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著者が全力で質問に答えるスレ (ネタバレ注意)
1 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/03/29(月) 23:28
ここ数回、2ちゃんねるオカルト板などでさせていただいてきました「著者が全力で答えるスレ」ですが、今回は「2ちゃんねるが3月でなくなるらしい!?」という噂もちらほらあるようで。
ないとは思いますが、世の中に絶対はありません。
「弩」怖い話の発売が3/30、それで万が一のことが起きたりすると、全力で答えるスレが、途中で切れてしまうことになってしまいます。

そんなこんなも考えて、あくまで「念のため」ということで、今回は試験的にこちら、したらばの「「弩」怖い話試験場」で、全力で答えさせていただいてみようかなと考えています。
2ちゃんねるのいつものスレでいただいた質問については、元レスにリンクを張ってお答えします(こうすれば、トラックバックで向こうからも見えるハズ……(^^;))。

というわけで、よろしくお手柔らかにお願いしますm(__)m

2 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/03/30(火) 12:14
http://hobby4.2ch.net/test/read.cgi/occult/1077872847/376

●「弩」怖い話の裏話
当初は「できるだけプチな話をいっぱい詰め込もう(「超」怖い話よりたくさん話を詰め込もう)」と思って、大量にプチネタ探しをしていたのですが、書いてみると「体験者がプチだと思ってるだけで、実際にはプチじゃない話」が多かった……というのはあとがきにも書きましたが、
とにかくネタが入りきらず(^^;)お預かりしたものの保留にせざるを得なかったものがいっぱいあります。
これらは「鮮度が落ちた」とかそういうことではなく、寿司屋で言うと客の皿(俎板)に寿司が乗り切らない状態になっているだけで、冷蔵庫に入ってるネタはまだピチピチ新鮮だ、というかまあそういう感じです。

●「弩」怖い話の苦労話
スタートが遅くて、実作業期間が短かったこと。2/5に「刊行が確定」し、それまで集めていたネタの整理と本文の執筆を並行してやることになりました。
実質的には2/16くらいから本格的に執筆に専念し始めたのですが、その間も追加でかかるネタと準備中のネタの順番を入れ替えたりしている間に、書いている原稿が膨らんでしまい……_| ̄|○ハイリキラネェヨ...
今回は「超」怖い話に比べても作業期間が短い(特に、書いた原稿を直している時間が短い)ので、誤字や誤表記がないかとヒヤヒヤしています。

でも、お預かりしたネタをあれこれと捏ねて、「どこから見たらいちばん怖さがよくわかるか?」「どうすれば元の体験談の味を損なわないか?」を考えるのは楽しかったですよ。

●「弩」怖い話で印象に残った話
全部(笑)

しいて挙げるとすれば、Crew Swing。

3 名前: のりりん 投稿日: 2004/03/30(火) 18:36
読了しました。なんというか、怖かった。
一話一話が長い分話にのめりこみやすかったせいか、
怖さもまた格別でした。
そんな中での「crew swing」は一服の清涼剤でした。
ジョージさん面白いわ〜。海外の方が体験する
日本の怪奇ってあんな感じで受け止められてるのでしょうか?
一遍まとめて読んでみたいなぁ。

4 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/03/30(火) 18:58
>>3
「超」怖い話や新耳袋のように、昨今の実話系怪談は短めのものが多いのですが、「弩」怖い話は敢えて逆方向に行ってみました。
小説の形を採るための描写を取りこんでいくとあまり短くはならないんだけど、20頁よりも長いと今度は読んでて辛いんじゃないかとか、そういう心配はあります。
そのへん、「超」怖い話で目が肥えた(というか、目がくさりまくったというか(笑))怪談ジャンキーの皆様のご意見を参考にしたいところですね。

本当はもっと短いもの(例えば全編1Pネタとか)もやってみたいんですが、それだけネタの数が確保できるかどうかという問題もあり(^^;)
ぜひやってみたいんですけどねー。
また、海外の方の怪奇体験談、怪談などもちみちみと集めているところですが、まだそれだけでまとめて出せるほどはナイです。

先日、よく行くマッサー屋さんの来日1年目の施術師さんに「お国では幽霊とか出ないの?」と聞いてみると、「桃の枝で作った剣で追い払うから平気」とのことでした。
すらっと言われちゃって、違和感なく、「へー」と聞き過ごしてしまい(^^;)
後でもっと詳しく聞こうと思ってもう一度マッサー屋さんに行ったら、例の「留学ビザで働く違法マッサー施術師大量検挙事件」の煽りで、マッサー屋そのものが長期休業(廃業?)になってました(つД`)

体験談の聴取は一期一会だなあ、と反省しました。

5 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/03/30(火) 19:01
http://hobby4.2ch.net/test/read.cgi/occult/1077872847/401-405

もし機会があって、竈猫さんからきちんと許諾をいただくことができたら、是非挑戦させていただきたいなと思います。
今回の「弩」怖い話 螺旋怪談は、「加藤に書かすとこんな感じ」、という僕の怪談書きレベルをご検討いただくためのサンプルのようなもので(^^;)、その上で「では任せてみよう」と仰っていただける方が出てくると嬉しいなあ、と思っています。

6 名前: 蒙古茶 投稿日: 2004/03/30(火) 19:17
都合よく霊能者が出現するでなく
実際、こんなもんだよな〜と思うのでリアルに怖かったです。
シャレにならない話もチラホラ....。
読後ややしばらくイヤ〜な気分が抜けませんでした。

7 名前: 蒙古茶 投稿日: 2004/03/30(火) 19:49
特に「いたずらをした」
こんな現象、たまりません。
勘弁して下さいって感じ...。

8 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/03/30(火) 19:59
>>6
現実の世界の救済者は、いつも都合が悪くて間に合わないですからねぇ。

>>7
やですよね、アレ(つД`)

9 名前: のりりん 投稿日: 2004/03/30(火) 21:20
一話の長さ的にはあれでちょうどいいかと。
ただ話数をたくさん読みたい人には長いかと。
そのへんの兼ね合いは難しいですね。
因みにジャンキーな自分はどっちもイケます。
様は内容ですから。

桃の木で出来た剣で赦うっていうのは面白いですね。
日本の神話でも亡者をかわすのに桃が出ますけど
そういう効果があるのでしょうかね。

私は「客を拾う」がやったら怖かった。
樹海の単語が出るまで行き先気がつかなんだ。

10 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/03/30(火) 22:31
>>9
なるほどなるほど参考になります。
今回は全体に長く(または、短いものはいくつかまとめて1話に)していますが、今後次の機会がありましたら長短織り交ぜていくというのもありかもしれませんね。

今回、逆に「体験談」で起きた出来事が短すぎてうまく「設定」のほうが生かせなかったので見送ったのもあったんです<反省点
チャンスがありましたら、そのへんいろいろなバリエーションを試してみたいところですね。

11 名前: 権利行使を保留中 投稿日: 2004/03/31(水) 09:06
桃の木剣ってことは道教ですな。
「来々キョンシーズ」でテソテソたんが使ってたような。

桃の悪魔祓い/鬼退治効果は、
日本ではイザナギの桃による呪的逃走や、
桃から生まれた桃太郎の鬼退治で語られてますな。

12 名前: しまあに 投稿日: 2004/03/31(水) 22:46
某掲示板にも書いたけど、σ(^_^)的には「客を拾う」がベストかなぁ
「あんた誰だ」も怖いけど(^^;

13 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/01(木) 05:07
>>11
そういう桃の効能が、今もするっと出てくるところが大陸的というか、文化の近似性と連続性を感じますね。
そういや、Бの「葉脈」に出てきた葉っぱも桃でしたね。
あ、匿名投稿時の名前がなんか仰々しいのになっていますが、それは掲示板設置/調整中の残滓です(^^;)
今は別モノに直してありますm(__)m

>>12
「客を拾う」「あんた誰だ」は、それぞれ改題していますが、転載許諾をいただいた「保存怪談」の草分けです。
どちらも原典となっている文章は、「弩」怖い話データベースから辿れば読むことができます。
データベース設置後、元の投稿者の方の名乗り出をいただいた記念すべきもの、です。

これに続く「弩」怖い話式の(または別のスタイルでも)収録に同意いただける方が増えるといいなー、と思っています。

14 名前: あとがきを読んで 投稿日: 2004/04/01(木) 17:57
やっぱ著作権問題はすげぇ重要なんだなぁと改めて思いました。
2ちゃんオカ板のカレマニ騒動もなぁ…
アズキ氏が、散々「弩」の著作権問題について「超怖スレ」でやっていたのはこのコトかと…
この話しは剣呑かな。

* ネタバレ注意 *

あと、月10万は、いくらなんでもありえないなぁとも思った。
知人に慰謝料払っているヤツが居るので、それと比較するに…

15 名前: okt 投稿日: 2004/04/01(木) 18:20
今回は、じっくりと読んでしまう構成と文章で何回も読み返しています。

しかし、ただ面白かった!だけではなく、ネット上の良作怪談をこのような
形でコンスタントに読めるようになるには、どうすればいいのか!?という
の問いかけに我々も答えないといけないな、と思います。

急に話を変えて質問です。
サブタイトルはご友人がお考えになった、とあとがきにありましたが、
「サブタイトル誕生秘話」とかはございますでしょうか?

16 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/01(木) 18:58
>>14
ややけんのんですが、避けては通れない話題だろう、と。
そんなわけで、それぞれのテーマ別の別スレを建てるために、したらばをお借りしているのです(^^;)

事前に、いくつかの試案や意見を伺う機会を持てたのは、「弩」怖い話にとってはラッキーだったと思っています。
実際、当初想定していたスタイルにはまだまだ遠いのですが、冒険をしすぎて一か八かになってしまって道が閉ざされるより、「まずは一歩」を選ぶ方向としました。
「弩」怖い話のスタイル(肉付け形式)は、既存のスタイルとの比較(完成度は僕の責任ですが、読者の好みの問題などで分化していくかもしれません)して、まだまだ再考の余地があると思います。
ですが、足し算方式であるが故に、引き算方式の「超」怖い話スタイルよりは本数は減るけど10〜20本のネタの承諾が取れれば、1冊にまとめられるようになるんじゃないかなあ、という目処も立った気はします。

それでもまだ「弩」怖い話だって十分完璧とは言えません。
精進研鑽あるのみです。


>月10万
これが「月100万」だったら「なんぼなんでもネタだろ!(^^;)」と思ったかもしれませんが、「前途ある未成年または稼ぎ盛りの成人を交通事故で就労不可能にしてしまった場合の慰謝料」などと比較すると、ないとは断言できないかなあ、とも。
常識を上回る現実というのも、決してないわけじゃないですからねぇ(^^;)

17 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/01(木) 19:10
>>15
小説はとっかかりから校了まで作者一人の世界です。
しかし、怪談は作者が一人で作るもんじゃなく、読者→体験者の持ち寄った、そのままでは死んだも同然の端布を、著者というパッチワーカーが縫い合わせることで、命を吹き返させられた「パッチワーク」のようなものかなあ、とも思います。
その意味で、「それを読みたい」と希求する読者(それに含まれる体験者)と著者の共同作業の部分は大きいのではないでしょうか。
皆さんと一緒にいろいろ考えて、それをまた次の本(あれば)に反映させていければいいと思います。

>サブタイトル
誕生秘話……あります(^^;)

当初、いろいろあってサブタイトルは別のものを考えていました。
何か怪談ぽくないもの、またはおどろおどろしくないもの、日常の中にすっとぼけて入り込む様、怪談を日常生活としている人々を描く、というような「足し算方式」は想定していましたので、
・怪談生活
・転落人生
・怪談まみれ
・怪談家族(これは編集さんの案)
など。
「怪談生活」は、通販生活みたいでいいよな、とか思っていたのですが、営業さんから「もっと怖く」と注文が入り(笑)、悩んでいたところをmsnメッセンジャーで友人に相談したところ、
「螺旋怪談」「非常怪談」「非情怪談」
という駄洒落が戻ってきました(笑)
ベタでストレートだけど螺旋怪談はいいなあ、と閃いたので、「それいただき」として、編集部に通知、

【「弩」怖い話 螺旋怪談】

に落ち着きました。
当初、「弩」怖い話も【「真」怖い話】【恨】怖い話などいろいろ代案が出ていたのですが、

【弩と言ったら弩!】

ということで、今回のタイトルになりました。

カバーでサブタイトルのほうが大きめなのは、注文を受けるときに「弩」怖い話と「超」怖い話を間違われないようにするため、だそうです(^^;)
背表紙ではメインタイトルの方が大きくなっています。

18 名前: okt 投稿日: 2004/04/01(木) 19:20
なるほど!!そんな秘話が。
……でも他のタイトルのものも読んでみたい気もしますね。

怪談生活(そんな生活、嫌)
転落人生(そんな人生、嫌)
怪談まみれ(それはジャンキーの事ですか?)
怪談家族(そんな4コマのような。小川様の案ですか?)

でも、「弩」怖い話〜怪談生活〜ベルメゾン〜
あり、かも。

19 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/01(木) 19:28
http://hobby4.2ch.net/test/read.cgi/occult/1077872847/443
へのレス

>「弩」怖い話のアンケートで「加藤一本人から聞いて」
友人知人に「買え買え」と宣伝して回ったり、親兄弟に「買え買え」と懇願して回ったり、他社の編集さんに「買って下さい買って下さい」と吹聴してまわったりしていますので、そのうちのどなたかでしょう(^^;)

>否定的な意見
アンケートなどでそうした意見があるだろうことも覚悟しておりました。
「超」怖い話を一切やめて「弩」怖い話をやるということであれば、そのご批判はもっともかとも思いますが、「超」怖い話は「超」怖い話で今後も今までのスタイルで続きます。
443さんの仰るように「超」怖い話的なものは「超」怖い話でやることができるわけです。

例えば、竹書房以外の他社さんで、「「超」怖い話と同じスタイルの怪談集を、別のタイトルで出す」ということはできます。
しかし、竹書房で「超」怖い話とまったく同じスタイルの別タイトル書を出すのは、あまり意味がありません(^^;)
「超」怖い話の「引き算の怪談」は13年かけて作り上げてきた形ですから、非常に完成度も高く、ある意味あれに大きく手を加える必然は、今のところはないのかもしれません(あとはネタと取材の問題)。
ただ、怪談の形というのは必ずしもひとつではなくてもいいのではないか、とも思うわけです。泉鏡花がいて京極夏彦がいるように、稲川淳二がいて平山夢明がいるように、です。
もちろん、13年かけて作り上げられた「超」怖い話と、いきなり1冊目から対峙できる、すぐに受け入れられるというほど甘いものでもないでしょう。
音楽性の変わった激減したバンドを叱るファンのように、厳しいご意見をいただくことも覚悟してはおります。
が、「弩」怖い話に関しては、「方向性を変える」ためのものではなく、「方向性をもうひとつ持つ」、太刀ひとつだった武器にピストルを加える、くらいのものとしてお考え頂ければありがたいと思います。

「超」怖い話と東京伝説は、「拳銃は同じだが、射出する銃弾の種類が違う」という喩えをすることができます。
「超」怖い話には心霊・不思議系の弾丸、東京伝説には生の人間という弾丸が込められています。
これに倣いますと、
「超」怖い話と「弩」怖い話は、「銃弾は「超」怖い話と同じだが、射出する拳銃の種類が違う」という喩えになります。
「超」怖い話がサブマシンガンのように大量に銃弾をばらまくものであるのに対して、「弩」怖い話は「超」怖い話と同じ銃弾をじっくり時間をかけて撃つ狙撃銃のようなものです。

銃の好み、射撃方法の好みは人それぞれですから、サブマシンガンの好きな方に狙撃もやれ、とは言えません。
一方で、「そうした弾丸の使い方もある」という提示になっていけばよいかとも思います。
「恐怖の実験作」というコピーにもあるように、「弩」怖い話は支持/不支持を含めて多くのご意見をいただくための素体であると考えています。

どうか、忌憚なくご意見をいただければと思います。

20 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/01(木) 19:37
ただ、「超」怖い話のファンの方から、「超」怖い話的なものを期待されて、というのは覚悟しておりました。
その意味で、今作は出来不出来にかかわらず、「超」怖い話読者によっては支えられるでしょうけれども、もし第二作があった場合は、自力で勝負しなければならないわけです。
そのときに、「「超」怖い話と同じスタイル」にすることであくまで「超」怖い話のコピーとなるのか、今までの「超」怖い話の読者以外に別の方向性を切り開く(また、そうしたところから逆に「超」怖い話に還流していく人もいるかもしれません)ことになるのか、それはまだ僕自身にも結論が出しかねるところです。

いろいろご意見を伺いつつ、良くしていきたいですね。

「超」怖い話はその意味では、もう「スタイル、すべきこと」がはっきりしているので、ネタ探しだけで済む分楽ですが、「弩」怖い話は作業期間の短さ以上に抱える課題が多くキツイ本でした。

21 名前: 14 投稿日: 2004/04/01(木) 20:33
>ややけんのんですが
失礼おば。

>「まずは一歩」を選ぶ方向としました。
手堅い。出来すぎ君ですね(w>アズキ氏
いや、ケチをつけているワケでは無いですヨ。賢明です。

あと、流れが岡崎京子「カートゥーンズ」に似ています。>螺旋
(多分、自分がコレしか知らないだけで、同じ縛りを持った本マンガ映画はあるでしょうけどネ)

そういえば、ネットでネタ収拾 これ京極夏彦もやっていたなぁ
SF小説ルーガルーだったか

22 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/01(木) 20:55
>>21
いやいや、ケチをつけられてるとは夢にも思っておりませんのでご安心をば(^^;)

石橋を叩いて壊して作り直して全速力で駆け渡る気弱な僕の、精一杯の方針です(^^;)

>螺旋の流れ
僕も以前に似たことをやったことあるんですよ。絶版になっている角川書店「とってもこわい携帯メール」で。

全部一本で繋がらないのは、事情により収録を見送ったエピソードがあったためです。
この「事情」というのは、反対を受けたとか拒否されたとかそういったことでは一切ありません。
どちらかというと、僕のごく個人的な「鎮魂の情」によります。
これはまだお話するには整理が付いていないことでもありますので、もうしばらくお時間をいただければと思います。
で、そのエピソードを抜いたことで、繋がりに断絶部分ができてしまっているのです。

>ネットでネタ蒐集
これは大昔に筒井康隆が「朝のガスパール」でもやっていますね。
朝のガスパールとほぼ同時期(僅かに早く(笑))、僕も当時のパソコン通信を使った「読者参加型小説」というものに関わったことがあります。
これは東京人工群島というシリーズタイトルの連作もので、「複数の執筆者」に、「複数の読者(参加者)」がキャラクターとアイデアを投げて、執筆者がそれを寄り合わせて話を作る、というものでした。
いわば、オンライン・ネットゲームのごく先駆けのひとつでした。
東京人工群島は今も
http://www.ekoda.jp/rgl1/
で読むことができますが、この頃の経験は今も僕のモノカキとしての礎を作った大切な財産のひとつとなっています。

23 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/04/01(木) 21:48
月10万、読んでいて高いなと思いましたが、悩ましい金額だなと思えたり。
精神的に病んでしまったように取れますがそうなると
年間たかだか120万ではという気もしますし・・・


同じ縛りの・・・というお話しに絡めて。
人つながりではないのですが、星新一さんの「声の網」を思い出しました。
30年ほど前の作品かと思いますが今読んだらさらに怖いかもしれません。

声の網の場合は登りつめて結末があったのですが、
螺旋階段の場合はメビウスの輪が如く、
野山で遭難したときが如く、
また舞い戻る。
あのループの中に自分がいたらさぞや怖いことかと。

自作では今回のキャラクターからどこか別のループ・流れに飛んで
そこでまたゾッとさせて頂ける物と思います。
そして何年か先の作品に大内が出てきたら、また読み直すことでしょう。
楽しみにしております。

24 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/02(金) 01:31
>>23
今回のキャラクターたちが、もしかしたらまた次に出てくるかもしれないし、忘れた頃に出てくるかもしれないし。
そのへんは、「次」があるかないかで決まりますが(^^;)、仮に次があるとしたらそういう「繋がり」はあるかもしれません。

>現時点までのアンケートを見ていて、思ったりしたこと。

今回、「弩」怖い話では「超」怖い話に比べて本数をかなり絞っているのですが、これは1話あたりの描写をみっちりやることによって、1話分の分量が増え、結果的に収録本数は少なめになってしまう、という流れでそうなっています。

描写密度を下げる(これは設定やキャラクターの掘り下げ、「遊び」の部分を削るという意味)ことで、本数を増やすことは可能といえば可能なんですが、その方向を進めていくと引き算の怪談……つまり「超」怖い話と同じになってしまいます。
一方で、1話あたりの長さはどのくらいが限界かということなんですが、僕はやはり20P前後というのがひとつの目安かなと思っています。
「超」怖い話では4〜6、多くて8。10を越えたら大作。3を割り込んだらプチ。
だいたいそういった分けになります。
僕が「超」怖い話で書く長さは、やはり4〜6くらいが多いですね。
この長さは、登場人物の「背景」を書かないで「髄」の部分だけで怪談を成立させられる下限なんじゃないかと思います。
これをもっと割り込むと、1P怪談がそうであるような、「体験者の個人的理由」は一切不要なシチュエーション怪談になります。
もちろん、それもありだと思いますが、その方向(実は「超」怖い話の方向って、星新一のショートショート論に似てる気がします。とことん文体を透明にする、というアレ)に進むと、やはり行き着くところは「超」怖い話式引き算怪談になっちゃうかな、と。

「弩」怖い話螺旋怪談での手応えとして、20頁前後が上限で、それ以上長いと、怪談としては「飽きるしダレる」んじゃないかと思いました。
そうすると。
その20頁の中で、「登場人物の個人を描き、起きた体験談を描き、恐怖を再現する」ということを全部突っ込むことになります。

怪談は「パーソナルな事情」を反映させてこそ、怖いという根拠を共有できるのではないか、とも思うわけですが、それをするのにやはり10〜20は割きたいところ。
となると、後は頁数を厚くするか、何冊も出すか(^^;)、といった選択肢になります。


ちなみに、アンケートのほうで「毎月1冊」という要望が出ていましたが、それやったら(仮にやれたら)3冊目くらいで倒れると思います(^^;)
怪談は、やはり3か月に1回くらいが限界で、2か月に1回はどのくらい続けられるかわかりません(つД`) 1か月に1回は死にます(笑)

次が次々にやってくる状態が続いていますが、倒れない程度のところでほどほどにしておかないと、将棋倒しに各方面(特に読者の皆様)にご迷惑が……(^^;)

25 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/02(金) 01:33
それと、これは「弩」怖い話だけに限った話じゃないんですけれども。

「超」怖い話タイプの怪談以外で、「こういう怪談本を読んでみたい」という要望とか提案というのは皆様お持ちでしょうか?
もしよろしければ、今後のためにもお伺いできればナー、と思いました。
「弩」怖い話スタイル以外にも、「こういうのはどうですかー」という腹案はないことはないんですが、やはり読者の声を聞くのが的確だろう、と思いまして。

ぜひ、そのへんのご意見ご要望なども聞いてみたいところです。

26 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/04/02(金) 01:57
ホラーと怪談は似て非なると思いますが
キングの書いていたような短編ホラーを日本で書くとどうなるか?
というのが気におなりますね。
オカルトとテクノロジーの競演というんでしょうか。
ダムドファイルリストの監視カメラなんかがそんな感じかな。

まぁ、カーナビの話だとかいろいろ出回ってはおりますが
カトウさん、平山さんなどが書かれたら怖いのができそうですね。

27 名前: okt 投稿日: 2004/04/02(金) 08:39
>アンケートを見て思うのは、
「超」怖い話と「弩」怖い話が違うもの(最終目標は「恐怖」なんですが)
だということを理解していない人も居るんだなぁと。

姉妹本なんだけど、恐怖に至るまでのプロセスが一緒なら意味はないと思うし。
バンドのアルバムとソロアルバムの関係性に似ている…かな?
バンドの延長線上の事をやってしまうと叩かれるし、全然違う方向性にしても
叩かれる(あいつは、変わっちまった!とかホントはこういうのがやりたいん
じゃないのか?とか)という。

こういうときはフラットな気持ちで向き合って、判断するのが一番かと。
何回か読み返して、ね。

ただ、「怖くなかった」とか「面白くなかった」というより、
もっと建設的な意見をガンガン言う方が良いと思いますです。

「弩」怖い話は今スタートしたばかりですし、これからだと思います。
もちろん、ネット秀作怪談の受け皿としても。

28 名前: okt 投稿日: 2004/04/02(金) 08:54
>>25カトウアズキ様。
読んでみたいのは、「一つの怪異」をあらゆる視点から見た
怪談小説。

体験者の話はあまり足し算の怪談にせずに、周りの人間視点で
足し算していく…とか。

「弩」怖い話で例えるなら、「言うなよ1/2・2/2」
の感じでしょうか?
1)大内視点
2)美鈴視点
3)美由紀視点
4)通りがかりの人間視点
5)キャンプ参加者視点
など、あらゆる角度から話を紡ぐパターン。

謎解きとか絡めて見たり(それは怪談なのか?/笑)。

もしくはプチ怪談の怒涛の羅列で押し切る怪談。
一つの話が1〜2ページ程度のものを羅列して100以上!!など。
横山氏の「ちょっと不思議な話」の実話怪談系ですね。

29 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/02(金) 11:43
>>26
それは、「私の中に誰かいる」などに当たるかな、と。
その意味では、樋口さん、夢明さんはそのジャンルの先鞭者でもあるのでしょう。

>>27
恐怖を得るためのプロセスを変えるというのは、正直冒険です。
もちろん、冒険したからエライとか、冒険したから出来がどうでもよいということではありませぬ。
プロセスを変えたことで恐怖感が下がっているのだとしたら、怪談本としては負けです(つД`)

「超」怖い話はジャンキー・オブ・ジャンキーのための書となっています。
引き算の怪談でなぜジャンキーが恐がれるのかを考えてみますと、それは濫読してきた多数の怪談本の蓄積が「共通語」としてあるからなのではないか、と思い当たるわけです。
例えば、

指がぴくりと動いた。
背後で物音がした。

と書いただけで、ジャンキーは過去の怪談本で読んだシチュエーションや期待がふくらみ、書かれていない「可能性」を思い浮かべます。
指が動いたのは何かに反応したのだ。何かとは何だろう。
背後で物音がしたのはこの世のものではないものが動かしたのだ。
とかなんとか。こういう「行間を読む」または「空白に書かれた描写を連想する」ことができるのは、読者自身が持っている豊富な「怪談用語」「怪談のシチュエーション事例」に依存すればこそです。

ここしばらく、読者アンケートの評(ハガキのほう)などを見ていて、「超」怖い話はジャンキーには喜ばれるけど、入門者には今ひとつ同じ手応えを得られないという印象を持っていました。
同じものを書いていても、ジャンキーはべた褒め、入門者は散々な評という、180度まったく違う評価のものも少なくありません。
その原因を突き詰めていくと、結局は「読者の持っている怪談情報の蓄積の差」ということに行き当たります。

読者は本を選べますが、本の側が読者を選ぶということは本来してはいけないことですし、技術的に可能であるとも思えませんが、「超」怖い話はその意味で「入門者からもっとも遠い所にある怪談」なのではないか、という懸念はあります。
昨今の怪談ブーム、ホラーブームで、怪談を読む人口は相当増え、冬でも怪談本が売れるようになったコトからも読者人口は増えている、ように見えます。
(少女向けホラーコミックなどもありましたし)
ですが、「超」怖い話、「弩」怖い話のアンケートを見ますと、「20代後半から30代後半」くらいが購入者のコア(というかほとんど(^^;))になっています。
つまり、20〜30代で初めて怪談を買ったというより、その他の怪談本を買い重ねてきた結果としてたどり着いた読者と見ることができます。

さらにその下の10代後半、20代前半くらいの世代がほとんど入ってこないのは、やはり「「超」怖い話系の怪談は、怪談知識の蓄積が求められる本」だからなのでは、という推測が成立してきます。

30 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/02(金) 11:56
勁文社時代の一度目の休刊の折り、「「超」怖い話は大人向け過ぎる」または「入門者に敷居が高いのではないか」という意見が出たことがありました。
実際、前述したように怪談の前提知識を十分に共有していない世代にとっては、「超」怖い話の怪談は「怖すぎる」というより「なぜ怖いのかが、理解しにくい」のではないかとも思いますし、その推測は大きく外れているとは断言できません。

そこで、現在のジャンキーより一段若めの、または怪談の前提知識を十分に蓄積していない読者を取りこむためには、共有すべき「怪談の前提知識」を丁寧に折り込んだものを出していく必要もあるかもしれません。
ですが、それを「超」怖い話本体でやってしまうと、すでに十分に怪談知識を持っているジャンキーにとっては、「今更まだるっこしい」ものになってしまいます。
このあたりが、読者側の「恐怖に対する耐性の差」または「行間を読む能力の差」からくるジレンマとも言えるものでしょう。

「弩」怖い話は、いくつかの「試み」を持っています。その意味で、現状では完全なスタイルを持っているわけではありません。
「超」怖い話風の作り方をすれば「超」怖い話の読者を掴むことは可能ですが、それは「超」怖い話クローンを書くことにしかなりません。
「弩」怖い話風の作り方は、突き詰めれば「超」怖い話的怖さを求める読者には適さないかもしれません。
また、ネット体験談の扱いという問題とも絡んできます。
「弩」怖い話では、ネット体験談の「不足している部分」を補う必要から「足し算の怪談」というスタイルを選びましたが、
ネット体験談を「超」怖い話風にさらに削り込んでいって「引き算の怪談」にするという選択肢もあると思います。
(聞き書き風にする、ということですね)
でも、それが可能なんだったら、「ネット怪談を「超」怖い話本体に入れる」という方向を選ぶか、現状の「弩」怖い話とはさらに別の本を作るかだと思います。
そういうのもアリでいいかな、とは思います。

「なぜ「超」怖い話式怪談がジャンキーに売れて、入門者には理解されにくいか」
というのは、僕が「弩」怖い話のスタイルを考えるに当たってもっとも疑問に感じているものではあるのですが、もしこれについてもっと別の視点からのご意見をお持ちの方がいれば、後学のためにも是非是非お伺いしてみたいところです。

31 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/02(金) 11:59
>>27

「おもしろかった理由」というのは、具体的には説明しづらいけど、熱意を持って訴えられるもので、
「おもしろくなかった理由」というのは、熱意を持っては訴えられない代わりに、具体的に説明できるもの、らしいですよ(^^;)

おもしろくなかった理由については、僕も(改善のためにも)大きく興味を持っているところなので、ほんと遠慮無くご教授いただきたいです。
そこを直せばおもしろくなる、怖くなるってことなら、ナンボでも手を入れますんで。

32 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/02(金) 12:07
http://hobby4.2ch.net/test/read.cgi/occult/1077872847/451

部数のこと。
具体的な数字は言えませんが、竹書房復活版の「超」怖い話Aとほぼ同数でやや「弩」怖い話が少なめ、勁文社最終版の彼岸都市よりやや多めくらいです。
現状の「超」怖い話は、A、Бが重版を重ねたこともあって、けっこういい数字になっていますから、Γと「弩」怖い話を比べると圧倒的に「弩」怖い話のほうが少ないです(^^;)
が、新シリーズ(シリーズになるかどうか……)であることを考えれば、今の部数は妥当な数字だろうと思います。
竹書房、数を絞ったな、というのは妥当かつ慎重な判断でしょう。
逆に、絞った上で重版が架かればシリーズ化しやすいけど、多めに刷って余っちゃったら間違いなく次はないでしょう。
そういう意味で、新シリーズの初版はリスクを減らし、シリーズ化への布石(実績)に繋げるためにも版を少なめに刷る、というのはわりと定石みたいですよ。

それにしても、「弩」怖い話をやってて分が悪いなあ(´・ω・`)と思ったことがふたつばかり。
ひとつは、「平山夢明の読者」を相手に、夢明さんの怪談と対比されるということ。当代一の恐怖作家と比べられるわけですからたまったものではありません(^^;)
もうひとつは「超」怖い話の読者相手に、「超」怖い話と違うもので同じだけの恐怖の質を求められること。僕自身がその「超」怖い話のスタッフの一人であるからこそ余計に、「あれ以上」に応えるのは決して簡単なことではありません(つД`)

妥協のない読者に鍛えられたことを誇りに思います(つД`)メソメソ

33 名前: okt 投稿日: 2004/04/02(金) 12:22
>>30
ジャンキーオブジャンキー向けの本<「超」怖い話というのは肯けます。
怪談が得意でない人・あまり読まない人向けでない理由は、初心者向けのバランス
ではない、というところでしょうか?

1)あまりにもキツイ表現が出てくる。
2)(初心者は)想像力の追いつかない部分は切り捨ててしまう。
3)恐怖を感じるツボが違う。

1)は、死体の表現とかでしょうね。知り合いは「気持ち悪い」と言って読むのをストップ
  していました。女性には多いかもしれません。

2)アズキ様の仰るとおり、経験で補える部分がありますから、初心者的には「?」で
  終わるケースがあるようです。その「?」の部分が怖さのツボであったりしたら、
  結局「つまんない」ということになったりするのでは?

3)もうこれは、ジャンキーと素人さん(初心者)の差のもっとも大きいところでしょう。
  ジャンキーは恐怖に至るまでのプロセスを楽しみ、素人は結果で恐怖するのでは?
  仲間内で聞いても、恐怖のツボが違うこともあります。
  
ともあれ、バランスと言うのは難しいですね。

34 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/04/02(金) 14:13
>>31
では、反対に面白くなかったモノを挙げていけば
面白いモノの輪郭が浮かび上がるのではないかと。

私としては以下のようなモノがいまいちかなと思います。

・リアリティを追求して、ネタが破綻したもの
 例)怪現象が宇宙から来た生命体による、超高性能の人工知能が・・・

 不可解な現象の原因なんて理解しにくいから不思議なのに
 それをなぜか説明しようとする作者がたまにおられます。
 実話で、事実だとしても隠した方がリアリティにつながる場合もあるのかな。

・ある縛りに縛られすぎて本末転倒に陥る
 例)百物語に拘りすぎてネタを細切れにしてしまう

 効果を得るための縛りに拘りすぎて、重みが失われる、
 スピード感が無くなる、など。

・地域色・職業色が出過ぎて想像しがたい、あるいは嘘と察しやすい

 例)都会に住んでいると漆黒の闇が想像しがたかったり
   田舎住まいだと喧噪の中の陰を思い浮かべにくかったり。

 地域ごとにまとめられた心霊サイトなどは、身近な話で
 リアリティを増すことができるかと。
 それは嘘だろとも見抜けやすいですが。


>>33
ほんと、バランスって大事ですね。

35 名前: 蒙古茶 投稿日: 2004/04/02(金) 19:26
皆さんの怪談に対する熱意がアツイ!
私は難しい事を考えるのが苦手だし
考えすぎると単純に一読者として怪談を楽しめなくなりそうなので
(あくまでも私の場合)
この手の議論は理論派?の方々にお任せします...スミマセン。

で、そんな私の大雑把な感想なのですが
「超・怖」と「弩・怖」のどっちが好きか?
と究極の選択を迫られたとしたら「超・怖」を選びます。
研ぎ澄まされた切れるような恐怖とでも申しましょうか
あの感じが好きなのです。

でも「弩・怖」も好きです。
これはこれで別物ですから。
「弩」は状況描写とか人物描写が「超」より丁寧な分
登場人物のキャラが立っているし、感情移入し易いし
なによりアズキ様の”落語怪談”のファンなので
今回も大満足でした。

私の中では既に「弩・怖」のシリーズ化が決定してます(笑

36 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/02(金) 19:32
いっそ、「心霊落語」だけで1冊作ってしまうとかそういうのはいかがでしょう(笑)
そういう要望があれば、考慮してみます(^^;)

「弩」怖い話を全部心霊落語にするのは難しいので(笑)、それはそれで別シリーズとして(笑)

どーですかー、どこか一冊まるごと心霊落語本を書かせてみようという豪気な出版社はありませんかー。

37 名前: okt 投稿日: 2004/04/02(金) 19:40
「超」「弩」、どちらがいいか!?と問われれば、
「選べません」と答える根性無しの私。

心霊落語集「笑」怖い話(「しょう」こわいはなし)は
読んでみたいですね。…笑かして、怖いという。

38 名前: 蒙古茶 投稿日: 2004/04/02(金) 19:51
>いっそ、「心霊落語」だけで1冊作ってしまうとかそういうのはいかがでしょう(笑)

それも嬉しい!
でも怖い話の中にポツポツあってこそ
より笑いが引き立つ気もします。
恐怖アリ、笑いアリ、謎アリって混沌が
より日常性をリアルに感じさせるというか...。
でも”心霊落語”オンリーも
出版されたら喜んで飛びつく私が見えます(笑

39 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/02(金) 21:36
心霊落語は、あれは狙って書いているわけではなく、体験談としてだけ見ると怖い話だったりするわけなんです(^^;)
ただ、ときどき何かが降りてくるモノがあり。

「ああー、このシチュエーション、当人は怖いんだろうなー。怖いだろう怖いだろう。俺がこの状況に置かれたら怖いよなー………………でも、笑えるよなあ」

と思ってしまうともうアウト。

「違うんだよ。これは怪談なんだから。読者は怖い話を期待してるんだし。それに、この状況で体験者当人は凄く怖い思いをしているんだ。そのことを再現できるように、怖さを伝えられるように………………ダメだ、笑える」

「超」怖い話(や、「弩」怖い話)に心霊落語が混じることを許容してもらえる、読者と編著者夢明さん&竹書房編集部の度量の大きさに感謝の意を(^^;)
ダムドのときの「うなぎ」は、原案である元の脚本がそもそも笑える系だったので、僕の力だけでああなったわけではありません(笑)

「超」怖い話の中の心霊落語は、やっぱり箸休めだと思いますね。
最近は僕だけじゃなく、夢明さんも心霊落語をやってるので、Γあたりでは見分けつかないと思います(笑)

40 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/02(金) 21:40
>>33
「超」怖い話は、「怪談ジャンキー最後の書」という印象があります。
実際、怪談漬けになった人々が流れたどり着く書なのかもしれませんし、そういうヒト(物音がしただけで恐怖を想像できるヒト)向けには最高です。
それだけに、初心者・入門者向けではないし、初心者・入門者が読んでわかりにくい部分は少なくないと思います。
現在、怪談・ホラーは読者層が底上げされていますので、そうした「来歴を重ねて最後の書にたどり着くジャンキー」は今後も増えていくでしょうけれども、やはり初心者が遠回りをせずに「超」怖い話に来られるように、ごく近いところに「ライトな入門書」があってもいいのかもしれません。

でも、「たったひとつのパーフェクトな怪談書」というのは、やっぱ難しいし無理っぽです。
その意味で、「弩」怖い話の「足し算の怪談」は「超」怖い話ジャンキーにとっては、ややぬるぽな本ということになるのかもしれませんし、そうした評価も否めませんです。

41 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/02(金) 21:53
>>34
種明かし怪談というのは、逆に安心感が出ちゃってツライですよね(^^;)
「弩」怖い話、「超」怖い話これはどちらでもそうなんですけれども、「結局それは何故だったのか」「なんだったのか」について、体験談としては伺ってあっても書き起こすときには省略してしまうものもあります。
読者に想像の余地を残すことで、読者が「もしかしたらああかも。こうかも」と悶々とする……というのも、効果のウチ、ということで。
「超」怖い話は、その「読者の妄想の余地」が非常に広くとってあるわけですが、「弩」怖い話はオチに至るまでの描写を厚くするけどオチそのものは「そこまでの描写の積み重ね」で想像/妄想できるようにあっさりさせるように心がけています。
ただ、「登場人物の設定をどこまで掘り下げるべきか」の度合い/間合いが見切れていないため、十分な効果が発揮できているかはまだまだな感じです。

>縛り
これは難しい話なんですよー(^^;)
例えば、「超」怖い話の場合、心霊譚、生理的に怖い怪談、不思議譚、心霊落語、1P怪談と、テーマ、状況、時代、シチュエーションをまったく絞らずに話を蒐集しています。
それを、全部書き終わった後(原稿が揃ってから)に並べかえることで、全体としての構成を作っています。
意味づけや前後のエピソードごとの繋がりは、その時点(並べ方)で決まっていくわけですね。
つまり、構成を考えるときはシンドイんですが(笑)、ネタ集め&書くときは、縛りが一切ないので楽なんですよ。
いわば、何でもできちゃう。

でも、何でもOKで無秩序に集めて無秩序に並べるだけのものを作ってしまうと、今度は個性が出しにくくなる。
みんな同じになっちゃうんですね。
このあたり、世の怪談作家の方々、編集部などが苦労なさっている点なのではないかと思います。
「学校の〜」「病院の〜」「添乗員の〜」「人形の〜」「スキー場の〜(これは新しいと思って感心しましたが)」と、出現場所を限定することで統一されたテーマ性を出そうというのはわりと良くある話なんです。
が、これにはデメリットもあります。
例えば、お医者さんが病院で話を集めたとか、学校の先生が学校で集めたとかならともかく、テーマ不問で一切合切集めていると、都合良く「学校」「病院」などの話だけが集まってくるとは限りません。
そうすると、どうしてもテーマに見合うだけの十分な数が揃わなくなってくるので、本当だったら2Pで終わる話を10Pくらいに長く書かなければならなくなったり、1個のネタを3個に分割しなければならなくなったりしてしまいます。

そうしてみると、「テーマを問わず無秩序に集め、集まったもので怖かったものだけをどんどん書いてく」という「超」怖い話方式は、ほんと最強です(^^;) 反則技的に(^^;)
やはり、これに敵うというか並ぶだけのモノを作るのは、当事者の一人である僕にもシンドイ。
東京伝説は、無秩序に集めたものから幽霊が出てこない話(生身の人間の話)を「超」怖い話と同じスタイルで書かれているわけで、あれ(そういうネタを集める)ができるのはやはり夢明さんだからかなあ、とも思ったり。

「「超」怖い話」と異なることをやるのは、まったくもって難しい限りです。ハイ。

42 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/02(金) 21:56
>>35
ありがとうございますm(__)m
……しょんな究極の選択で、しょんな判断をなさってしまう蒙古茶さんは、紛れもなく 「最終段階のジャンキー」です(笑)

ともあれ、「弩」怖い話については、「「超」怖い話とは別のもの」「二者択一を迫るのではないもの」と考えて頂くのがよいかと思います。
怪談本読みあさりの皆様が、新耳も稲川本も「超」怖い話もみんな買ってしまうのと同じで、その「みんな買ってしまう」の選択肢の中に、「弩」怖い話もそっと混ぜて頂ければ幸いです。

なお、「弩」怖い話シリーズ化は全然未定ですので、そこんとことひとつ皆様のお力で(笑)

43 名前: てん 投稿日: 2004/04/02(金) 22:40
え〜っと,僕は素直におもしろかったら満足ですけど。(アンケートにも書いたけど)
最初の方は少々描写過多に感じるところがあって,もたついた感じがただったけど,
巻末に近づくにしたがって,文体がシャープになってきた気がしたのは気のせい
でしょうか?
 小説風ってやつも,結構いけることがわかったので,この調子で続刊もぜひお願いします

44 名前: しまあに 投稿日: 2004/04/03(土) 00:39
実は新書版「超」怖い話からの読者でし(^^;
怪談ジャンキーの最終段階かと(^^;
ただ、初期の「超怖」って結構ほのぼのしてましたよね。
あそこから入れば、「超怖」も難しくないかと...
ただ、中高生向きで無いのは確かかも(爆)

「入門書」ってゆーか、普通の怪談書は「どーだ、怖いだろ」って感じなんですよね(^^;
新耳袋あたりはどーなのかな?

45 名前: NamelessCult 投稿日: 2004/04/03(土) 01:27
「超」と「弩」は、そもそも面白さのツボが違うからなあ。
同列に置くのが間違ってるような気がする。

「超」は、シンプルな怖さだよね。
実話系階段の持つ恐怖感を、極限近くまで贅肉をそぎ落とした軽階級のボクサー状態で詰め込んである。
なもんで、試合がマニアックになってしまい、ボクシング(怪談)マニアにはウケるけど、一般には理解されづらい。

「弩」は、怖さもあるけどどちらかというと「物語としての面白さ」に近いんじゃないかと思う。
さらに、例の螺旋構造の仕掛けが面白くもあり、それを自分で探すのがゲーム的な面白さであり。
ヘビー級ボクシングの派手な殴り合いが、一般の人間にも理解しやすく、マニアの人間でも楽しめる、というような。

また、「弩」の螺旋構造の怖さは、実は「超」よりも「東京伝説」の怖さに通じるものがあるんじゃないかと思う。
「なんとなく自分の番が回ってきそうな錯覚」というか。

>>36
それはそれで面白そうではあるのだけれど。
「メリハリ」がなくなることが危惧されます。
「超」とか「弩」に、いくつかの怖い話のなかに、ぽん、と投げ込まれているからこそ、清涼剤として光って見えるのではないでしょうか。

>>44
私もです。
樋口さんの著作が好きでたどっていったら、なぜか「超」にたどり着き。
そのままずぶずぶとのめりこんで今に至ります。

46 名前: ロザムンド 投稿日: 2004/04/03(土) 04:46
>>45
>例の螺旋構造の仕掛けが面白くもあり
そうですよね。。
人との関係性が物語りの中で、恐怖を介して連綿と連なって、このまま終わりが来ない
のじゃないかと…ふと、不安にもなったりして。。
だって、現実にもそれに似た体験することがあったりします。
「奇縁」と云うのかしら・・・

登場人物(あの世の方も含めて)に愛着を覚えるから、そう思えるのかもしれませんが
人間って、悲しいなぁと、恐怖の後味が薄れた後でそんな感情と出会います。
だから、余計に愛しくもあるんです。

47 名前: メルカトル 投稿日: 2004/04/03(土) 23:59
いつも楽しく読んでおります。

2chからの体験談は、この本の全体の何割になるのでしょうか?
また、「言うなよ」で怪異に見まわれている方は、実際にも、
(op,epのように)同一人物だったのでしょうか?

設定を変えてあるというので、やはり違うのかなと思いますが、
どうしてもよくわからなかったのでお聞き致します。

48 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/04(日) 00:10
>>47
急ぎお答えします(他のレスはしばしお待ちを)

>2chからの体験談は
本数で言うと、今回は試験的に2本だけです。
他は、直接メールいただいたものから書き起こしています。

>「言うなよ」
元々はひとつの話だったものを、演出のために二分割しています。
というわけで、「言うなよ」は同一人物の体験談です。

設定をいじることについてですが、
・体験者の個人、場所などが特定されてはまずい場合で、体験者から特に強く申し入れがあった場合
・いじっても怪異体験談の髄の部分に影響が出ない部分について
などについては、手が入っていたりはします。

ただし、「そういう怪異があった」という事実については、基本的に元の体験談を尊重しています。

49 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/05(月) 12:59
おはようございます。
今日でちょうど7日目です。

というか、このまま常設になりそうな(^^;)

>>43
ありがとうございます。
最初のほうは、書き始めでエンジンが暖まってない感がありました。
後半のほうは「要領」が掴めてきた、という感じです。
1冊の本の中ですら、変化や成長(^^;)はある、という希有な例ということで(^^;)
「小説風」という作風については、「超」怖い話の聞き書き風に慣れている方々に受け入れられるかどうか不安だったのですが、(小説風というのは、怪談の世界ではむしろレトロな形ですよね)なんとかいけそう、という手応えを感じました。

続刊については、やはり数字が出ませんとなんとも(^^;)
「売れ行きどうですかー?」と「超」怖い話なんかでは気軽に問い合わせできるのですが、「弩」怖い話は怖くて聞けません(^^;)

50 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/05(月) 13:03
>>44
初期の「超」怖い話がほのぼの系だったのは、安藤さん、樋口さんと、夢明さんの、著者の傾向の違いかな?とも思います。
ジャンキーなのは読者だけでなく、著者自身もそうなわけで(^^;)、ネタを集めてる段階ですでに「これじゃあ読者が納得しない!」と呟きながら、自分の内蔵に響くような話ばかりを選ぶようになってしまっているのでわないかと……(^^;)

ただ、それでもやっぱり「超」怖い話は中・高校生向きじゃないかもしれませんねー(笑)
「弩」怖い話はどうなのと言われると悩むところですが、なんとか「怪談経験が浅い人」がコワ感を共有できるよう頑張ってみました。

いかにも恐ろしげなタイトルや、「さあ恐がれ」と、怖いツボが出てくる前から煽ったりとか(おどろおどろしい、恐怖の、戦慄の……などなど)は、どうもインフレ気味な気がして避けているのですが、それをインフレと感じてしまうところがすでに中毒ってことなんでしょうかね(^^;)

51 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/05(月) 13:13
>>45
おもしろい喩えですねー>ボクサー

これは私見ですが、「超」怖い話のおもしろさというのは(聞き書き風というのを別にしても)、「怖い話のネタ集」というところだと思うんですよ。
ネタ集というのは「ネタ=つくり」という意味ではなく、「誰かに怪談をするときに、引用するのにちょうどいい」という意味で。
4〜6Pくらいの長さ、短いものは1Pに納まる。長くたって10P程度。要約に近いほど内容はシンプルにされているが、内容が薄いわけではない。
「超」怖い話は、掲載されているお気に入りの怖い話を、たぶん他の人に雑談ついでに話したくなる。そういう話のタネ本になりうる怪談集だと思います。
だから、短くて数が多いほうがいい。

「弩」怖い話の数が少ないのは描写がページを食ってるせいなんですが、その意味で「超」怖い話のような「タネ本」的な使い方をする本とは、少し毛色が違うのかもしれません。
同じ印刷物の形態と取っていても、性格が違う書籍はいっぱいありますが、「超」怖い話と「弩」怖い話の関係もそれに近いかも知れませんね。

52 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/05(月) 13:14
>>45
>全部心霊落語本
なるほどなるほど。やはり緩急の「緩」として、ということでしょうね。
全編それにしたらゆるゆる本になっちゃいますもんね。

53 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/05(月) 13:24
>>46

螺旋構造の、というのは今回のみになるかもしれませんし、また次回もあるかもしれません。
いや、そもそも次回があるかどうか……<すっかり口癖

>>47
>>48の補足です。
>2chからの体験談
あくまで、それを投稿した元の投稿者の方からご了解をいただいたものを採用させていただいています。
今後、「弩」怖い話の続刊などの機会があるかどうかはわかりませんが、あった場合でも、やはり「元の投稿者の方からご了解をいただいたもの」のみが取り扱いの対象になると思います。
原投稿者からのご了解を一本もいただけなければ、次回はまた違った内容のものになるでしょうね(^^;) 次回があれば、の話。

54 名前: okt 投稿日: 2004/04/06(火) 18:50
「弩」怖い話を私の周りの知人達も漸く入手完了し始めていますが、
「まだ手に入らない」と言う声もちらほらです。

とりあえず、読んだ連中に言わせると
「面白いけど、直接的な怖さを感じるまで時間が掛かる」

とか「話に出てきたサブキャラが(いろんな意味で)面白い」

とか「読み飛ばしをすると、面白さは半減するね」など言っていました。
この意見は年齢、性別は別の人間達の意見です。
人によって感じ方が違うというのも面白いですね<「弩」怖い話。

個人的には、本当に「弩」怖い話がこの後も続けば、
第1巻でアズキ様が何を言いたかったか解かるのでは?と私は思っています。

55 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/07(水) 14:32
発売から一週間を経過して、「重版決定」の声がかかりました。
相撲で言えば満員御礼みたいなもんで。

ここ最近、Amaazonやesbooksを見ると「入荷待ち3週間」なんてのが出てるんで、注文された方々に申し訳ないなあと思っていました。
(コンビニ本の手に入りにくさ、手に入れ損ねると二度と邂逅できない不確かさは、僕自身何度も経験済みなので(^^;))
重版かかって嬉しいなという気持ちはないと言ったら嘘になりますが、(連絡の電話を切ってから「ひゃっほう」と言ってしまったことを告白しますm(__)m)それ以上に、「読ませろ」と言ってくださった方々の期待に沿えるよう、不足分が追加印刷されたということを嬉しく思います。
もっとも、それだけ評価を下さる方の人数は増えることになるわけで、やっぱドキドキものですね。

現在、急ピッチで「誤字脱字」を読み拾っていますが、もし皆様が気付いた「ここ誤字?」というのがありましたら、急ぎお知らせいただけると助かります。
間に合えば、二刷に反映されます(僕は既に7〜8箇所見つけて_| ̄|○ です)

56 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/04/07(水) 15:29
>>52を読んで、「緩」怖い話、という階段落語本が出るものと
期待してやまなくなってしまったのですがw

57 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/07(水) 16:13
>>56

……ゆるこわ……(笑)

58 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/04/07(水) 18:08
高校生で超怖読者なんですけど、やっぱり珍しいですかね?(^_^;)
それはそうと、「弩」怖い話重版おめでとうございます。
続刊いけるでしょうか?
それにしても間違いなんてあったんですか。全然気づきませんでした。
今、みてみたのですが見つかりました。
目次のあとがきのページ数間違ってます。
もうお気づきでしたら、すみません・・・・・

59 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/07(水) 19:22
>>58

「超」怖い話はリピーターが多いので、「どの段階で何巻目から染まりだしたか」で、ずいぶんと年齢に幅が出るらしいです。
でも、高校生で、というのは、「勁文社版から」だったら珍しい方に入るかもしれません。
「弩」怖い話、「超」怖い話Γそれぞれのアンケートの年齢分布を見てもわかるように、20代後半から30代後半と、ちょっとアダルトな年齢層の読者が多いので(^^;)

で、この「読者の年齢分布」というのが、「超」怖い話シリーズの特色なのではないかと思っています。
怪談というのは、やはり繰り返し読んでいるうちに耐性ができてしまいます。
ですから、馴れた(中毒症状の酷いジャンキーの(笑))読者の方になりますと、前振りや枕、ヒントを聞いた段階でオチまで読めてしまう。
そうなると怖さが半減しますから、できるだけヒントの少ない怪談を求めるようになります。
描写が少なく、要点しか書かず、しかもヒントが少ないので先読みが難しく、さらには「滅多に聞かないようなパターン外」の怪談を求めた結果、「超」怖い話にたどり着いていくんじゃないかと。
そうなると、当然ながら「超」怖い話は「幾多の怪談本を制覇してきたジャンキー」の書になりますし、そうしたジャンキーは自然と年齢が高めになっていきます(ですから、高校生で、というのはその意味でも珍しいです)。

現在は怪談を読み慣れた方々の年齢層(幅)が広がり、またホラーブームと相まって「恐怖もの」に手を出す読者の方が昔に比べて格段に増えています。
これは怪談市場を「夏だけの季節もの」から「冬もOKのオールシーズンジャンル」に引き上げる要因にもなっていると思います。
ですが、「ヒントが少なく先読みが難しい怪談」というジャンキー向けの怪談である「超」怖い話は、そうした「怪談に関する蓄積」があまり多くないビギナー・ホラーファンには「わかりにくすぎる」という問題点があります。
ジャンキーなら、「中古の家」という単語が一言入っただけで、「一家離散」だとか「住人が居着かない」だとか「夜中になると金縛りに」とか「実は風呂場で自殺があって」とか、まだ書いてもいないようなことを瞬時に連想してしまいます(笑)
ですから、「超」怖い話などではその先は書かないでもいいわけです(笑)
「中古の家」と書いた後に、すぐに「頭を洗っていたら後頭部を掴まれて」と、話のキモを書いてしまうこともできる(笑)
当然、途中に入る「状況の説明」が端折られますから、そのぶんエピソードは短くなり、また1冊の中に本数を入れることができるようになる……というより、本数を増やさないと1冊が成立しなくなります(^^;)

60 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/07(水) 19:22
行間に怪談が浮かび上がるジャンキー向けはこれでいいんですが(笑)、まだそうではない方々に「超」怖い話式の「読み方」をお願いするのは非常に難しい。
「超」怖い話に対して、怪談の許容度(もしくはビギナーかベテランか)によってリアクションがまったく違う場合があるのは、一重にこの「読者に強いる想像力」または「描写を極限まで削る引き算の怪談」であるが故かと。
また、そうであるが故にますます読者の年齢は上がっていくわけで。

勁文社版「彼岸都市」のときに、「読者の年齢層を下にも広げたい」という要望があり、このとき「わかりやすい怪談を」という解決の要望が出たことがありました(結局いつも通りだったんですが(笑))。
今、竹書房版になってからも、やはりその「新しい読者(読者の年齢層を下げる)を獲得する」という問題が、完全に解決しているわけではないと思います。
今は、その頃に比べて怪談市場そのものが広がっていて、さらに「他の怪談本で目が肥えたジャンキー」が流れ込んできているということもありますが……。

「弩」怖い話が「描写を増やして、ヒントを多めにしている」というのは、その意味では「超」怖い話流を求めているジャンキーにとっては意外または「先が読める要素が増えてつまらない」「本数が減ってつまらない」になっている部分があることは否めません。
が、この「描写を増やして親切に」という足し算の怪談スタイルを、「超」怖い話本体でやるわけにはいかないとも思っています。
「超」怖い話本体は、ジャンキーのための書。それこそ、必要最低限の要素だけで怪談を堪能できる人のための処方箋みたいな本ですから、それはそれとしておく。
その上で、「まだそれほどではない人」「いずれは「超」怖い話に行く人」のための本を研究してみよう、というのも「弩」怖い話の目指すところのひとつではあります。
そういう意味では、「超」怖い話でなければダメというジャンキーにとって、「弩」怖い話が温く感じられるのは当たり前っちゃー当たり前です(笑)

が、それは「「超」怖い話ファンは読まんでいい!」という読者の切り捨てを目指しているわけでもありません。
ジャンキーも納得させつつ、ジャンキーではない人を「超」怖い話ワールドに近いところまで引っ張り込む。
そのための、「別物」として「弩」怖い話を育てて行ければいい、とも思っています。

あくまで「超」怖い話は「超」怖い話。「弩」怖い話は「弩」怖い話です。

61 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/07(水) 19:24
>>58
で。

目次のあとがきの頁数間違ってるとゆう話。
指摘されて、「ひょほわー」といううめき声が出ました。
全然気付きませんでした!<ダメジャン

今、急ぎ「ここは直し」とチェックを入れました……。
ありがとうございましたm(__)m

まだ間に合いますので、何かあったらぜひ教えてください(^^;)
こういうのは大人数で時間をかけてやるのが本道なのですが、今回は「ギリギリ」のところでやってたもんで、どうにもこぼれがあって……怪談書きとして恥じる(by財前) つー感じです。

62 名前: ねねたん 投稿日: 2004/04/08(木) 05:01
アズキ先生 螺旋階段とてもよかったです。期待以上でした。
小説風の文体が僕にはここちよく、楽しみながら読ませてもらいました。
ダムドの感覚とどこかリンクしますし、初期「超怖」のほのぼの怪談に通じる
ところが非常に好感がもてます。怪談本の良著といえると思います。
いい意味での「超怖」との対比があり、姉妹本としてかかせないアイテムに
なりました。ぜひとも、ダムドともども「弩」怖い話の続刊をお願いします。

63 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/08(木) 16:00
重版のための追加校正(誤字直し)をしましたところ、ご指摘いただいたものを含め16〜7箇所にも及ぶ訂正が入ることに(^^;)
しかも、「誤字」「抜け」だけでなく、「描写の重複」や「描写のミス」などもあり……_| ̄|○ コノママ、ウナギノアナニハイリタイ……

ともあれ、終わった終わった(^^;)

>>62
http://hobby4.2ch.net/test/read.cgi/occult/1077872847/499-500

500さんと>62さんは同じ人だと思うんですが、違ってたらごめんなさい。

「恐怖に対する麻痺」については、「超」怖い話などでも折に触れて言ってきた通りでして、これはもうどうにもなりません(^^;)
少し前のレスでも書きましたが、ジャンキーは少ないヒントで怪談の行間を読むことに喜びや恐怖を感じているのでは、と思われるフシがあります。
だとすると、「超」怖い話の上を行く怪談があるとすれば、「1本が2P以内に納まる極小怪談すし詰めの本」になるか、そうでなければ「怖さの方向性を変えた本」になるかだと思います。
その意味で、東京伝説は「心霊譚ではない恐怖譚」という意味で後者の分野を開拓していると言えるでしょうね。
前者の「極小怪談すし詰め本(別名、恐怖の助六寿司)」は、プチ怪談好きとしては是非やってみたいのですが、つまんねぇ話ばかりになっても無意味ですし、またプチな話ほど話者が「たいしたことない」と思って出してくれないので探しにくく(^^;)なかなか実現は難しいです。

妖怪話は、実は伺って貯めてあるものがありますので、また近いうちに出せるかなあ、と。

「超」怖い話以外でどんな怪談、恐怖譚が「ジャンキーに」受けてるのかな?というのは、実は僕も非常に興味があります。
いくところまでいっちゃう恐怖というと、この階段の上には「自分自身の生命が危険にさらされる」「事故についての様々な描写」といった生々しいもののほうにシフトしていくのかなー、とも。
事故写真、死体写真というのがありますよね。あれは「結果」を画像で見せられているわけですが、そうでなくて「その事故が起こる直前、起きている最中、進行中の内容を描写する、事故本」というもの。
悪趣味極まりないんですが、次に怪談が進むのはそっちになっていくのかもしれません。
東京伝説などでは「犯罪」が恐怖の対象として描かれますが、これに事故、テロ、戦争などを原因として起こる「恐怖」がくるのかな、と。
そうした恐怖に対する免疫を付けるために東京伝説があり、「超」怖い話があるのかもしれませんが、現実が我々を追い越していくことがないとは、誰にも言えませんです。

そんなわけで、「超」怖い話/平山怪談では「事故にまつわる心霊譚」がいくつか出てきますが、そこから心霊を取っ払って「事故についてのみ緻密に描写する」というのが、「超」怖い話の次の段階なのかもしれないなと。
ただ、生理的嫌悪感や実際の事故の被害者の方への配慮を考えると、商品化は非常に難しいでしょう。

64 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/04/08(木) 22:05
>>63
>そんなわけで、「超」怖い話/平山怪談では「事故にまつわる心霊譚」が
>いくつか出てきますが、そこから心霊を取っ払って
>「事故についてのみ緻密に描写する」というのが、
>「超」怖い話の次の段階なのかもしれないなと。

ということは、「超」怖い話は心霊譚ではなくなる…?ということではありませんよね?
恐怖を突き詰めていくと、そのような方向にならざる得ない、
もしくはそういう恐怖譚の選択肢もある、ということでしょうか?
(別シリーズとして、ですが)

「超」怖い話から心霊部分を取っ払った場合、それは「超」怖い話に
なりえるのでしょうか?
発表は難しい、とありましたが少し引っかかったのでカキコしました。

65 名前: ねねたん 投稿日: 2004/04/08(木) 23:45
にゃー 見つかっちゃった(笑)
先生御教授ありがとうございました。
フム、フム、なるほどと納得しております。なんともありがたいことです。
やはり作り手は思慮深く考えているのですね。あらためて敬服いたします。
こうして作家様とつながることにより、読者はつられていくわけですね。
すばらしい営業方法です!まさにキャッチ!(笑)
ああぁぁ〜 洗脳されてぇ〜いくぅ〜!

実はクトゥルー関係で「朝松先生」のサイトにもおじゃましております。
平山先生の盟友ということであちらでも「こっち」の話が出てきます。
今の私はまさに「螺旋階段」です(笑)

66 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/09(金) 00:09
>>64
あ、そういうこと(「超」怖い話の路線変更)ということではないです。
怪談界全体の、進んでいく道筋、というような意味で>事故本

ライブ感を伴った「怖い話」の本が、突き進んでいくと、いずれはそういった「検証可能で自分にも起こりうる恐怖/脅威」を描く方向がいずれ出てくるのではないか、という予測のひとつということで。

「超」怖い話は、心霊も不思議も怪異もひっくるめて、「怖いかどうか」「驚くかどうか」「理解の範疇を越えるかどうか」が、今後もネタの選択基準になっていくのでは、と思っています。
「超」怖い話の「範疇」を越える、または「違う路線」については、喩えて言えば「サザンオールスターズの桑田が、ソロ活動をするかどうか」みたいな感じで(笑)、あくまで「超」怖い話というバンド活動を主軸に据えながら、それぞれの「ソロ活動」の部分で「超」怖い話の軸からずれるものをやる、というような感じになるんじゃないかな、と思います。少なくとも、当面はそれ以外のラインは未定です。

67 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/09(金) 00:15
>>65
思慮深くかどうかはわかりませんが、「次はどうなる?」「何が求められてる?」「なぜ求められた?」が、どうしても気になってしまうのです(^^;) 気が小さいからね(^^;)

僕は以前にも触れましたが読者ページの経験が長いのですが、「超」怖い話のように「体験者の経験を集め、咀嚼し、クリンナップして再掲示する」というプロセスは、読者ページのそれに似ているような気がしています。
そうなると、やはり「怪談の読者」というのは、「購入する消費者」でありながら「原体験を提示する投稿者/情報提供者」でもあるという、読者ページの読者にも似た特殊な位置にいるのではないかと思っています。
怪談を書いている著者であるところの僕などは、体験者、読者そのものの意志や希望を形にするために「使われて」いるようなものなのかもしれません。
夢明さんも以前書いておられましたが、「自分の意志」と違うところにある何かの意志、都合にいいように肉体や能力を使われることに、無抵抗でいるような人間だけが、怪談を「書かされる」ことに耐えられるのかもしれませんね。
よーわかりませんが(^^;)

68 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/09(金) 22:52
というわけで、コミック版「超」怖い話 怨念浮遊、出てましたね。
コンビニの店頭で立ち読みしてきました(笑)

で、明日より4日間ほど西南のほうに旅行に行ってきます。
ご質問などへのお返事は、また後日ということでお許しをm(__)m

「取材ですか?」と聞かれるんですが、今回は全てを忘れて行ってくる予定です。
予定ですが……どうなるやら(^^;)

69 名前: okt 投稿日: 2004/04/09(金) 22:57
西南に旅行。
東海地方か、関西地方と見ましたがどうでしょうか?
まさか、九州では…。
でもいいですね、旅行。

「弩」怖い話の疲れを癒して、「超」怖い話(次)をがんばってください。
全てを忘れて、帰ってこない落ちは無しの方向で。

余談:浮遊怨念はタビノトモには持っていかれないのですか?

70 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/09(金) 23:33
>>69
明日出発なんですが、編集部からは届きませんでした(笑)>旅の友
店頭には2冊しかなかったので、僕が買ってしまうと欲しい人に悪いかと思って(^^;)

71 名前: しまあに 投稿日: 2004/04/11(日) 00:16
「超」怖い話~怨念浮遊 飼いました
やっぱ「文字」の方が怖いですね(^^;
「彼に死なれて」は、レディース・コミックみたいな画で笑ってしまったし(w
一番怖かったのは、平山氏のプロローグだったりして

72 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/04/11(日) 14:26
俺の地元にうってねー

73 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/04/11(日) 15:12
怨念浮遊 苦労したよ…
本屋3軒まわって入らないと言われてからコンビニまわり
出だしが遅かったからかなかなか見つからない
今日4軒目にしてやっとありました
店のおっちゃんにありがとうって言いそうになたよ

74 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/14(水) 19:57
というわけで、旅行から帰ってきました。
沖縄3泊4日の旅でした。

一言で言うと、ジンベエザメ、シュモクザメ、白梅の塔、平和祈念公園、ひめゆりの塔、ジョン万次郎、フランス人空手研修、泡盛、路地裏に延々続く婦人下着、かっこいい猫、抱瓶、といった感じでしょうか。

空港で最後に買い忘れた土産などを冷やかして歩いていたら、土産物売りのおねいさんに「もしかして、昨日牧志(公設市場)のあたりにいませんでした?」と声をかけられた。
「あー、いたかも。いました」と答えると、「ああ、やっぱり。お見掛けしましたので(笑)」と。
やっぱり、沖縄でも緑の髪の毛は目立つらしく、観光客や外国人や子供やウチナービトの注目の的でした。
この髪の色でいる限り、一生悪いことはできないー(笑)

>>69
結局、怨念浮遊はうちの家人が旅の友に買ってたみたいなんですが、僕は飲み食い運転(レンタカー)に忙しく、読むチャンスが回ってきませんでしたので、未だ未読です。

75 名前: okt 投稿日: 2004/04/14(水) 22:18
いいですねー。<沖縄。
>一言で言うと、ジンベエザメ、シュモクザメ、
>白梅の塔、平和祈念公園、ひめゆりの塔、
>ジョン万次郎、フランス人空手研修、
>泡盛、路地裏に延々続く婦人下着、
>かっこいい猫、抱瓶、といった感じでしょうか。
台湾でも女性下着展示率が高かったので、南国特有のものなんでしょうか?

でも、沖縄といえば…心霊(ヲイ

旅の友(旅はしてませんが)、家の家人も読んで一言
「おっかなぁあああ」
でした。

76 名前: NamelessCult 投稿日: 2004/04/15(木) 17:13
>>74
おかえりなせい。

なにげに鮫と泡盛と猫がうらやますぃ‥‥‥(つД`;)

77 名前: ねねたん 投稿日: 2004/04/19(月) 01:51
怨念浮遊無事にGET!ここに思いのたけを書きなぐります。
予想はしていたことですが怖い度はレベルダウンです。
ですが物語としてのおもしろ度はレベルアップでしたのでこれは「あり」ですね。
購買層の広大という商業的な戦略も考えて、マンガ化にはぜひ力を入れて
いただきたい。大変よい試みだったと思います。
文章から得られる恐怖は読者自身が監督となり、最高のシュチュエーションで
脳内にて再現されるので映像化の方が分が悪いものです。
しかし二ツ木氏による作画は絵柄といい、コマ割りといい、演出といい
言うこと無しの物でした。とてもよい作家さんを見つけられました。
「タラコ」などまさに「これが見たかったのだ!」と思うしだいです。
それと個人的な意見ですが、マンガ化に向いているのはむしろ「弩」の方ではと
感じます。じわり、じわりとした怖さと読書後の不可解さなどマンガ化に
ピッタリではないでしょうか?はげしく「弩」マンガ化希望です。
映画公開もまっていることだし今年はとても怖楽しめそうですね。
とてもうれしいかぎりです。

78 名前: okt 投稿日: 2004/04/19(月) 12:21
そういえば、沖縄で恐ろしい目にあったりとかはありませんでしたか?
(って、期待してはいけませんね)

「弩」怖い話も重版が決定したことですが、
執筆中やその後の怪異など…あったらお聞かせくださいませ。

79 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/19(月) 12:44
>>75,78
沖縄では特に「こわ〜」ということはありませんでした。
白梅の塔、ひめゆりの塔、平和祈念公園では何枚か写真(デジカメ)を撮らせていただいてきましたが、特に「これわ!」というものは写ってないと思います。
思いますが、わりと不注意なほうなんで写ってるのに気付いてないのかも知れません(^^;)

>>76
猫は国際通りの裏通りにいたのですが、観光客馴れ(かわいいと言われすぎ)しているのか、声を掛けても撫でてもまったく微動だにしない猫でした。
池袋ハンズの「ねこぶくろ」や二子玉の「ねこたま」の猫に近いというか……(^^;)
美ら海水族館の大水槽は、超大型アクリル板でできている世界最大の一枚板水槽としてギネスに登録されてますが、その中をジンベエザメが……3匹も泳いでました。
1匹だと思ってたんで、3匹は圧巻です。
あのジンベイザメは現在愛称募集中だそうですが、絶対に「ジンペー」「ジンベ」「ジン」「ペー」「チュラベー」などの名前が応募されていることは想像に難くありません(笑)<ベタ
泡盛は、「くら」を出してるヘリオス酒造(オリオンビールの系列会社)の、「桜祭り」がなにげにうまかったです。

80 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/19(月) 12:59
>>77
怨念浮遊、ようやく読みました。
出来不出来についてのコメントは控えますが(^^;)、「彼に死なれて……」は噂通り確かに噴きました(笑)
ただ、別の意味でシュールで、怪談の表現についてひとつの可能性を示していると思いました(笑)

>>78
執筆中に怪異などは特になかったんじゃないかなー、とか思いますが、人死にに関連することはありました。
ただ、これについてはまだ日も浅く49日も過ぎていないことですし、いずれ機が熟したら……と思っています。

81 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/19(月) 12:59
また、これまでもよく聞かれた質問ですが、「幽霊見えるんですか?」という質問(笑)
見えたら怖くて怪談書けないだろ、というのがニッポンいち怖がりな怪談コレクターである僕の公式回答ですが(笑)、「幽霊そのものは見たことないけど、怪現象なら経験がないでもない」です。
最近は「幽霊は実在するか?」という質問には「それは悪魔の証明(=ないものがないと証明せよ)を求めるようなものだ」と応えているのですが、「幽霊はブラックホールと同じで、それそのものは観測不可能だが、存在するとしか思えない証拠を挙げることは可能。複数の証拠があるが故に、幽霊かそれに類するものが存在していないとしたら返って不自然」と答えています。
我ながらつまんねえ回答だなあ、と思いますが(^^;)

怪談を集める人というのは、「怪奇現象そのものを集める人」、「怪奇現象の実地に赴く人」などいろいろいると思うのですが、僕の場合で言えば「超」怖い話や「弩」怖い話では「怪奇現象を経験した人の感想」を集めている、というのがより正確なのかもな、と思います。
怪奇現象の類の9割9分までは、第三者がそれを聞いても実際に体験者と同じことを追体験できるわけじゃないわけですよね。
そうすると、その人がいかに怖がっているかをより注意深く聞き、それを再現することでその人の感じた「恐怖」のお裾分けをいただくことは可能だ、と。
「超」怖い話や「弩」怖い話が「怪奇現象そのものについての本」ではなく、「恐怖体験をした【人】についての本」の形になるのは、このせいかもしれません。
その意味で、「聞き書き型」は後者の目的を再現するのに、より適しているのかもなあ、と思います。
「弩」怖い話はある意味さらに踏み込んでいるのと、読者と体験者の距離の取り方の点で「超」怖い話と異なるのではと思いますが、これはまあまだまだ改良の余地があるのではと自分では思っています。

82 名前: ねねたん 投稿日: 2004/04/19(月) 13:27
>>80
「彼に死なれて・・・」なかなかの名作でした。
あの絵柄だと思わず、激しい濡れ場を期待していまいます。
レディコミの世界ではなぜか?濡れ場の前後に、相方が死んだり旅立ったり
命がけのセッ○スをするので(笑)レディコミの王道かなと思いました。
あの絵の二人はホテル帰りだったのでしょう(笑)

83 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/19(月) 19:41
>>82
ああ、なるほど(笑)>レディコミの王道
レディコミの世界はけっこう深いらしいので勉強になります(笑)

それはそれとして、メールでちょっと質問をいただいたのでこちらに返答。

>加藤さんは連載などはしていないのですか?
あります。
が、怪談ではありません(^^;)

「加藤一」という名前は怪談の仕事でしか使っていませんが、「加藤AZ(あず)」というペンネームで、怪談以外の仕事(主にPC、ネット、グッズ関連の記事など)をしています。
どちらが本業かと言われると、少なくとも昨年くらいまでは「加藤AZ」としての仕事のほうが多かったんじゃないかなあ、と思います。(最近は怪談の仕事が続いていますので、加藤一としての仕事のほうがウェイトが大きくなりつつあるかもしれません)
仕事に好き嫌いはあまりないほうなので、オーダーがあれば大概の文章は書きます。
で、加藤AZ名義では、現在のところ「日経ベストPC(日経BP)」に、「妄想ショッピング」というコラムを連載しています。これは、普通は買おうと思わないようなものを買いまくる妄想(実際には買えないので、買ったつもりになる(笑))をカタチにする、というショートコラムで、心霊落語からさらに「心霊」の部分をそぎ取ったような記事になってます。
今度、同日経ベストPCでデジタル家電のロードテストの連載をすることになりまして、現在、うほうほとサンプル機をなで回し中です。
雑誌の他は、ムック本のお手伝い他、キャパに余裕がある限りは受けるようにしています(^^;)

押しに弱いので、「そこをなんとか」と言われるとつい折れてしまい、後々大変な仕事に巻き込まれたりすることもしばしば。
性格はどちらかと言えば「苦労性で苦労好き」でしょう。たぶん。

といったところで、お答えになりましたでしょうか(^^;)

84 名前: okt 投稿日: 2004/04/19(月) 21:40
「妄想ショッピング」というタイトルだけで(笑)
少年誌とかの読者コーナーとか、今は編集されていないんですか?

よし!日経BPを読んでみることにします。
というか、忘れないようにメモしないとなぁ<頭が鶏並みです、私。

85 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/19(月) 21:53
読者コーナーとかはこの仕事を始めてから10年ほどやってましたが、最近はさすがにハガキに触れる機会が減りました。
文字投稿もメールが増えてるらしいですしね。

2ちゃんねるや、文字系Webページ(blogなど)を見ていると、昔自分が投稿ページでやってきたことを、誰でも自前でできるようになったんだなあ、いい時代だなあ、と思います(笑)
その意味では、「雑誌の投稿ページ」というのは、もう役目を終えているのかもしれませんね。
読者が他の読者に向かって意見を述べる場として、という意味においては。

毎月2000枚からの投稿ハガキを読んでいた(というか、それだけでほとんど一日が終わっていた(^^;))のは、もうずいぶん昔のことになりますが、僕が「読む人がいて本は成り立つ」「受けてこそ売れる」という読者本位主義に軸足を置きがち(悪く言えば迎合主義で日和見主義(笑))なのは、そうした経験の蓄積によるものかと思います。
怪談の体験談を聞き歩く、ハガキ、手紙、メールをいただく、というのは、そうした読者ページの延長線上にあるみたいですね。僕の場合。

86 名前: 蒙古茶 投稿日: 2004/04/22(木) 19:28
続刊決定オメデトウございます!( ^▽^)┘
それでなんですけど
次号の一話々の長さは「弩」より短いのは大歓迎ですが
長くはしないで欲しかったりします。
なんかこう、ふとした時に結構、読み返しているんですが
「超」「東京伝説」だと気軽に読み返せます。
「ダムド」はちょっとツライ。
「弩」はギリギリセーフって感じ。
勝手を言ってスミマセン。<(_ _)>

87 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/22(木) 21:01
>>86
現時点ではまったく不明なのですが(^^;)、短くするためには「本数を増やす」ことになるわけでして。
せめて20話くらいとか。(螺旋怪談は11章ですが実質17話)

そうなると、これはもう「許諾の取れるエピソードが何本まで行くか」に大きく左右されてしまいます。

ちなみに、次巻で書きたいなー、と思ってる話で内定しているのは、まだ8本程度です。

前回、「2ちゃんねるなどの秀作怪談を〜」とブチあげましたが、対象は2ちゃんねるに限っているわけではありません。
個人の掲示板、個人で怪談を公開なさっている方々、すでに公開されてしまったお話も含めて、「これは」というものがあればご紹介ください。
「弩」怖い話で書かせて頂くための交渉は、もちろん僕のほうからそれぞれに直接お願いさせていただくようにします。

「掲示板の管理者に許諾を得る」というレベルでなく、少なくとも「自分が書いたと名乗り出ていただける方に許諾を得る」というステップを踏んだものだけを……さらには粒ぞろいのものを、となると、なかなか容易ではありません。
それこそ、「「弩」怖い話の続刊が決まったらしい」「元の体験者/投稿者を捜しているらしい」という働きかけを、皆様にもご協力いただきたいなと思います。

怪談は一人で書くもんじゃなくて、「吐き出したい人」と「血眼の人」の間にたまたま僕が立たされたというだけのことかな、と常々思っています。
どうか広く篤くご協力をお願いしますm(__)m

88 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/22(木) 21:03
個人的な好みの話をすれば、長くても10頁以内に納まるくらいの話を20本で文庫1冊、というのがやりやすくていいのですが(^^;)、集まる話、許可を得られた話が、そういう長さに都合良く納まるとも限りません。
夢明さんじゃないですが、「怪談は向こうからやってくる」わけで、こちらの都合に合わせてもらえることは希有です。
せめて、選べるくらいに数が集まればありがたいんですけどね(^^;)

89 名前: okt 投稿日: 2004/04/22(木) 21:57
長さに関しては、「多少長くてもOK」です<個人的には。
短編小説と考えれば20ページは妥当な長さですし、もう少し長くても
いいのかもしれません。

しかしながら、10ページ×20本というスタイルの方が
実話怪談小説として最善であるかもしれませんね。
登場人物を描きつつ怪談として秀逸である、というのが希望です。


ウェブ上にある怪談が占める割合が第2巻では多くなるのでしょうか?
そうなると、「原典との読み比べ」という楽しみもまた増えますね。

90 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/23(金) 00:42
ただ、一本=10Pくらいになると、「小説」の体裁を保つのは難しくなってくるでしょう。
その意味で、設定や描写を犠牲にして短くすると、限りなく「超」怖い話に近付きすぎてしまって、「超」怖い話と「弩」怖い話の差別化の意味がほとんどなくなってしまうという……(^^;)
怪談であることを保ちつつも、読み物の体裁を作ろうと思ったら、「短編」または「ショートショート」と考えたとしても、やはり15P以上は……ということでしょうか。

91 名前: 蒙古茶 投稿日: 2004/04/23(金) 13:06
どうも「超怖」体質が抜けなくて短い話を好んでしまうが
そうですよね〜「弩怖」ぐらいの長さが無いと
あの臨場感は出ませんよね〜。
「ジョージ」のとぼけぶりとか「森田親子」の困惑ぶりとか
「沙村・父」の怯えぶりとかうなぎの穴の恐怖とか....。
あ、読み返したくなっちゃいました。(o^^o)

92 名前: okt 投稿日: 2004/04/23(金) 21:44
>>90
10pで小説としての体裁が難しいなら、いっそのこと「螺旋怪談」の
手法を更に進めてみるというのはいかがでしょう?

一話の中で話が完結せずに次の話に繋がっていく、とか。
主人公を固定してしまえば…などと夢想してしまいました。

93 名前: ねねたん 投稿日: 2004/04/23(金) 23:02
>>92
oktさんの案はげしく同意です。
私ラヴクラフトファンなのでガッツリ読める怪談を欲してました。
「超怖」体質の方々にも怪奇小説のよさをしってもらいたいです。
「ダムド」も「弩怖」も「超怖」の対極として非常に高く評価します。
大人向けの怪談としてとても味わい深いです。よい本が出たものです。
心よりシリーズ化を願うしだいです。
「ダムド」「弩怖」のおかげで最近ラヴクラフトを読み返しています。
これからも加藤先生のお仕事に期待しております。

94 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/24(土) 00:48
>>91
「弩」怖い話が「超」怖い話という経験からスピンアウトしたもの、という位置づけ(少なくとも、語り口などの手法について)であり、「超」怖い話の読者の方々に判定を仰ぐ位置にある以上、そうしたご意見を頂くことになるのは、十分承知の上です。
それほどに、「超」怖い話という「カタチ」はよくできていて、これと違う方法を、「超」怖い話の深いところにいる僕が試すというのは、(僕自身の変革という意味も含めて)難しいということかもしれません。

「弩」怖い話では、「架空の背景設定を持つ登場人物」が登場しますが、これは僕自身もしくは僕の周囲にいる人々からインスピレーションを得ることがしばしばあります。
例えばジョージは、よく見知った「日本人ではない西洋人の誰か」が描写上のモデルになっているはずなのですが、誰のことなのか名前が思い浮かびません(^^;)
特徴のある嘘くさいカタコトの日本語はリフレインしているのですが(^^;)

全然関係ありませんが、なんで結婚式場の外国人牧師は、どれもこれもみんな嘘くさいカタコト日本語を喋るのでしょうね。
モルモン教(イエス・キリスト協会)の牧師も、これに負けないくらい嘘くさいカタコト日本語を喋るのですが……あれは何か決まりがあるのかと(^^;)

95 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/24(土) 00:55
>>92
続刊については、半分はどういう路線で行くかについて目処が立っています(あくまで、半分)。
が、もう半分が課題です。

「弩」怖い話 螺旋怪談を踏まえた上で、加藤に書かせてみよう、とご快諾いただける方が、これから先何人出てくるか、というのが勝負の分かれ目かも。

たぶん、螺旋怪談とも、また微妙に異なる構成になるんじゃないですか。たぶん。<投げやり(笑)

>>93
ラブクラフトは高校時代〜25歳くらいまでかいつまんで読んでいました。
その流れで「てけりり」とも縁深く(笑)
僕自身は静岡の漁港の出身ということで、自らを「Deep One's」と位置づけております。
……食われるのか(^^;)

そういえば、「クトルゥフの呼び声」というTRPGが出てましたね。昔、TRPG雑誌の副編集長をしてたことがあったので、クトルゥフというと、どうしてもそのへんを思い出してしまいます。
(TRPGなんですが、敵を倒すのが目的ではなく、「正気度」という言われる数値ができるだけ下がらないようにするゲーム。モンスター(古き神々や大いなる神々とその周辺)と出会うと、正気度が100から少しずつ下がり、0になるとキャラクターが発狂、というゲームだった気がする)

それと、どうも「先生」と呼ばれることに慣れてないというか違和感を感じます。
「加藤さん」もしくは「アズキタン」のほうが安心します(^^;)

96 名前: okt 投稿日: 2004/04/24(土) 12:30
>「クトルゥフの呼び声」
…懐かしいですねぇ。

ならば、「弩」怖い話第2巻の方向性は、
「正気を失う恐怖」ということで…(をい

やはり、掲示板などでお名前を書くときには考えますね〜。
「加藤様」ということで私は固定しましたけど、最初は
「加藤先生」と書くべきか!?と悩みましたもの。

話は変わりますが、「怪談が長いことは悪なのか?」というのをふと
考えていたのです。
所謂「古典」といわれるような怪談は小説形式が多いですよね?
小泉八雲(ラフカディオ=ハーン)とか。
他には「落語」で語る形式もあるわけで。

「狢」や「ろくろ首」等今読んでも面白かったり、落語の怪談を震えながら
聴いてたり(もしくは原典を読んだり)。
これらは細やな描写を入れつつ、それでも怪談の肝を失っていない。

ソリッドな「超」怖い話とは対極であるけれど、やはり怖いものは怖い。
(というか、「面白いものは面白い」)
「小説形式だからだめだ」とか「長いから怖くない」とかは関係ない事柄
ではないのかなぁ、と個人的に思うわけです。
だからこそ「弩」怖い話という実話怪談小説は新たなスタンダートに
なりうるのでは?と、ここまで書いてきて本人も何が言いたいのか
解らなくなってまいりました。

次の「弩」怖い話が更なる進化を遂げることは確実だと思います。
期待して待ちますです!

97 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/24(土) 13:48
「正気を失う恐怖」を書かせたら、夢明さんには遠く及びません(笑)
どちらかというと、「笑うしかない恐怖」が僕の真髄です(笑)


さて。新たなスタンダードというか、ある意味では原点回帰かもしれません(^^;)
また、僕が知らないだけで、同様の試みをされている先達もいらっしゃるのではと思うと汗顔の至りです(^^;)

怪談には、「創作怪談」「実話怪談」「ホラー」「スリラー」「サスペンス」などいろいろなカタチがありますが、最近小耳に挟んだ話では、アメリカなんかでは「ホラー」「スリラー」「サスペンス」(場合によってはミステリーも)は、ほとんど垣根が無くなって来つつあるらしいですね(^^;)

大きく分ければ、「コアの部分が実話か」「コアの部分がフィクションか」という分け方ということなのかなと思います。
それを踏まえた上で、題材が「幽霊/ゴースト/思念」「妖怪/異生物」「呪い/祟り/因果などの現象」「生きている人間の狂気」などに分かれ、
さらに個々の作者(著述者)による描写(説明の仕方)という、「味」の部分に繋がっていくのではないかな、と。

これが「映像」(コミックも含む(笑))になると、文字の怪談とはまたツボが異なってくるのではと思うわけですが、それはまた別の機会に。

【ダムド・ファイル リスト】は、創作怪談でありながら実話怪談を装う、という構成になっています(が、創作怪談の元ネタが実在した事件や怪談を下敷きにしている、という複雑さがありますが(^^;))。
【「弩」怖い話 螺旋怪談】は、実話怪談でありながら創作を装う、という逆のアプローチになっています。邂逅の結果は、あんな具合ですが(^^;)

98 名前: 読者 投稿日: 2004/04/27(火) 12:36
ここの板は友好な意見ばかりみたいだけど。
わたしは50円切手貼ってまで、読者カードで「つまらない」と言いたい。
ゾクっと来る話が一つもない。
むしろ、箇条書きだけの「新耳袋」のほうがゾクゾクするものがある。
話の選びかたも、文章もうまくない。
すらっと読めてしまうし、後味もない。
センスがないんじゃないだろうか?
この作品で本気とかいうならば先が望めない。

99 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/27(火) 15:38
>>98
厳しいご批判ありがとうございます。

まず、文章がうまくないのは僕の責任です。
話の選び方がうまくないのも僕の責任です。
すらっと読めてしまうのは、そういう意図で書かれているからですが、もちろんすらっと書いたのは僕の責任です。
元となった体験談をご提供いただいた方々の「体験」を、完全に生かし切れたかどうかについて、まだ異論は多いところがあると思いますが、重ねて元の体験談を生かし切れていないとすればやはり僕の責任でしょう。

ただ、「箇条書きだけの」という話について言うのであれば、「弩」怖い話は最初から「引き算の怪談ではないものを試す」という意図を持って行っています。
前書きでも触れていたかと思います。
「足し算の怪談は技法としてつまらない、引き算のほうが怖い」という指摘であれば、これは引き算の怪談技法としての最高潮である「超」怖い話や新耳袋を凌駕するものを提案するのは、並大抵ではない、ということの証明に他ならないでしょう。
もし「技法はまだ未確定だが試す価値はある。しかし、その技法を試している者の能力が殊更に乏しい」という指摘だとすれば、重ねて努力をしていくより他にありません。

センスが「天分の才」を指して使われているのだとすれば、ご指摘の通り僕には天分の才としての「怪談のセンス」があるとは言い難いと思います。
ふらりと突然現れて、努力や工夫なしに心の赴くままに傑作を生み出せたらどんなに楽なことだろうかと思い、そうしたセンスのある方々を妬ましくも羨ましく思うこともたびたびありますが、一見そう見える大家の方々のセンスも、必ずしも「天分」といったものばかりではなく、並々ならぬ努力の上に立っていると聞きます。
センスが「努力の才」を指して使われているのだとすれば、僕の努力はまだまだ到底先人に及ばないものであり、一層の努力を重ねていくより他にありません。

できうることなら、50円切手を貼って読者カードで「つまらない」というご意見を、編集部宛にお送りください。
友好的な意見にあぐらをかいて有頂天にならぬよう、肝に銘じたいと思います。

次はまた違うことをやろうと思っています。
またそのときに、ご批判をいただければと思います。

100 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/27(火) 15:57
あ。「天分の才」は、「天賦の才」の間違いです。(←何故か変換されない……)
というわけではなく、単純なミスということで(^^;)

101 名前: okt 投稿日: 2004/04/27(火) 18:34
>>98「新耳袋」を箇条書きというのは、ちと失礼かもなぁ(笑)

私は確かに否定的な意見を書いていない読者の一人です。
でも正直、面白かったですよ<「弩」怖い話。
恐怖の感じ方、文章の読み方、人それぞれだと思います。
もうちょっと詳しく、具体的なあなたの意見が聞きたいです。
(文句ではないですよ。読者様の意見に興味があるだけです。
誤解なきよう)

102 名前: ねねたん 投稿日: 2004/04/27(火) 22:00
きたぞ、きたぞ怪談ジャンキーからの厳しいご意見が!(笑)
やっぱりこういう意見も無いとつまらないもんね。

当然のごとく僕も「新耳袋」を読んでいるんだけど、「弩」のよさは今時の
怪談には忘れられた古典的な味があるわけ。とくに話の間とか。
新耳袋や超怖は最先端の怪談のすごみであって、「弩」の方は読みやすい
文章の中に落語の怪談話や昔の怪奇小説の風味が感じられる。
これはある意味すごいこと。
僕は昔の怪談説話集や乱歩、ラヴクラフトなんかの怪奇小説を読むんだけど
とにかくかったるいの。表現がうざかったり、くりかえしが多かったりで。
(そのうちそれがくせになるんだけど)
それを感じさせず本来の怪談話のよさを引き出してるアズキタンは偉いです。
ダムドも「弩」も何度か読み返すといいよ。「味」があるのがわかるから。
怪談が「超怖」「新耳袋」風ばかりじゃつまんなくなるもんね。

103 名前: ねねたん 投稿日: 2004/04/27(火) 22:25
親愛なるアズキタンへ

我の切なる願いをかなえたまえ!

数年内にクトゥルー物を発表してください。(一方的!)
平山氏も「秘神界」で描かれていましたし(すばらしかった!)
平山氏つながりで「朝松先生」編集本とか、あの「異形コレクション」などで
読めれば最高です。そのさいは平山氏もぜひお願いしたいです。
ダムド、弩を読んで以来「アズキタン・クトゥルー」を読みたくてしかたありません。

ラ・ル・リェー!クトゥルー・フタグン!ラ!ラ!

104 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/27(火) 23:46
>>103
クトゥルフは、いつか機会があったら。
以前、友人たちとネットゲームなどを楽しんでいた際(蓬莱学園とかクレギオンとか)、さりげなく「てけりり」を称する集団の一角に属していたことは、地球か何もかもみな懐かしい、という感じです。

僕は漁港の出身なので、扱うとしたらやはり身近な題材ということで「Deep Ones」になることは言わずもがななわけですが(笑)
つか、僕がすでに深き者ども。
なんとかクトルゥフ落語にならないよう、努力したいと願っています。
まあ、そういう機会があれば、ですが(^^;)

105 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/04/28(水) 00:40
クトゥルー良いですね。
国産のってあまり無いと思いますが、玩具修理者が良い感じにできていた覚えが。
ああいう日本を舞台にした設定に無理がないモノが読みたいですね。
某俳優氏のはいただけなかった・・・

そうそう、耳袋、毎年買っていますが、初期に比べ面白みは激減。
刺激になれてきたこともあるのだけど、文章があまりよくないからかな。
もう少し推敲してくれると良い感じだと思うのだけど。

106 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/04/28(水) 00:46
>>105
以前、平山先生、アズキタンも出演のロフトプ
ラスワンのトークライブに新耳袋の木原氏も出
演されてましたが、そのときに確か「新耳袋は
7〜8回は推敲してる」と言ってました。
「そんなに直すんですか!?夢明さんは著者校
は一回しか読まないですよ!」とはアズキタン
の弁。
当のアズキタンは「最低でも10回くらい。可能
なら20回くらいは読む」(ただし推敲はそんなに
しない。誤字を直すだけ)と言ってたような。

107 名前: 読者(98) 投稿日: 2004/04/28(水) 18:28
つまらない意見に対してレスありがとうございます。
温厚な文面から見えます、貴方の徳を尊敬致します。

本題に入ります。
拙は「怪談」への遍歴は、
あいだに都市伝説を色濃く経由していますので、
ねねたんさんの言われるように怪談ジャンキーのはしくれです。
ホラーは特に難しいと思います。
というのは、その語り口で激しく左右されてしまうので、
ある時は、ギャグになってしまい、(拙はリングやらせんで大笑いした不届き者です)
またある時は「あっ、そう」で終わってしまい、
またまたある時は「それのどこが恐いの?」解説「へぇ、そうなんだぁ」
と場が白けてしまうものです。

そんな拙でも、「これは!!」となるものもあります。
ゲーム(SFC・PS)「学校であった恐い話」
Vシネマ「呪怨」(映画はちょっと…)
稲川淳二氏の怪談…etc.ホラーは日本が秀逸だと思っています。

拙は、ホラーは読み流せるものにする場合でも少々しつこさがいるのではないかと感じます。
よくできたホラー小説の、独特のどろどろとしたものが醍醐味ではないでしょうか。
はじめ「トン」と一度叩かれたドアが「トントン」と鳴り、
「ドンドン」と音を強め、「ダンダン」と叩き壊されるような音になる。
視覚的に訴えるのではなく、精神的に響く怖さ。
新耳袋は短いながらも、その辺のどろどろしたものが残っているように感じます。
(印象に残らない部分も多いですが)


最近、2chのまとめサイトを見つけたばかりなのであまり目を通していませんが、
秀逸だなと感じたのはこのあたりです(まだ2以降見てません)
http://kowai.sub.jp/1/083.htm
http://kowai.sub.jp/1/149.htm
http://kowai.sub.jp/1/404.htm
http://kowai.sub.jp/1/595.htm
http://kowai.sub.jp/2/569.htm
インターネットはあらゆる才能が溢れていて魅力的です。

生意気で見苦しい意見、かつ長文で申し訳ございません。

余談ですが「天賦の才」は、"てんぷのさい"です。
"てんぶのさい"では変換されません。

108 名前: ねねたん 投稿日: 2004/04/28(水) 19:31
「読者さん」気に入った!怪談を良く分かっている!
ただのジャンキーじゃないじゃん(笑)
これならば批評家として「アズキタン」に厳しい意見を述べてください。
僕がかってに認定します!
やっぱりマンセーばかりじゃ「アズキタン」の為にならないしなぁ〜
良い人が現れたものだ。

あっそれと「稲川さん」僕も読んでるんだけど(笑)
あえて言いたいことがある。もう少し読みやすい文体にしてほしい。
正直ひっかかりすぎ。表現に懲りたいのなら小説風の文体がまだまし。
扱ってる題材がかなり怖目なのにうまく表現出来ていない気がする。
ちょっと中途半端な文章だと思うんだけど、好きなだけにどこか消化不良なんだよな〜

もうひとつ、語りをするときはもう少し「声」をはってくれ〜
聞こえなきゃ怖くもなんともないぞ〜(笑)

109 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/28(水) 20:37
>>107

なるほど、確かに語り口に左右される部分は大きいですね。

>はじめ「トン」と一度叩かれたドアが〜
「弩」怖い話P148またはP142のような感じでしょうか。

繰り返し読まれる本を目指したいと思っていますが、より多く印象に残るような語り口を学んでいきたいと思います。


……と書く一方で、実は僕よりは怪談ジャンキーたる読者の皆様のほうが、より多くの怪談本を読んでいらっしゃるのではと思います。
以前から何度か折に触れて書いてきましたが、僕は怖がりなんです。
自分の書いたモノはまだしも、他人様の書いた怪談は怖くて怖くて見られないのです。いやマジで。
見ると大概夢に出ます。泊まりがけで遊びに行ったときに聞かされた話で、うんうんと魘されることもあります。
そういう厭がる様を見たくて怪談を次々に持ち込む輩が友人に多かったことが、僕が「怪談貯蔵庫」「怪談排水口」という道を歩くハメになる原因であるわけですが……。
樋口怪談、平山怪談を数百編以上読まされ、自らも書いてきた今となっても、やはり他人様の怪談を率先して見るのは苦手です。怖いので。

これをして不勉強と言われてしまうと、それはもうまったくその通りなんですが(^^;)、必要以上に毒を飲むことで「恐怖を恐怖する」ことについて麻痺してしまうのも何か怖いんですね。
望まなくても怖い目にあう人がいる。そうした人が、忌まわしい記憶を吐き出すために僕にいろいろ話を持ってくる。
僕はその話を聞いて怖い、と本気で思う。当人が怖いと思わないようなことまで怖く思える。
ので、「怖かった」という気持ちを他の人にもなすりつける(^^;)ため、自分の手元で「怖かった」という気持ちが滞らないようにするために、排水口に押し流すように書く。

今は依頼が増えてしまったこともあって「怪談ください」が半ば口癖になっていますが、本音で言いますと「早くストックが空っぽになってほしい」というのは、常にあります。
だって怖いんだもん。
そんなわけで、なるべく怖いモノは見ないで人生をやり過ごそうと思ってきた僕の人生設計は、「超」怖い話と出会ったことで全て崩れ去ってしまったような気がします。
なかなか複雑です。

110 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/28(水) 20:40
>>106

PS.「天賦の才」のこと。
最初、「天分」と書いていたのですが(天分=生まれつき備わった才能、資質の意)、つい「天分の才」と書いてしまい。よく考えたらこれは「頭痛が痛い」と同じなんですが(^^;)
そのまま「天分の才」と書き終わってから、「何か変だな?」と「天賦の才」と混同していたことに気付きました。「天賦」と「天分」は、字は違いますが意味はほとんど同じです(^^;)
書いているときは「てんぶのさい」ではなく「てんぶんのさい」と書いていたので、フツーに変換できてしまったのですね(^^;)

>>100 で書いている、(←何故か変換されない……)というのは、
>「ふいんき」(←何故か変換できない……)
というジョークということで(^^;)

(←何故か変換できない)のガイドライン
http://that.2ch.net/gline/kako/1070/10708/1070867501.html
ふいんきのガイドライン
http://that.2ch.net/gline/kako/1070/10704/1070428448.html
http://that2.2ch.net/test/read.cgi/gline/1073068087/

111 名前: 読者(98) 投稿日: 2004/04/29(木) 00:07
>>110
あのスレ嫌いでして…
ジョークだとわかっているのですが。
見づらいのでわかりにくかったと思いますが、
「tenbuの才」でなく「tenpuの才」ということが言いたかったので。

>>108
ねねたんさん、本ではないです。
最近CD付菓子で、稲川淳二の恐い話が出まして、書き足したのですが、
ようは稲川氏の口語りが秀逸ということです。
本は…これ本当に稲川氏が書いてるのでしょうか?

>>109
恐い話はここのログにもありますとおり、人それぞれ好き嫌いが激しくあります。
かのスティーブン・キング大先生は「ゆーれい恐い」と言いつつ、実際は人のほうが恐かったとかそうでないとか。
拙は個人的に、「世にも奇妙な物語」が大好きです。
恐い=面白い
だけがホラーでないという、妙を得ている作品だと尊敬しております。
独特な語り口でパロディ小説を発表しつつ、ホラーもかなりのものを書ける、清水義範先生も尊敬しております。

P142・148は正直、さらりとしすぎたと思います。

ねっとりめに書くと、

コンコン
玄関を叩く音が再び聞こえた。洋介はしばらくドアを一瞥していた。
ドアスコープでも覗こうか、と思ってはみたが母の言いつけを思い出して、ほおっておいた。
しばらくは静かでいられたが、そのうちまた
コンコン
と聞こえる。
それでも洋介は雑誌に目をおとしている。
コンコン
変らず、また音がする
ドン
大きな音がして洋介は慌てた。しかし、母は言っていた「気にするな」と。
ドンドン
気にするな、洋介は心の中で自分に言い聞かす。
ドンドン
気にするな、気にするな
ドンドンンドン
気にするな、気にするな、気にするな
ドンドンドンドンドン
気にするな、気にするな、気にするな、気にするな、気にするな
ガンガンガン
気に…
バンバンバンバンバン…
これくらいしつこくても、よいかと思います。
下手な文章ですみません。

112 名前: ねねたん 投稿日: 2004/04/29(木) 00:33
読者たんへ(笑)
僕のことは「ねねたん」でいいよ。「たん」は「〜さん」の意味だから。
なるほどね、言われてみるとたしかに「稲川」さんかあやしいものですな〜

「世にも奇妙な物語」はいいよね!かならずチェックしてる。
大好きな「星 新一先生」を原作に使っていたりするから。
ブラックジョーク物が特に好き、楽しんで見ています。

113 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/29(木) 02:15
>>111

えー、ですから「TENBUのさい」と「TENPUのさい」を間違えていたのではなく、「TENBUNのさい」と書いて語義が通じてしまうため、「TENPUのさい」と混同していた、という話でした。

また、描写に関する例出、ありがとうございます。
勉強になります。

それとまったく、もしくは非常によく似た描写を他書で見たことがあります。
漫画/アニメで言うとエヴァンゲリオンとかにも似た描写がありました。
アニメ、映画他、映像重視の場合、そこまでの描写(限りなく映像脚本に近いような)も効果的なのかもしれません。

機会がありましたら、読者(98)さんの文章で書き直された「弩」怖い話なども読んでみたいと思います。
どれほどに怖くなるのか、どのくらいまでの「ねっとり」がいいのか。
自分の書いたものを、他人がさらに書き直すというのを拝見する機会はなかなかありませんので、非常に興味深いです。

ちなみに、既存のものに似ないようにするためには既存のものを知らねばならず、既存のものを知ってしまうとそれに引っ張られてしまう。
そのさじ加減を考えると、「どこまでそれをするか?」というバランスは、常に悩むところです。

耳の遠い人のためにボリュームを最大にするか、耳の敏い人のためにボリュームをぎりぎりまで絞るか。
味音痴の人のために塩をたっぷりパンチをきかせるか、舌が敏感な人のために塩をギリギリまで絞って、淡い風味を醸し出すか。
どちらも間違いではないけれども、官能者の好みや性質によって、得られる評価は180度逆転してしまいます。
怪談における描写の「濃度」も、それに近いものがあるのかもしれません。
怪談ジャンキーか、怪談ビギナーか。双方が同じように怖がってくれる描写を見つけ出すには、1回こっきりで結論が出せるものではありません。

思えば、「超」怖い話が現在のスタイルになるまでの間に、編著者は3人替わっています。
1巻目と14巻目が同じ演出を保っているというわけでもありません。
スタイルの定着(著者にとって、そしてそれを読む読者の慣れも含めて)は、一朝一夕には成らないものということなのかもしれません。

いや、まったく実に難しいものです。

114 名前: 読者(98) 投稿日: 2004/04/29(木) 02:18
>>112
ねねたん、星新一先生は神の領域の御方と思っています。
7年前の12月のあの日、御亡くなりになったのが悲しいです。

最高に余談ですが、みなさん、霊能者・心霊研究者ってどんなものでしょうか?

数年前、いまは追い出されし?織田無道氏が、とんねるずの怪奇番組で
「うわぁ、恐ぇ、近づいてくる」
と、逃げ回り、
1・2年後、タモリのボキャブラ天国にて、赤い長靴をはいてスキップ
その後、逮捕。

2年程前、TBS「USO」、黒田みのる氏の「霊波動」という言葉に、拙、大爆笑。

1年前、「金スマ」、カミワザリフォームにて、
風水で吉凶言っていた陰陽師の方が
「方角とかで幸運は掴めない」

…本当に余談です。すみません。
気安く、ホラーへ出てくる「優れた霊能者」がイヤなだけの、お目汚しです。
お目汚しついでに、小説化の難しい怪奇事件おリンクを。
良栄丸
http://www.kdn.gr.jp/~takion/no2.httm

115 名前: 読者(98) 投稿日: 2004/04/29(木) 02:40
>>113
たぶんエヴァンゲリオンの「死にたくない」などのことかと思います。
近年(と、いってもエヴァンゲリオン以前ガンダム以降かと?)の技法なのでなんともいいません。

難しさ、存分に感じます。
一つの話を練る能力といったら、特に商売と考えたら、
ネットで、
「そんなよくできた『ドラえもん』の話、ただで、しかもチェーンなんてありえん」
と、思わされることしばしばです。
ドラえもんの最終回のフラッシュ、泣きました。

バランスの調整は特に、死ぬほど難しいと思います。
ただ、拙のような怪奇オタクをかする程度では済まなくなるかと。
インターネット媒体で、怪談話の普及率は高いです。
というのは、数年前は本で夏に出ていたものが、いまでは2chで、優れたものがあります。
以前より、2chも、俗にいう素人さんも増えています。
貴方(アズキ氏)の言われる、+αでなければたちうちできないでしょう。
もしくは新怪談を育むかです。(男の子を女の子にするには…や鬼般若など)
わかることは一つ、万人に恐い+聞いたことがあるの融合もありではないかということだけです。

常連の方、気を悪くされた方もいるかましれません。
すみません、拙はでしゃばりです。

リンク貼り直します。
この時間に見るのはキツイです。
http://www.kdn.gr.jp/~takion/no2.htm

116 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/29(木) 09:34
様々なタイプの怪談の書き手が世に出てくることは、非常に喜ばしいことだと思っています。
その意味で、「素人と甘く見ていられないほど優れた書き手が次々に出てくる」ということは「弩」怖い話巻末のあとがきなどでも触れています。
このことが商売で文章を書いている人間を追いつめる、または慌てさせることになるかと言いますと、いい意味で触発されることのほうが多かろうとも思います。

またさらに。
最近は、夏だけでなく冬にも怪談本が流通するようになってきました。
「超」怖い話が夏冬体制でやっていけるのも、冬に怪談を出しても売れる、という状況が生まれてきたからに他なりません。
これは見方としてはふたつあります。
ひとつは、「怪談ジャンキーはリピート率が高く、貪欲に買う。出版点数の減る冬場でも買われる」という、怪談市場の「濃さ」の進化。
もうひとつには、「怪談ジャンキーだけに頼らずとも、用意した部数が捌ける」という、怪談市場の幅の広がり。
どちらか一方ということはなく、深さ広がりのふたつのベクトルに向かって広がっていることかと思います。

こうした中で、書き手の多くが切磋琢磨しているわけですが、よく練れた(そして慣れた)重度のジャンキーの嗜好性を満足させる怪談が、軽度の怪談ファンの感性と一致するかと言いますと、必ずしもそうであるとは言えません。
つまりは、それは理想ではあるけれども、万人の感性を刺激する怪談は、一朝一夕には実現できません。
そして、怪談作家の誰も彼もが「それ」をめざし始めると、ある意味で「どれもこれも似通った怪談(ネタでなく、表現や技法において)」に偏向していく可能性が生まれてきます。

「○○○は怖かったから、そのようにせよ」という、たとえば市場からの希求であったり、版元からの希求があったとします。
また、当人の判断で「○○○は怖かったから、真似してそう書こう」となったとしましょう。
そうすると、結果的に「○○○みたいなもの」ばかりが市場に氾濫することになります。

そうなると、また飽きてしまうかもしれません。
または、技法に慣れてしまって怖さは薄まるかもしれません。
その結果として、怪談に飽きた読者が離れてしまい、怪談市場が再び小さくなる可能性も懸念されます。
いろいろなことを試せるのは、それなりの市場が育成されてこそです。
多くの人材が一種類の技法だけでなく、複数種類の技法で怪談を書けるだけの市場を作ろうと思ったら、「究極のスタイルが全ての作者に普及する」のを目指すよりは、「様々なスタイルの作者が、様々な嗜好の読者に支持されうる」という方向を目指すほうがよいのでは、とも思います。

書評などですでに近いご指摘をいただいていますが、「弩」怖い話の技法そのものは決して斬新で画期的というわけではありません。
むしろ、「古き良きスタイル」と言えないこともありません。が、なぜ「弩」怖い話が暖かく受け入れていただけるかと言えば、「最近はあまり見ないスタイル」だからかもしれません。
最先端でないが故の新奇性とも言えるかもしれません。

ネットなどで、怪談の書き手が増えていくであろうことは、80年代末にすでにその予兆が出ていました。
80年代というとまだインターネットがなかった頃で、ネットと言えばnifty、PC-VANや草の根のパソコン通信のことを意味していたわけですが、その頃から怪談のアングラ性は「逸話の蓄積の拡散」という特性を、ネットの世界で発揮し始めていました。
今日のインターネットでの怪談の集積は、その延長線上にあるものと言えるでしょう。Flashとは異なりますが、動画的演出もすでに出始めていましたし、当時を知る人にとっては現在の状況は決して「予期しない状態」でもないのかもしれません。
「超」怖い話はそういう空気の中で育まれたシリーズであるわけです。

117 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/29(木) 09:48
ちょっと収拾がつかなくなってしまいました(^^;)

要するに。

1)怪談市場はさらに拡大するだろうし、されるべきだ
2)ただ、「同じ嗜好」に偏った読者ばかりが増えてしまうと、その嗜好/手法が飽きられたときに市場が壊滅してしまう恐れがある
3)市場が壊滅すると、怪談本の出版点数が激減する。そうなったときに困るのは、「怪談を片っ端から買うジャンキー」である
4)市場の壊滅を避けるには、特定の方向に偏向した技法の追求だけでなく、複数の違った技法の存在を許容する必要がある
5)また、「軽度の読者」の獲得と定着が必要になる
6)重度のジャンキー向けのものだけを求めていくと、軽度の読者が振り落とされてしまう恐れが常にある(また、著者自身がジャンキーになっていると、存外にそのことに気付かない)
7)強いクスリは魅力的だが、最初からそれしかない最後はそれしかない、では読者の飽きを加速させる恐れがある
8)軽度の読者が、どこから入ってくるかということも踏まえた上で、多くのバリエーションを提供していくべきだ

と、概ねそのようなことになります。
「万人に怖い+聞いたことがある」の融合というのは、言うは易し西川きよしという奴で、誰もが理想としてはいるけど具体的にやろうとするとなかなかそうは問屋が卸さない。
蓮乳だって「別に?」という人(かといってジャンキーではない)もいますし、死体写真を見ても「だから?」という、決して剛胆ではないけど嗜好が違うって人もいます。
その点で、夢明さんが目指す「それひとつで誰が見ても怖い」という方向を極めていくことが、いかに難しいかということですよね。
「超」怖い話/平山怪談はそれに近いところにいるのかもしれませんが、その一点張りではない方向にも目を向けよう、ということになると、これは市場に体力があるときでないとなかなかできません。
それこそ、一昔前なら「ネットではできた」「同人誌ならやれた」でしょうけれども、それを数万部単位で印刷して書店流通(配布の手段として)をして……という市場で実現しようと思ったら、少なくとも10年前だったら無理だったでしょう。

が、10年後もできるとは限りません。
今の時期、この機会を大切にしたいものです。

118 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/29(木) 09:59
「怖い怪談はネットで読めるのだから、本で書いてる連中はうかうかしていられないぞ」
というご指摘については、まったくもって同意します。
が、これも繰り返し訴えてきたことですが、ネットの怪談というものはある日突然消滅し、行方知れずになってしまうことが多々あります。

ミラーが多く存在し、ネット全体(といっても実際には一部ですけど)を対象に全文検索ができるようになった今日でも、怪談の突然死はあり得ることだと思います。
カレーマニア氏のサイトが、一夜にして消えてしまったこと(その発端や経過は置くとしても)も、ネットの永続性が幻想でしかないことを端的に表した例と言えるでしょう。
2ちゃんねるがいつ突然死するかについても、100%起こらないとは誰にも断言できません。

その意味で「ネットに怪談が溢れている」という状態は喜ばしいけれども、これに全面依存してしまうことは非常に危険なのでは、とも思います。
何度もハードディスクをクラッシュさせ(「超」怖い話の入稿中にも……)てきた経験から言えば、あくまでパソコン&ネットは、キャッシュに過ぎないと考えています。
それが数百万台に及ぶパソコンに繋がっていても、幾万のバックアップがあったとしても、です。
消失の可能性は限りなくゼロに近付きますが、ゼロにはなりません。

クローンは複製によって同じものを大量に作れる。しかし、まったく同じDNAを持つが故に、同じ病気であっという間に死に絶える。
ネット上の情報(怪談)の保存の脆弱性は、これに喩えることができます。
これらの「媒体の突然死」から怪談を保護するには、できるだけ複数の「異なる媒体での保存」が必要になるでしょう。
「ネットの怪談」がどれほど多数になったとしても、ネットにだけしか存在しないうちは、いつなくなるかわからないわけで……

「ネットの怪談はいつ読めなくなるかわからないぞ。だから本にまとめるのはいざというときに備えるためのつとめだ」
というのが、ネット怪談と本の怪談のあり得べき未来というか、相互補完関係なのではと思いますがいかがでしょう。

119 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/29(木) 10:00
というわけで、本日よりしばらく取材旅行のため不在です。

こうした議論は時間が許す限りいろいろかわされたほうがよいと思います。
活気ある発言をご期待申し上げます。

120 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/04/29(木) 10:22
出かける前にちょっと(^^;)

どちらにせよ、「超」怖い話の今のスタイルを変えるとか否定する気はさらさらないんですよ。
あのシリーズはあの方向に深化していくし、それが自然なので。
そんなこれまでと変わらない方針で書き始めました。今回の「超」怖い話。

「超」怖い話の中で別路線を試すわけにいかないからこその「弩」怖い話なわけですが(^^;)
「弩」怖い話はまだ熱い鉄なわけでして、より多くの方からの意見を、より広くよく聞いて考えていきたいと思っています。

121 名前: 読者(98) 投稿日: 2004/04/29(木) 23:56
たびたびのレスありがとうございます。

>>116>>117にておっしゃられる市場の変化、需要の拡大、まさにそのとおりかと存じます。

しかし話が、偏向と市場の崩壊性に至る点はちょっと違うように感じます。
そもそも軽度の読者が、情報の氾濫する現在いるのでしょうか。
オカルトと比べ、怪談話は親しみやすく、話のネタにもちやすい。
なんといっても専門的な用語がなくても話せる。
フリーメーソンだ、ニコラ・テラスだ、知らなくても、
チェーンメールなどで容易に広まります。
恐い話が苦手な人を軽度の読者だと考えたい場合もありますが、
こういった方々は、基本的に自発的に見ないでしょう。
二点目に、書物は『ブランド品』なので、解説に使用されている経済学
とは少々性質が異なるはずです。
市場は崩壊しませんし、需要があれば貴方の手法は容認されます。

参考『○×というブランドの名が挙がった時に
 「ああ、女優のだれそれが使っている、あれね」
 とわかるのが「ブランド認知」と言われるもので、
 「○×のバッグは、なめしがいい」
 といった評価が「知覚品質」
 そして「高級腕時計と言ったら○×でしょう」
 という具合に一定の製品とブランド名が結びつけて語られるのが
 「ブランド連想」です。
 これらの要因が一体となってブランドとしての
 経済的価値を生み出しているとされているわけです』
ブランド経済学
http://www.alc.co.jp/eng/newsbiz/bzst/tm01.html参照

わかりやすく例え話にすると、そうですね、ラーメンで考えてみましょう。
美味しいラーメンは市場性があります。
「麺屋武蔵」といったら「最高に美味しい」という具合にブランド化しています。
しかし、消費者の趣向や背景によって、市場は揺らぎます。
美味しいラーメンならいくらでも出せるといった市況なら1000円超しても売れます。
でも景気が破綻して、800円出すのも厳しく感じる人は諦めるでしょう。
行列を待つ時間的要素で余裕がない、満足度が反転する人は諦めるでしょう。
とんこつの濃いのが好きな人なら、自分の趣向に合わせて、はじめから選ばないでしょう。
もう一つがブームです。
とんこつラーメンがブームとなっている場合、ブーム外の魚系などは、やはり厳しいでしょう。
ブランドの独自性はスタイルだけではなく、個性を色濃く反映します。

あのケンタッキーフライドチキンですら、美味しい店と美味しくない店があります。
スタイルの独自性はあってもよいと思います。
むしろ必要でしょう。
ただ、そのスタイルは強いものに勝てますか。
勝てない、珍しいだけのものは見世物程度になってしまいます。
上野動物園のパンダです。

貴方は試すことのできる能力がある方なのですから、
是非、スタイルを銘刀の域にまで、極めてみてはいかがでしょうか。

122 名前: 読者(98) 投稿日: 2004/04/29(木) 23:56
>>119
ヴァルター・ベンヤミンの複製芸術論を感じさせます。
デジタルは確かに脆いものです。
改竄が容易であるし、大気圏内で原爆でも爆破しようものなら、
あらかたのパソコンなんて壊れてしまうでしょう。

しかし、貴方がおっしゃられるカレーマニア氏のサイトならば
http://myblast.blogtribe.org/
にてログが公開されています。
またプリントアウトして保持されている方もいらっしゃいます。
ネットの書籍化は頼もしくも感じますが、必ず主観の入る余地があり、
望みのとおりにはいきません。
元のデータが多いものですから。
かのドリフのDVDにおいても、
「俺の好きなコントがない」
と言われる始末。やはり大量のログの保持・検索・公開は
デジタルの方が適しているようです。

「万人に怖い+聞いたことがある」の融合に関しては実在しています。
怪談として近くにありすぎるために見落とされているだけです。
例と致しましては、
http://kowai.sub.jp/1/316.htm
ほんの一例ですが、
明治時代、夏目漱石の著書の著書や「六部殺し」
で類似のものは見られると思います。

長文失礼致しました。

123 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/05/01(土) 15:40
取材旅行より戻りました。

回答は休息の後とさせていただくことにしまして、「市場」というのは、経済学的な意味での市場ではなく、「怪談にお金を出してくださる読者によって形成された、実購入読者(購買層)の集団」とご理解ください。

デジタル化による保存については、もちろん、「劣化しない」「大量に複製ができる」という点については同意しておりますが、ひとつ考えてみていただきたいのです。


PC6001またはPC8801で作られた習作。
OASYSの最初期版で書かれた日記。
これを、今見ることができるかと言いますと、非常に難しい。
5インチの2DDディスクに残っているデータを、今読もうと思うと、これがまた難しい。

幸いにして、インターネットを支えるプラットフォームは、この10年ほどは同一のプロトコルを保っています。
が、この先何年それが持つのか?
そういうことまでを見越すと、非常に難しい。

もちろん、鬼平犯科帖全集が本で出て電子ブックで出て……というように、様々な形態に焼き直されて繰り返し出版されていくことはあり得るでしょうし、焼き直しのたびび版(現在は刷版保存ではなくほとんどはDTPデータ保存ですが)が保存され作り直されるでしょうけれども、それは「何度も再版される本」の場合だけです。
例えば「超」怖い話(勁文社版の最初の新書版)に至っては、現在は版が残っていません。
会社がありませんし、かろうじて僕の手元に原本のテキストデータが(PC9801用のディスクからサルベージされたものが)ありますが、これは推敲前のものですので、本にする場合はおそらく「印刷済みの初版本」が底本になるものと思われます。

話が散逸しそうなので、今日の所はここまでとさせていただきますが、デジタルデータへの強度の依存は、専用のビュアー(再生環境)がなくなった場合に、「データがあっても中身がわからない」という状況を生み出す可能性がある、ということです。

気の長い話ですが、何世紀か経った後の世界で、現在の「デジタルデータ」は、その後代になってもプロトコルの互換性を果たして保っているのでしょうか(^^;)
たった15年前のスタンダードですら、すでに読めない世界になっているわけですが、果たして?

という話をすると、加藤、およそアナログでデジタル嫌いでパソコン使うのも大嫌いのメカ音痴に聞こえますね(^^;)
テクニカルライターが本業で、日経ベストPC&デジタルに連載持ってる人間の言葉とはおよそ思えません(笑) わははは。

124 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/05/01(土) 15:55
さて、続きをじっくりと……と思っていたのですが、何やら風雲急を告げる事態となって参りました。
GW中なのに……(というか、取材旅行を除いてもとより休みはなかったわけですが……)

>>121
怪談とオカルトの言葉の定義が、おそらく僕の考えているものと読者(98)さんの間では異なるようです。
怖い話(=怪談)で、怪談の中に「ホラー」「オカルト」「実話系」「スリラー」などが内包される、というのが僕の解釈だったのですが、読者(98)さんは「オカルト」と「怪談」を対等な別ジャンルとお考えのようですね(^^;)
もしかして、「怪談=実話怪談」でしょうか?

僕としましては、ブームにのって「ホラー映画を見てからライト・ホラー小説(フィクション)を読むようになった人々」を、入門者(かつ、もっとも人数が多い)と位置づけて考えています。
えーと、「超」怖い話の読者の絶対数と、「嗤う伊右衛門」の読者の絶対数、どちらが多いかと言いますと、恐らく後者です。
これがジャンキーな「実話怪談」の読者規模と、メジャーな創作怪談の読者規模の違いの一例となります。
京極先生のファンである、ので、その他の怪談(狭義での「創作怪談」)も読まれる方々である。
そこから、実話怪談(「超」怖い話など)にも来て欲しいナー、と。

では、「超」怖い話がスタイルを変えて創作怪談のほうに歩み寄るべきかというと、それはきっと違うだろう、と。
「超」怖い話は「超」怖い話のままで、創作怪談の読者の方々を実話怪談に引き寄せたいナー、と。(実話怪談の読者規模拡大のため)
では、その中間層というものはできないかな?
というのが「弩」怖い話が試行錯誤しているあたりなのではとも思います。
下手すれば「どっち付かず」で終わりますし、現時点ではそうなのかもしれません。

商業出版では「賭け」はやってはいけないわけですが(胴元である出版社は事業として本を出しているわけですから)、「弩」怖い話の路線は「コケたらおしまい」ということで、少々挑戦をさせていただきました。
もちろん、お叱りの声、「超」怖い話と比しての不満、踏み込み/踏み出しの足りなさなどなど、まだまだ満点にはほど遠いものかと思います。
その意味でも、「次」が勝負のしどころなのだろうなと。(1冊目は「超」怖い話の読者の方がご祝儀で買って下さるかもしれない。でも、1冊目で「ダメだこりゃ」となったら、2冊目は売れませんし、売れなければそこで打ち切りですので)
求められたハードル(売れること)をクリアすること=多くの方の支持を得ることなわけですが、その上でより細かい要望に応え、細かい要望をより多くの方に再びご支持いただくということは、本当に難しいですね。

それをすでに実現している方、軽々とスイスイとやってのけておられる才気溢れる方々については、実に羨ましい限りなのですが、何しろ僕の場合はそれほどの「生まれながらの」センスや才能があまり有りませんので、これはもう行きつ戻りつしながらやっていくより他にありません。
「うまくやってる人の真似をする」というのが一番楽な方法なのは確かなのですが、それは拡大再生産でしかないわけで……(^^;)

いやもうまったく難しくて、思い通りにいかないところがお恥ずかしい限りです。

125 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/05/01(土) 17:56
そんなわけで、少々間が空く可能性も出てきてしまいましたが、時間が許す限り全力で質問にお答えしたいと思います。
どうかよろしくお願いします。

126 名前: 読者(98) 投稿日: 2004/05/04(火) 00:54
お疲れ様です。
取材旅行ご苦労様です。
>>122にありますような、電子に頼るのは〜
は同意する部分ございます。
確かに、書物・碑で1000年の時を保つのに、CDは特殊な処理を施しても
100年もてばよい
と言われております。再生機が必要なこともまた同じく。
以前使っていたノートが逝去されたため、
使いたかった資料(html)がわんさか心中してしまいましたもので。

しかし、これらは本来、何度もバックアップされるものに他ありません。
メインPCをPC6001またはPC8801、OASYSの最初期版のままで続けないだろうし、
5インチの2DDディスクをそのまま使用するなどは、ログを保持する、収集家ではありえません。
また、15年前のファイルが互換性ないのは、当時、まだスタンダードとなるOSなどが確立していなかったに過ぎません。
同時に技術進歩は制限ある成長です。
過去15年の進歩と、今後15年の進歩では等比できません。

怪談は怪談というジャンル内でカテゴリー化して考えています。
実話系は幾つか、違ったパターンで展開されています。
平山氏の東京伝説読みました。
大変に面白かった。
怪談ジャンキーの行く末は、人間の方が恐い。
これは確かなことだと思います。
http://sasakama.s13.xrea.com/index.html
http://www.dd.iij4u.or.jp/~sshin/

さて、それに比べてオカルトは最もなじみにくい方のものでしょう。
例えば、おかずのカテゴリーの中にあっても納豆が一部でなじまれないものであるように、
すべての怪談のうち”オカルト”は一番難しい。
対してホラーは精神の奥を突く恐怖・嫌悪感を煽るので比較的簡単といえます。
http://that2.2ch.net/test/read.cgi/gline/1083237304/
それでもすべてをひっくるめて恐い話という”怪談”なのではないでしょうか。
最終的に一番恐い位置を占めるのが良くできた創作怪談です。
後に実話だった話へとすがたを変えてしまいます。

最後に、
嗤う伊右衛門、比べてはいけません。
出版社の規模がそもそも違いますし。京極氏との知名度がまず最大の違いとなります。
笑っていいともの「タモリ」とローカル番組のキャスター程、差があります。
それと、京極ファンは怪談ファンではなく、京極ファンです。
畑が違います。

すべてが複雑で難しいですね…

127 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/04(火) 15:08
その畑が違うところにいる読者を、実話怪談の畑に連れてきたい、っていうことを
言っているのに、なぜ「畑が違う」で済まそうとするのか?

他の賑わってるジャンルがあって、近接するところに読者がわさわさいたら、
その人達を連れてきたい、連れてくることによって、小さい畑を大きくしたいね、
という話なのでわないのか?

それと、過去ログはよく読んだのか?→98

128 名前: okt 投稿日: 2004/05/04(火) 18:40
>>読者様
確かに127氏の言うとおりだと思います。
>その畑が違うところにいる読者を、実話怪談の畑に連れてきたい、っていうこと
加藤様がおっしゃっていることは、ただこれだけのこと。
比べてはいけない…というのも「?」だと思います。
>嗤う伊右衛門、比べてはいけません。
>出版社の規模がそもそも違いますし。京極氏との知名度がまず最大の違いとなります。
>笑っていいともの「タモリ」とローカル番組のキャスター程、差があります。
ここまで「超」怖い話チームを卑下しなくとも…と思います。
別にマイナーであろうが、なんだろうが良質なものは良質なのです。
比較することによって見えてくることもあるし、また良くもなるはずです。

私自身は「怪談はただ怪談であり、ただ楽しめばよい」と思っています。




怪談本の底辺拡大

129 名前: 読者(98) 投稿日: 2004/05/05(水) 12:41
皆様、お疲れ様です。
まずはお詫びから、
>>124
『京極先生のファンである、ので、その他の怪談(狭義での「創作怪談」)も読まれる方々である。
そこから、実話怪談(「超」怖い話など)にも来て欲しいナー、と』

すっぽり読み落としました。申し訳ありません。
ですので、>>127さん>>128のoktさんの指摘は非常に正しいです。

しかし、畑違いに関しては否定させて頂きます。それは引き合いにされている「京極先生」の位置付けが大きく関わっています。
①書籍という商品、特に小説は、ジャンルで区分けされているのではなく、出版社で区分されます。
②京極ファン→ハードカバー派が多勢のため、文庫中心の書籍とは相容れないことが多い。
③流通経路が異なる。竹書房の書籍は、書店より、コンビニの方が多いです。
むしろ、市場に引き込みたいのならば、『都市伝説』を通す方が早いのではないでしょうか。

>>128 oktさんのおっしゃるとおり
「怪談はただ怪談であり、ただ楽しめばよい」
同感です。

また拙は>>98にてまったく面白くないような記載をしておりますが、
「Crew swing」のような話は歓迎します。
平山氏の東京伝説 死に逝く街の恐い話の「ツァラトゥストラはかく謀りき」
のような、少し考えてぞっとするものもたまりません。
そこで疑問なのですが、この平山氏の東京伝説にいたっては、
外国などで実際に起こっている事件にプラスされるカタチで怪談となっていたりします。
いまひとつ足し算・引き算の怪談がわかりにくく思えたので、
詳しく教えて頂けませんでしょうか。
生活感の足し引きでしょうか。

130 名前: Penta 投稿日: 2004/05/05(水) 14:26
人によっていろいろな感じ方があるんですねぇ。
私は加藤さんの文章のさりげなさが怖いと思います。
あまり強調されたりしつこかったりすると、作り話っぽく感じて萎えてしまいます。
さりげない部分に、「ああ、これって本当にあった話なんだなぁ」という恐怖を感じます。
本を読んで、「うわ、この話こわっ!!ああ、おもしろかった」と、すっきり終わるのでは
なくて、読んでいる時、読み終わった後も背後が気になって仕方が無い、夜眠るときに電気
を消せない、トイレのドアを開けっ放しにして用を足してしまう、そんな怖さ。
私としては、現在の路線を維持して頂きたいです。

131 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/05(水) 15:24
>>129
>①書籍という商品、特に小説は、ジャンルで区分けされているのではなく、出版社で区分されます。
そうかなあ?
最近の小説は文庫書き下ろしというのも珍しくないし。単行本市場より
文庫市場のほうが規模が大きいし。(初版部数が全然違うって加藤氏
がダムドのときに言ってたよ)
好きな作家がいたら、出版社を縦断してでも追っかけてるけど、きみは
違うの?

>②京極ファン→ハードカバー派が多勢のため、文庫中心の書籍とは相容れないことが多い。
そうかなあ?
京極堂は元々は「分厚い新書」が多かった(というかその走り)のであっ
て、ハードカバーはその後だろ? 新書読者は文庫読者と近いぞ。

>③流通経路が異なる。竹書房の書籍は、書店より、コンビニの方が多いです。
そして書店よりコンビニのほうが流通量は多いらしいぞ(w
書店で大爆発的に売れる本は一点(一店)集中平積み。置いてる店は少
ないが、扱われてる総数は多い(総部数が多ければ)。逆にコンビニは置
かれる店の数は多いけど(総部数が少なくても)、一店あたりの入荷数
は少ない。
京極堂のファンは「本屋で本を買う人」、実話怪談は本屋にあまり入らない
から「コンビニで本を漁る人」だな。では京極堂のファンはコンビニに入らな
いのかというと入るだろ。逆はわからんけど。
京極堂の読者は「妖怪、オカルト」にまだ近く、現代風な都市伝説との融和性
はさほど高くないと思うがなあ。

>東京伝説の話
それは平山氏に聞かないと。加藤氏は関わってないんだから。

132 名前: okt 投稿日: 2004/05/05(水) 15:37
>>129
①普段書店に行って「出版社」で探すことはあっても買うときに「○○社以外
 の出版物は買わない!」とかはないですよね?
 あまり関係ないような気がします。
②京極作品、ソフトカバー多いですよね?最近は文庫化も進んでいます。
 それに本なんてハードカバーだろうが文庫だろうが関係なく買いませんか?
 これもあまり関係ないような。
③流通経路は書店の都合であり、発売時に注文すれば入手可能です。
 私の近くの書店何件かは発売後平積みで入荷しています。
 文庫新刊平積みならどこのものでも分け隔てはなく並んでいますよね?
 流通経路が違うから「相容れない」ということはありません。
 確かにコンビニ系統に竹書房は強いですが、一般にコンビニで買おうが
 書店で買おうが消費者にとっては関係ないことと思います。
 確かに入手のし易さは部数の多いメジャー作家のものでしょう。
 しかし、ここで加藤様のおっしゃっている「怪談市場の活性化」が意味を
 持つのです。
 コンビニ以外で入手しやすくなるには、読者数を増やす=部数を増やす事。
 そのための「市場の拡大」であると私は思います。
 
要は「沢山実話怪談書籍が売れて、もっともっと裾野が広がっていけば
いろんな意味で(市場も読者も作家も)活性化するからベリーナイス」
だと思っている私は単純でしょうかね?

>>130
Penta様。
確かに「ボディーブロー」のような<後でじわりじわりくる怪談って
怖いですよね。実は「弩」怖い話読んで後ろを振り返ったことあります。

でも、しつこい表現(海外ホラー作家とか)もイヤーな怖さがあることも
ありますです。

133 名前: Penta 投稿日: 2004/05/05(水) 20:00
>>132
oct様
それはそれで面白いのですが(海外ホラー)、リアリティが感じられないというか・・・
あ、でも外人の幽霊とかって自己主張が激しそうだから、しつこい表現のほうが
リアルだったりしてw

134 名前: Penta 投稿日: 2004/05/05(水) 20:02
×oct様→○okt様
ごめんなさい!!!

135 名前: okt 投稿日: 2004/05/05(水) 20:15
>>Penta様。
お気になさらず(笑)

リアリティの追求=しつこいほどの書き込み…でもない場合がありますし。
Penta様的には「弩」怖い話でどういった話が怖かったですか?
あたしゃ、「客を乗せた」の後半とか怖かったです。

136 名前: Penta 投稿日: 2004/05/05(水) 20:39
そうですねぇ、第一印象はやっぱり派手に目を引く「あんた誰だ」だったのですが、
今一番身近に感じて怖いのは「気のせいだ」ですね。私も気のせいで済ませていることが
結構あるので。生理的にすごくいやなのは「いたずらをした」です。
身に憶えはないのですが、もう、ごめんなさい、許してください、って感じです。
他の話も怖いのですが、私は車に乗らないし、多分幽霊を見ることもないと思うので
なんとなく平気・・・です。

137 名前: 読者(98) 投稿日: 2004/05/06(木) 14:34
皆様、お疲れ様です。

しっかり読み直してから、投稿しろよ、読者(98)。
という面持ちで、再度、>>129を練り直してみたいと思います。

「京極氏と加藤氏での市場性の違い」
①書籍という商品、特に小説は、ジャンルで区分けされているのではなく、出版社で区分されます。
 ここでいう、区分というのは、書架自体のことです。
 書架自体が、目的の出版社のものと離れている場合。よその出版社を細かく見ますか?
 人にもよりますが、平積みは見るでしょうが、棚に納まっているものだと、見づらさは半端でありません。
 ライトな読者がそこまで見ますでしょうか。(拙のような活字中毒なら、暇さえあれば探しますが)

②→データ・ソースが不鮮明なので、お詫びの上、削除させていただきます。
 すみません。
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&inlang=ja&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS&q=�������F�t�@�����P�O�O��ソ��&lr=
 しかし…偏っている。

③流通経路が異なる。竹書房の書籍は、書店より、コンビニの方が多いです。
 これに関しましては、「コンビニで買える書籍」をコンセプトと感じるため問題ないように見えます。
 しかし、京極氏をはじめ書店を中心に置いている作者の本とは、相容れにくいです。
 ライトな読者は引き込めます。

以上、①、②、③は京極氏を引き合いにするのは論旨が違う、という点が言いたかったのです。
>>131浮遊霊氏はかなり読みとっていただけたようです。

>>131 確かに、わたしも出版社には関わらず、寺山修司氏・阿刀田高氏などの著作は拾います。
 しかし加藤氏を知らない読者が、出版社等、縦断しますか?
 なんらかのきっかけが必要になるはずです。
 (一番よいかたちは、加藤氏の著作がより良くなり、売れ、知名度が高まるということです)

>>132 okt氏
「流通経路が違うから「相容れない」ということはありません。確かにコンビニ系統に竹書房は強いですが、一般にコンビニで買おうが
 書店で買おうが消費者にとっては関係ないことと思います。」
 拙はここでの「流通経路」は潜在需要・機会損失を省いた考え方と思います。
 10000部の出版物の6割をコンビニへ出荷したとして、その出版物は全国各地のコンビニ・書店
 どこへどれだけ回りますか。書籍を扱うコンビニがない場合、どこで買いますか。
 また、加藤氏を知らない方や、情報を得られなかった方が発売時・後に注文しますか。

 …と反論しましたが、論旨の根本一緒ですね。
 読者数を増やす=部数を増やす。そのための「市場の拡大」である。
 …同感です。

拙は、ただ応援するばかりでなく、より良いものを希望するだけです。

ただ気に入らないだけの本なら、ごみ箱にでも捨てて、こういった場で意見も述べず、
2度と著作を読みません。
拙は言いたいことを我慢しない、ただの変わり者です。

138 名前: 読者(98) 投稿日: 2004/05/06(木) 14:39
…ソース、バケました。
「京極夏彦ファンに100の質問」でぐぐってみてください。

冷静に、拙は、板違いと思います。
よろしければ、自己完結させていただいて、
以降、拙は書き込みいたしません。

139 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/06(木) 15:04
>>137
esbooksで「弩」怖い話のページを見た後、「このジャンルの売れ筋」を見ると、
ここんところずーっと「弩」怖い話、トップだって知ってました?

コンビニ本は「常に一見が買う」、書店本は「常に常連が買う」。
雑誌や車内吊りのような恒常的な宣伝、新聞広告などの援護射撃がほとん
どなく(最近は竹の新聞広告に紛れ込んでるみたい)、それこそ「コンビニ一
発勝負」のコンビニ本と、それらの援護射撃を背負いさらにレジ前に「話題の
新刊」と平積みされる本より、コンビニ本のほうが、戦場としては遙かにシビ
アだとも思いますがどうなんでしょう。

ところで読者98さんの部数に対する前提がちょっと違うなと思ったので少し。
単行本の初版は「多くても5000。1万にいったら大御所」。
文庫本の初版は「最低でも2万。コンビニ本は2万5000以下だったら引き
受けない。だって、少なすぎると店舗に配りきれないから」という話を某コン
ビニの企画営業から聞いたんですが、知ってましたか?

「超」怖い話は、コンビニで一見客を一本釣りし続けてきた結果として今も
続いていて、我々もそれでここにいるわけですが、たぶん「弩」怖い話も置
かれた戦場は同じで、「著者の名前で買わせる」よりも、あくまで「コンビニ
一見客一本釣り」になるわけで。
コンビニ本一見客だった我々が、「この本はシリーズなのだ」ということを
知ったとき、既刊の見つけにくいことったらありゃしない・・・という経験をした
わけですが、もしかして読者98さんは「超」怖い話は読まずに「弩」怖い話
から始まった人ですか?
だとしたら、一連の京極先生との比較もわかるなあと思って。

140 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/06(木) 17:48
>>137
>しかし加藤氏を知らない読者が、出版社等、縦断しますか?

そのきっかけが「弩」怖い話なり「超」怖い話なりじゃないの?
「超」怖い話をきっかけに「弩」怖い話を探した人が「弩」怖い話を買った。
TVノベライズだったダムド(のほうが少なそうだけど)をきっかけに、
「弩」怖い話へ、そして「超」怖い話へ、と読者が流れてほしい、
というのが「弩」怖い話の趣旨のひとつと読んでいるんだが。

で、読者98は、「超」怖い話はどう思う?

141 名前: okt 投稿日: 2004/05/06(木) 23:24
ちゅうことで(?)どうすればこれから「実話怪談本の市場拡大」が
出来るか!?という事なのだなぁ、と思ってみたり。

草の根運動(ウェブ上でのリンクなり紹介なり)とか、書店員は
実話怪談フェアで持ち上げてみるとか。
…ちゅうか、あたしゃ言ってくれれば無料でポップくらい作るよ、と。

>>Penta様
お話を読む限り何やら凄い体験をなされているようですね…。
って、もしかして。

「弩」怖い話の巻末の「Penta」様でしょうか?
だとしたら、今まで気がつかない私。
申し訳ございません。

142 名前: Penta 投稿日: 2004/05/07(金) 00:12
>>141
あ、そです、どもw
okt様はoct様と同一人物ですか?
でも私はそんなすごい体験はしてないのです。体験談を送りはしたのですが、
自分の体験はボツで、知り合いから聞いた話が採用でした。
採用された話というのもメインになったすごい話ではなくて、「通りますよ」
の小人以外のミニ話(2こ)です。
そんなわけで、自分の体験も周りの人の体験もそんなおぞましいものは無くて、
だからこそ「気のせいだ」のような、それがたった今自分の身に起きても何も
不思議ではない、自分の身にもありうる、というような話がとてもコワイです。
行きつけの美容師さんの話で、大の字で寝てて、ふと目を覚ましたら仰向けにしてた
手の平に、まさに手の平サイズの生首が乗ってた、とか聞いて、その時は笑い飛ばして
いたのですが、その後、布団から手を出して寝たことはありません。
友人の話で、夜中に電気を消してビデオを見ていて、ふと何気なくベランダの窓
(出入りできる窓)に目をやると、女が窓の左下角に、ブタ鼻になるくらいに
べっちゃぁ〜〜〜っと顔を押し付けて睨んでいて、驚いて「だ、だれだぁっ?!」
と叫んで、思わず手にしていたTVのリモコンで電源をOFFにしてしまった、という
話を聞いて(その友人の住んでるマンションの部屋は高層階)
その時は「なんでTV消すんだよ、真っ暗になるじゃねーか!」と大笑いしていたのですが、
その後、日が暮れると必ずカーテンを閉めています。
そんなことが、とても怖いんですよ。
自分には起きそうもないような話だと、安心して読めるんですけどね・・・
そういった理由で、加藤さんの書く話はとってもイヤです。
あ、イヤっていうか、怖くてイヤなんだけどそこが好きですw

143 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/05/07(金) 00:39
ここんところ事務所のメインPCの具合が非常に悪く、自宅のマシンでしょぼしょぼと仕事してまして、レスがたいへん遅くなっています。
そんなことしてるうちにGWも明けてしまい(^^;)、「休み明けの〆切」や「今月中の〆切」などが怒濤のように……。

読者98さんのご意見、たいへん参考になりました。
大意としましては、「加藤がいいもの書けば読者も集まるよ」(スーパー無難なまとめ方でスミマセン(^^;))というアドバイスとして、心に受け止めたいと思います。
僕としましては、「他人様の畑から夜陰に紛れて読者様を引き抜いてきて(笑)、そっと読ませて味を覚えさせ、また夜の内に元の畑に戻しに行く」というくらいのささやかな畑開拓で頑張ります。

コンビニと書店の話ですが、一概には比べにくいですね。
同じ文庫の場合、書店のみとコンビニ扱いだと、コンビニ扱い本のほうが総印刷数は多めです。
同じ内容の場合、文庫と単行本だと、書き下ろしであっても文庫のほうが価格も印税も安いです。
同じ内容の場合、文庫と単行本だと、文庫のほうが初版刷り数は多いんじゃないかと思われます。
新書と文庫だと、そんなに差はないかもしれません。
新書と単行本(ハードカバーまたはソフトカバーの四六判以上の本)の場合、新書のほうが多いかも。
もちろん、著者が有名と無名で比べると(笑)、有名な著者の本のほうが初版部数は多いですね。
でも、「いきなり最初から100万部印刷」というのはまずないです(笑)
新刊の場合、よほど有名な著者と無名な著者の部数の開きは、コンビニ本の場合でも2倍くらいです。
そこから版を重ねられるかどうかが、有名著者と無名著者の差なんです(^^;)
書店店頭平積みの本は、なんか凄く部数刷ってるイメージがありますね(実際、凄く刷ってる本だけが平積みされるわけですが(^^;))。
でも、初版だけ比べると、書店店頭平積みの新刊単行本よりも、コンビニの雑誌コーナーの上に1〜2冊差し込まれたコンビニ文庫のほうが、初版数は多いんですよ。
書店売りだと、「重要店舗に集中投下(紀伊ノ國屋、ジュンク堂、久保書店、旭書店などなど)」で、コンビニ売りだと「全国の店舗に広く薄く」という撒き方をします。
「TVの放映地域に合わせて特定地域に重点的に撒く(ので、関東では重要店以外ではあまり店頭にない(^^;))」というケースもあります。

それでも、「映画やその他で全国区になった作品のファン(とくに俄ファン)」を、近接した他の作品が吸収していけるようになれば、ジャンル(怪談市場)全体も栄えるわけで、少しでも怪談を買って頂ける読者を増やし、またそういう読者があらゆる怪談本に手を伸ばせる環境を作り、一年中いつでも怪談本を出せる。そういう市場に育てて業界が共存共栄していけたら、結果的に怪談好き読者様にとって「得」ということにならんかな、と。
ま、斯様に考えております。その意味で、「○○○がよかったからあれみたいに」という方向に走りすぎてもダメかな、と(^^;)
怪談というのは(昨今ではかなり改善されてきましたけれども)それでもやはり「季節商品」という性質が色濃くあります。
夏場以外に怪談本を出している方は、まだまだ決して多いとは言えません(というか、夏場に出る出版点数が多すぎなわけですが)。

一年中、寝ても覚めても怪談が読めるようになるといいですね。

144 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/05/07(金) 00:46
>>142
工エエェェ(´д`)ェェエエ工

oktさんにものすごいお詫びm(__)m
今、「弩」怖い話見ました。
巻末、「oct」と書いてあります。
そういえば、いただいた小ネタメールにお返事差し上げたときにも「oct」と書いてた気がします。
いただいたメールを読み返してみると「okt」と書いてあります。

……ぎゃー!! 手癖が付くほどというか、いちばん最初の段階で「c」と「k」を間違えたまま記憶してたらしいです。
……ぎゃー(つД`)

たいへん申し訳ありませんm(__)m



それと、今、その手の「すげー細かい小ネタ」を精力的に集めています。
前にお知らせメールでちょっとだけ触れた「アレ」です。
コンブで言えば、特級利尻昆布に対する「ちょっと傷物」、カニで言えば「ハサミが欠けていたり足が一本足りない」、しかし味には何の影響もない。
というようなもの。喩えて言えば(初期の)無印良品みたいなものでしょうか(笑)

いろいろな体験をされる方ほど、「オチがない体験談は怖くない」という思い込みがあり、「たいしたことのない(と本人は思いこんでいる)体験談」は「怖くないから」としまい込んでしまわれます。
>>142でPentaさんが書かれていた話、それです。それ系です。
ていうか、そのネタ書かせてください(^^;)

どこで、というのを明かすにはまだ早いので、今はまだBBSでは詳しいことは控えさせて頂きますが、その手の「小ネタ怪談」「プチ怪談」を猛烈に探しています。
「全然怖くない」というのでもけっこうです。今すぐ伺ってトイレットペーパーと交k……違う。違います。
ともあれ、「小ネタ大放出」ということで、今すぐそのへんの「一言で説明が終わってしまう体験談」を、僕宛にメールしていただければ幸いです。
よろしくお願いしますm(__)m

145 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/05/07(金) 02:06
>>143 にちょっと補足です。

「コンビニ文庫のほうが書店メインの文庫より初版部数は多い」
という話ですが、これはコンビニが「薄く広く」なため、1店舗に2冊くらいしか入れなかったとしても、全体では冊数が稼げるからんわけです。
転じて言うと、コンビニ本は初版をたくさん刷れるわけですね。
その代わり、コンビニ本というのは「どんどん捌けていく」のが必定となっています。なかなか捌けない本は、「回転が悪い本」ということになってしまいます(つまり棚ふさぎ。スペーサーという奴)。
基本的には書店でも同様なんですが、コンビニのほうは書店に比べて「売れずに店頭を飾っている時間」に対する評価がよりシビアです。
コンビニ店頭に入ったらすぐに捌けていく(=回転がよい)のはいい本なわけですが、コンビニ本(コンビニメインの本)は広告などが少ないですから、入ってすぐに捌けてしまうと、「店頭での告知、または認知」が極めて低くなってしまいます。
(「超」怖い話、「弩」怖い話、東京伝説などの読者の方々は、「新刊が出ているのに気付かなかった」「気付いていたが、会社帰りに買いに行ったらもうなかった」という経験を何度もなさっておいでかと)
書店の場合は、コンビニに比べれば店頭に飾って頂ける期間にややゆとりがあります。もちろん、早く捌けた方がいいわけですが、旬にシビアなコンビニ本と違って、書店の場合は早く捌ければ「追加発注」が入る可能性が高まります。
(コンビニの場合、早く捌けたからすぐに追加発注が入る、ということもないと思われます(^^;))

いわゆる「重版がかかる(二刷り突入)」というのは、この初版がどれだけ短期間で捌けるかによって決まってきます。
初版が捌けるのに半年かかるような本は、二刷りはほとんど望めません。
いわゆる有名著者の本というのは、支える購読者(リピーター)がよほど多いか、TV、雑誌、車内吊り、新聞などの事前広告による認知が行き届いていますので、店頭に出回った発売直後、すぐに捌けてしまうので二刷りがかかるのも早いわけです。
コンビニ本はその「認知期間」がほとんどないですから、できれば店頭に長く置かれた方が認知は高まるんだけど、売れずに店頭に置かれているというのはなかなか捌けないということなので、「回転重視」という点では評価が下がってしまいますし、二刷りもなかなかかかりにくい……と、そのようなジレンマがあるわけです。

怪談本の場合、昔ほどではないにせよやはり「旬の商品」「夏季限定季節商品」という需要があります。「怪談は夏」「夏は怪談」みたいな定番商品です。
そうなると、「できるだけ回転を速くして店頭からどんどん捌けた方がうれしい」ということになります。
書店にしても怪談本は「夏の商品」ですから、あまりそれ以外の季節まで売れ残るのは嬉しくありません。棚塞ぎますし。
そのあたり、「怪談」と「季節と関わりなく読める小説」とは、そもそも「商品として」求められている性格が違うという、そういうアドバンテージもあるわけです。

「秋でも冬でも春でも怪談を出せるようになってきつつある」というのは、ホラー/怪談読者の底が広がったということなわけで、怪談が季節商品ではなくなるための(季節を問わない定番商品となるための)貴重なターニングポイントであると思います。
ただ、まだ「いつ出しても大丈夫」と言えるほどとは言えないので、秋冬春にもホラー/怪談を出せるように、怪談業界(同時に怪談を読む読者人口)を広げていかないと、「年に1回しか波が来ない」という怪談好き読者のジレンマが解決されません。
そんな意味でも、共存共栄で頑張って行ければと思っています。
読者と作者、市場と業界が「相身互い」でいきましょう、と(笑)

このあたりの話は「内容」や「作品の質」の話というよりも、「商品」としての戦略の話になります(^^;)
著者としての話というより、編集者またはプロデューサー的な視点からの話として、聞き流して頂ければと思います。

146 名前: okt 投稿日: 2004/05/07(金) 12:14
>>142Penta様
そです。okt=octでございます。
なんか凄い体験されている方が居るんですね…。
生首とべちゃ顔は嫌ですわ。

私も布団から顔を出さずに寝ています。
幼少の頃のトラウマが原因ですが。夏でもタオルケットを頭までかぶって
寝ています。…へたれですね。
「弩」怖い話とか「超」怖い話の加藤様執筆分など、じわじわクルので
嫌怖いというか、それが癖になるというか。
やはり怪談は書き手(語り手)で変わるものなのだなぁ、と思っています。
だからこそ、色んな書き手が現れるように「市場拡大」ですね。
でも、「寝ても覚めても怪談」生活。
嬉しい…というか、神経休まりませんがな。

という事で加藤様。
気にしないで下さいまし。本人、気にしてません(笑)

147 名前: 読者(98) 投稿日: 2004/05/07(金) 18:32
>>139名もない浮遊霊氏
お目に触るとは思いますが、戯れ言程度な反論とお受け取り下さい。

>esbooksで「弩」怖い話のページを見た後、「このジャンルの売れ筋」を見ると、
 ここんところずーっと「弩」怖い話、トップだって知ってました?

まったく知りませんでした。
しかし、ジャンル内の他の書籍を見るぶんに、同ジャンルが東京伝説しか出ていないようなので、
そのままデータとして受け止めることは不可能かと思います。
AMAZONでも同じです。
コンビニは見向きもされないかもしれないという意味でシビアと思います。
コンビニ側から見る書籍の位置づけ自体が、隙間埋めみたいなものなので効果の期待自体は薄いです。

>ところで読者98さんの部数に対する前提がちょっと違うなと思ったので少し。

>>137は例えなので部数は思い切り適当です。

>「超」怖い話は、コンビニで一見客を一本釣りし続けてきた結果として今も続いていて、
(中略)もしかして読者98さんは「超」怖い話は読まずに「弩」怖い話から始まった人ですか?

樋口氏の名前に聞き覚えがあるので1〜3巻くらいは買ったかもしれません。
たぶん、物置で寝ています。
当時は確か、ケイブンシャあたりから出ていて、年代的にいうとコンビニは文庫を置いておらず、
当時、流行?のHOW TOと同様な扱いだった気がします。
「新「超」怖い話 彼岸都市」なら手元にあります。

>そのきっかけが「弩」怖い話なり「超」怖い話なりじゃないの?
 「超」怖い話をきっかけに「弩」怖い話を探した人が「弩」怖い話を買った。
 TVノベライズだったダムド(のほうが少なそうだけど)をきっかけに、

確かにそのとおりと思います。
でも1つだけ、ダムドファイルはいつ、東京で始まりましたか。
ごく最近で深夜あたりではないですか?
というのは、そんな番組に見覚えがないからです。
ローカルやデジタルから始まったのであれば、知名度に差異が出ます。

>で、読者98は、「超」怖い話はどう思う?

最高ですね。
角川ホラーの「恐い話」もそうですが、力強い作品です。

>>143加藤氏
>大意としましては、「加藤がいいもの書けば読者も集まるよ」(スーパー無難なまとめ方でスミマセン(^^;))というアドバイスとして、心に受け止めたいと思います。

汲み取って頂けてありがたく思います。


以下、まったくの余談ですが、わたしの実体験はどれも恐くないものばかりです。
①当時は小学生で、TVゲームしていたときに外の窓を誰かが通りすぎた。
 …すぐ外は庭。不法侵入?
 と、いうかここ2F。
②高校生のとき、新宿の大きな交差点(たしかアルタ前)
 急に飛び出してきた、ピンクの服の女の子にぶつかりそうになって、躱そうとして転んだ。
 「なにやってんの?」
 友達に言われる。そんなもの見なかったと。
③サンダルを履いた足が歩いているのを見る。
 くるぶしから先の足だけ。

拙の祖母は、体調が悪いときに
夢で仏像が布団の中へと入ろうとするので追っ払った
という、夢を見るとか。
「そのまま行ったらたぶん死んでる」
と言う。
想像すると、そんな仏像が恐い。

148 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/07(金) 18:50
えと。
「超」怖い話がお好きですか?

①「怖い本(恐い話じゃないですよ)」については詳しくご存知ですよね?
 初出とか…。
 ちなみにハルキ文庫もしくはハルキ・ホラー文庫です。
②「超」怖い話彼岸都市から「新」は取れてますよ。
 お手元にあるならサクっと確認してみてください。
③具体的に「超」怖い話のどの話がお好きですか?
④98氏としては、どうやったら拡販出来るとお思いですか?
怪談ジャンキーというより「超」怖ジャンキーなのでマニアックですまん!

149 名前: Penta 投稿日: 2004/05/07(金) 21:27
>>144
加藤様
体験者本人に言っておきますので心置きなくお使いくださいませ。
・・・また自分の体験談じゃない話だ(涙)

>>146
okt様
ヘタレ仲間だ!!今後ともよろしくお願いします!
私はトラウマが無いにも関わらず、何か居たらイヤだからという理由だけで
コタツに入れません。ヘタレっぷりなら自信があります。

私も「oct」様、と間違っていたのですが、「okt」→「おくと」→「oct」
というふうに脳内変換されてました。てへ。

150 名前: okt 投稿日: 2004/05/07(金) 21:55
>>149
Penta様。今後とも宜しくお願い致します。

なんか私は子供の頃に親から「あんた!顔までかぶると窒息するよ!」
って言われて布団を剥がれ、大泣きしたほどのへたれでございます。
小学校時代に学校から帰ってコタツに足を突っ込む前に確認もしていました。
最近は家の中でも背後を気にする始末。
…こういう人間が「実話怪談本」を読むというのもおかしな話ですが、
怖いもの見たさ…ということで。

実は「okt」で「おくと」ではないのでございます。
うふふふふふふ。

151 名前: Penta 投稿日: 2004/05/07(金) 22:36
>>150
okt様
ま、まさか・・・
おけts(ry
ご、ごめんなさい、一生懸命考えたけどそれしか浮かばなかったorz
怖いもの見たさ、同感です。人の体験した怖い話にどきどきわくわく。
自分では体験したくないですよね。いつでも第三者でいたい。

152 名前: 読者(98) 投稿日: 2004/05/08(土) 12:38
>>148
あ、そうですね。
②→新はついてないですね。あとがきは加藤氏ですね。
①→あと、こちらは恐い本(ハルキホラー文庫)でした。
 初出、「超」なんですね。前書とかあとがき、あまり読まないもので。
 4巻は結構、彼岸都市のものが含まれていますね。
③→彼岸都市でよろしければ、頭から、
「遊び場」「駅」「死角」「建て売り」「泥棒」「能面」「花」「百鬼夜行」
「マンホール」「見えすぎ」「夜道」「ロクちゃん」
特に、「能面」の、みんなが見えていたからそれとは気付かなかったあたりや、
「ロクちゃん」の、肉の焦げる臭いがした、というあたりが良作と思います。

恐い話の拡販は、
口コミ
夏季にフェアをしてもらう
シンプルシリーズでサウンドノベルでも作って出展元として広める
頑張って、メールマガジン発行

いずれもありがちですが、
やれる範囲・資金もひどくはいらない・公共良俗に反しない範囲です。

153 名前: 読者(98) 投稿日: 2004/05/08(土) 12:38
>>148
あ、そうですね。
②→新はついてないですね。あとがきは加藤氏ですね。
①→あと、こちらは恐い本(ハルキホラー文庫)でした。
 初出、「超」なんですね。前書とかあとがき、あまり読まないもので。
 4巻は結構、彼岸都市のものが含まれていますね。
③→彼岸都市でよろしければ、頭から、
「遊び場」「駅」「死角」「建て売り」「泥棒」「能面」「花」「百鬼夜行」
「マンホール」「見えすぎ」「夜道」「ロクちゃん」
特に、「能面」の、みんなが見えていたからそれとは気付かなかったあたりや、
「ロクちゃん」の、肉の焦げる臭いがした、というあたりが良作と思います。

恐い話の拡販は、
口コミ
夏季にフェアをしてもらう
シンプルシリーズでサウンドノベルでも作って出典元として広める
頑張って、メールマガジン発行

いずれもありがちですが、
やれる範囲・資金もひどくはいらない・公共良俗に反しない範囲です。

154 名前: 読者(98) 投稿日: 2004/05/08(土) 12:39
すみません。
だぶりました。

155 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/08(土) 18:20
>>147
東京伝説、「超」怖い話、同種のコンビニ系怪談本、トヨタ流社員教育術(w)など
が出てきますね。
今回の東京伝説新刊は「一般書籍」ということで、別系統になるらしいですよ。

つまり読者98さんはコンビニ本は書籍本より賤しい地位にあるとお考えですね?
怪談本の多くは、そういう賤しい地位でで命脈を保ってきたわけですが、書店の
本より低いところにいる怪談本風情が大きな口を叩くべきではない、という意図を
お持ちでしょうか?

ダムドの東京での放送は昨年秋に「あのトンネル」が出てからでしょう。
その意味では、「ダムドの本」に対する知名度より「超」怖い話の読者のほうが
多いかもしれませんね。
知らない本なのでしょう。

ところで「いいものを書けば読者は集まる」というのは超原則論なのであって、
今更言うことか?という疑問が。また、いいものを書いても読者は集まらず、
評価されたのは作者の死後なんて例は枚挙に暇がありません。
「いいものを書くだけで読者が集まる」というのはアドバイスでもなんでもない
のではとも思いますが、いかがなものでしょう。

それと「恐い本」は「怖い本」のことと思いますが、角川ホラーじゃなくてハルキ
ホラーでしょ?(>>148さんと同じ意見ですが) それって「超」怖い話ケイブンシャ
版から平山さんの書いた分を抜き取って集めた総集編ですよ。(4巻の一部を
除く)

156 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/08(土) 18:27
>>154
怪談本の拡販

口コミはこれまでずっとそうだったわけで、やってこなかったわけじゃないし、
誰かが音頭を取ってやったとしてもそれほど効果が見込めるとも思えません。

フェア(=書店のフェアですよね?)はするらしい、と書店勤務の知己から
聞きました。ケイブンシャ時代にも何度かやってましたね。

シンプルシリーズについては、どうなんでしょうね。でも、どうしてシンプルシリーズ
=資金がひどく要らない、となるんですか?(w

メールマガジン発行って・・・もしかして、「「超」怖い話お知らせメール」を購
読してないのですか?

フェアとかは、資金がひどく要る要らないじゃなく、版元営業の判断に左右され
るのでは? どちらにしても「○○○をしてもらう」という案としては、いまひとつ
「読者獲得増」という具体的目標の達成には欠けるのではと思いました。

157 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/08(土) 19:12
>>153
>①→あと、こちらは恐い本(ハルキホラー文庫)でした。
>初出、「超」なんですね。前書とかあとがき、あまり読まないもので。
>4巻は結構、彼岸都市のものが含まれていますね。

98氏、読書好きですよね?まえがき、あとがき読まないんですかぁ…。
「超」怖い話関連はまえがき、あとがき面白いですよ。
読まなきゃ損です。ちなみに「怖い本」が正解ですね。恐いではないです。

それと加藤氏の初期(ケイブンシャ時代)の怪談なら「怖い」という文庫に
一部再録されています。これは読まれました?
「弩」怖い話を読んでからでも遅くはないですよ。読まれてみてはいかがですか?

>③→彼岸都市でよろしければ、頭から、
>「遊び場」「駅」「死角」「建て売り」「泥棒」「能面」「花」「百鬼夜行」
>「マンホール」「見えすぎ」「夜道」「ロクちゃん」
>特に、「能面」の、みんなが見えていたからそれとは気付かなかったあたりや、
>「ロクちゃん」の、肉の焦げる臭いがした、というあたりが良作と思います。

「ロクちゃん」は平山氏のまえがきと合わせて読むと怖さ倍増です。

彼岸都市以降(ケイブンシャ文庫版無理そうですから)の「超」怖い話は
読まれました?竹書房版にもいい話が目白押しですよ。

それと今気になったのは、98氏は何故「弩」怖い話を読まれたのでしょう?
今までの書き込みを読むにつれ、「コンビニ文庫」はマイナーすぎて目に付かない
ようなお話でしたよね?口コミでしょうか?

158 名前: 読者(98) 投稿日: 2004/05/08(土) 22:36
>>155
>つまり読者98さんはコンビニ本は書籍本より賤しい地位にあるとお考えですね?
怪談本の多くは、そういう賤しい地位でで命脈を保ってきたわけですが、書店の
本より低いところにいる怪談本風情が大きな口を叩くべきではない、という意図を
お持ちでしょうか?

これが少々わからないのですが。
つまり、どういったことが言いたいのでしょうか?
読解力が足りなくて申し訳ありません。

>ところで「いいものを書けば読者は集まる」というのは超原則論なのであって、
>また、いいものを書いても読者は集まらず、評価されたのは作者の死後なんて例は枚挙に暇がありません。

で、上と下、どちらが正しいのでしょうか?
「「いいものを書けば読者は集まる」というのは超原則論」で、いいものを書いても読者が集まらなかったら、
原則になっていませんよね。それとも死後に評価されれば、よし、ということでしょうか?
あと、枚挙に暇がなければ代表者を挙げられますよね。
具体的にどなたでしょうか。

>>156

>口コミはこれまでずっとそうだったわけで、やってこなかったわけじゃないし、
誰かが音頭を取ってやったとしてもそれほど効果が見込めるとも思えません。

誰がいつ、どこで、どれだけの規模に行って、どれほど効果がありましたか?
あと、口コミは的確でなければ意味がありません。

フェアとシンプルシリーズは言葉足らずで申し訳ありません。
フェアは大型書店(紀伊国屋)のホラー文庫フェア。
シンプルシリーズを例に挙げたのは、購入単価が安くなるからです。
2,500円と6,800円の同じ内容のゲーム、どちらを買われますか?

>メールマガジン発行って・・・もしかして、「「超」怖い話お知らせメール」を購
読してないのですか?

知りません。
同様に著者を知らない方が、まして「お知らせメール」を購読しますでしょうか?
週刊もしくは月刊で「恐い話」が配信されるタイプなら読者もつきやすいですよね。

>フェアとかは、資金がひどく要る要らないじゃなく、版元営業の判断に左右され
るのでは? どちらにしても「○○○をしてもらう」という案としては、いまひとつ
「読者獲得増」という具体的目標の達成には欠けるのではと思いました。

では貴方の妙案をお聞かせ下さい。

159 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/08(土) 22:48
いえ、もういいです。

160 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/08(土) 22:53
なんだか同人誌レベルの話のようで。
もういいやって気がしました。
ご苦労様でした。

161 名前: 読者(98) 投稿日: 2004/05/08(土) 22:57
>>157

>98氏、読書好きですよね?まえがき、あとがき読まないんですかぁ…。
「超」怖い話関連はまえがき、あとがき面白いですよ。
読まなきゃ損です。ちなみに「怖い本」が正解ですね。恐いではないです。

活字中毒なもので、出かけるときは文庫3冊程、持ち歩いています。
まえがきなど読まないのは、
お気に入りの作家が、まえがき・あとがきがなかったもので、その名残です。

>それと加藤氏の初期(ケイブンシャ時代)の怪談なら「怖い」という文庫に
一部再録されています。これは読まれました?
「弩」怖い話を読んでからでも遅くはないですよ。読まれてみてはいかがですか?

そうなのですか?
調べてみますと…竹書房2000年9月ですか。
探してみます。

>「ロクちゃん」は平山氏のまえがきと合わせて読むと怖さ倍増です。

単体で充分過ぎです。
「学校であった恐い話」の「人形が見ている」並みにキツいです。

>竹書房版にもいい話が目白押しですよ。

Aが手に入ったので見てみようかと思います。

>それと今気になったのは、98氏は何故「弩」怖い話を読まれたのでしょう?
今までの書き込みを読むにつれ、「コンビニ文庫」はマイナーすぎて目に付かない
ようなお話でしたよね?口コミでしょうか?

本屋で目が止まり、ビニール梱包入り、立ち読み不可のものを買って読みました。
>>98のとおり、あまり満足しませんでした。

162 名前: 読者(98) 投稿日: 2004/05/08(土) 23:16
>>160
いえいえ、こちらこそ。
ご苦労様でした。

163 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/08(土) 23:16
>>158
155氏はあなた(98)に「(あなたは)コンビニ本は書籍本より
賤しい地位にあるとお考えではないですか?」と聞いているわけで。
今までのあなたの言動だと、そう思えるのです。
よって、怪談本ごときが〜などと>>155氏は思ってないと思います。

>ところで「いいものを書けば読者は集まる」というのは超原則論なのであって、
>また、いいものを書いても読者は集まらず、評価されたのは作者の
>死後なんて例は枚挙に暇がありません
「いい物を書けば〜」人気も出る。けど、中には死後に人気の出るケースも
ある、ということでは?
枚挙に暇がない…、というのは私も同感です。
「死んだらカリスマ」というか追悼特集なんかで売れたりもありますし(笑)
最近なら「いかりや氏の著作」とかでしょうか?
後年、本が絶版になった頃に人気が出たケースもありますから。

口コミは意外と効果があります。
何もしないよりマシですしね。「超」怖い話復活も部数増加も、意外と
効果あったような気がします。

ゲームに関しては「同じ内容で違う値段」というのは、
7800円で発売<時間が経ってベスト版2800円…ならありえます。
最初から同じ内容で違う値段でソフトは…。
安物買いの銭失いという言葉もありますから、私は好きな方を買います。
でもシンプルシリーズでサウンドノベルとかならいいかもしれませんね。

メールマガジン…というか、今は情報メールとして配信されています。
タダです。毎回毎回怪談をつけるのは難しいのでは。
そんなことしたら何のためのペーパーストレージの話をしているのかと。
金とってそういうことをして失敗した某実話系怪談もありますから…。

164 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/08(土) 23:29
>>読者(98)様
真の活字中毒は、本のすみずみまで読んでしまいます
巻末に付いている広告までも。
酒井康氏もそんな感じで、「中吊り広告まで読んじまう」そうですよ。

ちなみに私、「学校であった怖い話」スーファミ版プレイしましたけど、
あんまり怖くなかったです…。
あれはギャグ作品としては秀逸ですが。

165 名前: 読者(98) 投稿日: 2004/05/09(日) 00:48
>>163
>155氏はあなた(98)に「(あなたは)コンビニ本は書籍本より
>賤しい地位にあるとお考えではないですか?」と聞いているわけで。
>今までのあなたの言動だと、そう思えるのです。
>よって、怪談本ごときが〜などと>>155氏は思ってないと思います。

わたしの探し方がよくないのかもしれないですが、
コンビニ書籍は賤しい地位にある
という意図の文章は書いていませんが。
コンビニでは書籍がよい扱いをされていない。
という、意図でなら文章を書きました。
わかりずらくて申し訳ありません。

>「いい物を書けば〜」人気も出る。けど、中には死後に人気の出るケースも
>ある、ということでは?
>枚挙に暇がない…、というのは私も同感です。
>「死んだらカリスマ」というか追悼特集なんかで売れたりもありますし(笑)
>最近なら「いかりや氏の著作」とかでしょうか?
>後年、本が絶版になった頃に人気が出たケースもありますから。

そうですね。それなら同感です。
しかし、原文>>155では
『ところで「いいものを書けば読者は集まる」というのは超原則論なのであって、
今更言うことか?という疑問が。また、いいものを書いても読者は集まらず、
評価されたのは作者の死後なんて例は枚挙に暇がありません。
「いいものを書くだけで読者が集まる」というのはアドバイスでもなんでもない
のではとも思いますが、いかがなものでしょう。』
なので、流れ的には違うかと思います。

口コミ/ゲーム同意ありがとうございます。
確かに、わたしも好きな方を選ぶと思います。
こういうものも買うつもりですし↓
http://www.hayarigami.com/

>メールマガジン…というか、今は情報メールとして配信されています。
>タダです。毎回毎回怪談をつけるのは難しいのでは。
>そんなことしたら何のためのペーパーストレージの話をしているのかと。
>金とってそういうことをして失敗した某実話系怪談もありますから…。

7:3ぐらいの割合で本にして、本で「未収録」あり/メルマガで「未収録」あり
って形式ならば、面白いと思うのです。

166 名前: 読者(98) 投稿日: 2004/05/09(日) 00:49
>>164
>真の活字中毒は、本のすみずみまで読んでしまいます
>巻末に付いている広告までも。
>酒井康氏もそんな感じで、「中吊り広告まで読んじまう」そうですよ。

在学中で時間があったときにはそんなありさまでしたね…。
いまは真に読み飛ばしています。
見たい本と見られる時間の比率が合わなくなってしまったので。

>ちなみに私、「学校であった怖い話」スーファミ版プレイしましたけど、
>あんまり怖くなかったです…。
>あれはギャグ作品としては秀逸ですが。

そうですね。
ギャグとしても面白いです。
わたしがやったのはPS版で、写真の画質で画面上カナブンびっしりだったりして、
かなり効きました。
画面のインパクトの違いかもしれません。
物語はあきらかに「超」のほうが恐いです

167 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/09(日) 10:13
>>158

そうか、読者98は知らないんだな。
「超」怖い話の復活が、クチコミによる成功例だっていうことを。
「超」怖い話の読者が怪談ジャンキーと呼ばれて喜んでいる
(少なくとも漏れは)ことの裏には、読者のクチコミが、死んだ
「超」怖い話を復活させたという自負があるからだと思うがな。

ケイブンシャ版の新「超」怖い話8が出た後、「超」怖い話は
一度休刊してるんだよ。98年のことだ。
そのあと、99年に最初の復活を遂げる。このときの復活理由
は、「版元出版社に読者から問い合わせの電話が殺到した
から」だと聞いている。実は漏れもかけた♪

その後、「超」怖い話彼岸都市を最後にケイブンシャが倒産。
2000年のことだ。竹書房版「超」怖い話Aとして復活したのが
2003年の1月。彼岸都市の巻末に付いてた公式ホームページ
のアドレスをチェックしてて良かったよ。

竹書房版としての復活も、決め手はクチコミだったそうだぞ。
10年続いた伝説の実話怪談本として、「超」怖い話のバック
ナンバーはネットオークションで高値取引されたり、ブックオフ
の取引情報が2ちゃんねるでやりとりされたり、なくなって久し
い本のレビューがあちこちの濫読人のページに載ったりしてた。

そういうのはクチコミと言わないか?
「超」怖い話A復活のとき、そういうネット上の動きというのが
大いに後押しになった、という話は、「超」怖い話公式ホーム
ページの掲示板(ここじゃないとこ)や、2ちゃんねるオカルト
板の「超」怖い話スレで、アズキタンが何度か書いてたし。

それにしても、消防や厨ぢゃねえんだから、「いつ?どこで?」
式の質問はやめれ。見苦しい。

168 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/09(日) 10:35
>>165
コンビニでは本はよい扱われ方をしない、ということはない。
むしろ、「回転重視」というコンビニの性格上、「よく捌ける」
「いつまでも店頭に滞留しない」というものがコンビニでは
求められる。
だから、コンビニ向けの本は最初からそういうことを考慮した
上で作られてる。怪談本がコンビニに多いのは、コンビニ側
の希求に合致してるからだろ。

「コンビニ側が置きたくないと思ってるのに、いやいや置いて
やっている。結果的に隅に追いやられてる」
というのが読者98の認識なんだろ?
漏れにはそう読めたが。

コンビニの要求という条件・制限があって、それをクリアした
上で「出したら必ず捌ける怪談本」を、何年にも渡って出し
続けてきたのが「超」怖い話で、その流れを汲んでいるのが
「弩」怖い話なわけだな。

「超」怖い話は確かに熱烈なファン(=ジャンキー)に支えられ
てるけど、それはファンが買い支えてるっていう意味だけじゃ
ないと思う。広告もなく一期一会のコンビニ本に、それだけ
入れ込んでしまうのが何人もいて、手に入らない巻を手に入
れるために聞き回ったことが伝説と化した。彼らだって最初は
一見客として手を付けてたはずだ。
コンビニという連続性を発揮しにくい土俵で、一見客を吸い込
み続けてきたシリーズののれん分けだってところが、「弩」怖
い話の注視すべき点だと、「真の活字中毒」なら気付かないか?

h

169 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/09(日) 10:39
>>155については、
「いいものを書けば読者は集まる」は今更得意顔して言うほど
すごいアドバイスとは言えない(いいものを書こうということは、
それこそ著者がいちばん肝に銘じていることだろう)。
生前にいいものを書いても生前には評価されず、死後になって
から読者が集まってくるという例は、実際枚挙に暇がないが。
(なぜ例を挙げないかと言えば、活字中毒ならそんなこと言わ
れるまでもなく知っているはずだし、それを聞かなきゃわから
ないのは本物ぢゃないからさ(whhh))

で、なぜそれがアドバイスにならないのかと言えば、アズキタン
の死後に人気が出ても続刊は読めない、という前提があるから
なんだが、活字中毒の割には読解力低いな。
著者にむかって「いいものを書けば読者は集まります」と進言
するのは、「空気を吸い込んで酸素を肺に取りこまないと窒息
して死んでしまいます」という進言をダイバーにするようなもの
かと思うんだが、このたとえは読解できる?

あと、メルマガは反対。
それって確かに常連読者は嬉しいだろうけど、一見客はそんな
ものの存在は知らないわけじゃん。
しかも、メルマガ収録のものが後で本に収録されないのだとし
たら、メルマガ収録の怪談は消えていくことになるわけだよな。
「弩」怖い話のあとがきも読んでないんだな。。。。。
メルマガ収録のものを本でもう一度読むのは使い回ししてる
みたいでいやだし。
お知らせメールは「善意のDM(藁」だが、ジャンキー慰撫のた
めの情報としてはあれで十分。あくまで「本」以外の、サイトや
BBSへの出現やお知らせメールは、サービスだと思ってるし、
サービスに手を取られて本がおろそかになるようなことを要求
すんのはどうかと。

「超」怖い話チームは想像以上に人手がいない(仕掛けを次々
にやるほど人件費がない)らしいからな(whhh

ゲームについて言えば。。。。
「超」怖い話怨念浮遊がちょっとアレだったりしたように、また
闇の鴉にまだ不安が残るように、「怪談本」と「映像(に結び
ついたゲーム)」は、題材も演出も別物にしないと、怖くない
んじゃないかと思っている。原作がよくできてたってそれを台
無しにした映像・ゲームは山とあるし。
別メディアになれば原作も売れるという戦略はわかるけどね。
でも、別メディアを作る側は「原作が売れているから別メディア
も売れるに違いない」っていう視点で作るんだろうから、「原作
の宣伝のために安上がりに別メディアを作れ」っていう視点で
ものを言うのは本末転倒なんでないかい。

170 名前: ねねたん 投稿日: 2004/05/09(日) 12:37
ひさびさ覗きにきたらなんか殺伐としてる。
みなさん僕なんか及びもつかないほどの、知識や思想をお持ちで勉強になるんだけど
傍目から見ると「読者さん」叩きにみえるのがちょっとヤダ。
まるで「2ちゃん」みたいになりそうで心配です。

ここに遊びに来ていたのは「ここちよい意見や指摘」を読みたくて
来ていたんだけど、なんか来づらい板になってる気がする。
これだと「超」「弩」「東京」などからの初心者読者の方が遊びに来たら
少し引いちゃうと思う。
前みたいに「まったり楽しく」意見交換しましょう。

171 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/09(日) 13:20
ここちよい意見や指摘はいいと思う。
そうでない意見や指摘もいいと思う。

持ち上げる信者発言ばかりというのもどうかと思う。
でも小学生みたいな発言をしたらそれなりの反応を受けるは仕方ないかと思う。

読者98さんの反応が「一見読者」の反応なのだとしたら、なるほどと思わされるところもあると思う。
一見読者の読者98さんの「背景(どういう好みで、どういう趣旨に基づいてそゆこと言うのか)」に
興味が集中したのが現状だと思う。

ただ、自分はおもしろいと思って読んでいたものを「つまらねえよ。そんなの喜んでるおまえらもつ
まらねえよ」と、「あんた誰だ」の横路バリに言われたら、やっぱりちょっとカチンときちゃうと思う。

そゆことだと思う。

172 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/09(日) 13:31
171>殺伐としてますか?
結構面白い話だと思うけど。
みんな真剣だしね。

私には読者(98)さん叩きには見えないけどなぁ
他者から見て、「なんで?」ってな言動をしてるから、なんで? と聞かれてるだけのような気がする・・・

確かに入りづらそうかな?とも思うけど、怪談の未来を語る為にはいいスレだと思う

173 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/09(日) 13:32
172>
すみません、171さん。170の間違いでした

174 名前: 蒙古茶 投稿日: 2004/05/09(日) 14:36
>小学生みたいな発言

ドキドキ....
あたま悪い文章でも許して...。

175 名前: ねねたん 投稿日: 2004/05/09(日) 15:16
そうなのかぁ〜 それならいいけど。
ちょっと心配しすぎだったかな〜

「小学生みたい」は僕もちょっと痛いな〜
もうすでに言ってるかも(笑)

「弩」「超」の今後の展開について「妄想願望」書こうと思っていたけど
注意されるかな。少し様子みよ〜

176 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/09(日) 15:49
小学生、ワロタ
誰が、いつ、どこで
確かに
「何時何分何秒だよ〜?」って消防のときやってたよ〜
和んだ。

177 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/09(日) 16:02
>>175
妄想願望はガンガン言ってよし、なんじゃない?
ようは、

    言 い 方 を 選 ぼ う

つーことじゃないすか?

ok.


以下、とりあえず無責任に願望を述べるってことで。

「弩」怖い話、映画化希望。
「弩」怖い話、カンヌご招待希望。
「弩」怖い話、カプコンの鬼武者システムでアクションゲーム化希望。
「弩」怖い話、MMORPG化希望。
「弩」怖い話、小皿に盛り塩フィギュア付きスナック菓子化希望。

178 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/09(日) 17:48
>>177
「小皿に盛り塩フィギュア付きスナック菓子」

爆笑!
作りたて、やばい状態とかいろいろある訳ね。

179 名前: 読者(98) 投稿日: 2004/05/09(日) 17:53
>>167
>そうか、読者98は知らないんだな〜(略)〜なくなって久しい本のレビューがあちこちの濫読人のページに載ったりしてた。
>そういうのはクチコミと言わないか?
>「超」怖い話A復活のとき、そういうネット上の動きというのが
>大いに後押しになった、という話は、「超」怖い話公式ホーム
>ページの掲示板(ここじゃないとこ)や、2ちゃんねるオカルト
>板の「超」怖い話スレで、アズキタンが何度か書いてたし。

知りませんでした。
無知を詫びます。
そういう動きがあったことを、まったく聞いたことも見たこともありませんでした。

>それにしても、消防や厨ぢゃねえんだから、「いつ?どこで?」
>式の質問はやめれ。見苦しい。

そうですね、見苦しいですが。
http://www.saitama-j.or.jp/~endo/kikaku/reserch/reserch7-1.html
http://www-6.ibm.com/jp/software/data/bi/solution/mining.html
商品作っている人や業務改善にいる人はこういう考え方するのです。
ご理解ください。

コンビニでは本はよい扱われ方をしない彼らだって最初は〜(略)〜一見客として手を付けてたはずだ。
>コンビニという連続性を発揮しにくい土俵で、一見客を吸い込
>み続けてきたシリーズののれん分けだってところが、「弩」怖
>い話の注視すべき点だと、「真の活字中毒」なら気付かないか?

大変、熱のこもったレスありがとうございます。
そうですね。コンビニで勝ち続けていける商品。重版も納得がいきます。

>>170 ねねたん

わたしが原因です。
反省します。

>>171

的確な判断と思います。
すみません、反省します。

180 名前: ねねたん 投稿日: 2004/05/09(日) 18:10
じゃあ妄想展開 アムロいきまーす!

「弩」怖い話 死冊目にて初回限定4444部に「弩」怖い話 「豆本」付き
特別定価1千円 予約受付中!

「弩豆本」詳細
大きさ 3×2cm 10ページ
「弩」怖い話 未収録の話が1話収録 

怪談ジャンキーよ「これ」を読まなければ恐怖は完結しない!

なんてどうでしょうか?
自分で書いてて本当に欲しくなってしまった。
アズキタン「豆本」作ってちょ!

181 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/09(日) 18:43
>>180
安すぎない?
部数出さないんだから・・・
4771円とか。

182 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/09(日) 18:59
>>181
すげリアルな金額!どやって計算したんだ?

183 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/09(日) 19:39
死なない円

184 名前: ねねたん 投稿日: 2004/05/09(日) 19:42
>>181
え〜と 全体の発行部数が4444部というわけではないです。
二版目からは「豆本」無しで通常価格で販売。
「豆本」はキャンペーン用です。

185 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/09(日) 19:47
>>179
>商品作っている人や業務改善にいる人はこういう考え方するのです。
>ご理解ください。

商品作ってる人間全体がそうだと思われるような発言は控えてください。
自分達が作った商品を売るためにリサーチは行いますが、お客様(消費者)
に対してリサーチを強制するようなことは絶対にありえません。
>>156氏がドコワの作成側の人間ではなく、読者であるということは、読めば
わかりますよね?
それに対して「誰がいつどこでどれだけどれほど」を要求して、商品を作って
いる人間はこういう考え方をするんだ、理解しろ、と押し付けますか?
あなたがもし、何か商品を作ったり業務改善に関わるお仕事をされている方
なら、考えを改めてください。
また、違うのであれば、見当違いな話の引き合いに出すのはやめてください。
私はドコワには関係ありませんが、読んでいてちょっと我慢できなくなった
もので・・・

186 名前: ねねたん 投稿日: 2004/05/09(日) 19:49
>>177
「盛り塩フィギュア」はやはり「海洋堂製」でしょうか?
販売は「タカラ」かな(笑)

フィギュアにもバリエーションがあってレア物は「血の手形」付きとかあるといいな〜

187 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/09(日) 20:37
やっぱり食玩でしょう。
盛り塩形状の砂糖菓子。
稲川淳二の食玩の隣を目指してほすぃ。

188 名前: okt 投稿日: 2004/05/09(日) 23:07
>>蒙古茶様
あたしも頭悪い発言許していただきたい…。
>>Penta様
おけ2ではないですよ。ええ(笑)。

食玩といえば…。
最近、実用ルアー「釣りキチ三平」というのもありましたから、
実用できるモノでもいいかも。
で、考えたら
「盛り塩キット」
「お守りキット」
「お札キット」
「鰻取りキット」
あかん。ありがち。

個人的にはアクションフィギュアで
「ジョージ」とか「西村兄」とか「コートの男」とか欲しいです。

189 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/09(日) 23:29
そして新たな怪談が・・・

「フィギュア」
とある怪談本がきっかけで発売された食玩の
フィギュアが夜中に勝手に動き回るそうな。
持ち主の身に起こった出来事はいつしかその怪談本に載っているという。
最終ページ、空白でしたか?
あなたの身に起こる出来事が書いてあるかもしれませんよ。

190 名前: ねねたん 投稿日: 2004/05/09(日) 23:48
なんかたのしい(笑)

フィギュア怖いけどほしい!
みんな好きなんだな〜

191 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/10(月) 02:11
>>179
ちと蒸し返しとくな。

「市場の読み」「読者のマーケティング」については、「超」怖い話/「弩」怖い話
では、おそらくアズキタンがもっとも詳しいんじゃねーのかな。
「たまたま「弩」怖い話買いました」っていう読者98または、「好きで買ってます」
という漏れら以上に。
だって、「弩」怖い話の苗床になってる「超」怖い話を、創刊から13年も見て
きた男だよ。それだけに単なる著者という立場以上に、「買わせる戦略」を練
ってるんじゃないのか。
その男が、「戦略」込みで書いた「弩」怖い話だから、ついつい裏を読んじゃう
つーのが、ジャンキーのツボなわけだが。

というのは、読者98が一見読者だったらわかりにくい話。
だから知らないことを責める気はない。
が、「戦略的にどうよ」という視点で意見を述べるなら、「戦略的にこうじゃない
のか」という反論については、受け止める義務があると思うな。一見であっても。

192 名前: NamelessCult 投稿日: 2004/05/10(月) 10:36
いいですね、超怖食玩。
タラコ味、干瓢味とかあって、ナッツ入りとか。

フィギュアも、個人的にはボトルキャップサイズか。
もしくは、地方のお土産物屋さんか東急ハンズ等で売ってる、キーホルダーサイズのミニチュアのダミー料理。
あれくらいのほうが、コレクションするにはいいですね。

193 名前: ねねたん 投稿日: 2004/05/10(月) 11:24
>>192
すでにその「味付け」が超怖です(笑)

194 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/10(月) 13:29
超恐玩具なら、チョロQなんかも。
生首や下半身ない人とか火の玉が走る走る。

195 名前: ねねたん 投稿日: 2004/05/10(月) 14:27
>>194
チョロQいいな〜 怪談ジャンキーならフルコンプ!
でも一般人には売れないよね(笑)

いや、まてよ! ガキンチョ騙すのに「超」怖い話アニメ化がある。
そうすれば食玩もチョロQも売れるぞ!

196 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/10(月) 14:31
そもそも口コミっていうのは仕掛け人側では制御不能な性質のもの
だと思うんだよなあ。ある程度の波及効果はあるかもしれないけど、
いつ、誰が、どのように、どんな結果(目的)を達成したか・・・って完
全に検証するのは相当難しい。
「超」怖い話は「草の根の希求」「版元に電話」「伝説が伝説を呼ぶ」
が、実際に復刊(結果であり目的)に結びついているわけで、これら
が証明できたといえる希有な例だろう。

そのうえでも「口コミでなんとか」っていうのを仕掛けるのは、難しい
のではないか、とも。
口コミって仕掛け人の意図から離れて暴走することのほうが多いし、
そんな制御不能で曖昧なものに商品戦略を賭けるのは危険すぎ。


ところで「超」怖い話/「弩」怖い話食玩だが、「世界のおぞましいもの
のフィギュア」って、ありそうでないね。
蓮乳フィギュアとかあったら死ぬなあ。

197 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/10(月) 14:50
厳密には口コミじゃないけど、みのもんたに売り込んでもらう。
おばちゃんの口コミで売れ、、、、ないよな。

>>196
おぞましい形状なのに食べることができちゃうんですよ。
味もそれ風で。

198 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/10(月) 15:16
>>197
「奥さぁ〜ん。これね。身体にいいんですよ。ええ。
「超」怖い話っていうんですけどね。カテキンが普通の文庫本の
1.5倍」
次の日、コンビニ・書店から「超」怖い話が無くなる。
そして、パチモノも売れる<余剰在庫吐けてうはうは。

199 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/10(月) 15:31
>>198
それいいな。

「怪談、特に実話怪談は健康にいい」

これ最強。

例えば、はらはらどきどきすることで血中アドレナリンを高め
コレステロールが溜まらないとか。
繰り返される恐怖感が脳に刺激し、お肌にみずみずしい張り
を与えるとか。
安全で適度なショックに予め自分を慣らしておくことで、現実
に降りかかるショッキングなできごとに対する心の抵抗力を
養うとか。

200 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/11(火) 10:33
>「怪談、特に実話怪談は健康にいい」
もしくは、
「数ある怪談本の中で、平山氏/加藤氏の実話怪談本はやせる!」
でしょうかね。

「平山氏の怪談本は食欲を抑制する働きがあります。
これはデルモンテ酸による働きです。
そこに、加藤氏の怪談本です。加藤氏の怪談本は脂肪を燃焼させる
アズキンという物質が含まれており、これを目から大脳に摂取することに
よって脂肪の燃焼を助ける働きがあります。
また、デルモンテ酸と結びつき「チョーコワ」という物質に変化することも
実験により明らかになりました。
「チョーコワ」という物質は(ry

すみませんすみません、もうしません。

201 名前: しまあに 投稿日: 2004/05/11(火) 15:56
「怪談ジャンキー」になるという「副作用」(?)が有りますが(^^;
姉妹本の「東京伝説」もオススメ

202 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/11(火) 16:39
>>200
おばちゃん達が階段でケチャップチュウチュウ吸う光景が見られそうですね。

「みのさんが言ってたのよぉ〜、
階段でデルモンテって言うのを取ると良いんだって!
ケチャップ安売りしてたわよ〜〜」


>>201
東京在住の親戚、知り合いに
「東京なんとかって言う名物送って!」
っていうおばちゃんが出てきそうですが。


堀田かつひこ氏の漫画を想像してください。

203 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/11(火) 18:00
オバタリアンっすか(^^;

204 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/11(火) 18:32
>>202
「銘菓・東京伝説」

205 名前: Penta 投稿日: 2004/05/11(火) 20:56
みなさん、なんて恐ろしいことを考えてるんですか!!(つД`)・゚・
特にチョロQなんか、走ってきたら腰抜かしますよ、あたしゃ。
一言、一言だけ言わせてください。


・・・ホンモノめ・・・

206 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/12(水) 09:39
>>205
じゃあ、風呂玩具。
パタパタと泳いぐやつとか、さまざまな生首型の水鉄砲。

207 名前: ねねたん 投稿日: 2004/05/12(水) 09:45
アズキタン帰ってきて、この状況を見たらビックリだろうな。
よろこんでくれるかな?(笑)

208 名前: ねねたん 投稿日: 2004/05/12(水) 09:51
>>206
「超怖」浴玩なら「ウジ湧き婆さん」が最凶かな?
ゲラゲラ笑うヤツ シークレット扱いで!(笑)

209 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/12(水) 13:39
>>208
口からブクブク泡の入浴剤出るやつとか

210 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/12(水) 13:58
『ウジ育成セットを内蔵して、ご自宅で新鮮なウジが育てられます。
ほどよく育ったところで本製品の腹部を押すと、内側から可愛らしい
ウジが噴きだしてきます』

……見ようによっては荒らしになってないか、オレら。

でも、それすらも東京伝説と「超」怖い話の本質を表しているッ!

211 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/12(水) 15:33
炒めご飯とセットでキボン

212 名前: Penta 投稿日: 2004/05/12(水) 19:10
想像しただけで尿もれしそうでつ・・・

213 名前: ねねたん 投稿日: 2004/05/13(木) 09:31
なんということだ、この場はどうなってしまったんだ!
ここは怪談本の内容や展望を著者、読者とともに議論しあう大人の社交場だったはずだ。

それがどうしたことか著者不在をいいことに、あらぬたわごとが書き込まれている。
限定本だ、食玩、浴玩だ、チョロQだとなげかわしい。
小学生かおのれらは!
これだから社会不適合者の「怪談ジャンキー」はしまつが悪い。
この場から立ち去れ荒らしどもよ!

っておまえがいう〜なぁ〜(笑)

214 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/13(木) 13:56
あははは、なんか面白い話が続いてますね〜
初回限定本はあったら欲しいかも
でもそれ以外は・・・・ちょっとイヤ。

215 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/13(木) 17:32
どっかのページが突然、飛び出す絵本形式の初版本。
クライマックスあたりで突然、みょーんって出てきたり。

216 名前: もこ 投稿日: 2004/05/13(木) 19:46
もこだよ〜

もこは「弩」も「超」も「東京」も読んでるよ。
なんだかこの板たのしいよ。
これからは時々あそびにくるよ。


みんな気づいていると思うけど「ニセもこ」だよ(笑)

217 名前: okt 投稿日: 2004/05/13(木) 23:09
あぐっ!
ちょっと見ない間にこんな展開になっているとは!!

う〜ん。
初回特典「般若心経CD」とか。
あたまに平山氏と加藤氏のかけあい漫才入りで。
「このCD聴きながら、読もう!」みたいな。
…なんでやねん…。

218 名前: のりりん 投稿日: 2004/05/14(金) 16:12
あたしゃ、好きだぁ〜こういうノリ!
スペシャルレアには樹海の土(平山先生採取)とか
考えてみたけど、ちと当たると怖そうね。

219 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/14(金) 17:36
怪談も怖いんだけど、
頭皮が諸見えになりつつあることと
陰毛が白くなりつつあることに気づいてガクブルですよ
些細なことでも自分の身に降りかかるとすっげこわいもんだな

220 名前: もこ 投稿日: 2004/05/16(日) 01:23
のりりん、もこだよ。 
樹海の土をもらうと行方不明になれるよ。

221 名前: のりりん 投稿日: 2004/05/16(日) 15:20
自分がネタになるのは嫌ざんす。
そ、それは勘弁しちくり〜。

じゃあ、ウルトラレアで数字を書いただけの
謎の札。当たった人は一夜限りの限定ライブ。
「朝まで生超怖」
こんなんどうですかねぇ。

222 名前: ねねたん 投稿日: 2004/05/16(日) 23:59
限定100人のウルトラレアライブ。
当日、全員参加だったそうな。チケットは100枚全てもどってきた。
ライブ途中ADが客席をあらためて数えてみると108人いたらしい。
関係者はすべてチェックしてある。いったいだれが!

223 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/17(月) 09:39
ちょっと通る人かも

224 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/17(月) 13:40
細胞分裂したんだな。
もうちょっと待ってたらもっと増えてたのに。

225 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/05/17(月) 16:46
えー、飛び出す絵本というのはそれはそれで怖いなー、と思いました。
しかも、「絵」が飛び出すんじゃなくて、ページをめくると

「オハギョウ!」

とか

「人生楽ありゃ苦もあるさ!」

とかの文字がばばーんと飛び出すの。
映像を見せられると返ってしらけるという愛すべき天の邪鬼のために(笑)



それはそれとして、こっそり↓こういうものを用意しておりました。
【竹輪辞典】
http://www.dokusya.com/ckw-dic/

ネタバレ厳禁ながら、「キーワード(チョロ、ヲバタススム、紐井くん……など)」や「エピソードのタイトル(運搬、山間バス、カボチャ……など)」から、それらが収録されている巻を逆引きで探すためのデータベースというか、索引のようなものとして整備を進めています。
現在、有志の協力を得て続「超」怖い話あたりまで登録が進んでいますが、お暇がある方にご協力いただきつつ進められればと思います。
CGIはいつも(^^;)の「用語辞典CGI」です。
ただし、10件以上入力すると、それ以上は入力できないように設定されています。
ネタバレ、感想(これもネタバレになってしまうので)を極力排して、逆引き辞典として育てて頂けますよう、お願いしますm(__)m

226 名前: 蒙古茶 投稿日: 2004/05/17(月) 17:34
アズキ様、ほんっと〜にマメですね。
尊敬します、いやむしろ驚愕してるというべきか?
執筆の合間をぬってここまで出来るとは...。
人間業とは思えません!

227 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/05/17(月) 17:59
>>226
いや、正式公開前に有志の方にお手伝いいただいたりしておりますので、僕の手柄でわないです(^^;)
そして、現在は新刊に向けて鋭意執筆中ということで(笑)

228 名前: 蒙古茶 投稿日: 2004/05/17(月) 18:14
きゃ〜リアルタイムだ!
感激です!

えーとえーと「弩・怖」と関係ないんですが
私の中でアズキ様のイメージが何故か
”緑髪の中村獅子童”で固まってしまいました。
テレビで彼を見かける度に自動的に
アズキ様を連想しています。

229 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/05/17(月) 18:23
>>228

以前、「坂崎幸之助に似ている」とは散々言われました。
今よりもっと腹が出てなかった頃の話として、ですが(笑)

230 名前: 蒙古茶 投稿日: 2004/05/17(月) 18:50
「坂崎幸之助」?誰だか分からないので調べてきました。
アルフィーの大人しそうな人ですか?
う〜ん、でも彼をでもワイルド風味にしたら
「中村獅童」っぽいかも。意外と目元がにてるかも?

座りっぱなしだとお腹でますよね。
私のハンドルネームは愛飲してた(過去形)
痩身(特に下腹部に効く)茶名
なんですが...名前変えたい今日この頃。

こんな話してても良いんでしょうか?

231 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/05/17(月) 19:01
>>230
よろしいんじゃないでしょうか(^^;)

坂崎>アルフィーの真ん中の人です(笑)

んで、中村獅子堂ほどかっこよくないつーか、スパイダーマンの衣装は似合いません。あしからず。

232 名前: okt 投稿日: 2004/05/17(月) 19:18
わ。加藤様降臨。間に合わなかったか!?

私の中ではアルフィーの坂崎さんはなかったですね。
例の<女装>うんぬんで、美青年のイメージしかなかったです…。

233 名前: 蒙古茶 投稿日: 2004/05/17(月) 19:48
>アルフィーの真ん中
ハデな人と黒メガネの人..では無い人ですね?

>スパイダーマンの衣装
是非そのコスプレで著者近影を(笑)

アズキ様のお話は凄くイメージしやすいです。

「うなぎ」の夫婦でショッピングしてるトコ
「紐井君」のオタオタしてる様子
「智子」の実家での放置プレイ(笑)
などなど...。

特にちょっとした会話のシーンが印象に残ります。

先日アズキ様が書き込まれてらした
出来上がったばかりの本を読んだ奥様が「アッ」と言って
アズキ様がドキっとしてる様子など
時々ふっと思い出して心の中で笑ったり。(アブナイ人か?)

「弩・怖」も、ごく普通の日常の中で起きてしまう恐怖現象が
逆にリアルで怖かったです。
自分のまわりの人も言わないだけで
もしかしたら何か体験してるのかな?
と思わせられてしまいました。

234 名前: 蒙古茶 投稿日: 2004/05/17(月) 19:58
>>okt様

>美青年のイメージ
私もそんなイメージを持ってました(=^_^=)

それでは
アズキ様をこれ以上独占しては
他のファンの方々に恨まれそうなので
私はこれにて....。

アズキ様、ありがとうございました。

235 名前: ねねたん 投稿日: 2004/05/17(月) 22:16
アズキ様おひさしゅうございます。
「深き者ども」ことねねたんでございます。
またの名をナイアール「ネクロス」と申します。

覚えておいででしょうか?「アズキクトゥルー」の話を。
あなたはおっしゃいました「機会」があれば書きたいと。
その「機会」も遠い未来のことではないようです。

先日、朝松先生もとい「だごん様」の定例会(チャット)に参加し
「アズキクトゥルー」の旨を進言しましたところ「だごん様」主催の
「秘神界Ⅱ」(クトゥルーアンソロジー)をご企画だそうで
いずれ平山師経由でお話が行くと思います。
その時は何卒クトゥルー信者のためにご執筆賜りますよう
心より願うしだいでございます。

また「定例会」で発覚したのですが、私を含め複数の下僕たちがこちらに
おじゃましているそうで我々はあなた様の覚醒を心待ちにしております。

イア! イア!

236 名前: NamelessCult 投稿日: 2004/05/18(火) 14:40
皆様におかれましては、どちらに該当いたしますでしょうか。
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Yoyo/3145/jasin/jasintop.htm
私はヨグたんですた。
かなり心当たりがちらほらと。

確かにアズキたん版クトゥルー、読んでみたいかもかも。

確かに、アズキたんは「人懐っこさを増し、アクセントにほんのり邪悪さを漂わせたた坂崎幸之助」みたいなイメージが。
自分に似た芸能人‥‥‥私はよく「丸くなった陣内孝則」といわれます。

237 名前: のりりん 投稿日: 2004/05/18(火) 15:14
うちはラーン=テゴスだったよ。
概ね当たってるけど、”不当に高い評価”は
受けたことないね〜。残念ながら。

238 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/05/18(火) 15:36
http://www.ekoda.jp/azuki/myself/az.png
↑8年くらい前の、雑誌連載で使われていた肖像です(^^;)

さて。

>>235
かねがね機会があれば〜と思っておりました。

が、クトゥルーはもう読者の方々がいちばん詳しいというか、
迂闊に手を出すと「それわクトゥルーでわない!」叱られるのではないかという怖さもあり(^^;)
やっぱ書いてみたいんですけど、なんとなくクトゥルー落語になって
やっぱり叱られるんではないかと思うと、ちょっとドギマギ。

いずれ本当にそういう機会がありましたら、そのときは粉骨砕身
アズキパウダーとして末席に加えて頂ければいいな、と思います。

>>236
僕もラーン=テゴスでした。
のりりんさんと同じです。

不当に高い評価……されてる。今、されてる(^^;)
みんな、高く評価しすぎ(つД`)


ついでに、姓名判断。
http://lab.seikousya.org/seimei/index.php

僕は「大器晩成で金が儲かる」と結論づけされていますが、それさえ除けば概ね(笑)

239 名前: NamelessCult 投稿日: 2004/05/18(火) 15:52
三日天下型の大凶 _| ̄|○
親分肌のお人よし _| ̄|● il||li
浮き沈みの激しい不安定な人生 _| ̄| − = 三 ○

不思議だ、この手のってなぜかけっこう当たる。

240 名前: もこ 投稿日: 2004/05/18(火) 18:12
もこだよ〜

くとぅるー神話もこも知ってるよ。
くとぅるーにはあったことないよ。

ないあーらとてっぷさんはあったことあるよ。
いろぐろの人だったよ。
日本に帰化したらしよ。
なまえは「内原 冨手夫」だったよ。

のりりんは「ヨグ=ソトース」の双子をうむよ(笑)

241 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/20(木) 13:44
http://unidentifier.parfe.jp/kpl/k20040128.html

242 名前: 蒙古茶 投稿日: 2004/05/20(木) 18:53
たしかに「板崎」っぽいですね。
一瞬、ラムちゃんにも見えたっちゃ。

243 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/05/21(金) 05:44
あの緑の髪は地毛です(笑)
ちょいと加工はしてありますが、髪の色はオリジナルに非常に近いですね。
生まれつき緑色で、太陽に当たって光合成をして必要な栄養分を髪の毛から摂取しています(笑)

「髪の毛は緑です」
と言った後に、どんなネタを振るかでだいたい趣味と世代がわかります。

・ラム(うる星やつら)
・グリーンレクイエム
・トリトン(海のトリトン)
・アルファ(ヨコハマ買い出し紀行)
・マルチ(笑)

最近は髪の毛緑のアニメキャラクターって珍しくなくなったため、特にナニとは言われませんが、「頭に黴が生えている」というのはよく言われました。
年配の方に。



と、こんな時間にどうしたのかと言いますと、一生懸命新作の原稿を書いております(^^;)
時間はたっぷりあるはずなのに、時間がなくなってきてからのほうが勢いづくというのは、これはどういうことなんでしょう。
夏休みの宿題は30日の晩から始める、というアレでしょうか(^^;)

244 名前: のりりん 投稿日: 2004/05/21(金) 15:59
クトゥルーは実はぜんぜんわかんないのだ。
エイリアンみたいのがいっぱい載ったイラスト
がそんなやつのだったような気がしますが合ってます?

加藤様>頭にカビはちと泣けますね。
せめてうぐいすもちとか美味しそうな物に(笑)

もこ>双子生む前に相手がいないわい。(涙)

245 名前: 名もない浮遊霊 投稿日: 2004/05/30(日) 12:30
アズキさん、緑髪で光合成まで言われたら、グリーンレクイエムしか
浮かばないじゃないですか(ぉぃ
緑幻想を読んで大号泣したのを思い出したじゃないですか。・゚・(ノД`)・゚・.。

246 名前: ねねたん 投稿日: 2004/05/30(日) 18:55
245さん 良い話だな〜

僕は「オ〜リ〜ハル〜コ〜ン!」かな。

♪水〜平〜線の彼方からぁ〜♪

247 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/06/04(金) 01:18
えー……ここんとこ調子悪いです。

・寝違えで背中を痛めた→一応直りました
・パンナイフで指を切り落とした→すみません。落としてません。指を切った、です
・原因は不明だが頸部リンパ線がパンパンだ→首を捻るだけでゴリゴリして痛いという……
・キャストエニグマが解けない→猛烈にはまってるパズルですが、難しいんです。これが
・買ったばかりのマザーボードを一枚吹き飛ばした→……(つД`)オデガワドゥインディスカー
・少々風邪っぽい→寒かったり頭がぼーっとしたりしているので酒を飲んでみました
・朦朧としていたせいか晩飯を作り終わってみたら「ソーメンと焼き肉」だった→でもおいしかったです

でも新刊はボチボチです。
「超」怖い話、やってます。書きまくりです。
「弩」怖い話2、これは確定っぽですがまだ書き始めてません。
上記2冊とは別の新刊(1)、だいたい半分くらい書けました。
新刊(1)とは別の新刊(2)(3)は手を付けてもいません。アッヒャッヒャ!ヽ(゚∀゚)ノ

今の時期は確かに怪談の仕事が増える時期ではあるんですが、
怪談の仕事ばっかりやってるわけでもなく(^^;)
「夏のボーナス商戦に向けた新製品がいろいろ出る時期」
だったり、
「今年はアテネオリンピックがあるんで、そっち方面の家電がウハウハ」
だったりしますので(笑)、そういった仕事も全部重なってきます。
(お忘れかも知れませんが、初心者向けテクニカル記事とか、
グッズ紹介記事とかで糊口を凌いでます……(^^;))

しかし、この「風邪気味」というのはちょっとピンチ。
6/5、渋谷に行かねばなりませんですし。

そういえば、皆様「闇の鴉」はもうご覧になりましたでしょうか?
僕もまだなんですけど、明後日(もう明日)舞台挨拶の後、拝見したいかなー、
と思ってます。です。
劇場でお会いできそうな方、ぜひよろしくm(__)m

248 名前: 蒙古茶 投稿日: 2004/06/04(金) 19:45
アズキ様、明日のトークショウに備えて
今日はゆっくり体調を整えて下さいませ。
...お二人のトークをビデオ化出来ないものでしょうか?
諸経費込の言い値で買いたい気持ちです。

249 名前: 初心者 投稿日: 2004/06/05(土) 17:51
わけわからん。

250 名前: okt 投稿日: 2004/06/05(土) 23:22
>>247
調子悪い時は悪いものです。というか、最近欝入ったり色々と大変です。
もしかして、これは私のビィゴドドオゴナイガワヅイカラディスカ-?(つД`)
ダディナザーン!
もしくはタタr

>>248
蒙古茶様、あたしも観たいです、欲しいです。

>>249

えっと。何が解らないのでしょうか?

251 名前: 蒙古茶 投稿日: 2004/06/06(日) 15:14
爆笑だったらしいトークショウ!お疲れ様でした。

あー見たいミタイみたい見たいミタイみたい...。
ビデオ売って下さい。
ボッタクリOKです。

>>okt様
タタリ?
弩・怖ネタですかっ(((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

252 名前: NamelessCult 投稿日: 2004/06/06(日) 22:16
トークショウ、最高でした。
問題ががあるとすれば、作品についてのことが全く語られなかったことと、面白すぎたこと。
あれのおかげで、作中に平山さんが登場(お試しムービーのあれ)したとたんに、それなりに怖いシーンのはずが場内爆笑の渦に。

平山さんも加藤さんも、見ただけでは「怪談作家」というイメージと直結しない、明るくて気さくなステキ人物でした。

映画については、語るとどうしてもネタバレになってしまうので割愛。

253 名前: okt 投稿日: 2004/06/21(月) 19:36
発売中の「幽」で「弩」怖い話 螺旋怪談がレビューされてる。
この雑誌、平山氏も連載してるし、実話怪談好きにはいい雑誌ですよ。

…そのうち、カトウ様も連載持ったりして。

254 名前: カトウアズキ (qcjdI2a.) 投稿日: 2004/06/22(火) 07:44
いやああああ、「超」怖い話、周回数ラストって感じですよ。
キタキタキタキタなんか降りてキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
という感じですよ。

今回は、またなんかいつもと違う感じですよ。
具体的にどう違うのかは7/17をお待ちいただくとしまして。

「超」怖い話って毎回なんかあるんですけど、毎回違うことがあるんですよ。
なんですかねー。これは。
熱は出る、腰は痛い、原稿は来ない(笑)、夢明さんちは……。

「超」怖い話は恐怖新聞のような仕事です。
たぶん僕ら、年金受け取れないんじゃないかという気がします。

255 名前: okt 投稿日: 2004/06/22(火) 19:07
>>254アズキサマ、それはもう、タタr

>「超」怖い話は恐怖新聞のような仕事です。
>たぶん僕ら、年金受け取れないんじゃないか
>という気がします。

だとしたら、読者は「超」怖い話という恐怖新聞を読む=寿命が縮む。
我等も年金を受け取れない。
…それもいい、かも…。

256 名前: 怜美 投稿日: 2004/06/23(水) 19:04


257 名前: 投稿日: 2004/06/23(水) 19:10
こんwヨロシクね〜

258 名前: 五十嵐 夏実 投稿日: 2004/08/20(金) 16:39
この本最高!もうスリルが違いますネ。1話1話が、結構長くて恐怖をたのしみました!私はスゴク怖い話
画好きなのでまだまだ書いて下さい!それからみんなも読んで見て下さい!面白いですよ!

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