を出たら、すぐそこの簡易浴場には灯りがついていました。
ここは小児病棟ですし、ひょっとしたら入院した子を
親が洗ってあげるのに手間取っているのだろうかと想像しました。
誰かいますか、と声を賭けたら「はい」と少し間延びした感じの返事がかえってきました。
想像通り、30〜40台の女性の声でした。

ここは譲ろうと思い きびすをかえして部屋に帰ろうとしたところ、
たまたま廊下の向こうから看護婦さんがやってきて、怪訝そうな顔をしてきました。
なにかあったのかと聞かれたので状況を話すと、看護婦さんは、
この時間帯は浴場の予約は入っていないと言うのです。
そんな馬鹿なと思いましたが、看護婦さんが簡易浴場の戸を開けるとそこには誰も居ませんでした。

これが心霊体験をしたという意味で、私の人生唯一の場所となります。
他にもこの病院で、曾祖母が夢枕に立ったり、子供のイタイヨイタイヨという
声を聞くなどの体験をしましたが、これらの話は割愛します。


そしてここが、今回の舞台に適切であると判断しました。
私が当時体感した恐怖心を この作品を通して再現したかったためです。
ただこの作品は、不慮の事態に見舞われた方々の魂を軽んじるものでなく、
むしろ敬意をこめたメッセージ性をもたせています。

某病院を舞台にするにあたって、病院の最寄りの神社を 供養の気持ちで参拝しましたが、
それに加えて 実直な思いを述べることもすべきと判断し、この通り前書きとして筆をとりました。

3苦痛の極限地帯:2012/02/11(土) 23:05:05


















★この作品はフィクションです。某病院は現在も国内で
存続中ですが、物語の都合上、廃病院としています。

4プロローグ:2012/02/11(土) 23:06:45

  カタカタ  カタッ



    ユー ・ ガット ・ メール
  < 1通 受信シマシタ

5プロローグ:2012/02/11(土) 23:07:16
件名:先日の『スタンド』の件

親愛なる君へ


とてもHOTな『スタンド』だ。
君ならわかってくれると思うが、私は『スタンド』が活躍するのを傍観するのが好きだ。
何か目的をもって行動することは、情熱ある行動とは素晴らしい事だ。
それが正義の行いであろうと、どんなゲス野郎の犯罪であろうとどっちでもいい。どちらにせよ美しい。

だから私は、この黄金町に『こいつ』を呼び寄せることにした。うまく誘導してね。
先日君に話した『スタンド』の件だ。よければ君も『こいつ』の行く末を『読んで』みるといい。

また会おう。

6プロローグ:2012/02/11(土) 23:07:58
件名:すまなかった

親愛なる君へ


一度会って話がしたい。気を悪くさせたことを詫びたい。

君は当然知っている事柄だが、私はこれまでに数多くのスタンド使いと接してきた。
彼らの活躍を傍観するためには、どうしてもそういう接点は生まれる。
そしてスタンド使い達の中には危険なものも少なくはないし、私に害を与えうる場合もある。
当然承知の上だ。そしてそういうトラブルは、すべて自力で始末をつけてきた。

私は自分の行動に責任が持てる。
だから不安もおそれも無いが、さらに私には心強い、非常に心強い友がいる。君だ。
君は、理論上未来のあらゆる事を『先読み』できる。どんな不安だって無いはずだ。

だからこそ、私は理解が及ばなかった。
なぜ君は、あの『スタンド』を恐れる?
近寄るな、関わっては駄目だ、と君がなぜ感情的になったのかがどうしても理解できない。
倒せる余地はあるんだろう?

また会おう。

7プロローグ:2012/02/11(土) 23:08:38
件名:(なし)

たすけてくれ

8プロローグ:2012/02/11(土) 23:09:09
件名:(なし)

ォ、おhsysfs度lsyys・
、pjすslぴmsyyrjs。、pjスslピmsyyrjsォ、おfr、pゥいいぅpfrぉm祖mpfstピ・
お、sjslぴうsyyr、r^地絵pdピど㎜乳地lpyp度lsfrぉm祖・
ds、おどお・

9プロローグ:2012/02/11(土) 23:09:41



   l/
  トオオ ――――――― ―z____ ン

10苦痛の極限地帯:2012/02/11(土) 23:10:57

       日向 ナツ
       高泉 切羽                       廃病院前
       柏葉 鉄心              初日/ 1時00分02秒
       錏葉 九郎

11苦痛の極限地帯:2012/02/11(土) 23:11:50

『4人』は―――
『芸能人と一緒に仕事ができる、しかもギャラあり』という誘いに乗って、『ここ』に来た。
誘ったのは このフトッチョの男・・・・・・

  「ディレクターの肥黒ですー。肥料のヒに まっクロで「ヒグロ」ォー 」


何人かのTV局の人間達もいる。
集合したのは、



   オロロォ  ―――-―――――― ン


『廃病院』。周囲に人気はまったく無い。
今の今まで個別に待たされ続けて、いまは『真夜中』だ。
(これがどういう番組で、芸能人の誰が来るという話は、『4人』ともまだ聞いていない。)


    ム ル オオアアア


         l|
      オハ  ア ア アアア


  「はいッ」
  「『4人』全員集まりましたねェ――― お名前確認ンン――ッ 」


肥黒D(ディレクター)が本人確認をしてきた。
(スタンド能力、服装、所持品の提示を。)

12錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/02/11(土) 23:38:17


『本体と入れ替わる』スタンド。
赤銅色のその身にまとう『陽炎』に触れた『スタンド』を『消す』能力。

『ザ・シグマ』
破壊力:B スピード:B 射程距離:E
持続力:A 精密動作性:C 成長性:E

能力詳細:
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/15


『11%』以上『皮膚損傷』した状態で使用できる『第二の能力』。
『銃口』とみなせるサイズの『傷口』から
強烈な『破壊力』をもち、さらにあらゆる『スタンド能力』を消滅する、槍状の『陽炎』を噴射する能力。
『噴射炎』は、『攻撃』『防御』『移動手段』として多彩な用途を秘めるが、発射後『銃口』は『1%』の傷口に拡大する。

『ワットエヴァー・ハプンド』
破壊力:A〜B スピード:B 射程距離:E
持続力:E   精密動作性:E 成長性:なし


能力詳細:
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/16


服装:
半袖の黒シャツ(炎のプリント)。おんぼろジーンズ。ボロ靴。襤褸切れ(かつて『刺青師』のウチから頂戴したやつだ)。


所持品:
タバコとライター。



『芸能人』とかそういうことにはこれっぽっちも興味なんてソソられないが。

『このシチュエーションが実に良い』。
退屈していた『通り魔』にとって、人気の無い廃病院、しかも真夜中。
そして「(この俺が『スタンド使い』だから…なぁぁぁぁ――――んか)」


「(惹かれ合いそう)」


そのすてきな予感だけが、錏葉九郎を行動させる。



    「プハァ」


タバコの煙を吐き出し。

「錏葉九郎」

名乗るべきタイミングらしいので、名乗るね。

13日向ナツ『ニンジャマン』:2012/02/12(日) 00:08:33
『忍者』の装束を着た小柄な人型。
様々な『忍具』を携え駆使する。

『ニンジャマン』
破壊力:D スピード:B 射程距離:D
持続力:C 精密動作性:B 成長性:A

能力詳細:ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/55

○外見:『爆発ツインテ』の幼女
○服装:オレンジに水玉柄のキャミワンピース(ttp://www38.atpages.jp/~goldenratio/upload/img/011.jpg)とブーツ
○所持品:ツインテを留めたシュシュ、GPS付き携帯電話


「…………『ひゅーが なつ』でーす」
                          ムッスゥ――――

カメラマンの後ろで、少女漫画のようなお目めキラキラモードでこっちを見ている母親の姿に目をやりながら、
ウンザリした態度をかろうじて押し隠しつつ答える。
正直、『げーのーじん』なんて連中にも、バラエティ番組にも何の興味もないのだが、
何処かから電話を受けてすっかり舞い上がった母親に引きずられて来たのだ。
着たくもないフリフリの『他所行き』を着せられ、寒い中何時間も待たされ……

(はぁ〜あ)

心の中でため息をつきつつ、胡散臭そうな『共演者』たちの顔に目を向ける。

14柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/02/12(日) 00:21:57
>>11
拳に『回転式弾倉』が埋め込まれ、
手首に『弾丸』を収めた『ベルト』を装着した人型スタンド。

『拳』に『弾丸』の性質を与える能力。

『ハード・ターゲット』
破壊力:C スピード:C  射程距離:D(5メートル)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:A

●能力詳細 ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/53
●外見   青みがかった銀髪の長身。服装は灰色のシャツに黒のオーバーとジーンズ。
●所持品  煙草とライター


「……『柏葉鉄心』。
 文字は柏の葉、鉄の心」

  ヂギッ
               ボゥッ

元々単に暇だったから来ただけだ。
来てなければ寮の部屋で天井眺めながら煙草をくゆらせつつ、
酒でも口にして無為に時間を食いつぶしてた辺りだろう。

とりあえず、名前だけを言っておく。
後は特に喋る必要も無いだろう。どうせ向こう側が煽ってくる。
テレビだのはそういう物だ。

まあ、口寂しいので煙草でも咥えておくか。
煙は女子供の方には流さないよう気を付けておくがね。

15高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/02/12(日) 21:17:43
オパールの眼を持つ純白の人型のヴィジョン。
その眼で捉えた『先入観』を『可視化』し、『干渉』する。

『ナスティ・アイドル』
破壊力:C スピード:A 射程距離:E
持続力:D 精密動作性:C 成長性:B

ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/62

服装:
黒のロングスカートに外套。歯車のイアリングに真空管の髪飾り。マイクロチップの指輪。

持ち物:
財布、携帯電話、ハンカチ、ポケットティッシュ、推理小説を一冊。
ポケットに収まる程度のマグライト、メモ帳にペン。


『廃病院』!
 そのすてきなロケーションがわたくしを行動させましたッ!


      『 ウロ  ウロ 』
                       『 ウロウロ 』


   (『空家の冒険』ならぬ『廃病院の冒険』……)
   (廃墟というのがまた『グッとくる』じゃあないですか……)

ああ、落ち着いていられましょうか。
思わず足が動いてそのあたりを見て回ってしまいます。


>  「はいッ」
>  「『4人』全員集まりましたねェ――― お名前確認ンン――ッ 」


>肥黒D(ディレクター)が本人確認をしてきた。


  「ハッ!」

わたくしとしたことが失礼を。
ディレクター様や他の方々の方向へと向き直ります。

   「わたくし 『高泉切羽』(たかいずみ きりは)と申します」


 『ペコォォ――z___』
                   「どなたさまもどうか気安く」
                     「切羽と呼び捨てになさってください」

人間関係の第一歩は挨拶にございます。
これで『好印象』を抱いていただければ幸いなのですが。


       『ウズ ウズウズ』     「(あまり『彼女』に頼るべきではありませんね……)」

どんな印象を抱かれたかの『確認』は止めておくことにいたしましょう。

>>14(柏葉さま)

>「……『柏葉鉄心』。
> 文字は柏の葉、鉄の心」


  『!!』

これは、以前にネオンストリートでお会いしたお方に違いありません。

近づいてみるといたしましょう。
見知った殿方が共に居てくださるというのは『安心感』がござます。

16苦痛の極限地帯:2012/02/12(日) 22:55:31
>>11-15
それぞれ名乗る『4人』。よろしい、とばかりに肥黒Dが「ン」と声をだす。

 「どなたさまもどうか気安く」
  「切羽と呼び捨てになさってください」

切羽がみなに顔をさげる。そして柏葉に近づく。
その直後、



 「樹里チャン 天草サン撮影入りますゥ―――」

番組スタッフの誰かが声を出した。


  「樹里チャン 天草サン撮影入りますゥ―――」

      「入りますゥ―――」 「入りますゥ―――」

    ガチャ ガチャ

他のスタッフ達も声を張り上げてオウム返しをする。
そして小走りでカメラと証明を定位置に移動させる。


             ドン!

照明を持った一人と、錏場の肩がぶつかった。

  「あ」「スンマせんス」

       ナマホソ
  「今から生放送はじまるスから、お願いスけど、ちょっとそこどいて欲しッス」
  「4人ともお願いしますッス」


      「「撮影入りますゥ―――」」
        「「撮影入りますゥ―――」」


    ボソ ボソ

  「じゃいいスか、お願いス」

背中を見せられながら 小声でいわれた。

17錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/02/12(日) 23:20:41
>>16
揃った三人をぐるり見回す。

「(……)」


  ニコ


微笑む。
笑うという行為は本来攻撃的なものらしいが錏葉九郎は大体いつもそうだから関係なかった。


「(何が起こるんだろうな)」
「(なんかドーンと…なんかおこらねーかな)」


「(起これ)」


照明マンに言われるままそこを退き、『樹里チャン』と『天草サン』とやらが出てくるのを待ち
『廃病院』に目を向け。

期待に胸を膨らませている。

18柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/02/12(日) 23:34:22
>>15(『高泉』)
「……」

      プカァ

ややボーっと。
煙草の煙で輪を作って浮かべている……が。
どうやら『高泉』に気付いたようだ。

「奇遇だな『高泉』──いや、『切羽』って呼べば良いか。
 …………まあ」

チラリと『日向』と『高泉』を見て。

「ガキは布団に入ってるべきだと思うがな、こんな時間」

そして、会ったのは『メインストリート』だがな!

>>16(『GM』)
「(なんだこりゃ……業界行動と言うのか?
  知らぬ事がこんなにも残ってるか、世界は)」

奇妙な物を見るような目でスタッフ達を眺めている。
『珍しいけど、こんな風になる気は無いぜ!』という感情が滲んでるかもしれない。

そして、集まった他の参加者を見て。

「なんというか、若いのを集めたのはいいが。
 若すぎやしないかな」

改めて言ってみる。
まあ、気分はこの『廃病院』に向かいつつ有る。
『廃墟』という物は曰くが無くとも、心をくすぐる物だ。

19高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/02/12(日) 23:45:09
>>18(柏葉さま)
あらあらあら。わたくしを覚えていてくださったのですね。
大変に光栄かつ、『頼り』になります。

何故なら、この方も『スタンド使い』でございます。
ちょっとした危険もなんのそのでしょう。


>「ガキは布団に入ってるべきだと思うがな、こんな時間」

 「む」  「柏葉さま、それは聞き捨てなりません」

                           『ズズズイッ』

しかし、軽んじて見られるのはこの高泉切羽。決して好きではありません。


     「わたくしはこれでも15さい 世が世なら」
      「スデに輿入れを済ませている齢でございます」

  「男子ならば元服! つまりこれはもうオトナでございましょう!」

断固として主張いたします!
そして!

>そして、会ったのは『メインストリート』だがな!


すみませんでした!

>>16(GMさま)
おお、これが撮影スタッフというモノなのでございますね。
皆さま忙しそうでございます。不肖、高泉切羽。応援したいところです。

が。

>       ナマホソ
>  「今から生放送はじまるスから、お願いスけど、ちょっとそこどいて欲しッス」
>  「4人ともお願いしますッス」


 「かしこまりました。邪魔にならぬところで」
  「静かに待機しているといたしましょう ささ、皆さま」

率先して動くことにいたします。
しかし、今ここはどれほどの明るさなのでしょうか。
照明器具があるということは、相応に暗いのでしょうか?>GMさま


>>17(錏葉さま)

>「(……)」


>  ニコ

                  『ニッコリ』

ああ、今通じ合うものを覚えました。うれしいことです。

(*140cmにようやく届くような『メスガキ』が微笑み返してきている。
   いかにもアタマがワルそーな笑顔だ。)

20日向ナツ『ニンジャマン』:2012/02/13(月) 00:57:46
>>16-19
(だーから、いったじゃん……そんなおいしーはなし、ころがってないって)

寒空の下、待たせた挙句にこの扱い……
もし自分だけだったら、とっくに『ひと暴れ』してしているところだ。

(けど……このひとたち、なんなんだろね)

が、『他の面子』を見て、少しだけ興味が湧く。
単なる心霊番組の類なら、ギャラを出してまで『エキストラ』など集める必要はない。――そもそも、そーゆーおカネが無いからこそ企画される番組だろう。

挨拶してきたおねーさん(高泉)に会釈を返し、
スタッフの声におとなしく脇へどくように見せかけて、その中でカメラなり何なり『いちばん高価そうな機材』を担いでいる奴の背後に立つ。
これ以上何か気に障ることを言ったら、『まんまる』の『膝カックン』で盛大にコケさせてやろう。

21苦痛の極限地帯:2012/02/13(月) 01:35:41
>>20(ナツ)
無音でカメラマンの背後に忍び寄った。



>>17(錏場)
煙草の煙をくゆらせながら 病院を見上げる。

  ムルオオオオオ

廃病院は「高い」。20階以上はありそうな高層ビルだ。
各階の窓から中の様子をうかがう事はできない。板かなにかで
窓は封印されているようだ。不許可での侵入を許さないための措置なのだろう。



>>19(切羽)
>しかし、今ここはどれほどの明るさなのでしょうか。
>照明器具があるということは、相応に暗いのでしょうか?>GMさま

暗い。
ここに来る途中に街路灯ぐらいはあったのかもしれないが、全然見えなかった。
ここと離れた 町の中心部はまだ明るいのだろうが、「そこ」と「ここ」が
木々か何かで遮られているらしく、ここら一帯の深い闇を保っている。



>>all
3人が カメラマイクが拾わないぐらいの声で会話してると、
カメラ前に いつの間にかブレザー服の女がとび出してきた。

 「スタジオ聞こえますかァー?樹里ですゥー」
 「聞こえますかァー」 「ハイ」

   「怖いですゥー」


彼女は確か、萌え系アイドルグループ『 IED48 』のメンバーの一人だ。
テレビで隅こっとかでうつってたような、ナントカ樹里ってコだ。
テレビ中央に映ってる子はドラマ主演とかレギュラー番組持ちだったりするけど、
端っこのコ達は、セクシーな服きて おもいっきりフトモモとかヘソとか見せたりとか、
キワドい仕事も やってたような気がする。


 「えっと、いよいよ『病院』につきましたァー」


   ドド

     ドドド ドドド

ガラス面と自動ドアだけの簡素な入口。病院というよりオフィスビルらしき外観だ。
入口の向こうは闇が一層深い。照明の強めの灯りが小奇麗な廊下をうつしているが、
光は建物端まで届かず、闇に呑みこまれている。


   ォォォ      オ

『樹里ちゃん』がカメラ前で マイクを手にもつ。
カメラの脇で、カンペを持った男が発ち、若干たどたどしく読みあげる。

 「えっと」
 「この病院の設立は100年以上前になります」

 「現在 移転した先の病院のナマエになったのは 第一次世界大戦より前で、
  皇后さまをお迎えした際に 病院名を賜り改称したそーです」


   「えっと、今日はここに潜入して 検証していきたいと思いますー」
   「きゃー」


スタンド使い4人とも『こういう系の番組』という説明はゼロだった。
(ナツ達は当然、前から うすうす察しがついてるだろうが。)

 「えっと、それで、えっと、今日はセンセイをお呼びしましたァー」


    ザム  ザム

老人が横から出てきた。
陰陽士っぽい恰好をしており、さらに全身に細かい意匠が施されている。
まるで歩く熊手だ。また白いあご髭がヘソのあたりまで伸びている。
誰これ?ってカンジで、テレビでも見たことない人だ。


 「天草四郎さんですゥー」

       ザム

      「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

          ムオオン

 「なんと!こちらの方、天草四郎サンの生まれ変わり!だそおです」
 「除霊のために来てもらいましたァー」

 「きゃー」

 「天草サン、こぉんばんわぁー」


(自称)天草が、両手をくんで「カンチョー」の形にしている。わなわな震えている。


      「ぬううん」

      「邪悪な怨霊の念を感じおるわ・・・・・・」


 「えー 嘘ー」
 「本当(ほんとお)ですかァー」


       リン ピョー トォー シャアー カイ ジン レツ ザイ ゼン
      「臨ッ 兵ッ 闘ッ 者ッ  皆ッ 陣ッ 列ッ 在ッ 前ッ」

         バ!  ババッ  バ!

      「むぅおおおああああ
       ッッ――――――っ」


 「きゃー」

 「ではでは また」
 「スタジオ返しますゥー」

一旦は撮影が終わったらしい。

22柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/02/13(月) 02:01:12
>>19(『高泉』)
「俺も15で酒も煙草も覚えたしな。
 スロベニアとスイスだったか……移動し続けて国は忘れたが」

「…………」

「って15だとォ?てっきり小学生だと思ってたぞ俺は」

自分の同じ年齢の思い出を適当に思い出し。
そして『高泉』の年齢に驚く。
沈黙を挟む辺りノリツッコミっぽい事になってしまう。

「まあ、輿入れだのオトナだのは。
 もう少し出る所が出て、引っ込む所が引っ込んでから言ったらどうだ?」

無礼な事を思いつくままに言ってる。

>>21
何やら不穏さを隠している『日向』を横目に見つつ。

「(随分頭悪そうな……)」

この『柏葉鉄心』。
アイドルだのにはトンと興味が無く。
なんとか娘が出たと思ったら何某という歌手が出て、くらいしか覚えていない。
昨今の増殖ぶりに関しては何を言わんや、だ。

「(しかし、IED。即席爆発装置?)」

紛争地帯で見た気がするな、と。
関係無い事を止め処なく考えている。

「(胡散臭さに関してだけは最高に満足できるな)」

アイドル、何やら除霊師だのの流れ。
ある種エンターテインメントらしい俗物の匂いだ。

まあ、仮に幽霊が出ても此方は『スタンド使い』。
あるいは殴り飛ばすなり危機回避するなり出来るだろう。

23日向ナツ『ニンジャマン』:2012/02/13(月) 02:44:26
>>21
(どーかんがえたって、こんなおっきなびる、そんなむかしから、あるわけないよね)

こみ上げる欠伸を噛み殺す。
テレビの言う事が99%嘘なことぐらいは知っているが……もうちょっと面白い嘘にして欲しい。
夜遅くにこんなモノを延々見せられ続けるのは、正直『せーしんてきぎゃくたい』もいいところだ。

(ま、なんにもおこらなかったら、『おこしてやる』だけだけどさ)

流れ的には、たぶん出演者とカメラはこれから『病院』の中に入っていくのだろう。
誰かから「移動しろ」という指示があったら、カメラマンの背中から『まんまる』の射程内の距離を保ちながらついて行こう。

24錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/02/14(火) 00:53:45
>>21

「…(高ェー)」

病院、ってイメージとはちょっとだけ違う。
錏葉九郎の中の『病院』は、もっとこう低い建物だ。リクツはわかる。
高いところの部屋の患者とかが苦しみだして、手術室が二階だとかにあったら、間に合わなさそーだからな。

「(金じゃぶじゃぶ使いましたって感じか?しらんけど)」

見ている。
『IED』だとか『自称霊能者』に興味はないが、『樹里ちゃん』はなかなかアレだ。アレだな。うん。アレだよ。

「(そーいや、怨霊だとかって『スタンド』なのかな。ふむ)」

ジジイをみて思った。


>      「むぅおおおああああ
>       ッッ――――――っ」



   フォ

『ザ・シグマ』。そして。


     ギ ロ!


思いっきり殺す目で睨みつけてみる。ジジイを。
なんか反応があるのかな。


>>19

「…?」

なんだこいつ、って感じだ。
アホの子なんだろうな、って思われているぞ。

25高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/02/14(火) 22:06:01
>>20(ナツさま)

   『ヒラヒラ』

会釈には手を振って返すといたしましょう。

 ……はて。今何か見えたような。


(※『おねーさん』はナツの傍らから発現した『ニンジャマン』を目で追っていた。
   首を傾げてしばらく眺めていたが、気にしないことにしたのか視線を外した。)


>>21(GMさま)

>暗い。
>ここに来る途中に街路灯ぐらいはあったのかもしれないが、全然見えなかった。
>ここと離れた 町の中心部はまだ明るいのだろうが、「そこ」と「ここ」が
>木々か何かで遮られているらしく、ここら一帯の深い闇を保っている。


ふふふ。準備をしておいてようございました。
こういう時の為の懐中電灯でございます。後で使うといたしましょう。


しかし、テレビの撮影というモノはこういったものでございましたか。
正直なところを、あまりときめきません。やはりオカルトなど邪道! 知恵と理性こそが人間の武器にございます。



  「(さて、次はわたくしたちの出番になるのでしょうか)」
  「(何をやらされるか判りませんが…… ふむ)」
                                      『ズギャンッ』

『ナスティ・アイドル』を発現いたします。とはいっても頭部のみでございますが。


      「それにしても恐ろしげな病院でございますね!」


わざと大声を張り上げて、病院を見上げ、『樹里さま』と『天草さま』の方を見遣ります。
この言葉から『病院に対する先入観』を『可視化』いたしましょう。

ついでに、他の方々(※参加PC)の『先入観』も見ておきましょう。

>>22(柏葉さま)
  「ふふ 肉体が大人である証左とは限りません」

  「大切なのは精神の年齢ッ いつまでたっても子供のような方」
    「あるいは若くして老成されている方などいくらでも居ります」   『エッヘン』

胸を張って主張するといたしましょう。

26苦痛の極限地帯:2012/02/14(火) 22:53:10
>>24(錏葉)
皮膚下を『スタンド』にして『霊媒師の天草』を睨み付ける。

  「・・・・・・・・・」
  「樹里チャン 樹里チャン。我、来月に本2冊だすのだよ。
   けっこうすごい人であるぞ。 でまぁ、それはそれとして ちょっとメアドを交換・・・」


天草は 錏場に ろくな反応を示さなかった。
なんだこのアイソ悪いやつは、って感じに一瞥(いちべつ)くれただけだった。



>>25(高泉)

 「それにしても恐ろしげな病院でございますね!」

樹里がびくっと肩をおどらせる。だがそれ以上の反応無い。
(パンピーにいちいち反応して 仕事を中断する気は無いらしい。)
「ふつうの見た目」でわかる限界がここまで。ここは、
『心にある先入観』を『高泉にだけ見えるジェリー型』でとらえる能力の目を通す。

   ムニニィ――――ッ


樹里は――― 紫色と濃赤がおどろおどろしく混ざり合っている。純粋に怖がっているようだ。
天草は――― サーモンピンクだ。「怖さ」とか「畏れ(おそれ)」は全くなく、スケベなフィルターがかかっている。
柏葉は――― うすいオレンジ。たしかジンジャーの花でこんな色があった。花言葉は「無駄なこと」だったか。
錏場は――― 柏葉と同じような色だ。高泉を見てすこし思っているところがあるらしい。
ナツは――― 薄暗い紺。こちらも「怖さ」はどこへやら らしい。(プラス挙動から察するに、眠気のほうが勝ってるらしい。)



>>all
高泉が自らの『スタンド』を出し、じっと皆を観察している・・・。
『フトッチョの肥黒D』はそれに全く気付く様子を見せず、せわしなく指示を出している。

 「鈴名は電気室」「早くいけ」
 「牧は防災センター」
 「鍵庭はこのまま2人についてけ」

   てき  ぱき

  「で、あと、日地」

  「日地」 「ヒジぃいいい―――――ッ」



               「あは〜〜い」

すぐそこに停めてあったロケバスから、のそっと浅黒肌の男が顔をだした。

 「はやく4人に説明しろ」

            「あハッ いやっハ すいませんね」

日地と呼ばれた浅黒肌男が、ばしっ、と強めに頭を叩かれた。


 「え〜〜〜っと」

 「なんか」「やっぱり夜おそいと寒いですよね」

              バシッ

            「早くしろッ早くしろッ」

 「あ、すんませ・・・」

 「え〜〜」 「と」
 「じゃ、どぞ」


日地が両手に『スーパー16ミリカメラ』と『懐中電灯』と『予備電池・バッテリー』を抱えている。


 「ひとり1つずつ取っていってください」

 「え〜」「それでですね」

 「皆さんにはこれから、『1人から2人』に分かれてください」

 「どこかに『骨壺』があるので、撮影しながら この病院を自由に探索してもらいます」
 「『骨壺』を見つけたら天草さんを読んで除霊してもらいます」

  「そういう『流れ』ですので」

27柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/02/14(火) 23:21:25
>>25(『高泉』)
「カカカ、そーいうのは最低限外面の歳が足りてる奴の言う事よ。
 第一、十分ガキっぽい所作だからな……」

胸を張る様子を見て、相変わらずの調子で言う。
『ナスティ・アイドル』を発現する様子を見ても、今度は警戒する様子は無し。
『人の心を読む能力』という程度には理解している、そう害は無いと判断しているのだ。

「で、何か見えるのか?」

>>26(『GM』)
「(『病院』で『骨壺』。
  当然とはいえ、仕込みとはこれ如何に)」

      スパァッ

火葬までやってくれるのなら便利なもんだ、と思いながら。
さもマズい空気を吐き出すかのように紫煙をくやらす。

  スタスタスタスタ──

              パシィッ

まあ、手早く支給品を受け取っておこう。
結局受け取るんなら早く手に取るのが一番良い。

>>all
「班分け、な」

「別に俺は一人でも構わないが。
 組み分けしたい者が居るなら従うぜ」

そして、とりあえず提言しておこう。

28高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/02/15(水) 00:28:26
>>26(GMさま)

>天草は――― サーモンピンクだ。「怖さ」とか「畏れ(おそれ)」は全くなく、スケベなフィルターがかかっている。

ダウト! でございます。おそらくは霊能力者などではないのでしょう。
でなければこういった場で色欲に囚われるなど出来ぬ道理でございます。

他の方々もあまり怖がっていない、むしろ平常心な御様子。
はて、わたくしのように『心が躍る』のも珍しいということなのでしょうか。


       『スス・・・  ジュバァッ』


なれば、少々遊ぶといたしましょう。これは実験も兼ねております。

わたくし自身の『病院に対する先入観』を剥がしとり、『真実』を見るといたします。
そして、わたくしの『先入観』を誰かに押し付けてみとうございます。


>日地が両手に『スーパー16ミリカメラ』と『懐中電灯』と『予備電池・バッテリー』を抱えている。


 「まあ これは不要でございましたか」
 「ともかく お預かりさせていただきます」

差し出された道具一式を受け取るといたしましょう。
そういう『流れ』とは具体的にどんなものか、確認も必要でしょうか。


   「お聞きしますが これは一種の……」
   「『ゲーム』 そう考えてよろしいでしょうか?」

>>27(柏葉)
 「はい 皆さまの『先入観』が見えます」  「……どうも 怖がっている方は少ないですね」

柏葉さまの問いに答えるといたしましょう。

>「別に俺は一人でも構わないが。
> 組み分けしたい者が居るなら従うぜ」


「わたくしは……出来るならば」
「誰かと組みとうございます  どなたか組んでくださる方は居ますでしょうか?」

29日向ナツ『ニンジャマン』:2012/02/15(水) 00:38:10
>>26
>>all
(……ほー)

遠足みたいについて歩くだけじゃないのか……なら、少しは退屈もまぎれそうだ。

「ふぁ、はぁい」

『日地』から渡されたカメラとその他の物を受け取る。
運動会やら学校の行事の時に父さんが欠かさず持ってくるので、いちおう使い方は知っているが、高いからとあまり触らせてもらえないのだ。
カメラのレンズを他の3人と後ろの母親のほうに向け、軽く手など振ってみつつ、液晶画面が映っているか確かめる。
その拍子に、『高泉』のそばに浮かぶ『スタンドの首』が目に入って、

(げ……あのおねーさんも?
 ってことは……『みえてる』よね)

カメラマンの膝裏を蹴り飛ばそうと準備していた『ニンジャマン』の脚を、いったん引っ込める。

(さて、と)

すぐにでも一人で飛び出したいところだが、母さんが「心配だからついて行く」とか言い出したら厄介だ。
母さんが『一般人』であることはさんざん確認しているので、なにか『やばいじょーきょー』になった時に足手纏いなのだ。

(あのおねーさんと……にしよーかな)

男女が2人ずついるなら、分かれ方はそうなるのが自然だろう。
それに、許可も求めずタバコを吸い出す大人は好きじゃない。
――そう思い、スタンドを出している『高泉』のほうへ近づく。

>>25(『高泉』)
「あのー、おねーさん……いっしょに、いってくれますー?」

先程までスタンドの『足』を発現していた『ツインテ幼女』が、上目遣いで尋ねてきた。

30錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/02/15(水) 01:51:28
>>26
「……」

反応が無い。
ただの人間のようだ。

「……なんだ」

いんちき野郎か。大体そんなとこだろうって気はしてたが、いっそスガスガしいハズレっぷりだな。
そしてつまり――

「(『そういう流れ』かよ』)」

『ヤラセ』ってわけだ。
だがそれはどうでもいい。中で何が起こるのかが問題だ。
何も起こらないにしても、こんなことで割と良い額をもらえる。損はしないって計算だ。
差し出される道具を受け取る。


「班組み…ねェ」

要らんかな、とも思うが、『柏葉』をチラと見る。組むとしたらコイツだなって感じに。

31苦痛の極限地帯:2012/02/15(水) 20:28:17
>>28(高泉)
自分自身の『先入観』を剥がしてみた。
色は「澄んだエメラルドグリーン」だ。まるで南の島の海みたいな鮮やかさで、
ヨットで潮風かきわけて繰り出したくなるほどワクワクする色だ。
そして剥がしたと同時に、さっき抱いていたワクワクする感情(>>15)がすっかり無くなった。

   ォ   ォ  オ  ォ ンz

そして先入観無しで見る『廃病院』は、ひどく無機質に感じた。
(まだ剥がした『先入観』は誰にも はりつけていない。)

> 「お聞きしますが これは一種の……」
> 「『ゲーム』 そう考えてよろしいでしょうか?」

    「・・・・・・・・・」

説明していた日地が、フトッチョの肥黒Dの顔色をちらりとうかがう。

    「・・・いや、『演出』ですよ」
    「視聴者は古くてありきたりなものには すぐ飽きます。だから趣向をかえてみる」「それだけの事です」



>>all
各々が受け取った『スーパー16ミリカメラ』は ずしりと重みがした。片手で持てなくもない程度だ。


  のそお〜〜〜っ


   「あの」

4人が班分けを話しあっているところに、カメラマンが寄ってきた。
森本レオ似のおじさんだ。眉毛をハの字にしている。

   「今日は遅くまでつきあってもらってすみませんでした」


   「お嬢ちゃんもごめんね」

しゃがみこんでナツに語りかける。

   「はい」「缶コーヒー」


     すっく

   「皆さんも」

4人に缶コーヒーをふるまってきた。


   「すいません」「ビンボーなんでこれぐらいしかできませんが・・・」

         ペコ ペコ


          カギニワ
       「おい錠庭ッ――――――!!」
       「なに ちんたらしてんだッ」


   「あっ、う・・・えと、すみッスミマセン・・・」

       へこ へこ


フトッチョの肥黒Dが激をとばしてきた。
肥黒Dはせかせかと、樹里チャンや天草、他スタッフ達と ひと足先に病院内へ入るところだ。

いま外に残っているのは、『スタンド使いたち4人』と、
遠巻きにみているナツの保護者、カメラマンの錠庭、それと 未だ説明途中の日地だけだ。

32錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/02/15(水) 20:39:10
>>31

ということは、この『カメラ』。この俺、『ザ・シグマ』にとっちゃ、箱入りのカステラみてーに軽く感じるってことかな。

「ンンー」

ヒョイ

    クッ  クン

       クル ルン

受け取ったら、とりあえず取っ手の部分に人差し指をひっかけ、クルクル回して遊んでみよう。
回しながら、缶コーヒーも貰おう。

「タイヘンだな、社会人は」

苦笑しつつカメラマンを見る。
次いで『柏葉』を見て、『組むか?』って意味を込めて首を傾げてみせる。


  クル   クル   クルン

33高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/02/15(水) 22:53:49
>>29(日向さま)

>「あのー、おねーさん……いっしょに、いってくれますー?」

  「………………」

      「……あ、はい! モチロン構いませんとも」

おっと、『真実』に気を取られていました。

(※高泉のスタンドの手に、『エメラルドグリーンのジェリー』が握られている。
  病院を見上げる視線はいやに平常で、表情も波一つない湖面のようにひどく穏やかだ。)


>>31(GMさま)


>   ォ   ォ  オ  ォ ンz

>そして先入観無しで見る『廃病院』は、ひどく無機質に感じた。

  「………………」

これが『真実』の病院の姿。
不気味でもございませんし、単なるモノとしか思えません。
いくらかの時間が経てば元に戻ると解ってはいますが、いい気分とは言えません。


>    「・・・いや、『演出』ですよ」
>    「視聴者は古くてありきたりなものには すぐ飽きます。だから趣向をかえてみる」「それだけの事です」

       「承知いたしました」
       「深くは考えぬことにいたします」


缶コーヒーも受けとりましょう。親切な方もいるものでございます。
行火にコートのポケットに入れておくことにいたします。


>ナツさま

 「さて」 「まいりましょうか?」

34柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/02/15(水) 23:08:10
>>31(『GM』)
「一々気にしても仕方無いと思うがな。
 最初からそういう企画で契約してんだ」

一応フォローするが、コーヒーは貰う。
両手を塞ぐのは嫌なので、ズボンのポケットにでも入れておこう。

さて、カメラ自体は利き手ではない方。
左手でも持てるだろうか。恐らく手を差し込むバンドみたいな物が有るだろうから可能だと思うが。

「組むのは女二人か、まあ危険な事が有る訳ではなし」

しかも、ちっこい方(両方ちっこいんだが)も『スタンド使い』。
一般人の中に二人も居るなら過剰戦力だ。暴漢が居てもソイツの方が可哀想になる程度には。

>>32(『錏葉』)
「……で、残った俺達で組むか?」

そう『錏葉』へと話掛ける。

35日向ナツ『ニンジャマン』:2012/02/16(木) 00:03:48
>>33
「あ、どーも」

あんな奴らの中にも一般常識のある大人もいるもんだ――
そう思いつつ缶コーヒーを受け取り、掌の間で転がして指先を暖める。

「えっと……『こつつぼ』って、どんなのですかー?」

子供なので親類の葬儀とかに参列した経験もない。
どんな色や形をしているかも知らないものを探しようがないので、『錠庭』に尋ねておこう。

>>33(高泉)
(なんだろあれ……きれいだけど……)

高泉の手にした『ジェリー』と、急に冷静な表情になった顔を怪訝に見ていたが、

「あ、はーい」

懐中電燈のスイッチを数回押し、点灯することを確かめて、
高泉の隣に立ち、スタッフの指示に耳を傾ける。

36苦痛の極限地帯:2012/02/16(木) 00:31:36
>>32(錏場)
>受け取ったら、とりあえず取っ手の部分に人差し指をひっかけ、クルクル回して遊んでみよう。

 「それ、高いですからね」 「ハハァーッ」

日地が 明石家さんまみたいな笑い声とともに 怖いことを言ってきた。
要は、すべって落として壊さないでくださいね、という事だ。



>>35(ナツ)
>「えっと……『こつつぼ』って、どんなのですかー?」

カメラマンの鍵庭が、ああそうか わからないよね、という顔をする。

 「骨袋っていうね、こういう形した袋に入ってるんだ」


袋の輪郭を 両手の人差し指で描く。

 「白い 飾りひも がくくりつけてある、小さな袋を探してもらえればいいよ」


>>34(柏葉)

  ペコ ペコ

 「どうも」「すいません」「気を使わせちゃって」

   ペコォーッ

柏葉のフォローされてなお、カメラマンの鍵庭は低姿勢を通してきた。

 「では」



>>all
鍵庭が駆け足で病院に入っていった。
その様子を日地は苦笑いを浮かべる。

4人の班分けが決まったのを日地が見届けて、説明を再開する。

 「カメラはずっと回しっぱなしでお願いしますねぇー」
 「ここの赤いボタン押して、ここのランプが点いていれば録音中です」
 「進みながら周囲を撮るのはもちろんですが、たまに同行者や自分も撮ってくださいね」
 「『骨壺』を一番乗りで見つけた人は、テレビに多く映すと思いますよー」 「ハハ」

 「あと注意点として、ちょっと放送できないナァ、という言葉は避けてください」
 「『キチ○゛イ』なら『狂人』、『ド低○』とかは『クサレ脳みそ』とか、差し障りない表現にかえてください」


ここで日地が振り向いて、フトッチョの肥黒Dが病院内に入ったことを確認する。
居ないんなら 喋ってもまぁいいよね、という感じで 言葉を続ける。

 「じゃ」
 「私はこれからロケバスで待機してます」
 「あとでロケバスを入り口前まで移動させて、
  変な人が入っていかないように監視しないといけないんで」

 「万が一ケガしたとか、なにかあれば携帯で呼んでください。番号メモ渡しときます」

     「はい」  「はい」 「はい」 「どうぞ」


 「でもホンモノの幽霊がでちゃっても呼ばないでくださいねェー」
 「せっかくのいい画(え)が台無しになっちゃいますんでー」 「アッハッハァー」

   びしっ

  「じゃ」「行ってらっしゃい」


おちゃらけた感じで敬礼ポーズをとられた。

 「入口の自動ドアは手でこじあけてください」「割らないでくださいね」

37高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/02/16(木) 00:51:06
>>35(ナツさま)
>高泉の手にした『ジェリー』と、急に冷静な表情になった顔を怪訝に見ていたが、

ふむ、やはり見える方のようですね。
なれば『試し』として悪くないかもしれません。

  「興味がございますか?」

『ジェリー』を見せて、尋ねてみるといたしましょう。


>>36(GMさま)
  「ふむふむ」  「なるほどなるほど」

            『カチッ』

カメラの電源を入れて、懐中電灯も点けるといたしましょう。
全てわたくし自身の手で持ちます。……となれば手が塞がりますね。


> 「入口の自動ドアは手でこじあけてください」「割らないでくださいね」


     「(むむむ…… いかにドアを開ければいいのか)」

悩みどころでございますが、先陣を切らせていただきましょう。

38柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/02/16(木) 01:05:19
>>36
「(大変だな……)」

自由人で居る事を通している自分とは正反対だ。
ご苦労様、というような視線を『鍵庭』へと向けておこう。

「ふむ、カメラはオンにしておけと。
 今からやっておけば良いんだよな?」

     カチリ

聞くが早いか撮影開始。
懐中電灯は点けた後に……どうしたものか。
カメラを持っている指に引っ掛けられるようならそうするが。
無理なら腋で抱えておこうか。

「さて、そしたら入るか」

一応片手は自由にしている筈だ。
自動ドアの片方に指を掛け、引き開こう。

39日向ナツ『ニンジャマン』:2012/02/16(木) 04:44:03
>>36
「…はい。…はい。 ………ありがとーございまーす」

『錠庭』から聞いた『袋』の特徴を頭に入れる。
じつはコーヒーや『苦い系』はあまり好きじゃないのだが、貰い物をした以上、きちんとお礼は言っておこう。
スタッフから番号のメモを受け取り、携帯に登録する。

>>37(高泉)
「あ……えっと……あ、『あとで』でいいですー」

見た感じは上品そうなおねーさんだが、まだ会ったばかりの人だし、
スタンド使いだからといって無条件に信用するほど無邪気ではない。
別行動になってからでも話はできるだろう。


> 「入口の自動ドアは手でこじあけてください」「割らないでくださいね」

……ちょっと待って。さっきの人ら、どこからどーやって入っていったの?
などとツッコむ間もなく、日地とスタッフたち、それに母親も暖かい車の中へさっさと引き返していくのを憮然と見る。

「えっと…どーしましょーね」

さすがにこんな所で貴重な『焙烙玉』を使う気にはなれない。
『高泉』と並んで懐中電灯を自動ドアに向け、男性陣の働きに期待しよう。

「……そうだ。
 おねーさん……ふたりで、いくんだから、
 『かめらがかり』と『しょうめいがかり』を、なんぷんかずつ、『かわりばんこ』で、やりませんか?
 そうしたら、ふたりとも、かたてが、じゆうにつかえるし……」

バッテリーの消費の速さも半分で済む―――そう、『高泉』に提案してみる。

40錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/02/16(木) 21:58:53
>>36

 「それ、高いですからね」 「ハハァーッ」

『そうなのか』と思っただけだ。
すっぽ抜けるほど指先がニブいわけじゃあない。

くる   クル


> 「万が一ケガしたとか、なにかあれば携帯で呼んでください。番号メモ渡しときます」

>     「はい」  「はい」 「はい」 「どうぞ」

受け取る。
説明もわりと素直に、頷きながら(生返事ともいう)聞く。


> 「入口の自動ドアは手でこじあけてください」「割らないでくださいね」


                『高価』なビデオカメラだと言ったな。


   すぽ


「ン?」


そういう『フラグ』は――


   ヒュ


立てない方がいい…



「アッ」


というまに、『ザ・シグマ』が振り回していたカメラがスッポ抜け、『入口の自動ドア』目掛けて一直線だァァ―――ッ!!


「(やべ。割れたらどーしよう。そうだ。『こういうハプニングもこういう撮影にはつきものだろ? 不慮の事故でカメラが壊れて、そして何故かガラスが割れたんだよ』)」
「(完璧だな。これでいこう)」


飛んでゆくカメラを眺めながら、コンマ3秒くらいでそういうことを考えてみた。

41苦痛の極限地帯:2012/02/16(木) 23:01:52
>>all

  ギュイ  ギッ  ギッ

柏葉が自動ドアを開ける。指に独特の抵抗感がかかるが 開くのに問題はない。
そのとき―――


>「アッ」
>
>というまに、『ザ・シグマ』が振り回していたカメラがスッポ抜け、『入口の自動ドア』目掛けて一直線だァァ―――ッ!!

          i||! ,i"i
     ,  ,ムブ '" 'ー′
    ム三ニ三=ッ
      ,i|!′/ヅ
      `'  ´ i=i='
           ,i!   ,,
            ,i-ii''"
             i|!
 i|! !|
 |! l' ,、       ,, ___
    ,h'        ̄ ,、-"
   i'~          ` ̄

       ,-=='
             ,、
       ii=-、、,、-ア′
       '´""~ ̄


柏葉のすぐ隣のガラスドアに『スーパー16ミリカメラ』が突っ込んできた。
どうやら強化ガラスだったらしく、ガラスドアは白く変色しただけで割れはしなかった。
(でもスゴい破壊力で殴ったら イッパツで割れちまいそうな感じだ。)


 「ああ〜〜ッ」

日地が声をあげる。

 「『スーパー16ミリカメラ』が壊れた・・・」
 「私いま何も見てませんからねェ〜〜ッ」

  「いや」「やっぱり」「黙ってると肥黒Dぜったい怒るよな・・・」


┌―――――┐
|  『弁償』  ├――――――――――――――――┐
└┬――――┘                          |
  |                                    |
  | . 錏場のミッション報酬 90万円 → 20万円     |
  |                                    |
  |                         ヤレヤレダゼ|
  └―――――――――――――――――――――┘

42錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/02/16(木) 23:28:51
>>41

「不慮ノ事故ダヨ」

平然とのたまうぜ。

「『コウイウハプニングも、撮影ニハツきモノダロ?』」

用意した台詞もカンペキだ。

「そレニ、『カメラ役』ニ集中デキルジャネーカ…ナァ」

『柏葉』に笑いかけつつ、自動ドアに近づき。
普通の家の引き戸みてーにカラッと開けるかどうか知らないが力を込めて、開けてみる。

43柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/02/16(木) 23:30:38
>>41
  ガィィン!!!

   ヒュンッ
            ヒュンッ

「…………」

        ジワッ

衝撃音に、破片が近くを通り過ぎる気配。
汗が滲むのが分かる。

「なにをやってんだぁあああああ!」

ちょっとの所で『残念 私の冒険はこれで終わってしまった』って所だ。
入口で死ぬなんて何処ぞの勇者じゃあるまいに。
もう、これ怒っても良いよな。

「(こ、コイツと組んで大丈夫なのか?
  うっかり『骨壺』踏み砕いて『肉骨粉』とか言い出さないだろうな……)」

初っ端から『スタンド』出してたり不穏な空気を醸していたり、
『押すなよ!絶対押すなよ!』フラグを遂行したり……

「(ツッコミが足りない!)」

やれやれだぜ

44高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/02/16(木) 23:35:19
>>41-42(錏葉さま、GMさま)
  「…………」

何をしていらっしゃるのでしょうか、この方は。
『狙ってやったぜ感』がありありでございます。

ともかくドアを開けてくれるご様子。
力仕事と呼ぶにはあまりにささやかですが、殿方に任せた方が良いと考えます。


>>39(ナツさま)
おっと。わたくしも倣うといたしましょう。
番号のメモを携帯へ登録することを手早に済ませます。
これならば緊急時にも即座に連絡が出来ることでしょう。


>「……そうだ。
> おねーさん……ふたりで、いくんだから、
> 『かめらがかり』と『しょうめいがかり』を、なんぷんかずつ、『かわりばんこ』で、やりませんか?
> そうしたら、ふたりとも、かたてが、じゆうにつかえるし……」

  「ええ! わたくしはよろしゅうございますよ」
  「早速ですが、ナツさまはどちらをやりとうございますか?」

年下の方とは思えぬ提案でございます。
理に適っているので一も二もなく賛成するといたしましょう。

45日向ナツ『ニンジャマン』:2012/02/17(金) 00:08:48
>>41-43
「………」

(なーむー)

もうちょい待たされていたら、自分が先にやっていたかも知れない。
『忍び』として、『自制』の大切さを教えてくれた『錏葉』に心の中で感謝しつつ、砕け散ったカメラに手を合わせる。

>>44(高泉)
「はーい。
 じゃあ、あたし、『しょうめい』を、さきに、やりますねー」

扱いの難しいほうの道具を年上の人に任せるのは、相手のカオを立てる意味でも筋だろう。
このカメラは意外と重いし、ずっと構えているのは子供の体力ではきつい。

    シャキィン!

カメラの持ち手の部分を左腕に引っかけ、缶コーヒーをワンピースのベルトに挟んで、
懐中電灯を『忍刀』の柄を握るようにかざし、いざ突入の用意。
ドアが開いたら、『高泉』とともに中へ入ろう。

46苦痛の極限地帯:2012/02/17(金) 00:34:20
>>all

>「不慮ノ事故ダヨ」
>「『コウイウハプニングも、撮影ニハツきモノダロ?』」

 「アッハッハァー」
 「あなた『怖いもの知らず』ですね (きっちりベンショーしてもらうけど)」

さすがに日地も苦笑する。


  ギッ  ギッ

錏場がもう片方の自動ドアを開ける。


    タンッ

それに先陣をきって入る『ナツ』。



   コォォ  ――‐z___ ン


ナツ達の目の前に 1階ホールがひろがる。
ホールは奥にむけて縦長で、天井が高い。空間がひろいからなのか、外よりも肌寒く感じる。
床も壁も、廃墟のわりには小奇麗な感じだ。ずっと密閉されて人の出入りが無かったからなのか、
ホコリとか蜘蛛の巣なんて見当たらない。

そしてとても静かだ。
樹里チャンとか天草とかスタッフ達は さっさと奥に行ってしまったらしく、
彼ら彼女らの足音も聞こえてこない。

47錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/02/17(金) 00:39:10
>>46
「(…・・・)」

妙だな、と思った。
『キレイ』だ。廃墟のくせに蜘蛛の巣一つありはしない。季節柄か?いや、蜘蛛が死んだって巣はしばらく残る。
ホコリも無い。外から見たとき…確かに、窓には全部封印がされていた。

「(だからって、虫一匹入る隙間が無い・・・? ンなわけねーぜ)」

何故ならこれは『人間が使うための建物』だから。
封印を施そうが、それとて人間のやること。
人間よりはるかに小さな生き物にとっては、スキ間だらけなのだ。それはよく知っている。

「(つまり、理由がある。一つは『廃墟じゃない』ってことで、もうひとつは)」
「(『封印』がありえねーほどカンペキで、それはつまり人間ワザじゃあねーって意味だからな)」

 ニ

口角があがる。

48柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/02/17(金) 00:41:00
>>46
「ほう」

「『いかにも』って雰囲気してるじゃないか。
 こういうのが良いんだよ、こういうのが」

ゆっくりと中へと入る。
スタッフも消えたようだし、人目を気にする必要も無いだろう。

片手でカメラ、もう片手で懐中電灯を持つ。
そして『ハード・ターゲット』でハンカチを取り出して顔を拭こう。
冷や汗が外気で冷めて不快だからな。

「で、だ」

「我々は二つに分かれてる。
 違うルートに進めって事なんだろうが……どう進む?」

他の三人に提言しつつ、ホールの奧の方へと進んでみる。
道が分岐してたりしないだろうか?

49日向ナツ『ニンジャマン』:2012/02/17(金) 01:32:23
>>46
フン   フン

空気の『匂い』を嗅ぎながら、懐中電灯の光を足元の床を滑るように動かし、
踏んで危なそうなものがなければ、ゆっくりと奥へ歩いていこう。

>>48(柏葉)
「これだけおっきい、びょういんだし……たぶん、『いっかい』には、ないとおもいます。
 『うえ』か、『ちか』か……ですよね」

廃墟なら、エレベーターがあったとしても動いているわけはない。
まずは階段を探そう。大きな病院なら2か所以上あるはずだ。

>>高泉
「おねーさん……もう、とってますかー?」

先行し過ぎて『高泉』からあまり離れないよう気をつける。

50高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/02/17(金) 01:38:52
>>46(GM)

 「ふむ」  「やはり何も感じませんか」


『先入観』を剥がしたのは失敗だったかもしれません。
せっかくのドキドキやワクワクが感じ取れないのは惜しゅうございます。

     『カチ』

カメラを起動するといたしましょう。


   「ダイアン、わたくしは……」
    「なーんて。あれはテープレコーダーだったでしょうか」

冗談を言いつつ、ゆっくりと中へ歩みを進めるといたしましょう。


>>48-49(柏葉さま、ナツさま)
>「我々は二つに分かれてる。
> 違うルートに進めって事なんだろうが……どう進む?」

>「これだけおっきい、びょういんだし……たぶん、『いっかい』には、ないとおもいます。
> 『うえ』か、『ちか』か……ですよね」


 「わたくしはどちらでもかまいませんよ」
  「カメラは既に起動しております」

とりあえず、周囲を撮っておくといたしましょう。

51苦痛の極限地帯:2012/02/17(金) 21:22:16
>>all

  カツ カツ

    カツ  カツ カツ


  シィ――――――-ン


4人とも廃病院へ入った。
この他、すでに廃病院に潜入したのは―――


     :
     :
     :




 「我、メアド交換したくても 赤外線通信よくわからないのだよ」
 「おじちゃんに ちょっとおしえてほしいなぁ〜」 「なぁーんて」

  ┌――――――――┐
  | 霊媒師の天草   |
  └――――――――┘




 「え〜 嘘ォー」「本当ですかぁ〜」
 「どこの機種ですぅ? DOGOMO?ソルトバンク?」

  ┌―――――――┐
  | 樹里チャン   |
  └―――――――┘




 「おい鍵庭ッー―っ」
 「ふらふら歩くなよッ 機材コスッちまうじゃあねーか!」

                ボカッ
 ┌―――――――――┐
 | フトッチョの肥黒D . |
 └―――――――――┘




 「あっ」「すいません、ハイ、すいません・・・」

 ┌―――――――――┐
 | カメラマンの鍵庭  .|
 └―――――――――┘



 「肥黒D〜〜」
 「そこらへんでいいんじゃないスかぁ〜?」
 「鍵庭サンも反省してるスよ。いいかげん頭変形しちまうッスよ」

 ┌―――――┐
 | ADの牧 .|
 └―――――┘




 「じゃあ肥黒D、あたし達はこっちですよね?」
 「暗くてよくわからないわ・・・」

  ┌―――――――――┐
  |   同じくADの鈴名   |
  └―――――――――┘


これで全員である。

52苦痛の極限地帯:2012/02/17(金) 21:22:49





     l/
    コ  ウ     ・・・ンン

53苦痛の極限地帯:2012/02/17(金) 21:23:28

     :
     :
     :


>>all (続き)
柏葉が道を探っていると、すぐ手元に案内板を見つけた。たまたま高泉のカメラにも案内板が映る。

┌――――――――――――――――――――――――――――――
|21F 病室  2101 〜 2127
|20F 病室  2001 〜 2027
|19F 病室  1901 〜 1925
|18F 病室  1801 〜 1826
|17F 病室  1701 〜 1726
|16F 病室  1601 〜 1626
|15F 病室  1501 〜 1526
|14F 病室  1401 〜 1426
|13F 病室  1301 〜 1326
|12F 病室  1201 〜 1226
|11F 病室  1101 〜 1126
|10F 病室  1001 〜 1026
|9F  病室  0901 〜 0926
|8F  レストラン・売店・キャッシュコーナー・当直室・会議室
|7F  CCU病室  0701 〜 0720
|6F  病室  0601 〜 0621
|5F  ICU・核医学検査室・アイソトープ病棟
|4F  手術部
|3F  手術部・心大血管リハビリテーション            [AED♡]
|2F  画像診断部・中央検査部・輸血部・造血細胞治療センター
|1F  入退院ロビー・栄養相談室・健康医学センター
|    キャッシュコーナー・フラワーショップ・警備室
|B1F 薬剤部注射調剤室・中央材料室・リネン洗浄室・防災センター
|B2F 栄養部・臨床工学部
|B3F 中央監視室・電気室・機械室・ボイラー室
└――――――――――――――――――――――――――――――

隣には1階の見取り図もあった。

54苦痛の極限地帯:2012/02/17(金) 21:24:50
■■1階
        ┌――――――‐┳‐━━┳━┳━━━┳━┳━━━┳━━━━━━━━━━┓                      ┌┐      ┌┐
        |/////////////┃.     ┃  ┃      ┃  ┃      ┃                    ┃                      └┘      └┘
        |/////////////┃.     ┃  ┃      ┃  ┃      ┃        ┏━┳━┓  ┃
        |/////////////┃.     ┃  ┃      ┃  ┃      ┃        ┃  ┃  ┣━┫
        |/////////////┣━‐  ┃  ┻━  ━┛  ┗  ━━┻━━━  ┃━┛━┛  ┃                      ┏━━━━━┓
        |/////////////┃.                                                   ┃                      ┃//////////┃
┌―――┼―‐┬―‐┬―‐╋━‐┓  ━━━━┓┏━━  ┃  ┏━━━━┓      ┏━┫                      ┗━┓//////┃
|      |..ベッド専用ELV┃        女WC ┃┃..男WC.┃  ┃        ┃          ┃                          ┃//////┃
|      |.   |.   |.   ┣━‐┓  ┣━━━┻┻━━━┫            ┃      ┃  ┃                          ┃//////┃
|      ├‐  ┴‐  ┴‐  ┤.   ┃  ┃                              ┠┐    ┗━┫                          ┃//////┃
|                          ┃  ┣━━┳━━┳━━┫    事務室  ||        ┃                          ┃//////┃
|                              ┃    ┃    ┃    ┃            ||受付    ┃                          ┃//////┃
|      ├――――――‐┤.   ┃  ┃    ┃    ┃    ┃            ┠┘    ┃  ┃                      ┏━┛//////┃
|      ├―‐┬―‐┬―‐┤.   ┃  ┗━  ┛  ━┛  ━┛  ━━━━━┛      ┗━┫                      ┣┯┯┯━━┫
|      ..|.ELV | ELV.i.ELV├‐  ┨                    【健診センター】.             ┃                      ┃┝┿┿、  .┃
|      └‐  ┴‐  ┴‐  ┘.   ┗┳━━  ┏━━┓  ┏━━━━━━━━┳━  ┫  ┃                      ┗┷┷┷┷  ┫
|                            ┃      ┃////┃  ┃////////////////┃TEL ┃  ┃                                  ┃
|      ┌‐  ┬‐  ┬‐  ┐.     ┣━┻━┻┳━┛  ┣━━━━━┓////┃    ┗┳┛                      ┣━━┳  ━┫
|      ..|.ELV |.ELV |.ELV |.     ┃                            ┃////┃        ←健康医学センター          ┃////┃ELV.┃
|      └―‐┴―‐┴―‐┘.     ┣━━━━┯━┳━━━━━━━┛//┏┻  ┃  ┃  入口                  ┗━━┻━━┛
|                            |WC   .|  ┃//////////////////┃    ┃
|      ┌―┐  ┌――┬‐       (男・女・ |  ┗━━━━━┯━━━┻━┯┻━━┐
|      ├―┤        |      |. 多目的)|        ┌┐  |          |      |
|      ..|ELV    | 三|三.|TEL   ├―┬┬―┤入退院  |受付|  入退院  |警備室|
|      ├―┤..  | 三|三.|      | 面会室 |ロビー   ||  |  事務室  |      |
|      |//|  |    ├┐    |    ┌―┤        └┼―┤          |      |                      ┌┐      ┌┐

55苦痛の極限地帯:2012/02/17(金) 21:25:25
|      |//└―┴┬―┴┤    └―┘    |          └┐├――  ┬―┴―==┬┘                      └┘      └┘
├―  ―┤///////.....!キャッシュ|..    ―――┴―┴――――  ―┴┘      | ▲     |
|      |////////..|コーナー |                                  現在     
|フラワー └――――┘                                  位置      ←入退院・面会
|ショップ                                         ホール                入口
|      ├───────┐      ┌┐      ┌┐      ┌┐      ┌┤      ┌┤                        ┌┐      ┌┐
└―――┴───────┴───┴┴───┴┴───┴┴───┴┴―──┴┘                        └┘      └┘

56日向ナツ『ニンジャマン』:2012/02/17(金) 22:12:08
>>51-55
(…………?)

漢字は得意じゃないので全部は読めないものの、
『案内板』の文字の様子に、なにか違和感を覚える。

「………『なんとか・か』っていうのが、かいてないですね。
 ふつう、『ないか』『げか』『さんふじんか』とか、いろいろあるのに……」

これほど巨大なビルなら、普通は色々な診療科を持つ『総合病院』のはずだが…
『科』という字が案内板にまったく出てこない。
まさか、これだけの数の病室すべてに、『同じような病気』の患者が入院していた……とでもいうのだろうか?


見取り図を眺め、『肥黒』たちはおそらく『健康医学センター』のほうの入口から入ったのだろうと推測。

「かいだんは……このおく、みたいですね。
 おねーさん……いきましょう」

懐中電灯の明かりで『ホール』内を探った後、『高泉』に手招き、
『キャッシュコーナー』の隣から『エレベータールーム』と『階段』に向かう曲がり角を目指し、ゆっくり前進したい。

57高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/02/17(金) 22:27:54
>>51-55(GM)
改めて思いますが、なんと広いことか。
それに加えてこの暗さがあります。容易には見つからない、そう考えるべきでしょう。

  「むむ」  「どこから探すべきなのでしょうか」
   「一番上にのぼって……くだりながら?」

気休めではございますが、下から虱潰しよりは効率的に思えます。
これは競う遊びではございません。なれば……

>>56(ナツさま)
>柏葉さま
>錏葉さま


  「わたくしは最上階から下へ降りながら探しとうございます」

   「よろしければ柏葉さまたちは下から上へと昇りながら探す」

 「つまり、挟みうちの形でございますね。どうでしょうか?」

提案をしてみるといたしましょう。同時に『先入観』の『可視化』も発動しておきます。
わたくしの提案を受けて、どんな『先入観』を抱いたか、知りとうございます。
足はナツさまに続いて『階段』へと向かっております。

58錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/02/17(金) 23:08:43
>>51-55

『十人』。

この『廃病院』には、十人だけ人間がいる――たぶん。

「……?」

表に書いてあったかな?
この病院――

「(この子供も気づいたよーだが…『何科』の病院だったんだ?)」

中をウロつけばわかるかな。


>>57

『いいこと言うじゃあねーの』って顔でそっちを見るね。

「ンジャァ、階段まデ一緒ニ行ッテ、ソコデ上下に分カレヨーゼ」

こちらも提案。

59柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/02/17(金) 23:21:38
>>51-55
「おっと、『案内板』が有るな。
 ………広すぎる位だが」

他の奴等も気付いてるようだが、幾つか設備が足りない。
病室が概算で350程は有る超大型で、手術や心臓を扱える程。
それだけ患者が居れば『不幸』の数も数え切れない程だろう。

「『霊安室』は無いのか?
 流石に書きはしないって事か?」

命に関わらない病気しか扱わないってのなら、不審になる所だ。
恐らく、後者なのだろうと納得して。

>>56-58
『特殊な部屋ばっか割り当てやがって』と内心思いながら『切羽』を見ている。
が、まあ表面上は同意でOKサインだ。登る手間も有るだろうし。
特に何も起きないだろうしな。

「そうだな、9階か10階で合流して終えるとしよう。
 階段は………ホールの奧へ行って右の通路からか」

それぞれの提案に返事しつつ、奧へ奧へと進んで行く。

60苦痛の極限地帯:2012/02/18(土) 00:06:51


                           地下3階/中央監視室
       肥黒 勝朗              初日/ 1時04分32秒

.

61苦痛の極限地帯:2012/02/18(土) 00:07:51
ちっちっちっちっ、と肥黒Dが舌を鳴らす。

肥黒Dは個室に独りきりだ。さっきAD達とは別れた。
安っぽい椅子にどかっと座りこみ、机に両足を載せる。


  「早くしろ早くしろ早くしろ早くしろ・・・」


ADのひとり、鈴名の前歴はすこし変わっている。彼女は電話配線の仕事をしていたそうだ。
そこの職場は いま以上にいろいろと こき使されてたらしく、自販機の修理とかもしたたらしい。
それが功を奏してか、鈴名はとても工作器用になった。
鈴名本人がいうには、機械なんてハコを開ければ大体中身は一緒、そう思えるらしい。
例えば 古い旅館にある、硬化を入れないと見れないテレビがあるが、
あれをタダで見れるよう、配線をイジるぐらいは容易いらしい。(犯罪だからやらないけど。)


    フォ  オ  ン

  「!!」
                             コ コ
だから肥黒Dは、鈴名への指令として、まずは『廃病院』の電力復旧を命じた。
そしていま肥黒Dが聴いたのは駆動音。 もう鈴名がやってくれたらしい。

    ,,
   カ チャ

 「もしもし、牧、俺だ。きこえるか?」

    { あハイ。 聞こえるス。牧っス }


 「よし」
 「もしもし、日地、もしもし?」

    { はぁい。居ますよォー。もしもしィィー }


復旧させたのは「非常電源」のみだ。
いま生きているのは、さっそく使い始めた電話線、あとはエレベーター等や
非常灯等といった必要最小限のものだけだ。

主電源までは蘇らせない。このビル全体で電気を食うとゼニがかかりすぎる。
それに、どこもかしこも灯りがつけられるのでは、この番組の雰囲気がぶち壊しになるからだ。


   ウィィン

そして肥黒Dの目の前、壁一面いっぱいの監視モニター。
ここからならば、院内のあらゆるところを確認できる。


 「よし」「お前ら、始めるぞ」

   { うぃス }

   { わっかりましたー }

62苦痛の極限地帯:2012/02/18(土) 00:08:36

       日向 ナツ
       高泉 切羽       廃病院前1階/ホスピタルストリート
       柏葉 鉄心              初日/ 1時04分42秒
       錏葉 九郎

63苦痛の極限地帯:2012/02/18(土) 00:09:06
>>all

  カツーン   カツーン

揃ってホールを右折し、エレベーターと階段の前まで来た。


    ウィ  ィ  z ン

エレベーターから起動音のようなものが響いてきた。
辺りはいぜん暗いままだが、エレベーターぐらいは使えるようになったらしい。

64日向ナツ『ニンジャマン』:2012/02/18(土) 01:25:29
>>62-63

>    ウィ  ィ  z ン

(!)

音に一瞬ビビってしまった自分に心の中で舌打ちする。

(だろーとおもった……『はいびょーいん』でもなんでもないじゃん)

タイミングからして、電源を入れたのは『アイツら』以外いない……小学生でもそれぐらいわかる。
でもまあ、階段で『21階』まで登ることを考えたら有難いのは確かだ。
登ってる最中に電源を落とされたら――というリスクはあるが、その時は『まんまる』の出番が早まるだけだ。

>>57(高泉)
>>58(柏葉)
>>59(錏葉)
「……りょーかい、です」

親指と人差し指で○を作り、『挟み撃ち』作戦に同意する。
おそらく、高泉の目にも『同意』を示す色の『ジェリー』が見えているだろう。

懐中電灯で行く手を照らしながら、『エレベーター』の扉が見えるところまでゆっくりと進んでいく。

65高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/02/18(土) 01:34:06
>>63-64(GM様、ナツさま)
 「それではまいりましょう」
  「皆さまお怪我をなさらぬように」

どうやら同意が得られたようでございます。
エレベータが使えるのは僥倖。思わぬラッキーでございます。

それでは最上階の『21階』を目指すといたしましょう。


   「ええ……  わたくしどもは『21階』へ向かうところでございます。」
    「ナツさま、何かおっしゃることはございますか?」

カメラを向けながら尋ねるといたしましょう。
共に『エレベーター』へ向かい、昇降ボタンを押すといたします。

66柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/02/18(土) 01:47:10
>>62-63
「(廃……な)」

失笑しつつ、階段の方へ。
地下3階程度なら階段で十分だろう。

「一応気を付けてな。
 俺達は地下3階から上に向かって上がっていく」

と、声に出してカメラに音を拾わせる。
元々そういう内容だったからな。

>錏葉
「俺達は階段で良いか?
 それで向こうと時間的に丁度良くなりそうだからな」

そう、行き方を提案してみる。

67日向ナツ『ニンジャマン』:2012/02/18(土) 01:55:59
>>65(高泉)
「あ……え、えーっと……
 なんか、えれべーたーが、うごいてるみたい…ふしぎです……
 これから、きりはおねーさんといっしょに、うえへいきたいとおもいまーす」

いきなり話を振られて少し焦るが、とりあえず高泉のカメラのほうを見て当たり触りのないコメントをしつつ、
エレベーターのドアから少し距離を取って、懐中電灯でドアを照らし開くのを待つ。

68錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/02/18(土) 02:02:15
>>63
「『廃病院』    ネ」

苦笑。


>>66(柏葉)
「ソーだナ。
 エレベーター使ウコトモネー。トコロデ『エレベーター』ト『エスカレーター』っテヤヤコシイよナ」

『賛成』して、階段で地下を目指す。

69苦痛の極限地帯:2012/02/18(土) 02:18:23
>>all

  チィン

エレベーターの扉が静かに空く。
ナツの懐中電灯その中を照らす。光にあおられて 影がゆらゆらとエレベーター内をおどる。中はもちろん、無人だ。
エレベーターの現在階のランプや、内部のボタン光が いやに目立って感じる。
暗がりから こちらを覗きこんでくる獣の瞳を彷彿(ほうふつ)とさせる。


    カツ   カツ  カツ

それを尻目に、錏場は別方向の階段へ。
避難経路の緑色の灯り、その向こうは ずっと闇が深い。
錏場が足をふみだすたびに、ライト光が揺れ、影が右へ左と大げさに行き来する。

また、階段は いわば縦にのびる巨大な筒のような空間だからなのか、空気は一層 冷気を孕んでいる。
服を貫通するような寒気が ひゅう、と撫でられる。



その時、

       タ ス       ケ    テ


4人の耳に か細い『声』が聴こえた。

70錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/02/18(土) 02:33:37
>>69

「―――ン」

同行してる『柏葉』を見る。
『聞こえたか?』ってジェスチャー。
声が聴こえた方向がわかるならそっちを伺う。わからなければ――
何処から何が起こるかわからないので、姿勢を低く。『臨戦態勢』。

71柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/02/18(土) 22:31:15
>>69
「……………!」

『錏葉』に同行して下へ下へと降りる最中。
微かだが、『声』が聞こえた。

「たす……けて、か」

「演出って訳ではなさそうだが」

   ズギュンッ

『ハード・ターゲット』を発現。
懐中電灯を頼りに両腕の『弾倉』へと『弾丸』を込めておく。
弾種は左腕が『散弾』『拳銃弾』『拳銃弾』、右腕が『ライフル弾』『拳銃弾』『徹甲弾』。

一旦込めておけば、暫くは『弾倉』に入ったままだ。
こういう時、警戒して大概損は無い。

72高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/02/18(土) 22:45:34
>>69(GMさま)

     『バッ』   『ババッ』


  「これは…… まさかこのタイミングで邂逅とはッ」

急いで『ナスティ・アイドル』に構えさせるといたしましょう。
声の方向に顔とカメラを向けて、何者が居るか見えるなら見とうございます。

>ナツさま

  「ナツさま よろしければ声の方向を照らしてくださいますか?」


 「どちら様でしょうか! ここにお住まいの方ですか!」

ナツさまにお願いをしてから、誰何の声を上げましょう。
未だ『先入観』は元に戻っておりませんが、そこはかとなく昂揚する感情を覚えます。

73日向ナツ『ニンジャマン』:2012/02/18(土) 23:11:08
>>69
(はいはい、こわいねー)

電気が来ているのなら、どのような『仕掛け』も可能だ。
あまりにベタ過ぎて聞こえないふりをしたかったが、

>>72
高泉の予想外に大きなリアクション。
今、エレベーターから目を離したくないのだが……無視するわけにもいかない。

 「――はいッ!」
  
   タッ     カチッ

エレベーターのドアの横、階数ボタンのそばの壁に背中をつけ、ドアが閉まらないよう『上』のボタンを方手で押しながら、
もう片方の手に持った懐中電灯の光を、『声』が聞こえたと思われる方向に向ける。
万が一エレベーターから何かが飛び出してきても、この位置なら不意を突かれにくいだろう。

74日向ナツ『ニンジャマン』:2012/02/18(土) 23:12:48
>>73を訂正。

方手で → 片手で

75苦痛の極限地帯:2012/02/18(土) 23:32:48
>>all

  ス   スス


ナツが 風に舞う布のような あざやかな動きでエレベーター横につく。


    チカッ

      ・・・・・・・・・・・・。


ナツが懐中電灯を照らし、自然と 高泉がその光を追うかたちとなる。
この広い一階ホール・・・ どこから響いてきたかはイマイチわかりづらい。


    ドド      ドド

全員が迎撃態勢をとるが、闇の奥から反応がかえってこない。


  ド

その時、またも『声』が――

        ド ドド


 { お わ か り い た だ け た だ ろ う か ? }


これは―― 『院内アナウンス』だ。



 { それでは、もう一度お聞き頂こう }

 {       タ ス       ケ    テ  }

 { 少女の声で、助けて、という声が入っている }


 { これは、昔この地で不幸に遭った少女の霊が、
   仲間に入れてほしかったとでも、いうのだろうか }

                             { ヒャンッ }



    { あはは、驚いたっスか? }

急にアナウンスの声色がかわった。
フキダシ内が おどろおどろしいフォントから、普通のフォントに戻った。
この声は、ついさっき(>>16)聞いた声だ。

    { ADの牧ッス }

    { 今の声、けっこうリアルじゃないスか?}
    {こういう系のナレーションとクリソツだと思いませんスか? }

    { ウチ、いちおう映像・音響のプロなんで、
     ちょっといいボイスチェンジャー的なのとか持ってるんスよ }


 { 今晩ちょいちょい、こういう『演出』はさむんスけど }
 { 皆さん普通に反応おねがいッス }

 { それじゃ }

    ブツッ

一方的に「ADの牧」からの院内アナウンスが終わった。

76苦痛の極限地帯:2012/02/18(土) 23:34:00


                   地下1階/防災センター
       牧 篤造       初日/ 1時05分12秒

.

77苦痛の極限地帯:2012/02/18(土) 23:34:31
ADの牧は「防災センター」に居る。
ここからならば 院内のすべてにアナウンスできるので、
今日の出演者たちがどこに居ようとも 『声・音の演出』 を加えることができる。牧はそのために「ここ」に居る。

 { 牧ッ―――! }

    「うひっ」

通話回線越しの肥黒Dの怒声に、思わずAD牧が片目をつぶり 片耳を遠ざける。

AD牧と肥黒Dは お互いに 音声だけで連携している。
なぜならば、肥黒Dは監視カメラを利用して院内全体をみているが、ここの「防災センター」にまでは監視カメラは無い。
いっぽうのAD牧は、極論『音の送受信』以上の事は出来ない部屋にいるため、やはり肥黒Dの姿は見えない。


 { てめええ 余計な事しやがって! }
 { あれじゃあ 番組が台無しになっちまうじゃあねーか!}


    「すんませんス」 「出来心ス」 「悔い改めるス」


 {オメーにはこの!オレの!
  番組の趣旨を説明したじゃあねーかよ!}


    「そスね」

 { ・・・・・・・・・・・・ }
 { かァ――ッ はああ〜〜〜〜ッ }

 { いいだろう。オメーのスットロ脳ミソにもう一度説明してやる }
 { 時間もあるしな }

    「はぁ」

肥黒Dの役割は、ボーッとモニターを眺めて、あとで番組につかえそうなシーンだけを抜きだしたり、それぞれに指令をだす。それだけ。
ADの牧は、ときたま思い出したかのよーに 奇妙でブキミな声を放送する。それだけ。
こういうヒマな状況というか、仕事中にノンビリできる状況は、つねに激務におわれる肥黒Dが意図的につくりだしたものだ。


        ウィン   ウィン ウィン

そして・・・例えば、友達とか家族と キャンプとか遊園地とかに行ったとする。
夜遅くに自分が帰りのクルマを運転するとして、横と後ろの連れはみんな眠っている。
渋滞に巻き込まれちまって ろくに動くことができない。周りにはライトと星空しかない。
こういう状況で欲しいのは、コーヒーよりも「話し相手」なのだ。 いまのAD牧と肥黒Dがその状況だ。

AD牧は 肥黒Dの話につきあうことにした。

   「アイアイサー、聞かせて〜っス」



 {なぁ、牧よ}

       ・ ・  ・ ・   ・ ・ ・ ・ ・
    { 『恐怖』って、 何だと思う? }

78錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/02/19(日) 10:16:59
>>75
「『演出』ダッたナ」

今のは。
だが今のはあまり良くない。
『恐怖』を正しい鮮度で実感できなくなるかもしれないからだ。
『オオカミ少年』みたいに、何かの物音だとかに対する『警戒心』が薄れる。
本物が出てくる――なんてことはないとしても、
たとえばチョッとした物音で…電気が通ってるからって、老朽化がまったくないわけでもないだろう…警戒していれば防げるような事故が起こるかもしれない。

「……」

いや、それが狙いか?

「……行くカ」

とにかく、下に行こう。

79日向ナツ『ニンジャマン』:2012/02/19(日) 21:33:14
>>75
「…………」

『上ボタン』を押しながら懐中電灯の光をエレベーターの中に向け、
ぐるりと見渡して、防犯カメラの位置、床や天井に穴などが開いていないかを調べる。

  タタタッ

「おねーさん……いきましょう」

特に気になるものがなければ、素早く中に駆け込み、
『開ボタン』を押して『高泉』が乗り込むのを待つ。
高泉が乗ったら、『21階』のボタンを押そう。

80柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/02/19(日) 21:37:12
>>75
「……演出か。アホらしい」

『ハード・ターゲット』を肉体へと還す。
一気に力が抜けた気分だ。

「そういうのはスタジオで入れろ、スタジオで」

ハンディカムの撮影はここの辺りカットになるんだろう。
などと詮無き事を考えているる、が。

「そうだな、行くか」

『錏葉』の言葉に従い、自分も地下への歩みを早めよう。

81高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/02/19(日) 21:42:47
>>75(GMさま)


     『ガックゥゥ ――z__ ン』


素直に反応してみてバカみたいでございました!
こういうやらせが横行するから最近のテレビはつまらないのでございます!!!
こんなバラエティは即刻止めて、火曜サ○ペンス劇場を復活させて刑事ドラマを蘇らせるべきです!



「………………」

>>79(ナツさま)
「ええ、まいりましょう。急いで終わらせましょう」

ナツさまに続いてエレベータ内へ入るといたします。

(※高泉の顔面が紅潮している。
  真面目に反応したのに、躍らされて憤っているようだ。)

82苦痛の極限地帯:2012/02/19(日) 22:24:14


                   地下1階/防災センター
       牧 篤造       初日/ 1時05分33秒

.

83苦痛の極限地帯:2012/02/19(日) 22:25:19

  { 牧よ }


  { クリエイターとしての俺が今こうしてあるのも、先人の創り出してきた面白い作品のおかげだ }
  { 俺はいろんな作品を生み出してきて そして絶賛されているが、
   そういう『俺の原点』にはあって、俺の作品には まだ無いものがある }

    { 『恐怖』だ }

  { 立ちはだかるゲス野郎にたいする「怒り」とか }
  { かけがいのない人をなくした「悲しみ」とか、そーゆーのとは全然ちがう感情 }

  { 『恐怖』が無ければ、俺が憧れる、主役たちのスリリングで奇妙な冒険は 完成しない }

  { 俺はそれを目指したい }


牧はいちど聞いている話なので、この続きを知っている。


       「 そこで日地Dは考えた。ただのシロートは実にいい反応をする。
         明るい日中の平日よりも深夜、事前説明なしで廃病院ウロつかせて
         鼻先も見えない闇を自由に進ませる。素で恐怖する画(え)なら、視聴者もきっと怖がってくれる 」
       「 ッスよね? 」

  { そうだ }

       「んで、中央監視室からの映像を番組につかうのも「アリ」なんスけど、
        できればトーシロが撮った、手ぶればっかの『スーパー16ミリフィルム』映像が臨場感があっていい」


       「これは映画『ブレアウィッチ・プロジェクト』の手法」
       「それを受け継ぐ『クローバー・フィールド』も名作っスよね」
       「あと、あの映画なんていったッスかね。名前はアブノーマル・・・ じゃあなくて・・・」


  { 『パラノーマル・アクティビティ』だアホ }


       「ああそれッス。ああいう感じの『恐怖』を出したい」 「それが今晩の目標スよね?」


  { ああ }

  { だからオメーみたいに『演出でーす』なんてアホぬかしたら、
   『自然体でのビビり』が あいつらから無くなっちまうかもしれねェーじゃあねーか }

       「すんませんス」

             へへへ・・・


  {フン!} {もう今更って話だがな}             ・ ・ ・
  {あいつら一般人をビビらせる手はひとつじゃあねーし、そっちに期待するかな}


       「そっち?」


  {鈴名だよ。電力復旧した後は、自由に
  うろついて驚かせろ、方法はお前が考えろ、って言っておいた}


       「あー、鈴名サンなら度胸あるし、私の出番ですね、って言いそぉ〜ッスよね 」



  { ああ。あの女、さっそく行動してんだろ }

84苦痛の極限地帯:2012/02/19(日) 22:25:54


       日向 ナツ          −階/エレベーター
       高泉 切羽       初日/ 1時05分33秒

.

85苦痛の極限地帯:2012/02/19(日) 22:26:45
>>79(ナツ)
>>81(高泉)
エレベーターに乗り込む。


   フィィィ・・・

ナツが『閉ボタン』を押した瞬間、ひとつ隣のエレベーターの駆動音が聴こえた。
音の距離からいっておそらく、地下3階か2階あたりから昇ってきたらしく
高泉達のすぐ隣を通過していった。

ドアが閉まり、上階へ。
すーっと上昇していき、2人は耳が圧迫される感覚になった。
一気に上へ行った時の、あの「ツバをのみこめ」とか「アクビすればいい」とか言われるアレだ。


   チ ン!

上昇中に、上の方で音がした。
今さっき通過していったエレベーターが どこかの階についたらしい。

86苦痛の極限地帯:2012/02/19(日) 22:27:15


       柏葉 鉄心            地下3階/非常階段
       錏葉 九郎              初日/ 1時05分36秒

.

87苦痛の極限地帯:2012/02/19(日) 22:27:52
>>78(錏場)
>>80(柏葉)

   カッ カッ カッカッ・・


一気に『地下3階』まで下った。

   キィィイ

少し重めの扉を開ける。
なにか大きな機械があるらしく、ずずずずず、という低温が暗闇のむこうから 絶えず響いてくる。


目の前に地図があった。

88苦痛の極限地帯:2012/02/19(日) 22:30:24
■地下3階
                                                                                 _____
                                                                            _,、-'" ̄        ̄"'-、,_
                                                                          ,-'"                "'-、
                                                                         /                     \
                                                                       /                         \
                                                                       ,i            ___           i、
                                                                      i           、-"      "-、         i
                                                                      ト‐-、_      /         \         i
                                                                     i     ̄`'ー-、,i'                 i,          i
                                                                      ┃          |                .|          |
                                                                      ┃          |                .|          |
                                                                      ┃          ...i,                 ,i           .!
                                                                      ┃            \            /           !
                                                                      ┃              `-、,    _,、-´          ,i′
                                                                      ┃                  ̄ ̄ ┃               i
                                                                      ┃                                ┃
                                                                ┏━━┛                ┃              ┃
                                                                ┃                      ┃              ┃
                                                                ┃                      ┃ 廃棄物処理室 ┃
                                                                ┃                      ┃              ┃

89苦痛の極限地帯:2012/02/19(日) 22:31:29
                                                                ┃                      ┃              ┃
                                                                ┃                      ┃              ┃
                                                                ┣━┳┓                ┃              ┃
        ┏━━━━━━‐┳‐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛  ┗┛                      ┗━━━┳━━━┫
        ┃          ┃.                                                                                   ┃      ┃
        ┃          ┃.                                                                                   ┃      ┃
        ┃. 中央監視室  ┃.   ┏━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━┓                  ┃      ┃
        ┃                 バッテリー室  ┃                        ┃                                                ┃
        ┃          ┃.   ┏━━━━━━━━┛                        ┃                          ━━━━━━┓      ┃排水  ┃
┏━━━╋━‐┳‐━┳━‐╋.   ┫                                    ┃                                ┃      ┃処理室┃
┃..スタッフ..┃..ベッド専用ELV┃.   ┃                                    ┃                                ┃      ┃      ┃
┃ 室   ┃.   ┃.   ┃.   ┃.   ┃            発電機室                ┃                                ┃      ┃      ┃
┃      ┣‐  ┻‐  ┻‐  ┫.   ┃                                    ┃                                ┃      ┃      ┃
┣━━  ┫          ┃.   ┃                                    ┃                                ┏━━┫      ┃      ┃
┃                    ┃                                    ┃             電気室             ┃ELV.       ┃      ┃
┃  ┏━╋━━━━━━‐┫.                                         ┃                                ┃機械┃  ┏━┻━━━┛
┃      ┣━‐┳━‐┳━‐┫.   ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━┓                ┏┯┯┿━━┫  ┃
┃  ┃  ┃   E L V   ┃.                                   ┃        ┃                ┃┝┿┿、  .┃  ┃
┃  ┣当╋‐  ┻‐  ┻‐  ┛.   ┃                  ┏━━━━━━━━┫  消火  ┃                ┣┷┷┷┷  ┫  ┃
┃    直┃                  ┃        受水槽室        ┃ 医療ガス機械室 .┃ ポンプ室┃                            ┃  ┃
┃  ┣室╋‐  ┳‐  ┳‐  ┓.   ┃                  ┃                ┃        ┃                ┣━━┳  ━┫  ┃
┃      ┃   E L V   ┃.   ┣━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━╋━━━━┻━━━━━━━━━━━┫////┃ELV.┃  ┃

90苦痛の極限地帯:2012/02/19(日) 22:32:00
┃  ┗━╋━‐┻━‐┻━‐┛.   ┃                                    ┃                          ┗━━┻━━┫  ┃
┃            ▲現在位置    ┃                                    ┃                                ┃  ┃
┣━━  ╋━┓  ┳━━┓    ┃                                    ┃                                ┃  ┃
┃男WC...┣━┫        ┃    ┃                                    ┃                                ┃  ┃
┃女WC...┃ELV..... | 三|三.|    ┃                                    ┃                                ┃  ┃
┃シャワー....┣━┫..  | 三|三.|    ┃                                    ┃                                ┃  ┃
┃室    ┃//┃  ┃    ┃    ┃           熱源機械室               ┃             ボイラー室             ┃  ┃
┗━━━╋━┻━┻━━┫                                    ┃                                    ┃
        ┃..CO2ボンベ室┃    ┃                                    ┃                                    ┏━━┛
        ┃                  ┃                                    ┃                                    ┃
        ┣━━━━━━┓    ┃                                    ┃                                    ┃
        ┃ 教材管理室       ┃                                    ┃                                    ┃
        ┃            ┃    ┃                                    ┃                                    ┃
        ┗━━━━━━┻━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

91苦痛の極限地帯:2012/02/19(日) 22:34:26
>>83
× 「 そこで日地Dは考えた。ただのシロートは実にいい反応をする。
○ 「 そこで肥黒Dは考えた。ただのシロートは実にいい反応をする。

92錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/02/19(日) 22:37:57
>>87-89
「コノ『音』」

地図を見つけ、眺める。

「なルホド。
 『発電機』カ? 音の出ル機械ガ揃ッテル感ジダナ」

「トリアエズ、グルっト回ッテミルか」

『熱源機械室』からまず見て、その向かいの小部屋二つ。それから受水槽室、発電機室、バッテリー室。中央監視室を見てまわり、
それから『電機室』のほうに行って、廃棄物、排水処理室、ボイラー室、と回るルート。
指でなぞって、その進路を提案する。

93日向ナツ『ニンジャマン』:2012/02/19(日) 22:59:22
>>84-85
(てぎわ、よくないね……もっとまえから、うえで、すたんばってればいいのに)

姿勢を若干低くし、口を大きく開けて耳鳴りをやわらげる。

「そーいえば……おねーさん、
 さっきの、『すらいむ』みたいなやつ、おねーさんの、『のうりょく』ですよね。

 あたしの『のうりょく』は、これ―――しんぷるに、『にんじゃ』です」

   ズキュン!
              シュカッ!

自己紹介は『自分から先に』…だ。
『ニンジャマン』を出し、『十字手裏剣』一発をエレベーター内の『防犯カメラ』めがけ投げつける。
『廃病院』のカメラを弁償させられる道理はあるまい。嘘をつくアイツらが悪い。

「おねーさんの、『のうりょく』……どんなのか、おしえてください」

94柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/02/19(日) 23:18:02
>>82-90
「これは、ああ。
 施設維持の大半が揃ってる訳だな」

地図を眺め、揃っている設備を確認する。
しかし、こうも建物が生きている音がすると……

「(廃ってのは嘘だな、完全に)」

大体、施設を終わらせる場合高圧高温高電力の設備は撤去しておくものだ。
まあ……既に分かっていた事だが。

>>92
「それでボイラー室からの帰りに、スタッフ室と当直室を回ると。
 特に異論は無いな。賛成だ」

とりあえず、熱源機械室の方へと歩いていこう。

95高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/02/19(日) 23:31:00
>>85>>93(GM様、ナツさま)
唾を飲み込んで耳鳴りを和らげるといたしましょう。
落ち着くことが肝要でございます。不動心を保てば、脅かされても動じることはないはずです。

>「そーいえば……おねーさん、
> さっきの、『すらいむ』みたいなやつ、おねーさんの、『のうりょく』ですよね。

> あたしの『のうりょく』は、これ―――しんぷるに、『にんじゃ』です」


と、尋ねられております。ここは年長者としてしっかり答えねば。


  「ええ、わたくしのスタンドは『ナスティ・アイドル』」

>   ズキュン!
>              シュカッ!


                                「…………なかなかに、手が早うございますね」

なるほど、『手裏剣』でございますか。
しかし、あまりに手が早過ぎるというか――――『短気』なきらいがございます。

ともあれ、少々『溜飲が下がった』のも事実。見咎めぬことにいたしましょう。

>「おねーさんの、『のうりょく』……どんなのか、おしえてください」

  「『先入観の可視化』と『干渉』でございます」
  「この『ジェリー』が『先入観』でございますが…… 少々、試してみますか?」

まだ『ジェリー』は発現したままでしょうか。許可を得たのならナツさまの顔へ近づけとうございます。

96苦痛の極限地帯:2012/02/19(日) 23:42:16
>>92(錏場)
>>94(柏葉)
長廊下にでる。

   ズズズズズズ・・・

天井は白、床は灰色の味気ない廊下だ。
壁は腰の位置に 手すりが延々ととりつけられており、
その手すりより下が灰色、上が白になっている。


   カツーン   カツーン カツーン

「熱源機械室」まで歩いていく柏葉。
柏葉のライトとカメラが、「熱源機械室」のドアをとらえる。
ドアには 注意書きのプレートが大量に貼り付けられている。

「危険物一般取扱所」、「火気厳禁」、
「・二酸化炭素排出開始後、1時間は内部進入を禁止する。」
「<危険>高電圧」、「<危険>係員の外入るな」・・・


 「ぁ...?」

柏葉達の背後、発電機室やら中央監視室やらの方向から声が聞こえてくる。

 「ぃ・・・、エレベ・・・・・・・・・映像・・・映らな・・・ってよォ」
 「くそっ この・・・ンボロ、・・・んぜ・・・使えね・・・ぞ 牧よぉ」

機械の駆動音に邪魔されて聞こえづらいが、これは誰かわかる。
これは肥黒Dの声だ。



>>93(ナツ)
>>95(高泉)
ぱちん、という軽い音にともに、エレベーター内の半円状の監視カメラがきれいに割れた。
そしてお互いのスタンド能力を紹介しあったところで、ちょうど『21階』についた。

   ガァーッ

降りて右手すぐそばにガラス張りの自動ドアがある。正面には見取り図がある。
見取り図上から 自動ドアは省略されているようだ。

97苦痛の極限地帯:2012/02/19(日) 23:42:51
■21階
        ┏━‐┳━‐┳━‐┳‐━━━━┳━━━━━┳━━━━━┳━━━━━┳━━━━━┳━━━━━┳━━━━━━━━━━━┓
        ┃..ベッド専用ELV┃.         ┃          ┃          ┃          ┃          ┃          ┃                      ┃
        ┃.   ┃.   ┃.   ┃. デイル-ム ┃   2101   ┃   2102   ┃   2103   ┃   2105   ┃   2106   ┃         2107         ┃
        ┣‐  ┻‐  ┻‐  ┫.         ┃          ┃          ┃          ┃          ┃          ┃                      ┃
        ┃          ┃TEL .     ┃          ┃          ┃          ┃          ┃          ┃                      ┃
        ┃                        ┣━  ━━━┻━  ━━━┻━  ━━━┻━  ━━━┻━  ━━━╋━━━━━┳    ━━━┫
        ┣━━━━━━‐┫                                                                        ┃
        ┣━‐┳━‐┳━‐┫    ,、‐―┸――――  ┏━━━━━┳━━━  ━┳━┓  ━━┳  ━┳━━┫          ┣━┯┯┯┯┫
        ┃   E L V   ┃.   ..i'                                         WC┃    ┃////┃          ┃   `'┿┿┥┃
        ┣‐  ┻‐  ┻‐  ┛.   |          ┏━━┳━━━┳━╋━━━━━━━┫  ┗━╋━━┫////┣━━┳    ┫  ━┷┷┷┫
        ┃        ▲現在位置|ナ-ス     .┃////┃AED♡. ┃  ┣━┓//////////┃  喫煙┃    ┃////┣━  ┣                ┃
        ┣‐  ┳‐  ┳‐  ┓.   |ステ-ション   ┗━━┻━━━┫━┫  ┣━┓//////┃ . コ-ナ-┃    ┃////┃          ┣━━┳  ━┫
        ┃   E L V   ┃    !、.                          ┃  ┃//////┃  . ‐━┫    ┃////┣━  ┃    ┃////┃ELV.┃
        ┣━‐╋━‐┻━‐┛     `   ――――――━┛  ┗━  ┗━┻  ┗━━━┛  ━━┻  ━┻━━┻━━┛    ┗━━┻━━┫
        ┃                                                                                    ┃
        ┣━┳  ┏━━┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┫
        ┣━┫  ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
        ┃ELV..... | 三|三.|    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
        ┣━┫..  | 三|三.|..2108┃2110┃2111┃2112┃2113┃2115┃2116┃2117┃2118┃2120┃2121┃2122┃2123┃2125┃2126┃2127┃
        ┃//┃        ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
        ┃//┗━┻━━┫    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
        ┗━━━━━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┛

98日向ナツ『ニンジャマン』:2012/02/20(月) 22:36:46
>>95
「……おねがいします」

説明の意味がすぐに呑み込めなかったので、実際に体験してみることにしよう。
高泉への信頼の証にもなる。

>>96-97
タタッ

小走りにエレベーターの外へ出る。
慎重に出ようとしたらいきなり動き出して、映画みたいに『くびちょんぱ』は勘弁してほしいので。

上のほうの階はおそらく似たような間取りだろうから、見取り図をきちんと頭に入れておこう。
高泉が降りたら、とりあえず『ナースステーション』に向かうため、
自動ドアの前に立ち、開くかどうか確かめたい。

99柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/02/20(月) 23:13:14
>>96
「何とも無味乾燥なシケた内装だな。
 まあ、最下層で花鳥風月見れる訳無し、と」

「(して、生きてる施設の中でコレは良いのか?)」

注意書きのプレートを見て、
製作スタッフに対して心配になる。
どんな判断だ、金をドブに捨てる気かって奴だな。

「入った途端に二酸化炭素で窒息ってオチが付かないだろうな」

とりあえず、『熱源機械室』の扉を『ハード・ターゲット』で開き。
室内をライトで照らしてみる。

「こりゃあ、バッテリー室辺りか?
 ワザワザ内部でご苦労なこった」

と、聞こえた声に対して感想を漏らす。
後々鉢合わせるだろうが、どうリアクションすれば良いのやら。

100錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/02/21(火) 00:06:19
>>96

 キョロ

    キョロ

『エレベ』…
『映像』…
『映らな』…

断片的な単語から推測するに、『エレベーターの映像が映らない』てなことをいってるんだろうと思うが。
つまり『エレベーター』の中を見れるものがあるという意味で、そこらじゅう『監視カメラ』だらけってことなんだろう。
ぐるり見渡し、ソレっぽいものがないか探す。

別に放置してもいいような気がしたが、戸を開ける柏葉は放っておこう。
肥黒Dがどういう反応をするのかも見たいし。

101高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/02/21(火) 23:02:04
>>96(GMさま)
まずは見取り図に近づき、全体の様子を把握いたします。

……なるほど。ここで更に二手に分かれるのも手でしょうか。
しかしそれがディレクター様の狙い、という予想も出来ます。


  (おどかす……そういう仕掛けがある)
   (そう考えるのは間違ってはいませんからね)


>>98(ナツさま)
  「それでは失礼いたします……」
  「決して不愉快なものではないので、ご安心を」


       ピタァア

それでは、わたくしの『病院に対する先入観』を貼り付けるといたします。
どうなるか実は試したことがございません。ドキドキでございます。

102苦痛の極限地帯:2012/02/22(水) 21:47:08
>>98(ナツ)

  l/
 トギャン

『高泉の先入観』を植えつけられた。

       ,、、
     / し'
      / i,

        ,_
      '/ ′
       , ,、-ッ     ム-i ,_  ,
       /",i ′    / '′/'′'ア
                     ア
>
>   (『空家の冒険』ならぬ『廃病院の冒険』……)
>   (廃墟というのがまた『グッとくる』じゃあないですか……)
>
>ああ、落ち着いていられましょうか。
>思わず足が動いてそのあたりを見て回ってしまいます。
>

こんな感じの思いが急に沸きたってきた。

    グ!   ズッズッ  ズーッ


さっそく自動ドアを手でこじ開ける。
指をねじこんで 横に引く。ちょいと力がいるが簡単に開いた。


自動ドアのすぐ先は、ガラス張りの薄い壁で区切られただけのスペースがある。
機材などが撤去されているため がらんどうだが、ここがナースステーションだったらしい。



>>101(高泉)
『先入観』を貼り付けてみた。

   タタタ

素早くナツが自動ドアの向こうへ入り込もうとしたとき、たまたま目に入った。



     ・ ・ ・ ・ ・ ・ 。

自分達が乗ってきたエレベーター、その隣のエレベータも空いている。
つまり、さっき追い越されたエレベーターは、ひと足先に、ここ「21階」に着いていたというわけだ。



>>99(柏葉)
「熱源機械室」のドアノブをつかんで回す。扉が重い。ぎいい、と音をたてて扉が開く。

    シィ――ン

静かだ。
室内は、天井まで2/3ぐらいの高さがある巨大な鉄のハコがある。
ハコがいくつか規則的に横たわり並び、室内の通路は「漢字の“目”」状態となっている。
ハコの端にはバルブやらパイプが取り付けれており、それが天井まで伸びて ぐねぐねと根を張っている。

柏葉がライトを照らすと、ハコの滑らかな面が 光を反射してくる。



>>100(錏場)

  キョロ  キョロ

錏場と、手に持つライトにあわせて 暗闇がゆらゆらと逃げまどう。
天井に光をあてると 黒い半円状の監視カメラが 天井に張りついていた。
「熱源機械室」から「中央監視室」までのこの長い廊下のなかで、監視カメラはこの1つだけだ。


 「あれ、男ども・・・ここ・・・階・・・・・・・・がるぞ」

 「はは・・・・・馬鹿・・・・・・・・・・・・いつら。この階・・・は『骨壺』・・・ねーよ」

錏場がじっと監視カメラを見つめてからほどなくして、肥黒Dの声がまた聞こえてきた。
どうやら肥黒Dは、廊下まで声が漏れていることに気づいていなさそうだ。

103錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/02/22(水) 22:05:13
>>102
「……」

ムラムラっと沸き起こるものがある。
怒りでもないし苛立ちでもない、戦闘意欲でも、もちろんない。
そういうものではまったくないが、そういうものをすべて孕んだ、そういう『気分』だ。

『チョーシ乗ってんな』というのが最も近い。

『自分は絶対に安全な場所にいて、アタフタする他人を操ってる気になっている』。そういう風に、錏葉九郎は受け止め――
そして色々なことを思い出し――いちばん鮮明に思い出すのは、あの『最終列車』――そしてふと、思いついた。

「…『フェア』じャ ネ―――ナァァ〜」

「ソーイウの、割ト腹立ツンダヨナ」

『柏葉』には聞こえるかな…  という程度の呟き。
これが『肝試し』だというなら…

「テメ――ェラノ『肝』モ 試サレルノガイインジャアネーノ」  「ソレッて『フェア』ダヨナァァァ〜」


   ッ   ト ン


軽く、軽く『跳ぶ』。『ザ・シグマ』は軽やかに身を躍らせる。
―――『カラカル』の例を持ち出すまでもなく、動物、ことに猫科の大型哺乳類のしなやかなジャンプ力は、人間の想像を凌駕するものだ。
『もちろん天井が高くて拳が届かない場合もあるが、そういうときは人間の知恵がある。ライトを投げれば良い』。
そうやって兎も角、『監視カメラを破壊』し、


   『   r r l LLLLLAAAAAAA――――――――――――――――   ッ    ! ! !  !  ! !     』


『絶叫』。
ちょっと聞いただけでは『人の発したものとは思えない』ように、横隔膜を震わせる(『シグマ』にそんなのはないが、感じだ)ような、
人類が喪った『咆哮』を放つ。

「(ビビれ)」

たったそれだけの理由だ。

104高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/02/22(水) 22:18:12
>>102(GMさま)
  「………… ナツさま。お待ちください」
  「この階…… 既に先客が居るようでございます」

ここの階はもう満員……というわけにはいかぬでしょうが。広いし。
これも演出の一部なのでしょうか。まさか今更『骨壺』を置いたわけではないでしょう。

一応、カメラを開いたエレベーターの中へと向けておくとします。


 「ゆっくり参るといたしましょう」
                      「警戒のし過ぎもよろしくありません」

カメラを構え直し、まずはナツさまの照らす先を撮っておきます。

105日向ナツ『ニンジャマン』:2012/02/22(水) 22:42:48
>>102
>>104

  「お?」 

           「ほおおおおおお」

        ムズムズムズムズ 
                       「おおおおおお!!!」


悪くない感覚――――
というより……『これ』だ。『あたし』に必要なのは。
自分の特技は『面白いコト探し』。
『どう見てもあるように見えない』場所から『見つける』ことこそ、その『醍醐味』のはずだ。

  「おっしゃあぁ! ありがとー、おねーさん!
   …………っとぉ」

勇んで自動ドアをくぐろうとして、『高泉』の言葉に踏みとどまる。
気持ちが先走るあまり、本来の自分を取り戻させてくれた人に迷惑をかけては『ほんまつてんとー』だ。

 「そーですね。
  とりあえず……『そなえあれば、うれいなし』ってかんじで、いきますかぁ」

『先客』が危険なことを仕掛けるつもりがないとしても、人間のやることに『事故』はつきものだ。
万が一の時、身を守るために役立ちそうなものを用意しておくに越したことはない。

『ナースステーション』に近づき、カウンター越しに中を照らし、
『ランドリーカート』か『メディカルカート』―――自分と高泉がかがんで身を隠せるほどの大きさで、キャスターがついていて子供の力でも押して動かせそうな物があるか探したい。

106柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/02/22(水) 22:49:18
>>102
「…………無さそうだな、こりゃ」

一々奧まで見ていたら朝になってしまいそうだ。
軽くみて、それっぽいのを置いてある筈だろう。
そういや『錏葉』が聞いた声は自分は聞き取れたのだろうか?

とりあえず廊下に戻ってしまおうとs…………

>>103
「うお!?」

『シグマ』の咆哮による強烈な声の振動。
そりゃー間近の『柏葉』なんてたまった物じゃない訳だ。

「一体何だってんだテメェっ!?」

107苦痛の極限地帯:2012/02/23(木) 00:48:17
>>103(錏場)
>>106(柏葉)

    i! i|!,il
  |! |! |! i!
  `ート-、_
  ,i' .| i、
 / |

         , ム'-
        ''"~7 ,! ,
        'ー'ナ'' /      ム-、
        /  、 _、       / '´ /, /
          /  v'〔 '′     ′   /
            `         /

錏場が『監視カメラ』を『つぶし』、そして咆哮する。
直後、錏場と柏葉に 肥黒Dが がなりたてる声が聞こえてきた。

   「うおっ 牧!・・・めー音デケー・・・・・・・・・ 」
   「・・・? ・・・・・・の声・・・テメーの仕業・・・・・・? いや知らな・・・って・・・」
   「・・・・・・・・・」

      ガチャガチャ

いまの音はどうやら、肥黒Dが施錠をしたらしい。

>そういや『錏葉』が聞いた声は自分は聞き取れたのだろうか?
柏葉にも、さっきの声(>>102)は『聞こえた』。



>>104(高泉)
>>105(ナツ)
>『ランドリーカート』か『メディカルカート』―――自分と高泉がかがんで身を隠せるほどの大きさで、キャスターがついていて子供の力でも押して動かせそうな物があるか探したい。

ガラス越しの真正面に、期待通りの『ランドリーカート』が2台ちょうどあったのを見つけた。
その様子を高泉のカメラがとらえる。
ナースステーションをまじまじと見つめ探す少女、その左右にのびる、吸い込まれそうな廊下の漆黒。



      カツ・・      カツ・・


――『音』だ。
静寂に慣れてきた2人の耳が『音』をひろった。


誰か近づいてきている。
ナースステーションを正面にして、右手側の廊下から誰かが近づいてきている。

        ┏━‐┳━‐┳━‐┳‐━━━━┳━━━━━┳━━━
        ┃..ベッド専用ELV┃.         ┃          ┃
        ┃.   ┃.   ┃.   ┃. デイル-ム ┃   2101   ┃  2102
        ┣‐  ┻‐  ┻‐  ┫.         ┃          ┃
        ┃          ┃TEL .     ┃          ┃
        ┃                        ┣━  ━━━┻━  ━
        ┣━━━━━━‐┫
        ┣━‐┳━‐┳━‐┫    ,、‐―┸――――  ┏━━━
        ┃   E L V   ┃.   ..i'
        ┣‐  ┻‐  ┻‐  ┛.   |      [台]┏━━┳━━━
        ┃       高     ナツ| ナ-ス   [台]┃////┃AED♡
        ┣‐  ┳‐  ┳‐  ┓.   | ステ-ション  ┗━━┻━━━
        ┃   E L V   ┃    !、.                 
        ┣━‐╋━‐┻━‐┛     `   ――――――━┛  ┗
        ┃                                ←?
        ┣━┳  ┏━━┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳
        ┣━┫  ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
        ┃ELV..... | 三|三.|    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
        ┣━┫..  | 三|三.|..2108┃2110┃2111┃2112┃2113┃
        ┃//┃        ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
        ┃//┗━┻━━┫    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
        ┗━━━━━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻

108錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/02/23(木) 00:57:54
>>107
「・・・・・・・」

肩を震わせて笑いを堪えているシグマの図。

「ビビッタナー」

「イイ反応ダヨナー」「サスガダヨナー」

小声で、柏葉に話しかける。
してやったりというドヤ顔だ。

「デ、さッキ聞コエタケドよォ〜。コノ階ニハ何も無イ、ッテ」
「マワル意味ガナサソーダケド、ドースル? 一応ミて回ッテミルカ?」

監視カメラはあれだけかな。
いや、この階にも、他にもいくつかあると考えていいだろう。

「…俺ラモ『ビクビクシナガラ』歩イテリャヨォォ〜。
 『信憑性』アルヨナ。アイツラ更ニビビるンジャネーカナ。面白イヨナ」

必要以上に身をすくめ、キョロキョロ周りを見回すジェスチャー。
こんなふうに歩けばいいんじゃないかという提案だ。この男…
わりと人をからかうのがすきらしい。

109柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/02/23(木) 01:23:30
>>107
「人をナメるなら、己もナメられる可能性が有る。
 自業自得たあこの事、なれど」

『錏葉』が晴らしているが、こっちも何だかムカっ腹という気分だ。
そのうち何かしようか、程度の考えだろう。

>>108
「何も無いなら、回ってもな。
 鍵をコジ開けてご対面、なんて面子潰しも面白いだろうが」

    ギャンッ

『ハード・ターゲット』を発現しながら『階段』方向へ歩いていく。

「……どうせなら、『銃声』も混ぜて。
 ソレでびびった風にして上へ行くか?
 何も無いって分かってるのを見て歩くのも面倒臭いしな」

110日向ナツ『ニンジャマン』:2012/02/23(木) 02:08:45
>>107

>>93で出していた『ニンジャマン』をいったん解除しておく。

(……あった!)

(あれを、ろうかへだすには……むこうがわから、まわらないと、だめかー……)

『ランドリーカート』とその位置を確認し、

「あの……おねーさんの、『すたんど』って、『なぐりあい』とか、できますかー?」

小声でそう高泉に尋ねた直後、『足音』に気づく。

(! ……きたきた)

「えっと……なんか『あしおと』みたいなのか、きこえました。
 ……こっちのほうから、みたいです」

高泉のカメラに向かい言った後で、ナースステーションのガラスに沿って右手側の廊下へと歩く。

   サッ

角を曲がったところで、ドラマの刑事が拳銃を構えるように、すばやく懐中電灯を廊下の奥、『足音』の方へ向けたい。

111高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/02/23(木) 21:30:41
>>107(GMさま)

>      カツ・・      カツ・・


>――『音』だ。
>静寂に慣れてきた2人の耳が『音』をひろった。



これは…………足音。
先客がこちらに気付いたという事なのでしょう。

おどかすために近づいてくるのでしょうか?
撮影を優先すべきが考え物でございます。

わたくし自身はカメラを構えたまま、そっとガラス戸の方へいざり寄ります。
『ナスティ・アイドル』は前方に出しておくといたしましょう。

>>110(ナツさま)

>「あの……おねーさんの、『すたんど』って、『なぐりあい』とか、できますかー?」

  「ええ」 「わたくしは殴り合いのケンカはしたことはございませんが……」
    「『ナスティ・アイドル』ならば、難しくはないかもしれません」

とはいえ、闘うという事は年季が必要と聞きました。
そもそも戦う必要があるか判りませんが、ナツさまに続くといたしましょう。


ナツさまに続いて、右手側の廊下へ出てしまいます。
どうやらナツさまのスタンドは、いわゆる『ステゴロ』には不向きなのだと考えます。

いつでも前へ飛び出せるよう、その心構えはしておきましょう。

112苦痛の極限地帯:2012/02/23(木) 22:30:36
>>108(錏場)
>>109(柏葉)
二人相談しあう。柏葉はひと足先に階段前まで戻る。



>>110(ナツ)
>>111(高泉)
二人して右手側の廊下にとびだし、ライトで照らす。


   ノオオンンンン


『兵隊』だ。

  ム
   オ
  オ
 ォ
  オ
           ,! _    |    i
        ー''才"     !     !
      ゴ ''´ i オ   ワ オ ウ

反対側の階段近くから 歩いてくる。
カメラに映る 緑の迷彩服、赤のベレー帽、ガスマスク、小銃・・・ 『さまよう兵隊』・・・。


  ム オ ォ ォ          ア ァ ァ


ちゃき、と小銃を高泉達に構えてきた。

113錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/02/23(木) 22:36:57
>>109

「…思うニ」

「『恐怖』ッテノハ、基本的ニ『ワケワカラン』モんダト思ウ」 「アイツラ『テレビ』ノ仕事やッテンダロ。ジャア『銃声』ナンカヨク聞イテンジャアネーカ」
「ドラマとカ」

『スタンド』を出す『柏葉』。
何をどうして『銃声』を出すのかはまだわからないが…

「『銃』は『危険』ダガ、『ワケガワカラン』もノジャアナイ。ソレニ、アレだ」
「『銃声』ナンカ、『逃げろ!』ッテ気分ニナルンジャアネーカ? ソレダト面白クネェ〜ゼ」

『銃声』には反対だ。
同じ音なら、もっと『わけのわからない』、だが今すぐ危険がどうこうってわけじゃあない、そういう音が良い。
『不可解だが、番組的にオモシロイ』と連中が思うような…
そういう音なら良いが。

「マ、こノ階ニハ目ボシイモンは無イラシイシ、行クカ」

階段を登り始める。

114日向ナツ『ニンジャマン』:2012/02/24(金) 22:25:56
>>112
(やーっと、それっぽいのがでてきたねー)

『兵隊』の動き、行進するようなきびきびした足運びなのか、映画のゾンビのようなのっそりした動作なのかを見て、

「………っとぉ!」

あわてて身を低くし、高泉を押し戻しつつ曲がり角の陰に戻る。
まさかとは思うが、『銃口』を突き付けられた時の反応としては自然だろう。
BB弾の類だとしても、当たったら痛いことには変わりない。
足音を聞き、相手がこちらへ向かってくるか、距離がどのくらいかを耳で探る。

115柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/02/24(金) 22:26:44
>>112-113
「『恐怖』の矜恃って奴と……」

口元に手を当て、うんうんと頷く。
確かに、そういう考えも有るには有る。

「ジャパニーズホラーのような、『じっとりとした恐怖』が望みという事な」

  ───オオオッ

『ハード・ターゲット』がまるで大陸風の格闘技の如く、流れる動作で気血を巡らすような動きを取る。

「俺は目の前に迫った死神の鎌、飲み込む気圏、当てられた刃物に銃。
 そんな恐怖が好きではあるが」

  グオッ

そして、『ハード・ターゲット』の足を上げさせる。

   ────  ズ ン ッ

威力は人並みなれど、その技巧は卓越した『武術の粋』。
『銃拳道』という武を極めた『ハード・ターゲット』による。

派手に音を響かせる『震脚』。破ス精CCB
先程の『シグマ』の咆哮に気配を付け足し、
スタッフが『正体不明の獣の姿』でも勝手に連想するといいな。

「こんな物で良いか?
 さて、怯えたように逃げるとするか」

自分も階段を上ろう。

116高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/02/25(土) 22:07:19
>>112(GMさま)
小銃。軍人。幽霊? ――構えた――こちらに向けて――動く――どこへ――足!


   ダムッ!

                  シュバアゥッ!!


銃――危険! 危険! 危険! ――回避――ナツさまッ!


  「どこでもよろしゅうございますッ」 「狙うのは上体ッ!」
              「ああ…… 伏せてくださいませッ!」

(※行動概要:前方のナツを追い越すようにして、軍人に向けてスライディング。
         その状態からスタンドを飛ばし、同様の態勢のまま足を蹴る。破ス精CAC
         下段に向けて狙い撃つことが想起されたので、ナツへ補助を要請。
         意図が通じれば、上段に向けての投擲攻撃が行われるはず。
         下と上で同時に攻撃すれば、どちらを対応するにせよ、銃撃の精度は下がる。)

117苦痛の極限地帯:2012/02/25(土) 22:21:17
>>116(高泉)
描写が不足してすまなかったが、>>112時点での互いの位置関係は以下の通り。
見たところ 病室10部屋ぶんよりも先に『さまよう軍人』がいるが、>>116のレスは訂正しない?

        ┃   E L V   ┃    !、.                          ┃  ┃//////┃  . ‐━┫    ┃////┣━  ┃    ┃////┃ELV.┃
        ┣━‐╋━‐┻━‐┛  高 `   ――――――━┛  ┗━  ┗━┻  ┗━━━┛  ━━┻  ━┻━━┻━━┛    ┗━━┻━━┫
        ┃            ナツ                                                      兵                  ┃
        ┣━┳  ┏━━┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┫
        ┣━┫  ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
        ┃ELV..... | 三|三.|    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
        ┣━┫..  | 三|三.|..2108┃2110┃2111┃2112┃2113┃2115┃2116┃2117┃2118┃2120┃2121┃2122┃2123┃2125┃2126┃2127┃
        ┃//┃        ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
        ┃//┗━┻━━┫    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
        ┗━━━━━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┛

118高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/02/25(土) 22:52:28
>>117(GMさま)

  *おおっと*

これは大変なミスでございました。
訂正をさせていただきましょう。


>>112(GMさま・訂正レス)


         『ガガッ シ』


 「ナツさまッ! 頭を低くッ!」  「ライトを消してくださいませッ」


『ナスティ・アイドル』の手でナツさまの襟を掴んで、引き留めましょう。
わたくし自身も頭を下げて、中腰の態勢で後ずさるといたします。

アレが本物かは判別がつきませんが……『エアガン』かもしれません。
そうなれば当たれば痛いことは予想がつきます。いずれにせよ『銃は恐い』モノでございます。

背後へと振り返り、後方からは何物も来てないかを確認いたします。



  「むむ……この状況」 「危険でございますね」
    「しかし 背後に回ることが出来れば…… あるいは」

119苦痛の極限地帯:2012/02/25(土) 23:42:28
>>114(ナツ)
>>116(高泉)

  シバ!    タッシイイー―


廊下から身を退く2人。
背後にいやな予感がした高泉は、カメラと揃って振り返る。こちらからは誰も迫ってきていない。

        ┏━‐┳━‐┳━‐┳‐━━━━┳━━━━━┳━━━
        ┃..ベッド専用ELV┃.         ┃          ┃
        ┃.   ┃.   ┃.   ┃. デイル-ム ┃   2101   ┃  2102
        ┣‐  ┻‐  ┻‐  ┫.         ┃          ┃
        ┃          ┃TEL .     ┃          ┃
        ┃                        ┣━  ━━━┻━  ━
        ┣━━━━━━‐┫
        ┣━‐┳━‐┳━‐┫    ,、‐―┸――――  ┏━━━
        ┃   E L V   ┃.   ..i'
        ┣‐  ┻‐  ┻‐  ┛.   |      [台]┏━━┳━━━
        ┃                  | ナ-ス   [台]┃////┃AED♡
        ┣‐  ┳‐  ┳‐  ┓.   | ステ-ション  ┗━━┻━━━
        ┃   E L V   ┃高ナツ、                       ┃  ┃//////┃  . ‐━┫    ┃////┣━  ┃    ┃////┃ELV.┃
        ┣━‐╋━‐┻━‐┛     `   ――――――━┛  ┗━  ┗━┻  ┗━━━┛  ━━┻  ━┻━━┻━━┛    ┗━━┻━━┫
        ┃                                                                兵                  ┃
        ┣━┳  ┏━━┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┫
        ┣━┫  ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
        ┃ELV..... | 三|三.|    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
        ┣━┫..  | 三|三.|..2108┃2110┃2111┃2112┃2113┃2115┃2116┃2117┃2118┃2120┃2121┃2122┃2123┃2125┃2126┃2127┃
        ┃//┃        ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
        ┃//┗━┻━━┫    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
        ┗━━━━━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┛

>『兵隊』の動き、行進するようなきびきびした足運びなのか、映画のゾンビのようなのっそりした動作なのかを見て、
>足音を聞き、相手がこちらへ向かってくるか、距離がどのくらいかを耳で探る。

『兵隊』は向こうのカドを曲がったばかりだったが、足取りはけっして のっそりした感じではなかった。
ゆっくりであったが、慎重に一歩一歩を踏みしめているという感じだった。
そして今は、足音をたてるのを止めている。


  ハァー  ハァー

耳鳴りがしそうなほどの静寂のなか、『兵隊』の息遣いがかすかに聞こえてくる。


  「俺は」 「君たちを信用したい」


『男』の声だ。


  「だが疑わしければ射殺する正当性が俺にはある」


     ハァー  ハァー


         チャキ


  「そこから出てきてくれ」 「2人か?」


  「両手を見える状態にして出て、それから背中をむけてうつ伏せに寝てくれ」



>>113(錏場)
>>115(柏葉)

   _、ァ ,ili      ,へ
,i|i='ー"i|! ||! ,il   ぐ  `>  、-ッ
   ,i|〔、      `'〆 、-'"/
  ,、i|l;!'^、>       ,、-'",、-"
  `'i!'         |_,、-'



     「・・・・・・・・・・・・ッ!?」

『ハード・ターゲット』の足踏みが 廊下によく響く。肥黒Dが無言の反応をする。
すこしスカッとしたところで上階へ。

120苦痛の極限地帯:2012/02/25(土) 23:42:59

                   地下1階/防災センター
       牧 篤造       初日/ 1時08分05秒

.

121苦痛の極限地帯:2012/02/25(土) 23:43:42
肥黒DはAD牧に対して、
正体不明の「声と音」について しつこく犯人呼ばわりしていた。


 「悪いスけど全く知らないスよ わかんねッスよ 人うたがってイラつく癖は反対スよ
  そういう肥黒Dのほうこそ、デマカセ言ってビビらせよーって気じゃないスよね?
  そーゆーのよくないッスよ。両方とも一人きりなのにビビらせあうとか、よくないッスよ」


     { ちげーよ! ッチ・・・いいよ いいよ いいよ。
      そういう事にしといてやるよ。
      この話はオシマイ!はい!オーシマイ! }


 「そうスね。お互い嘘は言ってないてコトでここはオシマイで。
  どっちもシロ。ただの疲れっていうかストレスで、耳がありえねーツマんない幻聴ひろったってオチで。
  まーでも期待通りでもあるっていうか、マジで怪奇現象なら 視聴率もスポンサー料もイタダキじゃないスか?」

     {・・・・・・・・・}
     {ッは、そうね。そうだね。あーまぁもういいや}


両方とも苛立ちはしたが、ここはAD牧。自分のキャラで鎮火活動をする。
この二人、お互いの性格が 奇妙にかみ合っており、だからこそ一緒に仕事を続けられているのだ。


 「とりあえずなんか別の話題にしませんスか」
 「なんか面白い話題、どぞッス」

         ・ ・
     {俺がふるのかよ}
     {・・・ッチ じゃあーあれだ、アレ}


     { 『恐怖』って、何だと思う? }


 「え、この話題つづくんスか」

                  ・ ・
     {オメーが俺に話題ふれっつったんだろーがよ}


 「それもそっスね」「じゃあどうぞッス」


     {よーしじゃあ答えろよ。『恐怖』って何だ? }


 「え、そりゃあアレッすよ。
  本能的にこういうシチュエーション嫌だな〜っていうやつっていうか、
  メリーさんの「いまアナタの後ろにいるのォー」とか、
  車運転してたら足元から白い手がニュ〜ッって出てくるとか」


     { 違うな。本当に恐ろしいのはそんなんじゃあない }
     { そいつらはただの死人だ。生きた人間の方が恐ろしい }


 「へぇ。そりゃまたなんでッスか?」


     { 夜の墓場にいこうが廃病院にいこうが、たかが『死人』の霊魂なんてのは襲ってはこない }
     { だが『生きた人間』はそうじゃあない。もっと恐ろしい }


       ・ ・ ・ ・ ・  ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
     { 『生きた人間』は、だましてくるからな }

122苦痛の極限地帯:2012/02/25(土) 23:44:22

       柏葉 鉄心            地下2階/非常階段
       錏葉 九郎              初日/ 1時08分08秒

.

123苦痛の極限地帯:2012/02/25(土) 23:44:53
>>113,>>115(錏場&柏葉・続き)
地下2階に着いた。目の前に見取り図が掲げてある。

124苦痛の極限地帯:2012/02/25(土) 23:45:35
■地下2階
                                                                                 _____
                                                                            _,、-'" ̄        ̄"'-、,_
                                                                          ,-'"                "'-、
                                                                         /                     \
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                                                                       ,i            ___           i、
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                                                                      ┃          |                .|          |
                                                                      ┃          |                .|          |
                                                                      ┃          ...i,                 ,i           .!
                                                                      ┃            \            /            !
                                                                      ┃              `-、,       ,、-´          ,i′
                                                                      ┃                  ̄ ̄ ̄               ,イ
                                                                      ┃                             ,i'┃
                                                                ┏━━┛                             / ┃
                                                                ┃                               ,、-"   ┃
                                                                ┃                          _,、-'"       .┃
                                                                ┃                    ┏━''"~           ┃

125苦痛の極限地帯:2012/02/25(土) 23:46:24
                                                                ┃                    ┃ ギャベジ室     .┃
                                                                ┃                    ┃ ホルマリンタンク室    ┃
                                                                ┃                    ┃ ガスガバナー室     ┃
┏━━━┳━━━┳━━‐┳‐━┳━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━━┓                    ┗┳━━━━━━━┫
┃      ┃      ┃.     ┃.   ┃     調乳室       ┃                                ┃                ┃              ┃
┃      ┃      ┃. 機械┃.   ┃                                                    ┃                                ┃
┃      ┃      ┃. 室-2┃.   ┣  ━━━━━━━━┓                                ┃                ┃              ┃
┃      ┃      ┃                        ┃                                ┣━━┳    ┳━━━━━┫              ┃
┃備蓄  ┃      ┃.     ┃.   ┃                  ┃                                ┃米庫┃    ┃          ┃              ┃
┃倉庫  ┣━‐┳‐┻┳━‐┫.   ┃                  ┃                                ┣    ┫    ┃ 機械室-4 ┃  RI 処理室   ┃
┃      ┃..ベッド専用ELV┃.   ┃                  ┃             調理室                   ┃    ┃    ┃          ┃              ┃
┃      ┃.   ┃.   ┃.   ┃.   ┃   食器洗浄室     ┃                                ┃炊飯┃    ┃          ┃              ┃
┃      ┣‐  ┻‐  ┻‐  ┫.   ┃                  ┃             【栄養部】                 ┃    ┃    ┃    ┏━━┫              ┃
┣━━  ┫          ┃.   ┃                  ┃                                      ┃    ┃    ┃////┃              ┃
┃                    ┃                  ┃                                ┏━━┻━━┫    ┃    ┃////┃              ┃
┃  ┃  ┣━━━━━━‐┫                    ┃                                パーシャル庫┃          ┃////┃              ┃
┃  ┃  ┣━‐┳━‐┳━‐┫.   ┣━━━━━━━  ━┛                                ┣━━━━━┫    ┣┯┯┿━━╋━━━━━━━┛
┃  ┃  ┃   E L V   ┃.                                                         ┃    ┃┝┿┿、  .┃
┃物┃  ┣‐  ┻‐  ┻‐  ┛.   ┣━━━━━━┳━━┳━━┳━━━━━━━━━┓            ┃          ┃    ┣┷┷┷┷  ┫
┃品┃  ┃                  ┃            ┃////┃    ┃//////////////////┃                低温室  ┃                ┃

126苦痛の極限地帯:2012/02/25(土) 23:46:55
┃庫┃  ┣‐  ┳‐  ┳‐  ┓.   ┃            ┗━━┛    ┃////┏━━━┓////┣━━━┓    ┃  冷蔵室  ┃    ┣━━┳  ━┫
┃  ┃  ┃   E L V   ┃.   ┃                        ┃////┃ワゴン ┃////┃      ┃    ┃  冷凍室  ┃    ┃////┃ELV.┃
┃  ┃  ┗━‐┻━‐┻━‐┛.   ┃                        ┗━━┛洗浄室┣━━┛      ┗┳  ┫          ┃    ┣━━┻━━┫
┃            ▲現在位置                                            ┃  栄養事務室  ┃              ┃    ┃          ┃
┣━━  ┳━┓  ┳━━┓    ┃                                      ┃                  ┣  ━━━━┫       機械室-3 ┃
┃      ┣━┫        ┃    ┃           搬送ホール               ┣━  ━━━━━┫  ┃  食品庫  ┃    ┃          ┃
┃スタッフ....┃ELV..... | 三|三.|    ┃                                      ┃ カンファレンス室   . ┃          ┃    ┣━━━━━┫
┃室    ┣━┫..  | 三|三.|    ┃                                                      ┃  ┣━━━━━┫    ┃          ┃
┃      ┃//┃  ┃    ┃    ┣━━━━━━━━━━━━━━┳━━┓  ┣━━━━━━━┫              ┃       霊安室   ┃
┣━━━╋━┻┳┻━━┫    ||受付         作業室       ┃管理┃  ┃                  ┣━━━━━┫    ┃          ┃
┃      ┃機械┃臨床栄養    ┃                            ┃室  ┃  ┃ 女子休憩室   ┃  ┃男子休憩室┃    ┣━━━━━┫
┃      ┃室-1┃研究室      ┃          【臨床工学部】            ┃  ┃              ┃              ┃    ┃ 男WC   .┃
┃      ┗━━┻━━━┫    ┗━━━━━━━━  ━━━━━━━  ┻  ┻━━━━━━━┻  ━━━━━━┛    ┃ 女WC   .┃
┃  CE機器格納庫                                                                       シャワー室┃
┃                    ┃                                                                ┃          ┃
┗━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━┛

127柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/02/26(日) 23:37:28
>>119-126
「一層上がって来た訳だが、
 ここには有るのか?」

「しかし……」

見取り図に目を向け、感想を漏らす。
これまた趣味の良い部屋が揃っている訳ではなさそうだ。

「霊安室にホルマリンタンクが有るのは分かる。
 病院だったら当たり前だろうからな」

「だが」

「なんで調理室が同じ階層に入ってるんだよ…………!」

細かい事は気にしても仕方無いが、少々色々言ってしまう。
まあ、順路を考えておこう。

「今度はどうする?
 向こうもテレビ受けしそうな所に置いてるだろうし、
 『それっぽい』霊安室にでも行ってみるか?」

128日向ナツ『ニンジャマン』:2012/02/27(月) 02:09:35
>>119
高泉の言葉に従い、すぐに懐中電灯のスイッチを切る。

足音に息遣い――人間であることは間違いないだろう。
しかし……言っている意味がよくわからない。
『やらせドッキリ』の『仕掛人』の言うことにしては、まるで理屈にかなっていない。
背中を向けてうつ伏せになれ? それではカメラが使えないではないか。
それに……『射殺の正当性』?


「えー、やですよー……きょう、『すかーと』はいてるしー」

「ってゆーか……ここ、『あなたのびょういん』なんですかー?
 『いんちょーせんせい』が、『さばいばるげーむ』とか…ひじょーしきだと、おもうんですけどー」

わざと大きな声を出し、高泉が動いた場合にその足音を聞かれないようにしつつ、
『兵隊』から見えないように『ニンジャマン』を再び発現。

     ヒュン

『十字手裏剣』一発を、通路を挟んだ向かい側の『2108病室』のドアに向け、ゆるい速度で放物線を描くように投擲。
これに反応し撃ってくれば、相手には『スタンドが見えている』ことになり、
『弾丸』が手裏剣に当たって火花を散らせば、スタンドに干渉できる武器であると判る。

129錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/02/27(月) 21:24:04
>>119-126
>>127
「(割と細けーんだな)」

霊安室と調理室が同じ階にあって、「だからどーした」って感じの錏葉九郎。

ボソ

「フム。ダガ確カに、『霊安室』ハ『ソレっポイ』ナ。イイ線イッテルゼ」

小声で賛成。

  キョロ

周りを見渡し、さきほどのような『監視カメラ』を探す。
別に壊そうと思ってるわけじゃない。

「おイ」

「『サッキノ妙ナ音も気ニナルシ、サッサト済マセてサッサト帰ローゼ……』」

今度は、声を高めに。
『さっさと済ませ』たいのは本心だ。音に関するウソを、本心で覆って隠す。
何せ相手はその道のプロ、適当に怖がってる演技なんかスグに見破るだろう。
見破られてどうこうってわけじゃあないが、なんとなくそう思う程度には楽しんでいるという意味だ。

「シカシ、こノ『雰囲気』。マジニ『死体』ノヒトつモ転ガッテソーダヨナ」

暗闇の病院。その独特の気配だ。
とにかく『柏葉』に先導し、『霊安室』へ向かおう。カメラを持ってるのは彼だからな。

130高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/02/29(水) 22:37:38
>>119(GMさま)
これは、この状況は――

  「安物のホラーというには……」
  「『迫真』でございますね。ドキドキいたします」

しかし、銃。されど、銃。
一方的な射撃を許す距離と位置関係でございます。


  「(ナツさま)」
  「(わたくしは、裏手から背後に回れぬか試してみます)」
  「(可能ならば陽動をお願いしたく。気を付けてくださいませ)」


身を低く、低く、カウンターに隠れるぐらいまでに低くいたします。
そして、ナースステーションを越して兵士へと回り込む位置まで移動いたします。

歩く際は踵をゆっくりと落としてから爪先をつけるようにして、足音を殺すといたしましょう。

131苦痛の極限地帯:2012/03/01(木) 01:29:16
>>127(柏葉)
>>129(錏場)

 フゥーム

思案して相談する柏葉。


    すっ

錏場は、ひと足だけ先へ進む。
地図の下端、『霊安室』へ向かう廊下に『監視カメラ』は2つ。
道の両端、曲がりカドに半円状のカメラがあった。
向こうのカドを左に入ってスグに『霊安室』があるのだろう。


>>128(ナツ)

  カツン

『十字手裏剣』を投擲したが、反応はしてこなかった。

 「何を言っているのかわからない・・・」
 「要求に応じられない場合は一般人ではないと判断する」

    ハァー  ハァー

 「悪く思うなよ」

『兵隊』の呼吸が聞こえなくなった。警戒を強め、気配を殺してきた。

132苦痛の極限地帯:2012/03/01(木) 01:29:47
>>130(高泉)

 「何を言っているのかわからない・・・」
 「要求に応じられない場合は一般人ではないと判断する」
 「悪く思うなよ」

ナツと『兵隊』の会話中に 密かに移動する。無意識にすり足をとっていた。

┏━‐┳━‐┳━‐┳‐━━━━┳━━━━━┳━━━━━┳━━━━━┳━━━━━┳━━━━━┳━━━━━━━━━━━┓
┃..ベッド専用ELV┃.         ┃          ┃          ┃          ┃          ┃          ┃                      ┃
┃.   ┃.   ┃.   ┃. デイル-ム ┃   2101   ┃   2102   ┃   2103   ┃   2105   ┃   2106   ┃         2107         ┃
┣‐  ┻‐  ┻‐  ┫.         ┃          ┃          ┃          ┃          ┃          ┃                      ┃
┃          ┃TEL .     ┃          ┃          ┃          ┃          ┃          ┃                      ┃
┃                        ┣━  ━━━┻━  ━━━┻━  ━━━┻━  ━━━┻━  ━━━╋━━━━━┳    ━━━┫
┣━━━━━━‐┫                           高                                           ┃
┣━‐┳━‐┳━‐┫    ,、‐―┸――――  ┏━━━━━┳━━━  ━┳━┓  ━━┳  ━┳━━┫          ┣━┯┯┯┯┫
┃   E L V   ┃.   ..i'                                         WC┃    ┃////┃          ┃   `'┿┿┥┃
┣‐  ┻‐  ┻‐  ┛.   |          ┏━━┳━━━┳━╋━━━━━━━┫  ┗━╋━━┫////┣━━┳    ┫  ━┷┷┷┫
┃                  |ナ-ス     .┃////┃AED♡. ┃  ┣━┓//////////┃  喫煙┃    ┃////┣━  ┣                ┃
┣‐  ┳‐  ┳‐  ┓.   |ステ-ション   ┗━━┻━━━┫━┫  ┣━┓//////┃ . コ-ナ-┃    ┃////┃          ┣━━┳  ━┫
┃   E L V   ┃  ナツ、                       ┃  ┃//////┃  . ‐━┫    ┃////┣━  ┃兵  ┃////┃ELV.┃
┣━‐╋━‐┻━‐┛     `   ――――――━┛  ┗━  ┗━┻  ┗━━━┛  ━━┻  ━┻━━┻━━┛    ┗━━┻━━┫
┃                                                                                    ┃
┣━┳  ┏━━┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┫
┣━┫  ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
┃ELV..... | 三|三.|    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
┣━┫..  | 三|三.|..2108┃2110┃2111┃2112┃2113┃2115┃2116┃2117┃2118┃2120┃2121┃2122┃2123┃2125┃2126┃2127┃
┃//┃        ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
┃//┗━┻━━┫    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
┗━━━━━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┛


『兵隊』の声が高泉に微かに聞こえる・・・。どうやら無線を使っているようだ。

 「2名を確認。素性は不明」
 「60秒内で非戦闘要員と特定できなかった場合は交戦する」
 「責任は俺がとる。その際は応援を頼む・・・一斉に突入してきてくれ」

133日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/02(金) 01:24:26
>>131
(『みえてない』……のかな? それとも……)

「きをつけてね…おねーさん」

『アイツ』一人とは限らない――『仕掛人』ならば、少なくともカメラマンを連れているだろうし、それなら暗視カメラの類も持っている可能性がある。
陽動するには、『慎重に、かつ派手に』暴れなければならない。

「もー、わかったわかったー!
 いま、でてくよー!
 そのまえに、『もってるもの』、ここにおくねー。
 『ぶき』だとおもって、うたれたら、かなわないからー」

屈んで、腕だけを通路のほうへ伸ばし、
懐中電灯と腕につけていたカメラを、『兵隊』から見えるであろう位置の床の上に、壊れないようそっと置く。
その間、周囲に『非常ベル』があるか目で探し、
もしあれば、スイッチの隣にある『赤ランプ』が点灯しているかどうか確かめたい。

134錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/02(金) 01:38:44
>>131
「…『カメラ』は『二ツ』」

視認できる程度の明るさはある。
物陰から何か飛び出してくるとか、そういうことがあっても、対処可能だ。

「ヘ」

キョロ

周囲に気を配りつつ、前進。かわらず『霊安室』を目指す。

「オイ、チャントツイテこイヨナ…」

一声、『柏葉』にかけるのも忘れず。

135柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/02(金) 03:13:01
>>131
「カメラの配置も考えれば順路は分かりそうな物と」

一応与えられた仕事だ仕事。
先を行く『錏葉』を手元のカメラで映しつつ、付いていく。

「しかし、両手が塞がると妙に不安だ。
 何か杖でも何でも持ってた方が落ち着くような気がしてならねえ。
 調理室にでも行けば何か有るか?」

と、少し大きめの独り言だ。
周囲を見渡しながら進もう。

136高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/02(金) 22:42:08
>>132(GMさま)
足音を殺して近づいてゆきますが、気付かれてはいないようですね。
通り過ぎる病室のドアが開いていないか確認いたします。

  (伏兵を置く) (そういう事もあり得ますからね)


> 「2名を確認。素性は不明」
> 「60秒内で非戦闘要員と特定できなかった場合は交戦する」
> 「責任は俺がとる。その際は応援を頼む・・・一斉に突入してきてくれ」


                      『 ・ ・ ・ ・ ピ ク 』

この声は、無線で連絡を取っているということですか。
『他の兵』はやはり居るようです。ならば、六十秒以内に決着をつける必要がございます。

更に近づいて、『2106号室』の手前、角のあたりで身を潜めましょう。

137苦痛の極限地帯:2012/03/03(土) 00:26:42
>>134(錏場)
>>135(柏葉)

  カツーン  カツーン


とても静かだ。
地下3階は機械が稼働していたが、ここは無音だ。無音すぎて、2人はきぃんと耳鳴りがしてきた。



    カツーン  カツーン

殺風景な廊下を 柏葉のカメラにとらえる。なにも異常は見られない。

これが怪奇特集番組ならば、悪霊みたいなのが出てくる「数秒間だけ」が編集して見せられるが、
それと比べて 今のカメラ越しの映像は、「いつ、何が出るのか出ないのかがわからない映像」だ。
カメラを撮っていると、無意識に画面全体に集中する。
幽霊が出るわけないと心に思っていようが、これは思ったよりも精神力を使う。目が疲れる。


    カツーン

『霊安室』前に着いた。
室内には 遺体を収納するらしい 大きめの鉄製引き出しが並んでいる。
その部屋の中央に、小奇麗な『骨壺』がちょこんと置いてあった。



>>133(ナツ)

  ガチャ  ガチャ

カメラと懐中電灯を床に置く。

 「・・・・・・よし」
 「ゆっくり、両手を見せたまま前に出てきてくれ」


『非常ベル』を探す。
今のナツから見て、ほぼ背後の廊下に非常ベルのハコが設置されていた。
ランプは点いているが、ナツが手足をのばした程度では届かないぐらい離れている。



>>136(高泉)
深い闇の中、そっと進む。
小魚も寄りつかないゲドゲドの深海に潜っていくような心境だ。

完全な暗闇は『黒色』ではない。
ニンゲンの目の構造がそうさせるのか、黒色に砂利のような細かいツブが散っているように『見える』。
病院内は その『深い深い闇』が支配する世界だ。
非常灯が辛うじて―― とても微かな灯りになっているが、ここで「光無し」では5メートル先の正面にバケモノが立っていても気付けなさそうだ。

  ス    スス・・

高泉の目が ちょっとずつ暗闇に慣れてきた気がする。
わずかに「2106号室」の表札がみえた。どの病室も、戸が閉まってはいなかったようだ。

  「・・・・・・よし」
  「ゆっくり、両手を見せたまま前に出てきてくれ」

『兵隊』の声から、おおよその位置が分かった。廊下の曲がり角のあたりにいる。

138苦痛の極限地帯:2012/03/03(土) 00:27:13
┏━‐┳━‐┳━‐┳‐━━━━┳━━━━━┳━━━━━┳━━━━━┳━━━━━┳━━━━━┳━━━━━━━━━━━┓
┃..ベッド専用ELV┃.         ┃          ┃          ┃          ┃          ┃          ┃                      ┃
┃.   ┃.   ┃.   ┃. デイル-ム ┃   2101   ┃   2102   ┃   2103   ┃   2105   ┃   2106   ┃         2107         ┃
┣‐  ┻‐  ┻‐  ┫.         ┃          ┃          ┃          ┃          ┃          ┃                      ┃
┃          ┃TEL .     ┃          ┃          ┃          ┃          ┃          ┃                      ┃
┃                        ┣━  ━━━┻━  ━━━┻━  ━━━┻━  ━━━┻━  ━━━╋━━━━━┳    ━━━┫
┣━━━━━━‐┫                                                 高                     ┃
┣━‐┳━‐┳━‐┫    ,、‐―┸――――  ┏━━━━━┳━━━  ━┳━┓  ━━┳  ━┳━━┫          ┣━┯┯┯┯┫
┃   E L V    ベル  i'                                         WC┃    ┃////┃          ┃   `'┿┿┥┃
┣‐  ┻‐  ┻‐  ┛.   |          ┏━━┳━━━┳━╋━━━━━━━┫  ┗━╋━━┫////┣━━┳    ┫  ━┷┷┷┫
┃                  |ナ-ス     .┃////┃AED♡. ┃  ┣━┓//////////┃  喫煙┃    ┃////┣━  ┣                ┃
┣‐  ┳‐  ┳‐  ┓.   |ステ-ション   ┗━━┻━━━┫━┫  ┣━┓//////┃ . コ-ナ-┃    ┃////┃          ┣━━┳  ━┫
┃   E L V   ┃  ナツ、                       ┃  ┃//////┃  . ‐━┫    ┃////┣━  ┃    ┃////┃ELV.┃
┣━‐╋━‐┻━‐┛     `   ――――――━┛  ┗━  ┗━┻  ┗━━━┛  ━━┻  ━┻━━┻━━┛兵  ┗━━┻━━┫
┃                                                                                    ┃
┣━┳  ┏━━┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┫
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┃ELV..... | 三|三.|    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
┣━┫..  | 三|三.|..2108┃2110┃2111┃2112┃2113┃2115┃2116┃2117┃2118┃2120┃2121┃2122┃2123┃2125┃2126┃2127┃
┃//┃        ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
┃//┗━┻━━┫    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
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139柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/04(日) 22:59:16
>>137
思った通りの場所。
思った通りの配置、といった所か。

「ビンゴ」

当たりだ。

「霊安室に『骨壺』とは、中々味な事をするようだ。
 これで一つ目、完了という事か?」

しかし、特に演出らしい演出が仕込まれてなかった。
中々不意打ちで来るのは嫌なものなので。

「残り、どの辺りに有ると思う?
 この階に置く、なんて事はしないと思うのだが」

そう言って、ふと思い出す。
二手に別れるなら携帯電話の番号位交換しておくべきだった、と。
報告し合い、という事も出来ないからな。

140錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/04(日) 23:50:02
>>137
「アッタナ」

そっと室内へ。
並ぶ引き出しが、やっぱりどうしても不気味だ。
あからさまにワザとらしい『骨壷』は、怪奇がどうのっていうより明らかに『テレビ的演出』だが…

  ス

手にとって、持っていこう。
『その瞬間』、たとえば引き出しの中に隠れたスタッフが飛び出してくる、とかして
ビックリさせてくるかもしれねいな…なんてことを思いながら。

141日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/05(月) 02:47:22
>>137-138
(おもったより、ちかい……よしッ!)

両手を廊下に向かって伸ばしたままで、
目を斜め後ろの非常ベルに向けて、ゆっくりと立ち上がり………


 「………ケホッ、ケッホコホッ……
  ちょ……なにこれ……『けむり』………!?
  う、うあぁ!? か、 『かじ』だ! 『かじ』だああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


不審者に危害を加えられそうな状況では、『火事だ』と大声で叫ぶ―――
『助けて』では、ヘタレな大人は関わり合いになるのが嫌で聞こえないふりをしたがる。
しかし…『火事』なら、放置すれば自分も危険になるのだから、そうはいかない。
もちろん、ただ叫ぶだけではない。 『特殊効果』付きだ。

     ヒュッ!

本体背後に立たせた『ニンジャマン』の『十字手裏剣』一発を、『非常ベル』のランプの横の『押しボタン』めがけ投擲。パス精DBB
懐中電灯の明かりが無くても、赤ランプの目印のおかげで狙うのは難しくないはずだ。

         プッシュウウウウウウウ

直後、>>128メル欄にて用意させておいた『煙玉』を足元に落とし、
『煙』を放出させて、下の通路の真ん中あたりまで軽く蹴って転がしたい。

142高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/05(月) 21:42:46
>>137(GMさま)

   『 ス  ス  ス  』

暗所というのは、動きなれぬものでございます。
用心しいしい、足元に気を付けて移動を続けます。

                                 『ピタ』


                 「(この位置……)」
                  「(この位置であれば…… 動けますでしょうか)」


曲がり角から更に、身を低めたまま出ていきましょう。
次の角の位置へ出ましたならば、『兵士が見える位置』からタイミングを伺います――――

>>141(ナツさま)

> 「………ケホッ、ケッホコホッ……
>  ちょ……なにこれ……『けむり』………!?
>  う、うあぁ!? か、 『かじ』だ! 『かじ』だああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


ナツさま、仕掛けましたね!
渡りに船とはこの事でございましょう。

クラウチングスタートのように、足を溜めて『兵士』の動きを見ます。
こちらに対しては意識が向いていないはず。背後を向けているのなら飛びつけばいいだけのことでございます。

143苦痛の極限地帯:2012/03/06(火) 00:32:08
>>141(ナツ)

    ジリリリリリリリ

『煙』が一気に噴出し、ナツを覆い隠す。
同時に非常ベルのアラームが鳴り響く。


  「ううっ」

    0
    ヒッカァア

『兵隊』から光が放たれる。
だが光はゆらゆらと揺れ、どこに固定すればいいか わからないようだ。

  「おまえ達 身をひくくしろ!」「はやく逃げろ!」


『兵隊』の声がきこえてくる位置は変わらない。



>>142(高泉)
ナツの叫び、非常ベル音、煙の噴出音が聞こえてきた。
『兵隊』が持参のハンドライトを点けた。そのおかげで『兵隊』の位置がハッキリとわかる。


  「おまえ達 身をひくくしろ!」「はやく逃げろ!」


『兵隊』は片手にハンドライトを持っている。小指側が光源に近くなる持ち方だ。

    ゴゴゴゴ

そしてもう片手は『自動小銃』を構えている。銃口はしっかりとナツの方向にあわせている。
そして中腰を維持した姿勢で、前後左右どこにでも瞬時に移動できるよう構えている。



┏━‐┳━‐┳━‐┳‐━━━━┳━━━━━┳━━━━━┳━━━━━┳━━━━━┳━━━━━┳━━━━━━━━━━━┓
┃..ベッド専用ELV┃.         ┃          ┃          ┃          ┃          ┃          ┃                      ┃
┃.   ┃.   ┃.   ┃. デイル-ム ┃   2101   ┃   2102   ┃   2103   ┃   2105   ┃   2106   ┃         2107         ┃
┣‐  ┻‐  ┻‐  ┫.         ┃          ┃          ┃          ┃          ┃          ┃                      ┃
┃          ┃TEL .     ┃          ┃          ┃          ┃          ┃          ┃                      ┃
┃                        ┣━  ━━━┻━  ━━━┻━  ━━━┻━  ━━━┻━  ━━━╋━━━━━┳    ━━━┫
┣━━━━━━‐┫                                                                        ┃
┣━‐┳━‐┳━‐┫    ,、‐―┸――――  ┏━━━━━┳━━━  ━┳━┓  ━━┳  ━┳━━┫          ┣━┯┯┯┯┫
┃   E L V    ベル  i'                                         WC┃    ┃////┃    高    ┃   `'┿┿┥┃
┣‐  ┻‐  ┻‐  ┛.   |          ┏━━┳━━━┳━╋━━━━━━━┫  ┗━╋━━┫////┣━━┳    ┫  ━┷┷┷┫
┃                  |ナ-ス     .┃////┃AED♡. ┃  ┣━┓//////////┃  喫煙┃    ┃////┣━  ┣                ┃
┣‐  ┳‐  ┳‐  ┓.   |ステ-ション   ┗━━┻━━━┫━┫  ┣━┓//////┃ . コ-ナ-┃    ┃////┃          ┣━━┳  ━┫
┃   E L V   ┃  ナツ、                       ┃  ┃//////┃  . ‐━┫    ┃////┣━  ┃    ┃////┃ELV.┃
┣━‐╋━‐┻━‐┛     `   ――――――━┛  ┗━  ┗━┻  ┗━━━┛  ━━┻  ━┻━━┻━━┛兵  ┗━━┻━━┫
┃                                                                                    ┃
┣━┳  ┏━━┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┫
┣━┫  ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
┃ELV..... | 三|三.|    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
┣━┫..  | 三|三.|..2108┃2110┃2111┃2112┃2113┃2115┃2116┃2117┃2118┃2120┃2121┃2122┃2123┃2125┃2126┃2127┃

144苦痛の極限地帯:2012/03/06(火) 00:32:38
┃//┃        ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
┃//┗━┻━━┫    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
┗━━━━━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┛



>>139(柏葉)
>>140(錏場)
錏場が霊安室に入り、ひょいと『骨壺』をひろい上げる。
このタイミングでドーン!


   シィィ――――――ン

・・・・・・とくるわけじゃあ無かったらしい。
あっけないがその様子を淡々と 柏葉のカメラが撮っていく。







                             タ






                              ス

                               ケ
                             テ


                              ―――『声』が聞こえた。
                              『霊安室』のどこからか じゃあない。
                              スゴく小さな声だった。霊安室を出て、さらに
                              そこの壁の向こうから聞こえた気がする。


                                 コ
                                コ
                                ハ


                                 l|
                                シ リリリリリリリリリ
                                z____ツ

                               急に「非常ベル音」ッ!
                               けたたましい音に『声』がかき消された。

145錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/06(火) 00:54:28
>>144

 ひょい

「……なニモ…」


>                             タ






>                              ス

>                               ケ
>                             テ


「……」

『柏葉』を見る。
何も言ってないよな。
これが『仕込み』だとしたら、わりと凝ってる。
一瞬だがヒヤッとしたぜ。

「フゥ」

>                                 コ
>                                コ
>                                ハ


>                                 l|
>                                シ リリリリリリリリリ
>                                z____ツ




「オォゥッ」

「割ト『緩急』ツケテクルジャアネーカ」

言いながら、ともかく『霊安室』から出て、廊下を見渡したい。

146柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/06(火) 01:02:12
>>144
「何も、起きないみたいだな」

まあ、露骨すぎてもヒかれるという事なんだろう。
向こう側もバラエティ作り慣れてるという事だ……な……

「二回目か」

「流石に『驚愕』に鮮度が欠けるという物よ」

まさか『錏葉』がそんな声出す訳は無し。
さっきのスピーカーの音の仲間だろう。
流石に非常ベル音には背筋が僅かにゾッとしたがね。

「とりあえず、ノックしてもしもし、なんてな」

    ズギャァァアン

 ガンッ ゴンッ!

音源がどちらか分かるなら。
『機械室3』と『シャワー室』のより音に近い方を『ハード・ターゲット』で殴る。破スCC

147高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/06(火) 01:10:26
>>143(GMさま)

  「実によろしゅうございます……」  「この『音』」

 「警戒を促したいから おおきく鳴り響いている……」

          「それってつまり」
                      「多少うるさくしても大丈夫でございますね?」


              『ダンッ』


ごく、短い距離でございます。
その距離を一気に突っ走り、『ナスティ・アイドル』を背後から飛びかからせましょう。

その時は>>118のメールで【剥がし】ておき、>>142で掌につけておいた『ジェリー』を顔面に叩き込みます。
気付かれぬまま背後からなら、後ろから目を塞ぐようにして、振り向いたなら掌打を打ち込むように、でございます。


   (そして、わたくしが剥がした『先入観』は……『銃への恐怖心』)
    (今のわたくしに銃に対する恐れによる精神的動揺はない! と、思っていただきましょう)

叩き込まれた『先入観』は、自分の持っている銃に対する過剰なおそれともなりましょう。
こうすることによって銃を捨てさせて、無力化する所存にございます。

148日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/06(火) 21:30:31
>>143
(『おまえたち』?
 じゅうで、おどしてるあいてに、ふつう、『にげろ』っていわないよね……『なかま』が、いるってこと?)
 
相手のライトの光の動きを見て、その範囲に入らないように北側へ後退。
非常ベルの向かいの曲がり角にさしかかったところで止まり、
『ベッド専用エレベーター』の出口の周辺の床に『撒き菱』を二掴みほど散らしたい。
『他の敵』がこちら側のどこかに潜んでいるとすれば、南側の階段か『ここ』だろう。
ナースステーションのガラスの向こう側にも注意を払っておく。

149苦痛の極限地帯:2012/03/06(火) 23:30:36
>>145(錏場)
>>146(柏葉)
『霊安室』をとびだす『錏場』。ざっと見まわすが誰もいない。


  グオン

廊下で『ハード・ターゲット』を構える柏葉。


      カツッ

柏葉の背後から、微かに音が聞こえた。錏場も聞こえた。
鳴り止まないサイレン音でわかりづらいが、確かに―― 位置的に『食品庫』のあたりから物音がした。



>>148(ナツ)
>非常ベルの向かいの曲がり角にさしかかったところで止まり、
>『ベッド専用エレベーター』の出口の周辺の床に『撒き菱』を二掴みほど散らしたい。

  シバ!   シュタアz

移動、そして『撒き菱』をまいた。
ナツに敵襲はこない。『今は』。


      ジリリリリリリ

非常ベルで接近音は全く分からず、なにより ほぼ真っ暗なため 少し先もろくにわからない。


   ゴ   ゴ  ゴ


     ゴ  ゴ  ゴ


 ゴ ゴ ゴゴゴ

ナツが現在どういう状況におかれているか。


      ゴポ・・

例えば、どこかの海で「ダイビング」をしたとする。
鈍い緑色に汚れきった海で、20〜30メートル程もぐったところで 水面からの光はほぼ無くなる。
腐った藻が 偶然で急に首筋にまとわりついてきたりする。
そこで、深く深く潜って初めて、ここには6メートル越えの「人食いサメ」がいることを知る。
海面上のボートとは連絡がとれない。 例えばそれがナツの状況だ。

  ゴゴゴ

そしてナツは、この階の地図をしっかり記憶している。
エレベーターが複数あるのは知っているが、その全てについて『誰かが居たかどうか』は『確認していない』。病室も・・・。
階段とか、この階に来れるポイントは複数ある。

   フッ

ナツの方向ちかくを照らしていた、『兵隊からの光』が消えた。



>>147(高泉)

  「!!」

     l/    o
    スッ   ハァン/
            ・


高泉の急接近ッ! 反射的に『兵隊』が振り向き・・・『銃をおそれる』『先入観』を掌底! たたき込むッ!

    ガッシャン

     「ッ・・・・!!」
        「!?」 「?」

『兵隊』の腕が 電流がはしったように ぶるっと震え、「自動小銃」が足元にこぼれ落ちた。


   グオオン

掌底に『兵隊』は一瞬だけ身をそらしたが、一瞬で判断をする。
『兵隊』はもう片手にもっていたハンドライトを捨て―― それが床に落ちるよりも早く、
高泉に突っ込んでくる。レスリングのように身をかがめてのタックル。
高泉をつかみかからんとばかりに両手の五指をのばしてくる。
(現在この『瞬間』、互いの距離は1メートルあるかないか程。)

150高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/06(火) 23:43:35
>>149(GMさま)
さすが兵士でございます。この程度の奇襲では動じないのですね。
対してこの高泉切羽。喧嘩は五才の時に幼馴染の汐見君とやったきりでございます。

ですが、しかし。


>   グオオン

>掌底に『兵隊』は一瞬だけ身をそらしたが、一瞬で判断をする。
>『兵隊』はもう片手にもっていたハンドライトを捨て―― それが床に落ちるよりも早く、
>高泉に突っ込んでくる。レスリングのように身をかがめてのタックル。
>高泉をつかみかからんとばかりに両手の五指をのばしてくる。

   「ええいッ」   「女ならやってやれ! でございますッ」

この距離の近さは問題です。
横っ飛びで回避するには近すぎるし、少々狭すぎる気もいたします。

ですから真っ向対抗! 圧倒的な『神速』の生み出す手数任せと参りましょう!
まずは>>118のメール欄で用意しておいた『マグライト』で顔を照らし、目晦ましをいたします。


      『チカアッ!』


    「ええっと」 「………………」

         「ああ、掛け声を決めておくべきでございました!」


         『ドババババババババババババババババババババババババババババババババ
           ババババババババババババババババババババババババババババババババ
          ババババババババババババババババババババババババババババババババッ』

                   ラ ッ シ ュ
怯んだところを全力全開! 『突きの連打』でぶっ飛ばします!(パス精CAC)

151錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/07(水) 20:47:31
>>149
「ネズミ…カ、何カダト思うカ?」

『食品庫』に近づき、扉に手をかけ

「人カナ?」

『前衛』は任せてもらおう。
元々が『サポート』だとか『後詰』には向いてないんだ。

  ギュッ

「オ  ォ   リャ ッ!」


     ゴ  ォ


ドアノブか、それともレバーかしらないが、そいつを捻るなりなんなりしながら
扉ごとブチ抜く『タックル』をカマしてやるぜッ!

152日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/07(水) 22:03:48
>>149
(おねーさん、うまくやってくれたかな)

ライトが消えたのを見て、高泉が敵の背後を突いたと推測する。
つまり、高泉が通ったルートの途中に、別の敵はいないということ。


(『くらやみ』が、こわくて…『しのび』は、つとまらないよ)

『自分から敵が見え、なおかつ敵から見られないよう行動する』――それは、本来『ムシの良すぎる願望』だ。
敵の耳目をふさぐには、『自らの耳目をふさぐ覚悟』が前提として要求される。

   シャリンッ!

『ニンジャマン』に『忍刀』を抜かせ、その柄の頭で非常ベルの赤ランプを叩き割る。
赤ランプは、スイッチの在り処を知らせるためのものだから、破壊しても音は鳴りやまない。
声をかけてきた敵が『ライト』を使ったのなら、
光源を『完全に断つ』ことで、他の敵も(いるとすれば)『ふさがれた目を開ける』ための手段を使い、それによって自分の位置を晒してくれるだろう。         

赤ランプが消えたら、すぐさま通路向かいのガラスに駆け寄り手を触れ、
体勢を低くしつつ、ガラスに沿って高泉が向かった東への角を曲がり、ガラスが途切れる位置まで移動したい。

153柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/07(水) 22:09:19
>>149
「向こう側は。
 確か食品庫で良かったな?」

『ハード・ターゲット』に構えを取らせたまま、『食品庫』へと移動。
一体何が起きてるのやら、とサイレンと物音とに警戒。

「仕掛けだったらどうすr…………あーあー」

どうやら『錏葉』が先行するようだ、自分は援護姿勢を取ろう。
『ライフル弾』の込められた右腕を握りしめ。

『錏葉』に続いて扉に丁度入る位置から、内部をライトで照らし。
ついでに見渡しておきたい。

154苦痛の極限地帯:2012/03/07(水) 23:50:19
>>150(高泉)

             __  /,
            ´ ̄7//
              ,/\
             ´
              ,
             〔_ ! l
             ,! ~"
              ,
              ,l ! !
             ,i ̄

            |! l!.i!
             ├‐-

   |i          , ,!',i
  i|! |! i!      /.'
  |L、、、 _   ./ ̄
  i! ̄   ̄,、
      '"~      i|!
              i|| .i| i!
               ||!、'_ <フ
            i|! ̄"  ,、-'"




  「ドギャアアアア
   ――――――ス!」

      l/
   ブッコ―――‐ン


『ナスティ・アイドル』の連撃を雨あられのように暗い、『兵隊』がブッ飛ぶ!
すぐ先の壁に背中から『兵隊』は打ちつけられて倒れた。



>>152(ナツ)
赤ランプを破壊、辺りがさらなる『暗闇』になる。

  ススー

>赤ランプが消えたら、すぐさま通路向かいのガラスに駆け寄り手を触れ、
>体勢を低くしつつ、ガラスに沿って高泉が向かった東への角を曲がり、ガラスが途切れる位置まで移動したい。
移動した。

  「ドギャアアアア
   ――――――ス!」

      l/
   ブッコ―――‐ン

けたたましいサイレン音にまぎれて、叫び声と なにかが叩きつけられる音が聞こえてきた。


┏━‐┳━‐┳━‐┳‐━━━━┳━━━━━┳━━━━━┳━━━━━┳━━━━━┳━━━━━┳━━━━━━━━━━━┓
┃..ベッド専用ELV┃.         ┃          ┃          ┃          ┃          ┃          ┃                      ┃
┃.   ┃.   ┃.   ┃. デイル-ム ┃   2101   ┃   2102   ┃   2103   ┃   2105   ┃   2106   ┃         2107         ┃
┣‐  ┻‐  ┻‐  ┫.         ┃          ┃          ┃          ┃          ┃          ┃                      ┃
┃          ┃TEL .     ┃          ┃          ┃          ┃          ┃          ┃                      ┃
┃                        ┣━  ━━━┻━  ━━━┻━  ━━━┻━  ━━━┻━  ━━━╋━━━━━┳    ━━━┫
┣━━━━━━‐┫             ナツ                                                       ┃
┣━‐┳━‐┳━‐┫    ,、‐―┸――――  ┏━━━━━┳━━━  ━┳━┓  ━━┳  ━┳━━┫          ┣━┯┯┯┯┫
┃   E L V    ベル  i'                                         WC┃    ┃////┃          ┃   `'┿┿┥┃
┣‐  ┻‐  ┻‐  ┛.   |          ┏━━┳━━━┳━╋━━━━━━━┫  ┗━╋━━┫////┣━━┳    ┫  ━┷┷┷┫
┃                  |ナ-ス     .┃////┃AED♡. ┃  ┣━┓//////////┃  喫煙┃    ┃////┣━  ┣                ┃
┣‐  ┳‐  ┳‐  ┓.   |ステ-ション   ┗━━┻━━━┫━┫  ┣━┓//////┃ . コ-ナ-┃    ┃////┃          ┣━━┳  ━┫
┃   E L V   ┃    !、                       ┃  ┃//////┃  . ‐━┫    ┃////┣━  ┃高  ┃////┃ELV.┃
┣━‐╋━‐┻━‐┛     `   ――――――━┛  ┗━  ┗━┻  ┗━━━┛  ━━┻  ━┻━━┻━━┛    ┗━━┻━━┫
┃                                                                    兵              ┃
┣━┳  ┏━━┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┫

155苦痛の極限地帯:2012/03/07(水) 23:51:20
>>151(錏場)
>>153(柏葉)

   .|  ,!       ,!   ,  ,
  ...| ,! ,i'     ,! __,i´ ,i",i"        .|
    | ,i  ,、-   ,i ̄ / ,i' '        ,i'  .|
   |_、-'"     '  ,i'~         _,〔_,、 |
    .!       ,i'^     ,ャ-'"~''"7~ i′  |
                    ,i! .i|   .|
                    ,i!      .|
                        li' .|
                      ,、 _,,i|_、|
                       ̄7 .|! |
                          |! |
                           _,、|
                      -''" .,|
                        -'~ |
                               |


食品庫に通じるドアを『ブチ壊し』開けた。


┃  ┃  ┣━‐┳━‐┳━‐┫.   ┣━━━━━━━  ━┛             調理室             ┣━━━━━┫    ┣┯┯┿━━╋
┃  ┃  ┃   E L V   ┃.                                【栄養部】                       ┃    ┃┝┿┿、  .┃
┃物┃  ┣‐  ┻‐  ┻‐  ┛.   ┣━━━━━━┳━━┳━━┳━━━━━━━━━┓            ┃          ┃    ┣┷┷┷┷  ┫
┃品┃  ┃                  ┃            ┃////┃    ┃//////////////////┃                低温室  ┃                ┃
┃庫┃  ┣‐  ┳‐  ┳‐  ┓.   ┃            ┗━━┛    ┃////┏━━━┓////┣━━━┓    ┃  冷蔵室  ┃    ┣━━┳  ━┫
┃  ┃  ┃   E L V   ┃.   ┃                        ┃////┃ワゴン ┃////┃      ┃    ┃  冷凍室  ┃    ┃////┃ELV.┃
┃  ┃  ┗━‐┻━‐┻━‐┛.   ┃                        ┗━━┛洗浄室┣━━┛      ┗┳  ┫          ┃    ┣━━┻━━┫
┃                                                ┃  栄養事務室  ┃              ┃    ┃          ┃
┣━━  ┳━┓  ┳━━┓    ┃                                ┃                  ┣  ━━━━┫       機械室-3 ┃
┃      ┣━┫        ┃    ┃           搬送ホール               ┣━  ━━━━━┫  ┃  食品庫  ┃    ┃          ┃
┃スタッフ....┃ELV..... | 三|三.|    ┃                                ┃ カンファレンス室   . ┃          ┃    ┣━━━━━┫
┃室    ┣━┫..  | 三|三.|    ┃                                                ┃  ┣━━━━━┫    ┃          ┃
┃      ┃//┃  ┃    ┃    ┣━━━━━━━━━━━━━━┳━━┓  ┣━━━━━━━┫              ┃       霊安室   ┃
┣━━━╋━┻┳┻━━┫    ||受付         作業室       ┃管理┃  ┃                  ┣━━━━━┫    ┃          ┃
┃      ┃機械┃臨床栄養    ┃                      ┃室  ┃  ┃ 女子休憩室   ┃  ┃男子休憩室┃    ┣━━━━━┫
┃      ┃室-1┃研究室      ┃          【臨床工学部】            ┃  ┃              ┃              ┃    ┃ 男WC   .┃

156苦痛の極限地帯:2012/03/07(水) 23:51:51
┃      ┗━━┻━━━┫    ┗━━━━━━━━  ━━━━━━━  ┻  ┻━━━━━━━┻  ━━━━━━┛    ┃ 女WC   .┃
┃  CE機器格納庫                                                  錏 柏                シャワー室┃
┃                    ┃                                                                ┃          ┃
┗━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━┛


   ジリリリリリリリリ

柏葉がドアの向こう側を照らす。短い廊下が続いており、ドアが廊下端までブッとんでいる。
たしか 廊下端を右手にはいれば『食品庫』だ。


   ガジャリ!  ガチャ!ガチャ!

『食品庫』から また物音がした。ドアノブを回している音のようだ。

157錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/07(水) 23:56:58
>>154-156

    バゥ!!

獣のように疾走する。
表情には余裕がある。当然といえば当然。
『危機』や『恐怖』を覚えるだけのものは未だ無い。
ただ、これからはどうかわからない。油断だけは無いようにするが…

「ドアノブ」
「『回しテ、開ケル』ノカ? ソレトモ『カギ』デモかケタカ?」

どっちにせよ、駆け寄る勢いのまま

  ブオ!

進行方向に無理なく、左足でケリをブチこんで『けり破る』ぜ。

「(でも!)」
「(誰か出てきたらサスガにヤベーから近寄るだけにしよう)」

158高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/07(水) 23:57:17
>>154(GMさま)
  「………………」

やりすぎてしまいました……
今後はこういった行為は控えるといたしましょう。

足元に転がっている銃を拾い上げます。
重いでしょうか? 本物ならば相応の重量があるように思われます。

  (これでニセモノでないと証明できますでしょうか)

まだ、ナツさまはお呼びいたしません。
近づいて無線を持っていないか、電源が繋がっているか確認いたします。
続けていわゆる『バックアップ』と呼ばれ予備の銃器などがありましたら取り上げましょう。

159柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/08(木) 00:23:31
>>154-156
「あの奧……こりゃマジで『い』るな」

奧へむけて駆け込む。
単なる『仕掛け』で終わりそうになくなって来ている。
割と気を引き締めなければマズそうだ。

「しかし、最早テレビになんか放送できねえな。
 こんなのがお茶の間に流れた日には小学生がひきつけ起こすわ」

その当の小学生が上層階に居るが、まあ気にしない方向だ。

『ハード・ターゲット』を前に飛ばしながら『食品庫』に接近。
これまた内部をライトで照らしたい。

160日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/08(木) 02:01:52
>>154
(おぉっと……もしかして、もう、やっつけちゃった?
 おねーさん、けっこーすごいかも)

が、油断は出来ない。
もし『別働隊』がいるとすれば…当然、『さっきのアイツ』と無線か何かで連絡を取っているだろう。
『アイツ』からの通信が無くなったら―――仕掛けてくる可能性は高い。

 ―――スッ

右手でガラスに触れたまま、ナースステーションの中へと回り込む。
さきほど見つけた『ランドリーカート』が、この近くにあるはずだ。

(『てさぐり』で、さがすんじゃ、じかんかかるもんね。
 …『もういっこ』、ほしいものも、あるし)

    カチッ

「たのむよ…『まんまる』」

>>141メル欄にて、『煙玉』を通路に転がした時に、置いた『懐中電灯』を『回収』していた。
本体は念のために四つん這いに近く体を低くしてから、『ニンジャマン』の左手に懐中電灯を持たせて前方に立たせ、スイッチを押す。

    ――――

床を這うように明りを動かしつつ目でそれを追い、『ランドリーカート』を発見したら、
続けて、『体外式助細動器(AED)』の収納スペースを探す。 ――たいてい、透明な蓋がついたケースに入っているはずだ。

161苦痛の極限地帯:2012/03/08(木) 19:01:35
>>157(錏場)
>>159(柏葉)

    i||"ili
   i||!,i|!' i|! .i''i
   ,i|! '" ,、´、`´,、
  ,i|!== ̄フ i' i,.!
    iニ=' -'  ,、
      ,i二ニ"'┘コ
       /,i'~!,! ,、
      /,、i' ,iー-' ←i
     ´ ̄  ´フ/i_i'´,
      i^''ー 、 "´,、-'フ
     └-―' //
         //
      _//
      `i/

小廊下の右手側にまたドアがあり、それを錏場がブチ破る。
この向こうが「冷凍室」で、そこからさらに右手のドアが「食品庫」だ。

  サッー‐

ドアが冷凍室の奥にブッとぶ瞬間、「食品庫」のドアは開きかけており、その向こうに『人影』がいた。
その『人影』がドアにびくっと反応し、「食品庫」の奥へとひっこんだ。


すっと柏葉がライトで照らす。がらんどうな食品庫を ゆらゆらと光が揺れて―― 部屋奥のカドにとまった。















                                        「 ―――― ・・・・。 」



                                       誰かがうずくまっている。

                                       ナツみたく小柄な『人』だ。
                                       両手で頭をかかえ、丸まった背中を
                                       こちらに向けて、じっと動かない。



>>158(高泉)

  ガチャ

自動小銃を手に取った。ずしり、と独特の重みがある。

そして手にとった時点で気づく点・・・ 銃身が「温かい」。
真夜中の廃病院には不釣り合いな「熱」をもっている。

また手にもつ部分が どうも「粉っぽい」。
兵士のすぐ脇に転がるライトの光を頼りに よく注視すればわかることだが、
「粉」は拳銃の全身にまぶしてあった。そして「粉」は黄色がかっている。まるで『砂漠の砂』だ。


 「うぐ」 「ぐ」 「ぅ」

『兵隊』は仰向けに倒れたまま立ち上がってこない。

無線をとりあげた。これも粉っぽい・・・。
イマイチ電源とか通信するボタンがどれかわからないが、なんとなく まだ使えそうな状態だ。

続いて「予備の銃器」を探すが、ぱっと見では見当たらなかった。
いま、光源が「兵隊が落としたハンドライト」だけであり、また『兵隊』は多くのポケットを装備している。
現在の状態では、手探りで入念に探さないと「予備の銃器」を漏れなく見つけられそうにない。


   ・ ・ ・ ・    ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
 「『おまえ達』! さっき俺が話しかけた2人ッ!」
 「ゴホッ」 「ここに『敵』がいるぞ! 今のうちに早く逃げろッ」

『兵隊』が肺をうちつけられたダメージをひきずったまま、
ガスマスクをつけたままの状態で、ナツ・高泉がいた地点にむかって懸命に叫ぶ。



>>160(ナツ)
灯りをつけ、『ランドリーカート』を再確認した。
『AED』もすぐ見つかった。地図通りに、壁に小さな取り出し箱が掲げてあった。

   ・ ・ ・ ・    ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
 「『おまえ達』! さっき俺が話しかけた2人ッ!」
 「ゴホッ」 「ここに『敵』がいるぞ! 今のうちに早く逃げろッ」

『兵隊』が声をしぼり出して叫んできた。

162柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/08(木) 22:54:05
>>161
「!」

  ガ キ
「(子供…?)」

そういう『仕込み』なのか?
一体何が起きているのか、起こされているのか。
分からない。

「こっちを向け!
 両手を見せて、おろすなよ」

  グググ……

『ハード・ターゲット』が右腕を引き絞る。
何か有れば触れずに叩き込めるようにな。

「そもそも何故逃げた。
 テメーはスタッフなのか?」

163高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/08(木) 23:05:34
>>161(GMさま)
実物を触ったことはありませんが、この重みはまさしく本物と思われます。

>そして手にとった時点で気づく点・・・ 銃身が「温かい」。
>真夜中の廃病院には不釣り合いな「熱」をもっている。

>また手にもつ部分が どうも「粉っぽい」。
>兵士のすぐ脇に転がるライトの光を頼りに よく注視すればわかることだが、
>「粉」は拳銃の全身にまぶしてあった。そして「粉」は黄色がかっている。まるで『砂漠の砂』だ。


『熱』と『砂』とはいったい何事でしょうか?
この町には砂浜はあれど、このような砂が付着する場所はないはず。
そう、まるでどこか遠くから持ってきたような『違和感』があります。

無線の操作も解りませんが、これは預かったままでいましょう。


>   ・ ・ ・ ・    ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
> 「『おまえ達』! さっき俺が話しかけた2人ッ!」
> 「ゴホッ」 「ここに『敵』がいるぞ! 今のうちに早く逃げろッ」


  「お待ちください」 「指は何本に見えますか?」      タカイズミ キリハ
   「まず落ち着いてくださると助かるのですが…… わたくしは高泉 切羽」

  「お名前をお伺いしたいのですが、ここがどこかお分かりになりますか?」

すぐに行動を起こすべきか否か。何事か『予想外の事態』が起きていると思われます。


>ナツさま

  「ナツさま! どうかこちらへ!」
   「一応の安全は確保いたしました!」

164日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/08(木) 23:23:34
>>161
箱を開け、『AED』を取り出してランドリーカートに入れる。
子供が扱うことを想定したものではないから、ある程度重いだろうが、
ランドリーカートを使えば楽に運べる。

(……はあ?
 いや、『てき』って…『あんた』じゃないの?)

『兵隊』の言葉に首を傾げながら、

>>163
「あ、はーい!」

高泉の呼ぶ声を聞き、行く手を懐中電灯で照らしながら、カートを押して南側の通路へ向かう。

165錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/09(金) 00:40:00
>>161
「・・・オイ」

声をかけてみる。
反応があればよし、無ければ近寄ってみるだけだ…
小柄な大人なんてものは珍しくない。だが……
ともかく、『いつでも動ける』ように気は抜かない。

166苦痛の極限地帯:2012/03/09(金) 00:59:44
>>163(高泉)
>>164(ナツ)

>「お名前をお伺いしたいのですが、ここがどこかお分かりになりますか?」

             アイ ブイ エイ エヌ
 「・・・・・・イヴァンだ。 I、 V、 A、N。イヴァン」


         ┌――――――――――┐
         |  イヴァン 二等軍曹   |
         |   (声:加瀬 康之)   .|
         └――――――――――┘


息をきらしながら、よろよろと膝立ちになる『兵士』・・・もとい『イヴァン』。
高泉を刺激しないように、とばかりに 慎重な手つきで そっと両手の平が 見える位置に掲げる。

   ハァー   ハァー  ハァー

 「ここがどこか? 理解している・・・」

 「ここは君たちの土地だ」
 「治安を維持するためここに来た。君たちに敬意をもっている」


ガスマスクで顔色はうかがい知れないが、警戒心ありありといったフウで 喋り方の端々から緊張感が伝わってくる。


    ガラガラガラ

同時に、廊下のむこうから『AED』と『ランドリーカート』をひきつれたナツがあらわれる。



>>162(柏葉)
>>165(錏場)
部屋端の『そいつ』は ゆっくり両手を上げる。膝をついたまま、そっとこちらに向きなおる。

『そいつ』は子供だった。                        、 、
髪は黒、全体的に短いくせっ毛になっている。眉毛が太く、目のほりが深い。
肌全体は健康的なコーヒー豆の色、日本人よりも濃い体色をした『男の子』だ。


>「そもそも何故逃げた。
> テメーはスタッフなのか?」

 「何の事かわかりません」
 「おねがい」 「ころさないで」


  ┌―――――――――┐
  |     イトネイヌ     |
  |  (声:竹内 順子)  .|
  └―――――――――┘

167日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/09(金) 19:32:35
>>166
通路に出たら、懐中電灯を『ニンジャマン』から本体の左手に持ち替え、
『カート』の真後ろではなく斜め側面に立ち、右手でカートを押しながら、ゆっくりと高泉と『兵隊』の方へ近づく。

(…………?)

相変わらず、言ってる意味がよくわからない。
住みついているホームレスをサバゲーの的にするようなクズ野郎なら、思いっきりブチのめしてやれるのだが……


「んっとー……へたに、うごかないほうがいいよー。
 こっちも、『とびどーぐ』、もってるからー。

 とりあえずー、『けいいをもってる』っていうんなら、
 『ますく』とって、『かお』みせて、おはなししましょーよー。
 おとなだったら、そうするって、きいたよー。
 ……『ゆっくり』! ゆっくりねー」

兵隊に向かって呼びかけながら、その上半身を懐中電灯で照らし、
もし相手が妙な動きを見せたら、すぐに手首めがけ『十字手裏剣』を撃ち込めるよう『ニンジャマン』を構えさせる。


>高泉
「おねーさん! 
 その、『きいろいの』、あんまり、さわらないほうが、いいかもしれません!」

兵隊がつけているのは『ガスマスク』―――
まさかとは思うが、万が一に備えて高泉に声をかける。

168高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/09(金) 20:29:29
>>166(GMさま)

>             アイ ブイ エイ エヌ
> 「・・・・・・イヴァンだ。 I、 V、 A、N。イヴァン」

> 「ここがどこか? 理解している・・・」

> 「ここは君たちの土地だ」
> 「治安を維持するためここに来た。君たちに敬意をもっている」


  「お名前はイヴァンさま。『日本語』がお解りになる」
   「そして、『治安を維持するために来た』 ……なるほど」

  「『在日米軍』の方と考えてよろしいでしょうか」

そう考えるのならば納得です。――――いえいえ、ちょっとお待ちください。
何故、『彼がここに居るのか』。その『謎』は残ったままでございます。

  「銃はお返しいたします。ただし、そのまま返すわけにはいきません」
   「……とはいえ、ちゃんと操作が解るわけではないのですが」

         『ガチャ  ガチャ』

安全装置がきちんとかかっているかどうかを確認いたします。
確か、銃の握りの部分の近くに撃てるように切り替えるレバーがあるはずでございます。
一見してかかっているかどうか判るようになっておりますから、素人のわたくしでも判断は難しくないでしょう。

続けて、銃の弾丸が入っている弾倉を抜き取りましょう。
弾が入っていないのでしたら、返しても問題ございません。
再装填しようとよりも、わたくしの『ナスティ・アイドル』の手の方が早うございます。

  「(そういえば、ガスマスクをつけておりますが……)
  「(この状態でイヴァン様の『先入観』は見えますでしょうか)」

先程は『先入観』を叩き込む事が出来ましたが、目元などは少し覗けているのでしょうか。
とりあえず、『先入観』の『可視化』は行っておきましょう。

>>167(ナツさま)

>「おねーさん! 
> その、『きいろいの』、あんまり、さわらないほうが、いいかもしれません!」


  「はっ?」  「『きいろいの』……『黄色』」

      「…………ああ、『マスタードガス』でございますかっ!」

危のうございました。先のすべての作業を『ナスティ・アイドル』にやらせるといたしましょう。
おそらくスタンドならば問題がないはずですが、しかし気分的には気持ちがよくはありません。

169錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/09(金) 21:01:42
>>166
「―――」

「ンン?」

子供であった。

「フム…」
「『演技』か?」

判断は…ムズかしい。
一言しか聞いていないし、あまりそういう感覚が鋭いわけでもない。
ただ

「『殺サナイで』トハ物騒ジャネーカ」「ナァ。柏葉。ハハ!」

「マルデ サッキマデ   殺サレ  ソウ・・・・・・」  「ナ」



   バ!




『上』!
そして『後ろ』!
素早く『安全確認』。
何か不審なものが見えたら、殴る。

演技にせよ何にせよ、『殺さないで』という単語は強烈だ。

170柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/10(土) 02:01:39
>>166
「訳が分からないのは俺のセリフだ」

迷い込んだガキか?
それとも幽霊か何か、とでも言うつもりか?

「ここは世界でも一番平和ボケした日本だろうが」

「路上で寝てても運が悪くないと死にはしない所で。
 何に一体怯えてんだ?」

『錏葉』の言葉に尤もだ、と思って頷きを返すと。
とりあえず周囲をライトで照らす。

コイツしか居ないのか?
居ないなら、何故怯えている?

171苦痛の極限地帯:2012/03/10(土) 22:43:11


                   地下1階/防災センター
       牧 篤造       初日/ 1時12分06秒

.

172苦痛の極限地帯:2012/03/10(土) 22:43:56

 「設定解除、確かに、そういう重大なのはこの部屋で選択操作をしているみたいッス」
 「非常ベル解除のツマミを こっちに・・・あーわかった・・・これで消える・・・っと」


       ジリリリリリリ    リリ ・・・ン

     { ッああ〜〜 煩かった。すげーエエ目が覚めたよ } { 糞ッ } { 死ねよ }


 「ランプ割れるのは結局何だったんスかね。わけがわかんねーしって感じス」

     { 火事も けっきょく無いみたいだしな・・・ボヤみたいのも結局なんだったんだか }


 「あとナツちゃんと高泉ちゃん・・・でしたっけ?あっちに居る『兵隊』って結局 何者なんスかね?」

     { だからァ 鈴名がコスプレしてるに決まってんだろ。あの糞アマ・・・番組の主旨が全然違うじゃあねーか }


 「錏場サンに柏葉クンは出てきたスか?まだ栄養部らへんスか?」

     { ああ。ああ畜生、なんでこの糞病院、ここに監視カメラねーんだよ}


 「彼らには日地サンから『流れ』言ったと思うんスけどね。映像でそこから見れないのが残念スね」
 「誘導します?そっちでなくて、天草サンに会って除霊してもらう『流れ』って」

     { オメーも趣旨わかってねェェーじゃねーかよ。死ねよもう・・・ }

 「アハハ」

173苦痛の極限地帯:2012/03/10(土) 22:44:57


       柏葉 鉄心            地下2階/非常階段
       錏葉 九郎              初日/ 1時12分13秒

.

174苦痛の極限地帯:2012/03/10(土) 22:45:55
>>169(錏場)
>>170(柏葉)

       ジリリリリリリ    リリ ・・・ン

非常ベルが勝手に止んだ。

>「ここは世界でも一番平和ボケした日本だろうが」
>
>「路上で寝てても運が悪くないと死にはしない所で。
> 何に一体怯えてんだ?」


 「とびらをブチ破ってくるかい物がいるんです」 「はやくにげなきゃ・・・」

       キョロキョロ

ちょうど同タイミングで錏場が周囲をくまなく眺めるが、怪しかろう『怪物?』は見当たらない。


 「あなた達ニホン人なんですか?」


  「えっと、コニチハ、ぼくイトネイヌって言います」
  「『ナルト』とっても面白いです。『ブリーチ』、アー、『ドラゴンボール』好きです」


  「―――。」

                          __,,,,,,,,,,,,、、、、、、---
__,,,,,,,,,,,,、、、、、、------''''''''''''""""" ̄ ̄ ̄     ,、-‐-、
|                            ,、-′   `'-、
|                           ,i" :  じ  こ `i
|                            |  :.  ゃ こ  |
|                            |  :  あ は  |
|      ,.-'''""'''-.、,                   i :  な 日  |
|     ,、' ,、-''""''-、, '、               i、   い 本 _,i
|    ,i ,i'      'i, i、               >_,,、、 ,、-"
|     | .|          | .|              '"´   ̄
|    i, 'i,      ,i' ,i
|     .'、 '-、、__、、-' 、'
|     ,.`'    、.'"
|    ,、' ,、-''""''-、, '、
|   ,i ,i'      'i, i、
|    | .|          | .|
.~"''‐┘.i,      ,i' ,i
      '-、、__、、-'、 '
.~"''‐- 、,,_     ~"''‐- 、,,_
       ~"''‐- 、,,_     ~"''‐- 、,,_
            ~"''‐- 、,,_     ~"''‐- 、,,_
                  ~"''‐- 、,,_     ~"''‐- 、,,_
                        ~"''‐- 、,,_
                             ~"''‐- 、,,_


そういうと、あっさりと話題をかえる『イトネイヌ』少年。

 「『兵隊』から にげていたら、お母さんとはぐれてしまいました」

 「食べ物があるところへ行こうって言っていたんですが・・・」
 「この階をさがしてもいないんです」

175苦痛の極限地帯:2012/03/10(土) 22:46:31
.

176苦痛の極限地帯:2012/03/10(土) 22:47:03
>>167(ナツ)
>>168(高泉)

> 『ますく』とって、『かお』みせて、おはなししましょーよー。
> おとなだったら、そうするって、きいたよー。
> ……『ゆっくり』! ゆっくりねー」


『イヴァン』がスローな動作で両手を動かす。
上に掲げた状態から、両方のひじを曲げて、ガスマスクの留め金をいじる。
外したガスマスクを、そっと片手で置く。

『イヴァン』の顔だちは 明らかに日本人のそれとは異なる。
高い鼻、ほりの深い目、眉と額の毛は薄く、髪はやや金髪ぎみだ。


>安全装置がきちんとかかっているかどうかを確認いたします。
>続けて、銃の弾丸が入っている弾倉を抜き取りましょう。

安全装置がかかっているのを確認し、弾倉を確認する。
その様子を、『イヴァン』はまばたきもせず凝視する。


>危のうございました。先のすべての作業を『ナスティ・アイドル』にやらせるといたしましょう。

   ボソリ

    ゴースト
   「 幽霊・・・ 」


>とりあえず、『先入観』の『可視化』は行っておきましょう。

   カシィィ――――ン


        ムオオオアアアア

『イヴァン』には先ほどの『拳銃をおそれる先入観』が張り付いているが、それも徐々に薄まりつつある。
徐々に別の色が混ざっていく。攻撃的な感じの赤色と、ラベンダー色が勝りつつある。ラベンダーの花言葉は「不信」だったか。

>  「『在日米軍』の方と考えてよろしいでしょうか」

こくこく、と浅い頷きでかえされた。
言葉での返事ではなく、どうとでも解釈できるような「頷き」だ。


       ジリリリリリリ    リリ ・・・ン

そして非常ベルが止んだ。

177柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/11(日) 23:29:40
>>174
「おい『錏葉』…コイツが何言ってるか分かるか?
 俺の耳には『ここは日本じゃあない』と聞こえたんだが……」

扉をブチ破る。
『錏葉』の事だと理解すると警戒を若干緩める。

まあ、分からない事だらけのままだが。

「今度は『兵隊』たあ、とんと意味が分からん。
 中部には米軍基地なんぞは存在しなかったろうが」

「とにかく、『廃病院』ってえ設定だからな。
 全部撤去されてるだろうよ」

178高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/11(日) 23:44:00
>>176(GMさま)

>    ゴースト
>   「 幽霊・・・ 」

英語の成績は良い方ではございませんが、単語は聞き取れます。
見えていないというのは明らかに思われますが、ダメ押しは一応しておきましょう。

  『 ガ ォ オ ―z__ ン』


                       『
                         ヒ ″ タ
                                 ア  ッ !! 
                                          』


『ナスティ・アイドル』の拳を鼻先に叩き込もうとして、寸止めをいたします。
脅すような真似はしたくはないのですが、この状況は『異常』でございます。

  「…………この無線」
   「繋がりますでしょうか?」 「わたくしには操作が解りません」


取り上げた無線を見せてみましょう。
この無線に対する『先入観』に観られるかもしれません。

あと、銃がどのようなものかも見ておきます。
中東では『AK』と呼ばれる小銃が使われると聞いたことがございます。
確か木製の部品を使っていたりして、欧米諸国の銃と比較すれば差は歴然である、と。

179錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/12(月) 00:28:58
>>174
>>177
「ヨク聞こエタゼ。『ココハ日本ジャアナイ』。確かニ、ソー言ッタナ」

「ダガ、ソンナワケはネェ〜…」

  フー

ためいき。

「アー、『扉ヲブチ破っタ』ノハ俺ダガ」

「他にモイルノカ? 『扉ヲブチ破ッタ』ヤツガ?
 ソーダナ…『今までニ扉ヲブチ破っタノハ何回』で、『最初』ト『最後』のハ『イツ』ダ?ソレを質問スル。ソノ答えニヨッテ、『怪物』ッテノガ俺ナノカ、ソレ以外カガワカルカラナ」

少年に問いかける。
出来るだけ穏やかに聞く。
兵隊については、柏葉が聞いたし…
なにより『普通の兵隊』なら何の障害にもなりえないので興味はない。

180日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/12(月) 00:38:36
>>176(GM)
非常ベルが鳴りやんだのに気づき、『兵隊』以外の方向から人の足音や物音が聞こえないか注意を払う。

>>178(高泉)
(おぉー! やるじゃん、おねーさん)

高泉のスタンドの『寸止め』に素直に感心する。
あのスピードなら、『兵隊』が突発的な動きを見せても対処してくれるだろう……そう信じる。

「……」   スッ

カートの陰から出て、
『ニンジャマン』の手裏剣の射線を妨げないようにしつつ、『兵隊』の方へゆっくり数歩歩み寄る。

相手に『顔を見せろ』と要求して、自分が隠れたままでいるのは筋が通らない。
色々聞きたいことはあるが、まず相手を『安心』させ、『会話が成り立つ状況』を作るのが先決だ。
もし、『ほんものの兵隊』だとすれば、『子供=非戦闘員』の姿を見れば、ある程度は安心するだろう。

181苦痛の極限地帯:2012/03/12(月) 01:18:20
>>177(柏葉)
>>179(錏場)

錏場を恐れつつも、
「自分が扉をブチ破った」というところで 狐につままれたような顔をする『イトネイヌ少年』。

>「他にモイルノカ? 『扉ヲブチ破ッタ』ヤツガ?
> ソーダナ…『今までニ扉ヲブチ破っタノハ何回』で、『最初』ト『最後』のハ『イツ』ダ?ソレを質問スル。ソノ答えニヨッテ、『怪物』ッテノガ俺ナノカ、ソレ以外カガワカルカラナ」

 「2回」

錏場が扉をブチ破った回数とピタリ合致する。



>「今度は『兵隊』たあ、とんと意味が分からん。
> 中部には米軍基地なんぞは存在しなかったろうが」
>
>「とにかく、『廃病院』ってえ設定だからな。
> 全部撤去されてるだろうよ」

 「・・・・・・・・・?」

   ラー
 「いいえ、いまは基地がたくさんあります」

 「ここは『はい病院』だったんですね」
 「あなた達は軍の人達ですか?
  お母さんはここにいないのですか? お母さんの名前は
  ワーヒドと言います。 お母さんはどこに避難したのですか?」



>>178(高泉)
>>180(ナツ)

>『ナスティ・アイドル』の拳を鼻先に叩き込もうとして、寸止めをいたします。

   ゴ   ゴ    ゴ

『兵隊』はまったく反応しなかった。
『一流のプロボクサー』は パンチが迫ってきても ビビッたり目をつぶったりしないというが、
それ以上に『兵隊イヴァン』は『無反応』だった。



>あと、銃がどのようなものかも見ておきます。
>中東では『AK』と呼ばれる小銃が使われると聞いたことがございます。
>確か木製の部品を使っていたりして、欧米諸国の銃と比較すれば差は歴然である、と。

銃は全体がネイビーグレーのものだ。記憶にある木製部分は無い。



>  「…………この無線」
>   「繋がりますでしょうか?」 「わたくしには操作が解りません」

   ゴ ゴ  ゴ ゴ

イヴァンの額から、大粒の汗がつたう。
(無線機を見て、『イヴァン』の先入観は とくに変わらなかった。)

    ゴ ゴ

  「繋がる」  「だが 本部に連絡しても、君たちの要求には応えられない」



>色々聞きたいことはあるが、まず相手を『安心』させ、『会話が成り立つ状況』を作るのが先決だ。
>もし、『ほんものの兵隊』だとすれば、『子供=非戦闘員』の姿を見れば、ある程度は安心するだろう。

  コツ  コツ


        l/    l|    l/
       コ    コ   コ


『子供』が接近して――― 『イヴァン』の警戒の『色あい』が一層濃くなった(高泉にしか見えないことだが)。
ふっ、ふっ、と『イヴァン』の肺と心臓が暴れまわっているらしく、それを懸命に押し殺している。

182錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/12(月) 01:28:52
>>181
「…」

「柏葉」

少年の言う『怪物』が、『シグマ』である可能性は大きくなった。
ほとんど間違いないと考えて良いだろう。
だがそれは瑣末事だ。もう少し…
少しだけ重大な問題が、目の前にあるのに、一歩出遅れた感じがする。
これはまったく根拠のない『勘』だが……戦闘というよりは、野宿と放浪に鍛えられた『生存』にかかわる危機察知力。
それが告げているのだ。

    「こいつは、何かヤバい」

『いまは』『基地がたくさんある』。いつのことを喋っている?
『ここは』『廃病院だったんだ』。いままでどこにいるつもりだった?
『軍』?
この二人を見て、何がどう『軍』に見えるんだ?特に俺。

「普通ジャアネー」
「トリアエズ明らカニ異常事態ダゼ。テレビの企画ダトシテ、コノ深夜ニ子供ヲ働カセテルッテノモ変ダシ」
「コイツノ話ニモ脈絡ッテモノガネェ〜…ソノヘンかラ生エテキタワケジャア、アルマイシ…」

ぼそりと『柏葉』に告げ。
そうしながら、『カメラ』を探す。天井や壁にあるだろうか。

「下ニ戻ッテ、目の前ノコノガキが『ドウイウコト』ナノカ、説明シテモラウ必要がアルゼ」

ぼそぼそ声で提案。

183高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/12(月) 18:39:16
>>181(GMさま)
『イヴァンさま』はスタンドは見えていない御様子。
銃に関して言えば、わたくしには判別しようがないのが正直なところでございます。


>  「繋がる」  「だが 本部に連絡しても、君たちの要求には応えられない」


  「…………」  「(少しですが)」
   「(『違和感』を覚えるおっしゃり様でございますね)」

確かにこの状況は『捕虜』にしたとは言えますが、なんといえばよいでしょうか。
そう……『想定している状況』? そんな感じがいたします。

  (この方には何か) (……『覚悟』があるような……)


>『子供』が接近して――― 『イヴァン』の警戒の『色あい』が一層濃くなった(高泉にしか見えないことだが)。


                          『ピク』
  「イヴァン様」
  「一つお伺いいたします」

            「『子供兵士』についてどう思っていらっしゃいますか?」

『子供兵士』というのは『15歳にも満たない少年兵士』を指す言葉でございます。
子供であるから警戒しづらく、いくらでも居るので使い捨てにされるというお話を聞いたことがございます。

『イヴァン様』も一人の兵士であるからには何かしらの見解を持っていてもおかしくございません。
あるいは、この特定の話題に『思うところ』があるのではないでしょうか?

184日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/12(月) 20:00:23
>>181
「―――!」

(あ、あれ……なんか、やばい?)

  ピタッ

『兵隊』の緊張した様子を感じ取り、足を止める。
考えてみれば、『飛び道具を持っている』とこちらから言っているのだ。
子供だからといって警戒を解くとは限らない。
話をするのは『高泉』に任せたほうが良さそうだ。

「えっと……
 さっき、むこうにおいた、『かめら』、とってくるね。
 かりものだから、なくすと、おこられちゃうんでー」

『兵隊』と『高泉』に告げ、物音に注意を払いながら通路を西に向かい、
床をライトで照らし、>>132で床に置いた『カメラ』を探す。
もう煙は薄れてきているだろう。

カメラを見つけたら拾い、バンドを腕に通して高泉たちの方へ引き返したい。

185柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/12(月) 20:48:21
>>181
「話が通じやしねえ」

そしてギャグや冗談で言ってる訳でも無いらしい。
そういう奴には特有の弛緩した気配が有るからな……
それだったら殴って済ませたが。

「狐狗狸か化生かスタンドか。
 何かに化かされてる、なんて所だろうな」

スタンド、という単語を他の幾つかに混ぜて挙げる。
分かってはいるのだろうが、そういう事を言っておくべきだろう。

「そうだな、連中鍵掛けて閉じこもっているとしても……
 ブチ破って首根っこ掴んで聞く位してもバチは当たらないだろうぜ」

「おい、送り犬だかウナギイヌだか知らねーが。
 もっと事情を知ってる連中の所行くぞ、そっちのが安全だ」

『イトネイヌ』本人が居なければ、向こうは冗談だと思って取り合わないだろう。
とりあえず証拠物件として持って行くのが一番だ。

『錏葉』に応えた後、『イトネイヌ』に対して行動を促す。

186苦痛の極限地帯:2012/03/12(月) 23:09:53
>>183(高泉)
>>184(ナツ)

> 「『子供兵士』についてどう思っていらっしゃいますか?」

『イヴァン』は両手をあげた状態で、質問の意図がわかりかねる、という表情になる。
だが変な「間」をはさむのは良くないと思ったのか、すぐ返答にはいった。


 「装甲車の燃料を補給しに行った時だ。つい先日だ。子どもが倒れていたんだ」

 「鼻のつけ根から上が無くなっていた」

 「傷口はとても鮮やかな赤色でスイカみたいだった」
 「どうして死んでいるのかわからないが、それは多分、『子供兵士』だったんだと思う」
 「可哀想とは思わない。気の毒とも思わないし、誰かへの怒りとかも無い」

 「そんな事を考える暇は無い」

『イヴァン』の顔面に、もう一色の色が交りだした。
灰色だ。 分厚い装甲の表面のようであり、霜がおりそうなほど低温化した鉄のような色だ。

   カツ  カツ


ナツがカメラを撮りに遠ざかる。

  チラッ

それを『イヴァン』が横目に追う。

 「『子供兵士』でなさそうな、普通の服を来た子・・・
  推定無罪の子をなぜ迷わず撃たなかったか?」


   「後悔する日が絶対に来る」


『イヴァン』が両手をあげたまま淡々と答える。



>>182(錏場)
>>185(柏葉)

>「おい、送り犬だかウナギイヌだか知らねーが。

           アフワヌ
  「ウナ・・・」  「何それ?」


        バッ   バ!

錏場の目が、きょろきょろと部屋の天井 四隅を確認する。
ここには、監視カメラはどこにも設置されていない。だが嫌な感じがする。
例えるなら―― 風呂で頭洗ってて、瞳にシャンプーが入らないように目をつぶっていると、
背後の上のほうから 視線を感じる・・・ それと同じものを感じてしまう。


> もっと事情を知ってる連中の所行くぞ、そっちのが安全だ」

錏場の耳打ちに応じ、さっそく動き出そうとする柏葉。

    ぎゅ

それを阻止せんとばかりに、イトネイヌ少年が 柏葉の服の端をつかむ。同様に錏場もつかむ。


    「・・・・・・・・・・・・!」

瞬きもせず二人に目線をあわせて、小刻みに首を左右に振る。
イトネイヌ少年の褐色肌に対して、見つめられる瞳の白が すごく強調されているように映る。
歯痛を我慢するような症状で首を振りつつ―― ぜったいに嫌だ、と眼力で訴える。

187苦痛の極限地帯:2012/03/12(月) 23:10:39


                            入り口前/ロケバス
       日地 雄                初日/ 1時13分12秒

.

188苦痛の極限地帯:2012/03/12(月) 23:11:24
ADの日地はロケバスでひとり、CDをかけていた。
周りの陰気な闇、それと眠気をふきとばさんとばかりに、ここだけテンションを上げている。
日地は 曲にあわせて、肩と首でリズムを刻んでいた。


 「俺は立ちむかう者♪」    「 俺は倒されはしない♪ 」
     I get up         And nothin' gets me down

 「お前は ひどい目に遭った♪ でも俺はもっとひどい、苦痛の極限地帯を見てきたぜ♪」
    You got it tough              I seen the toughest around




     { 楽しそうじゃあねーか }


 「あ、肥黒D」
 「これ、だれの曲でしょ〜〜か?」「チャンス問題です!」


     { 知らねーよボケ }


 「正解、ヴァン・ヘイレンでした」

 「飛びあがった方がマシだぜ♪」  「ジャンプ!」
    Oh might as well jump,       jump !



     { はいはいはいはいはいッと }
     { ホレッ 暇なオメーに仕事めぐんでやるぞ。いま転送した }


 「え、もうですか。早いですね 」


このロケバスには仕事道具、つまりテレビと映像編集機材などが積みこんである。
移動とか待機中の時間を無駄なく使う、録画映像を放送用にある程度は加工できるというわけだ。

CDの音量をしぼり、中央監視室から このロケバスへ、
肥黒Dから自分へ送られてきた映像に意識を向ける。

  ジジ ジ・・・

映っているのはナツだ。


     { 「………ケホッ、ケッホコホッ……
       ちょ……なにこれ……『けむり』………!?
       う、うあぁ!? か、 『かじ』だ! 『かじ』だああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 }

     { ほら、突然ケムリが出てくる。火元、無いんだが }
     { で、もうちょい・・・端っこ見ろ。あーホラ、そろそろ 非常ベルが弾けただろ?}


 「おおー これ凄ッ・・・すごい・・・じゃないですか」
 「このブイ(VTR)だけで、CMを2回は挟めますよ」


 「・・・・・・お?」

 「あれ」「その直後の・・・なんですこれ?」        ・ ・ ・ ・ ・ ・
 「ナツちゃんが真っ暗ななかで廊下 歩いてますけど、その後ろのは?」


     { 鈴名がなんか被ってんだろ? 屈みながら }


 「フハ」 「超〜怖ええ〜〜」
 「あっハッハァー」

     { ははは、あのアマ、脅かし方は任せるっつったらよう、凄えだろ?}


     { んで、『2本目』だ}

 「お?」
 「たしか・・・錏場さんに、えっと柏葉君っていいましたっけ」


 「・・・・・・・・・・・・」
 「これ・・・・」

 「時間、ナツちゃんのときと大体一緒ですよね」
 「なんで『1本目』と同じのがいるんです?」


      { 栄養部に大部屋あったろ? そこに2人が入ってから、
       スーッと、ほら、ずっと外の扉のところにいるんだ }


 「え、だってこの時間・・・
  今もまだそこに居るってこと?」
 「うおー怖ええー ヘヘヘッ」

 「これ、鈴名さんが誰かに
  手伝ってもらってるんですよねえ?」


      { そうみてぇなんだよな }


これは今晩は忙しくなるな、とAD日地は胸をおどらせた。
映像に釘づけになりつつ、片手が追加のコーヒーに伸びる。

189高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/12(月) 23:23:53
>>186(GMさまへ確認)
今現在確認できる『灰色のジェリー』はどんな『先入観』がわたくしに判別できますでしょうか?

190苦痛の極限地帯:2012/03/12(月) 23:32:53
>>189
判別可能。
色あいとイヴァンの言い回しから高泉が察するところは、
「余計な感情が湧きあがらないように徹したい」という『先入観』。

191高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/12(月) 23:48:06
>>190(GMさま・回答)
ありがとうございます。
回答に感謝いたします。

>>186(GMさま)
  「…………」
  「唐突な質問…… 申し訳ございません」

今のは一種の『テスト』でございました。
その『答え』次第では>>183メール欄で備えた『剥がし、構え』を行動に移すところでした。


  (ですが……この方)
  (これは『固く堪えている』……)
  (そう読み取ることも出来そうでございます……)

殿方が意気地を張ろうというのに、不粋な真似は出来ません。
微笑みかけて、安心をさせてあげたいものでございます。


  「ふたつ」 「ふたつだけ知る事が出来ました」

      「あなた、いい人でございますね」


『テスト』の『答え』は十分なモノでございました。まず、この方は『悪い人間』ではございません。
少なくとも、『子供』を躊躇なく撃てるようなら、即座に行動に移すはずでございます。


>   ・ ・ ・ ・    ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
> 「『おまえ達』! さっき俺が話しかけた2人ッ!」
> 「ゴホッ」 「ここに『敵』がいるぞ! 今のうちに早く逃げろッ」

こんなことを言って下さる方が、『悪い人間』で有り得ましょうか。
そして、もうひとつ知ったことがございます。



   「あなた様は在日米軍の方ではございません」
    「どこか……別の土地に駐留している。違いますか?」

先の質問に対して、『イヴァン様』は『実体験』から答えてくださいました。
それもつい『先日』のことだそうです。おそらくは中東かどこかでございましょう。


    「隠さずお答えください」 「わたくしどもは敵ではございません」

                       『ス・・・』

『ナスティ・アイドル』は構えたままでございます。
わたくしたちに対する『警戒心の先入観』が浮かんだのなら、『剥がし』ましょう。

>ナツさま
  「ナツさま」 「……これからどうなさいますか?」
   「なにか、異常な出来事が起きているのは明らかでございます」

192錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/12(月) 23:55:39
>>186(俺ァ錏『葉』だぜ)

「イヤ、俺ハ『コノガキガ……」

微妙に通じなかったか?動き出す柏葉をに、訂正の言葉を投げかけようとした瞬間。


「…」


何だ、この反応。

じわり

この感じ。冬の夜、真夜中、眠りかけたときに焚き火のむこうに誰かが居る様な…
つまりは、『居る筈のないヤツが居るかもしれない』、そういう気配。不快感。

「少年」

「『何か見たか』?」

マジメな顔ではない。
今、錏葉九郎の皮を被った『ザ・シグマ』が浮かべているのは紛れもない。『笑顔』。満面の笑顔。
『恐怖』。その期待に、その歓喜に、今から胸がはりさけそうだ――!

『彼は何を思って、こんなに怯えている?』
『彼をこうするだけの、何かが』『恐怖が』『きっとあるに違いない』!

193柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/12(月) 23:58:57
>>186
「おい、何のつもりだよ」

「何のつもりだ、この手はって聞いてんだぜ」

動きを止められて更に不審そうな視線を向ける。
兵隊から逃げていると言う割には、こんな階でウロついている。
避難しようと言うと止める。

「……どうした?
 その笑顔はエラい不気味だぞ、おい」

旅人の警戒心は、獣の警戒心に比べれば緩い。
余計な空想で恐怖を自ら生み出す事も有れば、空想で緩める事も有るからだ。

何かを察知したらしい『錏葉』に疑念を傾ける。
どう考えても厄介事だというのに、笑みを浮かべるという事にだ。

194日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/13(火) 01:01:40
>>186(GM)
『兵隊』を刺激しないようゆっくりした足取りで引き返し、カメラをランドリーカートに載せる。

>>191(高泉)
カメラを取りに行っていたので二人の会話はよく聞こえなかったが、
TV曲が用意した『仕掛人』でないことはほぼ間違いないようだ。
高泉に『ジェリー』を貼りつけられる前なら、「寒いから早く骨壷を見つけて帰ろう」と言っていただろうが、
持ち前の好奇心がふつふつと頭をもたげてくる。

「んーと………」

「とりあえず……このひとを、ほっぽっていくのは、いろいろ、まずそうですよね」

「こっちのほうには、だれもいないみたいだし、えれべーたーは、うごくから……
 もうすこし、はなしをきいてあげて、
 このひとが、おちついたら、『いっかい』まで、おくっていくのが、いいとおもいます」

195苦痛の極限地帯:2012/03/13(火) 01:20:11
>>191(高泉)
>>194(ナツ)
ナツがカメラとランドリーカートをひきつれ、2人のもとへ戻る。


>      「あなた、いい人でございますね」


   ,.-'''""'''-.、,
  ,、' ,、-''""''-、, '、             _,,..、、-‐''''""
 ,i ,i'      'i, i、   _,,..、、-‐''''""
...| .|          |└'''""
_,,i .'i,      ,i'
   '-、、__、、-'


      ド      ド

  「相変わらずおまえ達の言っていることはわからない・・・」
  「だが言っておく」



    「 この土地は『イラク』 」
                      ド

  「ここには『テロリスト』が潜伏している」
  「何人いるかもわからない・・・だが放っておいたら人が死ぬ。たくさん死ぬ」



>>192(錏場)
>>193(柏葉)

>「おい、何のつもりだよ」

イトネイヌ少年が すまなさそうに手を離す。下を向く。嫌な汗が浮かんでいる。

  アナ アースィフ
 「ごめんなさい、お兄さん」


 「その『会いに行く人』は、信用できる人なんですか?」
 「お母さんがそこに居るのなら 一しょについて行きたいですけど・・・」
 「わからないけど・・・なんだがスゴくいやな感じだ」


>「少年」
>
>「『何か見たか』?」

  「うっかり頭を出すと『じゅう』でうたれます」
  「きっと、いっぱい居る」

唇をきゅっと結ぶ。
口の端を横にのばす感じで、苦い薬を飲んだみたいな顔をしてから、ゆっくりしゃべる。

  「こわい」

196高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/13(火) 22:27:26
>>195(GMさま)
>    「 この土地は『イラク』 」


>  「ここには『テロリスト』が潜伏している」
>  「何人いるかもわからない・・・だが放っておいたら人が死ぬ。たくさん死ぬ」


  「やはり、そうでしたか……」

わたくしの推理は的中したようでございます。
嬉しい気持ちのある半面、不気味さがいやましてきました。

この方はいずこから『連れてこられてきた』。そう考えるなら不合理はございません。
            ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  (問題は『誰が』……) 
   (『犯人』は何者か……いいえ) (おそらくは、『スタンド使い』)

しばし考えてみましたが、犯人を見つけ出すには『情報』が足りません。
この異常な状況を即座に理解してくださるのは、『柏葉さま』ぐらいでしょうか。


  「イヴァンさま」
   「くわしい説明は省かせていただきます」

   「わたくしどもは敵でございません」 
    「あなたをこれから安全な場所へ連れてゆきます」

                                『カシャンッ』

小銃に弾倉を詰めてから、イヴァンさまにお返しいたします。
これは一つの信頼の証と考えてもらっていただきたいのですが。


>>194(ナツさま)
>「とりあえず……このひとを、ほっぽっていくのは、いろいろ、まずそうですよね」

>「こっちのほうには、だれもいないみたいだし、えれべーたーは、うごくから……
> もうすこし、はなしをきいてあげて、
> このひとが、おちついたら、『いっかい』まで、おくっていくのが、いいとおもいます」

  「同意いたします」
  「許されるならば柏葉さまと合流したいところでございますね」

   「お気づきかどうかわかりませんが、あの方もスタンド使いでございます」

  「それと……」  「周囲の警戒をおねがいいたします」

197柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/13(火) 22:33:14
>>195
「さあな。
 だが、大して害は無いだろうぜ」

「どう考えても一般の連中だからな……」

とりあえず、コイツから話を聞いておかないといけないようだ。
話すに任せておく。

「で、結局オマエは何処の国の人間なんだ?」

自分達には、やはりこの施設が日本内としか思えない。
そうでないと思っているなら、何なのか。

198日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/13(火) 22:54:27
>>195(GM)
(うっわぁ……)

あくまで『オツムがいかれてる』場合を除いてだが、
この『兵隊』がここにいる理由は、おそらく何者かのスタンド能力と関わりがあるのだろう。

「えっと……のど、かわいてません?
 よかったら、おみず、もってきましょーか」

近づき過ぎないよう注意しつつ、『兵隊』に尋ねてみる。


>>196(高泉)
「……みたいですね」

自分の投げた『手裏剣』が見えていないようだったのが少し気になるが、

「りょーかい」

高泉に答え、通路の左右、見える範囲に目を配り、耳を澄ましながら、
この階に、トイレ以外で『水道』がありそうな場所があったかどうか思い出そうとする。

199錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/14(水) 20:11:40
>>195
「銃」

「フン」

『スタンド』の影響を受けていない限り…いやそうだとしても。
少なくとも反応できる銃撃なら、恐れるに足りない。問題は『銃声がない』だとか『曲がる銃弾』だとか、そういうファンタジーだけだ。
つまりは……

「チト期待外レッて感ジハ否メネーが…」

『柏葉』の、『何処の国の人間か?』という質問に続けて。

「ココ、(真下を指差すジェスチャー)ドコだト思ッテル?」 「ドーイウ状況ダト考えテンダ?」

聞く。
反応からしてほぼ間違いなく『普通の人間』、それはわかるが…
ではどこの誰で、ここをどこだと勘違いしているのか?
要するに勘違いさせる何かが…『スタンド能力』が…あるわけだ。

「(場所によっちゃアレだな。『連れてくる』能力とか)」

あり得る。

200苦痛の極限地帯:2012/03/14(水) 21:54:27
>>196(高泉)
>>198(ナツ)
高泉がイヴァンに小銃をかえした。

 「感謝する」

イヴァンがグリップを握り、感触を何度か確認する。
先ほどは何故か『銃が怖い』気持ちがあった(>>147)が、
そういう『先入観』は時間と共に無くなったらしいことを実感として理解した。

ナツが距離をとりつつ語りかける。

 「えっと……のど、かわいてません?
  よかったら、おみず、もってきましょーか」

    「大丈夫だ、ありがとう」


━━┫  ┗━╋━━┫////┣━━┳    ┫  ━┷┷┷┫
////┃  喫煙┃    ┃////┣━  ┣                ┃
////┃ . コ-ナ-┃    ┃////┃          ┣━━┳  ━┫
////┃  . ‐━┫    ┃////┣━  ┃    ┃////┃ELV.┃
━━┛  ━━┻  ━┻━━┻━━┛高  ┗━━┻━━┫
    ナツ                  イ           ┃
┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┳  ━┳━  ┫
┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
┃2118┃2120┃2121┃2122┃2123┃2125┃2126┃2127┃
┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃    ┃
┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┻━━┛


イヴァンは銃口を床下にむけ、ナツと高泉に対し語りかける。

 「俺が理解している事柄はこうだ」


 「目的は謎だが お前達は2人きりでここに居る」

 「そして多分2人ともが『見えない手で触れたり殴ったり』『煙を出したり』できるパワーがある。
  幽霊・・・というよりは守護霊か? それで武装したテロリストにも立ち向かえると思っている」
 「俺はどうやって報告すればいいのか 頭が痛いがな」


> 「あなたをこれから安全な場所へ連れてゆきます」

 「俺の役目は先陣をきることだ」
 「確実なルート確保に協力してもらえるのはありがたいが、
  まずは正確な情報を本部に伝えなくてはいけない」

 「無線を返却してもらえないか?」「信用しろって言っても・・・難しいか?」



>>197(柏葉)
>>199(錏場)

>「で、結局オマエは何処の国の人間なんだ?」

  「『イラク』」 「ここで生まれました」

ゴ  ゴ

>「ココ、(真下を指差すジェスチャー)ドコだト思ッテル?」

   ラム アフハム
  「わからない」
  「お母さんがここなら良いって言っていた」


>「ドーイウ状況ダト考えテンダ?」

   ラム アフハム
  「わからない」

  「まだ戦いは終わってないって、色んな人が言っていた」

  「ぼくはどうなるんですか?」
  「死にたくない」 「お母さん・・・」

201錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/14(水) 22:23:07
>>200
もう一度、周囲をぐるり見回す。
何か、『文字』が書いてあるものがあるだろう。なんかのタグだとか、表示板だとか、火の用心だとか。
それが『漢字』なら、少なくとも『病院内』は『イラクじゃない』ってことだ。サスガにイラクの病院がわざわざ『漢字』使うわけないからな。

「……ヨシ、一つズツ確認スル」

「マズ少年…イトネイネ?違ウ? アア、イトネイヌ? スマンスマン。オマエさンハ『イラク人』デ、何カノ争イに巻キコマレテ逃ゲテル」
「サッキマデ『親』ト一緒ダッタガ、ハグレタ。コレガ、おマエサンノ『状況』」

「俺ハ『錏葉九郎』。『日本人』デ、チョットシタ『お遊ビ』デ、コノ『廃病院』ニイル。コッチノ『柏葉』モ同じ」

それぞれを指差しながら、確認。

「ココハ『日本の廃病院』ダト思ウンダガ、ソコガ『奇妙』ダナ? オマエサンノ考えト『ズレ』ガアル。コーイウ『奇妙』ナコトに、俺ハ心当タリが無イワケジャナイ」
「詳シイ説明ハ省くガ、『超能力』ッテヤツダ。アニメ見タコトアルカ? 『ドア』をクグッタラ、別ノ場所ニ出テクル、っテ発想」
「ソーイウ『能力』ガアル、トシテモ、俺ハ驚カナイ。何故ナラ、俺モ『超能力者(スタンド使い)』ダカラナ」

納得するかはわからないが、『理解』はするように…できるだけゆっくりしゃべってみる。
こういうのは、自信が大事だ。オドオドしていてはいけない。

「ソシテ俺ハ、『銃弾ヲクラッテも死ナナイ』。イワバ『不死身』ノ能力。ダカラ安心スルンダナ…」
「大シテ『怖ク』モなサソーナ連中ミテーダし、チャッチャと片シテヤルカラ」
「トットト家にデモ帰レヨ」

「飛行機代ハ、コイツニ頼メ」

そう言うと、もう一度室内を確認。『何も居ない』ことが確認できたら、今度こそ食品庫を出る。
少年が動かないとか、グズるようなら、掴みあげて柏葉に押し付けよう。

202柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/14(水) 22:52:39
>>201
「イラク……?」

物心ついた頃には既に物騒だったんで渡航した事は無かったが。
こんなマトモな建物を放っておけるような状況ではない筈だ。

「俺は拳法が使える。
 まあ、『ナルト』だとか知ってんなら似たような物だと思っとけ。
 質実剛健だから、派手さは期待されても困るが」

とりあえず『錏葉』に続いて自分も説明しておく。
ただ、最後のは承知できないぞ……!

「おいおい、そういう国交とか金銭の問題を俺に振るかよ。
 御上に言うべき事だろうが」

まあ、何か有れば1階に行って此処から出、市役所か交番にでも駆け込めばいい。

203日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/15(木) 00:22:26
>>200(GM)
この短時間で、自分たちの事をこれだけ正確に分析するのは、オツムがいかれていては不可能だろう。
それに、どうやら自分たちを『敵じゃない』と認識してくれたようだ。
……が……

(『せんじん』って……それ、まずいよね……)

この状況で、『本物の仕掛人』たちが何かをやってきたら、この人はたぶん『撃って』しまうだろう。
そうしたら、厄介とかのレベルじゃなくなる。

「えーっと、そのまえに……『いう”ぁん』さん、でしたっけ。
 このびるのなかには、あたしたちの、しってるひと、
 つまり、『うっちゃいけないひと』が、なんにんか、います。
 だからー、あたしたちが、『うっちゃだめ』って、いったら、
 『ぜったい、うたない』って……やくそく、してください。
 そうしてくれたら、むせん、かえします」

>高泉
「……そーゆーことで、いいですか?おねーさん」

204日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/15(木) 13:33:32
>>203訂正・追記

>>200(GM)
自分と北側の喫煙コーナーへの通路との間にカートを置き、いつでもその陰にかがみ込めるようにしつつ『兵隊』の話を聞く。
この短時間で、自分たちの事をこれだけ正確に分析するのは、オツムがいかれていては不可能だろう。
それに、どうやら自分たちを『敵じゃない』と認識してくれたようだ。
……が……

(『せんじん』って……それ、まずいよね……)

この状況で、『本物の仕掛人』たちが何かをやってきたら、この人はたぶん『撃って』しまうだろう。
そうしたら、厄介とかのレベルじゃなくなる。

「えーっと、そのまえに……『いう”ぁん』さん、でしたっけ。
 このびるのなかには、あたしたちの、しってるひと、
 つまり、『うっちゃいけないひと』が、なんにんか、います。
 だからー、あたしたちが、『うっちゃだめ』って、いったら、
 『ぜったい、うたない』って……やくそく、してください。
 そうしてくれたら、むせん、かえします」

>高泉
「……そーゆーことで、いいですか?おねーさん」

205高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/15(木) 20:10:14
>>200(GMさま)
> 「俺が理解している事柄はこうだ」


> 「目的は謎だが お前達は2人きりでここに居る」

> 「そして多分2人ともが『見えない手で触れたり殴ったり』『煙を出したり』できるパワーがある。
>  幽霊・・・というよりは守護霊か? それで武装したテロリストにも立ち向かえると思っている」
> 「俺はどうやって報告すればいいのか 頭が痛いがな」


  「わたくしどもの見解を示させていただきます」

   「まず、ここは安全な土地」 「……日本でございます」
   「イヴァンさまのおっしゃられる通り、わたくしは付き従う『守護霊』を持っております」

ナツさまをちらりと見ます。
ここで全てを明かしたほうが、今後の『協力関係』にも齟齬が生じない。
わたくしはそう信じますが、彼女がどうかはわかりません。

差し止めようとするのなら、そこで話は止めましょう。

>>204(ナツさま)
  「ええ、わたくしはそれで結構でございますよ」

コクリと頷きましょう。
ここからは彼女にも向けた私の推察と提案でもございます。


  「わたくしども……」 「イヴァンさまも含めてでございますが」
    「我々は何者かによる、『守護霊での攻撃』を受けております」

  「おそらくはイヴァンさまが日本に連れてこられたか」
  「わたくしどもがイラクに連れてこられたか」

   「このいずれかでございましょう……」

この場で全てわたくしの知り得ること、なぜわたくし共がここに居るかの経緯を話しとうございます。
テレビのロケでここにやってきたこと、そして偶然イヴァンさまを見つけたことを話します。


  「イヴァンさま」
  「この建物に来た経緯をお話しいただけますか?」

206錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/15(木) 22:06:17
>>201訂正追加。
>少年が動かないとか、グズるようなら、掴みあげて柏葉に押し付けよう。



少年を掴み上げ、妙なモノ――ナイフだの武器や爆弾を――持ってないかチェックしてから、柏葉に押し付けよう。

207苦痛の極限地帯:2012/03/15(木) 22:24:19
>>201(錏場)
>>202(柏葉)
二人の言葉ひとつひとつに、こくこくと相槌をうつイトネイヌ少年。

 「わっ」 「な、何?」

イトネイヌ少年の全身を錏場がまさぐりボディチェックをする。

   「?」「?」

異常は「無し」だ。ひととおり話したところで 錏場が「食品庫」を出る。
出てすぐのところで『食品庫』と表札が掲げてあった。はっきりと、日本人の錏場でも読める。


  クル!

身をひるがえしたところで、「目が合った」。


    ┣━━━━━┫    ┣┯┯┿━━╋
                ┃    ┃┝┿┿、  .┃
    ┃          ┃    ┣┷┷┷┷  ┫
        低温室  ┃                ┃
    ┃  冷蔵室  ┃    ┣━━┳  ━┫
    ┃  冷凍室  ┃    ┃////┃ELV.┃
┳  ┫          ┃    ┣━━┻━━┫
┃   錏         ┃    ┃          ┃
    ┣  ━━━━┫       機械室-3 ┃
┫  ┃  柏      ┃    ┃          ┃
    ┃        イト┃    ┣━━━━━┫
┃  ┣━━━━━┫    ┃          ┃
┫              ┃       霊安室   ┃
    ┣━━━━━┫    ┃          ┃
┃  ┃男子休憩室┃    ┣━━━━━┫
┃              ┃    ┃ 男WC   .┃
┻  ━━━━━━┛    ┃ 女WC   .┃
  ?                   シャワー室┃
                ┃          ┃
━━━━━━━━━━━┻━━━━━┛


長廊下に出たところで――― じっと立っている。
『それ』は目元以外が真っ黒な服かなにかで覆っており、静かに錏場を見つめている。



>>203(ナツ)
>>204(高泉)

>この場で全てわたくしの知り得ること、なぜわたくし共がここに居るかの経緯を話しとうございます。
>テレビのロケでここにやってきたこと、そして偶然イヴァンさまを見つけたことを話します。

 「戦場カメラマン? いや違うんだろうな・・・」「まぁ、大体わかったよ」


> 「この建物に来た経緯をお話しいただけますか?」

 「見て察しの通り テロリストの鎮圧だ。装甲車でここまで来た」
 「思ったより中が広くて手間取っている」


> だからー、あたしたちが、『うっちゃだめ』って、いったら、
> 『ぜったい、うたない』って……やくそく、してください。

  ラジャー
 「了解」

しっかりと考えてから、イヴァンは大きな頷きとともに約束を受け入れた。
そして無線を受け取るべく、手を差し出される。

208苦痛の極限地帯:2012/03/15(木) 22:25:24


                                   4階/手術部
       天草 四郎                初日/ 1時14分41秒

.

209苦痛の極限地帯:2012/03/15(木) 22:26:37

 「ハンニャーハーラーミーター・・・」
 「トアアッ――――っ!!」


     喝ッ /
       ・

 「うむ」「これで手術の痛みに苦しむ魂は成仏しましたぞい」



      「ふぅ゛〜〜〜〜ん」「樹里こわかったァ―――」
      「えっと、じゃあまた何かありましたら、えと、スタジオまで連絡します」


ここまで撮り終えたところで カメラマンの鍵庭がオッケーサインを出す。
撮影は一旦ここまで。それをみて樹里チャンは大きく肩をおとす。

      「はぁぁ〜〜 まだ怖いですゥ〜〜」「帰りたい・・・」


カメラマンの鍵庭はコミュニケーション能力が乏しいタイプの人間で、
こういう反応をされたときは、いつもの調子でつい出てしまう。

   ぺこ  ぺこ

  「すみません、本当、すみません・・・」


      「ええ〜〜 カメラマンさんは謝らなくてもいいですよぉ〜〜」
      「樹里も、カメラマンさんもお仕事ですから。がんばりましょおよ。怖いけど・・・」


  「あっあっアー・・・なんかスイマセン、逆に気を遣わせちゃって・・・」


      「んっとォ、じゃあ手を繋いでいっしょに歩きましょ?
       ネッ♡ ほらほら怖くない、怖くなーい・・・」


  「アアアアアー―――ッ!? いやいやいやいや!とんッでもない・・・
   アイドルに私がそんな、手なんて・・・怒られちゃいます!いや本当ゴメンナサイ・・・!」

  「ももも、大丈夫ですって、天草センセイが
   除霊してくれたんですし・・・わ私もちゃんと・・・」



  「・・・天草センセイ?」



      ガタ  ガタ

        ハァ  ハァー  ハァー ハァー


      「どおしたんですか?汗、すっごいですよ・・・」


          「ん、ああ・・・我のことか。案ずるでないぞ。
           ちょっと厚着しすぎちゃっただけじゃ」


  「ちょっと休憩しますか? 昇り下りとか、ここって
   結構広くて疲れますし・・・あ、天草センセイは
   お若い御健脚とは思ってます。スイマセン変なイミじゃなく・・・」


大丈夫だ、と天草は目で語る。


      「顔、真っ青ですよぉ。まさか、樹里に憑いてた
       ユウレイさんが天草センセイに・・・ ふぅ゛ええええ・・・」


          「いや、大丈夫」「霊魂はここにおらんよ。我が除霊した」


天草四郎は――― 現在の芸名を名乗る ずっ前から「勘」を身につけていた。
例えばそれは、死人がでた場所を言い当てるとかといったような「勘」があり、それを仕事に活かしていた。
もっともこの「勘」は年齢とともに弱まり、もっぱら最近はパフォーマンス頼りだったが・・・。


     ハァー  ハァー

天草は確信していた。

 「( そう、ここには もとから霊魂なんて居ない )」

       ハァー  ハッ ハァー

    ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
 「( じゃあ、この嫌な感覚は一体なんなんだ?)」


それは、天草が久しく感じていなかった「勘」だった。
例えるなら―― むかしは野生動物みたいな凄い聴力だったが、現在は耳の遠いモーロク。
そんな状態で突然 『鼓膜がちぎれそうなほど大音量の何か』をぶつけられた、そんな感覚だ。


       ガタ  ガタ

廃病院とかブキミなとこには大概「迷える魂」が居る。だがここは「ゼロ」だ。
こんな体験はじめてだ。「魂」どもが何かをおそれるように散り散りに消えた? 恐れる「何か」ってなんだ?

 「( ・・・・・・・・・・・・ )」
 「( もう自分には霊感なんて無いだろうしな )」 「( 気のせいだ )」


今晩なにかが起きるとしたら、『生きた人間』の仕業か、『怨念うずまく悪霊』の仕業だ。
そのどちらかなら まだ何かしらの対処法はある。
この『どっちか』であってほしい ――と、天草は思った。


  「よし、次の除霊にまいるぞ」

『どっちでもない』という、絶対にあってほしくない『可能性』を―― 天草は忘れることにした。

210錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/15(木) 22:47:05
>>207
「?」

「『イラク』?」

ボディチェックを終えて、『柏葉』に押し付け、呟く。
イラクか?
『何年か前に戦争があって、その年内に戦争が終わった』、そしてつい最近、テロリストの親玉も射殺された…
あの『イラク』か?

「物騒なトコッテノハ、知ッテルケド」

なにか妙だ。
なにかがおかしい。『違和感』がある。
『食品庫』。
問題なく読める。イラクにワープってことはなさそうだ。

クル!

「……」

即座に飛び掛ってこない。だからといって、敵ではない『ワケがない』。
言葉が通じるのか?そういう相手か?人間か?ほんの一瞬の対峙。

「『柏葉』ァ」
「少年ヲ頼ムゼ」 「警戒シロ」


      ―――バウッ

 グリズリー
『灰色熊』はおよそ、毎秒で10メートルを駆け抜ける。
一瞬で、というわけではないが…『接近』。
敵意も戦意も、それを示す咆哮もなく、静かに、ただ歩み寄るような静けさをもって――

   ダ!

『だが最大限の警戒を以て』、たとえば何か飛ばしてきたら、最小限の動きでかわせるように心構えて。近づく。

211柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/15(木) 23:04:30
>>207
「ああ……
 2011年12月14日、ノースカロライナ。
 『今日をもって、我々は戦争を終結する』」

『錏葉』の言葉を聞いて、そう言葉を続ける。アメリカの大統領の演説だ。
そういえば『兵士』が人を撃ち殺す?
治安維持の中の例外でさえボコボコに国際批難される程には落ち着いていた筈だ。

「おい、『イトネイヌ』。
 『今何年の何月何日』だ?」

そもそも、日本だと聞いて『先の災害』について無知という事は少ないだろう。
少なからず言及は有る筈だ。
無いという事は、最初から知らないという事か?

  スゥッ
           グッ
    グッ             ズッ

『ハード・ターゲット』が気血を巡らす動作。
身体を暖めるように、何かが起きる事を警戒する。

もう一度今居る室内。
そして現在『錏葉』の居る室内をライトで照らしながら確認。
『イトネイヌ』が『イラク』から日本くんだりまで瞬間移動しているであろう事。
つまり、何が何処から出てきてもおかしくないという事だ。警戒する。

「ほら、行くぞ。
 …………何が有った?」

『錏葉』の様子に疑念を感じつつ、
『イトネイヌ』を促して自分も移動を始める前の『錏葉』の位置まで移動、通路の方を見る。

212高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/15(木) 23:31:45
>>207(GMさま)
  「どうぞ」 「お返しいたします」

               『スッ』

無線をお返しします。先程無線は通じるとおっしゃられていました。
ならば、イヴァンさまのような方が、他に連れてこられている可能性がございます。


  「…………」
                  『クルリ』(振り返る)

  「降りるのならば、階段を控えたほうがよろしいかと」
   「守護霊……」  「いいえ、悪霊使いの方が正しいでしょうか?」

  「エレベータ内ならば『逃げ場』がございません」

   「目指すのは一階。他に確認はございますか?」

213日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/15(木) 23:47:54
>>207
『ニンジャマン』と、使用していた『忍具』をいったん解除する。
下にいるスタッフに『部外者がいるので外に連れていく』と電話をかけたいところだが、
『イヴァン』はなぜか『子供』に対してピリピリしているようなので、怪しまれそうな行動は避けよう。

「まだ、いってなかったよね――あたし、『なつ』。
 んじゃ、いきましょーか、『いう”ぁん』さん……えれべーたーは、こっちです」

周囲に耳目を配りながら、そろそろとカートを押して通路を西へ向かいたい。

214苦痛の極限地帯:2012/03/16(金) 00:15:05
>>210(錏場)

   l/
  ク オン

 「!!」


  どすん

 「きゃあッ」

猪のように突っ込んでくる錏場に、「黒い影」が思わず尻もちをついた。



>>211(柏葉)
室内をぐるりと見回す。いまは何もない。

>「おい、『イトネイヌ』。
> 『今何年の何月何日』だ?」

 ゴ

 「2004年4月7日」

    ゴ   ゴ

もう何年も昔の日付だ。


      「きゃあッ」

柏葉が長廊下に足をむけたときには、ちょうど錏場が誰かをビビらせて倒したところだった。



>>212(高泉)
>>213(ナツ)

  ルチャ

イヴァンが無線をうけとる。

     ザッ

  「こちらイヴァン、本部、応答願う」

  「本部、応答願う」
  「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「クソッ」

              「無線がつながらない」

無線は用無しとばかりに、大きなポケットにしまいこんだ。
そういえば、と・・・さっき(>>132)連絡をとったときに 相手方の応答を聞いていない事をイヴァンは思い出した。


   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・   ・ ・  ・ ・ ・ ・
  「この現象が誰かの仕業だとして、『目的』はなんだ?」

  「こうやって俺と本部との「繋がり」を絶って、俺のことを恐怖させようってのか?」
  「クソ」

    ザッ


  「俺からの質問はなしだ」「行こう」


イヴァンがガスマスクを装着しなおす。中腰の状態で練り歩き、両腕でしっかりと小銃をかまえる。
肉体は必要最小限の動作で、だが視線は最大限に動かす。
廊下のカド、病室ひとつひとつ、入念に神経をとがらせているのがわかる。

そうやってナツと並行するように エレベーターホールまで向かう。

215錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/16(金) 00:25:16
>>214

   グ  ィ

尻餅をついた『黒い影』。『観察』する。声から性別を。服装から国籍…『時代』。

「……」

「オマエさンダケカ?」「他ニ、誰カイルカ?」

「質問バカリデスマネーとハ思ウガ続ケルゼ…『ココハ何処デ』『今ハ何時デ』『アンタハ誰ダ』?」

こいつも、『イラク』からきたのか?
それとも…いや、『テレビのスタッフ』なのか…?

答えによって、危険がなさそうなら『柏葉』を呼びたい。

216柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/16(金) 00:35:30
>>214
「!?」

「2004年……
 マジで言ってるのか、テメェ」

そして、その日付。
9歳の頃に読んでた新聞の記事に心凍った憶えが有る。

「まさか、『ファルージャ』に住んでる。
 そんな事をば言い出さないだろうな?」

『まさか』の想定。
これが真ならば……コイツは……『イトネイヌ』は。

「…………」

>      「きゃあッ」

そこで、聞こえる甲高い声。
『イトネイヌ』の声に耳を傾けながらも、『錏葉』の方へと接近する。
ただ、優先すべきは質問への答えを聞く事の方だ。
あの身体能力、マジな戦闘とならなければ援護は必要無いだろう。

217高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/17(土) 22:10:17
>>214(GMさま)

>  「こうやって俺と本部との「繋がり」を絶って、俺のことを恐怖させようってのか?」

  「…………」

  (イヴァンさまの今のお言葉……)  (一考の余地がございます)

   (誰がいかなる目的をもってこのような真似をするのか)
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
『スタンド攻撃』というのを初めて受けたわたくしでございます。
考えるだけで答えに至るのは、無理があるでしょう。

おそらく、今は行動の時なのです。


エレベータホールに着いて、改めて考えます。


  「階段かエレベーター、どちらを行きましょうか」
  「先にわたくしは階段は控えたほうがいいと言いましたが……」

  「この状況を監視している誰かがいるとして……」
  「電源を断つだけでわたくしたちを『閉じ込められます』」

  「しかし、階段をゆくのも『時間がかかる』というリスクがございます」

218日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/17(土) 23:27:13
>>214(GM)
(なーんか……それっぽいじゃん)

厳しい訓練に基づいたものであろう『イヴァン』の動きに、理屈を超えた『カッコよさ』を感じる。
カートを押しつつ、
携帯電話の液晶画面をチラリと見て、『圏外』の表示が出ているかどうか確かめる。


「それも、きになりますけどー……
 
 えっと…『いう”ぁん』さんは、
 どんな『もくてき』で、このびるに、はいったんですか?
 
 このなかにいる、だれかを、『たすけだす』ためですか?
 それとも………『ころす』ため、ですか?」

さっき会ったばかりの『民間人』に対して、むやみには答えられない質問だろうと承知の上で、『あえて』尋ねる。

「きいちゃ、いけないことなのかも、しれませんけど……
 それが、あたしたちみんなが、ぶじにかえるための、『てがかり』になるかもしれないんです」


>>217(高泉)
「うーん………」

悩みどころだ……降りるだけとはいえ、21階分の階段はきつい。

「……そーだ」 ピコン

「えれべーたーは、むこうの『べっどせんよう』のも、あるから……
 この『かーと』を、どれかにのせて、『おとり』にして、
 あたしたちが、べつのに、のっていく………ってゆーのは、どーでしょーか」

219苦痛の極限地帯:2012/03/18(日) 00:12:51
>>215(錏場)

>「オマエさンダケカ?」「他ニ、誰カイルカ?」
>
>「質問バカリデスマネーとハ思ウガ続ケルゼ…『ココハ何処デ』『今ハ何時デ』『アンタハ誰ダ』?」

尻もちをつきながら 恐る恐るかえしてくる。

   ゴクリ

 「こ・・・ここは私たちの国です、外国の方」

女性の声だ。
                 アザーン
 「いまは何時って? さっき礼拝の放送が
  終わったばかりなのになにトボけたこといってるの・・・?」


 「わたしの名前はワーヒド」


  ┌―――――――――┐
  |     ワーヒド      |
  |  (声:北西 純子)  .|
  └―――――――――┘

 「息子のイトネイヌと一緒に来たのだけれど・・・あなた達が連れてった」

 「あの子はどこ?」
 「まさかあんた達テロリストじゃあないわよね?」



>>216(柏葉)
>「まさか、『ファルージャ』に住んでる。
> そんな事をば言い出さないだろうな?」

 l/


    ナアム   ハーザー
  「はい、そうですけど・・・」
                       ゴ
                   ゴ

イトネイヌ少年に質問しつつ、錏場のもとまで向かう柏葉。



>>217(高泉)
>>218(ナツ)

> このなかにいる、だれかを、『たすけだす』ためですか?
> それとも………『ころす』ため、ですか?」

一瞬だけ、イヴァンがナツを向いて固まる。
ほんの一瞬だけだ。その時の表情は、ガスマスクに隠れてみえない。

 「俺は『兵隊』だ」

 「ハトが平和の象徴ってぇのなら、俺は「その逆」だ」
 「俺がどっか遠くの国で仕事をしてくると、人は俺たちのことを嫌がる」
 「殺されそうだったんで撃ったら、もっと嫌がられる」

     ゴ

 「だが、『嫌われる』で良い」
 「俺たちが『嫌われる』でなく 『感謝』される時は、国の本当の危機」



 「話し合いで和解できない奴なんて、この世のどこにも居ない」
 「俺はそう信じてるし、それができないと『嫌われる』」
 「だが、『嫌われる』ことを誰かがやらなくてはならない」

   グッ

イヴァンが小銃を力強く握りなおす。

 「そして俺個人は、『助けだすべき人』がここに居るという情報は聞いていない」
 「ベストは尽くすがな」

これがナツへの回答、軍の規律を順守して答えられることだ。


>「えれべーたーは、むこうの『べっどせんよう』のも、あるから……
> この『かーと』を、どれかにのせて、『おとり』にして、
> あたしたちが、べつのに、のっていく………ってゆーのは、どーでしょーか」

よし、とイヴァンが2人に頷く。

   サッ


       サ!    サ

   クリア
 「敵なし」

イヴァンが『ベッド専用エレベーター』まで寄り、銃口をささっ、とかざす。
そして簡単なハンドサインで、「ナツはこっちへ」、「高泉はエレベーターを呼んでくれ」と促す。

┏━‐┳━‐┳━‐┳‐━━━━┳
┃..ベッド専用ELV┃.         ┃
┃.   ┃.   ┃.   ┃. デイル-ム ┃
┣‐  ┻‐  ┻‐  ┫.         ┃
┃          ┃TEL .     ┃
┃                        ┣
┣━━━━━━‐┫イ                                                                       ┃
┣━‐┳━‐┳━‐┫    ,、‐―┸
┃   E L V   ┃.   ..i'
┣‐  ┻‐  ┻‐  ┛.   |
┃          高 ナツ |ナ-ス
┣‐  ┳‐  ┳‐  ┓.   |ステ-ション
┃   E L V   ┃    !、
┣━‐╋━‐┻━‐┛     `   ―

┣━┳  ┏━━┳  ━┳━  ┳

220錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/18(日) 00:39:21
>>219(『葉』だぜ)


ガ!!


『首』を掴んでみる。絞めるんじゃあない。脈があるか?体温があるか?そういうことだ。
これが『生きた人間』だと確認しておきたい。


   ゴゴ   ゴ


『スタンド』じゃあなく。『生きた人間』だと。


「俺ァ日本ノ『通リ魔』ダヨ」「安心シロ」

「少年ナラホレ、俺ノ後ろカラ来ルダロ…一緒ニイテヤレ」


そう言って後ろにやると立ち上がり、まず外の『廊下』を確認したい。

221日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/18(日) 00:47:02
>>219
携帯の画面表示は確認できなかった?

222苦痛の極限地帯:2012/03/18(日) 00:49:55
>>221
>携帯電話の液晶画面をチラリと見て、『圏外』の表示が出ているかどうか確かめる。
電波は通じている。

>>220
すいませェん・・・。

223高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/18(日) 00:52:29
>>218(ナツさま)

>「えれべーたーは、むこうの『べっどせんよう』のも、あるから……
> この『かーと』を、どれかにのせて、『おとり』にして、
> あたしたちが、べつのに、のっていく………ってゆーのは、どーでしょーか」

  「(悪くはございませんね)」
  「(と、なるならまずは……)」

  「(カメラがないか探して、あれば壊していただけますか?)」

『敵のスタンド使い』が何者であるか。
可能性として高いのは、ここに連れてきた『TVクルー』の方々でございます。
隠しカメラがあるのは先程の一件で解りました。


  「(ロケ班の中に敵がいるのなら……)」
  「(こちらの情報を渡す愚は冒すべきではありません)」


>>219(GMさま)
  「(イヴァンさま、ありがとうございます)」

小声で礼を言って、それとなくあたりを見渡すといたしましょう。
あまり派手な挙動ではなく、『ナスティ・アイドル』に背後をカバーさせて、でございます。

『ナスティ・アイドル』は自ら視聴覚を持つスタンドです。
その眼とわたくしの目でカメラを探したいところです。

そういえば先程回収した手持ちカメラの電源は入ったままでございましょうか?

224柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/18(日) 00:59:49
>>219
「ソイツは、『イトネイヌ』の母親か?」

ヘジャブを身にしているであろう女性の様子が見える筈だ。
そうだとしたら……『イトネイヌ』の背中を押して、女性の方へと行く事を促そう。

「それと………おい、『錏葉』。
 ちょっと耳貸してくれ。
 ああ、アンタ達はそっちで良い」

自分自身が『錏葉』へと駆け寄り、二人に関してはその場で止まって離れたままで居るように言う。




「分かった事が有る」

「『イトネイヌ』は今日が『2004年4月7日』だと言っていた。
 そして、『ファルージャ』に住んでいるともな」

「海外情勢には詳しいか?」

「その日その場所で市街戦が起きて、『海兵隊』が虐殺をしている。
 そんな時間で奴の意識が止まってるってのは、どう思う?」

『錏葉』へと小声で尋ねたい。

225日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/18(日) 01:28:02
>>219(GM)
(……………)

(よくは、わかんないけど……いろんないみで、『ほんもの』な、ひと……ってかんじ)

「あ、はいッ」

撒き菱を解除しといて良かった…そう思いつつ、
『イヴァン』の後に続いて、非常ベル側の壁沿いに、カートを前にしてゆっくり押しながら移動する。

>>223
「(おっけーです)」
「(あたしの『まんまる』は、あたしが、みえるところでしか、たたかえないんで)」
「(おねーさん…みつけたら、おしえてください。 とおくだったら、『しゅりけん』で、こわします」)

高泉に答えつつ、自分も移動しながらライトをゆっくり壁から天井にかけて動かし、『カメラ』らしきものを探す。

226苦痛の極限地帯:2012/03/18(日) 21:54:58
>>220(錏葉)
>>224(柏葉)

   グ
    ァ
   シ
    ィ ツ

 「なっ」 「ぐ」 「苦しい・・・」 「ぅぁ」


こいつ・・・「黒衣装のワーヒド」には体温がある。
布越しに つかんだ首から 脈拍をたしかに感じた。


   ドサア

 「げほっ」 「?」 「げほっげほっ」


   「お母さんッ!?」

へたり込むワーヒドに、少年イトネイヌが駆けよる。

    ゴゴゴ

錏場が長廊下を確認する。
右、自分達がきたところ―― ライトを照らす。そこの曲がり角まで異常はなにもない。
左、霊安室まで続くところ―― こちらにも光をあてるが 変化はない。

>「その日その場所で市街戦が起きて、『海兵隊』が虐殺をしている。
> そんな時間で奴の意識が止まってるってのは、どう思う?」

柏葉が錏場にそっと耳打ちする。
イトネイヌたち母子は 2人のやりとりに気づいていない。



>>223(高泉)
周囲を観察する。


  シィ―――― ――――ン

異常なしだ。
さっき高泉達がのってきたエレベーターは扉が閉まっている。

 「エレベーターのボタンを押してくれ」

すっとイヴァンが通り過ぎ、エレベーターホールの端を陣取る。
そして小銃を構えながら高泉に依頼をする。

>そういえば先程回収した手持ちカメラの電源は入ったままでございましょうか?
『入ったまま』。



>>225(ナツ)
移動中、きょろきょろと周囲を確認する。


┏━‐┳━‐┳━‐┳‐━━━━┳
┃..ベッド専用ELV┃.         ┃
┃.   ┃.   ┃.   ┃. デイル-ム ┃
┣‐  ┻‐  ┻‐  ┫.         ┃
┃          ┃TEL .     ┃
┃                        ┣
┣━━━━━━‐┫ナツ
┣━‐┳━‐┳━‐┫    ,、‐―┸
┃   E L V   ┃.   ..i'
┣‐  ┻‐  ┻‐  ┛.   |
┃イ        高   |ナ-ス
┣‐  ┳‐  ┳‐  ┓.   |ステ-ション
┃   E L V   ┃    !、
┣━‐╋━‐┻━‐┛     `   ―
┃           カメラ
┣━┳  ┏━━┳  ━┳━  ┳

目に見える範囲では、監視カメラは『2台』ある。
背後の曲がり角の天井にある 半円状のやつがおそらくそれ・・・もう1台はナツのちょうど真上だ。

227日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/18(日) 23:15:59
>>226
ヒュッ    ヒュッ

位置を確認できたカメラを『十字手裏剣』で破壊する。

「……こっちは、いつでもいけます!」

カートに手をかけ、若干姿勢を低くし、動く準備。


>高泉
「かめら、おねがいしますね…おねーさん。
 『え』が、とれてないと、『ぎゃら』、もらえないかも、しれないから」

228錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/18(日) 23:34:41
>>226

『何もいない』ことを確認――

>「その日その場所で市街戦が起きて、『海兵隊』が虐殺をしている。
> そんな時間で奴の意識が止まってるってのは、どう思う?」

「…」

「『過去』ノ人間」「『イラク戦争』ダカ何だカノ犠牲者ハ何万人ダッタカナ…三万?イヤ、四万ハ越エテタヨナ」

「『ソノウチノ二人』ダッテコトカ?」

「『ソレヲ再現スル能力』……ダガハッキリト、アノ女ハ『人間』ダシ、生きテル。脈モアッタし」

それに、『スタンド能力』による現象だとして…
誰が、何のために? まさかテレビ映えするか?こんな、怪現象というにはあまりに突飛な『十年近く前の戦争被害者』が?

「…トニカク、移動スルゼ。外ニ出リャ、スタッフモイルダローガ」

そうだ。とにかく外。
実際、当時の『イラク人』がここに来てるなら問題だし、
もし、『そう思い込まされている』、そういう類の能力だとしても、やはりこいつらは外に連れ出すべきだ。
というより、この『病院内』からは早めに出たい。そういう判断だ。

229高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/18(日) 23:39:05
>>227(ナツさま)

        『コクリ』

ナツさまがスタンドでカメラを破壊したのを確認します。
問題なく成功したのなら、エレベータの前へ移動してみましょう。


>>226(GMさま)
  「(かしこまりました)」
  「(少々お待ちください)」

エレベータのボタンを押して、二基同時に呼び出すといたしましょう。

…………あれ。ふと違和感を覚えました。
そう言えば、何故『イヴァンさま』はご自身でエレベータを呼び出さないのか。


   (ご自身は警戒をなさる為でしょうか)
   (それならば納得でございますね)

230柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/18(日) 23:47:34
>>226
>>228
「かもしれない、という事だ。
 死者でなければ行方不明者という事になるな。
 戦争が起きてる場所なんてのは、そういう物だろ」

だが、コレをしているのは誰が何の目的でなのか。
行方不明……時を超えての神隠しか。
あるいは、本当に死者の死ぬ直前の魂なのか。

「アザーンとは、一日五回の礼拝時間を告げる事だ。
 時間は世明け・午前中・午後・日没・夜。
 どの時間か分からないが……モスクに爆撃がされている」

あまりに日時が合致しているからの邪推かもしれない。
しかし、整合性に身震いする。

「そうだな、どちらにしろ企画なんて既に潰れてるような物だろ。
 部外者配置する訳が無いからな」

自分も、1Fのエントランスに向けて移動を開始したい。
『イトネイヌ』達も促してだ。

231苦痛の極限地帯:2012/03/19(月) 00:11:47
>>227(ナツ)
>>229(高泉)

   ガァアー―――

>エレベータのボタンを押して、二基同時に呼び出すといたしましょう。

高泉がエレベーターを開ける。
どうやら「下の階へおりるボタン」では、一基しか呼べないように制御されているようだ。

   チャキ

ドアが開くと同時に、イヴァンが銃口をエレベーターに向ける。
イヴァンがハンドライトで中を照らす。誰もいない。


 「こっちもオーケーだ」

イヴァンがナツに声をかける。
ナツのほうは、ベッド専用のエレベーターが都合よく一基、この階でとどまっていたようだ。


  パリン     パリン

ナツの『手裏剣』が監視カメラをとらえる。

 「・・・?」「どうした、大丈夫か」

エレーベーターホール端を陣取るイヴァンは、位置的に「監視カメラが破壊されたところ」が見えない。
正体不明の微音に、誰となく声をかける。



>>228(錏葉)
>>230(柏葉)


   サ!   サ


      チカッ

全方位を警戒し、ライトを照らして先に進む一行。
柏葉にしたがい母子が後ろをついてくる。

  「お母さん、この人達は日本人だ」

     「そうなの? タケシキタノとかコータクミンの国?」
     「とても礼儀正しい国の人だって聞いていたんだけど・・・」


母親のほうがぶつぶつ言っている。

   カツ カツ  カツ カツ

地下一階の、階段前のところまで戻ってきた。

 「下の階じゃあなくって、上にあがるんですね」
 「もう『外』は安全なんですか?」

イトネイヌ少年が錏葉と柏葉に語りかけてきた。

232柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/19(月) 00:21:15
>>231
「バックパッカー以下の旅しかしてないんでな。
 悪いが、日本の礼儀とかは半分位忘れちまってるぜ、俺なんかは」

そういえば『ハード・ターゲット』に気付いた様子も無い。
この二人は『スタンド使い』ではない、というのは確定しているだろう。

「外に出ればロケバスだのにスタッフが待機してるだろうさ。
 後で大使館にでも行って国へ帰るんだな」

道中も気が抜ける訳じゃない。
未だ雲霞を掴むような物だ。

「いいか」

「俺達は『外』から『下』に来た。
 ほんの15分程前だ、1階にも人っ子一人居ないようなな。
 それに外は外で撮影関係者以外は家でオネムか酔っぱらって電柱に抱き付いてるような平和ボケしか居ないぜ。
 パジャマでコンビニ行っても滅多に襲われない国なんだからな」

とはいえ、状況が変化しているかもしれない、が。
しかし何もしないよりは動く方が良いだろう。

上の階へ移動しよう。一応、聴覚に神経を傾けて物音や息遣いを窺いたい。

233錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/19(月) 21:09:59
>>231
「『江沢民』ハ中国人」

> 「下の階じゃあなくって、上にあがるんですね」
> 「もう『外』は安全なんですか?」

「知らン。行ッテミネートワカラナイんダガ」
「ココヨリマシダロ」「多分」

アバウトだが本心。
『階段』を見上げ。

「…」

   タァ ァ ンッ

一蹴りで、飛び上がる。『階段の踊り場』まで!
そして身を捻りながら、踊り場と、その上、上階を確認。不意の人影や…『少年』の言葉を信じるなら、『銃撃』もありうるわけだからな。
勢いをつけた『着地』で、『次の一歩』をできるだけ速く、そして強く踏み込むために。

234高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/19(月) 23:10:11
>>231(GMさま)

> 「・・・?」「どうした、大丈夫か」

   「いえ、大丈夫でございます」
   「ナツさまの仕業ですから」

スタンドが見えない方だと、些細な事でも敵味方の判別がしづらいのでしょう。
これはすくなからず難儀かもしれません。わたくし達を気をつけねば。


   「さて、いずれかに乗っていくといたしましょうか」
   「二つ同時に動かせば……」
   「相手からどれに乗っているか判らないでしょう」

235日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/19(月) 23:22:49
>>231(GM)
「…へ? なんか、きこえました?」

とぼけて返事する。
『一般人の面子を立てる』――スタンド使いにはそういう苦労もあるのだ。

片手でドア横の『下ボタン』を押しながら、
開いた『ベッド専用エレベーター』のドアの内側を懐中電灯でくまなく照らし調べる。

特に気になるものが無いようなら、向こうの二人に「いじょーなし」と声をかけたい。

236苦痛の極限地帯:2012/03/20(火) 00:43:54
>>234(高泉)
>>235(ナツ)

>開いた『ベッド専用エレベーター』のドアの内側を懐中電灯でくまなく照らし調べる。

  チカッ

ナツが注意をはらう。こちらも異常なしだ。


>「…へ? なんか、きこえました?」

   フゥーム

   「危機があったらすぐに言えよ」

イヴァンは この話題はここまでと切り上げた。

> 「さて、いずれかに乗っていくといたしましょうか」

   「よし、はやく行こう」
   「ナツのほうが『囮』、だよな?」



>>232(柏葉)
>>233(錏葉)

>「外に出ればロケバスだのにスタッフが待機してるだろうさ。
> 後で大使館にでも行って国へ帰るんだな」

     「そ そうなんですか」
     「お母さん、僕たち助かるの?」

  「・・・・・・・・・そうね」

母親ワーヒドは、状況を理解しきっていないといったトーンだが、
とりあえず息子イトネイヌを安心させることにした。

   シュバウ!  シッタァー――――


柏葉が、そして『ザ・シグマ』が先陣をきる。
それに母子2人はついていき、後ろで励ましの言葉をかけている。

  「イトネイヌ」
  「私たちの体は一つだけど、一人のものじゃあない」

     「?」


  「イトネイヌ、あなたは父親とわたしが『希望』をもって生まれた命」
  「この私も わたしの父と母が『希望』を持ったから生まれた」
  「その父もまた前の代に、さらに前の代、さらに前の前・・・」

  「わたしも、あなたも、生きている命には たくさんの『希望』がのっかってる」
  「何十も、何百も、ずっと昔の世代から・・・」

  「だから孤独じゃあない」


     「よくわからない」


  「私たちの魂は『重い』ってことよ。簡単には死ねない」


   カツーン

1階まで戻った。さいしょ来た時とかわらず、人気はない。

┌―――┼―‐┬―‐┬―‐╋
|      |..ベッド専用ELV┃
|      |.   |.   |.   ┣━‐┓
|      ├‐  ┴‐  ┴‐  ┤.   ┃
|                          ┃

|      ├――――――‐┤.   ┃
|      ├―‐┬―‐┬―‐┤.   ┃
|      ..|.ELV | ELV.i.ELV├‐  ┨                    【健診センター】
|      └‐  ┴‐  ┴‐  ┘.   ┗┳━━  ┏━━┓  ┏━━━━━━━━┳━  ┫
|                            ┃      ┃////┃  ┃////////////////┃TEL ┃
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|      ..|.ELV |.ELV |.ELV |.     ┃                            ┃////┃
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|            ▼現在位置      |WC   .|  ┃//////////////////┃    ┃
|      ┌―┐  ┌――┬‐       (男・女・ |  ┗━━━━━┯━━━┻━┯┻━━┐
|      ├―┤        |      |. 多目的)|        ┌┐  |          |      |
|      ..|ELV    | 三|三.|TEL   ├―┬┬―┤入退院  |受付|  入退院  |警備室|
|      ├―┤..  | 三|三.|      | 面会室 |ロビー   ||  |  事務室  |      |
|      |//|  |    ├┐    |    ┌―┤        └┼―┤          |      |
|      |//└―┴┬―┴┤    └―┘    |          └┐├――  ┬―┴―==┬┘
├―  ―┤///////.....!キャッシュ|..    ―――┴―┴――――  ―┴┘      |        |
|      |////////..|コーナー |
|フラワー └――――┘
|ショップ                                         ホール
|      ├───────┐      ┌┐      ┌┐      ┌┐      ┌┤      ┌┤
└―――┴───────┴───┴┴───┴┴───┴┴───┴┴―──┴┘

237柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/20(火) 21:38:44
>>236
とりあえず、現在位置の左手側を確認し人が居ない事を確認。

「どうやら誰も居ない……か」

「さっさと外に出して終わりだな、コイツは。
 その後でスタッフ絞めて話聞き出そうぜ」

そして、右手側へ駆けると『エレベーターホール』に繋がる側の通路側の壁に貼り付く。
この時点で『玄関ホール』側へ繋がる道の様子は見えるだろう。
『ハード・ターゲット』を先行させておこう。
『銃』であっても『スタンド』に意味は無く、本体が撃たれるとしても『銃拳』で対応できるからな。

「どれ……」

大丈夫そうなら、『エレベーターホール』側を覗き込む。

238錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/20(火) 21:44:51
>>236
>>237
「…」

後ろを確認。まさかとは思うが、背後から撃たれるのも困る。

「オイ、オ二人サン」

「太ッテルのカドーカ知ラネーガ、お前サンラモ後ロニ気ヲ付ケテテクレヨ」

つい、必要以上に冷たいような言い方になってしまうが…まあいい。



> その後でスタッフ絞めて話聞き出そうぜ」

「聞ケレバイイガナ…もシ、誰モ知ラネートカ言い出シタラ嫌ダヨナ…」

軽口をききながら、誰か居ないか、確認しつつ『出口』に向かおう。
そして『カメラ』の位置も確認する。

239高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/20(火) 21:54:45
>>236(GMさま)
   「そうでございましたね……」
   「いそいで参るといたしましょう」

一足先にエレベーター内へ入って、改めて自分の目で確認いたします。
目指すのは一階でよろしいでしょうか。改めて確認しておかねば。


   「下の階には……『柏葉さま』」
   「わたくしと同じ守護霊を連れた方が居らっしゃいます」

     「まずはその方との合流を目指すといたしましょう」


そういえば、このエレベータ内には鏡がございますでしょうか。
あるかどうか確認しておくといたしましょう。

240日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/20(火) 22:12:00
>>236>>239
「…はーい」

(おーこわ……『びんかん』なひとといると、つかれるなー)

キャスターが転がる音をなるべく立てないよう注意しつつ、『カート』をベッド用エレベーターの中に押し込み、
『1F』のボタンを押し、すぐに外に出る。
ドアが閉じ、エレベーターが下がり始めるのを外側のランプで確認したら、
足元を照らしながら急いで高泉とイヴァンの方へ向かう。

「『おとり』が、いきましたッ!」

声を低くしてイヴァンに告げ、
高泉がすでにエレベーターに乗っているなら、後から乗り込みたい。

 ―――

天井を見上げ、外に出られる『開口部の蓋』があるかどうか確認しておく。

241苦痛の極限地帯:2012/03/20(火) 23:20:06
>>237(柏葉)
>>238(錏葉)

  ムォォォォ    ン


   ォォーンン

階段下りて左手側を、そろって2人で確認。ライト光がとらえる あやしい影は無い。

さっと手際よく二手にわかれる。
柏葉は母子と表へむかい、同時に柏葉はエレベーターホール方向に注意をこらす。

    0
   ハッ

エレベーターが稼働している。
さっき高泉達がむかった「21階」から、どこまで降りるのか・・・移動している。
(ベッド専用エレベーターの様子は、現在の柏葉の位置からでは見えない。)



┌―――┼―‐┬―‐┬―‐╋
|      |..ベッド専用ELV┃
|      |.   |.   |.   ┣━‐┓
|      ├‐  ┴‐  ┴‐  ┤.   ┃
|                          ┃

|      ├――――――‐┤.   ┃
|      ├―‐┬―‐┬―‐┤.   ┃
|      ..|.ELV | ELV.i.ELV├‐  ┨
|      └‐  ┴‐  ┴‐  ┘.   ┗┳
|                            ┃
|      ┌‐  ┬‐  ┬‐  ┐.柏   ┣
|      ..|.ELV |.ELV |.ELV |.     ┃
|      └―‐┴―‐┴―‐┘.     ┣━━━━┯━┳
|                            |WC   .|  ┃
|      ┌―┐  ┌――┬‐       (男・女・ |  ┗━━━━━┯━━━┻━┯┻━━┐
|      ├―┤        |      |. 多目的)|        ┌┐  |          |      |
|      ..|ELV    | 三|三.|TEL   ├―┬┬―┤入退院  |受付|  入退院  |警備室|
|      ├―┤..  | 三|三.|      | 面会室 |ロビー   ||  |  事務室  |      |
|      |//|  |    ├┐    |    ┌―┤        └┼―┤          |      |
|      |//└―┴┬―┴┤    └―┘    |          └┐├――  ┬―┴―==┬┘
├―  ―┤///////.....!キャッシュ|..    ―――┴―┴――――  ―┴┘      |        |
|      |////////..|コーナー |       子
|フラワー └――――┘       錏
|ショップ                母
|      ├───────┐      ┌┐      ┌┐      ┌┐      ┌┤      ┌┤
└―――┴───────┴───┴┴───┴┴───┴┴───┴┴―──┴┘

>そして『カメラ』の位置も確認する。
この位置から見えるのは、「ちょうど錏葉の頭上」、「柏葉の頭上」、「出口の警備室すぐそば」の3つだ。


    ォ     ォ

ざっと1階を見渡して、フロアの様子は入ってきたときと何も変わらない。

錏葉の視線のまっすぐ先にはロケバスが待機している。
外も暗いが、ロケバスのヘッドライトが点いているので はっきりとわかる。
たしか『ADの日地』とかいう、説明してくれた奴(>>26)が車内で待機しているはずだ。

   タタタ

 「あ、こら」

イトネイヌ少年が、出口に向かって駆け出す。
母ワーヒドがその勝手で落ち着きのないさまを軽くしかりつける。



>>239(高泉)
>>240(ナツ)

  ウィン ウィン ウィン

>「『おとり』が、いきましたッ!」

  「よし、来い!」

イヴァンが高泉につづき、さっとエレベーターに入る。
小銃を上に掲げ、もう片手でエレベーターを開けて ナツを待つ。


>そういえば、このエレベータ内には鏡がございますでしょうか。
見当たらなかった。

> 「下の階には……『柏葉さま』」
> 「わたくしと同じ守護霊を連れた方が居らっしゃいます」

 「その『仲間』も日本人と思っていいな?外見だけでも教えてほしい」

242錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/21(水) 00:51:10
>>241
「ロケバスに…」

「(カメラも、ここにもある。フン…じゃあ俺らの目的もわかりそうなもんだが…誰も出てこねーな)」

ふとした疑問を浮かべたとき。


>   タタタ

> 「あ、こら」


――――「『ヤバイ』」

『直感』がそれを告げた。
どうしてこいつ(母親)は手を繋ぐとかそういうことをしておかなかったんだ?
ここが『危険地帯』って認識してたんじゃあなかったのか?


   ッ   オ


考えられる限り、出来る限りの『最速(スB)』で、『イトネイヌ少年』の、その前に回り込むように追いついて、抱えあげたい―――!

243高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/21(水) 20:35:21
>>241(GMさま)

> 「その『仲間』も日本人と思っていいな?外見だけでも教えてほしい」

   「ええ、よろしゅうございます」
    「二人いらっしゃいますが……」

『柏葉さま』と『錏葉さま』のお二人の外見を『イヴァンさま』に教えるといたします。
そういえば、このお二人の名前はよく似ていらっしゃいますね。どうでもいいことですが。

今一度カメラを構えて、『ナスティ・アイドル』を発現しておいたままにいたしましょう。
『敵のスタンド使い』が、いつ、どのタイミング仕掛けてくるか判りません。警戒しておきます。

244苦痛の極限地帯:2012/03/21(水) 20:42:30
>>柏場
>エレベーターが稼働している。
>さっき高泉達がむかった「21階」から、どこまで降りるのか・・・移動している。
>(ベッド専用エレベーターの様子は、現在の柏葉の位置からでは見えない。)
以下レスは『間違い』につき、無かったことにしてほしい。
エレベーターは現在、21階で止まっている。

245日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/21(水) 21:34:42
>>241
(……しまった!)

ベッド用エレベーターの『監視カメラ』を壊すのを忘れていた。

(しょーがない…まえむき、まえむき)

もし、敵がカメラを通して自分たちの動きを見ているなら、『イヴァン』と出会う前に仕掛けてくるチャンスはいくらもあったはずだ――
気持ちを切り替え、あらためて今乗っているエレベーターの天井を見上げる。
確認するのは、『監視カメラ』の位置と、緊急時に外へ出るための『開口部の蓋』の位置。

今乗っているのが、21階に登ってくる時に使ったのと同じ『カゴ』なら、カメラはすでに壊れている。
もし、壊れていなかった場合には、

「『いう”ぁん』さん! 『かめら』を、うって、こわしてください」

あえて、『イヴァン』に頼む。
十字手裏剣を使えば簡単だが、さっきの様子からして、
タイミング良く勝手にカメラが壊れたら、イヴァンを不必要に警戒させてしまう。
ここで『頼りにしてますアピール』をすれば、彼の『やる気』を奮い立たせる効果もあるだろう。
破片が降ってきたときに備え、高泉を促してカメラの真下に立たないよう気をつけたい。

246柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/21(水) 22:36:35
>>241
「クリア……お、おい待て!」

こういうのは安全を確保しながら行くべき筈だが。
どうやら『イトネイヌ』が先行してしまったのか?

   ダッ  ダッ

現在『ワーヒド』と『錏葉』の居る辺りへと駆ける。
視界を持てないだけに、後ろへの警戒は頻繁に目を向ける事で補いたい。

そういえばカメラ、これはスタッフの連中が見ているという事か?
ハンディカメラなど持たせておいて……と改めて思うが、
今も稼働しているのだろうか?

247苦痛の極限地帯:2012/03/21(水) 22:58:50
>>243(高泉)
>>245(ナツ)

>確認するのは、『監視カメラ』の位置と、緊急時に外へ出るための『開口部の蓋』の位置。
『監視カメラ』はひとつ、『蓋』は天井の端にひとつ、それらしい視覚線がみえる。


>「『いう”ぁん』さん! 『かめら』を、うって、こわしてください」

 「わかった」 「だが弾の無駄だからな」

   ガシャン

イヴァンは銃のグリップを打ちつけて破壊した。


   ガアアア――――

エレベーターの戸が閉まり、下へ。
21階から20階へ、19、18、17…

 「 シコロバとカシワバの外見については了解した 」


沈黙。
イヴァンがガスマスクの中でふぅ、と荒く息をはく。

    l/
   カ グン

     「!」

エレベーターが『急停止』した。階層の表示も「3」で止まった。



>>242(錏葉)

 シュドッ―――z___


    l/
   ハッ /
     ・

    「え」

錏葉が出口に背を向ける状態でイトネイヌ少年のゆく手を阻む。


   ビス

それは軽い音だった。
紙袋をつき破る程度の小さな、錏葉とイトネイヌ少年にしか聞こえない程度の音。

  ド

これがなにか、錏葉には直感として理解できる。
錏葉の背中の皮一枚に 指一本通るかどうかの小さな穴を開けて
体内、もとい『ザ・シグマ』内部で『消滅』した。

   ド    ド

その命中位置は錏葉の背中、もし錏葉が盾にならなければ
イトネイヌ少年の眉間のド真ん中に正確に『着弾』していた位置だ。



>>246(柏葉)
>ハンディカメラなど持たせておいて……と改めて思うが、
>今も稼働しているのだろうか?

手持ちのカメラはちゃんと動いている。壊れていない。


  ダッ

柏葉が賭けつけた刹那、錏葉が猛烈な勢いで 出口方向へ駆けて行っていた。
もう数歩踏みだした時点で、錏葉たちの様子が見えた。


|      └―‐┴―‐┴―‐┘.     ┣━━━━┯━┳
|                            |WC   .|  ┃
|      ┌―┐  ┌――┬‐       (男・女・ |  ┗━━━━━┯━━━┻━┯┻━━┐
|      ├―┤        |      |. 多目的)|        ┌┐  |          |      |
|      ..|ELV    | 三|三.|TEL   ├―┬┬―┤入退院  |受付|  入退院  |警備室|
|      ├―┤..  | 三|三.|      | 面会室 |ロビー   ||  |  事務室  |      |
|      |//|  |    ├┐    |    ┌―┤        └┼―┤          |      |
|      |//└―┴┬―┴┤    └―┘    |          └┐├――  ┬―┴―==┬┘
├―  ―┤///////.....!キャッシュ|..  柏―――┴―┴――――  ―┴┘      |        |
|      |////////..|コーナー |       子 錏
|フラワー └――――┘
|ショップ                母
|      ├───────┐      ┌┐      ┌┐      ┌┐      ┌┤      ┌┤
└―――┴───────┴───┴┴───┴┴───┴┴───┴┴―──┴┘


母と、イトネイヌ少年と、少年の行く手をはばむ錏葉。
その先には出口。すぐ外にロケバスがある。
ロケバスのライトが点いており、逆光で 周辺の闇になにがあるかが全くみえなくなっている。

248錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/21(水) 23:11:23
>>247

   「 『 柏    葉 』 ァ   ァ ァ !!!! 」 

抱き上げて連れ戻す、そんなヒマはない。
『叫ぶ』ことで『危機』を伝え、『母親』にも伝える。
『イトネイヌ少年』を、多少乱暴ではあるが『ボーリング』の玉を放るような手の動きで、
できるだけやさしめに、怪我をしないように『柏葉』に吹っ飛ばす!!
ちゃんとキャッチしろ、という意味だ…

そしてこの廊下の向こう。『ロケバス』に到るまでのその道程。

「『テメーェラ』アァ〜……ッ」

「コソコソとヨォォォ〜ッ! 丸腰ノガキ撃ッテンジャアねエェェ〜ゼッ!!!」

そこに『隠れている』だろう連中に嘯き!

 バ ド     ッ!

『そちらへ走る』ッ!!
射線を引き受けるためだ…『ザ・シグマ』の突進速度をみて、『撃つもの撃って逃れる』という判断を下す――そういう相手『ではない』という判断だ。
自らと、自らの味方の危機に直結するものを優先して排除する判断をするはずだ。何よりも全力を挙げて、『迫撃する脅威』に対処するはずだ。
こいつらなら…

>         「その日その場所で市街戦が起きて、『海兵隊』が虐殺をしている。
>          そんな時間で奴の意識が止まってるってのは、どう思う?」

 マリーン
『海兵隊』ならッ!

249高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/21(水) 23:19:48
>>247(GMさま)
>    l/
>   カ グン


   「停まったッ!?」


反射的に身構えます。停まったタイミングで内部の照明に影響はあるでしょうか?
操作盤を確認し、各階を示すボタンのライトが灯っているか把握いたしましょう。

  「ナツさま、構えておいてください」

誰かがこのエレベータを止めたことも考えられますが……
ともかく、ドアの方向を睨んでおきましょう。それと、『イヴァンさま』に囁いておきます。


   「上にも注意を」
    「通気口から入ってくることも有り得ますから」

250柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/21(水) 23:27:09
>>247
  ダンッ!

大きく一歩を刻み、壁から通路へ。
そこで聞く『錏葉』の声……!

「!!」

「銃撃、だと!」

脳内を駆け抜ける『イラクの現代史』。
既にこの場は『戦場』として『作り替えられている』という事か!

「『ハード・ターゲット』!!」

『イトネイヌ』をキャッチすると、
『ワーヒド』を『ハード・ターゲット』で掴み、手元へと引き寄せる。

とにかく『出口』から直線上に在る位置に居させるのはマズい。
『面会室』やらの入口へと二人を移動させる。

251日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/21(水) 23:45:42
>>247(GM)>>249(高泉)
「!」

  (そうこなくっちゃね……『ばんぐみ』てきにも、もりあげてくれないと……ッ!)

「はいッ」

ドアの脇に身を寄せてしゃがみ、入ってこようとする者がいたらその向こう脛に『ニンジャマン』で『足払い』を喰らわせられるよう、
精神を集中し、ドアが開くのを待ち受ける。

252苦痛の極限地帯:2012/03/22(木) 00:11:06
>>249(高泉)
>>251(ナツ)

>操作盤を確認し、各階を示すボタンのライトが灯っているか把握いたしましょう。
ライトは「3階」が点いたままで止まっている。

  シィ――――― ン


3人が臨戦態勢で構える。
扉は家宅閉ざされ、まったく開く気配を見せない。

> 「上にも注意を」
>  「通気口から入ってくることも有り得ますから」

   バ!

イヴァンが銃口を 天井の蓋にあわせる。
しばしの、間。なにも起こらない。


  「なんだ?故障か?」


イヴァンがぼそりと呟いた直後、

    l|
   ト サ アz


  「!!」

エレベーターの天井を、なにかが叩きつけた。


  「・・・・・・・・・・・・」

イヴァンもライトを点け、天井に光をあわせる。
銃口を上にむけたまま、また、静寂。


  「・・・・・・・・・・・・」


    ハッ  ハァッ   ハッ

3人の息遣いが、狭い密室内で やけに大きく聞こえる。


   ハッ    ハッ

エレベーターの天井の上に、なにか落ちてきた。動き出す気配はない。



>>250(柏葉)

  ザッシ―――

まず『イトネイヌ』!

    l/
   クイイ

    「はっ」 「うぐっ」

次は母『ワーヒド』!
ざっと滑り込むように、外から見えない位置へ 2人をひきつれて退避した。



>>248(錏葉)

   ドッシュウウz__
              ウウ

『出口』へ向かって駆ける。


    ぬっ

その錏葉に対し、男が『一人』出てきた。
黒色のターバン、鼻口を覆う黒いマスク、褐色の肌、白装束の上に迷彩柄のチョッキ、
そして腹をびっしりとソーセージのようなものが覆い、黄色い配線で彩られている。
素人目にみてもわかる、即興の『爆弾』。


   ザッ

同じ格好をした『爆弾男』がもう一人。

     ぞろ ぞろ


同じのがもう一人、さらに一人、一人…『8人』はいる。
『男達』は接近してくる錏葉を、彫りの深い瞳でしっかりととらえる。
たがいの距離、あと15メートル、13、11・・・
『男達』は距離がちぢまるほどに 接近する足を速めていく。



|      └―‐┴―‐┴―‐┘.     ┣━━━━┯━┳
|                            |WC   .|  ┃
|      ┌―┐  ┌――┬‐       (男・女・ |  ┗━━━━━┯━━━┻━┯┻━━┐
|      ├―┤        |      |. 多目的)|        ┌┐  |          |      |
|      ..|ELV    | 三|三.|TEL   ├―┬┬―┤入退院  |受付|  入退院  |警備室|
|      ├―┤..  | 三|三.|      | 面会室 |ロビー   ||  |  事務室  |      |
|      |//|  |    ├┐  柏|    ┌―┤        └┼―┤          |      |
|      |//└―┴┬―┴┤子母└―┘    |          └┐├――  ┬―┴―==┬┘
├―  ―┤///////.....!キャッシュ|..    ―――┴―┴――――  ―┴┘      |        | 兵
|      |////////..|コーナー |                                  兵兵兵
|フラワー └――――┘                         錏            兵  兵
|ショップ                                                 兵兵
|      ├───────┐      ┌┐      ┌┐      ┌┐      ┌┤      ┌┤
└―――┴───────┴───┴┴───┴┴───┴┴───┴┴―──┴┘

253高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/22(木) 22:35:57
>>252(GMさま)

>    l|
>   ト サ アz


>エレベーターの天井を、なにかが叩きつけた。

予想はしておりましたが……どうするべきでしょうか
通気口のふたはしっかりと固定されているように見えますでしょうか。


   「『ナスティ・アイドル』」

               『ズギュゥウッ』

『ナスティ・アイドル』は独自の視聴覚を持つスタンドでございます。
蓋にその手を掛けさせて、ゆっくりと押して動くかどうか試すといたします。

   「お二人とも……構えておいてください」

254日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/22(木) 22:42:47
>>252(GM)

(そっち!?
 いや、もしかして…)

何かの映画でこんなシーンを見た記憶がある。
体を剣だかナイフだかに変形させる怪物が襲ってくる映画…だっただろうか。


「…………」

唇の渇きを舌の先で湿す。
すぐに天井を破り侵入してこない…ということは、『フェイント』の可能性があるということ。


>>253(高泉)

  「(おねーさん……うえは、おねがいします!)」

高泉のスタンドの『超スゴイ』スピードは、>>178で目の当りにしている。
高泉を信頼して頭上を任せ、
自分は、低い態勢のまま、あくまで『ドア』に神経を注ぎ続ける。

255柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/22(木) 22:59:08
>>252
「このまま奧、『面会室』にでも隠れていろ。
 良く分からんが『撃ってきた』、排除してくる」

『イトネイヌ』と『ワーヒド』を面会室の方へと押し込むと、
自分はトイレへと駆け込み、その奧の『入退院ロビー』との壁を……

「バルッ!」

   ガァァ───ン

         ガァァ──ン

左右一発ずつ、『拳銃弾』で殴り砕く!破ス精BBB
音の所為で奇襲になるか分からないが、
『ハード・ターゲット』ではそう何度も銃弾を弾く事は出来ない。
多少効果は微妙でも、遮蔽物に隠れながら移動する事が必要だ。

それに、突然の音なら。
こちらも『近距離パワー型』と知っている『錏葉』はともかく、
ソレを知らない向こうの連中には集中を途絶えさせる『虚』を生む筈だ。

  『散弾』    『ライフル弾』
Lア『拳銃弾』 Lア『拳銃弾』
  『拳銃弾』   『徹甲弾』

256錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/22(木) 22:59:26
>>252
「ナ っ」

「『何だテメエェェーラァァァ――――ッ!!!』」

「『ソンナ判リヤスイ『爆弾』ナンカ巻キ付ケテヨォォーッ! 8人ノ団体カッ!』」

「『コッチニ来ルンジャアねェェェェ―――ッ!!!』」

   ダ ン!

急停止とともに怒鳴る。
『柏葉』に、これで状況は伝わるだろう。
だが、さて、困った。
『爆弾』に繋がった『配線』…スイッチで爆発させるってことだろうが…
どのみち、あそこに突っ込んでいくわけにはいかない。8人いっぺんに相手するのはムリだし、爆弾が『何』であれ、皮膚は全て吹っ飛ぶだろうからだ。

そして『爆破』をためらうような連中にも見えない。天国にいけるわけだからな…何より『イトネイヌ少年』を…

「……」「『狙撃手』ガ、イネーナ」

「外カ?」「困ッタナ…ジャアテメーラ、全殺シニシナキャイケネーじャアネーカ」「ソーシネート、『狙撃手』ガ叩けネージャアネーカ」

どうする。飛び道具一つない…そして、脇に逸れるわけにもいかない。二手に分かれるには充分の兵力。
つまり、調達するしかない。目を走らせ、真横か、後方に『ガラス』がないかどうか。また『筆記用具』はあるかを確かめたい。
あれば走りよる。

257苦痛の極限地帯:2012/03/23(金) 00:38:17
>>253(高泉)
>>254(ナツ)

   ゴゴゴゴゴ


ナツが扉が開くのを待ち構え、そのあいだに高泉が天井蓋を開ける。


 ズッ   ズリッ  ズリリ


 「(これは・・・高泉の『守護霊』の仕業か)」

天井扉はちょっとの力で持ちあがった。少しだけ動かして蓋が斜めに乗っかる。


   ハッ   ハッ  ハッ

 「・・・・・・・・・・・・」


ライトの灯り以外は暗闇のなかで、沈黙。一秒、二秒、三、四、五・・・


 「俺が上に行く」

イヴァンが自分のベレー帽を叩く。すると こつこつと金属質な音がかえってきた。
上に出て、テロリストに狙撃されても大丈夫だと伝えたいらしい。

高泉とナツのどちらともなく声をかける。

 「片ひざを立てる感じで座ってほしい」
 「上にのぼる 踏み台になってくれ」



>>256(錏葉)

>「『コッチニ来ルンジャアねェェェェ―――ッ!!!』」

ぴたり、と男達の足が止まる。
一群のうち後列あたりの誰かが、深く澄んだ声で告げる。

   ドドド

錏葉がいるロビーには文房具どころか、小道具のひとつも転がっていない。
ガラスを探すが、左右どちら側にも窓が『無い』。
男達のそばの警備室の窓か、この後ろのフラワーショップにあるだけだ。

    ドドドド

 「『声』が聞こえた」


また誰かが呟く。

 「我々が『恐怖』することは何か、
  それを知って語りかけてくれる『声』のおかげで、我々は正気を保てる」

 「とても清らかな気持ちだ」


先頭の『爆弾男』が あごを少しあげる。 感極まって 泣いているようだった。

                 、 、 、 、 、 、 、 、、 、 、、 、、 、、 、、 、 、 、、 、 、、 、、
 「『恐怖』に耐えきれず、『声』から逃げて ここを出るというなら もう徹底して殺していい」

 「『声』はそう言っていた」


また別の誰かが喋る。
                                         、
 「『狙撃手』がほしいのか? 何人ほしい? あの『声』の方にはそれもできる」


   /.,
  i| |!.i!
  |=='' li i!,、
  .!|!    ム'′       オ
                  オ
       _,              ン
  , 、 .,、 ,i|l!
 ,i=='i|´ i=! il'_
  ,、-ナ' ,、==オヲ'"
  i-'"   ,、-'´,i|
         ´

    「ヌウッ・・・!?」

男達の右手、錏葉からみて左側の部屋から、派手な『銃撃音』がした。



>>255(柏葉)

>「このまま奧、『面会室』にでも隠れていろ。
> 良く分からんが『撃ってきた』、排除してくる」

 「い・・・いったい!?」

母子は戸惑いつつも、反射的に柏葉に従う。
その最中、錏葉の叫び(>>256)と、男達が語る『声』のことについてが聞こえる。


>左右一発ずつ、『拳銃弾』で殴り砕く!破ス精BBB

     l/
   メキャン


    カッ  シイィン


   /.,
  i| |!.i!
  |=='' li i!,、
  .!|!    ム'′       オ
                  オ
       _,              ン
  , 、 .,、 ,i|l!
 ,i=='i|´ i=! il'_
  ,、-ナ' ,、==オヲ'"
  i-'"   ,、-'´,i|
         ´


壁に大きな穴を2つ穿(うが)つ。それらを中心とした浅いクレーターが走る。
ここの壁は 軽く押せば もう脆く崩れちまいそうだ。

258苦痛の極限地帯:2012/03/23(金) 00:38:49

|      └―‐┴―‐┴―‐┘.     ┣━━━━┯━┳
|                            |WC   .|  ┃
|      ┌―┐  ┌――┬‐       (男・女・ |  ┗━━━━━┯━━━┻━┯┻━━┐
|      ├―┤        |      |. 多目的)|        ┌┐  |          |      |
|      ..|ELV    | 三|三.|TEL   ├―┬┬―┤入退院  |受付|  入退院  |警備室|
|      ├―┤..  | 三|三.|      | 面会室 |ロビー   ||  |  事務室  |      |
|      |//|  |    ├┐    |子母┌―┤        └┼―┤          |      |
|      |//└―┴┬―┴┤    └―┘..  柏l         └┐├――  ┬―┴―==┬┘
├―  ―┤///////.....!キャッシュ|..    ―――┴―┴――――  ―┴┘      |        | 兵
|      |////////..|コーナー |                                  兵兵兵
|フラワー └――――┘                         錏            兵  兵
|ショップ                                                 兵兵
|      ├───────┐      ┌┐      ┌┐      ┌┐      ┌┤      ┌┤
└―――┴───────┴───┴┴───┴┴───┴┴───┴┴―──┴┘

259錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/23(金) 00:48:34
>>257

「『柏葉』、待テ、来ルナッ!!」

何だか妙な雰囲気になった、と思った。
ここで、あのムッツリのくせに実は超血気盛ん、って感じの柏葉が割って入ってきたら…
こいつらには、刺激が強すぎる気がする。なんかしらんが泣いてるし。
それに、こっちにくるってことは、『あの母子』を守れるヤツがいなくなるって意味だからな…


「…『声』だト?」「俺ニハ何ァァァーンモ聞コエネーガ…」

「待テ、イキナリ爆弾ヲ巻イテキタンデ、俺モ驚いタダケダ…
 テメーラも『イラク人』カ? 今は『2004年』カ? モシソーダッて言ウナラ」

「『ソノ声』が多分罠ダゼ… 大体ダナ、『恐怖』ヲ克服シテーナラ、他人ニ頼っテンジャアネー」
「『恐怖』を克服スルノハ、イツダッテ『テメー自身』ナンダカラナ」「男ダろテメーラ」「金玉ツイテンノカテメーラ」

イラついたので説教する。話は通じるのか通じないのかわからないが、それはいっとかなければならないからだ。

「…『モ』?」「他にモ、ナンカ出来ルのカ、ソノ『声の主』ハ」

260高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/23(金) 22:12:58
>>257(GMさま)
> 「俺が上に行く」


> 「片ひざを立てる感じで座ってほしい」
> 「上にのぼる 踏み台になってくれ」


   「………………」
   「いいえ、わたくしも確認いたします」


  『 カチ 』
                 『パパッ』


わたくしが持っているマグライトを『ナスティ・アイドル』に手渡しましょう。
危険な場所に『イヴァンさま』を向かわせるというのは懸念がございます。


   「見るとしても……」 「一緒にお願いいたします」
    「わたしの守護霊がお手をお貸しいたします」

   「中を照らしておきますので、油断なさらぬよう」

応答が得られましたら片膝を立てましょう。
……とはいえ支えられるかどうか、自信はないのですが。

261柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/23(金) 22:22:47
>>257
>>259
「何だと!?」

『撃たれてる』のに『来るな』。
『錏葉』の奴一人でどうにかできる、という事なのか。
あるいは集まるとヤバいのか。
視界外で事態が繰り広げられていると、把握しにくくて困るな……

「チッ…………ああ、そうだ」

「『イトネイヌ』……
 さっきまで迂闊に飛び出すと『撃たれる』とか言ってたな。
 『誰に』だ?『米兵』か?『原理主義』か?」

壁から離れ、今入っている部屋の入口付近へ。
そこから『イトネイヌ』へと尋ねる。
今なら『ワーヒド』も居る、子供よりは話が出来る筈だ。

    ガチャ ガチャ

 ストッ  パシィィン
                   ストッ
             パシィッ

今撃った分。
左腕に『ホローポイント』を、右腕に『拳銃弾』を詰めておこう。

262日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/23(金) 22:56:01
>>257(GM)
>>260(高泉)

(こんなときにかぎって、『すかーと』だもんなー……うらむよ、おかーさん)

イヴァンの足元に目をやる―――たぶん兵隊だから底の厚い頑丈な靴だろう。

自分と大して変わらない体格の高泉に『踏み台』をさせるのは気が引けるが、
彼女の『スタンドの目』が上に集中している間は、『ドア』の方向が隙になる。
イヴァンも上に行くのなら、高泉の本体は自分が守らなければならない。
…それに、高泉のスカートは自分のより長いから、生足の膝を踏まれることはないだろう。

「(きをつけて…おねーさん。
 こっちは、あたしがみてます)」

      ―――  シャリンッ

『忍刀』を構えた『ニンジャマン』をドアと高泉の間に立たせ、ドアを凝視する。

263苦痛の極限地帯:2012/03/24(土) 00:22:25
>>260(高泉)
>>262(ナツ)

>   「見るとしても……」 「一緒にお願いいたします」
>    「わたしの守護霊がお手をお貸しいたします」

  ラジャー
 「了解」

たん、と高泉の膝から跳ぶイヴァン。
狭い天井蓋にイヴァンが蓋を拳で殴りつけて、ひじを天井裏にひっかける。
腕は小銃を持ったまま、筋力で上体を天井裏にもっていく。

  ズギュン

そこに割り込むかたちで『ナスティ・アイドル』も天井裏へ。
手に持つライトが、天井裏におちてきたものを照らす。


ナツのすぐ目鼻先でイヴァンの両脚がふらふらと揺れる。


  ストッ

イヴァンがエレベーター内に戻ってきた。
二秒ほど固まったのち、がちゃがちゃと顔面のガスマスクを外す。
片手の平を額にあてがい、目をつぶりながら 呟く。


 「俺のことを怖がらせたいのか?」

 「だが俺は なんてことねえな」
 「おまえのことを早く殺してやりたいって思ってる」

まだ誰とも知らぬ、今晩の騒動を起こしている「おまえ」にむかってブツブツと語る。


  ガン!

イヴァンがエレベーター端に ガスマスクを叩きつける。

   ハァー  ハァー


 「くそっ」


髪に指をつきたてをわしゃわしゃと掻く。

 「糞」 「糞、糞、糞・・・」


がん、と壁面を全力で叩く。


 ハッ ハッ ハァッ  ハァッ


幸いにもナツは、イヴァンの心境を微細には わからない状況であった。
高泉にはわかる。『ナスティ・アイドル』が「天井裏におちてきたもの」を一緒に見たから。

┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
|.186 名前:苦痛の極限地帯 投稿日:2012/03/12(月) 23:09:53
|      「装甲車の燃料を補給しに行った時だ。つい先日だ。子どもが倒れていたんだ」

|      「鼻のつけ根から上が無くなっていた」

|      「傷口はとても鮮やかな赤色でスイカみたいだった」
|      「どうして死んでいるのかわからないが、それは多分、『子供兵士』だったんだと思う」
|      「可哀想とは思わない。気の毒とも思わないし、誰かへの怒りとかも無い」

|      「そんな事を考える暇は無い」
└―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

天井裏に落ちてきたのは、あの時イヴァンから聞いたのと全く同じ「遺体」だった。
(ただしイヴァンには知りようがないが、服装は「アイドルの樹里」のものだった。)

  ダン

エレベーターの壁に イヴァンが背中をうちつける。
両手をだらんと下げ、目いっぱい眉間に皺をよせ、奥歯を強くかみしめる。

 「糞、糞、糞・・・ッ!」



>>259(錏葉)

>「『柏葉』、待テ、来ルナッ!!」

   ゴゴゴゴゴ

男たちが無言で、銃撃音のした『入退院ロビー』を一瞥する。


>「『ソノ声』が多分罠ダゼ… 大体ダナ、『恐怖』ヲ克服シテーナラ、他人ニ頼っテンジャアネー」
>「『恐怖』を克服スルノハ、イツダッテ『テメー自身』ナンダカラナ」「男ダろテメーラ」「金玉ツイテンノカテメーラ」


ぴくり、と男たちの眉が動く。
他の錏葉の言葉には石像のように無反応だったが、これだけは違った。

 「おまえ日本人か?」
 「命懸けの戦いになったら そうやってアニメ・ヒーローみたいになれると思っているのか?」


男の一人が、どこからか『スイッチ』を取り出した。
『スイッチ』は粗末なコードがつながり、複雑に絡みあい、コードは腹の爆弾までつながる。
かちり、とスイッチをつける。他の男たちも『スイッチ』を押す。


   0    0     0
  フ アッ フ アッ フ アッ

男達から、携帯電話の「緊急地震速報」に酷似した音が鳴る。


   プアッ プアッ プアッ プアッ プアッ プア プア プアプア


音の間隔が徐々に狭まっていき、


  「そういう気持ちは」


そして、

  「すぐに吹き飛ぶ」


     l/
    タッ!


錏葉に向かって――― 男達が一斉に『全力疾走』した。

264苦痛の極限地帯:2012/03/24(土) 00:23:02

|      └―‐┴―‐┴―‐┘.     ┣━━━━┯━┳
|                            |WC   .|  ┃
|      ┌―┐  ┌――┬‐       (男・女・ |  ┗━━━━━┯━━━┻━┯┻━━┐
|      ├―┤        |      |. 多目的)|        ┌┐  |          |      |
|      ..|ELV    | 三|三.|TEL   ├―┬┬―┤入退院  |受付|  入退院  |警備室|
|      ├―┤..  | 三|三.|      | 面会室 |ロビー   ||  |  事務室  |      |
|      |//|  |    ├┐    |子母┌―┤        └┼―┤          |      |
|      |//└―┴┬―┴┤    └―┘..  柏l         └┐├――  ┬―┴―==┬┘
├―  ―┤///////.....!キャッシュ|..    ―――┴―┴――――  ―┴┘      |        |
|      |////////..|コーナー |                          兵  兵兵
|フラワー └――――┘                         錏    兵   兵 兵
|ショップ                                         兵 兵
|      ├───────┐      ┌┐      ┌┐      ┌┐      ┌┤      ┌┤
└―――┴───────┴───┴┴───┴┴───┴┴───┴┴―──┴┘



>>261(柏葉)

>「『イトネイヌ』……
> さっきまで迂闊に飛び出すと『撃たれる』とか言ってたな。
> 『誰に』だ?『米兵』か?『原理主義』か?」

    アナ ミトアッスィフ
 「ご、ごめんなさい」

イトネイヌは どうも柏葉が意図しない解釈をされたようで、
「自分が言ったことと矛盾してる行動してんじゃあねー」と叱られたととったようだ。

   ・ ・ ・ ・
  「どちらも」

その替りに、母ワーヒドが答える。

そして同時に、壁に開けた穴から聞こえてくる。
錏葉達との会話と、「緊急地震速報に似た音」と、駆け寄ってくる男達の足音・・・。

265錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/24(土) 07:11:43
>>263
> 「おまえ日本人か?」
> 「命懸けの戦いになったら そうやってアニメ・ヒーローみたいになれると思っているのか?」

「『通り魔』ダ」「…マ、ナレナカッたコトのホウガ多イケドナ」
「なった事もあるから言ってんだよ イラク人」

『爆弾』を巻いているという情報は既に叫んでいる。
『柏葉』がそれを見越して、壁の向こうに退避していることを祈ろう…でも実際、こういう爆弾の威力ってどんなモンなんだ?
かなり、超スゴいのはわかるが、爆風や炎はどのくらい届き、具体的にどれくらいのパワーの圧力をもっているのか…

「…ツーカ時限式カヨ」

じゃあさっさと突っ込んでコードちぎってやればよかったぜ…もう遅いがな。

「そう、遅イ」 「『テメーラノ足ガナ』…追い付ケルナンテ思ウナ」
「ソレニ、俺ハ心中ノ趣味ハネェェ〜」

ザ!!!

纏った『襤褸布』。とある供与者のとこからパクったものだ。思い入れはあるが、似たようなのはたくさんあったしまた貰おう。
今はこれで生き残る。防火シャッターだのスプリンクラーだのはあるだろうが、それを作動させるより爆破のほうが早そうだ。
だから、『遠くで発破させる』。離れるのはもちろんコッチだが。

「フン!」

鋭く長く振って、離す。最前列の『三人』の顔にかかるように。
そして投げはなつ動作は、後ろに跳び退るのと同時に行い、そのまま真後ろに『全力疾走』…一気に『フラワーショップ』まで駆ける勢いッ!
布で視界をさえぎり、走行速度を遅らせ、そして可能な限り速く、遠くに退く。
爆弾と殴りあうことは出来ねーからな。

266高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/24(土) 20:24:58
>>263(GMさま)

……………………………………

……………………………………

……………………………………ひとが しんでいる

(※ナツとイヴァンには高泉の顔面が蒼白となっているのが見えるだろう。
  歯の根が合わぬ様にガチガチと鳴らし、肩を微かに振るわせて『いた』。

  しかし、『白亜のスタンド』――『ナスティ・アイドル』がその選手を掲げて、)



  「…………」

『ナスティ・アイドル』。
『剥がせ』『要らない』『この認識』『アレは人ではなく』



   『 ズ  ア 』
                       『 ――――ドビュッ !』


(※イヴァンと、高泉自身の先入観を『引き剥がす』)

               ・ ・
――――命の通わぬ『モノ』に過ぎない。
               ̄ ̄
おそれる必要はない。
『ナスティ・アイドル』を今一度、その『曇りなき瞳』で観察させるためにエレベータの上へ向かわせます。
本当に人間の死体なのか、どういう死因なのか、何か『奇妙な点』がないかを調べましょう。
そして、エレベータシャフト内の上を見上げ、どこのフロアから落ちてきたか――ドアが開いているかも――確認します。


   「人はなにかを捨てて前に進みます」
    「生きるとはそういうこと」

   「ですが、捨てきれず魂にこびりつく……」 「そういったモノも存在します」

   「わたくしの『ナスティ・アイドル』」
   「それをひとときに限り、『忘れさせてくれます』」

    「イヴァンさま、どうか落ち着いてください」
    「敵は……いいえ、『コイツ』は許しがたい相手」

   「『屈辱』には『報い』があるということを、教えてやればいいのです」


(※嘘のように平静な表情となった高泉が、語る。
  だが、その小さな拳は関節が白くなるほどに握りしめられ、震えていた。)

267柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/24(土) 23:03:21
>>264
「迂闊だったのは確かに馬鹿だな」

叱る、にしては若干優しいトーンで言っておく。
こういう子供っつーのは簡単に心に傷が付くからな。

「オマエそれ戦場でも言えんの、ってだけだ。
 死ぬか死なないかはコインを投げて神様に聞いてみろ。
 『今は助かった』しな」

が、コイツ自身が『生きてる』のか『そうではないのか』。
未だ証拠が無いのが面倒な所だ。

「『近代兵器』と『殉教精神』の両立かよ。
 チェスで相手にクイーンが二本有るような物じゃねえか」

背筋をカリカリと引っ掻くような『サイレン音』。
テレビのソレもだが、極めて嫌な音だ。
『72年前』の『国家非常事態宣言』よりは、まだマシだが……

どちらにしろ立ち向かうのは『組織』。
一人の拳士では虚を突かねばなるまい、
何かするのであれば右手側の『壁際』を奴等が通った時だ。
今は足音などに注意を傾ける。

268日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/24(土) 23:14:34
>>263(GM)
>>266(高泉)

  「………………」

高泉とイヴァンのただならぬ動揺を、密閉され澱んだ空気を通して感じ取る。


(なにかは、わかんないけど……みなくて『せいかい』だったみたい)


一瞬眼を閉じ、大きく息をつき、自分の心臓の鼓動を聞く。


『忍び』という言葉の意味――――『刃の下にあって動ぜぬ心』、すなわち平常心。

狭い密室の中では、不安や恐怖は容易に膨張、伝染し、
張りつめた緊張の糸がひとたび切れればパニックを生む。
それを防ぐために、自分のなすべきことは………


    「―――――!」

『外へ出る手段』を見つけ出すこと。


        サ  ッ

顔を上げ、『階数ボタン』の『下側』に目をやる。
たいていのエレベーターならその位置にあるはずの、『鍵のかかった蓋』で覆われた『非常用扉開閉パネル』。

          ―――カツッ
                      ギリッ  キ …

『苦無』の先端を蓋の鍵穴に差し込み、こじ開けることができるか試みる。 精B

269苦痛の極限地帯:2012/03/24(土) 23:45:55
>>265(錏葉)

  バ!

   「うっお」

錏葉が いちばん近い『爆弾男』達に襤褸(ぼろ)布をかける。
一瞬 面食らったが腕でひきはがす。

その時、錏場の体はもうフラワーショップに突っ込んでいた。


  プアップアッ プアプァプァ パパパパ パパパパパ...

自分達の覚悟は意味をなさなかったことを 男達は悟った。
刹那―― ひとりが呆然として口をひらく。


  「お母さん」








    i'|
 ,、-┘!-、
 !. カチリ ,l
 `ー--‐'


                 i|!
       {.      i  i、  ,il! i!
    ,ム'オ" `"''オ'ー !、_,、-  i
     ./   / ′   〔、  l-l .!
            ‐-、.,_  .i '′
               / ̄「"
              ,i'
                i'′  _
             _   ,!'′
             ´.i ′

     _,___ ,ャ‐''フ
     ´ ̄, ̄'´ ´ ,i′
      /    ′

     ___
   ,ムニ┐,i′
  ,i|;!' i'l !.,!
 ,il!' i !. `"
    |.i
   ..i,|


フラワーショップにすべり込んだ錏葉に、びりびりと空気の振動が伝わってくる。



>>267(柏葉)
柏場の言葉に 母子がなにか答えようとした刹那、爆音。音が柏葉達の耳につき刺さる。


  「・・・・・・・・・ッ!?」

とっさに母子が抱き合い、言葉にならない叫びをあげる。


  ばらっ  ばら ばら

衝撃で天井から 破片が舞い降り、目の前が白濁色になるほどの ほこりに見舞われる。



>>266(高泉)
>>268(ナツ)

    ll 0
   ハハァアアア アアアz


イヴァンの顔から険が消えてゆく。ぽそりとイヴァンがつぶやく。

 「『気持ち』が」「『剥がされた』みたいに消えた」


 「高泉、(どういうリクツかはわからないが)
  ありがとう」

じゃき、と小銃を構えなおす。

 「『気持ち』はなくなっても、やるべきことはわかる」
 「俺は『兵士』だ。決着をつける」


いち早く『脱出』すべきと判断したナツは、ばきん、と『非常用扉開閉パネル』を開けた。
ナツの想像通り、中は簡素なボタンがあった。

    o
   ハッ

『ナスティ・アイドル』が上方にライトを照らす。


//┃   |   ┃//////
//┃   |   ┗━━━ 
//┃   |
//┃   |
//┃   |   ┏━━━ 
//┃   |   ┃//////
//┃   |   ┣━━━
//┃   |   |
//┃   |   |       まず、エレベーターは「階と階の間」にある。
//┃.| ̄ ̄  ̄|┣━━━ 天井裏にあがってすぐ正面に扉があり、こちらは閉じている。
//┃.|       |┃////// 
//┃.|高 イ ナツ|┣━━━    ォォォ
//┃. ̄ ̄ ̄ ̄.|
//┃        |       もうひとつ上の階はトビラが空いたままだ。
//┃        ┣━━━ 何階かはわからないが、漆黒が空いたトビラの向こうまで続いている。
//┃        ┃//////

                なおエレベーターは3機が集まる配置であり、
                高泉達が乗ったのは中央のカゴ。

                        ┣━━━━━━‐┫
                        ┣━‐┳━‐┳━‐┫
                        ┃   E L V   ┃
                        ┣‐  ┻‐  ┻‐  ┛
                        ┃
                        ┣‐  ┳‐  ┳‐  ┓
                        ┃   E L V   ┃
                        ┣━‐╋━‐┻━‐┛

                天井裏にあがると、左右は深い暗黒の「落とし穴」だ。
                「エレベーターのロープ」は1本。自分達が乗っている
                カゴから伸びる1本だけだ。

270苦痛の極限地帯:2012/03/24(土) 23:46:28

                       l/
                  バ! スウ・・・ スゥゥン

                   「うっ」

                急遽、エレベーターのカゴがびりびりと揺れる。
                どこか下の階から振動が伝わってくる。近い階からの『爆発音』だ。

271高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/26(月) 00:06:48
>>269-270(GMさま)

>                       l/
>                  バ! スウ・・・ スゥゥン

これは……なかなかに『すりりんぐ』な状況でございますね。
ここでワイヤーを断たれでもしたら。それを考えると身震いをいたします。

開いて見える扉の向こうを照らしてみるといたします。
何か見えないかどうか。一応試しておくといたしましょう。

ついで女性の死体の確認も行いましょう。
『ナスティ・アイドル』の眼に『先入観』はございません。
わたくしの記憶と比較して、本当に樹里さまの死体かどうか調べましょう。


   「ああ……そういえば」

    「イヴァンさま」
   「一つ尋ねたいことがございます」

   「先程の階へはエレベータを使って昇りましたか?」


┌────────────────────────────────────────
│.102 名前:苦痛の極限地帯[] 投稿日:2012/02/22(水) 21:47:08
│  >>101(高泉)
│  『先入観』を貼り付けてみた。

│     タタタ

│  素早くナツが自動ドアの向こうへ入り込もうとしたとき、たまたま目に入った。



│       ・ ・ ・ ・ ・ ・ 。

│  自分達が乗ってきたエレベーター、その隣のエレベータも空いている。
│  つまり、さっき追い越されたエレベーターは、ひと足先に、ここ「21階」に着いていたというわけだ。
└─────────────────────────────────────────

そういえばこの点。確認していなかったように思えます。

272日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/26(月) 00:22:02
>>269-270(GM)
「…ッ!」

(したにも、いる……はやく、そとにでないと、やばそう)

『非常ボタン』を押してドアを開け、目の前に黒い壁が立ちはだかっているのを視認する。

「…うえからしか、でられない……」

この状況……『ニンジャマン』の腕の見せ所のようだ。


「あたしが、さきに、のぼります。
 あたしの『しゅごれい』―――『まんまる』には、『かぎなわ』が、あるから…
 のぼってから、おねーさんを、ひっぱりあげられます」

   スチャ 
         ―――  ガシャッ

『忍刀』を鞘ぐるみ抜いて、鞘の先を『開口部』の下の床に置き、
下げ緒の端を口にくわえ、忍刀の『鍔』を踏み台にして登る準備をする。


>>271(高泉)
「おねーさん……
 『うえに、なんかこわいものがある』っていう、あたしの『せんにゅうかん』を、『はがして』くれますか?」

上から落ちてきたものがなんであれ、それを目にした時に『忍びの心』=『平常心』が揺らがないために、高泉に依頼する。

273柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/26(月) 00:39:15
>>269
「うおっ…」

         「く…」

思わず眼前を手で覆い、『ハード・ターゲット』の手で埃を払おうとする。
今『錏葉』が戦っていた相手は原理主義だと、理解する。

「(アメ公は従軍も『契約』だからな……
  命を落とさせるような作戦は社会が許す訳がない)」

合衆国人は何処に行っても合衆国人という事だ。

『錏葉』が気になる……
面会室から地図左方の通路へと出て、ホール側の様子を確認する。
足音は有るか?有るのなら何人分だろうか。
一人か、それ以上か程度は判断付くだろう。

274錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/26(月) 00:47:31
>>269
「フン」

震動が収まったなら、戻る。
ホコリは『煙幕』にもなるし、『狙撃手』のこともある。だが…何だ?
『狙撃手の存在を、彼らは知らなかった』。そうとしか思えない言動だった。
何かがおかしい。何かがおかしいが… とにかく、駆け戻る。

「『爆破』シタな。ヤッパリ」

『死体』を確かめよう。煙幕が晴れれば見えるか…?
もちろん、煙幕の『中』から、誰かが、何かが、出てくるのかどうかには注意をしておく。
安全が確認できたら、そのまま『外』へ。柏葉にも、まだみぬ『敵』にもわかりやすいよう、足音高く移動する。

275苦痛の極限地帯:2012/03/26(月) 01:07:19
>>271-272(高泉・ナツ)

 「なんだ?今の音・・・」

イヴァンが警戒心むき出しといった表情で下の階のほうに意識をむける。


>ついで女性の死体の確認も行いましょう。
>『ナスティ・アイドル』の眼に『先入観』はございません。
>わたくしの記憶と比較して、本当に樹里さまの死体かどうか調べましょう。

   ムォ  オ オ

見たりしてみたが、ハッキリとはわからなかった。
『顔が無い』ため確証はもてない。身長は大体これぐらいだったとは思う。
体つきから「女性」であるのは確かで、肌の色は ついさっきまで生きてたというフウの鮮度を未だ保っている。


> 「先程の階へはエレベータを使って昇りましたか?」

 「?」「そうだ」


>「あたしが、さきに、のぼります。

イヴァンが「ヘルメットも無しで大丈夫か?」と言いたくなったが、その言葉をのみ込んだ。
そして先ほどの高泉と同じ「片ひざ座り」になり、ナツに踏み台を提供した。(忍刀には気づいていないため。)

 「気をつけろよ」

  ルチャ

同時に、平常心をとり戻したイヴァンが、ガスマスクを装着しなおした。


>「おねーさん……
> 『うえに、なんかこわいものがある』っていう、あたしの『せんにゅうかん』を、『はがして』くれますか?」

 「・・・・・・」

イヴァンは「なにいってんだオマエら?」といった感じに 会話の意味が理解できないので、この会話は黙って見守る。



>>273-274(柏葉・錏葉)
ほこりが柏葉の目に入って痛みがおそう。


   ムオオオアア――――-

柏葉と母子は 爆風直撃を目の当たりにする位置ではなかったが、
それでも柏葉の周囲の壁・床・天井が ほこりで灰色一色になった。

>足音は有るか?有るのなら何人分だろうか。
>一人か、それ以上か程度は判断付くだろう。
足音はひとつだけだ。

    l/
   タ

柏葉がホールへおどり出る。
足音の正体は錏葉。ちょうどフラワーショップから立ち上がり歩いていたところだ。


|      └―‐┴―‐┴―‐┘.     ┣━━━━┯━┳
|                            |WC   .|  ┃
|      ┌―┐  ┌――┬‐       (男・女・ |  ┗━━━━━┯━━━┻━┯┻━━┐
|      ├―┤        |      |. 多目的)|        ┌┐  |          |      |
|      ..|ELV    | 三|三.|TEL   ├―┬┬―┤入退院  |受付|  入退院  |警備室|
|      ├―┤..  | 三|三.|      | 面会室 |ロビー   ||  |  事務室  |      |
|      |//|  |    ├┐    |子母┌―┤        └┼―┤          |      |
|      |//└―┴┬―┴┤    └―┘    l         └┐├――  ┬―┴―==┬┘
├―  ―┤///////.....!キャッシュ|..    ―――┴―┴――――  ―┴┘      |××××|
|      |////////..|コーナー |    柏                          ×××××
|フラワー └――――┘                                ×××××
|ショップ                    錏                       ×××××
|      ├───────┐      ┌┐      ┌┐      ┌┐      ┌┤×××┌┤
└―――┴───────┴───┴┴───┴┴───┴┴───┴┴―──┴┘


いまの爆発で 玄関の天井が崩壊して落ちている・・・。
天井板と鉄骨がつもり重なっている。
ところどころスキマがあり、外にあるロケバスの光はみえる。

  バチバチッ  バチ

天井に電気系統の配線が走っていたらしく、ガレキ内のどこかで小さなスパーク音がしている。

ガレキの手前あたりは床・壁が黒くこげついている。
カビと見まがうカタマリ、真っ黒けに焦げたものが床のところどころに転がり、壁にも点々とこびりついている。

276高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/26(月) 01:15:05
>>272(ナツさま)

           ――――『シ ュ ビィ ッ』

   「かしこまりました」

言うが早いか、神速を以て『先入観』を剥がすといたしましょう。
さて、ここからでございますね。ナツさまが上るとするのならば、次は――


>>275(GMさま)
  「それさえ聞ければ結構でございます」
    「少々気にかかったモノで……」

  「他意はございません。ご安心を」

ナツさまが昇ったのなら、次はイヴァンさまにお願いいたしましょう。



   「イヴァンさま、ナツさまに続いていただけますでしょうか?」
   「彼女の守護霊は上に上るのに長けております」

   「上はドアが開いておりますので、そこから階上へ移動できるかと」

わたくしは照らすのを優先するといたしましょう。

277錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/26(月) 01:29:37
>>275
「…」

「? 『柏葉』」「あノ二人ハ?」「アイツラドー考えテモ『非戦闘員』ダロ。テメーガツイテ護衛シロ…俺ハソーイウノ向カネーカラナ」

跳ね回るのが『ザ・シグマ』だ。『拳法使い』とどちらが『護衛』向きかはわかるだろう。

「マ、大丈夫ダトハ思うガ、天井ガクズレルホドノ爆風カ」「(ホッ)」

「確カ、『ロビー』と『受付』ダロ。ソノ順ニ『事務室』ト、『警備室』ダッタカ?」

「ソンナニ分厚イ壁ジャネーダロウ。窓モアルカモ」「ソコカラ出ヨウ。先行ッテ穴ヲ開ケルカラ、アノ二人を連レテ後カラ来イヨ」

提案すると、さっさと『事務室』まで走りたい。

278柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/26(月) 01:35:28
>>275
>>277
「様子を見に来ただけだ、二人はまだ奧に居るぜ。今連れてくる。
 ………しかし、こいつア腹マイトで自爆か?
 ベアリングだのを一緒に入れて無かっただけ幸福だな」

そう告げると『面会室』の二人の方へと移動。
連れ出さなきゃならんからな……

「おい、分かってると思うが『自爆』沙汰だ。
 少なくとも連中は消えたからな、外に出るぞ。良いな?」

『ワーヒド』と『イトネイヌ』に呼びかける。
そういえば、先程の爆発の衝撃で『拳銃弾』で壊す寸前にまで打撃を加えた壁は崩壊しているんじゃないか?

壊れているようならその壁から入退院ロビーの出入り口へ向かい、事務室方面へ。
まだ崩壊してないなら蹴破ってだ。

279日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/26(月) 01:35:33
>>275(GM)
>>276(高泉)

「ありがと、おねーさん。

 ……しつれいしますね、『いう”ぁん』さん」

イヴァンの厚意に甘え、その膝にそっと足を置き、『開口部』から天井の上に出る。

  ………

そこで目に入ったものがどんなに『グロテスク』でも――『先入観』という枷から解放された自分にとって、『行動を妨げる脅威』ではない。

天井の上にしっかりと立ち、忘れずに『忍刀』を回収したら、上の階の開いた扉を見上げ、
高泉のライトの光を頼りに、その周囲に『鉤縄』を引っかけられそうな『突出部』を探す。

確認できたら、

「『まんまる』……おねがい」


   ヒュン       ヒュン
 
        ヒュン       ヒュン
                     
                         シ   ャ   ッ   !


『鉤縄』の端についた『フック』を、エレベーターのワイヤーに触れないよう注意しつつ振り回し、『突出部』めがけ投擲。
うまく引っかかったら、数回縄を引っぱって体重を支えられることを確かめ、
壁に足を置き、慎重に出口に向かい登っていきたい。

280苦痛の極限地帯:2012/03/26(月) 22:14:11
>>279(ナツ)
高泉に『先入観』を剥がしてもらった。

 タン!  シュタア

ナツは天井裏へ。
「アイドルの樹里チャンの服をきたのが倒れてる」のが ちらりと目に入った。

これで天井裏にいるのはナツと『ナスティ・アイドル』、本体の高泉はエレベーター内で イヴァンと二人きりだ。
『ナスティ・アイドル』が持つライトが 上階の開いたドアを照らす。

  ォォオ ォ

上階は何もない。


   フオン フオン  シュカン

『鉤縄』は、開いたエレベーター扉の下端のミゾにひっかけた。
(ここから下端のミゾは見えないが、ライトが上端のミゾを照らしたのがヒントになった。)



>>276(高泉)
ナツが天井裏にのぼる。その間 高泉の説明をきいたイヴァンが、了解、とばかりにこくりと頭をさげる。

 「次は俺が昇っていいか?」
 「またヒザを貸してほしい」

 「お前は俺が引き上げるよ」


上階の開いたドアを『ナスティ・アイドル』が照らし、ナツを手伝う。なんなく『鉤縄』をひっかけた。



      ゴ  ゴ

上階に通じる四角いワク、その下端から『銃口』がにょきりとのびている。
(上階の床に這いつくばれば 高泉達にとってはそこが「死角」だ。誰が潜んでいても見えない。)

  ゴ

『銃口』は『ナスティ・アイドル』の眉間に向いている。
ナツは『銃口』に気づいていない。



>>277(錏葉)

   /,
  タ ′
   ツ //
     ・・

『事務室』入口に駆け込むッ!


   ドン


ちょうど事務室に入るか入らないかというところで『ぶつかった』。
室内の死角からぶつかってきた者の正体は、ライトをしっかり照らさなくても錏葉にはわかる。

      ゴ

『子供』だ。
(ライトで一瞬みえてわかった限りでも、3人はいる。)

           ゴ


子供のひとりは、ぶつかって頭を錏葉のハラにうずめた状態になり
そのまま、ぎゅ、と細い腕で錏場をだきしめる。
顔をうずめたまま くぐもった声でぶつやく。


  「つかまえた」


子供の生きた吐息が錏葉の腹にかかる。
姿は薄いシャツに半ズボン、裸足。まったくの無防備だ。



>>278(柏葉)

>「おい、分かってると思うが『自爆』沙汰だ。
> 少なくとも連中は消えたからな、外に出るぞ。良いな?」

 「ハウ」「い」「いったい何が」

    「腰がぬけて・・・」

母子はおびえきって まだ動きだそうとしない。おまけに母ワーヒドは腰がぬけちまったらしい。


  ボゴン!

脆くした壁をけ破り、入退院ロビーへ。


    i! i! i! i! i! 。



|      └―‐┴―‐┴―‐┘.     ┣━━━━┯━┳
|                            |WC   .|  ┃
|      ┌―┐  ┌――┬‐       (男・女・ |  ┗━━━━━┯━━━┻━┯┻━━┐
|      ├―┤        |      |. 多目的)|    子子┌┐  |          |      |
|      ..|ELV    | 三|三.|TEL   ├―┬┬―┤  子子子|受付|          |警備室|
|      ├―┤..  | 三|三.|      | 面会室 |  子子子||  |          |      |
|      |//|  |    ├┐    |子母┌―┤    子子└┼―┤    子子  |      |
|      |//└―┴┬―┴┤    └―┘    柏          └┐├―‐.子 ┬―┴―==┬┘
├―  ―┤///////.....!キャッシュ|..    ―――┴―┴――――  ―┴┘  錏  |××××|
|      |////////..|コーナー |                                ×××××
|フラワー └――――┘                                ×××××
|ショップ                                             ×××××
|      ├───────┐      ┌┐      ┌┐      ┌┐      ┌┤×××┌┤
└―――┴───────┴───┴┴───┴┴───┴┴───┴┴―──┴┘


子供がいる。暗闇のなかに シャツと半ズボンだけの子供が10人はいる。
全員 柏葉から背中を向けている。じっとして喋らない。

281高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/26(月) 22:49:20
>>280(GMさまへ確認)

・エレベータ上の入り口とエレベータ上のわたくし共の『高度差』はいかほどでしょうか?

・ついで、エレベータの下の様子はまったく見えないのでしょうか?
 仮に高度差が判るとするのなら、どれぐらいの高さでしょうか?

282苦痛の極限地帯:2012/03/26(月) 22:59:56
>>281
>・エレベータ上の入り口とエレベータ上のわたくし共の『高度差』はいかほどでしょうか?
『ナスティ・アイドル』の目測で、およそ4メートルほど上。

>・ついで、エレベータの下の様子はまったく見えないのでしょうか?
> 仮に高度差が判るとするのなら、どれぐらいの高さでしょうか?
光を照らして下をのぞいて見るまでは わからない。

283高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/26(月) 23:08:46
>>280
> 「次は俺が昇っていいか?」
> 「またヒザを貸してほしい」

> 「お前は俺が引き上げるよ」

   「ええ、」

   「よろしゅうござい」


>      ゴ  ゴ

>上階に通じる四角いワク、その下端から『銃口』がにょきりとのびている。
>(上階の床に這いつくばれば 高泉達にとってはそこが「死角」だ。誰が潜んでいても見えない。)

>  ゴ

>『銃口』は『ナスティ・アイドル』の眉間に向いている。
>ナツは『銃口』に気づいていない。


『銃口』――――『ナスティ・アイドル』での防御――『不可能』。
戻す、手元へ、警告――ナツさまへ。警戒――イヴァンさまへ。


         『ズギュ』    『ブ ュン』


『ナスティ・アイドル』、視界内生物すべての『先入観』の『可視化』実行。
転がる――飛び込む――エレベータ内へ。警告、警告、警告!!!

   「ナツさま!」
   「伏せて……上に煙幕玉をッ!」

端的に指示。
(※敵の姿があるとは伝えず、即座に起こせる行動のみを伝える。
  敵の姿を確認している『間』が、反応に後れを生じさせる可能性があるから。)

284柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/26(月) 23:24:54
>>280
「ッ──」

「腰抜かしてる場合かってんだ。
 静まった間に離れるのが得策とは思わn──」

壁が崩れ落ちきるまでの間に、母子に声を掛け。
そして振り返り、絶句する。

「………」

   ピカッ

「──おい、テメぇら。
 そんな所で何やってんだ?今直近で爆発してたってのに」

『子供達』にライトを向けて、照らす。
あまりにも不気味だ。
念のため、翻子拳の構えを『ハード・ターゲット』に取らせ、
いざとなれば拳が振るえるようにしておく。

285日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/26(月) 23:28:58
>>280(GM)
>>282(高泉)

(―――! やっぱりねッ!)

『一ヶ所』だけ『扉が開いている』…『怪しい』と感じない方が不自然。

「くらえッ!!」

高泉の言葉を聞き、『煙玉』一発を、開いた『上階の戸口』めがけ投擲! ス精BB
大人が立って楽に通れる大きさの穴――4mの距離があろうと、『ニンジャマン』の精密動作性をもって狙うのは容易い。

  カッ  カッ  カッ  カッ 

『煙玉』が戸口に飛び込むのを見届けたら、両足に力を込め、可能なかぎりの速度で戸口を目指し『登攀』を続行したい。

286錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/27(火) 00:03:59
>>280

「―――」

『つかまえた』と言ったぞ。『助けて』だとか『誰だ』とか、そういうのじゃあない。
『つかまえた』。確かに言った。捕まえるということは…それは、とても攻撃的な意味をもっている…

   グ

子供の首根っこを、掴む。
ヘシ折るには柔らかすぎて、そのまま潰してしまいそうな首を引き剥がす。
『子供』は、腹に手をまわして抱きしめている。そして俺は『裸』ってわけじゃあない。
もっとも、これで上半身裸になるかもしれないが…
服が破けようがどうしようが、『引き剥がす』!!

287苦痛の極限地帯:2012/03/27(火) 00:38:23
>>285(ナツ)

   l/
  フ ッ シュウウウウz___


一気に上階に煙幕が充満し、エレベーターの縦長空間にも煙がのびる。
この機に上階まで駆けあがった。『煙幕』でナツ自身にも上階の様子はわからない。

 「おいッ どうした!?」

下のエレベーター内から、イヴァンがナツを案じて声をだしてきた。



>>283(高泉)

 ドヒュウウウウン

『ナスティ・アイドル』がエレベーター内に転がりこむ。
同時に上階に『煙幕』が蔓延し ナツはその中へ。上階の様子がわからなくなった。

  ゴ ゴゴ

とっさに『ナスティ・アイドル』の『先入観を見る目』がとらえられたのは、
高泉自身とイヴァン2人の『警戒心の赤色』のみだ。


 「おいッ どうした!?」

イヴァンが声をはりあげる。天井穴にライト光をあて、小銃をかまえる。


          ゴ

 「(『煙幕』・・・ッ! ここで撃ったらナツに当たっちまうかもしれんッ!)」

  ゴ ゴ


その時―――


   ファイブ
  「『 ٥ 』 ッ!」


上階から聞こえた。『声』だ。大きな『声』にイヴァンの体がびくっと反応する。

  ドゴゴゴゴゴゴ


    フォー
   「『 ٤ 』 !」



>>284(柏葉)
柏葉にライトを当てられても子供たちは動かない。・・・いや、こちらをむいた。
10人の瞳が じっと柏葉の顔を見つめる。


 「えっと・・・」
 「ぼくは」「だれかから「行け」って言われた」


子供たちは爆風で鼓膜が破けてしまっているようで、
何人かは耳から血がべっとり垂れている・・・。


 「なんでだ?ここは戦場だし、子供のぼくじゃあ どこへ行っても役に立たない」


どの子も目がうつろだ。よだれを垂らしているが 全く気にする様子が無い。
そしてライトをあてて じっと見てわかったことだが、前の子の腕が妙に青みがかってる。
点々と注射針の跡がある。その隣の子も、こっちの子も、みんな・・・。


  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
 「ここら一帯にはビッシリと『地らい』がうまっている」

ゴ ゴ  ゴ

 「地らい一つ一つ見つけるのは大変だ」
 「なのになんで「歩いて行け」って言われたんだろう?」

   ゴ ゴ

 「危険なのに・・・歩くだけで ぼくは何の役に立つんだ?」


   ス・・

子供たちがゆらゆらと揺れ、やがて一斉に、柏葉にむかって すり足で歩いてくる。
静かなさざ波のように、10人の子供全員が 柏葉を見ながら ゆっくり接近してくる。



>>286(錏葉)

  グイイ

  「ぅ」「あ」

抱き着いた子供は まったく抵抗もせず、簡単にひきはがせた。

    ___
   i´,_i_ .,ィ' `i
   ! ,!,! 十!!,|
   `ーv---'‐′

その子供が 床に片足をつけたとき、『異音』が聞こえた。


 「えっと・・・」
 「ぼくは」「だれかから「行け」って言われた」

   ゴゴゴ

そして左手から、柏葉と(いつの間にか居た)子供たちとの会話が錏葉の耳に入る。

     ゴ ゴ


掴んだ子供が ぶつぶつと呟く。


   ブツ  ブ ツ

 「だれかの『声』がおこっていた。『声』は・・・自分から一人もにがさないって言っていた」
 「でもきっと ぼくたちには関係ない事がらだ」

     ブツ  ブ ツ

 「ぼくたちは『歩』かなくっちゃ」


錏葉のすぐ1メートルほど手前は事務室入口。

   ゴゴゴ


  ズズ  ズリ ズリリィ


そこからさらに『2人の子供』が のっそりと すり足で歩いてくる。
子供は すぐ正面の錏葉にぶつかっちまいそうだが、まるで気にならないといった様子で『歩いて』くる。

 ゴゴゴゴゴゴゴ

錏葉がつかんでいる子供は、右足のかかとが地面についている状態。
左足は僅かに上げており、ゆっくりと歩き出そうとしている。

(子供をつかんで、具体的にどの辺りの位置においた事になったかは、錏葉が決定してよい。)

288高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/27(火) 01:01:07
>>287(GMさま)
   「上に敵が居ります!」
    「銃を持った……」   「ナツさまが危険です!」


   「イヴァンさま、手荒とは存じておりますが……」

イヴァンさまの腰を『ナスティ・アイドル』に掴ませて、穴の上へと押し上げんといたします。
わたくしのスタンドでは射程距離に届きません。まず、ナツさまの安全を確保せねば。


   「これは……『カウントダウン』?」

イヴァンさまを押し上げる過程で、上の様子が見る事が出来たのなら、確認しとうございます。

289柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/27(火) 01:05:54
>>287
質問:床面に違いは有るのか?リノリウム張りのまま、なのか?

290苦痛の極限地帯:2012/03/27(火) 06:54:53
>>289
柏葉が現在見える範囲で、床面の材質は
リノリウム張りのまま変化無し。

291日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/27(火) 23:06:15
>>287(GM)

(そんなに、『じかん』、くれるの? やさしーじゃん。
 まあ、それが『いのちとり』だけどね……ッ!)


『ニンジャマン』の弱点は、自分と視覚を共有しないこと。
だが……『互いに見えていない』状況ならば、最悪でも立場は『五分』。

『鉤縄』の先端が引っ掛かっているのは、扉の『下の溝』―――
すなわち、手が『フック』に触れれば、そこが戸口の『下の端』だ。


    ブ  ォ  ッ  !!

戸口の『下の端』から『25cm上』。
敵が立っているのならば、急所である『両足首前面の腱』が、
床に伏せているのならば、『両眼』が位置するであろう高さ。

>>285メル欄にて、すでに『ニンジャマン』の右手で抜き放っておいた『忍刀』の刃を、
その高さで、『水平』に薙ぎ払う! スB


高泉から学んだこと………
『先入観』は、時として人の行動を縛る『枷』となる反面、
時として、人の行動から迷いの雲を払う『力』ともなる。


(………『いちのたち』を、『うたがうなかれ』ッ!)

振るった忍刀の刃に、『手応え』が『必ずある』――――
その『先入観』を、あえて『確信』し、勝負を懸ける!

292柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/27(火) 23:09:32
>>287
「(地雷原……痛覚に鈍感……注射痕……)」

こいつは、こいつらは『マインスイーパ』だ!
掘り出すのではなく、『爆破』させて除去させる『生きた機構』だ!
『麻薬』で意識を麻痺させたガキ共を使ってやがる!

「おぉおおおおお!
 動くんじゃぁねえぇぇえ!」

『散弾』      Lア『ライフル弾』
『ホローポイント』  『拳銃弾』
『拳銃弾』       『徹甲弾』

  ガヂッ
     ズドンッ!

右腕!『ライフル弾』!
手を開き、『掌打』の『遠当て』で戦闘の子供を『受付』の奧へと押し込む!破スBB
連中が既に『居る』エリアは安全な筈だ、こちらに近付かれる前にドミノ倒しのように一斉に、全員を奧へ!

そして、放つと同時に自身は後方へ大きく飛ぶ……
もし爆発させられたら、少しでも多く距離を稼がないといけない。

293確認:2012/03/27(火) 23:16:04
>>291(ナツ)
現時点でナツに『声』はまったく『聞こえていない』。
したがって>>291は「憶測であてずっぽうに行動する」ということになるが、
レス訂正はしなくてもよい?

294日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/27(火) 23:30:47
>>293

>>291の最初の2行のみ訂正。
行動は変わらず。『憶測』と『先入観』で動く。)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
>>287(GM)

(『くらやみ』を、つくったのは……『みてから、うごくんじゃ、おくれる』からだよ)

『ニンジャマン』の弱点は、自分と視覚を共有しないこと。
だが……『互いに見えていない』状況ならば、最悪でも立場は『五分』。

『鉤縄』の先端が引っ掛かっているのは、扉の『下の溝』―――
すなわち、手が『フック』に触れれば、そこが戸口の『下の端』だ。


    ブ  ォ  ッ  !!

戸口の『下の端』から『25cm上』。
敵が立っているのならば、急所である『両足首前面の腱』が、
床に伏せているのならば、『両眼』が位置するであろう高さ。

>>285メル欄にて、すでに『ニンジャマン』の右手で抜き放っておいた『忍刀』の刃を、
その高さで、『水平』に薙ぎ払う! スB


高泉から学んだこと………
『先入観』は、時として人の行動を縛る『枷』となる反面、
時として、人の行動から迷いの雲を払う『力』ともなる。


(………『いちのたち』を、『うたがうなかれ』ッ!)

振るった忍刀の刃に、『手応え』が『必ずある』――――
その『先入観』を、あえて『確信』し、勝負を懸ける!

295錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/27(火) 23:38:48
>>287
地面にあって、踏んだらカチっていうのは明らかに『罠』だとして。
そしてこいつらは『イラク人の子供』だ。つまり現代の『戦場』から…何年も前の『戦争』からやってきた。
現代戦で猛威をふるう、地面に埋めて、踏んだら危ない『罠』といえば、『地雷』。

「サシズメ、テメーらハ『生キタ地雷探知機』ミテーナもンカ」
「『声』ッテ言ッタナ」

置いた子供は、『自分の真正面』。とりあえず引き剥がしただけ。
だからコイツが動こうとしても、上から押さえつける。足も動かせないほどの万力のよーな力を込めてッ!
でも! 押し潰してしまったりはしないぜ。
そして死なせもしない。『声』に言われるままにやってるのか?
その『声』はおそらく、スタンド使いの声で、『能力』がそれをさせているはずだ。子供はスタンド使いじゃあないしスタンドでもない…生きた吐息は感じた。
実体をもった『人間』であれば…

「(頭ン中でゴチャゴチャ言ってるよりよーッ)」

   ス ゥ 
               「(コッチのほうが、ワカりやすいぜッ!)」

  「   L   L   L  A A AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAYyyyッ!!!!!!    」


『猿声』。あるいは『遠吠え』。あるいは『咆哮』!!
物理的に、圧力すら感じるほどの『声量』をもって、『子供たち』を揺さぶり起こすッ!!!
刺激の上塗りだ。そして、『見えないもの』よりも『見えるもの』が出した大声のほうが、おそらく『刺激』は上じゃあないか?
曖昧な地雷じゃあない。明確に目の前の『威力』を認識させることは――きっと本能的な、何らかの影響を与えるハズだぜ。
つまり、足をすくませ、腰を抜かさせる。『ビクッとさせて動かなくする』のが目的だ…

296苦痛の極限地帯:2012/03/28(水) 21:45:11
>>288(高泉)
イヴァンを天井裏まで押し上げた。その上はまだ煙幕がはってて、全く様子がわからない。

    l/
   シャキ


      スリー
    「 『 ٣ 』! 」


 「おい貴様ッ」
 「警告はしない!速やかに撃つッ!」

イヴァンが吼(ほ)える。

      ツー
    「 『 ٢ 』! 」


       ワン
     「 『 ١ 』! 」


 「おいッ!くだらねーカウントダウンをやめろ!」「てめえ!」

     ハッ  ハッ  ハァー


イヴァンが声をはりあげるが、『声』はまったく意に介さないといった様子だ。
『5カウント』を止めようとしない。



>>294(ナツ)
この煙幕のなかに『敵』がいると見込み、『忍刀』を思い切りふるう。

   ス カァ

『空振り』だ。


      スリー
    「 『 ٣ 』! 」


『忍刀』を空振った位置より、もっと床ギリギリの位置から、突如『声』がナツに聞こえてきた。

       「おい貴様ッ」「警告はしない!速やかに撃つッ!」

      ツー
    「 『 ٢ 』! 」

       ワン
     「 『 ١ 』! 」

       「おいッ!くだらねーカウントダウンをやめろ!」「てめえ!」


下からイヴァンの叫び声、そして『3カウント』がすぐ間近で以前と続けられる。



>>295(錏葉)
錏場の咆哮(ほうこう)が空気を駆け抜け、びりびりと辺りを叩く。
クラシックコンサートの会場のように、たとえ耳が聞こえなくとも 空気の振動は伝わる。


   「うっ」 「うあっ」「ぁ・・・」

事務室の子供2人がその場にへたり込む。手前の子供も―――。


  ,、-、
 ,i' カ `i_
 | チ.┌'"
 !、 ッ !
  `ー‐'´

手前の子が腰を床につけたら、そこからまた『異音』がした。
子供はそれをまったく気にせず、ぎゅっと錏葉の服の鳩尾あたりをつかむ。
そしてそのとき錏場は気づかされた。子供のヒジのあたりに注射針の跡がびっしりとある。

   ゴ   ゴ

 「『歩』く・・・・・・・・・
  ・・・・・・・・・・・・んだっけ?」 「いや、『捕まえる』んだっけ?だれかの『声』がいってた」

錏場の服を掴む力をわずかに強める。



>>292(柏葉)
   _
  ,、i ||||!.|||! ,.、
 i|||| !||| !l.! < \   ,、、
  !||!  _  `''ー" ,、'",、"
  |ド三=!   ,、-" ,、'
  .!||!    ,l_,、-'"





                           /'`>,、、,_
                      / ,i´<_///
                        /.,、\  `",.へ.、
                     ,i' ,i `ー'   "'ー'´_,
                      ̄      ,i二ニ,!

  「ぐっ」  「う・・・」


    ll
   トォー―――――――ン


『ライフル弾』のよーな『遠当て』の拳を子供たちに食らわせる。
カウンターまでブッとび、子供たちが折り重なるようにそこへ倒れ込む。


   シバッー-― /
           ・

柏葉が大きく後ろに跳ぶ。

297苦痛の極限地帯:2012/03/28(水) 21:45:51
|      └―‐┴―‐┴―‐┘.     ┣━━━━┯━┳
|                            |WC   .|  ┃
|      ┌―┐  ┌――┬‐       (男・女・ |  ┗━━━━━┯━━━┻━┯┻━━┐
|      ├―┤        |      |. 多目的)|        ┌子子|          |      |
|      ..|ELV    | 三|三.|TEL   ├―┬┬―┤        |子子|          |警備室|
|      ├―┤..  | 三|三.|      | 面会室 |        |子子|          |      |
|      |//|  |    ├┐    |子母┌―┤        └┼子┤    子    |      |
|      |//└―┴┬―┴┤  柏└―┘                └┐├―‐.子 ┬―┴―==┬┘
├―  ―┤///////.....!キャッシュ|..    ―――┴―┴――――  ―┴┘      |××××|
|      |////////..|コーナー |                          錏子  ×××××
|フラワー └――――┘                                ×××××
|ショップ                                             ×××××
|      ├───────┐      ┌┐      ┌┐      ┌┐      ┌┤×××┌┤
└―――┴───────┴───┴┴───┴┴───┴┴───┴┴―──┴┘


 「   L   L   L  A A AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAYyyyッ!!!!!!    」


     「ひいいいいい」

錏葉の雄叫び。そして母子は恐怖で 面会室から まだ動かずにいる。

298錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/28(水) 22:05:03
>>296
「ナンだ…ソノ『跡』ハヨォォォーッ」

『ザ・シグマ』に汗腺はない。
ないのにも関わらず、背を伝う冷や汗のような、そんな嫌な感覚が背筋を這う。

「マサカ『予防注射』ノ打ちスギッテワケデモねーヨナ… テメーラ」

この『音』…『床』には何にも無い。そのように見える。どこに何があるかは『隠されている』のだ。
誰が? 何故? どうやって?
敵が。 『逃がさない』ために。 『スタンド能力』で。

「ナメやガッテ」

    ヒュ   バ ゥ!!

当身。
子供の首筋に適度に衝撃を与え、『気絶』させるッ! (破ス精密CBC(てかげん
意識が混濁してるなら、意識ごと断つ。そして、目を醒まして飛び起きる前にッ!!
『元凶の息の根を止める』ッ!!!


 「WrR  r ぅ     動   ク   ナ   ッ !!!!! 」


「ソシテ、調子コイテンジャあネーゼ糞ッタレ、理屈ダノ理由は知ッタコッチャネーガ」
「今!決メタ。 聞イテヨーガ聞いテイマイガ ドッチデモイイ。デモ聞け。テメーはブチ殺ス」


かわらぬ『大声』による『命令の上書き』。効果があるかどうかはわからんが…
だが少なくとも、子供は『ビビっている』。次に『動かなきゃ』と思うのが、一分後か、十分後かはわからない。
一時間後くらいだといいな、というのは希望的だが…しかしここで子守をするわけにもいかないからな。

気絶と、フリーズを確認できたなら、なんでもいい。『天井のでっぱりを掴んで、それを伝うようにしてエレベーターまで行く』。
来たとき無かった『地雷』の存在は、明らかに『それを設置できる能力』。ならば、どこで踏むのかわかったものじゃあない。
天井には電灯やスプリンクラー、でっぱりには事欠かない。無ければ無いで、『シグマ』の握力で指を突き込みながら移動すれば良いのだ。できれば、だが。

299高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/28(水) 22:58:44
>>296(GMさま)
   「この、『カウントダウン』」

     「わたくしたちに向けられたモノでは……」

     ・ ・
   「『ない』?」


今、わたくしの想定では――――

この『カウントダウン』は

┌───────────────────────────────────
│1.イヴァンさまに向けられたもの
│  同士討ちを避けるために何らかの備えを取るように、『警告』するため。

│2.他の仲間に向けられたもの
│  突入するか、何かしらの大きなアクションを起こす、タイミングを計っている。
└───────────────────────────────────


この、いずれか二つ。
攻撃をするのならわざわざカウントして予告をする理由はございません。
前者だとするのなら、(考えたくないことではございますが)イヴァンさまは『敵』。

故に、あえてイヴァンさまは助けません。
エレベータに対して何かを仕掛けるのなら、このエレベータが落ちることも有り得ます。

わたくしは床へと伏せるように身を低くいたします。
あとはナツさまに任せるほかございません。

300柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/28(水) 23:21:13
>>296
「あのガキ共は最初から居たってのか?
 いや、また『配置された』……か」

先程まで共に居て『イトネイヌ』と『ワーヒド』を死者と感じた訳ではない。
ならば…………?

「『場所』を『戦場』と繋ぐ『スタンド』能力?」

信管の頭も見えない『リノリウム張り』の床が『地雷原』になってるであろう事。
その地雷原に対して地雷処理の『生きた地雷除去』のガキが居る事。
『2004年4月7日』から二人が来ている事。
そして、先程の『自爆』した兵士。

共通点は一つ『イラク戦争で犠牲となった者達』という事だ。
つまり『死ぬ運命の奴の、死に場所を此処に変えた』?
そうでなければ『亡霊を連れてきて、何度でも死なせている』かだ。

「おい!『イトネイヌ』!『ワーヒド』!
 てめえら『誰か』から『何か』言われちゃいないだろうな!!」

この二人も先程の『ガキ共』と同じなのか。
それを聞いておく……!

301日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/28(水) 23:43:34
>>296
(『うるさいこども』は、『おこられる』けど……
 『うるさいおとな』は、おこられるだけじゃ、すまないよ)


   「だまりな…… 『えいえんに』ッ」


  ズドヒュヒュヒュヒュババババババババババ

      ギャリリリリリリリリリリリリリィン!!!


>>291メル欄、『乱舞』。
リーチとパワーを『忍刀』の研ぎ澄まされた刃で補い、『声』の聞こえた『床』周辺を中心として、
切っ先の届くすべての空間を、講談師の言い回しでいうところの『盲滅法当たるを幸い』、
全力で、斬り、突き、刺し、薙ぐ。

いかなる手段を用いても、敵の『息の根』を断つ――――それが『忍び』。

周囲を覆う『煙』が深紅の『血煙』と化すまで、斬って斬って斬りまくる!

302苦痛の極限地帯:2012/03/29(木) 00:35:48
>>298(錏葉)
どす、と「当身」をして手前の子供を気絶させた。

  チラッ

このホールは天井が高い。5メートル近くはある。そこまで『ザ・シグマ』の脚力で跳ぶ。


  ドォ―――ン   バゴ!  バゴム!

暗闇のなか指を突っ込み、雲梯(うんてい)の要領で子供達から遠ざかる。


         i'"i     _      _
      .,i"`i ! |    l" i i"i   .i"|   ,_,!
      |  .| | .!  ...| |.! .|   .| .|   /「
      |   !、| .!   _|__!i !  ,、!└-=li ,_L
      .i  i' !,i'´i.~| | | └',、-'", 〔 ̄~" i'l
    i'i、└''"  . | |_| | iー'",ャ ,i.! l
     i, !、 ,i^'i、.| __ .|└''",! i | _|
     i, i、,i′ ,i |__! | .!  ,i  ,! ~
      〉   /_,,、  .|_.|  ,i  .,!
    ,-' ,.、 〈 〔  \ `  `ー┘
   i'~ ,i',i^i,、`i、 \ /
    .!,/ |  | i、 `! `′
      |  .!  ̄
       ! _,,!
      ´
                         ,、
                        ,i′i、
                       i'    i、
                        \  `i,
                         \,、┘

                               ,、-'"^i、
                        _    ,、-'" ,、-'"
                       l" !_,,、-''" ,、-'"
                        |    ,、-'"
                       .!,、-'"


錏葉の後ろ斜め下方から、爆音。
殺すまいと気絶させた子供か、あるいはその近くにいた2人の子供から。



>>300(柏葉)

>「おい!『イトネイヌ』!『ワーヒド』!
> てめえら『誰か』から『何か』言われちゃいないだろうな!!」

よたよたと母子が柏葉のそばに寄ってくる。

 「?」「なんのこと?」
  「それより今どういうことに―――」

    l/
   ホ  グォォ  ン


   「ひイッ」

錏葉の声がしていた辺りからの『爆発音』。
一瞬の爆発光で 天井裏につかまり避難してきた『錏葉』の足がチラッと見えた。


|      └―‐┴―‐┴―‐┘.     ┣━━━━┯
|                            |WC   .|
|      ┌―┐  ┌――┬‐       (男・女・ |
|      ├―┤        |      |. 多目的)|
|      ..|ELV    | 三|三.|TEL   ├―┬┬―┤
|      ├―┤..  | 三|三.|      | 面会室 |
|      |//|  |    ├┐    |    ┌―┤
|      |//└―┴┬―┴┤  柏 母-子
├―  ―┤///////.....!キャッシュ|..    ―――┴―┴
|      |////////..|コーナー |
|フラワー └――――┘       錏
|ショップ
|      ├───────┐      ┌┐
└―――┴───────┴───┴┴───

303苦痛の極限地帯:2012/03/29(木) 00:37:33
>>301(ナツ)

  ゼロ
 「『 ٠ 』――」


『声』がそう告げるのとほぼ同時に『ニンジャマン』が・・・『乱舞』を繰り出す!


  ギャリギャリギャリ


   ガアア z____ ン


『手ごたえあり』。そしてほぼ同時に『銃撃音』。

   ドドドド

命中したのは『敵』の銃身だけだった。『ニンジャマン』からの感触でわかる。
それ以外は、やたらめったら斬りつけたが まったく当たらなかった。


  ファイブ
 「 『 ٥ 』!」   フォー
         「 『 ٤ 』!」   スリー
                 「 『 ٣ 』ッ!」


ナツから何メートルか離れた地点から また『声』が聞こえた。
しかも今度は微妙に『ステレオ』というか、2か所からダブったタイミングで聞こえてきてるみたいだ。
そして『カウントダウン』がさっきよりも『早い』。『次』の瞬間には またブッ放す!と『予告』するように・・・。

 ゴゴゴゴゴ


   ガチン!

撃鉄をあげた音が『2つ』聞こえた。
(暗闇のうえ煙幕で、正確な位置と距離はわからない・・・!)



>>299(高泉)
さっと高泉が身を低くする。

  ゼロ
 「『 ٠ 』――」


カウントゼロの直後、金属同士が打ちつけ合う嫌な音(おそらくは『ニンジャマン』の斬撃音)、
そして『射撃音』がして―――


   ビスン!


銃弾の着弾する音が高泉の耳に入った。位置はけっこう近い。


  「ぅぐ」
    「・・・・・・・・・・・・」

天井裏のイヴァンが 小さくうめき声をあげる。


   ゴゴゴゴ

  「馬鹿な」
  「この暗闇と煙幕のなかで・・・」
  「・・・・・・・・・・・・
   ・・・・・・・・・・・・」

     、 、 、 、 、 、 、  、     、 、 、、  、 、 、 、 、 、       、 、、
    「こんなにも『精密』に・・・」 「どこから『見て』ねらって・・・・・・」 「やがる」


       ドサァア


高泉には それだけ聞こえた。


  ファイブ
 「 『 ٥ 』!」   フォー
         「 『 ٤ 』!」   スリー
                 「 『 ٣ 』ッ!」


そしてまた『声』が聞こえた。今度はもっと早い。『次』の瞬間にも、すぐ『ゼロ』になる。
イヴァンはこの『声』に反応を示さない。

304日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/29(木) 22:16:03
>>303(GM)

「…………!?」

『銃身』が『そこにある』の『射手』が『居ない』―――この銃は『フェイク』だ。
そしてこの『カウントダウン』は、こちらを『正確に狙える』という自信の表れ。
つまり、周りに充満する『スタンドの煙』は、敵にとって『銃撃』の妨げになっていないということ。

鉤縄につかまっている自分は、銃口の前に裸で立っているも同じ―――
鉤縄の端を投げ下ろし、高泉とイヴァンにつかまらせる時間は、おそらく無い。
そうであるなら、いま、自分に『できること』は……


(『じぶん』もまもり、『なかま』もまもる――――
 『りょうほう』やるのが、むりだとしても……
 それでも『やる』……それが『しのび』!)

   ズキュンッ!
              カチッ

戸口のすぐ下にぶら下がる本体の傍まで、『ニンジャマン』を呼び戻し、『鉤縄』をつかむ手と逆の手で持った懐中電灯で、
『カウントダウン』の聞こえる方向ではなく、『真下』―――エレベーターの天井裏を照らす。
『煙玉』の煙は、通常の煙同様『上へ登る』…『下』なら、灯りがあれば見通せるはず。
そして、


>>高泉

   「おねーさんッ!!!

    いますぐ、『いう”ぁん』さんといっしょに、
    なかにはいって、『しょうげき』にそなえてッ!

     『 ち ょ う と っ き ゅ う 』 で、『した』まで、おろしますッ!!!!!」


高泉に聞こえるよう大声で叫ぶが早いか、

  
    ジシッ…
             ポ  ト  ッ

エレベーターの天井に横たわる『アイドルの死体』の腹の上をめがけ、『点火』した『焙烙玉』を投下。 精B

『焙烙玉』は、点火から爆発までにタイムラグがある。
だが、それがいい―――『ワイヤー』が吹き飛ぶ前に、高泉たちが行動するための時間を稼いでくれる。
そして、『死体』は、『爆発』の衝撃がエレベーターの中にいる高泉たちに直接伝わるのを防ぐ『緩衝材』となる。

『焙烙玉』が狙った位置に落下するのを確認したら、
すぐさま、『爆風』を避けるため戸口から上階の床、さきほど『忍刀』が当たった『フェイクの銃』がある辺りへ飛び出し、
懐中電灯で後頭部を庇いつつ床を転がりたい。

305日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/29(木) 22:18:18
失礼。一部訂正

>>303(GM)

「…………!?」

『銃身』が『そこにある』のに『射手』が『居ない』―――この銃は『フェイク』だ。
そしてこの『カウントダウン』は、こちらを『正確に狙える』という自信の表れ。
つまり、周りに充満する『スタンドの煙』は、敵にとって『銃撃』の妨げになっていないということ。

鉤縄につかまっている自分は、銃口の前に裸で立っているも同じ―――
鉤縄の端を投げ下ろし、高泉とイヴァンにつかまらせる時間は、おそらく無い。
そうであるなら、いま、自分に『できること』は……


(『じぶん』もまもり、『なかま』もまもる――――
 『りょうほう』やるのが、むりだとしても……
 それでも『やる』……それが『しのび』!)

   ズキュンッ!
              カチッ

戸口のすぐ下にぶら下がる本体の傍まで、『ニンジャマン』を呼び戻し、『鉤縄』をつかむ手と逆の手で持った懐中電灯で、
『カウントダウン』の聞こえる方向ではなく、『真下』―――エレベーターの天井裏を照らす。
『煙玉』の煙は、通常の煙同様『上へ登る』…『下』なら、灯りがあれば見通せるはず。
そして、


>>高泉

   「おねーさんッ!!!

    いますぐ、『いう”ぁん』さんといっしょに、
    なかにはいって、『しょうげき』にそなえてッ!

     『 ち ょ う と っ き ゅ う 』 で、『した』まで、おろしますッ!!!!!」


高泉に聞こえるよう大声で叫ぶが早いか、

  
    ジシッ…
             ポ  ト  ッ

エレベーターの天井に横たわる『アイドルの死体』の腹の上をめがけ、『点火』した『焙烙玉』を投下。 精B

『焙烙玉』は、点火から爆発までにタイムラグがある。
だが、それがいい―――『ワイヤー』が吹き飛ぶ前に、高泉たちが行動するための時間を稼いでくれる。
そして、『死体』は、『爆発』の衝撃がエレベーターの中にいる高泉たちに直接伝わるのを防ぐ『緩衝材』となる。

『焙烙玉』が狙った位置に落下するのを確認したら、
すぐさま、『爆風』を避けるため戸口から上階の床、さきほど『忍刀』が当たった『フェイクの銃』がある辺りへ飛び出し、
懐中電灯で後頭部を庇いつつ床を転がりたい。

306高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/29(木) 22:48:14
>>303(GMさま)
   「!?」

     『ズギュゥウッ』
                      『ガッシ』

『ナスティ・アイドル』――『イヴァンの元へ』『エレベータ内』『引きずり込み』

   「守らなくては」
   「わたくしのせいで……!」

『煙幕』『精密に』『暗闇』『何故?』『超音波』『何故?』『赤外線』『何故?』

(※イヴァンをエレベータの上に上げた『ナスティ・アイドル』で引きずりおろす。パス精CAC
  極めて速やかな動作で、可能な限り早く下ろす。視聴覚があるので動作に支障はない。)


>>305(ナツさま)
   「……ハッ!?」
    「このエレベータを……」

   「『落とす』つもりですか!?」

ナツさまの声で正気が戻りました。ここで惑乱している場合ではございません。
『エレベータを急降下』させるというのなら、イヴァンさまと一緒にエレベータの中央へ移動します。
床と水平に寝そべって、わたくし自身は自らの手で頭と顔を、イヴァンさまは『ナスティ・アイドル』で庇います。


   「落下の衝撃で上から部品が落ちてくるかもしれません……」

   「エレベータには落下の際の安全機構があるはずでございますが……」

ここは『廃病院』でございます。それが期待できるかどうか。

307高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/29(木) 23:12:30
>>306(レス内容に追記)
わたくしがとった態勢はエレベータが落下した際に、比較的安全と言われる構えでございます。
ttp://d.hatena.ne.jp/LM-7/20070629/1183176628

仮に落ちた時に、備えておけるのなら備えておきたいところ。

308柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/29(木) 23:49:23
>>302
「二人は聞いちゃいないという事か。
 オーケー信じよう」

それだけ確認して、少し安心する。
そして、『錏葉』の足が見えた事でそちら周辺をライトで照らす。
直接向けると光で目が眩むからな、そうならないようにだ。

「『錏葉』、そっちも『地雷』か?
 やはり並じゃないぞこの状況……『上に行った二人』も襲われてるんじゃないか?」

「ところでこの場を闇雲に歩くのは流石に怖い、が。
 壁をブチ抜いて階段から別階に行ったら、『地雷』は無いと思わないか?
 歩く距離が最小限で済みそうだからな」

とにかく合流するのが必要そうだ……
もう一度床面を照らす。
『地雷』が有ると疑わしい何か、は無いものだろうか。

309錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/03/30(金) 21:56:08
>>302
「 」

『動くな』と伝えたが、まだ弱かったという意味だろう。
最善は尽くしたか?多分そうだと思う。だがもっと言うなら、あの二人の子供も気絶させておくべきだったのではないか?
しかしそれだと『地雷』を踏むリスクは跳ね上がる。声でビビって腰を抜かしていればそれでいい…甘かったか。
甘かったがしかし、あれ以上のことが出来たか?まとめて吹っ飛ぶだけだったのではないか…
しかしこうして天井にぶら下がって接近し、あの子供らをまとめて抱えあげることも出来たのではないか。そして部屋の奥…そうだ。
あそこまでよく探すべきだったのでは?本当に最善を尽くしただろうか。おそらく……

 ギリ

「ぐ」  「うげっ」

『ザ・シグマ』には内臓は無い。よって、そこから込み上げて来る苦酸っぱいものも存在しないはずだ。
『亜空間』に保管される肉体の反応が、感覚として共有されている……のかもしれない。ぶらさがったまま盛大に『エヅいて』、
そして後ろを確認する。どうなっているのかだけを、『確認』するのだ。
『確認』だけしたら、『柏葉』が動き出す前に『動くな』とコール。

「コノ手のヤツハ、大体ガ高イトコカラ下界ヲ見下ろスノガ趣味ト相場ガ決まッテル」
「俺ハ『踏マズ』に移動デキルガ、お前ハドーダ? 柏葉…」

少なくとも、親子は無事だ。今のところは。
わざわざ危険にさらすこともない。何より大事な、『話の通じる相手』でもある。

「ソコラジュウ、『地雷』ガ埋マッテンダガ」「心当タリ、アルカ」 「アト、爆弾巻いテ突っ込ンデクル連中トカ」
「ソーイウコトヲシソウナ知り合イ、誰カいる?」

二人のイラク人に問う。
『敵』の、名前でもなんでもいい。手がかりでいい。とっかかりでいい。
何かが欲しいところだ。

答えを聞いたならがすがすと天井を伝い、エレベーターホールに向かう。

310苦痛の極限地帯:2012/03/30(金) 23:44:22
>>305-306(ナツ・高泉)

   ポス   ジジィーッ

『炮烙玉』を死体の上へと放った。

>(※イヴァンをエレベータの上に上げた『ナスティ・アイドル』で引きずりおろす。パス精CAC
>  極めて速やかな動作で、可能な限り早く下ろす。視聴覚があるので動作に支障はない。)

  ズギュウウウz____ ン


    ズル  ズル
             「ぅ」「う」

     ドサア

『ナスティ・アイドル』がイヴァンをエレベーター内にひきずりおろした。
撃たれたのは肩らしく、ぶわっと血がひろがっている。手で傷口をおさえて出血をおさえようとしている。


>『焙烙玉』が狙った位置に落下するのを確認したら、
>すぐさま、『爆風』を避けるため戸口から上階の床、さきほど『忍刀』が当たった『フェイクの銃』がある辺りへ飛び出し、
>懐中電灯で後頭部を庇いつつ床を転がりたい。

  ザシィz____

煙幕に本体ナツが突っ込むかたちで滑り込んだ。


  ツー
「『 ٢ 』!」    ワン
        「『 ١ 』!」
                 「 『 ・・・・・・ 』 」



>>308-309(柏葉・錏葉)
柏葉が周囲の床を見渡すが、見た目上は何の変化もない。
さっきブッとばした子供達は、しんと静まりかえって一切音すらたてない。


>そして後ろを確認する。どうなっているのかだけを、『確認』するのだ。

暗闇のなか、錏葉がいままでにない剣幕をしているのを柏葉は見た。


   チカッ

錏葉は 天井から もといた地点をライトを照らす。
これは錏葉だけが「見た」ものだ。

あれがさっきまで掴んでいた少年だ。髪、服、ひじのあたりの皮膚からわかる。
顔から腹までが えぐるように裂けて真っ赤だ。腹からはぷりっと白いもの(内臓)が漏れ出ている。
頭蓋骨や肋骨は見えなかった。両手とも、手首から先が無い。

   シュー   シュー

肉が焦げる臭いが、錏葉の鼻の奥にまとわりつく。
食用肉とも何とも違った、独特のにおい。それゆえ一度嗅いだら「忘れさせない」においだ。


>「ソコラジュウ、『地雷』ガ埋マッテンダガ」「心当タリ、アルカ」 「アト、爆弾巻いテ突っ込ンデクル連中トカ」
>「ソーイウコトヲシソウナ知り合イ、誰カいる?」

 「ハァ」「ハァ」「僕には何のことかわからない・・・」

    「わたし達は先祖から何世代も 紡がれてきた 大事な命」
    「どうしてこんな事に・・・」


イトネイヌ少年、次いで母ワーヒドが答える。ワーヒドはもはや涙声だ。


>答えを聞いたならがすがすと天井を伝い、エレベーターホールに向かう。

錏葉が柏葉達の頭上をすぎる。
真っ暗闇の中、エレベーターホールの階数表示が静かに光っている。
「3階」辺りで停まっているエレベーターがあるようだ。

311日向ナツ『ニンジャマン』:2012/03/31(土) 01:27:01
>>310(GM)
>>高泉

(……とまっ、た? ………ッ!!)

疑問の念は思考を停滞させる…今、そんな暇はない。


   「『ふた』をしめてぇぇぇぇっ!!!!」

下の高泉に、エレベーターの『開口部の蓋』を閉じるよう、大声で呼びかける。
『焙烙玉』の導火線にはまだ若干余裕がある筈だ。
ここまで『なんでもアリ』の世界ならば、
あの『アイドルの死体』がむっくり起き上がり、『焙烙玉』をつかんでエレベーターの中に投げ入れる―――そんな可能性まで想定の内に入れておく必要がある。


『焙烙玉』が爆発しワイヤーが切れれば、高泉とイヴァンを下まで送り届け柏葉たちと『合流させる』目的は果たされる。
『この階の敵』は、自分『ひとり』でカタを付けねばならない。 ―――『ただちに』。


エレベーターホールは狭く、自分たちが乗ったのは3台あるうちの『真ん中』。
つまり、敵はドアの『左右』どちらかに居るはず。
敵にはこちらが見えている…ジッとしていれば的にされるだけだ。

   ゴロゴロゴロゴロゴロ

床を転がり続けながら、


     バ
          バ
             ッ   !

>>305メル欄にて『ニンジャマン』の両手に準備させておいた、一度に出せるありったけの『撒き菱』を、
床に撒くのではなく、戸口の左右の『空中』に投げつける。―――『土遁の術』の応用だ。

『土遁の術』は、映画などではよく『土に潜って隠れる』などと解釈されるが、
実際に、人が隠れられる大きさの穴を土に掘るのは大変な時間と労力を要する。
本来の『土遁の術』は、砂や砂利を敵の眼に浴びせ怯ませること。
敵にこちらが『見える』というなら…『見えても避けきれない攻撃』をくれてやるまでだ。

312高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/03/31(土) 22:56:14
>>310(GMさま)

   「イヴァンさまッ」
   「どうか落下の衝撃に備えて……」

    「このエレベータは」
     「『墜落』しますッ!」


『カウントダウン』は停まったようでございます。しかし、予断は許されません。
ナツさまはおそらく、あのまま前線へと突貫いたしたのでしょう……なんと無謀な!


       『ダシンッ』      『ダムッ』


   「わたくしにできることは……」
    「おそらくはまだ下に居るお二人と『合流』すること」

スタンド使いの柏葉さまが居れば……その為には少しでも無事に落下しなくてなりません。
『ナスティ・アイドル』を跳躍させて、素早く通気口の蓋を閉めさせます。
イヴァンさまにはわたくしと一緒に落下に備えた態勢を真似させます。

313柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/03/31(土) 23:06:22
>>309
>>310
「……俺は『確認』しながら進むしかないな。
 先に行け、天井を崩して瓦礫で『地雷』の有無を確認する」

「二人は少し下がれ、『用心』のためにな」

そう言うと、『イトネイヌ』と『ワーヒド』を少し下がらせる。
一度角を曲がるくらい。
先程の『面会室』の入口辺りまでが良いだろう。
自分自身も、数歩下がり

  ジャカッ
          ガチャンッ

それで、時間は過ぎている筈だ。
再度出現する『ライフル弾』を拳に込め、天井を『撃つ』。
無論、時間がまだだったら少し待ってだ。

病院なんかは石膏ボードが天井だろう、多分。
『TEL』の1マス南の所と、自分の元居た場所の間を狙い天井を少し崩落させる。
対人地雷の感度なら、この程度の衝撃でも爆発するのではないだろうか。
それによって通路の安全を確認・確保したい。

無論、反応が無ければソレはソレでいい。

314錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/04/01(日) 00:48:33
>>310
「…」

「『落ち着ケ』」

イトネイヌとワーヒド親子…というより、自分に対してという意味合いが強い。

「大事ナコトハ、俺ラハ今『地雷原』ニイルっテコトダ。ソレダケガ重要ナコト」
「ソシテ、俺ハ地雷ヲ踏マズニ移動デキル…『助っ人』ヲ呼ンデクルコトガデキル」

助っ人が誰かはわからない。あの二人か?
スタッフか?それ以外か?わからない。だが動けるのは、『ザ・シグマ』だけだという事実がある。

「ダカラ、動カズ、待ッテロ」

念を押すとエレベーター前へ。
三階?
階段を使ってもすぐだ。だが階段にも地雷が仕掛けてあるかも知れず、天井は傾斜している。

「…」

エレベーターの扉はブ厚いものだ。蹴り破れる自信は無い。
自信が無いことはやらないほうがいい。
普通に、ボタンを押してみる。
扉の前は、壁に対して凹んでいるものと思う。そうなら、そこに足を突っ張るようにして空中に静止。両手があくので、それで押す。
反応が無いようなら、扉を両手でコジ開けようとする。

315苦痛の極限地帯:2012/04/01(日) 01:25:38
>>312(高泉)
天井蓋を閉めた。

> 「このエレベータは」
>  「『墜落』しますッ!」

  . ┌―――――――――‐
   .|
   .|
   .|,.-'''""'''-.、,
    ,、-''""''-、, '、
  ,i'      'i, i、
  |          | .|
  'i,      ,i' .←――――
 ̄.'、 '-、、__、、-'、./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   `‐、、_、、‐´

    _,、 ,-'ツ,_  __
   ,i /ム'~//  //,i"l
  ,!./ _,`´/777! i′  /7
  .i ニ-┘/.,ニ"ムニ、__,//
  ,! i′  /./ //!-ッ ., .,_ニーi
  |_l   `´ ム' /,-'ツ/  `~
          ̄ .<,i´へ、
             <.  \  ,、
               \  `'"
            ,、-'",、、
          ,、-'",、-'"/,へ
          !-''"  </
          ,-'^ー、  .,ァ、
           ,>.、.`'ャ'./
        ,、-,'、‐'".>   `'
        `"  .//\,
           `"






    /'ー、
    `ー、`'>  ,、
      `´ /,
    ,  _,   '′'
   i'`'"
   .!、_/



  ドッゴオオ―――――ッ


一瞬の浮遊感、そして、『落下』。
高泉の周辺から、ギギギギギギ、という激しい金属音がする。
電車の急ブレーキ音に近い大音響が、小さいハコの中で反響する。


    l/ ||!
   コ  .i!
      ・


   オアア


   l|
  トッゴ
   z_____ンン



    「うぐぅ!?」


全身への衝撃が 雷のように駆け抜ける。


   シィー――――ン

そして、暗闇のなか、無音。



>>314(錏葉)
拳で穴をあける要領で、地に足をつけぬままエレベーターホールまで移動、『地面に足はつけない』。
そしてボタンを押してみるが反応は無い。

>反応が無いようなら、扉を両手でコジ開けようとする。
ドアを開けた途端、


 ドグオオオ   ン!

またも耳をつんざく『爆破音』。今度はエレベーター孔の上部から。

   l/
  コ !

そして目の前を『エレベーター』が通過していった。


 パ!  パ パ

階層表示が目まぐるしくかわる。1階、地下1、地下2、3・・・そして表示が消えた刹那、
下から轟音。エレベーターが底に衝突した。



>>313(柏葉)
母子が言いつけ通りに 距離をおく。錏葉は頭上を通過し、エレベーターホールへ向かった。

  ドッゴオオオ


   ドゴ!  バゴム

天井を崩れさせ、破片が床に落ちる。
『爆破』はしない。この破片なら うまい具合に乗っかっていける。


|      └―‐┴―‐┴―‐┘.     ┣━━━━┯
|                            |WC   .|
|      ┌―┐  ┌――┬‐       (男・女・ |
|      ├―┤        |      |. 多目的)|
|      ..|ELV    | 三|三.|TEL   ├―┬┬―┤
|      ├―┤..  | 三|三.|  片  | 面会室 |
|      |//|  |    ├┐ 片 |    ┌―┤
|      |//└―┴┬―┴┤  柏└ 母子
├―  ―┤///////.....!キャッシュ|..    ―――┴―┴
|      |////////..|コーナー |
|フラワー └――――┘
|ショップ
|      ├───────┐      ┌┐
└―――┴───────┴───┴┴───


   「あ」「あなた達さっきからいったい・・・」
    「そんな『超能力』みたいな・・・ どうやってるの」

母ワーヒドがおそるおそる質問する。
その時、

 ドグオオオ   ン!

エレベーターホール孔のあたり、孔の上階から爆音。
直後、おそらくは孔の底あたりから衝突音がした。ひっ、と母子がふるえあがる。



>>311(ナツ)
『撒き菱』をエレベーター孔の左右にばら撒く。
直後に『炮烙玉』が爆破、エレベーターが下まで降りていった。
ただ、エレベーターは1階よりももっと『下』まで落ちたようだ。衝突音の響きが遅い。
ナツ本体は、現時点も煙幕のなか。周りの様子は一切わからない。

316高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/04/01(日) 22:02:19
>>315(GMさま)
全ては一瞬の出来事――――


>    l/ ||!
>   コ  .i!
>      ・


>   オアア


>   l|
>  トッゴ
>   z_____ンン


   「くッ」
  「ぐうゥ」 「あ、あァッ!」

みしりと骨身にまで答えました。ですが、まだ、意識は……意識はあるのでしょうか。
この暗闇が照明の途切れ故ならば、わたくしは『ナスティ・アイドル』で照らさせんといたします。


   「……止血」

    「イヴァンさまに」 「応急処置を……」

身を起こせるならば起こしましょう。イヴァンさまの様子も確認いたします。

317柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/04/01(日) 22:58:17
>>315
「アンタらと同じで善良な一般市民だ。
 もっとも、察しの通り『ちょっとした』能力を持ってるがな」

 タンッ
          タンッ

『ワーヒド』の質問に答えながら、破片の上を渡る。
地図が正しければ、この反対側は階段になっている所。
……と、轟音。

「慎重に居なきゃならねーが、
 焦らないといけねーな」

     ガヅンッ!

『バルバルバルバルバルバルバルバルバルバルバルバルバル!』

   ドヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャァァ──z__!

『散弾』!

『階段』と現在位置を妨げている壁に対して両腕の突きの連打!破ス精BAE
大きくポッカリと人が通れる穴をコジ開ける!

『敵』が誰だか分からないが、逃げようとした此方の行動を阻害してきた。
つまり、行動はある程度見られていると言うこと。
『銃拳』は時間で回復する…………見せておくのは『布石』として損じゃあない。

318錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/04/01(日) 23:04:34
>>315

「・・・」

上から

「・・・・・・」

下。落ちてるようだな。
やはり。だがこれはかなり想定外。通過していくエレベーターは見えただろうが、何かおかしなところが無かったかを思い出す。
『エレベーター』ときいて『それはないんじゃないか?』って感じのものが見えていれば、だ。

「・・・・・・・・・ソンナニ古カッタ? イヤ、違うヨナ」

頭は出さない。エレベーターの縦穴に、何がいるのか分かったもんじゃないからだ。
だが階段を使う気にもならない。
『地雷が設置されている』可能性はゼロではないからだ。

「エエイ」
「――」  スゥ  「オォ――イ。生キテンノカー」

とりあえず、呼びかけてみよう。

319日向ナツ『ニンジャマン』:2012/04/01(日) 23:45:37
>>315
『死体』が少しは爆圧をやわらげてくれると期待したが、やはり少々手荒かったか――
が、悔やんでいる時間はない。
今この瞬間、何処から『銃撃』が飛んでくるか判らないのだ。

  
  ゴロゴロゴロ
             ドスンッ


床を転がった体が反対側のエレベーターのドアか壁にぶつかり止まったら、そこを背にして(もたれかからないよう注意し)素早く身を起こし膝立ちの姿勢になる。
あれだけの『撒き菱』の散弾―――エレベーターホール内に敵がいるなら少なくとも一発は当たったはずなのに、何のリアクションも無い。

(『てき』が、どこか……より、まず、『じぶんが、どこにいるか』、だよね)

>>311メル欄にて準備していた『十字手裏剣』を、『右』と『左』に、各一発ずつ投擲する。
21階の間取り図で見ていた位置関係から、
エレベーターのドアから見て『左右いずれか』が『ナースステーション』に通じるガラス製の『自動ドア』、
もう片方が『壁』のはず。
『手裏剣』が当たり跳ねかえる『反響音』に耳を凝らし、今自分が向いている方向を把握せんとする。

320苦痛の極限地帯:2012/04/02(月) 00:03:49
>>316(高泉)
自身の身を起こす。まるで高泉の胃の中でハンマーが執拗に跳ねているかのようだ。
口の中に血の味がひろがっている。いつの間にか高泉は口の端から血を滴らせていた。


ぱっと灯りをつける。

 「うぐ」「ぐ」


イヴァンの肩からぴゅっぴゅっと小さな噴水ができている。
本人もそれに気づいたらしく、ばんと片手をあてがい血を止めようとしている。

イヴァンの顔が高泉に向く。ライトが眩しくてか細目になりつつも
ぼそぼそと呟く。

 「早く逃げろ」
 「きっとすぐ『敵』は追ってくる」


みしり、と足元が『揺れ』た気がした。
このエレベーターは非常時のブレーキがあるらしく、墜落時にそれらしきブレーキ音がした。
そのブレーキで孔底に落ち切ってはおらず、おそらくは中途半端な高さでとまっているのか・・・
ちょっとの動きが 不安定な『揺れ』になるようだ。


>  「オォ――イ。生キテンノカー」

上から『錏葉』の声が聞こえてきた。



>>318(錏葉)
>やはり。だがこれはかなり想定外。通過していくエレベーターは見えただろうが、何かおかしなところが無かったかを思い出す。
>『エレベーター』ときいて『それはないんじゃないか?』って感じのものが見えていれば、だ。

『わからなかった』。
ライトしか頼りにならない暗闇、しかも一瞬のことだったので 何かあっても察しようがなかった。


>  「オォ――イ。生キテンノカー」

エレベーター孔からの返事はまだ無い。



>>317(柏葉)

   ボグオアアz

階段に通じる穴をブチ開けた。大小の破片が 階段側に散るように崩れ落ちる。


 「ど、どこへ行けばいいんですか僕たち」

後ろから子イトネイヌが訪ねてきた。



>>319(ナツ)

>『十字手裏剣』を、『右』と『左』に、各一発ずつ投擲する。

  シュン  シュン

   カキィーン

ニ発はとも「壁」にぶつかった音がした。
ここまでわかった事柄で、この『何階か』について頭の中で地図をつくる。

        ┏━━━━━━‐┓
        ┣━‐┳━‐┳━‐┫
        ┃          ┃
┃    ①┣‐―┻‐  ┻‐―┫
┃②           .ナツ  ②┃
┃    ①┣‐―┳‐―┳‐―┫
        ┃   E L V   ┃
        ┗━‐┻━‐┻━‐┛


憶測の地図はこの通りだ。整理すると・・・
エレベーター扉出てすぐ、つまりナツがいる辺りから『3カウント』、直後におそらくは『銃身』をきりつけ、発砲された。
その直後、少しはなれた地点2か所から『途中でおわった5カウント』。( 『声』の予測位置:① )
そして今の手裏剣の到達位置(②)だ。

321高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/04/02(月) 00:31:05
>>320(GMさま)
   「かふ」
              『 ・ ・ ・ペッ 』

はしたない振る舞いでございますが、口の中を満たす血を吐き捨てさせていただきます。

胸やお腹に手を当てて、素人ながら触診をいたします。
口内からの出血なら問題はございませんが、臓器に傷がついているのなら……考えたくもございません。

> 「早く逃げろ」
> 「きっとすぐ『敵』は追ってくる」

   「ええ もちろんですとも」
   「いうまでもなく、イヴァンさまも一緒に」

イヴァンさまが傷ついたのはわたくしの浅はかな勘繰りが原因でございます。
この、高泉切羽。若輩といえども『誇り』がございます。
『真実を見通す眼』の担い手を目指す身として、見誤ったその責任は取らねば。


   (とはいえ……)

   (今の『揺れ』。長居が出来る状況ではありません)

脱出の為には上から――というのが理想的です。
そう思って上を見上げた、その時のことでした。


>  「オォ――イ。生キテンノカー」

   「……!」
   「文字通りの救いの神でございますね!」


『ナスティ・アイドル』に蓋を外させて、懐中電灯で上を照らします!
あかりがこちらが居る証左と、目印となるはずです。


   「生きておりますが」
   「エレベータが不安定です!」

      「……落ちるかも」

322錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/04/03(火) 00:57:46
>>320
「・・・」

返事が無い。ただのエレベーターのようだ…
上からきたということは、上に『敵』と見做すべき何者かがいるということだろう。
頭を出して大丈夫か…いや、だが見てみないことにはわからない。

「ママヨ」

『ザ・シグマ』は…
何かに掴まりさえすれば、腕一本でも姿勢は変えられる。腕力はそれほどだ。
だから『エレベーターのワイヤー』を掴もうと跳ぶ。
跳ぶ最中に上を確認し、何か、あるいは誰かの攻撃があれば、回避しよう。
どの道、ここにいるままで安否確認などできないのだから。

323日向ナツ『ニンジャマン』:2012/04/03(火) 01:36:42
>>320
(…………)

頭の中でマップが描かれるにつれて、
今、自分が『きわめてやばい』状況にあることを、驚くほど冷静に認識する。

『鉤縄』は真向かいにある。
他のエレベーターが仮にまだ動いていたとしても、都合よくこの階に止まっていてくれると期待するのはマヌケだ。
『退路』はない。身を隠せる死角も遮蔽物もない。
敵は、最低でも『二人』……銃を持ち、エレベーターホールの出口を完全に制圧している。
おまけに、『スタンド煙』さえ物ともしない『眼』を持っている。
こちらからは敵の正確な頭数さえわからず、向こうからはこちらの一挙一動が丸見えときている。

つまり……



   「…………ふぁ〜あ」

                  ペタン

『ニンジャマン』と、全ての『忍具』を―――――『解除』。
大きな溜め息をつき、肩の力を抜き、
懐中電灯を落とし、テディベアのぬいぐるみのように床に座り込む。

壁を背にしたまま、手裏剣の反響音が遠くから聞こえた方向=おそらく敵がいるであろう『出口』の方にゆっくり顔を向ける。


「……『たすけて』とかいったって、どーせ、うつんでしょー?
 『すたんどつかい』は、『きけん』だもんねー」


ふてくされた口調ではなく、あくまで静かに言葉を発する。
答えを知りたい『疑問』があるからだ。
『日向ナツ』にとって、『好奇心』はいかなる恐怖や絶望にも『優先される』。


「『さいごのおねがい』ってゆーかさ……
 この『こーひー』だけ、のませてもらっても、いい?
 のど、からっからなんだよねー……」


『錠庭』に貰った、すっかり冷えた『缶コーヒー』を、
プルタブのついた面が敵に見えるように、ゆっくり左手で持ち上げる。
>>319メル欄ですでに手に握っていたので、取り出す動作を怪しまれることはないだろう。
『敵』には、これが『偽装した爆弾』の類でないということを見て取れる『眼』がある――――それを『信用』しての行動だ。

324柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/04/03(火) 01:47:12
>>320
「何処に行くかっつーと二つ選択肢が有る。
 一つは『さっきの所で震えながら隠れている』。
 当然、地雷は有るわ原理主義連中は来るかもしれんわで危険。
 もう一つは『死中に活を求める』。
 当然、敵を殴り飛ばして終わらせる訳で危険」

  ザッ

階段へと降りる。
暗いのでライトで足場を確認しながらな。

「上には、もう二人程日本人が居てな。
 そいつらは、女でガキだ。しかも、襲われて落ちてそうだな、この音は。
 生き残るのは旅の最優先だが、女子供を見捨てれば心が死ぬ」

「俺は助けに行く事にするという話だ。
 下に戻るぜ、護ってやるから目の前で死ぬなよ」

暗に先に行く、危険な所に行くという意志を表す。
どちらにしろ危険だという事を二人に知らせ、それでも先に行く事を示そう。

恐らく地雷原となっているのは『地雷処理』の子供が居るこの階のみ。
下層はそうではないだろう……地下3階まで急ぎ、エレベーターホールへと移動したい。

325苦痛の極限地帯:2012/04/03(火) 21:44:42
>>324(柏葉)

>「俺は助けに行く事にするという話だ。
> 下に戻るぜ、護ってやるから目の前で死ぬなよ」

 「ま、待って」

   タッ

颯爽と下階へと急ぐ柏葉。それにイトネイヌ少年が続く。


 「・・・・・・・・・。」

母ワーヒドが、エレベーターホールに向かった錏葉のほうを向く。
未知数の強力なパワーの持ち主のようだが、彼をひとり残すことに気付いた。


   ぞくり

考えたくない想像が母ワーヒドの脳裏に巡る。
彼(錏葉)に縁起でもない、と思い、下手な想像をかき消した。

   タタ

母ワーヒドも柏葉たちにつづく。


        ┏━━━━━━‐┳‐━━
        ┃          ┃
        ┃          ┃
        ┃. 中央監視室  ┃.   ┏
        ┃
        ┃          ┃.   ┏
┏━━━╋━‐┳‐━┳━‐╋.   ┫
┃..スタッフ..┃..ベッド専用ELV┃.   ┃
┃ 室   ┃.   ┃.   ┃.   ┃.   ┃
┃      ┣‐  ┻‐  ┻‐  ┫.   ┃
┣━━  ┫          ┃.   ┃
┃                    ┃
┃  ┏━╋━━━━━━‐┫
┃      ┣━‐┳━‐┳━‐┫.   ┣
┃  ┃  ┃   E L V   ┃
┃  ┣当╋‐  ┻‐  ┻‐  ┛.   ┃
┃    直┃                  ┃
┃  ┣室╋‐  ┳‐  ┳‐  ┓.   ┃
┃      ┃   E L V   ┃.   ┣
┃  ┗━╋━‐┻━‐┻━‐┛.   ┃
┃                          ┃
┣━━  ╋━┓  ┳━━┓    ┃
┃男WC...┣━┫柏      ┃    ┃
┃女WC...┃ELV..... | 三|三.|    ┃
┃シャワー....┣━┫..  | 三|三.|    ┃
┃室    ┃//┃  ┃    ┃    ┃
┗━━━╋━┻━┻━━┫
        ┃..CO2ボンベ室┃    ┃
        ┃                  ┃
        ┣━━━━━━┓    ┃
        ┃ 教材管理室       ┃
        ┃            ┃    ┃
        ┗━━━━━━┻━━┻


地下3階に着いた。
先ほどと変わらず、真っ暗な中にごごごごごと低い駆動音が響いてくる。



>>322(錏葉)

>だから『エレベーターのワイヤー』を掴もうと跳ぶ。
>跳ぶ最中に上を確認し、何か、あるいは誰かの攻撃があれば、回避しよう。

┣━━━━━━‐┫
┣━‐┳━‐┳━‐┫
┃ 紐        紐.┃
┗‐―┻‐  ┻‐―┛
      錏
┏‐―┳‐―┳‐―┓
┃   E L V   ┃
┗━‐┻━‐┻━‐┛

暗い中をライトで照らす錏葉。正面のワイヤーは切れてしまっているらしく見当たらない。
掴まるならその左右どちらかだが、現在の錏葉は、拳を天井とか壁にぶっ刺して 床に足をつけないでいる状態だ。
やはり跳んででないと掴まれない。

   スッ

暗闇のなかに腕を伸ばしたとき、下から光が照らされた。

>   「生きておりますが」
>   「エレベータが不安定です!」
>
>      「……落ちるかも」

下から高泉が返事してきた。



>「『さいごのおねがい』ってゆーかさ……
> この『こーひー』だけ、のませてもらっても、いい?
> のど、からっからなんだよねー……」
                              ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
ほぼ同時に、今度は何階か上から『ナツ』の声。そしてその直後。


    ガッギン

     ||! ||!
      |! i|
      ・ ・

    バシュ――――-ッ

拳銃の撃鉄が起きる音だ。確かに聞いた。上階のあたりからだ。
予感していた『ザ・シグマ』の肉体が、素早くエレベーター孔からひっこむ。


     ファイブ
    「 『 ٥ 』ッ 」

       フォー
     「 『 ٤ 』!」


   ゴゴゴゴゴゴ

そして今度は、撃鉄音と同じ位置、エレベーター孔の上から『声』が聞こえてきた。

326苦痛の極限地帯:2012/04/03(火) 21:45:13
>>323(ナツ)

>『ニンジャマン』と、全ての『忍具』を―――――『解除』。
>大きな溜め息をつき、肩の力を抜き、
>懐中電灯を落とし、テディベアのぬいぐるみのように床に座り込む。

    ll
   ト―――――ン

意外ッ それは『無防備』!


   ゴゴゴゴゴ

煙幕もろとも解除してしまった。
懐中電灯の光も灯さず、悪魔ですら凍りつくような『暗黒』のなかに、ただひとり。


>「『さいごのおねがい』ってゆーかさ……
> この『こーひー』だけ、のませてもらっても、いい?
> のど、からっからなんだよねー……」


   シィー――― ン


>   「生きておりますが」
>   「エレベータが不安定です!」
>
>      「……落ちるかも」

今さっきは夢中で気づけなかったようだが、エレベーター孔の下から高泉の声が聞こえる。
下からライト光が照らされる。


     ゴ
 ゴ ゴ

その光で、ナツは『見た』。


        ┏━━━━━━‐┓
        ┣━‐┳━‐┳━‐┫
        ┃    銃    ┃
┃      ┣‐―┻‐  ┻‐―┫
┃             .ナツ    ┃
┃      ┣‐―┳‐―┳‐―┫
        ┃   E L V   ┃
        ┗━‐┻━‐┻━‐┛


    ゴゴゴゴゴ

エレベーター孔から『拳銃』がナツに向かって『7丁』、銃口を向けている。
誰もいないのに空中に浮かび、『7丁』は規則的にならんで六角形を描いている。

どれも血のような赤色の銃身で、                  サーモグラフィ     ヴィジョン
フチに近づくにつれ赤から青、緑、黄と変色して見える。まるで熱感知映像みたいな 像 だ。


    ガッギン

『拳銃』が7丁同時に撃鉄をおこした。


     ファイブ
    「 『 ٥ 』ッ 」
               ゴ
       フォー       ゴ
 ゴ   「 『 ٤ 』!」


銃身それ自体から、スピーカーのように『声』がダブってひびいてくる。



>>321(高泉)

>   「ええ もちろんですとも」
>   「いうまでもなく、イヴァンさまも一緒に」

こくこくとイヴァンが頷く。
顔色は真っ青だが、瞳はいぜんとして静かな炎をたたえており、
イヴァンは体のどこかのポケットから包帯を持ち出し、てきぱきと自分で傷口の止血にあたる。


>『ナスティ・アイドル』に蓋を外させて、懐中電灯で上を照らします!

蓋を開けて光を照らした。
3〜4フロアぶん上のエレベーター戸が開いており、さらにそこから数階上の戸も開いている。
近いほうの戸に人影が見える。


  「高泉の仲間か」

イヴァンが包帯を縛りながら独り言をつぶやく。

   ゴゴゴゴ


  「!?」

  「おい高泉」「あれは・・・」


高泉の照らす光がふらふらと揺れ、それが真上を向いたときに『それ』が見えた。
真っ赤な7丁の『拳銃』。


>「『さいごのおねがい』ってゆーかさ……
> この『こーひー』だけ、のませてもらっても、いい?
> のど、からっからなんだよねー……」

  ゴ   ゴゴゴ ゴゴ


     ファイブ
    「 『 ٥ 』ッ 」

       フォー
     「 『 ٤ 』!」


ナツの囁き、そして、別の『声』。

327高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/04/03(火) 22:13:30
>>326(GMさまへ確認)

・『七挺の銃』までと、わたくし共の居るエレベータの高度差はいかほどでしょうか?

328苦痛の極限地帯:2012/04/03(火) 22:15:35
>>327
大雑把な目測しかできないが、およそ「7〜8階分ほど上」。

329錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/04/03(火) 22:29:26
>>325

『撃鉄』!!

身を引いたのは反射だ。
そこから先は思考。

>「『さいごのおねがい』ってゆーかさ……
> この『こーひー』だけ、のませてもらっても、いい?
> のど、からっからなんだよねー……」

『ナツ』…あの子供の声か。
下からの返事は『高泉』。
『誰に語りかけているのか』?明白だ。『敵』だ。
どうするべきか?
それもまた明白だ。



   「  ・・・  」

スウ

『ザ・シグマ』は銃弾に怯むか? 否。
『ザ・シグマ』は銃に抗えぬか? 否。
『ザ・シグマ』は『敵を待つ』か? 断じて否。

「ダゼ」

       「   ッ ァ LA A A A A A A A A A A Aッ!!!!!  」

>     ファイブ
>    「 『 ٥ 』ッ 」

『跳ぶ』。接地した部位すべてを使って前へ。ただし激烈ではない。ほんの少し。
エレベーター扉前の床が、床面から壁面へと変わる…その壁面を蹴れる位置。


>       フォー
>     「 『 ٤ 』!」


   シュバ!!


『蹴り昇る』ッ!!壁を蹴って前方の壁に向かってジャンプし、足が着いたなら推進力を『ため』て再度上へ! その繰り返しで、上へ! 上へ!
その過程で――『両掌を互いにツメを立て、皮はひき剥く』。強烈な『敵の予感』に――『ザ・シグマ』を見せるッ!

330高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/04/03(火) 23:04:04
>>327(GMさま)
回答に感謝いたします。

>>326

>  「!?」

>  「おい高泉」「あれは・・・」

   「?」

    「いかがなさいましたか」


>高泉の照らす光がふらふらと揺れ、それが真上を向いたときに『それ』が見えた。
>真っ赤な7丁の『拳銃』。


   「…………あれは」
    「『銃の形をしたスタンド』?」

あれが、わたくし共を狙っていた銃の正体――――『煙幕』に隠れて、動いて回っていたでしょうか。
銃先の方向から、何を狙っているかは推測がつきます。ナツさま。彼女の危機。


――――おびえてなどいられるものですか!  『ガシンッ』


   「『根性』みせなさい 『ナスティ・アイドル』……」


  「あーやって余裕ぶってナツさまを狙うのは」

  「わたくし共は狙うまでもない『取るに足りない相手』と言われたも同じ」


      「『刺青師』さまに認められた」

     「この『神速』がわたくしとあなたの味方ですッ!」


『ナスティ・アイドル』によって、まず『先入観』の『可視化』を実行いたします。
『七挺の銃』に『独自の視聴覚』が備えられているのなら、それは必ず『可視化』されます。

そして、それと同時に通気口から這い出た状態のまま、掴んでいた蓋を銃に向けて投げつけます!
今、この『七挺の銃』は『イヴァンさま』の眼にも見えている。即ち、ただの物質でも干渉できる可能性がございます。

円盤のように『回転』する蓋で! 『七挺の銃』を弾き飛ばし、狙いを逸らします!(破ス精CAC)

331柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/04/03(火) 23:29:55
>>325
「加速するぞ……」

階段が終わり、フラットな床面が続く最下層に出る。
つまり駆ける事が出来るという事だ。

駆動音の中に他の生物音が混じってないか注意しながら、
進路をライトで照らしエレベーターホールへと駆け抜ける。
間に合わぬ事は男の恥、一瞬一秒をも埋めるように全力だ。

「『エレベーター』をコジ開ける。
 何が有るか分からんから扉の前には立つんじゃあねえ!」

エレベーターが落ちる程の緊急事態。
つまり内部では戦闘なり何なりが起きているという事だ、
内部では声掛けなり怒号なりが出ている筈、それを聞き取って位置を把握する。

「『柏葉』だ!開けるぞ!」

そして、内部へ声を掛けてから『ハード・ターゲット』でエレベーターの扉をこじ開ける。
エレベーターの扉は緊急時のために人の力で開く事のできる範疇の重さだった筈。

そういえば、
>>313の『ライフル弾』、>>317の『散弾』を使ってから30秒は過ぎただろうか。

332日向ナツ『ニンジャマン』:2012/04/03(火) 23:45:33
>>326
「………!」

(あの、『いろ』……みたことある……どっかで)

  
  「『きくみみ、なし』…ってわけね」

                        ニ ヤ ッ


相手が、『普通の銃を持った人間』で、自分を『見て』把握しているのなら……『絶望的』だった。
だが、『そうでない』ならば―――――絶望は『希望』に変わる。

  
(『おと』でも、『におい』でもない…………たぶん、『ねつ』……!)


        プシュ!

コーヒー缶のプルタブを引き開け、
背にした壁に沿って、頭が右側――エレベーターホールの出口と反対の壁に向くように、上半身を仰向けに倒す。
その勢いで、

    ドポッ  ドポドポドポドポドポ

              バシャシャシャシャシャシャシャシャァ!!

外気とほぼ同じ温度にまで冷えた『コーヒー』を、
自分の『顔』から『胸』『腹』にかけて、思い切り『ブチまける』。
『体表面の温度』―――特に、撃たれれば深刻なダメージとなる『急所』のある頭と胴体の周辺の温度を『速やかに下げる』ため。
さっき聞こえた『銃撃』は『1発』だけだった。
敵の狙いの精度を下げ、『1発』をやり過ごすことができれば――チャンスを見出せるはず。


 (このふく、『いくらした』って、おかーさん、いってたっけ?
  まいっか……『ひじょーじ』だもんね…ッ!)

333苦痛の極限地帯:2012/04/04(水) 00:35:42
>>331(柏葉)

    ,
  タ ′

   タ''ー -―― ッ


駆けるッ!


  ドドァー―ツ



 「さっき・・・音・・・どーせ鈴名の演・・・・・・・・・お〜〜〜?」
 「オメ・・・さっき・・・・・ビビり・・・・・・だぞ」


廊下の先にある「中央監視室」から、『フトッチョ肥黒D』の声が漏れ出ている。
だが今 柏葉が最優先したいのは そこではない。
中央監視室より手前、ここ地下3階のエレベーターホールだ。


  「   ッ ァ LA A A A A A A A A A A Aッ!!!!!  」

エレベーター孔の辺りから『錏葉』の咆哮が聞こえてきた。

    l/
   カッシン


     ギギ  ギ

   バオオ―――-ツ


『ハード・ターゲット』が胸をのけぞらすように力強くエレベーターの戸をあける。


//┃.   |    ┃//////
//┃.   |    ┣━━━
//┃.   |    |
//┃.   |    |
//┃.   |    ┣━━━
//┃.   |    ┃//////
//┃.   |    ┗━━━
//┃.   | 『ナ』
//┃ | ̄ ̄  ̄|  柏
//┃ |       |┏━━━
//┃ |  イ 高.|┃//////
//┃  ̄ ̄ ̄ ̄.┃//////
//┃.         ┃//////
//┗‐━━━━┛//////
/////////////////////

エレベーターの下半分は ここ地下3階よりもさらに下に隠れてしまっている。
エレベーターの扉はすでに開いている(>>272でナツが開けた)ため、高泉の姿を確認した。
その背後では見たことない『兵隊』もいる。肩に血染めの包帯を巻いており、顔を青くしている。

エレベーター天井にはスタンド(『ナスティ・アイドル』)が凛として立ち、
『上』にむけて何かを投擲した直後だった。

> >>313の『ライフル弾』、>>317の『散弾』を使ってから30秒は過ぎただろうか。
30秒経過した。
したがってスタンドのパワーがよみがえって再装填が可能だ。



>>332(ナツ)
全身にコーヒーをぶっかけた。偶然だが服が迷彩柄のように彩られる。


  「   ッ ァ LA A A A A A A A A A A Aッ!!!!!  」


エレベーター孔の下階から、叫び声。おそらくは『錏葉』のものだ。


   ガッキィイイン


直後ッ! 下から『エレベーター蓋』がブッとんで『銃』にブチ当たった!
まるでボーリングのピンみたいに呆気なく 7丁とも はじき飛ばされる。

    ,,
   ク   クク・・   クン!

だが「ビデオ映像の逆再生」みたく、7丁の『拳銃』が元の定位置にもどった。
(下から照らされる光で一部始終がわかる。)


   クルウウz___

そして『7丁の拳銃』はひらりと身をひるがえし、銃口をすべて『下』にむけた。

   スリー
 「 『٢』ッ 」


    ツー
  「 『١』ゥゥツ 」


そして はじき飛ばされていた一瞬だけの間をはさんで、『カウントダウン』が再開された。



>>329(錏葉)

  バルバルバルバル


   ドヒャアアアz____!!




      バ!  シバ!


壁蹴りの繰り返しで上階を目指す!

  ドヒュン   ガッキィイイン

その横を「エレベーター蓋」が通り過ぎ、銃をはじき、銃はなんなく元の位置にもどる。


   クルウウz___


『銃口』がピタリと錏葉に向いた。
1丁はそのまま真下に向け、残りの全ては 跳ねる錏葉を追いかけるように 微妙に銃口をあわせてくる。

   スリー
 「 『٢』ッ 」

    ツー
  「 『١』ゥゥツ 」


   ゴゴゴゴゴゴ


『銃口』の高度まで、半分の距離まで詰めた。

334苦痛の極限地帯:2012/04/04(水) 00:36:32
>>330(高泉)
『錏葉』の咆哮の直後、エレベーター蓋を投げて命中はした。


   ゴゴ  ゴゴ

・・・・・・が、元に戻られた。
しかも銃口がこちらに向いている。『1丁』は上階を照らす高泉の眉間にピタリ合わせてきた。
上の階から『錏葉』がとびだし迎撃にむかったようだが、残り『6丁』が『錏葉』に狙いを定めている。

   スリー
 「 『٢』ッ 」

    ツー
  「 『١』ゥゥツ 」



『カウント』が減ると同時に、

 「『柏葉』だ!開けるぞ!」

   ガアアアz___


ドアが開かれる。
ドア上半分に「どこかの階の廊下」と柏葉の下半身があらわれた。

335高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/04/04(水) 00:39:11
>>334(GMさまへ確認)

・『先入観』の『可視化』は出来ませんでしたでしょうか?

336苦痛の極限地帯:2012/04/04(水) 00:47:00
>>335
『拳銃』は一切の『先入観』をまとっていなかった。

337日向ナツ『ニンジャマン』:2012/04/04(水) 23:07:57
>>333
「!」

『銃口』がそっぽを向いたのを見て、思考を巡らす余裕が生まれた。

ゲームのアイテムにある、『セントリーガン』――――
あらかじめ設置しておき、自動的に標的を捕捉し攻撃する―――あれは、おそらくそういう性質のスタンド。
そして、『何らかの条件』によって、『標的』とそうでないものを識別している。
『カウントダウン』も、『ビビらせる』ためではなく、能力上避けられない『制約』であるはずだ。

(もんだいは…『じょうけん』が、なんなのか、だけど)


最初は『熱感知』かと思ったが、たぶん違う。
単純な『熱感知』ならば、鉤縄を登っていたとき、
高泉とイヴァンよりも『上』=『銃の近く』にいたはずの自分を『標的』にしなかったのはおかしい。


あの時……
イヴァンと高泉は、自分のいる方向――『上』をライトで照らしていた。
自分は、焙烙玉を落とすために、ライトを『下』に向けた。

そして、なぜ『銃』を『設置する場所』が『エレベーターシャフト』の中である必要があったのか。
なぜ、自分たちを天井越しに撃たず、わざわざ『死体』を落として『天井の上』に出てこさせる必要があったのか。


  ( …………『あかるいところ』じゃ、せいかくに、ねらえない…… 
    でも、 『まっくら』じゃ、『うてない』………? )


と言うことは――――



   「きをつけてッ!!!

    そいつ……『ひかり』を『むける』と、『ねらってくる』ッ!!!」


エレベーターシャフトの下にいる者たちに聞こえるよう全力の声で叫び、
こぼれたコーヒーで滑りやすくなった床の上で腹這いの態勢になりつつ、
さきほど自分が落とした『ライト』の電源が切れているか目視で確かめる。
もしも点灯していたら、その光の範囲内から出るように移動したい。

338高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/04/05(木) 21:33:35
>>334(GMさま)
『実体を持つスタンド』 『スタンドの能力下にある銃』
 『狙い』 『逸らせた』 『標的』 『自分に』 『錏葉さまに』


――――躱せる?
 ――――攻撃したから攻撃?
  ――――どうする? どうする? 『どうする??!』

   スリー
> 「 『٢』ッ 」

    ツー
>  「 『١』ゥゥツ 」

    
万事休すか――


>『カウント』が減ると同時に、

> 「『柏葉』だ!開けるぞ!」

>   ガアアアz___


   「……柏葉さま?」

(*顔面を蒼白にした高泉の姿が見える。頭上には銃。
  銃先を向けられて、足がすくんでいるようだが――)


>>337(ナツさま)

>   「きをつけてッ!!!

>    そいつ……『ひかり』を『むける』と、『ねらってくる』ッ!!!」


   「!!」

    「それならば」

               パチンッ

ライトを消します。横っ飛びしながら。
イヴァンさまのライトも点いてるならそれも。
『ナスティ・アイドル』も飛び退き。

――――射線から外れて、回避。

              バッ  ババッ

339柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/04/05(木) 23:12:01
>>333-338
「(暢気しやがって……!)」

通り過ぎる『中央監視室』からの声に内心悪態をつきながら。
状況を把握する。

『錏葉』は内部上、『ナツ』は更にその上、『高泉』は目の前。
そして『光源』に対して狙ってくるという事。

「(いや、だが『ライト』自体は破壊されていない?
  そもそも『銃』その物を照らす必要が有るのか……?
  この場は戦場…………『探照灯』の『操作員』を狙撃する、という事か?)」

手に持つ『ライト』を『ナスティ・アイドル』から外し、
暗いエレベーター内の何も無い所を照らす。そして、腕の動きで光を揺らす。

今恐らく斜線上に居ないのは自分。
ならば、その『光源』を掴ませないようにすれば、相手の攪乱となるのではないか。

「『ハード・ターゲット』……『ハンドガン』!」

      パァァン!

左腕、『拳銃弾』。
『ハード・ターゲット』の『銃拳』をわざと空振り。
目的は『銃撃』の『スタンド音』を発する事。

相手が『自動操縦』なのか、『何者かが操作』しているのか。
最初の条件として知らされた『光』での誘導と、
操作している者が居るなら、より危険度が高いと思うであろう『発砲音』とにより、相手の行動条件を探る。

340錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/04/06(金) 23:39:55
>>333

   スリー
 「 『٢』ッ 」


    ツー
  「 『١』ゥゥツ 」



もっと!
もっと!もっと!もっと!
もっと!もっと!もっと!もっと!もっと!!


「   LLLLLLLLLAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA――――― ッ  !!!! 」


はやく!
するどく!
一直線に!
最短距離で!
飛ぶ鳥を食い獲る、ある種の猛獣じみて跳躍、跳躍、また跳躍!

一人は身を守り、一人は仲間を助け、一人は声に応じ――

『ザ・シグマ』はただ『襲う』だけだ。
突進を開始したならば次に止まるのは――成功したときと、失敗したとき。その二つだけ。

「銃弾ン!」

恐れるに足るか?否。七つの銃口から放たれようと、片手で三つ、片手で四つを叩いて、あとは頭と足で七つの銃を拉いでやる。
『敵の狙いが定まっていることほど恐ろしげの無いことは無い』。どのような『同時攻撃』も…『二本の腕で防ぎきれないものは無いのだ』。

  ヴォ

燃える掌を翳し、

     ズ   ダンッ!

『ゼロ』に向かって『シグマ』は跳ねる。
『探知条件』が何か――そもそも頭には無い。
『今、最も危険な相手』はこの俺だという――『だから銃口は七つともこちらを向くべきだ』と、

     「マ ァ   ァ――ダ」 「まダァ」

   「コレッポッチモ『怖ク』ナンカねェェ〜ナァァァ〜ッ」 

 「銃ナラ克服済ミダゼ…  ナァァ 〜ッ!」

「モット『ゾクッ』トサセテミロォォォ――――ッ!!!」「 ッLLAAAAAAAAAAAAAAYッ!!!!」

341苦痛の極限地帯:2012/04/07(土) 00:04:20
>>337-340(all)

>   「きをつけてッ!!!
>
>    そいつ……『ひかり』を『むける』と、『ねらってくる』ッ!!!」
>
>さきほど自分が落とした『ライト』の電源が切れているか目視で確かめる。
>もしも点灯していたら、その光の範囲内から出るように移動したい。

ナツが叫ぶ。
ナツの足元がライト光に片足が入っていたため、ごろごろと身をひるがえした。



>ライトを消します。横っ飛びしながら。
>イヴァンさまのライトも点いてるならそれも。
>『ナスティ・アイドル』も飛び退き。

>手に持つ『ライト』を『ナスティ・アイドル』から外し、
>暗いエレベーター内の何も無い所を照らす。そして、腕の動きで光を揺らす。

高泉が光を消し、柏葉のライト光も適当なところだけを照らす。
これで『錏葉』と『銃』があるエレベーター孔は闇に閉ざされる。


>「『ハード・ターゲット』……『ハンドガン』!」
>
>      パァァン!
>
>左腕、『拳銃弾』。
>『ハード・ターゲット』の『銃拳』をわざと空振り。

エレベーター孔に銃撃音が響く。上階のナツにまでも聞こえた。
イヴァンは片腕で高泉の身をぐいっと奥にひっこませる。
これで「上」、あるいは「前方」から銃撃がきても極力は 高泉の盾になる。


  ゴ


道筋となる「光」がない今、すぐ手前が 目をつぶる以上にわからなくなる。
皆がそうだ。錏葉が特にそうだ。


  ダシュ  ババッ


上下左右前後すべてが漆黒のなか、錏葉は記憶と本当を頼りに跳ぶ。


  ォォオ


>「モット『ゾクッ』トサセテミロォォォ――――ッ!!!」「 ッLLAAAAAAAAAAAAAAYッ!!!!」


『ザ・シグマ』の両腕の拳が突っ込む――――


        ,、、
    |'i, ,,  .| .| ,、'i  l''i     .i'i             _ ,、
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  ,l |                              └''"
  |、!





感触はないが『銃』は消した。
『カウントダウン』は聞こえてこないから きっと7丁ともすべて消せたはずだ。

  ヒオオー

やがて錏葉の体から とびだす勢いがきえて、重力にひかれてゆっくりと下降し始める。


    フッ   フッ  フッ

暗黒――――
エレベーター内、イヴァンが懸命に息を押し殺す。
虫のように小さな吐息が、すぐ傍の高泉には嫌というほどハッキリ聴こえる。


     ゴ
 ゴ

高泉の脈拍が音もなく荒れ狂う。
手をあてずとも、首筋がどくどく言ってうるさい。それは柏葉も同じだし、ひとりきりのナツはもっとだ。


   「・・・・・・・・・・・・ッ!」


          サ  サッ

イヴァンが(柏葉は「高泉達の仲間」だと察したうえで)
柏葉にライトを消すように、と暗がりから手ぶりで伝える。

342高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/04/07(土) 01:47:53
>>341(GMさま)
銃声は、聞こえない。
これは如何なることか。……『助かった』、のでしょうか。


   「一時的」

  「そう、きっと一時的にすぎない」

立ち上がり、ゆっくりとイヴァンさまへ近づきましょう。
動くことは出来る様子でしょうか。立ち上がらせられたのなら、通気口を見ます。


   「『ナスティ・アイドル』で引っ張り出せば……」


『柏葉さま』も居ます。ここから出ることは出来ますでしょう。
問題は『ナツさま』。彼女一人が孤立しているという状況に変わりはございません。


   「…………そして、この場には」

   「『人殺し』が居ります」


そう、屍体を投げ込んだ誰かが居ります。
アレは銃撃による傷ではなかった――直接的な殺傷力を持つ、誰かが居るはず。

343日向ナツ『ニンジャマン』:2012/04/07(土) 15:33:03
>>341
「『まんまる』ッ!」

      ズキュンッ!

『ニンジャマン』に懐中電灯の端をつかませ、コーヒーで濡れていない部分の床に、その『照射面』を伏せる形で『立てて置く』。
これで、スイッチを切ることなく光を遮断できる。

読みが正しいとすれば、『銃』は、『攻撃条件』を満たさない者にとって危険な存在ではないはずだ―――少なくとも『カウントダウン』を『0』にしない限り。
いま懸念すべき事項は、別にある。
……『死体を落とした奴』の存在。

エレベーターの外扉が開いていたのは、『この階』だけだった。
あの『銃』の形状からして、『重いものを持ち上げて運ぶ』作業が得意なタイプのスタンドとは思えない。
『銃の本体』か否かは不明だが、『その作業』を行った奴が『居る』――――ほぼ間違いなく、『この階』のどこかに。


 「こっち!!こっちですッ!」

下から登ってくる音の主(錏葉)に、自分と『シャフトの出口』の位置を伝えるため声をかける。
懐中電灯の光で知らせる方が確実だが、ジャングルではないビルの中では、コーヒーで『迷彩柄』になった服はわずかな光でも目立つ。
他の『銃』がストックされている可能性もある――いまやたらに『光』を発するのは危険だ。

344柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/04/07(土) 22:44:16
>>341
「(音では無い……)『光』か。
 おい、『照らされる』なよ」

   スッ

『イトネイヌ』と『ワーヒド』に『ライト』の射線上に入らないように警告。
エレベーターホールの別の所を向ける。
最小限の周囲の起伏や形状を確認できる程度……要は間接照明、とでも言える状況だ。

「『今の一発』は俺の『発砲音』だ、身構えなくても平気だぜ。
 そして『敵』は上…………」

 ギャンッ!

『ハード・ターゲット』を『エレベーター』内部に滑り込ませる。
そのままではそう力は無いが脱出する事を助けてやる事位は出来るからな。

「一端天井を経由して外に出るべきだな。
 ドアのスキ間を通る最中に箱に落ちられたらスパッと首が飛ばあな」

345錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/04/07(土) 23:20:34
>>341
『陽炎』は――実体ならぬ『幻(スタンド)』と同化し、そして『消える』。何の抵抗も無く、空を切るような軽さで。
それが『ザ・シグマ』。『銃のスタンド』は『消滅した』…見えずともそれは事実。

  ヒオオー

> 「こっち!!こっちですッ!」

一瞬の静寂、停止、そしてはじまる降下の後、
『声』に向けてさらに壁を蹴り、『上へ』!ほんの『数歩』だろう。掌は特に隠さない。

346苦痛の極限地帯:2012/04/07(土) 23:49:29
>>343(ナツ)
>>345(錏葉)

  サジャアアアア

錏葉がナツのいる階にすべり込むように到達。


  ハァッ  ハァー  ハァー


ナツのかすかな吐息が 無音の世界に響く。
足元に転がるライトが照らす範囲以外は『視界ゼロ』。
ナツ・錏葉双方の顔すらもわからない。わずかな足音が互いに近くにいるとわかる程度だ。



>>342(高泉)
>>344(柏葉)

>『ハード・ターゲット』を『エレベーター』内部に滑り込ませる。
移動させた。


>立ち上がり、ゆっくりとイヴァンさまへ近づきましょう。
>動くことは出来る様子でしょうか。立ち上がらせられたのなら、通気口を見ます。

柏葉のライトは高泉・イヴァンと直接照らさず、薄暗いなかを移動する。
よろよろとイヴァンが立ち上がったのがわかる。
高泉の肩に、とん、とイヴァンが指を置く。オーケー、と指をうごかして伝えてきた。
『ヒソヒソ声ですら最低限にしたい』、というイヴァンの判断を行動で伝える。



>「一端天井を経由して外に出るべきだな。
> ドアのスキ間を通る最中に箱に落ちられたらスパッと首が飛ばあな」

イヴァンが暗がりから、さっとハンドサインで「マル」を描いた。


>「(音では無い……)『光』か。
> おい、『照らされる』なよ」
>『イトネイヌ』と『ワーヒド』に『ライト』の射線上に入らないように警告。

後からついてきた子イトネイヌと母ワーヒドが、こくりと頷く。

 「エレベーターの中、だれかいるの?」「ぜんぜんわからなムガッ」

イトネイヌが柏葉に質問するが、ワーヒドが手探りで イトネイヌの口にたどり着き「ふさぐ」。
恐怖で騒いだりとかせず、そしてこの状況を大雑把には把握してくれたようだ。

347錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/04/08(日) 00:11:05
>>346



「ヨゥ」

掌を、顔の下にもってくる。『炭火』程度に発光する『ザ・シグマ』の陽炎で、とりあえず顔を照らす。
――多少びっくりするかもな。

「トリアエズ、『銃』ハ『消滅』シタ」「多分」
「状況ヲドウ理解シテル?」

『今が2004年』で、ここが『イラク』だと思ってる『イラク人』の親子が下にいたことを伝える。
爆弾を腹に巻いた戦士だとか、地雷処理のためにバカにされたかわいそうなガキどものことも。
その全員が(おそらく)生きていて、多分そういう能力の影響下に、この病院はある。

「…デ、地雷ガ爆発シテ、入口塞イジマッタノデ、出レネー」

やれやれだ、と嘯いて、手持ちのライト―――落としたか?まあそれなら、転がってるやつを拾って、立ち上がり。

   グ

どうとでも動けるよう、即応できるように構え、
エレベーター孔と、通路の先を順に照らす。
『光』を狙うなら、この高さなら、子供の『ナツ』への攻撃が(あるとしたら)最低限に抑えられるだろう。
そして『ザ・シグマ』は、なんとか『できる』――

348日向ナツ『ニンジャマン』:2012/04/08(日) 01:15:30
>>346(GM)
>>347(錏葉)

「! ……」

ぼうっと光る『手』を近づけられて一瞬ひるむが、聞き覚えのある声に安堵する。
(錏葉には、ツインテの先からコーヒーを滴らせている幼女の顔が見えただろう)

「ありがと……たすかったよ」


    「………………」

      (うわ……なにそれ……)

『ドン引き』にも程がある錏葉の説明を聞き、下が文字通り『想像を絶する』事態になっていることを知る。
――かろうじて、『入ってきた場所から出られない』ということだけは理解できた。


「……ってことは……
 ここから、『ひがし』のほうへいったところにある、かいだんから、おりないと、でられないよね……」


1階にあった見取り図を思い出す。
『建物東端』の階段を下りれば、1階では『離れの別棟』に出られるはずだ。
しかし…その途中には確実に『敵』がいるだろう。

最上階で米軍とおぼしき『兵隊』に会い、エレベーターで降りる途中で『この階』から『死体』が降ってきたことを、その推測とあわせて錏葉に話す。

「おねーさんたちのことも、しんぱいだけど……
 とりあえず、『びょういんのそと』のようすが、わかるところへ、いったほうが、いいとおもいます」

(くるまにいる『すたっふ』…ふんづかまえたら、ぜったい、ぼこぼこにしてやる)

携帯を出し、液晶画面のアンテナが立っているなら、『日地』から貰ったメモの番号にコールしてみる。
繋がらなければ、懐中電灯を持ち上げ、
滑らないよう慎重に立ち上がり、『この階の見取り図』を探したい。

「『かうんとだうん』が、きこえたら…そっちに、ひかりをむけないように、してください」

349高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/04/09(月) 21:07:11
>>346(GMさま)
一難去ってまた……というのは勘弁願いとうございます。
ここからは一切喋らないほうがよろしいのでしょうか。

   「(イヴァンさま)」
   「(わたくしを持ち上げてくださいませんか?)」
   「(それから、わたくしの守護霊がイヴァンさまを引き上げますので)」

   「(その点に関してのみ、お覚悟を)」

それだけを告げましてから、上へとイヴァンさまの手を借りて這い上がるといたしましょう。
こういう時に育ち切ってない身体は役に立ちます。…………嬉しくはございませんが。

最後に上るのはわたくし、ということにしとうございます。
負傷者を優先するのが基本でございます。

柏葉さまにイヴァンさまは任せて、わたくしは周囲の警戒をいたすとしましょう。
微かな空気の揺らぎや音に注意を払い、イヴァンさまが無事昇るまで、守ります。

350柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/04/09(月) 21:41:35
>>346
「ああ、そうだ。
 上に『狙撃手』が居る……」

「それと今から引き上げる奴を見ても『騒ぐな』。頼むからな」

小声で二人に告げ、状況を把握させる。更に釘刺しを一つ。
『スタンド使い』と言うよりも遥かに効果的だろう。

「おい兵隊。
 引き上げてやるから、無闇に発砲するんじゃないぞ。
 俺の後ろに居るのは『無辜の民間人』だ」

「……それじゃあ助けてやれ、『ハード・ターゲット』」

『ハード・ターゲット』は『視界』を持たない『スタンド』。
自らの視界内で行動をしなければならない………

『イヴァン』へと警告するとエレベーター内を自分の目を凝らして確認しながら、
『イヴァン』、次いで『高泉』が上るのを『ハード・ターゲット』によって押し上げなどして援護する。破スCC

351苦痛の極限地帯:2012/04/09(月) 23:16:53
>>347(錏葉)
>>348(ナツ)

  ルチャ

錏葉のライトは、無意識にポケットに突っ込んでいたようだ。あれだけの動きをしたが幸運にも落としていなかったらしい。
ナツもライトを拾い上げ、とともにライトを灯す。この階の地図が壁に掲げてあった。


■4階
        ┏━‐┳━━━━┳‐━┳━━┳━━━━━━━━━━━┳━━━━┳━┳━━━━┳━━━━━┳━┳━┳━┳━━━━━┓
        ┃///┃        ┃.   | 三|三.|                      ┃        ┃  ┃        ┃          ┃  ┃  ┃  ┃//////////┃
        ┃///┃        ┃.   | 三|三.|                      ┃        ┃  ┃        ┃          ┃  ┃  ┃  ┃//////////┃
        ┃///┃        ┃.   ┃    ┃                ┃        ┃  ┃        ┃          ┃  ┃  ┃  ┃//////////┃
        ┃///┃        ┣‐  ┻  ━┛                ┃        ┗  ┻━━  ━┛          ┗  ┻  ┻  ┫//////////┃
        ┃///┃                                                                      ┃//////////┃
┏━━━╋━‐╋━‐┳━‐╋‐━━━━┓    ,、━━━━━  ┳━━  ━━━┳━━━  ━━┳━  ━━━━━━.、..    ┃//////////┃
┃      ┃..ベッド専用ELV┃.         ┃    ┃            ┃            ┃            ┃                ┃    ┣━━━━━┫
┃      ┃.   ┃.   ┃.   ┃.         ┃    ┃            ┃            ┃            ┃                ┃    ┃          ┃
┃      ┣‐  ╋‐  ┻‐  ┫            ┃    9       ┃      8     ┃      7     ┃        6       ┃                ┃
┣━  ━┫.   ┃        ┗‐━━━━┫    ┃            ┃            ┃            ┃                ┃    ┣━  ┳━━┫
┃                                ┃            ┃            ┃            ┃                ┃    ┃    ┃////┃
┃      ┏━━━━━━‐┓            ┃            ┃            ┃            ┃                ┃          ┃////┃
┃      ┣━‐┳━‐┳━‐┫            ┗┳━━━━  ┻━━━━  ━┻━━━━━  ┻  ┳━━━━━━┫    ┣━┯┿┯┯┫
┃      ┃   E L V   ┃              ┃                                    ┃            ┃    ┃   `'┿┿┥┃
┃      ┣‐  ┻‐  ┻‐  ┫   ホール       ┏┻━┓    ┏━━━━━━━━━━┓          ┃            ┃    ┣  ━┷┷┷┫
┃        ▲現在位置┃            ┃////┃    ┃////////////////////┃ 【手術部】 ┃      5     ┃                ┃
┃      ┣‐  ┳‐  ┳‐  ┫            ┃////┃    ┃////┏━━━┓//////┃                              ┣━━┳  ━┫
┃      ┃   E L V   ┃            ┃////┃    ┃////┃      ┃//////┃          ┃            ┃    ┃////┃ELV.┃
┃      ┗━‐╋━‐┻━‐┻‐━  ━━┫    ┗┳━┛    ┗━━┛      ┗━━━┛      ┏  ┗━━━━━━┫    ┃////┻━━┫
┃                          ┃      ┃                                ┃                ┃    ┃//////////┃
┃      ┏━┳  ┏━━┓          ┃    ┏┻━━━━  ┳━━━━  ━┳━  ━━━━┫                ┃    ┃//////////┃
┃      ┣━┫  ┃    ┃  ━━━━┫    ┃            ┃            ┃            ┃        4       ┃    ┃//////////┃

352苦痛の極限地帯:2012/04/09(月) 23:17:23
┃      ┃ELV..... | 三|三.|    準備室      ┃    1       ┃    2       ┃      3     ┃                ┃    ┃//////////┃
┃      ┣━┫..  | 三|三.|..  ┣━━━┓    ┃            ┃            ┃            ┃                ┃    ┃//////////┃
┃      ┃//┃        ┃          ┃    ┃            ┃            ┃            ┃                ┃    ┃//////////┃
┃      ┃//┗┳┻━━╋━        ┃     `'━━━━━  ┻━━  ━━━┻━━━  ━━┻━  ━━━━━━'´     ┃//////////┃
┣━━  ┫////┃                                                                  ┃//////////┃
┃      ┃////┗━━━┓          ┏━  ━━┳        ┏━━━  ━━┳━━  ━━━┓          ┏  ┳  ┳  ┫//////////┃
┃      ┃////////////┃          ┃        ┃        ┃            ┃            ┃          ┃  ┃  ┃  ┃//////////┃
┃      ┃////////////┃          ┃        ┃        ┃            ┃            ┃          ┃  ┃  ┃  ┃//////////┃
┃      ┃////////////┃          ┃        ┃        ┃            ┃            ┃          ┃  ┃  ┃  ┃//////////┃
┗━━━┻━━━━━━┻━━━━━┻━━━━┻━━━━┻━━━━━━┻━━━━━━┻━━━━━┻━┻━┻━┻━━━━━┛


>携帯を出し、液晶画面のアンテナが立っているなら、『日地』から貰ったメモの番号にコールしてみる。

「ADの日地からもらったメモ」を、ライトで照らしながらかけてみる。

    0
   フッ

    { もしもし }


『繋がった』。



>>349(高泉)
>>350(柏葉)
イヴァンがそっと自分のベレー帽を脱ぎ、高泉にかぶせた。頭上からの狙撃への、せめてもの備えだ。

    ll
   ク イン

イヴァンが膝で踏み台をつくる。高泉はそれに足をかけ、また『ハード・ターゲット』が上からひっぱりあげた。
まだ、頭上から『カウントダウン』は聞こえてこない。

>「おい兵隊。
> 引き上げてやるから、無闇に発砲するんじゃないぞ。
> 俺の後ろに居るのは『無辜の民間人』だ」

     ボソ   ボソ

    「兵隊?そこにいるのは兵隊なの?」

         ボソ

柏葉のすぐ背後から、とても小さな声で、母ワーヒドがおそるおそるといった様子で訪ねてきた。

353錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/04/09(月) 23:29:41
>>348
>>351

   ゴソ

「オ、ラッキー」

カチ

見取り図を確認。

「賛成スルゼ。モットモ、俺ハ『心配』ハシテネーガね…」

『高泉』のは知らないが、『柏葉』のスタンド能力は充分に『頼れる』。そういう実感(もっとも、『シグマ』ほどじゃないという確固たる自信はあるがね)。

「ソノルートデ行くカ…『東』ノ階段デ『別棟』ニ降リル」
「……シカシ、『米軍』カ。柏葉ノ言ウトオリ、『虐殺』ヤラかスヨーナテンションナラ…」

面倒だな。
しかも『敵』は、どうやら二人以上いる。この『状況』を作ったのと、今の『カウントダウンする銃』を設置したの。さらに、『死体』を投げ込んだヤツは…
これはわからないが…

「マ、ジットシテテモ仕方ネー」「電話カ? 話シナガラデモ歩ケルナ」

移動するべく、廊下の先まで確認する。

354日向ナツ『ニンジャマン』:2012/04/10(火) 00:10:48
【番号は、>>39で携帯に登録しておいたので、メモを見る必要は無い。】

>>351-353
(『しゅじゅつしつ』か……『ぶき』には、こまらないね)


「あたしたちが、あったひとは、そーゆーかんじじゃ、なかったですけど…ね」

あの『銃』を一瞬にして無力化した能力…信用して大丈夫だろう。
足元付近を懐中電灯で照らし、携帯を耳に当てたまま、錏葉の後ろに続く。

  「!」

意外にも、『繋がった』。

『殺す気かゴルァアアアアアアアアア』……そう叫びたい衝動をなんとか抑え込む。
錏葉の『耳』を邪魔してはまずいし、
仮に『その気』だったとしたら、なおさら白状するわけがないからだ。

「『なつ』です。
 えっと……『けがにん』が、でました。
 ちょっと、『しゃれになんない』じょーきょーになってるんで…いったん、そっちへもどります。
 そっち、なにか、かわったこと、ないですかー? 『ぶじ』ですかー?」

355柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/04/10(火) 02:14:00
>>351-352
「そら、そこからは降りるだけだ……
 響くかもしれねーから気をつけて降りろよ」

『ハード・ターゲット』を一端手元に引き戻す。
ある程度簡単に対処できる位置になった時点で、
視界外への戦闘ができない『ハード・ターゲット』……それも弾丸が足りない状態では役に立てない。

    ガチャッ
        カキッ カキッ カキッ
   パシッ

『弾丸』がどこにあるかも、スイングアウト時の弾倉の位置も把握している。
これは光など関係の無い……何万回と繰り返した正拳突きのような澱みの無い動きで行える。

   ガシャッ
         カチッ カチッ カチッ
       パシィンッ

「兵隊みてーだな。
 野戦用のメットをしてねえから、攻撃作戦じゃあなく治安維持従事って所か」

『弾倉』への再装填。
その合間に『ワーヒド』達にも応えておく。
無論、急に敵の攻撃が再開する事に備えて片手ずつの装填だ。

『散弾』   『ライフル弾』
『拳銃弾』 『ホローポイント弾』
『徹甲弾』 『拳銃弾』

356高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/04/10(火) 20:56:40
>>351(GMさま)
>イヴァンがそっと自分のベレー帽を脱ぎ、高泉にかぶせた。頭上からの狙撃への、せめてもの備えだ。

   「(あら、まあ)」
   「(ありがとうございます、イヴァンさま)」

さて、警戒を続けるといたしましょう。
そろそろ暗所にも目が慣れたと思うのですが、それでも奥は見通せないでしょうか?



   (一切の灯りがない状況……)

    (行動が大きく制限されますね)


あの『七挺の拳銃』はおそらくは本物の銃か、普通の方にも見える『実体を持つスタンド』。
前者ならおそらくはスタンドの能力下にあってコントロールされていたのでしょうか?


   「…………ふむ」

帽子に手を掛けたまま、考え込みます。
あれがそこかしこに設置されていて、光に対して銃撃を加えてくるのなら、危険です。

357苦痛の極限地帯:2012/04/10(火) 21:26:46
>>353(錏葉)

 カツーン  カツーン

エレベーターホールから数歩 ふみだす。
永久凍土のように無機質な廊下に錏葉の足音がひびく。

   チカッ

自分の灯りが「血痕」をとらえた。
血痕は 自分達が出てきた地点から、ゆるいカーブをえがいて一直線に右折、
ベッド専用エレベータのホールまで続いている。



>>354(ナツ)
かつかつと錏葉の後に続く。

>「『なつ』です。
> えっと……『けがにん』が、でました。
> ちょっと、『しゃれになんない』じょーきょーになってるんで…いったん、そっちへもどります。
> そっち、なにか、かわったこと、ないですかー? 『ぶじ』ですかー?」

 { テロリストみたいな恰好した奴らにつかまりました }

 { 助けてください }

声が震えている。

 { 私は『警戒』していません・・・あなたを信用します } { あなたは誰ですか? }



>>355(錏葉)

>「兵隊みてーだな。
> 野戦用のメットをしてねえから、攻撃作戦じゃあなく治安維持従事って所か」

 「・・・・・・・・・・・・」
 「イトネイヌ、後ろにさがってなさい」

母ワーヒドの言葉が、どこか刺々しい感じになった。

     「ぇ、でも」
     「いやだ、みんなとはなれるのはこわい」

 「いいから」

     「・・・・・・・・・・」

イトネイヌがいかにも嫌々といった感じで、ちょっとずつだけ離れる。



>>356(高泉)

>そろそろ暗所にも目が慣れたと思うのですが、それでも奥は見通せないでしょうか?

おおよそだが目で確認できてきた。
エレベーター天井に立つ高泉のすぐそばに、まず『ハード・ターゲット』。
ドアをくぐったすぐ先に『柏葉』。その後ろに『中東系の黒衣の女』と『その子供らしき少年』。

見上げると 真っ暗でなにもわからない。
上階にいる『ナツと錏葉の灯り』は見えてこない。


  ボソ

    「たのむ」

下からイヴァンが手を伸ばしてきた。

358高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/04/10(火) 21:41:54
>>357(GMさま)
   「はい、おまちください」

見えるのは……ご婦人とその子息でしょうか?
格好から見るにイヴァンさまと同じ地域にいらっしゃったと見えます。
会せたものか、否か。イヴァンさまには話しておきましょう。



   「イヴァンさま」
   「向こうに一般人の方がいらっしゃいます」

    「柏葉さまのご友人ですので」
    「どうか無用な警戒は控えるように願います……」

了解が取れましたら『ナスティ・アイドル』で持ち上げるといたしましょう。
わたくしは、わたくし自身の目で周囲の警戒をいたします。

359日向ナツ『ニンジャマン』:2012/04/10(火) 21:48:36
>>357
『声』は、『日地』のものではない?
もし誰の声かわからないのなら、『男性の声』か『女性の声』かは判別できただろうか?

360苦痛の極限地帯:2012/04/10(火) 22:06:50
>>359
『AD日地の声』。

361柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/04/10(火) 23:27:47
>>357
「……此処から無事に外まで出たいなら」

警戒する『ワーヒド』達。
そして、『イヴァン』の両方に聞こえるように声を出す。

「全員で協力する、それ以外には無いと思わないか?」

「そっちの兵隊は下手に射殺なんてすれば俺達の心証を失う。
 俺達『スタンド使い』は銃持った人間よりかは『ハード』だ」

「勿論、武装も無い一般市民はソレ以下かもな。
 何処かで食われて死ぬ」

装填を終えた『ハード・ターゲット』の拳同士を軽く打ち付け、
予備動作のように周囲に視線を巡らせる。
『高泉』達の合流が終わるまでは隙が大きい状況だからな。

362錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/04/10(火) 23:33:01
>>357
「……」

『血痕』。

「……」
「オイ。一ツ聞くガ」

振り返ることなく、『ナツ』にたずねよう。

「『ケガ人』ノ心当タリハ? 誰カガ撃タレタトカ、刺さレタトカ…」

  ス

「血ガ垂レテルカらヨ…」

363日向ナツ『ニンジャマン』:2012/04/11(水) 00:32:20
>>360
【回答感謝】。

>>357(GM)
(そっちもかよ〜)

ひょっとすると、『建物の中限定』で時間や空間を変化させるスタンドで、
ロケバスにいる連中は何も気づかず無事かもしれない……と思ったが、儚い期待だったようだ。


「『なつ』です。 『ばんぐみ』の、さんかしゃです。
 いま、どこにいますか? まわりのようす、みえますか?」

口を携帯に近づけ、声を低くして尋ねる。


>>362(錏葉)
「『こーひー』なら、こぼしましたけど…『ち』は、ないです」

床を懐中電灯で照らす。

「……『ろけばす』にいた、ひとたちも…てきに、つかまってるみたいです」

364苦痛の極限地帯:2012/04/11(水) 21:12:31
>>362(錏葉)
>>363(ナツ)

錏葉へとナツが寄り添うように固まることで、
電話のやりとりが錏葉にも聞こえる。


>「『なつ』です。 『ばんぐみ』の、さんかしゃです。
> いま、どこにいますか? まわりのようす、みえますか?」


  { 天草さんですか?
   さっき話されてたのが『正体』で、それの仕業、だと思います }

  { おねがい、ちょ、待っ…おねがい、おねがい }


声に焦りの色が濃くなっていく。


  { おねがい、おねっ、違う違うチガウ私は『警戒』して無い、
   だから『カウントダウン』は聞こえ―――― }


       !/    ,、
   {  |ニ! ー- , |l! }
     '′ ''"~ ・


通話してる向こう側から、ナツの耳をつんざく『銃声』。


  { ・・・・・・ぅ、・・・・・・・・・ぁ・・・グ・・・・・・ }



>>358(高泉)
>>361(柏葉)


  スタッ

イヴァンをエレベーター天井裏にひきあげた。


これでエレベーター天井裏は、高泉、イヴァン、『ハード・ターゲット』。
そこから降りたすぐ傍に柏葉、柏葉の背後に母ワーヒド、
その数メートル向こうに子イトネイヌ。

   ボソ

 「行くぞ」

イヴァンが高泉のひじをつかみ、柏葉のいる階へともに退避しようと促す。
敵がすぐ上にいると知ってて、むざむざ的にはなれない。


   「・・・・・・・・・・・・」

その様子を母ワーヒドは静かに眺める。
皆が皆 暗がりにいるが、ぼんやりとお互いの姿はわかる。
母ワーヒドからも、ようやくイヴァンの姿がおぼろげにわかった。


   「イトネイヌ」


        「何?お母さん」


   「私たちの魂は、何十、何百、それ以上の
    先人の『希望』がつまった命といったわよね」


       「うん」


┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――
| 236 名前:苦痛の極限地帯 投稿日:2012/03/20(火) 00:43:54

|      「イトネイヌ、あなたは父親とわたしが『希望』をもって生まれた命」
|      「この私も わたしの父と母が『希望』を持ったから生まれた」
|      「その父もまた前の代に、さらに前の代、さらに前の前・・・」

|      「わたしも、あなたも、生きている命には たくさんの『希望』がのっかってる」
|      「何十も、何百も、ずっと昔の世代から・・・」

|      「だから孤独じゃあない」

|         「よくわからない」

|      「私たちの魂は『重い』ってことよ。簡単には死ねない」
└――――――――――――――――――――――――――――――――――――


母ワーヒドの声が、懸命に涙声を押し殺し、怒気を孕んでいく。


  「その『希望』が否定される」

  「私たちが受け継いできたものが、
   ペンキで塗り潰すみたいに
   望まないものに変えられる」


  「それは死ぬ事よりもおそろしいこと」


ワーヒドが黒い衣装の下に手をいれた。



  「私は、いや私達は」



  「 絶対に許さない 」


   カチリ


        0      0    0
       フ アツ  フ アッ フ アッ


母ワーヒドから音がする。
高泉には まったく聞き覚えがなく、柏葉の耳にはべっとりと張り付いている音だ(>>263-264)。

365高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/04/12(木) 00:06:29
>>364(GMさま・確認)
一度、全体の位置関係と距離を図示していただけないでしょうか。
特に距離をよろしくお願いたしとうございます。

366日向ナツ『ニンジャマン』:2012/04/12(木) 20:44:55
>>364

「! !  ッ」

轟音にひるみ、電話を耳から離す。

 
  「…………………」

じりじりと身を焼き焦がす怒りと焦りを、懸命に意識の奥へ抑えつける。
『刃の下の心』―――それを見失えば、敵の思う壺だ。


「……おにーさん。
 あの、『じゅう』……さっき、おにーさんが、けしたやついがいにも、あります。
 いま、すたっふのひとが、うたれました。
 『ほんたい』が、まだ、いきてるってことです」


通話を切る。
コーヒーで濡れた服よりも冷たい汗がにじむ掌を拭い、懐中電灯をしっかり握り直し、『血痕』を照らす。


「にがしちゃ、だめです……『ぜったいに』」


銃声の後も日地は声を発していた――イヴァンと同様に、まだ生きている可能性はある。
それよりも………

(だれだか、しらないけど…
 『あたしのおかーさん』に、なんかあったら、
  ――― 『 し ん だ ほ う が ま し 』だって、おもうめに、あわせてやる)


あくまでも静かにふつふつと滾る『怒り』の念を『ニンジャマン』に込め、
その手に『焙烙玉』を発現できるか否か試みる。 (まだ点火はしない)

367錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/04/12(木) 23:19:55
>>366
「フン…」

「イイ気ニナッテンナァァ〜」

『銃』で脅して、『スタンド』で操って…それが能力といわれればそれまでだが。
だが。

「『高ミノ見物』カ? イイ気ナモンダナァァァ〜ッ ナァ、オイ」

『ナツ』とは別の意味で『腹を立てる』錏葉。

  チカ

ライトで血痕をたどる。
どこまで伸びているんだ? 途切れているところがあったら、そこの天井を照らしてみようか。

368苦痛の極限地帯:2012/04/12(木) 23:20:06
>>365(高泉)
>一度、全体の位置関係と距離を図示していただけないでしょうか。
>特に距離をよろしくお願いたしとうございます。

高泉・柏葉らが把握できる状況は以下の通り。


┣━‐┳━‐┳━‐┫.   ┣
┃    イ高     ┃
╋‐  ┻‐  ┻‐  ┛.   ┃
┃   柏母     子 .┃
╋‐  ┳‐  ┳‐  ┓.   ┃
┃   E L V   ┃.   ┣
╋━‐┻━‐┻━‐┛.   ┃

エレベーターホールに『柏葉』、すぐ傍に『母ワーヒド』。
エレベーターホールとその先の廊下T字型になっており、廊下まで『子のイトネイヌ』が退いている。
エレベーター天井裏に『高泉』と『イヴァン』と『ハード・ターゲット』。
高泉達のすぐ足元には、エレベーター内と通じる穴がある。穴のタテヨコは大人ひとりずつが通れる程度。




詳細な距離は以下の通り。

                        ~'ー、,
                       _,-''~|
                      _,,-''~    |
                    .''~        |.'ー、_
                   _,-''~|        |....  ~'ー、_
       ...    _,,-''~~',-''~.   |        |....      ~'ー、_
       ..._,,-''~   .i.....高~'ー、_|        |....    子    ~'ー、_
        |~'ー、_   .イ『ハ』-''~|    _,,-''~                ~'ー、_
        |    ~'ー、.|.,,-''~    |_,,-''~                        ~'ー
        |       .|.    _,,-''~...          _,,-''~~'ー、_
        |       .|_,,-''~ .... 母      _,,-''~        ~'ー、_
        |   _,,-''~...    柏      _,,-''~
        ~'-''~...            _,,-''~
        ~'ー、_......      _,,-''~
            ~'ー、_ ._,,-''~          -ッ, 2m
                       _,,-''~/
                      |~'ー、_
                      |   ,> 2m
                      |/
                      2m


現在の光源は、柏葉がエレベーター籠内を照らしているだけ。
皆が皆、お互いのことをうすらぼんやりと認識できる程度。



高泉達が乗るエレベーター籠は半分ほど下にずれており、不安定な状態で止まっている。
ここのエレベーター孔は3機が稼働するが、左右にエレベーター籠らしきカゴは見当たらない。

                      |
                      |
          _,,-''~~'ー、    !.      |
      .._,,-''~      高~'ー、_.       |
|        |~'ー、_.   イ『ハ』-''~|        |
|        |    ~'ー、__,,-''~    |        |
|        |       .|.       |        |
|        |       .|.       |        |
|        |       .|.       |~'ー、_    |
|       ...~'ー、_   .|.   _,,-''~...   ~'ー、_|
|       ...    ~'ー、,|_,,-''~::::...      _,,-''~
|        _,,-::::::::::::::::::::::::::::::::::::.._,,-''~
|    _,,-''~    ::::::::::::::::::::::_,,-''~
|_,,-''~          ::::::_.,,-''~
.~'ー、_   .|    _,,-''~
.    ~'ー、.|.,,-''~

369柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/04/12(木) 23:54:47
>>364
「何をしていやがるんだあ────ッ!
 出会い頭に『爆弾』で『自爆』する気とかフザけてるんじゃあねえぞ!」

その場の『全員』に聞こえるように絶叫を上げる。
『スタンド使い』たる『高泉』にも状況が伝わるように。
そして、『イヴァン』に無闇やたらに発砲させないように。

『自爆』のスイッチを入れてカウントダウンされている時点で、
殺害に意味は無いと『軍人』なら知っている事だろう。

「仕方ねえ……『ハード・ターゲット』!」

  ギッ!

自身の目で『ワーヒド』の様子を素早く確認。
腕の位置から、『スイッチ』が有るであろう範囲を把握する。
そして……

 チョンチュェンシュ
「『銃拳術』───10式手刀」

    ガァァン!

『爆弾』を確認できるようにする必要が有る……!
少々不躾で紳士さには欠けるが。
『ワーヒド』の上着を『徹甲弾』による『鉄拳の手刀』で切り裂く! 破ス精BBB

370高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/04/13(金) 00:07:16
>>368(GMさま・AA)
精緻な図示、感謝いたします!


>>364

>   カチリ


>        0      0    0
>       フ アツ  フ アッ フ アッ

   「?」

     「??」


今、ワーヒドさまが発した言葉と、唐突に聞こえ出したたこの『異音』が繋がりません。
警告? 何かしらのカウント? 何かが動き出している?


>>369(柏葉さま)

>「何をしていやがるんだあ────ッ!
> 出会い頭に『爆弾』で『自爆』する気とかフザけてるんじゃあねえぞ!」


   「……『自爆テロ』でございますかッ?!」

それでしたのならば、理解出来ます。
ですが、まだ間に合うはず。いや、間に合せなくてはなりませんッ!


   「『ナスティ・アイドル』ッ」
                     「『イヴァンさま』への『先入観』を彼女にッ!」



       『ズギュギュッ』


わたくし自身の『イヴァンさまへの先入観』を引き剥がしましょう。
わたくしは『イヴァンさま』を信頼しております。少なからずの負い目も抱いております。
それを『剥がして』、『ジェリー』にしながら――スライディングのように外へ飛び出しましょうッ!


         「それを……」
          「叩き込みなさいッ!」

                          『シュバゥッ!!』


飛び出しざまに『ナスティ・アイドル』の持つ『先入観』を、ワーヒドさまへ叩き込んで『虜』にいたします。



    「イヴァンさまは恩義のある御仁ッ」
      「貴女は……助けずにはいられなくなるッ!」


     「ですから……解除する方法をッ!」

371苦痛の極限地帯:2012/04/13(金) 22:33:10
>>366(ナツ)
>>367(錏葉)

>その手に『焙烙玉』を発現できるか否か試みる。 (まだ点火はしない)

そっと『焙烙玉』を発現させた。


┏━━━╋━‐╋━‐┳━‐╋‐━━━━┓
┃      ┃..ベッド専用ELV┃.         ┃
┃      ┃.   ┃.   ┃.   ┃.         ┃
┃      ┣‐  ╋‐  ┻‐  ┫
┣━  ━┫.   ┃        ┗‐━━━━┫
┃    錏
┃ ナツ ..┏━━━━━━‐┓
┃      ┣━‐┳━‐┳━‐┫
┃      ┃   E L V   ┃
┃      ┣‐  ┻‐  ┻‐  ┫   ホール
┃        ▲現在位置┃
┃      ┣‐  ┳‐  ┳‐  ┫
┃      ┃   E L V   ┃
┃      ┗━‐╋━‐┻━‐┻‐━  ━━┫
┃                          ┃
┃      ┏━┳  ┏━━┓          ┃
┃      ┣━┫  ┃    ┃  ━━━━┫


2人でライトを照らし、血痕をなぞっていく。
血痕はベッド専用のエレベーターを横切り、ホールまで伸びている。

   ォ          ォ

ホールの手前には自動ドアで仕切られている。
ドアは曇りガラスに、銀のフチで囲われている。
「手術室 関係者以外の立入りはご遠慮ください」と大きく書かれている。
手でかるく押せば開く形式の自動ドアのようだが、電気が通っているかわからない。


  i! i! i! i! i! i! i! 。


いま、自動ドアの向こうから微かに、ぺたり、ぺたり、と音が聞こえた。
本当にかすかな音だ。



>>369(柏葉)
>>370(高泉)

>「何をしていやがるんだあ────ッ!
> 出会い頭に『爆弾』で『自爆』する気とかフザけてるんじゃあねえぞ!」

 ドドドドドド

   「何」

イヴァンの直感が「まずい」と告げる。
子のイトネイヌは 理解がおいつかず固まるだけ。
イヴァンは動揺するよりも先に肉体が反応し、銃口を母ワーヒドに向けて―――


>   「『ナスティ・アイドル』ッ」
>                     「『イヴァンさま』への『先入観』を彼女にッ!」
        ,
      ヘ '
      シ
     ャ
      ア
  ァ


   「はっ」

イヴァンに突っ込もうとしたワーヒドが、冬の早朝に 顔に水をあびたような顔をして固まる。

   ドドド


>『ワーヒド』の上着を『徹甲弾』による『鉄拳の手刀』で切り裂く! 破ス精BBB

   ザム!

    「ああああああっ」


黒衣がすっぱりと縦にさける。


   ゴゴゴゴゴゴ

黒衣の下は簡素な白服、その上を ベージュの煉瓦状のものがぐるっと腹を囲う。
その上を金色の配線が一周し、『煉瓦上のもの』に 枝となる配線が1本ずつのびる。
すだれ状のシンプルな創りだ。その上を、固定用らしい銀色のワイヤーが3〜4周している。


> 「ですから……解除する方法をッ!」


  「はぁ」 「ウ」

     ・ ・ ・ ・ ・    ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
   「わからない」 「つけてもらった」

ワーヒドの口の中が 一気に乾燥する。
全力疾走した後のように 息が激しく出入りする。ふっ、ふっ、ふっ、と腹が波打つ。


     ゴゴゴゴゴ


 「落ち着け!」

イヴァンが母ワーヒドの眉間に照準を合わせる。

      ゴ

 「 (ああわかってるとも・・・落ち着くのはオレだ ) 」
 「 (こんな袋小路では逃げ場はない。爆破したら全員即死だ) 」

     ハッハッ ハァッ ハアッ

 「(この状況―― 『黒幕』はここまで計算してやったというのか?
  おれは爆弾処理班じゃあない。配線を切れば・・・映画みたいに止まるのか?
  ああ、糞! エレベーターに乗るのに賛成したのはオレだッ・・・! )」

  ゴ ゴ


イヴァンが肺の空気を絞り出して喋る。
拳銃は向けたままだが、ワーヒドがとり乱したりしないよう 懸命に声をかける。

    ゴゴゴゴ

     ハッ ハッ ハッ ハッ

  「落ち着け、俺の目を見ろ、落ち着け、いいか頼む、落ち着けよ」


    0    0    0  0   0
 フ アッ フ アッ  フアッフアッフアッ

音が早まっていく。

372日向ナツ『ニンジャマン』:2012/04/14(土) 23:59:23
>>371
(……ぐっじょぶ! 『まんまる』!)

焙烙玉をいったん消す。
おそらく『あと一発』が限界だろう……しかし、まだ『切り札』は手の内に残っている。


「たぶんですけど……『かうんとだうん』は、『ひょうてき』になったひとにだけ、きこえるみたいです」

日地の言葉から推測できたことを錏葉に伝え、
物音に耳を澄ましつつ『血痕』を照らし、つけられてからどの位時間がたったものであるか見て取ろうとする。
突然扉が開いた場合に備え、『ベッド専用エレベーター』の方にも注意を払っておきたい。

373日向ナツ『ニンジャマン』:2012/04/15(日) 01:11:21
申し訳無い。>>372を訂正。

>>371
(……ぐっじょぶ! 『まんまる』!)

焙烙玉をいったん消す。
おそらく『あと一発』が限界だろう……しかし、まだ『切り札』は手の内に残っている。


「たぶんですけど……『かうんとだうん』は、『ひょうてき』になったひとにだけ、きこえるみたいです」

日地の言葉から推測できたことを錏葉に伝え、
物音に耳を澄ましつつ『血痕』を照らし、つけられてからどの位時間がたったものであるか見て取ろうとして―――


   「!」

自動ドアの向こうから聞こえる『音』に気づき、足を止める。
そちらへすぐに『光』を向けるのは危険だ。

「おにーさん……どあ、『あけて』もらえます?
 あたし、おにーさんのうしろを、みはります」

玄関を入るとき、ドアを躊躇なくカメラでぶち破った『錏葉』の度胸を信頼し、
自分は錏葉の背後とその周辺、『ベッド専用エレベーター』の方向にも注意を払っておく。

374錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/04/15(日) 21:00:38
>>371

「血痕ハ」

  ス  スス

「『手術室』…」

その扉を確認する。『自動ドア』の両脇は『ガラス』か?それとも『壁』なのか?
何にせよ、問題は『その奥から音がする』ってことだ。
血を流しているやつか、血を流させたやつかはわからないが、かすかな音を(多分足音か?)たてて…

「コウイウトき、『守リ』ニ入っテ何カイイコトガアル… ト、考エルタイプカ?」
「違ウラシイナ? 『守リ』ハ必ズ破ラレル。『鉄壁』ダノ『不破』ナンテノハアリエネー。ダカラ、守ルノハ相手ガヤルコトダ」

「俺ジャナイ」

    タァ   ン

『ドア』に向けて、跳ねる。
『ドア』の両脇に、ガラスや壁があればそれを『ケリ破る』。スペース無く全部ドアなら、ドアをケリ破る。
もちろん、近づいて蹴るまでの数秒。それでドアが開く可能性もある。もしそうなったら横っ飛びにかわすだけだがな。
何にせよ――『攻撃だ』。

375柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/04/16(月) 21:58:40
>>371
「『自爆』相手に撃っても無駄だ!
 銃は下ろせ!」

『ワーヒド』に設置された爆弾を睨みつつ、『イヴァン』へと警告する。
少なくとも立っていてくれなければ解除させる手間が増える。

「炸薬は多分C-4かTNTだ。
 配線は中央の一本から枝分かれして各炸薬に連結して、ワイヤーで固定されている。
 ……クソッ、『徹甲弾』を使うんじゃなかったか。」

「おい兵隊、『爆弾処理』の知識は有るか?
 ブートキャンプで習ったりしてないか?」

そう『イヴァン』へと尋ねながら、配線を追う。
最近の爆弾なら、どれも電気式の信管だ……
『サイレン』を鳴らしているという事は逆に。
『スピーカー』、『タイマー』、『スイッチ』、そして『起爆装置』。
これらが揃っている基盤か何かを収めたボックスのような物が有る筈だ。

376高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/04/16(月) 23:41:27
>>371(GMさま)
恐怖――恐怖――恐怖――恐怖――その、『先入観』。


      『ズ バァ』


わたくし自身の『恐怖』を剥がしとりました。
これで動揺せずに、冷静でいる事が出来ます。


   「イヴァンさま」
   「そこから出ていただけますか?」


           『ド』       『 ドドド 』


    「場合によっては……」
   「彼女をここへと投げ込んで『始末』しなくては」


                 『ドドドドドドドドドドドドド
                   ドドドドドドドドドドドドド』

それは、決してなしてはならぬことかもしれません。
しかし間に合わないのなら、選択肢に入れておく必要があります。

『ワーヒドさま』に近づき、どのように固定されているかを確認いたします。
もし、すぐに外せるようなら『ナスティ・アイドル』によって取り外し、エレベータへ通じる隙間へ投げ込みましょう。(ス精AC)

それがならぬようなら……『覚悟』を決めねばなりません。

377苦痛の極限地帯:2012/04/17(火) 22:42:17
>>373(ナツ)
>>374(錏葉)

>自動ドアの向こうから聞こえる『音』に気づき、足を止める。
>そちらへすぐに『光』を向けるのは危険だ。
>
>「おにーさん……どあ、『あけて』もらえます?
> あたし、おにーさんのうしろを、みはります」


>『ドア』の両脇に、ガラスや壁があればそれを『ケリ破る』。スペース無く全部ドアなら、ドアをケリ破る。

   l/
  ト ギャス!


    ブッゴー―――-―ン


ドアの脇のガラスをブチ破った。
ライトはまだ照らしていない。よって血痕がどこに続いているのかはわかないが・・・

   ゴ ゴ


ナツ・錏葉からみて右奥に、何かがいる。暗くてよくわからない。


┏━━━╋━‐╋━‐┳━‐╋‐━━━━┓    ,、━━━
┃      ┃..ベッド専用ELV┃.         ┃    ┃
┃      ┃.   ┃.   ┃.   ┃.         ┃    ┃
┃      ┣‐  ╋‐  ┻‐  ┫            ┃
┣━  ━┫.   ┃        ┗‐━━━━┫    ┃
┃            ナツ 錏             ┃
┃      ┏━━━━━━‐┓            ┃
┃      ┣━‐┳━‐┳━‐┫            ┗┳━━
┃      ┃   E L V   ┃              ┃
┃      ┣‐  ┻‐  ┻‐  ┫   ホール       ┏┻━┓
┃                  ┃            ┃////┃
┃      ┣‐  ┳‐  ┳‐  ┫            ┃////┃
┃      ┃   E L V   ┃            ┃////┃
┃      ┗━‐╋━‐┻━‐┻‐━  ━━┫  ↓┗┳━┛
┃                          ┃  ?  ┃
┃      ┏━┳  ┏━━┓          ┃    ┏┻━━
┃      ┣━┫  ┃    ┃  ━━━━┫    ┃


   「うわあああああああああ
    ー―――――――――ッ」


     ぺた ぺた ぺた ぺた ぺたっ


廊下の奥に逃げていった。
しかも大声だして、恐怖とかで叫んだというより、無理矢理 大声はりあげました、という感じだ。
叫び声だけじゃあよくわからないが 『男』の声だ。

378苦痛の極限地帯:2012/04/17(火) 22:42:50
>>375(柏葉)
>>376(高泉)

>そう『イヴァン』へと尋ねながら、配線を追う。
                                        プレート
配線の先は、母ワーヒドの「右腕」。片手におさまる程度の小さな自在基盤に、
押しボタンやスピーカー等がとりつけられた簡素なものだ。


>「おい兵隊、『爆弾処理』の知識は有るか?
> ブートキャンプで習ったりしてないか?」

  ドドドドド

イヴァンは首を縦に振らない。

 「配線を切―――」

イヴァンが言いかけて、はぁはぁという過呼吸にさえぎられる。
柏葉たちに目をあわせ きっぱりと言う。


  「敵はなんだってやってくる、それを生きのびろ」
  「そう教わった」

もしかしたらという甘い考えではなく、いま確実な事柄だけを述べる。
たんっ、とエレベーター天井裏を降り、イヴァンは子イトネイヌのいるところまで回り込む。


>    「場合によっては……」
>   「彼女をここへと投げ込んで『始末』しなくては」

高泉が自身の『先入観』を剥がし、イヴァンとまったく同じ目つきになる。
母ワーヒドはイヴァンの挙動を目で追う。汗でぐしゃぐしゃだ。


>『ワーヒドさま』に近づき、どのように固定されているかを確認いたします。
>もし、すぐに外せるようなら『ナスティ・アイドル』によって取り外し、エレベータへ通じる隙間へ投げ込みましょう。(ス精AC)

   0
  ヒ ッシイイン

『恐怖』をはがした高泉は、『ナスティ・アイドル』は精神的動揺による指先のふるえを起こさない!


    グッ

『煉瓦状のもの』をまとめて動かそうとするが、抵抗があった。
『煉瓦状のもの』を囲うワイヤーは、コルセットのようにきつく胴にまきついている。
しかもどうやら背中側で、縫い糸みたいに白服の下を通っているようだ。




   プア プア プアプアプア プア プアプア


音の感覚が狭まっていく。柏葉の体験では、『次』の瞬間には『終わり』だ。



   「ぅ」 「はぁ」 「あああッ」

      「大丈夫だ、大丈夫だ、大丈夫だ」

イトネイヌが嘔吐に似た声をあげる。
それをイヴァンが腕でがっしりと抱えこむ。呪文のように早口で「大丈夫」と告げる。

    ゴゴゴゴ

イヴァンから高泉と柏葉へ・・・おまえたちもこっち来い、と小さなハンドサイン。

379柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/04/18(水) 18:08:47
>>378
「……カウントダウン終了だ。
 もう数秒で起爆する」

据わった目で、そう口にする。
一種の諦念にも似た覚悟を決めた表情で。

「しゃーねえなあ……
 走れ切羽ァ!」

  グアッ

『高泉』へと叫ぶと、『ハード・ターゲット』がその右拳を振り上げる。

「──『ホローポイント』!」

 ガギ──────ィ

       ドコォォオ─ッ!

『ワーヒド』のに取り付けられた『基板』へと『発勁』。
打撃の衝撃を『浸透』させ!
『自在基板』の『全て』を『同時』に『内部』から破壊する!
配線を切断してダミー回路が起動する罠を仕掛けてあろうと、
『全て同時に』ブッ壊せば関係無い!破ス精CBB

380高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/04/18(水) 22:09:48
>>378(GMさま)


     『ギリ・・・』


諦めるしか、ないのでございましょうか。
恐怖はございません。あるのはこんなことをしでかした敵に対する『報い』を与えねばという思いでございます。



いえ……、もう一つ。
もう一つございました。


    「わたくしは」

        「『無力』」


この、状況で出来ることは、出来ることは――――


    『クルゥ z_ッ』
                       『ダダダッ』


『イヴァンさま』に従い、そちらへ駆け寄ること、それだけでございます。
今のわたくしには何もできません。できませんが、『信じること』、それだけは出来ます。



>>379(樫葉さま)


   「どうか……」
   「お願いいたしますッ!」

ここは、彼に賭けるより希望はございません。
どうなるかは神のみぞ知ります。

381日向ナツ『ニンジャマン』:2012/04/18(水) 22:25:34
>>377
(――――!?)

明らかに『わざとらしい』大声。
床にこぼれ『血痕』を作るほど出血している人間が、いまごろになって痛みで悲鳴を上げるわけがない。

(『かうんとだうん』を、きかせないため……?)

「『わな』だったら……もうちょっと、うまいおしばい、しなよ」

耳を澄ましつつ、『声』の方向ではなく、『血痕』の続く先を追いかけるようにライトの光を動かす。
錏葉が歩き出したら、すぐにその後ろについて動けるよう準備する。

382錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/04/18(水) 23:07:52
>>377

 カランッ

「『誘イ』?」

首をかしげる。ついでだから、手ごろな大きさの『ガラス片』をひとつ、拾っておきたい。
に、しても、明らかにムリヤリって感じの大声。
それとも、あるいは『声を出すことを強要されている』のか?…

足音から、『スピード』は割り出せる。
そしておそらく、それは『人並み』。
追いつこうと思えばいつでも追いつけるスピード差があるだろう。

   サ!

手持ちのライトで周りを照らし、声のほうを照らしてみる。

383苦痛の極限地帯:2012/04/18(水) 23:34:59
>>379(柏葉)
>>380(高泉)

>                       『ダダダッ』
>
>『イヴァンさま』に従い、そちらへ駆け寄ること、それだけでございます。
>今のわたくしには何もできません。できませんが、『信じること』、それだけは出来ます。

イヴァンはイトネイヌをかかえて横飛びする。
高泉も共に退き、即死する爆発圧半径から逃れた。



> ガギ──────ィ
>
>       ドコォォオ─ッ!
>
>『ワーヒド』のに取り付けられた『基板』へと『発勁』。
>打撃の衝撃を『浸透』させ!
>『自在基板』の『全て』を『同時』に『内部』から破壊する!


ワーヒドの手から、部品が細切れになって・・・弾け飛ぶッ!












    ィ    ィ  ィ



        ヒイ―――――――― ィィィン



音は、やんだ。


<現在位置>

┣━‐┳━‐┳━‐┫子. ┣
┃          ┃イ 高
╋‐  ┻‐  ┻‐  ┛.   ┃
┃    柏母          ┃
╋‐  ┳‐  ┳‐  ┓.   ┃
┃   E L V   ┃.   ┣
╋━‐┻━‐┻━‐┛.   ┃




>>381(ナツ)
>>382(錏葉)

>首をかしげる。ついでだから、手ごろな大きさの『ガラス片』をひとつ、拾っておきたい。

 ルチャ

錏葉が『ガラス片』をひろいあげた。


   力 ッ


ライトを『男』にむける錏葉。


  「あああああああッ」

『男』は「ハデな陰陽士」って感じの長い白ヒゲ姿――― 
こいつは『(自称)霊媒師の天草四郎』だ。


  「わー―――ッ あ―――――! わー――――ッ」


狂ったように叫びつづけている。
ハチマキか帯のようなもので目と耳を覆っており、目元のあたりが血で真っ赤になっている。
1本の松葉杖をもち、『天草』は前方に障害物があるかを松葉杖をふって探っているようだ。


   「うおおおおおおおお!
    あ―――!  わああ――――ッ! ゴホッ ブヘッ・・・ああー! ああああ!」


よたよたフラフラと錏葉達から遠ざかり、右手の廊下のカドを曲がって見えなくなった。


┏━━━╋━‐╋━‐┳━‐╋‐━━━━┓    ,、━━━
┃      ┃..ベッド専用ELV┃.         ┃    ┃
┃      ┃.   ┃.   ┃.   ┃.         ┃    ┃
┃      ┣‐  ╋‐  ┻‐  ┫            ┃
┣━  ━┫.   ┃        ┗‐━━━━┫    ┃
┃            ナツ 錏             ┃
┃      ┏━━━━━━‐┓            ┃
┃      ┣━‐┳━‐┳━‐┫            ┗┳━━
┃      ┃   E L V   ┃              ┃
┃      ┣‐  ┻‐  ┻‐  ┫   ホール       ┏┻━┓
┃                  ┃            ┃////┃
┃      ┣‐  ┳‐  ┳‐  ┫            ┃////┃
┃      ┃   E L V   ┃            ┃////┃
┃      ┗━‐╋━‐┻━‐┻‐━  ━━┫    ┗┳━┛
┃                          ┃      ┃
┃      ┏━┳  ┏━━┓          ┃    ┏┻━━
┃      ┣━┫  ┃    ┃  ━━━━┫    ┃
┃      ┃ELV..... | 三|三.|    準備室      ┃
┃      ┣━┫..  | 三|三.|..  ┣━━━┓    ┃
┃      ┃//┃        ┃          ┃    ┃
┃      ┃//┗┳┻━━╋━        ┃     `'━━━
┣━━  ┫////┃                   →?
┃      ┃////┗━━━┓          ┏━  ━━┳



>耳を澄ましつつ、『声』の方向ではなく、『血痕』の続く先を追いかけるようにライトの光を動かす。

ナツが光で血痕をなぞると、向かって『左手奥』、『天草』の反対側に続いている。

384日向ナツ『ニンジャマン』:2012/04/19(木) 22:08:11
>>383
(『どっちか』が、『わな』……ってこと、だよね。
 『りょうほう』ってことも、ありうるけど)

   「――――!」

(あの『じーちゃん』……たしか…!)

『日地』は、あいつ――『天草』が、『敵について知っている』かのような口ぶりだった。
と言うことは、敵は口封じのためにも『天草』を先に捕まえ、何かを施している可能性が高い。


  「おにーさんッ!」

『錏葉』が『天草』を追いかけようとしたら声で制止し、床の『血痕』の続いている方向を指差す。


(びょういんだし、『しょうどくやく』ぐらい、あるよね…たぶん)

かがんで『血痕』に指先で触れてみる。
乾いていて指にくっつかなければ、おそらく死体となって運ばれてきた『樹里』の血だろう。
もし、『新しい血』なら、落ちていた位置からして、『銃スタンドの本体』のものである可能性が出てくる。
そうだとすれば、『銃が受けたダメージは本体に伝わる』ということ。

  (……にがすもんか……ッ!)

傷の手当てをする道具は山ほどある場所だ。
敵がダメージから回復する前に、決着をつけなければならない。

385高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/04/19(木) 22:10:37
>>383(GMさま)

>    ィ    ィ  ィ



>        ヒイ―――――――― ィィィン



>音は、やんだ。


     「ふ」  「ふゥ――――ッ」

   「柏葉さまが頼りになる方で」
    「やれやれ一安心といったところでしょうか」

爆弾に対する恐怖心こそございませんが、緊張感を緩める為に深く息を吐き出しました。
皆さまが無事であること。これに勝る喜びはございません。お二人(イヴァンさんとイトイヌネさま)に笑いかけとうございます。


   「さて」
   「次はあの方に話を聞かねば……」

これからすべきことは明白です。ワーヒドさまが知っている事情をすべて明かしてもらうことでございます。
暴力的な手段は使う必要はおそらくないでしょう。『ナスティ・アイドル』の『先入観への干渉』を利用すればたやすいことにございます。


『ワーヒドさま』がどうなさっているか、陰になった位置から見てみるといたします。

386柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/04/19(木) 22:23:37
>>383
「───ふう」

「ハードラックも紙一重だったな」

ドッと汗が噴き出す。
何とか間に合ったようで、かつ同じような『自爆攻撃』を次に見た場合。
この手で何とか出来るという事が分かったというのは収穫だ。

「後は爆弾を外して捨てる事、だが。
 30秒は掛かるな。少し待て。
 エレベーターの縦杭に投げ込むからな、この場が良い」

処理しないで先を進む事も可能だが、
その場合は誘爆する恐れが有る。
十全を目指すなら、ここで片付けておきたい。

『徹甲弾』が回復したなら、その『銃拳』で固定ワイヤーを切断し。
爆弾を外させたい。

387錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/04/19(木) 23:25:29
>>383
「目ヲヤラレテルらシイナ」

見た感じ、そうだ。目と耳…どちらも『塞がれている』といったところか。
そして、目は潰されている…

「痛クテ叫ンデルノカ?」「呼ビカケテモ、『無駄』っテ感ジダゼ」

聞こえないだろうからな。
『天草』と『血痕』を見比べ。

「…ドースル」
「俺ハ、話ノツウジナサソーなジジィヨリ、『血』ヲ辿ロウカナッテ気分ダガ」

ついてくるか?と提案。

388苦痛の極限地帯:2012/04/20(金) 00:25:10
>>384(ナツ)
>>385(柏葉)

>かがんで『血痕』に指先で触れてみる。
血痕は新しいが何となく、もう渇きつつあるような感じだった。

   シィ―――ン

廊下の向こうからの「天草の声」が急にぱたりと止んだ。



>>385(高泉)
>>386(柏葉)

>『ワーヒドさま』がどうなさっているか、陰になった位置から見てみるといたします。

>『徹甲弾』が回復したなら、その『銃拳』で固定ワイヤーを切断し。
>爆弾を外させたい。

ワーヒドは呆然と立つ。
柏葉の手がのびるが制止しない。ワーヒドが喋る。



   「やつらには良心のかけらもないのよ!」
     ( They have no conscience ! )



高泉のスタンド『ナスティ・アイドル』は他人の『先入観』を貼りつける。
だがこのスタンド能力には限界があり、例えば「いち個人への『先入観』」では
「多数への『先入観』」までは覆いきれないし、その人の過去の経験とかを覆せるわけでもない。



  「 何も分かってない! みんなを殺して家を壊したの! 」
  (They know noting!   They slaughtred us! They destroyed our houses!)


  「神よ奴らの家を破壊してください! 偉大な神よ! 神よ奴らの家を破壊してください!」
  (God Will destroy their houses!    God is great! God destroy their houses!)

  「わが故郷に勝利を!」
   (Victory to Iraq!)



     うっ うっうううううう

涙を流し、死にきれず捨て鉢になり、ただただ叫ぶ。



  「私のおじの家を! 兵士なんていない!皆民間人よ!」
 (It's our uncle's house! Weire all civilians. There is no militia here.)

  「神よ復讐し給え! 残された頼りは神だけ!」
   (I pray to God to avenge us!)



イヴァンが子イトネイヌを腕に抱いたまま立ちあがる。
すささずイトネイヌが母ワーヒドに近寄ろうととする。

 「駄目だ」「まだ(柏葉とかいうやつの)爆弾処理は終わっていない」「大丈夫、大丈夫だ」

   バッ!

イトナイヌがイヴァンの腕をおもいきり振りはらい、母の足元にすがりつく。そこでイトネイヌも泣く。

 「・・・・・・・・・・・」


    「5人の葬式を一度にやったのよ・・・ああ神様!」
    (We've had five funerals because of the bombings. Oh God!)



柏葉が『徹甲弾』で爆弾を外しきってもなお、叫び続ける。


    「ああ神様!」
     (Oh God!)



イヴァンが高泉にぼそりと語りかける。

 「 『先入観』と叫んでいたが、『先入観』をあやつるのがおまえの『超能力』なのか?」
 「 さっき(>>266)、俺のことを そうしてくれたんだよな?」


    「神よ連中から守り給え! どこにいらっしゃるのですか!」
     (God save us from them! Where are you?)



イヴァンは闇に包まれ その目元がわからず、
またライトで照らしても いまは表情が読み取れない。


 「高泉」「頼む」

389日向ナツ『ニンジャマン』:2012/04/20(金) 00:56:49
>>387(錏葉)
>>388(GM)
(かわきかけてる…ってことは、あのじーちゃんの『ち』じゃ、ない)

『天草』の声が止んだのに気づき、あらためて周囲の物音に神経を配る。


「……どーかん、です」

「いきましょう。
 てきが、『けが』してるなら、じかん、かけないほうがいいし」

ライトの光で血痕をたどりつつ、錏葉の後ろに続く形で廊下を進んでいきたい。

390柏葉鉄心『ハード・ターゲット』:2012/04/21(土) 21:06:13
>>388
「──よくやった、『ハード・ターゲット』」

基板を失った状態の『爆弾』。
恐らく元々衝撃に対しては鈍感な炸薬だろう。
捨ててしまえば、爆発のリスクは無くなる。

それに、エレベーターに乗りたがる奴は居ないだろうしな。
何時狙撃が再発するかも分からない。

「おい、この爆弾は縦孔に捨てちまって構わないんだよな?
 俺の想像力じゃあ、最適な処理が何かイマイチ分からねえからな」

『ワーヒド』の叫びを聞き流し、『イヴァン』へと聞く。
憎しみの連鎖に入る術は『拳闘士』には無い。

『武』とは己を修め、己を守る為の術で。
人の身は守れても、心を救う為の物ではないからだ。

「っつー事で、フォローは任せるぞ『切羽』」

391高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/04/21(土) 23:26:04
>>388(GMさま)
感謝いたしましょう……神様……? いいえ、刺青師さまでしょうか。
この力に目覚めたのは、きっとこういう場面の為に違いありません。


      『ズ  ォ  オ ォ』


『ワーヒドさま』に近づき、その『先入観』を『可視化』いたします。
たとえドブ川に溜まったヘドロのように分厚くこびりついていようとも、『ナスティ・アイドル』――――



                      『 シュバウッ  !!』


それを、『剥がしとります』。あくまで一時的な効果に過ぎません。
話を聞いてくれる余地があるのも、このひとときに限るでしょう。


   「どうか おねがいいたします」  
    「わたくしの話をきいていただけませんか?」

   「おふたりに事情があるのは」
   「すくなからず察しております……」

   「ですが、それを利用して我々を弄ろうとしている者がいます」


    「おそらくは、あなた方も……」
   「どうか、この時ばかりは、手を取り合うわけには」


若輩のわたくしの言葉がどれほど通じてくれるか、疑問ではございます。
しかし、隠すことなく正直なところを述べるしかありません。

392錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/04/23(月) 20:33:49
>>388
>>389
『天草』の声が消えたのは、気になる。確かに気になる。
だが血痕、血を流す理由でパッと思いつくのは、先程の『ザ・シグマ』。陽炎の掌で撫ぜた…

「(あれのダメージだとしたら)」

畳みかける一手だ。とはいえもちろん、『火傷』の出血にしては多いな、という疑問もある。
何にせよこの血痕が『天草』(=無害と考えられるカワイソーなジジイ)のものでは『ない』以上…
追うべきはやはりこちらのように思う。

「(あの『ワザとらしさ』が気にいらねーがな… 誘い出しているのか、それとも『この状況』が狙いなのか)」

>「いきましょう。
> てきが、『けが』してるなら、じかん、かけないほうがいいし」

気に入ったッ!
後ろは任せよう。たとえ背後から強襲されたとしても…
冷静に報せてくれそうだからな…

393苦痛の極限地帯:2012/04/23(月) 22:51:11
>>390(柏葉)
>>391(高泉)

>「おい、この爆弾は縦孔に捨てちまって構わないんだよな?

イヴァンが頷く。

 「そこ(エレベーター天井裏)にでも置いておいてくれ。
  放り投げたり刺激するなよ」


>たとえドブ川に溜まったヘドロのように分厚くこびりついていようとも、『ナスティ・アイドル』――――
>それを、『剥がしとります』。あくまで一時的な効果に過ぎません。
>話を聞いてくれる余地があるのも、このひとときに限るでしょう。


   「はぁっうううう」「ああああ」

            ウンム
      「う、ぅ」「お母さん」「ぅぅぁ」

ワーヒドの『先入観』を剥がして、母子は喚き散らさず 静かに泣くだけになった。
そこへ近寄らないようイヴァンは気を配りつつ、高泉に語りかける。

  ォ

 「・・・・・・・・・・・・」
 「この世の人達はみんな、『先入観』に取り憑かれて ずっと人生を苦しんでいくんだと思う」
 「たとえ どんなに強大なパワーをもっていたとしてもだ」

 「高泉、お前は人の心に「やすらぐ時」を与えられる」
 「それはちっぽけな事柄なのかもしれないが」 「俺はお前に敬意をもつよ」

                 ォ    オ

イヴァンは内心、母ワーヒドがされたのと同じことを自分にもして欲しい、と思ったが止めた。
兵士として、またこの母子の目の前で そんな甘える事はできないと自分を戒める。


  < アッハハハハハ


その時、
廊下のすぐ先にある「中央監視室」から、嘲笑が漏れ出てきた。
イヴァンが何事かとそちらに目をむける。ばかでかい声なので 柏葉と高泉たちにも聞こえる。


 「聞・・・・・・くれ・・・。俺・・・すぐそこ・・・奴ら・・・安っぽ・・・ お涙頂・・劇やってて・・・」

 「これ・・・TVの企・・・・・・、どーせ造りモ・・・・・・って・・・・・・・・わかっ・・・やしね・・・。
  アーハ・・・ハ 面白・・・・・・てたまら・・・・・・よ」



>>389(ナツ)
>>392(錏葉)
血痕をなぞって2人で左折。ライトで照らすが何もなし。さらに右折。


   ドドド


  「はぁー」  「はぁー」  「はああー――」


    ゴゴゴゴ


『居た』。
血痕が廊下をしゅるしゅると伸びて途切れ、そのすぐ先に「そいつ」がいた。
左脚から血がにじんでいる。地面に尻をつき、ケガした左脚を放り出している。


     ゴゴゴゴゴ

   「はぁー」 「はぁー」


   ゴ ゴ ゴ ゴ  ゴ ゴ


ケガして座ったまま 左腕に自動小銃を握りしめている。モノホンっぽい銃だ。

    ハァー    ハァー

青ざめた顔で 錏葉・ナツを睨みつける。
「こいつ」は、闇からあらわれた「こいつ」の正体は――――


┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
|.209 名前:苦痛の極限地帯 投稿日:2012/03/15(木) 22:26:37

|      ぺこ  ぺこ

|     「すみません、本当、すみません・・・」

|         「ええ〜〜 カメラマンさんは謝らなくてもいいですよぉ〜〜」
|         「樹里も、カメラマンさんもお仕事ですから。がんばりましょおよ。怖いけど・・・」

|     「あっあっアー・・・なんかスイマセン、逆に気を遣わせちゃって・・・」

|         「んっとォ、じゃあ手を繋いでいっしょに歩きましょ?
|          ネッ♡ ほらほら怖くない、怖くなーい・・・」

|     「アアアアアー―――ッ!? いやいやいやいや!とんッでもない・・・
|      アイドルに私がそんな、手なんて・・・怒られちゃいます!いや本当ゴメンナサイ・・・!」
└―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

394苦痛の極限地帯:2012/04/23(月) 22:51:55
――――――――――――――――――――――――――――┐
.31 名前:苦痛の極限地帯 投稿日:2012/02/15(水) 20:28:17     .|
                                            |
     4人に缶コーヒーをふるまってきた。                   |
                                            |
       「すいません」「ビンボーなんでこれぐらいしかできませんが.!
                                            |
             ペコ ペコ                          |
                                            |
                                            |
              カギニワ                        |
           「おい錠庭ッ――――――!!」           |
           「なに ちんたらしてんだッ」                |
                                            |
                                            |
       「あっ、う・・・えと、すみッスミマセン・・・」             |
                                            |
           へこ へこ                              |
                                            |
     フトッチョの肥黒Dが激をとばしてきた。                 |
――――――――――――――――――――――――――――┘


―――こいつは、『カメラマンの鍵庭』だ。


  「糞どもがあああ
   ああああああああ」

  「俺に近寄るんじゃあねええ
   ――――――――――ッ」


     i|| ||!
    i|! i|
     !  !
     ・ ・


それは突然! 自動小銃をこちらに向けてきた!
互いの距離は10メートルほどしかない。


        ┏━‐┳━━━━┳‐━┳━━┳━━━━━━━━━━
        ┃///┃        ┃.   | 三|三.|
        ┃///┃        ┃.   | 三|三.|
        ┃///┃        ┃.   ┃    ┃
        ┃///┃        ┣‐  ┻  ━┛
        ┃///┃                ナツ 錏         鍵
┏━━━╋━‐╋━‐┳━‐╋‐━━━━┓    ,、━━━━━  ┳
┃      ┃..ベッド専用ELV┃.         ┃    ┃            ┃
┃      ┃.   ┃.   ┃.   ┃.         ┃    ┃            ┃
┃      ┣‐  ╋‐  ┻‐  ┫            ┃    9       ┃
┣━  ━┫.   ┃        ┗‐━━━━┫    ┃            ┃
┃                                ┃            ┃
┃      ┏━━━━━━‐┓            ┃            ┃
┃      ┣━‐┳━‐┳━‐┫            ┗┳━━━━  ┻
┃      ┃   E L V   ┃              ┃
┃      ┣‐  ┻‐  ┻‐  ┫   ホール       ┏┻━┓    ┏━
┃                  ┃            ┃////┃    ┃//
┃      ┣‐  ┳‐  ┳‐  ┫            ┃////┃    ┃//
┃      ┃   E L V   ┃            ┃////┃    ┃//
┃      ┗━‐╋━‐┻━‐┻‐━  ━━┫    ┗┳━┛    ┗━
┃                          ┃      ┃
┃      ┏━┳  ┏━━┓          ┃    ┏┻━━━━  ┳
┃      ┣━┫  ┃    ┃  ━━━━┫    ┃            ┃

395錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/04/23(月) 23:39:04
>>393
「―――」

     i|| ||!
    i|! i|
     !  !
     ・ ・

「『後悔シロ』」

「俺ハ優シクナイゼ…『通り魔』ダカラナ」

通りがかりが運の尽き――
それが『武器を振りかざしてくる』なら、なおさらだ。


  ギン!


「隠レテロッ」

幸い、『角』だ。
『ナツ』の実力は知らないが、『シグマ』の身体能力を恃むほうが『良い』と判断し、鋭くそう命じる。
そして錏葉九郎は走る。
まず、右の壁に飛び移るように、立ち幅跳びみたいに跳躍!
壁を足場に、さらに高く、天井。それを手で叩いて真下に降りて、着地と同時に左前方へ疾駆、ジグザグに、三次元的に『接近』するのだ。
『10メートル』ほどしかない。
銃なんか役に立たない。『動けない』相手から撃ちだされる銃弾など…


「銃ハ詳シクハねーガナ…
 狙イヲ定メルノガ難シイノハ知ッテル」「ソシテ、『ソーイウ銃』ノ『有効距離』モ」
「取リ回シモ、反動モ、『コノ距離用』ジャアネー。モット遠クカラ狙ウヤツダロ」
「マシテ相手はコノ俺ダゼ」


つまり、狙いは定めさせない。
そして『冷静に背後のナツを狙う』ことも許さないッ!!
『ザ・シグマ』こそが、今そこにある『危機』だと認識させ…そして『そのとおりにする』。
銃はヘシ折って、(あとでどーとでも気付けすればいいだろ)アゴを蹴って脳を揺さぶり、気絶させるッ!!!

396日向ナツ『ニンジャマン』:2012/04/24(火) 20:19:08
>>393-394(GM)
>>395(錏葉)

「!……あのひと……ッ!」

(って……『じゅう』!?)


  「はいッ!」

『錏葉』の言葉に従い、向かって右、廊下の曲がり角の陰に身を隠し、
懐中電灯を持った左手だけを突き出して『錠庭』の方を照らし、錏葉の視界を確保する。


「ころさないよーにしてッ!!
 『おかーさん』の、いばしょ、きかないと…ッ!」

錏葉の『正面きっての戦闘』に対する絶対の自信を感じ取り、
『死なないよう手加減』することも可能なはずと『信頼』しつつ、そう声をかける。

397高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/04/25(水) 21:43:35
>>393(GMさま)
  「…………」

そっと、わたくしのお母さまがしてくれたように、ワーヒドさまの頭をかき抱きます。
大人は誰かに頼れぬものでございます。せめてもの慰めとなれば重畳にございます。


   「イヴァンさま」
   「ありがとうございます」

    「さて、いかにしましょうか……」

上に取り残されたままのナツさまと錏葉さまを迎えに行くべきでしょうか。
わたくしたちがすべきこと、それが今、見えづらいと思います。逃げるべきか、討つべきか。


> 「聞・・・・・・くれ・・・。俺・・・すぐそこ・・・奴ら・・・安っぽ・・・ お涙頂・・劇やってて・・・」

> 「これ・・・TVの企・・・・・・、どーせ造りモ・・・・・・って・・・・・・・・わかっ・・・やしね・・・。
>  アーハ・・・ハ 面白・・・・・・てたまら・・・・・・よ」


   「む」  「ここに、人が?」


中央監視塔の方角を向きましょう。笑い事ではございません。
無事な方が居られるというのは嬉しい事柄ではございます。

ですが、笑われるというのは気分がよくないものでございます。



   「…………柏葉さま」
    「いかがなさいますか?」

398苦痛の極限地帯:2012/04/26(木) 21:22:42
>>395(錏葉)
>>396(ナツ)
      ,
   ズハ'-―――――- li ,
                ′

ナツが「カメラマン鍵庭」の見えない位置まで退く。


>まず、右の壁に飛び移るように、立ち幅跳びみたいに跳躍!
>壁を足場に、さらに高く、天井。それを手で叩いて真下に降りて、着地と同時に左前方へ疾駆、ジグザグに、三次元的に『接近』するのだ。


                   ll
   タンッ   シタ!   シハ z_ツ


ライト光だけの闇だが錏葉は、なんなく跳ぶ。
手足が接触する瞬間に しなやかに『ザ・シグマ』が反応する。


 「!?」

     l/
    キャン



   ドドアー―――アア


「カメラマンの鍵庭」は、ろくに銃口を合わせることもかなわない。


>銃はヘシ折って、(あとでどーとでも気付けすればいいだろ)アゴを蹴って脳を揺さぶり、気絶させるッ!!!

『ザ・シグマ』の拳が命中する寸前だけは 獲物が見える。
そのスタンドがまとう陽炎が ほのかな明かりで照らすのだ。

明かりによって、拳が正確に小銃に叩きつけるところを錏葉自身は見る。



               i|           ,、
  .,_i|_, /,i'   ,_|_ ャ .i!   ,_.__   __ il||li
  ~_i{__ . -┐'"__|__,, .├''"了 ´′  ´ ̄ ̄  !||!
  ´ |i   -┴' ´ |! -┐!  ,i′          ,、=
            ァ┴'" /          ,i,、ッツ"
                        `"~


       「うぐぅッ!?」

小銃が はじき飛ばされる。錏葉からみて前方、鍵庭の背後へと。
錏葉はパワーでいっきに 小銃を「へし折ってやる」つもりだったが、小銃は「弾かれていった」。
しかも金属と金属がはげしく打ちつけあうような 異音を放って。


   シュアア

その違和感を錏葉自身が理解したときには、
錏葉のヒザは 鍵庭のアゴ先にすいこまれていくところだ。



>>397(高泉)

>そっと、わたくしのお母さまがしてくれたように、ワーヒドさまの頭をかき抱きます。

  「ううっ」 「おっ」 「ぉぉ」
  「おおおおお〜〜」 「おおおお〜」

暗がりのなか、母子の嗚咽がひびく。


>中央監視塔の方角を向きましょう。笑い事ではございません。
>
>   「…………柏葉さま」
>    「いかがなさいますか?」


『柏葉』は高泉に説明した。

┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
|.102 名前:苦痛の極限地帯 投稿日:2012/02/22(水) 21:47:08

|      「あれ、男ども・・・ここ・・・階・・・・・・・・がるぞ」
|      「はは・・・・・馬鹿・・・・・・・・・・・・いつら。この階・・・は『骨壺』・・・ねーよ」

|     どうやら肥黒Dは、廊下まで声が漏れていることに気づいていなさそうだ。


|.103 名前:錏葉九郎『ザ・シグマ』 投稿日:2012/02/22(水) 22:05:13
|     >>102
|     「テメ――ェラノ『肝』モ 試サレルノガイインジャアネーノ」  「ソレッて『フェア』ダヨナァァァ〜」

|        『 r r l LLLLLAAAAAAA―――――――――――――――― ッ !!!!!! 』

|     『絶叫』。

|     「(ビビれ)」

|     たったそれだけの理由だ。


|106 名前:柏葉鉄心『ハード・ターゲット』 投稿日:2012/02/22(水) 22:49:18
|     >>103
|     「うお!?」
|     「一体何だってんだテメェっ!?」
└―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

             ディレクター
あそこに居るのは「肥黒 D 」だと。
(今晩の心霊TV番組の仕切り役! なんだか カンジが悪いフトッチョ! さっき錏葉がシメてやった奴!)

   ズイ

高泉の横にイヴァンが並ぶ。

 「つまり「肥黒」は高泉たちの仲間で統率者・・・ってことでいいんだな?」
 「ここが異常だってことをキチンと理解させて、統率者として肥黒には みんなを誘導してもらうべきだ」

399高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/04/26(木) 22:55:06
>>398(GMさま)

   「シンプルでございますね」
    「わたくしも……」

   「異論はございません」


とりあえず会う、その一点に関してはわたくしも必要だと考えております。
今の状況が問題であることは話さねばならず、彼らが巻き込まれることも予想されます。


   「イヴァンさま」
    「『威嚇射撃』……お願いをしてもよろしいでしょうか?」

ああいう手合いには『リアリティのある暴力』のほうがいいでしょう。
隠すつもりもございません。内心、憤るものを覚えております。

   「おふたりは前をお願いします」
   「わたくしはこの二人と一緒に」

親子二人を立たせまして、ディレクター様の元へ行きとうございます。

400日向ナツ『ニンジャマン』:2012/04/28(土) 22:55:09
>>398
「…………」

今の自分の役目は、『錏葉』が『背後の憂い』なく攻撃に専念できる状況を保つこと。
錏葉から「片付いた」という声があるまでライトの光は錏葉と錠庭の方に向けたままにし、
背後―――ホールから『天草』が消えた南側通路の方にかけての暗闇に注意を払う。

推測が正しければ、『銃スタンド』は、『標的』以外から発せられる光を受けない『闇』の中に設置する必要があるはずだ。
…そして、撃つ前に必ず標的に『カウントダウン』を聞かせなければならない。

(ひょっとすると…じょうけんをみたすと、『ほんたい』も『まと』になっちゃったり、するのかも……ね)

物音に耳を澄ます。
『ニンジャマン』の手には、いつでも投げられるよう十字手裏剣を握らせておく。

401錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/04/29(日) 23:16:51
>>398
「今ノハ…」

違う。
『俺が蹴り飛ばしたんじゃあない』!

「チィィッ」
「気ヲ付ケロッ! 『敵』ガ別ニ居ル…銃ヲ弾カレタッ!!」

『ナツ』に警告を発し、『攻撃』を緊急停止!!
銃が弾かれた方向から、『それを弾いた銃弾』が飛んできた方向は推測できる…
そちらに警戒するッ!!
面と向かって気を張れば、銃弾相手でも『ザ・シグマ』は引けを取らない。

402苦痛の極限地帯:2012/04/30(月) 19:38:37
>>400(ナツ)

>物音に耳を澄ます。
>『ニンジャマン』の手には、いつでも投げられるよう十字手裏剣を握らせておく。

僅かだが、ぺたり、ぺたりと音がした。
ドアをブチ破る前にも聞いた音だが、これは「草履」の音か。
『自称霊媒師・天草』の履いてた草履で歩けば、たぶんこういう音になる。
聞こえたのは壁一枚挟んだ『手術部』のどこかからだ。


┳‐━┳━━┳━━━━━━━━━━
┃.   | 三|三.|
┃.   | 三|三.|
┃.   ┃    ┃
┣‐  ┻  ━┛
                    錏 鍵
╋‐━━━━┓    ,、━━━━━  ┳
┃.         ┃    ┃            ┃
┃.         ┃....ナツ┃            ┃
┫            ┃    9       ┃
┗‐━━━━┫    ┃            ┃
              ┃            ┃
┓            ┃            ┃
┫            ┗┳━━━━  ┻
┃              ┃
┫   ホール       ┏┻━┓    ┏━
┃            ┃////┃    ┃//
┫            ┃////┃    ┃//
┃            ┃////┃    ┃//
┻‐━  ━━┫    ┗┳━┛    ┗━
        ┃      ┃【手術部】
        ┃    ┏┻━━━━  ┳
  . ━━━━┫    ┃            ┃
   準備室     ┃    1       ┃
  . ┣━━━┓    ┃            ┃
        ┃    ┃            ┃
━‐        ┃     `'━━━━━  ┻

 「気ヲ付ケロッ! 『敵』ガ別ニ居ル…銃ヲ弾カレタッ!!」

     「ひいいいいいい」

               ll  l/
              キャキュイイイン

錏葉の叫び、「カメラマン鍵庭」の悲鳴、そして異音。(2人の姿は ナツの位置からでは見えない。)



>>401(錏葉)

>『ナツ』に警告を発し、『攻撃』を緊急停止!!
>銃が弾かれた方向から、『それを弾いた銃弾』が飛んできた方向は推測できる…
>そちらに警戒するッ!!

ピタリと蹴り足をとめ、さっき攻撃した腕の延長線上―― むかって左手側にライトを照らす。
だがそこには誰も何もない。


     「ひいいいいいい」


           バ!

とっさに鍵庭が ものを投げつけてきた。
『スーパー16ミリカメラ』だ。今晩さいしょに錏葉達に支給されたのと同じ型だ。
暗くてわからなかったが、肩にぶら下げてたのを、横に顔そむけてる錏葉にぶつける!

   ll  l/
  キャキュイイイン

                              、 、 、、
『スーパー16ミリカメラ』が顔面に命中した瞬間、錏葉から、『金属音』。
錏葉は皮一枚まったくダメージを受けず、カメラはそのまま床にごとりと落ちる。

403苦痛の極限地帯:2012/04/30(月) 19:39:26
>>399(高泉)

> 「イヴァンさま」
>  「『威嚇射撃』……お願いをしてもよろしいでしょうか?」

無駄弾撃ってまでやるのはちょっとどうかとイヴァンは考えたが、この異常な状況で今更かとも思い直した。
イヴァンが廊下の先を一瞬だけ照らし 誰もいないのを確認してから、一発。

       _ム 、
      '"/ ,l`.`__
        /   '´i 〕
      ./     .'"_
      ′      i ツ
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         i!
      ____
       ̄ ̄ ̄_,、-‐'"~
     ,、_,、-‐'"~
    `"


>親子二人を立たせまして、ディレクター様の元へ行きとうございます。

イヴァンが壁にひっつきそうなぐらい端に寄る。小銃もグリップから手を離して母子への刺激を最小限にする。

 「うっうっ」「・・・・・・・・・」


母子の視線がイヴァンの装備を貫通する。
暗いから、イヴァンからは「こっち向いている」のがわかる程度だが、それでもイヴァンには十分すぎた。


   カツ  カツ

進んだ先をライトで照らす。「中央監視室」のプレートが高泉達の目に入った。
監視室からの声がより鮮明に聞こえてきた。


 「 『恐怖』って何だ? 」

 「ジェイソンとかエイリアンに追いつめられる事か? それとも貞子とかかぁ〜?」


肥黒Dの語りがもうハッキリと拾える。
高泉の傍でイヴァンつぶやく。

     「なんだ?」「こいつ」
     「『銃撃音』に構わないで、しかも連絡回線つかって誰かとダベってんのか?」


ガスマスクの下でイヴァンが微妙な顔するが、
お構いなしって感じで肥黒Dの語りは続く。


 「 ウィル・スミス主演の映画「アイ・アム・レジェンド」はすごく絶望的だ 」
 「 「宇宙戦争」は子役のダコタちゃんの演技が凄ぇし色々と凄ェーしブルっちまう 」

ゴ
    ・ ・ ・ ・   ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ .・ ・ ・
 「 だがその 『恐怖』 は本物じゃあない 」


              ゴ

   ゴ  ゴ

 「この扉を開けるのか?」
 「・・・・・・・・・・・・
  ・・・・・・・・・・・・」

        ゴ

高泉がドアの間際まで近寄ったタイミングで、一言。
それっきり「肥黒D」は黙りこむ。

                ゴ

後ろを警戒しながらついてきた柏葉が高泉達へ、そこの扉は鍵がかかっているであろう事( >>107参照 )を教えてくれた。

404錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/05/03(木) 01:29:32
>>402
「ム…」

「何モ」

     「ひいいいいいい」


           バ!


「あ、テメッ!」「ソレ『高価』インジャネーノカヨ」

突っ込みながらも、このタイミング!
避けられない… そして『金属音』。

「……」

「?」

どういう意味だ? 残った『皮膚』は、『ザ・シグマ』を抑制しそして『保護』するもの。皮膚は皮膚のまま、その強度もまた皮膚のままだ。
なのに、『カメラがブチあたっても傷一つ付かない』…

「…? ?」

思えば、さっき『銃を蹴った』。ヘシ折るつもりだったが…弾かれた。
あれは誰か、別の誰かが『撃って弾き飛ばした』のでは『なく』、
へし折るだけのパワーが伝達しないうちに…つまり、蹴り足は『当たった』が、弾かれた…というふうにも考えられる。
接触はしている。『磁石』だとか、そういうのじゃないだろう。

「イヤ、ソレヨリ、『イツ』…?」
「…

>  >>242(錏葉)

> シュドッ―――z___


>    l/
>   ハッ /
>     ・

>    「え」

>錏葉が出口に背を向ける状態でイトネイヌ少年のゆく手を阻む。


>   ビス



「……アレカ?」

思い当たるのは…『爆破』は離脱していた。『狙撃』の追撃もなかった。
『スタンド攻撃』を受けたとして、わかりやすいのはやはりアレだ。もちろん、『気づかないうちに侵食する』タイプの能力かもしれない。
ともかく、自分の体をチェックだ。『固まっていないか』、『硬くなっていないか(関節の柔軟性等)、動き辛くないか、見た目はどうか…
なんだかわからんが、なにかがマズいような感じだ。

「…オイ」
「落チ付ケ」「銃ヲ向ケタノモ、カメラヲ投げテキタノモ怒ッチャイネー。
 ダガ テメーガいつマデモ、オモチャヲ買ッテモラエネークソガキミタイニ喚キツヅケルンナラ、怒ルコトニスル」
「一ツダケダ」
「『何ガアッタ』ノカ? ソレヲ答えタラ、アトハ ドコデ、ドレダケ喚コーガ叫ぼーガ泣コーガ好キニスリャイイ」「質問ニ答エテカラナ」

『鍵庭』を落ち着かせるよう、できるだけ静かに、ゆっくりとたずねる。

405日向ナツ『ニンジャマン』:2012/05/03(木) 02:48:47
>>403
警戒を促すの声に続いて、壁の向こうからの特徴的な『足音』を耳にする。

「!」

    (ちかづいて…きてる!?)

         タ ッ

反射的に、通路左側、『手術室9』と反対側の壁のほうへ移動する。

さっきの『叫び声』が芝居なら、『目の見えないような動き』も芝居である可能性がある。
自分の意思と無関係に目を潰されて、血も乾かないような状態で『演技』ができる人間はあまりいない。
―――『光』を使わずに動くことで、『銃の能力』を回避するため……だろうか?

『忍刀』の柄を握り、即座に抜けるようにして、『足音』の方向の壁を照らす。
『手術室』は、『滅菌』を必要とする空間だから、簡単に破れるような脆い壁ではないだろうが――念の為だ。


「そこにいるの……『れーのーしゃ』の、おじーちゃんだよねー?
 あたし、『ばんぐみ』の、さんかしゃなんだけどー、
 なにが、おこってるのか、せつめいしてほしいんだー。
 『やましいこと』が、ないんなら、でてきてくんないかなー?」


足音のほうへ呼びかける。
もちろん、本当に出てくることを期待してはいない。
壁の向こうから接近してくる者の存在を『錏葉』に知らせ、
なおかつ、こちらの『正当防衛』を確定させ、迷いを払うための口上だ。

406高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/05/04(金) 21:55:46
>>403(GMさま)
何か――何か――『おかしい』。
違和感がまるで器に落ちる水滴のように、ゆっくりと思考を満たしていきます。



  (…………考えてみれば)             ・ ・ ・ ・ ・ ・
   (わたくしたちをここへ連れてきたのは……『誰だったのか?』)



> 「この扉を開けるのか?」
> 「・・・・・・・・・・・・
>  ・・・・・・・・・・・・」
                            『 ! ? 』


違和感が、器を満たし、溢れ……『ナスティ・アイドル』の拳を固めさせました。
こちらの状況を完全に把握している、目の前の相手に対して、一つの類推が浮かびます。


   「イヴァンさま」
    「ライトをお消しください」

   「柏葉さまは……カメラの破壊を」


わたくし共の状況を把握しているのは、おそらく周囲にカメラがある故でしょう。
それを破壊し、こちらの出方が判らないようにする必要がございます。

『ライトを消させる』のは、先程の銃器のスタンドが居ると予想してのことです。


   「恐怖とはなにか」

    「興味深い問いにございますね」

   「わたくしの答えは」
    「『無力であること』」


『肥黒Dさま』に語りかけましょう。

407苦痛の極限地帯:2012/05/04(金) 23:50:16
>>404(錏葉)
>ともかく、自分の体をチェックだ。『固まっていないか』、『硬くなっていないか(関節の柔軟性等)、動き辛くないか、見た目はどうか…

とっさに自分のハダを触る。いつも通りと感じる。
手に持つライトの光源近くなら自分の体も見える。「自らの見たかんじ」も問題なさそうだ。


>『鍵庭』を落ち着かせるよう、できるだけ静かに、ゆっくりとたずねる。

  ド  ド ド

   「はぁはぁ」  「うう〜〜〜ッ」 「もう耐えられない」

    ド ドド


>「『何ガアッタ』ノカ? ソレヲ答えタラ、アトハ ドコデ、ドレダケ喚コーガ叫ぼーガ泣コーガ好キニスリャイイ」「質問ニ答エテカラナ」

   「喋るんじゃあねえ
    ええええええええ」

     「うっ」「うっ」「はぁー」


     「『カウントダウン』
      するんじゃあねェえ
      ――――――――ッ!」


         ,,
        タ!

鍵庭が 錏葉に背中をむけて全力疾走する!
暗闇の奥、たった今むこうにはじきとばした小銃(>>398)の方へとむかうッ!



>>405(ナツ)

>「そこにいるの……『れーのーしゃ』の、おじーちゃんだよねー?
> あたし、『ばんぐみ』の、さんかしゃなんだけどー、
> なにが、おこってるのか、せつめいしてほしいんだー。
> 『やましいこと』が、ないんなら、でてきてくんないかなー?」


  「・・・・・・・・・・・・!」
  「そこに誰かいるのか?」
    「今晩の企画に参加した女の子か」 「生きてたのか」「おお・・・」

壁の向こうから『霊媒師の天草』の声がかえってきた。


    ボソ   ボソ

  「まだマトモな奴に会えて嬉しい、が・・・」
  「我のことはほっといてくれ」


辛うじて、本当に辛うじて聞こえるほどに天草の声が小さくなった。

      ボソ    ボソ

  「死にたくない」「頼む」「ほっといて・・・」

  「 「もはやいつでも殺せる、いたぶり甲斐のないやつ」
    ・・・って、『ヤツ』に思われていたいんだ。どーでもいい、後回しって 思われたい 」

     ボソ

> 「『カウントダウン』
>  するんじゃあねェえ
>  ――――――――ッ!」

むこうの廊下で 錏葉と「カメラマンの鍵庭」のやりとりが聞こえてくる。
それに次いで、天草がつぶやく。

   ボソ   ボソ      ボソ

  「あいつ・・・」 「気の毒だけど手遅れだ」



>>406(高泉)

>   「イヴァンさま」
>    「ライトをお消しください」
>
>   「柏葉さまは……カメラの破壊を」

カメラはこの長廊下では、エレベーターホール近くの一台だけ。それを柏葉が破壊した。
母ワーヒドが何事か、という顔をむける。それに対しイヴァンが、ハンドサインで「静かにしてくれ」と母子につげる。


   フッ・・・


灯りが、消えた。
病院の深い深い地下で、暗黒に包まれる。








ずずずずず、と さっきからひびく地下階のモーター駆動音。
無音に徹する自分の呼吸。 うるさく耳打つ自分の心拍音。
視界ゼロである高泉達の、いま感じられる全てがそれだ。

―――――『肥黒D』からの返答は無い。









          かちゃ


中央監視室の施錠が解かれた音。







          きい   い


戸がゆっくり開く音。
高泉達は 中央監視室の傍まで来ていたので、ひじょうに近くから音をきいた。

408錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/05/05(土) 14:15:23
>>407
今のトコ異常なし…
だが、『鍵庭』はそうじゃないらしい。


    ヴォ   ォ   ンッ!!


「間ニ合ウト思ウカ」

半ば、これは『鍵庭』に向けた言葉ではない。

「『カウントダウン』? (またか?) 誰ガシテルのカ知ラネーガ、俺ニハ聞こエネーナ」
「ソノヘン、教エテクレヨ。『誰』ノ声ナンダ?」
「ドッカニマダあルノカ?『銃』…」

『人間が振り返り、走り出す』―――その前に『ザ・シグマ』は『追いつく』。
まして『鍵庭』は、『左足』に…

「ハッキリシトコう。シンプルな意味デ、『俺ハ人間ヨリ速クテ強クテスゲーンダ』」
「ダカラ逃げルトカ、不意ヲつクトカハアンマリオススメシネーゼ」

そう宣言しつつ、襟首つかんで引き倒したい。
それが出来たら、もはや仕方ない。また『自爆』のためにスイッチを持ち出したり、ピストル(もってるのか?)だとかを抜こうとした『時点』で
動いた四肢の根元から踏み潰す。物理的に動かなくする。もちろん何もしなけりゃ何もしない。

――左足の怪我は?

「銃創カ?」

観察する。見て解らず、抵抗もなく、余裕があれば、服を破いてみる。

409日向ナツ『ニンジャマン』:2012/05/05(土) 20:42:54
>>407
「……『ほっといてほしい』んなら、あんなおーごえで、わめかないほうが、いいとおもうけどね」

大人の言葉を額面通りに受け取るつもりはない……しかし、
少なくともあの爺さんには、ギャラをくれる側である番組スタッフに対してあんな事をするメリットは何もないだろう。
…『樹里』に関してはよく解らないが。


「………
 『やつ』って………
 もしかして…『かうんとだうんする、じゅう』のこと?
 それなら、さっき、『やっつけました』よー。」


まだ『銃』が生き残っていることはわかっている―――が、
さきほど錏葉が消した『銃』は『7丁』。
もしも『本物の銃』と一体化するタイプだとすれば、
よほど資金の潤沢なテロリストや軍隊でない限り、同時に『何百丁もの銃』を用意することは困難なはずだ。
それに、『日地』の声と銃声は電話越しに聞こえたから、
何丁かは他の階に分散して配置されていると考えるべきだろう。


「…その『め』、どうしたんですかー? 『けが』ですかー?」

問いかけつつ、懐中電灯を握り直し、
あの『カウントダウン』の声が聞こえたら、すぐに光を『その方向以外』に向けることができるよう意識しておく。

410高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/05/05(土) 20:58:30
>>407(GMさま)
   「…………」

あちらから動くとは……わたくし共を相手にして、問題がないと考えるのでしょうか。
上へと昇る階段の方向も確認しておきます。退路の確保も考えておかねばなりません。



   「…………」

   「柏葉さま」

    「続いてくださいませ」

                『スス ス』

身を屈めて、開かれたドアの方向へと目を凝らすといたしましょう。
ここに光はなくとも、内部に照明がついているかもしれません。
その灯りで照らされることを期待しとうございます。


             『   タ    ン  ッ  !! 』

低く、地を這うように『ナスティ・アイドル』に床と水平に飛ばします。ス精AC
足元から仕掛けることで、相手をスッ転ばせてるといたしましょう。

誰も居ないのなら、『ナスティ・アイドル』の眼が室内を捉えるはずです。

411苦痛の極限地帯:2012/05/06(日) 18:46:46
>>408(錏葉)

>そう宣言しつつ、襟首つかんで引き倒したい。

  ガシイ  ダアzン
               「ぐえ」


>――左足の怪我は?
>
>「銃創カ?」
>
>観察する。見て解らず、抵抗もなく、余裕があれば、服を破いてみる。


鍵庭は気絶している。倒したときに頭うちつけたらしい。(命に別状はない。)

  ビビィーッ

鍵庭の左足は 拳銃でうたれたキズ、すなわち「銃創」で出血していた。



>>409(ナツ)

   ボソ  ボソ
                            、 、 、 、 、、 、 、、 、、、
 「た、頼む」「我の目とか大声とかの事は」 「順番にハナシをさせてくれ」

      ヒソ ヒソ


 「『ヤツ』をやっつけたといったがそれは嘘じゃ」
 「すくなくとも「カメラマンの鍵庭」は『ヤツ』の影響下にあるし それに・・・」


ひと区切りという意味で 一瞬だけの間をはさんで 話を続ける。


 「ハゥ、う、恐ろしい・・・
  早く逃げたいけど(ナツが)気の毒だし
  ちゃんと言っておくよ・・・」

   ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
 「『ヤツ』の正体についてじゃ」
                                       ,、―-、    ,-''""'''-、
                                        i    `'-、_,i'  _,!"''" \
 「この世に残留した『魂のエネルギー』を              ┌┐ 〉┐    i    _,! .i、
  直感的に感知して 慰めたりしてやる・・・             i  l .i  !、    !   、_,) 、__,i、
  それが我とかよその同業者、「霊能力者」 」          |  〉′ | \   `i   、__/,  i、
                                     ,! -′ _,└-、`i、  i、 ,i  , ,!、_ i、
                                     _,,ム、、 __     `‐!、  i、  ,へ-'  i
   ゴ                                〉-―-- 、~_'' ッ-‐- 、、,_|  ' i .,!   i
                                 l ,-‐___  ''‐ i i´ ̄` \     ′,i  .|
 「だが霊能力者では手におえない                >' "  〕   `i    ,i'    、   ,i ..|
  「領域」が稀にある」          ゴ          i´   -‐',、,vVi ム-/  ..::   \   .|
                                      !,/つ,!  :| i | | !__,i´   .::     l、.   |
 「幽霊なら写真にうつっちまったり            l,、_ __,、 ,| | ! | |,i′   ::     .:i.   |
  追いかけてきたりとかの程度だが、            └i'"´ ,、ッ′  /      :     :: !.. .|
  それよりずっとヤバい領域だ」                ̄l .(    〈        〉    : .!.. .|
                                   |  i、   i,    ,i'     ..,i . |.  |
              ゴ                      |  i、   i、   ,!   ...::,i   |.  |
                                     !   i、   i、 .!      ,i    |  . |
  「そういうのに対処できる人間は              |   i、   `i、|    ,i   |  .!-''"
   世界でも数えるほどしかおらん 」               |     `i、     :.   ,i     | ..|
                                    i、    `i、        /      | ..|
    ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・                   i、   /\      /       :  |
  「『悪魔祓い』と呼ばれている」                  >   ''" \ ..... /        : .|
                                   ,-''~
    ゴ                                  /

412苦痛の極限地帯:2012/05/06(日) 18:47:17
>>410(高泉)

>低く、地を這うように『ナスティ・アイドル』に床と水平に飛ばします。ス精AC
>足元から仕掛けることで、相手をスッ転ばせてるといたしましょう。

   l/
  トシュウウウウウ


    i! i! i! i! i! i! i! 。


手応えは無しだ。


     ウィン  ウィン

中央監視室内にはモニターが一面に並んでいる。
モニターのひとつに「錏葉と倒れてるカメラマン鍵庭」が映っている。4階と表示されている。
もうひと画面には「壁にはなしかけるナツ」、こちらも4階。



それだけだ。
さっきまで話しかけてきてた「肥黒D」が ―――『居ない』。

413苦痛の極限地帯:2012/05/06(日) 18:47:48


                   地下1階/防災センター
       牧 篤造       初日/ 1時32分11秒

.

414苦痛の極限地帯:2012/05/06(日) 18:48:29

 「やっぱ変スよ」

 「誰とも連絡つかない・・・」 「改めて、さっきの爆発はどー考えても異常ッス」
 「もう警察に通報するスよ」


   { なあ } { 牧よ }


 「いいや!肥黒Dがなんと言おーと、これから警察に連絡しまスからね」


   { まあ聞けって }


ADの牧は地下1階、肥黒Dは地下3階、
2人は音声だけでずっとやりとりをしてきている。


     ・ ・ ・  ・ ・  ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
   { お前さ、俺が『居る』と思ってるのか?}


  「―――え?」


┌―――――――――――――――――――――――――――――――――
|60 名前:苦痛の極限地帯 投稿日:2012/02/18(土) 00:06:51


|                                地下3階/中央監視室
|            肥黒 勝朗              初日/ 1時04分32秒



|.61 名前:苦痛の極限地帯 投稿日:2012/02/18(土) 00:07:51

|      「よし」「お前ら、始めるぞ」

|        { うぃス }

|        { わっかりましたー }
└―――――――――――――――――――――――――――――――――


    { 俺が病院内でスタンバってからさ、その後、誰か俺の『姿』を見たやつはいるか? }
    { いないよなあああああ }


       ゴ

    { しかも例えば、だ。
     『過去のどんな人も、どこにいた人だろうと出現させられる』ってことが
     できるのがこの病院内にいるなら、『オレの偽者』を中央監視室に置いてだまし続けられるよな」

             ゴ


  「ちょ・・・ちょっと待って・・・!」
  「な」「なにを言っているかわからないッス」



    { あっあ〜〜 オメーは理解しなくてもいいんだぜ。
     お前も、他のやつらも、『俺』は地下3階にいるとずっと信じきってて
     本当はどこにいるかなんて誰も知らねー。それでいいんだよおおお }

         ゴ
       ゴ

    { あとついでに言っとくが、おめー以外のスタッフは全滅だぜ。
     天草はもういつでも殺せるし、樹里はムカつくし念入りに撃ちまくって面影すら残ってねェェー }

    { 一般人どもも じきに死ぬぜ。苦しんでから死ぬ}


  「ち」「違う」


    { はははははは }


  「これはただのテレビ撮影ッスよ」

      ゴ

    { はははははは }

        ゴ       ゴ

                                    、 、、
牧は、廃病院地下の一室にこもっているが、一人ではないはずだ。

牧は思った。
直に合わなくても連絡がとりあえれば       、 、
孤独ではない。この建物のどこかに誰かがいるはずだし、       、 、
こんなうすら気持ち悪い廃病院な地下の一室に一人ぼっちでは無いはずだ。


  「 病院内にはみんなが居る。自分は一人っきりだなんて―――― 」

         ゴ

    { ははは、じゃあさ、
     その部屋から外でて確かめてみろよ }

    { そこから出たら ずうっと真っ暗だから気をつけろよ }



         ゴ   ゴ  ゴ


  「違う、違う、違う、違う・・・」

 ゴ    ゴ  ゴ ゴ

    { はははははははははは
     はははははははははは
     はははははははははは
     はははははははははは }

415錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/05/06(日) 21:41:32
>>411
「チ」

ビ!!

ズボンを破りとり


  ビリ ビリ


『二本の紐』になるように、また破る。片方は『左足の付け根』をギチギチに縛って止血。

 シュ  グイ グイ

もう片方は、真ん中あたりでカタ結びに結んで『さるぐつわ』を噛ます。

「目を醒マシテ、イキナリ舌デモ噛ミソーナ勢いダッタカラナ」

さて、処置が済んだらこいつを抱え上げ、『ナツ』のほうに戻ろう。

416高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/05/06(日) 23:13:23
>>412(GMさま)
   「?!」

   「これは……居ないですってッ」

中へと踏み入ります。無論足元、天井にも気を付けましょう。
目配せで背後の警戒を『イヴァンさま』と『柏葉さま』に頼み、モニターへ近づきます。



     ウィン  ウィン

   「話していたのは……」
   「確かにディレクターさま」

    「もしや……」


かつがれていたのするのなら――ここへ踏み入らせたかった?
そこで、ふと『ナツさま』の姿が目を惹きました。彼女は誰に向けて話しかけているのでしょう。


   「…………おかしい」

この場に館内放送の設備はあるのでしょうか。
一方的な連絡しか出来ませんが、伝えなくてはならない気がします。

417日向ナツ『ニンジャマン』:2012/05/06(日) 23:48:00
>>411(GM)
(……………まあ、あんたにとっちゃ『じゅんばんどおり』なんだろーけどさ)

本当は『まだやっつけていない』ことも知っているし、
自分たちの持つ『力』が、使いようによっては『悪魔』呼ばわりされても仕方のないものだということも、子供なりに理解している。

『天草』が『敵の本体』ではなく、少なくとも今は『標的になっていない』とすれば、
逆に、光源を持っている自分が『天草』に近づくことで危険が生じる恐れがある。

「………」

天草の言葉を耳の端で聞きながら、
なるべく足音を立てないように、慎重に通路を東へ向かい、錏葉のいる方へ近づく。
その際、『手術室』側の壁からは距離を置くよう注意する。


>>415(錏葉)
錏葉の姿が見えたら、
人差し指を唇に当てて見せ、『天草』の声の方向を指差す。

「(『れーのーしゃ』の、ひとです。
  おそってくるようすは、ないですし、
  『じゅう』に、ねらわれても、いないみたいだから……ほっといても、だいじょうぶだとおもいます。

  はやく、したへおりて、
  『きりはおねーさん』たちと、ごうりゅうしたほうがいいです。
  ぐずぐずしてると、『ぞうえん』の『じゅう』が、くるかもしれないし)」

可能ならば、スタンド会話で錏葉にそう伝えたい。

418苦痛の極限地帯:2012/05/07(月) 00:24:04
>>415(錏葉)
>>417(ナツ)
錏葉が鍵庭に止血処理して運び込む。そこへそっと歩み寄るナツ。

>「(『れーのーしゃ』の、ひとです。
>  おそってくるようすは、ないですし、
>  『じゅう』に、ねらわれても、いないみたいだから……ほっといても、だいじょうぶだとおもいます。
>
>  はやく、したへおりて、
>  『きりはおねーさん』たちと、ごうりゅうしたほうがいいです。
>  ぐずぐずしてると、『ぞうえん』の『じゅう』が、くるかもしれないし)」
>
>可能ならば、スタンド会話で錏葉にそう伝えたい。


スタンドはスタンド使いにか見えないように、スタンドを介しての会話もスタンド使いにしか聞こえない。
だから壁の向こうから語りかけてくる『霊媒師の天草』は、まったくナツのそれに気づく様子は無い。
いつの間にか会話できる距離に錏葉がくわわってるのも当然 気づきはしない。


 「今晩のことは幽霊の仕業じゃあない。『悪魔』の―――」


  ・ ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・
 「さらにその、ずっと『格上』の仕業だ」


      ゴ    ゴ



  「なんでこんなのが日本に居るんだ・・・・・・・・・」

  「ぁ」「ああ、怖い・・・」
  「我も『ヤツ』の存在は人づてに聞いただけだが、
   『ヤツ』ならば、『急に人を出現させたり』できる」「それしか考えられない」

       ゴ
    ゴ

  「しかも、これは我もついさっき実感して知ったことだが、
   『ヤツ』はさらに『拳銃の能力』までを身につけている。
   こっちの『能力』はたぶん、『目』とか『大声』とかでなんとかできると思ってる」



>>416(高泉)

 「居ない・・・」

イヴァンも高泉と同じことをつぶやく。

 「 「いかにもな心霊体験」って事か?それで俺たちを怖がらせよおって事か? 」

イヴァンが またも怒気を孕む声をだす。


     ウィーン

錏葉は鍵庭を介抱し、ナツと合流するところが映っている。
どうやら向こうの音声は拾えないらしい。

そのモニター近くには 粗末なマイクがあり、スイッチ盤とつながっている。
盤は2つのスイッチだけ点いており、いずれも押されていない状態だ。
「地下1階 防災センター」、「外部接続」、この2つだ。


   ぞろ ぞろ

柏葉と母子がはいってきた。 イヴァンは部屋のすぐ外で見張りをしている。
(母子に不用意に近寄って刺激しないようにしているようだ。)

419高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/05/07(月) 22:03:33
>>418(GMさま)
   「そうかもしれません」

    「ヤツの目的は」
    「わたくしたちを『観察すること』」

   「まるでシャーレに培養したカビを眺めるみたいに」
   「水槽の中の魚、檻の中の猿を見物するみたいに」

                ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
    「わたくしどもを見下ろしているッ」
               ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

卑劣さに歯噛みする思いでございます。
このまま相手の手の中で踊るのは耐え切れません。脱出も視野に入れるべきでしょうか。


         『カチン』   『カチイッ』

スイッチを押し込み、動くかどうか試してみるといたします。
これ自体が罠の可能性もございますが、まずは『外部接続』へと繋げてみましょう。

   「あ」  「あ、あ」

   「本日は晴天なり」
   「本日は晴天なり……」

マイクへと声を発します。
『柏葉さま』には目配せで周囲の警戒をおねがいいたしましょう。
『ナスティ・アイドル』も背後に視線を向けて、その視線で周囲を警戒いたします。

420錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/05/07(月) 22:50:09
>>418
「(スタンド会話)
 だが、『ためになる話』をしてくれてんじゃあねーか。『ヤツ』と言ったぜ。
 つまり形が見えたな? これは確実、カンペキに『どっかのクソったれのスタンド使い』の仕業だってことだ。
 わけわからん心霊現象だとか、そーいう笑いごとじゃあなくってだな…

 そしてこのオッサンは、『ヤツ』のことを多少なりとも『知っている』。聞き出さなきゃならないッ!
 (スタンド会話終了)」

笑みがこぼれる。
『敵』の存在が、もやの向こうから人の形をして影に出てきたような…『見えた』気分だ。
あとは近づくばかり。そして完膚なきまでにブチのめすばかりだ。
声の主は――『天草』は、何を、どこまで知っている?
『ヤツ』そのものを知っているのか…それとも実際、抽象的なことしか知らないのか。
だが『人づてに存在を聞いた』と言った。それはつまり、個人について知っているという意味だ。
それを聞かねばならない。ところで…
『声が通るということは、ここの壁は実に薄そうだな』。




「『格上』?」




 ギュ オ!!

「幽霊ダローガ
 悪魔ダローガ
 タトエ相手が『スタンド使イ』ダローガ」

『壁が抜けるまで殴るッ』!!!

 ヒエラルキー               オ レ
「食物連鎖ノ上ニ立ツノハ、コノ『ザ・シグマ』ダ」

「どーニカシテヤルカラ、『ヤツ』トヤラノ名前ト顔ト特徴ト居場所」「サッサト言エヤ」

壁を崩したら、引っ張り出す。そして尋ねる。
(壁を殴るとき、拳がどんな音を立てるのか? それも確かめておきたい)
(また、拳骨の皮は殴ることで傷つき、『陽炎』が出るか? それも確かめる)

421日向ナツ『ニンジャマン』:2012/05/07(月) 23:34:02
>>418(GM)
>>420(錏葉)
「………おぉっと」

錏葉の拳が無造作に壁をぶち破るのを見て、あわてて反対側の壁際へ跳びのく。
……とりあえず、天草が見た『敵』が例の『銃』だということはわかった。
問題は、『銃』が、当初考えたように『設置式』なのか、それとも宙に浮いたまま移動できるのか。
もし後者だとしたら、ここにあまり超時間とどまっているのも危険だ。


(こーひー、もらっといて、わるいけど……ちょっと、がまんしてね)

周囲の物音に注意を払いつつ、
懐中電灯で手元を照らし、気絶している『鍵庭』の両手首を、『ニンジャマン』の『鉤縄』で後ろ手に縛っておく。
いきなり立ち上がって走り出したりされないための用心だ―――ほどこうと思えば一瞬で解除できる。
足の傷に止血がされているのを見て、『あんまり無茶なこと』はしない人だろうと信じ、『天草』の尋問は錏葉に任せる。

422苦痛の極限地帯:2012/05/08(火) 00:13:00
>>420(錏葉)
>>421(ナツ)
ナツが鍵庭を縛りあげた。
錏葉は壁を・・・・・・ブチ破るッ!

  ドゴ  ォ オーz_ ッ

>(壁を殴るとき、拳がどんな音を立てるのか? それも確かめておきたい)
>(また、拳骨の皮は殴ることで傷つき、『陽炎』が出るか? それも確かめる)

攻撃対象を『壁』にしたところ、破壊音も普通だし、皮は予想通り 破れ、『陽炎』が出せた。
(細かいこというと、>>329で両腕の皮をやぶってはいたが、皮は残ってたので実験に支障はなかった。)


    ビクッ

ブチあけた穴を照らすと、「天草」が居た。狼に囲まれた野ウサギみたいな顔している。

 「うっ・・・・」

    「わー―――ッ」 「わああああ―――ッ!」


また天草が大声を張りあげだした。

     「 ( き・・・きっと さっきガラスをブチやぶったの(>>377)が来ちまったんじゃ! ) 」
     「 ( こいつも『ヤツ』に違いねー! に、逃げなくては ) 」


       「ほあッ――――っ」  「ぐわーあああ!」 「うわああああ!」


>壁を崩したら、引っ張り出す。そして尋ねる。

     グイン

   「ぐびっ」

       ズデェーン

壁のこちら側にひっぱり出す。襟をつかんでちょいと首をしめちまったようだが細かいことだ。

  「わー!わー! 我なぁーんにも聞こえないぞ!」
  「それに何にも見えなアアアアアアいッ」


>「どーニカシテヤルカラ、『ヤツ』トヤラノ名前ト顔ト特徴ト居場所」「サッサト言エヤ」

  「わー! うわあああ!」


        ホヨ?

  「・・・ってあれ、うぬは一般参加者の・・・」



>>419(高泉)

>                ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
>    「わたくしどもを見下ろしているッ」
>               ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

イヴァンは胸やけにも似た「ムカつき」を覚えた。

     「(ド低俗ヤローめが・・・!)」
     「(・・・・・・・・・しかし、『そのウスラヤロー』はどこから
      俺たちを『見下ろして』いる? やはり監視カメラからなのか?)」

イヴァンは疑問がうかんだが、とくに口には出さないでおいた。
今は柏葉と一緒に、くまなく周りの警戒につとめる。


>スイッチを押し込み、動くかどうか試してみるといたします。
>これ自体が罠の可能性もございますが、まずは『外部接続』へと繋げてみましょう。

ぶつっ、と部屋のどこかから音が発せられた。


  { その声は・・・ }
  { だれか生存者が・・・・・・い・・・・・・・・・・・・るんです・・・か?}

  { わ・・・たし、日地・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・です。誰か・・・誰か・・・・}

高泉のマイク音声に『ADの日地』が答えた。

423高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/05/08(火) 21:38:07
>>422(GMさま)
わたくしはスタンドについては詳しくはございません。
しかし、『本体が弱点』であるという大原則は理解しております。
ここにわざわざ偽者が居るように振る舞ったのは、隠れた『本体』を暴かれたくないが故でしょう。


   「どこに居るか 見つける方法は」

>  { その声は・・・ }
>  { だれか生存者が・・・・・・い・・・・・・・・・・・・るんです・・・か?}

>  { わ・・・たし、日地・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・です。誰か・・・誰か・・・・}


   「日地さまッ!?」
   「高泉でございます。どちらにいらっしゃいますか?」

呼びかけましょう。声が落ち着かないのが自分でもわかります。
生存者……ということは他の方は既に犠牲になったのでしょうか。


   (考えなければ……)
   (優先すべきなのは、なにか)

    (わたくしたちのみを守る、それだけなら)
     (……『逃げる』 おそらくはそれが正しい選択)

   (ですが……)

錏葉さまと、ナツさま。あの二人を見捨てるわけにはいきません。

424錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/05/08(火) 23:26:50
>>422
「『錏葉』ダ」

『正気』!
ならば、叫んでいたのは『それが有効な防御、あるいは回避手段だから』・・・何に対して?

「テメー、『敵』ヲ知ッテルナ」
「サッサト話セ。短ク。ワカリヤスク。簡潔ニ」
「ソレデ確実に近ヅク。『近ヅイタラ、消セル』カラナ」

まだ『表情』は錏葉のまま。
浮かぶのは笑顔だ。

425日向ナツ『ニンジャマン』:2012/05/09(水) 00:34:27
>>422
(だーから、すなおにでてきたほうがいいっていったじゃん)

『鍵庭』の腕を縛った縄の端を『ニンジャマン』に持たせ、
懐中電灯で『天草』の顔および上半身を照らし、妙な動きをしたらすぐ『錏葉』に見えるようにする。
その際、錏葉が壁に開けた『穴』の奥に光が差し込まないよう注意する。

426苦痛の極限地帯:2012/05/09(水) 21:46:03
>>423(高泉)

 {た・・・・・・けて、・・・た・・・・・・すけて・・・・・・}
 {外のロケバス・・・いたけど、はぁっ、銃で、撃、たれました・・・・・・}


いつの間にかイトネイヌ少年が高泉の隣を陣取っていた。
涙と鼻水をふきとることもなく、何事かという顔をむける。母ワーヒドも息子の傍にとてとてと寄る。


 {肥黒さん・・・は、そこにい・・・・・・・・・るんじゃあな・・・んですか?}
 {そこ・・・・・・・・・・・・地下3階じゃなくって・・・・・・・・・『もう1箇所』のほうなんで・・・・・・か?}


イヴァンは中央監視室のドアを塞ぐ位置を陣取り、
柏葉とともに 誰か新手がきやしないか警戒を続けている。



>>424(錏葉)
>>425(ナツ)

 「はひ」


天草は すっかり錏場に気圧されたようだ。
ナツに向けられた光で目を細めながらも、語りをはじめる。


 「『ヤツ』の正体は『生霊(いきりょう)』」


 「『生霊』ってのは、幽霊とは違う」
 「人間は強く心に思うと 精神のエネルギーが 体の外側に漏れ出ることがある」
 「ナベでお湯を熱しすぎるとと、グツグツとお湯がナベの外側に漏れ出る。あんなかんじにじゃ」




 「その漏れ出た気持ちのパワーである『生霊』は、埃(ほこり)みたいなちっぽけなものじゃ。
  それが誰かの体にまとわりつくと、その人にも ちょっとだけ「おんなじ気持ち」にさせる効果がある」


 「寺院とか教会にいくと それだけで なんだか神聖な気持ちになるのは、
  そこには古来からの来訪者がのこした『神仏を畏れる生霊』がいっぱいあるから」

 「デートスポットにいるだけでロマンチックな気分になるのは、そういう『生霊』がそこに積もっているからじゃ」



 「おっと、「話が長い」とか言わないでくれよ・・・!」
 「これは重要なことなんじゃ」


   ド    ド

  「で、じゃな」
  「『生霊』は、あまりにも大量になると より集まって『ひとり歩き』をしだす」


 ド ド

   ・ ・ ・  ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  ・ ・   ・ ・   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
  「例えば『戦場』から発生した『一人歩きする生霊』なら、『兵隊』とか『テロリスト』とかの実体ある形を成す」

   ・ ・ ・  ・ ・  ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・   ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
  「しかも『生霊』は、核となる部分をのこして自身をちょいと ちぎり取って、『兵隊』とかの分身もつくれる」

   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・   ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・
  「分身たちと感覚を共有・連携しつつ、『戦場の気持ち』を体感してもらおーと、人々をどんどん巻き込んでいく」


     ドドドド


 「これが『答え』じゃ」

 「ここまでいいか?」 「あと『ヤツ』の『能力』と『その対策』なんじゃが・・・」

ここで話を一旦区切って、錏葉とナツの顔色をうかがっている。
「ありえねートンチキ話してんじゃあねーぞ」って我をシメたりしないよね?、と天草の顔に書いてある。

427高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/05/09(水) 22:16:11
>>426(GMさま)
もう一カ所? 聞き捨てのならない単語でございます。
『肥黒D』が隠れている場所は、そこなのでございましょうか。


   「いま、助けに行かせていただきます」

   「ひとつだけお教えください。『もう1箇所』とは」
   「どの階の、どちらの場所を指しているのですか?」

――――ふと、おふたりが近づいているのに気づきました。
関心があるのでしょうか。『先入観』を『可視化』してみましょう。
この事態に不安を抱いているのなら、一時的に剥がすことも考えます。

428日向ナツ『ニンジャマン』:2012/05/09(水) 22:32:55
>>426
「…………」

天草の話す内容に興味を引かれそうになり、強く首を振って気持ちを切り替える。

『面白そうに聞こえる話』は、高確率で『詐欺師』の話術だ。
「うさんくさいけど、暇だからちょっと聞いてみるか」―――
そう考えた時点で、大半の人間は相手の術中に嵌まっている。

今の自分の役割は、錏葉が『尋問』に専念できる状況を保つこと。
天草の顔に灯りを向けたまま、通路の前後の物音や気配に意識を集中する。

429錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/05/09(水) 23:02:57
>>426
「―――『生霊』」

「シンプルニ聞クガ」 「そレハ『スタンド』トカ呼バレルモノカ?」

話に破綻は無いように思う。
『戦場』。ここは『イラク』だと少年は言った。
『兵隊』や『テロリスト』。見た。
『戦場の気持ち』を体感『させる』、そのために、際限なく『巻き込む』。
……

「『分身』ヲ作るッテ言ッタナ」
「『コイツ』モ、ソーナノカ? イヤ、違ウヨナァァ〜」

『鍵庭』を指して言う。

「テメーノ説明不足カ? 『コイツ(鍵庭)』モ『生霊』ガ作ッタトカ言ウノカ? アルイハ分身?」
「…『廃墟ニ入ルズット前カライタ』男が…ドーイウワケデ『兵隊』ノカッコヲシテ、銃ヲ持ッテ、俺にブッ放ソートシテクルノカ」
「ソレガ 『能力』カ? 巻キ込ンデ…『同ジヨーニスル』……」

そして、だとしたら。
つまり『スタンド能力』、あるいはそれに類するもの、だとしたら。
これは脅威だ。『一体、誰が、なぜ、何のために』という思考は根っこからひっくり返る。
『一人歩きする、戦場の意思』。もはや災害に等しい――

430苦痛の極限地帯:2012/05/10(木) 00:05:50
>>428(ナツ)
>>429(錏葉)

>「―――『生霊』」
>
>「シンプルニ聞クガ」 「そレハ『スタンド』トカ呼バレルモノカ?」

  「スタンド?」「?」 「『生霊』にそんな別称なんか無いが・・・」



>「テメーノ説明不足カ? 『コイツ(鍵庭)』モ『生霊』ガ作ッタトカ言ウノカ? アルイハ分身?」

天草が首を横に振った。

 「 さっき『生霊の分身』どもが交戦しててな。「アイドルの樹里チャン」は巻き込まれてやられたが、
   カメラマンの鍵庭」殿は・・・『生霊の分身どもの死体』死体から銃をうばったのじゃ 」


 「 鍵庭殿は『生霊の分身』とは応戦できたが、」



天草が記憶を探り、顔色がみるみる悪くなっていく。

                        、、
 「 あの『赤色の拳銃のヴィジョン』・・・あれはどうしようもなかった 」


    ゴゴゴゴ

天草は喉がからからに乾いた錯覚をおぼえ、ごくりと唾をのむ。
ゆっくりと唇をひらく。


 「人・物の有害無害どっちでも『拳銃』に見えたり感じさせたりする」
 「それが『生霊』のさらなる『能力』と思ってる」


    ゴゴ    ゴ

 「根拠っていうか理屈はこうじゃ」

 「イラク戦争では、一般市民と、一般市民のフリをして襲ってくるヤツがごっちゃになっていた。
  例えばうぬらが兵隊だったとして、誰かが窓からじっと覗きこんでたら・・・
  「兵隊を見物してるだけの、絶対に殺してはダメな一般市民なのか?」
  「それとも、トラップ爆弾とかでこちらを殺そうと狙ってきてるヤツか?」 」

 「『害』か『無害』か まったく区別がつかない 」

    ォ

 「そういう『戦地の恐怖』を、『拳銃に見えたり感じさせたりする能力』ならば
  疑似体験させられる。きっと体験させようとする。『戦地の生霊』なんじゃからな」


           オ

 「ただどうやら、「これは万が一でも危害を及ぼしてくるかもしれない」っていう『先入観』をもたなければ、
  『拳銃に見えたり感じさせたり』とはならずに済むようなんじゃ。
  そういう『先入観』という心のエネルギーが、『拳銃と感じさせる能力』を維持するエネルギー源なのかもしれん」



 「ならば、『見えず』、『大声でろくに聞こえず』なら、助かるんではないか?」
 「う、うぬらもそう思うよね?」 「ね?」「ね?」

431苦痛の極限地帯:2012/05/10(木) 00:06:32
>>427(高泉)

 ゴゴゴゴゴ


 {3・・・階、
  『コントロールセンター』
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ }

        ┏━‐┳━━━━┳‐━┳━━┳━━━━
        ┃///┃        ┃.   | 三|三.|
        ┃///┃        ┃.   | 三|三.|
        ┃///┃        ┃.   ┃    ┃
        ┃///┃        ┣‐  ┻  ━┛
        ┃///┃
┏━━━╋━‐╋━‐┳━‐╋‐━━━━┓    ,、━
┃心大血┃..ベッド専用ELV┃コントロール ..┃    ┃
┃管リハヒ''┃.   ┃.   ┃.   ┃ . センター   ┃    ┃
┃リテション ┣‐  ╋‐  ┻‐  ┫            ┃
┣━  ━┫.   ┃        ┗‐━━━━┫    ┃
┃                                ┃
┃      ┏━━━━━━‐┓            ┃
┃      ┣━‐┳━‐┳━‐┫            ┗┳
┃      ┃   E L V   ┃              ┃
┃      ┣‐  ┻‐  ┻‐  ┫   ホール       ┏┻
┃                  ┃            ┃//
┃      ┣‐  ┳‐  ┳‐  ┫            ┃//
┃      ┃   E L V   ┃            ┃//
┃      ┗━‐╋━‐┻━‐┻‐━  ━━┫    ┗┳


       ゴゴゴ ゴゴゴ

  { 助けて・・・・・・・・・ }
  { 肥黒D、・・・・・・・・・・・・・・・たす・・・・・・け・・・・・・・・・}
  { 『コントロールセンター』からでも・・・・・・ 病・・・院内の、みん、なの様子・・・監視できる・・・}

  { み、んな・・・・・・助け、て・・・あげて、くだ・・・・・・・・・}


  { わた、し、撃たれて、脳みそがこぼれて・・・・・・ }
  { 戻しても戻しても・・・また出ッ・・・ 出てくるんで・・・・・・・・・す・・・}

       {あ、あ}{もう・・・・・・痛くなくなった }


          { ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・}

日地の声はもう聞こえなくなった。




>――――ふと、おふたりが近づいているのに気づきました。
>関心があるのでしょうか。『先入観』を『可視化』してみましょう。
>この事態に不安を抱いているのなら、一時的に剥がすことも考えます。

母子は揃って、『不安の先入観』一色に染まっていた。
それを剥がしてやったら、顔の険がとれた。

  ウィン


一方モニターでは、
錏葉が壁をブチやぶってそこから『霊媒師の天草』をひきずりだし、
ナツと一緒になって何かを聞きだしているのが刻々とうつっている。



 「・・・・・・・・・・・・
  ・・・・・・・・・・・・」 「あの」

イトネイヌ少年が口をひらく。

 「僕たちとずっと一緒にいてくれますか?」



         「・・・・・・・・・・・・」

イヴァンはこの部屋の出口を陣取ったまま、静かに見守っている。
小銃も手放さず 警戒を怠らない。

432苦痛の極限地帯:2012/05/10(木) 00:07:48



    ――― 主人公たちは、『知っている事』と『そうでない事』がある。 ―――







                                |          |          |
                                |ナツと錏葉 . |   高泉   |
                                |          |          |
――――――――――――――――――――――┼―――――┼―――――┼―
  (1)黒幕の素性は『生霊』だ。              |          |          |
    兵隊とかテロリストとかは全部『生霊の分身』、 . |    〇    |    ×    |
   黒幕の手先だ!                    | (知ってる) .| (しらねー).|
――――――――――――――――――――――┼―――――┼―――――┼―
  (2)肥黒Dが限りなく『クロ』だ(チクショオー)      .|          |          |
                                |    〇    |    〇    |
                                |          |          |
――――――――――――――――――――――┼―――――┼―――――┼―
  (3)肥黒Dは3階に居るはずだ。                |          |          |
    ( ナツと錏場の傍に『生霊の分身』は居ない   .|          |          |
     が、3階『コントロールセンター』からの    ..|    ×    |    〇    |
     監視カメラ映像で2人の様子が把握できる。).|          |          |
                                |          |          |
――――――――――――――――――――――┼―――――┼―――――┼―
  (4)敵のスタンド能力は、                |          |          |
   色々なものを「襲いかかる拳銃」に見えたり   ..|          |          |
   感じさせたりする能力。「拳銃」に感じさせる     |    〇    |    ×    |
   ためには、その人が僅かにでも「危害を加え  ...|          |          |
   られるかもしれない」という『先入観』が必要。   |          |          |
――――――――――――――――――――――┼―――――┼―――――┼―
  (5)別階に分かれた仲間が、現在はどの位置に   .|          |          |
    いるかを正確に把握できている            .|    ×    |    〇    |
                                |          |          |
                                |          |          |

433苦痛の極限地帯:2012/05/10(木) 19:50:51
>>432訂正
                                |          |          |
                                |ナツと錏葉 . |   高泉   |
                                |          |          |
――――――――――――――――――――――┼―――――┼―――――┼―
  (2)肥黒Dが限りなく『クロ』だ(チクショオー)      .|          |          |
                                |    ×    |    〇    |
                                |          |          |
――――――――――――――――――――――┼―――――┼―――――┼―

434高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/05/11(金) 22:48:08
>>431(GMさま)
遠くなっていく声が聞こえます。
距離は遠くないのに、これほど無力なんて……


   「………………」


悉く、殺す気か。


――――――――ならば。容赦は、しない。


> 「・・・・・・・・・・・・
>  ・・・・・・・・・・・・」 「あの」

>イトネイヌ少年が口をひらく。

> 「僕たちとずっと一緒にいてくれますか?」


   「…………申し訳ございません」

   「わたくしは、今」
   「少々混乱しております」

ここで安心させる言葉を言えるのなら、わたくしも大人ということなのでしょう。
ですが、そうではありません。わたくしは……子供のようです。



        『ドバギャアアッ!!』


(※『ナスティ・アイドル』が機器に拳を叩きつける。
  機能を損なうまで壊さない程度に加減する余裕はあったか……あくまで叩きつけるだけだ)


   「いえ」
   「混乱ではありませんね」

    「わたくしは……」
        ・ ・ ・ ・ ・ ・
      「怒っています」


目指すべきは、『三階』だと判りました。
その為には、ナツさまと錏葉さまに合流せねばなりません。

単独で動くのも手ですが……分かれてもいいものか。
一度四階まで上がり、戻るほかないかもしれません。


   「柏葉さま」
   「わたくしは四階まで上がるつもりです」

    「お三方の『護衛』を任せても構いませんか?」

435日向ナツ『ニンジャマン』:2012/05/12(土) 00:48:49
>>430-432

(………『いきりょう』……???
 『すたんど』でも、『ゆうれい』でも、なくて……そんなのが、いるの?)

好奇心とは厄介なものだ……『聞き流そう』と決めた話に限って頭に流れ込んできたりする。


(だとしたら………あの『へいたい』も……!?
 …………でも)

『イヴァン』には、どう考えても自分や高泉に対する『悪意』や『害意』が感じられなかった。

>  「俺は」 「君たちを信用したい」

こんな事を言って警告を発する前に、無言で物陰からフルオートで引金を引きさえすれば片付いていた筈だ。

  「………」

『天草』の言葉にもし真実が含まれているとしたら、
『イヴァン』は、仮に『生霊の一部』であったとしても、『銃スタンドの本体』が持つ『悪意の一部』だとは思えない。

人間の『警戒心につけ込む』能力―――恐怖を煽り錯乱にまで陥らせる『カウントダウン』―――
そして、自らの手を汚さず安全な場所から他人の命を支配しようとする本体―――
吐き気を催す、筋金入りの『悪意』の持ち主でなければあり得ない。

そして…『死体をゴミのようにエレベーターシャフトから投げ落とす』行為は、その明確な『悪意』に基づかなければ不可能だ。
目の前の爺さんには、そんな事をして利益になる事情はありそうにない。あるとすれば、ベラベラ喋るわけがない。
足を負傷し、錯乱しきった『鍵庭』にも出来ないだろう。


「(………『もうひとり』、います。
  『このじーちゃん』でも、『かめらまんさん』でもなくて……『したいを、おとしたやつ』――――
  『このかい』の、どこかに……『ちかく』に、いますッ!)」


情報の洪水に思考が『こんがらがってしまう』前に、
『錏葉』にスタンド会話で自身の考えを伝える。

436錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/05/12(土) 16:22:49
>>430
「『不安』ガ『拳銃』ニナルッテワケカ」

「フン…」

コソコソと、気にくわねーヤツだと思ったが…

 ギシ

『より胸糞が悪くなった』。

「アイツ(少年)モ… アイツら(自爆したテロリスト)モ…
 『敵』カ」

「『ナルホドナ』」

『天草』の言葉に嘘がないとするなら、気分は最悪だが『わかりやすくなった』ことは事実だ。
要するに。

「『外カラ中ニ来タヤツ以外ハ、全員敵ダ』」
「『拳銃』ガ厄介ダガ」
「コウ考エロ」

『敵か味方かわからない、不安が敵の原動力』なら――

「『動クモノ、音の出タ先、光ノ根元』」「『全部敵ナノデ、ブッ潰ス』」

『不安』など覚えようも無く、『それは敵だ』という前提のもとで動けば良い。
間違っていたらあとで謝ればすむことだ。それに、味方撃ちや誤射は『ありがち』だろ…?

「『戦場』ナラナ」

誰が敵で、誰が味方なのか。
それを、まず何よりもハッキリさせた上で、

「(警戒すべきだな)(次に『気配』があったら…)」←『スタンド会話』

ちらりと『鍵庭』と『天草』を見る。
彼らは『運が良かった』と考えるべきだ。この話を聞く前に見つけることが出来て幸運だ。
これから見つかる連中? そいつらは災難だよな…

「(安全のためだ。問答無用、『先制攻撃』でカタつけようぜ)」←『スタンド会話』

437<ガオンッ>:<ガオンッ>
<ガオンッ>

438苦痛の極限地帯:2012/05/13(日) 20:55:28
>>434(高泉)

> 『ドバギャアアッ!!』
>
>(※『ナスティ・アイドル』が機器に拳を叩きつける。


母子が なにが起きたかわからず びくっと身をすくませる。
スタンドが見えていないのはイヴァンも同様だろうが、こちらは高泉の心中を察し、反応しないことに努める。


>   「柏葉さま」
>   「わたくしは四階まで上がるつもりです」
>
>    「お三方の『護衛』を任せても構いませんか?」

  ・ ・
 「二人だ」


イヴァンが割って入る。ガスマスク越しに母子のちらりと見る。


 「柏葉、民間人ふたりをここで保護・待機していてほしい」


     「ぇ・・・」「一緒にいてくれないの?」


イトネイヌが 高泉に尋ねる。母のワーヒドは子を抱きしめつつ、イヴァンを睨みつけている。

┌――――――――――――――――――――――――――――――
|.219 名前:苦痛の極限地帯 投稿日:2012/03/18(日) 00:12:51
|      「俺は『兵隊』だ」

|      「ハトが平和の象徴ってぇのなら、俺は「その逆」だ」
|      「俺がどっか遠くの国で仕事をしてくると、人は俺たちのことを嫌がる」
|      「殺されそうだったんで撃ったら、もっと嫌がられる」

|      「だが、『嫌われる』で良い」
|      「俺たちが『嫌われる』でなく 『感謝』される時は、国の本当の危機」

|      「話し合いで和解できない奴なんて、この世のどこにも居ない」
|      「俺はそう信じてるし、それができないと『嫌われる』」
|      「だが、『嫌われる』ことを誰かがやらなくてはならない」
└――――――――――――――――――――――――――――――


母ワーヒドのつき刺さる視線に 反応は示さず、
静かにイヴァンは言い放つ。


 「『兵隊』の俺では役不足だ」 「柏葉、頼む」


    ザ

イヴァンが背中をむける。

 「急いだほうがいい」 「4階の仲間にウロチョロ移動される前に会うべきだ」

439苦痛の極限地帯:2012/05/13(日) 20:56:27
>>435(ナツ)
>>436(錏葉)

>「『動クモノ、音の出タ先、光ノ根元』」「『全部敵ナノデ、ブッ潰ス』」

   ゴ

 「うぬらはわかっていない」


天草が額に汗をかきながらつぶやく。

  ゴ

 「戦場からの『生霊』を産んだ人間は膨大だ。
  戦死者からも生まれ、さらに生者、今現在も生きてる人達からも発生したもの」

 「 「怨霊」とか「悪魔」は我ら霊能力者でも対処できない場合がよくあるが、
  それでもそれらは、たった『ひとつ』の精神パワーにすぎない」

    ゴ   ゴ

 「『生霊』を克服して勝ってことは、
  戦場にかかわった者ら、死者と生者『全員』の『精神のパワー』にうち勝つってことじゃ」

            ゴ


 「それにうぬらは知識も足りてない。だって知らんじゃろ。
  『生霊の核』が誰にも憑いてないとき、むき出しの状態になったら どういう形を成してるか・・・・・・・・・」


    /,
   カ チ リ!


 「ぇ」

そこまで天草が喋りかけたところで、
天草から見て左手前方、そこの暗闇から『撃鉄をおこす音』。錏葉・ナツからみて後方の位置。2人にも聞こえた。



   ガチリ! ガチッ!  ガチ!
                                         、、
暗くてわからないところから、音がつづけざま聞こえてきた。複数、いる。



 「うぬらッ 危ない! 逃げ―――」



        ┏━‐┳━━━━┳‐━┳━━┳━━━━━━
        ┃///┃        ┃.   | 三|三.|
        ┃///┃        ┃.   | 三|三.|
        ┃///┃        ┃.   ┃    ┃
        ┃///┃        ┣‐  ┻  ━┛
        ┃///┃
┏━━━╋━‐╋━‐┳━‐╋‐━━━━┓    ,、━━━
┃      ┃..ベッド専用ELV┃.         ┃    ┃
┃      ┃.   ┃.   ┃.   ┃.         ┃    ┃
┃      ┣‐  ╋‐  ┻‐  ┫            ┃    9
┣━  ━┫.   ┃        ┗‐━━━━┫    ┃
┃                                ┃
┃      ┏━━━━━━‐┓            ┃
┃      ┣━‐┳━‐┳━‐┫.          錏 鍵┗┳━━
┃      ┃   E L V   ┃         ナツ 天
┃      ┣‐  ┻‐  ┻‐  ┫            ┏┻━┓
┃                  ┃            ┃////┃
┃      ┣‐  ┳‐  ┳‐  ┫            ┃////┃
┃      ┃   E L V   ┃            ┃////┃
┃      ┗━‐╋━‐┻━‐┻‐━?━━┫    ┗┳━┛  ←音がしたのは「?」のあたり
┃                          ┃      ┃
┃      ┏━┳  ┏━━┓          ┃    ┏┻━━
┃      ┣━┫  ┃    ┃  ━━━━┫    ┃
┃      ┃ELV..... | 三|三.|    準備室      ┃    1
┃      ┣━┫..  | 三|三.|..  ┣━━━┓    ┃
┃      ┃//┃        ┃          ┃    ┃
┃      ┃//┗┳┻━━╋━        ┃     `'━━━

440高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/05/13(日) 22:28:28
>>438(GMさま)
そうでした。危うく忘れることでございましたが。
『イヴァンさま』は『兵士』でございます。『前線』に立つことこそが、お仕事ならばお任せしてもいいのかもしれない。


   「……参りましょう」
   「地下ですからそれなりに距離はありますが」
   「階段を昇っていけば、すぐそこでございます」


『エレベーター』に逃げ場はないのは理解しました。
先程のように一方的な『銃撃』は避けねばなりません。

周囲を見渡し、何か手に持てる手頃な棒のようなモノがないか探しておきます。
相手が何者にせよ、道具があれば投げることも、それで殴打することも出来ます。


   「イヴァンさま」
   「よろしくお願い申し上げます」

手に入れる事が出来たのなら、四階へ行くとしましょう。
懐中電灯は使わず、『イヴァンさま』に先に立ってもらうといたします。
銃撃の方が気付いたのなら早いはずでしょうから。

441錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/05/14(月) 00:40:43
>>439
「アー マアナ」

『解ってない』ことは認めよう。
だから解ってる相手に教えてもらっている現状だ。それは認める。

「俺ァー、難シク考エルノッテ苦手デヨォォ〜」

「『生霊』ダ、『死者』ダ、『戦争』ダ、ソーイウノハヨクワカラネー」「ワカルコトはヨォォォ〜」


>    /,
>   カ チ リ!


   バ シ!


「『殴レルモンカラ殴ッテ、殴ッテ、殴ッテ殴ッテ殴リ倒シャヨォォー』
 『克服』デキルシ、『生霊ノ核』トヤラニモゴ対面デキルダローッテコトだケダゼッ!!!」

『天草』を『手術室』のほうに突き飛ばし、その勢いで振り返る!   「伏セテロ、チビ!」
振り返りざま!

 ダ シュ

床を蹴り!!
『音のするほうへ一直線に突撃』ッ!!!

今、最も死ぬべきではない『情報源』を『射線から外し』――
今、最も『銃に対処できる』と思われる『ザ・シグマ』が突出することで、さらに射線を『シグマ』に集中させる狙い!

「大体、気ニイラネ ェー ゼ」
「ドコノ ドイツダカ シラネーガ」

「『ケンカニ他人ヲ使ッテンジャアネーゼ』、ボケカスがァァーッ!」

442日向ナツ『ニンジャマン』:2012/05/14(月) 01:24:12
>>439
 >「うぬらはわかっていない」


「…………かもね」
「……でも」

「『もはやいつでもころせる、いたぶりがいのないやつ』―――
 だれにだろうと、そんなふうに、おもわれるのは……あたしは『いや』だから」


>    /,
>   カ チ リ!

「……」

(きがきくね。 まちくたびれるとこだったよ)

『日地』との会話で、『光』という推測が誤りであることは薄々感じていた。
『カウントダウン』が聞こえないということは、敵は自分の『警戒心』を感知していない――自分にとって『恐るるに足らない』ということ。
そして『銃の本体』は…非力な臆病者ゆえ、『銃口の向こう側』に居ようとするはず。

  グィッ!

『ニンジャマン』の腕で『天草』の首根っこをつかみ、床に押さえつける。
もう片方の腕で『鍵庭』の首を押さえ、不意に目を覚まして暴れ出した場合に備える。
あえて、『撃鉄の音』の方へは意識を向けない。
考えるべきは、『錏葉』の邪魔を『せず』、他の2人にも『させない』こと。


「(まかせるよ、おにーさん。
  …『ほんたい』への『とどめ』は、ゆずらないけどねッ!)」


『銃を片付けた』という錏葉の知らせを聞いたら、すぐに『銃の向こう側』めがけ走り出せるよう、
態勢を低くしつつ、たわめた膝をバネにして身構えておく。

443日向ナツ『ニンジャマン』:2012/05/14(月) 01:43:36
>>442を一部訂正。

>>439
 >「うぬらはわかっていない」


「…………かもね」
「……でも」

「『もはやいつでもころせる、いたぶりがいのないやつ』―――
 だれにだろうと、そんなふうに、おもわれるのは……あたしは『いや』だから」


>    /,
>   カ チ リ!

「……」

(きがきくね。 まちくたびれるとこだったよ)

『日地』との会話で、『光』という推測が誤りであることは薄々感じていた。
エレベーターシャフト内で自分が標的にされなかったのは、
『上にあるものを警戒する』先入観を、高泉に剥がしてもらっていたから。

『カウントダウン』が聞こえないということは、敵は自分の『警戒心』を感知していない――自分にとって『恐るるに足らない』ということ。
そして『銃の本体』は…非力な臆病者ゆえ、『銃口の向こう側』に居ようとするはず。

  グィッ!

『ニンジャマン』の腕で『天草』の首根っこをつかみ、床に押さえつける。
もう片方の腕で『鍵庭』の首を押さえ、不意に目を覚まして暴れ出した場合に備える。
あえて、『撃鉄の音』の方へは意識を向けない。
考えるべきは、『錏葉』の邪魔を『せず』、他の2人にも『させない』こと。


「(まかせるよ、おにーさん。
  …『ほんたい』への『とどめ』は、ゆずらないけどねッ!)」


『銃を片付けた』という錏葉の知らせを聞いたら、すぐにそちら側=『錏葉が向かった方向』めがけ走り出せるよう、
態勢を低くしつつ、たわめた膝をバネにして身構えておく。

444苦痛の極限地帯:2012/05/14(月) 22:04:31
>>441(錏葉)
>>443(ナツ)

>『天草』を『手術室』のほうに突き飛ばし、その勢いで振り返る!   「伏セテロ、チビ!」

  l/
 ハシィ z___ 

    「!」

>『ニンジャマン』の腕で『天草』の首根っこをつかみ、床に押さえつける。

  グイイ

      「ぐび」

『ニンジャマン』がとっさにえりを掴み、同時に『ザ・シグマ』のパワーで突き飛したことで、
おもいきり天草の首がしまる。そのまま天草が床に倒れる状態となる。
『ニンジャマン』のもう片方の手では「カメラマンの鍵庭」をつかまえておく。


    ファイブ
  「 『 ٥ 』 !」


『拳銃』から放たれる『声』。全員に聞こえる。


>『音のするほうへ一直線に突撃』ッ!!!
>今、最も『銃に対処できる』と思われる『ザ・シグマ』が突出することで、さらに射線を『シグマ』に集中させる狙い!

    |l
   ト ン



          ッ


視界ゼロの暗闇! 一気にホール端まで突っ込む!


      フォー
    「 『 ٤ 』 !」


               ・ ・  ・ ・
『声』が錏葉の左右に『移動』した。

╋‐━━━━┓    ,、━━━
┃.         ┃    ┃
┃.         ┃    ┃
┫            ┃    9
┗‐━━━━┫    ┃
              ┃
┓            ┃
┫          鍵┗┳━━
┃         ナツ 天
┫            ┏┻━┓
┃?          ┃////┃
┫            ┃////┃
┃.    錏   ?    ┃////┃  ?:『声』のするだいたいの位置
┻‐━  ━━┫    ┗┳━┛
        ┃      ┃
        ┃    ┏┻━━
  . ━━━━┫    ┃
    . 準備室      ┃    1
  . ┣━━━┓    ┃
        ┃    ┃
━-        ┃     `'━━━


   ゴゴゴゴ

錏葉の右に退いた『声』が2つ、左にもう2つ。それが闇のなか、『声』を頼りにわかることだ。

      スリー
    「 『 ٣ 』 !」



>>440(高泉)

>周囲を見渡し、何か手に持てる手頃な棒のようなモノがないか探しておきます。

ざっと見まわしたが、小物は見当たらなかった。
手頃なのは もとから持っていたものぐらいしかない。(なんとなくずっと携帯してた『スーパー16ミリカメラ』とか。)


>手に入れる事が出来たのなら、四階へ行くとしましょう。
>懐中電灯は使わず、『イヴァンさま』に先に立ってもらうといたします。

  コクリ

    スッ   ス

          ジャキ

             ク リ ア
           「よし来い」


廊下を出て右側方向、そこにイヴァンが銃を構え、ほんの一瞬だけライトで道を確認してから先に進んでいった。
エレベーターホールにあった地図、その記憶を頼りに 高泉の先を進む。

    ,/
   キャン

そのとき、中央監視室のモニターに動きがあった。
どうやら監視カメラ越しの映像は、暗所もハッキリをうつすようだ。


ナツ達が身を低くする。錏葉が突進、その先には『4丁の拳銃』。
拳銃は錏葉を避け、2丁ずつ左右に散る。銃は移動しながらも、銃口はすべて『ナツ』にぴたりと合わせている。

445高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/05/14(月) 23:39:53
>>444
あまりこだわりすぎても仕方ありません。急ぐといたしましょう。
『イヴァンさま』の先導に従い、急いで四階へ急行いたします!


   「イヴァンさま」
    「よろしくお願いしますッ」

先行きは『イヴァンさま』に任せて、階段を駆け上がるといたしましょう。
その途中で手頃な投げられるモノを拾えたら拾っておきます。
『空き缶』や『ビン』等の扱いやすいモノがよろしゅうございます。


   「さすがにカメラを投げる気にはなれませんからね」

    「急がねば……」
    「ナツさまたちが危険です!」

446日向ナツ『ニンジャマン』:2012/05/15(火) 00:17:47
>>444
(よけたッ!?)

エレベーターシャフトの中の『銃』は、錏葉の攻撃をかわせずに消された。
『この場所』との違いは――――


 (………『かめら』?)

『警戒心』は、生き物であれば必ず抱くもの……
何らかの形で制御していなければ、とっくの昔に病院じゅうが無数の『銃』で埋め尽くされているはずだ。
―――敵本体は、自分たちを『見て』、銃を配置している。

  
「それなら」

『ニンジャマン』の手を、天草と鍵庭から離させ、

    プシュゥッ!

         シュウウウウウウウウウウウウ


>>443メル欄にて準備させておいた『煙玉』を、足元に放る。
カウントダウンを『0』まで聞けば、おそらく弾丸から逃れる術はない……ライトを使ってカメラを探し、一つ一つ手裏剣で破壊していたのでは間に合わない。
『煙』は、速やかにカメラがある天井付近へと昇っていく。
『天草』が使った手――『自身の目をふさぐ』ことで、『警戒心の指向性』を拡散させ、同時に『敵本体』の目をもふさぐ。


  「ちょっとしつれーい……じっとしててねッ!」

          ダッ!

煙が視界を完全に覆う前に走り出し、
『錏葉』が天草を引きずりだすために開けた『壁の穴』へと飛び込みたい。
天草は、『銃』から逃れるためにその場所に身をひそめていた…すなわちそこは、『銃』=『警戒心を抱く必要』が『ない』と『確信できる』場所―――!

447錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/05/15(火) 22:58:32
>>444
「(『誰』だ? 誰がこの暗がりに『不安』を…)」

いや、全員か?
でもたとしたら、天草の説明とは微妙に食い違うような気がする。
『先入観』や『不安』が燃料。の、割には…

「『自動』ッテ感ジガ薄イヨナ」

声で大体の位置がわかるのはありがたいが。
カウントはすでに『3』。

  シュ ッ ダ ン!

『右の二つ』に飛び掛り!さっきと同じように『消す』ッ!!
狙いが『シグマ』なら問題ないが、もし『三人のうちの誰か』である場合…
『左の二つ』なら、角度からいって壁が邪魔になるハズだ。(『退避』する機転に期待している)
この『銃』に対して、それがどれだけ効果的かはわからないが…『狙いやすい位置にいる』ほうからツブすッ!

448苦痛の極限地帯:2012/05/16(水) 00:36:09
>>445(高泉)

>その途中で手頃な投げられるモノを拾えたら拾っておきます。
>『空き缶』や『ビン』等の扱いやすいモノがよろしゅうございます。

ライトでそころを照らすが、手頃なものは転がっていなかった。
―――そういえば、外で受け取っていた缶コーヒー(>>33)を
ポケットにしまったままだったのを高泉は思い出した。


   ク リ ア
  「いいぞ」

    カッカッカッカッ

索敵しながら 階段まで到達した。
ここ地下3階から、高泉達は一気に登らなくてはならない。

   カッカッカッ

 「高泉」「俺とおまえ、2人きりだな」

ライトをゆらゆらと揺らしながら、イヴァンが語りかける。
階段をのぼる途中の為、顔はこちらに向けてこない。

   「死んだ怨霊だのより恐ろしいのは、『生きた人間』だ」
   「だましてくるからな」

  カッカッカッカッ

   「もし俺が、じつは『敵』だったらどうする?」
   「おまえは頭を撃ち抜かれておしまいだ」 「しかも目撃者ゼロでな」


高泉達は現在、地上1階あたりまで到達した。



>>446(ナツ)
>>447(錏葉)

    ll
   フシュウウウウ

『煙幕』が辺りに充満した。直後、ナツが山猫のようなしなやかな動作で跳躍、無音着地する。
壁の穴の向こう側にとんだ。


>『右の二つ』に飛び掛り!さっきと同じように『消す』ッ!!

    ||
   カ オン!

消しても空振りでも手ごたえはわからないが・・・・・・

   ツー
  「『٢』!」

『声』は2つだけだ。(闇と煙幕で見えないが)狙いをつけたほうの2つは消滅させられたようだ。

   ワン
  「『١』ッ ゼロ
       『٠』ッ!」

      ,,
     タァーン    ビス!


一丁から狙撃音、そして着弾音。                   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
ナツのいた壁の穴ちかくの壁に着弾しただけのようだが、いま、カウントダウンが『早く』なっていた。


  ファイブ
  「 『٥』、フォー
      『٤』、スリー
           『٣』、ツゥゥーッ
              『٢』 」


再度カウントダウンをはじめた『声』が2つとも、ナツ・錏葉のちょうど中間地点に移動していく。
(『カウントダウンの声』は、未だここにいる全員に聞こえる。)


╋‐━━━━┓    ,、━━━
┃.         ┃    ┃
┃.         ┃    ┃
┫            ┃    9
┗‐━━━━┫    ┃
              ┃
┓            ┃
┫          鍵┗┳━━
┃      ?    天  ナツ
┫        ↑    . ┏┻━┓
┃錏          ┃////┃
┫            ┃////┃
┃.               ┃////┃  ?:『声』のするだいたいの位置
┻‐━  ━━┫    ┗┳━┛
        ┃      ┃
        ┃    ┏┻━━
  . ━━━━┫    ┃
    . 準備室      ┃    1
  . ┣━━━┓    ┃
        ┃    ┃
━-        ┃     `'━━━

449高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/05/16(水) 20:56:00
>>448(GMさま)
昇ります。そのことに専心いたします。
他のことにかまけている余裕はございません。


> 「高泉」「俺とおまえ、2人きりだな」

>   「死んだ怨霊だのより恐ろしいのは、『生きた人間』だ」
>   「だましてくるからな」

>   「もし俺が、じつは『敵』だったらどうする?」
>   「おまえは頭を撃ち抜かれておしまいだ」 「しかも目撃者ゼロでな」


   「…………」

   「『有り得ません』」

ハッキリと言い切りましょう。


   「わたくしは若輩者でございます」

   「人を見る眼があるだなんて……」
   「おいそれということはできません」


    「ですが、わたくしでも」
    「イヴァンさまがあの二人に対して」
    「ほんとうに心を痛めていたのはわかります」


┌――――――――――――――――――――――――――――――
|.388 名前:苦痛の極限地帯 投稿日:2012/04/20(金) 00:25:10
| イヴァンが高泉にぼそりと語りかける。

| 「 『先入観』と叫んでいたが、『先入観』をあやつるのがおまえの『超能力』なのか?」
| 「 さっき俺のことを そうしてくれたんだよな?」

| 「高泉」「頼む」

└――――――――――――――――――――――――――――――


   「わたくしはイヴァンさまを信じます」
   「あなたさまがいい人であると思うから」

    「このスタンドの持ち主」
    「たがいに恐怖や疑念を抱かせて」
    「わたくしどもが怯えるのを眺めて楽しんでいる」

   「なら、その『逆』をいきましょう」
   「くだらないと笑い、まっすぐに」

      「敵の喉元まで突っ走る!」

わたくしはちょうどイヴァンさまの真後ろをに居るつもりでございます。
そこから振り返らない彼にはわかりませんでしょうが、心から笑います。
愚かと笑われようが、それがわたくしの選択に他なりません。

450日向ナツ『ニンジャマン』:2012/05/16(水) 23:16:57
>>448
「……!」

カウントダウンが加速したことへの疑問よりも、『銃』が『百発百中』ではないことを確認できた安心が勝る。

(『まんまる』…きあい、みせなよッ!)

    プシュゥッ!!

消耗を覚悟で、もう一発の『煙玉』を、飛び込んだ通路の奥、東側へ向け放る。
これで、この通路内のカメラも役には立たない。
>>351で見た『間取り図』が正しければ、通路の東の先は手術室に囲まれ『袋小路』だ。
退路のない密室に陣取るほど、敵本体も間抜けではないはず――――背後への『警戒心』は完全に消える。

すぐに振り向き、身を低くし、「片付いた」という錏葉からの報せを待つ。

451錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/05/16(水) 23:36:26
>>448
『見えない』以上、『聞こえない』ことを判断材料にするしかない。
ともかく『この声を止める』、それが大事なことだ。

「(そして、『連射』をしない)」

バンバン打ち込めば、一発くらいは当たるかもしれない。そういう状況にも関わらず、律儀なまでの『カウントダウン』。
『早く』なったのは、自動的な『無人砲台』ではないからか。つまり『操作』されている――

「マ」

「消スガネ」

 ド!

『煙幕』に紛れて逃げるくらいはやっているだろう。
目標が切り替わっている可能性も考えられる。ボクサーの防御みたいに顔の前で両手を構え、『こっちに撃ってきた場合』にも備えて再び急速接近!
撃つ、撃たないに関わらず『声のするあたり』を薙ぎ払うッ!!

452苦痛の極限地帯:2012/05/17(木) 00:06:19
>>451(錏葉)

   ワ・・
 「 『١
          ガオオーz__ ン

素早く跳び、『声』の出元を二つとも『消』した。


  ファーイブ
 「 『 ٥ 』 ッ!!」

懲りずに、というか・・・新手の『声』が聞こえてきた。
数はまたも『4丁』ぶん、出現位置まで大体同じ(>>439)で、この手術室のホールから廊下に少し出た辺りだ。



>>450(ナツ)

  ブシュウウウ―――――

再度の『煙玉』で、煙幕の範囲をひろげた。

  ファーイブ
 「 『 ٥ 』 ッ!!」

錏葉が4丁やっつけた直後、またも『声』が聞こえてきた。
聞こえるかぎりでは出現位置・数は先ほどと同じ(>>439)。また錏葉の近くに、4丁 固まってあらわれたようだ。



>>449(高泉)

   ドドドドド

 「俺も」「おまえのことを信用したい」 「そうしたい」


   ダダダ


 「 本当の本当のところは お前が『敵』だったら、引き金をひかなきゃあいけないのにな」


 「 「殺されそうなら殺す」か、「迷わず信じきって殺さない」か、
  いつだって適切に『選択』できるのが『兵隊』なのに」

 「だれもやりたがらない、最悪の『選択』をやるのが『兵隊』の役割なのにな」


振り返らないまま、イヴァンは高泉に答えた。


   ダダダダ

            /,
       サ′
        ツ

息をきらしながらも2人は4階まで到着。すみやかに右折、駆けだす。


  「うっ」 「これは」

イヴァンが一瞬だけライトを照らすと、手術室へ続くホール内はもくもくと煙で埋まっていた。


  ファーイブ
 「 『 ٥ 』 ッ!!」


煙のなかから『声』が聞こえてきた。
声は『4丁』ぶん。重なって聞こえるが、1丁はこの煙に入ってすぐの位置、のこり3丁の『声』はもっと奥から聞こえる。


  「!!」  「この声・・・高泉、まずい!」

とっさにイヴァンは煙の目前で停止、すぐ後方の高泉に注意をうながす。

453日向ナツ『ニンジャマン』:2012/05/17(木) 04:13:26
>>452
イヴァンと高泉の『声』や『足音』などは、まだ自分には聞こえていない?

454苦痛の極限地帯:2012/05/17(木) 06:42:16
>>453回答
まだ聞こえてこない。

455高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/05/19(土) 00:23:54
>>452(GMさま)
   「……それもイヴァンさまの」
   「『美徳』。そうではないでしょうか?」

   「誰もがやりたがらぬことをやれるのが」
   「悪いことであるとはわたくしは考えません」

>息をきらしながらも2人は4階まで到着。すみやかに右折、駆けだす。

ようやく到達いたしました。思えば長い道のりでございました。


   「ナツさま!」  「錏葉さま!」
    「ご無事でしょうか!」
    「切羽です! 高泉切羽ッ!」


奥へと声を掛けましたが……その瞬間。聞きたくない声を聴きました。
『イヴァンさま』に倣って即座に停止。慣れてきたので動揺は薄いです。


   (ですが……この中に、例の拳銃がッ)

『カウントダウン』に耳を傾けましょう。
撃つタイミングは『カウントダウン』が終わってから。

ならそのタイミングにしか回避の目はございません。

456日向ナツ『ニンジャマン』:2012/05/19(土) 00:49:24
>>454回答感謝。)

>>452(GM)
>>455(高泉)

>   「ナツさま!」  「錏葉さま!」
>    「ご無事でしょうか!」
>    「切羽です! 高泉切羽ッ!」


(『きりは』おねーさん……ッ!?)

このタイミングで―――心強い、とてつもなく心強い『援軍』の到着。

天草から得た情報が正しいなら……高泉の能力は、『銃スタンド』のいわば『天敵』。


  「(おねーさんッ!!
    『あかいじゅう』は、『こわくない』!!
    『けいかい』しなければ、『うってこない』!

    『じゅう』を、『けいかいする』『せんにゅうかん』を、『はがして』ッ!!
    おねーさんと…もし、ほかにだれかいるんなら、そのひとのも!  ――――いますぐッ!!!)」


『高泉』に『この言葉を伝える』―――
他の雑念を頭から追い払い、意識のすべてを集中した『スタンド会話』を、高泉の声のほうめがけ発する。

すでに出現している『銃』は気がかりだが、
『錏葉』に「おねーさんを守って」とは、あえて言わない。
彼の力ならば、頼むまでもなく確実にそうしてくれる―――そう『信じる』から。

457錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/05/19(土) 01:24:39
>>452

  ファーイブ
 「 『 ٥ 』 ッ!!」


「シツコッ」

だが…
『早くなったカウント』といい、射撃を『外した』(らしい)ことといい…

「シカモ 『カウント』…」

『さっきまでとは違うトーンに聞こえる』。
鋭く、余裕を感じられたさっきまでとは違うう気がする。
どこかうろたえたような…だから『間延び』してるのか?


   ザ  !  !


「ヤルコター変わラネェェェーッ!」

「『拳銃』!!」

 「『生霊』!!!」

  「『スタンド使い』!!!!」

「ドイツモ コイツモ ッ! 消シ 飛バシテクレル ゼ ッ ! !」 「ォ ォ オオ オ ゥゥ  リ ャァ ッ !!!」

『声』の発生源、悉く薙ぎ掃くッ!!

聞いた声が耳に入った気がする(>>455)が、
まず脅威を取り除くことが先決だッ!!

458苦痛の極限地帯:2012/05/19(土) 11:32:26
>>456-457(ナツ・錏葉)
現時点で、高泉の声はまったく『聞こえてこない』。
ナツはレスの訂正を。錏葉も希望するならレス訂正OK。

459日向ナツ『ニンジャマン』:2012/05/19(土) 18:33:11
>>458
申し訳ない。>>456を訂正。

>>452(GM)

「…………」

新たに出現した『銃』にも、あえて意識を向けない。
『警戒心』を抱くたび『銃』は数を増やす―――自分がそれに加担するわけにはいかない。

  ――――

床に片膝をついて身をかがめ、
倒れている鍵庭と天草に『子守唄』を歌いかけるように、穏やかな口調ではっきりと言葉を発する。


   「 『じゅう』は、『こわくない』 」

   「 『けいかい』してはだめ 」

   「 『けいかい』しなければ、けっして、うたれない 」

   「 『じゅう』は、『こわくない』 」

   「 『じゅう』は、『こわくない』 」

   「 『じゅう』は、『こわくない』 」


その昔、『忍びの者』達が精神統一のために唱えたという『九字護身法』の呪文のごとく、
言葉を繰り返し口にすることで、自身の心から警戒心を含めた一切の邪念を追い払うとともに、
この場に居る、自分の声が聞こえるすべての者に『敵の弱点』を伝える。

カメラが音声を拾っていれば、自分の『口封じ』を図ろうとするだろうが、
それをも『恐れない』。
――――『錏葉』が、銃を阻止してくれることを『信じている』から。

460錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/05/19(土) 20:00:55
>>458

>>457の下から二行目を抹消、それ以外は訂正無しでお願いします。すみませんでした。

461苦痛の極限地帯:2012/05/20(日) 00:35:51
>>460(錏葉)

  ドシュウウウウ  ウウ


『声』の出元に跳躍し、手刀をはなつ!


    ゴ   ア !

その一瞬、錏葉自身は「光」に照らされた。手刀が『4丁の拳銃』にまっすぐ向かう。


  l||i l|!   |l ||     i'|
  .|||.|||! !|! i! !!  ,ムニ," ニッ
  ||i== ll!!||l' i|  //|.! --‐,、
   !|!  ,,、i||! |-ッ ム' |.| ,、-'
     !ー"´  '′  |.!
                i,!


一瞬!・・・一瞬だ。
手刀命中の直前、『4丁の拳銃』が、『イヴァンと高泉ふたり』に化けた。
そして手刀が「イヴァンの首」にあたった瞬間、その接触面から『銃撃音』。


   バアアアアア

ライトを持ったイヴァンの首が、見えない弾丸に貫かれる。
そのままイヴァンが倒れこむ。

  ドサア  ア


『錏葉』の耳には、もう『カウントダウン』は聞こえてこない。(ナツの声は聞こえる。)


╋‐━━━━┓    ,、━━━
┃.         ┃    ┃
┃.         ┃    ┃
┫            ┃    9
┗‐━━━━┫    ┃
              ┃
┓            ┃
┫          鍵┗┳━━
┃            天  ナツ
┫            ┏┻━┓
┃            ┃////┃
┫            ┃////┃
┃.               ┃////┃
┻‐━↓━━┫    ┗┳━┛
  イ 錏    ┃      ┃
  高       .┃    ┏┻━━
  . ━━━━┫    ┃
    . 準備室      ┃    1
  . ┣━━━┓    ┃
        ┃    ┃
━-        ┃     `'━━━



>>459(ナツ)
天草達につぶやくナツ。2人が動く物音は聞こえてこないが、たぶん死んではいない。
同時に、煙幕の向こう側から大声が聞こえる。


  フォーオオ
 「 『 ٤ 』 !」
            スリィィー
          「 『 ٣ 』 !」


 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
だが、ナツにとっては、「高泉の叫び」ではなく、『銃のカウントダウン』にしか聞こえない。
(錏葉の叫びは聞こえるが。)

╋‐━━━━┓    ,、━━━
┃.         ┃    ┃
┃.         ┃    ┃
┫            ┃    9
┗‐━━━━┫    ┃
              ┃
┓            ┃
┫          鍵┗┳━━
┃            天  ナツ
┫            ┏┻━┓
┃            ┃////┃
┫            ┃////┃
┃.               ┃////┃
┻‐━↓━━┫    ┗┳━┛
  ? 錏   . ┃      ┃    ?:『声』のするだいたいの位置
  ?       .┃    ┏┻━━
  . ━━━━┫    ┃
    . 準備室      ┃    1
  . ┣━━━┓    ┃
        ┃    ┃
━-        ┃     `'━━━


  l||i l|!   |l ||     i'|
  .|||.|||! !|! i! !!  ,ムニ," ニッ
  ||i== ll!!||l' i|  //|.! --‐,、
   !|!  ,,、i||! |-ッ ム' |.| ,、-'
     !ー"´  '′  |.!
                i,!

カウントダウンの途中だが 銃声が聞こえてきた。

462苦痛の極限地帯:2012/05/20(日) 00:36:42
>>455(高泉)                ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  ・ ・  ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
高泉が大声を出すが だれも応えない。高泉には、向こうからの声は『4丁の銃の声』にしか聞こえない。

   バッ


╋‐━━━━┓    ,、━━━
┃.         ┃    ┃
┃.         ┃    ┃
┫            ┃    9
┗‐━━━━┫    ┃
              ┃
┓            ┃
┫          ?┗┳━━
┃            ?  ?    ?:『声』のするだいたいの位置
┫            ┏┻━┓
┃            ┃////┃
┫            ┃////┃
┃.               ┃////┃
┻‐━↓━━┫    ┗┳━┛
  イ 銃    ┃      ┃
  高       .┃    ┏┻━━
  . ━━━━┫    ┃
    . 準備室      ┃    1
  . ┣━━━┓    ┃
        ┃    ┃
━-        ┃     `'━━━


煙幕の中から 突如『銃』が一丁、こちらへ『移動』し とび出してきた。イヴァンのライトがその姿を照らす。

  フォー
 「 『 ٤ 』、 スリー
      『 ٣ 』、 ツー
          『 ٢ 』、 ワン
              『 ١ 』、 ゼロ
                  『 ٠ 』――」


『カウントダウン』が急速に早まる。


  「高泉ッ 危な・・・」


    どん

イヴァンにつきとばされる高泉。直後、高速でイヴァンの首にぴたりと銃口を押しつけて、

  l||i l|!   |l ||     i'|
  .|||.|||! !|! i! !!  ,ムニ," ニッ
  ||i== ll!!||l' i|  //|.! --‐,、
   !|!  ,,、i||! |-ッ ム' |.| ,、-'
     !ー"´  '′  |.!
                i,!



イヴァンの首が撃ちぬかれた。

  「――――――――く」 「ああッ」


   ドバアアアアア


イヴァンノ脳裏に、高泉の姿が一瞬で駆け廻っていく。

463苦痛の極限地帯:2012/05/20(日) 00:38:11

――――――――┬――┐i――
  ,.‐'" ̄"''‐、    ,| .ふ   |..|
  / 出 知 ふ i   |  た . ||
 ,i 来..る. た .|   i つ   |..|
 |  ま 事 つ |    `'i ┌-┤|
 .! し が だ .|     !/′ ||
  !, た   .け !        .||
  `'ー--、┌'"       ..||
      `'         ||
                ||
                ||
                ||
                ||
                ||
                ||
―――――――――――┘|
                  |
―――――――――――┐|
                ||
                ||
                ||
                ||
                ||
                ||
     ,、ァ           ||
 ,、-ー-‐' ←-、        ||
.,! ま ご い あ i          ||
,! .す ざ い な .|        ||       ┌―――――――――┐|
| ね.い 人 た !       ||       |       ,、-‐-、    ||
.!、    で  ,/        .||       |   ,、--、,/ 守 i    ||
 `"'ー--―"           ||       |  ,i"     ら .|  ..||
―――――――――――┘!――   | ,!せ..わ   な  |   ||
                           | | い..た  . く   !   .||
                           | | で. く   て ,!  ..||
                           | .! : し !、 は .!     ||
                           |  !、 の ! `┐,i"     .||
                           |  `ー┐i′ /'       ||
                           |     i,!           ||
                           |              /|,.|
                           |               ス .′
                           |             リ | , ,
                           |         ス''  .|| ‐'
                           |            リ   .||
                           |              ,,    ||
                           |           ス   ||
                           |          リ  ||___
                           |           ィ  |
                           └―――――――――┘

464苦痛の極限地帯:2012/05/20(日) 00:38:41

   ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――
   |                                         ,、-―-、、
   |    ,-'" ̄ ̄`'-、                               ,-'"     `'-、
   |  ,-'       `i,                          ,、'" い .そ な  i,
   |  ,i  笑 な く  ,!                           /  . き  の ら . |
   |  !,  い い だ ,ニ=、                        ,'    ま ┌     |
   |  !    と ら  )                          ,,、=、   し  逆    !
   |  ,>       ,/                      -'"  i、   ょ  ┘   ,!
   |  ,i  ま `iー-‐'"                            i、  う  を   ,i"
   | ,!  っ  ,!                                    `ー、,,    /
   | |  す  !、_                                  ̄ ̄ ̄
   | .i  ぐ .┌''"
   |  .!、に  ,i
   |   `ー--'
   |
   |
   |
   |
   |      ___  ,-'ツ
   |     ,、'"    `´ <
   |    ,! 突 喉 敵 `!
   |    |  っ 元 の  |
   |     |  走 ま     !
   |    |  る で    .|
   |      ! !      ,i
   |     `-、     ,-'
   |       `"'-、,-''~
   |
   |
   └―――――――――――――――――――――――――――――――――――



 「(高・・・・・・・・・・・・
  ・・・・・・泉・・・・・・・・・)」

  ドサア  ア

イヴァンが崩れ落ちる。

465錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/05/20(日) 21:44:55
>>461
    ゴ  ア !

  l||i l|!   |l ||     i'|
  .|||.|||! !|! i! !!  ,ムニ," ニッ
  ||i== ll!!||l' i|  //|.! --‐,、
   !|!  ,,、i||! |-ッ ム' |.| ,、-'
     !ー"´  '′  |.!
                i,!




「―――!?」「(銃!? 俺の手から…イヤ、違う!どこから撃たれた…)」


『混乱』…だが『一瞬』だ。ほんの一瞬、『拳銃が、兵隊と、もう一人見知った顔に化けた』…そのことだけに、手が止まり。
『弾痕』から、銃撃の方向を推測しようという一瞬の『観察』を経て…
そして『兵隊』は敵のよびよせた『生霊』であり、あくまで『敵』でしかないことを思い出し…

「テメー、確カ『高泉』ッ!!」 「ドーイウ理由デ『兵隊』ト一緒カ知らネーガ!!!」

   グァ

「『生霊』ハ 『絶滅』スルッ」

『倒れこんだ兵隊が銃撃してこない』そんな保証は無い。念入りに『叩き潰しておくべきだ』。
後顧の憂いってヤツは残さない。

     ダ   ム ン

『兵隊の頭を踏んで潰す』! カンペキに命を『絶つ』のだ。
それから『高泉』に向き直ろう。

466高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/05/20(日) 22:12:11
>>462(GMさま)
眼前の光景。目が眩む。
動作は反射的。『今抱いている先入観』を『可視化』。
剥がす。即座、倒れ込む『イヴァン』へ手を。


               『シュバ  ウ ッ』


  「イヴァンさまぁぁ――ッ!!」


――――『イヴァン』さまの傷ついた首へと当てて、止血を試みます。
溢れるであろう血を、傷口を押さえつけることで圧迫し、少しでも止められないか試みます。

467日向ナツ『ニンジャマン』:2012/05/20(日) 22:14:04
>>461

  「 こわく、ない 」


  「 こわく、ない 」


  「 こわく、ない 」

    
       ・

       ・

       ・

自らを催眠状態に置こうとするように、一定のリズムで唱え続ける。
意識を、周囲で起きているあらゆる事から切り離し、
静止した『湖水』が、木々の梢の一枝一枝までも映し出す鏡となるように、心を澄みわたらせるため。


      ―――――

懐中電灯を、祈る形に両手で握り、
『自身の顔』を照らす。


そして。


                  フ   ッ


『煙幕』を、『解除』。

『見えないこと』は、『警戒心』を生む。
この場に居るのが『自分の味方』であるなら、その相手の心からも『警戒』の雲を取り払うために、あえて自らの姿を曝す。

468苦痛の極限地帯:2012/05/20(日) 23:47:53
>>466(高泉)

  「―――――。」

イヴァンが高泉に何か告げようとするが、
ガスマスクの下から ごぼごぼと吐血音がするだけで 言葉にならない。


   ベリイイイ

高泉が自身の『先入観』をはがす。
『イヴァンはもう助からない』という『先入観』を剥がす。
同時に、『この「黒幕」は憎むべきゲス野郎』とか、
『ここはいつどこから敵が襲ってくるかもしれないから警戒・対策すべき』
という『先入観』もとっさの対応で剥がしてしまった。


>「テメー、確カ『高泉』ッ!!」 「ドーイウ理由デ『兵隊』ト一緒カ知らネーガ!!!」
>「『生霊』ハ 『絶滅』スルッ」


目の前の『銃』が、『錏葉』のすがたに変わった。
高泉が解放しようとするより素早く、イヴァンの顔に『錏葉』の足が触れて―――



          _」_     「i i'|「!
          ,i'|     i L!!l,!_
         .、       |_!""''" |l「!
          `>、i       |-i
         ./ ,i"'ー ,i'_,,、    !
        .,i'   ''7"!
       ,i     ./
           /
        ,、
        \>,、-'ツ
        ,-''二-'~
      <,-"


接触面から銃撃音。そして「高泉(達)には見えない銃撃」がイヴァンの眼球を貫く。


  「(――――くっ)」


      ガグウ

   ┌――――――――――――┐
   |                  |
   |イヴァン二等軍曹          |
   |                  |
   |   → 『死亡』 『再起不能』 |
   |                  |
   └――――――――――――┘


   フワアアアアア

直後、煙幕がはれた。
むこうから聞こえてた『3つの銃の声』の位置に、ナツが居る。ナツが自分自身を照らしてるからわかる。
その傍では、誰か2人が倒れているようだ。



>>465(錏葉)
イヴァンの顔を踏みつぶした。
・・・・・・はずだが、つぶれなかった。また接触面から狙撃音、そして見えない何かにイヴァンの顔が貫かれた。
まるで『ザ・シグマ』のパワーが、まるまる『銃弾のパワー』に変換されたみたいな感じだ。
(錏葉自身には『銃弾』には見えないし感じることも無いが。)



>>467(ナツ)
錏葉の叫び、そして銃撃音。煙幕は解除した。


  ツー
 「『 ٢ 』!」

  ワン
 「『 ١ 』!」


╋‐━━━━┓    ,、━━━
┃.         ┃    ┃
┃.         ┃    ┃
┫            ┃    9
┗‐━━━━┫    ┃
              ┃
┓            ┃
┫          鍵┗┳━━
┃            天  ナツ
┫            ┏┻━┓
┃            ┃////┃
┫            ┃////┃
┃.               ┃////┃
┻‐━  ━━┫    ┗┳━┛
  ? 錏   . ┃      ┃    ?:『声』のするだいたいの位置
  ?       .┃    ┏┻━━
  . ━━━━┫    ┃
    . 準備室      ┃    1
  . ┣━━━┓    ┃
        ┃    ┃
━-        ┃     `'━━━


向こうからは依然としてカウントダウンが聞こえてくる。


 「う」 「ぅ」 「駄目じゃ」

床で天草がぶつぶつと呟く。


 「我は、けっして『先入観』をもたないように精神統一してるのに・・・・・・」

 「駄目だ」 「どうしても『カウントダウン』が聞こえちまう」
 「『カウントダウン』してるものの「正体」を 感じることができない」


  「崖っぷちに立ったら、どうしても股間がスースーしちまうみたいな」
  「あるいは 黒板をひっかく音をきいたら どうしても鳥肌たっちまうような」


 「本能で反応しちまうのと同等レベルの そういう『心』が、
  『心』がほんのちょっとでもあれば、それが『銃に見えること』のパワー源なのか?」


 「ううう〜ッ」
 「や、やっぱり我だけで逃げてりゃあよかったんだ・・・」「なんで情報だけでも教えとこうなんて余計な事を・・・」

天草が涙声になってきている。

469日向ナツ『ニンジャマン』:2012/05/21(月) 21:43:04
>>468
「…………………」

(………だろーね)

人生経験の乏しい子供であっても、『なんとなく』だが理解はしている。
―――何かを『警戒する』ことは、生き物にとって『自分を守る本能』に根ざす衝動。
たとえ何十年と修行を積んだ高僧や武芸者といえど、
『あらゆるものに対する警戒心』を『完全に捨て去る』というのは、まず不可能に近い。


    ゴ 
       ゴ


……ある一つの方法を除いては。


      チャキッ             

自分のそばに立つ『ニンジャマン』が『忍刀』の『刃を返す』のを、眼の端に捉える。

心を『平静』に保ったのは。
『煙幕』を解除したのは。
『ニンジャマン』の持つ精密動作性を、『次の行動』にすべて集約させるため。
万に一つにも、その手元に狂いを生じさせぬため。


   (――――『まんまる』)


               ヒュ
 
                   ピ  シ  ィ  ッ


剣の達人レベルの技巧をもって繰り出される『ニンジャマン』の『峰打ち』を、
『自分自身』の首筋へと振り下ろさせる。 パス精DBB

『ニンジャマン』のパワーは、低い。
それゆえに、子供である自分――『ナツ』を、『最小限のダメージで昏倒させる』のに『ちょうど良い』威力の一撃を放つことができる。

これ以外のどんな行動も、錏葉たちの足を引っ張る結果しか生まない……ならば、
『鍵庭』と同様に、意識そのものをシャットダウンし、
『警戒せず、警戒されない存在』―――すなわち、『生ける屍』と自らを化すのみ……!

470錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/05/21(月) 22:03:57
>>468
「こノ『ダメージ』ハ…違ウ」
「『シグマ』ジャアネェー」

『銃殺』!
それは意図しない結果だ。だが間違いなく、『ケリ潰した』瞬間に『射撃』が…

「(これは―― 『俺が銃』 !)」

敵の能力は、生霊を呼び出すこと。そして『不安』を『銃』の形に。
『不安』とは、暗闇だとか物陰だとか、そういう漠然としたところに浮かぶもののほかにもある。
暗闇だとか物陰だとかから、『飛び出してきた何か』だって、『不安』の対象……『それが銃の形になって、撃たれる』のであれば…
マズい。
『同士討ち』すらありえる。『今のは、偶々生霊だったからよかったようなものの』――!
だがいいこともある。ここで『高泉』と合流できたことは、良い。

「…ワカルカ? 『錏葉』ダ。ドーイウ理由で『生霊』ノ兵隊ト一緒ニイタカハシラネーガ、
 トニカク合流スルゾ。『天草』の説明ガモーイチド要ルカナ…」

言葉をかけ、三人に向けて『もう大丈夫だ』ということを伝えよう。

471高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/05/22(火) 19:27:31
>>468(GMさま)

  「……………………」

   「死ん、」  「だ」

    「???」

    「?? え、ええ?」



――――『シュバゥ』    『剥がす』。『死んだという先入観を剥がす』。

  ――――『シュバゥ』    『剥がす』。『相手の先入観が見えないという先入観を剥がす』。

     ――――『シュバゥ』   『剥がす』。『イヴァンが死んでいるのは幻覚だという先入観を剥がす』。


      『シュバウ シュバゥ シュババババババババ  ババウッ !!』






剥がし尽くす。『真実』を観た。



『イヴァンは死んだ』――――それこそが『揺るがない真実』。
目の前の事象。伴う銃撃音。おそらくは『錏葉』も誘導されていた。
それもまた『真実』。だが、だが、だが……


         『ブツゥウッ』


唇が噛み切られる。血が溢れる。振り返った――捉える、『錏葉』の顔。
『ナスティ・アイドル』。オパールの瞳は火の色を点して燃え上がり。


          『シュバアアアアウッ』


>>470(錏葉)


            『フラ  フラフラ』
                       『 フラリ   ユ  ラ ァ』

(※高泉が幽鬼の如く立ち上がった。剥がし尽くされた『先入観』がその場に捨てられている。
  眼は『イヴァン』の死を前にしても澄み、うっすらと微笑みすら浮かんでいる。)



   「…………」

    「あなたさまに対する」
    「『怒りの先入観』」

   「ソレを剥がしました」
   「だから、ご安心を」

                       「『始末を着ける』のは後回しです」


――――決定した。殺す。何を措いても殺す。
今殺すべきは、優先すべきなのは、このスタンドを操る本体。


   「倒すべき相手は、三階に居ります」
   「絶対に殺しましょうね?」

――ナツさまの姿を探します。

472苦痛の極限地帯:2012/05/22(火) 20:29:44
>>469(ナツ)

   ドス

目の前が暗転する。

夢の世界から目覚める寸前のような、あいまいな所に立っているみたいな感じだ。
意識がもうろうとして、行動はおろか 思考をまとめるのも ままならない。


 「どうし・・・・・・じゃ・・・・・・・・・大丈・・・・・・・・・」


天草に呼ばれている。遠くからは微かに高泉と錏葉の声も聞こえてくる気がする。
あいまいな状況にまだ身を任せるか、あるいは目覚めるか・・・。



>>470(錏葉)
>>471(高泉)
錏葉と高泉、お互いに意思疎通を支障なく行う。


    ム  ォ   ォ ン

ナツを探すため、高泉がライトを照らす。


 「・・・・・・あれ、もう『カウントダウン』が聞こえんぞ」


手術室のほうには『霊媒師の天草』がいた。その隣には、どうやら『カメラマンの天草』が倒れている。


 「お・・・おいッ そこのごついの(錏葉)ッ! 大変じゃ・・・この子(ナツ)が突然」  「倒」「れ・・・・・・」


天草は高泉と顔をあわせるなり、その表情に気おされて黙りこんだ。

473高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/05/22(火) 22:45:38
>>472(GMさま)


          『 パ  チ  ィ 』

確認が出来たのならすぐにライトのスイッチを切りましょう。
天草さまの姿も見えました。早く近づき、ナツさまの様子を確認します



                    『  ズギュゥウンッ 』


『ナスティ・アイドル』で天草様の『先入観』を『可視化』いたします。
念のため、確認しておいても損はございません。

   「これは一体」
   「どういうことなのでしょうか?」

    「説明……」
   「できますか?」

474錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/05/22(火) 23:32:16
>>471
「―――?」

覚えのない『敵意』を一瞬、向けられたように思う。

「……」

怒っているのか? 何に?
何を『剥がした』? 何故? 何だ?

「敵ハブッ殺ス」「珍シイカ?」
「デモ、ソーデモナサソーだガナ」「イイ笑顔」


>>472

「『銃』ハ始末シタ。『生霊』モ一体。イヤ…感ジだガ『何カヨクワカランケド不安』ナモノガ『銃』ニナル能力ミテーダナ」

「『銃』ガ『生霊』ダッタ」「相手ニトッテモ、ソーだッタノカ?」

『高泉』に、『俺が銃に見えたのか』聞こうとして――

> 「お・・・おいッ そこのごついの(錏葉)ッ! 大変じゃ・・・この子(ナツ)が突然」  「倒」「れ・・・・・・」

  タ!

駆け寄る。
頬とかを軽く引っ張って起こそうと試みつつ、何か『された』のか、その相手がいるのか、周囲を確認しよう。

475日向ナツ『ニンジャマン』:2012/05/23(水) 00:08:23
>>472-474

「……………」

『昏倒』には若干パワーが足りなかったか…まだ修行が必要なようだ………

―――――

が、『カウントダウン』は聞こえなくなった。
状況は好転しつつある。


 (……きりは…おねーさん………?)

『高泉』の声が聞こえなければ、起こされるまで『このまま寝ている』ことを選んだかもしれない。
だが、それはもともと『日向ナツ』の性には合わない。
まして、『銃スタンド』の『天敵』となり得る、頼もしい『援軍』が到着してくれたとなれば尚のこと。


    「( おねー……さ…ん………
       みんなから………『じゅうが、こわい』っていう、『せんにゅうかん』を……『はがして』 )」


安らかな夢の中へ沈み込もうとする意識を懸命に奮い起こし、スタンド会話が聞こえる相手に『それ』を伝えようとする。


    「( あたしなら……だいじょうぶ……
       『じゅう』が、あるから、『こわい』んじゃなく……『こわい』とおもうきもちが、『じゅう』になる………
       『けいかい』しなければ……てきは、『なんにもできない』……『こわく、ない』…………! )」

476苦痛の極限地帯:2012/05/23(水) 01:06:51
>>473-475
高泉達がナツ達のもとへ集まる。
ナツを錏葉が抱きよせ起こそうとしたところ、ナツも目を覚ました。


 「あんたら(高泉とナツ)、生きとったのか」
 「はぁーはぁー」

高泉に情報を告げる。


 「 ①戦場の人々の「恐怖心」が 一人歩きしたパワーを『生霊』という。
    兵隊とかの分身をつかって、戦場の恐怖を味あわせるのが『生霊』の存在目的 」

 「 ②『生霊』には、『カウントダウンする銃に感じさせる能力』を持ってるはず。
    「危害を加えられるかも」という『先入観』がその人にちょっとでもあれば、
    それが『銃に感じさせる現象』のエネルギー源」

 「霊媒師としての知識と経験でわかる」 「はぁーああ」「ううっ」
 「信じてくれ、誓ってもいい」


天草の『先入観』は、恐怖一色だった。
嘘ついて騙そうとかいう気もちは無さそうだというのが『ナスティ・アイドル』の感知したところだ。
さらに天草の証言に続いて、ナツも同様のことを言って続いた。


 「ここまでは2人には話した(ナツと錏葉)が、続きがある」


   ・ ・  ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
 「『生霊の核』、その姿についてじゃ」


 「それは「球」みたいに丸っこくて、暗闇でぼんやりと光っておる。弱りきった蛍みたいにな」

 「『生霊』は剥き出したままの状態ならそういう姿じゃが・・・
 『生霊』は精神のパワーだから、誰かを宿主に憑りつくというのができる。憑いてるのなら 球の姿はわからんがな」


   「我よりもずっと高位な 大先生からの(霊能)業界情報よ」
   「その業界の大先生ですら、実際には見たこともないとおっしゃってたが、
    覚えておきなさいと我に言っとった。怨霊とか悪魔とかよりさらに「最悪」だから、見ても絶対に関わるなと・・・」


錏葉が辺りを警戒する。
暗くて見えはしないが、異常な感じはまだ聞きとれない。

477高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/05/23(水) 20:52:31
>>474(錏葉)
ニッコリと微笑みかけます。

   「ええ」
   「わたくし……その」
   「『経験』がないものですから」

    「きっとなれると思います」

>>475-476(ナツさま、GMさま)
振り返り、天草さまの話にうなずき、相槌を返します。
あまりここで話すことはございません。ただ、聞いておくといたします。

そして、ナツさまの願い。確かに聞き入れました。

   「『銃のことを思い浮かべてください』」


 『 ド  キャアッ』

             『シュババババゥッ!!』


わたくし自身も含めて、みなさま全員から『銃に対する恐怖』の『先入観』を剥がします。
みなさまの反応を確かめて、上手くいったかどうか、確認いたしましょう。



   「…………『生霊』の」  「『核』」

   「まだ話しておりませんでしたが」
   「この番組のディレクターさまがおそらくは……」

    「それに憑りつかれていると思われます」

   「…………それだけを引き剥がす」
    「そんな方法を天草さまは御存じですか?」


仮に犠牲者である、とするのならその『核』を叩くべきでございます。

478錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/05/24(木) 00:47:14
>>476
「暗イ…」

『暗闇』は、通り魔としてはありがたい存在だ。だが時折、コワくなるのも事実。
一般人のオッサン(天草)や、普通に子供や学生にしか見えないナツや高泉にとってはなおさらだろう。
大きな問題は、『目視できない』ことだからだ。
見えないところには疑心暗鬼が生じる。

警戒は解かず、

「ソノ『核』ガドコニアルトカ、ソーイウのハ知ラナイノカ?」

知ってたら話は早いが。

479日向ナツ『ニンジャマン』:2012/05/25(金) 00:31:42
>>476-478

「…………………ん」

         シ   パ
               ァァ

「…んぐ…………ありがと……おねーさん」

脳裏に浮かんだ『赤い銃』=『警戒心の象徴』の幻影が、車のワイパーに拭きとられる雨粒のように消え去るのを感じ、
頭を振って意識を鮮明にしつつ、起き上がる。


  ――――――


「……つまり…」

「その『かく』っていうのを、たおさないと…『あれ』が、いくらでもわいてくる……ってこと、ですよね」


小学4年生の頭でも、『イラク』が『すごく遠い国』だということは知っている。
時間や空間をたやすく飛び越え、あんなヤバい代物を大量発生させる――並大抵の存在ではない。
……が、それに対する恐れは、もう無い。


「『そいつ』について、しってること、ぜんぶ、はなしてください」

「そうしたら、『あたしたち』が、こんどこそ、『やっつけて』きますから」

断固とした口調で『天草』に言う。
正直このジイさんはどうでもいいが、
『鍵庭』は、コーヒー1本とはいえ『借り』のある相手だ。…目の届く所で死なれては寝覚めが良くない。


「(はやく、けっちゃく、つけましょう。……おねーさんの、のうりょくが、きいてるあいだに。
 『でぃれくたー』の、おっさんなら…たぶん、かめらで、あたしたちのこと、みてるはずです)」

スタンド会話で『高泉』と『錏葉』に伝える。

480苦痛の極限地帯:2012/05/25(金) 02:11:13
>>477-479

 「『肥黒D』が?」「まさか・・・いや・・・・・・ん、いや彼だからこそか?」

 「・・・・・・・・・」
 「『生霊』は もとは人の心から生まれたもの。
  背中に憑りついて、蝶が蜜をすするみたいにチューチュー『恐怖への探求心』を味わってるのかも」

 「『背中』じゃ」
 「これほど大物の『生霊』なら、すぐにわかる大きさで もり上がって すぐわかる」


    ゴ


 「そして「引き剥がす」、と言ったか?」

 「ムリヤリそんなことしたら、『生霊』にとっては致命的、脳ミソと体をつなぐ神経をぶった切るようなもんじゃからな」
 「だが迂闊にさわっちまったら 触れた奴に憑りついてくるかも・・・」

 「引き剥がすなら『斬撃』、それも再生とかさせないほどの「正確さと素早さ」が居るだろうな」


  ゴ

 「これが我からいえる全て」
 「うさんくせーと思うかどうかは自由じゃが、マジ情報じゃ」


>「そうしたら、『あたしたち』が、こんどこそ、『やっつけて』きますから」


   きょとん

 「お、おお!そうか!」
 「じゃあ、我はここで、こやつ(カメラマンの鍵庭)を介抱してるんで・・・」

   シバ!

敬礼のポーズをとられた。

 「がんばってこいよ」


 「 ( 『やっつける』だって? 冗談じゃあない・・・ 我はここにとどまってるぞ。
    うぬらさっきから何やってるのかサッパリわからんけど、
    世の中どうにもならないものってあるもんじゃ・・・我はこういう仕事だから、
    『生霊』のおそろしさ をよーく知っている。それをうぬらにも今こうして教えたつもりじゃ)」

 「(我は警告はしたぞ、死にたがりどもめ)」

481錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/05/25(金) 22:42:01
>>480

  フーム

「『ダカラコソ』ッテノハ気にナルガ…」

ちょっと考える仕草。

「ツマリハ、ドッか別ノ場所ニイル『肥黒』ヲ見ツケて、背中ヲ削ぎ飛バシャーイインダロ」
「『拳銃』ハ『消セタ』。『陽炎』は有効ダゼ。『生霊』ッテノガ『スタンド』トは別ナノカ、ソレハ知ランガ…
 『ザ・シグマ』ノ前ニハ同ジコトダゼ」

『剥き出し』に出来れば、あとは一瞬。そういう意味だが。
もっとも問題は、『近づいて』『背中に回る』ことの難易度のほうか。先ほどからの『体の異変』(硬質の音がしたり)もある。万全とは言い難いかもしれないが…
だがやるしかないわけだ。

「『スタンド使い』ガ四人居ルンダ、無理ッテ話デモ―――」

ない、と言おうとして。

「……」

数える。
一、ニ、三・・・

「………アレ?」

「『柏葉』ハ?」

482高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/05/26(土) 00:41:15
>>480(GMさま)
なるほど。そうやって目に見えて憑りついているのなら……
倒すことは不可能ではないかもしれません。始末をつけてやれます。

   「天草さま」

                ペ  コ ォ―――― ッ

    「ありがとうございます」

     「高泉切羽」
     「感謝の念しかございません」


きちんと頭を下げて、礼を述べておきます。
これが最後かもしれません。人はなにも言えぬまま死ぬです。
今、そうだと知りました。だから、ちゃんとお礼はしておきます。

そして……イヴァンさまの方向へ振り返ります。
話によれば、彼もまた……ですが、その遺体はどうなっているでしょうか
持ち物が残っているのなら、それこそが生きる目になるかもしれません。


>>481(錏葉)
あ、と今気づいてしまいました。

   「柏葉さまは……」
   「あの親子お二人と待っていてもらっています」

    「『護衛』のつもりでしたけれど」
    「もしかして……マズかったでしょうか?」

あの二人も、分身だとしたら危険かもしれません。
でも、イヴァンさまのように攻撃する理由なく、独り歩きしている印象がございます。

483日向ナツ『ニンジャマン』:2012/05/26(土) 03:29:34
>>480-482
「…………せなか……ね」

思ったよりシンプルだ……が、物事はわかりやすい方がいい。
『ぶった斬る』のは、『ニンジャマン』の得意分野。
あとは―――『そいつ』が『どこに居る』かを嗅ぎ出すだけだ。


「おねがいしますね」

また騒ぎたてられないように『天草』も気絶させておこうか…とも思ったが、
高泉が彼の恐怖心も剥がしたから、しばらくその心配はないだろう。


「…さて、と」

一つ深呼吸をする。 …ここで血気にはやるのは禁物だ。
『生霊の核』が『分身』を生み出せるというなら、
天草の話にあったような『テロリスト』やら『兵隊』やらの『分身』を、自分の周りに護衛として配置している可能性は十分ある。

(そーいえば…)

『鍵庭』は、『ライフル』を持っていた。
天草はそれを、『生霊』と戦って奪ったものだと言っていた。

錏葉が鍵庭を気絶させた場所の周辺の床をライトで照らし、弾き飛ばされた『鍵庭の銃』を探す。
発見したら、手で触れて感触を確かめ、
持ち上げられそうなら、銃口を仲間に向けないよう注意しつつ重さを測りたい。
『本物の銃器』なら、当然子供の時分に扱える重さではないだろうが……

484苦痛の極限地帯:2012/05/26(土) 04:28:31
>>481-483
ナツが一団から すこし離れて廊下を散策し、「カメラマン鍵庭がもってた小銃」をみつけた。

  ルチャ
                             モデルガン
小銃は、片手で難なく持てるぐらいに軽かった。 玩具 と誤認しかねないぐらいだが、これで人を殺せるのは確かだ。
(ナツの直感にすぎないが)この小銃はまだ使えそうだ。



>そして……イヴァンさまの方向へ振り返ります。
>話によれば、彼もまた……ですが、その遺体はどうなっているでしょうか

  コオオオオオz

高泉がライトを照らす。
イヴァンの亡骸は、静かに横たわっているだけだ。顔面の創痕から血だまりができている。
彼が装備していた小銃とベレー帽がそのまま残っている。
ガスマスクは片目のガラスが割れた状態のまま 生々しく残っている。


>   「天草さま」
>
>                ペ  コ ォ―――― ッ
>
>    「ありがとうございます」
>
>     「高泉切羽」
>     「感謝の念しかございません」
>
>きちんと頭を下げて、礼を述べておきます。


うむ、と天草が相づちをうつ。
別れ際にと、天草は3人に聞こえるようにアドバイスする。


 「得体がしれない脅威ほど『恐怖』ってのは増すもんじゃ」 「たぶん、この『生霊』はそれを確信しとる」


 「じゃから『生霊の分身』を仕向けて、それで生還できたり、さらに反撃してやるぞって気になったら」
 「今度はさらに得体のしれないもの、『銃に感じさせるエネルギー』を繰り出してきた」

   ゴ ゴ

 「だが(我とかうぬらが)その『銃に感じさせる』ことの「知識」を知られたらどうか? 」
               、 、 、 、 、 、、
 「得体のしれないものでは無くなったら?」

        ゴ  ゴ ゴ

 「それを『生霊』に勘づかれたら、『さらなる恐怖』を与えんがためにムキになって、
  『生霊の核』が直接 襲い掛かってくるだろう」 「たぶん」

   ゴゴ  ゴゴ

 「そうなりゃ『最後』よ」 「わかっておるな?」


つまり天草の言わんとすることは、「だから知識もってることは悟られるなよ」というわけだが、
別の捉え方をすれば『これで最終決戦である』ともとれる。

485高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/05/28(月) 22:25:03
>>484(GMさま)
>高泉がライトを照らす。
>イヴァンの亡骸は、静かに横たわっているだけだ。顔面の創痕から血だまりができている。
>彼が装備していた小銃とベレー帽がそのまま残っている。
>ガスマスクは片目のガラスが割れた状態のまま 生々しく残っている。


   「イヴァンさま……」

   「あなたはここに」
   「おいて行きます……」

イヴァンさまの身に付けているであろう『拳銃』と『小銃』を回収いたします。
『拳銃』は腰の後ろに差し込み、『小銃』は『ナスティ・アイドル』に持たせます。

              ・
   「もう、誰もあなたが」
   「これ以上……」

      ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
    「傷つけたりしないで済むように……決して」
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
帽子を手に取ります。合うかどうか判りませんが、被るといたします。


    「だが、あなた様を必ず故郷へ送り届けます」

それだけを告げてから、天草さまへと振り返りました。


   「仮に」

   「仮定の話題でございますが……」
   「『生霊の核』が直接襲いかかってきたら……」
   「『生霊の核』に憑りつかれたら……」

     「どうなるでしょうか?」 「特に後者」
                    「憑りつかれたとしたら……」
                    「命を断てば、『生霊の核』は?」

486日向ナツ『ニンジャマン』:2012/05/28(月) 23:51:03
>>484

  チャキッ

(へー……こーゆーのも『ある』んだ)


    「……わるくないじゃん」     ニヤッ


子供なので、『危ないモノ』を持つと自然と精神的に『ハイ』になる。
『ニンジャマン』を本体から離す必要が生じても、これなら無防備になることはない。
その辺のカメラでも試し撃ちしてやろーかとも思ったが、銃声で皆に無用な『警戒心』を与えないよう自制しておく。

  「いつでも、いけますよー」

『ライフルの生霊』の銃口を上に向けて肩に担ぎ、速足で皆の元に戻る。


>>485(高泉)

高泉が『見覚えのある帽子』をかぶっているのに気づき、

   「おねーさん…それ……」

言いかけて、ただならぬ『強い意志』の気配を皮膚で感じ、口を閉ざす。

487錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/05/28(月) 23:59:40
>>484
「ワカリ易クテ良いナ」

『核』とやらが生のまま、向かってきたならば。
『実体無きエネルギー』なら、さっきの『銃』と同じことだ。

「悪趣味ナ仕掛ケデ人様ヲ引っ張リ回シテ、タネガバレたラ癇癪」
「ヘ」

ワカりやすい。

「ソーイウ『ワカリヤスイ』ノは、『柏葉』モ得意ソーダッタガ」「トリアエズ合流シヨーゼ。ンで、親玉ノ居場所ヲ探ス。ドーダ?」

488苦痛の極限地帯:2012/05/29(火) 00:08:18
>>485-487

  ヒオオオオオー

    ヒュオオオー   オオオ

高泉が赤ベレー帽をかぶる。内側に金属板がしこんではあるが軽量だった。


> 「『生霊の核』が直接襲いかかってきたら……」
> 「『生霊の核』に憑りつかれたら……」
>
>     「どうなるでしょうか?」 「特に後者」
>                    「憑りつかれたとしたら……」
>                    「命を断てば、『生霊の核』は?」

思わぬ問いに天草は片眉がつりあげつつも 率直に答える。
ナツもみなの輪に戻り、一緒に情報を聞く。

 「『生霊の分身』でもなく、『銃の能力』でもないなら」
 「あの攻撃手段は「憑りつく」しかない」

 「そして憑りついた宿主が死ねば『核』も巻き添えになると思うが、
  憑りつくってのは人質もかねておるからの」

489高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/05/29(火) 00:15:00
>>488(GMさま)
なるほど。『予想通り』でございます。
加えて、もう一つ確認しとうことがございます。


     『ジャ キィンッ』
               『カキッ』

腰のベルトに差し込んだ『拳銃』を手に取り、遊底を引いておきます。
続けて安全装置を掛けて、いつでも撃てるようにしておきましょう。



   「更に確認がございます」

    「憑りつかれた時点で」
    「『自由意志』はどれほど残りますか?」


                           『 ス トッ 』

ベルトに再度差し込んでおいて、備えておきましょう。

490日向ナツ『ニンジャマン』:2012/05/29(火) 01:02:12
>>488
「………」

個人的には、あの「フトっちょのオッサン」に手加減する理由は無いし、
余計なことを知ろうとすれば心に隙が生まれる。
標的の『姿』と『居場所』―――それを知って、あとは『仕留める』のみ……それが『忍び』の役目。


「じかん、かけすぎたら、まずいとおもいます。
 『いばしょ』の、けんとうがつきしだい、あたしたちだけで、『いっきに』いったほうが……」

カメラをすべて壊しながら柏葉と合流するのでは、敵に仕掛ける時間を与えてしまう。
自分の意見を短く伝えた後、高泉と天草が会話を終えるのを待つ。

491錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/05/29(火) 23:38:00
>>488
>>490
「…ソレモソーダナ」

うむ、と頷く。『柏葉』とて一人でムザムザやられるほど弱いようには見えなかった。
ここは一気に、親玉を叩く手か。

「…」

『確認中』の『高泉』を見やり、そして周囲を警戒しつつ、待つ。

492苦痛の極限地帯:2012/05/29(火) 23:58:34
>>489-491
高泉は、小銃も装備した。

> 「『自由意志』はどれほど残りますか?」

 「わからん」

 「 (さっき そこのごついのと女の子には説明した事柄(>>426)じゃが)
   寺院で『神聖な気分』を与えるとか、デートスポットで『ロマンチックな気分』を与えるのが『生霊』の本分 」

    ドドド

 「濃厚な『戦争の気分』に呑みこまれちまったら もう駄目かもしれんし、
  そうなっちまうまで時間もかからず、あっという間、なのかもな 」
 「精神的な『凄み』があっても、はたしてどれほどまで持ち堪えるものか・・・」

     ドドドド

 「繰り返すが 怨霊の上が悪魔で、ぶっちゃけ我では太刀打ちできん。大抵の奴は駄目だろう。
  映画みてにー悪魔に憑りつかれるとかして いいようにされちまうのがオチじゃ 」

 「怨霊の上の悪魔の、そのまた遥か各上が『生霊』」「じゃ」  「わかるな?」

これが天草がいえる見解である。

493高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/05/31(木) 00:08:26
>>492(GMさま)
頷きます。それだけ聞ければ結構でございます。
『ナスティ・アイドル』が『小銃』を確認いたします。


      『チキンッ』     『ピ  ピィンッ』

『弾倉』を外し、弾が入っているかどうかを確認します。
続けてこちらも遊底を引き、薬室へ弾を詰めておきましょう。


    「すぐに準備を終えます故」
    「終わり次第、参るとしましょう」


終ったのなら、階下を目指します。
可能なら『錏葉』の後に続きとうございます。

494日向ナツ『ニンジャマン』:2012/05/31(木) 00:18:04
>>492(GM)
>>493(高泉)
『鍵庭』の方を見て、目を覚ます様子がなければ、腕を縛った『縄』を解除する。

「……おっけー」

「おわったら、もどるから…じーちゃん、そこ、うごかないでね」


     ヒュッ    
           パリィン!

階段周辺に『カメラ』があれば、十字手裏剣で破壊し、
錏葉と高泉の後ろに続きたい。

495錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/05/31(木) 00:38:56
>>492

「デモ、ドコニイルカッテ『見当』…」

つかねーなぁ。
ま、ともかく行くか。先頭を切るのは俺になるだろうから、先に歩き出す。とりあえず階下。いつでも跳びかかれる構え、臨戦態勢のまま移動するぜ。

496苦痛の極限地帯:2012/05/31(木) 02:05:49
>>493-495

>『弾倉』を外し、弾が入っているかどうかを確認します。
>続けてこちらも遊底を引き、薬室へ弾を詰めておきましょう。

弾は十分に入っていた。弾数は把握しきれないが十分にあるのを見た。
弾倉をもどしていつでも発射できるようにしておいた。


>「おわったら、もどるから…じーちゃん、そこ、うごかないでね」

  「達者でな」

ナツの問いに、天草は中途半端な頷きをかえした。
知ってる事予想できることを話し切ったものの、それで『生霊』をどうこうできるものか、と天草の顔に書いてあった。



   カツーン  カツーン

ナツは鍵庭をしばる紐を解除、階段すぐそばに監視カメラあがったので破壊、
そして3階に降りた。


   ムオオオオ

    ムルオアアアアz_


  ムバアアア


階段を降りてすぐ、壁に地図が掲げてあった。

■3階
        ┏━‐┳━━━━┳‐━┳━━┳━━━━
        ┃///┃        ┃.   | 三|三.|
        ┃///┃        ┃.   | 三|三.|
        ┃///┃        ┃.   ┃    ┃
        ┃///┃        ┣‐  ┻↓━┛
        ┃///┃           ナツ 高
┏━━━╋━‐╋━‐┳━‐╋‐━━━━┓錏  ,、━
┃心大血┃..ベッド専用ELV┃コントロール ..┃    ┃
┃管リハヒ''┃.   ┃.   ┃.   ┃ . センター   ┃    ┃
┃リテション ┣‐  ╋‐  ┻‐  ┫            ┃
┣━  ━┫.   ┃        ┗‐━━━━┫    ┃
┃                                ┃
┃      ┏━━━━━━‐┓            ┃
┃      ┣━‐┳━‐┳━‐┫            ┗┳
┃      ┃   E L V   ┃              ┃
┃      ┣‐  ┻‐  ┻‐  ┫   ホール       ┏┻
┃                  ┃            ┃//
┃      ┣‐  ┳‐  ┳‐  ┫            ┃//
┃      ┃   E L V   ┃            ┃//
┃      ┗━‐╋━‐┻━‐┻‐━  ━━┫    ┗┳


3階と4階だけを結んでいるらしい階段を利用し、最短ルートで向かう一行。

3階の構造は、4階と概ね同じだ(>>351-352)。中央に手術室が固まっている点、壁等の配置はかわらず、
相違点は、いくつかの部屋に名称がついているぐらい・・・たとえばすぐそこに扉がある、『コントロールセンター』。


   カツーン  カツーン カツーン

戦闘の錏葉だけがライトを照らす。その光の先――
『コントロールセンター』の扉は閉ざされ、中の様子をうかがうことはできない。
(ちょうど今、ナツの頭上に監視カメラが1台あるのが見えた。
 他にもあるかは、ライトを照らして周囲をくまなく探すしかないだろう。)

497高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/05/31(木) 23:05:42
>>496(GMさま)

       『チキイッ』

見よう見まね、付け焼刃、生兵法そのモノではございますが――『イヴァンさま』を思い出します。
その挙措を真似て、銃を構えて周囲を見渡します。そして、向かうべき場所の方向を見ます。


   「(日地さまが 最後に)」
   「(こうおっしゃられていました……)」

   「(『肥黒D』が居るとしたら『コントロールセンター』かもと)」

小声で口元を隠しながら、二人へと話します。ドアは塞がれている様子なのは見えました。
とりあえずは『ナツさま』がカメラを始末するのを待つといたします。

498錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/05/31(木) 23:11:07
>>496

「…」

どうするのかな。『カメラ』はあるのか。壊すとしたら『ナツ』だ。壊すか?すぐか?まぁどっちでもいい。
そして目の前の扉。

「『コントロールセンター』」

コントロールしてるのか?何を? カメラ?
なんにせよ『中枢』って感じの言葉のひびきだ。

  カ  ッ

ノックしてもしもぉぉ〜し  ならぬ

        グ   
                 オ    !

「問答・無用ッ」

『コントロールセンター』の扉!! ケリ破るッ!!!

499日向ナツ『ニンジャマン』:2012/06/01(金) 19:50:38
>>496-498
ライトを壁に沿って素早く動かし、『コントロールセンター』の『出入口』が『一つだけ』かどうかを確認。

ヒュッ――   パリィン!

破片を浴びないよう注意しつつ、まず頭上のカメラを十字手裏剣で破壊。


ヒュッ   ヒュッ   ヒュッ


周囲の天井にライトの光を滑らせ、光の範囲に見えた『カメラ』を片っぱしから破壊していく。

500苦痛の極限地帯:2012/06/01(金) 21:48:44
>>497-499

    0
   ハリン

ぱっ、と一瞬だけナツが周辺確認。
目に入った監視カメラは頭上の1台のみ。ナツが速やかに破壊する。
そして『コントロールセンター』の扉は1つだけのようだ。


>見よう見まね、付け焼刃、生兵法そのモノではございますが――『イヴァンさま』を思い出します。
>その挙措を真似て、銃を構えて周囲を見渡します。そして、向かうべき場所の方向を見ます。

一旦『先入観』を剥がした高泉達であったが、この緊迫した状況だ。
時が経てば『先入観』が、本来必要な警戒意識は既によみがえっている。3人とも問題なく戦える。


   バ ーz_ ン

錏葉がドアの錠前を勢い任せに破り、開き戸が開け放たれる。


    ド  ド

 「!」


  ド  ドド


  「きさまら」

『肥黒D』がいた。
部屋内は暗く、壁一面には 各階監視カメラからの映像が並んでいた。
それ以外は椅子しかなく、そこに腰かけてた肥黒Dがとっさに飛び上がりふりかえる。

   ド


錏葉のライトに照らされた その表情は、歯をあわせたまま唇だけ開いてひきつっている。
歯ぐきが見えそうなほどに強張った表情だ。


   「俺が本当はここにいると どうして知って・・・・・・」

        ド  ド


肥黒Dが立ち上がって、体全体で こちらに振り向く。
その一瞬で、肥黒Dの背中・・・・・・服の下が異様に盛り上がっていたのを錏葉は見逃さなかった。

ここ『コントロールセンター』はけして広くもない部屋だ。
モニター前を陣取る肥黒Dと、ドアの位置にある錏葉との距離は5メートル程度しかない。

501高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/06/02(土) 22:37:55
>>500(GMさま)
ピタリと『小銃』の銃先を『肥黒Dさま』に向けましょう。
そして、まず足元を見、天井。ついで背後を見渡すといたします。

この時、余計な事を考えないで――冷静に振る舞います。
『シャーロック・ホームズ』が『予断を持たずに物事を見るように』いたします。
ただ、そこにあるモノを、考えずに確認します。


   「こんばんは」

   「いい夜でございますね」

平静に話しかけるといたします。すぐさま部屋に飛び込むような真似はいたしません。
5メートル程度の距離ならば十分に『小銃』の射程距離でございましょう。

   「ここを教えてくださったのは」
   「日地さまでございます」

         「落ち着いてください  肥黒さま」

         「わたくしたちはあなたさまを」
         「助けに参ったのでございます……」

中へは足を踏み入れません。確認が済んでからでも出来ることでございます。

502日向ナツ『ニンジャマン』:2012/06/02(土) 22:41:41
>>500
ドアにかかっていた『錠前』は、『南京錠』のような形状?

503苦痛の極限地帯:2012/06/03(日) 00:08:37
>>502回答
その認識でよい。(厳密には丈夫そうな和錠)

504錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/06/03(日) 00:18:18
>>500

「ドウシテ、ワカッタカッて?」

この表情は、『驚愕』。
だがそれは『肥黒』の感情だろうか。その、背中の、盛り上がりは―――

「ソンナモン決マッテンダロ」


 ヒュ     オッ


敵がそこにいる。
この部屋が敵の陣地で
敵が何を仕掛けていて、何を用意してるかという疑問は当然、ある。だが――
最も重要なことは、『暇』を与えないこと。

『ザ・シグマ』の『迫撃』に、余裕を持って対抗する。そんなことが『絵物語』だと…



   「 『偶々』 ダ 」



多少カワイソーだが、治療すれば治る。問題ない。
一気に迫撃――アゴをくだくッ!!!

505日向ナツ『ニンジャマン』:2012/06/03(日) 01:06:56
>>503
回答感謝。

>>500
「!?」

錏葉が蹴り壊した『錠前』の残骸を目に留める。
時代劇に出てくるような古めかしい『錠』―――しかも、ドアの『こちら側』から見えていた……

  
   ( この、へや……… )


       ゴ

   ( 『そと』から、『かぎ』が、かかってた ? )


           ゴ


(「おねーさん! はいっちゃだめッ!
  そとにも、いる……べつのやつが!」)


      ザチャララララララララッ

高泉にスタンド会話で中に入らないよう告げ、すぐさまドアの横の壁に背をあずけ、
>>499メル欄で『ニンジャマン』に用意させた『撒き菱』を、自分と高泉の背後、コントロールセンター東側の通路一帯に撒き散らしたい。
その際、ライトで高泉の足元を照らし、誤って踏まないよう彼女の周囲を避けて落とすようにする。

506苦痛の極限地帯:2012/06/03(日) 01:39:56
>>501-505

   l/
  フッゴー―――z ン


      「ぇうブ!」


一撃!
肥黒Dのアゴが歪み 血をふく。


   ドシャア

うつぶせに倒れる肥黒D。高泉の問いに反応する間もなかった。
その僅か後に『ニンジャマン』が撒き菱をまく。その直後に、だ。


    ,/
  メキ ャン


    ファアアーイブ
 『 『 『 ٥ ッ! 』 』 』


3人ともにカウントダウンが聞こえた。
音源となる『銃』の位置は――――


┏━‐┳━━━━┳‐━┳━━┳━━━━
┃///┃        ┃.   | 三|三.|
┃///┃        ┃.   | 三|三.|
┃///┃        ┃.   ┃    ┃
┃///┃        ┣‐  ┻  ━┛
┃///┃
╋━‐╋━‐┳━銃銃銃銃銃銃銃     ,、━
┃   E L V   銃    肥  . 銃    ┃
┃.   ┃.   ┃.   銃     錏 . 銃.ナツ...┃    ※通路東側は撒き菱あり
┣‐  ╋‐  ┻‐  銃         .銃  高┃
┫.   ┃       .銃銃銃銃銃銃銃    ┃
                          ┃
┏━━━━━━‐┓            ┃
┣━‐┳━‐┳━‐┫            ┗┳
┃   E L V   ┃              ┃
┣‐  ┻‐  ┻‐  ┫   ホール       ┏┻
            ┃            ┃//
┣‐  ┳‐  ┳‐  ┫            ┃//
┃   E L V   ┃            ┃//
┗━‐╋━‐┻━‐┻‐━  ━━┫    ┗┳



   ドッギャ―z_ ァァス

前後左右全面からだ。
『コントロールセンター』の壁、肥黒Dの背中のふくらみ、その『すべて』からカウントダウンが一斉に聞こえた。


部屋内は、監視モニター・通信用デスクの内部設備をのぞき
壁4面が変形、大量の『銃』がびっしり整列する状態に『変化』した。

『銃』と『銃』のスキ間は10センチほどしかない。扉があった場所までも『銃』が並んでおり、
さながらここは、密閉された「鳥かご」のような状態になった。
(灯りがあればスキ間を通して、内から外、外から内の互いの様子が分かる。)


    フォーオオオ
 『 『 『 ٥ ッ!! 』 』 』


  ガシャン

銃口が一斉に錏葉に向けられる。

507日向ナツ『ニンジャマン』:2012/06/06(水) 21:30:38
>>506
 
 ( 『しょうたいみたり、かれおばな』 )


     ( ………… もう、『こわくない』よ )


そこに『ある』のは、『銃』などではない――――得体の知れないものを恐れる『警戒心』。
人が生きる限り、『完全に消し去る』ことはできない、しかし『乗り越える』ことは『可能』なもの。


         サ  ッ

ライフルの引金に指をかけ、
もう片方の手にした懐中電灯の光を、『ドアがあった部分』の『銃』と『銃』の隙間から部屋の中に差し込ませ、
錏葉に『出口の位置』を知らせる。

   「――こっちッ! 
    はやく、そとにでてッ!」

短く叫ぶ。
『肥黒D』に取り憑いた『生霊の核』……
『宿主』が倒れ、その肉体が使えなくなれば、近くにいる『別の肉体』に『乗り換えよう』とする可能性がある。
錏葉の能力とスピードなら、『カウントダウン』が終わる前に『銃』を削り取り、外へ出る隙間を作れるはずだ。


   「(…おねーさん! 
     『しころば』さんが、でてきたら、
     もういっかい、みんなの『けいかいしん』を、ぜんぶ、『はがして』ッ!!)」

高泉にスタンド会話で伝える。
『生霊の分身』や、ドアに錠をかけた者が外部のどこかにいたとしても、『撒き菱』を踏んで無事ではいられない。
ゆえに、背後を警戒する必要はない。
高泉が『ひと仕事』完了してくれれば――『銃』は『無力化』する。

508錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/06/06(水) 23:31:20
>>506
直撃! 拳に伝わる手応えは充分、そして――

「俺カ?」


 ガシャン


『銃口』!!
この数は驚異的だ。
一瞬の判断。『肥黒』を盾にする――防ぎきれまい。床を抜いて階下へ――間に合わない。
腕に揺らめく『陽炎』は『銃』を消す。
さっきもそうだ。消した。少なくとも…

「ハ。『何モナカッタ』ヨナァァ、『扉』…」

そこにも『出現』したということは、それは実体無き『恐怖』、『不安』のあらわれか。
なんにせよ、経験に基づく自信が、『ザ・シグマ』を動かすッ!!


   ザ   ゥ!!


この室内からの緊急退避!
扉の位置に出現した『銃』をカッ消して、外へ。二人と合流するッ!!

509高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/06/07(木) 20:03:02
>>506(GMさま)
瞬間。

絶息。

呼気を速やかに吸気。

                      「ッつゥーぅ  ふゥーッ」

『ナスティ・アイドル』。

屈む。

『ナツ』。そして近づいてくるなら『錏葉』。
自らの『先入観』全て――――          『シュシュ バ ウ―z__ッ』



            剥がすッ!
              剥がすッ!
                剥がすッ!        ――――『銃への恐れ』をッ
                                      剥 が し と る ッ !!

510苦痛の極限地帯:2012/06/07(木) 21:51:01
>>507-509

   l/
  トバアアアアz__


   ギャン


     ガオン!   ガオン  ガオオーz ン


   ド バ  ア  アアア


『ザ・シグマ』が拳のラッシュを繰りだす。


    スリー
 『『『 ٣ ! 』』』

カウントダウンのなか、錏葉の背後から声。肥黒Dがうめく。


   「うぐ」

     「あまりにも恐ろしかった」 「従うしかなかった・・・」
     「お前達の位置とか様子を監視して報告しろといわれた」


    ツー
 『『『 ٢ ! 』』』


     「なんなんだ?」
     「俺にこれを背負え!とも命ぜられた・・・」

       「お前達はこの意味がわかるのか?」
       「ホンモノの俺・・・・・・ここにいるってのが何故かわかったお前達なら・・・・・・・・」



    ワン
 『『『 ١ ! 』』』


     l/
   ハ ッ シュウウウウウ


    ベリィィッ
     ―――z_ ツ


体ひとつ通れるぐらいに『銃』をかき消して、錏葉はナツ達の光のもとへすべりこむ。
そして『ナスティ・アイドル』がみなの『先入観』を剥がすと―――



  プアップアッ プアプァプァ パパパパ パパパパパ...


肥黒Dの『背中』から、『起爆の警告音』。


     「俺にはどーみても ただの『銃』にしか見えないのに」
     「何でこれを『背負え』と――――」


 .、 i !   !i             ,、  ______
  `X"- ├|            ,i==-―'"''"〕 ./
  '´! `  i′               ,、ァ   ̄
                      ,il!′
                     ,i|l′
        i|            ,i!'
       , _i_,,、       -―ッ ′
      ,!才'|!        / '′
       ,!′ i    ,、
        -ァ|‐ ,、_,i i_
        ,i′ ´~7i"i.「
              /,i′′、,,_.__,
           / .!  /-‐‐ッ./
           ̄   '´ /フ. ̄
                ム′


3人にたたきつけられる爆風と閃光と、耳につき刺さるような爆破音。

511高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/06/07(木) 23:05:15
>>510(GMさま)
この事態――誰が引き起こし――助け――不可能不可能不可能ッ!

         『ガシンッ』       『ガッシ!』

屈んでいた――それを活かし――掴む。二人。
直撃、避けて――引きながら戸口の横へと――    『ダムゥッ!』


            『跳ぶッ』!
             『神速』を誇る『ナスティ・アイドル』。
              その『反応速度』に『賭けた』。


(※行動捕捉
  射撃の被害が及ぶ可能性を考えて、高泉は身を屈めていた。
  低い状態であるなら、爆発の直撃の影響は薄いかもしれない。

  また、この屈んだ状態で貯めた足を活かして、戸口から逸れるように、横へ飛び退きたい。
  爆発力がどの程度のモノか判らないが、壁越しなら威力も減ずるはず。
  その際は『先入観』を剥がせるほどに至近に居た二人も『ナスティ・アイドル』で掴んで共に飛ぶ。)

512日向ナツ『ニンジャマン』:2012/06/08(金) 18:56:10
>>510(GM)
>>511(高泉)


   ( やっぱり )

      ( あいつも )
 

   プアップアッ プアプァプァ パパパパ パパパパパ...


     ( ……『おとり』 ? )


          「! ! ! ッ」


無意識に腕で頭を庇い、胎児のように丸くなり、
高泉が体を引っぱるのに身を任せる。


          (………『まんまる』………ッ!!)

>>505でドアの横の壁に背をつけていた―――『爆心』が部屋の中なら、衝撃をまともに受けることはないはず。
床に散った『撒き菱』を『解除』する……その事に全精神を集中する。

513錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/06/08(金) 23:19:53
>>510
「――誰ダヨ」

誰に、何をしろって?
くそ。『こいつも』―――

「人間爆弾!!」

だが助けに戻る余裕は無い。
そして、

「消エチマウゾ テメー」

『ナスティ・アイドル』が掴んでくるのならマズい。
掴む場所を間違えたら大怪我だ。無害なところを掴むよう身を捩りつつ(さすがに避けきるとかはムリだろうから)

 ト

『ザ・シグマ』もまた床を蹴り、扉からの爆風を回避せんとする。
余裕があれば二人に覆いかぶさるような場所取りを心がけ、盾に。
先ほどからの『体の異変』…吉と出ればラッキーだ。

514苦痛の極限地帯:2012/06/09(土) 00:02:51
>>511-513

    l/
   フ ッゴ――――ン

爆風と 己らの飛び退きとで、3人ともが斜めに打ちつけられるかたちになる。


   オオ   オ  オ ー


両耳の鼓膜に 突き刺さるような激痛がまずあり、次いで自らの手足が動かせることを悟り、
まだ五体満足であることを3人ともが自覚する。自覚した次にようやく、心臓がばくばくと脈打ちはじめる。
(『ナスティ・アイドル』は錏葉の肩のあたりをつかんでおり、『陽炎』に直ざわりせずに済んだ。)


    ザザッ    ザッ

 { 悪いスけど全く知らないスよ }

3人が暗闇と わずかな粉塵につつまれるなか、コントロールセンター内から声が漏れてきた。


     ギュルギュルギュル


 { 悪いスけど全く知らないスよ }


      ギュルギュルギュル

 { 悪いスけど全く知 }

       ギュルギュルギュル


どうやら録音音声らしい。
AD達の会話を、コントロールセンター内の通信装置か何かを介して流されているらしい。


 {悪いスけど全く知らないスよ わかんねッスよ 人うたがってイラつく癖は反対スよ
  そういう肥黒Dのほうこそ、デマカセ言ってビビらせよーって気じゃないスよね?
  そーゆーのよくないッスよ。両方とも一人きりなのにビビらせあうとか、よくないッスよ}


通信装置も いまの爆発にやられたなのか、再生音はひどく不明瞭だ。
どんどん音がかすれていく。


     ギュルギュルギュル


 {わ     た 知        わ                 イラ   癖 ん
  そう      の            言             気
                   両                                 }

515高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/06/09(土) 00:16:56
>>514(GMさま)

                   『ピクリ』
                           『ヒクヒク』

――――動きます。身体が動く。ということは、まだ立てるはずでございます。
立たなくては、立たないと、終わらせることが出来ません。立つ、それだけを考えましょう。


           『ガッ』         『ガッガッ』

   「幸いでございます」
    「噛み砕かなくて――」      「??」
                        「この声……確か」

いや、違うようでございますね。テープの再生機構に狂いが生じたのでしょうか。
周囲などのような状況になっていますでしょうか? あちこちに飛び火したりはしていませんでしょうか?



> {わ     た 知        わ                 イラ   癖 ん
>  そう      の            言             気
                   両                                 }

   「…………」

    (わ     た し        は                 イラ   くせ ん
     そう      の            い             き
                   りょう                                 )

音だけを拾い上げて、頭の中で組み立て直します。

   「(わ た し  は イラ くせ ん  そう  の い   き りょう)」
   「(わたし は いらく せんそう の いきりょう)」
     
      、 、 、 、 、 、 、 、 、
   「『私はイラク戦争の生霊』」
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

これは、この現象は――『コンタクト』をしてきた? そういうことなのでしょうか?
背後の壁に背を押し付けて、声の方向を睨むといたします。

516錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/06/09(土) 00:51:46
>>514

ビリ

     リ
    
「動ク」

耳が痛むがそれはいい。どこも?げず、どこも拉げず、動いて立って歩けるならば。
立って歩くべきだ。

  ダ

「   フゥゥぅ〜 」

「無事カ?」 「無事ナラ良イ」

周囲を見渡し、状況を確認。
耳も聞こえなくなったわけではなさそうだ…


「……」


「ワ タ シ  ハ  イ ラ ク セ ン ソ ウ  ノ  イ キ リ ョ ウ」

「そー言ッタノカ? ソノツもリカ?」


だが意味は?どういう意味でそれを伝えてきた?
つまり…この声に気を向けさせて、別の何かを準備しているとか、そういうことか?


 ス


声のするほうよりは、背後や階段のほう……
『誰かが来ないかどうか』に注意して見回す。

517日向ナツ『ニンジャマン』:2012/06/09(土) 01:26:52
>>514

  「…………ぐ」

       「 ふ ぅ ぅ ぅ 」

               スゥゥゥゥ


頭を振り意識を鮮明にし、肺に空気を流し込み呼吸を整える。

生きている―――ならば、戦える。

     ・ ・ ・

すぐには起き上がらず、ゆっくり頭を動かし、コントロールセンターの入口の方へ視線を向けたい。
『銃』は、消滅したのか……壁やドアは元の形に戻っているのか……

 「………」

『言葉』に惑わされてはならない。
自分は子供―――『むずかしーこと』は、わからない。
『敵』がいて、『何か』を『仕掛けてくる』ならば、『返り討つ』のみ………それが『忍び』。

『ニンジャマン』がまだ発現されていることを確かめ、
入口の方を見ながら、片方の耳を床につけ、
何物かが近づいてくる足音や物音を、『振動』として感じ取ろうと試みる。

518苦痛の極限地帯:2012/06/09(土) 01:43:03
>>515-517

銃を警戒する『先入観』は剥がしたが、この異常事態で危機感がよみがえっていく。
周囲を警戒する錏葉とナツ。襲撃は、まだ、無い。

コントロールセンターをライトで照らす。『銃』から元に戻っている。
中からは依然として音声が漏れ出てくる。


 {そうスね。お互い嘘は言ってないてコトでここはオシマイで。
  どっちもシロ。ただの疲れっていうかストレスで、耳がありえねーツマんない幻聴ひろったってオチで。
  まーでも期待通りでもあるっていうか、マジで怪奇現象なら 視聴率もスポンサー料もイタダキじゃないスか?}

ギュルギュル

 { う      互  う            ここ
        ロ    の か       ス       があ      ツマ             って   で
       期待                     奇                  料               }



不明瞭な音声は続く。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
.83 名前:苦痛の極限地帯 投稿日:2012/02/19(日) 22:25:19                            |
                                                                |
     「 そこで肥黒Dは考えた。ただのシロートは実にいい反応をする。                        |
      明るい日中の平日よりも深夜、事前説明なしで廃病院ウロつかせて                     |
      鼻先も見えない闇を自由に進ませる。素で恐怖する画(え)なら、視聴者もきっと怖がってくれる 」|
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘

    {      肥                 トはじ
                日よりも深   事               つ
          見             に         恐怖する                           }





┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
|.172 名前:苦痛の極限地帯 投稿日:2012/03/10(土) 22:43:56

|     「設定解除、確かに、そういう重大なのはこの部屋で選択操作をしているみたいッス」
|     「非常ベル解除のツマミを こっちに・・・あーわかった・・・これで消える・・・っと」

|                   { ッああ〜〜 煩かった。すげーエエ目が覚めたよ } { 糞ッ } { 死ねよ }

|     「ランプ割れるのは結局何だったんスかね。わけがわかんねーしって感じス」

|                   { 火事も けっきょく無いみたいだしな・・・ボヤみたいのも結局なんだったんだか }

|     「あとナツちゃんと高泉ちゃん・・・でしたっけ?あっちに居る『兵隊』って結局 何者なんスかね?」

|                   { だからァ 鈴名がコスプレしてるに決まってんだろ。あの糞アマ・・・番組の主旨が全然違うじゃあねーか }

|     「錏場サンに柏葉クンは出てきたスか?まだ栄養部らへんスか?」

|                   { ああ。ああ畜生、なんでこの糞病院、ここに監視カメラねーんだよ}

|     「彼らには日地サンから『流れ』言ったと思うんスけどね。映像でそこから見れないのが残念スね」
|     「誘導します?そっちでなくて、天草サンに会って除霊してもらう『流れ』って」

|                   { オメーも趣旨わかってねェェーじゃねーかよ。死ねよもう・・・ }
|     「アハハ」
└―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

519苦痛の極限地帯:2012/06/09(土) 01:43:46

      {せ   解             重           で選  操 をしている       }
      { じ     じ   ツ        に     わ   た        え      }



      {ラ    れる        だ            が       し   んじ }



      {    ツ       み              あ     る            者         }



      {      に わ         た       え    ら       }



      { れ             な  言  たと          え   そ      れ    が      }
      { う       そ   で            会って     も         }





  ギュルル  ギュルッギュルッ  ギュルル


  { あー、鈴名サンなら度胸あるし、私の出番ですね、って言いそぉ〜ッスよね }

 { あと、あの映画なんていったッスかね。名前はアブノーマル・・・ じゃあなくて・・・ }

                        { アイアイサー、聞かせて〜っス }

                               { 正解、ヴァン・ヘイレンでした }


  {                    私の                          }
 {                           名前は                      }
                        {      サー、           }
                               {  い、ヴァン          }



『サー・イヴァン』、音声は告げた。
『銃に見えたり感じたりする現象』・・・その黒幕が、はじめて名乗りあげる。



 { イ マ カ ラ 、 ソ コ ヘ イ ク }



ここで音声が途切れた。
最後だけは 録音ではなく、生の声だった。

520高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/06/10(日) 21:55:56
>>518-519                               パワー
『真実味』――それがこの『生霊』の持つ、スタンド能力めいた 力 なのでしょうか。
しかし、直接にやってくると言いました。――『どこから?』 『どうやって?』 『どんな姿で?』


   (疑問は浮かびますが)
   (――何よりも気に懸かるのは)


いいえ、考えないことにいたしましょう。疑念こそが『サー・イヴァン』の糧となるはずでございます。

   (シンプルに……)

    (考えればいいはずです)
    (次に姿を見せた相手が誰であろうと)

    (刺青師様にいただいた『ナスティ・アイドル』を叩き込むッ)

お二人の動きがどうなるかは判りませんが、とりあえずは背を預けるような位置へ移動しとうございます。
互いを互いでかばい合い、『信頼する』のなら、怖れる敵ではございません。

521錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/06/10(日) 22:34:10
>>518

『うたがう こころのカス が あつまってできた 生霊』

『人は 事実よりも しんじつみに 恐怖する』

『世界中で 戦争をしている 事実 に わ(は?) たえられる だが しんじつみあるもの にわ(は?) たえられない
 たとえ それが うそで あっても』


「――」

ユニークな意見だ、と思った。
真実味。目に見える『恐怖』ではなく、目に見えない感覚としての『真実味』。
なるほど、人間は考える生き物であるから、直接目にせずとも『考えすぎて』、それを勝手に怖がっているという解釈か。たしかにそれは成り立つ。のか?

「ダガ 嘘ハ嘘。虚ハ虚。『幽霊ノ正体見たリ枯れ尾花』ッテ言葉モアル」
「ソーイウ、昔カラノ知恵に照ラセバ」
「ワリト面白ェー自己紹介ダッタナ。ススキ野郎」

人間でないらしいものに考えても仕方ないが――
怖がらせて、巻き込んで、殺す、そんなやり方をやるために居るのか?

「文字通リノ『カス』ガヨぉォォ〜 クソエラソーニ喋っテクレルジャアネーカ」
「ドッカラデモ来イヤ。ケーキノローソクノ火みテーニ 吹キ消シテクレルゼ」


  ジャ

両手を広げ構える、『飛び掛る猛獣』の動作。
前後左右上下、さっきの『扉』――
動きは見逃さない。

522日向ナツ『ニンジャマン』:2012/06/10(日) 22:53:50
>>518-519  

「……………」


  「……『さー』………って」

  「たしか……ぐんたいとかの、『えらいひと』が、つかう、『かたがき』……だったっけ?」


       ド  
    ド    ド


   「『にんげん』でも、ないくせに……『かたがき』には、こだわるんだ」

    「そーゆーの、あんまり、『かっこよくない』よ」


身を起こし、高泉と錏葉に背を任せ――――天井を見上げる。
探すのは、今度は『カメラ』ではない。
―――『スプリンクラー』の『噴出口』。

523苦痛の極限地帯:2012/06/11(月) 00:21:19
>>519-521

   ザッン!

3人がそれぞれ背を預ける。


     チラリ

ナツがライトを照らし、素早くスプリンクラーの噴出孔を確認。いち、に、さん・・・この廊下では小さなものが等間隔に3つある。



  ブ ブ ブ ブ

揺れている。


  ズズズズズズズ

3人の足元が、いや全体が震えだす。
電気が流れるような、深く長い衝撃が 3人に浸透し、それがじょじょに大きくなっていく。


     l/
    ス  オオオオオオオ アアアz


ぴたり、と振動がやんだ。



   カツーン

暗闇のなか、沈黙。直後に足音。


    カツーン  カツーン  カツーン


向こうの廊下のカドで 足音が止まる。

        ┏━‐┳━━━━┳‐━┳━━┳━━━━━━━━━━━┳
        ┃///┃        ┃.   | 三|三.|                      ┃
        ┃///┃        ┃.   | 三|三.|                      ┃
        ┃///┃        ┃.   ┃    ┃ ×                   ┃     ×:スプリンクラーの配置
        ┃///┃        ┣‐  ┻  ━┛                ┃
        ┃///┃
┏━━━╋━‐╋━‐┳━‐╋‐━━━━┓    ,、━━━━━  ┳━━
┃心大血┃..ベッド専用ELV┃コントロール ..┃..ナツ..┃            ┃
┃管リハヒ''┃.   ┃.   ┃.   ┃ . センター   ┃錏高┃            ┃
┃リテション ┣‐  ╋‐  ┻‐  ┫            ┃    9       ┃
┣━  ━┫.   ┃        ┗‐━━━━┫    ┃            ┃
┃                                ┃            ┃
┃      ┏━━━━━━‐┓            ┃            ┃
┃      ┣━‐┳━‐┳━‐┫            ┗┳━━━━  ┻━━
┃      ┃   E L V   ┃        ×    ┃【手術部】
┃      ┣‐  ┻‐  ┻‐  ┫   ホール       ┏┻━┓    ┏━━━
┃                  ┃            ┃////┃    ┃//////
┃      ┣‐  ┳‐  ┳‐  ┫            ┃////┃    ┃////┏
┃      ┃   E L V   ┃            ┃////┃    ┃////┃
┃      ┗━‐╋━‐┻━‐┻‐━  ━━┫    ┗┳━┛    ┗━━┛
┃                          ┃      ┃
┃      ┏━┳  ┏━━┓          ┃    ┏┻━━━━  ┳━━
┃      ┣━┫  ┃    ┃  ━━━━┫×  ┃            ┃
┃      ┃ELV..... | 三|三.|    準備室      ┃    1       ┃
┃      ┣━┫..  | 三|三.|..  ┣━━━┓    ┃            ┃
┃      ┃//┃        ┃          ┃    ┃            ┃
┃      ┃//┗┳┻━━╋━        ┃     `'━━━━━  ┻━━
┣━━  ┫////┃                『?』
┃心大血┃////┗━━━┓          ┏━  ━━┳        ┏━━
┃管リハヒ''┃////////////┃          ┃        ┃        ┃
┃リテション ┃////////////┃          ┃        ┃        ┃
┃      ┃////////////┃          ┃        ┃        ┃
┗━━━┻━━━━━━┻━━━━━┻━━━━┻━━━━┻━━



だれかが、来た。

ライトを照らせばその正体をすぐ確認できる。

524高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/06/11(月) 21:00:49
>>523(GMさま)

>  ブ ブ ブ ブ

>揺れている。


>  ズズズズズズズ

>3人の足元が、いや全体が震えだす。
>電気が流れるような、深く長い衝撃が 3人に浸透し、それがじょじょに大きくなっていく。

   「これは……」

   「『地震』でございますか?」


>     l/
>    ス  オオオオオオオ アアアz


>ぴたり、と振動がやんだ。


一瞬身構えてしまいましたが……今のような『振動』は、どこかで覚えがある気も致します。
昇降時に振動が伴う、そう……それは『エレベーター』でございます。

   「お二人とも 今のは……」
                           『!?』

敵と思しき姿を捉えました。方向は予想外でございます。
あちらの建物の部屋には何があったでしょうか、思い返すといたします。
そして、相手までの距離を測るといたします。相手が近づいてくるに任せるべきか、思案のしどころです。


   「…………何か」
   「『策』はございますか」

    「正直なところ、わたくし」

                     「――――『近づいてブン殴る』」

         「それだけしか考えておりません」

    「何かあるのならば 協力はいたします」

お二人に止められないのなら、ライトを相手へと向けてみるといたしましょう。

525日向ナツ『ニンジャマン』:2012/06/12(火) 21:42:42
>>523(GM)
>>524(高泉)

 「……『さく』とかは、しょーじき、ないんだけど…」

  「でも、『そのほうがいい』きもする」


『策を練る』ことは、何かを『警戒』して行うもの。
『物音』も、『怪しい気配』も、
こちらの『警戒心』に『ベクトル』を持たせるための手段。

裏を返せば、そうしない限り、敵は自分たちに対し『優位』に立てない。
その卑劣な『優越感』の象徴が、おそらくあの『カウントダウン』。
――――それが聞こえてくる前に。

 
    スチャ

『先手』を打つ。


  「……こーゆーの、いっぺん、やってみたかったんだよね〜」


『足音』の聞こえた通路の奥、やや高い位置に『ライフル』の銃口を向け、


   「 う お り ゃ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ  !!!!!!!!!! 」


        タタタタタタタタタタバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ


『筋肉モリモリマッチョマン』の俳優が出てくる映画の定番シーン―――『雄叫び乱射』。
銃声と自らの叫び声で『警戒心』を強引にかき消し、通路に『弾幕』を張り巡らすとともに、
あわよくば、通路いちばん南側の『スプリンクラー』を撃ち壊し、水のカーテンを噴出させたい。

526錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/06/14(木) 00:07:17
>>523
「…」

まだ――姿を見せない。
大切なのは『確実に狙う』ことだ。飛び出したら取り返しはつかないのが『ザ・シグマ』の能力。ハッキリと敵の姿を見定めることが大事だ。
かつてのように、あてずっぽうで殺されかけるのがもっとも良くない。

「特ニ テメーはナ」
「テメーニやラレルノハ、気ニ入ラネー」

姿を見せるまで、動きはしない。
逆に言えば、姿が見えたら飛び掛るという意味だが――

「(今の震動も気になるな。前後左右どっからきてもおかしくはねーぜ)」
「(もっとも、俺は妙な気配のほうへブッ込むだけだがな…)」

527苦痛の極限地帯:2012/06/14(木) 00:20:00
>>524-526

   ゴゴゴゴゴゴ

高泉がライトを照らす。


  ドゴゴゴゴゴゴ


  ギ  ア ン!

廊下の向こう側に、背中を向ける『女』がひとり。あれはADの一人だ。肥黒Dと一緒にいたのをちらっとだけ見ている。
背中が以上に盛り上がっている・・・。


>   「 う お り ゃ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ  !!!!!!!!!! 」
>
>        タタタタタタタタタタバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ


   モコニ   モコニ

『女』の服のすき間から トコロテンのような塊がにゅっと噴出する。


   ビス!  バス   バス


 「うぐぁ」    「ぐ・・・!?」   「うあっあああ〜〜っ」

塊は一瞬でヒトに変化する。
ターバンに白衣の中年と老人、それと黒衣をまとった枯れ枝のような老女。その人らが『壁』となり、ナツの弾幕をうけとる。

    0
   フ ッシャアアアア
        z___


『壁』が倒れるよりも早く、その傍のスプリンクラーが破裂し、一面が霧状の噴出に覆われた。

528高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/06/14(木) 22:26:30
>>527(GMさま)
   「これは……」

    「『肉の壁』ッ!」
    「生み出した人々を盾に……」

ああやって背中を向けているのは、ああしなければ容易に出せないからでしょうか。

>    0
>   フ ッシャアアアア
>        z___


スプリンクラーで周囲が見えなくなる――これは疑念の種になりますッ!
ナツさまの選んだ行動ですが、相手へと近づかねばどうにもなりません。


   (わたくしには)
    (『生霊のみを倒す』)

   (……その技術がございません)

ですが、そうも言っていられないでしょうか。『ナスティ・アイドル』に『小銃』を構えさせましょう。
しっかと霧の向こうを捉えて、動くものがあれば撃ちます。

529錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/06/14(木) 23:16:04
>>527
「…ソーイヤ、テメーハ『誰』トカソーイウンジャなカッタッケ」

   シュ ン

「『拳銃』は消エタ」
「テメー自身ハ ドーダ…『サー・イヴァン』君ヨォォ〜」

『宿主』の性別は関係ない。
あの『ふくらみ』が『生霊』で、それが洩れて『壁』に…
そういう応用か。

「(胸糞、悪ッ)」

     ダ ン!!

なので、『消す』。
そのためには近づくことが必要だ。

「方向ハ判ッテルシ、テメーガ俺ヨリ速ク動ケルっテ感ジデモナイ」
「『霧カラ這イ出ル怪物』ニ」

 「ビビれ」



  グ ゥ ォ  ム



一歩、二歩、もう数歩か?距離を詰める、『ザ・シグマ』!

そして突っ込みながら、『皮膚損傷部位』を再確認――肘、膝、踵、背、首、尻は無事かどうかを。

530日向ナツ『ニンジャマン』:2012/06/14(木) 23:36:20
>>527
『分身』を『盾』に使う―――それは読めていた。
『盾』を必要とするということは……敵は、姿を隠したままこちらに近づき攻撃することは『不可能』ということ。
そして、『盾』をわざわざ『人間』の形に見せる―――


(『ひと』は、『ひとにみえるもの』を、『うちたくない』とおもう)

『良心』を利用する、姑息な戦術。
スプリンクラーで『水の煙幕』を張った理由は、それに嵌まり、『攻め手にためらいを生じさせない』ため。
また、『水』なら、『煙』と違い、濡れた床を踏む足音で敵の位置を察知できる。


  「おねーさんも、うって!! はやくッ!!!」


高泉に叫びつつ、水のカーテンの向こうめがけ、弾丸が尽きるまで引金を引き続ける。
錏葉の体に弾丸は通用しない―――『誤射』の危惧はない。

錏葉の一撃が必ず敵を捉える―――――そう信じ、
その瞬間まで、敵に何もさせず、考える間も与えない。
その為に、自ら、考える間なく、ただ『撃ち続ける』。

531苦痛の極限地帯:2012/06/15(金) 00:37:06
>>528-530
>そして突っ込みながら、『皮膚損傷部位』を再確認――肘、膝、踵、背、首、尻は無事かどうかを。

錏葉の『皮膚損傷部位』は――― 自ら破った腕以外に目だった損傷は どうやらなさそうだ。
(高泉のライトから背をむけているため、ハッキリとまではわからない。)


>  グ ゥ ォ  ム
>
>一歩、二歩、もう数歩か?距離を詰める、『ザ・シグマ』!


一気に敵の目前にまで迫る。



   『 チュ・・・ 』   『 チュミミィ〜〜ン 』


『生霊』がひと声 なくと―――


     l/
    キ アン


  ファーイブ
 『 ٥ッ! 』


『生霊とその宿主』が『銃』に化けた。しかも『銃』は1丁だけでなく、20〜30丁もの数が固まっている。


>   (わたくしには)
>    (『生霊のみを倒す』)
>
>   (……その技術がございません)
>
>ですが、そうも言っていられないでしょうか。『ナスティ・アイドル』に『小銃』を構えさせましょう。
>しっかと霧の向こうを捉えて、動くものがあれば撃ちます。


  バル  バル バル  バル

ナツの攻撃に高泉も加わり そろって弾幕をはる。
錏葉の胴をいくつか銃弾が貫通していくが、『人の壁』が次々と現れては阻まれる。
『壁』がつぎつぎと撃たれて、倒れるまでに次の『壁』を出す。その繰り返しだ。


   バ!

そして同時に『銃』が前後左右へ、蜘蛛の子のように散った。
20〜30丁の『銃』が ふくらむ球を描くように拡散する。


╋‐━━━━┓    ,、━━
┃コントロール ..┃..ナツ..┃
┃ . センター   ┃  高┃
┫            ┃
┗‐━━━━┫    ┃
              ┃
┓            ┃
┫            ┗┳━
┃              ┃
┫   ホール       ┏┻━
┃            ┃////
┫            ┃////
┃            ┃////
┻‐━  ━━┫    ┗┳━
        ┃      ┃
        ┃    ┏┻━
  . ━━━━┫  ↓┃
    . 準備室    錏┃
  . ┣━━━┓人人┃    人:弾の『壁』
        ┃  銃┃
-━        ┃銃  銃━━
        銃     銃
        ┏━  ━━┳
        ┃        ┃
        ┃        ┃
        ┃        ┃
-━━━━━┻━━━━┻


      ド   ド  ドド    ド

だが、錏葉たちには『視え』た。
『銃』のうち1丁だけ、スプリンクラーの水滴を、見えないバリアーではじいているものがある。
はじかれる水滴が、バリアーの輪郭をぼんやりと描く。人間程のサイズを描く。
その『1丁』は、錏葉から見て左方向へ逃げる。手術部へ通じる廊下へ逃げこむのが「水滴の輪郭つき」だ。

532高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/06/15(金) 22:12:38
>>531(GMさま)


          『  ダダダダダダダダダダダダダダダダッ  !!  』

未だ謎はございますが……それでも、やらねばなりませんッ!
今ここで仕留められるのならば……仕留めねばなりませんッ!


          『ザムッ』   『ザムザムゥッ』


   「ナツさま」
   「わたくしも行きます」

     「後詰めはお願いいたしますッ」

接近を開始いたします。あえて『銃に対する先入観』は剥がしません。
『カウントダウン』は恐怖を呼びます。ですが、種が割れているのなら『余裕』でしかございません。
弾幕を張るのは止めず、向こうを照らしながら錏葉の動きを注視いたします。

533錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/06/15(金) 22:32:27
>>531
両腕――さっきからチマチマとくらっている。全体でみれば『10%』ていどか。

  ブ   ブブッ

「(貫通!)」

貫通銃創から『陽炎』がもえあがる。胴体――

  グ

『その銃創』に

   リン      ビ

                               ブチッ!
『親指を突っ込んで! 引き剥きはがすッ』!!          
                                         リ ィ

   「『ッG  A   A 』」

『ザ・シグマ』。
服ごと、皮膚をはぎとる。近づく途上での一動作で可能とするパワー。

「『 A a a 』」

 チェストブレイク
『胸部全損傷』――『6%』。いや――まだだ。

   ベ リ

そのまま引き上げるように、片手で顔半分。

      「『a a aa』」

 フェイスオープン
『顔面右側損傷』――『4%』。(鼻から耳にかけての範囲)


      フッ


松明のように燃え上がった『ザ・シグマ』の『陽炎』が『消』える。
正確には消えたのではない、凝集する。集中する。体内に収束するために『引っ込んだ』だけだ。
『銃』がどこを、誰を狙っているのか?
そして『人の壁』…とはいえ、だ。『女AD』の背中から噴き出すようにあらわれている以上
その足元は『女AD』一人分の、つまり二本の足だけが突っ立っているという状況ではないか。
そこを『スライディング』の要領でスリ抜けたい。無理そうなら、壁を蹴って天井スレスレまで跳んで。それも無理そうなら…まぁ、殴るしかないな。
ともかく『人の壁』を突破するべく動く!

そして――『皮膚損傷20%強』。
背から腹に抜けるいくつかの『銃創』をそのままに、『ザ・シグマ』は――


>     l/
>    キ アン


>  ファーイブ
> 『 ٥ッ! 』                             .                      ファーイブ
                                カ                        「 『 五 』 」


『カウントダウン』を、開始する。

534日向ナツ『ニンジャマン』:2012/06/15(金) 22:53:45
>>531(GM)

(――――――『にげた』ね)

  (あんたも、『こわい』んだ……『やられる』のは)


敵もまた、『恐怖』を、『警戒』を、『抱く』存在。
それを確信して、心の奥でほくそ笑む。

とはいえ……ここで見失っては、勝ちの目が揺らぐ。
この奥には、反撃のための道具が山ほどある。 ――特に『AED』を持ち出されるわけにはいかない。
『今』、『ケリを着ける』。


>>532(高泉)

  「あ! おねーさんずるーい!」

『シンガリ』はあまり好きな役割ではない…が、そうも言ってはいられない。

弾の尽きたライフルを投げ捨て、
背後――通路いちばん北側のスプリンクラーを『十字手裏剣』で破壊。
もう後退はしない……その覚悟を形として、
前進を始めた高泉の後ろに続き移動を開始する。

535苦痛の極限地帯:2012/06/16(土) 00:28:00
>>532-534

   プシャアー――――

ナツが背後のスプリンクラーも破壊し、高泉とともに走りこむ。
2人の目に見える範囲の『銃』は 一斉に銃口を向けてくる。


>『カウントダウン』を、開始する。


   ||! '⌒i
   |!  i´
   ・  ・


   『 ・・・・・・・・・・・・ッ 』



     ダアアア―――――ッ

『銃』のひとつはカドを曲がり、高泉の光から逃れる。
錏葉はスライディングで 「壁役の人」のすき間を突き抜ける!


    「うう」  「あっああ」


錏葉と、ナツ、高泉に声がきこえた。
『生霊』が逃げ去った位置、その暗闇から子供の声。
錏葉には 聞き覚えのある声だ。

┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
|.292 名前:柏葉鉄心『ハード・ターゲット』 投稿日:2012/03/27(火) 23:09:32
|     こいつは、こいつらは『マインスイーパ』だ!
|     掘り出すのではなく、『爆破』させて除去させる『生きた機構』だ!
|     『麻薬』で意識を麻痺させたガキ共を使ってやがる!

|.298 名前:錏葉九郎『ザ・シグマ』 投稿日:2012/03/28(水) 22:05:03
|     >>296
|     「ナンだ…ソノ『跡』ハヨォォォーッ」

|     『ザ・シグマ』に汗腺はない。
|     ないのにも関わらず、背を伝う冷や汗のような、そんな嫌な感覚が背筋を這う。

|      「WrR  r ぅ     動   ク   ナ   ッ !!!!! 」

|     かわらぬ『大声』による『命令の上書き』。効果があるかどうかはわからんが…
|     だが少なくとも、子供は『ビビっている』。次に『動かなきゃ』と思うのが、一分後か、十分後かはわからない。
|     一時間後くらいだといいな、というのは希望的だが…しかしここで子守をするわけにもいかないからな。
└――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    ゴ


  「歩かなきゃ」  「お母さん」 「どこ・・・?」


     カチリ!   ガチ!  ガチ! ガチ!


闇のなか子供達の人数はわからないが、その足元で、一斉に異音がした。

   ゴ

     ゴ

ここじゃあない遠い国で、子供が地雷を踏んだという『精神の残留』。
それを『生霊』として正確に再現する。

     ゴ  ゴ

この子供達は 錏葉が助けようとして、そして爆散した面影。                      、、、
これが『生霊』と錏葉達との間の、第二の「壁」だ。いまの錏葉は『生霊』を殺せる覚悟があるが、あえてここで出す。


╋‐━━━━┓    ,、━━
┃コントロール ..┃    ┃
┃ . センター   ┃    ┃
┫            ┃
┗‐━━━━┫    ┃
              ┃
┓            ┃
┫           .ナツ┗┳━
┃              ┃
┫   ホール       ┏┻━
┃          高┃////
┫            ┃////
┃            ┃////
┻‐━  ━━┫    ┗┳━
        ┃      ┃
        ┃    ┏┻━
  . ━━━━┫    ┃
    . 準備室      ┃
  . ┣━━━┓人人┃
        ┃  銃┃
-━        ┃銃↓銃━━━━━  ┻
        銃  錏 子子 →銃
        ┏━  ━━┳        ┏
        ┃        ┃        ┃
        ┃        ┃        ┃
        ┃        ┃        ┃
-━━━━━┻━━━━┻━━━━┻

536高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/06/16(土) 00:35:21
>>535(GMさま・確認)
声のした位置までは、直線距離でいかほどでございましょうか?

537苦痛の極限地帯:2012/06/16(土) 01:02:42
>>536
高泉のおよその感覚で『10メートル強』。

538苦痛の極限地帯:2012/06/16(土) 05:16:25
>>532-534追記


  フォー
 『 ٤ ッ!』


『銃』が一斉に叫ぶ。

539錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/06/18(月) 00:08:41
>>535-538

    ゴ


  「歩かなきゃ」  「お母さん」 「どこ・・・?」


     カチリ!   ガチ!  ガチ! ガチ!


   ゴ

     ゴ




かれらは、既に『爆死』した。その記憶が再現されているに過ぎない。
わかっているから、足は止めない。何が起こるのか?それもよく知っている。

「  『地雷』   !!!」

叫ぶ。今、そこは地雷原に『なった』。
冷静なる判断は、危険地域に突入することを許可しない――そのまま、何の部屋かは知らないが、『(地図で言うと)下の部屋』に飛び込んで爆風から逃れることにする。
もちろん逃れるだけでなく、接近も続ける。『壁』は破壊して抜けることが可能だからだ。(地図でいう)右側の壁に駆け寄って殴り抜ける。『シグマ』なら充分に可能。

    .          フォー
          「    四     」


そしてわかっているから、こっちからの『カウントダウン』も止めたりはしない。けっして。

540高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/06/18(月) 21:18:50
>>535-538(GMさま)
>>539(錏葉)

※回答ありがとうございました。


>「  『地雷』   !!!」


   「 『!?』 」
   「地雷――このまま近づいてはッ」

                                     『 ダッ ダッ ダッ ダッ ダッ ダッ』

踏み止まりかけますが――――進みますッ!
コイツのやっていることは許しがたいッ! わたくしたちを脅かして――ですが。


       「ただ、それだけ」
        「脅かすだけならッ! 『恐れ』はしないッッ」

更に突き進んで、わたくしから見て左手に見える廊下の角手前、隙間のある位置まで走ります。
そこまで飛び込み、その陰で一時的にやり過ごすといたします。
爆発するならそれに巻き込まれることは回避できます。


╋‐━━━━┓    ,、━━
┃コントロール ..┃    ┃
┃ . センター   ┃    ┃
┫            ┃
┗‐━━━━┫    ┃
              ┃
┓            ┃
┫           .ナツ┗┳━
┃              ┃
┫   ホール       ┏┻━
┃            ┃////
┫            ┃////
┃            ┃////
┻‐━  ━━┫    ┗┳━
        ┃    高┃ ← この位置まで!
        ┃    ┏┻━
  . ━━━━┫    ┃
    . 準備室      ┃
  . ┣━━━┓人人┃
        ┃  銃┃
-━        ┃銃↓銃━━━━━  ┻
        銃  錏 子子 →銃
        ┏━  ━━┳        ┏
        ┃        ┃        ┃
        ┃        ┃        ┃
        ┃        ┃        ┃
-━━━━━┻━━━━┻━━━━┻

541日向ナツ『ニンジャマン』:2012/06/18(月) 21:42:57
>>535-540

「………っとぉ!!」


『敵』は、『逃げにかかっている』―――それを確信した時点で、『銃』への恐れはない。
 
『ニンジャマン』の懐に手を差し入れつつ、走る速度を上げて高泉を追い、


   ダッ!

高泉と通路を挟んだ向かい側、『ホール』の南端と『通路』の曲がり角の部分に身を隠し、爆発をやり過ごしたい。

542苦痛の極限地帯:2012/06/18(月) 23:55:13
>>539-541

      ,、
       `l、   , !l
       i、_,、- ├
     _,、イ i、 |ーi ! |
    !_,ァ  ,! i,  ,i′i
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             ,
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           ,i′!
             ′


          ー--、、、
            / /
             /
          /



閃光、そして爆音。
びりびりと空気が三人の肌を叩きつける。


┃.      ナツ     ┃////
┻‐━  ━━┫    ┗┳━
        ┃    高┃
        ┃    ┏┻━
  . ━━━━┫    ┃
    . 準備室      ┃
  . ┣━━━┓人人┃
        ┃  銃┃
-━        ┃銃  銃━━━━━  ┻
        銃
        ┏━  ━━┳        ┏
        ┃        ┃        ┃
        ┃  ↓    ┃        ┃
        ┃  錏    ┃        ┃
-━━━━━┻━━━━┻━━━━┻


  『 チュミミイイ
   ――――ン 』

  『 カワイソーに地雷のえじきになる子どもを ついさっきは助けようとしてたのに・・・ 』
  『 もう、『真実味』がないから見殺しにする 』

  『 『真実味』だ 』  『 それが無くなれば人間はなんでもできる 』


錏葉がいる小部屋のカドの向こう側、そこから『生霊』の声がする。声が3人の耳に入る。
それは男の声のようであり、女の老いた、いや幼いような・・・ まるで何人もが声を重ねて喋りかけてくるようだ。




 「スリル満点だ」


急に声質がかわり、「若い男ひとり」の独り呟きにかわった。


 「戦闘中はメチャ興奮するし、ノレる曲が
  BGMにかかってると体が熱くなって、やるぞって感じで闘志が沸いてくる」


がちゃり、と銃に弾倉を込める音が 低く静かに響く。

その直後に音楽が聴こえてきた。
聴いてると緊張感とか、戦地の『真実味』なんかどこかに吹きとんで、自分がゲームの主人公にでもなった気になれる曲だ。

   { 屋根が燃えてる♪ }

   { 俺らには水はいらない♪ クソ野郎を燃やせ♪ }




     l/
    ホ  グア ア   アア


『ザ・シグマ』の拳が壁を砕く。


┃.      ナツ     ┃////
┻‐━  ━━┫    ┗┳━
        ┃    高┃
        ┃    ┏┻━
  . ━━━━┫    ┃
    . 準備室      ┃
  . ┣━━━┓人人┃
        ┃  銃┃
-━        ┃銃  銃━━━━━  ┻
        銃           兵
        ┏━  ━━┳        ┏
        ┃        ┃        ┃
        ┃.       錏      ┃
        ┃        ┃        ┃
-━━━━━┻━━━━┻━━━━┻


錏葉が壁をブチ抜いた先には、兵隊が待ち構えていた。
青白いハダ、度の強い眼鏡、筋肉のすくない ひょろりとした若い男。緑色の軍服一式と小銃を装備している。


  { 燃やせ♪ クソ野郎を燃やせ♪ }

兵隊はヘルメット内でBGMをかけてるらしく 音が漏れ出ている。


     「ムッ!?」
            カ アッ ーz_

兵隊がとっさに錏葉のほうを向き、ライトを向ける。   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
暗闇の部屋を出ようとして、突然向けられる「ライト光」。錏葉の目がくらむ。



   スリー
  『 ٣ィィッ! 』

同時に『銃』が一斉に声をあげる。

543苦痛の極限地帯:2012/06/18(月) 23:55:57
















 ―― 『生霊』とは ――


 心の強い気持ちは、体をとびだして その場にとどまることがある。
 そしてその場所に来た人を同じ気持ちにさせる。
 それが『生霊』である。
 (ロマンチックな気持ちが積もり積もった場所なら、
  そこはきっと有名なデートスポットになるだろう。
  暗ーい気持ちばっかり溜まっていくと、
  そこは自殺の名所になるかもしれない。)

 『生霊』は生きてる人から でてくるし、死にゆく人の強烈な気持ちとしても残存する。
 そしてあまりにも膨大な量になった『生霊』は、やがて独り歩きをし始める。

544苦痛の極限地帯:2012/06/18(月) 23:56:59













┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
|                  スタンド名−『サー・イヴァン』                      |
|                        本体−後述                              |
├――――――――――――┬――――――――――――┬――――――――――――┤
|   破壊力−弾丸の威力   |         スピード −C      |       射程距離−A      |
├――――――――――――┼――――――――――――┼――――――――――――┤
|      持続力−C         |      精密動作性−B      |       成長性−D         |
├――――――――――――┴――――――――――――┴――――――――――――┤
| 能力−イラク戦争で、いつどこで不意打ちを食らうかわからないという『疑心暗鬼』の      |
|      心のカスが集まって生まれたスタンド。いうなれば犠牲者4万人越と、           |
|      国民3千万人と、イラク軍37万人と、その対抗勢力70万人がこのスタンドの本体。   .|
|                                                          |
|      エジキとなる獲物たち自身の、「害が及ぶかも」という精神エネルギーを利用して     |
|      何でも拳銃に見えたり感じたりさせる能力。                           |
└――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
  A−超スゴイ     B−スゴイ     C−人間と同じ     D−ニガテ     E−超ニガテ

545高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/06/19(火) 00:27:21
>>542(GMさま)

>  『 チュミミイイ
>   ――――ン 』

>  『 カワイソーに地雷のえじきになる子どもを ついさっきは助けようとしてたのに・・・ 』
>  『 もう、『真実味』がないから見殺しにする 』

>  『 『真実味』だ 』  『 それが無くなれば人間はなんでもできる 』


   「…………」

    「そーやって」  「『罪悪感』でも掻き立てようという肚なんですか?」

コイツが弄んでいるのは人の記憶です――『苦痛の記憶』。積み重ねられた数多の人の恐れと恐怖の集積。
死したか生きたか、人によって違いはあるでしょう。それを気分次第でガラスケースの中の玩具みたいに取り出して並べている。
       ク ゙ ラ ン ギ ニ ョ ル 
下らない『残 酷 な 人 形 劇』を仕立て上げて――人を戦かせて楽しんでいるッ!

       「そーやって」  「イヴァンさまも弄んだのか?」

           「あのいいひとを」  「お前の下らない楽しみのために呼び出して」

                ・  ・
     「言っておくが 貴 様」              ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
                     「わたしはッ!」 「怒っているんだッ!」
                                 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


                         『ズギュゥウアア』

                                          『  ――――シュバウッ! 』



駆け続けながらッ!
『銃への警戒心』を引っぺがしますッ! これで眼前の銃の壁は無為と化しますッ!

遮る人は『ナスティ・アイドル』のラッシュを叩き込んで吹き飛ばして、角の位置まで移動いたしますッ!

音源の方向にあるのが何かは判りませんが……
                                  そこに奴は居るッ! そう信じて突っ込みますッ!

546錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/06/20(水) 00:07:51
>>542
「『戦争』の『生霊』 ッテワリニハ、ノンビリシタヤローだナ」
「アルノカ? エラそーニ喋繰ッテル暇ガ… テメーニ」

こいつは『人間ではない』。厳密には『意識の集合体』とでも言うべきか…だからか?『理解』が足りていない。
その『挑発』らしき言葉。既に二度目の『子供と地雷』のシチュエーションが、決定された事象=実質的に単なる爆撃であり、
『ザ・シグマ』が『その子供たちはここにはいない』ことを理解しているということを…『理解していない』ようだ。そしてさらに。

「(『真実味』は実感している、ということもな…)」
「(『オマエが敵だ』という、確実な『真実味』は)」

壁を破壊、そして目視する『兵隊』。
軍服。銃。こいつもまた『戦争の記憶』。
イラクのどっかで戦って、生き残ったのか死んだのかも知らない誰かの記憶。
『緊張感に耐え切れず、ノリノリの音楽なんて代物でブッとばなきゃあ戦うこともできねーような』…


>     「ムッ!?」
>            カ アッ ーz_


「フン」


『その音楽が超邪魔だ』。
電車とか乗ったことないのか?音漏れしてる。マナーのなってない兵隊だ。それで死ぬとしたら自業自得で済む話か?
もっとも、関係ないけどな。


    ダ  ムン!!


眩んだ目は閉じて、そして瞼に残る残像と、耳にとらえる『音漏れ』。
床スレスレの、獣じみた迫撃をもって―――

        スリィ――ィィィッ
       「   三   」

   
     グ  ォ!


『兵隊』の…『音』のもとを殴りぬけるッ!!!
耳障りなそれを消したら、物音、靴音、気配を探ろう。目もあけられそうならあける。時間もアレだ。ともかく…
障害は最速で排除するのみだ。

547日向ナツ『ニンジャマン』:2012/06/20(水) 02:12:20
>>542
前方を駆ける『高泉』の背を注視しつつ、
『ニンジャマン』を、その背後―――――いつでも彼女の『後ろ襟』に手をかけられる位置に、ぴたりと寄り添う『影』のように、
常人を超える速度の『忍び走り』で追走させる。

  
    ( ………  にひぃ )


もはや『敵』に対する恐れはない。
あるのは、子供に安易に背をあずけてしまう『不用心な大人』に『ちょっと喝を入れてやろう』とするときの『ワクワク感』。
『日向ナツ』には、『それ』が必要だ。―――いついかなる時も。

本体自身も、『ニンジャマン』から少し後方に距離をおいて、高泉を追う。
スプリンクラーに『自動停止装置』が付いているなら、もう間もなく放水は止まり、
通路の『東への曲がり角』、そして『準備室』の入口が見えてくるはずだ。

548苦痛の極限地帯:2012/06/20(水) 22:54:26
>>545-547
高泉は 警戒するべきという『先入観』をはがす。
『銃』が消え、壁となって死んだ人達の間をぬけて、ライトを点けて廊下のカドへと躍り出る。

 「!!」

   ジャキン

兵隊が新たなる敵、高泉に銃を向きかえる。
高泉は 銃口をむけられた刹那、警戒する気持ちが沸きあがらない・・・!
あれで即刻殺されるなんて、『先入観』もいいところ―――

   ドグシャアア

兵隊の横顔に『ザ・シグマ』の横顔が突き刺さった。

  タタタ

その高泉達のすぐ後ろを、準備室横までナツが追う。
ナツは、スプリンクラーの放水がちょうど終わったところをライトを照らして確認した。




  「国民の皆さん」

――― 声が聞こえる。


  「2003年3月19日のこの時、我ら連合軍は
   ならず者国家の無力化の為、また世界平和のため」 「 軍事行動を開始しました 」


3人の耳が拾うのは、今度は 初老の男の声だ。
闇のどこかから・・・いや、この階下から微かに聞こえる。



  「戦闘が始まった今、一刻も速い終結には、」


    l/
   シャキイイン


この階の『床』と『天井』が すべて―― 『銃』になった。

   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
  「決定的に質量で勝る兵力の投入が必要です」



ナツがもつライトが偶然 照らしたもの、
それは床一面が「数十センチ間隔で並ぶ『銃』」、それと『銃』のスキ間のむこうにある階下だ。
ちょうど錏葉の真下地点に、赤ネクタイのスーツ男が檀上にたっている。そういう『生霊の分身』が階下に居た。
その様子は まるでテレビを上向きに寝かせたかの如く、重力が90度横にズレたような状態でこちらを向いて"演説"している。


   グラ ア

ナツと錏葉の足元がぐらつく。

足元の『銃』は銃口が上向けであり、つまり等間隔にならぶ杭のうちの、2本の杭の上に足をおいて立つという
アンバランスな状態だ。 ナツが大勢をくずして 意図せずライトを上にそらし、『銃』と化した天井も照らした。

「天井」も「床」も『銃』に見えたり感じたりしないのは、今は高泉だけだ。
彼女だけは、スッ転んでも 銃口が股間かどこかにめり込んだりも、そのあげく階下に落ちることも「無い」。


   グオオオオ


ナツと錏葉はこのままでは 立っていられない・・・ いまにも転んでしまう!


   ゴ  ゴ  ゴゴ



階下の『生霊の分身』、
喋るだけが役割の、仰向け状態のスーツ男が"演説"を続ける。


 「国民の皆さんにお約束します。
  この戦いは中途半端なものではなく、」
  、
 「私は勝利以外の結果を受け入れることは有り得ない、と」


   ゴ  ゴ ゴ

  ゴ ゴ

 「我が国と我が国を守る人々に」
 「神のご加護がありますことを」



    ツーゥゥ
  『『『 ٢ ッ!! 』』』

『銃』が大合唱をする。(高泉にだけ聞こえない。)

549日向ナツ『ニンジャマン』:2012/06/21(木) 19:29:29
>>548

  「!」

      「とっ……と」

階下からの『声』には耳を貸さず、意識を『ニンジャマン』に注ぎ続ける。
身軽さを誇る『ニンジャマン』にとって、この程度の『飛び石渡り』は、平地を歩くのとなんら変わらない。

そして……『忍び』の『真の強さ』は、『手段を選ばない』こと。
『仲間』の虚を突き、『仲間』に危険を背負わせることも、一切の躊躇なく実行する―――『標的』を『抹殺』する為なら。


    「 おねーさーん! 」


あえて明るく、愛嬌のある口調で、曲がり角に立つ『高泉』に声をかけ、


        ポイッ

               ――――   プシュウウウウウウ


>>547メル欄にて『点火』しておいた『焙烙玉』を、
高泉のスタンドが『受け止めやすい』位置めがけ、『トスバッティング』の如く、
ふわりと、宙に浮かすように投げ上げる。 精B


野球における常識―――
ランナーの進塁を阻止するために外野から送球する場合は、
強肩の外野手の『直投げ』よりも、間に中継者を一人置く『カットプレー』の方が、正確で、かつ『速い』。
『焙烙玉』の『火縄』には、高泉がそれを受け止め、曲がり角の向こうにいる『敵』を狙い投げる『ワンクッション』に充分な時間が残っている。


本体は、片腕を振り回し可能なかぎり体のバランスを保ちつつ、ライトで『焙烙玉』を照らす。
『焙烙玉』は、見た瞬間に『どう使うものか』がわかる形状。
もし、他のスプリンクラーが作動したとしても、『ただの水』が、スタンド物質である『焙烙玉』の『火縄』を妨げることはない。



    「 ブッとばしちゃって!! 」

       「 おもいっきり 」

         「 『どっかーん』って!!! 」



バランスを保ちきれなくなったら、前方――高泉の方向へ、体を『つんのめらせる』。
『のめった』その勢いで、『腰タックル』のように高泉にぶち当たりつつ、自分から見て正面の『通路南の部屋』に2人もろともに飛び込み、
『焙烙玉』と、誘爆した『地雷』の爆風を避けるために。

550高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/06/22(金) 23:40:19
>>548(GMさま)
>>549(ナツさま)

                  『!?』

危ないところでございましたが……このままヤツを追わねば――――

>        ポイッ

>               ――――   プシュウウウウウウ



>    「 ブッとばしちゃって!! 」

>       「 おもいっきり 」

>         「 『どっかーん』って!!! 」


           「……ナツさまッ!?」

            「この『状況』」
            「わたくしには理解出来ませんが……」

                     「了解いたしましたッ」



                   『バウンッ!』

思い切り腕を振り回して、ナツさまの狙う方向に向けて手榴弾を吹っ飛ばしますッ! 破ス精CAC
狙うのはそう――わたくしが見えている曲がり角の向こうに目掛けてッ!

551錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/06/23(土) 08:09:13
>>548

床を、天井を、埋め尽くす『銃口』の群れ。
わずかな『見えぬ敵』に対する不安と、そして『警戒心』が喚びおこした幻の――だが、威力は本物の。

「・・・ダガ・・・」

『恐怖心』はおこらない。不思議と『ザ・シグマ』に、そういう感覚はわきおこってこない。
自分でも拍子抜けだが・・・
『怖い』だとか思う以前の問題として、

「ソレ以上にヨォォォ〜」
「気ニ食ワネーゼ、ヤッぱ・・・ムチャクチャヨォォォォォ〜〜〜っ」


『これは、俺がもっとも嫌いなたたかいのやり方だ』。
大量の武器を使う。不意打ちをくらわしつづける。自爆する。子供をつかう。てめーは逃げる。
後になるほど、ムカつく。
いかにもこの『生霊』の能力はおそろしい。警戒心を解くなんてことは難しい。そこにつけこんでくるわけだからな。
だがこいつは、そんな能力を持ちながら、

「(まるで自分がか弱いかのよーに振る舞いやがって)」

『戦場』においてほぼ無敵を誇るであろう『銃の能力』をもちながら、
戦う力なんか無い鹿の子みてーに逃げていったあのシルエット。『そうじゃないだろ』と錏葉九郎は思う。
『立ち向かう』には、『立ちはだかられる』ことが必要だ・・・・・・

..  ツーゥゥ
「  二  」


   グ
           ン!!!

『二本の足で立てぬなら、四つの肢で立てば良い』。それが『ザ・シグマ』だ。
銃の筒先ほどの面積があれば、掌でそれをたたいて推進力に変えることは充分に可能だし、
『まだ二秒もある』。

「(近いハズだ)」

進んでいた方向は知っているし、時間も数秒。『ザ・シグマ』に機動力で勝るというわけでもなさそうだった。
敵の『選択肢』はそれほど多くない。奥へと続く廊下に躍り出て、その先に見えればいいし、そうでなければ、
もっとも手近な『部屋』に。

そして


    「   『一』   」



ヒュ    オ ッ

552苦痛の極限地帯:2012/06/24(日) 21:18:10
>>549-551

>『二本の足で立てぬなら、四つの肢で立てば良い』。それが『ザ・シグマ』だ。
>銃の筒先ほどの面積があれば、掌でそれをたたいて推進力に変えることは充分に可能だし、
>『まだ二秒もある』。

  タッシイー

両手で手近な銃をつかみバランスをとる錏葉。

  /,
 ク ル ン!
     、 、 、、 、 、  、 、 、 、
だが!つかんだ『銃』が『回転』した!
ガグンと体制がくずれ、錏場は飛び上がって移動することがかなわないッ!


      ゴ  ゴゴゴ


   「『銃』を回転させた」


階下の暗闇にいる『生霊の分身』がささやく。


      ゴ ゴ  ゴ


   「珍しく屈さない人間どもだったが」「『生霊』さまは追いつめられん」

     ゴ


   「勝った」
ゴ
   「カウントがゼロになるまで きっちり恐怖させたあとで始末する」


その時。


   i| ,i' ,
   l|! ,!/
   i|!=―
    |! ム、
     ./ ,! /,
      ,i./.'′
     ,i'



        ,ッア_/
         ̄フ7"~


   _,i'
  ̄/ ,i ̄
  ./ !
   _,_L,
    ,i' ,!


   「うっ」「!?」


『ニンジャマン』の炮烙玉ッ! ナツから高泉へ、そして高泉が投げ放っていた!
これには階下の『生霊の分身』も面食らう。


 「何ッ」 「『爆弾』!」
 「(どこの国の手りゅう弾だ? 軍隊?テロリストのか? い、『生霊』さまは手りゅう弾なんて創ってはいないィィッ)」


錏場は、爆風で 背面の皮がところどころ剥げながらも・・・吹っ飛ぶッ!


      ,i|_
           ̄i ,l i
          i| ,! l′
     ,、-‐''" ̄
    '"


     ,、
    / 、 ,、-',、
  /    i、´ .'´  ,
/     !    /,i' ,
           _,-'


錏葉は、突入しようとしてた近くの手術室へ!爆発推進力でブッとぶ!


  『チュミ・・・ッ』


爆炎で、いまの一瞬だけ周囲が照らされる。
手術室内に居た。憑りついた「背中向けの女」は上着をいまは脱いでおり、背中にはりついた『生霊』自身があらわになっている。
大きな球の形状、『銃』と同じような「熱感知映像(サーモグラフィ)みたいな赤っぽい表皮」、どこか機械質な顔パーツ・・・。

錏葉がブッとぶ軌道のすぐ近くに そいつは居た。



┃.               ┃////┃    ┃//
┻‐━  ━━┫    ┗┳━┛    ┗━
        ┃      ┃
        ┃    ┏┻━━━━  ┳
  . ━━━━┫    ┃        銃  ┃
    . 準備室      ┃    生 銃   ┃
  . ┣━━━┓    ┃       銃 錏┃
        ┃  銃┃      銃  ↑┃
-━        ┃銃  銃━━━━━  ┻
        銃
        ┏━↓━━┳        ┏
        ┃ ナツ   ┃        ┃
        ┃  高              ┃
        ┃        ┃        ┃
-━━━━━┻━━━━┻━━━━┻


    ジャキィィ
    ――――ン

錏葉と『生霊』との間に『銃』が一斉にあらわれる。数十センチ間隔で規則的にならぶ、『銃』の『防壁』だ。


    ワァァーン
  『『『 ١ッ!!! 』』』


いまは一瞬の爆炎で照らされ、床と天井はすべて『銃』。錏葉とナツにだけ そう見えそう感じる。
高泉はナツにタックルされ、近くの部屋に突っ込んでいる最中。ナツはまだ『床の銃』にブチ当たり めり込むところまではいない。

553日向ナツ『ニンジャマン』:2012/06/25(月) 21:31:41
>>552

  「おねーさんッ!!」

                「おねがい!」

    「『はがして』ッ!!」

                  「あたしの」

         「『けーかいしん』ッ!!!!」


―――『信じる』。

高泉の『スピード』を。
『銃』の天敵たるその『能力』を。
『キレた』かのように思わせ、自分には普段通りの口調で話してくれたその『冷静さ』を。


彼女は、『仲間』。


『信じて』、叫ぶ。

554高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/06/25(月) 22:43:04
>>552(GMさま)
>>553(ナツさま)
見えはしませんが――在ることは理解します。
グルリと身を翻して、ナツさまを抱き留めて受け止めとうございます。
可能ならばそのまま踏み止まりたいところでございますが、叶わぬならば――――


    「心得ました」

       「――『ナスティ・アイドル』ッ!」


      『    シ     ハ ″
              ユ       ゥ
                         ツ  』


まずはナツさまの『警戒の先入観』を剥がしとり、そのままドアの外の向こうへと押し出しますッ! パス精CAC
方向は無論、先程錏葉が移動していた付近を狙うといたしましょう。その先に奴は居るはずでございます。

わたくし自身も駆けて続きたいところでございますが、それは必ずしも優先するべき事柄ではございません。

今必要なのは――おそらくは、彼女でございます。


                               「ナツさまッ」
                              「あとはッ」 「よろしくお願い申し上げますッ」

555錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/06/25(月) 23:51:34
>>552

「(近いじゃねーの)」

予想以上に、二人の距離は縮まってるもんだな・・・。
『カウントダウン』も。

「(あの『顔』。予想外!って感じの顔だったからな。敵がやった爆破じゃあねー。つまり)」
「(二人。どっちか、それかどっちもが、『モノを投げられる』体勢ってことは・・・『不安や警戒心を銃にして突きつける能力』・・・)」

「ハハ」

なら、やることはシンプルにたったの一つだ。

「『零』」

          シュ ゴ ッ

『ザ・シグマ』第二の能力。
触れるもの尽く消し飛ばす絶滅の火箭、『ワットエヴァー・ハプンド』!
だがその威力は、単なる『凝集した陽炎』の性質のみには留まらない圧倒的物理的破壊能力!!
いわばジェット噴射にも似たそれを、
まさにジェット噴射のように使用する――背中の無数の傷、できるだけ背骨に沿ったいずれかの、最も適切に『敵に向かって進む』銃口から噴射ッ!!!
銃弾より早く、銃撃よりつよく、もはやそんなピストルごときで、『シグマ』は止まりはしないッ!!(横合いからの銃弾は間に合わず、正面からの銃撃は防御可能だろう)
そしてその勢いを乗せて――意思ある砲弾、しかし砲弾には逆立ちしても真似できない――『ケリつぶす』!!!(破ス精ABE(WH)+BBC(Σ))

「『ワットエヴァー・ハプンド』ーー」



   這いつくばりな
「『メイビー・ベイビー』」

556苦痛の極限地帯:2012/06/26(火) 20:45:28
>>553(ナツ)
>>554(高泉)

    ゼロ
 『『『 ٠ ォォッ!!!』』』


    l/
   カガアァ   アアン

すでにカウントダウンは終了・・・ナツの脳天が銃弾で打ちぬかれた!


  ド ド

   ドド ドド

そのすぐそばでは、『ナスティ・アイドル』が 中空に座るような姿勢で佇んでいた。
その手には―――『ナツの先入観』が握られている!
撃たれたと思ったが、間一髪で『間に合っ』ているッ!


  ll o
 ハハ ァアア
       ___ッ

ナツと高泉の2人は、しっかりと足元を踏みしめ立ってる。
『銃』には感じない。



>>555(錏場)

>そしてその勢いを乗せて――意思ある砲弾、しかし砲弾には逆立ちしても真似できない――『ケリつぶす』!!!(破ス精ABE(WH)+BBC(Σ))


 ドゴォッー――


  『!?』


『銃の壁』を突き抜けるッ――――!


     i′i||!
 !   | i||! l||l!
 `!、.  | !|! ,i|!
  .`'ー十ー-ー
    ,!|、
   ,! ! \



          ,、
      ,_ _,i".,!,
    ,-'´´ /"ツ~,il|!         ,iL_,,、
     ´"7~ ̄ ´          ~,~ブ
      ,i′,、             / ′/,
     ,!' 、,_,ilッ=ツ         ´     .´/
       レ´l| '′                /
                      ,!′


 『こんな』


    グラァ


 『奥の手があったとは』 『チュミ、ミ・・・』


      ドサアーz_

手応えは確かにあった。

『陽炎』の残り火が室内を仄かに照らす。
『生霊』は砕かれた大理石のように大小の破片となり、シューシューと音を立てて蒸発していく。


  『ちっぽけな・・・人間なんぞに・・・』

   『無念・・・』

      『・・・・・・・・・・・・』
       『・・・・・・・・・・・・』

      シュー  シュー シュー

破片が残らず蒸発して消えた。

557日向ナツ『ニンジャマン』:2012/06/26(火) 21:58:09
>>556(GM)
>>554(高泉)

   「―――――――」


額に手を当て、無傷であることを確認……する必要はない。
高泉が、『しくじる』筈がない。
この日向ナツが『信じた』のだから。


    ニヤッ

       「……さぁんきゅ〜」
                      「おねーさん」

                                  タンッ!

高泉に押されるまま、再び通路へと飛び出す。

『天草』から聞いた言葉――忘れてはいない。
生霊を完全に『仕留める』方法は、宿主の体から『斬り離す』、素早く正確な『斬撃』。
それに必要なのは………この日向ナツの『ニンジャマン』だ。


>                               「ナツさまッ」
>                              「あとはッ」 「よろしくお願い申し上げますッ」


       「おっけー」    グッ

高泉に親指を立て、

        
        「いくよ」   「『まんまる』」

             ズギュンッ

                     シャリィン!

『忍刀』を抜き放つ。


      「『しころば』さーん! どこー?
       すぐいくから、へんじしてー!!」

まだ『焙烙玉』の爆煙が立ち込めているだろう通路の奥に向かい、声を振り絞り叫ぶ。
―――『錏葉』の返答が聞こえた瞬間、躊躇なくそちらへ駆け出したい。

558錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/06/28(木) 22:20:41
>>556

「フン」

   ヒュボ!

『陽炎』が再び揺らめく。
問題なく着地することは可能だろうが・・・ここで問題は、
まだ『壁や床が銃になっているのか』?
『生霊』は――

「(さっきの『肥黒』のときもそうだった。『背中が膨らむ』のは、一人だけとは限らねー・・・)」

『膨らみ』すら、敵本体ではない、という推理は充分なりたつ。
であれば、いま、どこに・・・

「敵ハ潰しタ・・・
 ダガ殺シキレタカ分カラネーッ!!」

状況を簡潔に怒鳴って伝え、可能であれば着地して周囲を見渡す。
まだ『銃』が解けていないなら、それも伝えて銃撃に対処する。

559高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/06/28(木) 22:45:49
>>556(GMさま)
>>558(錏葉)

    「  ッつゥ」

              「フぅ――ッ」

乗り切った! その確信から、思わず息を漏らしてしまいます。
さて、この現象が本当に終わったのかどうか――錏葉のセリフから考えるといたします。

           『チラリ』

確認するのは手元に存在する『銃』でございます。
これが『サー・イヴァン』の能力の産物であるのなら、消えていてもおかしくございません。

続けてライトを翳し、まずはナツさまの行く先を照らして、そのあとに続くといたします。
背後への警戒は怠りません。ですが、壁を抜けられる相手でございます。
警戒は無意味かもしれませんが……『覚悟』が出来るのなら、『対応』も可能かもしれません。

560苦痛の極限地帯:2012/06/29(金) 00:25:03
>>559(高泉)

>「敵ハ潰しタ・・・
> ダガ殺シキレタカ分カラネーッ!!」

手術室から錏葉の声が聞こえてきた。


>確認するのは手元に存在する『銃』でございます。
>これが『サー・イヴァン』の能力の産物であるのなら、消えていてもおかしくございません。

   ゴゴゴ

『消えていない』。



>>558(錏葉)

 ガッギン

いつの間にか 床がもう『銃』に見えない、中空の『銃』も消えた!


>『陽炎』が再び揺らめく。
>問題なく着地することは可能だろうが・・・ここで問題は、
>まだ『壁や床が銃になっているのか』?

両足でしっかりと床につけた。
部屋の隅では 『生霊』がとり憑いてた女が気絶して倒れてる。

 『お前・・・』

     ゴゴゴ


  『何者だ?・・・・・・・・・』


――『生霊』の声。かすれて今にも消えちまいそうな・・・・・・ 声は下階から!



 『おまえにとっては床は床としか感じないだろうが』
 『チュ、ミ、ミ、ィィ〜〜ン』


|(3階)

|___錏___
|///////// 床 //
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|(2階)



   ゴ   ゴ



|(3階)

|      錏     
|銃 銃 銃 銃 銃 銃

|(2階)


  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・     ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
 『私だけにとっては』  『整列する銃に感じる』

   『そういうふうに能力をつかった』
   『だから私だけが、銃と銃のスキ間をくぐり抜けられる』


|(3階)

|      錏     
|銃 銃i.銃 銃 銃 銃
..|     ↓ .↑
..|     └‐┘



  『この』 『勝負は・・・・・・』
  『 お前の 『勝ち』 だ 』

 ドドドド

   『はっきりいって ダメージがひどすぎて・・・・・・・・・』 『補給』 『が、必要だ』
   『チュミミィ〜〜』 『素潜り後の息つぎ、あるいはマラソンランナーにとってのビタミンのような、だ・・・・・・』

    ドドド

  『勝てないなら・・・・・・』

    、 、 、 、 、、 、、 、、 、 、 、、、
  『すでにお前の足裏にさわっている』


      ゴ
 ゴ

    、 、、 、、 、 、 、 、 、 、 、 、 、、 、 、 、、
  『おまえに憑りついて、その精神から補給する』



>>557(ナツ)

   ヒオン!

錏葉の声をたよりに 闇を駆ける。
手術室では『錏葉』の『陽炎』がわずかな灯りとなっている。ひとり立つ錏葉、端に倒れる女、
そして階下から聞こえてきた、弱りきった『生霊』の独白。


  シュタアアー

一瞬ッ! 疾風のように手術室内へ!

561高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/06/29(金) 00:35:44
>>560(GMさま)


          『  ザザザザッ  !』

急いで手術室内へと飛び込みます!
『サー・イヴァン』は未だ倒れていない……ならば、決着をつけねば。

    「ナツさま! 大丈夫ですか!」

『ナスティ・アイドル』に拳を構えさせて、手術室内を照らします。

562錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/06/29(金) 00:41:23
>>560

「『通り魔』」

平然と告げる『己』。
既にケリつぶして、『這いつくばらせた』・・・と、思っていた。

「スリ抜ケル・・・? 便利ジャネーカ、トカ言ッテル暇モ無ェーノカ? マサカ・・・」

『人に取憑く』のを、『どうやるのか』。
具体的な情報は無い。触れたらヤバいのはわかるが・・・
一体・・・『どれくらいで乗っ取られるんだ』?

「テメー」

『言葉は、続くか』?

「『俺ニ取憑ク』ダトォォーッ!」

何が起こるのかを二人に伝える意味の叫び。そして、防御手段として『跳躍』を試みたい!

563日向ナツ『ニンジャマン』:2012/06/29(金) 01:43:24
>>560(GM)
>>562(錏葉)
跳躍する『錏葉』、そしてさっきまで取り憑かれていた『女』の姿を視界に捉える。

   「 いったよね……『とどめ』は、『ゆずらない』って 」

             サ ッ

ライトの光を、自分の足元から、『床』をなめるように『錏葉』の足元へと滑らせる。

『生霊』は、『宿主』を『捨てた』―――
ならば当然、新たな『宿主』の肉体に向かおうとするはず。
最短距離を最速で……おそらく『銃化』によって生じる『隙間』を通って。

    (よけいな『えんしゅつ』しなきゃ……『したにいる』って、ばれなかったのにね)



    「 『このよ』は、『いきてるもの』の、『いばしょ』 」

      「 あんたの『いばしょ』は、ない 」   


           バケモノ
『 人 』であれ、『 妖 』 であれ。

『忍びのナツ』の『標的』に選ばれたもの、みな等しく。


     「 『まんまる』 」

                「 『 せ い ば い 』 ッ 」

       
          ギ ラ ァ ン ッ

                        ドヒュウッ!

『床』と、『錏葉』の体の『間』をめがけ、『忍刀』を振るい、
命なき『悪意』の最後の足掻きを、『断ち斬る』。 パス精DBB

564苦痛の極限地帯:2012/06/29(金) 13:57:26
>>562(錏葉)


  シバ!

大きくとび上がる。


    i|!
    l!
    ・

夕陽だ。彼方に夕陽がみえる。


  ザム




   ドアアア―――――――


ここは、錏葉達がいたはずの「深夜の病院」じゃあない。

質素なベージュへ白のコンクリ家屋が並び、夕焼けでオレンジに染められている。
足元は舗装されていない砂利道が延々と続き、濃い影がすっと伸びている。
空気はむっとする熱を孕んでおり、また埃っぽくもある。


   ォ  ォ ォ

錏葉の正面に兵隊がいる。
赤ベレー帽、服は緑の迷彩服。姿はイヴァン(錏葉がさっきとどめを刺したやつ)。
だがその顔は 永久凍土にぽっかりと空いた穴のように真っ黒で、顔のパーツがない。

兵隊の顔の穴から 声が紡がれる。


  「最初に、ひとりの兵隊の『生霊』があった」

  「それに他の『生霊』も だんだんと集まっていった」
  「風が集まりハリケーンになるように、雪玉をころがしてどんどん巨大になるように・・・・・・」

  「その、最初のひとり目の兵隊の名をとって、『サー・イヴァン』」


      ォ     オ


錏葉の周りに人が集まってくる。
白衣に長髭の男、黒衣の婦人、茶迷彩の兵隊、干肉屋の男、サッカーボールを持った子供。みな顔がなく真っ黒だ。
全員が顔のない顔を錏葉に向けて、遠巻きに錏場をぐるりと囲む。


わずかに風が吹き、うっすらと砂塵が舞う。
正面の兵隊は数歩ゆっくりと歩いて、夕陽を背にする。


   ォ   オォ

兵隊の体に亀裂がはいっていく。
周囲の人々からも ひび割れていく音が出て、それがどんどん大きくなっていく。


  「これでよかったんだ」 「これで・・・」


錏場の視界が暗転する。
直後にみえたのは高泉と、『忍刀』をふるうナツの姿だった。今さっき自分がいた病院だった。

565苦痛の極限地帯:2012/06/29(金) 13:58:45
>>561(高泉)
>>563(ナツ)
高泉がライトで照らすと、そこにはとびあがる錏葉。


   ウジュル

その右足に、ずるりとへばりつく影。
『生霊』だ。その見た目はなんだか、ロボットの外壁がはげおちてズタボロという感じになっちまっている。
『生霊』字体からひょろりと細い触手がのび、先端は 錏葉の足裏と一体化している。


>     「 『まんまる』 」
>
>                「 『 せ い ば い 』 ッ 」
>
>
>          ギ ラ ァ ン ッ
>
>                        ドヒュウッ!
>
>『床』と、『錏葉』の体の『間』をめがけ、『忍刀』を振るい、
>命なき『悪意』の最後の足掻きを、『断ち斬る』。 パス精DBB


   _    _
  i´i'  ,i⌒!,i´`!             ,、--―-ァ
 .! i′,! ._,i !-┘            i" _,,,、、i'′    ,,
 | .!, !'~ ,,、-ァ             `'_,、、、、    ,,、-''"
 ! ,L、-'''",、-'               ´., `´ ,、-='"
.|,、-''"~                ,ム-‐'ニ-''   ,
!.!                  . ,ム-‐"~  ,ッヒシ'
 !,!                          ,、-┴''" /
                                /ーッ
                                  '′




  、
  ,二⊃
 _`ユ,,,,、、-―――――――――――――---、、
                             ,-┐,、
                            ,! ./ レ′
                             !-' i-、
                              ,i'/
                              ´

錏葉と繋がる部分を、絶つ。


   シュー   シュー

『生霊』が、高泉達がもつ銃もが 蒸発するようにして、あっという間に消えた。




   ド ―――― ン

 ┌―――――――――――――┐
 |                    |
 | 『サー・イヴァン』 ・・・の最期 .|
 |                    |
 └―――――――――――――┘



錏葉は無事だ。

高泉・ナツの見るかぎりでは、飛びあがった一瞬だけ
意識が朦朧(もうろう)としていたようだが、今はなんともなさそうだ。

566高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/06/29(金) 21:32:02
>>564-565(GMさま)

>   シュー   シュー

>『生霊』が、高泉達がもつ銃もが 蒸発するようにして、あっという間に消えた。


    「………………」

    「これで幕が下りた」
                   『ドダッ』

     「そう考えても、よろしいのでしょうか?」

安心して息を吐きます。これにて決着ならば……ようやく安堵出来ます。
思わず、その場に座り込んでしまいましたが、これぐらいは許されるでしょう。

消えていく銃を見て、頭に手をやります。
帽子は……やはり消えてしまったでしょうか?

567日向ナツ『ニンジャマン』:2012/06/29(金) 21:43:26
>>564-565

「じょうできだよ、『まんまる』」

崩れ落ちそうになる高泉に肩を貸し支えたい。


  「おねーさん…そとにでてから、やすみましょう。

   『うちにかえるまでが、なんとか』って、いうから……ね!」

568錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/06/29(金) 23:25:00
>>564
「・・・」

なんだか妙な具合だ、と思った。
足下のそいつはムカつくし、消し飛ばして当然のヤツに間違いはないが、
だがなんとなく、「まぁ、よかったじゃあねーか。お疲れさん」なんて、そんな気分にさせられてしまった。

「『風が集まりハリケーンになるように、雪玉をころがしてどんどん巨大になるように』・・・」
「ナルホドネ」

シタ ン !

やはり危なげなく着地。

「・・・ウマいこと『成仏』デキタンジャあネーノ」「天国ハ無理ソーダガナ」「ハハハハ」

なんとなくそうなんだろうな、って感想を呟き、笑い、

「・・・ドコカラ出ヨウ」

入り口は『爆破』されてる。
それに『天草』だとか、ほかにも残ってる連中がいるはずだが。まぁ、生きてればそのうち出てくるか。
下におりて適当な窓でも破るか・・・。

569苦痛の極限地帯:2012/06/29(金) 23:27:47
>>566-568

   ド  ド

高泉が頭に触れる。
赤いベレー帽は、別れの余韻もなく静かに消滅していた。

高泉にナツが寄り添う。


 「おおーい」「誰か居ないかーアア」


階段の方向から声がする。

 「急に『生霊』のオゾましい気配が消えた!もう安全じゃ!」

      「誰かぁー! だれか生存者はいないッスかぁ〜〜」


あれは霊媒師の天草の声だ。あともう一人「ADの牧 (※)」も叫んでる。

                              (※ 院内放送をつかってたやつ。また、高泉達は知らない事柄だが
                                 肥黒DにさんざビビらさせられてたADだ。(参照:>>75,>>413-414) )

570高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/06/29(金) 23:40:02
>>569(GMさま)
まるで幻のようでございます……
本当にあった事柄なのか、それすら疑わしく思えてしまいます。

    「現世は夢、夜の夢こそまこと」

      「……」  「乱歩は趣味ではございませんね」

        「イヴァンさま」
       「どうか、心静かに」

そっと、祈るようにつぶやきました。

>>567(ナツさま)
手を貸してくださったことに、感謝の笑みを向けるといたします。


   「それでは帰るといたしましょうか」
   「…………車の運転は、どなたか出来ますか?」

わたくしは……おそらく足が届きません。

571錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/06/29(金) 23:53:13
>>569

「あー」

「・・・チョット顔トカ ヒデー事ニナッテルヨナ」

たぶん。
天草とかほかの一般人が見たらなんかちょっと問題が起きそうなレベルの・・・

「・・・」

『シグマ』なら、この階のそこらの窓から外に飛び出しても、壁でもなんでも使って降りられる。
『スタンド使い』でない人間に、『シグマ』の外見やらヤケドをいちいち誤魔化すのもクソめんどいので


   ㌧


あとのことは二人に任して、俺は窓から帰ろう。
ねぐらにまだ酒はあったはずだ。弔いってわけじゃあ無いが。
そのくらいの手向けはあっていいだろう。
四万人超と、三千万人と、37万人と、70万人のために、
今夜はひっそりと火を焚いて、酒を盛ってやることにする。

572日向ナツ『ニンジャマン』:2012/06/29(金) 23:59:52
>>569(GM)
>>570(高泉)

 「―――――!」

あらためて、高泉と錏葉に向けて親指を立てる。


  「…」

コーヒーまみれで、昔のクイズ番組の罰ゲーム後みたいな自分の格好を見下ろす。

『母さん』が無事だといいけど、
無事だったら無事でいろいろめんどいだろうな……そんな事を思う。

573苦痛の極限地帯:2012/06/30(土) 00:13:54
>>570-572

 「おお、ここにおったか」

錏場がひと足先に去った後で、天草とAD牧がやってきた。



   ォ   ォ ォ



すこし先の展開はこうなる。

大きな病院には 霊柩車がひっそりと出ていくための別出口がある。ナツ・高泉達はそこから脱出した。

天草は、心霊業界を代表しての せめてもの感謝の意ということで、心霊グッズを高泉とナツ、あとで錏葉にも渡す。
うさんくさい心霊グッズだったが、後日質屋とかで『90万円』で売れることを各々は気付く。これが『報酬』だ。
(ただし錏葉だけ−70万円で、残20万円(>>41)。しかも皮膚が破けたダメージが体全体の28パーセント・・・治療が必要だ。)

肥黒D等の犠牲者については、天草とAD牧がうまくごまかしてくれた。
天草曰く、「どうせ実際の事柄を話してもわかりはせん。我は霊能力者(パフォーマー)で
こやつ(AD牧)は情報ねつ造 お手のものなプロじゃ、まかせとけ」・・・ということだそうだ。

574苦痛の極限地帯:2012/06/30(土) 00:19:33



       高泉 切羽                       廃病院前
       日向 ナツ              初日/ 4時30分02秒

.

575苦痛の極限地帯:2012/06/30(土) 00:22:41

  ブロオオオオーz___

AD牧の運転する車に乗せられ、廃病院から遠ざかるナツと高泉達。
生存者達は緊張が一気に解け、すっと眠りについていた。

AD牧はバックミラー越しに高泉とナツの寝顔を見て、満足気な顔をする。
その後方の廃病院がどんどん小さくなっていく。

   ll  o
  ハ ハ ァァー―――z___ ッ

彼方から、黄金色の陽光が闇を退けていく。長い夜が、開ける。


































   モゾ

AD牧の背中、服の下が僅かにゆれる。


                         「 ・・・・・・・・・・・・・・・。 」



                                    ゴ    ゴ   ゴ

                                               ゴ  ゴ


                                                     「・・・チュミミ〜ン」

576苦痛の極限地帯:2012/06/30(土) 00:23:15




   l !!
   ト ォ ――――z____ ン

577苦痛の極限地帯:2012/06/30(土) 00:26:17
作者のあとがき



本当に恐ろしいものとは、いったい何だろう?
ここでは私の体験を2つ挙げます。



【私の体験①】
昔、沖縄のひめゆり平和祈念資料館へ行ったことがあります。
そこには戦争な悲惨な資料や映像やガレージ等がありましたが、非常に印象に残っているのは
館内にいたお婆さんでした。その方は来館者に、自分の実際の戦争体験を語ってくれるのです。

お婆さん曰く、学友が撃たれて その腹から内臓がこぼれる。急いで学友の内臓を腹の中に
戻してあげた。でも人体の内部は圧力があるので、戻した内臓が圧力でまた出てくる。
戻しても戻しても出てくる。

お婆さんの名は喜納(きな)さんといい、私が学生時代に出会ったのですが当時でもかなり高齢な方でした。

もう一つ、印象に残った部屋がありました。
学徒隊の遺影が壁にずらりと並ぶ部屋です。遺影はところどころ歯抜けになっており、
名前だけというのもありました。人生の痕跡が、誰かの記憶にあった名前しか
残らなかった方が何人もいたのです。数々の遺影はもちろん哀悼の気持ちを呼び起こしますが、
遺影すら無い方々は、どんな人だったのか思い起こすこともできません。



【私の体験②】
家で晩飯を食べながら、何気なくニュース番組を視る。
どこかの外国で、自爆テロで何十人かが死んだとか、あるいは空爆で死んだとかいうニュースが流れる。
ふーんなんだか物騒だなぁ、と思いながらムシャムシャとおかずを食べる。



お婆さんの戦争実体験とか、ひとりひとりの遺影を見ると『現実味』が沸いて、気持ちが沈む。
でもニュースはべつに平気。死者の数とかしか伝わってこないから、そこには『現実味』が無いから。
つまり『現実』がどれほど悲惨であっても、そこに『現実味』が有るか無いかというだけで
感じ方ががらりと変わってしまうのです。これはとても恐ろしいことです。

また幽霊や悪魔よりも恐ろしいのは「戦争の悲惨さ」です。
幽霊とかはつきまとってきたり、邪悪な力で不幸な目に遭わせてくるかもしれません。
だけどそういう怨念のパワーよりも、実弾のほうがよっぽどヤバいです。
恐ろしいのは、死んだ魂よりも生きた人間です。生きた人間はだましてくるからです。

沖縄のお婆さん、喜納(きな)さんが作者に伝えた『恐怖』は、
私なりのやり方でこの作品に昇華しました。この『恐怖』が皆さんにも伝わってくれれば幸いです。

最後に、参加者の皆さんに感謝します。
またこの作品をつくるきっかけとなった、戦争映画「ハート・ロッカー」にも感謝します。
(ハート・ロッカーの意訳は、苦痛の極限地帯。)

578高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/07/14(土) 01:27:04
GM評価額 ⇒ 『10万円』

文句なし。完全に趣味に合致していたので、とにかく楽しめた。
NPCのイヴァンとのやりとりが非常に新鮮。NPCを気に入ったの初めて。
『生霊』の概念も非常にジョジョ的で、気に入った。
今後もこの原作をオリジナリティを込めつつ再現する路線に期待。

579日向ナツ『ニンジャマン』:2012/07/15(日) 01:49:20
GM評価額 ⇒ 『10万円』

まじで『きんちょーかん』、はんぱなかったよー。
あの「ぴりぴりする」かんじは、ちゅうどくになりそうだった。
すごくたのしかったよー。
また、さんかさせてもらえたらいいなー。

580錏葉九郎『ザ・シグマ』:2012/09/09(日) 22:36:21
GM評価額 → 『9万円』

舞台、雰囲気、展開すべてが楽しいミッションでした。
NPC達も魅力的な連中がそろってて、話してて楽しい。
ほぼ文句なしなんですが、ちょっと序盤の探索が長かったかな?と。
次回もぜひ参加しますもんね。


あとまー『サー・イヴァン』の能力が悪質で気にくわねー(褒め言葉)ので1万円引いてどうぞッ。
・・・カメラ代?やだな。俺はそんな細かいことをいちいち気になんかしないよ。

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