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浦島姫伝のようです
-
一.むかしむかし うらしまは
たすけたかめに つれられて
りゅうぐうじょうへ きてみれば
えにもかけない うつくしさ
-
――壬生藩(現在の栃木県). ←―――――――――――┐
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↑ ↑ |
| └――――――┐. |
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ξ゚⊿゚)ξ――┘ ジーッ | |
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ξ゚⊿゚)ξ「なんてこったい」 | |
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ξ゚⊿゚)ξ――――――――――――┘ ジーッ |
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ξ゚⊿゚)ξ「これから浦島太郎おっぱじめようってのにさ、.. |
なんで舞台を海なし県に設定しちゃうのよ……」 |
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|@
|ノ
ξ
@ξ
ヾξ
ξ
|
|
ξ゚⊿゚)ξ―――――――――――――――――――――┘
ジィーッ
ξ゚⊿゚)ξ「何度見たってこの事実は変えようないわね。
さすがに視線が遠すぎて途中アサガオが絡まってるし」
ξ゚⊿゚)ξハァ
ξ゚⊿゚)ξ「しゃあない、世話の焼けるストーリーね」
-
壬生藩(現在の栃木県) パシッ
∩
ξ゚⊿゚)ξノ
「えいっと」
川
( ( ) ) ピョイ
ストン
ミ
ξ゚⊿゚)ξつ 壬生藩(現在の栃木県)
((ξ゚⊿゚)ξ)) ゴソゴソ
チャキッ
ミ ____
ξ゚⊿゚)ξつ=!wwwww!
ξ゚⊿゚)ξ「こういう時は、アレよ、ドゥ・イット・ユアセルフよ」
-
____ ゴリゴリ
ξ゚⊿゚)ξつ=!wwwww! ))
壬生藩(現在の栃木県)
ξ゚⊿゚)ξ「むかし」
ξ゚⊿゚)ξ「よく、家の前に氷売りのおじさんが来てたのを思い出すわ」
ξ゚⊿゚)ξ「こうやってノコギリでね、
木箱に入った氷をガリガリガリガリと削っていくの、
その、削りかすをちょっとなめるのが好きだったわ」
ξ゚⊿゚)ξゴリゴリ
ξ;゚⊿゚)ξ「はーっ、2バイト文字のせいかやたら堅いわ、ちょっと休憩」
ξ゚⊿゚)ξ「ん?」
-
〔ミ'二 ( ´∀`)┐
/ .(__ノ
(_ イ\ 〈 (・∀・ )rこ)
`´ \ __ _ / , 〈
\ /♯#\/´・ω) 〔_r) ヽ l ノ
(ソ♯#♯#Y / `ヽ_)
(_)――-(_)′
──────────┬────────────
| ( ・∀・)ノ
( ´∀` )、. | (つ __
(( __ ○. | /##\ (∀` )
/♯#\. | (\####/')⊂ ヾ
( ・∀)('(´・ω・`)') | "  ̄ ̄ "
( つ |
ξ゚⊿゚)ξ「カメが3カメでいじめられてるわ、カメだけにってか、
やかましいわ」ハハハ
ξ゚⊿゚)ξ
ξ゚⊿゚)ξ「……とうちゃん」
-
―― ツン。おぼえておきなさい
―― もし、カメがいじめられているのをみつけたら
―― ぜったいにたすけなさい
ぜったいに……
ぜったいに……
ぜったいに……
ξ゚⊿゚)ξ「やかましいわ」
ぜったいに……
ξ゚⊿゚)ξ「もういいよ」
ξ゚⊿゚)ξ「いやはや……」
ξ゚⊿゚)ξ「まさか、本当にカメがいじめられる現場に遭遇するとはね」
ξ゚⊿゚)ξ「まぁ、そりゃ、約束だからね、守らなきゃね」ギュッ
-
バビューン
____
三三ξ#゚⊿゚)ξつ=!wwwww!
ξ#゚⊿゚)ξ「こらーっ!あんたたち!やめなさーい!」
(;・∀・)「ゲェーッ!変な女がノコギリ持ってこっち来たぞ!」
(;´∀`)「サイコパスだーッ!逃げろーッ!!」
ξ#゚⊿゚)ξ「誰がサイコパスだ!!」
(;´∀`)「捕まったら食卓に並んじゃうーッ!」
ξ#゚⊿゚)ξ「ならべねーよっ!どこから仕入れた知識だ!」
-
\ うわーい!助けてーっ!/
(ヽ( )ノ)(ヽ( )ノ)
ヽ ̄ l  ̄ ./ ヽ ̄ l  ̄ ./
| . . | | . . |
( _,;*;,__ ) ( _,;*;,__ ) ダダダダ…
三三 ; 丿 し ; 丿 し
ξ #゚⊿)ξ 三三 ∪ ∪
ξ゚⊿゚)ξ(ケツきたないなこいつら……)
ξ;゚⊿゚)ξタリ
ξ;゚⊿゚)ξ「ふいーっ、こわかった〜〜」ドキドキ
_ _
#\/´・ω) ……。
♯#Y /
―-(_)′ のそっ
ξ゚⊿゚)ξ!
-
ξ゚⊿゚)ξ「あぁ、大丈夫だった?あんた……」
(´・ω・`)「……。」
ξ゚⊿゚)ξ「なんとか言いなさいよ、あとで実は怪我してました、
なんて言われても保険降りないんだから」
(´・ω・`)「あ、大丈夫っす、慣れてるんで」
ξ;゚⊿゚)ξ「わわ!カメがしゃべった!!!」
(´・ω・`)「……。」
(´・ω・`)「ねぇ、それひどくないですか、
保険は降りないけど話のハシゴは降ろすってか、
ハハッ、とんだピエロだよ僕は」
ξ゚⊿゚)ξ「ごめんなさいね、でも喋るカメにも落ち度はあると思うの」
-
(´・ω・`)「ともかく助けて頂きありがとうございました、僕はカメです」
ξ゚⊿゚)ξ「見りゃ分かるわよ」
(´・ω・`)「そういうもんなんですかね。あなたは?」
ξ゚⊿゚)ξ「あたしはツン。浦島のツンよ。
ここいらで、漁師をして生活してるの」
(´・ω・`)「見りゃ分か……らないですね」
ξ゚⊿゚)ξ「まだ全身見せてないからね、ほら、本邦初公開よ」
愛竿・キングオルカイザー
↓
,へ .〈´ ̄\← 浦島ブレイン:カレイとヒラメを見分ける明晰な頭脳
\ L ー」
\ξ゚⊿゚)ξ
(O____⊃ ← 浦島アーム:竿を握るのに適した腕だ
ノノハヽヽ、
`〜rrrrー'′
|_|i_(_ ← 浦島フット:サッカーチームみたいな名だ
※君だけのカスタマイズで、最強の浦島を作り出せ!
(´・ω・`)「キングオルカイザーって竿の名前じゃないですよね?」
-
(´・ω・`)「さて、助けてくれたお礼をしようかと思うのですが……」
ξ゚⊿゚)ξ「カメが!? お礼を!?
オホホホホ!! ご冗談でしょうファインマンさん」
(´・ω・`)「ムッ!カメだからってバカにしないでくださいよ、
楽し都、恋の都、夢のパラダイス、
その名も"竜宮城"に招待しましょう!」
ξ゚⊿゚)ξ「竜宮城……?なにそれ?どこにあるの?」
(´・ω・`)「海の底にあるんですよ。今から行きましょう」
ξ;゚⊿゚)ξ「ちょ、ま、どうやって行くのよ海の底なんか。
ドラム缶入って中にコンクリ詰めて海にダイブするの?」
(´・ω・`)「そんな怖い手段取りませんよ、よいしょっ」ゴトッ
__ __
/♯#\´・ω・)b
(ソ♯#♯#Y / 僕の背中に乗って行くんですよ
(_)――-(_)′
ξ゚⊿゚)ξ「……まじ?」
(´・ω・`)「まじまじ。マージ・マジ・マジーロ」
-
ξ゚⊿゚)ξ
(⊃_ヾ _
J♯#\/´・ω)
(ソ♯#♯#Y / チャプ
(_)――-(_)′ チャップイ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
\;:;:;;:;:;;:;:;;:;:;;:;:;;:;:;;:;:;;:;:;;:;:;;:;:;;:;:;;:;:;;:;:;;:;:;;:;:;
\;:;:;;:;:;;:;:;;:;:;;:;:;;:;:;;:;:;;:;:;;:;:;;:;:;;:;:;;:;:;;:;:;;:;:;;
(´・ω・`)「しっかり掴まってくださいね」
ξ゚⊿゚)ξ「ねえ、本当に大丈夫なのこれ?呼吸どうすんの?
安全基準満たしてるの?」
(´・ω・`)「大丈夫!ちゃあんと、JTTAのお墨付きですから」
ξ゚⊿゚)ξ「なーんだそれなら安心……」
ξ;゚⊿゚)ξ「ってJTTAって日本卓球協会じゃない!ちょっと!ねえ!」
(´・ω・`)「さぁ行きますよ!快適な海の旅をお楽しみください!」
ドッボーーーーーン!!
ξ>⊿<)ξ「イヤァアアアアアアアアアアアア!!」
-
既にワロタ
-
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
∬ ∫
ブクブク…
ξ>⊿<)ξ
(⊃_ヾ _
J♯#\/´・ω) !?
(ソ♯#♯#Y / <゚;ノ^>く{
(_)――-(_)′
ξ>⊿<)ξ「息が……っ!あたしの息が……っ!」
ξ゚⊿゚)ξ「あれ……?息できる、苦しくない……?」
(´・ω・`)「だから大丈夫って言ったでしょ?
僕の甲羅はクロレッツと同じ成分で出来ているので
最後まで息が続くんですよ」
ξ゚⊿゚)ξ「クロレッツってそういうもんだっけ?
まあとにかく、大丈夫ってことは分かったわ……
あ、ヒラメだ」
(´・ω・`)「カレイですよ」
-
○
o o
0
ξ゚⊿゚)ξ 。
(⊃_ヾ _
J♯#\/´・ω)
(ソ♯#♯#Y /
(_)――-(_)′
(´・ω・`)「しかし、僕のようなしがないカメを助けていただけるなんて、
本当に貴方はお優しい方ですね」
ξ゚⊿゚)ξ「いやね、それがね」
(´・ω・`)「はい?」
ξ゚⊿゚)ξ「私のとうちゃんがね」
ξ゚⊿゚)ξ「あっ、とうちゃんって言っても、いやらしい方じゃないわよ」
(´・ω・`)「別にいやらしい方想像してないですけど」
-
ξ゚⊿゚)ξ「そう。で、とうちゃんが、いつも言ってたのよ」
ξ゚⊿゚)ξ「もしカメがいじめられてるところを見かけたら、
絶対に助けなさいって」
(´・ω・`)「……、ほう」
ξ゚⊿゚)ξ「で、約束だから。たったひとりのとうちゃんと
あたしとの約束だからね、まあ守ろうって思ってさ」
(つω;`)「それで僕を助けていただいたというわけですか、
くぅーっ泣かせるねえ!この西田局長!」
ξ;゚⊿゚)ξ「局長は泣く方じゃないのよ、てか泳いで!泳いで!
どんどん変な方向行ってる!魚群にぶつかるから!」
―――
――
―
-
o
o グーッ
グーッ
ξ-⊿-)ξ 。
(⊃_ヾ _
J♯#\/´・ω)
(ソ♯#♯#Y /
(_)――-(_)′
(´・ω・`)「海潜ってる最中に眠れるなんて、さすが海の子だ」
(´・ω・`)「……」
(´・ω・`)「太郎……」
―
――
―――
-
(´・ω・`)「あっ、着きましたよ、竜宮城」
ξ-⊿゚)ξ「へ?もう?東京-名古屋間より早いんじゃないの?」
(´・ω・`)「へへ……女の子を乗せるんは12年ぶりだから
がんばっちゃいました。ささ、Welcome to Underground…」
_
/  ̄  ̄ \
,r' 、゙i ξ(゚⊿゚ξ
| 、-―| ・| _ ッ_⊂)
| ,r' 二 `- p (ω・`゙i/#♯レ
| | ー _(, \ Y#♯#♯ソ)
゙i | ´ ̄./ ′(_)-――(_)
| =====O
| ゙i
| ゙i ゙i
ξ゚⊿゚)ξ「ドラえもんじゃねえか」
-
(´・ω・`)「いやね、聞いてくださいよツン先輩」
ξ゚⊿゚)ξ「聞こう」
(´・ω・`)「亀甲だけにね、聞こうってね」
ξ゚⊿゚)ξ「やっぱ聞ーかない」
(´・ω・`)「ごめんなさい聞いてください。
でね、
危ない輩がいるんですよ、海の世界にもねそりゃ」
(´・ω・`)「で、そういう連中が勝手に入ってくると困るってんで、
普段、竜宮城の入り口は閉じてるんですよ」
ξ゚⊿゚)ξ「それはわかったけど、でもこのデザインは……」
(´・ω・`)「大丈夫、合言葉を言えばちゃんと開きますよ」
ξ゚⊿゚)ξ「無視かい」
-
合言葉をどうぞ……
(´・ω-`) スゥ…
(´・ω・`)「がぼがぼぼげごば……」
ξ゚⊿゚)ξ「ごばぐびごがばがばばがべべばびぼべ
(そりゃ海の中だから喋れないわよね)」
ξ゚⊿゚)ξ「がべ?げぼびばばべぐぶぶびがべべばぼぼば……
(あれ?でも今まで普通に喋ってたような……)」
ξ;゚⊿゚)ξ ゾクッ
私はすぐさま、一目散にその場から逃げ出しました。
Aとはそれ以来、連絡が取れません。
以上、霊感のない私の唯一の怖い体験でした。
長文失礼しました。
ξ゚⊿゚)ξ「なにこの地の文」
(´・ω・`)「サスペンス要素です。あ、開きますよ」
-
_
/  ̄  ̄ \
,r' 、゙i ξ(゚⊿゚ξ
| 、-―| ・| _ ッ_⊂)
| ,r' 二 `- p (ω・`゙i/#♯レ
| | ー _(, \ Y#♯#♯ソ)
゙i | ´ ̄./ ′(_)-――(_)
| =====O
| ゙i
| ゙i ゙i ゴゴゴゴゴゴ…
:::::::::::::::::::::: ____,;' ,;- i
:::::::::::::::::: ,;;'" i i ・i;
::::::::::::::: ,;'":;;,,,,,, ;!, `'''i; ξ(゚⊿゚ξ
::::::::::: ,/'" '''',,,,''''--i _ ッ_⊂)
::::::::: ;/ .,,,,,,,,,,,,,,,,, ;i'"`i; (ω・`゙i/#♯レ
::::::: i;" ___,,,,,,, `i" \ Y#♯#♯ソ)
::::::: i; ,,;'""" `';,,, "`i ′(_)-――(_)
::::::: | ''''''i ,,,,,,,,,, `'--''''"
::::::: |. i'" ";|
::::::: |; `-、.,;''" | パカッ
:::::::: i; `'-----j
(´・ω・`)「さあ、入りましょう」
ξ;゚⊿゚)ξ「口の中通るの〜〜〜?」
-
「うわっ!なんかヌルヌルする!なにこれ!」
「もうちょっと静かにしてください……」
「だって、何も見えないし……、うわぁ!なにこれ!」
「それは僕の頭ですって!目ぇ瞑ってて下さいよ!」
「そうする……」
「着きましたよツンさん、目を開けてください」
「うん……」
-
バアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァアアン!!
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー
__ --
二 = 二
 ̄ 竜 宮 城  ̄
-‐ ‐-
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
(´・ω・`)「どうですか!これが、これがあの!竜宮城ですよ!」
ξ゚⊿゚)ξ「ねえカメ……、ここで普通ドバーンと建物のAA貼らない?」
(´・ω・`)「絵にも描けない美しさなので」
ξ゚⊿゚)ξ「壁にミッキーの絵でも描いてるの?」
(´・ω・`)「そういうんじゃないです、ホントに」
-
ξ゚⊿゚)ξ「でもまぁ確かに、読者に伝わらないのが
もったいないくらい綺麗な建物ね、うん……」
| |
ξ゚⊿゚)ξつ| 柱 | ペタペタ
| |
ξ゚⊿゚)ξ,, クンクン
つ
ξ゚⊿゚)ξ「カメの甲羅みたいな臭いがするぜ」
(´・ω・`)「それは僕の臭いですよ、傷つきますね」
ξ゚⊿゚)ξ「そっか。……うーん」
(´・ω・`)「随分、ぱっとしない反応ですね、
以前竜宮城にきた人なんか、泣いて感動してましたよ?」
ξ゚⊿゚)ξ「いやぁ、それが、初めて来た気があんましなくて……。
なんでだろう?」
-
「おおカメ、戻ってきたか」
(´・ω・`)「あ、乙姫様」
ξ゚⊿゚)ξ(乙姫さま?)
,r'∞"' .
((!」!」!」)iヾ
(゚- ゚ !|川 ))
((ハ∨/^ヽノノ
ノ::[三ノ :.、
i)、_;|*く; ノヽヽ
ノノ |!: ::.".T~ ー'′
` ハ、___|
ξ゚⊿゚)ξ(わァ……綺麗な人だな、すこし、まぶしい)
川 ゚ -゚)「ン……?その娘は」
ξ;゚⊿゚)ξ「あ、ああ、はじめまして……」
川 ゚ -゚)
川 ; -;)ブワッ!
ξ;゚⊿゚)ξ「えーっ!?なぜ泣くか」
-
―― 二番につづく。
-
おもしろいぞ
-
楽しみ
-
3カメwwwwwwきたねぇケツwwwwwwwww
-
ワロタ キレッキレだな
-
朝顔でもうだめだった
-
わかる。朝顔妙につぼる
続き期待してます
-
面白い
-
3カメそれぞれでモナーとモララーの位置に矛盾が生じてないのがムカつくwwwwww
-
ニ.おとひめさまの ごちそうに
たいやひらめの まいおどり
ただめずらしく おもしろく
つきひのたつのも ゆめのうち
-
川 ; -;) ザバザバ
ξ;゚⊿゚)ξ「ね、この人、どして急に泣き出したの?」
(´・ω・`)「……さぁ」
川 ; -;)「おーやおやおや」
ξ;゚⊿゚)ξ「しかもなんなのよその腹立つ泣き声……まったく」
ξ゚⊿゚)ξ)) ゴソゴソ
ξ゚⊿゚)ξつ□「ほら、鼻チーーーーーンってしなさい」
川つ -;)「失礼、鼻チーーーーーンブハハハハハハwwwババアかよwww」
ξ゚⊿゚)ξ「ほんとに失礼ね」
-
川 ゚ -゚) スン…
川 ゚ o゚) =3 ハァーッ
川 ゚ -゚)「すまない、取り乱してしまった。
私はこの竜宮でバン張ってる乙姫と申す者だ、よろしく」
ξ゚⊿゚)ξ「ヤンキーみたいな紹介だわ」
川 ゚ -゚)「いやあ、万年童貞だったあのカメがこんな若い女の子を
連れてきたことに、つい感動してしまってな」
(´・ω・`)「本当に失礼ですね」
ξ゚⊿゚)ξ「え?童貞なの?」
(´・ω・`)「本当に失礼ですね」
-
川 ゚ -゚)「真面目ににそろそろ子供作ることも考えんと……
跡を継ぐやつがいないと、困るよ」
(´・ω・`)「カメの寿命はよっぽど長いから大丈夫ですよ、
個人的にはまだ青春ですからね」
伏線マン「と、余裕の表情を見せるカメだったが、
その後待ち受ける過酷な運命に、
彼はまだ気づいていなかった……」
ξ;゚⊿゚)ξ「伏線マン!?誰!?」
伏線マン「あ、どうも伏線マンと申します。
伏線をさりげないタイミングで散りばめるお仕事をしております」
ξ゚⊿゚)ξ「全然さりげなくないわよ、だいたい名乗っちゃ駄目でしょ」
伏線マン「機会があれば今度飲み行きましょうよ」
ξ゚⊿゚)ξ「やだよ」
-
(´・ω・`)「じゃあ私はここで失礼します」
ξ゚⊿゚)ξ「あら?どこ行くの?」
(´・ω・`)「砂浴びの時間なので、ちょっくら砂を浴びに」
ξ゚⊿゚)ξ「爬虫類かよ」
(´・ω・`)「爬虫類ですよ」
ξ゚⊿゚)ξ「ああ……そうだったね、いってらっしゃい」
川 ゚ -゚)「では我々は城の中に入ろうか、ツン」
ξ゚⊿゚)ξ「あ、うん……」
ξ゚⊿゚)ξ「ん?」
ξ゚⊿゚)ξ(もう言ったっけあたしの名前?)
川 ゚ -゚)「長旅でお腹がすいただろう、ご馳走を用意してあるぞ」
ξ*゚⊿゚)ξ「ごちそう!?」
-
川 ゚ -゚)「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、
ほとけのざ、すずな、すずしろのフルコースだ」
ξ゚⊿゚)ξ「せめて海草にしてよ」
川 ゚ -゚)「ああ良かった、全部言えた……」
ξ゚⊿゚)ξ「そういうことは趣味の範囲でやってくれない?」
川 ゚ -゚)「すまんすまん、ほら。ここが大食堂だ」ガチャ
| | || / || |
| | || / || |
| | ||__.|| |
| | + ===== . |
| | ┌=) 欠 |
| / ̄ ̄ ̄ ̄|_二_| ̄ ̄|__|  ̄ ̄/
| __/_____ [O] /
| ./ , ――――‐ァ ./| /
| / /~~~~~'~~~'~~/ / | /
|/ `ー―──‐'' / / /
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ./ /
|________|/ /
川 ゚ -゚)「しまった、ここは夜の食堂だったよw」
ξ゚⊿゚)ξ「最低ね」
-
――大食堂
∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬
j─i j─i j─i j─i
/ \ / \ / \ / \
〔_ ̄ ̄ ̄ ̄_〕 〔_ ̄ ̄ ̄ ̄_〕 〔_ ̄ ̄ ̄ ̄_〕 〔_ ̄ ̄ ̄ ̄_〕
\__/ \__/ \__/ \__/
_〔 从 〕_ _〔 从 〕_ _〔 从 〕_ _〔 从 〕_ グツグツ
| 【○】| | 【○】| | 【○】| | 【○】| グツグツ
川 ゚ -゚)「さぁ、どんどん食べなさい」
ξ*゚⊿゚)ξ「わぁ、豪華な料理がたくさん!
豪華すぎて鍋以外の料理が処理落ちしてて映らないわ!」
川 ゚ -゚)「シェフのオススメは白いたい焼きらしいぞ。
ブームの時仕入れたやつがアホほど余ってるから」
ξ*゚⊿゚)ξ「うん、じゃあそれ以外食べるね!」
川 ゚ -゚)「懸命な判断だ」
( ФωФ)「乙姫様、こちらへどうぞ」
川 ゚ -゚)「む、ありがとうロマネスク」
( ФωФ)「ご客人も」
ξ゚⊿゚)ξ「あ、はい!ありがとうございます」
-
ξ゚⊿゚)ξ ムシャムシャ
つ=* ))
川 ゚ -゚)「……陸から来たらしいな?
陸の世界の話とか、聞かせてもらえないだろうか」
ξ゚⊿゚)ξ「そりゃせっかくだから話したいんだけどね……
あんまり、楽しいことなかったからなぁ」
川 ゚ -゚)「む?そうなのか」
ξ゚〜゚)ξ「かあちゃんがね、いなかったから」
ξ゚ 3゚)ξ フゥフゥ、ズーゥ
につ旦
ξ゚⊿゚)ξ「あたしが物心つく頃には、とうちゃんしかいなくて」
ξ゚⊿゚)ξ「かあちゃんがいないってことで、村の人達からも
随分冷たくされたの。ひどいことも言われたし」
ξ゚⊿゚)ξ「それでとうちゃんも、どんどん心すり減らしてって、
今から1年前に亡くなったわ」
-
川 ゚ -゚)「……」
ξ゚⊿゚)ξ フゥ
ξ゚⊿゚)ξ「まだ若かったのに、髪が真っ白になって、
まるでよぼよぼのおじいさんになって……
あたし、もう、最後はみるのが辛かった」
川 ゚ -゚)「そうか……それは、すまなかったな」
ξ゚⊿゚)ξ「えー?べつにに乙姫様が謝ることないじゃない」
ξ゚⊿゚)ξ「こっち来れて、こんなに美味しい食べ物食べられて、
それでいいの、あたしは幸せだから」
川 ゚ -゚)「うむ……なら、しばらくここに居るといい」
ξ゚⊿゚)ξ「いいの?」
川 ゚ -゚)「ああ、カメを助けてくれたお礼だ」
ξ゚⊿゚)ξ「あれ?そういえばまだ、カメ助けたこと言ってないはずじゃ」
-
川 ゚ -゚)「あ、ああ、乙姫ともなると、人の心読むのも容易いことだ」
ξ;゚⊿゚)ξ「ええ?うさんくさ……」
つ=@
川 ゚ -゚)「いや、本当に」
ξ゚〜゚)ξ「んー……でも」モグモグ
ξ゚〜゚)ξ ン
ξ゚⊿゚)ξ
○○
○○○
( ̄ ̄ ̄ ̄)
.\__/
ξ゚⊿゚)ξ(なにかしらアレ……?」
-
ξ゚⊿゚)ξ ムンズ
につ○ ○
○○○
( ̄ ̄ ̄ ̄)
.\__/
ξ゚⊿゚)ξ (あったかい……?中で燃えてるみたいな)
(つ○
ξ゚⊿゚)ξ パクッ
(つ○
ξ゚⊿゚)ξ !!
-
ツンツン
ξ*゚⊿゚)ξσ川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「なんだ?」
ξ*゚⊿゚)ξ「ねぇねぇ、あれ、なんて料理?」
川 ゚ -゚)「あれとは」
ξ*゚⊿゚)ξ「あの、丸くて、あったかくて、甘くて、
生クリームのように濃厚な口溶けで、
まるでチーズをカリカリに焼いたような食感、
それでいて大胆不敵、空前絶後、電磁誘導、
食べるものを圧倒させるような逸品のことよ!」
川 ゚ -゚)「んー、あぁ、アレか」
川 ゚ -゚)「あれはな、カメのごはんだ」
━━┓┃┃
(二 ◯ ◯ ┃ ━━━━━━━━
(__ /| ┃ ┃┃┃
(___ / ,. ‘-,,' ≦ 三 。 ┛
( ./ ゝ'゚ ≦ 三 ゚。 ゚
\  ̄ ゚̄ 。≧ 三 ==-
_) \-ァ, ≧=- 。
イレ,、 >三 。゚ ・ ゚
`Vヾ ヾ ≧
。゚ 。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 。 ・
-
イレ,、 >三 。゚ ・ ゚
ヒュッ `Vヾ ヾ ≧
川 ゚ -゚) 三ニ- 。゚ 。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 。 ・
(つ つ 三ニ イレ,、 > 。゚ ・ ゚
`ー`\〈 `Vヾ ヾ
\ nice!
川 ゚ -゚)「こら、お行儀が悪いぞ」
ξ;゚⊿゚)ξ「なんで人間の食べ物と一緒の食卓に置くのよ!」
川 ゚ -゚)「そんな……まるでカメを爬虫類扱いするなんて」
ξ゚⊿゚)ξ「爬虫類だろ」
川 ゚ -゚)「まぁ確かにカメしか食わないものだが、
人が食べても特に体に影響はないだろう、多分……」
ξ;゚⊿゚)ξ「ほんとう……?」
-
ξ゚⊿゚)ξ(まぁ、食べても大丈夫なら……こっそりキープしとこ)ゴソゴソ
川 ゚ -゚)「おい」
ξ;゚⊿゚)ξ「わわわっちゃ!ななななに?」
川 ゚ -゚)「いや、食事だけだと退屈だろうし、余興を見せてやろうと」
ξ゚⊿゚)ξ「余興?」
川 ゚ -゚)「漫才だよ。
なんでも、あの有名漫才コンビ『去る者おわず・おわず』の
おわず師匠の方に師事していたという実力コンビらしいぞ」
ξ゚⊿゚)ξ「どっちのおわず師匠なの?」
川 ゚ -゚)「おい、さっそく呼んでくれ」
( ФωФ)「はい」
-
♪チャンカチャンカチャンカチャンカ
rィィィ
, o"´ 二ニ=- 、ノ{
ヽ ノ>_ 二ニ=-ヽ{ ヒラメです!
`ヽ〈
rハハ
}ヽ-=ニ二  ̄`o 、
タイです! }ノ‐=ニ二 _<ヽ _ン
〉ノ´
ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと待ってくれよ」
rィィィ rハハ
, o"´ 二ニ=- 、ノ{ ふたり合わせて }ヽ-=ニ二  ̄`o 、
ヽ ノ>_ 二ニ=-ヽ{ ヒラメイタです! }ノ‐=ニ二 _<ヽ _ン
`ヽ〈 〉ノ´
ξ゚⊿゚)ξ「上手いこと名付けたもんだわね」
-
rィィィ
, o"´ 二ニ=- 、ノ{
ヽ ノ>_ 二ニ=-ヽ{ と、まあこんな二人でこれから
`ヽ〈 漫才やっていこうと思うんですがね
ξ゚⊿゚)ξ「というかなんで互いに顔そむけてるの?」
rィィィ rハハ
, o"´ 二ニ=- 、ノ{ なりたいな♪ }ヽ-=ニ二  ̄`o 、
ヽ ノ>_ 二ニ=-ヽ{ なりたいな♪ }ノ‐=ニ二 _<ヽ _ン
`ヽ〈 〉ノ´
ξ゚⊿゚)ξ「ここにきてビッグスモールンのパクリかよ」
rィィィ rハハ
, o"´ 二ニ=- 、ノ{ 男女の関係に }ヽ-=ニ二  ̄`o 、
ヽ ノ>_ 二ニ=-ヽ{ なりたいな♪ }ノ‐=ニ二 _<ヽ _ン
`ヽ〈 〉ノ´
ξ゚⊿゚)ξ「無理でしょ」
-
_ _ チュンチュン…
./o|ハ ./o|ハ
{ ム | { ム |
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.| _,,..i'"':,
| | ̄ ̄ ̄ ̄| | |\`、: i'、
| | @ @| | .\\`_',..-i
| |@ @ | | .\|_,..-┘
| |____| |
|__________|
ξ゚⊿゚)ξ「なってる……」
┃| 三
┃| 三
┃| 三
┃|
┃| ピシャッ!
┃| ∧∧
┃| (; ) 三
┃|⊂ \
ξ゚⊿゚)ξ「おわり!?」
川 ゚ -゚)「おい、誰だこいつら呼んだのは?」
ξ゚⊿゚)ξ「あんただろ」
-
――
ξ;゚⊿゚)ξ「ん」
ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと失礼」
川 ゚ -゚)「どこへ行くんだ?」
ξ゚⊿゚)ξ「えっとね、お手洗い」
川 ゚ -゚)「場所分かるのか?」
ξ゚⊿゚)ξ「うん、なんとなく」
川 ゚ -゚)「そうか。先方によろしくと伝えてくれ」
ξ゚⊿゚)ξ「誰よ先方って」
-
ξ゚⊿゚)ξ「えーと、たしかこの角を曲がって……」
ξ゚⊿゚)ξ バッタリ _
(゚∀゚ )
ξ゚⊿゚)ξ「あなたは……」
_
( ゚∀゚)「う、美しい……」
ξ;゚⊿゚)ξ「え?」
_
( ゚∀゚)「な、なんて美しいんだ……!君は……!」
ξ;゚⊿゚)ξ「あたしィ?」
-
_
( ゚∀゚)「華麗に褒めてやりたいが、うまい言葉が見つからない」
_
( ゚∀゚)「あ!そうだ!」
_
( ゚∀゚)つ□ 「こんな時は、この"褒め言葉ルーレット"で……!」
ξ;゚⊿゚)ξ「褒め言葉ルーレット!?」
_
( ゚∀゚)つ□ 「スイッチ・オン!」
感嘆詞 強調詞 褒め言葉 語尾
[!i!i!i!i!i!i!] [!i!i!i!i!i!i!] [!i!i!i!i!i!i!] [!i!i!i!i!i!i!] グルグル…
_
ξ;゚⊿゚)ξ ( ゚∀゚)
-
感嘆詞 強調詞 褒め言葉 語尾
[うおーっ] [!i!i!i!i!i!i!] [!i!i!i!i!i!i!] [!i!i!i!i!i!i!] バン!
感嘆詞 強調詞 褒め言葉 語尾
[うおーっ] [すっごく] [!i!i!i!i!i!i!] [!i!i!i!i!i!i!] バン!
感嘆詞 強調詞 褒め言葉 語尾
[うおーっ] [すっごく] [犬臭い] [!i!i!i!i!i!i!] バン!
感嘆詞 強調詞 褒め言葉 語尾
[うおーっ] [すっごく] [犬臭い] [ぜーっ!] バァーン!
_
( ゚∀゚)「うおーっ、すっごく犬臭いぜーっ!」
ξ゚⊿゚)ξ「褒める気あんのかお前」
-
_
( ゚∀゚)「すまん、あんまり君がタイプなんで焦ってしまったよ。
おれはジョルジュ。この竜宮城を守る兵士だ」
ξ゚⊿゚)ξ「乙姫様のそばにいなくていいの?」
_
( ゚∀゚)「ああ、乙姫様ん所にはロマネスクさんがいるからな」
ξ゚⊿゚)ξ「ロマネスクさん?」
_
( Φ∀Φ)「ほら、こーんな顔したおっさんいただろ、あの人だよ」グイッ
∩ ∩
ξ゚⊿゚)ξ「その顔どうやってるの?」
_
( ゚∀゚)「一日15分練習すれば1ヶ月でマスターできるぜ」
ξ゚⊿゚)ξ「一日15分もそんなことに時間割きたくないわよ」
_
( ゚∀゚)「おれも後悔してるよ」
-
ξ゚⊿゚)ξ「にしても……」
ξ゚⊿゚)ξ「門も合言葉がなきゃ開かないし、警護もいるけれど
こんな海の底を攻めてくる人なんているのかしら?」
_
( ゚∀゚)「まあ、ちょっと前までは、いたんだよな」
ξ゚⊿゚)ξ「そうなの?」
_
( ゚∀゚)「玉手箱を狙ってくる輩ってのがさ」
ξ゚⊿゚)ξ「玉手箱?なにそれ」
_
( ゚∀゚)「おれも良くは知らないけどさ、玉手箱っていう
なんかすっげえ大事な宝物がここにあってさ、
それ狙って一時期悪い奴らが次から次に襲ってきたんだ」
ξ゚⊿゚)ξ「ええ?大丈夫なの?」
-
_
( ゚∀゚)「そこは、このおれの拳でぽっかぽっかとなぎ倒していったよ」
ξ゚⊿゚)ξ「あったかそうな擬音ね」
_
( ゚∀゚)「大体返り討ちにしてやったから、
最近じゃめっきり、全然襲ってこなくなったぜ」
ξ゚⊿゚)ξ「へぇーっ、強いのねあなた」
_
( ゚∀゚)「あたぼうよ、
海底だけ伝わる究極拳法"海拳"の使い手だぜ、おれは」
ξ゚⊿゚)ξ「ひねりのない名前ね」
_
( ゚∀゚)「ウニのように舞い、タコのように刺す!ってな」
ξ゚⊿゚)ξ「逆のほうが良くない?」
-
_
( ゚∀゚)「おっと、うどんが煮える時間だ、そろそろ失礼するよ」
ξ゚⊿゚)ξ「ちゃんと仕事しなよー」
_
( ゚∀゚)「じゃあな、また会おうぜ雑魚ちゃん!」
ξ゚⊿゚)ξ「子猫ちゃんみたいに言わんでよ」
ξ゚⊿゚)ξ「まったく……」
ξ゚⊿゚)ξ
ξ;゚⊿゚)ξ「あ、お手洗い!」
――
-
.〈´ ̄\
L ー」
ξ゚⊿゚)ξ
(O____))
ノノハヽヽ、
`〜rrrrー'′
|_|i_(_
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
|
|
|
|
|
|
川 ゚ -゚)「そんなとこいて、落ちたら危ないぞ」
ξ゚⊿゚)ξ「あ、ごめんなさい」
川 ゚ -゚)「何を見てたんだ?」
ξ゚⊿゚)ξ「月を」 / ̄ ̄\
/ ⊂二二⊃
川 ゚ -゚)「月?ああ、月か」 | |⊂二⊃
⊂二⊃ /
\__/
-
ξ゚⊿゚)ξ「海の底にも、月があるのね」
川 ゚ -゚)「それがな、この月は、陸から見える月と同じ月なんだよ」
ξ゚⊿゚)ξ「えっ?月の光が海底まで届くの?」
川 ゚ -゚)「うん。月の光というのは、思っている以上に、強い」
ξ゚⊿゚)ξ「海を突き抜けて届くくらい強いの?」
川 ゚ -゚)「うん。だから時々、月の住民が光に巻き込まれて、
この地に落ちてくることがあるらしい。
そういう人々は、今も月に帰る日を待ち望んで暮らしている」
ξ゚⊿゚)ξ「ふーん……」
-
ξ゚⊿゚)ξ「あれ?そういえばカメがまだ戻らないわね」
川 ゚ -゚)「お、そうだな」
川 ゚ -゚)「まあ、あいつも258歳だ。
子供じゃないんだからあまり干渉されるのも
恥ずかしい年頃だろう」
ξ゚⊿゚)ξ「カメの思春期って250歳超えてから訪れるのね」
ザッ、ザッ……
ξ゚⊿゚)ξ(ん?なんだろうこの音)
川 ゚ -゚)「さあ、中に戻ろう。もう夜も遅い」
ξ゚⊿゚)ξ「うん……」
-
―― 三番につづく。
-
乙
地味に裏設定がありそうだ
あったかそうな擬音わろた
-
乙乙
-
これ大好き
-
大変に面白い
-
もうほぼ全部のレスで笑っている
-
大好き
続きが楽しみ
-
乙
褒め言葉ルーレットでやられた
-
伏線マンのせいでショボン様が心配すぎる
-
>>56
ブーン系で今年一番笑った
背後霊の天狗より笑った
-
三.あそびにあきて きがついて
おいとまごいも そこそこに
かえるとちゅうの たのしみは
みやげにもらった たまてばこ
-
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「おかしい」
川 ゚ -゚)「いつまで経っても、カメが帰ってこない」
川 ゚ -゚)「門限は無いとはいえ……もう帰ってもいい頃だが」
ペタペタ……
川 ゚ -゚)「誰だ?」
ξ゚⊿゚)ξ「あ……」
川 ゚ -゚)「なんだ、ツンか。どうした」
ξう⊿゚)ξ「いや、乙姫様が、起きてるみたいだから……」ゴシゴシ
-
川 ゚ -゚)「別に大丈夫だ、寝ていていいんだぞ」
ξ゚⊿゚)ξ「でも……カメが帰ってこないんでしょう?」
川 ゚ -゚)「うむ。こっちから探してみるよ、さぁおやすみ」
ξ゚⊿゚)ξ「もう起きちゃったから、いまさら眠れないわ」
川 ゚ -゚)「なんだ、WindowsUpdate中のパソコンみたいだなツンは。
分かった、子守唄を歌ってあげよう」
ξ;゚⊿゚)ξ「い、いいわよ赤ちゃんじゃないんだから」
川 ゚ -゚)スゥ
川 ゚ -゚)「♪ねんねこぼっちゃん、亀の子ぼっちゃん、
お酒に酔ったかね……
お酒は辛くて飲まれない……」
ξ゚⊿゚)ξ
-
川 ゚ -゚)「♪ひとりで泣くのはよいけれど、
ふたりで泣くのは、わしゃこまる……」
ξ゚⊿゚)ξ
川 ゚ -゚)「……ってな?どうだ」
ξ゚⊿゚)ξ「……あ、うん」
川 ゚ -゚)「どうした?」
ξ;゚⊿゚)ξ「なんか、ちょっと、いいなって……」
アァ……ウゥ
川;゚ -゚)「カメ!?」バッ
ξ;゚⊿゚)ξ「え?」
-
(メ-ω;・;`)「よかった……まだ、無事だったんですね……」
__ _
/;;.;#;;メ;\/メ-ω:)
(ソメ#;;;;.メ メ;:;Y /
(_)――-(_)′ ズッズッ
ξ;゚⊿゚)ξ「カメ!?」
(メ-ω;・;`)「お二人とも、はやく……はやく逃げてください」ヨロヨロ
川;゚ -゚)「カメ!一体何があった!!」
(メ-ω;・;`)「まだ……残党が、それも……城の中に」
川;゚ -゚)「襲われたのか!くっ、いつの間に、この中へ……!」
ξ;゚⊿゚)ξ「襲われたって……!」
-
ダダダダダ……
(=((#) (=((#)
━( つO━━(((<> ━( つO━━(((<>
(,, < (,, <
し ` (=((#) し ` (=((#)
━( つO━━(((<> ━( つO━━(((<>
(,, < (,, <
し `J し `J
(=((#)「いたぞ!こっちだ!!」
(メ-ω;・;`)「追手が来たか……!」
川;゚ -゚)「なんてことだ……!」
(メ-ω;・;`)「僕が引き止めます!はやく、逃げてください!」
ξ;゚⊿゚)ξ「ムチャよそんなボロボロで!」
(=((#)「逃がすか!追え!」
(メ-ω;・;`)「そうは、させるか!」グッ
-
(=((#)「この、カメの分際で!離せうっとうしい!!」
ガッ!
\ ノし ガッ!
\__);__⌒)て_
/;;.;#;;メ;\/メ-ω:)
(ソメ#;;;;.メ メ;:;Y /
(_)――-(_)′
(メ-ω;・;`)「ぐぁぁっ!!」
川;゚ -゚)「カメ!」
バタバタ
_
(; ゚∀゚)「乙姫様!カメ!」
(;ФωФ)「一体どうされました!?」
川;゚ -゚)「カメを!早く!」
-
_
(# ゚∀゚) ジッ
_
(# ゚∀゚)「こいつら〜〜〜っ!!まだ居やがったか!」ブルブル
_
(# ゚∀゚)「よくもカメをこんな目に!許さん!!」
(;ФωФ)「乙姫様!早く安全な場所へ!」
川;゚ -゚)「ああ、……うっ!」
ガシッ
'゛∞ヽ
(=((#)」!」!」!))
にニつ川;゚ -゚)
) ,,r'^゙i∨ハ))
(;ФωФ)「乙姫様ー!」
川;゚ -゚)「私はいい!それよりも、ツンを逃がすんだ!」
(;ФωФ)「しかし!」
-
ショボン様が!
-
_
(# ゚∀゚)「乙姫様ぁ!今行きます!」ダッ
川;゚ -゚)「ここは私とジョルジュでなんとかする!ツンを頼む!」
(;ФωФ)「く……!分かりました……!」
ξ;゚⊿゚)ξ「乙姫様!」
(;ФωФ)「行きましょう!ツンさん」
ξ;゚⊿゚)ξ「でも!」
(#ФωФ)「乙姫様にあなたを任されたのです!
あなたに無事にいてもらわねばならんのです!」グッ
ダダダ…
(ФωФ;) ξ;゚⊿゚)ξ
/ つ' ヾ 三
川;゚ -゚)「ツンを、必ずっ!」
(ФωФ;)「はい!」
-
(ФωФ;)ハァハァ
ξ;゚⊿゚)ξハァハァ
( ФωФ)「大丈夫ですか!?着いてこれてますか!」
(ФωФ;)ξ;゚⊿゚)ξ
(つ ⊃ 丿 ⊃
ヾ(⌒ノ Y 人
` J (__/ J 三三
ダダダダダ……
ξ;゚⊿゚)ξ「はい、なんとか!」
(ФωФ;)「ならよし!」
―――――
―――
―
-
(;ФωФ)「ここまでくれば、もう誰も来ないはずだ」
ξ;゚⊿゚)ξ「あの……ありがとうございますっ!」
(;ФωФ) =3 ハァ
( ФωФ)「いえいえ、感謝を述べるならこちらの方だ」
ξ゚⊿゚)ξ「え?」
( ФωФ)「いやはや……」
( ФωФ)「本当に……待っていた甲斐があるというものだ」
ξ;゚⊿゚)ξ「ごめんなさい、一体何のことか……」
-
( ФωФ)
とゝ スッ…
ヒュン
( ФωФ) シャキィン ξ(゚-゚ ;ξ
=/ つ==========iニニフ、 (つ ⊂
ξ;゚⊿゚)ξ「ロ、ロマネスクさん……?」
( ФωФ)「ようやく……ようやく、達成できる……」
ξ;゚⊿゚)ξ「何の冗談?
刃物とビーダマンは人に向けちゃいけないって
習わなかった……?」
( ФωФ)「いや、冗談ではない。お前を、刺す」
ξ;゚⊿゚)ξ「なぜ!?」
-
ビーダマンで死亡
-
( ФωФ)「何故だと?フン、分かりきっている」
( ФωФ)「乙姫と、陸の民との間に産まれた子など、
絶対に存在してはならぬからだ……」
ξ゚⊿゚)ξ
ξ゚⊿゚)ξ「今、いまなんて」
( ФωФ)「陸の者と海の者が交われば、
すなわち本来在るべき因縁が歪み……、
やがて、強大な災厄に繋がる」
( ФωФ)「絶対に避けねばならん、それだけはな」コンコン
ξ゚⊿゚)ξ
-
――――
川;゚ -゚)ハァハァ
川;゚ -゚)「なんとか逃げ切ったが……
ツンとロマネスクは無事だろうか?」
川;゚ -゚) グッ
川;゚ -゚)「ツーン!無事か!聞こえたら返事をしてくれ!」
「……ありがとうございますっ!」
川 ゚ -゚)「ツンの声だ……、あっちか!」
川;゚ -゚)「ツン!」ダッ
――――
-
( ФωФ)「消えてもらおうか、忌々しい、浦島の子よ」
ξ;゚⊿゚)ξ「……」
くっ!
ξ;゚⊿゚)ξ
(つ 丶 三三
(ФωФ )彡 「無駄だ」
ヒュッ!
川;゚ -゚)「ツン……!」バッ
川 ゚ -゚)「なっ……」
-
ズシュッ!
ξ゚⊿゚)ξ (ФωФ )
(つ ;:ニi==========iと ヽ==
( ФωФ)「終わったな」
ξ ⊿ )ξ「…………ん……て」
川;゚ -゚)「あ、ああ……!」
川;゚ -゚)「ツーーーーーーーーーーーーーーン!!!」
-
―― 四番につづく。
-
はよ
-
長かった……実に長すぎた
-
四.かえってみれば こはいかに
もといたいえも むらもなく
みちにゆきあう ひとびとは
かおもしらない ものばかり
-
川;゚ -゚)「ロマネスク……貴様っ!!」
( ФωФ)「ハハハハハハハッ!!」
( ФωФ)「15年!15年待った!
暗黒の!最悪の!ドン底の!幽々たる!
15年に終止符が打たれたのだ!!」
川 - )「……ッ!最初からっ!こうするつもりだったのかっ!
あの連中もっ!お前が手引きしたのかっ!」
( ФωФ)「爽快でたまらない!笑いが止まらんよ!」
( ФωФ)ξ゚⊿゚)ξ「「ハハハハハハハハッ!!」」
( ФωФ)「ハハ……は?」
ξ゚⊿゚)ξv ピース
-
(;ФωФ)「貴様……なぜ生きておる?」
ξ゚⊿゚)ξ「勝利宣言は、右クリックでプロパティを開くぐらい
慎重に確かめてからするものよ」
(;ФωФ)「ばかな!心臓を、一突きしたはずだっ!」
ξ゚⊿゚)ξ「下手なストーリーに感謝しないと、いけんね」
ξ゚⊿゚)ξゴソゴソ…
スッ !
ξ゚⊿゚)ξ (ФωФ;)
/ ニつ壬生藩ニi==========と ヽ==
ξ゚ー゚)ξ「……1バイト文字だと、助からなかったかも」
川;゚ー゚)「ツン!!」
-
(#ФωФ)「洋画の黒人並みに悪運の強いやつめ……
ならば今度こそ」
ξ#゚⊿゚)ξ「そうはさせるかっ!」
(;ФωФ)「ぬぅ!?槍が抜けぬ」
ξ#゚⊿゚)ξ「漁師の腕力!舐めんじゃないわよ!」
おらァ!
ξ#゚⊿゚)ξ、 グッ (ФωФ;)
(つ壬生藩ニi=============と ヽ 三
-
⊂丶 /)
|| ヾ(;ФωФ) '
|| 丶 |
|| ∪∪
藩  ̄ヽ
生  ̄ヽ ブオンッ!
壬  ̄ヽ
∩、
\ξ#゚⊿゚)ξ
(;ФωФ)「槍を私ごと持ち上げただと!?なんてぇバカ力だ……」
ξ#゚⊿゚)ξ「カメの仇だ!思い知れッ!!」
(;ФωФ)「な、なにをする、やめ、やめ、おいっ!!
タイム!タイム!弁護士を呼べっ!」
ξ#゚⊿゚)ξ「うおらーーーーーっ!!」ブンッ!
-
壬
生
藩 ///
\ 、 --- ,へ ミ
\ /____、  ̄ ̄ ゙̄i
\ / __ /|~1 ゙̄i_ ゙i
ソミ/⊿。)ξ. | | | |
'し 'し
/// / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∩ |
∩ / ノ .|
\ (ФωФ;)/ |
ヽ / |
/⌒\/ / .|
/_/\ , / |
 ̄\ / .|
)ノ
(ФωФ;)「うわぁああああああああああああああああ!!」
-
| l| l || || l|
| l| l || || l|
| l| l || || l|
| l| l || || l|
| l| l || || l|
| l| l || || l|
| l| l || || l|
| l| l || || l|
| l| l || || l|
| l| l || || l| / ̄ ̄\
| l| | || || l! う / ⊂二二⊃
| l| l || || l| う | |
| l| l || || l| う ⊂二⊃ /
| l| l || || l| う \__/
| l| l || || l| う
| l| | || || l! う
l l| .| う
∩ わ
∩ / ノ あ
\ (ФωФ;)/ あ
ヽ / あ
/⌒\/ / あ!!!!
/_/\ , /
 ̄\ /
)ノ
-
!!!!!!
!!!!!!
!!!!!!
!!!! ヒュゥゥゥゥ
!!!!
!!!!
!!!!
!!! ピョン ピョン
!!! /⌒\ /⌒\
!! / \ / \ バタム 、,
! / \ / 、从 ___∩´-
〇 Y 〇 〇 Y 〇 < f「匚] 匚ヽ
ト─―─/| ト─―─/| /.」=+= l|
/> /> /> /> └'O―'O┘
ξ゚⊿゚)ξ「えっ」
\覚えてろよー!!/
、,
___∩´-
f「匚] 匚ヽ ウー
.」=+= l| ウーー
三三 └'O―'O┘
ξ゚⊿゚)ξ「どこ行くねん」
-
川;゚ -゚)「ツン、無事か!」
ξ゚⊿゚)ξ「うん、大丈夫。懐にキープしてたカメのごはんが
何個か潰れたのが残念だけどね」
川;゚ -゚) ホッ
ξ゚⊿゚)ξ「それより、さっきのやつが言ってた」
ξ゚⊿゚)ξ「あたしが、乙姫様の、子供って……」
川 ゚ -゚)
ξ゚⊿゚)ξ「ほんとう?」
川 ゚ -゚)
-
「本当ですよ、ツンさん」
__ _
;;.;#;;メ;\/メ-ω:)
;;;;.メ メ;:;Y /
)――-(_)′ ズッズッ
ξ;゚⊿゚)ξ「か、カメ!」
(メ-ω;・;`)「乙姫様、今更隠し通せるものではありません、そして……」
(メ-ω;・;`)「隠す必要も、ないじゃないですか……母娘なのですから」
(メ-ω;・;`)「ツンさん、あなたは確かに、乙姫様と……
そしてあなたの父、浦島太郎との、娘です……」
ξ゚⊿゚)ξ「……そう、なんだね」
川 ゚ -゚)「そうだ……言えなくて、すまなかった。
おまえは、私の子だ、ツン」
-
ξ゚⊿゚)ξ「あれ?ということは……」
==============================================
川 ; -;)「おーやおやおや」
==============================================
ξ;゚⊿゚)ξ「もしかしてこの泣き声、伏線だったの!?」
川 ゚ -゚)「……ああ」
伏線マン「いかがでしたか?」
ξ゚⊿゚)ξ「アンタの作品かよ」
伏線マン「機会があれば今度飲み行きましょうよ」
ξ゚⊿゚)ξ「行かないってば」
-
川 ゚ -゚)「会うのは……12年ぶりか。
大きくなったお前を、また見れて良かった」
ξ゚⊿゚)ξ「どうして、どうして黙ってたの?
どうして、とうちゃんやあたしに、会ってくれなかったの?」
川 ゚ -゚)「すまない、本当にすまない」
ξ゚⊿゚)ξ「謝るんじゃなくてっ!」
(メ-ω;・;`)「出来なかったんです」
(メ-ω;・;`)「乙姫様も、ツンさんや太郎のことは、
一日たりとも忘れてなかった。
どれだけ、どれだけ会いたがっていたか」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
(メ-ω;・;`)「分かって、もらえませんでしょうか……」
-
伏線マンすげえ
-
(メ-ω;・;`) フー
(メ-ω;・;`)「僕と太郎は……。
カメと人とで種族も違ったが、
初めて親友と呼べる仲になれた奴だった」
(メ-ω;・;`)「うれしかったよ、
この前、君に助けられたときはね」
(メ-ω;・;`)「かつて僕が助けた男の、
その娘が、今度は僕を助けてくれるなんて。
めぐり合わせって、あると信じられたんだ」
ξ゚⊿゚)ξ「カメ……」
(メ-ω;・;`)「さあて……、」
-
(メ-ω;・;`)「乙姫様」
(メ-ω;・;`)「今まで、たいへん、お世話になりました。
あなたに拾っていただかねば……
僕は、ただの、何も出来ないカメで終わるところでした」
川;゚ -゚)「おい、カメ、そんなこと……」
(メ-ω;・;`)「ジョルジュにも、よろしく伝えて下さい。
海拳の修行、サボるなよって」
川;゚ -゚)「カメ!お前から、お前から伝えるんだ!」
(メ-ω;・;`)「ツンさん、さようなら。
君に逢うことが出来て、良かった。ほんとうに……」
(メ-ω;-;`)「向こうで、太郎と一緒に、君を……」
川;゚ -゚)「カメ!」
ξ;゚⊿゚)ξ「カメ!」
―――
――
-
>>102
これで死んだ
-
((
) )
ノ パチ
(( ((
) ) 丿
(( ( ノノ パチパチ…
∴∵
//》||ヾミ\
_
( -∀-)「カメ……、すまねえ、おれがもっと早く駆けつけてりゃ」
川 ゚ -゚)「ご苦労だった、安らかに眠ってくれ……」
ξ゚⊿゚)ξ「カメ……ごめんね」
_
( ゚∀゚)「……」
_
( ゚∀゚)「そうだな」
-
ξ゚⊿゚)ξ「……ねえ、聞かせてよ」
川 ゚ -゚)「……ん?」
ξ゚⊿゚)ξ「とうちゃんと、どうやって出会ったのか」
ξ゚⊿゚)ξ「あたし、なーんにも、なんにも……」
ξ゚⊿゚)ξ「なんにもね、知らないんだ」
川 ゚ -゚)「うん」
川 ゚ -゚)「分かった、話してやろう」
川 ゚ -゚)「浦島太郎という、男がいた―――」
-
〈´ ̄\ . /゚i
L ー」 / |
( ^ω^)/ |
_ ( つ _. |
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / |
~^'""~~~~^'""~~~~^'""~~~~^'""~~~~^'""~~~~^'"^~~^'""~^'"^~~~~~~~
〜〜~ 〜〜 ~〜〜〜 〜~~ 〜〜 〜〜~ 〜~~
~ 〜〜 ~~ 〜〜 ~~ 〜〜~~~ ~~ 〜〜〜
〜 ~~~〜〜 ~~ 〜〜~~ 〜〜 ~ 〜〜 〜〜 ~~~~
川 ゚ -゚)「漁師として魚を獲って暮らしていた太郎は、
ある日、小船を出して、海の上で釣りをしていた」
-
川 ゚ -゚)「ところが、突如として海が荒れ始めた」
/|
/ |
/ /
/ /
 ̄ ̄
/⌒ ̄⌒`´ ̄`〜ヽ'ー--、
(ω/ ιυっ ̄~つyへつ
⊂/ フっιつ人´ / /つυ^っへ っっ
/ /つつ。o/ / / / ^つっへυっつ
_/ 〉o°o。 。 / / /°>つっっっつっっ
/ \γ、。 o 。 /o。/ /つっっつっつ
__/ `⌒ヽっ/ 。/ / っつ) っつっつ
=/ っっ τ-っつつっ、。| つ っつつつ
 ̄ っっ )) ) っつつつ。| っっつつ
つつっιつ) ⌒つっ) っつっつ。 °|
川 ゚ -゚)「大波が舟を襲い、太郎はたちまち海へと投げ出されてしまった」
-
川 ゚ -゚)「その後嵐は収まったが、意識を失った太郎は溺れ死ぬ寸前」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
o
。
⊂(-ω-⊂⌒`つ
__ _ !
/♯#\/´・ω)
(ソ♯#♯#Y /
(_)――-(_)′
川 ゚ -゚)「そんな太郎を偶然、海を泳いでいたカメが発見した」
-
川 ゚ -゚)「あわててカメは、太郎を竜宮城まで運んできた」
,r'∞"' .
((!」!」!」)iヾ
( ^ω⊂ヽ (゚- ゚ !|川 ))
/ _ノ⌒⌒ヽ. ((ハ∨/^ヽノノ
( ̄⊂人 //⌒ ノ ノ::[三ノ :.、 _ __
⊂ニニニニニニニニニニニニニ⊃ i)、_;|*く; ノヽヽ (ω・`゙i/#♯\
| | ノノ |!: ::.".T~ ー'′ \ Y#♯#♯ソ)
| | ` ハ、___| ′(_)-――(_)
川 ゚ -゚)「そして奇跡的に、太郎はここで息を吹き返した」
-
川 ゚ -゚)「その後、しばらく太郎は竜宮城で暮らすことになったが、
私も太郎もお互いに興味津々で、
海の暮らしと陸の暮らしを教え合ったりするうち……」
/ ̄ ̄\
/ ⊂二二⊃
| |
⊂二⊃ /
\__/
,r'∞"' .
((!」!」!」)iヾ / ̄`〉
(゚- ゚ !|川 )) L ー」
((ハ∨/^ヽノノ (^ω^ )
ノ::[三ノ :.、 ⊂____Oi)
i)、_;|*く; ノヽヽ ノノハヽヽ、
ノノ |!: ::.".T~ ー'′ `〜rrrrー'′
/ ̄ ̄\ ` ハ、___| _)_i|_|
/ ⊂二二⊃
| |
⊂二⊃ /
\__/
川 ゚ -゚)「次第に私達は惹かれ合った」
-
川 ゚ -゚)「愛を育み続けた私達の間には、
ついに一人の子が産まれた。……女の子だった。
とても、とても可愛い女の子だった」
,r'∞"' .
.〈´ ̄\ ((!」!」!」)iヾ
L ー」 __(゚- ゚*|川 ))
( ^ω^) /ノへゝ/^ヽノノ
(つ____つ |\ ゚-゚)ゝ :.、
ノノハヽヽ、 \_  ̄⊂ノ ノヽヽ
`〜;rrrrー'′ \__/T~ ー'′
|_|i_(_ ハ、___|
川 ゚ -゚)「私たちは、その子にツンと名付けた」
-
川 ゚ -゚)「だが、竜宮の主である私と、陸の者である太郎とが
結ばれることをよく思わない連中もいた」
(=((#) (=((#)
━( つO━━(((<> ━( つO━━(((<>
(,, < (,, <
し ` (=((#) し ` (=((#)
━( つO━━(((<> ━( つO━━(((<>
(,, < (,, <
し `J し `J
(=((#) (=((#)
━( つO━━(((<> ━( つO━━(((<>
(,, < (,, <
し ` (=((#) し ` (=((#)
━( つO━━(((<> ━( つO━━(((<>
(,, < (,, <
し `J し `J
川 ゚ -゚)「そういった連中が差し向けた兵に、命を狙われることも度重なり……」
-
川 ゚ -゚)「このままでは太郎とツンが危ないと思った私は、
ツンが三つの年に、断腸の思いでふたりを陸へ帰すことにした」
ξ゚( ;ω;)
(っ(つ_ヾ _
ヾ J♯#\/´;ω)
(ソ♯#♯#Y /
(_)――-(_)′ ,r'∞"' .
((!」!」!」)iヾ
(;- ; !|川 ))
((ハ∨/^ヽノノ
ノ::[三ノ :.、
i)、_;|*く; ノヽヽ
ノノ |!: ::.".T~ ー'′
` ハ、___|
川 ゚ -゚)「その時、私は太郎と約束した」
-
川 ゚ -゚)「いつか竜宮に平和を取り戻した時、必ず、君たちを迎えに行くと」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「だが……思いのほか、それには時間がかかってしまった」
川 ゚ -゚)「我々がもう大丈夫と確信し、迎えとしてカメを送り出した頃には……
別れてから12年の月日が経ってしまっていた」
川 ゚ -゚)「カメが陸を訪れた時……太郎は、既に亡くなっていたんだ」
-
川 ゚ -゚)「せめても、その次にツンの姿を探していた時に
カメは人間の子供にいじめられてしまっていた」
ξ゚⊿゚)ξ「……え、じゃあ」
川 ゚ -゚)「そう、その時カメを助けたのが、ツン、お前だったんだ」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
川 ゚ -゚)「お前に会えたのは良かった、だが……
太郎をここへ、連れてくることが出来なかったのは、
とても……とても残念だ」
川 ゚ -゚)「ロマネスクは去ったが、またあんな連中が
襲ってくるとも限らない。
もうお前を、危険な目に合わせる訳にはいかない」
-
川 ゚ -゚)「太郎は、今も陸に居るんだろう?」
ξ゚⊿゚)ξ
ξ゚⊿゚)ξ「うん」
川 ゚ -゚)「おまえは、太郎の側にいてやりなさい」
川 ゚ -゚)「陸へ、帰るんだ」
ξ゚⊿;)ξ
ξ;⊿;)ξ「かあちゃん」
川 ゚ -゚)「うん」
-
ξ;⊿;)ξ「じゃあ、とうちゃんを連れて、戻ってくる」
川 ゚ -゚)……
川 ゚ -゚)「無理なんだ」
川 ゚ -゚)「カメが亡くなった以上、一度竜宮城を離れると、
二度と来ることは出来ない。
カメは……竜宮城の門の、カギだったんだ」
川 ゚ -゚)「むりやり門を破ろうとしても……
あの周辺は私たち海の民でも息が続かないようになっている」
ξ;⊿;)ξ「あ……」
川 ゚ -゚)「お別れなんだよ、ツン」
ξ;⊿;)ξ「そんな」
-
ξう⊿;)ξ「あたしのせいで、カメが死んじゃって」
ξ;⊿;)ξ「とうちゃんだって……ずっと、ずっとここに戻る日を
待ち続けて、でも、来れなかった」
ξ;⊿;)ξ「あたしのせいなんだ、みんな、あたしがいるから」
川 ゚ -゚)「そんなことない!」
川 ゚ -゚)「そんなことない、お前は……」
川 ゚ -゚)「竜宮の、みんなの……」
―――
――
―
-
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
|=================|
|_________.|
川 ゚ -゚)「ツン。これは、浮き籠といってな」
川 ゚ -゚)「これに入ってカゴごと浮き上がれば、
勝手に陸にたどり着くことが出来る。
カメはもう居ないから、これで帰ると良い」
ξ゚⊿゚)ξ「ねえ……」
ξ゚⊿゚)ξ「もう、本当に、ここには来れないの?」
川 ゚ -゚)「……あぁ」
-
川 ゚ -゚)「ここのことは、忘れなさい。
お前は、これからずっと、陸で生きていくんだ。
ここに心を縛られていては、駄目だ」
ξ゚⊿゚)ξ「でも……」
川 ゚ -゚) スッ…
川 ゚ -゚) 「ツン、帰る前に、この箱をお前に渡そう」
(つ□
ξ゚⊿゚)ξ「それって……もしかして、玉手箱」
川 ゚ -゚)「この箱は……」
川 ゚ -゚)「ヨックモックだ。おみやげに持って行きなさい」
ξ゚⊿゚)ξ「わーいヨックモック大好き」
-
川 ゚ -゚)「確かに」
川 ゚ -゚)「玉手箱というのは本当にある、
けれどお前には、それを渡すことは出来ない」
川 ゚ -゚)「なぜなら……」
川 ゚ -゚)「ツン。玉手箱というのは……お前のことだからだ」
ξ゚⊿゚)ξ「え……?それって、どういう」
川 ゚ -゚)「さあ、さよならだ、ツン。
太郎が、寂しがっているぞ」
ξ;゚⊿゚)ξ「かあちゃん!」
川 ゚ -゚)「……」
-
川 ゚ -゚)「じゃあな、ツン。
私は、お前のこれからの無事を、ここで祈り続ける」
ξ゚⊿゚)ξ「かあちゃん!あたし!やっぱり!」
川 ゚ -゚)「ツン!」
川 ゚ -゚)「ツン……、別れる前に言っておく」
ξ゚⊿゚)ξ「なに?」
川 ゚ -゚)「絶対に、玉手箱を開けるんじゃないぞ」
ξ゚⊿゚)ξ「え?」
川 ゚ -゚)「玉手箱を開けるんじゃないぞ……」
――――
―――
―
-
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... .. .. . .:.:.:. . .:. :: .: ... ... .. . .。. . . .: .... .. . .: .... [ニニ]..ザバッ .. .. . .: .. ... .. .
゚ 。 。 ゚
.: .: ... .. .. .:. :.. .. .. .. .: .: ... . . :. :.: . .. . . . .. . . :. :.: . .. . . .. ... . . . . . .:.:. . ... . .。.. :..: :.:. . .
プカプカ……
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
(( |=================| ))
〜〜〜〜〜〜'|_________.|〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
-
―― 五番につづく。
-
いいわ
ほんといいわ
-
どうなるのか
乙
-
乙
どきどき
-
五.こころぼそさに ふたとれば
あけてくやしき たまてばこ
なかからぱっと しろけむり
たちまちたろうは おじいさん
-
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::ザザーン::::::::::::::::::::
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::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::ザザーン:::::::
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"''''~"'"~~"'"~"''''"~"''''~"''''~"'"~~"'"~"''''"~"''''~"''''~"'"~~"'"~"''''"~"''''
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~~"'"~"''''"~"''''~"'"~~"'"~"''''"~"''''~"'"~"'''~"'"~"''''"~"''''~"'"~
~;;;._,,,..._,,,.'~"'"~"''''"~;;._,,,..._,,,..;;;._'~"'"~"''''"~..~;;;._,,,..._,,,'~"'"~"''''"~;;._,,,..._,,,..;;;.
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~~"'"~"''''"~"''''~"'"~~"'"~"''''"~"''''~"'"~~"'"~"''''"~"''''~"'"~
-
(,,゚Д゚) ミ,,゚Д゚彡
(| |)(| |)
.〈´ ̄\
L ー」
ξ゚⊿゚)ξ
(つへへ)
ヽλ ))
ξ゚⊿゚)ξ ……。
ξ゚⊿゚)ξ パク
(つ○
ξ゚〜゚)ξ モグモグ…
ξ゚〜゚)ξ モグモグ…
-
読んでたら来てた
-
ミ,,゚Д゚彡「おい、あっこに座っとう娘、誰だ?」
(,,゚Д゚)「浦島ンとこのツンだよ、ずぅーっと日がな、海ばっか眺めてんだ」
ミ,,゚Д゚彡「ほんとだ」
(,,゚Д゚)「人が変わったみてえによぉ……、
あんなやつじゃあなかったと思うがなぁ」
ミ,,゚Д゚彡「なんかよぉ」
(,,゚Д゚)「ん」
ミ,,゚Д゚彡「あいつん親父を、思い出すわなぁ」
(,,゚Д゚)
(,,゚Д゚)「そうだなぁ」
-
亀の餌が切ねえな
-
ξ゚〜゚)ξ モグモグ
ξ゚〜゚)ξ モグモグ…
ξ゚⊿゚)ξ ペッ
、
ξ゚⊿゚)ξ ……。
ξ゚⊿゚)ξ パク
(つ○
ξ゚〜゚)ξ モグモグ
ξ゚〜゚)ξ モグモグ…
ξ゚⊿゚)ξ)) ゴクン
-
ξ゚⊿゚)ξ「とうちゃん……」
ξ゚⊿゚)ξ
つ□ スッ
ξ゚⊿゚)ξ 「ね、海、見えるでしょ?とうちゃん、待ってたんだよね」
つ□
ξ゚⊿゚)ξ「とうちゃん、あたし、あたしね、今ね」
ξ゚⊿゚)ξ「うれしいの」
ξ゚⊿゚)ξ「だって、恩返しができるから、だからね、あたしね」
ξ゚⊿゚)ξ「とうちゃんに返すから……。幸せになってね」
ξ゚ー )ξ
-
,.;'"~⌒'"~
_ _.,_,,('" (⌒ヾ
^'ノ⌒ヽ,,._ソ''"
_ _,.,_,人⌒`'"~
~^`"'ー- 'ヘ.,_,.ソ'ヽ(⌒"'
(.., 、
ヾ,....ソ
ξ ー )ξ
. もくもくもく……
__,..,_ _,.;'"'⌒'`^~(⌒ヾ、_,, _
~"'^(.,_,.ノ'"~`ヾ.,_ソ'
―――
――
―
-
:::::::::::::::................. . . . . . . . . . . . . . .
::::::::::::............. . . . . . . . . . . . .
:::::::::...... . . . . . . . . . . . . .
:::::::...... . . . . . . . . . . . . . . ― ザザーン…
::::::...... . . . . . . . . . . . . .
:::::::...... . . . . . . . . . . . . . ― ザザーン
|||llllllllllllllllllllllllllllllllllllllliiii,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,_________._
,.. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
. `"''`~"''''ー-‐ー-、,、.,,.、‐- _ ... ............ ......... ...... ... ........ ...... ...
....................... .`⌒´"'^'ー-‐、, ー - _ .::::::::: ::::::.. ..:. .:::::.:.:: .::..: ::.
. ´`"'"''ー'ー-、,.` ー - _ ::...:::::::::::..::::::..::
. . `^´`"''ー〜、.、..::::::::::::::
ヽ. | j,' j!j | / /
ヽ l/ ,ハ....l / /
. ...::::V' j! ! `l / / ざしゅっ
:., ィ´ j! ,ィ { / /
, イ/ , イノ ` 、 _. <
ハ,lf,ニニフ// ´ , 、 ` ┬─ ‐ イ´ `::. ざしゅ
{ヽt_, -彡' `´ ..../ {l ,:
` = ´ {ヽ ィ彡|! . .::: ::'
lト、V/ , iノj..:: ' ´
l{__ハ_jノ'//
` =‐ ´
( ω )「ふぇーっ、今日は全然釣れんかったおー」
-
/ ̄`〉. /\
L ー」 / "
( ^ω^)/
⊂____Oi)
ノノハヽヽ、 ザザーン
. `〜rrrrー'′ ザザーン
. _)_i|_|
( ^ω^)「んー……まいったな。こうなりゃあ」
( ^ω^)「ちっと、遠くまで船を出してみるかお……?」
(^ω^ )彡 「そうと決まれば、日の沈まねえうちに……」クルッ
-
/ ̄`〉. /\
L ー」 / "
(^ω^ )/
_ _ ⊂____Oi)
#\/´゚ ) ノノハヽヽ、
# #Y/ `〜rrrrー'′
--(_)′ _)_i|_|
/ ̄`〉. /\
L ー」 / "
(^ω^ )/
⊂____Oi)_ _
ノノ /♯#\/´゚ )
`〜(ソ♯#♯#Y/
_)_i|_(_)――-(_)′
/ ̄`〉. /\
L ー」 / "
( ^ω^)/
⊂____Oi) __ _
ノノハヽヽ、 /♯#\/´゚ )
`〜rrrrー'′ (ソ♯#♯#Y/
. _)_i|_| (_)――-(_)′
-
 ̄`〉. /\
ー」 / "
^ )/
_Oi) __ _
ヽヽ、 /♯#\/´゚ )
rrrー' (ソ♯#♯#Y/
i|_| (_)――-(_)′
__ _
/♯#\/´゚ )
(ソ♯#♯#Y/
(_)――-(_)′
/
あーっ!
\
__ _
/♯#\/´゚ )
(ソ♯#♯#Y/
(_)――-(_)′
-
/
これじゃあ今日は舟出せねえお……
まったく、ツイてないお……
\ __ _
/♯#\/´゚ )
(ソ♯#♯#Y/
(_)――-(_)′
__ _
/♯#\/´゚ )
(ソ♯#♯#Y/
(_)――-(_)′
__ _
/♯#\/´゚ )
(ソ♯#♯#Y/
(_)――-(_)′
-
__ _
/♯#\/´゚ )
(ソ♯#♯#Y/
(_)――-(_)′
ザザーン…
ザザーン……
浦島姫伝のようです
お わ り
-
え?
乙
-
>>122
【訂正】
誤:
川 ゚ -゚)「せめても、その次にツンの姿を探していた時に
カメは人間の子供にいじめられてしまっていた」
正:
川 ゚ -゚)「せめてもと、その次にツンの姿を探していた時、
カメは人間の子供にいじめられてしまった」
-
あっ……
乙
最初のギャグからこう締まるとはな
-
ツンはそれでいいのか・・・うーん乙
-
【連絡事項】
主催より業務連絡です。
只今をもって、こちらの作品の投下を締め切ります。
このレス以降に続きを書いた場合
◆投票開始前の場合:遅刻作品扱い(全票が半分)
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-
切なすぎる
ハッピーエンドではないんだろうけど、ツンの気持ちを考えるとこうあるべきだったんじゃないかって気もする
-
乙
ロマネスクがやられるとこで爆笑したw
まさか最後がシリアスになるとは思わなかったんだぜ
-
ツン・・・
-
乙乙
最初笑ってたのに終盤は切ない
-
おつでした
http://i.imgur.com/XSNxcqA.jpg
-
これまたクオリティの高い絵を
-
チョイスに笑う
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