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魔法少女 りれい☆マギカ(リレーSSスレ)
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参加型SS立ち上げるよ〜♪
ルール
①主人公は魔法少女「りれい」
②詳細な性交描写はNG
③1レスにつき一行まで
④連投は禁止
⑤1日以上書き込みがない場合はルール④は無効
⑥完結は1000レス
>>2で題名をレス>>3からスタートします
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「魔法少女 りれい☆マギカ」
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夕陽が照らす小道を少女が歩いていた。
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>>3
そんな彼女は、何かを感じて走り出す。たどり着いた先には、謎の空間の裂け目のようなものが。
「これが、結界?」
「そうだよ。この中にいる魔女を倒すのが、キミ達魔法少女の義務だ。」
それを聞いた少女が…紬木(つむぎ)りれいが周りにこちらを見ている人物がいないことを確認してから、左手中指に付けられた指輪をかざす。そこから現れた宝石が光り、りれいを照らすと、彼女の纏う衣装が変わる。黄緑色を基調とし、紫の刺繍が刻まれた衣装。その手には、長いバトンのような武器。
「これが魔法少女の姿。思ってたよりも派手、だね。」
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そんな彼女に両手のない人形が襲いかかる!
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「ちょっと!?…なにっ!?」
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驚きながらも半身をそらして避けるりれい。
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勢い余って転倒する人形。
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だが、その人形の首がもげてりれいに襲いかかる。
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「!…ていっ」咄嗟に頭突きで迎撃する。
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吹き飛ぶ首にバトンで追い討ちをかける!
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首は粉砕され、人形は霧散する。
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キュゥべぇ「なかなかやるじゃないか」
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りれい「あれが魔女なの?」
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キュゥべぇ「いいや。あれは使い魔さ」
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キュゥべぇ「魔女に使える僕だよ」
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りれいは辺りを伺いながら訊ねた。
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りれい「魔女はもっと強いのよね?」
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キュゥべぇ「もちろんさ!比べようもないよ」
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その言葉にいっそう気を引き締めるりれい。
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その後も使い魔を倒しながら先へ進んでいく。
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ーそして…そこに奴は居た… ー
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これまで倒してきた使い魔とは比べようもない
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とても巨大な化物がいた。
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キュゥべえ「まずい。りれい、ここは一旦引こう。今の君じゃ、勝てない。」
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りれい「えっ、まだ戦ってもないのに?」
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キュゥべぇ「分からないのかい?あの桁外れの魔力が」
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>>27
だが遅かった。いたのだ。キュゥべえの真横に、その魔女が。
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>>28
思わずびっくりして頭突きをかます、りれい
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遥か彼方まで吹っ飛ぶ魔女、吹っ飛んだ魔女に巻き込まれ絶命するキュゥべえ。
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りれい「あ、痛たた…あれ?キュゥべぇ?」
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キュゥべえ「代わりはいくらでもいるけど無意味に潰されるのは困るんだよね。もったいないじゃないか。」( '༥' )ŧ‹”ŧ‹”キュップイ
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>>32
なぜか死んでいるキュゥべぇが元気なキュゥべぇに食べられていた
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りれい「え?何で、キュゥべえがキュゥべえを、いや、何か、マシュマロみたいで美味しそう…」ゴクリ
りれい「じゃなかった、魔女は…倒せたみたいね✨」
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結界が薄れてゆき、元の町並みへと戻る
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キュゥべえ「まさか、あの神浜の魔法少女たちが倒せなかった魔女を初めての魔女戦でそれも頭突きで倒してしまうなんて、君は僕が思っていたよりも遥かに魔法少女としての素質があるようだ、りれい」
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りれい「煽てて誤魔化そうとしてもダメよ」
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キュゥべえ「この国では成長途中の女性のことを少女って呼ぶんだろう?だったらやがて魔z…いや、なんでもないよ💦帰ろう、りれい✨」
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りれい「ケガしてたのにピンピンしてる上に自分を食べてたように見えたんだけど、どういう…今、何て言った…?」
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キュゥべえ「・・・・・・・!?りれい!気をつけて!魔女が近くにいるよ!」
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キュゥべぇがそういうのが先か、世界が歪んだ
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りれい「(魔女の穢れに他の魔女が吸い寄せられることもあるって言ってたっけ?キュゥべえ問いつめるのはあとにするとしてさっさと倒してしまおう。)」
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錆び付いた自動販売機が大量に設置されいる光景が広がっていた
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その自動販売機のいくつかが吹き飛ぶ。どうやら、誰かが魔女と戦っているらしい。
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りれい(グリーフシードならさっき拾ったし、ここは先客にまかせようかな)
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???「ふゆぅ、この魔女強敵だよぉ〜💦私1人では勝てないよ…あ!」
りれいと目があった。
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絡み合う視線─ 。逃げようと思ったら時にはもう、遅かった。
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???「そこの人、お願いします。私と一緒にあの魔女と戦ってください💦」
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りれい(仕方がないのかしら…はぁ…)
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キュゥべえ「やあ、かえで。君が宝崎で魔女狩りをしているなんて珍しいね。レナやももこの姿が見えないけど今日は1人かい?」
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かえで「どうしてキュゥべぇが神浜にいるの!?」
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キュゥべえ「ああ、なるほど。そういうことか。おそらく魔女はかえでを連れて結界ごと宝崎に移動してきたんだ。かえで、帰りの電車代は持っているのかい?」
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りれい(それ、今気にするとこかしら)
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かえで「ふゆっ!?も、持ってないよぅ💦」
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その間も色選り取りの空き缶と瓶をトッピングされた巨大なゼリーのような姿をした魔女の攻撃は続く…
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りれい「電車代はキュゥべえが何とかするわ。(嘘だけど。)早くあの魔女を何とかするわよ。」
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りれいがそう言うのと同時に、魔女のゼリー状の触手がかえでの蔓に巻き付いて高速回転しながら粉砕した!
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りれい「危ないな!もうッ!」
りれいがバトンで触手を叩くとその一帯にあった魔女の触手は跡形もなく消失した。
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かに見えたが、インパクトの瞬間透明な液体に変化して当たりに撒かれただけだった
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りれい「キュゥべえ、これ私勝てないんじゃない?」
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キュゥべぇ「どうやらあの魔女は半固体から液体になることもできるみたいだね。正直、打撃では相性が悪いと言わざるを得ないよ」
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りれい「ビームみたいな攻撃で焼き払えれば丸く収まりそうね、っていっても私は出来ないけど、はは💦かえでさん、そんな魔法使え…るわけないですよね。一旦、引きましょう💦」
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かえで「ビームはダメだよぅ…弾力があって跳ね返されちゃうのぉ…ふゆぅ…」
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りれい「なら逃げて勝てる人呼びに行きましょう💦えい。」
りれいがバトンを振ると空間が裂けた。裂け目から結界を抜けれるらしい。
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そうはさせないとばかりに魔女の体に突き刺さっていた空き缶と瓶がマシンガンのようにりれい達にむかって射出された
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???「はあ、フールガールかと思ったら全然違うんですケド。この魔女は貰っていくカラ」
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りれい「なんとか逃げれたみたい」(結界から出る瞬間、誰かいたようだけど…)
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かえで「あの〜、助けてくれてありがとうございました。」
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恐る恐るお礼を言う少女を見ながら、すっかり暗くなった夜道を見てつぶやくりれい
りれい「ここ、どこ?」
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しかし返事がない。りれいが振り返るとかえでがキュゥべえの体を揺さぶっていた。キュゥべえは動かなくなっていた。
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りれい「何してるの…?」
頬がひきつるのを感じながらりれいはかえでに声をかけた
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かえで「キュゥべえが動かないの…死んじゃってるのかなぁ💦キュゥべえ、起きてぇ」
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そう言いながらキュゥべぇを揺すり続けるかえでを見て、うっすらと冷や汗をかき始めるりれい
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???「あら、神浜に入っちゃったのね、キュゥべえ。追っていた魔女の結界に入ってたのかしら。」
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そんな雰囲気を変えたのは女性の声だった
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かえで「巴マミさん」
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マミ「ちょうど見滝原に帰るところだから」そういう良いながらキュゥべぇを掴んで駅の方へと去っていった
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かえで「えっと…あらためまして、秋野かえでっていいます。よろしくお願いします。」
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りれい「ああ、ご丁寧にどうも。私はりれいって言います。こちらこそよろしくお願いします」りれいはお辞儀をした
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頭を下げたりれいの視界にキュゥべえの姿が映った。いや、キュゥべえではない。キュゥべえはこんなに小さくはない。それに神浜の中で動けるキュゥべえはいない。
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キュゥべぇ?「モッキュ!」
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りれいがキュゥべえみたいなそれを見てると誰かの脚が見えた。
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一瞬、かえでかと思ったがどうも違うようだ
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???「もしかして、りれい…ちゃん?」
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その声を聞いた瞬間、全身を駆け巡る寒気に突き動かされるようにりれいは走りだした。
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神浜に転校したかつてのクラスメイトの声だったのだ。
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?「また、逃げるの…?」
走った筈なのにすぐ耳元からその声は聞こえて───優しく抱きしめられた。
りれい「は、離して…」
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???「ううん、離さないよ。…その指輪、りれいちゃんも魔法少女になったんだね。」
彼女の声は悲しげだった。
キュゥべえ?「モッキュ!モッキュ!」
???「うん、わかってる。りれいちゃん、話は後でしよう。」
世界が歪み魔女の結界が現れた。
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それは異様な光景だった…灰色の柱が無数に建ち並んび、そこら中から『オギャアオギャア』と赤ん坊の泣き声が聴こえる…
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かえで「あわわわわ、今日はいつもより魔女に当たるよぅ。私たちだけで倒せるかなぁ、いろはちゃん〜💦」
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どんどん泣き声が近づいて来るのと同時に鼻がもげそうな異臭が漂ってくる…ずちゅ…ずちゅ…っと挽き肉を捏ねるような音もする…
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いろは「大丈夫…ってりれいちゃん!?」
りれいは一瞬の隙をついていろはから離れ、魔女のもとに向かった。
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急いで後を追いかけようとするいろはとかえでの前に2メートルくらいの臼桃色の物体が現れた…大きな円に楕円がくっついた形…まるで赤ん坊のような形の巨大な挽き肉の塊が全身の肉をミミズが這うように蠢かせながら近づいて来て───
使い魔「_(_(/9.9。_(_(_(_()(_8)88699!」理解できない叫びをあげながら血生臭いドリップを撒き散らしてくる…!
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草の壁で使い魔の攻撃を防ぐかえで。
りれいの姿はもう見えなくなっていた。
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使い魔達『『『_(_(!_(_(!』』』
無数に集まってくる臼桃色の使い魔に遮られて見えないのだ…!
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かえで「いろはちゃん!」
いろは「うん!ストラーダ・フトゥーロ!!」
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いろはが放った光を帯びた矢が使い魔達を蹴散らしていく…
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使い魔はほとんど倒したがりれいと魔女の姿が見えない。いろはとかえでが使い魔と戦っている間に戦いながら結界の最深部に移動したみたいだ。
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いろは「急いで追いかけないと…っ!?」
走り出そうとしたいろはは急に足に重みを感じて転んでしまう、かえでが振り返えるとその脚には無数の肉片が瘡蓋のように貼り付いてウジ虫のように這っていた…!!
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りれいは魔女と戦いながら考えていた。私が環さんの話をもっと聞いていたら環さんは皆と打ち解けていたかもしれなかったのに。ただ懺悔し終わる前に魔女の攻撃が来る。
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それは例えるなら濁流─!止めどなく流れる挽き肉の奔流─!それが宙に浮かぶ巨大なセーラー服のスカートから吹き出してくる─!
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だがりれいの拳に触れるとそれらは無に帰した。りれいの圧倒的力は固有魔法によるものなのだ。
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りれい「っ…ぅぅ…」
りれいは軽い目眩を覚えたが奥歯を噛みしめ堪える。
強大な力にはリスクが伴う…物質を消し去る攻撃は膨大な魔力をりれいから奪う…それゆえに前にあったゼリーのような魔女には使わなかったのだった
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りれいのソウルジェムが濁る。
りれい「(キュゥべえは、魔法少女は魔女になるって言ってたっけ。やだなぁ、問い詰めてやろうと思ったのにできそうもないや。…環さん、元気そうだったな。最後に声が聞けて良かった…)」
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りれい(………なんて、綺麗に諦めきれるほど私は…人間が出来ていないわ!)
萎える精神を奮い立たせてりれいは解決策を模索するため…魔女の行動を思い出す
りれい(そういえば、魔女はスカートから濁流を出す前に襟元に白いミルクのような液体を注いでいたっけ…もしそれが肉の濁流の材料だとしたら…供給源を絶てば…)
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考えているりれいに魔女が襲いかかる。
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りれい「くっ…手数が足りない」
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魔女の攻撃がりれいを直撃する。
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りれい「つぅぅ!あぁぁぁぁぁ!!」
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魔女の追撃がりれいを捕らえたそのときだった
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蔓が伸びてきてりれいを掴んで魔女から遠ざける
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かえで「なんとか、間に合ったよぅ〜💦」
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かえでが魔法で生やした蔓はりれいを地面に降ろすと螺旋を描きながらその周りを守るように漂う
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りれい「かえでさん。」
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落ち着く間もなく魔女が具現化させた包丁、鋏、ティッシュ、タオル等を飛ばしてきた
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無数の矢が魔女の攻撃を打ち落とす。
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りれいが矢が飛んできた方向をみると、そこには傷だらけのいろはがいた
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いろは「何とか…間に合ったよ…りれいちゃん」
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その姿に様々な感情が吹き出し溢れそうになった途端、りれいの心はシャットダウンされ
りれい「襟元を何らかの方法で塞げばあの魔女の最大の攻撃は防げるわ」
出た言葉は感謝ではなく試行錯誤だった
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いろは「かえでちゃん!」
かえで「うん!」
かえでの操る蔦が襟元目掛けて一気に伸びていく
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だがそれと同時に魔女の頭上の杯がひっくり返り、中から大量のミルクが魔女の襟元に降り注ぐ…
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りれい「お願い!環さん!」
いろは「ストラーダ、フトゥーロ!!」
伸びゆく蔦の隙間を埋めるが如く光の矢に阻まれ白いミルクはスカートに注がれることなく地面に落ちる。
同時にりれいは駆け出した。
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魔女の前まで距離を詰めたりれいはバトンを振りかぶり渾身一撃を叩き込む
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りれい「いっけぇぇぇぇ!!!!」
りれいのバトンがあたり魔女は散った。
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>>124
結界は陽炎のようにその姿を溶かしていき、現実へと世界は戻った
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その場を去ろうとするりれいを後ろから抱きしめるいろは。
いろは「会いたかったよ、りれいちゃん…」
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りれいは覚悟を決めた
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りれい「環さん…ごめんなさい!私、本当は知っていたの!環さんが皆と遊べない理由を!妹さんの入院していた病院へのお見舞いに行ってたのを!……でも言えなかった。」
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りれい「だって『じゃあ代わりにりれいちゃん来てよ』って言われて『まあ、それで皆が楽しい時間を過ごせるなら』って軽い気持ちで遊びに行ったらなぜか気に入られちゃって、それからも環さんの都合が悪いときには呼び出される事が増えて、最終的には常時呼ばれるようになってなんだか私が環さんから友人を奪ってるみたいになって…どんな顔で環さんの事話したらいいか分からなかったの!!」
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りれい「環さんがどんどん輪から外されていってでも私怖くて何もできなくて、でも私自身が許せなくて……(だからキュゥべえに願った。『環さんがどんな窮地に追い込まれても誰か必ず環さんを助けて』って。私みたいな卑怯者のせいで辛い目にあっても今度こそ環さんを助けたくて。)」
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重い沈黙がその場を包む
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かえではふとここに私がいてもいいのだろうかという思いに駆られた。あきらかに場違いだ。そうだ、こっそり抜けよう。そう思って振り返ったかえでは硬直した。
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魔女との戦闘の余韻といろはとりれいの間の漂う空気に呑まれて気づかなかった…
かえで(こ、ここ!男子トイレだよぅぅぅ)
そう、そこは公園の男子公衆便所だった
魔女の結界によって連れてこられたようだ
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>>133
かえで「い、いろはちゃん!りれいちゃん!一旦、離れようぅ!ねっ!ねっ!?」
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まだ話したそうにしている二人の手を引いてかえではその場を後にした
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その後は話をする雰囲気ではなくなり、解散となった
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翌朝、りれいは学校に向かっていたはずだったが気がつけば魔女の結界に迷い混んでいた。
???「やありれい。来てくれて助かったよ。」
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りれい「おはよう、キュゥべぇ。ところでこの前の自分を食べていた事と言いかけた事はなんだったの?」
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キュゥべえ「りれい。ぼくがぼくを食べるとか変なこt…」パタン
キュゥべえ「りれいいきなり僕を全力で殴るとかひどいじゃないか。代わりがいくらでもいると言っても無限じゃないし何よりもったいないじゃない、わ、わかったよ、全部説明するからその振り上げた拳をおさめてくれないかい?」
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そう言った次の瞬間─
ガタンゴトンガタンゴトンガタンゴトン!!!!!!
キュゥべぇは窓から無数に手が生えた電車に牽き潰された。
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キュゥべえ「りれいたすk…」グシャ!
キュゥべえ「ちょ、見てないではy…」グシャ!
キュゥべえ「このままじゃらちがあかn…」グシャ!
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りれいが瞬きをしている間に電車は通りすぎて…地面にはいくつかの白い染みが残った
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りれいはキュゥべえが復活する前に魔女を退治したほうが話が早いだろうと考え、魔女が潜んでいると思われる方にバトンを振り下ろす。空間が裂け、最深部があらわとなり、魔女が姿を見せた。
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線路!線路!線路!
無数の線路が宙に浮かび、複雑に絡み合いながら円を描く───。
地面からは毛むくじゃらの野太い腕が木々のように立ち並び、掌をワキワキと動かす─。
そんな異様な光景の中心に巨大な布団の塊が震えるように身じろぎを繰り返し─。
『───────!!!!!!』
悲鳴のような耳障りな声を張り上げた─。
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りれいはすぐさま魔女にめがけてバトンを振りかざす。衝撃波が魔女に直撃する。しかし魔女に傷一つつけられない。
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なぜなら魔女が纏っている布団はとってもふわふわで衝撃を分散させてしまうのだ!
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りれいはバトンを地面に擦り付け、着火し、炎の衝撃波を魔女にぶつける。魔女はあっという間に焔に包まれた。しかし、焔のあとからは無傷の魔女が姿を現す。
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周りの線路を時速300㎞で走り回る電車使い魔の生み出す風に煽られて、魔女が燃え尽きる前に焔が消されてしまったのが原因だ!
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りれい「(衝撃は吸収される、火は使い魔の風で消される、その使い魔は新幹線くらいかな…結構はやくて捕らえにくい……そう言えばあの魔女よくはねられないな…あ、そっか、布団があるから、いや、避けてるから?何で布団があるのに使い魔を避けて…!)そうか、あの速度でぶつかったら摩擦熱も凄いことになるんだ。だったら!」
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思考を巡らせるりれいを地面から生える無数の手が捕らえようと襲いかかる
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りれいは地面を蹴った
ーその瞬間地面から生えた手は木っ端微塵に吹き飛ぶ
そして、同時にりれいは魔女の目の前に現れる。慌てた魔女を助けようと使い魔が勢いよく近づく
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その瞬間、魔女は使い魔から逃げるように後退って距離を取ろうとするが─なんと!?
無数の手が魔女を絡めとり身動きを封じた。
そして電車使い魔と接触してりれいの目論見通りに布団に火がつく─。
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りれい「当たれエエエエ!」
バトンを燃える魔女に直撃させる。
ー結界が崩れ落ち、見覚えのある建物が視界に入る。学校だ。
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静まりかえった校庭を進み玄関へ入り教室へたどり着いたりれいを待っていたのは…いろはとかえでだった
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いろは「りれいちゃん、授業始まっちゃうよ💦」
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りれい「っ…」
りれいは息を呑んだ…。
宝崎の学校に二人が居ることもさることながら、より目を疑ったのはその格好だった。
二人は神浜大付属の制服の上からフードを目深に被り、サングラスとマスクで顔を隠し手袋をはめてタイツをはいていた。
─まるで誰にも肌を見せたくないかのように
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りれいは時計を見た。
7時30分。
遠くから通ってるりれいにしてはつくのが早すぎる。どうやら魔女の結界が移動したことで大幅にショートカットしてしまったようだ。まだ他に生徒の姿は見えない。
ふと遠くから生徒の声が聞こえ始めた。
りれい「お、屋上ッ!行くよ💦」
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その言葉を聞いて目を見開いた二人は異口同音に叫んだ。
いろは・かえで『『いやだ!!』』
りれい「!?」
そのあまりの声の大きさにすくむりれいの手を万力のような力で引っ張って保健室へと連れ込んだ───!
そこには大量の布団が詰まれていた。
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りれい「布団がこんなにたくさん…布団がふっt…」
???「りれいそれ以上は言っちゃいけない。それは君たちのいうところのオヤジギャグというやつだろう?」
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りれい「キュゥべぇ、貴方まで学校に居るの?」
キュゥべぇ「?…何を言っているんだい?ここはさっきの魔女の結界の中じゃないか。それより早くしないとあぶないんじゃないかな?」
りれい「どういうこと…?」
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???「キュゥべえ、その子はたぶん幻惑か何かを見せられていたんだと思いますよ。」
キュゥべえ「君がどうしてここにいるんだい?」
???「私は魔女の結界に入った黒羽根が帰って来ないので様子を観に来たらあなたがいたんですよ。どうやら神浜から外に出ちゃったみたいですね。」
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?「貴方はとても辛い目にあったんですね…せめて、最後は…幸せな夢を見てください」
とても優しそうな、でもどこか悲しそうな声が聞こえたかと思うとりれいの視界は歪み…
いつか見た神浜の地に降り立っていた。
今度こそ本当に魔女は倒されたらしい。
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目を覚ましたりれいは記憶を失う前のことを思い出し、再度時計を見た。
12時30分。盛大に遅刻した上に市外に来ている。りれいの中学生活の皆勤賞が途絶えた瞬間だった。
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?「大丈夫ですか?お怪我はありませんか?」
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りれい「あなたは、さっきの魔法少女…」
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?「はい、梓みふゆと申します。余計なお世話かと思いましたが、あのまま魔女に抱きしめられたままだと同化されて養分にさせられてしまいすので…無事で良かったです」
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りれいは周りを見渡した。
人気のなさそうな場所だが彼女の周りに黒いローブを羽織った人影が2、3見える。そう言えばさっきの結界、遠くで魔女の様子を伺っていた気配があった。たぶんこの魔法少女たちだったのだろう。
りれい「梓さん、さっきはありがとうございました。…その、凄く強いんですね💦」
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みふゆ「いえいえ、あの魔女は戦闘はあまり得意なタイプではなかったようですし、幻覚ならば私の得意分野ですから」
みふゆ(あの魔女の幻覚は相手の悩みを媒介にするものでした。もしこの子が弱い子ならあそこまで抵抗は出来てないでしょうね…)
みふゆ「それに、貴方が魔女や使い魔を引き付けていたお陰でこの子達を助けられましたし」
黒羽根達「ありがとうございました」
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りれい「い、いえ、そんな💦……ところで、その黒色のマント?何かチームの衣装とかなんですか?あ、私、魔法少女のグループとかがあるのは聞いたことあるんですけど、チームに入ってなくて、ちょっと興味あるっていうか…」
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みふゆ「ごめんなさい、この後用事があるので失礼しますね」
黒羽根「ごめんなさい、そういうことなので」
そう言うとその場を離れるみふゆと黒羽根達。
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りれいは、みふゆを見送ったあと、宝﨑までどうやって帰ろうか考えていた。暫く電車を見たくないと思い歩いて帰り始め、暫くして変なものが視界に入った。使い魔のようなものが魔法少女でもない普通の高校生と会話をしていたのだ。
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りれい(魔法少女じゃなくても素質があると見えるんだっけ…)
魔女の幻覚の影響で疲れていたりれいは近くの自動販売機で緑茶を買って喉を潤しながら不思議な高校生の観察を始めた
ゴクゴク…ふぅ〜
りれい(襲われている様子もないし…しばらく様子を伺おう…)
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使い魔?「アラモウ聞いた?誰から聞いた?口寄せ神社のそのウワサ!」
高校生「どんな話、それ?」
……
りれい「(会話噛み合ってないのに会話した感じになってる?)」
高校生「じゃあね!」
りれい「学生さんも離れたことだし、倒そうかな」
しかしりれいが近くに行ったときには、使い魔はもういなくなっていた。
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りれい(使い魔みたいな姿だけど結局はガールズトークしただけ…洗脳した訳でもないみたいだし)
消えた謎の存在の正体について考えを巡らせながらとりあえず帰ろうとバス停を探すりれいだった
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りれいはバス亭に着く前に魔女と遭遇した。戦い慣れてきたりれいは誰の力を借りることもなく倒したのだが問題はその後だった。魔女の結界が晴れてりれいの視界に入ったのは、睨み付けてくる紫の衣装を纏った金髪の魔法少女だった。
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?「チキショー、間に合わなかった!ウガー!なんで一人で倒しちまうんだよ!」
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りれい「あ、ご、ごめんなさい💦あなたの縄張りだって知らなくて💦あ、グリーフシード落としたからこれはあげるね。」
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?「いらねーよ!それお前が手にいれたもんだろ、ってかそーゆーことじゃねーし!んがぁぁぁぁぁぁぁ!」ガシガシガシガシ
両手で頭を掻きながら地団駄を踏んで荒れ狂う少女はまるで暴れ牛だ
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りれい「!?」
その時だったー突然魔女の結界が現れたのだ。
しかしりれいは魔女の反応に驚いたわけではない。りれいが驚いたのは、先程の魔法少女から放たれた溢れんばかりの殺気だった。
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少女は巨大なハンマーを振り下ろし地面を叩くとそこから魔力を流した。
そして弾丸のように駆け出す─。
狙ってやったのかは分からないが、結界への魔力の流れ方を見て魔女のいる方向に目星を付けたらしい。
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りれいは魔女の姿を目撃したが、足が動かなかった。
ー巻き込まれる。
直感でそう感じとったのと同時に、その魔法少女の巨大なハンマーが魔女を捕らえ損ね、魔女の横に落ちる。そして、その衝撃で魔女を含む付近のものが吹き飛んだ。
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結界が消え、現実世界に戻ると紫の少女はグリーフシードを握りしめながら遠い目で虚空を見つめていた
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話しかけたい。
なぜかわからないが、戦いを見て寂しさを感じたりれいはそう思ったが更に現れた魔女の結界にその魔法少女は消えていった。もちろんりれいは追いかけようとしたのだがそれはできなかった。
なぜなら、りれいもまた別の結界に取り込まれてしまったからだ。
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りれい「うっ…なによ、この臭い…」
入った瞬間イカのような栗の花のような異臭に顔をしかめるりれい
当たり一面にティッシュや紙くず、ペットボトルや弁当の空容器等のゴミが散乱した結界はとても不衛生で一刻も早くここから出たいという気持ちにさせる場所だった
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しかし、りれいは困惑することになる。
魔女が魔女のようなものに喰われている。
喰われたのは結界の主だったらしく、結界は解けたが通常の空間に別の結界が現れた。
そして、魔女のようなものの隣に魔法少女がいた。小学生ぐらいだろうか。アカデミックドレスのような衣装をまとった少女は言った。
???「悪いけど黙っておいてくれるかな?僕も魔法を試してみだけだから、君に危害を加えるつもりは毛頭ないよ。」
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りれい「ええ、貴方の邪魔はしないわ」
りれい(魔女を操ってるのは多分彼女の固有魔法だろうし、グリーフシードはさっき一つ手に入れたし、なにより疲れたから関わりたくない)
りれいはバトンで結界を割いて脱出した
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現実に戻ったりれいは直ぐに意識を集中させて結界を探してフェリシアが居るであろう結界を見つけて潜り込んだ
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フェリシア「しゃーーー!」ブンブン!
襲い来る使い魔を蹴散らしながら突き進むフェリシアは焦っていた。
何しろ使い魔が多すぎる。
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フェリシアは使い魔を蹴散らしながら魔女を探していくが…どういうことか見つからない
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フェリシア「ちっ…ハズレかよ…」
最後の使い魔を倒すと結界が揺らいでいく…
この結果に魔女は居なかったようだ
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フェリシア「うおっと…!」
さすがに大勢の使い魔との戦いで魔力を消耗したのかよろめくフェリシア…
?「大丈夫?」
そんな彼女を支える手があった。
フェリシア「おお?」
りれい「怪我でもしたの…?」
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フェリシア「お前は…さっきの…」
りれいはグリーフシードをフェリシアに使って穢れを取り除いた。
りれい「どう?気分良くなった?」
フェリシア「おお…?ああ、悪かったな」
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フェリシアは魔力が回復して元気になり、自分の足で立った。
フェリシア「ありがとうな!」
そういって走り出した。
りれい「あ…ちょっと!?」
声をかけるも届いたかどうか分からないままフェリシアの姿は見えなくなった
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バスに乗って宝崎市に帰って来たりれいは無断で学校を休んでしまっていたので、両親に叱られてしまった
りれい「魔女許さない…!」
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りれいが魔法少女になってそれなりに時間がたった。りれいはすっかり宝崎市の魔法少女の中では知られた存在となっていた。
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連続帝王切開事件─。
幽霊ダンジョン─。
時空の密輸─。
様々な事件を潜り抜けたりれいの実力は以前とは比べようもないほど洗練されていた
そんな彼女に更なる試練が待っているとはこの時はまだ誰も知らなかった
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りれいはここ数ヶ月宝崎市の治安が良くないことに疑問を感じていた。魔力の痕跡があるのだが魔女ではないようなのだ。
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その疑問を解決するべく匿名ネット掲示板『魔法少女ちゃんねる』─通称まほちゃん─にアクセスするりれい
利用者全てが魔女化を知った魔法少女で、悪ノリで幽霊ダンジョンを産み出したまほちゃん民なら─
絶望の中でも気ままにコメントを書き込む姿で魔女化の恐怖に打ち勝つ勇気をくれた彼女達なら何か知っていると思ったからだった
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りれいの書き込みに一件の返信があった。
『198>
もしかして神楽燦という方ではないでしょうか?』
同じ宝崎市の魔法少女としてりれいがその名前を知らないわけはなかった。神浜の大災害の中心ともなった組織、マギウスの翼。その重要な立場を任せられていた1人がその魔法少女なのだ。
そして、その件を除いても、りれいにとっては因縁のある相手でもあった。
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過去に思いを馳せながらもりれいは書き込みを続けた
『何故、そう判断されたんですか?』
彼女ならやるかもしれないと思いながらも、恨みのある者がこれ幸いにと名指しにした可能性も捨てきれないからだった
(まほちゃん民は基本気の良い少女ばかりだがまれに腹に一物を抱えた者が紛れ込んでは荒れる事もあるので注意が必要である)
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すると書き込みが続いた
『200
>>198 神楽さんが事件を解決してまわっているって魔法少女たちと一緒にいるのを見た。』
『201
>>200 はぁ?そんな理由で犯人扱いひどくね?』
『202
>>200、201 まあまあ、落ち着いてください、お二人とも。まほちゃんみん同士でケンカはダメですよ』
『203
>>202 私はまだ意見言っただけなんだけど…』
『204
>>202 うっせわ、ボケ』
『205
>>200 燦様は犯人じゃないです!犯人は魔女です!』
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りれい(どうしよう、荒れてきた)
これじゃあ情報は得られそうにないと別スレッドにいこうとした時書き込みが増えた
206『真相はどうであれネットに個人名を迂闊に載せちゃ駄目だよ、お姉ちゃん大好き』
りれい(あっ…シスコンシンドロームだ)
207『>>206 は?』
208『そうだよ、りてらてしーだよ。お姉ちゃん大好き』
209『>>208 なんなの』
210『もしかしてまほちゃんに来たばかりなのかな?お姉ちゃん大好き』
211『管理人ちゃんとのお約束を守らないとダメなのっ!お姉ちゃん大好き』
212『ふざけんな!真面目に話せ!』
213『そうです、ちょっかいはよしてください』
214『212ちゃんと213ちゃんは一回トップから見直すといいの、お姉ちゃん大好き』
215『どうでもいいけど、魔女じゃないなら地元の魔法少女にしらみ潰しに話を聞くしかないんじゃないの?お姉ちゃん大好き』
216『ここ質問スレじゃないよ、ドジだなぁ。お姉ちゃん大好き』
りれい(あ、本当だ)(--;)
ちなみにシスコンシンドロームとは荒れだした時にコメントの最後にお姉ちゃん大好きと付け加えるまほちゃんローカルルールである
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翌日
りれいは宝崎の魔法少女にコンタクトを取ることにした
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「うーーーん、さゆきぃはぁ、撮影でぇ来てるだけなのでぇわからないですぅ」
「そんなこと聞かれても困るんよ〜💦神浜に行くためによっただけなんよ〜」
「ふむふむふむふーむふむふっむ、ふむふむふ・・」
「ちょっと、何よ!え?あんた、いろはの知り合い!?あーダメダメ、今日レナ忙しいんだから💦」
「熊🐻の狩り方が知りたいでありますか?え?そんなことは言ってない?そうでありましたか。」
今日に限って宝崎市の外の魔法少女しか捕まらない。
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# # #
宝崎市の一角にあるビル街
その裏側は今まさに地獄だった
?「オラァッ!」
?「キャァァァァァァ!?!?!」
ビル風では説明できない程の突風が吹き荒れたかと思うと、巻き込まれた少女が悲鳴をあげ細切れになる
?「ふうん!この乱様の魔力を感じ取って様子を見に来た察しのよさは良かったが、肝心の実力は大したことなかったなぁ?」
乱と名乗った長髪の少女は物言わぬ残骸と成り果てた宝崎市の魔法少女達を見下ろしながら不敵に笑っていた
そう、りれいが宝崎の魔法少女に出会わなかったのはその大多数がこの少女、魔法少女のテリトリーを荒らして放浪する風魔法の使い手
嵐の乱の迎撃に出ていたからだった
※今回倒された魔法少女はあくまでモブです。マギレコ原作に出てくるような名有りの子ではないです
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# # #
ピロン
りれいのスマホがなった。普段使うことのないメールの新着だった。
「なんだろう?」
確認するとタイトルもなく本文にこのように書いてあった。
『今、魔法少女から逃げています。助けてください!』
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# # #
「はっ…はっ…ふっ…はぁ…!」
息を切らせながら人の波を縫うようにして走り抜ける少女はとても焦っていた
(ちょっとした調査のはずだったのに…!)
今日、不審な魔力を感じたという先輩に付き従って彼女はビル街の一角に先輩と共に向かった
思えばその時からおかしかった
その場所には宝崎市の魔法少女の8割近くが集まっていたからだ
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# # #
本文だけのメールだったが、りれいは送り主が誰かわかっていた。
名前は知らないが3人でチームを組んでいる魔法少女で、魔女に襲われていたところを助けた際に連絡先としてメールアドレスを教えた。りれいが対峙したこの時の魔女はとても強く、聞けば彼女の先輩はこういう自身の力ではどうにも出来ないような相手を選んで戦うことがしばしばあり彼女の悩みの種であると言っていたため、安心させるため自身の連絡先を教えていた。
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りれいは何度も返信したがメールは帰ってこない
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りれいが言い現せない不安を感じていたその時、とても強い風が吹いた
スカートを抑えながら姿勢を低くして堪えていると声が聞こえた
乱「ふ〜ん、少しは吹き飛ばし甲斐のありそうな奴がいるんだな」
声のした方を見ると髪の長い少女が不適な笑みを浮かべながら好戦的な視線をこちらに向けていた
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りれい「あなたは…」
言葉がつまる。
彼女の服の赤い斑点が目に入った。
模様なんかじゃない。
無意識にりれいは魔法少女の姿に変身していた。
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次の瞬間、りれいは強烈な衝撃に吹き飛ばされて地に落ちる
りれい「がっ!?あ"あ"あ"あ"あ"!!」
腹部にはしる痛みにのたうつりれい
乱「へっ、しぶといな」
乱の追い風を全身に受けた拳を叩き込まれたのだ
もしも一秒でも変身が遅れていたらりれいの胴体は二つに避けていただろう
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りれい「(魔法は必ず願いに左右される。だけど魔法の極め方次第では願いによって生まれた魔法を変化させることもできる。リボンから無数の銃を作り出した強い魔法少女だっていた。単に風を使う魔法少女と見ては命取りになる…グリーフシードはあと一つだけ。使いきる前に全力でいかないと…)」
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乱「もっともこれで終わりだけどな!」
乱は突風をりれいに向けて放つ
強力な風はりれいに直撃して土埃を巻き起こして視界を奪った
乱「ははっ!あっけなかったな」
だが、次の瞬間─!
乱「ぐっ、はぁ!?」
乱の腹部にりれいの拳が入っていた
りれいは固有魔法を使って土を消滅させる事で地面に潜って、風を回避して乱の懐に飛び込んで反撃したのだ
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りれい(やった…!)
りれいが手応えを感じたその次の瞬間、拳に感じる乱のお腹の感触がその姿と共に消えた
りれい「!?」
そして次の瞬間激しい風がまるで生き物のようにりれいの皮膚を、肉を引き裂く!
りれい「きゃぁぁぁぁ!?」
悲鳴を上げたりれいの口からも風は入り込み肺を破裂させ、耳から入り込んだ風は鼓膜を破り裂いて…りれいはそこで意識を失った
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???「目は覚めたかしら?」
りれい「ぅ…あなた…は…神楽…燦…!なんで…あなたが…ッ!」
燦「まだ動いたらダメよ。あなた内臓ズタズタになってたんだから」
りれい「!そうだ…魔法少女…風を使う魔法少女は…?」
燦「わからないわ。私が来たときしにかけてたあなたがいただけだから。」
りれい「そう…ですか…」
…………
燦「寝たわね。…ところで何か吐いたかしら?」
ミユリ「燦様燦様!この人口を割らないですぅ」
燦「そう。…あなたいっぱいころしたわね。私たちのテリトリー荒らすだけじゃなく私が育てた魔法少女もいっぱい……このまま楽にしねるなんて思わないことね、風使いの乱」
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─喫茶『騙し絵』店内─
香ばしい珈琲の香りが広がる静かな店内に、“風の乱はいた”
店員「お待たせしました、キリマンジャロでございます」コトっ
注文した珈琲が目の前に置かれても手は動かず、天井に昇る湯気をぼんやりと見つめる
乱(あれは…なんだったんだ?)
乱の脳裏には先ほど、黄緑の魔法少女を乱の奥の手《魔法化》で文字通り風になり翻弄した、そこまではよかった
だが、問題は次の瞬間だった─
乱が魔法少女形態に戻った瞬間に、魔法少女が数人現れてりれいを庇うように立ちはだかった
当然、乱は吹き飛ばそうと思ったが、突然乱が仕留めた魔法少女の遺体が目の前に転がってきたのだ
さらに奇妙なことに魔法少女達はその遺体を囲んで攻撃を加えた後、黄緑の魔法少女と一緒にどこかへと運んでいった
乱(あれは恐らく魔法…幻惑系だろう)
考えながらカップに手を伸ばすと、漆黒の湖面に映る己に問いかける
乱(でも、あの時他に魔力の気配なんて無かった…魔法少女じゃない…それとも…っ!?)
一つの考えが浮かんだ乱はカップに口付けると一気に飲み干す
まるで苦さと一緒に嫌な考えを流しさるかのように
会計を済ませた乱はすっかり暗くなった空に目を細目ながら夜風に癒されて─宝崎を後にするために身を任せた
乱(あの状況で誰にも悟らせずに魔法を使える魔法少女がいるならさしもの乱様もただじゃすまねぇ、それなりの準備をしなきゃな)
風は過ぎ去っていった
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宝崎の魔法少女によって一命を取り止めたりれいは歩けるまでに回復したあと、お礼を言って自宅へと戻ってきていた
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いろいろあったなと考えてた矢先一つのことに気付き青ざめた。
ーソウルジェムがない。
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すぐさまりれいは部屋を探した
引き出しという引き出しを引きずり出し、ベッドもひっくり返したがー見つからない
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