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死神として就職したものの上司はツッコミどころ満載のようです
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・http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/21864/1459162428/-100←のスピンオフ的な何か
・話数的には一クールくらい
・ふがし
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拝啓、お父さん、お母さん、お元気でしょうか。
僕は元気にやっています。死んだけど
こうして死んだ後も仕事に就いています。死んだのに
仕事はとっても大変だけど、毎日楽しく過ごしているから安心してお供えをください。死んだから
P.S.いくら柿農家の息子だからってお墓に柿ばっか供えるのはやめてください
さらにP.S.干し柿でもダメです
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( ^ν^)Ф「………」
(゚、゚トソン「おやおや両親にお手紙ですか。家族思いですね」
( ^ν^)「まぁ、届きやしませんけど。気分的に」
(゚、゚*トソン「あっ!両親だけにおやおやってなかなか面白くありません!?さっすが私のギャグセンス死神一ー!」
( ^ν^)
( ^ν^)(なんでこんな人が俺の上司なんだろう)
( ^ν^)死神として就職したものの上司はツッコミどころ満載のようです
一人目:流石弟者
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(゚、゚トソン「さて……ニュッさんも死神になってだいぶ経ったんじゃないですかね」
( ^ν^)「そうですね。死んでも社畜人生まっしぐらなんて日本ぐらいしかありませんよ」
( ^ν^)「しかも毎日毎日書類作業デスクワークの下積み生活……研修として一回表の仕事あったけど」
(゚、゚;トソン「う、ウチの会社はホワイトですよ!」
( ^ν^)「ソウダネー」
(゚、゚;トソン「疑いの眼差し!!」
-
(゚、゚;トソン「とりあえず!ニュッさんも一人前の死神として今日からは魂を回収する仕事をやってもらいますよ!」ペラッ
(゚、゚;トソン「今日お迎えするのは東京都在住の流石弟者さんです!パパーン!」
( ^ν^)「はぁ」
(゚、゚トソン「そして教育係は勿論この私、都村トソンです!!」
( ^ν^)「うわぁ」
(゚、゚*トソン「初回の時にも言いましたが、更にビシバシとエリート死神に教育してあげますからね!覚悟なさい!」
(゚、゚*トソン「いずれナースのお仕事の松下由樹みたいに……あ〜さ〜く〜ら〜!!なんて……おふふ……」テーッテレーッテテレー
( ^ν^)(なんで俺後輩なのに上司の心配しなきゃならないんだろう)
と(゚、゚*トソン「さぁ、現場に向かいますよ!死神ゲート!卍解!」ガチャ
( ^ν^)「いちいちネタ挟まないと喋れないんですか」
―――
――――……
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―――
――――……
-
【東京】
(゚、゚トソン「目的の場所は……○○番地近くの横断歩道ですね」サクサクサクサク
( ^ν^)「……となると死因は交通事故の確率が高いってなワケか」ムッチャムッチャ
(゚、゚トソン「正解。流石弟者さんはトラックによるひき逃げ……死因は複数の骨折、全身打撲、出血多量と言ったところですか」
( ^ν^)「ひき逃げか……」
(゚、゚トソン「酷い話です。……が、犯人は地獄への道が1歩進んでしまいましたね。自業自得です」
( ^ν^)「やっぱり罪人は死んだ後でも裁かれるんですね」
(゚、゚トソン「そうですね。基本的生前の行いによって天国か地獄行きは決まりますから」
-
(゚、゚トソン「まぁもっと細かい部類だと六道……餓鬼道とか畜生道とかありまして……」
(゚、゚トソン「全ての罪人が地獄に落ちるワケじゃありませんからね」
(゚、゚;トソン「しかしこれらを全部話すとしたらえらい時間が掛かるのでまたいつか」
( ^ν^)「あ、話終わったんですか?」
そ(゚、゚;トソン「私が頑張って説明したのに聞く耳持たずですか!!」
( ^ν^)σ「それよりアレ、人集り」
(゚、゚;トソン「それよりって貴方……どれどれ」
-
ザワザワ ガヤガヤ
ウー ピーポーピーポー
( ^ν^)「もう運ばれちゃったみたいですけど」
(゚、゚トソン「運ばれたのはハコですから、多分近くに魂が……」
( <_ )
(゚、゚トソン「あ、居ました……けど起きる気配がありませんね」
(゚、゚トソン「………」
(゚、゚*トソン「懐かしいなぁニュッさんに会った時もこんな感じで気絶してて……」
( ^ν^)「懐かしさに惹かれてないで、どうします?鼻にクワガタでも挟みます?」
(゚、゚;トソン「それを実行するのは寝起きドッキリの芸人だけで十分です!」
(゚、゚;トソン「とりあえず時間を置きましょう。まだ死にたてホヤホヤですから。ふがしでも食べて……」
( ^ν^)「出来立てホヤホヤみたいに言わないでくださいよ」
――――――……
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よく交通事故に合う瞬間って、スローモーションみたいにって言うけど違うんだな。
目の前にトラックがあったと思った直前真っ暗になって固いアスファルトの感触と鈍い体の痛み
それから錯覚するんだ「俺交通事故にあったんだな」って。
何でこんな目にあったんだろう。普段からいい子にしてたんだけどなぁ
もしかしてアレか兄者のプリンを勝手に食べたり姉者のDVDを全部釣りバカ日誌にすり替えたバチが当たったのか
でも償う代償が大きすぎるよ神様。命とまで引き換えるか普通。あ、神様だからか
……ああ、そろそろダメっぽいわ。兄者、姉者、妹者、母者、父者……
――――ごめんなぁ
( <_ )(…………)
サクサクサクサク ムッチャムッチャ
( <_ )(な、何か幻聴が聞こえる……頭強く打ったもんなぁ……クソォ……)
サクサクサクサク ムッチャムッチャ
( <_ )
サクサクサクサク ムッチャムッチャ
( <_ )(あ、コレ幻聴じゃないわ。本物だわ。本物の何かだわ)
-
(´<_` )パチッ
(´<_` )パチパチ
サクサクサクサクサク(゚、゚トソン
( ^ν^)ムッチャムッチャムッチャムッチャ
(´<_`;)(な、なんだコイツら。就活生二人組がふがしと干し柿食ってる)
サクサクサクサクサク(゚、゚トソン
(´<_`;)(しかも食い方きったねぇな!!ボロボロ食べかす落ちてるだろうが!!)
(´<_`;)(うわっ、音に気ィ取られてたけどこいつらなんかでっかい鎌背負ってる!!不審者だ!!通報しよ!!)
(゚、゚トソン「どうやら目を覚ましたようですね、おはようございます」
(´<_`;)「あ……おはようございます」
-
(゚、゚トソン「体の調子はいかがですか?」
(´<_`;)「ちょっと体が重いけど……苦しくない……」
そ(´<_`;)「うわ!体が血まみれ!」
(゚、゚トソン「ええ、貴方は交通事故によって死にましたからね」
(゚、゚トソン「申し遅れました。私は死神の都村トソンと言います」
( ^ν^)「そして柿農家の息子梅宮ニュッです」
(´<_`;)「柿農家の息子と……死神……」
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(´<_`;)「夢って訳じゃないんだよな?」
(゚、゚トソン「紛れもなく現実です」
(´<_`;)スッ
(゚、゚トソン「?どうしましたおもむろにスマホを……」
(´<_`;)「通報しなきゃ……」
そ(゚、゚;トソン「ちょちょちょちょ!!待ってください待ってください!!」
(´<_`;)「自称死神の女と柿農家の息子なんて怪しさ満点だろ!!でっかい鎌持ってるし!!」
(゚、゚;トソン「自称ではなく本物……ニュッさんも何か言ってくださいよ!!」
(#^ν^)「柿農家の息子は怪しくねぇぞコラァ!!渋柿食わっせっぞあぁん!?」
(゚、゚;トソン「そっち反論するんですか!?」
(´<_`;)「じゃ、じゃあそっちの女だけ通報して……」ピッポッパ
(゚、゚;トソン「だから決して不審人物ではじゃないですってばあああああああああああ!!!」
-
(゚、゚;トソン「ゼェゼェ……ですからかくかくしかじかで貴方のお迎えに上がりましたって話ですよ……」
(´<_`;)「じゃあ本当に死神なんだな?」
(゚、゚;トソン「さっきからそうお話をしてるじゃないですか!!」
(゚、゚;トソン「時間推してるんで!まず三途の川を渡りますよ!!」
(´<_`;)「は、はい……船酔いしないといいな」
―――
――――……
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―――
――――……
-
ミセ*゚ー゚)リ「三途の川の運行人芹沢ミセリでーす」
(゚、゚*トソン「今日は迷わないでちゃんと行けましたよ!!」
ミセ*゚ー゚)リ「はいはい偉い偉い」
ミセ*゚ー゚)リ「それでは早速三途の川を渡って、閻魔様の裁きを受けましょう」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、通行料130円ね」
(´<_`;)「金払うのかよ!!」チャリ
( ^ν^)(その気持ちは分かるぞ流石弟者)
-
(゚、゚トソン「それでは弟者さん、ここでお別れです」
(゚、゚トソン「貴方が無事、天国に逝ける事を願っています」
( ^ν^)「ついでに干し柿も持ってきな」
(´<_` )「色々とありがとう。通報しようとした事に関してはすまなかった」
ミセ*゚ー゚)リ「トソンちゃんお腹すいたからふがしちょうだーい」
-
ミセ*゚ー゚)リサクサクサクサク
ミセ*゚ー゚)リ「出発!」
ヽ(´<_` )「さようならー」
"(゚、゚トソン ペコッ
( ^ν^)ノシ
-
(゚、゚トソン「ふぅ……踏んだり蹴ったりでした……」
(゚、゚トソン「さ、東京お土産買って帰りますよ。どうせならひよこまんじゅうにしましょう」
( ^ν^)
( ^ν^)「それ福岡です」
一話 おしまい
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乙乙
相変わらずトソンのキャラひどすぎ
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紅白の時トソンとニュッ君のペア珍しかったからもっと読みたいと思ってたんだ
楽しみが増えました、乙
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干し柿うまそう
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まさかのつづきに驚いた
おつ
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(゚、゚トソン「三年!B組!」
(゚、゚トソン「金八せんs( ^ν^)「うるさいです」
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン「はい」
都村先輩のチキチキ死神講座〜色々あるよ〜
-
(゚、゚トソン「第一回!都村トソンによるチキチキ死神講座を始めたいと思います!」
(゚、゚トソン「まぁ、数回しかないんですけどそれは置いといて」
+(゚、゚*トソン「知的さをアピールするため今回は眼鏡装備ですよ!キリッ!」
( ^ν^)「その発想から知的さはほぼ0に近いと思います先生」
そ(゚、゚;トソン ガーン
-
【あの世】
(゚、゚トソン「お、おほん。まずは基本的な事からおさらいしましょうか」
(゚、゚トソン「えー我々が拠点する"あの世"は主に三つに別れております」
( ^ν^)「上が天国で下が地獄。んで真ん中が裁判所もとい冥府ですね」
(゚、゚トソン「はいそうです。私達死神が居るのは真ん中なので例えるとしたらバンズに挟まれたハンバーグみたいな感じでしょう」
( ^ν^)「何でそこハンバーガーに例えるんですか」
(゚、゚トソン「その方が分かりやすいと思いません?」
( ^ν^)「まぁ……そうですけど」
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【死神について】
(゚、゚トソン「では次に死神についてですね」
(゚、゚トソン「死神には階級や年齢毎に制服が違うのはご存知でしょうけども」
( ^ν^)「よくイメージされる様な死神ってかなりのエリートなんだな」
(゚、゚トソン「ええ、ええ。そりゃもう私達から見たら超エリート級の大先輩です」
(゚、゚トソン「ウチの会社で言ったら代表されるのは杉浦さんですね」
( ^ν^)「ああ……あの変な人」
(゚、゚;トソン「ちょ、仮にも大先輩ですよ!もっと敬うべき存在です!!」
( ^ν^)「だってあの人ちょくちょくポーズとるじゃないですか。キレッキレだし」
( ^ν^)「着てるのもローブっていうかマントだし数分に一回はマントばっさばさして高笑いするし一人称我輩だしスネイプかよ」
(゚、゚;トソン「ひ、否定は出来ませんけども!!いい人ですよ!?ちょっと頭のネジ緩んでるだけで……」
<フハハハハ!!
そ(゚、゚;トソン「とかなんとか言ったらご本人の高笑いが!!」
(^ν^ )三
と(゚、゚;トソン「ちょ、逃げんな!おい!待たんかコラ!!」
-
(゚、゚;トソン「ゼェゼェ……大鎌をカッターみたいに投げたら見事にニュッさんにクリーンヒット……」
( ^ν^)「うわ今の俺すげぇ。ウルトラセブンみたいな頭になってる」
(゚、゚;トソン「ニュッさんが逃げるのが悪いんですよ……」
(゚、゚;トソン「それでえーっとなんでしたっけ」
( ^ν^)「階級とか年齢とか」
(゚、゚トソン「そうそうそれでした。私達普通階級の死神がスーツ、エリート死神がローブなんですけどもー」
( ^ν^)「もー」
(゚、゚トソン「若くして亡くなった方が死神として仕事するのも珍しくないパターンでして」
(゚、゚トソン「十歳から十九歳までの死神が黒セーラーか学ランなんですよね」
( ^ν^)「閻魔あいちゃんかよ」
(゚、゚トソン「それ以下の年齢の方は死神になる事は出来ません。大体じっくりと時間をかけて輪廻転生を行います」
(゚、゚;トソン「あ、三途の川の船頭の服装について説明するの忘れました。ついでだから三途の川について説明しましょう」
-
【三途の川】
(゚、゚トソン「彼岸花が咲き乱れ、辺りには霧。そして賽の河原。まさしくそこは!」
( ^ν^)「サイレントヒル」
(゚、゚;トソン「違いますよ!!霧ぐらいしか共通点ないじゃないですか!!」
(゚、゚;トソン「現世とあの世の境目にある川と言えば三途の川!!常識じゃないですか!!」
( ^ν^)「ジョークですよジョーク」
(゚、゚トソン「三途の川を渡り、閻魔様によって天国か地獄行きに決まる。そして運賃は片道130円。まぁこれもビジネスですし」
( ^ν^)「お金無いって人も居るんじゃないですか?」
(゚、゚トソン「過去にチラホラと居ました。クロールで三途の川渡りきった猛者も居ますが」
( ^ν^)「カジキかよ」
(゚、゚トソン「それで船頭の服装は基本和服ですね。黒いやつ」
( ^ν^)「閻魔あいちゃんかよ」
(゚、゚トソン「身近な船頭と言ったらミセリですね」
( ^ν^)「たすき掛けがよく似合う」
-
(゚、゚トソン「さて次は……」
<オンミョ〜ン
そ(゚、゚;トソン「ハッ、仕事が!!」
( ^ν^)「毎回思うんですけどこのミカルゲの鳴き声みたいなチャイムどうにかなりません?」
(゚、゚;トソン「急いで現場に向かいますよ!!」
( ^ν^)「俺の戯言はスルーですかそうですか」
サァ、ゴーゴー!!
セナカオサナイデクダサイヨ
ニュッサンガヤルキナイノガワルインジャナイデスカ!!
ハイハイ
-
lw´- _-ノv" ヒョコ
lw´- _-ノv「講座は話の間におまけとして開催されるよ」
lw´- _-ノv「あ、おまけだから本編にはカウントしないよ」
lw´- _-ノv「年少代表古参の素直シュールちゃんがお送りしました」
lw´- _-ノvノシ「まったね〜」
<フハハハハハ!!
lw´- _-ノv
lw´- _-ノv「うっせぇなあのオッサン……」
おしまい
-
お金無い人どうなんのよ!?
泳げる人は良いけど泳げない人はそこで止まってんの?
確か放っておくと悪霊に成るんじゃ…
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ニュッみたいに死んでから死神になるのってどうやってなんの?閻魔様が決めんのかな?
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まさか続きが見られるとは!!!
みんなかわいい
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>>30
(゚、゚トソン「流石弟者さんやニュッさんの様に死んでも持ち物は反映されるんですよね。」
(゚、゚トソン「しかーし!しかし中にはお金を持ってない人も当然居ます」
(゚、゚トソン「その時は私達死神のポケットマネーで支払うんですよね……とほほ……」
( ^ν^)「たかだか130円で大げさな」
(゚、゚#トソン「なんですか!130円あれば5本や10本入りのふがしが買えるんですよ!?」
(゚、゚#トソン「それを片道で130円も削るなんて……ムキー!!」
( ^ν^)(もしバスの大人料金みたいなケースだったら絶対ブチギレるだろうな)
(゚、゚トソン「あ……ちなみに小さなお子様や動物霊なんかはタダで乗れるんですよ」
( ^ν^)「動物霊?」
(゚、゚トソン「はい。閻魔様がペットにしたいと」
( ^ν^)「閻魔ァ……」
-
>>31
(゚、゚トソン「そうですね。配属先は閻魔様が決めます」
(゚、゚トソン「しかし死後直前にして死神になるのは不可能ですしなるとしても試験や適正テストがあります」
(゚、゚トソン「ま、常に募集してるものなのでハロワ行けばパパッと説明してパパッと適正テストですよ」
( ^ν^)(テストの内容クソどうでもいい問題ばっかだったけどな)
( ^ν^)(死神の好物は?なんて問題出てきて迷わずふがしって記入したら正解したし……)
( ^ν^)(そこはリンゴじゃねぇのかよ)
(゚、゚トソン「それはデスノートの死神の方なので……」
( ^ν^)「読心術やめてもらいます?」
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拝啓、お父さん、お母さん、庭に住み着いたヤモリ。お元気にしてますか?
最近とても嬉しい事があったのでそれを報告したいと思います。
少しながら、新しい仕事を貰え外出する機会が増えました。
そして僕の想いが反映したのかお供え物がちくわにグレードアップしました。意味が分かりません
配慮かなんか知らないけれど開封前でも理解に困ります
P.S.墓の裏に柿を備えてもバレバレです
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( ^ν^)Ф「………」
lw´- _-ノv「また手紙書いてるのかい?好きだねぇ」
( ^ν^)「出たな子供店長」
lw´- _-ノv「店長じゃないもん」
( ^ν^)「仕事行かなくていいのか?」
lw´- _-ノv「終わったし、子供だからこうやってどうぶつの森で遊んでるのさ」
lw´- _-ノv「チミはまだ仕事が終わってないだろ。早くやりたまえ」
( ^ν^)「うっせいちごパンツ」
( ФωФ)そ「えっ!?」トオリスガリー
( ^ν^)
lw´- _-ノv
(;ФωФ)「な、何故我輩のパンツの柄を……!?」
( ^ν^)
lw´- _-ノv
( ^ν^)「……なんかすいません」
lw´- _-ノv(よっしゃ、今度からあいつの事いちごパンツって呼ぼ)
( ^ν^)死神として就職したものの上司はツッコミどころ満載のようです
二人?目:ビーグル
-
(゚、゚トソン)))「ニュッさーん、魂回収の仕事入りましたよー」
( ^ν^)「へいへい」
(゚、゚トソン「今回はかなり体力を使うと思いますけど大丈夫でしょうか」
( ^ν^)
(^ν^ )「子供店長、出番だ」
lw´- _-ノv「いやでーす」
(゚、゚トソン「何シュールさんに仕事押し付けようとしてるんですか。大人気ない」
( ^ν^)「俺より年上じゃん子供店長」
(゚、゚トソン「まーそうですけども。見た目的にはニュッさんの方が大人です。それでは行きましょう」グイグイ
( ^ν^)「んな理不尽に」ズルズル
lw´- _-ノvノシ「頑張ってねーん」
lw´- _-ノv「……お、でっかい魚影」
―――
――――……
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―――
――――……
-
【神奈川】
(゚、゚トソン「今回お迎えするのはちょいと特殊なパターンなんですよ」
( ^ν^)「特殊?」
(゚、゚トソン「はい。△△町○○番地……伊藤さん家のビーグルさん」
(゚、゚トソン「すなわち犬です」
( ^ν^)「犬」
(゚、゚トソン「大人しい子はちゃんとこちらの言う事を聞いてくれるんですが」
(゚、゚;トソン「活発な子だとあっちこっち走り回って捕まえるのにえらい時間と体力を使うんですよ」
( ^ν^)「ははぁそれで今回のは体力を使うと」
(゚、゚;トソン「そういう事です。大人しい子だといいのですが……」
( ^ν^)「あんま期待しない方がいいと思いますけどね」
(゚、゚;トソン「うーん……」
-
(゚、゚トソン「それでえーっと伊藤さんのお家はこの辺……」
( ^ν^)σ ピンポーン
そ(゚、゚;トソン「何勝手にインターフォン押してるんですか!!」
( ^ν^)「つい癖で……」
('、`*川「はいなー」ガチャ
(゚、゚;トソン ビクッ
('、`*川「ってありゃ、誰も居ない」
('、`*川「……ピンポンダッシュか?それだったら迷惑な話よねー」
('、`*川「ま、いっか。」バタン
-
(゚、゚;トソン「………」フー
(゚、゚;トソン「もう!何してるんですか!」
( ^ν^)「いやホント癖なもんで」
(゚、゚;トソン「ニュッさんは近所で有名なピンポンダッシュ常習犯のクソガキだったのですか?」
( ^ν^)「失礼な。一回だけですよ」
(゚、゚;トソン「こんのクソガキ!!!」
-
(゚、゚;トソン「あーもうニュっさんのクソガキっぷりはよーく分かりましたから塀の上から覗いて様子を見ましょう」
( ^ν^)「ヘイヘイーイ」
"(゚、゚トソン ヒョイ
( ^ν^)"ヒョイ
▼-ェ-▼ zzz
(゚、゚トソン「居ました、あれがビーグルさんです」
( ^ν^)「寝てますね」
(゚、゚トソン「ええ……確かビーグルさんは老衰の予定ですから……」
(゚、゚トソン「よっぽど飼い主さんに愛されていたんですね。幸せな事です」
(゚、゚トソン「しかしこれも仕事」
(゚、゚トソン「飼い主さんには悪いけど、今ここで魂を回収してもらいます」
-
(゚、゚トソン ガサゴソ
〜と(゚、゚トソン「こより〜」ペッペケペーペペー
( ^ν^)(前やられたのと同じやつだ)
( ^ν^)(……やっぱ大鎌いらなくない?)
(゚、゚トソン「吠えられちゃ面倒ですからね、手短にやりますよ」スタッ
▼-ェ-▼〜と(゚、゚トソン コチョコチョ
▼>ェ<▼・'.。゜ プキュシュ
( ^ν^)「すげぇ、ところてんみたいに魂出てきた」
▼・ェ・▼!?
(((▼;・ェ・▼ ウロウロ
ウロウロ ▼・ェ・;▼)))
( ^ν^)「困惑してますね」
(゚、゚トソン「無理もないでしょう。ではではビーグルさん、是非こちらへ……」
▼・ェ・▼!
▼・ェ・ ▼三 ダッ
(゚、゚;トソン三「ああこうなるパターンですか!!」
(^ν^;)三「畜生これだから犬はよ!!大好き!!」
-
▼・ェ・*▼三三「ワンワンワン!!」タッタッタ
(゚、゚;トソン三「待ってー!!早い早い!!」
(^ν^;)三「そりゃ犬だしな!」
(゚、゚;トソン三「しかも今まで動けなかったんでしょう、凄いはしゃぎっぷりです!」
(゚、゚;トソン三「それに今は魂だから壁とかすり抜けちゃ……路地裏行った!」
(^ν^;)三「死神も壁無視する分便利だけどなぁ!」
-
▼・ェ・*▼三 ワンワンワン!!
(゚、゚;トソン三 マッテー
(^ν^;)三 チョ、マテヨ
三▼*・ェ・▼ ワフー
三トソン;゚o゚) ツギハアッチデスカ!?
三(;^ν^)オチツキネェナ!!
▼・ェ・*▼三 ワウーンワンワン!
(゚、゚;トソン〜 ゼヒ…ゼヒ…マッテ……
( ν ;)))) シヌ……ニドシヌ……
-
(゚、゚;トソン「ぜ、全然捕まらない……やばいですよこれ……お給料半減されちゃう……」
(;^ν^)「ち、ちなみに犬って悪霊になったらどうなるんですか?」ゼヒーゼヒー
(゚、゚;トソン「バイオハザードのゾンビ犬みたいになります」
(;^ν^)
(゚、゚;トソン
(;^ν^)「洒落にならねぇ!!」
(゚、゚;トソン「とか言ってるうちに見失いましたし!!」
(;^ν^)「ハァ!?このポンコツ上司!!」
(゚、゚;トソン「うるさい体力もやし!!」
(;^ν^)「ふがし女!!」
(゚、゚;トソン「柿農家の息子!!」
「フハハハハ!!仲間割れはやめたまえ!!」
(;^ν^)!?
(゚、゚;トソン「こ、この声は!!」
「お探しの魂はこれであろう!!」
-
( ФωФ) バァーン!!
つ▼ -ェ-▼
(゚、゚;トソン「杉浦さん!!」
(;^ν^)「いちごパンツ!!」
(゚、゚;トソン「いちごパンツ!?」
▼-ェ-▼ヘッヘhッヘ
( ФωФ)ヾ「フフフ……貴様らが苦戦してるであろうから助け舟を渡したぞ」
\( ФωФ)ゝ「なぁに、安心したまえ!!別に獲物を横取りとか考えてはないからな」バサァ
( ФωФ)+「あぁ我輩って罪な男……」
( ^ν^)(相変わらずポーズとセリフがやかましい人だな)
(゚、゚トソン(ニュッさんの言ってたいちごパンツってなんだろう……)
―――
――――……
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――――……
-
ミセ*゚ー゚)リ「おっ、今日のお客はわんころかー可愛いねー」
▼・ェ・▼「ワン!」
ミセ*゚ー゚)リ「にしても……」
(゚、゚;トソン ボロッ
(;^ν^)ボロッ
ミセ;゚ー゚)リ「二人共お疲れだねぇ……トソンちゃんなんか髪の毛ボサボサだし」
(゚、゚;トソン「いやまぁ……疲れましたからね……」
( ФωФ)「戻ったらゆっくり休むがよい」
(゚、゚;トソン「そうさせていただきます……」
( ФωФ)「後輩の心配も出来る我輩はやはり罪な男よの……」
ミセ;゚ー゚)リ(トソンちゃん達二重の意味で疲れただろうな……)
-
ミセ*゚ー゚)リ「それでは出発!」
▼・ェ・▼「わぅーん!!」
ミセ*゚ー゚)リ「おっと、そんな前に出過ぎると危ないぜわんころ」
( ФωФ)「さて……今日は二人共よく頑張ったし、何か甘い物でも奢ってやろうか」
(゚、゚*トソン「いいんですか!?私あんみつ食べたいですあんみつ!」
( ^ν^)「俺は〜……栗ようかんで」
( ФωФ)「うむ。あっつ〜いお茶も必要だな」
(゚、゚*トソン「やっふーい!!」
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('、`*川 ガラッ
▼-ェ-▼
('、`*川「……あっ」
('、`*川「………」
('、`*川 ナデナデ
▼-ェ-▼
('ー`*川 フッ
「おやすみ、ビーグル」
【 ▼*・ェ・▼('ヮ`*川v 】
二話 おしまい
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ちくしょう……
(´;ω;`)ちくしょう……
-
乙
次のお供えも楽しみ
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乙、ええ話や……
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あの話の続編かよ!
好きな作品だったから嬉しいわ
-
いちごパンツ大先輩いい奴w
罪な男うんぬんうっといけど
-
拝啓、お父さん、お母さん、砂に沈んだアリジゴク。お元気にしてますか?
僕は今後悔してることが一つあります。それはもっと表で遊べばよかったことです
生前お母さんはインドア派だった僕に「もっと外で遊びなさい」と言ってくれましたよね
今になってその言葉がいかに重要かしみじみ伝わりました。
後お供えがわさびにランクダウンしたのかランクアップしたのはどういう意味ですか。しりとりですか
P.S.丸ごとわさびは唖然とするのでせめてねりわさびにしてください。
-
( ^ν^)Ф ボキッ
( ^ν^)「シャー芯折れたうえにシャー芯無くなった……」
( ФωФ)「我輩のをやろうか?」
( ^ν^)「ありがとうございます……ってこれ0.5ですよね。俺の0.3なんですけど」
( ФωФ)「あー……」
( ФωФ)o「そこはガッツで」グッ
( ^ν^)「無理です」
( ^ν^)死神として就職したものの上司はツッコミどころ満載のようです
三人目:素直くるう
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爪'ー`)っ「もっどりー。都村居る?」ガチャ
lw´- _-ノv「トソちゃんなら地獄に出張中」
爪;'ー`)「マジ?せっかくお土産に日本一長いふがし買ってきたのに……」
( ^ν^)「確かにそのチョイス喜ぶのは都村さんだけっスね」
爪'ー`)「だよなぁ……仕事で埼玉寄ったからちょうどいいと思って……」
爪'ー`)「あ、お前らのおみやげは草加せんべいね」
lw´- _-ノv「そこ置いといてー後で食べるから。うおりゃりゃりゃ」カチャカチャカチャ
( ^ν^)「すげぇ3キル」
lw´- _-ノv「アタクシのホクサイが火を吹くわよ!!」
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――――
―――――……
【地獄】
(゚、゚;トソン「あっつー……地獄ってのはこうも暑苦しいんでしょうか……」
(,,゚Д゚)「すまんな。今日は他の獄卒共が皆休みでよ」
(゚、゚;トソン「だからって死神が地獄の管理します?」
(,,゚Д゚)「閻魔様の支配下に置かれてるから問題ないだろ。何よりも人手が足りないんだ人手が」
(゚、゚;トソン「とは言っても……」
(,,゚Д゚)「あ、そこの火力上げて」
(゚、゚;トソン「はーい……」
-
<おんみょ〜ん
lw´- _-ノv「んも〜もう一試合やる所だったのに〜」
( ФωФ)「仕事が優先であるぞ。今日は都村も居ないからお前がニュッの面倒見るのである」
lw´- _-ノv「僕が子守りする側なのかぁ」
( ^ν^)「子供店長に言われると腹立つわ」
( ФωФ)「ま、我輩が付き添いにやってもいいが」
( ФωФ)ヾ「何せ我輩には別の仕事がじゃんじゃん入ってきて可愛い後輩の面倒は出来ないなぁ」
( ФωФ)「ホント我輩という男は罪n爪'ー`)・'.。゜「ぶぇーっくしゅ!!」
( ФωФ)
爪'ー`)「……風邪かなぁ……あ、なんか言った杉ちゃん」ズビズビ
( ФωФ)「……何でもないのである」
( ^ν^)b「フォックスさんナイス」
爪'ー`)「わぁいなんか知らんが褒められた」
-
lw´- _-ノv「じゃ、ちゃっちゃと終わらせて草加せんべいと玄米茶飲むよ」
( ^ν^)「仕事後のおやつタイムこそ至福なものはないからな」
lw´- _-ノv「分かってんじゃないのよニュッ君。ほんじゃま行ってくるねー」
( ФωФ)「我輩も仕事が入ったので行ってくるであるぞ!フハハハハ……!!」ガラッ ピューン
爪'ー`)ノシ「いってらしゃーい……ってうわ杉ちゃん窓辺から飛び立って言った。残酷な天使のテーゼかよ」
爪'ー`)「……だーれも居なくなっちまったなぁ」
爪'ー`)「タバコ吸ってこー」
―――
――――……
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―――
――――……
-
【東京】
( ^ν^)「また東京か」
lw´- _-ノv「ニュッ君関東エリア担当と言っても来る機会多いよね、まぁ東京だし」
( ^ν^)「都会っつーのはどうも物騒だな」
lw´- _-ノv「人間もそうだけど野生動物もなかなか怖いと思うけどね、僕は」
( ^ν^)「あんなもん筋肉の塊みたいなもんだし突撃されたらひとたまりもないだろ」
lw´- _-ノv「オスの鹿なんて角が怖いし。あ、目的の場所近いよ」
( ^ν^)「もう着くのか」
lw´- _-ノv「うん。VIPアパートの203号室」
( ^ν^)「おっと嫌な予感しかしないぞー。このパターンだと自殺か孤独死の二択だろ」
lw´- _-ノv「ぶっぶーハズレー。正解は餓死でしたー」
( ^ν^)「もっと危険な臭いじゃねぇか!!」
lw´- _-ノv「いや死んだばっかだからまだ腐臭とかは全然」
( ^ν^)「そっちじゃねーよ」
lw´- _-ノv「あら違った?……っとと、目的の203号室でーす」
( ^"ν^)「少し臭う」
lw´- _-ノv「マジで?ニュッ君鼻強いのね。鍵はー……やっぱかかってるよね」ガチャガチャ
lw´- _-ノv「だけど鍵なんか死神の前では意味は無い!おじゃまんもすー」スルルル
-
lw´- _-ノv「潜入成功っと。ほうほうチェーンロックもかかってるわけね」
lw´- _-ノv「ってうわっ、生ゴミくせぇ!」
( ^"ν^)「ファブリーズ欲しい」
lw´- _-ノv「残念ながら持ってないのよねー……これはちゃっちゃと終わらせた方が僕らのためにもなるね」
( ^"ν^)「ゴミぐらいちゃんと捨てろよな……」
lw´- _-ノv「こりゃ相当なネトゲ廃人が飯も食わずに熱中して餓死したってパターンっぽいけども」ガチャンコ
-
川 々 )
lw´- _-ノv「……子供なのよねん」
( ^ν^)「……ほぼ骨と皮しかねぇってくらいガリガリにやせ細ってるな。餓死なら当然だけど」
( ^ν^)「しかも体には痣の痕。こりゃ完全に児童虐待だな」
lw´- _-ノv「だね。はー死神の仕事はこういうのも多いからやんなっちゃう」
( ^ν^)「肝心な魂は?」
lw´- _-ノv「ニュッ君はもし親に虐待されたらどこに隠れると思う?」
( ^ν^)「……親の目の届かない場所とか子供しか入れなさそうな場所とかだな」
lw´- _-ノv「そうだね。この部屋だったら隠れる場所は一つ、押し入れだ」
ノ
lw´- _-ノv「それに僕の魂レーダーが凄く反応してる」ピーン
( ^ν^)「お前は鬼太郎か」
-
lw´- _-ノv「じゃあ子供である僕がちくっと交渉行ってくるよ」
lw´- _-ノv「あ、パンツ見ないでよね。まぁ僕スパッツだけど」ヌルリンチョ
( ^ν^)「はいはい」
lw´- _-ノv(さーてどこ居るのかなー)
川 ゚ 々゚)
lw´- _-ノv
lw´- _-ノv(すぐ見つかったわ)
川 ゚ 々゚)「かくれんぼしてるの?」
lw´- _-ノv「うーん僕から見たら君がかくれんぼしてる様に見えるなー」
川 ゚ 々゚)「くるうはかくれんぼスキだよ?オニはいつもお父さんなの」
lw´- _-ノv「おっとこれは話が通じないパターンか」
川 ゚ 々゚)「お父さんはくるうのこと見つけると殴ったりぶったりするからくるうはいつも息を潜めて隠れるの」
川 ゚ 々゚)「……だけどお父さんとうとう帰ってこなくなっちゃった」
川 ゚ 々゚)「それでもお腹が空いて目の前が暗くなって体が軽くなってもくるうはかくれんぼを続けるの」
川 ゚ 々゚)「今度はくるうを見つけたあなたがオニ?」
lw´- _-ノv「そうだね、でもかくれんぼも楽しいけど僕はお散歩がしたいなー」
lw´- _-ノv「たまにはお外で遊ぼうか」
川 ゚ 々゚)"「……うん」
-
lw´- _-ノvニュルリン
( ^ν^)「おせーぞ子供店長」
lw´- _-ノv「めんごめんご、押入れの中で迷子になっててさー」
川 ゚ 々゚)「ん……」
( ^ν^)「……っとにガリガリだな。おいガキ」
川 ゚ 々゚)「なぁにー」
( ^ν^)「お前甘いモンは好きか」
川 ゚ 々゚)「くるうおさとうとかスキ」
( ^ν^)「干し柿やるから食べな」
川*゚ 々゚)「ホント!?おじちゃんありがとー!!」
( ^ν^)「おにーさんだっつーの」
―――
――――……
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―――
――――……
-
lw´- _-ノv「そう言えばくるうちゃん、お母さんは?」
川 ゚ 々゚)「おかーしゃ、おかーさんくるうが生まれてすぐ死んじゃったって」
川 ゚ 々゚)「それでおとーさんが『おまえがおかーさんを殺したんだ』って言うの」
lw´- _-ノv「……そっか」
( ^ν^)「なんで余計な事言うんだよ子供店長」
lw´- _-ノv「うるさいなぁおじちゃん」
( ^ν^)「おにーさんだ」
川 ゚ 々゚)「なんかくるうおかーさんに会えるような気がしてきたな」
lw´- _-ノv「もしかしたら会えるかもよ」
川*゚ 々゚)「やったー!おかーさんに会ったらいっぱいおはなししたいなー!」
( ^ν^)「おい着いたぞガキ、ここでお別れだ」
川 ゚ 々゚)「おわかれー?」
ミセ*゚ー゚)リ"サクサクサクサク
( ^ν^)「あのふがし貪ってるおねーさんに『乗せてください』って頼むんだ」
ミセ*゚ー゚)リ「ふがしじゃなくてチョコバットだよこれ」
( ^ν^)「ややこしいんだよ」
-
川 ゚ 々゚)「えーっとえっと、乗せてくーださい」
ミセ*゚ー゚)リ「あいよー子供はタダだよー」
川 ゚ 々゚)「おじゃましまーす」
ミセ*゚ー゚)リ「一名様ごあんなーっいっと」
ミセ*゚ー゚)リ「ほんじゃ届けてくるねーご苦労さん」
川 ゚ 々゚)ノシ「ばいばーいおねーちゃーん!おっちゃーん!」
lw´- _-ノvノシ「じゃーねー」
( ^ν^)「おにーさんだって言ってんだろ」
lw´- _-ノv「ふぅ……じゃ、戻ってフォックスのお土産食べて玄米茶飲むよおっちゃん」
( ^ν^)「はいはい子供店長の仰せのまままに」
<カッケコシヨウヨ
<モウコノマエノビーグルデハシリタクナイワ
―――――……
-
【地獄】
(;、;トソン「うべべべぇ……いつになったら私は冥界に帰れるんですか!?」
(,,゚Д゚)「黒縄と叫喚に火力足せよー」
(;、;トソン「もう勘弁してくださぁい!!!」
三話 おしまい
-
おつ
くるう…
-
おつ!
最近のフェイバリット小説なので、投下がメッチャ嬉しい!
-
乙
しりとりか…
-
びわ...わさび...びわ...わさび...
-
拝啓、お父さん、お母さん、タンスの裏のホコリ。お元気にしてますか?
職業柄、といいますか重い仕事ばかり担当されて割とメンタルが死にそうです。もう死んでた
一言でまとめれば現代社会は闇と言った所でしょうか。早めに死んでよかった
他に色々と話したいkあ、まって隣のやつの鼻歌がやかましあしかも誤字った死ね相手も死んでた
P.S.次のお供えがねこまんまだったからしりとりではないんですね
爪'ー`)〜♪
( ^ν^)イライライラ
爪'ー`)〜♪
( ^ν^)カチカチカチ
爪'ー`)〜♪
( ^ν^)ブチッ
-
(#^ν^)「んだぁ――――!!!さっきから隣でフンフンやっかましいんだよこのニコチンお化けがぁ―――!!!」
爪'ー`)「なんだニュッちゃん。イライラして、カルシウムでも足りないのか?」
(#^ν^)「俺がこの世で一番嫌いなのは他人の鼻歌なんだよ妙に音程外しがって死ね!!二度死ね!!後ニュッちゃん言うな死ね」
爪'ー`)「えー俺二回も肺真っ黒にしたくねぇよー」
(#^ν^)「うるせぇ!!肺に穴開けて死ね!!!とりあえず死ね!!!じゃなきゃ今俺がここで殺す!!!」
爪'ー`)「どうどう、タバコ一本やるから落ち着けよ。な?」
(#^ν^)「タバコ吸えないんだよバーカ!!!」
(#ФωФ)「やめんか貴様ら!!!!」
∩爪'ー`)∩
(´^ν^)
( ^ν^)死神として就職したものの上司はツッコミどころ満載のようです
四人目:内藤ホライゾン
-
(#ФωФ)「くだらぬ事でギャーギャー騒ぎおって……そんな事してる暇あれば仕事に戻らぬか!!」
(゚、゚トソン「そうですよどっちも大人気ない」
lw´- _-ノv「んまぁフォックスの鼻歌がやかましいのもあったからニュッ君の味方に付けるかな」
爪;'ー`)「え〜つれないな〜」
(;ФωФ)「こら!!」
(゚、゚;トソン「地獄帰りの私だってイライラしてるのに喧嘩なんかしないでくださいよー」
(゚、゚;トソン「なんです獄卒達はほぼ熱海でパーチーって……死神も閻魔様の支配下だから仕方ないけどぶち殺しますよ……」
爪'ー`)「獄卒達も数が足りないのかもねぇ、閻魔ちゃんも大変だこと」
(;ФωФ)「都村もやめぬか!それに狐塚!閻魔様に向かってちゃん付けとはなんだ!」
lw´- _-ノv「殺気溢れる職場だなぁ」
-
(;ФωФ)「ほれほれ、都村と梅宮には仕事が入っておる!」
(;ФωФ)「さっさと回収に行ってこい!!」
(゚、゚トソン「了解です。行きますよ、ニュッさん」
( ^ν^)「いやまだ俺は文句言いたい事が山ほど……」
(゚、゚;トソン「いいから!行きますよ!」グイグイ
( ^ν^)))) ズルズル
爪'ー`)「俺喧嘩は好きじゃないんだけどなぁ」
lw´- _-ノv「誰も好きじゃないよ喧嘩なんて。傍観者としては楽しいけど」
( ФωФ)「もう過ぎた事だ、お前らもしg川*` ゥ´)「ピャー子様のご帰還だよ〜っと」
(#ФωФ)「これピャー子!!我輩のセリフを遮るんじゃない!!」
川;` ゥ´)そ「なんで帰ってきて早々怒られなきゃならんのさ!!」
爪'ー`)「人の事言えないじゃん杉ちゃん……」
―――
――――……
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―――
――――……
-
【千葉】
(゚、゚トソン「今日お迎えするのは内藤ホライゾンさんです」
( ^ν^)「あの都村さん」
(゚、゚トソン「千葉県と言えばアレですよねリアス式海岸」
( ^ν^)「聞いてます?」
(゚、゚トソン「そんな内藤さんの死因は溺死。自殺かと疑いましたがどうやら違うようです」
( ^ν^)「あのちょっと」
(゚、゚トソン「今や内藤さんの魂は海の底に沈んでます。分かりますよね?」
( ^ν^)「だからってね」
-
( ^ν^)「なんで俺達水着なんですか」
(゚、゚トソン「海だから」
( ^ν^)「そのりくつはおかしい」
(゚、゚トソン「何ですか!こんな事もあろうかと事前に水着を購入したのですよ!」
( ^ν^)「海水浴に来たわけじゃないんですよ」
(゚、゚トソン「まぁニュッさんは支給された海パンですけど……」
( ^ν^)「ちゃっかりサンダルと浮き輪まで用意したって」
(゚、゚トソン「そして大鎌代わりのビーチパラソルです。完璧でしょう」
( ^ν^)「完璧海水浴ですよね」
(゚、゚トソン「だって大鎌錆びちゃうし……」
-
( ^ν^)「はぁ……俺カナヅチなのに……」
(゚、゚トソン「泳げなくても大丈夫ですよ。溺れたりしないので」
(゚、゚*トソン「それよりさぁさぁ急いで魂回収しないと!」ワクワク
( ^ν^)「都村さんなんかウキウキしてませんか」
(゚、゚*トソン「ウキウキしてませんよ〜」
( ^ν^)「都村さん今十一月なんですけど」
(゚、゚*トソン「それでは行きますよ〜」
( ^ν^)「ホント俺の話聞きませんね……ってちょっとなんで腕掴んでるんですか」
(゚、゚*トソン「ごーごー!!」ピョン
(;^ν^)「ふっざけんなふがし女あああああああああ!!!」
ザブン
-
(゚、゚トソン(さてさて内藤さんの魂は……)ブクブク
(゚、゚トソン(あ、水中ゴーグル忘れてました)スチャ
(゚、゚トソン(これで視界万全改めて……)
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン(ニュッさんどこ行った)
(゚、゚;トソン(細いからそのまま波に流されてしまったのでしょうか……)キョロキョロ
(;^ν^)ガボガバババ
(゚、゚トソン
(゚、゚;トソン(必死にもがいてる……)
-
(゚、゚;トソン「ニュッさんニュッさん!」
(;^ν^)ガボガバババ
(゚、゚;トソン「落ち着いてください!もがいても苦しいだけですから!深呼吸深呼吸!」
(;^ν^)「出来るかぁ!!」
(;^ν^)「……ってあれ、普通にしゃべれる」
(゚、゚トソン「死神ですから」
( ^ν^)「全部それで片付くんですね」
(゚、゚トソン「それも死神で片付けられますね。さ、もうちょっと下に潜りますよ」
( ^ν^)「俺素潜り出来ないのに」
―――
――――……
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―――
――――……
-
( ^ω^)(おーん長いこと水に浸かってると体がふやけちまうお……)
( ^ω^)(伊能忠敬が日本一周したのなら泳いで日本一周出来るお)
( ^ω^)(だけど僕とした事が足を攣って……)
( ^ω^)(どんどん沈んで挙げ句の果てには体が軽くなったし苦しくもないお)
( ^ω^)(おかげで土左衛門にならずに済んだおー)
ブクブク
( ^ω^)(おん……人影……?)
( ^ω^)(見間違いだおねー)
-
ブクブク
(;^ω^)(!?)
(;^ω^)(や、やっぱ見間違いじゃないお!!)
(゚、゚トソン「あ、見つけました」
( ^ν^)「浦島太郎みたいに亀に乗りたい……」
(;^ω^)「きゃーお化け!!」
(゚、゚;トソン「えっ、貴方がそれを言うんです!?」
(;^ω^)「お?」
-
(゚、゚;トソン「内藤ホライゾンさん。あなたのお迎えに参りました」
(゚、゚;トソン「三途の川へ渡って閻魔様の裁きを受けましょう。きっと貴方なら天国に逝けるはずです」
(;^ω^)「何言ってるんだお?」
( ^ν^)「そりゃいきなり水着の男女が現れて意味のわからん事言ってれば困惑するよな」
(;^ω^)「そうじゃなくて、いやそれもそうなんだけど」
(;^ω^)「僕死んでないお?」
(゚、゚;トソン「しかしリストにも載ってますし……それに透けてるじゃないですか」
( ^ν^)「スケスケだぜ!」
(゚、゚トソン「ニュッさん一回黙ってて」
( ^ν^)「はい」
(;^ω^)「えーもうちんぷんかんぷんだおー……」
(゚、゚;トソン「話は後でしますから、一回地上に上がりましょうか。こんな場所で一人ぼっちは嫌でしょう?」
(;^ω^)"「おん……」
―――
――――……
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―――
――――……
-
(-、-;トソン「困りましたね……自分の死を自覚出来てないとは……」
(゚、゚;トソン「あちらの警戒心が無い事が唯一の救いでしょう」
( ^ν^)(見えないとはいえ海やプール以外で水着着てうろつくの恥ずかしすぎる)
( ^ω^)(僕と顔が似てるお……)
( ^ν^)「ところで都村さん」
(゚、゚トソン「どうしました?」
( ^ν^)「さっきからずっと思ってたんですけど都村さんって胸無いですよね」
(゚、゚トソン
( ^ν^)「水圧で胸だけ潰れたんですか?」
(゚、゚トソン
( ^ν^)「もちつきおっぱい」
(゚、゚トソン
(゚ー゚トソン フッ
ゴスッ
(;^ω^)「あわわわわ……」
―――――……
-
ミセ;゚ー゚)リ「トソンちゃん達今日海関連かー……たまに他の死神も水着で来るけどどうも慣れないなー」
ミセ;゚ー゚)リ「後ニュッさんそのほっぺどうしたの?」
(#)^ν^)「ちょっとイソギンチャクに……」
(゚、゚トソン「お気になさらず。さ、内藤さん。私達はここまでです」
( ^ω^)「お、おん。なんだかよく分からないけど僕も知らない世界だからドキドキのワクワクだお」
ミセ*゚ー゚)リ「好奇心旺盛だなー。片道130円です」
(;^ω^)「えっ、お金持ってないお……」
ミセ;゚ー゚)リ「うぇぇ困ったなぁ……トソンちゃん?」
(゚、゚;トソン「私が払うパターンですか……」
(;^ω^)「手持ちに綺麗な貝殻があるんだけど代わりにしちゃダメかお?」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、ホントだ綺麗ーアクセサリーに加工出来ないかなぁ」
( ^ω^)「ネックレスとかにブレスレットに出来ると思うお」
ミセ*゚ー゚)リ「じゃあお駄賃替わりに!」
( ^ω^)「ありがとうだおー」
ミセ*゚ー゚)リ「楽しみだな〜よーっし早く届けて加工してもらおーっと!」
( ^ω^)「おー綺麗な川だおー」
-
(゚、゚トソン「最後まで好奇心旺盛な方でしたね……」
( ^ν^)「好奇心は猫も殺して己自身も殺すってか……」
(゚、゚トソン「ニュッさん今のセリフ臭いです」
( ^ν^)「俺も思った」キズツイタセンシノーマーエー
(゚、゚トソン「あ、携帯鳴ってますよ」
( ^ν^)「メールだ」ヨミヨミ
(゚、゚トソン「ニュッさんのは防水ですか。いいなぁ」
(゚、゚トソン「私のは防水じゃないんでジップロックに入れて持ってきましたけどちょいと怖いですし」
(゚、゚トソン「それでメールの内容は?」
( ^ν^)「帰ったら皆でカラオケ行こうってフォックスさんから」
(゚、゚トソン
(゚、゚*トソン「やった」
四話 おしまい
-
死因が残念すぎる乙
-
トソンかわいい
乙
-
絶倫作者だなぁ
-
ピャー子とかフォックスとか新キャラが何気に出てきて楽しみ
-
(=゚ω゚)ノ〜♪
(=゚ω゚)ノ「つぼみのままーでー」
(=゚ω゚)ノ「夢を見ていたいー」
(=゚ω゚)ノ「影絵のように美しいー」
(=゚ω゚)ノ「物語だけ見ていたいわー」
(=゚ω゚)ノ「ぃょぅまだ」
(=゚ω゚)ノ「じゅうろくだからー」
( ФωФ)
(=゚ω゚)ノ
( ФωФ)「あ……そのまま一曲歌い上げてもいいですよ」
(=゚ω゚)ノ「……どこから聞いてたんだよぅ?」
( ФωФ)「サビぐらいからです」
(=゚ω゚)ノ「一番聞かれたくない部分聞かれてるじゃねぇか」
( ФωФ)「16ってのはアレですよね。100016歳の略称みたいなものですよね」
(=゚ω゚)ノ「やめて。デーモン閣下みたいに言わないで」
-
( ФωФ)「ところで私を呼び出して、一体何の用なんですか」
(=゚ω゚)ノ「えっとね、この前犬連れきたじゃん。ビーグルって名前の」
( ФωФ)「はい」
(=゚ω゚)ノ「そのまま僕のペットにしようとしたけど鶏のクックルが食われそうになってよぅ……」
(=゚ω゚)ノ「悪いけど、そっちで引き取ってほしいよぅ」
( ФωФ)
( ФωФ)「はい?」
( ^ν^)死神として就職したものの上司はツッコミどころ満載のようです
番外編:爆誕!死神犬
-
(=゚ω゚)ノ「いやだからそっちで引き取ってって言ってるんだよぅ」
(=゚ω゚)ノ「別にアレルギー持ちは居ないだろ?」
( ФωФ)「私もその点には問題ないと思うんですけど」
( ゚∋゚)ガッチムッチ
( ФωФ)σ「これ食われる側より食べる側ですよね?」
(=゚ω゚)ノ「何言ってるんだよぅ!何度齧られたか分からんよぅ!」
( ゚∋゚)ムッキィ
( ФωФ)「確かにケンシロウみたいになってるけど別に問題は……」
(=゚ω゚)ノ「それに、ビーグルは死神としても適正なんだよぅ。警察犬ならぬ死神犬なんだよぅ」
( ФωФ)「いやしかし、そんなむちゃくちゃな……」
( ゚∋゚)
つ▼ ・ェ・▼と
( ФωФ)「ああもうもってけってか畜生」
-
(=゚ω゚)ノ「ちゃんとしつけするんだよぅ」
(=゚ω゚)ノ「僕はお前が一番の頼りにしてるし、優秀な死神なんだよぅ」
( ФωФ)
( ФωФ)「ありがたきお言葉」
(=゚ω゚)ノ「分かったらさっさと出て行くよぅ。僕は忙しいんだから」
( ФωФ)「はっ、このロマネスク……しっかりと犬ころの面倒を致しましょう」
(=゚ω゚)ノ「ほんじゃ、頑張るよぅ」
( ФωФ)「……失礼しました」
( ФωФ)ガチャッ バタンッ
( ФωФ)フゥ
( ФωФ)スタスタ
( ФωФ)「ふっ、優秀な死神か……まさに我輩にあるような言葉だな」
( ФωФ)「しかもあの閻魔様の口から直接言っていただけるとはな……」
( ФωФ)「フッ……」
( ФωФ)+「フハハハハ!!!更に優秀な成績を残し、いつかは貴方の右腕となりましょう!!」
(,,゚Д゚)σ「あ、チャック空いてますよ」
(;ФωФ)そ「はぅぅ!!」ジジー
▼・ェ・▼ワフゥ?
-
【オフィス内】
(゚、゚トソン「ヒールさーん、お茶が入りましたよー」
川*` ゥ´)「おぅ、悪いねぇ」
(゚、゚トソン「いえいえ。フォックスさんはコーヒーでしたね」
爪'ー`)「サンキュー。あ、俺都村のあだ名考えたんだけど聞きたい?」
(゚、゚トソン「あだ名ですか?まぁ気になるので……」
爪'ー`)「結構考えたんだけどな、まず都村っち、ツムツム、つむらん」
(゚、゚トソン
爪'ー`)「つむらボン、つむらボンバー、都村インフェルノ」
(゚、゚トソン
爪'ー`)「この中だったらどれがいい?俺はつむらボンと都村インフェルノが気に入ってるんだけど」
(゚、゚トソン「全部お断りしていただきます」
爪'ー`)「ダメかー」
川*` ゥ´)「センス壊滅的だな」
lw´- _-ノv「フォックスのセンスは期待しない方がいいよ。あ、トソちゃんお茶お代わりね」
(゚、゚トソン「はい」
-
爪'ー`)「はーやっぱコーヒーはブラックだよなー」
川*` ゥ´)「フン、西洋かぶれめ。日本人はあっつーい緑茶だって相場が決まってるんだい」
爪'ー`)「そんなこと言ってピャー子飲めないんだろー?」
川#` ゥ´)「は?言ったな!そんなもん飲めるし!貸しな!」
川#` ゥ´)グイッ
爪'ー`)「おお豪快な飲みっぷり」
川*` ゥ´)「………」
川;` ゥ´)「にげぇ……」
爪'ー`)「ほれ見ろ。それに俺の飲みかけだから関節キッスだな」
川;` ゥ´)「うげぇ!ぺっぺ!エキノコックス移されちまう!!」
爪'ー`)「その反応酷くない?」
-
( ^ν^)ガチャ
lw´- _-ノv「お使いご苦労ニュッ君。さぁ早く甘味をよこせ」
( ^ν^)「慌てんな子供店長。順番だ順番」
爪;'ー`)「ニュッちゃ〜ん、ピャー子がいじめるよぅ。後甘い物頂戴」
川*` ゥ´)「けっ、こんなひょうたくれなんか知らないねぇ。後どら焼きくれ」
( ^ν^)「俺はお前らの飼育係じゃねぇんだよ。都村さんお茶」
(゚、゚;トソン「私だって皆の給湯係じゃありません!OLですか!」
-
( ^ν^)「おら、甘味だ馬鹿共」
lw´- _-ノv「上司に向かって暴言吐く部下初めて見た」
爪*'ー`)「わぁい団子だー」
(゚、゚*トソン「三時のおやつタイムほど至福なひと時はない……」
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン「あ、まだ杉浦さん帰ってきてない」
( ^ν^)「唐突に思い出しますね」
川*` ゥ´)「あんな口っ叩きな男あたいは居なくてすっきりすンだけどね」
lw´- _-ノv「居ない所で陰口叩かれるいちごパンツ可哀想」
(゚、゚;トソン「だから何なんですか……そのいちごパンツってのは……」
-
川*` ゥ´)「いっそこのまま帰ってこなくても」
( ФωФ)「ただいまである」ガチャ
川;` ゥ´)「おっといけね」
爪'ー`)「随分遅いご帰宅だねぇ杉ちゃん」
( ФωФ)「む、ちょっと色々あってな。とりあえず我輩の話を聞いて欲しい」
(゚、゚トソン「一体どうしたんですか?」
<ボリボリボリボリ( ФωФ)「実はな、閻魔大王様から……」
<ボリボリボリボリ( ФωФ)
lw´- _-ノv<ボリボリボリボリ (ФωФ )
(ФωФ )「シューうるさい」
lw´- _-ノv「あい」
-
( ФωФ)「ごほん、気を取り直して」
( ФωФ)「えーこの度、閻魔大王様から直々に犬ころをいただいた」
( ФωФ)「閻魔大王様が犬ころに死神の適正があるとおっしゃった」
▼・ェ・▼ヘッヘッヘッ
( ФωФ)「つまりこの犬ころが今日から我輩達の部下であり仕事仲間であるぞ!」
▼・ェ・▼ワン!
( ^ν^)
( ^ν^)「都村さん都村さん」コソッ
(゚、゚トソン「何ですかニュッさん」
( ^ν^)「杉浦さん元々頭のおかしい人だと思ってたんですけどとうとうパーになったんですか?」
(゚、゚;トソン「上司に向かって失礼ですねホント……確かにおかしいかもしれませんが閻魔様がそうおっしゃったらそれはもう……」
( ^ν^)「だったら犬でも猫でもうさぎでも何でもアリじゃないですか」
(゚、゚;トソン「え、閻魔様に言ってくださいよ……」
-
lw´- _-ノv「やったねニュッ君、初めての後輩だよ」
( ^ν^)「後輩が犬って嬉しくもねぇよ」
爪'ー`)「まずは挨拶に握手した方がいいんじゃねぇの?」
( ^ν^)「握手って」
(゚、゚トソン「となるとお手になりますね。ビーグルさん」
▼・ェ・▼!
と(゚、゚トソン「お手」
▼・ェ・▼つ ポンッ
と(゚、゚*トソン「おふっ、お手してくれましたよ!めっちゃ可愛い個別で飼いたい!」
lw´- _-ノv「トソちゃんに母性本能が!」
と(゚、゚*トソン「おふふふふwwww次はニュッさんの番ですおふぅwwwww」
( ^ν^)「都村さん気持ち悪いです」
-
( ^ν^)「おい犬」
( ^ν^)つ「お手」
▼・ェ・▼
( ^"ν^)
川*` ゥ´)「やーい無視されてやんのwwww」
( ^"ν^)「……クソ犬め」
(゚、゚トソン「ダメですよちゃんとお名前で呼んであげないと」
(゚、゚トソン「ねービーグルさん」
▼・ェ・▼ワフッ
(゚、゚*トソン「おふふふふぅwwwwww」
( ^"ν^)「ぶん殴りてぇ」
川;` ゥ´)「ま、まぁまぁ。都村の言う通りちゃんと名前で呼ぶんだよ」
( ^"ν^)「ビーグル」
▼・ェ・▼ワン!
( ^"ν^)づ「お手だ」
と▼・ェ・▼ ポンッ
( ^"ν^)づ「それはおかわりだ」
▼・ェ・▼"?
( ^"ν^)「首傾げんな」
-
爪'ー`)「なんだ、ニュッちゃん馬鹿にされてないか?」
lw´- _-ノv「どんなにしつけされた犬でも下に見られれば言う事聞かないってゴールデンカムイにあったよ」
爪'ー`)「つまりニュッちゃんは犬より下に見られていると」
川*` ゥ´)「でもちゃんと言うことは聞いてるンだよな。反対だけど」
川*` ゥ´)「……馬鹿にされてるンでねぇ?」
( ^ν^)「クソ、どこまでも腹立つなこの毛玉めこんにゃろこんにゃろ」ワシャワシャワシャ
▼*>ェ<▼キャンキャン
lw´- _-ノv「とか言いながらじゃれてるし」
(゚、゚;トソン「あ!ずるいですよニュッさんばっか!」
爪;'ー`)「俺だって全然撫でてねぇし!」
lw´- _-ノv「僕だってビーグル触りた〜い」
-
ワイワイ キャッキャ
川*` ゥ´)(わんころ早速マスコットになってるなぁ)
川*` ゥ´)(て言うか杉浦の野郎が静かだな。逆に不気味に感じまうよ)
川*` ゥ´)"チラッ
( ФωФ)「皆犬ころ如きに夢中になりおって……我輩だって……犬ころ触りたいし……」
( ФωФ)「その前にもう少し我輩に構ってくれてもいいじゃん……いつも扱い酷いのに……」
( ФωФ)「我輩かっこいいのに皆分かってくれないし……」
川;` ゥ´)(女々しいな……)
番外編 おしまい
-
乙。ニュッ君に撫でられるビークル可愛いな
ロマのあだ名がいちごパンツで定着してるwww
-
乙!
-
乙、ロマかわいい
-
拝啓、お父さん、お母さん、よく遊びに来てた野良猫。お元気にしてますか?
とうとう職場に犬が来ました。上司の命令で永住決定です。
こうして犬と戯れていると昔買っていたゴールデンレトリバーを思い出します。
やはり犬はいいものです。柴犬の尻尾の丸まってる部分に指突っ込みたい。
お供えに関しては特に言う事はありませんが海苔の佃煮単体置くのならせめてご飯をつけてください。
P.S.イナゴは見た目がアレなのでやめてください。美味しいけど
-
( ^ν^)Ф「………」
( ^ν^)「漬物食いてぇな……」ボソッ
川*` ゥ´)「ん?アタイのたくあんあげようか?」ポリポリ
( ^ν^)「たくあんをスナック感覚で食うな。後たくあんくれ」
川*` ゥ´)「あいよー。好きな分もってけドロボー!」
( ^ν^)つ「それじゃあ一個」
( ^ν^)ポリポリ
川*` ゥ´)ポリポリ
( ^ν^)「……やっぱうめぇな」
川*` ゥ´)「だろ?」
( ^ν^)死神として就職したものの上司はツッコミどころ満載のようです
五人目:和泉ワカッテマス
-
( ^ν^)「もう一個……」
川*` ゥ´)「おうよ。そンなに漬物好きなら奈良漬けも食うか?」
( ^ν^)「食う」
( ^ν^)ポリポリ
( ^ν^)「米が欲しい」
川;` ゥ´)「あーしまった炊けば良かったな……アタイとした事が……」
(゚、゚トソン「ニュッさーんお仕事入りましたよー」テクテク
(゚、゚;トソン「……って何ですかこの空間!クサッ!漬物クサッ!」
川#` ゥ´)「あ"ぁ"ん?都村テメェ漬物を馬鹿にしてるってのかい!?」
(゚、゚;トソン「い、いえ!そんな訳じゃ……私も好きですし、特にべったら漬けが……」
( ^ν^)(よくよく考えたら渋い職場だなぁ)
-
(゚、゚;トソン「まずはお仕事優先です!ビーグルさんのお散歩ついでに行きますよ!」
( ^ν^)「散歩ついでに仕事すんのかよ」
(゚、゚;トソン「帰ったら漬物食べさせてくださいね。ではでは……」ガラガラ
( ^ν^)「椅子ごと押してくのやめてください」
川*` ゥ´)「いってらっしゃーい」
lw´- _-ノv「ニュッ君が出荷されたね。1銭も価値なさそうだけど」
川;` ゥ´)「ひでぇな」
lw´- _-ノv「あ、漬物あるなら僕が米炊いとくよ。後でいちごパンツとフォックスが戻ったら皆で食べよう」
川*` ゥ´)「お、本当かい?悪いねぇ」
―――
――――……
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―――
――――……
-
(゚、゚;トソン「まずはお仕事優先です!ビーグルさんのお散歩ついでに行きますよ!」
( ^ν^)「散歩ついでに仕事すんのかよ」
(゚、゚;トソン「帰ったら漬物食べさせてくださいね。ではでは……」ガラガラ
( ^ν^)「椅子ごと押してくのやめてください」
川*` ゥ´)「いってらっしゃーい」
lw´- _-ノv「ニュッ君が出荷されたね。1銭も価値なさそうだけど」
川;` ゥ´)「ひでぇな」
lw´- _-ノv「あ、漬物あるなら僕が米炊いとくよ。後でいちごパンツとフォックスが戻ったら皆で食べよう」
川*` ゥ´)「お、本当かい?悪いねぇ」
―――
――――……
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―――
――――……
-
>>113 ミス。多重になってしまった……
-
【栃木】
▼*・ェ・▼テチテチ
(゚、゚トソン「はー……宇都宮餃子食べたい……」
( ^ν^)「帰り際買ってきましょうね」
(゚、゚;トソン「ふぇ!?は、はい」
(゚、゚;トソン(いつもなら『観光目的なら一人で行ってください』とか言うのに……)
(゚、゚;トソン(もしかしてニュッさん餃子がお好き……?)ジー
( ^ν^)「なんすか人の顔をジロジロと。何か顔についてます?」
(゚、゚;トソン「え、えーっと……皮膚」
( ^ν^)「そりゃ誰でも付いてるな」
-
(゚、゚トソン「とりあえず、本題に入りましょう!今日お迎えするのは若泉ワカッテマスさんですね」
(゚、゚トソン「死因は……大腸がんですか」
(゚、゚トソン「………」
そ(゚、゚;トソン「ハッ、病院なのにビーグルさんを連れてもいいのでしょうか!?」
▼・ェ・▼ワゥン?
( ^ν^)「は?俺達死神だし関係ないと思いますけど」
(゚、゚;トソン「あ……確かに。何を今更って感じですし……」
( ^ν^)「まぁ病院内を犬の散歩コースにするってのもおかしい話ですけどね」
―――
――――……
now loading……
―――
――――……
-
【病院内】
(゚、゚トソン「さ、着きました。目的の場所は404です」
( ^ν^)「人多い……」
(゚、゚トソン「どうせ誰にも見られませんよ」
( ^ν^)「病院嫌い……」
(゚、゚;トソン「何歳児ですか貴方」
(゚、゚トソン「しっかし総合病院だけに広いですねー」
(゚、゚トソン「病院内って割と同業者の人多いんでもしかしたら会うかもしれませんよ」
( ^ν^)「て事は死神の巣窟かよ……うっわこぇぇ……」
(゚、゚トソン「大体はそうですからねぇ」
( ^ν^)「もっと病院嫌いになったわ」
(゚、゚トソン「もう病院を使う機会なんてありませんよ。……っと、階段とエレベーター。どっちにしますビーグルさん」
( ^ν^)「俺に聞くんじゃねぇのかよ」
▼・ェ・▼ワン!
(゚、゚トソン「分かりました!階段ですね!」
( ^ν^)「ホントかよー」
-
(゚、゚*トソン「普通四階ぐらい余裕ですって!」カツーンカツーン
▼ ・ェ・▼ピョンピョン
(゚、゚*トソン「ビーグルさんは軽快に登って行きますねー」
( ^ν^)「またビーグル見失わないでくださいよ」
(゚、゚*トソン「大丈夫です!ビーグルさんはいい子なので踊り場でおすわりしてますよ!」
▼・ェ・▼ペタン
( ^ν^)「ならいいですけど……。都村さん歩きにくくありません?」
( ^ν^)「タイトスカートに踵高い靴ってなかなかキツイと思うんですけど」
(゚、゚トソン「どこ見てるんですか」
( ^ν^)「自意識過剰〜」
-
(゚、゚トソン「ふふん、心配はご無用です。慣れていますのd」ガクン
そ(゚、゚;トソン「おふぉ!!」コケッ
( ^ν^)「言わんこっちゃないですね。しかも『おふぉ』ってなんですか『おふぉ』って」
(゚、゚;トソン「突発的に出たから仕方ないじゃないですか!」
( ^ν^)「まぁきゃーとか言われても単純に腹立つと思うんでいいですけど。さっさと行きますよ」ステステ
(゚、゚トソン
(゚、゚#トソン ムカッ
-
(;^ν^)「はー疲れた……死神になっても息切れするのきっついな……」
▼・ェ・▼ワンワン!
(;^ν^)「……お前は元気そうでいいな」
(゚、゚#トソン ムスッ
( ^ν^)「あ?何むくれてるんですか都村さん」
(゚、゚#トソン「前から言いたかったんですけどね!ニュッさんはレディーファーストがなってないんじゃないですか!?」
(゚、゚#トソン「女性がこけたら優しく手を差し伸べて『大丈夫』と聞くものでしょうに!」
( ^ν^)「何ですかその少女漫画的発送は……」
(゚、゚;トソン「まぁ確かに……手を差し伸べるのは無いと思いますけど。まず置いといて」
(゚、゚#トソン「それに!人のむ……胸をちっちゃいだとかぺちゃんこだとか!失礼だと思わないですか!?」
(゚、゚#トソン「大体シュールさんもピャー子さんもちっちゃいのに私だけ理不尽です!」
( ^ν^)「それは子供店長とピャー子はガキだからだ。都村さんは成人の見た目して幼児体型だし」
(゚、゚#トソン「そこまで酷くありません!!!身長だってある方だしスレンダーと言ってください!!」
(゚、゚#トソン「全く……男の人は胸胸って……いやらしい」ステステ
( ^ν^)イラッ
-
( ^ν^)「あーそうですよ胸なんてでかい方がいいに決まってますよ」
(#^ν^)σ「アンタみたいなナイチチふがし女よりはなあああああ!!」
(゚、゚#トソン「なっ、頭に来ました!ニュッさんなんかこう!こうしてやる!」ギュウウウウウ
(;^ν^)「あっ、やめて!乳首つねらないで!あああああもげるううううう!!」
▼・ェ・▼(早く仕事に戻れよ)
(゚、゚#トソン ゼェゼェ……
(゚、゚#トソン「はースッキリしました!ビーグルさん目的はすぐそこですよ!」
▼・ェ・▼ワン!
(;^ν^)(くっそあの野郎……ズキズキする……)ハァハァ……
-
【404号室】
( <●><●>)
( ><)「ワカッテマス君!リンゴが剥けたんです!」
(*‘ω‘*)「うさぎさんにアレンジしたっぽ!」
( <●><●>)「……あ、ハイ。ありがとうございます」
( ><)「どうしたんです?もしかしてまた具合が悪いとか……」
( <●><●>)「いえ、あの木の葉っぱが全部落ちる頃に僕はもう……」
(*‘ω‘*)「よし、あの木を折ってくるっぽ」
(;><)「ちんぽっぽちゃん!?発送がアグレッシブすぎるんです!」
(*‘ω‘*)「ふん。幼馴染である私達が先に逝かせる訳ないっぽよ」
(;><)「だからって木を折るのは……」
( <●><●>)クスクス
-
(゚、゚トソン「居ました居ました。あの方がワカッテマスさんですね」
( ^ν^)「俺ら完全に除き見スタイルっすね」
(゚、゚;トソン「その言い方をやめなさい!えーっと推定死亡時刻は午後5時……」
( ^ν^)「今が4時ですから」
(゚、゚トソン「30分後ですね」
( ^ν^)「30分も時間潰せますかね」
(゚、゚トソン「それなら山手線ゲームでもしますか。ビーグルさんは30分おすわりしててください」
▼;・ェ・▼
-
(*‘ω‘*)「………?」
( ><)「どうしたんですかちんぽっぽちゃん」
(*‘ω‘*)「なんか……話し声が聞こえるっぽ」
( ><)「え?僕には聞こえませんが」
( <●><●>)「病院ですし、他の患者さんや看護婦さんでも居るんじゃないですかね」
( ><)「さっすがちんぽっぽちゃん!地獄耳なんです!」
(*‘ω‘*)つ<;><)「痛いんです!」
( <●><●>)「貴方達は昔からそうやって……」
(*‘ω‘*)「今更っぽ」
-
(゚、゚トソン「お題は『ドラえもんの道具で』」
( ^ν^)「ず、随分マニアックなお題ですね……」
(゚、゚トソン「では私から。タケコプター」
( ^ν^)「えーっと、どこでもドア」
(゚、゚トソン「うらめしドロップ」
( ^ν^)「……月光灯」
(゚、゚トソン「スパルタコーチ」
( ^ν^)「なんで無駄に詳しんですか。あー……石ころぼうし」
(゚、゚トソン「きもだめしめがね」
( ^ν^)「待って」
-
(*‘ω‘*)「………」カタンッ
(((*‘ω‘*)
( <●><●>)「もう帰るんですか?」
(*‘ω‘*)「お花摘みに」
(;><)「あ、行ってらっしゃいなんです!」
(*‘ω‘*)(……何か嫌な予感がするっぽ)
(*‘ω‘*)っガチャ
-
(゚、゚トソン「何ですか。タンマは無しですよ」
( ^ν^)「よくそんなマイナーな道具がポンポン出ますね。マニアですか」
(゚、゚トソン「ふっふっふ!伊達にコミックス全巻と+を読み込んだ訳じゃありまんせんからね」
▼-ェ-▼zzz
(*‘ω‘*)「……お前ら、ワカッテマスに何の用だっぽ」
そ(゚、゚;トソン「!?」
( ^ν^)「あ?」
(*‘ω‘*)「何か妙な黒いのが居ると思ったら……お前ら何者だっぽ。何しに来たっぽ」
( ^ν^)「悪いねぇ、嬢ちゃん。こちとらビジネスで来てるもんでな」
( ^ν^)「幼馴染だか何だか知らねぇがアイツを……」
(゚、゚;トソン「ニュッさん!一旦引きますよ!」
(;^ν^)「何言って……」
(゚、゚;トソン「いいから!ビーグルさん!」
▼・ェ・▼パチッ
▼・ェ・▼ワン!
タッタッタッタ
(*‘ω‘*)「……ふん」
(*‘ω‘*)「……絶対死なせないっぽ」
―――
――――……
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―――
――――……
-
(゚、゚;トソン「まずいですねぇ……こんな事が起きるならもっと下調べすれば良かった……」
(;^ν^)「何で逃げたんですか」
(゚、゚;トソン「私達死神にとって厄介なのが霊感持ちなんですよ……」
(゚、゚;トソン「特に、さっきの方みたいに見つかってしまうと高確率で追っ払れますからね。こうなったら安易に近づけません」
(;^ν^)「じゃあどうすれば……」
(゚、゚;トソン「とりあえず今はどうにも出来ません。時間おいて、もう一回行くしかありませんね」
(;^ν^)「………」
(;^ν^)「めんどくせぇなぁ」
(゚、゚;トソン「めんどくさいですねぇ」
▼;・ェ・▼クゥーン
-
(*‘ω‘*)っガチャ
( <●><●>)「お帰りなさい。遅かったですねぇ。大きいほどでしたか」
(*‘ω‘*)「テメェぶん殴られたいのか」
(;><)「びょ、病人には優しくなんです!」
(*‘ω‘*)「退院したらぶっ飛ばすからな」
( <●><●>)「お手柔らかにお願いしますね」
(*‘ω‘*)「じゃあ予約っぽ」
(;><)「予約って……」
-
カァーカァー
( <●><●>)「……そろそろ日が暮れてきましたね」
( ><)「あれ、もうそんな時間ですか。ちんぽっぽちゃんそろそろ帰りましょう」
(;*‘ω‘*)!
(;*‘ω‘*)「ダメっぽ!」
(;><)「ちんぽっぽちゃん……?」
(;*‘ω‘*)「今ここで帰ったらワカッテマスが……」
( <●><●>)「僕が?」
(;*‘ω‘*)「………」
( <●><●>)ハー
( <●><●>)「ちんぽっぽ、今すぐ帰りなさい」
(;*‘ω‘*)「嫌っぽ!」
( <●><●>)「この後検査もあるし、他の患者さんも居るんです。迷惑かけたら失礼ですよ」
(;*‘ω‘*)「嫌っぽ……絶対に帰らないっぽ……」
-
( <●><●>)「いい加減にしなさい。ビロード」
(;><)「は、はいなんです!」
(;*‘ω‘*)「だ、ダメ!今ここを離れたら……」
( <●><●>)「何を焦ってるのか知りませんが、そんなに心配するならまた明日来てください」
( <●><●>)「また明日、ここで待ってますから。ね?」
(;*‘ω‘*)「…………」
(;*‘ω‘*)「約束っぽ」
( <●><●>)「僕が今まで約束を破った事は?」
(;*‘ω‘*)「……ない」
( <●><●>)「分かればよろしい」
(;*‘ω‘*)「じゃ、じゃあまた明日」
( ><)ノシ「なんですー」
( <●><●>)「はい。また明日会いましょうね」
パタン
-
(;*‘ω‘*)キョロキョロ
(;*‘ω‘*)(アイツ等、もう居ないっぽ……)
( ><)「大丈夫ですか?顔色悪いんです」
(*‘ω‘*)「あいや、何でもないっぽ」
( ><)「だと良いのですが……」
(*‘ω‘*)「あ、心配するのなら帰りに何か奢れっぽ」
(;><)「ヒィ!いつものちんぽっぽちゃんなんです!」
―――
――――……
now loading……
―――
――――……
-
(゚、゚トソン「……時刻は23時40分。そろそろ動き出しますよ」
( ‐ν‐)
(゚、゚トソン「ニュッさん起きてください。ついでに涎を拭いてください」
( ‐ν^)「んお」
▼・ェ・▼パッチリ
( ^ν^)「完全に寝てた……ちょいと時間かかりすぎじゃないですか?」
(゚、゚;トソン「今回のパターンは仕方がありません。杉浦さんに連絡しなきゃならないし、時間は延びるはで……」
(゚、゚;トソン「はー……ピャー子さんの漬物完全に食べそびれちゃいました……」
( ^ν^)「折角子供店長が米炊いたのにな……」
▼・ェ・▼クゥーン……
(゚、゚;トソン「ビーグルさんもご飯食べそびれてますもんね……終わったら皆でご飯食べに行きましょう」
( ^ν^)「ですね」
-
(゚、゚トソン ガチャ
(゚、゚トソン コソコソ
(゚、゚トソン ヌー
( <●><●>)
( <●><●>)「待ってましたよ」
(゚、゚;トソン「うぐっ……これで二人目ですか」
( ^ν^)「律儀にドアから入ってくるからですよ」
▼・ェ・▼ワン!
(゚、゚;トソン「だって……」
( <●><●>)「ちんぽっぽの様子がおかしいと思ったら貴方達のせいなんですね」
( <―><―>)「……申し訳ありません。僕の幼馴染が無礼を」
(゚、゚;トソン「い、いえ!幼馴染を死なせたくない気持ちはわかりますし……それに!」
( <●><●>)「いいんです。医者からは治る見込みはないと言われましたし、このままタラタラ生き続けても苦しいだけですから」
(゚、゚;トソン「ワカッテマスさん……」
( ^ν^)(帰って寝たい)
( <●><●>)「さぁ、ひと思いにやってください」
(゚、゚;トソン
(-、-トソン
―――
――――……
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―――
――――……
-
( <―><―>)
( <●><●>)パチッ
(゚、゚トソン「どうも。こちら側へ」
( <●><●>)「ああ改めてこんばんは。これで僕は死んだのですか。何か違和感ありますね」
(゚、゚トソン「最初は皆そういうものですよ」
( <●><●>)「それにハッキリ貴方達が見える」チラッ
( ^ν^)「……なんすか」
( <●><●>)「おでこに柿って書いてありますけど消さなくてもいいんですか」
( ^ν^)
(゚、゚;トソン「しまっ……」
(#^ν^)「こんのふがし女ァ!!!」
(゚、゚;トソン「さ、さっきの仕返しですよーやーいやーい!」
(#^ν^)「油性じゃあるめぇよなぁ!!!」
( <●><●>)「騒がしい人達ですねぇ」
▼・ェ・▼「わぅん(全くだぜ)」
-
( <●><●>)「ほらほら、痴話喧嘩は後にして。連れて行かなくていいんですか」
(゚、゚;トソン「あ、そうですね。失礼しました。今連れて行きます」ガチャ
( <●><●>)「……病院じゃありませんね」
(゚、゚;トソン「時間も押してるので、三途の川短縮バージョンです」
( ^ν^)「なんだそりゃ」
(゚、゚;トソン「細かい事は気にせず。あ、お財布持ってます?」
( <●><●>)「ちょうど懐に」
(゚、゚トソン「ならよかった」
( <●><●>)(……ごめんなさい。ちんぽっぽ、ビロード。結局約束を守れませんでした)
( <―><―>)(約束を破るのはこれが最初で最後……)
―――
――――……
now loading……
―――
――――……
-
从 ゚∀从「うっす!こんな時間までとはご苦労様だなぁ!」
(゚、゚トソン「あれ、シフト変わったんですか?」
从 ゚∀从「おうよ。今の時間は俺が担当だぜ」
从 ゚∀从「ほんでお客さんはーっと……」
( <●><●>)ノ「僕です」
从 ゚∀从「おおアンタか。片道130円だぜ」
( <●><●>)「なるほど料金を支払うんですか」
从 ゚∀从「へへ、これもビジネスなもんでねぇ、きっちり頂いたぜ」
从 ゚∀从「ほんじゃ!俺様がちゃーんと届けてやんよ!最短1分!がっちり捕まれよ!」
( <●><●>)「手こぎですよねそれ。……あ、ここでお別れですか」
(゚、゚トソン「はい。お元気で」
( ^ν^)「次は病気に負けない強い体に生まれ変わるといいな」
( <●><●>)「ふふ、そうですねぇ」
-
从 ゚∀从「出発だぜぇ!!!」
ヾ(゚、゚トソン
( ^ν^)ノシ
( ^ν^)「……で、あのアルビノのイケメン野郎は誰ですか」
(゚、゚トソン「高岡さんですね。あの人は運転が荒いんですよ」
(゚、゚トソン「手こぎでジェットスキー並みの速さ出しますからね」
( ^ν^)「とんでもねぇ野郎だな」
(゚、゚トソン「さ!仕事も終わった事だしご飯行きましょう!」
( ^ν^)「……だな。俺もう腹減ってしょうがねぇしビーグルも飲まず食わずだしな」
▼・ェ・▼ワン!
―――
――――――……
-
(;*‘ω‘*)
(;*‐ω‐*)
プルルルルル
(;*‘ω‘*)!
(;*‘ω‘*)ガチャ
(;*‘ω‘*)
(;* ω *)
:(;*。 ω *):
「……嘘つき」
五話 おしまい
-
>>121
▼・ェ・▼(早く仕事に戻れよ)
ワロタ
-
乙!
切ねえ
-
切ないな
おつ
-
うわああ……何か今回切ない
乙。
-
乙!
死神組のテンションと遺族のテンションの差が切ないなあ。
漬物で炊き立てご飯食べたい
-
爪'ー`)「杉ちゃんってさぁ、タバコとか吸ったりしないの?」
( ФωФ)「我輩はタバコは好かん」
爪'ー`)「えーキセルとか吸ってそうなイメージあるんだけどなー」
( +ω+)「昔カッコつけて吸ったら思いっきりむせたからあれ以来タバコは嫌いである」
爪'ー`)「だせぇ……」
-
爪'ー`)「つー訳でいっぷく吸っていいー?」チラッ
川*` ゥ´)「表出るんだったら構わないよ」
爪'ー`)ノ「分かった!窓開けて吸う!」ガラッ
川#` ゥ´)「アタイの話聞いてンのかとんちんかんめ!」
爪'ー`)y-「あー聞いてる聞いてるー」カチカチッフー
バサバサ
爪'ー`)y-「ん?」
ζ(゚ー゚*ζ「ど〜も〜」
爪'ー`)y-
爪;'ー`)y「うぼろっしゃい!!」
ζ(゚ー゚;ζ(うぼろっしゃい!?)
( ^ν^)死神として就職したものの上司はツッコミどころ満載のようです
番外編:天使と獄卒と死神と
-
爪;'ー`)(ビックリしたビックリしたおまけにタバコ落とした……)
ζ(゚ー゚;ζ「なんかごめんなさい……」
爪;'ー`)「次から窓じゃなくてドアから来いよな……」
ζ(゚ー゚;ζ「はい……そうだ、杉浦さん居ます?私杉浦さんにお礼が言いたくって……」
( ФωФ)「なんであるか」ヌッ
ζ(゚ー゚*ζ「あ、この前はありがとうございました!魂の管理やら何やら……」
( ФωФ)「別に構わんのであるぞ」
ζ(゚ー゚*ζ「それで私、ギモーヴ作ってきたんですよ。よかったら皆さんで食べてくださいな」
( ФωФ)「む……わざわざすまないな。我輩がカッコイイばかりに……」
ζ(゚ー゚*ζ「杉浦さんは別にカッコイイとは思ってないです」
( ФωФ)
:( ФωФ):
爪'ー`)「杉ちゃん……」ポンッ
( ФωФ)「同情するならカッコイイと言ってくれ……」
爪'ー`)「………」
(#ФωФ)「言えよ!!!!」
-
川*` ゥ´)「ン、なんか騒がしいと思ったら天使が来てんのかい。で、ギモーヴって何だ?」
ζ(゚ー゚*ζ「お邪魔してます。ギモーヴはフランスのお菓子ですよー」
川*` ゥ´)「ほう、洋菓子かい」
爪'ー`)「っしゃ!都村達が仕事やら買い出しに居ないうちに俺達だけで食っちm(゚、゚トソン「戻りましたー」
爪;'ー`)「くそぅ!!」
(゚、゚トソン「あれ、天使のデレさんではないですか。どうしてここに?」
ζ(゚ー゚*ζ「この前杉浦さんに色々と助けてもらったのでそれのお礼に」
(゚、゚トソン「なるほど……わざわざご苦労様です。まさに天使ですね」
ζ(゚ー゚*ζ「天使ですよー」
爪;'ー`)「い、いやまだだ……シューとニュッちゃんが買い出しに戻って来ない……チャンスはまだある!」
lw´- _-ノv「たっだいまー」ガチャ
( ^ν^)「ま」
爪;'ー`)「おのれぇ!!」
川;` ゥ´)「ほんっとアンタって奴はつくづく馬鹿だと思うよ……」
-
ζ(゚ー゚*ζ「あ、新入りさんかな」
( ^ν^)
ζ(゚ー゚*ζ「どうも〜お邪魔してますよ〜」
( ^ν^)
(^ν^ )σ「子供店長。なんかあの人背中から翼生えてるんだけど」
lw´- _-ノv「そりゃ天使だもん。て言うかニュッ君一回天国行ったはずでしょ」
( ^ν^)「あちこち霊ばっかで見る暇無かったわ」
ζ(゚ー゚*ζ「まぁそれは仕方ないですね……改めてどうも」
( ^ν^)(ドリフの聖歌隊みたいなカッコしてんな)
(゚、゚;トソン(なんで杉浦さんは端っこで体育座りしてるんだろう……)
-
lw´- _-ノv「お茶請けやら飲み物置いとくねー」ドサドサ
lw´- _-ノv「ついでにデレちゃんゆっくりなさいな」
ζ(゚、゚*ζ「いいんですか?」
lw´- _-ノv「僕達これから休息時間だし、デレちゃんも忙しくなければ」
ζ(゚ー゚*ζ「ではではお言葉に甘えて……」
爪'ー`)「そうだな!!!ちょうどデレちゃんのギモーヴもあるし皆で食べるか!!!皆で!!!」
( ^ν^)「なんでやけくそ気味なんですか」
-
( ФωФ)ドンヨリ
川;` ゥ´)「杉浦、いつまでしょげてンのさ。らしくねぇぞ」
(((( ФωФ)「むぅ……」
つ▼ ・ェ・▼
(゚、゚トソン「ビーグルさん抱えて帰ってきましたね」
lw´- _-ノv「そのうちビーグルだけが味方〜とか言いそうだね」モッシャモッシャ
爪;'ー`)「ちょ、シュー食べるの早いから。残して!俺の分残して!」
( ^ν^)「不思議な食感」モサモサ
爪;'ー`)「ニュッちゃんもどんどん食べてくし!何だよ二人して食い意地張ってんな!」
(*ФωФ)(美味……)
爪;'ー`)「くそぅ!杉ちゃんもか!そんな食うと胃もたれするぞ!しろ!」
(゚、゚トソン「フォックスさんうるさいです」
ζ(゚ー゚*ζ「まだまだいっぱいありますから大丈夫ですよ〜」
-
▼・ェ・▼クゥーン
(゚、゚トソン「ビーグルさんが物欲しそうな目で見てますね」
( ФωФ)「食べたいのであるか?」
▼・ェ・▼ワン!
( ФωФ)「しかし……犬に菓子をやって平気であろうか?」
lw´- _-ノv「もう死んでるんだしいいんじゃないの?」
爪'ー`)「俺らに病気も何も関係ないと思うぞ」
( ФωФ)っ「じゃあ一個だけであるぞ」ヒョイ
▼*・ェ・▼"モグモグ
-
( ^ν^)「そういや天使って、具体的に何してるんすか」
ζ(゚ー゚*ζ「そうですねぇ、主に魂の管理や天国までの列の整頓とかしてます」
lw´- _-ノv「分かりやく言えばコミケスタッフ」
( ^ν^)「なるほど」
ζ(゚ー゚*ζ「何をおっしゃってるのか分かりませんがまぁそんな感じです」
(゚、゚トソン(コミケとは……?)
( ФωФ)(混み家?)
川*` ゥ´)(コミケってなんだ……)
爪'ー`)(大正生まれと純粋な死神組が困惑しとる……)
( ^ν^)「俺てっきりフランダースの犬の最終回みたいな感じだと思ってたけど違うんだな」
ζ(゚、゚;ζ「それは先代様の天使なので……」
爪'ー`)(フランダースの犬は通じるのか……)
( ^ν^)
( ^ν^)「つまり全裸!」
ζ(゚、゚;ζ「露出狂みたいに言わないでください!」
-
ζ(゚、゚;ζ「もうもうなんですか……デリカシーの無い……」
(゚、゚トソン「ニュッさんはそういう男なんで気にするだけ負けですよ」
ζ(゚、゚;ζ「なるほど」
( ^ν^)「目の前でDisられた」
( ФωФ)「我輩いっつもこういう扱いされてるけどな!」
( ^ν^)「涙拭いてください」
( ФωФ)「泣いてなどおらん」
-
▼・ェ・▼"ピクッ
▼・ェ・▼ワンワン!
川*` ゥ´)「あれ、突然吠えてどうしたンだ」
爪'ー`)「誰か来たんじゃねーの?」
(,,゚Д゚)っ「俺でぇーす」バンッ
爪;'ー`)「うわ乱暴にして……これだから鬼ってのは……」
(,,゚Д゚)「なんか言ったか」
爪;'ー`)「何でもないでーす」
(,,゚Д゚)「……ってあれ、何でこんな所に天使が居るんだよ」
ζ(゚ー゚*ζ「そういう獄卒だって何の用ですか」
(,,゚Д゚)「都村にお礼しにだよ。後外に火ぃ付いてるタバコ落ちてんぞ」
( ФωФ)「狐塚」
爪;'ー`)「ごめんなさい……でもワザとじゃないんだよぅ」
ζ(゚、゚;ζ「それに関しては私が突然窓から来たので……フォックスさんは悪くありません!」
爪'ー`)「デレちゃん……天使か……」
ζ(゚ー゚*ζ「天使です」
-
(,,゚Д゚)「つー事で都村。先日はすまなかったな。お詫びに地獄名物雷おこし持ってきたから」
(゚、゚トソン「これはわざわざご丁寧にどうも……」
( ^ν^)「地獄に名物とかあるのか……」
川*` ゥ´)「観光とかあるよ。雷おこしが一番人気なんだけど歯が折れるぐらい堅いンだよねぇ」
( ^ν^)「そんなのよく人気になったな……」
川*` ゥ´)「味は美味いから……」
-
(,,-Д-)「最近はよく地獄に落ちる人間が多くてよ、獄卒達も手がまわんねぇんだ」
(,,゚Д゚)「また他の誰か助っ人に呼ぶかもしれないけどそこは飲み込んでくれ」
lw´- _-ノv「えー地獄って蒸し暑い上に血なまぐさいんだよなぁ」
(゚、゚トソン「血の池見たら一週間はトマトジュース飲めませんでしたね」
爪'ー`)「臓物は散らかってるし」
( ФωФ)「何より悲鳴やらが一番きっついのである」
(,,゚Д゚)「そういえばギモーヴって内蔵の食感なんだよな……」チラッ
( ^ν^)「内蔵食ったことあるんですか」
(,,゚Д゚)「家畜のはな」
ζ(゚、゚;ζ「わ、私のギモーヴ見ながら言わないでください!て言うか話が物騒です!」
-
(,,゚Д゚)「仕事柄仕方ねぇし?そこんとこどうよ天使」
(,,゚Д゚)「天国逝く人間少なくなってんじゃねぇの?」
ζ(゚、゚*ζ「まぁ……雀の涙程度ですが減少はしてますね……」
(,,゚Д゚)「だろ?最近ばんばか閻魔が地獄に落としてるからよー」
ζ(゚、゚*ζ「そう言えばこの前手違いがありましたね。本来天国に逝くはずの魂が地獄に行ったのって」
(,,゚Д゚)「そうそう。本人も困惑してたからな。おまけに子供だぜ?」
ζ(゚ー゚;ζ「よっぽど子供が落ちるような場所ではありませんからね……さぞ怖かったでしょうに……」
(,,-Д-)「そこんとこしっかりして欲しいよなぁ」
ζ(´ー`*ζ「全くですよー」
-
lw´- _-ノv「なんか獄卒と天使の愚痴こぼし大会が始まったよ」
川*` ゥ´)「皆うっぷん溜まってンだな……」
<ピンーポーンパーンポーン
川*` ゥ´)「あ、休息時間終わった」
( ФωФ)「さて!仕事に戻るぞ貴様らー」
爪'ー`)「俺まだギモーヴ食ってねぇ……」
(゚、゚トソン「さ、ビーグルさんの散歩がてら仕事行きますよニュッさん」
( ^ν^)「またついでですか……」
アーダ(,,゚Д゚) ζ(゚ー゚*ζコーダ
( ^ν^)「早く持ち場に帰れよお前ら」
番外編 おしまい
-
天国に行くはずだった魂ってまさか…
気のせいだよな、うん
-
そのまさかだとは思うけど、いま頃は天国に行けてるはずだよ
-
ギモーヴって四角いマシュマロだっけ
-
拝啓、お父さん、お母さん、便所コオロギ、お元気にしてますか。
最近大きなニュースなどは特にありませんが漬物を食べ損ねました。悔しいです。
この何とも言えない気持ちを誰にぶつければいいんでしょうか。上司でしょうか、それとも職場の犬でしょうか。
それとめっきりと寒くなってきましたね。鼻水が止まりません。
この季節は体調を崩しやすいので気をつけて。
P.S.ささやかなクリスマス気分にケーキとチキンを置かれても対応に困ります。
更にP.S.線香替わりにロウソク一本ケーキ立てないでください。何だか悲しくなります。
-
( ^ν^)・'.。゜「ぶえっくしゅ!!」
(゚、゚トソン「あれ、ニュッさん風邪ですか?」
( ^ν^)「いや別にそういう訳じゃ……て言うか死神って風邪ひくんですか」
(゚、゚トソン「いえ別に」
( ^ν^)「じゃあ何で聞いたんですか……」
(゚、゚トソン「一瞬ニュッさんが蘇生されたのかと思って……」
( ^ν^)「蘇生!?」
(゚、゚トソン「蘇生」
( ^ν^)「くしゃみで蘇生すんの!?」
(゚、゚トソン「しません」
( ^ν^)「しねぇのかよ」
( ^ν^)死神として就職したものの上司はツッコミどころ満載のようです
六人目:津出ツン
-
( ФωФ)「ぬう……今日はよく冷えるであるな……」
lw´- _-ノv「でも石油ストーブってどうよ」
( ФωФ)「我輩暖房エアコンとかは嫌いなのである」
lw´- _-ノv「まぁ温まるんだからいいけどさぁ。後でモチ焼くべモチ」
爪'ー`)「石油ストーブでモチ焼くのって懐かしいなぁ。小学生以来だわ」
lw´- _-ノv「冬の風物詩だかんね。さーてどんくらい種類作ろっかな」
lw´- _-ノv「磯辺、あんこ、きなこにお雑煮、ぜんざい……」
爪'ー`)「よもぎも追加で」
lw´- _-ノv「えー今からだとめんどくさいなぁ」
( ФωФ)「雑煮もなかなか面倒だと思うが……それは年明けでいいだろ」
lw´- _-ノv「んー……いちごパンツの言う通りかな。私もう仕事ないだろうしピャーちゃん戻ったら一緒に作ろ」
爪'ー`)「杉ちゃんだんだん慣れてきたな」
( ФωФ)「何かもうどうでもよくなったのである」
-
( ^ν^)「おうおう先輩方は暖房群がり虫ですか」ケッ
(゚、゚トソン「ニュッさんも意地張ってないで参加したらどうですか」
( ^ν^)「絶対その場から動かなくなる自身あるから嫌だ」
(゚、゚;トソン「自信満々に言われても……」
<おんみょ〜ん
(゚、゚トソン「あ、仕事来た。どれどれ……」
(゚、゚トソン「フォックスさーん。仕事入りましたよー」
爪;'ー`)「うわマジかよ……嫌だぁ〜仕事行きたくなーい!!」
( ФωФ)「つべこべ言わずに行ってくるのである」
爪;'ー`)「ストーブから離れない杉ちゃんに言われたくねぇよ……あーもう嫌だなー」ノソノソ
(゚、゚トソン「じゃあ私達も行きましょうか」
( ^ν^)「うぃっす」
-
( ^ν^)「そういやフォックスさんってどこ担当なんですか」
爪'ー`)v「俺東北〜」
( ^ν^)「それはまた……冬場には辛い場所で」
爪;'ー`)「めっちゃ辛いよ!?吹雪とかやばいし路面凍結してるから滑るし何より寒いし!」
( ^ν^)「それはそれは……せめての情けに効果が切れてカピカピになったホッカイロあげますね」
爪;'ー`)「いらねぇ!!ゴミじゃねぇか!!」
(゚、゚;トソン「ほらほら遊んでないで行きますよ」
―――
――――……
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―――
――――……
-
【群馬】
(゚、゚トソン「えーっと今日は……あ、山だ」
( ^ν^)「山田さん?」
(゚、゚;トソン「山田さんではなく山登りです!ハイキングですよ!」
( ^ν^)「うへぇ」
(゚、゚トソン「それで名前は……津出ツンさん。死因は足を滑らせて崖から転覆。そこからの頭を強く打ち付けて死亡と……」
(゚、゚;トソン「年齢は……15歳!?女子高生じゃないですか!」
( ^ν^)「つーことはピャー子と子供店長の間か」
(゚、゚;トソン「そうなりますね」
( ^ν^)「しかも女子高生って山登りするんですか。しかも一人で」
(゚、゚;トソン「するんじゃ……ないですかね。趣味か登山部かのどちらかでしょう」
( ^ν^)「今流行りの山ガールとか森ガールってやつですか」
(゚、゚;トソン「もうそれ流行ってないんじゃ……」
(゚、゚;トソン「まぁ流行は置いといて、早速現場に向かいましょう」
( ^ν^)(俺と死因似てるのが親近感湧いて嫌だな)
―――
――――……
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―――
――――……
-
【山中】
(゚、゚トソン「着きました」
(;^ν^)ゼェハァゼェハァ……
(゚、゚トソン「大丈夫ですか?」
(;^ν^)「全然……山登りなんかしねぇから余計辛い……」
(゚、゚トソン「まぁ、柿農家の息子でも登山はしませんからね」
(;^ν^)「と言うか登山自体そうそうする人間居ませんよ」
(゚、゚;トソン「なんですと……!」
(;^ν^)「何でそんなレジャー寄りの思考なんだ!」
-
( ^ν^)「で?肝心の魂と死体は?」
(゚、゚トソン「ご安心を。この下にありますので」
( ^ν^)「この下って……」チラッ
( ^ν^)「結構ありますけど」
(゚、゚トソン「はい」
( ^ν^)「はいじゃねぇよ」
(゚、゚トソン「なんです?怖いんですか?」
( ^ν^)「ガタがアシアシしてます」ガタガタガタ
(゚、゚;トソン「ひ、膝が笑ってらっしゃる……」
-
(゚、゚;トソン「でも降りる方法ってこの下を滑り落ちるしかないんですよ?」
( ^ν^)「ダンボールで滑るのも嫌です」
(゚、゚;トソン「ダンボールなんか使いませんよ。このまま直立しならザーッと」
( ^ν^)「無茶ぶりをおっしゃる」
(゚、゚トソン「転落失敗したら普通に痛いんでそれだけは気をつけてください」
( ^ν^)「余計滑りたくねぇよ」
(゚、゚トソン「ではお先に!」ピョン
( ^ν^)「ちょ」
(゚、゚トソン三 ザー
( ^ν^)「うわぁ本当に滑り落ちて行ったよ……直立不動だし……」
( ^ν^)「………」
( ^ν^)「せめてこの前みたいに巻き添えにしてくりゃあなぁ……」
( ^ν^)ジー
( ^ν^)(ションベン漏れそう)
-
( ^ν^)(マジどうしよう……)
(;^ν^)そ「うおあ!携帯鳴ってるし!」ホントニホントニライオンダー
(;^ν^)「もしもし!」ピッ
『ニュッさんまだですか。早く来てください』
(;^ν^)「山の中なのによく電波繋がったな!」
『死神ですから』
(;^ν^)「何でもありだな本当……畜生降りたくねぇ!せめてビーグルが居たら……」
『ビーグルさんの散歩はピャー子さんがやってますよ。ホント一瞬なんで頑張ってください』
(;^ν^)「クソッ!ええいじゃあもうヤケクソで降りるから受け止めてくださいよ!」
『嫌ですよ』プッ ツーツーツー
( ^ν^)
(#^ν^)「あんのペチャパイ……」ダッ
――――……
-
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン(ニュッさん遅いなぁ……早くしないと困るのに……」
ヒュー……
(゚、゚トソン「あら」
(;^ν^)ドスッ
(゚、゚;トソン「ニュッさんが降ってきた!」
(;^ν^)「ん……だああああ!!いってえええええええ!!」
(゚、゚;トソン「で、でしょうね……て言うか何ですかその関取みたいなポーズ……」
(゚、゚トソン「………」
(゚、゚*トソン「ふふwww……ニュッさん関取……細いのに関取……ふふ……wwww」
(#^ν^)「時間差でツボってんじゃねぇよ」
-
( ^ν^)「……で、見つかったんですか?」
(゚、゚トソン「あ、それが見つからないんですよ。ここにあるのは死体だけです」
(;^ν^)「うおっ目の前に」
(゚、゚トソン「多分落ちた弾みに飛ばされたんでしょう。きっと近くに有るはずです。探しましょう」テクテク
( ^ν^)「嫌だなぁ……俺より死体の状態ひでぇじゃん……」テクテク
―――
――――……
now loading……
―――
――――……
-
(゚、゚トソン「あの距離だったらこの辺りに……」キョロキョロ
ξ- -)ξ
(゚、゚トソン「居ました」
( ^ν^)「気絶してるな」
(゚、゚トソン「あぁニュッさんもこんな状態だったなぁ……」
( ^ν^)「似たような魂見る度俺の事思い出さないでくださいよ。どうします?」
(゚、゚トソン「とりあえず起こしましょうか。大丈夫ですか?」
ξ;- -)ξ「うーん……」
ξ;- -)ξ「あたまくらくらする……」
(゚、゚トソン「脳震盪でしょうか。何か飲み物を……」
( ^ν^)「じゃあ俺のモンスターエナジーを」
(゚、゚;トソン「ダメですダメですそんなの!」
(゚、゚;トソン「とりあえず私の持ってるミネラルウォーターを……」
(゚、゚;トソン「私の言葉分かります?お口あーんしてください」
ξ;-⊿-)ξアー
(゚、゚;トソン「ゆっくりゆっくり……」
ξ;-〜-)ξチビチビ
(゚、゚;トソン「ごっくんしてください」
ξ;-⊿-)ξゴックン
( ^ν^)「子育てか」
-
ξ;-⊿-)ξ「うう……」
ξ;゚⊿゚)ξハッ
ξ;゚⊿゚)ξ「わ、私崖から落ちて……!でも傷は塞がってるし……」
(゚、゚トソン「おはようございます」
ξ;゚⊿゚)ξ「ぎゃ、ビックリした!貴方救助隊の人?にしては就活生みたいな……」
(゚、゚トソン「私は死神の都村トソンと申します。貴方を迎えに来ました」
( ^ν^)「死神二号機梅宮ニュッです」
ξ;゚⊿゚)ξ「し、死神……?それより私死んで……」
(゚、゚トソン「ええ死にました。三途の川まで案内しますよ」
ξ;゚⊿゚)ξ「信じられないわよそんなの!いきなり死んだなんて言われても!」
(゚、゚;トソン「誰もはそう思いますよ」
( ^ν^)「都村さん都村さん、例のモノを見せてやりやしょう」
(゚、゚;トソン「何ですかそのヤの付く職業みたいな言い方……まぁあまりいいものではありませんが」
―――
――――……
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―――
――――……
-
(゚、゚トソン「えーっと確かここですね」
( ^ν^)「相変わらずひでぇ状態だな」
ξ;゚⊿゚)ξ「こ、これが私……!?」
( ^ν^)「何その一通りオシャレされて鏡見た時みたいな反応」
ξ;゚⊿゚)ξ「うわぁ……気持ち悪っ」
(゚、゚;トソン「気持ち悪いって……これ貴方ですよ?」
ξ;゚⊿゚)ξ「だってぇ……こんなカバンの底で潰れたあんぱんみたいなさぁ……」
( ^ν^)「ちなみに頭蓋骨割れて脳みそが溢れてるんだぜ?」グイッ
(゚、゚;トソン「こらこらこら!!乱暴に掴まない!」
ξ;゚⊿゚)ξ「そうよ!乙女の髪の毛を掴むなんて最低だわ!」
そ(゚、゚;トソン「そっち!?怒る所そっち!?」
( ^ν^)「なかなか肝の据わったガキんちょだな」
―――
――――……
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―――
――――……
-
ξ゚⊿゚)ξテクテク
ξ゚⊿゚)ξ「んー……死神って本当に居たのね。疑ってごめんなさいね」
(゚、゚トソン「いいえ。もう慣れっこですから……」
ξ゚⊿゚)ξ「地獄とか天国もあるの?」
(゚、゚トソン「ありますよ。生前何をしたかによって変わりますねぇ」
ξ;゚⊿゚)ξ「えっ……今まで付いた嘘の数で閻魔様に下引っこ抜かれちゃうのかな!?」
ξ;⊿;)ξ「どうしようニュッ君!私そんないっぱい舌ないよ!」ユサユサ
( ^ν^)「舌いっぱいあったとしても閻魔ドン引きして終わるだろ」
ξ´⊿`)ξ-3「ならよかったぁ……」
(゚、゚;トソン「いや別に……嘘ついたぐらいで地獄は落ちませんが……安心する所そこなんですか?」
ξ゚⊿゚)ξ「んじゃあさ、どんな人が地獄に落ちるの?やっぱ悪い人?」
(゚、゚トソン「はい。殺人、放火、強盗に誘拐……要するに犯罪者です」
(゚、゚トソン「あ、後自殺」
ξ゚⊿゚)ξ「自殺すると地獄に落ちちゃうの?」
(゚、゚トソン「はい。両親から貰った命を粗末にするなんて、閻魔様が最も嫌う事ですからねぇ」
ξ゚⊿゚)ξ「へー……色々とあるのね。私も死神になろっかな」
( ^ν^)「やめとけやめとけ色々と辛いぞ」
ξ゚⊿゚)ξ「何よ!ニュッ君のけちんぼ!」
( ^ν^)「けちんぼじゃなくて忠告っつーんだよこの場合」
(゚、゚トソン「若い子に懐かれやすいですねニュッさん。もう着きますよ」
-
ミセ*゚ー゚)リポケーッ
(゚、゚トソン「ミセリ」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、トソンちゃん。ごめんボーッとしてた。お客さんかな?」
(゚、゚トソン「はい。この子です」
ξ゚⊿゚)ξ"「こんにちは」ペコッ
ミセ*゚ー゚)リ「うわすげぇJKだ!」
ξ;゚⊿゚)ξ「見破られた!?」
ミセ*゚ー゚)リ「情報は全部回ってくるからねー」
ξ;゚⊿゚)ξ「うわ個人情報丸分かり」
ミセ*゚ー゚)リ「そりゃ根掘り葉掘りとね。あ、お金持ってる?片道130円ね」
ξ;゚⊿゚)ξづ「しかもお金を要求された!」チャリ
ミセ*゚ー゚)リ「うひひひひありがとね」
(゚、゚トソン「では……ここでお別れです」
ξ゚⊿゚)ξ「あ……もうさよならしなきゃいけないの?」
ξ゚⊿゚)ξ「何か寂しいなぁ」シュン
ミセ*゚ー゚)リ「落ち込みなさんな。着くまでミセリちゃんと女子トークしよう」
ξ*゚⊿゚)ξ「する!」
( ^ν^)「切り替えはぇぇなオイ」
-
ミセ*゚ー゚)リ「では出発!」
ξ゚⊿゚)ξノシ「じゃーねぇー!!」
(゚、゚トソン「さようならー」
( ^ν^)「じゃあなガキんちょ」
(゚、゚トソン「……凄い明るい子でしたね」
( ^ν^)「テンションの落差激しいし表情筋が忙しい奴だったな」
(゚、゚トソン「それじゃあ戻りますよ。今度こそは食べそびれない様にしませんとね!」
( ^ν^)「ですね」
――――……
-
(゚、゚トソン「戻りました」
( ^ν^)「寒い」
川*` ゥ´)「お!お疲れさん二人共」
(゚、゚*トソン「それで私達のおモチは……?」ワクワク
( ^ν^)ソワソワ
川*` ゥ´)「あー……実は市販のモチ買い忘れてさー」
(゚、゚;トソン「えっ、そんな……」
川*` ゥ´)「しゃーねぇからアタイと杉浦でもち米から作ったよ」
(゚、゚;トソン「逆に本格的になった!」
六話 おしまい
-
本格的ワロタ
-
お餅食べたくなった
-
ツン自殺したのか?
-
拝啓、お父さん、お母さん、玄関に飾られたよく分からない絵、お元気にしてますか。
事情があって今回は携帯から送らせていただきます。て言うか今のご世代文通ってロマンチックですね。
何せ今日は出張ですから、あまり長い事話せません。それに地獄の様な暑さです。正直辛いです。帰って天井の顔みたいなシミ数えたい。
でも頑張れると思うのは職場の仲間達が支えてくれると思ったからです。嘘です。
P.S.もう正月気分に入ってるのか知らないけど焼いてないモチ添えられても嫌です。
更にP.S.ちょっとカビてます。よく確認してから供えてください。
-
( ^ν^)ポチポチ
( ^ν^)フー
(,,゚Д゚)「お疲れさん。休憩終わったらまた阿鼻の方を頼むぞ」
( ^ν^)「うぃっす」
(,,゚Д゚)「ところで何食ってんの?落花生?」
( ^ν^)「ポリッピーっす」
(,,゚Д゚)「ふーん。地獄で乾きモン食ってると喉渇くぞ」
( ^ν^)「正直もう喉がサハラ砂漠です」
(,;゚Д゚)「言わんこっちゃねぇな……待ってろ、今何か飲み物を……」
( ^ν^)「すいません、ありがとうございます」
-
( ^ν^)ポリポリ
( ^ν^)
( ^ν^)(獄卒って豆撒いたら効くのかな……節分的な意味で……)
( ^ν^)(普通は煎豆が基本だけど……家庭によっては落花生を撒く所もあるし)
( ^ν^)(何よりどうなるかが気になる)
( ^ν^)
( ^ν^)(物は試しだな)
-
(,,゚Д゚)「烏龍茶持ってk( ^ν^)・'.。゜「ぅ鬼は外―――ッ!!!」バラマキ
と彡
(,;゚Д゚)「ぬわあああああああ」
( ^ν^)「っしゃ」
(,,゚Д゚)「……ってなんねぇからな?」
( ^ν^)「マジか」
((((,,゚Д゚)「て言うか何なの?いきなり人に向かって豆投げるとか恩を仇で返すの?」ジリジリ
( ^ν^)「それはえーっとですね」
(,,゚Д゚)「言ってみ?鬼ーさん怒んねぇから?」
( ^ν^)「獄卒に豆撒いたらどうなるかなーって」
(,,゚Д゚)「どうにもなんねぇよ」
( ^ν^)「この状況見たら分かります」
(,,゚Д゚)「その前に床に落ちたやつ勿体無いだろ。食っちまうぞ」ボリボリ
( ^ν^)「床に落ちた食べ物を食べるなんて……!」
(,,゚Д゚)「食物投げた奴に言われたくねぇよ」
( ^ν^)死神として就職したものの上司はツッコミどころ満載のようです
七人目:大魔王コダマ=ビコーズⅤ世
-
【オフィス内】
lw´- _-ノv「ニュッ君が居ないと何だか暇だねぇ、トソちゃん」
(゚、゚トソン「え、いえ別に」
lw´- _-ノv「おいおいそこは『ニュッさんが居ないと悲しみで胸が潰れそうですぅ』つって枕を涙で濡らすんだよ!」
(゚、゚;トソン「言いませんよ枕も濡らしませんよ!」
(゚、゚;トソン「大体ニュッさんがこの場に居たら『無い胸が更に潰れるんですか』ってムカつくフェイスで言いますよ!」
(゚、゚トソン「あ、思い出したら腹が立ってきた。ビーグルさんもふもふさせてください」
▼・ェ・▼「わふぅ(仕方ねぇ嬢ちゃんだぜ)」
爪'ー`)「しっかしニュッちゃん大丈夫かね。信じて送り出したら肉片になって帰ってきたりしねぇのかな」
lw´- _-ノv「そのうちビデオレターも送られてきそうだね」
(;ФωФ)「物騒な話をするでない」
-
<おんみょ〜ん
( ФωФ)「ほれ、都村の仕事が入ってきたぞ。今日は一人なんだから気の抜かない様にな」
(゚、゚トソン「ニュッさんが来るまで単独行動でしたよ。どれどれ……」
(゚、゚トソン
(゚、゚;トソン「あの……杉浦さん。これ本当に私の仕事なんですか?」
( ФωФ)「勿論都村担当だ」
(゚、゚;トソン「何かの間違えとか……」
( ФωФ)「ではない」
(゚、゚;トソン「確かにその担当場所が人手不足でしたら代わりの死神が行くのはよくありますが……」
(゚、゚;トソン「VIP国って何処ですか!?範囲広っ!!」
( ФωФ)「知らん」
(゚、゚;トソン「大魔王コダマ=ビコーズⅤ世って誰ですか!?名前長っ!!」
( ФωФ)「知らん」
(゚、゚#トソン「なっ……!!ちょっといい加減過ぎません!?」
lw´- _-ノv(トソちゃんが珍しく本気でキレてる)
-
( ФωФ)「これもれっきとした仕事だ」
( ФωФ)「手早くその場所に向かい、安全に魂を導くのが我々死神の役目である。早くしないと悪霊と化すぞ」
(゚、゚#トソン「悪霊も何も大魔王とか付いてる時点でもはや危険じゃないですか!!デーモンですよデーモン!!」
(゚、゚#トソン「この中で一番エリートだからって調子こいてるじゃありません!!馬鹿!!間抜け!!老け顔!!いちごパンツ!!」
(;ФωФ)そ「ふ、老け顔……」グッサァ
lw´- _-ノv「だっはぁwwwwww無理wwwwwもう無理wwwwwwトソちゃんついに言い切ったwwwww」
lw´- _-ノv「老け顔だってwwww老け顔wwww老け顔なのにいちごパンツwwwwwwアニメのヒロインかよwwwww」ゲラゲラ
爪'ー`)「アニメのヒロインは縞パンじゃね?」
lw´- _-ノv「それもそっか」スッ
爪;'ー`)「急に真顔になるのやめろよ」
-
(゚、゚#トソン「ああもう!!今日はニュッさんが居ないのに私の敵がまた増えましたか!!」
(゚、゚#トソン「大魔王でもデーモンでもくさったしたいでもばくだんいわでも何でも地獄にぶち込んでやりますよ!!」
(゚、゚#トソン「じゃ!!行ってきます!!」
(゚、゚#トソン「…………」
(゚、゚;トソン「……やっぱ怖いのでピャー子さん着いてきてください!」
川;` ゥ´)「ちょ、面倒事に巻き込まれるのはごめん願いたいね!しかもアタイ今日オフなのに!」
(゚、゚;トソン「オフなのにここに来るピャー子さんが悪いんです……私服カッコイイですね……」ギュー
川;` ゥ´)「抱きついてくるンじゃないよ!!アタイも付き合ってやるから離さンかい!!」
(゚、゚*トソン「やった仲間をゲットしました!」
lw´- _-ノvノ「じゃあ僕も仲間に入る!なんかRPGみたいで面白そうだし今日の仕事は終えたし!」
(゚、゚*トソン「おふぅ!一気に二人も入りましたか!これからはパワーパフガールズかPerfumeで名を通していきましょう!」
川*` ゥ´)「そンなのどうでもいいからさ、早く行かねぇと」
(゚、゚トソン「おっとそうでしたね。つい私とした事が」
(゚、゚トソン「じゃ、行ってきますね。杉浦さん」
バタン
-
( ФωФ)(我輩を見る目が冷たい……)
( ФωФ)(反抗期の娘が居る父親ってこんな気分なのだな……)
▼・ェ・▼"グイグイ
( ФωФ)「む……どうしたビーグル。……ああ、散歩の時間であったな」
( ФωФ)「それではカッコイイ我輩と散歩に行こうではないか!フハハハハハ!」
▼・ェ・▼「ワン!(はよ連れてけや)」
爪'ー`)「で、少しは立ち直った?」
( ФωФ)「少しでもしたら涙腺という名のダムが決壊しそう」
爪'ー`)「杉ちゃん……泣いてもいいんだぞ……」
―――
――――……
now loading……
―――
――――……
-
【VIP国西方面・魔王城内部】
lw´- _-ノv「すっげぇ!ホントにRPGに出てくるお城みたい!」
lw´- _-ノvスゥー
lw´- _-ノv「あああああああああああああああああああああああああ!!!」
川;` ゥ´)「ちょ、叫ぶな!変なの出てきたらどうするンだい!!」
(゚、゚;トソン「ピャー子さん……十分ピャー子さんの声も響いてますよ……」
川;` ゥ´)そ
(゚、゚;トソン「……しかし老け顔は言い過ぎましたね。上司に向かってなんて事を……」
lw´- _-ノv「今頃悔やんでるの?まぁ確かにいちごパンツは老け顔だけど」
川;` ゥ´)「訂正しないンかい。杉浦ああ見えても繊細なんだからさ……結構傷ついてるかもしれないぞ?」
川*` ゥ´)「気に食わない所もある。それはアタイにも分かるさ。でも杉浦の言ってる事は間違ってないし、後でちゃんと謝ろうな」
(゚、゚トソン「はい……」
-
川*` ゥ´)「しっかしまぁでっかい城だね。その大魔王ナンタラは何処に居るンだい?」
(゚、゚;トソン「大魔王コダマ=ビコーズⅤ世ですね。その方だったらこのお城の一番奥の部屋に居るようです」
(゚、゚;トソン「しかもまだご存命ですから……早すぎましたかね」
lw´- _-ノv「やっぱ魔王だから勇者とドンパチやってんじゃないの?ゆうていみやおう」
(゚、゚;トソン「え、えぇ……そんなRPGみたいな……」
川;` ゥ´)「後ずっと言いたかったンだけどさ、なんで一列に歩いてるンだい?」
lw´- _-ノv「そりゃRPGだもん!立ち止まっても思わず足踏みしちゃうのも勇者なんだもん!」
(゚、゚;トソン「いや意味分かりませんけど!?」
lw´- _-ノv「この感じだったらじゅもんも使えそうだよ」
(゚、゚;トソン「使えるんですか!?」
lw´- _-ノv「頑張ってみる」
lw´- _-ノv「んじゃールーラ!」テロテロテロリッ
-
川*` ゥ´)lw´- _-ノv(゚、゚トソン パッ
lw´- _-ノv「………」
lw´- _-ノv「すっげぇええええええ!!使えたあああああああ!!」
(゚、゚;トソン「使えちゃった!!天井とかに頭ぶつけなかった!!」
lw´- _-ノv「で、目の前にはでっかい扉。間違いなく魔王の部屋とかそんなんだよね」
(゚、゚;トソン「ま、まぁお約束的に言えばそうですね。とりあえずまだ魔王の生命反応はありますから、様子見だけ」
川*` ゥ´)「なんだい、魔王ってのはしぶといのな」
lw´- _-ノv「第二形態とかあるんじゃないかなぁ」
-
【魔王城・最新部】
(;・∀・)「これで終わりだ!大魔王コダマ=ビコーズⅤ世!」
(;・∀・)「我が故郷の敵、この勇者モララーの手で討ってやる!」
( ∵)「フハハハハ!!我を此処まで追い詰めたのは褒めてやろう、勇者よ!」
( ∵)「しかしまだこの大魔王コダマ=ビコーズⅤ世は本気を出していないぞ!」
(;・∀・)「なん……だと……」
lw´- _-ノv「おーやってるやってる」ヒョイ
川*` ゥ´)「すげぇ、言い回しが杉浦みてぇだ」ヒョイ
(゚、゚;トソン「完全に野球観戦のノリ……ってホントだ杉浦さんみたいな言い方してる人が居る!」ヒョイ
-
( ∵)「見せてやろう!大魔王コダマ=ビコーズⅤ世の本当の力を!!」ゴゴゴゴゴ
(;・∀と)「ぐわっ!このおぞましい力は……ッ!!」
( ∵)「フハハハハ!!所詮は人間如きッ!!」
lw´- _-ノvイライラ
( ∵)「この大魔王コダマ=ビコーズⅤ世に勝つ事なの不可能!!」
( ∵)「これで終わりだァ!!勇者モララーよ!!」
( ∵)「ファイナルダーklw´- _-ノv「なげぇわ!!!!」ザグゥ
(゚、゚;トソン「シュールさああああああああああああん!!?」
(;∵)「なっ、何もせずとも攻撃を与えただと!?」
(;・∀・)そ
(;・∀・)ヾ ブンブン
(゚、゚;トソン(勇者否定してる!!)
(;∵)「ぐぅ……たかだか人間だと思って舐めておったわ!!」
(;∵・'.。゜「ぬぅ……ぬわあああああああああああああああ!!」サラサラ
・'.。゜
-
シーン
(;・∀・)「え……ええー……勝手に自滅しちゃったよ……」
(;・∀・)「なんか必殺技出そうとしてたけどなんだったんだろう……ファイナルダーってなんだろう……」
(;・∀・)「て言うかえー……どうしよう……このまま帰っても王様に合わせる顔がないよ……」
(;・∀・)「んー……まぁいいや、帰ろ」
-
(゚、゚;トソン「シュールさん!何やってるですか!?なんで勇者よりも早く止めさしてるんですか!!」
lw´- _-ノv「だってイベント長すぎてイライラしたもん。スキップ出来ないタイプだし」
川*` ゥ´)「まぁ待つよりはいいだろ。本来の死神の鎌の使い方であってるじゃないか」
(゚、゚;トソン「えっ!?これって飾りとか雰囲気的な何かじゃなかったんですか!?」
川;` ゥ´)「何年死神やってンだよお前は!!!」
・'.。゜サラサラ
( ∵・'.。゜サラサラ
(;∵)「ぬぅ……」
川*` ゥ´)「ほら魂出てきた。早く連れてってやンな。こればかりはアタイの仕事じゃないさ」
(゚、゚;トソン「は、はい」
(゚、゚;トソン(いちいちサラサラ出てくるの面倒くさくないのかな……)
-
(゚、゚;トソン「えーっとこんにちは」
( ∵)「……誰だ貴様は。妙な服装をしておるが……」
(゚、゚;トソン「ヘンテコな角と禍々しいオーラまとってる人に言われたくありませんよ。死神です」
( ∵)「死神……?」
(゚、゚トソン「はい。貴方の行先はきっと地獄だと思いますが、多分本業就けるぐらいお似合いですよ」
( ∵)「何を言ってるのかサッパリ分からんが……今や勇者に討たれた魔王に残る城はない」
( ∵)「貴様に着いていこうではないか」
(゚、゚トソン「はい。物分りがよくてこちらとしては助かりますよ」
(゚、゚;トソン(良かった……ファイナルダーで返り討ちに合ったらどうしようかと思いました……)
lw´- _-ノv「魔王討伐したから僕が真の勇者って事でいいかな」
川;` ゥ´)「よくねーよ」
―――
――――……
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―――
――――……
-
lw´- _-ノv「ねーねーこの角って本物?それとも取り外し可能?」ペタペタ
(;∵)「汚らわしい手で触るな小娘!これこそ魔王の証なのだぞ!」
lw´- _-ノv「なんかちょっと欠けてるけど」
(;∵)そ「なああああああああああああ!?」
(;∵)「おのれぇ……勇者め……死に際に呪いかけておくべきだった……」
lw´- _-ノv「どんな呪い?」
( ∵)「そうだな……毎晩寝る際我の笑い声が延々と続く呪いにしとくべきだな……」
川*` ゥ´)「そりゃ拷問だな」
(゚、゚;トソン(いつの間にか意気投合してる……)
(゚、゚トソン「あ、着きましたよ」
( ∵)「む?」
-
从 ゚∀从"
从 ゚∀从「おー」
lw´- _-ノv「ミセリンシフトじゃないのかー」
从 ゚∀从「今の時間は俺様だぜ!三人なんて珍しいな!」
川*` ゥ´)「アタイは付き合わされただけどな」
从 ゚∀从「そいつぁどんまいなこった!」
从 ゚∀从「んで、お客さんは?」
( ∵)「我だ」
从 ゚∀从
从;゚∀从「……禍々しいな」
川;` ゥ´)「高岡も思わず引くレベルなンだな……」
-
从;゚∀从「とえあえずお客さん、お金持ってるか?130円だけど」
( ∵)「金か……ゴールドは使えるのか?」
从;゚∀从「すげぇ、ドラクエ使用だ!まぁ俺様はそれでも構わねぇけどよ……」
( ∵)っ「では130G」チャリ
从 ゚∀从「まいど!」
从 ゚∀从「それじゃあ出発するぜ!最短1分であの世に連れってやんよ!」
( ∵)「ふむ、それは頼もしい」
(゚、゚トソン「それではここでお別れですね」
( ∵)「そうか……達者でな」
lw´- _-ノv「じゃあね魔王」
川;` ゥ´)「お願いだから獄卒束ねて変な事するのはやめろよ」
( ∵)「う、うむ」
-
<フハハハハハハハハハ
(゚、゚;トソン「と、とりあえずなんとかなりましたね……」
(゚、゚;トソン「杉浦さんに謝らなければ」
lw´- _-ノv「しかし三途の川担当は皆和服なのにハインだけ白衣着てシャツだよね」
川*` ゥ´)「こだわりだろうねぇ。て言うか一人忘れてンぞ、三途の川担当で白衣の奴」
lw´- _-ノv「あー……アイツか……アイツ金にがめついからな……」
(゚、゚;トソン「おまけに乗り物酔い酷い癖によく担当になりましたよね……」
lw´- _-ノv「閻魔様なりの嫌がらせなんだろうか」オッコメーコメーコメービタミンミネラルショクモツセンイ
川*` ゥ´)「携帯鳴ってンぞ」
lw´- _-ノv「メールだ」ヨミヨミ
lw´- _-ノv「おっ、これはこれは……」
(゚、゚トソン「どうしました?」
-
lw´- _-ノv「忘年会、やるってさ」
(゚、゚*トソン「おお!」
lw´- _-ノv「食べ放題」
(゚、゚*トソン「おおおおお!」
川;` ゥ´)
川;` ゥ´)(め、目の前に酒乱が居るっつーのになンて事を……!!)
七話 おしまい
-
乙!
魔王…
-
杉ちゃんいちごパンツは誇りなのね。
-
拝啓、お父さん、お母さん、ひび割れた鏡餅、お元気にしていますか
気付いたら年が明けてました。新年明けましておめでとうございます
そんな僕は仕事です。クソが。本来ならコタツに入って箱根駅伝見ながら汁粉でも啜ってたのに仕事です。チクショウ
まぁほぼ年中無休の仕事に就職した僕が悪いんですけどね。ははは泣きてぇよクソったれ
P.S.墓参りに来るのは嬉しいのですが人の墓をデコトラみたいにしようと相談するのはやめてください
更にP.S.マジでやめろ
-
( ^ν^)Ф「………」
lw´- _-ノv「クソッ……こんにゃろうめ……」ガチャガチャ
lw´- _-ノv「三人で囲んでくるの卑怯だろ……こちとら一人だぞ……」ガチャガチャ
lw´- _-ノv「やべやべやべ超ピンチ絶体絶命」ガチャガチャ
lw´- _-ノv「………」
lw´- _-ノv「ぬおおおおおお俺は不死身の杉元だあああああ!!」ガチャガチャ
lw´- _-ノv「っしゃあ!3キル!ざまぁみやがれ!バーカバーカ!!」
( ^ν^)
( ^ν^)「お前そんな苗字だっけ……」
lw´- _-ノv「僕?僕の苗字は米山ですけど」
( ^ν^)「ですよね」
( ^ν^)死神として就職したものの上司はツッコミどころ満載のようです
八人目:荒巻スカルチノフ
-
lw´- _-ノv「ふぅ……楽しかった。ニュッ君もやる?『不死身の杉元ごっこ』」
( ^ν^)「やらないしネタ知らねぇし」
lw´- _-ノv「ただ危険な目に合いそうな時にさっきみたいなセリフ叫ぶだけだから簡単だよ」
( ^ν^)「俺は戦争帰りでも金塊集めにも行ってないからな」
lw´- _-ノv「元ネタ知ってんじゃん」
( ^ν^)「おっと」
( ФωФ)「どうでもいいがテレビゲームをやる時はもっと画面から離れてやるのである」
( ФωФ)「後もうおしまいにしとけ」
lw´- _-ノv「へーい分かったよ。じゃあとび森やるから」
川;` ゥ´)「……杉浦はそういう意味で言ったわけじゃないと思うぞ……」
lw´- _-ノv「わ・ざ・と」
川;` ゥ´)「お前なぁ……」
-
( ^ν^)「しっかし今日は冷えるな。一歩たりとも表に出たくないぐらいだ」
▼・ェ・▼" グイグイ
川*` ゥ´)「ビーグルを湯たんぽ替わりにすンなよー」
lw´- _-ノv「しかもお散歩行きたがってるよ」
▼・ェ・▼ ワンワン!
( ^ν^)「あー……一匹で行ってこいよ……寒いし……」
▼・ェ・▼「ワン(早く連れてけよ雑種が)」
( ^ν^)「なんだビーグル。この俺に向かってそんな事を言うのか」
川;` ゥ´)「ビーグルの言葉分かるのか!?」
( ^ν^)「『素敵なニュッ様早くこの駄犬めにお散歩させてください』だと」
川*` ゥ´)「ぜっっっっってぇ違うよな」
▼・ェ・▼ ハンッ
( ^ν^)「オイコラお前鼻で笑っただろ」
-
( ^ν^)「とりあえず、俺は何人たりともここから動かないからな」
lw´- _-ノv「ニートめ」
( ^ν^)「ふん、そんな言葉痛くも痒くもないわ」
(゚、゚トソン「ニュッさーん」
( ^"ν^)
(゚、゚;トソン「な、なんで露骨に顔をしかめるんですか!」
( ^"ν^)「アンタが俺の名前呼んだ時点でもう分かってんだよ」
(゚、゚トソン「分かってるなら話が早いですね」
(゚、゚トソン「お仕事d( ^"ν^)「はい知ってましたぁ〜べろべろばぁ〜」
(゚、゚;トソン「なんですか!」
( ^"ν^)「俺は今日ここから動かないって決めましたからね。都村さん一人で行ってくださいよ」
(゚、゚;トソン「いやいや何をおっしゃるんですか……私達ふたりはプリキュアやブラックビューティーシスターズみたいなものでしょうに……」
( ^"ν^)「誰がオニアンコウだ」
(゚、゚;トソン「プリキュアは否定しないんですか!?」
-
( ^ν^)イシノウエニモサンネン
(゚、゚;トソン「うーん……今日のニュッさんは頑固ですねぇ……」
川*` ゥ´)「フォックス、何か言ってやれよ」
爪;'ー`)「えー!?俺なのー?今仕事帰ってきたばっかなのに無茶ぶりじゃーん」
川*` ゥ´)「いいから」
爪;'ー`)「そうだなー……」
( ^ν^)「今の俺は心を閉ざしたので何も通用しませんよ」
爪'ー`)「ニュッちゃんのパソコンフォルダとかエロ本とか再度かき集めて公開しようか?」
( ^ν^)
( ^ν^)+「よーし現場に行きましょうか都村さん!ビーグルもお散歩に行こう!」キリキリキリッ
(゚、゚;トソン「突然やる気を出し始めた!ちょっと気持ち悪い!」
lw´- _-ノv「やったね大金星だよ」
爪'ー`)「何か知らないけどやったー」
―――
――――……
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―――
――――……
-
【山梨】
(゚、゚トソン「今日お迎えするのは荒巻スカルチノフさんです」
( ^ν^)「スカルチノフか……俺さっきまでスカチノルフだと思ってた……」
(゚、゚トソン「ご存知で?」
( ^ν^)「さっきチラッと見たんです。て言うか俺達の担当エリアは関東でしたよね」
(゚、゚トソン「はい、そうですが今回はプチ出張です。今のところ関東エリアは人手が足りてるので」
( ^ν^)「それで山梨に行けと」
(゚、゚トソン「まぁそんな感じですね。死因は……老衰ですか。病気にもかからず健康なお爺さんだったのでしょうか」
(゚、゚;トソン「しかしこの方……身寄りも居なければ奥様もとうの昔に亡くなられたので所謂孤独死ってヤツですね……」
( ^ν^)「ここは田舎ですからね。近所付き合いがよけりゃ気づかれるのも早いと思うんですが」
(゚、゚トソン「うーんどうでしょうね……どっちにしろ私達の目的は遺体より魂ですから、考えるなら魂を優先しましょう」
( ^ν^)「へいへい」
-
(゚、゚トソン「ふぅ……それにしても田舎はのんびりしていいですねぇ」
▼*・ェ・▼" テクテク
(゚、゚トソン「心なしかビーグルさんの足取りも軽やかですし」
(゚、゚トソン「自然豊かでのどかで空気が綺麗」
(゚、゚トソン「ね、ニュッさん……」
( ^ν^)σ ピンポーン
そ(゚、゚;トソン「あばばばばばば!!」
( ^ν^)「何ですかうるさいな」
(゚、゚;トソン「勝手に人の家のインターフォン押しちゃダメって言ったじゃないですか!」
(゚、゚;トソン「ああもうこの流れ初めてビーグルさんと会った時を思い出しますよ!」
▼・ェ・▼ ワフゥン?
(゚、゚;トソン「別にビーグルさんの事を呼んだ訳……じゃなくて!」
( ^ν^)「でもここ荒巻さんの家ですよ」
(゚、゚;トソン「えっ?」
-
[荒巻]
(゚、゚;トソン「本当だ……表札に書いてある……」
( ^ν^)「んもー」
▼・ェ・▼ワフー
(゚、゚;トソン「ぐぅ……無駄に腹立つ!て言うか荒巻さんの家でもむやみにインターフォン押しちゃダメです!」
( ^ν^)「押したら出てくるかなって」
(゚、゚;トソン「出ませんよ!」
-
(゚、゚;トソン「とりあえずアレです。塀から侵入しましょう」
( ^ν^)「何そのコソ泥スタイル……」
(゚、゚;トソン「きょ、今日はそんな気分なんですよー!」
( ^ν^)「どんな気分だよ」
▼・ェ・▼「ワン!(それには同意するぜ)」
"(゚、゚トソン ヒョイ
( ^ν^)"ヒョイ
/ ,' 3 ズズー
(゚、゚トソン
(゚、゚;トソン(居た!)
-
( ^ν^)「幽霊ってお茶飲めるんですか?」
(゚、゚;トソン「お供え物とかなら……」
( ^ν^)「もしかしてまだ生きてるんじゃ?」
(゚、゚;トソン「いやそれは……透けてますし……」
( ^ν^)「じゃあなんであんな縁側で茶啜ってる爺様スタイルなんですか」
(゚、゚;トソン「そんなの私だって気になりますよ……」
▼・ェ・▼ クゥーン……
( ^ν^)「ああすまんなビーグル。持ち上げるの忘れてた」
-
/ ,' 3「む?」
(゚、゚;トソン
( ^ν^)
/ ,' 3「むむむ?」
(゚、゚;トソン
( ^ν^)
/ ,' 3「おいそこの、ジジイ一人を観察して楽しいか?」
そ(゚、゚;トソン「ひゃおっふ!」
( ^ν^)「もしかしてバレてないと思ったんですか」
(゚、゚;トソン「し、知ってるとしたら何故言わなかったんです!」
( ^ν^)「面白いから」
(゚、゚;トソン「この野郎」
/ ,' 3「よく分からんが愉快な連中だの」
-
/ ,' 3「まぁいい、こっちに来なさい」
( ^ν^)「言われなくとも」テクテク
/ ,' 3「おお……こりゃ驚いた。最近の若者は壁を貫通するのか!」
( ^ν^)「じーさんもやってみな。多分出来るから」
/ ,' 3「ワシもか!」
(゚、゚トソン「えーっと荒巻スカルチノフさん。あなたのお迎えに参りました」
(゚、゚トソン「三途の川へ渡って閻魔様の……」
/ ,' 3「ちょっと待った!」
(゚、゚;トソン「はい?」
/ ,' 3「その前に、ジジイの話に付き合ってくぬか?」
(゚、゚;トソン「えっ……しかし……」
/ ,' 3「退屈にならぬようお茶と干し柿でも出そう」
( ^ν^)「おじいちゃん好き」
/ ,' 3「はっはっはっ。ピチピチギャルになって出直して来るんじゃな」
( ^ν^)「ジジイ貴様」
/ ,' 3「そこのワンコロには牛乳でもやろうか」
▼*・ェ・▼ワゥーン!
(゚、゚;トソン「………」
-
(゚、゚;トソン(結局お茶と話を聞くことになってしまった……)
( ^ν^)「都村さん」
(゚、゚;トソン「あ、はい」
( ^ν^)「時間で言うとどのくらいの目安なんですか。悪霊になるの」
(゚、゚トソン「まぁ……それは個人差があります。だからこそ早めに連れてくべきなのですが……」
/ ,' 3〜♪
( ^ν^)「あのじーさんが悪霊になるのか?」
(゚、゚トソン「そこまで未練タラタラって感じじゃないですけど……やっぱ早めに切り上げて連れて差し上げないと」
/ ,' 3「ほれ、ジジイは熱い茶が好きだから気をつけて飲むんだぞ」
( ^ν^)「あんがと」
(゚、゚トソン「あ、すいませんわざわざ……」
/ ,' 3「いいんじゃいいんじゃ」
/ ,' 3「そいでワンコロの分な」
▼*・ェ・▼
-
/ ,' 3「ふむぅ……最初は何から話そうか……」
(゚、゚;トソン「ごめんなさい……こっちの都合もあるので手短にお願いします……」
/ ,' 3「うむ、そちらも何か用事があるんだろう。引き止めて悪かった」
(゚、゚トソン「いえ、私達荒巻さんに用があったので」
/ ,' 3「ワシに?」
(゚、゚トソン「はい」
/ ,' 3「そうかそうか……もしかしたらお前らは」
/ ,' 3「わしの孫かもしれないのぉ」
(゚、゚;トソン「へ?」
( ^ν^)「……悪いけど俺達はじーさんの孫じゃないぞ」
/ ,' 3「老人ジョークじゃ」
( ^ν^)「ジジイ」
(゚、゚;トソン「びっくりしたー……」
-
/ ,' 3「はっはっはっ、驚かせてすまんのぅ。なんせワシは孫の顔が見たことないからなんとなく、な」
(゚、゚トソン「そうですか……」
/ ,' 3「なんせ身寄りの居ないジジイだからな。婆さんは随分昔に、バカ息子とは何十年も連絡を取っていない」
/ ,' 3「そんなワシに孫だなんて無縁だろ?」
/ ,' 3「ほいたらそのままぽっくり死んで、気付いたらお前らが覗いてたって訳よ」
( ^ν^)「そのまま縁側に座りながら茶を飲むって精神が凄いなじーさん」
/ ,' 3「だって喉渇いたんだもん」
-
/ ,' 3「……しかしお前らは不思議な奴らだな」ナデナデ
▼*-ェ-▼
/ ,' 3「背中にでっかい鎌背負って。通報されなかったのか?」
(゚、゚;トソン「それは……まぁ……」
( ^ν^)「俺達滅多に見られないし……」
/ ,' 3「ますます不思議な奴らだ」
(゚、゚トソン「…………」
(゚、゚トソン「荒巻さん」
/ ,' 3「んお?」
(゚、゚トソン「そろそろお時間ですよ」
/ ,' 3「……そういえばさっきワシを迎えに来たとか何とか言っとったな」
(゚、゚トソン「はい」
/ ,' 3「………」
/ ,' 3「ワシは婆さんに会えるのか?」
(゚、゚トソン「ええ」
(゚ー゚トソン「きっと、会えますよ」
/ ,' 3「そうかい……」
-
/ ,' 3「よし、それじゃあ行くとするかのぅ」
/ ,' 3「ジョンも一緒に来るのか?」
▼・ェ・▼ワン!
( ^ν^)(勝手に名前付けられてる)
(゚、゚トソン(よかった……悪霊になる気配もない……)
(゚、゚;トソン(それにジョンってビーグルさんの事かなぁ……)
―――
――――……
now loading……
―――
――――……
-
(゚、゚トソン「着きました、ここで三途の川を渡ってください」
ミセ*゚ー゚)リ「今日の担当はミセリちゃんです!」
/ ,' 3「ピチピチギャルじゃ」
( ^ν^)「ジジイ」
(゚、゚;トソン「何故ミセリにはピチピチギャルと言って私には何も……」
( ^ν^)「ピチピチじゃないって事だろ」
(゚、゚トソン「貴様」
-
ミセ*゚ー゚)リ「それでえーっと……片道130円なんだけどおじいちゃんお財布持ってる?」
/ ,' 3「うむ。もしかして小遣いが欲しいのか?」
ミセ*゚ー゚)リ「いえ、そうじゃなくて……」
/ ,' 3「遠慮するな、ジジイからの小遣いじゃ」
ミセ*;゚ー゚)リ「うおおおお……ふくざわゆきち……」
ミセ*;゚ー゚)リ「お、お釣りはえーっと……」
/ ,' 3「いらん」
ミセ*;゚ー゚)リ「うおおおおお……」
( ^ν^)「おじいちゃん俺にも小遣いを」
/ ,' 3「ピチピチギャルにしかやらんぞ」
( ^ν^)「ジジイ」
-
ミセ*;゚ー゚)リ「そ、それでは出発しますねー」
/ ,' 3「ちょっと待ってくれ」
/ ,' 3「そこの二人」
(゚、゚トソン「?どうしました?」
( ^ν^)「なんだよじーさん未練でもあんのか?」
/ ,' 3「違うわい。今日はジジイの話に付き合ってくれてありがとうな」
/ ,' 3「おまけに婆さんへのお土産話が増えたし、最後に楽しい思い出が出来たよ」
/ ,' 3「それじゃあな」ワシャワシャ
(゚、゚;トソン「わわっ」
( ^ν^)「んお」
/ ,' 3「ほれジョンにも」ワシャワシャ
▼*>ェ<▼
/ ,' 3「また付き合ってくれたら嬉しいけどな」
/ ,' 3「よし、出発していいぞピチピチギャル」
ミセ*゚ー゚)リ「はーい」
-
(゚、゚トソン「………」
(゚、゚トソン「ニュッさん」
( ^ν^)「何ですか」
(゚、゚トソン「ニュッさんのおじいさんは、どんな人でしたか?」
( ^ν^)「俺の?そうですね……」
( ^ν^)「優しくて、孫に甘い性格でした。夏休みかなんかは一緒に川に行ったりして……」
( ^ν^)「……ダムに行った時も楽しかったなぁ」
(゚、゚トソン「……そうですか」
( ^ν^)「どうしました?」
(゚、゚トソン「いや、私には祖父がいた事が無いので……」
(゚、゚トソン「久しぶりに誰かに甘えたい、そんな気分になりました」
( ^ν^)「でもあのじーさん俺達には小遣いくれなかったな……」
(゚、゚トソン「台無しです」
八話 おしまい
-
乙
それとあけおめ
-
乙。ゴールデンカムイ面白いよな
-
ジョンかわいい
-
ピチピチギャルwwwwww
乙、今更ながらツンちゃんかわいい
-
拝啓、お父さん、お母さん、夜中になるとうるさくなる冷蔵庫。お元気にしてますか
最近インフルエンザが流行りだしたと何処かで聞いたので心配しています
インフルエンザにかかると鼻から綿棒突っ込まれてクソ痛いしくしゃみ出そうになるし辛いことしかありません
かかるならせめて普通の風邪にしてくださいね。ノロウィルスなんか論外です。
僕は病気と無縁の生活をしているので心配はいりません。ただ鼻水が滝のように出ます
P.S.そろそろ節分近いからって墓に炒り豆を投げるのはやめてください
更にP.S.片付けが楽だからと落花生投げるのもやめろ
-
( ^ν^)Ф「………」
爪'ー`)「何もしたくない……粒子となって消えたい……」
( ^ν^)
爪'ー`)「それか冬虫夏草になって誰かに寄生して生きていたい……」
( ^ν^)
爪'ー`)「いっそのこと海原でプカプカ浮いていきたい……」
( ^ν^)
lw´- _-ノv「スニッカーズ食べる?」
爪*'ー`)「食べる!」
( ^ν^)「普通に元気じゃねぇかこの野郎」
( ^ν^)死神として就職したものの上司はツッコミどころ満載のようです
九人目:盛岡デミタス
-
爪*'ー`)「やっぱ疲れた時には甘いモノだよなー」モチャモチャ
lw´- _-ノv「そうそう、人間そうやって飯食ってけばアドレナリンがびゅんびゅん出るから」
( ^ν^)「あ、俺達人間ってカテゴライズされてたんだ」
lw´- _-ノv「見た目的にはね」
▼・ェ・▼ クゥーン
爪'ー`)「コラ、犬にチョコレートはダメだよ」
lw´- _-ノv「ビーグルも一応死神だからいいんじゃないの?」
爪'ー`)「死神だからって毒物食ったら苦しいだろ」
lw´- _-ノv「確かに……!」
( ^ν^)「スベスベマンジュウガニ食った時やばかったな……」
爪'ー`)「うん、そのチャレンジ精神は嫌いじゃないぞ」
-
(゚、゚トソン「ニュッさーん」テクテク
( ^ν^)「なんすか仕事っすか」
(゚、゚;トソン「私まだ何も言ってない……いや、まぁ仕事の話なんですけど」
(゚、゚;トソン「で、今日のお仕事がですねー……何と言いますか……」モジモジ
(゚、゚;トソン「かなーりアレと言うかショッキング的な……」ソワソワ
( ^ν^)「どうしたんですかそんなモジモジして。トイレなら言う前に済ませてくださいよ」
lw´- _-ノv「そうだよトソちゃん溜め込むと体に悪いよ」
爪'ー`)「漏らしてからじゃ遅いぞ都村」
そ(゚、゚;トソン「何で皆してトイレに繋げるんですか!違いますよ!」
-
(゚、゚;トソン「コホン、では気を取り直して……」
(゚、゚;トソン「あ、今すぐ行くわけではないですよ。時間的には夜のお仕事ですし」
lw´- _-ノv「夜のお仕事ですって……」ヒソヒソ
( ^ν^)「なんてふしだらな……」ヒソヒソ
爪'ー`)「特別教室とか言って夜な夜なえっちな事とかしてるのか……」ヒソヒソ
(゚、゚;トソン「だからそれも違いますってば!今回はやたら下に繋げてきますね!」
-
( ^ν^)「いちいち回りくどい事言うから話が進まないですよ」
(゚、゚;トソン「ぐっ……正論!」
lw´- _-ノv「ニュッ君に正論言われるとちょっとムカつくよね」
( ^ν^)「おう眉毛両津にされてぇか子供店長」
(゚、゚;トソン「じゃあ直球に言いますよ。今回お迎えするのは盛岡デミタスさん」
(゚、゚;トソン「死因は通り魔による刺殺です」
( ^ν^)
( ^ν^)「刺殺」
爪'ー`)「あちゃ〜一番面倒なの来たね〜」
lw´- _-ノv「ドンマイケル!殺されても冷静な人間だったら良いんだけどね!」
( ^ν^)「ちょ、普通に殺人事件じゃないですか。警察呼ばなきゃ……」
(゚、゚トソン「そんなもん意味ありませんよ」
-
(゚、゚トソン「こういう殺人関連のお迎えは事前に通達が来るんですよ」
(゚、゚トソン「殺された人は悪霊化するのが早いもんですからそれはもうパパッと終わらせないといけないです」
( ^ν^)「スピード作業が大事と」
(゚、゚トソン「そうですそうです」
(゚、゚トソン「よく怪談であるじゃないですか、皿屋敷とか。あれとか結構有名ですよ」
lw´- _-ノv「リングの貞子とか呪怨の伽耶子とかもいい例だよね」
爪'ー`)「最近共演を果たした二人か……」
( ^ν^)「貞子VS伽耶子の話はやめろ」
-
lw´- _-ノv「スピード作業も大事なんだけど殺された人もねーちょっとアレなんだよね」
爪'ー`)「完全にふさぎ込んでるかトラウマになって話にならないわ殺された相手に殺意持ってるで大変だよな、本当」
(゚、゚;トソン「うぅ……苦い思い出が……」
( ^ν^)「話聞いてる限りめっちゃ行きたくないんですけど」
(゚、゚トソン「それに関しては大丈夫です、お助けキャラを呼んでいるので」
( ^ν^)「お助けキャラ……ビーグルか?」
▼;・ェ・▼そ
(゚、゚;トソン「いやいや違いますよ!ビーグルさんをもふもふして癒されようとかじゃないですから!」
▼;・ェ・▼-3 ホッ
-
(゚、゚トソン「今回デレさんを助っ人として用意してるので」
( ^ν^)
( ^ν^)「誰だっけ……」
爪'ー`)「ほらほらあの天使の……」
( ^ν^)「天使……」
lw´- _-ノv「ラララーンランドセールは……?」
( ^ν^)「てててーん天使のはーねー……」
lw´- _-ノv「翼の折れた……?」
( ^ν^)「えーんじぇー……」
爪'ー`)
爪'ー`)「余計な事しないでね」
lw´- _-ノv「へい」
-
(゚、゚;トソン「もう忘れたんですか?この前来たのに……」
( ^ν^)「あー……あー」
( ^ν^)「あのギモーブくれた」
(゚、゚トソン「そうそう」
( ^ν^)「何でまた天使なんか」
(゚、゚トソン「そりゃ死神だって天使や獄卒の力を借りる時ぐらいありますよ」
(゚、゚トソン「特にデレさんは凄いんですよ、ヒーリング効果が……」
( ^ν^)「回復魔法でも使うんですかあれ」
(゚、゚;トソン「そういうわけじゃないですけど……」
-
(゚、゚;トソン「あ、そろそろ行きましょうか。まだ時間はあるとは言えど余裕持って行った方がいいので」
( ^ν^)「行きたくねぇ〜」
(゚、゚;トソン「ビーグルさんも同行しますので」
▼・ェ・▼ ワン!
( ^ν^)「いつもの散歩じゃねぇか〜」
(゚、゚トソン「それにデレさんも同行しますから三人と一匹の勇者ですね」
( ^ν^)「それなんて雲黒斎の野望〜」
と(゚、゚トソン「て言うかコントしてないでさっさと行きますよ」ズルズル
( ^ν^>「転職してぇ〜」
lw´- _-ノvノシ「頑張ってねー」
爪'ー`)ノシ「デレちゃん居るから大丈夫だと思うぞー」
―――
――――……
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―――
――――……
-
【東京】
(゚、゚トソン「現場に着きました。ここでじっと待ってましょう」
( ^ν^)「職場に帰りたい……」
ζ(゚ー゚*ζ「そういう訳にもいきませんから、頑張りましょう!」
▼・ェ・▼ ワン!
( ^ν^)「なんでポジティブ思考なんだよ……」
ζ(゚ー゚*ζ「あ、この先ショッキングなので目を瞑ってた方が得ですよ」
( ^ν^)「言われなくてもそうするわボケ」
ζ(゚ー゚*ζ「是非そうしてください」
ζ(゚、゚*ζ「それでー……盛岡さんはいつ来るんですか?」
(゚、゚トソン「そろそろ来るはず……あ、来ました来ました」
( つνと)▼・ェ・ ▼
(゚、゚トソン「あーあー……後ろからパーカーを被った男が……あ、あーあー」
ζ(゚ー゚;ζ「あんなメッタ刺しにしちゃって……閻魔様ブチギレますよ……」
( つνと)▼・ェ・ ▼ペロペロ
(゚、゚トソン「何がともあれ犯人は地獄行き確定ですからね。現実で罪を償いあの世でも償ってもらいましょう」
( つνと)
( つνと)「まーもりたいあなたをーまのびしたーわたしをー」
そ(゚、゚;トソン「ついに現実逃避で歌いだした!」
ζ(゚ー゚*ζ「ちーきゅうがむちゅーう!みんなのヒーローさー♪」
(゚、゚;トソン「デレさんも乗らなくていいですから……早速行きますよ」
▼・ェ・▼ イヤーン
-
(´;_ゝ;`)「う……うう……」
(゚、゚;トソン「あのー……」
(´;_ゝ;`)「うぅ”……おぇ……がはっ」
(゚、゚;トソン「わー!わー!落ち着いてください!」
( ^ν^)「刺殺された人間に大鎌背負った奴が話しかけてもトラウマほじくり返すだけだと思いますけど」
(゚、゚;トソン「そ、そういえば……」
(´;_ゝ;`)「い、嫌だ……死にたくない……死ぬのは怖い……」
(´;_ゝ;`)「憎い……犯人が憎いよ……どうして僕が刺されなくちゃいけないだ……」
(´;_ゝ;`)「だったらいっそ……アイツなんか……」
(゚、゚;トソン「わー!わわー!ダメです!デレさーんデレさん!出番です出番!!」
ζ(゚ー゚;ζ「はいなー!蚊帳の外でちょっと忘れかけてたけど!」
-
ζ(>、<;ζ「盛岡さん!!」ギュッ
(´;_ゝ;`)「ひっ!」ビクッ
ζ(゚ー゚;ζ「もう大丈夫ですから……ね?もう怖いことなんかありませんから……」
ζ(゚ー゚*ζ「大丈夫……大丈夫です……貴方ならちゃんと天国に逝けます……」
ζ(゚ー゚*ζ「痛かったですよね、辛かったですよね、怖かったですよね」
ζ(゚ー゚*ζ「恨みたい気持ちは分かりますが、このままじゃ貴方の為になりません」
ζ(- -*ζ「だからちゃんと……都村さん、あの人達の言うことを聞いてください……」
(´;_ゝ;`)「あ、ああ……」
-
( ^ν^)
( ^ν^)「なんかすごい」
(゚、゚トソン「あれこそがデレさんの力ですよ。ザ・母性の塊」
( ^ν^)「ぶっちゃけ俺達いらない気がする……」
(゚、゚;トソン「いやいや魂を運ぶのは私達の仕事ですから!」
ζ(゚ー゚*ζ「もう大丈夫ですよー」
(゚、゚トソン「あ、ありがとうございます。居なかったらどうしようかと……」
ζ(゚ー゚*ζ「いえいえ、また何か合ったら力になりますので!」
▼・ェ・▼「………」
(((▼・ェ・▼ テクテク
▼ -ェ-▼ペロペロ
(*´;_ゝ・`)「はは……ありがとう。君も慰めてくれるのかい?」
-
(゚、゚トソン「えーっと……平気でしょうか?」
(´・_ゝ・`)「うん、見苦しい姿見せちゃったけどもう大丈夫だよ」
(゚、゚;トソン「いえいえ……殺されて平然としていける人間なんて居ませんから……」
(゚、゚トソン「では三途の川を渡って閻魔様の裁きを受けましょう。言うまでもなく、天国に逝けると思いますけどね」
ζ(゚ー゚*ζ「なんてったって天使のお墨付きですから!」
▼・ェ・▼「ワン!」
(´・_ゝ・`)「……そっか」
(゚、゚トソン「ついでに犯人の寿命を50年ぐらいごっそり削りましょうか」
( ^ν^)「都村さんそれほぼ死ぬやつです」
ζ(゚ー゚*ζ「じゃあ毎回靴下に穴を開けるとか……」
( ^ν^)「地味な嫌がらせだな」
(;´・_ゝ・`)「いや……そこまでしなくてもいいんじゃないかな……僕が言えた義理じゃないけど」
―――
――――……
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――――……
-
( ^ν^)σ「着いた着いた。あそこに居るねーちゃんに話しかけるんだな」
(´・_ゝ・`)「う、うん。あのー……」
ミセ*゚ー゚)リ「あいよ!片道130円取るけどお金持ってる?」
(;´・_ゝ・`)「お金払うのかぁ……まぁ安いからいいけどさ」チャリ
ミセ*゚ー゚)リ「行く人行く人同じセリフ言われるモンだからなんかもう慣れたわ」
(;´・_ゝ・`)「なんかごめん」
ミセ*゚ー゚)リ「気にしなさんな」
-
(゚、゚トソン「それではここでお別れです」
(゚、゚トソン「貴方の次の人生が、幸せになるように」
ζ(゚ー゚*ζ「私とはまだちょーっと会う機会がありますけどねー」
(´・_ゝ・`)「……色々ありがとう」
ミセ*゚ー゚)リ「出発!」
-
ζ(゚ー゚*ζ「さて、そちらの仕事も終わりましたし私は一足先に戻りますねー」
ζ(゚ー゚*ζ「大天使様が及びしてるので……ではさようなら〜」
(゚、゚トソン「あ、はい!今日は来てくれてありがとうございます!」
( ^ν^)「改めて天使の凄さ知ったわ」
▼・ェ・▼ ワンワン!
<モットホメテモイインデスヨー
( ^ν^)(……ドヤ顔で飛んで行った)
( ^ν^)(ムカつくからもう褒めてやらねぇ)
(゚、゚トソン「それじゃあ帰りますか!帰りにふがしでも買っていきましょう!」
( ^ν^)「それ単純に都村さんが食べたいだけじゃ?」
(゚、゚;トソン「そ、そんな事ないですよー!!」
( ^ν^)「はいはい」
(゚、゚;トソン「ほ、ホントですってば!」
( ^ν^)「はいはい」
(゚、゚;トソン「………」
(゚、゚トソン(そろそろ……)
(゚、゚トソン(そろそろですね……)
九話 おしまい
-
次回で最終話です
-
乙!
なんか不穏だなーと思ったら最終回か…
好きな作品が終わるの寂しいけど期待してます
-
みなかわいくて好きです
(゚、゚トソン
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_2328.png
-
>>256
素敵な支援絵ありがとうございます!このトソンは仕事をバリバリこなしそうですね……
-
最終話投下します
-
(゚、゚トソン「ニュッさん、今日は一人前の死神になるためのテストを始めます」
(゚、゚トソン「それをクリアすればニュッさんは私の様なカリスマ死神になれるんですよ」
( ^ν^)「カリスマ……?」
(゚、゚;トソン「何で疑問系なんですか!杉浦さん程ではありませんがそこそこ優秀なんですよ!」
( ^ν^)「優秀……?」
(゚、゚;トソン「だーかーらー!」
-
(゚、゚;トソン「……あーもう!私が優秀だとかの話じゃなくて!」
(゚、゚;トソン「今回の仕事はニュッさん一人のみです!」
( ^ν^)「ビーグルとかは」
(゚、゚トソン「ダメです」
( ^ν^)「心細い」
(゚、゚トソン「テストですからそんなワガママ通しません」
(゚、゚トソン「これさえクリアすればもう私が付いていく必要はないんですよ?」
(゚、゚トソン「まぁニュッさんが寂しいって言えばいくらでも着いてってあげますけどねー」
( ^ν^)「そういうのいいです」
(゚、゚;トソン ガーン
( ^ν^)(心細いのは都村さんの方じゃ)
-
(゚、゚;トソン「えーコホンコホン。それで場所は新小岩駅です」
(゚、゚;トソン「それで死因は……」
( ^ν^)「飛び込み」
(゚、゚トソン「お、よく分かりましたね」
( ^ν^)「あそこの駅人身事故多いんですよ」
(゚、゚;トソン「え!?そうなんですか!?なんて物騒な……」
( ^ν^)「逆に死神の都村さんが知らないのが驚きなんですけど」
-
(゚、゚トソン「あ、まだお迎えの方言ってませんでしたね」
(゚、゚トソン「今回お迎えするのは―――――……」
( ^ν^)
( ^ν^)「それなら大丈夫だと思います。そいつの事知ってるし」
(゚、゚トソン「もしかしてお知り合いの方ですか……?」
( ^ν^)「中学の時のクラスメートなんで」
十人目:欝田ドクオ
-
(゚、゚トソン「なるほど、それなら話が早いですね」
( ^ν^)「意地でも引っ張ってくるんで」
(゚、゚;トソン「できれば丁寧に扱ってくださいね!」
( ^ν^)「はいはい」
(゚、゚;トソン「もう……じゃあこれ今回の資料なんで」
(゚、゚トソン「これを受け取ったらテスト開始です」
( ^ν^)「はい」
(゚、゚トソン「じゃあ、頑張ってきてください」
( ^ν^)「言われなくとも。行ってきますね」
(゚、゚トソン「行ってらっしゃいませ」
-
(゚、゚トソン「………」
( ФωФ)「……心配であるか?」
(゚、゚トソン「……はい。正直はじめてのおつかいに出演した子供の親ぐらい心配しています」
( ФωФ)「そうか。それは都村だけではなくここに居る全員が心配しておる」
( ФωФ)「だけどアイツをちゃんと信じるのだ。見かけによらず出来る奴だからな」
(゚、゚トソン「……はい!」
-
(゚、゚トソン(杉浦さん……)
(゚、゚トソン(この中で一番偉いのに何かとイジられたり不憫だったりちょっとナルシスト入ってるのに……)
(゚、゚トソン(……やっぱ、凄い人だなぁ)
爪'ー`)「杉ちゃーん、さっきから社会の窓空いてるけど?」
lw´- _-ノv「うっわ本当にいちごパンツなんだ。すっげぇ」
( ФωФ)「……カッコイイだろ?」
川*` ゥ´)「さいっっっっこうにカッコ悪いよこのスカポンタン」
▼・ェ・▼ ハンッ
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン(取り消そ)
―――
――――……
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―――
――――……
-
【新小岩駅】
『ただいま、新小岩駅で発生した人身事故のため―――……』
( ^ν^)(一人だと話す相手居なくてつまらねぇな……)
( ^ν^)
( ^ν^)(いや、今は仕事だ。て言うかあの野郎何処に居やがるんだ)
( ^ν^)(死体から移動してなきゃいいんだが……とりあえず線路から……)
ガヤガヤ ザワザワ
「全く迷惑な話だな……」 「急いでるのに……」
「帰宅ラッシュ狙うなんて……」 「死にたいなら別の場所で死ねよ……」
「死ぬまで他人に迷惑かけるな」 「あーホント最悪ー」
( ^ν^)
( ^ν^)(あーそりゃ迷惑な話ですこと)
( ^ν^)(これから帰宅するお前らと違ってこちとら仕事なんだよバーカ)
( ^ν^)(……つーか本当に何処に居るんだよ)
( ^ν^)(早めに見つけねぇと……)
( ^ν^)" キョロキョロ
( ^ν^)
( ^ν^)(……あ)
-
('A`) トボトボ
( ^ν^)
( ^ν^)(見つけた)
( ^ν^)(いっちょまえに線路歩きやがって)
( ^ν^)(まぁ見つけたなら何でもいいや)
('A`) ハァ
( ^ν^)(………)
( ^ν^)(なんて声かけようかな……)
( ^ν^)(相手も死んだとはいえ俺が先に死んだ方だし……)
( ^ν^)(気まずいつーかなんつーか)
( ^ν^)(……こんな時都村さんが居たら真っ先に声かけてるんだろうな)
( ^ν^)
( ^ν^)(あー)
( ^ν^)(うー)
( ^ν^)
三(;^ν^)(ええい!ままよ!)ダッ
―――――……
-
('A`)(俺……死んだんだな)
('A`)(感覚気持ちわるいけど、これが所謂幽霊って状態なんだ)
('A`)(体透けてるし軽いし)
('A`)(……女湯でも覗こうかなーっつってな)
('A`)(もう死んだし、許されるだろ)
('A`)(いずれオカ板とかで有名になるのかなぁ)
('A`)(……それも悪くないか)
「おい」
(;'A`)(!?)
(;'A`)(い、今話しかけられた!?俺死んだはずなのに……)
(;'A`)(もしかして霊感の強い人とか……)
(;'A`)(嫌だ!女湯覗くまでは成仏しないと心から決めたんだ!)
( ^ν^)「おいってば」
(;'A`)「ひぃ!お、俺は決して悪い幽霊じゃ……」
( ^ν^)
('A`)
('A`)「……梅宮?」
-
(;'A`)「なぁお前梅宮だよな!どうしてこんな所に居るんだよ!」
(;'A`)「しかも就活生みたいな……お前柿農家の息子じゃなかったのか!?」
( ^ν^)「それを言うなそれを。散々ネタにされて腹立つから」
(;'A`)「つーかお前……バイクの事故で死んだんじゃ……」
( ^ν^)「死んだぞ」
(;'A`)「だ、だよな……」
(;'A`)「もしかして俺を迎えに来たとか……?」
( ^ν^)
( ^"ν^)
(;'A`)(あ、図星っぽい)
-
( ^"ν^)「こんな呆気なくクリア出来るなんて……」
('A`)「クリア?」
( ^ν^)「こっちの話だ。それよりも俺と一緒に着いてこい」
('A`)「一体何処に連れて行くつもりなんだ?一緒に女湯や女子更衣室を……」
( ^"ν^)
∩('A`)∩「冗談ですからその物騒な鎌を僕に向けないでください」
( ^"ν^)「何でもいいから、行くぞ」
(;'A`)「うっす……」
―――
――――……
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―――
――――……
-
( ^ν^)テクテク
(;'A`)テクテク
(;'A`)(き、気まず―――――い!!)
(;'A`)(会話も何もないしただただ見慣れない場所を歩いてるだけだしアイツ歩くの早いし)
(;'A`)(うう……本当に何処連れてくつもりだよ……)
( ^ν^)
( ^ν^)「なぁ」
(;'A`)「は、はひぃ!!」
( ^ν^)「何でお前死んだの」
('A`)
('A`)「……仕事が嫌になったから」
( ^ν^)「そんだけか?」
('A`)「そんだけだよ。毎日毎日息苦しい通勤電車に乗って」
('A`)「頭下げたくない上司にペコペコ頭下げて叱られて」
('A`)「残業代なんて出ないし休みもロクに取れないし」
( ^ν^)「ふーん」
('A`)「あ、電車に飛び込んだのは嫌がらせみたいなもんだな」
('A`)「最後の悪あがきみたいなモンだよ」
( ^ν^)「あっそ、どうでもいいけど……」
-
( ^ν^)「お前、地獄行きだな」
('A`)
( ^ν^)「仕事柄直感で分かんだよ。お偉いさんはそういうの嫌いだし」
( ^ν^)「既に何万人と言う人間に迷惑かけちまったしな」
( ^ν^)「さぁてこれから毎日鬼とランデブーだ。きっと楽しいだろうなぁ」
('A`)「……梅宮ってほんっと性格悪いよな……」
( ^ν^)「何とでも言えよ」
('A`)「そもそも地獄とかあったんだ……初耳だわ」
('∀`)「……まぁ、俺みたいな人間は地獄がお似合いなんだろうな、はは……」
( ^ν^)「いかにも地獄に居そうなツラしてるもんな」
('A`)「そういう訳で言ったんじゃねぇやい」
―――
――――……
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―――
――――……
-
( ^ν^)「着いた着いた。流石にあの人みたいに道に迷ったりしねぇか……」
('A`)「ここは?」
( ^ν^)「三途の川。俺はここまでだから、後はあそこに居るねーちゃんに話しかけろ」
('A`)「あのたすき掛けの人?」
( ^ν^)「そうそう」
ミセ*゚ー゚)リ「たすき掛けのねーちゃんですよー」
(;'A`)「うわびっくりした」
ミセ*゚ー゚)リ「さぁさ私と三途の川を渡って閻魔様の裁きを受けましょー」
ミセ*゚ー゚)「あ、料金片道130円ね」
(;'A`)「金取るのかよ!」
( ^ν^)(うんうんその反応はテンプレってぐらいするよな)
-
ミセ*゚ー゚)リ「それではしゅぱーっつの前に……」
ミセ*゚ー゚)リ「ニュッさん凄いじゃん!今回テストだったんでしょ?」
ミセ*゚ー゚)リb「無事合格ばっちぐー!これで一人前の死神だね!」
('A`)「死神……?」
( ^ν^)「クソッ最後まで隠し通すつもりだったのに」
ミセ*゚ー゚)リ「いや大鎌背負ってる時点で何となく察すると思うよ」
('A`)「なんだよお前、柿農家の息子から死神に転職したのかよ」
( ^ν^)「あーもううっせぇなーさっさと行け」
ミセ*゚ー゚)リ「それじゃあ改めてしゅっぱーつ!」
('A`)「あ、俺船酔いする人なんだk」オロロロロロ
ミセ;゚ー゚)リ「ぎゃー!三途の川で吐かないでー!」
( ^ν^)
( ^ν^)(……帰るか)
―――
――――……
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―――
――――……
-
(゚、゚;トソン「ニュッさん本当に大丈夫かな……」
(゚、゚;トソン「どっかで迷子になったりお腹壊したりしてないかな……」
川*` ゥ´)「都村じゃないンだからさ、大丈夫だって!」
(゚、゚;トソン「し、しかし……」
川*` ゥ´)「さっき杉浦も言ってただろ大丈夫大丈夫」
lw´- _-ノv「地獄にも出張行ったニュッ君がへばる訳ないない」
(゚、゚;トソン「あー!もどかしい!早く戻ってこいニュッさんカムバーック!!」
( ^ν^)「戻りましたけど」
(゚、゚;トソン
-
(゚、゚;トソン「……終わりました?」
( ^ν^)「終わりました」
(゚、゚;トソン「無事届けました……?」
( ^ν^)「届けました」
(゚、゚;トソン「それじゃあニュッさんのテストは合格……?」
( ^ν^)「それ芹沢さんに言われたんで」
(゚、゚;トソン「ミセリが」
(゚、゚;トソン「じゃ、じゃあおめでとうございます?」
( ^ν^)「ありがとうございます」
(゚、゚トソン「あ、それと」
「お帰りなさい」
「ただいまです」
-
lw´- _-ノv「しゃあ!!それじゃあニュッ君はもう新人と言わせない訳だね!」
川*` ゥ´)「おうおうめでてぇな!これで都村が居なくても平気だな!」
( ФωФ)「あ、終わったの?マジで?」
爪'ー`)「ニュッ君すごいじゃーん。見直したよ」
▼*・ェ・▼「ワン!」
(゚、゚*トソン「やりましたね!」
( ^ν^)
( ^ν^)ゞ
―――
――――……
-
――拝啓、お父さん、お母さん。お元気にしてますでしょうか。
最近喜ばしいニュースが入ったのでそれを伝えたいと思います
( ^ν^)Ф
この仕事を初めて数年僕は立派な正社員として成長しました
嫌なことがあったりめんどくさかったりだるかったり辛かったり
思い返すとロクな思い出がありませんが、今では誇りに思います
( ^ν^)づ
だから、まだもっと先かもしれませんが、お父さんとお母さんの僕が迎えます。
今から予約取ってくるんで楽しみに待っていてください。
何十年ぶりかの再開、期待してます
梅宮ニュッより
―――
――――……
―――
――――……
―――
――――……
-
*(; )*ゼェゼェ
*(; )*(体中が苦しい……呼吸するだけでも辛い……)
*(; )*(こんな林の中、誰にも見つけてもらえないよ……)
*(; )*(……私、死んじゃうんだ。このまま一人で)
*(; )*(うう……嫌だよ怖いよ……お母さん……お父さん……)
*(; )*(私の22年間の思い出はりんご農家から始まってりんご農家で幕を閉じるんだ……)
*(; )*(そしたらもうちょっとカッコイイ職についてる親のもとに……社長とか)モッチャモッチャ
*(;‘‘)*パチッ
-
*(;‘‘)*(なんかすげーモチャモチャ聞こえるんだけど。幻聴?)チラッ
( ^ν^)モッチャモッチャモッチャモッチャ
*(;‘‘)*
*(;‘‘)*(目の前に就活生みたいな格好した男の人が干し柿食ってる―――!!)
( ^ν^)モッチャモッチャモッチャモッチャ
*(;‘‘)*(しかも背中にでっかい鎌背負っt目が死んでる―――――!!)
*(;‘‘)*「あ、あのー……」
( ^ν^)「何見てんだよ」
*(;‘‘)*「態度悪っ!!」
( ^ν^)「ああ……言い忘れたな俺は――……」
( ^ν^)「柿農家の息子もとい死神、梅宮ニュッ」
( ^ν^)「アンタの迎えに来たんだ」
( ^ν^)死神として就職したものの上司はツッコミどころ満載のようです
おしまい
-
これにて完結です。結構早めに終わるかと思ったけどそうでもなかった
支援絵、レス等々ありがとうございました!
-
ドックン…
-
乙
-
あんたほんとクレしんすきだな、乙
-
おつおつ!
楽しませて貰ったよありがとう
-
(´;ω;`)いい話が多すぎる…………
(´・ω・`)番外編とか気が乗ったら作って欲しいなぁ〜
-
乙!
面白かったから終わっちゃうのは残念
次回作も期待してる
-
乙
好きだった
-
終わってしまったのか…乙
-
お疲れ様
面白かったよ
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