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DV初の24pキャメラ AG−DVX100
- 1 名前: 高山カツヒコ 投稿日: 2002/05/17(金) 02:03
- 東京ビッグサイトで開催されている映画テレビ技術・DigitalProduction2002へ行って、見てきました。モックアップがケースの中に飾ってあり、カタログが配られていました。デザインと仕様は暫定的なものだそうで、まだ細部は変更される可能性があるそうです。発売は今年、2002年9月の予定。以下、カタログからの抜粋です。
/*************************************/
Panasomic 業務用デジタルビデオ Mini-DVカメラレコーダー
AG−DVX100 暫定仕様
DV初、24p/30p撮影機能を搭載。
クラスを超えた高画質・高機能が拓く、プロDVのニュー・コンセプト。
AG−DVX100はプロユース専用に設計されたDVハンディカメラです。
新開発41万画素プログレッシブ対応3CCDを搭載。ワイド画角側重視の高解像度ズームレンズとあいまって、クラスを超えた高品質の取材・収録が可能です。
さらにDV力メラで初めて、24コマ/秒および30コマ/秒の撮影機能を搭載。
シネマライクなプログレッシブ映像の収録を可能にしました。
マニュアルズーム、XLRマイク端子など、操作系・機能系はプロ仕様。
しかも機動力にすぐれた2.0kgの小型軽量を実現しています。
ニュース取材はもちろん、Webキャスト、シネマ、DVDなどさまざまな映像コンテンツ制 作にDVハンディカメラの機動力を活かせる、新しいコンセプトのカメラです。
- 2 名前: 高山カツヒコ 投稿日: 2002/05/17(金) 02:07
- クラスを超えた高画質・高感度DVカメラ
●新開発41万画素インターレース/プログレッシブ切換式CCDを用いた3CCDシステム。 ●クラス最高レベルの画質:高解像度、高S/N、低スミア、低フレア。
●クラス最高レベルの感度:F11、最低照度3ルクス以下。 ●ハンディカメラで世界初、24p/30p(切換式)プログレッシブ撮影モードを60iに加えて搭載。
●ワイド画角側重視の10倍ズームレンズ:F32.5〜325(35mm換算)。 ●ミニDVカセットにSPモードで最大80分、LPモードで最大120分の長時間デジタル収録。
プロユースに焦点を合わせた機能と仕様
●プロ用交換レンズ同様の機械式(力ム式)マニュアルズーム。素早いズーミングが可能。 ●フォーカス、アイリスともオート/マニュアル操作が可能。
●XLRコネクタ採用の2チャンネルオーディオ(マイク/ライン)入力。ファントム(+48V)対応。 ●操作しやすい大型オーディオボリウムでマニュアルレベル設定が可能。
●光学NDフィルター(2ポジション)装備。 ●DV(IEEE1394)インターフェイスを標準装備。
●アナログ映像音声入出力を装備。
機動牲にすぐれた小型軽量、簡単操作
●オペレート状態で2.0kg(目標値)の小型軽量。 ●視認性にすぐれた大型ビューファインダー。
●3.5型LCD力ラーモニターを搭載。 ●ハンドルグリップ上部にもズームレバーとRECボタンを装備。
●ステレオマイクロホン標準装備。 ●広い視野が得られる新デザイン。
- 3 名前: 高山カツヒコ 投稿日: 2002/05/17(金) 02:16
- カタログに記載されていない部分で直接聞いた話では、通常のインターレース撮影に加えて――
24p時には撮影の段階で2:3プルダウンで収録。
シネマガンマも搭載しているので、始めからフィルムタッチの映像が撮れるとのこと。
また、編集ソフトによって2:3プルダウンを分解して完全に24p素材として扱う事も可能。
だ、そうです。普通のインターレースのビデオとして撮影する場合も、現状もっとも広角に強く、完全なカム式手動ズームリングを備えているだけでも、買いだと思います。
- 4 名前: moony 投稿日: 2002/05/17(金) 18:26
- はじめまして。
小生もビッグサイトで拝見してきました。
AG−DVX100もいいのですが、隣で展示してあったAJ-HDC27Fの画質は
とっても良いですね。あれと同じガンマカーブを搭載してればいいのに、、。
- 5 名前: 高山カツヒコ 投稿日: 2002/05/17(金) 19:43
- AJ-HDC27Fバリカムは1280×720pのハイビジョンですからかなり綺麗ですよね。コマ数が可変なのがいいなぁ。確か700万くらいでしたっけ(^^;
AG-DVX100はシネマガンマを2種類プリセットの予定と言ってたので、おそらくAJ-HDC27Fと同じカーブでしょうね。
コレが発売されたら、キネコしてフィルム作品として仕上げるのには、NTSCの中では一番画質が良いキャメラになるでしょうね。
- 6 名前: 仏陀電影プロデューサー 投稿日: 2002/05/18(土) 08:16
- 私は120フレーム/秒以上で撮影できるビデオカメラがほしい!!
sonyが松下との対抗で民生用で出してくれないかな?
メモリー記録方式で10秒も撮影できればいいのですが・・・・・
- 7 名前: moony 投稿日: 2002/05/18(土) 10:23
- >私は120フレーム/秒以上で撮影できるビデオカメラがほしい!!
http://www.victor.co.jp/dvmain/DVL700/dvl700_2.html
なめらかなスローが楽しめる「ハイスピード撮影」&「プログレッシブスロー」
PCに取り込むと4分の1サイズの解像度になってしまいますが、一応ご紹介しておきます。
- 9 名前: 匿名 技術太郎 投稿日: 2002/05/23(木) 13:27
- で、結局のところ、幾ら位になりそうなんですかね?
- 10 名前: TE 投稿日: 2002/05/28(火) 18:02
- このカメラ、すごい興味あるんですけど、
24pの状態で、普通にプレミアとかで編集できるんでしょうか?
てか出来なきゃしょうがないんだけど・・・。
- 11 名前: 高山カツヒコ 投稿日: 2002/05/28(火) 21:47
- 今の所、キャメラ部が24pで撮影し、テープには自動的に2:3プルダウンで収録される予定だそうで、普通のDV編集が可能との事です。
また、編集ソフトによっては2:3プルアップでネィティブの24pに変換して編集する事もできるので、その点は問題なさそうです。
気になる価格ですが、まだ未定との事。
話で聞いただけなので非公式な数字ですが40万台ではないかなぁ、という感じのようです。
- 12 名前: イカさん 投稿日: 2002/05/28(火) 23:17
- 2:3プルダウン、プルアップって何ですか?
- 13 名前: TE 投稿日: 2002/05/28(火) 23:47
- せっかくなので調べてみました。以下抜粋。
映画などのフィルムソースをテレシネ(ビデオ信号への変換)する際に、
毎秒24コマのフィルムと毎秒30フレーム60フィールドのNTSC信号の整合性をとるための変換方式。
フィルムの1コマ目を2フィールド分、2コマ目を3フィールド分に変換し、
フィルム2コマにつき5フィールドの繰り返しで24コマを60フィールド化する。
プログレッシブ出力に対応したDVDプレーヤは、この2-3プルダウン処理情報を検出し、
オリジナルの24コマを再現することができる。
もちろん、再生にはプログレッシブ対応TVモニタが必要となる。
最後の部分が微妙に引っかかりますが・・・。
これって普通のテレビじゃダメってこと?
- 14 名前: TE 投稿日: 2002/05/28(火) 23:52
- あ、上のは、2:3プルダウンの用語説明です。
- 15 名前: 匿名 技術太郎 投稿日: 2002/05/29(水) 06:01
- お値段はおいくらでしょうか?
- 16 名前: 高山カツヒコ 投稿日: 2002/05/29(水) 11:30
- http://www.panasonic.com/PBDS/subcat/promo/NAB2002/NAB_featured/AG-DVX100.html によると、
U.S. List Price: $3,495.00 Availability: September 2002
ですので、おそらく40万円〜45万円の間ではないかと思います。
SONY DSR-PD150の定価が45万円ですので、同じかそれより安い設定ではないかと勝手に想像しています。
私が、DXV100が出たら買い換える予定たと話ていると、ウチのPD-150を引き取りたいというスタジオとキャメラマンの候補が次々見つかったので、下取りは困らなそう(^^;
http://www.panasonic.co.jp/bsd/sales_o/dvworld/dvworld.html
- 17 名前: イカさん 投稿日: 2002/05/29(水) 13:26
- TEさん、ありがとうございます。
なんとなく分かりました。
ここ数日AG−DVX100に惹かれつつあります。(笑)
- 18 名前: 高山カツヒコ 投稿日: 2002/05/29(水) 13:58
- DVX100の魅力は24pだけではなく、レンズの操作性にもあります。
このクラスでは唯一の完全手動のカム式のマニュアルズームでありながら電動サーポとオートフォーカスも備えるという、おそらく最も操作性の良いレンズである事。
ゆっくりと情感のこもったズームや、ズームのスタート、ストップのタイミング、演技の間を計りながらズームの速度を調整して、キメの絵と演技のタイミングを綺麗に合わせるなんて事は今までの電動ズームリングやオートズームでは不可能だったし、1分かけてゆっくり寄るようなスローズームも、一瞬でズームするポン寄りポン引きも不可能でした。
DVX100は、普通の昔ながらのカム式マニュアルズームなので、思い通りのズームが出来ます。
また、広角もF32.5mm(35mm換算)とワイド寄りで、これはVX2000=PD150に純正の0.75倍ワイドコンバーターを付けた画角に近い数字です。特に日本家屋などでは狭くて引き尻が取れないので、広角が弱いと困るのですが、ワイコンを付けると意外に重く機動性が悪くなり、レンズ保護ガラス面に常に注意を払わないと些細なホコリや汚れが全部画面に映ってしまいます(ファインダーでは気付かない)。また、ワイコンを付けるとフィルターワークがかなり困難になり、フードやマットボックスを揃えるととんでもない金額になります。もちろん普通にワイコンを付けた画を撮りたい時には、ワイコンにワイコン付ける事は出来ないので、かなり強いワイコンを必要としてますが製品に種類が少なく選択枝が少ないです。VX2000=PD150はワイコンが必携で、ワイコンを付けっぱなしで使う人も多いと聞きますし、私も実際そうです。
これがDVX100では素の状態で使えるというだけで、現場でどれだけ助かるかわかれません。また、本当に広角で撮りたい時には更にワイコンが付けられるわけですから、画作りの幅が広くなります。
- 19 名前: TE 投稿日: 2002/05/29(水) 23:46
- うー、高山さんってパナの優秀なセールスマンさんですか!?
そんなに言われては・・・、ああ、お金のない自分がもどかしい・・・。
どなたか9月までに40万貯める方法を伝授してください(笑)。
- 20 名前: 高山カツヒコ 投稿日: 2002/05/30(木) 00:46
- じゃぁ、マイナス面も少し(^^;
と言ってもまだ未定の部分が多いので、はっきりした事は分からないのですが、DVX100はファインダーがモノクロではなくカラーになるかも知れないのが一点。同じサイズ同じピクセル数ではモノクロの方が決定的にピントが見やすいので、もしカラーだと悲しい。視野率が100%かどうかも不明。でもPD150と同じ90%か、もしかしたら若干だけ上かも知れない可能性もあり。
LANC端子がなさそうな気配。各社から出てるズームリモコンが使えない可能性あり。
バッテリーの持続時間はSONYよりは負けそう。ただしSONYのように規格をどんどん変えて従来のバッテリーやACアダプターなどの周辺機器を使えなくするような事はなさそう。
なにせ未定な部分と未発表の部分が多いので何とも言えませんが、パナソニックのブースで色々と質問をして聞いた感じでの感触です。
逆にユーザーの反応を集めてる感じもあったので、私も色々と意見や感想を伝えて来ました。
集まった声によっては仕様が変わる可能性もなきにしもあらず。せめて色だけでも全面黒になるといいなぁ……。
とりあえば私は、三億円になる仕様の宝くじが財布に入っていますので、それで買う予定です。
*ただし仕様は予告無く変更される事があります。
- 21 名前: TE 投稿日: 2002/05/31(金) 21:58
- なるほど・・・。ヴューファインダーはちょっと気になりますね。
それ以外は、自分的にはまぁいいかな・・・。
LANC端子って使わないし。
電池も、Hi−8の頃に比べたら。
とりあえず、高山さんの宝くじが仕様どおりであることをお祈りしております(笑)。
- 22 名前: イカさん 投稿日: 2002/06/24(月) 00:11
- 追加情報待ち
age
- 23 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/06/24(月) 00:24
- 追加情報。
なんと六等3000円と七等300円、合わせて3300円当たりました。
10枚買ったので、300円の儲け。
- 24 名前: TE 投稿日: 2002/06/27(木) 18:11
- わー、おめでとうございます(笑)。
自分も今日秋葉原電気祭りのくじをもらってきたので、
それで購入予定です。
ちなみに仕様は30万円。足りないじゃないか。
- 25 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/06/27(木) 18:18
- やっぱり地道に働くしかないのねー(;_;)
- 26 名前: tko 投稿日: 2002/07/04(木) 17:25
- 24pで撮れるということは、これまで編集ソフトの後処理で
「フィルムライクに」とかしてたのがいらなくなるんでしょうか?
だったら、欲しい〜!
でも再生は普通のテレビでいいのかしら?
他のDVでも再生できるのかしら? よくわかりません・・。
- 27 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/07/04(木) 22:53
- フィルムタッチの処理がいらなくなると言うより、それ以上の仕上がりになります。
DVX100の24pは、劇場映画のビデオソフトと同じように30iのDVに2:3プルダウンで記録されます。これによって今までのような30iをムリヤリプログレッシブ変換したれ間欠フリーズかけた時のような画質の低下や不自然な動き、必要以上のブレの発生などが起きず、画質が綺麗なまま24pになりますし、今まで通りにDV編集でき、普通に再生できます。
何よりもシネガンマが搭載されるという事なので、もしバリカムと同程度のガンマカーブならラチシュードの幅がフィルム並に広いコントラストの緩やかな映像が撮れます。
- 28 名前: イカさん 投稿日: 2002/08/15(木) 00:07
- お盆アゲ。
- 29 名前: TH 投稿日: 2002/08/21(水) 13:41
- どなたかプレミア・アフターエフェクトでの24p編集に詳しい方、教えて下さい。
24pと60iで撮ったものを混ぜて作品を作りたいのですが、キャプチャーの設定から異なるんですよね?だったら1つのタイムライン上でそれらを編集することはやはり不可能なのでしょうか?この場合、どうすればいいのでしょう?
- 30 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/08/21(水) 21:09
- 24pと言ってもネイティブの24pなのでしょうか?
例えば今度発売されるDVX100だと、2:3プルダウンで60iに変換されておりテレシネされたビデオソフトと同じ状態ですので、そのまま60iとして普通に編集できます。
それと、プレミアはクリップのフレームレートはレンダリング設定に応じて変換されるので、その際、フィールド設定などを適切に行っておけば問題ないはすずです。
ただし、後にキネコして24f/sのフィルムにするつもりだと、60iの状態だと半フレームで切ったりしてしまう事があるので、素材の状態に応じて適切な処置をとる必要があります。
アフターエフェクトだと、60iのビデオに集録たれた24pを2:3プルアップでネイティプの24pに変換できます。
- 31 名前: 匿名 技術太郎 投稿日: 2002/08/23(金) 18:57
- もう発売されてるみたいだね。
アメリカだけかな?
- 32 名前: 影牢 投稿日: 2002/08/23(金) 22:33
- あれ?発売日は10月10日になったのでは?
- 33 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/08/31(土) 00:40
- AG-DVX100プロトタイプを見てきました!
ついでに軽くテスト撮影させてもらってきました!
設計の方々から色々とお話伺ってきました!
発売日は予定を伺いはしましたが、数日後に公式発表ありますのでお待ち下さい。
値段はオープン価格ですがアクセサリーキット付で、「PD150+アクセサリーキット」と同じくらいの価格になるであろうとの事です。
懸案のガンマの件ですが、CineLikeガンマがつきます。これはヴァリカムのシネガンマV相当で、フィルムをテレシネした状態のトーンに近い感じになります。通常のビデオガンマと、シネライクガンマ、そしてHIとLOの計4種類のガンマが切り替えでき、また「マトリックス」の切り替えで色々な味付けができるようです。フィルムにキネコするためのデーター変換のルックアップテーブルも制作中だそうです。
しかもなんと、通常のDVなのに、長時間のキャプチャーでも音と絵がずれないそうです!
LANCではありませんが、ズームリモコン用の端子はあります。
他にも色々と細かい部分に様々な工夫があって非常に面白い製品です。
私は購入決定! お金貯めなきゃ!!
- 34 名前: 仏陀電影プロデューサー 投稿日: 2002/08/31(土) 01:19
- 私も発表があればすぐに販売店に電話してDVX100を予約するつもりですが、2年前に
PD150を発売してすぐに購入してからまだ2年しか経っていないのに、その前のVX1も
発売した年(確か'92年)の年末に購入、その前のZC1000は'81年に購入しています。
最近のビデオ機器の発達が早いのか、ちょうど転換期なのか?
購入すれば、巨大ヒーロー特撮に使用予定なので、撮影レポートはまた、ここに書き
込む予定です。
- 35 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/08/31(土) 03:21
- お店によっては、もう予約を受け付けてますよね。
私はまだお金のメドがついてないので予約まではできないので、チョット出遅れそうですが、何とか工面しなければと金策を練ってる所です。PD150を売ってある程度は入る予定なんで、なんとかなりはするんですが。
24pを編集できるソフトに関してですが、最初がFainalCutProになった理由は、Apple社が一社でOSとFPCとQuickTimeをまとめて扱ってるので話が動きやすかったからだそうです。
Winベースの場合はMicrosoftと編集ソフトメーカーの二ヶ所にアプローチしなければいけないのでどうしても手間取ってしまったとの事ですが、話は動いていて発売時期の前後にWinベースの編集ソフトに関しても発表できるであろうとの事なんで、どちらのプラットフォームを使ってるユーザーも気にする事はないようです。
- 36 名前: SANA 投稿日: 2002/08/31(土) 10:59
- いくらくらいの予定ですか?
- 37 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/08/31(土) 14:33
- オープン価格というのは、メーカーが定価を定めていないと言う意味なので、お店によって価格が変わります。
機材屋さんでDSR-PD150とそのアクセサリーキットの値段を調べてみて下さい。DVX100はアクセサリーキットがセットなので、おそらくそれを足した値段に近いと思います。
PD150自体、お店や時期によって値段が違ってたので実売価格がいくらとは言いにくいのですが、PD150の本体の定価は45万円でアクセタリーキットの定価が、えーっと、1〜2万くらいだったかな……?
AG-DVX100は「AG」の型番が示すように完全に業務用の製品で、普通の家電屋には流通せず、入荷もしませんしカタログも置いてありません。プロ機材を扱うお店で問い合わせてみて下さい。
DVX100は、開発も民生用とは完全に切れた状態で業務機としての開発を行ったそうです。SonyのPD150は民生用のVX2000からのバリエーションなので業務用と言いながらも完全にプロ機という開発手順にはなってないんだそうです。(そりゃ確かにそうだ)
- 38 名前: 仏陀電影プロデューサー 投稿日: 2002/08/31(土) 23:51
- 本日、同録用マイク購入のため名古屋のSYSTEM5という業務機専門店に行きました。
(マイクを持っていたスタッフが東京に引っ越したため)そこでDVX100のことを聞いたら
暫定仕様と書いたある1枚のA4のパンフを持ってきました。すぐに「予約します」といって
1万円を手付金で支払ってきました。後はメーカーの正式発表を待つだけです。
あ、それとPD150のアクセサリーキット付の実売価格は40万円を切っています。
- 39 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/09/01(日) 02:44
- 軽くテスト撮影したテープをチェックしてみました。
24pは、まごう事なく24p。ちゃんと60iに2:3ブルダウンされていて、コマ送りしてみるとレンタルビデオの映画のように、周期的にフレームが重なったりしてます。これで、今まで間欠フリーズやインターレース解除でなんとかごまかしていた事が、やっとそのままの形で再現できるようになりますねー。これはウレシイ。
シネライクガンマは、確かに普通のビデオガンマより少しコントラストが緩やかで、普通なら潰れるような暗部にもディティールが残ってますね。質感もビデオのギラギラ感が減っています。
しかし、以前パナソニックの方から伺った「残念ながらヴァリカムのシネガンマには遠く及ばす――」と言うのも本当でした。私の好みとしてはまだ物足りないです。もっとガンマが寝て欲しかった所ですね。
普通のビデオだと、明るさの入力のピークが約110%のところ、ヴァリカムだとなんと600%あたりまで記録するのですが、昨日技術の方に伺った話だとDVX100の場合200〜250%と、通常のビデオよりはずっと上ですが、ヴァリカムから比べるとまだまだ少ないんだそうです。さすがに700万円代のキャメラのCCDと比べるのも無理があるとは思いますが、もっと寝かして欲しかった。
もちろん、シネライクガンマが何も無いよりは、あるだけでずっと良いのですけどね(^^;
う〜ん! 早く欲しい! と言ってもすぐにはお金貯まらないしなぁ……(;_;)
- 40 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/09/05(木) 02:18
- Panasonicのサイトに、新しく紹介のページができたようです。
http://www.panasonic.co.jp/bsd/dvx100/index.html
- 41 名前: 仏陀電影プロデューサー 投稿日: 2002/09/06(金) 00:26
- PanasonicのDVX100の解説を見てきましたが、販売店に出回っている暫定仕様書以上の情報は載っていないです
でも、発売日も予告しない商品解説なんて今まで聞いたことがありません。発売のための生産工程か開発に手間取っているのかもやっぱり誰かが言ったように発売は10月以降でしょうか。その方が私としてもお金の都合があるので積み立て預金を下ろさなくて済む。
- 42 名前: 仏陀電影プロデューサー 投稿日: 2002/09/06(金) 00:45
- 朝見たら販売の事は載っていませんでしたが、今見に行ったら10月10日発売と予告が入っていました。
さあ、12日の土曜日には手に入れるぞ!!
アクセサリーの情報がほしい!!
- 43 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/09/06(金) 00:46
- 私も今お金がないので、個人的には出るのは遅くてもかまわないのですが(^^;
ソフトと違ってハードは簡単にアップデートできないので、多少発売が遅れてもしっかりした製品が出てくれた方がウレシイですよね。
- 44 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/09/06(金) 01:28
- >コンバージョンレンズ:
>ワイドコンバージョンレンズAG-LW7208G(0.8倍、72ø、近日発売)
>16:9コンバージョンレンズAG-LA7200G(16:9ワイド映像を光学的に4:3にスクイーズ、72ø、近日発売)
↑この16:9アナモルフィックレンズが欲しい!
横方向に0.75倍のワイドがかかるから、DVX100の短焦点ズームに付けるとかなり広い画面が高画質で撮影できそう!
- 45 名前: 仏陀電影プロデューサー 投稿日: 2002/09/06(金) 01:38
- 8ミリフィルムであったシネスコレンズですね。
- 46 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/09/06(金) 22:40
- 今までだと殆どのDVキャメラのワイド機能は、CCDの上下をトリミングしてワイド型にした後で上下を引き延ばしてスクイーズ記録してたんで、ワイドモードで撮ると解像感が落ちてたんですよね。
画質を下げずにワイドで撮れるアナモルフィックレンズと言うと、VX2000=PD150の58mmのフィルター系に合う製品は今の所、Century Opticsの、16:9 Widescreen Adapterくらいしかなかったんですよね。
http://www.centuryoptics.com/products/dv/2/16x9_adapter/
DVX100は、フィルター径が72mmと大きいから、さすがに合う製品がないだろうと諦めていたんですが、Panasonic自体が出してくれるのは本当にありがたいです。
合成素材の輪郭が崩れずに済むので大助かりです。
- 47 名前: 仏陀電影プロデューサー 投稿日: 2002/09/10(火) 20:44
- 本日、DVX100の見積もりがFAXできました。
定価??480000円で見積もり価格400000円でした。
私は長時間バッテリーとハードキャリングケースも買うので合計474180円となっています。
ちょっと高いですね。
オプションとあわせて40万ぐらいと考えていました。
でも、買うしかありません。
オプションだけ別払いにしよう。
- 48 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/09/11(水) 00:23
- うむむ。ちょうど金穴の最中、なんとかせねば……。
私が撮りたいモノはミニチュア特撮と合成がメインだから、どうしてもプログレッシブと少しでもガンマが寝て欲しいんで、今の所この機種が一番なんですよねぇ……。
アナモルフィックレンズとズームリモコンの値段がまだ決まってないのが気になるなぁ……。
- 49 名前: イカさん 投稿日: 2002/09/11(水) 00:33
- 16:9にしたとき、どうゆうふうに録画されるんですか?
再生したらいきなりレターボックスワイドに?
- 50 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/09/11(水) 04:47
- 最近はレターボックスのワイドはあまり聞きませんよね。
普通は上下を引き延ばしたスクイーズワイドで、この方が画質も良いです。アナモルフィックレンズを使って左右を圧縮して撮ると、上下に引き延ばした時のような画質の低下がありません。
レターボックスで仕上げたい時は4:3スタンダードで撮影しておいて、後で編集の時に上下に黒帯を入れた方が楽ですし画質も良いですよ。
- 51 名前: マーケット 投稿日: 2002/09/11(水) 07:35
- 上下を引き延ばしたスクイーズワイドって、
撮影時の液晶やモニターに出力した場合って、
スクイーズされたままなんですかね?
撮影時はスクイーズされたままやらなきゃいけないんですか?
- 52 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/09/11(水) 18:03
- 機種によると思いますが、今のたいがいの機種は16:9モードの撮影時は上下に黒帯のある状態でモニターしながら撮影できます。
逆に、アナモルフィックレンズを使う場合は画質が良い分、ファインダーは左右が圧縮されだ状態で撮影するのが普通です。
ちなみに、劇場映画の殆どはアナモルフィックレンズを使って撮影されています。
- 53 名前: マーケット 投稿日: 2002/09/13(金) 19:27
- >劇場映画の殆どはアナモルフィックレンズを使って撮影されています。
これって、ファインダーにアナモ切り替えがついてて、
ファインダーではシネスコサイズ確認しながら撮影できますよね。
そういう切り替えってDVX100にはついてないんですかね?
メニューの項目とかに。
純正の16:9コンバージョンレンズ出すくらいなんやから、
そういう機能くみこんでくれてればいいのに。
ついてればいいな。
- 54 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/09/14(土) 07:58
- ファインダーでもアナモルフィックがかかったままの機種もありますよ。
DVX100がどうなのかは、まだ知りません。
ビデオの場合はファインダーでワイドに戻すと、液晶の使用面積が減る分だけフォーカスが見難くなる可能性があるんで、かならずしも良いとは限らないと思いますが、構図は取りやすくなるので、そういう機能も欲しいと思います。
DVX100は、もうデモ機が貸し出しされてるんで内容は決定されてるはずなんで、どうなっているか興味のある所ではあります。
もし機能がついてたら嬉しいけど、なくても私はあきらめ付くかな。今まではアナモルフィックレンズ自体がなかったし、登場しても輸入品で非常に高価で、ファインダーが圧縮されてるかどうか以前の問題が大きかったので。
私は、アナモルフィックレンズが純正で用意されるだけでも、かなり嬉しいです。結構待ち侘びたアクセサリーなので。
- 55 名前: 匿名 技術太郎 投稿日: 2002/09/15(日) 06:16
- スレ違いですけど、SONY−VX2000っていつぐらいに出そうですかね?
そういう噂でも聞いたことある方いますか?
- 56 名前: 匿名 技術太郎 投稿日: 2002/09/15(日) 16:34
- DVX100はプログレモード時にゲイン入れられなくて残念っす。
>55
2年前に発売しています。
- 57 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/09/16(月) 02:56
- おや、DVX100って、プログレッシプ時にはゲインアップできないんですか?
まぁ、いいか(^^; ドラマを撮る24p、30p時にゲイン上げて画質荒らすような局面はまずなさそうだし。もともとDVX100は感度がかなり高いですしね。
取材で使うインターレース時にゲインアップできさえすれば、困る事はまずないと思います。
むしろ昔VX1000を使ってた時、明るさダイアルがゲイン連動だったため、知らないうちにゲインが入って画質が下がって困った事があったので、私個人としてはドラマ撮影時に絶対ゲインが入らないむしろ嬉しい方です(^^;
VX1000の頃は、夜にノーライトで撮るには渋谷の明るさが限界で、新宿だとゲインを一段上げる必要がありましたが、PD150=VX2000で既に夜の新宿がゲイン上げずにノーライトで撮れるまで感度が上がってるので、DVX100はそれより更に感度が上がってるらしいという話ですから、同条件でフェィスまで出るんじゃないかと期待してます。
- 58 名前: 仏陀電影プロデューサ 投稿日: 2002/09/16(月) 11:31
- 東海地区の方へ、本日まで名古屋のSYSTEM5でDVX100を展示しているそうです。
私も行って来ます。フィルム製作の人も、画質確認のためにも行って見てはいかがでしょうか。
http://www.system5.co.jp/
- 59 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/09/16(月) 16:04
- この間少しだけテスト撮影した感じでは、さすがにフィルムにまでは届きませんでしたが(^^;
ヴァリカムのシネガンマに比べると、DVX100のシネライクガンマはまだまだかなりビデオ臭さが残ってますが、それでも緩やかになったガンマとプログレッシブのおかげで、従来のビデオよりはかなり落ち着いた画質になっています。
試しに、このDVX100で撮ったプログレッシブ・シネライクガンマ素材をそのまま使うのではなく、更に従来のCineLookを始めとするフィルムトーン効果を追加してみたら、従来のビデオに効果をかけたよりもずっとフィルムっぽくなり、また、始めからプログレッシブである事からフィールド除去作業による画質低下もなく、非常に良い感じです。
ただ、撮影場所が薄暗い室内だったので、もっと色々な場所でテストしてみたかったですね。
- 60 名前: 仏陀電影プロデューサー 投稿日: 2002/09/16(月) 20:22
- DVX100の世界にまだ2台しか出ていないという試作機を見てきました。
PD150と比較してまったくコンセプトが違うカメラだと実感しました。
150はTV取材用カメラで強固なつくりで民生機がベースなのでオート機能ベースのマニュアル機能追加といったものでDVX100はドラマ制作用カメラではあるがTV取材にも使えるというマニュアル機構ベースのオート機能追加撮影機といった趣です。
画質は高山さんが言っているようにそのまま使ってもフィルム風にはならないでしょう。
でもDVの素養は非常に高いので16mmフィルム以上の画質になる可能性は十分にありそうです。
それとPD150の下取りの話が出て、普通の状態であれば20万前後で引き取ってくれるそうなので、150を持っている人はDVX100を20万円前後で変えてしまうので、これは絶対にPD150を持っていてドラマ制作をやっている人は下取りを前提にすれば絶対に買いです。
絶対にお勧めです。
- 61 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/09/16(月) 21:45
- 今の16mmはここ数年で、劇場用35mmにブローアップしてもまるで遜色ない粒状性まで進化してしまったので、さすがにSDTVのDVレゾリューションではフィルム上映に届くとは思えませんが、それでもDVX100は今までのこのクラスのDV機と比べるとかなりすばらしいキャメラに仕上がってると思います。
フォーマットがDVなので色の階調と解像感の限界だけはどうしようもないと思いますが、その限界の中での表現の幅は今までよりずっと大きく広がる事と思います。
私は音に関してはあまり良くわからないのですが、DVX100はPD150よりもS/N比が良く、ALCのレスポンスも良くなってるそうで、音の品質も高いそうです。
- 62 名前: 匿名 技術太郎 投稿日: 2002/09/16(月) 23:30
- PD150と比べて解像感はどうでしたか?教えて下さい。
- 63 名前: 仏陀電影プロデューサ 投稿日: 2002/09/16(月) 23:48
- 私が16mmフィルム以上の画質になる可能性といったのはテレシネした画面とDVを比較しての
話で、特に近年の16mmフィルムのフィルム上映と比較した場合とはまた別だと思います。
やっぱり、アマチュアはフィルムで製作してもビデオで見る事がメインになると思うので
フィルムと比較した場合、テレシネ画面と比較した方が現実的だと思います。
PD150と解像感を比較した場合、ほとんどわからないでしょう。ただ、見た印象はPD150の方が現実の絵より明るく綺麗に写っている感じがします。
それに比較してDVX100は自然なナチュラルな印象を受けます。これはほとんど好みや撮る映像の目的によって、その評価が分かれると思います。
- 64 名前: 62 投稿日: 2002/09/17(火) 01:13
- お答えありがとうございました。
解像感の違いはあまりありませんか…。
でもナチュラルな画は楽しみです!お金貯めなきゃ。
- 65 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/09/17(火) 02:30
- テレシネしたビデオと比べると、コピーを重ねるのと画素と粒子の関係で、たとえ素材が35mmでも素のビデオの方がクリアーなわけですから比べてもあんまり意味ないかも(^^; (もちろんクリアーだからと言って美しいという意味ではないが)
また、そのテレシネと言うのもSDTVへのテレシネを比較しての話であって、今衛星で稼働していて今後更に増えるであろうHDTVでの視聴では、DVからのアップコンバートと、16mmからHDTVへのテレシネだと、写真(作品)としての美しさが必ずしもDVが勝るとは限らないと考えています。
自主映画=ビデオで見るモノっていう図式自体を決め込んでしまうものでもないと思いますしね。方法論は色々ありますし、上映会が主体の作家もいますから。
海外の映画祭に出品する場合も16mm以上のフィルムでないとエントリーできない映画祭も多いそうなので、最初は安いDVから入って今後そう言った方面を目指す人も増えるかもしれませんしね。また、最近は上映会も元気が出てきてますし、ビデオプロジェクター上映とフィルム上映では、やはりスクリーンに引き延ばした時の品質や作品のインパクトやニュアンスに違いがあるわけで、メディアの選択としてビデオカンパケばかりが望まれているわけでないとも思っています。実際私もビデオを使いたくて使ってるわけじゃなく、単にお金がないからDV使ってるってだけで、もし予算が湯水のようにあったなら迷わず35mm使います。
また、Panasonicでは、DVX100の24p素材からフィルムにキネコするためのカラーテーブルを現在開発中なんだそうで、このシステムが完成すると今までのようなギクシャクしたりブラーで画面が不鮮明になったりしない、品質の高いキネコ作品に仕上げられる可能性が出てきてます。もちろん16mmフィルムで直に撮るよりも解像感は落ちるでしょうが、ビデオの機動性とランニングコストで海外にも持っていけるフィルムカンパケが仕上げられるというのは、大きな魅力だと思っています。Hi-8時代からキネコでフィルム上映していた人もいるので、これは朗報です。
私が今考えているのは、素材としてのフィルムの質感を利用するために、DVX100から一端キネコしてフィルムカンパケを作って上映用プリントとし、そこからテレシネしてビデオ版を作るという手順を考えています。意図的に粒子が粗めのフィルムを選択してキネコする事で、DVフォーマットの輝度差の高いエッジに現れるジャギーや暗部のプロックノイズ、圧縮ノイズによるディティールの崩れなどを覆い隠せれば、大きく上映してもDVフォーマットの汚い部分が目立たずに済むのではと考えています。
- 66 名前: 匿名 技術太郎 投稿日: 2002/09/17(火) 03:48
- 55ですけど、間違えました。
VX3000です。
- 67 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/09/17(火) 05:12
- VX3000ですか(^^;
噂どころか、私は今初めてその名を聞きました。
おそらくだいぶ先のような気がしますね。VX1000からVX2000まで5年を要したし。
きっと、DVX200の方が先に出るくらいのペースじゃないかと思います(^^;
もしかしたらその頃はもうDVと言うフォーマットの寿命が終わって、代わりにHDDVみたいな家庭用ハイビジョンキャメラが登場してるかもしれませんね。
ビデオフォーマットは商品寿命が来たら何のためらいもなく市場から消えるのが本当に怖いです。ハードがなくなったら今まで撮った映像も見れなくなるし。デジタルは別メディアにコピーしておけば大丈夫なんて軽く言う人がいるけど……本当に撮ってる人間からしたら、そんなの無理なんですよねー(^^;
- 68 名前: 仏陀電影プロデューサー 投稿日: 2002/09/17(火) 21:23
- テレシネしたビデオと比較するというは無意味だといわれては私としては立つ手がありませんが、たとえ通常のTVで見ても明らかに8mm、16mm,35mmと画質の違いは明らかでその画面とビデオフォーマットの絵を比較する事は決して無意味だとは考えていません。
それにキネコという手段はプロでは一般的かも知れませんが、アマチュアでは全然一般的ではありません。
フイルム作品をフィルム上映すればビデオ上映すれば綺麗なのは当たり前で、16mmや35mmmではもっと当然です。
それに今のビデオシステムって絵のよさという点ではやっぱり歴史にの長いフィルムにまだまだかなわないのが現状です。
でも東京の一部で始まっているデジタル上映システムは将来のデジタル映像製作システムの可能性を示唆しています。
確かにフィルムの質感はドラマ制作では重要で最近の例では仮面ライダーリュウキの劇場版CMで2人のライダーが変身するカットが凄くかっこよく説得力のある絵になっていて、それはけっして構図が斬新だったり、俳優の演技が革新的だったわけではなく、その35mmフィルムの質感による効果だったのです。
ですから、現状ではフィルムに一旦するのが理想かもしれませんが、自主製作やアマチュアがコストの高いフィルムにするのは大変だと思います。
ただ、私の基本的な考え方は高速度撮影さえできればフィルムはいらないと考えています。
- 69 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/09/17(火) 23:36
- 予算は人それぞれなんで、アマチュアだからって決め方はどうかと思いますよ。35mmで撮られたアマチュアの自主映画だってありますし、単館で上映するインディーズ作品はスーパー16mmも多いです。プロが自主映画を撮る事だってあります。あくまでも画材の一つとして選ぶなら、作家が予算に合わせて好きな物を選ぶベキであって、たとえ進歩であっても選択肢が狭まるのは決して歓迎できる事ではありません。
私は逆で、予算さえあればビデオは使いたくないって方ですが、だからと言って別に仏陀電影プロデューサーさんの考えが間違ってるとも思っておりません。作家ごと、もしくは作品ごとに色々なスタンスがあるべきだと思ってます。
ただ、あまり関心しないのは、このスタンスだけが正しいと考える事。コストが大変かどうかは、その作品を手がける人が自分で考える事であって、他人が言うべき事じゃないです。
ちなみにキネコは商業作品ではポルノ映画と劇場にかけるCMが主で、実際に作品をキネコするという事では自主映画やインディーズムービーも少なくないようです。(もしかしたら、こっちが主?) おそらく仏陀電影プロデューサーさんのジャンルと配給方法ではキネコは必要ないんだと思いますが、自主映画やインディーズムービーの幅ってすごく広いので、それを一般論で片づけるべきではないと思います。
デジタル上映システムの将来は、雑誌やテレビではスゴイスゴイと騒がれていますが、実際はまだまだ先が見えて無くて、配給側はプリント代が安くなるので何とか推し進めようと宣伝していますが、劇場側にとっては何一つ利点がなく(別にデジタルになったからって収益は変わらない)システムを導入するコストを考えるとマイナス面の方が多く、導入を渋っていると聞いています。また、制作側にしても全国の劇場にデジタル配給するならまだしも、数本のプリントしか上げない単館作品なら「HD撮り→フィルムレコーディング」だと始めから35mmで撮っても予算は変わらないそうです。日本は世界で一番デジタル上映館が多い国ですが、それでもまだ数台しかありません。(しかもその1台はIMAGICAの試写室)
実際にデジタル上映のインフラが整備されるかどうかは、まだ不明な点が多いようですが、フィルム嫌いのルーカスがEP3を武器に世界中にデジタル上映機を配備させようとしているので、長い目で様子を見るしかないようです。
- 70 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/09/17(火) 23:47
- 実際にデジタル上映や、24pHDシネアルタで撮影された作品を自分の目で見てみると、満足いく画質だったかと言うと、必ずしもそうでない部分はかなり多いです。
先日もシネアルタを使った〈ピンポン〉を観てきましたが、綺麗な部部もありましたが、輝度差の大きい部分の輪郭のジャギーや、まるでエンハンサーをかけたような不自然にシャープな輪郭、森や茂みや細かい波のような細かいディティールはバラバラに崩れるしで、写真としてはむしろ汚いカットも多かったです。シネアルタには得手不得手があるようで、条件によってキレイなカットと汚ないカットがあり、手放しで誉めてる記事とか読むと、いったい何処を観てるんだろうと思ったりします。(〈仮面ライダー龍騎〉は、Panasonicのヴァリカム。数字の上での解像度はシネアルタより低いはずなのに、破綻が気にならなかった)
また、見た時たまたま調子が悪かったのかもしれませんが、DLP上映も明るさが安定せずフリッカーっぽい瞬きが目立ち、機器としてまだ発展途上のようにも思えました。ただ、Sonyのシネアルタの方がまだDLPのキャパシティーに届いていないようで、CGとシネアルタ素材の合成カットの親和性は思いの他悪く、天下のILMであるにも関わらず、シネアルタ部分は解像感も低ければ黒が潰れるのも早く、近くのオビワンよりも遠くのCGの滝の方がディティールが細かいというような不自然な合成が多く目立ちました。それでもILMでは、シネアルタで撮影する時はそのままテープに録画せず、非圧縮4:4:4で直にハードディスクレコーディングしているせいか、国内のシネアルタ作品よりは画質に破綻がなくずっと綺麗でした。
まぁ、これらの問題も将来は改善されるだろうとは思いますが、3年ほど前に銀塩を超えたと言って売ってたデジカメが、今その3年前のデジカメの画質を見ると冗談のような品質なわけで、毎回、超えた、超えたと言いながら出てくる新機種を見ていると、今までこれで撮られた写真が旧式デジカメと一緒に時代遅れの遺物になっていく様に思えて、すごくイヤになったりします。
すでにHDの家庭用録画が目の前まで来てるので、きっと将来SDTVのDVで撮られた作品はDV時代の作品として取り残されるだろうと思っています。DVはHi-8と同じで、8mmフィルムや16mm作品のような付加価値を持つとも思えず(むしろマーケティング的には新型が出たとたんに、時代遅れのフォーマットとしてアナウンスされるハズ)家電メーカーの市場原理で作品の質が変わった事にされるのは、釈然としません。
息の短い商業作品なら別に構わないと思うけど、自主映画って一つの作品を10年上映したりしますから、寡作の私は息の長いフォーマットを使いたいと思っています。
おそらく、時代と共にガンガン数を撮る人には気にならない事かもしれません。
これも、作家ごと、作品ごとのスタンスなんでしょうね。
- 71 名前: 仏陀電影プロデューサー 投稿日: 2002/09/18(水) 00:30
- 私は決め付けているつもりは無く、「一般的ではない」と言っているつもりで、大多数のアマチュアの自主製作のドラマ制作フォーマットって
こんなもんではないでしょうかと言っています。
高山さんの言い方では自主製作といえどもいろいろな方法があるので一般論は論じられないというスタンスに感じられますが、大多数の人たちが使っているであろうシステムやフォーマットについてこう思いますとか考えますと論じる事に意味が無いのでしょうか。
それとちょっと話が脱線しているみたいなので、私がDVX100の画質やその後継機を含む将来性は、今まで映像フォーマットはこのフォーマットは主にプロが使うもの、また別のフォーマットは主にアマチュアが使うものと分けられていたものがフィルムとビデオの境界を越えて、その判別が難しくなる時代が来る、その始まりになるのではないかと考えるので、その比較としてテレシネ画面との比較を持ち出してきたつもりです。
もしかしたらフィルム信望者からすると、そのような考え方はないのかもしれませんが。
劇場用作品の件は確かに現状は高山さんの言うとおりです。これはデジタル映写機のコストが高すぎるからでしょう。これは必要とする数が限られているので安くなるのはまだまだ先でしょう。
でも僕らが生きているうちに今のTVドラマのような状況(ほとんどがビデオ)が劇場用作品に現れるようになるかもしれません。
- 72 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/09/18(水) 02:05
- まぁ、ぶっちゃけた話、
>DVの素養は非常に高いので16mmフィルム以上の画質になる可能性は十分にありそうです。
と言われたら、知らない人が読めばフィルム直を見るよりDVが綺麗なのかと思うでしょ?
>私が16mmフィルム以上の画質になる可能性といったのはテレシネした画面とDVを比較して
って話だと、それは別にDVX100でなくても、ずっと昔のβカムの頃からそうですし。
>私は決め付けているつもりは無く、「一般的ではない」と言っているつもりで、大多数のアマチュアの自主製作のドラマ制作フォーマットってこんなもんではないでしょうかと言っています。
これに関しては勘違いがあるようなんですが、私はある種のアマチュア自主映画だけに話を限定してはいないです。一応、「インディーズ向上委員会」の掲示板ですので、インディーズムービー=独立系プロダクションが作品を制作する範疇まで含めて話してます。例え単館上映でも興業にかける作品まで含めて考えています。 そんな所でいいですか?
プロが使うフォーマットとアマチュアが使うフォーマットの境界は、ビデオに限ればDVが一般に使われるようになった数年前に事実上、既に崩れてしまってます。逆に昨今は、ミュージックビデオなどでは敢えて8mmフィルムを使ったり(SMAPとかだけじゃなく海外の8mmネガシステムもね)、それこそPanasonicのシネマ指向のビデオの登場や、プログレッシブのDVCPRO、24pHD、フイルムでも銀残しと言った彩度を下げたり、粒子を荒らす作風だって流行ってるわけで、制作方法や求める画質によって様々な方法を使い分ける方向に膨らんでいます。決してプロ・アマで使い分けるのではなくて。気のせいか最近、新宿や渋谷、下北沢や吉祥寺を歩いていると、大学生くらいの若者が8mmフィルムのキャメラを持って走り回っているのを、5〜6年前よりも多く見かけるように感じますし、中古8mmキャメラを置いている店を訪れる若者も前より増えているように感じます。DVをきっかけに自主映画人口が増えたのは数えなくても分かる事ですが、それをきっかけに他のフォーマットを使い始める人も(決して多くはないと思いますが)増えているようです。地方では機材が手に入る店が少ないので、あまりいないと思いますけど。
自主映画を撮りたい人って、自分の作品を作りたいわけじゃないですか。せっかく自主映画なのに、何で世の中の図式や一般論に自分を合わせる必要があるでしょう。 それに、これは別の話ですが、少しでも多くの人に見てもらおうと思ったら、少しでも上のフォーマットの方が売り込みに有利なわけで、勝負かけたいと思ったらコストがかかっても上のフォーマット使う事だってあるでしょう。去年流行ったインディーズムービー〈メメント〉がもしDV撮りだったら興業収益は変わってたろうと思いますもの。
自主やインディーズのステージは、映画である以上、お茶の間のテレビから果ては世界興業まであるんです。自分の上がるステージによってメディアやフォーマットが変わるのは自然な事です。
- 73 名前: 仏陀電影プロデューサー 投稿日: 2002/09/18(水) 23:00
- 高山さんと私の言っている事は前提条件がまったく違うようですね。
ただ、私も高山さんも言いたい事は言い尽くしたように思います。
私はDVX100に限定した話をしたかっただけなのですが、こんなに早くDVというアマチュア向けフォーマットでフィルムユーザーをターゲットに考えたビデオカメラが出るなんてちょっと衝撃でした。
- 74 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/09/19(木) 04:16
- そうですよね。
キネコでフィルムにするには、おそらく今あるSDTV全てのキャメラの中で現状一番画質が良く仕上がるキャメラだと思います。
これ以上を望むとなるともう、一足飛びに24pHDになるんでしょうね。
Panasonicが製作中のキネコ用カラーテーブルも気になりますが、横シネのダイレクトキネコがこの24pに対応するかどうかも気になるところです。
実は24pモードの撮影も単なる2:3プルダウンじゃなくて、2:3:3:2プルダウンと言うキネコ時に画質の低下が最小限に押さえられる24pなんで、かなり期待をしています。
あと、DVは既に事実上アマチュア向けフォーマットではなくなっていて、素のDV業務機というのもSony以外のメーカーからは出ています。今回のDVX100も開発も販売も民生とは完全に独立した形で業務機として開発されています。民生用の設計からの流れのあるPD150ともこのあたりは考え方が違うようです。
- 75 名前: 仏陀電影プロデューサ 投稿日: 2002/09/19(木) 21:30
- 最近、映画制作をはじめたころから比べると、アマチュア向け映像フォーマットっていろいろなのが出てきたなあ
つかってきたなあ、っと実感しています。最初はドラマを作るにはVHSやベータは使い物にならず、編集はポーズボタンで行なうしかなく、フライングイレースヘッドさえなかった時代でした。
それゆえに8mmフィルムを使うしかなく、特撮をやる都合上、ZC1000を使用する事は必須でした。
何年か経つとHi8が出現し、1回のダビング程度ならマスターテープと比較して許容できるレベルの画質を保ったVX1が出てきて、タイムコード付の動画で、通常のドラマを編集するのは困らない程度の編集精度をもったコントローラーが出てきました。
でも、これではまだアクションものや特撮ものの編集ができません。
そしてやっとノンリニア編集がでてきて、8mmフィルムと同等のビデオシステムが出てきました。
とにかく、動画のフォーマットや編集システムがこんなに劇的に変化したのは、振り返ってみると凄かったとしかいいようがありません。
アナログからデジタルへの過渡期ともいえるのでこんなに変化したのだと思いますが、今後もどんどんフォーマットが変化すっるのでしょうか?
将来的にはハイビジョンDVなんて出てくるでしょうが、私はまずテープからディスクへの変換がやってくるのではと考えています。
つまりHDやDVDに動画データを録画するという方式です。
- 76 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/09/20(金) 01:15
- ディスク録画のビデオキャメラは既に発売されており、NECなども業務用に力を入れているようですが、評判としては懐疑的な人も多いようです。
私も、ちょっと怖いですね。今の所はまだ、絶対に使いたくはないメディアです。
皆が口を揃えて言うのが、信頼性。光磁気ディスク系メディアのホコリに対する弱さは皆痛い目にあってるので、いくらメディアにシャッターが付いていても砂ポコリの舞う屋外では使いたくないのが正直な所。ビデオの場合は被害があってもせいぜいフレーム単位なのですが、ディスクの場合は運が悪いと一枚全部がアウトになる事もあるので、ヘビーデューティーな使い方をする撮影現場では、余程エイジングがこなれて現場プルーフされるまでは、広まるのは難しいかもしれません。
撮影中、運送中、それぞれでの振動や衝撃への弱さもまだ不明な点が多く、少なくとも今現在の光磁気ディスクとハードディスクはまだ許容範囲に達していないので、将来どこまでヘビーデューティーな製品が登場するかにもかかってると思います。
逆に、編集機へのキャプチャーが早いという事で、即効性の必要なニュース取材などでは早くに活躍するだろうと予想されているようです。
また画質の点でも、ディスクはテープのような大容量を確保するのが難しいため(容量上げると精度が必要なため、余計に信頼性が下がる)、MPEG系の圧縮を採用するみたいで、作品を作るにはあまり嬉しくない面もあるようです。圧縮率にもよるのですが、たとえHDTVでもMPEG2で衛星配信された画質には圧縮ノイズばかりか背景のピクつきなどいかんともしがたい品質の低下がありますし、スターウォーズのエピソード1が、LD版よりも後から発売されたDVD版の方が画質が汚いのを見ても分かるように、決して新しいメディアが品質が良いわけではないので、注意が必要です。
なんだかグルメ雑誌が旨いと書いてれば、例えマズくても旨いと思いこんでしまうような感じで、一般ユーザーは自分の目で画質を信じる事はないらしい(横長テレビで潰れた映像も平気なくらい)ので、宣伝で高品質と言いさえすれば、事実にかかわらず市場ではそれが本当にとして扱われてしまいます。
今のデジタルメディアの方向性は、品質向上よりも、いかにデーターをコンパクトにするかの方へ力を入れている面が強いようで、作品を作る側にとってはかえって退化している面も出てきそうです。
また、当然ですが従来の製品を時代遅れにする事で次期製品を売るという方法を続けていますので、もし売れなかったら簡単にそのフォーマットは切り捨てられ、その速度もは早くなってきているので、買って使う方は慎重になる必要もあると思います。
今まで何年も「デジタル=無条件に高品質」という迷信で市場は塗り尽くされているので、おそらく今後も品質にかかわらず市場の新フォーマットの流れに押し流されてしまうだろうと思います。
- 77 名前: 仏陀電影プロデューサ 投稿日: 2002/09/21(土) 10:48
- 業務用はたしかにまだまだ主流にならないでしょう。
でも民生機はそれほど耐久性は必要ないし、ディスクは操作性がいいし、不要な部分は簡単に消せるし、DVDレコーダーとメディアが共通だしといったところで可能性はあるのですが、メモリーカードの容量がギガクラスになるとメモリータイプが出てくるかも知れません。
私は民生機ではすぐにハイビジョンDVは出てこないと見ています。これは未だにVHSデッキが大量に売られている事からわかるように一般の人はあまり画質にこだわりません。特にアメリカではそのようで、未だに8mmビデオカメラが日本で売られているのは、そのためだそうです。
あと現行のTV規格がデジタルTVに移行したとしても、すぐにはハイビジョンだけになってしまう事は考えにくいからです。
ただ、今回のようなDVX100のような業務用でハイアマチュアも含めたターゲットのフォーマットとして数年後に出てくる可能性はあります。
私はDVX100のようなカメラに高速度撮影時にはメモリーカードを使って数十秒記録できるカメラが出ないか期待しています。
- 78 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/09/21(土) 19:12
- メモリーにハイスピード撮影と言うのは前からメーカーに希望出してるのですが、採用はまだ難しいかもしれませんね。
おそらくEEPROMを使うメモリーカードの類は記録速度の面から難しいかもしれません。
今のところは本体内に大型RAMを載せて、一端そこに高速度撮影してからテープに追って記録という方が現実的かと。
長尺は無理でしょうけど、それだけでもかなり便利にはなります。
- 79 名前: 初期ロット予約者 投稿日: 2002/09/22(日) 09:31
- 初期ロットってやっぱ危険なのですか?
万が一問題あっても保証期間内なら安心?
- 80 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/09/22(日) 13:24
- どんな機器でも初期ロットに限らず、生産中はどんどんマイナーチェンジを何度も繰り返します。物によっては、その機種が生産終了するまで細部に変更が加えられる事があります。
そういう意味では、後で買った方が不具合に当たりにくいのは確かなのですが、先延ばしで買う程その機種の旬の時期が短くなり、一番こなれた頃に買うとすぐ後には次の新製品が登場するので、何のために新機種を買うのか分からなくなるのも確かです。
収集するためのコレクションなら出来が良い物の方が良いので、チョコエッグなどの食玩は後で買う方が塗装が上達していて良いのですが(^^;、撮影機材はあくまでも使うための道具であって作品を撮らない限り価値はないので、そのキャメラを使うであろう期間を念頭に置いて購入するのが良いと思います。
私はもう、すぐにでも使いたいので、お金の都合がつきしだい購入します。現代の製品なので、致命的な当たりハズレはまず無いですし、万一不具合があればサービスセンターで無償修理してもらえます。
殆どの機器はメーカー保証(物によるけど、だいたい1年)がありますけど、お店によっては追加料金で3年とか5年の延長保証を追加してもらえる場合があります。
お店によって条件はまちまちですが、延長保証は期間内なら全損以外は何度でも無料修理してもらえます。修理金額が購入価格の何割かを超えると全損扱いで、保証金額を変える分は自己負担になります。
私もノートパソコンを何度も落として壊してますが、延長保証で救われてます。
でも、なぜかPD150が延長保証に入るの忘れていたらしく、この初期不良を自腹で直す事になりそう(;_;) 発売から1年過ぎてから買っても、ダメな時はダメなんですよね。気にしてもしょうがないみたいです。
- 81 名前: GUN 投稿日: 2002/09/23(月) 07:11
- このレス読んでたら初めて映像に手を掛け始めた頃を思い出しましたね。
VX1で撮って民生用編集機RME−1000を使って編集してEDベータに
落として文字フォントはビクターの奴で機種名は忘れたけど、音声にベスタックスの
DJ用ミクサーでアフレコに挑戦して四苦八苦。
挙句の果てに効果がどうしても欲しくて一度EDベータに落とした画をTVで流し
それを又カメラで撮りながら露出を合わせてインターレースを解除したような画像に
しようとこころ見たりA/Bロール編集が出来なかったから、カメラに備え付けられてた
エフェクト効果を使って「ここだ!」と思った瞬間にワイプのボタンを押して頑張ったり
とか、結局ダビング編集だったからどれだけ画質を劣化させないでカンパケするかが重点だったのに
一気に画質劣化させる危険な技法にハマってました。
ちなみにその技法いまや鮮麗されて私の表現法十四手の内の一手となっております。
くだらない話でスイマセン。。
それと高山さんの言う出来ればビデオを使いたくないって言うのはすごく良く
分かりますね、やはりそこから来たんですかね高山さんの凄い豊富なビデオの知識は。
あらゆるパターンを消去法で徹底的にチェックしてる感じですよね、うむ。
所でPD150の初期不良ってどういうのですか?
- 82 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/09/24(火) 03:31
- 私が初めて触ったビデオ編集機は20年ほど前に、当時としては斬新な都市型有線放送局(ド田舎だけど)にあった3/4Uマチックでした。高校の頃に文化際向けに、友人とヒーローものみたいなのを、FRPやラテックスゴムでマスク作ったり、蛍光灯でライトセーバーみたいなの作ったりして。ビテオにスローの機能がないので、編集で1フレームを3回ずつ延々と繋いで無理矢理スローを作ったりして(^^;
初めて使ったのがその業務用機だったので、アナログでもフレーム単位で編集ができてダビングしても画質が落ちないのは当然の事と思ってましたので、当時の民生用ビデオは私にとっては論外でした(^^;
民生機がデジタルになってからは、その点はクリアーされましたが、画質に関しては、ミニチュアや特殊メイクと言った作り物が、実に作り物臭く映るだけでなく、演技や照明やキャメラワークまでも素人臭さが如実に映ってしまい、画がとてもチープに見えるビデオの画質は、予算の少ない自主映画にとっては未だもって鬼門で、いくらフィルム代がかからないからと言っても、作品としてクオリティーをある程度以上確保しようと思ったら、美術から衣装から演技まで全てをフィルムよりワンランク上げなければならず、トータルのコストパフォーマンスは意外にかかるという盲点もあり、ドラマ作品を撮るには未だ不向きな点も少なくないと思っています。
フォーマットの話も、今はDV以外にもDigital8とかMICROナントカとか言う新しいデジタルビデオ規格も発売されていますが、みな民生用機は商品としてのパッケージングか、データーのコンパクト化ばかりを目指していて、一番基本的な操作性と画質を追求した製品はなかなか少なく、作り手としては嬉しくない状況が続いています。
今の民生用映像機器がデジタル化によって一時的に進化したのも、昔は事務機だったパソコンが、画像を扱うにはもっと新型を、音楽を扱うにはもっと新型を、と旧型機を時代遅れにする進歩の中、映像を扱うには次の新型を、というマーケッティングの一環の一部でもあるので、今の民生用キャメラはパソコンとの親和性を前提に考えられていますが、今後のパソコン市場がどっちを向くかも分からず、それによっては自主映画に使える機材が低迷する可能性がないとも言えません。家電メーカーはテクノロジーに対する愛はありますが、生粋の撮影機材を作ってるメーカーのような映像そのものに対する愛は持っていません。売れる商品が良い商品なので、売れない時はとても冷たく切り捨てます。
一番怖いのはフィルム市場がデジタルに食い荒らされてラボや機材のインフラが打撃を受けた後にデジタル映像のブームが去ってフィルムによる制作が困難になり、ビデオの方もまた完全なプロ専用と素人向けホームムービー専用に別れてしまう事です。今まで大手資本が参入して、ブームが去ったら手を引いて、その業界を潰してしまった例はあり、パソコン市場の裏事情的には先行きが予想できない事があまりに多く、楽観できない部分が多分にあります。
だからと言って自分でどうする事もできず、あるモノを使う以外、手はないのですが。
私のPD150の故障は、ファインダーにメニューやインフォメーションなどの表示が一切出ないという症状で、放送用のようなスイッチ切り替えではなくメニュー形式のPD150では、他の撮影機能が無事にもかかわらずほぼ完全に使用不能に陥る状態です。オートロックなら辛うじて撮影だけは出来るのですが、それではPD150の意味はないので(^^;
原因は、内部の文字情報を発生する基盤のコネクターが弛んで接触不良起こしてるとかで、基盤交換で修理費用は3万円。ユーザーが触る事が出来ない部分でコネクターが弛むって、一体どういう組み立て方してるんだろ。しかも弛みを直すんじゃなくて交換とは。何年も酷使してならともかく、アマチュアがたまーに使う程度で内部が壊れるなんて業務用機としてどうなんだろ、まったく。納得のいかない故障だな。
以前にVX1000が故障した時、コネクターの接触不良は何度か言われたので、もしかしたらSONY製品の定番の故障なのかも。
- 83 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/09/24(火) 03:49
- あ。あと、ビデオが全くダメだとは思っていません。作風によってはビデオの方が良い作品もたくさんあると思います。
人気タレントが出てるならビデオで生な感じがあった方がよいし、ドキュメンタリーも臨場感があって良いと思います。もちろんアダルトビデオも。ポルノ映画にキネコが増えたのは、フィルムと違って一本のテープで長回しが利くので、濡れ場の絡みの途中でロールチェンジをして撮影のテンションを下げたくないという事なんだそうです。そういった運用面でビデオが有利な場合も多いですし〈ダンサー・イン・ザ・ダーク〉のミュージカルシーンのように100台のDVキャメラを同時に回すような特殊な撮影など、ビデオならでは出来る撮り方ってのもあるでしょう。
本来、映画のフィルム代なんてのは総予算のほんの一部であって、もっと他の事に予算を使うべきなんですが、予算の少ない自主映画ではフィルムエンゲル係数がとても貧乏なので、テープ代の安いビデオはとても有効な手段だとは思います。
- 84 名前: moony 投稿日: 2002/09/24(火) 15:33
- http://www.geocities.jp/sumi653/
こんなHPがありました。
- 85 名前: 仏陀電影プロデューサ 投稿日: 2002/09/24(火) 22:32
- >84で紹介されているHPはまるでパナソニックの回し者みたいですが、それだけ衝撃を受けたまたは期待されているという事でしょう。
私はビデオの最大の利点は撮影現場で撮影終了後すぐに結果がわかる点だと考えています。この点だけは現在の技術ではフィルムはまねできない点でプロでもアマでも恩恵を受ける点です。
今撮ったカットがNGかOKかすぐにわかるという事は、その場でリテイクの準備をするのか、次の撮影準備をするのか決められるので、ほとんどの場合、後で撮り直しということが本編撮影の場合なくなります。
これは撮影の効率化という点で優れているはずです。
高山さんはフィルムが近い将来無くなるのではと危惧しているようですが、少なくとも35mmフィルムは消滅してしまう兆候は今のところありません。
これはまず高山さんが指摘するように、上映館のデジタル化がすぐには進まないと考えられるからです。もうひとつはスチールフィルムがまだ少なくなっていきますが、なくなってしまう兆候がないということです。
この2つからまだまだフィルムは生き残ると思いますし、8mmフィルムが国内カメラの生産が80年代に終了して21世紀まで持っているなんて考えた人は少なかったはずです。
- 86 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/09/25(水) 01:30
- まぁ、今はフィルムのキャメラでもビジコン付いてますから、その場でリプレイしますけどね(^^; 16mm用の電子ファインダーも出ていて、ボレックスにすら後付けできるので、その場でチェックは可能です。
ビデオはリバーサルと同じで後の補正範囲に限界があるので、色と露出は現場で出来るだけ完全に合わせる必要がありますが、フィルムは後でかなり補正が利くし、予算があるならデジタルで補正すればビデオでは出来ないレベルで修正ができます。
私はどちらかと言うと国内で16mmがなくなるのを危惧してます。自主映画で手が届きやすくて、かつ、劇場公開しても遜色ない品質の16mmフィルム。
日本での16mはプロ機材扱いで、業界が一般ユーザーを育てないで来たので、プロが使うのやめたら消費量が激減するわけで、近年まで一番16mmを消費していたであろうアニメ業界がデジタル化に移った今後は、現象の一途で、いずれ機材もままならなくなるのではと思います。
8mmはなくなりません。アマチュアでも使ってるユーザーがいますし、コダックもつい先頃、スーパー8の新製品をラインナップに加えたばかりなので、今後も使われ続けるだろうと思います。海外では8mmキャメラの新製品も出ていますし。
日本の16mm以上のフィルム事情は、やはり海外と一番違うのはラボの現像費なんだそうで、基本的には会社取引的な扱いだけに自主映画にはやや敷居が高い面もあり、基本的なフィルムの買い方から現像の出し方まで個人には分かりにくかったのが、一般人に16mmが普及しなかった大きな原因だろうと思います。
ご存じの通り、アメリカで自主映画は16mm以上が基本で、実際に劇場に持ち込んで興行してもらったりする事もあるそうです。スパイクリーも使ってる例のスラスノゴルスクなんかは、映画学校の生徒のガレージセールで二束三文で出回るそうで、日本とは完全に映画に対する環境が違うようです。
- 87 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/09/25(水) 12:19
- で、訳あって、今DVX100のデモ機が手元にあります。(^^;
重さは本体でけで1.66kgなんですが、ストラップの位置のせいか持った感じは軽く感じます。
簡単なテストやってみる予定です。
何か希望があれば、一緒に試してみます。
- 88 名前: moony 投稿日: 2002/09/25(水) 13:34
- SONYのDVカメラで撮影されたテープが正常に再生およびキャプチャーできるかどうか試していただけますか?
その逆とかも。panasonicとSONY間でのSP、LPモードの両方の互換性を知りたいです。
当方、canon、Victor、sonyの機種を所有していますが、不具合が発生し、ノイズが出たり
全く再生できないものもあります。それにしても、いいですね。高山氏は都内の方ですか?
実物を見てみたいです。
- 89 名前: GUN 投稿日: 2002/09/25(水) 20:05
- やっぱりフォーマットというのは只の選択肢の一つにしか過ぎないような気がします。
最後にあがる画質のイメージがあり撮影でそれを反映できればどのカメラを使うとか
どの形式にするかとかはちゃんとついて来るものですね、自分はどっちかと言うと編集では悩んでも編集技術では悩みたくない方なので
新しい形式を使うときは嫌と言うほどそれを使ってカメラにしてもまず自分で撮影して手応えを感じたい方なのですね。
それと自分も明日PVの撮影を深夜の渋谷で行うんですが、カメラマンが既にDVX100を持っていて、それをワンカットだけステディを使って
撮ってみようと試みています、どんな画になるのか凄い楽しみです。
ちなみにあのHDカメラの解像感はちょっと凄すぎて引いちゃいましたね、、。
シャッターを少し落として、常にピントをボカシ気味にしないと生々しいと言うか、何というか。
今の所DSR300かPD150がいいですね、PDにはアナモルフィックレンズを使うと一段と締りが出てきました。
けど下手にカメラマンに色んな技術の質問するよりこのサイトで高山さんのレス読んだ方が分かりますね。
最近の若いカメラプロの人達って経験が邪魔してるのか何なのか分からないけどイイ説明が聞けない、知らないのか、わざと分かりにくいというか何と言うか、、。
民生機器に近いカメラは使わないから馬鹿にした感がある、まぁそういう人とは現在組みたくないけど。
手持ちカメラはホントに便利ですね、自分は常持ちで何かあれば撮るのが好きだから最近はMicro MVを買おうかと思ってます。
手持ちはVX1000以来重宝しています、でかくてイイカメラはそれなりの設営が無いとパフォーマンスをフルに発揮出来ないですし、手持ちは被写体を
あまり意識させない利点が凄く好きです。
- 90 名前: moony 投稿日: 2002/09/26(木) 13:56
- 24P編集にはappleのCinema Tools待ちなのでしょうか?
- 91 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/09/26(木) 17:04
- DVX100、すごく面白い!
とりあえず昨日、即興で5秒ほどのコントを撮影して、おそらく世界初であろうDV24p作品を撮りました(^^;
宮本監督はテーブルにミニチュア並べて、おそらく世界初であろうDV24p特撮映像を撮影してました(^^;
幸運にもDVX100のデモ機を個人的に3日程借りられたのですが、日取りが予定とずれたため、スケジュールが仕事のシメキリと被ってしまい、じっくりと使い込む事ができないのが残念ですが――触った感じ、非常に面白いキャメラです。
まだちゃんとしたテレビで見てないのですが、普通のインターレースモードは、パッと見は非常にきれい。しかも明るい。当然の事ですが完全な手動のズームリングは使いやすいです。フォーカスの操作性も良い感じ。眼鏡をはめたまま覗いても見やいファインダーは、少し目から離しても全体像が見えるし、液晶モニターと同時に使う事もできて便利です。全体の操作感も良好。また、設定を自分の使いやすいようにカスタマイズできる点も嬉しいです。
シネライクガンマとシネライクマトリクスは、カットによってはビデオっぽさが残るのですが、カットによってはフィルムと見まがう仕上がりになる事もあります。設定を追い込んでいくと、かなり面白い事ができそう。ビデオではなく、かと言って完全なフィルムでもない、新しい質感の映像でした。キネコで仕上げる場合は予めしっかり計画をたてないと難しそう。また、照明もかなりじっくり取り組む必要がありそうです(逆に、地明かりだけでも意外に良かったりする)。これを素材に色を転がしていくと色々と面白い事ができそうで楽しみです。
PD150と比べるとやはり一長一短ありますが、この長と短は人によってかなり好みが分かれそうです。重さは大して変わらないのにPD150より持ちやすいです。ワイコンがいらない分軽いし、ここからさらにワイコンを付ける事もできるのも魅力。細かい所に色々なアイデアを盛り込んであって、使ってて面白いキャメラでした。
PD150はダイヤルに全部集約してしまってるので、操作の呼び出しが面倒だったり、間違って操作ミスをしてストレスが多かったのですが、DVX100では頻繁に使う絞りが触りやすい位置、その隣に3段階のゲインスイッチ(値の設定可)、その更に隣のホワイトバランスのスイッチは2通り記憶出来て、うっかり変わるとまずいシャッタースピードやマイクの設定は液晶モニターを開いた内側と、撮影中に頻繁に値を変える部分は別々の独立したスイッチになって本体に付いており、一番よく使う順に触れやすい場所に近くなっています。反面、1/30より下のスローシャッターが無いとか、ワイドがスクイーズではなくレターボックスだったりとか(やはりスクイーズは要アナモルフィックレンズって事らしい)普通ある物が無かったりもします。
意外だったのが、プログレッシブモードでは、ゲインアップと、オートフォーカスが使えない点。また、インターレースモードより若干感度が落ちてしまうのが残念。プログレッシブモードには垂直解像度を上下するモードがあるのですが、解像度を上で撮るとすごくシャープなんですが、その代わりジャギーがすごく目立つので三脚据えてフィックスの時にしか使えなそう。垂直解像度を下にするとインターレースと同じ解像度になります。
今、仕事のシメキリが一杯一杯なんで(^^; 詳しい感想はまた後日に。
24p編集は他の編集ソフトでも出来るようになるそうです。話は聞いてますが、公式発表がまだなのでアレですけど。一番話が手っ取り早かったApple社のFainalCutProがとりあえず一番に出るようです。
手持ちは、画からキャメラマンの存在が感じられてしまうので、上手にやらないとドラマでは難しいですよね。
- 92 名前: 仏陀電影プロデューサー 投稿日: 2002/09/26(木) 19:55
- DVX100の続報に期待します。
話が少し戻りますが
高山さんやその他大勢の人がフィルムにこだわるのはその質感にあると思いますが、もし
ビデオカメラで完全にその質感を表現できるカメラが出てきたらどう考えるのでしょうか?
それでもフィルム製作を理想とするのでしょうか。
たぶん35mmフィルムのボケぐわい(被写界深度)も再現しようとすると3/2インチCCDが
ないと出来ないでしょうが、もしデジタル技術でコントロール出来るなら、カメラの小型化がさらに
容易になると予想されます。
私はフィルムの質感は好きですが、その質感にこだわりはありません。
それと最近の8mmフィルムはやりは好きではありません。過去の映像だということを再現
したくて使用するのは十分納得できますが、今の映像に8mmフィルムの質感を表現したいだけに
使われるのは8mmフィルムイーコール画質が悪いと取られてしまうので、私は好きではありません。
(映写機の光の明滅まで入れる映像がミュージックビデオでTV放映されるので、いやです)
R25フィルムを使ってZC1000で撮影された映像は非常にきれいで古い16mmフィルムに匹敵するのでは
と思うほどです。(テエシネ映像で比較してですが)
若い世代がおもしろいので使っているか、今監督をやっている世代が懐かしくて使っているのかわかり
ませんがそういう使い方は好きではありません。
自主制作で予算の都合でフィルムの質感を得るのに8mmしか選択肢がなかったのならいいと思います。
あと、高山さんが指摘した8mmと16mmフィルムの状況は知っていますが、言っていることが少し
矛盾すると思います。このどちらのフィルムフォーマットも海外で生き続けるとするなら、日本
国内では不便にはなるでしょうが、どちらのフォーマットも近い将来に消滅することはないはず
です。ただ16mmフィルムが海外でも消滅の危機にあるというのであれば別ですが。
- 93 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/09/26(木) 23:26
- 8mmフィルムは、若い世代が使ってるのは結構多いようですよ。都内にある中古8mm機材置いてる店の店員さんもそんな事言ってたので。とにかく画材なんだから好きな物を使えば良いと思います。ビデオの質感が好きな人はビデオを使えば良いと思いますよ。質感だけでなく、機材の取り回しや、保存性、コスト、色々な面で撮りたい作品内容と照らして検討して自分で納得して使うなら何を使っても問題ないと思いますよ。
私は、フィルムの画質ももちろんですが――夢物語ではあるけど自分の撮った作品がまかり間違って評価なんかされて世界的に劇場公開なん話になった時、その可能性の足を引っ張るフォーマットで撮るのはイヤかな。そんな事あるワケないのは百も承知だけど、可能性が0%ってのは映画を撮る人間として面白くないでしょ。16mm以上ならフォーマット的に充分可能なんですけど、従来のDVからのキネコは画質的にギリギリのライン。無理じゃないけどスタッフかキャストの名前に余程大きな付加価値がないと劇場にかけるのは商品として厳しい。そう意味で、ビデオが嫌なんじゃなくてSDTVは嫌です。今後家庭用テレビも順次ハイビジョン化するわけですし。そう言う意味では、HD24pなら今後通用するしフィルムで保存も可能なので自分的には使ってもOKと思ってます(今はHDより16mmで撮った方がずっと安いけど(^^;)。
DV24pは、従来の素のDVより良くなるだろうという事ですがまだ未知数なので、期待している所です。ヴァリカムのようなHD24pが個人でも使える値段まで下がれば文句なくそれを使うんですけどね。逆に、100%テレビ画面でしか見ないと決めてる作品なら何も気にする事なく今のDVで撮ります。テレビ画面で見る分にはコスト面も含めて充分満足のいくフォーマットです。仕事で取材旅行に行った時の資料用映像なんかPD150じゃオーバースペックな程です。映像作品にしないなら、もっと軽くて小さいやつで充分。
それと、これも私的な感覚なのですが、撮った作品がいつまでも生きているというのも、けっこう大きいかな。上手に保存すれば100年前のルミエール兄弟の世界初の作品を今観る事はできるけど、ビデオは既に見る事も叶わなくなったフォーマットがたくさんあるので。これだけは本当に分からないので怖いです。コピーすればって言うけど、解像度が下から上に行くのはどんなに良いアップスキャンコンバーター使っても画が甘くなりますしね。何より、今まで撮った素材全部は変換しきれないって事が往々にしてあるので。
16mmに関してはかなり痛いと思ってます。需要が減ったらまた現像料が上がっちゃう。SonyPCLは現像止めちゃったし。別にフォーマットが消滅しなければいいってものじゃないんで。使えない値段になったら意味なくなっちゃう。
ちなみに被写界深度はビデオでも浅くできるしボケ具合もだせます。ただ解像度が低いので僅かのボケ味は35mmよりは目立ちにくいです。これはCCDのサイズが変わっても同じSDTVである以上は関係ありません。撮影技術者手帳に計算式があるので試してみて下さい。CCDが大きくなったら画素のピッチが離れるため、許容錯乱円直径も大きくなるので結果は一緒です。
- 94 名前: 仏陀電影プロデューサー 投稿日: 2002/09/27(金) 00:26
- 8mmに関しては個人的には「シングル8が無くなる前に民生機で高速度ビデオカメラを出せ!!」と言いたいです。
自分の作品(正確には仏陀電影)がメジャーになるときは、スポンサーが金を出して35mmか何かで撮りなおさせてくれると考えています。
それに特撮ものは金がかかるので金のかかるフィルムにこだわっていられないと言うのが正直なところです。
でも16mmの数分間の予告編のようなものは製作しましたが。
それと私が2/3インチCCDと言ったのは35mmと同等の解像度をもったTV規格を前提とした場合で、その場合は当然画素数も増えます。
35mmフィルムのスキャナって4000×6000ぐらいあるそうなので2400万画素ぐらいあればいいのでは・・・・
- 95 名前: 仏陀電影プロデューサー 投稿日: 2002/09/28(土) 21:18
- あれ、今メールみたらDVX100が入荷しましたという販売店からのメールが・・・・
早速電話してみよう!!
- 96 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/09/29(日) 08:56
- >SONYのDVカメラで撮影されたテープが正常に再生およびキャプチャーできるかどうか試していただけますか?
>その逆とかも。panasonicとSONY間でのSP、LPモードの両方の互換性を知りたいです。
PD150で撮影したテープをDVX100で再生、またDVX100で撮ったテープをPC7で再生とキャプチャーを行いましたが問題はありませんでした。
PC7で再生してDVX100で録画と、ダビングも正常に行えました。
LPモードはすみません、試すの忘れてました(^^;
PCでは見ても分かりにくいと思いますが、キャプチャーした画像をアップしました。
http://www.tepproject.com/contents/cinetone/cinetone.html
- 97 名前: 仏陀電影プロデューサ 投稿日: 2002/10/01(火) 23:57
- PD150とDVX100で撮影した動画をDVX100でスロー再生するとあきらかにDVX100のほうが滑らかな動きで、PD150の動画はかくかくした動きなんですが、やはり60iというのは他のビデオカメラは30iで撮影しているのでしょうか?
どうもそこんとこがひっかっててよくわからないのですが・・・・
もしそうなら、編集ソフトでスロー編集するとどうなるのでしょうか?
- 98 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/10/02(水) 04:41
- いや、単なる呼び方が混乱してるだけだと思いますよ。
どっちも同じ規格のはずです。じゃないと通常の再生自体できないだろうし、再生しても再生速度変わってしまいます。
そこは揃えてあるはずです。もし倍はいるんだとそれはヴァリカム並の性能になっちゃう。
もしかして、PD150の方がDVCAMモードになってたとかってありません? もしくはLPモードとSPモードとか、そのあたりが揃ってなかったとか。
- 99 名前: moony 投稿日: 2002/10/02(水) 14:26
- 今すぐ買えるショップで、5年延長保証で購入可能なところがありましたら、教えていただけますでしょうか?
- 100 名前: 仏陀電影プロデューサー 投稿日: 2002/10/02(水) 20:13
- DVX100の60i撮影モードって高山さんのおっしゃるとおりのようです。
そうするとPD150で撮影したテープがDVのLPモードでは確か録画出来ないのでDVCAMで録画した可能性が大きいです。
ただ、PD150を下取りに出したのですぐには確認出来ません。
するとDVX100でもDVCAMが正常に再生出来るということになるのですが・・・・
でもそう考えた方がスロー再生したときに再生が正常に作動しないのはうなずける。
この辺の通常のDVフォーマットとDVCAMフォーマットの互換性ってどうなっているのでしょうか?
- 101 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/10/03(木) 07:26
- DVフォーマットとDVCAMフォーマットはテープのバイアスだけでなく記録ピッチも違うので互換は保証されてないです。
でも、DVCAMがDVで再生できちゃう事あるみたいです(^^;
ビデオテープってパーフォレーションがあるわけじゃないので、多少の記録ピッチの違いなら読みに行っちゃうんでしょうね。
- 102 名前: 102 投稿日: 2002/10/03(木) 19:20
- >>91
>インターレースモードより若干感度が落ちてしまうのが残念。
高山さんに質問です。↑についてなんですけれど、
これはゲインを入れられないからって事なのですか?それともプログレモードにすると、
単に感度が落ちてしまうのですか?(←この場合だったら何故なのだろう?)
ご存知ならば教えて下さい。
- 103 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/10/04(金) 10:20
- ゲインアップができないという意味ではありません。私が試した時は、24pにした時に感度が少し落ちてました。
DVX100の実機を持ってる方、念のために、試しに確認してもらえませんか? もしかしたらシーンダイヤルにガンマのモードか露出補正値か何か別の設定が混じっていたのに私が気付かなかったダケかもしれないので。
私が試していた時は、1絞りほど落ちていた感じでした。
- 104 名前: 仏陀電影プロデューサ 投稿日: 2002/10/05(土) 20:49
- 取扱説明書にはゲインは固定と書いてあります。
プログレモードは絞りもフォーカスもマニュアルのみでプログレモードに切り替えた瞬間は3秒ほど映像が出力されず、映像の同期信号が一瞬乱れます。
- 105 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/10/06(日) 08:00
- そうではなくて、おなじ0db同士おなじシャッタースピードで、インターレースとプログレッシブのみ(60i、30p、24p)を切り替えた時の適正絞り値を比較してもらえないでしょうか?
- 106 名前: moony 投稿日: 2002/10/07(月) 00:36
- http://441.teacup.com/motoki/bbs?
motoki氏がデモ機の使用感を語っています。
- 107 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/10/07(月) 18:24
- ↑ウチに来たのはドッチの個体だったんでしょうね。
とりあえず今度、松下電器を訪ねる事になったんで、ついでに色々と聞いてこようかと思ってます。
- 108 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/10/11(金) 01:27
- 今日Panasonicで、DVX100について色々と伺ってきました。
デモ機の設定は、色々と煮詰めている途中ののものだそうで、実際の製品版では改修や変更されている点があるようです。
プログレッシブモードではやはり1段感度が下がるようです。
ただしこれは、インターレースに比べて毎秒のコマ数が少ないプログレッシブモードでは、フィルムキャメラと同じようにシャッター開角度180度相当のシャッタースピードを入れないとブラーが強すぎる映像になるので、プログレッシブモードでは自動的に180度相当のシャッタースピードが入るために、見かけの感度が1絞り下がったようになるのだそうです。
- 109 名前: 102 投稿日: 2002/10/11(金) 04:31
- 高山さん、お答えありがとうございました!
本当にフィルムカメラみたいですね。でも1段感度下がるのは少し残念。
結局プログレモード時の感度はPD150のシャッタースピード1/60s・絞り開放・ノンゲイン時と
大して変わらないみたいぐらいですか?
- 110 名前: moony 投稿日: 2002/10/12(土) 06:24
- 知人が購入したので、24Pで撮影してみました。その撮影したテープを持ち帰り、自宅で何度もみてみましたが、シネマ効果がよくわかりません。
DVX-100で24P撮影したテープはDVX100で再生しないとダメなのでしょうか?
- 111 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/10/12(土) 10:46
- 別に何で再生しても構いませんよ。(編集ソフト上の再生だと分かりずらいと思うけど)
DVX100のシネマライク機能は使い込むと、色々と味付けの幅が広くて面白いと思います。
また、シネマライクの映像を素のまま使うのではなく、更に加工すると今まで以上に融通も利き、色々と表現で遊べます。
ただ、どんな機材でもそうですが、その機能の意味を理解して使わないと、効果を生かした使い方はできません。
24pは、それだけではシネマ効果は出ません。ビデオ臭さが少し減りますけど。
シネライクガンマも、そのまま入れただけでは、照明の加減によっては効果が薄い場合もありますし、フィルムと見まがう雰囲気が出る場合もあります。
照明や露出のコントロールと合わせて総合的な画作りをしながら使う必要があります。
あと最近のプログレッシブテレビで見ると、2:3の検出がかかって更に印象が変わるそうです。
ちなみにウチでもDVX100のデモ機で撮影したテープをPD150で再生してますが、何ら問題なく24pは24pで再生されています。
- 112 名前: 仏陀電影プロデューサ 投稿日: 2002/10/12(土) 13:25
- 24Pの効果って、まず動きのある絵に対してフィルムライクになるということなので、静止画や動きの遅い絵に対してはほとんどわからないはずです。
それに、元々フィルム作品とビデオ作品の動きの違いがわかるようでないと60iと24Pの違いは何も感じないと思われます。
シネマライクガンマも高山氏の言うとおりで、元々DVX100の性能がフィルムカメラとほとんど同等というより、フィルムにちかくなっているCCDを搭載していると理解した使い方をしなければ絵の質感をフィルムに近づけるの難しいと思います。
逆に言うと、ビデオの質感とフィルムの質感の間を自由に設定できる唯一のDVカメラということもでき、それだけムービーの絵に精通していないと使いこなせない、今までにはなかったビデオカメラという事ができます。
私も動画の質感のコントロールに関しては素人ですので、これから勉強といった感じです。
(露出のラティチュードすら知りませんでしたから)
- 113 名前: Newport 投稿日: 2002/10/12(土) 17:11
- DVでフィルムライクに撮影をする時に、照明は3:1(キー:おさえ)の割合であてるといいですよね。DVX100のシネマライクガンマを使って撮影をするときにも、この考え(3:1照明比)は
あてはまるのでしょうかね?
ラティテュードは少し広くなっているので、、、
- 114 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/10/13(日) 00:32
- あてはまるかどうかというより、まずDVで3:1で照明当ててもフィルム風になるとは限りません(^^;
狙いや好みで照明の堅さは様々なので。
例えば、ベタで当てた時のフィルムの感じを出そうと思ってもその手段では無理でしょ? 逆に、もっと影のキツイ時のフィルムを真似る事も。
たまたまそれ風に見える事もある、っていう程度でしかないです。
フィルム自体、オーバーやアンダーで撮って増感や減感、ネガの濃度とプリントの焼きでコントラストを様々に調整して表現を変えるのし、撮影時の照明も様々なので、その3:1とかの照明で撮っても、ある条件で撮られたフィルムにちょっと似る事があるかもって程度以上の事にはなりません。
その画調の作品しか撮らないのなら良いのでしょうけど、そうもいかないので。
もし本当にそんな事が可能なら、日中のカットと編集すると画質が合わなくなります(^^;
- 115 名前: moony 投稿日: 2002/10/13(日) 09:38
- AG−DVX100はやっぱり「買い」なんでしょうか?
軽いので携帯には向いていると思いますが。
- 116 名前: 仏陀電影プロデューサー 投稿日: 2002/10/13(日) 11:57
- すごい抽象的質問ですね!!
DVX100が買いかどうかは、使う人の使用目的、映像に対するこだわりによって違ってくると思います。
例を挙げてみるとVX2000とPD150を比較してどちらでもいいやとかVX2000でも十分と考えている人はDVX100は単なる高価なおもちゃかもしれません。
PD150の方がいいと思っている人でもDVX100の機能や性能は必要ないことも考えられます。
私の場合はテスト撮影等してみてさらに実感したのですが、ZC1000のようなマニュアル操作のフィルムカメラの操作感覚に近くて、画質の調整はフィルムカメラはフィルムの特性で決まってしまいますが、ビデオカメラはCCDの性能範囲内で調整が可能なので、その分操作が多く、私はそれは楽しく感じますが、そういった操作が面倒な人は無用な機能でしょう。
私の結論はドラマ製作をしている映像作家は買ってみる価値はあると思います。DVX100はPD150の代わりにはなりますが、その逆はありえないからと考えるからです。
- 117 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/10/13(日) 14:42
- シネライク機能は、用途として狙いがない方は買っても使い道ないと思いますよ。
ただ、シネライク機能抜きで使っても、PD150より良い面があるので、そこの判断ではないでしょうか?
カム式手動ズームリングと広角よりのレンズ、絞りとガンマとシャッタースピードとホワイトバランスがそれぞれ独立したスイッチになってる操作性の良さ、オート時でも絞りダイヤルで露出補正が変わる機能、大きな液晶と眼鏡をかけたままでも覗きやすいファインダー、設定した色調が6通りまで記録でき一瞬で呼び出せるシーンダイヤル、60分テープの巻き戻しが85秒、ハンディで撮影中に親指を載せても大丈夫なサムレスト、何より感度もよくシャープな画像。
そういった部分が魅力なら買いでしょう。違いの意味がピンとこない方はどっちでも同じだと思います。
逆にズーム比が10倍、バッテリーが4.5時間では満足出来ないとか、銀色のボディーが嫌だとかならPD150でも良いかもしれません。
私はあのワイコンの呪縛から逃れられるだけでも買いですけどね。テープの長さが決まってるからバッテリーも4.5時間あれば一応は足りるし、いざとなれば外付けバッテリー使えるし。銀の部分はパーマセル貼って黒くするか(^^;
何より、24pで撮った作品は劇場公開時のハンディが一気に下がるのは魅力です。インターレースの画像はフィルムに焼くとどうしても画質悪くなります。
自主映画が商業作品としてセールスするのが難しいのは、内容以上にDV60iでは商品としての品質が足りない部分もあるわけで、余程仕掛けがないとビデオリリース止まりなんですよね。そのビデオリリースも例え単館でも良いから劇場公開したかどうかでセールスが大きく変わります。
24pで撮れるDVX100は、そのあたりのハードルも下げてくれるので嬉しい限りです。
- 118 名前: GUN 投稿日: 2002/10/14(月) 07:30
- はまってしまいました、凄くいいですDVX100は。
9月下旬に来たのですが、一緒に頼んだガンマイクとレンズはまだ先みたいです。
若干戸惑う部分はビューファインダーでフォーカスを合わせる時はホントにファインダー内画面が遠く合わせずらいです。
あれは何か他に解消法があるのかな?
それと設定はかなり奥深いですね、シーンファイルでプログレッシブ24pに合わせると
ゲインスイッチが無効になる見たいなんですけどその場合ゲインを制御する値の設定は出来るんですか?
オートアイリスはOFFにしてあります。
あとPCからPD150に書き出ししたDVテープをDVX100で再生したら画も音も一定間隔で途切れますね。
それ以外は最高ですね、よくこの値段で出せたと思います、マトリックステーブルを変えて他の設定を合わせたりと
ホント設定を深く追い込めますねこのカメラは。
デザインも押しが強くせんれいされてるけどゴツイ感じ。
けどこのカメラあまり知識がない人や用途目的に対してイメージがない人は
やめといた方がイイですね、だから一般で販売してないんでしょうね。
後アスペクト比での設定でレターボックスの16:9もイイ感じ、パナソニック
の純正アナモルレンズは発売何時頃になるんでしょう。
- 119 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/10/14(月) 12:47
- ファインダーは視度調整くらいしかないかな……。
VX2000のファインダーよりは見た目が大きいので、まだ使いやすいです(^^;
プログレッシブ時はゲインアップとオートフォーカスは利かないよう設計されています。
PD150に書き出す時、DVCAMの設定になっていませんでしたか? DVCAMは専用機でないと再生の保証はないので念のため。
アナモルフィックレンズは、今のところ年末年始前後くらいになりそうだとか。
フォーカスとズームが、99段階ですが右上に数値で出るのがすごくいいんですよね。
設定を追い込むと色々面白そうです。また、それを素で使うのではなく後処理を加える所まで含めて追い込むと、かなり幅広い調整ができて、好みの画が撮れそうで嬉しいです。
私も早く欲しい!
- 120 名前: GUN 投稿日: 2002/10/14(月) 15:55
- そうですか、やはり視度調整だけですよね、全て試してはいたんですけどもしかしたら対策があるのかなと思い、聞いてみたんですけど
慣れで解決ですね、後PD150書き出しの件まだ確認していないんですけどDVCAM設定のままにしている恐れ大有りです、とほほ。
しかしこのカメラ素晴らしいなー、つくづくイイです!特に光源と輝度に対しての設定がしっかり出来るから露出の合わせが以前のとき見たく大幅にならないし、その他に細かくディテールを合わせることが出来るから逆に思い切った事も出来るしうれしい限りですよ。
後、ちょっと変な質問をしたいんですが、プログレッシブで撮影時は垂直方向のディテールはどちらに合わすべきなんでしょう?
凄くここら辺が矛盾してるような気がして、特にプログレッシブ環境で再生の場合ってどう言う環境なんでしょう?確かにお店の看板とかで光を反射しているような時とか白い建物とかうつした時ほんとに少しですけどシャギーが出るんですが垂直のディテールを細くする事で
解消する見たいなんですが、試したところ太くした方が出て無いと感じました、まだしっかりそこら辺テストしていないのでなんとも言えないけどもしかしたらどちらかに設定する事でどっちも画質に対するほんの少しの何かを犠牲にしているんですかね?
ここら辺に対する自分の知識と理解度が低く凄くモヤモヤしています、使っているうちにそもそもプログレッシブとは論でわかっていても自分で撮りTV等で写して実際見た時の感覚と開きがある気がして、ハッキリしない変な質問でスイマセンが今一度このカメラを通して納得しておきたいと思いっています。
- 121 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/10/15(火) 16:33
- 普通のSDTVで再生する前提では太くしないと解像度が高すぎてジャギーが出るそうです。
プログレッシブテレビで再生したり、キネコでフィルムにする時は細い方が解像度が上がるそうです。
製作段階で配給方法まで見越して設定を突き詰める事ができます。
配給がビデオリリースのみで、DVからそのままフォーマット変換でマスター作るなら太い方、キネコでカンパケを作り、フィルム上映もしつつ、ビデオリリース版はそのフィルムからテレシネという手順で、『完全なフィルム作品』として製作するなら細くしておくという所でしょうか。
今後増えるであろうプログレッシブテレビでの再生を見込んで細い方ってのもありますが、まだウチがプログレッシブテレビじゃないんで、その際の実際の画質はまだよく知らないのですが(^^;
HDTVへアップスキャンコンバートする際の解像感も細い方が良いのかな……。
- 122 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/10/16(水) 22:52
- で。
私がPanasonicから借りたデモ機は、設定を煮詰める課程の途中のものだったそうで、実際に発売になった製品は私が触ったものと少し味付けと解釈が変わってるそうです。
大きく違うのがマトリックスの設定と、プログレッシブ時の垂直解像度の設定、フォーカスリングとズームリングの回転の重さで、この辺りはデモ機とは大分印象が変わってるようです。
製品版の方はまだ買うお金が貯まってないので(^^;正確なところは分かりませんが、結構煮詰めてあるそうです。
12月に知人の舞台の撮影予定があるんだけど……それまでに買えるかなぁ……。
- 123 名前: moony 投稿日: 2002/10/17(木) 10:51
- http://www.in-sync.com/products/product.php?ID=D16CC431
Blade 2 software with Panasonic AG-DVX100 24p miniDV
海外では24P対応したソフトとバンドルさせて、販売開始したみたいです。
- 124 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/10/17(木) 13:50
- 早くも、2:3:3:2アドバンスドプルダウンモードで撮影した素材を再圧縮ナシで24f/sに変換するソフトが出ているそうです。
私がまたキャメラ持ってないので未確認ですが、これを使って変換してしまえば、PremiereだろうがMediaStudioだろうが、好きな編集ソフトで24p編集ができるはずです。
http://www.dvfilm.com/maker/dvx100.htm
- 125 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/10/17(木) 14:06
- あと、まだちゃんと確認してませんが、再圧縮がかかって良いなら、2:3プルダウンで撮影した素材をAfterEffectsのフッテージ変換で24f/sに変換できるはずです。
- 126 名前: 仏陀電影プロデューサー 投稿日: 2002/10/19(土) 00:31
- ちょっと2chで遊んでいます。
興味のある人はのぞいてください。
- 127 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/10/20(日) 01:09
- 2chと言うと、行ってヨシってやつですね(^^;
あそこは前に何度か覗いて毒気に当てられました。私の書いた脚本がツマランとか言われると……ね(^^;
それはさておき、あまり知られてないのですがDVX100のアイリスは、表示では1/2絞り単位なのですが、実は内部ではもっと細かく刻まれてるそうです。
今までVX1000からPD150まで一連のあのキャメラでは1/2単位でしか露出をコントロールできなかったのがの大きな問題点で、適正を探そうとすると明るすぎるか暗すぎるかで困る場合も多く、現場によっては仕方なく照明の側でコントロールするケースもあると聞きます。
私も舞台の撮影の時に、幕の最初で露出を間違うと、本当ならそっと絞りを変えて調整する所が、一度に1/2絞りも変わるとガクンと明るさが変わってしまってカットが台無しになるため、困った事があります。生モノはリテイクがきかないので、本当に困るんですよね。
DVX100なら、ジワッと目立たないように調整できるので、今後助かりそうです。
- 128 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/12/21(土) 14:13
- DVX100(24p)から35mmフィルムにキネコしたテストフィルムを見て来ました。
色に関してはまだ追い込みの途中ということでしたが、今まで見たキネコの中で最も綺麗な仕上がりでした。
従来のキネコでは必ずジャギーやドット感が強いか、もしくは極端なブラーと解像感の低下が目立つかしていたのですが、DVX100からのキネコは24pなので当然と言えば当然なのですが、これらの品質低下が全く無く、フィルム作品として上映しても遜色ないレベルまで達していました。シネライクガンマにより暗部の階調も良く、細部のディティールや解像感もSDTVからのキネコとは思えない高いレベルです。
もちろん、どんなに綺麗と言っても元がSDTVですので、HDヴァリカムからのフィルムレコーディングや始めから35mmで撮った映像、低感度フィルムで丁寧に撮った16mmよりは幾分解像感が落ちるのは当然ですが、それでも、いわゆるキネコ臭い汚さが全く見られず、劇場公開作品としての体裁が充分に整う品質まで来ているように思います。素人が見たらまずビデオ撮りとは判断できないでしょう。
色調に関しては、まだ完全には追い込みが終わってないとの事でしたが、今回のテストではヨーロッパの監督がイーストマンコダックで撮った風な感じに上がっており、今後のラボと調整が進めば更に期待できる事と思います。
とにかくフィルム作品として自然なコマ速度と階調を持ち、汚いジャギーやドット感が全然なくて、解像感も必要なレベルに達した事で、ローバジェット作品には強力な武器になる事と思います。
フィルムでは初期投資が大きくリスクも高いが、ビデオ画質ではセールスも伸びにくく、後に劇場公開が決まっても上映品質がイマイチというジレンマに対する回答の一つが見えた感じがあります。
また、今までも35mm劇場映画のサブキャメラとしてビデオが使用され、そのカットだけ極端に画質が下がる事もありましたが、DVX100の24pシネライクガンマならば数カットインサートしても品質低下を招かずに使えそうで、キャメラマンとは別に監督が自分で捨てカットを撮るのに現場でDVX100を持ち歩く事も出てくるのではと想像します。
今回の35mmキネコはある意味ローバジェットビデオ作品にはオーバースペックな位の品質で、作品のカラーによっては、いっそ16mmにキネコした方が合う事もあるでしょう。
ヨコシネのダイレクトキネコがSD&HDの24p対応で復活する事が切に望まれます。
- 129 名前: GMB 投稿日: 2002/12/21(土) 14:22
- 何処でご覧になられたのですか?
是非私も見てみたいです!
- 130 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/12/21(土) 21:32
- 先日深夜、興行が終わった後の映画館を借り切って関係者だけの試写会がありました。
私の場合は、たまたま運良く縁があって潜り込む事ができたのですが、残念ながらまだ一般には公開されてないテスト段階のフィルムですので、今後見れる機会があるかどうかは不明です。
- 131 名前: GMB 投稿日: 2002/12/22(日) 06:02
とにかく凄い時代になった物ですね。
- 132 名前: GMB 投稿日: 2002/12/23(月) 03:02
- ところでそのキネコは、一回バリカムの720pに立ち上げて、ということなんでしょうか?
- 133 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2002/12/23(月) 09:31
- 今回のテストは、一端、720pに変換してから35mmにキネコされています。
今ラボと、直接miniDVからも焼けるようなシステムも検討はしているとのことです。
- 134 名前: 匿名 技術太郎 投稿日: 2003/01/03(金) 22:22
- 野球総合キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
http://jbbs.shitaraba.com/sports/5224/
- 135 名前: P 投稿日: 2003/01/12(日) 14:26
- DVX100使用の映画というのは、[デリヘル]っていうタイトルの自主映画ではないでしょうか?
- 136 名前: 高山カツヒコ(www.tepproject.com) 投稿日: 2003/01/12(日) 21:29
- 私が試写で見た作品は、この間のInterBeeでPanasonicのブースで流れていたDVX100→720pHD変換のデモ映像を35mmにキネコしたものです。
タイトル「Memory of the Angels」だそうです。
- 137 名前: 匿名 技術太郎 投稿日: 2003/01/23(木) 00:06
- スレ違いなんですけどビクターからハイビジョン撮影できる民生カメラが出るみたいです。
どうなんでしょうね?
- 138 名前: 高山カツヒコ(TEPPROJECT.COM) 投稿日: 2003/01/23(木) 12:48
- あくまでも、家庭でもハイビジョンが撮れるようになりましたよ、という程度のものでしかないようです。
画質もMPEG2で圧縮されてますのであまり良いものではないようですし、CCDも1枚ですので普通のSDTVキャメラとしても3CCD機よりは劣るように思われます。編集もそのままでは付属の機能かソフトを使って15フレーム単位とかの切れ目が限定されるそうです。
なにぶん、予定価格が20万円台らしいという話ですので、HDTVだからと言って過度の期待はしない方よさそうです。
ハイビジョンテレビを買った人が、息子の運動会もハイビジョンでビデオを撮ってみたいというようなホームムービー向けの用途のようです。
- 139 名前: 赤目 投稿日: 2003/01/26(日) 21:37
- NHKのニュースによると40万円前後らしいですよ。
なんか、ハイビジョンで撮るってのもかなり怖いですよね。
いろいろバレちゃいそうで。
- 140 名前: 高山カツヒコ(www.tepproject.com) 投稿日: 2003/01/26(日) 23:30
- バレますよねー。ノーマルのビデオでさえ既にバレバレなのに(^^;
マリックさんはNHKのハイビジョン放送でマジックやったら糸が見えるようになったのに気づき、今後のシカケの方向を考え直さねばと思ったそうです。
特殊メイクやミニチュア特撮、3DCG合成とかがバレるだけでなく、アラが全部バレるんで厳しくなりそう。
いよいよシネガンマが欲しいですよね(^^;
- 141 名前: GMB 投稿日: 2003/01/27(月) 09:35
- ハイビジョンのドラマは解像度とセットやメイクの質感の貧しさがアンバランスで気持ち悪いですね。
逆に政治家の微妙な顔色まで容赦なく映してしまうので、現状ではドキュメンタリーの方が特性がいかせると思います。
- 142 名前: 高山カツヒコ(www.tepproject.com) 投稿日: 2003/01/29(水) 12:44
- プロが撮ってでさえそうなんですから、アマチュアにはかえって辛い事になりそう(^^;
風景とか、生き物の生態とか、旅行記とか、そのまま忠実に撮りたい場合にはいいんでしょうね。逆に、ドラマの作り事を忠実に「作り事として記録」されてしまうのには厳しいものがあります。今ですらビデオ撮影のドラマは「何でミンナ顔にドーラン塗って生活してるんだろ」とか、「何で江戸時代に照明あるの?」って見え方してしまうわけで。フィルムだと照明と地明かりの区別が付きにくかったからナチュラルに見えてたんですよね(^^; メイクと素肌の違和感も少なかった。
フォーマットの画質が低いと、商品になりにくい。
フォーマットの画質が高いと、アラが見えやすく作品自体の品質が下がって見える。
予算も少なく、本職のプロよりも撮影テクニックも低いアマチュアにとっては、痛し痒しです。
考えてみれば今までのNTSC-60iって、テレビ画面で見るとアラが見えやすいのに、キネコして劇場公開するには商品として画質が汚いという、インディーズの制作には両面で不利なフォーマットだったんですよね(^^;
DVX100のNTSC-24p(+ガンマ調整)というのは、テレビ画面で見てもアラが見えにくくなっていて、それでいてキネコも劇場公開に耐える品質に届いており、機材周辺の価格も16mm回す事考えれば全然射程圏内と考えれば、インディーズ作品にとっては非常にバランスの取れたシステムだと思います。
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