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#ME TOOのようです
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【1】
今日はよく雨が降る。
道行く人に見られることは無いし記憶に残らないことは良いことだ。
俺達は痕跡を残してはならない。
痕跡さえ無ければ、俺達は何者でもなくなるからだ。
今日は使い切った【肉】を捨てようか?
車をコインパーキングに置き、徒歩20分かけて歩く。俺が見つけた絶対の道。
【防犯カメラの死角が多く、俺が映る事が絶対に無い】
目的地であるマンションに行き、最上階の角部屋に行く。
ノックは5回。その後、合鍵で開けて、中に入る。
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( ´_ゝ`)「お疲れっす」
( ・∀・)「お、兄者さん。お疲れ様です。遅かったですね」
( ´_ゝ`)「仕事が長引いてね。ドクオ君とクックルは?」
( ・∀・)「ドクオ君はシャワーを浴びてます。クックルさんは今【真っ最中】ですね」
( ´_ゝ`)「あぁ、じゃあ【肉】はダメだね。使いもんにならない。」
( ・∀・)「クックルさんのは一際大きいですからね。」
( ´_ゝ`)「幸い今晩はずっと雨だ。真夜中の雨は俺の愛車を目立たなくするし、肉への痕跡を消してくれる。」
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( ・∀・)「………おっと、クックルさん終わりましたか?」
( ゚∋゚)「…………」
俺達が居る洋室に2mの男がぬぅぅと現れた。
俺達がクックルと呼ぶその男の股ぐらはヌラヌラと血液が付着していた。
その様はまるで人を刺したナイフのようだ。
(# ゚∋゚)=3フンスーー「処女じゃナイ!!!」
( ・∀・)「クックルさん。元から処女じゃないですよ。いつも処女を捕まえたらアナタにあげてるじゃないですか。」
( ・∀・)「そのかわり、処女以外は僕らが先に楽しむ。そーゆー約束でしょ?」
(# ゚∋゚)「クックル!難しい言葉!ワカンナイ!!」
( ・∀・)チッ
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( ´_ゝ`)「OK OK。まずは肉を捨てに行こう。どっちにしろ、次の【狩り】を決めなきゃならないんだ。」
( ´_ゝ`)「車出すわ。クックルも服を着て手伝ってくれ」
俺はマスクと黒縁の眼鏡をかけ、寝室に行く。
ベットの上には、【全裸の女が女性器から血を流しながら横たわっていた】
( ´_ゝ`)「…………」
2、3回頬を叩けば、女は目を覚ました。
そして、俺の姿を見て、
「いやぁぁァアアァアアァアアヤメテェエエ!!いやぁぁァアアァアアァアア!!!」
半狂乱で叫びはじめた。
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この寝室は防音仕様だから叫んでも無駄だ。
念のため、隣の部屋も借りているから、女の存在が気づかれることはない。
そんなことも分からず意味なく泣き叫ぶ女を見て、誰かが声を立てて笑っていた。
誰が笑っているんだろう?気持ちは分かる。
面白すぎるからな。
( ・∀・)「兄者さん、笑ってないで。早く済ませましょう。」
(* ´_ゝ`)「………へあ、俺ぇ?」
………ああ、そうだ。笑っているのは俺だった。
( ゚∋゚)「兄者、やっぱり狂っているネ!薬ヤッテル?」
( ´_ゝ`)「怖いから薬なんてやった事ないよ」
( ´_ゝ`)「さて、モララー。口を塞いでくれ。」
モララーはすぐに動いて女の口を塞ぎ、俺は軽く女の首を絞めた。
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ーーーーーー○○警察署ーーーーー
「これより○○管内・□□管内で起きた暴行事件について合同捜査本部を立ち上げる。一同、起立!礼!!」
<ヽ`∀´>「いよいよか。」
川 ゚ -゚)「今回の事件(ヤマ)は捜査範囲も被害者の数も他の事件とは桁が違うみたいですよ」
「事件の概要を説明致します。判明しているだけで、○○管内にて39件、□□管内にて19件、合計58件の強制わいせつの被害届が出ております!」
「被害者の共通点は10代後半から30代前半の比較的小柄な女性を狙ったものと思われます!」
「犯人は男性4人組であり、被害女性と接する時は目出し帽を被っているため、顔は分からないそうです」
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「また、犯人グループは被害者をマンションのような建物の一室に監禁後、数日間に渡り暴行を行い、ゴミ捨て場等で解放しているようです。」
「そして、被害者を解放する日は決まって雨天時という共通点があります!」
川 ゚ -゚)「雨で証拠を流しているんだ。」
<ヽ`∀´>「毛髪や体液等も発見されていない。慎重な野郎達だ。」
「今分かっているのは男性4人組というところだけだ。まずは管内の防犯カメラのチェック及び目撃者を探せ!」
<ヽ`∀´>「素直、行こうか。まずは目撃者探しだ。」
川 ゚ -゚)「押忍」
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( ・∀・)「はぁい、お疲れ様です。新しい獲物の話を始めまーす。」
('A`)「この前のババアは良かったなぁ。垂れ乳を口いっぱいに頬張った時はホント幸せだった。」
('A`)「また、あれぐらいのババア狙いましょうよ!!」
( ´_ゝ`)「若いのに性癖がロックだねドクオくん」
( ・∀・)「ドクオくん、終わった後拭きました?歯形とか残してないですよね?」
('A`)「その辺は兄者さんにもダブルチェックしてもらってるんで大丈夫っす」
( ´_ゝ`)「熟女もいいが、ここはやっぱり若い子がいいな。提案があるんだ。」
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( ´_ゝ`)「この町に夜遅くまでやっている塾がある。そこに通う塾の生徒を狙おう。」
( ・∀・)「ふむ、○○塾ですか?高校生が多かったですよね?確かにいいかも。」
('A`)「そーゆーのって親が迎えに来るんじゃあないですか?」
( ´_ゝ`)「いや調べたら、結構1人で帰宅する子は多かった。確かな情報だ。」
('A`)「……ほぉ?」
(* ゚∋゚)「処女!!処女はいル!!?」
( ・∀・)「塾に通う高校生なんてマジメちゃんばっかりですからね。きっと処女ですよ」
(* ゚∋゚)「行こう!!スグに攫おウ!!!」
(; ・∀・)「ちょ、クックルさん。今は深夜ですよ。もう塾は閉まってますよ。準備しなきゃですし。」
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モララーの言う通り、俺達は2、3日の準備をかけて、無事に1人の少女を拉致することに成功した。意気揚々と監禁場所に戻る。
奪った所持品から15歳の高校1年だと分かった。まだ、高校生になって間もないのに勉強とは大変だな。
暴れる彼女をバックミラー越しに見た。
幼さが残る顔立ちだが、胸は成人女性と変わらない大きさだ。
最近の子は発育がいいなと考えながら、ドクオにスマホの動画を見せるように指示を出す。
(* ゚∋゚)「クックル、主演男優賞モノね!」
少女に動画を見せたら見る見る青ざめた。
動画の内容は以前、抵抗の激しい女性がいたため、クックルが殴りまくって大人しくさせた時のものだ。
あの時は女性の顔が風船の様に膨れておもしろかったなぁ。
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( ゚∋゚)「大人しくしろヨ。お前も同じ目に合わせルゾ?殺しちゃウゾ?ンン?」
ベトナム出身のクックルは4人の中で1番暴れん坊の男だ。
大の処女(バージン)好きだが、彼のイチモツだと、あまりに大き過ぎて、俺達がヤる時にはガバガバになってしまう。
俺は一度、興味本位で計ってみたが、長さ30cmで太さは直径7cmの巨根だ。
粗暴で短絡的ではあるが、彼が女性に暴力を振るうとき、皆、子供のように泣く。
それが面白いので、俺はクックルを気に入っていた。
(* ・∀・)「そろそろ着きますね。」
( ´_ゝ`)「ドクオ君、コンドームの補充は大丈夫?」
('A`)「バッチリっす」
( ゚∋゚)「むーー、クックル、ゴム嫌い!!」
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( ゚∋゚)「むーー、クックル、ゴム嫌い!!」
( ゚∋゚)「生チンポ!マン○にザーメンいっぱい出す!女、声あげる!」
(* ゚∋゚)「女、声あげるのキモチイイの合図!!クックルも気持ちいい!!」
( ´_ゝ`)「ダメだ。膣内に精液とかの痕跡を残すな。」
( ´_ゝ`)「DNAとか調べられたら、万が一の場合、言い逃れができないだろ。」
( ゚∋゚)「ムーーー、分かった。」
( ´_ゝ`)(……面白いな……やっぱ)
クックルを諭している時、俺は彼らと出会った時のことを思い出していた。
モララー、クックル、ドクオ。
私が今名乗っている『兄者』という名前も含めて、全員が偽名だ。
私達はSNSを通じて、同じ嗜好を持った者として知り合った。
【女性を無理矢理レイプする】という性的嗜好を持った者同士で集まり、【狩り】と称し犯行を重ねている。
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(* ´_ゝ`)「ハハハハハハ!!」
クックルがヤッた後、俺もご馳走を頂く。
激しく責められて疲れたのか、少女はぐったりとしていた。
指2本を膣内に入れる。体温が高いのか、火傷するのかと思うくらい熱かった。
驚くべきことに少女の膣壁が指を押し返してくる。入り口も狭く、これは中々楽しめるかもしれない。
少女のご両親のことを想像した。
きっと帰りの遅い彼女を心配しているかもしれない。手塩にかけ、育てた御両親を思い、俺は言った。
(* ´_ゝ`)「いただきます」、と。
彼らと別れた後、車を走らせ、家路に着いた。
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ζ(゚ー゚*ζ「あ、パパ、おかえりなさい!!」
( ´_ゝ`)「ただいま!いい子にしてたか?今ご飯作るからね。」
ζ(゚ー゚*ζ「炊飯器のスイッチ入れたからもうすぐ出来るよ!」
( ´_ゝ`)「いい子だ。」
俺には妻と娘が居る。結婚してもう17年。
娘は結婚2年目にできた子供だ。
妻も娘を愛している。
俺には2人が生きている間、ずっと幸せにする義務がある。
そして、2人にはその権利がある。
娘の頬を軽く撫でる。
ζ(゚ー゚*ζ「んー?なにー、パパー?」
( ´_ゝ`)「………いや、なんでもない。」
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先程、強姦した少女は娘の友達だ。
その娘を汚した手で娘に触れる。
最初はあまりにも罪深いように思えてできなかった。
だが、結局はその事とは区別して生活するようになった。
生まれもった衝動を抑えることはできなかった。
また俺は狩りを行い、女を自分の欲望の捌け口にする。
( _ゝ )
俺はこの世界で生きる事が許されない獣なのだろう。
だけど、俺は狩りをする。俺のために。
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【2】
少女を拉致してから1週間が経った。
今日は特に雨が強い日だ。
(; ・∀・)ヤバイヤバイヤバイヤバイ
(;'A`)ヤバイヤバイヤバイヤバイホントヤバイ
( ゚∋゚)ボーーーーーッ
( ´_ゝ`)「………で?説明しろよ。なんでだ?」
(# ´_ゝ`)【なんで女が死んでいるんだ!?】
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監禁場所に着いた時、いつもとは全く雰囲気が違っていた。
寝室には全裸の少女が明らかに生気の無い顔で横たわっていた。
死体を間近で観察すると、首に【指の形】で鬱血した跡があった。
( ゚∋゚)「首を絞めたらナカがギュッと締まるからァ、強く絞めたらァ」
( ゚∋゚)「死んだ」
(; ・∀・)「な、なんてことを………」
(; ´_ゝ`)=3「……………」
( ´_ゝ`)「全員、汚れてもいい格好に着替えてくれ。」
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俺達は雨が降り頻る中、高速道路をスピードを上げて走る。
運転している間、3人の誰かだろうか、俺に何処へ向かうかと聞いてきた、
俺は答える、地獄に行くんだよ、と。
そして、何処かの山に着いた時には、雨の勢いが弱くなっていた。
( ´_ゝ`)「じゃあ、モララー、ドクオ。スコップを渡すから、穴掘ろうか。」
(;'A`)「……用意いいですね。」
( ´_ゝ`)「最悪こーゆー場面の可能性もあるかと思ってね。最低限の準備はしておいたのさ。」
( ´_ゝ`)「無駄な準備で終われば良かったんだけどね。」
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雨で水分を含んだ土は重く、なかなか穴を深く掘ることが出来ない。
それでも夜が明ける前に死体を埋めたかった。
明るくなれば、それだけ人目につきやすくなる。
(; ・∀・)「どれくらい掘ればいいんですか?」
( ´_ゝ`)「6、7mぐらいだ。浅いと野犬とかが掘り返してしまうって闇金ウシジ○くんに書いてあった。」
(;'A`)「うへぇ………あれ?クックルさんはどうしているんですか?」
( ´_ゝ`)「……気分が悪いって言って車で休んでいる。」
(# ・∀・)「は?アイツが蒔いた種でしょ。なんなんですか?」
( ´_ゝ`)「………まあ、いいよ。それよりも掘らなきゃさ。」
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2人はブツブツと文句を言いながら、穴を掘り進み、ようやく程よい深さの穴を掘ることができた。
2人が休憩している間に私は車から少女の死体を車から降ろす。
そして、用意していたペンチで彼女の歯を抜いていく。
(; ・∀・)「えっ!?何してんの!!?」
( ´_ゝ`)「ドラマでも見るじゃん。歯の治療痕から身元が分かるってやつ。だから歯を全部抜いてるんだ。」
( ´_ゝ`)「仮に死体が見つかっても身元判別に時間がかかるからね。」
(; ・∀・)
( ´_ゝ`)「あとで顔も潰して掌と足の裏を硫酸で焼き潰すから手伝ってね。」
( ´_ゝ`)「この作業を【もう一回しなきゃだから】」
(; ・∀・)「…………なんで?」
(;'A`)「た、大変です!!」
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(;'A`)「クックルさんが口から泡噴いて死んでいる!!!」
(; ・∀・)「………兄者さん。殺したんですか?」
( ´_ゝ`)
( ´_ゝ`)「彼の存在はリスクでしかないからね。考えもなく【肉】を殺すなんてことをしたら、もう付き合いきれないでしょ?」
( ´_ゝ`)「ここへ来る途中、飲み物をクックルに渡したじゃん?その中に毒を入れたから、彼はそこで死んでいる。」
( ´_ゝ`)「これからクックルを全裸にして、彼女と同じようなことをする。だから、」
( ^_ゝ^)「手伝ってね。」
(; ・∀・)「…………」
(;'A`)「………イカれている」
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だが、結局2人は手伝った。
クックルの歯を抜き、2人の指紋と足紋を硫酸で焼いた。
2人の死体を穴の中に放り込み、土をかけ埋めている間、誰一人口を開かなかった。
全ての作業を終えて、再び高速道路を走っている時には朝になっていた。
だが今日も雨だ。ザァーと雨が車体を打ちつける音と薄暗さが心地良い。
( ^_ゝ^)「ドクオくんさぁ、今18歳だっけ?学校は大丈夫?今不登校なんだっけ?」
( ^_ゝ^)「こうやってドライブしていると修学旅行みたいで楽しいね!」
( A )「…………」
( ・∀・)「……………」
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( ^_ゝ^)「今、若い子って何が流行ってんの?やっぱアレ?ひよってる奴いるー?ってヤツかな?」
( A )……ハァ…ソッスネ…
( ^_ゝ^)「この中に!!死体2つ埋めたからってひよってるヤツいるーーーーーーーー!!!!?????」
( ^_ゝ^)「警察に自首しようとか思っているヤツいるーーーーーーー!!!???!!!!!」
(;'A`)ビクッ
(; ・∀・)ビクッ
( ^_ゝ^)「いねーーよなぁーーーーーー!!!!!!!」
( ´_ゝ`)「ほとんどの隠蔽工作は俺がやったけど、共犯の君達も重い罪に問われるからね?警察に行っても、もう、まともな人生は送れないよ。」
( ^_ゝ^)「だから黙ってようね。」
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(;A;)………ウッ……グス……ヒック……
( ・∀・)「………分かってます。兄者さん。私もドクオくんも決して言いません。」
( ・∀・)「このことは3人だけの秘密です。」
( ´_ゝ`)「そりゃあ良かったよ」
その日は何も食べずに寝てしまった。
俺は夢を見た。子供の頃の思い出の夢。
夢の中で、俺はずっと前に亡くなった母とハイキングに行っていた。
暖かな太陽が木々の葉から顔を覗かせるのは、子供ながら穏やかな気持ちになった。
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ずっと、この時が続けばいいのに。
「○○、悪いことをしても、お天道様はいつも見てるんよ。」
「人の目を誤魔化すことができても、お天道様を誤魔化すことはできん。」
「だから悪いことはしたらアカンよ。」
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( _ゝ )「………お母ちゃん………」
雨の日は続く。
あの山で土砂滑りがあった場合、死体も出てくるのだろうか?
2人は黙っていられるだろうか?
犯行を誤魔化し続けて来たが限界かもしれない。
( ´_ゝ`)「最後に1人ぐらい狩って終わりにするか。」
俺はスマホを手に取り、2人に連絡を取った。
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【3】
今日もやっぱり雨だった。
人通りは少なく、狩りをするには好都合の日だった。
( ・∀・)「兄者さん、ウェザーニュースの通知で昼から晴れるみたいですよ。」
( ´_ゝ`)「あと1時間半ぐらいか。手早くすませよう。」
('A`)
('A`)「………兄者さん。俺、」
( ´_ゝ`)「分かっている。今回だけだ。」
( ´_ゝ`)「最後の狩りを全うして、会う事をやめよう。」
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('A`)「すんません、兄者さん。すんません………」
( ´_ゝ`)「モララー、君とは長い付き合いになったな。楽しかったよ。」
( ・∀・)「まだ、別れの言葉を言うのは早いです。」
( ・∀・)「肉を楽しんで、痕跡を消して、肉を捨てた後でその台詞は聞きますよ。」
( ´_ゝ`)「……ああ、行こうか。あの女だ。」
俺達は女の進行方向を防ぐように車を停めた。
後部座席のドアを開け、モララーとドクオが拉致るために女の側にかけよった。
女は何が起こっているか、理解できていないようだ。
ただ、身を固くするだけだ。
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<ヽ`д´>「○○警察署だ!!」
小雨の中、数十人の強面の男達が俺達を取り囲む。
あまりの衝撃に、理解するのに数秒の時間を要した。
(;'A`)「ヒッ!!」バシン
ドクオはパニックになった状態で強面の1人の顔面を引っ叩いた。
刑事「公妨で現逮だこの野郎ッ!!!」
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(; ´_ゝ`)(クソッ!!逃げなきゃ!!)
俺自身も無我夢中でアクセルを踏んだ。
警察官の制止を跳ね退けて、車を発進させた。
(; ´_ゝ`)「最悪だ!!モララーもドクオも逮捕された!!」
(; ´_ゝ`)「落ち着け!!一つ一つ、声に出して確認しろ俺!!」
(; ´_ゝ`)「車のナンバーは?念の為、泥で汚しているから判別できないはずだ。車はどっかで処分するしかない。」
(; ´_ゝ`)「アジトは今回の狩りが最後だから必要最低限のものしか置いてない。俺の身元が分かるものは無いはずだ。」
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(; ´_ゝ`)「モララーやドクオにも俺の素性は伝えてない。」
(; ´_ゝ`)「大丈夫だ!!俺は逮捕されない。逃げ切れる!!!」
本当にそうか?
(; ´_ゝ`)
.
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警察は馬鹿じゃない。
おそらく、ずっと前から俺達を探していたはずだ。
きっと尾行もされていた。
だから、あの場に警察の人間達が現れたんだ。
もう分かっているはずだ。
俺はもう逃げられない。
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(; ´_ゝ`)「嫌だ……刑務所になんか入りたくない!!!」
(; ´_ゝ`)「フィリピン?マニラ?せ、世界の果て迄逃げたら警察も追ってこない?」
思考を巡らす頭脳の片隅で、本当に、唐突に、モララーと出会った時のことを思い出していた。
ーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーー
( ´_ゝ`)「なあ、モララー君。モララー君でよかった?俺のことは兄者って呼んでよ。」
( ・∀・)「よろしくお願いします。兄者さん。」
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( ´_ゝ`)「なあ、あの女性だけの列はなんだい?」
( ´_ゝ`)「なんかのデモみたいだね。みんな、花を持っている。」
( ・∀・)「あれは『フララーデモ』ですよ。」
( ・∀・)「2019年に性暴力の無罪判決が続いたことを受け、作家や企業家の人の呼びかけで始まったデモです。」
( ・∀・)「『性暴力の被害はその人だけじゃない、私も同じ性暴力の被害を受けた。同じ苦しみを持つ者達で被害を訴えよう【#MeToo】』を掲げ、花を手に集まった人達だそうです。」
( ´_ゝ`)「へえ?」
( ^_ゝ^)【じゃあ、俺らもだね。】
( ・∀・)「え?」
ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
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( ゚∋゚)
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( ゚∋゚)「どうして殺したの?」
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(; ´_ゝ`)「ウワアアアアアアアアア!!!クックルーーーーーーーーーー!!!!!!!」
急ブレーキをかけ、ハンドルを切った。
そしてガードレールに激突する。
<;ヽ`∀´>「馬鹿がッ!!焦って事故りやがった。」
<;ヽ`∀´>「おい!誰か救急車呼んでくれ!」
<;ヽ`∀´>「っつ、おい生きているか?」
(; _ゝ )「お、ぐぉえ………」
-
<;ヽ`∀´>
<ヽ`∀´>
<#ヽ`∀´>「オイ、クソ野郎……。逃さねぇからな。」
<#ヽ`∀´>「お前らのせいで一体どれだけの女性が傷ついたと思う?」
<#ヽ`д´>「苦しんだと思うんだッ!!?」
(; _ゝ )ハァ……ハァ……
( _ゝ )
-
( _ゝ )「知らねぇよ。そんなことッ。」
<#ヽ`∀´>「あぁッ!?」
( _ゝ )「昔から俺の性癖はヤバいって思ってた。」
( _ゝ )「だからずっと押さえつけていた。だけどな、」
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( ´_ゝ`)【俺と同じ嗜好を持つ人がこの世には多くいる】
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(# ´_ゝ`)「俺達だけじゃないはずだ。性犯罪者はどこにでもいる。」
(# ´_ゝ`)「そして犯された女もそれこそ掃いて捨てるほどいるだろう!!」
(# ^_ゝ^)「『俺達もだ』!俺達は欲望を抑圧して生きている。人間は自由に生きるべきじゃあないのか?」
(# ´_ゝ`)「俺が俺であるために生きることは罪なのか!!なあッ!?」
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<#ヽ`∀´>「このクソ野郎……」
<#ヽ`∀´>「お前の罪は裁判所で裁かれる。覚悟しろ」
(; ´_ゝ`)「……………」
これは始まりに過ぎない。
これから死んだ方がマシだと言うぐらい惨めな人生を歩むんだと俺は悟った。
ほんの一瞬だけ、妻と娘の顔がよぎった。
今回の事を知ればきっと泣き崩れるだろう。
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二人の号泣する様を想像すると、何故だか笑いが込上げてきた。
(;* ´_ゝ`)「ふふ、ふふふ、あはははは、」
(;* ´_ゝ`)「………ま、まぶしい。」
いつの間にか、雨は降り止んでいた。
雲の切れ間から光が差し込み、俺の顔を照らした。
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太陽が獣を睨みつけていた。
.
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#ME TOOのようです【完結】
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乙
クソ野郎なのは間違いないけど持って生まれたもんって言われるとな……
-
乙
-
乙
基本的にこの手の人間には同情的な俺が1ミリも同情できない兄者凄いわ
-
乙
最後好き
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乙
生まれ持った性癖だとしても他者の権利を侵害しちゃいかんぜ兄者
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乙です
清々しいほどのクソでいっそ気持ちがいいな
そして確かな情報の出どころがエグい
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どんな性癖もってようが人を傷つけたらだめなんだよなぁ
読みやすくてすらすら読めてしまった、乙
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やっちゃダメっていう母の教えに、理性的に従いたかったのも本音なんだろうな
俺はたまたまこういう苦悩を知らなくて済んでいるから、このクズに自己責任論を押し付けるのもちょっと憚られる。クズには違いないが
事を起こす前に、誰にも相談できなかったなら悲劇だな、と長文失礼、乙でした
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