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アタランテ「ミロのヴィーナス」
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さてマスター、今日は汝も見たことがあるだろうミロのヴィーナスが発見された日だ。1820年の4月8日、エーゲ海の島、ミロス島の農夫が発見した。当時ミロス島はオスマントルコの支配下にあり、発見した農夫はこれを隠そうとしたが結局は見つかってトルコに没収された。その後フランスの駐トルコ大使がトルコ政府から買い取り、これを修復、その後ルイ18世に献上された。その後ルイ18世はルーブル美術館にこの像を寄付し、以降今日に至るまで同美術館に保管されている。材質は大理石で、全長2mを超える大型の石像だが、汝も見覚えのあるだろうが、未だにその両腕は発見されていない。作者に関しても分かっておらず、紀元前130年頃にアンティオキアのアレクサンドロスという人物によってつくられたとする説、或いは紀元前4世紀頃のプラクシテレスという人物の作品であるという説などが有力視されているがとされているが、未だ決定的な答えは出ていない。さて、先程も触れた両腕がないという部分だが、一説によれば本来は林檎を持っていたとも言われている。そもそもヴィーナスとはオリュンポス12神の一柱、アフロディーテのラテン語表記を英語読みしたもので、つまりあの男に黄金の林檎を与えた、愛と美と性を司る女神だ。さて、ミロのヴィーナスには両腕が無い。そしてそれ故に林檎を持っていたという証拠はなく実際の所は分からない。しかし、分からないからこそ人は想像することができる。そこに林檎を生み出すことができるのだ。そして同時に、未だに見つからないとは、その林檎は既に放られたと見ることも出来る。さて、今日はミロのヴィーナスが発見された日。そして林檎は既に放られた。ならばこれ以上言葉は不要だ。人は分からないからこそ想像できる。人間とサーヴァントとの間に家庭は築けるのかという点もまた、分からないからこそ想像することができる。そして『人間が想像するものは必ず人間が実現できる』という言葉もある。という訳でマスター、子供は好きか?
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昼アタランテはもっとやれ
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すごい物量だ
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ギリシア神話に詳しいアタランテ
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サンキューアタランテ
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アタランテの子供になりたかった
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